<クラシック・輸入盤新譜情報 10-08
 
コメントはメーカー案内書より抜粋です

<Deutsche Grammophon>
4779109 \1850
ヴンダーリヒ/ライヴ・オン・ステージ
1.モーツァルト:《魔笛》K.620-何と美しい絵姿
2. 同-美しい笛
3. 同-三重唱〈いとしいお方、もうお会いできないのでしょうか?〉
4. 同-死なんぞ決して怖れはしない
5. 同-私たちは灼熱の炎の中を通り
6.同:《ドン・ジョヴァンニ》K.527-どうして信じられようか…
あの人の心の安らぎこそ、私の心の安らぎで
7. 同-私の愛する人を慰めに行って下さい
8.ロッシーニ:《セビリャの理髪師》-朝焼けをごらん
9. 同-私に金の稲妻を発してください
10.R.シュトラウス:《カプリッチョ》Op.35-さようなら、私の人生
11.同:《ダフネ》Op.82-ロイキッポスじゃないの
12.同:《ばらの騎士》Op.59-厳しさに胸を装う
13.同:《無口な女》Op.80-あなたは天使
14.モーツァルト:《後宮からの逃走》K.384-ここで会える、コンスタンツェ
15. 同-コンスタンツェよ、我が幸いの人よ…愛に満たされた我が心
フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール)
バイエルン国立歌劇場管弦楽団 
指揮:フリッツ・リーガー(1-5)、ルドルフ・ケンペ(12)、
ハインツ・ワルベルク(13) 
ウィーン国立歌劇場管弦楽団 
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン(6-7)、カール・ベーム(8-9、11)、
ジョルジュ・プレートル(10)、ヨーゼフ・クリップス(14-15)他
録音:1963年6月22日(6-7)、1964年3月21日(10)、1964年3月26日(11)、
1965年10月4日(14-15)、1966年4月28日(8-9) 以上ウィーン国立歌劇場 
1962年8月12日(13)、1969年6月26日(1-5)、1966年7月20日(12) 
以上バイエルン国立歌劇場、ミュンヘン
夭逝の名テノール、ヴンダーリヒが1960年代にミュンヘンとウィーンで残した
未発表音源を集めた珠玉の1枚。彼が得意としたモーツァルトとR.シュトラウ
スのアリアを15曲収録しており、カラヤン、ベーム、ケンペ、クリップす、プ
レートルといった錚々たる巨匠たちと、華麗で端正な名歌唱を繰り広げます。

4778770 \1850
ラヴェル:
1.左手のためのピアノ協奏曲ニ長調
2.ピアノ協奏曲ト調
3.鏡
ピエール=ロラン・エマール(ピアノ)
クリーヴランド管弦楽団 
指揮:ピエール・ブーレーズ
録音:2010年2月4-7日 サベランスホール、クリーヴランド
現代最高のピアニストの一人エマールが、長年のパートナーであるブーレー
ズとともに、洗練された高雅な美しさが漂うフランス音楽の傑作として名高い
ラヴェルの2つのピアノ協奏曲を録音しました。オケは世界最高峰のアンサン
ブルを誇るクリーヴランド管で、ブーレーズとは1960年代から強い信頼関係
で結ばれていることもあり、当盤でも最高の演奏を聴かせてくれます。

4778776 \1850
ガランチャ/ハバネラ(ジプシー歌曲集)
1.バルビエリ:パロマの歌
2.ビゼー:セビリャの城壁の近くに
3.レハール:ツィンバロンの響きを聞けば
4.バルフ:私が夢見たこと
5.モンサルバーチェ:黒人の子守歌
6.ファリャ:愛の悩みの歌
7.同:ナナ(子守歌)
8.ラヴェル:ハバネラ形式のヴォカリーズ
9.チャピ・イ・ロレンテ:Cunado esta tan honda
10.バーンスタイン:影響されやすいの
11.ガジャルド・デル・レイ:愛の歌
12.ファリャ:ホタ
13.ルーナ:スペインからやって来た娘
14.ビゼー:振鈴の棒が
15.オブラドルス:エル・ヴィート
16.セラーノ:ギターの歌
17.ビゼー:恋は野の鳥(ハバネラ)
エリーナ・ガランチャ(メゾ・ソプラノ) 
ロベルト・アラーニャ(2:テノール) 
クリスティナ・アントアネッタ・パサリオウ、
ジュゼッピーナ・ブリデッリ(14:ソプラノ) 
ホセ・マリア・ガジャルド・デル・レイ(11-12、15:ギター) 
トリノ王立歌劇場合唱団(クラウディオ・フェネグリオ) 
RAI国立交響楽団 
指揮:カレル・マーク・チチョン(1-10、13-17)他
録音:2010年5月14-18日 
RAIオーディトリアム・アルトゥーロ・トスカニーニ、トリノ
現代最高のカルメンの歌い手の一人ガランチャが、古今のジプシー歌曲を集め
た魅惑の1枚。アラーニャ、ガジャルド・デル・レイら多彩で豪華なゲストや、
ニューヨーク・タイムズでも「天才的な指揮者」と讃えられた注目の若手指揮
者チチョンの手堅く弾力性のある好サポートに支えられて、のびやかで艶やか
な名歌唱を繰り広げます。

4779012(ハードカバー豪華仕様) \2950
4778769(通常仕様) \1850
ビリャソン/メキシコ!
1.ヴェラスケス:ベサメ・ムーチョ
2.グレヴェール:謝罪
3.エスパルサ・オテオ:そうだと言ってくれ
4.メルセデス・ソーサ:ククルクク・パロマ
5.ナーチョ:インティマ
6.カタン:わかった
7.ララ:ヴェラクルス
8.グレヴェール:テ・キエロ・ディヒステ
9.ドミンゲス:パーフィディア(⇒ボーナス・トラック♪)
10.ララ:ロンダの夜
11.カントラル:時計
12.エスパルサ・オテオ:愛は懐かしく
13.ララ:ただ一度だけ
14.モラル:奪われたキス
15.ポンセ:エストレリータ
16.シェリト・リンド‐美わしのメキシコ
ローランド・ビリャソン(テノール)
ボリバル・ソロイスツ
録音:2010年3月1-8日 テルデックス・スタジオ、ベルリン 
2010年3月に、ビリャソンがベルリンで録音した美しいメキシコ古典音楽のア
ルバム。メキシコの革命記念日や独立記念日への祝賀を兼ねた当盤の収録曲
は、6-7月にメキシコで、11-12月にヨーロッパで行われるツアーでも披露さ
れることになっており、世界的な大ヒットを記録することは間違いありませ
ん。ラテン・アメリカ音楽をかねがね得意としてきた彼は、録音でも共演し
たボリバル・ソロイスツと、7月15日にロンドンのiTunes Festivalでも、こ
れらの収録曲を披露することが決まっており、そちらもぜひご注目ください!

4779060 \1850
マーラー:《子供の不思議な角笛》&交響曲第10番-アダージョ
1.歌曲集《子供の不思議な角笛》
2.交響曲第10番嬰へ短調-第1楽章:アダージョ
クリスティアン・ゲルハーヘル(1:バリトン) 
クリーヴランド管弦楽団
指揮:ピエール・ブーレーズ
録音:2010年2月12-13日 サベランスホール、クリーヴランド
13年かけてようやく完結したマーラーの交響曲全曲録音から早3年。巨匠ブー
レーズが、遂に、マーラーの交響曲に多くの影響を及ぼしたことでも知られる
歌曲の森に足を踏み入れます。その第1弾となるのが、ドイツ・リート界を牽
引する若き名歌手ゲルハーヘルをソロに迎えた《子供の不思議な角笛》。カッ
プリングされた未完の交響曲第10番の第1楽章を含め、ブーレーズの徹底した
純音楽的な解釈によって、どのような新しく「正しい」音楽が生まれてくるの
か、どうぞご期待ください!


4778847 6枚組 \3580
アルゲリッチ/ザ・コレクションVol.3
CD1
ラフマニノフ:交響的舞曲Op.45
チャイコフスキー:《くるみ割り人形》組曲Op.71a
ニコラス・エコノモー(ピアノ)
CD2
バルトーク:バルトーク : 2台のピアノと打楽器のためのソナタ Sz.110
ラヴェル:スペイン狂詩曲/同:マ・メール・ロワ
ネルソン・フレイレ(ピアノ) ペーター・ザードロ、
エドガー・ガッジース(パーカッション)
CD3
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番ホ短調Op.67
チャイコフスキー:
ピアノ三重奏曲イ短調Op.50《ある偉大な芸術家の想い出のために》
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
ミッシャ・マイスキー(チェロ)
CD4
ブラームス:ピアノ四重奏曲 第1番ト短調Op.25
シューマン:幻想小曲集Op.88
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン) ユーリ・バシュメット(ヴィオラ) 
ミッシャ・マイスキー(チェロ)
CD5
プロコフィエフ(プレトニョフ編): 組曲《シンデレラ》(バレエOp.87から)
ラヴェル:マ・メール・ロワ
ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)
CD6
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲Op.56b
ラフマニノフ:交響的舞曲Op.45
シューベルト:ロンド イ長調D.951
ラヴェル:ラ・ヴァルス
ネルソン・フレイレ(ピアノ)
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
録音:1983-2009年
天才マルタ・アルゲリッチが、多くの世界的名手たちと、1983-2009年までの
26年間に繰り広げてきた名演を集めた豪華6枚組。フレイレ、プレトニョフ、
クレーメル、バシュメット、マイスキーなど錚々たる面々がここまで並ぶと、
改めて彼女がいかに愛され、尊敬されてやまないかを思い知らされることで
しょう。1998年の日本公演を収録したCD3や、昨年のザルツブルク音楽祭のラ
イヴが記録されたCD6など、彼女の臨場感あふれるベスト・パフォーマンスが
精選されています!

4778466 \1850
クヴァストホフ/テル・イット・ライク・イット・イズ
1.雨のジョージア
2.ハヴ・ア・リトル・フェイス・イン・ミー
3.ロスト・マインド
4.プリーズ・センド・ミー・サムワン・トゥ・ラヴ
5.キッシング・マイ・ラヴ
6.アイ・キャント・スタンド・ザ・レイン
7.ハヴ・ア・トーク・ウィズ・ゴッド
8.セヴンス・サン
9.テル・イット・ライク・イット・イズ
10.ショート・ピープル
11.ライダー・イン・ザ・レイン
12.ザ・ホイッスルマン
13.エインント・ノー・サンシャイン
14.ジョージア・オン・マインド
トーマス・クヴァストホフ(バス・バリトン) 
フランク・カステニアー(キーボード) ディーター・イルグ(バス) 
ヴォルフガング・ハフナー(ドラム) 
クリスティアン・グラバント(トランペット) 
ワルター・ガウシェル(サクソフォーン) 
マルティナ・フランク(ヴォーカル)
録音:2010年5月13-17日 ハンザ音響スタジオ、ベルリン
2006年発表の『瞳を見つめて』に続く、クヴァストホフ2枚目の”ノン・クラ
シカル・アルバム”。前作では、人気トランペッター、ティル・ブレナーの
プロデュースによるジャズ・アルバムでしたが、今作は、1950-60年代初期の
アメリカで、アフリカ系アメリカ人のゴスペルとブルースから発展したソウル
・ミュージックの名曲を集めてをお届けします。《雨のジョージア》や表題作
の《テル・イット・ライク・イット・イズ》など、学生時代クラブで歌ってい
たクヴァストホフならではの愛と情熱にあふれた名歌唱の数々にたっぷり酔い
しれてください。

4782374 4枚組 \2680
ボレット/ザ・ロマンティック・ヴィルトゥオーソ
CD1:ラフマニノフ
1.ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30/2.ショパンの主題による変奏曲Op.22
3.クライスラー:愛の喜び(ラフマニノフ編)
CD2:リスト
1.死の舞踏S.126/2.呪いS.121/3.ハンガリー幻想曲S.123
4.シューベルト(リスト編): 水上で歌うD.774
5.同:《さすらい人》幻想曲D.760/6.リゴレット(演奏会用パラフレーズ)
CD3:ショパン&シューマン
1.ショパン:舟歌 嬰ヘ長調Op.60
2.同:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガOp.24
3.同:バラード第2番ヘ長調Op.38/4.シューマン:幻想曲ハ長調Op.17
CD4:アンコール集
1.ショパン:前奏曲第15番変ニ長調Op.28‐15《雨だれ》
2.同:練習曲第13番変イ長調/3.誤ゴドフスキー:練習曲第25番変イ長調
4.同:左手のための練習曲変ニ長調/5.ショパン:ワルツ第6番変ニ長調Op.64-1
6.同(ゴドフスキー編)/7.ゴドフスキー:演奏会用パラフレーズ変ニ長調
8.ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調Op.3‐2/9.同 嬰ト短調Op.32‐12
10.同:メロディOp.3‐3/11.クライスラー:愛の悲しみ(ラフマニノフ編)
12.メンデルスゾーン:ロンド・カプリチオーソ ホ長調Op.14
13.ゴドフスキー:左手のためのエレジー/14.ドビュッシー:ヴィーノの門
15.同:亜麻色の髪の乙女/16.同:ミンストレル
17.アルベニス(ゴドフスキー編):《スペイン》Op.165-タンゴ
18.シュレーザー:練習曲Op.1‐2/19.リスト:愛の夢第3番変イ長調S.541
20.同:半音階的大ギャロップS.219
ホルへ・ボレット(ピアノ)
ロンドン交響楽団 指揮:イヴァン・フィッシャー(CD1‐1、CD2‐1-3) 
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ(CD2‐5)録音:1977-88年
リスト弾きとして高い評価を得ていたキューバ出身のボレットが、最晩年に残
した名演を集めた4枚組。19世紀ロマン派のヴィルトゥオーゾの伝統を受け継
ぐ彼ならではの、ロマンティシズムあふれる妙技をたっぷりお楽しみください。

4783268 2枚組 \2080
アラウ/トワイライト-ショパン・フォー・デマンディング
CD1
1.前奏曲第15番変ニ長調Op.28‐15《雨だれ》
2.ワルツ第7番嬰ト短調Op.64‐2/3.夜想曲第2番変ホ長調Op.9‐2
4.同 第5番嬰ヘ長調Op.15‐2/5.バラード第3番変イ長調Op.47
6.ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11-第2楽章(ロマンス:ラルゲット)
7.前奏曲第13番嬰ヘ長調Op.28/8.即興曲第3番変ト長調Op.51
9.ワルツ第2番変イ長調Op.34‐1/10.夜想曲第1番変ロ短調Op.9‐1
11.同 第12番ト長調Op.37‐2/12.舟歌 嬰ヘ長調Op.60
CD2
1.前奏曲第17番変イ長調Op.28/2.ワルツ第3番イ短調Op.34‐2
3.同 第9番変イ長調Op.69‐1/4.夜想曲第9番ロ長調Op.32‐1
5.前奏曲第25番嬰ハ短調Op.45/6.即興曲第2番嬰へ短調Op.36
7.ピアノ協奏曲第2番へ短調Op.21-第2楽章(ラルゲット)
8.夜想曲第18番ホ長調Op.62‐2/9.前奏曲第4番へ短調Op.28
10.ワルツ第8番変イ長調Op.64‐3/11.同 第10番ロ短調Op.69‐2
12.バラード第2番ヘ長調Op.38/13.夜想曲第19番へ短調Op.72‐1
14.幻想即興曲嬰ハ短調Op.66
クラウディオ・アラウ(ピアノ) 
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:エアリフ・インバル(CD1‐6、CD2‐7)録音:1970-80年
ショパンの人気ピアノ作品を26曲集めた2枚組をお求め安い低価格でお届けし
ます。華麗な彩りと甘美な憂愁を、深い味わいの中に遺憾なく表現した巨匠
アラウの名演でどうぞ。

4782467 \1350
アルゲリッチ&コヴァセヴィッチ
モーツァルト、ドビュッシー&バルトーク:2台のピアノのための作品集
1.バルトーク:2台のピアノとパーカッションのためのソナタ
2.モーツァルト:アンダンテと5つの変奏曲ト長調K.501
3.ドビュッシー:白と黒で
Originals
マルタ・アルゲリッチ、スティーヴン・コヴァセヴィッチ(ピアノ)
ウィリー・ハウドスワールト、ミカエル・デ・ルー(1:パーカッション)
録音:1977年5月10-11日 ワトフォード、1977年5月21-23日 ロンドン
かつてプライヴェートでもパートナー関係にあったアルゲリッチとコヴァセ
ヴィッチが1977年に残した名盤として名高いピアノ・デュオ作品集。即興と輝
きに満ちたアルゲリッチを、コヴァセヴィッチが明るく上品に支えており、ピ
アノ・デュオの様々な魅力を愉しませてくれることでしょう。


●Collecters Edition
4778466 4枚組 \3150
テレマン:ターフェル・ムジーク
CD1
「第1集」-序曲ホ短調/同-四重奏曲ト長調/同-協奏曲イ長調
CD2
「第1集」-トリオ変ホ長調/同-ソロ ロ短調/同-終曲ホ短調
「第2集」-序曲ニ長調
CD3
「第2集」-四重奏曲ニ短調/同-協奏曲ヘ長調/同-トリオ ホ短調
同-ソロ イ長調/同-終曲ニ長調
CD4
「第3集」-序曲変ロ長調/同-四重奏曲ホ短調/同-協奏曲変ホ長調
同-トリオ ニ長調/同-ソロ ト短調/同-終曲変ロ長調
ムジカ・アンティクワ・ケルン
指揮:ラインハルト・ゲーベル
録音:1988年4月18-27日 WDRゼンダザール、ケルン
「究極のBGM」としても名高いテレマンによる大規模な曲集の全曲録音。ゲル
ハール率いるムジカ・アンティクァ・ケルンの鋭く清潔な演奏はこの作品の
核心を捉えた名演で、バランスのよい充実したまとまりを実現しています。

4778693 5枚組 \3950
シューマン:ピアノ作品集
CD1
蝶々Op.2/ダヴィッド同盟舞曲集Op.6/謝肉祭Op.9
CD2
交響的練習曲Op.13/子供の情景Op.15/クライスレリアーナOp.16
CD3
幻想曲Op.17/アラベスクOp.18/フモレスケOp.20
雑記帳-ノヴェレッテOp.99‐9
CD4
ピアノ・ソナタ第2番ト短調Op.22/夜曲Op.23/ロマンツァOp.28
森の情景Op.82
CD5
ピアノ協奏曲イ短調Op.54/ピアノ小協奏曲ト長調Op.92
ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ) バイエルン放送交響楽団 
指揮:ラファエル・クーベリック(CD4)
録音:1967-73年
ドイツ古典派やロマン派のピアノ音楽演奏に一時代を画したケンプならでは
の、深く優美な精神性に裏打ちされた滋味深い表現の数々。シューマン生誕
200年を祝うのに、これほどふさわしいアルバムは他にありません。以前のリ
リースでは4枚組でしたが、今回は同時期にクーベリック&バイエルン放送響
と残した2つの協奏曲も収録されており、シューマン&ケンプ・ファン必携の
アイテムと言えるでしょう!

4778649 7枚組 \4550
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集
エマーソン弦楽四重奏団
録音:1994-95年 ニューヨーク
「弦楽四重奏曲の聖書」と言っても過言ではないベートーヴェンの16作品+
大フーガ。録音当時、結成から20年目を迎える直前だった彼らの最初の円熟
を感じさせる名演がずらりと並んでいます。一糸乱れぬ整然としたリズムと
アンサンブル、均質な音色の調和など、現代最高峰の室内楽をたっぷりお楽
しみください。

4778687 5枚組 \3950
シューベルト:交響曲全集他
CD1
交響曲第1番ニ長調D.82/同 第2番変ロ長調D.125
CD2
交響曲第3番ニ長調D.200/同 第4番ハ短調D.417《悲劇的》
CD3
交響曲第5番変ロ長調D.485/同 第6番ハ長調D.812
CD4
交響曲第8番ロ短調D.759《未完成》
グラン・デュオ ハ長調D.812(ヨアヒム編) D759「未完成」
CD5
交響曲第9番ハ長調D.944《ザ・グレート》/《ロザムンデ》序曲D.644
ヨーロッパ室内管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド
録音:1986-87年 ワトフォード
ベルリン・フィルの音楽監督に就任する直前のアバドが、当時の手兵ヨーロッ
パ室内管弦楽団と残したシューベルト交響曲の決定盤。音楽のどこを切り取っ
ても、きわめて中庸で温厚な表現を貫いており、後にベルリンやルツェルン
で発揮することになる明晰な構築力が随所できらめきをみせています。

4782364 8枚組 \5180
バルトーク:ピアノ作品全集
CD1
14のバガテルSz.38/2つのエレジーSz.41/6つのルーマニア民俗舞曲Sz.56
ソナチネSz.55/3つのハンガリー民謡 Sz.66
CD2
2つのルーマニア舞曲 Sz.43/3つのチーク地方の民謡 Sz.35a
アレグロ・バルバロ Sz.49/4つの晩歌 Sz.45/組曲 Sz.62
ルーマニアのクリスマスの歌(コリンダ) Sz.57/3つの練習曲 Sz.72
民謡の旋律に基づく3つのロンドSz.84/初心者のためのピアノ曲Sz.53
CD3
子供のためにSz.42(1945年改訂版)
CD4
ピアノ・ソナタSz.80/戸外にて Sz.81/9つのピアノ小品Sz.82
小組曲Sz.105
CD5-6
ミクロコスモスSz.107(全153曲)
CD7
3つのブルレスケSz.47/7つのスケッチSz.44/15のハンガリー農民歌Sz.71
ハンガリー農民歌による8つの即興曲Sz.74/10のやさしいピアノ小品Sz.39
CD8
舞踏組曲BB.86b/ラプソディOp.1(長いヴァージョン BB.36a)
4つのピアノ曲BB.27/《コッシュート》の葬送行進曲BB.31
ラプソディOp.1(短いヴァージョン)
ゾルターン・コチシュ(ピアノ)
録音:1980-99年
切れ味鋭く力強い演奏が絶賛された「ハンガリー三羽烏」の一人、コチシュに
よるバルトーク全集(8枚組)。音質も極めて良好で、バルトークならではの打
楽器的な迫力から、民謡風のひなびた感触まで、多彩なサウンドで描かれてい
ます。

4782363 4枚組 \3150
J.S.バッハ:ピアノ協奏曲全集
CD1
1.ピアノ協奏曲第1番ニ短調BWV.1052 /2.同 第2番ホ長調BWV.1053
3.同 第3番ニ長調BWV.1054
CD2
1.ピアノ協奏曲第4番イ長調BWV.1055/2.同 第5番ヘ短調BWV.1056
3.同 第6番ヘ長調BWV.1057/4.同 第7番ト短調BWV.1058
CD3
1.イタリア協奏曲ヘ長調BWV.971
2.2台のピアノのための協奏曲ハ短調BWV.1060/3.同 ハ長調BWV.1061
4.同ハ短調BWV.1062
CD4
1.三重協奏曲イ短調BWV.1044/2.同 ニ短調BWV.1063
3.同 ハ長調BWV.1064
アンドラーシュ・シフ(ピアノ&指揮)
ピーター・ゼルキン(CD3‐2-4、CD4‐2-3:ピアノ)
塩川悠子(CD4‐1:ヴァイオリン) オーレル・ニコレ(CD4‐1:フルート)
ヨーロッパ室内管弦楽団(CD1-2) カメラータ・ベルン(CD3-4)
録音:1989-93年
シフの弾き振りによるJ.S.バッハのピアノ協奏曲全集録音。彼持ち前のスケー
ルが大きく自由闊達なソロを聴かせつつ、オケや共演者との調和も美しく、柔
らかな響きの中にも、バッハ音楽ならでは威厳もほどよく織り込まれています。

4782365 7枚組 \4550
ブラームス:協奏曲&交響曲全集
CD1
ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15
CD2
1.ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83/2.ハイドンの主題による変奏曲Op.56a
CD3
1.ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
2.ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調Op.102
CD4
1.セレナード第1番ニ長調Op.11/2.同 第2番イ長調Op.16
CD5
1.交響曲第1番ハ短調Op.68/2.悲劇的序曲Op.81/3.大学祝典序曲Op.80
CD6
1.交響曲第2番ニ長調Op.73/2.同 第3番ヘ長調Op.90
CD7
交響曲第4番ホ短調Op.98/ハンガリー舞曲集
クラウディオ・アラウ(CD1、CD2‐1:ピアノ)
ヘンリク・シェリング(CD3:ヴァイオリン)
ヤーノシュ・シュタルケル(CD3‐2:チェロ)
ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団
指揮:ベルナルト・ハイティンク
録音:1969-80年
名門コンセルトへボウ管が、ロイヤルではなく、まだアムステルダムの名を冠
していた頃にハイティンクが残した、しっとりと端正なブラームスの交響曲全
集。また、彼の4つの協奏曲もすべて収録されており、アラウ、シェリング、
シュタルケルという、当時のフィリップスを支えていた大巨匠たちが、大家な
らではの堂々たる名演を繰り広げています。こうした若き日の貴重な経験の
数々が、現在のハイティンクの充実した円熟の土台になっているのです。

4782367 14枚組 \8300
ワーグナー:楽劇4部作《ニーベルングの指環》
CD1-2:楽劇《ラインの黄金》全1幕
CD3-6:楽劇《ワルキューレ》全3幕
CD7-10:楽劇《ジークフリート》全3幕
CD11-14:楽劇《神々のたそがれ》プロローグ&3幕
バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団
指揮:カール・ベーム
録音:1968年8月&1967年8月 バイロイト祝祭劇場
1966&67年ステレオ録音。60年代バイロイト音楽祭の充実ぶりを示す全曲セッ
トです。凄い緊張感をみなぎらせて、この超大作を一気呵成に貫いたベームの
指揮の下で、ヴィントガッセン、ニルソンなど大物歌手たちが、文字通り火花
を散らす劇的な展開が魅力的です。豪華の一言に尽きるキャストの中でも、当
時絶頂期にあった大ソプラノ、ビルギット・ニルソンの歌唱にはとりわけ驚か
されることでしょう。オーケストラが遠慮なく鳴らす大音響をものともせず響
く玲瓏な声の威力は圧巻で、ベームの煽るような指揮にも乗って、なおさらに
その威力を増して凄絶です。

4782366 4枚組 \3150
メンデルスゾーン:交響曲全集他
CD1
1.交響曲第1番ハ短調Op.11/2.カンタータ《ワルプルギスの最初の夜》Op.60
CD2
1.交響曲第2番変ロ長調Op.52《讃歌》
CD3
1.交響曲第3番イ短調Op.56《スコットランド》
3.同 第4番イ長調Op.90《イタリア》
CD4
1.交響曲第5番ニ長調Op.107《宗教改革》
2.序曲《フィンガルの洞窟》Op.26/3.序曲《静かな海と楽しい航海》Op.27
4.劇音楽《アタリー》Op.74-序曲/5.同-司祭の戦争行進曲
マルガリータ・リログヴァ(CD1‐2:アルト)
ホルスト・ラウベンタール(CD1‐2:テノール)
トム・クラウセ(CD1‐2:バリトン)
アルフレート・シュラメック(CD1‐2:バス)
ソーナ・ガザリアン、エディタ・グルベローヴァ(CD2:ソプラノ)
ヨゼフ・ベッホ(CD2:オルガン)
ウィーン楽友協会合唱団(CD1‐2)
ウィーン国立歌劇場合唱団(CD2)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:クリストフ・フォン・ドホナーニ
録音:1976-79年 ウィーン
1970年後半に、ドホナーニがウィーン・フィルと録音したメンデルスゾーン
の作品をまとめた4枚組。緻密で鋭敏なタクトが織りなす絶妙なテンポとバラ
ンスに、ウィーン・フィルの極上のオルガントーンが見事にマッチした、極
めて高水準の仕上がりになっています。


●DGおよびDECCA録音の2CD Opera再発売シリーズ
477 9115 2枚組 \1350
モーツァルト:歌劇《魔笛》K.620 全2幕
ジョセ・ヴァン・ダム(バス:ザラストロ)
カーリン・オット(ソプラノ:夜の女王)
エディット・マティス(ソプラノ:パミーナ)
フランシスコ・アライサ(テノール:タミーノ)
ゴットフリート・ホーニク(バリトン:パパゲーノ)
アンナ・トモワ・シントウ(ソプラノ:第1の侍女)
アグネス・バルツァ(メッゾ・ソプラノ:第2の侍女)
ハンナ・シュヴァルツ(アルト:第3の侍女)他
ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1980年1月20-28日 フィルハーモニー、ベルリン
巨匠カラヤンの30年ぶりとなる再録音ということで話題になった、同郷ザルツ
ブルクの大作曲家の傑作オペラ《魔笛》。高音質で美しくかつ、生々しく描か
れた名舞台を、従来の3枚組を2枚組にしてお届けします。

4779118 2枚組 \1350
ショスタコーヴィチ:歌劇《ムツェンスク郡のマクベス夫人》Op.29 全4幕
マリア・ユーイング、クリスティーネ・チーシンスキ(ソプラノ)(S)
セルゲイ・ラーリン、フィリップ・ラングリッジ、
ハインツ・ツェドニク(テノール)オーゲ・ハウグランド(バス) 
バスティーユ歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:チョン・ミョンフン
録音:1992年2月13-27日 オペラ・バスティーユ、パリ
ソ連版ヴェリズモ・オペラの傑作《ムツェンスク郡のマクベス夫人》。凄ま
じい退廃に満ちた全4幕を、若き日のミュンフンは、あえて冷静に楽譜の忠実
な音楽化を目指す指揮に徹しており、淫奔さよりも凄惨な部分を鮮明に浮き
彫りにした、凄みのある演奏を聴かせてくれます。

4779112 2枚組 \1350
ヘンデル:歌劇《ヘラクレス》HWV.60 全3幕
ジョン・トムリンソン(バス)サラ・ウォーカー(メゾ・ソプラノ)
アンソニー・ロルフ・ジョンソン(テノール)
ジェニファー・スミス(ソプラノ) 
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
指揮:ジョン・エリオット・ガーディナー
録音:1982年8月9-14日 セント・ジョン・スミス・スクエア、ロンドン
英雄ヘラクレスの妻デイヤネイラの嫉妬を描いたヘンデルのオペラ《ヘラクレ
ス》。妻デイヤネイラの愛と嫉妬を、確かな技巧と表現力で歌い上げるサラ・
ウォーカーをはじめ、ヘラクレスのジョン・トムリンソンや、捕虜の王女ジェ
ニファー・スミスなど、すべてのキャストが適材適所で活躍を繰り広げ、ガー
ディナーのみごとな統率とモンテヴェルディ合唱団の切れ味鋭い合唱に支えら
れながら、完璧な舞台を創り上げています。

4782488 2枚組 \1350
ビゼー:歌劇《カルメン》 全4幕
ジェシー・ノーマン、ミレッラ・フレーニ、
ギレーヌ・ラファエル(ソプラノ) ジーン・リグビー(メゾ・ソプラノ)
ニール・シコフ、ジェラール・ガリーノ(テノール)
サイモン・エステス、フランソワ・ル・ルー、
ニコラス・リヴェンク(バリトン)ジャン=フィリップ・クリティ(バス)他
フランス放送合唱団 フランス放送少年合唱団 フランス国立管弦楽団
指揮:小澤征爾
録音:1988年7月 ラジオ・フランス、パリ
今をときめくオールスターキャストで贈る小澤のカルメン。ノーマンの圧倒的
な美声のカルメン、復帰後間もないカレーラスの劇的な歌、そして最大の当り
役と言えるフレーニなど、古き良き日ならではの豪華な饗宴を繰り広げます。

4782485 2枚組 \1350
ベートーヴェン:歌劇《フィデリオ》Op.72 全幕
ライナー・ゴールドベルク(テノール:フロレスタン)
ジェシー・ノーマン(ソプラノ:レオノーレ)
アンドレアス・シュミット(バリトン:ドン・フェルナンド)
エッケハルト・ヴラシハ(バス:ピツァロ)
クルト・モル(バス:ロッコ)
パメラ・コバーン(ソプラノ:マルツェリーネ)
ハンス・ペーター・ブロホヴィッツ(テノール:ヤキーノ)他
ドレスデン国立歌劇場合唱団 シュターツカペレ・ドレスデン
指揮:ベルナルト・ハイティンク
録音:1989年11月 ルカ教会、ドレスデン
愛と自由を高らかに謳ったベートーヴェン唯一のオペラ《フィデリオ》。投獄
された最愛の恋人フロレスタンを解放する勇敢なレオノーレに、ジェシー・ノ
ーマンほどふさわしいソプラノは今後もきっと見つからないことでしょう。ノ
ーマンをはじめ、傑出したキャスト陣を巨匠ハイティンクが見事にまとめた名
盤が待望の再プレスになりました。「ジェシー・ノーマンの声の傑出した美声
と演技力は、この最も高貴なオペラに完璧に一体化している」(The Penguin
Guide To Opera on CD)

4782494 2枚組 \1350
プッチーニ:歌劇《ボエーム》全4幕
カティア・リッチャレッリ(ソプラノ:ミミ)
ホセ・カレーラス(テノール:ロドルフォ)
イングヴァール・ヴィクセル(バリトン:マルチェルロ)
ホーカン・ハーゲゴード(バリトン:ショナール)
ロバート・ロイド(バス:コルリーネ)
アシュレー・パトナム(ソプラノ:ムゼッタ)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:サー・コリン・デイヴィス
録音:1979年2月 ロンドン
カレーラスとリッチャレッリの演じる恋人(ロドルフォ&ミミ)は、このオペラ
最大級の恋愛ドラマの最もはまり役と言えるでしょう。ディヴィスの指揮は、
ロマンティックで堂々たる構成の中の端々に、悲しみや憂いを含んだプッチー
ニのスコアの魅力を、余すところなく再現しています。「カレーラスとリッ
チャレルリは素晴らしい恋人役を演じている」(The Penguin Guide To Opera
on CD)

4782503 2枚組 \1350
ワーグナー:歌劇《さまよえるオランダ人》全3幕
ロバート・ヘイル(バリトン:オランダ人)
ヒルデガルト・ベーレンス(ソプラノ:ゼンタ)
ヨーゼフ・プロチュカ(テノール:エリック)
クルト・リドル(バス:ダーラント)
ウヴェ・ハイルマン(テノール:舵手)
イリス・フェルミリオン(メゾ・ソプラノ:マリー)他
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:クリストフ・フォン・ドホナーニ
録音:1991年11月 コンツェルトハウス、ウィーン
輪郭のしっかりとした力感に満ちたドホナーニの指揮に乗せて、現代を代表す
るワーグナーの歌い手ヘイルが見事な歌唱を聴かせ、ベーレンス、リドルらも
好演を繰り広げた1枚。「その海は、まさにワーグナーが意図通りに、スコア
を流れ滑らせてゆく」(グラモフォン誌)

4782500 2枚組 \1350
ヴェルディ:歌劇《椿姫》全3幕
キリ・テ・カナワ(ソプラノ:ヴィオレッタ)
シルヴィア・マッツォーニ(メゾ・ソプラノ:フローラ)
オリガ・ボロディナ(ソプラノ:アンニーナ)
アルフレード・クラウス(テノール:アルフレード)
ドミトリー・ホロストフスキー(バリトン:ジェルモン)
バリー・バンクス(テノール:ガストーネ子爵)
ロベルト・スカルトリーティ(バリトン:ドゥフォール男爵)
ジョルジョ・ガッティ(バス:トビニー侯爵)
ドナート・ディ・ステファノ(バス:グランヴィル医師)他
フィレンツェ5月音楽祭管弦楽団&合唱団
指揮:ズービン・メータ
録音:1992年12月 テアトロ・ヴェルディ、フィレンツェ
伝説的な名ソプラノ、テ・カナワが演じる悲劇のヒロイン・ヴィオレッタ、
恋人アルフレード役のクラウス、そして彼の父親ジェルモン役のホロストフ
スキーを擁した黄金のトリオが、メーターの軽妙なタクトの下で大輪の花を
咲かせた《椿姫》の名舞台。「テ・カナワが歌うヴィオレッタはたおやかで
美しい」(The Penguin Guide)

4782497 2枚組 \1350
ロッシーニ:歌劇《セビリャの理髪師》全2幕
フランシスコ・アライサ(テノール:アルマヴィーヴァ伯爵)
ドメニコ・トリマルキ(バス:バルトロ)
アグネス・バルツァ(メゾ・ソプラノ:ロジーナ)
トーマス・アレン(バリトン:フィガロ)
ロバート・ロイド(バス:バルトロ)
サリー・バージェス(ソプラノ:ベルタ)
マシュー・ベスト(バリトン:フィオレロ)他 
アンブロジアン・オペラ合唱団 アカデミー室内管弦楽団
指揮:サー・ネヴィル・マリナー
録音:1982年6月 タウンホール、ワトフォード
世界で最も人気がある喜歌劇の一つ《セビリャの理髪師》。アライサ、バル
ツァ、アレンら豪華キャストを揃え、それぞれの魅力を自然に引き出したマ
リナーの卓越した手腕が光る1枚です。「音楽的にも、芝居的にも、常に喜び
があふれている」(グラモフォン誌)

4782491 2枚組 \1350
ドニゼッティ:歌劇《愛の妙薬》全2幕
ロベルト・アラーニャ(テノール:ネムリーノ)
アンジェラ・ゲオルギュー(ソプラノ:アディーナ)
ロベルト・スカルトリティ(バリトン:ベルコーレ)
シモーネ・アライモ (バス:ドゥルカマーラ)
エレーナ・ダン(ソプラノ:ジャンネッタ) 
リヨン国立歌劇場管弦楽団&合唱団 
指揮:エヴェリーノ・ピド
録音:1996年9月 リヨン
裕福な美女アディーナを艶やかに演じるゲオルギューや、片思いの農夫根ネモ
リーノをコミカルに演じるアラーニャなど、適材適所のキャスティングが光る
1枚。「この名作オペラに見事にマッチした、明快で歓迎すべき選択の数々」
(グラモフォン誌)


<Deutsche Grammophon>
4778699 7枚組 \4550
チャイコフスキー:交響曲全集
CD1
交響曲第1番ト短調Op.13 《冬の日の幻想》/スラヴ行進曲Op.31/
デンマーク国歌による祝典序曲Op.15
CD2
交響曲第2番ハ短調Op.17 《小ロシア》/序曲《運命》Op.77/
3. 大序曲《1812年》Op.49
CD3
交響曲第3番ニ長調Op.29 《ポーランド》/幻想序曲《ロメオとジュリエット》
CD4
交響曲第4番へ短調Op.36/幻想曲《フランチェスカ・ダ・リミニ》Op.32
CD5
交響曲第5番ホ短調Op.64/幻想序曲《ハムレット》Op.67
CD6
交響曲第6番ロ短調Op.74 《悲愴》/交響的バラード《地方長官》Op.78
/イタリア奇想曲Op.45
CD7
幻想序曲《テンペスト》Op.18/マンフレッド交響曲Op.58
ロシア・ナショナル管弦楽団
指揮:ミハイル・プレトニョフ
録音:1993-96年 モスクワ
1996年に発売されて好評を博したプレトニョフの「チャイコフスキー交響曲全
集」に、幻想序曲《テンペスト》や《マンフレッド交響曲》も加え、より完全
な形となったボックスが登場です。彼の精緻なピアニズムとも連動する、ロシ
アの春や夏を想わせる淡く瑞々しい名録音をご堪能ください。




<DECCA>
4782540 \1850
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集
第33番 ヘ長調 K.377、第27番 ハ長調 K.303
第28番 ホ短調 K.304、第42番 イ長調 K.526
マーク・スタインバーグ(Vn) 
内田光子(Pf)
録音:2004年6月28日-7月1日、スネイプ・モルティングス
"2005年にSACDハイブリッドのみでリリースされていた音源がCDとして登場!
彼女の膨大なモーツァルト・ディスコグラフィーは、フィリップス(デッカ)の
ベスト・セラー・アイテムとして愛され続けているのは周知のとおり。この
アルバムはニューヨークを拠点に活動するブレンターノ・カルテットのヴァイ
オリニスト、スタインバーグとの共演によるもので、ロンドンのヴィグモア・
ホールで大絶賛を博した全曲演奏会に続い行われた録音です。

<EMI CLASSICS>
CZS-4575732 9枚組 \3850
ベートーヴェン:交響曲全集、フィデリオ他(期間限定盤)
ウィーン・フィルとの交響曲全9曲、ウィーン・フィルとの「5番」の2000年
録音、フォークトとのピアノ協奏曲 第1番(2種)と第2番、「フィデリオ」と
ラトルがEMIに録音したベートーヴェン作品9CDを完全収録。2010年はラトル/
EMIの契約30年を迎えます。
クラムシェル・ボックス 各CD紙製ケース入り 32Pブックレット

CD1-5:ベートーヴェン交響曲全集 w/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
w/バーバラ・ボニー(ソプラノ)、ビルギット・レンメルト(コントラルト)、
カート・ストレイト(テナー)、トーマス・ハンプソン(バリトン)、
バーミンガム市交響合唱団
ライヴ録音:2002年4月29日ー5月17日、
大ムジークフェラインザール、ウィーン
CD6
1.ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 作品15(カデンツァ:ベートーヴェン)
2.ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品19(カデンツァ:ベートーヴェン)*
ラース・フォークト(ピアノ)
バーミンガム市交響合唱団
録音:1995年10月3日、*5日、バターワース・ホール、
ウォーウィック・アーツ・センター、
ウォーウィック大学
CD7
1.交響曲 第5番 ハ短調 作品67
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ライブ録音:2000年12月1-3日、大ムジークフェラインザール、ウィーン
2.ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 作品15(カデンツァ:グレン・グールド、1954)
ラース・フォークト(ピアノ)
バーミンガム市交響合唱団
録音:1995年10月3日、バターワース・ホール、
ウォーウィック・アーツ・センター、
ウォーウィック大学
CD8&9
「フィデリオ」 作品72
レオノーラ・・・・・・・・アンゲラ・デノケ
フロレスタン・・・・・・・ジョン・ヴィラーズ
ドン・ピツァロ・・・・・・アラン・ヘルド
ロッコ・・・・・・・・・・ラズロ・ポルガー
マルツェリーネ・・・・・・ユリアネ・バンゼ
ヤキーノ・・・・・・・・・ライナー・トロスト
ドン・フェルナンド・・・・トーマス・クヴァシュトホフ
第1の囚人・・・・・・・・トーマス・エーベンシュタイン
第2の囚人・・・・・・・・イオン・ティブラ
アルノルト・シェーンベルク合唱団
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ニコラス・レーンホフ(セット・デザイン:ライムント・バウアー)プロダクショ
ンのザルツブルク・イースター・フェスティヴァル2003、「フィデリオ」ステ
ージ・パフォーマンスに続く、ベルリン・フィルハーモニーでのコンサート・
パフォーマンスより収録
録音:2003年4月25-28日、フィルハーモニー、ベルリン
以上 サイモン・ラトル指揮


CZS-4575622 5枚組 \2350
新ウィーン楽派の音楽(期間限定盤)
バーミンガム市交響楽団とのシェーンベルク、ベルク、ウェーベルンの作品集
クラムシェル・ボックス 各CD紙製ケース入り 32Pブックレット
CD1&2
シェーンベルク:「グレの歌」
ヴァルデマール・・・・・・トーマス・モーザー
トーヴェ・・・・・・・・・カリタ・マッティラ
山ばとの声・・・・・・・・アンネ・ゾフィー・フォン・オッター
農夫、語り手・・・・・・・トーマス・クヴァシュトホフ
道化師クラウス・・・・・・フィリップ・ラングリッジ
ベルリン放送合唱団、ライプツィヒMDR放送合唱団、
エルンスト・ゼンフ合唱団
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2001年9月18-20日、フィルハーモニー、ベルリン
シェーンベルク:
CD3
1.室内交響曲 第1番(15のソロ楽器のための) 作品9
バーミンガム・コンテンポラリー・ミュージック・グループ
録音:1993年10月9&10日、シンフォニー・ホール、バーミンガム
2.期待(モノドラマ) 作品17
w/フィリス・ブリン=ジュルソン(ソプラノ)
録音:1993年9月31日&10月1日、シンフォニー・ホール、バーミンガム
3.管弦楽のための変奏曲 作品31
録音:1993年4月5&6日、シンフォニー・ホール、バーミンガム
CD4
1.5つの管弦楽曲 作品16(オリジナル・ヴァージョン)
録音:1987年12月19-21日&1988年4月29日、バターワース・ホール、
ウォーウィック・アーツ・センター、ウォーウィック大学
ウェーベルン:
2.管弦楽のための6つの小品 作品6(1909、改訂:1928)
録音:1988年4月29日、バターワース・ホール、
ウォーウィック・アーツ・センター、
ウォーウィック大学
3.管弦楽のための5つの小品 作品10より-第3曲、第4曲、第5曲
録音:1995年7月9-15日&8月8-12日、シンフォニー・ホール、バーミンガム
4.ベルク:歌劇「ルル」からの5つの交響的小品
w/アーリーン・オージェ(ソプラノ)
録音:1987年12月19-21日、バターワース・ホール、
ウォーウィック・アーツ・センター
ウォーウィック大学
CD5
1.ブラームス/オーケストレーション-シェーンベルク:
ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調作品25
録音:1984年6月19日、ザ・モールティングス、スネイプ、GB
2.シェーンベルク:ワルシャワの生き残り 作品16
w/フランツ・マツーラ(ナレーター)
バーミンガム市交響合唱団男声メンバー
録音:1995年7月9-15日&8月8-12日、シンフォニー・ホール、バーミンガム
3.ベルク:ヴァイオリン協奏曲(終結部)
w/ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
録音:1995年7月9-15日&8月8-12日、シンフォニー・ホール、バーミンガム
以上 バーミンガム市交響楽団
以上 サイモン・ラトル指揮


CZS-6294432 2枚組 \1150
ヴェリー・ベスト・オブ・アルヴォ・ペルト
CD1
1.スンマ(合唱のための)(1977)
2.7つのマニフィカト(1988、改訂1991)
ヴァサーリ・シンガーズ、ジェレミー・バックハウス指揮
3.フラトレス(ヴァイオリンとピアノのための)(1980版)
タスミン・リトル(ヴァイオリン)、マーティン・ロスコー(ピアノ)
4.フェスティーナ・レンテ(弦楽オーケストラとハープのための)
ボーンマス・シンフォニエッタ、リチャード・スタッド指揮
5.鏡の中の鏡(ヴァイオリンとピアノのための)
タスミン・リトル(ヴァイオリン)、マーティン・ロスコー(ピアノ)
6.マニフィカト(1989)
ケンブリッジ、キングズ・カレッジ合唱団、スティーヴン・クローベリー指揮
7.至福(1990、改訂1991)
ケンブリッジ、キングズ・カレッジ合唱団、スティーヴン・クローベリー指揮
8.スンマ(弦楽オーケストラのための)
9.フラトレス(弦楽オーケストラとパーカッションのための)
10.カントゥス-ベンジャミン・ブリテンの思い出に
エストニア国立交響楽団、パーヴォ・ヤルヴィ指揮
CD2
1.タブラ・ラーサ(2つのヴァイオリン、弦楽オーケストラとプリペアード・
ピアノのための)
タスミン・リトル(ヴァイオリン)他
ボーンマス・シンフォニエッタ、リチャード・スタッド指揮
2.スンマ(弦楽四重奏のための)
3.フラトレス(弦楽四重奏のための)
チリンギリアン四重奏団
4.デ・プロフンディス(深き淵より)
エストニア・フィルハーモニック室内合唱団、テーヌ・カルステ指揮
5.カンターテ・ドミノ
6.ベアトゥス・ペトロニウス
エストニア・フィルハーモニック室内合唱団、テーヌ・カルステ指揮
7.ソルフェッジョ
エストニア・フィルハーモニック室内合唱団、テーヌ・カルステ指揮
8.ミサ・シラビカ
カイア・ウルブ(ソプラノ)他
エストニア・フィルハーモニック室内合唱団、テーヌ・カルステ指揮
ブリリアント・ボックス 12Pブックレット
2010年9月11日、生誕75年を迎えるペルトの’ティンティナブリ・スタイル’
以降の傑作をまとめた2CD

CZS-6294552 2枚組 \1150
ヴェリー・ベスト・オブ・ラヴィ・シャンカール
CD1
「East Meets West」より
1.プラブハティ
w/ユーディ・メニューイン、アラ・ラーカ
2.スワラ-カカリ(ラーガ・ティラングに基づく)
w/ユーディ・メニューイン
3.ラーガ・ピルー
w/ユーディ・メニューイン、アラ・ラーカ、カマラ・チャクラヴァティ
4.ドゥーン
w/アラ・ラーカ、カマラ・チャクラヴァティ
5.トワイライト・ムード
w/ユーディ・メニューイン、アラ・ラーカ、ノドゥ・ムリック、
アミヤ・ダスグプタ「Full Circle」より
6.ラーガ・カウシ・カンハラ:アラプ-ジョル-ジハラ
w/アジャイ・シャルマ、バリー・フィリップス、アヌーシュカ・シャンカール
7.ラーガ・カウシ・カンハラ:ガット・イン・ダーマル
w/アジャイ・シャルマ、バリー・フィリップス、ビクラム・ゴーシュ、
タンモイ・ボーズ、
アヌーシュカ・シャンカール
CD2
「India's Master Musician」より
1.カフィ-ホリ(色彩の春フェスティヴァル)
2.ミシュラ・ピルー
以上 w/チャトゥール・ラル、ノデゥ C マリック
「Portrait of a Genius」より
3.ターラ・ラーサ・ランガ
4.タブラ-ドワニ
5.丘からの歌
6.ターラ-タブラ・タラング
7.ガット・キルワニ
w/ポール・ホーン、アラ・ラーカ、ハリハル・ラオ、サム・チアナス、
フィル・ハーランド、
ドクター・ペネロープ・エスタブルック
「Sound of the Sitar」より
8.ラーガ・マルカウンス(Alap)
9.ラーガ・マルカウンス(Jor)
10.ターラ・サワリ
11.パハリ・ドゥーン(器楽)
w/アラ・ラーカ
以上 ラヴィ・シャンカール(シタール)
2010年4月に90歳を迎えたシャンカールの録音のエッセンスをまとめた2CD
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット




<VIRGIN CLASSICS>
VMS-6420020 3枚組 \3380 ※発売中止
マルチパック 24Pブックレット
VMS-6420010 3枚組 \3450
デジパック 24Pブックレット
収録内容は同一
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集
CD1
1.ソナタ 第1番 ニ長調 作品12の1
2.ソナタ 第2番 イ長調 作品12の2 
3.ソナタ 第3番 変ホ長調 作品12の3
4.ソナタ 第4番 イ短調 作品23
CD2
1.ソナタ 第5番 ヘ長調 作品24 「春」
2.ソナタ 第8番 ト長調 作品30の3
3.ソナタ 第9番 イ長調 作品47 「クロイツェル」 
CD3
1.ソナタ 第6番 イ長調 作品30の1
2.ソナタ 第7番 ハ短調 作品30の2
3.ソナタ 第10番 ト長調 作品96
ルノー・カプソン(ヴァイオリン)
フランク・ブラレイ(ピアノ)
録音:16-20 September 2009. L'Heure Bleue, Salle de Musique,
La-Chaux-de-Fonds, Switzerland
「ベートーヴェンのソナタは思い出深く、『春』は10歳の時、初めて演奏した
ベートーヴェン作品」と語るカプソンが、多くの室内楽作品での共演でお互い
に気心を知り合ったブラレイと、ベートーヴェンのソナタ全曲の大プロジェク
トを完成させました。全曲演奏に約3時間半というマラソン・コンサートを母
国フランス及び全ヨーロッパで50回にも及ぶコンサートに09/10のシーズンで
傾注したカプソンとブラレイの演奏は、「ベートーヴェン作品の甘美さとエネ
ルギーを描き、2つの楽器のデリシャスな対話を成し遂げた」(La Provence誌、
フランス)と評価されています。「レパートリーのエヴェレストともいうべき
バッハのソナタの前に、ベートーヴェンの全曲演奏を是非とも取り組みたかっ
た」と語るカプソンの意欲作です。

VC-6286130 \1750
ビゼー:
1.交響曲 ハ長調
2.小組曲(全5曲)
3.組曲「ローマ」(全4曲)
パリ管弦楽団
パーヴォ・ヤルヴィ指揮
録音:2009年11月18&19日 サル・プレイエル、パリ ライヴ
ジュエル 12Pブックレット
パリ管とのコラボにより遂に実現したフランス音楽録音の第1作
ミュンシュ、カラヤン、ショルティ、バレンボイムに続き、エッシェンバッハ
が10年間務めたパリ管の音楽監督に2010/11年のシーズンから就任するヤルヴィ
が満を持して発表するフランス音楽の第1作。ヴァージンとの録音では北欧、
ロシア音楽を中心にし、最近のフランクフルトSOとの録音ではマーラーとブラ
ームスに集中してきたヤルヴィが、パリ管を得て初めての録音に選んだフラン
ス音楽はビゼーの作品、ヤルヴィも指摘するように「カルメン」に比べて不十
分な認知しか得ていないオーケストラ作品でした。パリ管との最初のシーズン
のレパートリーは音楽的なキャリアの全てを反映する非常に幅広いプログラム
にすると語るヤルヴィにとって、フランス音楽はロマン派音楽と同時にかなり
早くから採り上げたてきたなじみの作品です。パリ管とのさらなるフランス音
楽作品の録音を期待させる見事な仕上がりとなっています。

DVBW-6418689(DVD-Video) \2050
ヴェルディ:リゴレット
ジルダ・・・・・・・ディアナ・ダムラウ(ソプラノ)
リゴレット・・・・・・ジェリコ・ルチッチ(バリトン)
マントヴァ公爵・・・・・・フアン・ディエゴ・フローレス(テナー) 他
ザクセン・シュターツカペレ・ドレスデン
ファビオ・ルイージ指揮
舞台監督:ニコラス・レーンホフ
収録:2008年 ゼンパーオーパー
2008年6月、ヴェルディがドレスデンのゼンパーオーパーの主人公の座をR.シュ
トラウスから一時的に奪ってしまいました。レーンホフのクールな演出と舞台
がとりわけ大評判となり、ダムラウは「もし人の耳がGスポットを持つとすれ
ば、どんなヴァイブレーターよりも素晴らしい」(Die Welt)と評され、フロー
レスは「思慮の無い、金と権力でスポイルされた、見栄えと声の良さ」のマン
トヴァ公爵を見事に表現」(F.A.Z.)し、ルチッチは「リリック/ドラマティッ
ク・バリトンにとって『リゴレット』以上の偉大な役はないと確信させるよう
な」(F.A.Z.)出来映えで、ルイージはシュターツカペレを最高のレヴェルで指
揮したと絶賛されたプロダクションが遂に登場!

DVBW-6418679(DVD-Video) \2050
リヒャルト・シュトラウス:
ナクソス島のアリアドネ(メトロポリタン・オペラ2003)
音楽教師・・・・・・・ヴォルフガング・ブレンデル
執事長・・・ヴァルデマール・クメント
下僕・・・ジェイムズ・コートニー
士官・・・マーク・ショワルター
作曲家・・・スザンヌ・メンツァー
バッカス、テナー歌手・・・・リチャード・マージソン
かつら師・・・・・・・・ジョン・フィオリト
ツェルビネッタ・・・・ナタリー・デセイ
アリアドネ、プリマ・ドンナ・・・・・デボラ・ヴォイト
舞踏教師・・・・・・・・トニー・スティーヴンソン
ハルレキン・・・・・・・ネイサン・ガン
ブリゲッラ・・・・・・・・ジョン・ヌッツォ
スカラムッチョ・・・・・エリク・カトラー
トルファルディン・・・・ジョン・デル・カルロ
ナヤーデジョイス・ガイヤー
ドゥリヤーデ・・・・・・・ジョシー・ペレス
やまびこアレクサンドラ・ドゥショーティーズ
指揮:ジェイムズ・レヴァイン
メトロポリタン・オペラ管弦楽団&合唱団(合唱指揮:レイモンド・ヒューズ)
制作:エリヤ・モシンスキー
装置&衣装デザイナー:マイケル・イアーガン
照明デザイナー:ジル・ウェクスラー
舞台監督:ローリー・フェルドマン
メトロポリタン・オペラ・ハイ・ディフィニション・プロダクション
黒アマレイ・ボックス ブックレット8P
オペラのテーマを表現する対照的な主役にヴォイトとデセイを配した豪華なプ
ロダクション遂に登場、ジョン・ヌッツォも出演した公演を収録。
身持ちの堅い、忠誠心のかたまりのような姫君、アリアドネ。愛と人生に対し
て現実的な軽薄なコメディアン、ツェルビネッタ。対照的なキャラクターを表
現する主役を演ずるヴォイトとデセイ。ヴォイトにとって1991年のボストン公
演で飛躍のきっかけとなったアリアドネであり、ツェルビネッタはデセイの看
板ともいうべき役柄。1993年の初演から評判のモシンスキーのプロダクション
で、メトは2003年の再演でヴォイトとデセイのキャスティングにより決定版と
もいうべき公演を実現させました。今や伝説となったプロダクションのDVD発
売です。


●PREMIUM
ヴァージン・クラシックスのオリジナル・アルバムから精選されたミッド・プライスのシリーズ。
昨年9月の第1回発売に続く第2回、全10点のご案内です。
オリジナル・カヴァーをあしらったシリーズデザイン、オリジナルのライナー・ノートを転載、各アルバムともジュエル 12Pブックレット

VM-6286472 \900
A.スカルラッティ:聖三位一体のオラトリオ
信仰・・・・・・・ロベルタ・インヴェルニッツィ(ソプラノ)
神の愛・・・・・ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)
神学・・・・・・・ヴィヴィカ・ジノー(メゾ・ソプラノ)
不誠実・・・・・ポール・アグニュー(テナー)
時・・・ロベルト・アッボンダンツァ(バス)
アンサンブル・エウローパ・ガランテ
フィビオ・ビオンディ(ヴァイオリン、指揮)

VM-6286332 \900
モーツァルト:オペラ・アリアとコンサート・アリア集
1.「ドン・ジョヴァンニ」-おお、何というひどいことを/あの恩知らずは私
を裏切った
2.「フィガロの結婚」-自分で自分がわからない
3.「皇帝ティートの慈悲」-夢に見し花嫁姿
4.「コシ・ファン・トゥッテ」-岩のように動かずに
5.コンサート・アリアK.505-どうしてあなたが忘れられましょう/心配しない
で、愛する人よ
6.「皇帝ティートの慈悲」-ああ、ただ一度心を開いて
7.「ドン・ジョヴァンニ」-打てよマゼット
8.コンサート・アリアK.79-おお無謀なアルバーチェよ/あの父らしい抱擁もて
9.「フィガロの結婚」-愛の神よ照覧あれ
10.「コシ・ファン・トゥッテ」-恋人よ許してください
ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)
オーケストラ・オブ・ジ・エイジ・オブ・エンライトゥンメント、
アイヴァー・ボルトン指揮
録音:ロンドン、アビー・ロード・スタジオ第1
1998年2月24、27-28日、3月1-2日

VM-6286522 \900
シベリウス:交響詩「クレルヴォ」 作品7
ランディ・シュテーネ(メゾ・ソプラノ)
ペーター・マッテイ(バリトン)
エストニア国立男性合唱団
ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団、
パーヴォ・ヤルヴィ指揮
録音:ストックホルム、コンサートハウス 1997年3月14-19日

VM-6286262 \900
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ集
1.ソナタ イ長調 HWV372
2.ソナタ ト短調 HWV364a
3.ソナタ ニ長調 HWV371
4.ソナタ イ長調 HWV361
5.ソナタ ニ短調 HWV359a
6.ソナタ ト長調 HWV358
7.ソナタ ヘ長調 HWV370
ヒロ・クロサキ(ヴァイオリン)、
ウィリアム・クリスティ(ハープシコード、オルガン)
録音:パリ、幼子イエス・チャペル 2002年9月4-6日

VM-6286232 \900
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
1.ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 作品104
2.チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲 作品96
トゥルルス・モルク(チェロ)
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
マリス・ヤンソンス指揮
録音:オスロ、コンサートハウス 1992年5月12-14日

VM-6286312 \900
メンデルスゾーン:真夏の夜の夢
1.「真夏の夜の夢」-序曲 作品21
2.劇付随音楽「真夏の夜の夢」 作品61
3.「ルイ・ブラス」-序曲 作品95
レベッカ・エヴァンス(ソプラノ)
ジョイス・ディドナート(メゾ・ソプラノ)
オクスフォード&ケンブリッジ・シェイクスピア・カンパニー
パリ青少年合唱団
パリ管弦楽アンサンブル、ジョン・ネルソン指揮
録音:アルフォールヴィル、
オルケストル・ナショナール・ディル・ドゥ・フランス 
2001年12月13-16日

VM-6286512 \900
スクリャービン:ピアノ作品集
1.24の前奏曲集 作品11(ライヴ録音)
2.ソナタ 第4番 作品30
3.ソナタ 第10番 作品70
4.前奏曲 作品51の2
5.前奏曲 作品49の2
6.夢想 作品49の3
7.3つの小品 作品45
8.やつれの詩曲 作品52の3
9.やつれの舞曲 作品51の4
10.2つの小品 作品57
ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)
録音:ブリストル、ブランドン・ヒル、セント・ジョージズ
1996年1月29-31日

VM-6286582 \900
LLIBRE VERMELL DE MONTSERRAT-14世紀の巡礼行
1.O Virgo splendens hic in monte celso
2.Stella splendens in monte
3.Laudamus Virginem Mater est
4.Los set goyts recomptarem
5.Splendens ceptigera
6.Polorum regina omnium nostra
7.Cuncti simus concanentes: Ave Maria
8.Mariam Matrem Virginem
9.Imperayritz de la ciutat joyosa
10.Ad mortem festinamus
11.O Virgo splendens hic in monte celso
エスペリオン XX 
ジョルディ・サヴァール指揮
録音:フランス、サン・サヴィニアン 1978年7月11-14日

VM-6286162 \900
ベルリオーズ:合唱作品集
1.カンタータ「オルフェの死」
トリスティア
2.-宗教的瞑想
3.-オフィーリアの死
4.-ハムレットの終幕のための葬送行進曲
5.神聖な歌(II)
6.戦士の歌
7.酒の歌
8.鉄道の歌
9.神聖な歌(I)
ロランド・ヴィラゾン(テナー)
ニコラ・リヴェンク(バリトン)
ダヴィド・ビスミュト(ピアノ)
レゼレマン合唱団
トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団、ミシェル・プラッソン指揮
録音:トゥールーズ、アル・オー・グラン 2003年4月26-30日

VM-6286282 \900
ヨンメッリ:聖週間木曜日のための
預言者エレミアのラメンテーション
1.第1のラメンテーション
2.第2のラメンテーション
3.第3のラメンテーション
ジェラール・レーヌ(コントラルト)
ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)
イル・セミナリオ・ムジカーレ、クリストフ・ルーセ指揮
録音:ヴェルサイユ、エコール・サン・ジェネヴィエーヴ・チャペル 
1995年4月17-21日-(1)(2)
オート=ピレネー、プーザック、サン・サトゥルナン教会
1991年8月27-31日-(3)





<EMI CLASSICS>
CMS-6316002 3枚組 \1500
ベスト・オブ・ブリティッシュ
イギリス音楽名曲の集大成
マルチパック 12Pブックレット
CD1
1.ヴォーン・ウィリアムズ:揚げひばり
デイヴィッド・ノーラン(ヴァイオリン)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ヴァーノン・ハンドリー指揮
2.ホルスト:組曲「惑星」-第4曲 木星
フィルハーモニア管弦楽団、サイモン・ラトル指揮
3.エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調 作品85-第3楽章
ロバート・コーエン(チェロ)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ノーマン・デル・マール指揮
4.ヘンデル:メサイア HWV56 第2部-ハレルヤ
エリザベス・ハーウッド(ソプラノ)、ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)、
ポール・エスウッド(カウンター・テナー)、ロバート・ティアー(テナー)、
レイマンド・へリンクス(バス・バリトン)、アンブロジアン・シンガーズ
イギリス室内管弦楽団、チャールズ・マッケラス指揮
5.エニグマの主題による変奏曲 作品36-第9曲:ニムロッド
ロンドン交響楽団、エードリアン・ボールト指揮
6.ヘンデル:組曲「水上の音楽」 ヘ長調-エール
ヴィルトゥオージ・オブ・イングランド、アーサー・デイヴィソン指揮
7.カール・ジェンキンス:アニュス・デイ
カール・ジェンキンス(プロデュース&指揮)
グレート・ブリテン・ナショナル・ユース合唱団
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
8.ヴォーン・ウィリアムズ:トーマス・タリスの主題による幻想曲
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ヴァーノン・ハンドリー指揮
9.ヘンデル:メサイア HWV56 第1部-御子がわれらに生まれたもうた
エリザベス・ハーウッド(ソプラノ)、ジャネット・ベリカー(メゾ・ソプラノ)、
ポール・エスウッド(カウンター・テナー)、ロバート・ティアー(テナー)、
レイマンド・へリンクス(バス・バリトン)、アンブロジアン・シンガーズ 
イギリス室内管弦楽団、チャールズ・マッケラス指揮
10.ヴォーン・ウィリアムズ/ラルフ・グリーヴズ編:
「グリーンスリーヴズ」幻想曲
コリン・チェンバース(フルート)、メアー・ジョーンズ(ハープ)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、
ヴァーノン・ハンドリー指揮
11.エルガー:軍隊行進曲「威風堂々」 作品39の4
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ヴァーノン・ハンドリー指揮
12.エルガー:ジェロンティアスの夢 作品38 第2部-Softly and gently
ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)、リチャード・ルイス(テナー)、
キム・ボルグ(バス)
ハレ合唱団、アンブロジアン・シンガーズ、ハレ管弦楽団
ジョン・バルビローリ指揮
CD2
1.ヘンデル/クローベリー編:よろこべやたたえよや
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団、ウォラス・コレクション、
トーマス・ウィリアムソン(オルガン)、スティーヴン・クローベリー指揮
2.ヴォーン・ウィリアムズ:「富める人とラザロ」の5つのヴァリアント
ノーザン・シンフォニア・オブ・イングランド、リチャード・ヒコックス指揮
3.ヘンデル:ジョージ2世の戴冠式アンセム-司祭ザドク HWV258
ポール・スマイ(トレブル)、マイケル・チャンス(カウンター・テナー)、
チャールズ・ダニエルス(テナー)、ジェラルド・フィンリー(バリトン)、
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団、イギリス室内管弦楽団、
ジョン・バット(ハープシコード)、
ジョン・ラングドン(オルガン・コンティヌオ)
フィリップ・レッジャー指揮
4.バタワース:管弦楽のための牧歌「青柳の堤」
イングリッシュ・シンフォニア、ネヴィル・ディルクス指揮
5.ラッター:A Gaelic Blessing
セント・ポール・カセドラル合唱隊、シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア、
アンドルー・ルーカス(オルガン)、ジョン・スコット指揮
6.アーノルド:イギリス舞曲集 第2集 作品33-第5曲
ボーンマス交響楽団、チャールズ・グローヴズ指揮
7.エルガー:ジェロンティアスの夢 作品38 第2部
-But hark! A grand mysterious harmony
ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)、リチャード・ルイス(テナー)、
キム・ボルグ(バス)、
ハレ管弦楽団、ジョン・バルビローリ指揮
8.ヘンデル:組曲「水上の音楽」 ヘ長調-ブーレエ
ヴィルトゥオージ・オブ・イングランド、アーサー・デイヴィソン指揮
9.ヴォーン・ウィリアムズ/オーケストラ編
-フォスター:ウェールズの賛美歌による3つの前奏曲-第2曲 Rhosymedre
ノーザン・シンフォニア・オブ・イングランド、リチャード・ヒコックス指揮
10.ヒューバート・パリー:イェルザレム
ゴールドスミス合唱協会、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
オーウェン・アーウェル・ヒューズ指揮
11.ヘンデル:ソロモン HWV67-シンフォニア(シバの女王の到着)
ハレ管弦楽団、オーウェン・アーウェル・ヒューズ指揮
12.タリス:汝のほかにわれ望みなし
タヴァナー合唱団、ポール・ニコルソン(オルガン)、
アラン・ウィルソン(オルガン)
アンドルー・パロット指揮
13.ヘンデル:組曲「水上の音楽」 ニ長調-アラ・ホーンパイプ
ヴィルトゥオージ・オブ・イングランド、アーサー・デイヴィソン指揮
14.カール・ジェンキンス:アディエマス
アディエマス、カール・ジェンキンス指揮
15.ウォルトン:戴冠式行進曲「王冠」
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、デイヴィッド・ベル(オルガン)
エードリアン・ボールト指揮
CD3
1.ヴォーン・ウィリアムズ/オーケストラ編-ジェイコブ:
イギリス民謡組曲-第1曲 行進曲
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、
ヴァーノン・ハンドリー指揮
2.ラッター:レクイエム-第1曲 レクイエム・エーテルナム
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団、シンフォニア・オブ・ロンドン
スティーヴン・クローベリー指揮
3.エルガー:朝の歌 作品15の2
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ローレンス・コリングウッド指揮
4.ヘンデル:組曲「水上の音楽」 ニ長調-ブーレエ
ヴィルトゥオージ・オブ・イングランド、アーサー・デイヴィソン指揮
5.コーツ:行進曲「ダム・バスターズ」
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、
チャールズ・グローヴズ指揮
6.カール・ジェンキンス:レクイエム-楽園にて
西カザフスタン・フィルハーモニー管弦楽団、カール・ジェンキンス指揮
7.ヘンデル:王宮の花火の音楽-歓喜
ヴィルトゥオージ・オブ・イングランド、アーサー・デイヴィソン指揮
8.ブリテン:シンプル・シンフォニー 作品4-第3楽章
アカデミー室内管弦楽団、ネヴィル・マリナー指揮
9.アディンセル/オーケストラ編-ダグラス:ワルソー・コンチェルト
ダニエル・アドニ(ピアノ)
ボーンマス交響楽団、ケネス・アーウィン指揮
10.エルガー:セレナード ホ短調-第2楽章
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、エードリアン・ボールト指揮
11.ヘンデル:王宮の花火の音楽-ミヌエットI&II
ヴィルトゥオージ・オブ・イングランド、アーサー・デイヴィソン指揮
12.カール・ジェンキンス:ベネディクトゥス
カール・ジェンキンス(プロデュース&指揮)
グレート・ブリテン・ナショナル・ユース合唱団、
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
13.エルガー:愛のあいさつ
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ローレンス・コリングウッド指揮
14.ディーリアス:春を告げるかっこうを聞いて
ノーザン・シンフォニア・オブ・イングランド、リチャード・ヒコックス指揮
15.ウォルトン:ファサード 第2組曲-第5曲:ポピュラー・ソング
バーミンガム市交響楽団、ルイ・フレモー指揮
16.ウォルトン:組曲「ヘンリー5世」(編:マシーソン)-第4曲:
Touch her soft lips and part
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、
チャールズ・グローヴズ指揮
17.エルガー:戴冠式頌歌 作品44-希望と栄光の大地
フェリシティ・ロット(ソプラノ)、アルフレダ・ホッジソン(メゾ・ソプラノ)、
リチャード・モートン(テナー)、スティーヴン・ロバーツ(バス)、
ケンブリッジ大学音楽協会合唱団、ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
ロイヤル・ミリタリー音楽学校バンド、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
フィリップ・レッジャー指揮

<SONY CLASSICAL>
8869772334-2 \1680
Cantique
8869775391-2(SACD-Hybrid) \2200
Cantique -limited edition(初回生産限定盤)
Cantique - アルヴォ・ペルト作品集
『交響曲第3番』
『スターバト・マーテル - 混声合唱と弦楽のための』
『Cantique des degres - 詩篇第121番による、混声合唱と管弦楽のための』
クリスチャン・ヤルヴィ(指揮)
ベルリン放送交響楽団 RIAS室内合唱団
【録音】2009年2月1-4日 ベルリン放送局ザール(デジタル:セッション)
クリスチャン・ヤルヴィがSONY CLASSICAL初登場です。エストニア出身の彼に
とって、同郷ペルトの音楽を演奏するという記念となることでしょう。(父ネ
ーメも1997年に交響曲3番を録音していました。) 「スターバト・マーテル」
はペルトの作品でも最も重要な作品ですが、通常古楽系のノンビブラートと各
パート1人による演奏が多い中、ここでは深い表現を得るために弦楽合奏と合
唱団を使用して演奏をしています。なお、この録音ではペルト自身が立ち会
い、K・ヤルヴィとディスカッションしながら演奏に臨んでいます。

8869764689-2 \1680
(1)モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調K.581
(2)モーツァルト:五重奏曲断章(アレグロ)K.580b(K.Anh.90)
(3)ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調 作品115
ザビーネ・マイヤー(クラリネット/(1)(2))
ヴォルフガング・マイヤー(クラリネット/(3))
カルミナ四重奏団
録音:2010年1月 リューベック、ドイツ
あのカラヤンをも魅了した音色でソリストとして活躍するドイツのクラリネッ
ト奏者、ザビーネ・マイヤーと、その兄でこちらもソリストとして活躍する
ヴォルフガング・マイヤーによる豪華なクラリネットを含む室内楽の競演。
クラリネット五重奏の名曲として知らぬもののないモーツァルトとブラームス
を、それぞれ妹(ザビーネ/モーツァルト)と兄(ヴォルフガング/ブラームス)
が、日本でも人気のカルテット、カルミナ四重奏団を従えて名演奏を繰り広げ
ます。ザビーネにとっては、1982年(デンオン)、1986年(フィリップス)、
1988年(EMI)に続いてこれが4度目の録音となります。

8869761532-2 \1680
ブラームス:
「ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15(4手のピアノ版)」
「4手のピアノための20のレントラー集」
タール & グロートホイゼン(ピアノ・デュオ)
【録音】2009年10月22-24日 シュトゥットガルト、南西ドイツ放送スタジオ
[デジタル:セッション]
シューベルトからシューマン時代の中間層の家庭では、音楽を用いたコミュニ
ケーションが最も通常のメディアでした。ただ、ほとんどの家庭ではピアノを
2台所有できませんでしたので、連弾というジャンルは「ピアノ教師と生徒」
「学生どうしの練習」「家庭や交流の場での娯楽」へと極めて用途が広がって
いったのでした。また作曲家や出版社にとっても、商業的も最も成功したジャ
ンルでした。しかしブラームスは、管弦楽作品をいかに家庭のピアノ連弾で再
現できるかということ。または逆に、ピアノ連弾または2台のピアノで管弦楽
作品の構想を練ったことも有名です。
「4手のピアノのための20のレントラー集」は、1869年、ブラームスがシュー
ベルトの故郷ウィーンに定住していた時に所有していたシューベルトの自筆譜
に基づいて編曲したものです。今回、世界的に最も人気の高いピアノ・デュオ
「タール & グロートホイゼン」が、新たなブラームスの再発見をしていきます。



<RCA RED SEAL>
8869770532-2 \1680
アンナ・ボニタティブス(Ms)- ロッシーニの歌曲を歌う
『告白(カンツォネッタ)』『グラナダにて』『おお救い主よ』『北京への愛』
『アヴェ・マリア』『フランチェスカ・ダ・リミニ』『何も言わずにやつれは
てるでしょう(6曲)』『舟歌』『妻の母へ』『古風なアリエッタ』『情け知ら
ずの彼女』『別れ』『Hai la sottana』『Nella stagion di maggio』『La
Veuve Andalouse』『Mi lagnero tacendo』『Laus Deo』『Le lazzarone』
『La Legende de Marguerite』
アンナ・ボニタティブス(Ms)
マルコ・マルゾッキ(P)
【録音】 2009年11月23-27日 サチーレ、ファツィオリ・コンサート・ホール
[デジタル:セッション]
モーツァルト、ロッシーニ、ヘンデル、バロック・オペラに欠かせないメゾ・
ソプラノ歌手アンナ・ボニタティブスの、ハイドンのアリア集。ムーティやマ
ゼール、チョン・ミュンフンだけでなく、様々な古楽指揮者ミンコフスキ、ル
ネ・ヤーコプス、ピノックらとも競演をし、絶賛を浴びています。最近ではア
ラン・カーティスとのヘンデル・オペラ・プロジェクトには欠かせない歌手と
なってきています。
ロッシーニ・フェスティバルの常連でもある彼女による、ピアノ伴奏による歌
曲の中から「老年のいたずら」を中心としたアルバムです。




<deutsche harmonia mundi>
8869770436-2 \1680
愛の錬金術 - エリザベス朝時代の歌曲集
アルフォンソ・フェッラボスコ2世:「The Expiration」「Fantasia」
作者不詳:「Goe and catch a falling star」「A Song of divine Love」
「Sweetest Love, I doe not goe」「The Expiration」
ジョヴァンニ・コペラリオ:「The Message」
ジョン・ダン:「The Bait」
ウィリアム・コーキン:
「Come live with me and be my Love」「Breake of Day」
ジョン・ウィルソン:「Love now noe fire hath left him」「Content」
ジョン・ジェンキンス:
「Divisions up a ground in C」「A Hymn to God the Father」
ヘンリー・ロウズ:「No, no, fair heretic」
トバイアス・ヒューム:
「I am melancholly」「What greater Griefe」「Death」
ジョン・ダウランド:
「Queen Elizabeth's Galliard」「Loth to depar」「Times eldest sonne」
ドロテー・ミールズ(Sp)
ヒレ・パール(gamb)
リー・サンタナ(Lute)
【録音】2009年 [デジタル:セッション]
「暗闇に私は住みたい-ダウランド作品集(88697362132, BVCD31022)」の続編
となるアルバムで、ダウランドだけでなく、エリザベス朝時代の作曲家の作品
の録音です。現在最高のガンバ奏者、ヒレ・パールを中心としたアンサンブル
による素晴らしいダウランド作品集です。リュートを奏するのはリー・サンタ
ナ。彼女たちによる演奏はすでにマラン・マレやテレマンなどでもおなじみ。
息のあったやりとりは、聴き手を幽玄な世界へと導いてくれます。艶のある魅
力的な歌を聞かせるソプラノ、ドロテー・ミールズ。バッハのカンタータやヘ
ンデルのオラトリオなどのアルバムも既にリリースされており、彼女の名前は
古楽好きには広く知れ渡っています。くせのない柔らかい声、ビブラートをか
けずとも伝わる豊かな感情表現。簡素な中に盛り込まれたこの時代の強烈なメ
ッセージを、さりげなく、しかし的確に伝えてくれるのです。




<ARTE NOVA>
8869774975-2 \750
ブルックナー:交響曲第0番ニ短調
デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)
リンツ・ブルックナー管弦楽団
【録音】2008年11月23日 リンツ、ブルックナーハウスでのライヴ

8869774977-2 \750
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調(1878年第2稿版)
デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)
リンツ・ブルックナー管弦楽団
【録音】2006年11月16日 リンツ、ブルックナーハウスでのライヴ
名匠クルト・ヴェス、クルト・アイヒホルンのもとで育まれてきた深遠なブル
ックナー演奏の伝統。これぞ本場のオーケストラにしか出せないブルックナー
の神髄!
アメリカ生まれの鬼才指揮者デニス・ラッセル・デイヴィスと名門リンツ・
ブルックナー管弦楽団が着々と進めているブルックナーの交響曲全曲録音シリ
ーズ。2006年10月発売の初期交響曲3曲から始まり、今回でいよいよブルック
ナー交響曲全曲の完結となります。デニス・ラッセル・デイヴィスの手腕がこ
れまで以上に冴え渡り、リンツ・ブルックナー管の有する伝統の響きがブルッ
クナー作品の神髄を描き出していきます。




<OEHMS CLASSICS>
OC-751 \1680
ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(ノーヴァク1890年版)
アイヴォー・ボルトン(指揮)
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
【録音】2009年4月15&16日 ザルツブルク祝祭大劇場でのライヴ(デジタル)
アイヴォー・ボルトン&ザルツブルク・モーツァルテウムによるブルックナー
・チクルスの5枚目のアルバムとなります。これは新首席指揮者に就任したボ
ルトンが意欲的、野心的に定期公演で始めたツィクルスで、ザルツブルク祝祭
大劇場でのライヴ・レコーディングで、1年に1つの交響曲を演奏していきます。
バロック演奏の経験(フライブルク・バロック・オーケストラなどにも客演指
揮)を生かしてピリオド楽器演奏の成果を採り入れ、非常に清澄明晰で引き締
まった現代的な演奏で高く評価されているボルトンが、モーツァルテウム管の
機能性と編成を生かし新しい視点で捉え解釈したブルックナー演奏とその成果
です。その音楽はブルックナーでも簡潔。ビブラートを抑えた清潔感のある弦
楽器の表現と全奏のストレートな力強さが印象的です。

OC-755 \1680
メンデルスゾーン:
『夏の夜の夢Op.61』
『無言歌集第5集第25-30番Op.62』
『無言歌第31番変ホ長調Op.67-1「瞑想」』
シルバー=ガーバーグ・ピアノ・デュオ
【録音】 2009年11月6-8日 バイエルン放送第2スタジオ(セッション:デジタル)
メンデルスゾーンが姉のファニーと楽しむためのピアノ連弾曲として書かれた
「夏の夜の夢」序曲Op.21は、弱冠17歳の時に書かれた作品です。その後、
序曲をオーケストラ用に編曲し、1843年に劇音楽「夏の夜の夢Op.61」として
作曲され出版されました。実はその4年前にすでに連弾用として作曲され出版
されていたのです。この時代中間層の家庭では、音楽を用いたコミュニケー
ションが最も通常のメディアでした。ただ、ほとんどの家庭ではピアノを2台
所有できませんでしたので、連弾というジャンルは「ピアノ教師と生徒」「学
生どうしの練習」「家庭や交流の場での娯楽」へと極めて用途が広がっていっ
たのでした。更にメンデルスゾーンは、既に劇音楽オーケストラ版以前に連弾
版を作曲し、ヨーロッパの劇場へのプロモーションを行ったのでした。さらに
それを完璧成功させるための劇場側の要求を取り入れ、最終的に管弦楽版完成
と至ったのです。
シルヴァー=ガーバーグ・ピアノ・デュオは、イスラエル生まれの2人。テルア
ビブで学んだ後ハノーヴァー音楽大学を最高位で卒業し、現在世界中で活躍し
ています。

OC-779 2枚組 \3550
ショパン:ノクターン全集(全21曲)
アミール・カッツ(P)
【録音】2010年3月15日、4月1日 ミュンヘン音楽大学大ホール
(セッション:デジタル)
「のだめカンタービレ ベスト100(SICC-631のDisc7)」「シューベルト:ピアノ
・ソナタ第16&19(82876782172)」で、静かな話題となったピアニスト、アミー
ル・カッツの最新録音「ショパン:ノクターン集」の発売です。今年はショパ
ン生誕200年ということもあり、数多くのショパン作品のCDもリリースされて
きていますが、この夜想曲の弾き手であるカッツは、インタビュアーから「今
更、ショパンの夜想曲の新しい録音が必要なのでしょうか?」という少々意地
の悪い質問を受けた時、こう答えた。「それでは質問をお返ししますが、私が
5回録音をした場合、その最上のものはどれにあたるのですか?全てのピアニ
ストは常に自分自身の言葉で音楽を語りたいし、作品から新しい何かを発見し
ています。素晴らしい芸術からは無限の可能性を引き出すことができるのです」
と答えています。聴き手にしてもそれは同じこと。一つの作品を繰り返し聴き、
また違う演奏家によって命を吹き込まれたものを聴き比べ、少しずつ自分の中
に蓄積し、音楽への愛を高めていくことは大いなる「聴く喜び」と言えるで
しょう。彼だけのショパンを心行くまで堪能して欲しい。

OC-780 \1680
スザンヌ・ラング-ピアノ・リサイタル
『リスト:死んだ夜鳴きうぐいす(ナイチンゲール)』『チャイコフスキー:ドゥ
ムカ ハ短調Op.59』『ラフマニノフ:V.R.のポルカ(W.Rのポルカ)』『ヤナー
チェク:「霧の中で」よりアンダンテとプレスト』『チャイコフスキー:子守
歌』『スメタナ:演奏会用習作嬰ト短調「海辺にて」』『シューベルト:「楽興
の時 D.780,Op.94」よりアンダンテとアンダンテ・モデラート』『シチェドリ
ン:私はバラライカを弾く』『ファリャ:火祭りの踊り』『プロコフィエフ:メ
フィスト・ワルツOp.96-3』『プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」から
の10の小品より「少女ジュリエット」と「モンタギュー家とキャピュレット家」』
スザンヌ・ラング(P)
【録音】 2010年1月&3月 マインツ・トーンマイスター・スタジオ
(セッション:デジタル)
スザンヌ・ラング。彼女はどのような方向性を目指しているのかどうか? ま
ずレパートリーを見る限り、かなりのヴィルトゥオーゾ系を狙っていると見て
間違いないでしょう。しかしその選曲のセンスには驚くべきものがあります。
リストの「ナイチンゲール」はアリャビエフの有名な歌曲の編曲版ですが、あ
まり取り上げる人のいない珍品であり、ファリャの「火祭りの踊り」はいわず
と知れた名ピアニストが好んで演奏したアンコール・ピースです。ロシア系、
チェコ系で攻めるかと思うと、唐突にシューベルトが来て少々驚きに見舞われ
る。とにかく予想外の曲が出て来るので一時も気を緩めることはできません。
しかし、全ての曲にはストーリーが込められているという。冒頭のナイチンゲ
ールの歌は、ロメオとジュリエットの愛の場面で歌われるものであるし、ファ
リャの作品は「踊りの音楽」としてチャイコフスキー、ラフマニノフ、シチェ
ドリンと同列に扱われているそうです。彼女の意図がわかったところでもう一
度耳を傾けてみたい。この精巧なミニアチュア、どこまで巨大に成長するのか
楽しみです。

