<クラシック・輸入盤新譜情報 10-07
 
コメントはメーカー案内書より抜粋です

<Deutsche Grammophon>
4778778 \1850
オルフ:カルミナ・ブラーナ
パトリシア・プティボン(ソプラノ) 
ハンス・ヴェルナー・ブンツ(テノール) 
クリスティアン・ゲルハーエル(バリトン) 
テルツ少年合唱団 バイエルン放送交響楽団&合唱団 
合唱指揮:ロベルト・ブランク
指揮:ダニエル・ハーディング
録音:2010年4月12-17日 ガスタイク、ミュンヘン
若き巨匠ハーディングのDG第2弾は、オルフの人気曲「カルミナ・ブラーナ」。
この作品の演奏に精通したバイエルン放送響&合唱団とともに、新たな中世
の息吹が随所にあふれた瑞々しい名演を繰り広げます。また、ソプラノのプ
ティボン、テノールのブンツ、バリトンのゲルハーエルを擁した当代最高峰
の名歌手たちとの息の合った掛け合いも大きな聴きどころです。

4778840 6枚組 \3350
ジュリーニ・イン・アメリカ Vol.1-ロス・フィル編
CD1
1.ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調Op.55《英雄》
2.シューマン:序曲《マンフレッド》Op.115
CD2
1.ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調Op.67《運命》
2. 同 第6番ヘ長調Op.68《田園》
CD3
ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68
CD4
ブラームス:交響曲第2番ニ長調Op.73
CD5
1.シューマン:交響曲第3番変ホ長調Op.97《ライン》
2.チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調Op.74《悲愴》
CD6
1.ドビュッシー:交響詩《海》
2.ラヴェル:バレエ《マ・メール・ロワ》
3. 同:スペイン狂詩曲
ロサンゼルス・フィルハーモニック
指揮:カルロ・マリア・ジュリーニ
録音:1978-81年
2005年に惜しまれつつこの世を去った巨匠ジュリーニが、1978-81年に当時音
楽監督を務めていたロサンゼルス・フィルと残した名演を集めた6枚組。穏や
かで堂々としたテンポと、歌謡性あふれるフレージングで、一つひとつの音
符を慈しむように歩む姿は、今もなお多くの人々を魅了してやみません。こ
の6枚組には、そんな彼が人生の終盤にさしかかり、いよいよ円熟を深めてい
く頃の出発点が鮮明に記録されています。シカゴ交響楽団との録音を集めた
ものが第2弾として後日リリースされる予定です。こちらもご期待下さい。

2742537 \1850
スティングとロイヤル・フィルの注目の「シンクロ」
スティング/シンフォニシティーズ
1. Next To You ネクスト・トゥ・ユー
Sting, Vocals; Jo Lawry, Backing Vocals; Rob Mathes, Piano;
David Finck, Acoustic Bass; David Cossin, Percussion; Joe Bonadio,
Percussion; Featuring the New York Chamber Consort(Lisa Kim,
Concertmaster); Conducted by Rob Mathes
2. Englishman In New York イングリッシュ・マン・イン・ニューヨーク
Sting, Vocals; Jo Lawry, Backing Vocals; Rob Mathes,
Piano; David Finck, Acoustic Bass; Aaron Heick,
Clarinet Solo; David Cossin, Percussion; Joe Bonadio,
Percussion; Featuring the New York Chamber Consort
(Lisa Kim, Concertmaster); Conducted by Rob Mathes
3. Every Little Thing She Does Is Magic 
エヴリ・リトル・シング・シー・ダズ・イズ・マジック
Sting, Vocals; Jo Lawry, Backing Vocals; Rob Mathes,
Piano and Acoustic Guitar; David Finck,
Acoustic Bass; David Cossin, Percussion; Featuring the London Players
(Jacqueline Shave, Concertmaster); Conducted by Rob Mathes
4. I Hung My Head アイ・ハング・マイ・ヘッド
Sting, Vocals; Jo Lawry, Backing Vocals; Dominic Miller,
Guitar; Ira Coleman, Bass; David Cossin,
Percussion; Featuring The Royal Philharmonic Concert Orchestra
(Gerald Gregory, Concertmaster); Conducted by Steven Mercurio
5. You Will Be My Ain True Love 
ユー・ウィル・ビー・マイ・エイン・トゥルー・ラヴ
Sting, Vocals; Jo Lawry, Vocals; Dominic Miller,
Guitar; Ira Coleman, Bass; David Cossin,
Percussion; Featuring The Royal Philharmonic Concert Orchestra
(Gerald Gregory, Concertmaster); Conducted by Steven Mercurio
6. Roxanne ロクサーヌ
Sting, Vocals; Jo Lawry, Backing Vocals; Rob Mathes,
Piano and Acoustic Guitar; David Finck,
Acoustic Bass; David Cossin, Percussion; Featuring the London Players
(Jacqueline Shave, Concertmaster); Conducted by Rob Mathes
7. When We Dance ホエン・ウイ・ダンス
Sting, Vocals; Jo Lawry, Backing Vocals; Dominic Miller,
Guitar; Ira Coleman, Bass; David Cossin,
Percussion; Featuring The Royal Philharmonic Concert Orchestra
(Gerald Gregory, Concertmaster); Conducted by Steven Mercurio
8. End Of The Game エンド・オブ・ザ・ゲーム
Sting, Vocals; Jo Lawry, Backing Vocals; Dominic Miller,
Guitar; Ira Coleman, Bass; David Cossin,
Percussion; Featuring The Royal Philharmonic Concert Orchestra
(Gerald Gregory, Concertmaster); Conducted by Steven Mercurio
9. I Burn For You アイ・バーン・フォー・ユー
Sting, Vocals and Acoustic Guitar; Jo Lawry,
Backing Vocals; David Cossin, Percussion Soloist; Joe Bonadio,
Additional Percussion; Ben Witman,
Loop Programming; Featuring the New York Chamber Consort
(Lisa Kim, Concertmaster); Conducted by Rob Mathes
10. We Work The Black Seam 黒い傷あと
Sting, Vocals; Jeff Kievit, Lead Trumpet; Jim Hines, James Delagarza,
Dylan Schwab, Trumpets; Larry DiBello, Chad Yarborough, David Peel,
Theo Primus, Horns; Birch Johnson, Dick Clark,
Trombones; Jeff Nelson, Bass Trombones; Marcus Rojas,
Tuba; Joe Bonadio, Percussion; Conducted by Rob Mathes
11. She’s Too Good For Me シーズ・トゥ・グッド・フォー・ミー
Sting, Vocals and Acoustic Guitar; Dominic Miller,
Electric Guitar; Jo Lawry, Vocals; Joe Bonadio,
Percussion; Featuring the New York Chamber Consort
(Lisa Kim, Concertmaster); Conducted by Rob Mathes
12. The Pirate’s Bride パイレーツ・ブライド
Sting, Vocals; Jo Lawry, Backing Vocals; Joe Bonadio,
Percussion; Featuring the New York Chamber Consort
(Lisa Kim, Concertmaster); Conducted by Rob Mathes
STING
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団  
指揮:スティーヴン・メルクリオ 他
2007年-2008年にかけて23年ぶりのポリス再結成ツアーを行い、世界中で一大
センセーションを巻き起こしたスティングがニュー・アルバムをリリースしま
す。昨年10月にリリースされ、世界中で大ヒットを記録したアルバム『ウィン
ターズ・ナイト』の発売から、わずか半年あまり。名門ドイツ・グラモフォン
からの3作目にあたる今回のアルバムは、英国の名門ロイヤル・フィルハーモ
ニック・コンサート・オーケストラと一緒に、ポリス時代やソロのヒット曲
や代表曲を壮大なスケールで新たな色に染め直した、まさに“ベスト・オブ
・ポリス&スティング”の荘厳で劇的なシンフォニック・ヴァージョンともい
うべき話題作!! 《ロクサーヌ》、《黒い傷あと》など、ポリス時代やソロ活
動で発表した楽曲をシンフォニック・アレンジしたもので、ポリス時代の大
ヒット・アルバム『シンクロニシティー』に引っ掛けて、『シンフォニシティ
ーズ』としているあたりは、いかにも彼らしい洒落たネーミングと言えるで
しょう。
6/2カナダ・バンクーバー公演を皮切りに、レコーディングも一緒に行ったロ
イヤル・フィルハーモニック・コンサート・オーケストラを引き連れて大規
模なソロ・ツアーをスタートさせることも発表。この世界ツアーは、バンク
ーバー、L.A.のハリウッド・ボウル、シカゴのラヴィニア・パーク、NY、ボス
トン、ヒューストン、フィラデルフィア、ワシントンDCなど、全米主要都市を
回り、その後カナダのトロントやモントリオールで公演を行う予定。NYでは、
オペラの殿堂“メトロポリタン歌劇場”でライヴが行われる予定。北米ツア
ー後は大規模なヨーロッパ・ツアーが予定されており、ツアーは2011年春ま
で続く予定。コンサートでは、オーケストラに自身の4人編成のバンドを加え、
「ロクサーヌ」や「マジック」、「イングリッシュマン・イン・ニューヨー
ク」などを披露する予定です。
今回のアルバムには、ザ・ポリスから「Every Little Thing She Does Is
Magic」や、「Roxanne」「Next To You」が、ソロからは「Englishman in
New York」「I Burn for You」「She's Too Good For Me」などがセレクトさ
れています。

477 9014 2枚組 \2080
ベスト・オブ・ラン・ラン
CD1
1.リスト:愛の夢第3番変イ長調S.541
2.同:ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調S.244(ホロヴィッツ編)
3.ショパン:練習曲第3番ホ長調Op.10‐3《別れの曲》
4.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15-第3楽章
5.モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番ハ長調K.330-第2楽章
6.ショパン:ピアノ協奏曲第2番へ短調Op.21-第2楽章
7.サティ:グノシエンヌ第1番
8.ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲Op.43-第18変奏
9.ショパン:夜想曲第8番変ニ長調Op.27‐2
10.チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23-第3楽章
11.シューマン:トロイメライOp.15‐7
12.ラフマニノフ:前奏曲ト短調Op.23-5
CD2
1.呂文成:平湖秋月(陳培勲編)/2.鄧雨賢:望春風(蕭泰然編)
3.マイク・オールドフィールドハービンガー/4./5.リヴァー・ワルツ
6.タン・ドゥン:映画《女帝(エンペラー)》-ウェイティング
7. 同-竹林の戦い/8. 同-取り戻せぬ愛/9. 同-契丹への旅
10.黄河協奏曲-第2楽章:黄河頌/11.タイム・フォー・ドリームス
12.朱踐耳:翻身的日子/13.ヘス:ピアノ協奏曲
14.フアン・ハイ・フアイ、チェン・ラオ・シン、シェン・リ・クンの小品-馬
ラン・ラン(ピアノ) 
パリ管弦楽団 指揮:クリストフ・エッシェンバッハ(CD1‐4) 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ズービン・メータ(CD1‐6) 
マリインスキー劇場管弦楽団 指揮:ワレリー・ゲルギエフ(CD1‐8) 
シカゴ交響楽団 指揮:ダニエル・バレンボイム(CD1‐10) 
プラハ交響楽団 指揮:アレクサンドル・デプラ(CD2‐5) 
上海交響楽団 指揮:タン・ドゥン(CD2‐6-9) 
中国フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ロン・ユー(CD2‐10) 
ロンドン室内管弦楽団(CD2‐13)他
録音:2003-08年
「のだめカンタービレ」映画版に音源提供するなど話題沸騰のクラシック・ピ
アニスト、ラン・ランが2003-08年に録音したベスト・パフォーマンスを集め
た待望のベスト盤。ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート2008のTV
中継に登場したり、グラミー授賞式ではハービー・ハンコックと共演したり、
世界最高級のピアノメーカー・スタインウェイから子供向けのラン・ラン・モ
デルが発売され瞬く間に完売したり、あらゆる方面で注目を集める彼の魅力
を詰め込んだ2枚組です。


4779111 25枚組 \8980
ザルツブルク祝祭大劇場/創立50周年記念盤
完全限定盤
★昨日ご案内いたしましたが、価格変更のため再度ご案内させていただきます。
CD1-3:1960年
R.シュトラウス:楽劇《ばらの騎士》Op.59全3幕
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン他
CD4-5:1961年
モーツァルト:歌劇《イドメネオ》K.366全3幕
ウィーン国立歌劇場合唱団 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:フェレンツ・フリッチャイ他
CD6-7:1992年(初CD化)
ヤナーチェク:歌劇《死者の家から》全3幕
ウィーン国立歌劇場合唱連盟 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:クラウディオ・アバド
CD8-9:2005年
ヴェルディ:歌劇《椿姫》全3幕
ウィーン国立歌劇場合唱連盟 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:カルロ・リッツィ他
CD10-11:2007年(初CD化)
チャイコフスキー:歌劇《エフゲニー・オネーギン》全3幕Op.24
ウィーン国立歌劇場合唱連盟 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ダニエル・バレンボイム他
CD12:1966年(初発売)
モーツァルト:
交響曲第40番ト短調K.550/同 第41番ハ長調K.551《ジュピター》
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:カール・ベーム
CD13:1967年(初発売)
シューベルト:交響曲第3番ニ長調D.200
R.シュトラウス:交響詩《英雄の生涯》Op.40
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ズービン・メータ
CD14-15:1975年
マーラー:交響曲第8番《千人の交響曲》
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:レナード・バーンスタイン他
CD16:1982年(初発売)
ハイドン:十字架上のキリストの最後の7つの言葉
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:リッカルド・ムーティ
CD17:1987年
ワーグナー:
ジークフリート牧歌/同:《タンホイザー》序曲
同:《トリスタンとイゾルデ》-前奏曲と愛の死
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
CD18:1988年
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン) 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
CD19-20:1991年
ベートーヴェン:ミサ・ソレニムス ニ長調Op.123
ライプツィヒ放送合唱団 スウェーデン放送合唱団 
エリック・エリクソン室内合唱団 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ジェイムズ・レヴァイン他
CD21:1992年
ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14/リスト:交響詩《前奏曲》S.97
シカゴ交響楽団 指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ"
CD22:1994年(初発売)
チャイコフスキー:
交響曲第6番ロ短調Op.74《悲愴》/同:幻想序曲《テンペスト》Op.18
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:クラウディオ・アバド
CD23:1997年(初発売)
ストラヴィンスキー:バレエ《春の祭典》
バルトーク:管弦楽のための4つの小品Op.12
ブーレーズ:ノタシオン
グスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団 指揮:ピエール・ブーレーズ
CD24:2007年(初発売)
ピアノ・リサイタル(ハイドン/シューベルト/ベートーヴェン)
アルフレッド・ブレンデル(ピアノ)
CD25:2009年
ライヴ・フロム・ザルツブルク
(ブラームス/ラフマニノフ/ラヴェル/シューベルト)
マルタ・アルゲリッチ、ネルソン・フレイレ(ピアノ)
録音:1960-2009年 ザルツブルク祝祭大劇場
オペラやオーケストラ・コンサートからリサイタルまで、多くの輝かしい名
演が行われてきたザルツブルク祝祭大劇場。ステージの大きさは世界最大級
で、座席総数は2179席を有するこの劇場も、1960年の?落としから今年でちょ
うど50周年を迎えます。それを記念して、こけら落とし公演のカラヤン指揮の
《ばらの騎士》から、大好評を博した昨年のアルゲリッチ&フレイレのデュオ
・リサイタルまで、5つのオペラと、10のオーケストラ・コンサートと、2つ
のリサイタルを精選した25枚組をお届けします。今回が初出となる貴重な音
源も数多いので、ファン必携のアイテムとなることは間違いないでしょう!

734600(DVD-Video) 33枚組 \18500
モーツァルト:オペラ全集 Mozart22
モーツァルト:歌劇 「アルバのアスカニオ」 K.111 全曲
イリス・クプケ(Sp)、ソニア・プリナ(Ms)、チャールズ・レイド(T)、
ディアナ・ダムラウ(Sp)、他
マンハイム国立歌劇場合唱団&管弦楽団
指揮:アダム・フィッシャー
演出:デヴィッド・ヘルマン
モーツァルト:歌劇 「偽の女庭師」 K.196 全曲
ジョン・グレアム=ホール(T)、アレクサンドラ・ラインプレヒト(Sp)、
ジョン・マーク・エインズリー(T)、ヴェロニク・ジャンス(Sp)、他
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
指揮:アイヴォー・ボルトン
演出:ドリス・デリエ
モーツァルト三部作<彷徨I>
モーツァルト:歌劇 「偽ののろま娘」 K.51(46a)全曲
マリン・ハルテリウス(Sp)、マリーナ・コンパラート(Ms)、
マティアス・クリンク(T)、シルヴィア・モイ(Sp)、他
カメラータ・ザルツブルク
指揮:ミヒャエル・ホーフシュテッター
演出:ヨアヒム・シュレーマー
モーツァルト:歌劇 「牧人の王」 K.208 全曲
クレジミール・スパイサー(T)、アネッテ・ダッシュ(Sp)、
マルリス・ピーターセン(Sp)、アルピネ・ラハジャン(Sp)、他
バルタザール・ノイマン・アンサンブル
指揮&演出:トーマス・ヘンゲルブロック
モーツァルト:歌劇 「ルーチョ・シッラ」 K.135 全曲
ロベルト・サッカ(T)、アニク・マシス(Sp)、
モニカ・バチェッリ(Ms)、ヴェロニカ・カンジェミ(Sp)、他
フェニーチェ歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:トーマス・ネトピル
演出:ユルゲン・フリム
モーツァルト:
歌劇 「バスティアンとバスティエンヌ」 K.50 全曲
歌劇 「劇場支配人」 K.486 全曲
アレクサンドラ・ザモイスカ(Sp)、エヴモルフィア・メタクサキ(Sp)、
ベルンハルト・ベルヒトルト(T)、ラドゥ・コヨカリュウ(Bs)、他
ユンゲ・フィルハーモニー・ザルツブルク
指揮:エリーザベト・フックス
演出:トーマス・ライヒェルト
モーツァルト:歌劇 「後宮からの逃走」 K.384 全曲
ローラ・アイキン(Sp)、ヴァレンティーナ・ファルカス(Sp)、
チャールズ・カストロノーヴォ(T)、ディートマール・ケルシュバウム(T)、
ウィーン国立歌劇場合唱団
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
指揮:アイヴォー・ボルトン
演出:シュテファン・ヘアハイム
"モーツァルト:歌劇 「魔笛」 K.620 全曲
ルネ・パーペ(Bs)、ポール・グローヴズ(T)、
フランツ・グルントヘーバー(Bs)、ディアナ・ダムラウ(Sp)、
ゲニア・キューマイアー(Sp)、クリスティアン・ゲルハーエル(T)、他
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:リッカルド・ムーティ
演出:ピエール・アウディ
モーツァルト:歌劇 「シピオーネの夢」全曲 K.126
ブラゴイ・ナコスキ(T)、ルイゼ・フリボ(S)、メルナルダ・ボブロ(S)、
イアイン・パトン、ロベルト・セリアー、アンナ・コヴァルコ
クラーゲンフルト州立劇場合唱団
ケルントナー交響楽団
指揮:ロビン・ティッチャティ
演出:ミヒャエル・シュトゥルミンガー"
モーツァルト:オラトリオ 「救われたベトゥーリア」全曲 K.118
ジェレミー・オヴェンデン、マリヤーナ・ミヤノヴィッチ、
ユリア・クライター、フランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒ、
イレアナ・ベスパロヴァイテ、ジェニファー・ジョンストン
ウィーン国立歌劇場合唱団
ミュンヘン室内管弦楽団
指揮:クリストフ・ポッペン
モーツァルト:(1)歌劇 「アポロとヒュアキントゥス」全曲 K.38
(2)歌劇「第1戒律の責務」全曲 k.35
(1)マクシミラン・キーナー、エカテリーナ・トレチャコヴァ、
アニヤ・シュロッサー、アストリッド・ホファー
(2)ワタナベ・ミチコ、ベルンハルト・ベルヒトルト、
モニカ・ヴェッカルレ、クリスティアーネ・カルグ
モーツァルテウム大学交響楽団
指揮:ヨーゼフ・ヴァルニヒ
演出:ジョン・デュー"
モーツァルト三部作-“彷徨” II&III
彷徨 II (1)音楽劇「夕べの感覚」(Abendempfindung)
彷徨 III レックス・トレメンドゥス
(2)歌劇「だまされた花婿」全曲 K.430
(3)歌劇 「カイロの鵞鳥」全曲 K.422
(1)アン・マレー、マリアンネ・ハムレ(女優)、グレアム・スミス(舞踊)
(2)ヨーゼフ・ワーグナー、マリサ・マルティンス、
ジェレミー・オヴェンデン、マティアス・クリンク、シルヴィア・モイ
(3)ミルジェンコ・トゥルク、マリン・ハルテリウス、
ジェレミー・オヴェンデン、マティアス・クリンク、マリサ・マルティンス、
ヨーゼフ・ワーグナー
ルートヴィヒスブルク・シュロス祝祭合唱団
カメラータ・ザルツブルク
指揮:ミヒャエル・ホーフシュテッター
演出:ヨアヒム・シュレーマー
モーツァルト:歌劇 「ツァイーデ」全曲 K.344
チェルノヴィン:歌劇「アダマ」全曲(世界初演)
モイカ・エルドマン、トピ・レーティプー、ヨハン・ロイター、
ジョン・マーク・エインズリー、レナート・ジローラミ
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
指揮:アイヴォー・ヴォルトン(以上、「ツァイーデ」)
ノア・フレンケル(女)、ヤーロン・ヴィントミュラー(男)、
アンドレアス・フィッシャー(父)、パウル・ローレンガー(舞踊)、
ベルント・グラヴェルト(俳優)
オーストリア現代音楽アンサンブル
指揮:ヨハネス・カリツケ(以上、「アダマ」)
演出:クラウス・グート"
モーツァルト:歌劇 「ドン・ジョヴァンニ」 全曲 K.527
トーマス・ハンプソン、イルデブランド・ダルカンジェロ、
クリスティーネ・シェーファー、メラニー・ディーナー、
イザベル・バイラクダリアン、ロバート・ロイド、ピョートル・ベクザラ、
ルカ・ピザローニ
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ダニエル・ハーディング
演出:マルティン・クセイ
モーツァルト:歌劇 「コジ・ファン・トゥッテ」 全曲 K.588
アナ・マリア・マルティネス、ゾフィー・コッホ、ショーン・マーシー、
シュテファン・デゴート、サー・トーマス・アレン、ヘレン・ドナート、他
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:マンフレート・ホーネック
演出:ウルセル・ヘルマン、カール=エルンスト・ヘルマン
モーツァルト:歌劇 「ポントの王ミトリダーテ」 全曲 K.87
リチャード・クロフト、ネッタ・オル、ミアー・パーソン、
ベジュン・メータ、インジェラ・ボーリン、コリン・リー、
パスカル・ベルタン、他
レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル
指揮:マルク・ミンコフスキ
演出:ギュンター・クレーマー
モーツァルト:歌劇 「イドメネオ」 全曲 K.366
ラモン・ヴァルガス、マグダレーナ・コジェナー、エカテリーナ・シウリナ、
アーニャ・ハルテロス、ジェフリー・フランシス、他
ザルツブルク・バッハ合唱団
カメラータ・ザルツブルク
指揮:サー・ロジャー・ノリントン
演出:ウルセル・ヘルマン、カール=エルンスト・ヘルマン
収録:2006年7月―8月 ザルツブルク
モーツァルト一色に染まった2006年、モーツァルト生誕250年記念イヤーのザ
ルツブルク音楽祭。そのハイライトともいうべき公演が、モーツァルトの舞台
音楽芸術作品22本を一挙に上演するMOZART22プロジェクトでした。このプロ
ジェクトにはウィーン・フィルやザルツブルクのオーケストラ以外にもヨー
ロッパを代表する歌劇場やドイツの地方劇場も客演。歌唱陣もネトレプコの
ようなスター歌手から、売り出し中の若手歌手達まで、実に多彩な顔ぶれが
揃って聴衆を魅了しました。演出陣も「アルバのアスカニオ」は弱冠28歳の
ヘルマン、「偽の女庭師」では現代ドイツを代表する女流映画監督のデリエ
などなど、モーツァルトのオペラを様々な視点から描いている点も特筆に価
しました。ユニバーサル・ミュージックはこの公演全てを映像収録し、2006年
のモーツァルト・イヤーに全集とバラの2種類の形でリリース。大きな反響を
得たこの全集が、コンパクトはデジスタック仕様のBOXに納まり、お買い求め
安い価格になって再登場しました!

4803272(DVD-Video) 2枚組(1枚価格) \3350
アラーニャ/シチリア・ライヴ DVD
1.イントロダクション/2.ロッシーニ:ラ・ダンツァ/3.光さす窓辺/
4.カル:シチリアの朝の歌/5.ローザはお嫁に行った(伝承曲)/6.タランテラ
・マフィウザ(伝承歌)/7.荷車引き(伝承曲)/8.梨(伝承曲)/9.市場(伝承曲)
/10.《ゴッド・ファーザー》間奏曲/11.同-愛のテーマ/12.寝返りうって
(伝承曲)/13.海に映る月(伝承曲)/14.ニュー・シネマ・パラダイス/
15.美しきシチリア(伝承曲)/16.アラーニャのトーク:私の人生とシチリアの
関わり/17.わたしの小さなロバ(伝承曲)/18.ンティンティリティ(伝承曲)
/19.花よ、花よ(伝承曲)/20.しゃれこうべを見た(伝承曲)/21.さあ踊れ!
(伝承曲)/22.子守歌/23.メキシコ/24.早く帰ってきて(伝承曲)/25.ディ
・カプア:オー・ソレ・ミオ/26.トスティ:かわいい口もと/27.浜辺の娘/
28.アンコール:さあ踊れ!(伝承曲)
特典映像:リサイタルの舞台裏を収めたドキュメンタリー映像
ロベルト・アラーニャ(テノール) 
指揮&ピアノ:イヴァン・カッサール他
録音&収録:2009年8月18日 シチリア
スター・テノール、アラーニャが歌う自らのルーツであるシチリア民謡アルバ
ム『美しきシチリア』の収録曲を携えて行った2009年の『シチリア・ライヴ』
の記録が早くもリリース。アルバム収録の全曲(14曲)に、10曲を加えた全24曲
を収録。シチリア人の両親の間に生まれ、パリで育ったアラーニャが、万感の
思いを込めて歌った祖国の伝統的な名曲の数々を、先日ご案内したCDに引き続
き、DVDでもお届けします!




<Decca>
4782274 \1850
パガニーニ:カプリスOp.1(全24曲)
ユリア・フィッシャー(ヴァイオリン)
録音:2008年9月1日-2009年4月9日 グリューンヴァルト
8つの国際コンクールで優勝歴を持つスーパー・ヴァイオリニスト、ユリア・
フィッシャーの最新盤は、パガニーニの難曲「カプリス」。この悪魔のよう
に聳え立つ巨峰エベレストを楽々と制覇していく姿は、彼女が若手最高峰の
ヴィルトゥオーゾの一人であることの証明と言えるでしょう。

743344(DVD-Video) \3350
1.サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調Op.61
2.グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調Op.16"
ユリア・フィッシャー(1:ヴァイオリン、2:ピアノ) 
ユンゲ・ドイツ・フィルハーモニー 
指揮:マティアス・ピンチャー
収録:2008年1月1日
参加した8つのコンクール全て優勝。さらに驚くべきことに、そのうち3つの
コンクールはピアノ部門で優勝している才媛ユリア・フィッシャーが、グリ
ーグのピアノ協奏曲とサン=サーンスのヴァイオリン協奏曲第3番を一晩で演
奏するという快挙を成し遂げた2008年ニューイヤー・コンサートの貴重な記
録。あまた、彼女の人生や芸術観を赤裸々に語った特典映像も必見です。

4782360 2枚組 \2080
ザ・シンガー・アンド・ザ・ソング
CD1
1.魅惑の宵(バス・バリトン:ブリン・ターフェル)
2.メモリー(テノール:ホセ・カレーラス)
3.枯葉(ソプラノ:キリ・テ・カナワ)
4.ザ・ウィナー(メゾ・ソプラノ:アンネ・ソフィー・フォン・オッター)
5.シークレット・ラヴ(バス・バリトン:トーマス・クヴァストホフ)
6.マイ・シェリー・アモール(ソプラノ:ルネ・フレミング)
7.ザ・サリー・ガーデンズ(カウンターテナー:アンドレアス・ショル)
8.ビギン・ザ・ビギン(ソプラノ:エリー・アメリング)
9.グラナダ(テノール:フアン・ディエゴ・フローレス)
10.ア・ファイン・ロマンス(ソプラノ:シルヴィア・マク: マクネアー)
11.イル・カント(テノール:ルチアーノ・パヴァロッティ)
12.誰も奪えぬこの想い(ソプラノ:バーバラ・ヘンドリックス)
13.(バス:サイモン・エステス)
14.ザ・サンシャイン・オブ・ユア・スマイル(テノール:スチュアート・バロ
ウズ)
15.ホーム・スウィート・ホーム(ソプラノ:ジョーン・サザーランド)
16.マリア(テノール:ロランド・ヴィリャソン)
17.シェナンドー(メゾ・ソプラノ:マリリン・ホーン)
18.(テノール:プラシド・ドミンゴ)
CD2
1.グラディエーター(テノール:ルチアーノ・パヴァロッティ)
2.アズ・タイム・ゴーズ・バイ(テノール:ホセ・カレーラス)
3.エンブレイサブル・ユー(ソプラノ:バーバラ・ヘンドリックス)
4.ザ・シャドウ・オブ・ユア・スマイル(ソプラノ:キリ・テ・カナワ)
5.マイ・ラヴ・イズ・ライク・ア・レッド、レッド・ローズ
(カウンターテナー:アンドレアス・ショル)
6.ザ・デイ・ビフォア・ユー・ケイム
(メゾ・ソプラノ:アンネ・ソフィー・フォン・オッター)
7.センド・イン・ザ・クラウンズ(バス・バリトン:ブリン・ターフェル)
8.ノーバディ・エルス・バット・ミー
(ソプラノ:シルヴィア・マク: マクネアー)
9.ダニー・ボーイ(バス・バリトン:ブリン・ターフェル)
10.アイ・ゲット・ア・キック・アウト・オブ・ユー
(ソプラノ:エリー・アメリング)
11.イン・マイ・ライフ(ソプラノ:ルネ・フレミング)
12.彼女(テノール:フアン・ディエゴ・フローレス)
13.マイ・ファニー・ヴァレンタイン
(バス・バリトン:トーマス・クヴァストホフ)
14.夏の名残のバラ(ソプラノ:ジョーン・サザーランド)
15.暁は光から(テノール:ロランド・ヴィリャソン)
16.サムウェア(メゾ・ソプラノ:フレデリカ・フォン・シュターデ)
17.マスカーニ:アヴェ・マリア(テノール:プラシド・ドミンゴ)
18.ユール・ネヴァー・ウォーク・アローン(バス:サイモン・エステス)
録音:1962-2009年
国際的に人気が高い歌手たちによるジャンルの枠を超えた多彩な取り組みを
一挙に集めた、新しい形のコンピレーション・アルバム。ブロードウェイの
古典的な名曲、ジャズ、ポップスなど、綺羅星のごときスター歌手たちのお
気に入りのレパートリーが満載の豪華2枚組みです。

4782358 11枚組 \5080
小澤征爾75歳記念BOX
CD1
バルトーク:
1. 管弦楽のための協奏曲 Sz.116
2. 弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽 Sz.106
録音:2004年5月ミラノ(2)、9月松本(1) 
CD2
1. ベルリオーズ:幻想交響曲 作品14
2. ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
録音:2007年9 松本
CD3
武満徹:作品集
1.セレモニアル
2.系図(英語版)
3.マイ・ウェイ・オブ・ライフ
4.弦楽のためのレクイエム
5.エア(フルートのための)
録音:1992年5月(1)、1995年9月(2,3)松本、1991年9月ナイメヘン(4)、
1994年4月ユトレヒト(5)
CD4
マーラー:交響曲第2番 ハ短調 《復活》
録音:1986年12月ボストン
CD5
バッハ・トランスクリプション
1. トッカータとフーガ ニ短調 BWV565(ストコフスキー編)
2. 音楽の捧げもの BWV1079:6声のリチェルカーレ(ヴェーベルン編)
3.パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004:シャコンヌ(齋藤秀雄編)
4.《高きみ空よりわれは来たれり》によるカノン変奏曲 BWV769
(ストラヴィンスキー編)
5.プレリュードとフーガ 変ホ長調 BWV552(シェーンベルク編)
録音:2007年9月 松本
CD6
プーランク
1.グローリア
2.オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲
3.クラヴサンと管弦楽のための田園奏楽マイ・ウェイ・オブ・ライフ
録音:1987年11月(1)、1991年11月(2&3)、ボストン"
CD7
リムスキー=コルサコフ
1. 交響組曲《シェエラザード》 作品35
2. 序曲《ロシアの復活祭》 作品36
録音:1993年3月&4月 ウィーン、ムジークフェライン
CD8
R.シュトラウス
1.ウィーン・フィルハーモニーのためのファンファーレ
2.アルプス交響曲 作品64
録音:1996年3月 ウィーン、ムジークフェライン"
CD9
チャイコフスキー
1. 交響曲第5番 ホ短調 作品64
2. 大序曲《1812年》 作品49
録音:1989年4月(1)、1992年11月 ベルリン
CD10
ワーグナー
1.歌劇《さまよえるオランダ人》序曲
2.歌劇《ローエングリン》-第1幕への序曲
3.楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》-第1幕への前奏曲
4.歌劇《タンホイザー》序曲
5.楽劇《トリスタンとイゾルデ》-前奏曲と愛の死
録音:1989年6月 ベルリン、フィルハーモニー
CD11
チャイコフスキー:幻想序曲《ロメオとジュリエット》
プロコフィエフ:バレエ《ロメオとジュリエット》(抜粋)
ベルリオーズ:劇的交響曲《ロメオとジュリエット》-愛の情景
バーンスタイン:《ウェスト・サイド・ストーリー》-シンフォニック・ダンス
録音:1972年6月 サンフランシスコ、フリント・センター
キリ・テ・カナワ(S:CD4)/マリリン・ホーン(MS:CD4)
キャスリーン・バトル(S:CD6 グローリア)、
ドウェイン・クロフト(Br:マイ・ウェイ・オブ・ライフ)
オレル・ニコレ(Fl:エア)、サイモン・プレストン(Org:プーランク)
トレヴァー・ピノック(Chem:プーランク)
サイトウ・キネン・オーケストラ(CD1-3)
ボストン交響楽団(CD4-6)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(CD7-8)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(CD9-10)
サンフランシスコ交響楽団(CD11)"
1970年にサンフランシスコ交響楽団の音楽監督に就任、1973年からはボストン
交響楽団の第13代音楽監督に就任し、29年間にわたりその任を務め上げ、その
間にもウィーン・フィル、ベルリン・フィルをはじめとする世界屈指のオーケ
ストラの指揮者として招かれ、2002年からはウィーン歌劇場の音楽監督を務め
る・・・という偉業を成し遂げたマエストロ。愛すべきマエストロの生誕75歳
を祝って、サンフランシスコでの1972年の録音に始まり、ボストン交響楽団、
ウィーン・フィル、ベルリン・フィル、そしてサイトウ・キネン・オーケスト
ラを指揮した小澤征爾のレパートリーのエッセンスを集めた11枚組が登場しま
す。夏のサイトウ・キネン・フェスティバルからの復帰公演が待ち望まれる小
澤征爾の、正にインターナショナルな活躍が凝縮したBOXセットです。





<French Decca>
4803724 7枚組 \6450
ジャン・ギュー/ギュー・プレイズ・ギュー
CD1:オルガン作品集Vol.1
1.チェロとオルガンのための幻想協奏曲Op.49/2.トッカータOp.9/
3. オスィアンのバラード第1番《テモラ》Op.8/4.ハイぺリオンOp.45
CD2:オルガン作品集Vol.2
1.8声とオルガンのための小品Op.43/2.12声とオルガンのためのオーブOp.46
/3.深遠なチャペルOp.26/4.2人のオルガニストのための交響的秘儀Op.18/
CD3:オルガン作品集Vol.3
1.ソプラノとオルガンのためのアンドロメダOp.39/2.ラモーのための組曲
Op.36/3.賛辞Op.52/4.青い鳥Op.50
CD4:ジャン・ギュー:オルガン・プラス
1.ピアノとオルガンのためのシンポジウム第5番Op.19/2.クラリネットと
オルガンのための饗宴Op.55/3.幻想曲Op.1/4.フルートとオルガンのための
間奏曲Op.17/5.ピアノとオルガン、打楽器のためのシンポジウム第4番Op.17
CD5:オルガン作品集Vol.4
1.子供の情景Op.28/2.6つの武勇伝Op.20/3.18の変奏曲Op.3
CD6:オルガン作品集Vol.5
1.オルガンの国のアリスOp.53/2.Op.34/3.武勇伝第7番Op.38/4. オスィア
ンのバラード第2番《セルマの歌》Op.23
CD7:編曲集
1.ムソルグスキー:組曲《展覧界の絵》/2.ラフマニノフ:交響的舞曲Op.45
ジャン・ギュー(オルガン) 
アレクサンドル・クニャーゼフ(CD1‐1:チェロ)
キオコ・オカダ(CD3‐1:ソプラノ)
グループ・ヴォーカル・ド・フランス(CD2‐1、2) 
フィリップ・グエイ(CD4‐1、4:ピアノ) 
ダニエル・ギルバート(CD4‐2:クラリネット) 
アンドレア・モンテフォスキ(CD4‐4:フルート) 
リヴィア・マッツァンティ(CD4‐4:オルガン)
ヴィンセント・バウアー、ダニエル・チャンポリーニ(CD4‐5:打楽器)
録音:1990-98年
世界各地の名オルガンを精力的に紹介し続けている巨匠ジャン・ギューの80歳
の誕生日を記念した自作自演の7枚組。1990-98年にかけて残した録音集で、オ
ルガンのすべてを知り尽くした彼ならではの創意あふれる作曲技法の数々や、
様々な楽器との興味深いセッションをお楽しみいただけます。





<Australian Eloquence>
4802372 \1180
クープラン作品集
1.リュリ讃
2.諸国の人々
イギリス室内管弦楽団 指揮:レイモンド・レパード(1)
ジャコビアン・アンサンブル 指揮:サーストン・ダート(2)
フランス音楽に積極的にイタリアの様式を導入したクープランは、その精神
に則っユニークな傑作をいくつも残しています。イタリアの大ヴァイオリニ
スト、アルカンジェロ・コレッリがミューズに導かれてパルナッソス山のア
ポロの元へ行く《コレッリ讃》の続編にあたる《リュリ讃》では、今度はリュ
リがパルナッソス山に導かれる物語で、イタリア流のトリオ・ソナタが重要
な働きをしています。また、カップリングの《諸国の人々》は、「フランス
の人々」「スペインの人々」「神聖ローマ帝国の人々」「ピエモントの人々」
の4部からなる大曲で、優美な品格に溢れた宮廷音楽の傑作です。レパード&
ダート指揮の世界初CD化となる注目の演奏でどうぞ。

4801802 \1180
アントニー・ホルボーン:パヴァンとガリアード
ギルドホール・ウェイツ
トレヴァー・ジョーンズ(ヴィオル) 
コンソート・オブ・ミュージック
指揮:アンソニー・ルーリー
アントニー・ホルボーン(1545-1602)はイギリス後期ルネサンス音楽の作曲家
で、シターンやリュートのための独奏曲や、ヴァイオル・コンソートのため
の合奏曲などが代表作として知られています。また、音楽理論書の執筆活動
も手懸け、ジョン・ダウランドから「いとも気高いホルボーン」と呼ばれた
ように、エリザベス1世の宮廷音楽家では並び立つ者のない存在でした。当盤
には、16世紀に出版された舞曲集としては最大規模を誇り、彼の最高傑作の
一つとしても名高い、1599年作曲の「パヴァンとガリアード」を収録。パヴァ
ンとガリアードを対にした美しく魅力的な組曲の数々を、名門コンソート・
オブ・ミュージックの模範的な名演奏でお楽しみください。また、世界初CD
化となる当盤は、トレヴァー・ジョーンズとアンソニー・ルーリーによる興
味深いライナーノートも要注目です。

4802374 \1180
リュリ&カンプラ:管弦楽小品集
1.リュリ:交響的小品
2.カンプラ:優雅なヨーロッパ
イギリス室内管弦楽団
指揮:レイモンド・レパード
ルイ14世の宮廷内で絶大な勢力を誇ったリュリのバレエとオペラから集めた
美しい「交響的小品」と、リュリの次の世代のカンプラの名作オペラ《優雅
なヨー六班》をカップリングした世界初CD化となるファン必聴の1枚。
「すばらしい演奏。特にカンプラでは、様々な登場人物のキャラクターを正
確に描き分けて、非常に楽しく、非の打ちどころのない演奏を聞かせてくれ
る」(「ECO'Gramophone」誌)

4802373 \1180
1.ラモー:歌劇《栄光の殿堂》-組曲第1番&第2番
2.グレトリ:オペラ集-バレエ音楽
3.シャルパンティエ:歌劇《メデア》組曲
イギリス室内管弦楽団
指揮:レイモンド・レパード
ラモーがフランスの勝利とルイ15世の賛美のために書いた《栄光の殿堂》(テ
キストはボルテール)など、フランス・バロックの先駆的傑作を集めた1枚を
世界初CD化。ベルギーに生まれ、パリで活躍したグレトリは、ここに収録し
たバレエ音楽のように、劇場用に書いた作品を新しい魅力的な組曲として発
表するのを得意とした作曲家でした。シャルパンティエのオペラから採られ
た美しく甘美な組曲も、同じような成功を収めています。「スタイリッシュ
に細部まで彫琢された珠玉の演奏(シャルパンティエ)/ラモーの輝かしく強
壮な音色を見事に捉えた名演(ラモー)/非常に好感を持てる録音(ラモー&グ
レトリ)」(グラモフォン」誌)

4801816 2枚組 \1750
ジョン・ウォード:英語によるマドリガーレ集第1巻
1.英語によるマドリガーレ集第1巻-3、4、5、6声のための
2.4つの幻想曲
コンソート・オブ・ミュージック
指揮:アンソニー・ルーリー
美しい歌詞、広い旋律線、独創性を備えたジョン・ウォードの傑作マドリガ
ル。そこには、軽妙な3声から深遠な6声まで、多彩な音楽宇宙が広がってい
ます。アンソニー・ルーリー率いる名門コンソート・オブ・ミュージックが、
比類なき美しい演奏を聴かせてくれます。また、ルーリー自身の手による詳
細なライナーノートも必読です。世界初CD化。

4802145 \1180
メイナード:世界の12の不思議-キャラクター・ソング集
1.メイナード:世界の12の不思議
2.シャルパンティエ:歌曲集
3.カンピオン:ジャックとジョーン
4.ヒューム:タバコ、タバコ
5.ラヴェンスクロフト:彼方から紳士的な騎士がやってくる
6.パーソンズ:ジョーンはジョンと言った
7.作者不詳:嘆き
8. 同:暗闇は私の喜び
9. 同:オウ、レット・アス・ハウル
10. 同:結婚しようよ
11. 同:What is’t ye lack?
コンソート・オブ・ミュージック
指揮:アンソニー・ルーリー
エリザベス朝からジャコビアン時代の個性的で魅力的な歌の数々に、正当な
光をあてた名盤が待望の再プレス。世界初CD化となる注目の1枚です。
「魅力的な歌の数々を、伴奏がリズミカルに支えており、音質もクリアです
ばらしい」(「グラモフォン」誌)

<RCA RED SEAL>
8869772060-2 60枚組 \13500
Living Stereo 60CD Collection
286ページの別冊解説書付き
50年前の録音が今でもなぜこんなにも新鮮に響くのか?究極のDSDリマスタリ
ングによって、時代を超えて生き続けるステレオ黄金期の名盤54タイトルを
紙ジャケBOX化した究極のCDコレクション。初回生産限定盤。
ステレオ録音が実用化した1950年代半ばから60年代初頭にかけての時期は、各
レコード会社がこの新しく画期的な技術を用いて数多くのレコードを矢継ぎば
やに生み出したが、RCAは、ステレオ録音の開発と発展にもっとも積極的に関
わり、成果をあげたレコード会社である。1953年10月にステレオ録音(「バイ
ノーラル録音」)の実験を開始したRCAは、いくつかのセッションでの試行錯誤
を経て、1954年3月、ライナー=シカゴ響のセッションでの実用化にこぎけた
のである 当時一般家庭での再生システムはまだモノラルであったが、ステレ
オ技術にレコードの将来性を感じたRCAは積極的に2チャンネルおよび3チャン
ネル録音を推進した。1955年にはステレオ・テープデッキの市販が始まり、そ
の3年後の1958年にはステレオLPの技術が開発され、RCAはついに「リビング・
ステレオ」LPを発売、「ハイファイ・ステレオ」の黄金時代の幕開けを告げた。
「リビング・ステレオ」とは、ちょうどこの時期にRCAが発売したステレオ・
レコードに付けられていたロゴで、いわば「生き生きとした、生演奏のような
ステレオ」という意味であり、左右のスピーカー・コーンの間にLIVING STEREO
の文字が踊るデザインは、優秀録音の代名詞でもあった。試行錯誤を経て考え
抜かれたマイク・セッティングにより、3チャンネルもしくは2チャンネルで収
録されたサウンドは、半世紀近く経た現在のスタンダードにおいても、バラン
ス、透明感、空間性など、あらゆる点で超優秀録音として高く評価されている。
ライナー、ミュンシュ、ルービンシュタイン=20世紀の演奏史を彩る綺羅星の
ごとき名演奏家たちちょうどステレオ時代の到来とともに、RCAはフリッツ・
ライナー指揮のシカゴ交響楽団と専属契約を結び、伝説的となった数々の名演
奏をテープに刻み込んだ。音楽監督に就任したばかりのライナーは、低迷して
いたシカゴ交響楽団をトレーニングしなおし、高度のヴィルトゥオーゾ性を備
えた世界一のアンサンブルに磨き上げた。RCAはそれと平行して、シャルル・
ミュンシュおよびピエール・モントゥー指揮ボストン交響楽団、アーサー・
フィードラー指揮ボストン・ポップス・オーケストラ、ヤッシャ・ハイフェッ
ツ、アルトゥール・ルービンシュタイン、ヴァン・クライバーンらの録音を推
進し、20世紀を代表する名演奏がレコードとして残されることになった。
これらの録音は1993年から「リビング・ステレオ」シリーズとしてCD化され始
め、当時の録音の多くを担当した名プロデューサー、ジョン・ファイファーの
監修のもとオリジナル・マスターからデジタル化、復刻シリーズとしては大き
な支持を得た。さらに2004年からは、ボストンに本拠を置くサウンドミラー社
の創立者にして、デジタル録音・マスタリングの巨匠的存在であり、数々のレ
コード・レーベルのエンジニアリング、マスタリングを手がけているジョン・
ニュートンの監修のもと、新たなDSDマスタリングとSA-CDハイブリッドディス
ク化が続々と推進され2007年までオペラ全曲盤4タイトルを含む54タイトルが
リリースされている。オリジナル・マスターテープにさかのぼり、それを最高
のクオリティのアナログ・デッキで再生、特注のA/DコンバーターでDSD化され、
編集はすべてDSDの領域で行なわれることで、従来の復刻CDの枠を遥かに上回
る、より鮮明で透明度の高い再生音が実現。ノイズ・リダクションやフィルタ
リングなど余計な手は一切加えず(加える必要もなく)、まさにマスターテープ
・クオリティの音が家庭で手軽に再現できるようになったのである。
今回のBOXセットはそのDSDマスタリングによる全54タイトルと、今回のボック
ス・セット用に特別に編集された「リビング・ステレオ・サンプラー」のCDを
紙ジャケ・BOX化したもの。BOXは既発売のシューマンBOX、メンデルスゾーン
BOXやアーノンクールの宗教音楽BOXと同様の仕様です。
サンプラーを除いて、それぞれの紙ジャケットは、単独で発売された時のオリ
ジナルLPのアートワークをもとにしたデザイン(SA-CDハイブリッド盤としてリ
リースされた時のジャケットの外枠はなく、オリジナル・ジャケットが全面に
使われています。一部文字や絵柄の修正がある場合がございます)。
286ページの別冊解説書には、各タイトルのトラックリスティング、録音年月
日、プロデューサー、エンジニア名などのデータ、初出LP時の曲目解説(抜粋
の場合もあり)を掲載。なお歌劇・アリア・声楽曲の歌詞対訳は付いておりま
せん。
オリジナルはアナログ・マスターテープであるため、録音年代相応のノイズ等
がございます。
【仕様】
CD60枚組(うち1枚はリビング・ステレオ・サンプラー)
紙ジャケット仕様・BOXに封入
286ページの別冊解説書付き
オリジナル・アナログ・マスターからのDSDマスタリング ADD STEREO
プレス:韓国

●曲目詳細はこちらにございます。




<SONY CLASSICAL>
8869772953-2 \1680
SIPHIWOHope
‘Hope’ featuring a message of hope from Nelson Mandela / Nessun
Dorma / Sheep May Safely Graze / I Vow To Thee My Country / Nguwe /
The Drinking Song / Ave Maria / Abide With Me / Something Inside So
Strong / A Te O cara /Nkosi Sikelel' iAfrika / You'll Never Walk Alone
2010 FIFAワールドカップ・南アフリカ大会公式アルバム『Listen Up! The
Official 2010 FIFA World Cup Album』でエンディングを飾っている南アフリ
カきってのオペラ歌手、SIPHIWO(シフィオ)のニュー・アルバム。
今作では冒頭に収録されるコンピレーション収録曲「Hope featuring a
message of hope from Nelson Mandela」は、シフィオ・ンチェベをリード・
シンガーに、壮大なクワイアがコーラスで盛り上げる感動チューン。UKの重鎮
トレヴァー・ホーンが、ホーンやストリングスを含むこの大所帯を仕切ってい
る。
早くも幼少の頃から唄い始めたというシフィオが生まれたのは、今ではネルソ
ン・マンデラ・ベイとして知られるポート・エリザベス。彼は有名になってか
らも、偉大なる元大統領マンデラと謁見し、イヴェント・パフォーマンスに対
する感謝状を受け取るなど縁浅からぬ関係にある。ここでは、そのマンデラ自
身のメッセージも歌詞に含む希望に満ちた曲を、壮麗に唄いきっている。



<OEHMS CLASSICS>
OC-649(SACD-Hybrid) \2080
マーラー:『交響曲第4番ト長調』
クリスティアーネ・エルツェ(Sp)
マルクス・シュテンツ(指揮)
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
【録音】2009年8月23-26日、9月28-29日、ケルン・フィルハーモニー
[デジタル:セッション]
バーンスタインらの演奏とは真逆的演奏ながら、ジンマンの新解釈とも全く異
なった演奏として、古典的新解釈を提唱するシュテンツの、マーラー録音第2
弾となります。第5番の演奏と同じように指揮者マルクス・シュテンツは、こ
の曲をできるだけ元の形のまま演奏していきます。近年のシャープなマーラー
に慣れている耳には、若干のんびりした響きとして聞こえるかもしれませんが、
初演時にワルターが感じたという「管弦楽法が声部の対位法的構造を明白に表
していなかった」不満を体感できるかもしれません。またメンゲルベルクが提
唱した自由なテンポのゆらぎが多く再現し、初演時の興奮を聴き手に届けるこ
とに成功したと言えるでしょう。
この録音では、カプリッチョ・レーベルのキタエンコのシリーズと同じく、プ
ロデューサーはイェンス・シューネマンが、エンジニアはクラウス・ヴァッハ
シュッツが担当しており、優秀で安定したサウンド・クオリティが確保されて
おり、ケルンのフィルハーモニーの美しい響きとともに収録されているのもポ
イントです。既にマーラーの5番の録音(OC650)は、演奏もそうですが録音の面
でも高い評価を得てきています。なおマルスク・シュテンツは、2010年11月に
NHK交響楽団定期演奏会に招かれ、マーラー:交響曲第2番「復活」を演奏する
予定です。(2010年11月19&20日:NHK交響楽団第1686回定期演奏会、NHKホール)

OC-760 \1680
チャイコフスキー:
『交響曲第1番ト短調Op.13「冬の日の幻想」』『イタリア奇想曲Op.45』
クリストフ・ポッペン(指揮)
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー
管弦楽団
【録音】2007年12月13-16日 ザールブリュッケン・コングレスホール
(交響曲1番)
2009年12月29日-2010年1月1日 マインツ・ラインゴールドハレ
(イタリア奇想曲) [デジタル:ライヴ]
明晰でありながら過度に強調されることのないロマン性。そして、曲の素の美
しさをストレートに表現。引き締まったテンポと流れの良い運び、曲の立体感
を際立たせるフレージング。実に見通しの良い構成感とオーケストラ・コント
ロールの確かさが際立つ演奏をモットーにし、最近の過度に付け加えられたロ
シア風とは違った新解釈で聴かせてくれます。その彼の独自な解釈は独特な盛
り上がり感を持ち、チィコフスキーの描写力を引き立てることに成功し、充実
感のある色彩力あるチャイコフスキーの音楽を聴かせてくれます。
クリストフ・ポッペンは、1956年、ドイツのミュンスター生まれのヴァイオリ
ニスト、指揮者。ヴァイオリニストとして数多くの著名コンクールで入賞。
1978年、ケルビーニ弦楽四重奏団を設立。1981年にはエヴィアン国際弦楽四重
奏コンクールでグランプリを受賞。1988年、デトモルト室内オーケストラの音
楽監督。1995年、ミュンヘン室内オーケストラの音楽監督に就任。1988-95年、
デトモルト国立音楽大学の教授を務め、1996年からベルリン国立音楽大学の学
長を務めています。バロック・ヴァイオリンも演奏し、ECMから発売されたヒ
リアード・アンサンブルとの『バッハ/モリムール』は世界的に話題となりま
した。また、ザルツブルク音楽祭にも多く出演。2007年シーズンより、ドイツ
放送フィル(旧称ザールブリュッケン放送響)の音楽監督を務めています。

OC-754 2枚組 \2080
シューマン:
『あこがれのワルツの変奏曲「通俗的な主題による音楽の情景」(アンドレア
ス・ボイデ補完)』『蝶々Op.2』『6つの間奏曲 Op.4』『謝肉祭 Op.9』
カール・ツェルニー:『お気に入りの悲しいワルツによる変奏曲Op.12』
シューベルト:
『ドイツ舞曲第15番(D.783より)』『レントラー第3,11番(D.790より)』
『ワルツ第6,14,22番(D.365より)』『レントラー第14番(D.734より)』
『ワルツ第13番(D.779より)』
ウェーバー:『舞踏への勧誘(華麗なるロンド)変ニ長調Op.65,J.260』
ヘルベルト・シュフ(P)
【録音】 2009年、ドイツランド放送室内楽ザール [デジタル:セッション]
「あこがれのワルツ(Sehnsuchtswalzer)」-ヘルベルト・シュフ(P)
音楽史を語る上で、シューマンとショパンの関係についてはよく取りざたされ
ていますが、シューマンが先人シューベルトからいかに影響を受け、また、ど
れほどシューベルトを尊敬していたかということについては、ほとんど語られ
ていないようです。しかし実は当時、彼は「シューベルト研究家」としてシュ
ーベルトの死後10年にシューベルトの兄フェルディナンドと交友をもち、数多
くのシューベルトの作品を世に紹介しています。このシュフの新録音はそんな
2人の大作曲家の関連を見事に浮き彫りにした好企画です。
まず、CD1枚目を聴いてみてください。ほとんどの人は耳を疑うことでしょう。
しかし、これはシューマンが「シューベルトのワルツ」を主題に書いた変奏曲
への前口上なのです。シューマンはシューベルトの主題にいくつかの変奏を書
こうと試みたのですが、出来上がりに満足することのなかった彼は、結局未完
のまま作曲を中止、ここで聴かれるアンドレアス・ボイデが補筆した版は、原
曲のワルツは曲の最後まで明かされることがありません。この曲から派生した
「パピヨン」と「謝肉祭」は、いうまでもなくシューマンの創造力の鮮やかな
飛翔の賜物です。
シュフは同じテーマを用いたツェルニーの変奏曲と、シューベルトのいくつか
のワルツ、レントラーをこのアルバムに加えることで、シューマンの特異な才
能を更に見せつけてくれています。

OC-773 \1680
J・S・バッハ:
『カンタータ第137番「力強き栄光の王なる主を讃えよ」BWV.137』
マックス・レーガー:
『ヴァイオリンとオルガンのためのラルゴ(Op.93より)』『Ich sehe dich in
tausend Bildern Op.105-1』『ヴァイオリンとオルガンのためのロマンス
ト長調』『マリアの子守唄Op.76-52』『創作主題による変奏曲とフーガ
嬰へ短調 Op.73』
ミヒャエル・ハルトマン(Org,指揮)
カーチャ・ステューバー(Sp)
ヴェラール・バルナ=サバドゥス(C-T)
ロベルト・ゼリアー(T)
ベンヤミン・アップル(Bs)
マルクス・ヴォルフ(Vc)
ミュンヘン・ビュルガーザール教会合唱団
ミュンヘン・オデオン・アンサンブル
【録音】 2009年12月7-8日、2010年3月3日、ミュンヘン・ビュルガーザール
教会 [デジタル:ライヴ]
ミュンヘンの市民によって設立されたドイツ・マリア騎士団は、今年400年を
迎えます。この団体は、ミュンヘン・ビュルガーザール(市民のためのホール)
に設立され、教会に改修され奉献されて300年を迎えました。それを記念して、
これに関係した典礼文で書かれているバッハのカンタータ137番。そして1901-
1907年ミュンヘンで仕事をしていたマックス・レーガーが書いたとされる古典
的な作品を収録しました。

OC-115 \1580
モーツァルト:歌劇『後宮からの逃走』K.384 (全曲)
Ingrid Habermann(Sp)Piotr Beczala(T)Donna Ellen(Sp)
Oliver Ringelhahn(T)Franz Kalchmair(Bs)
Harald Pfeiffer(語り)
マルティン・ジークハルト(指揮)
リンツ・ブルックナー管弦楽団 リンツ州立劇場合唱団
【録音】1996年11月19-22日、1997年3月1日、 リンツ・ブルックナー・ハウス
[デジタル:セッション]
以前発売されていた[OC249(廃盤)]の再発売商品となります。なお、歌詞カー
ド・対訳は付いておりません。
日本ではブルックナー、マーラー指揮者として有名ですが、彼を国際的な評価
を獲得した名演の一枚としてあげられる盤の再発売となります。




<SONY MUSIC>
●SONY-ESPRITシリーズ
通常価格 \1050 ※6月29日までのご注文特価 \800

SONY 88697740192
エンターテイナー
スコット・ジョップリン:作品集
ロイ・イートン(P)

SONY 88697740232
ヴェルディ:オペラ・アリア、合唱作品集
テ・カナワ、パヴァロッティ、カレーラス、ドミンゴ 他

SONY 88697740242
シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集、森の情景、3つの幻想的
アンドレアス・ヘフリガー(P)

SONY 88697740272
ブルックナー:交響曲第5番
オーマンディ指揮 フィラデルフィア

SONY 88697740282
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」
バーンスタイン指揮 ニューヨーク・フィル

SONY 88697740302
ショスタコーヴィチ:交響曲第1番、第6番
バーンスタイン指揮 ニューヨーク・フィル

SONY 88697740312
バッハ、ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集
ズッカーマン(Vn、指揮) イギリス室内管 他

SONY 88697740322
ヘンデル:合奏協奏曲 Op.3
ターフェルムジーク

SONY 88697740342
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲、華麗なカプリッチョ、協奏的変奏曲 他
チョーリャン・リン(Vn) T・トーマス他

SONY 88697740352
リスト:前奏曲、死の舞踏、タッソー 他
イトゥカ・チェコヴァ(P) ペスコ指揮 南西ドイツ放送響

SONY 88697740362
ストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」、プルチネッラ組曲 他
ブーレーズ指揮 BBC響

SONY 88697740382
モーツァルト:オペラ・アリア集
ドミンゴ、テ・カナワ、ベルガンサ

SONY 88697740392
ヴィヴァルディ:スターバト・マーテル、主はわが主に言われた
イギリス・バッハ祝祭管弦楽団、BBCシンガーズ

SONY 88697740472
Wiener Traeume/J.シュトラウス、レハールの作品
ルドルフ・ショック

SONY 88697740482
ヴィヴァルディ:協奏曲集
ステフェンソン指揮 ロンドン・ムジチ

SONY 88697740492
バッハ:ロ短調ミサ(抜粋)
リリング指揮 シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム

