<クラシック・輸入盤新譜情報 11-01
 
コメントはメーカー案内書より抜粋です

<Decca>
4782601 2枚組 \2280
ウェルザー=メスト/ニューイヤーコンサート2011
シュトラウス・ファミリーのウィンナ・ワルツ、ポルカ等、
ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ《美しく青きドナウ》、
ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲、他
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:フランツ・ウェルザー=メスト
録音:2011年1月1日 ウィーン ムジークフェライン (ライヴ)
今年9月よりウィーン国立歌劇場の音楽監督を小澤征爾から引き継いだウェル
ザー=メストがニューイヤー・コンサートの指揮台に初登場! 今年10月には
サロネンの代役としてウィーン・フィルの来日公演でも指揮をとり、さらに
その後はクリーヴランド管弦楽団を率いての来日公演と話題の続くウェルザー
=メストが新たな本拠地ウィーンでの新年の幕開けにどんなワルツを聴かせて
くれることやら?海外では2枚組CDが1/7に発売され、DVDとブルーレイもそれ
に続いて発売される予定です。CDが日本に入荷するのは1月中旬の予定。
ご期待下さい!

743411(DVD-Video) \3350
743414(Blu-ray) \3880
ウェルザー=メスト/ニューイヤーコンサート2011 DVD
(収録予定曲)
ヨハン・シュトラウス2世:騎士行進曲 op.428
ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「ドナウ川の乙女」 op.427
ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「アマゾン」 op. 9 
ヨハン・シュトラウス2世:デビュー・カドリーユ op. 2
ヨーゼフ・ランナー:ワルツ「シェーンブルーンの人々」 op. 200
ヨハン・シュトラウス2世:
シュネル・ポルカ「勇敢に進め!」(「シンプリチウス」より)op.432
ヨハン・シュトラウス2世:「騎士パズマン」より、チャルダーシュ op.441
ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「別れの叫び」 op.179
ヨハン・シュトラウス:ワルツ「愛の歌」 op. 114
フランツ・リスト:メフィストワルツ第1番
ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ「遠くから」 op. 270
ヨハン・シュトラウス2世:スペイン行進曲 op. 433
ヨーゼフ・ヘルメスベルガー:「イベリアの真珠」より、ジプシーの踊り
ヨハン・シュトラウス:ガンブリーヌス舞曲 op. 97
ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「わが人生は愛と喜び」 op. 263
エドゥアルト・シュトラウス:急行列車 op.112
ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「美しく青きドナウ」 op.314
ヨハン・シュトラウス:ラデツキー行進曲 op. 228
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:フランツ・ウェルザー=メスト
収録:2011年1月1日 ウィーン ムジークフェライン (ライヴ)
今年9月よりウィーン国立歌劇場の音楽監督を小澤征爾から引き継いだウェル
ザー=メストがニューイヤー・コンサートの指揮台に初登場! 先日ご案内した
CDに引き続き、DVDとブルーレイ・ディスクがひと足遅れでリリースされます!
美しい花で飾られた黄金のホールでのコンサートを、是非映像でもお楽しみ下
さい。

●ORIGINALS
4782662 \1350
ワーグナー:序曲&前奏曲集、他
1.ワーグナー:《さまよえるオランダ人》-序曲
2.ワーグナー:《タンホイザー》-序曲
3.ワーグナー:《ニュルンベルクのマイスタージンガー》-第1幕前奏曲
4.ワーグナー:《トリスタンとイゾルデ》-前奏曲と愛の死(演奏会版)
5.ベルリオーズ:序曲《宗教裁判官》
6.ベートーヴェン:《レオノーレ》序曲第3番 Op.72b
シカゴ交響楽団
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
録音:1972年-1977年 シカゴ
ショルティの名は、このアルバムに収録されたワーグナーの音楽と密接な関
わりがあり、ここに収録された録音はいずれも彼がシカゴ交響楽団の音楽監
督を務めていた時期に録音されたものです。オーケストラを十二分に鳴らし
つくした重厚かつ壮大なワーグナーの世界を堪能できる一枚がOriginalsで
登場しました。ベルリオーズとベートーヴェンの2曲のボーナス・トラック
も聴き逃せません。




<Deutsche Grammophon>
4779540 \1850
73 4644(DVD-Video) \3350
ティーレマン/ドレスデンのジルベスター・コンサート2010
レハール:喜歌劇《メリー・ウィドウ》 (ハイライト)
ルネ・フレミング(ハンナ=未亡人)
クリストファー・モルトマン(ダニロ・ダニロヴィッチ伯爵)
カロリーナ・ウルリヒ(ヴァランシエンヌ)
アンドレイ・ドゥナエフ(カミーユ・ド・ロション)
トム・マルティンセン(ミルコ・ツェータ男爵)、他
ドレスデン国立歌劇場管弦楽団
指揮:クリスチャン・ティーレマン
録音:2010年12月31日 ドレスデン、シュターツカペレ(ライヴ)
ニューイヤーを祝うのはウィーンのみならず、ここドレスデンでも同様。ベル
リンのジルベスター・コンサートとならびドイツの人々が毎年の恒例行事とし
て心待ちにする大晦日のコンサートは、ドイツの公共放送ZDFでライヴ放映さ
れ、CDとDVDの2形態でドイツ・グラモフォンからラッシュ・リリースされるこ
とになりました。ドイツ以外でもオーストリア、スイス、ポーランド、リトア
ニア、日本、中国、台湾など世界各地で放映が予定されています。指揮台に立
つのは2011年からドレスデン・シュターツカペレの首席指揮者に就任するクリ
スティアン・ティーレマン。フレミングやモルトマンなどの豪華歌陣を迎え、
絢爛な《メリー・ウィドウ》が繰り広げられます。

4778908 2枚組 \2800
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲全曲
モーツァルト管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド
録音:2007年4月21日 レッジョ・エミリア(ライヴ)
スーパースターが集う、アバド&モーツァルト管弦楽団による超絶のブランデ
ンブルク協奏曲全曲。 アバドのもとに、人気実力トップクラスのソリストが
集い行ったコンサートのライヴ収録。

4779299 \1850
時の谺(こだま)
(1)ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調作品99
(2)ショスタコーヴィチ:《7つの人形の踊り》から抒情的なワルツ
(編:タマーシュ・バティアシュヴィリ)
(3)カンチェリ:ヴァイオリン、弦楽合奏とテープのための《V&V》
(4)ペルト:鏡の中の鏡
(5)ラフマニノフ:ヴォカリーズ
リサ・バティアシュヴィリ(Vn)
エレーヌ・グリモー(p)(4,5)
バイエルン放送交響楽団
指揮:エサ=ペッカ・サロネン(1-3)
録音:2010年5月6日-9日(1-3)、2010年11月27日 パリ(4,5)
才色兼備のヴァイオリニスト、リサ・バティアシュヴィリ移籍第1弾。ソビエ
ト連邦で政治的事件や抑圧によって大きな影響を受けた作曲家たちに焦点を当
てた選曲。彼女自身も1991年のグルジアの動乱から家族とともにドイツに亡命
していることからも興味深いアルバム。現代音楽の古典ともいえるショスタコ
ーヴィチの傑作とラフマニノフの美しいヴォカリーズ。リサと同国であるグル
ジアのギヤ・カンチェリのムード溢れる「V&V」、エストニアのアルヴォ・ペ
ルトによる崇高な「鏡の中の鏡」と20世紀全体を広範に扱ったアルバム。作曲
家でもあり、現代作品の指揮に特に定評のあるサロネン指揮のバイエルン放送
響、そして、ピアノはグリモーという豪華共演者も魅力的なアルバムです。

4763610 \1850
ポップ・ソングス
1.ビトゥイン・ザ・バーズ(エリオット・スミス)
2.アンド・ユー・テル・ミー(A-HA)
3.ゲイトキーパー(フェイスト)
4.ワンダフル・プレース(N.E.R.D.)
5.ヒア・カムズ・ザ・フラッド(ピーター・ガブリエル)
6.ドリーミング・オブ・ザ・クィーン(ペット・ショップ・ボーイズ)
7.リヴァー・ラヴス・ジ・オーシャン
(Polarkreis 18 ポーラークライス・アハツェン)
8.チャーリー・フリーク(スティーリー・ダン)
9.アワ・プレイヤー(ビーチ・ボーイズ)
10.チャプスイ(システム・オブ・ア・ダウン)
11.アンドロメダ・ハイツ(プリファブ・スプラウト)
12 ドント・チェンジ・プランズ(ベン・フォールズ・ファイヴ)
13.エイミー(ライアン・アダムス)
14.アワ・ミューチュアル・フレンド(ザ・ディヴァイン・コメディ)
15.サティスファイド(ジョン・ケール)
フォーレ・カルテット
昨年12月の来日公演でも圧倒的な演奏で聴衆を魅了し、「フォーレ・カルテッ
トを聞いたら、誰でも、もう一度聴きたくなる」とマルタ・アルゲリッチに言
わしめたフォーレ・カルテットによる最新録音は、ジャンルの垣根を軽々と超
えたポップ・ソング集。「室内楽こそが音楽の唯一の真の形式であり、個性の
もっとも真正な表現なのです」と語った、敬愛するガブリエル・フォーレを団
体名に冠し、世界各地で精力的な活動を繰り広げるフォーレ・カルテットから
は目が離せません。当アルバムは2010年エコー賞(クロスオーヴァー部門)を
受賞しました。

734631(DVD-Video) \3350
ドゥダメル&ベルリン・フィル/ジルベスター・コンサート2010
<収録予定曲>
ビゼー:《カルメン》からのアリア
ベルリオーズ:《ファウストの劫罰》からのアリア
ベルリオーズ:《ローマの謝肉祭》序曲
ファリャ:《三角帽子》
エリーナ・ガランチャ(メッゾ・ソプラノ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:グスターヴォ・ドゥダメル
録音: 2010年12月31日
2004年にグスタフ・マーラー指揮者コンクールで優勝して以来飛ぶ鳥を落とす
勢いで世界の檜舞台に躍り出し、クラシック界の新星として世界中から熱烈な
期待をかけられる指揮者ドゥダメルが遂にベルリン・フィルのニューイヤー・
イヴに登場。ドゥダメルの指揮に加え、迫真の演技と歌唱で世界の歌劇場から
ひっぱりだこのガランチャをゲストに迎えて尋常ならざる盛り上がりを見せる
ベルリンの風物詩、ジルベスター・コンサートの模様がドイツグラモフォンか
らいち早くDVDでリリースされることになりました。ウィーンのニューイヤー
・コンサートと並んで高い人気を誇る名物コンサートのDVDが、本番の興奮冷
めやらぬうちにCDショップの店頭に並ぶこととなります。ご期待下さい!


●ORIGINALS \1350
モーツァルト:
1.ピアノ協奏曲第19番 ヘ長調 K.459
2.ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488
マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:カール・ベーム"録音:1976年4月 ウィーン ムジークフェライン
先日の来日公演で、テクニックではなく圧倒的な音楽性で聴衆をノックダウン
したポリーニの若き日の名盤がオリジナルスで蘇りました。1971年録音のペト
ルーシュカで華々しいDGデビューを飾り、1973年のショパン:エチュード録音
でクラシック界を震撼させたポリーニが巨匠ベームのサポートの元で録音した
モーツァルトの協奏曲。

4779377 \1350
スピリチュアルズ・イン・コンサート
大いなる旅立ちの朝に/罪人よ、この収穫を枯らさないで/天上から音楽が
幼きダビデ/なんて美しい都/主よ、わたしはなぜここに/故郷に帰ろう
主よ、助けたまえ/お通り下さい、主イエスよ/馬車よ、やさしく
二頭立て戦車に乗って/世界中の人々に知らせて/悪口を言われたの
最後の審判日/神の栄光/カルバリー/わが主は十字架に/イエスを愛する子供
ゴスペル・トレイン/神は高みに/ギレアデには慰めの薬がある
全世界はあの方の御手に
キャスリーン・バトル(ソプラノ)、ジェシー・ノーマン(ソプラノ)
1990年3月18日 ニューヨーク、カーネギーホール
キャスリーン・バトルとジェシー・ノーマンが心で歌う黒人霊歌集。1990年 
カーネギーホールでのコンサート・ライヴ録音です。

4779374 \1350
リスト:
巡礼の年第2年《イタリア》 S.161(全7曲)
巡礼の年第2年補遺『ヴェネツィアとナポリ』 S.162-ゴンドラをこぐ女
2つの伝説 S.175
ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)
録音:1974年9月2日-4日 ハノーファー、ベートーヴェンザール
ドイツを代表するピアニスト、ケンプによる滋味溢れるしなやかなリスト録音。

4779375 \1350
マーラー:歌曲集
さすらう若人の歌(全4曲)
亡き子をしのぶ歌(全5曲)
リュッケルトの歌曲集-真夜中に/私は仄かな香りを吸い込んだ/
私の歌を覗き見しないで/私はこの世に捨てられて
若き日の歌-ドン・ファンの幻想/夏に小鳥は
子供の不思議な角笛-うぬぼれ/シュトラスブルクの砦に/
魚に説教するパドヴァの聖アントニウス
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:カール・ベーム
カール・エンゲル(ピアノ)
1963年&1959年 ベルリン
深い洞察に支えられた比類無いマーラー録音。活力溢れる壮年期のディースカ
ウのつややかな歌唱が心に響きます。



<Deutsche Grammophon>
4779393 3枚組 \2350
ラモー:歌劇《イポリートとアリシー》全5幕
ジャン=ポール・フシェクール(テノール)
ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)
ベルナルダ・フィンク(アルト)他 
レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル 
指揮:マルク・ミンコフスキ
録音:1994年6月 ヴェルサイユ
ミンコフスキが手兵レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴルとともに進めている、
フランス・バロック期の大作曲家ラモーのオペラ録音。話題盤《ダルダニュ
ス》に続く当盤には、イポリトとアリシの悲恋物語を収録。

4779121 2枚組 \1350
ドニゼッティ:歌劇《ランメルモールのルチア》全2幕
シェリル・ステューダー(ソプラノ)プラシド・ドミンゴ(テノール)
フェルナンド・デ・ラ・モーラ(テノール)ファン・ポンス(バリトン) 
ロンドン交響楽団 
指揮:イオン・マリン
録音:1990年8月 ロンドン
ステューダー&ドミンゴの主役2人の他、ラ・モーラ、ポンスと脇役まで充実
した《ランメルモール-》の決定盤!

4779135 4枚組 \3150
ワーグナー:楽劇《ワルキューレ》全3幕
ヒルデガルト・ベーレンス(ソプラノ)ジェシー・ノーマン(ソプラノ)
ゲイリー・レイクス(テノール)クルト・モル(バス)他 
メトロポリタン歌劇場管弦楽団
指揮:ジェイムズ・レヴァイン
録音:1989年4月 ニューヨーク
1989年4月メトロポリタン歌劇場におけるライヴ映像を収録。 メトならではの
オーソドックスで正統派の演出でたっぷりお楽しみください。

4779131 3枚組 \2350
R.シュトラウス:楽劇《ばらの騎士》Op.59全3幕
アンナ・トモワ=シントウ(ソプラノ)アグネス・バルツァ(メゾ・ソプラノ)
ジャネット・ペリー(ソプラノ)クルト・モル(バス)他
ウィーン国立歌劇場合唱団 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1982年11-12月 ウィーン
名盤の誉れ高い1960年の旧録音から更に深化したカラヤンの《ばらの騎士》。
名歌手たちとウィーン・フィルの懐の深い響の饗宴に心行くまで酔いしれてく
ださい。

4779124 3枚組 \2350
モーツァルト:歌劇《フィガロの結婚》K.492全4幕
シェリル・ステューダー(ソプラノ)シルヴィア・マクネアー(ソプラノ)
ボイエ・スコウフス(バリトン)チェチーリア・バルトリ(メゾ・ソプラノ)他
ウィーン国立歌劇場合唱団 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド
録音:1994年1-2月 ウィーン
作品の新境地と最高峰を同時に実現したアバドの《フィガロ》。マクネアーの
透明な美声をはじめ、若々しいキャストの活躍も必聴です!

4779128 2枚組 \1350
プッチーニ:歌劇《蝶々夫人》全2幕
ミレッラ・フレーニ(ソプラノ)テレサ・ベルガンサ(メゾ・ソプラノ)
ホセ・カレーラス(テノール)ファン・ポンス(バリトン)
フィルハーモニア管弦楽団
指揮:ジュゼッペ・シノーポリ
録音:1987年4月 ワトフォード
88年の来日時も、往時を凌ぐミミを演じていたフレーニの2度目の《蝶々夫人》。
ミミと同じく老いて益々美しい声とより劇的な深みをお楽しみください。シノ
ーポリのデリケートな指揮も美しく、ベルガンサやポンスらの好演も光る名盤
です。




<Decca>
4782675 3枚組 \2350
オッフェンバック:歌劇《ホフマン物語》全5幕
ジェシー・ノーマン(ソプラノ)フランシスコ・アライサ(テノール)
サミュエル・レイミー(バス)
アンネ・ソフィー・フォン・オッター(メゾ・ソプラノ)
エヴァ・リンド(ソプラノ)他 
シュターツカペレ・ドレスデン
指揮:ジェフリー・テイト
録音:1989年6月 ドレスデン
燻し銀のドレスデン・サウンドで聴くフランス・オペラの傑作《ホフマン物語》。
一見、真逆とも言えるこの取り合わせが、不思議なマリアージュを醸し出すテ
イト盤。アライサら、充実の歌手陣たちの機知にあふれた名歌唱も聴きどころ
です。

4782669 2枚組 \1350
ブリテン:歌劇《ピーター・グライムズ》全3幕
ジョン・ヴィッカーズ(テノール)ヘザー・ハーパー(ソプラノ)
ジョナサン・サマーズ(バリトン)他
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
指揮:サー・コリン・ディヴィス
録音:1978年 ロンドン
様々な対立概念が独特の緊張関係を構築するブリテンの名作オペラ《ピーター
・グライムズ》。長年に渡って、作曲者の自演盤と並ぶ名演と賞されてきた、
ヴィッカーズらの快演が光るディヴィス盤をどうぞ!

4782672 2枚組 \1350
マスカーニ:歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》全1幕
レオンカヴァッロ:歌劇《道化師》プロローグ&2幕
ジェシー・ノーマン(ソプラノ)ジュゼッペ・ジャコミーニ(テノール)
ディミトリー・ホロストフスキー(バリトン)他
パリ管弦楽団
指揮:セミヨン・ビシュコフ(1)
バルバラ・フリットリ(ソプラノ)ホセ・クーラ(テノール)
カルロス・アルバレス(バリトン)他
オランダ放送合唱団 ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団
指揮:リッカルド・シャイー(2)
録音:1990年6月 パリ(1) 
1999年9月 アムステルダム(2)
サントゥッツァをオリジナル通りにソプラノが歌ったビシュコフ盤の《カヴァ
レリア-》と、ホセ・クーラの記念すべきデッカ・デビュー盤となったシャイ
ーの《道化師》を豪華カップリング!

4782679 2枚組 \1350
ヴェルディ:歌劇《アイーダ》全4幕
レオンタイン・プライス(ソプラノ)リタ・ゴール(メゾ・ソプラノ)
ジョン・ヴィッカーズ(テノール)ロバート・メリル(バリトン)他
ローマ歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
録音:1961年7月 ローマ
ショルティの率直な表現がドラマの悲劇性を浮かびあがらせた《アイーダ》。
ゴールやメリルが巧みな歌唱で脇を固めているのも聴きどころです。

2754325(DVD-Video) \3350
アンドレ・リュウ/ローゼス・フロム・ザ・サウス(ライヴ)
ユー・レイズ・ミー・アップ/ローゼス・フロム・ザ・サウス
ダーク・ローゼス/キャンティ・ソング
ゼア・イズ・ア・ソング・イン・ミー
ザ・ジプシー・プリンセス/夜空のトランペット
ラヴ・ライヴ・フォーエヴァー/ザ・ローズ/ママ/ヴェニスの謝肉祭
センド・イン・ザ・クラウンズ/ザ・ホワイト・ホース・イン
ラデツキー行進曲/シュトラウス&Co.
チューリップ・フロム・アムステルダム
アデュー、リトル・キャプテン・オブ・マイ・ハート/ララバイ
アンドレ・リュウ(ヴァイオリン&指揮)他
クラシック界最高のエンターテイナー、アンドレ・リュウによる白熱のライヴ!
華麗な演出も含め、収録18曲すべてに見どころや聴きどころが満載です。

2753480(DVD-Video) \3350
アンドレ・リュウ/ライヴ・アット・フライトホフ・マーストリヒト
4 in 2010
76本のトロンボーン/ダーク・アイズ/フップ・ホラント・フップ1
マッティナータ /オ・ソレ・ミオ/空/アヴェ・マリア
ヒール・ザ・ワールド/カノン/Baya Tsholoza/パタ・パタ
マイ・アフリカン・ドリーム
ユー・アー・ドライヴィング・ミー・クレイジー/僕の小さな緑のサボテン
涼しい谷間で/白鳥/ハバネラ/ハバ・ナギラ/メモリー/アレルヤ
ラデツキー行進曲/シュトラウス&Co./蛍の光
フップ・ホラント・フップ2/ヴィヴァ・ホランディア/星
ラ・オラ・ワルツ/フップ・ホラント・フップ/チロル地方のアントンさん
マーストリヒト・アンセム
マーストリヒト、ザ・シティ・オブ・ジョリー・ピープル
アデュー、リトル・キャプテン・オブ・マイ・ハート
アンドレ・リュウ(ヴァイオリン&指揮)他
収録:2010年7月 マーストリヒト
クラシック界最高のエンターテイナー、アンドレ・リュウが2010年7月にマー
ストリヒトのフライトホフ広場で行った白熱のライヴが早くもDVD化!華麗な
演出も含め、収録33曲すべてに見どころや聴きどころが満載です。




<Decca UNIVERSAL FRANCE>
4764176 \2180
1.リスト:ウィリアム・テルの聖堂S.160‐1
2.ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14(リスト編曲によるピアノ版)
3.リスト:泉のほとりでS.160‐4
4. 同:オーベルマンの谷S.160‐6
ロジェ・ムラロ(ピアノ)
録音:2010年9月 グルノーブル
リストがピアノ用に編曲したベルリオーズの《幻想交響曲》は、古今のピアノ
作品の中でも最も複雑なスコアの1つに数えられ、コンサートでもCDでも演奏
される機会は滅多にありません。そんな中、鬼才ロジェムラロが果敢にもこの
巨峰に挑んだ当盤では、技術的困難を軽やかに超越し、驚くべき完成度でもっ
て聴かせてくれます。リストが愛した聴覚と視覚を同時に喚起する3つのカッ
プリングも魅力的な一枚です。




<UNIVERSAL UK>
2747075 \2080
ザ・クワイアガール
エイナウディ:フォー・トゥモロウ/グドール:エッケ・ホモ
ユー・アー・ノット・アローン/フォーレ:ピエ・イエス
ジ・アッシュ・グローヴ
オール・シングズ・ブライト・アンド・ビューティフル
イン・ザ・ブレイク・ミッド・ウィンター
ザ・ヴァージンズ・スランバーズ・ソング/絶えざる光もて
ブライト・アイズ/オール・スルー・ザ・ナイト/イマジン
ザ・デイ・ザウ・ガヴェスト/フランク:天使の糧
イザベル、アレッド・ジョーンズ(ヴォ-カル) 
イギリス生まれの12歳の天才少女イザベルが透きとおる歌声で贈る珠玉のアル
バム。おなじみのクリスマス・ソングを新しいオーケストラ伴奏版で多数収録
したほか、《ユー・アー・ノット・アローン》や《イマジン》といったポップ
スの名曲までカバーした幅広い選曲が魅力を放っています。また、《オール・
スルー・ザ・ナイト》では、あのアレッド・ジョーンズが12歳のときに残した
歌声との貴重なデュエットもお楽しみいただけます。真冬の夜にぜひお薦めし
たいアルバムです。

<EMI CLASSICS>
CMS-0708362 3枚組 \2050
アルゲリッチ&フレンズ
ライヴ・フロム・ルガノ・フェスティヴァル2010(初回生産限定盤)
ピアノ・ファン、室内楽ファンを魅了するアルゲリッチ・イン・ルガノ、
ショパンの協奏曲を演奏 
クラムシェル・ボックス
各CD紙製ケース入り 20Pブックレット
CD1
1.シューマン:ソナタ第1番(ヴァイオリンとピアノのための)イ短調 作品105
ルノー・カプソン(ヴァイオリン)
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
2.ショパン:ロンド ハ長調 作品73(2つのピアノのための)
リーリャ・ジルバーシュタイン(ピアノ)
セルゲイ・エーデルマン(ピアノ)
3.ブラームス:シューマンの主題による変奏曲 作品23
ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ)
リリー・マイスキー(ピアノ)
4.ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調 作品11
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
スヴィッツェラ・イタリアーナ管弦楽団
ヤチェク・カスプスジク指揮
CD2
1.シューマン:アダージョとアレグロ(チェロとピアノのための) 作品70
ゴーティエ・カプソン(チェロ)
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
2.リスト:前奏曲(交響詩第3番)(作曲者による2つのピアノ版)
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
ダニエル・リヴェラ(ピアノ)
3.コルンゴルト:ピアノ五重奏曲ホ長調 作品15
アレクサンドル・モギレフスキー(ピアノ)
アリッサ・マルギリス(ヴァイオリン)
ルチア・ホール(ヴァイオリン)
ノラ・ロマノフ=シュヴァルツベルグ(ヴィオラ)
マルク・ドロビンスキー(チェロ)
4.バルトーク:ソナタ(2つのピアノとパーカッションのための)Sz110
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
スティーヴン・コヴァセヴィチ(ピアノ)
ルイ・ソーヴェトル(パーカッション)
ダニロ・グラッシ(パーカッション)
CD3
1.グラナドス:ピアノ五重奏曲ト短調 作品49
ガブリエラ・モンテーロ(ピアノ)
アリッサ・マルギリス(ヴァイオリン)
ゲザ・ホッスズ=レゴツキ(ヴァイオリン)
リダ・チェン(ヴィオラ)
ナタリア・マルギリス(チェロ)
2.ストラヴィンスキー:
「火の鳥」組曲(カルロ・マリア・グリグオーリによる3つのピアノ版)
ジョルジァ・トマッシ(ピアノ)
カルロ・マリア・グリグオーリ(ピアノ)
アレッサンドロ・ステッラ(ピアノ)
3.ガーシュウィン/グレンジャー:
幻想曲(ガーシュウィンの「ポーギーとベス」による
2つのピアノのための)
ガブリエラ・モンテーロ(ピアノ)
アレクサンダー・ガーニング(ピアノ)

CZS-9078782 21枚組 \6000
フルトヴェングラー/グレートEMIレコーディングス
(生誕125年企画)(初回生産限定盤)
生誕125年を期して巨匠フルトヴェングラーの遺産をまとめたボックス盤
CD1(新リマスター)
1.ベートーヴェン:交響曲 第1番 ハ長調 作品21
2.ベートーヴェン:交響曲 第3番 変ホ長調 作品55「英雄」
w/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD2(新リマスター)
1.ベートーヴェン:交響曲 第2番 ニ長調 作品36
2.ベートーヴェン:交響曲 第4番 変ロ長調 作品60
w/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD3(新リマスター)
1.ベートーヴェン:交響曲 第5番 ハ短調 作品67「運命」
2.ベートーヴェン:交響曲 第7番 イ長調 作品92  
w/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD4(新リマスター)
1.ベートーヴェン:交響曲 第6番 ヘ長調 作品68「田園」
w/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
2.ベートーヴェン:交響曲 第8番 ヘ長調 作品93
w/ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団
CD5(新リマスター)
ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調 作品125「合唱付き」
w/エリーザベト・シュヴァルツコップ、エリーザベト・ヘンゲン、
ハンス・ホップ、オットー・エーデルマン、
バイロイト祝祭合唱団、管弦楽団
CD6
1.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作品73「皇帝」
w/エトヴィン・フィッシャー、
フィルハーモニア管弦楽団
2.バルトーク:ヴァイオリン協奏曲 第2番
w/ユーディ・メニューイン
フィルハーモニア管弦楽団
CD7
1.ベートーヴェン:協奏曲(ヴァイオリンと管弦楽のための) ニ長調 作品61
w/ユーディ・メニューイン
ルツェルン祝祭管弦楽団
2.メンデルスゾーン:協奏曲(ヴァイオリンと管弦楽のための) ホ短調 作品64
w/ユーディ・メニューイン
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
CD8&9
ベートーヴェン:フィデリオ 作品72(全曲)
w/マルタ・メードル、ヴォルフガング・ヴィントガッセン、
ゴットロープ・フリック、オットー・エーデルマン、アルフレート・ポエル、
セーナ・ユリナッチ、ルドルフ・ショック、アルヴィン・ヘンドリクス、
フランツ・ビアバッハ
ウィーン国立歌劇場合唱団、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD10(新リマスター)
1.ブラームス:ハンガリア舞曲集
2.ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 作品56a「聖アントニ・コラール」
3.ブラームス:交響曲 第1番 ハ短調 作品68
w/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD11(新リマスター)
1.ブラームス:交響曲 第2番 ニ長調 作品73
2.ブラームス:交響曲 第3番 ヘ長調 作品90 
w/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD12(新リマスター)
1.ブラームス:交響曲 第4番 ホ短調 作品98
2.ベートーヴェン:「コリオラン」 序曲 作品62
以上 w/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
3.ベートーヴェン:「レオノーレ」 序曲 第2番 作品72a
w/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
CD13
1.ブラームス:ヴィオリン協奏曲 ニ長調 作品77
w/ユーディ・メニューイン
ルツェルン祝祭管弦楽団
2.ブラームス:
協奏曲(ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための) イ短調 作品102
w/ヴィリー・ボスコフスキー、エマヌエル・ブラベッツ
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD14
1.モーツァルト:交響曲 第40番 ト短調 K.550 
w/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
2.チャイコフスキー:交響曲 第6番 ロ短調 作品74「悲愴」
w/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
CD15
1.R.シュトラウス:ドン・ファン 作品20
2.R.シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら 作品28
3.R.シュトラウス:死と変容 作品24
4.フルトヴェングラー:交響的協奏曲 ロ短調-アダージョーとてもゆっくりと
w/エトヴィン・フィッシャー
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
CD16、17,18&19
ヴァーグナー:トリスタンとイゾルデ(全曲)
w/キルステン・フラグスタート、ルトヴィヒ・ズートハウス、
ブランシュ・テーボム、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ、
ヨゼフ・グラインドル、エドガー・エヴァンス、
ルドルフ・ショック、ロデリク・デイヴィース、
コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウス合唱団、
フィルハーモニア管弦楽団
CD20
1.ハイドン:交響曲 第94番 ト長調「驚愕」
2.ケルビーニ:「アナクレオン」 序曲
3.シューベルト:交響曲 第8番 ロ短調 D.759「未完成」
4.リスト:前奏曲 S.97
w/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
以上 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
CD21 フルトヴェングラーの思い出
フルトヴェングラーと共演した音楽家たち、彼と出会った人々がフルトヴェン
グラーがEMIへの録音のリハーサルや演奏で、彼らや聴衆にいかに、なぜ強烈
な印象を残したかの思い出を語ります。登場者は・・・
アルド・チッコリーニ(ピアノ)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ
(バリトン)、ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)、ペーター・ゲルホーン
(指揮者)、ベルトルト・ゴルトシュミット(指揮者)、フィルハーモニア管弦楽
団のメンバーとしてフルトヴェングラーと演奏したプレイヤーたち(ヒュー・
ビーン、ジョン・ミーク、ヒュー・マクグァイア、ハロロド・ナッシュ、
ジェルヴァーズ・ド・ペイエ)さらに フルトヴェングラー未亡人、エリーザ
ベト、熱狂的なコンサート・ゴウアーのバーナード・デニス・ブラウン
脚本、ナレーター&プロデューサー:ジョン・トランスキー
各CD紙製ケース入り、32Pブックレット クラムシェル・ボックス

CZS-9081192 3枚組 \980
フルトヴェングラー/ザ・レジェンド(生誕125年企画)
(初回生産限定盤)
巨匠とウィーン・フィルによるポピュラーなクラシックの名曲の3CD
CD1
1.モーツァルト:交響曲 第40番 ト短調 K.550 
2.ハイドン:交響曲 第94番 ト長調「驚愕」
3.シューベルト:交響曲 第8番 ロ短調 D.759「未完成」
CD2
1.シューマン:「マンフレート」 序曲 作品115
2.メンデルスゾーン:「ヘブリデス」 序曲ーフィンガルの洞窟 作品26
3.スメタナ:モルダウ
4.ヴェーバ-:「オベロン」 序曲 J.306
5.シューベルト:「ロザムンデ」 序曲 D.644
6.シューベルト:「ロザムンデ」 劇付随音楽 D.797
7.ケルビーニ:「アナクレオン」 序曲
CD3
1.グルック:「アルチェステ」 序曲
2.グルック:「オーリードのイフィジェニー」 序曲
3.ヴェーバー:「魔弾の射手」 序曲 J.277
4.ヴェーバ-:「オイリアンテ」 序曲 J.291
5.R.シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら 作品28
6.リスト:前奏曲 S.97
以上 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
各CD紙製ケース入り、 16Pブックレット クラムシェル・ボックス

CZS-9081612 14枚組 \4800
ワーグナー:ニーベルンクの指輪(全曲)
(生誕125年企画)(初回生産限定盤)
巨匠、畢生のワーグナー、世紀の遺産
w/フェルディナント・フランツ、マルタ・メードル、
ルトヴィヒ・ズートハウス、リタ・シュトライヒ、
ヴォルフガング・ヴィントガッセン、ゴットロープ・フリック、
エリーザベト・グリュンマー、グスタフ・ナイトリンガー、
ユリウス・パツァーク、セーナ・ユリナッチ、
マルガレーテ・クローゼ、ヒルデ・コネツキ、
ローマ放送交響楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
各CD紙製ケース入り、 32Pブックレット クラムシェル・ボックス

CDCW-9485362 \1580
愛のレッスン
1.バルコム:Waitin
3.ヴォルフ:少女
4.リスト:愛し合うことはすばらしいことだろう
5.ドビュッシー:出現
6.ヴォルフ:もしあなたの家がガラスのように透明だったら
7.ヴォルフ:おとめの初恋の歌
8.シューベルト:糸を紡ぐグレートヒェン D118
9.シューベルト:たゆみなき恋 作品5の1 D138
10.トスティ:口づけに
11.カントルーブ:しっ、しっ静かに-オーヴェルニュの歌
12.ブリッジ:Love went a riding
13.コープランド:Pastorale
14.ビーチ:ああ恋よ、いつの日か 作品44の2
15.シューマン:母よ、母よ(花嫁の歌 I)
16.シューマン:私を彼の胸によりかからせて(花嫁の歌 II)
17.ラヴェル:花嫁の歌ー花嫁の目覚め-5つのギリシャ民謡
18.フォーレ:それは夏の明るい日-やさしき歌 作品61の7
19.R.シュトラウス:婚礼の歌-6つの歌 作品37の6
20.デュパルク:恍惚
21.ブラームス:日曜日の朝に-5つのリート 作品49の1
22.シューベルト:男は人が悪い-4つのリフレインの歌 D866-4
23.シューベルト:汝はわれを愛さず 作品59の1 D756
24.トラディショナル/ブリテン:おお悲しい-イギリスの歌
25.ヴォルフ:深い淵が恋人の小屋をのみ込めばよい-ハイゼによるイタリア歌曲集
26.コープランド:Heart we will forget him
27.トラディショナル/ウェザリー:ダニー・ボーイ
28.ヒューズ編:I will walk with my love
29.バルコム:Waitin
ケイト・ロイヤル(ソプラノ)
マルコム・マルティヌー(ピアノ)
ジュエル・ケース 32Pブックレット(含歌詞:英/独/仏)


<EMI FRANCE>
CZS-0950032 4枚組 \2380
マディ・メスプレ/80歳記念ボックス(初回生産限定盤)
20世紀を代表するフランスのコロラトゥーラ・ソプラノ、メスプレの主要作品
の集大成
クラムシェル・ボックス 32Pブックレット(仏文)
3月7日で80歳を迎えるメスプレの1968年-1987年のEMIへの録音をまとめたスペ
シャル・ボックス。オペラ、オペレッタ、歌曲による4CD、ブックレットには’
ルチア’、’ラクメ’、’ジルダ(リゴレット)’、’ロジーナ(セビーリャの
理髪師)’、’オランピア(ホフマン物語)’、’夜の女王(魔笛)’、’ツェル
ビネッタ(ナクソス島のアリアドネ)’など彼女の当たり役の写真などをふんだ
んに収録。本国フランスはもちろん、USA(メト/シカゴ・リリックO)、UK(エ
ディンバラ・フェス/ウィグモアH)、モスクワ(ボリショイ)、スイス、ベルギ
ーなどで絶大な人気を誇っています。
CD1
オペラ・アリア集
ドリーブ:ラクメ
1.鐘の歌
2.Les fleurs me paraissent plus belles…pourquoi dans les grands bois
以上w/ロジェ・ソワイエ、オペラ・コミーク国立劇場合唱団&管弦楽団、
アラン・ロンバール指揮
3.Tu m'as donne le plus doux reve
4.マスネ:ウェルテル-Frere, voyez!...Du gai soliel, plein de flamme
w/ニコライ・ゲッダ、ロジェ・ソワイエ、パリ管弦楽団、
ジョルジュ・プエートル指揮
5.トマ:ミニョン-私はティターニアよ
w/パリ・オペラ国立劇場管弦楽団、ジャン=ピエール・マルティ指揮
6.ラロ:イスの王-二重唱:Cher Mylio…A l'autel j'allais rayonnant
w/ニコライ・ゲッダ、パリ・オペラ国立劇場管弦楽団、
ピエール・デルヴォー指揮
7.オッフェンバック:ホフマン物語-Les Oiseaux dnas la Charmille
パリ・オペラ国立劇場管弦楽団、ジャン=ピエール・マルティ指揮
8.ロッシーニ:泥棒かささぎ-喜びで心が踊っているわ
w/パリ・オペラ国立劇場管弦楽団、ジャンフランコ・マシーニ指揮
9.ドニゼッティ:
連隊の娘-C'en est donc fait…Par le rang…Salut a la France
w/パリ・オペラ国立劇場合唱団&管弦楽団、
ジャンフランコ・マシーニ指揮(初発売)
10.ドニゼッティ:ランメルモールのルチーア-狂乱の場:香炉はくゆり
w/パリ・オペラ国立劇場管弦楽団、ジャンフランコ・マシーニ指揮
CD2
オペレッタ・アリア集
1.マッセ:ジャネットの結婚-Au bord du chemin…Voix legere
w/モンテ=カルロ・フィルハーモニー管弦楽団、ピエール・デルヴォー指揮
2.メサジェ:
お菊さん-Le jour sous le soleil beni…Ecoutez c'est le chant
des cigales…
w/モンテ=カルロ・フィルハーモニー管弦楽団、ピエール・デルヴォー指揮
メサジェ:ヴェロニク
3.-Petite dinde!
4.-二重唱:Poussez, poussez l'escarpolette
以上w/ミシェル・ダン、コンセール・ラムルー協会管弦楽団、
ジャン=クロード・アルトマン指揮
ガンヌ:サルタンバンク
5.-C'est la premiere fois
6.-La Bergere Colinette
以上w/コンセール・ラムルー協会管弦楽団、ジャン=ピエール・マルティ指揮
アーン:シブレット
7.-Y'a des arbres
8.-Nous avons fait un beau voyage
以上w/ジョゼ・ヴァン・ダム、モンテ=カルロ・フィルハーモニー管弦楽団、
チリル・ディードリヒ指揮
オッフェンバック:パリの生活
9.-Je suis veuve d'un coonel
10.-On va courir, on va sortir
以上w/トゥールーズ・カピトール管弦楽団、マヌエル・ロザンタール指揮
11.オッフェンバック:Pomme d'Api-J'en prendrai un, deux, troi
w/モンテ=カルロ・フィルハーモニー管弦楽団、マヌエル・ロザンタール指揮
12.オッフェンバック:
シュフルリ氏は…日には在宅でしょう-Pedro possede une guitare
w/シャルル・ブルレ、モンテ=カルロ・フィルハーモニー管弦楽団、
マヌエル・ロザンタール指揮
13.ルコック:Les cent vierges-O Paris gai sejour
w/モンテ=カルロ・フィルハーモニー管弦楽団、ピエール・デルヴォー指揮
14.レハール:メリー・ウイドウ-La-bas dans nos rudes vallees
w/モンテ=カルロ・フィルハーモニー管弦楽団、ピエール・デルヴォー指揮
15.ヨハン・シュトラウスII:ウィーンの森の物語(編:プールセル)
w/管弦楽指揮 フランク・プールセル
歌曲集
ジャン=バティスト・ヴェケルランの編纂による:
16.Maman dites-moi
17.Non, je n'irai plus au bois
18.Jeunes fillettes
19.グノー:おお、私の美しい反逆者(初CD化)
20.フォーレ:アルペッジョ 作品76の2
以上w/ジャニーヌ・ライス(ピアノ)
21.リスト:Bist Du!
w/ガブリエル・タッキーノ(ピアノ)(初発売)
CD3
アーン:
1.クロリスに
2.離れ家に閉じ込められたとき
3.不実
4.いみじき時
以上w/ダルトン・ボールドウィン(ピアノ)
ドビュッシー:
5.パントマイム
6.月の光
7.ピエロ
8.出現
以上w/ダルトン・ボールドウィン(ピアノ)
ラヴェル:
9.5つのギリシア民謡
10.愛に死せる女王のためのバラード
11.花のマント
以上w/ダルトン・ボールドウィン(ピアノ)
12.ルーセル:ロンサールの2つの詩
w/パトリック・ガロワ(フルート)
プーランク:
13.気まぐれな婚約(6曲)
14.セー
15.ギターに寄せる
16.愛の小道
以上w/ガブリエル・タッキーノ(ピアノ)
サティ:
17.帽子屋
18.伊達男
19.エンパイア劇場のプリマ・ドンナ
20.ジュ・トゥ・ヴ
以上w/アルド・チッコリーニ(ピアノ)
CD4
現代音楽、モテット、シャンソン
1.ベツィ・ジョラス:
クァラトゥールII(ソプラノ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための)
2.シャルル・シェイン:4つのサフォーの詩
以上w/フランス弦楽三重奏団
3.ヴィヴァルディ:正しい怒りの激しさに
w/トゥールーズ室内管弦楽団、ルイ・オーリアコンブ指揮
4.ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番:アリア
w/パリ管弦楽団、パウル・カポロンゴ指揮
5.プーランク:モンテ=カルロの女
w/モンテ=カルロ・フィルハーモニー管弦楽団、ジョルジュ・プレートル指揮
6.ロドリーゴ:4つの愛のマドリガル-お母さん、ポプラの林へ行ってきた
w/ジャニーヌ・ライス(ピアノ)
7.マルセル・ムールージ-ジョルジュ・ヴァン・パリス:Un jour, tu verras
w/レオ・ショーリアク(ピアノ)
8.ジャン・フェリーヌ-パウル・ミスラキ:Chez moi
w/レオ・ショーリアク(ピアノ)
9.クライスラー:美しきロスマリン
w/ミシェル・ルグラン(ピアノ)
10.ドリーブ:カディスの娘
w/ガブリエル・タッキーノ(ピアノ)(初CD化)




<VIRGIN CLASSICS>
VCW-6419940 \1650
モンテヴェルディ:祝福されし聖母マリアのための晩課-1610
1.主よ、来たりてわれをたすけたまえ
2.主は言われた
3.私は色黒いけれど美しい
4.子らよ、主をたたえよ
5.美しきかな、わが友よ
6.われ、喜べリ
7.二人のセラフィムが叫んだ
8.主が家を建てられるのでなければ
9.天よ、聞き入れたまえ
10.エルサレムよ、主をたたえよ
11.「聖母マリアよ、われらのために祈りたまえ」によるソナタ
12.アヴェ・マリア・ステラ
13.マニフィカト
ラルペッジャータ、クリスティナ・プルハール指揮
ジュエル・ボックス 40Pブックレット
10年前にプルハールによって創設されたラルペッジャータは、ヴァージン・ク
ラシックスのデビュー盤でエコー・クラシック賞を獲得したモンテヴェルディ
作品の即興的なアプローチによる「愛の劇場」(VC-2361402)で広く知られるこ
とになりました。彼らのアニヴァーサリー年にとり上げたのは、作品の500周年
となるモンテヴェルディの「晩課」でした。「30名の歌手、演奏者は、長年こ
の作品に情熱を持って関わってきました」と語るプルハール。ラルペッジャー
タは、バルセロナ、ゲント、彼らがレジデンスであって、この録音も行われた
フランス東部のメッツにあるアーセナル・コンサート・ホールでのフェスでこ
の「晩課」を披露、大好評を得ています。
「過去25年間にわたって、「晩課」演奏のアプローチは大きく変化しており、
ラルペッジャータのヴァージョンがその記憶されるものとなれば・・・」とプ
ルハールが語る彼らのアプローチはより馴染みやすさを感じさせる、形式にこ
だわらない彼らの特徴が強く反映されているきわめてユニークなものとなって
おり、いわゆる古楽の範疇を超えて現代の聴衆にアピールする演奏が完成しま
した。新春早々の話題盤です。

VCSW-6419942(1CD+1DVD) \1950
モンテヴェルディ:祝福されし聖母マリアのための晩課-1610
(初回生産限定盤)
CD:VCW-6419940と同内容です。
DVD:録音セッションの映像を収録

<WARNER>
2564.680216 \1080
ルイージ・ノーノ:歌劇「イントレランツァ(不寛容)1960」(全曲)
David Rampy(T)Urszula Koszut(Sp)Kathryn Harries(Sp)
Jerrold van der Schaaf(T) Wolfgang Probst(Br)
ベルンハルト・コンタルスキー(指揮)
シュトゥットガルト州立歌劇場管弦楽団&合唱団
[録音:1993年3月 シュトゥットガルト州立歌劇場]
この作品は献身的なマルクス主義者によって書かれて,圧迫に対して抗議の熱
心な叫び声を表現した音楽演劇です。主だった筋書きは無く,主人公,移民,鉱
夫として圧迫から逃げまどい,不寛容と支配,そして忍耐によっての人間関係の
再発見,といった組み合わせによって書かれており,強烈で絶え間ない音楽は,
厳しい不調和に満ちています。現在唯一の録音となります。

2564.680209 2枚組 \1400
ラモー:歌劇「プラテー」(全曲)
ジル・ラゴン(T)ジェニファー・スミス(Sp)ギィ・ドゥ・メイ(T)
ヴァンサン・ル・テジエ(Br)ギュメット・ロランス(Ms)
ヴェロニカ・ジャンス(Sp)
マルク・ミンコフスキー(指揮)  ルーブル宮音楽隊
[録音:1988年]
ラモーのバロックオペラの話題作「プラテー」。カエルの女王・プラテーとギ
リシャ神話の神々が織り成すパロディー的台本に基づいた喜劇。ミンコフスキ
&ルーブル宮音楽隊の演奏,そしてフランス・バロック・オペラの歌手たちが見
事に演じきります。

2564.680207 3枚組 \3240
ワーグナー:歌劇「タンホイザー」(全曲)
ペーター・ザイフェルト(タンホイザー)ルネ・パーペ(領主ヘルマン)
ジェーン・イーグレン(エリーザベト) トーマス・ハンプソン(ヴォルフラム)
グンナル・グートビョルンソン(ワルター)
シュテファン・リューガマー(ハインリッヒ)
ハンノ・ミューラー・ブラハマン(ビテロルフ)
アルフレート・ライター(ラインマル)
ヴァルトラウト・マイアー(ヴェーヌス)ドロテア・レーシュマン(牧童)
ダニエル・バレンボイム(指揮)
ベルリン国立歌劇場管弦楽団&合唱団
[録音:2001年5月-6月 ベルリン NLG第1スタジオ]
ワーグナー主要オペラ全作品録音という偉業を残したバレンボイム。充実した
オーケストラと合唱団から生まれる陶酔的なまでのワーグナー・サウンドに加
えて,現役ヘルデン・テノールの一翼を担うザイフェルト,「ビルギット・ニル
ソンの再来」と評されるイーグレン,そしてワーグナー・オペラの女王マイア
ーなど歌手陣も万全。ドレスデン版での演奏ですが,第1幕第2場はパリ版を使
用しています。グラミー賞ベストオペラ録音部門受賞作品。

2564.680179 2枚組 \1400
プッチーニ:歌劇「ボエーム」(全曲)
キリ・テ・カナワ(Sp)ナンシー・グスタフソン(Sp)リチャード・リーチ(T)
アラン・タイトゥス(Br)ジーノ・キリコ(Br)
ケント・ナガノ(指揮) ロンドン交響楽団 アンブロジアンキ・シンガーズ
[録音:1994年6&12月]
キリ・テ・カナワの円熟度を増した声の素晴らしい表現。その他の歌手も風格
が漂う美声を生かし,このプッチーニの名作を,メリハリの効いたケント・ナガ
ノの指揮によって,センチメンタルな情感をそぎ落し硬質な肌触りの響きで新
鮮に演じていきます。

2564.680154 2枚組 \2160
ドニゼッティ:歌劇「ドン・パスクァーレ」(全曲)
ガブリエル・バキエ(Bs)バーバラ・ヘンドリックス(Sp)
ルカ・カノニーチ(T) ジーノ・キリコ(Br)ルネ・シルラー(T)
ガブリエーレ・フェッロ(指揮)リヨン歌劇場管弦楽団&合唱団
[録音:1989-1990年]
このオペラは現役盤がかなり少なくなっていますが,この盤は久々の再発売と
なります。登場人物は全てが高い表現力と歌唱力を必要としますが,三枚目オ
ペラ・ブッファの第一人者ガブリエル・バキエの個性的な役柄描写は絶品。
コロラトゥーラの達者なヘンドリックス。そして各ソリストの歌唱を見事に
盛り上げるガブリエーレ・フェッロ(この時代次期アバドといわれていた)の
見事な指揮ぶりで,じつに豊かで楽しい「ドン・パスクァーレ」を聴くことが
できます。

2564.679840 2枚組 \2160
カリンカ&モスクワ郊外の夕べ-ロシア民謡の世界
[Disc1]
1.連隊ポルカ 2.ポーリュシカ=ポーレ 3.カリンカ 4.ヴォルガの舟唄
5.陽は山陰に隠れ 6.つばめ 7.松は騒めく 8.カマリンスカヤ
9.勇敢なドン・コサック 10.戦いから帰る日をお待ち 11.黒い瞳
12.あし毛の馬 13.陽の照る野原で 14.熊蜂の飛行 15.巌 16.黒い眉
17.仕事の歌 18.兵士の旅路
[Disc2]
1. モスクワ(グリンカ)2. しあわせな娘 3. モスクワ郊外の夕べ(セドイ)
4. スリコ 5. おお,夜鴬よ(ノヴィコフ) 6. おお ライ麦よ(ドルハニヤン)
7. 12人の盗賊 8. ワルシャワ労働歌(ベールイ)
9. 奇想曲第24番(パガニーニ) 10. 蚤の歌(ムソルグスキー)
11. 白樺は野に立てり 12. ステンカ・ラージン
13. 谷越え山越え(アレクサンドロフ) 14. 祖国 15. 7人のお婿さん
16. 若き兵士の歌(アクレンコ)17. 前線の森の中で(ブランデル)
18. スポーツ行進曲(ブランデル)
赤星赤軍合唱団
[録音:1992年 モスクワ音楽院]
ロシアがソ連だった1977年に赤軍兵士の士気を鼓舞するため設立された平均年
齢27歳の「赤星赤軍合唱団」。本場ロシアでも今や最高峰と賞される気鋭の合
唱団で,民俗楽器も加わり,圧倒的で重厚な声のパワーによるロシア民謡の超名
曲ばかりを収録。

2564.680255 \1700
『ショスタコーヴィチ:「祝典序曲」Op.96』
『グラズノフ:「吟遊詩人の歌」Op.71』
『ラフマニノフ:詩曲「鐘」Op.35』
『ラフマニノフ:「ヴォカリーズ」(セレブリエール編曲版)』
『ムソルグスキー: 歌劇「ホヴァーンシチナ」-第4幕への前奏曲(ストコフス
キー編曲版)』
ホセ・セレブリエール(指揮) ロシア・ナショナル管弦楽団
リューボフ・ペトロワ(Sp) アンドレイ・ポポフ(T)
セルゲイ・レイフェルクス(Bs)ウェン=シン・ヤン(Vc)
モスクワ国立室内合唱団
[録音:2010年4月 モスクワ音楽院チャイコフスキー・ホールでのライヴ]
今年2010年3-4月にモスクワで行われた,第1回ロストロポーヴィチ国際フェス
ティヴァルの最終日のコンサートのライヴ録音です。セレヴリエール&ロシア
・ナショナル管弦楽団が登場し,圧倒的な名演が繰り広げられ,大絶賛をあびま
した。ショスタコーヴィチやグラズノフなどロシア系作曲家の抒情的な側面を
重視した演奏で高い評価を得ていますが,今回のラフマニノフは初めての録音
となります。独唱者にもレイフェルクスやポポフらの圧倒的な名唱。ロシアの
彼の師匠でもあるストコフスキー編曲の「ホヴァーンシチナ」。彼自身の編曲
による「ヴォカリーズ」なども注目されるものでしょう。

2564.679864 3枚組 \3240
中世トルバドゥールの歌
[CD1]
1. Del Gran Golfe de Mar, 4. Proensa, 3. Ab Joi et ab Joven,
4. Novel Amor, 5. Ben es dreihz qu'eu planha,
6. Ar em al freg temps vengut,
[CD2]
1. Can vei la lauzeta mover, 2. Non es meravelha s'eu chan,
3. Cantarai d'aqueszt trobadors, 4. Lo gens temps de pascor,
5. E.I. vescoms de Ventadorn(narration),
6. E dieus li det(narration), 7. Tant ai mo cor ple de joya,
8. Mout duret lor amors(narration),
9. Per melhs cobrir lo mal pes,
10. E Bernart se'n issi(narration)- Bel m'es can eu vei la brolha,
11. Lonc temps ac gran joia d'ella(narration)- Lancan vei per mei
la landa,
12. Bernartz de Ventador(narration)- En cossirer et en esmai,
13. Puois s'en penset(narration)- Eram cosselhatz, senhor,
14. E apelava la Bernart(narration)- Can vei la lauzeta mover,
15. Et partic se de Normandia(narration)- Lancan vei la folha -
Tuit cil que m preyron, 16. Amics Bernart de Ventadorn,
17. E lai, a l'orden de Dalon(narration)- Can vei la lauzeta mover,
[CD3]
1. Anon : ""Audi tellus"", 2. Anon : ""Clara sonent organa"",
3. Gaucelm Faidit : ""Ar levatz sus, francha corteza gens!"",
4. Anon : Planctus Beate Marie :
""Tantost com fon al loc vengutz""(extract),
5. Anon : ""Vexilla regis"", 6. Jaufré Rudel :
""Del quatre caps que a la cros"",
7. Anon : ""Verbum Patris humanatur"",
8. Peire Vidal : ""D'un sirventes far"",
9. Alfonso X of Castille / Arr Anon : Cantigas de Santa Maria :
No.45 ""Una ciutatz fo"",
10. Anon : Planctus Beate Marie :
""Dona, Maire del salvador""(extract),
11. Anon : ""Flore vernans gratie"",
12. Alfonso X of Castille :
Cantigas de Santa Maria : No.45 ""En bon ponto"",
13. Anon : ""Gregis pastor Tityrus""
中世音楽の第一人者の一人である,ボストン・カメラータのリーダー「ジョエル
・コーエン」と「アン・アゼマ」が音楽監督を務めるフランスの研究機関「カ
メラータ・メディテラネア」がエラートに録音したものの中からトルバドゥー
ルの音楽3枚分を収録したものです。1990年に設立された「カメラータ・メディ
テラネア」は,ヨーロッパの南北関係と東洋的な音楽近辺との融合の研究しはじ
め,「中世ユダヤ人とキリスト教の相互作用」を見つけ出しました。その結果,
アラビア語やイスラム教徒のコンポーネントが含まれ,モロッコや地中海の重
要さを強調します。この独特なイマジネーションたっぷリの雰囲気は,精神的
でアンビエントで,クラシックを超えた様々なジャンルに受け入られる事でしょ
う。

2564.680228 11枚組 \11880
ブルックナー:交響曲全集
『交響曲第00番ヘ短調(ノヴァーク版)』
『交響曲第0番ニ短調(ノヴァーク版)』
『交響曲第1番ハ短調(リンツ稿:ノヴァーク版)』
『交響曲第2番ハ短調(1877年稿:ノヴァーク版)』
『交響曲第3番ニ短調(第1稿:ノヴァーク版)』
『交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」(第1稿:ノヴァーク版)』
『交響曲第5番変ロ長調(原典版)』
『交響曲第6番イ長調(ノヴァーク版)』
『交響曲第7番ホ長調(ノヴァーク版)』
『交響曲第8番ハ短調(第1稿:ノヴァーク版)』
『交響曲第9番ニ短調(原典版)』
『交響曲第9番第4楽章(サマーレ、マッツーカ補完)』
エリアフ・インバル(指揮) フランクフルト放送交響楽団
[録音:1982-88年 フランクフルト・アルテ・オーパー]
ワーナー・クラシックに残したブルックナーの全集録音は高い評価を受けてお
り,今回は新たにリマスタリングしなおしての待望のBOXリリースとなります。
なお国内盤(輸入盤仕様日本語解説付 WPCS12440/50)は,特価にて9月15日先行
発売。

2564.678999 4枚組 \4320
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」(全曲)
ザックス:ロベルト・ホル,  ポーグナー:マティアス・ヘレ,
ベックメッサー:アンドレアス・シュミット,
ヴァルター:ペーター・ザイフェルト, エヴァ:エミリー・マギー,
マグダレーネ:ビルギッタ・スヴェンセン
ダニエル・バレンボイム(指揮)バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団
[録音:1999年6月]
バイロイトの期間中ではなく,その前に劇場で収録された全曲盤。全てにバラン
スの取れた演奏として記憶に残る名盤の一つでしょう。突出した個性的な歌手
はいないものの,その分アンサンブルが緊密で,全くムラのない構成は見事とい
うほかありません。バレンボイムの指揮は,全体的に透明感に溢れた音響を目
指していますが,クライマックスの盛り上げ方は爆発的。

2564.678994 3枚組 \3240
ワーグナー:歌劇「ローエングリン」(全曲)
ローエングリン:ペーター・ザイフェルト, エルザ:エミリー・マギー,
オルトルート:デボラ・ポラスキ,
テルラムント:ファルク・シュトルックマン,
国王ハインリヒ:ルネ・パーペ, 軍令使:ローマン・トレケル,
ダニエル・バレンボイム(指揮)
シュターツカペレ・ベルリン, ベルリン国立歌劇場合唱団
[録音:1998年]
バレンボイム初のベルリン・シュターツカペレとのワーグナー録音でした。
当時,あまりなかった「グラール語り」が収録されているということで話題に
なった演奏です。ローエングリンが自らの出自を滔々と語る部分,テノール歌
手の美質が余すことなく発揮される効きどころでしょう。勿論,稀代のヘルデ
ン・テノール,ザイフェルトの歌は申し分なし。他の役も万全の布陣。当時は
まだ「若手」とされた人たちが,現在どれほど活躍しているかを考えると,正
に先見の明ありの配役と言えるでしょう。

2564.679002 3枚組 \3240
ギュスターヴ・シャルパンティエ:歌劇「ルイーズ」(全曲)
ルイーズ:フェリシティ・ロット, ジュリアン:ジェローム・プリュエット.
ルイーズの父:エルネスト・ブラン, ルイーズの母:リタ・ゴール,
シルヴァン・カンブルラン(指揮)
ベルギー国立歌劇場管弦楽団&合唱団
[録音:1983年1月 ブリュッセル、モネ王立劇場]
ビゼーの「カルメン」初演から25年, プッチーニの「ボエーム」やマスネの
「マノン」など,当時のオペラ作品の影響を受けたシャルパンティエは,20世紀
初頭のパリで生活する人々のリアルな日常を取り上げ,モンマルトルを舞台に,
洋装店の若い娘ルイーズと放浪の詩人ジュリアンとの恋物語をオペラに仕立て
たのでした。若きロットの美声も聴きもの。


1136.996232 \1350
The Nuns -崇高的精神的声の高揚
『Great litany of peace』 『Wakeup, why sleep, o my soul?』
『Come and bless the memory of Joseph of Amimathea』
『By The Rivers Of Babylon』 『Now, the Powers Of the Skies』
『In your Kingdom remember me』 『Lord of Powers, Be』
『Adam sat in front of Eden and moaned』
『Lord, hurry and open your fatherly arms to me』
『Open the gates of penance to me』 『Rejoice, Virgin Mother of God』
『Taste and see how good the Lord is』
『Your chamber, I see o my Saviour』
『On this day is hanging on the cross』
『At morning listen to my voice』
『Don’t hide your face from your servant』
『That is silenced all mortal flesh』
『To your mystical and Holy Last Supper』
『Threnes de la Mere de Dieu(Debut XIXeme siegcle)』
ミンスク・聖エリザベス修道院聖歌隊
ズナメリ聖歌の伝統を,聖エリザベス修道院のシスター達は,祈り,生命の結束
を復元しようとしています。まず旧ロシアの聖歌システムが提示歌います。人
は,祈りと同時に歌い,精神と祈りの経験の足がかりを得,その純粋さと誠実さ
を感じあいます。その後独特なメロディーと声による持続和音によって,シス
ター達の声は,深遠,厳格で...最も重要なのは,純粋な,何を感じることを望ん
でいない,単調に,静かに歌って,声のトーンを変更するには,何もしない表現
するためには祈りの言葉を明確にされていない音。それは私たちの心を奥深く
にしみわたり感動を生んでいくのです。

2564.680173 3枚組 \3240
ムソルグスキー:歌劇「ボリス・ゴドノフ」(全曲)
ルッジェーロ・ライモンディ, ヴャチェスラフ・ポロゾフ,
ポール・プリシュカ, ガリーナ・ヴィシネフスカヤ,
ニキタ・シュトローエフ, ケネス・リーゲル,
マシュー・アダム・フィッシュ, カトリーヌ・デュボス,
ミラ・ザカイ, ニコライ・ゲッダ,
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(指揮)
ワシントン・ナショナル交響楽団
チェヴィー・チェイス少年合唱団, ワシントン・オラトリオ協会合唱団
ワシントン芸術協会合唱団
[録音:1987年7月]
作曲者の初稿譜に基づくロイド=ジョーンズ校訂版によって演奏されています。
ライモンディの明るい輝きの声が現代性を感じさせてくれます。更に力強くも
繊細な部分も洗練されたロストロポーヴィチの指揮も見事です。

2564.679266 3枚組 \3240
ヴィヴァルディ:歌劇「怒れるオルランド」(全曲)
オルランド:マリリン・ホーン,
アルチーナ:ルチア・ヴァレンティーニ=テッラーニ,
アンジェリカ:ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘルス,
ルッジェーロ:セスト・ブルスカンティーニ,
アストルフォ:ニコラ・ザッカリア, ブラダマンテ:カルメン・ゴンザレス,
メドーロ:ラヨシュ・コズマ,
クラウディオ・シモーネ(指揮)イ・ソリスティ・ヴェネティ
[録音:1978年頃]
ヴィヴァルディは,1713年(35歳)にオペラ第1作「館のオットーネ」を作曲し,
翌1714年(36歳)に第2作「狂気のオルランド」のヴェネツィアのサン・タンジェ
ロ座での公演が成功して以後は同座の座付作曲家兼興行師に成り,彼のオペラ
はヴェネツィア各座の他にミラノやフィレンツェやローマやプラハなど他都市
でも上演され広範囲の聴衆を獲得して行きました。録音当時,まだヴィヴァル
ディのオペラはほとんど上演されていませんでしたが,ここではイタリア歌劇
のベテラン歌手を起用しての録音です。

2564.697394 \1080
プラシド・ドミンゴ ポートレイト
『ヴェルディ:「アイーダ」より』『プッチーニ:「トスカ」より』
『レオンカヴァルロ:「道化師」より』
『チアレ:「アドリアーナ・ルクヴルール」より』
『ヴェルディ:「レクィエム」より』『ビゼー:「カルメン」より』
『ワーグナー:「ワルキューレ」より』
『プッチーニ:「トゥーランドット」より』他
プラシド・ドミンゴ(T)
バリトンでデビューした後,「椿姫」のアルフレート役でテノールで再デビュ
ーを飾ったドミンゴ。その後の活躍は,述べるまでもないでしょう。このアル
バムでは,テルデック等に録音したオペラ全曲盤からの名アリアばかりを収録
したもので,熟した深い表現と伸びのある声は,例えようもない贅沢な味わいと
いえるでしょう。

<SONY CLASSICAL>
8869781742-2 \1500
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685-1750):
1.コラール「主イエス・キリストよ、われ汝に呼ばわる」
BWV639[フェルッチョ・ブゾーニ編]
2.クラヴィーア協奏曲第5番ヘ短調BWV1056
3.コラール「たしかにその時は来れり」BWV307[ヴィルヘルム・ケンプ編]
4.イギリス組曲第3番ト短調BWV808
5.クラヴィーア協奏曲第1番ニ短調BWV1052
6.コラール「主よ、人の望みの喜びよ」BWV147[マイラ・ヘス編]
シモーヌ・ディナースタイン(ピアノ)
2,5. ベルリン国立歌劇場室内管弦楽団
[録音]2010年6月12日-14日、ベルリン、ルンドフンクツェントゥルム、
第1ホール(1-6)
2007年、デビュー盤「バッハ:ゴルトベルク変奏曲」でいきなりビルボード・
クラシカル・チャートNo.1となった美貌女流ピアニスト、シモーヌ・ディナー
スタイン。その濃密で個性的な演奏は欧米で静かな感動を呼び、熱心なフォロ
ワーを生んでいる。
ソニー・クラシカル移籍第1弾となる当オリジナル・アルバムのタイトルは
『Bach: A Strange Beauty』。哲学者フランシス・ベーコンが「美」について
記した「究極の美しさには、どこかに奇妙なところがあるものだ」に由来する
このタイトルは、まさにディナースタインにとってのバッハ像「バッハは表面
的にみると厳格な様式で書かれているように思えるのですが、実のところバッ
ハは常にその形式から逸脱しようとしているのです」と一致する。バレンボイ
ムのもとで充実の極みにあるベルリン国立歌劇場の精鋭メンバーとともに奏で
る協奏曲2曲に、イギリス組曲第3番とコラール前奏曲3曲が絶妙に組み合わさ
れたカップリングはディナースタインならではの個性的なもの。
ライナーノーツにはディナースタインのインタビューを掲載。

8869777758-2 \1500
GEORGE DAUGHERTYBugs Bunny At The Symphony
Dance Of The Comedians from "The Bartered Bride" / Baton Bunny
The Warner Bros. Fanfare / Merrie Melodies Theme / Rhapsody Rabbit
I Love To Singa Medley Looney Tunes Sings! / Zoom And Bored
The Rabbit Of Seville / Overture to "The Beautiful Galatea"
Tom And Jerry In The Hollywood Bowl /Scooby-Doo's Hall Of The Mountain
King /Bedrock Ballet/A Corney Concerto / Long-haired Hare
What's Opera, Doc? / Merrie Melodies Theme・That's All Folks
オーケストラ後方のスクリーンに映し出されたアニメーションに合わせて、
バッグスバニーやルーニートゥーンズの音楽を聴かせるコンサート「Bugs
Bunny at The Symphony」。指揮は、GEORGE DAUGHERTY(ジョージ・ドハーティ)、
オーケストラは、シドニー交響楽団。GEORGE DAUGHERTYが1990年にこのコンサ
ートを企画し、世界各地のオーケストラと共演を重ね、今年で20周年を迎えた。
2011年も世界各地での公演が予定されており、盛り上がることマチガイナシ。


●メトロポリタン・オペラ・ライヴ・シリーズ
世界最高峰のオペラハウス、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場。芸術監督
ジェームズ・レヴァインのもと、世界的な名歌手が集い、豪華絢爛な舞台が繰
り広げられている夢の殿堂です。2011年6月には久々の大規模な引っ越し公演
も予定されています。ジェームズ・レヴァインがメトロポリタン歌劇場にデ
ビューして40年を迎えるという記念のシーズンに、ソニー・クラシカルとメト
ロポリタン歌劇場が新たなパートナーシップを組んでリリースするのは、2008
年-2010年に上演されて大きな話題を呼び、かつ高く評価されたオペラ上演の
DVDと、1940年代-1970年代の歴史的な公演を収録したCDの2本立てです。いわ
ばメトロポリタン歌劇場の活気あふれる現在の姿と、これまで積み重ねてきた
歴史の蓄積を両輪で提示する画期的なシリーズです。
メトロポリタン歌劇場が土曜日の午後のマチネ公演をラジオで生放送し始めた
のは1931年のこと。それ以来、METライブビューイングやインターネット・ラジ
オでの中継が行なわれている現在でも、シーズン中に行なわれる毎週土曜日の
ラジオ中継はアメリカの風物詩として定着しています。今回のソニー・クラシ
カルとメトロポリタン歌劇場とのプロジェクトでは、1940年代から1970年代に
かけての歴史的な上演のライヴ録音が20タイトルリリースされる予定です。
当時のレコード会社によるオペラ全曲盤では実現することが出来なかった、メ
トロポリタン歌劇場が誇るオールスター・キャストを擁したこれらの録音の多
くは、昔からオペラ・ファンの間では有名な存在で、LP-CD時代を通じて海賊盤
として流通してきたものが含まれています。しかし今回の発売に当たっては、
メトロポリタン歌劇場やその他のアーカイヴに保管されている正規オリジナル
・マスターを初めて使用し、丁寧な修復や調整を経てリマスターされ、最上の
状態で歴史的な名演の感動がよみがえります。
復刻およびリマスターを担当するのは、元ソニー・クラシカルのプロデューサ
ーでもあった、グレース・ロウです。