OC-950 \2080
ヨハン・アドルフ・ハッセ:
オラトリオ「聖ペトロと聖マリア・マグダレーナ」(全曲)
キルステン・ブライゼ(Sp)ハイドルン・コルデス(Sp)
ヴィヴィカ・ジェノー(Ms)
テリー・ウェイ(C-T)ヤチェク・ラシュコウスキ(ソプラニスタ)
ミヒャエル・ホフシュテッター(指揮)
ルードヴィヒスブルク城音楽祭管弦楽団と合唱団(ピリオド楽器使用)
【録音】2008年11月22-23日 ルードヴィヒスブルク城教会でのライヴ
ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699 . 1783)の、注目すべきオラトリオの録音で
す。この作品はオラトリオ形式で書かれていますが、内容は「ミゼレーレ(慈
悲)」と「詩篇への導入詩」によって書かれています。ヴェネツィア書法で書
かれたこの作品は、歌劇「クレオフィーデ」とほぼ同時期に書かれたものです
が、孤児慈善団体の音楽専門の教育を受けたスカウトのために書かれたとも言
われていますが、全てが高声のソロ歌手たちだけで構成されているのも特徴
的。その高声の魅力的な組み合わせは、ヴィルトゥーゾ音楽ではなく、後悔の
深い悲しみと慈悲深い神を想起させ、そして喜びを導き出すことを表現してい
るのです。
バーデン=ヴュルテンベルク国際音楽祭の一環として行われる、ルートヴィヒ
スブルク城芸術祭2008年のライヴ録音です。最近様々なオペラに出演し絶賛を
浴びているハイドルン・コルディスやキルステン・ブライゼ。圧倒的テクニッ
クと幅広い音域をもつヴィヴィカ・ジェノー。元ウィーン少年合唱団のアイド
ル、テリー・ウェイの清楚なカウンターテナー。そして最近ソプラニスタとし
て注目を浴びてきているヤチェク・ラシュコウスキが出演。また、最近バイエ
ルン国立歌劇場、リセウ劇場、ベルリン・コミッシェ・オーパ、ザルツブルク
音楽祭などからの客演、そして古典派の隠れた作品の復活上演(アイブラーの
作品)などを手がける若手指揮者、ホフシュテッターの指揮によって演奏され
ています。




<SONY CLASSICAL>
8869771091-2 2枚組 \1680
LANG LANGLang Lang Live In Vienna
ジュエル・ケース仕様(予定)
8869771900-2(2CD+1DVD) \2750
初回生産限定盤、ボーナスDVD付き、ハード・カバーブック仕様(予定)
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第3番ハ長調 作品2
ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 作品57“熱情”
アルベニス:「イベリア」第1巻
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調 作品83
ショパン:練習曲 作品25 第1番 変イ長調
ショパン:ポロネーズ第6番変イ長調 作品53 “英雄”
ショパン:ワルツ第2番“華麗なる円舞曲” 作品34-1 イ長調
ベートーヴェン:
交響曲第7番イ長調作品92ピアノソロ版(LISZT編曲)第1楽章より
※DVD Deluxe Limited Edition(初回生産限定盤のみ)
インタビュー、メイキング、「べト7」演奏映像収録予定。
映画「のだめカンタービレ最終楽章」前編&後編で上野樹里演じる主人公“の
だめ”のピアノ演奏をすべて吹き替えていたピアニスト、ラン・ラン。世界
でも最高のピアニストの一人として世界中のオーケストラ、指揮者との共演、
コンサート活動を行う。4月末には「めざましテレビ」への生出演、生演奏で
番組キャスター陣も大興奮、一気にお茶の間の知名度を高めた。
クラシック音楽を広く一般に届ける親善大使となりたい!というラン・ランの
真価を見せるライヴアルバムが2枚組みで登場。収録は映画「のだめ」前編で
千秋が指揮をしたことでも知られるウィーン楽友協会ホール。選曲も持ち味の
ダイナミックさと繊細さが引き立つ、ベートーヴェンのソナタ3番と23番「熱
情」。超絶技巧のプロコフィエフ7番の戦争ソナタ。アンコール曲としての
「英雄ポロネーズ」は誰もが知る名曲。ほか、身を乗り出さずにはいられない
その演奏は、クラシック・ファンは必聴。

8869772414-9(DVD-Video) \1580
8869771902-9(Blu-ray) \2450
LANG LANGLang Lang Live In Vienna(1DVD)
デジパック仕様(予定)
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第3番ハ長調 作品2
ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 作品57“熱情”
アルベニス:「イベリア」第1巻
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調 作品83
ショパン:練習曲 作品25 第1番 変イ長調
ショパン:ポロネーズ第6番変イ長調 作品53 “英雄”
ショパン:ワルツ第2番“華麗なる円舞曲” 作品34-1 イ長調
ベートーヴェン:
交響曲第7番イ長調作品92ピアノソロ版(LISZT編曲)第1楽章より
2010年8月24日発売のCDと同内容のライヴDVD、Blu-ray DISCリリース。ラン・
ランの演奏は、音楽はもちろん、そのダイナミックな演奏スタイルがヴィジュ
アルとして楽しめる。特にプロコフィエフのソナタ、英雄ポロネーズなど、
彼ならではの大胆な演奏表現は臨場感のある映像にふさわしい。音楽そのもの
ともいえるラン・ランのパフォーマンスを、ウィーン楽友協会の指定席で体験
したい。
なお、Blu-ray DISCにはボーナス映像として、世界初となるクラシック演奏の
”3D映像”を、ライヴ演奏曲から抜粋して別収録。

8869769033-2 \1680
JAN VOGLER My Tunes Vol. 2
『サン=サーンス:白鳥』『パガニーニ:カンタービレOp.17』『メンデルスゾ
ーン:歌の翼に』『サン=サーンス:アレグロ・アパッショナート ロ短調Op.43』
『フォーレ:エレジー ハ短調Op.24』『R=コルサコフ:熊蜂の飛行』『シューベ
ルト:アヴェ・マリア』『パガニーニ:ロッシーニの「モーゼ」の主題による
変奏曲』『ヨアヒム・ラフ:カヴァティーナOp.85-3』『グラズノフ:アラビア
のメロディーOp.20-1』『民謡:ロンドンデリーの歌(ダニー・ボーイ)』『グル
ック:精霊の踊り』『ワーグナー:「夢」-ヴェーゼンドンクの歌』『ピアソラ:
オブリヴィオン(忘却)』
ヤン・フォグラー(Vc)
ヘルムート・ブラニー(指揮)
ドレスデン歌劇場室内管弦楽団(ドレスデン・カペルゾリステン)
【録音】2009年 [デジタル:セッション]
19歳にしてドレスデン歌劇場管弦楽団の首席チェリストとなり、現在世界中
でソリストとして活躍しているヤン・フォグラー。彼はその作曲された時代
奏法だけでなく、様々な時代の曲の表現のために開放弦使用法も加えて歌に
変換しているのです。それは他の演奏家には無い個性で、それが私たちに新
鮮さを与えてくれるのです。
2007年に発売されたVol.1(88697130652)は、ドイツ・クラシックチャート1位
を1カ月独占したほどのアルバムで、「メロディーの情熱的な深い呼吸」「小
品集にしてこの感動的名演」「クールでスマートかつエレガント。これこそ
現代のチェリスト」と高く評価されました。今回もチェロ用小品ながら、深
く感動的な彼の素晴らしい演奏をお聴き下さい。

8869774869-2 \1680
リヒャルト・シュトラウス・アルバム
『オーボエ協奏曲 ニ長調Op.144』
- フランソワ・ルルー(Ob)
ダニエル・ハーディング(指揮)
スウェーデン放送交響楽団
『13管楽器のための組曲 変ロ長調 Op.4』
- フランソワ・ルルー(指揮&Ob)
アンサンブル・パリ=バスティーユ
【録音】2009年 (デジタル:セッション)
現代オーボエ奏者として一番人気を持つフランソワ・ルルーの、待望のR・
シュトラウスの録音です。先にバイエルン放送に入団したシュテファン・シ
ーリは、昨年2009年にこの曲を録音(OC737)しましたが、既に来日など世界中
で演奏してきたルルーにとって初録音となります。彼は最も新しい感覚を持っ
たオーボエ奏者ですが、ここではハーディングのバックにも助けられ、最も
現代的R・シュトラウスが演奏されるに違いありません。
また、「13管楽器のための組曲」は初期の作品ですが、ロマン派独特の甘美
なメロディや厚いハーモニーを多用しつつも、モーツァルトのような古典的形
式の各楽器の特性を活かした見事なオーケストレーションも見事な作品です。
ルルーの仲間たちで結成された才能にあふれた管楽アンサンブル「アンサン
ブル・パリ=バスティーユ」は、バイエルン放送、パリ・オペラ座、フラン
ス国立、フランス放送フィルの若手メンバーを中心として、こちらも素晴ら
しい演奏が期待できるでしょう。




<RCA RED SEAL>
8869773842-2 3枚組 \2300 ※品番変更8869777071-2
EVGENY KISSIN Kissin Plays Schumann
『ピアノ協奏曲イ短調Op.54』* 『交響的練習曲Op.13』
『クライスレリアーナOp.16』『幻想曲ハ長調Op.17』
『ピアノ・ソナタ第1番嬰ヘ短調Op.11』『謝肉祭Op.9』
『アベッグ変奏曲Op.1』『献呈(リスト編)』
- エフゲニー・キーシン(P)
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団*
ジュリーニ&ウィーン・フィルと共演したピアノ協奏曲をはじめ、RCA Red
Sealとソニー・クラシカルに残されたキーシンのシューマン演奏。1990年9月
のカーネギー・ホールでの歴史的な演奏会でのライヴにはじまり、巨匠ジュリ
ーニ/ウィーン・フィルとの共演、1990年代-2001年にかけてフライブルクでの
セッションで収録されたソロまで、シューマンの代表的なピアノ作品を収録。
世界的な活躍を続けるキーシンにとって、シューマン作品はショパン作品と
並んで最重要のレパートリーとして繰り返し演奏し、その足跡をレコーディン
グという形で残してきました。当BOXはそれらの中から代表する録音を、シュ
ーマン・イヤーに合わせて3枚組として発売するものです。



<deutsche harmonia mundi>
8869772024-2 2枚組 \2200
ヘンデル:オラトリオ「マカベウスのユダ」HWV.63(全曲)
ヌリア・リアル(Sp:イスラエルの女)
ロター・オディニウス(T:ユダス・マカベウス)
ルチア・ドゥショニョヴァ(Ms:イスラエルの女)
セルジオ・フォレスティ(B:司祭シモン)、他
ロルフ・ベック(指揮)
エルビポリス・バロックオーケストラ・ハンブルク
シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭合唱団
【録音】2010年2月 シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭でのライブ
合唱曲「見よ勝ち誇る英雄を」でよく知られている作品。「メサイア」「サム
ソン」とともにしばしば演奏される名作で、旧約聖書外典の「マカピー第1書」、
ヨセフスの「ユダヤ古代誌」にも基づく、イスラエルの英雄マカベアのユダ
の、シリアの王政に対する反抗とその勝利の物語が、力強い合唱を効果的に
用いて感動的に描かれています。
「ヴァントの杖」とも呼ばれた指揮者のロルフ・ベックは、ドイツ連邦外務省
文化局担当責任者として合唱振興に寄与し、バンベルグ市立音楽堂の建設を提
案し、そのオープニングにはクラウディオ・アバドなどの多くの名指揮者を迎
えました。また、バンベルグ交響楽団合唱団を世界的に超一流の合唱団に育て
あげ、1994年北ドイツ放送ハンブルグ放送協会音楽局長就任。シュレスヴィヒ
=ホルシュタイン音楽祭合唱アカデミーの創立者及び音楽監督を務めています。
オーケストラ・アンサンブル金沢の公演に毎年定期的に出演し、ふくよかな響
きのなかで厳かな音楽を奏し、合唱作品への奥深さを伝えてくれています。
この録音では、最近ドイツで高い評価を得て人気上昇中のエルビポリス・バロ
ックオーケストラとの共演となります。テンポと跳躍感のある彼らの新しい感
覚と、エコー賞を受賞している美しきバロックの歌姫のヌリア・リアル。奥深
き合唱の大家との融合により、変化に富む色彩豊かな音楽ドラマが創り上げら
れています。

8869763380-2 \1680
メデテラニウム(東洋と西洋の間の中世即興の世界)-
アンサンブル・オーニ・ヴィータルス(中世アンサンブル)
Tre fontane / Oi yano yano / Jalla man / Firassu in si b / Quannu
Passu / Son tre corone / Saltarello / Laudemus Virginem / Stella
splendens / Isabella / Osman Pasha / Mey Balaban taksim / Mevlana /
Nani nani / Non sofre Santa Maria
【録音】2009年10月1-3日 ケルン・ドイツランド放送局スタジオ
(デジタル:セッション)
あのNaxosの名盤&名録音盤「ベツレヘム巡礼の途上にて」のアンサンブル・
オーニ・ヴィータルスが、DHMから新録音の発売です。
「オリエント=日のいずるところ=東洋」と「オクシデント=日の沈むところ
=西洋」との間にかける橋をつくるため、そして何世紀もの間、東洋と西洋の
音楽文化に影響を与え、相異なる要素や伝統の合成物を創造するための旅に出
ました。さまざまな文化圏から来た楽器奏者や歌手たちは、中世とルネッサン
ス音楽のほか、東ヨーロッパやトルコ、アラビア文化圏の伝統音楽も、国際的
な音楽祭や、CD制作を通じて披露してきました。解釈・演奏の仕方はその特有
さで聴く人に快い驚きを与え、名人技と呼ばれる演奏と独善的とも言えるアレ
ンジとの組み合わせは、まったく新しく特別生き生きとした響きを生み出しま
す - 音楽は東洋(オリエント)と西洋(オクシデント)との関節となり、音楽的
掛け橋となるのです。この、経験豊かな「国境を歩く者たち」は、新しいもの
への感心をかき立て、耳慣れないものに慣れたいと思わせ、そして伝統の持つ
共通の根を消し去ろうとせず、一緒に結びつき、そしてお互いを豊かにしてい
こうとします - 既知のものと、すでに忘れ去られたものとの融合体となりま
す。
このアルバムでは、地中海:「Mediterraneum」-ビザンチン様式の、そしてオ
スマントルコの時代からの音楽、 南イタリアの伝統音楽とシチリアとサルジ
ニアの島のインストルメンタル。 14世紀カタロニア からピルグリム歌、アン
ダルシアの素晴らしい詩歌、スペイン・ポルトガル系ユダヤ人のロマンス、か
らバルカン半島へと、最終的に人気が高い現代のアラブやトルコの、そしてギ
リシャの音楽と15世紀のJewishなど、 これらの慣例の多くが数世紀遡ります。

8869762663-2 \1680
テレマン:弦楽のためのソナタ・協奏曲集
『シンフォニア・スピリトゥオーザ ニ長調 TWV 44:1D』
『ソナタ集 TWV 42:A10, a5, G7, h5, D11, e12』
『ソナタ(協奏曲)TWV 44:35』
- コンチェルト・メランテ(ピリオド楽器使用)
ライマー・オルロフスキー(バロックVn:BPOメンバー)
ウルリヒ・クネルツァー(バロックVa:BPOメンバー)
ヴァルター・クスナー(バロックVn:BPOメンバー)
ウルリヒ・ヴォルフ(ヴィオローネ:BPOメンバー)
ベルンハルト・フォーク(バロックVn:ベルリン古楽アカデミー・メンバー)
クリスティン・フォン・デア・ゴルツ
(バロックVc:フライブルク・バロックOメンバー)
ビョルン・コエル(リュート&テオルボ:ベルリン古楽アカデミー・メンバー)
ラファエル・アルパーマン(チェンバロ&オルガン:ベルリン古楽アカデミー
・メンバー、BPO客演チェンバロ奏者)
【録音】2009年 ベルリン(デジタル:セッション)
2008年にベルリン・フィルのメンバーを中心に結成された古楽器アンサンブル
「コンチェルト・メランテ」の最新録音。10年前からのベルリン・バロック・
ゾリステン・メンバーもおりますが、古楽器アンサンブルとして2人の古楽器
弦楽器奏者とリュート&チェンバロ奏者も加わり、本格的活動が開始されまし
た。既にベルリン・フィル公認室内楽アンサンブルとなり、定期的にコンサー
トが行われています。
この録音ではテレマンの弦楽のための作品ばかりを収録し、彼らの斬新かつ、
弾けるような演奏で楽しませてくれるでしょう。

<WARNER MUSIC>
2564.683659 \1080
プラシド・ドミンゴ「ファースト・リサイタル」
マスカーニ:歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》より〈お母さん、あの
酒は強いね〉, レオンカヴァルロ:歌劇《道化師》より〈衣装をつけろ〉,
ヴェルディ:歌劇《仮面舞踏会》より〈永久にきみを失えば〉, ポンキエッ
リ:歌劇《ジョコンダ》より〈空と海〉, チレア:歌劇《アドリアーナ・ル
クヴルール》より〈あなたの中に母の優しさと微笑みを〉, プッチーニ:歌
劇《トゥーランドット》より〈誰も寝てはならぬ〉, ジョルダーノ:歌劇
《フェド-ラ》より〈愛さずにはいられぬこの思い〉, ドニゼッティ:歌劇
《ランメルモールのルチア》より〈わが祖先の墓よ〉, ヴェルディ:歌劇
《アイーダ》より〈清きアイーダ〉, ヴェルディ:歌劇《トロヴァトーレ》
より〈ああ、あなたこそ私の恋人〉, ジョルダーノ:歌劇《アンドレア・
シェニエ》より〈ある日青空をながめて〉
プラシド・ドミンゴ(T)
ネッロ・サンティ(指揮)
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団
[録音:1968年5月末 ベルリン]
3大テノールのひとりプラシド・ドミンゴの1968年録音の初ソロ・アルバムで
す。すでにウィーンで成功を収めていた若きドミンゴは,1968年,熱狂的なデ
ビューとなったメトロポリタン公演の直前に当録音を行ったものです。

2564.683267 \1700
ドヴォルザーク:『スターバト・マーテル』Op.58
ヴラディーミル・フェドセーエフ(指揮)
チャイコフスキー交響楽団(モスクワ放送交響楽団)
ボリショイ合唱団
[録音:2008年2月 チャイコフスキー音楽院(モスクワ音楽院)大ホールでの
ライヴ]
この作品は,近代チェコにおける最初のオラトリオの名作で,彼が愛児を次々と
失ってしまった不幸の時期に書かれました。チャイコフスキー交響楽団(モス
クワ放送交響楽団)をロシア有数の楽団に育て上げ,東京フィルにも客演するな
ど世界に活動を広げるフェドセーエフと同オーケストラによるCD。彼のドヴォ
ルザークの録音は意外に少ないようですが,悲しみの感情が心からジワッと湧
き出てきてしまうような,感動的な演奏です。

2564.683933 \2080
J.S.バッハ:『ゴルトベルク変奏曲』BWV.988
ジョアンナ・マクレガー(P)
[録音:2009年 ザルツブルク・モーツァルテウム]
ジャズやコンテンポラリー,近現代音楽など幅広いスタイル演奏で聴かせてく
れるマクレガー。今回はバッハの王道曲「ゴルトベルク」に挑戦です。最初の
主題アリアはしっとりとオルゴールのように夢の中へ・・・と思いきや,変奏
がはじまると彼女の本領が発揮されます。特に左手のリズムの取り方はまるで
スゥイングしているではありませんか。ジョプリンのラグタイムを聴いている
よう。「貴族の不眠症への-というのは寓話であり,バッハの持つ全てを作曲
技術の集大成の曲であり,スカルラッティ,ラモー,コレルリ,ヘンデルなどバロ
ック時代の作曲法が詰まっています。そして上下を行き来する喜びと生命力,
絶望と孤独を包含する音楽が見事に融合されています。それを私なりの心のリ
ズムと現代ピアノで表現したかったのです」とマクレガーは語っています。

2564.683932 4枚組 \6800
メシアン:作品集
(CD1)メシアン: 『世の終わりのための四重奏曲』*, チグムント・クラウゼ
(1938-):『生誕のための四重奏曲』  [1994年録音]
(CD2&3)メシアン:『幼な児イエスにそそぐ20の眼差し』 [1995年9月録音] 
(CD4)メシアン:『ハラウィ- 愛と死の歌』**(新録音)
ジョアンナ・マクレガー(P) マデリーン・ミッチェル(Vn)* 
デイヴィッド・キャンベル(Cl)* クリストファー・ファン・カンペン(Vc)*
シャルロッテ・リーディク(Sp)**
クロスオーヴァー・ピアニスト:ジョアンナ・マグレガーのアルバムの登場。
彼女の特異な才能を存分に味わえるメシアン集大成です。イギリス生まれの
彼女は,クラシックを学びながらも,テレビのサントラやコンテンポラリー・
ダンスの音楽など幅広い活躍を重ね,Collins Classicsレーベルに15枚の録音
を成し,ジャズの分野でも知られるというマルチな人です。今回のBOXは4枚組
で,以前Collins Classicsレーベルから発売されていた3枚のCDに新録音となる
「ハラウィ」を加えたマニア垂涎のアイテムです。

2564.683855 \1700
イザイ;無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(全6曲)
レイチェル・コリー・ダルバ(Vn)
レイチェル・アルバ・コリーのメジャーデビュー盤です。1981年ローザンヌ生
まれの彼女は既に12歳でソロ・デビューし,ベルン交響楽団などと共演し「ス
イスで最も期待のヴァイオリニスト」と好評を博しました。15歳でヨーロッパ
の様々な音楽祭に出演。その後更に研究を重ねるために,カントロフに師事し,
様々な国際的コンクールで優勝しています。彼女の情熱的な演奏はヨーロッパ
の話題となり,音楽祭だけでなく映画祭等からも客演として招かれています。
今回は技巧的なイザイの無伴奏からの挑戦となりますが,ダイナミックな彼女
の演奏には強い存在感があり,6曲を表情豊かに弾き分けているのがわかりま
す。この録音では,1727製ストラディバリを使用しています。次回はイザイと
サン=サーンスのヴァイオリンと管弦楽のための作品集の予定。

2564.682893 2枚組 \2160
グルック:歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』(全曲)
ジャネット・ベイカー(オルフェオ)
エリザベス・シュパイザー(エウリディーチェ)
エリザベス・ゲイル(アモーレ)
レイモンド・レパード(指揮)
ロンドン・フィル, グラインドボーン音楽祭合唱団
[録音:1982年2月 セッション:デジタル]
ジャネット・ベイカー引退記念公演後のスタジオ録音。丸みのあるリズムと繊
細な美しさを追求し,説得力のある演奏に仕上がっています。

2564.682896 2枚組 \2160
シャルパンティエ:歌劇『ダヴィデとヨナタン』H.490(全曲)
フィリップ・フッテンロッハー(サウル)
コレット・アリオ=ルガス(ヨナタン)
ポール・エスウッド(ダヴィデ)
ルネ・ヤーコプス, フランソワ・ル・ルー, 他
ミシェル・コルボ(指揮)
イングリッシュ・バッハ・フェスティバル・バロック管弦楽団
リヨン歌劇場合唱団 [録音:1981年]
フランス・バロック作曲家シャルパンティエの歌劇。オペラ形式をとっていま
すが,旧約聖書のダヴィデとヨナタンの友情物語を主題とし,典型的なフランス
抒情詩によって物語りは進められて行きます。この貴重なオペラを,大御所コ
ルボが1981年に録音した盤の待望の再発売となります。

2564.682961 2枚組 \2160
ビゼー:歌劇『カルメン』(全曲)
プラシド・ドミンゴ(ドン・ホセ), ジュリア・ミゲネス(カルメン),
ルッジェーロ・ライモンディ(エスカミーリョ),
フェイス・エシャム(ミカエラ)
ロリン・マゼール(指揮)
フランス国立管弦楽団
フランス国立放送合唱団・児童合唱団
[録音:1982年 ラジオ・フランス104スタジオ]
以前LDやVHSで発売されていたフランチェスコ・ロージ監督による映画版「カ
ルメン」のサウンドトラックとなります。1970年にマゼールはエーザー版によ
ってベルリン・ドイツ・オペラと録音していました。この盤で原典版を使用し
つつも,この演奏のためにマゼールはフランス国立放送が保有しているスコア
や,パリ・オペラ座図書館所蔵のスコア,ビゼーの草書などを参考し,演奏に取
り入れているのも特徴となっています。ここでもマゼール独特な節回しやテン
ポなど,すみずみまで神経の行き届いた指揮によって,悲劇性を効果的に演出し
ています。

2564.683359 2枚組 \2160
ロッシーニ:歌劇『アルジェのイタリア女』(全曲)
マリリン・ホーン(イザベッラ), サミュエル・レイミー(ムスタファ)
キャスリーン・バトル(エルヴィッツラ), ニコラ・ザッカリア(ハリー), 他
クラウディオ・シモーネ(指揮)
イ・ソリスティ・ヴェネティ, プラハ・フィルハーモニー合唱団
[録音:1980年]
原典版を使用し、序曲からトルコ風いっぱいの演出と、アリアでの丁寧なシ
モーネの音楽作りが際立っています。しかしながらマリリン・ホーンやサミュ
エル・レイミーらの歌は巧みで奔放さがすばらしく、そのギャップがこの曲を
さらに面白くしています。

2564.682891 2枚組 \2160
マスネ:歌劇『ウェルテル』(全曲)
ジェリー・ハドレイ(ウェルテル)
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(シャルロット)
ドーン・アップショウ(ソフィー)
ジェラール・デリュエル(アルベール)
ジャン=マリー・フレモー
フレデリク・カトン, ジル・ラゴン, 他
ケント・ナガノ(指揮) リヨン国立歌劇場管弦楽団&合唱団
[録音1995年10、11月 リヨン国立歌劇場]
フランス的な香りがいっぱいにあふれる気品の良い演奏は,ケント・ナガノの
綿密な譜読みによって,色彩豊かに表現されていきます。オッターのドラマティ
ックさやハドレイも熱唱で応え,悲劇ドラマをダイナミックに展開された名盤
です。

2564.682306 3枚組 \3240
モーツァルト:歌劇『コシ・ファン・トゥッテ』(全曲)
キリ・テ・カナワ(フィオルディリージ)
フレデリカ・フォン・シュターデ(ドラベッラ)
テレサ・ストラータス(デスピーナ)
デイヴィッド・レンダール(フェルランド)
フィリッペ・フッテンロッハー(グリエルモ)
ジュール・バスタン(ドン・アルフォンソ)
アラン・ロンバール(指揮)
ストラスブール・フィルハーモニック管弦楽団
ライン・オペラ合唱団
[録音:1977年]
実力派ばかりの歌手でそろえられた演奏。清新なロンバールの音造りは,聴き
手を退屈せないものとなっています。

2564.681380 2枚組 \2700
ストラヴィンスキー:歌劇『放蕩児の遍歴』(全曲)
ロバート・ロイド(トゥルーラヴ), ドーン・アップショウ(アン)
ジェリー・ハドレイ(トム), サミュエル・ラメイ(シャドウ)
アンネ・コリンズ(マザー・グース), グレース・バンブリー(ババ)
スティーヴン・コール(セレム)
ケント・ナガノ(指揮) リヨン歌劇場管弦楽団&合唱団
[録音:1995-96年]
ストラヴィンスキーの唯一の本格的正統オペラ。古典的オペラの様々なコン
ヴェンションを復活させた,新古典主義最後の作品でもあります。ケント・ナ
ガノの指揮は,キリリと締まったリズムが心地好く,音の粒立ったもの。実験的
な試みが随所に埋め込まれた革新的な演奏です。

2564.681484 \1350
ロッシーニ:歌劇『幸せな間違い』(全曲)
アニック・マシス(イサベッラ), ラウル・ヒメネス(ベルトランド)
ロドニー・ジルフリー(バトーネ), ピエトロ・スパニョーリ(タラボット)
ロレンツォ・レガッツォ(オルモンド)
マルク・ミンコフスキ(指揮) ル・コンセール・デ・テュイルリー
[録音:1996年6月12-17日]
夫の友人に横恋慕され,不貞をはたらいたとして夫に追われてしまう公爵夫人
が,最後には誤解もとけて,夫の公爵と再び結ばれるという一幕ものの喜劇。
ロッシーニ歌いの歌手を集め,ミンコフスキの指揮も快活で,若いロッシーニ
の再起を感じさせてくれます。

2564.681478 2枚組 \2160
ドニゼッティ:歌劇『愛の妙薬』(全曲)
マリア・デヴィーア(アディーナ),  ロベルト・アラーニャ(ネモリーノ)
ピエトロ・スパニョーリ(ベルコーレ)
ブルーノ・プラティコ(ドゥルカマーラ)
フランチェスカ・プロヴィッショナート(ジャンネッタ)
マルチェロ・ヴィオッティ(指揮)
イギリス室内管弦楽団 タリス室内合唱団
[録音:1992年]
今ではイタリア・オペラのベテラン歌手ばかりですが,録音当時は若手ばかり
を集めた録音。オーケストラも小編成のイギリス室内管を使用して,今までの
この曲の観念を覆した演奏です。やや小ぶりな演奏かもしれませんが,ドニゼ
ッティ当時の演奏スタイルが採られ,デヴィーアのしっとりとした情感の入っ
た歌唱は絶品でしょう。

2564.681476 3枚組 \2700
ショーソン:抒情劇『アルテュス王』(全曲)
テレサ・ツィリス=ガラ(ジュニエーヴル), ジーノ・キリコ(アルテュス王)
エスタ・ウィンベルイ(ランセロ), ルネ・マシス(モルドレッド)
ジェラール・フリードマン(ライオネル), フランソワ・ルー(アラン)
ジル・カシマイユ(メルラン)
アルミン・ジョルダン(指揮) フランス放送新フィルハーモニー管弦楽団
フランス放送合唱団
[録音:1985年]
ショーソン唯一のオペラで,アーサー王を題材としていますが,ショーソン自
身によって台本も書かれました。音楽のスタイルは,ワーグナーの「トリスタ
ンとイゾルデ」や「パルシファル」の影響を受けているようです。アルミン
・ジョルダンの徹底した解釈。ジーノ・キリコのアルテュス王の申し分の無
い壮大な歌いっぷりは絶品。ツィリス=ガラの誘惑に満ちた美しい声。ウィ
ンベルイの情熱的な歌唱など名盤の一枚といわれていましたが,今回待望の
再発売となります。

2564.683449 2枚組 \2160
ワーグナー・エクスペリエンス
[CD1]
『さまよえるオランダ人』『ローエングリン』『トリスタンとイゾルデ』
『ニュールンベルクのマイスタージンガー』より 
[CD2] 『ワルキューレ』『神々の黄昏』『パルシファル』より
アンネ・エヴァンス, ジェーン・イーグレン, ポール・エルミング, ジーク
フリート・イェルサレム, フィリップ・カング, マリアンナ・リポヴシェク,
ワルトラウト・マイヤー, フェリシティ・パルマー, ナディーヌ・セクンデ,
ペーター・ザイフェルト, ロランド・ヴィラゾン,
ダニエル・バレンボイム(指揮)
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団, シカゴ交響楽団,
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, バイロイト音楽祭管弦楽団
この巻ではワーグナーのオペラの中から有名アリアと管弦楽曲楽章ばかりを
2時間半収録したベスト盤となります。

2564.681682 2枚組 \2160
モーツァルト・オペラ・エクスペリエンス
(CD1)『魔笛』『羊飼いの王様』『後宮からの誘拐』『ルチオ・シッラ』
『イドメネオ』『劇場支配人』より
(CD2)『コシ・ファン・トゥッテ』『ドン・ジョヴァンニ』『フィガロの結婚』
より
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
チューリヒ歌劇場モーツァルト管弦楽団
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス, ヨーロッパ室内管弦楽団
アン・マレイ, ペーター・シュライヤー, エディタ・グルベローヴァ,
ヴェルナー・ホルヴェーグ, ハンス=ペーター・ブロホヴィツ,
トーマス・ハンプソン, バーバラ・ボニー, 他
ワーナー・エクスペリエンス・シリーズ。この巻では,アーノンクール指揮に
よるモーツァルト・オペラの名演から,名アリアと序曲ばかりを2時間半分を
収録したベスト盤となります。

2564.683448 2枚組 \2160
チャイコフスキー・エクスペリエンス
(CD1) 『ピアノ協奏曲第1番』『交響曲第1番』『交響曲第2番』
『交響曲第4番』『交響曲第5番』 『メロディ変ホ長調』
『弦楽四重奏曲第3番』『騒がしい舞踏会の中で』『弦楽セレナーデ』
『ロメオとジュリエット』より
(CD2)『1812年』『オネーギン』『スペードの女王』『ヴァイオリン協奏曲』
『白鳥の湖』 『くるみ割り人形』『眠れる森の美女』『交響曲第6番』より
エリザベス・レオンスカヤ, クルト・マズア, マキシム・ヴェンゲーロフ,
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ, エフゲニー・スヴェトラーノフ,
アレクサンダー・ラザレフ, ワディム・レーピン, 佐渡裕,他
ワーナー・エクスペリエンス・シリーズ。この巻では,チャイコフスキーの有
名曲ばかりを2時間半収録したベスト盤となります。

2564.681680 2枚組 \2160
ベートーヴェン・エクスペリエンス
(CD1)『ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」』『ヴァイオリン, チェロ,
ピアノのための三重協奏曲』 『弦楽四重奏曲第9番「ラズモフスキー第3番」』
『ピアノ・ソナタ第14番「月光」』『バガテル イ短調「エリーゼのために」』
『ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」』『交響曲第6番「田園」』
『弦楽四重奏曲第1番』『交響曲第2番』『交響曲第7番』より
(CD2)『交響曲第9番「合唱付」』 『ロンド・ア・カプリッチョト長調Op.129
「失われた小銭をめぐる興奮」』 『ピアノ協奏曲第5番「皇帝」』 『エグモ
ント序曲』 『ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」』 『フィデリオ』『弦楽四重奏
曲第13番』 『ディアベリ変奏曲』 『ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェ
ル」』 『バガテルOp.126-4』『合唱幻想曲』より
ニコラウス・アーノンクール&ヨーロッパ室内管弦楽団
マキシム・ヴェンゲロフ, トーマス・ツェートマイヤー,  
ピエール=ローラン・エマール,  フェルメール四重奏団,
ルドルフ・ブッフビンダー,
ダニエル・バレンボイム&ベルリン・シュターツカペレ,
ジャン=ベルナール・ポミエ
ワーナー・エクスペリエンス・シリーズ。この巻では,ベートーヴェンの有名
曲楽章ばかりを2時間半収録したベスト盤となります。

5186.571482(Blu-ray) \4750
アドルフ・アダン:ジゼル
計155分収録 <112分+43分(ボーナス)>
ボーナス映像:ツィガンコーワ他主なキャストのインタビュー入り(英語字幕付)
オリジナル・マスターは,ハイヴィジョン収録。
ボリショイ・バレエ出身でウィーン・オペラやハンガリー国立バレエ団等で
活躍しているアンナ・ツィガンコーワをプリマに迎えて話題のジゼル。

5186.588712(3DVD+1ボーナスDVD) \5280
プラシド・ドミンゴ:ヴェルディ/オペラ名演集
[DVD1] ヴェルディ:歌劇『オテロ』(全曲)
[DVD2] ヴェルディ:歌劇『エルナーニ』(全曲)
[DVD3] ヴェルディ:歌劇『トロヴァトーレ』(全曲)
[DVD4(ボーナス・ディスク)]
プラシド・ドミンゴ: スペシャル・インタビュー
[DVD1] ゲオルク・ショルティ(指揮)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
キリ・テ・カナワ(デズデーモナ)  セルゲイ・レイフェルクス(ヤーゴ)他
[収録:1992年10月 コヴェント・ガーデン王立歌劇場]
[DVD2] リッカルド・ムーティ(指揮) ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
ミレッラ・フレーニ(エルヴィーラ)  レナート・ブルゾン(ドン・カルロ)
ニコライ・ギャウロフ(シルヴァ)他
[収録:1982年12月 ミラノ・スカラ座]
[DVD3] ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮&演出)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団 
ライナ・カバイヴァンスカ(レオノーラ) 
ピエロ・カプッチッリ(ルナ伯爵) 
フィオレンツァ・コッソット(アズチェーナ) 
ジョゼ・ヴァン・ダム(フェランド)他
[収録:1978年5月 ウィーン国立歌劇場]
※DVD2のみ、日本語字幕付
来年2011年に70歳を迎えるブラシド・ドミンゴ。それを記念して彼のヴェル
ディの3つの名オペラの演奏をまとめてBOX化いたしました。

<NAXOS> 各1枚 \1000
8.559677
ウィテカー:合唱作品集
1.彼女の聖なる魂が舞い上がる/2.少年と少女/3.水の夜/4.結婚/5.ルクス
・アルムク(黄金の光)/6.小さな木/7.ダビデ王が息子アブサロムの戦死を聞
いた時/8.レオナルドは空飛ぶマシーンを夢見る/ 9.私はこの素晴らしき日
を神に感謝する/10.眠り/11.小鳥
演奏:エローラ・フェスティバル・シンガーズ/
レスリー・デアス(ピアノ)…6.11/キャロル・バウマン (パーカッション)…8
/ノエル・エジソン(指揮)
熟練した指揮者、および作曲家であるウィテカー(1970-)。彼は精巧なテキス
トと、ユニークな響きを用いて、この世のものとも思われぬ美しい音楽を作り
出します。瞬間の美と調和の確かな表出、そして流動的な時間。これらを軸に、
荘厳で光に満ちた音を組み上げ、神秘的で詩情豊かな世界を描いていきます。
多声部からなるクラスターの続出は、同時代のペルトやタヴナーの声楽曲との
類似性も感じさせますが、全ての聴き手に微笑みをもたらす彼の曲には、暖か
さがより強く宿っているようです。聴いているうちに不思議な気分になれるこ
とでしょう。

8.572413
カセッラ:交響曲第1番ロ短調 Op.5 他
1-3.交響曲第1番ロ短調 Op.5(世界初録音)
4-6.ピアノ,ティンパニ ,パーカッションと弦楽のためのOp.69
演奏:デシレ・スクックリア(ピアノ)…4-6/アントニオ・セラヴォーロ(パー
カッション)…4-6/ローマ交響楽団/フランチェスコ・ラ・ヴェッキア(指揮)
最近、人気が復興しつつあるイタリアの作曲家、カセッラ(1883-1947)の管弦
楽作品を4枚のアルバムに収録するシリーズの第1作です。世界初録音となる交
響曲第1番は、作曲家の23歳の誕生日の前日に完成された作品です。パリ音楽
院でフォーレに作曲を学んだ彼らしく、先人の影響も多分に認められますが、
至るところに若き自信のようなものも感じられ、独自の道を切り開こうとする
青年の苦悩が散りばめられているかのようです。暗く垂れこめた雲の間から光
が射すかのように美しい第2楽章に心惹かれぬ人はいないでしょう。かたや
1943年に作曲された「協奏曲」はまるで筋肉が収斂するかのようなメカニカル
で躍動的な音楽です。40年ほどの年月を経ると人はこのように変化していくの
ですね。しかし終楽章にはまたロマンティックな風景に立ち返ります。これが
彼における原風景なのかもしれません。

8.660293-94 2枚組
ウォレス:歌劇「ラウリーン」全曲
演奏:若き貴族ルパート…キース・ルイス(T)/ルパートの友人、グィルヘルム
…ポール・フェリス(T)/河の王ラインバーグ…デイヴィッド・ソール(B-Br)
/トゥルエンフェルス男爵…ドナルド・マクスウェル(Br)/地の精ツェリエッ
ク…ロデリック・アール(B)/ラインの妖精ラウリーン(ローレライ)…サリー・
シルヴァー(S)/男爵の娘ギーヴァ…フィオーナ・ジェーンズ(Ms)/ラインの
精霊リバ…バーナデット・キューレン(Ms)
ヴィクトリア・オペラ管弦楽団&合唱団/リチャード・ボニング(指揮)
アイルランドのウォーターフォードで生まれたウォレス(1812-1865)は、軍楽
隊の楽長であった父親から音楽の手ほどきを受け、10代の半ばですでに熟練し
たヴァイオリニスト&ピアニストとして知られていました。
このオペラはライン河の伝説で名高いローレライを主人公にした作品です。序
曲などの雰囲気はウェーバーそのものですが、なかなか楽しい場面が盛りだく
さんです。リチャード・ボニングによる新しい版を使用した演奏でお楽しみく
ださい。

8.572241
リスト:ピアノ作品全集第31集 ベルリーニのオペラ編曲集
1.ベルリーニの「夢遊病の女」の主題による幻想曲 S393/R132/2.ノルマの回
想 S394/R133/3.ベルリーニの歌劇「清教徒」の回想 S390/R129/4.ヘクサメ
ロン(演奏会用小品)-「清教徒」の行進曲による華麗な大変奏曲 S392/R131
演奏:ウィリアム・ウォルフラム(ピアノ)
☆オペラの中の名旋律を用いて、華麗なピアノ作品に仕上げることは、19世紀
のピアニストたちにとって必要不可欠な腕の見せ所でした。なかでもリスト
(1811-1886)は自らの超絶技巧を惜しげもなく注ぎ込み、数々の作品をこの世
に送りだしたのです。このアルバムはベルリーニの美しいメロディをふんだん
につかった聞きごたえのある曲が並びます。なかでも「ノルマの回想」はピア
ニストの限界に挑戦する難所が次々と出現する、難攻不落の名曲。ウォルフラ
ムの妙技をとくとお聴きください。また、秘曲「ヘクサメロン」はオペラ「清
教徒」の中のメロディに、リストの他、ショパン、タールベルク、エルツ、
チェルニー、ピクシスの 6人の作曲家が変奏曲を書き、リストがまとめたも
の。各々の作曲家の個性を楽しみながら、音の奔流に耳を傾けてみてください。

8.570999
ヒナステラ:ポポル・ヴー(マヤ世界の創造)
1-5.バレエ音楽「エスタンシア」Op.8より
6-10.クレオール舞踊組曲 Op.15(S.コーエン管弦楽編)/
11-15.バレエ音楽「パナンビ」 Op.1より
16-18.交響的三部作「オジャンタイ」 Op.17
19-26.ポポル・ヴー(マヤ世界の創造)Op.44
※1-5.11-15…世界初録音
演奏:ロンドン交響楽団… 1-5.11-15/エルサレム交響楽団…6-10/BBCウェー
ルズ・ナショナル管弦楽団…16-26/ジセル・ベン=ドール (指揮)
アルゼンチン生まれの大作曲家ヒナステラ (1916-1983)の5つの作品です。彼
の作品の中でもとりわけ知られる「エスタンシア」と「パナンビ」、インカ文
明から霊感を得た「オジャンタイ」、ピアノ曲として書かれた「クレオール舞
踊組曲」、そして8年間の作曲期間を経ても、なおも未完成で終わってしまっ
たマヤ神話をもとにする大作「ポポル・ヴー」。とどれもが野性味と強烈な色
彩を放つ魅力的な曲です。このジセル・ベン=ドールの演奏は、録音当時世界
初録音だった2つの作品を含む、ヒナステラのパイオニア的存在。世界を元気
にするために、もう一度ブームを巻き起こしたい熱き名演の登場です。

8.570799
ベック:交響曲集 Op.3
1-4.交響曲ヘ長調 Op.3-1(Callen 13)
5-8.交響曲変ロ長調 Op.3-2(Callen 14)
9-12.交響曲ト短調 Op.3-3(Callen 15)/
13-16.交響曲変ホ長調 Op.3-4(Callen 16)
演奏:トロント室内管弦楽団/ケヴィン・マロン (指揮)
マンハイム楽派の一人、フランツ・イグナツ・ベック(1734-1809)の交響曲集
です。彼は父親から音楽の手ほどきを受け、様々な楽器を習得し、シュターミ
ッツの弟子としてマンハイムの宮廷楽団の奏者となります。彼の才能があまり
にも素晴らしかったのでしょう。同業者からいわれのない嫉妬と中傷を受け
(例えば、決闘の相手が死んでしまったなど)、結局のところ、彼はマンハイム
を離れヴェネツィアに移住することになります。そこから先も波乱の人生を送
った彼の作品は、その生涯に似て、とても劇的で大胆さを備えています。大胆
な和声進行、柔軟なリズム、これらが溶け合い絶妙な効果を持つこれらの作品。
もっと聴きたい方は「6つの交響曲 Op.1」(8.554071)もどうぞ。

8.579003
パヴロワ:交響曲第6番他
1-4.交響曲第6番/5-9.サンベリーナ組曲 序曲(主題「サンベリーナの放浪」)
/ワルツ-幻覚/タンゴ/悲しみの歌/王子との出会い
演奏:ミハイル・シェスタコフ(ヴァイオリン)…1-4
モスクワ・チャイコフスキー交響楽団
パトリック・ベイトン (指揮)
ロシア生まれで、現在アメリカで活躍している女性作曲家、アラ・パヴロワ
(1952-)の最新録音です。彼女はとてもロマンティックな音楽で幅広い称賛を
得ていて、既にNAXOSからも 4枚のアルバムが発売されており、そのどれもが
聴き手を魅了してやみません。今回の作品は、大画家ヴィンセント・ヴァン・
ゴッホに捧げられた「交響曲第6番」と、北欧の童話作家アンデルセンのおと
ぎ話「おやゆび姫」に基づいたバレエ「サンベリーナ」からの組曲です。苦渋
の生涯を送ったゴッホの代表作「星月夜」からインスピレーションを受けたと
いう交響曲は、哀しみを表す「ト短調」の調性を得て、臆面もなく身悶えする
姿を晒すのです。対して、サンベリーナはもっと快活な作品。彷徨うサンベリ
ーナが優しい王子と出会い、幸せをつかむまでが描かれます。これでまた彼女
のファンが増えるかも知れません。

8.579004
カサブランカス:ハムレットの7つの情景他
1-7.ハムレットの7つの情景(1989)(プロローグ/王宮にて/生きるべきか、死ぬ
べきか/オフェーリア/選手たちのパーティ/ヨリック-オフェーリアの埋葬/終
曲)/8-10.新しい警句(1997)/11.パッサカリアの旋法による(1993-1996)/
12-14.警句(1990)/15-16.小さい夜の曲(1992)
演奏:パウル・ユトスム (ナレーター)…1-7/バルセロナ 216
マネル・バルディビエソ (指揮)
カタロニアの作曲家カサブランカス(1956-)は、音の持つ官能性を徹底的に追
及します。この特性は彼の代表作である「ハムレットの7つの情景」にも顕著
に表れ、曲を構成する全ての音には命が宿り、登場人物と背景をたくさんの音
で塗り重ねていくのです。第1の情景の冒頭はチェレスタが用いられ、幽玄な
雰囲気を醸し出します。また怯える弦の音色は、薄氷を踏むような脆い人生を
表しているかのようです。ハムレットの最も有名な独白は、複雑な対位法に織
り込まれてしまいます。そして無垢の象徴オフェーリアは、柔らかい叙情性を
帯びた旋律で表されます。シェーンベルクの影響もかすかに感じられる、そし
て、救いようもないほど悲劇的な物語の結末には、不可解な響きと深い静寂が
用意されていました。

8.572264
クラリネット・ハイヴ
1-4.ピアソラ(1921-1992):タンゴの歴史(B.エドワーズによるクラリネット四
重奏編)/5-8.ハービソン(1938-):トリオ・ソナタ(2本のクラリネットとバス
・クラリネット編 )/9-11.シュラー(1925-):デュオ・ソナタ/12.トーマス・
E=バーカー(1954-1988):シングル・シックス/ 13-19.パーシケッティ(1915
-1987):セレナーデ第13番 Op.95/20.ジポリン(1959-):ハチの巣
演奏:テオドーレ・シェーン(バス・クラリネット…1-12.20)、(第2クラリネッ
ト… 13-19)/ローラ・アーダン(第1クラリネット… 6-11.20)、(第2クラリネ
ット…1-8)/リチャード・モラレス(第1クラリネット…1-4.13-19)/ティモシ
ー・パラダイス(第1クラリネット… 5-8)、(第2クラリネット… 20)/ジェー
ムズ・オグニベーネ(バセット・ホルン…1-4)/エヴァン・ジポリン(バス・ク
ラリネット…20)
このアルバムの最後に収録されている、ジポリンの「ハチの巣」をタイトル名
にした、ちょっとオシャレなクラリネット・アルバムです。様々なサイズのク
ラリネットのために書かれた 20世紀の作品を、まるでハチが蜜を集めるかの
ように並べてあります。耳にする機会の多いピアソラの「タンゴの歴史」も、
クラリネット・アンサンブルで聴くと、感傷的な音色のせいか、いい具合に鋭
角さが取れて、まことに穏やかで美しい作品へと変貌するのが興味深いところ
です。全ての楽章に「速く」と書かれたハービソンのトリオ・ソナタも楽しい
曲です。他にもジャズ風味あり、古典的な作品ありと、クラリネットの可能性
を極限まで追求した作品がぎっしり詰まっています。

8.559636
グラス:弦楽四重奏曲第1番-第4番
1-4.弦楽四重奏曲第2番「カンパニー」(1983)/5-10.弦楽四重奏曲第3番「ミ
シマ」(1985)/11-12.弦楽四重奏曲第1番(1966)/13-15.弦楽四重奏曲第4番
「バツァク」(1989)
演奏:カードゥッチ弦楽四重奏団
マシュー・デントン(ヴァイオリン)/マイケル・フレミング(ヴァイオリン)/
オーエン・シュミット=マーティン(ヴィオラ)/エンマ・デントン(チェロ)
フィリップ・グラス(1937-)が本格的に弦楽四重奏のジャンルに足を踏み入れ
たのは、いくつかのオペラや映画音楽を書いた後のことで、それ以来、この
ジャンルにおける彼の貢献度は非常に高いものになりました。このアルバムに
は 4つの作品が収録されています。1966年、フランス時代に書かれた第1番は
まだ禁欲的ですが、その後の作品はどれも特徴的で幾分強迫観念的な響きを持
ち、聴く者を不安に陥れ絶望の淵でうごめかせると共に、仄かな美しさを感じ
させます。魅惑的な第2番、清廉潔白な響きに満たされた映画音楽「ミシマ」
から派生した第3番、最小限の音形が爆発的なエネルギーを有する瞬間を楽し
む第4番、これらの独特な音楽は、多くのファンをつかんで離すことはありま
せん。

8.570353
ランジバラン:覚醒・エレジー他
1.覚醒/2.常動曲/3.チェロと弦楽合奏のためのエレジー/4.弦楽のためのエ
レジー/5-10.ヴァイオリン・デュオのための6つのカプリース/11-13.弦楽四
重奏曲
演奏:セジョンのソリストたち… 1-4/チェン・シ(ヴァイオリン)…2.5-10/
フランク・ホアン(ヴァイオリン)…5-13/ウェイン・リン(ヴァイオリン)…
11-13/ベス・グターマン(ヴィオラ)…11-13/オーレ・アカホシ(チェロ)…
3.1-13
イラン生まれでアメリカにベースを置く作曲家、ランジバラン(1955-)の作品
集です。「とても高貴で光り輝く思いつき」とアメリカの音楽ガイドでも大絶
賛された彼の音楽は、好奇心に溢れた聴衆の心をうまく刺激するようです。戦
争に関する平和の勝利を祝す「覚醒」、活発なエネルギーの放出が気持ちよい
「常動曲」、命の循環を音で描いた「チェロと弦楽合奏のためのエレジー」そ
して、そこから派生したチェロのためのエレジー。どれもが何かに突き動かさ
れるような煽情的な音楽です。ヴァイオリンの技法と音色を徹底的に追及した、
「6つのカプリース」、生命と夢、その他儀式めいたもの全てを包括する弦楽
四重奏曲も、屈強なる意志の力を感じさせる逸品です。

8.572221
ベートーヴェン:弦楽五重奏曲集
1-4.弦楽五重奏曲ハ長調 Op.29/5-8.弦楽五重奏曲ハ短調 Op.104/9.フーガ
ニ長調 Op.137
演奏:ジル・シャロン(ヴィオラ)/ファインアーツ四重奏団
ラルフ・エヴァンス(ヴァイオリン)/エフィム・ボイコ(ヴァイオリン)/チャウ
ンシー・ペターソン(ヴィオラ)/ヴォルフガンク・ロイファー(チェロ)
かなりのベートーヴェン・ファンでもなかなか手を出さないジャンルの一つ、
弦楽五重奏曲をお聴きいただきましょう。何しろ、4曲ある弦楽五重奏のうち、
1曲はこの盤にも収録されている単一楽章のフーガ Op.137であり、Op.4とさ
れる1曲は、自身の八重奏曲 Op.103のベートーヴェン(1770-1827)自身による
編曲であり、また Op.104は自作のピアノ三重奏曲 Op.1-3を誰かが編曲したも
の。純然たる弦楽五重奏は 1800年-01年に書かれた Op.29の1曲だけというわ
けです。こんな扱いだけど、決してベートーヴェンが手を抜いたというわけで
はないという事は、このアルバムを聴いていただければ納得するはずです。
弦楽四重奏に、ヴィオラが1本加わるだけでこんなにも幽玄な音色が生まれる
事実を再確認。そしてベートーヴェンの精緻な書法に改めて敬服。ファインア
ーツ弦楽四重奏団とヴィオラのシャロンの織り成す見事な演奏にうっとり。そ
して、飛ぶように駆け抜けるフーガに耳を奪われる・・・まさに通向けの音楽
です。

8.572177
ボッシ:主題と変奏 Op.115
1-9.主題と変奏 Op.115/10.5つの小品より「神聖なる家」 Op.132-4/11.英
雄的小品 Op.128/12.5つの小品より「喜びの時」 Op.132-5/13.聖フランチェ
スコの 3つの契機より「炎熱」 Op.140-1/14-16.小協奏曲ハ短調 Op.130a/
17.聖フランチェスコの 3つの契機より「つばめたちとの対話」 Op.140-2
演奏:ピエール・ダミアーノ・ペレッティ(オルガン)
☆イタリアのオルガニスト、エンリコ・ボッシ(1861-1925)の作品集です。当
時のイタリアはオペラ全盛でありましたが、彼は終生オルガニストとして活躍、
「イタリア器楽曲復興」に貢献した人です。また、ボッシはプッチーニの親友
であり、多くの示唆を彼から受けたことでも知られています。このアルバムは、
彼の素晴らしいオルガン作品を収録したもので、フランクから受け継がれた重
厚な音に、ドビュッシーの印象派的な響きを加えたこの時代特有の音色を心か
ら堪能できることでしょう。これらの曲をあますことなく弾ききったオルガニ
スト、ペレッティは 1974年生まれの新進気鋭。ウィーンを中心に世界中を飛
び回る名手です。

8.559633
ロックバーグ:ピアノ曲集第3集
1-13.パルティータ -変奏曲(1976)(前奏曲/間奏曲/ブルレスケ/葬列/即興曲/
深き鐘/バラード /狂詩曲/メヌエット /カノン/夜想曲/アラベスク/三声のフ
ーガ)/14.バッハによる(1966)/15.ソナタ -幻想曲(1956)
演奏:サリー・ピンカス(ピアノ)
ロックバーグ(1918-2005)のピアノ作品集第3集です。第1集(8.559631)や第2集
(8.559632)の難解で複雑な響きに比べると、この第3集に収録されている「パ
ルティータ -変奏曲」はどことなく耳に優しい瞬間もあり、聴き手はやすやす
と彼の世界へ引き込まれてしまいます。しかし、そこはロックバーグ。すぐに
音の迷宮へと私たちを連れ去ってしまうのですが・・・。古典的な手法から、
最先端の語法まで、様々なテクニックを用いて描かれた 12の作品には、悲劇、
原罪、愛など予測不能の世界が描かれていて、まさに目が覚めるほどの面白さ
です。なかでも「夜想曲」でのなりすましロマン派ぶりには誰しも唖然とする
ことでしょう。ハープシコード奏者、イーゴリ・キプリスのために書かれた
「バッハによる」は2人の作曲家による親密な対話です。暗く苦痛に満ちた
「ソナタ」にも時折抒情的な音が見え隠れするのがロックバーグの持ち味で
しょう。

8.572141
トゥリーナ:ピアノ作品集第6集
1-6.リトモス(舞踏幻想曲)Op.43(1928)(前奏曲/ダンツァ・レンタ/ヴァルス・
トラジーコ/ガロティン/間奏曲/東洋風ダンス )/ 7-9.5つの音の幻想曲
Op.83(1934)(前奏曲/トッカータとフーガ/コラール変奏曲)/10-12.イタリア
風幻想曲 Op.75(1932)(幻想的情景/ドリュアス/ナポリ)/13.映画の幻想曲
Op.103(1945)/14-16.時計の幻想曲 Op.94(1943)/17-20.幻想詩曲 Op.98
(1944)(ホテルのロビーで/マドリードの旧市街/エンクルシハーダ/映画の夕べ)
演奏:ホルディ・マソ(ピアノ)
「幻想」は心が持つ不思議な能力です。最近の出来事から、過去の思い出まで
ありとあらゆることを一瞬に思い起こし、また現実の世界から、遠く離れた世
界へと瞬時に旅をすることが可能な能力なのです。このトゥリーナ(1882-1949)
のピアノ作品集第6集はそんな幻想的な作品を集めたもの。幼年期のとめども
ない空想、大人になってからの極めて現実的な空想、などなど、その描かれた
世界はさまざまです。伝統的なアンダルシアの音楽とフランス印象主義の作風
が微妙に入り組んだ独自の音による風景が目の前に広がります。名手ホルディ
・マソが紡ぐ「音による不思議な物語」をお楽しみください。

8.572210
マルガリティス&ペティレク:ピアノ作品集
マルガリティス:1.練習曲第1番(1901)/2.ギリシャ狂詩曲(1902)/3-12.組曲
「青春」 Op.4(1908-1921)(スケルツォ/スケッチ/謝肉祭「ミュンヘンからの
手紙」 /音合わせ「フモレスケ」 /三部作「モーニング・トワイライト」/三
部作「間奏曲」 /三部作「夕べに」/オルセーの数滴/ベネディクティン/子守
歌)/13.ソネチネ Op.5(1922)/14-16.詩 Op.10(1923)/17-18.2つのギリシア
風田園曲 Op.18(1927)
フェリックス・ペティレク:20-24.6つのギリシャ風狂詩曲 (アテネ/エウボイ
ア島 /不満/回転木馬の回りの踊り/デルフィアン・ラプソディ/ロバー・バン
ドのセレナーデ)
演奏:アポストロス・パリオス(ピアノ)
ギリシャ生まれのマルガリティス(1895-1953)のピアノ作品集です。彼は演奏
家、教師、そして作曲家として高名で、ドイツのロマン主義とフランスの印象
主義の良いところを取り込んだバランスの良い作品を数多く発表しました。
「音楽普遍性」の精神を高く掲げ、シューマンやドビュッシーが追求した夢幻
の世界を構築しています。冒頭の練習曲だけは、比較的、奇抜な音の動きをし
ていますが、他は聴きやすく愛らしいものばかりです。同時に収録されている
「 6つのギリシャ風狂詩曲」の作曲家、ペティレク(1892-1951)はブルノ生ま
れのウィーンの作曲家。 29歳の時にマルガルティスと出会い、その後友情を
深めた人です。その縁もあってか、アテネでピアノと作曲を教えるなど、ギリ
シャの音楽の発展に寄与した人としても知られます。

8.660250-52 3枚組
モーツァルト:歌劇「クレタの王イドメネオ」 K366 全曲
演奏:イドメネオ…カート・ストリート(テノール)/イーリア…アンヘレス・ブ
ランカス・グリン(ソプラノ)/エレットラ…イアノ・タマール(ソプラノ)/イダ
マンテ…ソニア・ガナッシ(ソプラノ)/アルバーチェ…イェルク・シュナイダ
ー(テノール)/ネットゥーノの大司祭…ダリオ・マニャボスコ(テノール)他/
サン・カルロ劇場管弦楽団&合唱団/マルコ・グィダリーニ(指揮)
モーツァルト(1756-1791)が24歳から25歳にかけて作曲したオペラ・セリア
「イドメネオ」です。1780年、ミュンヘンの宮廷オペラ監督ゼーアウ伯から依
頼を受けたモーツァルトは、11月から作曲を始め、その次の年の1月29日には、
もう初演しているのですから何ともはや。天才の仕事には舌をまくばかりです。
自分で台本にも手を入れたこともあってか、モーツァルト自身がこの作品をと
ても気に入っていたといい、充実したアリアが散りばめられた中期の名作とな
っています。この2004年の公演は、すでに映像として市場に出回っているもの
ですが、音だけで聴くのもまた違った味わいがあるというものです。粒揃いの
歌手たちの名唱が話題になったもので、イドメネオを当たり役としているアメ
リカのテノール、カート・ストリートや、国際的な人気を誇るソプラノ、ソニ
ア・ガナッシなど布陣は万全です。

8.570926
モーツァルト:荘厳ミサ曲ハ長調 K C1.20
マイール:テ・デウムニ長調
モーツァルト:荘厳ミサ曲ハ長調 K C1.20(偽作)
マイール:テ・デウムニ長調
演奏:プリスカ・エセル=シュトライト(ソプラノ)/メリット・オスターマン
(アルト)/アンドレアス・ヒルトライター(テノール)/イェルク・シュナイ
ダー(テノール)/ロベルト・メルヴァルト(バス)他/ジモン・マイール合唱団
/フランツ・ハウク(オルガン)/インゴルシュタット・グルジア室内管弦楽団
フランツ・ハウク(指揮)
「荘厳ミサ曲ハ長調」…ジーモン・マイール(1763-1845)は 1802年にこの曲を
書き写した時に「モーツァルト作」と表紙に記しました。この作品が本当に
ヴォルフガンク・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)、あるいは彼の父親
レオポルドの作品であるのかは永遠の謎になってしまいましたが、いずれにし
ても、この曲がマイールによって上演された時には聴衆から大絶賛を浴びたの
です。一方、マイール自身による祝祭的なテ・デウムは、1805年のミラノ大聖
堂で行われたナポレオンの戴冠式のために書かれたもので、マイールの伝記作
家ジローラモ・カルビは、この曲を傑作と宣言したほどの魅力的な作品です。

8.572123
ハイドン:ミサ曲第3集
ミサ曲第6番ト長調「聖ニコライ・ミサ」 Hob.XXII:6
ミサ曲第11番ニ短調「ネルソン・ミサ」 Hob.XXII:11
演奏:アン・ホイット(ソプラノ)/ルーシエン・ブラケット(アルト)/キルステ
ン・ゾレク =アヴェラ(アルト)/スティーヴン・サンズ(テノール)/ダニエル・
ムトル(テノール)/リチャード・リポルド(バス)/アンドリュー・ノーレン(バ
ス)/ニューヨーク・トリニティ教会合唱団
レーベル・バロック管弦楽団/オーウェン・バーディック(指揮)
エステルハージ候ニコラウスの聖名日のために作曲された、初期の傑作「聖ニ
コライミサ」は1772年の作品です。この年は、あの有名な「告別交響曲」が書
かれた年。ニコラウス侯の夏の休暇が例年よりも延びてしまったことに対して、
その作品で不満を訴えたハイドン(1732-1809)。その意向を汲んで楽員たちを
解放したニコラウス侯。そのお礼も込めてこのミサ曲が書かれたとも言われて
います。もう1曲は、ハイドン自身が「深き悲しみのミサ」と呼んだ劇的な作
品です。ネルソン率いる艦隊がナポレオンの艦隊を打ち破ったという報を訊い
たハイドンが、その感激のあまり、ベネディクトにトランペットのファンファ
ーレを付け加えたことから「ネルソン・ミサ」と呼ばれます。この演奏は、オ
リジナル楽器によるもので、既発のドラホシュ盤(8.554416)との聴き比べも
興味深いところです。

8.572345
ヴィドール:歌曲集「海の歌」他
1-14.歌曲集「海の歌」 Op.75(海/ささやき/イタリア風セレナーデ/再び夜が
更ける/小さな青いへび/夜明け/最高の世界/ばらよ、ばら/たった一人の夜/雲
/痛みはじめ /冬の空/目と声/永遠の休息)/15.夜/16.果てしない悲しみ/
17.神秘的な夜/18.おやすみ、メリテ/19.あなたはこの甘き時を忘れてしま
った
演奏:マイケル・バンディ(バリトン)/ジェレミー・フィルセル(ピアノ)
壮麗なオルガン作品で知られるヴィドール(1844-1937)が、こんなに素晴らし
い歌曲を書いていたとは、誰が知っていたでしょうか?実は彼多くのジャンル
に渡って100曲近くの作品を残していますが、そのほとんどは現在忘れ去られ
てしまいました。まずは、この歌曲集「海の歌」を聴いてみてください。フォ
ーレよりもベルリオーズの作品に似た、しっかりとした骨組みを持つ歌曲集で
す。柔軟で力強いピアノパート、波間を揺蕩うかのような夢見がちな歌声。し
かしこれら14曲の歌曲は、調性や曲順に至るまで入念に準備され、見事な構成
を持っているのです。これを聴いて作曲家の名前が即座に出てくる人は恐らく
いないでしょう。他に、別のスタイルで書かれた5曲の歌曲も収録。これは聴
きものです。

8.572443
エンデチャー -スペインの哀歌セファルディのロマンスと歌曲集
1.小さなアーモンドの木/2.私の最愛の娘/3.私の前にあるこの山/4.ヘンル
ーダの小枝/5.死よ、あなたは私たち全てを招く/6.少女よ、なぜ泣くの/7.
来て、私の愛しい人/8.4年間愛してる/ 9.今、植物たちが成長している/
10.美しき鳥よ/11.眠れ、眠れ/12.海に立つ塔/13.私の心はアラビアに/
14.ねむれ、ねむれ、わが息子/15.扉を開けて、可愛い人/16.ニムロド王
演奏:カペラ・アンティクァ・デ・チンチラ/ホセ・フェッレーロ(指揮)
1942年、イベリアに残っていた最後のイスラム政権は、スペインにおける大規
模な排撃によって滅ぼされました。住民たちは祖国を追われ、その多くは南ヨ
ーロッパから中東、北アフリカのオスマン帝国の領域へ移住したのです。彼ら
をセファルディと呼び、その子孫は今でも世界中で活躍しています。このアル
バムに収められたのは、そんな人たちの愛した音楽です。彼らは、記憶の中に
残る失われた母国の歌や葬式での挽歌、そして生活に即した歌を、あたかも元
からスペインにあったかのように、スペインの言葉で歌い、伝えていくことに
したのです。そして時の流れとともに、言葉や楽器、音楽が追加され、バルカ
ン半島、トルコ、モロッコへと伝わり、独特の様相を帯び「エンデチャー(哀
歌)」と呼ばれるようになりました。ここに収録されているのは、そういった
時の流れを超えて伝えられてきた歌たちです。

8.110770
グレート・ピアニスト・シリーズ
モイセイヴィチショパン録音集第3集(1939-1952)
1.舟歌嬰ヘ長調 Op.60(録音1939年 3月 17日)/2.舟歌嬰ヘ長調 Op.60(録音
1941年3月31日)/3.ポロネーズ第9番変ロ長調 Op.71-2(録音1943年8月21日)
/4.夜想曲第2番変ホ長調 Op.9-2(録音1940年10月31日)/5.夜想曲第19番ホ短
調 Op.72-1(録音1952年1月11日)/6.スケルツォ第1番変ロ短調 Op.20(録音
1949年9月20日)/7.スケルツォ第3番嬰ハ短調 Op.39(録音1949年9月20日)/
8.スケルツォ第4番ホ長調 Op.54(録音1949年9月28日)/(ボーナス・トラック)
9.メンデルスゾーン(1809-1847):真夏の夜の夢より「スケルツォ」(ラフマニ
ノフ編曲)(録音1939年3月17日)
ウォード・マーストン復刻
演奏:ベンノ・モイセイヴィチ(ピアノ)
ロシアのオデッサで生まれたモイセイヴィチは「比類なきラフマニノフ演奏
家」として知られていますが、ショパンに関してもすばらしい解釈を聴かせま
す。このショパンの第3集には第2次世界大戦の始まりから、1952年代の初め、
78回転レコードの終焉までの彼の芸術が記録されています。中には2つのヴァ
ージョンの「舟歌」(トラック2はレコードにならなかったもの)も含まれてお
り、彼の芸術を聴き比べるにはまたとないアルバムとなっております。上品さ
を併せ持つ力強い打鍵から放たれる音は、まるで光を反映する水しぶき。煌め
く美しさにしばし呆然とすること間違いなしです。ボーナス・トラックのラフ
マニノフ編曲によるメンデルスゾーンは彼の十八番。彼の才能を全世界に知ら
しめた伝説の名演です。

8.112023-24 2枚組
メノッティ:
歌劇「領事」
歌劇「アメリア舞踏会へ行く」
演奏:《歌劇「領事」》
マグダ・ソレル…パトリシア・ニューウェイ(ソプラノ)/ジョン・ソレル…
コーネル・マクネイル(バリトン)/ジョンの母…マリー・パワーズ(コントラ
ルト)他/スタジオ・コーラス/スタジオ・オーケストラ/レーマン・エン
ジェル(指揮)
《歌劇「アメリア舞踏会へ行く」》
アメリア…マルゲリータ・カロシオ(ソプラノ)/その夫…ローランド・パネ
ライ(バリトン)/アメリアの愛人…ジャチント・プランデッリ(テノール)/
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団/ニーノ・サンツォーニョ(指揮)
録音:《歌劇「領事」》1950年4月ニューヨーク/《歌劇「アメリア舞踏会へ行
く」》1954年3月ミラノ・スカラ座
マーク・オーバート=ソーン復刻
1950年3月にトーマス・シッパーズの指揮で初演されたメノッティ(1911-2007)
のオペラ「領事」は世界各国で大成功を飾り、その年のピューリッツァー音楽
賞など数々の賞を受賞しました。この録音は、その初演に先駆けた試験興業の
模様を収録したものです。最初に流れるのどかな流行歌は、主人公マグダの住
む安アパートの階下から聞こえてくるカフェのレコードの音。それは突然断ち
切られ、極めて悲劇的で皮肉な物語が始まるのです。逃亡を企てる夫のために
ピザを取得しようとするマグダ、官僚主義を貫く領事館の事務担当者。炸裂す
る不協和音。これらは観る人に強烈な印象を残したことは間違いありません。
一方「アメリア舞踏会へ行く」は、「20世紀のオペラ・ブッファ復興」と言わ
れた作品。若妻アメリアが愛人とともに舞踏会に行こうとして、夫ともめると
いうお話。これも確かに強烈な話です。

8.112025
グレート・コンダクター・シリーズ フルトヴェングラー
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番&交響曲第4番
1-3.ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73「皇帝」
4-7.交響曲第4番変ロ長調 Op.60
演奏:エドウィン・フィッシャー(ピアノ)/フィルハーモニア管弦楽団…1-3
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団… 4-7
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
録音1951年2月19.20日ロンドン、アビーロード第1スタジオ…1-3/1950年1月
25.30日ウィーン、ムジクフェラインザール…4-7
マーク・オーバート=ソーン復刻
巨匠フルトヴェングラーによる 2つの対照的なベートーヴェン(1770-1827)を
お聴きください。まだ世相が安定しなかった時期に、何かにせかされるかのよ
うに録音された名演として知られるものです。エドウィン・フィッシャーを迎
えた 1951年の「皇帝」の堂々とした佇まい。曲自体の説得力を最大限生かし
きった名演として知られています。これは第1楽章のオーケストラによる提示
部を聴いただけでも、その素晴らしさにうち震えることでしょう。まるで巨木
のようにどっしりとした安定感のある響きは、まさにドイツ的。そして本格的
にピアノが入ってくると、その凄まじさに更に感動するはずです。終楽章での
白熱の戦いには、思わず手に汗を握ります。かたや、ベートーヴェンの交響曲
の中でも地味な部類に入る第4番。こちらの入念な音楽作りにも心打たれます。

8.112051
グレート・ピアニスト・シリーズ/ギレリス初期録音集第2集(1937-1954)
1.チャイコフスキー(1840-1893):ハプサールの想い出 Op.2-3「言葉のないシャ
ンソン」(録音1940年 モスクワ)/2.ラフマニノフ(1873-1943):10の前奏曲
Op.23より第5番ト短調「行進曲風に」(録音1937年モスクワ )/3.ラフマニノ
フ:6つの歌曲 Op.38より第3番「ひな菊」(ピアノ編)(録音1945年モスクワ )
/4.ラフマニノフ:練習曲集「音の絵」 Op.39より第1番ハ短調(録音1940年モ
スクワ )/5-7.メトネル(1880-1951):ピアノ・ソナタ第3番ト短調 Op.22(録音
1951年1月モスクワ )/8-10.グラズノフ(1865-1936):ピアノ・ソナタ第2番
ホ短調 Op.75(録音1950年モスクワ )/11-14.プロコフィエフ (1891-1953):
ピアノ・ソナタ第2番ニ短調 Op.14(録音1951年モスクワ )/15.プロコフィエ
フ:歌劇「3つのオレンジの恋」 Op.33terより行進曲(録音1947年モスクワ )
ウォード・マーストン復刻
演奏:エミール・ギレリス(ピアノ)
ロシアの大ピアニスト、ギレリスの初期の録音集です。彼はロシア物の大家と
して知られますが、ここにはいくつかの珍しい作品が収録されています。例え
ば、今でこそ多くの人に愛されている作曲家メトネルの作品は、当時のロシア
では演奏が禁止されていました(スターリンの死後、ようやく演奏が許可され
ました )。またラフマニノフのピアノ・ソナタも1954年まで録音することがで
きなかったのです。これらなど、多くの禁止事項をかいくぐって残された演奏
の中には、彼のレパートリーとしては特異であるプロコフィエフの第2ソナタ
やグラズノフのピアノ・ソナタが含まれているのです。彼の意志に沿った演奏
であったのかはわかりませんが、表現の自由すらをも抑制された時代を乗り越
えて、真の芸術が生まれたことに深い感動を覚える人も多いことでしょう。




<BR KLASSIK>
900106 \2080
1.モーツァルト(1756-1791):クラリネット協奏曲イ長調 k622
2.グリエール(1875-1956):ハープ協奏曲変ホ長調 Op.74
3.コルンゴルト(1897-1957):ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35
演奏:セバスチャン・マンツ(クラリネット)…1/エマニュエル・セソン(ハー
プ)…2/パク・ヘユン(ヴァイオリン)…3/コルネリウス・マイスター(指揮)
…1/ロランス・レーヌ(指揮)… 2.3/バイエルン放送交響楽団
録音 2008年9月19日…1/2009年9月18日…2.3ミュンヘンヘルクレス・ザール
ライヴ録音
2008年、2009年のミュンヘン国際音楽コンクール優勝者たちによる「若き芽の
コンサート」です。このコンクールは、1952年に創設され、ピアノ、ヴァイオ
リン、声楽、チェロ部門の他、室内楽やハープなどたくさんの楽器の若き演奏
家の登竜門として知られています。日本人の入賞者も多いのですが、優勝者が
出ることがあまりなく、本当に実力のある人を世界へ送りだす質実剛健なコン
クールと言えるのです。このアルバムは、そんな珍しい「優勝者」の瑞々しい
演奏を楽しめる1枚です。2008年のクラリネット部門優勝者、セバスチャン・
マンツは伸びやかなモーツァルトを聴かせます。2009年のハープ部門の優勝者
セソンは、あまり演奏されることのない秘曲、グリエールのハープ協奏曲を演
奏。七色の音色で聴衆を魅了しました。また、同年のヴァイオリン部門の優勝
者ヘユンは当時 17歳。最年少の優勝者として特に注目を浴びる中、コルンゴ
ルトの協奏曲を文句なく弾きこなしています。さあ、未来の巨匠たちへ拍手を
送りましょう。




<NEWTON CLASSICS>
DECCA、PHILIPSの歴史的名演の数々が装い新たに復刻!
オランダの新レーベル「NEWTON CLASSICS」登場。

8802001 9枚組 \4850
J.S.バッハ(1685-1750):四大宗教曲集
1.マタイ受難曲 BWV244/2.ヨハネ受難曲 BWV245/3.ミサ曲ロ短調 BWV232/
4.クリスマス・オラトリオ BWV248
演奏:ピーター・ピアーズ(福音史家)/ヘルマン・プライ(イエス)/エリー・
アメリング(ソプラノ)/マルガ・ヘフゲン(アルト)/フリッツ・ヴンダーリヒ
(テノール)/トム・クラウセ(バリトン)/ハインツ・ブランケンブルク(バス)
/アウグスト・メスターラー(バス)他/シュトゥットガルト少年聖歌隊、他
シュトゥットガルト室内管弦楽団/カール・ミュンヒンガー(指揮)
1960年代後半から 70年代初めにかけてのバロック音楽復興期に大活躍した指揮
者ミュンヒンガー。ヴィヴァルディの四季の録音がベストセラーになり、あの
「パッヘルベルのカノン」を有名にしたなど、様々な功績がありますが、何と
言っても彼の本質はバッハの演奏にありました。カール・リヒターの厳格な演
奏とは違い、穏やかで優しいバッハは今でも多くの人に愛されています。4つ
の作品を通じて歌うアメリンクの澄み切った歌声も永遠の美しさを放っていま
す。

8802002 \1750
タリス(1505頃-1585):スペム・イン・アリウム-御身よりほかにわれはなし
1.エレミアの哀歌 I.II/2.応唱聖歌/3.安息日が終わりしとき/4.栄光と威
光と力と/5.使徒たちはもろもろのことばにて語り/6.御身よりほかにわれは
なし
演奏:ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団
スティーヴン・クレオバリー(指揮)
16世紀イギリスの作曲家、トマス・タリスは英国史のなかでも最も騒然として
危険な時期を生き抜いた人です。彼が仕えた国王は、テューダー朝のヘンリー
8世、エドワード6世、メアリー1世とエリザベス1世であり、ここだけ取り出し
ても、どれほどの激動の時代であったかがおわかりになるでしょう。カトリッ
クとプロテスタントが激しく対立していた、この宗教改革の時代はカトリック
と国教会の両方の教会音楽を作曲する必要があり、タリスは英語とラテン語、
両方のテキストに作曲したのでした。また、この当時のポリフォニー音楽が最
盛期だったこともあり、ここにも収録されている「御身よりほかにわれはなし」
などは40声部(!)という想像を絶する書法で書かれています。5声のパートを
1組として、8組がそれぞれ歌い交わす様は、まさに声の奇跡と言えるでしょう。
この曲は、イタリアの作曲家ストリッジョ(1540-1592)の「見よ、祝福された
る光が」に影響を受けたとも言われています。

8802003 2枚組 \2450
ドヴォルザーク(1841-1904):
1.交響曲第8番ト長調/2.交響曲第9番ホ短調「新世界」
3.交響詩「真昼の魔女」/4.序曲「自然の中で」
演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
小澤征爾(指揮)
1991年と1992年に録音された「超名演」として知られる小澤のドヴォルザーク
です。ウィーン・フィルハーモニーを意のままに操る小澤の冴えた指揮、柔ら
かくも意志を持ったオーケストラの音色。名曲とはこういうものか!と感慨を
新たにすること間違いありません。「新世界」の方は、雑誌形式で再発売され、
音楽ファンの間に遍く行き渡った感もありますが、あちらはカップリングがプ
レヴィン指揮の「スラブ舞曲」であったこともあり、やはりここは「交響曲第
8番」も聴きつつ、他の交響詩にも耳を傾ける喜びを味わっていただきたいも
のです。この「交響曲第8番」がまた絶品!このしなやかな響きと、ある種独
特のこぶし回しは日本人の心をぐっと掴むはずです。

8802004 \1750
ガーシュウイン(1898-1937):2台ピアノのための作品集
1.ピアノ協奏曲ヘ調/ 2.ラプソディ・イン・ブルー
演奏:カーティア&マリエラ・ラベック姉妹(ピアノ)
録音:1980年
「美貌のピアノ・デュオ」として登場したラベック姉妹。今ではすっかり円熟
した音楽を聴かせるデュオとして世界中を駆け巡っています。そんな彼女たち
の若々しい情熱に満ちたガーシュウインを改めてお聴きいただきましょう。ラ
プソディ・イン・ブルーは、本来ジャズ・バンドとピアノのために書かれた作
品ですが、グローフェの編曲により華やかなピアノ協奏曲として親しまれてい
ます。この2台ピアノ用のアレンジは、曲の構造がよくわかるとても面白いも
のであり、また2人の闊達なる演奏が高く評価されている永遠の名演です。ピ
アノ協奏曲も、ジャズ的な要素が巧く絡みあった生命力に富んだ作品で、こち
らも冴えた技巧とエスプリが感じられる素晴らしいものです。ガーシュウイン
好きなら一度は聴いておきたい1枚です。

8802005 3枚組 \3050
バロック・オーボエ
アルビノーニ(1671-1750)/J.S.バッハ(1685-1750)/チマローザ(1749-1801)
/マルチェッロ(1669-1747)/サンマルティーニ(1698?-1775)/テレマン(1681
-1767)作品集
演奏:ハインツ・ホリガー(オーボエ)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
アイオナ・ブラウン(ヴァイオリン&指揮)/イ・ムジチ
スイス生まれのハインツ・ホリガーの代表的名演が収録されている3枚組です。
オーボエ奏者、指揮者、現代作曲家として八面六臂の活躍をしているホリガー
ですが、彼の名声を決定的に高めたのは、これらバロックの作品集でした。彼
の柔軟な中にも鋭さを秘めた独特の音色は、曲の美しさを極限まで生かしてい
ます。またバックの音色も聴き比べてみてください。イ・ムジチの主体性を持
った明るい音、アカデミー室内合奏団の豊かな音、この違いも曲に微妙な陰影
を与えるものです。

8802006 \1750
ハイドン(1732-1809):交響曲集
1.交響曲第6番「朝」/2.交響曲第7番「昼」/ 3.交響曲第8番「夜」
演奏:アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)
録音:1980年
1761年頃に作曲されたハイドンの3つの交響曲。それぞれに「朝、昼、夜」の
副題が付され、初期の交響曲の中でも抜群の人気を誇る作品です。曲自体は交
響曲というよりも独奏楽器が多用された合奏協奏曲に近い形を持っていて、楽
器同士の掛け合いの楽しさが存分に味わえる素晴らしいもので、当時、彼が仕
えていたエステルハージ侯お抱えの楽団のレヴェルの高さが伺われる名作と言
えるでしょう。マリナーの指揮は、すっきりとした響きを重視した上で、第6
番の日の出の清々しい描写から、第8番のフィナーレで描かれた嵐の情景まで、
余すことなく描きだされています。





<cpo>
777536-2(SACD-Hybrid) 2枚組 \5900
シューマン(1810-1856):
交響曲全集(ヨアヒム・ドラハイム校訂による新シューマン・エディション、
ブライトコプフ原典版
演奏:ロベルト・シューマン・フィルハーモニー管弦楽団
フランク・ベールマン(指揮)
1993年から 2001年にかけて出版されたブライトコプフ原典版を使用した演奏
です。同じ版を使った演奏には、ボストック指揮チェコ室内フィルハーモニー
や、ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団のものがありますが、こち
らは、SACDのスペックを最大限に活用した極めて高音質のもの。楽器の持ち味
やスコアの細部を聴きとる喜びを存分に味わうことができる素晴らしいアルバ
ムとなっています。シューマンの時代の演奏様式を研究し尽くしたと言うジン
マンのフットワークが軽い演奏に比べ、こちらのベールマンは、現代の標準サ
イズのオーケストラが醸し出す豊かな響きを重視、とりわけ充実した低音部
は必ずや聴き手を満足させるに違いありません。

777564-2 2枚組 \4900
ギュンター・ラファエル(1903-1960):
ヴァイオリン協奏曲第2番&ヴァイオリン作品集
CD1:1.ヴァイオリン協奏曲第2番 Op.87/2.ヴァイオリン独奏のためのソナタ
Op.46-2/3.2台ヴァイオリンのための二重奏曲 Op.47-1/4.ヴァイオリンと
ヴィオラのための二重奏曲 Op.47-2/5.ヴァイオリンとクラリネットのための
二重奏曲 Op.47-6/CD2:1.ヴァイオリン・ソナタ Op.12-1/2.ヴァイオリン・
ソナタ第3番 Op.43/3.ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ Op.52/4.
ヴァイオリンとピアノのための「ヤボナー」Op.66a/5.ヴァイオリンとオルガ
ンのためのソナタ Op.36
演奏:クリスティーネ・ラファエル(ヴァイオリン)…全曲
北ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団… CD1-1/ホルヘ・ロッター(指揮)…
CD1-1/マックス・ロスタル(ヴァイオリン&ヴィオラ)…CD1-3,4/ウルフ・
ローゼンホイザー(クラリネット)…CD1-5/ライナー・ゲップ(ピアノ)…
CD2-1,2,3/エルンスト・グロシェル(ピアノ)…CD2-4/ヴォルフガンク・シュ
トックマイヤー(オルガン)…CD2-5
当時の大指揮者がこぞって取り上げた管弦楽作品集の鮮烈なる印象が冷めやら
ぬ現代作曲家、ギュンター・ラファエル。彼の2番目の娘であるクリスティー
ネは、まことに才能あるヴァイオリニストでした。しかし、2008年、彼女は重
病を患いこの世を去ってしまいました。彼女は父ギュンターのヴァイオリン作
品を全て演奏しており、この貴重な記録を後世に残すため、彼女の夫フレデリ
ックによりアルバム化されたものです。1959年に書かれた、12音技法を用いつ
つも官能的な香りが漂う協奏曲、少し諧謔的な二重奏曲集、など魅力ある作品
が並びます。ヴァイオリンと他の様々な楽器の溶け合う音色は、この作曲家の
音へのこだわりが感じられることでしょう。

777463-2 \2450
メンデルスゾーン(1809-1847):2台ピアノのための協奏曲集
1.2台ピアノのための協奏曲第1番ホ長調
2.2台ピアノのための協奏曲第2番変イ長調
演奏:ピアノ・デュオ・ジェノヴァ&ディミトロフ
ミュンヘン放送管弦楽団/ウルフ・シルマー(指揮)
1823年から24年に書かれた2曲の「2台ピアノのための協奏曲」です。裕福な家
に生まれたメンデルスゾーンは、最高の音楽教育を施されたことでも知られ、
幼い頃から神童の呼び名をほしいままにしていました。12歳の彼は、家族に連
れられてワイマールに赴き、ゲーテを訪問します。そして行く先々でコンサー
トを開き、聴衆の熱狂させました。このピアノ協奏曲は14歳から15歳の頃に書
かれたものです。父親主宰の日曜コンサートでフェリックスとファニー姉弟に
よって演奏された後は、ほとんど忘れられてしまい、彼の生前にはあまり演奏
されることがなかった作品ですが、瑞々しいロマンティシズムに溢れた美しい
もので、もっと聴かれてもよい曲でしょう。

777589-2 \2450
ヨハン・ヘリミッヒ・ローマン(1694-1758):ドロットニングホルムの音楽集
高貴なる結婚式のための音楽
演奏:アンサンブル・1700・ルンド/イョラン・カールソン(指揮)
2010年6月19日、スウェーデンのヴィクトリア王女の結婚式が執り行われまし
た。このアルバムはその歓びの日を記念してリリースされたものです。収録さ
れているのは、スウェーデンのバロック期の大作曲家として知られる、ヨハン
・ヘリミッヒ・ローマン(ユーハン・ヘルミク・ルーマン )の作品です。どれ
も宮廷で演奏されるのにふさわしく、陽気で華やかな舞踏曲と、荘厳な行進曲
が含まれています。躍動的な演奏を聴かせるのは、オリジナル楽器による団体
「アンサンブル・1700・ルンド」です。若き奏者たちの溌剌とした演奏は祝典
ムードを盛り上げます。

777496-2 \2450
パヌフニク(1914-1991):交響的作品集第2集
1.素朴な交響曲(交響曲第1番)/2.フルートとハープ、弦楽のための協奏交響曲
(交響曲第4番)/3.ポロニア/4.子守歌
演奏:アンナ・シコルザク=オレク(ハープ)
ルーカス・ドゥルゴス(フルート)
ポーランド放送交響楽団
ルーカス・ボロヴィツ(指揮)
ワルシャワ生まれ。1932年から1936年までワルシャワ、パリ、ウィーンの音楽
院に学び、若手の指導にも尽力したポーランドの大作曲家パヌフニクの交響的
作品集第2弾です。彼は 10曲の交響曲を残しましたが、そのほとんどに副題が
付けられていて、どれもが示唆に富んだ複雑な構成を持っています。とはいえ、
「私の音楽の根源にはポーランドの北部地方の芸術があり、長く厳しい冬の風
景(そこに働く農夫たちの姿 )と、美しく素朴な田園風景が反映されている」
と自身が語るように、静謐で大規模な作品には、そのような原始的な一面も隠
されているのでしょう。快活な第1番の交響曲、楽器編成こそモーツァルトを
思わせるものの、曲の表情は静かで儀式めいた第4番の交響曲、とどちらもユ
ニークな作品です。

777207-2 \1700
ジュスティーニ(1685-1743):
ツィンバロ・ディ・ピアノのためのソナタ集(フローレンス 1732年)
1.ソナタ第1番/2.ソナタ第2番/3.ソナタ第7番/4.ソナタ第8番/5.ソナタ
第10番/6.ソナタ第11番
演奏:ヴォルフガンク・ブルンナー
(フォルテ・ピアノ…クリストフォリ・コピー)
ジュスティーニの経歴については、いくつかの教会のオルガニストであったと
いう事以外、あまり知られていません。これらの作品は、フォルテ・ピアノの
ための残存する最初のソナタとみなされています。フォルテ・ピアノは1700年
の初めにチェンバロ制作者のクリストフォリによって制作され、弦をひっかく
チェンバロとは違い、ハンマーで弦を叩くフォルテ・ピアノは鍵盤楽器の可能
性を飛躍的に拡大しましたが、最初の頃は値段が高く、なかなか広まらず、
1711年にフランチェスコ・スキピオーネによって雑誌に紹介され、ようやく少
しずつ普及していきました。そんな中、このジュスティーニはフォルテ・ピア
ノのためのソナタを書き、当時は広く知れ渡ることはなかったものの、次世代
には大きな影響を与え、後の疾風怒濤期のソナタへと続いていくのです。

<TESTAMENT>
●テンシュテット&ベルリン・フィルの5タイトルが一挙に日本語版で登場!
全て世界初発売となる貴重な音源です。

JSBT 8446 \1850
日本語版 日本語解説付き
1)プフィッツナー:劇付随音楽《ハイルブロンの娘ケート》
2)モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488
3)ドヴォルザーク:交響曲第8番 ト長調 作品88
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:クラウス・テンシュテット
バベッテ・ヒアーホルツァー(ピアノ:2)
録音:1980年10月 ベルリン、フィルハーモニー・ホール (ライヴ)
ステレオ録音
「テンシュテットなきロンドン・フィルはミック・ジャガーのいないローリン
グ・ストーンズのようだ」(ガーディアン紙) と賞されるテンシュテット。ベ
ルリン・フィルとは共演の回数こそ少ないものの、その絆は強く深いものでし
た。1977年に初共演をして以来14年間で23回ベルリン・フィルの指揮台に上が
ったテンシュテットの貴重な公演記録の中から、5夜のコンサートが一挙に世
界初発売される運びとなりました。ここに発売するシリーズがテンシュテット
のディスコグラフィーの穴を埋め、彼の再評価に繋がること必至です。

JSBT 8447 2枚組 \2950
日本語版 日本語解説付き
1)J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 BWV1042
2)ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:クラウス・テンシュテット
トーマス・ブランディス(ヴァイオリン:1)
録音:1981年11月 ベルリン 
フィルハーモニー・ホール(ライヴ)
ステレオ録音
カラヤンの代役として指揮台に立ったテンシュテットによるブルックナー
第8番。前プロにはカラヤン時代30年にわたってベルリン・フィルのコンサー
ト・マスターを務めたトーマス・ブランディスをソリストに、バッハの協奏曲
が演奏されました。

JSBT2 8448 2枚組 \2950
日本語版 日本語解説付き
1) ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 作品19
2) ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調 《ロマンティック》
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:クラウス・テンシュテット
ブルーノ・レオナルド・ゲルバー(ピアノ1)
録音:1981年12月 ベルリン、
フィルハーモニー・ホール (ライヴ)
ステレオ録音
テンシュテット&ベルリン・フィル・ライヴ第3弾は、ベートーヴェンとブル
ックナーで構成されたプログラム。ソリストにはブルーノ・レオナルド・ゲル
バーを迎え、ベートーヴェン、ブルックーナともに曲の様式に束縛されない他
のどの指揮者とも違う解釈で情感溢れる美的世界に聴き手を誘いました。

JSBT2 8449 2枚組 \2950
日本語版 日本語解説付き
1)ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 作品53
2)シューベルト:交響曲第9番 ハ長調 D.944 《ザ・グレイト》
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:クラウス・テンシュテット
ピーター・ザゾフスキー(ヴァイオリン:1)
録音:1983年4月 ベルリン、
フィルハーモニー・ホール (ライヴ) 
ステレオ録音
若き俊英を迎えてのドヴォルザーク:協奏曲、賛否両論が沸き起こった《ザ・
グレイト》の2曲で構成されたプログラム。

JSBT2 8450 2枚組 \2950
日本語版 日本語解説付き
1) ムソルグスキー:交響詩《はげ山の一夜》(オリジナル版)
2) プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番 ト短調 作品16
3) ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 作品95 《新世界より》
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:クラウス・テンシュテット
オラシオ・グティエレス(ピアノ:2)
録音:1984年3月 ベルリン、
フィルハーモニー・ホール (ライヴ)
ステレオ録音
プログラムの冒頭はムソルグスキーのオリジナル版を用い、圧倒的な地獄絵を
描き上げ、協奏曲では卓越したソリストの技量を最大限に生かして超絶技巧に
満ちた作品の真価を提示。プログラムの後半では色彩豊かなオーケストラ・サ
ウンドを自在に操り、聴衆を興奮の渦に巻き込んでいきます。




<ECM>
4763957 \2180
1.交響曲第4番《ロサンゼルス》(2008)
2.カノン・ポカヤネン(1997)
ロサンゼルス・フィルハーモニック
指揮:エサ=ペッカ・サロネン(1)
エストニア・フィルハーモニック室内合唱団
指揮:トヌ・カリユステ(2)
録音:2009年1月11-13日 
ウォルト・ディズニー・ホール、ロサンゼルス(1) ライヴ
1997年6月 ニグリステ教会、タリン(2)
前作から約40年ぶりとなるアルヴォ・ペルト(1930-)の最新交響曲(第4番)の初
演が早くもCD化。巨匠サロネン&ロス・フィルによって、2009年1月に初演さ
れた本作の副題は、その名も《ロサンゼルス》。弦楽オケ、ハープ、ティン
パニ、パーカッションの編成による3楽章の構成で、ペルトならではの壮大な
音楽世界が鮮やかに展開されています。また、カップリングには、救済の祈り
を深く静かに歌い上げた名曲として名高い《カノン・ポカヤネン》を収録。
合唱指揮界のカリスマで、ペルトの第一人者でもある名匠カリユステが、手兵
エストニア・フィル室内合唱団と残した1997年の名演を収録してあります。

4763912 \2180
賛美歌と祈祷
1.シュテヴァン・コヴァッチ・ティックマイエル:
アンドレイ・タルコフスキーによる8つの賛美歌(1986/2004)
2.フランク:ピアノ五重奏曲へ短調
3.ギヤ・カンチェリ:
サイレント・プレイアーズ(ヴァイオリン、チェロ、室内オーケストラとテー
プのための)(2007)
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
クレメラータ・バルティカ
録音:2008年7月11-13日 聖ニコラウス教会、ロッケンハウス ライヴ
勇壮から崇高な祈りまで、それぞれの音楽作品に最もふさわしい強度と集中力
でもって、美しい名演を残してきたヴァイオリンの巨匠クレーメル&クレメラ
ータ・バルティカ。「賛美歌と祈祷」と題し、様々な美しい祈りの調べを集め
た当盤の最大の聴きどころは、やはり何と言っても、フランクの名曲「ピアノ
五重奏曲」。中でも、ピアノを担当するカティア・ブニアティシヴィリ(1987
年グルジア生まれ)は、クレーメルやアルゲリッチの秘蔵っ子として俄かに注
目を集めている期待の若手で、先日のラ・フォル・ジュルネで好評を博したの
も記憶に新しいところです。音楽性だけでなく、容姿も「アルゲリッチの再来」
と言われる彼女は、当盤がECMデビューとなりますが、即興と情熱に満ちた妙
技は必聴です!