SONY 88697740542
シューベルト:
さすらい人幻想曲、ピアノ・ソナタ第13番、4つの即興曲集 Op.90
フライシャー

SONY 88697745332
モンテヴェルディ:歌劇「タンクレディとクロリンダの戦い」
La Grande Ecurie et la Chambre du Roy

<EMI CLASSICS>
ラトル、ベルリン・フィルは昨年末のジルベスター・コンサートで第2幕全曲
を取り上げ、オン・ライン中継他で日本でも大きな話題となりました。本年
秋、その音源がいよいよ世界発売されます。セッション収録の第1幕を加え遂
に全曲完成、雪の合唱にはリベラが参加した最新音源が3種類のフォーマット
で世界発売されます。
*国内盤は2CD+1DVDの日本のみで発売のヴァージョンで8月4日先行発売予定で
す。

CDS-6316212 2枚組 \3150
チャイコフスキー:くるみ割り人形(EXPERIENCE EDITION)
HARDBACK DELUXE BOOK
52Pブックレット(英語/ドイツ語/フランス語)
ラトルによるイントロダクション
曲目ノート
あらすじ
歴史的背景について
セッション写真
※外付けシール・カード
ベルリン・フィル・デジタル・コンサートへの24HフリーパスとEXPERIENCE
EDITIONの購買者限定のデジタル・アクセス
※限定デジタル・エリア(詳細未定)
モバイル用壁紙、その他特典映像(検討中)

CDC-6421222 \900
チャイコフスキー:くるみ割り人形(DISCOVERY EDITION)
1CDのハイライト盤(曲目順に配列)
カヴァーはEXPERIEANCE EDITIONとは違うヴァージョンを予定
ジュエル 8Pブックレット(英語/フランス語/ドイツ語)

CDS-6463852 2枚組 \2550
チャイコフスキー:くるみ割り人形(STANDARD EDITION)
音楽全曲
カヴァーは他の2つのEDITIONとは違うヴァージョンを予定
ブリリアント・ボックス 12-16Pブックレット(英語/フランス語/ドイツ語)
ラトルによるノート
あらすじ
セッション写真


<EMI CLASSICS>
CDC-6266452 \1580
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第20&27番
1.ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K466 (カデンツァ:べートーヴェン)
2.ピアノ協奏曲 第27番 変ロ長調 K595 (カデンツァ:モーツァルト)
エフゲニー・キーシン(ピアノ&指揮)
クレメラータ・バルティカ
録音:2008年6月17-19日、 ヘラクレスザール、ミュンヘン
ジュエル・ケース 12Pブックレット
EMIへの3作目の前作、プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2、3番では2度目のグ
ラミー賞獲得と世界的に各メディアでの絶賛、受賞で巨匠への王道のトップ
を進むキーシンの最新録音です。「第20番」は10歳、コンチェルト・デビュ
ーの曲目でありまさに手の内に入ったモーツァルトで、今年39歳のキーシン
の円熟の演奏です。キーシンのたっぷりとした語り口はその個性を際立たせ
る演奏、しかも録音としては初めての指揮しながらのピアノ・ソロという話
題づくめの新録音の登場です。40歳をむかえる来年2011年には大規模な日本
ツアーもうわさされ、ますます目が離せないキーシンです。

CDC-6464302 \1580
カール・ジェンキンス:
1.グローリア
2.テ・デウム
ヘイリー・ウェステンラ(ソプラノ)、
グレート・ブリテン・ナショナル・ユース合唱団
ジョディ・K.ジェンキンス(エスニック・パーカッション)
ロンドン交響楽団
カール・ジェンキンス指揮&プロデュース
2010年3月-5月、 ロンドン録音
ジュエル・ケース 12Pブックレット
世界で最も演奏される作曲家、カール・ジェンキンスの最新作「グローリア」
「作曲家として、彼はどんな境界も意識していないー音楽的、商業的、地理
的、文化的な。彼は完全に時代の精神にぴたりと合った思考と作曲方法の人
だ。」(クラシカルFM)
世界的に注目をあびるカール・ジェンキンスの最新作の登場です。この作品
の初演は7月11日(本CD発売の前日)、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホー
ルで英国最大の合唱協会であるThe Really Big Chorus他により行われる予定
で、EMIが「Abbey Road Live」という名称で取り組む、当日のライブ音源を
当夜に演奏者と聴衆に限定して販売する企画の初の試みという実験的な話題
も提供している。今回のアルバムはその「グローリア」のスタジオ収録した
音源で、2008年作曲の「テ・デウム」との組み合わせでの発売する作品。「グ
ローリア」はキリスト教のラテン文をテキストとした5楽章からなり、各楽章
間にヒンドゥー教、仏教、道教、イスラム教の言葉を読み上げるパートを持つ
興味深い作品。「テ・デウム」はアンブロジアン・ヒムとしても知られ、キリ
スト教のラテン文をテキストとして作曲され、リヴァプールでの初演で「喜ば
しく、シアトリカルな音楽作品」(リヴァプール・エコー紙)と評されている。

CDC-6085012 \1580
ベルリン・フィル12人のチェリスト/パリの花
1.パリの橋の下(ヴァンサン・スコット曲)
2.フォーレ:パヴァーヌ
3.ピガール(ユルメール曲)
4.残されし恋には(フランス映画「夜霧の恋人たち」(1968)主題歌)(トレネ曲)
5.ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
6.女は女である(映画「女は女である」(1961)より)(ルグラン曲)
7.パリの花(ブールテイル曲)
8.ドビュッシー:月の光
9.ばら色の人生(ルイギ曲/ピアフ詩)
10.パリの空の下
(フランス映画「巴里の空の下-セーヌは流れる(1951)」主題歌)
(ヴァンサン・スコット曲)
11.サティ:ジムノペディ 第1番
12.プーランク:人間の顔(8曲)
ベルリン・フィル12人のチェリストたち
録音:2009年8月22日、キリスト教会、レンズブルグ、2010年1月2-4日、
イエス・キリスト教会、ベルリン録音
ジュエル・ケース 16Pブックレット
メンバーたちが長年リリースを待ち望んでいたフランス音楽集!1940年代に
生まれた「パリの花」「ばら色の人生」「残されし恋には」の不朽の名作他
のシャンソン、映画音楽、クラシックの定番曲も取り入れたフランス音楽の華。


★ICONシリーズ
曲目詳細はこちらにございます。

CZS-6294992 12枚組 \5080
エトヴィン・フィッシャー(没後50年)(期間限定盤)
クラムシェル・ボックス 32Pブックレット 各CD紙製ケース入り

CZS-6295112 9枚組 \3850
エミール・ギレリス(没後25年)(完全EMI録音)(期間限定盤)
クラムシェル・ボックス 24Pブックレット 各CD紙製ケース入り

CZS-6295572 11枚組 \5080
ルドルフ・ケンペ(生誕100年)(期間限定盤)
クラムシェル・ボックス 32Pブックレット 各CD紙製ケース入り

CZS-6294862 8枚組 \3380
アリシア・デ・ラローチャ(期間限定盤)
クラムシェル・ボックス 32Pブックレット 各CD紙製ケース入り

CZS-6295392 7枚組 \3000
ピエール・フルニエ(没後25年)(期間限定盤)
クラムシェル・ボックス 28Pブックレット 各CD紙製ケース入り

CZS-6295252 6枚組 \2550
フリッツ・ヴンダーリヒ(生誕80年)(期間限定盤)
クラムシェル・ボックス 32Pブックレット 各CD紙製ケース入り

CZS-6294622 7枚組 \3000
ケルビーニ生誕250年ボックス(期間限定盤)
クラムシェル・ボックス 32Pブックレット 各CD紙製ケース入り



●20TH CENTURY CLASSICSの第5回発売5点のご案内
CZS-6278902 2枚組 \1050
アラム・ハチャトゥリアン:
CD1
1.スパルタクス(抜粋)
ロンドン交響楽団、アラム・ハチャトゥリアン指揮
2.ピアノ協奏曲
ミンドゥル・カッツ(ピアノ)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、
エードリアン・ボールト指揮(初CD化)
3.「子供のアルバム」からの4つの小品
(誕生パーティ; 伝説; 小さな馬; フォーク・ダンスのムードで(ギャ
ロパード))
4.バレエ「ガヤネー」からのアダージョ
クリスティナ・オルティス(ピアノ)
CD2
1.ガヤネー(抜粋)
ロンドン交響楽団、アラム・ハチャトゥリアン指揮
2.ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)
フィルハーモニア管弦楽団、アラム・ハチャトゥリアン指揮
3.「仮面舞踏会」組曲
ハリウッド・ボウル交響楽団、アルフレッド・ニューマン指揮

CZS-6279732 2枚組 \1050
フランツ・シュレーカー:
CD1
1.室内交響曲
カメラータ・アカデミカ・ザルツブルク、
フランツ・ヴェルザー=メスト指揮
2.間奏曲 Op.8(弦楽合奏のための)
3.ある劇のための前奏曲
4.ロマン的組曲
以上 ケルン・フィルハーモニー・ギュルツェニヒ管弦楽団、
ジェイムズ・コンロン指揮
5.Die Dunkelheit sinkt schwer wie Blei
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、
アリベルト・ライマン(ピアノ)
CD2
1.ある大歌劇のための前奏曲
2.歌劇「はるかな響き」-In einem Lande ein bleicher Konig
トーマス・ハンプソン(バリトン)
ミュンヘン放送管弦楽団、ファビオ・ルイジ指揮
3.フランツ・シュミット:ハンガリー驃騎兵の歌による変奏曲
ニュー・フィルハーモニー管弦楽団、ハンス・バウアー指揮
4.フェルッチョ・ブゾーニ:「ファウスト博士」のための2つのスタディ
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ダニエル・リヴィノー指揮
20世紀初頭にオペラ作品を中心にドイツ圏を代表する作曲家として名声を博
したシュレーカーの作品集

CZS-6278982 2枚組 \1050
グスターヴ・ホルスト:
CD1
1.サマセット狂詩曲 Op.21-1/H87
2.ブルック・グリーン組曲 H190
ボーンマス・シンフォニエッタ、ノーマン・デル・マール指揮
3.どこまでも馬鹿な男 Op.39/H150
ロンドン交響楽団、アンドレ・プレヴィン指揮
4.組曲「惑星」 Op.32/H125
ジョフリー・ミッチェル合唱団
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、エードリアン・ボールト指揮
CD2
1.組曲 第2番 ヘ長調(軍楽のための) Op.28-2/H106
王立空軍中央バンド、エリック・バンクス指揮
2.セント・ポール組曲 Op.29/H118
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、マルコム・サージェント指揮
3.エグドン・ヒース(トマス・ハーディをたたえて) Op.47/H172
ロンドン交響楽団、アンドレ・プレヴィン指揮
4.リグ・ヴェーダ(グループ2) Op.26-2/H98
ロンドン交響合唱団女声団員
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、チャールズ・ブローヴズ指揮
5.合唱幻想曲 Op.51/H177
ジャネット・ベイカー、イアン・パートリッジ、パーセル・シンガーズ
イギリス室内管弦楽団、イモージェン・ホルスト指揮

CZS-6279052 2枚組 \1050
ジェルジュ・リゲティ:
CD1
1.弦楽四重奏曲 第1番 「夜の変容」
2.弦楽四重奏曲 第2番
アルテミス四重奏団
3.ラミフィカシオン(12の弦楽器のための)
トゥールーズ室内管弦楽団、ルイ・オーリアコンブ指揮
4.6つのバガテル(管楽五重奏のための)
CD2
1.永遠の光(ルクス・エテルナ)
2.フリートリヒ・ヘルダーリンによる3つの幻想曲
3.孤独
4.パーパイ夫人
5.夜
6.朝
7.ハンガリー練習曲
8.3つのハンガリー民謡
9.マートラセンティムレの歌
10.Pietykazo asszonyok
11.Haj, ifjusak!
グループ・ヴォカール・ドゥ・フランス、ギー・ライベル指揮

CZS-6279102 2枚組 \1050
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ:
CD1
1.タリスの主題による幻想曲
2.「グリーンスリーヴズ」による幻想曲
シンフォニア・オブ・ロンドン、ジョン・バルビローリ指揮
3.「すずめばち」序曲
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ヴァーノン・ハンドリー指揮
4.揚げひばり
サラ・チャン(ヴァイオリン)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルナルト・ハイティンク指揮
5.組曲「フロス・カンピ」
クリストファー・バーマー(ヴィオラ)、
リヴァプール・フィルハーモニー合唱団
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、
ヴァーノン・ハンドリー指揮
6.「富める人とラザロ」の5つのヴァリアント
ジャック管弦楽団、デイヴィッド・ウィルコックス指揮
CD2
1.ノーフォーク狂詩曲 第1番
ニュー・フィルハーモニー管弦楽団、エードリアン・ボールト指揮
2.ウェンロック・エッジで
イアン・パートリッジ(テナー)、ミュージック・グループ・オブ・ロンドン
3.静かな真昼
4.旅の歌
アンソニー・ロルフ・ジョンソン(テナー)、
デイヴィッド・ウィリソン(ピアノ)
5.音楽へのセレナード
ノーマ・バロウズ、アルフレダ・ホッジソン、イアン・パートリッジ、
リチャード・アンガス他
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、エードリアン・ボールト指揮


<EMI FRANCE>
クリスマス・シーズン向け、オリジナルCD2点をスリップケースでまとめた
期間限定企画のご案内です。各CDはオリジナル仕様のままです。

VBS-6469182 2枚組 \1500
ビオンディ/ヴィヴァルディ:四季+スターバト・マーテル(限定盤)
現在VC-5455472(UK盤)を取り扱い中の「四季」のフランス盤と,VC-5454742を
組み合わせ。

VBS-6469202 2枚組 \1500
ルノー・キャプソン/カプリッチョ+メンデルスゾーン&シューマン:
ヴァイオリン協奏曲集(限定盤)
VC-3740872と,VC-5456632との組み合わせ

VBS-6469212 2枚組 \1500
デセイ/狂乱の場+ヘンデル:アリア集(限定盤)
50999 6469212 8VC-6994690と,DVD付きで発売したVCW-3438422のCDのみのヴァ
ージョンの組み合わせ

VBS-6469222 2枚組 \1500
デセイ/モーツァルト:ヒロインズ+コンサート・アリア集(限定盤)
50999 6469222 7VC-5454472と,VM-6863712の組み合わせ

VBS-6469232 2枚組 \1500
ジャルスキー/ヴィヴァルディ:オペラ・アリア集+カンタータ集
VC-3634142と,VC-5457212の組み合わせ




<EMI CLASSICS>
●ESSENTIALシリーズ
カジュアル・ユーザー向けシリーズ
今回も5点をご案内 全点ブリリアント・ボックス 8Pブックレット
各2枚組 \850
詳細はこちらございます。



●日本でも人気の高いソプラノ、バーバラ・ヘンドリックスのカタログをお求め安い価格でご案内するシリーズ
CDM-6293382 \750
ヘンドリックス/AU COEUR DE L'OPERA(オペラのハート)
-オペラ・アリアをうたう
1.カタラーニ:「ラ・ワリー」-遠くへ行かないで
2.チャイコフスキー:「エフゲニー・オネーギン」-手紙の場面
3.ドビュッシー:「放蕩息子」-L'annee en vain chasse l'annee
4.ビゼー:「カルメン」-何を恐れることがありましょう
5.ストラヴィンスキー:「放蕩者のなりゆき」-No word from Tom
6.チレーア:「アドリアーナ・ルクヴルール」-私は創造の神の卑しい僕
プッチーニ:
7.「蝶々夫人」-ある晴れた日に
8.「ジャンニ・スキッキ」-私のいとしいお父さん
9.ビゼー:「カルメン」-ハバネラ「恋は野の鳥」
10.リヒャルト・シュトラウス:「カプリッチョ」-Morgen mittag um elf!
バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)
エレーヌ・コレレット(ソロ・ヴァイオリン)
ラジオ・フランス・フィルハーモニー管弦楽団、パーヴォ・ヤルヴィ指揮
ジュエル・ケース 8Pブックレット

CMS-6293652 2枚組 \1150
ヘンドリックス/ドビュッシー歌曲集&ジニー・トゥーレルへのオマージュ
CD1 ドビュッシー:
1.忘れられた小歌(6曲)
2.艶なる宴 第1集(3曲)
3.ボードレールの5つの詩(5曲)
バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)
ミシェル・ベロフ(ピアノ)
1984年5月14-15&17日、1985年6月13-14日、サル・ワグラム、パリ録音
CD2 ジニー・トゥーレルへのオマージュ
1.ロッシーニ:ヴェネツィアの競艇(3曲)
リスト:
2.おお、私が眠るとき
3.どうした、と彼らは言った
4.ミニョンの歌
5.山々に憩いあり
6.ドビュッシー:ビリティスの3つの歌(3曲)
7.ドヴォルザーク:ジプシーの歌(7曲)(ドイツ語)
ラフマニノフ:
8.夜の静けさに Op.4-3
9.ここはすばらしい場所 Op.21-7
10.美しい人よ、私のために歌わないで Op.4-4
11.ねずみ捕りの男 Op.38-4
12.春の洪水 Op.14-11
バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)
シュタファン・シェイヤ(ピアノ)
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

CMS-6293552 2枚組 \1150
ヘンドリックス/バッハ:カンタータ集&バーバー&コープランド:歌曲集
CD1 ヨハン・セバスティアン・バッハ:カンタータ集
1.もろびとよ、歓呼して神を迎えよ BWV51
2.われは満ち足れリ BWV82a
3.結婚カンタータ「今ぞ去れ、悲しみの影よ」 BWV202
4.わが楽しみは、元気な狩のみ BWV208-羊は安らかに草を食み
バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)
ホーカン・ハーデンベルガー(トランペット)(1)、
トルステン・ローゼンブッシュ
(ヴァイオリン I)(1&3)、
クリスティアン・トロンプラー(ヴァイオリン II)(1)
エカールト・ハウプト(フルート)(2)、クラウス・ベルベート(オーボエ)(3)、
ヘルベルト・ハイルマン(バスーン)(3)、
エカールト・ハウプト(リコーダー I)(4)
グドルン・ヤーン(リコーダー II)(4)
C.P.E.バッハ室内管弦楽団、ペーター・シュライヤー指揮
1989年12月15-20日、キリスト教会、ベルリン録音
CD2 
コープランド:
1.静かな都会+
2.エミリー・ディキンソンの8つの詩(8曲)
(コープランドによる声楽と室内管弦楽団のためのトランスクリプション)*
バーバー:
3.弦楽のためのアダージョ
4つの歌 Op.13より*
4.夜想曲
5.この輝く夜にきっと
6.ノックスヴィル、1915年の夏
*バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)
+モーリス・マーフィ(トランペット)、
+クリスティーン・ペンドリル(コーラングレ)
ロンドン交響楽団、マイケル・ティルソン・トーマス指揮
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

CMS-6293602 2枚組 \1150
ヘンドリックス/クリスマスの歌&ディズニーの歌
CD1 クリスマスの歌
1.きよしこの夜
2.あら野のはてに(トラッド:フランス)
3.インターナショナル・メドレー 第1
(Dormi, dormi bambino-イタリア、Senora Dona Maria-チリ、Corramos,
corramos-べネスエラ、Cancao de Natal-ポルトガル)
4.I wonder as I wander
5.第1のノエル(トラッド:イギリス)
6.Trois anges sont venus ce soir
7.もろびとこぞりて
8.インターナショナル・メドレー 第2
(Komt herders-フランドル、Nu ar det jul igen-スウェーデン、
Nu tandas tusen juleljus-スウェーデン、Jeg er sa glad hver julekveld-
ノルウェー)
9.Mary's Cradle Song(レーガー)
10.もろびと声あげ(トラッド/プレトリウス)
11.まぶねの中で(カークパトリック)
12.世界に告げよ (トラッド:アメリカ)
13.ジングル・ベル
14.インターナショナル・メドレー 第3
(Bog si e rodzi-ポーランド、Das Lied vom Feuerspan-ロシア、Pujdem
spolo Betlema-チェコスロヴァキア、Mennybol az angyal-ハンガリー)
15.もみの木
16.さやかに星はきらめき(アダン)
17.O du frohliche
18.神の御子(みこ)は今宵(こよい)しも 
19.お生まれだイエス様が
20.Sweet Little Jesus Boy(ア・カペラ)
21.インターナショナル・メドレー 第4
(Bambino divino-イタリア、Cantemos rapaces-スペイン、
Fum, fum, fum-スペイン、クリスマスおめでとう-イギリス)
バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)
エリク・エリクソン室内合唱団、児童合唱団
ストックホルム室内管弦楽団、エリク・エリクソン指揮
1995年5月1-3日&5-7日、コンサート・ホール、ストックホルム録音
CD2 星に願いをーディズニー映画からの歌
1.いつか王子様が(白雪姫)
2.星に願いを(ピノッキオ)*
3.ビビディ-バビディ-ブー(シンデレラ)
4.輝ける午後(不思議の国のアリス)*
5.Part of Your World(リトル・マーメイド)
6.歌とほほえみと(白雪姫)
7.大変良い忠告(不思議の国のアリス)
8.美しき夜(わんわん物語)*
9.ジッパ ディー ドゥ ダー(南部の唄)*
10.街のクルエラ(101匹わんちゃん)
11.A Dream is a Wish Your Heart Makes(シンデレラ)
12.時間に遅れた(不思議の国のアリス)*
13.Circle of Life(ライオン・キング)
14.Feed the Birds(メリー・ポピンズ)
15.チム・チム・チェリー(メリー・ポピンズ)*
16.Beaty and the Beast(美女と野獣)
17.口笛ふいて精出して(白雪姫)*
バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)
*ロンドン・ヴォイセズ
アビー・ロード・アンサンブル、ジョナサン・チューニック指揮
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

<RCA RED SEAL>
8869772690-2(SACD-Hybrid) \2180
マーラー:交響曲第9番
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
指揮:デイヴィッド・ジンマン
[録音]2009年10月、チューリヒ、トーンハレ
オランダ時代からコンセルトヘボウの資料室でマーラーの自筆譜を研究し、ロ
チェスター、ボルティモア時代にチクルス演奏を敢行し、マーラー演奏に関し
ては一家言を持つジンマン。「マーラーの交響曲はそれぞれが大河小説の一つ
の章のようなもの」と語り、チューリヒ・トーンハレとの3度目のチクルスで
は番号順に演奏・録音を進めています。バーンスタイン流の感情に流された解
釈とはきっぱり縁を切り、スコアに書かれていることを厳格・精密に再現する
ことによってこそ、明確で説得力あるマーラー像が生まれるというジンマンの
信念は、チューリヒ・トーンハレとの一連の録音によってはっきりと証明され
つつあります。
マーラーの交響曲の演奏に必要な4管編成の100人を超す大編成のオーケストラ
は、オーディオファイルのSACDハイブリッドでのリリースに相応しいもの。ジ
ンマン自身、マーラー解釈には「音の遠近感や空間性の再現が不可欠」と考え
ており、特にSACDマルチでの再生については、「家庭でマーラーの意図した音
響を再現できる最適なメディア」と絶賛を惜しみません。ヨーロッパ屈指の音
響効果を誇るチューリヒのトーンハレで、元デッカの優秀な録音技術陣と一体
になってジンマンが作り上げるマーラー・チクルスの真骨頂といえるでしょう。




<SONY CLASSICAL>
8869743555-2(SACD-Hybrid) \2180
リヒャルト・シュトラウス:
(1)交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」
(2)交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
(3)ブルレスケ ニ短調
ファビオ・ルイージ指揮
シュターツカペレ・ドレスデン
2007年夏から栄光のザクセン州立歌劇場およびシュターツカペレ・ドレスデン
の監督・指揮者となったファビオ・ルイージ。2010年からはバーンスタインが
創設した札幌のPMF芸術監督に就任することが決定した彼は、すでにドレスデ
ンのオーケストラとソニー・クラシカルにR.シュトラウスの管弦楽作品全集の
録音を進めていますが、本作はチクルス第4弾です。シュトラウスの管弦楽作
品の中でも映画「2001年宇宙の旅」の冒頭で印象的に使われて人気の高い
「ツァラトゥストラ」を中心に、ユーモラスな「ティル」、エマニュエル・
アックスのピアノが活躍する「ブルレスケ」という、魅力的なカップリングに
よる1枚です。




<SME MASTERWORKS>
YO-YO MAのベスト・セラーとなる旧譜4タイトルをDSDテクノロジーによるリマ
スタリングにてリイシュー。(昨年秋にリリースされた90枚組BOXセット
『Yo-Yo Ma: 30 Years Outside The Box』と同様のDSDテクノロジーによるリ
マスタリング音源となります。)

8869754723-2 2枚組 \1750
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 全曲
ヨー・ヨー・マ:チェロ

8869756280-2 \1580
YO-YO MAYo-Yo Ma Plays エンリオ・モリコーネ (Remastered)
Gabriel's Oboe / The Falls / Playing Love from The Legend of 1900 /
Nostalgia from Cinema Paradiso / Looking for You(Love Theme)from
Cinema Paradiso / Malena(Main theme)/Remembering
(Ricordare)/ Deborah's Theme from Once Upon A Time In America /
Cockeye's Song from Once Upon a Time in America / Main Theme from
Once Upon a Time in America/ Main Theme from Once Upon a Time in the
West / Ecstasy of Gold from The Good, the Bad, and the Ugly / Main
Theme from Casualities of War / Death Theme from The Untouchables /
Journey from Moses/ Theme from Moses/ Main Theme from Marco Polo /
Dinner/ Nocturne
ヨー・ヨー・マ:チェロ

8869756157-2 \1580
YO-YO MA Vivaldi's Cello(Remastered)
Concerto in G minor for 2 Cellos, Strings and Basso continuo, RV 531
Concerto in B-flat Major for Cello, Strings and Basso continuo, RV 423
Cosi sugl' occhi miei from La Fida Ninfa, RV 714
Concerto for Viola d'amore, Lute and Orchestra, RV 540
Concerto in C minor for Cello, Strings and Basso continuo, RV 401
Noli, o cara, te adorantis from Juditha Triumphans, RV 644
Laudamus Te from Gloria, RV 589
Quanto magis generosa from Juditha Triumphans, RV 644
Dite oihme from La Fida Ninfa, RV 714
ヨー・ヨー・マ:チェロ

8869756140-2 \1380
YO-YO MA Appalachian Journey(Remastered)
1B / Misty Moonlight Waltz / Hard Times Come Again No More Voice /
Indecision/ Limerock / Benjamin / Fisher's Hornpipe / Duet for Cello
and Bass / Emily's Reel / Cloverfoot Reel / Poem for Carlita / Caprice
for Three / Second Time Around / Slumber My Darling / Vistas
ヨー・ヨー・マ:チェロ




<deutsche harmonia mundi>
8869772317-2 2枚組 \2080
ヘンデル:オラトリオ「アタリア」HWV52(1735年版:全曲)
ジェラルディン・マクグリーヴィ(Sp)ヌリア・リアル(Sp)
ローレンス・ザッゾ(C-T) デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(Bs)
チャールズ・ダニエルズ(T) クレメンス・ハイドリヒ(Bs-Br)
アーロン・メッヘラー(B-Sp)
ポール・グッドウィン(指揮)
バーゼル室内管弦楽団(ピリオド楽器使用)
[録音] 2009年11月バーゼル・マルティン教会 ライブ録音
[使用楽譜] 1735年版によるハレ・ヘンデル・エディション、最新版
[歌詞] 英語
ヘンデル:歌劇『リチャード1世』(国内盤でもリリースされレコード芸術特選:
BVCC37403)と、同じメンバーによる続編となります。弦楽器や木管楽器のやさ
しく美しいメロディーが絡み合い、最もヘンデルらしい作品の傑作のひとつで
ありましょう。この録音は没後250年を記念して2009年11月にライブ録音された
ものです。
バーゼル室内管弦楽団はもともとモダン楽器のオーケストラでしたが、ホグウ
ッドを首席客演指揮者に迎えてから彼の提案により、モダン楽器によるピリオ
ド奏法を取り入れました。その後アントニーニの提案により、彼のベートー
ヴェンの録音では弦楽器の弓や弦、金管楽器に作曲当時の楽器を使い始め、現
在では全ての奏者がモダン楽器とピリオド楽器を使い分ける、世界的にも珍し
いオーケストラとなっています。イギリスのバロック・オーボエ奏者のポール
・グッドウィンは、2005年同オーケストラの客演指揮者の一人として、特にバ
ロック音楽を中心として指揮をしており、高い評価を得てきています。
この作品「アタリア(アタライア)」は、オックスフォード大学から依頼され
1733年に同大学名誉博士号授与式行事にて初演されました。ヘンデルもこの時
に授与される予定でしたが辞退しています。旧約聖書に登場するユダの女王の
話による戯曲によって書かれています。
この録音では、1735年に当時最高のソプラノ歌手アンナ・ストラーダと、カ
ストラート歌手ジョヴァンニ・カレスティーニがロンドンで歌うための曲が追
加された版によって演奏されています。また当時オラトリオには欠かせなかっ
た「オルガン協奏曲」が、最後の合唱の前に挿入されているの特徴でしょう。





<SONY CLASSICAL>
●MASTERS BOX SET 全9タイトル
新生ソニー・クラシカルによる新たなバジェット・シリーズの登場です。8月
に発売予定のミッド・シリーズSONY CLASSICAL ORIGINALSと合わせて、ソニ
ー・クラシカルのメイン・リイシュー・シリーズとなります。
★初回生産限定盤
★最新リマスター音源使用(このシリーズのためのリマスターは行っておりま
せん)

8869774285-2 7枚組 \2300
【ヴァン・クライバーン、グレイト・ピアノ協奏曲集】
[Disc 1]
『チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23』
-キリル・コンドラシン(指揮)RCA交響楽団
[録音]1958年 カーネギー・ホール
『ショパン:ピアノ協奏曲第1番変ホ長調Op.11』
-ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
[録音] 1969年 フィラデルフィア
[Disc 2]
『ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18』
-フリッツ・ライナー(指揮)シカゴ交響楽団
[録音] 1962年 シカゴ・オーケストラ・ホール
『ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30』
-キリル・コンドラシン(指揮)シンフォニー・オブ・ジ・エア
[録音] 1958年5月19日 カーネギー・ホール
[Disc 3]
『ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15』
-エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)ボストン交響楽団
[録音] 1972年 ボストン
『シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54』
-フリッツ・ライナー(指揮)シカゴ交響楽団
[録音] 1960年4月16日 シカゴ、オーケストラ・ホール
[Disc 4]
『ブラームス:ピアノ協奏曲第2番ロ長調Op.8』3
-フリッツ・ライナー(指揮)シカゴ交響楽団
[録音] 1972年 シカゴ、オーケストラ・ホール
『グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調Op.16』
-ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
[録音] 1972年 フィラデルフィア
[Disc 5]
『ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37』
-ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
[録音] 1972年 フィラデルフィア
『ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」』
-フリッツ・ライナー(指揮)シカゴ交響楽団
[録音] 1961年5月4,12日 シカゴ、オーケストラ・ホール
[Disc 6]
『ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58』
-フリッツ・ライナー(指揮)シカゴ交響楽団
[録音] 1961年 シカゴ、オーケストラ・ホール
『リスト:ピアノ協奏曲第1番変ホ長調S.124』
-ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
[録音] 1972年 フィラデルフィア
『ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲Op.43』
-ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
[録音] 1972年 フィラデルフィア
[Disc 7]
『プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番ハ長調Op.26』
-ワルター・ヘンドル(指揮)シカゴ交響楽団
[録音] 1960年10月22,24日 シカゴ・シンフォニー・ホール
『リスト:ピアノ協奏曲第2番イ長調S.125』
-ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
[録音] 1972年 フィラデルフィア
『マクダウェル:ピアノ協奏曲第2番ニ短調Op.23』
-ワルター・ヘンドル(指揮)シカゴ交響楽団
[録音] 1960年10月22,24日 シカゴ・シンフォニー・ホール
1958年、23歳で第1回チャイコフスキー国際コンクールで優勝したクライバー
ンは、アメリカのヒーローとなりました。最初にRCAに録音した「チャイコフ
スキー:ピアノ協奏曲」は、ビルボード・ポップ・アルバムチャート7週間週
間連続1位を獲得しました。彼はその後もRCAに多くのアルバムを録音し、名
指揮者らと協奏曲の名演を残してきました。それらの協奏曲演奏を集めたも
のです。

8869768779-2 4枚組 \1680
【ジョージ・セル、コンダクツ・ハイドン】
[Disc 1]
『交響曲第92番ト長調「オックスフォード」Hob.I-92』
『交響曲第93番ニ長調Hob.I-93』
『交響曲第99番変ホ長調Hob.I-99』
[Disc 2] 『交響曲第94番ト長調「驚愕」Hob.I-94』
『交響曲第95番ハ短調Hob.I-95』
『交響曲第96番ニ長調「奇跡」Hob.I-96』
[Disc 3]
『交響曲第97番ハ長調Hob.I-97』
『交響曲第98番変ロ長調Hob.I-98』
[Disc 4]
『交響曲第88番ト長調「V字」Hob.I-88』
『交響曲第104番ニ長調「ロンドン」Hob.I-104』
-ジョージ・セル(指揮) クリーヴランド管弦楽団
[録音] 1949年-1969年 セヴェランス・ホール、クリーヴランド
ハンガリーに生まれ、中堅クラスだったクリーヴランド管弦楽団を世界的な
オーケストラに育て上げた稀代の名指揮者ジョージ・セル。そのアンサンブ
ルはまさに「精緻」という言葉がふさわしいものですが、ここで聴くハイド
ンの交響曲は、そうしたセル/クリーヴランドの特質――引き締まったリズム
とスリムな響きにぴったりであり、今でもこれらの曲の決定的な演奏として
聴きつがれるにふさわしい内容となっています。

8869768788-2 5枚組 \2080
【ナタリー・シュトゥッツマン、シングズ・シューマン】
[Disc 1]
『歌曲集「女の愛と生涯」Op.42』
『ある画家の歌の本より「6つの詩」Op.36』『歌曲集「詩人の恋」Op.48』
[録音] 1992年1月27-31日 ノイマルクト,ライトシュターデル
[Disc 2]
『リーダークライス Op.39』『リートと歌 Op.27』
『リートと歌Op.51』『リートと歌Op.77』『リートと歌Op.96』
[録音] 1993年2月14-19日 ノイマルクト,ライトシュターデル
[Disc 3]
『ケルナーの12の詩 Op.35』『「愛の春」Op.37より 10の歌曲』
『愛の相聞歌(ミンネシュピール)Op.101より 4つの歌曲』
[録音] 1994年10月10-15日 ノイマルクト,ライトシュターデル
[Disc 4]
『ガイベルの詩による3つの歌曲 Op.30』『5つの歌曲 Op.40』
『子供のための歌のアルバム Op.79』
[録音] 1995年10月5-10日 ノイマルクト,ライトシュターデル
[Disc 5]
『リーダークライス Op.24』『ベルシャザル王 Op.57』
『ロマンスとバラード第1集 Op.45』『ロマンスとバラード第2集 Op.49』
『ロマンスとバラード第3集 Op.53』『ロマンスとバラード第4集 Op.64』
[録音] 1997年5月26-30日 ノイマルクト,ライトシュターデル
ナタリー・シュトゥッツマン(コントラルト)
カトリーヌ・コラール(P)(Disc 1&2)
インゲル・ゼーデルグレン(P)(Disc 3-5)
ドイツ・リートで独自の魅力を開花させたシュトッゥツマンの定評ある名唱
が、輸入盤でBOX化となります。フランス人でありながら、ドイツ・リートの
分野でも高い評価を得ているナタリー・シュトゥッツマンが、1990年代にRCA
Red Sealに残したCD5枚分のシューマン歌曲集の録音をボックス・セット化
したものです。女性歌手が歌うのは珍しい「詩人の恋」のほか、「女の愛と
生涯」、2つのリーダークライス、ケルナー歌曲集など、シューマン歌曲の代
表作を収録しています。コントラルト(=女声の低声)の性を超越した深み、
ドイツ語のディクションの見事なまでの美しさ、詩への熱い共感がにじみ出
た歌唱など、シュトゥッツマンにしか実現することができない独自のシュー
マン・リートの世界へと誘ってくれます。中でも、Disc 3のケルナー歌曲集
ほかは、発売当時1996年度レコード・アカデミー賞を受賞した名盤です。
国内盤(歌詞&日本語対訳付:SICC-1357)は、発売済み。

8869768717-2 10枚組 \2750
【リリング、コンダクツ・バッハ宗教曲作品集】
[Disc 1-2]
『クリスマス・オラトリオ BWV.248』(全曲)
- アリーン・オジェー(Sp) ユリア・ハマリ(A) ペーター・シュライヤー(T)
ヴォルフガング・シェーネ(Bs)
シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライ
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
[Disc 3-5] 『マタイ受難曲 BWV.244』(全曲)
- アリーン・オジェー(Sp) ユリア・ハマリ(A) アルド・バルディン(T)
フィリップ・フッテンロッハー(Br)
シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライ
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
[Disc 6-7] 『ヨハネ受難曲 BWV.245』(全曲)
- アリーン・オジェー(Sp) ユリア・ハマリ(A)
マルクス・ミュラー(Bs)ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
アルド・バルディン(T) フィリップ・フッテンロッハー(Br)
シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライ
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
[Disc 8-9]
『ロ短調ミサ曲 BWV.232』(全曲)
- アリーン・オジェー(Sp) ユリア・ハマリ(A) アダルベルト・クラウス(T)
ヴォルフガング・シェーネ(Bs)
ジグムント・ニムスゲルン(Br)
シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライ
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
[Disc 10] 『マニフィカト ニ長調 BWV.243』
- アリーン・オジェー(Sp) ユリア・ハマリ(A) アン・マレイ(Ms)
アダルベルト・クラウス(T)
フィリップ・フッテンロッハー(Br) ヴォルフガング・シェーネ(Bs)
シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライ
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
『御子は今日ぞわれらに生まれたまえりBWV.414』
『覚めよ、裁きの時は来たれりBWV.440』
『おとろえた心よ、元気を出せBWV.454』
『汝ら星々、汝ら天空BWV.366 & 476』『まぶねのかたわらに立ちてBWV.469』
『われ汝に喜びありBWV.465』
『おおいとしきみどり児、やさしきイエスBWV.493』
『この世の賢き者たちよBWV.443』
『イエス・キリスト、汝ほめ讃えられよBWV.314』
- アリーン・オジェー(Sp) ペーター・シュライヤー(T)
シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライ
[録音] 1977-1984年
バッハの専門家として世界的に定評がある、ヘルムート・リリング。彼はの
バッハ演奏は、ヘンスラー等に再録音していますが、ここに収録された1970-
1980年代のCBSへの録音は、現代楽器と現代奏法によるものですが、リヒター
とは全く異なった解釈のものとなっています。それらの中から、バッハの代
表作品を収録したものとなっています。

8869768527-2 6枚組 \2200
【グレン・グールド、プレイズ・ベートーヴェン】
[Disc 1]
『ピアノ・ソナタ第5番は短調Op.10-1』
『ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調Op.10-2』
『ピアノ・ソナタ第7番ニ長調Op.10-3』
[録音] 1964年9,7,11月 ニューヨーク、コロムビア30番街スタジオ
『ピアノ・ソナタ第12番変イ長調Op.26「葬送」』
[録音] 1979年9月4,5日 トロント、イートンズ・オーディトリアム
[Disc 2]
『ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13「悲愴」』
『ピアノ・ソナタ第9番ホ長調Op.14-1』
『ピアノ・ソナタ第10番ト長調Op.14-2』
[録音] 1966年2-5月 ニューヨーク、コロムビア30番街スタジオ
『ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調Op.27-1』
[録音] 1979年9月4,5日 トロント、イートンズ・オーディトリアム
『ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27-2「月光」』
[録音] 1967年5月15日 ニューヨーク、コロムビア30番街スタジオ
[Disc 3]
『ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109』
『ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110』
『ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111』
[録音] 1956年6月20-29日 ニューヨーク、コロムビア30番街スタジオ
[Disc 4]
『ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15』
-ウラディーミル・ゴルシュマン(指揮)コロンビア交響楽団
[録音] 録音:1958年4月29,30日 ニューヨーク、コロムビア30番街スタジオ
『ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19』
-レナード・バーンスタイン(指揮)コロンビア交響楽団
[録音]:1957年4月9-11日 ニューヨーク、コロムビア30番街スタジオ
[Disc 5]
『ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37』
-レナード・バーンスタイン(指揮)コロンビア交響楽団
[録音] 1959年5月4,5,8日 ニューヨーク、コロムビア30番街スタジオ
『ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58』
-レナード・バーンスタイン(指揮) ニューヨーク・フィルハーモニック
[録音] 1961年3月20日 ニューヨーク、マンハッタン・センター
[Disc 6] 『ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」』
-レオポルド・ストコフスキー(指揮) アメリカ交響楽団
[録音] 1966年3月1,4日 ニューヨーク、マンハッタン・センター
残念ながらソナタ全集録音はかないませんでしたが、グールドの盤暦の中で
も重要な作曲家のひとりであるベートーヴェンのピアノ作品を集めました。
既存の概念を打ち破るテンポで弾かれているのはいうまでもなく、当時は異
端のベートーヴェン解釈として物議をかもしたものです。しかし、そこにあ
るのはまさに音楽そのもの、これぞまさにグールドの解釈が普遍性を獲得し
た瞬間を封じ込めたベートーヴェンでもあるのです。

8869768616-2 5枚組 \2080
【バレンボイム&ベルリン・フィルのシューベルト交響曲全集】
[Disc 1]
『交響曲第1番ニ長調D.82』『交響曲第2番変ロ長調D.125』
[Disc 2]
『交響曲第3番ニ長調D.200』『交響曲第4番ハ短調D.417「悲劇的」』
[Disc 3]
『交響曲第5番変ロ長調D.485』『交響曲第6番ハ長調D.589』
[Disc 4]
『交響曲第8(7)番ロ短調D.759「未完成」』
『劇音楽「ロザムンデ」D.797,Op.26より「序曲」「間奏曲第3番
」「バレエ音楽」
[Disc 5]
『交響曲第9番ハ長調D.944「ザ・グレイト」』
-ダニエル・バレンボイム(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
[録音] 1984年 ベルリン・フィルハーモニー
宇野功芳氏が「フルトヴェングラーの演奏を最新デジタル録音で聴く趣き」
と評した演奏。ベルリン・フィルの部厚い響きをそのまま生かし、ロマンの
風味を絶妙に加え、重厚壮大なシューベルト像が描かれています。これらの
録音には、テラークのジャック・レナー、名エンジニアのトニー・フォクナ
ーらが手掛けています。

8869768391-2 6枚組 \2200
【バーンスタイン&ニューヨーク・フィルのベートーヴェン交響曲全集】
[Disc 1]
『交響曲第1番ハ長調Op.21』『交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」』
[Disc 2]
『交響曲第2番ニ長調Op.36』『交響曲第7番イ長調Op.92』
[Disc 3]
『交響曲第4番変ロ長調Op.60』『交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」』
『「エグモント」序曲Op.84』
[Disc 4]
『交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」』『交響曲第8番ヘ長調Op.93』
『「シュテファン王」序曲Op.117』
[Disc 5]
『交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱付き」』『「フィデリオ」序曲Op.72b』
[Disc 6]
『ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61』*
『「献堂式」序曲Op.124』『「レオノーレ」序曲第3番Op.72a』
- レナード・バーンスタイン(指揮) アイザック・スターン(Vn)
ニューヨーク・フィルハーモニック
[録音] 交響曲:1961-1964年、ヴァイオリン協奏曲:1959年、
序曲:1960-1970年
巨匠レナード・バーンスタインがニューヨーク・フィルの音楽監督を務めて
いた時期に録音された第1回目のベートーヴェン交響曲全集です。黄金時代の
ニューヨーク・フィルとアメリカ楽壇の頂点に立つバーンスタインの自信と
気力に満ちた音楽性が見事に合致した名演です。

8869767263-2 6枚組 \2200
【ミカラ・ペトリ、バロック・リコーダー名演集】
[Disc 1]
『アルビノーニ:協奏曲集 Op.7-3,6,9,12、Op.9-2,5,8,11、他』
-クラウディオ・シモーネ(指揮) イ・ソリスティ・ヴェネティ
[Disc 2]
『ヴィヴァルディ:リコーダー協奏曲集 Op.10-3、RV433,434,435,437,439,
443,444,445』
-ウラディーミル・スピヴァコフ(指揮) モスクワ・ヴィルトゥーゾ
[Disc 3]
『ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」Op.8-1-4』
-ジョージ・マルコム(指揮) ギルドホール弦楽アンサンブル
『ヴィヴァルディ:リコーダー協奏曲 RV.108,441,442』
-クラウディオ・シモーネ(指揮) イ・ソリスティ・ヴェネティ
[Disc 4]
『J・S・バッハ:ソナタ集 BWV.1030-1035』
-キース・ジャレット(cemb)
[Disc 5]
『ヘンデル:ソナタ集 イ短調,ハ長調,ヘ長調,変ロ長調,ニ短調』
-キース・ジャレット(cemb)
[Disc 6]
『テレマン:2つのリコーダーのための6つのソナタ』
-エリザベス・セリン
[録音] 1987-1993年
古楽器奏法とは異なったモダン・リコーダー奏者、ミカラ・ペトリ。その透
き通ったすがすがしい新鮮な音色と、超絶技巧と安定した音楽性で演奏し高
い評価を受けています。また、様々な現代音楽作曲家も彼女のために曲を贈
っています。
バッハとヘンデルのアルバムでは、ジャズ・ピアノの巨星キース・ジャレッ
トと共演した定評のある名盤ひとつとなっています。テンポ・ルバートの作
り方やフレージングの感じ方などでは、二人の名前が想像させるような破天
荒なノリよりも、端正さが前面に打ち出されて、両者が粒の揃った美音を丹
念に積み上げていくさまが聴きとれます。品位ある見事な即興や、ソプラノ
・リコーダーの輝かしさは聴きもの。テレマンのアルバムは、リコーダー愛
好家にはお馴染みの無伴奏デュエット集で、二人の息の絶妙な掛け合いが絡
み合って楽しく聞かせてくれます。

8869768712-2 10枚組 \2750
【ルービンシュタイン・プレイズ・ショパン】
[Disc 1]
『ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 Op.35 「葬送」』
『ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 Op.58』
『幻想曲 ヘ短調 Op.49』『舟歌 嬰ヘ長調 Op.60』
『子守歌 変ニ長調 Op.57』
[Disc 2]
『バラード集(全4曲)』『スケルツォ(全4曲)』『タランテラ 変イ長調 Op.43』
[Disc 3]
『ポロネーズ集(全7曲)』
『アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22』
[Disc 4]
『ワルツ集(全14曲)』『即興曲集(全4曲)』『ボレロ イ長調 Op.19』
[Disc 5]
『夜想曲集第1-10番』
[Disc 6]
『夜想曲集第11-19番』
[Disc 7]
『マズルカ集第1-25番』
[Disc 8]
『マズルカ集第26-51番』
[Disc 9]
『24の前奏曲Op.28』『子守歌 変ニ長調 Op.57』『舟歌 嬰ヘ長調 Op.60』
『ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 Op.35 「葬送」』
『即興曲第3番 変ト長調 Op.51』
[Disc 10]
『ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.11』
-スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指揮)ロンドン新交響楽団
『ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 Op.21』
-アルフレッド・ウォーレンステイン(指揮)シンフォニー・オブ・ジ・エア
『3つの新しい練習曲第1-3番』
旧BOX「ルービンシュタイン・プレイズ・ショパン(GD60822)」は既に発売さ
れてから20年以上たっても、いまだに売れ続けている永遠の名盤です。一番
新しくリマスターされた音源を使用しての再発売となります。旧BOXでは11枚
組でしたが、収録曲数には変更はなく10枚に収めてあります。



●SONY CLASSICAL ORIGINALS -第1回発売 全16タイトル 各1枚 \1250
新生ソニー・クラシカルによる新たなミッドプライス・シリーズの登場です。
既にご案内させていただきました7月発売予定のバジェットプライス・シリー
ズSONY CLASSICAL MASTERSと合わせて、ソニー・クラシカルのメイン・リイ
シュー・シリーズとなります。
★最新DSDマスタリングにより、綺羅星のごとき名盤が新鮮なサウンドで21世
紀に蘇ります。
★初出時のアートワーク・デザイン使用。解説には初出時のライナーノーツ
を掲載。
★盤面にはLP時代のレーベル・デザインを再現予定。
★通常のプラスチックCDケース仕様での発売となります。(紙ジャケ仕様では
ございません)
★オリジナルLP発売時収録曲に、別盤の曲を追加したタイトルもあります。
その場合、オリジナルLPアートワークに曲名を追加している場合があります。

8869768975-2
『グリーグ:「ペール・ギュント」第1組曲』
『シベリウス:「フィンランディア」』
『シベリウス:「悲しきワルツ」Op.44-1』
『シベリウス:「トゥオネラの白鳥」Op.22-2』
『シベリウス:「交響詩「伝説」Op.9』
『ヒューゴ・アルヴェーン:スウェーデン狂詩曲第1番「夏至の徹夜祭」Op.19』
- ユージン・オーマンディ(指揮) フィラデルフィア管弦楽団
【録音】1959-1963年 [ステレオ:セッション]

8869768881-2
ベートーヴェン:
交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」
交響曲第7番イ長調Op.92
- レナード・バーンスタイン(指揮) ニューヨーク・フィルハーモニック
【録音】 1958年&1964年 [ステレオ:セッション]

8869768958-2
ドヴォルザーク:
交響曲第8番ト長調op.88
交響曲第9番ホ短調op.95「新世界より」*
- ジョージ・セル(指揮) クリーヴランド管弦楽団
【録音】1958年3月、1959年3月* [ステレオ:セッション]

8869768961-2
ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」Op.8-1-4*
- アンシェル・ブルシロウ(Vn)
ユージン・オーマンディ(指揮) フィラデルフィア管弦楽団
『2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調RV.514』
『2つのヴァイオリンのための協奏曲ト短調RV.517』
『2つのヴァイオリンのための協奏曲ハ短調RV.509』
『2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ長調RV.512』
- アイザック・スターン & ダヴィッド・オイストラフ(Vn)
ユージン・オーマンディ(指揮) フィラデルフィア管弦楽団メンバー
【録音】1960年*、1959年 [ステレオ:セッション]

8869768968-2
ラヴェル:管弦楽作品集
『ボレロ』『ラ・ヴァルス』『スペイン狂詩曲』『古風なメヌエット』
『マ・メール・ロワ』
- ピエール・ブーレーズ(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニック クリーヴランド管弦楽団
【録音】 1971年、1974年、1983年 [ステレオ:セッション]

8869768972-2
モーツァルト:交響曲集
『第35番ニ長調「ハフナー」』『第39番変ホ長調』『交響曲第40番ト短調*』
- ジョージ・セル(指揮) クリーヴランド管弦楽団
【録音】 1960年[ステレオ:セッション]、1950年[モノラル:セッション]*

8869769054-2
『ロドリーゴ:アランフェス協奏曲』
『ヴィラ=ロボス:ギター小協奏曲』
『ロドリーゴ:ある貴紳のための幻想曲*』
- ジョン・ウィリアムズ(g)
ダニエル・バレンボイム(指揮) チャールズ・グローヴズ(指揮)*
イギリス室内管弦楽団
【録音】1974年、1967年 [ステレオ:セッション]

8869768882-2
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
『第8番「悲愴」』『第14番「月光」』『第23番「熱情」』
『第26番「告別」』
- アルトゥール・ルービンシュタイン(p)
【録音】1962&1963年 マンハッタン・センター [ステレオ:セッション]

8869768953-2
ブラームス:
交響曲第2番ニ長調Op.73
交響曲第4番ホ短調Op.98
- シャルル・ミュンシュ(指揮) ボストン交響楽団
【録音】1955年12月5日(2番)、1958年10月27日(4番)
ボストン、シンフォニー・ホール [ステレオ:セッション]

8869768954-2
ドビュッシー:管弦楽作品集
『海*』『牧神の午後への前奏曲』『交響組曲「春」』
『夜想曲より(I.雲、II.祭り)』『イベール:「寄港地」*』
- シャルル・ミュンシュ(指揮) ボストン交響楽団
【録音】1962年3月13日, 1956年*
ボストン、シンフォニー・ホール [ステレオ:セッション]

8869768959-2
『ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op,26』
『モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K.218』
『モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219「トルコ風」』*
- ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)
サー・マルコム・サージェント(指揮) ロンドン新交響楽団
(ブルッフ、モーツァルトK,218)
室内管弦楽団(モーツァルトK.219)
【録音】1962年5月14、16日 ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホール
(ブルッフ、モーツァルトK,218)
1963年10月6日、ロサンゼルス、
スコティッシュ・ライト・オーディトリアム*
(モーツァルトK.219)
[ステレオ:セッション]

8869768960-2
カール・オルフ:「カルミナ・ブラーナ」
- 小澤征爾(指揮)
ボストン交響楽団 ニュー・イングランド音楽院合唱団&児童合唱団
イヴリン・マンダク(S)、スタンリー・コーク(T)、シェリル・ミルンズ(Br)
【録音】1962年 [ステレオ:セッション]

8869768963-2
Presenting Montserrat Caballe -
「ベッリーニ、ドニゼッティ:オペラ・アリア集」
ベッリーニ:『ノルマ』『海賊』より
ドニゼッティ:『ロベルト・デヴリュー』『ルクレツィア・ボルジア』
『マリア・ディ・ロアン』より
- モンセラート・カバリエ(Sp)
カルロ・フェリーチェ・チラーリオ(指揮)オーケストラ
【録音】1965年8月 ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホール
[ステレオ:セッション]

8869768964-2
ロッシーニ:序曲集
『セヴィリャの理髪師』『どろぼうかささぎ』『チェネレントラ』
『ブルスキーノ氏』『ウィリアム・テル』『絹のはしご』
- フリッツ・ライナー(指揮) シカゴ交響楽団
【録音】1958-1959年 シカゴ、オーケストラ・ホール
[ステレオ:セッション]

8869769100-2
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」(ラヴェル編)
ブリテン:青少年のための管弦楽入門
-小澤征爾(指揮)シカゴ交響楽団
【録音】1967年7月 シカゴ、メディナ・テンプル [ステレオ:セッション]

8869770073-2
チャイコフスキー:序曲「1812年」Op.49
『スラヴ行進曲Op.31』『小行進曲(くるみ割り人形)』
カバレフスキー:『歌劇「コラ・ブレニョン」序曲』
ボロディン:『ダッタン人の行進曲』
グリンカ:『ルスランとリュドミラ序曲』
メンデルスゾーン:『フィンガルの洞窟』
リスト:『メフィスト・ワルツ』
ムソルグスキー:『はげ山の一夜』
- フリッツ・ライナー(指揮) シカゴ交響楽団
【録音】1956年1月7日、1959年3月14日
シカゴ、オーケストラ・ホール[ステレオ:セッション]




<Sony Classical>
SB 88697 334532 30枚組 \6000
ソニー・クラシカル・コレクション
Disc.1、2
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲全集
グスタフ・レオンハルト指揮、レオンハルト・コンソート
Disc.3
ヘンデル:水上の音楽、王宮の花火の音楽、ベルニーチェ
ピエール・ブーレーズ指揮、ニューヨーク・フィルハーモニック、他
Disc.4
ヴィヴァルディ:四季、シンフォニア「聖なる墓に」RV.169、他
ターフェルムジーク・バロック管弦楽団
Disc.5
ハイドン:交響曲第101番、第102番
ジギスヴァルト・クイケン指揮、ラ・プティット・バンド
Disc.6、7
モーツァルト:
交響曲第28番、第33番、第35番「ハフナー」、
第40番、第41番「ジュピター」、
アイネ・クライネ・ナハトムジーク、「フィガロの結婚」序曲、
「劇場支配人」序曲
ジョージ・セル指揮、クリーヴランド管弦楽団
Disc.8
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番、第21番
マリア・ティーポ(pf)
リッカルド・シャイー指揮、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
Disc.9
モーツァルト:クラリネット協奏曲
リチャード・ストルツマン(Cla、指揮)イギリス室内管弦楽団
クラリネット五重奏曲
リチャード・ストルツマン(Cla)東京弦楽四重奏団
Disc.10
モーツァルト:レクイエム
ヘルムート・リリング指揮、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム、他
エクスルターテ・ユビラーテ
ジュディス・ブレーゲン(Sop)
ピンカス・ズーカーマン指揮、モーストリー・モーツアルト祝祭管弦楽団
Disc.11、12、13
ベートーヴェン:
交響曲第1番、第4番、第5番、第6番「田園」、第9番「合唱付」、
「フィデリオ」序曲、「エグモント」序曲
ロリン・マゼール指揮、クリーヴランド管弦楽団、他
Disc.14
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番、第5番「皇帝」
アルトゥール・ルービンシュタイン(pf)
エーリヒ・ラインスドルフ指揮、ボストン交響楽団
Disc.15
ベートーヴェン:ピアノソナタ「月光」「ワルトシュタイン」「熱情」「悲愴」
ウラディミール・ホロヴィッツ(pf)
Disc.16
シューベルト:交響曲第8番「未完成」、キプロスの女王ロザムンデ
ダニエル・バレンボイム指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
Disc.17
メンデルスゾーン:
ヴァイオリン協奏曲、交響曲第4番「イタリア」、劇音楽「アタリー」より、
序曲「フィンガルの洞窟」
レナード・バーンスタイン指揮、ニューヨーク・フィルハーモニック
Disc.18
シューマン:交響曲第3番「ライン」、第4番、マンフレッド序曲
レナード・バーンスタイン指揮、ニューヨーク・フィルハーモニック
Disc.19
ショパン:ピアノ独奏曲集
リカルド・カストロ(pf)
Disc.20
ブラームス:交響曲第4番
ズービン・メータ指揮、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
Disc.21
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲、二重協奏曲
ヴラディーミル・スピヴァコフ(Vln)
アレクサンドル・クニャーゼフ(Vc)
ユーリ・テミルカーノフ指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
Disc.22
シュトラウス・ファミリー ワルツ、ポルカ、マーチ集
ロリン・マゼール指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
Disc.23
ムソルグスキー:歌劇「ホヴァーンシチナ」より
セルゲイ・レイフェルクス(Br)
ユーリ・テミルカーノフ指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
Disc.24
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」、スラヴ舞曲
クラウディオ・アバド指揮、シカゴ交響楽団
組曲第4番
マイケル・ティルソン=トーマス指揮、フィルハーモニア管弦楽団
Disc.25
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
エミール・ギレリス(pf)
ズービン・メータ指揮、ニューヨーク・フィルハーモニック
ヴァイオリン協奏曲Op.35
ダヴィッド・オイストラフ(Vln)
ユージン・オーマンディ指揮、フィラデルフィア管弦楽団
Disc.26
マーラー:交響曲第1番「巨人」
ズービン・メータ指揮、ニューヨーク・フィルハーモニック
交響曲第10番「アダージョ」
ジョージ・セル指揮、クリーヴランド管弦楽団
Disc.27
マーラー:交響曲第5番
ロリン・マゼール指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
Disc.28
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲、遊戯
ピエール・ブーレーズ指揮、ニューフィルハーモニア管弦楽団
ドビュッシー:管弦楽のための「映像」、神聖な舞曲と世俗的な舞曲
ピエール・ブーレーズ指揮、クリーヴランド管弦楽団
Disc.29
ラヴェル:
ボレロ、ラ・ヴァルス、スペイン狂詩曲、クープランの墓、道化師の朝の歌
エドゥアルド・マータ指揮、ダラス交響楽団
Disc.30
ガーシュウィン:ラプソディインブルー、パリのアメリカ人、協奏曲へ調
アンドレ・プレヴィン(pf)ユアン・レイシー(Trp)
アンドレ・コステラネッツとオーケストラ