8869780463-2 2枚組 \1600
プッチーニ:歌劇『ボエーム』(全曲)
トーマス・シッパース(指揮)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団と合唱団
カルロ・ベルゴンツィ(ロドルフォ)
リチア・アルバネーゼ(ミミ)
マリオ・セレーニ(マルチエロ)
ローレル・ハーレイ(ムゼッタ)
クリフォード・ハーヴォウト(ショナール)
ノーマン・スコット(コルリーネ)
【録音】1958年2月15日 メトロポリタン歌劇場でのライヴ・レコーディング
[モノラル]
芸術家を目指すボヘミアンたちと、お針子ミミ。メトロポリタンの舞台で繰り
広げられる「屋根裏部屋での切ない青春の物語」を、当時最高の歌手陣の歌唱
で。ベルゴンツィの若々しいロドルフォも素晴らしいのですが、注目はこの録
音でミミを歌うリチア・アルバネーゼ。彼女はイタリアに生まれミラノでデ
ビューするも、本格的に活動したのはアメリカでした。1946年のトスカニーニ
による、ラ・ボエーム初演50周年記念録音でミミを歌い、大絶賛を浴びたこと
でも知られています。声は強靭なリリコ・スピントと、たおやかな表情がたま
りません。マリア・カラスも嫉妬したという彼女の歌声をぜひお聴きください。

8869780468-2 2枚組 \1600
プッチーニ:歌劇『トスカ』(全曲)
レオンタイン・プライス(トスカ)
フランコ・コレッリ(カヴァラドッシ)
コーネル・マクニール(スカルピア)他
クルト・アドラー(指揮)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団と合唱団
【録音】1962年4月7日 メトロポリタン歌劇場でのライヴ・レコーディング
[モノラル]
1962年といえば、カラヤン&ウィーン・フィルをバックで歌うレオンタイン・
プライスのトスカが良く知られています。しかし、こちらの演奏は、彼女のよ
り自由な表現が楽しめるでしょう。美声テノール、コレッリ。そしてメトの看
板バリトン、マクニール(彼はスカルピアを当たり役としていました)。各々の
声の競演は、当時の聴衆を熱狂させたに違いありません。

8869780465-2 2枚組 \1600
グノー:歌劇『ロメオとジュリエット』(全曲)
ユッシ・ビョルリンク(ロメオ)
ビドゥ・サヤオ(ジュリエット)
ニコラ・モスコーナ(ローラン神父)
ジョン・ブラウンリー(メルキューシオ)
エミール・クーパー(指揮)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団と合唱団
【録音】1947年2月1日 メトロポリタン歌劇場でのライヴ・レコーディング
[モノラル]
シェークスピアの有名な戯曲をもとに書かれた5幕のオペラ。美しいアリアが
随所にあり、初演時から人気が高い作品です。この演奏は、主要キャストがフ
ランス人でないにも拘わらず、非常に質の高い演奏として知られているもので
す。指揮者クーパーは、ロシアでオペラ指揮者として名を挙げ、リムスキー=
コルサコフの歌劇「金鶏」を初演したことで有名で、この頃はメトを中心に幅
広い活動を行って高い評価を受けていました。絶頂期のビョルリンク、ブラジ
ル出身のソプラノ、サヤオ。溶け合う名唱に心を奪われます。この歴史的な
「ロメオとジュリエット」は、以前メトロポリタン歌劇場の自主制作盤として
LP化され限定配布されたことがありますが、正規音源を使用してのCDとしての
一般発売は今回が初めてです。スウェーデン出身の名テノール、ユッシ・ビョ
ルリンク(1911-1960)の没後50年を記念しての発売でもあります。

8869780462-2 2枚組 \1600
ロッシーニ:歌劇『セビリャの理髪師』(全曲)
リリー・ポンス(ロジーナ)
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(伯爵)
ジュゼッペ・ヴァルデンゴ(フィガロ)
サルヴァトーレ・バッカローニ(ドン・バルトロ)
アルベルト・エレーデ(指揮)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団と合唱団
【録音】1950年12月16日 メトロポリタン歌劇場でのライヴ・レコーディング
[モノラル]
ルチア役として名高い、コロラトゥーラ・ソプラノのポンスがひそかに得意と
していたのが、このロジーナでした。メゾ・ソプラノが歌うと世渡り上手な女
という印象を与える役ですが、彼女が歌うと清楚で世間知らずのかわいいお嬢
さんになるところが魅力的です。性格的な表現に優れたヴァルデンコのフィガ
ロも聴き所が多く、エレーデの指揮は手馴れたもので、ロッシーニらしい流麗
な音楽が楽しめます。

●メトロポリタン・オペラ・ライヴDVD-4タイトル
「より多くの人に素晴らしいオペラの舞台を届けたい」というメトロポリタン
歌劇場が総力をあげて取り組んでいるMETライブビューイングは、2006年の開
始以来、世界中で大反響!昨年は北アメリカ、日本、ヨーロッパを含む世界44
カ国1200ヶ所以上の映画館で上映され、動員数も240万人を突破!アメリカで
権威あるエミー賞など多くの賞を受賞し、この新しいオペラの楽しみ方が、
今、世界中の観客の心をとらえています。
緻密なカメラワークと最新の映像収録技術によって、メトロポリタン歌劇場の
華麗なステージの興奮と感動が鮮明に記録されています。今回は、2008年-2001
0年に上演された中で、最も反響を呼んだ4つの公演をリリースします。

8869780664-9(DVD-Video) 2枚組 \3300
ヴェルディ:歌劇『シモン・ボッカネグラ』
演出:ジャンカルロ・デル・モナコ
出演:プラシド・ドミンゴ(シモン・ボッカネグラ)
エイドリアン・ピエチョンカ(アメーリア)
マルチェッロ・ジョルダーニ(ガブリエーレ)
ジェイムズ・モリス(フィエスコ)
ジェイムズ・レヴァイン(指揮)メトロポリタン歌劇場管弦楽団と合唱団
2010年2月6日収録
あのプラシド・ドミンゴがヴェルディ・オペラきってのバリトン役のタイトル
ロールに初挑戦なのが話題の公演です。他の名歌手たちとともに、重層的なド
ラマをスリリングに歌い上げます。歌唱面でも立派なのは当然として、声域も
見事にあっており貫禄の成果。もともとバリトンからスタートしたドミンゴ。
得意な役もオテロなどのテノールといってもある種バリトンに近い表現力が要
求される役柄が多く、声域、声質の落差はあまりないのでしょう。瞬間瞬間の
感情に入り込む技は超一級で、彼のまれな歌役者ぶりを堪能することができま
す。

8869780663-9(DVD-Video) 2枚組 \2680
R・シュトラウス:歌劇「サロメ」
演出:ユルゲン・フリム
出演:カリタ・マッティラ(サロメ)、ユーハ・ウーシタロ(ヨカナーン)
イルディコ・コムロージ(ヘロディアス)、キム・べグリー(ヘロデ)、
ジョゼフ・カイザー(ナラボート)
パトリック・サマーズ(指揮)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団と合唱団
2008年10月11日収録
2004年にカリタ・マッティラが初めてMETでサロメを歌った時に大センセーショ
ンを巻き起こした作品。彼女の忘れがたい『七つのヴェールの踊り』を含む歌
と演技が見物。また、ウーシタロの地獄のような怒りの歌唱も息をのみます。
オペラは音楽であると同時にドラマでもあることを証明する迫真の舞台です。

8869780662-9(DVD-Video) 2枚組 \3300
プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」(全曲)
演出:アンソニー・ミンゲラ
出演:パトリシア・ラセット(蝶々さん)、
マルチェッロ・ジョルダーニ(ピンカートン)
ドゥウェイン・クロフト(シャープレス)、マリア・ジフチャック(スズキ)
パトリック・サマーズ(指揮)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団と合唱団
2009年3月7日収録
映画「イングリッシュ・ペイシェント」の監督として名を馳せた巨匠・故アン
ソニー・ミンゲラによる、シンプルかつ限りなく美しい選出はすでにMETの定
番演目ともいえるもので、幻想的かつ豪華なものです。ミンゲラの演出は、
視覚的にも感覚的にも映画的に自然主義的なリアリティよりも、劇場的なリア
リティを追求しているもので、エモーショナル的にも非常に振幅の大きいもの
となっています。明治時代の長崎を舞台にアメリカの海軍士官と芸者の悲恋を
描いた物語。このオペラの中で最も有名なアリアといえば蝶々夫人の「ある晴
れた日に」。プッチーニ特有の華やかで美しいメロディがソプラノに集中して
書かれることによって魅力さがましているわけですが、蝶々さん役のパトリシ
ア・ラセットは、よく練られたリリックな声を駆使して、自らの意思を貫く
一人の女性としての共感に満ちた演唱は、何度接しても心を動かされます。
今おそらく一番優れたバタフライ歌いの一人ではないでしょうか。

8869780665-9(DVD-Video) 2枚組 \3300
ジョン・アダムス:歌劇「ドクター・アトミック」(全曲)
演出:ペニー・ウールコック
出演:ジェラルド・フィンリー(オッペアンハイマー)、
サーシャ・クック(キティー)、メレディス・アーワディ(パスクァリータ)、
リチャード・ポール・フィンク(テラー)、
エリック・オーエンズ(グローブス将軍)
アラン・ギルバート(指揮)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団と合唱団
2008年11月8日収録
世界初の原爆実験を行なったマンハッタン・プロジェクトに関係したオッペン
ハイマー博士や科学者たちの実験のなりゆきを画いた現代オペラです。アメリ
カの作曲家のジョン・アダムスが作曲し、民族音楽やポピュラー音楽との接点
を模索し、折衷的な作風は、ミニマリズム(昨シーズンの「サティアグラハ」
の作曲者フィリップ・グラスが代表的な作風)と結びつき、新ロマン主義的な
傾向を帯びています。72年のニクソン大統領の中国訪問を題材とした、最初の
オペラ「中国のニクソン」、第2作は、85年にパレスチナ・ゲリラによってシ
ー・ジャックされた遊覧船アキレ・ラウロ号の事件で犠牲となったユダヤ人を
題材にした「クリングホファーの死」など、現代社会における出来事や事件を
オペラ化してきています。「ドクター・アトミック」は原爆を発明したロバー
ト・オッペンハイマーの実話によっています。2005年にサンフランシスコで初
演され、原子爆弾の発明という世界現代史の中で、重要な意味を持つ出来事を
取り上げた話題作です。

<NAXOS> 各1枚 \1000
8.570995
ドヴォルザーク:交響曲第6番他
1-4.交響曲第6番ニ長調 Op.60/5.夜想曲ロ長調 Op.40
6.スケルツォ・カプリチオーソ Op.66
ボルティモア交響楽団
マリン・オールソップ(指揮)
交響曲第9番(8.570714)、第7.8番(8.572112)に続くマリン・オールソップのド
ヴォルザーク・シリーズ第3弾です。今回もライブ録音による、彼女の入念で
精緻な解釈を楽しむことができるでしょう。

8.572461
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番ホ短調 Op.93
1.モデラート/2.アレグロ/3.アレグレット/4.アンダンテーアレグロ
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
ワシリー・ペトレンコ (指揮)
ペトレンコ&ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管によるショスタコ
ーヴィチ(1906-1975)交響曲全集の第4集です。今作は、最高傑作と言われる
第10番になります。1953年にムラヴィンスキーが初演して以来、多くの指揮者
たちがこの曲の本質を描きだすべく願っていますが、ペトレンコの演奏は、ま
た新たな一石を投じることになるでしょう。

8.572444
オッテ:響きの書
1-12.第1部-第12部
ラルフ・ファン・ラート(ピアノ)
ハンス・オッテ(1926-2007)をご存知ですか?彼は若い頃からピアノとオルガ
ン演奏に格別の才能を示し、ヒンデミットから作曲を学んでいます。その後、
印象派作品に特に造詣が深いピアニスト、ワルター・ギーゼキングと親交を結
び、強く影響を受けました。1959年にラジオ・ブレーメンの音楽監修担当とな
り、すぐに歴史的な2つの現代音楽祭を開催。自らも作曲家として活動しなが
ら、同世代の作曲家たち…シュトックハウゼンやメシアン、ナンカロウ、ライ
リー、ライヒ…を積極的に紹介したことで知られます。彼の作品は、どちらか
と言うと電子音楽や、もっと難解な曲が多いのですが、この「響きの書」だけ
は、なぜか静かで美しい音に満たされているのです。演奏は、現代作品の解釈
において高く評価されているラルフ・ファン・ラートです。ドビュッシーでも
なく、メシアンでもなく、ナイマンでもない、永遠に続くかのような不可思議
なピアノの響き。ひたすらそんな音と向き合う 67分。これは素晴らしい体験
です。

8.572037
サン=サーンス :ヴァイオリン協奏曲集
1-3.ヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調 Op.61
4.ヴァイオリン協奏曲第1番イ長調 Op.20
5-7.ヴァイオリン協奏曲第2番ハ長調 Op.58
:ファニー・クラマジラン(ヴァイオリン)
シンフォニア・フィンランディア・ユバスキュラ
パトリック・ガロワ(指揮)
当時としては独創的な作品を作ったにも拘わらず、その穏健な作風のせいか、
イマイチ評価されにくい、フランスの作曲家、サン=サーンス (1835-1921)で
す。彼の書いた曲はどれも精巧で、才能に溢れていて、すごく心に残るメロ
ディも多くあるのですが、あまりにも良い曲過ぎるのでしょうか。気持ち良さ
とともに、耳をすり抜けてしまうことがしばしばです。有名なヴァイオリン協
奏曲第3番の第2楽章も、切なく歌うヴァイオリンが心に深くしみ入ります。
演奏者は、 2005年のフリッツ・クライスラー・コンクールで優勝したフランス
生まれのクラマジラン。繊細な音色と強靭な表現で、曲の真実の姿をあますこ
となく伝えます。

8.572373
マルティヌー :ピアノ協奏曲集第2集
1-2.ピアノ協奏曲第4番「呪文」 H.358
3-5.ピアノ協奏曲第1番ニ長調 H.349
6-8.ピアノ協奏曲第2番 H.237
ジョルジオ・コウクル (ピアノ)
ボフスラフ・マルティヌー・フィルハーモニー管弦楽団
アルトゥール・ファーゲン (指揮)
あまり聞いたことのない曲の CDを再生する時に、何だかわくわくする人も多
いでしょう。このマルティヌー (1890-1959)の曲は、タイトルからして胸がド
キドキしませんか?もちろん最初の音が飛び出してきた途端、魅惑されてしま
うことは間違いありません。まるで鐘の音のように光り輝く音の粒、溢れる躍
動感。そして未知への不安感。それら全てがきちんとおさまっています。この
曲は 1956年に完成、マルティヌーではおなじみのピアニスト、フィルクシュ
ニーと、ストコフスキーに拠って初演されています。第1番の協奏曲は 1925年
に書かれたもので、とても聞きやすい作品。難解さはほとんどありません。バ
ロック風の味わいを持つ終楽章がチャーミングです。1934年に書かれた第2番の
曲は第1楽章の堂々とした開始部も見事ですが、終楽章での超絶技巧は息がと
まるほどの驚きを与えてくれることでしょう。

8.559670
レシュノフ :忘れられた聖歌、そしてリフレイン
1-4.二重協奏曲(2007)
5-9.交響曲第1番「忘れられた聖歌、そしてリフレイン」
10.ラッシュ
演奏:チャールズ・ウェザビー (ヴァイオリン)・・・1-4
ロベルト・ディアス (ヴィオラ)・・・1-4
IRIS管弦楽団/マイケル・スターン(指揮)
ニュージャージー生まれの作曲家若きレシュノフ(1973-)は、早くからその才
能を嘱望され国際的な活躍をしています。オーケストラ作品を始め、室内楽作
曲家としても名高く、多くの団体や演奏家が彼に作品を委嘱し、新作が次々と
演奏されているのです。このアルバムに収められた 3つの作品は、彼の資質を
よく表しており、現代的な感覚の中にどこか懐かしさを秘めた聴きやすいもの
です。指揮者スターンの依頼で書かれた 5つの楽章からなる「交響曲第1番」
は、ベートーヴェンの「第9」に込められたメッセージと同じく、全ての人間
を賛美するために書かれています。グレゴリオ聖歌や、ギョーム・デュファイ
のミサ曲、17世紀のユダヤ教の典礼、など様々なモティーフを用いながら、新
しく構築された音楽は、得も言われぬ感動をもたらすことでしょう。現代アメ
リカの名手2人がソロをつとめる「二重協奏曲」は、神秘的な音の中にも躍動
感が溢れています。タイトル通りのせわしなさが楽しい「ラッシュ」もオスス
メです。

8.572451
カロミリス :狂詩曲、交響詩集
1.狂詩曲第1番(G.ピエルネによる管弦楽版 )
2.狂詩曲第2番「夜の歌」 (B.フィデツィスによる管弦楽版)
3-5.抒情詩(アフロディーテの出現/スパルタの聖処女/初めての雨)
6.聖ルークス修道院にて/7.ミナスの反乱、エーゲ海の海賊
8.勇敢な女性の死
ジュリア・ソーグラクー (ソプラノ)・・・3-5
エヴァ・コタマニドウ(ナレーター)・・・6
ロシア国立シンフォニック・カペラ・・・1-2.6-8
カルロヴィ・ヴァリ交響楽団・・・3-5
バイロン・フィデツィス (指揮)
「ギリシア音楽の父」として称賛される作曲家カロミリス(1883-1962)。もと
もとはオスマン帝国スミルナ出身、イスタンブールで音楽を学びましたが、
ウィーンに留学後はアテネに在住。アテネに国民音楽院を創設し、ギリシア音
楽の発展を目指しました。民謡に基づくオペラや交響曲が有名です。ワーグナ
ーとリムスキー=コルサコフを賛美していたといい、自身の作風もドラマティ
ックで重厚なものとなっています。このアルバムには、ピエルネが管弦楽用に
編曲した狂詩曲や、朗読を伴う「聖ルークス修道院にて」など6つの作品が収
録されています。作品はギリシアの民族音楽のリズムと複雑な対位法を多用し
た、独特の息の長い旋律線を持つ特異なものばかり。どことなく東洋的な雰囲
気も漂わせるという、まさに百花繚乱の世界です。

8.572118
フランツ・シュミット:
1-4.交響曲第4番ハ長調
5-7.「軽騎兵の歌」による変奏曲
マルメ交響楽団
ヴァシリー・シナイスキー(指揮)
NAXOSのフランツ・シュミット・シリーズもこれで第4集。今作は、 1932-33年
に書かれた交響曲第4番がメインです。この頃のシュミット(1874-1939)は、私
生活でも悲しい事件続きで、もともと不安定だった健康状態まで悪化してしま
いました。中でも最初の結婚でもうけた一人娘エマ(1899年生まれ)が、初めて
の出産で命を落としてしまったことが、かなりの打撃だったようです。そのた
め、この交響曲第4番は、娘エマへのレクイエムであり、曲全体にも胸が張り
裂けるような悲しみが漂っています。1楽章形式ですが、全体は 4つの部分に
分けることができ、第1部の終わりで聴こえてくる波打つようなハープは、天使
の羽ばたきとも思える美しさです。第2部では葬送行進曲風の楽想、第3部では
壮大なフーガ、そして第4部で最初の主題が帰ってきて、この充実した全曲を
しめくくります。かたや、1930年にクレメンス・クラウスの指揮によりウィー
ン・フィルで初演された「軽騎兵の歌」による変奏曲は軽快な主題と重厚なハ
ーモニーが楽しめる、後期ロマン派特有のまったり感と聞きごたえに満ちた
作品です。

8.559663
ウォロソフ:無言歌集-弦楽四重奏のための 18のディヴェルティメント
1.川/2.輪舞/3.ストラヴィンスキーへのブルース/4.緊張する!
5.私の墓の前で踊る/6.尊崇/7.歩道の支柱/8.手紙/9.スカンク
10.若き愛/11.Creepalicious/12.時間の後/ 13.猫が狂ったようにひっかく
14.楽しもうぜ/15.炎と氷/16.厳しい決断/17.遺族の真実/18.最後のキス
カルペ・ディエム弦楽四重奏団
チャールズ・ウェザビー(ヴァイオリン)/ジョン・ユーイング(ヴァイオリン)/
コリーン・フジワラ(ヴィオラ)/ディエゴ・ファイングレッシュ(チェロ)
ピアニストとしても幅広い活動をしているウォロソフ(1955-)は、10代の頃から
クラシックの勉強をしながら、ロックやジャズの演奏を行ってきています。そ
んな彼の作品は、「私の友だちが楽しみのために聴きたい音楽を作曲すること
に喜びを見出す」と彼自身が語るように、どれも聴きやすく、親しみやすい楽
想に溢れています。このアルバムに収録された「無言歌」と名付けられた18曲
の小品たちも、ポピュラーとクラシックの境目を外した楽しいものばかりです。
各々の曲に付けられたタイトルも意味深でおしゃれ。演奏は、こちらもアメリ
カの最先端を行くカルペ・ディエム弦楽四重奏団。これらの曲は、メンバーの
ヴァイオリニスト、ウェザビーのために書かれているのです。とびきりの楽し
い一時をお届けいたします。

8.572474
バックス&ブリッジ:ピアノ五重奏曲
1-3.バックス:ピアノ五重奏曲ト短調
4-6.ブリッジ:ピアノ五重奏曲ニ短調 H49a
アシュリー・ウェイス(ピアノ)/ティペット弦楽四重奏団
2曲の対照的なイギリスのピアノ五重奏曲を、アシュリー・ウェイスとティペッ
ト弦楽四重奏団の素晴らしい演奏でお楽しみください。バックス(1883-1953)の
作品は、1914年から15年にかけての彼の円熟期に書かれたもの。批評家エド
ウィン・エヴァンスに捧げられています。初演時にピアノを演奏したのは、お
なじみハリエット・コーエン(彼のパートナー)。彼女がバックスに与えたモ
ティベーションは測りしれないほどの大きさであったことを実感せざるを得な
い作品です。一方、ブリッジ(1879-1940)の五重奏は、 1904年から05年に書か
れた最も初期の曲です。彼自身は出来上がりに不満があり、 1912年に大幅な
改訂を加えています。有名な「コベット賞」(イギリスの金満家が設立した若
き作曲家のための賞)に応募するための試行錯誤が窺われますが、それはそれ
で若き情熱の発露と言えるのではないでしょうか。

8.572066
ヘルマン:「3つの狂詩曲」「組曲ニ短調」他
《ヘルマン》
1.3つのヴァイオリンのためのブルレスケト長調 Op.9
2.3つのヴァイオリンのための狂詩曲第1番ニ短調 Op.2
3.3つのヴァイオリンのための狂詩曲第2番ト長調 Op.5
4.3つのヴァイオリンのための狂詩曲第3番イ長調 Op.13
5-7.ヴァイオリンとチェロのための華麗なる大二重奏曲ト短調 Op.12
8-12.3つのヴァイオリンのための組曲ニ短調 Op.17
《アイヒホルン》
13.パガニーニの「ヴェニスの謝肉祭」の主題による変奏曲・・・世界初録音
14.ロッシーニの「モーゼ」の主題による華麗なる変奏曲・・・世界初録音
レート・クッペル(ヴァイオリン)
アレクシア・アイヒホルン(ヴァイオリン&ヴィオラ)
フリーデマン・アイヒホルン(ヴァイオリン)
アレクサンダー・ヒュルスホフ(チェロ)・・・5-7
フリードリヒ・ヘルマン(1828-1907)の作品は、現代ではヴァイオリンとヴィ
オラを学ぶ人たちの必須アイテムです。彼はメンデルスゾーンが設立したライ
プツィヒのコンセルヴァトワールで学び、1848年にはここの教授に任命されま
した。多くの作品を書いていますが、曲よりもヴァイオリン奏法について書い
た著作の方が知られているのは何とももったいない話です。冒頭の民謡「かわ
いいアウグスティン」のメロディを使った 3台のヴァイオリンによるブルレス
ケでの魔法のような音は、一度聴いたら忘れられない感動です。一方、ヨハン
・ポール・アイヒホルン(1787-1861)の作品は、全て世界初録音。ここで素晴
らしいヴァイオリンを演奏しているアレクシアとフリーデマンの係累にあたる
とか・・・。

8.557345
ヘンツェ :ギター作品集第2集
1-6.ギター・ソナタ第1番「王宮の冬の音楽」
(グロスター/ロメオとジュリエット/アリエル/オフェーリア/試金石、オード
リーとウィリアム/オベロン)
7-9.カリヨン、レチタティーフ、仮面(R.エヴァーによるギター編)
10-12.「ポルチーノ」によるつのおとぎ噺の情景
13-16.エオリアン・ハープに寄せる頌歌
フランツ・ハラース (ギター)/アンナ・トルゲ (マンドリン)・・・7-9
クリスティーナ・ビアンキ(ハープ)・・・7-9
アンサンブル・オクトパス・・・13-16
コンスタンティア・グルズリ(指揮)・・・13-16
ヘンツェ(1926-)とギター。一見ミスマッチな組み合わせですが、その奥深い
味わいは第1集(8.557344)でも実証ずみ。まさにギター音楽に新たな地平を拓
いたと言っても過言ではありません。このアルバムも、ファンならずとも一聴
の価値あるものとなっています。シェークスピアの戯曲の登場人物に触発され
た「王宮の冬の音楽」を始め、幼年期に触れたおとぎ話や、メリケの詩による
「エオリアン・ハープ」など感覚的で抒情性溢れた作品を聴くことができます。
マンドリン、ハープなど典雅な音を用いているところもポイント高しです。
「ネオロマン」という言葉がぴったりの音楽です。

8.559643
バーンスタイン:
1-2.クラリネット・ソナタ(1941)
(W.ターウィリガーによるヴァイオリンとピアノ編)
3-4.ヴァイオリン・ソナタ(1939)/5-7.ピアノ三重奏曲(1937)
8-9.2つの家の歌<ピーター・パンより「我が家」(1950)
(E.スターン編によるソプラノ、ヴァイオリンとピアノ編)/ペンシルヴァニア
・アヴェニュー1600番地より「家の手入れ」(1976)(E.スターン編によるソプ
ラノ、ヴァイオリンとピアノ編)
10-13.「キャンディード」からの 4つの楽章
(E. スターンによるヴァイオリンとピアノ編)(私は影響されやすいの/
人は死ぬ、確かにな/きらびやかに華やかに/僕らの畑を耕そう)
オーパス 2
メンバーウィリアム・テルウィリンガー(ヴァイオリン)/アンドリュー・クー
パーストック (ピアノ)/チャールズ・バーナード(チェロ)/マリン・マッジー
(ソプラノ)
作曲家としてのバーンスタイン(1918-1990)の功績の一つに「ジャズとクラシッ
クの融合」が挙げられますが、ここに収録された初期の3曲の室内楽作品を聴
くと、さすがの彼も、学生時代から20代の初めの頃には、印象派と新古典派の
中庸を行く作品を書いていたんだな。と思わざるを得ません。とはいえ、1937
年に書かれたピアノ三重奏曲の第2楽章は、やはりバーンスタインならではの
もの。今にもはじけそうなエネルギーを秘めています。歌を伴う「家の歌」、
ヴァイオリンが伸びやかに歌う「キャンディードからの4つの楽章」は全てミュ
ージカル作品からの編曲版で、こちらは彼ならではのノリの良さと、泣かせる
メロディを併せ持つナンバーです。

8.572329
ゲディーニ :ピアノ曲全集第1集
1.マズルカ(1908)/2-30.29のカノン/31.「信仰」の言葉による主題と変奏
32.踊りながら綱渡りをするサーカスの踊り子/33.小さい料理人のメヌエット
34.ガヴォット/35-43.9つの小品(悲歌/ほとんどふざけるように/リトネッロ風
/夜曲/家族のアルバム/アラベスク/ワルツのテンポで/ユモレスク/幻想風前奏
曲)/44.メヌエット=カリカチュア
演奏:マッシモ・ジュゼッペ・ビアンキ(ピアノ)
イタリアの近現代作曲家、ゲディーニ(1892-1965)のピアノ曲をお聴きくださ
い。彼が50年に渡って書いた全作品を2枚のアルバムに収録、こちらが第1集と
なります。彼はトリノでオルガン、ピアノ、チェロを学んだ後、1911年にエン
リコ・ボッシに師事、作曲家、指揮者として活動する傍ら、音楽院で多くの弟
子を育てています。ここに収録されたのは、1908年から1916年頃の初期の作品
で、新鮮で自発的な作風を備えています。どの曲も工夫が凝らされており、例
えば「信仰」の言葉による主題と変奏は、イタリア語で信仰を表す、 Fede-F
(ヘ)E(ホ)D(ニ)E(ホ)が音として組み込まれているというもの。リストやシュ
ーマンが良く使った手法ですが、彼は更に現代的な音として、素晴らしい変奏
曲を創り上げました。今回の録音は、彼の娘であるマリア・グラツィア・ゲ
ディーニがこの演奏のために楽譜を用意したもので、全て世界初録音となり
ます。

8.572178
ジョンソン:王子のアルメイン
1.王子のアルメイン,マスク-コラント/2.パヴァン第1番ハ短調
3.ガリアルド「私のマイルドメイズ嬢の喜び」/4.パヴァン第2番ヘ短調
5.2つのアルメイン/6.高貴な男/7.魔女の踊り/8.パヴァン第3番ハ短調
9.3つのアルメイン/10.妖精の踊り/11.幻想曲/12.ガリアルド
13.ストレンジ嬢のアルメイン/14.パヴァン第4番(N.ノースによる改編)
15.王子の仮面、第1、第2、第3の踊り/16.3つのアルメイン
17.サテュロスの踊り(N.ノースによる改編)
演奏:ナイジェル・ノース (リュート)
ジェイムズ1世王朝の宮廷リュート奏者として知られるジョンソンの作品集で
す。彼の父ジョン・ジョンソン(1583?-1633)も音楽家として有名でした。ダウ
ランドとほとんど同時期に活躍し、パヴァン、アルメイン、ガリアルドなど古
い形式を踏襲しながらも、9コースリュート(ルネサンスの調弦法に基づく分類)
の可能性を極限まで生かした精緻で感傷的な肌触りのよい音楽を残しています。
演奏するのは、おなじみナイジェル・ノース。オリジナル曲の中に、彼が改編
した曲も組み込み、すばらしい演奏効果をあげています。なおジャケットに描
かれた絵は、彼が仕えたジェイムズ1世の息子、ヘンリーで、第1曲の「王子
のアルメイン」などは彼のために書かれた作品です。

8.570549
ジェズアルド:マドリガル集第2巻
1.親愛なる愛しいほくろ様/ 2.そして彼女は持っている
3.あなたが壊して緩めた/4.傷は浅い/ 5.私の胸は感傷的になる
6.最も優雅なベールで/7.悲しみが甘い時/ 8.私はすぐに死んでしまう
9.痛みが激しい時、私は無口になる/ 10.おお、これほどまでに大きな罰
11.おお、甘き情熱/ 12.私が感じるがままに/13.この手ではない
14.たいまつか矢のどちらかで/15.雪のような白い手/16.あなたの残り香が
17.そして、幸せの竪琴を/18.私は変わらない/19.輝く瞳に出会ったとき
20.私の光を消さないで/21.フランスの歌/22.ガリアルダ
デリティエ・ムジケ
マルコ・ロンギーニ(指揮)
数奇な運命を辿った作曲家、ジェズアルド(1566-1613)のマドリガル第2集です。
これらは彼の2回目の結婚準備期間に発表されたもので、いつものように簡潔
な書法の中に驚くほどの内容が込められています。テキストの原作者はよくわ
かりませんが、少なくとも3人の名前タッソー、グァリーニ、ダヴァロス(最初
の妻の父)は確定することができるようです。どれも素晴らしい詩が用いられて
いますが、中でもトラック12の「私が感じるがままに」は当時とても有名で、
当時の作曲家たちが競って、パロディ・ミサの中で用いています。演奏するの
は、第1集(8.570548)と同じく、デリティエ・ムジケで、歌を担当するのは男性
のみ。倒錯の音色がここにあります。

8.669031
サレルニ:トニー・カルーソーの最後の放送(2004)
ダナ・ジョイアの脚本による 10の短い情景からなるオペラ
1.スタジオにて/2.新しいマネジメント/3.第2のカルーソー
4.教区学校のフラッシュバック/5.トニーの母/6.過去は終わった
7.マリア・カラス/8.11時/9.スピリチュアル/ 10.最後の二重唱
トニー・カルーソー・・・エリック・フェンネル(テノール)
研修生・・・ジャクリーン・ファミラント(ソプラノ)
エンジニア・・・ヤン・オパラッハ(バス・バリトン)
アナウンサー・・・ヘンリー・フォーゲル(ナレーター)
マーケター1・・・ヴィッキー・ドニー(ソプラノ)
マーケター2・・・ヴァル・ホーク(ソプラノ)
マーケター3・・・ナンシー・リード(ソプラノ)
教区学校の生徒たち/修道女・・・ディゼラ・ラルスドティエ(ソプラノ)
司祭・・・キース・ファレス(バリトン)
若きトニー・・・ロリー・リプキス(ボーイソプラノ)
トニーの母・・・アリソン・トゥペイ(メゾ・ソプラノ )
マリア・カラス・・・フェーベ・フェンネル(ソプラノ)
黒髪の女性・・・パトリシア・リズリー(メゾ・ソプラノ)
モノカシー室内管弦楽団/パク・ジュンホ(指揮)
アメリカの人気作家、デイナ・ジョイアの台本による、サレルニ(1951-)の「オ
ペラ愛好家」のためのオペラです。次の日からは、イージー・リスニング専門
のスタジオになることが予定されているクラシック音楽専門のラジオ放送局が
舞台。27年間に渡って、番組を切り盛りしてきたアントニオ・カルーソーは落
胆し、他のスタッフは彼を慰めています。彼はテノール歌手でもあり、昔「第2
のカルーソー」として嘱望されたほど、オペラを愛していました。そんな彼が
泣く泣く最後の放送をしていた時に現れたのは3人の亡霊。一人は彼の母、も
う一人は何とマリア・カラス。そして謎の女。さあ、トニー・カルーソーの
最後の番組をお楽しみください。

8.572270
ビゼー:カンタータ「クロヴィスとクロティルド」他
1-13.カンタータ「クロヴィスとクロティルド」(序奏/情景 1-崇高なクロヴィ
ス /情景 1-あなたは美しい /情景 2-私は何を見ているの/情景 2-女王様、
あなたのために /情景 3-祈りたまえ、祈りたまえ /情景 4-クロティルド、
最愛の人 /情景 4-平和、勝利、希望! /情景 4-しかし、どのように /情景
4-甘い夜明け /情景 5-この美しき日に、私の父は /情景 5-こんにちは、
あなた /最後のアンサンブル-もう終わりね)/14-17.テ・デウム
カタリーナ・ヨヴァノヴィチ(ソプラノ)・・・1-17
フィリップ・ドー(テノール)・・・1-17
マーク・シュネイブル(バス)・・・ 1-14
パ・ド・カレー合唱団・・・ 14-17
リール国立管弦楽団
ジャン=クロード・カザドシュ(指揮)
この魅力的な作品は、1857年に若きビゼー(1838-1875)が、かの有名な「ロー
マ賞」を受賞した作品です。ローマ賞(フランス語:Prix de Rome)は、芸術を
専攻する学生に対してフランス国家が授与した奨学金付留学制度で、1663年、
ルイ14世によって創設され、1968年廃止されるまで継続しましたが(音楽賞は
1803年に追加 )、これを受賞するために多くの芸術家が苦難の涙を流したこと
はいうまでもありません。そんな激戦をくぐり抜けたこのカンタータ。なかな
かの名作ですが、残念なことに楽譜が失われてしまい、1988年に再発見される
まで演奏されることはありませんでした。フランク族のクローヴィス王と彼の
妻クロティルデがキリスト教へ改宗するまでを描いた物語です。そして、その
受賞の翌年、1857年に書かれた「テ・デウム」では驚くほどの円熟をみせてい
るあたりが、天才作曲家たる所以でしょうか。

8.572510
クリスマスの子守歌とキャロル
1.伝承曲:イエスの庭/2.ダーク(1888-1976):わびしき真冬に
3.ティーフェンバッハ(1960-):子守歌
4.ホルスト(1874-1934):おねむりなさい、いとしい子よ
5.伝承曲:コヴェントリー・キャロル
6.ブリテン(1913-1976):キャロルの祭典より間奏曲
7.伝承曲:新しいクリスマス/8.作曲家不詳:天国の熾天使
9.伝承曲:うまやのなかに/10.伝承曲:このすてきな香りはなんだろう?
11.伝承曲:神の子がお生まれになった
12.トゥルニエ(1879-1951):6つのノエル
13.ヘッド(1900-1976):ベツレヘムへの小道/14.伝承曲:不思議の森
15.ウィッチャー(1931-):ピープル、ルック・イースト!
16.ヌルミ(1948-):今宵、ベツレヘムにて
17.サルツェード(1885-1961):
「アデステ・フィデレス」による演奏会用変奏曲
18.伝承曲:甘き喜びのうちに/19.伝承曲:まぶねのなかで
20.伝承曲:幼児キリストの子守歌
21.伝承曲:ウェックスフォードのキャロル
12.17・・・オリジナル曲他はすべてジュディ・ローマンによる編曲
モニカ・ウィッチャー(ソプラノ)/ジュディ・ローマン(ハープ)
ハープの響きは、なぜにこんなにも心を落ち着かせるのでしょう?まるで柔ら
かな羽のように、幼児を眠らせ、子を抱く母親までもを安らかな眠りに導くか
のようです。ここに収録されているのは、12世紀から現代まで、およそ9世紀
に渡るクリスマスの音楽を集めています。オリジナル曲以外は、ハーピストで
あるジュディ・ローマンの編曲によるものです。何と美しい、そして微笑まし
い音楽。

8.559658
ウィーラー:歌曲集「夜の荒廃」他
1-5.歌曲集「セレナータ」(1993)/6-7.歌曲集「日曜日の歌」(1999)
8-11.歌曲集「天上と地上」(2007)/12-13.歌曲集「眠りながら歌う」抜粋
(1984)/14.連祷(2006)/15-19.歌曲集「夜の荒廃」(1990)
20.モーツァルト、1935(1997)/21-24.歌曲集「後戻り」
ウィリアム・シャープ(バリトン)・・・1-5.14.20
スザンナ・フィリップ(ソプラノ)・・・6-7.15-19
ヨーゼフ・カイザー(テノール)・・・8-11
クリスタ・リヴァー(メゾ・ソプラノ)・・・12-13.21-24
ドナルド・ベルマン(ピアノ)
ボストンへの深い愛情が込められたオペラ「The Construction of Boston」
(8.669018)が大評判となった作曲家ウィーラー(1952-)の歌曲集です。「言葉
と音楽のコンビネーションから生まれる歌曲は最も感覚的で楽しいものです。」
と作曲家自身が語るように、このアルバムには憂鬱な気分からユーモアに溢れ
た明るさまで、様々な世界が溢れています。名ソプラノ、ルネ・フレミングの
ために書かれた「日曜日の歌」、もともとはギターとテノールのために書かれ
た「セレナータ」のあけっぴろげな愛の表現、「モーツァルト、1935」では、
断片的に現れるモーツァルトのおなじみの旋律が微笑を誘います。エミリー・
ディキンソン、ブレーク、リルケなど普遍性のあるテキストにつけられた変幻
自在なメロディは、聴き手のイマジネーションを刺激することでしょう。

8.572595
スウェイン:「スターバト・マーテル」「沈黙の地」
1.作曲者不詳:セネガルの歌「おお、ラルム」(1982年に録音された音 )
2.マニフィカト I(1982)/3.沈黙の地(1997)・・・世界初録音
4.アヴェ・ヴェルム・コルプス(2003)・・・世界初録音
5-17.スターバト・マーテル(2004)・・・世界初録音
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)
ドミートリー・アンサンブル(5-17での団内独唱者)
ソフィー・ベヴァン(ソプラノ)/ケイト・サイモンズ=ジョイ(メゾ・ソプラノ)
/ベン・オールデン(テノール)/ジョナサン・セールズ(バス)
グラハム・ロス(指揮)
このアルバムから最初に流れてくるのは、何とも不思議なセネガルの民謡です。
「なぜ?」と思う間もなく、作曲家による「マニフィカト」が始まります。こ
の新鮮な驚きと言ったら! 1946年イギリス生まれのスウェイン(1946-)は、ロ
ンドンで学んだ後、パリでメシアンとともに研鑽を積みました。彼は多くの合
唱作品を書いていて、ここでは30年に及ぶ作曲生活の中から生まれた4つの曲を
聴くことができます。このマニフィカトは 1982年に彼がセネガルを訪れた際、
聞いたジョラの民謡「おお、ラルム」を元に書かれています。湧き上がるよう
なパワーが写し取られた興味深い作品です。その後、イギリスに戻った彼が書
いたのが、40部の合唱とチェロ独奏からなる「沈黙の地」です。あまりにも切
ない挽歌に胸が痛みます。イスラエルとパレスチナでわが子を失い悲しむ母親
に捧げられた「スターバト・マーテル」はラテン語のテキストにアラム語、ヘ
ブライ語、アラビア語などのテキストを織り交ぜながら進みます。最後のモテ
ットでは、全ての言葉が溶け合うことで平和への祈りを表すというもの。決し
て聞きやすい音楽とは言えませんが、じっくり耳を傾けていただきたい1枚です。

8.111358
バーバー・コンダクツ・バーバー
1-3.バーバー(1910-1981):
交響曲第2番 Op.19(1944/1947改作)
(録音 1950年 12月 13日、ロンドンキングスウェイ・ホール)
4-6.チェロ協奏曲(1945)
(録音 1950年 12月 11日、ロンドンキングスウェイ・ホール )
7-13.バレエ音楽「メディア-心の洞窟」 Op.23管弦楽組曲(1946)
(録音 1950年 12月 12日、ロンドンキングスウェイ・ホール )
マーク・オーバート=ソーン復刻
ザラ・ネルソヴァ(チェロ)…4-6
ニュー・シンフォニー・オーケストラ・ロンドン
サミュエル・バーバー(指揮)
弦楽のためのアダージョでその名が知られるバーバーは、優れたバリトン歌手
であり、また人前に立つことはなかったものの、ピアノの腕前も素晴らしいも
のでした。しかし、実は指揮者としても素晴らしい能力を持っていたようです。
彼の交響曲第2番は、バーバー自身もスコアを破棄しようとしたほどの難解な
曲。どうしても主題の展開などがわかりにくい面もあり、曲の姿を捉えること
が難しい作品とされています。この自演盤が全てを解決するわけではありませ
んが、作曲家自身が言いたかったことについては全て表されていると言ってよ
いでしょう。そして、チェロ協奏曲は悠然とした音楽で、メディアは表現的な
音楽。ファンが待ち望んでいた復刻盤です。

8.111359
グレート・ヴァイオリニスト・シリーズ /ハイフェッツ
チャイコフスキー・コニュス・コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲
1-3.チャイコフスキー(1840-1893):
ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35
(録音 1950年 7月 19-20日ロンドン EMI アビー・ロード・第1スタジオ )
4-6.コニュス(1869-1942):
ヴァイオリン協奏曲ホ短調
(録音 1952年 12月 3日ハリウッドユナイテッド・アーティスツ・スタジオ )
7.サラサーテ(1844-1908):
ツィゴイネルワイゼン Op.20-1
(録音 1951年 6月 16日ハリウッドサウンド・ステージ 9)
8-10.コルンゴルト(1897-1957):
ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35
(録音 1953年 1月 10日ハリウッドサウンド・ステージ 9)
マーク・オーバート=ソーン復刻
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)
フィルハーモニア管弦楽団/ワルター・ジュスキント(指揮)…1-3
RCAビクター交響楽団/イズラー・ソロモン(指揮)…4-6
RCAビクター交響楽団/ウィリアム・スタインバーグ(指揮)…7
ロスアンジェルス・・フィルハーモニー管弦楽団
アルフレード・ワレンシュタイン(指揮)…8-10
最近、随分手掛ける人が多くなってきた「忘れられたロマン派」コルンゴルト
のヴァイオリン協奏曲ですが、この曲を熱心に演奏していたのがハイフェッツ
であることをご存知の方も多いことでしょう。ハリウッドの雰囲気を漂わせた
重厚な音楽ですが、初演当時は大変評判が悪く、評論家からは「時代錯誤」と
さんざんにこき下ろされたにも拘わらず、ハイフェッツは演奏をやめませんで
した。一時期は忘れられそうになったものの、ハイフェッツ生誕 100年記念の
時に復刻音源が見直され、人気が再燃したのです。知的で高貴な演奏を今一度。




<Solo Musica>
SM139 \2080
インテンソ
1-4.ベートーヴェン(1770-1827):
弦楽四重奏曲第11番ヘ短調「セリオーソ」Op.95a
5-8.ヤナーチェク(1854-1928):
弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」a9.
アマーン(1962-):弦楽四重奏曲第1番「Geborstener Satz」
カザル弦楽四重奏団
録音2008年10月・・・1-8, 2010年5月・・・9
アルバム「弦楽四重奏の誕生」で、権威あるエコークラシック賞を獲得したカ
ザル弦楽四重奏団ですが、今回の「インテンソ」では、かなり挑発的で挑戦的
な演奏を披露しています。晩年のベートーヴェンの到達した孤高の世界、ベー
トーヴェンからトルストイを経て、ヤナーチェクで結実した悲惨かつ愛の物語
「クロイツェル・ソナタ」、そして現代作曲家アマーンの「Geborstener
Satz(破裂する楽章)」。どの曲も恐ろしいまでの感情表出と強いエネルギーを
持ち、聴き手の心を強く揺さぶります。完成された世界がここにあります。

SM141 \2080
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ集
1-4.ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調 Op.22
5-6.ピアノ・ソナタ第24番嬰へ長調 Op.78
7-10.ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調「ハンマークラヴィーア」Op.106
ベンヤミン・エンゲーリ(ピアノ)
録音 2009年10月
スイスの若い世代の中でも卓越した才能を持つピアニスト、エンゲーリ。もち
ろん多くの国際コンクールで優勝し、ヨーロッパの多くの国で活躍、近年では
室内楽にも積極的に取り組むという、まさにピアニストの模範のような活動を
しています。そんな彼ですが、このアルバムをカナダで録音する際には半年間
の「引退」をし、徹底的にベートーヴェンを勉強し直したそうです。なぜなら、
ここに収録された3曲を演奏するためには最大の力を必要とすることに気が付
いたためだということで、とりわけ Op.106の「ハンマークラヴィーア」での
恐ろしいまでの集中力は、確かに並大抵のものではありません。

●旧譜タイトルのご案内
SM101 \2080
オペラ・ファンタジー
1.フロロフ(1937-):
ガーシュインの歌劇「ポーギーとベス」の主題による演奏会用幻想曲 Op.19
2.ヴュータン(1820-1881):
ヴェルディの歌劇「エルナーニ」の主題による華麗な幻想曲
3.カステルヌォーヴォ=テデスコ(1895-1968):
フィガロ(ロッシーニの歌劇「セヴィリャの理髪師」より )
4.ドルドラ(1868-1944):
オッフェンバックの歌劇「ホフマン物語」による幻想曲 Op.73
5.バッツィーニ(1818-1897):
ヴェルディの歌劇「椿姫」のモチーフによる幻想曲 Op.50
6-10.歌劇「ポーギーとベス」組曲(編曲:J. ハイフェッツ)
ナターシャ・コルサコヴァ(ヴァイオリン)
キラ・ラトナー(ピアノ)
録音 2005年7月
ロシアとギリシャの血を弾く女性ヴァイオリニスト、コルサコワ。1973年の生
まれということだから、録音当時32歳くらい。何とも妖艶で美しい音色を奏で
る人です。祖父はモスクワ放送交響楽団の元コンサートマスターで、5歳の彼
女はその祖父から最初のヴァイオリンのレッスンを受けました。ちなみに彼女
の父アンドレイもロシアの有名なヴァイオリニストです。様々なレーベルに録
音がありますが、この1枚は近代の作曲家がオペラの名メロディをヴァイオリ
ン用にアレンジしたもので、溢れ出るような歌心に目を見張るばかりです。

SM102 \2080
ベアトリス・ベルトールド&ルイス・オルランディーニ :グラン・デュオ・
コンチェルタンテ
1-2.カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):幻想曲 Op.145
3.ハウ(1900-1967):幻想曲
4-7.モシュレス(1794-1870)&マウロ・ジュリアーニ(1781-1829):
協奏的大二重奏曲 Op.20
ルイス・オルランディーニ(ギター)
ベアトリス・ベルトールド(ピアノ)
録音 2005年7月
ルネサンス時代から作品は書かれていたものの、どうしても主役とはなり得な
かったギターという楽器。18世紀から 19世紀前半にはボッケリーニ、パガニ
ーニやジュリアーニらがギターのための音楽を精力的に書きましたが、やはり
衰退の一途を辿ってしまいます。しかし20世紀に名ギタリスト、セゴビアが出
現し、ようやくこの分野も見直され、今では多くの作曲家による名曲が数多く
存在しているのです。このアルバムは、ピアノとギターのデュオ作品集で、
2台の楽器の親密な対話をお聴きいただけます。ここで演奏しているピアニス
ト、ベルトールドは弱冠17歳でアンネリーゼ・ローテンベルガーに見出された
という人。ギターのオルランディーニは、サンティアゴで生まれ、 1989年の
ミュンヘン国際音楽コンクールで優勝した名手です。

SM105 \2080
ラストレッリ・チェロ四重奏団 Vol.1
1.ストロック:ラプソディ・タンゴ(ドラプキネ編)
2.ソコロフ(1859-1922):メロディ(ドラプキネ編)
3.アンダーソン (1908-1975):シンコペーテッド・クロック(ドラプキネ編)
4.ピアソラ(1921-1992):忘却(ドラプキネ編)/5.ドラプキネ:007
6.ドラプキネ:ロシア風の合奏協奏曲/7.ドラプキネ:パガニッシモ
8.チャイコフスキー(1840-1893):秋の歌(ドラプキネ編)
9.バーンスタイン(1918-1990):
「ウェストサイド・ストーリー」より(ドラプキネ編)
10.ショスタコーヴィチ(1906-1975):ポルカ (ドラプキネ編)
11.ボーマン(1887-1949):12番街のラグ(ドラプキネ編)
12.ヴォロヴェス:"ムー・ムー"(ドラプキネ編)
演奏:ラストレッリ・チェロ四重奏団
チェロ4台のみのアンサンブル、ラストレッリ・チェロ四重奏団。彼らが紡ぎ
出す音楽は、時代考証やスタイルを重視するのではなく、とにかく楽しさを追
求したものばかり。それはタンゴであったり、映画音楽であったりと、いつで
も自由自在です。編曲は主にメンバーのドラプキンが担当し、チェロ・アンサ
ンブルにぴったりの音色を作り出しているのです。団体の名前は18世紀にイタ
リアで活躍した建築家、バルトロメオ・ラストレッリから取られています。

SM106 \2080
ピアソラ(1921-1992):タンゴ・センセーションズ
1.ブッチャーの死/2.セ・ラムール/ 3.ミケランジェロ/4.天使のミロンガ
5.フーガ/6.グレーラ/7.忘却/8.エスクアロ/9.来るべきもの
10.両親の小さな家/11.ロカ・ボヘミア/12-16.5つのタンゴ・センセーション
17.ロコへのバラード
演奏:カザル弦楽四重奏団/ミヒャエル・ツィスマン(バンドネオン)
ニナ・ヤンセン(クラリネット)
録音 2003年10,11月
1995年に結成されたカザル弦楽四重奏団のピアソラです。カルミナ弦楽四重奏
団、アルバン・ベルク弦楽四重奏団に師事し、2001年にはスイスの音楽祭「ボ
スウィルの夏」で大成功を収めています。 2009年に初来日して話題となった
ことも記憶に新しいのですが、彼らはすでに世界で1000回以上も演奏会をこな
し、世界中で高く評価されている実力派の団体です。レパートリーは幅広く、
古典派の作品から、このピアソラのような編曲までなんでも弾きこなしてしま
うのがさすがです。

SM112 \2080
バース・オブ・ザ・チェロ
1-12.デリ・アントーニ( 1660-1696頃):リチェルカータ Op.1 No.1-12
13-20.ガブリエリ(1651-1690):リチェルカータ No.1-7
演奏:ユリウス・ベルガー(チェロ)
録音 2007年7月
チェロ独奏のための最古の音楽とされる、デリ・アントーニとD.ガブリエリの
「リチェルカータ集」です。 17世紀以前のチェロは、主に通奏低音や伴奏に
使われることが多く、演奏上もあまり目立つことはありませんでした。しかし、
時代とともに習慣も変わり、少しずつ「チェロの名手」が現れ始めます。そん
な最初期のチェロの超絶技巧が見て取れる2人の作曲家の作品を、1566年制作
のアマティの名器でお楽しみください。フランスのカルロ 9世に献呈されるた
めに制作されたこの楽器は、背面にカルロ家の紋章が描かれた瀟洒なものです。

SM113 \2080
ソング&ダンス・オヴ・ライフ
バルトーク(1881-1945):44の二重奏曲 Sz.98より
バルトーク:ルーマニア民族舞曲 Sz.56より
バルトーク:ルーマニアのクリスマスの子供の歌 Sz.57
リスト(1811-1886):4つの小品 S.192
リゲティ(1923-2006):バラードと舞曲
マルティヌー (1890-1959):おとぎ話 他全 56曲
ダイアナ・ケトラー(ピアノ)/ラツヴァン・ポポヴィチ(ヴィオラ)
クリスティアン・ナズ(ヴィオラ)
このアルバムに収録された全56曲は、まさに東独の風が吹き抜けるようです。
ルーマニアのシヴィウが2007年の欧州文化首都に指定された事を記念し、ルー
マニア、ドイツ、ハンガリー、スロヴァキア、ウクライナの民族色豊かな小品
を集め制作されたもので、小さな曲と言えど、「いかにも」という雰囲気が漂
った粋な1枚です。ピアノはロンドン・ロイヤル・アカデミーのピアノ教授で
あるダイアナ・ケトラーが担当、世界中でソロ活動をするポポヴィチ(この2人
はアンサンブル・ラロを結成 )、そして、シュトゥットガルト放送so.のメン
バー、ナズが加わり、味わい深いアンサンブルを創り上げています。

SM114 \2080
イン・メモリアム-ハラルト・ゲンツマー(1909-2007):室内楽作品集
1-4.チェロ・ソナタ第2番(1976/77)/5-8.ピアノ・ソナタハ長調(1948)
9-12.ピアノと打楽器のための協奏曲(1975)
演奏:ユリウス・ベルガー(チェロ)
マルガリータ・ヘーエンリーダー(ピアノ)
ペーター・ザードロ(パーカッション)
100歳を目前に2007年、惜しくもこの世を去った20世紀ドイツの長老作曲家ゲ
ンツマーの追悼盤として制作。チェロとピアノ、打楽器のために書かれた3作品
を収録しています。チェロはレーベルの看板チェリスト、ベルガー、ピアノは
1981年ブゾーニ国際ピアノ・コンクールで第1位を獲得したヘーエンリーダー、
打楽器はミュンヘン・フィルの首席ティンパニ奏者を務めた名手ザードロとい
うスゴいメンバー。音楽もかなり刺激的。特にピアノと打楽器のための協奏曲
は聴き物です。

SM115 \2080
ローマ・アモール-ハンガリーの伝統音楽(全18曲)
演奏:カランドス・アンサンブル
ヴァイオリニストのベーショテンを中心に活躍するカランドル・アンサンブル。
ヴァイオリン、ツィンバロン、ヴィオラ、クラリネット、コントラバスという
編成で、どんな曲も完璧に仕上げています。彼らは世界中で、ハンガリーとル
ーマニアの民俗音楽を演奏。聴衆を熱狂させ続けています。このアルバム、ど
の曲もため息ものですが、ツィンバロン好きには特にオススメ。チャールダッ
シュ特有の「ゆっくり-速く」の形式を遵守した2曲目「赤いりんごの木に繋が
れた私の馬」での素晴らしすぎるソロ、第1曲目の「ソリよ急げ」でのヴァイ
オリンとの二重奏などなど、激しくも悩ましい演奏が続出。まさに鳥肌立ちっ
ぱなしの1枚です。

SM119 \2080
劇的な歌
1-6.ヴァスクス(1946-):ピアノ四重奏曲
1-4.ブラームス(1833-1897):ピアノ四重奏曲ハ短調 Op.60
演奏:アンサンブル・ラロ
革新的なヴァスクス、ヨーロッパの伝統を守るブラームス。あまりない取り合
わせが気持ちをそそる1枚です。冒頭から熱く熱く訴えかける歌心がなんとも
素晴らしく、ついつい耳を傾けてしまいます。暗さの中に息づく情熱、深い水
の中に煌めく鈍い光。そんなことを考えさせるような演奏です。このアンサン
ブル・ラロは 2008年7月に神戸国際芸術祭にも出演。アンサンブルの名前はロ
ベルト・シューマンが生みだしたダヴィド同盟のラロ博士に着想を得ていて、
ふたつの相対する創造精神に均衡をもたらす力として描かれている人物です。
そんなエピソードにふさわしい1枚をぜひお聴きください。

SM120 \2080
イン・クローチェ
1.ニューステット(1915-):
合唱とチェロのための「スターバト・マーテル」 Op.111
2.ベルトルド・フンメル:(1925-2002):無伴奏チェロのための「別れ」
3.ペルト(1935-):合唱のための「今こそ主よ、我を去らせたまわん」
4.グバイドゥーリナ(1931-):前奏曲第5番
5.バーバー(1910-1981):アニュス・デイ Op.11
6.カンチェリ(1935-):無伴奏チェロのための「涙のあとに」
7.タヴナー(1944-):合唱とチェロのための「聖なるもの」
ユリウス・ベルガー(チェロ)/カメル合唱団
マリス・シルマイス(指揮)
録音 2007年エッケルスハウゼン音楽祭
20世紀から21世紀の作品は、不安と癒しに満ちているかのようです。ここに収
録されたチェロと合唱のための作品は、どれも“全ての命が有限であること。
人間の存在の中に「死」が内包されていること”を想起させ、聴き手を深い精
神世界へと誘導していきます。力強いニューステッドの「スターバト・マーテ
ル」、バーバーの有名な「アニュス・デイ」などでの美しくも荘厳な合唱、
ペルト、グバイドゥーリナ、タヴナー、そしてカンチェリの無伴奏での荒涼た
る世界まで。祈り、怒り、哀しみ、希望、全てが詰まったアルバムです。
チェロのベルガーと、ラトヴィアの若き声が集う合唱団「KAMER...」の迫真の
演奏で。

SM123 \2080
シューマン&メンデルスゾーン:室内楽作品集
1-4.シューマン(1810-1856):ピアノ四重奏曲変ホ長調 Op.47
5-8.メンデルスゾーン(1809-1847):ピアノ六重奏曲ニ長調 Op.110
9.メンデルスゾーン :
ピアノ協奏曲第2番ニ短調 Op.40より第2楽章(編曲: I. ホフマン )
マルガリータ・ヘーエンリーダー(ピアノ)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス弦楽四重奏団
フランク=ミヒャエル・エルベン(第1ヴァイオリン )/コンラート・ズスケ
(第2ヴァイオリン )・・・5-8はヴィオラ /オラフ・ハルマン(ヴィオラ)/
ユルンヤーコブ・ティム(チェロ)/クリスチャン・オッケルト(コントラバス)
ドイツのピアニスト、ヘーエンリーダーとゲヴァントハウス弦楽四重奏団の華
麗なる競演です。ヘーエンリーダーは1981年のブゾーニ国際ピアノ・コンクー
ルで優勝し、世界中の指揮者、オーケストラと共演を重ねるドイツ屈指のピア
ニストです。このアルバムでは、シューマンとメンデルスゾーンにふさわしく、
200年の歴史を持つゲヴァントハウス四重奏団を起用、実に瑞々しく、また堅
固なハーモニーを聴かせます。シューマンのピアノ四重奏での流麗さ、あまり
録音のない、メンデルスゾーンが16歳の時に書いた瑞々しいピアノ六重奏。
言葉に尽くせないほどの究極の美演です。最後に置かれたメンデルスゾーン
は、この盤が世界初録音となります。

SM125 \2080
ロマンティック・ヴィルトゥオージティ
1-3.ペスキン(1906-1988):トランペット協奏曲第1番ハ短調
4.ブラント(1869-1923):2つの演奏会用小品第1番ヘ短調 Op.11
5.同:2つの演奏会用小品第2番変ホ長調 Op.12
6.コーズ(1870-1951):演奏会用幻想曲変ホ短調
7.ヘーネ(1860-1927):スラヴ幻想曲
8.ベーメ(1870-1938):ロシア舞曲 Op.32
9-11.ベーメ:トランペット協奏曲ホ短調 Op.18
12.ベーメ:タランテラ「ラ・ナポリテーヌ」Op.25
演奏:ジュリアーノ・ゾンマーハルダー(トランペット )
ヴェストファーレン・ノイエ・フィルハーモニー
ヘイコ・マティアス・フェルスター(指揮)
1997年にチャイコフスキー音楽院が主催した国際トランペット・コンクールに
参加した12歳のゾンマーハルダー。ロシアの伝説的奏者たち・・・ドクチツェ
ルやマルゴーリン、ユソフらがその才能に着目、以降、着々と研鑽を重ね、
2006年には19歳の若さで、ドイツの名門ライプツィヒ・ゲヴァントハウスo.の
ソロ・トランペット奏者に就任してしまったという天才です。彼が選んだこの
プログラム、どれもトランペット奏者にはなくてはならないものであり、また、
完璧に演奏することがどれほど難しいか、も広く知れ渡っている曲ばかりで構
成されています。トラック 9-11を除いては、管弦楽伴奏版は世界初録音です。

SM126 \2080
弦楽四重奏曲の誕生-カザル弦楽四重奏団

SM128 \2080
メンデルスゾーン(1809-1847):モテット集
1.詩篇第100番 Op.69-2「主に向かいて歓呼の声をあげよ」
2.詩篇第2番「いかなれば諸々の民の立ち騒ぎ」 Op.78-1
3.詩篇第43番「神よ、われを審き」 Op.78-2
4.詩篇第22番「わが神、わが神、なぜ私を見捨てたのか」 Op.78-3
5.深き苦しみの淵よりわれ汝を呼ぶ Op.23-1
6.アヴェ・マリア Op.23-2/7.われら人生の半ばにありて Op.23-3
8.死んだ人たちは幸いである Op.115-1/9.けれども巧みな Op.115-2
10.レスポンソリウムと讃歌「主よ、御身の聖なる座より顧みたまえ」Op.121
11.詩篇第91番「それ、主汝のためにみ使いたちに命じ」
ミュンヘン・ホーフカントライ
ウォルフガング・アンテルベルガー(指揮)
録音 2009年2月 21-22日
メンデルスゾーンは、ご存知の通り、当時忘れられていたバッハの作品を蘇ら
せ、聴衆に再認識させた作曲家でもあります。そんな彼の宗教作品はバッハ、
ヘンデル、パレストリーナなどの偉大な精神を受け継ぎながらも、新しいスタ
イルを確立した輝かしいものばかりです。晩年の大作「エリア」に至るまで、
彼の書いた合唱作品は数多く、親しみやすさにおいても、美しさにおいても、
もっともっと聴かれてもよいのではないでしょうか。ここで見事なハーモニー
を披露しているのは、バイエルン国立歌劇場合唱団のメンバーたちによって
2009年に結成された室内合唱団ミュンヘン・ホーフカントライ。あのケント・
ナガノも最大級の賛辞を送る、様々な国籍の歌い手からなるアンサンブルです。

SM131 \2080
ドガディン
1.チャイコフスキー(1840-1893):憂鬱なセレナード変ロ短調 Op.26
2.チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォ Op.34
3.メロディ変ホ長調 Op.42-3
4.ラフマニノフ(1873-1943):ヴォカリーズ Op.34-4
5-8.プロコフィエフ(1891-1953):ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ短調 Op.80(*)
9.ローゼンブラット(1956-):カルメン幻想曲
セルゲイ・ドガディン(ヴァイオリン)
アレクサンダー・マースロフ(ピアノ)・・・1-8
アレクサンダー・ローゼンブラット(ピアノ)・・・9
録音 2008年3月 22-24日
セルゲイ・ドガディンは1988年、ロシアのサンクトペテルブルグで音楽一家に
生まれました。この録音当時はサンクトペテルブルグ音楽院の学生でしたが、
すでに2005年のパガニーニ国際コンクール第1位、2002年のアンドレア・ポス
タッチーニ国際ヴァイオリン・コンクール第1位、特別賞&グランプリなど様々
な賞を獲得、大きな期待を担う若手演奏家の一人です。ここではチャイコフス
キー、ラフマニノフ、プロコフィエフと、1956年生まれの作曲家ローゼンブラ
ットの作品を演奏しています。ローゼンブラットの「カルメン幻想曲」では作
曲家自身が伴奏を担当、揺るぎなき解釈と目の覚めるような技巧でこの難曲を
制圧しています。使用楽器はジャン・バプティスト・ヴィヨームです。

SM134 \1750
ベルリン交響楽団・ライヴ・イン・コンサート

SM135 \2080
クール・リズム
1-10.マトゥス(1934-):幻想曲「魔法の夢」
11-14.ミンツァー(1953-):リズム・オブ・ザ・アメリカ
クレール=オプスキュール・サクソフォン四重奏団
ウェストファリア・ニュー・フィルハーモニー管弦楽団
ハイコ=マティアス・フォルスター(指揮)
録音 2008年8月
クレア・オブスキュール(光と影)と言う名を持つサックス四重奏団のパワー漲
る1枚です。彼らは定期的にベルリンで演奏会を開き、また多くの音楽コンク
ールでも賞を取るなど、その活動は広く注目されています。このアルバムに収
録された2曲の極めて独創的な作品でも、その傑出した音楽性ははっきりわか
ることでしょう。噴出するエネルギーを感じさせる「魔法の夢」、ジャズの要
素を孕みつつも、もっと原始的で根源的なオフビートの饗宴「リズム・オブ・
ザ・アメリカ」。クールでイカした世界に翻弄されちゃってください。

SM137 \2080
トカレフ・プレイズ・ローゼンブラットローゼンブラット(1953-):作品集
1.:ジプシー・ファンタジー(原曲: V.モンティ)
2.2つのロシアの主題によるコンチェルティーノ
3.ニコロ・パガニーニの主題による変奏曲
4.チェロ・ソナタ/5.ピアノ・ソナタ第3番/6.不思議の国のアリス(抜粋)
7.ワルツィング・ウィズ・ハルトマン(原曲:ムソルグスキー)
ニコライ・トカレフ(ピアノ)・・・2.5
アレクサンドル・ローゼンブラット(ピアノ)・・・2.3.4.6
モスフィルム・スタジオ・オーケストラ・・・1.7
グラフ・モーリャ(ヴァイオリン)・・・1
アレクサンダー・ザゴリンスキー(チェロ)・・・4
オレグ・シンキン(ピアノ)・・・6 他
日本でもおなじみ、若手実力派ピアニスト、トカレフが参加したローゼンブラ
ット作品集です。1983年生まれのトカレフは、14歳(1997年)にして初来日。東
京・紀尾井ホールでのコンサートで大絶賛され、その翌年にも再来日して日本
の主要都市でコンサートを開いているという経歴の持ち主です。その後、更に
研鑽を重ね、世界中で活躍、もちろん日本にも何度も来ていますし、昨年はメ
ジャー・デビューも果たし、ますます目が離せない若手ピアニストの筆頭格で
す。昨年リリースされたアルバムでは、ドビュッシーやラヴェルを中心とした、
案外繊細な曲目を披露していましたが、やはり彼の神髄は超絶技巧物。その上、
このローゼンブラット作品は、彼が10代の頃から取り組んでいた、まさにライ
フワーク?とも言えるべきものです。このアルバムは、他にローゼンブラット
本人の演奏や、ヴァイオリン作品なども収録。

SM138 \2080
デュオ・ダコール:輝いていた世界
1.シューベルトの詩「私の祈り」の朗読
2-5.4手のためのピアノ・ソナタハ長調 Op.140 D812
6.ロンドイ長調「大ロンド」 Op.107 D.951
演奏:デュオ・ダコール(ピアノ・デュオ)
ドイツと台湾のピアニスト2人のよるピアノ・デュオ「デュオ・ダコール」の
シューベルト作品集です。彼らは以前シューマンのピアノ五重奏の連弾版を
OEHMSからリリース、そのリリシズム溢れる演奏で、多くの聴き手を魅了して
いますが、今回のシューベルトもまた格別の美しさで、タイトルの「輝かしい
世界」そのままに、シューベルトの音楽の持つ深淵さと深い美しさ、そして底
に秘めた暗黒の部分までをも見事に映し出した素晴らしい演奏を披露していま
す。冒頭の詩の朗読も味わい深いものです。