<TELARC>
TEL 31755 \2080
R.シュトラウス:グレイト・シュトラウス・シーンズ
1.《エレクトラ》Op.58-エレクトラとオレストの再会(何をお望みなの、見知
らぬ人よ)
2.《カプリッチョ》Op.85-月の光の音楽
3.《影のない女》Op.65-投獄
4.《サロメ》Op.54-7枚のヴェールの踊り
5.同-終幕
クリスティーネ・ブリューワー(S) エリック・オーウェンズ(BB) 
アトランタ交響楽団 指揮:ドナルド・ラニクルズ"
20世紀で最も成功したオペラ作曲家と言えるR.シュトラウスは、舞台の最大の
見どころや聴きどころであるヒロインに、一貫して重要な役割を与え続けまし
た。それは、《ばらの騎士》の元帥夫人、サロメ、エレクトラ、《カプリッ
チョ》の伯爵令嬢などに象徴されるように、 運命を自らの手で切り拓く強い
女性像は、それぞれの世代の傑出した名歌手たちによって脈々と歌い継がれて
きました。アメリカの個性派ソプラノ、クリスティーネ・ブリューワーと、
同じくアメリカの実力派バス・バリトン、エリック・オーウェンズの共演に
よる当盤では、4つのオペラから愛の駆け引きの名場面を5つ選りすぐり、人気
急上昇中のドナルド・ラニクルズ&アトランタ響の見事な伴奏でお届けします。





<Arbiter>
ARB 158 4枚組 \5180
マスターズ・オブ・ショパン
CD1
1.メンデルスゾーン:無言歌集-Op.19‐3/2.同Op.19‐6/3.同Op.102‐5
4.同Op.30‐6/5.同Op.38‐2/6.同Op.38‐6/7.同Op.53‐2/8.同Op.53‐4
/9.同Op.67‐2/10.ショパン:練習曲Op.25‐9/11.同Op.10‐5
12.同:子守歌Op.57/13.同:即興曲Op.36/14.同:マズルカOp.7‐1
15.同Op.7‐2/16.同Op.7‐3/17.同Op.24‐4/18.同Op.41‐1
19.同Op.67‐4/20.同Op.68‐2/21.同:ポロネーズOp.53
22.同:夜想曲Op.55‐2/23.ポロネーズOp.71‐2
24.パガニーニ(リスト&ブゾーニ編):ラ・カンパネッラ/スーク:メヌエット
CD2
1.ブラームス:カプリッチョOp.76‐2/2.同:間奏曲Op.117‐2
3.同:ピアノ協奏曲第2番Op.83-第1&2楽章/4.同:間奏曲Op.118‐6
5.フランク:交響的練習曲
6.サン=サーンス:ピアノ協奏曲第5番《エジプト風》
CD3
1.ショパン:夜想曲Op.9‐3/2.同:前奏曲Op.28‐7/3.同Op.28‐8
4.同:夜想曲Op.9‐3/5.同:スケルツォOp.20/6.同:舟歌Op.61
7.同:夜想曲第1番/8.同 第13番/9.フォーレ:夜想曲Op.36
10.ショパン:ピアノ・ソナタ第3番
CD4
1.ショパン:練習曲Op.10‐10/2.同Op.25‐6/3.同Op.10‐3
4.同:バラードOp.47/5.ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲
6.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番《ワルトシュタイン》-第1楽章
7.同 第18番-第2楽章/8.ラヴェル:オンディーヌ
9.ティーガーマン:瞑想曲/10. ティーガーマンのスピーチ
11. ティーガーマン:ウィーンの夢/12.ショパン:ピアノ協奏曲第2番Op.21
13.コダーイ:7つの小品Op.11-第2番
14.同-第6番/特典mp3:マガロフ、セゴビアらが語るフリードマンとティー
ガーマンの思い出など
イグナーツ・フリードマン(ピアノ:CD1-3、4‐11) アンリ・バルダ(CD4‐9) 
セヴェリーン・アイゼンベルガー(ピアノ:CD4-12-14)エジプト放送管弦楽団 
指揮:オレステ・カンピシ(CD2‐3) カイロ交響楽団(CD2‐6) 
シンシナティ音楽院管弦楽団 指揮(CD4‐12)録音:1924-65年
ショパンが生きた時代の雰囲気を現代に伝える貴重な記録を集めた4枚組。
イグナーツ・フリードマン(1882 ?1948)は、ポーランド出身のユダヤ系のピア
ニストにして作曲家。ハロルド・ショーンバーグのような音楽評論家や、ラフ
マニノフらピアニスト仲間から、当時最高のヴィルトゥオーゾとして一様に高
く評価されていた伝説の名ピアニストです。同じくポーランド出身のアイゼン
ベルガーは、ウィーンでレシェティツキーに学び、1914年からクラクフ音楽院
で、21年からウィーン音楽院で、それぞれ教鞭をとった高名な教育者としても
有名です。




<DELOS>
DE 3392 \2080
プーシキン:ロマンス集
1.グリンカ: 忘れない、あの美しいひととき
2.同:告白
3.同:血は熱い思いに沸き立ち
4.同:ザ・ナイト・ゼファー
5.ダルゴムイシスキー:若者と乙女
6.ボロディン:遠い祖国の岸へOp.26‐3
7.リムスキー=コルサコフ:流れたなびく雲が切れ切れになってOp.42‐3
8.同:グルジアの丘でOp.3‐4
9.キュイ:ツァールスコエ・セローの像Op.57‐17
10.同:アイ・ラヴ・ユー
11メトネル.:ゴーン・アー・マイ・ハーツ・デザイアーOp.3‐2
12.同:冬の夜Op.13‐1
13.同:トゥ・ア・ドリーマー
14.ヴラソフ:バフチサライ宮殿の泉へ
15.チャイコフスキー:ナイチンゲールOp.60‐4
16.ラフマニノフ:ドント・シング・トゥ・ミー、フェア・メイデンOp.4‐4
17.スヴィリドフ:ザ・クリムゾン・フォレスト・シェッズ・イッツ・アティア
ドミトリー・ホロストフスキー(バリトン) 
イヴァリー・イリア(ピアノ)
現代最高のバリトン歌手の一人であるホロストフスキーが、故郷ロシアの文豪
プーシキンの詩を歌詞に持つ17曲を集めてお届けする究極のロシアン・ロマン
ス・アルバム。類い稀な彼の表現力によって、ロシア文学の巨魁の実像をみご
とに浮き彫りにした、他の誰にも追従できない1枚です。

DE 3399 \2080
新世紀フルート協奏曲集
1.ヘンドリク・ピエナール・ホフメイル(1957-):
フルートとヴァイオリンのための協奏曲
2.アルベルト・コッラ(1968-):クアジ・ウナ・ロマンツァ
3.カルロ・ガランテ(1959-):ソスピーリ・ディ・アリエル
4.エルナーニ・アギアー(1950-):ピッコロ・コンチェルティーノ
ラファエレ・トレヴィサーニ(1-3:フルート、4:ピッコロ) 
ピート・クーンホフ(ヴァイオリン) 
モスクワ室内管弦楽団 
指揮:コンスタンティン・オルベリアン(1)、ロベルト・デュアルテ(2-4)
イタリア屈指の名フルート奏者トレヴィサーニが、21世紀に入ってから彼に捧
げられた4つの新作協奏曲を瑞々しく吹き上げた注目の1枚。イタリア、ブラジ
ル、南アフリカの作曲家の作品を、アメリカのオルべりアン、ブラジルのデュ
アルテ、南アフリカのクーンホフ、そしてロシアのオケが支えるという、世界
を股にかけて活躍する彼ならではの広い交友関係が生み出すフルート&ピッコ
ロの新境地をたっぷりご堪能ください。

DE 3406 \2080
バザード・パイプ・オルガンOp.37
-イン・ライト・オア・ダークネス(世界初録音)
1.メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ変ロ長調Op. 65-4
2.シューベルト(バザード編):君はわが憩いD.776
3.ハウエルズ:3つの詩篇-前奏曲Op.32-第2番(詩篇第139番)
4.ロイブケ:オルガン・ソナタ ハ短調(詩篇第94番)
シュテファン・バザード(オルガン)
第2長老派教会、ブルーミントン(米インディアナ州)
父はオルガン製作者、母はオルガニスト&合唱指揮者という恵まれた音楽環境
で育った期待の若手シュテファン・バザードが、ブルーミントンの第2長老派
教会に2008年6月に納められた「バザード・パイプ・オルガンOp.37」を用いて
お届けする世界初録録音。2009年のジョアン・リピンコット国際コンクールの
覇者でもある彼は、この43ストップ&56列の大オルガンをみごとに使いこな
し、知性あふれる名演を華麗に繰り広げています。

<OPERA RARA>
ORC42 2枚組 \4400
ロッシーニ:歌劇「エルミオーネ」
カルメン・ジアンナッタシオ Carmen Giannattasio (エルミオーネ)
パトリシア・バートン Patricia Bardon (アンドロマカ)
ポール・ニロン Paul Nilon (ピッロ)
コリン・リー Colin Lee (オレステ)
ビュレント・ベジューズ Bulent Bezduz (ピラーデ)
グレアム・ブロードベント Graeme Brodbent (フェニーチョ)
ディヴィッド・パリー指揮 David Parry
ロンドン・フィル、ジェフリー・ミッチェル合唱団
2009年3月録音 コンサート形式による上演のライヴ
ロッシーニによる数多くの歌劇作品中、最も野心的な作品のひとつとして高い
人気があります。物語は悲劇ですが、ロッシーニの美しい旋律が詰まった楽し
い音楽です。
パリーの指揮はいつもながらの精力的できびきびした演奏。
歌手陣もベストの状態。会場の熱気が伝わる素晴らしい演奏会の記録です。




<WALHALL>
WLCD0313 3枚組 \2780
初出!
R.シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」
リーザ・デラ・カーザ Lisa Della Casa (公爵夫人)
オットー・エーデルマン Otto Edelmann (オックス)
リーゼ・スティーヴンス Rise Stevens (オクタヴィアン)
ラルフ・ヘルベルト Ralph Herbert (ファニナル)
ヒルデ・ギューデン Hilde Guden (ゾフィー)
トマス・ヘイワード Thomas Hayward (歌手)
ルドルフ・ケンペ指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場でのライヴ
良い音質です。初出です。
商品には1956年1月18日ニューヨークでのライヴとの記載がございますが、
各種文献によると1956年2月18日の演奏と考えられます。メーカーに確認しま
したところ、入手したマスターの記載は1月との事で残念ながら、印刷物の変
更などは無いようです。つきましては、弊社では初出であるこの商品の高い
価値性を考え、録音日付の訂正文を商品にシール貼りし、発売いたします。
皆様にはご迷惑おかけしますが、何卒ご理解頂けますよう、お願い申し上げ
ます。

<Brilliant Classics>
BRL 9164 \540
ブロッホ:交響曲「イスラエル」
エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮、ロシア国立交響楽団、他
「バール・シェム」より第2曲 ニーグン、
チェロと管弦楽のための「シェロモ」
アレクサンドル・クニャーゼフ(Vc)

BRL 9189 6枚組 \3080
The Early Recordings
クリストフ・エッシェンバッハ(pf)名演奏集
Disc.1
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第3番
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ指揮、ロンドン交響楽団、
ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
小澤征爾指揮、ボストン交響楽団
Disc.2
ベートーヴェン:ピアノソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」
Disc.3
ショパン:24の前奏曲集Op.28、前奏曲嬰ハ短調Op.45、前奏曲第26番変イ長調
シューマン:子供の情景Op.15
Disc.4
シューベルト:ピアノソナタ第20番D959
Disc.5
シューベルト:ピアノソナタ第21番D960
Disc.6
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ:ピアノ協奏曲第2番
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ指揮、ロンドンフィルハーモニー

BRL 9190 \540
ブルーノ・マデルナ(1920-73):管弦楽曲集
クァドリウィウム 4人の打楽器奏者と四つの管弦楽群のための、
アウラ(気) 管弦楽のための、ビオグランマ 大管弦楽のための
ジュゼッペ・シノーポリ指揮、北ドイツ放送交響楽団

BRL 9197 \540
ヴェルディ:弦楽四重奏曲
ケルビーニ:弦楽四重奏曲第1番
トゥリーナ:弦楽四重奏ための「闘牛士の祈り」
ブリテン四重奏団

BRL 93810 \540
ヴィヴァルディ:
2つのマンドリンのための協奏曲RV.532、マンドリン協奏曲RV.425、
ヴァイオリンとリュートのためのソナタRV.85、
2つのヴァイオリンとリュートのための協奏曲RV.93、
ヴァイオリンとリュートのためのソナタRV.82、
ヴィオラ・ダモーレとリュートのための協奏曲RV.540、
チェンバロ協奏曲RV.780
ラルテ・デラルコ

BRL 94020 \540
Frescobaldi Edition Vol.8
フレスコバルディ:カプリッチョ集第1巻
ロベルト・ロレッジャン(org)

BRL 94025 2枚組 \1080
ソレール:チェンバロソナタ全集第3巻
ピーター=ヤン・ベルダー(Cemb)

BRL 94047 \540
アルベニス:スペイン組曲Op.47、スペインの歌Op.232
フェオラによる2曲を分割し交互に連続して演奏する編曲版
ジュゼッペ・フェオラ(Gutar)

BRL 94073 \540
オケゲム:ミサ曲「ド・プリュ・ザン・プリュ」
世俗歌曲集 
ほとんど死んでいるともいえるほどに傷ついた私は、あなたの恋の手習いは、
おお美しい薔薇よ、あなたは間違いもなくもうひとりのウェヌス、あの人が
私を想うてくれるかどうかは分からぬが、まこと優しい心で
オルランド・コンソート




<Opus Arte DVD>
OA 1027(DVD-Video) \4550
OA 7060BD(Blu-ray) \5480
プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」
アンドリス・ネルソンス指揮
コヴェントガーデン王立管弦楽団、他
コヴェントガーデン王立歌劇場2009

OA 1034(DVD-Video) 2枚組 \5480
OA 7070BD(Blu-ray) \5480
ベルク:歌劇「ルル」
アントニオ・パッパーノ指揮
コヴェントガーデン王立管弦楽団、他
コヴェントガーデン王立歌劇場2009

OA 7069BD(Blu-ray) \5480
R.シュトラウス:楽劇「サロメ」
フィリップ・ジョルダン指揮
コヴェントガーデン王立管弦楽団、他
コヴェントガーデン王立歌劇場2008




<Berlin Classics>
BC 1665 \2380
ブラームス:
ヘンデルの主題による変奏曲とフーガOp.24
ワルツ集Op.39、2つのラプソディーOp.79
ラグナ・シルマー(pf)

BC 0300039 2枚組 \5800
J.S.バッハ:パルティータ全曲
フランチェスコ・コルティ(Cemb)

BC 0300065 \3380
ヘンデル:合唱曲集(ドイツ語歌唱)
オラトリオ「メサイア」HWV56より
ヘルムート・コッホ指揮、ベルリン放送交響楽団、ベルリン放送合唱団、
ゾリステン、
「ソロモン」HWV67 
ハインツ・レーグナー指揮、ベルリン放送交響楽団、ベルリン放送合唱団、
「マカベウスのユダ」HWV 63
ヘルムート・コッホ指揮、ベルリン放送交響楽団、ベルリン放送合唱団
ゾリステン
「ベルシャザル」HWV61
ディートリヒ・クノーテ指揮、ベルリン室内管弦楽団、
ベルリン・ジングアカデミー
「エジプトのイスラエル人」HWV54 
ヴォルフ=ディーター・ハウシルト指揮、ライプツィヒ放送交響楽団、
ライプツィヒ放送合唱団

<GENUIN>
GEN 10170 2枚組 \3960
「シューマン:子供のためのピアノ作品集」
シューマン:
(1)子供のためのアルバム Op.68
(2)子供のための3つのソナタ Op.118
(3)子供のためのアルバム Op.68のための補遺 WoO.30
(4)マリーへの誕生日アルバム
(5)音楽史による小学習講座
(6)二つのピアノのためのアンダンテと変奏 Op.46
トビアス・コッホ(ピアノフォルテ)
(6)サラ・コッホ(ピアノフォルテ),
録音:2009年12月1-4日,ケルン
ロベルト・シューマンはクララと8人の子を儲け、幼くして亡くなった一人以
外は健やかに成長した。シューマンは子どもたちのための音楽をいくつも書い
ており、ここにはそうしたピアノ曲集が集められている。よく知られている子
供のためのアルバムとその補遺、子どものための3つのソナタの他、 これが
世界初録音と思しき珍しい曲集が二つ収録されている。マリーへの誕生日アル
バムは、長女マリー(1841-1929)の7歳の誕生日のために作られた簡単で短い7
つの曲。音楽史による小学習講座は、ヘンデル、バッハ、グルック、モーツァ
ルト、ベートーヴェン(2曲)、ウェーバー、シューベルトの作品をシューマン
が練習用にアレンジしたもの。いずれも子煩悩だったシューマンの愛情が強く
感じられる音楽である。GENUIN社に精力的にシューマンを録音しているトビア
ス・コッホの演奏も申し分ない。

GEN 10172 \1980
ハイドン:弦楽四重奏曲 ハ長調 Op.54-2 Hob.III:57
ハイドン:弦楽四重奏曲 ト長調 Op.77-1 Hob.III:81
バルトーク:弦楽四重奏曲第4番
クレモナ四重奏団
録音:2009年12月8-10日,バーデン=バーデン、64'26
クレモナ四重奏団は2000年に結成された弦楽四重奏団。メンバーはヴァイオリ
ンのクリスティアーノ・グアルコ、パオロ・アンドレオーニ、ヴィオラのシモ
ーネ・グラマーリャ、チェロのジョヴァンニ・スカリオーネ。歴史は浅いなが
らも、現代イタリアを代表する弦楽四重奏団として高い評価を得ている。ボッ
ケリーニのフルート五重奏曲でメジャー・デビューも果たしている(DECCA)。

GEN 10534 2枚組 \3960
ボイエルデュー:
歌劇「白衣の女」(ドイツ語)
クリストファー・オコナー(Br,ディクソン)
マーラ・マスタリール(S,ジェニー)
アマー・マッチハーラ(T,ジョージ・ブラウン)
アンネ・カテリーネ・ワーグナー(MS,マルガレーテ)
ディオニソス・ツァンティニス(Br,ガヴェストン)、ほか
ゲルノット・シュルツ(指揮)RIAS青年管弦楽団
録音:2008年7月23-26日,ラインスベルク城室内オペラ,ライヴ
ボイエルデューのオペラの代表作「白衣の婦人」は、1825年にパリで初演され
たオペラコミーク。人気作になり、フランスのみならずドイツでも盛んに上演
された。このCDはドイツ語による全曲録音である。ウォルター・スコットのい
くつかの作品をもとにパリの名脚本家ユジェーヌ・スクリーヴが台本を作成。
舞台はスコットランドの城。主のいない城を乗っ取ろうとするガヴェストン、
実は城の継承者だがそのことを知らないジョージ、彼を導く謎の白衣の女。よ
くできた展開と親しみやすい音楽が、当時の人気ぶりを偲ばせるもの。ドイツ
北東部の街ラインスベルクにある美しい湖畔の城に付随した劇場での上演のラ
イヴ録音。若手歌手中心の生き生きした演奏が楽しめる。

GEN 10174 \1980
「ドイツ音楽コンクール2008優勝者-アレクセイ・ゴルラッチ」
モーツァルト:幻想曲 ハ短調 K.475
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第28番 イ長調 Op.101
ショパン:4つのマズルカ Op.33
ショパン:ポロネーズ 変イ長調 Op.53 「英雄ポロネーズ」
ブリテン:夜の小品(ノットゥルノ)
バルトーク:戸外にて(笛と太鼓で,舟歌,ミュゼット,夜の音楽,狩り)
アレクセイ・ゴルラッチ(ピアノ)
録音:2009年10月15-17日,ベルリン
アレクセイ・ゴルラッチは、1988年、ウクライナのキエフ生まれ。まもなくド
イツに移住し、ベルリンで学んでいる。十代に数々のコンクールで優勝してお
り、その中には2006年の第6回浜松国際ピアノコンクールも含まれる。このCD
はゴルラッチが2008年のドイツ音楽コンクールのピアノ部門で受賞者となった
ことを記念したもの。卓越した技術はもちろん、視野の広い設計力のある音楽
が強みで、とても21歳のピアニストとは思えない完成度の高い表現には驚かさ
れる。

GEN 10175 \1980
「ドイツ音楽コンクール2009優勝者-ビョル・カン&クズネゾフ」
プーランク:ヴァイオリン・ソナタ
メシアン:主題と変装
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第8番 Op.30-3
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.100
ビョル・カン(ヴァイオリン)
ボリス・クズネゾフ(ピアノ)
録音:2009年11月28-30日、ベルリン
2009年のドイツ音楽コンクールのピアノ部門およびヴァイオリン部門で受賞し
た二人によるデュオ。ビョル・カンは、1985年、ザルツブルク生まれ。両親と
も韓国人。逸材の多いアジア人女性ヴァイオリニストらしく、卓越した指捌
き、ズバリとした弓運び、そして明快な音楽性で、優れた才能を感じさせてく
れる。ボリス・クズネゾフ1985年、モスクワ生まれ。押し引きの巧みな演奏で
見事な伴奏をつけている。

GEN 10181 \1980
「ドイツ音楽コンクール2008優勝者-アレクサンダー・シンプ」
ベートーヴェン:32の変奏曲 ハ短調 WoO.80
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第28番 イ長調 Op.101
ドビュッシー:
前奏曲集第2巻-霧,ヴィーニョの門,月の光がふりそそぐテラス
S.シーベル(1975-):つかの間/モーツァルト:ロンド イ短調K.511
アルベニス:組曲「イベリア」-アルメーリア
アレクサンダー・シンプ(ピアノ)
録音:2009年10月12-14日、ベルリン
シンプはドイツ、ゲッティンゲン生まれの若いピアニスト。2008年のドイツ音
楽コンクールのピアノ独奏部門を受賞し注目を浴びている。しっかりとした
構成感が素晴らしいベートーヴェン、クリアで知的なドビュッシー、メラン
コリックなモーツァルト、いずれもシンプの才能が存分に示されている。




<MARSTON>
51008-2 \2180
「パリの火の鳥」-フランスとベルギーの歌手によるロシア・オペラと歌曲
(1)-(5)ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」から
戴冠の場面  ヴァンニ・マルクゥ(バス ボリス) 1934年6月8日
カザンの町であったこと
アルベール・ユベルティ(バス ワルラーム) 1929年,パリ
私は最高の権力を手に入れた
フレッド・ボードン(バス ボリス) 1930年5月15日
時計の場  アンドレ・ペルネ(バス ボリス) 1930年10月23日
ボリスの死  ジャン・アキスタパス(バス=バリトン ボリス) 1929年
(6)チャイコフスキー:「スペードの女王」-ポリーヌのロマンス
 リヴィーヌ・メルテンス(ソプラノ ポリーヌ) 1930年5月6日
(7)ボロディン:「イーゴリ公」-ゆっくりと日は落ちて
 アンドレ・ダルコア(テノール ウラディーミル) 1930年10月11日
(8)ボロディン:「イーゴリ公」-疲れはてた魂には眠りも憩いもなく
 ピエール・ヌガロ(バリトン イーゴリ公) 1930年10月11日
(9)リムスキー=コルサコフ:「五月の夜」-なんて静かなんだ
 シャルル・フリアン(テノール レフコ) 1928年4月24日
(10)リムスキー=コルサコフ:「雪娘」-雨雲が雷と約束した
 ニノン・ヴァラン(ソプラノ レリ) 1927年10月24日
(11)リムスキー=コルサコフ:「サドコ」-洞窟には無数のダイアモンドが
 ジョルジュ・ティル(テノール)
(12)リムスキー=コルサコフ:「金鶏」-太陽讃歌 
エイデ・ノレーナ(ソプラノ シェマハの女王) 1930年12月8日
(13)ヴォルガの舟歌 フランソワ・オディジェ(バス) 1932年
(14)ムソルグスキー:蚤の歌 
ジョルジュ・ジュアット(テノール) 1930年12月1日
(15)バラキレフ:グルジアの歌 
ニノン・ヴァラン(ソプラノ) 1931年12月15日
(16)ルビンシテイン:恍惚 Op.34-9 シャルル・ソワ(バス) 1946年8月10日
(17)チャイコフスキー:孤独な心を知る者だけが 
ジェラール・スゼイ(バリトン) 1946年5月28日
(18)リムスキー=コルサコフ:薔薇に魅せられた夜鶯は 
ルネ・ドリア(ソプラノ) 1949年10月3日
(19)ラフマニノフ:ライラック Op.21-5 
ジェルメン・セルネ(メッゾソプラノ) 1930年9月29日
(20)ラフマニノフ:ああ、私の畑よ Op.4-5 
クロディーヌ・ボーヌ(メッゾソプラノ)
20世紀初頭のパリでは、ロシア音楽がブームだった。偉大なバス、フョードル
・シャリアピンが歌った「ボリス・ゴドゥノフ」に、パリっ子は度肝を抜かれ
た。そうした訳で、フランス人歌手たちはフランス語で多くのロシア音楽を録
音した。このCDには、そうしたパリのロシア音楽熱を反映した録音が多く収録
されている。ティル、ヴァラン、スゼイといた日本でも馴染み深い名歌手か
ら、今日ではほとんど無名の歌手まで、オペラ、歌曲の多数の録音が収録さ
れている。




<若林工房レーベル>
WAKA-4145 \2400
ショパン:
ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 作品58
3つのマズルカ 作品56
即興曲 第3番 変ト長調 作品51
幻想曲 ヘ短調 作品49
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
録音:2010年3月 & 4月、新川文化ホール(富山県魚津市)
ショパン生誕200年のメモリアル・イヤーに続々と新作を発表しているメジュ
ーエワが、いよいよ最高傑作のソナタ第3番に挑戦しました。カップリングに
は、幻想曲(作品49)や3つのマズルカ(作品56)、即興曲第3番(作品51)といった
ショパン円熟期-晩年の名作を並べるという意欲的なプログラム。まさに「全
身全霊を込めた」という表現が相応しい、風格さえ漂わせるスケールの大き
な演奏は、ロシア最高のショパン弾きでもあったゲンリヒ・ネイガウスの教え
がその弟子たち(T. グートマン→V. トロップ)を経てメジューエワに脈々と
受け継がれていることを見事に証明しています。ロシア・ピアニズムの伝統の
重みを感じさせる一枚、「ショパン弾き」としてのメジューエワの面目躍如た
るアルバムです。




<東武レコーディングズ>
TBRCD0009-2 \2200
(1)ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調「英雄」
(2)ベートーヴェン:交響曲第1番より第3楽章
朝比奈隆(指揮)
倉敷音楽祭祝祭管弦楽団
録音:(1)1990年3月25日、(2)1988年3月21日、
全て倉敷音楽祭(倉敷市民会館大ホール)に於けるデジタル・ライヴ録音
モーツァルトの交響曲が一挙に6曲以上も登場して度肝を抜いた「倉敷音楽祭
の朝比奈シリーズ」ついに「英雄」の登場です。ご承知の通り朝比奈の18番中
の18番ですが、1989年ベルリン芸術週間への客演で見せたじっくり、ゆったり
のテンポはそのままに、ここでは壮年期の動的なアプローチも蘇っており魅力
は尽きません。30人を超える人数のほぼ室内オーケストラを振っても厚みのあ
るサウンドや腰の据わった響きはまるで変らないところが如何にも巨匠朝比奈
と言えましょう。唸り足踏みも凄く、気合入ってます。第1番の第3楽章は、
第2回音楽祭のアンコールとして演奏されたものです。
協力:アルスくらしき倉敷文化振興財団、解説(日英):ヘンリー・フォーゲル
(元シカゴ響総裁)、サウンド・マスタリング:WEITBLICK




<WEITBLICK>
SSS0112-2 \1980
(1)フォーレ:レクイエム
(2)ドビュッシー:夜想曲(女声合唱付)
ジョルジュ・プレートル指揮
ベルリン・ドイツ交響楽団
ミヒャエル・グレイザー指揮
ベルリン放送合唱団、オレシャ・ゴロヴネヴァ(S),
クレメンス・ザンダー(Br)
録音:2007年3月4日フィルハーモニー・ベルリン、ライヴ、全デジタル録音
これはインパクトあり!プレートルは今も声楽付大曲を好んで指揮しますが
待ちわびていた「フォーレク」の登場です。「フォーレク」の歴史的名盤と
いえばクリュイタンスですが、プレートルのアプローチはやっぱり華麗壮麗
です。何というかムーディな演奏なのです。変に神妙に卑屈にならないとこ
ろが巨匠らしいところで、思い切りの良い音の切り方など大胆で、かつ絶美。
クリュイタンス以来の名盤と申せましょう。ドビュッシーも嬉しいカプリン
グで、神経質な部分などまるでなし、大らかで悠々とかつ上品に歌い上げま
す。英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。




<Edition HST>
HST-077 \3000
オルドニュス(karl von Ordonez 1734-1786);疾風怒濤交響曲集第二巻
(1)交響曲ハ短調Brown I: C14
(2)交響曲変ホ長調Brown I: Es3
(3)交響曲ニ長調Brown I: D2
(4)交響曲ト長調Brown I: G3
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
リーダー;松井利世子(ヴァイオリン)
録音:2010年4月、東京三鷹市・風のホール にて収録
ヴィーン生まれのオルドニュスは、貴族であったが私生児のため母方の姓を
名乗り、決して優雅な生活ではなかったと伝えられる。役所勤務をしながら
の作曲活動のため、決して多作ではないが、メランコリックで優雅な作風は、
当時のヴィーンで大変流行った。中でもハ短調交響曲は珍しく運命的悲劇感
情をむき出しにした異色の大作となっている。
ジャケット;「交響曲タイトルページと松井利世子」




<NEOS>
NEOS10829 \2500
ヨーク・ヘラー(b.1944):
(1)トピック(1967)
-ベルント・アロイス・ツィンマーマンに捧げる
(2)地平線(1971/1972)(4チャンネル電子音楽)
-ウルズラ&クノ・テオバルトに捧げる
(3)神話(1979/1980,1995)
-13楽器、打楽器と4チャンネル・テープのための/ハンス・ツェンダーに捧げる
(4)黒い半島(1982)
-大管弦楽とヴォーカル、4チャンネル電子音響のための/シュトックハウゼン
に捧げる
(1)ミヒャエル・ギーレン指揮WDRケルン放送交響楽団
(2)ペーター・エトヴェシュ&フォルカー・ミュラー&WDRケルン放送電子音楽
スタジオ
(3)ソルト・ナジ指揮ムジーク・ファブリーク、V.ミュラー&WDRケルン放送
電子音楽スタジオ
(4)ディエゴ・マッソン指揮WDRケルン放送交響楽団、WDRケルン放送合唱団、
V.ミュラー&WDRケルン放送電子音楽スタジオ
録音:1970-1997年
ヨーク・ヘラーは作曲をB.A.ツィンマーマンに師事しダルムシュタットでブー
レーズの講義を受け、後にケルン放送電子音楽スタジオ、IRCAMで電子音楽の
研鑽を積むなど、ヨーロッパ前衛音楽の歩みを忠実に歩んできたと言ってよ
い。ミヒャエル・ギーレンが熱演する初期の大作《トピック》は起承転結のわ
かりやすい流れのなかで音響エネルギーが縦横無尽に炸裂して聴き応え充分。
《地平線》は電子音楽の代表作で、この後、アコースティック楽器と電子音楽
によるライヴ・エレクトロニクスへと関心がシフトする。《黒い半島》はその
総決算的傑作でオーケストラ、電子音響と遥かにこだまする女声合唱が神秘的
な空間を作り出す。

NEOS11039 \2500
ヨーク・ヘラー(b.1944):
(1)天球(2001-2006)
-大オーケストラとライヴ・エレクトロニクスのための2010年グロマイヤー賞
受賞・世界初録音
(2)永遠の日(1998-2000,rev2002)
-混声合唱、大オーケストラとライヴ・エレクトロニクスのための
セミョン・ビシュコフ指揮
ケルン放送交響楽団、
ケルン放送合唱団
録音:2001/2008年
ここに収められた《天球Spharen》は2010年グロマイヤー賞受賞作。グロマイ
ヤー賞はルイヴィル大学で1985年から始まった賞で、歴代の受賞作品はルトス
ワフスキの交響曲第3番や武満のファンタズマ/カントスの他、ペンデレツキ、
コリリアーノ、ブーレーズ、クルタークなど錚々たる作曲家が選ばれている。
オーケストラとコンピュータ音響が次々と豊かなアイデアを繰り出して一時
も飽きさせることがない。アイデア倒れの前衛音楽と違い、SF映画のサント
ラを聴くように現代音楽になじみのないリスナーもその新鮮な音響を楽しめ
ることだろう。《永遠の日》はマーラーの第7交響曲が引用されるなど、後期
ロマン派とも縁の深いダイナミックな作品。

NEOS50909/10(DVD-Video PAL/NTSC各1枚) \4750
「ムジカ・ヴィヴァ・フェスティバル・ミュンヘン2008、ヴィジュアル・ハイ
ライト」
-演奏の抜粋とインタビュー映像
(1)アドリアーナ・ヘルスキー(1953-):カウントダウン(2007)
(インタビュー:A.ヘルスキー)
(2)コンロン・ナンカロウ:スタディ第41番
(インタビュー:W.ハイジヒ&R.ローソン)
(3)ミヒャエル・レンツ&ウリ・ヴィンタース:
ボクス・ゲザング(ボクシングの歌)
(インタビュー:レンツ&ヴィンタース)
(4)ハンス・ツェンダー:ロゴス=断章
(インタビュー:ハンス・ツェンダー)
(5)オリヴィエ・メシアン:微笑み
(インタビュー:シルヴァン・カンブルラン)
(6)エンノ・ポッペ:楔状骨
(インタビュー:エンノ・ポッペ)
(7)ヨンギー・パク=パーン(朴泳姫,b.1945):
イン・ルーチェ・アンビュレムス
(インタビュー:ヨンギー・パク=パーン)
(8)ヤニス・クセナキス:アンティクトン
(インタビュー:B.ラブマン)
(9)ベアト・フラー:ピアノ協奏曲
(インタビュー:ニコラス・ホッジス)
(10)ジェラール・ペッソン:いざこざの原因と結末
(インタビュー:B.ラブマン)
(1)R.ボーン指揮アンサンブル、
(2)W.ハイジヒ&R.ローソン(フォノラ(自動ピアノ))
(3)T.カーゲル(ボクサー)、F.リードゥル(エレキ・ギター)、B.ユッテ(Perc)、
U.ヴィンタース(電子音響)ほか、
(4)S.カンブルラン(指揮)
SWRバーデンバーデン・フライブルク交響楽団、
シュトゥットガルト・ボーカル・アンサンブル、
(5)(6)(7)S.カンブルラン指揮SWRバーデンバーデン・フライブルク交響楽団
(7)H.メイヤー(Ten)
(8)(9)(10)ブラッド・ラブマン(指揮)ケルン放送交響楽団
(9)ニコラス・ホッジス(Pf)
制作:パイダー.A.デフィッラによる映像(バイエルン放送アルファ)、
2008ムジカ・ヴィヴァ音楽祭における主要公演ライヴ
NTSC or PAL、カラー、STEREO/ 16:9,字幕:ドイツ語、スペイン語、英語、
フランス語、イタリア語、148分
バイエルン放送アルファ製作のテレビ用映像を集めたDVD。各々15分弱に演奏
の抜粋と作曲家や演奏家のインタビューが納められている。また丁寧に同内容
のNTSCとPALのディスクが収められている。2008年ムジカ・ヴィヴァ・ミュン
ヘンのCDはNEOS10926(SACD5枚組+通常CD)で出ており、(1)(9)は全曲収録され
ているが、他は収録されていない。(4)はNEOS10824、(6)はNEOS10826で全曲
が聴け、その他の作品も他レーベルで録音されているものも多い。
映像自体は極めて魅力的なものが、続々登場。コンロン・ナンカロウの壮絶
なロール・ピアノ作品の映像が見られるのはこのDVDくらいでしょう。その他
にひとりのボクサーがリング上でサンドバックと戦う痛快なシアターピース
(聴衆はボクシングの試合と同じくリングの周りの観客席に座らされる)ミヒャ
エル・レンツ&ウリ・ヴィンタースのボクス・ゲザング(ボクシングの歌)、フ
ラーの鮮烈な美しさを持ったピアノ協奏曲などなど話題作盛りだくさん。演奏
の合間を縫って作曲家、演奏家が作品について語る映像も貴重。特に現代音楽
は音の定位や演奏風景、演奏家のジェスチャー、演奏以外のパフォーマンスが
重要な要素となる場合が多いので、抜粋ながら映像で鑑賞できるのは嬉しいと
ころ。

NEOS10923 \2500
イェルク・ヴィトマン(b.1973):
(1)10の小品(2002)-アンサンブルのための
(2)枯れた菩提樹による7つのリフレイン(1997)
-ソプラノ、ヴァイオリン、クラリネットとピアノのための
(3)八重奏曲(2004)
-クラリネット、ホルン、ファゴット、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ
とコントラバスのための
コレギウム・ノヴム・チューリッヒ
(1)イェルク・ヴィトマン指揮
(2)オリガ・パシチュニク(S)
録音:2009年8月チューリヒ
クラリネット奏者としても活躍している作曲家イェルク・ヴィトマンは1973年
ミュンヘン生まれ、ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ、ヴォルフガング・リー
ム、ハイナー・ゲッベルスらに作曲を師事。管弦楽曲はドホナーニ、エッシェ
ンバッハ、ケント・ナガノら名だたる指揮者が取り上げている。(1)アンサン
ブルのための10の小品は特殊奏法によるコンピュータ音楽顔負けの奇妙な音響
の細密画、ディアナ・ケンプの詩によるソプラノとアンサンブルのための(2)
は選びに選ばれた少数の音が針金で引っかいたような繊細にして緊張した空間
を作り上げる。(3)の最新作《八重奏曲》はベートーヴェン、シューベルト風
の音楽が次第にデフォルメされて最後は特殊奏法とクラシックな様式がぐしゃ
ぐしゃに混じりあい、シュニトケ的なカオスとなる。

NEOS10920 \2500
「無伴奏ヴィオラ作品集」
ジョルジュ・アペルギス(b.1945):180度の顔
サルバトーレ・シャリーノ(b.1947):夜の果て
ベルント・アロイス・ツィンマーマン(1918-1970):無伴奏ヴィオラ・ソナタ
サルバトーレ・シャリーノ(b.1947):3つの華やかな夜想曲
ジェラール・グリゼー(1946-1998):プロローグ
アナ・シュピーナ(Va)
録音:2007-2008年,ベルン
アナ・シュピーナは1971年スイス生まれでスイスの現代音楽アンサンブル、
ヌーヴェル・アンサンブル・コンタンポランを始めとする複数のグループに
所属しこれまで多くの現代作品の初演、紹介してきた。ツィンマーマンの劇
的な緊張あふれるソナタ、静謐な美しさを持ったシャリーノの3つの華やかな
夜想曲、ヴィオラひとつで色彩豊かな世界を繰り広げるスペクトル楽派のグ
リゼーのプロローグが聴きもの。




<CELESTIAL HARMONIES>
13286-2 \1980
チュルリョーニス(1875-1911):ピアノ作品全集第5集
前奏曲ニ短調/バス・コンティヌオ/ナイチンゲール
主題と変奏/カノン ニ短調/カノン嬰ヘ短調/カノン へ短調
カノン ホ短調/前奏曲ホ短調/小さな行進曲
マズルカ ニ短調/前奏曲ハ長調/フゲッタ ロ短調
バラード 嬰ヘ短調/フォーク・ソングによるフゲッタ/フーガ
ウィットサンデイのための音楽/私は悔恨の種を蒔いた
他全32曲
ロカス・ズボヴァス(Pf)
録音:2008年12月ブレーメン放送ゼンデザール
ユニークなレパートリーで知られるCELESTIAL HARMONIESは2000年より、この
リトアニアの特異な作曲家ミカロユス・コンスタンチナス・チュルリョーニス
(1875-1911)のピアノ作品全集録音プロジェクトに取り掛かり、今ようやくこ
こにシリーズが完結した。第3集まで録音していたラフゼンが急逝し、この企
画も頓挫したかに思われましたが、作曲者の曾孫であるズボヴァスというこれ
以上ないピアニストに引き継がれ、完結に至りました。この第5集には決して
長くはなかった彼の生涯の晩年の作品が収められている。どの曲も1-4分(「主
題と変奏」は例外的に15分の大作)の短いものが多く、彼の絵と同様、メラン
コリックで極度に内向的な世界が広がる。派手な効果を狙った作品は皆無でど
こまでも内面へと深く沈潜してゆく。

19923-2 5枚組 \7920
チュルリョーニス(1875-1911):ピアノ作品全集
(第1集-第5集のセット)
ニコラウス・ラフゼン(Pf,CD1-3)、
ロカス・ズボヴァス(Pf,CD4-5)
録音:2000-2008年
チュルリョーニスはポーランド生まれのリトアニアの国民的な画家、作曲家で
あり、とりわけその他に類を見ないほどの幻想的な絵は早くから注目され、カ
ンディンスキーや後のシュールレアリストたちにも大きな影響を与えた。かの
オリヴィエ・メシアンもチュルリョーニスの絵の幻想性、超越性、神秘性を絶
賛しそのヴィジョンから多大な影響を得たと公言している。さてチュルリョー
ニスが作曲家として再評価されるようになったのは比較的最近のことで、この
全集録音シリーズもリヴァイヴァルに大きく貢献している。彼は画業の傍らリ
トアニア民謡の記譜採集に取り組み(この辺りはバルトークを思わせる)自作に
取り入れていった。作風は微妙な半音階主義で後のシマノフスキやスクリャー
ビンを思わせる所もあるが、ショパンの影響も大きい。晩年は無調に近い作品
もあリ、亡くなったのが1911年であるから、地域や自身の病気が原因でシェー
ンベルク一派との交流はなかったと考えると、非常に際立った独創性を持って
いたと言える。解説にはチュルリョーニスの幻想的な絵が多数カラー写真で掲
載、聴きながら見る楽しみもあります。

14304-2 2枚組 \3960
シューベルト/最後の3つのピアノ・ソナタ
ピアノ・ソナタ第19番ハ短調D958
ピアノ・ソナタ第20番イ長調D959
ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D960
アルフレッド・パール(Pf)
録音:2005-2006年ブレーメン放送ゼンデザール
シューベルト最後の3つのソナタといえば、アファナシェフ、アンスネス、ポリ
ーニと数々の名盤がありますが、このアルフレッド・パールの演奏もそれらに
勝るとも劣らない独自の世界を築いています。アルフレッド・パール1965年チ
リ生まれのピアニストで、クラウディオ・アラウの再来と世界中で絶賛されて
います。CDではベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集(OEHMS)が絶賛され、他に
もリストなどヴィルトゥオーゾ系のピアノ作品を得意としてきましたが、ここ
ではシューベルト最晩年の孤独と不安、あきらめ、澄み切った境地などを衒い
なく見事に表現しきっています。ゆったりとしたテンポ設定、ペダルを多様し
た音作りは水墨が和紙にゆっくりと広がってゆくようなイマジネーションを呼
び起こします。




<DIVERSIONS>
DDV 24151 \1980
F.J.ハイドン(1732-1809):
ディヴェルティメント(カッサシオン)ハ長調Op.1-6(Hob.III:6)
弦楽四重奏曲第55番ニ長調Op.71-2(Hob.III:70)
弦楽四重奏曲第82番ヘ長調Op.77-2(Hob.III:82)
フィッツウィリアム弦楽四重奏団
録音:2001年ロンドン大学美術館におけるライヴ録音
フィッツウィリアム弦楽四重奏団と言えばなんと言ってもDECCAに録音した
ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲全集が有名で、かつてショスタコーヴィチ
の弦楽四重奏曲と言えばフィッツウィリアム、と言われるほどの名盤であっ
た。その他にもシベリウス、ディーリアスの弦楽四重奏曲を録音するなど、
ほかの団体とは一味違ったレパートリーを得意としていた。しかしこの20年
ほど日本でこの団体の名前を聞くことはなく、すっかり過去の人(?)かと思っ
ていたところ、久々になんとピリオド楽器を使ってのハイドンが登場。今か
ら9年前の録音とは言え、相変わらず緻密なアンサンブルで健在ぶりを聴かせ
てくれる。

DDV 24149 \1980
「エリック・チゾームの音楽 Vol.6」
エリック・チゾーム(1904-1965):
キョール・モール舞曲(全6曲)/ダニーデン組曲(全3曲)
スコットランド・エア(全9曲)/ジャシュヤ=シーナ王妃の踊り
知恵の書(全11曲)/6つの夜想曲「鳥たちの夜の歌」
マレイ・マクラフラン(Pf)
録音:2006年
エリック・チゾーム(ERIK CHISHOLM,1904-1965)は20世紀半ばまで活躍したス
コットランド出身の作曲家。19世紀末から20世紀初頭にかけてのヨーロッパ
では自国の民謡を採集・研究し創作に取り入れた運動が盛んであったが、チ
ゾームもその流れのなかで自らの音楽を育んでいった。遠くにグリーグ、少
し近くにバルトーク、そしてすぐ近くにヴォーン=ウィリアムズ、バックス、
モーランらイギリス田園楽派の影響を感じさせる。作品の多くがスコットラ
ンド民謡に基づき、快活な舞曲などはグレインジャーを思わせる。しかし激
動の20世紀音楽の革新のなかに生き、プロコフィエフとも親交の深かった彼
は前の世代には見られない大胆な不協和音も取り入れている。
旧譜のVol.1-Vol.5はCD-Rでの発売だったため、弊社では取り扱っておりませ
んでした。今回は満を持してのCDリリース。特にイギリス音楽ファンは必聴。




<DIVINE ART>
DDA 25082 \1980
「牧歌と悲歌」-ジョン・ジェフリーズの音楽
ジョン・ジェフリーズ(b.1927):
(1)弦楽のためのセレナード
(2)トビーの夢とエレジー(全8曲)
(3)スウィーニー・マッド
(4)通夜の挽歌(A Lyke Wake Dirge)
(5)ジョン・フライのためのエレジー
(6)終わりのための詩
(7)指揮者のためのエレジー
(8)ビックレイ牧歌
(1)ケネス・ペイジ指揮オーケストラ・ダ・カメラ、
(2)ポール・ベイトマン(Pf)、
(3)(4)(6)ジョナサン・ヴェイラ(Br)、
(3)(4)シェリー・カッツ(Pf)
(5)-(8)ポール・ベイトマン指揮フィルハーモニア管弦楽団
録音:(1)1996年、(2)2009年、(3)(4)1998年、(5)-(8)2009年
ジョン・ジェフリーズは1927年生まれのイギリスの作曲家。作風は現代にもか
かわらず、イギリス田園楽派を思わせ、フランク・ブリッジ、ヴォーン・ウィ
リアムズ、ディーリアス、オルウィン、ブリテンらを彷彿とさせる。感傷的で
メランコリックな作品が多く、イギリス音楽ファンにお薦め。彼のCDは当
divine artより他に歌曲集が2枚(ddv24128、ddv25049)出ている。




<GENUIN>
GEN 10193 \1980
ヒンデミット:ヴィオラ・ソナタOp.11-4
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ
ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第2番
清水直子(ヴィオラ)
オズガー・アイディン(ピアノ)
録音:2000年10月、24bit recording
※旧GEN001001の再発売
ベルリン・フィルの首席ヴィオリスト清水直子のデビュー盤(GEN001001)が、
品番・ジャケ写を変更して再発売になります。清水直子は1997年ミュンヘン
音楽コンクール・ヴィオラ部門にて第1位を受賞、その他にも数々のコンクー
ル受賞暦を誇ります。桐朋学園卒業後、94年よりデトモルト音楽大学で今井
信子に師事。その後タングルウッドやマールボロの音楽祭に参加したり、日
本国内外のオーケストラと共演したりし、高い評価を得ています。2001年よ
りベルリン・フィルの首席ヴィオリストを務め、2006年にはテレビ「情熱大
陸」(MBS毎日放送/TBS系列)で紹介され、一躍日本での知名度も上がりまし
た。ソリストとしては毎年のように日本でリサイタルを行っています。録音
は当GENUINレーベルの2枚のソロ・アルバムのほか、ベルリオーズ:イタリア
のハロルドの独奏を務めたもの(フォンテック)や室内楽に参加したCDが発売
になっています。
このディスクは夫君であるトルコのピアニスト、オズガー・アイディンとの
共演で、ヴィオラ・ソナタの名曲をずらりと並べた名盤です。
(GEN001001は廃盤となります)

<Glossa Platinum>
GCD P30917 \2300
ラウンドM - モンテヴェルディ・ミーツ・ジャズ ――
モンテヴェルディ:ニンファの嘆き、ああ, 私は傷つき倒れる/サンチェス:簒
奪者にして暴君/メールラ:カンツォーネ・ソプラ・ラ・ナンナ/フォンテイ:
アリアンナの嘆き/モンテヴェルディ:ロマネスカ、苦しみが甘美なものなら
ば/ネグリ:ニンファの変容
ロベルタ・マメリ(ソプラノ)、
クラウディオ・カヴィーナ(指揮)、
ラ・ヴェネクシアーナ、
エマニュエル・シシ(ソプラノ&テナー・サクソフォン)、
ファウスト・ベカロッシ(ダブルベース)、
アルベルト・ロ・ガット(コントラバス)、
ドナト・ストルフィ(ドラムス)
マドリガーレ全集、オルフェオ、ポッペアの戴冠。モンテヴェルディの音楽の
全てを知るといっても過言ではないクラウディオ・カヴィーナ率いるラテン系
ヴォーカル・アンサンブルの最高峰ラ・ヴェネクシアーナ。世俗音楽、宗教音
楽などジャンルを問わずモンテヴェルディの音楽を伝え続けてきた伝道師たち
の新たなチャレンジは、なんと『モンテヴェルディ×ジャズ』!?
この驚きのアイディアを実現させたカヴィーナ&ラ・ヴェネクシアーナは、
ジャズ・ヴァージョンにアレンジしたモンテヴェルディを演奏しているのでは
なく、しかもオリジナル・スコアの内容も全く変えていないという。
そこでポイントとなるのが、ジャズ・シーンのトップ・サクソフォニストの1人
として活躍中のエマニュエル・シシをはじめとした、サックス、アコーディオ
ン、ダブルベース、ドラムスのジャズ・クヮルテットたちの存在。
ラ・ヴェネクシアーナによるモンテヴェルディの音楽と、スペシャルなジャズ
・プレーヤーたちのインプロヴィゼーションの共演。
また、独創的なアイディアを次々と打ち出したモンテヴェルディの音楽に存在
するジャズ的な要素の巧みな表現。
これらの全てがカヴィーナ&ラ・ヴェネクシアーナのセッティングした「モン
テヴェルディとジャズの出会い」なのである!
斬新でチャレンジ精神にあふれ、しかもスパイスが効いたユニークなモンテ
ヴェルディの登場です!
2009年11月、モンドヴィ(イタリア)での録音。

GCD 921805 2枚組 \3450
リチャード・ジョーンズ(?-1744):
チェンバロのための組曲またはレッスン曲集(1732) ――
第1集ニ短調/第2集ホ長調/第3集変ホ長調/第4集イ短調/第5集ロ短調
/第6集
ミッツィ・メイヤーソン(チェンバロ)
モニカ・ハジェットのアンサンブル、トリオ・ソネリーのオリジナル・メンバ
ーとして活躍した名チェンバリスト、ミッツィ・メイヤーソン。
これまでベーム、バルバストレ、G・ムファットの鍵盤作品を発掘するなど歴史
の中に埋もれた作品に光をあててきたメイヤーソンが選んだ次なる音楽は、イ
ギリス・バロックの作曲家リチャード・ジョーンズの「レッスン曲集」。
ロンドンのドルリー・レーン・オーケストラでヴァイオリニストとして活躍し
たこと、18世紀を生き1744年の新聞に死亡記事が掲載されたとこと、そして遺
された音楽以外は謎のベールに包まれたままのリチャード・ジョーンズ。
1732年の作品とされるチェンバロのための「レッスン曲集(Sets of Lessons)」
の音楽的内容は、そのタイトルにあるレッスン用、練習曲ではなく、舞曲を集
めた6つの組曲で構成される歴としたイギリス・バロックの重要な鍵盤作品で
ある。
メイヤーソンの両手によって初めて全曲が明らかとなるジョーンズの「レッス
ン曲集」。バロック時代の鍵盤音楽を愛する人々にとって大きな発見となるこ
とだろう!
2010年3月、ニコデムス教会(ベルリン/ドイツ)での録音。

GCD P32304 \2300
遠くからの愛 - 愛と喪失の中世の歌 ――
マルティン・コダス:クァンタス・サベデス・アマル、アモール/ラインバウト
・デ・ヴァケイラス:アルタス・ウンダス/伝承曲:ミ・アモーレ、ミ・アモリ
ーニョ/伝承曲:クアンド・ラ・パストラ/伝承曲:トリステ・エイ・ロ・セゥ
/ジャウフレ・リュデル:クアン・ロ・リウス・デ・ラ・フォンタナ/作曲者
不詳:ア・ヴ、トリスタン/アダン・ド・ラ・アル:トロ・デジール・ア・ヴォ
ア/伝承曲:ウナ・イハ・ティエネ・エル・レイ/伝承曲:エスタ・モンター
ニャ・デフレンテ/作曲者不詳:フィネ・アモル・ム・フェ・シャンテ/ジャ
ウフレ・リュデル:五月に陽の長くなる頃/作曲者不詳:クアント・ヴォイ・ル
・ドゥーズ・テンス/マルティン・コダス:神よ/ガウセルム・ファイデット:
デル・グラン・ゴルフェ・デ・マル/アダン・ド・ラ・アル:アウ・レパリエ
/伝承曲:ディンツ・ラ・ルービエイラ・デ・リサック
アンサンブル・ジル・バンショワ〔アンヌ=マリー・ラブロード(ソプラノ)、
ドミニク・ヴェラール(テノール&ウード)、シプリアノス・サデク(バリトン)、
バプティスト・ロマン(ヴィオール&コルナムーゼ)、ケイヴァン・チェミラニ
(ザルブ&ダフ)〕
中世-ルネサンス音楽の達人たち、ドミニク・ヴェラール&アンサンブル・ジル
・バンショワのグロッサ移籍第5弾(ヴェラールのソロを加えると第6弾)は"中
世吟遊詩人の歌"。
オクシタニア(オック語が話される南仏を中心とした地域)とスペインの宮廷や
村など各地域の様々な場所でトルバドゥール、トルヴェールたちが歌った"中世
の歌"をアンサンブル・ジル・バンショワが、歌とウード、コルムナーゼ、ザル
ブなどの民族古楽器というシンプルな組み合わせで、心に染み渡る音楽を聴か
せてくれる。
スイスが誇る古楽専門の教育機関、バーゼル・スコラカントルムで中世、ルネ
サンス音楽のアンサンブル、声楽の教授として後進の育成にも情熱を注ぐ名匠
ドミニク・ヴェラール。
1979年の結成から現在まで、中世-ルネサンスを音楽を歌い続けてきた達人たち
の持ち味が活きるプログラムの構成力はさすが。
2009年10月、ヴェルジー・サン=サトゥルナン教会(フランス)での録音。




<PentaTone>
PTM 1007(SACD-Hybrid) \2500
バルトーク:
ヴァイオリン協奏曲第2番/ヴァイオリン協奏曲第1番
アラベラ・美歩・シュタインバッハー(ヴァイオリン)、
マレク・ヤノフスキ(指揮)、スイス・ロマンド管弦楽団
ユリア・フィッシャーやリサ・バティアシュヴィリ、ルーデンス・トゥルク、
ヴェロニカ・エーベルレなど、今を輝く若き天才ヴァイオリニストたちの才能
を開花させたミュンヘン音楽大学の名教授、アナ・チュマチェンコの門下に史
上最年少となる9歳で加わったアラベラ・美歩・シュタインバッハー。
前作のシマノフスキとドヴォルザークでも、それぞれの作品が持つ神秘性や民
族色をしっかりと描きつつ、作品全体をエレガントでスマートに聴かせるとい
うアラベラならではのスタイルを打ち出しており、さらに濃厚なバルトークの
協奏曲へのアプローチが非常に楽しみなところ。
また、アラベラから大きな信頼を寄せられ、絶妙なコンビネーションを築いて
いる名匠マレク・ヤノフスキがシマノフスキ&バルトークに続いて起用される
など、共演陣の充実も頼もしい。
ムターから直接"弓"を贈られるなど、ヴァイオリン界の"プリンセス"から"クィ
ーン"への階段を昇り続けるアラベラ・美歩・シュタインバッハーのバルトー
ク。今回も聴き逃せません!
2009年6月&7月、ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ/スイス)での録音。 

PTM 1009(SACD-Hybrid) \2500 ※新品番で値下げ再発売
シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番Op.35
ドヴォルザーク:
ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス へ短調Op.11、
ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.53
アラベラ・美歩・シュタインバッハー(ヴァイオリン)、
マレク・ヤノフスキ(指揮)、ベルリン放送交響楽団

PTM 1008(SACD-Hybrid) \2500
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 ――
ピアノ・ソナタ第25番ト長調Op.79
ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調Op.78《テレーゼ》
ピアノ・ソナタ第9番ホ長調Op.14-1
ピアノ・ソナタ第10番ト長調Op.14-2
ピアノ・ソナタ第19番ト短調Op.49-1
ピアノ・ソナタ第20番ト長調Op.49-2
児玉麻里(ピアノ/スタインウェイD-274)
児玉麻里が5枚目のプログラムに選んできたのは、ベートーヴェンの初期と中
期の橋渡し的役割を持つ「第9番」と「第10番」や、弟子の練習用として作曲
されたソナチネ的な「Op.49」、傑作「テレーゼ」など、テクニック以上に高
い音楽性が求めらる6作品。
リリースを重ねるごとに、ベートーヴェン弾きとしての評価を上げている児
玉麻里がしっかりと聴かせ、そして魅せてくれることだろう!
2008年3月&2010年1月、ファルテルモント(オランダ)での録音。




<Hyperion>
CDA 67767 \2180
バッハ・ピアノ・トランスクリプションズVol.9
- ハリエット・コーエンのためのバッハ・ブックとブリティッシュ・トランス
クリプションズ ――
J・S・バッハ - レナード・ボーウィック編:小フーガ ト短調BWV.578
ハリエット・コーエン編:
カンタータ第155番《わが神よ、いかに久しく》BWV.155より 満ち足りている、
我が魂
マイラ・ヘス編:
トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調BWV.564より アダージョ、
カンタータ第147番《心と口と行いと生きざまは》BWV.147より 主よ、人の望
みの喜びよ
「ハリエット・コーエンのためのバッハ・ブック」 ―
J・S・バッハ - グランヴィル・バントック編:
コラール《目覚めよ、と呼ぶ声が聞こえ》BWV.645
アーノルド・バックス編:幻想曲ト長調BWV.572
ジェラルド・ヒュー・ティリット=ウィルソン(ロード・バーナーズ)編:
コラール《甘き喜びのうちに》BWV.729
アーサー・ブリス編:コラール《古き年は過ぎ去りぬ》BWV.614
フランク・ブリッジ編:甘き死よ来たれBWV.478
ユージン・グーセンス編:
ブランデンブルク協奏曲第2番BWV.1047より アンダンテ
ハーバート・ハウエルズ編:
コラール《おお人よ、汝の罪の大いなるを嘆け》BWV.622
ジョン・アイアランド編:コラール《わが魂は主をあがめ》BWV.648
コンスタント・ランバート編:コラール《かくも喜びに満てるこの日》BWV.605
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ編:
コラール《ああ、わがもとに留まれ、主イエス・キリストよ》BWV.649
ウィリアム・ウォルトン編:コラール《わが心からの望み》BWV.727
ウィリアム・ギリス・ウィタカー編:
コラール《われらはみな唯一の神を信ず》BWV.740
○J・S・バッハ - レナード・ボーウィック編:
コラール《おお汚れなき神の小羊》BWV.656
ヒューバート・フォス編:
カンタータ第85番《われはよき牧人なり》BWV.85より 見よ、愛はいかなるこ
とをなすかを
ハーバート・フライヤー編:無伴奏チェロ組曲第6番BWV.1012より サラバンド
ロナルド・スティーヴンソン編:甘き死よ来たれBWV.478
ジョナサン・プロウライト(ピアノ)
デミジェンコが弾くブゾーニのトランスクリプション集(CDA 66566)からスタ
ートしたハイペリオンの人気シリーズ、「バッハ・ピアノ・トランスクリプ
ションズ」の第9集は、20世紀のイギリスがテーマ!
イギリスのピアノ音楽を愛し、エルガーやヴォーン・ウィリアムズ、バックス
たちから世界初演を任されたイギリスの女流ピアニスト、ハリエット・コーエ
ン(1895-1967)。
近代イギリスのピアノ音楽の発展に大きな役割を果たすと同時にバッハ演奏の
名手でもあったコーエンのために、12人の作曲家たちがピアノのために編曲を
行ったトランスクリプション集こそが、1932年にオックスフォード・ユニバー
シティ・プレスから出版された「ハリエット・コーエンのためのバッハ・ブッ
ク」なのである!
編曲者に並ぶバントック、バックス、ブリス、ヴォーン・ウィリアムズ、ウォ
ルトンといった近代英国の巨匠たちの名が、ハリエット・コーエンのピアニス
トとして、また女性としての魅力の大きさを物語っている。
シリーズ第9集のピアニストは、第6集(CDA 67481/2)以来2度目の登場となる
"東欧ピアノ音楽の申し子"ジョナサン・プロウライト!
プロウライトと言えば、大ヒットとなった「ショパンへのオマージュ」やスト
ヨフスキ、メルツェル、パデレフスキなど東欧作品の演奏が注目されがちだが、
バッハ弾きとしての実力もかなりのもの。
2008年9月18日-20日、ポットン・ホール(サフォーク)での録音。

CDA 67861/3 3枚組 \6540
モーツァルト:弦楽五重奏曲集 ――
弦楽五重奏曲第1番変ロ長調K.174/弦楽五重奏曲第2番ハ短調K.406
弦楽五重奏曲第3番ハ長調K.515/弦楽五重奏曲第4番ト短調K.516
弦楽五重奏曲第5番ニ長調K.593/弦楽五重奏曲第6番変ホ長調K.614
ナッシュ・アンサンブル〔マリアンネ・トールセン(ヴァイオリン)、マリン
・ブロマン(ヴァイオリン)、ローレンス・パワー(ヴィオラ)、ポール・ワト
キンス(チェロ)、フィリップ・デュークス(ヴィオラ)〕
新旧どんな時代の作品、編成にもたちどころに対応してしまうイギリスのスー
パー室内楽団、ナッシュ・アンサンブル。
同じイギリスのレーベル、オニックス(Onyx)では精力的にブラームスの室内楽
作品に取り組んでいるナッシュ・アンサンブルが、創立30周年を迎えたハイペ
リオンからモーツァルトの弦楽五重奏曲集をリリース!
厚みのある内声部の上で華やかに舞うトールセンのヴァイオリンがこれまた絶
妙。

CDA 67768 \2180
ダヴ:合唱作品集 ――
我が魂よ、主をたたえよ/ミサ・ブレヴィス/生まれくる日/ウェルカム、
オール・ワンダーズ・イン・ワン・サイト!/星の歌/3人の王/走れ、羊飼
いよ、走れ!/見よ、祝福されたる光が/イン・ビューティ・メイ・アイ・
ウォーク/七つの星を作る者を求めよ/あなたの御手に
マシュー・オーウェンス(指揮)、
ウェルズ大聖堂聖歌隊、ジョナサン・ヴォーン(オルガン)
ウィテカー、ローリゼン、ヴィレット、デュブラなど、合唱界を牽引する作曲
家たちの作品集が揃うハイペリオンから、現代イギリスの作曲家ジョナサン・
ダヴ(ドーヴ)の合唱作品集が登場!
「フライト」や「ピノキオの冒険」、新作「トビアスと天使」など、これまで
はどちらかというとオペラ作曲家として知られていたダヴだが、合唱作品は英
国国内でプロ、アマチュアを問わず支持率急上昇中だという。





<Helios>
CDH 55353 \1280
ヴァイオリンとピアノのためのレア・トランスクリプションズ ――
サン=サーンス:華麗なるカプリース/ショパン(サン=サーンス編):夜想曲
第18番ホ長調Op.62-2/サン=サーンス:ワルツ形式の練習曲によるカプリース
/ショパン(サン=サーンス編):夜想曲第16番変ホ長調Op.55-2/ショパン(イ
ザイ編):ワルツ ホ短調Op.posth、バラード第1番ト短調Op.23/サン=サーン
ス:ウェーバーの《オベロン》によるヴァイオリンとピアノのための幻想曲、
振り子時計のアリア、ヴァイオリンとハープのための幻想曲Op.124
フィリップ・グラファン(ヴァイオリン)、パスカル・ドヴァイヨン(ピアノ)、
キャサリン・バイノン(ハープ)
ワシントンD.C.のアメリカ議会図書館やプライヴェート・コレクションとして
散逸されていたスコアを、フランスの天才ヴァイオリニスト、フィリップ・グ
ラファンが集めて実現させたフランスのトランスクリプション集。
サン=サーンスやイザイのアレンジで"ヴァイオリンとピアノ"のための作品と
して生まれ変わったショパンのピアノ作品など、レアでユニークな小品が満載
1999年1月18日&2001年3月6日-8日の録音。CDA 67285からの新装移行再発売。

CDH 55361 \1280
スタンリー:弦楽のための協奏曲集Op.2 ――
協奏曲ニ長調Op.2-1/協奏曲ロ短調Op.2-2/協奏曲ト長調Op.2-3/協奏曲
ニ短調Op.2-4/協奏曲イ短調/イ長調Op.2-5/協奏曲変ロ長調Op.2-6
パーリー・オヴ・インストゥルメンツ、ロイ・グッドマン(指揮)
ヘンデルの友人であり、ウィリアム・ボイスの後継者として王室の音楽師範も
務めた盲目の音楽家ジョン・スタンリー(1712-1786)。
1742年に完成したスタンリーの「弦楽のための協奏曲Op.2」では、イギリスの
ピリオド・アンサンブル、パーリー・オヴ・インストゥルメンツの優雅なサウ
ンドが美しい。
1988年11月25日-26日の録音。CDA 66338からの新装移行再発売。





<ABC Classics>
ABC 476 5692 2枚組 \3380
スカルソープ:レクイエム*/子供の頃の我が祖国/アース・クライ/グレート
サンデー島/ニューノシア
アルヴォ・ヴォルメル(指揮)*、ジェームズ・ジャッド(指揮)、
ウィリアム・バートン(ディジェリドゥー)、アデレード交響楽団、
アデレード・チェンバー・シンガーズ
オーストラリア作曲界の長老であり国民的作曲家、ピーター・スカルソープ
(1929-)の「レクイエム」は、オーケストラ&合唱+ディジェリドゥー(!!)と
いう摩訶不思議な編成を持つ南半球豪州の鎮魂歌。
一般的な「レクイエム」から考えると不思議な組み合わせだが、オーケストラ
や合唱と後方から響いてくるディジェリドゥーのサウンドのブレンド具合はさ
すがスカルソープ。
オーケストラ&合唱と、オーストラリアの民族楽器ディジェリドゥーのコラボ
レーションはこのレーベルならでは。指揮者が注目のアルヴォ・ヴォルメルと
いうところもポイント。
2005年11月7日-8日&2000年6月6日-8日の録音。弊社初紹介。

ABC 476 6161 \2250
エドワーズ:
交響曲第1番《ダ・パーチェム・ドミネ》
交響曲第4番《スター・チャント》*
リチャード・ミルズ(指揮)、
アデレード交響楽団、アデレード・チェンバー・シンガーズ*、
アデレード・フィルハーモニア合唱団*
オーストラリアの中堅作曲家ロス・エドワーズ(1943-)の交響曲集。
「北の空」と「南の空」の2楽章構成で書かれた「交響曲第4番」は、合唱や打
楽器が神秘的な雰囲気を醸し出す「スター・チャント(星の歌)」というタイト
ルに相応しい独創的な作品。2002年2月&3月の録音。弊社初紹介。

ABC 465 735-2 \2250
ハイド:
ピアノ協奏曲第1番変ホ短調/ピアノ協奏曲第2番嬰ハ短調
ヴィレッジ・フェア*
ミリアム・ハイド(ピアノ)、
ジェフリー・サイモン(指揮)、西オーストラリア交響楽団、
ドッブス・フランクス(指揮)*、シドニー交響楽団*
オーストラリア、アデレード生まれの女流コンポーザー=ピアニスト、ミリア
ム・ハイド(1913-2005)の自作自演によるピアノ協奏曲集。
19世紀のロマン派的な作風のピアノ協奏曲は、もっと広く知られてほしい隠れ
た秀作。ハイペリオンのRPCシリーズで取り上げられても不思議ではないかも?
1975年&1979年の録音(Eloquence)。弊社初紹介。




<Euridice>
EUCD 45 \2300
J・S・バッハ:オルガン作品集 ――
前奏曲とフーガ ハ長調BWV.547/コラール・パルティータ《おお神、汝義なる
神よ》BWV.767/幻想曲ト長調BWV.572/コラール《主なるイエス・キリストよ、
われらをかえりみたまえ》BWV.655/コラール《いざもろびと、神に感謝せよ》
BWV.657/幻想曲とフーガ ト短調BWV.542
カシュテン・アスケランド(オルガン)
ベルゲン音楽大学では宗教音楽を学び、ベルゲンの聖マリア教会でオルガニス
ト、音楽監督として活躍するカシュテン・アスケランドが弾くバッハ。北欧ノ
ルウェーから届くオルガンによるバッハの音楽は一段と神々しい。





<Centaur>
CRC 2974 \2180
イベロアメリカ ――
ポンセ:ソナタ・ロマンティカ/ロドリーゴ:ソナタ・ジョコーサ
ブローウェル:ソナタ
ヘルマン・フッデ(ギター)
スペインのロドリーゴ、メキシコのポンセ、キューバのブローウェルといった
イベロアメリカ(ラテンアメリカ)の3ヶ国を音楽で結んだギター・アルバム。
ベネズエラのクラシカル・ギタリスト、ヘルマン・フッデがギター1つで、素
朴なラテンの抒情を漂わせ、熱きラテンのソウルを感じさせてくれます。

CRC 2964 \2180
アトラー:クラリネットのための室内楽作品集 ――
オーボエ、クラリネットとヴィオラのためのソナタ/B♭管クラリネットとピア
ノのためのソナタ/木管五重奏曲第2番/フルート、オーボエとクラリネット
のための組曲/クラリネット・ソナタ第2番
ケネス・ホワイト(クラリネット)、マリー・ジョー・コックス(ピアノ)、
ジョアンナ・コーワン・ホワイト(フルート)、ロジャー・レーム(オーボエ)、
マリーベス・ミンニス(ファゴット)、ブルース・ボンネル(ホルン)、
シーナド・ダニガン・チャン(ヴィオラ)、パワーズ木管五重奏団
アルヴィン・アトラー(1913-1973)は、ヒンデミットの弟子でインディアナポ
リス交響楽団のオーボエ奏者としても活躍したアメリカの作曲家、オーボエ奏
者。"クラリネット"を共通項とする室内楽作品は、バルトークやコープランド
の音楽を彷彿とさせる。

CRC 2961 \2180
サンダンス・トリオ ――
ドリング:三重奏曲/アンゲラー:シャンソン・ガリアルド
ブッシュ:三重奏曲/サージェント:万華鏡
グリーブリング=ハイ:トロカディロス
サンダンス・トリオ
オーボエ、ファゴット、ピアノという一風変わった編成のための室内楽作品
集。ダブルリード楽器特有の豊潤なサウンドをたっぷりと味わえる。オーボエ
&ファゴットのアンサンブル作品をお探し方はこの録音で選曲をしてみては?