<NAXOS> 各1枚 \1000
8.572378
スズキ・エヴァーグリーン第1集
1.きらきら星変奏曲/2.軽くこげよ(蝶々)/3.風の歌(こぎつねこんこん)/
4.ロビーおばさんに言っといで(むすんでひらいて)/5.おいで、子どもたち
/ 6.五月の歌(かすみか雲か)/7.ロング・ロング・アゴーイ長調/ 8.アレ
グロイ長調/ 9.無窮動イ長調/ 10.無窮動ニ長調/ 11.アレグレット/12.
アンダンティーノ/13.エチュード/14-15.J.S.バッハ:メヌエット第1番/
16-17.J.S.バッハ:メヌエット第2番/18-19.J.S.バッハ:メヌエット第3番/
20-21.シューマン:楽しき農夫/22.ゴセックのガボット/23-24.見よ、勇者
は帰る/ 25-26.J.S.バッハ:ミュゼット/27-28.ウェーバー:狩人の合唱/29.
ロング・ロング・アゴート長調/ 30-31.ブラームス:ワルツ/32.ヘンデル:
ブーレ/33-34.シューマン:二人の擲弾兵/35.パガニーニ:魔女たちの踊り
/36.トマ:ミニョンよりガボット/37.リュリ:ガボット/38-39.ベートーヴェ
ン:メヌエットト長調/40-41.ボッケリーニ:メヌエット
演奏 :西崎崇子(ヴァイオリン)/テレンス・デニス(ピアノ)(原曲は V/A)
NAXOSの創始者クラウス・ハイマンの妻であり、また優れたヴァイオリニスト
である西崎崇子氏。彼女は父親、信二氏の手ほどきで 4歳からヴァイオリン
を始めました。信二氏はスズキ・メソードの創始者である鈴木慎一氏の親友
でもあったため、2人で試行錯誤しながらヴァイオリンの上達法を研究しまし
た。もちろん彼女はスズキ・メソードの第1期生としてそれを吸収、素晴らし
いヴァイオリンの才能が花開いたのです。この第1巻は、最初にヴァイオリン
に触れる子どもたちが手掛ける曲を収録。きらきら星や、むすんでひらいて
などの小さな曲を一つ一つ仕上げることで、幼い子どもは達成感と情操を身
につけていきます。このシリーズは、全て西崎氏の模範演奏に続き、原曲が
収録されています。

8.572379
スズキ・エヴァーグリーン第2集
1.マルティーニ(1706-1784):ガボット/2.J.S.バッハ(1685-1750):メヌエット
ト長調 -ト短調(鈴木版)/3-4.J.S.バッハ:メヌエットト長調 -ト短調(原曲)
/5.J.S.バッハ:ガボットト短調(鈴木版)/6.J.S.バッハ:序曲ト短調よりガ
ボット(原曲)/7.ドヴォルザーク(1841-1904):ユモレスク(鈴木版)/8.ドヴォ
ルザーク:ユモレスク(原曲)/9.ベッカー(1833-1884):ガボット/10.J.S.バッ
ハ:管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV1068よりガヴォット I, II(鈴木編)/11.J.S.
バッハ:管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV1068よりガヴォット I, II(原曲)/12.
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV1009 -第5楽章ブーレー I-II
(鈴木編 )/13. J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV1009 -第5楽
章ブーレー I-II(原曲)
演奏:西崎崇子(ヴァイオリン)…1.2.5.7.9.10.12
テレンス・デニス(ピアノ)…1.2.5.7.8.9.10.12(原曲は V/A)
第2集は、少し上達した人のための曲集です。18世紀のイタリアの作曲家、
マルティーニのガボットを始め、バッハのおなじみの曲(これらはピアノを学
ぶ時にも必須)や、ドヴォルザークのユモレスクなど、弾ける喜びが随所に溢
れた選曲となっています。とりわけ、無伴奏チェロ組曲からの編曲を演奏で
きる喜びは測り知れないものがあることでしょう。

8.572380
スズキ・エヴァーグリーン第3集
1-3.ザイツ(1848-1918):ヴァイオリン協奏曲第2番 Op.13(ヴァイオリンとピ
アノ編)/4-6.ザイツ:ヴァイオリン協奏曲第5番Op.22(ヴァイオリンとピアノ
編 )/7.シューベルト(1797-1828):子守歌(ヴァイオリンとピアノ編)/8.シュ
ーベルト:子守歌(原曲)/9.ブラームス(1833-1897):子守歌(ヴァイオリンと
ピアノ編)/10.ブラームス:子守歌(原曲)/11.ヴィヴァルディ(1678-1741):
ヴァイオリン協奏曲 Op.3-6 RV356より第1楽章(ヴァイオリンとピアノ編)/
12.ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 Op.3-6 RV356より第1楽章(原曲)/
13.ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 Op.3-6 RV356より第3楽章(ヴァイオ
リンとピアノ編)/14.ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 Op.3-6 RV356より
第3楽章(原曲)/15.J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 BWV1043
より第1楽章(第2ヴァイオリン )/16.J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのため
の協奏曲 BWV1043より第1楽章(原曲)
演奏:西崎崇子(ヴァイオリン)…1-7.9.11-16
テレンス・デニス(ピアノ)…1-7.9.11.13.15(原曲は V/A)
第3集にもなると、小さいながらも協奏曲がレパートリーに加わります。フリ
ードリヒ・ザイツは 1848年生まれのヴァイオリニストです。デッサウの宮廷
音楽家として活躍し、1884年からは指揮者としても活動しました。彼は優れ
た教師でもあり、生徒たちに当時最高の技術を手ほどきしたことで知られて
います。彼の作品を学ぶことで、 19世紀のヴァイオリン技術を伺い知ること
ができるのです。シューベルトとブラームスの美しい子守歌は心の栄養です。
そしてバッハやヴィヴァルディの協奏曲は、弾き手に輝かしい自信を与えて
くれるでしょう。

8.572381
スズキ・エヴァーグリーン第4集
1.J.S.バッハ(1685-1750):無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調 BWV1012より第5曲
ガヴォット I, II(ヴァイオリンとピアノ編)/ 2.J.S.バッハ:無伴奏チェロ
組曲第6番ニ長調 BWV1012より第5曲ガヴォット I, II(原曲)/3.ヴィヴァル
ディ(1678-1741):ヴァイオリン協奏曲 Op.3-6 RV356より第2楽章(ヴァイオリ
ンとピアノ編 )/4.ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 Op.3-6 RV356より
第2楽章(原曲)/5-7.ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 Op.12-1 RV317
(ヴァイオリンとピアノ編)/8-10.ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 Op.
12-1 RV317(原曲)/11.ウェーバー(1786-1826):カントリー・ダンス(ヴァイ
オリンとピアノ編)/12.ディッタースドルフ(1739-1799):ドイツ舞曲(ヴァイ
オリンとピアノ編)/13.ヴェラチーニ(1690-1768):ヴァイオリン・ソナタニ
短調 Op.2-7よりジーグ(ヴァイオリンとピアノ編)/14.J.S.バッハ:2つのヴァ
イオリンのための協奏曲 BWV1043より第1楽章(第1ヴァイオリン)/16.J.S.
バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 BWV1043より第1楽章(原曲)
演奏:西崎崇子(ヴァイオリン)…1.3-16
テレンス・デニス(ピアノ)…1-3.5-7.11-14(原曲は V/A)
第4集では更なる音楽性と技術の向上を目指します。バッハの無伴奏チェロ組
曲の中で第6番は特異な作品として知られています。普通のチェロではなく、
通常のチェロに高音弦(E弦)をもう 1本足した 5弦の楽器チェロ・ピッコロ(普
通のものよりも小さい)のために書かれたとされ、指使いなどもハイ・ポジ
ションを多様するために難しくなっています。これをヴァイオリンで演奏す
ることは、かなりの困難を伴うことでしょう。しかし、この曲を完璧に演奏
できても、まだまだ油断はできません。しかし、音楽の楽しさと奥深さが面
白いように理解できるのではないでしょうか。

8.572382
スズキ・エヴァーグリーン第5集
1.コレッリ(1653-1713):ヴァイオリン・ソナタニ短調「ラ・フォリア」
Op.5-12(鈴木版)/2.コレッリ:ヴァイオリン・ソナタニ短調「ラ・フォリア」
Op.5-12(原曲)/3-6.ヘンデル(1685-1759):ヴァイオリン・ソナタ第3番ヘ
長調/ 7.フィオッコ(1703-1741):アレグロ/8.ラモー(1683-1764):ガヴォッ
ト(ヴァイオリンとピアノ編)/9-12.ヘンデル :ヴァイオリン・ソナタ第4番
ニ長調
演奏:西崎崇子(ヴァイオリン)…1.3-12
テレンス・デニス(ピアノ)…1.3-12
フランソワ・フェルナンデス(バロック・ヴァイオリン)…2
グレン・ウィルソン(ハープシコード)…2
第5巻では、ヘンデルとコレッリのソナタを学びましょう。「ラ・フォリア」
とはイベリア半島起源の舞曲です。もともとの意味は「狂気」や「常軌を逸
した」というようなもので、とても騒がしい曲であったようですが、時代と
ともに洗練され、17世紀では、憂いを帯びたメロディを次々に変奏していく
曲として定着しました。とりわけ、このコレッリの曲は名曲として知られて
います。このメロディは、後にラフマニノフが自らのピアノ曲でも用いたも
のです。鈴木版は、少しだけ演奏し易くしてあるものの、曲の持つイメージ
を損なうことなく、やはり演奏する喜びに溢れたものとなっています。ヘン
デルのソナタは原曲のまま。高い芸術性とテクニックが求められます。

8.572383
スズキ・エヴァーグリーン第6集
1.モーツァルト(1756-1791):弦楽四重奏曲第15番ニ短調 K.421より第3楽章メ
ヌエット(ヴァイオリンとピアノ編)/2.モーツァルト:弦楽四重奏曲第15番
ニ短調 K.421より第3楽章メヌエット(原曲)/3.コレッリ(1653-1713):クーラ
ント(ヴァイオリンとピアノ編)/4.コレッリ:合奏協奏曲ヘ長調 Op.6-9より
第3楽章クーラント(原曲)/5-8.ヘンデル(1685-1759):ヴァイオリン・ソナタ
第1番イ長調/ 9-11.J.S.バッハ(1685-1750):ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調
BWV1041(ヴァイオリンとピアノ編)/12-14.J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲
第1番イ短調 BWV1041(原曲)/15.J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番ト長調
BWV1007より第7楽章ジーグ(ヴァイオリン編)/16.J.S.バッハ:無伴奏チェロ
組曲第1番ト長調 BWV1007より第7楽章ジーグ(原曲)/17.J.S.バッハ:無伴奏
チェロ組曲第1番ト長調 BWV1007より第3楽章クーラント(ヴァイオリン編)/
18.J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV1007より第3楽章クーラン
ト(原曲)/19.コレッリ:ヴァイオリン・ソナタニ長調 Op.5-1より第3楽章ア
レグロ/ 20.コレッリ:ヴァイオリン・ソナタニ長調 Op.5-1より第3楽章アレ
グロ
演奏:西崎崇子(ヴァイオリン)…1.3.5-11.15.17.19
テレンス・デニス(ピアノ)…1.3.5-11.19/エデル弦楽四重奏団… 2
マリア・クリーゲル(チェロ)…16.18 他
第6集では、更に様々なレパートリーの拡充を目指します。ここでもバッハの
無伴奏チェロ組曲からのいくつかの曲を学ばなくてはいけません。指のため
にはコレッリやヘンデルの作品を。またアンサンブルの習熟のために、モー
ツァルトの弦楽四重奏からのメヌエット。とは言え、ここまで来ると音楽を
奏でる喜びは体中に浸透していることでしょう。

8.572494
スズキ・エヴァーグリーン第7集
1-4.エクルズ(1675-1745):ヴァイオリン・ソナタト短調/ 5.グレトリ(1675-
1745):タンブーラン(ヴァイオリンとピアノ編)/6.J.S.バッハ(1685-1750):
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ長調 BWV1005よりラルゴ(ヴァイオリン
とピアノ編)/7.J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ長調 BWV
1005よりラルゴ(原曲)/8.J.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタホ短調 BWV1023
より第1楽章(鈴木編 )/9.J.S.バッハ :ヴァイオリン・ソナタホ短調 BWV1023
より第1楽章(原曲)/10.プニャーニ(1731-1798):ラルゴ・エスプレッシーヴォ
/ 11-15.ヴェラチーニ(1690-1768):ヴァイオリン・ソナタホ短調
演奏:西崎崇子(ヴァイオリン)…1-6.8.10-15
テレンス・デニス(ピアノ)…1-6.8.10-15
イリヤ・カーラー(ヴァイオリン)…7
ゲオルク・エッガー(ヴァイオリン)…9
ボリス・クレイナー(ピアノ)…9
第7集でまず学ぶのは、イギリスの作曲家エクルズの作品です。エクルズにつ
いてはほとんど知られてませんが、このソナタは何とも美しいメロディに満
たされています。活発なグレトリのタンブーランは、移り変わる曲想が魅力的
です。バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタにも触れてみましょう。いつの
日にか、ピアノの手助けなしに挑戦してください。クライスラーが愛したプ
ニャーニの作品もステキです。そしてヴェラチーニの堂々たるソナタを仕上
げれば、もうあなたは素晴らしいヴァイオリニストです。

8.572392
ショスタコーヴィチ :交響曲第8番ハ短調 Op.65
1.第1楽章:アダージョ-アレグロ・ノン・トロッポ/ 2.第2楽章:アレグレッ
ト/ 3.第3楽章:アレグロ・ノン・トロッポ-/4.第4楽章:ラルゴ-/5.第5楽
章:アレグレット
演奏:ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
ヴァシリー・ペトレンコ(指揮)
ショスタコーヴィチ(1906-1975)の交響曲演奏に、新しい可能性を示すヴァシ
リー・ペトレンコ。待望の第3集の登場です。

8.572112
ドヴォルザーク :
交響曲第7番ニ短調 Op.70
交響曲第8番ト短調 Op.88
演奏:ボルティモア交響楽団/マリン・オールソップ(指揮)
マリン・オールソップによるドヴォルザーク(1841-1904)交響曲シリーズの
第2弾です。今回は第7番と第8番の2曲です。
オールソップの演奏は、一音たりともおろそかにしない、恐ろしく緊密なも
の。全ての音がクリアに聞こえてくる様子には驚く他ありません。

8.559385
ホヴァネス:
1-3.交響曲第7番「ナンガ・パルヴァ」 Op.178(1959)
4-6.交響曲第14番「アララト」 Op.194(1960)
7-9.交響曲第23番「アニ」Op.249(1972)
演奏:トリニティ音楽大学ウィンド・オーケストラ
キース・ブライオン(指揮)
アルメニア系の父親と、スコットランド系の母親との間に生まれたホヴァネ
ス(1911-2000)は、その生涯に400以上も曲を書き、その中には67曲もの交響
曲が含まれます。このアルバムは、3つの交響曲を収録。彼の野趣溢れる音楽
がじっくり楽しめます。

8.572155
マルケヴィチ:管弦楽作品全集第5集
1-5.偉大なるロレンツォ(1940)/6-9.詩篇
※MARCO POLO 8.572155より移行盤
演奏:ルーシー・シェルトン(ソプラノ)/カペラ・カロリーナ…6-9
アルンヘム・フィルハーモニー管弦楽団
クリストファー・リンドン=ジー(指揮)
名指揮者マルケヴィチ(1912-1983)の作曲家としての才能は、管弦楽作品だけ
に留まることはありません。ここに収録された2つの作品も壮大かつ難解なも
のとして、永遠に歴史に残ることでしょう。「偉大なるロレンツォ」はイタ
リアのルネサンス期におけるメディチ家最盛時の当主、ロレンツォ・デ・メ
ディチを題材にした作品です。学問や芸術に造詣が深く、彼の庇護の元でル
ネサンス文化が花開いたと言っても間違いではありません。7つの詩篇を使っ
て書かれた「詩篇」はマルケヴィチ 21歳の時の作品です。彼は音楽のたゆま
ぬ進行のためには、聖書の言葉を書きかえることも厭わず、極めて独創的か
つ前衛的な作品を書きあげています。まさに「恐るべき子ども」ここにあり
です。

8.572316
ブリス:
ジョン・ブロウの主題による瞑想曲 (1.序:主は私の羊飼いである -私は悪を
恐れない/2.瞑想I:彼は私を憩いの水辺に導く/3.瞑想 II:あなたの鞭と杖は
私を慰める/4.瞑想III:子羊/5.瞑想IV:主は私の魂をいきかえらせる/6.瞑想V:
主は私を緑の牧場に伏させる/7.間奏:例え私は死の影の谷を歩むとも /8.終
曲:私の住まいは主のもとに)/変容的変奏曲(9.元素/10.バレエ/11.表明/12.
憶測 /13.間投詞/14.スケルツォI/15.熟考/16.ポロネーズ /17.葬列/18.一休
み/19.スケルツォII/20.二重奏/21.C.Dと A.Dに捧ぐ/22.肯定)
演奏:ボーンマス交響楽団/デイヴィッド・ロイド=ジョーンズ(指揮)
「色彩交響曲」で知られるイギリスの作曲家、ブリス(1891-1975)の渾身の大
作です。 1955年にヴァーノン・ハンドリーの指揮するロンドン交響楽団によ
って初演されています。彼の親友ジョージ・ダンナットが描いた3枚の連作絵
画から触発された作品で、凝った管弦楽法も素晴らしく、巨大な力と情熱に
もみくちゃにされる素晴らしい音楽です。各々の曲には聖書からの言葉がタ
イトルとして付けられていますが、本当は極めて個人的な思いに満ちたもの。
第1次世界大戦で失われた若き命への個人的な賛辞(自らの兄弟も含まれます)
が溢れています。

8.572370
フレイタス・ブランコ :管弦楽作品集第3集
1-4.交響曲第3番(1944)/5.マンフレッドの死(1906)/6-8.アレンテジャーナ
組曲第2番(1927)(前奏曲/間奏曲/終曲)
トラック 5…世界初録音
演奏:アイルランド国立交響楽団
アルヴァロ・カッスート(指揮)
20世紀のポルトガルにおいて、最も重要な作曲家の一人フレイタス・ブラン
コ(1890-1955)。彼はとても若い時期に作曲を始めましたが、高度かつ精巧な
作曲技法を身に付けるためにベルリンで学び、その後パリで過ごしたせいか、
最初の交響曲が完成した時は既に34歳になっていました。この第3番の交響曲
は1930年から1944年に渡って書かれたもので、冒頭の雰囲気はまるでブルッ
クナーを思わせる荘厳で雄大な仕上がりになっています。第2楽章は簡素な形
式の上を極めて滋味深い音楽が流れていきます。対する第3楽章は少し暴力的。
胸をかきむしるかのような弦の響きは唐突に断ち切られ、荒々しい音に飲み
こまれてしまうかのようです。そして快活な終楽章は目が覚めるような鮮や
かさです。初期の作品、「マンフレッドの死」は若干習作の域を出ないよう
ですが、16歳の作品としては上々でしょう。とても親しみやすいアレンテジャ
ーナ組曲第2番が気に入った方は、第1集(8.570765)で第1番をお聴きください。
もちろん第2集(8.572059)もオススメです。

8.572303
ドホナーニ:
1-5.交響的小品 Op.36(1933)(カプリッチョ/ラプソディ/スケルツォ/主題と
変奏/ロンド)/6-19.童謡の主題による変奏曲 Op.25(1914)/20-29.組曲
嬰ヘ短調 Op.19(1908-09)
演奏:エルダー・ネボルシン(ピアノ)…6-19
バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団
ジョアン・ファレッタ(指揮)
エルンスト(エルネ)・フォン・ドホナーニ(1877-1960)は、ハンガリー屈指の
作曲家、指揮者、ピアニスト、そして教師でした。息子たちは、それぞれ指
揮者、法学者として活躍していることでも知られています。彼の作品は、す
でにNAXOSでも協奏曲集(8.570833)、チェロ作品集(8.554468)の2種類がリリ
ースされていますが、今作は組曲形式の3つの作品お聴きいただけます。なか
でも聴きものは「童謡の主題による変奏曲」でしょう。まるでマーラーを思
わせる大掛かりな序奏に導かれて始まるのは、あのおなじみの「きらきら星」
のメロディです。これを聴いて「う-ん、やられた」と思う人が何人いるのか
楽しみです。もちろん変奏曲の部分の面白いこと。どこへ飛ばされるのか一
瞬たりとも気が抜けません。まるでハリウッド映画を見ているかのような爽
快感を味わえます。

8.557667
グアルニエーリ:
1-3.ピアノ協奏曲第4番/4-6.ピアノ協奏曲第5番/7-9.ピアノ協奏曲第6番
7-9…世界初録音
演奏:マックス・バロス(ピアノ )
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
トーマス・コンリン(指揮)
ヴィラ・ロボスの次の世代における、最も重要なブラジルの作曲家、モーツァ
ルト(何とすごい洗礼名!)・カマルゴ・グアルネルリ(1907-1993)のピアノ協
奏曲です。彼は40年間に6つのピアノ協奏曲を書いていて、これらを聴けば彼
の創作の源泉が全てわかるというスゴイものです。初期の3曲(8.557666)だけ
でも存分に楽しめるのですが、この後期の3作品は更にスゴイです。ブラジル
風な中にアバンギャルドな味付けを施した音楽は、まさに「音の祭典」!
80歳の誕生日直後に完成された第6番も、少しだけ簡素なスタイルに立ち返っ
たとはいえ、存分に煽情的。身も心も熱くなりまくり間違いありません。

8.559671
コリリアーノ:
1.ファンタズマゴーリア「ヴェルサイユの幽霊」からの組曲
ヴァイオリン協奏曲「レッド・ヴァイオリン」(2003)(2.シャコンヌ/3.ピア
ニッシモ・スケルツォ /4.アンダンテ・フラウタンド /5.アッチェルランド・
フィナーレ)
演奏:ミヒャエル・ルートヴィヒ(ヴァイオリン)…2-5
バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団
ジョアン・ファレッタ(指揮)
最近活躍中の女性指揮者、ファレッタによるコリリアーノ(1938-)の作品集で
す。1曲目の「ベルサイユの幽霊」で描かれているのは、かの王妃マリー・ア
ントワネット。幽玄な弦の響きに誘われて、ロッシーニ、ワーグナー、モー
ツァルトのオペラの一部が幻想的に顔を覗かせます。もう1曲は、おなじみ
「レッド・ヴァイオリン」による協奏曲です。映画から派生した音楽で、組
曲よりも抽象的な世界を描いています。3世紀に渡って様々な人間関係を見て
きた「赤きヴァイオリン」。その悪魔的とも言える存在そのものを描きだし
た夢幻的な物語を音にしたこの作品は、限りなくロマンティックで情熱的で
す。ルートヴィヒのすすり泣くような音色は、この悩ましい音楽を存分に表
現し尽くしています。

8.570974
ヴュータン:
1.ファンタジア・アパッショナータ Op.35/2.バラードとポロネーズ Op.38
/3.ファンタジー・カプリース Op.11/4.アメリカへの挨拶 Op.56全てヴァ
イオリンと管弦楽編
演奏:ミッシャ・ケイリン(ヴァイオリン)
スロヴァキア放送交響楽団
アンドリュー・モグレリア(指揮)
音楽を愛する職人の家系に生まれたヴュータン(1820-1881)は、地元の音楽家
からヴァイオリンの手ほどきを受け、6歳で公開デビューを果たし、ブリュッ
セルではシャルル・ド・ベリオに師事するようになり、一層その腕に磨きを
かけました。ローデ、ベリオからヴィエニアフスキー、クライスラーへと、
その名人芸の橋渡しをした偉大なるヴィルトゥオーゾであり、その技巧の冴
えから「小さなパガニーニ」と異名を取るまでの人気者になりました。華麗
な技が炸裂する彼の作品は今でも広く愛されています。ここではその中から
4曲をお聴きいただきましょう。ロシア滞在中に書かれた「ファンタジア・ア
パッショナータ」、緊張感溢れる「ポロネーズ」や「カプリース」、そして
おなじみのメロディが印象的な「アメリカへの挨拶」と、多様な音色を聴く
ことができます。

8.570943
ベートーヴェン :ピアノ三重奏曲集第4集
1-6.ピアノとクラリネット、チェロのための三重奏曲 Op.38(七重奏曲 Op.20
の作曲者による編曲 )
7-9.ピアノ三重奏曲第4番「街の歌」(クラリネット版)
演奏:イブ・ハウスマン(クラリネット)/マリア・クリーゲル(チェロ)
ニーナ・ティクマン(ピアノ)
ベートーヴェン(1770-1827)のピアノ三重奏曲第4集は、クラリネットを含む
2つの作品です。七重奏曲から編曲された三重奏曲は、1799年に初演され、
1800年には慈善コンサートで演奏されました、この時はモーツァルトやハイ
ドンの作品と共にこの曲を演奏、すぐさま大きな反響を呼んだそうです。あ
まりの人気で色んなアレンジが施されたため、ベートーヴェン自身が「著作
権侵害」(当時はまだこんな言葉はない)を心配して、出版者に早く出版する
ように持ちかけたそうです。とはいえ、彼自身もこのように編曲していたの
ですが・・・)。もう一つの曲は「街の歌」として知られる有名な作品です。
簡潔な形式の中に充実の音楽が詰まった名作で、クラリネットの艶やかな音
色で演奏されると、また違った味わいが感じられます。第1集(8.557723)、
第2集(8.557724)、第3集(8.570255)も好評発売中です!

8.559380
シェーンフィールド:
6つのイギリス民謡集(1985)(1.ジャック・ター /2.籠の中の卵/3.ジプシー・
ラディ /4.別れのキス /5.不機嫌な仕立て屋/6.ナポレオンの夢)/小さな罪
(1997)(7.アルマンド/8.フゲッタ/9.ラグ/10.ワルツ/11.シャッフル/12.ブギ)
/リフレクションズ(2006)(1.トッカータ/2.マーチ/3.インテルメッツォ/4.
タランテッラ)
演奏:ジェームズ・トッコ(ピアノ)…3.5.7-16
ユフダ・ハナーニ(チェロ)…1-6.13-16
アレクサンダー・フィッターシュタイン(クラリネット)…13-16
ポール・シェーンフィールド(ピアノ)1.2.4.6
シェーンフィールド(1947-)の音楽はどこかで聞いたメロディが歪曲され、聴
き手をあざ笑うかのように響き渡り、一瞬の内に耳を通り抜けていきます。
これを聴いていると、妙な感覚に襲われるのは一体どういう訳なのでしょう
か?ここに収録された3つの作品も、どれも親しみ易さの仮面の下に深い闇を
抱えているかのようです。名チェリスト、デュ・プレへの賛辞として書かれ
た「6つの民謡」、“大きなチョコレート・サンデーをぱくつく時に感じる罪
悪感(作曲家の弁)”を音で表す「小さな罪」、そして、モーツァルトの「フィ
ガロ」をモティーフにした「リフレクション」。普段聴いている音楽にちょ
っと飽きてしまった人にオススメです。

8.570003
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲集第3集
1-4.弦楽四重奏曲第3番ニ長調 Op.44-1/5.主題と変奏 Op.81-1/6.スケル
ツォ Op.81-2/7-10.弦楽四重奏曲変ホ長調
演奏:ニュージーランド弦楽四重奏団
(メンバー)ヘレン・ポール(第1ヴァイオリン)/ダグラス・ベイルマン(第2ヴァ
イオリン )/ギリアン・アンセル(ヴィオラ)/ロルフ・ジェルステン(チェロ)
ニュージーランド弦楽四重奏団によるメンデルスゾーン(1809-1847)の弦楽四
重奏曲、完結編です。第1集(8.570001)、第2集 (8.570002)ともに高く評価さ
れているこの曲集、今回はメインに第3番という円熟の作品を持ってくること
で、またファンを増やすことでしょう。第3番のアンダンテ楽章の美しさは誰
もが認めるところですが、ここでの彼らの演奏はまさに美音が滴り落ちるか
の如く、耳に直接訴えかけてくるかのような説得力を有しています。14歳の
時に書かれた番号なしの弦楽四重奏曲にも注目。終楽章の堂々たるフーガは、
当時バッハたち先人の作品を研究し尽くした若き天才の面目躍如。まさに双
葉より芳しの言葉が当てはまるのではないでしょうか。

8.572284
ボッテジーニ:
1-3.ロッシーニの主題による幻想曲/4-6.パッション・アモローザ/ 7-9.
大ニ重奏曲第2番/10-12.2台のコントラバスのための協奏曲(ピアノ伴奏編)
演奏:トーマス・マーティン(コントラバス)/ティム・コップ(コントラバス)
/クリストファー・オールドファーザー(ピアノ)
「コントラバスのパガニーニ」と呼ばれるボッテジーニ(1821-1889)は1821年
にイタリア北部、クレマで生まれました。彼は5歳から音楽を学び、教会の聖
歌隊で歌い、そして地方のオーケストラでティンパニを演奏していました。
ここに収録された2つのコントラバスのための作品は、彼が学生時代に書いた
もので、どれも楽器の特性を存分に生かしたすばらしいものとなっています。
「ロッシーニの主題による幻想曲」は激しいタランテラで始まり、感傷的な
中間部を経て、また嵐のようなフィナーレで曲を閉じます。華麗なパッショ
ン・アモローザと、ピアノ伴奏とは言え、とてもかっこよい協奏曲。そして
大二重奏曲は2台のコントラバスのみのオリジナル版にて演奏。どの曲も低音
楽器ならではの深い音色にしびれてしまうことでしょう。

8.570744
モンサルヴァーチェ:ピアノ作品集第1集
1-3.3つの即興曲(1933)/4.シチリアーナ(1940)/5-7.3つのディヴェルティ
メント(1941)/8.リトモス(1942)/9.ラヴェルへのエレジー(1945)/10.さま
よい(1950)/11-13.イヴェットのためのソナチネ(1961)/14.スケッチ(1966)
/15-18.ピアノと弦楽合奏のための「妙なる調和」(1955)
演奏:ホルディ・マソ(ピアノ)/グラノジェルス室内管弦楽団…15-18
フランシスコ・ギジェン(指揮)…15-18
スペイン、ジローナ出身のハビエル・モンサルバーチェ(1912-2002)は20世紀
のカタロニアにおける最も重要な作曲家の一人です。十二音技法と、アンティ
ル諸島の音楽、メシアンなどのフランス音楽、ダンス音楽から、ラテン系、
そしてラヴェルの血を受け継ぐジャズ音楽。これらが混然一体となった魅惑
的な音楽は、一度聴いたら忘れることができないほどの強烈な印象を残しま
す。ドビュッシー風の「3つの即興曲」から個性全開の音楽が続きます(トラッ
ク9の「ラヴェルへのエレジー」はこの第2曲から派生しています)。とても活
発な「妙なる調和」は、まるでフランス6人組の音楽のような諧謔性も感じら
れます。現代的な響きの中に、何とも言えない親しみやすさを秘めた名曲の
数々をお楽しみください。

8.572565
期待の新進演奏家シリーズフローリアン・ラルース
1.ダウランド(1563-1626):ファンシー/ 2.ダウランド:涙のパヴァアーヌ
/3.ダウランド:ファンタジア/4.レゴンディ(1822-1872):序奏とカプリース
/ 5-8.ホセ(1902-1936):ギター・ソナタ/ 9-10.ダンジェロ(1955-):2つの
リディア調の歌/11.コスト(1806-1883):ル・デパル-劇的幻想曲 Op.31
演奏:フローリアン・ラルース(ギター)
2009年、アメリカ・ギター財団による国際コンクールの覇者、フローリアン
・ラルースの受賞記念アルバムです。彼は1988年に生まれ 8歳からギターを
学び、すでに多くのコンクールに参加、その実力は少しずつ認められている
逸材です。このアルバムでは、類い稀な技巧を示すかのように、広い範囲の
時代から選曲されており、この見事な選曲にこそ彼の自信が見て取れるでは
ありませんか。ダウランドの落ち着いた響きに漂う大人の風格、優雅なレゴ
ンディでの滑らかな音作り、そして憂愁ただようホセのソナタ、時の隙間か
ら一つ一つ音を紡ぎ出すかのようなダンジェロの作品、様々な曲想が楽しめ
るコストの「劇的幻想曲」と、後から後から湧きだす才能の迸りが魅力です。

8.572573
期待の新進演奏家シリーズアントニー・バリシェフスキー
1.D.スカルラッティ(1685-1757):ソナタホ長調 K.135/L.224/P.234/2.D.ス
カルラッティ:ソナタニ短調 K.1/L.366/P.57/3.ラヴェル(1875-1937):ラ・
ヴァルス(ピアノ独奏版)/4-6.ドビュッシー(1862-1918):映像第2集(葉末を
渡る鐘の音 /そして月は荒れた寺院に落ちる/金色の魚)/7.マテオス(1977-):
オリオン/8-10.ラフマニノフ(1873-1943):ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調
Op.36(1931年版)/11-13.ストラヴィンスキー(1882-1971):ペトルーシュカか
らの3楽章
演奏:アントニー・バリシェフスキー(ピアノ)
1988年ウクライナ生まれのピアニスト、アントニー・バリシェフスキーは
1999年にブカレストで開催されたエネスク・コンクールを始め、たくさんの
コンクールで入賞を重ねている実力派です。まだまだ素材的には未知数です
が、ここで聴ける演奏からは、やはり「何か違うもの」が感じられないでしょ
うか?冷徹なスカルラッティは、ホロヴィッツの名演に匹敵するほどですし、
ラヴェルのラ・ヴァルスからは仄暗い狂気すら漂ってきます。幾重にも塗り
重ねられたドビュッシーの彩色、そして荒ぶる技巧が炸裂するラフマニノフ
のソナタ、目を見張るばかりのストラヴィンスキー、星の煌めきにも似たマ
テオスのマリオン・・・。さて、彼はこれからどのような芸術家になってい
くのでしょうか?

8.570941
ルビンシュテイン :ピアノ作品集
1-13.主題と変奏 Op.88(1871)/14-18.折句第2番 Op.114(1890)
※全て世界初録音
演奏:ヨゼフ・バノヴェツ(ピアノ)
アントン・ルビンシュテイン(1829-1894)はロシア人ピアニストとしてはじめ
て世界的名声を博し、またサンクトペテルブルク音楽院を開設し、1859年に
はロシア音楽協会を開設するなど、以降のロシアのピアノ界に多大なる影響
を与えた人です。また歌劇、交響曲からピアノ曲までとあらゆるジャンルに
たくさんの作品を残したのですが残念なことに、「ヘ調のメロディ」や「天
使の夢」の小さなピアノ曲以外はほとんど忘れ去られてしまいました。ここ
では、シューマンの「交響練習曲」に触発されて書かれた「主題と変奏」と、
サロン風な「折句」第2番でその才能をじっくり味わってみてください。「折
句」とは聞き慣れない言葉ですが、今でいう「縦読み」のようなもので、並
んだ文章の頭だけを読んでいくと他の文が浮かびあがる仕掛けのようなもの
です。こちらもシューマンが好んだ手法ですが、このルビンシュテインの作
品には曲を献呈した相手の名である「S-O-F-I-A」の音が織り込まれている
ということです。

8.572313
グラナドス:ピアノ作品集第1集
スペイン舞曲集 Op.37, DLRI:2(1.ガランテ/2.オリエンタル/3.ファンダンゴ
/4.ビリャネスカ/5.アンダルーサ/6.ロンデーリャ・アラゴネーサ/7.バレン
シアーナ/8.サルダーニャ/9.ロマンティカ/10.メランコリカ/11.アラベスカ
/12.ボレロ)/13.ホタ・バレンシアにおける即興曲(A.M.マルティネス編 )
演奏:ダグラス・リーヴァ(ピアノ)
NAXOS屈指のラテン系ピアニスト、リーヴァによるグラナドス(1867-1916)の
ピアノ作品集の第1集です。NAXOSにはローサ・トレス・バルドによるスペイ
ン舞曲集の録音が既にありますが(8.554313)、やはりここは、他の作品のほ
とんどを演奏しているリーヴァで聴きたいと思う人が多いはず。もちろん期
待に違わぬ鮮やかな切り口でこの魅力的な小品集を聴かせてくれます。通常
と違う曲順にもドキドキしてしまいます。マスネ、サン=サーンス、グリー
グ、キュイら大作曲家たちが絶賛したという魅力あふれる小さな曲たち。ど
の曲もスペインの熱き風を運んでくるようです。

8.572577
パロモ:ドゥルシネア…「騎士の恋」への幻想的カンタータ
1.風車/2.騎士のファンファーレ/3.夜明けの歌/4.ドン・キホーテのバラ
ード/5.風車への戦い/6.セギーディリャ/7.ドン・キホーテとサンチョ/
8.アブラカダブラ/9.ドゥルシネアのバラード/10.終曲
演奏:ドゥルシネア…アインホア・アルテタ
(ソプラノ)/テレサ・パンサ…キエリ・ローゼ・カッツ(メゾ・ソプラノ )
/サンチョ・パンサ…ブルクハルト・ウルリヒ (テノール)/ドン・キホーテ
…アルチュン・コチニャン(バス)
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団&合唱団
ミゲル・アンゲル・ゴメス・マルティネス(指揮)
17世紀に流行していた騎士道物語。セルバンテスが描いた「ドン・キホーテ
はそのパロディ小説だという説もあります。確かに勇敢な騎士に憧れた老人、
ドン・キホーテは、奇行ばかりが目に付きますが、実は正義感に溢れた熱血
な人。永遠に愛を追い求め、悪を砕く・・・そんなところが今でも愛されて
いるに違いありません。この物語は多くの画家や音楽家に影響を与え、様々
な名作を生み出していますが、このパロモ(1938-)の作品は、彼の行いを壮大
なカンタータとして描いています。様々な場面を想起させるために多彩な管
弦楽を駆使し、ペーソス溢れる物語を生き生きと表出するパロモの才能。恐
ろしいまでに冴えています。

8.572541
J.S.バッハ:名アリアと合唱曲集
1.もろびとよ歓呼して神を迎えよ BWV51/2.ロ短調ミサ曲 BWV232より「いと
高き処に神に栄光あれ」/3.ロ短調ミサ曲 BWV232より「地に平和を」/
4.ロ短調ミサ曲 BWV232より「高き天なる神に」/ 5.ロ短調ミサ曲 BWV232
より「主の御名において」/6.ロ短調ミサ曲 BWV232より「いと高きところに
ホザンナ」/ 7.われ喜びて十字架を担う BWV56/8.喜ばしい安息、好ましい
魂の歓喜 BWV170/9.マタイ受難曲 BWV244より「来たれ、娘たちよ、われと
ともに嘆け」/10.マタイ受難曲 BWV244より「われは汝にわが心を捧げん」
/ 11.マタイ受難曲 BWV244より「おお、人よ、汝の大いなる罪を嘆け」/
12.マタイ受難曲 BWV244より「憐れみたまえ,わが神よ」/ 13.マタイ受難
曲 BWV244より「ああ,血と傷にまみれし御頭」/ 14.マタイ受難曲 BWV244
より「われに返せ,わがイエスをば!」/ 15.マタイ受難曲 BWV244より「わ
れらは涙ながらここにひざまずき」/16.われ満ちたれり BWV82/17.ロ短調
ミサ曲 BWV232より「平和をわれに」
演奏:ドレスデン室内合唱団/ケルン室内管弦楽団
ヘルムート・ミュラー=ブリュール (指揮)
ドイツの重鎮指揮者、ヘルムート・ミュラー=ブリュールが丹精込めて演奏
してきたバッハ(1685-1750)の声楽作品の中から、良いところをセレクトして
1枚のアルバムにまとめました。誰もが知っている曲よりは、少し地味だけど、
絶対聴いておきたいカンタータからの名アリアと、大作「マタイ」と「ロ短
調ミサ」からの聴きどころを収録。バッハの宗教音楽を聴く喜びを存分に味
わうことができるようになっています。

8.660284-85 2枚組
ロッシーニ :歌劇「アルジェのイタリア女」全曲
演奏:ムスターファ…ロレンツォ・レガッツォ (バス)/エルヴィーラ…ルー
ス・ゴンザレス(ソプラノ)/ズルマ…エルザ・ジャヌリドゥ(メゾ・ソプラノ)
/ハリ…ジューリオ・マストロトターロ(バス)/リンドーロ…ローレンス・
ブラウンリー(テノール)/イザベッラ…マリアンナ・ピッツォラート (コン
トラルト)/タッデオ…ブルーノ・デ・シモーネ (バス)/クルージュ・トラ
ンシルヴァニア・フィルハーモニック合唱団/ヴィルトゥオージ・ブルネン
シス/アルベルト・ゼッダ(指揮)
2008年のヴィルトバートにおけるロッシーニ祭でのライヴ演奏。
アジオ・コルギの校訂版を使用しています。

8.112050
1.スーク(1874-1935):
ソコル祭典行進曲(祖国新生に向けて)Op.35c
スーク:セレナード変ホ長調 Op.6
ドヴォルザーク(1841-1904):交響曲第6番ニ長調 Op.60
演奏:チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
ヴァーツラフ・ターリッヒ(指揮)
録音 1938年11月22-23日ロンドン EMIアビーロード第1スタジオ
マーク・オーバート=ソーン復刻
この録音は、ドヴォルザークの交響曲第7番(8.111045)とともにアビー・ロー
ド・スタジオでの2日間のセッションで録音されたチェコのカリスマ指揮者タ
ーリッヒの偉大なる演奏です。中でも「ソコル祭典行進曲」は彼の唯一の録
音であり、今回が初CD化となる貴重なものです(LPにもなったことはありませ
ん )。スークの音楽の持つ牧歌的で明るい雰囲気がこの上なく表現された素晴
らしい記録は、スラブ魂を理解する上で必要不可欠なものとして永遠に記録
されることでしょう。

8.112053
クライスラー完全録音集第1集
1.J.S.バッハ(1685-1750):パルティータ第3番より「前奏曲」/ 2.J.S.バッハ
(ウィルヘルミ編):管弦楽組曲第3番より「エアー」/ 3.チャイコフスキー
(1840-1893):ハプサールの想い出 Op.2より第3番無言歌ヘ長調/ 4.ズルツァ
ー:サラバンド Op.8/5.フランソワ・シューベルト(1808-1878):バガテル
Op.13より第9番「蜜蜂」/6.スメタナ(1824-1844):わが故郷より第2番「ボヘ
ミア幻想曲」(テイク 1)/7.フォスター(1826-1864):故郷の人々/ 8.クライ
スラー:ウィーン奇想曲 Op.2(テイク 2)/9.ドヴォルザーク(1841-1904):ユモ
レスク/10.マスネ(1842-1912)(マルシック編 ):タイスの瞑想曲(テイク 2)
/11.マスネ(マスシック編):タイスの瞑想曲(テイク 3)/12.クライスラー:
中国の太鼓/13.クライスラー:愛の悲しみ/14.クライスラー:愛の喜び (テイ
ク 1)/15.クライスラー:愛の喜び(テイク 2)/16.スメタナ:わが故郷より
「ボヘミア幻想曲」(テイク 2)/17.ブラームス(1833-1897)(ヨアヒム編 ):ハ
ンガリー舞曲第5番/18.クライスラー:タルティーニの様式のコレルリの主題
による変奏曲/19.クライスラー:ウィーン奇想曲 Op.2(テイク 3)/20.シュー
ベルト(1797-1828):楽興の時第3番/21.ラモー(1683-1764):タンブーラン/
22.チャイコフスキー:ハプサールの想い出より「無言歌」/ 23.コットン:
歌-瞑想/24.J.S.バッハ:パルティータ第3番より「ガボットとロンドー」
※3.7.9.20.21.22.23…クライスラー編曲
演奏:フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)
6-24.ゲオルゲ・ファルケンシュタイン(ピアノ)
1904年ベルリン、グラモフォン&タイプライター株式会社… 1-5/
1910年5月ニューヨーク、ビクター・トーキング・マシン・カンパニー、…6-24
ウォード・マーストン復刻
当時、何百万ものレコードを売り、彼の演奏を生で聴くことができないリスナ
ーにも無限の楽しみを与えた作曲家、ヴァイオリニスト、クライスラー。この
アルバムは彼の1904年と1910年に録音された小品集です。まだ制約の多かった
「音盤への記録」をものともせず、自らの芸術を克明に記録し続けたクライス
ラーの偉業はどんな言葉においても賛美しきれるものではありません。

8.112055
クライスラー完全録音集第2集
1.クライスラー(1875-1962):クープランの様式による気取った曲/2.クライス
ラー:ディッタースドルフの様式によるスケルツォ/3.クライスラー:ディッタ
ースドルフの様式によるスケルツォ(テイク違い)/4.クライスラー:ボッケリ
ーニの様式によるアレグレット/5.クライスラー:ウィーン奇想曲 Op.2/6.
クライスラー:中国の太鼓 Op.3/7.クライスラー:愛の悲しみ/8.クライスラ
ー:愛の喜び/9.コットン:歌-瞑想/10.チャイコフスキー:ハプサールの想い
出より「無言歌」/11.ブラームス(1833-1897)(ヨアヒム編 ):ハンガリー舞曲
第5番/12.クライスラー:クープランの様式によるルイ 13世の歌とパヴァーヌ
/ 13.J.S.バッハ(1685-1750):パルティータ第3番より「ガボット」/ 14.ク
ライスラー:クープランの様式によるプロヴァンス朝の歌/15.クライスラー:
クープランの様式によるプロヴァンス朝の歌(テイク違い)/16.クライスラー:
カルティエの様式によるシャス/17.グルック(1714-1787):精霊の踊り/ 18.
クライスラー:美しきロスマリン/19.クライスラー:マルティーニの様式によ
るアンダンティーノ/20.クライスラー:クープランの様式によるルイ 13世の
歌とパヴァーヌ/ 21.J.S.バッハ:パルティータ第3番より「ガボット」/ 22.
クライスラー:愛の悲しみ/23.タウンセンド:子守歌/24.コットン:歌-瞑想
※9.10.13.21.24…クライスラー編曲
演奏:フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)/ハドン・スカイア(ピアノ)…
1-16/ゲオルゲ・ファルケンシュタイン(ピアノ)…17-24
1911年11月6日ロンドン、グラモフォン・カンパニー… 1-16
1912年12月18.23日ニューヨーク、ビクター・トーキング・マシン・カンパニ
ー…17-24
1911年の終わり頃に、クライスラーはロンドンで最初の録音を行いました。当
時のイギリスで彼の人気は凄まじいものがあり、人々は挙ってクライスラーの
演奏に聴き惚れたのです。ウィーン、ベルリンでも華々しく活躍、時にはアメ
リカへも演奏旅行に出かけ、魅惑的な小品を披露していました。この録音はロ
ンドンとニューヨークでの演奏を収録したもので、バッハやチャイコフスキー
の小曲を始め、自作を含めたプログラムが当時の人気を伝えています。




<CAPRICCIO>
C7020 \2450
ハイドンに捧ぐ18のピアノ・トリオ
CD1:1.クランマー :…光と…/2.ウールリッチ:夜は続かないだろう/3.葉
小鋼(1955-):ピアノ三重奏曲/4.ドーデラー(1969-):ピアノ三重奏曲第2番
DWV52/5.ボンガニ・ンドダナ=ブリーン(1975-):2つのングニ舞曲/6.ホセ
・M・サンチェス=ベルドゥ(1968-):ヘッカン II「トリオ IV」/CD2:1.ボル
コム(1938-):序奏とロンド-ハイドン・ゴー・シーク/ 2.エヴァーハーツ
(1971-):ハイドントリオ/3.柿沼唯(1961-):花月/4.フォンティン(1930-):
私の愛しいヨーゼフよ/5.ホドル:ハイドン/6.イレーシュ:トルソ VI/CD3:
1.シフリン(1932-):悲歌と瞑想曲/2.シュネーベル(1930-):ハイドン・デス
ティレイト/ 3.シェドルベルガー:塗りすぎ I Op.20/4.カッツ=チェルニ
ン(1957-):カリオペ・ドリーミング/5.ジョラス(1926-):ああ、ハイドン/
6.ハルニック (1970):影と亀裂
演奏:アイゼンシュタット・ハイドン・トリオ
1909年のヨーゼフ・ハイドン没後 100周年の際には、6人のフランス人作曲家、
ラヴェル、ドビュッシー、デュカス、アーン、ダンディ、ヴィドール・・・
によって、ハイドンを讃える音楽が書かれ、盛大な記念行事が催されたので
した。さて、2009年のハイドン没後200年を記念するこのプロジェクトは、世
界中から才能ある作曲家たちが偉大なる天才のために曲を捧げています。彼
らの出身国を見てみますと、オーストリアから6人、他のヨーロッパから6人、
アメリカ、オーストラリア、中国、日本、南アフリカ、そしてアルゼンチン
からの6人。と何とも多彩な人選です。各々の国の風情を湛えつつ、様々に形
を変えたハイドンの音楽は、オリジナルの素晴らしさを彷彿させながらも、
限りない可能性を聴き手の前に提示します。曲の長さはどれもが6-7分にまと
められていて、作曲家たちの個性も巧みに生かされているのです。名手、ア
イゼンシュタット・ハイドン・トリオの目の覚めるような力量にも唖然とす
ることでしょう。現代音楽がちょっと苦手な人でも、心の底から楽しんでい
ただける好企画です。

C5002(SACD-Hybrid) \2450
シュニトケ(1934-1998):映画音楽集第4集
1-6.映画音楽「スポーツ、スポーツ、スポーツ」組曲(編曲: F.シュトローベ
ル)/7-15.映画音楽「歯科医の冒険」組曲(編曲: F.シュトローベル)
演奏:ベルリン放送交響楽団/フランク・シュトローベル(指揮)
録音:2004年2月26-27日…1-6, 2005年5月25-27日…7-15
当時の作曲家たちの例にもれず、シュニトケも1960年代前半から1980年代ま
では、とにかくサウンド・トラックを書いていました。その数およそ60作品!
しかし、そのほとんどはKGBの手で葬り去られてしまい、現在では、このシュ
トローベル編のような、他の作曲家が編曲した物を聴くことで、当時を推測
する他なくなってしまったのは残念なことです。ここに収録された2曲のサウ
ンド・トラックはどちらも名監督エレム・クリモフの映画で、「スポーツ」
は何とも古典的な人を食った感じの曲が並びます。妙になまめかしいメヌエッ
トや、いかにもドキュメンタリーチックな緊迫感溢れる音楽(スパイ映画にも
あいそう)です。興味深い曲ばかりです。「歯科医」はもっと古典的な音楽で
す。フィナーレのお気楽過ぎるメロディは、逆に郷愁を誘います。

C5020 \2450
ライマン(1936-):作品集
1.カントゥス(2005)/2-5.オレア(2006)/6.ソロ(2006)/7.…影は無き
(2005-2006)/8.アリエッタ(2002)
演奏:モイチャ・エルトマン(ソプラノ)…2-5.7/イェルク・ヴィトマン(クラ
リネット&バセット・クラリネット )…1.6.7.8/アクセル・バウニ(ピアノ)
…7/西ドイツ放送交響楽団…1/ペーター・ルンデル(指揮)…1
録音:2007年2月6日ケルン・フィルハーモニー… 1, 2007年3月6日、7月30日、
10月24日WDR放送、ビスマルク・ザール…2-8
難解な作品で知られる(しかしファンの多い)アリベルト・ライマンの 2つの
歌曲集、そしてクラリネットのための作品集です。これらの作品には全て
「愛、呼吸、死への熟考」がライトモティーフとして散りばめられています。
クラリネットの官能的で刺激的な音色による感情の吐露は、そのままソプラ
ノの高音のひりつくような響きに同化します。まるで寒風吹きすさぶ中に置
き去りにされたかのような不安、そして時にやってくる甘美な瞬間、これが
たまらない「オレア」はまさに16分間の夢旅行です。一度はまると抜け出せ
ない不可思議な世界へようこそ。

C7039 5枚組 \3050
グレート・ショパン・パフォーマンスショパン・コンクールの覇者たち
CD1.
1.ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11/2.ワルツ第2番変イ長調「華麗なるワル
ツ」 Op.34-1/3.夜想曲第16番変ホ長調 Op.55-2/4.エチュード Op.10-1/
5.エチュード Op.10-10/6.スケルツォ第3番嬰ハ短調 Op.39
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団…1
ヴィトルド・ロヴィツキ(指揮)…1
CD2.
1.ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調「葬送行進曲」 Op.35/2-5.24の前奏曲集
より 21.22.23.24番/6.エチュード Op.10-8/7.マズルカ第36番 Op.59-1/
8.マズルカ第37番 Op.59-2/9.マズルカ第38番 Op.59-3/10.バラード第2番
ヘ長調 Op.38
イーヴォ・ポゴレリチ(ピアノ)
CD3.
1.ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21/2.即興曲第3番変ト長調 Op51/3.前奏曲
第25番嬰ハ短調 Op.45/4.バラード第1番ト短調 Op.23/5-10.24の前奏曲集
より 13.14.15.16.17.18番
アダム・ハラシェヴィチ(ピアノ)…1-4
スタニスラフ・ブーニン(ピアノ)…5-10
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団… 1
カジミエシュ・コルト(指揮)…1
CD4.
1.マズルカ第32番嬰ハ短調 Op.50-3/2.夜想曲第13番ハ短調 Op.48-1/3.ポ
ロネーズ第5番嬰ヘ短調 Op.44/4.ワルツ第1番変ホ長調「華麗なる大ワルツ」
Op.18/5.ポロネーズ第4番ハ短調 Op.40-2/6.幻想即興曲嬰ハ短調 Op.66/
7.ポロネーズ第3番イ長調「軍隊ポロネーズ」 Op.40-1/8.マズルカ第18番
ハ短調 Op.30-1/9.マズルカ第19番ロ短調 Op.30-2/10.マズルカ第20番
変ニ長調 Op.30-3/11.マズルカ第21番嬰ハ短調 Op.30-4
マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)…1-3
ハリーナ・ツェルニー=ステファンスカ(ピアノ)…4-7
ケマル・ゲキチ(ピアノ)…8-11
CD5.
1.エチュード Op.25-6/2.ポロネーズ第6番変イ長調「英雄ポロネーズ」
Op.53/3.マズルカ第14番ト短調 Op.24-1/4.マズルカ第15番ハ長調 Op.24-2
/5.マズルカ第16番変イ長調 Op.24-3/6.マズルカ第17番変ロ短調 Op.24-4
/7.夜想曲第3番ロ長調 Op.9-3/8.エチュード Op.10-5「黒鍵」/9.エチュ
ード集 Op.25-10/10.スケルツォ第1番ロ短調 Op.20/11.スケルツォ第2番
変ロ短調 Op.31
ウラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)…1.2
ジャン=マルク・ルイサダ(ピアノ)…3-6
クシシュトフ・ヤブウォンスキ(ピアノ)…7-10
ユーヴァル・フィッチマン(ピアノ)…11
以前、他のレーベルからも出ていて大好評だった「ショパン・コンクール」
での入賞記念演奏を集めた5枚組です。若きアルゲリッチやポゴレリッチ、ポ
リーニ、アシュケナージらの熱演が詰まった絶妙のBOXです。そう言えば、
昔「 CD.5のトラック2に収録されている「英雄ポロネーズ」は、アダム・ハ
ラシェヴィッチのものではないか?」という疑惑も出ていたようでしたが(確
かに現在の穏健な解釈とは随分違います)、この時の批評に「わずか18歳のア
シュケナージによる6分を切る快速演奏」とあり、ハラシェヴィッチのもので
はないということで決着が付きました。そんな臨場感溢れる演奏が次々と楽
しめるのです。
(尚、CD2の 7-10までの本体表記に誤りがありますことをご了承ください。)

C5045 \2450
ダッラピッコラ(1904-1975):ピアノ作品集
1-6.ミュリエル・クーヴルーのための小協奏曲/7-10.パガニーニのカプリッ
チョによるカノン風ソナチネ/ 11-13.バレエ音楽「マルシア」からの3つの
エピソード/ 14-24.アンナリベラの音楽帳/ 25-26.オーケストラのための
2つの小品
演奏:ピエトロ・マッサ(ピアノ)
ベルリン放送交響楽団/ペーター・ヒルシュ(指揮)
録音: 2009年10月2-3日ベルリン PBBゼンデザール… 1-6.25-26,
2009年7月20-21日スタジオ・ゲルトナーシュトラッセ…7-24
イタリアの現代作曲家ダッラピッコラのピアノ作品集です。WIKIで彼の項を
調べると「抒情詩調の十二音音楽の作曲で知られる」とありますが、実際こ
れはどんな音なのでしょう?イタリアに初めて十二音の技法を持ちこんだと
される彼の作品ですが、これは予想以上に美しく聴きやすいものです。小協
奏曲ではどこか懐かしい音色が耳に残りますし、「パガニーニ」では神秘的
ですらあります。これらはまだ十二音技法を使っているとは言い難い作品で
はありますが、当時としてはかなり先進的だったことは間違いないでしょう。
それ以降にかかれた 3つの作品は、すっかり現代的な響きを纏ったもので、
この6-7年に一体何があったのだろう?と想像するのも楽しいかもしれませ
ん。ピアニストのピエトロ・マッサの説得力に満ちた、こなれた演奏でお聴
きください。

C5040(SACD-Hybrid) 2枚組 \2450
ロベルト・シューマンを巡って
CD1:1-4.R.シューマン(1810-1856):ヴァイオリン・ソナタ第3番イ短調
WoO 27/5-7.R.ヴァイオリンとピアノのための3つのロマンス Op.94(J.ドラ
ハイム編)/8.ヨアヒム(1831-1907):ヴァイオリンとピアノのためのロマンス
ハ長調
CD2:1-3.C.シューマン(1819-1896):ヴァイオリンとピアノのための3つのロマ
ンス Op.22/4-6.R.シューマン:ヴァイオリン・ソナタイ短調 Op.105/7-10.
R.シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調
演奏:グドルン・シャウマン(ヴァイオリン)…1731年ストラディヴァリ、
クレモナ/クリストフ・ハンマー(フォルテピアノ)
録音 2009年6月ウィーンカジノ、バウムガルテン
ロベルト・シューマンと彼を巡る人々たちの作品をピリオド楽器で演奏する
というファン垂涎の 1枚の登場。妻クララ、ヨーゼフ・ヨアヒム、そしてク
ララの異父兄バルギールと、興味深い取り合わせです。ここにブラームスの
作品を入れれば、また違った味わいになるのでしょうが、「シューマンを巡
る環」としてなら、これで完結させるのが一つのやり方なのでしょう。1731
年製のストラディヴァリのクレモナの音色は、高雅さの中に甘さを備えたも
ので、時としてすすり泣くかのような表現力には、またモダンの楽器とは違
った愛おしさがあります。名手クリストフ・ハンマーの奏でるフォルテピア
ノの美しい音色も、シャウマンの見事な演奏に華を添えます。また、CDには
表記がありませんが、SACDハイブリッドの高音質盤です。シューマンの音楽
の持つ暖かく湿った香り高い空気を、部屋いっぱいに放ってみたい1枚です。

C7024 10枚組 \3450
モーツァルト(1756-1791):セレナード&ディヴェルティメント集
CD1:1.ディヴェルティメント第17番 K334/2.ザルツブルクシンフォニー第3番
ヘ長調 K138(125C)
CD2:1.セレナード第13番ト長調「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」 K525
/2.ザルツブルクシンフォニー第2番変ロ長調 K137(125b)/ 3.ザルツブルク
シンフォニー第1番ニ長調 K136(125a)/4.セレナーデ第6番ニ長調「セレナー
タ・ノットゥルナ」 K239
CD3:1.カッサシオント長調 K63/2.カッサシオン変ロ長調 K99(63a)/3.アダ
ージョとフーガハ短調 K546
CD4:1.ディヴェルティメントヘ長調 K247/2.ディヴェルティメントニ長調
K241
CD5:1.ディヴェルティメント変ロ長調 K287(271H;1777)/2.ディヴェルティ
メントニ長調 K205(167A;1773?)
CD6:1.セレナードニ長調「アントレッター」K185(167a)/2.5つのコンチェル
タンテ K609(713)/3.ノットゥルノニ長調 K286
CD7:1.ディヴェルティメントニ長調 K131/2.音楽の冗談ヘ長調 K522/3.ディ
ヴェルティメント変ホ長調 K113
CD8:1.行進曲ニ長調 K249/2.セレナーデ第7番ニ長調「ハフナー・セレナー
デ」 K250/3.行進曲ニ長調 K249・・・もう一度繰り返して
CD9:1.行進曲ニ長調 K237/2.セレナーデ第4番ニ長調 K203/3.コントルダン
ス K610/4.6つのメヌエット K164/5.コントルダンス K123/6.自動オルガ
ンのための幻想曲 K608
CD10:1.行進曲ニ長調 K62/2.セレナーデ第1番ニ長調 K100/3.4つのコント
ルダンス K101/4.行進曲ニ長調 K215/5.セレナーデ第5番ニ長調 K204
演奏:ザルツブルク・モーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ/
シャンドール・ヴェーグ(指揮)
超名演として知られる、ヴェーグのモーツァルト「セレナーデとディヴェル
ティメント集」がスリムBOXになって再登場です。ヴァイオリニストであり、
指揮者でもあった巨匠シャンドール・ヴェーグは、数々の名録音で知られま
すが、何と言ってもこのモーツァルトの集大成については、右に出る者はい
ないのではないでしょうか?優雅さと品の良さはもちろんのこと、どこかお
っとりとした音楽の流れは、モーツァルトを演奏する喜びを全身全霊でもっ
て示してくれているかのようです。CD8は、慣例に沿って「ハフナー・セレナ
ード」の前後に K249の行進曲が奏されます。これは楽団員たちの入場、退場
を表したもので、何とも微笑ましい曲順と言えるでしょう。また K137は第1
楽章と第2楽章を入れ替えることで、他の曲と同じ「早い・ゆっくり・早い」
の順番に整えてあります。こうしてまとめて聴いてみると、やはり弦楽器に
は“ニ長調”という明るい響きがあうのだな。と感じてしまうかもしれま
せん。