<ICA CLASSICS>
ICA -インターナショナル・クラシカル・アーティスツは、イギリス・ロンド
ンのウォータールーに本拠を置き、世界的な著名アーティストを多く抱え、数
多くの演奏会を成功させている業界最大手のマネージメントカンパニーです。
2010年だけでも、スカラ座のアジアツアーや、ゲルギエフとマリリンスキーに
よるチャイコフスキー・チクルスツアー、ビシュコフ&WDRのツアーなど、非
常に精力的な活動を見せています。そのICAがこの 2011年1月、業界初となる
アーティストマネージメントグループ自ら運営するCD/DVDレーベル「ICA
CLASSICS」を設立します。音源はBBC放送やケルンWDR、ボストン交響楽団の
過去アーカイブから抽出したもので、一部の音源を除き、そのほとんどが商業
リリース初出となります。

ICAC-5000 \1750
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15/ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37
エミール・ギレリス
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
サー・エイドリアン・ボールト(指揮)
録音ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
1967年7月10日…1, 1967年7月13日…2
ギレリスのベートーヴェンと言えば、マズアやセルとの共演が知られています
が、この録音は1967年のライブで、その翌年のセルとの第5番(これは稀代の名
演とされる)に匹敵するほどの素晴らしい演奏の記録です。タイム誌の批評家、
ウィリアム・マンは第3番の演奏会の後に「第1楽章から生気に満ち溢れ、堅固
で明瞭な音、そして尊厳に満ち溢れたラルゴ、的確なテンポによる活発なロン
ド」と大絶賛の記事を書き、他の全ての批評家たちも、このボールトとの演奏
に惜しみない称賛を贈ったという名演です。エンジニア、ポール・ベイリーに
よる、素晴らしいリマスターによるステレオ・サウンドをお楽しみください。

ICAC-5001 \1750
マーラー(1860-1911):交響曲第2番「復活」
ステファニア・ヴォイトヴィチ(ソプラノ)/アニー・デロリー(アルト)
ケルン放送交響楽団&合唱団
ウィリアム・スタインバーグ(指揮)
録音1965年9月10日ケルン放送第1ホール
1933年にケルンで生まれた指揮者、ウィリアム・スタインバーグの「復活」で
す。ユダヤ系であったため、1933年にフランクフルト歌劇場からの引退を余議
なくされ、1936年にパレスチナへ移住し、そこでパレスチナ交響楽団を結成、
指揮者を務めます。その後、第二次世界大戦後に欧米の楽団に復帰、さまざま
な活動を行いますが、トスカニーニの招きにより、アメリカへ行き、 1945年
から 1954年までバッファロー・フィル、1952年から1976年まではピッツバー
ク交響楽団の指揮者として活躍、並行してボストン交響楽団とロンドン・フィ
ルハーモニー管弦楽団を指揮するなど、まさに八面六臂の活躍をしました。
アメリカでは、マーラーの作品を頻繁に演奏したのですが、録音としては1952
年のキャピトル・レコードのための第1番交響曲だけしか知られていませんで
した。この「復活」のスタジオ録音は彼の「偉大なるマーラー指揮者」として
の足跡を辿る貴重なものです。独唱者には1954年「プラハの春国際音楽コンク
ール」のソプラノ部門で第1位を獲得したポーランドのソプラノ、ヴォイトヴィ
チと、オランダの名アルト、デロリーを起用。感動的な歌唱です。

ICAC-5002 \1750
1.ブラームス(1833-1897):ドイツ・レクイエム Op.45
2.モーツァルト(1756-1791):
セレナードニ長調「セレナータ・ノットゥルナ」K239
3.1956年2月20日ドイツ・レクイエムのリハーサル
エリザベス・グリュンマー(ソプラノ)…1/ヘルマン・プライ(バリトン)…1
ケルン放送合唱団…1
ケルン放送交響楽団
オットー・クレンペラー
録音ケルン放送第1ホール(モノラル録音)1956年2月20日…1.3、
1954年10月25日…2
20世紀の偉大なる指揮者の一人、クレンペラーの指揮による「ドイツ・レクイ
エム」です。クレンペラーのドイツ・レクイエムは、1961年録音のフィルハー
モニア管との演奏が超名演として知られていますが、こちらはケルン放送交響
楽団との演奏。ソリストには容姿淡麗、高貴なる歌唱が知られるソプラノ、グ
リュンマーと、稀代の名バリトン、プライを起用。悠然たる合唱も魅力です。
ボーナス・トラックとして収録された緊迫感溢れるリハーサルの模様も興味深
いところです。もう1曲収録されたモーツァルトのセレナードも生気漲る演奏で
す。良好な保存状態を保ったオリジナル・テープからのCD化も嬉しいところ
です。

ICAC-5003 \1750
1.ブラームス(1833-1897):ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.83
2.ブラームス:狂詩曲 Op.79-1
3.ブラームス:カプリッチョ Op.76-2
4.ショパン(1810-1849):夜想曲 Op.27-2
5.ショパン:ワルツ Op.64-2
6.ファリャ(1876-1946):火祭の踊り
ケルン放送交響楽団
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)…1
アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
録音チューリッヒ 1966年5月23日(ステレオ )…1、
オランダ、ナイメーヘン 1963年4月20日(モノラル)…2-6
ショパンのスペシャリストとして知られる名ピアニスト、ルービンシュタイン。
彼は前半生はヨーロッパで、後半生はアメリカ合衆国で活躍しました。、そん
な彼にとってこの 1963年の録音は歴史的な重要性を持っています。戦争のた
め、 1914年を最後に決してドイツで演奏することのなかったルービンシュタ
インですが、戦後になって、このオランダのナイメーヘンで演奏会を開催。も
ちろんドイツからも多くの聴衆が詰めかけ、大絶賛を送ったのでした。この日
のプログラムの前半はメディチ・マスターズ (MM029)として既出、この盤で一
夜の演奏会が完全に復元されることとなります。収録曲のメインはブラームス
の協奏曲のライヴ録音で、スタジオ録音とは違った自発的で素晴らしい音楽を
聴くことができます。こちらも良好に保存されたオリジナル・テープからの
復刻です。

ICAC-5005 \1750
ブルックナー(1824-1896):
1.交響曲第3番(1888/1889 第3稿)
2.ザンデルリングへのインタヴュー
(インタヴュアー:ピエール・バートン=ページ)
BBCノーザン・オーケストラ(現 BBCフィルハーモニック )
クルト・ザンデルリング
録音ニューキャッスルシビック・センター 1978年4月21日…1,
BBCスタジオ 1982年7月21日…2
☆ルックナーの交響曲の中でも、ザンデルリンクがとりわけ愛したのが、この
第3番です。少なくとも8種類の録音が知られており、この78年のものも名演と
して語り継がれることでしょう。彼特有の美しい弦の響き、悠然としたテンポ
設定、緊密、かつ作為のない自然な音楽の流れに身を浸していると、なぜ彼が、
ブルックナーの最高の解釈者の一人として称賛されているのかがわかるような
気がします。1982年に行われた約10分間のインタヴューでは、彼自身の経歴か
ら、敬愛するクレンペラーへの惜しみない称賛までが語られます。ポール・ベ
イリーによる光り輝くようなリマスタリングで。

ICAC-5006 2枚組 \2450
ヴェルディ(1813-1901):歌劇「椿姫」全曲
ヴィオレッタ…マリア・カラス(ソプラノ)
アルフレード…チェーザレ・ヴァレッティ(テノール)
ジョルジョ・ジェルモン…マリオ・ザナッシ(バリトン)他
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
ニコラ・レッシーニョ(指揮)
録音ロンドン、コヴェント・ガーデン、ロイヤル・オペラ・ハウス
1958年6月20日(モノラル)ICA・アンビエント・マスタリング・プロセス
カラス・ファンの間ではおなじみのコヴェント・ガーデンの1958年、カラスの
「椿姫」です。彼女における最高のヴィオレッタ歌唱として知られ、幾度もリ
マスタリングされて様々なレーベルから出されていますが、なかなか納得の行
く音では聴くことができなかったというもの。今回、個人蔵の音源を ICAの最
新リマスタリング技術を用いて、ポール・ベイリーが素晴らしい音質に仕上げ
ました。不必要な残響などを付け加えることなく、リアルな音像を追求しまし
た。彼女の素晴らしい歌声だけでなく全ての共演者、指揮者ともども彼女の迫
力に飲まれ、舞台が少しずつ熱を帯びていく様をじっくりとお楽しみいただけ
ることでしょう。

ICAC-5007 \1750
チャイコフスキー(1840-1893):交響曲第1番「冬の日の幻想」
ストラヴィンスキー(1882-1971):火の鳥(1945年版)
BBC交響楽団…1/フィルハーモニア管弦楽団…2
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
録音ロンドンバービカン・ホール(デジタル・ステレオ)
2002年4月19日…1,1996年6月5日…2
スヴェトラーノフの圧倒的名演がここにもあります。この2002年4月のチャイ
コフスキーの交響曲第1番は彼の死の2カ月前の録音で、ロンドンで開いた最後
のコンサートの中の1曲です。以前から非正規盤として流通し、ファンを落涙
させていた伝説の名演です。かたや「火の鳥」は今まで公式サイトのみにその
存在が記されていた幻のフィルハーモニア管との演奏!ついにここでヴェール
を脱ぎます。

ICAC-5008 \1750
1.C.P.E.バッハ(1714-1788):アンダンティーノロ短調
2.D.スカルラッティ(1685-1757):ソナタヘ長調
3.D.スカルラッティ:ソナタハ長調
4.D.スカルラッティ:ソナタイ長調
5.D.スカルラッティ:ソナタト長調
6.クープラン(1668-1733):クラヴサン組曲第6組曲第1番「収穫をする人々」
7.リスト(1811-1886):スペイン狂詩曲
8.リスト:ハンガリー狂詩曲第2番
《ボーナス》
1.J.S.バッハ=リスト:幻想曲とフーガ S463/2.リスト:葬送曲
ジョルジュ・シフラ(ピアノ)
録音プラハ 1955年(MONO)…1-8, トゥリン
1959年1月22日(モノラル )…ボーナス
こちらもシフラの知られざる録音です。以前 LPとしてリリースされ、その後
CDとしての再発はありませんでした。彼のレパートリーとしては珍しいスカル
ラッティのソナタの何と斬新なこと!彼の最良のテクニックが誇示されていま
す。リストに関しては、何も申し上げることがないでしょう。ボーナス・トラ
ックに収録されたバッハ=リストの「幻想曲とフーガ」も初CD化です。ポール
・ベイリーの細心のリマスタリングで、リアルな音がよみがえりました。

ICAD-5009(DVD-Video) \2450
R・シュトラウス(1864-1949):交響詩「英雄の生涯」
ドヴォルザーク(1841-1904):交響曲第9番「新世界より」
ルドルフ・ケンペ(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団/BBC交響楽団
1975年8月29日ロイヤル・アルバート・ホール
ドヴォルザークの「新世界より」は音のみが BBC Legendsよりリリースされて
いますが、映像として見ることができる日が来ようとは、誰しも夢にも思わな
かったに違いありません。彼の精悍なる指揮姿の何と感動的なこと。全てのプ
レーヤーに詳細なるガイダンスを与え、曲の全貌を見通し、スコアの全てに潜
む美しい旋律に光を当てます。「英雄の生涯」では R・シュトラウスのオーソ
リティとして知られる彼らしく、スコアを用いることなく、素晴らしい音楽を
紡ぎだしています。「ケンペは現代における危険な誘惑…誇張、捏造を成功裡
に回避し、原型を忠実に再現した。」とフィッシャー=ディースカウが絶賛し、
またイギリスのプレーヤーたちは、そんな彼のスタイルに大いなる信頼を寄せ、
彼と演奏することに絶大なる喜びを見出したのです。


ICAD-5010(DVD-Video) \2450
シューベルト(1797-1828):
1.ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調 D898
2.ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調 D929
ボザール・トリオ
メナヘム・プレスラー(ピアノ)/イシドア・コーエン(ヴァイオリン)
バーナード・グリーンハウス(チェロ)
収録 1978年11月21日&1987年12月13日
エディンバラシグネット・ライブラリー
世界的に著名な米国のピアノ三重奏団として知られるボザール・トリオのシュ
ーベルトです。1955年に結成時、彼らの最初のコンサートを聴いた指揮者ミュ
ンシュが、「こんなに素晴らしいトリオはコルトー、ティボー、カザルスの演
奏以来聴いたことがない」と大絶賛したことで知られています。メンバーは、
ヴァイオリンのみ2代目にあたるイシドア・コーエンが担当しています。彼ら
のレパートリーはとても幅広く、古典から近代曲まで、どれも定評があります
が、とりわけシューベルトの甘やかな解釈は聴き物で、同曲のPHILIPSへの録
音でも知られる通り、これらの曲に潜む真実を描き出した演奏は、他の追従
を許しません。

ICAD-5011(DVD-Video) \2450
エルガー(1857-1934):
交響曲第2番変ホ長調 Op.63/創作主題による変奏曲「エニグマ」
サー・ゲオルク・ショルティ(指揮)/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ロイヤル・フェスティヴァル・ホール 1973年2月13日…1, 1979年9月25日…2
ショルティのエルガーです。この交響曲第2番は、同夜の演奏曲「コケイン序
曲」とともに、聴衆から称賛を浴びました(彼はこの第2交響曲と大変得意とし
ていて、後にロンドン交響楽団の首席指揮者として招聘されるきっかけとなっ
た 1975年のコンサートでも、この曲を演奏していました )。ショルティとエル
ガーは大変相性が良いのか、彼のレコード・プロデューサーの一人であるジェ
ームズ・マリンソンも「ショルティによるエルガーの交響曲は、その新鮮なア
プローチと、素晴らしい音響で、彼の最も素晴らしい録音のうちの2つである」
とコメントしています。もちろんエニグマも感動的な名演。ショルティ自身も、
「私はエルガーを愛していて、中でも「エニグマ」は傑作です」と語っていま
す。快速テンポ、恐るべき集中力、そして輝かしいフィナーレ。まさに最高
傑作です。

ICAD-5012(DVD-Video) \2450
1.J.S.バッハ(1685-1750):2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV1043
2.モーツァルト (1756-1791):協奏交響曲 K364
3.ブラームス(1833-1897):ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77
ダヴィド・オイストラフ(Vn&Va…2)/イーゴリ・オイストラフ(Vn)…1.2
イギリス室内管弦楽団
コリン・デイヴィス(指揮)…1
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
イェフディ・メニューイン(指揮)… 2
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
キリル・コンドラシン(指揮)…3
ロイヤル・フェルティヴァル・ホール 1961年2月18日…1, 1963年2月28日…2,
1963年2月19日…3
この DVDは勿論オイストラフが主役ですが、他にも見所はたくさんあります。
息子イーゴリとの共演であるバッハとモーツァルトでは、彼の父親としての素
顔を垣間見ることができるでしょう。モーツァルトでは彼がヴィオラを弾いて
います。また、そこで指揮をするメニューインはオイストラフの友人で、また
とないコンビネーションを聴かせてくれます(このコンサートの後半プログラ
ムでは、オイストラフの指揮でメニューインがベートーヴェンの協奏曲を奏で
たのでした)。ブラームスで指揮棒を執るのはコンドラシン。彼の創り出す巨
大で雄大なバックを従え、オイストラフが悠然たるブラームスを奏でます。
2人の巨匠の息詰まる戦い、そして紡ぎ出された至福のアダージョ。言葉に尽
くせない素晴らしさです。

ICAD-5013(DVD-Video) \2450
1.ブラームス(1833-1897):ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.83
2.ショパン(1810-1849):スケルツォ第1番ロ短調 Op.20
3.ショパン :ポロネーズ変イ長調
4.リスト(1811-1886):葬送曲
BBC交響楽団
ジェームズ・ローラン(指揮)…1
ギャリック・オールソン(ピアノ)
ロイヤル・アルバート・ホール 1978年7月31日…1, 1974年4月12日…2-4
この映像は、1970年のショパン国際ピアノ・コンクールで優勝を飾ったアメリ
カのピアニスト、ギャリック・オールソンの演奏です。彼はショパン作品全集
も録音していましたが、長らく入手困難で、最近ようやく別レーベルから再リ
リースされたため、人気が再燃の兆しを見せています。この映像の中のショパ
ンとリストは、コンクールの4年後のコンサートを収録したもので、まだ26歳
の瑞々しい感性に溢れた力強い演奏を聴くことができます。特にリストの「葬
送曲」はあまりの素晴らしさに、リスト嫌いの人もその考えを改めるのではな
いでしょうか。ブラームスはそのまた 4年後の演奏で、これを見れば彼の音楽
性が更に円熟を極めたことを確認できるはずです。

ICAD-5014(DVD-Video) \2450
1.ラヴェル(1875-1937):バレエ音楽「マ・メール・ロワ」
2.ドビュッシー(1862-1918):管弦楽のための映像より「イベリア」
《ボーナス》ドビュッシー:海
ボストン交響楽団
シャルル・ミュンシュ(指揮)
収録ハーヴァード大学サンダース・シアター 1958年2月4日…1,
1961年10月31日…2, 1958年10月28日…ボーナス
このミュンシュの時代のボストン交響楽団のコンサートは、なかなか公にされ
ることなく、研究者の間でも「幻」とされてきました。ミュンシュは1955年に
ボストン交響楽団との公演をテレビで放送、これらは彼の人気を高めるととも
に、その後のコンサートの映像収録について、大きな可能性を見出したのです。
今回発売の映像は、そんなテレビ放送用のアーカイブを、最先端の技術で復元。
歴史上価値あるものとして、お茶の間に届けることに成功したのです。こちら
はミュンシュのフランス音楽集です。彼のドビュッシーとラヴェル演奏は、元
より高い評価を受けていますが、ここでも、そんな彼の自発性に富み、刺激的
な演奏を見ることができるのです。

ICAD-5015(DVD-Video) \2450
1.ワーグナー(1813-1883):
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より第3幕の抜粋
2.フランク (1822-1890):交響曲ニ短調
3.フォーレ(1845-1924):「ペレアスとメリザンド」管弦楽組曲
ボストン交響楽団
シャルル・ミュンシュ(指揮)
収録ハーヴァード大学サンダース・シアター 1960年3月8日…1,
1961年3月14日…2, 1959年4月7日…3
こちらは同じシリーズのワーグナー、フランク、フォーレという演目です。ワ
ーグナーでの人間味溢れる幅広い音楽性、定評あるフランクでの堅固な解釈、
礼儀正しく、まことに響きの美しいフォーレ、などミュンシュの多彩な魅力を
とことん味わえる映像です。

ICAD-5016(DVD-Video) \2450
1.ベートーヴェン(1770-1827):「プロメテウスの創造物」より抜粋
2.ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調 Op.60
3.ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 Op.67
ボストン交響楽団
シャルル・ミュンシュ(指揮)
収録ハーヴァート大学サンダース・シアター 1960年3月8日…1,
1961年4月18日…2, 1959年11月3日…3
こちらはミュンシュのベートーヴェンです。バレエ「プロメテウスの創造物」
は彼としては珍しいバレエ音楽の一夜からのプログラムです。第4番の交響曲
は明るく楽しく、また炎のように燃えるベートーヴェンを見ることができるで
しょう。5番での各楽器が織り成すアンサンブルの見事さと、快速テンポは、
まさにミュンシュの真骨頂。当時の評論家たちが大絶賛したわけがよくわかり
ます。

ICAD-5017(DVD-Video) \2450
シマノフスキ(1882-1937):
交響曲第3番「夜の歌」/交響曲第4番「協奏交響曲」
ラファウ・バルトミンスキ(テノール)…1
エヴァ・マルツキ(ヴァイオリン)…1
ポーランド合唱団…1/ヤン・クシシュトフ・ブロヤ(ピアノ)…2
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団
アントニ・ヴィット(指揮)
ライヴ収録ワルシャワ・フィルハーモニック・ホール 2009年11月19日
こちらは ICAレーベルの最新映像です。09年の収録で勿論 5.1チャンネル対応
のスペキュタクラーな音も楽しめます。NAXOSレーベルでのシマノフスキ、ペ
ンデレツキなど一連のポーランドの作品を始めとする膨大なレパートリーを見
てもわかるように指揮者アントニ・ヴィトは現代屈指の指揮者の一人として疑
うことなき地位を確立していると言えるでしょう。この映像はヴィトが得意
とするシマノフスキの交響曲2曲を収録したものです。色彩感溢れる2つの交響
曲は神秘的であり、ポーランドの民族性を豊かに反映した作品で第3番はテノ
ール独唱とヴァイオリン独奏を伴い、また第4番ではピアノ独奏を伴うという
特異な楽器編成を取っているところも魅力です。ヴィトの入念な演奏は作品に
秘められた様々なメッセージが直接届くような真摯なもの。まさにシマノフス
キのオーソリティと申せましょう。

ICAD-5018(DVD-Video) \2450
マーラー(1860-1911):交響曲第6番イ短調
モネ交響楽団
ハルトムート・ヘンヒェン(指揮)
ライヴ収録ブリュッセルパレ・デ・ボザール 2009年9月6日
この公演は、モネ交響楽団とヘンヒェンとのマーラー・チクルスの中の1曲で
す。彼はマーラーとワーグナーの解釈者としてつと有名であり、様々なオーケ
ストラと120以上もの録音を重ね、また研究者として、多くの本を著してもい
ます。そんな彼の演奏はドラマティックな表現と、斬新な解釈に彩られており、
聴き手における既存の「マーラーの6番の概念」を覆してしまうほど強烈な印
象を残すものです。




<BR KLASSIK>
900901 4枚組 \2080
世界、そして夢
イエルク・ハンドシュタインによる「音で聴くマーラーの伝記」
(マーラー(1860-1911):交響曲第1番ニ長調 全曲を含む)
《CD1》
1-4.交響曲第1番ニ長調
5.第1章:美しいトランペットが鳴り響くところ-イグラウの少年時代
《CD2》
1.第2章:ウィーンでの修業時代-大学にて
2.第3章:さすらう若者-疾走する指揮者
3.第4章:ルーティンワーク-ブラペスト、ハンブルク時代
《CD3》
1.第5章:避暑-休暇の作曲家、マーラー
2.第6章:南部の神-ウィーンでの歌劇場監督
3.第7章:比類なき存在-アルマが私の前に
《CD4》
1.第8章:神なき安住の地-歌劇場と罵詈雑言
2.第9章:ハンマーの 3つの打撃-運命的な1907年、そして結果
3.第10章:別れ-最後の年
演奏 :《CD1.1-4》バイエルン放送交響楽団/マリス・ヤンソンス(指揮)
録音 2007年3月1-2日ミュンヘンヘルクレスザール
《ドラマ部分》ウド・ヴァハトファイトウル(ナレーター)/ルネ・デュモン
(マーラー)/ローラ・マイア(アルマ)/クリスタ・ポッシュ, ゲルト・ハイ
デンライヒ, ハンス・ユルゲン・シュトッケールル(その他)
イェルク・ハンドシュタイン・・・作
ベルンハルト・ノイホフ・・・編集,演出
ファビアン・ツヴェック・・・音声,技術
2010年から2011年、2年に渡ってアニヴァーサリー・イヤーを迎えるグスタフ
・マーラーを記念する4枚組です。CD1に収録されているのは、2007年3月収録
のヤンソンスによる「第1番」全曲です。ヤンソンスのマーラーにかける思い
がじっくり伝わる熱い演奏、これだけで大満足間違いなしです。特筆すべき
は、CD1の最終トラックから始まる、音楽ドラマ「世界、そして夢」でしょう。
正直、実物を見るまでは、「これは日本で販売するのは困難だろう」と思って
おりました。しかし、実際に聴いてみると、これが限りなく素晴らしいので
す。物語は10章に分かれ、マーラーの生い立ち、苦悩、愛を丹念に拾い上げ
て行くのです。もちろん音楽もふんだんに添えられています。(音源はBRの物
を中心とした、有名メーカーの音を使用。クーベリック、ブーレーズ、キルヒ
シュラーガーなどの名演がドラマに華を添えます)ドイツ語がわからなくても、
かなり楽しめますよ。第1番のみの発売は、今のところ予定なしですが、今回
お求めやすい価格を設定しました。燃え盛る愛のドラマに身を焦がしてみま
せんか?

900111(SACD-Hybrid) \2080
ブラームス(1833-1897):
1-4.交響曲第2番ニ長調 Op.73
5-8.交響曲第3番ヘ長調 Op.90
バイエルン放送交響楽団
マリス・ヤンソンス(指揮)
録音2006年3月16-17日ミュンヘン・ヘルクレスザール・・・第2番
2010年1月16日ウィーンムジークフェライン大ザール・・・第3番ライブ録音
1877年に作曲されたブラームスの第2番の交響曲は、劇的な面が際立つ第1番と
比べると、伸びやかで快活な楽想を持っています。とはいえ、やはりそこは
ブラームス。流麗さの中にも、彼らしい緊密な構成が見てとれる一筋縄では
いかない作品となっています。1883年に書かれた第3交響曲は緊張感に満ちた
開始や、コンパクトな構成が特徴。標題なども付されてなく、とにかく音楽性
で勝負する交響曲です。このヤンソンスの演奏は、曲の中に潜むロマン的な
抒情、そして哀愁、闘争心など様々な思いをかき立てられる、創造性豊かな
仕上がりとなっています。思いの他、ゆったりとしたテンポで始まる第2番。
激流の如く流れおちる第3番。しかし、いつものことながら各所に浮かび上が
る小さな楽想たちを交通整理するヤンソンスの手腕には驚く他ありません。
各々の曲の録音時期もホールも異なっており、それぞれの違いを聴き分ける
楽しみも有しています。毎年、多くのブラームスの録音がリリースされます
が、これほど自己主張の強い盤は久し振りです。

<FONE>
FONE 9404 \2080
クライスラー讃-クレモナのヴァイオリン
クライスラー:前奏曲とアレグロ/メヌエット/タンブーラン/ロンディーノ
/メロディ/アレグレット/インドの歌/マズルカ/ジプシーの女/即興曲
/愛の喜び/中国の太鼓/カヴァティーナ/美しきロスマリン
/わが母が教えたまいし歌/ハンガリー舞曲/太陽への讃歌/マラゲーニャ
/愛の悲しみ
サルバトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)
ラウラ・マンツィーニ(ピアノ)
録音:1993年11月6日-8日
ヴァイオリンの名手アッカルドが、アマティ、グァルネリ、ストラディヴァ
リ作の5つの銘器を弾き分けて、クライスラーの代表作の数々を演奏したアル
バム。過去に通常CD,SACDとしてリリースされ、既に廃盤になっていたアイテ
ムがシニョリッチCDとして復活しました。

FONE 9501 \2080
クライスラー讃-クレモナのヴァイオリン Vol.2
クライスラー:プニャーニの様式によるテンポ・ディ・メヌエット
クープランの様式によるルイ13世の歌とパヴァーヌ
コレッリの主題による変奏曲
フランクールの様式によるシチリアーノとリゴードン
マルティーニの様式によるアンダンティーノ
オールド・リフレイン/ウィーン奇想曲/ロンドンデリーの歌
シューマン:ロマンス イ長調
フォスター:故郷の人々
グラナドス:スペイン舞曲
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲 ト短調 Op.46 No.1
アルベニス:タンゴ Op.165 No.2
シャミナード:スペインのセレナード
チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ
ドヴォルザーク:インディアンの嘆歌
バッジーニ:踊る人形
メンデルスゾーン:無言歌 Op.62 No.1
8サルバトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)
ラウラ・マンツィーニ(ピアノ)
上記の第2弾として企画されたアルバムのシニョリッチCD化。

FONE 005GD \2950
ヴィヴァルディ:
協奏曲集「四季」 Op.8 Nos.1-4
ヴァイオリン・ソナタ集 Op.2より[第1番ト短調 RV.27/第5番ロ短調 RV.36]
Gold CD
マルコ・フォルナチアリ(ソロ)
フォネ・アンサンブル
録音:2000年8月24日-27日
FONE 005SAでSACDがリリースされていた名盤が24金の高音質CDで登場。

FONE 067GD \2950
ヴァイオリンの魅力をまるかじり
ザ・ベスト・オブ・ヴァイオリン
ピアソラ:天使のミロンガ/パガニーニ:ラ・カンパネッラ
J.S.バッハ:シャコンヌ/ヴィヴァルディ:四季-秋
パガニーニ:カプリース第3、17、18、24番
ベートーヴェン:スプリング・ソナタ-第1楽章/シューベルト:弦楽四重奏断章
ブラームス:F.A.E.ソナタより
Gold CD
カメラータ・イタリアーナ、アッカルド・四重奏団
ジョルジア・トマッシ(ピアノ)、ブルーノ・カニーノ(ピアノ)
こちらも高音質ゴールドCDでの再登場。

FONE 069SA(SACD-Hybrid) \2680
ショパン
序奏とカレイナルポロネーズ op.3
チェロ・ソナタ op.65
「悪魔のロベール」の主題による協奏的大二重奏曲
ロッコ・フィリッピーニ(チェロ) ミッシェル・カンパネッラ(ピアノ)
歌心あふれるロッコのチェロが話題をよんだショパン:チェロ・ソナタの
SACD化。

FONE 070SA(SACD-Hybrid) 2枚組 \3300
ストラヴィンスキー:ピアノ作品全集
スケルツォ1902/ピアノ・ソナタ 嬰へ短調/4つのエチュード
ペトルーシュカからの3楽章/ドイツ野郎の行進曲の思い出/ワルツ1915
ポルカ1915/子供のためのワルツ/ラグライム/ピアノ・ラグ・ミュージック
フラグメント/5つの小品/ソナタ1924/イ調のセレナーデ/タンゴ
サーカス・ポルカ/「ボリス・ゴドノフ」の序奏からの合唱
ジャコモ・フランチ(ピアノ)
ピアノのレパートリーとして昨今実演に接する機会も増えたストラヴィンス
キーのピアノ作品。現在出版物として入手できる彼の全てのピアノ・ソロ作
品を集めたアルバムの登場です。

FONE 2045SA(SACD-Hybrid) \2680
アッカルド/イル・クレモネーゼ
クライスラー:中国の太鼓、カヴァティーナ、美しきロスマリン
ドヴォルザーク:わが母のおしえ給いし歌(「ジプシーの歌」より)
ブラームス(クライスラー編):ハンガリー舞曲
リムスキー=コルサコフ:歌劇「金鶏」-太陽への讃歌
アルベニス(クライスラー編):「スペイン」 作品165-マラゲーニャ
クライスラー:愛の悲しみ
アルベニス(クライスラー編):「スペイン」 作品165-タンゴ
シャミナード(クライスラー編):スペインのセレナード
チャイコフスキー(クライスラー編):アンダンテ・カンタービレ
クライスラー:ウィーン奇想曲
ドヴォルザーク(クライスラー編):インド人の悲しみ
ポルディーニ(クライスラー編): 踊る人形
メンデルスゾーン(クライスラー編):
無言歌集 第5巻 作品62-第1曲「5月のそよ風」
クライスラー:ロンドンデリーの歌
サルバトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)
ラウラ・マンツィーニ(ピアノ)"
おなじみ、クレモナの銘器をアッカルドが自在に操ったゴージャスなディス
ク。クライスラーの愛奏曲を並べたヴァイオリン三昧の逸品のSACD化です。

FONE 31LP \5180
200g 33回転 日本プレス 重量盤LP 
ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」 Op.8 Nos.1-4
サルバトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)
オルケストラ・ダ・カメラ・イタリアーナ
FONE 065SAで高評を得ているアッカルドの名演がLPで登場。下記のドイツ・
プレスLPと同時にご案内いたします。

FONE 33LP \5180
200g 33回転 日本プレス 重量盤LP
J.S.バッハ:パルティータ第3番&ソナタ第3番
サルバトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)
バッハが憧れたイタリアの青空のように明るく艶やかな名演が大きな評判と
なった1976年の初録音から30年以上の巨匠アッカルドが挑んだJ.S.バッハの
無伴奏ヴァイオリン全集からの抜粋。限定盤の高音質アナログで華麗な音質
をお楽しみ下さい。

FONE 35LP \5180
180g 45回転 ドイツ・プレス 重量盤LP
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集
第5番 ヘ長調Op.23「春」
第9番 イ長調Op.47「クロイツェル」
サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン) 
ジョルジア・トマッシ(ピアノ)
SACD(FONE 060SA)が既にリリースされて話題を呼んだアッカルドのアナログ
盤が登場。

FONE 36LP 2枚組 \7950
180g 45回転 ドイツ・プレス 重量盤LP
アッカルド/ヴィヴァルディ:《四季》 
ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」 Op.8 Nos.1-4
サルバトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)
オルケストラ・ダ・カメラ・イタリアーナ
日本プレスの1枚物LPと聞き比べてみるのも一興です。

<Membran>
MEMBRAN 233253 30枚組 \3380
The Greatest Classical Masterworks
ロイヤルフィルハーモニー管弦楽団名演奏集 VOL.2
サイズ:縦130mm×横135mm×奥行80mm
詳細はこちらにございます。

●Membran 4CD series 各4枚組 \1050
詳細はこちらにございます。

MEMBRAN 222049 4枚組
ウィンナ・ワルツ名曲集
ヴァリアスアーティスツ

MEMBRAN 223482 4枚組
Clara Haskil Portrait
クララ・ハスキル(pf)名演奏集 

MEMBRAN 223657 4枚組
Die schoensten Maersche
行進曲集

MEMBRAN 224078 4枚組
Prestigious recordings ラヴィ・シャンカール名演奏集

MEMBRAN 231645 4枚組
David Oistrach Portrait
ダヴィッド・オイストラフ(Vln)名演奏集

MEMBRAN 231646 4枚組
フェレンツ・フリッチャイ(Cond)名演奏集

MEMBRAN 231660 4枚組
キャスリーン・フェリア(Alt)名唱集

MEMBRAN 231661 4枚組
ゲザ・アンダ(pf)名演奏集

MEMBRAN 231664 4枚組
Adrian Boult Portrait
エイドリアン・ボールト(Cond)名演奏集

MEMBRAN 231668 4枚組
Rafael Kubelik Portrait
ラファエル・クーベリック(Cond)名演奏集

MEMBRAN 231671 4枚組
Pierre Monteux Portrait
ピエール・モントゥー(Cond)名演奏集

MEMBRAN 231675 4枚組
Giuseppe Di Stefano Portrait
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(Ten)名唱集

MEMBRAN 232476 4枚組
Verstummte stimmen 沈黙した歌声
ヴァリアスアーティスツ



<WARNER CLASSICS>
WARNER 2564 677140 14枚組 \5400
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクの指輪」
ダニエル・バレンボイム指揮、バイロイト祝祭劇場管弦楽団
品番:2564 620912 と同内容ですが、こちらはCDのみ14枚組となっています。
135mm×135mm×40mmのスリム化されており、ブックレットはトラックリストと
演奏者の表記のみになっています。




<Studio N.A.T>
NAT 10041 \2800
ポエジー
リスト:
巡礼の年第2年「イタリア」-ダンテを読んで-ソナタ風幻想曲
愛の夢第3番
ラヴェル:
亡き王女のためのパヴァーヌ
夜のガスパール
澤田智子(P)

NAT 10151 \2800
To "B" Continued
プラネル:バーレスク
デザンクロ:サクソフォーン四重奏曲
マティシア:チャイニーズ・ラグ
高橋宏樹:アルルのサックス展覧会
バッハ:G線上のアリア
石川亮太(編):日本の四季によるミニチュアシンフォニー
春-さくらさくらコラールとフーガ- 夏-我は海の子スケルツォ-
秋-赤とんぼ変奏曲- 冬-たき火フィナーレ-
高橋宏樹:トゥー”ベー”コンティニュード
クワチュールB
注目の4人の若手サクソフォニストで2007年に結成されたQuatuor B(クワチュ
ール・ベー)。4人の共通点はなんと血液型が全員B型だということ!
サクソフォーン四重奏の王道、デザンクロの四重奏曲から、高橋宏樹、石川亮
太のユーモアと愛情溢れるアレンジまで、クワチュール・ベーの色彩感豊なサ
ウンドで聴き手を包み込む。待望のデビューアルバム。

NAT 10081 \2800
3人の心でおりなす横笛・ピアノ・和太鼓の世界 あしたの空
3hearts(スリーハーツ)
1.Dance of the Moon 滝廉太郎(山本良子編) 2.三人でお散歩 山本良子 
3.SO_RAN 山本良子 4.風絵巻 北海道民謡(山本良子編) 5.初恋 山本良子
6.かしまし 小泉なおみ 7.Passion -春の海- 宮城道雄(山本良子編)
8.紅 山本良子 9.あしたの空 山本良子
演奏 山本良子(ピアノ、和太鼓)小泉なおみ(篠笛、能管)
大江田律子(篠笛、和太鼓)

NAT 10111 \2800
創造から見出す普遍
清水慶彦作品集 六相円融
ピアノ独奏曲《全ての塩基配列が決定される日のために》、
オーボエとピアノのための《Traverse》旋環、
ヴァイオリンとチェロのための《radius sapientiae》寂光、
ピアノ独奏曲《Wasserharfe》水琴、
独奏ホルンのための《Helices(monologue l)》立螺、
フルート三重奏曲《Tritoly》三柱鳥居
4580213920136 演奏 中村 圭介(pf)平山 幸子(Obe)河合 珠江(pf)
中村 公俊(Vln)大西 泰徳(Vc)永武 靖子(Hrn)アンサンブル リュネット





<Brilliant Classics>
BRL 93596 3枚組 \1550
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集
エロイカ変奏曲
「プロメテウスの創造物」の主題による15の変奏曲とフーガOp.35
デレク・ハン(pf)
ポール・フリーマン指揮、ベルリン交響楽団

BRL 9205 \540
ソル:ギターのための20の練習曲
クリスティアーノ・ポルケッドゥ(Guigar)

BRL 9206 \540
マルタン:歌曲集
マルタン:「イェーダーマン」の6つの独白、「嵐」組曲より3つの抜粋
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
フランク・マルタン指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
エック:セント・アンソニーの誘惑
ジャネット・ベイカー(MSop)
ヴェルナー・エック指揮、
ケッケルト四重奏団
バイエルン放送交響楽団ストリングス

BRL 94023 \540
フンメル:ピアノ五重奏曲Op.74
オンスロウ:ピアノ五重奏曲Op.70
ネポムク・フォルテピアノ五重奏団

BRL 94081 2枚組 \1080
ドヴォルザーク:スターバト・マーテルOp.58
ステファニア・ヴォイトヴィチ(Sop)ヴィェラ・ソウクポヴァー(Alt)
イヴォ・ジーデク(Ten)キム・ボルグ(Bs) 
ヴァーツラフ・スメターチェク指揮
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、他
ドヴォルザーク:弦楽セレナードOp.22
ラファエル・クーベリック指揮、イギリス室内管弦楽団

BRL 94106 2枚組 \1080
J.S.バッハ:マルコ受難曲BWV.247
ロジャーズ・カヴィ=クランプ(Ten)ゴードン・ジョーンズ(Br)
コナー・バロウズ(B-Sop)ディヴィッド・ジェイムズ(Alt)
ポール・アグニュー(Ten)テッポ・テロネン(Br)
ロイ・グッドマン指揮、ヨーロッパ連合バロック管弦楽団、他

BRL 9201 10枚組 \2700
Great artists Collection ヴァイオリニスト
ヴァリアスアーティスツ
曲目詳細はこちらにございます。

BRL 9204 6枚組 \3080
バリオス:ギター独奏曲全集
クリスティアーノ・ポルケッドゥ(Guitar)

BRL 9207 \540
コープランド:アパラチアの春
交響曲第2番「短い交響曲」、静かな都会、
3つのラテン・アメリカ・スケッチ
オルフェウス室内管弦楽団

BRL 93947 \540
フォーレ:レクイエム
コリン・デイヴィス指揮
シュターツカペレ・ドレスデン、他
ルチア・ポップ(Sop)サイモン・エステス(Br)

BRL 94024 3枚組 \1550
Clementi The Complete Sonata
クレメンティ:ソナタ集 第4巻
ソナタOp.23、Op.25、Op.26、Op.33、WoO.3、
メヌエット・ア・テンポ・バッロWoO.5
コンスタンティーノ・マストロプリミアーノ(fp)

BRL 94089 15枚組 \6680
Brilliant Classics Piano Library series
ショパン:ピアノ曲全集
ヴァリアスアーティスツ
曲目詳細はこちらにございます。

BRL 94092 13枚組 \5780
Brilliant Classics Piano Library series
シューマン:ピアノ曲全集
ヴァリアスアーティスツ
※品番94008と同内容
曲目詳細はこちらにございます。

BRL 94104 29枚組 \7850
テレマン:作品集
ヴァリアスアーティスツ
曲目詳細はこちらにございます。

BRL 94160 \540
フランク:ヴァイオリンソナタ
ドビュッシー:ヴァイオリンソナタ
ラヴェル:ヴァイオリンソナタ
シュロモ・ミンツ(Vln)イェフィム・ブロンフマン(pf)

BRL 94198 14枚組 \6250
モーツァルト:鍵盤楽曲全集
バルト・ファン・オールト(Fp)
※品番93025と同内容
曲目詳細はこちらにございます。




<Regis>
RRC 1340 \680
シューマン:ピ
ピアノソナタ第1番、クライスレリアーナOp.16
リスト:ソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」
エレーヌ・グリモー(pf)
※既発品番:PCL1012と同内容

\
RRC 1341 \680
Voices from Heaven
デュリフレ:レクイエム
グレゴリオ聖歌による4つのモテット
ハウエルズ:レクイエム、Collegium Sancti Johannis Cantabrigiense
クリストファー・ロビンソン指揮、セントジョーンズ・カレッジ合唱団、他
※既発品番:PCL1013と同内容

RRC 1343 \680
テレマン:12の幻想曲
忠実な音楽の師より
ハインツ・ホリガー(Obe)
※既発品番:PCL1015と同内容

RRC 1128 \680
ショスタコーヴィチ:ヴァイリオンソナタ、ヴィオラソナタ
オレグ・カガン(Vln)ユーリ・バシュメット(Vla)
スヴャトスラフ・リヒテル(pf)

RRC 2018 2枚組 \1350
ベートーヴェン:ピアノソナタ
第8番「悲愴」、第14番「月光」、第23番「熱情」、第15番「田園」、
第21番「ワルトシュタイン」、第26番「告別」
ジョン・リル(pf)

RRC 2019 2枚組 \1350
ドヴォルザーク:レクイエム
ズデニク・コシュラー指揮
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団、他
ヤナーチェク:グラゴル・ミサ
ラディスラフ・スロヴァーク指揮
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団




<Opus Arte DVD>
OA 1046(DVD-Video) \4550
OA 7082BD(Blu-ray) \5480
R.シュトラウス:歌劇「エレクトラ」
クリスティアン・ティーレマン指揮
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、他
バーデン・バーデン祝祭劇場2010

OA 1041(DVD-Video) 2枚組 \5480
OA 7078BD(Blu-ray) \5480
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
セヴァスティアン・ヴァイグレ指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、他
バイロイト音楽祭2008


●Brilliant Classics Piano Library Series
曲目詳細はこちらにございます。

BRL 9195 7枚組 \3580
メトネル:ピアノソナタ全集、ピアノ曲集
ヴァリアスアーティスツ

BRL 94086 6枚組 \3080
バラキレフ:ピアノ曲全集
アレクサンダー・パレー(pf)

BRL 94087 6枚組 \3080
サティ:ピアノ曲全集
クリスティーナ・アリアーノ(pf)

BRL 94090 10枚組 \4580
ハイドン:ピアノソナタ全集
ヴァリアスアーティスツ

BRL 94093 14枚組 \6250
シューベルト:ピアノソナタ全集、ピアノ曲集
ミシェル・ダルベルト(pf)


●Brilliant Classics CLASSIC MANIA series
ブリリアントレーベルのヨーロッパのみの流通商品の一部が販売可能となりました。入荷数限定となりますがご案内いたします。特別価格となっております。
尚、品切れになった段階で取り扱いを終了させていただきます。あらかじめご了承ください。


BRL 92829 5枚組 \2050
ベートーヴェン:交響曲全集
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮、シュターツカペレ・ドレスデン
※BRL99927と同内容

BRL 92847 \540
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
アントニオ・ラウロ:ベネズエラ風ワルツ第3番
イザイアス・サビオ:音楽の小箱
ヴィラ=ロボス:ショーロス第1番
ソーホー:5つのヴェネズエラの小品
トゥリーナ:ファンダンギーリョOp.36
リョベート:アメリアの遺言
トローバ:マドローニョス
ファリャ:オマージュ
ソル:序奏と変奏曲
ヨゼフ・ザプカ(Guitar)
ボーダン・ワルチャル指揮、スロヴァキア室内管弦楽団

BRL 93113 3枚組 \1080
ヘンデル:組曲「水上の音楽」、王宮の花火の音楽
ハープ協奏曲、トランペット協奏曲、合奏協奏曲Op.6-1、オーボエ協奏曲、
オルガン協奏曲Op.7-1、メサイア(ハイライト)
ネヴィル・マリナー指揮、アカデミー室内管弦楽団、他
クレオバリー指揮、ブランデンブルクコンソート

BRL 93118 3枚組 \1080
モーツァルト:作品集
交響曲第40番、第41番、ピアノ協奏曲第21番、第1番、第25番、
ピアノソナタ第9番、第10番、第11番
ヤープ・テル・リンデン指揮
アムステルダム・モーツァルト・アカデミー、他
クララ・ヴュルツ(pf)

BRL 93475 3枚組 \1080
ショパン:ピアノ曲集
バラード第1番、第3番、第4番、前奏曲Op.45、Op.28-15、ロンドOp.5、
ポロネーズ第1番、第7番、練習曲Op.10-3、Op.10-12、Op.25-1、
ワルツOp.18、Op.64、ノクターンOp.27-1、Op.27-2、Op.9、
マズルカOp.24、Op.59、スケルツォ第2番、幻想曲Op.49、
即興曲Op.29、舟歌Op.57、Op.60、即興幻想曲
ヴァリアスアーティスツ

BRL 93507 3枚組 \1080
ヴィヴァルディ:作品集
ヴァイオリン協奏曲集Op.8「和声と創意への試み」、
フルート協奏曲RV441、RV444、RV433、RV443、RV434、RV439
ラ・マニフィカ・コムニタ、他

BRL 8857 2枚組 \540
ショスタコーヴィチ:管弦楽曲集
ジャズ組曲第1番、第2番、バレエ音楽「ボルト」「明るい川」「黄金時代」
テオドレ・クチャル指揮、ウクライナ国立交響楽団

BRL 8858 2枚組 \540
ラヴェル:管弦楽曲集
ダフニスとクロエ第1組曲、ボレロ、スペイン狂詩曲、道化師の朝の歌、
古風なメヌエット、ラヴァルス
エリアフ・インバル指揮、フランス国立管弦楽団

BRL 93618 2枚組 \540
ヴィヴァルディ:和声と創意への試みOp.8
エンリコ・カサッツァ(Vln)ラ・マニフィカ・コムニタ

BRL 93835 2枚組 \540
モーツァルト:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第21番、第23番、K.466、K.491
デレク・ハン(pf)
ポール・フリーマン指揮、フィルハーモニア管弦楽団

BRL 93837 2枚組 \540
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番&第2番
ワルツ集Op.39、4つの小品Op.119
カリン・レヒナー(pf)
エデュアルド・マルトゥレット指揮、ベルリン交響楽団

BRL 91087 4枚組 \1550
ピアノ協奏曲集

BRL 91082 4枚組 \1550
ヘンデル:オルガン協奏曲Op.4、Op.7
ハイドン:オルガン協奏曲第1番-第3番
イヴァン・ソコル(Org)
ボーダン・ワルチャル指揮、スロヴァキア室内管弦楽団

BRL 92397 4枚組 \1550
The Classical Box
クラシック名曲集
ヴァリアスアーティスツ
クラシック音楽の超有名曲・ピアノ曲から管弦楽曲まで49曲収録。

BRL 92760 4枚組 \1550
Four Seasons 四季にちなんだ名曲集
ヴァリアスアーティスツ
春夏秋冬をイメージさせるタイトルや作品を1枚ずつまとめたクラシック名曲集。

BRL 93697 2枚組 \540
モンテヴェルディ:歌劇「オルフェオ」
セルジオ・ヴァルトロ指揮

BRL 99195 4枚組 \1550
ヴァイオリン協奏曲集
エミー・ヴェルヘイ(Vln)
J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲BWV.1056、1042、1041、1052
カメラータ・アントニオ・ルコ
モーツァルト:
ヴァイオリン協奏曲第1番-第5番、アダージョK.269、ロンドK.373
エデュアルド・マルトゥレット指揮
コンセルトヘボウ室内管弦楽団
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲Op.61、ロマンス第1番、第2番
ハンス・フォンク指揮、ユトレヒト交響楽団、他

BRL 290240 \540
LAMENTATIONS 哀歌
パレストリーナ:スターバト・マーテル/アレグリ:ミゼレーレ
ウィールクス、ラムゼイの作品より、グレゴリオ聖歌集より
ティモシー・ブラウン指揮
ケンブリッジ・クレア・カレッジ合唱団、他

BRL 92459(CD+楽譜) \1080
Rondo Alla Turca トルコ行進曲
ヴァリアスアーティスツ
楽譜(A4サイズ69頁)と参考演奏のCDがセットになっています。
モーツァルト:トルコ行進曲、ソナタK545より
ショパン:ワルツOp.69-2、Op.64-1、前奏曲Op.28-4、6、7、20
グリーグ:抒情小曲集よりOp.12-1、2、4、Op.43-6
シューマン:アラベスクOp.18、子供の情景より「知らない国々」
チャイコフスキー:舟歌Op.37-6/ショパン:マズルカOp.7-1、葬送行進曲
ブラームス:間奏曲Op.118-2、ワルツOp.39-15
シューベルト:即興曲Op.90-3、4/サティ:ジムノペディ第1番




<Regis>
RRC 1340 \680
シューマン:ピ
ピアノソナタ第1番、クライスレリアーナOp.16
リスト:ソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」
エレーヌ・グリモー(pf)
※既発品番:PCL1012と同内容

RRC 1341 \680
Voices from Heaven
デュリフレ:レクイエム
グレゴリオ聖歌による4つのモテット
ハウエルズ:レクイエム、Collegium Sancti Johannis Cantabrigiense
クリストファー・ロビンソン指揮、セントジョーンズ・カレッジ合唱団、他
※既発品番:PCL1013と同内容

RRC 1343 \680
テレマン:12の幻想曲
忠実な音楽の師より
ハインツ・ホリガー(Obe)
※既発品番:PCL1015と同内容

RRC 1128 \680
ショスタコーヴィチ:ヴァイリオンソナタ、ヴィオラソナタ
オレグ・カガン(Vln)ユーリ・バシュメット(Vla)
スヴャトスラフ・リヒテル(pf)

RRC 2018 2枚組 \1350
ベートーヴェン:ピアノソナタ
第8番「悲愴」、第14番「月光」、第23番「熱情」、第15番「田園」、
第21番「ワルトシュタイン」、第26番「告別」
ジョン・リル(pf)

RRC 2019 2枚組 \1350
ドヴォルザーク:レクイエム
ズデニク・コシュラー指揮
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団、他
ヤナーチェク:グラゴル・ミサ
ラディスラフ・スロヴァーク指揮
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団




<Opus Arte DVD>
OA 1046(DVD-Video) \4550
OA 7082BD(Blu-ray) \5480
R.シュトラウス:歌劇「エレクトラ」
クリスティアン・ティーレマン指揮
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、他
バーデン・バーデン祝祭劇場2010

OA 1041(DVD-Video) 2枚組 \5480
OA 7078BD(Blu-ray) \5480
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
セヴァスティアン・ヴァイグレ指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、他
バイロイト音楽祭2008




<Regis>
RRC 1340 \680
シューマン:ピ
ピアノソナタ第1番、クライスレリアーナOp.16
リスト:ソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」
エレーヌ・グリモー(pf)
※既発品番:PCL1012と同内容

RRC 1341 \680
Voices from Heaven
デュリフレ:レクイエム
グレゴリオ聖歌による4つのモテット
ハウエルズ:レクイエム、Collegium Sancti Johannis Cantabrigiense
クリストファー・ロビンソン指揮、セントジョーンズ・カレッジ合唱団、他
※既発品番:PCL1013と同内容

RRC 1343 \680
テレマン:12の幻想曲
忠実な音楽の師より
ハインツ・ホリガー(Obe)
※既発品番:PCL1015と同内容

RRC 1128 \680
ショスタコーヴィチ:ヴァイリオンソナタ、ヴィオラソナタ
オレグ・カガン(Vln)ユーリ・バシュメット(Vla)
スヴャトスラフ・リヒテル(pf)

RRC 2018 2枚組 \1350
ベートーヴェン:ピアノソナタ
第8番「悲愴」、第14番「月光」、第23番「熱情」、第15番「田園」、
第21番「ワルトシュタイン」、第26番「告別」
ジョン・リル(pf)

RRC 2019 2枚組 \1350
ドヴォルザーク:レクイエム
ズデニク・コシュラー指揮
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団、他
ヤナーチェク:グラゴル・ミサ
ラディスラフ・スロヴァーク指揮
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団




<Opus Arte DVD>
OA 1046(DVD-Video) \4550
OA 7082BD(Blu-ray) \5480
R.シュトラウス:歌劇「エレクトラ」
クリスティアン・ティーレマン指揮
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、他
バーデン・バーデン祝祭劇場2010

OA 1041(DVD-Video) 2枚組 \5480
OA 7078BD(Blu-ray) \5480
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
セヴァスティアン・ヴァイグレ指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、他
バイロイト音楽祭2008




<Tower Records Original VINTAGE COLLECTION SPECIAL>

PROC 1074 \1000
モーツァルト:
交響曲第41番K.551「ジュピター」
交響曲第39番K.543
ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮
ロンドン交響楽団

PROC 1075 2枚組 \1500
マーラー:交響曲第4番、第7番「夜の歌」
ロバータ・アレグザンダー(Sop)
ベルナルト・ハイティンク指揮
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

PROC 1077 \1000
ブラームス:チェロソナタ第1番、第2番
ピエール・フルニエ(Vc)
ルドルフ・フィルクスニー(pf)

PROC 1078 2枚組 \1500
リヒテルのイタリア楽旅第1集、第2集
ショパン:
ポロネーズ第7番「幻想ポロネーズ」練習曲よりOp.10-1、12「革命」
バラード第4番
ドビュッシー:版画
スクリャービン:ピアノソナタ第5番
J.S.バッハ:
平均律クラヴィーア曲集第1巻より第1番、第4番、第5番、第6番、第8番
シューベルト:アレグレットD915、17のレントラーD366より
シューマン:アベッグ変奏曲
ラフマニノフ:前奏曲Op.32-12
プロコフィエフ:「束の間の幻影」Op.22より
スヴャトスラフ・リヒテル(pf)

PROC 1080 \1000
ウィンナ・ホルンの饗宴
ベートーヴェン:自然における神の栄光Op.48-4
シュティーグラー:
聖フーベルト・ミサ、森のこだま、リューツォーの荒々しい狩り
シャントル:狩猟開始の合図、獲物くらべ、アウホーフ狩りの行進曲、
狩りの終わりの合図
オーストリア狩猟儀礼法による狩の合図より短い狩猟の合図、狐の死、
野猪の死、雄鹿の死
ゴラー:集合の合図/フライベルク:祝祭前奏曲/ペーク:古風な舞曲
ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」から狩人の合唱/サイフリート:小ポルカ
モーツァルト:森の住民のあいさつ
ワーグナー:歌劇「タンホイザー」から狩りの合図
ヴンデラー:オーストリアの狩りの歌/リフトル:森の喜び
フンパーディンク:歌劇「ヘンゼルとグレーテル」から夕べの祈り
ウィーン・ヴァルトホルン合奏団

PROC 1053 2枚組 \1500
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
レオノーレ序曲第3番作品72a、ピアノ協奏曲第4番
クラウディオ・アラウ(pf)
レナード・バーンスタイン指揮
バイエルン放送交響楽団

PROC 1055 5枚組 \4200
ショスタコーヴィチ:交響曲選集
第1番、第5番、第8番、第9番、第10番、第13番「バビ・ヤール」
第15番
ムソルグスキー(R.コルサコフ編):
歌劇「ホヴァンシチナ」前奏曲、
歌曲集「死の歌と踊り」(ショスタコーヴィチ編)
ゲオルグ・ショルティ指揮
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
シカゴ交響楽団、他

PROC 1060 \1000
ロイ・ハリス:交響曲第3番
ウィリアム・シューマン:交響曲第3番
レナード・バーンスタイン指揮
ニューヨーク・フィルハーモニック

PROC 1061 2枚組 \1500
J.S.バッハ:管弦楽組曲全曲
ロリン・マゼール指揮
ベルリン放送交響楽団

PROC 1063 \1000
リスト:ピアノ協奏曲第1番、第2番
巡礼の年第2年補遺「ヴェネツィアとナポリ」
ラザール・ベルマン(pf)
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
ウィーン交響楽団

PROC 1064 \1000
シューマン:ピアノ協奏曲
グリーグ:ピアノ協奏曲
ジャン=マルク・ルイサダ(pf)
ティルソン・トーマス指揮、ロンドン交響楽団

PROC 1065 \1000
ララ - 現代ギター作品集
シルヴァーノ・ブッソッティ:ララ
モーリス・オアナ:もし朝日が昇ったなら…
ジュゼプ・メストレス・クアドレニ:ギターのための前奏曲
ジローラモ・アリーゴ:ギターのためのセレナード
レオ・ブローウェル:永劫の螺旋/クリストバル・アルフテル:コデックスI
フアン・ブランコ:コントラプンクト・エスペシアル III-c
レオ・ブローウェル(Guitar)

PROC 1066 3枚組 \2500
バルトーク:弦楽四重奏曲全集
東京クァルテット

PROC 1069 \1000
ベートーヴェン:
ピアノソナタ第8番「悲愴」、第14番「月光」、第23番「熱情」
ヴィルヘルム・ケンプ(pf)

PROC 1071 3枚組 \2500
ラフマニノフ:交響的舞曲
歌劇「アレコ」から間奏曲、ヴォカリーズOp.34-14
バルトーク:管弦楽のための協奏曲、2つの映像Op.10
ベルリオーズ:交響曲「イタリアのハロルド」、序曲「ローマの謝肉祭」
ロリン・マゼール指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、他




<Harmony>
HCC 2052 \3000
ブラームス:ピアノソナタ第3番
6つの小品Op.118
新納 洋介(pf)





<WARNER CLASSICS>
WARNER 2564 677426 2枚組 \2450
モーツァルト:歌劇「魔笛」
ナタリー・デセイ(Sop)ローザ・マニヨン(Sop)
ハンス=ペーター・ブロホヴィッツ(Ten)ラインハルト・ハーゲン(Bs)
ウィリアム・クリスティ指揮、レザール・フロリサン
※同内容の既発品番:0630 127052 は廃盤となります。

WARNER 2564 677430 3枚組 \3500
ヘンデル:歌劇「オルランド」
パトリシア・バードン(MSop)ローザ・マニヨン(Sop)ヒラリー・サマーズ(Alt)
ローズマリー・ジョシュア(Sop)ハリー・ファン・デル・カンプ(Bs)
ウィリアム・クリスティ指揮、レザール・フロリサン
※同内容の既発品番:0630 146362 は廃盤となります。

WARNER 2564 677434 2枚組 \2450
パーセル:歌劇「アーサー王」
ヴェロニカ・ジャンス(Sop)クラロン・マクファーデン(Sop)
マーク・パドモア(Ten)イアン・ペイトン(Ten)ジョナサン・ベスト(Bs) 
ウィリアム・クリスティ指揮、レザール・フロリサン
※同内容の既発品番:4509 985352 は廃盤となります。


●APEX series 各1枚 \680
WARNER 2564 677179
バーンスタイン:交響曲第3番、チチェスター詩篇
佐渡 裕指揮、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団

WARNER 2564 677159
ブラームス:二重協奏曲
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
イツァーク・パールマン(Vln)ヨー・ヨー・マ(Vc)
ダニエル・バレンボイム指揮、シカゴ交響楽団

WARNER 2564 677161
シューマン:ピアノ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲
マルタ・アルゲリッチ(pf)ギドン・クレーメル(Vln)
ニコラウス・アーノンクール指揮、ヨーロッパ室内管弦楽団

WARNER 2564 677163
R.シュトラウス:
交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」「英雄の生涯」
ダニエル・バレンボイム指揮、シカゴ交響楽団

WARNER 2564 677165
リスト:超絶技巧練習曲集
ボリス・ベレゾフスキー(pf)

WARNER 2564 6786
ベルリオーズ:「ファウスト」からの8つの情景
リスト:レーナウの「ファウスト」からの2つのエピソード
ワーグナー:序曲「ファウスト」
佐渡 裕指揮、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団

WARNER 2564 678705
メンデルスゾーン:真夏の夜の夢、最初のワルプルギスの夜
パメラ・コバーン(Sop)エリザベート・フォン・マグヌス
ビルギット・レンメルト(MSop)トーマス・ハンプソン(Br)
ウーヴェ・ハイルマン(Ten)、他
ニコラウス・アーノンクール指揮、ヨーロッパ室内管弦楽団

WARNER 2564 678703
シューマン:クライスレリアーナ
ウィーンの謝肉祭の道化Op.26、3つのロマンスOp.28
アレクサンドル・ラビノヴィチ(pf)

WARNER 2564 678657
チャイコフスキー:ヴァイオリンとピアノのための作品集
ロシア舞曲、ゆううつなセレナード、なつかしい土地の思い出、
白鳥の湖より、ユモレスク、感傷的なワルツ、無言歌、
眠れる森の美女より、ワルツ・スケルツォ
アレクサンドル・マルコフ(Vln)
アレクサンドル・マルコヴィチ(pf)

WARNER 2564 678707
ベルリオーズ:幻想交響曲
ラ・マルセイエーズ プラシド・ドミンゴ(Ten)
ダニエル・バレンボイム指揮、シカゴ交響楽団




<MEMBRAN>
※これまでの未案内も含めてのご案内です

MEMBRAN 223288 \680
デ・カヴァリエーリ:魂と肉体の劇
レーラー

MEMBRAN 223289 3枚組 \1780
モンテヴェルディ:ポッペアの戴冠
ゼッダ

MEMBRAN 223290 2枚組 \1350
ヴィヴァルディ:オリンピアーデ
クレマンシック

MEMBRAN 223291 3枚組 \1780
ヘンデル:ジュリアス・シーザー
パンニ

MEMBRAN 223292 2枚組 \1350
ピッチンニ:ラ・チェッキーナ
カンパネッラ
MEMBRAN 223293 \680
カルデラーラ:リチメロ 抜粋
ベネデッティ

MEMBRAN 223294 2枚組 \1350
パイジェルロ:ニーナ
ボニング

MEMBRAN 223295 2枚組 \1350
チマローザ:歌劇「秘密の結婚」
カヴァッリーロ

MEMBRAN 223296 2枚組 \1350
ガッツァニーガ:ドンジョバンニ
ハント

MEMBRAN 223297 \680
ボッケリーニ:歌劇「慈悲深い女」
エフリキアン

MEMBRAN 223298 2枚組 \1350
サリエリ:オルムスの王アクスル
クレマンシック

MEMBRAN 223299 3枚組 \1780
ロッシーニ:セビリアの理髪師
カンパネッラ

MEMBRAN 223300 3枚組 \1780
メルカダンテ:イル・ブラーヴォ
アプレア

MEMBRAN 223301 2枚組 \1350
ドニゼッティ:ドン・パスクワーレ
カンパネッラ

MEMBRAN 223302 2枚組 \1350
ベッリーニ:歌劇「清教徒」
ボニング

MEMBRAN 223303 2枚組 \1350
ヴェルディ:歌劇「エルナーニ」
カレッラ

MEMBRAN 223304 2枚組 \1350
レオンカヴァルロ:ラ・ボエーム
ケーニック

MEMBRAN 223305 \680
プッチーニ:歌劇「妖精ヴィッリ」
アプレア

MEMBRAN 223306 2枚組 \1350
マリヌッツィ:ジャクリーの乱
リカータ

MEMBRAN 223307 2枚組 \1350
メノッティ:歌劇「ゴヤ」
マーキュリオ

MEMBRAN 224006 \880
中世の歌劇ミステリウム
クレマンシック

MEMBRAN 224094 \880
ドニゼッティ:歌劇「リータ」
アメンドーラ

MEMBRAN 224173 \880
メノッティ:歌劇「テレフォン」
ヴァリエーリ

MEMBRAN 224174 2枚組 \1780
歌劇「音楽の蜂」 2枚組
パリシ

MEMBRAN 224175 \880
ベルリーニ:ミサ曲ト長調、ニ長調
チャンピ

MEMBRAN 224184 2枚組 \1780
ドニゼッティ:パリのジャンニ
チラーリオ

MEMBRAN 224185 2枚組 \1780
サリエリ:歌劇「宿屋の女主人」
ルイージ

MEMBRAN 231119 2枚組 \1780
トスティ:声楽曲集
ブルゾン

MEMBRAN 231120 \880
ルソー:歌劇「村の占い師」
ルネ・クレマンシック

MEMBRAN 231121 2枚組 2枚組 \1780
ベッリーニ:ビアンカとフェルナンド
リカータ

MEMBRAN 231574 2枚組 \1780
パイジェッロ:ドン・キホーテ
モランディ

MEMBRAN 231575 3枚組 \2080
レーオ:アモール・ヴオール・ソッフェレン
モレス

MEMBRAN 231687 2枚組 \1780
ケルビーニ:歌劇「メデー」
フルニリエール

MEMBRAN 231691 2枚組 \1780
ドニゼッティ:ラ・ファヴォリータ
ルイージ

MEMBRAN 231717 2枚組 \1780
モーツァルト:歌劇「魔笛」
リゴン

MEMBRAN 231725 \880
ヴェルディ:歌曲全集
スコット

MEMBRAN 231726 \880
パイジェッロ:歌劇「奥様女中」
ヴァリエーリ

MEMBRAN 231774 3枚組 \2080
モンテヴェルディ:ウリッセの帰還
カーティス

MEMBRAN 231996 2枚組 \2080
サンマルティーニ:弦楽のための交響曲集
フェラーリ

MEMBRAN 231997 3枚組 \2080
メルカダンテ:スペインの女王カリテア
カレッラ

MEMBRAN 232468 2枚組 \1780
ヘンデル:歌劇「リナルド」
フッシャー

MEMBRAN 232469 2枚組 \1780
カルヴァーリョ:テストリーデアルゴナウタ
ルネ・クレマンシック

MEMBRAN 232470 2枚組 \1780
フックス:歌劇「ラウロのダフネ」
ルネ・クレマンシック

MEMBRAN 232471 2枚組 \1780
ヴィヴァルディ:コンチェルト・ダ・カメラ
イル・ジャルディーノ・アルモニコ

MEMBRAN 232473 2枚組 \1780
ドニゼッティ:ランベルタッツィのイメルダ
アンドレーエ

MEMBRAN 232474 2枚組 \1780
ヴェルディ:歌劇「二人のフォスカリ」
アレーナ

MEMBRAN 232475 2枚組 \1780
ベルリーニ:歌劇「夢遊病の女」
ヴィオッティ

MEMBRAN 232487 2枚組 \1780
ロッシーニ:歌劇「試金石」
デズデリ

MEMBRAN 232585 \880
ドニゼッティ:カーニバルの木曜日
レーラー

MEMBRAN 232586 \880
パイジェッロ:歌劇「哲学者気取り」
リガッチ

MEMBRAN 232587 \880
ベラスコ:歌劇「ばらの紫色」
クレマンシック

MEMBRAN 232588 \880
ドニゼッティ:トロメイのピーア 抜粋
リガッチ

MEMBRAN 232732 2枚組 \1780
ドニゼッティ:ゴルコンダの女王アリーナ
アレマンディ

MEMBRAN 232733 2枚組 \1780
ロッシーニ:パルミーラのアウレリアーノ
ツァーニ

MEMBRAN 232734 2枚組 \1780
ベルリーニ:アデルソンとサルヴィーニ
リカタ

MEMBRAN 232735 2枚組 \1780
ドリーブ:ラクメ
ピアンティーニ

MEMBRAN 232888 2枚組 \1780
チマローザ:三人の恋人
レーラー

MEMBRAN 232889 \1780
ドニゼッティ:オリーヴォとパスクワーレ
リガッチ

MEMBRAN 232890 2枚組 \1780
ベッリーニ:歌劇「ザイーラ」
オルミ

MEMBRAN 232891 2枚組 \1780
イタリア・バロック時代の室内楽曲集
ヴァリアスアーティスツ

MEMBRAN 232908 \880
中世の声楽作品集
ラ・レヴェルディ

MEMBRAN 232909 \880
シューベルト:歌曲集
ヤノヴィッツ

MEMBRAN 232910 \880
ダ・フィレンツェ:マドリガル集
モード・アンティクォ

MEMBRAN 232911 \880
ボッテシーニ:コントラバスの為の作品集
ジョルジ

MEMBRAN 233007 2枚組 \2080
ドニゼッティ:歌劇「連隊の娘」
カンパネッラ

MEMBRAN 233008 2枚組 \2080
ロッシーニ:歌劇「新聞」
リガッチ

MEMBRAN 233009 2枚組 \2080
ベッリーニ:カプレーティとモンテッキ
カンパネッラ

MEMBRAN 233010 2枚組 \2080
ロッシーニ:歌劇「コリントの包囲」
オルミ

<ACOUSENCE>
ACOCD21610 \2380
北ドイツの名門デッサウ・アンハルト・フィルによるスペイン音楽集
(1)シャブリエ:狂詩曲「スペイン」
(2)トゥーリナ(Joaquin Turina 1882-1949 スペイン):
交響詩「幻想舞曲集」 op.22
(3)ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
(4)ラヴェル:「道化師の朝の歌」
(5)ファリャ:バレエ音楽「三角帽子」からダンス
(6)マルケス(Arturo Marquez 1955- メキシコ) :ダンゾン第2番
アントニー・ヘルムス指揮 Antony Hermus
デッサウ・アンハルト・フィルハーモニー管弦楽団 
Anhaltische Philharminie Dessau
2010年7月1,2日デッサウ劇場でのライヴ録音
北のバイロイトとも呼ばれるデッサウ・アンハルト劇場のオーケストラである
デッサウ・アンハルト・フィルハーモニー管弦楽団による、その豊かな音楽性
やアンサンブルの質の高さを知らしめるアルバムです。