CRC 2951 \2180
マーサー:
打楽器のための《エアー》/友のためのミサ/ピアノのための《平和》/
ヴォイセズ
ジノ・ロベア(打楽器)、カレン・ホール(ソプラノ)、
ウィル・マイヤー(テノール)、フィリップ・サントス(ヴァイオリン)、
ローレンス・グレンジャー(チェロ)、ハドリー・マッカロル(ピアノ)、
スタンフォード・ロール(指揮)、ジャニス・マーサー(ピアノ)、
マルタ・ストダード(指揮)、シュヴングフォル・アンサンブル
サンフランシスコ在住の女流作曲家ジャニス・マーサーは、1人の打楽器奏者
による約12分の「エアー」、2人のソリスト+ヴァイオリン、チェロ、ピアノ
という小編成の「ミサ曲」など、コンテンポラリー的な作品が得意分野。




<Hyperion>
CDA 67789 \2180
アムラン:短調による12の練習曲 ―
第1番イ短調「トリプル・エチュード」(ショパンの練習曲による)、
第2番ホ短調「昏睡したベレニケ」
第3番ロ短調「パガニーニ-リストによる」
第4番ハ短調「無窮動風練習曲」(アルカンによる)
第5番ト短調「グロテスクなトッカータ」
第6番ニ短調「スカルラッティを讃えて」
第7番変ホ短調「チャイコフスキーの左手のための練習曲による」
第8番変ロ短調「ゲーテの魔王による」
第9番ヘ短調「ロッシーニによる」
第10番嬰ヘ短調「ショパンによる」
第11番嬰ハ短調「メヌエット」
第12番変イ短調「前奏曲とフーガ」
小さなノクターン
《コン・インティミッシモ・センティメント - 最も親密な思いをこめて》
より 第1番:レントラーI、第4番:アルバム・リーフ、第5番:オルゴール、
第6番:ペルゴレージにちなんで、第7番:子守歌
主題と変奏(キャシーズ・ヴァリエーションズ)
マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)
人間業とは思えぬ超絶技巧で、アルカンやゴドフスキー、カプースチンなどの
超難曲を次々と制覇してきた世紀の「スーパー・ヴィルトゥオーゾ・ピアニス
ト」マルク=アンドレ・アムラン。
数々の超絶技巧作品で聴衆の度肝を抜いてきたアムランがここで挑むのは、他
の誰でもなく己自身。
すでにWEB上ではピアノ・ファンの間でその存在が話題となっていた"作曲家ア
ムラン"の超大作、「短調による12の練習曲」の全曲録音が満を持して遂に登
場!
構想、作曲に約25年という歳月を費やし2009年に完成したアムランの「短調に
よる12の練習曲」は、あの「独奏ピアノのためのシンフォニー」や「独奏ピア
ノのための協奏曲」を含むアルカンの難曲「短調による12の練習曲Op.39」を
モチーフとして作曲された作品であり、その難易度はもはや異次元のレベル。
さらなる難曲として生まれ変わった「ショパン・エチュード」や「ラ・カンパ
ネラ」、そして自作の「グロテスクなトッカータ」や「前奏曲とフーガ」など、
"アムランが弾くアムランの音楽"が、かつてないほどのインパクトを与えてく
れることは間違いないだろう!
また「12の練習曲」だけでなく、フィアンセのキャシー・フラーに贈るメッセ
ージでもある「主題と変奏」など、アムランによるアムランの音楽を存分に楽
しめるところも、この自作自演集の大きな魅力である。
録音 - 12の練習曲第1番-第8番&第11番-第12番、
主題と変奏:2009年11月8日-10日、ワイアストン・エステート・コンサート・
ホール/12の練習曲第9番&第10番:1998年1月25日-26日、EMIアビー・ロード
・スタジオI/小さなノクターン:2009年5月15日、ブリストル、ブランドン・
ヒル、セント・ジョージ教会/最も親密な思いをこめて:2008年8月30日

CDS 44421/35 15枚組 \9450
アンジェラ・ヒューイット・プレイズ・バッハ -
J・S・バッハ:ピアノ独奏作品集
CD-1 ~ 幻想曲ハ短調BWV.906/2声のインヴェンションBWV.772-786/3声のシンフォニアBWV.787-801/
CD-2 ~ イギリス組曲第1番イ長調BWV.806/イギリス組曲第2番イ短調BWV.807/イギリス組曲第3番ト短調BWV.808/
CD-3 ~ イギリス組曲第4番ヘ長調BWV.809/イギリス組曲第5番ホ短調BWV.810/イギリス組曲第6番ニ短調BWV.811/
CD-4 ~ ソナタ ニ短調BWV.964/フランス組曲第1番ニ短調BWV.812/フランス組曲第2番ハ短調BWV.813/フランス組曲第3番ロ短調BWV.814/小前奏曲ハ長調BWV.924/小前奏曲ト短調BWV.930/小前奏曲ニ長調BWV.925/小前奏曲ニ短調BWV.926/小前奏曲ヘ長調BWV.927/小前奏曲ヘ長調BWV.928/
CD-5 ~ 6つの小前奏曲BWV.933~938/5つの小前奏曲BWV.939~943/前奏曲ハ短調BWV.999/フランス組曲第4番変ホ長調BWV.815/フランス組曲第5番ト長調BWV.816/フランス組曲第6番ホ長調BWV.817/前奏曲とフーガ イ短調BWV.894/
CD-6&7 ~ 6つのパルティータBWV.825~830/
CD-8&9 ~ 平均律クラヴィーア曲集第1巻BWV.846~869/
CD-10&11 ~ 平均律クラヴィーア曲集第2巻BWV.870~893/
CD-12 ~ イタリア協奏曲ヘ長調BWV.971/カプリッチョ変ロ長調BWV.992《最愛の兄の旅立ちに寄せて》/カプリッチョ ホ長調BWV.993《ヨハン・クリストフ・バッハを讃えて》/4つのデュエットBWV.802-805/フランス風序曲(パルティータ)ロ短調BWV.831/
CD-13 ~ ゴルトベルク変奏曲ト長調BWV.988/
CD-14 ~ トッカータ ハ短調BWV.911/トッカータ ト長調BWV.916/トッカータ嬰ヘ短調BWV.910/トッカータ ホ短調BWV.914/トッカータ ニ短調BWV.913/トッカータ ト短調BWV.915/トッカータ ニ長調BWV.912/
CD-15 ~ 幻想曲とフーガ イ短調BWV.904/イタリア風アリアと変奏イ短調BWV.989/ソナタ ニ長調BWV.963/パルティータ イ長調BWV.832/組曲ヘ短調BWV.823/アダージョ ト長調BWV.968/フーガ ハ長調BWV.953/コラール《イエス、わが頼り》BWV.728/コラール《ただ神の御旨に従う者は》BWV.691/幻想曲とフーガ イ短調BWV.944
アンジェラ・ヒューイット(ピアノ)
創立30周年を迎えたハイペリオンのアニヴァーサリー・リリース第1弾は、鍵
盤の女神アンジェラ・ヒューイットが弾いたJ・S・バッハの独奏作品を集めた
ボックス・セット!
伝説の始まりとなった「インヴェンションとシンフォニア」、"当代屈指のバ
ッハ弾き"としての名声を不動のものとした「ゴルトベルク変奏曲」や「トッ
カータ集」など、バッハの音楽に愛情を注ぎ続けるヒューイットを、そして
ハイペリオンを代表する数々の名演が放つ輝きは、歳月を重ねれば重ねるほど
増すばかり。
ヒューイットが当代屈指のバッハ弾きと称されている理由・・・。その答えの
全てがここにあります。

CDS 44441/50 10枚組 \6600
シューマン:歌曲全集 ――
CD-1:ツヴィッカウ&ライプツィヒ ~ 6つの歌曲WoO.121/漁師WoO.19/秋に/アンナにⅡ/羊飼いの少年/ミルテの花Op.25/
CD-2:ライプツィヒ ~ 道化師の最後の歌Op.127-5/ベルシャザル王Op.57/リーダークライスOp.24/私に何がいえようOp.27-3/想いWoO.26-1/ジャスミンの木Op.27-4/民謡Op.51-2/海辺の夕暮れOp.45-3/ローレライOp.53-2/2人の擲弾兵Op.49-1/憎しみ合う兄弟Op.49-2/君は赤いばらに似てOp.27-2/楽しい旅人Op.77-1/リーダークライスOp.39/
CD-3:ライプツィヒ ~ 歌曲集《詩人の恋》Op.48/あなたの顔はOp.127-2/君の頬を寄せてOp.142-2/私の愛は輝くOp.127-3/私の馬車はゆっくりと行くOp.142-4/4つの二重唱曲Op.34/歌曲集《女の愛と生涯》Op.42/
CD-4:ライプツィヒ ~ 3つの歌Op.31/5つの歌Op.40/6つの歌Op.36/田園の歌Op.29-1/歌Op.29-2/3つの詩Op.30/あこがれOp.51-1/夜の観閲式WoO.11-2/哀れなペーターⅠOp.53-3a/哀れなペーターⅡOp.53-3b/哀れなペーターⅢOp.53-3c/3つの二重唱Op.43/
CD-5:ライプツィヒ ~ 流浪の民Op.29-3/ブロンデルの歌Op.53-1/宝探しの男Op.45-1/春の旅Op.45-2/ドイツなるライン川WoO.1/ほほえみの眼差しさえあればOp.27-5/尼僧Op.49-3/騎兵とボーデン湖WoO.11-1/乙女の憂いOp.142-3/歌による慰めOp.142-1/ケルナーの12の詩による歌曲集Op.35/歌手の慰めOp.127-1/
CD-6:ライプツィヒ&ドレスデン ~ ロベルト&クララ・シューマン:《愛の春》からの12の歌曲Op.37/R・シューマン:私はさまよわないOp.51-3/兵士の歌WoO.6/ライン河でOp.51-4/かわいい小鳥よ、話しておくれOp.27-1/ロマンスとバラード第4集Op.64/手袋Op.87/スペインのリーダーシュピールOp.74/
CD-7:ドレスデン&クライシャ ~ 子供のための歌のアルバムOp.79
CD-8:クライシャ&ドレスデン ~ ゲーテの《ヴィルヘルム・マイスター》によるリートと歌Op.98a/ミンネの歌Op.101/4つの二重唱曲Op.78/愛の歌Op.51-5/夏の安らぎWoO.7/3つの歌Op.95/
CD-9:ドレスデン ~ 美しいヘートヴィヒOp.106/3つの歌Op.83/ことづてOp.77-5/6つの歌Op.89/無言の叱責Op.77-4/海の妖精Op.125-3/リートと歌第4集Op.96/春の楽しみOp.125-2/魂に近くOp.77-3/春の歌Op.125-1/軽騎兵の出発Op.125-5/私の園Op.77-2/私の老いた馬Op.127-4/レーナウの6つの詩とレクイエムOp.90/
CD-10:デュセルドルフ ~ 若い国民の歌Op.125-4/6つの歌Op.107/4つの軽騎兵の歌Op.117/春のおとずれ/7つの歌Op.104/乙女の歌Op.103/森でOp.107-5/3つの歌Op.119/糸を紡ぐ女Op.107-4/逃亡者Op.122-2/二重唱曲《マリーとパパの歌》WoO.26-3/プロヴァンスの歌Op.139-4/バラーデOp.139-7/メアリー・ステュアート女王の詩Op.135オレンジとミルテWoO.26-4/野の少年のバラードOp.122-1/
クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ)、
サイモン・キーンリサイド(バリトン)、ユリアーネ・バンゼ(ソプラノ)、
シュテラ・ドゥフェクシス(ソプラノ)、オリヴァー・ヴィドマー(バリトン)、
クリストファー・マルトマン(バリトン)、
ジェラルディン・マグリーヴィ(ソプラノ)、
エイドリアン・トンプソン(テノール)、シュテファン・ローゲス(バリトン)、
ドロテア・レシュマン(ソプラノ)、イアン・ボストリッジ(テノール)、
マーク・パドモア(テノール)、ジョナサン・レマル(バリトン)、
フェリシティ・ロット(ソプラノ)、アン・マレー(メゾ・ソプラノ)、
ケイト・ロイヤル(ソプラノ)、ハンノ・ミュラー=ブラッハマン(バリトン)、
グレアム・ジョンソン(ピアノ)
創立25周年を記念して2006年にリリースされた「シューベルトの歌曲全集」
(CDS 44201/40)に続き、歌曲大国ハイペリオンが創立30周年記念リリースとし
て絶対の自信を持って送り出してきたのは、"もう1つの歌曲全集"「シューマ
ンの歌曲全集」!
このボックス・セットでは分売時(CDJ 33101-CDJ 33111)とは異なり、シューマ
ンの歌曲が初期のツヴィッカウ時代から最晩年のデュセルドルフ時代へと作曲
年代順に並び替えられているのが大きなポイント。
シェーファー、バンゼ、ロット、マレー、ボストリッジ、パドモアなど、世界
トップクラスの豪華すぎる歌手たちの歌声でシューマンの歌曲"全曲"を聴ける
のは、このハイペリオンのボックスのみ!

CDS 44461/7 7枚組 \5680
バード:鍵盤作品全集 ――
ウィロビー卿のご帰還/フランスのクーラント/第2のフランスのクーラント
/第3のフランスのクーラント/ヒュー・アシュトンのグラウンド/カリーノ
・カストゥラーメ/ヴォランタリーのレッスン/御者の口笛/セリンジャー
のラウンド/パーソンズのイン・ノミネ/第2グラウンド/ホーンパイプ/ミ
ゼレーレI/ミゼレーレII/他
デイヴィット・モロニー(チェンバロ&ミューゼラー&オルガン&室内オルガ
ン&クラヴィコード)
構想になんと15年という歳月を費やして実現した世界初の単独アーティストに
よるバードの鍵盤作品全集。
イギリス・ルネサンス時代の巨匠、ウィリアム・バードの"宗教音楽家"として
はではなく"鍵盤音楽作曲家"としての芸術を網羅した音楽史的にも重要な録音
である。※CDA 66551/7からの移行新装再発売。




<CHANDOS>
CHAN 10628X 5枚組 \4350
モーツァルトと同世代の作曲家たちシリーズ選集 ――
クロンマー:交響曲Op.40、交響曲Op.102
シュターミッツ:
交響曲ヘ長調Op.24-3、交響曲ハ長調Op.13/16-5、交響曲ト長調Op.13/16-4、
交響曲ニ長調《狩》
プレイエル:交響曲ハ長調Op.66、交響曲ト長調Op.68、交響曲ニ短調
コジェルフ:交響曲ニ長調、交響曲ト短調、交響曲ヘ長調
ヴラニツキー:
交響曲ニ長調Op.36、交響曲ハ短調Op.11、
平和とフランス革命のための壮大な交響曲
マティアス・バーメルト(指揮)、
ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ
ここで選ばれたのは、ウィーンやハンガリーで宮廷楽長を務めた室内楽の天才
"クロンマー"、父ヨハンが創設したマンハイム楽派の第2世代を代表する"カー
ル・シュターミッツ"、作曲家、楽譜出版社、そしてピアノ製作家という様々
な顔を持ったオーストリアの偉才"プレイエル"、18世紀ウィーンにおけるチェ
コ音楽の第1人者"コジェルフ"、ボヘミアで生まれベートーヴェンの交響曲
第1番の初演者でもある"ヴラニツキー"、といったモーツァルトと同世代を生
きた19世紀の5傑。
室内楽やクラリネット協奏曲で有名なクロンマーの「交響曲」、プレイエル・
ピアノの創始者プレイエルの「交響曲」など、歴史に名を刻む大作曲家たちの
知られざる一面との出会いこそが、このシリーズ最大の魅力である。
また、シリーズ全ての演奏を担当しているマティアス・バーメルト&ロンドン
・モーツァルト・プレーヤーズの秀演も欠かせないポイント。
1993年-2001年の録音




<Champs Hill Records>
CHRCD 008 \2180
サマータイム ――
ジョージ・ガーシュウィン:サマータイム/サミュエル・バーバー:この輝く夜
にきっと/エドワード・エルガー:羊飼いの歌/ガブリエル・フォーレ:月の光
/ロジャー・クィルター:紅色の花畑で眠る、シルヴィアとは誰?/トマス・
アーン:蜂が蜜を吸うところ/エクトル・ベルリオーズ:知られざる島/フラン
ツ・シューベルト:水の上で歌う/ガブリエル・フォーレ:夕べ/フランツ・
シューベルト:くるみの木/ヨハネス・ブラームス:僕の恋は新緑だ/リザ・レ
ーマン:ああ、喜ばしき月よ/ガブリエル・フォーレ:私たちの愛/エクトル・
ベルリオーズ:ヴィラネル/サミュエル・バーバー:モンクと彼の猫/フランク
・ブリッジ:ゴー・ノット、ハッピー・ディ/フレデリック・ディーリアス:水
仙へ/レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ:オルフェウスと竪琴/ジョン・アイ
アランド:トレリ/ロジャー・クィルター:愛の哲学/ハイドン・ウッド:茶色
い鳥の歌声/アイルランド民謡:澄んだ空に舞うひばり/ピーター・ウォーロ
ック:眠り/コール・ポーター:雄牛の尻尾/レナード・バーンスタイン:我が
家/マイケル・ヘッド:ベツレヘムに連なる小径/ハロルド・フラザー=シム
ソン:晩祷/ジョン・ラッター:主は汝を清め、汝を祝福する
フェリシティ・ロット(ソプラノ)、グレアム・ジョンソン(ピアノ)
かつて"Black Box"や"ASV"レーベルからリリースされ大きな人気を誇りながら
も、レーベルの消滅によって入手困難状態が続いていた英国の名花フェリシテ
ィ・ロットの名盤「サマータイム」が復活!
ガーシュウィンの「サマータイム」で幕を開け、ラッターの「主は汝を清め、
汝を祝福する」でフィナーレを迎えるフェリシティ・ロットのリサイタル・プ
ログラム。
ハイペリオンのシューベルト&シューマン歌曲集を完成させた名匠グレアム・
ジョンソンのピアノも頼もしい。魅惑の歌声とセンスの光るプログラムで美し
き夏のひと時を――。
※2000年4月6日-9日の録音。スリップケース仕様。
Black Box&ASVからの新装移行再発売。

CHRCD 007 \2180
シューベルト:
ピアノ五重奏曲イ長調D.667《ます》/ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調D.898
シューベルト・アンサンブル
シャンドスからリリースされたフォーレの「ピアノ四重奏曲集」(CHAN 10576)
の好演が印象深いシューベルト・アンサンブル。
ASV時代に収録されたシューベルトの「ます」も同アンサンブルの代表盤の1つ。
ちなみに第1ヴァイオリンは、OEKのコンサートマスター、サイモン・ブレン
ディス!2003年11月の録音。ASV Goldからの新装移行再発売。

CHRCD 006 \2180
メノッティ:
ヴァイオリン、クラリネットとピアノのための《三重奏曲》/5つの歌/ハー
プと弦楽四重奏のための《カンティレーナとスケルツォ》
マリアンネ・トールセン(ヴァイオリン)、
マックス・マーティン(クラリネット)、ジュリアン・ミルフォード(ピアノ)、
クリスティーネ・ブリューワー(ソプラノ)、
ロジャー・ヴィニョールズ(ピアノ)、ヴァンブルー弦楽四重奏団、
ジリアン・ティンゲイ(ハープ)
イタリアで生まれ、アメリカを活躍の場とした作曲家ジャン・カルロ・メノッ
ティ(1911-2007)の追悼盤。大戦後の世界で有数のオペラ作曲家でもあったメ
ノッティの室内楽曲や声楽曲は、天性のリリシズム、人を惹きつけるメロディ
が持ち味。




<Raumklang>
RK 98021(カタログ付き限定盤) \1450
ヒルデガルト・フォン・ビンゲンとビルギッタ・フォン・シュヴェーテン
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:《天啓の調和のシンフォニア》より
ビルギッタ・フォン・シュヴェーテン《カントゥス・ソノルム》より
レ・フランヴォヤン
RAUMKLANG"2010年版カタログ付き限定盤!
歴史上最初の女性作曲家と伝えられている中世ドイツの聖職者ヒルデガルト・
フォン・ビンゲンと、14世紀スウェーデンの修道女ビルギッタ・フォン・シュ
ヴェーテンの聖歌集。
3人の女声ヴォーカルの清らかな歌声とフィドル&リコーダーの音色が創るビ
ンゲンとシュヴェーテンの神秘的な音楽は、現在もラウムクラング(Raumklang)
レーベルの代表的名演として高く評価されている。1998年1月の録音。
セットになっている2010年版カタログは、CDサイズ/68ページ・フルカラー!
古楽ファンならば手にしたくなってしまうアイテムです!
当アイテムは数量限定となります。完売の際はご容赦下さい。





<Deux-Elles>
DXL 1143 2枚組 \4360
王家の狩り - アントワーヌ・セロスの写本より ――
ラ・フォリアによる変奏曲ニ短調/チャコーナ ハ長調/王の狩ト長調/トッ
カータ ト短調/組曲ハ長調/組曲ヘ長調/組曲ト長調/組曲ニ長調/トッカ
ータ ハ長調/狩りのレッスン ト長調/フーガ・イテ・ミサ・エスト ニ長調
/トッカータ ハ長調/シャコンヌ へ長調/組曲ニ長調/アルマンド へ長調
/アルマンドと変奏ト短調/fitt for the Manicorde/アルマンド ハ短調/
アルマンド ハ短調/アルマンドと変奏ヘ長調
テレンス・チャールストン(チェンバロ&クラヴィコード&オルガン)
イギリスの合唱指揮者、チンバロ奏者、音楽学者、ピーター・リーチ博士が
2004年にロンドンの古本屋で発見した「アントワーヌ・セロスの写本
(Keyboard Manuscript of Antoine Selosse)」からの鍵盤音楽集。
ジョン・ブルの「王の狩り」、ジョン・ロバーツの作品と思われる数曲を除く
と、ほとんどの作品に作曲者名、特定のタイトルが記載されていないものの軽
快なリズム、舞曲的なスタイル、華やかな装飾音を持った作品は、17世紀イギ
リスにおけるカトリックの鍵盤音楽を知る資料的価値も高い。





<Dal Segno>
DSPRCD 051 \2180
マスターズ・オブ・ザ・ピアノロール ― 偉大なるピアニストVol.11
シューラ・チェルカスキー&レオポルド・ゴドフスキー ――
チェルカスキー
チェルカスキー:悲愴前奏曲(1925年)、ラフマニノフ:W.R.のポルカ(1925年)、
チャイコフスキー:無言歌ヘ長調Op.2-3(1929年)、ヴェルディ(リスト編):
《リゴレット》による演奏会用パラフレーズ(1927年)、モシュコフスキ:愛の
ワルツOp.75-5(1925年)、シューマン(リスト編):春の夜Op.39-12(1928年)
ゴドフスキー
ヘンゼルト:子守歌変ト長調(1916年)、ゴンドラOp.13-2(1916年)、ルビンシ
テイン:セレナード ニ短調(1916年)、シューマン:トロイメライOp.15-7
(1917年)、モシュコフスキ:ポロネーズ ニ長調Op.17(1917年)、ショパン:ポ
ロネーズ ニ長調Op.17(1916年)、夜想曲変ホ長調Op.9-2(1916年)、エコセー
ズより(1916年)、バラード ト短調Op.23(1916年)
シューラ・チェルカスキー(ピアノ)、レオポルド・ゴドフスキー(ピアノ)
ピアノ・ロール再生を極上の音質でデジタル収録した本格的なピアノ・ロール
復刻レーベル、ダル・セーニョ(Dal Segno)の人気シリーズ"偉大なるピアニス
ト"の第11弾。
ゴドフスキーの「バラード」だけど「バラード」ではないような演奏を聴く
と、悪魔的な難易度を持つ数々のアレンジ作品のルーツが見えてくる。

DSPRCD 037 \2180
スペインの偉大なるピアニストたち ――
アルベニス:セレナータ(セゴビア)/グラナドス:スペイン舞曲集より 第1番、
第2番、第5番、第7番、第10番(グラナドス)/アルベニス:スペイン組曲Op.47
より アラゴンのホタ、セビーリャ(セゴビア)/セゴビア:セレナーデ(セゴビ
ア)/グラナドス:スペインのワルツ集(グラナドス)/アルベニス:タンゴ(ノ
バエス)/ファリャ:クバーナ(ファリャ)/グラナドス:マリア・デ・カルメン
前奏曲(グラナドス)/ファリャ:アラゴネーサ
ボーナス・トラック - ラヴェル:ボレロ(ガンツ)
パキータ・セゴビア(ピアノ)、エンリケ・グラナドス(ピアノ)、
ギオマール・ノバエス(ピアノ)、マヌエル・デ・ファリャ(ピアノ)、
ルドルフ・ガンツ(ピアノ)
デニス・コンドン・コレクションのピアノ・ロールを再生、デジタル収録した
音源の中から、P・セゴビア、グラナドス、ノバエス、ファリャの演奏を集め
た"スパニッシュ・プログラム"。
ボーナス・トラックには、スイスのピアニスト、ルドルフ・ガンツの「ボレロ」
を収録。

DSPRCD 057 \2180
アメリカのピアノ三重奏曲集 ――
ビーチ:ピアノ三重奏曲イ短調op.150/アイヴズ:ピアノ三重奏曲/ブロッホ:
3つの夜想曲/コープランド:ヴィテブスク - ユダヤの主題による習作/カウ
エル:ピアノ三重奏曲
ハートリー・トリオ
ハートリー・トリオは、ジャクリーヌ・ハートリーなど、ロンドンの王立音楽
アカデミーで往年の名ヴァイオリニスト、シドニー・グリラーに学んだ音楽家
たちよって1980年に結成されたイギリスのアンサンブル。全てアメリカものと
いうピアノ三重奏曲集はどこか新鮮。1992年5月5日-7日の録音。

DSPRCD 055 \2180
イギリス歌曲のアンソロジー ――
スチュアート・バロウズ - レスリー:アナベル・リー、フィンデン:カシミー
ルの歌、ウィリアムズ:私の小さなウェールズの家/ヴァレリー・マスターソ
ン - ボンド:When Tou Come To The End of a Perfect Day、クィルター:深紅
の花びらは眠り、作曲者不詳:鳥の歌/トーマス・アレン - ヴォーン=ウィリ
アムズ:リンデン・リー、ヘンデル:静かな賛美、ヴォーン=ウィリアムズ:真
昼の静けさ/サラ・ウォーカー - パーセル:しばしの音楽、パリー:おお, わ
たしの姐さん、伝承曲:風よ南から吹け/ピーター・ジェフス - ホワイト:メ
アリーへ、ギッブス:さくらんぼの木、エルガー:Is she not passing fair?
/ライムント・ヘリンクス - ヴォーン=ウィリアムズ:放浪者、アイアラン
ド:シー・フィーヴァー、ヘイグマン:ドゥ・ノット・ゴー・マイ・ラヴ/パ
トリシア・ホワイト - クラーク:Phillis on the New Made Hay、The Tailor
and his Mouse、I Know my Love、I Know Where I'm Going、As I was goin'
to Ballynure
スチュアート・バロウズ(テノール)、ヴァレリー・マスターソン(ソプラノ)、
トーマス・アレン(バリトン)、サラ・ウォーカー(メゾ・ソプラノ)、
ピーター・ジェフス(テノール)、ライムント・ヘリンクス(バス・バリトン)、
パトリシア・ライト(ソプラノ)
トーマス・アレン、スチュアート・バロウズ、ヴァレリー・マスターソンな
ど、英国の偉大な歌手たちが歌う、イギリス歌曲と伝承曲集。
1989年3月11日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)での録音。




<Musiques Suisses>
MGBCTS-M 123 \2300
マルティ:作品集 ――
シジフの旅/テンピオ・イン・トレ・インプレッショーニ/アウス・デル・
フェルネ/カロン・シュレーフト/フェーンルフJ12
4テノールズ、デュオ・オペラ・ストゥルメンターレ、
アンサンブル・アスペクト、マーカス・ヴァイス(テナー・サクソフォン)
ヴァレンティン・マルティ(1965-)は、2002年から2007年までチューリッヒ国
際現代音楽協会のプレジデントを務めたチューリッヒ出身の作曲家。自身も学
んだサクソフォンのサウンドを自らの現代作品の中に積極的に採り入れている。

MGBCTS-M 122 \2300
シュムッキ:作品集 ――
労働/喪失/funfstimmig hupfende/und durch. figuren.
アンサンブル・アスコルタ、エヴァ・ニーヴェルゲルト(ヴォーカル)、
クリストフ・ブルンナー(バスドラム)
AGファブリックコンポジション、アーカイヴズ・ゼーンズフトなどの作曲家
グループで活躍中の女流作曲家、アネッテ・シュムッキ(1968-)のコンテンポ
ラリー・アルバム





<Signum Classics>
SIGCD 195 \2180
ストラヴィンスキー:バレエ音楽《ペトルーシュカ》
リャードフ:
交響詩《バーバ・ヤガー》、交響詩《魔法にかけられた湖》、
交響詩《キキーモラ》
ティエリー・フィッシャー(指揮)、
BBCナショナル・オーケストラ・オヴ・ウェールズ
2008年から名古屋フィルの常任指揮者として評価急上昇中のスイス人マエスト
ロ、ティエリー・フィッシャー。
多彩なプログラミングが持ち味のティエリー・フィッシャーがBBC NOWと進め
る「ディアギレフとロシア・バレエ団」シリーズの第2弾は、前作「火の鳥」
(SIGCD 165)に続きストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」がメイン!
元ヨーロッパ室内管のフルート奏者としての経験が活かされた管打楽器の巧み
な使い方や鮮烈なサウンドが印象的。「ペトルーシュカ」の鮮やかなカラーや
目まぐるしい場面転換、鋭いリズムがしっかりと表現された好演です。

SIGCD 197 \2180
プーランク:合唱作品集 ――
ミサ曲ト長調/黒い聖母像への連祷/サルヴェ・レジナ/ある雪の夕暮れ/
人間の顔/アッシジの聖フランチェスコの4つの小さな祈り
テネブレ、ナイジェル・ショート(ディレクター)
合唱大国イギリスの中で際立った存在感を放ち続けているテネブレは、かつて
1994年から2001年までキングズ・シンガーズのメンバーとして活躍したナイ
ジェル・ショートによって創設されたプロの室内合唱団。
歌い手から合唱指揮者に華麗な転身を遂げたナイジェル・ショートがテネブレ
と創りだすハーモニーの美しさは、イギリスの巨匠コリン・デイヴィスが太鼓
判を押すほど。
テネブレにとって珍しいフレンチ・レパートリー、プーランクの合唱作品での
響き、バランス、表現力はどれも絶妙。

SIGCD 201 \2180
LCO Live ――
ロッシーニ:歌劇《絹のはしご》序曲
モーツァルト:
交響曲第1番変ホ長調K.16、歌劇《フィガロの結婚》K.492より 愛の神よ,
安らぎを与えたまえ、スザンナはまだ来ない、楽しい思い出はどこへ、
アダージョとフーガK.546
ベートーヴェン:おお、不実な者よOp.65
スーザン・グリットン(ソプラノ)、
クリストファー・ウォーレン=グリーン(指揮)、ロンドン室内管弦楽団
1921年に創設されたイギリス最古の室内オーケストラ、ロンドン室内管弦楽団
のライヴ・シリーズ"LCO Live"第3弾のゲストは、イギリスが世界に誇るリリッ
ク・ソプラノ、スーザン・グリットン!
22年間という長期政権を敷くウォーレン=グリーンとロンドン室内管の一体感
あふれる演奏は、両者の信頼関係の証しでもある。ロンドンの名コンビに華を
添えるグリットンの歌声がこれまた素晴らしい。

SIGCD 207 \2180
メトカーフ:
トレーシング・ザ・アウトライン/コンスタント・フィルター/カイト/
ロンリー・ベイ/アズ・シー・フェル/アピアランス・オヴ・カラー
マシュー・バーリー(チェロ&電子楽器)
チェロの新ジャンル開拓を目指し続けるムローヴァの夫君、マシュー・バーリ
ーのニュー・プロジェクトは、現代UKの奇才ジョン・メトカーフ(メットカル
フェ)のチェロと電子楽器のコラボレーション。
バーリーのチェロとメトカーフの音楽の化学反応によって生成される空間は、
古典的でもなく難解な現代音楽でもない不思議な世界。ミニマルのようであ
り、時にはコンテンポラーリーのようであり、また時にはヒーリングのよう
でもあるミステリアスな音楽が響く――。

SIGCD 204 \2180
真夜中に - ヴェナブルス:歌曲と室内楽作品集 ――
永遠への招待Op.31/弦楽四重奏を伴う4つの歌曲/弦楽四重奏曲Op.32
アンドルー・ケネディ(テノール)、ダンテ弦楽四重奏団
リバプール出身のイアン・ヴェナブルズ(1955-)は、アーサー・ブリス協会の
プレジデント、アイヴァー・ガーニー協会のチェアマンを務める現代イギリス
の作曲家。19世紀のロマン派音楽の伝統に現代の作風を加えた作風を持つヴェ
ナブルズは、現代イギリス有数の声楽作曲家として注目されている。ヴェナ
ブルズ入門としてまずは、アンドルー・ケネディの歌う「永遠への招待Op.31」
をどうぞ。

SIGCD 190 \2180
ハウエルズ:合唱作品集 ――
夏は来た/限りなき甘さ/子守歌を歌い/私は一つのことを主に願った/汚
れなき薔薇/アンティフォン/雪の中を歩く/ダウニング街10番地/ここに
小さな扉が/神は私の頭の中に/久しき昔/テ・デウム/ユビラーテ/マニ
フィカト/ヌンク・ディミッティス/聖チェチーリアへの賛歌
ラルフ・オールウッド(指揮)、
ロドルファス合唱団、トム・ウィンペニー(オルガン)
シャンドスからケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団の新録音
(CHAN 10587)がリリースされるなど、英国内外で確実に注目度が高まりつつあ
るハウエルズの合唱作品集。
ロドルファス合唱団は、イートン・カレッジ・チャペル聖歌隊の音楽監督ラル
フ・オールウッドが主宰するイートン・コーラル・コースの選抜生たちによる
混声合唱団。ベテラン指揮者の老練な音楽創りと若き歌声が、ハウエルズの合
唱作品の価値をさらに高めてくれることだろう。

SIGCD 206 \2180
ラングレ:荘厳ミサ曲/セヴラック:タントゥム・エルゴ/ヴィレット:おお,
救いのいけにえOp.21、おお, 何と情け深きOp.71/メシアン:おお聖なる宴よ、
聖体の秘蹟/デュプレ:アヴェ・ヴェルムOp.34-1/ヴィレット:イエス, 優し
き思い出、天使の糧/プーランク:サルヴェ・レジナ/ロジェ=デュカス:天
の女王、パストラーレ
ラルフ・オールウッド(指揮)、
イートン・カレッジ・チャペル聖歌隊、デイヴィッド・グード(オルガン)
イートン・カレッジ・チャペル聖歌隊(クワイヤー)は、ヘンリー6世によって
1440年(!)に設立された英国の名門イートン・カレッジに通う16歳から20歳
までの若き声楽家たちによって構成される合唱団。
数百年をかけて脈々と受け継がれてきたイートン・カレッジ・チャペル聖歌
隊、伝統のハーモニーが大家メシアンや注目の作曲家ヴィレットなど20世紀
フランスの宗教音楽を歌う。

SIGCD 224 \2180
ロマンティック・ノベルティーズ ――
リムスキー=コルサコフ:ロシアの主題による幻想曲Op.33/ゲーゼ:奇想曲
イ短調/イザイ:マズルカOp.10-2/グラズノフ:瞑想曲Op.32/イザイ:謝肉祭
のセレナーデ/チャイコフスキー:憂鬱なセレナードOp.26/ヨアヒム:変奏曲
ホ短調
宇田川杰子(ヴァイオリン)、
マーティン・ブラビンズ(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
日本人ヴァイオリン奏者、宇田川杰子のオーケストラ伴奏付き作品集。前作の
リフシッツに続く共演者はブラビンズ&フィルハーモニア。




<Guild Historical>
GHCD 2363 \1350
カール・ベーム&パウル・ファン・ケンペンのレーガー ――
レーガー:ヒラーの主題による変奏曲とフーガOp.100
(1951年7月、ベルリン・イエス・キリスト教会)
モーツアルトの主題による変奏曲とフーガOp.132
(1956年12月19日-21日、ベルリン・イエス・キリスト教会)*
パウル・ファン・ケンペン(指揮)、
カール・ベーム(指揮)*、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ベームが1956年にベルリン・フィルとレコーディングを行ったレーガーの「モ
ーツアルトの主題による変奏曲とフーガOp.132」が、ケンペン&ベルリン・
フィルの「ヒラーの主題による変奏曲とフーガOp.100」とのカップリングで
ギルド・ヒストリカルから登場!
戦後のレーガー録音の中でも特に重要とも言えるベームとケンペンの演奏は、
カールスルーエに設立されたマックス・レーガー研究所(Max-Reger-Institut)
に保管されていたコレクションからの復刻。
ベーム、ケンペンが指揮する1950年代のベルリン・フィルの演奏で聴く"変奏曲
とフーガ"の鬼、マックス・レーガーの管弦楽作品集。この渋くも魅力的なプ
ログラムが興味をそそります。
※1951年7月&1956年12月19日-21日、ベルリン・イエス・キリスト教会での
録音/リマスター:ピーター・レイノルズ

GHCD 2361 \1350
ストコフスキ - NBCポップス ――
クーリー:プロムナード(1942年3月24日)
ラヴァレ:シンフォニック・ルンバ(1942年12月6日)
グァルニエリ:ブラジルの踊り、トレメンベの花、密林の踊り
フェルナンデス:バトゥーキ(1944年1月9日)
ハリス:フォーク・リズム・オヴ・トゥデイ(1943年12月19日)
ケリー:サンセット・リフレクションズ(1941年11月18日)
ミヨー:
《ブラジルの郷愁》より ボタフォーゴ、コパカバーナ、イパネマ、
ガベーア(1942年4月14日)
ヴォーン=ウィリアムズ:クリスマス・キャロルによる幻想曲(1943年12月19日)
ジンバリスト:アメリカン・ラプソディ(1944年1月16日)
M・グールド:グァラチャ(1942年11月15日)
レオポルド・ストコフスキ(指揮)、NBC交響楽団
魔術師レオポルド・ストコフスキの"NBCポップス"は、NBC交響楽団の常任指揮
者在任中、そして第2次世界大戦中の1942年から1944年にかけて収録されたスト
コフスキのセレクトによるオーケストラのためのマスターピース集。
燃えるパーカッションとブラス&ウィンズ、ストコフスキ・マジックにかかっ
た弦楽セクションが大活躍するエキサイティングなプログラムは、スコフスキ
・ファンだけでなくライト・ミュージック・ファンにもオススメしたい。
シンフォニーから小品までの様々な作品を自由自在に繰り出すストコフスキの
レパートリーの凄さに改めて感服。
※1942年-1944年の録音/リマスター:ピーター・レイノルズ




<Guild>
GMCD 7346 \2180
トーヴィー:
弦楽四重奏のための《アリアと変奏曲》変ロ長調Op.11
弦楽四重奏曲ト長調Op.23
ティペット弦楽四重奏団
作曲家、ピアニスト、音楽学者、評論家、作家など様々な才能の持ち主だった
イギリスの作曲家ドナルド・フランシス・トーヴィー(1875-1940)。
代表作でもある室内楽作品も保守的でありブラームス的。どこかドイツ後期ロ
マン派に通ずる作風を感じさせてくれる。
ちなみにヘンリー・ウッド、ハンス・リヒターに取り上げられた「ピアノ協奏
曲」はハイペリオンのRPCシリーズVol.19(CDA 67023)で聴くことができる。

GMCD 7348 \2180
カウンターテナーとリコーダーのための音楽 ――
スタイニッツ:アポロとデルフィの賛歌/バターワース:いにしえの魔法/ハフ:
3つの墓の歌/マーシャル:猫とねずみ/マッケイブ:2つのラテンの悲歌/ガー
ドナー:シックス・バイ・フォー/ジュベア:かたくな老年
ニコラス・クラプトン(カウンターテナー)、ジョン・ターナー(リコーダー)、
ジョナサン・プライス(チェロ)、イアン・トンプソン(チェンバロ)
"カウンターテナー"と"リコーダー"という一風変わったコンビのための作品集。
作曲者には英国音楽協会(BMS)のボス、ジョン・マッケイブやケープタウン出身
のジョン・ジュベアに混ざって、ハイペリオンでお馴染みのイギリスを代表す
る名ピアニスト、スティーヴン・ハフの名前が!





<Guild Light Music>
GLCD 5169 \1650
軽音楽の黄金時代 - 頭文字がAからZまでのライト・ミュージック ――
エリス:アルプスの牧場/ライト&フォレスト:ビーズと腕輪/ローズ:クリスマ
ス・ツリー/トロッター:モナコへの脱出/カクレーン:フローイング・ストリ
ーム/パルマー:ゴーイング・コンサーン/コーツ:ハイ・フライト/クラウド
ソン:ジャンプ・フォー・ジョイ/ベルモンテ:キス/ムーニー:レオ/アーレ
ン:虹の彼方に/他
シドニー・トーチ(指揮)、
クイーンズ・ホール・ライト・オーケストラ、
ウォーレン・バーカー&ヒズ・オーケストラ、
デイヴィッド・ローズ&ヒズ・オーケストラ、フ
ランク・チャックスフィールド&ヒズ・オーケストラ、他
タイトルの頭文字が「A」-「Z」で始まる26曲の軽音楽が、根強い人気を誇る
ギルド・ライト・ミュージックの第69巻。
1950年代のちょっぴりレトロな雰囲気の演奏で聴くアーレンの名作「虹の彼方
に(オーバー・ザ・レインボー)」も素晴らしい。リマスターは、元BBCのエン
ジニア、アラン・バンディング!
1946年-1959年の録音/リマスター:アラン・バンティング

GLCD 5170 \1650
軽音楽の黄金時代 - 魔法のメロディ ――
ファーノン:メロディ・フェアー/フリムル:ラヴリエスト・オヴ・ザ・ラヴリ
ー/クーン:カーニヴァル・タンゴ/マイロウ:秋の夜想曲/カーン:ロング・
アゴー&ファー・アウェイ/グールディング:マムゼル/ドゥビン:ブロード
ウェイの子守歌/ワシントン:楽園に帰る/クロフィ:スカリナテッラ/コクラ
ン:トゥナイト/レハール:エヴァ・ワルツ/他
レスリー・ジョーンズ&ヒズ・オーケストラ・オヴ・ロンドン、
101ストリングス・オーケストラ、
ジョン・スコット・トロッター&ヒズ・オーケストラ、
フランク・チャックスフィールド&ヒズ・オーケストラ、他
ギルド・ライト・ミュージックの第70巻は、往年の巨匠ロバート・ファーノン
やコール・ポーターたちが書いた美しきメロディのコレクション。流麗で感動
的なメロディ、ホットなリズム、優雅なワルツはまるで魔法のよう。
1954年-1959年の録音/リマスター:アラン・バンティング




<Hyperion>
CDA 67765 \2180
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ第51集 ――
ヴィルヘルム・タウベルト(1811-1891):
ピアノ協奏曲第1番ホ長調Op.18
ピアノ協奏曲第2番イ長調Op.189(世界初録音)
ヤコブ・ローゼンハイン(1813-1894):ピアノ協奏曲ニ短調Op.73(世界初録音)
ハワード・シェリー(ピアノ&指揮)、タスマニア交響楽団
1811年ベルリン生まれのヴィルヘルム・タウベルトは、メンデルスゾーンとマ
イアベーアと共にベルリン王立歌劇場で活躍し、教育分野でも実力を発揮した
音楽家でありその才能には親交の深かったメンデルスゾーンも一目置いていた
という。師であるロートヴィヒ・ベルガーとメンデルスゾーン姉弟に献呈され
たタウベルトの「ピアノ協奏曲第1番」を聴いたシューマンが最大級の賛辞を
送ったという逸話も残されており、キャリアの後期(1874年頃)に作曲された
ヴィルトゥオージティックな「ピアノ協奏曲第2番」も同世代の巨匠たちの音
楽に引けを取らない知られざる傑作である。
フランクフルトでのデビュー後、フランスのパリとロンドンで名声を確立した
ヤコブ・ローゼンハインは1813年、マンハイム生まれのピアニスト、作曲家。
ファゴット、フルート、クラリネット、オーボエ、ホルンが活躍する冒頭が印
象的な第1楽章、弦楽セクション、木管セクションがじっくりと歌う第2楽章、
ピアノ・ソロが解放されたかのように躍動する第3楽章など、作曲技術の高さ
が随所で発揮されたローゼンハインの「ピアノ協奏曲ニ短調」も19世紀ドイツ
で誕生した名作と言えるだろう。
第51集の演奏を任されたのは、完全にRPCシリーズの中核アーティストとなっ
たハワード・シェリーとタスマニア交響楽団。実績十分の強力コンビが、タウ
ベルトとローゼンハインの知られざるピアノ協奏曲の真価を解き明かします!
2009年4月21日-24日、フェデレーション・コンサート・ホール(タスマニア)で
の録音。

CDA 67836 \2180
ゲレーロ:
ミサ曲《われを祝賀せよ》、王が宴におられる間、マリア・マグダレーナ・
エ・アルテラ・マリア、ポスト・ディエス・オクト、天の女王(4声)、
アヴェ・マリア、天の女王(8声)
クレキヨン:われを祝賀せよ
カージナルズ・ミュージック、アンドルー・カーウッド(指揮)
タリス・スコラーズのメンバーとしても活躍したアンドルー・カーウッドを
リーダーとして1989年に結成された英国の古楽系ア・カペラ・グループ、カ
ージナルズ・ミュージック。
結成以来、長年に渡りライフワークとして取り組んできた全13巻に及ぶウィ
リアム・バードの宗教音楽集を完結させたカージナルズ・ミュージックの舞
台は、16世紀イギリスから同じく16世紀のスペインへ ――!
他の同世代の作曲家たちのようにイタリアへ渡らず、母国スペインで音楽の
発展に寄与し続けたビクトリア、モラレスと並ぶスペイン黄金世紀を代表す
る音楽家フランシスコ・ゲレーロ(1528-1599)。
カージナルズ・ミュージックのハーモニーと、旋律美と優れた和声を持つゲ
レーロのミサとモテットとの相性も素晴らしく、中でも伸びやかで洗練され
たソプラノ、分厚い響きで上声部を支えるバス、バリトンの歌声は特筆もの。
英国の古楽系ア・カペラ・グループの次代を背負うであろうカージナルズ・
ミュージックのディスコグラフィーにまた1つ名唱が加わります。
2009年11月9日-11日、アランデル城フィッツアラン教会(イギリス)での録音。

CDA 67770 \2180
ウェストミンスター寺院の使徒聖ペテロの祝日 ――
デュリュフレ:汝はペテロなりOp.1-2/ラドクリフ:祈り/レイ:詩篇第138番
/スタンフォード:テ・デウム、ユビラーテ/ラドクリフ:応唱/バード:5声
のミサ曲/パレストリーナ:汝はペテロなり/クロッチ:詩篇第124番/スタン
フォード:マニフィカト、ヌンク・ディミティス/ウォルトン:12使徒/
J・S・バッハ(デュプレ編):シンフォニア(カンタータ第29番より)
ウェストミンスター寺院聖歌隊、
ジェイムズ・オドンネル(指揮)、ロバート・クィニー(オルガン)
ウェストミンスター寺院聖歌隊が歌う「聖ペテロの祝日のための音楽」では、
バードやパレストリーナから、デュリュフレ、スタンフォード、ウォルトン、
フィリップ・ラドクリフ(1905-1986)の音楽が、朝課、聖餐、晩課での神聖な
祈りの空間を創りだしている。
2009年2月12、13、23&24日、ウェストミンスター寺院(イギリス)での録音。




<Helios>
CDH 55284 \1280
イギリスとフランスの精神Vol.4 - ミサ・カプトとサルヴェ・レジナの物語
作曲者不詳:
ミサ・カプト/幸いなるかな女王/慈悲深きイエス/メイク・アズ・メリー
/ノエル、ノエル、ノエル、大天使ガブリエルの挨拶/クランガット・トゥバ
/救い主のうるわしき母/神の小羊
スマート&トルールッフェ:神の子、イエス・キリスト
ゴシック・ヴォイセズ、クリストファー・ペイジ(ディレクター)
ゴシック・ヴォイセズの「イギリスとフランスの精神」シリーズ第4弾は、
15世紀イギリスで生まれた作曲家不詳の音楽たちが主役。
オールドホール写本からの「神の小羊」や、作曲者不詳の「ミサ・カプト」な
どのイギリス音楽をジュリアン・ポッジャーやキャスリーン・キングといった
名歌手たちが歌う。
1996年7月13日-17日の録音。CDA 66857からの移行再発売。

CDH 55385 \1280
ヴォルフ:イタリアの歌の本I/イタリアの歌の本II
フェリシティ・ロット(ソプラノ)、ペーター・シュライアー(テノール)、
グレアム・ジョンソン(ピアノ)
フェリシティ・ロット、ペーター・シュライアー、グレアム・ジョンソンによ
る超豪華なヴォルフの歌曲集が復活!
初リリース時は多方面から大絶賛され、英BBCミュージック・マガジン誌の年
間最優秀賞にも輝いた歌曲王国ハイペリオンの1990年代を代表する名演です。
1993年5月14日-16日&1994年1月23日-25日、ブリストル、ブランドン・ヒル、
セント・ジョージ教会での録音。CDA 66760からの移行再発売。




<Avie>
AV 2159 \2180
モーツァルト:
交響曲第40番ト短調K.550/歌劇《ルチオ・シルラ》K.135より 一瞬のうちに、
急いで行きましょう/《イドメネオ》のためのバレエ音楽K.367/コントルダ
ンス集〔コントルダンスK.123/メヌエット・カンタービレK.463/コントル
ダンスK.462(第5番&第6番)/コントルダンスK.123〕
アポロズ・ファイア、ジャネット・ソレル(指揮)、
アマンダ・フォーサイス(ソプラノ)

AV 2207 2枚組 3250
J・S・バッハ:
ブランデンブルク協奏曲BWV.1046-1051/チェンバロ協奏曲第1番ニ短調
BWV.1052/チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調BWV.1056/ヴァイオリン協奏曲
ニ短調BWV.1052(復元版)
アポロズ・ファイア、
ジャネット・ソレル(指揮&チェンバロ)、
エリザベス・ウォルフィッシュ(ヴァイオリン)
グスタフ・レオンハルトの高弟ジャネット・ソレルを芸術監督(兼チェンバロ
奏者)として1992年に創設されたアポロズ・ファイア(クリーヴランド・バロッ
ク・オーケストラ)。
クリーヴランドで産声をあげたこのバロック・オーケストラの弦楽セクション
には、オランダでシギスヴァルト・クイケンとアンナー・ビルスマからピリオ
ド奏法を伝授された名手たちが揃うなど、演奏レベルの高さはかなりのもの。
これまではクリーヴランドなどアメリカ国内での活動をメインとしていたアポ
ロズ・ファイアだが、アヴィーからのリリース・スタート、来る11月には初の
ヨーロッパ・ツアーが予定されるなど遂に世界進出が本格化。
アメリカ有数のバロック・オーケストラにまでレベル・アップを遂げたアポロ
ズ・ファイアの実力がいま明らかになります!
録音:AV 2159 - 2008年4月、セント・ポール・エピスコパル教会
(クリーヴランド)
AV 2207 -1999年10月&2000年2月&2002年10月&2004年5月&2005年2月、
セント・ポール教会(クリーブランド)

AV 2176 \2180
ハイドン:
チェロ協奏曲第1番ハ長調Hob.VIIb-1、チェロ協奏曲第2番ニ長調Hob.VIIb-2
ペレイラ:
チェロと弦楽オーケストラのためのコンチェルティーノ ト長調(世界初録音)
アントニオ・メネセス(チェロ&指揮)、ノーザン・シンフォニア
1977年ミュンヘン国際コンクール、1982年チャイコフスキー国際コンクールで
第1位に輝き、1998年からはボザール・トリオのメンバーとしても活躍した百
戦錬磨の名手メネセスは、自身の解釈を演奏へ最大限に反映させるために弾き
振りを選択。
共演のノーザン・シンフォニアは、イモジェン・クーパーやツェートマイヤー
の弾き振りでも高い機動力と柔軟性を示してくれており、メネセスのチェロ
との高いシンクロ率にも大いに期待できる。
また、メネセスがハイドンの2つのチェロ協奏曲とのカップリングに選んだの
は、準バロック的なスタイルと、ブラジル北東部ペルナンブーコ州の音楽的要
素を採り入れたブラジルの作曲家クロビス・ペレイラ(1932-)の世界初録音と
なる「コンチェルテイーノ」。
2009年9月29日-30日、セージ・ゲイツ・ヘッド・ホール
(ニューカッスル/イギリス)での録音。

AV 2193 \2180
ヴォルフ=フェラーリ:
歌劇《スザンナの秘密》/セレナータ - バリトンのための5つの歌曲
ドラ・ロドリゲス(ソプラノ)、マルク・カントゥッリ(バリトン)、
ワシリー・ペトレンコ(指揮)、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、
ヨーロピアン・オペラ・センター
Wロイヤル・リヴァプール・フィル(RLPO)と共に破竹の快進撃を続け、一気に
次代の巨匠候補に名乗りをあげたロシアの若獅子ワシリー・ペトレンコ。
舞台作品にも積極的に取り組んできたペトレンコ&RLPOのフレーイシュマン
の「ロスチャイルドのヴァイオリン」(AV 2121)以来となるオペラ録音は、イタ
リア・コミック・オペラの大家ヴォルフ・フェラーリの「スザンナの秘密」!
全1幕で歌い手も2人というコンパクトな規模の「スザンナの秘密」。ソリスト
やオーケストラの高い技量、ペトレンコの優れた統率力がユーモラスなオペラ
をしっかりとまとめてくれることだろう。

AV 2179 \2180
シューベルト:4つの即興曲D.899/4つの即興曲D.935
アンドレア・ルケシーニ(ピアノ)
1965年フィレンツェ生まれのルケシーニは、17歳という若さでディーノ・チア
ーニ国際コンクール優勝を果たすなどその実力はホンモノ。
ベリオの「ピアノ・ソナタ」の初演者ということもあり得意とする近現代レパ
ートリーに注目が集まりがちだが、シューベルトやベートーヴェン、ブラーム
スなどの演奏も間違いなくワールドクラス。
ルケシーニは昨年行われた来日公演でもシューベルトの「即興曲D.899」を弾
いて絶賛を博しており、初となるシューベルトの録音への期待も大きい。

AV 2146 \2180
ガル:ヴァイオリン協奏曲Op.39/トリプティク - 管弦楽のための3つの楽章
Op.100/ヴァイオリンのためのコンチェルティーノOp.52(全曲世界初録音)
アネッテ=バルバラ・フォーゲル(ヴァイオリン)、
ケネス・ウッズ(指揮)、ノーザン・シンフォニア
ピアノ独奏作品全集(AV 2064)、ヴァイオリン・ソナタ集(AV 2182)を世に送り
出すなど、アヴィーが発掘に力を注ぐオーストリア生まれスコットランドの作
曲家ハンス・ガル(1890-1987)の音楽。
シリーズの第3弾となるヴァイオリン協奏曲集は、収録3作品全てが世界初録音
という徹底振り。ソリストは前作ソナタ集に引き続きドイツの女流ヴァイオリ
ン奏者アネッテ=バルバラ・フォーゲルが担当。
ブラームスの孫弟子として、ウィーンの後期ロマン主義の伝統を貫いた孤高の
作曲家ハンス・ガルの音楽が再評価への道を歩む。
2009年9月7日-9日&20日-21日、セージ・ゲイツ・ヘッド・ホール
(ニューカッスル/イギリス)での録音。




<Cala>
CACD 88045 \2180
リスト:ピアノ作品集 ――
ドン・ジョヴァンニの回想/ハンガリー狂詩曲第13番/葬送、1849年10月/
ハンガリー狂詩曲第5番/フン族の戦い(マシュー・キャメロン編)/忘れられ
たワルツ第1番/交響詩《前奏曲》(マシュー・キャメロン編)
マシュー・キャメロン(ピアノ)
超人カツァリスが「モーツァルト・トランスクリプションズ」の中で弾いてい
た「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」のアレンジャー(!)であり、アメリ
カのコンポーザー・ピアニスト、マシュー・キャメロンが弾くリストのピアノ
作品集!
アメリカの名匠、アグスティン・アニエヴァスとエフレム・ブリスキンに師事
したマシュー・キャメロン(1968-)。ニューヨーク・デビューとなった2008年
9月のカーネギー・ホールでのコンサートは見事ソールド・アウト!
ヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして着実にキャリアを積み上げているキャメ
ロンはアレンジャーとしても高い評価を受けており、特に「アイネ・クライネ
・ナハトムジーク」のアレンジは、あのカツァリスも大絶賛。
"ヴィルトゥオーゾ"と"アレンジャー"。2つの類稀な才能を併せ持ったピアニ
ストの登場です!
2006年、システムス・ツー・レコーディング・スタジオ(ニューヨーク)での
録音。




<Centaur>
CRC 3022 \2080
ヴォルジーシェク:ピアノ作品集 ――
幻想風ソナタ変ロ長調Op.20(1825年手稿譜版)/6つの即興曲Op.7/行進曲
ハ長調(世界初録音)/アルバムのページ イ長調/幻想曲ハ長調Op.12
デイヴィッド・グロス(ピアノ)
19世紀初期のボヘミアが生んだ夭折の天才作曲家ヤン・ヴァーツラフ・ヴォル
ジーシェク(1791-1825)。シューベルトに影響を与えたとされるヴォルジーシェ
クのピアノ、特に「即興曲」や「幻想曲」などは、後のショパンやシューマン
へと続く流れの源泉となるなど、ピアノ音楽の歴史の中で果たした役割は大き
い。最晩年(1825年)の手稿譜を用いた「幻想風ソナタ(ピアノ・ソナタ)」、世
界初録音となる「行進曲ハ長調」を取り上げるなど、ベルリン生まれの実力派
デイヴィッド・グロスのピアノがヴォルジーシェクの知られざる音楽を明らか
にしてくれる。

CRC 2979 \2080
ラモー:
コンセールによるクラヴサン曲集(第1組曲-第5組曲)/カンタータ《オルフェ》
/カンタータ《焦燥》
ボストン・ミュージアム・トリオ〔ジョン・ギボンズ(チェンバロ)、ラウラ
・ジェプセン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、ダニエル・ステップナー(バロック・
ヴァイオリン)〕、フランク・ケリー(テノール)
ボストン・ミュージアム・トリオは、その名の通り世界トップクラスの規模と
コレクションを持つ「ボストン美術館」のアンサンブル・イン・レジデンスを
1975年から務めているアメリカのピリオド・アンサンブル。
ボストン・バロックのコンサートマスター、バークシャーのアストン・マグナ
音楽祭の芸術監督、ハーバード大学音楽学部の講師として活躍してきたアメリ
カ屈指のバロック・ヴァイオリン奏者、ダニエル・ステップナーがリードする
ラモーの鮮やかな響きは、現在の北米古楽界の充実度そのものと言えるだろう。

CRC 3032 \2080
ルビンシテイン:
ピアノ協奏曲第3番ト長調Op.45/ピアノ協奏曲第4番ニ短調Op.70
グリゴリオス・ザンパラス(ピアノ)、
ジョン・セアンダー・ミッチェル(指揮)、フィルハーモニア・ブルガリカ
19世紀ロシアのヴィルトゥオーゾ、アントン・ルビンシテインの大作にして難
曲「ピアノ協奏曲第3番」と「第4番」に果敢に挑んだのは、ザンパラス、ミッ
チェル、フィルハーモニア・ブルガリカのギリシャ、アメリカ、ブルガリア連
合軍。
アクセル全開の超絶技巧的なスタイルではなく、作品全体のフォルムを整えた
演奏がルビンシテインのピアノ協奏曲をじっくりと聴かせてくれる。三国同盟、
健闘してます。

CRC 3040/41/42/43 4枚組 \6240
J・S・バッハ:平均律クラヴィーア曲集BWV.846-893(全曲)
ジャンルカ・ルイジ(ピアノ/ファツィオーリ278)
ジャンルカ・ルイジは、イタリアのカゼッラ国際コンクール、ザールブリュッ
ケンのJ・S・バッハ国際ピアノ・コンクールなど、ヨーロッパのコンクールで
数々の栄冠に輝いてきたイタリア期待のピアニスト。
ルイジはボローニャ音楽院で行われた「平均律クラヴィーア曲集」全曲演奏会
の成功により、イタリア有数のバッハ弾きとして注目を集めている。
ルイジの弾く「平均律クラヴィーア曲集」は、急ぎすぎず、また遅くなりすぎ
ない抑制の効いた緩やかなテンポと丁寧なタッチ、ファツィオーリの柔らかな
サウンドが全曲を通して印象的。
2005年5月17日-19日、パリ・ピエール・ニコル寺院での録音。

CRC 3031 \2080
モーツァルト:ピアノ三重奏曲集 ――
ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調K.254/ピアノ三重奏曲第4番ホ長調K.542/
ピアノ三重奏曲第5番ハ長調K.548/ピアノ三重奏曲第6番ト長調K.564
バイロン・シェンクマン(ピアノ)、ガブリエル・ディアス(ヴァイオリン)、
アレクセイ・ユパンキ・ゴンザレス(チェロ)
シアトル・バロック・オーケストラのチェンバロ奏者、芸術監督としてモダン
だけでなく、バロックの分野でも活躍するシアトルの名手バイロン・シェンク
マンが率いるトリオのモーツァルト。
シェンクマンとコンビを組むジョン・ケージ賞、チャドウィック・メダルの受
賞者ガブリエル・ディアス、ボストン・リリック・オペラの首席チェロ奏者ア
レクセイ・ユパンキ・ゴンザレスもアメリカを活動拠点としているなかなかな
のツワモノ。

CRC 3027 \2080
クーパー:管楽器のための室内楽作品集 ――
トロンボーン・ソナタ/サクソフォン・ソナタ/金管五重奏のための5つの情
景/クラリネット・ソナタ/ワン・オヴ・ザ・ミッシング
ルイス・ボニラ(トロンボーン)、
パブロ・ビルブラウト(ラテン・パーカッション)、
ポール・ハール(アルト・サクソフォン)、
マイケル・ワルドロップ(ドラムス)、
メンフィス金管五重奏団、
セドリック・メイフィールド(クラリネット)、
ジョン・ミューラー(ユーフォニアム)、
クリス・パーカー(ピアノ)
ウィリアム・ヒルの下で作曲法を学んだジャック・クーパー(1963-)は、器楽
曲から合唱作品、交響曲までを広くカバーするアメリカの作曲家。ジャズ・
バンドの作曲も得意とするクーパーの「トロンボーン・ソナタ」は、ラテン
のリズムとパーカッションを採り入れたエキサイティングな作品。

CRC 3025 \2080
夜の歌 ――
メンデルスゾーン:ゆりかごのそばでOp.47-6、小姓の歌、新しい恋Op.19a-4
/R・シュトラウス:夜Op.10-3、セレナードOp.17-2、私は花束を編みたかっ
たOp.68-2、ツェツィーリエOp.27-2/フォーレ:マンドリンOp.58-1、
夕暮れOp.83-2、ネルOp.18-1/ドビュッシー:星の輝く夜、やるせない夢心地、
艶なる宴第1集/バシュレ:愛しい夜/ラフマニノフ:ひそかな夜のしじまの中
でOp.4-3、ミュッセからの断片Op.21-6、ここはすばらしい場所Op.21-7、
歌わないで、美しい女よOp.4-4、この夏の夜Op.14-5
エイミー・ヤン(ソプラノ)、ジョン=ウォン・シン(ピアノ)
上海と韓国のアジア系女流音楽家たちによる「夜(Nuit)」をテーマとした歌曲
集。ドイツ、フランス、ロシアの歌曲をバランス良く組み合わせたプログラム
を歌うソプラノのヤンは、テネシー大学マーティン校の声楽科准教授として世
界進出を果たしている。

CRC 3024 \2080
ライヴ・レコーディング1978年&1981年 ――
フンメル:グランド・ソナタ変イ長調Op.92/ショパン:2台ピアノのためのロン
ド ハ長調Op.73/ドビュッシー:白と黒で/シャブリエ:ロマンティックなワル
ツ第3番/ルトスワフスキ:パガニーニの主題による変奏曲
トニ&ロジ・グルンシュラグ・ピアノ・デュオ
ポーランドのヴァイオリニスト、ブロニスラフ・フーベルマンの助けによりイ
ングランド経由でアメリカに渡り、1945年のニューヨーク・デビューからアメ
リカで活動を続けたグルンシュラグ姉妹のピアノ・デュオ・アルバム。
1978年&1981年、ニューヨークでのライヴ録音。

CRC 3038 \2080
ニュー・ディアレクツ ――
マンダット:民謡集/ケン・ウエノ:I screamed at the sea until nodes
swelled up, then my voice became the resonant noise of the sea/
シエラ:5つのスケッチ/マクゴワン:イオス・デュオ*/チェン・イ:モノロ
ーグ/マイヤー:ラーガの音楽/フェルダー:アパッチ・クラウン・ダンス
グレゴリー・オークス(クラリネット)、ネッド・マクゴワン(フルート)*
コロラド響、コロラド・バレエ、セントラル・シティ・オペラ、ミシシッピ
響などのクラリネット奏者を歴任したグレゴリー・オークスの無伴奏クラリ
ネット作品集。ブーレーズのアンサンブル・アンテル・コンタンポランでカ
ーネギー・デビューを果たしたというだけあり、近現代の無伴奏作品をしっ
かりと"音楽"として組み立てることが出来ている。

CRC 3023 \2080
ハウエル:フロム・ダークネス、ライトOp.1/ランド・オヴ・ストーンOp.3/
シャドウ・ワールズOp.2
エリカ・アルル(ピアノ)、メアリー・ジェーン・コープ(ピアノ)、
デイヴィッド・コープ(電子音楽)
アメリカの作曲家、作家、科学者デイヴィッド・コープ(1941-)が1990年に
製作したコンピューター・プログラム、「エミリー・ハウエル」が作曲した
作品集という少々ややこしい(?)内容。人間が組んだコンピューター・プロ
グラムが作曲した音楽。科学によって生まれた音楽に興味のある方はぜひ。




<PentaTone>
PTC 5186 338(SACD-Hybrid) \2850
ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14/序曲《リア王》Op.4
マレク・ヤノフスキ(指揮)、ピッツバーク交響楽団
ヤノフスキがピッツバーク響との新たな共演のために選んできたのは、トロイ
カ体制時代の担当"ドイツ音楽"ではなくフランスのベルリオーズ!
例えば第4楽章「断頭台への行進」でのテヌート気味の行進曲、金管セクショ
ンを豪快に鳴らし、木管セクションを自由自在にコントロールした第5楽章な
ど、"フランス音楽"を振るヤノフスキの手腕、アイディアも抜群!
2009年10月&11月、ハインツ・ホール(ピッツバーク)でのライヴ録音。

PTC 5186 336(SACD-Hybrid) \2850
デュカス:交響詩《魔法使いの弟子》
ラヴェル:組曲《マ・メール・ロワ》
ケクラン:交響詩《レ・バンダール・ログ》Op.176
マルク・アルブレヒト(指揮)
ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団
19世紀中期、1855年創設という伝統あるフランスのオーケストラ、ストラス
ブール・フィルハーモニー管弦楽団。2004年のマルク・アルブレヒト音楽監督
就任以降、急速に評価を高めてきたフランス屈指の古豪によるデュカス、ラ
ヴェル、ケクラン(ケックラン)という要注目のオール・フランス・プログラム
が登場!
デュカスの「魔法使いの弟子」、ラヴェルの「マ・メール・ロワ」といった
近代フランス音楽の王道作品はもちろんのこと、さらに興味深いのは再評価
が進むケクランの"猿のスケルツォ"という副題を持つ「レ・バンダール・ロ
グ」だろう!
ドイツの俊英とフランスの古豪という組み合わせが繰り広げる近代フランス
音楽の世界。演奏もプログラムもハイレベルです。
2008年10月、ストラスブール(フランス)での録音。

PTC 5186 137(SACD-Hybrid) \2580
タルティーニ:
ヴァイオリン協奏曲イ長調D.96/ヴァイオリン協奏曲変ロ長調D.117
ヴァイオリン協奏曲ト長調D.78
サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)、イ・ムジチ合奏団
1970年代にフィリップスが生み出したクァドラフォニック(4チャンネル)録音
をSACDフォーマットにリマスタリングしたペンタトーンの"RQR"シリーズ。
イタリア、トリノ生まれの大ヴァイオリニスト、サルヴァトーレ・アッカルド
の全盛期にレコーディングされたタルティーニのコンチェルト集がペンタトー
ンから復活!
フィリップス・クァドラフォニック録音からの復刻(RQRシりーズ)。
1973年9月、スイスでの録音。

PTC 5186 149(SACD-Hybrid) \2580
J・S・バッハ:
チェンバロ協奏曲第1番ニ短調BWV.1052、フルート、ヴァイオリンとチェンバ
ロのための協奏曲イ短調BWV.1044
ヴィヴァルディ:
ヴァイオリン協奏曲ニ長調RV.208《ムガール大帝》
ヴァイオリン協奏曲ニ長調RV.214
セヴェリーノ・ガッゼローニ(フルート)、
マリア・テレサ・ガラッティ(チェンバロ)、
サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)、イ・ムジチ合奏団
イ・ムジチが得意とするヴィヴァルディ&バッハの協奏曲集のソリストは、
ガッゼローニ、ガラッティ、そしてアッカルドという豪華な面々。独奏楽器と
合奏の絶妙なブレンド感を生み出せるのは、このメンバーたちだからこそ。
フィリップス・クァドラフォニック録音からの復刻(RQRシりーズ)。
1973年7月&1975年7月、スイスでの録音。

PTC 5186 150(SACD-Hybrid) 2枚組 \3850
モーツァルト:
教会ソナタ集(第1番-第17番)/自動オルガンのためのアンダンテ ヘ長調K.616
ダニエル・コルゼンパ(オルガン)、
ヘルムート・ヴィンシャーマン(指揮)、ドイツ・バッハ・ゾリステン
1760年代後半から1780年にかけてザルツブルクで作曲されたモーツァルトの
17曲の「教会ソナタ」。厳粛な教会音楽とは違ったモーツァルトの長調の作品
らしい優しく、どこか明るい作風の「教会ソナタ」を米国の名オルガニスト、
コルゼンパとドイツ・バッハ・ゾリステンの共演で。
フィリップス・クァドラフォニック録音からの復刻(RQRシりーズ)。
1972年9月、リンツでの録音。




<Daphne>
DAPHNE 1034 \2300
アルカン:
大ソナタ《4つの時代》Op.33/独奏ピアノのためのシンフォニーOp.39:4-7
ステファン・リンドグレン(ピアノ)
アルカンの作品に真正面から向き合ったステファン・リンドグレンは、15歳か
らストックホルム王立音楽院で学び、18歳でロイヤル・ストックホルム・フィ
ルとの共演で自作のピアノ協奏曲を初演してしまったというスウェーデンの名
ピアニスト。
安定したテクニックはもちろんのこと、カラフルで輝かしいサウンドがアルカ
ンの音楽の魅力をしっかりと引き出してくれている。スウェーデン発のアルカ
ン作品集。ピアノ・ファン要チェックです。1992年12月&1998年12月の録音。

DAPHNE 1028 \2300
ストレニュアス・ライフ ――
クライスラー:美しきロスマリン、ウィーン風小行進曲、愛の悲しみ/リュセ
ル:弦楽のための/ヴァルデス:ジプシーのセレナード/J・S・バッハ(クライ
スラー編):ガヴォット/タウンゼント(クライスラー編):子守歌/メンデルス
ゾーン(クライスラー編):無言歌/ドヴォルザーク(クライスラー編):わが母
の教え給いし歌/スコット(クライスラー編):ロータスランド/セーゲルスタ
ム:詩曲/ドリゴ(クライスラー編):火花のワルツ/グラズノフ:瞑想曲/ゴド
フスキー(ハイフェッツ編):古きウィーン/カステルヌオーヴォ=テデスコ
(ハイフェッツ編):タンゴ/ヴァレ(ハイフェッツ編):たき火のそばで/黒人
霊歌(ハイフェッツ編):深い河/ポンセ(ハイフェッツ編):小さな星/ジョプリ
ン(ハイフェッツ編):エリート・シンコペーション、ストレニュアス・ライフ
ベルント・リュセル(ヴァイオリン)、ウルバン・ガルドボルン(ピアノ)、
ペーター・リュセル(コントラバス)
1977年から2010年までスウェーデン放送交響楽団のコンサートマスターを務め
たスウェーデンの名ヴァイオリニスト、ベルント・リュセルが贈るアンコール
・ピース集。
クライスラーのオリジナルや、クライスラー、ハイフェッツのアレンジなどの
名作の中で異彩を放つセーゲルスタムの「詩曲」にも注目いただきたい。

DAPHNE 1029 \2300
マッティンソン:
管弦楽のための《オープン・マインド》/チェロ協奏曲第1番*/演奏会幻想曲
《エクスポゼ》#/フルート協奏曲第1番《ゆらめくブルー》**
マンフレッド・ホーネック(指揮)、
スウェーデン放送交響楽団、マッツ・リードストレム(チェロ)*/#、
マッツ・ロンディン(指揮)*/**、ノールショッピング交響楽団*、
マグヌス・ボーゲ(フルート)**、マルメ交響楽団**
現代スウェーデンのリーディング・コンポーザー、ロルフ・マッティンソン
(1956-)の作品集。
オーケストラの機動力の高さが求められる「オープン・マインド」は2010年
2月-3月に、オラモ&ロイヤル・ストック・フィルによって日本初演が行われ
たマッティンソンの力作。2005年-2007年の録音。弊社初紹介。

DAPHNE 1021 \2300
ヴィレーン:弦楽四重奏曲集 ――
弦楽四重奏曲第2番Op.9/同3番Op.18/同第4番Op.28/同第5番Op.41
リュセル四重奏団
ダーグ・ヴィレーン(1905-1986)の生誕100年を記念して製作されたアニヴァー
サリー・アルバム。2003年-2005年の録音。再紹介。




<Agnas>
AM 019 \2300
ラーション・グーテ:クラリネット協奏曲
アイナス&リーツゴード:ヴィヴァルディの気分
クルーセル:ファゴット・コンチェルティーノ
トゥーマス・アイナス(クラリネット)、
ガブリエル・リーツゴード(ファゴット)、
アレクサンデル・ハンソン(指揮)、ダーラナ・シンフォニエッタ
"カデンツァ"、"目覚め"、"チューニング"の三部で構成されるスウェーデンの
作曲家マッツ・ラーション・グーテ(1965-)の「クラリネット協奏曲」は、ポ
ルタメントやフラッターなどの特殊奏法が次々と飛び出してくるエキサイティ
ングなコンチェルト。
第3楽章"チューニング"の冒頭は、オーケストラのチューニング光景そのもの
でなんだか微笑ましい。




<Intim>
IMCD 114 \2300
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110
ラヴェル:鏡
ラフマニノフ:コレルリの主題による変奏曲Op.42
藤田めぐみ(ピアノ)
藤田めぐみは、メニューイン・スクールを経て英国王立音楽大学の大学院でケ
ントナー、ペルルミュテール、ザリツカヤからピアノを学んだフジタ・ピアノ
・トリオのピアニスト。
ドイツ、フランス、ロシア音楽を組み合わせたリサイタル・プログラムでは、
ゆったりとしたテンポで1音1音をかみしめるかのようなベートーヴェンが印象
に残る。

IMCD 108 \2300
シューベルト:
ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調D.898,Op.9
ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調D.929,Op.100
フジタ・ピアノ・トリオ
イギリスを拠点としてヨーロッパで活躍する日本人三姉妹によるアンサンブル、
フジタ・ピアノ・トリオのシューベルト。
言葉ではなく音楽で表現されるアンサンブルの一体感やバランスは、互いを知
り尽くした姉妹だからこそ。このシューベルトの演奏は、スウェーデンの
Goteborgsposten誌で「天上のシューベルト」と称賛されている。




<nosag records>
nosag CD177 \2300
リンドグレン:室内楽作品集 ――
チェロ・ソナタ/フルート・ソナタ/ファゴット・ソナタ/フルートとピアノ
のための《アソシエイション》/ステファン・ゲイランドの詩による7つの歌
エレメール・ラヴォタ(チェロ)、ステン・ニクラッソン(バリトン)、
キンガ・プラダ(フルート)、マッツ・ローディウス(フルート)、
クヌート・ソンステヴォル(ファゴット)、
ステファン・リンドグレン(ピアノ)
スウェーデンの実力派ピアニスト、ステファン・リンドグレンの"作曲家"とし
ての姿、才能にスポットライトをあてたシリーズの第1弾。
ここには1985年の「フルート・ソナタ」から2010年に完成したばかりの「アソ
シエイション」を収録。アメリカの名門ジュリアード音楽院でも優秀な成績を
収めたというだけあって、作曲家としてのレベルも高い。

nosag CD178 \2300
リンドグレン:ピアノ・ソナタ集 ――
ピアノ・ソナタ第3番/ピアノ・ソナタ第4番/ピアノ・ソナタ第5番/ピアノ
・ソナタ第6番
ステファン・リンドグレン(ピアノ)
"作曲家"リンドグレンのシリーズ第2弾は、自作自演によるピアノ・ソナタ集。
ピアノを知るピアニストが書いた現代風の4つのソナタ。





<Footprint>
FRCD 042 \2300
ヘルムードソン(グンナー・エリクソン編):ただ夏のために
グンナー・エリクソン(指揮)、イェテボリ室内合唱団
スウェーデンの作家、作曲家、画家、エリーサベト・ヘルムードソン(1927-)
の歌を、同じくスウェーデンの合唱指揮者グンナー・エリクソンがアレンジ。
合唱に独唱やギター、コントラバスなどが加わるなどスタイル、作風も多彩。





<Phono Suecia>
PSCD 184 \2300
夜の讃歌 - ハーグルンド:ポートレート ――
交響詩《夜の讃歌》/声の娘たち*/日没の微風に寄せて-ディーリアス追悼#
エリザベス・ピットケアン(ヴァイオリン)、
ハンヌ・コイヴラ(指揮)、ヘルシングボリ交響楽団、
シャネット・ビューリング(ソプラノ)*、テューア・オーベリ(ソプラノ)*、
カーリン・ドゥーンブッシュ(クラリネット)*、
ダン・アルムグレン(ヴァイオリン)*、ヨン・エーデ(チェロ)*、
マリ・オーストレム(ハープ)*、マルクス・レオソン(打楽器)*、
カール=アクセル・ドミニク(ピアノ)*、
ヨアシム・グスタフソン(指揮)*、ジョン・ミルズ(ギター)#、
スティーヴン・フィッツパトリック(ハープ)#、リュセル四重奏団#
スウェーデン南部のハルムスタの作曲家、トンミ・ハーグルンド(1959-)のポ
ートレート・アルバム。 
「日没の微風に寄せて」は、ギタリストのジョン・ミルズがウィグモア・ホー
ルで開催したディーリアス追悼コンサートのために書かれた作品。




<Caprice>
CAP 21807 \2300
ニッケルハルパとオルガンによるスウェーデンの民謡集
ヨハン・ヘディン(ニッケルハルパ)、グンナー・アイデンスタム(オルガン)
弓で演奏するスウェーデンの民族楽器(擦弦楽器)のニッケルハルパとオルガン
のデュオで巡るスウェーデン民謡の旅。




<Danacord>
DACOCD 299 2枚組(1枚価格) \2300
1987年&1988年フーズム城音楽祭ライヴ録音 ――
マイケル・ポンティ - ヘンゼルト:練習曲ニ短調Op.2-1、練習曲変ニ長調
Op.2-2/モシュコフスキ:火花Op.36-6/ショパン:序奏とボレロOp.19
ダニエル・バーマン - シューベルト(タウジヒ編):アンダンティーノと変奏曲
/ゴドフスキ:ボイテンゾルフ植物園/R・シュトラウス(ゴドフスキー編):セ
レナードOp.17-2/ガーシュウィン(ワイルド編):サマータイム
ライナー・M・クラース - ゴドフスキ:エレジー/シュールホフ:タンゴ
エッカート・ゼルハイム - ワーグナー(ビューロー編):マイスタージンガー・
パラフレーズ
ペーター・フロウンジャン - シャミナード:むかし/サンカン:ロマンティッ
クなカプリース
デュオ・カトル・マン - フローラン・シュミット: 眠りの精の馬、中国の傘
フロウンジャン&クラース&バーマン - ラフマニノフ:6手のための《ワルツ》
ヴェステンホルス - ニールセン:《子どもと大人のためのピアノ音楽》より
ニーナ・ティシュマン - リスト:ピアノ曲ヘ長調/ドビュッシー:マスク
ライナー・M・クラース - アルカン:エスキスOp.63より/
ペーター・フロウンジャン - リスト:ジュネーヴの鐘/シャブリエ:バレエの
歌、ムーア風舞曲/シマノフスキ:ロマンティックなワルツ
フィリップ・ファウケ - グリンカ(バラキレフ編):ひばり/クライスラー(ラ
フマニノフ編):愛の悲しみ
ダニエル・バーマン - ラモー(ゴドフスキ編):エレジー/アイアランド:アイ
ランド・スペル/ラフマニノフ(ワイルド編):春の洪水Op.14-11
マルク=アンドレ・アムラン - アムラン:練習曲第12番《前奏曲とフーガ》/
シューマン:森の情景Op.82より 別れ
ロベルト・シドン - ヴィラ=ロボス:シランダ第4番
ミハエル・シュトルック - ヨアヒム:《妖精の歌》変奏曲
マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)、マイケル・ポンティ(ピアノ)、
ダニエル・バーマン(ピアノ)、他
世界的名手たちがドイツ、ニーダーザクセン州のフーズムに集まり、毎年開催
されるピアノのための秘曲のEXPOフーズム城音楽祭。
凄まじくレアなピアノ作品をとにかく弾きまくるピアノ・ファン熱狂のフーズ
ム城音楽祭の第1回(1987年)&第2回(1988年)の秘蔵音源がダナコード
(Danacord)から初登場!
このピアニストによるピアニストのためのワールドカップ(?)の第1回&第2回
のプログラムもか・な・り濃厚。
フーズム城音楽祭の常連中の常連、アムランもしっかりと参加しており、披露
しているのは自作自演の「前奏曲とフーガ」という徹底振り。

DACOCD 700 \2300
聖母マリアに ――
サン=サーンス:アヴェ・マリア/シューベルト:アヴェ・マリア/J・S・バッ
ハ/グノー:アヴェ・マリア/ボエルマン:聖母への祈り/レーガー:マリアの
子守歌/パーセル:聖母マリアの戒め/ヒンデミット:マリアの生涯Op.27より
マリアの嘆き、イエスの復活によるマリアの安らぎ/ランゴー:受胎告知/
ビンゲン:女がしつらえた死に/ヴェルディ:アヴェ・マリア/フランク:ア
ヴェ・マリア/フォーレ:アヴェ・マリア/ヴェルディ:アヴェ・マリア/マ
ルシュナー:アヴェ・マリア/J・S・バッハ:コラール《わが魂は主をあがめ》
BWV648/ブルックナー:アヴェ・マリア/グーネ:スターバト・マーテル/ワ
ーグナー:全能のマリアよ
エリサベト・マイヤー=トプセー(ソプラノ)、
ビアギッテ・エーバート(オルガン)
ヒンデミットの歌曲集「マリアの生涯」Op.27(DACOCD 670)を歌ったデンマー
ク、北欧を代表する名ソプラノ歌手エリサベト・マイヤー=トプセーによる聖
母マリアのための歌曲集。
シューベルト、バッハ(グノー)など9人の作曲家たちによる様々なアヴェ・マ
リアなど、聖母マリアへの祈りの歌が優しいオルガンの音色と共に天へと響き
ます。




<Hortus>
HORTUS 076 \2300
17世紀-18世紀のフランス音楽 ――
ティトゥルーズ:賛歌《アヴェ・マリス・ステラ》/ボワヴァン:第7旋法によ
る組曲/クープラン(アラール編):4声のソナタ《サルタンの皇后》/シャル
パンティエ:サルヴェ・レジナH.27/ルクレール:3声のソナタ第8番/ラルウェ
ット:モテット集
バンジャマン・アラール(オルガン)、
トーマス・ファン・エッセン(バリトン)、
ジュリアン・レオナール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
マリー・ルキエ(ヴァイオリン)
2004年のブルージュ古楽国際コンクール、2007年ゴットフリート・ジルバーマ
ン国際オルガンコンクールを制覇し、20歳という若さでパリのサン・ルイ・ア
ン・リル教会の正オルガニストに抜擢されたフランス期待の逸材バンジャマン
・アラール(1985-)。
「アンドレアス・バッハ写本」、「J・S・バッハ」、「ボーアン写本」などを
取り上げてきたアラールは、4枚目の録音で母国フランスの音楽に回帰。ピア
ノ、チェンバロ、そしてオルガンのどれを弾かせても超一級品のバンジャマン
・アラールの演奏には、すでに名匠の風格が漂う。フランス音楽の演奏も見事
です。




<Musica Ficta>
MF 8010 \2300
17世紀&18世紀フランスのパロディとボードビル
セリーヌ・シェーン(ソプラノ)、レ・ムニュ・プレジール・デュ・ロワ
Pクォリティの高い中世、ルネサンス、バロック音楽を届けてくれるベルギー
のムジカ・フィクタ(Musica Ficta)レーベル。
このレーベルの中核グループ、アンサンブル・クレマティスのメンバーであ
り、ピエルロ&リチェルカーレ・コンソートとの共演で多くの人々を魅了し
たベルギーのソプラノ、セリーヌ・シェーンが歌うのはフランスで生まれた
パロディとボードビル。
17世紀-18世紀のフランスで流行した歌と劇による風刺を、シェーンの歌声と
ピリオド・アンサンブルが"芸術"として聴かせてくれます。




<Hortus>
HORTUS 074 \2300
ツェルニー:夜想曲全集 ――
8つのノクターンOp.368/8つのノクターンOp.604/ノクターン変ホ長調Op.647
イザベル・エーミッチェン(ピアノ)
現在ではピアノ学習者ならば必ず通る道、「100番練習曲」や「50番練習曲」
の作曲者として広く知られるカール・ツェルニー(1791-1857)の「夜想曲」
全曲録音。
1000曲を超えるピアノ作品を作曲したとされ、ベートーヴェンの「皇帝」の
ウィーン初演者でもあるツェルニーの「夜想曲」には、ショパンより少し前、
ウィーンが生んだ"ピアノの詩人"の傑作という呼び名が良く似合う。




<Phaedra>
DDD 292020 \2300
シューマン:ピアノ五重奏曲変ホ長調Op.44/ピアノ四重奏曲変ホ長調Op.47
ヨーゼフ・デ・ベーンハウアー(ピアノ)、パノハ弦楽四重奏団
シューマン夫妻の音楽の演奏家、また研究者としても名高いベルギーのピアニ
スト、ベーンハウアー(ベーンハウエル)と、東欧チェコが世界に誇るパノハ
弦楽四重奏団というベテラン演奏家陣の共演による味わい深きシューマンの
ピアノ五重奏曲&ピアノ四重奏曲。
ベーンハウアーの研究成果が、ベテラン同士ならではの熟達した見事なアン
サンブルによって音楽でしっかりと表現されている。使用ピアノはスタイン
ウェイ(調律はベルギーのJacek & Svetlo)。




<Aeolus>
AE-10033(SACD-Hybrid) \2850
フランク:声楽とオルガンのための作品集Vol.2 ――
3声のミサ曲Op.12/ユストゥス・ウット・パルマ・フロレービット/マニフィ
カト/キリエ - ノエルのためのミサ曲より/奉献唱/退祭曲
ディエゴ・イノセンツィ(オルガン)、
ベルナール・テトゥ(指揮)、
ソリスト・ド・リヨン、セントレ・デ・ラ・ヴォア・ローヌ=アルプ
セザール・フランク(1822-1890)の"声楽"と"オルガン"のための作品集第2巻に
は、名作「3声のミサ曲Op.12」から知られざる小規模作品までを広く収録。
名工アリスティド・カヴェイエ=コルが1880年に製作したリヨン、サン・フラ
ンソワ・ドゥ・ザール教会のオルガンのサウンドと、フランスの声楽家たちが
醸し出すハーモニーが神々しい光を感じさせてくれる。特に「3声のミサ曲」
の第2曲「グローリア」の美しさには息をのむばかり。

AE-10551(SACD-Hybrid) \2850
ヴィエルヌ:オルガン交響曲全集Vol.2 ――
オルガン交響曲第3番嬰へ短調Op.28/オルガン交響曲第4番ト短調Op.32
ダニエル・ロート(オルガン)
フランク、ヴィドールの下でその才能を開花させ、ノートルダム大聖堂のオル
ガニストという栄誉ある地位にまで上り詰めたルイ・ヴィエルヌ(1870-1937)
の"マルチチャンネル録音"によるオルガン交響曲全集第2巻。
第1集(AE-10451)は、ドイツのフォノ・フォルム誌やアメリカのファンファー
レ誌、イギリスのザ・オルガン誌などの各誌が太鼓判を押すなど、オルガン
録音としては突出した高評価を得た実績を持つ。

AE-10571 \2300
リューベク:オルガン作品集 ――
前奏曲ト長調LubWV.12/前奏曲とフーガ ハ長調LubWV.6/前奏曲ニ長調
LubWV.11/われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよLubWV.13/前奏曲ヘ長調
LubWV.7/前奏曲とフーガ ヘ長調LubWV.8/主に謝しまつらんLubWV.15/
前奏曲ハ長調LubWV.10/シャコンヌLubWV.20/前奏曲ト長調LubWV.9/ああ、
我ら貧しき罪人
レオン・ベルベン(オルガン)
ハンブルクの聖ニコラウス教会のオルガニスト、作曲家として18世紀前半の
ドイツで絶大な名声を誇ったヴィンツェント・リューベク(1654-1740)のオル
ガン作品集。
「前奏曲」や「フーガ」などの大バッハ彷彿とさせる形式や、ブクステフー
デからの影響を感じさせるリューベクの作風は、北ドイツ・オルガン楽派の
中でも重要な地位を占めていたとされている。

AE-10681 \2300
エルドゥアイエン:オルガン作品集 ――
サン・マウリシオ/ グアダルベのマリア/ノスタルジア/インターリュード
/バスク風前奏曲/悲歌/アンダルシアのレタブロ/子守歌/祈り/夜想曲
/日没/3つのサエタス
エステバン・エリツォンド・イリアルテ(オルガン)
トマス・デ・エルドゥアイエン(1882-1953)は、チリ、アルゼンチンを巡り200
曲を超えるオルガン作品を遺したバスク地方の作曲家であり、カプチン・フラ
ンシスコ修道会の聖職者。
スペインのオルガン音楽を追求し続けるイリアルテが、バスク地方、サン・
セバスティアン市のブエン牧師大聖堂に設置されている1954年製のグランド・
オルガンで失われたバスクのロマンを壮大に響かせる。




<Syrius>
SYR 141428 \2300
J・S・バッハ:オルガン作品集Vol.3 ――
トッカータとフーガ ホ長調BWV.566/ノイマイスター・コレクション/前奏曲
イ短調BWV.569/コラール変奏曲《汝明るき日なるキリスト》BWV.766/幻想曲
ハ短調BWV.1121/コラール《高き空よりわれは来れり》BWV.700/コラール
《イエスはわが慰め》BWV.702/コラール《神の子は来たりたまえり》BWV.724
/コラール《暁の星のいかに美しく》BWV.739/前奏曲とフーガ イ長調
BWV.536/コラール《愛しきイエスよ、われらはここに》BWV.706
ヘルガ・シャウエルテ(オルガン)
パリのドイツ・ルター派教会のオルガニストとして活躍するドイツ生まれの女
流オルガニスト、ヘルガ・シャウエルテが取り組んでいるバッハのオルガン作
品集第3集は、「ノイマイスター・コレクション」がメイン・プロ。
ドイツ、グローセンゴッテルンのヴァルプルギス教会のトロスト・オルガンに
よる演奏。




<Cybele>
Cybele 050.101 \2300
トゥルヌミール:神秘のオルガンVol.1 ――
聖霊降臨節Op.57より 聖務曲第29番、第42番、第51番/復活節Op.56より
聖務曲第13番
サンドロ・R・ミューラー(オルガン)
オルガン曲集「神秘のオルガン」は、19世紀後期-20世紀前半のフランスで活
躍した即興演奏の達人であり神秘主義者、シャルル・トゥルヌミールの代表
作。1994年7月17日-20日の録音。弊社初紹介。

Cybele 050.102 \2300
トゥルヌミール:神秘のオルガンVol.2 ――
降誕節Op.55より 聖務曲第8番、第3番/復活節Op.56より 聖務曲第22番
サンドロ・R・ミューラー(オルガン)
第2集ではアレキサンダー・シュッケ1968年製のオルガンを使用。
1994年8月8日-6日の録音。弊社初紹介。

Cybele 050.103 \2300
トゥルヌミール:神秘のオルガンVol.3 ――
聖霊降臨節Op.57より 聖務曲第40番、第34番、第35番
サンドロ・R・ミューラー(オルガン)
教会暦のために作曲された「神秘のオルガン」は51の聖務曲で構成され長大な
スケールを持つ大作。1969年-70年生のリーガー・オルガンによる演奏。
1995年7月16日-19日の録音。弊社初紹介。

Cybele 050.104 \2300
トゥルヌミール:神秘のオルガンVol.4 ――
聖霊降臨節Op.57より 聖務曲第44番、第38番、第49番
復活節Op.56より 聖務曲第21番
サンドロ・R・ミューラー(オルガン)
第4集に収録された4つの聖務曲は、1930年から1932年にかけて作曲された作
品。1995年7月20日-23日の録音。弊社初紹介。

Cybele 050.106 \2300
トゥルヌミール:神秘のオルガンVol.6 ――
降誕節Op.55より 聖務曲第6番、第9番/復活節Op.56より 聖務曲第12番/
聖霊降臨節Op.57より 聖務曲第30番
サンドロ・R・ミューラー(オルガン)
第6集はドイツのボットロップ、リープフラウエン教会のオルガンによる演奏。
1996年7月18日-21日の録音。弊社初紹介。

<ORFEO>
ORFEOR 805103 3枚組 \6240
グノー:「ファウスト」
ピョートル・ベチャワ(T ファウスト)
ヨン・グァンチョル(Bs メフィストフェレス)
ソイレ・イソコスキ(S マルグリート)
アドリアン・エレート(Br ヴァランタン)
ミヒャエラ・ゼリンガー(S シーベル)
ゾリャナ・クシュプラー(Ms マルト)
ハンス・ペーター・カンマラー(Br ワグナー)
ベルトラン・ド・ビリー(指)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:2009年9月5日,ウィーン(ライヴ)
ウィーン国立歌劇場で昨年上演されたばかりのグノー「ファウスト」がCDに!
しかも指揮はド・ビリー!オペラ指揮者としての高い実力が評価されウィーン
とミュンヘンでの活動が増しているド・ビリー、この「ファウスト」でもオペ
ラ的な盛り上げの巧さが光り、華やかさも十分でありつつ質感もあって、グノ
ーの音楽にグイグイ引き込まれます。タイトルロールは、ポーランド出身で今
やトップテノールと言ってよいピョートル・ベチャワ。定評ある柔らかい美声
はもちろん、ファウストの危険な破滅的衝動を見事に表現した歌は大絶賛を浴
びました。メフィストフェレスは、韓国人でベルリン国立歌劇場で大活躍して
いるバス、ヨン・グァンチョル。ワーグナーのバス役などで評価されたグァン
チョルの悪魔的な声はメフィストフェレスにピッタリなのはもちろん、フラン
スオペラに不可欠な軽妙さも欠けておらず、歴代の名メフィストフェレスと並
べても遜色ないもの。マルグリートはフィンランドを代表するソプラノ歌手、
ソイレ・イソコスキ。伸びやかな美声はこの役にまさに打ってつけ。さらに
ウィーン生まれのバリトン、アドリアン・エレートのスマートで力強いヴァラ
ンタン、男装役を得意にするソプラノ、ミヒャエラ・ゼリンガーと、役者が揃
っています。
かつては大人気作で録音も多数作られた「ファウスト」も、もう長いこと新録
音がありません。一発録りのライヴとはいえ、この優れた演奏のCDはオペラ
ファンに大歓迎されることでしょう!