C5039 \2450
スラブの魂-チャイコフスキー、ラフマニノフ、リムスキー=コルサコフ、
ムソルグスキー歌曲集
《チャイコフスキー(1840-1893)》/1.私の守り神、私の天使、私の友/2.
私は窓を開けた Op.63-2/3.騒がしい舞踏会の中で Op.38-3/4.ただ憧れを
知る者だけが Op.6-6/5.それは早朝のことだった Op.38-2
《ラフマニノフ(1873-1943)》6.いや、お願いだ、行かないで Op.4-1/7.私
はあなたを待っている Op.14-1/8.何という苦しさ Op.21-12/9.夜の静けさ
に Op.4-3/10.私はすべてを奪われた Op.26-2
《リムスキー=コルサコフ(1844-1908)》/11.静かなる夕べのとばりがおり
ると Op.4-4/12.高嶺に吹く風もなく Op.43-2/13.たなびく雲は薄くなり
Op.42-3/14.清くかぐわしいあなたの立派な花環 Op.43-3/
《ムソルグスキー(1839-2891)》歌曲集「子ども部屋」 (15.ばあや、お話し
て /16.部屋の片隅に/17.かぶと虫/18.お人形を持って /19.おやすみ前の祈
り/20.猫の船乗り/21.木馬に乗って?/22.エリョームシカの子守歌/23.ゴパ
ーク
演奏:ゾルヤーナ・クシュプラー(メゾ・ソプラノ)
オレナ・クシュプラー(ピアノ)
録音: 2009年8月18日-20日ベルリン、ゲルトナーシュトラッセ
ドイツ・リートとは全く違う世界観を有するロシアの歌曲たち。これらは、
聴き手の心を直接揺り動かし、極めて素朴な感情を沸きあがらせるのです。
チャイコフスキーの甘き慕情、ラフマニノフの疼くような痛みを伴った感傷、
リムスキー=コルサコフの歌に吹きすさぶ風の音、そしてムソルグスキーの
優しい愛撫。この蕩けるように美しい歌たちには、確かに狂おしいまでの魅
力があるようです。ここで演奏するのは、双子のクシュプラー姉妹です。メ
ゾ・ソプラノのゾルヤーナ、ピアノのオレナ、2人はウクライナに生まれ、
母親から最初の音楽の手ほどきを受けました。各々違う道を歩みつつも、こ
のような共演では見事なまでに息のあった名演を披露してくれます。

C7045 6枚組 \1750
オペラ BOX
CD1-2.(C51204)
ヴェルディ(1813-1901):椿姫
ルチア・アリベルティ(ソプラノ)
ペーター・ドヴォルスキー(テノール)
レナート・ブルゾン(バリトン)他
藤原歌劇団
東京フィルハーモニー管弦楽団
ロベルト・パーテルノストロ(指揮)
CD3-4.(C51198)
ヴェルディ:アイーダ
ユリア・ヴィーナー=チネシェワ(ソプラノ)
ニコラ・ニコロフ(テノール)
アレクサンドリア・ミルシェワ(メゾ・ソプラノ)他
ソフィア国立歌劇場管弦楽団&合唱団
イヴァン・マリノフ(指揮)
CD5-6.(C51183)
ビゼー(1836-1875):カルメン
アレクサンドリア・ミルシェワ(メゾ・ソプラノ)
ニコラ・ニコロフ(テノール)
リリアナ・・ヴァッシレワ(ソプラノ)
ニコラ・ギウセレフ(バス)他
ソフィア国立歌劇場管弦楽団&合唱団
イヴァン・マリノフ(指揮)
分売でも大好評を博している3つのオペラをまとめてお聴きいただくという
BOXセットです。日本の大御所、藤原歌劇団、かたや名歌手の宝庫、ブルガリ
アのソフィア国立歌劇場。と出演者たちも申し分ありません。最近ブルック
ナー指揮者として脚光を浴びたパーテルノストロ、オールマイティな才能を
誇るマリノフ、両者の華やかな音作りにも注目。暑い夏の夜、こんなステキ
なオペラを聴きながら過ごすのもいいではありませんか。




<cpo>
777338-2 \2450
フランツ・シュミット(1874-1939):協奏曲集
1.左手ピアノと管弦楽のための交響的協奏曲「ベートーヴェンの主題による
変奏」/2.左手ピアノのための協奏曲変ホ長調
演奏:マルクス・ベッカー(ピアノ)
北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団/大植英次(指揮)
第1次世界大戦で右腕を失ったピアニスト、パウル・ヴィトゲンシュタイン。
豊富な財力と知名度を生かし、当時の名作曲家たちに「左手のための作品」
を依頼したことで知られています。 R・シュトラウス、ブリテン、ヒンデミッ
ト、コルンゴルトなどが求めに応じて作曲しましたが、中でもモーリス・ラ
ヴェルの「左手のためのピアノ協奏曲」は特に有名な作品です。さて、この
アルバムに収録されている 2曲の作品も、同じ目的のために書かれているの
ですが、当時としては、あまりにも先鋭的な作風だったのか、残念なことに
これらはすっかり忘却の彼方に置き忘れられてしまったようです。ここで演
奏しているのは、ベテラン、ベッカー。彼はバッハからリームまで幅広いレ
パートリーを有したピアニストで、この難しい作品を左手のみでニュアンス
たっぷりに表現することに成功しています。大植の指揮も聴きどころです。

777534-2 \2450
ヴィルトゥオーゾ・リコーダー-ドイツ・バロックのリコーダー協奏曲集
1.ファッシュ(1688-1758):リコーダー協奏曲ヘ長調(世界初録音)/2.シック
ハルト(1688-1758):リコーダー協奏曲ト短調/ 3.シャイベ(1704-1758):リコ
ーダー協奏曲変ロ長調/ 4.シュルツェ(1680?-1740):リコーダー協奏曲ト長調
/ 5.グラウプナー (1683-1740):リコーダー協奏曲ヘ長調/ 6.シュトゥリッ
ク(1770?-1740):リコーダー協奏曲ハ長調(世界初録音)
演奏:カペラ・アカデミカ・フランクフルト
ミヒャエル・シュナイダー(リコーダー&指揮)
このCDを聴くと、ドイツ・バロック期にも驚くほどリコーダーが活躍してい
たことに驚くことでしょう。もちろんイタリアではヴィヴァルディが超絶技
巧を駆使した作品を次々と生み出してはいたのですが、ドイツでもこんなに
も素晴らしい作品が書かれていたのです。各々の作曲家の名前の知名度は確
かにあまり高くはありませんが、例えば最近発見されたファッシュのリコー
ダー協奏曲は、この単純な楽器をよくぞここまで歌わせた!と感心する他あ
りません。他の曲も全てドイツ音楽の源流から外れることなく、完膚なきま
での構成を見せつけてくれています。名手シュナイダーの完璧なる技巧は、
これらの曲にさらなる魅力を与えました。まさに「リコーダーの勝利」です。

777473-2 \2450
テレマン(1681-1767):ヴァイオリン協奏曲全集第3集
1.協奏序曲ニ長調 TWV 55:D14/2.協奏序曲イ長調 TWV 55:A7/3.2台のヴァ
イオリンのための協奏曲ト長調 TWV 52:G1
演奏:エリザベス・ウォルフィッシュ(ヴァイオリン&指揮)
スーザン・カーペンター=ジェイコブス(第2ヴァイオリン… 3のみ)
ウォルフィッシュ・バンド
第1集、第2集ともに好評を博しているテレマンのヴァイオリン協奏曲集の第3
集です。このアルバムでは2台の協奏曲など、新たな形式を模索するテレマン
の姿が克明に浮かび上がる選曲となっています。協奏序曲でのソロの扱い方
などは当時としては革新的で、テレマンも楽しんで書いていた様子がうかが
われます。ここでの名手ウォルフィッシュは、彼女自身の楽団である「ウォ
ルフィッシュ・バンド」を結成し、より自由に曲の解釈を楽しんでいるよう
です。

777279-2 \1700
マルクス(1882-1964):ピアノ四重奏による室内楽作品集
1.ラプソディイ長調/ 2.スケルツォニ短調/ 3.バラードイ短調
演奏:オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)/ダニエル・ゲーデ(ヴァイオリン)
ハリオルフ・シュリヒティヒ(ヴィオラ)/ペーター・ブルーンス(チェロ)
ヨーゼフ・マルクスの名前を知っている人は、あまり多くないかも知れません
が、いくつかの管弦楽作品(たとえば「自然三部作」)や、ルネ・フレミング
の名唱によるいくつかの歌曲(たとえば「幸福な夜」)などを一度でも耳にし
たとしたら、この魅力的な作曲家のことを忘れることはないでしょう。もち
ろん今回のアルバムが世に出ることで、この名前を知る人も多いはずです。
ここに収録された3つの作品は1911年頃から書き始められていて、当時ならで
はの濃厚な後期ロマン派の響きに満ちています。どれもピアノ四重奏の形式
を取っていますが、各々には思わせぶりなタイトルが付けられていて聴き手
は思い思いの物語を頭に浮かべて楽しむことができるのです。夢のように美
しい音を聴きたい人にオススメです。

777522-2 \2450
バーディングス(1907-1987):交響曲集第2集
1.交響曲第3番/2.交響曲第10番/3.交響曲第14番「交響的三部作」
演奏:ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団
ダヴィッド・ポルセライン
第1集(777272-2)が静かなブームを呼んだオランダの作曲家バーディングス
(バーディンフスとは読まない)の交響曲集第2集の登場です。ここには、彼の
名声を決定的にした第3番の交響曲が含まれます。1935年にメンゲルベルクに
よって初演され、カール・ベームも愛したこの曲は、彼の作品の中でも最も
多く演奏された交響曲となりました。緊密な対位法、多調性、など聴くべき
ところが多い作品でもあり、すでに作風は完成され尽くしているとも言えそ
うです。後に書かれた第10番や第14番は、若い頃の勢いが薄れたとは言え、
一層緊密に書かれた音の集合体を鑑賞する楽しみに満ちています。

777541-2 2枚組 \4900
ラジオの音楽集第1集
1.エドムント・ニック(1891-1974):
叙情組曲「今の時間に生きる」(1929)(エーリッヒ・ケストナーのテキストに
よる)
演奏:マルクス・ガンゼル(語り&歌)/クリスティアン・グリガス(語り)
/エルケ・コットマイア(語り)
ドレスデン市立オペレッタ管弦楽団&合唱団
エルンスト・タイス(指揮)
児童文学の名作「飛ぶ教室」で知られるドイツの孤高の文学者、ケストナー
のテキストを用いた楽しい音楽劇の登場です。1929年にブレスラウで初演さ
れたラジオ・ドラマです。テキストを提供したケストナーは既にいくつかの
詩を発表し、また音楽を書いたニックも意欲的な作品を書こうと目論んでい
ました。世界恐慌が始まった頃の落ち着かない気分が巧く表現された興味深
い作品です。どこかの国に住む「平均的な男性」シュミット氏の生活を描い
たドラマですが、予想通り、当局に目を付けられたため1933年には上演禁止
となってしまい、戦後、音楽だけが時折演奏されたというものです。言葉が
わからずとも雰囲気は存分に楽しめます。





<BR KLASSIK>
900710 \1750
モーツァルト(1756-1791):作品集
1.フルート協奏曲第 1番ト長調 K313/2.オーボエ協奏曲ハ長調 K314/
3.交響曲第 32番ト長調 K318
演奏:イレーナ・グラフェナウアー(フルート)…1
フランソワ・ルルー(オーボエ)…2
ギュンター・ヴァント(指揮)…1
サー・コリン・デイヴィス(指揮)…2.3/バイエルン放送交響楽団
録音:1981年10月16日… 1, 2001年1月11-12日…2, 1985年6月22日…3
ミュンヘン・ヘルクレスザール
3つの違った雰囲気のモーツァルトをお楽しみください。イレーナ・グラフェ
ナウアーは 1957年スロヴェニアで生まれた女性フルーティストです。彼女は8
歳から音楽を学び、カールハインツ・ツェラー、オーレル・ニコレに師事、ベ
オグラード、ジュネーブ、ミュンヘンの 3つのコンクールで 1等賞を得ました。
1977年から1987年までバイエルン放送響の首席フルーティストとして活躍、ク
ーベリックやデイヴィスの指揮のもと、素晴らしい演奏を数々残しています。
この1981年の録音は、ギュンター・ヴァントが北ドイツ放送交響楽団の首席と
して招聘される前年のもので、厳しい表情を備えたモーツァルトは、このオー
ケストラのディスコグラフィーの中でも特別なものの一つとして大切にされて
います。オーボエのフランソワ・ルルーも1992年から2004年まで、このオーケ
ストラの首席として活躍。2001年のこの演奏は、コリン・デイヴィスとの緊密
な関係を物語るかのような、雄弁な音楽が楽しめます。1985年の交響曲第32番
では、コンパクトな単一楽章の中にイタリア的な明るさを感じさせるところが
さすがデイヴィスです。

900302 \2080
PARADISI GLORIA 21-マリアの祈りに基づく 21世紀の作品集
1.オリオール・クルイサン(1976-):深き淵/2.ゲルト・キュール(1952-):始め
に-瞑想-マニフィカト-終わりに/3.ヨアンナ・ウォズニ(1973-):アーキペル
/4.ヨハンナ・ドーデラー(1969-):サルヴェ・レジーナ
演奏:アンゲリカ・ルツ(ソプラノ)…2/エイドリアン・エレード(バリトン)…2
/マリス・ペーターセン(ソプラノ)…4/バイエルン放送合唱団/ミュンヘン
放送管弦楽団/ウルフ・シルマー(指揮)
録音:2008年2月1日…1, 2008年7月4日…2, 2009年1月30日…3,
2009年5月29日…4 ヘルツ=イエス教会ライヴ録音
どれほど音楽の形態が変わろうとも、神や普遍なる物への敬意は変わることは
ありません。それを認識させてくれる 4つの作品をお聴きください。バイエル
ン放送局から依嘱されたこれらの作品は、すべて「マニフィカト・・・マリア
の祈り」を扱ったものですが、書き手、聴き手によってここまで違った姿で立
ち現れるのです。もちろん、どの曲も世界初演であり、各々の曲の斬新さは他
では類を見ません。オーケストラの激しい咆哮で始まるクルイサンの「深き淵」
にあるのは絶望の中での一筋の救いでしょうか。また、キュールの作品にも破
壊的な音が見え隠れしますが、やはりこれを通り抜けないと救いはないよう
です。ウォズニの作品は「出現した後に生ずる物」という意味でキリスト誕生
の後のマリアを描いているということでしょうか。ドーデラーの作品は、最も
宗教曲として心にしみるものでしょう。しかし、その不安に満ちた音は一筋縄
でいかない何かを孕んでいます。これらの演奏困難な作品を易々と形にしてし
まう、バイエルン放送合唱団、ミュンヘン放送管弦楽団、そしてソリストたち、
指揮者ウルフ・シルマー。彼らの見事な才能に酔い痴れてください。




<LPO>
LPO-0046 \2100
エルガー(1857-1934):海の絵&交響曲第1番
1-5.海の絵 Op.37<海の子守歌/港で/安息日の朝の海 /サンゴ礁のあるところ
/泳ぐ人>/6-9.交響曲第1番変イ長調 Op.55
演奏:ジャネット・ベイカー(コントラルト)…1-5
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴァーノン・ハンドリー(指揮)
録音:1984年2月23日サウスバンク・センターロイヤル・フェスティヴァル・
ホールライヴ録音
ロンドン交響楽団とエルガーは特別に親密な関係で結ばれていて、「エルガー
のオーケストラ」とさえ呼ばれています。また、2008年に逝去した名指揮者
ヴァーノン・ハンドリーも、このオーケストラにとって特別の存在であり続け
ました。1984年のエルガー没後50年を記念して計画されたコンサートにハンド
リーが登場することは、まさに自然の選択であったわけです。イギリス歌曲の
最良の解釈者であるジャネット・ベイカーを迎え、彼女の深く愛に満ちた歌に
よる「海の絵」で始まったこのコンサート(この曲は、5枚組のBOXである
LPO0016に収録 )、ハンドリーによるゆったりとした歩みで始まる交響曲第1番
を聴くことで、一層の興奮を手にすることができるでしょう。




<TOCCATA>
TOCC0063 \2450
アルジャーノン・アシュトン(1859?-1937):ピアノ作品集第 1集
1-2.夜想曲とメヌエット Op.39/3-6.ピアノ・ソナタ第 8番ヘ長調 Op.174/
7-10.4つのバガテル Op.79/11-14.ピアノ・ソナタ第 4番ニ短調 Op.164
演奏:ダニエル・グリーンウッド(ピアノ)
録音:2008年2月2-3日サフォークオールド・グラナリー・スタジオ
1869年にイギリス、ダーラムで生まれたアシュトンは、数多いイギリスの作曲
家の中でもほとんど知られていません。ピアノ音楽を多数書いたとされます。
最近になってようやく数曲のピアノ・ソナタが録音されたようです。彼の作品
の全貌を知るにはまだまだ時間が必要なのでしょう。そんな彼の音楽は、豊か
な旋律に満ちた魅力的なものです。比較的初期の作品である「夜想曲とメヌエ
ット」での湧き上がるような喜びの歌、晩年の作品であろうピアノ・ソナタで
のブラームス風な響き。など興味深い作品が並びます。評論家バウトンは、彼
の音楽についてこのように書いています。「空想の世界でヒバリが喜びに声を
震わせて歌うように、アシュトンは音楽に気持ちを注ぐ」・・・聴き手の心に
も翼をもたらす美しい曲ばかりです。

TOCC0107 \2450
ザーロモン・ヤーダスゾーン(1831-1902):ピアノ三重奏曲集
1-3.ピアノ三重奏曲第 1番ヘ長調 Op.16/4-7.ピアノ三重奏曲第 2番ホ長調
Op.20/8-10.ピアノ三重奏曲第 3番ハ短調 Op.59
演奏:シリウス三重奏団 (メンバー)
エリザベス・クーニー(ヴァイオリン)/ジェーン・コーズ=オハラ(チェロ)/
ボビー・チェン(ピアノ)
録音:2009年3月14-15日コールドウォルザム、チャンプス・ホール
ヤーダースゾーンは、ブレスラウのユダヤ人一家の元で生まれました。当時は
メンデルスゾーン家が代表するように、ユダヤ人は高い学歴と家柄を誇ってお
り、彼もその例外ではありませんでした。彼はライプツィヒでモシェレスにピ
アノを学んだ他、ワイマールでは個人的にリストと学ぶなど、当時の最高の音
楽教育を身につけました。その後、ディーリアスやブゾーニ、グリーグらを教
えるなど教師としても尊敬される生涯を送ります。またユダヤの音楽を積極的
に広め、シナゴーグ(ユダヤの教会)では合唱音楽などにも力を注ぎました。彼
の音楽は古典的で上品な味わいを持ち、メンデルスゾーンからシューマンに至
るロマン派の特性を存分に備えています(とはいえ、1880年に書かれた第3番の
トリオは、かなり悲痛な面持ちで始まります )。全体に漂う儚げで甘い旋律に
耳を奪われる人も多いのではないでしょうか。

TOCC0082 \2450
アナトール・リャードフ(1855-1914):ピアノ作品全集第 1集
1-14.ビリュールキ Op.2/15-20.6つの小品 Op.3/21-24.アラベスク Op.4/
25.練習曲 Op.5/26.即興曲 Op.6/27-28.2つの間奏曲 Op.7/29-30.2つの間
奏曲 Op.8/31-32.2つの小品 Op.9/33-35.3つの小品 Op.10/36-38.3つの小
品 Op.11
初録音…17.19.20.21.22.23.26.27.29.30.32. デジタル初録音…25
演奏:オルガ・ソロヴィエヴァ(ピアノ)
録音:2005年12月29日…1-16.21.23, 2008年4月21-23日…17-20.22.24-38
モスクワ劇場コンサート・ホール
交響詩「バーバ・ヤガー」「キキーモラ」「魔法にかけられた湖」などの色彩
感豊かな管弦楽作品で知られるリャードフには、実は膨大な量のピアノ作品が
あります。とはいえ、それらはほとんど白日の下にさらされることはなく、か
ろうじて「オルゴール(音楽のたばこ入れ・音楽の玉手箱 )」が知られる程度
でしょうか。彼の作品にはショパンやシューマンの影響が濃厚に漂っています
が、そこは表題音楽を得意としただけあって、単なる「即興曲」というタイト
ルの曲でも、実に物語性に満ちた感情に直接訴えかけるような見事な作品とな
っています。またロシアの民俗音楽に由来した哀愁漂う旋律も魅力的。ピアノ
好きなら一度は聴いていただきたいアルバムです。

<TESTAMENT>
JSBT2 8456 2枚組 \2950
マーラー:交響曲第2番《復活》
Disc 1 交響曲第2番(全曲)Mono
Disc 2 交響曲第2番(全曲)アンビウント・マスタリング
日本語解説付き
イローナ・シュタイングルーバー(ソプラノ)
ヒルデ・レッスル=マイダン(メッゾ・ソプラノ)
アカデミー室内合唱団
ウィーン交響楽団
指揮:オットー・クレンペラー
録音:1951年5月18日 ウィーン (ライヴ) (ORF録音)
モノラル録音
クレンペラーがVOXへのセッション録音をした後、彼自身の希望によりマーラ
ー没後40年記念としてムジークフェラインで行った記念碑的なコンサート・ラ
イヴ音源。鮮やかなリマスタリングがなされ、モノラルとアンビエント・サウ
ンドの2種でマーラー生誕150年を祝います。
※解説書より抜粋
デア・アーベント紙のクルト・ブラウコプフはクレンペラーの解釈によるこの
作品のパワーに圧倒されたようだ。「クレンペラーは《復活》という作品の中
に生きていた。本物の感性により完全に再生された芸術だった。第一楽章とい
う記念碑的建造物は、情熱の炎で焼かれた煉瓦で構築されており、作品全体の
複雑な設計図を示していた。民族音楽に起源をなす中間楽章での小生意気、辛
辣かつロマンティックで純真な一面は、偉大な無神論者マーラーが確かに表現
しようとしたものである。最終楽章においては、クレンペラーは見事に死から
の復活を完遂する。もはやブルーノ・ワルターの大家らしい解釈との比較など
は無意味といってよい。粗く洗練されていない単純素朴な方法で、クレンペラ
ーはワルターと並び、マーラー信者たちの使徒と称されたのである。」




<ACCORD>
4803761 \2180
アンリ・ドマルケット/オリヴィエ・グレフ:アダムの罪によりて
1.チェロ協奏曲《アダムの罪によりて》
2.ソナタ・ド・レクイエム(チェロとピアノのための)
アンリ・ドマルケット(チェロ)
ジョヴァンニ・ベルッチ(2:ピアノ) 
フランス国立管弦楽団(1) 指揮:ジャン=クロード・カサドシュ(1)
録音:2009年 フランス(1:ライヴ)、
2010年 スイス(2)
1950年にパリに生まれ、2000年に同地で急死した作曲家&ピアニスト、オリ
ヴィエ・グレフの両親はポーランド人で、医師だった父親はアウシュヴィッツ
からの生還者でもありました。早くから才能を示した彼は、パリ音楽院とジュ
リアード音楽院に学び、ベリオにも師事しましたが、その作風は機能和声や旋
法を大切にしたもので、当時の現代音楽の主流だった無調音楽に向かうことは
ありませんでした。ショスタコーヴィチやブリテンに傾倒しながら、独自の音
楽世界を守り続けた彼は、やがてメータ、ダルベルト、パスキエ、カプソンと
いった名演奏家たちから高評価を受け、現在は彼の財団やアパックス社から
様々な作品が出版されています。ここに収録されたチェロ協奏曲は、作曲者が
名手ドマルケットのために書いた作品ですが、演奏者のたっての希望により、
この度、没後10年に待望の世界初録音が行われました。また、カップリングの
「ソナタ・ド・レクイエム」は、1979年に書かれたチェロとピアノのための作
品で、1992年に現在の形への改訂が行われています。




<MD+G>
93716316(SACD-Hybrid) \2950
フランツ・シュミット:
1.交響曲第4番
2.歌劇《ノートルダム》間奏曲
ボン・ベートーヴェン管弦楽団
指揮:シュテファン・ブルーニエ
録音:2010年1月28-29日 ベートーヴェンホール、ボン
ライヴ録音
デビュー盤のシェーンベルク作品集が好評を博したブルーニエ&ボン・ベート
ーヴェン管の最新盤は、瑞々しく洗練された作風で20世紀前半のウィーン音楽
界を牽引したフランツ・シュミットのライヴ録音。彼が一人娘の追悼のために
書いた美しくも悲しい交響曲第4番と、彼の最高傑作の一つに数えられる豊麗
で輝かしい歌劇《ノートルダム》間奏曲のカップリングです。作品のロマン
ティックな魅力を余すところなく引き出したブルーニエの見事な手腕の数々
を、SACDの高音質でたっぷりお楽しみください。

61415532 \2080
パッヘルベル:鍵盤作品集 Vol.1
1.前奏曲ニ長調
2.アラブレーヴェ ニ長調
3.幻想曲ト長調
4.トッカータ ト長調(12)
5.第7旋法のマニフィカト
6.トッカータ ト長調(14)
7.リチェルカーレ ハ長調
8.パルティータ《ああ罪人なる我、何をなすべきか》
9.シャコンヌ ヘ長調
10.コラール前奏曲集
11.組曲ヘ長調
フランツ・ラムル(オルガン:1-10、チェンバロ:11)
録音:2008年5月30-31日聖ペーター教会、フライブルク(1-10)、
2008年9月21-22日ロットa.d.ロット(11)
17世紀後半のドイツで最高のオルガン奏者の一人でもあったパッヘルベルは、
南ドイツと中部イタリアの音楽様式を巧みに融合した作風が特徴です。前作が
好評を博した彼の鍵盤作品集の第2弾では、やはり鬼才コープマンの弟子ラム
ルが、オルガンとチェンバロで奏でて、トッカータ、幻想曲、コラール前奏
曲、組曲など彼の多彩な鍵盤音楽の世界に誘います。前作に続き、フライブ
ルクの聖ペーター教会が誇るジルバーマン・オルガンの名器の美しい音色に
もご注目ください。

34116282 \2080
グラウプナー:管弦楽作品集 Vol.3
1.カノンGWV.218
2.ソナタGWV.707
3.ソナタGWV.711
4.序曲GWV.447
ノヴァ・ストラヴァガンツァ
指揮:ジークベルト・ランペ
録音:2004年1月8日(4)、2004年1月18日(1)バート・アロルセン、
2009年7月6日 マリエンミュンスター修道院(2、3)
好評の裡に着々と進行しているランペ&ノヴァ・ストラヴァガンツァのグラウ
プナーの管弦楽作品集の第3弾。J.S.バッハと同時期にドイツで活躍したクリ
ストフ・グラウプナー(1683‐1760)は勤勉で多産な作曲家で、113曲のシンフォ
ニア、85曲の管弦楽組曲、44曲の協奏曲、66曲のソナタ、8つの歌劇、40曲の
チェンバロのためのパルティータ、40曲の世俗カンタータの、1418曲の宗教曲
など、現存している作品目録だけで約2000曲にのぼります。近年、再評価が著
しい彼ですが、その大きなきっかけとなったのが、ドイツの権威あるエコー・
クラシック賞にも輝いたランペたちの精力的な活動でした。彼の没後260年に
贈る、珠玉の名演の数々をどうぞ。

61316002 \2080
フィリップ・グラス:鍵盤作品集Vol.3
1.同じ動きの音楽(1969)
2.ハウ・ナウ(1968)
3.5番目の音楽(1969)
シュテッフェン・シュライエルマッハー
(エレクトリック・オルガン:1、ピアノ:2、3)
録音:2008年10月2日 マリエンミュンスター修道院
現代音楽のスペシャリスト、シュライエルマッハーによる待望のフィリップ・
グラス(1937-)の鍵盤作品集第3弾。収録されているのは、前作に続き、今回も
オルガンとピアノのための作品で、彼がまだ30代前半だった1968-69年にかけ
ての創作にあたります。初期傑作の一つである《ハウ・ナウ》を含む美しい
名曲をご堪能ください。

60616302 \2080
テオフィル・ライテンベルガー:オルガン作品集
1.オルガン前奏曲《わが心よ、喜びをもって昂揚せよ》
2.オルガン・ソナタ第1番
3.フレスコバルディの主題によるヴィオラとオルガンのための変奏曲
4.パストラーレ
5.オルガン・ソナタ第2番
6.アラベスク
7.オーボエとオルガンのための組曲
8.オルガン・ソナタ第3番
9.オルガン前奏曲《喜びたまえ、天と地よ》
アンドレアス・ジーリング(オルガン) 
ヴォルフガング・ターリツ(ヴィオラ:3) 
ルカ・マリアーニ(オーボエ:7)
録音:2009年10月22-23日(1、2、4-6、8、9)、2010年1月9日(3、7) 
ベルリン大聖堂
テオフィル・ライテンベルガー(1906-96)は、30年に渡って音楽教育と教会音
楽に身を捧げたため、ようやくオルガン作品に全力を傾注できるようになった
のは、それらの仕事から解放された後年になってからのことでした。2005年か
らベルリン大聖堂のオルガニストを務めている名手ジーリングが、そんな彼の
隠れた傑作の世界初録音に挑んだ当盤では、大聖堂の広壮空間ならではの長い
残響にもうまく対処しながら、ライテンベルガー独自野の色彩と魅力をお届け
します。




<Musica Omnia>
MO 210 \1400
ベートーヴェン:室内楽作品集
1.ピアノ三重奏曲第3番ハ短調 Op.1-3
2.アレグレット変ロ長調WoO.39
3.交響曲第2番ニ長調Op.36
(作曲者自身の編曲によるピアノ三重奏曲版)
アトランティス・トリオ
録音:2005年5月23-25日
1792年にウィーンに移り住んだベートーヴェンが、ハイドンに作曲法を師事
していた頃に、記念すべき「作品1」として発表した3曲のうちの最後の曲目
が、伝統と創意が巧みにバランスした「ピアノ三重奏曲第3番」でした。ま
た、カップリングには変ロ長調のアレグレットと、ベートーヴェン自身の編
曲による響曲第2番のピアノ三重奏曲版も収録。ベートーヴェンのピリオド奏
法に精通したアトランティス・トリオの名演でお届けします。

MO 307 \1400
ボワモルティエ:6つのソナタOp.91
1.ソナタ第1番ニ長調
2. 同 第2番ト短調
3. 同 第3番ト長調
4. 同 第4番ホ短調
5. 同 第5番イ長調
6. 同 第6番ハ長調
ダグラス・ワーザン(フラウト・トラヴェルソ)
ウルスラ・デュッチュラー(チェンバロ)
録音:2006年1月
ラモーと並ぶフランス・バロック音楽の旗手だったボワモルティエの代表作
の一つとして知られるフルートとチェンバロのための6つのソナタを完全収
録。名手デュッチュラーの知的なチェンバロに支えられながら、同じく名手
ワーザンの吹くトラヴェルソが、素朴で優雅なひとときを現出する珠玉の1枚
です。

MO 310 2枚組 \2180
シューベルト:室内楽作品集
CD1
1.ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調D.898
2.アダージョとロンド・コンチェルタンテ ヘ長調D.487
3.ノットゥルノ変ホ長調D.897
CD2
1.ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調D.929
2. 同 変ロ長調D.28《ソナタ楽章》
アトランティス・トリオ
デイヴィッド・セルッティ(ヴィオラ)
録音:1994年10月、1995年4月
ここに収録されたシューベルトのピアノ三重奏曲第1番&第2番は、作曲者が
晩年に残した大作で、19世紀前半における室内楽金字塔として多くの人々に愛
されています。メンデルスゾーンとシューマンの同分野の作品にもインスピレ
ーションを与えたこの2曲をはじめとした名曲5曲を、長らく名盤として愛され
てきたピリオド奏法の権威アトランティス・トリオの瑞々しいリマスター盤
でお届けします。

MO 401 2枚組 \2180
キアラ・マルガリータ・コッツォラーニ:作品全集Vol.1
CD1
1.神よ慈悲もてわれを助けたまえ/2.主は言われた/3.主よ、我は心をあげて
/4.主を怖れるものは幸いなり/5.《主の僕らよ、褒めまつれ》第1番/
6.我喜びに満てり/7.主家を建てたもうにあらざれば/8.マニフィカト第1番
/9. 同 第2番
CD2
1.《主の僕らよ、褒めまつれ》第2番/2.諸々の国よ、主を褒め称えよ/
3.おお、主よ、何と良く心地よきことか/4.来たれ、高き海よ/
5.話が聞こえないのか?/6.いざ我ら、主に向かいて/7.グローリア・イン・
アルティシミス/8.マリア・マグダレーナ・スターバト/9.おお善意に満ち、
やさしく恵み深きイエスよ/10.おお、天の民ら
マニフィカト
指揮:ウォーレン・スチュアート
録音:2000-02年
17世紀のイタリア・ミラノで活躍した女流作曲家キアラ・マルガリータ・コッ
ツォラーニの全集第1弾。サンフランシスコのを拠点に活躍するヴォーカル・
アンサンブルのマニフィカトが、《聖母マリアの晩課》や《復活祭ミサ曲》で
も披露した優しく透明な歌声をふたたび披露してくれます。代表作と演奏機会
の稀な作品を巧みに織り交ぜたこの第1弾は、彼女の高い作曲技術と、彼女が
属していたミラノのラデゴンダ修道院の女声合唱団の演奏レベルの高さを、ま
ざまざと聴かせてくれることでしょう。
昨年10月にご案内をしながら長らく未発売だった下記タイトルの商品が入荷可
能となりました。付録CDが無く、2枚組となり、ジャケットも変更されており
ます。

MO 112 2枚組 \2180
J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ全集
CD1
第1番ロ短調BWV.1014/第2番イ長調BWV.1015/第3番ホ長調BWV.1016
CD2
第4番ハ短調BWV.1017/第5番へ短調BWV.1018/第6番ト長調BWV.1017
エミリン・ガイ(ヴァイオリン) 
ペーター・ワッコーン(チェンバロ)
録音:2000年12月13-14日(BWV.1014&1016&1019)、
2001年3月13-15日(BWV.1015&1017-1019a) 
ソニック寺院、ロスリンデール、ボストン
J.S.バッハが残した6つのヴァイオリンとチェンバロのためのソナタは、バロ
ック・トリオ・ソナタの最高峰に君臨する傑作です。作曲から50年後、息子の
カール・フィリップ・エマヌエルによって再評価が行われ、以来今日まで愛さ
れている名曲の数々を、1995年にアムステルダムで行われたロカテッリ・コン
クールの覇者でもあるエミリン・ナジの深い知性と、温かい詩情で描かれた名
演奏でお楽しみください。伴奏者のペーター・ワッコーンが「カペルマイスタ
ーとしてのバッハ」を語ったCDも必聴です。




<ECM>
4763799 \2180
エリッキ=スヴェン・トゥール:《ストラタ》
1.交響曲第6番《ストラタ》(2007)
2.クラリネットとヴァイオリンのための協奏曲《ノエシス》(2005)
イェルク・ヴィトマン(2:クラリネット) 
ノルディック交響楽団 指揮:アヌ・タリ
録音:2007年5月、2009年6月 エストニア・コンサートホール
1959年生まれのエストニアの作曲家エリッキ=スヴェン・トゥールは、キング
・クリムゾン、フランク・ザッパ、イエス、ジェネシスらプログレッシブ・
ロックの影響を強く受けた作風で知られ、ミニマリズム、スペクトル分析、
直線対位法、十二音技法、音響作曲法などを好むことでも知られています。
同郷期待の若き女性指揮者アヌ・タリの指揮でお届けする当盤には、トゥール
の最新動向を伝える2曲を収録。《ストラタ》は、彼女とノルディック響のた
めに書かれた清冽に躍動する作品。カップリングの協奏曲《ノエシス》では、
当レーベルでおなじみのドイツの若き俊英イェルク&カロリン・ヴィトマン
が、精密かつ縦横無尽な掛け合いを聴かせてくれます。

<Brilliant Classics>
BRL 9145 3枚組 \1550
イヴリー・ギトリス(Vln)ヴァイオリン協奏曲名演奏集
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 
ハインリヒ・ホルライザー指揮、ウィーン交響楽団
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番
ヤッシャ・ホーレンシュタイン指揮、ウィーン交響楽団
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 
ハンス・スワロフスキー指揮、ウィーン交響楽団
ベルク:ヴァイオリン協奏曲 
ウィリアム・ストリックランド指揮
ウィーン・プロ・ムジカ・シンフォニー
ヒンデミット:ヴァイオリン協奏曲 
フーベルト・ライヒェルト指揮、ウェストファリアン交響楽団
ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲 
ハロルド・バーンズ指揮、コロンヌ管弦楽団
バルトーク:無伴奏ヴァイオリンソナタSz.117

BRL 9172 6枚組 \3080
Rodrigo Edition Vol.3
ロドリーゴ:声楽曲全集
アナ・マリア・マルティネス(Sop)
アルベール・ギノバール(pf)、他
※ブックレットはCDROMにて収録

BRL 9176 3枚組 \1550
ジョン・ケージ:ピアノ曲集
ジャンカルロ・シモナッチ(pf)
3つの平易な小品、探求、変容、ジャズ・スタディ、三倍ゆっくりと、
アドリブ、独白、オフィーリア、ピアノのための2つの小品、ある風景の中で、
夢、トイ・ピアノのための組曲、7つの俳句、M.C.とD.T.のために、待機、
チープ・イミテーション
サティ(ジョン・ケージ編):
二台ピアノのためのソクラテス ガブリエッラ・モレリ(pf)
ジョン・ケージ:
北のエチュード(ピアノ独奏版、チェロ独奏版、チェロとピアノのための)
マルコ・シモナッチ(Vc)

BRL 9182 4枚組 \2050
バイロン・ジャニス(pf)ピアノ協奏曲名演奏集
ラフマニノフ:
ピアノ協奏曲第3番
アンタル・ドラティ指揮、ロンドン交響楽団
ピアノ協奏曲第2番 
アンタル・ドラティ指揮、ミネアポリス交響楽団
ピアノ協奏曲第1番
キリル・コンドラシン指揮、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番
キリル・コンドラシン指揮、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
シューマン:ピアノ協奏曲
スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ指揮、ミネアポリス交響楽団
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
ハーバート・メンゲス指揮、ロンドン交響楽団
リスト:
ピアノ協奏曲第1番
キリル・コンドラシン指揮、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
ピアノ協奏曲第2番
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮、モスクワ放送交響楽団
ムソルグスキー:展覧会の絵
ラフマニノフ:前奏曲Op23-6、Op.3-2
シューマン:アラベスク

BRL 9187 \540
ルトスワフスキ:弦楽四重奏曲
ペンデレツキ:弦楽四重奏曲第1番
黛敏郎:弦楽四重奏のためのプレリュード
ジョン・ケージ:4つのパートのための弦楽四重奏曲
ラサール弦楽四重奏団

BRL 93976 \540
G.B.ヴィターリ:ソナタOp.11
ルイジ・コッツォリーノ(Vln)ゼンパーコンソート

BRL 94048 6枚組 \3080
ショパンと同時期に活躍した作曲家たち
Disc. 1
フィールド:ノクターン第1番-第13番、第16番、ホ長調H54f
バルト・ファン・オールト(pf)
使用楽器:ブロードウッド 1823年製
Disc. 2
ショパン:
ノクターン第1番-第6番、第9番、第10番、第17番-第19番、嬰ハ短調
バルト・ファン・オールト(pf)
使用楽器:プレイエル 1842年製
Disc. 3
ショパン:ノクターン第7番、第8番、第11番-第16番、ハ短調
バルト・ファン・オールト(pf)
使用楽器:エラール 1837年製
Disc. 4
プレイエル:ノクターン
カルクブレンナー:ノクターンOp.121-1、2
C.シューマン:ノクターンOp.6-2
ルイ・ルフェビュール=ヴェリー:ノクターンOp.54
E.ウェーバー:ノクターンOp.1
アルカン:ノクターンOp.22、魅惑の小夜曲Op.63-43
グリンカ:ノクターン
マリア・シマノフスカ:ノクターン「さざめき」
ドブジンスキ:ノクターンOp.21-1、2、Op.24-1、2、「別れ」
バルト・ファン・オールト(pf)
使用楽器:エラール 1837年製
Disc. 5
ショパン:
ポロネーズ変イ長調(1821)、ロンドOp.1、マズルカ ト長調(1826)、
変ロ長調(1826)、ポロネーズ変ロ短調(1826)、マズルカ風ロンドOp.5、
3つのポロネーズOp.71、ポロネーズ変ト長調(1829)、
変奏曲「パガニーニの思い出」(1829)、
ベッリーニの歌劇「ノルマ」より「清らかな女神」(ヴィアルド編)
コンスタンティーノ・マストロプリミアーノ(pf)
使用楽器:コンラート・グラーフ 1826年製
Disc. 6
マズルカ:Op.7-1、Op.17-4、Op.24-1、Op.30-3、Op.50-3、Op.59-2
コル・デ・グロート(pf)
使用楽器:プレイエル 1847年製
ウェーバー:ピアノソナタ第3番
ヤン・フェルミューレン(pf)
使用楽器:トレンドリン 1828年製
アルカン:舟歌、プチ・コント
スタンリー・ホッホランド(pf)
使用楽器:プレイエル 1858年製
リスト:超絶技巧練習曲集より「回想」「夕べの調べ」
フレド・オルデンブルク(pf)
使用楽器:エラール 1842年製
バルト・ファン・オールト、
コンスタンティーノ・マストロプリミアーノ(pf)、他

BRL 94059 \540
ヴィヴァルディ:ヴァイオリンとオルガンのための協奏曲
ヴァイオリンとオルガンのための協奏曲RV.541、RV.542、RV.766、RV.767、
ヴァイオリンとオーボエとオルガンとシャリュモーのためのソナタRV.779、
ヴァイオリンとチェロとオルガンのための協奏曲RV.554
ロベルト・ロレッジャン(Org)フェデリーコ・グリエルモ(Vln)
ラルテ・デラルコ

BRL 94068 \540
パーセル:聖チェチリアの祝日の頌歌「たたえよ、輝かしきチェチリアを」
ポール・マクリーシュ指揮、ガブリエリ・コンソート&プレイヤーズ
スーザン・ヘミントン・ジョーンズ(Sop)ティモシー・ウィルソン(C-T)
マーク・ル・ブロック、チャーリー・ダニエルズ、
ジュリアン・ポッジャー(Ten)
チャールズ・ポット、クリストファー・パーヴズ、ピーター・ハーヴェイ(Bs)

BRL 94069 3枚組 \1550
The Genius of DINO CIANI
ディノ・チアーニ(pf)ピアノ名演奏集
ドビュッシー:前奏曲集第1巻、第2巻
シューマン:ノヴェレッテOp.21
ウェーバー:ピアノソナタ第2番、第3番
バルトーク:野外にてSz.81より「夜の音楽」「狩り」

BRL 94071 \540
バロック・アリア集
ジェンマ・ベルタニョッリ(Sop)
アンサンブル・コルディア
ハッセ:「アスタルト」よりシンフォニア
ヘンデル:オラトリオ「時と悟りの勝利」HWV46aより「Una schiera di
piaceri」「Tu del ciel Ministro eletto」、水上の音楽より「メヌエット」、
合奏協奏曲Op.6-6よりアッフェトゥオーゾ、Op.3-2よりアンダンテ、
歌劇「クレタのアリアンナ」HWV.32より「Son qual stanco pellegrino」、
歌劇「ロデリンダ」HWV19より「帰ってきて愛する優しい私の宝よ」、
歌劇「ジュリアス・シーザー」HWV17より「シンフォニア」
ヴェラチーニ:
歌劇「シリアのハドリアヌス帝」より「Quel cor che mi donasti」
(世界初録音)
ヴィヴァルディ:
歌劇「オリンピアーデ」RV.725より「私は快く彼に従った」、
協奏曲RV538より「ラルゴ」
歌劇「狂気のオルランド」RV.727より「La speranza verdeggiando」




<Suona Tigre>
SIG MC001 \2520
ブラームス:交響曲第1番
中島正夫指揮
ヴラツラフ・スコア・オーケストラ
指揮者・中島正夫の内なる音楽史が伝統のサウンドと融合し、堂々たるブラー
ムスが誕生!
ヨーロッパ最高峰の技術を誇るベルリン・テルデックススタジオのトーンマイ
スターによるヴラツラフポーランド放送局大ホールに於いて2006年10月に録音
したものである。堂々たる正攻法のブラームスが録音側からも十分堪能できる
最高傑作となっている。
ライナーノートは日本語をだけでなく英語、ドイツ語等5ヶ国語で表記。
第一楽章冒頭部が流れ出した瞬間「あぁ、ドイツの音だ」と思わずにはいられ
ない…これは紛れもなく"オーケストラの国"ドイツの佳き伝統を継承した、ブ
ラームスに相応しいサウンドだ。― 柴田克彦 ライナーノートより





<WARNER CLASSICS>
WARNER 2564 681622 6枚組 \5550
グラズノフ:交響曲全集
エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮
ソビエト国立交響楽団
ギリシャの主題による序曲第1番、第2番、音楽的絵画「春」Op.34、
「クレムリン」Op.30、交響詩「ステンカ・ラージン」Op.13、
フィンランド幻想曲

WARNER 2564 680820 2枚組 \1350
The Schubert Experience
シューベルト:作品集
漁師の歌D.881b、ピアノ五重奏曲D.667「ます」より、
アレグロ「人生の嵐」D.947、夜と夢D.827、交響曲第3番より、第5番より、
第8番「未完成」より、第9番「グレート」より、即興曲D.899より、
幻想曲D.940より、弦楽五重奏曲D.956より、楽興の時D.780より、
ピアノソナタ第21番D.960、エレンの歌IIIアヴェ・マリアD.839、
水の上の精霊の歌D.714、ミサ曲第2番D.167より、冬の旅D.911より、
弦楽四重奏曲第14番D.810「死と乙女」より、
劇音楽「キプロスの女王ロザムンデ」D.797より
ヴァリアスアーティスツ

WARNER 2564 683219 6枚組 \4580
モーリス・アンドレ(Trp)名演奏集第3集  
ジョリヴェ:トランペット協奏曲第1番、第2番、エプタード(トランペットと
打楽器のための)/トマジ:トランペット協奏曲/シャルル・シャイネ:トラン
ペット協奏曲/ジャン・ユボー:半音階トランペットソナタ/エネスコ:伝説
/ヒンデミット:トランペットソナタ/オネゲル:イントラーダ/レイモン・
ルシュール:コンチェルティーノ/レイモン・ガロワ=モンブラン:サラバン
ドとフィナーレ/アルチュニアン:トランペット協奏曲/プラネル:トランペ
ット協奏曲/ツビンデン:トランペット協奏曲/ランドスキ:トランペット協
奏曲/ダンディ:古風な形式による組曲Op.24/クロル:マニフィカトによる変
奏曲Op.40/ヴェルナー:協奏的組曲Op.48/ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏
曲第1番/ジョルジュ・ドルリュー:Fanfares Pour Tous les Temps、
Ceremonial/ジャン=ミシェル・デュファイ:9 Flashes、カレイドスコープ
/リャードフ:アレグレット-モデラート-アレグレット/グラズノフ:モデラ
ート/ドビュッシー:音楽劇「聖セバスティアンの殉教」よりファンファーレ
/デュカス:「ラ・ペリ」のファンファーレ/シュミット:アントニーとクレ
オパトラOp.69/ルーセル:異教徒の祭典のためのファンファーレ/ジョリ
ヴェ:劇音楽「ブリタニクス」のためのファンファーレより/J.S.バッハ:カ
ンタータより


●WARNER APEX series
WARNER 2564 680788 \680
ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番
イツァーク・パールマン(Vln)
ダニエル・バレンボイム指揮、シカゴ交響楽団

WARNER 2564 680717 \680
シューベルト:歌曲集
エレンの歌III(アヴェ・マリア)D.839、ガニュメートD.544、
ミニョン「君よ知るや南の国」D.321、
ミニョンの歌I「話すようにと言わないで下さい」D.877-2、
ミニョンの歌II「もうしばらくはこのままの姿に」D.877-3、
ミニョンの歌「ただあこがれを知る者だけが」D.877-4、
恋するもののさまざまの姿D.558、野ばらD.257、恋人の近くにD.162、
ますD.550、水の上で歌うD.774、夕映えの中にD.799、セレナードD.889、
君はわが憩いD.776、糸を紡ぐグレートヒェンD.118、
グレートヒェンの祈りD.564、岩の上の羊飼いD.965
バーバラ・ボニー(Sop)ジェフリー・パーソンズ(pf)

WARNER 2564 680715 \680
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
エレーヌ・グリモー(pf)
クルト・ザンデルリンク指揮、シュターツカペレ・ベルリン
Rシュトラウス:ブルレスケ
デイヴィッド・ジンマン指揮、ベルリン・ドイツ交響楽団

WARNER 2564 680397 \680
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番、第2番
マキシム・ヴェンゲーロフ(Vln)
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ指揮、ロンドン交響楽団

WARNER 2564 680395 2枚組 \1050
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲全集
協奏的幻想曲
エリザーベト・レオンスカヤ(pf)
クルト・マズア指揮、ニューヨーク・フィルハーモニック


●WARNER DVD
WARNER 5186 594892(DVD-Video) \3500
WARNER 5186 594909(Blu-ray) \4050
プッチーニ:歌劇「ボエーム」(英語歌唱)
ミゲル・アルト=ベドヤ指揮、イギリス国立歌劇場管弦楽団、他
演出 ジョナサン・ミラー
演奏 アルフィー・ボー、メロディー・ムーア、ローランド・ウッド、
ハナン・アラッター





<Red Note>
RNCD 002 14枚組 \4050
オペラ・コレクション
ルチアーノ・パヴァロッティ(Ten)
ベッリーニ:歌劇「カプレーティとモンテッキ」
ジャコモ・アラガル、マルゲリータ・リナルディ、ワルター・モナケージ
クラウディオ・アバト指揮、ハーグ・レジデント管弦楽団、他
1966年6月30日ライヴ録音
ヴェルディ:歌劇「リゴレット」
レナータ・スコット、コスタス・パスカリス、パオロ・ワシントン
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮、ローマ歌劇場管弦楽団、他
1966年11月19日ライヴ録音
ドニゼッティ:歌劇「ランメルモールのルチア」
レナータ・スコット、ピエロ・カプッチルリ、アゴスティーノ・フェリン
フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ指揮、トリノRAI交響楽団、他
1967年6月30日ライヴ録音
マスネ:歌劇「マノン」(伊語歌唱)
ミレッラ・フレーニ、ローランド・パネライ、アントニオ・ゼルビーニ
ペーター・マーク指揮、ミラノ・スカラ座管弦楽団
1969年6月3日ライヴ録音
ベッリーニ:歌劇「清教徒」
ミレッラ・フレーニ、セスト・ブルスカンティーニ、
ボナルド・ジャイオッティ
リッカルド・ムーティ指揮、ローマRAI交響楽団、他
1969年7月8日ライヴ録音
プッチーニ:歌劇「ボエーム」
ミレッラ・フレーニ、セスト・ブルスカンティーニ、ニコラ・ギュゼレフ
トーマス・シッパース指揮、ローマRAI交響楽団、他
1969年7月17日ライヴ録音
ヴェルディ:歌劇「ルイザ・ミラー」
モンセラート・カバリエ、ピエロ・カプッチルリ、カルロ・ザルド
ジャンアンドレア・ガヴァッツェーニ指揮、ミラノ・スカラ座管弦楽団、他
1976年5月12日ライヴ録音

<東武レコーディングズ>
TBRCD0008-2 4枚組 \8400
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
(1)交響曲第34番、
(2)ピアノ協奏曲第21番
(3)交響曲第35番「ハフナー」
(4)交響曲第36番「リンツ」
(5)交響曲第38番「プラハ」
(6)交響曲第39番
(7)交響曲第40番
(8)交響曲第41番「ジュピター」、
(9)歌劇「フィガロの結婚」序曲
朝比奈隆(指揮)
倉敷音楽祭祝祭管弦楽団、
(2)江尻南美(ピアノ)
録音:(1)(2)1995年3月21日、(3)1994年3月27日、(4)1993年3月23日、
(5)1992年3月24日、(6)1991年3月24日、(7)1990年3月25日、
(8)(9)1989年3月19日
全て倉敷音楽祭(倉敷市民会館大ホール)に於けるデジタル・ライヴ録音
何と朝比奈隆によるモーツァルト:後期6大交響曲+αです。第39番、第40番、
「フィガロの結婚」序曲以外は全て音盤初レパートリー!最近ではWEITBLICK
から発売のハイドンの名演が高く評価された巨匠朝比奈隆。ベートーヴェン
以降の音楽のスペシャリストと看做されがちですが、古典音楽においては、
ロマン性に傾斜しつつも格調高い名解釈で聞き手を納得させます。晩年の朝
比奈はほとんどモーツァルトの交響曲を指揮しませんでしたが、数少ない例
外が倉敷音楽祭に於けるこれらの演奏です。朝比奈は、第2回の倉敷音楽祭か
ら第10回まで登場。臨時編成の倉敷音楽祭祝祭管弦楽団を指揮してベートー
ヴェンの交響曲を若い番号から、モーツァルトの交響曲を後ろの番号から順
に取上げました。この倉敷音楽祭祝祭管弦楽団のメンバーが凄いのです。日
本を代表するソリスト、コンサートマスタークラスの名手がずらりと並び、
ざっと名前を挙げるだけでも(順不同)、田中千香士、原田幸一郎、藤原浜雄、
久保陽子、潮田益子、数住岸子、川井郁子(以上、ヴァイオリン)、菅沼準二、
店村眞積(以上、ヴィオラ)、安田謙一郎、毛利伯郎、上村昇、山崎伸子、
趙静(以上、チェロ)、金昌国、白尾隆(以上、フルート)、松崎裕、山岸博
(以上、ホルン)等々、とても書ききれません。詳しくはCD解説書をご覧下さ
い。毎回30人を超える程度の編成で、朝比奈の分厚いサウンドはそのままに
キビキビとした快活さに満ちた魅力的な演奏が毎回展開されました。さらに
名手江尻南美との協奏曲第21番というのも聴き物でロマンチスト朝比奈の面
目躍如たる美しさです。倉敷市が記録していた録音が現存していたことは有
難かったのですが、各演奏家の連絡先を調べ上げることから作業は始まり、
企画から数年を経て、やっとリリースに漕ぎ着けました。今回もリリースを
快諾なさった巨匠のご子息千足氏も「倉敷から帰る度に、その様子を家族に
話していた」と仰っています。朝比奈にとっても新鮮な体験だったことが偲
ばれます。
協力:アルスくらしき倉敷文化振興財団
解説(日英):ヘンリー・フォーゲル(元シカゴ響総裁)
マスタリング:WEITBLICK




<KAIROS>
13002KAI(SACD-Hybrid) 2枚組 \4500
フリードリヒ・チェルハ(b.1926):
(1)シュピーゲル(鏡)I-VII(全曲)
(2)モニュメントゥム
(3)モメンテ
(1)シルヴァイン・カンブルラン(指揮)
バーデン・バーデン=フライブルクSWR交響楽団
(2)デニス・ラッセル=デイヴィス(指揮)、
(3)フリードリヒ・チェルハ(指揮)
(2)(3)ウィーン放送交響楽団
録音:(1)2006年7月20日ブレゲンツ,
(2)2001年5月ウィーン,(3)2007年10月6日グラーツ
チェルハが1959年から1972年にかけて作曲したシュピーゲルの連作は作曲年
代を反映してリゲティ、シュトックハウゼンらの影響が感じられる。つまり
クラスター音響の持続、電子音楽をあえてオーケストラに移し変えてやろう、
という発想で、様々な音響が色彩豊かに推移してゆくプロセスを聴く音楽と
なっている。音響事象のパレットの豊かさはむしろリゲティのアトモスフェ
ールやロンターノの上を行き、チェルハの代表作と言ってよい。作曲はグラ
フを使って構想し後から五線譜に変換する方法をとっており、この辺りの発
想は日本の湯浅譲二に似ている。コンピュータ音響ではないかと思えるほど、
オーケストラから思いがけない多彩な音響を作り出している。モニュメント
ゥムは大管弦楽とオルガンによる大音響と迸るエネルギーにただただ圧倒さ
れる。広いダイナミック・レンジを持つ音楽のためオーディオ・マニアにも
お薦め。

13022KAI \2250
ホセ・マニュエル・ロペス=ロペス(b.1956):
(1)ピアノ協奏曲(2005)
(2)ヴァイオリン協奏曲(1995)
(3)2台のピアノと管弦楽のための「モヴィミエントス」(1998)
ヨハネス・カリツケ指揮ベルリン・ドイツ交響楽団
(1)(3)アルベルト・ロサド(Pf)、
(2)エルンスト・コヴァチッチ(Vn)、
(3)フアン・カルロス・ガルバヨ(Pf)、
録音:2009年11月
ロペス=ロペスは1956年マドリード出身。地元でルイス・デ・パブロに作曲を
師事した後、パリでコンピュータ音楽を研鑽、IRCAMではトリスタン・ミュラ
イユの指導を受けた。こうした経験が色彩的で新奇で詩的な音響を生み出し
ているのであろう。ピアノ協奏曲ではピアノ独奏は内部奏法も取り入れ、オ
ーケストラは伝統的なサウンドと共に非器楽的、特殊奏法も適宜使いながら、
どこまでも詩的、音楽的にファンタジーを繰り広げてゆく。倍音に基づいた
音響は調性的、モード的に響き、そのきらびやかな音楽は時を忘れさせる。
ヴァイオリン協奏曲の汲めども尽きぬアイディアとファンタジーも圧巻。武
満徹が聴いたら絶賛するに違いない。ピアノと管弦楽のためのムーヴメンツ
はストラヴィンスキーとメシアン、スペクトル楽派、武満がミックスしたよ
うな、これまた秀逸な作品である。

13142KAI \2250
ユーグ・デュフール(b.1943):
(1)ティエポロによるアフリカ(2005)
-ピアノとアンサンブルのための
(2)ティエポロによるアジア(2009)-アンサンブルのための
アンサンブル・ルシェルシェ
録音:2009年ケルン
グリゼーやミュライユとともにスペクトル楽派の元祖としても知られるフラ
ンスの作曲家デュフールは作曲と電子音楽をジャック・ギヨメに師事、後に
IRCAMでも研鑽を積んだ。《ティエポロによるアフリカ》ではアフリカ、
《ティエポロによるアジア》ではアジアの音楽要素が極めて抽象化された音
響で反映され、密度の濃い音響空間が構築されている。




<ENSEMBLE MODERN>
EMCD011 \2080
「ジブリ」-無伴奏フルート作品集
エドガー・ヴァレーズ(1883-1965):密度21.5
エマヌエル・ヌネス(b.1941):アウラ
キャシー・ミリケン:ラウンド・ロビン
ディートマー・ヴィースナー(b.1955):ジブリ(熱風)
ヘルマン・クレッツシュマー(1958):膨張
アラン・ファビアン(b.1973):レゾナンス
ジェームズ・テニー(1934-2006):ポエム
ディートマー・ヴィースナー(Fl,アルトFl,バスFl)
録音:2000-2010年
ディートマー・ヴィースナーは1955年生まれのフルート奏者でアンサンブル
・モデルンの首席奏者の他、ソリストとしても活躍している。無伴奏フルー
トの作品では現代の古典とされるヴァレーズの《密度21.5》ではタイトルの
無味乾燥さとは裏腹にロマンティックといえるほどの抒情的な演奏を聴かせ
る。演奏者自作自演の《ジブリ》(スタジオ・ジブリと同じスペルGhibli)は
特殊奏法を多用した電子音楽のような音響。ジェームズ・テニーの珍しい
《ポエム》はその名の通り詩的で粋な小品。