ACOCD21710 \2380
(1)ドビュッシー:「海」-3つの交響的スケッチ
2010年2月3,4日デュイスブルグ・メルカトル・ホールでのライヴ録音
(2)ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」
2009年9月9,10日デュイスブルグ・メルカトル・ホールでのライヴ録音
ジョナサン・ダーリントン指揮
デュイスブルグ・フィルハーモニカ
ACOUSENCEレーベルの主役、ダーリントン指揮のデュイスブルグ・フィルが
その実力を問う、大型作品2曲を収録した注目のアルバムです。




<TACET>
TACET 189 2枚組 \4650
ハイドン:弦楽四重奏曲集 Vol.10
ハイドン:
(1)弦楽四重奏曲第63番 ハ長調 op.64-1 Hob III-65
(2)弦楽四重奏曲第64番 ロ短調 op.64-2 Hob III-68
(3)弦楽四重奏曲第65番 変ロ長調 op.64-3 Hob III-67
(4)弦楽四重奏曲第66番 ト長調 op.64-4 Hob III-66
(5)弦楽四重奏曲第67番「ひばり」 ニ長調 op.64-5 Hob III-63
(6)弦楽四重奏曲第68番 変ホ長調 op.64-6 Hob III-64
アウリン弦楽四重奏団
2009年録音

TACET 190 2枚組 \4650
ハイドン:弦楽四重奏曲集 Vol.3
ハイドン:
(1)弦楽四重奏曲第19番 ハ長調 op.9-1 Hob III-19
(2)弦楽四重奏曲第20番 変ホ長調 op.9-2 Hob III-20
(3)弦楽四重奏曲第21番 ト長調 op.9-3 Hob III-21
(4)弦楽四重奏曲第22番 二短調 op.9-4 Hob III-22
(5)弦楽四重奏曲第23番 変ロ長調 op.9-5 Hob III-23
(6)弦楽四重奏曲第24番 イ長調 op.9-6 Hob III-24
アウリン弦楽四重奏団
2010年録音



<CARUS>
83.345 \2380
ジョスカン・デ・プレ:
モテトゥス「おお、乙女の中の乙女よ」 O virgo virginum
モテトゥス「めでたし、いとも高貴なる創造」 Ave Nobilissima creatura
モテトゥス「アヴェ・マリア」 Ave Maria
モテトゥス「御身ただひとり奇蹟をなす者」 Tu solus qui facis mirabilia
ミサ「パンジェ・リングァ」 Pange Lingua
他 全9曲
ルートヴィヒ・ベーメ指揮 Ludwig Bohme
ジョスカン・デ・プレ室内合唱団 Kammerchor Josquin des Prez
2010年9月23-24日、10月1-3日 録音
ルネサンス時代最高の作曲家の1人でフランドル学派のジョスカン・デ・プレ
(Jusquin des Prez : 1450または1455-1521)による最晩年の傑作「パンジェ・
リングァ」はグレゴリオ聖歌の「パンジェ・リングァ(いざ歌え、わが舌よ)」
の旋律に基づき、当時としては複雑な作曲技法の中からきわめて美しくこの
旋律が浮かび上がる名作です。
このアルバムではグレゴリオ聖歌の「パンジェ・リングァ」の演奏も含まれて
おり聴くものを新たな発見に導いてくれます。

83.357 \2380
W.F. バッハ:コンチェルトとトリオ集
ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ Wilhelm Friedmann Bach
(1)チェンバロ協奏曲 第1番 ニ長調 BR-WFB C 9 / Fk 41
(2)トリオ・ソナタ ロ長調 BR-WFB B-Inc. 19 / Fk unsicher
(3)チェンバロ協奏曲 ト短調 BR-WFB B-Inc. 17 / Fk unsicher 
(4)トリオ・ソナタ 変ロ長調 BR-WFB B 16 / Fk 50 (オリジナル版)
アンネ・カタリーナ・シュライバー(ヴァイオリン)
Anne Katharina Schreiber
マルティナ・グラウリッヒ(ヴァイオリン) Martina Graulich
ヴェルナー・サラー(ヴィオラ) Werner Saller
Ute Petersilge (チェロ)
Sebastian Wienand (チェンバロ)
2010年8月24-27日録音
1曲目を除いて全て世界初録音です。




<ARCHIPEL>
ARPCD0510 \880
若き、ポリーニ(ピアノ) ワルシャワ・ライヴ
ショパン:
ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 op,35
マズルカ 嬰ハ短調 op.50-3、ハ長調 op.33-3、嬰へ短調 op.59-3
前奏曲 ロ短調 op.28-2、嬰へ短調 op.28-8、二短調 op.28-24
練習曲 ロ短調 op.25-10、イ短調 op.25-11、ハ長調 op.10-1、
変イ長調 op.10-10
夜想曲 ハ短調 op.48-1、ポロネーズ 嬰へ短調 op.44
マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
多種レーベルから発売されていた名演奏をまとめた名盤の復刻です。

ARPCD0511 \880
モーツァルト:レクイエム 二短調 K.626
レオンタイン・プライス(ソプラノ) Leontyne Price
ヒルデ・レッスル=マイダン(アルト) Hilde Rossel-Majdan
フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール) Fritz Wunderlich
ヴァルター・ベリー(バス) Walter Berry
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ウィーン・フィル、ウィーン楽友協会合唱団
1960年8月24日 ザルツブルグでのライヴ
現在、現役盤が確認できない名演奏の復刻です。

ARPCD0512 \880
マーラー:「大地の歌」
モーリン・フォレスター(アルト) Maureen Forrester
リチャード・ルイス(テノール) Richard Lewis
ブルーノ・ワルター指揮
ニューヨーク・フィル 
1960年4月16日 ニューヨーク・カーネギーホールでのでのライヴ
現在、現役盤が確認できない名演奏の復刻です。
良い音質です。

ARPCD0513 \880
(1)ベートーヴェン:ミサ ハ長調 op.86
クララ・エバース(ソプラノ) Clara Ebers
ローレ・フィッシャー(アルト) Lore Fischer
フランツ・フェーリンガー(テノール) Franz Fehringer
カール・ヴォルフラム(バス) Karl Wolfram
ケルン放送交響楽団、合唱団 1954年ケルン
ボーナス・トラック として (2)シューマン:ピアノ協奏曲 ロ短調 op.54
ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ) Walter Gieseking
ケルン放送交響楽団 1951年ケルン
以上 指揮は ギュンター・ヴァント指揮 Gunter Wand
ベートーヴェンは初出かと思われます。
すばらしい音質です。圧倒的な名演奏です。



<ANDROMEDA>
ANDRCD9064 \1050
(1)チャイコフスキー:歌劇「エフゲニー・オネーギン」から
(2)プッチーニ:歌劇「マノン・レスコー」から
(3)ワーグナー:歌劇「ローエングリーン」から
(4)シベリウス:歌曲「6つの歌」op.36 から「そよげ葦」「黒いばら」
(5)アルヴェーン:
歌曲「7つの詩」op.28 から「森は眠り」「君に想いこがれて」
ユッシ・ビョルリンク(テノール) Jussi Bjorling
ニルス・グレヴィリウス指揮 Nils Grevillius
エーテボリ交響楽団 Goteborg Symphony Orchestra
エーテボリ・コンサート・ホールでの1960年8月5日ライヴ
とても良い音質です。
美しい声が魅力的なビョルリンクの素晴らしいアルバムです。

ANDRCD9077 3枚組 \2180
モーツァルト:歌劇「魔笛」
ゴットローブ・フリック(ザラストロ) Gottlob Frick
フリッツ・ヴンダーリヒ(タミーノ) Fritz Wunderlich
エリカ・ケート(夜の女王) Erika Koth
リゼロッテ・フェルザー(パミーナ) Lieselotte Folser
グラツィエッラ・シュッティ(パパゲーナ) Graziella Sciutti
ヴァルター・ベリー(パパゲーノ) Walter Berry
ヨゼフ・カイルベルト指揮 Joseph Keilberth
ウィーン・フィル、ウィーン国立歌劇場合唱団
1960年8月12日ザルツブルグでのライヴ
とても良い音質です。
初出かと思われます。

ANDRCD9079 5枚組 \2780
ベートーヴェン:
(1)交響曲第1番 ハ長調 op.21   1960年6月7日
(2)交響曲第2番 ニ長調 op.36   1960年5月29日
(3)交響曲第3番 変ホ長調「英雄」 op.55   1960年5月29日
(4)交響曲第4番 変ロ長調 op.60   1960年5月31日
(5)交響曲第5番 ハ短調「運命」 op.67   1960年5月31日
(6)交響曲第6番 ヘ長調「田園」 op.68   1960年6月2日
(7)交響曲第7番 イ長調 op.92   1960年6月2日
(8)交響曲第8番 ヘ長調 op.93   1960年6月4日
(9)交響曲第9番 二短調「合唱」 op.125    1960年6月7日
(10)「エグモント」序曲 op.84    1960年5月31日
(11)バレエ音楽「プロメテウスの創造物」序曲 op.43 1960年6月2日
(12)序曲「コリオラン」 op.62 1960年6月4日
ヴィルマ・リップ(ソプラノ) Wilma Lipp
ウルズラ・ベーゼ(アルト) Ursula Boese
フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール) Fritz Wunderlich
フランツ・クラス(バス) Franz Crass
ウィーン楽友協会合唱団
フィルハーモニア管弦楽団
以上、指揮は全て オットー・クレンペラー Otto Klemperer
名盤の復刻です。




<WALHALL>
WLCD0297 2枚組 \1750
プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」
ドロシー・カースティン(蝶々夫人)
エウジェニオ・フェルナンディ(B.F.ピンカートン)
マルガレータ・ロッジェロ(スズキ)
マリオ・セレーニ(シャープレス)
ディミトリ・ミトロプーロス指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1960年4月16日メトロポリタンでのライヴ
メトロポリタン歌劇場で長年歌い続けたドロシー・カースティン(1910-1992)
の得意とした役のひとつ「蝶々夫人」。ミトロプーロスの力強く激しい演奏も
魅力的です。音質は、とても良いです。

WLCD0298 2枚組 \1750
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」
チェーザレ・シエピ(フィガロ)
エリーザベト・ゼーダーシュトレーム(スザンナ)
キム・ボルイ(アルマヴィーヴァ伯爵)
リサ・デラ・カーザ(伯爵夫人)
ミルドレッド・ミラー(ケルビーノ)
エツィオ・フラジェッロ(バルトロ)
レジーナ・レズニク(マルチェリーナ)
エーリヒ・ラインスドルフ指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1960年1月23日メトロポリタンでのライヴ
ラインスドルフのフィガロは1958年のDECCAのスタジオ盤が知られていますが
このライヴでは溌剌とした演奏を芸達者な歌手たちと繰り広げています。
音質は、とても良いです。お勧めです。

WLCD0299 2枚組 \1750
ビゼー:歌劇「真珠採り」(イタリア語)
ピナ・マルガリーニ(レイラ)
アルフレード・クラウス(ナディール)
ジュゼッペ・タデイ(ズルガ)
カルロ・カーヴァ(ヌーバラット)
アルマンド・ラ・ローザ・パローディ指揮
ミラノRAI交響楽団、合唱団
1960年10月12日ミラノ - ステレオ録音
スペイン生まれの大御所、リリック・テノールでベルカント・オペラを得意と
し今なお、日本でも多くのファンを持つ、アルフレード・クラウスの名唱。
音質は、とても良いです。

WLCD300 2枚組 \1750
プッチーニ:歌劇「トスカ」
マグダ・オリヴェーロ(トスカ)
アルヴィニオ・ミシアーノ(カヴァラドッシ)
ジュリオ・フィオラヴァンティ(スカルピア男爵)
フルヴィオ・ヴェルニッツィ指揮
トリノRAI交響楽団、合唱団
1960年3月7日トリノでのライヴ - ステレオ録音
以前 RICORDIレーベルから発売あり
今年100歳を迎えたマグダ・オリヴェーロの良く知られた名盤「トスカ」。
名演奏の復刻です。 音質は、とても良いです。

WLCD0301 2枚組 \1750
ヴェルディ:歌劇「運命の力」
レナータ・テバルディ(ドンナ・レオノーラ)
リチャード・タッカー(ドン・アルヴァーロ)
マリオ・セレーニ(ドン・カルロ)
ジェローム・ハインズ(グァルディアーノ神父)
トーマス・シッパーズ指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1960年3月12日メトロポリタンでのライヴ
シッパーズの「運命の力」は1964年のRCA盤が有名ですが、4年前にメトで演奏
されたこのライヴ盤もダイナミックな音作りで素晴らしい演奏です。タッカー
の輝かしいヴェルヴェットの歌声も魅力的です。音質はとても良いです。

WLCD0302 2枚組 \1750
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」
ガブリエッラ・トゥッチ(アイーダ)
ガストーネ・リマリッリ(ラダメス)
アドリアーナ・ラッツァリーニ(アムネリス)
ジャン・ジャコモ・グェルフィ(アモナスロ)
アルトゥーロ・バジーレ指揮
ローマRAI交響楽団
1960年9月30日ローマ
ガブリエッラ・トゥッチは、1959年からNHKのイタリア・オペラで度々来日し
1961年の「アイーダ」の名演奏は、記憶に新しいところです。絶頂期のトゥッ
チによる名演奏です。ラッツァリーニも素晴らしいです。音質は良いです。

WLCD0304 2枚組 \1750
ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」
レオニー・リザネク(ゼンタ)
ジョージ・ロンドン(オランダ人)
カール・リーブル(エリック)
ジョルジョ・トッツィ(ダーランド)
トーマス・シッパーズ指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1960年3月5日メトロポリタンでのライヴ
以前 GOLDEN MELODRAMレーベルから発売あり。音質はとても良いです。

WLCD0308 2枚組 \1750
ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」
ビルギット・ニルソン(レオノーレ)
ジョン・ヴィッカーズ(フロレンスタン)
ヘルマン・ウーデ(ドン・ピツァロ)
ジョルジョ・トッツィ(ドン・フェルナンド)
カール・ベーム指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1960年2月13日メトロポリタンでのライヴ
以前 MELODRAM レーベルから発売あり
熱く激しいベームと素晴らしい歌手陣による名演奏の復刻です。音質はとても
良いです。「レコード芸術」紙の海外盤試聴記でも取り上げられ話題でした。

WLCD0309 2枚組 \1750
ヴェルディ:歌劇「シモン・ボッカネグラ」
フランク・グァレーラ(シモン・ボッカネグラ)
ジョルジョ・トッツィ(ヤコボ・フィエスコ)
エツィオ・フラジェッロ(パオロ・アルビアーニ)
カルロ・ベルゴンツィ(ガブリエレ・アドルノ)
ディミトリ・ミトロプーロス指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1960年4月2日メトロポリタンでのライヴ
メトを中心に活躍したフランク・グァレーラ含め、素晴らしい歌手陣と、ミト
ロプーロスによる名演奏。名盤の復刻です。音質はとても良いです。




<MYTO HISTRICAL>
MYTO 241 \1050
ドニゼッティ:歌劇「ピグマリオン」
ドロ・アントニオーリ(ピグマリオン)
オリアンナ・サントゥニオーネ(ガラテア)
アルマンド・ガット指揮
ベルガモ・ドニゼッティ劇場管弦楽団
1960年10月13日ベルガモでのライヴ
ドニゼッティがボローニャ留学中の1816年、夏の終わりの休暇中に作曲した
最初のオペラ作品(習作)です。登場人物は2人で1幕のとても小さな規模のオペ
ラです。当時は初演されず、1960年10月13日 本アルバムに収録された演奏が
この作品の初演となりました。 とても良い音質です。

MYTO 252 2枚組 \1750
ジョルダーノ:歌劇「アンドレア・シェニエ」
リチャード・タッカー(アンドレア・シェニエ)
エットレ・バスティアニーニ(カルロ・ジェラール)
レナータ・テバルディ(マッダレーナ・ディ・コワニー)
ファウスト・クレヴァ指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団 
1960年3月26日メトロポリタンでのライヴ
フランス革命を舞台に政府批判を行った詩人「アンドレア・シェニエ」が死刑
になるまでの、恋人マッダレーナや密かに慕うジェラールの恋の物語と葛藤を
描いた物語です。バスティアニーニの名唱。よい音質です。

MYTO 254 2枚組 \1750
グノー:歌劇「フィレモンとボーシス」(イタリア語)
アルヴィニオ・ミシアーノ(フィレモン)
レナータ・スコット(ボーシス)
ニーノ・サンツォーニョ指揮
ミラノRAI交響楽団、合唱団
1960年10月4日ミラノ
以前、旧MYTOレーベルから発売あり。
旅人に姿を変えて、家を訪れた神に心を込めて歓待した老夫婦のフィレモンと
ボーシス。神の言葉によって洪水から命をすくわれ且つ、死ぬ時も死後も一緒
に..という神への希望も聞き入れられ神への感謝を口にしつつ、2人で寄り添
いながら大木へと姿を変え天に召されます。 とても良い音質です。

MYTO 257 2枚組 \1750
ドニゼッティ:歌劇「ファヴォリータ」
フィオレンツァ・コソット(レオノーラ・ディ・グスマン)
ルイジ・オットリーニ(フェルナンド)
ピエロ・グェルフィ(アルフォンソ11世)
イヴォ・ヴィンコ(バルダッサーレ)
ニーノ・サンツォーニョ指揮
トリノRAI交響楽団、合唱団
1960年6月17日トリノでのライヴ
イタリア・オペラを代表する歌手の1人フィオレンツァ・コソットの名演。
コソットは「ファヴォリータ」で、数多くの名盤を生み出しています。
良い音質です。





<MYTO HISTRICAL>
ケンペ指揮 ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指輪」1960年
ヘルマン・ウーデ(ヴォータン/さすらい人)
ジェローム・ハインズ(ヴォータン/さすらい人)
トーマス・ステュアート(ドンナー)
ゲオルク・パスクダ(フロー)
ゲルハルト・シュトルツェ(ローゲ)
オタカール・クラウス(アルベリヒ)
ヘロルド・クラウス(ミーメ)
アルノルト・ヴァン・ミル(ファゾルト)
ペーター・ロート・エーラング(ファフナー)
ヘルタ・テッパー(フリッカ)
マルガ・ヘフゲン(エルダ)
イングリート・ビョーナー(フレイア/グートルーネ)
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(ジークムント)
オーセ・ノルモ=レーヴベリ(ジークリンデ)
ゴットローブ・フリック(フンディング/ハーゲン)
アストリッド・ヴァルナイ(ブリュンヒルデ)
ビルギット・ニルソン(ブリュンヒルデ)
ハンス・ホップ(ジークフリート)
グレース・ホフマン(ワルトラウテ)
ルドルフ・ケンペ指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
以前GOLDEM MELODRAM、AUDIOPHILEレーベルから発売あり。
コヴェント・ガーデンの「指輪」で高い評価を得て、クナッパーツブッシュの
後をついで1960年からバイロイトでヴォルフガング・ワーグナーの演出にて
スタートしたケンペ指揮の「指輪」は、1963年まで続けられました。
オーソドックスな解釈と一般に知られるこの1960年の「指輪」は「指輪」を
構成する4つのオペラが進むにつれ、素晴らしいクライマックスに向かいます。
とても良い音質です。
セットではなく、お求め易いバラでの販売です。

MYTO 270 2枚組 \1450
楽劇「ラインの黄金」
1960年7月26日バイロイト祝祭劇場でのライヴ

MYTO 271 3枚組 \2350
楽劇「ワルキューレ」
1960年7月27日バイロイト祝祭劇場でのライヴ

MYTO 272 4枚組 \2880
楽劇「ジークフリート」
1960年7月28日バイロイト祝祭劇場でのライヴ

MYTO 273 4枚組 \2880
楽劇「神々の黄昏」
1960年7月30日バイロイト祝祭劇場でのライヴ




<ANDROMEDA>
ANDRCD9070 2枚組 \1750
ヘンデル:オラトリオ「サムソン」
ジョン・ヴィッカーズ(サムソン)
ジョン・カーライル(ダリラ)
ローリス・エルムズ(ミカー)
ジョゼフ・ルーロー(マノア)
ジェイムズ・ピーズ(ハラファ)
ジョン・サザーランド(イスラエルの女)
レイモンド・レパード指揮
コヴェント・ガーデン歌劇場管弦楽団、合唱団
1959年1月3日ロンドン
「サムソン」はヘンデルにとり、ほとんど同時期に作曲された「メサイア」
に比べて、物語の描写や方向性をアリアに託した、激しく劇的でオペラ的な
作品です。以前、GARAレーベルから発売あり。
音質は、残念ながらあまり良くありません。
今年10月に亡くなったサザーランド氏への追悼の意を込めて発売になります。




<ARCHIPEL>
ARPCD0436 \880
(1)チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」 ロ短調 op.74
ミラノRAI交響楽団
1960年1月22日ミラノでのライヴ
ボーナス・トラック 
(2)モンテヴェルディ:「聖母マリアのための挽課」から
「アヴェ・マリア・ステラ」
ローマRAI交響楽団
1959年ローマでのライヴ
以上 指揮は セルジウ・チェリビダッケ
テンポの揺れが激しい、とても個性的な演奏です。
録音年代の古さを感じさせる音質で、残念ながらあまり良くありません。
チェリビダッケ・ファンに向けてのアルバムです。
ARCHIPELレーベルから次々発売されるチェリビダッケの最新アルバムとなり
ます。




<WALHALL>
WLCD0317 2枚組 \1750
ドニゼッティ:歌劇「連隊の娘」
アンナ・モッフォ(マリー)
ジュゼッペ・カンポーラ(トニオ)
ジュリオ・フィオラヴァンティ(スルピス)
ヨロンダ・ガルディーノ(ベルケンフィールド)
アントニオ・カッシネッリ(オルテンシオ)
フランコ・マンニーノ指揮
ミラノRAI交響楽団、合唱団
1960年12月2日ミラノでのライヴ
以前、MELODRAMレーベルから発売あり。
その美貌ゆえ、今も多くのファンを持つソプラノ、アンナ・モッフォの「連
隊の娘」。音質は良好です。

WLCD0318 2枚組 \1750
ドビュッシー:歌劇「ペレアスとメリザンド」
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(メリザンド)
セオドア・アップマン(ペレアス)
ジョージ・ロンドン(ゴロー)
ジョルジョ・トッツィ(アルケル)
レジーナ・レズニク(ジュヌヴィエーブ)
ジャン・モレル指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1960年1月16日メトロポリタンでのライヴ
ロス・アンヘレスの当たり役のひとつ、ペレアス。繊細にして優雅、知的かつ
チャーミングなロス・アンヘレスの歌声が魅力的です。
年代の古さを多少感じさせる音質です。

WLCD0321 2枚組 \1750
ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」
ロバート・メリル(ルナ伯爵)
ルチーネ・アマーラ(レオノーラ)
ジーン・マデイラ(アズチェーナ)
カルロ・ベルゴンツィ(マンリーコ)
ファウスト・クレヴァ指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1960年5月6日アトランタ、FOX劇場でのライヴ
ヴェルディを得意とする名歌手カルロ・ベルゴンツィを中心に1960年代メトを
代表する歌手であるルチーネ・アマーラ、ロバート・メリル等が勢ぞろいの
名演奏。音質はとても良いです。

WLCD0326 \1050
パーセル:歌劇「ディドとエネアス」
40テレサ・ベルガンサ(ディド)
ジェラール・スゼー(エネアス)
ハンニー・シュテフェク(ベリンダ)
ジェーヌ・ベルビエ(魔法使い) J
ピエール・デルヴォー指揮
パリ音楽院管弦楽団、合唱団
1960年8月3日エクサン・プロヴァンスでのライヴ
トロイアの王子エネアスはトロイア陥落の後、カルタゴに逃れ王女ディドを
愛するが、エホバの命により彼女のもとを去ります。
スゼーの他、素晴らしい歌手陣による名演奏です。音質はとても良いです。

<若林工房レーベル(日本)>
WKLC7008-09 2枚組 \2680
「ショパン・リサイタル 2010 / メジューエワ」
disc-1 2010年7月15日 クロスランドおやべ・セレナホール(富山県小矢部市)
におけるライヴ録音
ノクターン 嬰ハ短調 (遺作) / 同 変ホ長調 作品9の2
同 へ短調 作品55の1
同 変ホ長調 作品55の2 / 幻想即興曲 嬰ハ短調 作品66
エチュード 変イ長調 作品25の1 / 同 ヘ短調 作品25の2
同 ホ長調 作品10の3 《別れの曲》 / ハ短調 作品10の12 《革命》
ワルツ 嬰ハ短調 作品64の2 / 同 変イ長調 作品69の1 《告別》
ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 作品58
disc-2  2010年7月16日 新川文化ホール・小ホール(富山県魚津市)における
ライヴ録音
ノクターン 変ロ短調 作品9の1 / 同 嬰ヘ長調 作品15の2
バラード 第1番 ト短調 作品23
プレリュード 変ニ長調 作品28の15 《雨だれ》
ポロネーズ 第6番 変イ長調 作品53 《英雄》
ワルツ ヘ短調 作品70の2 / 同 変ニ長調 作品64の1 《小犬》
幻想曲 ヘ短調 作品49 / 3つのマズルカ 作品59
幻想ポロネーズ 変イ長調 作品61
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
「ノクターン集」(WAKA-4143-44)が見事2010年度レコードアカデミー賞(器楽
曲部門)に輝いたメジューエワによるショパン生誕200年メモリアル・イヤー企
画の最終リリース。2010年7月に富山県内二箇所で行われたリサイタルのライ
ヴ録音を集めた二枚組の登場です。お馴染みの「幻想即興曲」や「小犬のワル
ツ」、「別れの曲」、「雨だれのプレリュード」、「英雄ポロネーズ」といっ
た名曲のほか、「ピアノ・ソナタ第3番」、「幻想曲」、「幻想ポロネーズ」
などの大作も収録。ライヴならではの熱気に溢れるテンションの高さに貫かれ
た聴きごたえ充分の156分。スタジオ(セッション)録音との聞き比べも興味深
いところです。ネイガウス・スクールのショパン演奏の伝統に即しながら「詩
情」と「憂愁」を情感豊かに表出する、しなやかで強靭なピアニズムをお楽し
みください。




<シュターツカペレ・ベルリン自主制作(ドイツ)>
SKB 0001 \2080
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」
ダニエル・バレンボイム指揮
シュターツカペレ・ベルリン(ベルリン国立歌劇場管弦楽団)
録音:2008年5月18日フィルハーモニー・ベルリン・ライヴ
世界音楽界の帝王とも呼びうる巨匠バレンボイム。近年の円熟ぶりは衆目の一
致するところですが、新譜にイマイチ恵まれていない感は否めません。そこで
登場する大プロジェクトがバレンボイムの手足とも言うべき存在シュターツカ
ペレ・ベルリンとのベートーヴェン・ツィクルス、ブルックナー・ツィクルス
です。全ての曲目が録音、リリースされることになっております。第1弾が「ロ
マンティック」です。SKBの「ロマンティック」と言えばスイトナーの名盤が思
い起こされますが、そこでも印象的だったのが伴奏部分の弦楽の綺麗さです。
これぞ歌に寄り添う歌劇場管弦楽団の特徴と言えます。その美質はそのままバ
レンボイムならではの何とも古めかしく懐かしさ溢れるサウンドと稀有のスケ
ールをともなった名演。バレンボイムにとって、シカゴ響、ベルリンフィルと
の全集に続く三度目の録音となります。バレンボイムのブルックナーというと
フルトヴェングラーの模倣などと批判を受けたものですが、昨今の巨匠がフル
トヴェングラーを消化仕切ってあらたな境地に至っていることは演奏会に足を
運ぶ方なら先刻ご承知でしょう。当日の前半のプログラムはデボラ・ポラスキ
独唱のシェーンベルクの六つの歌曲でした。
2008年5月18日ベルリン・フィルハーモニーにおけるライヴ。収録はドイツラ
ンドラディオ・クルトウア。
日本語解説付




<WEITBLICK>
SSS0109-2 2枚組 \3960
(1)マーラー:交響曲第6番「悲劇的」
(2)マーラー:交響曲第10番-アダージョ
ジュゼッペ・シノーポリ(指揮)
シュトゥットガルト放送交響楽団
録音:(1)1985年5月8日、(2)1981年1月28日、
シュトゥットガルト・リーダーハレに於けるライヴ
*シュトゥットガルト放送提供音源
2001年に「アイーダ」指揮中に心筋梗塞で亡くなるという悲劇に見舞われた
巨匠シノーポリ。その実演はショーマンシップにも事欠かず、理屈よりも情熱
が迸る凄まじいものでした。第10番アダージョは、フィルハーモニア管とのス
タジオ録音(1987年)が32分を超える壮大な演奏でしたが、こちらもやはり
[29:01]というスローテンポです。何よりもシノーポリのデビュー間もない頃
のマーラーが聞けるというのも嬉しいことです。1981年というとまだチェリビ
ダッケが客演を続けていた頃ですから、ひょっとしたらシュトウットガルト
放送響の清澄な美音はチェリビダッケの余韻なのかもしれません。第6番「悲
劇的」は、スケルツォを第2楽章におき、タイミングは[23:32][13:04][18:07]
[32:10]となっており、肥大感と若干のダレが感じられたスタジオ録音盤より
妥当な解釈と感じられます。
フィルハーモニア管とのスタジオ録音がヴァイオリンを両翼に配したものであ
るのに対し、これらのCDは前作第3番同様一般的配置で、実はシノーポリはラ
イヴではほとんどこの配置で演奏していたのです。
英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。




<スリーシェルズ・レーベル>
3SCD-0009 \2800
「奏楽堂の響き 3」
(1)佐藤 勝
日本万国博覧会ファンファーレ-大阪万博EXPO‘70 ※世界初CD化
(2)古関裕而
モーターボート行進曲-モーターボート競走法制定20周年記念曲 ※世界初CD化
(3)深井史郎
英魂を送る-故山本五十六元帥へ捧ぐ ※世界初CD化
(4)團 伊玖磨
皇太子殿下入場ファンファーレ ※世界初CD化
(5)團 伊玖磨
吹奏楽のための「ぞうさん」 ※世界初CD化
(6)團 伊玖磨
行進曲「希望のあしおと」-警視庁機動隊創隊50周年記念作品
(7)芥川也寸志
JALマーチ ※世界初CD化
(8)-(11)黛 敏郎/堀井友徳
交響組曲「東京オリンピック」(編曲初演)
(12)川島素晴
ファンファーレ’88 ※世界初CD化
(13)川島素晴
吹奏楽のための協奏曲(委嘱初演) ※世界初CD化
(14)江原大介
「フレイム」-吹奏楽とクラリネットのための協奏曲(委嘱初演) ※世界初CD化
(15)佐藤勝/堀井友徳
「ゴジラ対メカゴジラ」より(編曲初演)
(16)伊福部昭/福田滋
SF交響ファンタジー第3番(編曲初演)
【演奏】福田滋(指揮)リベラ・ウインド・シンフォニー
【録音】2010年5月1日,奏楽堂にてライヴ録音
2006年5月から始まった日本の作曲家の魅力を吹奏楽に乗せて伝える「奏楽堂
の響き」。今年5月にその第3回演奏会が上野の森の旧奏楽堂で開催されました。
本CDはそのライヴ録音です。今回もレアで、かつ盛り沢山の内容です。これを
聴かずして日本の作曲家は語れません!収録曲は、昭和の戦前から平成の現役
バリバリの新曲まで幅広く、どれもエネルギッシュで明日を生きる力が湧き上
がるような名曲たちです。
古関裕而の爽快なサウンドが心地よい幻のマーチ《モーターボート行進曲》、
演奏会当日の聴衆の心に大きな衝撃を与えた深井史郎の重厚なる葬送曲《英魂
を送る》、荘厳な黛オーケストレーションを堪能できる《交響組曲「東京オリ
ンピック」》、メロディスト團の洒落たセンスが横溢する《ぞうさん》、そし
て晩年の埋もれた傑作マーチ《希望のあしおと》、芥川は快活な《JALマーチ》、
ビッグバンドのエネルギーが炸裂する佐藤勝《ゴジラ対メカゴジラ》、待望の
吹奏楽版初演となる《SF交響ファンタジー第3番》、課題曲で知られる新世代
の江原大介の新作《フレイム》、芥川作曲賞だけでなく海外でも高い評価を受
ける現代音楽川島素晴の新作《吹奏楽のための協奏曲》。
「戦前・戦中世代の機会音楽」、「3人の会の音楽」、「新世代と新編曲」の
3つのテーマにより集められた日本現代音楽の饗宴です!何故これほどの名曲
がCDにもならず、再演機会もなく埋れていたのでしょうか?演奏会当日の熱気
をお届けします!




<レーベンバッハ・レーベル>
LBC 7771 \3000
ベートーヴェン:交響曲第9番二短調「合唱付き」
根本昌明(指揮)
東京フィルハーモニー交響楽団、二期会合唱団
安藤赴美子(ソプラノ)、小川明子(アルト)、
大槻孝志(テノール)、青山 貴(バリトン)
収録:2010年7月25日 東京オペラシティ・コンサートホール(ライヴ収録)
「ベートーヴェンへの感謝の夕べII」より
※DVD(LBD3331)と同じ演奏です。
高校球児たちの決勝戦のような、入魂の、白熱したゲームをプロ野球で観るこ
と、あるだろうか?フルトヴェングラー・バイロイトの「第9」はそんな白熱
の演奏です。今年の7月25日、東京フィル、二期会コーラス、4人のソリストの
皆さんの音楽への帰依により、それに肉迫する「第9」が実現したことを自負
します。そして、この演奏を日本フルトヴェングラー協会が推薦してくださる
こと、深い感謝と喜びにたえません。
(指揮者 根本昌明)(商品オビより)
※こんな「第9」を待っていた! (音楽評論家 浅岡弘和)
・・・(前略)かつて聴いたことのないような途轍もない「第9」だった。まず
第1楽章は最高と言っても良いだろう。第1主題提示の超巨大でしかもイナズ
マのような鮮烈さ!金管やティンパニを全く抑えないで炸裂させたためが、
各声部が絶妙にずれと何とも壮絶な響きが醸し出されていたのである。根本
の「第九」こそベートーヴェンという、かつて200年前に実在した空前絶後の
型破りな男の思念が音の波となり、そのまま怒濤のように押し寄せて来たよ
うな演奏であり、心底圧倒された。(後略)(ライナー・ノートより抜粋)




<NEOS>
NEOS11060 6枚組 \10000
ダルムシュタット・ドキュメントBOX.1「作曲家=指揮者(自作自演集)」
【CD1】
(1)アール・ブラウン(1926-2002):可能な様式I(1961)★
ムジーク・ファブリク 録音:1996年
(2)ルネ・レイボヴィッツ(1913-1972):
12楽器のための室内交響曲(1946-1948)★☆
ダルムシュタット劇場室内管弦楽団、録音:1948年
(3)ヴォルフガング・フォルトナー(1907-1987):生命の中心(1951)★
I.シュタイングルーバー(S)、クルト・レーデル(fl)、
ルドルフ・コーリッシュ(Vn)、
F.ヴィルトガンス(バスcl)、R.クラマンド(Hr)、ローゼ・シュタイン(Hrp)
録音:1953年
(4)エルンスト・クシェネク(1900-1991):戦時のカンタータ(1944)★
カルラ・ヘニウス(S)、フランクフルト放送交響楽団&女声合唱団
録音:1956年
(5)ブルーノ・マデルナ(1920-1973):ピアノ協奏曲(1959)★☆
デヴィッド・テュードア(Pf)、フランクフルト放送交響楽団、録音:1959年
【CD2】
(1)カールハインツ・シュトックハウゼン(1928-2007):
クロイツシュピールIII(1951)
A.シュヴァインフルター(Ob)、ヴォルフガング・マルクス(バスcl)、
D.テュードア(Pf)、
Cカスケル&H.ヘッドラー&M.ヴェーナー(Perc)、録音:1959年
(2)ハンス・オッテ(1926-2007):比率-概念(1960)★☆
J.エリカー(S)、S.ガッツェローニ(fl)、
アルフォンス・コンタルスキー(Pf)、C.カスケル(Perc)、
録音:1960年
(3)アンリ・プッスール(1929-2009):7人の奏者のためのレポン(1960)★☆
S.ガッツェローニ(fl)、F.ピエール(Hrp)、
アロイス&アルフォンス・コンタルスキー(Pf,ハーモニウム&チェレスタ)、
C.カスケル(Perc)、K.アスマン(Vn)、W.タウベ(Vc)、録音:1960年
(4)ブルーノ・マデルナ(1920-1973):オーボエ協奏曲第1番(1962/1963)
ローター・ファーバー(Ob)、国際ダルムシュタット室内アンサンブル、
録音:1963年
(5)マウリチオ・カーゲル(1931-2008):濁音(1960)
K-H.ベートナー(スパニッシュ&エレキG)、D.メーテルマン(Hrp)、
G.ノートドルフ(Cb)、
M.カーゲル&ロックシュトロー(メンブラフォン楽器)、録音:1964年
【CD3】
(1)ブルーノ・マデルナ(1920-1973):局面IV(1964)☆
S.ガッツェローニ(fl)、国際ダルムシュタット室内アンサンブル、
録音:1964年
(2)ピエール・ブーレーズ(b.1925):ドゥブル(1957-1958)(ドイツ初演)
ハーグ・レジデンティ管弦楽団、録音:1965年
(3)ヘルベルト・ブリュン(1918-2000):ソノリフェロウス・ループス(1965)★
E.ブルム(fl)、P.ポリン(Trp)、J.カゾーラン(Cb)、
ヘッドラー&ロスマン(Perc)、録音:1965年
(4)アンドラーシュ・ミハーイ(1917-1993):
室内アンサンブルのための3つの楽章(1968)★☆
ブダペスト・ハンガリー室内アンサンブル、録音:1968年
(5)ブルーノ・マデルナ(1920-1973):オーボエ協奏曲第2番(1967)
ローター・ファーバー(ob)、ハーグ・レジデンティ管弦楽団、録音1968年
【CD4】
(1)マウリチオ・カーゲル(1931-2008):「1898」(1972-1973)
H.ダインツァー(Cl)、A.バウアー(Trp)、K.シュヴェルツィク(Hr)、
A.ロシン(Trb)、
R.トッツィ(Tuba)、B.シルヴェストレ(Hrp)、アロイス・コンタルスキー(Pf)、
C.カスケル(Perc)、
サシュコ・ガヴリロフ(Vn)、S.パルム(Vc)、G.ノートドルフ(Cb)、
録音:1974年
(2)エルンスタルブレヒト・シュテーブラー(b.1934):
コンティヌオ(1974)★☆
H.ダインツァー(Cl)、K.トゥーネマン(Fg)、K.シュヴェルツィク(Hr)、
A.ロシン(Trb)、
フーベルト・マイアー(Va)、G.シューマッハー(Vc)、録音:1974年
【CD5】
(1)マンフレート・トロヤーン(b.1949):室内協奏曲(1973)★
C.レッドマン(fl)、M.ディーステル(アルトfl)、R.ディリー(cl)、
H.ハーゼ(バスcl)、S=ニッテル(Vn)、F.ガウヴェルキー(Vc)、
Y.アッペンハイマー(Cemb)、D.アーデン(Pf)、録音1976年
(2)カルメン・マリア・カルネッチ(b.1957):マド・ソングズ(1988)★
ブリギッタ・ショーク(A)、M.ハラー(G管fl)、A.マルコム(イングリッシュHr)、
W.イフリム(バスcl)、C.ディールシュタイン(ヴィヴラフォン、マリンバ)、
録音:1988年
(3)ロベルト・HP・プラッツ(b.1951):雷、夢の恐怖から・・・(1987)★
アンサンブル・ケルン、録音:1990年
(4)マイケル・フィニシー(b.1946):ピアノ協奏曲第3番(1978)★
ジェイムズ・クラッパートン(Pf)、イクシオン・アンサンブル、録音:1990年
【CD6】
(1)ベアト・フラー(b.1954):失われた瞬間を待つ(1990)
クラングフォルム・ウィーン、録音:1994年
(2)マウリチオ・カーゲル(1931-2008):オーケストリオン通り(1995/1996)★
ムジーク・ファブリク、録音:1996年
(3)ヨハネス・カリツケ(b.1959):クラキシフィケイションII(1999)☆
ベルリン交響楽団、録音:2000年
(4)ゲルハルト・ミュラー=ホルンバッハ(b.1951):内部トラック(2002)☆
ムターレ・アンサンブル、録音:2002年
全曲作曲者が指揮(ダルムシュタット夏季現代音楽講習会ライヴ)、
★世界初リリース音源/☆世界初演時の録音
これは現代音楽愛好家には垂涎の貴重な音源集です。ダルムシュタット夏季現
代音楽講習会は、第二次世界大戦直後の1947年にメシアンやレイボヴィッツら
を講師にして始められた現代音楽の老舗ともいうべきセミナー&音楽祭です。
戦後の前衛音楽シーンはここから始まったといっても過言ではありません。
ブーレーズ、シュトックハウゼン、ノーノら前衛三羽烏はここから巣立ってゆ
きました。またその後、それぞれの時代を作った作曲家のほとんどがこの門を
くぐっています。そんな音楽祭の未発表音源を含む貴重なライヴ録音を一挙に
リリース。しかも全て作曲者自身による指揮で、作曲家の意図を後世に正確に
伝える結果となりました。ブルーノ・マデルナのピアノ協奏曲をデヴィッド・
テュードアが弾くなど、歴史的セッションも忘れがたいもの。録音はモノラル
からデジタルまでまちまちですが、音質は大変良好です。音の向こうから新し
い時代のみずみずしくも尖った空気が伝わってきます。

NEOS 51005(Blu-ray) \5280
ヴァインベルク(1919-96):歌劇「乗客」Op.97(1967-68)
ミシェル・ブリート(MS,リーザ)/ロベルト・サッカ(T,ヴァルター)/
エレナ・ケレシディ(S,マルタ)/アルトゥール・ルチンスキ(Br,タデウシュ)
ヴェトラーナ・ドネヴァ(S,カーチャ)
エルジュビエタ・ウロブレスカ(MS,ブラスタ)/ほか
テオドール・クレンツィス(指揮)
ウィーン交響楽団、プラハ・フィルハーモニー合唱団
演出:デイヴィッド・パウントニー
録音:2010年7月ブレゲンツ音楽祭
(ユニテル、ORF、ブレゲンツ音楽祭、クラシカの共同制作)
字幕:独英仏波露
ポーランド出身のソ連の作曲家、ミエチスワフ(モイセイ)・ヴァインベルク
(1919-96)は、ユダヤ人であるがゆえに第二次世界大戦の勃発によってポーラン
ドを離れ、しかも亡命したソ連でもユダヤ人嫌いのスターリンから迫害を受け
処刑直前まで至ったという、過酷な生涯を送った人物。そのヴァインベルクが
心血を注いだオペラがこの「乗客」である。1960年代初頭、ドイツの外交官
ヴァルターとその妻リーザは、ブラジルに向かう客船に乗っていた。リーザは
その時、見覚えのある、しかし死んだとばかり思っていた乗客を見かける。実
は第二次世界大戦中、リーザはアウシュヴィッツでナチス親衛隊として収容者
の監視人をしており、彼女が船内で目撃した「乗客」は、リーザが親しく接し
たポーランド女性マルタにそっくりだった。ここから物語は現在と過去を行き
交う。この力作は1968年に作曲されたものの上演されず、ようやく2006年にな
ってスタニスラフスキー&ネミロヴィチ=ダンチェンコ記念国立モスクワ音楽
劇場で簡易舞台上演で初演が行われた。2010年のブレゲンツ音楽祭は、本格的
な舞台上演として初のもので、英国の著名な演出家、D.パウントニーが舞台を
作り上げ、ミシェル・ブリート、ロベルト・サッカといった優れた歌手、ギリ
シャ出身の若い指揮者で、ロシアのノヴォシビルスク国立歌劇場の音楽監督を
務めるクレンツィスによって、ヴァインベルクの名作がついに真の姿を現した。
HDD収録をBlue-Rayの鮮明画像で見ることができる。

NEOS 11051(SACD-Hybrid) \2650
「ドナウエッシンゲン音楽祭2009ライヴVol.1」
(1)シャリーノ(b.1947):叫びの夜の書(2009)
(2)ベアト・フラー(b.1954):アポン(2009)
-管弦楽と話し声のための
(3)ジミー・ロペス(b.1978):夢魔III(2009)
(1)(2)ベアト・フラー指揮SWRバーデン=バーデン・フライブルク響
(1)マリオ・カローリ(Fl)、
(3)カール・ロスマン(Cl)、D.ロスリュスト(Perc)、
SWRエクスペリメンタルスタジオ
録音:2009年10月ライヴ
2009年ドナウエッシンゲン音楽祭ライヴ。今回の呼び物は30分に及ぶシャリー
ノの新作《叫びの夜の書》。ほぼ全編をppで通し、フルートのむら息、特殊奏
法がオーケストラを奇妙なやり取りを繰り広げ、さながら日本の書を思わせる
空間を作る。フラーの《アポン》はオーストリアの劇作家H.クラウスの作品を
テキストとするもので、ブーレーズを思わせる鮮やかな音響が魅力。ジミー・
ロペスの《夢魔》はポウル・ウィリアムスの詩に基づくアイデア満載の佳作。

NEOS 11052(SACD-Hybrid) \2650
「ドナウエッシンゲン音楽祭2009ライヴVol.2」
(1)フランク・ベドロシアン(b.1971):スウィング(2009)
(2)ラファエル・チェンド(b.1975):
闇への導入(黙示録の3つのテキストによる)(2009)
(3)クリストファー・トレビュー・ムーア(b.1976):奇妙な誘惑者(2009)
(1)(2)ジョルジュ=エリー・オクトール指揮イクトゥス・アンサンブル
(3)IRCAM(電子音響)、アレクサンドル・フォルティエ
(サウンド・ディレクター)
(3)ソロイスツ・サウンドファブリーク、SWRエクスペリメンタルスタジオ
録音:2009年10月ライヴ
70年代生まれの若手作曲家の作品集。いずれも器楽アンサンブルとライヴ・エ
レクトロニクスのために書かれている。ベドロシアンはパリ出身でグリゼイ、
ストロッパ、マヌリ、ミュライユ、ラッヘンマンに師事しスペクトル技法と
ラッヘンマンの特殊音響を融合した作風。チェンドはマヌリ、ファーニホウに
師事しIRCAMで研鑽を積んだ。器楽の特殊奏法に電子音響が絡む目も眩む色彩
の変化が聴きもの。ムーアはスタンフォード大学でファーニホウに師事。複雑
極まる音響の渦。

NEOS 11053(SACD-Hybrid) \2650
「ドナウエッシンゲン音楽祭2009ライヴVol.3」
マノス・ツァンガリス(b.1956):《バチェバ、歴史を食らえ!》
-俳優、歌手、合唱、管弦楽とライヴ・エレクトロニクスのためのラジオ演劇
(2008/2009)
シルヴァイン・カンブルラン(指揮&俳優)、デニス・コンテ(指揮)、
SWRバーデンバーデン・フライブルク交響楽団、
SWRヴォーカル・アンサンブル、
シモン・シュトックハウゼン(電子音響監督)、
アルブレヒト・レウ(サウンド・スーパービジョン)他
ヨハンナ・ヴィンケル(Sop)、エルヴィラ・ビル(Alt)、
ジュリアン・ポッジャー(Ten)、
アンドレアス・ヴォルフ(Br)、クリストフ・グルント(Org)、
ケイト・ストリング(俳優)ほか
録音:2009年10月ドナウエッシンゲン音楽祭ライヴ
ツァンガリスはデュッセルドルフ出身の中堅作曲家で作曲をカーゲルに師事、
ヨーロッパの名だたる作曲賞を数多く受賞している。本作は旧約聖書に題材を
取ったシアター・ピースで、俳優の語り、ポルタメントを多く含む歌唱、打楽
器を含むノイジーな音響、電子音、サウンド・モンタージュ、オルガンのクラ
スターなど、現代音楽のおよそ考えられる技法が全て注ぎ込まれている。

NEOS11044 \2500
ペーター・ルジツカ(b.1948):ピアノ作品集
(1)5つの情景(2009)
(2)パレルゴン-ヘルダーリンの6つのスケッチ(2006/2007)
(3)前奏曲集(全6曲)/(4)「時間の内部摘出」-3つの夜想曲(1969)
(5)補償-ピアノのための回想(1966/2009)
ゾフィ=マユコ・フェッター(Pf)
録音:2009年12月
ルジツカは現代ドイツ作曲界の重鎮的存在。ヘンツェ、ハンス・オッテに作曲
を師事した彼は堅実でアカデミックな様式を保ちつつ色彩的な音楽を作りあげ
る。激しい音の塊やすばやいパッセージなど正統的な前衛音楽様式といえる。
ピアノを弾くフェッターは日本でも度々リサイタルを開き、絶賛されているド
イツの若手ピアニスト。大阪万博にシュトックハウゼンのアンサンブルで来日
した父と当時通訳にあたった日本人を母に持ち、マユコ自身も後にシュトック
ハウゼンの演奏に関わっている。レパートリーは現代曲にとどまらず、ショパ
ン、モーツァルトなども得意としザルツブルク音楽祭にも出演している。

NEOS11042 \2500
ジョン・ケージ(1912-1992):ASLSP(1985)
(第1番、第7番(2番目のピースとして)、第2番、第3番、第4番、第5番、第6番、
第7番、第8番)
ザビーネ・リープナー(Pf)
録音:2009年
ASLSPとはas slow as possible(できるだけ遅く)の略であり、奏者は文字通り
極めてゆっくりと弾くことを要求される。ケージは指示をas slow as
possibleとしか書いておらず、どれくらいの速さで弾くかは奏者に委ねられる。
何の脈絡もないように並べられた協和音、不協和音、単音が不規則な強さ、感
覚で延々と続く音空間は日本庭園の「ししおどし(鹿威し)」か「水琴窟(すい
きんくつ)」を聴くようでもあり、まさにケージ・ワールド。このディスクは
CD1枚に収まる良心的(?)な作りだが、本作のオルガン版は2001年5月に演奏が
開始され、演奏終了は2639年の予定とか。演奏はアメリカ実験音楽を得意とし、
目の覚めるようなクリアな音が持ち味。お休み(zzz)ミュージックにもおすすめ。

NEOS11043 \2500
ジョン・ケージ(1912-1992):
ONE-ピアノのための(1987)
ONE?(1の2乗)-1-4台のピアノのための(1989)
ONE?(1の5乗)-ピアノのための(1990)
ザビーネ・リープナー(Pf)
録音:2009年
上記のASLSPとほぼ同時期に作曲されたケージ晩年の作品。ナンバー・ピース
と呼ばれるシリーズの最初の作品。ONEはソロを意味する。ピアノの単音、
和音、内部奏法が間をおいてぽつりぽつりと連なってゆく静謐で美しいピアノ
作品。

NEOS11035 \2500
コンスタンティア・グルズィ(b.1962):作品集
(1)イラティキ・ポリシ(修道士の詩)(2007/2009)
(2)火炎Op.44(2009)/(3)南風-物語IOp.43(2009)
(4)サッフォーの歌-クルタークへのオマージュOp.12(1995/2009)
(5)南風-物語IIOp.43(2009)/(6)化合物Op.32(2007/2009)
(7)カスタリアOp.35(2008/2009)
※全曲世界初録音
コンスタンティア・グルズィ((1)(7)指揮、(4)(6)Pf)
(1)(7)アポロン・ミュサゲート四重奏団
(1)(2)(4)(6)ヴァシリス・アグロコスタス(ビザンチン詩篇朗唱)、
(1)-(3)(5)-(7)ミカリス・コレバス(タルフー、サズ、ネイ)
(1)(2)C.エルゼッサー(Pf)、
録音:2009年
コンスタンティア・グルズィは1962年ギリシャ生まれの作曲家。作曲のみなら
ず指揮、教育、コンサート・プロデュースなど多方面に渡って活動している。
また2009年にベルリン・ドイツ・オペラのために楽譜が断片しか残されていな
いハイドンの歌劇《フィレモンとバチウス》の補作・校訂も行っている。彼女
の音楽はギリシャ正教の伝統的な朗唱や民族音楽と現代音楽の語法を対立させ
るのではなく、むしろそれら双方を生かすように作られており、新しいタイプ
のワールド・ミュージックのように聴こえる。ビザンチン聖歌の神秘的でメリ
スマティックな朗唱に斬新な響きがつけ加えられ、濃厚な香りと麻薬のような
魅力を放つ。(3)(5)はペルシャの葦笛「ネイ」の独奏曲。他にもヴァイオリン
系の民族楽器「タルフー」や、ギター系の民族楽器「サズ」が使用されている。

NEOS10906(SACD-Hybrid) \2650
アルトゥーロ・フエンテス(b.1975):作品集
(1)モジュラー(2009)-ヴァイオリンとバス・クラリネットのための
(2)先行詞X(2006)-テナー・サックス、ピアノと打楽器のための
(3)光(2009)-ヴァイオリンとライヴ・エレクトロニクスのための
(4)パッサテンポ(2009)-アンサンブルのための/
(5)プレクサス(2009)-テナー・サックスとライヴ・エレクトロニクスのための
(6)フォルマンテス(2008)-フルート、バス・クラリネットとピアノのための
アンサンブル・アンテグラル
録音:2009年
フエンテスは地元メキシコ・シティで学んだ後、パリのIRCAMで電子音響を学
んだ。その後ミラノでドナトーニに師事しポルトガルのムジカ・ヴィヴァ現代
音楽祭の第8回エレクトロ・アコースティック作曲コンクールに優勝。以後多く
の賞を受賞。作品はアコースティックな楽器のための作品でも電子音響の影響
が感じられ、劇的要素を排除した禁欲的な音響の中に独自のユーモアが感じら
れる。

NEOS11023(SACD-Hybrid) \2650
マルティーノ・トラヴェルサ(b.1960):作品集
(1)エコーの残り(2004)-7楽器のための
(2)白い広場、白い背景の上に(2000)-バス・クラリネットのための
(3)四重奏曲第2番(2007)-弦楽四重奏のための
(4)無伴奏ヴィオラのための四重奏曲(2007)-ヴィオラとテープ
(5)マンハッタン橋午前4時30分(2008)
(6)白く、しかし過ぎずに(1995-96)-バス・フルートとテープのための
(7)呼吸の後に(2003)-フルートのための
(1)(5)マルコ・アンギス指揮アンサンブル・アルゴリツモ
(2)R.ゴッタルディ(Cl)
(3)アルディティ四重奏団
(4)ガース・ノックス(Va)
(6)(7)マリオ・カローリ((6)バスFl、(7)Fl)
録音:2008年
マルティーノ・トラヴェルサはイタリアの作曲家で作曲、ジャズ、電子音楽を
学んだ後、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院で研鑽を積んだ。1987年か
ら89年までルイジ・ノーノに師事し影響を受けた。限られた素材をもとに静寂
な音を作り出す作法は典型的なポスト・セリエリズムといえよう。

NEOS11032(SACD-Hybrid) \2650
(1)W.リーム(b.1952):シュリフト・ウム・シュリフト
-2台ピアノと2人の打楽器奏者のための(1993/2007)
(2)バルトーク(1881-1945):2台のピアノと打楽器のためのソナタ(1937)
グラウ・シューマッハー・ピアノ・デュオ、
F.シンドルベック&ヤン・シュリヒテ(Perc)
録音:2008/2009年
2台ピアノと打楽器という編成での古典的傑作、バルトークのソナタに呼応す
る形で作曲されたリームの《シュリフト・ウム・シュリフト(フォントにフォ
ント)》はバルトークとは全く対照的な作風。フォントにフォントというタイ
トル通り、楽器間で点描的な音がやりとりされる静謐な作品。

NEOS11041 \2500
「シューマン変容とピアノ・ソナタ」
-ヘルマン・ケラー(b.1945):作品集
(1)胚葉-「シューマン変容」-ピアノのための(2001)
(2)「シューマン変容」-ヴァイオリンとピアノのための(1996)
(3)ピアノ・ソナタ第2番(2001)/(4)ピアノ・ソナタ第3番(2008)
(1)(2)(4)ヘルマン・ケラー(Pf)、
(2)A.メッサーシュミット(Vn)、
(3)トマス・ベーヒリ(Pf)
録音:2005-09年
ヘルマン・ケラーは1945年ドイツ生まれの作曲家、即興演奏家で、ジャズ・ベ
ーシストとして活動したこともある。ハインツ・ホリガー、ヴィンコ・グロボ
カール、インゴ・メッツマッヒャーらとともに現代音楽アンサンブルを度々組
んでいる。この作品集はタイトル通り、今年生誕200年を迎えたロベルト・シュ
ーマンの作品を素材にした一種のパラフレーズ。ピアノの内部奏法、クラスタ
ーありと殆ど原型を留めないほど素材はデフォルメされるが時折、もとの素材
がよみがえりそのアンバランス感に独自のシュール・レアリスティックな詩学
が聴き取れる。ピアノ・ソナタ第3番は2台の片方を四分音下に調律を変え、
2台のピアノを独りで弾く作品で、めまいのするような幻想的な雰囲気を作り
出す。

NEOS11047 \2500
「パサヘス(通路)」-メキシコの現代音楽
(1)ガブリエラ・オルティス(b.1964):トリフォリウム(2005)(ピアノ三重奏)
(2)アルトゥーロ・フエンテス(b.1975):ロワイン(2009)
-ヴィオラと予め録音されたCDのための
(3)アレハンドロ・カスタニョス(b.1978):交差点(2009)
-ヴァイオリン、アルト・サックス、打楽器とエレクトロニクスのための(2009)
(4)ジョルジーナ・デルベス・ロケ(b.1968):これ以上悲惨な(2009)
-ヴァイオリン、チェロ、テナー・サックスと打楽器のための
(5)フアン・ホセ・バルセナス(b.1982):ウン・レンコル・ヴィヴォ(2008)
-エレクトリックVn、Vc、テナーSax、打楽器とエレクトロニクスのための
(6)アレイダ・モレノ(b.1982):夜の音楽(2009)
-エレクトリック・ヴァイオリン、アルト・サックス、ピアノ、打楽器、
予め録音されたCDとライヴ・エレクトロニクスのための
アンサンブル・アンテグラル、
ヘンリー・ヴェガ(ライヴ・エレクトロニクス)
録音:2009年
メキシコの若い世代の作曲家の作品を収録。作曲家の殆どが地元で学んだ後、
ヨーロッパに留学しヨーロッパの前衛技法を学んでいる。オルティスはストラ
ヴィンスキーをポップな語法に組み替えた上で新しい音響を取り込んでゆく秀
作。そのほかの作品は楽器の新しい奏法が作る特殊な音響に電子音響が絡み、
アコースティックとも電子とも分かちがたい新たなアンサンブル作品を生み出
している。1970年代以降の出身の作曲家にこの傾向が強い。その中でもバルセ
ナスの《ウン・レンコル・ヴィヴォ》はエリオット・シャープらのアヴァン・
ポップのような都市の落書きを思わせるノイズ・ミュージックで際立った面白
さがある。

NEOS90902 \2500
メリー・クリスマス-クリスマスの伝統的な音楽と新しい音楽
(1)バッハ:「まぶねのかたえに我は立ちて」-クリスマス・カンタータ
(2)ウォーロック:ベツレヘムの夜明け/(3)パッヘルベル:カノン
(4)楽しいクリスマス(ドイツのクリスマス・キャロル)
(5)J.S.バッハ:G線上のアリア、永遠の父なる神よ
(6)清しこの夜(クリスマス・キャロル)/(7)A.コレルリ:クリスマス協奏曲
(8)アール・J.ライスドルフ(b.1958):幼子イエスのキャロル(2007/09)
(9)ローランド・ファッジ(b.1947):化身(2009)
(10)アンディ・エヴァンス(b.1962):そしてマリアは言われた(2009)
(11)デレク・スミス(b.1930):カロリンガ(2009)
ヘンシェル四重奏団、
テルツ児童合唱団ソロイスツ、
M.ショイリヒ=ヘンシェル(Cemb)、
フランク・ライネッケ(Cb)
録音:2009/2010年
硬派レーベルNEOSには珍しいクリスマス・アルバム。だからと言って斜に構え
た内容ではなく普通に楽しくクリスマス・アルバム(?)している。バッハ、パ
ッヘッルベル、コレルリは厳格な古楽スタイルの中に即興的な遊びの精神も宿
って楽しい。現代の作曲家のクリスマス音楽も現代曲的な硬い作品ではなく親
しみ易いもの。


●NEOSジャズ・シリーズ
NEOS41006/07(SACD-Hybrid) 2枚組 \5300
ドナウエッシンゲン音楽祭2005・SWR2 ナウ・ジャズ
「クァルテット」-大友良英、アクセル・ドルメル、サチコ・M、
マーティン・ブランドルマイヤー
CD1)誘惑1、誘惑2/CD2)誘惑3、誘惑4
大友良英(ターンテーブル、G、エレクトロニクス)、アクセル・ドルメル(Trp)、
サチコ・M(サインウェーブ)、マーティン・ブランドルマイヤー(Drms)
録音:2005年ライヴ、ドナウエッシンゲン
日本を代表する前衛ジャズ・ミュージシャン大友良英とその仲間によるセッ
ション。ノイズと喧騒と沈黙の交錯する幻覚的世界。

<Linn>
CKD 366(SACD-Hybrid) 2枚組 \3850
J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティ―タBWV.1001-BWV.1006 ――
ソナタ第1番ト短調BWV.1001/パルティータ第2番ニ短調BWV.1004
ソナタ第3番ハ長調BWV.1005/パルティータ第1番ロ短調BWV.1002
ソナタ第2番イ短調BWV.1003/パルティータ第3番ホ長調BWV.1006
パヴロ・ベズノシウク(バロック・ヴァイオリン)
これまでのソリストとしての実績はもちろんのこと、エンシェント室内管弦楽
団、エイジ・オヴ・インライトゥメント管弦楽団、エイヴィソン・アンサンブ
ルといった世界トップクラスのピリオド・オーケストラを、コンサートマスタ
ー、ディレクターとして率いるなど、充実の時を過ごすベズノシウクにとって、
今こそがバッハの無伴奏を取り上げる絶好のタイミングなのである!
バロック・ヴァイオリンの全てを知るベズノシウクの"経験"、バロック・ヴァ
イオリンとガット弦を組み合わせた"楽器"、そしてリンの"ハイクオリティ録
音"。

CKD 348(SACD-Hybrid) \2580
ロジエ:二重合唱のための作品集 ――
モテット《主よ、われらの主は》/ミサ曲《主よ、われらの主は》
天の元后/主をほめ讃えよ/ミサ曲《主よ、王は御身の力にて喜び》
パレストリーナ:モテット《主よ、王は御身の力にて喜び》
マニフィカト、フィリップ・ケイヴ(指揮)、
ヒズ・マジェスティーズ・サグバッツ&コルネッツ
トマス・タリスの40声のモテット「御身よりほかにわれは」(CKD 233)の名唱
が同曲最高の演奏の1つとして激賞され続けているフィリップ・ケイヴ率いる
英国のヴォーカル・アンサンブル、マニフィカト。
リン(Linn)のハイファイ録音と抜群の相性を誇るハーモニーの持ち主、マニ
フィカトが歌うのは、スペインで活躍したフランドルの作曲家、フィリップ
・ロジエ(c.1561-1596)の二重合唱のための作品集!
ピリオド管楽器の名門アンサンブル、ヒズ・マジェスティーズ・サグバッツ
&コルネッツという強力なパートナーを得て、12パートの合唱、器楽合奏、
オルガン、ハープで演奏されるロジエの音楽に、タリスの名唱の再来を期待
せずにはいられない。

CKD 358(SACD-Hybrid) 2枚組 \3850
アーン:歌劇《アルタクセルクセス》
クラシカル・オペラ・カンパニー、イアン・ペイジ(ディレクター)、
クリストファー・エインズリー(カウンターテナー)、
エリザベス・ワッツ(ソプラノ)、ケイトリン・ハルカップ(メゾ・ソプラノ)
アンドルー・ステイプルズ(テノール)、レベッカ・ボットーネ(ソプラノ)
ダニエル・ノーマン(テノール)
数多くの超優秀録音、名演を世に送り出してきたリン(Linn)初のオペラ録音
は、「ルール・ブリタニア」の作曲者トマス・アーン(1710-1778)の生誕300
周年を記念した歌劇「アルタクセルクセス」の全曲録音(世界初録音)!
ジョーン・サザーランドが得意としていたアリア「戦に疲れた戦士は」で知
られてきた「アルタクセルクセス」。
失われたフィナーレを英国の作曲家、音楽学者のダンカン・ドゥルースが復
元したことにより、全曲演奏が可能になったイギリス・オペラなのである。
1997年に指揮者のイアン・ペイジによって結成されたクラシカル・オペラ・
カンパニー。若き俊英たちのピリオド楽器による演奏は、あのマッケラスが
絶賛するほどハイレベル。




<Glossa Platinum>
GCD P31510 \2300
J.S.バッハ:フーガの技法BWV.1080 ――
1台のチェンバロによる - コントラプンクトゥス1/コントラプンクトゥス2
/コントラプンクトゥス3/コントラプンクトゥス4/コントラプンクトゥス5
(12度)/コントラプンクトゥス6/コントラプンクトゥス7
(フランス様式による)/コントラプンクトゥス8(拡大と反行による)
8度のカノン/コントラプンクトゥス9/コントラプンクトゥス10
拡大形による反行カノン/
2台のチェンバロによる - コントラプンクトゥス11(レクトゥス)*
コントラプンクトゥス12(インヴェルスス)*/コントラプンクトゥス13
(レクトゥス)*/コントラプンクトゥス14(インヴェルスス)*
3主題によるフーガ*
ファビオ・ボニッツォーニ(チェンバロ)、内村まり子(チェンバロ)*
1987年から1994年までオランダの名門ハーグ王立音楽院でトン・コープマン唯
一の弟子としてオルガンとチェンバロを学び、アムステルダム・バロック・オ
ーケストラ、エウロパ・ガランテ、ラ・ヴェネクシアーナなどでも活躍したイ
タリアの名鍵盤奏者ファビオ・ボニッツォーニ。
ヘンデルのイタリアン・カンタータ集を完成させたアンサンブル、ラ・リゾナ
ンサの主宰でもあるボニッツォーニ久々のソロ・レコーディングは、J.S.バッ
ハの「フーガの技法」!
未完のフーガが遺されるなど、現在でも謎多きバッハ最晩年の傑作「フーガの
技法」。ボニッツォーニはベルリン国立図書館所蔵の自筆譜(P200)を使用し、
最初の12曲を1台のチェンバロ、残りの5曲を2台のチェンバロで演奏するとい
うアプローチを採用。コープマンの弟子として、ソリストとして、また様々な
ピリオド・アンサンブルでの演奏経験を反映させたボニッツォーニの「フーガ
の技法」。その行き先と答えに注目したい。
録音:2008年9月、ブニク(オランダ)





<Aeolus>
AE-10047(SACD-Hybrid) \2850
アグレル:管弦楽作品集 ――
シンフォニア イ長調/ヴァイオリン協奏曲ニ長調
チェンバロとフルートのための二重協奏曲ロ短調/シンフォニア ニ長調
オーボエ協奏曲変ロ長調/シンフォニア変ホ長調
ヘルシンキ・バロック・オーケストラ、アーポ・ハッキネン
(ディレクター&チェンバロ)、
シルッカ=リーサ・カーキネン=ピルク(ヴァイオリン)
パウリーナ・フレッド(フルート)、ヤス・モイシオ(オーボエ)
ユーハン・ユアキム・アグレル(1701-1765)は、マクシミリアン公からの招き
を受けドイツのヘッセンに渡り、その後イギリス、フランス、イタリアなどを
巡ったスウェーデン生まれの後期バロックの作曲家。
この管弦楽作品集で聴くことが出来るギャラント様式の華麗で優雅なパッセー
ジは、故郷のスウェーデンを離れドイツを活躍の場としたアグレルの音楽の魅
力である。北欧フィンランドのヘルシンキが育んだバロック・オーケストラの
巧さにも古楽ファン要注目。2008年9月、エスポー(フィンランド)での録音。





<Christophorus>
CHR 77315 \2300
ウッチェリーニ:ヴァイオリン作品集 ――
トッカータOp.7/ソナタ第2番Op.4/クーラント第17番Op.7/ソナタ第11番Op.7
トッカータ第5番Op.4/アリア第2番/ソナタ第12番Op.7a/ソナタ第1番(第3巻)
ソナタ第1番Op.7/ソナタ第4番Op.5/ソナタ第14番Op.4/アリア第2番
ソナタ第3番Op.7/クーラント第20番Op.7/ソナタ第11番Op.5
エレーヌ・シュミット(バロック・ヴァイオリン)、
マルクス・メルクル(チェンバロ&オルガン)、
カール=エルンスト・シュレーダー(テオルボ&ギター)、
アルノ・ヨヘム(ヴィオローネ&チェロ)
フランスのメッツ音楽院、パリ・エコール・ノルマルを経て、スイスの古楽総
本山バーゼル・スコラ・カントルムで古楽奏法を学んだフランスの女流バロッ
ク・ヴァイオリン奏者、エレーヌ・シュミットのウッチェリーニが新装復活!
知られざる傑作を弾き続けてきたエレーヌ・シュミットと仲間たちが、イタリ
ア初期バロックの音楽家ウッチェリーニの魅力を存分に教えてくれます。
1999年2月23日-25日、フランクフルトでの録音。