ORFEO 814101 \2450
ピョートル・ベチャワ スラヴ・オペラ・アリア集
(1)ボロディン:〈イーゴリ公〉より「お前はどこ?」
(2)ノヴォヴィエイスキ:〈バルトの伝説〉より「お前は私を愛しているか」
(3)チャイコフスキー:〈エフゲニー・オネーギン〉より 
「あなたを愛す、オリガ」「わが青春はいずこへ」
(4)ジェレンスキ:〈ヤネク〉より「お前がスタフに誓いをたてる時」
(5)リムスキー=コルサコフ:〈サトコ〉より「インドの歌」
(6)モニューシコ:〈いかだ乗り〉より「いかだがヴィスワ川に浮く」
(7)チャイコフスキー:〈イオランタ〉より「恋の囁きも私には無縁だ」
(8)ラフマニノフ:〈アレコ〉より「ごらん、彼方の月」
(9)モニューシコ:〈幽霊屋敷〉より「静寂のなか」
(10)スメタナ:〈売られた花嫁〉より「誰のために花嫁を」
(11)アレンスキー:〈ラファエル〉より「わが心は情熱で震え」
(12)モニューシコ:〈ハルカ〉より「ヨンテクの思い」
(13)チャイコフスキー:〈スペードの女王〉より「我々の人生とは、賭け事だ」
(14)ドヴォルザーク:〈ルサルカ〉より「愛らしき幻よ」
(15)リムスキー=コルサコフ:〈五月の夜〉より「おやすみ、かわい子ちゃん」
(16)リムスキー=コルサコフ:〈サトコ〉より
「インドの歌」(オーケストラ版。ボーナス・トラック)
ピョートル・ベチャワ(T)
ウカシュ・ボロヴィチ(指)
ポーランド放送交響楽団
録音:2009年8月25-29日,11月30日-12月2日
名歌手を輩出しているポーランドが生んだ名テノール、ピョートル・ベチャワ
による東欧オペラのアリア集が登場。ベチャワは1966年、ポーランド最南部の
チェホヴィツェ=ジエジツェの生まれ。チューリヒ歌劇場のテノールとしてメ
キメキ名を上げ、2007年の来日公演では「トラヴィアータ」のアルフレードと
「ばらの騎士」のテノール歌手で8日間に6回出演という活躍ぶり。さらにバイ
エルン国立歌劇場、ロイヤル・オペラ、スカラ座、メトロポリタン歌劇場と活
躍の場を広げています。柔らかく甘い声で、しかも高い音も楽々。しかも最近
は歌の成熟も目を見張るものがあり、美声を駆使した表現に磨きがかかってい
ます。そんなベチャワ、ORFEOからは既にイタリア、フランスのオペラのアリア
集が出ていましたが(ORFEO 715081)、今回は東欧オペラのアリア集。母国ポー
ランドのオペラはもちろん、ロシアやチェコのオペラもお手のもの。ことにベ
チャワの名を知らしめた「エフゲニー・オネーギン」のレンスキーは絶品です。
ノヴォヴィエジスキの「バルトの伝説」、モニューシュコの「いかだ乗り」、
アレンスキーの「ラファエル」など、珍しいオペラのアリアが収録されている
のも注目です。ジェレンスキの「ヨネク」のアリアなど、テノール・マニアな
ら大喜びしそうな名曲です。
このCDもう一つのポイントが、指揮者のウカシュ・ボロヴィチ。1977年、ワル
シャワ生まれのまだ若い指揮者ですが、既に高い評価を得ており、国際的活躍
も時間の問題という逸材です。ボーナスとしてリムスキー=コルサコフの「サ
トコ」の有名な「インドの歌」のオーケストラ版が演奏されています。



<naive>
MO 782181 \2280
パスカル・デュサパン:concertos(協奏曲集)
(1)watt (トロンボーン協奏曲 1994年)
(2)galim (フルート・ソロと弦楽オーケストラのための協奏曲 1998年)
(3)celo (チェロとオーケストラのための協奏曲 1996年)
(4)? quia(ピアノとオーケストラのための協奏曲 2002年)
アラン・トゥルーベル(Trb)、ジュリエット・ユレル(フルート)、
ソニア・ヴィーダー=アサートン(Vc)、イアン・パーチェ(Pf)
(1)-(3)パスカル・ロフェ(指揮)、モンプリエ国立管弦楽団
(4)エッシェンバッハ(指揮)、パリ管弦楽団
録音:(1)-(3)/2002年9月、(4)2002年9月(ライヴ録音)
フランスの音楽シーンを語るうえで欠かせない存在、デュサパンの作品集。ノ
ーベル賞作家サミュエル・ベケットの小説「ワット」にインスパイアされた
(1)は、街の喧騒を思わせるオーケストラの響きと、ソロ・トロンボーンの刺
戟的な音色がたまらない作品。他の協奏曲でも、ソロ楽器の音色がどれも切っ
先鋭く響きます。

MO 782180 2枚組 \3250
オーケストラのための7つのソロ
[CD1](1)go (ソロ第1番) (2)extenso(ソロ第2番)  (3)apex(ソロ第3番)  
(4)clam(ソロ第4番)
[CD2](1)exeo(ソロ第5番)  (2)reverso(ソロ第6番)  (3)uncut(ソロ第7番)
リエージュ・ワロニー・ブリュッセルフィルハーモニー交響楽団
パスカル・ロフェ(指揮)
録音:2008-2009年
現代もののエキスパート指揮者、パスカル・ロフェによるデュサパン作品集。
オーケストラの各パートが見事に重なって、ひとつの大きな怪物のように聴く
者に迫ります。迫力満点の2枚組。

V 5213 2枚組(1枚価格) \2280
サルスエラ集(ハイライト)
[CD1]アッリエータ(1823-1894):『マリーナ』、
トマス・ブレトン(1850-1925):『ラ・パロマの前夜祭』
[CD2]ビベス:「ドニャ・フラスキータ」/「ボヘミアン」
からのハイライト集
ビクトル・パブロ・ペレス(指)
アントーニ・ロス・マルバ(指)
プラシド・ドミンゴ(T) マリア・バーヨ(S) フアン・ポンス(Br) 
アルフレッド・クラウス(T)他
スペインのオペラ、サルスエラ集。情熱の国の空気、喧騒が聴こえてきそうな
名曲揃いです。




<Grand Slam>
GS 2052 \2250
限定盤
ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調 作品95 「新世界より」
ブルーノ・ワルター(指揮)、コロンビア交響楽団
録音:1959年2月14日、16日、20日、
アメリカン・リージュン・ホール、カリフォルニア
使用音源: Columbia(U.S.A.)
LMB 59(オープンリールテープ/2トラック、19センチ)
録音方式:ステレオ(セッション)
■制作者より
ステレオ初期時代、ワルターのオープンリールテープはある程度のカタログが
揃っていましたが、それらのほとんどすべては普及型の4トラック、19センチ
のものでした。その中でこの「新世界より」は唯一のセミ・プロ仕様の2トラッ
ク、19センチで、まれにオークション等に出ると争奪戦になる希少品です。し
かし、希少性もさることながら、より安定感のある2トラック・テープの音は
格別で、その情報量の豊かさは破格です。この「新世界より」はワルターのス
テレオ録音の中でも地味な存在ですが、この音で聴けば評価が大きく変わるこ
とが予想されます。とにかく、一度耳にして欲しいものです。(平林 直哉)
■解説書の内容
ワルター存命当時に書かれた文献で、ステレオ・セッションの模様を伝える部
分を邦訳して掲載します。たいへんに貴重な資料です。
(制作上の都合により原則として初回完全限定プレスとなります。)



<ALTUS>
ALT 195/6 2枚組 \2980
ライヴ
日本語解説付
ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 「英雄」 作品55
マーラー:交響曲第10番 より アダージョ
クラウス・テンシュテット(指揮)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1982年8月29日 祝祭劇場(ザルツブルク) 
オーストリア放送協会によるライヴ録音
テンシュテットとVPOの間にリハーサルからして異様な緊張感がはしった伝説の
名演がついに正規盤化!ORF/VPO提供のオリジナルテープからアルトゥスが直
接マスタリング!また、シカゴ響の大立物であったヘンリー・フォーゲル氏は
この演奏について「英雄はメンバーは胸張り裂けんばかりの熱さ、弦楽器は食
いつき管楽器は躍動する。マーラーにいたっては不協和音の噴出は心の叫びで
あり魂の悲鳴である。徹頭徹尾ダイナミックなコントラバスを強調し、管弦楽
的色彩を無限大に活用し、あらゆる点で緊密に楽章全体を結び付けつつテンポ
を構築していく。29分のところ、ここは私の聞いたあらゆる録音の中でも最も
遅い演奏であり、テンシュテット自身のロンドン・フィルハーモニーとのスタ
ジオ録音と比較しても1分長い。しかしながら緊張と激しく濃密な熱によって
遅いと感じることがない。この演奏を聴くことは途轍もない、深く心に触れ
る経験である。」と語っています。

ALT 193 \2450
ライヴ
日本語解説付
ウェーベルン:大管弦楽のための牧歌『夏風の中で』
シューベルト:交響曲第8番 ハ長調「ザ・グレイト」 D.944
ローター・ツァグロゼク(指揮)
ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団
録音:2007年2月3、4日(ウェーベルン)、2007年6月28-30日(シューベルト)、
コンツェルトハウス(ベルリン)ライヴ
「ツァグロゼクは比類なきリーダーの一人である。サイモン・ラトル、ケント
・ナガノ同様、単に19世紀後期の伝統を受け継ぐだけではない音楽づくりを提
唱する者の代表である。」―ベルリン新聞―
この1枚かけ値なしの名演で緻密にして繊細で、しかも熱気も充分で心から名
演に驚きました。第二楽章などの透明感あふれる美しさに思わず鳥肌。このク
ールな美しさは、ちょっと他に見当たらない風合いでございます。もっとも、
巨匠ギーレン好きの方はまさにツァグロゼクに一撃と申せましょう。

ALT 194 \2450
ライヴ
日本語解説付
(1)プロコフィエフ:
「ロメオとジュリエット」第1、第2組曲からの抜粋(準・メルクル版)
(2)ムソルグスキー:
組曲「展覧会の絵」(ラヴェル編曲)
準・メルクル(指揮) フランス国立リヨン管弦楽団
録音:(1)2009年9月24日リヨンのライヴ、
(2)2007年11月9日 横浜みなとみらいホール 大ホール ライヴ
メルクル&リヨン管のコンビでの初来日時の伝説的名演である『展覧会の絵』
(横浜みなとみらい)も収録。横浜と姉妹都市でもある本拠地リヨンでの「ロメ
オとジュリエット」(メルクル抜粋版)がとてつもない面白さ!録音が異様に
生々しく『ティボルトの死』にいたってはあまりの迫力にのみこまれます。
録音はAltus斎藤啓介氏自らリヨンに出むき録ってきたもようで、横浜と比べ
るとホールの違いなど明瞭で大変興味深いものがございます。




<CAvi>
4260085 531950 2枚組 \4050
スクリャービン(1872-1915):ピアノ・ソナタ全集(第1番-第10番)
CD1
ソナタ第1番ヘ短調Op.6、ソナタ第4番嬰ヘ長調Op.30、ソナタ第6番Op.62、
ソナタ第9番Op.68、ソナタ第10番Op.70
CD2
ソナタ第2番「幻想ソナタ」嬰ト短調Op.19、ソナタ第5番Op.53、
ソナタ第7番「白ミサ」Op.64、
ソナタ第8番Op.66、ソナタ第3番嬰ヘ短調Op.23
アナトール・ウゴルスキ(P)
録音:2007年11月、2008年10月、2009年5月、7月
バイエルン・スタジオ、ミュンヘン
ロシアの鬼才、アナトール・ウゴルスキの久々の新譜は、スクリャービンのピ
アノ・ソナタ全曲。3年かけて録音され、ウゴルスキのスクリャービンに対す
る思いが結実したアルバムです。
ウゴルスキは1942年シベリア生まれ。現代音楽の積極的な演奏活動により、当
局から活動を制限され、1990年ベルリンへ亡命。一時難民キャンプで生活する
も、その才能が見出され50歳という遅咲きで1992年ドイツ・グラモフォンと契
約。デビュー後ウゴルスキは自在なテンポ設定、自由な表現力を持つ独特の演
奏スタイルで注目されました。近年ウゴルスキはコンサートや録音を控え教育
に専念し、現在はデトモルト音大教授を務めています。
表舞台から遠ざかっていたウゴルスキを再び引き戻したのはスクリャービンで
した。ウゴルスキにとってスクリャービンは特別な作曲家。ピアノ・ソナタは
一部録音がありますが、このアルバムは2007年から2009年にかけて全曲録音さ
れ、ウゴルスキの音楽観がたっぷりと盛り込まれた演奏です。第1番では第1楽
章の甘い主題を非常に濃厚に歌い、第4楽章の葬送行進曲は悲痛さが重くのし
かかるよう、極めて静かに丁寧に作り上げています。またテンポも非常に特徴
的で、第10番のソナタは、ホロヴィッツは12分弱で演奏していますが、ウゴル
スキはなんと16分。スクリャービンの鬼気迫る神秘性に没入した演奏を聴かせ
てくれます。




<AUDITE>
AU 23422 2枚組 \2250
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第3番ハ長調Op.2-3
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27-2「月光」
シューマン:謝肉祭Op.9
J.S.バッハ:イタリア協奏曲 BWV.971
ショパン:
幻想曲 ヘ短調Op.49、夜想曲 変ロ短調Op.9-1、スケルツォ 変ロ短調Op.31
ブラームス:
間奏曲 変ホ短調 Op.118-6、ホ長調 Op.116-4、奇想曲 ロ短調Op.79-1
ソロモン(Pf)(1956年2月 ベルリン)
昨年のフルトヴェングラーBOXで歴史的録音の復刻CDに新たな1ページを開いた
Auditeレーベルが、ベルリンRIAS放送局のオリジナル・アナログ・テープ(テ
ープスピード、76cm/秒)から伝説のピアニスト、ソロモン(1902-1988)の秘蔵
録音を復刻しました。
ソロモンは脂の乗り切っていた1956年 夏、54歳という年に脳梗塞で倒れ51年
から始まったEMIのベートーヴェン・ソナタ全集録音も未完に終わり、その後、
亡くなるまでの32年間、沈黙を強いられました。この録音は病に倒れる数ヶ月
前の絶頂期の彼の貴重な記録です。
吉田秀和著「世界のピアニスト」より
「月光」は非常にゆっくり始まる。いくらアダージョ・ソステヌートといって
も、これほどゆっくりしたのは、ほかにきいたことがない。しかし、これは歩
みではなく、流れである。一つ一つの音の粒の揃っていること。その油をひい
たような滑らかさの中に、内側からの感情の充実のあること。稀代の名演であ
る。今世紀は幾人かのベートーヴェンの名手をもったが、ソロモンは、その中
でも最高級、最上級にしか数えようのないピアニストである。本当に「ベート
ーヴェンらしいベートーヴェン」というものを求めている人はぜひ一度きいて
みられるが良い。




<HUNGAROTON>
HCD 32635 \2080
J.B.ヴァンハル(1739-1813):3つのチェロ協奏曲集
ハ長調 / イ長調 / ハ長調
ペーテル・サボー(Vc & 指揮)
シンフォニエッタ・パノニカ 
マールタ・アーブラハーム(リーダー)
録音:2010年5月25-28日フンガロトン・スタジオ(デジタル・セッション)
ボヘミアに生まれウィーンで活躍したヴァンハルは、ハイドン、モーツァル
ト、ディッタースドルフとともに弦楽四重奏を演奏したことがあり、その際に
チェロを担当していたといいます。
世界初録音となるチェロ協奏曲は、この楽器とヴァンハルとの相性の良さをう
かがわせる内容で、バロック・コンチェルトを思わせる非常に明快なソロ・パ
ートや、極上の緩徐楽章が3曲に共通する特徴。洗練されたスタイルや変化に
富む主題からは、シューバルトが「音楽美論集」(1784)のなかで“ウィーン古
典派きってのすぐれもの”と絶賛したヴァンハルの腕前をはっきりと確かめら
れます。
1963年ルーマニアに生まれたサボーは、1993年以降ブダペスト祝祭管首席奏者
を務めるいっぽう、ソリストとしても活躍する名チェリスト。シンフォニエッ
タ・パノニカは、この録音のために2010年に特別に設立された室内オーケスト
ラ。メンバーは、ハンガリー国立フィル、ブダペスト祝祭管、ハンガリー放送
管といったハンガリーのトップ・オーケストラの器楽奏者たちによって構成さ
れ、芸術監督にはサボーが就任しています。
録音に際して、オーストリアのザイテシュテッテンのベネディクト派修道院
と、プラハのナショナル・ミュージアムにそれぞれ所蔵されている自筆譜に、
サボーが校訂した楽譜を用いています。

HCD 32658 \2080
「悪魔のクラリネット / ブダペスト・クラリネット・クァルテット」
フリジェシュ・ヒダシュ:クラリネット四重奏曲
ゾルターン・コヴァーチュ:ドリーム・ダンス第3番
イヴァーン・マダラース:RE-petition *
ジュラ・フェケテ:クラリネット四重奏曲
ティボル・ブリュナウアー:スケルツォ・ディアボリコ
イェネー・タカーチュ:3本のクラリネットのための5つの小品(Op.112)
ラースロー・ドゥブロヴァイ:クラリネット四重奏曲
ヤーノシュ・ジュライ・ガール:4つのロマンティックな遊戯
ブダペスト・クラリネット・クァルテット
[ヤーノシュ・セペシ、ジェルジ・レー、ラースロー・マイエル、
アーコシュ・パーパイ(Cl)]
オットー・ラーツ(Ob)*
ミハーイ・ゾルターン・ヴァルガ(vib,marim)*
イヴァーン・マダラース(P)*
録音:2010年2月22-24日、3月2日フンガロトン・スタジオ、
2003年-2006年ハンガリー放送
現ハンガリー放送響首席奏者のヤーノシュ・セペシがリーダーを務めるブダペ
スト・クラリネット・クァルテットは、この特殊な編成による室内楽の様式に
聴衆をなじませる目的で1995年に設立されたアンサンブル。メンバー全員が
フェレンツ・リスト音楽院の卒業生で、これまでに4度のアメリカ・ツアーも
敢行ずみという実績を持っています。
ここでクラリネット四重奏という形式のために、現代ハンガリーの作曲家たち
が手掛けた作品の数々は多種多様。ハンガリーの民俗音楽の舞曲や、レントラ
ーなども現われるタカーチュ。変ホ管やバス・クラも使用し、さまざまな特殊
奏法でクラリネットの可能性を模索したドゥブロヴァイ。ファンファーレ風の
主題で開始され、のちにハンガリー民謡に似せた構造をみせるコヴァーチュの
曲は、リズミカルで躍動感あふれる音楽。
“反復”というタイトルのマダラースの曲は29の短い1小節の主題から構成さ
れ、5から15までの範囲で適宜、楽器編成のサイズが変更可能となっています。
しかも個々の動機は、一定の範囲内で任意に繰り返しも可能といった具合。
このほか、セペシの演奏に触発されたフェケテをはじめ、ヒダシュ、ガールの
作品も当アンサンブルのために書かれたもの。さらに、当アンサンブルの委嘱
作となるブリュナウアーでは“悪魔の”と付く演奏至難な内容にも、目の醒め
るようなテクニックとアンサンブルの高い実力を聴かせてくれます。

HCD 32624 \2080
ジェルジ・オルバーン(1947):
太陽の讃歌(1996)
ミサ曲第11番-ベネディクトゥス(1996)
ラズモフスキー・トリロジー(2000)
I.ラズモフスキー伯爵のための舞踏会音楽
II.アルバムの綴り
III.ラズモフスキー伯爵への告別
ジュジャ・アルフェルディ(S) カーロイ・ガール(Vn)
レメーニ・エデ室内管弦楽団
録音:2005年1月ミシュコルツ、ヨーロピアン・ハウス(セッション)
ミサ曲をはじめ、おもに声楽曲を数多く手掛けてきたジェルジ・オルバーン
は1947 年生まれのハンガリー作曲界の重鎮。弦楽オーケストラに乗せて、説
いて聞かせるようなソプラノが印象深い「太陽の讃歌」、「ベネディクトゥ
ス」につづく「ラズモフスキー三部作」は第1部7曲、第2部7曲、第3部5曲とい
う構成で演奏時間50分を越える大曲。
ベートーヴェンの名を連想させずにおかないタイトルを冠したこの作品は、
“作曲の頂点に位置づけられる、シンプルかつ完成された弦楽四重奏”とい
う形態に対して、じっさいに弦楽四重奏曲を4曲書いたオルバーンが自分なり
に試行錯誤を重ねて示した回答。オルバーンの導きだした結論は、短くて、
軽快で、ダンス・ミュージックのような楽章を作曲すること。ここでは、オ
ルバーン曰く、よりしっくりくる弦楽オケ版での演奏となっています。なお、
「太陽の讃歌」はイタリア語歌唱、ミサ曲はラテン語歌唱。




<KII>
KKC 9011(DVD-Video) \4000
字幕:日仏英独
[EuroArts]30 79058
輸入盤・日本語解説書付
ユンディ・リの肖像-若きロマンティスト
ユンディ・リ(ピアノ)、
小澤征爾(指)ベルリン・フィルほか
ユンディ・リのベルリン・フィル・デビューを追ったドキュメンタリーとラ・
ロック・ダンテロン・ピアノ・フェスティバルでのリサイタルを中心に、彼の
芸術と人間像を描くDVD。尊敬する小澤征爾とのプロコフィエフの協奏曲のリ
ハーサルや、中国の家族や母校への取材、中国ツアーの模様など、貴重な映
像も満載。ラ・ロック・ダンテロンのフェスティバルでは、ショパンのスケ
ルツォ全曲を披露しています。

KKC 5100(SACD-Hybrid) \3000
[RCO] RCO 07001
輸入盤・日本語解説書付
マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」
マリス・ヤンソンス(指)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
[2006年8月28日、11月17日
アムステルダム・コンセルトヘボウでのライヴ]
マーラー演奏に独自の伝統をもつロイヤル・コンセルトヘボウ管からヤンソン
スが驚くほど新鮮な響きを導き出した超名演。ヤンソンス自身、最高のオケと
賞賛を惜しまない名人オケだけに、彼の意図をあますことなく再現、終始釘づ
けにされます。





<ELOQUENTIA>
EL 1022 2枚組 \3250
ヘンデル:「エジプトのイスラエル人」(2部版)
ジュリア・ドイル(S)
マーティーン・グリムソン(S)
ロビン・ブレイズ(CT)
ジェイムズ・オクスリー(T)
ピーター・ハーヴェイ(Bs)
ステファン・マクラウド(Bs)
ピエール・カオ(指)コンチェルト・ケルン,アルシス・ブルゴーニュ
録音:2009年10月,ルクセンブルグ,パリ,ディジョン(ライヴ)
今や古楽界を代表する合唱団、ピエール・カオ率いるアルシス・ブルゴーニュ
と、古楽オーケストラの雄コンチェルト・ケルンが組んで、ヘンデルの傑作
「エジプトのイスラエル人」を録音しました。「エジプトのイスラエル人」
は、1739年に初演された壮大なオラトリオ。旧約聖書の「出エジプト記」に
題材をとった劇的な内容にヘンデルの雄輝な音楽が生きています。ベルギー
人カオは、ドイツ風のゴツゴツしたヘンデルでも、英国風のノーブルなヘン
デルでもない、透明で柔らかく、必要とあらばビシッと力が入るヘンデルを
生み出しています。合唱が大きく活躍する作品ですので、アルシス・ブルゴ
ーニュの優秀なアンサンブルは見事で、またコンチェルト・ケルンも紅海横
断の場面など、非常に熱の入った音楽でカオに応えています。歌手は、カウ
ンターテノールのブレイズやバスのマクラウドのように日本でもおなじみの
人たちに加え、ランカスター出身で今英国の古楽ソプラノの逸材として引っ
張りだこのドイル、オーストラリア出身の若く優れたソプラノ、グリムソン、
さらにガーディナーが重用する二人の歌手、英国のテノールのオクスリーと
バスのハーヴェイと、優れた歌手を揃えています。録音の多い「エジプトの
イスラエル人」のなかでも、卓越した演奏に仕上がっています。なお、再演
時の2部の版を用いています。




<2L>
ノルウェーの高音質レーベル2Lが提唱する「BDオーディオ」
一挙8タイトル同時発売!
デジタルメディア評論家麻倉怜士氏による2Lの「BDオーディオ」解説付き。
CDやDVD-AUDIOをはるかに凌駕する音質力、音場力を持つ「BDオーディオ」
2Lの360度配置は脳を刺激する。こんな風に音楽の場を聴く楽しみがあったの
か。(麻倉怜士氏)

KKC 5092(SACD hybrid+Blu-ray音声ディスク) \4500
2L RR1SABD
輸入盤・日本語解説書付
ノルディック・サウンド-2Lレーベル・サンプラー
(1)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K218より第1楽章
(2)モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K448/375aより第1楽章
(3)アルネ・ヌールハイム:Colorazione(抜粋)
(4)マグナル・オーム:目的たれ(抜粋)
(5)グレゴリオ聖歌:真正なる十字架よ
(6)イスランスモーン/テリエ・ボイェ・ハンセン改訂:
レクイエム作品42よりラクリモサ
(7)イスランスモーン/テリエ・ボイェ・ハンセン改訂:
レクイエム作品42よりコンフターティス
(8)ウーラ・ヤイロ:North Country II
(9)ヴォルフガング・プラッゲ:決闘 より第3楽章
(10)伝承曲:グームン・アイデにならったスプリンガル
(11)エリオット・カーター:チェロ・ソナタより第1楽章
(12)バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタより第2楽章
(13)ヴィヴァルディ:カンタータ「ため息をついて何になろう」 RV679
(14)シェーンベルク:6つのピアノ小品 作品19(抜粋)
(15)ハイドン:弦楽四重奏曲ニ長調 Hob.III/79より第4楽章終曲
(16)アイヴズ/ジェイムズ・B・シンクレア編:序曲と行進曲「1776年」
(17)ブリテン:シンプル・シンフォニー作品4より第1楽章「騒々しいブーレ」
(18)アーリル・サンヴォル:「この世はうるわし」によるオルガン即興曲
(19)クヌート・ニューステット:不滅のバッハ(1988)
(1)マリアンネ・トゥーシェン(Vn)、トロンハイム・ソロイスツ、
オイヴィン・ギムセ(音楽監督)
(2)デーナ・ピアノ・デュオ
(3)チカーダ・デュオ、ビョルン・ラッベン(打楽器))
(4)エレン・セーイェシュテード・ボートケル(Hp)、ヒルデグン・リセ(朗読)、
オスロ室内ソロイスツ
(5)アレクサンダー・M・シュヴァイツァー(指)
コンソルティウム・ヴォカーレ・オスロ
(6,7)ノルウェー・ソロイスツ合唱団、
テリエ・ボイェ・ハンセン(指)クリスチャンサン交響楽団
(8)ウーラ・ヤイロ(P)、トム・バーバー(フリューゲルホルン)、
ヨハンネス・マッテンス(Vc)
(9)スティーグ・ニルソン(Vn)、アンデシュ・シェルベリ・ニルソン(Vn)
(10)ベーリト・オプハイム・ヴェシュト(Vo)
(11)ヨハンネス・マッテンス(Vc)、
ヨアシム・シェルソース・クヴェツィンスキ(P)
(12)アンナル・フォレソー(Vn)
(13)トゥーネ・ヴィーク(S)、バロッカネルネ
(14)トゥール・エスペン・アスポース(P)、コールビョルン・ホルテ(Vn)
(15)エンゲゴール四重奏団
(16)ビョルン・サグスター(指)クリスチャンサン・ウィンドアンサンブル
(17)トロンハイム・ソロイスツ
(18)コーレ・ノールストーガ(Org)
(19)オイスタイン・フェヴァング(指)アンサンブル96
録音:2003年-2008年
世界にさきがけてブルーレイのオーディオ・ディスクをリリースしたノルウェ
ーのレーベル、2Lがみずからの誇る録音から選んだ19トラックを集めたオー
ディオファイルのためのレファレンスディスクを制作。
SACD hybrid + Blu-rayダブルアルバムの仕様でリリースします。

KKC 5093(SACD hybrid+Blu-ray音声ディスク) \4500
2L 50SABD
輸入盤・日本語解説書付
トロンハイム・ソロイスツ/ディヴェルティメンティ
バルトーク:弦楽のためのディヴェルティメント
グラジナ・バツェヴィチ:弦楽のための協奏曲
テリエ・ビョルクルン:カルミナ
ブリテン:シンプル・シンフォニー 作品4
録音:2007年11月セルビュ教会(ノルウェー)
1988年、ビャルネ・フィスクムが創設した室内オーケストラ、トロンハイム・
ソロイスツ。ノルウェーの古都、トロンハイムの音楽学校と音楽院の弦楽器奏
者たちにトレーニングの場を提供することが設立の目的です。このアルバムは
弦楽オーケストラのスタンダード・レパートリーになったバルトークとブリテ
ンの2曲などイニシャルBの作曲家たちの弦楽オーケストラ作品集

KKC 5094(SACD hybrid+Blu-ray音声ディスク) \4500
2L 51SABD
輸入盤・日本語解説書付
マグナル・オーム:ハープ作品集「ソナー」
目的たれ-ハープ、エレクトリック・ハープ、弦楽六重奏と朗読のための協奏曲
今朝、目覚めると-ソプラノとハープのための
この真っさらの今-ハープ、天使たちと朗読のための
エレン・セーイェシュテード・ボートケル(ハープ、エレクトリック・ハープ)
ヒルデグン・リセ(朗読)
ベーリト・ノルバッケン・スールセット(S)
グレクス・ヴォーカリス
オスロ室内ソロイスツ
カール・ホグセット(指)
録音:2007年1月、8月、リス教会(オスロ、ノルウェー)
美しい作風で知られるノルウェーの作曲家マグナル・オーム(1952-)のハープ
作品集。オームは作曲家として一つのビジョンをもっています。音波を発し、
未知の物体の姿や物体との距離を探知する装置、ソナー(SONaR-sound
navigation and ranging)。人間もまた、意味を探り続けるため物質的、精神
的空間に向けて象徴的ソナーを放つ。宇宙に答えを求め信号を送る。その表現
が人生であり音楽。オームはそう語ります。このハープのために書いた作品を
集めたアルバムに彼は、その「ソナー」のタイトルをつけました。

KKC 5095(SACD hybrid+Blu-ray音声ディスク) \4500
2L 57SABD
輸入盤・日本語解説書付
モーツァルト=グリーグ:2台ピアノ作品集Vol.2
モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K448/375a
モーツァルト/グリーグ編:幻想曲ハ短調 K475(2台のピアノ版)
グリーグ:古いノルウェーのロマンスと変奏 作品51(2台のピアノ版)
デーナ・ピアノ・デュオ(ハイデ・ゲルツ、ティナ・マルガレータ・ニルセン)
録音:2008年8月、ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)
モーツァルトのソナタのためにグリーグが第2ピアノのパートを書いた4曲を演
奏した第1集(2L40SACD)に続く第2集。グリーグが編曲しながら第1集に含まれ
なかった「幻想曲ハ短調」のほかに、それぞれの2台ピアノのためのオリジナル
作品、モーツァルトの「2台のピアノのためのソナタ ニ長調」とグリーグの
「古いノルウェーのロマンスと変奏」を収録しています。

KKC 5096(SACD hybrid+Blu-ray音声ディスク) \4500
2L 58SABD
輸入盤・日本語解説書付
フレード・ヨニー・ベルグ:
フルート・ミステリー 作品66b(フルートと管弦楽のための)*
音詩『ウォーニング・ゼロ』 作品54b(管弦楽のための)
田園詩 作品31-1(管弦楽のための)
Vicino alla Montagna 作品58b(管弦楽のための)
フルート協奏曲第1番 作品70*
エミリー・バイノン(Fl) キャサリン・バイノン(Hrp)
ヴラディーミル・アシュケナージ(指揮)* フレード・ヨニー・ベルグ(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
アシュケナージ指揮によるノルウェーの作曲家フレード・ヨニー・ベルグ
(1973-)作品集。ロイヤル・コンセルトヘボウ管の首席フルート奏者であるエ
ミリー・バイノンも参加しています。また彼女の妹キャサリン・バイノンもハ
ープで共演しています。フレード・ヨニー・ベルグは作家、歌手、映像作家と
しても活躍。音とテクスチュアのとびきり豊かなパレットを使って彼が描く
音楽は、旋律的で親しみやすく、時に劇的な起伏に富んでいます。

KKC 5097(SACD hybrid+Blu-ray音声ディスク) \4500
2L 60SABD
輸入盤・日本語解説書付
エドヴァルド・グリーグ:
(1)ピアノ協奏曲 イ短調 作品16 
(2)トロールハウゲンの婚礼の日 作品65-6 
(3)アルバムのページ作品28より 第1曲 変イ長調、第2曲 ヘ長調 
(4)愛の歌(エロティク)作品43-5 
(5)春に寄す 
(6)ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ短調 作品45
(1)パーシー・グレインジャー(Duo-Art music rolls, 1921) 
レックス・ローソン(ピアノリスト)
クリスチャンサン交響楽団 ロルフ・グプタ(指)
(2)(3)(4)エドヴァルド・グリーグ(Phonola music rolls,1906) 
レックス・ローソン(ピアノリスト)
(5)パーシー・グレインジャー(Duo-Art music rolls,1919) 
レックス・ローソン(ピアノリスト)
(6)オイヴィン・ビョロ(Vn) チャールズ・パーキン(Pianola,1900) 
レックス・ローソン(ピアノリスト)
録音:2009年2月 クリスチャンサン大聖堂(クリスチャサン、ノルウェー)
伝説のピアニスト、「今は亡き」パーシー・グレインジャーを独奏者にグリー
グのイ短調ピアノ協奏曲を新録音しました。演奏に使われたのは、グレイン
ジャーが1921年Aeolian社のプレーヤーピアノ「Dou-Art Pianola」をSteinway
Model Dピアノと合体させ、グレインジャーの録音をパンチ穴に変換し、ダイ
ナミックスとルバート情報をエンコードしたピアノロールをセット。エンコー
ドされた情報を再現するためのメカニズムの操作を「コンサート・ピアノリス
ト」の第一人者、レックス・ローソンが受け持って、録音セッションを行いま
した。

KKC 5098(SACD hybrid+Blu-ray音声ディスク) \4500
2L 67SABD
輸入盤・日本語解説書付
オーレ・ブル:ヴァイオリンと管弦楽のための作品集
セーテルの娘の日曜日(ヨハン・スヴェンセン編)、
ヴァイオリン協奏曲イ長調(ニコライ・リセ、オラヴ・アントン・トメセン、
ヴォルフガング・プラッゲ編)、
ヴァイオリン協奏曲ホ短調「幻想協奏曲」[夜/夜明け/昼]、
孤独の時に「メランコリー」(ヨハン・ハルヴォシェン、ヴォルフガング・プ
ラッゲ編)、
幻想曲「サン・フアンのベルベナ」、
セーテル訪問
アンナル・フォレソー(Vn)
ノルウェー放送管弦楽団 オーレ・クリスチャン・ルード(指)
録音:2009年6月
ノルウェー人として初めて国際的に名を知られた偉大な音楽家オーレ・ブル。
作品にノルウェー音楽的要素を取り入れ、ノルウェー音楽の発展に尽力した大
スター。2010年に生誕200年を迎えます。オーレ・ブルのヴィルトゥオーゾ・
スタイルのヴァイオリン、即興の技術、そしてカリスマ性をもったステージ姿
には世界がひれ伏し「パガニーニの再来」とも言われていました。

KKC 5099(SACD hybrid+Blu-ray音声ディスク) \4500
2L 68SABD
輸入盤・日本語解説書付
「民謡の調子で」-in folk style
グリーグ:組曲「ホルベアの時代から」作品40
グリーグ:
2つのノルウェーの旋律 作品63(民謡の調子で/牛寄せの歌と農夫の踊り)
アムペル/ルステン編:
ニッケルハルパと弦楽オーケストラのための民謡組曲「短縮」
(カプテーン・カプシュール/オーレポルスカ/バルカンポルスカ/おばあちゃ
んへ/バムボダンス)
ラーシェン:
フィドルと弦楽オーケストラのための民謡組曲「卒業証書」
(トラッド/アーベルヴァール/クラムビュポルカ)
エミリア・アムペル(ニッケルハルパ)、イェルムン・ラーシェン(フィドル)
トロンハイム・ソロイスツ
ゲイル・インゲ・ロツベルグ(ヴァイオリン、コンサートマスター)、
オイヴィン・ギムセ(チェロ、音楽監督)
録音:2009年9月12-15日
トロンハイム・ソロイスツの2Lレーベル第3作は「民謡の調子で-in folk
style 」。ヨーロッパの伝統とノルウェーの響きを融合させた「ホルベアの
時代から」と、グリーグが愛したノルウェーの音のパレット「2つのノルウェ
ーの旋律」。創設以来レパートリーとしてきた2曲に、フォークミュージシャ
ンふたりの作品を加えたプログラムは、「会うたびに友情の深まる」という
彼らが長年温めてきた企画。トロンハイム・ソロイスツの心のよりどころで
もある音楽の愉しみ、音楽の情熱、「民謡の調子」に欠かせない要素、野性
の自然と北欧の光を表現したアルバムです。

<LSO Live>
LSO 0700(SACD-Hybrid) 2枚組 \3450
ヴェルディ:「オテロ」(全曲)
サイモン・オニール(T オテロ) ジェラルド・フィンリー(Bs-Br イヤーゴ) 
アラン・クレイトン(T カッシオ) ベン・ジョンソン(T ロデリーゴ) 
アレクサンドル・ツィンバリュク(Bs ロドヴィーコ)
マシュー・ローズ(Bs モンターノ) ルーカス・ヤコブスキ(Bs 伝令) 
アンネ・シュヴァネヴィルムス(S デズデモナ)
エウフェミア・トゥファーノ(S エミーリア)
ロンドン交響合唱団 ジョセフ・カレン(合唱指揮) ロンドン交響楽団
サー・コリン・デイヴィス(指)
*イタリア語歌唱
録音:2009年12月3&6日ロンドン、バービカンセンター(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン/エンジニア:ジョナサン・ストー
クス & ニール・ハッチンソン
長年にわたるイギリス音楽の普及と若い世代に向けた音楽教育の関わりへの
多大なる貢献が認められ、女王陛下より2009年度のクィーンズ・メダル・フォ
ー・ミュージックを叙勲されたコリン・デイヴィス。LSO Live 2010/11年シー
ズン最初のリリースは、ヴェルディの「オテロ」。その晴れがましいニュース
が初めて公表された機会に、巨匠率いるLSOによってコンサート形式で上演さ
れたプログラムです。





<Phil.harmonie>
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーが結成した様々なアンサンブ
ルや、ベルリンで活躍する音楽家の演奏を中心にリリースするベルリン発のレ
ーベル[Phil.harmonie]の取り扱いをはじめます。第1弾5タイトルのご案内です。

PHIL 06003 \2080
ヴィヴァルディ:協奏曲集
(1)オーボエとヴァイオリンのための協奏曲 変ロ長調 RV 548
(2)チェロ協奏曲 ロ短調 RV 424
(3)ヴィオラ・ダモーレのための協奏曲 イ短調 RV 397
(4)「四季」
ライナー・クスマウル(Vn)、ヴォルフラム・クリスト(ヴィオラ・ダモーレ)、
ゲオルク・ファウスト(Vc)、ヨナタン・ケリー(Ob)
ベルリン・バロック・ゾリステン【ライナー・クスマウル(Vn、音楽監督)、
ゾルタン・アルマジ(Vn)、町田琴和(Vn)、ゼバスティアン・ヘーシュ(Vn)、
リューディガー・リーバーマン(Vn)、ベルンハルト・フォルック(Vn)、
ライマー・オルロフスキー(Vn)、クリストフ・シュトロイリ(Vn)、
ターニャ・クリスト(Va)、ヴァルター・キュッスナー(Va)、
ゲオルク・ファウスト(Vc)、クラウス・シュトール(コントラバス)、
クリスティン・フォン・デル・ゴルツ(Vc/ RV 548のみ)、
ラファエル・アルパーマン(Cemb)】
録音:【四季/1998年9月】【RV 424, RV 397/2004年6月】
【RV 548/2009年9月】
イエス・キリスト教会(ベルリン)
このグループに対して「アンサンブルの妙」という言葉はあまりにもありき
たりかもしれませんが、やはり素晴らしいメンバーが集結したベルリン・バ
ロック・ゾリステンの奏でるハーモニーはひときわ輝きを放っているといえ
るでしょう。四季の音源は以前CD化されていたものですが、いまや入手困難
となっており、めでたくここに収録されたもの。他の協奏曲はすべてCD初登
場、ソリストもアンサンブルも直球勝負の心地よい演奏を展開しています。

PHIL 06001 \2080
ラヴェル:クープランの墓
(ヴォルフガング・レンツ編/Fl, Ob, Cl, Hrn, Fg, 2Vn, 2Vla, Vc, Cb)
ムソルグスキー:展覧会の絵
(ヴォルフガング・レンツ編/Fl, Ob, Cl, Hrn, Fg, 2Vn, 2Vla, Vc, Cb)
(ヴォルフガング・レンツ編)
アンサンブル・ベルリン【町田琴和(Vn)、クリストフ・フォン・ナーメル(Vn)、
マルティン・フォン・ナーメル(Vla)、ヴェロニカ・パッシン(Vla)、
クレメンス・ヴァイゲル(Vc)、ウルリヒ・ヴォルフ(Cb)、
パーミン・グレール(Fl)、クリストフ・ハルトマン(Ob)、
ギュンター・フォルストマイヤー(Cl)、フランツ・ドラクシンガー(Hrn)、
マリオン・ラインハルト(Fg)】
録音:2006年10月/バイエルン放送スタジオ2(ミュンヘン)
アンサンブル・ベルリンによる「クープランの墓」、「展覧会の絵」の登場。
このアンサンブルの編成にあわせた編曲を手掛けたのは、アウグスブルク・
フィルハーモニー管弦楽団のオーボエ奏者ヴォルフガング・レンツ。彼は、
長年の奏者としての経験を活かしながら、アンサンブル・ベルリンのために
これらの作品の編曲を手掛けました。他にシューベルトの歌曲集やシューマ
ンのピアノ曲などを違う編成に編曲しています。
「クープランの墓」では、ラヴェル自身の管弦楽編曲版では除かれた「フー
ガ」「トッカータ」の楽章が含まれているのがポイント。各楽器の音色も声
部間の受け渡しも見事、急速なトッカータでは各楽器の一音一音の発音が極
めてクリアで、この作品をピアノで学んでいる方には曲の新しい側面を発見
できるかもしれません。
「展覧会の絵」は、冒頭「プロムナード」の有名なファンファーレがクラリ
ネットで登場。続く各曲も楽器選択の妙が活きており、ラヴェル編の大規模
なものとは一味違い、和音進行や曲の雰囲気を親密な雰囲気で楽しめます。
管弦楽というより室内楽といったほうがぴったりくるかもしれない、興味深
いものとなっております。メンバー全員の力の均整もとれていて、しかもそ
のレベルが高いことを実感できる、文句無しの出来栄えといえるでしょう。

PHIL 06005 \2080
ストラヴィンスキー:「兵士の物語」(ドイツ語)
コリヤ・ブラッハー(Vn)、ドミニク・ホルヴィッツ(語り)
アレクサンデル・バーデル(Cl), マルクス・ヴァイドマン(Fg),
ガボール・タルケヴィ(Tp), クリストハルト・ゲスリング(Trb),
ペーテル・リーゲルバウアー(Cb), ヤン・シュリヒテ(Perc)
録音:2009年12月/スタジオP4(ベルリン)
コリヤ・ブラッハー率いる「兵士の物語」の登場。ストラヴィンスキーによ
るドライなリズムで書かれたアンサンブルを、ベルリン・フィルの首席トロ
ンボーン奏者と首席トランペット奏者をはじめ、豪華メンバーが奏でます。
語りのホルヴィッツは、舞台俳優として活躍する傍ら映画出演(スターリン
グラード)なども果たしている実力派。生き生きと台詞まわしに情景感たっ
ぷり。ストラヴィンスキーのドライな世界を完璧な技術で奏でています。

PHIL 06004 \2080
シュールホフ:
(1)フルート、ヴィオラ、コントラバスのためのコンチェルティーノ(小協奏曲)
(1925年)WV.75
アンドラシュ・アドリアン(Fl)、ヴァルター・キュッスネル(Vla)、
クラウス・シュトル(Cb)
(2)フルート・ソナタ WV 86
アンドラシュ・アドリアン(Fl)、占部由美子(Pf)
(3)弦楽六重奏曲
ベルリン弦楽六重奏団【リュディゲル・リーベルマン(Vn), ベルンハルト・
ハルトーク(Vn)、ヴァルター・キュッスナー(Vla),マシュー・ハンター(Vla)、
ゲオルク・ファウスト(Vc)、アンスガル・シュナイダー(Vc)】
録音:(1)2009年10月(ベルリン・フィルハーモニー室内楽ホール)
(2)2009年12月(Musikhochschule Muenchen)
(3)2009年6月(ベルリン・フィルハーモニー室内楽ホール)
アンサンブルの妙が魅力のシュールホフ作品集。(1)のコンチェルティーノで
は、各人の巧さが際立ちます。(2)のフルート・ソナタは占部由美子の確かな
ピアノが光ります。ベルリン・フィルのメンバーが大半を占めるベルリン弦
楽六重奏団による(3)の弦楽六重奏曲では、ベルリン・フィル首席チェロ奏者
ゲオルク・ファウストがアンサンブルを引き締めています。

PHIL 06002 \2080
シューマン:(1)「詩人の恋」op.48 (2)「リーダークライス」op.39
マルティン・シュテーグナー(ヴィオラ)、高橋朋子(ピアノ)
録音:(1)2007年12月 (2)2009年3月
ベルリン・フィルのヴィオラ奏者マルティン・シュテーグナーと、ベルリン
在住のピアニスト高橋朋子による、シューマン歌曲の編曲版。歌曲よりも雄弁
に歌詞の内容が豊かに立ち上るようで、ヴィオラとピアノのハーモニーに身も
心もとろけてしまいそうです。




<WAON RECORDS>
WAONCD 180 \2080
J.S.バッハ:トランスクリプション集
(1)ソナタ イ短調 BWV 965(J.A.ラインケン:”ホルトゥス・ムジクス” パル
ティータ1番からの編曲
(2)コンチェルト ニ長調 BWV 972(A.ヴィヴァルディ op.3-9からの編曲)
(3)フーガ 変ロ長調 BWV 954(J.A.ラインケン:”ホルトゥス・ムジクス”
パルティータ2番からの編曲)
(4)ソナタ 短調 ニ短調 BWV 964(ヴァイオリン・ソナタBWV 1003からの編曲)
三和睦子(チェンバロ)
(使用楽器:アンソニー・サイディー/2005年パリ、アンソニー・サイディー
フレデリック・バル製作、アンンリ・エムシュ 1751年モデル)
録音:2008年
パリ在住の気鋭のチェンバロ奏者、三和睦子のデビュー・アルバム。バッハ
が修行時代から敬愛していたラインケンの室内楽やヴァイマール時代に流行
したヴィヴァルディの協奏曲、ケーテン時代の自作の無伴奏ヴァイオリン・
ソナタを独奏鍵盤のために編曲したものが収められた興味深い内容です。三
和の演奏は、独特の間の取り方、独特の溜めなど、随所に魅力が輝いていて、
聴く人の心に不思議とフィットするもの。涙がこぼれるような装飾音が美し
いラインケンの作品、ヴィヴァルディ作品の華やかな和声など、バッハの編
曲の妙を三和の変幻自在のセンスのきらめきが浮かび上がらせます。




<C major>
70 2104(Blu-ray) \5180
70 2008(DVD-Video) 2枚組 \4800
字幕:英独仏
ヘンデル:「アドメート」
ティム・ミード(CT アドメート)
マリー・アーネット(S アルチェステ)
ウィリアム・バーガー(Br エルコレ)
アンドルー・ラドリー(CT オリンド)
ダヴィド・ベイツ(CT トラジメーデ)
カースティン・ブレーズ(S アンティゴナ)
ヴォルフ・マティアス・フリードリヒ(Br メラスペ)
ニコラス・マッギガン(指)
ゲッティンゲン祝祭管弦楽団
演出:ドリス・デーリエ
装置,衣装:ベルント・レペル
マム・ダンス・シアター
振付:遠藤公義
「アドメート」は1727年にヘンデルがロンドンで発表したオペラ。基本はギリ
シャ神話で貞淑な妻として有名なアルケースティスの物語。瀕死のアドメート
王の命を救おうと、王妃アルチェステが身代わりに冥界に降りるが、英雄エル
コレ(=ヘラクレス)によって地上に連れ戻される。しかし今度はアドメートの
前の婚約者アンティゴナが現れ、関係がこじれる、というもの。
このギリシャ神話の世界を、ドイツの映画監督ドリス・デーリエは「和テイス
ト」で彩っています。アドメートはお侍さん風、アルチェステは始め花魁風、
エルコレは無双の力士(ちゃんと四股も踏みます)。またどう見ても「リング」
の貞子のような黙役も重要な役回り。デーリエは小津安二郎の大ファンで、
「東京物語」のリメイク「HANAMI」という映画を作っているほど日本好きなの
です。そこでドイツで活躍する舞踏家、遠藤公義とマム・ダンス・シアターの
舞踏を活用し、日本の要素を多く取り入れた幻想的な舞台を作り上げたわけで
す。あくまで幻想的な舞台作りが基本で、日本人からすればツッコミどころた
くさんなものの、しかし「アドメート」の物語を舞台化する上ではたいへん成
功しており、美しい舞台は絶賛されました。
歌手は、日本で「リナルド」のタイトルロールを歌って絶賛されたティム・ミ
ードのアドメート、スウェーデン出身で、兵庫で佐渡裕プロデュースの「魔
笛」でパミーナを歌った今人気急上昇のソプラノ、マリー・アーネットのアル
チェステ、英国のバリトンで幅広いレパートリーで活躍するウィリアム・バー
ガーのエルコレ、米国のソプラノでバロック音楽で高い評価を得ているカース
ティン・ブレーズなど、若い実力派が多数。そしてヘンデルのスペシャリスト
として1991年以来ゲッティンゲンのヘンデル音楽祭の音楽監督を務めるニコラ
ス・マッギガンの筋金入りの音楽が上演全体をビシッと引き締めています。
HD収録の映像の美しさも特筆。DVDは2枚、Blu-Rayは1枚に収録しています。




<Musicaphone>
M 56915 \2080
マーラー(1860-1911)/ヘルマン・ベーン(1859-1927)編曲:
交響曲第2番 ハ短調「復活」(1888-1894)の2台ピアノ版(1895)
クリスティアーネ・ベーン、マティアス・ヴェーバー(Pf)
ダニエラ・ベヒリー(Sp)イリス・フェアミリオン(At)
ハルヴェステフーダー室内Cho
クラウス・バンツァー(指揮)
第1楽章の前身の「葬礼」が交響詩として作曲されたのが1888年のライプツィ
ッヒ。その後、ハンブルク時代の1893年-1894年にかけて「葬礼」の改定と他
の楽章の作曲がされた。声楽が入らない第3楽章までは1895年3月4日、ベルリ
ンでマーラーにより初演。全曲は同年12月13日、ベルリンでマーラーによって
初演された。フルスコアの出版の1897年に先立つ1895年にこの2台ピアノ版が、
当時ワーグナー作品も2台ピアノ用に編曲していたヘルマン・ベーンによりな
され出版された。ベーンはハンブルク出身でラインベルガー、ブルックナーに
学びマーラーのハンブルク時代の友人。この編曲はマーラーからも高く評価さ
れブルックナーの7番も2台Pfに編曲している。クリスティアーネ・ベーンは編
曲者の末裔。フェアミリオンはノリントン盤(93.166)でも名唱を聴かせてくれ
ております。
ピアノ版のマーラー交響曲が実に興味深いのはワルター、ツェムリンスキーら
による編曲でも証明済みで、ここに新たに「復活」が声楽パート付きで発売さ
れるのはマーラー・イヤーを寿ぐのにふさわしいものと申せましょう。




<Dynamic>
DYNDVD 33608(DVD-Video) \3780
字幕:伊英独仏西
ブリテン:「ヴェニスに死す」
マーリン・ミラー(T グスタフ・フォン・アッシェンバッハ)
ラツェク・フランソワ・ビタール(CT アポロの声)
スコット・ヘンドリックス(Br 旅人,ほか)
サブリナ・ヴィアネッロ(S 苺売り,ほか)
アレッサンドロ・リガ(タジオ)
ほか
ブルーノ・バルトレッティ(指)
フェニーチェ劇場管弦楽団,合唱団
演出,衣装:ピエール・ルイージ・ピッツィ
振付:ゲオルゲ・イアンク
収録:2008年6月
ブリテンのオペラの中でも、トーマス・マン原作の「ヴェニスに死す」は有名
なもので、録音も多々あるものの、意外なことに映像はこれまで劇場でのライ
ヴがありませんでした。このDVDは、物語の舞台であるヴェネツィアの、フェ
ニーチェ劇場でのライヴ。演出はイタリアの巨匠ピエール・ルイージ・ピッ
ツィ。鮮やかな色彩使いに定評のあるピッツィですが、ここではあえて風光
明媚なはずのヴェネツィアを薄暗い街に仕立て、アッシェンバッハの心情を
表に引き出すことで非常に印象的な舞台を作ることに成功しています。重要
なアッシェンバッハには、米国のテノール、マーリン・ミラー。非常に広い
レパートリーを誇る器用なテノールで、ブリテンでは2001年のエクサン・プロ
ヴァンス音楽祭でのリュック・ボンディ演出による「ねじの回転」でピーター
・クイントを歌い、絶賛されました。狂言回し的に様々な場面に登場する旅
人他多数の役を受け持つのは、米国テキサス州サンアントニオ出身のバリト
ン、スコット・ヘンドリックス。演技力に定評のある人だけに、存在感が抜
群です。指揮はイタリアオペラ界の最長老ブルーノ・バルトレッティ。収録
当時82歳の巨匠が、奥行き深いブリテンを生み出しています。HD収録。

CDS 661 \1950
ヴェルディ:ソプラノとバリトンの二重唱集
「ナブッコ」-アビガイッレとナブッコの二重唱
「ジョヴァンナ・ダルコ」-ジョヴァンナとジャコモの二重唱
「ルイーザ・ミラー」-ルイーザとミラーの二重唱
「トラヴィアータ」-ヴィオレッタとジェルモンの二重唱
「シモン・ボッカネグラ」-マリアとシモーネの二重唱
「アイーダ」-アイーダとアモナズロの二重唱
アマリッリ・ニッツァ(S)
ロベルト・フロンターリ(Br)
ジャンルカ・マルティネンギ(指)
オストラヴァ・ドヴォルザーク劇場管弦楽団
録音:2009年4-10月
ヴェルディのオペラでソプラノとバリトンの二重唱といえば、多くは父親と娘
のもので、しかもそこに複雑な感情が絡む場面になりがち。それだけ名場面が
多いということにもなります。このCDには、「ナブッコ」,「ジョヴァンナ・
ダルコ」,「ルイーザ・ミラー」,「トラヴィアータ」,「シモン・ボッカネ
グラ」,「アイーダ」の6つのオペラから二重唱を収録。来日も多数のミラノ
出身のソプラノ、ニッツァと、新国立劇場やウィーン国立歌劇場来日公演など
でなじみの深いローマ生まれのバリトン、フロンターリが、充実した歌を聞か
せてくれます。



<BONGIOVANNI>
GB 2447 2枚組 \4360
マスネ:「マグダラのマリア」
ダニア・マッツォーラ・ガヴァッツェーニ(S マリア)
ラウラ・ブリオーリ(Ms マルト)
ジュゼッペ・ヴェネツィアーノ(T イエス)
コッラード・カッピッタ(Br ユダ)
ダニエレ・アジマン(指)
アブ・アルモニアエ交響楽団,
アブ・アルモニアエ合唱団
録音:2009年10月4日,カラヴァッジョ(ライヴ)
「エーヴ」(GB 2442)に続くマスネの珍しい声楽大作の録音。「マグダラのマ
リア」は1873年に初演されたオラトリオ。マスネが「ラホールの王」で大成功
を勝ち取るのが1877年のことですが、「マグダラのマリア」はそれより前のマ
スネの作品で最も成功した作品です。イエスとの出会いから、磔、復活までが
物語られています。聖書に題材をとりながらも、マスネらしい官能性があり、
「タイス」を思わせる音楽もあちこちにある、魅力的な作品です。イタリア
のベテラン、ダニア・マッツォーラ・ガヴァッツェーニを軸にした演奏です。

GB 1215 \2180
ロッシーニ:
「幸せな間違い」,「アルジェのイタリア女」,「セビリアの理髪師」,
「チェネレントラ」,「オリー伯爵」
ペルゴレージ:「奥様女中」
パイジェッロ:「ドン・キショッテ」,「ソクラテス気取り」
チマローザ:「思いがけない結婚」,「落胆した信じやすい男」
ドニゼッティ:「愛の妙薬」
ルイージ・リッチ:「ピエディグロッタの祭り」
プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」
ケルビーニ:「ポルトガルの宿」
グノー:「フィレモンとボーシス」(イタリア語)
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」
からのアリア,場面
パオロ・モンタルソロ(Bs)
録音:1952-1982年(ライヴ)
1950年代から1980年代まで長きにわたってバッソブッフォとして活躍したパオ
ロ・モンタルソロ(1925-2006)のライヴ録音集。お得意のロッシーニを中心に、
「ドン・ジョヴァンニ」のカタログの歌のような有名なもの、さらには極めて
珍しいオペラのアリアも含まれています。

GB 1214 \2180
16のレオンカヴァッロ「道化師」のプロローグ
ティッタ・ルッフォ(1877-1953) パスクワーレ・アマート(1878-1942) 
ドメニコ・ヴィリオーネ・ボルゲーゼ(1877-1957)
リッカルド・ストラッチャーリ(1875-1955) 
ローレンス・ティベット(1896-1960) カルロ・ガレッフィ(1884-1961)
 マリオ・バジョーラ(1892-1965) 
ジュゼッペ・ヴァルデンゴ(1914-2007) ジーノ・ベキ(1913-1993)
レナード・ウォーレン(1911-1960) パオロ・シルヴェーリ(1913-2001) 
ティト・ゴッビ(1913-1984)
ロバート・メリル(1917-2004) カルロ・タリアブエ(1898-1978)  
アルド・プロッティ(1920-1995)
マリオ・デル・モナコ(1915-1982)
録音:1912-1958年
BONGIOVANNIで好評の「名歌手アリア聞き比べCD」、今回はレオンカヴァッロ
「道化師」の冒頭でトニオが歌う印象的な「よろしいですかな?」。1912年の
ルッフォから1958年のプロッティまで、様々な録音から名バリトンの歌が集め
られています。そして最後に、テノールなのにこのアリアを得意にしたデル・
モナコで、計16種類。マニアにはたまらない内容です。

GB 5164 \2180
ガルッピ:チェンバロ・ソナタ集
ソナタ ト長調
ソナタ へ長調
ソナタ 変ロ長調
ソナタ イ長調
ソナタ 変ロ長調
ソナタ 変ホ長調
ソナタ ト長調
ソナタ イ長調
ソナタ 変ロ長調
ソナタ ニ長調
マリア・クロティルデ・シエーニ(Cemb)
録音:2009年11月
18世紀のヴェネツィアの作曲家バルダッサーレ・ガルッピ(1706―1785)は、
100曲を越す膨大なチェンバロ(もしくはピアノ)・ソナタを作曲しました。こ
のCDにはそのうち10曲を収録。いずれもバロックから古典派へと変わり行く時
代の作風が感じられます。マリア・クロティルデ・シエーニは、イタリアのベ
テラン・チェンバリスト。上品な響きがガルッピに合っています。

GB 5166 \2180
ムファット:トッカータ第10番
コレア・デ・アラウホ:ティエント第29番,ティエント第16番
キルシェンバウム:ヴィヴァーチェ
パーセル:ダブル・オルガンのためのヴォランタリー ニ短調 Z.719
パッヘルベル:
トッカータ ニ短調
コラール「ああ神よ、天からご覧ください」
コラール「われらの救い主イエス・キリスト」
バッハ:
協奏曲 ハ長調 BWV976
コラール「いと高きところにいます神にのみ栄光あれ BWV.663
コラール「天にましますわれらの父よ」 BWV.737
前奏曲とフーガ ト短調 BWV.535
カンドッティ:シンフォニア第22番 Op.142
オーレン・キルシェンバウム(Org)
録音:2009年4月
2009年に行われた第2回バッソ・フリウーリの歴史的オルガン、国際オルガン
・コンクールで優勝した、イスラエルのオルガニスト、オーレン・キルシェン
バウムの記念録音。キルシェンバウムは1982年生まれで、テルアヴィヴで学ん
だ後、現在はスイスで活動している。

GB 5165
ルイージ・ヴェルディ:「詳細と小片」
ダニエレ・ブッチョ(P)
録音:2010年,ボローニャ
ルイージ・ヴェルディは1958年生まれの作曲家。「詳細と小片」はピアノのた
めの69の小品集で、緻密に計算されて書かれた作品で、メカニカルな快感に浸
れます。題名は、「詳細 dettagli」と「切れ端 ritagli」の語呂合わせ。




<IDIS>
IDIS 6599 \1650
マーラー:交響曲第9番
ジョン・バルビローリ(指)
RAIトリノ交響楽団
録音:1960年11月25日
ジョン・バルビローリのマーラーはたいへん人気があり、近年ライヴ録音もい
ろいろ発掘されています。このCDには、1960年にRAIトリノ放送交響楽団を指
揮した演奏を収録。有名なEMIのベルリンフィル盤よりテンポも早く英独のオ
ーケストラとは違った面白さがあります。

IDIS 6598 \1650
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73
ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 Op.57 「熱情」
ルドルフ・ゼルキン(P)
フランコ・カラッチョーロ(指)
RAIナポリ・アレッサンドロ・スカルラッティ管弦楽団(Op.73)
録音:1958年6月,ナポリ(Op.73),1957年5月,ルガーノ(Op.57)
名ピアニストルドルフ・ゼルキンが1958年6月にイタリア楽旅した折にローマ
とナポリで演奏したベートーヴェンのピアノ協奏曲集、これで全5曲完結です。
第1番と第4番の第1集がIDIS 6595、第2番と第3番の第2集がIDIS 6597。
「皇帝」は、第1番、第3番と同じく1958年6月のナポリでの録音。「熱情」は、
1957年5月のルガーノでのリサイタルから。どちらも50台半ばのゼルキンの素
晴らしい演奏です。





<CSO・RESOUND>
CSOR 9011008(SACD-Hybrid) 2枚組 \3250
CSOR 9011006 2枚組 \2700
ヴェルディ:レクィエム
バルバラ・フリットリ(S)
オリガ・ボロディナ(Ms)
マリオ・ゼッフィリ(T)
イリダール・アブドラザーコフ(Bs)
シカゴ交響合唱団
デュアイン・ウルフ(合唱指揮)
シカゴ交響楽団
リッカルド・ムーティ(指)
録音:2009年1月15、16 & 17日シカゴ、シンフォニーセンター、
オーケストラ・ホール(ライヴ)
プロデューサー:クリストファー・オルダー
エンジニア:クリストファー・ウィリス
待ち焦がれたこの日がついにやってきました。2010/11年のシーズンよりCSOの
第10代音楽監督にあらたに就任するムーティがCSO RESOUNDに堂々の登場。巨
匠が取り上げたのはヴェルディのレクィエム。今秋の本格的始動に先立って、
2009年1月におこなわれたコンサートの模様を収めたものです。
ムーティといえば言わずと知れた“ヴェルディのエキスパート”。「レクィエ
ム」も過去に2度、まず、フィルハーモニア管と、首席指揮者・音楽監督在任中
(1973-1982)の1979年にセッション録音、さらに、音楽監督(1986-2005)を務め
たミラノ・スカラ座管とライヴ録音しており、ムーティにとっていずれもキャ
リアの節目に必ず取り上げているのが注目されるところです。その意味でも、
このたびムーティがCSO RESOUNDデビューの記念すべき一枚に「レクィエム」
を選んだのは決して偶然ではなく、世界最強の楽団とのあらたな歴史を築き上
げてゆく意気込みを強く感じさせるもので、期待を抱かせるに十分な内容とい
えるでしょう。
いっぽうで、ムーティがCSOとの「レクィエム」に込めた特別な思いは、起用
された歌手の顔触れにもそのまま顕れています。
ソプラノのバルバラ・フリットリは1967年ミラノ生まれ。ムーティのファンに
は有名な2001年スカラ座の「オテロ」でのデズデモナの記憶が鮮明です。オリ
ガ・ボロディナは、1963年7月29日サンクト・ペテルブルク生まれのメッツォ。
「ドン・カルロ」のエボーリ公女、「アイーダ」のアムネリスを持ち役とする
ボロディナにとって、ヴェルディの「レクィエム」は2000年収録のゲルギエフ
盤以来。近年はムーティとの共演機会の多いことでも知られています。
マリオ・ゼッフィリは1967年ギリシャのアテネ生まれのテノール。これまでに
スカラ座をはじめ、ローマ、トリノ、ボローニャ、ナポリ、フィレンツェ、
ヴェローナ、そしてパリ、バルセロナ、ベルリン、チューリヒ、ドレスデンの
舞台に定期的に出演。2008年のラベンナ音楽祭では、ムーティの指揮でベルリ
オーズの「レリオ」や、ボロディナ、アブドラザーコフとともに、ヴェルディ
の聖歌四篇のほか、スターバト・マーテル、テ・デウムを歌っています。
バスのイリダール・アブドラザーコフは、1976年ロシア連邦バシキール自治共
和国のウファの生まれ。1996年に第17回グリンカ記念コンクールで第1位。
1998年に第3回リムスキー=コルサコフ記念国際コンクール優勝、1999年にエレ
ーナ・オブラスツォワ記念国際コンクール優勝、2000年に第5回マリア・カラス
(ヴェルディの声)コンクール優勝。
1998年に「フィガロの結婚」のタイトル・ロールでマリインスキー劇場にデ
ビュー。以来、ゲルギエフの指揮で数多くのオペラに出演。
2001年のスカラ座デビュー以来、2003/04年のシーズンにムーティ指揮ロッシ
ーニの「モーゼとファラオ」のモーゼで一躍国際的な名声を獲得したのをはじ
め、アブドラザーコフはムーティと数多くのオペラで共演を重ねています。現
在、METを拠点に活動するアブドラザーコフですが、2008/09年にムーティ指揮
で新演出の「アッティラ」でもタイトル・ロールを務めました。
ヴェルディの「レクィエム」を得意とするアブドラザーコフは、ムーティのほ
かに、すでにゲルギエフ、シャイー、チョン・ミョン=フンらの指揮でも歌い
評判を取っています。
なお、いまロシア一番のバス歌手として“シャリアピンの再来”とまで騒がれ
ているアブドラザーコフはプライヴェートではボロディナの夫君でもあります。




<harmonia mundi>
HMC 902062 \2450
Metamorphosis「変容」
(1)バルトーク(1881-1945):弦楽四重奏曲第4番 Sz.91
(2)G.リゲティ(1923-2006):弦楽四重奏曲第1番「夜の変容」
(3)クルターク(b.1926):
12のミクロリュード op.13「アンドラーシュ・ミハーイに捧ぐ」
カザルス弦楽四重奏団
【アベル・トマス・レアルプ(Vn)、ヴェラ・マルティネス・メネル(Vn)、
ジョナサン・ブラウン(Vla)、アルノー・トマス・レアルプ(Vc)】
録音:2009年5月(テルデックス・スタジオ/ベルリン)
若手最注目株カルテット、カザルス弦楽四重奏団の新譜は、バルトーク、リゲ
ティ、クルターク作品集。彼らの演奏はドライな精確さを保ちつつ、どことな
く優しさ、柔らかさのようなものも存在しており、そのバランスが実に絶妙。
勝負に打って出た、といった感の意欲的なプログラムです。

HML 5901595 \2450
ピアソラ(1921-1992):
(1)バンドネオン協奏曲 (2)タンゴ・ポルテーニョの3楽章 (3)5つのタンゴ
パブロ・マイネッティ(バンドネオン)
ジョセフ・ポンス(指)リウレ劇場室内管弦楽団
リュイス・ビダール(ピアノ)
録音:1995年12月
バンドネオンとオーケストラという“意外な”組合せが見事に成功していて、
近年演奏会でもしばしば取り上げられています。5つのタンゴには、ピアソラ
の代表作ともいえる「天使のミロンガ」が含まれています。パブロ・マイネッ
ティは1971 年ブエノスアイレス生まれ。録音当時まだ20 代前半という若さで
したが、タンゴの世界では当時から世界的に有名な天才です。




<INTEGRAL>
INTEG 221171 \2080
エリック・ハイドシェック-50年の調べ
(1)ハイドン:ピアノソナタ第59番変ロ長調
(2)ベートーヴェン:6つのバガテルOp.126
(3)シューベルト:4手のための大ロンド イ長調Op.107
(4)フォーレ:夜想曲 Op.104/Op.119/Op.99
(5)ハイドシェック:5つの前奏曲
エリック・ハイドシェック(Pf)、ターニャ・ハイドシェック(Pf)(3)のみ
1960年にアメリカデビューを果たし、以来半世紀にわたり個性的な演奏で人気
の巨匠ハイドシェック。その芸歴50周年記念CD。とはいっても全曲2009年の新
録音で、円熟の巨匠芸を味わえます。ハイドシェックが非常なこだわりを持つ
という、非常に個性的なベートーヴェンのバガテル集から、ターニャ夫人との
連弾によるシューベルトなど彼のさまざまな芸風を俯瞰できます。興味津々な
のがハイドシェック作曲による「5つの前奏曲」。現代フランス風の色彩的か
つ感覚的な世界が独特。ハイドシェック・ファン必携の一枚と申せましょう。
日本語解説付き。




<VAI>
VAIDVD 4517(DVD-Video) \4550
字幕:英仏伊西露
ショスタコーヴィチ:「鼻」
+ボーナス:
リハーサルに立ち会うショスタコーヴィチ(1975年)
ボリス・ポクロフスキーの語るこのプロダクション
エドゥアルト・アキモフ(Br コワリョーフ) 
アレクサンドル・ロモノソフ(T 鼻)
ワレリー・ベルイフ(Bs イワン・ヤーコウレヴィチ)
ニーナ・サスロワ(S プラスコーヴィヤ・オーシボウナ)
ボリス・タルーホフ(T 警察官) ボリス・ドルジーニン(T イワン)
アショト・サルキソフ(Bs 医者)ほか
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指)
モスクワ室内音楽劇場管弦楽団,合唱団
演出:ボリス・ポクロフスキー
映像収録:1979年
もはや伝説的なモスクワ室内音楽劇場によるショスタコーヴィチの「鼻」が
DVDに!ある日突然鼻が自分を離れて勝手に動き回るという突飛で皮肉の利いた
ゴーゴリの原作を、20代前半のショスタコーヴィチが刺激たっぷりにオペラ化。
1930年に初演されたものの、その後ロシアではまったく省みられなかったこの
作品を一気に傑作として世界に知らしめたのが、このポクロフスキーの舞台で
した。近年「鼻」は若きショスタコーヴィチの野心作として上演も多く、また
モスクワ室内音楽劇場の来日公演もありましたが、映像は1995年の上演がレー
ザーディスクで発売されただけでした。今回、貴重な映像が初めてDVDになり
ました。名匠ロジェストヴェンスキー率いるモスクワ室内音楽劇場の音楽はさ
すが切れ味抜群。特典映像としてリハーサルに立ち会うショスタコーヴィチの
姿とボリス・ポクロフスキーがこのプロダクションについて語る様子も収録。
ショスタコーヴィチ・ファンに歓喜のDVDです。

VAIDVD 4515(DVD-Video) \4550
ハチャトゥリアン:「仮面舞踏会」
スヴェトラーナ・スミルノワ(ニーナ)
ニキータ・ドルグーシン(アルベーニン)
セルゲイ・バラノフ(ズヴェズヂッチ)
ナタリア・バリシェワ(シュトラーリ)
アレキサンデル・コレアノフ(シュプリク)
ラファエル・アヴニキアン(見知らぬ男)
ほか
ハコブ・テル=ヴォスカニアン(指)
アレキサンデル・スペンダリヤン・アカデミー・オペラ・バレエ劇場管弦楽団,
合唱団
振付:ナタリア・レジェンコ,ヴィクトール・スミルノフ=ゴロヴァノフ
収録:1985年
浅田真央がワルツを用いたことですっかり有名になったハチャトゥリアンの
「仮面舞踏会」。そのワルツを含む管弦楽組曲は有名で録音も多々あるものの、
本来の劇音楽としての実像はほとんど触れることができませんでした。この
DVDでは、劇付随音楽である「仮面舞踏会」をバレエ映画として収録していま
す。物語は、凄腕の賭博師アルベーニンが誤解から妻ニーナを不貞と疑い、
ついには妻を毒殺してしまうものの、無実を知り正気を失うというもの。主
役のアルベーニンにはソ連が誇る名手ニキータ・ドルグーシン。哀れなニーナ
を演じるのは来日も多数のプリマ、スミルノワ。まだ20代半ばだった彼女の美
しさ格別です。

VAIDVD 4522(DVD-Video) \4550
ショパン:
夜想曲 ヘ長調 Op.15-1,夜想曲 嬰ヘ長調 Op.15-2,夜想曲 ト短調 Op.15-3
スクリャービン:
詩曲=夜想曲 Op.61,詩曲 嬰ヘ長調 Op.32-1,詩曲 ニ長調 Op.32-2
ピアノ・ソナタ第4番 嬰ヘ短調 Op.30
グリーグ:ノルウェーの民謡による変奏曲形式のバラード ト短調 Op.24
メシアン:愛の教会のまなざし
リスト:ピアノ・ソナタ 変ロ短調
ショパン:ワルツ ホ短調
エッカルトシュタイン:テクリュード第17番「鋲打ち機」
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第2番 ニ短調 Op.14-ヴィヴァーチェ
ゼフェリン・フォン・エッカルトシュタイン(P)
録音:2009年5月14日,マイアミビーチ,リンカーン劇場(ライヴ)
VAIDVD 4441に続くエッカルトシュタインのリサイタルのライヴ映像。ゼフェ
リン・フォン・エッカルトシュタインは、1978年デュッセルドルフに生まれた
ドイツのピアニスト。十代から数々のコンクールを受賞、2003年にエリーザベ
ト王妃国際コンクールのピアノ部門で優勝。ベートーヴェンやメンデルスゾー
ンをメインに据えたVAIDVD 4441に対して、こちらはショパン、スクリャービ
ン、リストなど、エッカルトシュタインの腕が存分に立つ選曲です。鮮やかな
テクニックと熱い音楽の見事な融合が楽しめます。





<PREISER>
PRCD 89726 \2080
アフロ・ポーリ アリア集
ドニゼッティ:「ドン・パスクワーレ」,「愛の妙薬」
ヴェルディ:「ファルスタッフ」
レオンカヴァッロ:「道化師」
プッチーニ:「トゥーランドット」
チレーア:「アドリアーナ・ルクヴルール」
からのアリア,場面
ロトーリ:私の花嫁は旗
ブロージ:ヴェネツィアの幻想,野の花
ビクシオ:フィレンツェの聖母
アフロ・ポーリ(Br)
録音:1932-1953年
アフロ・ポーリ(1902-1988)はピサ出身のイタリアのバリトン。1927年にデビュ
ーし、1940年代を中心に幅広いレパートリーで活躍、ことにスカラ座に多く出
演しました。1970年代末まで舞台に立ったほどキャリアも長い人ですが、全盛
期が第二次世界大戦中と直後ということで、実力に見合った国際的名声は築け
ませんでした。このアリア集ではバッソブッフォ系の録音が多く収録されてい
ます。