EMCD012 \2080
「ネメトン」-ライナー・レーマー打楽器リサイタル
(1)E.シュティープラー(b.1934):接触(2つの小さいボンゴ)
(2)マティアス・ピンチャー(b.1971):ネメトン(打楽器独奏)
(3)ウィリアム・バード(1539-1623):
パヴァーヌ(伯爵ソールズベリーより)-マリンバのための
(ライナー・レーマー編)
(4)G.ミュラー=ホルンバッハ(b.1951):
小太鼓のための練習曲第1、2、3、5番
(5)H.エーリング(b.1961):きつね火3(塩化カリウム)(ヴォブラフォン)
(6)ニコラウス・A・フーバー(b.1939):同じことは同じではない(小太鼓独奏)
(7)ジョン・サーサス(b.1966):
フラグメント(ヴィブラフォンとピアノのための)
ライナー・レーマー(Perc)、
(7)ウエリ・ヴィゲット(Pf)
録音:2006-2007年
レーマーはアンサンブル・モデルン創立以来、首席打楽器奏者を勤めている。
ヨーロッパの多くの現代音楽演奏コンクールに入賞し、作曲家から絶大な信
頼を寄せられている。マティアス・ピンチャーはKAIROSにもアルバムがある
若手の代表でマルチ・パーカッションを使った繊細な作品。ヘルムート・エ
ーリング(b.1961):きつね火3(塩化カリウム)はヴィブラフォンで微分音を出
させたり音にポルタメントをかけたりと工夫を実験精神に溢れている。ジョ
ン・サーサスのみピアノとヴィブラフォンのデュオで、ミニマルの多分に要
素を含んだ抒情的な音楽はギャビン・ブライヤーズを思い出させる。

EMCD013 \2080
「アウト・イントゥ」
(1)チョ・ウンファ(b.1973):
弁じつつ次第に観念をつくりあげることについて
(2)バルトーク(1881-1945):無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ
(3)スカルコッタス(1904-49):ヴァイオリンとチェロのための二重奏
(4)ジョージ・ベンジャミン(b.1960):3つの細密画
ジャグディッシュ・ミストリー(Vn)
(3)ミハエル・カスパー(Vc)
録音:2007年
ジャグディッシュ・ミストリーはアンサンブル・モデルンの首席ヴァイオリ
ン奏者の一人でつい先ごろもアンサンブルとともに来日し現代音楽のワーク
ショップなどを行ったばかりである。チョ・ウンファは韓国の女性作曲家で、
その作品はドライで透徹した意志の強さを感じさせる。バルトーク、スカル
コッタスは現代の古典だからという冷めたアプローチとは無縁の熱い演奏。
武満が絶賛した才能ジョージ・ベンジャミンは今年50才。大家の風格を感じ
させる3つの細密画も聴きもの。





<KOKORO RECORDSレーベル(日本)>
KKR-002 \3150
「三絃 野澤徹也6-月、冴ゆ」
(1)杵屋正邦:『土転津』-三絃独奏曲(1974年)
(2)マーティ・リーガン:『細雪を想い…』-三味線と箏のための(2008年)
(3)江原大介:『時の交わり』-三味線と琵琶のための(2008年)
(4)池辺晋一郎:『たどるかたち』-尺八、三絃と箏のために(1997年)
(5)川崎絵都夫:『双鳴の曲』-三味線二重奏曲(2009年)
(6)金井勇:『月、冴ゆ』-竜笛・篳篥・笙と三味線のための(2008年)
野澤徹也((1)-(4)(6)三味線、(5)地歌三絃I)
(2)野澤佐保子(箏)
(3)櫻井亜木子(琵琶)
(4)山口賢治(尺八)、野澤佐保子(箏)
(5)浅野藍(三味線II)
(6)酒井麻椰(竜笛)、中村仁美(篳篥)、田島和枝(笙)
「今回の収録作も野澤徹也の選曲眼と構成力に関心してしまう。作品を探し当
てるリサーチと委嘱活動にも本当に脱帽する。」 西耕一(音楽評論)





<K&K>
KUK 16 \2180
「水の戯れのように」
バッハ:フランス組曲 ト長調 BWV816
ハイドン:変奏曲 ヘ短調 Hob.XVII:6
シューマン:ピアノ・ソナタ ト短調 Op.22
ショパン:
即興曲 変イ長調 Op.29/即興曲 嬰ヘ長調 Op.36/即興曲 変ト長調 Op.51
/幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66
ラヴェル:水の戯れ
リスト:ハンガリー狂詩曲第10番 ホ長調
マグダレーナ・ミュラーペルト(ピアノ)
録音:2009年7月4日,マウルブロン修道院(ライヴ録音)
ピアノ好きならば絶対注目の1枚。ミュラーペルトは1992年、プフォルツハイ
ムに生まれたピアニスト。つまりまだ十代の若さ。しかし技術にきわめて高度
なばかりか、瑞々しさに溢れた感性も豊かに広がるファンタジーにも舌を巻く
ばかり。バッハからラヴェルまで、いずれも聞き応え十分。しかもこれは演奏
会そのままのライヴ録音なのだ。今までに35のピアノコンクールで受賞経験が
あるというが、彼女の未来はまだまだその程度では収まらないだろう。天才の
芽吹を聞きたい人にお勧め。

KUK 89 \2180
「テレマンのバロック音楽」
テレマン:作品集
トランペット、2つのヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲 ニ長調
3つのクラリーノ、ティンパニ、2つのヴァイオリン、ヴィオラとチェンバロ
のための協奏曲
ヴァイオリン・ソナタ イ長調/トランペット協奏曲第2番 ニ長調
ソナタ「土曜日」/ソナタ「日曜日」/管弦楽組曲 ニ長調
ヘンデル:組曲 ニ長調-序曲
ヴォルフガング・バウアー・コンソート
録音:2009年5月16日,マウブロン修道院(ライヴ録音)
ヴォルフガング・バウアー・コンソートは1994年に結成されたバロック団体。
リーダーのバウアーはシュトゥットガルト音楽舞台芸術大学の教授で、バイエ
ルン放送響首席を勤めるなど様々なオーケストラのソロを務めた名トランペッ
ト奏者。他のメンバーもドイツのオーケストラで活躍する名手揃いで、オーボ
エのインゴ・ゴリツキなども参加している。当代一の人気作曲家だったテレマ
ンには膨大な作品が残されており、まだまだ知られざる名曲が多い。ここには
トランペットが用いられている作品から、室内楽的作品まで、その多様性が楽
しめるプログラムが組まれている。

KUK 55 \2180
「コントラバス・アンサンブルのための音楽」
シェーファー:ライヴァル
バッハ:チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調BWV1056-アリオーソ
マホシヴィリ:ヴァルス・カルメル
リスト:ハンガリー狂詩曲第2番 嬰ハ短調
オズボーン:一日の仕事のすべて
ラバト:コボルト
シェーファー:ガルダントゥア,男と女
ゴンドラン:コ・テスティム
バッショーナ・アモローサ(コントラバス・アンサンブル)
録音:2008年9月20日,マウブロン修道院(ライヴ録音)
バッショーナ・アモローサは1996年に結成されたコントラバス・アンサンブ
ル。リーダーのクラウス・トルンプフは、ミュンヘン州立音楽院の教授で、
彼のマスタークラスの講習生によって編成されている。バッハからジャズま
で、幅広い音楽が楽しく演奏されている。低音マニアは必聴。




<DIVINE ART>
DDA25085 \1980
ロシアのピアノ音楽シリーズVol.5
「アレンスキー(1861-1906):ピアノ作品集」
12の前奏曲Op.63/忘れられたリズムに寄せてOp.28
12の練習曲Op.74/アラベスク(組曲)Op.67
3つの小品Op.42
アンソニー・ゴールドストーン(Pf)
録音:2001年
リムスキー=コルサコフの弟子で後に名教師としてスクリャービン、ラフマニ
ノフを育てたアントン・アレンスキーは師リムスキー=コルサコフや先輩チャ
イコフスキーの影響を受けつつ、優雅で抒情的なピアノ作品を数多く残した。
ロシア民謡の要素が聴かれるものの土臭くなることはなく、西洋の洗練された
サロン音楽の趣きを持つ。ロシアのショパン、メンデルスゾーンというに相応
しい。

DDA 25073 \1980
「ピアノ・アット・ザ・バレエ」
チャイコフスキー:《くるみ割り人形》よりパ・ド・ドゥ
ウェーバー:舞踏への勧誘/ファリャ:火祭りの踊り
ミンクス:《ドン・キホーテ》よりパ・ド・ドゥ
モーツァツト:《アルバのアスカニオ》よりバレエ音楽
スコット・ジョプリン:エリート・シンコペーション
チャイコフスキー:《白鳥の湖》より黒鳥のパ・ド・ドゥ
ドホナーニ:《デリーブのネイラ》よりワルツの接続部/
エルガー:《楽天的なファン》よりこだまの踊り
チャイコフスキー:《白鳥の湖》よりチャイコフスキー・パ・ド・ドゥ
ショパン:ワルツ 嬰ハ短調Op.64-2(レ・シルフィード)
アンソニー・ゴールドストーン(Pf)
録音:2008年
好評の「ピアノ・アット・ザ・-」シリーズ第3弾はバレエ好きにはお馴染みの
ナンバーが目白押し。そんな中にもジョプリンのシンコペーションが入ってい
たりエルガーが入っていたりと曲目には独自のこだわりが見られます。チャイ
コフスキーとミンクスの編曲はゴールドストーンによるものでピアニスティッ
クなアレンジが原曲以上に華やかな印象をもたらし、ゴールドストーンの妙技
はさながら鍵盤上で舞う指のバレエと言えるでしょう。

DDA 25067 \1980
「ナイト・アット・ザ・オペラ」-オペラの名旋律を主題としたピアノ作品集
リスト:
「リゴレット」によるパラフレーズ、「ノルマ」回想、イゾルデの愛の死
ショパン:「ドン・ジョヴァンニ」変奏曲/ブゾーニ:「カルメン」幻想曲
R=コスサコフ:くまん蜂の飛行/グレインジャー:「薔薇の騎士」愛の二重唱
メンデルスゾーン:「夏の名残のばら」幻想曲
グリューンフェルト:「こうもり」による「ウィーンの夜会」
アンソニー・ゴールドストーン(Pf)

DDA 25076 \1980
「ピアノ・アット・ザ・カーニヴァル」
ハチャトリアン:「仮面舞踏会」組曲/シューマン:謝肉祭Op.9
ショパン:パガニーニの思い出(ヴェニスの謝肉祭)
リスト:ハンガリー狂詩曲第9番「ペシュトの謝肉祭」
シドニー・スミス:ヴェルディの仮面舞踏会による華麗なる幻想曲
ドヴォルザーク:序曲「謝肉祭」
アンソニー・ゴールドストーン(Pf)

DDA21215 2枚組 \3960
チャールズ・エイヴィソン(1709-1770):
2つのヴァイオリンとチェロを伴うハープシコード・ソナタ集Op.5&7
CD1)6つのハープシコード・ソナタ Op.5
CD2)6つのハープシコード・ソナタ Op.7
エイヴィソン・アンサンブル:
【ゲーリー・クーパー(Cemb)、パヴロ・ベズノシウク(Vn)、
キャロライン・ボールディング(Vn)、ロビン・マイケル(Vc)】
録音:2008年4月
昨年の生誕200年で再評価されつつあるエイヴィソン。エイヴィソン・アンサ
ンブルによる4タイトル、計8枚のCDも好評を得ている。エイヴィソンはイギリ
ス・カッスル出身で音楽家の両親に音楽の手ほどきを受けた後、イタリアの作
曲家ジェミニアーニに教えを受けた。主に協奏曲を中心に作品を発表、生涯の
殆どを生まれ故郷で過ごし60才でこの世を去った。ラモー、コレルリの影響を
受けた軽やかで歌謡性にあふれた音楽。ハープシコードのクーパーはオックス
フォード大学でハープシコードとフォルテピアノを学び、バッハとモーツァル
トに定評があるがベートーヴェン、シューベルトなど古典派から初期ロマン派
も取り上げる。

DDA21218 2枚組 \3960
「クリストファー・ラングダウン/ライヴ・イン・ロンドン」
モシュコフスキ:4つの《楽興の時》Op.84
ドビュッシー:前奏曲第2集より
(ヴィーノの門、ヒースの荒野、奇人ラヴィーヌ将軍、月の光が降り注ぐテラ
ス、水の精、カノープ、花火)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ ニ短調「テンペスト」Op.31-2
フランク・ブリッジ(1879-1941):ドラマティック・ファンタジア
クリストファー・ラングダウン(b.1971):デオ・オムニス・グローリア
スクリャービン:
練習曲集(Op.2-1、Op.8-1、Op.8-2、Op.8-5、Op.8-9、Op.8-11、Op.8-12)
サティ:グノシエンヌ第1番
クリストファー・ラングダウン(Pf)
録音:2009年6月9日、ウィグモア・ホール,ライヴ・レコーディング
ラングダウン(b.1971)はロンドン王立音楽院でマルコム・ウィルソンに学ん
だ。彼の演奏したショスタコーヴィチはタチアナ・ニコラーエワからも賞賛
された。現在イギリスのみならず、アメリカ、アジアで盛んな演奏活動を行っ
ている中堅。

DDA25087 \1980
ジョン・エリス:オルガンのための音楽Vol.2
ピカルディの変奏曲(2005)/スケルツォ・ファンタジー(2002)
祝祭ヴォランタリー(2006)/2つの賛歌の前奏曲(2000)/トッカータ(2002)
メヌエット(2002)/3つの小品(2003)/オルガン交響曲(2009)
ロビン・ウォーカー(Org)
録音:2009年
ジョン・エリスはマンチェスター大学で医学を専攻したものの音楽への情熱や
み難くやがて作曲家に転向。オルガン音楽のほかカンタータなど教会音楽に関
係する作品を多数発表している。調性に基づく音楽でブリテン、プーランク
(彼のオルガン協奏曲に似た雰囲気を持つ)を思わせる美しい音楽。大作《オル
ガン交響曲》はオーケストラ曲なみの大迫力。




<ALBANY>
TROY1175 \1980
ドナルド・リード・ウォマック(1966-):作品集
(1)《太陽の表面を歩いて渡る》(2008)
(2)麻薬中毒(2007)
(3)無限の瞬間(2007)
(4)スケルツォフレニック(2005)
(5)箏/色彩の書(2008)
(6)水(滝)(2006)
(7)空の光る縁(2008)
(8)ア・リトル・サムシング・エクストラ(少し何かを追加)(2007)
(1)オーラJ:【田島和枝(笙)、澤田由香(篠笛)、山口賢治(尺八)、
坂田誠山(尺八)、野澤徹也(三味線)、桜井亜木子(琵琶)、若月宣宏(打楽器)、
松村エリナ(21絃筝)、桑子裕子(21絃筝)、小林道恵(17絃筝)、榊原徹(指揮)】
(2)(3)(8)イグナス・ジャン(Vn)、
(2)(5)(7)木村玲子(筝)、
(3)(6)(8)トーマス・ローゼンクランツ(Vc)、
(4)イ=ベイ・リン(Vc)、
(7)坂田誠山(尺八)
録音:(1)2008年3月東京メトロポリタン・アート・スペース、
(2)(3)(5)-(8)2008年5月白樺スタジオ,東京、(4)2009年ホノルル
作曲家ドナルド・レイド・ウォマックは2007年から2008年、研究のため日本に
滞在し、多くの日本人音楽家と交流し、また日本の音楽について学んだ。彼は
非ヨーロッパの音楽に深い関心を寄せ、これまでに800曲以上の管弦楽曲、室
内楽、独奏曲を発表。作品は南米、米国、日本を初めとしてアジア各地で演奏
されている。各地の民族音楽と現代音楽の要素を見事に違和感なく融合させた
無国籍風ワールド・ミュージックはかのルー・ハリソンの再来かと思わせる。
弾けるリズムと悠々と歌われる悠久の旋律は聴く者を一瞬にして虜にする。

TROY1156 \1980
エドワード・ジョセフ・コリンズ(1886-1951)の音楽Vol.1
(1)アイルランド民謡による変奏曲/黒人霊歌集/6つの性格的ワルツより
(第5、3、4、1番)/エキセントリックなワルツ/カウボーイのブレイク・ダ
ウン/タンゴ/パッサカリア
(2)アレグロ・ピアーチェヴォーレ-弦楽四重奏曲第1番(未完)より
(3)6つの性格的ワルツより(第1、2、4、6番)/タンゴ/カウボーイのブレイク
・ダウン
(1)アール・ワイルド(Pf)、
(2)マンハッタン弦楽四重奏団
(3)グンナー・ヨハンセン(Pf)
録音:(1)1988年11月、(2)1986年3月
1992年にCRIレーベルから発売になっていたコリンズの音楽第1集にヨハンセン
の歴史的録音を追加、更にリマスタリングしての再発売。これで晴れてALBANY
レーベルで第1集から第8集まで揃った(全10集発売予定)。ちなみにこのシリー
ズの管弦楽曲は全てマリン・オルソップが担当している。
エドワード・ジョセフ・コリンズ(1886-1951)はイリノイ州出身で生前はピア
ニストとしても活躍しヨーロッパを中心に華々しい演奏活動を行ったがアメリ
カ帰国後は教職と作曲に専念。彼の作曲語法は
微妙な半音階とフランス印象派の影響を受け、ディーリアス、モーラン、バタ
ーワースら同時代のイギリスの作曲家、またグレインジャーに驚くほど似てい
る。「6つの性格的ワルツより4曲」は明らかにラヴェルの「優雅で感傷的なワ
ルツ」を意識している。アメリカでは珍しいデリカシーに溢れた作曲家であ
る。巨匠アール・ワイルドの独奏も聴きどころ。

TROY1173 \1980
「チューバ・サファリ」-グレゴリー・フリッツェの音楽
金管五重奏のための小組曲/キリマンジャロ/
チューバと管弦楽のためのコンチェルティーノ/ウルル/
前奏曲と舞曲(チューバ五重奏曲)/
チューバのための15のサファリ・デュエットより4曲/
ブロードウェイ・リミテッド(ユーフォニウム&チューバ・アンサンブル)
ゲーリー・バード(Tuba)と仲間達:【フードルブック・ブラス(金管五重奏)、
グレゴリー・フリッツェ(Tuba)、ジャック・スタンプ指揮オーク・グローヴ
交響楽団ほか】
録音:2007-2008年
フリッツェはロード・アイランド・フィルの首席チューバ奏者を務める傍ら、
金管楽器の作品を中心に多くの作品を発表している。ETのテーマをもろにパク
っているとしか思えないようなチューバ・コンチェルティーノ。その他プロコ
フィエフっぽかったり、昔の西部劇のサントラみたいな雰囲気の曲があって楽
しめる。

TROY1176 \1980
「ボストン・ダイアリー/IBISカメラータ」
(1)マルコム・ペイトン:チェロ・ピース
(2)ガンサー・シュラー:ピアノ三重奏曲
(3)ジョン・ハイス:エピソード(ヴァイオリン独奏)
(4)ハイス:4つの短い小品
(5)ポッジ・エスコット:クラリネット協奏曲
(6)モハンマド・フェロウズ:盆栽ジャーナル(ソプラノ&ピアノ)
(7)カティ・アゴーチ:スーパーナチュラル・ラヴ(Vn&Pf)
IBISカメラータ、
(5)カリサンピアン・コンソート
(6)R.シュミージュ(Sop)
シュラーはジャズとクラシック、現代音楽を融合する作風で注目されたが、こ
こに収められたピアノ三重奏曲にジャズの要素はなく、厳しい表現主義的作品
となっている。モハンマド・フェロウズの《盆栽ジャーナル》はタイトルの可
笑しさに反してとても真面目に書かれたソプラノのための現代歌曲。

TROY1177 \1980
「レオン・キルヒナー(1919-2009):室内楽作品集」
(1)ポーラのためのフルーティング(1973)
(2)ピアノ三重奏曲第2番(1993)
(3)デュオ第2番(2001)
(4)ピアノ三重奏曲第1番(1954)
(5)デュオ/協奏的ソナタ
(1)ポーラ・ロビソン(Fl)、片岡綾乃(Pf)、
(2)カリクシュタイン=ラレード=ロビンソン・トリオ
(3)C.セロヴセク(Vn)、J.デンク(Pf)
(4)M.ロウ(Vn)、J.エスキン(Vc)、G.カリッシュ(Pf)
(5)E.シャピロ(Vn)、L.キルヒナー(Pf)
録音:(1)(3)2009年、(5)1956年、(原盤:(3)E1ミュージック、(4)ノンサッチ、
(5)ソニー・ミュージック)
昨年亡くなったアメリカの作曲家レオン・キルヒナー(カーシュナー)はエリ
オット・カーターと並ぶアメリカ東海岸のアカデミックな楽派の代表と目され
ている。しかしカーターとは対照的に彼の音楽にはモード、無調、12音技法を
折衷しながらも、豊かなロマンティシズムとリリシズムが溢れている。彼が
ジョン・アダムズの先生であり、武満徹も賞賛したのも充分肯ける。(1)は新
印象主義ともいえる抒情的な美しい作品。

TROY1178 \1980
グレート・アメリカン・オーケストラル・ミュージックVol.2
ジョージ・ウォーカー:(1)ヴァイオリン協奏曲/(2)シンフォニア第2番
(3)フォイルズ(サン・ジョルジュへのオマージュ)/(4)ページェントと宣言
イアン・ホブソン指揮
シンフォニア・ヴァルソヴィア
グレゴリー・ウォーカー(Vn)、
すでに当ALBANYから多くの作品集が出ているジョージ・ウォーカーの最新管弦
楽曲集。彼はアフリカ系アメリカ人としては珍しく、クラシック系の現代音楽
の作曲家として成功しあらゆるジャンルの音楽を手がけている。ここでは無調
の作品が中心でエリオット・カーターらの影響も感じられる。

TROY1179 \1980
スティーヴン・アンドリュー・テイラー(b.1965):作品集
(1)機械が目覚める(2007/2009)
(2)6つのメモリアル(2003)
(3)クォーク・シャドウ(2001)
(4)星雲-ハープとエレクトロニクスのための(2005)
(1)A.V.ローケル(Sop)、S.A.テイラー指揮シンフォニア・ダ・カメラ、
(2)グロリア・チェン(Pf)、(3)O.カリーロ(Hrn)、M.ロスタド(Va)、
M.キャメロン(Cb)、D.シュロスバーグ(Pf)、(4)アン・ヤン(Hrp)
テイラー(1965年生まれ)カレル・フサに作曲を師事。様々なジャンルの作品を
手がけ高い評価を得ている。「星雲」ではアカデミックな作風を離れ、自由奔
放に幻想を拡げた傑作である。

TROY1180 \1980
「新世紀のハープシコード」-平林朝子、自作自演集
平林朝子(b.1960):シシリアーノ(Vn&Cemb)/ファンダンゴ(Vn&Cemb)
ソナチネ第2番(Cemb)/モーメンツI(Vn)/モーメンツII(Cemb)
モーメンツIII(Vn&Cemb)/スケルツォ(フォルテピアノ&Cemb)
子供のための組曲(Vn&Cemb)/ダンス(Cemb)/ソナチネ(Vn&Cemb)
ヴォカリーズ(Vn&Cemb)/ストリート・ミュージック(Vn&Cemb)
平林朝子(Cemb)、
ジーナ・ディベロ(Vn)、
ゲイル・オルジェフス(フォルテピアノ)
作曲家、ハープシコード奏者の平林朝子は名古屋出身。これまでにも当ALBANY
から断片的に紹介されてきたが全て彼女の作品によるアルバムはこれが初めて。
ハープシコードの音色、機能を充分知り尽くした作品は色彩溢れた完成度の高
いものばかり。フォーレ、プロコフィエフ、大島ミチルを思わせる抒情的な曲
があったかと思えば、ミニマル風あり無調によるゲンダイオンガク風ありと
器用に作風を変える。

TROY1181 \1980
「協奏曲集II」-SEQUITUR
(1)マーティン・マタロン:トレームI(1997)
(2)スティーヴン・バーク:移動する風景に(2006)
(3)ロス・バウアー:薄氷(2006)
(1)ジャクリーヌ・ルクレール(Ob)、
(2)マイケル・ローウェンスターン(バスCl)、
(3)グレッグ・ヘッセリンク(Vc)
ポール・ホステッター指揮セクィトゥル
「協奏曲集」(TROY607)に続くセクィトゥル(SEQUITUR)のアルバム第2弾。アメ
リカの中堅世代の作曲家による独奏楽器を室内オーケストラによる協奏曲集。
セクィトゥルは1996年設立でニューヨークを拠点に活動する現代音楽のアンサ
ンブル。

TROY1182 \1980
「コネクションズ」-バリトン・サックス作品集
(1)キャスリーン・マクマイケル:フュージョン組曲
(2)ジャン・クルジウィキ:寓話
(3)デヴィッド・ジェックス:3つのダンス
(4)クリフトン・J・ノーブルJr.:深淵より
(5)サルヴァトーレ・マッキア:シャドウニング・ニック
リン・クロック(バリトンSax)、
(1)C.マクマイケル(Pf)、(2)S.ノヴィツキ(Pf)、(3)S.ベイリー(Pf)、
(4)C.J.ノーブルJr(Pf)、(5)N.シャンク(Pf)
珍しいバリトン・サックスの作品集。リン・クロックはこれまでに50曲以上の
現代作品を初演している。スプリングフィールド響のバス・クラリネット奏者
としても活躍。作品はジャズ、フュージョン、ロックの影響を受けたものが多
く、グラハム・フィットキン、ミヨーなどを思わせる。

TROY1183 \1980
「シカゴ・トロンボーン・コンソート」
V.ネリベル(1919-96):タワー・ミュージック
J.ディブ(b.1960):プロヴェンス/ペルゴレージ:トリオ・ソナタ
R.シュトラウス:アルペン・ファンタジー(B.マンステッド編)
R.ディーマー(b.1970):衝撃と畏怖(トロンボーン四重奏)
E.クレスポ(b.1941):ブルックナー・エチュード
ボザ:アンダンティーノ(トロンボーン三重奏)
バッハ:パッサカリア ハ短調(ハンスバーガー編)/ほか全15トラック
シカゴ・トロンボーン・コンソート:【R.キャプショウ、P.エレフソン、
M.フィッシャー、J.モーラー、A.モーン、J.ロドリゲス、T.スターク、
D.ベッカー、J.シュワルム】
録音:2010年
シカゴ・トロンボーン・コンソートは9人からなるトロンボーン・アンサンブ
ル。バロックから新作まで幅広い選曲、編成も三重奏から九重奏まで、トロ
ンボーンの魅力をあますところなく披露している。

TROY1185 \1980
「ヴォヤージュ」-フルートとハープのためのアメリカ音楽
ステラ・サン(b.1959):銀色の月の下の白い蓮の踊り
ジョン・コリリアーノ(b.1938):ヴォヤージュ(旅)
ジェニファー・ヒグドン(b.1962):ラピッド・ファイヤー
チャールズ・ロチェスター・ヤング(b.1965):雲雀の歌
スティーヴン・アンドルー・テイラー(b.1965):
パルス・アリア、アチョー・ララバイ、アゴラフォビア
マーセル・グランドジャニー(1891-1975):オ・ビエン・アイメー
ゲイリー・ショッカー(b.1959):イン・メモリアム
ジョナサン・キーブル(Fl)、
アン・ヤン(Hrp)
録音:2009年
アメリカの中堅からベテラン作曲家のフルートとハープのための作品を集め
た。現代的、前衛的ではなく、エキゾチックで幻想的な作品が多い。ハープの
アン・ヤンは2008年、草加で行われている国際ハープ・フェスティヴァル
(東武鉄道も後援しています)でコンクールの審査員を勤め、コンサートも行っ
た。




<QUERSTAND>
VKJK 0917 \1680
「モーツァルト(1756-1791):チェロ協奏曲集?」
チェロ協奏曲 変ロ長調(ヴァイオリン協奏曲第1番kv.207)
チェロ協奏曲 ト長調(ヴァイオリン協奏曲第3番kv.216)
チェロ協奏曲 ニ長調(ヴァイオリン協奏曲第4番kv.218)
ノルベルト・ヒルガー(Vc)、
アカデミー・ライプツィヒ
録音:2010年3月
ベスト・セラーとなったバッハ:無伴奏“チェロ”ソナタ&パルティータ
(VKJK0722)に続いてヒルガーがヴァイオリン作品をチェロで演奏したもの。
ヒルガーは他にもバッハの鍵盤作品をヴァイオリンとチェロで演奏したアル
バム(VKJK0104&0206)、ピアッティの12の奇想曲(VKJK0124)などユニークな
CDを作り続けてきたが、ここに来てモーツァルトのヴァイオリン協奏曲を
チェロで演奏する試みを行っている。本来ヴァイオリンが担当する軽快で細
かい楽句をチェロでいかに弾き切るかが聴き所だが、ヒルガーの演奏はまる
で最初からチェロのために書かれたかと思えるほど自然な印象である。オー
ケストラは17人の小振りな編成で純度の高い室内楽的アンサンブルを聴かせ
てくれる。

VKJK 0915 \1680
「詩篇130 主よ、深い淵から」
ロパルツ:主よ、深い淵から
リリ・ブーランジェ:主よ、深い淵から
マルセル・デュプレ:主よ、深い淵から
アンドレア・ボーグナー(S)、
クリスティアーネ・バセク(A)
A.アマデ・バディンスキ(T)、
ティロ・ダールマン(B)
フランツ=ペーター・フーバー(指揮)
ゲッティンゲン交響楽団,フルダ大聖堂合唱団,
フルダ青年カテドラル合唱団
録音:2009年11月14日(ライヴ)
フランス近代の作曲家、ジョゼフ=ギィ・ロパルツ(1864-1955)、リリ・ブー
ランジェ(1893-1918)、マルセル・デュプレ(1886-1971)の三人が、詩篇130篇
「主よ、深い淵から」につけた音楽を集めている。ロパルツの作品は、バス
のソロと合唱、オーケストラによる7分ほどの作品。明るい穏やかな光を感じ
る曲想。ブーランジェの作品は、独唱、合唱、オルガン、管弦楽による24分
の力作で、病苦に悩まされながら若くして亡くなった彼女自身が反映された
音楽。デュプレの作品は「主よ、深い淵から」で始まる9つの部分からなる
大作。ドイツ中部の宗教都市フルダの大聖堂でのライヴ録音。

VKJK1003 2枚組 \3360
ルードヴィヒ・ボスレト(1860-1951):6つのオルガン・ソナタ集
ソナタ第4番ロ短調Op.15/ソナタ第2番ニ短調Op.6
ソナタ第1番ト短調Op.3/トッカータOp.33
序奏とフーガOp.33/2つのクリスマスの小品Op.38
ソナタ第5番ニ長調Op.30/アリオーソとフガートOp.14
ソナタ第6番ハ短調Op.35/前奏曲ホ短調Op.23
フーガ ニ短調Op.23/ソナタ第3番ホ短調Op.10
ラウダ・シオンによる前奏曲/アンダンテ・レリジョーソ
ヨアヒム・フォンテーヌ(Org)
録音:2003-2006年
ルードヴィヒ・ボスレト(LUDWIG BOSLET)はドイツの作曲家でシュトゥットガ
ルトでラインベルガーに学んだ。生涯の大半をオルガニストとして過ごした
が、生前には既に45のオルガン作品を出版している。マーラーと同じ年の生
まれで第二次大戦後まで生きるという長寿をまっとうしたが激動の20世紀を
生きた割には作風は生涯を通じて変わらず、後期ロマン派の甘美なハーモニ
ーを持った音楽である。セザール・フランク、レーガー、また時にブルック
ナーを思わせる。

VKJK 0916 \1680
ノルベルト・ブルクミュラー(1810-36):
生誕200年記念アルバム
6つの歌曲 Op.3/ラプソディ ロ短調 Op.13
5つのドイツ歌曲 Op.6/セレナード 変ホ長調
5つの歌曲 Op.10/
ヴァイオリンとピアノのための二重奏曲Op.15
5つの歌曲 Op.12/春の歌
ウルリケ・フルデ(S)、
マーニャ・ラシュカ(MS)、
アンドレアス・フィッシャー(T)、
フェリックス・プロック(Br)、
クリスティン・ヘンベルク(Pf)、
アンドレアス・ハルトマン(Vn)、
ロルフ=ディーター・アレンス(Pf)、
アンナ・ヴィーシェブリンク(G)、
マティアス・ザンネミュラー(Va)、
アレクサンダー・ロシュケ(Cl)
録音:2009年11月
ドイツ・リートの愛好家には逃せないCDだ。ノルベルト・ブルクミュラー
(1810-1836)は、ピアノ練習曲で有名なヨハン・ブルグミュラーの弟。若くし
て才能を示し将来を期待されたものの、病気のため僅か26歳で早世してしま
った。残された作品には、早熟な天才にしても若い頃だけ描きうる初々しい
感性が溢れている。近年再評価の機運が高まっているが、歌曲がこれだけま
とまったCDは初めてだろう。瑞々しい詩情を湛えた音楽には、彼がもう少し
長く生きていたらシューマンと並び称されたであろうと思わずにはいられない。

VKJK 0828 \1680
「オルガニステ・モデルネ」
ルフェビュール=ウェリー(1817-1869):オルガン音楽
ルイ・ジャメ・アルフレ・ルフェビュール=ウェリー:
行進曲、ヴァーセット(3曲)、演奏会用ボレロ、ソルティ(2曲)、
アンダンテ、献呈(3曲)、ノエル・ヴァリエ、パストラーレ(2曲)
ウルズラ・ハウザー(Org)
録音:2008年11月
ルイ・ジャメ・アルフレ・ルフェビュール=ウェリーは1817年パリ生まれの
オルガニストで作曲家。ショパンが1849年にパリで客死した際、葬儀でショ
パンの名曲の主題による即興演奏を行ったのがルフェビュール=ウェリーで
あった。1852年にはナポレオン三世の前で演奏。ドラクロワ、ヴィクトル・
ユゴー、ジュール・ヴェルヌ、ケルビーニ、オッフェンバックら様々な同時
代の芸術家と親交があり影響を受けた。彼の音楽は華やかな雰囲気に溢れて
おり、世代的にはワーグナーより少し後の生まれの故かその半音階的で華麗
なハーモニーにワーグナー(特に初期歌劇)の影響が感じられる。




<DREYER-GAIDO>
CD21056 2枚組(1枚価格) \1980
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調Op.68
ブラームス:交響曲第2番 ニ長調Op.73
マーカス・ポシュナー指揮
ブレーメン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2009年2月ライヴ・レコーディング
指揮者マーカス・ポシュナーは1971年ミュンヘン生まれ。2004年にドイツ音
楽協会、ドイツオーケストラ連盟よりドイツ指揮者賞を授与されました。コ
リン・デイヴィス、ロジャー・ノリントン、ファビオ・ルイジのアシスタン
トとして研鑽を積み、2007年9月からはブレーメン歌劇場の音楽総監督を務
め、客演指揮者としてミュンヘン・フィル、バンベルク響、ケルンWDR交響楽
団、リンツ・ブルックナー管弦楽団、シュトゥットガルト放送響と共演。
2010年4月には東京都交響楽団、2009年には広島交響楽団の指揮台にも立って
います。そして2010年秋からはドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団の首
席客演指揮者に就任します。この録音はクナッパーツブッシュ、クレメンス
・クラウスと縁の深いブレーメン・フィルとのライヴ。ブラームスの交響曲
第1番は冒頭から尋常ならざるハイテンションで始まり、金管はバリバリと、
弦は弓いっぱいに弾かせてオケを存分に鳴らしまくります。第2番は一転して
繊細で室内楽的なアプローチ。ブレーメン・フィルの精妙なアンサンブルに
はうっとりとさせられます。グローバル化の昨今、オーケストラも均質化の
方向に向かっていますが、久々にドイツのオーケストラらしい音を聴いた、
という気持ちにさせられます。

CD21057 \1980
フリートヘルム・デール・エディションVol.14
フリートヘルム・デール(b.1936):オルガン・ミサ
(キリエ、グローリア、オフェルトリウム、アニュス・デイ、
イテ・ミッサ・エスト)
シグモンド・サトマリー(Org)
録音:2009年10月ケルン
フリートヘルム・デールは1936年ドイツ・ゲッティンゲン生まれでフライブ
ルク音楽大学で学んだ。作品の様式は倍音の美しい響きが広がるリゲティば
りのクラスター音楽の中にさらにジャーマン・プログレを思わせる激しい運
動が聴かれる。オルガンの様々な機能を駆使しながらシンセサイザー、オル
ガンによるコンピュータ音楽を目指しているかのような変化に富んだ音響音楽。

CD21058 \1980
「マヌシャン/幻想の彼方」
今、幻想の彼方、失われた島、我々は蝶と共に飛ぶ、もし雨が降るなら、私
は知らない、願い
アイダ・ノスラ(Vn,Vocal)、
ババク・アミールモバシャール(G)、
ハビブ・メフターブシェーリ(Perc)
録音:2007-2009年
アラブ系のワールド・ミュージックでヴァイオリンとギター、打楽器にヴォ
ーカルが入る。スペインのファドと似た雰囲気を持っている。

CD21059 \1980
「古代シリアの声」-イブラヒム・ケイヴォ
イブラヒム・ケイヴォ(Vo,バグラマ,ブゾック,ウード,サズ,アル・ジュンボ
シュ,アル・ジャゼウェラ)、
録音:2009年ライヴ
アラブ系のワールド・ミュージック。




<CEDILLE>
CDR90000 118 \1980
ベートーヴェン:
(1)ピアノ三重奏曲 変ホ長調Hess47(世界初録音)
(2)ピアノ三重奏曲 ニ長調《キンスキー》Halm Anhang3(世界初録音)
(3)ピアノ三重奏曲 変ホ長調 Op.63
ベートーヴェン・プロジェクト三重奏団:
【ジョージ・ルポウ(Pf)、サンミー・リー(Vn)、ウェンディ・ワーナー(Vc)】
録音:2009年8月31-9月4日,ニューヨーク
ピアノ三重奏曲 変ホ長調Hess47(世界初録音)はもともとは1794年に書かれた
弦楽三重奏曲Op.3の編曲でベートーヴェン自身の手で編曲された。本来は6楽
章からなる作品だが、実際に編曲されたのはここに収められた第1楽章のみ
だった。ピアノ三重奏曲 ニ長調《キンスキー》Halm Anhang3(世界初録音)は
もともとオリジナルのピアノ三重奏曲として構想されたが現在、第1楽章アレ
グロと第2楽章のロンド(ドイツ舞曲の様式で書かれている)の楽譜しか残され
ていない。これらの楽譜はロンドンのブリティッシュ・ライブラリーに写本
が残されており、当CDはその楽譜による演奏である。

CDR90000 117 \1980
「ザ・バルカン・プロジェクト」
濡れ羽色のダンス(セルビアの歌)
Kad ja podjoh na Bembasu(ボスニアの歌)
エレーノ・ケルコ・エレーノ(マケドニアの歌)
セビ・グリービ(ブルガリアの歌)
ミロスラフ・タジッチ(b.1958):4つのマケドニアの小品
ほか全16曲
カヴァティーナ・デュオ:
【エウジェニア・モリナー(Fl)、デニス・アザバギック(G)】
録音:2008-2009年
バルカン地方の民謡、大衆歌をフルートとギターにアレンジしたオムニバス。
バルトーク、コダーイの民謡を素材にした器楽曲と似た雰囲気を持つ。カヴァ
ティーナ・デュオは当CEDILLEにはほかに「アクロバット-デーヴィッド・ラ
イスナー(1953-)作品集」(CDR90000 096)がある。




<BRIDGE>
BCD 9317 \1980
ピーター・リーバーソン(b.1946)作品集
(1)《赤いガルーダ》ピアノ協奏曲第2番(1999)
(2)リルケの歌《オルフェウスに捧げるソネット》(1997-2001)
(3)バガテル(1985)
(4)ピアノ五重奏曲(2003)
(1)-(4)ピーター・ゼルキン(Pf)、
(1)ジェームズ・コンロン指揮ニューヨーク・フィル、
(2)ロレーヌ・ハント・リーバーソン(Ms)、
(4)オリオン弦楽四重奏団
録音:(1)2004年11月エイヴリー・フィッシャー・ホール、
(2)2005年8月、(3)1985年12月、(4)2008年5月
ピーター・リーバーソンは1946年生まれのアメリカの作曲家で作曲をミルトン
・バビット、チャールズ・ウォーリネンに師事した。アメリカ東海岸の手堅い
前衛スタイルを持った作曲家として米国内で評価が高く、かつて武満徹がミュ
ージック・トゥデイで招聘したこともある。硬派な作風ながら色彩的でほどよ
く乾いた抒情、ファンタジーに武満が惚れこむ作曲家だけのことはあると納得
する。《赤いガルーダ》のガルーダとはインド神話の炎を司る神の鳥のことで、
ピアノとオーケストラが極彩色の火花を散らす。全曲ピーター・ゼルキンがピ
アノを弾き、共演もコンロン指揮のニューヨーク・フィルやリーバーソン夫人
で2006年に亡くなった名歌手のロレーヌ・ハント、と豪華な演奏陣です。

BCD 9327 \1980
シューベルト:即興曲と舞曲
14のワルツ(プリマコフ編集)/即興曲D.935;Op.142-No.1
13のレントラー(ゴルノスタエワ編集)/
即興曲D.899;Op.90(全4曲)/
12のワルツ(ゴルノスタエワ編集)/即興曲D.935;Op.142-No.2
ヴァシリー・プリマコフ(Pf)
録音:2009年10月,オーデンセ
既に当BRIDGEより多数の録音がありアメリカでは大人気ピアニストとなったプ
リマコフの最新録音。プリマコフとしては初のシューベルトです。有名な4つ
の即興曲(アンプロンプチュ)D.899をアルバムの中心にワルツ、レントラーな
どシューベルトの旋律美をたっぷりと味わえる内容です。プリマコフはロシア
生まれながら豪快に弾き飛ばすことはせずペダルも極力控え、シューベルト本
来の細やかなニュアンスを繊細に表現しています。全曲が歌で溢れているアル
バム。

BCD 9328 2枚組(1枚価格) \1980
モーツァルト:ピアノ協奏曲集Vol.1
(1)ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491(カデンツァ:G.フォーレ)
(2)ピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503(カデンツァ:J.N.フンメル&V.プリマコフ)
(3)ピアノ協奏曲第26番ニ長調K.537《戴冠式》(カデンツァ:W.ランドフスカ)
(4)ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595
ヴァシリー・プリマコフ(Pf)
スコット・ユー指揮オーデンセ交響楽団
録音:2008-2009年オーデンセ
プリマコフ初のモーツァルト。臆することなく日に向かって伸びる若木のよう
な自由なモーツァルトです。しかもカデンツァは普段あまり使われることのな
い版を使用。第24番のフォーレ版はモーツァルトの時代ではありえない和音、
華麗でダイナミックなピアノ書法で一聴の価値あり。第25番はフンメル版にプ
リマコフ自らが手を加え、第26番ではランドフスカ版を使用しています。さわ
やかなモーツァルト、今後の録音がますます楽しみ。

BCD 9324 \1980
オリヴィエ・メシアン:《アーメンの幻想》
マリリン・ノンケン(ピアノI)、
サラ・ローゼンバーグ(ピアノII)
録音:2009年5月ヒューストン
メシアンの代表作、2台ピアノのための《アーメンの幻想》は既に多数の録音
があるが、最新録音の本CDは共にニューヨークで活動する女性ピアニストたち
によるもの。マリリン・ノンケンは現代音楽を専門とし、これまでにパスカル
・デュサパン、トリスタン・ミュライユらが彼女のために作品を書いている。
サラ・ローゼンバーグは現代音楽の他、ロシアン・アヴァンギャルドにも造詣
が深く、ロスラヴェッツ、モソロフ、ルーリーなどもレパートリーにしている。

BCD 9330 \1980
「カヴァティーナ・デュオ・プレイズ・ピアソラ」
リベルタンゴ、レビラード、天使の導入、
タンゴ・エチュード、忘却、アディオス・ノニーノ、
ブエノスアイレスの四季
カヴァティーナ・デュオ:
【ユージェニア・モリナー(Fl)、
デニス・アザバギック(Gtr)】
録音:2008年
セルジオ・アサドが「もっとも優れたフルート、ギターのデュオ」と絶賛する
カヴァティーナ・デュオの最新録音。先日CEDILLEレーベルでよりバルカン地
方に因んだアルバムを発表したばかりだが、情熱的な二人にピアソラはぴった
り。リベルタンゴ、忘却、ブエノスアイレスの四季など、ピアソラの名曲ばか
りを収録。《ブエノスアイレスの四季》では彼らに惚れ込むセルジオ・アサド
自らが二人のために編曲を書き下ろした。

BCD 9318 \1980
「ストーニー・ブルック・サウンディングズVol.1」
(1)ダニエル・A.ウェイマウス:
イン(オール)ザ・タイム・ウィー・ハヴ・レフト
(2)マックス・ギテック・デュイカーズ:グラス・ブルー・クレフト
(3)イラリ・カイラ:敬意を表する鐘
(4)ユージン・ドラッカー:シェイクスピアの4つのソネット
(5)ペリー・ゴールドスタイン:
アルト・サクソフォンと弦楽四重奏のための五重奏曲
(1)-(5)エッシャー弦楽四重奏団、
(1)オスカー・エスピナ・ルイス(Cl)、
(3)ジェイコブ・ロードベック(Pf)、
(4)Aアンドルー・ノーレン(B,Br)、
(5)ケネス・ツェ(Sax)
録音:2008、2009年
ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校の音楽学部出身の作曲家たちによ
る作品集。エマーソン四重奏団のヴァイオリニスト、ユージン・ドラッカーの
作品も収録。弦楽四重奏を母体としてソロ、独唱が入る。作風は前衛から新ロ
マン主義風を幅広い。

BCD 9319 \1980
「ストーニー・ブルック・サウンディングズVol.2」
(1)シェイラ・シルヴァー:黄昏の最後の煌き
(2)タイラー・カップ:ストレンジャー・ヴァリエーション
(3)ピーター・ウィンクラー:ファンタジー(チェロ七重奏曲)
(4)ダリア・セメゲン:唐草模様
(5)マーガレット・シェーデル:美しいものは傷がない
(1)G.カリッシュ(Pf)、C.ダール(Pf)、E.リーンドロ(Perc)、
K.デュフォード(Perc)
(2)C.シェアー(Vn)、
(3)C.カー(Vc)とチェロ・アンサンブル、
(4)C.カリス(Pf)
(5)E.ラムメック(タラガト)、ライヴ・エレクトロニクス
録音:1999-2008年
ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校の音楽学部出身の作曲家たちによ
る作品集第2弾。T.カップのヴァイオリン・ソロによるストレンジャー・ヴァ
リエーションはポルタメントを多様した擬似民族音楽風の音楽が楽しい。P.
ウィンクラーのファンタジー(チェロ七重奏曲)はチェロの重厚なアンサンブル
が心地よくヴィラ=ロボスのブラジル風バッハを思わせる。M.シェーデルの
「美しいものは傷がない」はクラリネットのような楽器タラガトとライヴ・
エレクトロニクスのための幻想的な作品。

BCD 9325 \1980
「カントス」-リカルド・ソーン=ムルドーン(b.1962,グァテマラ)の音楽
(1)ニニョポリーリャ
(2)風の花
(3)コマーラ
フアン・トリゴス指揮イーストマン・ブロードバンド、
(1)(3)T.アーノルド(S)、S.パーキンズ(T)、
(1)A.ハード(Br)、
(3)C.サンチェス=グティエレス(語り)
録音:2009年
リカルド・ソーン=ムルドーンは1962年生まれのグアテマラの作曲家。メキシ
コでギターを学んだ後、渡米しジョージ・クラムに学んだ。(1)(3)は声楽作品
で、(3)は46分の大曲。中南米の原色の自然を思わせる色彩と生命力溢れるリ
ズムが現代的なセンスと結びつき、独特の世界観を作り出す。現在はアメリカ
に在住し、彼の作品は世界中で演奏されている。2006年にはFIFAワールドカッ
プ関連のコンサートで作品を委嘱された。




<TUDOR>
TUDOR 7150 \2080
ジャン・クサヴァー・ルフェーヴル(1763-1829):
(1)クラリネット四重奏曲第5番 変ホ長調
(2)クラリネット四重奏曲第6番 変ロ長調
(3)クラリネット・ソナタOp.12(全3曲)
エドゥアルド・ブルンナー(cl)
(1)(2)アナ・チュマチェンコ(Vn)
ウェン=シン・ヤン(Vc)
ハリオルフ・シュリヒティヒ(Va)
(3)アドリアン・エーティカー(Pf)
録音:(1)(2)2005年6月、(3)2007年1月
クラリネット四重奏曲第1-4番に続くブルンナーと仲間達によるルフェーヴル
第2弾。ルフェーヴルはスイス生まれの古典派の作曲家でクラリネット奏者。
このアルバムに収められた作品もクラリネットの機能と音色を活かしており、
クラリネット四重奏曲はそれぞれ4楽章構成で16分程度、3曲のクラリネット・
ソナタはそれぞれ3楽章構成で10分弱、と均整のとれたフォルムで古典派らし
い優雅な作風です。名クラリネット奏者ブルンナーはクラリネット協奏曲
(TUDOR7098)も録音していた。今回も最近評価の高いチェロのウェン=シン・
ヤンが共演している。

<VENEZIA>
CDVE00012 3枚組 \1650
ヴラディーミル・フェドセーエフ(指揮)の芸術
CD.1
(1)ムソルグスキー:「展覧会の絵」
1976年10月モスクワでのスタジオ録音
(2)ムソルグスキー:交響詩「禿山の一夜」
1981年1月モスクワでのスタジオ録音
CD.2
(3)リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」
ボリス・コルサコフ(ヴァイオリン)
1981年モスクワでのスタジオ録音
CD.3
(4)スメタナ:連作交響詩「我が祖国」
1986年モスクワでのスタジオ録音
ヴラディーミル・フェドセーエフ指揮
モスクワ放送交響楽団

CDVE00035 3枚組 \1650
ボロディン弦楽四重奏団の芸術
CD.1
(1)モーツァルト:弦楽四重奏曲第15番 ニ短調 KV.421
1984年10月25日モスクワ音楽院大ホール
(2)ブラームス:弦楽四重奏曲第3番 変ロ長調 op.67
1984年10月25日モスクワ音楽院大ホール
CD.2
(3)ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調 op.10
1989年4月12日モスクワ音楽院小ホールでのライヴ
(4)ボロディン:弦楽四重奏曲第2番 ニ長調
1999年12月モスクワでのスタジオ録音
CD.3
(5)ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏第8番 ハ短調 op.110
1991年12月12日レニングラード・フィルハーモニー大ホールでのライヴ
(6)ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏曲 ト短調 op.57
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
1983年12月5,6日モスクワ音楽院大ホールでのライヴ
ボロディン弦楽四重奏団
CD.3は既に廃盤のCDVE04338(#2700000 043387)のリニューアル収録です。




<CARUS>
83.445 \2380
ジョリヴェ:合唱作品集
(1)祝婚歌(12声部の独唱者による声のオーケストラ) Epithalame
2008年10月27-29日録音
(2)マドリガル Madrigal
2008年9月11-12日録音
(3)ミサ曲「汝の妻」 Missa Uxor Tua
2005年11月14-25日録音
マーカス・クリード指揮 Marcus Creed
シュトゥットガルトSWRヴォーカル・アンサンブル
シュトゥットガルト放送交響楽団のメンバー
ジョリヴェは師のヴァーレーズの影響や北アフリカへの旅行など自身の体験を
通し異教・異国の神秘的題材を取り入れ、色彩感に富み生命力溢れる音楽を
多く作曲しました。難曲と言われる代表的な3曲の合唱曲を収録した意欲的な
アルバムです。

83.447 \2380
「シューマン家の家庭音楽会にようこそ」
HAUSMUSIK - Zu Gast Bei Clara und Robert Schumann
(1)R.シューマン:「春の祭りの美しさ」 恋のたわむれ op.101から
(2)R.シューマン:「太陽の輝くように」 恋のたわむれ op.101から
(3)R.シューマン:「テューレの王」 ロマンスとバラード第1集 op.67から
(4)R.シューマン:「美しきロートラウト姫」ロマンスとバラード第1集op.67から
(5)R.シューマン:「野ばら」 ロマンスとバラード第1集 op.67から
(6)R.シューマン:「雷雨」 ロマンスとバラード第1集 op.67から
(7)R.シューマン:「鍛冶屋」 ロマンスとバラード第3集 op.145から
(8)R.シューマン:「悲しき狩人」 ロマンスとバラード第2集 op.75から
(9)R.シューマン:「傷ついた子供に」 ロマンスとバラード第2集 op.75から
(10)R.シューマン:「暗い光の輝き」 スペインの恋の歌 op.138から
(11)R.シューマン:「流浪の民」 3つの詩 op.29から
(12)クララ・シューマン:3つのロマンス op.21から 第1曲 イ短調
(13)ブラームス:「おお快い5月」 リートとロマンス op.93から
(14)ブラームス:「さようなら」 リートとロマンス op.93から
(15)ブラームス:「森の夜」 7つのリート op.62から
他、バッハ:「アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳」より6曲
全、21曲
カルムス・アンサンブル・ライプツィヒ CALMUS Ensemble Leipzig
2010年2月16-18,22-24日、3月8-10日 録音
聖トーマス少年合唱団出身の男声により1999年に結成され、2001年に中部ドイ
ツ放送児童合唱団出身のアニャ・リプフェルト(女声)を加えた若い混声グルー
プ(女性1人:ソプラノ、男性4人:カウンター・テナー、テノール、バス、バリ
トン)安定した美しい声、均整のとれたアンサンブルを聴かせます。キングズ
・シンガーズのマスター・クラスで学んだ彼らは、バロックからジャズまでと
幅広いレパートリーを持ち、既にQUERSTANDレーベル・ライプツィヒ 他から
複数のアルバムを発表しています。




<ANDROMEDA>
ANDRCD9068 2枚組 \1750
ヘンデル:オラトリオ「エジプトのイスラエル人」
アンネリース・クッパー Annelies Kupper(ソプラノ)
エリーザベト・フェルナー Elisabeth Fellner-Koberle(ソプラノ)
ヘルタ・テッパー Hertha Topper(アルト)
ロレンツ・フェーエンベルガー Lorenz Fehenberger(テノール)
キース・エンゲン Kieth Engen (バス)  他
オイゲン・ヨッフム指揮
バイエルン放送管弦楽団、合唱団
1949年4月9日ミュンヘンでのライヴ
とても良い音質です。

ANDRCD9069 2枚組 \1750
(1)モンテヴェルディ:歌劇「オルフェオ」
ジーノ・シニムベルギ Gino Sinimbergi(オルフェオ)
ウタ・グラーフ Uta Graf(エウリディーチェ)
パトリシア・プリントン Patricia Printon(音楽の精)
ヴァルデマール・クメント Waldemar Kmentt(アポロ)
モナ・パウリー Mona Paulee(プロセルピナ)
パウル・ヒンデミット指揮
ヒストリカル・インストロメンツ・オーケストラ
(ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス)
ウィーン楽友協会合唱団
1954年6月3日ウィーンでのライヴ
(出だしにラジオ放送用ナレーションを含みます)
(2)ベートーヴェン:交響曲第1番 ハ長調 op.21
パウル・ヒンデミット指揮
スウェーデン放送交響楽団
1955年ストックホルムでのライヴ
「オルフェオ」はORFレーベルから発売されたものと同じです。
このANDROMEDA盤は、放送用音源につき、ラジオ放送のナレーションから収録
されています。つきましては音質の傷や雑音がORF盤に比べ少ないですが、音
の情報量が少ないと思われるかもしれません。尚、余白に貴重なベートーヴェ
ンの演奏が収録されている事は、このアルバムの商品としての価値を高めて
います。
(このANDROMEDA盤はイギリスの著作権団体MCPSの許可を得て発売しています)

ANDRCD9071 2枚組 \1750
ハイドン:オラトリオ「四季」
キース・エンゲン Kieth Engen (SIMON)
アグネス・ギーベル Agnes Giebel (HANNE)
フリッツ・ヴンダーリヒ Fritz Wunderlich(LUKAS)
ハンス・ミュラー=クライ指揮
南ドイツ放送交響楽団、ヘッセン州立放送合唱団
1959年5月24日シュヴェツィンゲンでのスタジオ録音
とても良い音質です。




<WALHALL>
WLCD0312 2枚組 \1750
プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」
リチア・アルバネーゼ Lucia Albanese(蝶々さん)
ダニエーレ・バリオーニ Daniele Barioni(ピンカートン)
ロザリンド・エリアス Rosalind Elias(スズキ)
ジョン・ブラウンリー John Brownlee(シャープレス)
ディミトリ・ミトロプーロス指揮 Dimitri Mitropoulos
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1956年12月15日ニューヨークでのライヴ
良い音質です。メリハリある爽快な演奏です。

WLCD0314 3枚組 \2780
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」
チェーザレ・シェピ Cesare Siepi(フィガロ)
ナディーン・コナー Nadine Conner(スザンナ)
フランク・グァレーラ Frank Guarrera(アルマヴィーヴァ伯爵)
ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレス Victoria de los Angeles(伯爵夫人)
ミルドレッド・ミラー Mildred Miller(ケルビーノ)
フェルナンド・コレナ Fernando Corena(バルトロ)
サンドラ・ウィーフィールド Sandra Warfield(マルチェリーナ)
マックス・ルドルフ指揮 Max Rudolf
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1956年4月7日ニューヨークでのライヴ
良い音質です。

WLCD0315 2枚組 \1750
ヴェルディ:歌劇「運命の力」
ジンカ・ミラノフ Zinka Milanov(ドンナ・レオノーラ)
ロザリンド・エリアス Rosalind Elias(プレチオシルラ)
リチャード・タッカー Richard Tucker(ドン・アルヴァーロ)
レナード・ウォーレン Leonard Warren(ドン・カルロ)
チェーザレ・シェピ Cesare Siepi(グァルディアーノ神父)
フェルナンド・コレナ Fernando Corena(フラ・メリトーネ)
フリッツ・スティードリー指揮 Fritz Stiedry
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1956年3月17日ニューヨークでのライヴ
良い音質です。
以前MYTOレーベルから発売あり。

<Timpani>
1C 1178 \2300
ピエルネ:ピアノ作品集 ――
変奏曲ハ短調Op.42/演奏会用練習曲Op.13/演奏会用組曲の3つの小品Op.40
/パッサカリアOp.52
ローラン・ヴァグシャル(ピアノ)
パリ音楽院で作曲をマスネ、オルガンをフランクに学んだピエルネ。このティ
ンパニ盤には、ローマ賞を受賞するなど作曲家として躍進を遂げた初期の作品
「演奏会用練習曲」(1887)、中期の「3つの小品」(1903)と「変奏曲」(1918)、
そして晩年の「パッサカリア」(1932)が取り上げられており、ピエルネの作曲
家人生、作風の変化をローラン・ヴァグシャルが弾くピエルネのピアノ作品が
ナビゲートしてくれる。
来日経験を持つフランスのピアニスト、ローラン・ヴァグシャルは近代フラン
スのピアノ作品の演奏を得意としており、まさに適役。
近代フランス音楽ファンの渇きを潤す魅力的なピエルネ・アルバムの登場です。
2009年12月、ヴァンサンヌ(フランス)での録音。





<Channel Classics>
CCSSA 90210(SACD-Hybrid) \2180
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集 ――
スラヴ舞曲集Op.46〔第1番ハ長調/第2番ホ短調/第3番変イ長調/第4番ヘ長調
/第5番イ長調/第6番ニ長調/第7番ハ短調/第8番ト短調〕/スラヴ舞曲集
Op.72〔第1番ロ長調/第2番ホ短調/第3番ヘ長調/第4番変ニ長調/第5番
変ロ短調/第6番変ロ長調/第7番ハ長調/第8番変イ長調〕
イヴァン・フィッシャー(指揮)、ブダペスト祝祭管弦楽団
後期三大交響曲に匹敵する名演が、チャンネル・クラシックスからSACDハイブ
リッド・マルチチャンネル仕様&特別価格設定で復活です!
1996年3月&5月、ブダペストでの録音。

CCSSA 31210(SACD-Hybrid) \2850
ソロ - 無伴奏ヴァイオリンのための作品集 ――
ミルシテイン:パガニーニアーナ/タレガ(リッチ編):アルハンブラの想い出/
ベリオ:セクエンツァVIII/パガニーニ:驚異の二重奏/シュニトケ:ア・パガ
ニーニ/エルンスト:魔王 - シューベルトの主題による大奇想曲Op.26、庭の
千草/クライスラー:レスタティーボとスケルツォ・カプリース
ニン・フェン(ヴァイオリン)
2006年に行われた第51回パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールで第1位に
輝いた1981年成都出身の中国人ヴァイオリニスト、ニン・フェンが無伴奏作品
を携えてカムバック!
パガニーニの「驚異の二重奏」、ミルシテインの「パガニーニアーナ」やシュ
ニトケの「ア・パガニーニ」をプログラムに組み込むなど、ニン・フェンのパ
ガニーニに対するこだわりは人一倍。
もちろんこだわりや選曲だけでなく、現在の中国を代表するヴァイオリン奏者
に成長した天才ニン・フェンの演奏もホンモノ。

CCS 31010 \2180
ポーランドのマスターピース集 ――
コフレル:弦楽三重奏曲Op.10、カンタータ《愛》Op.14/ルガメー:クラリネッ
ト、ファゴット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための五重奏曲
エボニー・バンドのメンバーたち、バーバラ・ハンニガン(ソプラノ)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管の首席オーボエ奏者として活躍したヴェルナー
・ハーバースを芸術監督として1990年に結成されたオランダのアンサンブル、
エボニー・バンドのポーランド・プログラム。
20世紀前半の埋もれた作品の発掘に情熱を注ぐエボニー・バンドは、様々な
ジャンル、編成に対応できる柔軟性と高い演奏技術がウリ。英にナッシュ・
アンサンブルがあるならば、蘭にはエボニー・バンドあり!