CHR 77328 \2300
至福の島 - ライヒェナウ島の中世の音楽
オルド・ヴィルトゥトゥム、
シュテファン・ヨハネス・モーレント(ディレクター)
ドイツのコンスタンツ湖に浮かび、2000年に世界遺産に登録されたライヒェナ
ウ島。ベネディクト会のライヒェナウ修道院で中世、9世紀から11世紀にかけ
て演奏されたとされる神聖なる秘曲を集めた貴重な作品集。
ベルノ・フォン・ライヒェナウ(ライヒェナウ修道院長ベルノ)やヘルマヌス・
コントラクトゥスの音楽が、ライヒェナウ修道院が当時の芸術に果たした役割
の大きさを物語る。
2009年9月4日-7日、聖ゲオルク教会(ライヒェナウ島)での録音。

CHR 77325 \2300
バラのロマンスと愛の歌
ペル・ソナ、ザビーネ・ルッツェンベルガー(ヴォーカル)
1230年から1275年の間に書かれたとされる中世フランスの詩「バラのロマンス
(Le Roman de la Rose)」にまつわる中世の音楽の数々。
マショーやソラージュ、写本に収められた作曲者不詳の音楽が、古代、中世か
ら現代まで、「バラ」が愛や女性を表現する題材として大切にされてきた歴史
を伝える。2009年9月8日-10日の録音。

CHR 77326 2枚組 \4600
マンゴルト:オラトリオ《アブラハム》
ヴォルフガング・ゼーリガー(指揮)、
ダルムシュタット・フィルハーモニー管弦楽団、
コンツェルトコール・ダルムシュタット
ヴェルディとワーグナーと同じ年に生まれたカール・アマント・マンゴルト
(1813-1889)はパリ音楽院で研鑽を積み、ダルムシュタットの宮廷楽長にまで
上り詰めた19世紀ドイツの音楽家。
宮廷楽長在任中の1860年に作曲された「アブラハム」は、その名を通り預言者
アブラハムを題材としたオラトリオ。天使役には名テノール、ゲルト・テュル
クの名前が!1986年10月4日-6日、シュトゥットガルトでの録音(世界初録音)。

CHR 77327 \2300
ナイトハルト・フォン・ロイエンタール - 13-14世紀の吟遊詩人の歌
アウグスブルク古楽アンサンブル
中世ドイツで最も有名な吟遊詩人の1人、ナイトハルト・フォン・ロイエンタ
ールの歌曲集。
声楽と古楽器というシンプルな編成が魅惑の世界を創り出す。アウグスブルク
古楽アンサンブルの質の高い演奏が中世の風景を連想させてくれる。
1990年7月、アウグスブルクでの録音。




<Rondeau>
ROP 6037 \2300
女王の肖像 ――
J.S.バッハ:マニフィカトによるフーガBWV.733、パストラーレ ヘ長調BWV.590
ダカン:スイスのノエル/フランク:組曲ニ長調
レーガー:ベネディクトゥスOp.59-9、目覚めよと呼ぶ声ありOp.52-2
メシアン:永遠の摂理、神はわれらのうちに
ウルフェルト・シュミット(オルガン)
舞台は約600年の歴史を持つドイツ、ハノーファーのマルクト教会。スイスの
オルガン・メーカー、ゴル社によって2009年に設置された新しいオルガンが、
バッハやレーガーのオルガン作品を厳かに響かせる。
2010年1月、ハノーファー・マルクト教会での録音




<Glossa>
GCD 922210 2枚組 \3450
ローマ賞のための音楽 - サン=サーンス ――
サン=サーンス:
カンタータ《アイヴァンホー》/カンタータ《ヴィルジニの帰郷》/頌歌
精霊たちの合唱/ミサ曲Op.4/聖体秘蹟のモテット
エルヴェ・ニケ(指揮)、ブ
リュッセル・フィルハーモニック、フランダース放送合唱団
ジュリー・フックス(ソプラノ)、マリーナ・デ・リーソ(メゾ・ソプラノ)
ソレン・ラヴァナント=リンケ(メゾ・ソプラノ)
ベルナール・リヒター(テノール)、ピエール=イヴ・プリュヴォ(バリトン)
ニコラ・クルジャル(バス)、バート・シペルス(ホルン)
フランソワ・サン=イヴ(オルガン)
1852年に16歳で挑んだ1回目に続き、12年後の1864年に28歳で挑んだ2回目も落
選してしまうなど、1884年に2度目の挑戦で受賞を果たしたドビュッシーとは異
なりローマ賞受賞とは縁が無かったサン=サーンス。
しかしながら19世紀フランスの神童、若き日のサン=サーンスがローマ賞受賞
を目指した期間(1852-1864)に作曲した作品は、ローマ賞の審査員には認めら
れなくとも、同世代の音楽家や聴衆たちから認められるなど、後の"大作曲家
サン=サーンス"の礎となった重要な作品ばかりである。
鬼才エルヴェ・ニケが音楽で描くローマ賞にまつわる作曲家たちのストーリー。
伝統的なスタイルを守り続けたサン=サーンスの若き日の音楽が今、輝きます。
録音:2010年2月&3月&10月、アントワープ&ヘフェルレー&ブリュッセル
(ベルギー)




<Channel Classics>
CCSSA 30511(SACD-Hybrid) \2580
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27-2《月光》
ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110
デヤン・ラツィック(ピアノ)、リチャード・トネッティ(リーダー)、
オーストラリア室内管弦楽団
このベートーヴェンでのラツィックのパートナーは、オーストラリアの至宝リ
チャード・トネッティとオーストラリア室内管弦楽団(ACO)。
モダンとピリオド、また様々な編成に柔軟に対応することの出来るオセアニア
の雄は、"管弦楽版"と"室内楽版"両方の魅力を採り入れたラツィックのベート
ーヴェンに欠かせない存在なのである。
注目のカデンツァは「ピアノ協奏曲第2番」(CCSSSA 19703)と同じくベートー
ヴェン版ではなくラツィックの自作版を弾いており、ピアニスト、そして作曲
家としてのラツィックが、ソリストに与えられた"自由な空間"の中で躍動する。
スコアを徹底的に見つめ直し、"管弦楽版"と"室内楽版"を融合させるという結
論を導き出したラツィック。
録音:2009年11月、シドニー・シティ・リサイタル・ホール・エンジェル・プ
レイス(ライヴ/協奏曲)&2010年11月、フリッツ・フィリップス音楽センター
(ソナタ)





<Hyperion>
CDS 44501/98(98CDs+Bonus Disc) \40500 ※2011年3月までの特価 \27000
リスト:ピアノ作品全集 ――
練習曲&初期作品集/有名なオリジナル作品
舞曲、行進曲、リスト自作のトランスクリプション/国歌からの小品
オペラによる幻想曲、トランスクリプションとパラフレーズ
コンサート・トランスクリプション/ベートーヴェン・トランスクリプション
シューベルト・トランスクリプション/レア作品集&新発見のリスト
ピアノと管弦楽のための作品
レスリー・ハワード(ピアノ)
ルイス・ケントナーの後任としてイギリス・リスト協会の会長も務めるなど、
リストの音楽に熱い情熱を注ぎ続けてきたレスリー・ハワードが完成させた全
57巻の全集と、完成後に追加された3巻の"新発見のリスト"。
ピアノ・ソナタや超絶技巧練習曲、パガニーニの主題による練習曲といった名
作はもちろんのこと、世界初録音となる異稿版や断片、また新発見の作品まで
を数多く収録したレスリー・ハワードの全集録音には、演奏としてだけではな
くリストのピアノ作品の研究資料としても計り知れないほどの魅力と価値があ
る。総CD枚数99枚、総収録時間7320分26秒(約5日間!)いう規格外のスケール
を誇るボックス・セットが、ハンガリーが生んだ大ピアニストのアニヴァーサ
リー・イヤーを盛り上げること必至!
録音:1987年-2009年




<PeantaTone>
PTC 5186 360(SACD-Hybrid) 特価\2580
コダーイ:ガランタ舞曲
バルトーク:2つの肖像Op.5,Sz.37
コダーイ:組曲《ハーリ・ヤーノシュ》
バルトーク:ラプソディ第1番Sz.87
リゲティ:ルーマニア協奏曲
ローレンス・フォスター(指揮)
グルベンキアン管弦楽団
2002年からローレンス・フォスターが音楽監督を務めているポルトガル、リス
ボンのオーケストラ、グルベンキアン管弦楽団のハンガリー・プログラムは、
この「ルーマニア協奏曲」はリゲティの一般的なイメージでもある実験音楽的
な作風とは180°異なり、民謡を採り入れたコダーイやバルトークの音楽と同
じスタイルで書かれた珍しい秀作である。ルーマニア系の両親を持つローレン
ス・フォスターのタクト捌きも気合十分!
録音:2009年11月、グルベンキアン財団大講堂(リスボン/ライヴ)

PTC 5186 371(SACD-Hybrid) 特価\2580
ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(1890年版)
マレク・ヤノフスキ(指揮)
スイス・ロマンド管弦楽団
ポーランド生まれの名匠マレク・ヤノフスと名門スイス・ロマンド管弦楽団の
ブルックナー・サイクル第4弾は「交響曲第8番」!
アンセルメ時代の栄光と常に比べられてしまうスイス・ロマンド管だが、2005
年にヤノフスキ体制がスタートしてからは、ペンタトーン(PentaTone)へのレ
コーディングがスタートするなどその充実振りは目覚ましい。
前3作の第5番、第6番、第9番でも小細工なしの正攻法でブルックナーの音楽を
解放したヤノフスキ&スイス・ロマンド管。ブルックナーの最高傑作とも呼ば
れる「第8番」、特に第4楽章で繰り広げられる壮大なスケールの展開に期待し
たい。
録音:2010年4月&6月-7月、ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ)




<Hortus>
HORTUS 075 \2300
シャイン:オペラ・ノヴァ(第1巻)/イスラエルの泉
サジタリウス、ミシェル・ラプレニー(指揮)
ライプツィヒ聖トーマス教会のカントール、ライプツィヒ市の音楽総監督を務
めるなど、ドイツ・バロックの発展に尽力したヨハン・ヘルマン・シャイン。
シャインはドイツでイタリア・バロックの手法を取り入れた先駆者的存在であ
り、「オペラ・ノヴァ」と「イスラエルの泉」は、このドイツ初期バロックの
大家の代表作である。
サギタリウスは、レザール・フロリサン、クレマン・ジャヌカン・アンサンブ
ルの創設メンバー、ミシェル・ラプレニーが中心となり1986年に結成された声
楽と器楽によるフランスのピリオド・アンサンブル。
サジタリウスの伸びやかで透明感あふれる歌声、声楽と絶妙に調和する器楽の
響きは間違いなくワールドクラス。2009年10月21日-23日の録音。




<Phaedra>
DDD 92062 \2300
In Flanders' Fields Vol.62 - タルキニア ――
ウェルフェンス:エヴァとの歩み/ヨンゲン:ラプソディ/セリス:タルキニア
クラエンス:3つの夏の小品
エマーノン・アンサンブル
歴史に埋もれたフランドル地方の音楽を発掘するイン・フランダース・フィー
ルズ(In Flanders' Fields)の第62集は、木管楽器や弦楽器、ピアノのための
室内楽作品集。
エマーノン・アンサンブルは、フランドルの作曲家たちの新作初演を数多く担
当するなど、ベルギーの近現代作品の演奏は実績十分。ベルギー音楽ファンな
らば、ヨンゲンの木管五重奏とピアノのための「ラプソディ」は外せないで
しょう。




<Syrius>
SYR 141432 \2300
シベリウス:ピアノ作品集Vol.2 ――
あいびきから戻った娘(デュベ編)/葦よそよげ/黒いばら/夏の夜(デュベ編)
夜想曲/田園的情景/カンツォネッタ/騎士のワルツ/コモド/性格的組曲
舞曲/悲歌的な旋律/情景/エピソード(デュベ編)/エレジー
クリスマスの歌/我が心の歌/思い出(デュベ編)/愛の情景
ロマンティックな小品/ガヴォット風に(デュベ編)
交響曲第1番より フィナーレ(デュベ編)
交響曲第5番より フィナーレ(デュベ編)
ジャン・デュベ(ピアノ)
ジャン・デュベは、2002年にオランダのユトレヒトで開催された第6回フラン
ツ・リスト国際ピアノ・コンクールで第1位に輝くなど、ヨーロッパ各国のコ
ンクールで受賞を重ねるフランスのピアニスト。
交響曲第1番と第5番の終楽章のピアノ・トランスクリプションでは、アレン
ジ、演奏共にジャン・デュベが大健闘。ピアノで聴くシベリウスの交響曲も
雄大な響きが印象に残る。2009年9月の録音。

SYR 141433 \2300
ルレ:クロッキー・シャンペトレ/夢の旅
ジャン・マルタン(ピアノ/ファツィオーリF278)
エルヴェ・ルレ(1947-)は、ダンディとセヴラックの孫弟子にあたるフランス
の作曲家。難解なコンテンポラリーの道ではなく、ロマン派の伝統を継承する
道を選らんだルレの作品には、フランス音楽らしい色彩感と抒情性が存在する。
2008年9月の録音。

SYR 141431 2枚組 \4600
フランク:オルガン作品集 ――
3つのコラール/祈り/幻想曲イ長調/英雄的小品/交響的大曲
前奏曲、フーガと変奏曲/カンタービレ/パストラール/幻想曲ハ長調
フィナーレ
ドメニコ・セヴェリン(オルガン)
フランスのモー(Meaux)でサン=エティエンヌ大聖堂のオルガニストを務める
ドメニコ・セヴェリンによるフランクのオルガン主要作品集。使用楽器は、
ルクセンブルク大公国のデュドランジュ・セント・マルティン教会のグラン
ド・オルガン。2009年10月の録音。




<Musiques Suisses>
MGBCD 6268 \2300
マイヤー:室内楽&管弦楽作品集 ――
大管弦楽のための小品/ピアノ、電子オルガンとチェンバロのための小品
ピアノ連弾のための小品/2台のピアノと管弦楽のための小品
イェルク・ヘンネベルガー(指揮)、
バーゼル・シンフォニエッタ、アンサンブル・ノイエ・ホリゾンテ・ベルン
ヘルマン・マイヤー(1906-2002)は、ルネ・レイボヴィッツと共に学び、シェ
ーンベルク、12音技法の支持者でもあった20世紀スイスの現代作曲家。
1960年作曲の「大管弦楽のための小品」では、ブラス・セクションが荒れ狂う。

MGBCTS-M 127 \2300
ツィンマーリン:
チェロとCDのための《向こうの国》
チェロ、ピアノと打楽器のための《白い楽章》
マルティナ・シューカン(チェロ)、ペトラ・ロンナー(ピアノ)、
マルティン・ローレンツ(打楽器)
即興、現代音楽を専門とするスイスの現代作曲家、アルフレート・ツィンマー
リン(1955-)の室内楽作品集。チェロとノイズのミックスなど、実験音楽的な
手法が特徴。




<NIFC>
NIFCCD 202 \2300
ショパン:夜想曲集 ――
夜想曲第21番ハ短調WN.62/夜想曲第16番変ホ長調Op.55-2
夜想曲第12番ト長調Op.37-2/夜想曲第11番ト短調Op.37-1
夜想曲第10番変イ長調Op.32-2/夜想曲第1番変ロ短調Op.9-1
夜想曲第15番嬰ヘ長調Op.15-2/夜想曲第3番ロ長調Op.9-3
夜想曲第7番嬰ハ短調Op.27-1/夜想曲第9番ロ長調Op.32-1
夜想曲第19番ホ短調Op.72-1(WN.23)/夜想曲第2番変ホ長調Op.9-2
夜想曲第15番ヘ短調Op.55-1
夜想曲第20番嬰ハ短調《レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ》(WN.37)
ダン・タイ・ソン(ピアノ/スタインウェイD 578221)
ダン・タイ・ソンがモダン・ピアノで弾く「夜想曲集」のプログラムは、1849
年製エラールで弾いた「夜想曲」(NIFCCD 020)と同じ曲目、曲順で組まれてお
り、レコーディングもエラールを弾いた翌日に行われ、演奏時間もその差は約
12秒とほぼ同じ。"ヒストリカル"の1849年製エラールと"モダン"のスタイン
ウェイ。それぞれの楽器から生まれるショパンの「夜想曲」の表情、内から湧
き上がる感情、響きの違いをダン・タイ・ソンの演奏で確かめることの出来る
またと無い機会なのである。
録音:2009年11月26日、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサ
ート・スタジオ(ワルシャワ)




<Chandos>
CHAN 10633 \2180
ピエルネ:
ピアノ協奏曲ハ短調Op.12/鉛の兵隊の行進
牧歌風の主題によるディヴェルティスマンOp.49/ラムンチョ組曲第1番
ラムンチョ組曲第2番
ジャン=エフラム・バヴゼ(ピアノ)
ファンホ・メナ(指揮)、BBCフィルハーモニック
ドビュッシーのピアノ独奏作品全集の大成功により、フレンチ・レパートリー
の世界的名手としての名声を揺るぎないものとしたバヴゼ。フランス印象派の
大家ラヴェルやドビュッシーといった王道路線から、印象主義とロマン派両方
の作風を兼ね備えたピエルネの音楽へと舵を切ったバヴゼの演奏が、ピエルネ
の音楽の再評価に与える影響は大きいに違いない。
ジャナンドレア・ノセダの後任として、2011-12シーズンからBBCフィルの首席
指揮者に就任するスペイン人指揮者ファンホ・メナがシャンドス初登場!
メナは、1999年から2008年までバスク地方の雄、ビルバオ交響楽団の芸術監督
兼首指揮者を務め、同オーケストラをスペイン・トップレベルまで引き上げた
手腕を持つラテン語圏が輩出した次代の巨匠候補の1人。
録音;2009年12月19日&2010年1月8日-9日、マンチェスター新放送センター・
スタジオ7(イギリス)

CHAN 0776 \2180
1700年頃のロンドンの音楽 - パーセルからヘンデルへ ――
ドラーギ:汝らは何処ぞ、トリオ・ソナタ ト短調
パーセル:情け深き天使よ、教えたまえZ.196
コートヴィル:Creep softly, purling streams
マッテイス:組曲ニ短調/クロフト:田園と正直な喜びのために
ウェルドン:組曲ニ短調
ヘンデル(ホルマン校訂):カンタータ《ヴィーナスとアドニス》HWV.85
ペープシュ:ソナタ ニ長調
ハイム:おお神よ、われを憐れみ(シャンドス・アンセム)
フィリッパ・ハイド(ソプラノ)、ピーター・ホルマン(ディレクター)、
パーリー・オヴ・インストゥルメンツ
ハイペリオン(Hyperion)に60を超えるレコーディングを残してきたピーター・
ホルマン率いる英国の老舗ピリオド・アンサンブル、パーリー・オブ・インス
トゥルメンツがシャンドスに移籍!
17-18世紀音楽のスペシャリストとして国際的な評価を得てきた名アンサンブ
ルの定めたテーマは"1700年頃のロンドンの音楽"。ドラーギやハイム、マッテ
イスたちのイタリア勢、ヘンデル、ペープシュらドイツ勢たちが新たなスタイ
ルを持ち込み、大きな転換期を迎えていたイギリス。
イタリア、ドイツの音楽家たちと、英国代表としてパーセルを共演させること
により、1700年頃のロンドンで起きた革命的な音楽の変遷、歴史を、パーリー
・オヴ・インストゥルメンツが克明に描きます。
2010年2月17日-19日、ポットン・ホール(サフォーク)での録音。

CHAN 10635 \2180
モーツァルト:
アダージョとフーガ第5番変ホ長調K.404a-5
ディヴェルティメント変ホ長調K.563
アダージョとフーガ第4番ヘ長調K.404a-4
エルミタージュ弦楽三重奏団〔ボリス・ガルリツキー(ヴァイオリン)、
アレクサンドル・ゼムツォフ(ヴィオラ)、レオニード・ゴロホフ(チェロ)〕
キャスリン・ストットとのフォーレ(CHAN 10582)でシャンドスに加わったロシ
アの伝統を受け継ぐ者たち、エルミタージュ弦楽三重奏団。
LPOの元コンマスで現在もゲスト・リーダーのポジションにあるボリス・ガル
リツキー、LPOの首席ヴィオラ奏者アレクサンドル・ゼムツォフ、1986年ジュ
ネーヴ国際コンクール・チェロ部門の覇者レオニード・ゴロホフの屈強なロシ
ア人トリオが、フリーメーソンに捧げられたモーツァルト晩年の傑作と大バッ
ハの音楽を題材とした「アダージョとフーガ」でシャンドス・アーティスト
として始動します!
2010年6月28日-30日、ポットン・ホール(サフォーク)での録音。

●Chandos Opera In English
CHAN 3174 2枚組 \3560
R・シュトラウス:歌劇《インテルメッツォ》Op.72(英語歌唱全曲)
エリサベト・セーデルストレム(ソプラノ)、マルコ・バッカー(バリトン)、
エリザベス・ゲイル(ソプラノ)、アレクサンダー・オリヴァー(テノール)、
トーマス・ロウラー(バリトン)
ジョン・プリッチャード(指揮)、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、他
シャンドスとピーター・ムーア財団の共同制作による「シャンドス・オペラ・
イン・イングリッシュ」の"アーカイヴ・エディション"から、スウェーデンの
名ソプラノ、エリサベト・セーデルストレムがクリスティーネを歌うR・シュ
トラウスの「インテルメッツォ」1974年ライヴが復刻。
セーデルストレムの歌声、英語の歌詞、R・シュトラウスの音楽の相性、相乗
効果が興味深いところ。音源の希少価値も高い。
1974年7月13日、グラインドボーンでのライヴ録音。BBC放送音源からの復刻。





<Raumklang>
RK 2809 \2300
カント・ノヴェロ:マリア! - 中世後期イタリアのラウダ
アルス・コラリス・ケルン、アンサンブル・オニ・ウィタルス
厳粛な教会音楽としてではなく、声楽と古楽器が世俗的、民族的な響きを醸し
出す聖母マリアへの賛歌集。中世のイタリアで、人々の生活と密接に結び付い
た聖母マリアへの信仰心が伝わってくる演奏である。

RK 2902 \2300
ヴォケイション ――
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(ヒンリクス編):
O Frondens Virga、Caritas abundat in omnia、Spiritui Sancto honor sit、
O successores fortissimi leonis、O virga ac diadema、Quia ergo femina
mortem instruxit、O Quam Mirabilis、Alleluia, O Virga mediatrix、O
rubor sanguinis、Laus Trinitati、Ave generosa、O Frondens Virga
グルジエフ:
Bayaty、Sayyidischer Gesang und Tanz No.10&29&42、Armenisches Lied
マリー=ルイーズ・ヒンリクス(ピアノ)
中世ドイツの賢女ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの音楽と、現代ドイツの才
女ヒンリクスのインプロヴィゼーションの融合が生み出す神秘なる音の世界。
アルメニアの神秘主義者グルジエフの音楽が、中世と現代を繋ぐ役割を果たす。




<Raumklang(cmn)>
cmn 009 \2300
インベンショーネス・タンゲーラス ――
ギュービッチ:カンセロラゾ協奏曲
ヘレス・レ・カム:インベンショーネス・タンゲーラス
モサリーニ:ファンタジアス・カンペラス、ファンタジアス・ウルバナス
デュオ・ベゲホルツ・モサリーニ、ダネル弦楽四重奏団、
ティトゥス・オプマン
バンドネオン&ギターのデュオがソリストとして弦楽四重奏と共演するバンド
ネオン・アルバム。ギターとの共演、弦楽四重奏が伴奏という斬新なスタイル
が、アルゼンチン・タンゴ、バンドネオンの世界やレパートリーを広げてくれ
る。




<Hyperion>
CDA 67810 2枚組(1枚価格) \2180
新発見のリストVol.3 ――
リスト:スペイン歌曲集S.695c
オラトリオ《キリスト》からの2つの小品S.498c/マニフィカトS.182a
3つのシャンソンS.510a
アルバムリーフ《アンダンティーノ変イ長調》S.166p
アリバムリーフ ト長調S.166q
ティサ川の向こうの美しい乙女による変奏曲S.384a
ウィルホルスキーの《君を愛す》-ロマンスS.577i/bis/子守歌S.186/7a
即興ワルツS.213bis/ウィルホルスキーの《君を愛す》-ロマンスS.577i/ter
ベルリオーズ:《イタリアのハロルド》より 巡礼の行進S.473i
ワーグナー:《タンホイザー》より 来賓のヴァルトブルク入城S.445/1a
アダージョ・ノン・トロッポS.151a
アルバムリーフ《アンダンティーノ変ホ長調》S.163a/2
アルバムリーフ《アンダンテ変ホ長調》S.167r
アルバムリーフ ハ長調《リヨン》S.167s
アルバムリーフ《マズルカのように ハ長調》S.163e
アルバムリーフ《アダージョ-レリジオーソ ハ長調》S.164l
アルバムリーフ《アジタート ト長調》S.167l
アルバムリーフ《アンダンテ・レリジョサメンテ ト長調》S.166j
アルバムリーフ《行進曲の速さで 変ホ長調》S.167o
アルバムリーフ《半音階的フーガ》-アレグロ ト短調S.167j
アルバムリーフ変ホ長調S.167k
アルバムリーフ ト短調S.166l/2
アルバムリーフ《ラングザム嬰ハ短調》S.166o
アルバムリーフ《モデラート変ニ長調》S.164k
アルバムリーフ《ヴィヴァーチェ・マ・ノン・トロッポ変ニ長調》S.167g
アルバムリーフ《ラルゲット変ニ長調》S.167p
アルバムリーフ《解き放たれたプロメテウスのための合唱》
-アンダンテ・ソレンネ変ニ長調S.167q
アルバムリーフ《ハンガリー変ニ長調》S.164e/3
ピアノのためのプロジンスキー・フラグメントS.701v
アルバムリーフ《アレグレット イ長調》S.167n
アルバムリーフ イ長調S.166a/アルバムリーフ ホ長調S.167t
アルバムリーフ《アンダンティーノ ホ長調》S.163d/ii
アルバムリーフ《煉獄》-アンダンテ ロ短調S.166r/1
アルバムリーフ《ダンテ交響曲の煉獄》-ラメントーソ ロ短調S.166r/2
アルバムリーフ《パガニーニによる大練習曲第6番への前奏曲》S.141/6bis
カデンツァS.695f
アルバムリーフ《メフィスト・ワルツ、ファウストからのエピソード》
-村の居酒屋での踊りS.167m/狩り-スケルツォS.176a
レスリー・ハワード(ピアノ)
全57巻に及ぶフランツ・リストの「ピアノ作品全集」の完成という音楽史に
残る快挙を達成した後も、未出版や異稿を追い求め続け2巻の「新発見のリス
ト」を発表してきたリストの世界的権威レスリー・ハワード。
未収録の作品が残されていたということも驚きだが、これだけの数の作品を
集め、校訂を行い、レコーディングを実現させてしまったレスリー・ハワー
ドの熱意とプライドにただただ感服するしかない。
収録作品はもちろん全曲が世界初録音。イギリス・リスト協会の会長を務める
など、リストのピアノ音楽の演奏、研究の先頭に立ってきた名ピアニストが、
その両手でアニヴァーサリー・イヤーを祝います!
録音:2009年4月20日-22日、オール・セインツ教会(ロンドン)

CDA 67774 \2180
ヒンデミット:ヴィオラ作品全集Vol.3 ――
ヴィオラと大室内管弦楽のための演奏会用音楽Op.48
デア・シュヴァーネンドレーア/葬送音楽
ヴィオラと大室内管弦楽のための室内音楽第5番Op.36-4
ローレンス・パワー(ヴィオラ)
デイヴィッド・アサートン(指揮)、BBCスコティッシュ交響楽団
イギリスのスーパー・アンサンブル、ナッシュ・アンサンブルのメンバーで
あり、ソリストとしても世界トップレベルの実力を誇る時代のスター候補、
ローレンス・パワーのヒンデミット第3集!
数多くの楽器のためのソナタを作曲するなど、20世紀ドイツを代表する作曲
家であると同時に、腕利きのヴィオラ奏者でもあったヒンデミット。
現代の天才と20世紀の天才の"演奏"と"作品"の共演が、ヒンデミットのヴィオ
ラ作品の価値を高めると同時に、ローレンス・パワーをさらに上のステージ
へと導くことだろう!
2010年3月30日-31日&4月1日、シティ・ホール(グラスゴー)での録音。

CDA 67848 \2180
クレメンス・ノン・パパ:
死者のためのミサ曲(レクイエム)/悲しみと不安が/バビロンとシリア
羊のごとくさまよい(5声)/深き淵より/ラーマの声/日々罪を犯し
主よ、いざわれらに
ブラバント・アンサンブル、スティーヴン・ライス(指揮)
ルネサンス音楽のスペシャリストであり、音楽学者としても高名なスティー
ヴン・ライスと、フランドル楽派の音楽の申し子たち、ブラバント・アンサ
ンブルが歌うクレメンス・ノン・パパの宗教作品集。
生没年やその生涯は謎に包まれたままとなっている部分が多いものの、神聖
ローマ皇帝カール5世の宮廷楽長を務めていたと伝わるなど、隆盛を誇ったフ
ランドル楽派の中でも特別な存在だったクレメンス・ノン・パパ。
イタリアなど他国からの影響を採り入れず、フランドル一筋を貫いたクレメ
ンス・ノン・パパの音楽は、当時のフランドル楽派の主流を知るためには欠
かせない。ブラバント・アンサンブルという最良の伝承者を得て、クレメン
ス・ノン・パパの音楽が理想的な姿で蘇ります。
2010年3月16日-18日、マートン・カレッジ・チャペル(オックスフォード)で
の録音。

CDA 67825 \2180
ペーテルス:オルガン作品集 ――
演奏会小品Op.52a/アリアOp.51/モーダル組曲Op.43
フランドル地方の古い歌による変奏曲とフィナーレOp.20
オルガン・コラールOp.39より/エレジーOp.38
トッカータ、フーガとアヴェ・マリス・ステラOp.28/花の歌Op.66-3
太陽の歌Op.66-5
ダルシー・トリンクウォン(オルガン)
Pフロール・ペーテルス(1903-1986)は、メヘレンのサント・ロンボウツ大聖堂
のオルガニストを務め、教会音楽、グレゴリオ聖歌、中世の音楽に精通するコ
ンポーザー・オルガニストとして活躍した20世紀ベルギーの作曲家。
20世紀ベルギーのオルガン音楽のシンボル的存在であると同時に、日本では
「トロンボーン四重奏のための組曲」の作曲者としても知られている。ケン
トのトンブリッジ・スクール・チャペルのオルガンを使用。
2009年10月29日-30日の録音。





<APR>
APR 5574 \1880
アルフレッド・コルトー - 後期録音集Vol.4 ――
シューベルト:
楽興の時第3番ヘ短調D.780-3(1954年6月30日or7月1日)、
12のドイツ舞曲D.790(1951年10月17日)、連祷(コルトー編/1953年5月9日)
リスト:ハンガリー狂詩曲第11番イ短調S.244-11(1953年5月9日)
シューマン:謝肉祭Op.9(1953年5月7日-8日)
ショパン:
夜想曲第5番嬰ヘ長調Op.15-2(1954年6月30日or7月1日)、
練習曲第5番変ト長調Op.10-5《黒鍵》(1954年6月29日)、
練習曲第14番ヘ短調Op.25-2(1954年6月29日)、
練習曲第21番変ト長調Op.25-9《蝶々》(1954年6月29日)、
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35《葬送》より 葬送行進曲(1953年5月8日)、
タランテラ変イ長調Op.43(1954年6月30日or7月1日)、
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58より ラルゴ(1954年6月28日)、
ワルツ第7番嬰ハ短調Op.64-2(1954年6月30日or7月1日)
アルフレッド・コルトー(ピアノ)
フランスの大ピアニスト、アルフレッド・コルトーの後期録音集第4集では、
1951年、1953年-54年に収録された演奏を復刻!
第2次世界大戦後のコルトーの演奏は、戦前の演奏と比べて接する機会に恵ま
れてこなかっただけに、APRからの新しい復刻はファン、コレクターにとって
朗報となることだろう。




<Helios>
CDH 55354 \1280
スカルラッティ親子&ハッセ - サルヴェ・レジナ、カンタータとモテット集
スカルラッティ:サルヴェ・レジナ イ長調
A・スカルラッティ:テブロ川のほとりで
ハッセ:サルヴェ・レジナ
A・スカルラッティ:傷つけられて、おお貧しき者はいかに幸いか
ジェームズ・ボウマン(カウンターテナー)、デボラ・ヨーク(ソプラノ)、
クリスピアン・スティール=パーキンス(トランペット)、
ロバート・キング(指揮)、キングズ・コンソート
18世紀当時の作曲家たちにとって自身の実力を世に示す挑戦でもあった"カン
タータ"。
ジェームズ・ボウマンとデボラ・ヨークのソロ、スティール=パーキンスのト
ランペットによるオブリガートが、ドメニコとスカルラッティ親子、ハッセの
カンタータを美しく荘厳に奏でる。1996年2月7日-9日の録音。
CDA 66875からの移行再発売。

CDH 55285 \1280
イギリスとフランスの精神Vol.5 ――
作曲者不詳:イエス・フィリ・ヴァ―ジニス/汝を思い我は悲しむ
喜べ、処女マリアよ/神は万物を創造し給い/ミサ・ウェテレム・ホミネム
イエス、この世の救い主よ/太陽が昇るところより/世の救い主よ
光なり日なるキリスト/トゥ・メニー・ア・ウェル/聖なる処女マリア
み子のみ母よ、祈りたまえ/めでたし海の星/ダンスタブル:祝福されしみ母
作曲者不詳:パンジェ・リングァ
ゴシック・ヴォイセズ、クリストファー・ペイジ(指揮)
ゴシック・ヴォイセズの"イギリスとフランスの精神"第5巻は、1440年頃に作
曲された作者不明のイギリスのミサ曲とセイラム聖歌集。
「ミサ・ウェテレム・ホミネム」は、現在の"4声合唱"の源流と称される格調
高きミサ曲である。ちなみにカウンターテナーは現在のゴシック・ヴォイセズ
の中心メンバー、ジュリアン・ポッジャー!
1996年7月13日-17日の録音。
CDA 66919からの移行再発売。




<Chandos>
CHAN 10627 \2180
グレッグソン:
トロンボーン協奏曲*
チェロと室内オーケストラのための協奏曲《クリスのための歌》**
室内オーケストラのための音楽/弦楽オーケストラのための《2つの風景》
ピーター・ムーア(トロンボーン)*、ガイ・ジョンストン(チェロ)**、
ブランウェル・トヴェイ(指揮)、BBCコンサート・オーケストラ
「剣と王冠」や「王は受け継がれゆく」、「フェスティーヴォ」などの吹奏楽
作品やブラスバンド作品で日本でも人気の高いイギリスのリーディング・コン
ポーザー、エドワード・グレッグソン(1945-)。
須川展也をソリストに迎えての「サクソフォン協奏曲」を収録した協奏曲集
"Vol.2"(CHAN 10478)の続編となるこの"Vol.3"では、なんと1996年生まれ!
イギリスの天才少年トロンボニスト、ピーター・ムーアが衝撃の初登場!
すでにトロンボーン関係者の間で話題となっている現在14歳のスーパー天才少
年ピーター・ムーアは、1996年、北アイルランドの首都ベルファスト出身。
2008年にはイギリスの若手演奏家たちの登竜門、BBCヤング・ミュージシャン
・オヴ・ザ・イヤーをなんと弱冠12歳で制覇。
英国内外に特大のインパクトをもたらしたピーター・ムーアは、同年トマジの
トロンボーン協奏曲でウィグモア・ホール・デビューを飾るなど、桁外れの才
能を持つイギリスの若き天才トロンボーン奏者なのである!
美しくリリカルなメロディとテクニカルなフレーズを持つ難曲グレッグソンの
「トロンボーン協奏曲」を威風堂々と奏でるピーター・ムーア。凄すぎるイギ
リスの天才少年の演奏は、トロンボーン関係者必聴です!
録音:2010年3月1日-3日、ワトフォード・コロッセウム(イギリス)

CHAN 10634 \2180
イタリアの間奏曲 - 無言歌集 ――
チレア:歌劇《アドリアーナ・ルクヴルール》より 第2幕間奏曲
プッチーニ:歌劇《マノン・レスコー》より 第3幕間奏曲
カタラーニ:歌劇《ローレライ》より 水の精の踊り
プッチーニ:歌劇《修道女アンジェリカ》より 間奏曲
ジョルダーノ:歌劇《シベリア》より 第2幕への前奏曲
ポンキエルリ:歌劇《ジョコンダ》より 時の踊り
マスカーニ:歌劇《友人フリッツ》より 間奏曲
ヴェルディ:歌劇《椿姫》より 第3幕への前奏曲
プッチーニ:歌劇《エドガール》より 第1幕への前奏曲、第3幕への前奏曲
カタラーニ:歌劇《ワリー》より 第3幕間奏曲、第4幕間奏曲
ヴォルフ=フェラーリ:
歌劇《4人の田舎者》より 間奏曲、歌劇《マドンナの宝石》より 間奏曲
レオンカヴァッロ:歌劇《道化師》より 間奏曲
ジョルダーノ:歌劇《フェードラ》より 第2幕間奏曲
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)、BBCフィルハーモニック
19世紀-20世紀初期のイタリア・オペラからノセダ&BBCフィルが選りすぐった
"間奏曲集"は、とにかく多彩でユニーク。
ディズニーの映画「ファンタジア」でも知られるジョコンダの「時の踊り」や
ヴェルディ、プッチーニ、マスカーニの音楽にカタラーニの珍しい間奏曲を組
み合わせるなど、イタリアの埋もれし音楽を救ってきたノセダの鋭い選曲眼は、
この"間奏曲集"でも全くブレが無い。
歌い手たちが輝き喝采を浴びるイタリア・オペラの中で、オーケストラが歌う
言葉なき歌。オペラでの活躍も目覚ましいノセダがBBCフィルと共に"無言歌"
="間奏曲"を美しく、そして情感豊かに響かせます ――。
録音:2008年8月5日-6日&2009年11月12日&2010年3月22日-23日、
マンチェスター新放送センター・スタジオ7(イギリス)




<Rondeau>
ROP 4034/35 2枚組 \4600
J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオBWV.248
ライプツィヒ聖トーマス教会少年合唱団、
ゲオルク・クリストフ・ビラー(指揮)、
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、
パウル・バーネヴィッツ(ボーイソプラノ)、
フリードリヒ・プレトリウス(ボーイソプラノ)、
インゲボルク・ダンツ(アルト)、マルティン・ペッツォルト(テノール)、
クリストフ・ゲンツ(テノール)、パナヨティス・イコノム(バス)
1212年にライプツィヒ聖トーマス教会に設置された修道会と学校をルーツとし、
約800年という長き歴史を持つライプツィヒ聖トーマス教会少年合唱団。
J.S.バッハが第15代カントール(音楽監督)を27年間務めたことでも知られるド
イツの名門少年合唱団が、現在のカントール、ゲオルク・クリストフ・ビラー
と共に世界へと響かせる大バッハの音楽は「クリスマス・オラトリオ」!
ソプラノの代わりとなる聖トーマス教会のボーイソプラノ2人の起用、また世
界有数のソリストたち、ゲヴァントハウス管の参加も大バッハと関係の深い聖
トーマス教会少年合唱団ならではの強みと言えるだろう。
録音:2009年12月、ライプツィヒ聖トーマス教会(ライヴ)




<Aeolus>
AE-10176(SACD-Hybrid) \2850
中世&ルネサンスのクリスマス音楽 ――
作曲者不詳(14世紀):めでたき暁の星よ
シャイト:イエス・キリストよ、讃美を受けたまえ
ノン・パパ:天使たちは降り来たる/作曲者不詳(14世紀):眠れ、眠れ
ビクトリア:おお、天の王/作曲者不詳(16世紀):幼子は生まれ
作曲者不詳(ハモンド編):甘き歌/作曲者不詳(16世紀):甘き歌
M・プレトリウス:
スンモ・パレンティ・グローリア、賛歌《豊かな恵みの創始者よ》
J・プレトリウス:我らキリストをたたえまつる
セーヴ:羊飼たちよ汝ら見たものを語れ/ノン・パパ:天使ガブリエル
アグリーコラ:マニフィカト/作曲者不詳(15世紀):ノウェル、ノウェル
フランダース・リコーダー四重奏団、
ヴォーカル・アンサンブル《エンカンタール》、
セシル・ケンペナース(ソプラノ)
1987年の創設以来、世界最高峰のリコーダー・アンサンブルとして大成功を収
めてきたフランダース・リコーダー四重奏団と、2006年に結成された古楽大国
ベルギーの新しい古楽系ヴォーカル・アンサンブル、エンカンタールがコンビ
を組んだ"リコーダー"と"声楽"の共演による中世、ルネサンス時代のクリスマ
ス音楽集。
フランダース・リコーダー四重奏団が吹くリコーダーは、ローセンブルク・ソ
プラノからサブ・コントラバスまでなんと21本!4人のリコーダー奏者たちが
繰り出す幅広いレンジの音色と表現力、エンカンタールの神秘的なハーモニー
が、格調高きクリスマスの音世界へと誘う――。
録音:2010年1月&3月、アミューズ(アントワープ)

ROP 6036 \2300
テレマン:オラトリオ《最後の審判の日》TWV6:8
ゴットホルト・シュヴァルツ(バス&指揮)、
シーリ・カロリーン・ソーンヒル(ソプラノ)、
スザンネ・クラムビーゲル(アルト)、トビアス・フンガー(テノール)、
バッハ・コンソート・ライプツィヒ
バッハ・コンソート・ライプツィヒは、ライプツィヒ聖トーマス教会少年合唱
団の出身で、ペーター・シュライアーから声楽を学んだドイツのバス、ゴット
ホルト・シュヴァルツが創設したピリオド・アンサンブル。
古楽演奏の経験も豊富なシュヴァルツが率いるバッハ・コンソート・ライプ
ツィヒは"ドイツ・バロック"をレパートリーのメインとしており、テレマン
晩年の大作「最後の審判の日」では、絶妙のバランス、タイミングでソリスト
とオーケストラの"対話"が繰り広げられている。2009年11月21日-23日の録音。

ROP 6035 \2300
愛する魂よ ――
シューマン:
狩人の楽しさOp.91-2、ロスマリンOp.91-1、青白き女の夜の歌Op.91-5、
水の精Op.91-8、初めての出会いOp.74-1、便りOp.74-8、愛の悲しみOp.74-3、
トリオレットOp.114-2、悲歌Op.114-1、タンブリンの響きOp.69-1、
兵士の花嫁Op.69-4、海の女神Op.69-5、聖堂Op.69-6、修道女Op.69-3
メンデルスゾーン:
舟旅、日曜の朝Op.77-1、夕べの歌、恋人よ打ち明けておくれOp.63-1
ブラームス:12の歌とロマンスOp.44
グートルーン・シュレーフェル(指揮)、
ハノーファー女声合唱団、
アニア・フェグリー(ソプラノ)、マライケ・モール(メソ・ソプラノ)、
ニコラス・リンマー(ハンマーフリューゲル)
18世紀初期から続くドイツの女声合唱の伝統を受け継ぐハノーファー女声合唱
団が歌うドイツ・ロマン派の合唱作品集。
結成から約半世紀という歴史を持つハノーファー女声合唱団の気品あふれる歌
声、情感豊かな表現力は、ドイツ屈指と評されている。女声合唱の指揮者とし
て高名なグートルーン・シュレーフェルの優れた手腕が光る。
2009年5月&2010年5月の録音。

ROP 7008/09 2枚組 \4600
ヴァイス:レクイエム
ダニエル・ビュール(ボーイソプラノ)、
ゲリット・ハルスト(ボーイソプラノ)、ドロテー・ミールズ(ソプラノ)、
アンドレアス・カラシアク(テノール)、
イェルク・ブライディング(指揮)、
ハノーファー少年合唱団、ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー
1950年にハインツ・へニッヒ教授によって創設された北ドイツの名門ハノー
ファー少年合唱団が、スペインのマジョルカ島に住むドイツの現代作曲家ハラ
ルト・ヴァイス(1949-)の「レクイエム」を歌う。
ミニマル、ジャズ、ロックなど様々なジャンルやスタイルを取り入れたヴァイ
ス。ハノーファー少年合唱団のために作曲された「レクイエム」は、カラフル
で神秘的なサウンドスケープが浮かび上がる野心作である。ドロテー・ミール
ズやハノーファー北ドイツ放送フィルなど共演陣も強力。
2009年10月30日-31日のライヴ録音。




<Christophorus>
CHR 77336 \2300
ロシアのクリスマス ―― ロシア正教会のクリスマスの夕べの祈り
ドン・コサック合唱団、マルセル・ニコラエヴィチ・ヴェルホフ(指揮)
セルゲイ・ジャーロフが結成、率いたロシアの伝説的合唱団、ドン・コサック
合唱団が歌う「クリスマスの夕べの祈り」。オランダ人の現首席指揮者ヴェル
ホフとドン・コサック合唱団の重厚で力強い歌声は、広大なロシアの大地を思
い起こさせる。西欧の合唱団とは全く別物の存在感、迫力は圧倒的。ちなみに
ロシア正教会はユリウス暦を採用しているため、クリスマスは"12月25日"では
なく"1月7日"となる。2008年10月22日-26日録音。

CHR 77335 \2300
吟遊詩人のクリスマス - ストラスブールの賛美歌集(1697)より
シュピーレイト
1697年にストラスブールで編纂された賛美歌集から選りすぐられた聖歌と舞曲
を、ドイツ、フライブルクの古楽アンサンブル、シュピーレイトが当時のスタ
イルで蘇演。17世紀の吟遊詩人たちによって歌われ、奏でられたクリスマスの
ための音楽が21世紀に響く。2010年6月11日-13日の録音。

CHE 0155-2 \1250
フルートのためのクリスマス音楽 ――
コレット:ノエル・アルマン/C.P.E.バッハ:牧歌
アルビノーニ:フルート協奏曲
J.S.バッハ(コダーイ編):フルートとギターのための前奏曲
バンツァー:きよしこの夜/シューベルト:アヴェ・マリアD.839
バンツァー:天使たち/マイヤーズ:カヴァティーナ
バンツァー:いざ歌え/作曲者不詳:マリアの子守歌/テレマン:4声の協奏曲
ファン・エイク:イギリスのナイチンゲール
ボワモルティエ:協奏曲第2番イ短調
ジャン=クロード・ジェラール(フルート)、
ティエリー・フィッシャー(フルート)、クラウス・ホレ(フルート)、
ミヒャエル・バルデリ(フルート)、
ジョセリーヌ・フィリオン(フルート)、他
ジャン=クロード・ジェラール、ハンブルク州立歌劇場管、バイロイト祝祭管
の首席奏者、ハンブルク国立音楽大学の教授を務めた欧州フルート界の重鎮。
2008年から名古屋フィルの常任指揮者として活躍するティエリー・フィッシャ
ーもフルート奏者として参加!1984年5月の録音。

CHE 0156-2 \1250
プレモントレ会のクリスマス・イヴのグレゴリオ聖歌集
スコラ・グレゴリアーナ・プラジェンシス、
ルパート・ゴットフリート・フリーベルガー(指揮)
ローマの伝統とは別に独自のスタイルを持っていたプレモントレ会でクリスマ
ス・イヴに歌われたグレゴリオ聖歌集。プレモントレ会は、西暦1125-26年頃、
クサンテンの聖ノルベルトゥスによってフランスのプレモントレで創設された
修道会。1995年6月15日-17日の録音。

CHE 0157-2 \1250
クリスマスの伝承曲 ――
伝承曲:羊飼いのキャロル/シュメルツァー:ソナタ ト長調《牧歌》
アウフシュナイター:コンチェルト・デッラ・プロスペリタ
ヴェルナー:牧歌I&II/ガスマン:夜想曲変ロ長調/グルーバー:きよしこの夜
/他
クルト・エクヴィルツ(テノール)、マンフレッド・エクヴィルツ(テノール)、
コンシリウム・ムジクム・ヴィーン、パウル・アンゲラー(指揮)
オーストリアのピリオド・アンサンブル、コンシリウム・ムジクム・ヴィーン
をバックに、同じくオーストリアの名テノール、クルト・エクヴィルツとマン
フレッド・エクヴィルツが歌うクリスマスの音楽。
1989年頃、ウィーンでの録音。





<Centaur>
CRC 3087 \2080
クリスマス・アラウンド・ザ・ワールド ――
キャロル・オブ・ザ・ベル/ウェックスフォード・キャロル
ア・ホーリー・アンド・アイヴィ・ガリプソ/ベツレヘムの日
眠れ、幼子イエス/ファースト・ノエル/ナニータ・ナナ
リウ・リウ・チウ/コヴェントリー・キャロル/冬のさなかに
ア・ラ・メディア・ノーチェ/クリスマスの鐘/きよしこの夜
ごらん、バラの花咲くさまを/クリスマス・コルヌコピア
ウェスト・エッジ弦楽四重奏団
アメリカのシュリーブポート交響楽団の首席奏者たちで結成された弦楽四重奏
団によるクリスマス・アルバム。スペインのクリスマス音楽を組み込むなど、
オリジナリティあふれる選曲も好印象。

<Profil>
PH 10029 \2180
白夜-ペテルブルグのヴィオラ音楽Vol.1
(1)ショスタコーヴィチ(ストラホフ編)
:前奏曲集より第10, 14, 15, 16, 17, 18, 24番
(2)グリンカ(ボリソフスキー補完):ヴィオラソナタ ニ短調
(3)グラズノフ:エレジー Op.44
(4)ストラヴィンスキー:エレジー
(5)同(オズノビシェフ編):歌劇「マヴラ」-ロシアの歌
(6)リムスキー=コルサコフ(ボリソフスキー編):歌劇「サトコ」-インドの歌
(7)同(ストラホフ編):歌劇「雪娘」-大道芸人の踊り
(8)チャイコフスキー(ボリソフスキー編):感傷的なワルツ Op.51の6
タチヤナ・マズレンコ(Va)、ログリット・イシャイ(Pf)
[録音:2010年2月16-19日/ドイツ放送カンマーザール(ケルン)]
旧レニングラード出身、同音楽院で学んだ後、1991年にドイツへ移り、キム・
カシュカシアン、今井信子にも師事した実力派マズレンコ。彼女がロシアの
ヴィオラ音楽を網羅していくシリーズの第1弾。短調の旋律美に驚かされるグ
リンカのソナタや、映画音楽調のグラズノフなどオリジナル作品から、ストラ
ヴィンスキーやリムスキー=コルサコフのオペラのアリア、さらにヴァイオリ
ン編曲はレペートリーとして定着した感のあるショスタコーヴィチの前奏曲の
ヴィオラ版まで目白押し。ヴィオラのややくすんだ音色はロシア音楽に向いて
いることもあり、今後のシリーズが期待されます。

PH 10056 \2180
スペインのギター音楽
(1)アルベニス:アストゥリアス (2)同:マヨルカ (3)同:セビーリャ 
(4)同:入り江のざわめき (5)グラナドス:アンダルーサ 
(6)ソル:魔笛の主題による変奏曲 (7)同:カンタービレ 
(8)ペルナンブコ:マシーシェ・ショーロ (9)トゥリーナ:ギターソナタ 
(10)マラツ:スペインのセレナード (11)タレガ:アデリータ (12)同:涙
フリーデマン・ヴットケ(1)(5)(6)(8)(9)、ダヴィド・ロレンツ(2)(10)、
リタ・オンティ(3)(11)(12)、
モニカ&ユルゲン・ロスト(7)、シメオン・シノフ(4)(Guit)
ドイツのベテラン、ヴットケを中心にまとめられたスペイン・ギター名作選。
トゥリーナのソナタも全楽章収録。




<haenssler>
98 625 \2080
リスト:
(1)葬送
(2)エステ荘の噴水
(3)ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調(ホロヴィッツ編)
(4)鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ
(5)ピアノソナタ ロ短調
ハイオウ・チャン(張海鴎)(Pf)
[録音:2010年7月/ジーメンスヴィラ(ベルリン)]
中国出身、ヨーロッパの音楽ファンを虜にしつつある若手ピアニスト、ハイオ
ウ・チャン。北京中央音楽学院に学び、2002年からはハノーファー高等音楽学
校でベルント・ゲツケに就いて研鑽を積みました。キエフで行われたウラジー
ミル・ホロヴィッツ国際ピアノコンクールで銀メダル、中国国立ピアノデュオ
・コンクール金メダルなど輝かしい受賞歴も誇ります。派手なパフォーマンス
で弾くリストが見もののもアジアのホープで、ソナタは度肝を抜かれる凄さで
す。

98 623 \2080
(1)ヘレンダール:行進曲
(2)ルードヴィヒ14世の庭園の音楽
(リュリ:王の行進、ルクレール:サラバンド、クープラン:悪魔のエール、
ルベグ:ファンタジー、ダンドリュー:ロンドー、オーベール:ダンスとエール、
リュリ:アール・タンドル、軍隊行進曲、シャルパンティエ:プレリュード)
(3)アーヴィン・ワーグナー:ハッピーバースデーによる変奏曲
(4)ハンディ:ビール・ストリート・ブルース
(5)ジェローム・カーン:オールマン・リヴァー
(6)パッヘルベル:3つのマニフィカト=フーガ
(7)黒人霊歌:ジェリコの戦い、深き川、聖者が街にやって来る
(8)ベール:さすらい人の嘆き、ジョリ・ビュジェ、祭のシャンベリ
(9)ロブリー:ダウン・ホーム
シュトゥットガルト金管四重奏団
【アンドレアス・シュパンバウアー、エッケハート・クラインブプ(Trp)、
マチアス・ナッサウアー(Trb)、ディーター・エッカート(B-Trb)】
[録音:2010年8月/フリーデン教会(シュトゥットガルト)]
4シュトゥットガルト金管四重奏団は1986年発足、シュトゥットガルト国立歌
劇場管やシュトゥットガルト・フィルのメンバーによる名人集団。「絶対に
ミスしない」といわれています。ここに収められたものは楽しい曲ばかりです
が、中でも彼らのためにアメリカのトロンボーン教授アーヴィン・ワーグナー
が作った「ハッピーバースデー」変奏曲が抱腹絶倒。聴かなきゃ損です。




<audite>
=ドイチュラントラジオ・クルトゥーア=
AU 21407 3枚組 \3850
モノラル
「フリッチャイ・コンダクツ・バルトーク / コンプリートRIAS録音集1950-53」
[CD 1]
・ヴァイオリン協奏曲第2番Sz.112, BB 117
 ティボル・ヴァルガ(Vn)
 録音:1951年9月13日ベルリン、ティタニア=パラスト(ライヴ・モノラル)
・2つの肖像Op.5, Sz.37, BB 486
 ルドルフ・シュルツ(Vn)
 録音:1951年9月11日ベルリン、イエス・キリスト教会(スタジオ・モノラル)
・カンタータ・プロファーナ「魔法にかけられた鹿」Sz.94, BB 100
 ヘルムート・クレプス(T) ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
 RIAS室内合唱団、ベルリン聖ヘトヴィヒ大聖堂聖歌隊
 録音:1951年9月12日ベルリン、イエス・キリスト教会(スタジオ・モノラル)
[CD 2]
・弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽Sz.106, BB 114
 録音:1952年10月14日ベルリン、イエス・キリスト教会(スタジオ・モノラル)
・舞踏組曲Sz.77, BB 86
 録音:1953年6月10日ベルリン、イエス・キリスト教会(スタジオ・モノラル)
・ディヴェルティメントSz.113, BB 118
録音:1952年2月11日ベルリン、ティタニア=パラスト(ライヴ・モノラル)
[CD 3]
・ラプソディOp.1, Sz.27, BB 36b
 アーンドル・フォルデス(P)
 録音:1951年12月12日ベルリン、イエス・キリスト教会(スタジオ・モノラル)
・ピアノ協奏曲第2番Sz.95, BB 101
 ゲーザ・アンダ(P)
 録音:1953年9月7日ベルリン、イエス・キリスト教会(スタジオ・モノラル)
・ピアノ協奏曲第3番Sz.119, BB 127
 ルイス・ケントナー(P)
 録音:1950年1月16日ベルリン、ティタニア=パラスト(ライヴ・モノラル)
フェレンツ・フリッチャイ(指揮) RIAS交響楽団
オリジナル・マスターからの上質な復刻で人気のドイチュラントラジオ・クル
トゥーア・シリーズに、またまた仰天のタイトルが登場します。CD3枚組セッ
トの中身は、ハンガリー出身の世界的な名指揮者フェレンツ・フリッチャイが、
ベルリンRIASに遺した数ある演奏のなかから、フリッチャイの師であり、また
その演奏にかけてはエキスパートとして知られた、バルトーク作品のすべてを
まとめたものです。
ここに収録されたすべてのプログラムについて、さすがはスペシャリストだけ
にフリッチャイには別録音が存在するものの、ヴァイオリン協奏曲、カンター
タ・プロファーナ、ピアノ協奏曲第3番などの一部を除いて、すべて完全初出
音源による演奏というのもおおきな魅力。なかでも、物凄いのがスター・キャ
スト居並ぶ協奏作品。ピアノには、“バルトークの後ろ盾”であったエルネー
・ドホナーニに師事したアーンドル・フォルデスにゲーザ・アンダ。そして、
アルノルド・セーケイとレオー・ヴェイネルに学び、バルトークのピアノ協奏
曲第2番のハンガリー初演や、ピアノ協奏曲第3番のヨーロッパ初演を手がけた
ルイス・ケントナー。また、ヴァイオリンのティボル・ヴァルガもまた、バル
トークのヴァイオリン曲とのゆかりが深いゾルターン・セーケイやヨージェフ
・シゲティと同じく、かのイェネー・フバイに師事しています。さらに、「カ
ンタータ・プロファーナ」では、フリッチャイがベルリン市立歌劇場時代に才
能を見出して以降、お気に入りとして活躍することになる大御所フィッシャー
=ディースカウの名前もみられます。
1950年から1953年にかけて、フリッチャイが意気盛んな時期に行った演奏の
数々はいずれ劣らず折り紙つきの内容といえ、鮮明な音質とともに、バルトー
ク・ファン、フリッチャイ・ファンの方々にとっては宝物になるにちがいあり
ません。





<PREISER>
=ツィーラー・エディション=
PRCD 91183 \2080
「ツィーラー・エディションVol.16-帝国ウィーン生まれのマーチ集」
01 Unanfechtbar! -行進曲op.494
02 Dom Pedro-行進曲
03 Hoch und Nieder高地と低地-行進曲op.372
04 Der Zauber der Montur-行進曲op.493
05 Die Presse(ハンス・ シャーデンバウアー曲)
06 Pannonisch(フランツ・ライテンミューラー曲)
07 Couragiert! -行進曲op.401
08 Das Leben fur unser'n Kaiser-行進曲op.394
09 Militar-Marsch軍隊行進曲op.321
10 Auersperg-Marsch アウエルスペルグ・マーチop.111
11 Die kleine Witwe -行進曲op.487
12 Glocken-Marschグロッケン・マーチop.420
13 Der Herr Leutnant 少尉殿-行進曲op.527
14 Kaiser-Karl-Marsch カルル皇帝行進曲op.558
15 Maus-Marschねずみのマーチop.520
16 Giskra-Marschジシュクラ・マーチ op.114
17 Furst Karol-Marsch カロル選帝侯行進曲op.195
18 Der Vater des Regiments連隊の父-行進曲op.431
19 Mein Vaterland! Mein Osterreich! わが祖国!わがオーストリア!
-行進曲op.477
20 Schoenfeld-Marschシェーンフェルト・マーチop.422
オリジナル・カール・ミヒャエル・ツィーラー管弦楽団
ハンス・シャーデンバウアー(指)
19世紀末から20世紀初頭にかけてのウィーンで活躍、ワルツにポルカ、行進
曲、そしてオペレッタと、およそ600曲にも及ぶ作品で、同時代のヨハン・シュ
トラウス2世に匹敵する名声を博したツィーラー(1843-1922)。古き良きウィー
ンの香りをそのまま今に伝えるツィーラーづくしの人気シリーズの第16集。
オリジナル・カール・ミヒャエル・ツィーラー管弦楽団は、その名の示すとお
り、ツィーラー生誕160周年を迎えた2003年1月に、ツィーラーの作品を演奏、
守り継いでゆく目的で結成されたオーケストラ。メンバーは優秀で才能豊かな
若い音楽家たちから成り、みなウィーン音楽の正統なる流儀に長けており、
絶品の内容です。




<BelAir>
BAC 041(DVD-Video) \4950
BAC 441(Blu-ray) \5680
ストラヴィンスキー:
(1)バレエ音楽「火の鳥」
振付・台本:ミハイル・フォーキン
舞台装置・衣裳:アレクサンダー・ゴロヴィン、レオン・バクスト、
ミハイル・フォーキン
火の鳥:エカテリーナ・コンダウーロワ
イワン王子:イリヤ・クズネツォフ
王女:マリアンナ・パヴロワ
不死身のカシチェイ:ウラジーミル・ポノマレフ
(2)バレエ音楽「春の祭典」
振付:ニジンスキー(ミリセント・ハドソンによる再構築版)
舞台・衣裳:ニコラ・レーリヒによる(ケネス・アーチャー監修)
選ばれし生贄の乙女:アレクサンドラ・イオシフィディ
300歳の女(長老):エレナ・バジェーノワ
賢者:ウラジーミル・ポノマレフ
マリインスキー・バレエ
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
マリインスキー劇場管弦楽団
収録:2008年6月/マリインスキー劇場(サンクトペテルスブルク)
【ボーナス映像(38分)】バレエ・リュスに関するドキュメンタリーと、二人の
舞踊研究家(ミリセント・ハドソン、ケネス・アーチャー)のインタビューを含
む、充実の内容。
1913年5月29日、に初演されたのと同じ振付けによるバレエ「春の祭典」の登
場。ディアギレフ率いるバレエ・リュス(ロシア・バレエ団)による初演で、
会場はシャンゼリゼ劇場、初演指揮者はモントゥーで、当時けが人も出る程の
大騒動となったいわくつきの舞台です。振付を担当したのは、ディアギレフの
秘蔵っ子で、1909年にヴェルサイユで素晴しいダンスを披露して一躍フランス
中の有名人となったニジンスキー。彼は、振り付けや指導の経験がほとんどな
いにも関わらず振付を担当しました。冒頭、ダンサーたちが足を内側に曲げて
頭を下げて足をふみならすという動きは当時のバレエ界ではありえないもので
したし、ニジンスキーの複雑な振付のおかげで、リハーサルに膨大な時間を要
しました。様々な困難と混乱を経て迎えた初日の舞台を観た観客もまた、大混
乱に陥りましたが、これこそが20世紀バレエの幕開けとなったのです。この
「春の祭典」はあまりに前衛的だったため、8回公演されたあと、演目レパー
トリーから外されるという憂き目をみました。ニジンスキーは振付を舞踊譜に
残しておらず、「春の祭典」は一度再演の機会はあったものの、またすぐ封印
されていました。ここに収められた振付は、初演から実に70年経った1983年に、
二人の舞踊研究家(ミリセント・ハドソン、ケネス・アーチャー)が様々な資料
を検討して再構築した振付によるもの。マリインスキー劇場の誇るトップダン
サーたちが、当代一のカリスマ指揮者、ゲルギエフ指揮による音楽で踊りまく
ります。「春の祭典」のアレクサンドラ・イオシフィティの長い手足、長老の
エレナ・バジェーノワの神がかり的な動きは印象的。「火の鳥」でのコンダウ
ーロワの美しさにはただただ魅了されます。歴史的価値の面でも、音楽的にも、
ダンサーのキャスティング的にも、非のうちどころのない舞台です!