PRCD 89727 \2080
ヤーロ・プロハスカ アリア集
ワーグナー:
「さまよえるオランダ人」,「ローエングリーン」,
「トリスタンとイゾルデ」,「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
オッフェンバック:「ホフマン物語」
チャイコフスキー:「スペードの女王」
からの場面
ヤーロ・プロハスカ(Br)
アルトゥール・ローター(指)ベルリン放送交響楽団
ロベルト・ヘーガー(指)ベルリン国立歌劇場管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)バイロイト音楽祭管弦楽団
録音:1942-1946年
ヤーロ(ヤロスラフ)・プロハスカ(1891-1965)はウィーン生まれのバリトン。
1932年から1952年までベルリン国立歌劇場で活躍し、ワーグナーで高い評価を
得ました。バイロイト音楽祭にも長年に渡って出演しました。このCDには、放
送録音、ライヴ録音からの音源を収録。1944年録音のルートヴィヒ・ズートハ
ウスのヴァルター、マリア・ミュラーのエファ、ロベルト・ヘーガー指揮によ
る「マイスターたちを侮らないでほしい」が珍しい音源です。

PRCD 89728 \2080
ヴァンニ・マルクゥ アリア集
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」
ベルリオーズ:「ファウストの劫罰」
トーマ:「ミニョン」,「ハムレット」
ヴェルディ:「ドン・カルロス」
ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」
シャルパンティエ:「ルイーズ」
マスネ:
「ノートルダムの曲芸師」,「クレオパトラ」,「ドン・キショット」,
「パニュルジュ」
ドビュッシー:「ペレアスとメリザンド」
フェヴリエ:「モンナ・ヴァンナ」
プッチーニ:「ボエーム」
からのアリア
ヴァンニ・マルクゥ(Bs)
録音:1924-1934年
ヴァンニ・マルクゥ(1877-1962)は、トリノに生まれでフランスで活躍したバ
ス。1884年にトリノでデビューした後、1899年にフランスに拠点を移し人気を
博しました。軽めで明るく響くバスで、ことにマスネの作品で高く評価されま
した。シャリアピンがモンテカルロでの初演で歌ったドン・キショットを各地
で歌い広めたのはマルクゥです。フェヴリエの「モンナ・ヴァンナ」は、1909
年の初演でマルクゥがコロンナ役を歌ったもの。

PRCD 89729 \2080
リチア・アルバネーゼ 第3集
トスティ:私は望む
ドナウディ:マドンナ・レンツォーラ
ブッツィ=ペッチャ:愛の苦しみ
タリアフェリ:プジレコの漁師
トスティ:アヴェ・マリア
ティリンデッリ:おお春よ
サントリクイド:反射
プッチーニ:そして小鳥は
ビアンキーニ:真珠
ドナウディ:ああ愛する人の
ヴェルディ:エリザよ、疲れた詩人は死んでゆく,ストルネッロ
シベッラ:ラ・ジロメッタ
ピエラッチーニ:魅力的なベッピーノ
ドナウディ:貴方の悪魔が生まれた時
カッチーニ:麗しのアマリッリ
A.スカルラッティ:フロリンドが誠実なら
リスト:ああ、私がまどろむ時
シュルツ:月の光
チャイコフスキー:子守歌
キャンベル=ティプトン:精霊の花
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番
リチア・アルバネーゼ(S)
カルロ・サヴィーナ(P)
ディック・マルゾッロ(P)
ヴィクター・トゥルッコ(P)
レオポルド・ストコフスキー(指)交響楽団
録音:1949-1955年
リチア・アルバネーゼの第3集はイタリア歌曲集。アルバネーゼは1913年、南
イタリアのバーリ生まれ。1934年にデビュー、イタリアで成功を収めた後、
1940年にメトロポリタン歌劇場に初出演、以来1966年までここで活躍、トスカ
ニーニもNBC放送での「トラヴィアータ」と「ボエーム」で彼女を起用しまし
た。この第3集には、南イタリア生まれならではのナポリ歌曲、イタリア古典
歌曲と、ヴィラ=ロボスの名曲、ブラジル風バッハ第5番を収録。アルバネー
ゼ全盛期の魅力が堪能できます。

PRCD 89730 \2080
ジャンピエロ・マラスピーナ アリア集
ドニゼッティ:「ルチア」
ヴェルディ:
「ナブッコ」,「マクベス」,「運命の力」,「オテッロ」,
「ファルスタッフ」
ポンキエッリ:「ジョコンダ」
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」,
プッチーニ:「トスカ」,「西部の娘」
メノッティ:「アメリア舞踏会へ行く」
からのアリア,場面
伝承曲:光差す窓辺
トスティ:最後の歌,君なんてもう
グノー:夕暮れ
伝承曲:トスカーナの有名な詩によるセレナータ
ポッリ:十月の太陽
ミッシローリ:クラルテ
ジャンピエロ・マラスピーナ(Br)
アルトゥーロ・バジーレ(指)リリカ・チェトラ管弦楽団
アンジェロ・クワドリ(指)ミラノ交響楽団
ワルター・ゲール(指)ロンドン交響楽団
ほか
録音:1948-1952年
ジャンピエロ・マラスピーナは1916年生まれのイタリアのバリトン。同世代の
ティート・ゴッビのように暗めの響きの声で悪役で活躍しました。録音は極め
て少なく、いずれも貴重な録音です。




<ATMA>
ACD2 2488 2枚組 \3380
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 Vol.3
[CD1]第17番Op.31-2「テンペスト」/第9番Op.14-1/第13番Op.27/
第20番Op.49-2/第25番Op.79
[CD2]第3番Op.2-3/第10番Op.14-2/第19番Op.49-1/第31番Op.110
クリスチャン・レオッタ(P)
録音:2009年
イタリア期待の若手ピアニスト、クリスチャン・レオッタ。22歳の若さでベー
トーヴェンのソナタ全曲演奏会を行い、30歳を目前に全曲録音に取りかかるな
ど、類い稀な才能と音楽性を武器に精力的に活動を行っています。この第3弾
アルバムにはベートーヴェンのソナタで最も有名な作品の一つ第17番「テン
ペスト」と最後期のソナタ第31番、そして初期のソナタ作品を数曲収録した
2枚組。ベートーヴェン・ソナタ全曲録音という偉業を前に若きレオッタの
才気溢れる演奏に驚かされるシリーズです。

ACD2 2628 \1850
ソプラノ、ホルンとピアノのための歌曲集
ドニゼッティ:不吉な愛
R.シュトラウス:アルプホルン
ベルリオーズ:若きブルターニュの牧童Op.13-4
グノー:夕べ
シューベルト:流れの上で
デニス・グージョン:オフェーリ
フランツ・ラハナー:秋に Op.30-1
カール・ゴットリーブ・ライシガー:4つの詩Op.117
フランツ・ラハナー:ヴァルトヴェルツOp.28
マリアンヌ・フィセ(S)ルイ=フィリップ・マルソレ(Hrn)
マイケル・マクマホン(P)
録音:2009年12月15-17日
ソプラノ、ホルンとピアノのための歌曲集。シューベルトからカナダの現代
作曲家の作品まで幅広く収録し、どこまでも美しい詩的な世界を描き出して
います。バロック時代では歌とホルンの組み合わせは、オペラの狩猟の場面
で使われることが多く、ロマン派の作曲家たちはホルンの豊かな響きを利用
してより絵画的な歌曲を書いていました。
マリアンヌ・フィセは2007年のモントリオール国際コンクールで優勝したカ
ナダ期待のソプラノ。伸びやかで声域が広く、どんな作品も自然な歌声で表
現できます。またホルンのルイ=フィリップ・マルソレも豊かな表現力とビ
ロードのような滑らかさの美しい響きで聴かせてくれます。

ACD2 2543 \1850
ジョルジュ・ミゴ(1891-1976):
三重奏曲(1935)、フルート、ヴァイオリンとピアノのための舞曲集(1929)
トリオ・オシュラガ
【アンヌ・ロベルト(Vn)ポール・マーリン(Vc)ステファン・ルムラン(P)】
ロベルト・クラム(Fl)
録音:2007年3月12-14日
近代フランスの作曲家ジョルジュ・ミゴ。現在はほとんど演奏されることの
ない作曲家ですが、彫刻家、画家でもあったミゴは多彩な才能をもった芸術
家でありました。またパリ音楽院でヴィドールやダンディに学び、フランス
「6人組」に反発し自ら「一人組」を名乗るなど少々変わり者。ミゴの音楽は
フォーレの影響を受けた時期もありましたが、後半は中世多声様式、全音音
階、教会音楽に傾倒していき、抽象性や神秘性が強調された音楽です。ここ
に収められている作品も、淡々とした旋律が美しく流れていく典雅で神秘的
なトリオ作品。




<WAON RECORDS>
WAONCD 130 \2080
皇帝のビウェラ、市民のリュート
ナルバエス(?~?):
(1)「クラロス伯爵」による変奏曲
(2)「ファンタジア」第2巻第2番
(3)「ファンタジア」第2巻第6番
(4)リシャフォーの「我、無気力に塞ぎ込む」
(5)「ファンタジア」第1巻第2番
(6)「低音上の対位法」
(7)「ファンタジア」第2巻第4番
(8)「牛を見張れ」による変奏曲
(9)「ファンタジア」第2巻第3番
(10)「皇帝の歌」(ジョスカン(?)の「千々の悲嘆(かなしみ)」
ノイジードラー(1508-1563):
(11)ジョスカン(?)の「千々の悲嘆(かなしみ)」
(12)オルガン風プレアンベル(プレリュード)
(13)ホフハイマーの「あなたの意のままに」
(14)ラピチーダの「タンネルナックにて」
(15)ジョスカンの「さらば恋人よ」
(16)素敵なイタリア舞曲」
(17)イサークの「泉流れて」
(18)イサークの「異教の女」
(19)掻き鳴らし奏法による宮廷舞曲
櫻田亨(ビウェラ、リュート)
録音:2008年10月、2009年11月
ビウェラ音楽は、「楽器の収集家で音楽愛好家であったカール5世と共に生ま
れ、共に消えた」といっても大げさではない。中音域が最も良く鳴り、高音と
低音は弱い。対位法の音楽に適している。一方同時代の6コースリュートは細
かくて速いパッセージや、舞曲のリズム作りには好都合である。歴史的なガッ
ト弦によって演奏されることによって、2つの楽器の違いがはっきりと聴き分
けられることもこのCDの目的の1つである。(商品帯より)
櫻田亨は、日本ギター専門学校でギターを学んだあと、オランダのデン・ハー
グ王立音楽院でリュートを佐藤豊彦に師事。ソリストとしてのみならず、通奏
低音奏者として、共演者の意図を十分に汲み取って盛り立てる柔軟な音楽性は、
多くの演奏家から信頼を集めています。リュートソロCDに、好評発売中の「や
すらぎのガット」(WAONCD 060)があります。




<CALLIOPE>
CAL 3203 \1250
バッハ:
主よ、人の望みの喜びよ、パルティータ変ロ長調BWV825、シチリアーナ、
トッカータBWV 914、プレリュードとフーガ第8番 BWV 853、コラール「主イ
エス・キリスト、われ汝を呼ぶ」 BWV 639
アルバン・ベルク:ソナタ op.1
インゲル・セデルグレン(ピアノ)
録音:1987年
セデルグレンのタッチの確かさと歌い回しの巧さが存分に引き出されたプロ
グラムの名盤に、カリオペ2010年カタログがついてお買い得価格で登場。

CAL 7317 \1250
モーツァルト:グラン・パルティータ KV 361、セレナード第12番 KV 388
アンサンブル・フィリドール(エリック・ボード指揮)
録音:2000, 2001年
フランスのピリオド管楽器アンサンブル、アンサンブル・フィリドールによる
名録音が復活。グラン・パルティータの荘厳かつ柔らかな響きはさすがです。

CAL 7708 \1250
J.S.バッハ:トッカータ集
(1)トッカータとフーガニ短調 BWV 565 
(2)トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV 564 
(3)トッカータとフーガ「ドリア調」ニ短調 BWV 538 
(4)トッカータとフーガ ヘ長調 BWV 540 
(5)ファンタジーとフーガ ト短調 BWV 542
アンドレ・イゾワール(オルガン)
録音:1975年
有名なトッカータとフーガ BWV 565も録音がよいとかくも軽やかに響き渡るの
か、と驚かされる名録音。

CAL 7251 \1250
ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」op.47、第5番「春」op.24
ペトル・メッシエレウル(Vn) スタニスラフ・ボグニア(P)
録音:1994年
大見得を切るところや甘く揺らすところなど、これぞベートーヴェン!直球
勝負の60分間。アンブロワジーレーベルでも名プロデューサー兼エンジニア
として名高いニコラ・バルトロメー氏による録音だけあって、振動する空気
感もたっぷりと含まれた名録音です。

CAL 7926 \1250
メシアン:栄光に輝く体、キリストの昇天
ルイ・ティリー(オルガン)
録音:1972年
メシアンのオルガン曲というと、難解な音列や音階がイメージされますが、
ルイ・ティリーはすべての声部とパートを明快に演奏、一糸乱れることなく
メシアンの静謐の世界を描き切っています。色彩感にあふれた音色が魅力。

CAL 7648 \1250
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30、31、32番
インゲル・セデルグレン(ピアノ)
録音:1989年
シュトゥッツマンの伴奏者としても定評のあるセデルグレン。歌手からの信
頼があついだけあって、聴かせどころではセデルグレンの歌が冴えます。




<TAHRA>
TAH 693 \2300
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番Op.58
(2)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番Op.23
(1)ブランカ・ムスリン(Pf) 1950年3月27日
(2)ギュンター・コーツ(Pf) 1950年9月18日
アーベントロート(指)ライプツィヒ放送交響楽団
TAHRAから「もう一人のフルトヴェングラー」とよばれているヘルマン・アー
ベントロートの新発見のスタジオ録音。ドイツ各地の放送局には90もの未CD化
の録音が眠っているという。
ブランカ・ムスリンはクロアチアの女流ピアニスト。同時期にベートーヴェン
4番をベームともシュトゥットガルトで共演して録音も残されている。
(haenssler 93.014)
ギュンター・コーツはライプツィッヒ音楽院の教授でコンヴィチュニーと多く
の録音を残している。
ここでのアーベントロートはスタジオ録音ということもありLiveの激演、爆演
のぶっ飛んだイメージからはかなり遠く「端正」といってもいいかも。




<col legno>
WWE 70004 2枚組 \4500
フーゴ・フォン・ホフマンスタール:「エレクトラ」
フランツ・ヴィンター(朗読)
数多くの傑作オペラを生み出したホフマンスタールとR・シュトラウスの共同
作業の、記念すべき第1作となった楽劇「エレクトラ」のリブレットの朗読CD。
朗読者はユニークな”Winter & Winter”レーベルの創始者にして作家、俳優、
演出家をこなす異色の才人、フランツ・ヴィンター!





<Mariinsky>
MAR 0508(SACD-Hybrid) 4枚組 \5400
ワーグナー:パルジファル(全曲)
パルジファル:ゲイリー・リーマン(Ten)、
クンドリー:ヴィオレッタ・ウルマーナ(Sop)、
グルネマンツ:ルネ・パーペ(Br)、
アンフォルタス:エフゲニー・ニキーチン(Br)、
ティトゥレル:アレクセイ・タノヴィツキー(Bs)、
クリングゾル:ニコライ・プチーリン(Br)、
ワレリー・ゲルギエフ(指)
マリインスキー劇場管、同合唱団 ドイツ語歌唱 
[2009年6月5-13日/マリインスキー・コンサート・ホール(ライヴ)]
ゲルギエフ初のワーグナー。彼はワーグナーにことのほか情熱を示しています
が、録音として出るのはこれが最初となります。パルジファルは聖杯伝説を扱
い宗教色が強いため、ソ連時代全く演奏されず、崩壊後の1997年にゲルギエフ
により80年ぶりに復活蘇演されました。晩年のワーグナーならではの長大で難
解な作品ながら、ゲルギエフは得意として世界各地で上演し、好評を博してい
ます。日本でも来年2011年2月に第3幕を演奏会形式上演することになってい
て、熱い期待が寄せられています。
当CDはもちろん全曲盤。ルネ・パーペをはじめリトアニアの名花ヴィオレッタ
・ウルマーナほかゲルギエフの信頼厚い芸達者が集結、非常な熱演を見せてく
れます。ゲルギエフも終始強い緊張感を保ちつつ、壮麗な響きを引き出す豪演
で、聴き手を陶酔の世界へと導きます。音楽もますます大きくなり、さすがの
巨匠芸を聴かせてくれます。




<haenssler>
98 606 2枚組 \3250
ヴェルディ:レクィエム
リューバ・オルゴナソヴァ(S)
アンケ・フォンドゥング(Ms)
アルフレッド・キム(T)
カルロ・コロンバーラ(Bs)
シュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊
SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
ヘルムート・リリング(指)
録音:2009年4月2、4、5日シュトゥットガルト、
リーダーハレ・ベートーヴェンザール(デジタル・ライヴ)
[SWRとの共同制作]
バッハのエキスパートとして、また合唱音楽のスペシャリストとして、不動の
地位を築き上げたリリングが、ヴェルディの大曲「レクィエム」をライヴ・レ
コーディング。
リリングは、つい先だって2010年5月にも“ドゥダメルのオケ”シモン・ボリ
バル・ユース管とともに、ヴェルディのレクィエムを取り上げて評判になりま
したが、ここでは“ノリントンのオケ”としてすっかりおなじみのシュトゥッ
トガルト放送響との顔合わせ。ヴェルディを特徴づける荒々しい迫力も十分で
すが、なによりオケのピュア・トーンと、リリングが引き出すコーラスのハー
モニーとが溶け合って、これはもう得も言われぬうつくしさ。
ソリストには、リリングのお気に入りで共演機会も多いフォンドゥングに、
ヴェルディのオペラを数多く歌ってきたオルゴナソヴァ。バスには、ボロー
ニャ生まれで、ちょうどこのひと月前2009年3月のライヴでも、テミルカーノ
フ盤でヴェルレクを歌い、経験もゆたかなコロンバーラと、豪華な顔ぶれが揃
いました。2010年12月にはNHK交響楽団を指揮して、ベートーヴェンの第9を指
揮する予定のリリング。本作は巨匠の近況を伝えるまたとない内容といえるで
しょう。




<ALTUS>
ALT 188 \2450
チャイコフスキー:
(1)交響曲第6番 ロ短調 「悲愴」作品74
(2)弦楽セレナーデ ハ長調 作品48
若杉弘(指揮)、ケルン放送交響楽団(現WDR交響楽団)
録音:(1)1979年10月13日 (2)1980年11月28日 ケルン、ライヴ
「悲愴」のシンフォニックな格調の高さも大いに心打たれますが、弦楽セレナ
ーデの濃厚な味わいが素晴らしく録音も大変優秀!低弦がゴリゴリと分厚い音
で迫り、若杉独特のじっくりとしたテンポ感が曲想と見事にマッチ!若杉美学
が爆発の稀有の名演です。

ALT 189 \2450
ブラームス:
(1)交響曲第4番
(2)ハイドンの主題による変奏曲
若杉弘(指揮)、ケルン放送交響楽団(現WDR交響楽団)
録音:(1)1980年9月12日ケルン、(2)1981年10月13日トーンハレ、 ライヴ
ドイツの指揮者顔負けの重厚な味わいの久々の本格ブラームス。しかも知的な
若杉独特のテンポ感が冴え、ブラームスの魅力を堪能できます。美しい響きで
すが、落ち着いた風合の録音も素晴らしい。若杉の代表盤となりえます。

ALT 190 \2450
ベートーヴェン:
(1)交響曲第1番
(2)交響曲第3番
若杉弘(指揮)、ケルン放送交響楽団(現WDR交響楽団)
録音:(1)1977年1月14日 (2)1977年10月28日
「英雄」は現地ケルンでも大好評で、テンポがはしることなく、じっくり終結
に向かって音楽が高揚するさまは、若杉独特の芸風が爆発で大変成功していま
す。数種類ある若杉の「英雄」の中でも白眉の一枚で、かつてWDRの株主用LP
にもなった名演!ベト1も大変素晴らしい!




<C-major>
70 2508(DVD-Video) \3500
ザルツブルク音楽祭オープニング・コンサート2008
ラヴェル:優雅で感傷的なワルツ
バルトーク:ピアノ協奏曲第1番*
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」(1910年版)
ピエール・ブーレーズ(指揮) ダニエル・バレンボイム(P)*
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
収録:2008年7月ザルツブルク祝祭大劇場
ブーレーズ、バレンボイム、VPOという豪華な顔触れによる2008年のザルツブ
ルク音楽祭オープニング・コンサートの映像。演目はブーレーズの十八番のラ
ヴェル、バルトーク、ストラヴィンスキー。
冒頭はこれまでに聴いた事のないような新鮮な響きを作り出しているラヴェル
の「優雅で感傷的なワルツ」。次のバルトーク:ピアノ協奏曲第1番は、ピアノ
の打楽器的手法を用い、強烈なリズムの世界に圧倒される作品。ブーレーズ、
バレンボイム、VPOの3者の対話は独創的で、VPOの抜群の安定感と研ぎ澄まさ
れたブーレーズの知性が、バレンボイムとの新たなドラマを生んでいます。
そしてブーレーズの「火の鳥」は、この作品の代表盤としてシカゴ響やニュー
ヨーク・フィルとの名演が残っていますが、今回のお相手はVPO。VPOの「火の
鳥」は2000年のザルツブルク音楽祭でゲルギエフとの共演が記憶に新しいとこ
ろ。ブーレーズとの演奏は美しさを前面に出したVPOの魅力が満載の演奏。前
半は木管と弦の絶品の美しさで旋律を紡ぎ、「火の鳥のダンス」では絶妙な
表情をつけ鮮やかに舞います。「王女のロンド」は濃厚な表現ではありませ
んが、オーボエとヴァイオリンの対話が美しく、クライマックスも力強く、
一糸乱れぬ緊迫感のある演奏は圧巻です。

70 3208(DVD-Video) \3500
字幕:独、英、仏、西
ドキュメンタリー「アンドレ・プレヴィン-ふたつの世界をつなぐ橋」
[ボーナス]
モーツァルト:ピアノ四重奏曲K.493 & K.478
[ドキュメンタリー]監督:リリアン・ブリムバウム、
ペーター・シュテファン・ユンク
出演:アンドレ・プレヴィン、アンネ・ゾフィー・ムター、ルネ・フレミング、
ミア・ファロー、デイヴィッド・フィンク、トム・ストッパード他
[ボーナス]アンドレ・プレヴィン(P)ライナー・キュッヒル(Vn)
ギュンター・ザイフェルト(Va)フランツ・バルトロメイ(Vc)
収録:2000年
監督:ホーラント・H.ホールフェルト
現代を代表する指揮者、ピアニスト、作曲家である巨匠アンドレ・プレヴィン。
81歳になった今でも現役で活躍し、長年に渡る音楽界への貢献と活躍が認めら
れ、数々の賞や勲章を授与されています。アカデミー賞には13回ノミネートさ
れ通算4回受賞、また2010年のグラミー賞では生涯功労賞を受賞しています。
(ちなみに2010年の功労賞の一人は2009年に急逝したマイケル・ジャクソンに
も贈られました。)このDVDはグラミー功労賞受賞を記念して製作されました。
「ふたつの世界をつなぐ橋」と題したドキュメンタリー映像はプレヴィンと音
楽家仲間たちとの交流やプレヴィンの私生活(アンネ・ゾフィー・ムターとミ
ア・ファローの2人の前妻との関係...)に焦点を当てた内容です。
またボーナス映像にはライナー・キュッヒル、ギュンター・ザイフェルト、フ
ランツ・バルトロメイのウィーン・フィルのメンバーとプレヴィンの演奏でモ
ーツァルトのピアノ五重奏曲が収録されています。




<harmonia mundi>
HMC 902068 3枚組 \4050
モーツァルト:「魔笛」
ダニエル・ベーレ(T タミーノ) マリス・ペーターゼン(S パミーナ)
ダニエル・シュムッツハルト(Br パパゲーノ) イム・スンヘ(S パパゲーナ)
アンナ=クリスティーナ・カーッポラ(S 夜の女王)
マルコス・フィンク(Bs-Br ザラストロ)
クルト・アツェスベルガー(T モノスタトス) インガ・カルナ(S 第1の侍女)
アンナ・グレヴェリウス(Ms 第2の侍女)
イザベル・ドリュエ(Ms 第3の侍女)
コンスタンティン・ヴォルフ(Bs-Br 弁者)ほか
ルネ・ヤーコプス(指)
ベルリン古楽アカデミー,RIAS室内合唱団
録音:2009年9,10月,ベルリン
ヤーコプスがついに「魔笛」を録音しました!もちろん今回も充実の内容。
ヤーコプスは2009年7月にエクサン・プロヴァンス音楽祭で「魔笛」を上演し
ており、その経験を踏まえた上で秋にベルリンのテルデック・スタジオで入
念なセッション録音。ヤーコプスならではの大胆に踏み込んだ雄弁な音楽を
鳴らしつつ、歌芝居としての「魔笛」の楽しさ面白さもたっぷり生かしてい
ます。しかも今回はベルリン古楽アカデミーとRIAS室内合唱団という超一流
の団体のバックアップ。さらに歌手も充実。パミーナにはドイツで大人気の
ソプラノ、ペーターゼン。タミーノはまだデビューして数年というハンブル
ク出身のテノール、ベーレを大抜擢、柔らかい甘い美声はまさに王子様。パ
パゲーノは、オーストリアのバリトンでウィーン・フォルクスオーパーの人
気者、シュムッツハルト。パパゲーナは、ヤーコプスのオペラの常連、スン
ヘ。夜の女王は、2007年にメトロポリタン歌劇場でもこの役を歌ったフィン
ランドのソプラノ、カーッポラ。ザラストロにはこれもヤーコプスの長年の
協力者フィンクと、ベテラン、若手を巧みに配しています。また今回の「魔
笛」では台詞部分にたいへん力を入れており(詳しくはヤーコプス自身の解説
(英独仏)で詳細に説明されています)、様々な創意工夫が凝らされています。
永遠の名作「魔笛」を、また新鮮な気持ちで聞けるヤーコプス・マジックを
お楽しみください!




<Medici Arts> Euro Arts
20 72548(DVD-Video) 2枚組 \4800
字幕:日伊英独仏西
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」(ウィーン版)
クリストファー・マルトマン(Br ドン・ジョヴァンニ) 
アーウィン・シュロット(Bs レポレッロ)
アンネッテ・ダッシュ(S ドンナ・アンナ) 
マシュー・ポレンザーニ(T ドン・オッターヴィオ)
ドロテア・レッシュマン(S ドンナ・エルヴィーラ) 
エカテリーナ・シューリナ(S ゼルリーナ)
アレックス・エスポジト(Br マゼット) 
アナトーリ・コチェルガ(Bs 騎士長)
ベルトラン・ド・ビリー(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,ウィン国立歌劇場合唱団
演出:クラウス・グート
装置,衣装:クリスティアン・シュミット
ほか
収録:2008年7,8月,ザルツブルク音楽祭
クラウス・グートによるザルツブルク音楽祭でのダ・ポンテ三部作の第2弾と
なった「ドン・ジョヴァンニ」がDVDになりました。
ドン・ジョヴァンニは、英国のバリトン、マルトマン。常に痛みに苦しんで
いるという個性的なタイトルロールを印象的に演じています。レポレッロは
ウルグアイ出身のイケ面バス、シュロット。チンピラ風のレポレッロがピッ
タリ。さらにドイツの人気ソプラノ、ダッシュのドンナ・アンナ、メトでも
活躍する米国のテノール、ポレンザーニのドン・オッターヴィオ、モーツァ
ルト・ソプラノとして大人気のレッシュマンのドンナ・エルヴィーラ、ロシ
ア出身でロンドンでの「リゴレット」のジルダが大成功を収めたシューリナ
のゼルリーナ、グート演出の「フィガロの結婚」来日公演でフィガロを歌っ
たエスポジトのマゼット、そしてバスの重鎮、コチェルガの騎士長と現代の
最高水準の面々。ド・ビリーががウィーン・フィルを生き生きと鳴らし、音
楽面でも極めて充実した上演です。

20 72538(DVD-Video) 2枚組 \4800
字幕:日伊英独仏西
モーツァルト:「コジ・ファン・トゥッテ」
ミア・パーション(S フィオルディリージ) 
イザベル・レナード(Ms ドラベッラ)
トピ・レーティプー(T フェランド) 
フローリアン・ベッシュ(Br グリエルモ)
ボー・スコウフス(Br ドン・アルフォンソ) 
パトリシア・プティボン(S デスピーナ)
アダム・フィッシャー(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,ウィン国立歌劇場合唱団
演出:クラウス・グート
装置:クリスティアン・シュミット
衣装:アンナ・ゾフィー・トゥマ
収録:2009年7,8月,ザルツブルク音楽祭
クラウス・グートによるザルツブルク音楽祭でのダ・ポンテ三部作、完結編
は「コジ・ファン・トゥッテ」です。舞台は森の中の高級別荘にやってきた
セレブな若者たちと初老のドン・アルフォンソ。「ドン・ジョヴァンニ」で
は森が人間の本性を象徴していましたが、この「コジ・ファン・トゥッテ」
でも別荘の中にだんだん木が増えていくことで、若者たちの変化が示されて
います。歌手は、グラインドボーン音楽祭での上演でも好評だったパーショ
ンとレーティプー、人気急上昇中の米国のメッゾ、レナード、リート歌手と
しても人気の高いオーストリアのバリトン、ベッシュといった若手に加え、
ベテランのスコウフスのドン・アルフォンソ)、芸達者なプティボンのデスピ
ーナと、適材適所。アダム・フィッシャーの手堅い音楽もあって、大きな評
判となった上演のライヴ映像です。



<ACCENT>
ACC 25311(SACD-Hybrid) \2580
J.S.バッハ:カンタータ集Vol.11
カンタータ第67番「死人の中より甦りしイエス・キリストを覚えよ」BWV67
カンタータ第85番「われはよき羊飼いなり」BWV85
カンタータ第12番「泣き、嘆き、憂い、慄き」BWV12
ガーリンデ・サマン(S)ペトラ・ノスカイオヴァ(A)
クリストフ・ゲンツ(T)ヤン・ファン・デル・グラッベン(Br)
ラ・プティット・バンド シギスヴァルト・クイケン(指)
録音:2009年4月27、28日ロザリオ音楽堂 べーバー(ベルギー)
クイケン&ラ・プティット・バンドによるOVPP方式(各声部1人)のバッハ・カ
ンタータ・シリーズ第11弾。シリーズの折り返し地点となり、クイケンとラ・
プティット・バンドの説得力ある演奏と質の良い音楽は、この新しいアプロー
チの重要性を立証しています。このアルバムは復活祭後日曜日のための3つの
カンタータを収録。復活祭から聖霊降臨日までの日曜日ごとに名前をつけら
れています。復活後第1主日は「生まれたばかりのように」、第2主日は「主
の憐み」、第3主日は「喜びの叫びを上げよ」と言われます。





<THEATRE DES CHAMPS-ELYSEES>
新レーベルのご紹介-シャンゼリゼ劇場
シャンゼリゼ劇場の自主制作盤の取り扱いを開始いたします。第1弾の豪華な
装丁のウィーン・フィル(メータ、ムーティ、小澤)の3枚組と、第2弾の小澤、
フレミングによるデュティユー最新作が発売されております。その充実の内容
に驚かされますが、今後定期的にシャンゼリゼ劇場におけるライヴ録音をリリ
ース予定です。シャンゼリゼ劇場の生音を体感できる注目のレーベルの登場
です!

TCE 001 3枚組 \7680
(1)チャイコフスキー:交響曲第4番 へ短調 作品36
ズービン・メータ(指揮) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2001年4月24日
(2)シューベルト:交響曲第9番 ハ長調「グレート」D.944
リッカルド・ムーティ(指揮) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2003年1月20日
(3)ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 作品73
小澤征爾(指揮) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2000年3月17日
いずれもシャンゼリゼ劇場におけるライヴ録音
シャンゼリゼ劇場の自主制作盤、記念すべき第1弾は言わずと知れた名門オケ、
ウィーン・フィルのライヴ録音集3枚組。まずその内容に驚かされます。
2001年ズービン・メータ指揮のチャイコフスキー交響曲第4番、2003年リッカ
ルド・ムーティ指揮のシューベルト「グレート」そして、2000年小澤征爾指
揮のブラームス交響曲第2番という充実の内容。
DISC1はメータのチャイコフスキー第4交響曲。メータのチャイ4といえば音楽
監督に就任した1977年に録音したイスラエル・フィルとの演奏が光りますが、
ここに聴くウィーン・フィルとの演奏はウィーンの香りを漂わせ、かつ溌剌
とした演奏です。ウィーン・フィルの名誉指揮者となった2001年のメータの
記念碑的な録音です。
DISC2はムーティによるシューベルトの最高傑作『グレート』。ムーティは
1986年2月にウィーン・フィルとセッション録音、そして2009年5月にはベル
リン・フィルとライヴ録音をのこしております。2003年ウィーン・フィルと
の当録音はムーティの折り目正しいアンサンブルの正確さと爽快かつ清潔な
テンポ感が心地よい演奏です。
DISC3は小澤征爾によるブラームス第2交響曲。この曲を得意としサイトウ・
キネン・オーケストラとの録音をはじめ、演奏会でもしばしばとりあげてお
ります。本録音はウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートに登場する
二年前にあたる2000年にライヴ収録されました。
★豪華ブックレット76ページ

TCE 004 \2450
アンリ・デュティユー(1916-):“時の大時計”「LE TEMPS L’HORLOGE」
ボーナス・トラック
小澤征爾、ルネ・フレミング、アンリ・デュティユーによる対談(仏語)
小澤征爾(指揮)
ルネ・フレミング(S)
フランス国立管弦楽団
録音:2009年5月7日、シャンゼリゼ劇場(ライヴ)
[ボーナス・トラック]録音:2009年5月3日、メゾン・ド・ラ・ラジオ、
サッシャ・ギトリー・スタジオ
アンリ・デュティユーは1916年生まれの現代最高のフランス人作曲家。シャル
ル・ミュンシュに認められアメリカ・デビューを成功させ、その名を世界に知
らしめました。新作にあたる当録音は2007年にサイトウ・キネン・フェスティ
バルで初演され話題となったLe Temps L'horloge『時間 大時計』に補筆した
世界初録音です。この曲はボストン交響楽団とフランス国立管弦楽団、サイト
ウ・キネン・フェスティバルの共同委嘱作品で、演奏はデュティユーと縁の深
い小澤征爾(デュティユー作曲“時の影”[1997]は小澤征爾による委嘱作品)、
フランス国立管弦楽団(ムター独奏による“ひとつの和音の上で(ノクターン)”
世界初録音などが有名)、独唱は現代最高のソプラノ歌手ルネ・フレミングと
いう豪華メンバーです。
2009年5月7日シャンゼリゼ劇場にて収録された“時の大時計”は4つの小曲(最
後の歌はコンサート当日の朝のリハーサル中にデュティユー自身が補筆し完成
させたもの)からなります。演奏終了後、熱狂的な聴衆の反応によりアンコー
ルが演奏されました。それはなんと“時の大時計”の全曲です!アンコール
後、コンサートホールの聴衆は総立ちで喝采し、デュティユーを歓呼し迎えま
した。
ボーナス・トラックには2009年5月3日、メゾン・ド・ラ・ラジオ、サッシャ・
ギトリー・スタジオにて収録された小澤征爾、ルネ・フレミング、アンリ・
デュティユーによる対談です(仏語)。




<PREISER>
PRCD 91126 \2180
「ツィーラー・エディションVol.13-ようこそ!」
1. ようこそ!Herrreinspaziert! -ワルツ op. 518
2. Im Fluge-ポルカ・シュネル op. 78
3. Badner Park-Polka-ポルカ・フランセーズop.65
4. Fesche Geister-序曲
5. 100.000 Eljen!-チャールダーシュop. 51
6. Tanz-Poesie-ポルカ・マズルカop. 383
7. Sei wieder guad-リートop. 396
8. Mamsell bermuth-ポルカ・フランセーズop.69
9. Alt-Wien-リートop. 544
10. Echt Wienerisch-オリジナル・ウィーン・リート&舞曲op. 381
11. Colibri-ポルカ・フランセーズop. 199
12. Jugendstreiche-ギャロップop. 461
13. 'S ist mein echt's Wienerblut-マーチop. 367
14. Wiener Luft-ワルツop. 411
15. ヴェルナー・マーチWerner-Marsch op. 439
ウィーン親衛大隊弦楽オーケストラ
ハンス・シャーデンバウアー(指)
カール・グレル(客演指揮者)
レナーテ・グレル(P)
ウィーン親衛大隊弦楽四重奏団

PRCD 91174 \2180
「ツィーラー・エディションVol.14-
生粋のウィーン子-珍しい作品集(オペレッタのリートと二重唱、ワルツ、
ポルカなど)」
1. Glocken-Marsch, op. 420
2 .?sterreichische Fahnenlieder, op. 317
3. Um die Wette, op. 119
4 .オペレッタ「Ein tolles M?del」よりK?sse im Dunkeln
5 .生粋のウィーン子!Ur-Wiener! op. 371
6 .オペレッタ「宮廷舞踏会」よりM?del wirst schon zwanzig alt
7 .Guttenberg-Marsch, op. 137
8 .Symbole der Heiterkeit, op. 144
9 . オペレッタ「宮廷舞踏会」よりO Du charmante Witwe Cliquot
10. Pfeilschnell, op. 108
11 . オペレッタ「すてきな感じ」よりKommt man von der Stadt auf das Land
12 .Guck in die Welt, op. 447
13 .オペレッタ「観光ガイド」よりJa, beim Milit?r ist das Leben schwer
14 .オペレッタ「Herr und Frau Biedermeier」よりBiedermeier-Walzer
15 .オペレッタ「すてきな感じ」よりVorw?rts!
16 .La Brunette, op. 209
17 .Der Herr Leutnant, op. 527
ニナ・ベルテン(S)
イェルク・シュナイダー(T)
カール・ミヒャエル・ツィーラー管弦楽団
ハンス・シャーデンバウアー(指)



<Medici Arts>
30 78948(DVD-Video) 2枚組 \4250
字幕:英、仏、独、ポーランド、日本語
ドキュメンタリー「ショパンの芸術」
【ドキュメンタリー】
出演者:エフゲニー・キーシン、ピョートル・アンデルシェフスキ、ユジャ・
ワン、ギャリック・オールソン、ベラ・ダヴィドヴィチ、他
監督:ジェラール・カイヤー
【コンサート】
ショパン:ピアノ協奏曲第1&2番
ギャリック・オールソン(P)
アントニ・ヴィト(指)
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
収録:2009年ワルシャワ
ショパン生誕200年を記念する映像。ドキュメンタリーとコンサートのライヴ
映像の2DVDセット。ドキュメンタリーにはエフゲニー・キーシン、ピョートル
・アンデルシェフスキ、ユジャ・ワン、ギャリック・オールソン、ベラ・ダ
ヴィドヴィチら有名ピアニストが出演。またアルトゥール・ルービンシュタイ
ンの貴重な映像や、マルタ・アルゲリッチ、クリスチャン・ツィメルマン、
エフゲニー・キーシンらの若かりし頃の映像とショパンに対する彼らの鋭い感
性を表した映像です。
コンサート映像は1970年ショパン国際ピアノコンクールの覇者ギャリック・オ
ールソンのワルシャワ・コンサートの模様が収録されています。
ショパンの音楽について、そしてショパンを演奏するピアニストたちの音楽観
について深く迫る内容です。




<EURO ARTS>
20 50308(DVD-Video) 2枚組 \4250
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1&2巻
・第1巻BWV846-BWV857(第1番-第12番)
アンドレイ・ガブリロフ(P)
収録:2000年2月ニュー・アート・ギャラリー(ウォルソール)
・第1巻BWV858-BWV869(第13番-第24番)
ジョアンナ・マグレガー(P)
収録:2000年2月グエル邸(バルセロナ)
・第2巻BWV870-BWV881(第1番-第12番)
ニコライ・デミジェンコ(P)
収録:2000年2月ラービア邸(ヴェネツィア)
・第2巻BWV882-BWV893(第13番-第24番)
アンジェラ・ヒューイット(P)
収録:2000年2月ヴァルトブルク城(アイゼナハ)
2000年2月、J.S.バッハの没後250年を記念して行われたプロジェクトの映像。
アンジェラ・ヒューイット、ニコライ・デミジェンコ、ジョアンナ・マグレガ
ー、アンドレイ・ガブリロフの豪華ピアニスト4人がそれぞれ12の前奏曲とフ
ーガを担当し演奏。4人のピアニストの個性が感じられる映像です。収録した
場所も4人それぞれで、イギリス、スペイン、イタリア、ドイツの美しい建造
物の中で演奏されています。





<Glyndebourne>
GFOCD 007 3枚組 \5150
ドヴォルザーク:「ルサルカ」
アナ・マリア・マルティネス(S ルサルカ)
ブランドン・ジョヴァノヴィチ(T 王子)
ナターシャ・ジュール(S 第1の森の妖精)
バルバラ・セナトー(Ms 第2の森の妖精)
エロディ・メシェン(A 第3の妖精)
ミーシャ・シェロミャンスキ(Bs 水の精)
ラリサ・ディアドコヴァ(Ms 魔法使い)
タチアーナ・パヴロフスカヤ(S 外国の王女)
ほか
イルジー・ビエロフラーヴェク(指)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団,グラインドボーン音楽祭合唱団
録音:2009年8月,グラインドボーン(ライヴ)
好評のグラインドボーン音楽祭レーベル、今回は昨年2009年に新製作され大好
評だったドヴォルザークの名作「ルサルカ」が登場。タイトルロールにはこれ
がグラインドボーン音楽祭デビューだったプエルトリコ出身のソプラノ、マル
ティネス。暗くしっとりとした彼女の美声がルサルカにピタリで大絶賛されま
した。王子には今人気急上昇の米国のテノール、ジョヴァノヴィチ。今年メト
ロポリタン歌劇場に「カルメン」のジョゼで初出演するなど、次世代のテノー
ルとして大きな期待が寄せられている人です。そして指揮はBBC交響楽団の首
席指揮者、ビエロフラーヴェク。さすがチェコの名指揮者、ドヴォルザークの
魅力をたっぷり引き出しています。この上演は演出(メリー・スティル)も優れ
ていたため、舞台も観客も大いに盛り上がったそうで、劇場を覆う熱気までも
が感じられるライヴ録音です。




<COVIELLO>
COV 51004(SACD-Hybrid) \2350
スメタナ:弦楽四重奏曲
第1番ホ短調「わが生涯より」、第2番ニ短調
ベネヴィッツ・カルテット【イジー・メネチェック(Vn) 
シュチェパン・イェジェック(Vn) イジー・ピカンス(Va) 
シュチェパン・ドレジャール(Vc)】
録音:2009年7月6-9日
バルトーク、ヤナーチェクの弦楽四重奏曲集(COV50802)でデビューしたチェコ
の新鋭カルテット、ベネヴィッツ・カルテット。1998年、プラハ芸術アカデミ
ーで結成。スメタナ四重奏団ヴィオラ奏者ミラン・シュカンパ氏に学び、その
後、2002年から2004年までマドリッド音楽院に創設された弦楽四重奏団専門コ
ースで、ハーゲン四重奏団第2ヴァイオリニストであるライナー・シュミット
氏に師事。その後世界的なコンクールで優秀な成績を修め、2005年には第5回
大阪国際室内楽コンクールで優勝、パオロ・ボルチアーニ国際弦楽四重奏コン
クール優勝しています。2009年には来日公演を行い日本でも注目を集めている
若手カルテットです。今回も母国チェコを代表する作曲家スメタナの弦楽四重
奏曲。若手ならではの瑞々しい解釈と往年の名カルテットのような重厚な響き
をもつベネヴィッツQの魅力が沸き出た1枚です。

COV 51007 \2350
メロドラマ-朗読と室内楽、クラリネットによる編曲集
シューマン:
ペダル・ピアノのための練習曲Op.56(ウーリッヒ・ビュージング編)、
美しいヘートヴィヒ Op.106、
東洋の絵「6つの即興曲」Op.66(ウーリッヒ・ビュージング編)、
2つのバラードより「荒野の少年のバラードOp.122-1」、
「逃亡者 Op.122-2」、
ブラームス:
シューマンの主題による変奏曲 Op.23(ウーリッヒ・ビュージング編)
【朗読】
・E.T.A.ホフマン:「Wenn die T?ne sprechen」
・G.E.レッシング:「Der Sch?fer und die Nachtigall」
・E.T.A.ホフマン:カロ風の幻想小品集より「Wie ist doch die Musik」
・E.T.A.ホフマン:カロ風の幻想小品集より「Nicht sowohl im Traume」
・ジャン・パウル:彗星、もしくはニコラウス・マルクグラーフより
「Der Mensch ohne Poesie」
ビルギート・キンドラー(朗読) 
ベールマン・トリオ ウーリッヒ・フランク(コントラバス)
録音:2009年7月4-7日
シューマンは、文学や詩にも造詣が深く、音楽と文学の融合を目指し「ピアノ
伴奏付き朗読作品」という新しいジャンルを確立。シューマンの「詩人の音楽
庭園(Gichtergarten f?r Musik)」には、あらゆる時代、地域の音楽上で必要
だと考えるテキストが収められています。
このアルバムはシューマンのメロドラマを室内楽、クラリネットによる編曲
で録音。ここに収録されている作品の原曲はピアノ伴奏で書かれており、ベ
ールマン・トリオが室内楽とクラリネットのために編曲しています。編曲に
あたってベールマン・トリオは、2本のクラリネットを用い音の深さを加え、
作品により文学的インスピレーションを与えています。

COV 50913 \2350
ブラームス:初期ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ第1番ハ長調Op.1、
ピアノ・ソナタ第2番嬰ヘ短調Op.2、
スケルツォ 変ホ短調 Op.4
ティルマン・クレイマー(P)
録音:2008年9月17-19日
ブラームスの若き情熱が注ぎ込まれた初期のピアノ作品集。18歳で作曲した唯
一の「スケルツォ」、第2番のソナタは第1番よりも先に作曲されたと思われる
19歳の時の作品、そして後のブラームスの音楽で特徴的なダイナミックな音域
の使い方がみられる第1番のソナタ。若きブラームスの意欲作を収録していま
す。
演奏はドイツのレオンベルク出身の期待の若手ピアニスト、ティルマン・クレ
イマー。彼の演奏は「ここ数年で最も重要なブラームス演奏の一つである」と
ドイツ国内でも高い評価を得ています。

COV 51005 \2350
20世紀のクラリネット・ソロ
(1)ストラヴィンスキー:クラリネット独奏のための3つの小品(1919)
(2)デニーソフ:無伴奏クラリネットソナタ(1972)
(3)ベリオ:ゼクエンツァ第9番(1980)
(4)スタンコヴィチ:無伴奏クラリネット協奏曲「地獄のゲーム」(1996)
(5)シュテファン・マルク・シュナイダー:銘(1999)
(6)オルキン:ユダヤ組曲 Op.10(2000)
エフゲニー・オルキン(Cl)
1977年ウクライナ出身のクラリネット奏者エフゲニー・オルキン。当アルバム
は1時間以上完全にクラリネット独奏のみ。切れ味鋭いテクニックはもちろん
ながら、多彩な音色と音楽性の深さも驚異的で一気に聴かせます。ベリオの
ゼクエンツァで17分にわたる緊張感の持続、スタンコヴィチの伴奏のない協
奏曲での超人芸、さらに自作の「ユダヤ組曲」での異教臭まで舌を巻く巧さ。
要注目の名人の出現と申せましょう。




<BIS>
BIS SA 1793(SACD-Hybrid) \2500
ベートーヴェン:
(1)ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73「皇帝」
(2)合唱幻想曲ハ短調 Op.80
ロナルド・ブラウティハム(Pf)、エリク・エリクソン室内合唱団、
アンドルー・パロット(指)
ノールショピングSO
ブラウティハムのベートーヴェン・ピアノ協奏曲シリーズ締めくくりは「皇
帝」。ブラウティハムは「リヒテルの輝きとポリーニの賢さ、ミケランジェ
リの覇気を併せ持つピアニスト」と称されていて、評価に偽りのない巨大華
麗な「皇帝」となっています。カップリングは「合唱幻想曲」。エリク・エ
リクソンの合唱団が参加しているのも注目です。

BIS SA 1782(SACD-Hybrid) \2500
(1)ドビュッシー(ビーミッシュ編):チェロと管弦楽のための組曲
(2)ラヴェル(トニェッティ編):2つのヘブライの歌
(3)プロコフィエフ(ブローク編):チェロ小協奏曲 Op.132
(4)ブロッホ(パーマー編):ユダヤの生活から
スティーヴン・イッサーリス(Vc)、
ガボール・タカーチ=ナジ(指)
タピオラ・シンフォニエッタ
ドビュッシー19歳の作で、第4曲「間奏曲」を除いて失われたとされるチェロ
と管弦楽のための組曲がついに復活。といっても、楽譜が発見されたのでは
なく、イギリスの女性作曲家サリー・ビーミッシュが想像で創造したもの。
ビーミッシュは「間奏曲」を第1曲に置き、同時期の作品「ボヘミア舞曲」や
「夢想」をチェロと管弦楽のために編み直しています。また、プロコフィエ
フが未完のまま残し、カバレフスキーとロストロポーヴィチが補筆完成させ
た小協奏曲も、プロコフィエフ研究家ウラジーミル・ブロークによる版とい
う珍品。さらにブロッホのユダヤ色濃厚な組曲を映画音楽の大家クリストファ
ー・パーマーがオーケストレーションしたものなど、興味深いものばかり。
イッサーリスならではの冴えたチェロが光ります。

BIS SA 1780(SACD-Hybrid) \2500
セバスチャン・ファーゲルルンド:歌劇「デーベルン」
アヌ・コムシ、アンニカ・ミッラリ(Sop)、ラッセ・ペンッティネン(Ten)、
ソレン・リルクング(Br)、ロバート・マクロード(Bs)、
サカリ・オラモ(指)
西海岸コッコラ歌劇場、コッコラ歌劇祝祭管
セバスチャン・ファーゲルルンドは1972年生まれのフィンランドの作曲家。
作風は現代音楽にありがちな厳しい音使いと一線を画した豊かで多層的な響
きが特徴。彼初のオペラは1808-9年の「第2次ロシア・スェーデン戦争」での
歴史的英雄ゲオルク・カール・フォン・デーベン将軍を主役に、戦時中実際
の起きた出来事を扱いつつ幻想と幻覚をないまぜにした興味深い作品となっ
ています。これを5人の歌手と15人の器楽(ピアノ、弦楽五重奏、管楽七重奏、
打楽器)で表現。サカリ・オラモの統率力が光ります。歌詞はフィンランド
語(一部スウェーデン語)によります。

BIS 1822 \2450
(1)コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35
(2)ドヴァリョーナス:ヴァイオリン協奏曲ロ短調(1948)/悲歌的小品/
湖のほとりで
ヴァディム・グルズマン(Vn)、
ネーメ・ヤルヴィ(指)
ハーグ・レジデンティ管
イスラエルの実力派ヴァディム・グルズマンが、第2次世界大戦後の作ながら
甘美な旋律と鮮烈な抒情に満ちたヴァイオリン協奏曲2篇に挑戦。ハイフェッ
ツのために書かれたコルンゴルト作品は、ハリウッド映画音楽調の華麗なオー
ケストレーションと豊富なメロディで最近多くの名手がとりあげる人気作。
ソ連邦リトアニア共和国国歌の作曲者で、戦後のリトアニア音楽界を牽引し
たバリス・ドヴァリョーナス(1897-1957)作品はリトアニア民謡調のメロディ
に満ち、熱っぽく感動へ盛り上げる典型的な社会主義リアリズム音楽で、ス
ターリン賞受賞。不思議な感動を呼び起こす音楽で、涙なしには聴けません。
父ヤルヴィの信頼感満点の伴奏も特筆です。

BIS 1765 \2450
18世紀イギリスのトリオ・ソナタ集
(1)レーヴェンスクロフト:ソナタ ト長調 Op.1の8 
(2)ヘンデル:同ト短調 Op.2の5 (3)同:同ニ長調 Op.5の2 
(4)エイヴィソン:同ニ短調 Op.1の1 
(5)ボイス:同ニ長調 Op.1の5 (6)トマス・アーン:同ト短調 Op.3の2 
(7)アベル:同ト短調 Op.3の1 (8)アースキン:同6番ト長調
ロンドン・バロック
ロンドン・バロックBIS4枚目のアルバムはイギリスのトリオ・ソナタ集。さ
わやかかつ上品、夏にピッタリの音楽です。ロンドン・バロックの神業的妙
技をご堪能下さい。

BIS 1601 \2450
サリー・ビーミッシュ:
(1)ヴァイオリン協奏曲(1994)
(2)フルート協奏曲「カリスト」(2005)
(3)交響曲第1番(1992)
アンソニー・マーウッド(Vn)、シャロン・ベザリー(Fl)、
マーティン・ブラビンス(指)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管
BISが力を注ぐイギリスの女性作曲家サリー・ビーミッシュ(1956-)が、大管
弦楽に挑んだ最初期作品に当たる交響曲第1番が聴きもの。テインパニーの超
低音など管弦楽法も凝っているうえ、スコットランドの民俗調が盛り込まれて
いるのも興味津々。シャロン・ベザリーのために作曲されたフルート協奏曲は、
ギリシャ神話でゼウスに愛されたため熊に変身させられた妖精カリストの逸話
を描いています。





<nascor>
NS 05 \1980
(1)ブラームス:ピアノ三重奏曲第3番ハ短調 Op.101
(2)シューベルト:同第2番 Op.100
フォルトゥーナ・ピアノ・トリオ【マルクス・プラッチ(Vn)、
リ・キュンミ(Vc)、ミケランジェロ・カルボナーラ(Pf)】
2007年結成の若き団体フォルトゥーナ・ピアノ・トリオ。エマニュエル・アッ
クスに見出され、イタリアを中心に世界的に活動しています。オーケストラ
曲をピアノトリオに編曲したレパートリーで名を売りましたが、ここでは独
墺系の名作2篇に挑戦。長いシューベルト作品でも美しい歌に満ちた若々しい
魅力を撒き散らしています。





<Praga>
PRD 250262 2枚組 \2700
カラビス:弦楽四重奏曲全集
(1)第1番 Op.6(1949) (2)第2番 Op.19(1962) (3)第3番 Op.48(1977) 
(4)第4番 Op.62(1983/4) (5)第5番 Op.63(1984) (6)第6番 Op.68(1987/8)
(7)第7番 Op.76(1993)
コチアンSQ(1)‐(3)、ツェムリンスキーSQ(4)‐(7)
現代チェコを代表する作曲家でルージチコヴァーの夫君としても知られるヴィ
クトル・カラビス(1923-2006)は、作品数こそ多くないものの質の高い作品を
残しました。弦楽四重奏曲に優れたものが多く、ここに全集が整いました。
代表作とされる第2番、大バッハに捧げた第4番、ユダヤ色濃厚な第5番、マル
ティヌーの思い出による第6番(カラビスはマルティヌー研究の権威だった)な
ど興味深いものばかり。チェコの名門コチアンSQと1994年結成のツェムリン
スキーSQが上質な演奏を繰り広げます。





<naive>
●バロック・ボイス・シリーズ
ナイーブレーベル傘下のAmbroisie, Astree, Varoisなどのバロック声楽名盤
がお買い得価格になって再登場シリーズの最新刊のご案内です

AM 198 \1550
(旧品番:AMB 9907)
バッハ:アリア集
「笑いはわれらの口に満ち」BWV 110,ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロの
ためのソナタ第2番 ニ長調 BWV 1028,「泣き、嘆き、憂い、怯え」BWV 12,
トリオ・ソナタ第6番 ト長調 BWV 530,「ものみな汝を待てり」 BWV 187,
イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV 971,「われらと共に留まりたまえ」 BWV 6
アンサンブル・アマリリス
【エロイーズ・ガイヤール(リコーダー,Ob) ヴィオレンヌ・コシャール
(Cemb,Org) オフェリー・ガイヤール(Vc)】
コルマール青少年聖歌隊
録音:2000年7月
声の技の限りが詰まったバッハのカンタータの聴きどころ集。

E 8929 \1550
(旧品番:E 8820)
F.クープラン:「劇場風コンセール」-バレエ曲としての新しいコンセール:
プロローグ,5つのディヴェルティスマンと終曲〔劇場風コンセール,エール
・ド・クール〕
カリナ・ゴヴィン, サンドリーヌ・ロンド, イザベル・デロシェール(S)
ヴァンサン・ルコルニエ(Bs)
スキップ・センペ(指)
カプリッチョ・ストラヴァガンテ
録音:2000年10月
もともとバレエ音楽として書かれていたもので、シャコンヌの楽章が完全に失
われてしまっているため、センペとオリヴィエ・フィオーティンがF.クープラ
ンの他作品のパッサカリアをアレンジしたものが挿入されているのも注目です。

E 8930 \1550
(旧品番:E 8540)
ピエトロ=パオロ・ベンチーニ(c1675-1755):
「ローマ、サン・ピエトロ大聖堂の祝福されし聖母マリアのための晩課」
(世界初録音)
招詞,詩篇第109番「主は言われた」,同第121番「われ、喜べリ」,
同第111番「主を恐れる者は幸いなり」,同第112番「子らよ、主をたたえよ」,
同第110番「主よ,われは心より汝に感謝せん」,讃歌「めでたし海の星」,
マニフィカト,「サルヴェ・レジーナ」,「ベネディカムス・ドミノ」,
グレゴリオ聖歌:5曲の交唱と応唱
ベルナール・ファブル=ガッリュ(指)
ア・セイ・ヴォーチ
録音:1994年8月
18世紀ローマで最重要作曲家であったベンチーニの作品集。ローマ楽派の模範
的存在で、祝祭的な雰囲気と、コントラストの妙が魅力です。

OP 30497 \1550
(旧品番:OP 30133)
フレスコバルディ:マドリガル集第1巻
「我がために幸い多き暁が」「もしもこの苦しみが」「ああ美しき人よ」
「いかなる天体から」「なぜたびたび見ると」「愛よ、世界がおまえを呼ん
でいる」「おまえもわたしを避けるのか」「もしもわたしの内気な凍りつい
た舌に」「いとも愛らしきフィッリ」「なぜ逃げるのか」「リディアもやっ
てきて」「あなたを見つめていると」「ああ、わたしは力尽きて死んで行く」
「我が心よ」「あなたがわたしを捨てたときに」「ああ、それではここに」
「もしあなたが遠く離れてしまったら」「どうして失うことができよう」
リナルド・アレッサンドリーニ(Cemb,指)
コンチェルト・イタリアーノ
録音:1995年5年
5声のために書かれたこれらのマドリガルは、あまりにも長い間忘れ去られた
ままでした。アレッサンドリーニ率いるコンチェルト・イタリアーノは、これ
らの作品の表現の質の高さ、そしてユニークさを際立たせて演奏しています。

OP 30498 \1550
(旧品番:OP 30129)
A.スカルラッティ:オラトリオ「人間とルチフェル」
ファビオ・ビオンディ(Vn) ロッサーナ・ベルティーニ(S) 
マッシモ・クリスピ(T)
エウローパ・ガランテ
録音:1995年7月
大変にシンプルながら演奏効果鮮烈な音楽。人間の役にソプラノを、ルチフェ
ル(悪魔)の役にテノールを配したところからしてA.スカルラッティの声に対す
る抜群のセンスを物語っています。

OP 30499 \1550
(旧品番:OP 30332)
バッサーニ:オラトリオ「敗れた死」(フェラーラ1696)
エマヌエラ・ガッリ(ラ・ピエタ(信仰);S) 
ダニエラ・デル・モナコ(ラ・モルテ(死);A) 
フィリップ・ジャルスキ(ラ・グロリア(栄光);A) 
フランソワ・ピオリーノ(ラ・ジュスティツィア(正義);T) 
ジャン=クロード・サラゴス(ルチフェロ(悪魔);Bs) 
ジャン・テュベリ(指,コルネット) 
ラ・フェニーチェ〔ステファニー・プフィステル(Vn) 
ミラ・グロデアニュ(Vn) ホセ・マヌエル・ナバロ(Vn) 
エミリア・リオッツィ(Vc) ジェレミ・パパセルジョ(Fg) 
マティアス・スペーター(アーチLute) ロラン・ステュアート(Cemb,Org) 
セバスティアン・デラン(Cemb,Org)
録音:2001年8月オランダ,デルフト
フェッラーラのアカデミアのために書かれたこのバッサーニのオラトリオをと
おして、このアカデミアに参集していた知識人たちのレヴェルの高さを感じま
す。祝祭的な雰囲気、絶妙なコントラスト、メロディの豊かさと流麗さ、すべ
てが完全なバランスで共存しています。

OP 30500 \1550
(旧品番:OP 30341)
ジャケ・ド・ラ・ゲール:
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ第2番ニ長調/クラヴサンのための
小品集より前奏曲/組曲ニ短調/クラヴサン組曲第1番ニ短調よりアルマンド
「2人のフラマン人」
ストロッツィ:
セレナータ「今、アポロの胸に抱かれて眠るティティスは」/アリエッタ「私
の想い」
ベンボ:ソプラノのためのカンタータ「聖母マリアの嘆き」
バダッラ:モテット「悲しまないで」
レオナルダ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ短調
メダ:モテット「音楽に乾杯」
ロベルタ・インヴェルニッツィ(S) 
ビッザルリエ・アルモニケ〔リッカルド・マサヒデ・ミナシ(Vn) ステファ
ノ・バルネスキ(Vn) エレナ・ルッソ(Vc) ジャンジャコモ・ピナルディ
(テオルボ) サルヴァトーレ・カルキオーロ(Cemb)〕
録音:2001年1, 2月
17世紀後半にイタリアとフランスで活躍した女性作曲家たちの作品集。音楽の
世界においても女性が自由に発言することが徐々に認められつつあった時期の
作品だけに、どれも大変意欲的なものとなっています。

OP 30501 \1550
(旧品番:OP 30340 これは廃盤ではありません)
ヴィヴァルディ:モテット集
モテット「草原にて歌え」R.623,モテット「汝ら不屈に戦うべし」R.628,
モテット「闇の恐怖の長い苦しみ」R.629,モテット「まことの安らぎはこの
世にはなく」R.630,モテット「おお天にても地にても清きもの」R.631,モ
テット「あなたがたの聖なる元首に」R.633
アレッサンドロ・デ・マルキ(指) 
アンケ・ヘルマン(S) ラウラ・ポルヴェレッリ(Ms)
アカデミア・モンティス・レガリス
録音:2001年10月
ヴィヴァルディの生き生きとしたリズム、言葉のはつらつとした音楽化、ヴィ
ヴァルディならではの魅力に満ちた1枚です。

OP 30502 \1550
(旧品番:OP 3081)
モンテヴェルディ:マドリガーレ集第4巻(1603)
(1)「ああ悲しい別れ」 (2)「我が心、おまえを見つめていると」 
(3)「我が心、おまえは死なないのか」 (4)「星に打ち明けたものだった」
(5)「我が魂は優しくまなざしを向け」 
(6)「我が魂よ許しておくれ」「おまえが我が心だというのなら」
(7)「明るく澄んだひとみ」 (8)「我が心に抱く傷」 
(9)「あなたはやはりわたしのもとを去りゆく」 
(10)「その美しい輝くひとみを巡らせただけで」 
(11)「おお、あなたがそれほど愛しているなら」 (12)「わたしは若い娘」
(13)「あのさえずる小鳥は」(14)「お願いだ、もう争いはやめておくれ」
(15)「わたしは死にたいのです」 (16)「苦しみに満ちた魂」 
(17)「我が心の魂」 「我が心よ、おまえから遠く離れて」 
(19)「泣いてはため息をつき」
リナルド・アレッサンドリーニ(指,Cemb) 
コンチェルト・イタリアーノ,ロッサーナ・ベルティーニ,
クリスティーナ・ミアテッロ(S) ビアンカ・シモーネ(Ms) 
クラウディオ・カヴィーナ(A) ジュゼッペ・マレット(T) 
マルチェッロ・ヴァルジェット(Bs)
録音:1993年5月
モンテヴェルディのマドリガーレの魅力は、言葉と音楽の両方の美しさが極
限まで追求され、双方の内容が見事に一致しているということです。コンチェ
ルト・イタリアーノの演奏も技術と美が完璧なかたちで共存しており、理想的
なマドリガーレの演奏が展開されています。

OP 30503 \1550
(旧品番:OP 30273)
フェスタ・ナポリターナ-17、18世紀のナポリのオペラからの抜粋
ジラモ:「誰も私を知らない」,ジャッチョ:「私の空虚な心」,グリッロ:
「結婚」,カレザーナ:タランテラ,ヴィンチ:「チェーマは不実」,ヨンメッ
リ:シャコンヌOp.5-13/「ああ 何という炎」,ピッチーニ:「愛想のよい
ジュピター」,ネグリ:「小さな薔薇」,コットロウ:カトのタランテラ,
作曲者不詳:パストラーレ/ガルガーノのタランテラ〔ナポリの財宝シリーズ
第12巻〕
アントニオ・フロリオ(指)
カッペッラ・デ・トゥルキーニ
録音:1999年5月
ナポリの香りと空気をたっぷりと含んだ音楽をいつも聴かせてくれるフロリオ
の名盤も復活。ちりばめられた即興も魅力です。




<ACCENT>
ACC 24214 \2300
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタVol.4(オリジナル楽器による)
ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調Op.30-1
ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調Op.30-2
ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調Op.30-3
ヒロ・クロサキ(Vn)使用楽器:フランツ・ガイセンンホーフ
リンダ・ニコルソン(フォルテピアノ)使用楽器:カスパール・カソルニック
録音:2009年8月10-12日
ヒロ・クロサキとリンダ・ニコルソンの名コンビによるベートーヴェン、ヴァ
イオリン・ソナタ集第4弾。この作品30の3つのヴァイオリン・ソナタは「ハイ
リゲンシュタットの遺書」が書かれる直前に作曲されました。この時期ベート
ーヴェンは耳の不自由に苦しみ精神的困難を抱えていましたが、作風は明るく
幸福感に満ちています。ヴァイオリンの独奏性が高まり、技巧的にも音楽表現
も一段飛躍しているようです。
常に古楽の最先端を歩いてきたヒロ・クロサキの一層深みを増した演奏とリン
ダ・ニコルソンの自然な流れを大切にするフォルテピアノが抜群の効果を生み
出しています。




<APARTE>
AP 005 3枚組 \4450
ヘンデル:「シピオーネ」
デレク・リー・レイギン(CT シピオーネ)
サンドリーヌ・ピオー(S ベレニーチェ)
オリヴィエ・ラルエット(Br エルナンド)
ヴァンダ・タベリ(S アミーラ)
ギィ・フレッチェ(T レリオ)
ドリス・ランプレヒト(Ms ルチェヨ)
クリストフ・ルセ(指)レ・タラン・リリク
録音:1993年7月25-31日
ヘンデル・ファン待望の名盤が復活です!クリストフ・ルセにとって初のヘン
デルのオペラ全曲録音であった「シピオーネ」です。
これだけヘンデルのオペラがブームになっているというのに、「シピオーネ」
は不遇で上演の機会は極めて乏しく、原語での録音はいまだこのルセのもの
だけ。しかももう何年も廃盤のままでしたので、ようやくの復活です。この
録音は、直前のボーヌ音楽祭での同じメンバーによる上演に基づいたもので、
演奏の質も極めて高水準。ことにベレニーチェを歌うピオーは、その後バロッ
クのソプラノとして大ブレイクしました。
軽装紙箱ながら解説(仏英)、台本(伊仏英)を収録した120ページ超の冊子が付
録しています。




<col legno>
WWE 20292 \2250
ジョン・ケージ:
ヴァイオリンとキーボードのための6つのソナタ(1950)
13のハーモニー(1985)
アネリー・ガール(Vn) クラウス・ラング(keyboard フェンダー・ローズ)
「6つのソナタ」と「13のハーモニー」が交替で収録されているためか静謐と
緩慢な時の流れが特に意識されます。演奏時間639年というハルバーシュタッ
トのオルガンプロジェクト“ASLSP”もcol legno録音してるかも!?

WWE 20287 \2250
サルヴァトーレ・シャリーノ(1947-):
松尾芭蕉の俳句による12のマドリガル(2007)
シュトゥットガルト新声楽アンサンブル
(サラ・スン、スザンヌ・ライツ-ロレー(Sp) 
トゥルイケ・ファン・デア・ペル(Ms) ダニエル・グローガー(C-T)
マルティン・ナジ(Tn) グリエルモ・アンツォレーナ(Br) 
アンドレアス・フィッシャー(Bs))
芭蕉の俳句(「閑さや 岩にしみいる 蝉の声」「永き日も さえずりたらぬ
 ひばりかな」「あかあかと 日はつれなくも秋の風」等)をシャリーノ自身
が翻訳し声楽アンサンブルに仕立て上げたもの。ザルツブルク・フェスティ
ヴァルの委嘱による世界初演時のLive録音。

WWE 20289 2枚組 \4500
ヴォルフガング・ミッテラー(1958-):メールチェックの音楽
3時間になんなんとするミッテラーのサンプリングCD。ウィーンでオルガン、
作曲を学んだだけあって、トラック1は「こんにちは、ブルックナーさん」
(7’28”)と題してブルックナー「第8交響曲」からアダージョ、スケルツォ
がサンプリングされている。「ピョートル・イリイチ」(14’26”)ではチャ
イコフスキー、第4,6交響曲等 がサンプリングされていてクラシックファ
ンの興味をそそるはず。

WWE 20272 \2250
ダニエル・シュナイダー(1961-):
「向こうの世界」
ムルナウのサイレント映画「ファウスト」(1926)のサウンドトラック
(ヘンデルのフルート・ソナタOp.1-2、「魔弾の射手」-狼谷の場、ブゾーニ
編曲「メフィスト・ワルツ」、「さまよえるオランダ人」、「死と乙女」、
「冬の旅」-「凍った涙」、「亡き子をしのぶ歌」-「今、太陽は輝き昇る」、
「死と変容」等を使用)
ダニエル・シュナイダー(Sp,Tn-Sax,Fl) デヴィッド・テイラー(Bs-Trb) 
ケニー・ドリューJr(Pf)
「向こうの世界」もシューベルトの「楽興の時」を使った「シューベルトのブ
ルース」という音楽を持つクラシック寄りの作品ですが、50分に及ぶ「ファウ
スト」のサントラが素晴らしい聴きものです。フリードリッヒ・ヴィルヘルム
・ムルナウはサイレント時代の巨匠で映画史に輝く「吸血鬼ノスフェラトゥ」
も監督しています。クラシックの素材を自由にアレンジし演奏したシュナイダ
ーのセンスは秀逸でブックレットには多数の「ファウスト」のスチール写真が
使われています。どこかでこの音楽で上映されないものでしょうか?

WWE 20288 \2250
チロリリウム-スイス・チロル地方の民俗音楽
ヘルマ・ハーゼルシュタイナー・チロリアン・フォークミュージック・サークル
グスタフ・クーンの企画によるスイスの伝説の民俗音楽集団のLPからのCD化。
「サウンド・オヴ・ミュージック」やそれよりも強烈に「アルプスの少女 ハ
イジ」のペーターやおじいさんの姿が浮かんできます。

WWE 30003 \2250
ヴェルナー・ピルヒナー:
荒れた生活のソナタPWV19
愛する神へのハ調の小ミサ曲PWV12-神様はカトリックなの?
悪筆のための音符PWV60-舟歌、喜び、詩
ヴェルナーの5つの楽章 他
ジッギー・ハイダー(Accordions,Perc,Voices) 
ハンネス・シュプレンガー(Sax,Perc,Voices)
アコサックスによるヴェルナー・ピルヒナー作品集。

WWE 20903 \2250
ハンネス・レッシェル:無垢の歌
エデンの出口(フィル・ミントン(Vo) ハンネス・レッシェル(Pf) 
ミヒァエル・ブルックナー-ヴァインフーバー(Gt)クレイトン・トーマス(Bs))
ウィリアム・ブレイク(1757-1827)はイギリスの画家、詩人、銅版画職人。日
本では柳宗悦、大江健三郎に大きな影響を与えた。音楽関係ではLP,CDジャケ
ットに頻繁に彼の作品が使われ、彼の詩に影響を受けた作品も非常に多い。
「ドアーズ」のバンド名、エマーソン・レイク・アンド・パーマー「聖地エ
ルサレム」、タンジェリン・ドリーム「タイガー」・・・。
このCDでも「笑いの歌」などはウィリアム・ブレイクに新しい地平を開いたか
のような解釈で、これから自殺しようとする人の頭の中で響いているような異
様な暗さに満ち満ちています。




<ORFEO D'OR>
ORFEOR 806102 2枚組 \4160
プッチーニ:「ボエーム」から
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
録音:1963年11月9日
プッチーニ:「ボエーム」から
プラシド・ドミンゴ(T ロドルフォ)
アルベルト・リナルディ(Br マルチェッロ)
ガルシア・ナヴァロ(指)
録音:1987年12月29日 STEREO
プッチーニ:「ボエーム」から
ルチアーノ・パヴァロッティ(T ロドルフォ)
オラーツィオ・モーリ(Bs ショナール)
マルガリータ・グリエルミ(S ムゼッタ)
ヴォルフガング・ブレンデル(Br マルチェッロ)
録音:1985年1月18日 STEREO
プッチーニ:「マノン・レスコー」から
ペテル・ドヴォルスキ(T デグリュー)
ジュゼッペ・シノポリ(指)
録音:1986年2月2日 STEREO
ヴェルディ:「ドン・カルロ」から
ルイス・リマ(T ドン・カルロ)
クラウディオ・アバド(指)
録音:1989年10月7日 STEREO
ヴェルディ:「ドン・カルロ」から
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
録音:1979年5月6日 STEREO
ヴェルディ:「オテッロ」から
プラシド・ドミンゴ(T オテッロ)
ジェイムズ・レヴァイン(指)
録音:1982年6月2日 STEREO
ヴェルディ:「シモン・ボッカネグラ」から
ハンス・グラーフ(指)
録音:1984年5月20日 STEREO
ヴェルディ:「アイーダ」から
ルチアーノ・パヴァロッティ(T ラダメス)
ロベルト・アバド(指)
録音:1990年9月5日(ヴェルディ・コンサート) STEREO
チャイコフスキー:「エフゲニ・オネーギン」から
ヴォルフガング・ブレンデル(Br オネーギン)
小澤征爾(指)
録音:1988年5月20日 (全曲ORFEOR 637042) STEREO
チャイコフスキー:「スペードの女王」
ウラディーミル・アトラントフ(T ゲルマン)
小澤征爾(指)
録音:1992年5月16日 STEREO
ジョルダーノ:「フェドーラ」
ルイス・リマ(T ロリス)
ファビオ・ルイージ(指)
録音:1995年6月14日 STEREO
ミレッラ・フレーニ ウィーン国立歌劇場ライヴ 1963-1995
ミレッラ・フレーニ(S)
20世紀後半の最も偉大なイタリア人ソプラノの一人、ミレッラ・フレーニ。
今年で65歳を迎えた記念に、ORFEOが貴重な音源を世に出してくれました。フ
レーニは1963年のスカラ座での「ボエーム」のミミで大成功、カラヤンが彼
女を気に入り同年に同じプロダクションでウィーン国立歌劇場にデビューしま
した。それからおよそ30年、フレーニはウィーン国立歌劇場で様々な重要な
公演で舞台に立ちました。このCDには、そのウィーン・デビューとなるカラヤ
ン指揮の「ボエーム」から始まり、1980年代を中心に収録。中でも初出となる
クライバー指揮、パヴァロッティ共演の「ボエーム」や、1986年3月の来日公
演で大評判になったシノポリ指揮の「マノン・レスコー」の来日直前の本場
での公演(「一人寂しく残され」から幕切れまで)は大注目。また1990年9月の
ヴェルディ・コンサートでは、パヴァロッティと「アイーダ」の夢の共演が
実現。また夫ギャウロフからロシア語の指導を受け、チャイコフスキーまで
領域を広げてもいます。2時間半超、フレーニの魅力にドップリ漬かれる素晴
らしいCD2枚です!