<Linn>
CKD 362(SACD-Hybrid) 3枚組 \3850
ヘンデル:合奏協奏曲集Op.6 ――
合奏協奏曲第1番ト長調Op.6-1/第2番ヘ長調Op.6-2/第3番ホ短調Op.6-3/
第4番イ短調Op.6-4/第5番ニ長調Op.6-5/第6番ト短調Op.6-6/第7番変ロ長調
Op.6-7/第8番ハ短調Op.6-8/第9番ヘ長調Op.6-9/第10番ニ短調Op.6-10/
第11番イ長調Op.6-11/第12番ロ短調Op.6-12
パヴロ・ベズノシウク(ヴァイオリン&ディレクター)、
エイヴィソン・アンサンブル
1985年の結成から25年という歴史を持つイギリスの名門ピリオド・オーケスト
ラ、エイヴィソン・アンサンブルが鬼才パヴロ・ベズノシウクに率いられリン
(Linn)に登場。
イギリス、ニューカッスル出身の作曲家チャールズ・エイヴィソン(1709-1770)
の名を冠するエイヴィソン・アンサンブルが得意とするイギリス・バロックの
新録音は、ヘンデルのマスターピース、「合奏協奏曲Op.6」の全曲録音!
「聖チェチーリアのための頌歌」やオラトリオ「サウル」などの傑作と同時期
となる1739年、54歳のヘンデルがわずか1ヶ月という短期間で完成させた12の
合奏協奏曲「Op.6」は、バッハの「ブランデンブルク協奏曲」に匹敵するバロ
ック時代の"合奏協奏曲"を代表する傑作との呼び声も高い。
ビーバーの「ロザリオのソナタ」(AV 0038)で古楽に衝撃を与えたベズノシウク
のカラーに染まったエイヴィソン・アンサンブルのハイ・パフォーマンスと、
リンの超優秀録音の相乗効果が楽しみ。スペシャル・プライス設定です!
2008年10月27日-31日、ジュビリー・シアター(ニューカッスル)での録音。




<Melodiya>
MELCD 1001683 2枚組 \2300
シチェドリン:バレエ音楽《かもめ》(全曲)
アレクサンドル・ラザレフ(指揮)、ボリショイ劇場管弦楽団
旧ソ連時代には作曲家同盟議長を務めた大物、ロディオン・シチェドリン
(1932-)。名バレリーナ、マイヤ・プリセツカヤを妻に持つシチェドリンはバレ
エ音楽など多くの優れた舞台作品を作曲しており、この「かもめ」も作曲家同
盟議長時代の1980年にアントン・チェーホフの戯曲を題材とした2幕のバレエ
音楽。24の前奏曲、3つの間奏曲、そしてポストリュード(後奏)で構成される
「かもめ」は、旧ソ連の現代音楽を追い求めたシチェドリンらしい強烈なイン
パクトを持った作品である。
強烈に炸裂するトランペットとトロンボーン、怒り叫ぶかのような弦楽セク
ションなど、ヒートアップするラザレフ・ワールドに圧倒させられます。
1982年の録音。ディジパック仕様。




<Danica>
DCD 8237 \1880
ピアノ音楽の花束 ――
ヘンデル:
ピアノ・ソナタ ト長調Hob.XVI-27/主題と4つの変奏(神よ、皇帝フランツを
守り給え)/ピアノ・ソナタ ホ長調Hob.XVI-13/ピアノ・ソナタ ト長調
Hob.XVI-11/ピアノ・ソナタ イ長調Hob.XVI-5/ピアノ・ソナタ第4番ニ長調
Hob.XVI-4/カプリッチョ ト長調Hob.XVII-1/アンダンテ イ長調
ヴィリー・ストラルチク(ピアノ/スタインウェイ1900)
とてつもないスケールの作品、『96台のピアノと打楽器のための交響曲「大地、
空気、火、水」』で知られるヴィリー・ストラルチクが弾くハイドンのピアノ
作品集は、使用ピアノが1900年にニューヨークで製作されたスタインウェイ&
サンズのモデルD。100年以上も前に製作され、現代のピアノでもフォルテピア
ノでもないスタインウェイのピアノで奏でるハイドンは響きが優しくまろやか。
デンマークのレーベル、ダニカ(Danica)から届いた逸品です。
2009年7月の録音。




<Dapheneo>
Dapheneo A804 \2300
鏡 - アコーディオンとサクソフォン四重奏のための作品集 ――
ヴィズール&フェレ:スウィング・ワルツ/アスティエ&アゾーラ:システムA
/カサップ:炎/ピアソラ:オブリビオン/ムレナ&コロンボ:インディフェレ
ンス/コスマ:サリュート・ラルティスト/ブレル:ヴズール、ジョーレ/ムレ
ナ&コロンボ:インディフェレンス/サティ:ジムノペディ第1番/カサップ:小
さなオブジェのワルツ/アスティエ&アゾーラ:システムA/ヴィズール&フェ
レ:スウィング・ワルツ
イネディッツ・サクソフォン四重奏団、
マルセル・アゾーラ(アコーディオン)
フランスのアコーディオンの神様と称されるマルセル・アゾーラと、バラグリ
オリが参加するイネディッツ・サクソフォン四重奏団が共演!
クヮルテットのメンバー、フィリップ・ポルテジョワの優れたアレンジが、ア
コーディオンとサクソフォン四重奏を急接近させる。2008年の録音。

Dapheneo 9709 \2300
グラズノフ:サクソフォン協奏曲変ホ短調Op.109/ボザ:アリア/ベイテルマン:
演奏会用小品/メイシー:ファウスト
ジャン=ピエール・バラグリオリ(サクソフォン)、
ワレリー・アブラメンコ(指揮)、
ラトヴィア・フィルハーモニー室内管弦楽団
ジャン=ピエール・バラグリオリは、パリ音楽院のサクソフォン専攻と室内楽
を1等賞で卒業し、フランス国家賞、メニューイン財団賞を受賞。現在は、フラ
ンスの名門パリ・ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団の首席奏者、コロンヌ
管弦楽団のソリストとしても活躍する現代フランス・サクソフォン界の盟主で
ある。
メイン・プロは亡命時代のグラズノフの傑作であり、サクソフォンの超重要レ
パートリー「サクソフォン協奏曲変ホ短調Op.109」!
1997年4月12日&14日の録音。弊社初紹介。

Dapheneo 9910 \2300
革命家 ――
ピアソラ:革命家、アディオス・ノニーノ、リベルタンゴ/ロドリゲス:ラ・ク
ンパルシータ/ガルデル:下り坂/サルガ:ア・フエゴ・レント/スタンポーニ
&エスポージト:空のひとひら/ヴィリョルド:エル・チョクロ/ヒエコ:アル
ゼンチンの印象/エスケシュ:タンゴ・ヴィルトーゾ/ヒエコ:レ・4・クプ/
グビッチ:イゲン
サクソフォン四重奏団《キャトル》
パリ・ギャルドのサクソフォン奏者ジャン=ピエール・バラグリオリが主宰す
るサクソフォン四重奏団、キャトル(4uatre)のタンゴ・アルバム。
サクソフォン四重奏のレパートリーとしてすっかり市民権を得たピアソラの作
品の中でも「アディオス・ノニーノ」が特にオススメ。
1999年4月&5月&7月の録音。弊社初紹介。

Dapheneo 9810 \2300
ブライアーズ:アレグラスコ/アラリックI&II/3つの悲歌
ジャン=ピエール・バラグリオリ(サクソフォン)、
アンドリス・ヴェイスマニス(指揮)、
ラトヴィア・フィルハーモニー室内管弦楽団、
サクソフォン四重奏団《キャトル》
「タイタニック号の沈没」の作曲者でもあるイギリスの作曲家&コントラバス
奏者、ギャヴィン・ブライアーズ(1943-)のサクソフォン作品集でもバラグリ
オリが主役。
ブライアーズのサクソフォン作品は難解な超現代風の作風ではなく、即興的、
ミニマル的なフレーズ、サウンドが印象に残る。1996年&1998年の録音。
弊社初紹介。




<Danacord>
DACOCD 684 \2300
誰もが春を愛す - 新しいデンマークの歌 ――
ブルーン:ソプラノ、フルートとギターのための《緑》/ハジセリモヴィチ:ソ
プラノとハープのための《やわらかい歌》/セーアンセン:ソプラノとピアノ
のための《トリプティコン》/ネアゴー:ソプラノとピアノのための《6つの歌》
/フロウンベア:ソプラノとピアノのための《4つの存在の歌》/ヘゴー:ソプ
ラノとギターのための《3つの暗黒の局面》/ネアホルム:ソプラノとピアノの
ための《6つの平易なデンマークの歌》/グズモンセン=ホルムグレン:ソプラ
ノとハープのための《6つの平易なデンマークの歌》、ソプラノ、ハープ、フル
ートとギターのための《ターン》
マリアネ・ロン(ソプラノ)、セーアン・ラストギ(ピアノ)、
イェスパー・リュスヘフト(ギター)、
マリア・ベスルコウ・セーアンセン(ハープ)、
カロリナ・レード(フルート)
1954年から1957年にかけて作曲されたネアゴーの「6つの歌」から、ボスニア生
まれハジセリモヴィチによって2009年に作曲された「やわらかい歌」など、デ
ンマークのソプラノ歌手マリアネ・ロンが歌う全曲世界初録音の"デンマークの
歌"。
"ソプラノ+フルート+ギター"、"ソプラノ+ギター"といった編成のスタンダ
ードになってほしい秀作が揃う。

DACOCD 690 \2300
ショパン:
24の前奏曲より 第1番、第6番、第21番、第3番、第13番、第11番、第4番、
第22番/バラード第1番ト短調Op.23/4つのマズルカOp.68
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35
マリア・テレサ・アッシング(ピアノ)
北欧デンマークから届いたショパンのピアノ・アルバム。マリア・テレサ・
アッシングは、デンマーク人の父とポーランド系ドイツ人の母を持つデンマー
クの女流ピアニスト。
過度な表現や力任せにはならず、ゆったりとしたテンポの落ち着いたショパン
が流れてくる。2007年5月&2009年9月の録音。

DACOCD 691-696 6枚組 \6880
コペンハーゲンの偉大な歌手と音楽家たち1931-1939 ――
ベルディ:レクイエムより/ドヴォルザーク:序曲《謝肉祭》Op.92、チェロ協
奏曲ロ短調Op.104より 第1楽章/チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
変ロ短調Op.23より 第3楽章/ドビュッシー:《子供の領分》より 人形へのセ
レナード/ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58より 第1楽章/パ
ガニーニ:24のカプリースOp.1より/プーランク:田園のコンセールより
第2楽章/ゴーベール:夜想曲/ヒンデミット:室内音楽第5番より 第4楽章、
第5楽章/シマノフスキ:交響曲第4番Op.60より/J・S・バッハ:ヴァイオリン
協奏曲第2番ホ長調BWV.1042より、イタリア協奏曲ヘ短調Op.971/他
フリッツ・ブッシュ(指揮)、ニコライ・マルコ(指揮)、
グレゴール・ピアティゴルスキー(チェロ)、
ウラディミール・ホロヴィッツ(ピアノ)、ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)、
ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)、ワンダ・ランドフスカ(チェンバロ)、
マルセル・モイーズ(フルート)、パウル・ヒンデミット(ヴィオラ)、他
デンマーク放送のアーカイヴに保管されていた1930年代のライヴ録音集。往年
の巨匠たちの貴重な演奏がギッシリ。
※当タイトルはレーベル・オフィシャルのCD-Rとなります。予めご了承下さい。




<Point>
PCD 5171 \2300
ビー・ソー・イット - メゾとオルガンのための音楽 ――
カイサ:3つの詩篇/ヴェルナー:マニフィカト、真実の愛、ビー・ソー・イット
/ラドゥレスク:我ら人生のただ中にあって/セーレンセン:ライスI&II/ネア
ゴー:夏の前奏曲、2 arstidssange/ノルビー:ピエタ
ピア・ローゼ・ハンセン(メゾ・ソプラノ)、
イェンス・E.クリステンセン(オルガン)
オペラ、オラトリオの歌手として、母国デンマーク、スイス、中国、イギリス、
シリアなど世界各国で活躍するデンマーク人メゾ・ソプラノ歌手ハンセンが歌
うオルガン伴奏による歌曲集。




<Linn>
CKD 341(SACD-Hybrid) \2580
夜鳴きうぐいすと蝶々 - リコーダーのための作品集 ――
デルヴロワ:ソナタ第2番ト長調/ヴィゼー:パッサカイユ/フィリドール:リ
コーダー・ソナタ ニ短調/デュパール:組曲第1番イ長調/ヴィゼー:組曲
ニ短調/クープラン:恋の夜うぐいす/デュパール:組曲第6番へ短調/クープ
ラン:勝ち誇る夜うぐいす、夜うぐいすのドゥブル
パメラ・トービー(リコーダー)、
エリザベス・ケニー(アーチリュート&テオルボ&バロック・ギター)
パラディアン・アンサンブルの創設メンバーであり、ソリスト、室内楽奏者と
しても大活躍中の華麗なるリコーダー奏者、パメラ・トービー。
高い評価と好調なセールスを維持し続けている「バロック時代の協奏曲集」
(CKD 217)、ヘンデルのソナタ集(CKD 223)、快楽の園(CKD 291)に続くパメラ
・トービーのソロ第4弾となるのが、フランス・バロックの作品集"夜鳴きう
ぐいすと蝶々"!
前3作では、ソネリー、リチャード・エガー、アンドルー・ローレンス=キン
グなど、古楽界の一流アーティストたちと共演を重ねてきたトービーが、こ
の"夜鳴きうぐいすと蝶々"でデュオを組むのは、イギリスのトップ・リュー
ティスト、エリザベス・ケニー。
古楽界の最前線を歩むトービーとケニーのデュオは、テクニックや音色、表
現の素晴らしさはもちろんのこと、心地よいテンポ感、両者の絶妙の距離感
が生み出す自然な音楽の流れが実に見事。
トービーのリコーダーとケニーのリュートは、まるで"夜鳴きうぐいす(ナイ
チンゲール)"の鳴き声と"蝶々"の羽ばたき。リコーダーが誘う美しきフラン
ス・バロックの世界へ ――。
2009年3月22日-24日、イギリス国立古楽センターでの録音。





<Raumklang>
RK 2808 \2300
ファニー&フェリックス ――
ファニー・メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲ニ短調Op.11
フェリックス・メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲ハ短調Op.66
トリオ・ヴィヴェンテ
ファニーとフェリックス。メンデルスゾーン姉弟のピアノ三重奏曲をカップリ
ング。
フライブルク・バロック・オーケストラのヴァイオリニスト、アンネ・カタリ
ーナ・シュライバー、ベルリン・バロック・ソロイスツ、ミュンヘン室内管弦
楽団のチェロ奏者クリスティン・フォン・デル・ゴルツ、ザールブリュッケン
の名ピアニスト、ユタ・エルンストが集い1992年に結成されたドイツのアンサ
ンブル。
ドイツのバロック・シーンで活躍する3人の名手たちのメンデルスゾーンは響
きも別格です。






<Pavane>
ADW 7530 \2300
シューベルト:
ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調D.929,Op.100/アルペジョーネ・ソナタ
イ短調D.821/ピアノ三重奏曲変ホ長調D.897,Op.148《ノットゥルノ》
トリオ・ポルティチ〔ダミアン・パルドン(ヴァイオリン)、ルク・トーテン
(チェロ)、ステファネ・デ・メイ(ピアノ)〕
2005年にリリースされたフランクの「三重奏曲集Op.1」(ADW 7500)を皮切り
に、ショパン(ADW 7512)、ドビュッシー(ADW 7520)、メンデルスゾーン
(ADW 7525)の室内楽作品集で成功を収め、名実ともにパヴァーヌ・レーべル
の顔となったベルギーのアンサンブル、トリオ・ポルティチ。
第5弾となるシューベルトでも、フランチェスコ・ルッジェーリ1694年製の
ヴァイオリンを操るルクセンブルク・フィルのダミアン・パルドン、アレッ
サンドロ・ガリアーノ1705年製のチェロを弾くフランダース放送管の首席チェ
リスト、ルク・トーテンの技が光る。またデ・メイの安定感あるピアノが、
アンサンブルに欠かせぬ潤滑油としての存在感を静かに発揮している。
2009年12月の録音。

ADW 7254 \2300
コントラバス四重奏団のための音楽 ――
ボッテシーニ:華麗な奇想曲/アルト:ロマンティックな組曲/プロコフィエ
フ:ユーモラスなスケルツォ/ファンヘレンタルス:Varium et Mutabile、
Entre Ether et Terre/ジョプリン:ベセーナ、マグネティック・ラグ/ファ
ンヘレンタルス編:2つの黒人霊歌/ジョプリン:ラグタイム・ダンス
ブリュッセル・コントラバス四重奏団
ブリュッセル・コントラバス四重奏団は、ベルギーのオーケストラで活躍する
コントラバス奏者たちで1982年に結成された低音のスペシャリスト集団。
4台のコントラバスが奏でる重厚で分厚い骨太のハーモニー、ゴリゴリとした
迫力ある低音の動き・・・。ああ、素晴らしきかな低音。弊社初紹介。

ADW 7252 \2300
バスーン・ファンタジア ――
ルノム:メロディー/エルガー:愛の挨拶/ディニーク(ハイフェッツ編):ホラ
・スタッカート/ショパン(グラズノフ編):エチュード/ジュナン:ナポリ民謡
による幻想曲/クライスラー:愛の喜び/クライスラー:愛の悲しみ/ヴァイセ
ンボーン:アダージョ/ブロッホ:祈り/日本民謡:さくらさくら/アルベニス:
タンゴ/ラフマニノフ:ヴォカリーズ/ファリャ:アストゥリアーナ、ファリャ:
ポロ/フォーレ:エレジー/サン=サーンス:ロマンス
田中雅仁(ファゴット)、児嶋一江(ピアノ)
2002年、演奏旅行先のカナダのカルガリーで病に倒れ他界した日本を代表する
ファゴット奏者の1人、田中雅仁の小品集。
艶やかで瑞々しい音色と優れたテクニック。自身のお気に入りのプログラム
で、ワールドクラスのファゴットを聴かせてくれます。
1991年5月30年-31日の録音。弊社初紹介。

ADW 7257 \2300
モーツァルト:
2台のピアノのための協奏曲変ホ長調K.365
3台のピアノのための協奏曲ヘ長調K.242《ロードゥロン》(2台ピアノ版)
オリット・ウズィエル(ピアノ)、ダリア・ウズィエル(ピアノ)、
ジョルジュ・オクトール(指揮)、ワロン室内管弦楽団
ベルギーのブリュッセル王立音楽院で教授として後進の育成に携わるテル・ア
ヴィヴ生まれのピアノ・デュオ、オリット&ダリア・ウズィエルがソリストを
務めるモーツァルト。
ベルギー国立管のシェフを務めたマエストロ、ジョルジュ・オクトールの的確
なサポートが、ソロを引き立てている。1991年1月の録音。弊社初紹介。

ADW 7259 \2300
シューマン:幻想小曲集Op.12/フモレスケ変ロ長調Op.20
シルヴィ・カルボネル(ピアノ)
シルヴィ・カルボネルは、ピエール・サンカンの門下生で、ブカレストのジョ
ルジュ・エネスコ国際コンクールの覇者でもあるフランスの女流ピアニスト。
1991年10月24日-26日の録音。弊社初紹介。

ADW 7261 \2300
ヨーロッパの合唱作品集 ――
ラッスス:私の心はあなたに頼る/ノン・パパ:Mijn Hartelijk Lief/ガーデ:
朝の歌/ハスラー:楽しみ喜びすべては/ルニャール:Nun bin ich einmal
frey/テオドラキス:ドクサ・パトリ/エンシーナ:ファタル・ラ・パルテ/
グノー:父よゆだねます/アイルランド民謡:貝売りの歌/ドナト:ああ、私の
いとしき命よ/ガストルディ:アモールの勝利/レンツ&ルブラン:Wei meng
Mamm nach huet gesponnen/ポルトガル民謡:収穫の歌/サリヴァン:長い一日
が暮れる/パーセル:To The Hills And The Vales/ベートーヴェン:歓喜の歌
ディルク・デ・モール(指揮)
ユーロピアン・コミュニティ合唱団
歴史、時代という壁を取り払い、"合唱"でヨーロッパ各国を巡る旅。締めくく
りは、ベートーヴェンの歓喜の歌。1991年11月の録音。弊社初紹介。




<Syrius>
SYR 141430 \2300
海と田園の風景 ――
ルレ:田園のスケッチ、ヴォヤージュ・オニリク
クラ:2つの即興曲、ポリフェーム、子供心
ジャン・デュベ(ピアノ)、グザヴィエ・ブショー(ピアノ)
フランスのレーベル、ティンパニ(Timpani)の作品発掘によって、知名度と人
気が上昇中のフランスの軍人作曲家ジャン・クラ(1879-1932)と、現代フラン
スの作曲家エルヴェ・ルレ(1947-)のピアノ作品集。
クラとユレの作品は、幻想的、東洋的な雰囲気、ロマン派の情緒が漂う知られ
ざる逸品。ジャン・デュベとブショーのピアノも作品を隅々まで把握した好演。

SYR 141425 \2300
メッシーナ大聖堂のオルガンVol.5 ――
マイアベーア:戴冠式行進曲/メンデルスゾーン:蜂の結婚Op.67-4/リッター:
ソナタ第3番イ短調Op.24/ボッシ:クロエの踊り/スタンフォード:ソナタ・
エロイカ/ピエルネ:3つの小品Op.29/フレッチャー:夢の泉/カラート:トッ
カータ ホ短調Op.29
マッシモ・ノゼッティ(オルガン)
イタリア、シチリア島の歴史的建築物、メッシーナ大聖堂に設置されているグ
ランド・オルガンで奏でる作品集の第5集。イタリア人作曲家ボッシからイギ
リスのスタンフォード、フランスのピエルネなどを集めたプログラムのセンス
はいつも以上にグッド。




<Onyx>
ONYX 4053 \2180
シューマン:
ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調Op.105
ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調Op.121
ヴァイオリン・ソナタ第3番イ短調WoO.27
イリア・グリンゴルツ(ヴァイオリン)、ペーター・ラウル(ピアノ)
ハイペリオンからリリースされたエルンスト(CDA 67619)、タネーエフ&アレン
スキー(CDA 67642)の演奏が記憶に新しい1982年サンクトペテルブルク出身の
天才ヴァイオリニスト、イリア・グリンゴルツがオニックス(ONYX)初登場!
1995年のメニューイン国際ヴァイオリン・コンクール、そして1998年のパガニ
ーニ国際ヴァイオリン・コンクールで優勝の栄冠に輝くなど、数々の舞台で底
知れぬ才能を発揮してきたグリンゴルツがオニックス第1弾のプログラムに選
んで来たのは、"ドイツ・ロマン派"シューマンのヴァイオリン・ソナタ全集!

ONYX 4062 \2180
R・シューマン:
ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.129*(原曲:チェロ協奏曲イ短調Op.129)
ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調Op.121
C・シューマン:3つのロマンスOp.22
フィリップ・グラファン(ヴァイオリン)、
クレール・デゼール(ピアノ)、
クリストフ・ポッペン(指揮)*、
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー
管弦楽団*
16歳という若さでフランスの名門パリ音楽院を1等賞で卒業し、インディアナ
のブルーミントンでは20世紀の巨匠ジョゼフ・ギンゴールド、フィリップ・ヒ
ルシュホーンの下で研鑽を積んだ現代フランスのトップ・ヴァイオリニスト、
フィリップ・グラファン。
燃えたぎる情熱の炎がほとばしり、ヴァイオリンが火を噴くかのような熱き
「ハンガリアン・ダンス」(ONYX 4039)に続くグラファンのONYX第2弾は"遺作"
ではないシューマンのヴァイオリン協奏曲!
このシューマンのヴァイオリン作品集でグラファンが弾くのは、1853年に作曲
された遺作の「ヴァイオリン協奏曲二短調」ではなく、「チェロ協奏曲イ短調
Op.129」の独奏パートをシューマン自身がヴァイオリン用にアレンジを行った
「ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.129」。
オリジナルのヴァイオリン協奏曲ではなく、敢えてシューマンの「チェロ協奏
曲」の"ヴァイオリン版"を選んできたグラファン。
エルガーの「ヴァイオリン協奏曲」"初稿版"やショーソンの「詩曲」"最終稿
版"、リトアニアの作曲家バルカウスカスの作品など、レア・レパートリーの
レコーディングを成功させてきた実績があるだけに、その選曲眼は信頼度満点!




<PentaTone>
PTM 1006(SACD-Hybrid) \2500
モーツァルト:アリア集 ――
アリア《私はあなた様に明かしたい、おお神よ》K.418/アリア《ああ、私の
思った通り…どこかへ消えておしまい》K.272/アリア《ああ、もし空に恵み
深い星があるなら》K.538/アリア《私は行く、だがどこへ》K.583/アリア
《美しい恋人よさようなら…とどまれ、最愛の人よ》K.528/アリア《もし大
胆にも、望むなら》K.82/アリア《誰かわが恋人の苦しみを知らん》K.582/
モテット《踊れ、喜べ、幸いな魂よ》ヘ長調K.165
レネケ・ルイテン(ソプラノ)、
エド・スパニャールド(指揮)、コンセルトヘボウ室内管弦楽団
2002年、オランダのスヘルトーヘンボス国際声楽コンクールで第1位、聴衆賞
を含む5つの賞に輝き、一挙に注目を集める存在となったオランダのソプラノ、
レネケ・ルイテンのペンタトーン・デビュー・アルバム!
オランダのハーグ王立音楽院、ドイツのバイエルン州立歌劇場アカデミーで研
鑽を積んだルイテンの転機となったのは、オランダの名リリック・ソプラノ、
エリー・アメリンクとの出会い。
その才能を見出したアメリンクの指導により、ドイツ・リート、シューベルト
歌曲、そしてモーツァルトのスペシャリストに成長したルイテンは、ミュンヘ
ンのプリンツレゲンテン劇場、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭、ネー
デルランド・オペラへ続々とデビューを果たすなど、オランダ声楽界の次代を
担う新星、そしてアメリンクの後継者として脚光を浴びている。
2009年4月、アムステルダム・ヴァールゼ教会(オランダ)での録音。




<NIFC>
NIFCCD 013 \2300
ショパン:室内楽作品集 ――
チェロ・ソナタ ト短調Op.65/序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調Op.3/マイ
アベーアの歌劇《悪魔のロベール》の主題による協奏的大二重奏曲ホ長調/ピ
アノ三重奏曲ト短調Op.8
ヤン・クシシュトフ・ブローヤ(フォルテピアノ/エラール1849)、
アンジェイ・バウアー(チェロ)、クーバ・ヤコヴィッツ(ヴァイオリン)
1849年製のエラールと1848年製のプレイエル。
ショパン存命当時に製作されたフォルテピアノで、ショパンのピアノ作品(&ピ
アノを伴う作品)全曲録音に取り組んでいるポーランド国立ショパン協会
(Narodowy Instytut Fryderyka Chopina)の自主レーベル"NIFC"。
これまで欠番となっていた番号"013"を振られたのは、"ピアノ"でもなく"歌曲"
でもなくショパンの"室内楽"!
ワルシャワ時代、18歳のショパンが書き上げた唯一の「ピアノ三重奏曲Op.8」、
同時期に作曲された「序奏と華麗なるポロネーズOp.3」。
1972年ワルシャワ生まれのヤン・クシシュトフ・ブローヤは、ワルシャワの
ショパン音楽アカデミー、フランクフルト、マイン、ハノーファーで学び、ポ
ーランド楽壇の次代を担う逸材として期待されるピアニスト。
1992年のミュンヘン国際音楽コンクール第1位、1989年のプラハの春国際音楽
コンクール第3位という華々しい受賞歴を持つ名チェロ奏者アンジェイ・バウ
アー、ポーランドの名手クシストフ・ヤコヴィツの息子でツェートマイヤー・
クヮルテットのヴァイオリニストとしても活躍中のクーバ(ヤクブ)・ヤコヴィ
ッツといったポーランド弦楽器奏者たちも強力。
2009年7月6日-8日&10月22日-23日、
ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ
(ワルシャワ)での録音。




<Chandos>
CHSA 5079(SACD-Hybrid) 特価\2180
マーラー:交響曲第7番ホ短調《夜の歌》
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、ハーグ・レジデンティ管弦楽団
マーラーの交響曲の中でも最も謎で最も難解な作品とも言われる「交響曲第7
番」。ここでのネーメ・ヤルヴィとハーグ・レジデンティ管の演奏時間は、こ
れまた超特急の約70分!ちなみに各楽章の演奏時間は、第1楽章:20'40"、第2
楽章:12'53"、第3楽章:9'10"、第4楽章:9'54"、第5楽章:17'09"となっており、
クレンペラー&ニュー・フィルハーモニアの演奏(約100分)との差はなんと約
30分。快速テンポとオーケストラを豪快に鳴らすヤルヴィのスタイルがどのよ
うなマーラーの「交響曲第7番」を創り出すのか、要注目です。
2人の息子パーヴォとクリスチャンを凌ぐネーメ・ヤルヴィの圧倒的快進撃は、
もう誰にも止められません!

CHAN 10608 \2180
レイトン:管弦楽作品集Vol.3 ――
交響曲第1番Op.42
ピアノ協奏曲第3番Op.57《夏の協奏曲(コンチェルト・エスティーヴォ)》
ハワード・シェリー(ピアノ)、
マーティン・ブラビンズ(指揮)、
BBCナショナル・オーケストラ・オヴ・ウェールズ
作曲者とレーベルの母国、イギリスの音楽誌だけでなく、ここ日本でも好レ
ビューを獲得するなど、高い評価を受けたシャンドスの「ケネス・レイトン管
弦楽作品集」。第1集(CHAN 10461)、第2集(CHAN 10495)で指揮を振ったリチャ
ード・ヒコックスからタクトを受け継いだのは、"英国音楽の達人"の後継者の
1人マーティン・ブラビンズ。
大戦後を代表するイギリスの作曲家であり、伝統的なロマン派の書法と12音技
法の共存を目指したレイトンの「交響曲第1番」と「ピアノ協奏曲第3番」は、
両作品とも貴重な音源となるだけに前2作と同じく高い注目を集めることだろ
う。

CHAN 10602 \2180
マルティヌー:チェロとピアノのためのソナタと変奏曲集 ――
チェロ・ソナタ第1番H.277/スロヴァキア民謡による変奏曲H.378/チェロ・
ソナタ第2番H.286/ロッシーニの主題による変奏曲ニ長調H.290/チェロ・
ソナタ第3番ハ長調H.340
ポール・ワトキンス(チェロ)、ヒュー・ワトキンス(ピアノ)
20世紀チェコの巨匠、ボフスラフ・マルティヌー(1890-1959)のチェロ作品を
弾くのは、イギリスの超人集団ナッシュ・アンサンブルのメンバーであり、近
年は指揮活動にも情熱を注ぐ英国の名チェリスト、ポール・ワトキンス。
ナチスの侵攻から逃れるために渡ったアメリカで1952年に作曲を行った「チェ
ロ・ソナタ第3番」、胃癌を患ったマルティヌーの祖国への望郷の念が込めら
れた最晩年の「スロヴァキア民謡による変奏曲」など、チェコ、ボヘミアの旋
律やリズムが溢れ出る傑作をワトキンス兄弟が大切に、そして感情豊かに奏で
ます。

CHAN 0771 \2180
ハイドン:ピアノ三重奏曲集 ――
ピアノ三重奏曲第25番ハ長調Op.75-1,Hob.XV-27
ピアノ三重奏曲第26番ホ長調Op.75-2,Hob.XV-28
ピアノ三重奏曲第24番嬰ヘ短調Op.73-3,Hob.XV-26
ピアノ三重奏曲第22番ニ長調Op.73-1,Hob.XV-24
トリオ・ゴヤ〔カティ・デブレツェーニ(ヴァイオリン)、セバスチャン・コン
ベルティ(チェロ)、マギー・コール(フォルテピアノ)〕
ハイドンやモーツァルト、ベートーヴェンなど、スペインの画家フランシスコ
・ホセ・デ・ゴヤ(1746-1828)と同時代を生きた作曲家たちの作品をレパート
リーとしているピリオド・アンサンブル、トリオ・ゴヤのシャンドス・デビュ
ー・タイトル。
メンバーは、名工ポール・マクナルティ製作のワルター・モデルを弾くマギー
・コール、ヴァイオリンのデブレツェーニ、チェロのコンベルティとかなり強
力。ザロモン・セットと同じくロンドン滞在時代に作曲された4作品は、ハイ
ドンのピアノ三重奏の中でも傑出した完成度を見せている。アンサンブルのコ
ンビネーション、ポール・マクナルティのフォルテピアのサウンドに期待!

CHAN 10609 \2180
ダンス - ギター四重奏のための作品集 ――
ジスモンチ:やくざなバイヨン/マルティン:ハスタ・アリシア・バイラ/ス
コット:7つの踊りと"ノー・ルッキング・バック"(世界初録音)/ボッケリー
ニ:前奏曲とファンダンゴ/伝承曲:ねえ覚えてるかい?ミリツァ、パイドゥ
ースカ/ピアソラ:天使の死/マッケイ:白鳥"LK243"/伝承曲:マラゲーニャ
・サレロッサ、タランテラ/ラグレーン:メイド・イン・フランス
アクアレル・ギター四重奏団
シャンドスと専属契約を結んだ本格派ギター・クヮルテット、アクアレル・ギ
ター四重奏団のセカンド・アルバムは「ダンス」!
マンチェスターのRNCMでクレイグ・オグデン、ゴードン・クロスキーに学んだ
ギタリストたちによって結成されたアクアレル・ギター四重奏団のダンス・コ
レクションは、伝承曲、ボッケリーニから、ジスモンチ、イギリスのサクソ
フォン奏者アンディ・スコットの委嘱作品など豊富なバラエティが魅力。時
代や形式に束縛されることなく、クラシカル・ギターの新境地を開拓し続ける
ギター・クヮルテットが奏でる喜怒哀楽のダンスをお楽しみ下さい!

CHAN 10606 \2180
ドーヴ:教会オペラ《トビアスと天使》(世界初録音)
デイヴィッド・チャールズ・アベル(指揮)、
ヤング・ヴィク・コーラス&インストゥルメンタル・アンサンブル
オペラ、合唱、劇場、映画、管弦楽、室内楽など幅広いジャンルで活躍するイ
ギリスの作曲家ジョナサン・ドーヴ(1959-)のオペラ録音第3弾。
世界初録音となるこの「トビアスと天使」は、旧約聖書外典の「トビト書」を
題材として作曲され、1999年に初演、2006年に改修されたロンドンのヤング・
ヴィク劇場で上演された最初のオペラでもある。



<Nimbus>
NI 2557/8 2枚組 \2700
J・S・バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータBWV.1001-BWV.1006(全曲)
オスカー・シュムスキー(ヴァイオリン)
1917年、アメリカ、フィラデルフィアで亡命ロシア人の両親の下に生まれた
オスカー・シュムスキー(1917-2000)。3歳からヴァイオリンのキャリアをスタ
ートさせたシュムスキーは、7歳でフィラデルフィア管のソリストに招かれデ
ビュー。ストコフスキからは「いまだかつてない神童」と激賞され、後にオイ
ストラフからは「世界で最も偉大なヴァイオリニストの1人」と讃えられた20
世紀の巨匠シュムスキーの伝説的名演、バッハの「無伴奏ヴァイオリン・ソナ
タ&パルティータ」が長き時を経て遂に復活!
かつてASVからリリースされていたものの権利上の関係で市場から姿を消して
しまい、中古市場やオークションでは数万円の高値で取引されるなど文字通り
知る人ぞ知る伝説の名盤となってしまったシュムスキーのバッハ。
時には息苦しさを覚えてしまうほどの迫真の演奏。全曲を通して伝わってくる
凄まじいまでの集中力。"完璧"や"洗練"を追求した演奏とはまた違うシュムス
キーの魅力。
バッハの音楽に正々堂々と真正面から向き合い、一音一音に魂を込め一心不乱
に弾き続けたシュムスキーの遺産、「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティ
ータ」が再び陽の目を見る機会を得たことを喜びたい。
1975年頃の録音
Nimbusはレーベル・オフィシャルのCD-R盤です。




<Avie(SFS)>
821936-0036-2(SACD-Hybrid) \3380
マーラー:管弦楽伴奏付き歌曲集 ――
さすらう若人の歌/リュッケルト歌曲集/《子供の魔法の角笛》より 塔の中
の囚人の歌、少年の鼓手、トランペットが美しく鳴り響くところ、死んだ少
年鼓手、原光
スーザン・グラハム(メゾ・ソプラノ)、トーマス・ハンプソン(バリトン)、
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)、サンフランシスコ交響楽団
マーラー・サイクルの最終巻となる「管弦楽伴奏付き歌曲集」ではソリストに、
「大地の歌」(821936-0019-2)でMTT&SFSとの抜群の相性と名唱を聴かせてく
れたトーマス・ハンプソンと、アメリカが世界に誇るメゾ・ソプラノ歌手スー
ザン・グラハムを迎えており、MTT&SFSのハイ・パフォーマンスはもちろんの
こと、2人の世界的歌手の歌声との共演にも注目せずにはいられない!
またMTT&SFSのマーラー・サイクルの超優秀録音を支えてきたアンドレアス
・ノイブロンナー率いるレコーディング・チーム"トリトナス"はもちろん健
在。2001年9月に衝撃的なスタートを切ったMTT&SFSのマーラー・サイクルが
遂に迎えたフィナーレ。ご期待下さい!
2009年9月23日&25日-26日(さすらう若人の歌)、
2009年9月16日-20日(リュッケルト歌曲集)、
2007年5月10日-13日(子供の魔法の角笛)、
デイヴィス・シンフォニー・ホール(サンフランシスコ)でのライヴ録音。





<Guild Historical>
GHCD 2358/9 2枚組 \2700
トスカニーニ - オール・メンデルスゾーン・プログラム ――
メンデルスゾーン:交響曲第3番イ短調Op.56《スコットランド》
(録音:1941年4月5日)
交響曲第5番ニ長調Op.107《宗教改革》(録音:1942年11月8日)
序曲《真夏の夜の夢》Op.21(録音:1947年11月1日)
劇音楽《真夏の夜の夢》Op.61より お前たち、まだら模様のお蛇さん
(録音:1947年11月1日)
序曲《フィンガルの洞窟》Op.26(録音:1945年4月11日)
序曲《美しいメルジーネの物語》Op.32(録音:1947年1月1日)
弦楽五重奏曲第2番変ロ長調Op.87より 第3楽章:Adagio e lento
(録音:1947年1月11日)
ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64*(録音:1944年9月4日)
交響曲第4番イ長調Op.90《イタリア》(録音:1954年2月28日)
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)、
NBC交響楽団、ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)*
このギルド盤にはトスカニーニがアメリカで指揮したメンデルスゾーンの演奏
のほとんどが集められており、「スコットランド」や引退直後の「イタリア」、
ハイフェッツとの快速「ヴァイオリン協奏曲」など、トスカニーニが創り上げ
たメンデルスゾーンを存分に味合わせてくれるプログラムとなっている。
名エンジニア、ピーター・レイノルズによるリマスターが施され、少し遅れて
届いたメンデルスゾーン生誕200周年盤。トスカニーニの演奏はもちろんのこ
と、音質面にもご注目下さい。

GHCD 2352 \1350
モーツァルト:セレナード第7番ニ長調K.250《ハフナー》*
シューベルト:交響曲第5番変ロ長調D.485
フリッツ・ブッシュ(指揮)、
ヴィンタートゥール交響楽団、ペーター・リバール(ヴァイオリン)*
ドレスデン国立歌劇場、シュトゥットガルト国立歌劇場、アーヘン市立歌劇場、
グラインドボーン音楽祭の音楽監督など、重要なポストを歴任してきたにもか
かわらず、商業録音に恵まれてこなかったフリッツ・ブッシュ(1890-1951)の
演奏を発掘し続けてきたギルド・ヒストリカル。
1949年8月(または9月)にスイスのヴィンタートゥール交響楽団を指揮して収録
された名手ペーター・リバールの好演が輝く「ハフナー」、晩年の名演シュー
ベルトの「交響曲第5番」は、ブッシュの至芸を良好な録音状態で聴くことの
できる重要な音源である。
ドイツ・マックス・レーガー・インスティテュートに保管されているマスター
からの復刻。リマスター担当はもちろんピーター・レイノルズ。



<Guild>
GMCD 7343 \2180
フリビンス:室内楽作品集 ――
ピアノ三重奏曲/弦楽四重奏曲第1番*
チェロ・ソナタ+/クラリネット五重奏曲**
アンゲル・トリオ、アレグリ弦楽四重奏団*/**、
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)+、ジョン・ヨーク(ピアノ)+、
ジェームズ・キャンベル(クラリネット)**
ピーター・フリビンス(1969-)は、17歳で王立音楽アカデミーの奨学生に選ば
れ、ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校とノッティンガム大学で学び、ド
イツの巨匠ハンス・ヴェルナー・ヘンツに作曲を師事した英国のエリート。
難解な作風に傾倒せず、旋律や調性を完全に放棄しなかったフリビンスの作品
の中では、ここでもアレグリ弦楽四重奏団やウォルフィッシュが取り上げるな
ど室内楽作品への評価が特に高い。

GMCD 7345 \2180
パラフレーズ・ブリランテ -
フルートとピアノのためのヴィルトゥオーゾ・オペラティック作品集 ――
ポップ:リゴレット幻想曲Op.335/クラカンプ:《椿姫》による幻想曲Op.248
/レミュザ:《椿姫》によるカプリース/レミュザ&ルデュック:ロッシーニ
の歌劇《シンデレラ》の主題による華麗な幻想曲/ラフ:2つのパラフレーズ
Op.70/ガリボルディ:ファウスト/ドゥメルスマン:アレヴィの歌劇《ユダヤ
の女》のモチーフによる華麗な幻想曲/ボルヌ:《カルメン》による華麗な幻
想曲
ミリアム・テラーニ(フルート)、カトリーヌ・サラシン(ピアノ)
フルートやクラリネットなどの木管楽器奏者のレパートリーとして欠かせぬ
ヴェルディやロッシーニなどのオペラからのアレンジ作品たちを集めたフル
ート・アルバム。
フルートのミリアム・テラーニはダグラス・ボストックが首席指揮者を務め
ているスイスのオーケストラ、アールガウ交響楽団のソロ・フルート奏者。
ペーター=ルーカス・グラーフ、フェリックス・レングリから学んだ"笛"の
音色がなんとも華麗で美しい。

GMCD 7344 \2180
プーランク&エワーズ - フルート、オーボエとピアノのための作品集 ――
プーランク:オーボエ・ソナタ、メランコリー、フルート・ソナタ/エワーズ:
フラウタンド、チンボラソ、カイト、雨の日と休日、ソリティア、フォローイ
ング・オン
フィボナッチ・シークエンス〔イレアナ・ルーエマン(フルート)、クリスト
ファー・オニール(オーボエ)、キャスロン・スタロック(ピアノ)〕
"ホルン"や"ファゴット"、"ハープ"を主役としたユニークな録音をイギリスの
レーベル、ドゥーゼル(Deux-Elles)からリリースしてきたフィボナッチ・シー
クエンス。
フルート、オーボエ、ピアノという編成で、20世紀のプーランクと組み合わせ
たのは、21世紀イギリスの作曲家ティム・エワーズ(1958-)のアンサンブル作
品。どこかプーランクの響きを意識しているかのようなエワーズの作品がスパ
イスのようにジワジワと効いてくる。





<Guild Light Music>
GLCD 5168 \1650
軽音楽の黄金時代 - イギリスの映画&劇場オーケストラVol.3 ――
イェッセル:ウェディング・オヴ・ザ・ローズ/ワルトトイフェル:軍楽風ワル
ツ《擲弾兵》/ユーマンス:《ヒット・ザ・デック》セレクション/コリンズ:
ムーンタイム/ホワイト:パーフェクション/ブロズスキー:《ホーム・アンド
・ビューティー》セレクション/カールマン:《伯爵家令嬢マリツァ》セレク
ション/他
クリフォード・グリーンウッド(指揮)、
ロンドン・パラディウム・オーケストラ、
ジョゼフ・ムスカント(指揮)、
コモドール・グランド・オーケストラ、
フランシス・コリンソン(指揮)、
アデルフィ・シアター・オーケストラ、他
"ライト・ミュージック" の黄金時代、1940年代-50年代に録音された懐かしの
音源を復刻する"ギルド・ライト・ミュージック・シリーズ"の第68集。
トーキー映画の登場により、次第に姿を消していった映画館&劇場のオーケス
トラ。取り巻く環境の急速な変化の中で、シアター・オルガンと共存を続けた
イギリスのオーケストラたちの奮闘の記録が詰まっています。

GLCD 5167 \1650
軽音楽の黄金時代 - ストリングス・イン・リズム ――
ハーバート:ハバネラ/ヒューゼン:スウィンギング・オン・ア・スター/ジョ
ンソン:グリニッチ・ヴィレッジ/ミルズ、エリントン:イン・ア・センチメン
タル・ムード/ブーランジェ:ダ・カーポ/カーン:イン・ラヴ・イン・ヴェイ
ン/J・シュトラウス(ファーノン編):ファイアーワークス・ポルカ/他
パーシー・フェイス&ヒズ・オーケストラ、フランク・チャックスフィールド
&ヒズ・オーケストラ、フィリップ・グリーン&ヒズ・オーケストラ、ロバー
ト・ファーノン&ヒズ・オーケストラ、他
パーシー・フェイスのアレンジによるヴィクター・ハーバートの「ハバネラ」
のレトロなサウンド、大人のムードを漂わせるヒットナンバー「イン・ア・セ
ンチメンタル・ムード」が印象的なシリーズ第67集は"リズム"がテーマ。
フォックストロット、クイックステップ、ポルカ・・・。ライトミュージック
の全盛期に楽しまれた様々な"リズム"のコレクション・アルバムです。




<VMS>
VMS 204 \2300
ウェーバー:
クラリネット協奏曲第2番変ホ長調Op.74
クラリネット小協奏曲変ホ長調Op.26
カヴァッリーニ:クラリネット協奏曲変ホ長調(世界初録音)
ヴェンツェル・フックス(クラリネット)、
シルヴィオ・マッジョーニ(指揮)、ヴァル・カモニカ管弦楽団
表情豊かなサウンドと変幻自在のカラー、ストレスを感じさせない伸びやか
なハイトーン、難解なパッセージを簡単に聴かせてしまう圧倒的なテクニッ
ク。十八番のウェーバーで惜しみなく披露されるフックスのハイ・パフォー
マンスに改めて脱帽させられること必至!
またミラノ・スカラ座管、ロシア宮廷のクラリネット奏者を務め、"クラリネ
ットのパガニーニ"とも称されたエルネスト・カヴァッリーニ(1807-1874)の
世界初録音となる「クラリネット協奏曲」も聴き逃すべからず。
ベルリン・フィルの木管セクションの盟主として君臨するフックスのコンチェ
ルト・アルバム。
2008年7月の録音。

VMS 211 \2300
シュトラウス家との夜会 ――
J・シュトラウスII世:喜歌劇《ヴェネツィアの一夜》序曲/J・シュトラウ
スI世:ワルツ《パガニーニ風》/E・シュトラウス:ポルカ・シュネル《ヘク
トグラフ》/ヨゼフ・シュトラウス:ワルツ《オーストリアの村つばめ》
Op.164、ポルカ・マズルカ《遠方から》Op.27O/J・シュトラウスII世:ワル
ツ《南国のばら》Op.388、ポルカ《観光列車》Op.281、ワルツ《芸術家の生
涯》Op.316/モンティ:チャルダッシュ/J・シュトラウスII世:ワルツ《美し
く青きドナウ》Op.314、フランス風ポルカ《クラップフェンの森で》Op.281
ウィーン交響楽団ヨハン・シュトラウス・アンサンブル、
アントン・ソコロフ(リーダー&ヴァイオリン)
1844年にヨハン・シュトラウスII世がスタートさせたオーケストラの再現を
目指し、1965年にウィーン交響楽団の首席奏者たちによって結成された12人
のアーティストたちによるオーケストラ、ヨハン・シュトラウス・アンサン
ブル。
ヨハンI世&II世、ヨゼフ、エドゥアルトのシュトラウス・ファミリーの音楽
にモンティの「チャルダッシュ」を添えた"シュトラウス家との夜会"は、極
上のワルツやポルカの宝石箱!
ニュルンベルク響を経て2005年からウィーン響の第1コンサートマスターとし
て活躍中のアントン・ソコロフが案内するヨハン・シュトラウスが生きた時
代のサロン・コンサート。
2009年9月、ウィーン・ベートーヴェン・ザールでの録音。

VMS 209 \2300
フルートとギターのための音楽 ――
ジュリアーニ:デュオ・コンチェルタンテ ホ短調Op.25/カルッリ:セレナー
デ第3番ハ長調/シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ イ短調D.821
オイゲン・ベルテル(フルート)、
アレクサンダー・スヴェーテ(ギター)
1991年よりオーストリアのフォアアール交響楽団首席奏者、またウィーン・
カンマーフィルハーモニーやカメラータ・ザルツブルクでも活躍するオース
トリアのフルーティスト、オイゲン・ベルテルと、1989年ミュンヘン国際音
楽コンクールの入賞者アレクサンダー・スヴェーテのデュオ・アルバム。
フルートとギターで聴くシューベルトのアルペジョーネ・ソナタも格別の美
しさ。フルートの清々しい音色とギターの優しい響きが、安らぎを届けてく
れます。
2009年4月の録音。

VMS 635 2枚組 \3780
ヘンデル(モーツァルト編):オラトリオ《メサイア》HWV.56
マリリン・アルトマン(ソプラノ)、
ジュリア・デイヴィッドソン(メゾ・ソプラノ)、
ペリー・プライス(テノール)、アンドルー・マーフィー(バス・バリトン)、
ピーター・エルヴィン(バス)、アンドルー・コロジンスキ(オルガン)、
エリアンナ・スタヴァルツ(チェンバロ)
リンドン・ウッドサイド(指揮)
ニューヨーク・オラトリオ・ソサイエティ、
ルービンシュタイン・シンフォニア
モーツァルトが1789年にアレンジを行った"モーツァルト版"ヘンデルの「メ
サイア」の英語歌唱による全曲録音。
管楽器の増強、整理されたアリアや合唱が特徴でもある"モーツァルト版"
「メサイア」を、1873年にレオポルト・ダムロッシュによって創設され長い
歴史を持つニューヨーク・オラトリオ・ソサイエティの演奏で。
1990年、ワルシャワでの録音(2007年デジタル・リマスター)。




<Extraplatte>
EX 751-2 \2300
トリオ・コローレ・ヴィーン ――
バーカー:ファンファーレ、ジーグとマーチ/パーセル(カンデル編):金管三
重奏のための4つの楽章/ハイドン(トリオ・コローレ編):6つのウィーン三重
奏曲第2番より/ベートーヴェン(ワッツ&トリオ・コローレ編):ソナチネ/
モーツァルト(トリオ・コローレ編):ディヴェルティメント変ホ長調K.439b
/プーランク:ソナタ/ネリベル:金管三重奏曲/ツィブルカ:組曲第11番
トリオ・コローレ・ヴィーン〔ヨハネス・ホフマン(トランペット)、ペータ
ー・ホフマン(ホルン)、アンドレアス・ポインドル(トロンボーン)
1995年に結成されたトリオ・コローレ・ヴィーンは、現在オーストリアで唯
一という常設の金管三重奏団。
超定番プーランクの「ソナチネ」やハイドン、ベートーヴェン、モーツァル
トといった大作曲家たちの作品のアレンジ、「交響的断章」の作曲者ネリベ
ルの「金管三重奏曲」など、金管三重奏のためのフルコースをウィンナ・サ
ウンドでご堪能あれ!
2008年3月の録音。

EX 757-2 \2300
シューマン:子供のための歌のアルバムOp.79
アンナ・マリア・パンマー(ソプラノ)、クレメンス・ゼイリンガー(ピアノ)、
ウルスラ・ウィンコール(ソプラノ)、ベア・ロベイン(メゾ・ソプラノ)
来日経験も持つアンナ・マリア・パンマーは、1995年にのザルツブルク音楽
祭とライプツィヒ歌劇場で上演されたウド・ツィンマーマンのオペラ「シュ
ーフーと空飛ぶお姫さま」で大成功を収め、2007年にはリンツ・ブルックナ
ーハウスのアーティスト・イン・レジデンスに選出されたリンツ出身のソプ
ラノ歌手。
アンナ・マリア・パンマーの美しく深みのある歌声、豊かな表現力、クリア
な発音が魅力的なシューマンです。

EX 791-2 \2300
バヤン・マエストーソ ――
ビゼー:歌劇《カルメン》より/シューベルト:楽興の時ヘ短調、セレナード、
即興曲/スカルラッティ:ソナタ ハ長調K.406、ソナタ ヘ短調K.19、ソナタ
ニ短調K.9、ソナタ ヘ長調K.107/マルチェロ:アダージョ/モーツァルト:
トルコ行進曲/ブクスデフーデ:シャコンヌ/ショスタコーヴィチ:ワルツ
第2番/ピアソラ:バチンの少年
アレクサンドル・シェフチェンコ(バヤン/ロシア式アコーディオン)
ウクライナ出身のバヤン(ロシア式アコーディオン)奏者、アレクサンドル・
シェフチェンコが、バヤン1台で繰り広げるクラシック・ワールド。1台のバ
ヤンから響く相性抜群の「カルメン」や「トルコ行進曲」、まるでグランド
・オルガンのサウンドのように荘厳なブクステフーデは衝撃的。

EX 872-2 \2300
カールハインツ・ミクリン - ソロ ――
ソプラノ・サクソフォン/アルトフルート/テナー・サクソフォン/アルト
・サクソフォン/バス・クラリネット/テナー・サクソフォン/ソプラニー
ノ・サクソフォン/テナー・サクソフォン/アルト・サクソフォン/フルー
ト/アルト・サクソフォン/バス・クラリネット
カールハインツ・ミクリン(サクソフォン&フルート&クラリネット)
クラシック音楽家以外で初めてオーストリアの権威ある"Karl-Bohm-
Interpretationspreis"を授与されたクラーゲンフルト出身のジャズ・サクソ
フォン・プレーヤー、カールハインツ・ミクリン(1946-)。この"ソロ"は、ミ
クリンが1人でソプラニーノ、ソプラノ、アルト、テナーのサクソフォン、フ
ルートとアルトフルート、バス・クラリネットを吹き分けてしまった驚きの
ソロ・アルバム。

EX 840-2 \2300
22世紀、アルプス地方の伝承音楽
バルバラ・ローメン(ダルシマー)、ギュンター・シュナイダー(ギター)
22世紀からタイムスリップしてきた(という設定の)、未来のアルプス地方の
伝承音楽集。ツィター属の弦楽器ダルシマーとギターという伝統楽器のデュ
オと、コンテンポラリー・スタイルの音楽が手を携えた全く新しい"伝承音
楽"。




<Loewenhertz(Extraplatte)>
LOEW 019 \2300
景色とフルート -
ボーグナー&ラクロワ&スタンコフスキ:
景色とフルートI/海のエチュード/景色とフルートI
フローリアン・ボーグナー(電子楽器)、シルヴィア・ラクロワ(フルート)、
アレクサンドル・スタンコフスキ(サンプラー)
大自然の"音"とフルートのサウンドをミックス。フルートが木々のざわめき
や、波の上を飛ぶ鳥の鳴き声などに姿を変え、大自然と共演する。





<Et'cetera>
KTC 1410 2枚組 \4600
ライデンのクワイアブックからの音楽Vol.1 ――
クレキヨン:思い出したまえ、救い主よ/アッペンツェラーのベネディクトゥ
ス:おお、大いなる神秘/クレキヨン:主よ顧みたまえ/デ・モンテ:御告げの
祈り/クレキヨン:アヴェ・サルトゥス・イアヌア/クリーフ:わが罪を思い
出したまうな/デ・モンテ:キリストはよみがえりたまえり/ホランダー:わ
れは命の糧なり/クレキヨン:あなたはしもべ/リシャフォール:人々は何を
語りたるか/ゴンベール:ミサ曲《主を畏れたるすべての者は幸いなり》(ミ
サ・ベアティ・オムネス)/作曲者不詳:ミサ曲《聖なるマリアよ》(ミサ・
サンクタ・マリア)
16世紀、ライデンの聖ピーター教会での"時課の祈り"のために編集されたと
伝えられるクワイアブック。第1巻は主に2つのパートに分けられており、ク
レキヨン、デ・モンテ、リシャフォールなどの"モテット"と、フランドル楽
派の巨匠ゴンベールや同時代の作曲者不詳の崇高な"ミサ曲"を収録。
歴史に埋もれたままとなっていた16世紀のポリフォニーが、エギディウス・
クヮルテットのハーモニーを通じてクワイアブックから現代へと解き放たれ
る――。
全6巻のリリースが予定されている「ライデンのクワイアブックからの音楽」
で演奏の中核を担うエギディウス・クヮルテットは、トン・コープマンが率
いるアムステルダム・バロック合唱団のメンバー4人によって結成された男声
ヴォーカル・アンサンブル。
知られざるルネサンス時代のレパートリーに取り組む姿勢、4人とは思えない
厚く豊かなハーモニーで、ベネルクス地方を代表するヴォーカル・アンサン
ブルとしての地位を確立している。
2010年1月18日-23日、ラウレンティウス教会(オランダ)での録音

KTC 1403 2枚組(1枚価格) \2300
J・S・バッハ:無伴奏チェロ組曲BWV.1007-1012(全曲)
ロエル・ディールティエンス(チェロ)
ブリュッヘン、ヘレヴェッヘ、デ・レーウ、ポンスたちからの信頼も厚く、
ソリストとしてだけでなくアンサンブル・エクスプロラシオンの創設者&音
楽監督としても活躍するベルギーの名チェリスト、ロエル・ディールティエ
ンスが永遠のバイブル、バッハの「無伴奏チェロ組曲」を取り上げる!
「無伴奏チェロ組曲」の楽譜を1から見つめ直し正攻法のアプローチでありな
がらも、ダイナミクス、フレージング、テンポなど、全ての面にこれまで
経験に基づいた独自の解釈を採り入れたディールティエンスのバッハ。
エトセトラ・レーベルも大プッシュするベルギーの名手の秀演です。
2009年4月7日-9日、アミューズ(アントワープ)での録音。