<Grand Slam>
-平成の盤鬼 平林直哉のレーベル-
GS 2058 \2250
ステレオ
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
(1)交響曲第5番 ハ短調 作品67
(2)序曲「シュテファン王」 作品117
オットー・クレンペラー(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
録音:(1)1959年10月22日-24日、EMI第1スタジオ(セッション)
(2)1959年10月28日、29日、EMI第1スタジオ(セッション)
使用音源:Angel(U.S.A.)L 35843(オープンリール・テープ、19センチ、
4トラック)
■制作者より
クレンペラーがEMIに残したステレオによるベートーヴェン交響曲全集はあま
りにも有名な名盤ですが、その中でも特に傑出していると言われているのが
第5番と第7番です。今回復刻に使用した19センチ、4トラックのオープンリー
ル・テープは幸運なことに保存状態が非常に良好で、テープの宿命とも言える
テープ・ヒスも極めて少なく、あたかもオリジナル・マスターから復刻したよ
うな新鮮さと艶やかさで蘇ります。
■解説書の内容
若きウィリアム・スタインバーグはクレンペラーのアシスタントを務めていま
したが、その時の回想録「私はクレンペラーにクビを切られた」の一部を抜粋
し、掲載します。(以上、平林 直哉)




<KING INTERNATIONAL POP>
KKP 1011 \2000
CD(輸入盤日本語帯付)
トルガ・ガシフ/ジェネシス組曲( The Genesis Suite)
トラックリスト:
1. LAND OF CONFUSION / TONIGHT, TONIGHT, TNIGHT …(7:36)
2. RIPPLES…(9:47)
3. MAD MAN MOON…(16:42)
4. FOLLOW YOU FOLLOW ME…(6:42)
5. FADING LIGHTS…(12:13)
6. ENTANGLED…(7:26)
7. UNDERTOW / BLOOD ON THE ROOFTTOP…(12:45)
合計収録時間 : 73:18
クレジット:
作曲 /指揮: Tolga Kashif
オーケストラ : The London Symphony Orchestra
ピアノ・ソロ : Freddy Kempf
バイオリン・ソロ : Carmine Lauri
チェロ・ソロ : Caroline dale
ヴォーカル・ソロ : Miriam Gray, Deryn Edward, Heather Cairncross
コーラス : London Voices
作曲家、指揮者、プロデューサーとして活躍するトルガ・ガシフが、イギリス
を代表するロック・バンド、ジェネシスの名曲をモチーフに作曲した組曲を、
自らロンドン交響楽団を指揮し録音した、ジェネシスのトリビュート・アルバ
ム。ピアニスト、フレディ・ケンプが参加し録音された本作は、7つの楽章で
構成されており、迫力のオーケストレーション、独創的なメロディーで奏でる
ピアノ、ヴァイオリン、チェロのソロ、そして繊細で優美なコーラス・パート
を散りばめ、映画音楽のように壮大で感動的なアレンジが印象的。ジェネシス
の名曲が壮大な組曲として甦ります。誰にでも聴きやすくクラッシック・ファ
ン、ロック・ファン、ジェネシス・ファンを問わず全ての音楽ファンが愛聴す
ることのできるアルバム。英ロック・バンド、クイーンの名曲を再編成し、ロ
イヤル・フィルハーモニー管弦楽団を自ら指揮し、録音され話題になった
「 Queen Symphony」(2002年 )に続くトルガ・ガシフの注目作になります。




<Hungaroton>
HCD 32641/2 2枚組 \4160
コダーイ:男声合唱曲全集
スターバト・マーテル/夕べの歌/イエス自らを示したもう/泣くのはおよし
聖イシュトヴァーン王への賛歌/ナーンドルの夜警/カンティオ・オプティマ
農夫たちの合唱/呪文/美系のトミー/来い、盗賊よ/二年か三年の間
ブドウが熟し/私を妬む者かくも多く/誰と結婚しよう/仔馬に
カラード地方の歌/へい、ビュンゲジディ・バンディ/酒飲み歌
居酒屋の歌/4つの兵士の歌/4つの軽騎兵の歌/兵士の歌
正しくかたくななものを/ファーイ・アンドラーシュの思い出/フスト
ハンガリー民族に/孔雀は飛んだ/標語/自由の賛歌(マルセイエーズ)
フランスの変容に向けて/囚われの国の息子/国民の歌
1848年の精神による3つの民謡/生か死か/神の奇跡
イシュトヴァーン・ホルヴァート、サボルチ・チャヤーギ(Ten)、
サボルチ・ボグナール(Br)、ペーチ打楽器アンサンブル、
タマーシュ・ラクネル(指)
ベーラ・バルトーク男声合唱団
[録音:2010年ドラ・スタジオ(ペーチ)]
フンガロトン・レーベルのカタログ中、最も人気が高く問い合わせの多いのが
コダーイの合唱曲。ようやく最新録音が登場、それも男声合唱曲全集という合
唱関係大喝采のアルバムです。コダーイの合唱曲はプロ・アマを問わず日本の
合唱団で愛唱され、隠れたヒット曲となっています。コダーイの音楽は骨太な
がら、バルトークと比べて温和で陽性、合唱としての生理にかなった書法が光
ります。民謡やフランス国歌「ラ・マルセイエーズ」のコダーイ風編曲も非常
に面白く、合唱好きにはたまらない内容となっています。1945年創設のベーラ
・バルトーク男声合唱団1990年にタマーシュ・ラクネルが指導するようになっ
てめきめきと頭角を現し、ヨーロッパのコンクールに多数入賞している実力派。
お国ものならではの素晴らしさです。

HCD 32568 \2080
リスト歌曲集(異版も含む)
3つのペトラルカのソネット(1847)☆/
喜びに満ち、苦しみに満ち(ゲーテ詞)#(初版(1844)/ 第2版(1848)/ 第3版(?))
優しく響け、わが歌よ(ノルトマン詞)#(初版(1848)/ 第2版(1860))
天上から来たあなた(ゲーテ詞)#(初版(1843)/ 第2版(1856)/ 第3版(1860))
おお、わたしがまどろむとき(ユゴー詞)*(初版(1844)/ 第2版(1860))
3つのペトラルカのソネット(1883)☆
サボルチ・ブリクネル(Ten)、ベルナデット・ヴィーデマン(Ms)、
エメシェ・ヴィラーグ(Pf)
☆=イタリア語歌唱、#=ドイツ語歌唱、*=フランス語歌唱
[録音:2009、2010年フンガロトン・スタジオ(デジタル・セッション)]
リストは生涯にわたって歌曲も多数作曲していますが、ピアノ曲と異なり、割
とシンプルにメロディを朗々と歌わせるものが多いのが特徴。さらに改訂魔だ
ったリストらしく、歌曲もいくつか版が存在するものがあり、ここではそれら
がすべて収録されています。なかでも興味深いのが「巡礼の年第2年」の「ペ
トラルカのソネット」の原曲。これも1847年版と1883年版があり、ノクターン
風でナイーヴな前者と、より複雑化された後者でリストの向上と進歩の過程が
みてとれます。

HCD 32670 \2080
アルフレード・ピアッティ:歌曲集
娘と私/恋人の哀願/乙女よ語れ/シェイクスピアのソネット/夜曲Op.20
起きろ、起きろ!/遠く、ずっと遠くに/別れ/おお、つばめ/シチリアーナ
Op.19/カルメラ/田舎のシルヴィア/物乞い/私を覚えていて/追憶
私は天使にあったと思う/愛のためいき/夕べの歌/悲しみ
イ・ブリッコンチェロ【クラウディア・ニコレ・バンデラ(Ms)、
レオナルド・デ・リジ(Ten)、ピエルルイージ・ルッジエロ(Vc)、
アンドレア・バッジョーリ(Pf)】
[録音:2010年4月/フンガロトン・スタジオ]
アルフレード・ピアッティ(1822-1901)と言えば、チェロのヴィルトゥオーゾ
として、ヨアヒム率いる伝説の「ベートーヴェン四重奏団(ヨアヒム、エルン
スト、ヴィエニャフスキ、ピアッティ)」のメンバーとして知られ、今日でも
その教則本や練習曲は愛用されています。当CDは、ピアッティ作品集ながら
チェロ曲ではなく歌曲集というのが驚き。それも正真正銘のオリジナル作品
で、歌詞もイタリア語詩だけでなく、シェイクスピアやテニスン、ワイアット
らイギリスの大詩人の英語詩もあり興味津々。チェロのオブリガーロ付きの
ものが多いのも名手の作ならでは。彼はヴェルディの友人でしたが、作風は
オペラ的でなく、トスティを思わせます。加えて独特のメランコリーに翳り
絶美な世界を作り上げています。





<audite>
AUD 10025 \800
ディジパック仕様
マーラー:交響曲第9番ニ長調
ラファエル・クーベリック(指)
バイエルン放送交響楽団
録音:1975年6月4日東京文化会館大ホール(ライヴ・ステレオ)
毎年auditeがお試し価格でお届けしているカタログつきCDの2011年度版は、
クーベリックとバイエルン放送響によるマーラーの交響曲第9番。
マーラーの交響曲第9番は、クーベリックとバイエルン放送響による2度目の来
日公演中、1975年6月4日東京文化会館にて演奏されたもの。この時点で同じ顔
合わせでおこなわれた1967年のセッション録音より8年が経過していましたが、
ここでの演奏は端正なフォルムと熱い表現が高い次元で併存するという、クー
ベリックがもっとも充実していた時期の姿を示す物凄い内容となっています。
収録を手がけたNHKのオリジナル・マスターからダビング、保管されていたバ
イエルン放送協会のテープは状態も良好で、当時の会場の空気までリアルに
味わうことが出来るのもうれしいところです。
カタログつきCDという性格のため、追加再プレスはありませんのでお早めにお
求めください。
(※カタログ仕様、4色88ページ。ディスクはAU.95471としてリリースされてい
るものと同内容ですが、レギュラー盤のブックレットは付属致しません。)




<SONARE RECORDS>
SONARE 1001 \2100
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全曲
第1番 ト長調Op78「雨の歌」,
第2番 イ長調Op100,
第3番 ニ短調Op108
パラディス(ドゥシュキン編):シチリアーナ
伊藤文乃(Vn)渡邊一正(Pf)
録音:2009年5月29日 浜離宮朝日ホール ライブ
群馬交響楽団コンサートミストレス伊藤文乃と、指揮者としてだけでなくピア
ニストとしても活躍する渡邊一正の、2009年5月29日浜離宮朝日ホールでの、
リサイタル・ライブ録音。伊藤持ち前の美しい音色と的確な解釈が、名手渡邊
のピアノとおりなす理想のコラボレーション。

SONARE 1002 \2520
シューベルト:4つの即興曲 D.935
(第1番ヘ短調、第2番変イ長調、第3番変ロ長調、第4番へ短調)
ムソルグスキー:「展覧会の絵」
石井克典(Pf)
録音:2010年8月17,18日 埼玉県三芳町文化会館ホール
第59回日本音楽コンクール3位、93年ロベール・カサドシュ国際ピアノコンク
ール4位。内外の多くのオーケストラとの共演、リサイタル、室内楽で活躍す
る石井克典渾身の最新アルバム。最も得意とするシューベルトの即興曲と、
大曲「展覧会の絵」のカップリングは聴き物。

TMT 20109002 \2500
前田昌利:女満別の四季 -春・夏・秋・冬ー
ピアソラ(ブラガート編):ブエノスアイレスの四季 -夏・秋・冬・春ー
DAIRAK SUPER TRIO
大楽勝美(Pf)深山尚久(Vn)前田昌利(Vc)
ピアソラの名作「ブエノスアイレスの四季」の、ピアノ・トリオ版に、北海道
の大自然をイメージした「女満別の四季」のカップリング。北海道を拠点に全
国で活躍する大楽。
東フィル、東京、札響など国内主要オーケストラのコンサートマスターを歴任
した深山、東京ニューフィルハーモニック首席を始め、コンサート、レコーデ
ィングで活躍する前田によるDAIRAK SUPER TRIO 初アルバム。




<2L>
2L 076SABD(SACD Hybrid + Pure Audio Blu-ray) 3650
DXD録音(24/352.8kHz)
SACD Hybrid : 5.0 surround/stereo DSD
Blu-ray : 5.0 surround DTS HD MA(24bit/192kHz),
2.0 LPCM(24bit/192kHz)+mShuttle
北欧現代合唱曲集「KIND」
民謡/フランク・ハーヴロイ(1969-)編:おやすみ坊や、テレマルクの子守歌
ヤーコ・マンテュヤルヴィ(1963-):子供の声
オステルダーレン民謡/フランク・ハーヴロイ(1969-)編:
子守歌、おねむり坊や
ペーア・ネアゴー(1932-):
「子供のように」-子守歌、春の歌、不幸なできごとのある葬送の行進
ヴォス民謡/フランク・ハーヴロイ(1969-)編:おやすみ坊や
テレマルク民謡/フランク・ハーヴロイ(1969-)編:おねむり坊や
マルクス・パウス(1979-):
さらわれた子ども(ソプラノ、アルト、混声合唱と弦楽四重奏のための)
アンサンブル96 
シェティル・アルメンニング(指揮) ニーダロス弦楽四重奏団
録音:2010年1月 ウラニエンボルグ教会(オスロ、ノルウェー)
制作・録音:モッテン・リンドベルグ  共同制作:フランク・ハーヴロイ
アンサンブル96(Ensemble 96)はオスロの室内合唱団。ノルウェー文化審議会
の財政支援を受け、現代の音楽に焦点を当てた演奏活動を行っています。彼ら
の最新録音はPure Audio Blu-ray ディスクとSACDハイブリッド・ディスクの
2枚組としてリリースされる北欧の現代作曲家による合唱曲集『KIND』です。
アルバムタイトルとなっている"kind"は言語によって異なる意味を持ちます。
「子供らしさ、無邪気さ」「幼稚さ」。その概念から、「慰め」「友情」
「親切心」の意味も派生します。このプロジェクトの副題には「子供につい
て、大人のための」と付けられていました。
プログラムを構成するのは、作曲者、編曲者としても活動するバリトン歌手、
フランク・ハーヴロイが編曲したノルウェーのフィヨルドと谷と高原に歌い
継がれてきた子守歌と、"子供" をテーマに北欧の3人の作曲家が書いた作品
です。オーストリアの詩人レーナウの詩にフィンランドのヤーコ・マンテュヤ
ルヴィが作曲した《子供の声》。デンマークのネアゴーがスイスの芸術家ヴェ
ルフリの書いた詩に作曲した《子供のように》は、各国の合唱団のレパトリー
として定着した曲集です。
ノルウェーの作曲家でギタリスト、マルクス・パウスが合唱と弦楽四重奏のた
めに書いた《さらわれた子ども》は、アンサンブル96の委嘱による新作です。
アイルランドの詩人、W・B・イェーツの詩『さらわれた子ども』がテクスト
です。
シェティル・アルメンニングは、ノルウェー音楽大学とストックホルムの王立
音楽大学で学び、2001年から2005年までヴォーカルアンサンブル、ギンヌンガ
ガップの指揮者を務めました。2007年から2010年にかけてアンサンブル96を指
揮、2009年8月にベルゲン大聖堂のカントルに就任しました。
録音セッションは、開放的な響きで定評のあるオスロのウラニエンボルグ教会
で行われました。1886年に建てられたネオゴシック様式のこの教会は、プロ
デューサー、モッテン・リンドベルグの気に入りの録音場所のひとつです。




<EURO ARTS>
20 53279(DVD-Video) \2900
字幕:英,独,仏,伊,西
67mm
ドキュメンタリー
「沈黙を聴く」-クラウディオ・アバドの芸術的肖像
収録曲目:
ノーノ:プロメテオ、ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界」、
ベートーヴェン:交響曲第1,3&9番、エグモント序曲、
ブルックナー:交響曲第1&9番、ストラヴィンスキー:詩篇交響曲、
ブラームス:ドイツ・レクイエム、R.シュトラウス:エレクトラ、
ウェーベルン:管弦楽のための6つの小品、ドビュッシー:海、
チャイコフスキー:交響曲第5番(抜粋)
出演者:クラウディオ・アバド(指)
ダニエル・ハーディング、アルブレヒト・マイヤー、
ヴォルフラム・クリスト、コーリャ・ブラッハー
ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、ルツェルン祝祭管、
グスタフ・マーラー・ユーゲント
監督:ポール・スマチヌィ(シュマツニー)
巨匠クラウディオ・アバドの音楽ドキュメンタリー映像。若き日のウィーン・
フィル、10年余りにわたったベルリン・フィル音楽監督時代、近年のグスタフ
・マーラー・ユーゲントオーケストラ、ルツェルン祝祭管弦楽団での演奏映像、
インタビューや、名優ブルーノ・ガンツを初めとする芸術的盟友たちの証言に
よって、名映像ディレクター、ポール・スマチヌィ(シュマツニー)がアバドの
知られざる実像を描きます。2004年モントリオール国際映像芸術祭、ベスト・
ポートレート賞、2004年パリ映像(芸術&教育)祭グラン・プリ受賞作品。

20 50427(DVD-Video) 2枚組 \4250
字幕:英,独,仏
140mm(演奏)、
90mm(ドキュメンタリー)
DVD1:
ダニエル・バレンボイム演奏活動50周年記念コンサートin ブエノスアイレス
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番ハ長調K.330
ベートーヴェン:第23番ヘ短調「熱情」Op.57
アルベニス:イベリア第1集より喚起、港、セビーリャの聖体祭、
イベリア第2集よりロンデーニャ、アルメリア、トリアーナ
スカルラッティ:ソナタ ニ短調K.9
ヒナステラ:アルゼンチン舞曲集Op.2より粋な娘の踊り
ホセ・レスタ:バイレシート
ヴィラ=ロボス:赤ちゃん一族 第1組曲より「道化人形」
シューベルト:楽興の時第3番ヘ短調D780-3
ショパン:ワルツ第14番ホ短調、ノクターン第8番変ニ長調Op.27-2、
ワルツ第6番変ニ長調Op.64-1、エチュード ハ短調Op.25-2
ローゼンタール:蝶々
シューマン:幻想小曲集Op.12より「夕べに」、「飛翔」
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第15番ハ長調K.545より第2楽章
収録:2000年8月ブエノスアイレス、テアトロ・コロン
DVD2: ドキュメンタリー/ダニエル・バレンボイムの素顔
出演者:ダニエル・バレンボイム(P、指)
ヨーヨー・マ(Vc)ピエール・ブーレーズ(指)
チェチーリア・バルトリ(Ms)ヴァルトラウト・マイアー(Ms)
シュターツカペレ・ベルリン 、シカゴ交響楽団 、
ベルリン・フィルハーモニック・オーケストラ
監督:ポール・スマチヌィ(シュマツニー)
バレンボイムの演奏活動50周年を記念したブエノスアイレスでのコンサート
映像と、ピアニスト、指揮者そして政治的な音楽活動を行うなど様々な顔を
持つ音楽家バレンボイムの素顔に迫ったドキュメンタリー映像の2枚組DVD。




<LSO Live>
LSO 0664(SACD-Hybrid) \2080
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
ワレリー・ゲルギエフ(指)
ロンドン交響楽団
録音:2010年9月26日ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:ニール・ハッチンソン&ジョナサン・ストークス
いよいよ残すところあと2曲にまで迫った、ゲルギエフ&LSOによるマーラーの
交響曲シリーズ。アニヴァーサリー・イヤーの締めくくりに向けてリリースさ
れる、とっておきの最新作は、この秋の来日公演のプログラムにも組まれ、お
おきな話題を集めた第5番。2010/11年のシーズン・オープニング・コンサート
の翌日にあたる9月26日、本拠バービカンホールでおこなわれた演奏会の模様
を収めたものです。
「マーラーについてバーンスタインから話を聞き多くを学んだ」と自身認める
ように、ゲルギエフのマーラーもまた、時に崩壊寸前、極端とも云えるテンポ
設定が生み出す独特の濃厚な表現が特徴的。第5交響曲は複雑長大で、全篇の
落差も大きく、動きの激しい曲ということで、また、上述のゲルギエフの個人
的体験に加味すると、マーラーの交響曲の中でもゲルギエフのアプローチがも
っとも映える作品といえるのではないかとおもわれます。じっさい、ゲルギエ
フとLSOが同じく第5番を演奏した11月28日の東京公演は、爆演と呼ぶべき壮絶
なものでしたが、初顔合わせより20年来切望した結果、ようやくゲルギエフを
首席指揮者に迎え入れることがかなったLSOのメンバーたちが、絶大な信頼を
寄せるカリスマに必死で食らい付いて演奏する姿が印象的でした。
このアルバムでも、首席トランペット奏者フィリップ・コッブによる葬送ファ
ンファーレから、フィナーレ最後の一音の爆発まで、LSOの絶好調ぶりを確認
できるはずで、息つく間もない、たまらなくスリリングな内容が繰り広げられ
ているものと期待されます。
なお、ゲルギエフとLSOによる話題騒然の当シリーズ、2011年3月に収録予定の
第9番をもって堂々の完結となります。




<ACCENTUS>
ACC 10202BBD(Blu-ray) \4250
ショパン生誕200年ガラ・コンサート・イン・ワルシャワ
(1)ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11
(2)マズルカ イ短調Op.17-4(アンコール)
(3)ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21
(4)練習曲ハ短調Op.10-12『革命』(アンコール)
(5)ワルツ ホ短調(遺作)(アンコール)
(1)(2)ニコライ・デミジェンコ(P)
(3)(4)(5)エフゲニー・キーシン(P)
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団 アントニ・ヴィット(指揮)
収録:2010年2月27日ワルシャワ・フィルハーモニー・ホール(ライヴ)

ACC 10204BD(Blu-ray) \4250
プロコフィエフ:スキタイ組曲Op.20
ベルク:歌劇「ルル」からの交響的小品(「ルル」組曲)
モーツァルト:歌劇「魔笛」-パミーナのアリア「愛の喜びは消え」
チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」
アンナ・プロハスカ(S)
シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ
クラウディオ・アバド(指揮)
収録:2010年3月18,19日 ルツェルン、KKLコンサートホール(ライヴ)

ACC 10202ABD(Blu-ray) \4250
ダニエル・バレンボイム・ショパン・リサイタル・イン・ワルシャワ
ショパン:
幻想曲 ヘ短調 Op.49、ノクターン 変ニ調Op.27-2、ピアノ・ソナタ第2番
変ロ短調Op.35「葬送」、舟歌 嬰ヘ長調Op.60、ワルツ ヘ長調Op.34-3、
ワルツ イ短調Op.34-2、ワルツ 嬰ハ短調Op.64-2、子守歌 変ニ長調Op.57、
ポロネーズ 変イ長調Op.53「英雄ポロネーズ」、
マズルカ ヘ短調Op.7-3、ワルツ 変ニ長調Op.64-1「小犬のワルツ」
ダニエル・バレンボイム(P)
収録:2010年2月28日ワルシャワ・フィルハーモニー・ホール(ライヴ)




<KING INTER>
KKC 031 \1880
初CD化
ラ・フォリア-佐藤陽子 幻の名演集
(1)フィオッコ:アレグロ
(2)リュリ:ガヴォット
(3)パラディス:シチリアーノ
(4)ヴィヴァルディ:ヴァイオリン・ソナタ第5番 ロ短調 作品2-5 RV36
(5)モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第29番 イ長調 K.305(293d)
(6)ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ヘ長調 作品1-12(HWV370)
(7)クライスラー:プニャーニのスタイルによる前奏曲とアレグロ
(8)同:フランクールのスタイルによるシチリアーノとリゴドン
(9)ファーマー:ホーム・スイート・ホーム
(10)コレッリ:ラ・フォリア
(ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ第12番 ニ短調「ラ・フォリア」)
佐藤陽子(ヴァイオリン)、岩崎淑(ピアノ)
録音:1977年10月19日/荒川区民会館((6)(7)(8))、
1978年8月22日/上野学園石橋メモリアルホール((1)-(5)(9)(10))
レオニード・コーガンにその才能を見出され、16歳でチャイコフスキー国際コ
ンクール第3位に入賞した天才少女佐藤陽子。今では文化人として活躍の幅を
広げている彼女が1970年代に残した貴重な録音が初CD化されます。佐藤陽子は
コーガンの努力により1959年に渡ソ、以後12年間、コーガンに師事しました。
その才能は巨匠オイストラフにも認められ、若干13歳の佐藤陽子が弾くハチャ
トゥリヤンのヴァイオリン協奏曲に感動し、その夜は寝られぬほど感動した!
とも言われております。とても小柄な日本女性が弾いているとは思えぬほど大
きな音楽でロシア時代に育んだ豊かな表現が魅力的です。
本アルバムはコレッリのラ・フォリア、クライスラーのプニャーニのスタイル
による前奏曲とアレグロなど、ヴァイオリンの学習者を対象にしたヴァイオリ
ン名曲集です。有名曲ながら名録音が少ないものばかりですが、非常に楷書的
で正統的なこの演奏は当時としては日本人離れした優れたヴァイオリニストで
あることを証明するかのような素晴らしいものです。ヴァイオリン学習者のみ
ならず、多くのクラシック・ファンに聴いていただきたいアルバムが初CD化と
なりました!天才少女の感性が円熟した演奏家の腕で理想的な成熟をとげてお
ります。




<HUNGAROTON>
=バルトーク・ニュー・シリーズ=
HSACD 32509(SACD-Hybrid) \2300
バルトーク:
ラプソディ第1番BB 94b, Sz 87
I.ラッシュー / II.フリッシュ(第1稿)
ラプソディ第2番BB 96b, Sz 90
I.ラッシュー / II.フリッシュ(第2稿)
ヴァイオリン協奏曲第2番BB 117, Sz 112
I.アレグロ・ノン・トロッポ / II.アンダンテ・トランクィッロ /
III.アレグロ・モルト(第2稿)
[ボーナス・トラック]
ラプソディ第1番-II.フリッシュ(第2稿)
ヴァイオリン協奏曲第2番-III.アレグロ・モルト(第1稿)
ラプソディ第2番-II.フリッシュ(第1稿)[*世界初録音]
バルナバーシュ・ケレメン(Vn)
ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団
ゾルターン・コチシュ(指)
収録時期:2010年8月31日(ラプソディ第1番)、
2010年8月31日-9月1日(ラプソディ第2番)、
2010年9月2-3日(ヴァイオリン協奏曲第2番)
収録場所:ブダペスト、パレス・オブ・アーツ、バルトーク・ナショナル・
コンサート・ホール(セッション)
コチシュと手兵ハンガリー国立フィルによるシリーズ最新作は、傑作「ヴァイ
オリン協奏曲第2番」と2つの「ラプソディ」。独奏ヴァイオリンには、ハンガ
リーきっての名手バルナバーシュ・ケレメンを迎えています。
なお、本アルバムにはボーナスとして、ヴァイオリン協奏曲、ラプソディと
も、現行版とは別に異稿も収められています。CDプレーヤーのトラックをプロ
グラミングすることで、自由に作品を楽しめるようになっており、このあたり、
バルトークの作品すべてを網羅すると自負する当シリーズならではのうれしい
配慮といえるでしょう。




<COVIELLO Classics>
COV 41006(SACD-Hybrid) \2350
ブラームス:
ドイツ・レクイエム(ピアノ4手連弾伴奏版、フィリップ・モル編曲)
フィリップ・メイヤーズ(P)フィリップ・モル(P)
マーリス・ペーターゼン(S)コンラッド・ジャーノット(Br)
ベルリン放送合唱団 サイモン・ハルジー(合唱指揮)
収録:2009年11月11-13日
ブラームスの大曲ドイツ・レクイエムをピアノ4手連弾版によるヴァージョン
で録音されたアルバム。演奏は伝統の響きに支えられた64人の合唱団、ベルリ
ン放送合唱団と人気急上昇中のソプラノ、マーリス・ペーターゼンと世界の巨
匠に認められ引っ張りだこのバリトン、コンラッド・ジャーノット、そして世
界的合唱指揮者サイモン・ハルジー。ドイツ・レクイエムのピアノ4手連弾版
は作曲家自身の編曲が存在しますが、フィリップ・モルの編曲は合唱の美しさ
を追求し、劇的な効果を狙うのではなく、すっきりと澄んだ響きを生み出して
います。声の響きを最大限に生かした優秀録音盤。

COV 51010 \2350
シューマン:詩人の恋Op.48
ベルシャザルOp.57、ぼくの美しい星Op.101-4、あの人の声 Op96-3、
牛飼いの娘op.90-4、恋の便りOp.36-6、楽師Op.40-4、古いリュートOp.35-12、
君はまるで花のようOp.25-24、私のばらOp.90-2、
魔法の角笛を持つ少年Op.30-1、小姓Op.30-2、ヒダルゴOp.30-3
ダニエル・ヨハンセン(T)エレーナ・ラーリナ(P)
録音:2009年9月7-11日
1840年、クララとの結婚が認められると、それまでピアノ曲が多かったシュー
マンが、とりつかれたように歌曲の作曲に没頭します。数多くの歌曲が生まれ
たこの1年をシューマン自身も「歌の年」と呼んでいます。特にその中でもハ
イネの詩を題材とした「詩人の恋」は最高傑作と言われています。ダニエル・
ヨハンセンの魅力的な声、豊かな声量は歌いだしから惹きつけられます。伴奏
のエレーナ・ラーリナは全体を見通した繊細な解釈は見事。

COV 21011 \2350
ハイドン:
ピアノ三重奏曲 ニ長調 Hob. XV/16
ピアノ三重奏曲 ト長調 Hob. XV/15
ピアノ三重奏曲 ヘ長調 Hob. XV/17
アニー・ラフラム(フルート・トラヴェルソ)(Martin Wenner 2009年製/モデル:
Carl August Grenser1770年製)
ドロテア・シェーンヴィーゼ=グシュルバウアー(Vc) 
(Georg Klotz1725年製?)
リヒャルト・フラー(フォルテピアノ)
(Werner Keil 1985年製/モデル:ヨハン・アンドレアス・シュタイン1788年製)
録音:2009年10月23-26日
ハイドンのピアノ三重奏曲は41曲以上あり、これらは「ピアノ、ヴァイオリン
またはフルート、チェロ」と楽器の指定がされています。通常はヴァイオリン
で演奏されることが多いのですが、ここではフルートを使用しています。また
時代楽器を用いて演奏しており、J.S.バッハ:テノールとフルート、通奏低音
のためのアリア集(COV 20909)で素晴らしい演奏聴かせてくれたアニー・ラフ
ラムがフルート・トラヴェルソを担当しています。それぞれの楽器の繊細で優
美な音色を最良のバランスで楽しむことのできるアルバム。

COV 21001 \2350
ミシェル・コレット(1707-1795:孤独の快感Op.20
(ソナタ第6番ニ長調、ソナタ第3番ハ長調、ソナタ第2番ニ短調、
ソナタ第1番ヘ長調、ソナタ第5番ト長調)
バッソルム・ヴォックス
イ・スンヨン(バロック・チェロ)キム・セヒ(バロック・チェロ)
フェルナンド・レイス・フェロン(バロック・ギター、テオルボ) 
車田 真美(Cemb)
録音:2009年2月27-3月2日
コレットはちょうどバロックから古典派への過渡期に活躍した18世紀フランス
の作曲家。1741年にコレットはチェロのための教則本を出版し、フランス・
チェロの発展に貢献しました。1739年に楽器の特性を存分に生かした6つのソ
ナタからなる曲集「孤独の快感」を発表しました。
ここで演奏するのは古楽アンサンブル、バッソルム・ヴォックス。バロック・
チェロ、ビオラ・ダ・ガンバをはじめとする低音楽器、そして通奏低音楽器
(テオルボ、バロックギター、チェンバロ)、打楽器の構成。2004年ドイツで
結成された若手のアンサンブル。
バッソルム・ヴォックス(Bassorum vox)とはラテン語でバスの声、低音の響き、
という意味。




<BelAir>
BAC 462(Blu-ray) \5670
BAC 062(DVD-Video) \4950
字幕(ボーナス部分):英仏独
アサフィエフ:バレエ音楽「パリの炎」(全曲)
[+リハーサル、オシポワ、ワシリエフ、ラトマンスキーのインタビュー映像]
ナターリヤ・オシポワ(ジャンヌ)、
デニス・サーヴィン(ジェローム)、
イワン・ワシリエフ(フィリップ)、
ユーリー・クレフツォフ(ド・ボールガール侯)、
ニーナ・カプツォーワ(アデリーヌ)他、
ボリショイ・バレエ団、
振付:アレクセイ・ラトマンスキー(ワイノネン版に基づく)、
舞台美術:イリヤ・ウトキン、エフゲニー・モナホフ、
衣装:エレーナ・マルコフスカヤ、
指揮:パヴェル・ソローキン(指)ボリショイ劇場管弦楽団
[2010年3月/ボリショイ劇場での高解像度録音]
ソヴィエト・バレエを代表する傑作ながら、日本では一部のナンバーを除いて
録音にも上演にも接するのが難しかったアサフィエフの「パリの炎」が、つい
にブルーレイとDVDで登場。ボリス・アサフィエフ(1884-1949)はリムスキー=
コルサコフとリャードフの門下の作曲家。非常に多作で、バレエ曲を27篇、歌
劇を10篇も残していたり、ロシア人としては唯一セゴビアのためにギター曲を
作曲もしていますが、むしろ音楽学者として高名で、大著「ロシアの音楽」は
邦訳もあります。「ショスタコーヴィチの証言」には卑劣漢として描かれてい
ますが、プロコフィエフの大親友で、かの「古典交響曲」を献呈されています。
「パリの炎」は1932年の作で、フランス革命を題材とし、虐げられた人民が腐
敗した貴族社会を倒す姿が描かれています。そのプロパガンダ色の強さと時代
を逆行したような音楽にとまどいつつも、健康的な前向きさに感激させられま
す。
アサフィエフの音楽はモダニズムのかけらもない古典的作風で、澄み切った管
弦楽法と輝かしい金管の扱いが光ります。また、フランス古典舞曲調の美しい
作品が多いのも注目です。
舞台も特筆。ことにフランス宮廷の舞踏会は衣装、踊りともに息をのむ美しさ。
主役のサーヴィン、オシポワ、ワシリエフのアクロバティックな演技も流石で
すが、貴族たちの優雅な舞はバレエの基礎ができている人たちならではの身の
こなしで、まるで美術品のよう。ボリショイのメンバーの実力を実感できます。



<SUPRAPHON>
SU 4035 \1780
アントニーン・ライヒェナウアー:
2つのオーボエ、ファゴットと弦楽のための組曲 変ロ長調
ファゴット協奏曲ハ長調
ファゴット協奏曲ト長調
オーボエ協奏曲ト長調
ヴァイオリン協奏曲ハ短調
オーボエ、ファゴットと弦楽のための協奏曲 変ロ長調
セルジオ・アッツォリーニ(バロック・ファゴット)
クセニエ・レフラー(バロック・オーボエ)
レンカ・トルゲルセン(バロック・ヴァイオリン)
コレギウム1704(ピリオド楽器使用)
ヴァーツラフ・ルクス(芸術監督)
おびただしい数が残された宗教作品とは違い、1701年から1730年代ころまでに
チェコの作曲家たちによって書かれた器楽作品はきわめて稀で、とりわけ重要
なものがライヒェナウアーの手になる20ほどの器楽作品。
ライヒェナウアーは、モルツィン伯(後にヨーゼフ・ハイドンが仕えたことでも
知られる)のチャペルの音楽家であり、ヨハン・フリードリヒ・ファッシュの後
任としてお抱え作曲家の役割を引き受けました。
モルツィン伯はまたヴィヴァルディを「イタリア音楽の巨匠」として雇い入れ
ていますが、いかにモルツィン伯の楽団の演奏水準が高いものであったかは、
ヴィヴァルディが称賛して自作を献呈していることなどからも明らかで、同様
にライヒェナウアーの協奏曲も高度なテクニックを要するものばかり。
ここでは、現代最高のファゴット奏者との誉れ高いセルジオ・アッツォリーニ
がバロック・ファゴットを担当しているほか、バロック・オーボエにクセニエ
・レフラーと精鋭たちが顔を揃えているのがおおきな魅力。当代屈指のピリオ
ド楽器によるアンサンブルで技巧的な作品の数々が現代によみがえります。

SU 4039 \1780
フランティシェク・イラーネク:協奏曲とシンフォニア集
シンフォニア ニ長調
ファゴット協奏曲ト短調
ファゴット協奏曲ヘ長調
フルート協奏曲ト長調
ヴァイオリン協奏曲ニ短調
シンフォニア ヘ長調
セルジオ・アッツォリーニ(バロック・ファゴット)
マリーナ・カタルジノワ(バロック・ヴァイオリン)
ヤナ・セメラードヴァー(フルート・トラヴェルソ)
コレギウム・マリアヌム(ピリオド楽器使用)
ヤナ・ヤナ・セメラードヴァー(芸術監督)
フランティシェク・イラーネクは、プラハに居を構えていたモルツィン伯の
チャペルの作曲家でヴァイオリニスト。モルツィン伯の命によりヴェニスに遣
わされて、ヴィヴァルディに学んだため、その作風は師の影響を直接的に受け
継いだものとなっているのが大きな特徴。このアルバムでの演奏は、復活初演
をおこなった同じメンバーによるもので万全の仕上がりとなっています。
セルジオ・アッツォリーニは、ヴィヴァルディのアルバムなどでおなじみの世
界的ファゴット奏者。マリーナ・カタルジノワはロシアの古楽ヴァイオリニス
ト。モスクワ音楽院で学び、レオンハルト、ノリントンのマスタークラスを受
講、ソリスト、室内楽両面で活躍し、バロックから現代まで幅広いレパートリ
ーを誇ります。また、カタルジノワは2007年よりモスクワ音楽院のピリオド・
ヴァイオリン科で教鞭を取っています。

SU 4034 2枚組 \2080
[CD 1]
ドヴォルザーク:
チェロ協奏曲第2番ロ短調Op.104(B. 191, 1895)
森の静けさOp. 68/5(B. 182, 1893)
[CD 2]
ロンド ト短調Op. 94(B. 181, 1893)
チェロ協奏曲第1番イ長調(B. 10, 1865)
[ヤルミル・ブルクハウザー管弦楽補完]
トマーシュ・ヤムニーク(Vc)
プラハ放送交響楽団
トマーシュ・ネトピル(指揮)
録音:2010年6月28-30日 & 9月13日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
(デジタル・セッション)
1985年生まれ、2006年(第58回)プラハの春国際音楽コンクールでチェロ部門最
高位に輝いたトマーシュ・ヤムニーク。SUPRAPHONより、チェコの作曲家たち
のソナタを集めたふたつのアルバム(SU.3928、SU.3947)をすでに発表している
ヤムニークが、ドヴォルザークによるオーケストラつきのチェロ作品全曲をレ
コーディングしました。
このジャンル屈指の傑作「チェロ協奏曲ロ短調」はもちろん、ドヴォルザーク
の専門家ブルクハウザーがオーケストレーションを施した初期のチェロ協奏曲
にいたるまで、ヤムニークのチェロはあふれる表現意欲とまばゆい感性が印象
的。さらに、1926年設立の名門プラハ放送響を率いて、ヤムニークを強力にサ
ポートするのは、やはりチェコ期待の若手指揮者として高い関心を集めるトマ
ーシュ・ネトピル。ネトピルは、2010年秋に、急逝したマッケラスの代役とし
てベルリン・フィルにデビューを果たしましたが、着実にヨーロッパを中心に
活動の場を拡げており、その指揮ぶりもおおいに注目される内容といえるで
しょう。



<MIRARE>
MIR 084 \2500
リスト:詩的で宗教的な調べ
第1曲:祈り/第2曲:アヴェ・マリア/第3曲:孤独のなかの神の祝福
第4曲:死者の追憶/第5曲:パーテル・ノステル
第6曲:眠りから覚めた御子への賛歌/第7曲:葬送
第8曲:パレストリーナによるミゼレーレ/第9曲:アンダンデ・ラクリモーソ
第10曲:愛の賛歌
ブリジット・エンゲラー(P)
録音:2010年4月
ブリジット・エンゲラーのMIRAREレーベル最新録音は、2011年生誕200年を迎え
るフランツ・リスト。「詩的で宗教的な調べ」は全10曲からなる作品群で、フ
ランス・ロマン派の詩人アルフォンス・ド・ラマルティーヌの同名の詩集に深
い感銘を受け、タイトルを借りています。
全曲録音したピアニストは数少なく、単独で取り上げられることの多い作品。
特にラマルティーヌの詩が冒頭にかかげられ、宗教的で瞑想的な内容の第3曲
「孤独のなかの神の祝福」と超絶技巧で力強い重厚な第7曲「葬送」は有名。
またリスト自身が好んで演奏したという第10曲「愛の賛歌」は華麗で神秘的な
美しい作品。エンゲラーの磨き抜かれた音とエレガントな表現で全曲聴くこと
ができるのは嬉しいかぎり。

MIR 112 \2500
フランスのチェリストたち-メディテイションズ
ブロッホ:祈り
カザルス:鳥の歌
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
ドヴォルザーク:交響曲第9番Op.95「新世界」より第2楽章ラルゴ
オフェンバック:ジャクリーヌの涙 Op.76-2
フォーレ:夢のあとに Op.7-1
シューマン:
古いリュートOp.35-12、異郷にてOp.39-1、月の夜Op.39-5、古城にてOp.39-7
ワーグナー:タンホイザーより「おお、おまえ、いとしい夕星よ」
ヴェルディ:ドン・カルロより「彼女は私を愛したことが無い」
チャイコフスキー:
弦楽四重奏曲第3番 変ホ短調 Op. 30 より 第3楽章 葬送とアンダンテ
レ・ヴィオロンチェレス・フランセ
(エマニュエル・ベルトラン、エリク-マリア・クトゥリエ、エマニュエル・
ゴーゲ、ハヴィエル・ピドゥ、ラファエル・ピドゥ、ローラン・ピドゥ、
ナディヌ・ピエール、フランソワ・サルク)
録音:2009年12月7-9日
フランスを代表するチェリストが集結したチェロ八重奏団という珍しい編成の
アンサンブル、レ・ヴィオロンチェレス・フランセ。ルネ・マルタンのプロ
デュースにより2006年のラ・フォル・ジュルネ(ナント)で初コンサートを行い、
聴衆を沸かせました。彼らのMIRAREデビュー・アルバムは「メディテイション
ズ」と題され、チェロの豊かな響きにぴったりの楽曲をこのアンサンブルにも
参加しているローラン・ピドゥが八重奏用に編曲。ブロッホ:祈り、カザルス:
鳥の歌、ラフマニノフ:ヴォカリーズ、オフェンバック:ジャクリーヌの涙、
フォーレ:夢のあとになどいずれも珠玉の名曲ばかり。それぞれの楽曲でソリ
ストが美しいメロディーを奏で、7人のチェリストで支える深みのある演奏は
心を揺さぶります。





<APARTE>
AP 007 \2300
デュティユー(b.1916):
(1)同じ和音の上に(ヴァイオリンと管弦楽のためのノクターン)
(2)夢の樹(ヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲)
ラファエル・ダエーヌ(b.1943):ヴァイオリン協奏曲
大野和士(指揮)
ヨッシフ・イヴァノフ
(ヴァイオリン/1699年製ストラディヴァリウス’Lady Tennant’)
リヨン国立歌劇場管弦楽団
録音:2009年7月
大野和士が指揮するデュティユーの登場。デュティユー独特の、空間に点描を
描くような音世界、静寂と嵐のよう暴力的な部分の対比、すべてを見事に明晰
にまとめあげている大野の棒は見事。エネルギーが爆発する部分でも、大野の
熱い音楽性がオーケストラ全体を興奮の渦へと巻き込みます。イヴァノフは18
歳でエリザベート王妃国際コンクールに優勝した実力派で、知性と技巧を絶妙
なバランスで併せ持つ逸材です。デュティユーの世界を息もつかせぬ技巧と抒
情で聴かせます。1943年生まれ、ブリュッセルで学んだ作曲家ダエーヌの作品
もオケが底鳴りするような迫力に満ちた作品です。




<haenssler>
93 263 \2250
ヴォルフガング・リーム(b.1952):
(1)変容=オーケストラのための音楽(2002)
(2)変容2=オーケストラのための音楽(2005)
(3)変容3=オーケストラのための音楽(2007/ 2008)
(4)変容4=オーケストラのための音楽(2008)
(1)(2)クリスティアン・アルミンク(指揮)
(3)(4)マティアス・ピンチャー(指揮)
SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
録音:(1)2006年12月4-7日 (2)2007年10月18-19日
(3)(4)2008年11月29日
ヘンスラーのひそかな人気シリーズ、ヴォルフガング・リーム作品集最新盤。
今回は注目のアルミンクの登場です。暗闇に一筋の光が差すような、一音から
始まる「変容」、牧歌的な三度の和音から始まる「変容2」では、緊張の糸が
気持よく張り詰めたアルミンクの指揮が光ります。続く「変容3」は音量が大
きくなり、「変容4」では冒頭から激しい描写やリズムが顕著にあらわれるよ
うになります。作曲家でもあるピンチャーの構築力が光ります。暗闇から始ま
ったこの世がカオスから激しい爆発や衝突を経ながらも、最後は徐々に秩序だ
っていく変容の様子がオーケストラによって見事に再現されています。




<haenssler>=SWR MUSIC=
93 262 \2250
「ユリアーネ・バンゼ / ペル・アモーレ-オペラ・アリア集」
・モーツァルト:
「コジ・ファン・トゥッテ」-向こう見ずな人たちね…岩のように動かず
・モーツァルト:
「フィガロの結婚」-スザンナはまだ来ない…幸せな日々はどこへ行ってしま
ったの
・ウェーバー:
「魔弾の射手」-あの人を知らぬうちは、眠りもたやすく訪れたのに…聖き歌
よ、静かに静かに!
・チャイコフスキー:
「エフゲニー・オネーギン」-たとえ死んでもいいの(手紙の場)
・スメタナ:
「売られた花嫁」-とうとうひとり…まわりのものが何とみんな気ぶせく
・プッチーニ:「ラ・ボエーム」-ええ、私の名はミミ
・プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」-わたしのお父さん
・マスネ:
「マノン」-さあ!彼のためにそうしなくては…さようなら,私たちの小さな
テーブルよ
・ビゼー:「カルメン」-何を恐れることがありましょう(ミカエラのアリア)
・グノー:「ファウスト」-なんと美しいこの姿(宝石の歌)
ユリアーネ・バンゼ(S)
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー
クリストフ・ポッペン(指揮)
録音:2010年3月22日-3月25日、2010年7月12日ザールブリュッケン、
コングレスハレ(デジタル・セッション)
清楚な歌声と、容姿端麗でコンサートにオペラにひっぱりだこの人気ソプラノ、
ユリアーネ・バンゼがhaensslerに登場。それも、まるごと一枚、オペラの名
アリアばかりがたっぷりと収められ、バンゼの魅力全開の内容となっています。
「わたしのお父さん」「わたしの名はミミ」といったプッチーニのナンバー、
グノーの「宝石の歌」と選曲もたいへんチャーミングなこのアルバム。ここで
万全のサポートを務めるのはバンゼの夫君ポッペン率いるドイツ放送フィルハ
ーモニー。まさに「婦唱夫随」という趣きの仕上がりとなっております。




<Coviello>
COV 31015(SACD-Hybrid) \2350
ブルックナー:
交響曲第2番ハ短調(1872年第1稿 / 2005年ウィリアム・キャラガン校訂版)
アーヘン交響楽団
マルクス・ボッシュ(指)
録音:2010年5月22 & 24日アーヘン、聖ニコラウス教会(ライヴ)
全集完成も間近、ボッシュ率いる手兵アーヘン交響楽団によるブルックナー・
シリーズ第8弾。
これまでに第3番、第4番でも使用楽譜に初稿を採用してきたボッシュですが、
この第2番でも、初稿を採用しているのが注目されます。第2交響曲の初稿によ
るレコーディングといえば、最近でも、シモーネ・ヤングによる演奏がやはり
おおきな話題になっていたことも記憶にあたらしいところで、一般にブルック
ナーのオリジナルの意図が強烈に反映されたヴァージョンと考えられる初稿に
よるあらたな録音の登場は、ブルックナー・ファンに広く歓迎されるのではな
いでしょうか。
古都アーヘンの大伽藍、聖ニコラウス教会の包み込まれるような豊かな音響は
まさにブルックナー、そしてSACDでの再生にも適しています。




<CAvi>
4260085532179 \2450
シューマン:
暁の歌 Op.133、フゲッタ形式の7つのピアノ小品Op.126、
クライスレリアーナOp.16、
主題と変奏 変ホ長調(最後の楽想による幻覚の変奏曲)Anh. F 39
ディーナ・ウゴルスカヤ(P)
録音:2010年4月
ディーナ・ウゴルスカヤのCAviレーベル2作目のアルバムは、シューマンの後
期の作品(Op.133、Op.126、Anh. F 39)と若き日のシューマンの情熱がたぎる
作品クライスレリアーナを収録。
「暁の歌」は5曲からなる曲集。ウゴルスカヤは奥深い陰影に満ちた演奏を聴
かせます。また「フゲッタ形式の7つのピアノ小品」は内省的な美しさに満ち、
「クライスレリアーナ」ではシューマンの内的な感情を音楽との対話によって、
想像力豊かに自由奔放に作品を表現しています。最後に収録されているのは、
病床にあったシューマンが夢の中でシューベルトとメンデルスゾーンの亡霊が
歌ったという旋律に基づいて作曲された「主題と変奏(最後の楽想による幻覚
の変奏曲)」。これは1854年2月に作曲され、そのすぐ10日後にライン河に投身
自殺を図り、当時シューマンの精神状態は混乱期にありました。美しい旋律が
絡み合い次第に陰影が濃くなり、物哀しさを漂わせた作品です。

4260085532155 \2450
ブラームス:シューマンの主題による変奏曲集Op.9
シューマン:子供の情景Op.15
ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガOp.2*
シェイラ・アーノルド(P)
録音:2008年10月*、2010年5月
このアルバムに収録されている3つの作品はすべてクララ・シューマンに捧げ
られています。ブラームスの2作品は変奏曲を得意としたブラームスらしい高
度な技術と、心憎いインスピレーションが盛り込まれた曲。子供の情景はシュ
ーマンの巧みな表現力と描写力が注入された名作。前作ブラームス&クララ・
シューマン(4260085530489)同様シューマン、クララ、ブラームス3人のそれぞ
れに素晴らしい才能と芸術的三角関係を絶妙に封じ込めた1枚。
シェイラ・アーノルドはインドのティルッチラーッパッリで生まれ、ドイツで
育ちのピアニスト。シェイラ・アーノルド。モーツァルトコンクールやクララ
・ハスキルコンクールのような国際コンクールでの高い成績をおさめ、ヴィー
スバーデンのモーツァルト協会からの「モーツァルト賞」などによって、演奏
会をアメリカやアジア、ヨーロッパなど多くの国際的に著名な音楽祭から招待
され、また著名なオーケストラと共演しています。またフォルテピアノ演奏も
行い、幅広い音楽性に注目が集まっています。2006年からケルン音楽大学の教
授に就任。

4260085532162 \2450
モーツァルト:
クラリネット五重奏曲 変ロ長調KV Anh.91(=516c)よりアレグロ
(フランツ・バイヤー補筆完成)
ウェーバー:クラリネット五重奏曲 変ロ長調 Op.34
モーツァルト:
クラリネット五重奏曲 変ロ長調KV Anh.91(=516c)よりアレグロ
(ロバート・D・レヴィン補筆完成)
アーサー・ブリス:クラリネット五重奏曲 イ長調 Op.50
ヴォルフガング・マイヤー(Cl)
アイスラー弦楽四重奏団
録音:2010年3月
クラリネットの名手ヴォルフガング・マイヤーと若手カルテット、アイスラー
弦楽四重奏団によるクラリネット五重奏曲集。モーツァルトはクラリネット五
重奏曲イ長調K581が名高い名作として残っていますが、このCDでは断片として
残されたクラリネット五重奏曲 変ロ長調KV Anh.91(=516c)をフランツ・バイ
ヤーとロバート・D・レヴィンの2人がそれぞれに補筆完成させたアレグロを収
録しています。クラリネットの特色生かし、穏やかな旋律がモーツァルト特有
の気品と優美さに包まれます。ウェーバーではマイヤーの軽やかで機知に富ん
だ奏法で心惹かれる演奏となっています。イギリスの作曲家アーサー・ブリス
の作曲したクラリネット五重奏もカップリングされています。技巧的というよ
りも、感情表現が胸を打つ作品で、1916年のソンムの戦いで、戦火に敗れた実
弟のオマージュとして作曲されました。
アイスラー弦楽四重奏団はハンス・アイスラー音楽大学で共に学んだ4人で
2006年に結成されました。またカルテットの名前は20世紀前半に活躍した作曲
家ハンス・アイスラーからとったもの。今最も注目を集めている四重奏団のア
ルカント・カルテットやアルテミス・カルテットから大きな影響を受け、2007
年には小澤征爾からスイス国際音楽アカデミーへ直々に招待されました。将来
有望な若手カルテットの登場です。

4260085532025 \2450
シベリウス:弦楽四重奏曲 ニ短調 Op.56「親愛なる声」
シェーンベルク:弦楽四重奏曲第1番 Op.7
テツラフ・カルテット
(クリスティアン・テツラフ(Vn)エリーザベト・クッフェラート(Vn)
ハンナ・ヴァインマイスター(Va)ターニャ・テツラフ(Vc))
録音:2009年11&12月
クリスティアン・テツラフ率いるテツラフ・カルテット。クリスティアンと妹
のターニャが1994年スイス、サンクトガレンで行われた室内楽音楽祭でヴィオ
ラのヴァインマイスターとヴァイオリンのクッフェラートと出会い結成されま
した。1996年のコンサート・デビュー後、世界的な音楽祭に招かれ活躍し、そ
の実力の高さは実証済み。
今回リリースされるCAviデビュー・アルバムは、シベリウスとシェーンベルク。
シベリウスは弦楽四重奏曲としては珍しく「親愛なる声」と標題が付いた作品。
「親愛なる声」を表現するヴァイオリンとチェロの対話など文字通り親密で優
しく美しく歌い上げるアンサンブルは絶妙です。シベリウスの音楽の美しさと
力強さをバランスよく表現した演奏。シェーンベルクの弦楽四重奏曲第1番は、
まだ調性に基づき作曲され、単一楽章で書かれています。テツラフ・カルテッ
トの技巧的な冴えと凝縮されたアンサンブルは必聴です。



<ALTUS>
ALT 201/2 2枚組(1枚価格) \2450
マーラー:交響曲第9番
若杉弘(指)
ケルン放送交響楽団
録音:1983年6月11日 東京文化会館(ライヴ)
WDRの音源提供の東京ライヴのマーラー9番。若杉ケルン放響2度目の来日のも
の。WDR(ケルン放送協会)提供の音源でCD化。さすがファンの間で語り草とな
ったものだけあって心のこもった丁寧な音楽運びに心うたれます。海外オーケ
ストラとの共演で多くとりあげていた若杉得意のマーラーの9番。実際海外で
も大変評判がよく、WDRの推薦演奏でございます。

ALT 203 \2450
(1)チャイコフスキー:交響曲第5番
(2)ハイドン:交響曲第99番
若杉弘(指)ケルン放送交響楽団
録音:(1)1982年10月29日(ライヴ)、(2)1979年9月15日(ライヴ)、ザール1
ユニークなのはチャイ5で金管を最後の最後の瞬間までおさえて弦主体の濃厚
な味わいで聴かせます。そのため終楽章コーダの凱歌がこの上なく格調高く
奏でられる形となり、一寸この品格無類です。ハイドンは一転古典の均整美!
見事!若杉とハイドンは相性抜群のようです。

ALT 204 \2450
(1)ブラームス:悲劇的序曲
(2)ブラームス(シェーンベルク編曲):ピアノ四重奏曲第1番
若杉弘(指)
ケルン放送交響楽団
録音:(1)1983年3月18日(スタジオ録音)、(2)1978年3月17日(ライヴ)、
ザール1
かつてコッホシュワンレーベルで発売され名盤の誉れ高かった名演奏で、復活
が望まれていたそのブラームス四重奏曲第1番(シェーンベルク編曲版)が明ら
かに向上した音質でよみがえりました。ブラームス、シェーンベルクと若杉得
意の両作曲家だけあり、亡き巨匠の独壇場でございます。うれしい復活です。




<Simax>
PSC 1316 \2280
マーラー:交響曲第6番 イ短調「悲劇的」
オスロ・フィルハーモニック管弦楽団
ユッカ=ペッカ・サラステ(指揮)
録音:2010年3月10日-12日 オスロ・コンサートホール(ライヴ)
制作:クシシュトフ・ドラーブ、エンジニア:マーリト・アスケラン、
エリサベト・ソンメルネス(NRK)、
マスタリング:アルネ・アクセルベルグ
マリス・ヤンソンス指揮で始まったオスロ・フィルハーモニックのマーラー交
響曲シリーズ。第2番、第1番・第9番(PSC1270)、第7番(PSC1271)につづく5曲目
は、音楽監督のユッカ=ペッカ・サラステ(1956-)が指揮した第6番「悲劇的」。
オスロ・フィルのマーラー・プロジェクトは、サラステによって継続される予
定です。
2010年3月オスロ・コンサートホールで行われたコンサートのライヴ録音。
第2楽章スケルツォ、第3楽章アンダンテの順に演奏、フィナーレでは改訂稿で
は取り除かれた第3のハンマーを復活させています。
Simax の先の2作と同じくクシシュトフ・ドラーブが制作を担当。NRK(ノルウェ
ー放送)のエンジニアが録音した音源がアルネ・アクセルベルグの手でマスタリ
ングされました。レファレンスクオリティの録音。オスロのホールの響きがみ
ごとに再現されます。
サラステは1956年、フィンランドのヘイノラ生まれ。ラハティ音楽院でピアノ
とヴァイオリンを学んだ後、指揮に転向。1981年、スカンジナヴィア指揮者コ
ンクールで優勝し、ヘルシンキ・フィルでデビュー。1987年からフィンランド
放送交響楽団と、スコットランド室内管弦楽団(1991年まで)の首席指揮者、ま
たトロント交響楽団の音楽監督を1995年から2001年にかけて務めていました。
2006年8月からオスロ・フィルの音楽監督に就任しています。
サラステのマーラーは、フィンランド放送交響楽団を指揮した第5番(1990年
録音)のほか、近日、ケルンWDR交響楽団との2009年ライヴを収録した第9番
(Profil PH10035)もリリースされます。2008年から2009年のヨーロッパツアー
を成功させたオスロ・フィルハーモニックも最高のコンディションで演奏。
フィルハーモニックとサラステは今年のヨーロッパツアーでもマーラーをとり
あげ、今シーズンから来シーズンにかけて第9番、第4番、第8番のコンサート
もオスロで予定されています。




<BIS>
BIS SA 1758(SACD-Hybrid) \2500
ベートーヴェン:
(1)ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58
(2)同第5番変ホ長調 Op.73「皇帝」
エフゲニー・スドビン(Pf)、
オスモ・ヴァンスカ(指)
ミネソタ管
[録音:2009年1月(1)、2010年6月(2)/ミネアポリス・オーケストラホール]
ベートーヴェンの交響曲シリーズを完成させたヴァンスカとミネソタ管がピア
ノ協奏曲全集のプロジェクトを開始しました。ソリストとして白羽の矢が立っ
たのはBISが現在最も力を入れているロシア出身の天才エフゲニー・スドビン。
ヨーロッパではすでに非常な人気を勝ち得ており、来年(2011年)1月の初来日
も見逃せません。当録音はヴァンスカともども生気にあふれ新鮮の極み。いか
なる巨匠にも勝るとも劣らず凄演で、単なる音階を弾いても感動させてしまう
ような魔術を秘めています。

BIS SA 1805(SACD-Hybrid) \2500
スメタナ:わが祖国(全曲)
クラウス・ペーター・フロール(指)
マレーシア・フィル
[録音:2009年8月/デワン・フィルハーモニック・ペトロナス(クアラルンプ
ール)]
2008年以来マレーシア・フィルの音楽監督を務めるフロールは東独出身、クー
ベリックとザンデルリンクの薫陶を受け、かつてBMGから多くのCDをリリース
していました。久々の新譜は何とスメタナの「わが祖国」。かつてコシュラー
に鍛えられたオーケストラだけにツボをおさえた自然な演奏がさすが。水準の
異常な高さに驚かされます。

BIS 1725 \2380
イングランドのオルフェウス
ダウランド:
いつまでも蔑んでおくれ/僕の悲しみに耳をかしてくれ/来たれ、深き眠り
プレルーディオ/エセックス伯爵のガリアード/羊飼いが木陰で
泉のそばに僕は横たわっていた/去れ、自己愛の若者たちよ/ラクリメ
タールトンの復活/もし僕の溜息が/ファンタジー/僕の魂を弄ぶな
暗闇に住まわせておくれ
パーセル:
彼女は恋し、愛をうちあける/彼らはあなたの偉大な力を語った
シベル風トランペット・チューン/復讐の三女神のエコー・ダンス
リトルネロ「木立」/速やかに飛び去れ/ああ、私を穏やかな薄闇へ
何と悲しきわが運命/リリバーレロ/新しいスコットランドの調べ
ホーンパイプ/新グラウンド/静寂の闇より/束の間の音楽
エマ・カークビー(Sop)、ヤコブ・リンドベルイ(Lute)
[録音:2008年11月/レンナ教会(スウェーデン)]
イングランドが生んだ作曲家ダウランドとパーセルは約百歳の違いながら、
オルフェウス物語でつながっています。「イングランドのオルフェウス」と
呼ばれたダウランドと、歌曲集「オルフェウス・ブリタニクス」のパーセル。
ここではイギリスの歌女王カークビーとスウェーデンの名人リンドベルイが世
にも美しいデュエットで両者の作品を披露。ダウランドの静かな世界、パーセ
ルの輝かしくかつ楽しい作品、いずれも絶品と申せましょう。

BIS 1781 \2380
HK. グルーバー:
(1)大道芸-トランペット、アコーディオン、バンジョーと弦楽のための
(2)ネーベルシュタインの音楽(ヴァイオリン協奏曲第2番)
(3)ヴァイオリン協奏曲第1番
ホーカン・ハーデンベルガー(Trp)、マッツ・ベルイストレム(バンジョー)、
クラウディア・ブデル(Acc)、カタリナ・アンドレアソン(Vn)、
HK.グルーバー(指)スウェーデン室内管
[録音:2008年5月(3)、2009年5、6月(1)(2)/エレブロ・コンサートホール
(スウェーデン)]
現代オーストリアの作曲家ハインツ・カール・グルーバー(1943-)はスウェー
デンの名トランペット奏者ハーデンベルガーと親しく、彼と生み出したトラン
ペット協奏曲「エアリアル」は非常な成功をおさめました。ここでは2007年作
の両者の新たなコラボ「大道芸」が収録されています。また自作のラブソング
に基づくヴァイオリン協奏曲の叙情も魅力的です。

BIS 1897/8 6枚組 \4760
チャイコフスキー:交響曲・管弦楽曲集
(1)交響曲第1番ト短調「冬の日の幻想」Op.13
(2)第2番ハ短調「小ロシア」Op.17
(3)第3番ニ長調「ポーランド」Op.29
(4)第4番ヘ短調Op.36
(5)第5番ホ短調Op.64
(6)第6番ロ短調「悲愴」Op.74
(7)付随音楽「雪娘」Op.12抜粋
(8)幻想序曲「ロミオとジュリエット」
(9)序曲ヘ長調/(10)デンマーク国歌による祝典序曲Op.15
(11)序曲「嵐」Op.76/(12)「地方長官」Op.3より間奏曲と侍女の踊り
(13)付随音楽「偽ドミートリーとワシリー・シュイスキー」
(14)ニコライ・ルビンシテインの命名日のためのセレナード
(15)歌劇「エフゲニー・オネーギン」Op.24より間奏曲、ワルツ、ポロネーズ
(16)弦楽セレナード Op.48/(17)サマーリン追悼のエレジー
(18)交響的バラード「ヴォエヴォーダ」Op.78/(19)イタリア奇想曲 Op.45
(20)幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」Op.32
ネーメ・ヤルヴィ(指)
エーテボリ響
[録音:2002年6月-2005年3月/エーテボリ・コンサートホール]
ヤルヴィとエーテボリ響によるチャイコフスキー作品集が通常CDでセット化。
それも6枚組2枚価格という嬉しさ。交響曲全曲を始め、イタリア奇想曲、ロミ
オとジュリエット、弦楽セレナードなどの人気作から珍品まで非常な高水準の
演奏で楽しめます。7時間半たっぷりチャイコフスキーの世界にひたれます。




<Alba>
ABCD 310(SACD-Hybrid) \1980
ニーノ・ロータ(1911-1979):
ピアノ協奏曲 ホ短調「去りし日の小世界」(1978)、
ピアノ協奏曲 ハ長調(1959-60)
ヤンネ・メルタネン(P)
タンペレ・フィルハーモニック管弦楽団 ハンヌ・リントゥ(指)
フィンランドのピアニスト、ヤンネ・メルタネンの新録音はニーノ・ロータの
2曲のピアノ協奏曲です。ロータはイタリアのミラノ生まれ。オレフィーチェ、
ピツェッティ、アルフレード・カセッラに作曲を学び、作曲家と指揮者として
活躍しました。とりわけ映画音楽の作曲者としての知名度が高く、『道』『カ
ビリアの夜』をはじめとする一連のフェッリーニ作品、ルネ・クレマンの『太
陽がいっぱい』、ヴィスコンティの『山猫』、ゼッフィレッリの『ロミオと
ジュリエット』、フランシス・フォード・コッポラの『ゴッドファーザー』、
アガサ・クリスティー原作による『ナイル殺人事件』などのスコアにより映画
史にその名が刻まれました。オペラ、バレエ、管弦楽曲、室内楽曲とジャンル
は幅広く、ロータが第二次世界大戦の前後に書いた管弦楽作品は今も各国のオ
ーケストラにより演奏されています。ミケランジェリに献呈されたハ長調の
協奏曲。フェッリーニの映画の音楽、あるいはアルレッキーノやプルチネッラ
の登場するコンメディア・デッラルテのイメージを連想させる、きらきらと輝
く万華鏡にも似たショーピースと言われます。ラフマニノフ、シューマン、グ
リーグ、ラヴェルの音楽を垣間見せ、チャーミングで洗練されたピアノパート
に魅力があるとされる、《去りし日の小世界》の副題をもつホ短調はロータの
最後の作品です。
メルタネン(1967-)はショパンの音楽を社交のサロンから解き放った4枚のショ
パン・アルバム【ショパン・ピアノ作品集(ABCD138)、夜想曲集(ABCD160,
ABCD190)、ピアノ協奏曲第1番・第2番(ABCD247)】と、彼の弾くショパンに共
感した作曲者が演奏を許可したという初期作品を含むコッコネン・ピアノ作品
集(ABCD127)、サティ・ピアノ曲集(ABCD115)には静かな人気があります。

ABCD 297 \1980
シベリウス: ピアノのための内的風景
5つの特徴ある印象 作品103【村の教会、フィドル弾き、漕ぎ手、嵐、
悲しみに沈んで】
5つの小品 「花の組曲」作品85【ひな菊、カーネーション、アイリス、
金魚草、つりがね草】
5つのロマンティックな小品 作品101【ロマンス、夕べの歌、抒情的情景、
ユモレスク、ロマンティックな情景】
劇付随音楽「テンペスト」作品109【情景、子守歌*、エピソード、間奏曲*、
ニンフの踊り(*トゥイヤ・ハッキラ編)
5つのピアノの小品「樹の組曲」作品75【ナナカマドの花が咲くころ、
孤独な松の木、ヤマナラシ、白樺、トウヒ(もみの木)】
5つのスケッチ 作品114【風景、冬景色、森の湖、森の歌、春の幻影】
2つのロンディーノ 作品68【嬰ト短調、嬰ハ短調】
アダージョ「わが愛するアイノに」(4手のピアノのための)**
トゥイヤ・ハッキラ(P) ヘイニ・カルッカイネン(P)**
トゥイヤ・ハッキラの新しいアルバム『ピアノのための内的風景』はシベリウ
スのピアノ作品集。ヤルヴェンパーの森とトゥースラ湖畔を散策した作曲者の
"内的風景" を映し出した作品群、《樹の組曲》《花の組曲》《5つのロマン
ティックな小品》《5つの特徴ある印象》。想像力と響きへの鋭い感覚が演奏
者に求められる曲集です。シベリウスの数多い劇付随音楽の最後の作品、1925
年の《テンペスト》の音楽は、作曲者自身の編曲による3曲に加え、ハッキラ
の編曲した〈子守歌〉と〈間奏曲〉が録音されました。1926年、シベリウスの
"交響的思考の結論" と言うべき交響曲第7番と交響詩の "究極"、《タピオラ》
の3年後の《5つのスケッチ》に描かれているのも作曲者の "内なる" 自然の
風景です。《わが愛するアイノに》は4手のピアノのための小品。1931年8月、
60歳を迎える妻アイノへの誕生日プレゼントとして作曲した、シベリウスの最
後のピアノ曲です。リーサ・ポホヨラとラルフ・ゴトーニに学んだヘイニ・カ
ルッカイネンが共演しています。



<KII>
KKC 8002 6枚組 \7450
日本語解説付き
フランツ・シューベルト(1797-1828):ピアノ作品集 1
Vol.1
ピアノ・ソナタ ト長調 D894 作品78 「幻想ソナタ」
3つのピアノ曲 D946
Vol.2
ピアノ・ソナタ第20番 イ長調 D959
ピアノ・ソナタ ホ長調 D157
Vol.3
ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D960
楽興の時 D780作品94
Vol.4
2つのスケルツォ D593
ピアノ・ソナタ ホ短調 D566
4つの即興曲 D935 作品142
Vol.5
ピアノ・ソナタ ロ長調 D575 作品147
ピアノ・ソナタ イ短調 D845 作品42
Vol.6
ピアノ・ソナタ ハ長調 D840「レリーク」
アレグレット ハ短調 D915 
4つの即興曲 D899作品90
12のドイツ舞曲(レントラー集) D790 作品171
ゲルハルト・オピッツ(P)
録音:2007年-2009年ノイマルクト

KKC 8003 6枚組 \7450
日本語解説付き
フランツ・シューベルト(1797-1828):ピアノ作品集 2
Vol.7
ピアノ・ソナタ第2番 ハ長調 D279
アンダンテ ハ長調 D29
アダージョ ト長調 D178
ピアノの小品 イ長調 D604
アダージョ ホ長調 D612
ピアノ・ソナタ第4番 イ短調 D537 作品164
Vol.8
ピアノ・ソナタ第7番 変ホ長調 D568 作品122
幻想曲 ハ短調 D2E
メヌエット イ短調 D277A
メヌエット イ長調 D334
スケルツォ ニ長調 D570
ピアノ・ソナタ第11(13)番 イ長調 D664
Vol.9
ピアノ・ソナタ第5番 変イ長調 D557
6つのドイツ舞曲 D820
メヌエット 嬰ハ短調 D600
行進曲 ハ短調 アレグロ・アッサイ 
行進曲 ホ長調 D606
ピアノ・ソナタ 第3番 ホ長調 D459
3つのピアノ曲 D459A
Vol.10
幻想曲 ハ長調 D760 作品15 「さすらい人幻想曲」
ディアベリのワルツの主題による変奏曲 ハ短調 D718
ヒュッテンブレンナーの主題による13の変奏曲 イ短調 D576
ピアノ・ソナタ イ短調 D784
Vol.11
ピアノ・ソナタ ハ短調 D958
アダージョ 変ニ長調 D505
ハンガリー風のメロディ ロ短調 D817
ギャロップと8つのエコセーズ D735 作品49
10の変奏曲 ヘ長調 D156
Vol.12
ピアノ・ソナタ ニ長調 D850
ロンド ホ長調 D506
12のワルツ集「高雅なワルツ」 D969 作品77
ゲルハルト・オピッツ(P)
録音:2008年-2009年ノイマルクト
巨匠オピッツが、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集を完成させ、新たなプ
ロジェクトをスタート。次なる音楽の旅はシューベルト。聴衆から絶大なる信
頼を得ているオピッツならではのシューベルトを聴かせてくれます。ソナタは
全曲録音していますが、小品に関しては作品を熟知しているオピッツが厳選し
て収録し全部で12枚となる力作。「シューベルトの音楽は人の一生のよう。ベ
ートーヴェンのように劇的な何かが起こるわけではありませんが、一つ一つの
音楽が宝石のように輝き大きな流れとなって作品が完成しています。自分は作
品を聴き手に手引きする案内人のようなもの」と語るオピッツ。傑作ソナタか
ら知られざる名曲までシューベルトの新たな魅力を発見することができます。
40代から取り組んでいるというシューベルト・チクルス。2010年12月から日本
でもいよいよシューベルト連続演奏会がはじまります。




<naive>
V 5256 \2280
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ト短調 op.63
ラフマニノフ:交響的舞曲 op.45
ジュヌヴィエーヴ・ロランソー(ヴァイオリン/プロコフィエフ)
トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団
トゥガン・ソヒエフ(指揮)
録音:2010年7月
1977年生まれの世界が注目する指揮者、ソヒエフの新譜はプロコフィエフ&ラ
フマニノフ。テミルカーノフ、ゲルギエフのもとで研鑽を積み、オペラと管弦
楽の両方をみっちりと勉強しています。2009年にはトゥールーズ管を率いて来
日し、その迷いのない、一切の無駄のない確かな指揮ぶりとカリスマ性をご記
憶の方も多いのでは。オケの明るい音色と、ソヒエフの濃厚な音楽性のベスト
マッチぶりを実感できる魅力の1枚です。
プロコフィエフでソロをつとめるジュヌヴィエーヴ・ロランソーは、ソヒエフ
と同じ1977年生まれ、カントロフらのもとで研鑽を積んでおり、トゥールーズ
管の首席ヴァイオリン奏者でもあります。ここでも繊細な音色と芳しい音楽性
を存分に発揮、第1楽章冒頭のソロから聴き手の心をわしづかみにしています。
続くラフマニノフはとにかくカッコいい!ラテン系の明るく華やかな管楽器の
音色の魅力を存分に生かしつつ、ソヒエフは甘美な旋律をたっぷりと歌わせ、
うねるような情熱を漂わせます。終楽章での盛り上げ方など思わず聴く側の
ヴォルテージも上がります。




<ATMA>
ACD2 2533 \1850
A.スカルラッティ(1660-1725):聖母マリアの夕べの祈り
主が私の主に言った(109詩篇)、ほめたたえよ、神のしもべたちよ(112詩篇)、
われ,喜びに満てり(121詩篇)、
主が建てたもうのでなければ(126詩篇)、
エルサレムよ、主をほめたたえよ(147詩篇)、めでたし海の星、マニフィカト
オランダ室内合唱団 ハリー・ヴァン・デル・カンプ(指)
ロベルト・フェルナンデス・デ・ラリノア(Vn)メノ・ファン・デルフト(Org)
録音:2007年6月6-8日聖アウグスティヌス教会、アムステルダム
世界初録音となるA.スカルラッティの「聖母マリアの夕べの祈り」はA.スカル
ラッティ生誕350周年を記念してリリースされました。A.スカルラッティはイ
タリア・ナポリの大家として知られていますが録音は多くなく、カンタータ、
オラトリオやモテットなどの宗教曲、器楽曲などごく一部。「聖母マリアの夕
べの祈り」といえばモンテヴェルディの傑作がありますが、A.スカルラッティ
はまとまった形では残しておらず、ヨーロッパ各地の図書館に分散していた楽
譜を収集し録音されました。そのため正確な作曲年月日はわかりませんが、
だいたい彼が43歳から60歳の間に書かれたと考えられています。5つの詩篇は、
それぞれ定旋律に基づいて構成されています。静謐な美しさ、真摯な音楽は
彼独特の旋律に満ちた、素晴らしい作品になっています。

ACD2 2528 2枚組 \3380
A.スカルラッティ:鍵盤作品集 第2集
CD1:トッカータ ニ長調、トッカータ・アペルタ イ短調、
オブリガートによるパルティータ変奏曲 ハ長調、
トッカータ イ短調、トッカータ ハ長調、トッカータ ハ長調、
トッカータ イ長調、パルティータ変奏 ハ長調
CD2:トッカータ ニ短調、トッカータ ニ長調、トッカータ ト長調、
トッカータ イ短調、トッカータ ニ短調、
トッカータ イ長調、トッカータ ト長調
アレクサンダー・ワイマン(Org)
録音:2007年4月25-27日モントリオール、カナダ
アレクサンダー・ワイマンはカナダを中心に活動する鍵盤奏者、指揮者。第1集
(ACD2.2321)に続くシリーズ。偉大なイタリアの作曲家A・スカルラッティ生誕
350周年を記念して、彼の鍵盤作品をすべて録音するというプロジェクトを続行
しています。この第2集の作品の一部は、図書館のコレクションとして眠ってお
り、これまで録音されてきませんでした。
アレクサンダー・ワイマンは鍵盤作品の中でも最も困難なプロジェクトに果敢
に挑み、真の芸術性を捉えています。

ACD2 2622 \1850
ジャコモ・カリッシミ(1605-1674):オラトリオ
「ヨナの物語」、「イェフタの物語」、「エゼキアの物語」、「ヨブの物語」
レ・ヴォワ・バロック
マシュー・ホワイト(芸術監督)、アレクサンダー・ワイマン(音楽監督)
スージー・ルブラン(S)マリア・ケオハナ(S)キャスリーン・ウェブスター(S)
ジョゼ・ラロンド(A)マシュー・ホワイト(CT)ローレンス・ウィルフォード(T)
コリン・バルザー(T)サムナー・トンプソン(Br)タイラー・ダンカン(Br)
録音:2009年1月6-8日ケベック、カナダ
ジャコモ・カリッシミはオラトリオの確立者として名高く17世紀中期にイタリ
アで活躍しています。ローマの聖アポリナリス教会の楽長として、生涯その地
位にありました。このアルバムには代表作「イェフタの物語」を含む4つの重
要なオラトリオを収録。イェフタは「旧約聖書」士師記に見える勇者の名。そ
の物語をもとに劇的な表現で作曲されています。
演奏はアレクサンダー・ワイマンが音楽監督、カウンター・テナーのマシュー
・ホワイトが芸術監督を務めるレ・ヴォワ・バロック。ソリスト陣も豪華でス
ージー・ルブラン、キャスリーン・ウェブスターなどが華を添えています。

ACD2 2656 \1850
ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
ストラヴィンスキー:ピアノと管弦楽のためのカプリッチョ
ガーシュイン:ピアノ協奏曲ヘ長調
イアン・パーカー(P)
ロンドン交響楽団 ミシェル・フランシス(指)
録音:2009年7月15-17日
華々しく協奏曲アルバムでデビューしたイアン・パーカーはバンクーバーのピ
アニスト一家に生まれ、ピアニストである父エドワード・パーカーの手ほどき
でピアノをはじめる。ジュリアード音楽院ではヨヘベド・カプリンスキー女史
のもと研鑽を積み、在学中カナダ芸術評議会で「最も優秀なカナダ人アーティ
スト」に選出されるなど、今カナダで注目されているピアニストです。
彼の音色は魅惑的で、音楽は非常に明晰で、広い視点で作品全体を見据え、落
ち着いた演奏を聴かせてくれます。

ACD2 2598 \1850
ヴェニスの商人
サラモーネ・ロッシ:ルッジェーロのアリアによるソナタ、
ソロモンの雅歌になぞらえて、ラ・ヴィエネによる対話風ソナタ、
バレエのアリアによるソナタ、フランスのアリアによるソナタ、
四重奏のためのソナタ、ベルガマスカによるソナタ
ジョヴァンニ・バッサーノ:8声のリチェルカータ、3声のリチェルカータ、
2声のリチェルカータ、
ディミニューション「別れの時」(チプリアーノ・デ・ローレ原曲)、
ディミニューション「陽気な羊飼い」(トーマス・クレキヨン原曲)、
ディミニューション「元気溌剌」(クレメンス・ノン・パパ原曲)、
ディミニューション「恋は憔悴なしには」(トーマス・クレキヨン原曲)
アウグスティン・バッサーノ:幻想曲第2番、パヴァンとガリアード
モントリオール・バロック エリック・ミルンズ(指)
録音:2008年6月24-26日ケベック、カナダ
モントリオール・バロック音楽祭とATMAレーベルとの共同企画アルバム「ヴェ
ニスの商人」。
イタリア・ルネサンス音楽から初期バロック音楽への過渡期に活躍した作曲家、
サラモーネ・ロッシ、ジョヴァンニ・バッサーノ、アウグスティン・バッサー
ノの作品を収録。サラモーネ・ロッシは1570年ころ学者一家に生まれ、名ヴァ
イオリニストとして名をはせ、1589年にマントヴァの宮廷楽師として任命。ユ
ダヤ教徒であり「ソロモンの雅歌になぞらえて」はユダヤ教の典礼音楽として
作曲されました。コルネットの名手として類い稀なる即興演奏をしたジョヴァ
ンニ・バッサーノは1585年から1617年に亡くなるまでヴェネツィアのサン・マ
ルコ寺院の主要な演奏者として活躍していました。即興の技法ディミニュー
ションのための手引きを残したことでも知られています。アウグスティン・
バッサーノはイギリスの宮廷の音楽家として54年間務め、ヴィオールや舞曲な
どのための作品を残しています。

ACD2 2661 \1850
デニス・プランテ:「タンゴ・ボレアル」
-バンドネオン、ギター、コントラバスのための作品集
PAMPA BLUES/ LA MUSIQUE(d'aprs Schubert)/ RONDES/JARDIN D’HIVER/
TANGO ROMANCE/PRLUDE/FLORES DE NACAR/VALSE POUR LAURA/VALLE DE LA LUNE
/ONIROS/RUE ABERDEEN/HABANERA/EL ZORZAL/EL TIGRE/DANZA/L’TOILE DU
NORD/AVE MARIA
デニス・プランテ(バンドネオン) ジャック・ダヴィッド(G) 
イアン・シンプソン(コントラバス)
録音:2010年3月25、26日
バンドネオン奏者のデニス・プランテが12年間書きためた彼自身の作品の中か
ら選び、このアルバムを録音しました。彼は1998年のアイス・ストームの影響
を受けたケベックに住んでおり、家族で地下室に避難し、幾つかの作品を作曲
しました。新しいタンゴ分野を確立すべく、ギターとコントラバスとトリオを
組み、精神的支柱に巨匠ピアソラを置き、作品を発表してきました。彼の情熱
が凝縮されたアルバムです。




<PREISER>
PRCD 90788(SACD-Hybrid) \2080
シューマン:「マンフレッド」
マルティン・シュヴァプ(語り)
ジークリット・プルンドリヒ(S) ミシェル・ブリート(Ms) 
ヨハネス・クム(T) フロリアン・ベッシュ(Br) ほか
ブルーノ・ヴァイル(指)
ニーダーイースターライヒ・トンキュンストラー管弦楽団
ウィーン・ジンクフェライン
2010年4月11日、ウィーン、ムジークフェラインザール(ライヴ)
シューマンの「マンフレッド(マンフレート)」といえば、その序曲はシューマ
ンの代表作の一つで、盛んに演奏され、録音もたくさん。ところが本来の劇音
楽の全体像となると、録音すらチラホラとしかありません。ベートーヴェンの
「エグモント」同様、序曲ばかりが有名な作品です。今回PREISER社がリリース
する録音は、ブルーノ・ヴァイルがニーダーイースターライヒ・トンキュンス
トラー管弦楽団を指揮した演奏会のライヴ録音。序曲と15の音楽、そして語り
を含めて26トラック、68分超たっぷり収録。ヴァイルの指揮は序曲から意欲に
満ち満ちたもので、バイロンの原作に触発されたシューマンの色濃いロマン
ティシズムを見事に音楽にしています。重要な役割を担う語りには、1986年
以来ブルク劇場で活躍するウィーン演劇界の重鎮、マルティン・シュヴァプ。
さらにメッゾソプラノのミシェル・ブリート、バリトンのフロリアン・ベッ
シュなど、優れたソリストが加わって充実した演奏になっています。

PRCD 90789 \2080
シューベルト:「美しき水車小屋の娘」D.795
ミヒャエル・シャーデ(T)
ルドルフ・ブーフビンダー(P)
録音:2008年8月24日、グラーフェネク
このところ日本での人気も高いテノールのミヒャエル・シャーデの新録音、
シューベルトの「美しい水車小屋の娘」です!シャーデは、元々ドイツ西部
のゲルゼンキルヒェンの出身ですが、父親の仕事の関係でカナダのトロント
に移住、ここで育ち音楽を学びました。カナダで名声を高めた後、ヨーロッ
パに戻り、ウィーンやザルツブルクを中心にドイツ語圏でモーツァルト・テ
ノールとして人気を博すようになりました。オペラだけでなくリートも得意
としており、2010年4月には、東京・春・音楽祭でリサイタルが予定されてい
たものの、体調不良で直前キャンセル、「残念」な思いをされた方も多いこ
とでしょう。
このCDに収録されているのは、ウィーンから北西50kmほどの小さな村で行わ
れる夏の音楽祭での演奏会のライヴ録音。伴奏を務めるのは、なんとウィー
ンの名ピアニスト、ルドルフ・ブーフビンダーというから驚きです。大成功
に終わった演奏会の興奮をCDでお楽しみください!