ORFEOR 789101 \2080
シューベルト:
少年 D692
茂み D646
流れ D693
蝶々 D633
薔薇 D745
溢れる愛 D854
私の心へ D860
泉のほとりの若者 D300
恋する女の手紙 D673
孤独な男 D800
シェーンベルク:4つの歌曲 Op.2
(期待,おまえの黄金の櫛を僕におくれ,高揚,森の太陽)
R.シュトラウス:
オフェーリアの3つの歌 Op.67-1/3
私の眼 Op.37-4
わが子に Op.37-3
サフラン Op.10-7
もの言わぬ花々 Op.10-6
父は言った Op.36-3
万霊節 Op.10-8
シューベルト:
シルヴィアに D891
至福 D433
ルチア・ポップ(S)
アーヴィン・ゲイジ(P)
録音:1984年7月25日,ミュンヘン,クヴィリエ劇場
ルチア・ポップ(1939-1993)が1984年7月に、ミュンヘンの由緒ある劇場、ク
ヴィリエ劇場で行ったリート・リサイタルのライヴ録音です。44歳のポップ
は円熟期へと向かおうとする頃。温かみのある瑞々しい美声に円熟した味わ
いが加わり、包み込むような安心感を与えてくれます。得意のシューベルト
を中心としつつ、R.シュトラウスとシェーンベルクを加えたプログラム。ポッ
プはシェーンベルクの4つの歌曲 Op.2を好んでいたようで、前年のエジンバラ
音楽祭でのリサイタルでも歌っています(BBCL 4148)。このミュンヘンでのラ
イヴは、小ぶりの劇場ということで聴衆との一体感が強く感じられ、CDを聞
きながら自分も劇場で聞いているような気分になります。




<MEDICI ARTS>~EUROARTS
20 56794(Blu-ray) \4250
ラトル&ベルリン・フィル-2007年ジルヴェスター・コンサート
・ムソルグスキー(ラヴェル編):展覧会の絵
・ムソルグスキー:歌劇「ホヴァンシチナ」より前奏曲「モスクワ河の夜明け」
・ボロディン:交響曲第2番ロ短調
・ボロディン同:歌劇「イーゴリ公」より「だったん人の踊り」
・ショスタコーヴィチ:バレエ音楽「黄金時代」より舞曲
サイモン・ラトル(指)ベルリン・フィル
収録:2007年12月31日/フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)
晦日の毎年恒例の大イベント、ジルヴェスター・コンサート。話題となった
2007年の映像がMEDICI ARTSより発売されます。2007年の演目のテーマは「ロ
シア音楽」。アンコールまで収録され、臨場感溢れる大盛り上がりのステージ
を体感することができます。ベルリン・フィルの名人芸と華麗なラトルの指揮
ぶりは見逃せません。生のコンサートを聴くように、自然で立体的な音場感を
愉しむことができる内容となっております。




<haenssler>
93 906(DVD+CD) \2700
シューマン:
リーダークライス Op.39(見知らぬ土地で,間奏曲,森の語らい,静けさ,月夜,
美しい見知らぬ土地,城の上で,見知らぬ土地で,悲しみ,たそがれ,森の中で,
春の夜)
ケルナーの詩による12の歌 Op.35(嵐の夜の楽しみ,愛と歓びは捨て去りなさ
い,さすらいの歌,新緑,森への憧れ,亡き友の杯に,さすらい,ひそかな愛,問い,
ひそかな涙,誰があなたをそんなに悩ますのか,古いリュート)
君は花のよう Op.25-24
私の馬車はゆっくりと行く Op.142-4
春の夜に霜が降り Op.64-3
私は一人座り Op.25-5
[ボーナスCD]
朗読とピアノのための作品集
シューマン:野の少年のバラード Op.122-1
リスト:レオノーレ,悲しい修道士
ウルマン:旗手クリストフ・リルケの愛と死の歌
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ハルトムート・ヘル(P)
収録:1987年11月14日,バーデン=バーデン
[ボーナスCD]録音:1997年9月3日、シュトゥットガルト
フィッシャー=ディースカウのリーダーアーベントの映像がDVDに!1987年11
月14日にバーデン=バーデンのSWFスタジオに聴衆を入れて公開収録されたリ
サイタルです。長年にわたりシューマンの芸術を追い求めてきたフィッシャー
=ディースカウ、62歳の時のこの歌は「極まり」の一言。いずれの曲も隅々
まで神経の行き渡っているのはもちろん、そこに風格の味わいも豊かに加わっ
ています。じっくりと歌うフィッシャー・ディースカウの姿を映像で見られ
るのは、リート・ファンには格別の喜びでしょう。
ボーナスとして、シューマン、リスト、ウルマンによる朗読とピアノのため
の作品を収録。フィッシャー=ディースカウが歌手としての第一線を退いて
後の1997年のもの。朗読もフィッシャー=ディースカウによると「歌」のよ
うに聞こえてきます。ウルマンの「旗手クリストフ・リルケの愛と死の歌」
は40分以上の大作です。




<Profil>
PH 10067
リスト:ダンテ交響曲S.109
フランクフルト・フィグラルコール女声合唱、
ユルゲン・ブルーメ(合唱指揮)
hr交響楽団(フランクフルト放送交響楽団)
録音:1983年12月1 & 2日フランクフルト・アルテ・オーパー
(ステレオ・ライヴ)
ワーグナー:「リエンツィ」序曲
hr交響楽団(フランクフルト放送交響楽団)
録音:1983年12月1 & 2日フランクフルト・アルテ・オーパー
(ステレオ・ライヴ)
スクリャービン:交響曲第4番Op.54「法悦の詩」
フランクフルト・フィグラルコール、アロイス・イックシュタット(合唱指揮)
フランクフルト・ジングアカデミー、カール・ラリクス(合唱指揮)
フランクフルト歌劇場管弦楽団
録音:1989年4月9日フランクフルト・アルテ・オーパー(ステレオ・ライヴ)
ユーリ・アーロノヴィチ(指)
Profilが精力的に発掘する名匠アーロノヴィチ(1932-2002)のライヴ・シリー
ズ第5弾は、フランクフルト放送交響楽団(現hr交響楽団)とのリストとワーグ
ナーを中心にしたプログラム。
リストがダンテの「神曲」にとり憑かれて書き上げた「ダンテ交響曲」。これ
が『地獄』を描写した音楽だからでしょう。怪獣映画のテーマと聞き紛う冒頭
の重厚なトロンボーンの咆哮から、息つく間もない緊張感と迫力。中間部では
木管のソロのうまさもじつに印象的です。
さらにアーロノヴィチは、対照的に第2楽章『煉獄』では、神秘と憂愁が交錯
する音楽におけるドラマづくりにも手堅い手腕をみせます。ここでアーロノ
ヴィチは、リストがのちに書き直した、力強く雄大に結ばれるほうのエンディ
ングを採用しており、輝かしくスケールゆたかなワーグナーの「リエンツィ」
序曲がこれにつづきます。ワーグナーは、リストから「ダンテ交響曲」の作曲
プランを明かされた際に、『天国』を置くことに強く反対しため、最終的に
『地獄』と『煉獄』のあとにマニフィカトを加えるという形が採られました。
アルバム後半は、フランクフルト歌劇場管を指揮したスクリャービンの「法悦
の詩」。神秘と幻想、それに官能がドロドロに溶け合った傑作は、レニングラ
ード生まれのアーロノヴィチがもっとも得意とするところで、このくらい奔放
かつ大胆にやってくれてこそ、曲の魅力が活きてくるというものです。



<Alba>
ABCD 286 3枚組
リーサ・ポホヨラ/1969年-2004年 録音選集
[CD1]
ストラヴィンスキー:カプリッチョ(ピアノと管弦楽のための)*
ドビュッシー:練習曲第1, 7, 8 & 11番
シューマン:幻想小曲集 作品12より夜に/寓話/歌の終わり
シベリウス:
6つのフィンランド民謡編曲より【夕べになると/心より君を愛す/なんと美し
い娘/わが愛しき人/兄弟のかたき/結婚のしるし】
エルッキ・サルメンハーラ:コカブ(Kocab)(1973)
シベリウス:
劇付随音楽「ベルシャザールの饗宴」組曲 作品51より「夜想曲」(フルートと
ピアノのための)**
ショパン:夜想曲 嬰ハ短調 作品27-1
[CD2]
プロコフィエフ:ピアノソナタ第5番 ハ長調 作品38/135
メリカント:
6つのピアノの小品 作品20【メロディ/パン/即興曲/夢/スケルツォ/月の光】
シベリウス:10の小品 作品24 よりロマンス 変ニ長調、舟歌
ハイドン:ピアノソナタ第22番ホ長調 HobXVI:22(作品13-2)
リゲティ:ムジカ・リチェルカータより第7曲、第9曲、第10曲
アレンスキー:かっこう作品34-2
リムスキー=コルサコフ:ワルツ 作品10-1
ルビンシテイン:ロマンス 変ホ長調 作品44-1
エーリク・ベリマン:3つの名のない舞曲作品13
[CD3]
ジョリヴェ:オンドマルトノとピアノのための3つの詩(1935)***
メシアン:鳥のカタログより第4巻(第7曲)ヨーロッパよしきり
ウスコ・メリライネン:ピアノソナタ第2番(1966)
エーリク・ベリマン:クリストファー・コロンブスへのオマージュ作品119
リーサ・ポホヨラ(P) フィンランド放送交響楽団* サカリ・オラモ(指)* 
オッリ・ポホヨラ(Fl)**
ジャンヌ・ロリオ(オンドマルトノ)***
録音:1969年-2004年 YLE(フィンランド放送)スタジオ、
1999年2月24日 フィンランディアホール(ヘルシンキ)*
現代フィンランドを代表するピアニストのひとり、リーサ・ポホヨラ(1936-)。
フィンランドの音楽一家ポホヨラ家の出身でフィンランドの俊英指揮者サカリ
・オラモは彼女の息子。シベリウス・アカデミーでティモ・ミッキラ、ウィー
ンでリヒャルト・ハウザー、エッセンでデトレフ・クラウス、パリでマグダ・
タリアフェロに学び、1955年にソロイストとしてデビューしました。同時代の
音楽の演奏者として名高く、エーリク・ベリマン、ウスコ・メリライネンを初
めとするフィンランド作曲家の作品の初演が彼女に委ねられてきました。
このアルバムは、彼女のレパートリーを俯瞰するとともに、1972年、ヴィフリ
・シベリウス賞を受けるメシアンに同行してヘルシンキを訪れたジャンヌ・ロ
リオ(1928-2001)と共演したジョリヴェの作品のように、彼女にとって懐かし
い演奏も収録。フィンランド放送(YLE)のアーカイヴに保存された1969年から
2004年の録音によるアンソロジーでフィンランド放送と Alba Records の共同
制作です。丁寧なマスタリングが施され、単なるドキュメンタリーにとどまら
ず、魅力あるピアニストの音楽を楽しめるアルバムに仕上がっています。

ABCD 305
トランスクリプションの芸術 第2集
サン=サーンス/リスト&ヴラディーミル・ホロヴィッツ編:死の舞踏
J・S・バッハ/アレクサンドル・ジロティ編:
G線上のアリア(管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV1068 より)
ラフマノニノフ/アール・ワイルド編:ヴォカリーズ作品38-14
セバスチャン・ファーゲルルンド(1972-):
Licht im Licht(2007)(ブラームスの「ハイドンの主題による変奏曲」 に
よる幻想曲)
ベートーヴェン/リスト編:交響曲第5番 ハ短調 作品67
リスト=マッティ・マリン(P)
録音:聖ヨハネ教会(ヘルシンキ)
シベリウス・アカデミーの博士課程で「ピアノ・トランスクリプション」の演
奏と論文に取り組むリスト=マッティ・マリン(1976-)が研究の一環として録
音するシリーズ。チェルニー、タールベルク、J・S・バッハ、ベートーヴェ
ン、ロナルド・スティーヴンソン、アレックス・フリーマン、リストを演奏し
た第1集(ABCD240)につづき、「作曲者と演奏者、ふたつの顔をもつヴィルトゥ
オーゾたちが何を考えたか?」をさらに追求していきます。

ABCD 299
スピーラ(Speira)
ヴァンサン・ブショ(1966-):Sonatina Palimpsestica(2002)
シド・ヒッレ(1961-):プロムナード(2008/09)
イーリス・コソネン(1960-):Mariatyyri(2006)
ペッカ・ヤルカネン(1945-):スピーラ(Speira)(2004)
ハッリ・ヴェッスマン(1949-):フィンランディア(2003)
デュオ・ドリュアデス  クリスティナ・クーシスト(バンドネオン) 
マリ・マンテュラ(十弦ギター)
「10弦ギター」(ABCD261)を録音したマリ・マンテュラがバンドネオン奏者の
クリスティナ・クーシストのアンサンブル、デュオ・ドリュアデス。10弦ギタ
ーとバンドネオンのデュオの新しい魅力を探るため、2002年に結成されまし
た。ヴァンサン・ブショ(1966-)、シド・ヒッレ(1961-)、イーリス・コソネ
ン(1960-)、ペッカ・ヤルカネン(1945-)、ハッリ・ヴェッスマン(1949-)。
それぞれスタイルの違う5人の作曲家たちが、このデュオのために書いた、人
生のサイクルであったり、旅と出逢いであったり、"speira(輪)" を共通とす
る作品が演奏されます。




<HUNGAROTON>
HCD 32653
グレゴール・ヨーゼフ・ヴェルナー:6つの4声のフーガ
 第1番ヘ長調 / 第2番ニ短調 / 第3番ハ短調 / 第4番ハ短調 / 第5番ニ短調
/ 第6番ト短調
ヨハン・ゲオルク・アルブレヒツベルガー:6つの四重奏曲Op.16
 第1番イ長調 / 第2番ニ短調 / 第3番ト長調 / 第4番ハ短調 / 第5番ヘ長調
/ 第6番変ロ長調
J.G.アルブレヒツベルガー:ソナタ ハ長調(復活祭のための)Op.11a [1792]
オーセンティック四重奏団(ピリオド楽器使用)
録音:2010年1月15-17日フンガロトン・スタジオ(セッション)
アルブレヒツベルガーのカルテット(HCD32495)をリリース済みのオーセンティ
ック四重奏団が、こんどはアダージョ(第5番のみアンダンティーノ)とフーガ
の2楽章形式に特徴がある「四重奏曲」を世界初録音。先だってもやはりピリ
オド楽器のアンサンブル、リンコントロ四重奏団がほとんど同種のコンセプト
によるアルバム(「フーガの四重奏」ZZT091003)をリリースしたばかり。ここ
ではアルブレヒツベルガーとヴェルナーに絞り、さらにマニアックな内容とな
っています。
ウィーン古典派の時代にもっとも成功したオルガニストで、理論家、対位法の
教師であったアルブレヒツベルガー(1736-1809)は、二重奏から八重奏までに
わたる、弦楽器のための140曲を含む、さまざまな器楽アンサンブルのための
2楽章形式の教会ソナタ(前奏曲とフーガ)を159曲も作曲しています。
オーストリア皇帝ヨーゼフ2世直々に、ウィーンの宮廷礼拝堂のオルガニスト
に任命されたアルブレヒツベルガーですが、そもそもフーガという作曲技法は
ヨーゼフ2世が非常に好んだ形式といわれ、アルブレヒツベルガーは1780年代
以降、献身的に多くの時間をフーガの作曲に費やしています。
このアルバムにはそれぞれ演奏時間4分から7分弱ほどの「四重奏曲」のほか
に、(このアルバムでは省略されていますが)ハープシコードの通奏低音つきで、
やはり2楽章からなるソナタも収録。ゆっくりとした前奏曲はJ.S.バッハのコ
ラールのスタイルによるコラール「キリストはよみがえりたまえり」の音楽。
つづくフーガは復活の喜びを表現した、快活なバロック様式の楽章という構成
になっています。
なお、カップリングには、ヨーゼフ・ハイドンの前任のエステルハージ宮廷楽
長ヴェルナー(1693-1766)によるフーガが収められています。6つのフーガはい
ずれも自作オラトリオ用に作曲したフランス風序曲から弦楽四重奏へのトラン
スクリプション。

HCD 32647
ヨハン・ゲオルク・アルブレヒツベルガー(1736-1809):
「フルートを伴う娯楽音楽」
・4声のディヴェルティメント ハ長調(1777)
・パルティータ ハ長調(1772) *
・4声のノットゥルノ(1777)
・4声のディヴェルティメント ト長調(1761)
・パルティータ ニ長調(1773)
・五重奏曲(1801)
パール・ネーメト(Fl)
サヴァリア・バロック・オーケストラのメンバー、*アンドレア・ヴィグ(Hp)
録音:2010年1月7-10日フンガロトン・スタジオ(セッション)
アルブレヒツベルガーの作品は、聖シュテファン大聖堂の楽長に就任した経歴
も示すように、そのほとんどが教会音楽に集中しています。
そのアルブレヒツベルガーもウィーンに移住する以前には、「ガランテリアス
gallanterias」と呼ばれる、後世が独創性を高く評価する作品の数々を残して
います。もともとは「小間物」を意味する、この楽しい小曲は、さまざまな社
交イベントでの演奏を目的とした、いわゆる「ライトミュージック」で、独奏
楽器または小さなアンサンブルのために作曲され、いくつかの楽章から構成さ
れているのが通例。このアルバムでは、こうした娯楽音楽のうち、すべてフル
ートをフューチャーした作品ばかりを集めています。
若き作曲家がメルク修道院時代に書いたト長調のディヴェルティメントは、フ
ルート四重奏の編成による5楽章形式の作品。ウィーン時代初期の作である2つ
のパルティータは、フルート、ハープとチェロ、そしてフルート、ヴィオラ・
ダモーレとヴィオローネと、それぞれトリオ・アンサンブルのために書かれて
います。同じくウィーン時代初めに作曲されたハ長調のディヴェルティメント
とノットゥルノはともにフルート四重奏用の作品。
通常フルート、ヴァイオリン、2つのヴィオラとチェロを要する五重奏曲は5楽
章形式で、1801年に作曲されています。
すべてが世界初録音の資料的価値に加えて、なにより聴いて楽しい仕上がりと
なっています。

HCD 32626
フバイ:「ヴィオラのための作品全集」
ヴィオラ協奏曲Op.20
ゲルゲイ・ヴァイダ(指)
エルケル室内管弦楽団
彼女の絵の前にOp.38-1 / おとぎ話Op.15-1 / 陽光Op.87-1 / マッジョラータ
Op.15-2 / ロマンスOp.25 / バラードOp.104-1a / 悲歌Op.14-13 / 夢想
Op.49-9 / ハンガリーの詩曲Op.27-1 / ハンガリーの詩曲Op.27-6
マールタ・グヤーシュ(P)
ペーテル・バールショニ(Va)
録音:2010年2月フンガロトン・スタジオ(セッション)
ハンガリー生まれの大ヴァイオリニスト、作曲家イェネー・フバイ(1858-1937)。
先ごろ完結した「ヴァイオリンとピアノのための作品全集」シリーズの続篇に
あたるアルバムが、HUNGAROTONより登場します。
アルバムには、ヴィオラのためのオリジナル作品のほかに、自作ヴァイオリン
曲からの編曲作なども含まれていますが、なかでも“完全な形”での初録音と
なる「ヴィオラ協奏曲」は一番の聴きもの。




<ENZO Recordings>
EZCD 10011
日本語解説書&オビ付き
時任和夫「ピッコロ・ヴィルトゥオーゾ」
ゲオルク・フィリップ・テレマン:ソナタ ヘ短調
ヨハン・セバスチャン・バッハ:ソナタ ト短調 BWV 1020
清水研作:ピッコロのための「星々の記憶へI」
クリストフ・ヴィリバルト・グルック:精霊の踊り
ゲオルク・フィリップ・テレマン:12のファンタジーより 10番 嬰へ短調
オリヴィエ・メシアン:黒つぐみ
アントン・ライヒャ:ソナタ ニ長調 作品 103
時任和夫(ピッコロ)、藤田雅(ピアノ)
2010年3月31日-4月2日 魚沼市小出郷文化会館にて収録
"情熱のピッコロ" フィラデルフィア管弦楽団首席ピッコロ奏者 時任和夫 
待望のソロ・アルバム/アメリカの名門フィラデルフィア管で長年活躍する
日本人演奏家 時任和夫が激しくそしてやさしく魂に語りかける。

EZCD 10012
日本語解説書&オビ付き
「清水研作《海》」
[1] フルート2本とピアノのための「海I」
  Umi I for 2 flutes and piano
[2] ピッコロのための「星々の記憶へI」
  For the Memory of Stars I for piccolo
[3] アルト・フルートのための「MAI」
  MAI, for alto flute
[4] フルートとピアノのための「アルカディアの森で」
  In the Arcadian Forest for flute and piano
[5] ピアノのための「星々の記憶へII」
  For the Memory of Stars II for piano
[6] 独奏フルートのための「異なる時空II」
  Disparate Space-Time II for solo-flute
[7] フルート2本とピアノのための「海II」
  Umi II for 2 flutes and piano
時任和夫(ピッコロ [2])、清水信貴(フルート [1][6][7])、
清水理恵(フルート [1][4][7] アルト・フルート[3])、
藤田雅(ピアノ [1][7])、鈴木賢太(ピアノ [4][5])
2010年3月31日-4月2日 魚沼市小出郷文化会館にて収録
"ハーバード大学より作曲で博士号"という異色の経歴を持つ作曲家・清水研作
と名手たちの饗宴-天地自然の恵みのなかに横たわる儚い生-を音で綴る
清水研作/KENSAKU SHIMIZU(composer)
1961年新潟に生まれる。アメリカ、ボストンのニューイングランド音楽院音楽
理論科、同音楽院大学院作曲科卒業後、ハーバード大学大学院博士課程作曲科
に特待生として入学、Teaching Fellowとして作曲と音楽理論のクラスで教鞭
を取る。後にハーバード大学より博士号取得。これまでに数多くの賞を受賞し
たほか、90年にはヴィエニャフスキ国際作曲コンクールにおいて満場一致の優
勝(2位なし)を果たす。98年フランス国立音響音楽研究所(IRCAM)Stage
Programに選ばれ、コンピュータ音楽の研鑽を積む。




<ORFEO>
ORFEO 045832 2枚組(1枚価格) \2450
[CD 1]
モーツァルト:交響曲第39番変ホ長調KV 543
モーツァルト:交響曲第40番ト短調KV 550
[CD 2]
モーツァルト:交響曲第41番ハ長調KV 551「ジュピター」
モーツァルト:フリーメイソンのための葬送音楽ハ短調KV 477
オイゲン・ヨッフム(指)バンベルク交響楽団
録音:1982年3月22-24日、11月18-20日バンベルク・クルトゥーアラウム
(デジタル・セッション)
巨匠ヨッフムがその最晩年に、かつて首席指揮者を務めて(1971-1973)ゆかり
の深いバンベルク響とともにセッション録音で残したモーツァルトの後期3大
交響曲集。ORFEOレーベル草創期以来ベスト・セラーをつづける不滅の名盤が、
このたびセットになってお買い得な価格で再登場します。




<PREISER>
PRCD 89725 \2080
マッティア・バッティスティーニ アリア集第3集
マスネ:「ラホールの王」(イタリア語)
マルケッティ:「ルイ・ブラス」
ドニゼッティ:
「マリア・ディ・ロアン」,「ファヴォリータ」,
「マリア・ディ・ルーデンツ」
ヴェルディ:
「エルナーニ」,「リゴレット」,「仮面舞踏会」,「運命の力」,
「ドン・カルロ」
ポンキエッリ:「ジョコンダ」
ゴメス:「グァラニ」
モーツァルト:「フィガロの結婚」,「ドン・ジョヴァンニ」
グルック:「パーリデとエレナ」
ワーグナー:「タンホイザー」(イタリア語)
からのアリア,場面
アルバレス:旅立
マッティア・バッティスティーニ(Br)
録音:1921-1924年
19世紀末から20世紀初頭にかけての最も偉大なイタリアのバリトン、マッティ
ア・バッティスティーニ(1856-1928)の第2集。ローマに生まれ、1878年にロー
マでのドニゼッティ「ファヴォリータ」のアルフォンソでデビュー。若い頃は
南米でも歌っているものの、大成してからはヨーロッパだけで歌い、各地で絶
賛されたといいます。引退は1927年ですから、およそ半世紀歌い続けたわけで
す。バッティスティーニの時代はヴェリズモオペラ全盛でしたが、彼はヴェル
ディやドニゼッティを得意としていました。またバッティスティーニの声を気
に入ったマスネが、彼のために「ウエルテル」のバリトン版を作成したことも
知られています。このCDにはバッティスティーニの60代後半の録音が収録され
ています。年齢を感じさせない歌に驚かされます。

PRCD 89723 \2080
エウジェニア・ブルツィオ アリア集
ベッリーニ:「ノルマ」
パチーニ:「サッフォ」
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」,「運命の力」,「アイーダ」,「オテッロ」
ボーイト:「メフィストーフェレ」
チレーア:「アドリアーナ・ルクヴルール」
ロマーニ:「ズルマ」
ポンキエッリ:「ジョコンダ」
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」
プッチーニ:「西部の娘」
マイヤベーア:「アフリカの女」(イタリア語)
からのアリア,ほか
エウジェニア・ブルツィオ(S)
録音:1907-1913年
エウジェニア・ブルツィオ(1872-1922)は、トリノ近郊ポイリーノに生まれた
ソプラノ。ミラノで学び、1899年にトリノでの「カヴァレリア・ルスティカー
ナ」でデビュー。ヴェリズモオペラの大ブームの最中ということもあって、
ブルツィオの表現の幅の激しいドラマティックな歌は大きな人気を呼び、こ
とにプッチーニのソプラノ役で高い評価を得ました。しかし神経質な性格で
睡眠薬を多用したことから、腎不全のため50歳目前で亡くなりました。声は
まったく異なるものの、歌い口や生き様でしばしば半世紀後のカラスと比較
される偉大なプリマドンナです。

PRCD 89722 \2080
ヨジプ・ゴスティク,ドゥサン・ゲオルゲヴィッチ アリア集
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」,「アイーダ」
ワーグナー:「ローエングリーン」
ビゼー:「カルメン」
スメタナ:「売られた花嫁」
チャイコフスキー:「エフゲニ・オネーギン」
ヨジプ・ゴスティク(T)
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」
レオンカヴァッロ:「道化師」
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」
プッチーニ:「トスカ」
R.シュトラウス:「ダナエの愛」
からのアリア,場面
ミラン・サックス(指)クロアチア国民劇場管弦楽団
クレメンス・クラウス(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(「ダナエの愛」のみ)
録音:不明,1952年(「ダナエの愛」)
ドニゼッティ:「愛の妙薬」
ヴェルディ:「トラヴィアータ」
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」
レオンカヴァッロ:「道化師」
マスネ:「マノン」
リムスキー=コルサコフ:「サドコ」
ドゥシャン・ゲオルゲヴィッチ(T)
アルベルト・エレーデ(指)スイス・ロマンド管弦楽団
録音:1948年
ヨジプ・ゴスティク、もしくはドイツ語風にヨゼフ・ゴスティク(1900-1963)
はベルグラード生まれのテノール。リュブリャナ、さらにザグレブで活動、
1940年代初頭にはウィーン・フォルクスオパーにも出演、ことにヴェルディの
オペラで人気を博しました。第二次世界大戦中にベルグラードに戻るものの、
戦後も度々ウィーンなどで歌いました。1952年のシュトラウス「ダナエの愛」
初演でミダスを歌っており、その録音がここにも収録されています。
ドゥシャン・ゲルヴィッチ(1909-1999)は、ベルグラードで活動した後、イタ
リアでプッチーニ・テノールとして人気を博したテノール。リリカルで柔らか
な美声の持ち主で、この1948年のDECCA録音はマニアの間では知る人ぞ知る名
盤として知られているもの。

PRCD 89721 \2080
フリッツ・ファインハルス アリア集
モーツァルト:
「フィガロの結婚」(ドイツ語),「ドン・ジョヴァンニ」(ドイツ語)
ロッシーニ:「ギヨーム・テル」(ドイツ語)
ワーグナー:
「さまよえるオランダ人」,「タンホイザー」,「ローエングリーン」,
「マイスタージンガー」,「ラインの黄金」,「ジークフリート」
マスネ:「ラホールの王」(イタリア語)
マイヤベーア:「アフリカの女」(イタリア語)
ヴェルディ:「アイーダ」(ドイツ語)
からのアリア,場面
フリッツ・ファインハルス(Br)
録音:1907-1911年
フリッツ・ファインハルス(1869-1940)は、ケルン生まれで、30年近くミュン
ヘンで活躍したバリトン。フェリックス・モットルやブルーノ・ワルターが
バイエルン宮廷歌劇場の音楽監督を務めた頃が全盛期で、後者の指揮による
プフィッツナー《パレストリーナ》初演(1917年)では枢機卿ボロメオを歌って
います。得意のワーグナーを中心とした40歳前後の録音が集められています。

PRCD 89724 \2080
エステル・マッツォレーニ アリア集
スポンティーニ:「ヴェスターレ」
ベッリーニ:「ノルマ」
マイヤベーア:「アフリカの女」
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」,「シチリアの晩鐘」,「アイーダ」
プッチーニ:「ジョコンダ」
マスカーニ:「イリス」
カタラーニ:「ローレライ」,「ワリー」
ジョルダーノ:「シベリア」
プッチーニ:「トスカ」
エステル・マッツォレーニ(S)
録音:1908-1917年
エステル・マッツォレーニ(1883-1982)は、現在のクロアチアのシベニク生ま
れのイタリアのソプラノ。1906年にローマでデビュー。1926年に引退するまで
ほとんどイタリア国内だけでしか舞台に立たなかったので、国際的名声を築く
ことはありませんでした。ヴェルディやヴェリズモオペラはもちろん、ケルビ
ーニ「メデア」、スポンティーニ「ヴェスターレ」といった、当時のイタリア
ではほとんど埋れていたオペラのヒロインを歌っており、これがマリア・カラ
スが1950年代にこれらのヒロインを歌う布石になっていることでも知られてい
ます。




<AUDITE>
AU 23416 2枚組 \2250
ワーグナー:
ヴェーゼンドンク歌曲集
「トリスタンとイゾルデ」抜粋
(第1幕への前奏曲,第1幕「タントリス」の物語,第3幕トリスタンの亡骸を前
にした場面,愛の死)
「神々の黄昏」-ブリュンヒルデの自己犠牲
R.シュトラウス:
4つの最後の歌-眠りにつくとき,九月,夕映えの中で
「エレクトラ」-オレストとの再会のエレクトラのモノローグ
キルステン・フラグスタート(S)
ジョルジュ・セバスティアン(指)
ベルリン市立歌劇場管弦楽団
録音:1952年5月9,11日,ベルリン(ライヴ)
20世紀最大のワーグナー・ソプラノといえばこの人、キルステン・フラグスタ
ート(1895-1962)。今年は自伝の日本語訳も出版され、没後半世紀近いという
のにいまだ格別の存在です。このCDに収録されているのは、フラグスタートの
もう一度ドイツで歌いたいという希望からベルリンのティタニアパラストで催
された演奏会のライヴ。56歳のフラグスタートは徐々に舞台から退いていく頃
ですが、ここでは演奏会ということで歌曲のみならず、「トリスタンとイゾル
デ」、「神々の黄昏」の名場面が歌われ、さらにフラグスタートが歌いたいと
勉強しながらもついに舞台で歌うことのなかった(その理由は自伝で語られて
います)「エレクトラ」のモノローグも収録。この一ヶ月後にはロンドンでフ
ルトヴェングラー指揮の「トリスタンとイゾルデ」を録音するフラグスタート
の声は、いまだ全盛期の瑞々しさを保っており、しかも円熟した味わいも豊か
で、まさに至極の芸です。ドイチュラントラジオ・クルトゥーアからの蔵出し
音源を使用しています。

AU 92570(SACD-Hybrid) \2300
コミタス(1869-1935):
アルメニア民謡集:
杏の木、春が来た、烏、鶴、お父さん、子守歌、くもり、小川、月明かり、
アルメニア
ドイツ民謡集:9つのドイツの詩【世界初録音】
ハスミク・パピアン(ソプラノ)、ヴァルダン・マミコニアン(ピアノ)
録音:2005年7月、バヴァリア・スタジオ、ミュンヘン
アルメニア生まれの世界的ソプラノ歌手、ハスミク・パピアンとピアニスト、
ヴァルダン・マミコニアンによる世界初録音を含むコミタスのアルメニア&ド
イツ民謡集。作曲のコミタスは約4000曲を作曲したアルメニアの偉大な作曲者
です。彼の音楽は地域に根差した民謡です。アルメニアは山脈と高原が広がる
山国で地域により起伏に富み、気候が大きく異なります。アルメニアの文化に
しっかりと根ざした歌詞と雄大な音楽が最大の魅力となっております。





<CASCAVELLE>
VEL 3150 \2080
アンリ・デュパルク(1848-1933):
セレナード(1868;G.マルク)
波と瞳(1871;F.コペ)
旅への誘い(1870;ボードレール)
溜め息(1868/69;T.ゴーティエ)
悲しき歌(1868;J.ラオール)
ギャロップ(1868;シュリー・プリュドム)
恍惚(1874;J.ラオール)
戦いのある国へ(1869/70;T.ゴーティエ)
嘆き(1883;A.シルヴェストル)
ミニョンのロマンス(1868;ゲーテの仏語訳)
悲歌(1874;T.ムーアの仏語訳)
遺書(1883;A.シルヴェストル)
フィレンツェのセレナード(1880;J.ラオール)
前世(1876-84;ボードレール)
フィディレ(1872-82/C.M.R.ルコント・ド・リール)
ロズモーンドの館(1879;R.ボニエール)
ノラ・グビッシュ(メゾ・ソプラノ)
アラン・アルティノグル(ピアノ)
録音:2007年8月29-31日 ヴァンセンヌ、フランス
フランクに師事し印象主義の前提をなす近代フランス歌曲に、珠玉のような名
作を残したデュパルク。彼の作品は生前に破棄された作品が多く現存する曲は
少ないです。その中ゲーテやゴーティエの詩に残された作品に美しき歌曲が残
されております。





<HUNGAROTON>
HCD 16890 \2080
カールマーン:マリンカ
レハール:メリー・ウィドゥより
ヨハン・シュトラウスJr.:
「ジプシー男爵」第1幕より、「こうもり」第2幕より、
「ウィーン気質」第2幕より
ツェラー:「小鳥売り」第1幕より
イェネ・フスカ:マリア、金花
プランケット:「コルヌヴィルの鐘」より第1幕
オッフェンバック:「パリの生活」より第4幕
ヴェロニカ・キンチェシュ(ソプラノ)、
ハンガリー・ラジオ&テレビ交響楽団、
ハンガリー・ラジオ&テレビ合唱団、ハンガリー国立管弦楽団、
アッティラ・フュロップ(テノール)、ラヨシュ・ミラー(テノール)、
ヤーノシュ・ベルケシュ(テノール)
HUNGAROTONレーベルに多くの録音をのこしている、ヴェロニカ・キンチェシュ
のオペレッタ傑作選。艶やかでのびやかなキンチェシュの歌声を堪能できる
一枚。





<dB Productions>
DBCD 132 \2300
ミゲル・デ・フエンリャーナ(16世紀初頭-1568):
ティエント第1-4番、ファンタジア 第24,29,30,34,36,51番、デュオ
ディエゴ・オルティス(1510頃-70頃):
「甘き思い出」による3つのレセルカーダ
モッテン・ファルク(ビウエラ)、イングリッド・ファルク(ソプラノ)、
アンナ・ペトリーニ(リコーダー)、
ルイーズ・アニャーニ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
録音:2009年8月16-19日、スウェーデン
スペインのビウエラ奏者でもあった作曲家フエンリャーナの作品集。ビウエラ
はヴィオラ・ダ・ガンバ属の撥弦楽器で、15世紀から16世紀にかけて主にスペ
インで盛んに使われました。2本一組みに張られた6コースのガット弦を用い、
各コースはユニゾンに調弦されており、素朴で味わいのある音色が魅力です。
演奏はスウェーデンのモッテン・ファルク(1973-)です。国際的に活躍する
ファルクは東欧ギター名作集(DBCD 120)をはじめ、dB Productionsに多くの
録音を残しております。優れたテクニックと深い音楽が印象的な若手ギタリ
ストです。





<Grand Slam>
-平成の盤鬼 平林直哉のレーベル-
GS 2051 \2250
ステレオ
パレー/フランス管弦楽曲集
ビゼー:
(1)「カルメン」組曲(1.前奏曲 2.衛兵の交代 3.アルカラの竜騎兵
4.間奏曲 5.アララゴネーズ 6.闘牛士)
(2)「アルルの女」組曲第1番(1.前奏曲 2.メヌエット 3.アダージェット
4.鐘)
(3)シャブリエ:気まぐれなブーレ 
(4)ラヴェル:マ・メール・ロワ(1.眠りの森の美女のパヴァーヌ
2.おやゆび小僧  3.パゴダの女王レドロネット 4.美女と野獣の対話
5.妖精の庭) 
(5)ドビュッシー:イベリア(管弦楽のための「映像」第2曲)(1.街々にて
2.夜の匂い 3.祭の日の朝)
ポール・パレー(指)、デトロイト交響楽団
録音:(1)(2)1956年11月8日、ドテロイト、フォード・オーディトリウム、
(3)(4)1957年3月19日、デトロイト、フォード・オーディトリウム、
(5)1955年12月3日、デトロイト、旧オーケストラ・ホール
使用音源:(1)(2)Mercury(U.S.A.)MDS5-3,(3)(4)MS5-22,
(5)MBS5-8(オープンリールテープ/19センチ、2トラック)
■制作者より
モントゥーの「春の祭典」「火の鳥」(GS-2049)は「驚くほど鮮明」との評価
を得ましたが、このディスクはそれと同じく19センチ、2トラックのオープン
リールテープを復刻の素材として使用しています。2トラックのテープは高音
質でしたが、発売されたカタログ数は少なく、たいへんに希少です。その中
からパレー得意のフランス管弦楽曲集を集めました。とにかく聴いてみて下
さい、この鮮明度は破格です!




<harmonia mundi>
HMU 907433 2枚組 \3780
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻(全24曲)
リチャード・エガー
(チェンバロ/Joel Katzman, Amsterdam, 1991(1638年リュッカースモデル)
録音:2007年3月
リチャード・エガー、チェンバロ奏者としての久々の新譜は平均律クラヴィー
ア曲集第2巻。a’=415と比較的高めのピッチで、高音は輝かしく、中音域も一
音一音くっきりと響き、そして低音はズシンと響く、それでいて全体の音色は
ふんわりと柔らかい名器を用いての演奏。どの曲もゆったりめのテンポ設定で、
エガーの大きな息の音楽作りと、抜群のリズム感がよく活きています。バッハ
による緻密な音の迷宮の細部に施された装飾までくっきりと浮かび上がらせな
がらも、心地よい推進力に満ちた演奏です。あたたかみのある録音も魅力。

HMU 807485(SACD-Hybrid) \2500
「Baltic Runes-バルティック・ルーン」
ヴェルヨ・トルミス(b.1930):
「歌の橋」、「司教と無神論者」、「聖ヨハネの日の歌」
シベリウス:組曲「恋する人」op.14
キリルス・クレーク(1889-1962):三つのフォークソング
エーリク・ベリマン(1911-2006):ラッポニアop.76
ポール・ヒリアー(指)
エストニア・フィルハーモニック室内合唱団
録音:2008年2月
いつ聴いても心に感動のさざ波が起こるシベリウスの「恋する人」にうれしい
合唱版の新録音が登場。ほかにも男声のトーンクラスター的な効果が印象的な
ベリマンの作品など、エストニア・フィルハーモニック室内合唱団のうまさが
際立つ1枚です。
バルティック・ルーン(バルト諸国の古代文字)というこのアルバム、バルトと
フィンランドに古くから伝わる抒情詩や物語に、シベリウス、キリルス・クレ
ーク、エーリク・ベリマンとヴェリヨ・トルミスらが作曲したメロディーを美
しい合唱で辿ります。

HMD 9907535(DVD-Video) \2580
NTSC方式
56’+38’
ボーナス映像
(1)モルテン・ラウリドセン:Sure on This Shining Night 
(2)カーリー・サイモン:Let the River Run 
(3)(伝統曲)The Water is Wide 
(4)(スピリチュアル)Didn't My Lord Deliver Daniel? 
(5)クレイグ・ヘラ・ジョンソン:Will There Really be a "Morning"? 
(6)ドリー・パートン:Light of a Clear Blue Morning 
(7)クレイグ・ヘラ・ジョンソン:Collage: 
(8)バーバー:アニュス・デイ 
(9)(スピリチュアル)Deep River 
(10)モリコーネ:Gabriel's Oboe 
(11)モルテン・ラウリドセン:Soneto de la Noche 
(12)エドワルド・ハイマン:私が恋におちるとき 
(13)エリック・ホイッタクル:What If 
(14)エリザ・ギルクソン:レクイエム 
(15)アニー・レノックス:1000の美しいこと 
(16)タリク・オレガン:トリプティック 
(17)ラリー・ノーマン:アイ・ラヴ・ユー 
(18)シドニー・カーター:ザ・ファースト・オブ・マイ・ラヴァーズ
クレイグ・ヘッラ・ジョンソン(指)
コンスピラーレ(合唱)
トーマス・ブリット((2)打楽器)
収録:2008年10月12日(コンサート)
合唱グループコンスピラーレのコンサートライヴ(演奏会はHMU 907534と同内
容)の映像版商品の登場。ボーナス映像として、カリスマ合唱指揮者、クレイ
グ・ヘッラ・ジョンソンによるリハーサル風景もたっぷり収録。合唱ファンに
おすすめしたい内容です。




<APARTE>
AP 006 2枚組 \2980
L.クープラン(c.1626-1661):作品集
[CD1]組曲ヘ長調、組曲ト短調、組曲ハ長調
[CD2]組曲ハ短調、組曲ニ短調、組曲イ短調、パヴァーヌ(嬰ヘ短調)
クリストフ・ルセ
(チェンバロ/Louis Denis 1658年(ラインハルト・フォン・ナーゲルによる
修復(2004-05年))
録音:2009年7月
クープランというと一般的にはフランソワの方が人気があるかもしれません
が、それでもやはりフランソワのおじにあたるルイ・クープラン(c.1626-1661)
は17世紀鍵盤音楽史上重要な作曲家です。35歳で早すぎる死をむかえたルイは、
「harmonist」としてその名をとどろかせており、その厚い和声と、効果的な
場面で効果的に響くよう書かれた不協和音、すぐれた構築性などは生きていた
当時から学者たちをはじめ玄人筋に喜ばれていました。ルセは豊かな音色の楽
器を用いてルイ・クープランの魅力をあますところなく引き出しています。




<ALIA VOX>
AVSA 9877(SACD-Hybrid) \2750
「ルイ15世時代のコンセール・スピリチュエル」
コレッリ:合奏協奏曲ニ長調Op.6-4
テレマン:組曲ニ長調TWV55:D6、フラウト・ドルチェとヴィオラ・ダ・ガンバ
のための二重協奏曲イ短調TWV52:a1、組曲ホ短調TWV55:e1(ターフェルムジー
ク第1集より)
ラモー:「優雅なインド」組曲
ジョルディ・サヴァール(指、Gamb)、ル・コンセール・デ・ナシォン
録音:2010年2月16-19日カタルーニャ自治州カルドーナ城参事会教会
ヴェルサイユにおける総合芸術としての「祝祭」が音楽活動の中心だったルイ
14世時代が終わり、オルレアン公の摂政期を契機として、文化活動の発信地は
パリに中心を移しました。そのパリにおいて、フランス革命によって終焉を迎
える1790年まで途切れることなく続く「コンセール・スピリチュエル」は、ル
イ15世(在位1715-1774)時代の中期である1725年に始まりました。開始当初、
その設立趣意から、宗教音楽(声楽)と器楽曲が交互に演奏されるプログラムで
したが、後に世俗音楽(声楽)が付け加わったり元に戻ったりし、治世後期の
1751年に取り上げられたシュターミッツの作品を嚆矢として、交響曲という
ジャンルが徐々に取り上げられるようになっていった演奏会でした。
コレッリ、テレマン、ラモーの作品は、この演奏会の歴史の前半強ほどの時期、
主催者や指揮者の作品を除外すると、器楽曲の方で頻繁に取り上げられまし
た。その組曲や協奏曲というジャンルにとっては、聴衆が、新興の中産階級市
民であろうと、宮廷の貴族であろうと問わず、公開の演奏会が、受容=消費の
場であり、流行=趣味を左右する場でした。現代のコンサート(公開演奏会)の
祖とも言える「コンセール・スピリチュエル」において演奏された彼らの作品
を取り上げ、現代にも通じる、受容=消費や流行=趣味という点を念頭に置い
たサヴァール&ル・コンセール・デ・ナシォンは、鮮烈で刺激に満ちた、瑞々
しい演奏をしています。




<KII>
KKC 5089(SACD-Hybrid) \2800
[RCO] RCO 05002
輸入盤・日本語解説書付
(1)ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調 Op.36
(2)ブラームス:交響曲第2番ニ長調 Op.73
マリス・ヤンソンス(指)ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
[2004年10月27、28日アムステルダム・コンセルトヘボウでのライヴ]
ヤンソンスがロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団首席指揮者就任後まもなく
に録音したライヴ。同時期に来日公演でも演奏し、「音楽の友」誌2004年ベス
トコンサート1位に輝いたことが伝説となっています。ヤンソンスならではの
輝かしい音楽に、どこまでも美しく磨き抜かれた弦の音色に酔わされます。
伝統の名門オケの新しい息吹を感じさせてくれます。

KKC 5090(SACD-Hybrid) \3000
[LSO] LSO 0662
輸入盤・日本語解説書付
マーラー:交響曲第4番
ラウラ・クレイコム(ソプラノ)、
ワレリー・ゲルギエフ(指)ロンドン交響楽団
[2008年1月12日ロンドン、バービカンホールでのライヴ]
マーラーの交響曲中でも穏やかで親しみ易いとされる第4番。その先入観を根
底から覆す演奏が現れました。ゲルギエフの徹底的なスコア解釈により、こ
の曲の天国的なやすらぎから地獄の苦悩を弾き出しているのが驚きで、ショ
スタコーヴィチの諸作に通じる強い緊張に満ちた55分を味あわせてくれます。
オーケストラの名人芸、クレイコムのピュアな声も聴きものです。

KKC 5091 \3000
[Orfeo] ORFEO 676071
輸入盤・日本語解説書付
(1)J.S.バッハ:音楽の捧げもの BWV1079
(2)同:前奏曲とフーガ BWV552
(3)フレスコバルディ:3つのトッカータ
コンスタンチン・リフシッツ(Pf)
リフシッツのOrfeoレーベル・デビュー盤。かつての天才少年も30代半ばとな
り、音楽の深みも増して巨匠の風格さえ漂わせる大物となりました。フリード
リヒ大王が与えたテーマをバッハが技法の限りを尽して料理した「音楽の捧げ
もの」は、難物中の難物ですが、リフシッツの驚異的な技巧と解釈であっと言
う間に聴かせてしまいます。時代を超越した小宇宙を作り出す、驚愕の演奏
です。




<Coviello>
COV 61003 \2350
ニコラウス・フーバー(1939-):
(1)白い銅版画(2006)-オーケストラのための
(2)少し過激に、マッチョなコーダで(1992)-
器楽アンサンブルとテープのための
(3)スフィンクスの調べ(1987)-室内オーケストラのための
(4)同じことは同じではない(1978)-スネアドラムのための
ペーター・ルンデル(指)ケルンWDR交響楽団(1)、
ユッカ=ペッカ・サラステ(指)アンサンブル・モデルン(2)(3)、
ライナー・レマー(dr)
1939年生まれのドイツの巨匠作曲家ニコラウス・フーバー。正統派ゲンダイオ
ンガクの書き手で、「白い銅版画」など清く正しい前衛オーケストラ曲が楽し
めます。また「同じことは同じでない」はスネアドラム1本だけで15分の続け
る猟奇作。アナタの神経はこの責めに耐えられますか?

COV 60916 \2350
カローラ・バウクホルト(1959-):
(1)ノイズが響き(2003)-Vn, Vc, Percのための
(2)本能(2007/8)-声楽アンサンブルのための
(3)ロール(2002)-3つのVcとテープのための
(4)ひとりでない(1999/2000)-声楽アンサンブルのための
(5)チェロトリオ
(6)ねじ詩(1989/90)-声と室内楽のための
ワルター・ヌシュバウム(指)
スコラ・ハイデルベルク、チェロトリオ・ブリュ、
トゥルムヘン・アンサンブル
1959年生まれのドイツの女性作曲家バウクホルト。ノイズ系と声を用いた作品
が多く、「ひとりでない」などはドイツ語の会話みたいなものが延々と続きま
す。前衛演劇風なのが興味深い限りです。

COV 60908 \2350
トビアス・PM・シュナイド:
(1)ピアノ三重奏曲第1番「…抽象の海へ…」(2003/8)
(2)大聖堂I-III「ベルトルト・フンメル惜別」(2003)-Pfのための
(3)垂直の地平線III(2008)-Obのための
(4)聖風景(2001/8)-VcとSQ
(5)大聖堂I-III(2004/8)-合奏のための
アンサンブル・トリオログ
ドイツの中堅作曲家トビアス・PM・シュナイドはクラシック音楽のみならず、
ジャズやロック、ワールドミュージックからもインスパイヤされた不思議感
覚の作風が魅力。実験的ながら、ゲームミュージックみたいなカッコよさ。
若い世代に受けること間違いなしのです。

<STRADIVARIUS>
STR 33830 \2180
ルイス・デ・パブロ(1930-):
Los Novisimos(合唱と管弦楽のための;2003)(*)
Vendaval(管弦楽のための;1995)
マドリード州立合唱団(*)
マドリード州立管弦楽団
ホセ・ラモン・エンシナル(指揮)

STR 33838 \2180
フランコ・ドナトーニ(1927-2000):
Tema(12の楽器のための;1981)(*)
Flag(13の楽器のための;1987)(*)
Hot(ソプラノサクソフォンと6つの楽器のための;1989)(+)
Luci(G管フルートのための;1995)(*)
Rasch II(サクソフォン・クアルテット、ヴィブラフォン、
マリンバ、打楽器とピアノのための;1985)(#)
ロレンツォ・ミッサリア(フルート(*))
マリオ・マルツィ(サクソフォン(+))
イタリア・サクソフォン・クアルテット(#)
ディヴェルティメント・アンサンブル(*以外)
サンドロ・ゴルリ(指揮(*以外))

STR 33855 \2180
レスピーギ(1879-1936):歌曲集
霧(1906)/雪(1906)/涙(1896)/短い物語(1904)/舞踏への招待(1906)
ミランダ(1907)/夜想曲(1896)/光(1906)/コントラスト(1906)
憐れんでください、私の神よ
(J・S・バッハ:マタイ受難曲 BWV244 より/レスピーギ編曲)(*)
おじぎ草(1914/1915)
サラ・ミンガルド(アルト)
カルロ・ラーザリ(ヴァイオリン(*))
アルド・オルヴィエート(ピアノ)

STR 33874 \2180
ハイドン(1732-1809):
フルート四重奏曲ニ短調「五度」Op.76 No.2
フルート四重奏曲ハ長調「皇帝」Op.76 No.3
フルート四重奏曲ニ長調 Op.76 No.5
モードゥス四重奏団
ロベルト・パッパレッテーレ(フルート)
クラウディオ・マッフェイ(ヴァイオリン)
ファブリツィオ・メルリーニ(ヴィオラ)
カルロ・ベンヴェヌーティ(チェロ)
おそらくハイドン自身によって弦楽四重奏曲からフルートと弦楽のための四重
奏に書き換えられ、1800年頃にボン(ドイツ)のジムロック社から出版された3作
品を収録。




<REGIS>
RRC 1340 \950
シューマン(1810-1856):
クライスレリアーナ Op.16
ピアノ・ソナタ第1番嬰ハ短調 Op.11
リスト(1811-1886):
「巡礼の年第2年イタリア」から ダンテを読んで
エレーヌ・グリモー(ピアノ)

RRC 1341 \950
天からの声
デュリュフレ(1902-1986):
レクイエム Op.9/グレゴリオ聖歌による4つのモテット Op.10
ハウエルズ(1892-1983):
コレギウム・サンクティ・ヨハンニス・カンタブリジェンセ(1957)から
マニフィカト&ヌンク・ディミティス
レクイエム
ケンブリッジ・セントジョンズ・カレッジ聖歌隊

RRC 1343 \950
テレマン(1681-1767):
無伴奏オーボエのための12の幻想曲
「忠実な音楽の師」から オーボエと通奏低音のための組曲ト短調 TWV41:g5
ハインツ・ホリガー(オーボエ)

RRC 1348 \950
チャイコフスキー(1840-1893):
ロココの主題による変奏曲 Op.33(*)
弦楽六重奏曲ニ短調「フィレンツェの思い出」Op.70(+)
交響的幻想曲「テンペスト」Op.18(#)
ムスチスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ(*))
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団(*)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮(*))
ボロディン弦楽四重奏団、他(+)
ソヴィエト国立交響楽団(#)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮(#))
録音:1963年(*)/1965年(+)/1970年(#)

RRC 1349 \950
ブラームス(1833-1897):ヴァイオリン協奏曲ニ長調
ドヴォルジャーク(1841-1904):ヴァイオリン協奏曲イ短調
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
モスクワ放送交響楽団
キリル・コンドラシン(指揮)
録音:1951年(リマスター:1990年)

RRC 1350 \950
グリーグ(1843-1907):ピアノ作品集
鐘の音 Op.54 No.6/子守歌 Op.38 No.1/蝶 Op.43 No.1
悲歌 Op.47 No.7/別れ Op.4 No.3/秘密 Op.57 No.4
祖国の歌 Op.12 No.8/郷愁 Op.57 No.6/小川 Op.62 No.4
即興的ワルツ Op.47 No.1/祖母のメヌエット Op.68 No.2
過ぎ去った日々 Op.57 No.1/小人の行進 Op.54 No.3
夏の夕べ Op.71 No.2/悲歌 Op.38 No.6/スケルツォ Op.54 No.5
孤独なさすらい人 Op.43 No.2/小妖精 Op.71 No.3/夜想曲 Op.54 No.4
ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)
録音:1986、1988年

RRC 1351 \950
カリンニコフ(1866-1901):交響曲第1番ト短調(*)
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
オペラ「貴族夫人ヴェーラ・シェロガ」序曲(+)
ロシアの主題によるシンフォニエッタ Op.31(+)
ロシアの主題による序曲 Op.28(1866/1879-1880改訂)(+)
ソヴィエト国立交響楽団
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
録音:1975年(*)/1985年(+)

RRC 1352 \950
ムソルグスキー(1839-1881):
組曲「展覧会の絵」(ラヴェル編曲)(*)
歌曲集「死の歌と踊り」(+)
「カルスの奪回」から 凱旋行進曲(#)
はげ山の一夜(リムスキー=コルサコフ編曲)(**)
イリーナ・アルヒーポワ(メゾソプラノ(+))
ソヴィエト国立交響楽団
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
録音:1974年(*)/1989年(+/#)/1963年(**)

RRC 1353 \950
ラフマニノフ(1873-1943):
交響曲第3番イ短調 Op.44(*)
幻想曲「岩」Op.7(+)
スケルツォ(1887;P・ラム校訂)
オペラ「アレコ」から(+)序奏,女たちの踊り,間奏曲,男たちの踊り
ソヴィエト国立交響楽団
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
録音:1968年(*)/1973年(+)

RRC 1354 \950
チャイコフスキー(1840-1893):
12のピアノ小品 Op.4
ロマンス ヘ短調 Op.5
ワルツ=スケルツォ イ長調 Op.7
奇想曲変ト長調 Op.8
ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)
録音:1986、1988年

RRC 1355 \950
リチャード・デリング(1580頃-1630):ラテン語モテット集
Julbilate Deo universa terra / Sancta et immaculata virginitas
Vulnerasti cor meum / Hei mihi! Domine / Surge amica mea
O Crux ave / Te laudamus.. O Beata Trinitas / Jesu decus angelicum
Quem vidistis, pastores? / Panis angelicus / Quam pulchra es amica mea
O vos omnes / Quae est ista, quae ascendit / Adjuro vos filiae
Ardens est cor meum / Paratum cor meum / Cantate Domino
Factum est silentium
ケンブリッジ・クレア・カレッジ礼拝堂聖歌隊
マーティン・ポープ(キタローネ)
ピーター・クレメンズ(オルガン)
ティモシー・ブラウン(指揮)

RRC 1356 \950
ラヴェル(1875-1943):2台のピアノのための作品集
スペイン狂詩曲
序奏とアレグロ
耳で聴く風景 から 鐘の鳴る中で
シェヘラザード(夢幻劇への序曲)
口絵(五手のための)
ラ・ヴァルス
スティーヴン・クームズ、クリストファー・スコット(ピアノ)

<SONY MUSIC ITALY>
88697479712 \2080
ボッケリーニ(1743-1805):
スターバト・マーテル(ソプラノと弦楽合奏のための;1781、初版)G.532(*)
レチタティーヴォとアリア・アカデミカ(第5番)
「惨めなこの私はどこにいるの?…ああ、語っているのは私ではない」G.548
(クリスティアン・シュペックによる批判校訂版)(*)
交響曲第18番ヘ長調 Op.35 No.4 G.512(アントニオ・デ・アルメイダ校訂版)
バルバラ・フリットリ(ソプラノ(*))
ミラノ・スカラ座ヴィルトゥオーゾ管弦楽団
マッティア・ロンデッリ(指揮)
録音:2008年5月、ボローニャ(イタリア)、ライヴ
ミラノ生まれの正統派イタリアン・ソプラノ、バルバラ・フリットリがボッケ
リーニの名曲を歌ったイタリア・ローカル発売盤。




<ACTE PREALABLE>
AP 0202 \2080
トマシュ・カミェニャク(1981-):
秘密の書 Op.25(全12曲;2003)
ピアノ・ソナタ Op.39(2006/2007)
トマシュ・カミェニャク(ピアノ)
録音:2008年7月7-8日、ワルシャワ、ポーランド放送スタジオS1
ポーランドの作曲家・ピアニスト、トマシュ・カミェニャクは「ユゼフ・ヴィ
エニャフスキ:ピアノ作品集 Vol.1」の録音で当レーベルが主宰する「忘れら
れたポーランド音楽の録音コンクール」(2007)で優勝し翌年そのCD(AP 0184)
を、続いて自作自演のピアノ作品集(AP 0190)をリリースしました。「秘密の
書」は前作(AP 0190)に収録された「幻影の書」Op.32(2004)の前篇として二
部作を成す作品。

AP 0203 \2080
アントニ・ストルペ(1851-1872):ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ ニ短調/変奏曲ニ短調
アレグロ・アパッショナート ハ短調/スケルツォ ハ長調
アンダンテ変イ長調/ワルツ変ロ長調/アレグレット第1番イ長調
アレグロ・ノン・トロッポ第2番変イ長調
ステファン・ワバノフスキ(ピアノ)
録音:2009年6月23、29-30日、ワルシャワ、フリデリク・ショパン音楽大学コ
ンサートホール
ポーランドの音楽一家に生まれモニュシュコにも師事しながら、わずか21歳で
亡くなってしまったポーランドの天才作曲家ストルペ。彼の残したピアノ作品
は15曲、そのうち出版されたことがあるのは「ピアノ・ソナタ ニ短調」のみ
でした。収録作品すべてが世界初録音です。ステファン・ワバノフスキは1979
年はクラクフに生まれ、カトヴィツェ音楽アカデミーでアンジェイ・ヤシンス
キにピアノを師事したポーランドのピアニスト。2010年現在ワルシャワのフリ
デリク・ショパン音楽大学博士課程でストルペのピアノ作品を研究中です。当
アルバムに「全集 Vol.1」のような表記はありませんが、全曲録音完結を期待
したいところです。

AP 0204 \2080
Together in Music
ヴィヴァルディ(1678-1841):2つのフルートのための協奏曲ハ長調 Op.47 No.2
アントニン・シュターミッツ[アントニーン・スタミツ]
(1750/1754-1798/1809):
2つのフルート、弦楽合奏とチェンバロのための協奏交響曲ニ長調
ドメニコ・チマローザ(1749-1801):
2つのフルートと弦楽合奏のためのコンチェルタンテ
フランツ・ドップラー(1821-1883)&カール・ドップラー(1825-1900):
リゴレット幻想曲 Op.38
マルシャル・ナルドー(1957-):Comme cinq flutes qui bourdinnent
エヴァ・ムラフスカ、グロ・サンドヴィク、
グドルーン・シグリードゥル・ビルギスドウッティル、
アーシルドゥル・ハラルズドゥッティル、マルシャル・ナルドー(フルート)
コレギウム室内管弦楽団
マルチン・ソンポリンスキ(指揮)

AP 0205 \2080
アレクサンデル・タンスマン(1897-1986):
ピアノを弾く子供たち
第1巻「ミレイユと動物たち」(1939-1951)
第2巻「キオスクの前のマリアンヌ」(1951)
第3巻「架空のバス」(1939-1951)
第4巻「望遠鏡で」(1939-1951)
エルジビェタ・ティシェツカ(ピアノ)
録音:2009年7、8月、ウーチ・フィルハーモニー、ヘンリク・チシ記念室内楽
ホール
「子供たちが学校で習う理論的なピアノ実技と、実際にレパートリーとなる
大作曲家たちの作品との間にある酷いギャップを埋めるために」、タンスマン
が書いた子供のためのピアノ曲集。ミレイユとマリアンヌは彼の娘の名前です。





<ARS HARMONICA>
AH 210 \2180
ジュゼプ・マリア・ルエラ(1900-1988):声楽作品集
聖ジュアン(*)/古いクリスマス・キャロル(*)/悪魔の果実(*)
家の裏に(*)/刈り取り人と羊飼い(*)/私たちの踊り(*)
相続人リエラ(+)/商人の娘(+)/小さな羊飼い娘(+)/ナイチンゲール(+)
謎(#)/牡牛の物語(#)/春の芽生え(#)/恋する女の嘆き(#)
アモローザ第1番(#)/アモローザ第2番(#)/Sabel, la de la alegria(#)
ジョルディ・カザノヴァ(テノール(#))
バリェス・ウリエンタル室内合唱団(*)
アミクス・デ・ラ・ウニオ児童合唱団&バリェス・ウリエンタル室内合唱団
女声(+)
ジュゼプ・ビラ・ジュベル(指揮(*/+)、ピアノ(#))
録音:2009年6月26-28日、レス・フランケゼス・デ・バリェス
(スペイン、カタルーニャ)、
ベリャビスタ劇場ホール
バルセロナに生まれたジュゼプ・マリア・ルエラは様々なジャンルの音楽を残
しましたが、現在ではカタルーニャ民俗舞踊サルダナやその演奏を受け持つコ
ブラという楽団のための音楽、合唱曲や歌曲の評価が高いようです。

AH 212 \2180
フルート&エレクトロニクス
ジェプ・ヌシャ(1955-1998):L'Inizio(1986)
ガブリエル・ブレンチック(1942-):Clarinen tres(1986)
アレクサンドラ・ガードナー:New Skin(2003)
アンドレス・レウィン=リクテル(1937-):Meiso no ne[瞑想の音](2003)
グレゴリオ・ヒメネス:Los Misterios de Mitra
フリアン・エルビラ(フルート)
スペインの現代音楽界で最も注目されているフルーティストで、作曲、新らし
い楽器の開発も手掛ける若き才人フリアン・エルビラ。「瞑想の音」では三橋
貴風の2枚のCDからサンプリングされた尺八サウンドと共演。

AH 213 \2180
アンドレス・レウィン=リクテル(1937-):エレクトロアコースティック作品集
Ressonàncies(2000)  ジャン・ピエール・デュピュイ(ピアノ)
Melodies(2003)  アンナ・ジメネス(リコーダー)
Figures(2000/2003改訂)  シェロ・ジネル(ソプラノサクソフォン)
Seqüencia XI(2001) シハナ・バディブク(ヴァイオリン)
On Freesound water(2000) エレクトロアコースティック
Flauta-Metall(2000)
ピラル・スビラ(打楽器) ジュアン・イスキエルド(リコーダー)
For Harry(Seqüencia XVII)(2007) 
ハリー・スパルナーイ(バスクラリネット)
Fantasia(2003)  ジャン・ピエール・デュピュイ(ピアノ)
Seqüencia XVI(2006)
ダニエル・キーンツィ(テナーサクソフォン)
レイナ・ポルトゥオンド(Enneaphonie)
スペインにおけるエレクトロアコースティック音楽の権威レウィン=リクテル
の2000年以降の作品集。

AH 214 \2180
メランコリー 19世紀ジロナのコンポーザー・ギタリストたち
ジュゼプ・フェレル・イ・エステベ(1835-1916):
モングリの思い出(奇想曲)Op.1/湖畔の夜 Op.14/親密な夜会 Op.17
使者(ワルツ)Op.55/アダージョ Op.60
ジュゼプ・コスタ・イ・ウガス(1826-1881):
華麗な幻想曲(「ラ・トラヴィアータ」の動機による)/有名ワルツ
ボナヴェントゥラ・バソルス(1812-1868):ワルツ
ジュゼプ・フェレル・イ・エステベ:
メランコリー Op.23(2つのギターのための)(*)
スペインのセレナード Op.34(同)(*)/ボレロ Op.38(同)(*)
ジュゼプ・マンザノ(ギター)
カルロス・ガルシア=ベニテス(ギター(*))
録音:2009年9月、2010年1月、サン・リョレンス・デ・ラ・ムガ(スペイン、
カタルーニャ)、
ソノリティ・スタジオ
19世紀にスペイン、カタルーニャのジロナ県(バルセロナの北東)で生まれた
ギタリスト兼作曲家たちの作品だけを集めたアルバム。ジュゼプ・マンザノ
もジロナの生まれです。




<LA MA DE GUIDO>
LMG 2093 \2180
ジョゼフ・テシドル(1752-1811頃):
弦楽四重奏曲第1番変ロ長調
弦楽四重奏曲第5番ト長調
弦楽四重奏曲第2番変ホ長調
カンビーニ弦楽四重奏団
ミゲル・シマロ、ウルリケ・クラーマー(ヴァイオリン)
ローター・ハース(ヴィオラ) ヤン・クンケル(チェロ)
録音:2009年11月9-12日、ミュンヘン、シュテファヌス教会
ピリオド楽器使用。ジョゼフ・テシドルはマドリードのデスカルサス・レアレ
ス修道院や王宮礼拝堂のオルガニストを務めたスペイン、カタルーニャの作曲
家。(生涯に関する情報が少なく、姓名のカタカナ表記が適切かどうかわかり
ません。姓は「ティクシドール」と表記されることもあるようです。)

LMG 2094 \2180
バルタザ・サンペ[バルタサル・サンペル](1888-1966):ピアノ作品集
愛のレー
マヨルカ舞曲集
自作主題による変奏曲
農民の祭礼
ジュアン・モイ(ピアノ)
録音:2009年7月27-29日、バルセロナ、ラウディトリ、ホール2
マヨルカのパルマに生まれたバルタザ・サンペはバルセロナでグラナドスにピ
アノを、フェリプ・ペドレイ(1841-1922)に師事。作曲家・教師・批評家・指
揮者として活躍しましたが、スペイン内戦終結(1939年)とともにフランスに
亡命。さらにメキシコに移住して作曲を続けました。収録のピアノ作品には、
彼が若い頃に行ったバレアレス諸島(故郷のマヨルカ島を含む)の民謡の研究
が生かされています。




<CASTELLO>
ポーランドのコンサート・エージェント「Castello Grupa Tworcza」
(Castello Creative Group)が所属アーティストを起用して立ち上げたレーベ
ル。本体・外装の規格番号表記は「001」等の数字のみですが、その前に
「CASTELLO」を付けて管理いたします。

CASTELLO 001 \2300
クシシュトフ・サドゥオフスキ ギター小品集
フェルナンド・ソル(1778-1839):練習曲ロ短調/アレグレット ト長調
フランシスコ・タレガ(18582-1909):マズルカ ホ短調「アデリタ」
ナポレオン・コスト(1806-1883):練習曲ト長調/メランコリー ホ短調
フェルナンド・ソル:練習曲ト長調
ナポレオン・コスト:ロンド ホ長調/練習曲イ短調 Op.38
フェルナンド・ソル:カンツォーネ ヘ長調
マッテオ・カルカッシ(1792-1853):練習曲ヘ長調
フランシスコ・タレガ:前奏曲ニ短調/練習曲ニ長調「蝶」
ナポレオン・コスト:ロンド ト長調/ガヴォット ハ長調
フェルナンド・ソル:練習曲ヘ長調/練習曲ニ長調
フランシスコ・タレガ:前奏曲ニ長調
フェルナンド・ソル:練習曲ニ長調
ナポレオン・コスト:
ワルツ イ長調 Op.41 No.11/練習曲イ短調/ロンドレット イ長調 Op.51
フランシスコ・タレガ:前奏曲ニ長調
ヨハン・カスパル・メルツ(1806-1856):練習曲ト長調
フェルナンド・ソル:練習曲ロ短調
フランシスコ・タレガ:前奏曲「涙」
フェルナンド・ソル:練習曲ニ長調/練習曲ト長調
ディオニシオ・アグアド(1784-1849):練習曲イ短調
ナポレオン・コスト:練習曲ニ長調
ルイジ・レニャーニ(1790-1877):ワルツ イ長調
ナポレオン・コスト:練習曲ニ長調
フランシスコ・タレガ:前奏曲ト長調
マッテオ・カルカッシ:練習曲イ長調 Op.60 No.3
フランシスコ・タレガ:前奏曲ニ短調「エンデチャ」
クシシュトフ・サドゥオフスキ(ギター)
録音:2006年11月
クシシュトフ・サドゥオフスキはクラクフ音楽アカデミーでナルシソ・イエペ
スの教え子クシシュトフ・コサコフスキに師事したポーランドのギタリスト。
編曲の分野でも活躍しており、1982年以来クラクフの母校で教師を務めていま
す。

CASTELLO 003 \2300
マリオラ・チェニアヴァ イベリア舞曲
モンポウ:歌と踊り 第6番
グラナドス(1867-1916):
スペイン舞曲集 から アンダルサ
スペイン民謡による6つの小品 から はるかな思い
ゴイェスカス から 嘆き、またはマハとナイチンゲール
アルベニス(1860-1909):
2つのスペイン舞曲 Op.164 から タンゴ(No.2)
スペイン組曲 Op.47 から カディス(No.4)
スペインの歌 Op.232 から コルドバ(No.4)/ナバラ
オスカル・エスプラ(1886-1976):スペイン抒情詩第5巻 Op.54 から ハバネラ
ファリャ(1876-1946):
スペインの4つの小品 から アラゴネサ(No.3),クバナ(No.2)
ホアキン・ニン(1879-1949):イベリア舞曲
マリオラ・チェニアヴァ(ピアノ)
録音:2008年5月、クラクフ、コシュキェフ城
マリオラ・チェニアヴァはタデウシュ・ジムジンスキ(クラクフ音楽アカデミ
ー)、アンジェイ・ヤスンスキ(ワルシャワ音楽アカデミー)、カール=ハインツ
・ケンマーリング(ハノーファー音楽演劇大学)に師事したポーランドのピアニ
スト。1986年以来クラクフの母校で教師を務めています。1994年よりクリニ
ツァ(ポーランド)でのマスタークラスでケヴィン・ケナーとともに講師を務め、
2002年、クリニツァの夏の音楽祭の音楽監督に就任しました。

CASTELLO 004 \2300
ピオトル・マフニク SonARTe
ハイドン(1732-1809):ピアノ・ソナタ ヘ長調 Hob.XVI:23
プロコフィエフ(1891-1953):
ピアノ・ソナタ第3番イ短調「古い手帳から」Op.28
ブラームス(1833-1897):ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調 Op.5
ピオトル・マフニク(ピアノ)
録音:2008年7、9月、プシュチナ城(ポーランド)、鏡の間
使用楽器:Fazioli F.278, No.278/451
ピオトル・マフニクはクラクフ音楽アカデミーでステファン・ヴォイタスに師
事し1999年に卒業したポーランドのピアニスト。その後ユージン・インディク
(Eugene Indjic)、ルドルフ・ブフビンダーのもとで研鑽を積み、2004年のマ
リア・カナルス・バルセロナ国際音楽演奏コンクール・ピアノ部門で優勝しま
した。来日演奏歴もあります。

CASTELLO 006 \2300
ロフ・モジェイェフスキ GUSTOSO
フランチェスコ・スピナチーノ(1507年頃活躍)/
ロフ・モジェイェフスキ編曲:タブラチュアによるリュート曲(3曲)
ヌッチョ・ダンジェロ(1955-):リディア調の2つの歌
フェルナンド・ソル(1778-1839):
モーツァルトのオペラ「魔笛」の6つのアリア
ナポレオン・コスト(1806-1883):馬上槍試合(騎士風幻想曲)
ベルンハルト・ヨアヒム・ハーゲン(1720-1787)/
ロフ・モジェイェフスキ編曲:リュート独奏のためのソナタ ロ短調
アレクサンデル・タンスマン(1897-1986):
スクリャービンの主題による変奏曲
ベルンハルト・ヨアヒム・ハーゲン(1720-1787)/
ロフ・モジェイェフスキ編曲:リュート独奏のためのソナタ ロ長調
ロフ・モジェイェフスキ(ギター)
録音:2008年9月1-3日、クラクフ、コシュキェフ城
ロフ・モジェイェフスキ(1983年クラクフ生まれ)はミハウ・ナギ(クラクフ音
楽アカデミー)、トーマス・ミュラー=ペリング(ヴァイマール・フランツ・リ
スト音楽大学)、パブロ・マルケス(バーゼル国立音楽アカデミー)に師事した
ポーランドのギタリスト。古楽にも関心を持ち、ピリオド楽器奏者と共演して
いる他、収録曲にもあるとおりルネサンス・バロック時代のリュート曲のモダ
ーン・ギター用への編曲も行っています。タイトルの「Gustoso」は「趣味の
良い」というような意味。

CASTELLO 009 \2300
マルチン・コジャク ショパン 2010
ショパン(1810-1849):
クラコヴィアク風ロンド(演奏会用ロンド「クラコヴィアク」)ヘ長調 Op.14
ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11
マルチン・コジャク(ピアノ)
クラクフ室内管弦楽団
スタニスワフ・クラフチンスキ(指揮)
録音:2009年6月、
クラクフ・ヴワディスワフ・ジェレンスキ音楽学校コンサートホール
マルチン・コジャクは録音時点でクラクフ音楽アカデミーに在学しステファン
・ヴォイタスに師事しているポーランドのピアニスト。10代ですでに数々のコ
ンクール入賞歴がありあります。2010年5月のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャ
ポン「熱狂の日」にも出演しました。

CASTELLO 005(DVD-Video) \2700
マルチン・ディラ ヴァヴェル城ライヴ
マヌエル・マリア・ポンセ(1882-1948):
ロマンティック・ソナタ、フランツ・シューベルトへのオマージュ
ニコラス・モー(1935-):ミュージック・オヴ・メモリー
マウロ・ジュリアーニ(1781-1829):ロッシニアーナ第1番 Op.119
ホアキン・ロドリーゴ(1902-1999):ヘネラリフェのほとり
マルチン・ディラ(ギター)
収録:2008年8月、クラクフ、ヴェヴェル城、ステファン・バトリの中庭、
第1回「夕暮れのヴェヴェル城」室内楽フェスティヴァル、ライヴ
ポーランド王の古城、クラクフのヴェヴェル城のステファン・バトリの中庭で
行われた史上初の音楽演奏収録。
マルチン・ディラ(1976年ホルズフ生まれ)はヴァンダ・パラチ(クラクフ音楽
アカデミー)、オスカル・ギリア(バーゼル音楽アカデミー)、ソニア・プルン
バウアー(フライブルク音楽アカデミー)、カルロ・マルキオーネ(マーストリ
ヒト音楽院)に師事したポーランドのギタリスト。ポーランドを代表するギタ
リストの一人として世界各地で活躍しています。




<RIVO ALTO>
FOL 0002 2枚組 \3960
ビセンテ・マルティン・イ・ソレル(1754-1806):オペラ「椿事」(珍事)
チンツィア・フォルテ(ソプラノ:イザベッラ)
ルイジ・ペトローニ(テノール:ジョヴァンニ)
ルカ・ドルドロ(テノール:コッラード)
ラケーレ・スタニッシ(ソプラノ:リリア)
ヨランダ・オーヤネット(ソプラノ:ギータ)
ロレンツォ・レガッツォ(バス:ルビーノ)
ブルーノ・デ・シモーネ(バス:ティータ)
ピエトロ・ヴルタッジョ(バス:リザルゴ)
フェニーチェ劇場合唱団&管弦楽団
ジャンカルロ・アンドレッタ(指揮)
録音:1999年9月17日、オルヴィエート(イタリア)、マンチネッリ劇場、ライヴ
前出:Mondo Musica, MFON 22250(廃盤)

FOL 0003 2枚組 \3960
ロッシーニ(1792-1868):オペラ「幸せな間違い」
ルイジ・ペトローニ(テノール:ベルトランド)
カルメラ・レミーニョ(ソプラノ:イザベッラ)
ロレンツォ・レガッツォ(バス:バトーネ)
パオロ・ルメッツ(バス:オルモンド)
ロベルト・スカルトリーティ(バリトン:タラボット)
フェニーチェ劇場管弦楽団
ジャンカルロ・アンドレッタ(指揮)
録音:1998年10月24日、パドヴァ、ライヴ
前出:Mondo Musica, MFON 20142(廃盤)

CRR 2900 \1980
私の声を主に クローチェ没後400年記念
ジョヴァンニ・クローチェ(1557-1609):
Exaltabo te Domine / Voce mea ad Dominum / O sacrum convivium
Laudans exultet / Ecce panis angelorum
Missa sopra la Battaglia[ミサ「戦争」]
アドリアン・ヴィラールト(1490-1562):O magnum mysterium / Ave Maria
アンドレア・ガブリエーリ(1510-1586):
Diligam te Domine / Angelus ad pastores / Hodie completi sunt
Caro mea / Filiae Jrusalem / O quam metuendus
Benedictus Dominus Deus Sabaoth / O salutaris hostia
ジョヴァンニ・ガブリエーリ(1557-1612):Jubilate Deo
ジョヴァンニ・バッサーノ(1558-1617):Cantate Domino
カペッラ・マルチアーナ
マルコ・ジェンマーニ(指揮)
ジョヴァンニ・クローチェはイタリアのキオッジャに生まれたヴェネツィア楽
派の作曲家。モンテヴェルディの二代前にサン・マルコ寺院楽長を務めました。
カペッラ・マルチアーナは合唱32名、サックバット3本にオルガンという編成。
一昔前の合唱による古楽といった趣です。ブックレットが厚いため組物用ケー
スに収められています。

CRR 2211 \1980
【未案内旧譜】
ヴェルディ(1813-1901):序曲集
「アイーダ」、「運命の力」、「ジャンヌ・ダルク」、「ルイザ・ミラー」、
「群盗」、「オテッロ」、「シチリア島の夕べの祈り」(序曲、バレエ音楽)、
「ナブッコ」
ヴェネト・ジャン・フランチェスコ・マリピエロ・フィルハーモニー管弦楽団
マルコ・レトニヤ(指揮)

CRR 2300 \1980
【未案内旧譜】
アパッショナート
アントニオ・バッツィーニ(1818-1897):
妖精のロンド(幻想的スケルツォ)Op.25(1852)
パガニーニ(1782-1840):ヴァイオリンと弦楽のためのソナタ Op.3 No.6
サン=サーンス(1835-1921):アレグロ・アパッショナート Op.43(1875)
サン=サーンス:死の舞踏 Op.40(1875)
フォーレ(1845-1924):悲歌 Op.24(1896)
ファリャ(1876-1946):オペラ「はかない人生」(1913)より 舞曲
パブロ・デ・サラサーテ(1844-1908):ツィゴイネルワイゼン Op.20(1878)
インテルプレーティ・ヴェネツィアーニ

CRR 2310 \1980
【未案内旧譜】
ヴェネツィアの夕べ
ジョヴァンニ・シモーネ・マイアー(1763-1845)編曲:Biondina in gondoleta
イタリア民謡:Vieni sul mar
フランコ・ファッチョ:El dubio
ウルバーノ・トリオーロ:Gondoliero
イタリア民謡/D・ポッツァーリ編曲:I gati(*)
アルトゥーロ・カザデイ:Voga, cocola(+)
アントニオ・ブッツォッラ:
El regalo / L'ingenua / Un baso in falo / El mario a la moda
不詳:In tutti i modi Nina me piase
ジェニ・ソデロ:Fa la nanna bambin
アルトゥーロ・ブッツィ=ペッチャ:Colombetta
シャルル・グノー(1818-1893):Venice(1842)
レイナルド・アーン(1875-1947):
Venezia Op.4(1901)から La biondina in gondoleta(No.4)
カルロ・ペドロッティ(1817-1893): Son Teresa la fiorera(+)
エルマンノ・ヴォルフ=フェッラーリ(1876-1946):Campiello(1936)
ダニエラ・ベノーリ(ソプラノ)
ジャンニ・ステルツィ(テノール(+))
エンツァ・フェッラーリ(ピアノ)
ロベルト・ボッキオ(クラリネット(*))
録音:1997-2002年

CRR 2726 \1980
【未案内旧譜】
ジュゼッペ・タルティーニ(1692-1770):
ヴァイオリン、弦楽とチェンバロのための協奏曲ヘ長調 D.67(*)
チェロ、弦楽とチェンバロのための協奏曲ニ長調(+)
ヴァイオリン、弦楽とチェンバロのための協奏曲ニ短調 D.45(#)
悪魔のトリル(**)
パオロ・チョチョーラ(ヴァイオリン(*))
ダヴィデ・アマディオ(チェロ(+))
ジュリアーノ・フォンタネッラ(ヴァイオリン(#))
エンマヌエーレ・バルディーニ(ヴァイオリン(**))
インテルプレーティ・ヴェネツィアーニ





<ENCHIRIADIS>
EN 2029 \2250
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611):
18のテネブレ・レスポンソリウム
聖週間の聖務日課集(1585)から
[聖木曜日]
私の友は/商人ユダは/弟子の一人が/私は子羊のように/ひとときも
民の長老たちは
[聖金曜日]
まるで強盗に立ち向かうように/暗くなり/私の魂を/彼らは私を引き渡した
不敬な者はイエスを引き渡した/私の眼はかすんだ
[聖土曜日]
羊飼いたちは去り/おお、あなたがたすべての者よ,見よ、その最期を
王たちは立ちあがった/私は見なされた/主が葬られた後
ムジカ・フィクタ
マリア・エウジェニア・ボシュ、アグニェシュカ・グジヴァチ(ソプラノ)
ガブリエル・ディアス、ルイス・バドサ(男性アルト)
ホセ・ピサロ、ディエゴ・ブラスケス(テノール)
ルイス・ビセンテ、バルト・ファンデウェーヘ(バス)
ラウル・マリャビバレナ(指揮)
録音:2009年3月、マラガ県ロンダ(スペイン)、デスカルソス・ビエホス修道院
2011年の没後400年に向けて優れた新録音が次々登場しているビクトリア。ムジ
カ・フィクタはすでに当レーベルからビクトリアの「ミサ・ガウデアームス」
(EN 2003、録音:2000年)、「6声のレクィエム」(EN 2006、録音:2002年)をリリ
ースしていますが、歌唱メンバーはほとんど交替しています。




<LINDORO>
MPC 0119 \2250
神々の笛の楽園
ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク(1562-1621):それは軍神マルス
ジョン・ダウランド(1563-1626):地上に住むすべての人々よ(The Old 100th)
ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク:
詩篇134(見よ、今こそ主をたたえよ;4声)
ヨハン・パッヘルベル(1653-1706):
主である神よ、私たちは皆あなたをたたえる
ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク:
詩篇134(見よ、今こそ主をたたえよ;6声)
エマヌエル・アドリアンセン(1550頃-1604):王子のアルマンド
ウィリアム・ブレイド(1560-1630):
クラント第24番(オランジュ)/クラント第32番(ラヴィニョンヌ)
ロバート・ダウランド(1591頃-1641):アマリッリ、私の美しい人
ヤコブ・ファン・エイク(1590頃-1657):アマリッリ、私の美しい人(第4旋法)
不詳(17世紀中盤):(喜ばしい)五月
マッテイス・ルネンブルグ(1981-):「喜ばしい五月」によるリチェルカーレ
クレメンス・ノン・パパ(1545頃-1602):喜ばしい五月
不詳(17世紀初頭、イングランド):ダフネが美しいフォエボスから逃れたとき
トマス・モーリー(1557頃-1602):ナンシー(第1変奏)
不詳(17世紀初頭、イングランド):モール・シムズ
ヴァレンティン・ハウスマン(1516-1614):舞曲第74番
アンドレアス・ベーレン(1983-):道化師
ジョン・ダウランド:昔の涙/エセックス伯のガリアード
ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク:詩篇68(神は立ち上がり;6声)
J・S・バッハ(1685-1750):人よ、お前の大きな罪を嘆け BWV622/同 BWV402
不詳(16世紀終盤、フランス):サン・ニコラからの帰り道で
ジョヴァンニ・ガストルディ(1550-1619):麗しいセイレーン
ミヒャエル・プレトリウス(1572/1572-1621):ラ・ブレ(中間部)
不詳/アンドレ・ダンカン・フィリドール(1647-1730):アヴィニョンのブレ
ヴァレンティン・シューマン(1520頃-1559以降):天におられる私たちの父
ヨハン・ウルリフ・シュタイグレーダー(1593-1635):
天におられる私たちの父 第4番
アダム・グンペルツハイマー(1559-1625):
天におられる私たちの父(半音カノン)
ザムエル・シャイト(1587-1653):
ユニゾンの3声カノン、聖歌/詩篇68(神は立ち上がり;6声)
J・S・バッハ:
天におられる私たちの父 BWV737
カンタータ「恐ろしき終末がお前たちを引きさらう」BWV90 より
あなたの正しい手で私たちを導いてください(コラール)
ロイヤル・ウインド・ミュージック
パウル・レーンフーツ(指揮)
17世紀にオランダで編纂されたリコーダー曲集に収められた当時流行の旋律が
各国にどのように伝わっていったかを探るという趣旨のアルバム。ロイヤル・
ウインド・ミュージックは1997年、アムステルダム・ルッキ・スターダスト・
クアルテットのメンバーであるパウル・レインフーツによって創設されたリコ
ーダー・アンサンブル。アムステルダム音楽院で学んだ各国出身の奏者十数名
から成り、ソプラニーノからサブコントラバスまで様々なリコーダーを駆使し
て演奏しています。

AA 0105 \2250
ブルックナー(1824-1896):
交響曲第6番イ長調(1899年版)
弦楽四重奏曲 から アダージョ
ノールランド・オペラ交響楽団
アイラ・レヴィン(指揮)
録音:2008年5月、ウメオ(スウェーデン)、
ノールランド・オペラ・コンサートホール
交響曲第6番はブルックナーの弟子シリル・ヒュナイスらの写譜に基づき1899年
に出版された「初版」を使用した演奏で、これが初のステレオ録音であると外
装に記されています。スウェーデン北部の都市ウメオのオーケストラを米国シ
カゴ出身のアイラ・レヴィンが指揮、スペインのレーベルから発売という意外
性に富んだ一枚です。





<VERSO>
VRS 2083 \2250
グラナドス(1867-1916):
ゴイェスカス(1911)
わら人形(1914)
スケッチ集(1912)
ダニエル・デル・ピノ(ピアノ)
録音:2006年2月20-21日、マドリード県グアダラハラ、ラ・トレ文化センター
ダニエル・デル・ピノは1972年レバノン生まれのスペイン人ピアニスト。ホア
キン・アチュカロのもとで勉強を終え、2002年から2005年までトレド音楽院教
授を務めました。





<OBS PROMETEO>
OBS 01 \2250
恐れを知らぬ怒りは燃え 18世紀マラガ大聖堂の音楽
フアン・フランセス・デ・イリバレン(1699-1767):
恐れを知らぬ怒りは燃え(聖体の祝日のためのアリア;1751)(*)
リラは和音を奏で続け(聖体の祝日のためのカンタータ;1740)(*)
雪に覆われた避難所(コントラルトのためのクリスマス・カンタータ;1742)(+)
ハイメ・トレンス(1741-1803):
星に導かれ(王たちの日のための独唱ビリャンシコ;1789)(*)
天地を統べる主よ(聖体の日のための独唱ビリャンシコ;1773)(*)
おお、無敵の指導者よ
(殉教者聖シリアコと聖パウラの祝日のための;1783)(*)
フアン・フランセス・デ・イリバレン:地に喜びあれ
(無原罪の御宿りの祝日のための二重唱カンタータ;1742)(*/+)
マリア・エスパダ(ソプラノ)
ホセ・エルナンデス=パストル(男性アルト)
セビリャ・バロック管弦楽団
ディエゴ・ファゾリス(指揮)
録音:2008年1月28-31日、セビリャ、平和の修道院、聖なる服の信心会礼拝堂
セビリャ・バロック管弦楽団の前作CDで、同じくファゾリスが指揮しエスパダ
も歌っていた「毒蛇 18世紀マラガ&カディス大聖堂の音楽」(Almavivaレーベ
ル、DS 0150)の続編的内容のアルバム。フアン・フランセス・デ・イリバレン
は18世紀スペイン音楽における重要な音楽家の一人。サラマンカで16年間オル
ガニストを務めた後、1733年にマラガ大聖堂の楽長に就任、1766年の引退まで
33年にわたり活躍しました。ハイメ・トレンス(マラガ生まれ)はイリバレンに
信頼され彼の没後にマラガ大聖堂楽長を引き継いだ作曲家。

OBS 02 \2250
ドメニコ・スカルラッティ:サルヴェ・レジナ
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):
はかない希望を抱かせてもらえればよいものを(ナルシスのアリア;
独唱、ヴァイオリンと通奏低音のための;1720、ロンドン)(*)
チャールズ・エイヴィソン(1709-1770):
ドメニコ・スカルラッティの練習曲(ソナタ)に基づく
弦楽と通奏低音のための協奏曲第5番ニ短調(1742-1743、ロンドン)
ドメニコ・スカルラッティ:サルヴェ・レジナ イ長調
(独唱、弦楽と通奏低音のための;1757、マドリード)(*)
弦楽と通奏低音のためのシンフォニア ハ長調
長く仕えて苦しんだ後に
(コントラルト独唱とヴァイオリンのための;1702、リヴォルノ)(*)
チャールズ・エイヴィソン:
ドメニコ・スカルラッティの練習曲(ソナタ)に基づく
弦楽と通奏低音のための協奏曲第10番ニ長調(1742-1743、ロンドン)
ドメニコ・スカルラッティ:
(チャールズ・エイヴィソンの協奏曲第5番、第10番の基となったソナタ)(#)
ソナタ ニ短調 K.10(第10番第2楽章)/ソナタ ニ短調 K.41(第5番第3楽章)
ソナタ ニ短調 K.5(第5番第4楽章)/ソナタ ニ短調 K.9(第10番第4楽章)
ソナタ ハ短調 K.11(第5番第2楽章)
カルロス・メナ(カウンターテナー(*))
セビリャ・バロック管弦楽団(#以外)
ニコラウ・デ・フェゲイレド(指揮(#以外)、チェンバロ(#))
録音:2007年11月、セビリャ、セントロ・ビルヘン・デ・ロイ・レイエス礼拝堂
カルロス・メナが歌い、ニコラウ・デ・フェゲイレド(ブラジル出身の鍵盤楽器
奏者)が指揮した注目のアルバム。チャールズ・エイヴィソンはロンドンでフラ
ンチェスコ・ジェミニアーニ(1687-1762)に師事し、彼を模範にイタリア様式の
弦楽合奏協奏曲を書いた作曲家・指揮者・音楽著述家。現在ではドメニコ・ス
カルラッティのソナタに基づく合奏協奏曲を書いた人としてもっぱら知られて
いるかもしれません。最後にフィゲイレドがチェンバロを弾いて元ネタを披露
しています。





<COLUMNA MUSICA>
1CM 0229 3枚組 \4440
ワーグナー(1813-1886):オペラ「ローエングリン」
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ:エルザ・フォン・ブラバント)
フリッツ・ウール(テノール:ローエングリン)
フランツ・クラス(バス:ハインリヒ1世)
カルロス・アレクサンダー(バリトン:フリードリヒ・フォン・テルラムント)
クリスタ・ルートヴィヒ(メゾソプラノ:オルトルート)
ジャン・ピエトロ・マストロメイ(バス:王の伝令)
コロン劇場合唱団&管弦楽団
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮)
録音:1964年10月、ブエノスアイレス、コロン劇場、ライヴ モノラル
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス・コレクション
Vol.8。ロス・アンヘレスにとっては珍しいワーグナー・オペラ出演時のライヴ
録音。既出の音源ですが、彼女のファンなら手に入れておきたいアイテムで
しょう。




<Alto>
ALC 1076 \880
「テルプシコーレ」、他からの舞曲集
ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621):舞曲集「テルプシコーレ」(1612)から
序奏とクラント,バレ,鶏の踊り,漁師と農婦たちの踊り,
謝肉祭の踊りと火の踊り,ガヴォット組曲,スパニョレッタとブレ
トワノ・アルボー(1520-1595):オルケゾグラフィ(1589)から
バス・ダンス,ビュファン,ガリアード,アルマン,モリス・ダンス,
ガリアード,トルディオン,パヴァン,ブランル
グレゴリオ・ランブランツィ(活躍:18世紀初期):
「新しく興味深い劇場用舞踏教本」(1716)から
第1シークエンス;ボロニェーザ(ジグ)-ナルシシン-ディモ・イェズ-ジェニオ
第2シークエンス;ルベルト-ラ・ディサメクティア-アントレ
第3シークエンス;ロージ-ウルロ・バショ
アントニー・ホルボーン(1545頃-1602):
「短いアリア集、荘重な、また軽快な」(1599)から
ウォントン,ノエルのガリアード,ヘイホー、休日だ,チョイス,
それは聖夜に降りてきた,妖精のラウンド,最後の意思と遺言,
すいかずら,マリーゴールド,新年の贈り物,夜警
クリストフ・デマンティウス(1567-1643):
ドイツとポーランドの舞曲集(1601)から 9曲
プレトリウス・コンソート
クリストファー・ボール(指揮)
録音:1976、1980年 初出:EMI(39曲中21曲) 前出:Regis, RRC 1076