KTC 1418 \2300
音楽の諧謔と哀歌 ――
ホルボーン:アルマンド、クーラント/ロビンソン:パッサメッツォ・ガリア
ルダ/ヒューム:音楽の諧謔 - エアー集第1部より/シンプソン:ムジカ・ブ
リタニカ/ファン・エイク:ダフネによる変奏曲、ダウランドの《いにしえの
涙》による変奏曲/ダウランド:ウィルビー卿ご帰館/マスクとダンス(4曲)
/シンプソン:トレブル、ヴィオール、バス・ヴィオールと鍵盤楽器のための
ディヴィジョンIII&II/パーセル:シャコンヌ ヘ長調/ブロウ:ソナタ第3番
ト長調/マテイス:ディヴィジョンズ/コルベッタ:ソナタ風変奏的スケル
ツォ、王宮のギター/パーセル:パッサカリア
ラール・デュ・ボワ
ラール・デュ・ボワは、2004年に6人の若き古楽器奏者たちによって結成され
た中世、ルネサンス&バロック音楽を専門とするドイツのピリオド・アンサ
ンブル。
リュート、リコーダー、ヴィオラ・ラ・ダ・ガンバの六重奏という編成に合
わせた選曲とアレンジ、洗練された演奏は、2006年のファン・ヴァッセナー
ル古楽コンクール特別賞、2007年のゲッティンゲン古楽コンクール第1位、
ジェノヴァ国際古楽コンクール第2位、2009年のブルージュ国際古楽コンクー
ル第2位&聴衆賞に輝くなど、ヨーロッパの古楽シーンに新たな風を吹き込む
存在として注目を集めている。

KTC 1407 \2300
オランダ・コネクション ――
スミット:ピアノと木管五重奏のための《六重奏曲》/ペイペル:ピアノと木
管五重奏のための《六重奏曲》/エッシャー:無伴奏フルート・ソナタOp.16
/スヴェーリンク:木管五重奏のための民謡《わが青春はすでに過ぎ去り》に
よる変奏曲/シャティン:ピアノと木管五重奏のための《オケゲム変奏曲》
ヘクサゴン・アンサンブル
オランダの主要オーケストラのメンバーたちによって1991年に結成された"木
管五重奏+ピアノ"の六重奏団、ヘクサゴン・アンサンブルの作品発掘の旅は、
ロシア、ドイツ、フランス、イギリスを巡り母国オランダに帰還!
フルート奏者のヴァウト・ファン・デン・ベルグによって整備された4000曲
(!)にも及ぶレパートリーの中からは、20世紀のペイペルやエッシャー、北
ドイツ・オルガン楽派の巨星スヴェーリンクなどの音楽が選ばれており、オ
ランダ室内楽の歴史探求をハイレベルの演奏で楽しめる。アンサンブルの新
レパートリー発掘にもきっと役立ちます。




<Musica Ficta>
MF 8009 \2300
晴れても曇っても - リュート歌曲集 ――
ダウランド:時よしばし止まれ、恋人よ話しておくれ、流れよわが涙、甘き恋
よもういちど/カヴェンディッシュ:ワンドリング・イン・ディス・プレイス
/ダウランド:ウィンター夫人のジャンプ、彼女は私の過ちを許してくれるだ
ろうか?/ロセター:ラウラが微笑むとき/ダウランド:悲しみよとどまれ、
ダウランド氏の真夜中、おいでさあかわいい人、わが君の嘆くを見て、つれ
ない人ぼくの心を奪って/ロセター:ノー・グラーヴェ・フォー・ウォー/ホ
ルボーン:クラドル・パヴァン、フェアリー・ラウンド/ダウランド:晴れて
も曇っても/フォード:来たれ、フィリスよ来たれ/キャンピオン:Fain
would I wed、Shall I come sweet love?/ダウランド:前奏曲/ピルキント
ン:おやすみ愛しい妖精たち/ジョンソン:あなたは見たのか
バレリア・ミナコ(ソプラノ)、アルフォンソ・マリン(リュート)
アルゼンチンのソプラノとスペインのリューティストのデュオによるダウラ
ンドをメインとしたリュート歌曲集。
ソプラノのバレリア・ミナコの優しく、そしてどこか物悲しげな歌声と、ア
ルフォンソ・マリンが弾くシンプルなリュートの音色が、ダウランドや様々
な作曲家たちの"リュート歌曲集"を美しく奏でてくれる――。




<Phaedra>
DDD 92061 \2300
In Flanders' Fields Vol.61 -
マリヌス・デ・ヨング:ヴァイオリン・ソナタOp.18/ピアノ・ソナタ第3番
Op.31/春の魔法Op.176/楽しみと瞑想Op.8/夜想曲p.4/ヴァルス・カプリ
スOp.13/即興ワルツOp.13/練習曲《つむじ風》Op.55-1/練習曲《ロッキー
・ビーチ》Op.55-2
ニン・カム(ヴァイオリン)、ヨーゼフ・デ・ベーンハウアー(ピアノ)
歴史に埋もれたフランドル地方の音楽を発掘するイン・フランダース・フィ
ールズ(In Flanders' Fields)の第61集は、アントワープのフランダース王立
音楽院やレメンス音楽院で教鞭を執り、フランドル地方の後継者育成に貢献
したマリヌス・デ・ヨング(1891-1984)のヴァイオリン&ピアノ作品集。
ヴァイオリンのニン・カムは、2001年のエリザベート王妃国際音楽コンクー
ルで2位、フランダース放送聴衆賞に輝いたシンガポール生まれの才女。




<Rondeau>
ROP 6034 \2300
天と地の間に -
トッド:クリスタス・エスト・ステラ/グリュン:マランサ/マントゥヤルヴィ
:主の祈り/グリュン:イザイア9/バディングス:魂の嘆き/デュリュフレ:我
らの父/ポット:いつくしみと愛のあるところ/アヴニ:歌と旋律、主は我が
導師/レーガー:夜の歌Op.138-3/ル・ジューヌ:スザンナはある日/イルガ
ング:Es taget vor dem Walde/グリュン:愛の歌/
サラソラ:Neskatx' ederra
ダールラー・ヴォーカル・コンソート
ダールラー・ヴォーカル・コンソートは、2008年にゲオルグ・グリュンを指
揮者としてザールブリュッケン室内合唱団のメンバーによって8人によって結
成されたヴォーカル・アンサンブル。
凶弾に倒れた元イスラエル首相イツハク・ラビンの追悼のために作曲された
ツヴィ・アヴニ(1927-)の「歌曲とメロディ(Songs and Melodies)」など、
近現代の合唱作品を収録。




<Glossa Cabinet>
GCD C81106 \1780
ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):管弦楽組曲集Vol.2 ――
組曲《ナイス》/組曲《ゾロアストル》
フランス・ブリュッヘン(指揮)、18世紀オーケストラ
ブリュッヘン&18世紀オーケストラ!ラモーの管弦楽組曲集、完全復活!
古代ペルシャ、拝火教(ゾロアスター教)の始祖ゾロアストル(ツァラトゥスト
ラ)が巻き込まれた権力争いと恋を描き、フランス・オペラでは初めてクラリ
ネットが用いられた「ゾロアストル」。
そしてスコアのタイトル・ページに"平和のためのオペラ"と記され、当時のフ
ランスで隆盛を誇った"音楽悲劇(抒情悲劇/トラジェディ・リリック)"とはま
ったく違ったパストラルのスタイルで作曲された「ナイス」からの組曲が、
ブリュッヘン&18世紀オーケストラのコンビによるラモーの管弦楽組曲集第2巻。
オペラを作曲するにあたってラモーが守っていた2つのルール。「音楽はオペ
ラの演技内容をそのまま伝えるものでならなければならい」&「音楽は聴衆を
退屈させてはいけない」。
このラモーが守り続けた2つのルールを、自らの演奏で完璧に表現してみせた
ブリュッヘン&18世紀オーケストラの"ラモー"。「アカントとセフィーズ」&
「エベの祭典」を収録した第1集(GCD C81103)に続き、「ナイス」&「ゾロア
ストル」の名演も完全復活です!
録音:1998年9月&2000年11月、ユトレヒト、フレーデンブルフ音楽センター
(ライヴ録音)

GCD C81604 \1780
マルカントワーヌ・シャルパンティエ(1643-1704):ルソン・ド・テネブル
聖水曜日のための3つのルソン/四旬節のための瞑想(メディタシオン)
ティボー・ルネール(カウンターテナー)、
シリル・オーヴィティー(カウンターテナー)、
ピエール・エヴルー(テノール)、イアン・ハニーマン(テノール)、
アラン・ビュー(バリトン)、ロナン・ネデレック(バリトン)、
エルヴェ・ニケ(指揮)
コンセール・スピリチュエル
構想5年&採算度外視で実現させたヘンデルの「水上の音楽&王宮の花火の音
楽」と、奇想天外で全く新しいパーセルの「アーサー王」で古楽演奏に革命を
起こしたフランス・バロックの鬼才エルヴェ・ニケとコンセール・スピリチュ
エル。
古楽界に旋風を巻き起こしているニケとコンセール・スピリチュエルが結成か
ら現在まで最も大切にしてきたもの、それはマルカントワーヌ・シャルパンテ
ィエの音楽。
他の作曲家たちの世俗的な要素を加えた「ルソン・ド・テネブル」とは一線を
画し、宗教的内容を重んじ、キリスト教の精神を音楽に込めたシャルパンティ
エの「ルソン・ド・テネブル」は、「テ・デウム」などと並び立つ最高傑作と
しても名高い。
ニケ&コンセール・スピリチュエルの素晴らしき演奏で「聖なる3日間」に暗
闇で行われる朝課、崇高な「テネブレ」の世界へ ――。
録音:2001年3月、パリ・ノートルダム教会(フランス)

GCD C80601 \1780
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
セレナード第11番変ホ長調K.375
《魔笛》ハルモニームジーク(木管六重奏) - 序曲と13のアリア
ナハトムジーク〔エリック・ホープリッチ(バセット・ホルン&クラリネット
&ディレクター)、アルフ・ヘルベルク(バセット・ホルン&クラリネット)、
ダニー・ボンド(ファゴット)、ドンナ・アグレル(ファゴット)、クロード・
モーリー(ナチュラル・ホルン)、トゥーニス・ファン・デア・ズヴァールト
(ナチュラル・ホルン)〕
ナハトムジークは、主宰のクラリネット奏者エリック・ホープリッチ、ナチュ
ラル・ホルンの天才トゥーニス・ファン・デア・ズヴァールトや、ファゴット
のダニー・ボンド、ドンナ・アグレルといった18世紀オーケストラの名手たち
が名を連ねるピリオド楽器によるスーパー木管アンサンブル。
時のオーストリア皇帝ヨーゼフ2世も自分のアンサンブルを持つなど、モーツァ
ルトが活躍した時代のウィーンで流行したハルモニームジーク(管楽合奏)。
モーツァルト最後のオペラ「魔笛」のハルモニームジーク版と、現在演奏され
ている八重奏版ではなくオーボエを含まない珍しい六重奏版の「セレナード
第11番」は、名盤「グラン・パルティータ」(GCD C80605)に比肩するナハトム
ジークの代表的名演である。
古楽管楽器の世界的名手たちが演奏する"ハルモニームジーク版"モーツァルト
が18世紀ウィーンの"音楽"を現在に届けてくれます。
録音:1996年2月、 レンスヴァウデ改革派教会(オランダ)

GCD C80304 \1780
ティエントとバターリャ - 17世紀スペインのヴァイオリン音楽 ――
アンドレア・ファルコニエロ(1585/6-1656):バラバーゾのバターリャ
パブロ・ブルーナ(1611-1679):聖母のための連祷による第2旋法のティエント
作曲者不詳:2つのソプラノのための第1旋法の作品
トマス・ルイス・デ・ビクトリア/ジョヴァンニ・バティスタ・ボヴィチェッ
リ:わたしは急ぎ、市民を包囲しよう(第1部)
パブロ・ブルーナ:第1旋法のティエント
トマス・ルイス・デ・ビクトリア/ジョヴァンニ・バティスタ・ボヴィチェッ
リ:わたしは急ぎ、市民を包囲しよう(第2部)
エンリコ・ボテレーロ(アンリ・バトラー):
ヴァイオリンとヴィオラのための2声のソナタ
アンドレス・ロレンテ(1624-1703):
2つのソプラノのためのメディオ・レジストロ
アンドレス・デ・ソラ(1634-1696):第1旋法のレジストロ・アルト
作曲者不詳:シャコンヌ、エスパニョレータ、ハカラ
ラ・レアル・カマラ〔エミリオ・モレーノ(ヴァイオリン&ディレクター)、
エンリコ・ガッティ(ヴァイオリン)、ワウター・メーラー(チェロ)、ジュゼ
プ・ボラス(ファゴット)、セルジ・カサデムント(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
レオン・ベルベン(チェンバロ&オルガン)、フアン・カルロス・デ・ムルデ
ル(バロック・ギター&アーチリュート)、ペドロ・エステバン(打楽器)〕
イタリアのリチェルカーレ的なスペイン特有の鍵盤楽器のための形式"ティエ
ント"と、戦いの戦闘場面を描写した"バターリャ"がテーマとなった「17世紀
スペインのヴァイオリン音楽」では、バロック・ヴァイオリンの神様エンリコ
・ガッティと18世紀オーケストラの首席ヴィオラ奏者であり高名な音楽学者で
もあるエミリオ・モレーノの豪華共演が実現!
エミリオ・モレーノの緻密な研究、17世紀のヴァイオリン音楽に絶対の自信を
持つガッティ、レオン・ベルベンやフアン・カルロス・デ・ムルデルなどの強
力な低音陣、打楽器のエステバンなど、17世紀スペインの知られざるヴァイオ
リン音楽復興のための役者は揃った!
録音:1999年3月、サン・サルバドール教会(スペイン)

GCD C80902 \1780
アゴスティーノ・ステッファーニ(1654-1728):
デュエット・ダ・カメラ(室内二重奏曲) ――
美しい瞳よ、もう泣かないで/私の心は恋に燃え尽くされる/教えておくれ、
キューピットよ/目よ、なぜ泣いているのか/冷酷な愛の神よ、私は死にそ
うだ/愛しい人の瞳の中にだけ/最も緩やかな束縛
ロッサーナ・ベルティーニ(ソプラノ)、
クラウディオ・カヴィーナ(カウンターテナー)、
アンサンブル・アルカディア〔アッティリオ・クレモネージ(ディレクター&
チェンバロ)、マラ・ガラッシ(ハープ)、ドロレス・コストヤス(テオルボ)、
フアン・マヌエル・クインターナ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)〕
生まれはイタリア、活躍の場はドイツ。音楽家としてだけでなく、司教や外交
官としても活躍するなど多彩な才能の持ち主でもあったイタリア・バロックの
作曲家、アゴスティーノ・ステッファーニ。
イタリア・バロックの様式などをドイツへと持ち込んだステッファーニの作品
の中で特に高く評価された「デュエット・ダ・カメラ」を歌うのは、元コン
チェルト・イタリアーノのメンバーであり、現在はラ・ヴェネクシアーナの中
心メンバーとして活躍し、古楽系歌手として不動の地位を築いたロッサーナ・
ベルティーニとクラウディオ・カヴィーナの強力デュオ!
バロック・ハープの第1人者マラ・ガラッシも参加するアンサンブル・アルカ
ディアの調べに乗ったベルティーニとカヴィーナの歌声が、甘く切ない愛の物
語を描きます。
録音:1994年6月、サン・マルティーノ教会(イタリア)

GCD C80909 \1780
ルカ・マレンツィオ(c.1553-1599):5声のためのマドリガーレ曲集第6巻 ――
行けばわたしは死ぬ、されど行かねばならぬ/クローリはわが旅立ちに/我が
魂の我が命の婦人/残酷な魂、だがそれゆえに美しい/聞きたまえ、涙する冥
界の魂たちよ/魂は涙を滴らせ/ああ悲しき旅立ちよ/いとしい人の音沙汰も
なく/愛よ、おまえが正しいのなら/幸福なクローリ、おまえの金髪を巻き毛
にするのはだれ/ああティルシ、我が魂のティルシ、許しておくれ/わがクロ
ーリ、優しきクローリ/泉のごとく涙あふれるうちに/わたしに死ねといわれ
るか/わがクローリ、優しきクローリ/しずかにここにいて/さわやかな五月
ぞ来る、鮮やかな緑に黄に装わせしはたぞ/美しきクローリを歌わん
ラ・ヴェネクシアーナ
クラウディオ・カヴィーナ(指揮)
モンテヴェルディのマドリガーレ集全曲録音という快挙を成し遂げ、古楽界に
とどまらず世界を代表するラテン系ヴォーカル・アンサンブルへと飛躍を遂げ
たクラウディオ・カヴィーナ率いるラ・ヴェネクシアーナ。
モンテヴェルディの音楽の深層部へと進み続けるラ・ヴェネクシアーナにとっ
てグロッサでのレコーディング第7弾となったのがこのマレンツィオの「マド
リガーレ集第6巻」。
マドリガーレに大きな関心を寄せ、約20年の作曲家人生の中で膨大な数のマド
リガーレを作曲したマレンツィオは、その作品数、完成度からイタリア後期ル
ネサンス時代を代表するマドリガーレ作曲家と称される。
次世代のモンテヴェルディへと繋がるイタリアのマドリガーレの系譜をたどる
という視点からも重要な録音と言える。
録音:2001年2月、ロレット(イタリア)

GCD C80801 \1780
ジャック・マルタン・オトテール(1674-1763):
フラウト・トラヴェルソのための作品集 ――
《前奏の技法》(1719)より 前奏曲ニ長調、前奏曲ト長調、前奏曲ト長調/
《組曲第1巻》より 第3番ト長調/《前奏の技法》(1719)より 前奏曲ロ短調
/2つの旋律楽器のための《パッサカイユ》/《エールとブリュネット》より
エール/《前奏の技法》(1719)より 前奏曲ハ長調、前奏曲ハ短調/《組曲
第2巻》より 第2番ハ短調/《エールとブリュネット》より エール/《前奏
の技法》(1719)より 前奏曲ト短調、前奏曲ト短調/《組曲第2巻》より
第1番ト短調
ウィルベルト・ハーツェルツェット(フラウト・トラヴェルソ)、ヤープ・テル
・リンデン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、コンラート・ユングヘーネル(テオルボ)、
ジャック・オッホ(チェンバロ)
フランス・バロック時代の楽器製作者、史上初のフルート教則本の著者、そし
て太陽王ルイ14世の宮廷でフラウト・トラヴェルソ奏者を務めるなど、フルー
トの歴史に欠かせぬ重要人物ジャック・マルタン・オトテール。
1708年と1715年に出版された「組曲集第1巻&第2巻」、また1719年の「前奏の
技法」といった先進的な内容を持つ作品が、フルートの発展に与えた影響は非
常に大きい。
ウィルベルト・ハーツェルツェットは、ムジカ・アンティクヮ・ケルンなどで
活躍したオランダの名手。リンデンやユングヘーネル、オッホなど、強力な共
演者たちと奏でるオトテールの音楽からは、フランス・フルートのルーツが聴
こえてくることだろう。
録音:1996年5月、サン・ミゲル教会(スペイン)

GCD C80306 \1780
ルイジ・ボッケリーニ(1743-1805):
チェンバロとオブリガート・ヴァイオリンのためのソナタOp.5 ――
ソナタ第1番/ソナタ第2番/ソナタ第3番/ソナタ第4番/ソナタ第5番
ソナタ第6番
ジャック・オッホ(チェンバロ)、エミリオ・モレーノ(ヴァイオリン)
五重奏曲、弦楽四重奏曲はそれぞれ100曲以上作曲を行っており、"室内楽作品
=作曲家人生"とも例えることが出来るほど多くの室内楽作品、しかも傑作を
生み出した18世紀イタリアの巨匠ボッケリーニ。
イタリアからパリ経由でマドリードへと向かった1696年に作曲された「ソナタ
集Op.5」は、同世代のモーツァルトのヴァイオリン・ソナタと同じく、ヴァイ
オリンが鍵盤楽器の伴奏的な役割を担うスタイルのソナタ。
エミリオ・モレーノは、エンリコ・ガッティ、ガエターノ・ナジッロと組ん
だ「6つの弦楽三重奏曲Op.14」(GCD 920308)の名演を送り出しており、ボッケ
リーニの演奏にも定評がある。
またジャック・オッホの弾く楽器がチェンバロというところもこの演奏のポイ
ント。
録音:2000年9月、サンタ・マリア教会(スペイン)

GCD C80101 \1780
騎士の歌 - ビウエラのための音楽 ――
ルイス・ベネーガス・デ・エネストローサ(c.1510-c.1557):
牛を見張れによる5つの変奏曲、では話してくれぬのか、クラーロス伯爵によ
る5つのディフェレンシアス、パバーナとその変奏
ミゲル・デ・フエンリャーナ(c.1500-ca.1579):
《花咲く日々に生きるかぎり》のグローサ、音階的パッセージのファンタシ
ア、何で洗いましょう、ムーア人はアンテケラから馬に乗って去っていく小
麦色の肌の少女よキスしておくれ
ディエゴ・ピサドール(1509/10-a.1557):
騎士に告げよ、マドナ・マラ・ヴォストラ、ラ・コルテシア、演奏容易なパ
バーナ
アントニオ・デ・カベソン(1510-1566):
《婦人の望み》によるディフェレンシアス、《騎士の歌》によるディフェレ
ンシアス
エンリケス・デ・バルデラーバノ(c.1500-a.1557):
ソネット第27番、ソネット第27番、ソネット第8番、カンシオン第7番
ルイス・ミラン(ca.1500-1561):
ファンタシア第8番、ファンタシア第12番、ファンタシア第1番、愛は誰が持っ
ている?(ビリャンシーコ)、話して恋人よ(ビリャンシーコ)、ファンタシア
第11番、パバーナ第4番、パバーナ第5番
シマンカスの写本:牛を見張れによる変奏曲
ホセ・ミゲル・モレーノ(ビウエラ)
スペインが誇るギター、リュート、ビウエラ、テオルボの世界的名手、ホセ・
ミゲル・モレーノがビウエラで奏でる16世紀スペインのビウエリスタたちの音
楽。"7人のスペインのビウエリスタ"からフエンリャーナやバルデラーバノ、
ミラン、盲目のオルガン奏者カベソンのパバーナやディフェレンシアス、ファ
ンタシアなど様々な形式の作品を網羅。
録音:1992年5月、エル・エスコリアル修道院(スペイン)




<Et'cetera>
KTC 1400 2枚組(1枚価格) \2300
J・S・バッハ:
ゴルトベルク変奏曲BWV.988
カノン風変奏曲《高き天よりわれは来たれり》BWV.769*
ピーター・ダークセン(チェンバロ&オルガン*)
オランダ・バッハ協会、コンバッティメント・コンソート・アムステルダム、
ラ・スアーヴェ・メロディアのチェンバロ奏者、世界的な音楽学者、あのオ
ランダ・バッハ協会の「ヨハネ受難曲」の編集、校訂を担当するなど、バッ
ハ研究家として数多くの実績を残してきたダークセン。
「フーガの技法」(KTC 1348)に続くダークセンのバッハ第2弾は、チェンバロ
での「ゴルトベルク変奏曲」とオルガンでの「カノン風変奏曲」のカップリ
ング。
チェンバロ、オルガンと違う楽器による演奏であるにもかかわらず、「ゴル
トベルク変奏曲」の終曲"アリア・ダ・カーポ"から「カノン風変奏曲」の
第1曲"8度のカノン"へと受け渡される音楽の自然な流れを耳にすると、まる
でこの2つの作品は本来1つの作品として作曲されたのでないかと思えてきて
しまう。
ダークセンの演奏技術、研究成果が提示する「ゴルトベルク変奏曲」。興味
深い演奏の登場です。

KTC 1390 \2300
バッハのための大聖堂 ――
ブゾーニ:ヨハン・セバスティアン・バッハによる幻想曲
J・S・バッハ:前奏曲とフーガ変ロ長調BWV.890
J・S・バッハ(ブゾーニ編):
コラール《アダムの堕落によってみな朽ちぬ》BWV.637
J・S・バッハ:前奏曲とフーガ イ短調BWV.889
J・S・バッハ(ブゾーニ編)
:コラール《いざ喜べ、尊きキリストのともがらよ》BWV.734
J・S・バッハ:前奏曲とフーガ ハ短調BWV.847
J・S・バッハ(ブゾーニ編):コラール《汝のうちに喜びあり》BWV.615
J・S・バッハ:前奏曲とフーガ ロ短調BWV.869
J・S・バッハ(ブゾーニ編):
コラール《アダムの罪によりてすべては失われぬ》BWV.705
ブゾーニ:対位法的幻想曲
ヤン・ミヒエルス(ピアノ/スタインウェイ1875)
クルターク、バッハ、シューベルトを結び付けるなど、ユニークなコンセプト
のピアノ作品集を発表しているベルギーの名ピアニスト、ヤン・ミヒエルス
の新しいアイディアは、J・S・バッハ、ブゾーニとバルトーク!
ブゾーニのアレンジによるコラール前奏曲、バルトーク校訂版の平均律クラ
ヴィーア曲集など、バッハとブゾーニ、バッハとバルトークという2つの関係
をピアノで巧みに表現した好企画である。
ちなみにミヒエルスが弾いているピアノは、クリス・マーネ・コレクション、
1875年製のスタインウェイ。ピアノの音色にも注目です。

KTC 1402 \2300
ツパキ:ルカ受難曲(世界初録音)
マルセル・ビークマン(テノール)、
イオアニス・アルヴァニティス(ビザンチン・シンガー)、
ラネーン・ハンア(イースタン・シンガー)、
エギディウス・クヮルテットのメンバー、
イオアニス・アルヴァニティス・ビザンチン合唱団のメンバー、
ハリス・ラブラキス(ネイ)、ネヴァ・エズゲン(ケメンチェ)、
バッセム・アルコウリ(カヌーン)、
エド・スパニャールド(指揮)、ニェーウ・アンサンブル
ギリシャのピレウス生まれの女流作曲家カリオペ・ツパキ(1963-)の世界初録
音となる「ルカ受難曲」は、ビザンチン聖歌、グレゴリオ聖歌の旋律、トル
コの民族楽器ネイ、ケメンチェ、アラブの民族楽器カヌーンを採り入れるな
ど、西洋と東洋のスタイルを融合させたエキゾチックで全く新しい「受難曲」。
ツパキの「ルカ受難曲」は、2008年6月にアムステルダムで開催されたオラン
ダ・フェスティヴァルで演奏され、その独特の作風が大喝采を浴びている。
伝統的な西洋音楽の「受難曲」とは違った不思議な世界が広がります。





<Musiques a la Chabotterie>
MC 605007 \2300
ヴィエノワズリーの音楽1806-1826 - リコーダーのための音楽 ――
エベルレ:ソナタ・ブリランテ、アンダンテと変奏曲、コンチェルティーノ
/ジュボエ:ソナタOp.17/ショル:四重奏曲/クリンゲンブルンナー:12のワ
ルツOp.47/クレーマー:演奏会用ポロネーズ第2番Op.13/チェルマク:ハン
ガリー風ロマンス第4番
ユーゴ・レーヌ(リコーダー&指揮)、サンフォニー・ドゥ・マレ
ユーゴ・レーヌとサンフォニー・デュ・マレの新しいアルバム"ヴィエノワズ
リーの音楽”は、19世紀のオーストリア、ウィーンで親しまれたホット・チョ
コレートをを味わいながらサロンで聴かれたであろうリコーダー作品を集め、
"音楽とチョコレート"をテーマとしたプログラム。
サンフォニー・ドゥ・マレの"指揮者"としてだけでなく、"リコーダー奏者"
ユーゴ・レーヌの妙技をたっぷりと味わえるところが嬉しい。ホット・チョ
コレートを飲みながらユーゴ・レーヌの演奏を聴くと、きっと美味しさも感
動も大幅UPします。




<ABC Classics>
ABC 465 077-2 3枚組 \4500
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集Vol.1 ――
ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53《ワルトシュタイン》
第5番ハ短調Op.10-1/第24番嬰ヘ長調Op.78《テレーゼ》
第30番ホ長調Op.109/第14番嬰ハ短調Op.27-2《月光》
第5番ハ短調Op.10-1/第7番ニ長調Op.10-3/第25番ト長調Op.79
第23番ヘ短調Op.57《熱情》/第19番ト短調Op.49-1/第20番ト長調Op.49-2
第32番ハ短調Op.111
ヘラルド・ウィレムス(ピアノ/スチュアート&サンズ)

ABC 465 264-2 3枚組 \4500
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集Vol.2 ――
ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調Op.81a《告別》/第9番ホ長調Op.14-1
第16番ト長調Op.31-1/第30番ホ長調Op.109/第17番ニ短調Op.31-2
《テンペスト》/第4番変ホ長調Op.7/第12番変イ長調Op.26《葬送》
第18番変ホ長調Op.31-3/第10番ト長調Op.14-2/第13番変ホ長調Op.27-1
第31番変イ長調Op.110
ヘラルド・ウィレムス(ピアノ/スチュアート&サンズ)

ABC 465 695-2 3枚組 \4500
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集Vol.3 ――
ピアノ・ソナタ第15番ニ長調Op.28《田園》/第3番ハ長調Op.2-3
第28番イ長調Op.101/第8番ハ短調Op.13《悲愴》/第2番イ長調Op.2-2
/第11番変ロ長調Op.22/第1番ヘ短調Op.2-1/第22番ヘ長調Op.54
第29番変ロ長調Op.106《ハンマークラヴィーア》
ヘラルド・ウィレムス(ピアノ/スチュアート&サンズ)
1971年ヴィクトリア女王ピアノ・コンクールを制覇したオランダ生まれのピ
アニスト、ヘラルド・ウィレムスのベートーヴェン全集。
この全集のストロング・ポイントは、現在ウィレムスが活動拠点としている
オーストラリアのピアノ・メーカー、スチュアート&サンズのピアノのサウ
ンドだろう。
年間の生産台数はわずか数台というスチュアート&サンズのピアノは音域の
拡張が1つの特徴。南半球オーストラリアで製作されたハンドメイド・ピア
ノから生まれるベートーヴェンの音楽。
ピアノ・ファンは一聴の価値ありデス。




<Audiomax>
703 1608-2 \2300
シューベルト:
ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調D.898
アダージョ変ホ長調D.897《ノットゥルノ》
マックス・ブロート・トリオ
チェコ生まれのユダヤ人作家、音楽家マックス・ブロートの名を冠するピア
ノ・トリオ、マックス・ブロート・トリオのシューベルト。
伸びやかなヴァイオリンとチェロ、クリアな響きのピアノが、シューベルト
最晩年の傑作はなかなかの秀演。

703 1609-2 \2300
ロイター:歌曲集 ――
5つの歌曲Op.58、室内楽のための音楽、Meine dunklen Hande、
3つの歌Op.56、3つのモノローグとエンペドクレス
ケプラー:ハルモニア・ムンディ
アンドレ・モルシュ(バリトン)、エイルデルト・ビーフティンク(ピアノ)
ヒンデミットの対位法、ミニマリズムや表現主義の影響を感じさせる作風の
持ち主、ヘルマン・ロイター(1900-1985)は20世紀ドイツの作曲家。
バリトンのアンドレ・モルシュは、フーゴ・ヴォルフ国際声楽コンクールで
ロイターの歌曲を歌い、見事第1位とロイター特別賞に輝いた実績を持つ。





<Christophorus>
CHR 77320 \2300
愛と死の歌 ――
ブラームス:ドイツ民謡より/シュポア:7つの歌曲/シューベルト:さすらい、
夜の歌、死と少女、夜、仕事を終えて、海の静けさ、挨拶を贈ろう、トゥー
レの王、夜と夢、辻音楽師
クリストフ・プレガルディエン(テノール)、
ティルマン・ホップストック(ギター)
ドイツのリリック・テノール、クリストフ・プレガルディエンがギター伴奏
で歌うドイツ歌曲集が復刻リリース!
ピアノ伴奏ではなくシンプルな音色のギター伴奏が、プレガルディエンの歌
声の魅力をさらに引き出しており両者の相性も抜群。ギター伴奏で聴くプレ
ガルディエンの歌声もまた美しい。
1998年3月&7月の録音。独Signum(SIGX 9500)からの移行再発売。

CHR 77318 \2300
クラーサ:子供のためのオペラ《ブルンジバル》
シュヴェンク:テレージェンシュタットのための賛歌
マリア・ヴェロニカ・グレーテルス(指揮)、
フライブルク聖ウルスラ・ギムナジウム合奏団&合唱団
ツェムリンスキー、ルーセルと親交を深めながらも、ナチスによってテレー
ジェンシュタット、アウシュヴィッツに送られ無念の最期を遂げたチェコの
作曲家ハンス・クラーサ(1899-1944)。
55回もの改訂が加えられたアリストパネスの戯曲に基づく子供のためのオペ
ラ「ブルンジバル」の録音は、クリストフォルス(Christophorus)とSWRの共
同製作によるもの。1986年12月5日-6日、初CD化。

CHR 77319 \2300
ローゼンミュラー:ドイツ語の宗教コンチェルト集 ――
神の御業を見よ/主よ、御身の怒りでわれを罰することなかれ/父よ、われ
は罪を犯した/ヴァイオリンとファゴットのためのソナタ/おお優しきイエ
ス、御身を思う者は/驚け、自然よ/あなたはなぜそこに立っているのか?
/われは知る、わが救世主の生けるを/ここに神の愛の証あり
アルノ・パドゥフ(指揮)
ヨハン・ローゼンミュラー・アンサンブル
ライプツィヒで将来を約束されながらも同性愛疑惑により同地を追われ、ハ
ンブルク、ヴェネツィアで活躍の場を得た音楽家ヨハン・ローゼンミュラー
(1619-1684)。
ヨハン・ローゼンミュラーの名を受け継いだドイツのアンサンブルによる宗
教コンチェルト集は、初リリース時にも高い評価を受けた実績を持つ。
2000年11月1日-3日の録音。CHR 77227からの移行再発売。

CHR 77316 \2300
ザルツブルクの伝統的な室内音楽
トビ・ライザー・クヮルテット、ザルツブルク弦楽アンサンブル、
ザルツブルク・ギター三重奏団
ギター、ハックブレット、ツィター、ハープ、ハーモニカなどが奏でる小品
集。穏やかなメロディ、響きがリラックスさせてくれます。1965年頃の録音。




<Gala>
GL 100.813 2枚組 \2560
ヘンデル:オラトリオ《サムソン》HWV.57
ジョーン・サザーランド(ソプラノ)、ジョン・ヴィッカーズ(テノール)、
ジョーン・カーライル(ソプラノ)、ジョゼフ・ルーロー(バス)、
レイモンド・レッパード(指揮)、
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団、他
ジョーン・サザーランドやジョン・ヴィッカーズなど強力ソリスト陣が歌う
ヘンデルのサムソン。
1959年1月3日、コヴェント・ガーデン(ロンドン)での録音。

<harmonia mundi>
HMC 902048 \2450
シューマン:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ-エラール・ピアノによる
(1)バッハ/シューマン:シャコンヌ ニ短調(ヴァイオリンとピアノのための) (バッハのシャコンヌBWV 1004に基づく)
(2)シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ短調 op.105
(3)シューマン:暁の歌 op.133
(4)シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ短調 op.121
ダニエル・ゼペック(ヴァイオリン/Laurentius Storioni, Cremona, 1780年)
アンドレアス・シュタイアー(ピアノ/Erard、パリ、1837年)
録音:2009年5月
(フォルテ)ピアノ奏者としてのシュタイアーの最新盤は、アルカント・カルテ
ットのヴァイオリン奏者メンバーでもあるダニエル・ゼペックと組んでのシュ
ーマン作品集。シューマンの「子供の情景」が収録されたCDでは、詩情豊かな
がら静かな語り口と新たなテンポ設定で私たちを驚かせたシュタイアー、ここ
では作品にふんだんに込められたシューマンの詩情を爆発させ、豊かに響かせ
ています。シュタイアーの熱さと怒涛のような音楽に呼応してか、アルカント
・カルテットでも冴えた音色を響かせるゼペックがこれまた情熱と冷静さの同
居した素晴らしい音楽を展開。シャコンヌでゼペックが魅せる狂気と正気すれ
すれの表情にシュタイアーの合いの手が絶妙に絡みます。ヴァイオリン・ソナ
タでゼペックは、一転やわらかな風合いの濃密な歌を聴かせますが、しかし音
楽自体は聴き手の心にストレートに切り込む真摯なもの。シュタイアーのピア
ノは熱を帯びつつゼペックのヴァイオリンと見事に融け合います。シュタイア
ーのソロ「暁の歌」の熱さと激しさに完全にノックアウトされる、シューマン
の詩情に満ち満ちた1枚となっています。

●HM GOLD シリーズ最新シリーズ
1枚もの:\1700 2枚組:\2080

HMG 501557
ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス ニ長調 op.123
ブリジット・レンメルト(Ms) ローザ・マニヨン(S) 
ジェームズ・タイラー(T) コルネリウス・ハウプトマン(Bs)
ヘレヴェッヘ(指)
シャペル・ロワイヤル、コレギウム・ヴォカーレ、シャンゼリゼ管弦楽団
録音:1995年2月
発売当初、そのあまりの神々しいまでに衝撃的な美しい響きで人々を圧倒した
ミサ・ソレムニス。ロマン・ロランに「音楽史上もっとも偉大な神曲」と言わ
しめたのが納得できる、やわらかな神々しさに包まれた演奏は今聴いても心に
響きます。(HMC.901557通常盤は在庫終了次第廃盤となります。)

HMG 501634 2枚組
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全曲)
[CD1]第1番 ヘ長調 BWV 1046、第3番 ト長調 BWV 1048、
第5番 ニ長調 BWV 1050
[CD2]第2番 ヘ長調 BWV 1047、第6番 変ロ長調 BWV 1051、
第4番 ト長調 BWV 1049
ベルリン古楽アカデミー
録音:1997年5,10月
HMXなどの限定盤などでの再リリースを繰り返していたこの名盤も、HMGに組み
込まれたことでやっと安定した流通が見込まれることとなりました。そもそも
この盤は、ハルモニアムンディ・フランスにとって初のブランデンブルク協奏
曲録音でした。それもあって、満を持してのリリースで、新鮮かつショッキン
グな内容。その威力は今なお色あせることなく燦然と輝いています。

HMG 508334 2枚組
バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ集
[CD1]
(1)無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ト短調 Sz.117(1944年)] 
(2)ヴァイオリン・ソナタ 第1番 Sz.75
[CD2]
(1)ヴァイオリン・ソナタ第2番 Sz.76 (2)ラプソディー第1番 Sz.86
(3)ラプソディー第2番 Sz.89  (4)ルーマニア民俗舞曲(セーケイ編)
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
エヴァ・クピーク[CD1(2)]、フロラン・ボファール[CD2]/(ピアノ)
録音:[CD1]1996年6月[CD2]1999年8月
いまや押しも押されぬ人気ヴァイオリニスト、イザベル・ファウストのデビュ
ー盤であったバルトーク作品集もHMGシリーズで再登場。[CD1]は新人のアルバ
ムとしては異例の1997年英国グラモフォン賞を受賞した強烈盤でした。今聴い
てもト短調の無伴奏での一部の隙もない音楽性とテクニックは衝撃的。[CD2]
は、ファウストも魅力ですが、ピアノのボファールも思わずうならされる鮮烈
な音色でファウストをサポートしているのも魅力。一寸の乱れもない音色で奏
でられるルーマニア民俗舞曲は、土臭いエネルギーでゴリゴリ弾かれてしまい
がちなこの曲の録音の中で、強烈な異彩を放っています。

HMG 501406
コレルリ:合奏協奏曲集作品6(全12曲)(1687年ローマ編成版)
キアラ・バンキーニ&ジェスパー・クリステンセン(指)
アンサンブル415(39人編成)
録音:1991年10月
1687年にコレッリ自身がローマのスペイン広場で指揮した演奏を忠実に再現し
た盤。メンバーの情熱と長年の研究により、当時のオーケストラの人数(ヴァ
イオリン16人、ヴィオラ5人、チェロ6人、コントラバス6人、リュート5人チェ
ンバロ2人、ソリスト6人)、テンポを割り出し、細心の注意をもって演奏され
ています。リュートとキタローネが入っているのも注目です。彼らの演奏は
そうした学術的な興味を越えて美しく楽しいもの。この曲集の決定的演奏と
して名高い盤です。

HMG 501247 2枚組
モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)
シャペル・ロワイヤル、コレギウム・ヴォカーレ、
トゥールーズ・サックブーティエ
アニェス・メロン(S)、ギユメット・ロランス(S)、
ヴィンセント・ダラス(A)、ハワード・クルーク(T)、
ウィリアム・ケンドール(T)、ジェラール・オベイルヌ(T)、
ペーター・コーイ(Bs)、デイヴィッド・トーマス(Bs)
録音:1986年7月
当時の典礼の進行にしたがって、各詩篇の間にそれぞれにふさわしい「アン
ティフォーナ」(グレゴリオ聖歌)を演奏。6声のマニフィカトIを含む全13曲
版です。

HMG 501505
ドイツ・バロック歌曲集
ヨハン・ナウヴァッハ:
「夜の帳が近づき」、「わが愛しの人よ、さあ急ごう」
ハインリヒ・アルベルト:
「醜い老兵士、醜い老人の恋」、「悲しく響く女神の悲嘆」
ヨハン・カスパー・フェルディナンド・フィッシャー:
前奏曲とシャコンヌ第8番(チェンバロ独奏)
アダム・クリーガー:
「恋の炎は勇気をくじく」、「あなたは変ってよいのです」、
「愛の力は昼夜を支配する」、 「ラインワインは優雅に踊る」
ヨハン・フィリップ・クリーガー:
ヴァイオリンとヴィオラ・ダ・ガンバのための2声のソナタ、
「やわらげておくれ、かたくなな心を」、「愛の泣き笑い」、
「熱烈なる恋人」、「孤独」、「優しき夜」
アンドレアス・ハンマーシュミット:「口づけの秘法」
ベルンハルト・ヨアヒム・ハーゲン:
ロカテッリによるメヌエットと変奏(リュート独奏)
ヨハン・ヴァレンティン・ゲルナー:「夜」、「眠りに際して」
アンドレアス・ショル(C-T) M.メルクル(Cemb) K.E.シュレーダー(Lute) 
A.ヴェルツァー(Vc) P.ヴァレッティ, S.ピフィシュター(Vn) 
F.ナウマン, J.M.クインターナ(Gamb)
録音:1994年8月
正統派の伝統を忠実に守る実力派ショルの初期の録音。17-8世紀ドイツのバ
ロック歌曲を、若々しい感性をきらめかせながら歌い紡いでいます。

HMG 507042
ビクトリア:
「そしてイエスに」、「二人の熾天使が呼び交し合った」、
「おお、使途の輝き」、「年老いし女、男子をみごもり」、
「博士たちは星を見た」、「主よ、われは価せず」、「聖なるかな」、
「褒むべきかな」、「神の小羊」、「恐れるなマリアよ」、
「この者に罪なし」、「戦いにては力強くあれ」、「救い主を育てた母」、
「おお何と栄光に満ちた」、「偉大な師にして神の友」、
「ヘブライの子等は」、「めでたし元后」
カルロス・メーナ(C-T) ホアン・カルロス・リベラ(ラウド,ビウエラ)
録音:2003年10月
カルロス・メーナによる美しきビクトリア作品集。

HMG 501592 2枚組
ブラームス:世俗合唱曲集
[CD1] (1)3つの歌op.42 
(2)2つのホルンとハープの伴奏による女声のための4つの歌op.17* 
(3)7つの歌op.62 (4)5つの歌op.104
[CD2] (1)4つの四重唱曲op.92 (2)3つの四重唱曲op.31 
(3)3つの四重唱曲op.64 (4)2つの四重唱曲op.112a
(5)4つのジプシーの歌 op.112b (6)11のジプシーの歌op.103
[CD1]ステファン・イェジェルスキ, マフレット・クリール(Hrn)*、
マリー=ピエール・ラングラメ(Hrp)*
[CD2]アラン・プラネス(Pf)
マルクス・クリード(指揮)、RIAS室内合唱団
録音:[CD1]1995年11月、1996年4月 [CD2]1997年4月
「申し分のない声のブレンド具合、生まれ出た響きはどこまでも愛おしいも
の、まちがいなく、彼らの演奏は聴き手にこれ以上ない愉悦の時をもたらすだ
ろう」とグラモフォン誌でも絶賛された、RIAS室内合唱団によるブラームス
の合唱作品集。共演の器楽奏者たちも注目の、豪華な2枚組となっています。

HMG 501508
ヤナーチェク(1854-1928):
(1)ピアノ・ソナタ「1905年10月1日」 (2)草かげの小径にて第1集 
(3)草かげの小径にて第2集 (4)霧の中で (5)回想
アラン・プラネス(P)
録音:1994年2月
どの曲も冒頭はすんなりとプレーンな感じですが、次第に曲の奥に潜む暗い
情熱が顔を出しますが、プラネスは曲の情念に流されることなく、むしろ曲
を見事にコントロールしているのが見事。アンサンブル・アンテルコンタン
ポランで核的な活躍をしていた名手プラネスによる、情念と理の完璧なバラ
ンスによる理想的なヤナーチェクです。

HMG 501766
シューマン:リーダークライスop.39、詩人の恋op.48
ヴェルナー・ギューラ(テノール)
ヤン・シュルツ(ピアノ)
録音:2001年10月
端正な美声のテノールとして活躍するギューラのシューマン。知性と情熱の
バランスのとれた歌声で聴く詩人の恋は、一言一言、1フレーズが美しく真珠
のように心に響いてきます。

HMG 505247
カスパール・キッテル(1603-39):アリアとカンタータOp.1
通奏低音の伴奏による1、2、3、4声のための/ドレスデン/1638年刊(ドクメ
ンタ・スコラ・カントルム・バジリエンシス)
ルネ・ヤーコプス(指) ベルナルダ・フィンク(S,A) ゲルト・テュルク(T) マルティン・シュネル(Bs)
 パブロ・ヴァレッティ(Vn) フアン・セバスチャン・リマ(テオルボ) 
アッティリオ・クレモネージ(Cemb,Org)他
録音:1999年7月
キッテルはシュッツの弟子で、17世紀ドイツ音楽の重要作曲家の一人。1638年
に出版された曲集は、ドイツとイタリアの趣味がよい塩梅でミックスされてお
り、成功を収めました。美しいドイツ語の詩による発見的録音です。




<MEDICI ARTS>~EUROARTS
20 57898(DVD-Video) \2900
ショスタコーヴィチ: 祝典序曲 Op.96
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」組曲第1番、第2番
ショパン:マズルカ ハ長調Op.24(アンコール)
マルタ・アルゲリッチ(P)
ユーリ・テミルカーノフ(指)
ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2009年12月8日 ストックホルム・コンサート・ホール
(ノーベル賞授賞式会場)、ライヴ
米国のバラク・オバマ大統領にノーベル平和賞が授与され話題を集めた2009年
のノーベル賞。ノーベル賞授賞式で行われる演奏会には、受賞者はもちろん、
スウェーデンのロイヤル・ファミリー、一般の聴衆が集まり、毎年一流の音楽
家が一流のパフォーマンスを披露しています。
2009年はピアニストにマルタ・アルゲリッチ、指揮者にロシアの巨匠ユーリ・
テミルカーノフを迎え、「ノーベル賞のオーケストラ」ことロイヤル・ストッ
クホルム・フィルが演奏しました。
快活で洗練されたショスタコーヴィチの「祝典序曲」にはじまり、アルゲリッ
チの個性的かつ色彩感溢れる快演を聴かせてくれるラヴェルのピアノ協奏曲。
アンコールにはアルゲリッチのマズルカが鮮やかに響き渡ります。後半のプロ
コフィエフ「ロメオとジュリエット」もテミルカーノフの豊かな音楽性と洞察
力、機知に富んだ音楽がノーベル賞のお祭り気分を盛り上げてくれます。





<haenssler>
98 254 4枚組 \3180
「モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ選集BOX」
[CD 1(98.251)] 
ヴァイオリン・ソナタ イ長調KV 305(293d)
ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調KV 380(374f)
ヴァイオリン・ソナタ ホ短調KV 304(300c)
ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調KV 454
ドミトリー・シトコヴェツキー(Vn)
アントニオ・パッパーノ(P)
録音:2006年2月5日、6日イギリス、サフォーク・ポットンホール
(デジタル・セッション)
[CD 2(98.252)]
ヴァイオリン・ソナタ ト長調KV 301(293a)
ヴァイオリン・ソナタ ニ長調KV 306(300l)
ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調KV 376(374d)
ヴァイオリン・ソナタ イ長調KV 526
ドミトリー・シトコヴェツキー(Vn)
コンスタンチン・リフシッツ(P)
録音:2007年7月5-7日ハイデルベルク、トンスタジオ・ヴァン・ゲースト
/ ザントハウゼン、クララ・ヴィーク・オーディトリアム
(デジタル・セッション)
[CD 3(98.253)]
ヴァイオリン・ソナタ ハ長調KV 303(293c)
ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調KV 377(374e)
ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調KV 378(317d)
ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調KV 481
ドミトリー・シトコヴェツキー(Vn)
コンスタンチン・リフシッツ(P)
録音:2008年2月8-10日ハイデルベルク、トンスタジオ・ヴァン・ゲースト
/ ザントハウゼン、クララ・ヴィーク・オーディトリアム
(デジタル・セッション)
[CD 4] 新録音未発売
ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調KV 302(293b)
ヴァイオリン・ソナタ ト長調KV 379(373a)
ヴァイオリン・ソナタ ハ長調KV 403(385c)
ヴァイオリン・ソナタ ハ長調KV 296
ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調KV 547
ドミトリー・シトコヴェツキー(Vn)
コンスタンチン・リフシッツ(P)
録音:2009年7月5-8日ハイデルベルク、トンスタジオ・ヴァン・ゲースト
/ ザントハウゼン、クララ・ヴィーク・オーディトリアム
(デジタル・セッション)
モーツァルト歿後250年の2006年にスタートした、名手シトコヴェツキーによ
るヴァイオリン・ソナタ・シリーズ。これまでの分売3枚に、2009年に録音さ
れた未発売の5曲を追加した形でここに完結となります。あらたに含まれるナ
ンバーでも、たとえば1778年マンハイム・パリ楽旅中に書かれたKV 296や、
1781年の作で、なかでも第2楽章でのやわらかくのびやかなヴァイオリンの歌
が特徴的なKV 379など、年を追うごとにヴァイオリンの比重が拡大していく
のがわかりますが、なんといってもカギを握るのはピアノのパート。
コレペティトール上がりの実力派指揮者パッパーノと、真の天才としてキャリ
アを積み上げるリフシッツ。モーツァルトのヴァイオリン・ソナタは「ヴァイ
オリンつきのピアノ・ソナタ」ともよく云われるように、その意味で大家シト
コヴェツキーとパッパーノ、リフシッツとの顔合わせはまことに的を射たキャ
スティングといえるでしょう。
なお、当セットはコンパクトなクラムシェル・ボックス仕様で、ドイツ語と英
語による28ページのブックレットが付属します。




<WERGO>
WER 6934 3枚組 \4050
アール・ブラウン/コンテンポラリー・サウンド・シリーズ 
ブラウンの音楽人生 vol.3
[CD1]
「ザ・ボイス・オブ・キャシー・バーベリアン」
(1)ベリオ:サークルズ
(2)ブッソッティ:フラッメント
(3)ジョン・ケージ:アリア・ウィズ・フォンタナ・ミックス(声とテープ)
キャシー・バーベリアン(声)
(1)フランシス・ピエール(Hrp)、ジャン=ピエール・ドゥルエ(打)、
ボリス・ドゥ・ヴィノグラドフ(打)
(2)ルチアーノ・ベリオ(Pf)
Original LP 1962年
[CD2]
黛敏郎:涅槃交響曲
ヴィルヘルム・シュヒター(指)、NHK交響楽団
東京コラリアーズ、日本大学合唱団
Original LP/ 1962年
[CD3]
(1)クセナキス(1922-2001):ヘルマ
(2)ロジャー・レイノルズ(*1934):ファンタジー・フォー・ピアニスト
(3)高橋悠治:ピアノのためのMetathesis(音位転換)(1968年)
(4)アール・ブラウン(1926-2002):Corroboree(大騒ぎ)
高橋悠治(ピアノ)original LP/ 1970年
好評のアール・ブラウン監修コンテンポラリー・サウンド・シリーズCD化シリ
ーズ第3弾は、注目のお宝音源目白押しとなりました。
黛敏郎の≪涅槃交響曲≫に高橋悠治のクセナキス、さらにベリオとその妻バー
ベリアンの共演を含む魅力満載のボックスです。
[CD1]のキャシー・バーベリアンは、ベリオの妻で、ビートルズをバロック・
アリア風に歌い、ケージらの作品をしばしば取り上げるなど、実に多彩な活
動をした優れた歌手でした。ここでも自らの声を自在に変容させており、特に
ベリオ作品での夫ベリオのピアノとのコラボレーションは聴きもの。
[CD2]≪涅槃≫交響を指揮するは、1959年2月から1962年3月まで常任指揮者を
務めたヴィルヘルム・シュヒター。彼はカラヤンのアシスタントもしていた人
物で、NHK交響楽団を鍛えに鍛えた人物として知られています。この演奏の録
音は、以前他社からもCDリリースがありましたが、今や入手困難。ここに甦っ
た奇跡の名演奏は、全体にものすごい緊張感が漲っています。黛自身のコメン
ト(英語)がブックレットに記載されています。黛は、梵鐘の音色に魅了され、
その響きを、大音量で大編成の生楽器を積み重ねることで再現しました。鐘の
音は時の移ろいとともに変化し、その様は「盛者必衰の理」をも表していると
いう日本独自の考えにもあらためて心打たれたと語っています。さらに、声明
の、リズムとイントネーションの周期的変化、そして複数の僧侶が微妙にずれ
た音高で詠うことによって生み出されるノイズにも惹かれたと書いています。
鐘の響きと祈りの歌・心に理想の音を求めたこの作品のことを、黛は、交響曲
であると同時に、’Bhddhistic cantata’とも呼べると書いています。
[CD3]は、高橋悠治のソロ。複雑な数の順列に基づいて作曲されている、超難
解なことで知られるクセナキスの「ヘルマ」を、約40年前、若き日の高橋悠治
は明晰に演奏。自分たちの手で時代を切り拓いている、という自負と誇りと充
実感に満ち満ちた1枚です。
このセットは、紙ボックスに収められていますが、中身の個々のCDはオリジナ
ルジャケット及びライナーを採用しています。高橋悠治とブラウンのツーショ
ットなど、演奏者たちの貴重写真満載なのも注目。黛のジャケットデザインを
オノ・ヨーコが手がけているという事実も見逃せません。何から何まで注目の
第3弾となっています。




<MEDICI ARTS>~Idealeaudience
30 78738(DVD-Video) \2900
R.シュトラウス:メタモルフォーゼン、組曲「町人貴族」
ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調※
※エレーヌ・グリモー(P)
ヨーロッパ室内管弦楽団 ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)
録音:2009年1月ミュージック・シティ(パリ)
この映像は2009年1月にパリのラ・ヴィレットにあるミュージック・シティで
行われたコンサート。2007年からロンドン・フィルの首席指揮者に就任し、ま
すます注目を集めている「ポスト・ゲルギエフ」の呼び声が高い俊英ウラディ
ーミル・ユロフスキがR.シュトラウス・プログラムでヨーロッパ室内管と共演。
モリエールの戯曲の付随音楽として作曲された「町人貴族」からのオーケスト
ラ組曲。劇場経験を積みグラインドボーンの音楽監督も務めたユロフスキなら
ではの音楽作り。丹念に練り上げられた「メタモルフォーゼン」。洗練度を増
したヨーロッパ室内管を引っ張るユロフスキの推進力は凄まじい。
またラヴェルのピアノ協奏曲では、ソリストとしてエレーヌ・グリモーを迎え、
ラヴェルの洒脱な叙情性、精緻な響きを引き出しています。グリモーの生き生
きとした強烈な解釈が伝わる映像。
演奏会が行われたパリ19区にあるラ・ヴィレットは「新しいパリ」とも呼ばれ
る近未来都市公園。その中にあるミュージック・シティには音楽博物館とパリ
音楽院が移転され音楽芸術の発信地ともなっています。




<harmonia mundi>
HMC 902067 \2450
(1)ドビュッシー(1862-1918):弦楽四重奏曲 ト短調 op.10
(2)デュティユー(b.1916):「夜はかくの如し」(弦楽四重奏のための)
(3)ラヴェル(1875-1937):弦楽四重奏曲 ヘ長調
アルカント・カルテット
録音:2009年10月
2009年度のレコード芸術レコード・アカデミー賞を受賞し、注目度急上昇中の
弦楽四重奏団、アルカント・カルテットの最新盤の登場。今回はカルテットの
王道レパートリー、ドビュッシーとラヴェルにデュティユーという魅力のプロ
グラムです。ドビュッシーの冒頭の各声部が反行しながら動くさま、陽が差し
たような明るい音色のハーモニー、くすんだハーモニー、辛口でパンチの利い
たハーモニー、官能的に薫る旋律など、刻一刻と表情が変わるので、息つく間
もありません。ラヴェルの第1楽章冒頭、息が深めにとられた絶妙なテンポ設
定で、各パートの奏者たちの奏でる旋律線が、絡み合いながら上下に動く様の
完璧な「美」を堪能できます。「夜」に秘められた妖しくも官能的な世界が薫
るデュティユー作品では、ピチカート、グリッサンド、トレモロ、ハーモニク
スなど様々な技巧が用いられていて、各パートが各楽器界の第一線で活躍する
奏者たちによる夢のカルテットの腕が冴えわたります。アンサンブルの密度も
ますます濃密なものとなったアルカント・カルテット、ますます目が離せませ
ん!