<Alba>
ABCD 298(SACD-Hybrid) \1980
フィンランドのオルガン作品
アルマス・マーサロ(1885-1960):
主題と変奏作品35(1936)、ソナタ ハ短調 作品5(1915)
ヴァイノ・ライティオ(1891-1945):
カンツォネッタ(1935)、伝説曲 作品20-1(c.1922-23)
ヨン・グランルンド(1888-1962):
パッサカリア(1915)、オルガンソナタ変ロ短調(1917/1920?)
ヴィッレ・ウルポネン(Org)
19世紀フィンランドのオルガン曲は、そのほとんどが典礼目的で作曲されまし
た。芸術作品としてのオルガン曲が書かれるようになったのは1910年代の初頭。
このアルバムでヴィッレ・ウルポネンが弾いているのは、1910年代から1940年
代に作られた、音楽史的にも価値のある作品です。主に宗教声楽曲で知られる
アルマス・マーサロの今なおフィンランドのオルガン音楽を代表すると言われ
る《主題と変奏》。「音楽は色彩」と考えたヴァイノ・ライティオの2つの小
品。ヨン・グランルンドの《パッサカリア》とオルガンソナタは、マーサロの
ソナタとともにこれが初めての録音です。

ABCD 313 \1980
変化はやってくる
ヨアヒム・ベルンハルト・ハーゲン(1720-1787)/ペトリ・クメラ編:
ロカテッリの主題による変奏曲
J・S・バッハ/ペトリ・クメラ編:
シャコンヌ(無伴奏パルティータ第2番 BWV1004)
フェルナンド・ソル:幻想曲第2番 作品7
ニコラス・モー(1835-2009):ミュージック・オブ・メモリー
ロッタ・ヴェンナコスキ(1970-):Balai(2009)
ジョン・ダウランド:別れ
ペトリ・クメラ(G)
フィンランドでもっとも多才のギタリストのひとり、ペトリ・クメラ。コンサ
ートやC・P・E・バッハのトランスクリプション集(ABCD244)で国際的にも知ら
れるようになりました。16世紀から今日まで、それぞれの世紀を代表するギタ
ーのための変奏曲を演奏するアルバム、「変化はやってくる」。ひとつの時代
から次の時代へ、さまざまに変化するスタイルと多様なハーモニーの景色。
現代の音楽に献身的に取り組むクメラがどういう世界を示してくれるのか、
興味のもたれるアルバムです。

ABCD 316(SACD-Hybrid) \1980
アルフレッド・コルデリンへのオマージュ(Hommage ? Alfred Kordelin)
テドル・デュボワ:葬送の行列
ジャン・シベリウス:フリーメーソンの儀式音楽作品113(1927年初稿)
オスカル・メリカント/オシアン・フォーストレム編:
ロマンス (ホルンとオルガンのための)
タネリ・クーシスト(1905-1988):間奏曲 作品18-1
エドゥアルド・アードルフ・トート(1839-1872):
アンダンテ・レリジョーゾ作品10(ホルンとオルガンのための)
アーレ・メリカント(1893-1958):間奏曲(初稿 1939)
ゲーオー・ヘーベア(1872-1950):アンダンテ(ホルンとオルガンのための)
ヴァイノ・ライティオ(1891-1945):間奏曲
アウグスト・シェールリング(1842-1919):
パストラーレ(ホルンとオルガンのための)
ナジ・ハキム(1955-):表現
テドル・デュボワ(1837-1924):天国にて
ヤン・レヘトラ(Org) ペトリ・コムラネン(Hrn)
録音:2010年5月17日-18日 コルデリン礼拝堂(ラウマ、フィンランド)
 [コルデリン礼拝堂(ラウマ、フィンランド)のカンガサラ・オルガン
(1921年製)]
フィンランドのオルガニスト、ヤン・レヘトラの「歴史的オルガンと作曲家」
シリーズ第3作。選ばれたオルガンは、フィンランド西海岸の町ラウマにある
アルフレッド・コルデリンの墓地礼拝堂に設置されたカンガサラ・オルガン
です。コルデリンはラウマ生まれの大実業家で慈善家。フィンランドが独立
した1917年に没しました。翌1918年、彼に遺志と遺言により基金が設立され、
科学、文学、芸術、公教育への貢献に対して奨学金と名誉賞が贈られること
になりました。奨学金の授与が始まったのは1921年。1923年には最初の名誉
賞がシベリウスに贈られました。芸術の分野ではロベルト・カヤヌス、ウーノ
・クラミをはじめとする作曲家が奨学金を与えられ、メリライネン、ラウタ
ヴァーラ、カレヴィ・アホ、パーヴォ・ヘイニネンが名誉賞を受賞してきま
した。1921年、基金はコルデリン礼拝堂を建立、堂内にカンガサラ製作の小
型オルガンが設置されました。ラウマ神学校の講師、献堂式でデュボワの
《葬送の行列》を演奏したマルッティ・ヘラは、「あらゆる点で第一級の礼
拝堂オルガンだ。おそらく、北欧の墓地礼拝堂に設置されたオルガンではこ
れに匹敵するものはないだろう」と日記に記しました。このアルバムのため
にレヘトラは、基金ゆかりの作曲家による作品とともに、この小さな楽器の
美点の活かされる曲を選びました。シベリウスの《フリーメーソンの儀式音
楽》の8曲は1927年の初稿、男声合唱をともなわない版が演奏されます。ラ
ハティ交響楽団の副首席ホルン奏者、ペトリ・コムラネンが4つの曲でレヘ
トラと共演しています。

NCD 42 \1980
スラヴォニック・トラクターの愛唱歌集
誰かがカヴァルを吹いている/ジューロが結婚する/ナイチンゲールが歌って
いる/男と出会って心変わり/お代をくれれば歌ってあげる/ポーチに座ってい
ると/月の光が庭を照らす/結婚(フリスト・トロロフ)/結婚(イヴァン・ヴァレ
フ)/酒の呪い/ビールの起源/苦痛の娘/少女が中庭を掃いている/ドラガーナと
ナイチンゲール/別れの時がきた/年老いた独り者
スラヴォニック・トラクター テュッティ・コヨラ(独唱、10弦カンテレ)
アンナ=マイヤ・イーハンデル(10弦カンテレ、ハーディガーディ) 
カイサ・ポンカ(15弦カンテレ、37弦カンテレ)
録音:2010年3月13日-14日、4月11日、5月8日-9日 
アスカイネン教会(トゥルク、フィンランド)
スラヴォニック・トラクターは女性10人のヴォーカルグループ。ブルガリアン
・ヴォイス(ブルガリア国立放送合唱団)に代表されるブルガリア伝統の女声合
唱の洗練を免れながらも美しい響きとブルガリア民謡の異例の和声に魅せられ、
2004年、フィンランドの旧都、トゥルクで結成されました。北アイルランドの
コールレイン国際合唱祭(2006年)、エストニアのパルヌ国際合唱祭(2008年)な
ど各地の国際的コンペティションに参加し、2009年のタンペレ・ヴォーカル
ミュージックフェスティヴァルでは、グランプリに次ぐ three golden stamps
を受賞しています。ブルガリア民謡とフィンランドの歌を集めたスラヴォニ
ック・トラクターの愛唱歌集。伝統の詩にリーサ・マトヴェイネンが作曲した
《苦痛の娘》は、このアルバムのための委嘱作です。





<Aurora>
ACD 5072 \2280
北海道の庭
クヌート・ヴォーゲ(1961-):管弦楽のための作品集
(1)北海道の庭(ピアノと管弦楽のための)
(2)キュークロープス(管弦楽のための)
(3)シャコンヌ(フルート、ハープと管弦楽のための)
(1)アイナル・ロッティンゲン(P) 
ベルゲン・フィルハーモニック管弦楽団 インガル・ベルグビ(指)
(2)ベルゲン・フィルハーモニック管弦楽団 アイヴィン・オードラン(指)
(3)グルー・サンヴィーク(Fl) トゥーリ・クニスキ(Hrp)
ベルゲン・フィルハーモニック管弦楽団 ウーレ・クリスチャン・ルード(指)
録音:(1)2005年10月 (2)2009年12月 (3)2000年10月 
グリーグホール(ベルゲン、ノルウェー)
エドヴァルド・グリーグとハーラル・セーヴェルーを生んだベルゲン。港町ベ
ルゲンは、首都オスロに次ぐ人口を擁し、ノルウェーの音楽文化を力強く支え
てきました。ピアニストのアイナル・ロッティンゲンも教えるベルゲン大学の
音楽学部グリーグ・アカデミー、グリーグホールを本拠とするベルゲン・フィ
ルハーモニックと現代音楽アンサンブル BIT20。5月から6月にかけて国際フェ
スティヴァルが毎年開催され、コンサートやステージアートや各国の言語で上
演されるイプセンの『ペール・ギュント』を目あてに多くの人がこの町を訪れ
ます。
ベルゲンで今、もっとも活発な活動をする作曲家のひとりがクヌート・ヴォー
ゲです。管弦楽曲、合唱曲、室内楽曲、器楽曲、オペラと幅広いジャンルを手
がけ、その作品は海外でも演奏されてきました。ベルゲン観光局が "世界遺産
都市ベルゲン" をプロモートするため2004年に制作したビデオの音楽を委嘱さ
れたのもヴォーゲです。彼の代表作のひとつ、オスロの現代音楽祭で上演され
たオペラ《誰かが来るだろう》(ACD5043)につづく、ノルウェー作曲家協会の
レーベル Aurora のアルバム。「ひとつの木が姿を消したと思うとすぐに新し
い木が視界に入ってくる」。東京から札幌に行く列車の旅からアイデアを得て、
「絶えず変化していながら、何も変化していない」ことを表現した、ピアノと
管弦楽のための《北海道の庭》。一つ目の巨人の登場するギリシャ神話の世界
をイメージし、「聴き手を混沌と凝集の綱引きに巻き込む」《キュークロープ
ス》。フルートとハープのソロが加わり、各セクションの対話が展開する変奏
曲《シャコンヌ》。ノルウェー音楽の最前線にいるヴォーゲにロッティンゲン、
ベルゲン・フィルハーモニック、トロンハイム交響楽団、サンヴィーク、クニ
スキが委嘱した作品がベルゲン・フィルハーモニックの演奏で収録されました。




<LSO Live>
LSO 0537(SACD-Hybrid) \2180
シベリウス:交響曲第5番変ホ長調op.82
録音:2003年12月10 & 11日ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
シベリウス:交響曲第6番ニ短調op.104
録音:2002年9月28 & 29日ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
サー・コリン・デイヴィス(指)ロンドン交響楽団
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:ジョナサン・ストークス(第5番)&トニー・フォークナー(第6番)
LSO Live屈指の人気を誇る巨匠デイヴィスによるシベリウスの交響曲シリーズ。
2003年収録の第3番と第7番のリリースよりスタートし、2008年におこなわれた
第4番の収録をもって、すでに全集の完成をみていますが、ファンの方々から
の熱いご要望にお応えして、ここに第5番と第6番がSACDハイブリッド盤でのリ
リースの運びとなりました。
第2弾としてリリースされたこのカップリング、第5番は2003年12月10、11日、
第6番は2002年9月28、29日、いずれもロンドンのバービカン・センターにお
けるライヴで、順にジョナサン・ストークス、トニー・フォークナーと、名う
てのエンジニアが収録にあたっています。もともと、この2曲もオリジナル・
マスターはほかの交響曲と同じくDSDフォーマットで収録されているため、そ
の点でもSACDによるリリースは意義と必然性のあるものとなっており、これに
て正真正銘、シリーズは真の完結を迎えたといえるでしょう。
★LSO.0037は廃盤となります。




<harmonia mundi>
HMC 902063 \2450
シューベルト:歌曲集
(1)夜と夢 D827 (2)盲目の少年 D833 (3)あこがれ D637 
(4)墓堀人の歌 D869 (5)私はすべての安らぎを奪われて D876 
(6)老年の歌 D778 (7)墓掘り人の郷愁 D842 (8)月に寄す D193 
(9)5月の夜 D194 (10)シルヴィアに D891 (11)セレナード D889 
(12)羊飼と騎馬の人 D517 (13)夏の夜 D289 (14)収穫の歌 D434 
(15)秋の歌 D502 (16)愛らしい星 D861 (17)恋人に D303
マティアス・ゲルネ(バリトン)
アレクサンダー・シュマルツ(ピアノ)
録音:2008年9月
知的なバリトン、ゲルネ待望のシューベルト新譜。ヴィブラートは控えめなが
らも振幅に富んだよく響いた声で、冒頭の「夜と夢」から魅了されます。ビロ
ードのようにつややかな声で、静かに静かにシューベルトが描いた世界を私た
ちの目の前に立ち昇らせてくれます。言葉の一つ一つに明確なイメージを感じ
させる歌唱は、さすがとしか言いようがありません。シューマン音楽大学で教
鞭をとる傍ら、世界各地でマスタークラスを開講する、シューベルトなどのリ
ートを伴奏させたら世界一のシュマルツのピアノが、ゲルネにぴたっと寄り添
い、ゲルネが語るイメージに豊かな背景を添えます。




<harmonia mundi>
HMC 902077(1CD+ボーナスDVD) \2450
ヘンデル:オペラ・アリア集
「ゴールのアマディージ」、「アグリッピーナ」、「リッカルド・プリーモ」、
「エジプト王トロメーオ」、「オルランド」、「ロドリーゴ」、
「ラダミスト」、「ロデリンダ」*、「ソザルメ」*
からのアリア集
★ボーナスDVD:メイキング映像付(約15分)
ベジュン・メータ(カウンターテナー)、
*はローズマリー・ジョシュア(S)とのデュエット
ルネ・ヤーコプス(指揮) フライブルク・バロック・オーケストラ
録音:2010年3月
1968年生まれのアメリカのカウンターテナー、ベジュン・メータのハルモニア
ムンディ・デビュー盤。シュタルケルの5回目のバッハ:無伴奏チェロ組曲録音
のプロデューサーも務めたという異才。ジョージ・ベンジャミンが彼を主役に
したオペラを書いているなど、世界が注目する才能です。カウンターテナーと
いうと、どこか声の奥に硬さがある歌い手などなかなかむずかしい面も有りま
すが、メータの歌唱は男性ならではの力強さと透明感を完璧にあわせもった天
性のカウンターテナー。高い音域ではますますやわらかく、低い声でも自然さ
を失わない歌唱は驚異的です。ヤーコプス率いるフライブルク・バロック・オ
ーケストラの伴奏もメータの劇的な歌唱をこれでもかと煽り盛り上げます。メ
ータが楽しげに歌う姿が魅力的なメイキング映像つき。優れた歌手を見出す
天才ヤーコプスがメータを絶賛して語る姿も印象的です。

HMU 907498 \2450
モーツァルト:鍵盤曲集 vol.2
(1)ソナタ ハ長調 K.330
(2)ロンド イ短調 K.511
(3)ロンド ニ長調 K.485
(4)アダージョ ロ短調 K.540
(5)ソナタ ハ短調 K.457
クリスティアン・ベズイデンホウト(フォルテピアノ)
使用楽器:Paul McNulty, Divisoc, Czech Republic, 2008; after Anton
Walter’ Sohn, Vienna, c.1802)
録音:2010年1月
モーツァルトの再来とも賞される天才フォルテピアノ奏者ベズイデンホウト、
待望のソロ第2弾の登場。これしかありえないような自然なテンポ設定、気持
ちよいくらいにはまっているデュナーミクの付け方、聴き手にとっても必然的
かつ絶妙な間の取り方など、何度も聴いたことのある作品たちの音符ひとつひ
とつが鮮やかに香りたちます。イ短調のロンドの語り口の巧さは絶品です。
ハ短調ソナタの有名な冒頭では一変、現代ピアノで聴くよりも表情がダイレク
トに伝わってきます。ロ短調のアダージョでの慟哭と、音と音の間に流れる空
気に、このベズイデンホウトという演奏者の底知れぬ魅力をみます。演奏者の
息遣いまでをも巧みにとらえた録音も秀逸。フォルテピアノという楽器がもつ
無限の表情と可能性を感じる1枚でもあります。




<Profil>
PH 11019 4枚組 \3500
[CD 1]
ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68
[CD 2]
ブラームス:交響曲第2番ニ長調Op.73
ブラームス:アルト・ラプソディOp.53 *
アンネッテ・マルケルト(A)* ベルリン放送合唱団 *
[CD 3]
ブラームス:交響曲第3番ヘ長調Op.90
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲Op.56a
[CD 4]
ブラームス:交響曲第4番ホ短調Op.98
クルト・ザンデルリング(指)ベルリン交響楽団
録音:1990年ベルリン、イエス・キリスト教会(セッション)
プロデューサー:ハインツ・ヴェークナー
エンジニア:エーベルハルト・リヒター
巨匠ザンデルリングが晩年に手兵ベルリン交響楽団を指揮して、ブラームスの
交響曲全曲を演奏したセッション録音がカタログに復活いたします。
オリジナルはドイツのレーベルCapriccioが1990年にセッションを組んでレコ
ーディングしたものですが、レーベルの解散によりしばらく入手難が続いてい
ました。このたびProfilが正規ライセンスを得てカタログ復活の運びとなりま
した。さらに、初出時にはフルプライス4枚組でしたが、収録内容はそのまま
に大幅にプライスダウンを実現しているのもうれしいところです。

PH 10035 \2080
マーラー:交響曲第9番ニ長調
ケルンWDR交響楽団
ユッカ=ペッカ・サラステ(指揮)
録音:2009年12月6 & 7日ケルン・フィルハーモニー(ライヴ・デジタル)
プロデューサー:シュテファン・ハーン
エンジニア:マルク・ホーン
Profilより、2010年のマーラー・アニヴァーサリーを盛り上げる注目のライヴ
録音が登場します。1956年フィンランドに生まれ、着実にキャリアを積み上げ
ているサラステが、2008年より首席指揮者を務める手兵ケルンWDR響を振った
第9交響曲は、生誕150年のアニヴァーサリーを目前に控えた2009年12月6日と
7日に本拠地フィルハーモニーで行われたものです。
ケルン放送響は、マーラー指揮者として名高いベルティーニが薫陶を授けたこ
とで知られる名門で、全集録音などでもその高い実力は広く知られるところで
す。名指揮者で名教師であったヨルマ・パヌラに指揮法を学び、堅実な指揮が
持ち味のサラステと、マーラー演奏に定評あるオーケストラとの顔合わせとい
うことで、たいへん楽しみな内容といえるでしょう。



<KII>
KKC-5119(SACD-Hybrid) \3000
[PREISER] PRCD 90773
輸入盤・日本語解説書・訳詞付
ベートーヴェン(マーラー編):交響曲第9番ニ短調 作品125 「合唱付き」
ガブリエーレ・フォンターナ(ソプラノ)、バルバラ・ヘルツル(アルト)、
アルノルト・ベズイエン(テノール)、ラインハルト・マイヤー(バリトン)
スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団、
ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団
(現ニーダーエステライヒ・トンキュンストラー管弦楽団)、
指揮:クリスチャン・ヤルヴィ
録音:206年9月29日、10月1日/ウィーン・ムジークフェライン(ライヴ)
マーラーは指揮者として生涯に第九を10回指揮したとされます。自ら改変を加
え、オクターヴの上や下をヴァイオリンやフルートで増強したり、弦楽器や管
楽器には自身の交響曲で多用した特殊奏法が指示されているのも興味津々。ま
た第2楽章(スケルツォ)では、ベートーヴェンの時代の楽器では演奏不可能な
トランペットの派手な楽句が挿入されたり、フィナーレのテノール独唱部分に
副次的な楽句も加えられています。マーラーの編曲は、評論家はすげなく拒否
の姿勢を見せたといいますが、マーラー・イヤーの暮れならばこそ、この第9
を楽しむのも一興と思われます。

KKC-5120 \3000
[harmonia mundi France]
HMC 902073
輸入盤・日本語解説書付
ショパン:
マズルカ イ短調Op.68の2/同ホ長調Op.6の3/同変ロ長調Op.7の1
同ホ短調Op.17の2/同イ短調Op.17の4/同ハ長調Op.24の2
同変ロ短調Op.24の4/同ロ長調OP.56の1/同イ短調Op.59の1
同変イ長調Op.59の2/同嬰ヘ短調Op.59の3/同嬰ハ短調Op.63の3
同ヘ短調Op.68の4/スケルツォ第1番ロ短調Op.20
ノクターン ハ短調Op.48の1/幻想ポロネーズ Op.61
セドリック・ティベルギアン(ピアノ)
ラ・フォル・ジュルネでも演奏し、聴衆の心をつかんだティベルギアンのマズ
ルカ、待望のCD登場です。ポーランド語に由来する独特のリズムを持つマズル
カは、ショパンの作品中でも最も解釈の難しいものとされていますが、ティベ
ルギアンは過去の伝統と一線を画した現代的解釈で、驚くほど新鮮な音楽を再
現。初めて聴く音楽のようにショッキングで魅せられます。




<helicon>
HEL 029634 2枚組 \2780
マーラー:交響曲第2番ハ短調「復活」
バルバラ・キルダフ(S)
クリスタ・ルートヴィヒ(Ms)
テルアビブ・フィルハーモニー合唱団
スティーヴン・スローン(合唱指揮)
リナト・ナショナル・コーラス
スタンリー・スペルベル(合唱指揮)
イヒュドゥ合唱団
アヴネル・イタイ(合唱指揮)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
ジェイムズ・レヴァイン(指揮)
録音: 1989年2月27日テルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ)
イスラエル・フィルのライヴ・シリーズで注目を集めるheliconより、マーラ
ー生誕150周年アニヴァーサリーに絶好のアルバムがリリースされます。レヴァ
インがイスラエル・フィルを指揮したマーラーの交響曲第2番は、1989年にテ
ルアビブにおいてライヴ・レコーディングされたものです。
若き日にレヴァインがシカゴ響、フィラデルフィア管、ロンドン響と3つの名
門オケを振り分けて録音したマーラーのアルバムは、たくみな音楽運びと精緻
をきわめたアンサンブルとで作品の魅力をダイレクトに示してすぐれた内容で
したが、どういうわけか第2番と第8番の2曲は録音されなかったので、このた
びのライヴによる第2番の登場はまさに快哉をもって迎えられるのではないで
しょうか。
イスラエル・フィルは、マーラーの「復活」を1967年にバーンスタインの指揮
で第5楽章のみをヘブライ語歌唱でライヴ録音、1988年10月にズービン・メータ
指揮でライヴ録音、1994年にも同じくメータ指揮でセッション録音しています。
メータのライヴ録音から4カ月、レヴァインがイスラエル・フィルを指揮した
「復活」もまた、声楽の扱いにも非凡なセンスを示すマエストロのもと、ライ
ヴの熱気と緊張感を孕みつつ、情熱的で集中力の高い演奏内容が期待されると
ころです。

HEL 029636 2枚組 \2780
[CD 1]
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15
[CD 2]
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83 *
=アンコール=
J.シュトラウス2世 / アルフレート・グリュンヘルト編:
「こうもり」序曲(ピアノ独奏版)
シューベルト:即興曲第4番変イ長調D 899-4
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13「悲愴」-第3楽章
ルドルフ・ブッフビンダー(P)
*ミーシャ・ハラン(チェロ独奏) 
ズービン・メータ(指)イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2009年10月テルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ・デジタル)
指揮のメータ、ピアノのブッフビンダー、それぞれ過去に異なる顔合わせでブ
ラームスのピアノ協奏曲に取り組んできたふたりが、十分な時間を重ねて円熟
を迎えたいま、ここにあらたなアルバムをリリース。2009年10月にテルアビブ
でおこなわれた注目のライヴです。
♪メータ得意のブラームス





<2L>
2L 072SACD(SACD-Hybrid) \2280
ニーダロス大聖堂の合唱曲集
アンドリュー・スミス:ひと筋の美しい光が輝いた
伝承曲/ヘンニング・ソンメッロ編:イエスとともに私は旅立つ
トルビョルン・デュールード:オルガン即興 I
ヴォルフガング・プラッゲ:
オラトリオ「悲しみの太陽」作品127-第7曲 太陽の王、第12曲 さらに語ろう
オッド・ユーハン・ウーヴェロイ:主をたたえよ
トルビョルン・デュールード:オルガン即興 II、オルガン即興 III、
オルガン即興 IV、オルガン即興 V、鋭い剣を持った者よ
ストーレ・クライベルグ:
ナチ迫害の犠牲者のためのレクイエム-キリエ *、アニュス・デイ *
ヘンニング・ソンメッロ:ヨハネ
伝承曲/ルードヴィーグ・ニルセン編:天にある砦を知っている
ペール・フリーチョフ・ボンサクセン:主よ、御もとに身を寄せます
ニーダロス大聖堂合唱団 ヴィヴィアンネ・シュードネス(指揮) 
トロインハイム・ソロイスツの弦楽四重奏 * 
トルビョルン・デュールード(オルガン)
録音:2009年3月6日-10日、5月8日-10日、9月17日-20日 
ニーダロス大聖堂(トロンハイム、ノルウェー)
制作:モッテン・リンドベルグ  
録音:モッテン・リンドベルグ、ハンス・ペーテル・ロランジュ
中世ノルウェーの旧都トロンハイム。997年、聖オラヴ・トリグヴァソンによ
り基礎が作られ、以来、ノルウェーの政治、経済、文化の中心として栄えまし
た。トロンハイムは今なおノルウェーの人々の霊的生活の中心でもあり、その
象徴が、トロンハイムの旧名を冠したニーダロス大聖堂。1946年、この大聖堂
に専属のニーダロス大聖堂合唱団が作られました。40人編成のアンサンブルで、
ミサや祭事、国家行事のほか、定期的にコンサートを行い、トロンハイムの音
楽活動を支えてきました。アルバム『ニーダロス』は、合唱団の委嘱作を中心
とするプログラムにより大聖堂の素晴らしい響きとともにこの合唱団の音楽を
紹介するため企画されました。ジャケット写真には大聖堂の美しいステンドグ
ラスが使われています。今回はじめて、ニーダロス大聖堂でサラウンドサウン
ドの録音が行われ、2Lのプロデューサー兼エンジニアのモッテン・リンドベル
グの卓越した技術で中世の心を今の響きに伝える、素晴らしい音質を誇ること
のできるアルバムです。




<Simax>
PSC 1299 2枚組 \4550
エドヴァルド・グリーグ:ピアノのための作品
CD1:
抒情小曲集 第8集よりトロールハウゲンの婚礼の日 作品65-6、
ピアノ・ソナタ ホ短調 作品7より第3楽章、第4楽章 、
抒情小曲集 第3集より春に寄す作品43-6、
抒情小曲集 第5集よりガンガル 作品54-2、
抒情小曲集 第3集より蝶々作品43-1、ユモレスク作品6-2、
人々の暮らしの情景より婚礼の行列が通り過ぎる作品19-2、
抒情小曲集 第10集より余韻 作品71-7 、ピアノ・ソナタ ホ短調 作品7、
ノルウェー民謡による変奏曲形式のバラード ト短調 作品24
シーグル・スロッテブレク(P)
[使用楽器:トロールハウゲン所蔵、グリーグに贈られた1892年製スタイン
ウェイ]
録音:2007年10月、11月、2009年3月10日-14日 
トロールハウゲン(ベルゲン、ノルウェー)
CD2:
トロールハウゲンの婚礼の日 作品65-6、
ピアノ・ソナタ ホ短調 作品7 より第3楽章、第4楽章、春に寄す 作品43-6、
ガンガル 作品54-2、蝶々 作品43-1、ユモレスク作品6-2、
婚礼の行列が通り過ぎる 作品19-2、余韻 作品71-7、
ピアノ協奏曲 イ短調 作品16*
エドヴァルド・グリーグ(P)  シーグル・スロッテブレク(P)*
オスロ・フィルハーモニック管弦楽団* ミハイル・ユロフスキー(指揮)*
録音: 2004年8月12日-13日*
1903年4月Gramophone & Typewriter Company studios(パリ)、
1903年録音と2008年録音の編集版、1930年代 EMI 復刻の1903年録音をトロー
ルハウゲンのセルビ・ホーン式蓄音機で再生
1903年春、エドヴァルド・グリーグはパリの Gramophone & Typewriter 社ス
タジオで自作のピアノ曲を録音。《トロールハウゲンの婚礼の日》にはじまる
7つの小品とソナタの2つの楽章。10インチのディスク9枚、約15分の音楽がグ
リーグ自身の演奏の記録として残されました。
ノルウェーがスウェーデンとの連合王国を解消してから100年となる記念の年
を翌年に控えた2004年、Simax Records は、ノルウェー音楽を代表する管弦楽
作品を集めたアルバムのためグリーグのピアノ協奏曲を録音しました。オスロ
・フィルハーモニックと共演するピアニストにはシーグル・スロッテブレクが
選ばれ、トニー・ハリソンが制作にあたりました。もっとも演奏されることの
多いピアノ協奏曲と言われるグリーグの作品。おびただしい数の録音が存在し
ます。その "有名曲" を録音する。ふたりが考えたのは、グリーグの協奏曲が
"今日の音楽" だったころの感覚を探り、作品に新鮮な空気を送り込むことで
した。
協奏曲の録音を終えたスロッテブレクとハリソンは、ある疑問をもっていまし
た。グリーグの演奏の速いテンポは、78回転レコードの収録時間の制約による
ものなのか? それとも、ベートーヴェンの友人、モーシェレスに学んだグリ
ーグのロマンティックな様式がそのまま録音盤に刻まれているのか? アコー
スティック録音の表面雑音の壁の向こうにあるもの、それ以上に重要な、グリ
ーグの演奏そのものに隠されたミステリーの鍵を開けます。このプロジェクト
に使われたのは、グリーグ博物館となったトロールハウゲンのグリーグ夫妻の
家に置かれている1892年製のスタインウェイ。1892年、銀婚式を迎えたグリー
グ夫妻に贈られたピアノです。「模倣することで理解する、理解することで模
倣する」。グリーグの録音を聴き、その演奏の再現を試みる。それを繰り返し
ているうちにグリーグの演奏のパターンが見えてきます。




<Mariinsky>
MAR 0509(SACD-Hybrid) \1850
(1)ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番ハ短調 Op.35
(2)同:ピアノ協奏曲第2番ヘ長調 Op.102
(3)シチェドリン:ピアノ協奏曲第5番
デニス・マツーエフ(Pf)、
ワレリー・ゲルギエフ(指)
マリインスキー劇場管弦楽団
[録音:2009年12月 マリインスキー劇場コンサートホール(セッション録音)]
マツーエフとゲルギエフは2009年12月1日にサントリーホールでショスタコー
ヴィチのピアノ協奏曲第1番を披露、その撃演が語り草となりました。もとも
と人を小馬鹿にしたような軽快でシニカルな作品なのに、物凄い音量と戦車の
ような迫力で、初めて聴くかような鮮烈さでした。その彼らがほぼ同時期に
録音したものがリリースされます。マツーエフにはテミルカーノフ&サンクト
ペテルブルグ・フィルによる2006年の録音もありましたが、全く別の作品のよ
うな印象を受ける成長ぶり。
さらに嬉しいのは、ピアノ協奏曲第2番も入っていること。小規模なため、易
しく軽い作品と思われがちですが、マツーエフとゲルギエフのコンビで聴く
と、大交響曲を聴くような充実感と印象を受けます。マツーエフ自身、「この
曲を人々は平易だなんて言うけれど、とんでもない」と言っていました。
加えて、最近ゲルギエフが力を入れているシチェドリンのピアノ協奏曲も収
録。1999年の作で、マツーエフはヤンソンス&バイエルン放響と2004年の共演
ライヴをRCAからリリースしていました。ショスタコーヴィチかプロコフィエ
フを想わすソヴィエト的作風がかえって新鮮。ゲルギエフの入魂ぶりも光りま
す。




<WAON RECORDS>
WAONCD 190 \2080
C.P.E.バッハ:ソナタ ニ短調 Wq/51-4
L.クープラン:組曲 イ短調
ダングルベール:ドゥ・シャンボニエール氏のトンボー
J.S.バッハ:
フランス組曲 第6番 ホ長調 BWV 817/プレリュード、
フーガとアレグロ 変ホ長調 BWV 998
野口詩歩梨(チェンバロ)
録音:2010年6月1-3日
クオリティの高い録音でファンを集めているワオンレコード最新盤は、チェン
バロのソロ・アルバム。チェンバロの魅力がぎゅぎゅっと詰まった宝箱のよう
な魅力的な一枚です。
=野口詩歩梨(のぐち・しほり)・プロフィール=
福井県・敦賀市の生まれ。幼少の頃から母の手ほどきでピアノを弾きはじめ
る。仁愛女子高等学校音楽科卒業。桐朋学園短期大学進学後にチェンバロを中
心としたバロック音楽と出会い、同校ピアノ科を経て翌年 東方学園大学古楽
器科へ入学。桐朋学園大学音楽学部子楽器科(チェンバロ専攻)卒業。同大学
究科修了。ピアノを伊原道代、雨田信子、チェンバロを故・鍋島元子、アンサ
ンブルを有田正広、本間正史、中野哲也の各氏に師事。さらにクイケン兄弟、
L.U.モルテンセン氏などのレッスンを受ける。これまでにM.ラリュー、F.アー
ヨ、中野哲也、本間正史など数々の音楽家や室内オーケストラと共演。また”
音の輝きをもとめて”と題したリサイタルシリーズや、アンサンブル“ブラ
ヴォー!バロック”のコンサートは、各方面より高い評価を得る。NHK教育
「ふえはうたう」のほか、古楽情報誌「アントレ」制作ビデオに出演。近年
は、アンサンブル山手バロッコ主催「山手西洋館シリーズ」へ出演するなど、
ソリスト、通奏低音奏者として幅広く活動している。



<ATMA Classique>
ACD2 2649 \1850
ガーシュウィン:歌劇「ポーギーとベス」-サマータイム
ミシェル・ベルガー/シモン・ルクレール編:「スターマニア」-冷酷な世界
プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」-ご主人様、お聞きくださいませ!
チレア:歌劇「アドリアーナ・ルクヴルール」
-私は芸術のつつましいしもべ、前奏曲(第3幕)
カタラーニ:歌劇「ラ・ワリー」-さようなら、ふるさとの家よ
ジョルダーノ:歌劇「アンドレア・シェニエ」-亡くなった母を
ガーシュウィン:歌劇「ポーギーとベス」-うちの人は逝ってしまった
レオンカヴァルロ:歌劇「道化師」-あの目つきは炎のようだった
マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」-ママも知る通り
プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」-ええ、私の名はミミ
グノー:歌劇「ファウスト」-宝石の歌「何と美しいこの姿」
ビゼー:歌劇「カルメン」-ハバネラ「恋は野鳥」、前奏曲
マリー=ジョゼ・ロード(S)
メトロポリタン管弦楽団 ジュゼッペ・ピエトラロイア(指)
情熱的で華麗な歌声に魅了されるソプラノ、マリー=ジョゼ・ロードのオペラ
・アリア集。彼女は2003年トゥーランドットのリュー役でデビュー後カナダを
中心に活躍している今最も注目されている歌手の一人。ここに収められている
作品は彼女が最も得意とするオペラ・アリア。「ポーギーとベス」から<サマ
ータイム>と<うちの人は逝ってしまった>を収録。力強さと繊細を兼ね備え
た歌声で聴かせます。チレアの「アドリアーナ・ルクヴルール」からはアドリ
アーナ役で最も有名なアリア<私は芸術のつつましいしもべ>。美しい高音の
伸びが素晴らしく、甘い旋律を濃厚に表現しています。「スターマニア」は
リュック・プラモンドン作詞、ミシェル・ベルジェ作曲のミュージカル。マリ
ー=ジョゼ・ロードはケベックとパリ公演で歌い絶賛されています。パワフル
で豊かな表現力を持った注目のソプラノ歌手の登場です。

ACD2 2643 \1850
ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11、第2番ヘ短調Op.21
ジャニーナ・フィアルコフスカ(P)
バンクーバー交響楽団 ブラムウェル・トーヴィ(指)
録音:2010年3月
カナダを代表する女流ピアニスト、フィアルコフスカ。彼女にとって今年3枚目
のリリースとなるショパン・アルバムはピアノ協奏曲。繊細かつ説得力ある演
奏はフィアルコフスカの真骨頂。
ロマンティック詩情に満ち溢れた作品を、まるでオペラのアリアのように美し
く歌いあげています。洗練されたタッチで音楽の持つ本来の魅力を最大限に引
き出しています。

ACD2 2600 \1850
パッヘルベルのカノン-バロック名曲集
ジェミニアーニ:
合奏協奏曲ニ短調「ラ・フォリア」-コレルリのヴァイオリン・ソナタOp.5-12
パッヘルベル:カノン、ジーグ
パーセル:シャコンヌ ト短調 Z.730
マルチェルロ:オーボエ協奏曲ニ短調
J.S.バッハ:
カンターター第156番BWV156-シンフォニア、
管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068-エア(G線上のアリア)
モーツァルト:
セレナード第13番ト長調「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」K.525
グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」-精霊の踊り
レ・ヴィオロン・ドゥ・ロワ
ベルナール・ラバディ(指)
ダイアン・ラッセル(Ob)
録音:2010年2月
カナダのモントリオールに本拠を置くバロック・オーケストラ、レ・ヴィオロ
ン・ドゥ・ロワによるバロックの名曲集。収録されている作品はどれもお馴染
のバロックの美しい曲ばかり。G線上のアリアは華やかさのある上品な演奏。
パッヘルベのカノンは可憐で優しく、パーセルのシャコンヌは艶があり、ほの
かに漂う官能が、心をとらえます。モーツァルトのアイネ・クライネ・ナハト
ムジークは明朗で格調の高い表現を聴かせてくれます。




<haenssler>=SWR MUSIC=
93 267(SACD-Hybrid) 3枚組 \2850
「ブラームス:交響曲全集 / ノリントン」
[CD 1]
・ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68
[CD 2]
・ブラームス:交響曲第2番ニ長調Op.73
[CD 3]
・ブラームス:交響曲第3番ヘ長調Op.90
・ブラームス:交響曲第4番ホ短調Op.98
サー・ロジャー・ノリントン(指)
SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
録音:2005年7月4日-6日シュトゥットガルト・リーダーハレ・ベートーヴェン
ザール(スタジオ・セッション)
2006年に映像作品としてリリースされたノリントン&シュトゥットガルト放送
響によるブラームスの交響曲全集。看板の“ピュア・トーン”のあたたかい響
きが織りなす演奏内容のおもしろさ、素晴らしさで評判を呼び、現在までロン
グセラーを続けているタイトルですが、かねてよりオーディオ・ファイルの
方々からCD化のご要望も強く、ようやくここに弊社の提案交渉により、ピュア
・オーディオの高品位フォーマット、SACDハイブリッド盤でのリリースが実現
致しました。
ヴァイオリン両翼型配置の利点である見通しの良いサウンドや、ノリントンの
特色である生き生きとした音楽づくりは変わりありませんが、ここではいつも
のようにライヴでなく、じっくりセッションを組んでレコーディングが行われ
ていることも、より好ましい成果をもたらしているようにおもわれます。
また、音声はSACD化に際してオリジナル・マスターよりリニアPCMで収録、
SACDはステレオ再生、5.1マルチチャンネル再生にも対応しております。
ピリオド・アプローチのふんだんな研究成果を踏まえて、ノリントンが手兵
シュトゥットガルト放送響と生み出したピュアでリアルなブラームス。これか
らの方はもちろんのこと、すでにDVDで御体験済みの方々にも、あらためて広
くお聴きいただけることを願ってやみません。
※[おことわり]
当アルバムのインレイ、ならびにブックレットの表記上、ライヴ録音となって
おりますが、レーベルに確認しましたところ、既発DVDと同一の音源からの製
作であり、セッション収録であるとのことです。また、表記の訂正予定はない
とのことです。あらかじめご了承願います。




<2L>
2L 077SABD(SACD Hybrid+Pure Audio Blu-ray)
DXD録音(24/352.8kHz)
[SACD]
5.1 surround/stereo
[Blu-ray]
5.1 surround DTS HD MA(24bit/192kHz),
2.0 LPCM(24bit/192kHz)+mShuttle
harmOrgan - ハーモニカとオルガンによるデュオ作品集
シーグムン・グローヴェン:グローリア、アリア
J.S.バッハ:フルートソナタ 変ホ長調 BWV1031
ヘッダールの伝承曲/シーグムン・グローヴェン編:天つみ国に
コラール本の旋律/イーヴェル・クライヴェ編:
夜警の歌、つねに待ち望む心を、高きところより雨よ降れ、
クリスティーネ、みんなで探そう、さあ、われらイェルサレムに行こう
ルードヴィーグ・マティアス・リンデマン/イーヴェル・クライヴェ編:
復活祭の朝
シーグムン・グローヴェン:あこがれ
伝承曲/シーグムン・グローヴェン編:ミュッラルグーテンの婚礼行列の曲
イーヴェル・クライヴェ:
トッカータ「偉大なる神よ、われら汝をたたえ」、プロヴァンス組曲
ヘンデル:リコーダーソナタ ヘ長調 HWV369よりシチリアーナとジグ
シーグムン・グローヴェン:驚異、追悼
ヘンニング・ソンメッロ:春風の口笛に雪解けの水
シーグムン・グローヴェン(ハーモニカ/使用楽器:Polle Concert Harmonica)
イーヴェル・クライヴェ(オルガン)
録音:2010年9月 ウラニエンボルグ教会(オスロ、ノルウェー)
制作・録音:モッテン・リンドベルグ
世界で一番小さな楽器ハーモニカと世界で一番大きな楽器オルガンのデュオが
演奏するバロックの小品とノルウェーの民俗音楽。仕様は、このタイトルで
10枚目となるSACDハイブリッド盤とBDオーディオ盤のセット発売。SACDハイ
ブリッド盤ではデュオの響きのまろやかさが増し、BDオーディオ盤ではハーモ
ニカ、オルガンそれぞれの楽器の立体的な音響効果を得られます。
演奏はハーモニカをシーグムン・グローヴェンとオルガンをイーヴェル・クラ
イヴェ。30年以上に渡って共演してきたふたりが初めてデュオとして録音した
アルバムです。J・S・バッハとヘンデルのソナタ、グローヴェンとクライヴェ
の自作曲と編曲によるプログラム。アルバムの最後に収録されている作品は、
美しい旋律のヘンニング・ソンメッロの《春風の口笛に雪解けの水》。ノール
モーレのスルナダール生まれの詩人ハンス・ヒルバクの詩にソンメッロが曲を
書いたこの歌は、原詩の人気とあいまって、ノルウェーの人たちに愛されてき
ました。
グローヴェンと親しいビートルズのプロデューサーとして知られるサー・ジョ
ージ・マーティンは、彼をこう評しています。「ハーモニカは、適切な人の手
にかかると、際だって美しく優雅な楽器となることができる。シーグムン・グ
ローヴェンは、先達のトミー・ライリーやラリー・アドラーと同様、ハーモニ
カに可能な広い音域と音による表現力をいっぱいに使って演奏する。際だって
優れた感覚と才能にめぐまれ、彼は今、間違いなく、もっとも洗練されたハー
モニカ演奏家のひとりとして世界に君臨している」。グローヴェンは録音も積
極的に行い、2007年のグリーグ・イヤーにリリースされた『グリーグ・アルバ
ム』(Grappa GRCD4264)は、ハーモニカ演奏の美しさと楽しさをあらためて印
象づけるアルバムとして人気を集めました。今回使用している楽器は伝説的ハ
ーモニカ奏者トミー・ライリーが開発したPolle Concert Harmonica。
オルガニストのイーヴェル・クライヴェは、オスロとミュンヘンで学び1978年
にオスロのコンサートホールでデビューコンサートを行いました。オルガンと
宗教音楽を中心に演奏し、ジャンルを超えた活動をしています。



<Nightingale>
NC 000100 2枚組
ドニゼッティ:「ルクレツィア・ボルジア」
エディタ・グルベローヴァ(S ルクレツィア・ボルジア)
ホセ・ブロス(T ジェンナーロ)
フランコ・ヴァッサッロ(Br ドン・アルフォンソ)
シルヴィア・トロ・サンタフェ(Ms マッフィオ・オルジーニ)
ベルナルド・キム(T イェッポ・リヴェロット)
トーマス・ラスケ(Br アポストロ・ガゼッラ)
イル・ホン(Br アスカーニオ・ペトルッチ)
タンゼル・アクツェイベク(T オロフェルノ・ヴィテッロッツォ)
ゼバスティアン・ガイアー(Br グベッタ)
トマス・ブロンデル(T ルスティゲッロ)
シャディ・トルベイ(Bs アストルフォ)
アンドリー・ユルケヴィッチ(指)
ケルンWDR放送管弦楽団,ケルン歌劇場合唱団
録音:2010年6月,ケルン
グルベローヴァン・ファンの皆様、お待たせいたしました!NIGHTINGALEから
の新録音は、ドニゼッティの傑作「ルクレツィア・ボルジア」です。ルクレツ
ィア・ボルジア(1480-1519)は実在の人物で、15世紀末から16世紀初頭にかけ
て活躍したチェーザレ・ボルジアの妹。政治に利用された波乱万丈の人生で知
られています。ドニゼッティは1833年、スカラ座のために「ルクレツィア・ボ
ルジア」を作曲。オペラではルクレツィアは、邪魔者を暗殺する冷酷な女であ
る一方、離れ離れになっていた息子ジェンナーロを愛する母という二面性で描
かれています。1960年代からモンセラート・カバリエ、ジョン・サザランド、
レイラ・ゲンチャーと優れたプリマドンナがたびたび歌って、ドニゼッティの
人気作の一つになりました。グルベローヴァは近年、ルクレツィアを頻繁に歌
って好評を博しています。今回の録音は2010年6月にケルンで行われた演奏会
形式上演のライヴ録音。グルベローヴァが絶好調なのに加え、ジェンナーロ役
のテノール、ホセ・ブロスや、男装役のシルヴィア・トロ・サンタフェと、優
れた歌手が揃っています。指揮者のアンドリー・ユルケヴィッチはウクライナ
のズボリフ出身。アルベルト・ゼッダとジャンルイジ・ジェルメッティに学び
、イタリアオペラを得意にしています。ウクライナ国立歌劇場の音楽監督を務
めるほか、ドイツ語圏を中心に大きな活躍しています。ここ数年、グルベロー
ヴァはユルケヴィッチを重用してますますの注目を浴びています。



<Bel Air>
BAC 063(DVD-Video)
字幕:英仏独西
ドニゼッティ:「劇場での都合と不都合」
ヴィンチェンツォ・タオルミーナ(Bs マンマーガタ)
ジェシカ・プラット(S ダリア)
サイモン・ベイリー(Br プローコロ)
アウローラ・ティロッタ(S ルイージャ)
アスデ・カラヤウス(Ms ピペット)
レオナルド・コルテッラッツィ(T グリエルモ)
クリスティアン・セン(Br ビスクローマ)
イム・チェジョン(Bs 台本作家チェーザレ)
パク・ジョンミン(Br 興行主)
エフゲニー・スタミニロフ(Bs 演出家)
リッカルド・マッシ(T 警部)
マルコ・グイダリーニ(指)
スカラ座アッカデミア管弦楽団,合唱団
演出:アントーニオ・アルバネーゼ
装置:レイラ・フテイタ
衣装:エリザベッタ・ガッビオネータ
収録:2009年10月,ミラノ,スカラ座
オペラのリハーサルのドタバタを描いた抱腹絶倒の喜劇、ドニゼッティの「劇
場での都合と不都合」の映像です。バリトンが女装して暴れまわる姿はまるで
ばってん荒川、面白くないはずがありません。このDVDに収録されているのは、
近年優秀な歌手を多数輩出している、スカラ座の研修機関アッカデミアによ
る上演。歌手は皆若い人たちで、将来のスターがいるかもしれません。アッカ
デミア公演とはいえ、そこはスカラ座、指揮には、ニース歌劇場の首席指揮者
を務めたマルコ・グイダリーニ、演出にはイタリアの高名な喜劇役者にして演
出家のアントーニオ・アルバネーゼという、かなり豪華な顔ぶれ。しかもHDD
収録でたいへん美しく収録されています。
なお、先にBONGIOVANNIからもDVDが発売されており(AB 20016)、どちらもロ
ジャー・パーカーとアンダース・ウィクルンド校訂のクリティカル・エディ
ションに基づいていますが、スカラ座アッカデミアの上演は版の選択が若干異
なっており、マニアなら二つ持っていて損はありません。
YouTubeにてサンプル映像が視聴できます。
http://www.youtube.com/user/BelAirClassiques



<FARAO>
B 108059
メンデルスゾーン:カンタータ「最初のワルプルギスの夜」 Op.60
ブラームス:哀悼の歌 Op.82
シューマン:王の息子 Op.116
ジモーネ・シュレーダー(A)
ブルクハルト・フリッツ(T)
デトレフ・ロート(Br)
フランツ=ヨゼフ・ゼーリヒ(Bs)
ケント・ナガノ(指)バイエルン国立管弦楽団
アウディ青年合唱アカデミー
録音:2010年5月30日、ミュンヘン(ライヴ)
バイエルン国立歌劇場音楽監督のケント・ナガノが、歌劇場のオーケストラで
あるバイエルン国立管弦楽団を指揮してメンデルスゾーン、ブラームス、シュ
ーマンの合唱曲を録音しました。メインはメンデルスゾーンの「最初のワルプ
ルギスの夜」。原作はゲーテのバラード。少年時にゲーテと知り合ったメンデ
ルスゾーンは、同名のゲーテのバラードを1831年にカンタータとして作曲、さ
らに十年以上経ってから改訂して完成させています。メンデルスゾーンならで
はの語り口の上手い音楽なのですが、「パウル」や「エリア」ほど知名度が高
くありません。今回のナガノの演奏では、ジモーネ・シュレーダー、ブルクハ
ルト・フリッツ、デトレフ・ロート、フランツ=ヨゼフ・ゼーリヒと、ワーグ
ナーなどで活躍する優れた歌手を四人起用し、作品の醍醐味をたっぷり味あわ
せてくれます。カップリングに、ブラームスの渋い「哀悼の歌」と、シューマ
ンの「王の息子」を収録。合唱のアウディ青年合唱アカデミーは、2007年創立
で、16歳から27歳までの若く才能のある歌手による団体です。

B 108064
メンデルスゾーン:
鎌が音をたて、麦穂が落ちる
あなたを思う
私は夜に包まれ
孤独な涙は何を望むという?
優しく柔らかなまどろみ
泡立つ流れが流れ落ち
さらに進め、休みなく、息をつかず
かわいらしい花が
いつでもここからあそこへと
さようなら、愛する人、泣かないでくれ
私は天高くにおられる神に感謝する
可愛い人よ、僕らは一緒に座っていた
私は暗い国へと馬を駆る
ああ、君のもとへと飛んで行けたら
ある娘を覚えている
なぜばらがこんなに青ざめているのか
無言歌 変ホ長調 Op.30-1
無言歌 イ長調 Op.53-6
無言歌 ト長調 Op.62-1
無言歌 イ短調 Op.85-2
性格的な小品 ホ短調 Op.7-1
ほか
クラウス・メルテンス(Br)
ギッティ・ピルナー(P)
録音:2010年1月、プラネッグ
CDにメンデルスゾーンの「忘れられた歌」とあるように、このCDには、メンデ
ルスゾーンが作曲したものの、何らかの事情であまり知られていない歌曲が多
く収録されています。またメンデルスゾーンの有名な無言歌などを添えている
のも特徴です。ドイツのベテランのバス=バリトンとして知られるクラウス・
メルテンスが、ミュンヘン音楽・劇場高等学院の教授として高名なギッティ・
ピルナーの伴奏で、味わい深い歌唱を聞かせてくれます。




<RELIEF>
CR 1917 2枚組
ロルツィング:「刀鍛冶」
ハンナ・ショル(S マリー)
ヘティ・プリュマッハー(Ms イルメントラウト)
ゴットロープ・フリック(Bs ハンス・シュタディンガー)
ヘルマン・プライ(Br リーベナウ伯爵)
ベンノ・クッシェ(Br 騎士アデルホフ)
フリードリヒ・レンツ(T ゲオルク)
ほか
ヤン・クーツィール(指)
バイエルン放送交響楽団,バイエルン放送合唱団
録音:1958年、ミュンヘン
1830、40年代にドイツで絶大な人気を誇ったアルベルト・ロルツィング(1801-
1851)。「ロシア皇帝と船大工」や「密猟者」が代表作で、「刀鍛冶」はそれ
らに次ぐ人気作でした。このCDに収録されているのは1958年のバイエルン放送
による録音で、当時オイゲン・ヨッフムの下で第一楽長を務めていたオランダ
の指揮者、ヤン・クーツィールが指揮したもの。ゴットロープ・フリック、ベ
ンノ・クッシェらドイツの名歌手に加え、当時まだ20代の新進だったヘルマン
・プライが参加しているのが目を引きます。

CR 3009
プッチーニ:「ボエーム」,「修道女アンジェリカ」,「トゥーランドット」
ビゼー:「カルメン」
モーツァルト:「フィガロの結婚」(ドイツ語)
からのアリア
ヴェルディ:レクイエム-リベラ・メ
R.シュトラウス:万霊節,子守歌,明日に,セレナード
モーツァルト:「フィガロの結婚」第2幕の一部
イルムガルト・ゼーフリート(S)
カール・ベーム(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,ウィーン国立歌劇場合唱団
レオポルト・ルートヴィヒ(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,ウィーン国立歌劇場合唱団
マックス・シェーンヘル(指)ウィーン大放送管弦楽団
シャルル・ミュンシュ(指)ボストン交響楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)ミラノ・スカラ管弦楽団
録音:1944-1954年
モーツァルト・ソプラノとして一世を風靡したイルムガルト・ゼーフリート
(1910-1988)の珍しい録音を集めています。ヴェルディのレクイエムからリベ
ラ・メは、カール・ベームの指揮、1944年の大戦中の録音です。プッチーニ
「修道女アンジェリカ」は、同じく1944年、レオポルト・ルートヴィヒの指
揮。たっぷり20分弱収録で、若きゼーフリートの魅力がたっぷり味わえます。
シュトラウスの歌曲は、なんとシャルル・ミュンシュ&ボストン交響楽団との
共演。スカラ座での「フィガロの結婚」は、マリア・チェボタリの伯爵夫人、
セーナ・ユリナッチのケルビーノ、ジュゼッペ・タッデイのフィガロに、カラ
ヤンの指揮!第2幕からの8分ほどですが、たいへんに貴重な録音です。

<Griffin>
GCCD 4070 \1350
往年のバラッド名曲集
Moss: The Floral Dance / Peter Dawson
Me Marshall/Harford: I Hear You Calling / John McCormack
Purcell/Herrick: Passing by / Paul Robeson
Speaks/Kipling: On the Road to Mandalay / Lawrence Tibbett
Trad.: My Love is Like a Red, Red Rose / Robert Wilson
Coates/Weatherly: The Green Hills of Somerset / Joan Hammond
Parr-Davies/Hassall:
Leave My Heart in an English Garden / Webster Booth
Roberton/Tynan: All in the April Evening / Glasgow Orpheus Choir
Murray/Lockton: I'll Walk Beside You / Josef Locke
German/Boulton: Glorious Devon / Peter Dawson
McMurrough/Rowe: Macushla / Josef Locke
French/Collison: The Mountains of Mourne / Jack Daly
O'Connor: The Old House / Father Sydney McEwan
German/Hood: The Yeomen of England / Oscar Natzka
Adams: The Holy City / Richrad Crooks
Rasbach/Kilmer: Trees / Nelson Eddy
Trad./McCormack/arr.Schneider: Londonderry Air / John McCormack
Kennedy/Maclellan/Macleod: The Road to the Isles / Robert Wilson
Wood/Weatherly: Roses of Picardy / Richard Tauber
O'Hogan/Wallace: Old Father Thames / John Hanson
Glover/Spencer: The Rose of Tralee / John McCormack
Hilliam/McEarchen: The Changing of the Guard / Malcolm McEachern
Brahe/Taylor: Bless This House / Walter Midgley
Trad./arr.Boulton/Sommervell: All Through the Night / Paul Robeson
以上、Composer(s): Title / Performer
音源:SP、LPからの盤起し AAD

GCCD 4071 \1350
聖アンドルーの祝日のための晩祷
召集の鐘
チャールズ・ヴィラーズ・スタンフォード(1852-1924):
Opening voluntary; Prelude No.5 in G Op.101 / Introit: Justorum animae
バーナード・ローズ(1916-1997):Welcome and Preces
ジェイムズ・タール(1802-1882):Psalm 149
チャールズ・ヴィラーズ・スタンフォード:Psalm 150
First lesson; Zechariah Chapter 8. Verse 20(先唱者による朗読)
エドワード・H・ソーン(1834-1916):
Office hymn; Jesus calls us! o'er the tumult(St.Andrew)
エドマンド・ラッブラ(1901-1986):Magnificat in A flat
Second Lesson; St. John, Chapter 1. Verse 35(助祭による朗読)
エドマンド・ラッブラ:Nunc dimittis in A flat Apostles' Creed
バーナード・ローズ:Responses Collects
ウィリアム・ウォルトン(1902-1983):Anthem; The Twelve
Intercessions(先唱者による)
ヘンリー・スマート(1813-1879):
Hymn; Light's abode, celestial Salem(Regent Square)
(デスカント&アーメン:マルコム・アーチャー作曲)
Blessing(助祭による)
チャールズ・ヴィラーズ・スタンフォード:Voluntary; Fantasia and Toccata Op.57
ルパート・ゴフ(オルガン)
ウェルズ大聖堂聖歌隊
マルコム・アーチャー(指揮)
録音:2001年6月11-12日、英国、ウェルズ大聖堂、ADD
原盤、前出:Lammas, LAMM 134D

GCCD 4072 \1350
ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):キャロル集
Hereford Carol(Come all ye Faithful Christians)
Quem Pastores(Shepherds Left Their Flocks)
Snow in the Street(From Far away we Come to you)
Song of the Crib(Joseph Dearest)
The Holy Well(As it Fell out one May Morning)
The Salutation Carol(Noel, This is the Salutation)
Blake's Cradle Song(Sweet Dreams)
O Little Town(O Little Town of Bethlehem)
Gloucestershire Wassail(Wassail, Wassail)
The Miraculous Harvest(Rise up, Rise up)
Children's Song of the Nativity(How Far is it to Bethlehem)
The Golden Carol(Now is Christemas y-come)
Wither's Rocking Hymn(Sleep, Baby, Sleep)
This Endris Night(Behold the Great Creator)
Coverdale's Carol(Now Blessed be Thou)
The Truth from Above(This is the truth from above)
All in the Morning(It Was on Christmas Day)
Sussex Carol(On Christmas Night)
カーディフ祝祭合唱団
ロバート・コート(オルガン)
オーウェン・アーウェル・ヒューズ(指揮)
録音:1995年6、11月、カーディフ大学(英国、ウェールズ)
ライセンサー:Brian Culverhouse Productions