ALC 1104 \880
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲第4番ヘ短調 Op.36(*)/弦楽セレナード ハ長調 Op.48(+)
ソヴィエト国立文化省交響楽団(*)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮(*))
モスクワ放送交響楽団(+)
ウラディーミル・フェドセーエフ(指揮(+))
録音:1988年(*)、1992年(+)、モスクワ放送大スタジオ(*/+)
ライセンサー:via A-Tempo(Prague)/ Aquarius
外装に西側初出と表記されています。
(*)の楽団名表記は「ロシア連邦交響楽団」。

ALC 1105 \880
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲第5番ホ短調 Op.64(*)/カンタータ「モスクワ」(+)
ソヴィエト国立文化省交響楽団(*)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮(*))
ニーナ・デルビーナ(メゾソプラノ(+))
アレクサンドル・ポリアコフ(バリトン(+))
モスクワ放送合唱団&交響楽団(+)
ゲンナジー・チェルカーソフ(指揮(+))
録音:1988年、モスクワ放送大スタジオ(*)/1988年、国立放送スタジオ5、
ライヴ(+)
ライセンサー:A-Tempo Veralag spol. s.r.o. / Aquarius 前出:Regis,
RRC 1182(+)
外装に西側初出(*)と表記されています。
(*)の楽団名表記は「ロシア連邦交響楽団」。

ALC 1118 \880
ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):モテット集
今日キリストが生まれた SWV456/わが子、アブサロンよ SWV269
山の上で叫びが聞こえた SWV396/ああ、私は悲しい、主よ SWV65
私はあなたに感謝します、主よ SWV347/天使は羊飼いたちに言った SWV395
おお、あなたは何と美しい SWV265/キリストの魂が私を清め SWV325
私の神の望むことは、すべて成される BWV392(*)
山の上で叫びが聞こえた SWV396(+)/私の心は主において歓呼し SWV258
主において逝く者は幸いである SWV391
プロ・カンツィオーネ・アンティクァ
ジェイムズ・ボウマン、ポール・エスウッド、
ケヴィン・スミス(カウンターテナー)
ポール・エリオット、イアン・パートリッジ、
ジェイムズ・グリフェット(テノール)
ブライアン・イサリッジ、マイケル・ジョージ(バス)
ロンドン・コルネット&サックバット・アンサンブル(*以外)
リストレーション・アカデミー(*/+以外)
エドガー・フリート(指揮(*/+以外))
イングリッシュ・コンソート・オヴ・ヴァイオルズ(*/+)
ブラッドフォード・トレイシー(オルガン(*/+))
マーク・ブラウン(指揮(*/+))
録音:1979年、、ロザリンド・ヒル・チャペル、ADD(*/+以外)/
1983年、DDD(*/+)
ライセンサー:PCA, Yorks
初出:ASV(*/+以外) 前出:Regis, RRC 1168(+以外)、RRC 1065(+)

ALC 1119 \880
ショパン(1810-1849):夜想曲選集
夜想曲
Op.9 No.2/Op.15 No.1/Op.15 No.2/Op.27 No.1/Op.27 No.2
Op.32 No.1/Op.48 No.1/Op.55 No.1/Op.55 No.2/Op.62 No.2
Op.72 No.1/嬰ハ短調 Op. Posth.
幻想即興曲 Op.66/舟歌 Op.60
キャスリーン・ストット(ピアノ)
録音:1996年、ブリストル(英国)、ブランドン・ヒル、聖ジョージ教会/
リマスター:2003年
ライセンサー:Jane Ward Management
初出:Unicork-Kanchana 前出:Regis, RRC 1159

ALC 1120 \880
マーラー(1860-1911):
リュッケルトの詩による3つの歌曲
私はこの世に捨てられて/私は快い香りを吸い込んだ/真夜中に
交響曲「大地の歌」(*)
キャスリーン・フェリアー(アルト)
ユリウス・パツァーク(テノール(*))
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ブルーノ・ワルター(指揮)
録音:1952年、AAD、モノラル 原盤:Decca




<COLUMNA MUSICA>
1CM 0206 \2250
20世紀カタルーニャの作曲家たち Vol.5 無伴奏ヴァイオリンのための作品集
ジュアキン・オムス(1906-2002):ソナタ(1941)
シャビエ・トゥルイ(1922-2000):ディヴェルティメント(1990)
フランセスク・タベルナ=ベク(1931-):4つの独白(1988)
ジョルディ・セルベリョ(1935-):4つの奇想曲(1988)
ダビド・パドロス(1942-):軌道(1986)
ジョゼ・ルドリゲス・ピコ(1953-):夜想曲(1985)
サルバド・ブルトンス(1959-):そして地には平安あれ Op.97(2004)
カティア・ノベイ(ヴァイオリン)
録音:2006年1、2月、バルセロナ、スタジオ・テディサウンド
カティア・ノベイは2006年にバルセロナ交響楽団に入団したスペイン、カタル
ーニャ出身のヴァイオリニスト。

1CM 0207 \2250
20世紀カタルーニャの作曲家たち Vol.6 無伴奏ヴィオラのための作品集
ジュアキン・オムス(1906-2002):
セクエンツィア(1982)/モノローグI(1979)/モノローグII(1979)
フランシスコ・フレタ・ポロ(1931-):ソナタ
フランセスク・タベルナ=ベク(1931-):サイクロン Op.68(1978)
ジョルディ・セルベリョ(1935-):思い出(2000)/伝説(2000)
ベネト・カザブランカス(1956-):小品(あるバレエの音楽;1986)
アシャン・ピライ(ヴィオラ)
録音:2006年1、2月、バルセロナ、スタジオ・テディサウンド
アシャン・ピライは1969年スリランカに生まれた英国のヴィオラ奏者。
2000年にバルセロナ交響楽団首席奏者、2001年にバルセロナ高等音楽院ヴィオ
ラ科教授に就任。

1CM 0214 \2250
聖なる歌 カタルーニャ教会音楽の千年
不詳(13世紀):Cedit frigus hiemale(1250頃)
不詳(14世紀):Mariam, matrem Virginem(「モンセラトの朱い本」から)
不詳(15世紀):E la don don, Verges Maria
ジュアン・ブルデュー(1520頃-1591):Goigs de Nostra Dona(1585)(抜粋)
ジュアン・パウ・プジョル(1570-1626):Regina caeli laetare
ジュアン・セレロルス(1618-1680):!Ay, que dolor!
フランセスク・バリュス(1671頃-1747):Qui tollis peccata mundi(1702)
アントニオ・ソレル[アントニ・スレ](1729-1783):
Laudate pueri Dominum(1783)
フェルナンド・ソル[フェラン・ソルス](1778-1839):
O crux ave, spes unica(1804)
クリストフル・タルタブイ(1888-1964):Ecce panis Angelorum(1940以降)
フェデリコ[フェデリク]・モンポウ(1893-1987):
賢王アルフォンソ10世の2つのカンティガ(1957)
ジュゼプ・ビラ・カザナス(1966-):サンクトゥス-ベネディクトゥス(1994)
フォルム・ヴカル室内合唱団
器楽合奏団
ダニエル・メストレ・ダルマウ(指揮)
録音:2008年7月11-13日、2009年11月28日、
グラヌリェルス(バルセロナ近郊)、聖エステベ教会

1CM 0225 \2250
チェロ・クアルテットのためのオリジナル作品集
ルドルフ・マッツ(1901-1988):序奏とスケルツォ
ドメニコ・ラボッチェッタ(1823-1896):アダージョ
ゲオルク・ゴルターマン(1824-1898):ロマンス
ギヨーム・パク(1825-1876):キュリスの思い出
ミシェル・コレット(1709-1795):不死鳥
フリードリヒ・グルツマッハー(1832-1903):賛歌 Op.65
ヴィルヘルム・フィッツェンファーゲン(1848-1890):アヴェ・マリア Op.41
ゲオルク・クリストフ・ヴァーゲンザイル(1715-1777):ソナタ ハ長調
ジャウメ・パイサ(1880-1969):2つの郷愁のコラール
エンリク・モレラ(1865-1942):メランコリー
ロジェッリ・ウゲト・イ・タジェイ(1882-1956):マラゲニャ
[ボーナス・トラック]
カタルーニャ民謡/パブロ[パウ]・カザルス(1876-1973)編曲:鳥の歌
トリットン・チェロ・アンサンブル
ジュゼプ・バサル、ボンシン・コー、アルベルト・ローマン、
ヴォルフガング・レーナー(チェロ)
録音:2008年7月7日、2009年11月22-26日、サン・モーリッツ(スイス)、
プロ・ムジカ・エ・クルトゥラ財団
チェロの合奏といえば編曲レパートリーを連想しがちですが、ここで演奏され
るのはボーナスの1曲をのぞきすべてチェロ・クアルテットのために書かれた
オリジナル作品。トリットン・チェロ・アンサンブルはスペイン、合衆国、ス
イス、ドイツ出身のチェリストによる四重奏団。

1CM 0227 \2250
ギリェルモ・イリアルテ(1973-):親密な意図 ピアノ作品集
9つの素朴な版画-ミヒャエル・エンデの記念に
霧のソナタ-ロカ岬の向こうに/至高への憧れ(子守歌)
夜想曲第2番/同第3番/同第4番/同第5番
中庸からの5つのトッカータ
ギリェルモ・イリアルテ(ピアノ)
録音:2009年7月15-17日、9月18日、バルセロナ県リェロナ、
ムラレダ・スタジオ
ギリェルモ・イリアルテはスペインのカセレスに生まれ、ラモン・コル、ジュ
ゼプ・コロム、ロザリン・テュレックに師事したピアニスト。作曲家としては
基本的に独学。

1CM 0228 \2250
アマルゴス&ビダル コブラの2つの現代的ヴィジョン
ジュアン・アルベルト・アマルゴス(1950-):
カラー・ヴァリエーション
コブラと4人の器楽独奏者のためのシンフォニエッタ・コンチェルタンテ(*)
リュイス・ビダル(1959-):聖ジョルディの伝説(+)
カルロタ・アマルゴス(ヴァイオリン(*))
マヌエル・マルティネス・デル・フレスノ(チェロ(*))
ジョルディ・ビラプリニョ(ピアノ(*))
サンティ・モラス(打楽器(*))
コブラ・サン・ジョルディ(+)
リュイス・ビダル・トリオ
リュイス・ビダル(ピアノ) マサ・カマグチ(ダブルベース)
ダビド・シルグ(ドラムス)
ジュアン・アルベルト・アマルゴス、リュイス・ビダル(指揮)
コブラとは本来カタルーニャの民族舞踊「サルダーナ」を伴奏する、
金管楽器およびテノラ他スペイン独特のリード楽器を主体とするバンドのこと。
ジャズのビッグバンドのような演奏をすることもあります。これはバルセロナ
生まれの二人の作曲家がコブラに新しい視点を持ち込んだ作品集。

1CM 0235 \2250
クラリネットとピアノのためのヴォルトゥオーゾ音楽 Vol.2
ヨハネス・ヴェンツェスラウス・カリヴォダ(1801-1866):序奏と変奏曲
ルイ・カユザック(1880-1960):カンティレーヌ
シューマン(1810-1856):幻想小曲集 Op.73
サン=サーンス(1835-1921):ソナタ変ホ長調 Op.167
マルセル・オルム(1937-):風景 Op.91
ジョゼフ・ホロヴィッツ(1927-):ソナティナ
ニルス・ウィルヘルム・ゲーゼ(1817-1890):幻想小曲集 Op.43
ホセプ・フステル(クラリネット)
イサベル・エルナンデス(ピアノ)
録音:2009年10月4-5日、マドリード王立高等音楽院マヌエル・デ・ファリャ
・ホール

1CM 0236 \2250
ジロナ XXI Vol.3 カタルーニャと世紀末
ジョルディ・セルベリョ(1935-):
クラリネットと弦楽合奏のためのコンチェルティーノ(1993)(*)
ムイゼス・ベルトラン(1967-):
沈黙の視線(ギターと弦楽合奏のための;2003)(+)
ミケル・ルジェ(1954-):弦楽のためのディヴェルティメント(1981)
ホセプ・フステル(クラリネット(*))
ジュアン・カルレス・マルティネス(ギター(+))
ジロナXXI
カルレス・フィブラ(ヴァイオリン、コンサートマスター) 他
マネル・バルディエズ(指揮)
録音:2009年11月16-17日、バルセロナ県グラマネト、サンタ・コロマ、
アウディトリ・ロチ・イ・トゥラス

1CM 0237 \2250
マヌエル・ブラスコ・デ・ネブラ(1750-1784):ピアノ作品全集 Vol.2
フォルテピアノ・ソナタ集(モンセラト修道院の写本第2998番に拠る)
第1番イ長調/第2番ハ短調/第3番ニ長調/第4番ハ長調
第5番ニ短調/第6番ホ短調/第7番ヘ長調/第8番ハ長調
第9番イ短調/第10番ハ長調
ペドロ・ピケロ(ピアノ)
録音:2009年10月31日、11月1日、マドリード、ビクトリア・デ・ロス・アンヘ
レス音楽院
セビリャ生まれの作曲家・オガニスト、ブラスコ・デ・ネブラの作品を、1976
年セビリャ生まれのペドロ・ピケロがモダーン・ピアノで演奏。
Vol.1: 1CM 0219。

1CM 0238 \2250
花ばかり ヴィオラとピアノのためのカタルーニャ音楽
リカルド・ラモテ・デ・グリグノン(1899-1962):スケルツィーノ(1943)
サルバド・ブルトンス(1959-):ソナタ(1982)
シェビエ・モンサルバジェ(1912-2002):サンティアゴへの巡礼(1999)
フェデリコ[フェデリク]・モンポウ(1893-1987):
君の上には花ばかり(1942)/2つの歌(1942); 牧歌,川に降る雨
アウレアーナ・ド・シル(1951)
ナルシス・ブネト(1933-):ソナティナ(1952)
フェデリコ・モンポウ:4つの歌曲(1925)
道端のばら,木の葉のカーテン,不確かさ,雪
カタルーニャ民謡:鳥の歌
アシャン・ピライ(ヴィオラ)
アルベルト・ジメネス(ピアノ)
録音:2008年10月27-28日、タラゴナ県ベンドレイ(スペイン、カタルーニャ)、
アウディトリ・パウ・カザルス
アシャン・ピライは1969年スリランカに生まれた英国のヴィオラ奏者。2000年
にバルセロナ交響楽団首席奏者、2001年にバルセロナ高等音楽院ヴィオラ科教
授に就任。

1CM 0241 \2250
フェデリコ[フェデリク]・モンポウ(1893-1987):
歌と踊り 歌曲とピアノ作品集
祖母の歌(*)(+)/アメリアの遺言(*)(+)/勝利の歌(*)
あなたは無限[Ets l'infinit](*)(+)
霧が降りてくるように[Et sento que vens](*)(+)
恋人はいつ去る[Quand l'amant sortit](*)(+)
民謡による6つの和声変奏曲(+)/タンゴ(+)
モンジュイックの橋(+)/縄跳びする少女の踊り/午後の小墓地
ポール・ヴァレリーの詩による5つの歌(*)
偽りの死,ほのめかし,失くしたワイン,空気の精,歩み
牧歌(*)/川に降る雨(*)/最後の旅(*)/詩篇(*)(+)
マリサ・マルティンス(ソプラノ)
マック・マクルーア(ピアノ)
録音:2009年、バルセロナ県リェロナ、スタジオ・ムラレダ
(+)は世界初録音と表示されています。曲名の日本語訳は適切でないかもしれ
ません。

1CM 0242 \2250
フェデリコ[フェデリク]・モンポウ(1893-1987):印象 ピアノ作品集
山の印象(1910)(*)/2つの印象(1911)(*)/2つの歌(*)
ラ・ガリガの印象(1913-1916)から ラ・ガリガの小聖堂
「鉱夫の生活」による3つの印象
[Impressions sobre la vida d'un miner](1914)(*)
バイ・プラ(カタルーニャ舞曲)(*)/2つのアラベスク(1915)
野原に入る恋人たち(1916)(*)/時間(1915)/前奏曲(1913)
クリスマス(1914-1917)/内なる印象(1910-1920)
バリオ・デ・ラ・プラヤの印象
マック・マクルーア(ピアノ)
録音:2009年、2010年3月、バルセロナ県リェロナ、スタジオ・ムラレダ
(*)は世界初録音と表示されています。曲名の日本語訳は適切でないかもしれ
ません。

1CM 0243 \2250
ポール・ボウルズとスペイン
ポール・ボウルズ(1910-1999):
メムノン(ジャン・コクトー詩)/山地の3つの歌(民俗詩)
マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):7つのスペイン民謡
シルベストレ・レブエルタス(1899-1940):
子供の5つの歌(フェデリコ・ガルシア・ロルカ詩)
ポール・ボウルズ:4つの歌(フェデリコ・ガルシア・ロルカ詩)
アントン・ガルシア・アブリル(1933-):
スペインの3つの歌(フェデリコ・ガルシア・ロルカ詩)
ポール・ボウルズ:死の危険(George Linze 詩)
ポール・ボウルズ:噴水のほとりに降る落ち葉(ポール・ボウルズ詩)
ミケル・オルテガ(1963-):
レバノン山の九頭のガゼル(ロドルフォ・ヘスラー詩)
アントン・ガルシア・アブリル:恋の盲人(ホセ・ビニャルス詩)
エルネスト・レクオナ(1895-1963):
フアナ・デ・イバルボウロウの詩による5つの歌
アナ・ヘスラー(メゾソプラノ)
エンリケ・ベルナルド・デ・キロス(ピアノ)
録音:2010年3月3-5日、マドリード県ボアディリャ・デル・モンテ、ベラグア
庭園
「シェルタリング・スカイ」等で知られる合衆国の作家でコープランド門下の
作曲家でもあったポール・ボウルズ。1947年以来モロッコのタンジェに住んで
いた彼はスイス出身のスペイン画家ルドルフ・ヘスラー(1927-1999)と知り合
い、スペインの芸術家との関わりを深めました。ヘスラーの息子アレハンドロ
は画家、ロドルフォは詩人(収録されているオルテガの作品の詩は彼の作)とし
て活躍。メゾソプラノ歌手となった娘アナは親友どうしであった父とボウルズ
にこのアルバムを捧げました。

1CM 0248 \2250
黄金の王冠 ヨーロッパを背景としたスペインとポーランドの音楽的関係
マルチン・ミェルチェフスキ(1600頃-1651):
3声のカンツォン、2つのカントゥスとファゴットのバス
フランチェスコ・ロニョーニ(?-1626頃):
パレストリーナの「野山は花のにぎわい」によるグロサ
バルトロメ・デ・セルマ・イ・サラベルデ(1580/1590-1638):
野山は花のにぎわい(パッサジャート、バス・ソロ)
野山は花のにぎわい(パッサジャート、2声、バスとソプラノ)
ヤン・デ・ルブリン(16世紀):
ポズナニア/ガリクム/イタリカ/ヒスパニアルム
タルクイニオ・メルラ(1595-1665):ラ・メルラ/ソナタ第2番/ラ・ガリーナ
バルトロメ・デ・セルマ・イ・サラベルデ:
バス・ソロのためのファンタジア(「騎士の歌」による)
ヤン・ポドビェルスキ(17世紀):前奏曲
アダム・ヤジェンブスキ(1590頃-1649):黄金の王冠/おかえりなさい
バルトロメ・デ・セルマ・イ・サラベルデ:
4声のカンツォン[2]、2つのソプラノ、アルトとバス
ラ・フォリア(バロック音楽グループ)
ペドロ・ボネト(リコーダー、ディレクター)
ベレン・ゴンサレス・カスタニョ(リコーダー)
フェルナンド・サンチェス(ドゥルツィアン)
ギリェルモ・マルティネス・コンセプシオン(チェロ)
ラウラ・プエルト(チェンバロ)
録音:2010年3月6-7日、マドリード、
マドレス・メルセダリアス・デ・D・フアン・デ・アラルコン修道院教会
ヨーロッパの北東と南西に離れたカトリックの大国ポーランドとスペインの
音楽史における関係を探究したアルバム。ラ・フォリアは1977年にマドリー
ドで創設されたピリオド楽器アンサンブル。4枚の旧譜CDがDahizレーベルか
ら発売されています。

1CM 0254 \2250
アルベニス(1860-1909):
スペイン組曲 Op.47
旅の思い出 Op.71
カティア・ミシェル(ピアノ)
録音:2009年10月30-31日、ジロナ県ジャフレ・デ・テ(スペイン)、
スタジオ・ラウディトリウム
若き演奏家コレクション
No.12。カティア・ミシェルは17歳でラフマニノフのピアノ協奏曲を弾いてデ
ビューしたスイス・スペイン(二重国籍?)のピアニスト。

1CM 0255 \2250
トルドラ、メシアン、フランク:ソネットからソナタへ
エドゥアルド・トルドラ[トゥルドラ](1895-1962):
ヴァイオリンとピアノのための6つのソネット(1922)
オリヴィエ・メシアン(1908-1992):
ヴァイオリンとピアノのための主題と変奏曲(1932)
フランク(1822-1890):ヴァイオリン・ソナタ イ短調(1886)
アレハンドロ・ブスタマンテ(ヴァイオリン)
ジョゼ・エンリケ・バガリア(ピアノ)
録音:2010年1月13-17日、マドリード、ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス音
楽院ホール
若き演奏家コレクション
No.13。アレハンドロ・ブスタマンテ(1984年マドリード生まれ)とジョゼ・エ
ンリケ・バガリア(1978年バルセロナ生まれ)はコンスタントにデュオ活動を展
開しています。。




<DISCMEDI>
DM 4648-02 \2180
アグスティ・コイ・グラウ(1921-):サルスエラ「エル・ブルクの鼓手」(1964)
ダビド・アレグレト(テノール:エル・ブルクの鼓手アルベルト)
ルト・ナバル(ソプラノ:妻ルゼ)
リュイス・シンテス(バリトン:フランス軍将校マルセル)
ダルマウ・ゴンザレス(テノール:刈り取り人トゥネト)
ミレイア・カザス(ソプラノ:女中メルセネタ)
マネル・スラス(俳優:ゲリラ兵隊長アンドレウ)
サン・ジョルディ合唱団
リセウ大劇場アカデミー管弦楽団
サルバド・ブルトンス(指揮)
録音:2008年11月27-30日、オルタ・サレジオ会学校の劇場
カタルーニャの作曲家コイ・グラウのカタルーニャ語サルスエラ。2009年3月
のバルセロナ・リセウ大劇場での公演も評判を呼びました。

BLAUCD 475 \2080
【未案内旧譜】
フランセスク・ルセリョ(1828-1898):
合唱と管弦楽のためのミサ
(3声のミサ;1884/ジュアン・バルコンス編曲版)(*)
スペイン舞曲、サロン用ピアノ小品(+)
ヴァイオリンとピアノのための協奏曲(#)
シウタデリャ・セステル合唱団(*)
フェレリエス・クラウ・デ・ソル合唱団(*)
メノルカ・フィルハーモニー管弦楽団(*)
ミケル・バウサ(指揮(*))
ニコラス・サンチェス・ジラベルト(ヴァイオリン(#))
デブラ・モンセラト(ピアノ(+/#)
録音:2007年4月
(*)はジュアン・バルコンス(1942-)のオーケストレーション版による演奏。
(+)(#)はルゼリョの作と考えられている作品。

BLAUCD 552 \2080
【未案内旧譜】
司祭様 ブニョラ・ポリフォニー合唱団
Mossen Capelle / La Font / Recollida d'oliva / A la ciutat de Napols
Humne Mallorqui / Horabaixa post el sol / Aubada / Ave Maria
La Balanguera / Adeste Fideles / Sibil-la Mallorquina / Sor Tomasseta
Mossen Capelle
ブニョラ・ポリフォニー合唱団
コルデス・イ・プエス(ギター他の合奏)
マヨルカ島の町ブニョラに1967年に創設された合唱団。




<PICAP>
PICAP 910837-01(CD-R) \2250
第3回モンセラト・アラベドラ室内楽コンクール入賞者たち
ブラームス(1833-1897):ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調 Op.8(*)
ベートーヴェン(1770-1827):
モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」の「お手をどうぞ」の主題による
変奏曲(+)
ジュアキム・オムス(1906-2003):
フルート、クラリネットとファゴットのための三重奏曲(+)
ジョルディ・セルベリョ(1935-):3つの楽章(#)
アルスガライ三重奏団(第1位)(*)
アンドニ・メルセロ(ヴァイオリン) アルナウ・トマス(チェロ)
ハビエル・ペレス(ピアノ)
セルバンテス三重奏団(第2位)(+)
カルロス・カノ(フルート) ホセ・ホルヘ・ガスリャ(クラリネット)
レイノルド=ルイス・カルデナス(ファゴット)
モンドリアン弦楽四重奏団(第3位)(#)
ジョルディ・ジメノ、ジョルディ・コイ(ヴァイオリン)
ベルナト・ブファルイ(ヴィオラ) ミレイア・キンタナ(チェロ)
録音:1996年11月、バルセロナ県テラサ 初出:1997年頃
CD-Rですのでご注意ください。

PICAP 910861 \2250
ジュアキム・セラ(1907-1957):コブラのための作品集
交響詩「リェイダの刑務所」(2群のコブラとティンパニのための)
独身者たちの踊り/プチソリュ(コブラのための詩曲)
バレエ「アルヘメシのムシェランガ」
コブラ・バルセロナ
アントニ・ロス・マルバ(指揮)
初出:1965年頃
コブラとは本来カタルーニャの民族舞踊「サルダナ」を伴奏する、金管楽器
およびテノラ他スペイン独特のリード楽器を主体とするバンドのこと。ジャズ
のビッグバンドのような演奏をすることもありますが、ここではクラシカルな
吹奏楽にきわめて近い扱いを受けています。ジュアキム・セラはカタルーニャ
の民族舞曲であるサルダナを芸術音楽に高めたことで知られる作曲家。

PICAP 910885 \2450
【高価格帯】
マリア・デル・マール・ボネット ベイベル
ズルフ・リヴァネリ:メルハバ
ミキス・テオドラキス:海岸で
ラウタロ・ロサス:愛しの女が飛び上がった
エルネスト・デ・クルティス:セレナータ
グレゴリオ・パニアグア:春の踊り
カタルーニャ民謡:アラゴンの婦人
ズルフ・リヴァネリ:二人ともまちがっていた
マヨルカ民謡:船乗りのホタ
ミキス・テオドラキス:四月
マリア・デル・マル・ボネト:島
ギリシャ民謡:ヒポクラテスのために
エンツォ・グラニャニエッロ:音楽
サルデーニャ民謡:マヨルカからアルゲーロへ
アマデウ・ビベス:ラ・バランゲラ
マノス・ハジダキス:デン・イタン・ニッシ(それは島ではなかった)
マリア・デル・マル・ボネト(歌)
シウタト・デ・パルマ・バレアレス交響楽団
サルバド・ブルトンス(指揮)
マヨルカ島に生まれたスペインの国民的歌手、マリア・デル・マール・ボネッ
ト(カナ化は慣用に従いました)の最新録音。地中海をテーマとしたプログラム
です。タイトルの「ベイベル」は彼女が幼い頃遊び場にしていたマヨルカの古
城の名。




<ENRIC ROVIRA>
ER 003 \2180
カルレス・カセス[カゼス](1958-):ストリングスバンド
平和の対話/バルコニーから/アダージェット/モデラート/ブレ
デミ=ペレ/ポンスとビラ・ミス/ストリングス・エクスプレス
ストリングバンド
アルフレド・コツ、マリア・アンジェルス・カザス(ヴァイオリン)
、ミケル・コルドゥバ(ヴィオラ) マリオナ・トゥセト(チェロ)
ミケル・アンジェル・クルデロ(コントラバス) ペプ・ペレス(ピアノ)
カルレス・カセス(Piano Rhodes & Melódica)
カルレス・カセスは映画音楽の分野で知られるバルセロナ生まれの作曲家。




<BMP FACTORY>
KMCD 102 \2450
エンリケ・ムニョス
フェデリコ・モレノ・トロバ(1891-1982):
組曲「スペインの城」から 悲歌[Torija]
J・S・バッハ(1685-1750):無伴奏チェロ組曲第1番 より 前奏曲,ジグ
ローラン・ブトロス(1964-):鷲のワルツ/農民の踊り
フロレス・チャビアノ(1946-):ラ・クバニタ
アントン・ガルシア・アブリル(1933-):歌[Canción]
フランシスコ・タレガ(1852-1909):
涙/アルハンブラの思い出/タンゴ/アラブ奇想曲
フランシスコ・クエンカ(1964-):エボカシオン、フーガとタランタ
不詳:私のお気に入り/ロマンス…マリオ・エヒドに(禁じられた遊び)
エンリケ・ムニョス(ギター)




<AYVA MUSICA>
未案内旧譜
AV 001 \2250
シンフォニア・バロカ
サルバド・プエユ(1935-):シンフォニア・バロカ[バロック交響曲]
ジェミニアーニ(1687-1762):合奏協奏曲「ラ・フォリア」
ヴィヴァルディ(1678-1741):「四季」
ビラ=セカ室内管弦楽団
エベリウ・ティエレス(ヴァイオリン、指揮)
録音:1995年11月20-21日、タラゴナ県エル・ヴェンドレイ(スペイン)、
パウ・カザルス・ホール

AV 028 \2250
アンサンブル
ハイドン(1732-1809):ピアノ三重奏曲イ長調 Hob.XV:18(*)
モーツァルト(1756-1791):クラリネット五重奏曲イ長調 K.581(+)
バーンスタイン(1918-1990):クラリネット・ソナタ(#)
イルカ・レドン(ピアノ(*))
フアン・ベルヌエス(ヴァイオリン(+)、第2ヴァイオリン(+))
アルフレド・ゲレロ(チェロ(*/+))
フアン・ルイス・ロヨ(クラリネット(+/#))
エレナ・アルベリコ(第1ヴァイオリン(+))
ビセンテ・アラマ(ヴィオラ(+))
マリア・アンヘレス・フェルナンデス(ピアノ(#))
録音:バルセロナ、スタジオ・アルベルト・ムラレダ

AV 038 \2250
鳥の歌 チェロとピアノのための作品集
ヴィラ=ロボス(1887-1959):黒鳥の歌
カタルーニャ民謡/テンシー・クリスマント(1964-)編曲:鳥の歌
ファリャ(1876-1946):7つのスペイン民謡
ドビュッシー(1862-1918):チェロ・ソナタ
ブラームス(1833-1897):チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38
イニャキ・エチェパレ(チェロ)
テンシー・クリスマント(ピアノ)

AV 042 \2250
チェロとカスタネット
J・S・バッハ(1685-1750):無伴奏チェロ組曲第3番 BWV1009
ボッケリーニ(1743-1805):メヌエットのテンポで ト短調 G.5
ガスパル・カサド(1897-1966):無伴奏チェロ組曲
エミリオ・マテウ(1940-):ボレロによるボレロ(2005)
ジョルディ・サンサ(1966-):
カスタネット、サパテアドとチェロのための組曲(2005)
フェデリコ・ガルシア・ロルカ(1898-1936)詩:クロタロ(朗読)
イグナジ・アディエグ(1963-):クロタロ(2005)
イニャキ・エチェパレ(チェロ、朗読)
ルドビカ・モスカ(カスタネット、サパテアド)
チェロとフラメンコのカスタネットの共演という、まさにスペインならではの
企画。後半のオリジナル現代作品ではサパテアド(足の踏み鳴らし)も炸裂し
「競演」の様相に。ルドビカ・モスカはスペインの高名なピアニストなのです
が、幼時より音楽と並行してダンスも勉強し続けているとのこと。驚きました。
「クロタロ」はカスタネットの古い呼び名。




<COLOSSEUM>
COL 9036.2 \1850
ニュルンベルク交響楽団 ライヴ・イン・プラハ
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ協奏曲第5番変ホ長調「皇帝」Op.73(*)
交響曲第6番ヘ長調「田園」Op.68
オリヴァー・トリーンドル(ピアノ(*))
ニュルンベルク交響楽団
アレグザンダー・シェリー(指揮)
録音:2010年5月25日、プラハ、スメタナ・ホール、ライヴ
2009/2010年シーズンから英国の俊英アレグザンダー・シェリー(1979年生ま
れ、父はピアニストのハワード・シェリー)が首席指揮者を務めるニュルンベ
ルク交響楽団の最新ライヴ。ドイツのピアニスト、オリヴァー・トリーンドル
をソロに迎え、皇帝&田園というベートーヴェン王道プログラムに挑みます。




<CORNETTO>
COR 10025 \2180
アントン・エステンドルファー(1670-1711):オルガン作品集
チャッコーナ[シャコンヌ]第5旋法/アリア第5旋法/アリア(B)
ガリアルダ第8旋法/チャッコーナ第6旋法/アリア(B)
ガリアルダ第2旋法/チャッコーナ第7旋法/アリア第3旋法
チャッコーナ/チャッコーナ第1旋法
カプリッチョ「これほどまでに喜びに満ちた日」/アリア第5旋法
ラウラ・チェルッティ(オルガン)
録音:マイヒンゲン修道院(ドイツ)
使用楽器:1734-1737年、ヨハン・マルティン・バウマイスター製
(1989-1990年、シュタインマイヤー復元)
アントン・エステンドルファーはバイエルン(ドイツ)のデッゲンドルフに生ま
れ、オーストリアのライヒャースベルクで活躍した神父・オルガニスト・作曲
家。現存する彼のオルガン作品は19曲のみで、そのうち13曲が当盤に収められ
ています。

COR 10028 \2180
ガルス・グッグモス:モテット集(作品全集)
ガルス・グッグモス(1590頃-1666以降):
Beata es Maria / Puer qui natus / Rubum quem viderant Moyses
Ecce Maria genuit / Veni sponsa Christi
ロッコ・ロディオ(1530頃-1615):リチェルカーレ第5番(オルガン独奏)
ガルス・グッグモス:Tanquam Agnus / Istorum est enim
ロッコ・ロディオ:リチェルカーレ第2番(オルガン独奏)
ガルス・グッグモス:
Percussit Saul mille / Tribulationes cordis - Timor mortis
Domine Deus virtutum / Deus in nomine / Levavi oculos meos
ヨハン・ヤコプ・フローベルガー(1619-1667):
カンツォーナ第2番 FbWV302(オルガン独奏)
ガルス・グッグモス:
Congratulamini omnes / Quae plorasti / Hodie completi sunt
ヨハン・ヤコプ・フローベルガー:トッカータ イ短調 FbWV112(オルガン独奏)
ガルス・グッグモス:
O Beatum Pontificem / Deus misereatur nostri / Amavit eum Dominus
イル・カント・フィグラート・ウルム
ユディト・アダミーツ、ドロテー・ツァロス(ソプラノ)
マルクス・ゾンタイマー(男性アルト) アンスガル・アダミーツ(テノール)
トーマス・ミュラー(バリトン) ゲオルク・バートル(バス)
フランク・シュミット(テオルボ) フリーデリケ・バルムゲルトル(チェロ)
ファビアン・ヴェールレ(オルガン、指揮)
録音:2008年7月25-27日、ウルム(ドイツ)、聖クララ教会(オルガン独奏以外)
2008年10月9日、シュトゥットガルト音楽大学(オルガン独奏)
その生涯についてはほとんど知られていない作曲家ガルス・グッグモス。バイ
エルンのアルブレヒト4世の援助を受けヴェネツィアに留学しハインリヒ・シュ
ッツ(1585-1672)らと同時期にジョヴァンニ・ガブリエーリ(1554/1557-1612)
に師事した、とする資料があります。現存する作品は少なく、当盤収録曲がす
べて。ロッコ・ロディオはナポリ派の音楽理論家・作曲家。
イル・カント・フィグラート・ウルムはソプラノのユディト・アダミーツによ
り2000年に創設された声楽とピリオド楽器のアンサンブル。初期バロック音楽
を主要レパートリーとしており、当盤が「熾天使 ルネサンスと初期バロック
のクリスマス音楽」(COR 20011)に続く2枚目のCD。

COR 10030 2枚組 \3250
ヨハン・フリードリヒ・ファッシュ(1688-1758)/ラウラ・チェルッティ編曲:
組曲ニ短調(*)/協奏曲ニ短調(*)/組曲ヘ長調(*)
組曲ヘ長調(+)/組曲ホ短調(+)/組曲ト長調(+)
ラウラ・チェルッティ(オルガン)
録音:クロイツベルク(ドイツ)巡礼・修道院教会(*)
メルリヒシュタット(ドイツ)、聖キリアン教区教会(+)
使用楽器:Hey製
J・S・バッハと同時代のドイツ人作曲家ファッシュの管弦楽作品をチェルッテ
ィがオルガン用に編曲し自演。彼の作品を多く模写したバッハも同じような編
曲・演奏をしていたかもしれません。

COR 20012 \2180
アルピルスバッハ修道院の彫刻オルガンとヴィヴラフォン、打楽器
J・S・バッハ(1685-1750):前奏曲とフーガ ト長調(#)
ヴィヴァルディ(1678-1741):
ヴィブラフォンとオルガンのための協奏曲ハ長調(原曲:フルート協奏曲)(*/#)
ルイス・デ・ミラン(1500頃-1561頃):
パヴァーヌ(ヴィブラフォンのための/原曲:リュート[ビウエラ]のための)(*)
フェルナンド・ソル(1778-1839):アンダンティーノ、アンダンテと舞曲ハ長調
(ヴィブラフォンのための/原曲:ギターのための)(*)
J・S・バッハ:シュープラー・コラール集 から(#)
目覚めよ、とその声は呼ぶ BWV645/ただ愛する神の摂理に任す者 BWV647
今こそ天から来てください、イエスよ BWV650
ピエール・コシュロー(1924-1984)/
ウルリヒ・ヴァイセルト、アルブレヒト・フォルツ編曲:
オルガンと打楽器のための舞踊組曲(1974)から(+/#)
タンブラン,ミュゼット,ジグ
ルイ・ルフェビュール=ヴェリー(1817-1869):
オルガンのためのアンダンテ ヘ長調(#)
マーク・グレントワース(1960-):
ギルバートのためのブルース(ヴィブラフォンのための;1982)(*)
ハインリヒ・リートミュラー(1921-2006):トッカータ イ長調(#)
ハラルト・ゲンツマー(1909-2007):
オルガンと打楽器のための協奏曲(1974)(+/#)
アルブレヒト・フォルツ(ヴィブラフォン(*)、打楽器(+))
ウルリヒ・ヴァイセルト(オルガン(#))
録音:2009年4月14-16日、アルピルスバッハ修道院(ドイツ)
使用楽器:クラウディス・ヴィンターハルター製“Orgel-Skulptur”
南ドイツのアルピルスバッハ修道院に新造された高さ約11メートル、総重量約
17トンという巨大な木造彫刻作品のようなオルガンを使用した録音。アルブレ
ヒト・フォルツ(1961年生まれ)とウルリヒ・ヴァイセルト(1960年生まれ)は
1990年以来、打楽器とオルガンというユニークなデュオでの活動を続けていま
す。

COR 20013 \2180
フリードリヒ・ヘルダーリンと音楽
フリードリヒ・ヘルダーリン(1770-1843):友情の祝日に(詩の朗読、抜粋)(++)
フリードリヒ・ヴィルヘルム・ハインリヒ・ベンダ(1745-1814):
ソナタ Op.5 No.3 から シチリアーノ(#/*)
ヨハン・クリストフ・ゴットロープ・アイデンベンツ(1761-1799):
友人たちのための輪唱歌(ノイフェル作詩)(**/*)(##)
ヨハン・ルドルフ・ツムシュテーク(1760-1802):歓喜の頌歌(シラー作詩)(**/*)
クリスティアン・フリードリヒ・ダニエル・シューバルト(1739-1791):
シュヴァーベンの娘たちの歌(ヘルダーリン作詩)(**/*)(##)
フリードリヒ・ルートヴィヒ・ドゥロン(1769-1826):
フルート協奏曲ト長調 Op.8 No.1 から アレグロ
(ヘルダーリン作のカデンツァ付き)(#/*)(##)
ジュゼッペ・サルティ(1729-1802):
ミゼレーレ から リベラ・メ(抜粋)(**/*)(##)
シューマン(1810-1856):暁の歌 Op.133 から 安らかなテンポで(+)
フリードリヒ・ヘルダーリン:夜(詩の朗読)(++)
ベートーヴェン(1770-1827):
「すべての喜びは私を捨てた」による変奏曲 から 主題,第4変奏,第6変奏(*)
フリードリヒ・ヘルダーリン:ヒュペリオンの運命の歌(詩の朗読)(++)
テオドール・フレーリヒ(1803-1836):帰郷(ヘルダーリン作詩)(**/*)
マルグリート・エーム(ピアノ(*))
クリストフ・エーム=キューンレ(ピアノ(+))
カルメン・ヴェーバー(フルート(#))
ミヒャエル・シュモール(バリトン(**))
ペーター・ベートゲ(朗読(++))
ベートーヴェンと同年に生まれ、後半生は狂気に陥るもロマン派芸術に大きな
影響を与えたドイツの思想家・詩人ヘルダーリンの生涯をテーマとしたアルバ
ム。ツムシュテークの「歓喜の頌歌」のテキストはベートーヴェンの交響曲
第9番第4楽章で歌われるものと同じです。(##)に初録音との表示があります。




<EMEC>
E 090 \2180
私は風に恋をした 中世の歌と舞曲集
Improvisation / Mit ganzem herzen / Yo me enamore de un aire
Prendes i garde / A la una yo naci / Hodie Christus natus est
Temp gwell eo gwinn / Alleluia Laetatus sum / Avrix mi galanica
Por nos de dulta tirar / Uri tsafon / Ondas do mar de Vigo
Improvisation Tibet / Virgo Dei Genetrix / Domna pos vos
Gaudeamus / Basse dase appelee / Laude novella / A ni tsa me
レヴァルズ・トルバドゥールズ
アンナ・リュッサ・ヘレル(打楽器、リコーダー、カンネル)
ヤンノ・ポック(ニッケルハルパ、歌、打楽器、ディレクター)
マーリヤ・ウース(リコーダー、リュート、打楽器)
エンドリク・ユクスヴェルフ(歌、打楽器)
録音:2009年8月7-8日、パレンシア県オルモス・デ・オヘダ(スペイン)、
聖エウフェミア・デ・コソリョス教会、ライヴ
10世紀から15世紀にかけてのヨーロッパ音楽を演奏するエストニアの四人組、
レヴァルズ・トルバドゥールズ(エストニア語では Rrevali
Trubaduurid)のスペインでのライヴ録音。

E 091 \2180
スペインの詩人たち Vol.1
ミゲル・エルナンデス(1910-1942):
Pastoril / El Nazareno / Mis ojos, sin tus ojos, no son ojos
Me tiraste un limon y tan amargo / El toro sabe al fin de la
corrida
Me llamo barro aunque Miguel me llame
Tengo estos huesos hechos a las penas / Te me mueres de casta y de
sencilla
Umbrío por la pena casi bruno / Un carnivoro cuchillo
/ Cantar
Tus cartas son un vino / Me sobra el corazon
No cesara este rayo que me habita? / No me conformo, no: me desespero
Como el toro he nacido para el luto / Elegía / Carta / El herido
Vientos del pueblo / Aceituneros / Cancion del esposo soldado
El nino yuntero / Cancion ltima / Ausencia / Menos tu vientre
Vals de los enamorados y unidos hasta siempre / Nanas de la cebolla
Llego con tres heridas / Eterna sombra
フランシスコ・バリャダレス(朗読)
マイケル・ケヴィン・ジョーンズ(チェロ)
録音:2010年3月2-3、18日、マドリード、ポリバレンテ・ホール
スペイン内戦に敗れ若くして獄死した詩人・劇作家ミゲル・エルナンデスの詩
をスペインの名優フランシスコ・バリャダレス(1935-)が朗読。一部にチェ
ロの演奏(バッハの無伴奏チェロ組曲からの一節や即興)が重ねられています。

E 092 \2180
スペインの詩人たち Vol.2
ラファエル・デ・レオン(1908-1982):
Pena y alegria del amor / Romance de la Petenera
Romance de la Viuda enamorada / Giosa a la solea / Trigo limpio
Soltera / Centinela del amor / Consejos del buen amor / Despedida
Profecia / Para toda la vida / Novio / Luto
Tres punales / Me da usted candela? / Romance de la Lirio
フランシスコ・バリャダレス(朗読)
アグスティン・マルリ(ギター)
録音:2010年4月27-28日、ロペ・デ・ベガ劇場、およびリンコン・デ・ペドロ
の旧舞踏サロン
スペインの詩人で歌謡曲の作詞家としても活躍したラファエル・デ・レオンの
詩をスペインの名優フランシスコ・バリャダレス(1935-)が朗読。一部にギ
ターの演奏(アンダルシア民謡)が重ねられています。




<PHOENIX CLASSICS>
PH 96205 2枚組 \3960
イタリアのラザール・ベルマン
リスト(1811-1886):
巡礼の年 第2年 イタリア(*)
巡礼の年 第2年追加 ヴェネツィアとナポリ
巡礼の年 第3年
ラザール・ベルマン(ピアノ)
フランチェスコ・サンティン(詩の朗読(*))
録音:1995年6月7-8日、1996年1月20-21日、
モンテベッルーナ、アウディトリウム・フェニックス
リストを得意としていたベルマンが愛奏していた「巡礼の年」ですが、まとま
った形での録音はこれだけです。

PH 99506 \1980
知られざるラザール・ベルマン
ヨハン・クーナウ(1660-1722):ソナタ第2番変ロ長調(*)
ヘンデル(1685-1759):シャコンヌ ト長調(*)
J・S・バッハ(1685-1750):パルティータ第2番ハ短調(+)
J・S・バッハ/ブゾーニ(1866-1924)編曲:シャコンヌ ニ短調(*)
ラザール・ベルマン(ピアノ)
録音:1999年1月7-8日、モンテベッルーナ、
アウディトリウム・フェニックス(*)
1968年、モスクワ(+)
ベルマンとしては珍しいバロック・レパートリー。いずれもベルマンにとって
唯一の録音となる楽曲と思われます。




<BOMBA PITER>
CDMAN 412-10 \1780
イネッサ・プロサロフスカヤ オペラ・アリア集
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」、ヴェルディ:「オテッロ」、
グノー:「ファウスト」、プッチーニ:「蝶々夫人」、「ジャンニ・スキッキ」、
ダヴィードフ:「五月一日」、
リムスキー=コルサコフ:「セルヴィリア」、「クリスマス・イヴ」、
チャイコフスキー:「イオランタ」、「チャロデイカ」から
イネッサ・プロサロフスカヤ(ソプラノ)
LGF管弦楽団
V・コージン、P・ブヴェリニコフ、E・グリクロフ、A・ドミトリエフ(指揮)
録音:1970年代-1982年
すべてロシア語で歌われています。




<OTTO GALLO>
OG 0307 \2450
フアン・ブラス・デ・カストロ(1561-1631):ポリフォニー作品全集
Desde las torres del alma / Del cristal de Mancanares
Estabase el aldeana / Porque alegre venga el Sol / Si tus ojos divinos
Ansares y Menga / A coronarse de flores / Ya no les pienso pedir
Sale la blanca aurora / Para todos alegres / Si a la fiesta de San Juan
Entre dos alamos verdes / Tus imbidias me hablan
Ojos negros que os mirais / Alamos del soto, adios
Desiertos campos, aboles sombrios / Tienes nina en tus ojos
Que hermosa fueras, Belilla / Desata el pardo o(c)tubre
Tan triste vivo en mi aldea
カンタール・アラ・ヴィオラ
ナディーヌ・バルベイジ(ソプラノ)
フェルナンド・マリン(ビウエラ・ダルコ[弓奏ビウエラ]、リラ・ヴィオル)
録音:2007年2月、ダロカ(スペイン)、聖ミゲル教会
フアン・ブラス・デ・カストロはバラチナ(サラゴサとテルエルの中間にある
町)に生まれたスペインの歌手・ビウエラ奏者・作曲家。1592年からアルバ・
デ・トルメスのアルバ公爵家の宮廷に仕え、そこで劇作家・詩人ロペ・デ・ベ
ガ(1562-1635)と知り合い生涯親交を結びました。アルバ・デ・トルメスを去
った後は王家をはじめスペイン各地の宮廷に招かれ、マドリードで没しました。
残念なことに1734年のマドリードのアルカサル(王城)の火災で700曲を超える
楽譜が失われたため、現在に伝わる彼の作品はごくわずかしかありません。当
アルバムに収録された作品のうち、おそらく13曲がロペ・デ・ベガ作のテキス
トに拠っています。
カンタール・アラ・ヴィオラはヨルダン生まれのアメリカ人ソプラノ、ナディ
ーヌ・バルベイジとスペインのヴィオル奏者フェルナンド・マリンによるデュ
オ。「ロバート・ジョーンズ:歌とエア集第2巻」(La Ma de Guido, LMG 2090)
が好評を得ましたが、その約1年前に録音されたのがこのアルバム。3声または
4声で書かれた作品を独唱とヴィオル系楽器の組み合わせで巧みに聴かせます。
自主制作に近い商品と思われ、今後の供給が安定しない可能性が考えられます
ので、お早目のご注文をお勧めいたします。
ディジパックの内側にやや不自然な糊付けがあり、開く際に一部が傷付く可能
性がございます(ディスク、ブックレットへの影響はございません)が、不良品
対応・交換品のご対応はいたしかねますので、あらかじめご了承ください。




<TECNOSAGA>
KPD 10.914 \2180
ジュディス・コーエン
語れ、トルバドゥールよ! 中世のモノフォニー
不詳:Ecce Tempus Gaudii(13世紀)
不詳:Dized, Ay Trobadores(13世紀;「聖母マリアのカンティガ」第260番)
ベアトリス・デ・ディア:A Chantar M'er(13世紀、プロヴァンス)
不詳:Non Sofre Santa Maria(13世紀;「聖母マリアのカンティガ」第159番)
マルティン・コダス:Quantas Sabedes Amar
(12世紀;「カンティガス・デ・アミーゴ」から)
不詳:Dela La Riviere(1500頃)
不詳:Marie-Talon(ケベック)
不詳:Bele Doette(13世紀、フランス)
不詳:La Sexte Estampie Real(13世紀、フランス)
ジュアン・エラルス:Au Temps Pascors(13世紀、フランス)
マルカブル:L'autrier Jost'una Sebissa(12世紀、プロヴァンス)
口承曲:Rufina(ジュディス・コーエン記譜)
マルティン・コダス:Mia Yrmana Fremosa
(12世紀;「カンティガス・デ・アミーゴ」から)
不詳:Com'a Gran Pesar(13世紀;「聖母マリアのカンティガ」第341番)
不詳:A Qui Dir'elle Sa Pensee(1500頃、フランス)
口承曲:La Vielle Fille(フランス、アンジュ)
不詳:Ara Lausetz(13世紀、カタルーニャ)
ジュディス・コーエン
(歌、中世弓奏ビウエラ、アラブ・リュート、リコーダー、打楽器)
タマール・コーエン・アダムス、他(伴唱)
録音:1993年6月、マドリード、ラ・ウニダード・モビル・スタジオ
(代理店に少量入荷いたしました)




<DIAL DISCOS>
未案内旧譜
一部のお店様にご案内済みの商品もございます。外装・本体の規格番号表示は
「95019」のような数字列のみですが、冒頭に「DIAL」を付して管理いたしま
す。

●Diapason シリーズ
DIAL 95019 \2250
吹奏楽によるサルスエラ名曲集
チュエカ:「水、カルメラと焼酎」から パソドブレ
セラノ:「旅籠屋『猫』」から 間奏曲
チャピ:「歩兵の鼓手」から パソドブレ
セラノ:「モーロ人とキリスト教徒」から 幻想曲
グラナドス:「ゴイェスカス」(オペラ)から 間奏曲
ビベス:「マルハ」から 第2幕前奏曲
ペネリャ:「山猫」から パソドブレ
ルナ:「風車小屋」から 間奏曲
ビベス:「ドニャ・フランシスキタ」から ファンダンゴ
ベルト:「口づけの伝説」から 間奏曲
モレノ・トロバ:「ルイサ・フェルナンダ」から マズルカ
グリディ:「カセリオ亭」から 第2幕前奏曲
ヒメネス:「ルイス・アロンソの結婚」から 間奏曲
バンダ・プリミティバ・デ・リリア(吹奏楽)
ラモン・ラミレス・ベネイト(指揮)
録音:1997年7月18-19日、リリア
バレンシア近郊の町リリアに本拠を置くバンダ・プリミティバ・デ・リリアは
1819年に創設されたスペイン現役最古の吹奏楽団。

DIAL 95056 \2250
ギターとピアノ
アントン・ディアベッリ(1781-1858):華麗な大ソナタ
グラナドス(1867-1916)/デルフィン・クルメ編曲:スペイン舞曲集 から
第3番ニ長調,第4番(ビリャネスカ),
第6番ニ長調(アラゴネサ),第10番ト長調
フランシスコ・クエンカ(1964-):ダマスコ(私の母カルメンのために)
デルフィン・クルメ(1946-):Semioesferas
デュオ・クエンカ
フランシスコ・クエンカ(ギター)
ホセ・マヌエル・クエンカ(ピアノ)
ギターとピアノという組み合わせが珍しいスペインの兄弟デュオ。
2001年頃発売。

DIAL 95063 \2250
アンダルシアの香り ギターとピアノ
フランシスコ・タレガ(1852-1909)/井上勝仁(1962-)編曲:
アルハンブラの思い出
フランシスコ・クエンカ(1964-):タランタ
ファリャ(1876-1946):バレエ「恋は魔術師」から 愛の戯れの踊り
アルベニス(1860-1909)/井上勝仁(1962-)編曲:
グラナダ/コルドバ/セビリャ
フランシスコ・クエンカ:アビラ/鎌倉
フランシスコ・クエンカ(ギター)
ホセ・マヌエル・クエンカ(ピアノ)
ブックレットの解説はギタリスト手塚健旨(てづかたけし)氏による日本語オリ
ジナルで、それがスペイン語と英語に翻訳された3ヶ国語仕様。2005年頃発売。


●Doblon シリーズ
DIAL 96055 \1650
スペインの音楽
トゥリーナ(1882-1949):
5つのジプシー舞曲(第1集)Op.55/5つのジプシー舞曲(第2集)Op.84(*)
感傷的なアンダルシアの女(独白)(*)/ファンダンギリョ(+)/セビリャーナ(+)
グラナドス(1867-1916):アンダルサ(+)
アルベニス(1860-1909):
入江のざわめき(マラゲニャ)(+)/アストゥリアス(伝説)(+)
コルドバ(+)/セビリャ(+)
ホセ・マヌエル・クエンカ(ピアノ(*))
フランシスコ・クエンカ(ギター(+))
録音:1992年10月3日、11月6-7日

DIAL 96073 \1650
ファリャ(1876-1946):
バレエ「恋は魔術師」(*)
交響的印象「スペインの庭の夜」(+)
ジャン・マデイラ(メゾソプラノ(*))
ウィーン交響楽団(*)
エドゥアルド・ヴァン・ルモーテル(指揮(*))
ギオマール・ノヴァエス(ピアノ(+))
ウィーン・プロ=ムジカ交響楽団(+)
ハンス・スワロフスキー(指揮(+))
LP時代の音源。AAD。1994年頃CD発売。解説書は付いておりません。

DIAL 96165 \1650
ピアノとギターによるスペイン・リサイタル
アントニオ・ソレル(1729-1783):3つの小品
メヌエット(変奏曲 I&II),アンダンテ,アレグロ
グラナドス(1867-1916):スペイン舞曲集 から オリエンタル,アンダルサ
ファリャ(1876-1946):奇想的ワルツ/バレエ「三角帽子」から 粉屋の踊り
ミゲル・アンヘル・グティエレス(1958-):孤独
ホアキン・ロドリーゴ(1902-1999):アランフエス協奏曲 から アダージョ
フロレス・チャビアノ(1946-):民謡組曲
ホセ・マヌエル・クエンカ(ピアノ)
フランシスコ・クエンカ(ギター)
1995年頃発売。

DIAL 96167 \1650
オルゴールによる生粋のマドリード音楽
マルキナ:エスパニャ・カニ  ブレトン:パロマの前夜祭
ララ:マドリード  サン・フアン/フレイレ:マドリードの学生楽団
民謡:サパテアド  ペネリャ:山猫
チュエカ:水、カルメラと焼酎  F・アロンソ:ピチ
J・L・デ・アンドレス・M/J・F・ゴンサレス・ガラン:道のトゥナ
民謡:ラ・カニャ
解説が付いていないので詳細がわかりませんが、オルガニリョと呼ばれる手回
し式オルゴールを再生・録音したものと思われます。1995年頃CD発売。AAD。

DIAL 96367 \1650
ギターとピアノによるスペイン音楽コンサート
ボッケリーニ(1743-1805):序奏とファンダンゴ(*/+)
アントニオ・ソレル(1729-1783)/フランシスコ・クエンカ(1964-)編曲:
協奏曲第1番ハ長調(*/+)
ファリャ(1876-1946):夜想曲(+)/アンダルシアのセレナード(+)
フランシスコ・クエンカ:エボカシオン、フーガとタランタ(*)
アンドレス・セゴビア(1893-1987):光のない練習曲(*)
マヌエル・サウメル(1817-1870)/フロレス・チャビアノ(1946-)編曲:
5つのコントルダンス(*/+)
ミゲル・アンヘル・グティエレス(1958-):3つのバラ(フラメンコ幻想曲)(*/+)
ランシスコ・クエンカ(ギター(*))
ホセ・マヌエル・クエンカ(ピアノ(+))
発売:1997年頃

DIAL 96744 \1650
ホアキン・ロドリーゴ(1902-1999):
アランフエス協奏曲(*)
ある貴紳のための幻想曲
(クエンカ兄弟編曲、ギターとピアノのための版)(+)
ヨゼフ・ザプカ(ギター(*))
スロヴァキア室内管弦楽団(*)
ボフダン・ヴァルハル(指揮(*))
ホセ・マヌエル・クエンカ(ピアノ(+))
フランシスコ・クエンカ(ギター(+))
2005年頃発売。解説書は付いておりません。

DIAL 96746 \1650
マドリードのオルガニリョ
チャピ:サルスエラ「人騒がせな娘」から ワルツ
ブレトオン:サルスエラ「ラ・ドロレス」から ホタ
アロンソ:ピチ(チョティス)
バルタ:マドリードのばら(チョティス)
アロンソ:ロス・ナルドス(パソドブレ)
モスタソ:ミ・ハカ(パソドブレ)
ブレトン:サルスエラ「パロマの前夜祭」から マズルカ
ララ:マドリード(チョティス)
モレノ・トロバ:サルスエラ「ルイサ・フェルナンダ」から マズルカ
チュエカ:サルスエラ「水、カルメラと焼酎」から パソドブレ
パディリャ:エル・レリカリオ(パソドブレ)
ペネリャ:サルスエラ「山猫」から パソドブレ
オルガニリョとはスペイン語で呼ばれる手回し式オルガンやオルゴールを指す
言葉。これはマドリードで流行した曲をオルゴール再生・録音したもののよう
です。2005年頃CD発売。ADD。解説書は付いておりません。

●Nevada シリーズ 解説書は付いておりません。
DIAL 99040 2枚組 \1880
サルスエラ管弦楽名曲集
チュエカ:「グラン・ビア(大通り)」、「水、カルメラと焼酎」(*)、
カバリェロ:「巨人と大頭」、グリディ:「カセリオ亭」、
バルビエリ:「ラバピエスの床屋」、セラノ:「忘却の歌」、
チャピ:「人騒がせな娘」(*)、「擲弾兵の太鼓」(*)、
ビベス:「ボヘミアン」(*)、ブレトン:「パロマの前夜祭」(*)、
ヒメネス:「ルイス・アロンソの結婚式」(*)、「ラ・テンプラニカ」(*)から
交響楽団
ラファエル・イバルビア(指揮(*))
(*)(CD-2)はステレオ、他(CD-1)はモノラル。ADD。2001年頃CD発売。

DIAL 99085 2枚組 \1880
スペイン・ギター音楽名曲集
ファリャ:ドビュッシーの墓碑銘のための賛辞
ファリャ:隣人の踊り/代官の踊り/粉屋の踊り
ソレール:ソナタ ホ長調/ソナタ ト長調/ソナタ ニ長調
ソル:序奏、主題と変奏曲 Op.9
ソル:モーツァルトの「魔笛」の主題による変奏曲 Op.43 から 第5曲,第6曲
タレガ:マリア(ガヴォット)/ムーア風舞曲/ワルツ ハ長調(パキト)
神成理[かんなりとおる](ギター)
録音:1996年4月15-17日、マドリード、スタジオ・タルバック DDD
アルベニス:グラナダ(*)
タレガ:アラブ奇想曲(*)
グラナドス:舞曲第5番ホ短調(*) ロドリーゴ:3つのスペイン風小品(+)
アンドレス・セゴビア:3つの前奏曲(+)/光のない練習曲(+)
モレノ・トロバ:マドロニョス(+)
トマス・フェルナンデス・ヒル(ギター(*))
神成理(ギター(+))
録音:1994年1月、マドリード、スタジオ・タルバック ADD
2001年頃発売。

DIAL 99097 2枚組 \1880
スペイン音楽名曲集
ファリャ:バレエ「恋は魔術師」
ジャン・マデイラ(メゾソプラノ)
ウィーン交響楽団
エドゥアルド・ヴァン・ルモーテル(指揮)
ロドリーゴ:アランフエス協奏曲 から アダージョ
ミゲル・アンヘル・グティエレス:孤独
フランシスコ・クエンカ(ギター) ホセ・マヌエル・クエンカ(ピアノ)
アルベニス:グラナダ
タレガ:アルハンブラの思い出
トマス・フェルナンデス・ヒル(ギター)
ビゼー:オペラ「カルメン」から ハバネラ
トゥリナ:交響的狂詩曲
マラツ:スペインのセレナード
スペイン交響楽団 A・サンロマン(指揮)
ソル:二重奏曲 Op.55 No.1 から アンダンテ-アレグレット
ロシオ・エレロ、アントニオ・エルナンデス・ヒル(ギター)
グラナドス:スペイン舞曲集 から オリエンタル,アンダルサ
ファリャ/マルティネス編曲:粉屋の踊り
ミゲル・アンヘル・グティエレス:3つのバラ(フラメンコ幻想曲)
フランシスコ・クエンカ(ギター) ホセ・マヌエル・クエンカ(ピアノ)
2001年頃発売。




<SOMM> ※新価格(値下げ)になりました
SOMMCD 095-2 2枚組 \2250
ヘンデル(1685-1759):8つのチェンバロ組曲
第1番イ長調 HWV426/第2番ヘ長調 HWV427/第3番ニ短調 HWV428
第4番ホ短調 HWV429/第5番ホ長調 HWV430/第6番嬰ヘ短調 HWV431
第7番ト長調 HWV432/第8番 HWV433
ローレンス・カミングズ(チェンバロ)
録音:2008年11月4-6、9日、ロンドン W1、ブルック・ストリート 25、
ヘンデル・ハウス博物館
使用楽器:1998年、ブルース・ケネディ製(モデル:1624年、ヨハネス・リュッ
ケルス製、フランス、コルマールのアンテルランダン博物館所蔵)
ロンドンでヘンデルが1723年から没するまで住んだ建物は現在ヘンデル・ハウ
ス博物館として公開されています。当録音は、英国BBCラジオ3制作のヘンデル
没後250年記念番組(2009年放送)のため、ヘンデル・ハウス博物館において、
展示楽器を用いて行われました。この楽器は、ヘンデルがこの家で暮らしてい
る時に所有していた楽器を再現するために、現存する類似のチェンバロを基に
製作されたものです。
ローレンス・カミングズは1996年より英国王立音楽アカデミーの歴史的演奏責
任者、1999年よりロンドン・ヘンデル・フェスティヴァルの音楽監督を務める
英国の指揮者・チェンバロ奏者。ヘンデルの音楽における権威の一人であり、
SOMMレーベルへの録音ではオラトリオ「エステル」(SOMMCD 238-9)および「ヨ
シュア」(SOMMCD 240-2)を指揮、また「7つのトリオ・ソナタ Op.5」(SOMMCD
044)、 「ヴァイオリンと通奏低音のための作品全集」(SOMMCD 068)、「6つの
トリオ・ソナタ Op.2」(SOMMCD 084)にチェンバロ奏者として参加しています。
当盤でも期待にたがわぬ自信に満ちた演奏、生気あふれる音楽を聴かせてくれ
ます。

SOMMCD 096 \1500
シベリウス(1865-1957):
ピアノ五重奏曲ト短調(*)
弦楽四重奏曲ニ短調「親しい声」Op.56
コウル弦楽四重奏団
ロジャー・コウル、フィリップ・ギャラウェイ(ヴァイオリン)
グスタヴ・クラークソン(ヴィオラ) ニコラス・ロバーツ(チェロ)
マーティン・ロスコー(ピアノ(*))
録音:2008年1月16-17日、6月18-19日、バーミンガム、聖ポール教会

SOMMCD 097 \1500
ベンジャミン・デイル(1885-1943):ピアノ・ソナタ ニ短調(1902)
ウィリアム・ハールストーン(1876-1906):ピアノ・ソナタ ヘ短調(1894)
マーク・ベビントン(ピアノ)
録音:2006年1月5-6日、バーミンガム、CBSOセンター
英国ロマン派の二人の作曲家が未成年期に書き上げたピアノ・ソナタ。ハール
ストーンは若き天才として期待されながら30歳の若さで亡くなった作曲家・ピ
アニスト。ピアノ・ソナタは18歳の時の作品。未だ出版されておらず、当録音
が世界初となります。ベンジャミン・デイルも若くしてその才能を注目された
ものの、第一次大戦勃発時にドイツに居たため捕虜となり、戦後は健康を害し
活躍がままならなかった不運の作曲家。ピアノ・ソナタは17歳の時の作品です
が彼の代表作の一つとされています。両者ともに再評価の機運が高まっていま
すが、この種のレパートリーを得意とするベビントンのこの録音はそれに弾み
をつけるに違いないでしょう。

SOMMCD 098 \1500
ラフマニノフ(1873-1943):交響的舞曲(2台ピアノのための版)
ストラヴィンスキー(1882-1971):春の祭典(ピアノ四手連弾版)
マルコム・ウィルソン、フィリップ・マーティン(ピアノ)
録音:2009年3月30-31日、バーミンガム、エイドリアン・ボールト・ホール
マルコム・ウィルソンとフィリップ・マーティンはバーミンガム音楽院教師と
して同僚だった1980年代からピアノ・デュオ組んでいます。「春の祭典」は連
弾の場合肩がぶつかり合う懸念があるため、2台のピアノで演奏しています。

SOMMCD 099 \1500
ジョン・アイアランド(1879-1962):ピアノ作品集 Vol.3
狂詩曲(1915)/2つの小品(1930/1931); 二月の子,オバド
4つの前奏(1918)曲; アンダートーン,オブセッション,聖なる男児,春の炎
2つの小品(1925); 四月,ベルゴマスク/ロンドンの夜のバラード
アーモンドの木(1913)
3つの舞曲(1913); ジプシーの踊り,田舎の踊り,刈り取り人の踊り
前奏曲変ホ長調/狂詩曲第1番(1906)(*)
マーク・ベビントン(ピアノ)
録音:2008年1月5-6日、バーミンガム、CBSOセンター
(*)世界初録音。

SOMMCD 244 \1500
アーロン・コープランド(1900-1990):
クラリネット協奏曲(*)/アパラチアの春
ジェラルド・フィンジ(1901-1956):
弦楽合奏のためのロマンス/クラリネット協奏曲(*)
サラ・ウィリアムソン(クラリネット(*))
オーケストラ・オヴ・ザ・スワン
デイヴィッド・カーティス(指揮)
サラ・ウィリアムソンはパリ音楽院でパスカル・モラゲスらに師事した英国の
クラリネット奏者。コープランドのクラリネット協奏曲は、彼女がいくつかの
コンクールにおいて演奏し入賞をものにした得意の曲。




<ORFEUS MUSIC>
OMCD 01 \1850
カルウォヴィチ、フォーレ:ギター伴奏による歌曲集
ミェチスワフ・カルウォヴィチ(1876-1909)/クシシュトフ・メイシンゲル編曲:
一番星が輝くところから Op.1. No.2/穏やかな暗い海 Op.3 No.3
夜の輝きの中に眠る Op.3 No.5/色褪せた葉/広い広い海の彼方
もっと私に話して Op.3 No.1/悲しむ少女へ Op.1 No.1
恋愛詩より Op.3 No.6/シカモアの木の下で
私のことで泣かないで Op.3 No.7
穏やかで明るい黄金の日々を私は忘れない Op.1 No.5/新しい春
ガブリエル・フォーレ(1845-1924)/ティルマン・ホップシュトック(1961-)編曲:
ある僧院の廃墟で Op.2 No.1/夢のあとに Op.7 No.1
いつの日も Op.21 No.2/山鳩 Op.87 No.2
イヴォナ・ホッサ(ソプラノ)
クシシュトフ・メイシンゲル(ギター)
録音:2009年9月、ポズナン(ポーランド)
34歳の若さで没したポーランドの作曲家カルウォヴィチの歌曲をメインとする
アルバム。ポーランドのギタリスト、クシシュトフ・メイシンゲルがピアノ伴
奏譜をギター用に編曲し自ら演奏しています。イヴォナ・ホッサは2000年にワ
ルシャワ国立オペラのソリストとなったポーランドのソプラノで、教会音楽の
独唱を務めた録音も数多くあります。ティルマン・ホップシュトックはドイツ
のギタリスト。

OMCD 02 \1850
アレクサンデル・タンスマン(1897-1986):ギター作品集
マズルカ
インヴェンション、バッハへのオマージュ(*)
パスピエ,サラバンド,シシリエンヌ,トッカータ,アリア
スクリャービンの主題による変奏曲
パッサカリア(*)
カヴァティーナ
前奏曲,サラバンド,スケルツィーノ,舟歌,壮麗な舞曲
クシシュトフ・メイシンゲル(ギター)
録音:2009年9月、ワルシャワ、ポーランド放送スタジオS2
パリで活躍したポーランドの作曲家タンスマンのギター作品は現代のギタリス
トにとって重要なレパートリー。(*)は世界初録音と表示されています。クシ
シュトフ・メイシンゲル(1984年生まれ)はポーランドの若手ギタリストの中で
最も注目されている一人。DUXレーベルにも録音があります(DUX 0680「ヴィ
ヴァ・ヴィヴァルディ」、DUX 0710「ソレダド(孤独)」)。




<RIVO ALTO>
FOL 0005 2枚組 \3960
ロッシーニ(1792-1868):オペラ「セビリアの理髪師」
アントニーノ・シラグーザ(テノール:アルマヴィーヴァ伯爵)
ブルーノ・デ・シモーネ(バス:バルトロ)
ラウラ・ポルヴェレッリ(メゾソプラノ:ロジーナ)
アンドリュー・シュレーダー(バリトン:フィガロ)
ニコライ・ギャウロフ(バス:バジリオ)
ジョヴァンナ・ドナディーニ(ソプラノ:ベルタ)
ダヴィデ・ペリッセロ(バリトン:フィオレッロ)
アレッサンドロ・ジャコン(バス:仕官)
フェニーチェ劇場合唱団&管弦楽団
マルチェッロ・ヴィオッティ(指揮)
録音:2003年12月27日、ヴェネツィア、マリブラン劇場、ライヴ
2002年から2005年に急逝するまでフェニーチェ劇場の音楽監督を務めたマル
チェッロ・ヴィオッティ指揮によるライヴ録音。マリブラン劇場は当時再建
中のフェニーチェ劇場の代わりに使われていました。




<M.A.P. Classic>
NGCD 0341 \2080
Codex ボグダノヴィチ:ギター・クアルテットのための作品全集
デュージャン・ボグダノヴィチ(1955-):
Introduction and Dance / Codex XV323A "Il lit Moise comme echillon"
Stirfry / Lyric Quartet
キング・クリムゾン/クリスティアン・サッジェーゼ編曲:Discipline
チック・コリア(1941-)/アルベルト・デッレ・ピアーネ編曲:Addendum
ケヴィン・ヴォランズ(1949-)/マルコ・シレッティ編曲:
First Dance from "White Man Sleeps"
フランク・ザッパ(1940-)/クリスティアン・サッジェーゼ編曲:
The Black Page / Peaches en Regalia
ビル・エヴァンス(1929-1980)/マルコ・シレッティ編曲:Peace Piece
トリノ・ギター・クアルテット
アンドレア・ランツァ、マルコ・シレッティ、
アルベルト・デッレ・ピアーネ、
マリア・グラツィア・レッジョ(ギター)
録音:2009年8月、ミラノ、マップ・スタジオ
2005年に結成されたトリノ・ギター・クアルテットのCDデビュー盤。ジャンル
を超えた天才ギタリスト、デュージャン・ボグダノヴィッチが書いたギター・
クアルテットのための全オリジナル作品(もちろん録音時点まで)に加え、南ア
フリカ共和国のミニマル系現代作曲家ヴォランスやロック、ジャズの大御所た
ちの作品の編曲版を演奏。

LRCD 125 \2080
ラテンアメリカの印象
レオ・ブローウェル(1939-):無題小品第1番/魅惑の瞳/子守歌
伝承曲:メレンゲ
ホルヘ・ゴメス・クレスポ(1900-1971):ノルテニャ[北の]
アストル・ピアソラ(1921-1992):ブエノスアイレスの夏
マヌエル・ポンセ(1882-1948):
3つのメキシコ民謡; ラ・バレンティナ,わが心よ、君ゆえに,小鳥売り娘
あなたから遠く離れて/メキシコのスケルツィーノ
ビセンテ・エミリオホ・ソホ(1887-1974):ベネズエラの5つの小品
歌[カンティコ],アギナルド,歌[カンシオン],ベネズエラのアリア,
ガレオン船
アグスティン・バリオス(1885-1944):ワルツ Op.8 No.3
アントニオ・ラウロ(1916-1986):ベネズエラ組曲
レヒストロ,黒人舞曲,歌[カンシオン],ワルツ
ルチオ・ドッソ(ギター)
録音:ローマ、スタジオ「コル・テンポ」
ルチオ・ドッソはローマに生まれ、1989年のアンドレス・セゴビア・コンクー
ル(スペイン、エルエスコリアル)で優勝したイタリアのギタリスト。

<独SONY BMG> 各1枚 \800
88697704462
ハイドン:チェロ協奏曲第1番、第2番、協奏交響曲、交響曲第13番より
イッサーリス(VC) ノリントン/ヨーロッパ室内管弦楽団

88697704492
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第14番「月光」、第21番「ワルトシュタイン」
第23番「熱情」
ホロヴィッツ

88697705692
ヴェルディ:レクイエム
プライス、ベイカー、ルケッティ、ヴァン・ダム
ショルティ/シカゴ響

88697711362
ブラームス:交響曲第3番、第4番
ヴァント/北ドイツ放送響  1983-1985

88967711442
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」、「レオノーレ」序曲第3番
ヴァント/北ドイツ放送響  1989

88697712632
R.シュトラウス:ツァラトゥストラはかく語りき、ドン・ファン、町人貴族
ライナー/シカゴ響

88697712642
モーツァルト:歌劇「魔笛」(抜粋)
タルヴェラ、ドナート、コトルバス、タピー他
レヴァイン/ウィーン・フィル

88697712832
リスト:交響詩「前奏曲」、ハンガリア狂詩曲第1番、第4番、
ブラームス:ハンガリア舞曲第5番、第6番 他
バーンスタイン/ニューヨーク・フィル

88697712852
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番、第4番
アシュケナージ、アントルモン(P)
オーマンディ/フィラデルフィア

88697712912
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番、第5番、アダージョ、ロンド
ズッカーマン(Vn、指揮) セント・ポール室内管弦楽団

88697714332
サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番、ラロ:チェロ協奏曲 他
ヨーヨー・マ(VC)
マゼール/フランス国立管、ピッツバーグ響

88697714362
シューベルト:交響曲第9番「グレート」
バレンボイム/ベルリン・フィル

88697719782
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第4番-第6番
カップ/フィルハーモニア・ヴィルトゥオージ

88697720782
アルベニス、グラナドス:ギター作品集
ジョン・ウィリアムズ

88697720992
グリーグ:ペール・ギュント(ハイライト)、シベリウス:フィンランディア他
ヘンドリックス(S)
サロネン/オスロ・フィル、スウェーデン放送響

88697721002
シューマン、グリーグ:ピアノ協奏曲
ペライア(P)
コリン・デイヴィス/バイエルン放送響

88697771282
モーツァルト:交響曲第40番、第41番「ジュピター」
クーベリック/バイエルン放送響

88697771442
シューベルト:歌曲集「美しい水車小屋の娘」
ヴンダーリヒ




<MODE>
MODE 224 \1700
Aldo Clementi:Works with Flutes
アルド・クレメンティ(1925- ):フルートのための作品集
1. Fantasia su roBErto FABbriCiAni(1980-81)for flute & tape
2. Ouverture(1984)for 12 flutes
3. Passacaglia(1988)for flute & recorded flute
4. luCiAno BErio(1995)version for flutes
5. Parafrasi 2(2004)for flute & tape *
Roberto Fabbriciani, flutes
Alvise Vidolin, electronics *
ルチアーノ・ベリオ、ルイジ・ノーノ、ブルーノ・マデルナなどとともに戦後
イタリアを代表する現代音楽作曲家のひとり、アルド・クレメンティのフルー
トの作品集。クレメンティの75歳の誕生日を祝してのリリース。
クレメンティの長年のコラボレーター、ロベルト・ファブリチアーニの演奏。
クレメンティには目の錯覚を利用したエッシャーの不条理な構図に影響を受け、
錯聴=音の錯覚を用いた作品を多く手がけている。ファブリチアーニは現代音
楽シーンで活躍する世界的フルート奏者。楽器のもつ可能性を最大限に生かし、
新しいテクニックを編み出している。ルイジ・ノーノとのコラボレートが特に
有名で、これまでにない強烈なサウンドを創り出している。ノーノ以外にもベ
リオ、ケージ、ダラピッコラ、ドナトーニ、ファーニホウ、クルシェネク、
クルターク、リゲティ、メシアン、モリコーネ、ペトラッシ、リーム、ロータ、
シェルシ、シュトックハウゼン、武満などの作品を演奏している。本アルバム
には初演作品や、彼のために作られた作品がいくつかある。




<GLD>
PV45879(DVD-Video) \1580
Placido Domingo/ Paloma San Basilio
プラシド・ドミンゴ(テノール)
パロマ・サン・バジロ(ブラジルの女性歌手)
3大テノール歌手の一人「プラシド・ドミンゴ」とブラジルの有名な女性歌手
「パロマ・サン・バシリオ」とのよく知られているポップス名曲集。
1 EL DIA QUE ME QUIERAS - PLACIDO DOMINGO & PALOMA SAN BASILIO
2 ALL I ASK OF YOU - PLACIDO DOMINGO & PALOMA SAN BASILIO
3 NEW YORK, NEW YORK - PALOMA SAN BASILIO
4 SIBONEY - PLACIDO DOMINGO
5 SOMEWHERE - PLACIDO DOMINGO & PALOMA SAN BASILIO
6 LA PALOMA - PALOMA SAN BASILIO
7 GRANADA - PLACIDO DOMINGO
8 LA VIUDA ALEGRE - PLACIDO DOMINGO & PALOMA SAN BASILIO
9 LA REVOLTOSA - PLACIDO DOMINGO & PALOMA SAN BASILIO
10 MADRILENA BONITA - PLACIDO DOMINGO
11 LOS NARDOS - PALOMA SAN BASILIO
12 EL CORO DE LOS VAREADORES - PLACIDO DOMINGO
13 MEDLEY: - PLACIDO DOMINGO E PALOMA SAN BASILIO:
BESAME MUCHO, SOLAMENTE UNA VEZ




<VOICEPRINT>
TPDVD124(DVD-Video) \2080
Margot Fonteyn
イギリスを代表する花形バレリーナ、マーゴット・フォンティーンのバレエと
生涯を描いたドキュメンタリー。バレエへの情熱と周囲の人々への感謝を支え
に、勇気と粘り強さをもって歩んだバレリーナ人生を振り返る。
「ロメオとジュリエット」「白鳥の湖」「ジゼル」「眠れる森の美女」
「椿姫」ヌレエフとの「くるみ割り人形」を収録。163分
マーゴット・フォンティーン、ルドルフ・ヌレエフ、フレデリック・
アストン、ロバート・ヘルプマン、ローランド・プティ、モニカ・
メーソン、リン・セイモア、ベリル・グレイ

TPDVD120(DVD-Video) \2080
Menuhin: Family Portrait
ヴァイオリニンスト、ユーディ・メニューインの音楽と生涯を描いたドキュ
メンタリー。自身が所有するアーカイブ映像、家族のインタビューなどで
つづった非常にパーソナルな視点の作品。105分
内容の一部
幼少期の演奏
母との散歩と会話
円熟期の演奏
妹のインタビュー
妻とのとてもリラックスした空間

TPDVD103(DVD-Video) \2080
Maria Callas - Callas 30th Anniversary Edition
マリア・カラスの没後30年を記念して2008年に制作されたアーカイブ映像と
インタビューからなるドキュメンタリー。
アテネ、ローマ、ミラノ、ニューヨーク、ロンドンで撮影。
92分
1. Ardoin & the tragic love story
2. Una voce poco fa" The Barber of Seville
3. Graziella Sciutti
4. Manhattan
5. Athens
6. Verona, Serafin & Rossi-Lemeni
7. "Oh, sio potessi(海賊)
8. Audrey Hepburn & Lord Harewood
9. Callas as a singing actor
10. La Scala & Visconti
11. "nacqui all affanno" La Cenentola
12. The ugly duckling & Meneghini
13. Rome Opera & cancellations
14. A Greek Tragedy:Tu che la vanita(ドン・カルロ)
15. Habanera(カルメン)
16. Carlo Maria Giulini
17. Onassis & Divorce
18. Tosca & Tito Gobbi
19. Abortion & attempted suicide
20. "Tacea la notte placida(トロヴァトーレ)
21. "Au,non credea mirarti(夢遊病の女)
22. Medea & Pasolini
23. "I never thought I was any good"
24. "Every day, thank God, is one day less"
25. "Vissi d'amore(トスカ)
26. "O mio bambino caro"(ジャンニ・スキッキ)

TPDVD159(DVD-Video) \2080
Renee Fleming: Ladies and Gentlemen, Ms. Renee Fleming
アメリカを代表するソプラノ歌手、ルネ・フレミングの素顔を描いたドキュメ
ンタリー。自宅でくつろぐ姿、ステージでのリハーサル・シーン、ヴェルディ
のオテロ、レクイエムとシュトラウス、モーツァルト、ラフマニノフ、バーン
スタインを歌う舞台シーンなどフレミングの魅力が満載。
内容の一部
ゲルギエフ指揮によるヴェルディ「レクイエム」のリハーサル風景
テノール歌手ドミトリー・ホロストフスキーとの二重唱
ルチアノ・パヴァロッティとの二重唱
プラシド・ドミンゴとの二重唱
アイス・スケートのカタリナ・ビッドのスケートとトフレミングの歌
バーンスタインのウエストサイド・ストーリより[Tonifght]
トニー・パルマー監督 68分 2002年

TPDVD158(DVD-Video) \2080
JOHN ADAMS/HAIL BOP! A PORTRAITOF JOHN ADAMS
オペラ「中国のニクソン」や「クリングホファーの死」など、多くの舞台作品
で知られる、当代屈指のアメリカ人作曲家ジョン・アダムスの制作現場を描い
たドキュメンタリー。1年間にわたる決め細やかな取材・撮影により作曲家の
内面まで見事に描かれている。
エト・デ・ワールト(指揮)
オランダ放送管弦楽団
トニー・パルマー監督 98分 2006年

<DELTA CLASSICS>
DCCA-0073 \2415
マーラー:交響曲第9番
バルビローリ/トリノRAIオーケストラ
(1960 rec)
1963年ベルリン・フィルの指揮台でマーラーの交響曲第9番を演奏、その素晴
らしい演奏に 聴衆はもとより楽団員達からも賞賛を浴びたバルビローリ。
この演奏会がきっかけで、バルビローリとベルリン・フィルによるマーラー
交響曲第9番をEMIに録音、決定盤と評される程でありそれは現在でも同じ評価
である。バルビローリは意外と早い時期からマーラーを取り挙げており、スタ
ジオ、ライヴ問わず結構様々な曲目、様々なオケとの演奏が聞くことができる。
今回収録したマーラーの交響曲第9番は、ベルリン・フィルでの名演を行う前
の1960年、トリノでのライヴです。はっきり申上げれば、ベルリン・フィルと
比べてしまうとその力の差は一目瞭然、贔屓目に聞いてもやはりベルリン盤に
様々な点で軍配があがるでしょう。しかし、バルビローリのストレートな音楽
作りが感じられるのはトリノ盤の方かもしれません。録音環境が違いますが、
トリノのライヴは一発勝負、限られた時間、手兵とはいえないオケという条件
下でもバルビローリはマーラーがテーマにした「死」を正面から表現しよう
と正直にオケと作り上げます。オケは技量がやや不足する面も乗り越え聴衆に
訴えたのでしょう。ファン以外の一般の方にも聞いてもらいたいです。
この録音は第1楽章から第3楽章がステレオ、第4楽章がモノラルという変則的
な録音です。録音日は一般的に知られている日です。

modoru