<STRADIVARIUS>
STR 33883 \1980
ヴィヴァルディ(1678-1741):
ヴァイオリン協奏曲集「四季」
「春」RV269/「夏」RV315/「秋」RV293/「冬」RV297
弦楽のための協奏曲ニ短調「マドリガーレ風」RV129
弦楽のための協奏曲ニ長調 RV114
ダヴィデ・モンティ(ヴァイオリン)
イル・テンピオ・アルモニコ
ファラン・シルヴァン・ジェイムズ、マルゲリータ・ツァーネ(ヴァイオリン)
クリシュナ・ナガラジャ(ヴィオラ) アルベルト・ラージ(チェロ)
リッカルド・コエラーティ・ラーマ(ヴィオローネ)
ロレンツォ・フェーデル(チェンバロ、オルガン)
マリア・クリスティーナ・クリアリー(ダブルハープ)
アルベルト・ラージ(指揮)
「愛の四季」と題された注目のディスク。「四季」では手稿譜に基づき、誤っ
た演出や過剰な表現を避け、音響効果(effect)ではなく心に響く(affect)演奏
を目指したとのことですが、その結果は予想外に個性的です。イル・テンピオ
・アルモニコ(別名:ヴェローナ・バロック管弦楽団)はヴェローナ生まれのチェ
リスト・指揮者のアルベルト・ラージが創設したピリオド楽器アンサンブル。
そのリーダーであるダヴィデ・モンティ(1969年生まれ)はA・ムラーリ、ミハ
イ・ヴルタ、エンリコ・ガッティ、エンリコ・パリッツィ、スタンリー・リッ
チーに師事したヴァイオリニスト。

STR 33881 \1980
ヴァイオリンの魅力 17世紀イタリアの音楽
ビアージョ・マリーニ(1594-1663):
ソナタ第4番、2つの弦楽器のための(Op.8 から)
バルトロメオ・セルマ・イ・サラベルデ(1595頃-活躍:1613頃-1638頃):
カンツォーナ第2番、ソプラノ、ソロ
タルクイニオ・メールラ(1594/1595-1665):半音階、またはカプリッチョ
ジョヴァンニ・アントニオ・パンドルフィ=メアッリ(活躍:1660頃-1669頃):
ソナタ第4番「ラ・ビアンクッチャ」(Op.4 から)
ビアージョ・マリーニ:
ロマネスカ、ヴァイオリンと任意の低音のための(Op.3 から)
タルクイニオ・メールラ:カンツォーナ
ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンターナ(1589?-1630):
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第6番
ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):ベルガマスカ
ジョヴァンニ・アントニオ・パンドルフィ=メアッリ:
ソナタ第2番「ラ・チェスタ」(Op.3 から)
タルクイニオ・メールラ:半音階的イントナツィオーネ第3旋法
マルコ・ウッチェリーニ(1603/1610-1680):
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番「エブレア・マリナータ」(Op.4 から)
ダヴィデ・モンティ(1969-):幻想曲「即興風」
ビアージョ・マリーニ:ヴァオリンのための変奏ソナタ第3番(Op.8 から)
アルパルラ
ダヴィデ・モンティ(ヴァイオリン)
マリア・クリスティーナ・クリアリー(ダブルハープ)
イタリア・バロック・ヴァイオリン音楽ファンにとっての「聖典」とも呼ばれ
るエンリコ・ガッティの2枚(「グイード・レーニの時代の音楽」(Tactus)と
「17-18世紀イタリアのヴァイオリン芸術 Vol.1」(Symphonia))に教え子ダ
ヴィデ・モンティが正面から挑んだかのような、これまた注目のアルバム。
アルパルラはモンティとアイルランド生まれのハーピスト、マリア・クリス
ティーナ・クリアリーのデュオ・ユニット。

STR 33884 \1980
シルヴァーノ・ブソッティ(1931-):自動トーノ
焼き炭売り(スペイン民謡のモチーフによる混声5部のための怪奇な)
「7つの二枚折絵」から
クプレ(フルートとピアノのための)/合唱(ドラマーのための)
三人で(ピアニストと2人のアシスタントのための)
涙(あらゆる声のための)
バレエ「ファイドラ/ヘリオガバルス」から
醜い裸(バスクラリネットのための)
横たわった裸体(ヴィオラのためのカデンツァ)
5つのイタリアの断章(六重唱のための) から
丘たちは耳を澄ましている/愛の曲がり角/ラーラ再び
チェロとピアノのための大二重奏曲(ベートーヴェンによる)
自動トーノ、芸術家の人生のため - 白黒で印刷された -
7枚と7枚の四手による - 遊び、舞台で踊られる演奏会のように
そして小鳥は(歌とピアノのための)[ボーナス・トラック]
mdiアンサンブル 他
杉山洋一(指揮)
録音:2008年1月、東京、イタリア文化会館、ライヴ

STR 70015 \1980
ジェレミア・ヴィナッティエーリ:DRUMMATURGO
The Evening
The village's cocktail / The oracle(*)/Thirteen warriors
The Night
Fire and bones in the battle / Bleeding and laughing / The orgy
The New Day
Sunrise salvation / Hymn to the sun(+)
ジェレミア・ヴィナッティエーリ(ドラムス)
クリストファー・ノールズ(ギターI(*))
ハンナ・アビ=ハンナ(ギターII(*))
ジョン・ウィリアム・カスタノ・モントヤ(ヴァイオリン(*))
モーセン・ナムジョー(声、歌(+))
録音:2009年6月、ライヴ(+)

<ARCO DIVA>
UP 0131-2 \2080
プラハ・ブラス・アンサンブル
シモン・ロムニツキー(1552-1623):新しい歌
ボフスラフ・マチェイ・チェルノホフスキー(1684-1742):
イエス・キリストをほめたたえよ[Laudetur Jesus Christus]
ヴァレリウス・オット(1579-1612):プラハ舞曲集
ヨハン・パッヘルベル(1653-1706):マニフィカト第6旋法
テレマン(1681-1767):組曲ト長調
ヴェルディ(1813-1901):オペラ組曲
オルフ(1865-1982):カルミナ・ブラーナ(組曲)
バルトーク(1861-1945):子供たちのために(抜粋)
ヤナーチェク(1854-1928):シンフォニエッタ から 第1曲
ヤロスラフ・イェジェク(1906-1942)/ヴァーツラフ・コゼル編曲:
「解放劇場」からの歌の組曲第1番/同第2番
ヴァーツラフ・コゼル(1940-):静かなプラハ/キジムシロ[Cinquefoil]
プラハ・ブラス・アンサンブル
ヤン・ヴォタヴァ(テナートロンボーン、アーティスティック・ディレクター)
フランチシェク・ビーレク、アルノルト・キンカル(トランペット)
イジー・ルシー(ホルン) カレル・クチェラ(バストロンボーン)
録音:時期不明、プラハ国民劇場




<ARTESMON>
AS 733-2 \2080
フランク(1822-1890):ヴァイオリン・ソナタ イ長調
フォーレ(1845-1924):ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調 Op.13
ラヴェル(1875-1937):ハバネラ形式の小品/ツィガーヌ
ボフスラフ・マトウシェク(ヴァイオリン)
丹生谷佳恵(ピアノ)
録音:2010年4月19-23日、プラハ、ルドルフィヌム、
ドヴォルジャーク・ホール
ボフスラフ・マトウシェク(1949年生まれ)はチェコ六重奏団および八重奏団の
リーダーを務めるチェコのヴァイオリニスト。1977年には読売日本交響楽団の
ソリスト兼コンサートマスターを務めました。




<KAREL PLOCEK>
ZRDISC 6912 \2450
アントニーン・ヴラーニツキー(1761-1820):弦楽四重奏曲 Op.13 No.1
フランチシェク・クラマーシュ(1759-1831):弦楽四重奏曲 Op.70
スタミツ弦楽四重奏団
インドジフ・パズデラ、ヨセフ・ケクラ(ヴァイオリン)
ヤン・ピェルシュカ(ヴィオラ) ペトル・ヘイニー(チェロ)
録音:2010年6月26日、ノヴァー・ジーシェ(チェコ、モラヴィア)、
プレモントレ会修道院、ライヴ
アルバム・タイトルは「高地へ戻る」となっています。おそらく録音場所との
関係と思われます。外装には規格番号表記がございません。





<MORPHEUS ART>
MA 0001-2 \2080
クラーク、ペルト、ミヨー:ヴィオラとピアノのための作品集
レベッカ・クラーク(1886-1979):眠りの神
アルヴォ・ペルト(1935-):フラトレス
ダリウス・ミヨー(1892-1974):4つの顔
レベッカ・クラーク:ソナタ
ダリウス・ミヨー:スカラムーシュ
デュオ・モルフェウス
イトカ・ホスプロヴァー(ヴィオラ) ミハル・マシェク(ピアノ)
録音:2009年5月、プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルジャーク・ホール
チェコの気鋭デュオ、モルフェウスの自主制作盤です。外装に規格番号表記が
ございません。




<OUT OF THE FRAME>
OUT 045 \2080
ニーノ・ロータ(1911-1979):映画テーマ名曲集
「甘い生活」(フェデリコ・フェリーニ監督;1960)
「道」(フェデリコ・フェリーニ監督;1954)
「ロミオとジュリエット」(フランコ・ゼッフィレッリ監督;1968)(*)
「青春群像」(フェデリコ・フェリーニ監督;1953)
「山猫」(ルキーノ・ビスコンティ監督;1963)から ヴェルディのワルツ
「カビリアの夜」(フェデリコ・フェリーニ監督;1957)(*)
「アマルコルド」(フェデリコ・フェリーニ監督;1973)
「ゴッドファーザー」(フランシス・フォード・コッポラ監督;1972&1974)
ロセッラ・ルイーニ(ソプラノ(*))
チェコ・ナショナル交響楽団
マルチェッロ・ロータ(指揮)
録音:2008年11月、CNSO録音スタジオ No.1「ギャラリー」
日本のビクターとの共同制作盤。国内盤もありますが、当盤では収録が1曲少
なくなっております。





<STYLTON>
RS 9194-2 \2080
ミラン・バホーレク(1939-):
音楽家の処女飛行(フルートと弦楽四重奏のための)(*)
沈黙のこだま(弦楽四重奏のための)
コンチェルト・ファンタジア(ツィンバロムと弦楽四重奏のための)(+)
ジョフカ(合唱と弦楽四重奏のための)(#)
ヨセフ・プコヴェツ(フルート(*))
ダニエル・スカーラ(ツィンバロム(+))
マルケータ・マートロヴァー(ソプラノ(#))
モラヴィア室内合唱団(#)
クビン弦楽四重奏団
ルジェク・ツァプ(第1ヴァイオリン) ヤン・ニエデルレ(第2ヴァイオリン)
パヴェル・ヴィーテク(ヴィオラ) イジー・ゼドニーチェク(チェロ)
ルボミール・マートル(指揮(#))




<VOKS PRAHA>
VK 01 \2080
クリスマスの時 ヨーロッパと南アメリカのクリスマス・キャロル集
アントニーン・トゥチャプスキー(1928-):
クリスマスの時(合唱のためのキャロル集;全7曲)
アンジェイ・コシェフスキ(1922-):主キリストが生まれた
オット・アルベルト・チヒー(1890-1973):羊飼いたちよ/三人の王
オーストリア民謡:マリアは茨の茂みを行く
フランツ・グルーバー(1787-1863):きよしこの夜
スペイン語圏のクリスマス・キャロル集「聖誕祭」(全8曲)
ヴォクス・プラハ(室内混声合唱団)
マルチナ・スピリトヴァー(指揮)
録音:2006年6月24、25-27日、プラハ、
HAMU・マルチヌー・ホール、HAMU・サウンド・スタジオ
本体・外装に規格番号表記はございません。




<チェコ放送ラジオサービス>
CR 0464-2 \1650
モーツァルト(1756-1791)/フィリップ・ウィルビー(1949-)補筆完成:
ヴァイオリン、ピアノと管弦楽のための協奏曲[協奏交響曲]二長調
(K.Anh.56 [315f];1778)
メンデルスゾーン(1809-1847):
ヴァイオリン、ピアノと弦楽合奏のための協奏曲ニ短調(1823)
フランチシェク・ノヴォトニー(ヴァイオリン)
セルゲイ・ミルステイン(ピアノ)
ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団
クリストフ・カンペストリーニ(指揮)
録音:2008年10月22-23日、ブルノ放送スタジオ(チェコ)

CR 0497-2 \1650
ブラームス(1833-1897):ヴァイオリン・ソナタ全集
第1番ト長調 Op.78(*)/第2番イ長調 Op.100(+)/第3番ニ短調 Op.108(#)
ペトル・マツェチェク(ヴァイオリン)
ノルベルト・ヘレル(ピアノ)
録音:2001年(*)、2000年(+)、プラハ、チェコ放送/1997年、
プラハ音楽アカデミー(#)
ペトル・マツェチェクは1964年チェコのオストラヴァに生まれ、ヴァーツラフ
・スニーチルに師事したヴァイオリニスト。スロヴァキア室内管弦楽団コンサ
ートマスターおよびカペラ・イストロポリターナのコンサートマスター兼アー
ティスティック・リーダー(1998-1993)、スク室内管弦楽団ソリスト、コンサ
ートマスター兼アーティスティック・マネージャー(1994-1997)、プラハ室内
管弦楽団コンサートマスター兼アーティスティック・リーダー(1997-2002)、
タリフ弦楽四重奏団員(2000-)を歴任しています。
ノルベルト・ヘレルはガブリエラ・デメテロヴァーと組みピリオド楽器を用い
て録音したモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集(GZ DIGITAL MEDIAレーベ
ル)でおなじみのチェコのピアニスト。

CR 0501-2 2枚組 \2450
ズデニェク・シェスターク(1925-):管弦楽作品集
記念(交響的変奏フレスコ画;1983)(*)
ヴァイオリン協奏曲第1番「スルスム・コルダ」(ヴァイオリン、
管楽合奏、ハープ、チェレスタ、ゴングとティンパニのための;1981)(+)
交響曲第6番「途切れぬ心の不穏」(1979)(#)
エウリピデス(劇的変奏フレスコ画;2001)(**)
ヴィオラ協奏曲「ソクラテス瞑想曲」(1982)(++)
交響曲第5番「クロノス」(1978)(##)
アントニーン・ノヴァーク(ヴァイオリン(+))
パヴェル・ヤンダ(ヴィオラ(++))
プラハ放送交響楽団(*/+/#)
オンドジェイ・クカル(指揮(*))
イジー・ピンカス(指揮(+))
マレク・シュチレツ(指揮(#))
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団(**)
ズデニェク・マーツァル(指揮(**))
モラヴィア・フィルハーモニー管弦楽団(++)
ヤロミール・ノヘイル(指揮(++))
プラハ交響楽団(##)
イジー・マラート(指揮(##))
録音:1999年(*)、1984年(+)、プラハ放送スタジオ(*/+)
2009年(#)、2007年(**)、プラハ、ルドルフィヌム、
ドヴォルジャーク・ホール、ライヴ(#/**)
1987年、オモロウツ(チェコ)、ユリウス・フチーク・ホール(++)
2009年、プラハ市民会館スメタナ・ホール、ライヴ(##)
ADD(+/++)/DDD(左記以外)

CR 0507-2 \1650
ポーランド・ルネサンス歌曲集
イェジ・リバン(1464-1546以後)、シャモトゥーのヴァツワフ(1524頃-1560頃)、
ミコワイ・ゴムウカ(1535頃-1609)、サロモーネ・ロッシ(1570頃-1630)、
ツィプリアン・バジリク(1535-1600頃)、
ディオメデス・ツァト(1560頃-1607以後)、
ミコワイ・ジェレンスキ(1550頃-1616以後)、他の作品(全17トラック)
ボルヌス・コンソート(声楽アンサンブル)
カンツィオ・アンティクァ(声楽アンサンブル)
スヴォボドネー・フデブニー・ブラトルストヴォ[自由音楽同胞団]
(ピリオド管楽アンサンブル)
録音:2009年10月21日、プラハ、チェコ音楽博物館
ワルシャワのボルヌス・コンソートとプラハのカンツィオ・アンティクァ、
スヴォボドネー・フデブニー・ブラトルストヴォの共演。

CR 0500-2 \1650
【前回新譜】
グレート・アーティスツ・イン・プラハ ラザール・ベルマン
リスト(1811-1886):ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
リスト:ウィリアム・テルの聖堂(「巡礼の年 第1年 スイス」から)
ヤナーチェク(1854-1928):ピアノ・ソナタ変ホ長調「1905年10月1日」
ショスタコーヴィチ(1906-1975):24の前奏曲 Op.34(抜粋)
ファリャ(1876-1946):火祭りの踊り(バレエ「恋は魔術師」から)
ラザール・ベルマン(ピアノ)
録音:1982年5月26日、プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルジャーク・ホール、
プラハの春音楽祭、ライヴ
録音データを追加いたしました。





<ACTE PREALABLE>
AP 0209 \1800
ミェチスワフ(モイセイ)・ヴァインベルク(1919-1996):
ヴァイオリン・ソナタ第3番 Op.37(*)
ヴァイオリン・ソナタ第4番 Op.39(+)
バルバラ・トロヤノフスカ(ヴァイオリン)
エルジビェタ・ティシェフスカ(ピアノ)
録音:2008年6月(*)、2010年3月(+)、
ウーチ・フィルハーモニー・ヘンリク・チシ記念室内楽ホール(ポーランド)
ミェチスワフ(モイセイ)・ヴァインベルクはワルシャワに生まれたユダヤ人作
曲家。1939年にソヴィエトに亡命しモイセイに改名しましたが、ソヴィエトで
もユダヤ人弾圧に苦しめられました。音楽的には親交を結んだショスタコー
ヴィチの影響を受けています。(*)はミハイル・フィヒテンホルツ、(+)はレオ
ニード・コーガンへの献呈作品。

AP 0212 \1800
ズビグニェフ・スウォヴィク(1972-):ピアノ作品集
ソナティナ(1998)/バガテル集(全9曲;1994/2004)
若い人たちのためのアルバム(全10曲;1989-2007)
2つのオクターヴ練習曲(2007)
ADHDの主題によるトッカータとフーガ(2006)
バラッド変奏曲(2008)
エルジビェタ・ブドニク(ピアノ)
録音:2010年6月28-30日、ワルシャワ、ポーランド放送スタジオS2
ズビグニェフ・スウォヴィクはポーランドのジラルドゥフに生まれ、ワルシャ
ワのショパン音楽アカデミーでズビグニェフ・バギンスキに師事した作曲家。
指揮者としても活躍しています。




<DUX>
DUX 0700 \1800
子供のためのショパン  ショパン(1810-1849):
ポロネーズ変ロ長調 Op.posth.(*)/エコセーズ ト長調 WN13 No.1(*)
エコセーズ変ニ長調 WN13 No.2(*)/エコセーズ ニ長調 WN13 No.3(*)
ポロネーズ変イ長調変イ長調 Op.posth.(*)/コントルダンス変ト長調 WN27(*)
カンタービレ変ロ長調 WN43(*)/アルバムの綴り 変ホ長調 Op.posth.(*)
前奏曲変ニ長調「雨だれ」Op.28 No.15(+)/前奏曲イ長調 Op.28 No.7(+)
前奏曲ヘ長調 Op.28 No.23(+)/練習曲ホ長調 Op.10 No.3(#)
マズルカ変ロ長調 Op.7 No.1(#)/マズルカ イ短調 Op.68 No.2(#)
マズルカ ヘ長調 Op.68 No.3(#)/子守歌 変ニ長調 Op.57(#)
ワルツ嬰ハ短調 Op.64 No.2(**)/ワルツ ロ短調 Op.69 No.2(**)
ワルツ変ト長調 Op.70 No.1(**)/夜想曲変ホ長調 Op.9 No 2(+)
トマシュ・パヴウォフスキ(*)、タチアナ・シェバノワ(+)、
カロル・ラジモノヴィチ(#)、マレク・ドレヴノフスキ(**)(ピアノ)

DUX 0762 \1800
アンタナス・クチンスカス(1968-):パラサイト
ループ ニ短調(ヴァイオリン、チェロとピアノのための;2004)(*)
スクラッチ・デュオ(ヴァイオリンとピアノのための;2007)(+)
リート(ソプラノのための;1997)(#)
ヤトヴィンギアン・ループ(テープのための;2002)(**)
アウト・オフ・チュルリョーニス
(弦楽四重奏曲とライヴ・エレクトロニクスのため;の2007)(++)
アルトヌ三重奏団(*)
イングリダ・アルモナイテ(ヴァイオリン) リマンタス・アルモナス(チェロ)
イレナ・ウス(ピアノ)
デュオ・ストリマイティス(+)
アイダス・ストリマイティス(ヴァイオリン) 
エグレ・ストリマイティエネ(ピアノ)
スカイドラ・ヤンチャイテ(ソプラノ(#))
アルーナス・ズユス(最終的な録音修正(**))
コルドス弦楽四重奏団(++)
ロベルタス・ブリシュケヴィチウス、イエヴァ・シパイティテ(ヴァイオリン)
ダイニウス・プオジウカス(ヴィオラ) ルータ・タムティテ(チェロ)
アンタナス・クチンスカス、アンタナス・ヤセンカ(コンピューター(++))
録音:
2004年、ヴィリニュス、リトアニア放送、録音スタジオ(*)
2007年、クライペーダ・コンサートホール(+)
2008年、リトアニア国立ドラマ劇場(#)
2009年(++)、ヴィリニュス、スタジオMA(**/++)
アンタナス・クチンスカスはヴィタウタス・バルカウスカスに師事したリトア
ニアの作曲家。

DUX 0763 \1800
アンタナス・ヤセンカ(1965-):エンシェント・ソングズ
エレクトロニック・スタリティネス
(5人の民謡歌手とコンピューターのための;2004)(*)
9つの関節(声による即興とコンピューターのための;2006)(+)
信頼(弦楽合奏のための)(#)
聞け、聞け(ソプラノとチェロのための(**))
アーリアス(ソプラノとボンゴのための(++))
トリス・ケトゥリオセ(ヴォーカル・マテリアル(*))
アンタナス・ヤセンカ(コンピューター(*/+))
スカイドラ・ヤンチャイテ(ソプラノ(+/**/++))
聖クリストフォラス室内管弦楽団(#)
ドナタス・カトクス(指揮(#))
ルータ・タムティテ(チェロ(**))
サウリウス・アストラウスカス(ボンゴ(++))
録音:
2004年(*)、2006年(+)、ヴィリニュス、作曲者の私的録音スタジオ(*/+)
1995年(#)、2009年(**/++)、ヴィリニュス、リトアニア・レコーディング・
スタジオ(#/**/++)
アンタナス・ヤセンカは電子音楽の分野で活躍するリトアニアの作曲家。

DUX 0768 \1800
ボフスラフ・マルチヌー(1890-1959):室内楽作品集
フルート、ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
フルート・ソナタ H.306(1945)
フルート、ヴァイオリンとピアノのためのマドリガル・ソナタ H.291(1942)
フルート、チェロとピアノのための三重奏曲 H.300(1944)
アガタ・イグラス・サヴィツカ(フルート)
バルトゥオメイ・ニジョウ(ヴァイオリン)
マルチン・ズドゥニク(チェロ)
マリウシュ・ルトコフスキ(ピアノ)

DUX 0772 \1800
スワヴォミル・クプチャク(1979-):小説
アクアフィオルタ
(声、オカリナ、リコーダーとコンピューターのための;2002)(*)
チェティリツィニ・ディヒドロクロリドゥム
(コンピューターのための;2004)(+)
小説(コンピューターのための;2007-2009)(+)
アガタ・ズベル(声、オカリナ、リコーダー(*))
ツェザリ・ドゥフノフスキ(コンピューター、レコーディング(*))
スワヴォミル・クプチャク(コンピューター、レコーディング(+))
エヴァ・グジョウェク=トゥベレヴィチ(マスタリング)
スワヴォミル・クプチャクはポーランドのヴロツワフに生まれ、ヴロツワフ
市立音楽アカデミーでヤン・ヴィフロフスキに作曲を、ツェザリ・ドゥフノ

DUX 0789 \1800
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ集
ヘ長調 L.120/イ短調 L.241/ニ長調 L.463/イ長調 L.132
ト長調 L.349/ホ長調 L.375/ニ長調 L.14/変ロ長調 L.539
ニ短調 L.413/ニ短調 L.422/ハ短調 L.35/ホ長調 L.23
ロ短調 L.33/ヘ短調 L.383/ヘ長調 L.188
マレク・ドレヴノフスキ(ピアノ)




<AYVA MUSICA>
AYVA 048 \2080
ウアパンゴ
サムエル・マイネス(1962-):ラテン・チェロ二重奏曲集
2つのチェロのためのウアパンゴ/タンゴ/マルチャタ/追憶のエレジー
ダンソン/ウアパンゴ/ちょっぴりタンゴとサルサの入ったダンソン
メヌエット/主題と変奏曲/ハラベ/夜想曲/ファンダンゴ
[ボーナス・トラック:DVD Video]【※】
サムエル・マイネスの自筆楽譜集/ウアパンゴ(ビデオ・クリップ)
イニャキ・エチェパレ、マルタ・ロマ
録音:2009年、メキシコ、プラネット・レッド・スタジオ
スペインのチェリスト、イニャキ・エチェパレとマルタ・ロマがメキシコでの
講習会で入手したサムエル・マイネスの自筆楽譜を気に入り、帰国後も楽譜を
送り続けることを依頼、そうして出来上がったのがこのアルバムです。
【※】は日本製の再生機器では動作しない可能性が高く、再生の保証をいたし
ません。なにとぞご了承ください。




<IP ESTUDIOS>
CD-19110-IPP \2650
クラリネット・フォー・ユー 無伴奏クラリネットのための音楽
ベーラ・コヴァーチ(1937-):マヌエル・デ・ファリャへのオマージュ
ピエール・マックス・デュボワ(1930-1995):12の練習曲 から 第3番
ヴァレンティーノ・ブッキ (1916-1976):クラリネット独奏のための協奏曲
アラミーロ・ジャンピエーリ(1893-1963):12のモダーン練習曲 から 第3番
ジュゼッペ・ルッジェーロ:6つのモダーン練習曲 から 第2番
J・M・モラレス:光の変化
ウィルソン・オズボーン(1906-1979):クラリネットのための狂詩曲
ストラヴィンスキー(1882-1971):クラリネット独奏のための3つの小品
ルチアーノ・ベリオ(1925-2003):クラリネット独奏のためのセクエンツァ第9番
ホセ・マリア・サンタンドレウ(クラリネット)
録音:2010年2月22-24日、アラクアス(スペイン、バレンシア)、
ニュー・オーディトリアム
バレンシア県アルダイアに生まれウィーンで学んだスペインのクラリネット
奏者ホセ・マリア・サンタンドレウが幼い娘アドリアンナに捧げたアルバム。





<L'INDI CLASSICS>
CDA 003010 \2700
ジュアン・マルティネス・クラス(1972-):
オペラ・コラージュ「傘を持つ男」(抜粋)
タティアナ・ボグダンチコワ、ロゼ・フェレ=ムラト(ソプラノ)
ジュゼプ・プイ、エミリ・ジスペルト(テノール)
カール・スヴェンソン(バリトン)
ジュゼプ・リュイス・ペレス(エレクトリック・ギター)
ペプ・サラ(シンセサイザー)
エドゥアルド・サエス(ピアノ)
バルセロナ・クラシック・アカデミー合唱団
コラル・ノヴァ・エガラ・レジデント合唱団
バルセロナ室内合唱団
センテナリ・フィルハーモニー管弦楽団
ジュアン・マルティネス・クラス(テノール、指揮)




<PICAP>
PICAP 910947 \2080
カダケスのオルガン
ジュゼプ・エリアス(1690-1771):テ・デウムへの序奏
アントニオ・デ・カベソン(1510-1566):
いったいどうしたんだい/ティエント第2旋法
「騎士の歌」によるディフェレンシア
ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク(1562-1621):スペインのパヴァーヌ
フランシスコ・コレア・デ・アラウホ(1854-1654):
ティエント・デ・メディオ・レヒストロ・デ・ティプレ第10旋法
アントニオ・ブロカルテ(1629-1696):
作品第5旋法/レヒストロ・アルト第2旋法
ジュゼプ・バウセイス(1958-):歴史的オルガンのための3声のティエント
ガブリエル・マナルト(1657-1687):2手のティエント第1旋法
ジュアン・バプティスタ・カバニリェス(1644-1712):
聖体奉挙のためのリガドゥラ第3旋法
ティエント第7番(「Ge sol re ut」による右手の)
ジュゼプ・エリアス:4つの小品第4旋法
モデスト・モレノ・イ・モレラ(オルガン)
録音:2010年(?)7月21日、カダケス(スペイン、カタルーニャ)、
聖マリア教区教会
使用楽器:1689-1691年、ジュゼプ・ボスカ・イ・セリニェナ(?-1733)製
(ゲルハルト・クレンツィング復元)





<UNIVERSAL MUSIC SPAIN>
0028947659549 \2850
【未案内旧譜】
プッチーニ(1858-1924):菊(弦楽のための;1890)
ボッケリーニ(1743-1805):
スターバト・マーテル Op.61 G.532(ソプラノと弦楽合奏のための)
ロッシーニ(1792-1868)/サルヴァトーレ・シャッリーノ(1947-)編曲:
カンタータ「ジョヴァンナ・ダルコ」[ジャンヌ・ダルク]
(メゾソプラノと管弦楽のための)
イザベル・レイ(ソプラノ)
ダニエラ・バルチェッローナ(メゾソプラノ)
スペイン国立青年管弦楽団
リッカルド・フリッツァ(指揮)
録音:2005年3月23-24日、クエンカ(スペイン)、テアトロ・アウディトリオ、
第44回クエンカ宗教音楽週間、ライヴ
スペインとイタリアの歌姫対決といった趣のライヴ録音盤。マドリード貯蓄銀
行のスポンサーシップにより2007年にスペイン・ローカル発売されたものです。

0028947663744(1CD/1DVD) \2850
【未案内旧譜】
ブリテン(1913-1976):オペラ「ノアの洪水」Op.59(1958;スペイン語版)
マリサ・マルティンス(メゾソプラノ:ノアの妻)
ホセ・アントニオ・ロペス(バリトン:ノア)
マリオ・ガス、フェリペ・ニエト、ヘラルド・ロペス、
ハビエル・マルティネス、
アナ・マリア・フェルナンデス、ノエリア・ブニュエル、他(出演)
クエンカ職業音楽院ペドロ・アラナス青年合唱団&児童合唱団
ディプタシオン・デ・クエンカExcma音楽院合唱団
クエンカ職業音楽院フルート・アンサンブル
スペイン国立青年管弦楽団員
マドリード自治州立管弦楽団
エミリオ・アラゴン(指揮)
録音:2005年3月30-31日、クエンカ(スペイン)、テアトロ・アウディトリオ、
第46回クエンカ宗教音楽週間、ライヴ
マドリード貯蓄銀行のスポンサーシップにより2007年にスペイン・ローカル
発売。制作ドキュメンタリーを収録したDVDとのセットですが、DVDは日本製の
再生機器では動作しない可能性が高く、再生の保証をいたしません。なにとぞ
ご了承ください。





<WARNER MUSIC SPAIN>
5249807622 \2700
アントニオ・ソレル(1729-1783):ソナタ集
第15番ドリア旋法(ニ短調)/第84番ニ長調/第18番ドリア旋法(ハ短調)
第88番変ニ長調/第102番ドリア旋法(ニ短調)/第118番イ短調
第117番ドリア旋法(ニ短調)/第45番ト長調/第115番ドリア旋法(ニ短調)
第94a番ト長調/第48番ドリア旋法(ニ短調)/第105番変ホ長調
イバン・マルティン(ピアノ)
録音:2008年10月28日、12月4日、ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア
(スペイン)、
アルフレド・クラウス・ホール
1978年スペイン、カナリア諸島のラス・パルマス・デ・グラン・カナリア生ま
れのピアニスト、イバン・マルティンのCDデビュー盤。




<COLUMNA MUSICA>
1CM 0222 \2080
ジュアン・ギンジュアン(1931-):ピアノ作品全集 Vol.1
ガルシア・ラモスの家(1962)/3つの小品(1965)
細胞1(1966)/細胞3(1968/改訂:1992)
二重字(1976)/脱線(1978)/ホンド(1979)
ジョゼ・メノル(ピアノ)
録音:2007年12月、ジャフレ(スペイン、ジロナ県)、アナクルジ社ホール

1CM 0224 \2080
ピアノの影に
ハイドン(1732-1809):ピアノ協奏曲ヘ長調 Hob.XVIII:3
モーツァルト(1756-1791):ピアノ協奏曲第12番イ長調 K.414
シューベルト(1879-1828):
ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロと任意のコントラバスのための
アダージョとロンド ヘ長調 D.487
イザベル・フェリクス(ピアノ)
メノルカ島室内管弦楽団
アンドルー・ワトキンソン(指揮)
録音:2009年10月16-18日、エス・メルカデル(スペイン、メノルカ)、
フォルネイス劇場

1CM 0260 \2080
中国之舟 スペインの極東への交易路の音楽
不詳:ウプサラの歌集(ヴェネツィア、1556)から
Primus tonus duo / Septimo tono duo / Tambourins Quinto tono duo
アントニオ・デ・カベソン(1510-1556):
「鍵盤楽器、ハープまたはビウエラのための曲集」から
Himno. Ave maris stella [2] / Himno. Ave maris stella [3]
不詳(18世紀):「Sonatas... / Siguen Minues i Marcha」
(メキシコ、1759;メキシコ国立歴史人類学博物館所蔵手写本 M-T53)から
Marcha [No.84] / Otra de Napoles [No.38] / Amable [No.1]
Seguidillas [No.27] / Minuet [No.2] / Minuet [No.2] / Otro [No.40]
Otro [No.41] / Marcha a duo [No.59] / Otro [Minuet] a duao [No.92]
Otro [Minuet] a duo [No.91]
不詳(18世紀):Sonata del motete Caima, Iyai Jesus
(ボリビア、チキトス音楽古文書保管庫所蔵手写本)
不詳(18世紀):Negrilla; Esa noche yo baila
(ボリビア、モホス音楽古文書保管庫所蔵手写本)
バルタサル・マルティネス・コンパニョン(1735-1797):
Tonada Las Lanchas para bayla
(1779-1789;マドリード王立図書館所蔵手写本 II/344)
ミシェル・ブラヴェ(1700-1768):
ジャン=フィリップ・ラモーのアリアによる2つのフルートへのアダプテーション
「小品、小アリア、恋歌…第2集」(パリ、1750)から
Les Sauvages(ラモー:新組曲集(1728)より)
「小品、小アリア、恋歌…第1集」(パリ、1750)から
Air [des Amours](ラモー:「優雅なインドの人々」(1735)より)
Tambourine I-II-I(ラモー:「優雅なインドの人々」より)
テオドリコ・ペドリーニ(1671-1746):
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ「ネプリーディ」Op.3
(北京国立図書館所蔵写本)から 第5番ヘ長調
ジャン=バティスト・デュピュイ(18世紀):
2つのヴィエールのためのソナタまたは組曲集 Op.4(パリ、1741)から
Entree chinoise en Rondeau
ダビド・デル・プエルト(1964-):La encina de Jade(マドリード、2009)
ラ・フォリア
ペドロ・ボネト、ベレン・ゴンザレス・カスタニョ(リコーダー)
録音:2010年5月16-17日、マドリード、
サンティアゴ・エル・マヨル王立修道院、騎士団の聖具室

1CM 0264 2枚組 \3100
アンドレス・ガオス(1874-1959):管弦楽作品全集
交響曲第1番(1896-1903)
交響曲第2番「ガリシアの山々にて」(1919)
交響詩「グラナダ、アルハンブラの黄昏」(1916)
ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲 Op.24(1903)(*)
弦楽合奏のための交響詩「夜の印象」(1937)
古風な組曲(弦楽合奏のための;1898)
マッシモ・スパダーノ(ヴァイオリン(*))
ガリシア交響楽団
ビクトル・パブロ・ペレス(指揮)
録音:1994年7月、2009年12月、ア・コルニャ(スペイン)、
パラシオ・デ・ラ・オペラ
アンドレス・ガオスはコルニャに生まれ、ヴァイオリンの神童として鳴らした
後、1895年より中南米に活躍の場を移しました。彼が残した60ほどの作品の多
くはガリシアや中南米の民俗音楽に基づいています。

1CM 0265 \2080
6本の弦でヴィヴァルディ
ヴィヴァルディ(1678-1741):ギターのためのトリオ&協奏曲集
リュート、ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ ハ長調 RV82(*/+)
リュート、ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ ト短調 RV85(*/+)
リュート、ヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲ニ長調 RV 93(*/**)
マンドリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲ハ長調 RV425(**)
ヴィオラ・ダモーレ、リュート、
弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ短調 RV540(#/**)
2つのマンドリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲ト長調 RV532(++/**)
ジュリアーノ・ベロッティ(ギター)
コスタディン・ボグダノフスキ(ヴァイオリン(*))
パブロ・ガスタミンサ(ヴィオラ・ダモーレ)
カルレス・エライス(ギター(++))
カタルーニャ君主国室内管弦楽団(**)
クリストフォロ・ペスタロッツィ(チェロ(+)、指揮(**))
録音:2010年7月2-4日、ラ・ガリガ(スペイン、バルセロナ県)、
アルベルト・ムラレダ・スタジオ

1CM 0267 \2080
アヴェ・マリア
シューベルト(17979-1828):アヴェ・マリア
トスティ(1846-1916):アヴェ・マリア
フェルミン・マリア・アルバレス(1833-1898):アヴェ・マリア
J・R・ゴミス:アヴェ・マリア(*)
ヘスス・グリディ(1886-1961):アヴェ・マリア
F・アンティク:アヴェ・マリア(*)
A・ファルコ:アヴェ・マリア(+)(*)
B・C・ピュチ:アヴェ・マリア
フェルミン・マリア・アルバレス:アヴェ・マリア
P・クレスポ:アヴェ・マリア(*)
マスカーニ(1963-1945):アヴェ・マリア
グノー(1818-1893):アヴェ・マリア
ホアキン・ピシャン(テノール)
フアン・ロドリゲス・コロマ(バリトン(+))
アレハンドロ・サバラ(ピアノ)
ディートリヒ・ベートゲ(チェロ)
イギリス室内管弦楽団
デイヴィッド・ヒル(指揮)
録音:1996年、ロンドン、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会
(*)世界初録音。ジャケットのデザインと異なるスリップケースに収められて
います。スリップケース仕様は数量限定の可能性がございますので、ご了承
ください。




<VERSO>
VRS 2091 \2080
マドリードの作曲家たち Vol.2
コンスエロ・ディアス(1958-):虜にされた情熱(*)
カルロス・クルス・デ・カストロ(1941-):異端審問官の影(組曲)(+)
アランチャ・アルメンティア(ソプラノ(+))
マリサ・マルティンス(メゾソプラノ(+))
アルフォンソ・エチェベリア(バリトン(+))
マドリード自治州立合唱団(+)
マドリード自治州立管弦楽団
ホセ・ラモン・エンシナル(指揮(*))
マヒミアノ・バルデス(指揮(+))
録音:2001年6月11日(*)、2004年11月23日(+)、マドリード、国立音楽堂(*/+)

VRS 2093 \2080
反抗的な女 テオルボのための小品集
ジャン=バティスト・リュリ(1632-1687)/
ロベール・ド・ヴィゼ(1660頃-1732)編曲:
「ヴェルサイユの洞窟」(1668)より 序曲
アレッサンドロ・ピッチニーニ(1556-1638):
ラ・フォリア・アリア・ロマネスカによる変奏パルティータ
ベッレロフォンテ・カスタルディ(1580-1649):スペインのコッレンテ
ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー(1580-1651):トッカータ第2番
ジャン=バティスト・リュリ/ロベール・ド・ヴィゼ編曲:
「愛の勝利」(1681)より アポロンの入場
「アティス」(1676)より Que devant Vous tout s'abbaisse et tout trembles
「焦燥」(1661)より 王のグラン・バレのエア
「ベレロフォン」(1679)より たくさんの涙
「イシス」(1677)より この場所には心惹かれる
ベッレロフォンテ・カスタルディ:アプレスカ・ガリアルダ
フロレンシオ・クルス・フェルナンデス(1958-):写本(2008)
アレッサンドロ・ピッチニーニ:
トッカータ第5番/ガリアルダ第3番/コッレンテ第4番
ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー:カンツォーネ第2番
ベッレロフォンテ・カスタルディ:一片のファンタジア
ロベール・ド・ヴィゼ:Futfa(ヘ長調)の小品集
前奏曲/クラント/反抗的な女(アルマンド)/ガヴォット
ロドリゴ・ハラボ(テオルボ)
録音:2008年3月、レオン(スペイン)、エウテルペ・ホール
17世紀フランスとイタリアの音楽。ロドリゴ・ハラボは1973年スペインのバ
リャドリドに生まれ、ハビエル・ディアス=ラトレ、フアン・カルロス・デ・
ムルデル、ルーカ・ピアンカらに師事した撥弦楽器奏者。

VRS 2094 2枚組 \3100
エバリスト・フェルナンデス・ブランコ(1902-1993):管弦楽作品全集
悲しいワルツ(1920)/山の印象(1921)/交響的序曲(1925)
小組曲(1929)/3つの小品(1930)/2つのレオン舞曲(1932)
劇的序曲(1940)/古舞踊組曲(1982)
[ボーナス・トラック]
エバリスト・フェルナンデス・ブランコ(インタビューからの抜粋;1990)
マラガ・フィルハーモニー管弦楽団
ホセ・ルイス・テメス(指揮)
録音:2008年6、7月、マラガ・フィルハーモニー管弦楽団本部(スペイン)
全曲世界初録音。

VRS 2095 \2080
アルフレド・アラシル(1954-):弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第3番(2004)/室内音楽(弦楽四重奏曲第1番;1975)
弦楽四重奏曲第2番(1991)/弦楽四重奏曲第4番「鏡に映った姿」(2010)
ブレトン弦楽四重奏団
アン・マリー・ノース、アントニオ・カルデナス(ヴァイオリン)
イバン・マルティン(ヴィオラ) ジョン・ストークス(チェロ)
録音:2010年5月6-8日、マドリード、ヘタフェ専門音楽院




<CAB>
CAB 11 \2080
ゴシックの響き 1300年頃の音楽
不詳(14世紀、フランス):王の舞曲[Danse Real]
不詳(1300頃、ノートルダム楽派):Flos filius eius(オルガヌム)
ギヨーム・デュファイ(1397-1474):
私はすべての恋する者たちに求める[Je requier a tous amoureux](*)
不詳(1300頃、フランス):ドゥクツィア[Ductia]
不詳(1300頃;モンペリエ写本から):
もし誰かが私を見ていたら[S'on me regarde](*)
不詳(13世紀、フランス):王のエスタンピー第5番[Quinte Estanpie Royal]
不詳(14世紀、イタリア):ガエッタ[Ghaetta]
ノラ・ティーレ:オリエントのエスタンピー[Estampie Oriental](2008)
不詳(1400頃):Tancok
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098頃-1179):
愛情はすべてに富む[Caritas abundat](*)
おお、全能の父よ[O Pater omnipotens](*)
ノラ・ティーレ:David Turki(2009)
不詳(14世紀、イタリア):トリスターノの嘆き[Lamento di Tristano]
オスヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン(1377頃-1445):
目覚めよ、私の愛する人よ[Wach auf, mein Hort]
アルフォンソ10世(1221-1284)編纂:「聖母マリアのカンティガ集」から
聖母マリア、昼間の星[Santa Maria, strela do dia](*)
不詳(14世紀):「モンセラトの朱い本」から 輝く星[Stella splendens](*)
不詳(1350頃;ロバーツブリッジ写本から):
エスタンピーI[Estampie I]/エスタンピー[EstampieI]
オスヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン:
めでたし、御母、おお、マリア[Ave Mater O Maria]
不詳(1350頃;ロバーツブリッジ写本から):エスタンピーII[Estampie II]
不詳:麗しき乙女(1300頃)[E Dame Jolie](*)
クリスティーネ・マリア・レンベック(歌(*))
ノラ・ティーレ(エッカーマン・ドラムス、
ロマネスク・グロッケンシュピール)
エーファ=マリア・ルッシェ(ポジティヴ・オルガン)
カペラ・アンティクァ・バンベルゲンシス
ヴォルフガング・シュピンドラー(ポルタティヴ・オルガン、スピネット)
アンドレアス・シュピンドラー(シャルマイ、リコーダー、シャリュモー、
ポマー、バグパイプ、ヒュンメルヒェン、コラショーネ、プサルテリウム)
アンケ・シュピンドラー(フィデルン、シュリュッセルフィーデル、
リコーダー、シャルマイ、プラーターシュピール、プサルテリム)
トーマス・シュピンドラー、シュテファン・ヘニシュ
(フランキッシェ・ヘールトロンメルン、タル)
トーマス・ツァプフ(クラルサッハ・ハープ、ダブルハープ、リコーダー、
ドレーライアー、クィンテルン、リク)
録音:2009年、ヴェルンスドルフ城館
カペラ・アンティクァ・バンベルゲンシス(バンベルジェンシスより表記を改
めます)、久々の新録音。女性ゲスト・アーティストたちが華を添えます。

CAB 12 \2080
シュタウファー朝の響き
不詳(13世紀):ニーベルングの歌I[Niebelungenlied I](C-av.I/1)(#)
アルフォンソ10世(1221-1284)編纂:
「聖母マリアのカンティガ集」から 第77番(1250頃)
不詳(13世紀):ニーベルングの歌II[Niebelungenlied II](C-av.X/671, 673)(#)
不詳(1300頃):ドゥクツィア[Ductia]
不詳(13世紀):ニーベルングの歌III[Niebelungenlied III](C-av.X/679, 684)(#)
不詳(14世紀):王の舞曲[Danse Real]
不詳(13世紀):
ニーベルングの歌IV[Niebelungenlied IV](C-av.X/685, 686, 687)(#)
不詳(14世紀):ドイツのカンツォネッタ[Chanzoneta Tedesca]
不詳(13世紀):ニーベルングの歌V[Niebelungenlied IV](C-av.X/690, 691)(#)
不詳(13世紀):おお、聖なる処女、花[O Divina Virgo Fiore](*/#)
アルフォンソ10世編纂:「聖母マリアのカンティガ集」から 第10番(1250頃)(*)
不詳(14世紀):サルタレッロ[Saltarello]
アルフォンソ10世編纂:「聖母マリアのカンティガ集」から 第282番(1250頃)(*)
不詳(13世紀):王のエスタンピー第3番[La Tierce Estampie Real]
ペッテル・ウドラン・ヨハンセン:
オスムン・フレグデイェヴァ[Asmund Fraegdegjeva](2010)(#)
不詳(13世紀):王のエスタンピー第4番[La Quarte Estampie Real]
ペッテル・ウドラン・ヨハンセン:ローランの歌[Rolandskvadet](2010)(#)
不詳(14世紀):
「モンセラトの朱い本」から 処女である御母をたたえよう[Mariam Matrem](+)
不詳(13世紀):おお、聖なる処女、花[O Divina Virgo Fiore](+)
不詳(1140頃):「カリクスト写本」から 一族の父[Dum Pater Familias]
ヴィポ・フォン・ブルグント(995頃-1046):
過越のいけにえに賛美を[Victimae paschali laudes](+)
ミラノのアンブロジウス(340-397):
来たれ、異邦人の贖い主[Veni Redemptor Gentium](#)
不詳(14世紀、セファルディム):モレラと呼ばれ[Morera me llaman](*)
アダン・ド・ラル(1230-1287):生きているかぎり[Tant con je vivrai](+)
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098頃-1179):De Confessoribus(+)
不詳(14世紀、セファルディム):眠れ、眠れ[Durme, Durme](*)
アリアンナ・サヴァール(歌(*))
クリスティーネ・マリア・レンベック(歌(+))
ペッテル・ウドラン・ヨハンセン(歌(#))
ノラ・ティーレ(打楽器)
ヴォルフガング・シュピンドラー、アンドレアス・シュピンドラー、
アンケ・シュピンドラー、トーマス・シュピンドラー
録音:2010年、ヴェルンスドルフ城館
カペラ・アンティクァ・バンベルゲンシスの最新録音。アリアンナ・サヴァー
ルとペッテル・ウドラン・ヨハンセンも参加した豪華盤です。ペッテル・ウド
ラン・ヨハンセンはオスロに生まれ、イングリッド・ビョーナーおよびスヴェ
イン・ビョルコイ(ノルウェー音楽高等学校)、リチャード・レヴィット(バー
ゼル・スコラ・カントールム)、ハンス・ペーター・ブロホヴィツに師事した
テノール。中世音楽から「ジーザス・クライスト・スーパースター」、「ウエ
ストサイド・ストーリー」といったミュージカルに至るあらゆる時代の作品を
歌い演じ、古楽器も演奏、さらに作曲もするという驚くべき才能の持ち主。
ジョルディ・サヴァールからの信頼厚く、娘のアリアンナとのデュオでも活
動しています。各奏者の担当楽器の記載はございませんが、ヨハンセンはフィ
ドル系の弦楽器を、アリアンナはハープを演奏しているようです。
シュタウファー朝はドイツのシュヴァーベン地方の貴族シュタウファー家が興
したドイツの王朝(1138-1254)。「ニーベルンゲンの歌」の成立(1200-1205年
頃と推定)の時期に相当します。

CAB 116 \2080
NORA ノラ・ティーレ・ソロ モダーン・オリエンタル・フレーム・ドラムズ
Skinwalker / Riq Beauty(Solo for egyptian Tambourine)
M&uuml; Ye(red, in a shape of a heart, wooden and printed with gold
fishes)
GamelAnders
Annunziata Ballata Tarantella(non sai mai quando la taranta ti
pizzica!)
Two Misses
Elfengnomen(behind craggy rocks the Waldfolk is dancing during the
night)
Kansheka / Dancing Elephant
Fantadie Oriental(Rhythmical Journey through The Middle East)
11, Gnom N.
ノラ・ティーレ
(デフ、ミザル、カンジーラ、ベンディール、シンバル、
リク、中国のウッドブロック、中国のシンバル、ゴング、
アイアン・ファクトリー・ポット、タンブレッロ、ジューズ・ハープ、
ヴィブラフォン、声、シェーカー、タンバク、タル、ザルブ、拍手)
録音:2008年2月14-16日、ファルケンハーゲン(ドイツ)、アンサンブル
"Quillo" ホール
上記の2点のCDにゲスト参加しているドイツ、ライプツィヒ出身のワールド・
パーカッション・プレーヤー、ノラ・ティーレのソロ・アルバム。

CAB 118 \2080
TRISKIRIAN Birkenhain
キリアン:Waldgeist / Tanzmadchen(*)/ Spielmannsliebe(*)/ Absinth(*)
シルヴィア・ケーニヒ作曲:Zwergenlied(*)
キリアン:Schaferstundchen / Bienlein(*)/ Birkenhain / Die Reise(*)
トリスキリアン
ユーレ(歌、バスニッケルハルパ、ニッケルハルパ、フルート)
キリアン(作詞(*)、歌、ハープ、ニッケルハルパ、ブズーキ、フィデル、
ドレーライアー、バグパイプ、錫製ホイッスル、ドゥドゥク、マンドーラ、
Seljefloet)
シルヴィア(歌、ハープ、ニッケルハルパ、ドムラ)
ウアリー(ダルブカ、ラーメントロンメルン、ダヴル、カホン、
ウッドブロック、トライアングル、ザルブ、シェーカー)
ゲスト:カタリーナ・ドゥストマン(ザルブ)、
マルコ・アンブロジーニ(マウルトロンメル)
「中世ワールド・フォーク」を標榜するトリスキリアンのオリジナル作品集。




<FABIAN RECORDS>
FABIAN-CD 6112 2枚組 \4160
J・S・バッハ(1685-1750):クリスマス・オラトリオ BWV248
ガブリエーレ・ダニエル(ソプラノ)
マルクス・フォルスター(男性アルト)
クリスティアン・ハーフェル(テノール)
アンドレアス・レベダ(バス)
カントーリア・プラゲンシス(合唱)
アンサンブル[シュレーグル・バロック]
ルペルト・ゴットフリート・フリーベルガー(指揮)
録音:2003年1月5日、シュレーグル参事会聖堂、ライヴ

FABIAN-CD 6113 3枚組 5400
J・S・バッハ(1685-1750):マタイ受難曲 BWV244
ノルベルト・エルンスト(テノール:福音史家)
アンドレアス・レベダ(バス:イエス)
エマ・カークビー、ガブリエーレ・ダニエル(ソプラノ)
マルクス・フォルスター、ユルゲン・バンホルツァー(男性アルト)
クリスティアン・ハーフェル(テノール)
マンフレート・ミッターバウアー(バス)
バッハ=ヴォーカルアンサンブル・シュレーグル
アルス・アンティクァ・アウストリア
ルペルト・ゴットフリート・フリーベルガー(指揮)
録音:2005年3月16日、シュレーグル参事会聖堂、ライヴ

FABIAN-CD 6114 2枚組 \4160
J・S・バッハ(1685-1750):ヨハネ受難曲 BWV245
ダニエル・ヨハンセン(テノール:福音史家)
アンドレアス・レベダ(バス:イエス)
エマ・カークビー(ソプラノ)
マルクス・フォルスター(男性アルト)
クリスティアン・ハーフェル(テノール)
マンフレート・ミッターバウアー(バス)
バッハ=ヴォーカルアンサンブル・シュレーグル
アルス・アンティクァ・アウストリア
ルペルト・ゴットフリート・フリーベルガー(指揮)
録音:2007年4月1日、シュレーグル参事会聖堂、ライヴ

FABIAN-CD 6115 2枚組 \4160
J・S・バッハ(1685-1750):ミサ ロ短調 BWV232
エマ・カークビー、マリア・エアラッハー(ソプラノ)
マルクス・フォルスター(男性アルト)
ダニエル・ヨハンセン(テノール)
アンドレアス・レベダ(バス)
バッハ=ヴォーカルアンサンブル・シュレーグル
アルス・アンティクァ・アウストリア
ルペルト・ゴットフリート・フリーベルガー(指揮)
録音:2009年5月31日、シュレーグル参事会聖堂、ライヴ

FABIAN-CD 5114 \2080
ブルックナー(1824-1896):交響曲ヘ短調(習作;1863)
ルペルト・ゴットフリート・フリーベルガー(1951-):A.B.へのオマージュ
シュレーゲル国際音楽セミナー管弦楽団
ルペルト・ゴットフリート・フリーベルガー(指揮)

FABIAN-CD 5115 \2080
ブルックナー(1824-1896):教会音楽作品集
ヴィントハークのミサ/クローンシュトルフのミサ
パンジェ・リングァ[歌え、舌よ](1869)
この場所は神が創られた/正しい者の口は知恵を語り
アヴェ・マリア/キリストは己を低くして
バルバラ・シュライナー(アルト)
クリスティアン・ハーフェル(テノール)
カントーリア・プラゲンシス(合唱&器楽)
ルペルト・ゴットフリート・フリーベルガー(オルガン、指揮)

FABIAN-CD 5116 \2080
ブルックナー(1824-1896):
ミサ第1番ニ短調
モテット集/オルガン曲集/オルガン即興演奏
ローゼマリー・ショーベスベルガー(ソプラノ)
クリスティーナ・ラッツェンベック(アルト)
クリスティアン・ハーフェル(テノール)
アンドレアス・レベダ(バス)
リンツ・ハルト合唱団
アルス・アンティクァ・アウストリア
ルペルト・ゴットフリート・フリーベルガー(指揮)
録音:2008年、リンツ、国際ブルックナー音楽祭、ライヴ




<JIMMY CLASSIC>
1990年代に活動していたと思われるジミー・クラシックから発売されたレナー
ド・バーンスタインのCD((C)&(P)1997)が特別価格にて代理店に少量入荷いた
しました。先着順にて確保いたします。完売の際は再発注いたしますが、再入
荷の保証はございません。

OM 03-131 \800
レナード・バーンスタイン・イン・ロシア
ベートーヴェン(1770-1827):序曲「エグモント」Op.84 No.1(*)
ブラームス(1833-1897):交響曲第1番ハ短調 Op.68(*)
ラヴェル(1875-1937):ラ・ヴァルス(+)
ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団
レナード・バーンスタイン(指揮)
録音:1959年8月28日、レニングラード・フィルハーモニー大ホール、ライヴ(*)
1959年8月24日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ(+)




<CLASSOUND>
1990年代から2003年頃まで活動していたクラサウンド・レーベルから発売され
たウラディーミル・ソフロニツキー(1901-1961)のCD4タイトル((C)&(P)2001,
2002)が特別価格にて代理店に少量入荷いたしました。先着順にて確保いたし
ます。完売の際は再発注いたしますが、再入荷の保証はございません。

CLASSOUND 001-022 \880
リスト(1811-1886):ピアノ・ソナタ ロ短調
シューベルト(1797-1828):ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960
シューベルト/リスト:リタニー/住処
ウラディーミル・ソフロニツキー(ピアノ)
録音:1960年10月14日

CLASSOUND 001-023 \880
ラフマニノフ(1873-1943):
前奏曲
嬰ハ短調 Op.3 No.2 〔1949年6月19日〕
嬰ヘ短調 Op.23 No.1/ニ長調 Op.23 No.4/変ホ長調 Op.23 No.6
ホ長調 Op.32 No.3/ト長調 Op.32 No.5/ニ長調 Op.32 No.12 〔以上 1946年〕
楽興の時 変ロ短調 Op.16 No.3〔1946年〕
楽興の時 変ニ長調 Op.16 No.5 〔1952年2月11日〕
練習曲
ハ長調 Op.33 No.2 〔1951年〕/ト短調 Op.33 No.8 〔1946年〕
ロ短調 Op.39 No.4 〔1953年4月11日〕/ハ長調 Op.39 No.5 〔1951年〕
ハ長調 Op.39 No.6 〔1946年〕
リャードフ(1855-1914):
前奏曲
変ロ短調 Op.32 No.2/ト長調 Op.36 No.3/ニ短調 Op.40 No.3
ロ短調 Op.11 No.1 〔以上 1949年〕
音楽の玉手箱 イ短調 Op.32 〔1949年6月14日〕
3つの小品 Op.47 〔1949年7月15日〕
前奏曲変ニ長調,ワルツ ホ長調,マズルカ ヘ短調
ノヴェレッテ ハ長調 Op.20 〔1949年7月15日〕
ウラディーミル・ソフロニツキー(ピアノ)
録音:〔年月日〕

CLASSOUND 001-024 \880
ショパン(1810-1849):
24の前奏曲 Op.28
ワルツ変イ長調 Op.69 No.1/同ヘ短調 Op.70 No.2/同変ニ長調 Op.70 No.3
即興曲変ト長調 Op.51/夜想曲嬰ハ短調 Op.27 No.1/同変ニ長調 Op.27 No.2
ウラディーミル・ソフロニツキー(ピアノ)
録音:データ記載なし
Chopin: Preludes, Waltzes, Nocturnes / Vladimir Sofronitsky

CLASSOUND 001-025 \880
スクリャービン(1872-1915):ピアノ・ソナタ集
第1番ヘ短調 Op.6(*)/第3番嬰ヘ長調 Op.23(+)
第4番嬰ヘ長調 Op.30 〔1952〕(+)/第5番嬰ヘ長調 Op.53(+)
第8番 Op.66(+)/第9番 Op.68 〔1958年6月8日〕(+)
第10番 Op.70 〔1961年1月7日〕
ウラディーミル・ソフロニツキー(ピアノ)
録音:〔年月日〕、アーカイヴより(*)、ライヴ(+)




<POLSKIE NAGRANIA>
PNCD 1321 \1800
ショパン(1810-1849):ピアノ協奏曲集
第1番ホ短調 Op.11/第2番ヘ短調 Op.21
マレク・ドレヴノフスキ(ピアノ)
ショパン・ソロイスツ
録音:1999年8月28-30日、ワルシャワ、
ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ
レナード・バーンスタインに起用され国際的名声を得たポーランドのピアニス
ト、マレク・ドレヴノフスキによる「ショパン作品全集 CD 1」。
CD 2「ワルツ集」(PNCD 1322)、CD 3「前奏曲集」(PNCD 1323)が先行発売され
ていました。ショパン・ソロイスツはポーランドのウーチ音楽アカデミーの学
生・卒業生・准教授19名から成る弦楽合奏団。

PNCD 1322 \1800
【旧譜・再案内】
ショパン(1810-1849):ワルツ集
華麗な大ワルツ
変ホ長調 Op.18/変イ長調 Op.34 No.1/イ短調 Op.34 No.2
ヘ長調 Op.34 No.3/変イ長調 Op.42
ワルツ
変ニ長調 Op.64 No.1/嬰ハ短調 Op.64 No.2/変イ長調 Op.64 No.3
変イ長調 Op.69 No.1/ロ短調 Op.69 No.2/変ト長調 Op.70 No.1
ヘ短調 Op.70 No.2/変ニ長調 Op.70 No.3/ホ短調 Op.posth.(1830)
ホ長調 Op.posth.(1829)/変イ長調 Op.posth(1827)
変ホ長調(1829/1830)/イ短調(1847)/変ホ長調 Op.posth.(1827?)
マレク・ドレヴノフスキ(ピアノ)
録音:2009年1月6-8日、ワルシャワ、
ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ

PNCD 1323 \1800
【旧譜・再案内】
ショパン(1810-1849):前奏曲集
24の前奏曲 Op.28
前奏曲嬰ハ短調 Op.45
前奏曲変イ長調 Op.posth.
マレク・ドレヴノフスキ(ピアノ)
録音:2009年1月21日、ワルシャワ、
ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジ




<PRO MUSICA CAMERATA>
PMC 4151 11枚組 \5180
コンパクト・ボックス仕様化、大幅値下げ!
ヴィヴィアナ・ソフロニツキーが弾く
モーツァルト(1756-1791):ピアノ協奏曲全集
第9番変ホ長調「ジュノム」K.271/第14番変ホ長調 K.449
第11番ヘ長調 K.413/第15番変ロ長調 K.450/第19番ヘ長調 K.459
第25番ハ長調 K.503/第26番ニ長調「戴冠式」K.537/ロンド イ長調 K.386
第12番イ長調 K.414/第13番ハ長調 K.415/第21番ハ長調 K.467
第5番ニ長調 K.175/第10番(2台のピアノのための)変ホ長調 K.365(*)
第7番(3台のピアノのための)ヘ長調「ロドロン」K.242(*/+)
第22番変ホ長調 K.482/第24番ハ短調 K.491/ロンド ニ長調 K.382
第6番変ロ長調 K.238/第20番ニ短調 K.466/第23番イ長調 K.488
第8番ハ長調 K.264「リュツォウ」/第16番ニ長調 K.451
第17番ト長調 K.453
第18番変ロ長調 K.456/第27番変ロ長調 K.595
第1番へ長調 K.37/第2番変ロ長調 K.39/第3番ニ長調 K.40
第4番ト長調 K.41
ニ長調 K.107 No.1/ト長調 K.107 No.2/変ホ長調 K.107 No.3
ヴィヴィアナ・ソフロニツキ(フォルテピアノ)
リンダ・ニコルソン(フォルテピアノ(*))
マリオ・アシュナウアー(フォルテピアノ(+))
ムジケ・アンティケ・コレギウム・ヴァルソヴィエンセ
タデウシュ・カロラク(指揮)
録音:2004-2006年、ワルシャワ
使用楽器:ポール・マクナルティ製(モデル:1795年頃、ワルター製)
ロシアの大ピアニスト、ウラディーミル・ソフロニツキー(1901-1961)の娘ヴィ
ヴィアナは、モスクワ音楽院ピアノ科を卒業後オランダの王立ハーグ音楽院で
チェンバロと時代ピアノを学びました。
ムジケ・アンティケ・コレギウム・ヴァルソヴィエンセは1957年、古楽を演奏
するポーランドで最初の声楽・器楽アンサンブルとして創設され、奏者たちは
1961年、ワルシャワ室内歌劇場の創設メンバーも兼ねました。当初はモダーン
楽器を使用していましたが、1991年以降はピリオド楽器を専門としています。
タデウシュ・カロラク(1954年生まれ)は2003年よりムジケ・アンティケ・コレ
ギウム・ヴァルソヴィエンセとワルシャワ室内歌劇場の指揮者を兼任していま
す。



<DUX>
DUX 0792 \1800
ショパン(1810-1849):ピアノ作品集
幻想曲ヘ短調 Op.49/バラード第3番変イ長調 Op.47
2つの夜想曲 Op.27; ハ短調,変ニ長調
4つのマズルカ Op.30; ハ短調,ロ短調,変ニ長調,ハ短調
ソナタ第2番変ロ短調 Op.35/ポロネーズ変イ長調 Op.53
マレク・シュレゼル(ピアノ)

<GALA>
GL-100676 4枚組 \2980
ビゼー:歌劇「カルメン」(抜粋)(イタリア語歌唱)
イリーナ・アルヒポーワ(カルメン)
マリオ・デル・モナコ(ドン・ホセ)
マルチェッラ・ポッベ(ミカエラ)
エルネスト・ブランク(エスカミーリョ)
ペーター・マーク指揮
ナポリ・サンカルロ劇場管弦楽団、合唱団
1960年12月19日
ビゼー:歌劇「カルメン」(抜粋)(イタリア語歌唱)
ジュリエッタ・シミオナート(カルメン)
フランコ・コレッリ(ドン・ホセ)
ミレッラ・フレーニ(ミカエラ)
ジャンジャコモ・グェルフィ(エスカミーリョ)
ピエール・デルヴォー指揮
パレルモ・マッシモ劇場管弦楽団、合唱団
1959年2月8日
ビゼー:歌劇「カルメン」(抜粋)(フランス語歌唱)
ジュリエッタ・シミオナート(カルメン)
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(ドン・ホセ)
ロザンナ・カルテリ(ミカエラ)
ミシェル・ルー(エスカミーリョ)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団  1955年1月18日




<MEMBRAN>
MEMBRAN 221790(SACD-Hybrid) 7枚組 \2080
※値下げ再案内
CD1:
交響曲第1番  バリー・ワーズワース指揮
交響曲第2番  ジェイムズ・ロックハート指揮
CD2.
交響曲第3番「英雄」 ギュンター・ヘルビッヒ指揮 
CD3:
交響曲第4番 バリー・ワーズワース指揮
交響曲第5番  クレール・ジボー指揮
CD4:
交響曲第6番「田園」  マルク・エルムレル指揮 
「エグモント」序曲ダグラス・ボストック指揮
CD5:
交響曲第7番   バリー・ワーズワース指揮
交響曲第8番   ジェイムズ・ロックハート指揮
CD6:
交響曲第9番「合唱付」
ジリアン・ウェブスター(S)
キャスリーン・ウィン=ロジャース(A)
マーティン・ヒル(T)
ロバート・ヘイワード(B)
アンブロジアン・シンガーズ
レイモンド・レッパード(指揮)
CD7:
交響曲第10番  
祝賀メヌエット
「アテネの廃墟」序曲
「命名祝日」序曲
「シュテファン王」序曲
「フィデリオ」序曲
「レオノーレ・プロハスカ」-葬送行進曲
「献堂式」序曲
ダグラス・ボストック指揮
チェコ室内フィルハーモニー管弦楽団(第10番、序曲)
2003年
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(第1番-第9番)
1993-95年(第1番-第9番)




<独UNIVERSAL>
DECCA 4804735 \800
ビゼー:歌劇「カルメン」(抜粋)
タティアナ・トロヤノス
キリ・テ・カナワ
プラシド・ドミンゴ
シェリル・ミルンズ
ゲオルグ・ショルティ指揮 ロンドン・フィル

DECCA 4804747 \800
バッハ:マタイ受難曲(抜粋)
ジョン・マーク・エインズリー
トーマス・クヴァストホフ
クリスティアーネ・エルツェ
ナタリー・シュトゥッツマン 他
小澤征爾指揮
サイトウ・キネン・オーケストラ

DG 4804205 \800
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲、二重協奏曲
ギドン・クレーメル(Vn)
ミッシャ・マイスキー(VC)
レナード・バーンスタイン指揮 ウィーン・フィル

DG 4804736 \800
シューベルト:交響曲第8番「未完成」、第9番「グレート」
レナード・バーンスタイン指揮
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

<MEMORIES>
MR2150/2154 5枚組 \2080
ベートーヴェン:交響曲全集(カプリング順)
全てアルトウーロ・トスカニーニ指揮 NBC交響楽団、ライヴモノラル録音
CD1
交響曲第1番、交響曲第3番「英雄」 1939年10月23日NBC8Hスタジオ
CD2
交響曲第2番、交響曲第4番、「レオノーレ」序曲第3番 
1939年11月4日NBC8Hスタジオ
CD3
交響曲第6番「田園」、交響曲第5番「運命」 1939年11月11日NBC8Hスタジオ
CD4
「エグモント」序曲、交響曲第7番 1939年11月18日NBC8Hスタジオ、
「レオノーレ」序曲第1番、交響曲第8番 1939年11月25日NBC8Hスタジオ
CD5
交響曲第9番 
ジャルミラ・ノヴォトナ(S)、ケルステン・トルボルイ(MS),
ジャン・ピアース(T),ニコラ・モスコナ(Bs)
ウェストミンスター合唱団(ジョン・フィンリー指揮) 
1939年12月2日NBC8Hスタジオ
トスカニーニのベートーヴェン・ツィクルスの中でも最も評価の高いものが当
1939年の連続演奏会ライヴです。ほぼ毎週のペースで繰り広げられた名演集で
す。この時代トスカニーニは体力的に充実していた様子で、NBC響を完璧に掌
握。自由自在なテンポ変化を見せるかと思えば、インテンポの部分では厳格さ
強烈さも際立っております。巨匠も歌ったり、怒鳴ったりとかなり高揚してお
ります。特に戦後の演奏に見られる老け込んだ感じが全くありません。M&Aレ
ーベルの音質も優れておりましたが、当盤の音質はそれを上回ります。具体的
に申しますと、あのレーベルらしい合成した拍手やデータ不完備もなく、ノイ
ズの取りすぎもありません。それ故に生々しい息遣いが感じ取れるのです。正
にMEMORIES入魂のリマスタリングです。

modoru