HMC 902053 3枚組 \4450
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲集(全曲)
[CD1]第1番 ハ長調 op.15、第2番 変ロ長調 op.19
[CD2]第3番 ハ短調 op.37、第4番 ト長調 op.58
[CD3]第5番「皇帝」変ホ長調 op.73
ポール・ルイス(ピアノ/スタインウェイ)
イルジー・ビエロフラーヴェク(指揮)、BBC交響楽団
録音:2009年7, 11月& 2010年3月
注目ピアニスト、ポール・ルイスによるベートーヴェンのピアノ協奏曲。師
ブレンデルにも太鼓判を押された、ポール・ルイスの美しく隙のないタッチと、
どこまでも自然で余裕ある音楽運びはさすが。第1番の軽妙さ、第2番の気品あ
ふれる愛らしさ、第3番の第3楽章でのスポーツ的な要素、第4番の冒頭のピアノ
・ソロの美しき弱音、そして「皇帝」での輝かしいタッチ、そしてベートー
ヴェン独特の高音域でやや夢心地に展開される部分、すべてが雄弁なピアノに
は脱帽するほかありません。すべてが理想的に輝いており、ベートーヴェンは
こうでなきゃ、ベートーヴェンはこう弾くものなのか、と思わされるピアノで
す。巨匠ビエロフラーヴェク指揮によるうまい語り口のオーケストラ伴奏も見
事。ソロ楽器とピアノのかけあいも思わず聴き入ってしまいます。近年稀にみ
る素晴らしいベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲録音の登場といえるでしょう。

HMU 907519 \2450
シューベルト:「美しき水車小屋の娘」op.25 D 795
マーク・パドモア(テノール)
ポール・ルイス(ピアノ/スタインウェイ)
録音:2009年9月
「冬の旅」(HMC 902066)が好評だったパドモア&ポール・ルイスによるシュー
ベルト第2弾は、「美しき水車小屋の娘」。冒頭のピアノの重心を深くとったリ
ズムからちょっと独特で、前奏を聴くだけで、この演奏への期待が否が応にも
高まるというもの。歌唱のパドモアも滑舌鮮やかにミュラーの詩の世界を語り
ます。詩からも歌からも超越したところでパドモアが歌い、映写機のような
役割を果たしていて、詩の世界だけが淡々と映し出されるようで不思議な感覚
をおぼえます。そしてルイスのピアノがまた見事!やはりシューベルトの歌曲
は、歌手が巧いことはもちろんですが、ピアニストによってその出来栄えは格
段に違ってくるのだなということを実感。ポール・ルイスのピアノもパドモア
に負けず劣らず雄弁、それでいて決して歌を邪魔することはありません。二人
の崇高な精神の芸術家が、お互いを引き上げあって、かつてない高水準の「美
しき水車小屋の娘」が生まれました。

HMU 907464 \2450
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 op.35&第3番 ロ短調 op.58
オリガ・カーン(ピアノ)
録音:2005年2月(op.35/ スタインウェイD)、
2008年5月(op.58/YAMAHA CFIIIS)
ヘビー級のショパンのソナタの登場。オリガ・カーンは2001年第11回ヴァン・
クライバーン国際ピアノ・コンクールでゴールド・メダルを獲得した実力派
で、厚みのある音色と熱い音楽性でどっしりとボリュームある音楽を聴かせま
す。ショパンの第2番ソナタ冒頭の減7度下降から聴き手の心の底に響くエネル
ギーに満ちています。第3番もたっぷりと堂々とした第1楽章から、熱く蠢く終
楽章まで一気に聴かせます。




<PROFIL>
PH 09066 2枚組 \4250
MONO
オルフ:「アンティゴネ」
マルタ・メードル(S アンティゴネ)
マリアンネ・ラーデフ(S イズメーネ)
ウィリアム・ドゥーリー(Bs-Br コロスを導く者)
カルロス・アレクサンダー(Br クレオン)
パウル・クーエン(T 門番)
フリッツ・ウール(T ヘモン)
ヨゼフ・トラクセル(T ティレジアス)
クルト・ベーメ(Bs 使者)
リリアン・ベニングセン(S オイリディセ)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)
バイエルン放送交響楽団,バイエルン放送合唱団
録音:1958年6月1日,ミュンヘン
サヴァリッシュが指揮したオルフ「アンティゴネ」がCDに!「アンティゴネ」
は1949年に初演されたオペラ。ソフォクレスの高名な作品を原作にしたもの。
それまでドイツの民話などを題材に採ることが多かったオルフは、この後ギリ
シャ悲劇へと傾倒していきます。指揮は当時まだ34歳のサヴァリッシュ。サ
ヴァリッシュはオルフを得意としており、既にEMIに「カルミナ・ブラーナ」、
「月」、「賢い女」を録音していました。このバイエルン放送への録音はそれ
に続くものとも言えます。知性的で切れ味がよく、オルフ特有のダイナミック
な音楽がうまく生かされた優れものです。歌手はメードルのタイトルロールを
筆頭に、クーエン、ウール、トラクセル、ベーメと1950年代後半のドイツの名
歌手が並んでいます。放送局の録音だけにモノラルながら年代としては良好な
音質で聞けます。




<CALLIOPE>
CAL 3351 2枚組 \2700
ショパン:ノクターン全集&子守歌op.57(エキエル版)
パスカル・アモワイヤル(ピアノ)
録音:2004年6月
シフラの直系、アモワイヤルによるショパンのノクターン全集の登場。豊かな
詩情と豊かな音色で、どこまでもやわらかに歌われるノクターン。ショパンが
生涯を通して作曲し続けたノクターンのそれぞれの曲は、彼の生涯の様々なシ
ーンが浮かんでくるような情景感と色彩感に満ちています。ショパンは弱音が
大変美しいピアニストであったという記録がありますが、目を閉じて聴いてい
るとまるでショパンが演奏しているかのような錯覚をおぼえるほど。エキエル
版を使用しているのも注目といえるでしょう。




<世界文化社>
KKC 9005(DVD-Video) \5300
ロッシーニ:歌劇「トルヴァルドとドルリスカ」
ミケーレ・ペルトゥージ(Br オルドウ公爵) 
ダリーナ・タコヴァ(S ドルリスカ)
フランチェスコ・メーリ(T トルヴァルド) 
ブルーノ・プラティコ(Bs ジョルジョ)
ジャンネット・フィッシャー(S カルロッタ) 
シモーネ・アルベルギーニ(Bs オルモンド)
ヴィクトール・バプロ・ペレス(指)
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団, プラハ室内合唱団,
演出:マーリオ・マルトーニ,
衣装:ウルズラ・パツァーク,
装置:チェーザレ・アッチェッタ,
収録:2006年8月、ペーザロ・ロッシーニ・フェスティヴァル(ライヴ)
2006 年、ペーザロで行われたロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルは、ある
意味、歴史的なものとなりました。ロッシーニが「セビリアの理髪師」の直前
に書き上げたオペラ「トルヴァルドとドルリスカ」が、おそらく歴史上初めて
大成功を収めたのです。初演は失敗に終わり、その後はずっと「失敗作」とみ
なされていました。このペーザロでの上演では、ペルトゥージの悪役を筆頭に、
タコヴァ、メーリ、プラティコと万全のキャストを配し、作品の真価を知らし
めました。マルトーニの演出は、写実を基本としながら、救出オペラの醍醐味
を見事に引き出したもの。知られざる傑作だからこそ味わえる、「初体験」の
感激を日本制作の完璧な日本語字幕付き、豪華解説書付きDVD でお楽しみくだ
さい!

KKC 9006(DVD-Video) \5300
ロッシーニ:歌劇「エルミオーネ」
ソーニャ・ガナッシ(S エルミオーネ) 
アントニーノ・シラグーザ(T オレステ)
グレゴリー・クンデ(T ピッロ) 
マリアンナ・ピッツォラート(Ms アンドローマカ)
フェルディナント・フォン・ボートマー(T ピラーデ)
 ニコラ・ウリヴィエーリ(Bs フェニーチョ)
イリーナ・サモイロワ(S クレオーネ) 
クリスティーナ・ファウス(S チェフィーザ)
リッカルド・ボッタ(T アッターロ)
ロベルト・アバド(指)
ボローニャ市立劇場管弦楽団,プラハ室内合唱団,
演出:ダニエレ・アバド,
美術:グラツィアーノ・グレゴーリ,
衣装 : カルラ・テーティ,
照明:グイード・レーヴィ,
収録:2008年8月10,13日,ペーザロ
「エルミオーネ」はラシーヌの「アンドロマック」を原作としたオペラ。1819
年にナポリで初演されたものの、あまりに陰惨ドロドロな物語で失敗に終わっ
てしまいました。しかしおよそロッシーニらしからぬ緊迫した物語と音楽が再
評価され、今日ではロッシーニの野心的な傑作として人気の高いものになって
います。このペーザロでの上演には、日本でも人気の高いロッシーニ歌手、
メッゾソプラノのガナッシとテノールのシラグーザに加え、日本でもロッシー
ニの「オテッロ」のタイトルロールを歌って評判だったクンデ、若手のロッシ
ーニ・メッツォの筆頭として活躍するピッツォラートと、強力なキャストを揃
えています。そしてクラウディオの甥(兄の息子)、ロベルトがこの狂気の世界
を見事な緊張感で引き締めています。演出はクラウディオの息子ロベルト。第
二次大戦中を思わせる退廃した雰囲気が濃厚の異様さが作品にピッタリです。
現在では「実はロッシーニのオペラで一番の傑作」と評価する人も少なくない
このオペラのこの上ない上演の映像を日本制作の完璧な日本語字幕付き、豪華
解説書付きDVD でご覧ください。




<Andre Charlin>
フランスを代表する伝説の名エンジニア、アンドレ・シャルラン。
彼が1960年代にかけて録音したシャルランレーベル伝説の録音が復活いたしま
す。シャルランが生涯こだわり続けた「ワン・ポイント録音」の素晴らしさを
実感!「クラシック音楽の場合には、音楽がそこにあるのです。音楽自体がす
でに存在するのです。更にまた、聴く人の耳というものは、一ヶ所です。
二つの耳はついていますが、音楽の発する空間からある距離をもって聴者をみ
た場合、一ヶ所に集約されます。完成されたすでに存在する音楽というものに
沢山のマイクロフォンを立ててミクシングするということは音楽に対する冒と
くです。ですから、ワン・ポイントというものはあたりまえのことではありま
せんか?」と語るシャルランの完全ワン・ポイントのむせかえる香り高き録音
がここに完全復活いたします。

★価格 1枚もの:\1780 2枚組:\2850

CL 123 2枚組
フォーレ(1845-1924):
ピアノ五重奏曲第1番 ニ短調 作品89
ピアノ五重奏曲第2番 ハ短調 作品115
ピアノ四重奏曲第1番 ハ短調 作品15
アンダンテ 作品74
子守歌 作品16
エレジー ハ短調 作品24
ドリー(2つのピアノのための) 作品56
ジェルメーヌ・ティッサン=ヴァランタン(ピアノ) 
アンリエット・ピュイグ=ロジェ(第2ピアノ)
ORTF四重奏団(フランス国立放送管弦楽団四重奏団)
【ジャック・デュモン(第1ヴァイオリン) ルイ・ペルルミュテール(第2ヴァ
イオリン) マルク・シャルル(ヴィオラ) ロベール・ザール(チェロ)】
シャルランレーベルの代表作、ヴァランタン&ORTF弦楽四重奏団のフォーレ作品
集。ヴァランタンの演奏はフォーレの真髄を聴かせてくれます。

SLC 2
ヴィヴァルディ:
4つのヴァイオリンのための協奏曲 ロ短調 作品3-10
ヴァイオリン協奏曲 ト長調 作品3-3
J.S.バッハ:
4つのチェンバロのための協奏曲 イ短調 BWV 1065
チェンバロ協奏曲 ヘ長調 BWV 978
A.シュテファナート、C.フェラレージ、B.サルヴィ、
M.ケラディーニ(独奏ヴァイオリン)
L.F.タリアビーニ、B.カニーノ、A.バリスタ、C.アバド(チェンバロ)
アルベルト・ゼッダ(指揮)ミラノ・アンジェリクム管弦楽
【録音:1963年】
なんと豪華なメンバーによるバッハ、ヴィヴァルディ協奏曲集。バッハではな
んと若きアバドがチェンバロを演奏!

SCL 17
ミヨー:
屋根の上の牡牛 作品58
世界の創造 作品81
シャンゼリゼ劇場管弦楽団、ダリウス・ミヨー(指揮)
知られざる名録音!なんとミヨー自身の指揮による作品集。代表作、屋根の上
の牡牛は必聴盤です。

SLC 24
ヴィヴァルディ:
2つのヴァイオリンのための協奏曲 イ短調 作品3-8
ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品3-11
J.S.バッハ:
オルガン協奏曲 イ短調 BWV 593
オルガン協奏曲 ニ短調 BWV596
B.サルヴィ、R.ペッツァーニ(ヴァイオリン)、
A.エスポジート(オルガン独奏)、
アンジェリクム室内合奏団、アルベルト・ゼッダ(指揮)
【録音:1966年】
ヴィヴァルディの有名な2つのヴァイオリンのための協奏曲とバッハによるオル
ガン編曲を聴き比べることのできる1枚。シャルランのワン・ポイント録音な
らではオルガンのダイナミックな録音に注目です。

AMS 445 2枚組
J.S.バッハ:フーガの技法 BWV1080
ヴォルフガング・フォン・カラヤン合奏団
世界的指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンの兄、ヴォルフガング。ファンの
間ではシャルラン・レーベルで録音された本録音は、隠れた名盤として語り草
となっています。均整のとれた落ち着いた演奏は、弟ヘルベルトをも思わせる
素晴らしい演奏です。

CCV 1002
ジョルジュ・オンスロー(1784-1853):
弦楽五重奏曲 作品78-1
弦楽四重奏曲 作品8-1
ジェラール・ジャリ、イヴォン・カラチリー(ヴァイオリン)
セルジュ・コラット、ブルーノ・パスクイー(ヴィオラ)
ミシェル・トュルニュ(チェロ)
【録音:1972年】
なんと悲しき調べ。フランス生まれのオンスローはロンドンで教育を受けまし
た。おびただしい室内楽曲を作曲しておりますが、とりわけ弦楽五重奏曲 作
品78-1は哀愁に満ちた旋律が心に残る名曲。一度聴けばオンスローの音楽的価
値の高さに驚くでしょう。メンデルスゾーンやシューマンによって高く称賛さ
れ、ドイツに紹介されたオンスロー、大注目です。

AMS 92
ベートーヴェン:
笛時計のための5つの小品 WoO33より第1-3番
前奏曲 へ短調 WoO55
すべての長調による2つの前奏曲 作品39-1
三重奏曲 変ホ長調 作品38
ヴィルヘルム・クロムバッハ(オルガン)
【録音:1967年】
珍しいベートーヴェンのオルガン曲集。かわいい笛時計の小品をはじめ、ベー
トーヴェンのやさしさを感じられる、興味深い内容です。また、シャルランの
ワンポイント録音を実感できる名録音です。

AMS 69
カバニリェス(1644-1712):
第5旋法による皇帝のバッタリア第1番、ガラルダス 第5番、
パッサカリア第2番、パッサカリア第3番
ティエント第3番、ティエント第4番、ティエント第13番
モンセラト・トレント(オルガン)
聖マリア教会
【録音:1970年】
カバニリェスは、16世紀以来のスペイン・オルガン音楽の形式的伝統を維持し
つつ、バロックの華麗な技巧を展開したオルガニストです。華やかなストップ
をもつ聖マリア教会に適した演奏です。

AMS 39
フォーレ:レクイエム 作品48
アン・マリー・ブランザ(ソプラノ) ピエール・モレ(バリトン) 
ジャン・ギユー(オルガン)
サン・トゥスタッシュ管弦楽団、合唱団 、R.P.エミール・マルタン(指揮)
【録音:1965年】
シャルランレーベルの名録音として名高いフォーレのレクイエム。ワンポイン
ト録音だからこそなし得る繊細なまでの鎮魂歌。

AMS 66
モーツァルト:
(1)アダージョとフーガ KV 546
(2)幻想曲 へ短調 KV 594
(3)幻想曲 へ短調 KV 608
(4)アンダンテ ヘ長調 KV 616
(5)アダージョ ロ長調 KV 540
(6)アレグロとフーガ KV 312/401
(7)序奏とフーガ KV 399 
(1)-(4)ヴォルフガング・フォン・カラヤン合奏団
(5)-(7)ヨハネス・プローガー、ヴォルフガング・バウアー(オルガン)
カラヤン兄、ヴォルフガング率いるヴォルフガング・フォン・カラヤン合奏団
による、モーツァルトのオルガン作品集。

CL 41
(1)フランツ・ベンダ(1709-86):シンフォニア
(2)ヨハン・ゲオルグ・ベンダ(1715-52):ヴァイオリン協奏曲
(3)ゲオルグ・アントン・ベンダ(1722-1795):シンフォニア
(4)F.ベンダ:フルート協奏曲 ト長調
ミロスラフ・クレメント(フルート)
プラハ室内管弦楽団
ベンダ一族は、ボヘミア起源の音楽家一族で、数世代にわたって有名な作曲家
や器楽奏者を輩出いたしました。

AMS 145
フランチェスコ・カヴァッリ(1602-1676):ミサ・コンチェルタータ
ミラノ・アンジェリクム管弦楽団
ウンベルト・カッティーニ(指揮)
カヴァッリはモンテヴェルディの下で歌手を務めた、聖マルコ教会のオルガニ
スト。バロック歌劇の隆盛をもたらした作曲家。

CL 24
コレット(1707-1795):
クリスマス協奏曲第2番
協奏曲「フェニックス」
カリヨン
人の一生 作品10
ジェラール・カルティニー室内管弦楽団
ジェラール・カルティニー(指揮)
フランスの教会オルガニストであったコレット。当時の様々な楽器の奏法につ
いて著書を残しております。

AMS 107
ヴィエルヌ:
24の自由な形式の小品より第1&3番、ディベルティスメント、
アンダンティーノ、カノン・レジェンド、ウェストミンスターの鐘
ピエール・モロー(オルガン)
ノートルダム大聖堂
ノートルダム大聖堂のオルガニストであったヴィエルヌの作品集。幻想的小品
集「ウェストミンスターの鐘」をはじめ、大聖堂に響き渡る荘厳な世界へ誘わ
れます。

AMS 401 2枚組
メシアン:
主の降誕
キリストの昇天
永遠の教会の出現
天上の宴
ガストン・リテーズ(オルガン)
聖フランソワ・グザビエ教会
パリ音楽院でデュプレにオルガンを学んだメシアンのオルガン代表作を収録。
盲目のオルガニスト、名手リテーズによる決定的名盤の復活です。

CL 38
ハイドン:
2つのホルンのための協奏曲 変ホ長調
交響曲 第72番 ニ長調 Hob.I.72
ディヴェルティメント ニ長調 Hob.II.D22
ケルン室内管弦楽団、ヘルムート・ミュラー=ブリュール(指揮)
天地創造の楽想が2か所で借用されている本録音。ナクソス・レーベルでのハイ
ドン・シリーズが話題の巨匠ミュラー=ブリュールですが、忘れてはいけない
当録音です。

AMS 35
ハイドン:ミサ曲 第11番 変ロ長調 「天地創造ミサ」1801
マリータ・タボルスキー、ユリア・ファルク(ソプラノ)、
エーリヒ・ズール・エック(アルト)、カルロ・シュミット(バス)、
ロバート・クッペルヴィーザー(オルガン)、ザルツブルク・ラジオ合唱団、
ザルツブルグ・カメラータ・アカデミカ、エルンスト・ヒンライナー(指揮)
大規模の声楽作品も天才シャルラン技師の手にかかれば、実に自然で美しいワ
ンポイント芸術!

AMS 88
デジレ=エミール・アンゲルブレヒト(1880-1965):レクイエム、ヴェズレー
クリスティアーヌ・エダ=ピエール(ソプラノ)、レミー・コラッツァ(アルト)、
ベルナルド・ジャン・フルネ(指揮)、
フランス国立管弦楽団、フランス国立放送合唱団
フランス音楽の名指揮者でもあったアンゲルブレヒトのレクイエムを巨匠フル
ネによる繊細なタクトで演奏します。

SLC 11
J.S.バッハ:トッカータとフーガ ト短調 BWV565
同:「目覚めよ!と呼ばわる物見らの声」 BWV645
ブクステフーデ:幻想曲とフーガとシャコンヌ ハ長調 Bux WV 137
同:コラール前奏曲「ああ主よ、あわれなる罪人のわれを」
F.クープラン:オッフェルトリウム
ガストン・リテーズ(オルガン)
録音:聖ポール教会
トッカータとフーガをはじめ、オルガン名曲揃いの名録音。聖ポール教会の荘
厳な響きに酔いしれます。

SLC 12
フランク:コラール第3番
同:前奏曲、フーガと変奏曲
リスト:バッハの主題による前奏曲とフーガ
シューマン:練習曲第4番
メンデルスゾーン:前奏曲とフーガ 第1番
ガストン・リテーズ(オルガン)
聖フランソワ・グザビエ教会
フランク最後の作品コラール第3番をはじめ、ロマン的な作品を集めた1枚。聖
フランソワ・グザビエ教会の重厚な響きを実体験。

AMS 106
シャルル・トゥルヌミール(1870-1939):
オルガンの秘法より「聖霊降臨節」(26冊) 作品57
キリストの最後の7つの言葉に寄せるオルガン・コラール詩曲 作品67
ピエール・モロー(オルガン)
パリ音楽院でフランクにオルガンを学んだ逸材。オルガン曲を中心とした作曲
者です。また弟子にデュルフレ、ラングレがいます。

AMS 78
モーツァルト:
オッフェルトリウム・デ・テンポーレ「ミゼリコルディアス・ドミニ
〈主のお憐れみを〉」KV 222
キリエ変ホ長調 KV 322
ヴェスペレ KV 321
キリエニ短調 KV341
C.デルガー(ソプラノ)、M.キッセル(アルト)、D.クレイトン(テノール)、
H.ミュラー(バス)
ザルツブルグ・カメラータ・アカデミカ
エルンスト・ヒンライナー(指揮)
巨匠ヒンライナーによるモーツァルト声楽曲集。

CL 23
ヴィヴァルディ:「四季」
フランコ・グッリ(ヴァイオリン)、
アルド・チェッカート(指揮)、ミラノ・アンジェリクム管弦楽団
ヴァイオリン独奏のグッリの艶やかな美音が印象的。

AMS 25
ヴィヴァルディ:
ニシ・ドミヌス RV608
マニフィカト RV 611(RV 610の異稿)
E.クンダリ、A.ヴェルチェッリ(ソプラノ)、A.M.ロータ(アルト)、
ミラノ・アンジェリクム管弦楽団、カルロ・フェニーチェ・チラーリオ(指揮)
珍しいニシ・ドミヌス他、ヴィヴァルディの声楽集

AMS 72
ハイドン:十字架上のキリストの最後の7つの言葉
アントニー・ロス・マルバ(指揮)カタルニヤ室内管弦楽団
名手、マルバとカタルニヤ室内管弦楽団によるハイドンの傑作。

CL 40
ジョスカン・デ・プレ(1450-1521):ミサ・ガウデアムス
サン・ボネル・シャトー・フレスク・ムジカーレ
パリ古典合奏団、プラン・シャン声楽アンサンブル
フランドル楽派の最大の作曲家であるデ・プレは多くのミサ曲を残しており
ますが、ここに収録されているミサ・ガウデアムスはひときわ美しいメロディ
です。




<ORFEO>
ORFEO 750101 \2450
メンデルスゾーン:チェロとピアノのための作品集
協奏的変奏曲 ニ長調Op.17
チェロ・ソナタ第1番 変ロ長調 Op.45
「歌の翼に」Op.34-2
「葦の歌」Op.71-4
アルバムブラット ロ短調
無言歌 ニ長調Op.109
チェロ・ソナタ第2番 ニ長調 Op.58
ダニエル・ミュラー=ショット(Vc)
ジョナサン・ギラード(P)
録音:2009年7月23-26日バイエルン・スタジオ(ミュンヘン)
近年、目覚ましい活躍を見せている若手チェリスト、ダニエル・ミュラー=
ショット。2009年に生誕200年を迎えたメンデルスゾーンのチェロ作品を録音
しました。メンデルスゾーンのチェロ作品は、メロディー・メーカーの本領
を発揮した甘美で美しい旋律に彩られた曲ばかり。2曲のチェロ・ソナタは、
古典的な様式をとりながらも情熱的で力強い第1番、豊かな旋律、多彩な表現
に満ちた魅力的な第2番。ミュラー=ショットのエレガントな音楽が際立つ秀
演です。主題と8つの変奏からなる協奏的変奏曲は、チェロの華やかさに加え
ピアノも活躍する作品。ミュラー=ショットとギラードの息の合った、そし
て時には激しくぶつかり合う音楽が聴き所です。「歌の翼に」、「葦の歌」、
アルバムブラット、無言歌といった歌心満ちた作品の魅惑的な旋律を見事な
表現力で聴かせてくれます。甘さの中に奥行きのあるミュラー=ショットの
チェロの音色が、メンデルスゾーンの作品にピタリと合った1枚です。



<Kuyurun Records>
KYRN 001 \2800
「Blowing in A Mellow Breeze」やわらかな風に吹かれて
流れは広く
雲雀は澄み渡った空の中で
ロンドンデリー エア
ボニーボーイ
グリーンスリーヴス
麦の穂を揺らす風
ターロック・オキャロラン(1670-1738) : エレナー・プランケット
夏の名残の薔薇
黒は恋人の髪の色
ダーマット・マクモロー(1872-1943): 愛しい子よ
なんと心地よい答えなのでしょう
おとくゆる {丸谷晶子(Sp)岡崎泰正(Gt)}
まろやかで、澄んだ「癒し」の歌声が空間を満たし、ケルト音楽のやわらか
で、懐かしい響きに包み込まれる。歌とギターだけのユニット「おとくゆる」
珠玉のソングブック!
ソプラノの丸谷晶子はロンドンのトリニティ音楽院大学院、古楽声楽学科に
てディプロマを得て修了。エマ・カークビ-、イヴリン・タブ各女史に師事。
エラキドニーコンクール2位。ルネサンス・バロック音楽のレパートリーと共
に、イギリス・アイルランド等の伝承音楽に取り組んでいる。「おとくゆる」
では古楽歌唱法をベースにピュアな声をコンセプトとし、新しいアプローチ
で活動をしている。
ギターの岡崎泰正は13歳よりクラシックギターを小野剛蔵氏に師事し、同時
に様々なギター奏法、音楽理論、アレンジなどを独力で習得。17歳で読売ギ
ターコンクール高校生の部「銀賞」、19歳で同コンクール大学生の部「銅賞」
受賞。シンガーソングライター、サポートギタリストとして、分野を超えた
楽曲提供、演劇とのコラボレーションを実現してきている。



<Claves>
50 2702/03 2枚組 \4360
(1) “Oyama”(オーケストラのための)
(2) “Azur”(ホルン四重奏曲のための)
(3) “Shadows”(5人の打楽器奏者のための)
(4) “Sozusagen”(オーボエ、ヴィオラ、バスーン、ギターのための)
(5) “Chant d’adieux”(ヴァイオリンとヴィオラのための)
(6) “a quattro”(ホルン四重奏曲とオーケストラのための)
(7)レクイエム
(1)(6)(7)ファビオ・ルイージ(指揮)、MDR交響楽団
(2)(6)ライプツィヒ・ホルン四重奏団【マックス・ヒルペルト、ティーノ・
ボルク、ヨハネス・ウィンクラー、ミシェル・ギューン】
(3)ライプツィヒ・パーカッション・アンサンブル【ウェルナー・レグト、
スヴェン・パウリ、トーマス・ウィンクラー、
ステファン・ストッポラ、ヴィンフリード・ニッチェ、ゲルト・シェンカー】
(4)アンサンブル・ソルティサティオ【ワルター・クリングナー、アレクセル
・アンドレア、マティアス・ザンネミュラー、トーマス・ブルメンザル】
(5)アンドレアス・ハルトマン(ヴァイオリン)、
マティアス・ザンネミュラー(ヴィオラ)
(7)MDR ベルリン放送合唱団、マイケル・グレイザー(合唱指揮)
ジュリー・カウフマン(ソプラノ)、イリス・ヴァーミリオン(アルト)
クリストフ・ゲンズ(テノール)、マルクス・マーコート(バリトン)
録音:(1)2001年9月21日、ワイマール・ハレ
(2)(3)(5)MDRスタジオ、ライプツィヒ、
((2)2006年6月6-9日、(3)2006年2月8日、(5)2006年6月6日)
(4)1999年6月28日、ライプツィヒ、ライプツィヒ美術館
(6)2001年9月21日、ライプツィヒ、ゲヴァントハウス
(7)2005年11月21日、ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)
今もっとも勢力的な演奏活動をしている世界的指揮者ファビオ・ルイージ。
Orfeoより発売されるウィーン交響楽団とのシューマン交響曲全集
(ORFEO 717102)に続き、Clavesレーベルからはスイス人作曲家のジャン=リュ
ク・ダルブレー(1946-)の作品をとりあげております。ダルブレーはベルン
音楽学校にてクラリネット、指揮、作曲を学んだのち作曲家として活躍。こ
れまでにピエール・ブーレーズ、ハインツ・ホリガーなど現代屈指の作曲家
・演奏者に師事し、ジャンルにとらわれないダルブレー独自の表現を手に入
れました。ルイージがダルブレーの音楽に出会ったのは“Oyama”初演時の
こと。その音楽性の豊かさに感銘を受け、以後積極的に演奏会にとりあげて
きました。また、2005年にはMDRへの委嘱作品レクイエムの世界初演を行いま
した。現代音楽への強い思いを感じる鎮魂歌を奏でております。




<naive>
OP 30468 \2280
「シャコンヌ」
1. フレスコバルディ(1583-1643):
パッサカリア-トッカータ集第1巻(1637年版)より
2. カバリニェス(1644-1712):
第1旋法によるパッサカリア&第4旋法によるパッサカリア
3. ベルナルド・ストラーチェ(c.1637-c.1707):
シャコンヌ(チェンバロとオルガンのタブラチュアの作品の森より)
4. L.クープラン(1626-1661):シャコンヌ ト長調
5. J.K.ケルル(1627-1693):チャコーナ
6. パーセル(1659-1695):シャコンヌ
7. G.リゲティ(1923-2006):英国風パッサカリア
8. L.クープラン(1626-1661):パッサカイユ ト短調
9. ゲオルク・ムッファト(1653-1704):
パッサカリア-「オルガン音楽の練習」より
10. フランソワ・ダジャンクール(1684-1758):シャコンヌ「ラ・ソニング」
11. J.K.F.フィッシャー(1656-1746):
シャコンヌ(組曲エウテルペより)、パッサカリア(組曲ウラニアより)-
『音楽のパルナッソス山』より
12. ヘンデル(1685-1759):シャコンヌ
13. フォルクレ(1672-1745):
ラ・ビュイソン、シャコンヌ―Gratieusement-ヴィオール組曲第2番より
14. リナルド・アレッサンドリーニ:シャコンヌ「無分別の美」
リナルド・アレッサンドリーニ(チェンバロ)
録音:2008年2月
近年、ヴィヴァルディ・エディションなどでも推進力とリズムでパワフルか
つ細やかな指揮ぶりのアレッサンドリーニが、久々に鍵盤ソロ作品をリリー
スします!テーマはシャコンヌとパッサカリア。シャコンヌというと、伝統
的な定型バスが反復する上で、メロディー部が様々なかたちであらわれると
いうのが一般的ですが、「この伝統的なやり方に則っているのはここに収め
られた作品のうちフレスコバルディとストラーチェのものだけである。他の
作曲家たちは、自身で定型となるモティーフを造りだしている。フランスの
作品は、パッサカリアのルフランと、無数のクプレが交互に現れる反復とい
うロンドーのエッセンスが盛り込まれている。反復というものは聴者に頭が
くらくらするような喜びをもたらす。限られたモティーフの反復、さらにそ
の反復に加速や音量の増加(アッチェレランド)が加わることにより、聴き手
は目が回るようなトランス状態に陥るのだ」(ブックレットのアレッサンドリ
ーニ自身によるコメントより)。緩急自在、隙のないテンポ設定、創造性に
あふれた1枚です。

OP 30431 \2280
アレッサンドロ・メラーニ(1639-1703):モテット集
聖なる処女のためのリタニー/アヴェ・レジーナ・チェロルム/クラメムス
・アンテ・デウム/サルヴェ・レジーナ/マニフィカトほか(全10曲)
リナルド・アレッサンドリーニ(Org、指)
コンチェルト・イタリアーノ
アレーナ・ダンチェヴァ、モニカ・ピッチニーニ、アンナ・シンボリ(S)
ガブリエッラ・マルテッラッチ(コントラルト)、
アンドレア・アッリヴァベーネ(C-T)
ルカ・ドルドーロ、ラッファエレ・ジョルダーニ(T)、
マッテオ・ベッレット、セルジョ・フォレスティ(Bs)
クレイグ・マルキテッリ、ミケル・レオポルド(テオルボ)
録音:2006年
メラーニの宗教作品は、ほとんど知られていません。メラーニは、音楽一家
に生まれ、サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂の楽長も務めました。16声
のためのミサ曲などや、10のオラトリオ、オペラなどものこしており、生き
ていた当時かなり活躍していましたが、その宗教作品の大多数の手稿譜は大
聖堂の古文書室に眠ったままになっており、近年に至るまでほぼ知られない
ままでした。単なる「発掘」的録音ではなく、心と脳に響くハーモニーとデ
リケートなやさしさに満ちた世界が広がります。すべて世界初録音。



<Talent>
DOM 381100/01 2枚組 \4600
ブラームス:
(1)創作主題による変奏曲Op.21-1
(2)ハンガリーの歌の主題による変奏曲Op.21-2
(3)ヘンデルの主題による変奏曲とフーガOp.24
(4)パガニーニの主題による変奏曲Op.35
(5)シューマンの主題による変奏曲Op.9
(6)シューマンの主題による変奏曲Op.23(4手)
(7)ハイドンの主題による変奏曲Op.56b(2台Pf)
アンドレ・デ・グローテ、リュク・デヴォス(Pf)
ベートーヴェンと同様、変奏曲の大家だったブラームスのすべてのピアノの
変奏曲をベルギーのデ・グローテとデヴォス師弟による演奏で聴く。

DOM 2911119 \2300
シューベルト:
幻想曲 ヘ短調D.940
創作主題による変奏曲 変イ長調D.813
人生の嵐 イ短調D.947
ロンド イ長調D.951
イレーナ・カウフマン、アンドレ・デ・グローテ(Pf)
シューベルトの数あるピアノ連弾曲の中からよりすぐりの名曲を、カウフマ
ン&デ・グローテのデュオで聴く。

DOM 381012/13 2枚組 \4600
ショスタコーヴィチ:
(1)チェロ・ソナタ ニ短調 Op40(1934)
(2)チェロ・ソナタ Op147(1975)-
ダニール・シャフランによるヴィオラ・ソナタの編曲
(3)チェロ協奏曲第1番 変ホ長調 Op107(1959)
(4)チェロ協奏曲第2番 ト短調 Op126(1966)
ヴィヴィアヌ・スパノゲ(Vc)
(1)(2)アンドレ・デ・グローテ(Pf) 
(3)(4)エミール・タバコフ(指)ソフィア・ソロイスツ響
ショスタコーヴィチの比較的初期のニ短調のチェロ・ソナタから2曲の協奏曲
を経て最晩年の遺作、ヴィオラソナタのチェロ編曲版まで、ショスタコーヴィ
チの作風の変遷をチェロによってたどる。

DOM 2910905 \2300
ディルク・ブロッセ:ザ・サークル・オヴ・ネイチャー
ディルク・ブロッセ(指)
ヴィヴィアヌ・スパノゲ(Vc)エディ・ヴァンオーストフイセ(Cl)
ブリュッセル・フィル
ポップ&ドラマチックな作風の交響曲、オペラ、室内楽、映画音楽を発表し
続けている、日本でも人気の高いベルギー出身の作曲家兼指揮者ディルク・
ブロッセがシュテファン・ツヴァイクの回想録「昨日の世界」に触発され創
作した大規模な管弦楽曲。




<haenssler>
=SWR MUSIC=
93 257 \2250
フランク・ブリッジ:チェロ・ソナタ ニ短調H 125
ブリテン:チェロ・ソナタ ハ長調Op.65
アーノルド・バックス:伝説ソナタ-チェロとピアノのための(1943)
ヨハネス・モーザー(Vc)
パウル・リヴィニウス(P)
録音:2009年1月12-15日SWRシュトゥットガルト、
室内楽スタジオ(セッション・デジタル)
ロシアのチェロ・ソナタ(93.176)、「ブラームスと同時代の作曲家たち」シ
リーズ(93.206、93.207、93.208)を発表して注目されるドイツの若きチェリス
ト、モーザーの最新アルバムはイギリスのチェロ・ソナタ集。すべてイニシャ
ルが「B」で始まる作曲家の作品が選ばれています。
名ヴィオラ奏者、名指揮者として知られたブリッジにとって、室内楽は創作上
の進歩の段階をもっともよく示すジャンル。1913年から1917年にかけて作曲さ
れたチェロ・ソナタは、半音階が多用され全編を彩るメランコリーの色調が、
どこか第1次大戦の戦禍に対するブリッジの心情を反映しているかのようです。
このブリッジに学んだブリテンのチェロ・ソナタは、それまでの10年間器楽曲
の創作から遠ざかっていたブリテンが1961年に作曲したもので、名手ロストロ
ポーヴィチとの親交によって生まれた5つの作品のうち、最初の記念すべき作
品。そして、バックスの「伝説」ソナタ。作曲された1943年は1953年に亡くな
るバックスにとって事実上、創作の最後の時期にあたり、たゆたうような旋律
線とこのうえなくロマンティックな語法が印象的です。

98 603 \2080
シューマン:
管弦楽のない協奏曲ヘ短調Op.14
「管弦楽のない協奏曲」のための予備練習と削除された楽章
ロマンス ヘ短調 [世界初録音]
スケルツォI(ヴィヴァーチッシモ)
第2楽章より2つの変奏曲(自筆譜のコピーから削除された)
1.テンポ表示なし(=主題のテンポで)/ 2.スケルツォ:プレスティッシモ
プレスト・ポッシビレ ヘ短調 [世界初録音]
幻想曲ハ長調Op.17
フローリアン・ウーリヒ(P:スタインウェイD)
録音:2010年3月9-11日イギリス、ウェスト・サセックス、パルボロウ、
チャンプス・ヒル、ザ・ミュージック・ルーム
(セッション・デジタル)
ヘンスラーが推すドイツ期待の若手ウーリヒの弾くシューマンのピアノ独奏曲
全曲シリーズがアニバーサリー・イヤーに合わせてスタート。第1弾の内容で
目を惹くのは、シューマンが当初削ったスケルツォのうちひとつ復活させ、の
ちにソナタ第3番とした「管弦楽のない協奏曲」。ここでは、そのスケルツォ
のほかに、第2楽章からカットされた2つの変奏、さらにウーリヒとヨアヒム・
ドラハイムが2010年に補完したフラグメント2曲を世界初録音しています。と
くにフィナーレの初稿であるプレスト・ポッシビレは現行版とはまるで別の
曲。かなり趣きは異なりますが、それでも幻想におぼれるようなムードはま
ぎれもなくシューマンのそれだとわかります。




<MA Recordings>
ハイレゾリューション WAVファイル DVD-ROM
PCオーディオfan No.2(共同通信社)のハイレゾリューションDVD付録で話題と
なっている天才エンジニア、タッド・ガーフィンクルのレーベル「MA
Recordings」。タッド・ガーフィンクル氏はたった2本のマイク(無指向性)で
ハイサンプリングデジタル録音を行い、高いクオリティーの音を届けていま
す。タッド・ガーフィンクル氏の作ってきた高音質な録音を存分に楽しむこと
のできるハイレゾリューション音源を収録したDVD-ROMを3タイトルご紹介いた
します。

M 052AHR(DVD-ROM) \4500
「セラ・ウナ・ノーチェ(Sera Una Noche)」(タンゴ)
1.マレーナ/タンゴ
2.ソレダード/タンゴ
3.ケデモノス・アキ/タンゴ
4.ヴァルス・エン・ミ/ヴァルス・クリオロ
5.コモ・ドス・エクスタラーニョス/タンゴ
6.ヌブラド(インストゥルメンタル)/カンドンベ
7.マレーナ(インストゥルメンタル)/タンゴ
8.ザンバ・デ・ラ・ヴィウダ/タンゴ
9.ケハス・デ・バンドネオン/ミロンガ
10.タンギト・デル2000(インストゥルメンタル)/ヌエボ・タンゴ
11.アンドレア・アン・ラ・ボーカ(インストゥルメンタル)
12.a)トリステサス・ポル・ウン・アニョ b)フィモス
13.ヴォルヴェール(インストゥルメンタル)/タンゴ
録音:1998年6月アルゼンチン ガンダラ修道院教会
96kHz/16bit WAV
オリジナル・マスター:96kHz PCM
マイクロホン:B & K 4006  2本
ケーブル:カルダス ゴールデン・クロス
録音機:パイオニア D-07
アルゼンチンのスーパー・タンゴ・グループ「セラ・ウナ・ノーチェ」。2曲
目の「ソレダード」とは「孤独」という意味。深く悲しく響くバス・クラリ
ネット、生々しい男性ヴォーカル、低音を響かせるパーカッション。約12年前
の録音ですが、MA Recordingsを代表する名録音です。また終曲「ヴォルヴェ
ール(帰還)」は、ペネロペ・クルス主演の映画「ボルベール」でテーマとして
使われたタンゴの名曲。哀愁と憂いが漂う作品で、音の密度や独特の空気感を
味わう事ができます。

M 062AHR(DVD-ROM) \4500
「ラ・セグンダ(La Segunda)/セラ・ウナ・ノーチェ(Sera Una Noche)」
(タンゴ)
1.エル・チョクロ(タンゴ・ミロンガ)
2.ノクトゥルナ(ミロンガ)
3.風がひゅうと吹けば(アバネラ)
4.グリセル(タンゴ)
5.港のミロンガ
6.ベティノッティ(ミロンガ)
7.モギレフスキのワルツ
8.エル・ポルテニート-ブエノスアイレスっ子(ミロンガ)
9.軍靴の響き(ミロンガ)
10.恋人もなく(タンゴ)
11.ならずもの(タンゴ)
12.ボエド(タンゴ)
13.苦い下町/空のひとかけら(タンゴ=ワルツ)
14.岩(ザンパ)
15.キントの列車(川の歌)
16.赤のインク(タンゴ)
17.しるし(バガラ)
録音:2003年1月ガンダラ修道院教会
88.2kHz/24bit WAV
オリジナル・マスター:176.4kHz PCM
マイクロホン:MA Recordingsオリジナル2本
ケーブル:クリスタル・ケーブルULTRA
録音機:フォステクス DV 40
セラ・ウナ・ノーチェの2枚目のアルバム「ラ・セグンダ」。アンヘル・ビ
ジョルドが1903年に作曲したアルゼンチン・タンゴの名曲「エル・チョクロ」
からはじまります。これはテンポの早いミロンガで、躍動感溢れる演奏と、
それを確実に捉えた録音に注目です。

M 081AHR(DVD-ROM) \4500
「オープニング(Opening)」/マティアス・ランデウス・トリオ(JAZZ)
1. オープニング・ソング
2. 高層の夏
3. 素晴らしい世界
4. ボーイ・カウ
5. アンジェラのところ
6. ストリップ・コミック
7. 好きにならずにいられない
8. Family Tree
9. 完全な和
10. 待ちきれない23歳
11. サラウンディングズ
録音:2009年4月ストックホルム国営ラジオ局第2スタジオにて
88.2kHz/24bit WAV
オリジナル・マスター:5.6MHz DSD
マイクロフォン:MA Recordingsオリジナル2本
ケーブル:クリスタル・ケーブルULTRA
録音機:コルグ MRI 1000
スウェーデンのピアニスト、マティアス・ランデウス。注目メンバーでのピ
アノ・トリオのアルバム。
ライヴのようなリアリティーのある音質、透明度が高く、空間性表現が抜群。
MA Recordingsのサウンドを知る格好のタイトルです。




<Praga Digitals>
PRDDSD 250270(SACD-Hybrid) \2780
ショスタコーヴィチ:
(1)ピアノ五重奏曲ト短調 Op.57
(2)弦楽四重奏曲第7番嬰ヘ短調Op.108
(3)同 第8番ハ短調 Op.110
エフゲニー・コロリオフ(Pf)、プラジャークSQ、パヴェル・フーラ(Vn)(2)
1949年生まれ、オボーリン門下ながらゲンリヒ・ネイガウスとマリヤ・ユージ
ナの薫陶も受けたピアニスト、コロリオフ(コロリョーフ)待望の新録音。プラ
ジャークSQとのショスタコーヴィチのピアノ五重奏曲で、独特の鋭いタッチと
知的な解釈が光ります。バルシャイ編曲の「室内交響曲」で知られる弦楽四重
奏曲第8番の解釈はまさに21世紀的。新時代のショスタコーヴィチと申せま
しょう。

PRDDSD 250265(SACD-Hybrid) \2780
シューマン:
(1)ピアノ五重奏曲変ホ長調
(2)弦楽四重奏曲第1番イ短調
エフゲニー・コロリオフ(Pf)、プラジャークSQ
1949年生まれ、オボーリン門下ながらゲンリヒ・ネイガウスとマリヤ・ユージ
ナの薫陶も受けたピアニスト、コロリオフ(コロリョーフ)待望の新録音。今年
が記念年のシューマンの名作五重奏曲。骨太で良く鳴るピアノでシューマンな
らではの輝かしさ満点。弦楽四重奏曲第1番とともにシューマンの情熱が迸り
出る熱演です。

PRDDSD 250268(SACD-Hybrid) \2780
ドホナーニ:
(1)ハンガリー牧歌(チェロとピアノ版) Op.32d
(2)弦楽四重奏曲第1番イ長調Op.7
(3)同 第3番イ短調 Op.33
コチアンSQ、ヴァーツラフ・ベルナーシェク(Vc)、
ヤロミール・クレパーチ(Pf)
ドホナーニの弦楽三重奏は名作の誉れ高いものの、四重奏は3篇ありながら、
注目されず残念な限り。人好きのするメロディに満ち、友人のバルトークやコ
ダーイよりも温和でロマンティックな味わいが魅力。録音の良さも特筆です。





<Calliope>
CAL 5358 \1550
ベートーヴェン:
(1)ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61/(2)ロマンス第1番ト長調 Op.40/
(3)ロマンス第2番ヘ長調 Op.50
レジス・パスキエ(Vn)、
エマニュエル・ルデュク=バローム(指)
バルト室内管、ペテルブルグ・フィルのソリスト
フランスの巨匠レジス・パスキエによるベートーヴェンの協奏曲。余裕のベテ
ラン芸で、何の無理もなく自然体のベートーヴェンを聴かせてくれます。

CAL 5375 \1550
チャイコフスキー:
(1)ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35 
(2)なつかしい土地の思い出 Op.42(グラズノフ編) 
(3)憂鬱なセレナード Op.26 (4)ヴァルス=スケルツォ Op.34
レジス・パスキエ(Vn)、
エマニュエル・ルデュク=バローム(指)
バルト室内管、ペテルブルグ・フィルのソリスト
フランスの巨匠パスキエのチャイコフスキー。あくまでエレガントで、露骨な
感情表現をせずにチャイコフスキーの音楽を表現。上品の極みです。

CAL 5833 \1550
ドビュッシー:
(1)ピアノのために (2)版画 (3)ベルガマスク組曲 (4)夜想曲 
(5)6つの古代の墓碑銘
テオドル・パラスキヴェスコ(Pf)、ジャック・ルヴィエ(Pf)(5)
ルーマニア出身、パリ音楽院教授として日本人を含む多くの弟子を育てたパラ
スキヴェスコ。弱音の美しさ冴える、草食系のドビュッシーを聴かせてくれます。

CAL 5273 \1550
ヴィヴァルディ:
(1)ギター協奏曲ニ長調 RV93 (2)ヴィオラ・ダモーレ協奏曲ニ短調 RV395
(3)ピッコロ協奏曲ハ長調 RV441 
(4)2本のマンドリンのための協奏曲ト長調 RV532 
(5)2本のピッコロのための協奏曲ハ長調 RV533 
(6)2本のトランペットのための協奏曲ハ長調 RV537 
(7)ヴィオラ・ダモーレとギターのための協奏曲ニ短調 RV540
ジャン=ルイ・ボーマディエ、フィリップ・ピエルロ(Picc)、
ミュルエル・キェフェル、ロランス・ワグネル(Mand)、
オリヴィエ・シャセン(Guit)、ギ・ムスレル、ジルベール・プティ(Trp)、
ピエール=アンリ・ゼレブ(Va-dm)、
クリストフ・ポワジェ(指)器楽アンサンブル「ラ・フォリア」
様々な独奏楽器によるヴィヴァルディの協奏曲集。名手たちの妙技が光ります。

CAL 5683 \1550
ベートーヴェン:ピアノソナタ集
(1)第17番ニ短調 Op31の2「テンペスト」 (2)第23番ヘ短調 Op.57「熱情」 
(3)第14番嬰ハ短調 Op.27の2「月光 (4)第8番ハ短調 Op.13「悲愴」
インゲル・セデルグレン(Pf)
0ナタリー・シュトゥッツマンの名伴奏者で知られるインゲル・セデルグレン。
正攻法で隙のない構築感と余裕の技巧、参考用にも最適です。

CAL 5712 \1550
J.S.バッハ:
(1)前奏曲とフーガ ホ短調 BWV548 
(2)前奏曲、アンダンテとフーガ ト長調 BWV541 
(3)前奏曲とフーガ ロ短調 BWV544 
(4)前奏曲、ラルゴとフーガ ハ長調 BWV545 
(5)トリオ ト短調 BWV583 
(6)前奏曲とフーガ ハ長調 BWV547
アンドレ・イゾワール(Org)
もはや説明も不要と思われる決定的名盤。ベテランの至芸を味わえます。




<C major>
70 2404(Blu-ray) \5200
字幕:伊英独仏西
ヴェルディ:「アイーダ」
タチアナ・セルジャン(S アイーダ)
ルーベンス・ペリッツァーリ(T ラダメス)
イアノ・タマール(Ms アムネリス)
イアン・パターソン(Br アモナズロ)
ティグラン・マルティノロシアン(Bs ランフィス)
ケヴィン・ショート(Bs エジプト王)
ロナルド・サム(T 伝令)
エリザベッタ・マルトラーナ(S 巫女)
カルロ・リッツィ(指)ウィーン交響楽団,
カメラータ・シレジア,
クラクフポーランド放送合唱団
ブレゲンツ音楽祭合唱団
演出:グレアム・ヴィック
衣装,装置:ポール・ブラウン
振付:ロン・ハウェル
収録:2009年7月22,24日
新譜の御案内5月度33 号でDVDリリースをお知らせいたしましたブレゲンツ音
楽祭での「アイーダ」(70 2308)が、Blu-Rayでも発売されることになりまし
た。演出は日本でも有名なグレアム・ヴィック。巨大な青い自由の女神の断片
を用いたり、湖畔の屋外舞台ということで湖の水を活用したりと、普通の劇場
では絶対にやれない業を多用し、クレーンを用いて高低差も活用していて見ご
たえ満点。しかもヴィックはただ派手な見世物を作ったわけではなく、ヴェル
ディが「アイーダ」に込めた問題意識をしっかりと明確化させています。アイ
ーダは、近年ヴェルディ・ソプラノとして急速に人気が上がり、ことにマクベ
ス夫人で高い評価を得ているセルジャン。ラダメスは、2008年のローザンヌ歌
劇場の来日公演で《カルメン》のジョゼを歌って好評だったペリッツァーリ。
アムネリスにはベテランのタマール。アモナズロを歌うパターソンは、ラトル
指揮のザルツブルク復活祭音楽祭での「ラインの黄金」でファーゾルトを歌っ
た若手のバスの逸材。そして指揮には、ウェールズ・ナショナル・オペラの
音楽監督を二度務めた名匠リッツィ。充実した上演をBlu-Rayの鮮明映像で見
るのは格別です!




<Solo Voce>
SV 8553170 2枚組 \4160
ヴェルディ:「エルナーニ」
ファビオ・アルミリアート(T エルナーニ)
ダニエラ・デッシ(S エルヴィーラ)
ルーチョ・ガッロ(Br ドン・カルロ)
ジャコモ・プレスティア(Bs ゴメス・デ・シルヴァ)
エレナ・ボリン(S ジョヴァンナ)
フルヴィオ・オベルト(T ドン・リッカルド)
アレッサンドロ・スヴァブ(Bs ヤーゴ)
ブルーノ・カンパネッラ(指)トリノ・レージョ劇場管弦楽団,合唱団
録音:2007年6月,トリノ(ライヴ)
ヴェルディ初期の傑作「エルナーニ」に素晴らしい新録音が登場。2007年6月、
トリノのレージョ劇場での上演のライヴ録音です。「エルナーニ」はソプラ
ノ、テノール、バリトン、バスの四役に優れたキャストが求められています。
ここでは、オペラファンにはおなじみのデッシーとアルミリアートのコンビが
円熟した歌を聞かせてくれれば、新国立劇場でのプッチーニ「西部の娘」や
ヴェルディ「オテッロ」で敵役として日本でも人気の高いガッロ、ボローニャ
歌劇場来日公演などで人気だったイタリア人バス、プレスティアと、近年でも
屈指の充実ぶり。さらにベテランのカンパネッラが手堅くまとめ上げています。

SV 8553198 \2080
ルーチョ・ガッロ アリア集
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」
ロッシーニ:「グリエルモ・テル」
ドニゼッティ:「ドン・パスクワーレ」
ヴェルディ:「マクベス」,「リゴレット」,「オテッロ」
グノー:「ファウスト」
チャイコフスキー:「エウゲニ・オネーギン」
プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」
ワーグナー:「さまよえるオランダ人」
からのアリア,場面
ルーチョ・ガッロ(Br)
ウルフ・シルマー(指)ミュンヘン放送管弦楽団
録音:2009年3月
日本でも人気のイタリアのバリトン、ルーチョ・ガッロのアリア集です。ガッ
ロはロッシーニからプッチーニあたりのイタリアオペラで人気ですが、モー
ツァルト・バリトンとしても高名ですし、またアムステルダムやハンブルクで
「さまよえるオランダ人」のタイトルロールを歌っており、ついに今年の夏に
はバイロイト音楽祭で「ローエングリーン」のフリードリヒ・フォン・テルラ
ムントを歌う予定。また日本では本人のたっての希望でシューベルトの「冬の
旅」全曲を歌っています。そんなイタリアの魅力とドイツの知性を兼ね備えた
ガッロならではのアリア集になっています。しかも指揮は日本でも数々の名演
を生み出してきたシルマー。相性も抜群な二人が聞かせてくれます。

SV 8553156 \2080
ヴェルディ:
「ナブッコ」,「エルナーニ」,「マクベス」,「リゴレット」,
「トロヴァトーレ」,「トラヴィアータ」,「仮面舞踏会」,
「ドン・カルロ」, 「オテッロ」
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」
ポンキエッリ:「ジョコンダ」
レオンカヴァッロ:「道化師」
からのアリア
カルロ・グエルフィ(Br)
ロベルト・パーテルノストロ(指)
ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2007年5月
カルロ・グエルフィはローマ出身のイタリアのバリトン。20年以上活躍してい
る、現在最も活躍しているヴェルディ・バリトンの一人で、荒々しい男気のあ
る歌は評価が高く、来日も多数。このCDでは得意のヴェルディを中心に、イタ
リアのバリトンの魅力をたっぷり聞かせてくれます。

SV 8553169 \2080
R.シュトラウス:「エレクトラ」,「ナクソスのアリアドネ」
ベートーヴェン:「フィデリオ」
ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」,「神々の黄昏」
からのアリア,場面
エリーザベト=マリア・ヴァフトカ(S)
ロベルト・パーテルノストロ(指)
ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2009年3月,ヴュルテンベルク
エリーザベト=マリア・ヴァフトカはドイツで活躍するソプラノ。ワーグナー
やシュトラウスのソプラノ役を得意にするドラマティック・ソプラノですが、
こうしたタイプにしては女性的な優しさのある声で、「トリスタンとイゾル
デ」の愛の死や、20分近い「神々の黄昏」のラストシーンなどを充実した歌で
聞かせています。ロベルト・パーテルノストロは、イタリア系の名前と裏腹
に、ウィーン生まれで名指揮者ハンス・スワロフスキーに学んだ人物。カラヤ
ンが一時期アシスタントに起用したほど。ワーグナーの指揮にも定評ある日と
ですので、オーケストラ好きも注目です。

<Profil>
=エディション・シュターツカペレ・ドレスデン=
PH 10031(SACD-Hybrid) 2枚組 \4250
ブルックナー:
交響曲第8番ハ短調WAB.108(ハース版)
クリスティアン・ティーレマン(指)
シュターツカペレ・ドレスデン
録音:2009年9月14日ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
ファビオ・ルイージの後任として、2012年よりシュターツカペレ・ドレスデ
ンの首席指揮者に就任する予定のクリスティアン・ティーレマン。これに先
立って、2009年9月にゼンパーオーパーで行われたブルックナーの第8交響曲
の模様を収めたアルバムがProfilよりリリースされます。




<HUNGAROTON>
HCD 32661 \2080
MONO
ハンガリー歌劇場のスターたち 第1集
レオンカヴァッロ:「道化師」
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」
プッチーニ:「トゥーランドット」
マイヤベーア:「ユグノー」
グノー:「ファウスト」
ドリーブ:「ラクメ」
オッフェンバック:「ホフマン物語」
サン=サーンス「サムソンとデリラ」
モーツァルト:「後宮からの誘拐」,「コジ・ファン・トゥッテ」,「魔笛」
ベートーヴェン:「フィデリオ」
ワーグナー:
「ローエングリーン」,「トリスタンとイゾルデ」,「ラインの黄金」
エルケル:「バーンク・バーン」
ムソルグスキー:「ホヴァーンシチナ」
からのアリア
エルジ・シャーンドル(S) マーリア・ネーメト(S) アンナ・バーティ(S)
マーリア・バシリデス(A)
ベーラ・クルニェイ(T) フェレンツ・セーケリヒディ(T) 
ヤーノシュ・ハルモシュ(T) シジスムンド・ピリンスキ(T)
ゾルターン・ザーヴォジュキ(T) コロマン・フォン・パタキ(T) 
パール・フェケテ(T)
ラヨシュ・ローザ(Br) イムレ・パロー(Br) オスカール・マレツキ(Br) 
アンドル・レンドヴァイ(Br)
ネイ・ダーヴィド(Bs) オスカール・カールマーン(Bs) 
ミハーリ・セーケリ(Bs)
録音:1905-1958年
HUNGAROTON社が4巻に渡って、ハンガリー国立歌劇場で活躍した名歌手たちの
記録をCDにします。これは第1巻で、活動記がほとんど19世紀という録音に残
された最も早い世代の歌手になりそうなネイ・ダヴィド(1842-1905)から、
1901年生まれまでの歌手を扱っています。おそらく最も有名な歌手は、バイロ
イト音楽祭でトスカニーニの指揮のもとタンホイザーを歌ったピリンスキ・ジ
グモンド(ドイツではシギスムント・ピリンスキ 1884-1960)でしょう。その
他の歌手も皆ブダペストを中心に活躍した人たちばかりです。

HCD 32625 \2080
プレイエル:2つのヴァイオリンのための二重奏曲Op.23(1789)
第1番変ロ長調 / 第2番ニ長調 / 第3番イ長調 / 第4番ヘ長調 / 第5番ハ長調
/ 第6番ホ短調
ヴィルモシュ・サバディ、ベーラ・バーンファルヴィ(Vn)
録音:2009年10月16-18日フンガロトン・スタジオ(セッション)
低地オーストリアのルッパースタール生まれで、モーツァルトよりちょうど一
つ年下のプレイエルはパリに定住後、音楽出版者、サプライヤー、ピアノ製作
者として、マルチに音楽シーンをリードする存在でした。後世のパリジャンた
ちによって、その功績に感謝と敬意を表して名付けられたコンサートホール
(サル・プレイエル1927年落成)にも名残りがあります。
18世紀後期、マンハイム楽派の作曲家たちによる活動のおかげで、時代遅れ
の通奏低音をカットしたバロック・ソナタの簡易版としてのデュオに大流行が
訪れます。ヨーゼフ・ハイドンに学び、生涯に2000もの作品を書いた作曲家プ
レイエルもまた、中産階級のサロンでのごく一般的な演奏行為に供されるべく、
さまざまな楽器の組み合わせのために64曲ものデュオ作品を書いています。
作品23のヴァイオリン二重奏曲(1789年)は、すでにHUNGAROTONよりリリースさ
れている、ヴァイオリン協奏曲とセレナード(HCD.32241)や弦楽四重奏曲
(HCD.32593)、弦と管のための室内楽作品(HCD.32572)などと同じく、プレイ
エルが30 代前半の最充実期、ストラスブール時代に作曲されたもの。これら
は、激しいパッセージや効果的なスタッカート装飾楽句、驚異的なアクセント
や跳躍、そして数少ない緩徐楽章での、いくつかのたまらなくチャーミングで
エモーショナルなカンティレーナを備えたもので、卓越した構成が印象的な仕
上がりとなっています。世界初録音。

HCD 32679 \2080
C.H.グラウン:受難カンタータ「イエスの死」(1755)
マーリア・ザードリ(S)、マールタ・フェルシュ(S)、
マルティン・クリートマン(T)、クラウス・メルテンス(Bs)
ドロテア・ケーラー(合唱指揮)、ハレ・カンタムス室内合唱団
パール・ネーメト(指)カペラ・サヴァリア
*ドイツ語歌唱
録音:1991年10月ハンガリー、ケーセグ、セント・ジェームズ教会
(デジタル・セッション)
C.H.グラウンはフリードリッヒ大王に仕えた、ハッセと並ぶイタリア・オペラ
の大家で、この受難曲はバッハの死後、18世紀後半を通じて、最も上演された
作品です。
18世紀後半の宗教観は、イエスを人の友、手本として、受難を人にとっての救
いがもたらされた喜びとするもの。また、上演場所も、それまでの教会中心か
ら、劇場中心へと変化しており、多感様式による優美で叙情的な旋律が時代の
趣味を物語っています。
聖書の原文ではなく、ラムラーの自由詩を歌詞として用い、印象的な場面を瞑
想的に描き、感傷的に追想することで、宗教的な感情を喚起させるこの曲は、
時代の趣味を反映し、バッハなどの受難曲が持っていた劇的性格は省察的なも
のへと変化しています。

HCD 32659 \2080
ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番ロ長調Op.8
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番ホ短調Op.90「ドゥムキー」
ヴィルジニー・ロビヤール(Vn)
ペーテル・サボー(Vc)
フレデリク・ヴァイセ=クニッテル(P)
録音:2009年7月21-24日フンガロトン・スタジオ(セッション)
世界的に活躍する3つの個性が集い、それぞれ傑作として名高いブラームスと
ドヴォルザークのピアノ三重奏曲に取り組みました。2009年のセッション録
音。
ヴィルジニー・ロビヤール…1970年リヨン生まれのヴァイオリニスト。1987
年に、17歳でロン=ティボー国際コンクール第5位、1990年インディアナポリ
ス国際コンクール第4位入賞。1993年にドロシー・ディレイ奨学生としてジュ
リアード音楽院を卒業。使用楽器は1869年製作ジャン=バティスト・ヴィヨー
ム(Jean-Baptiste Vuillaume)。
ペーテル・サボー…1963年ルーマニア出身のチェリスト。ブダペスト音楽院で
ラースロー・メジェー、フェレンツ・ラドシュ、ジェルジ・クルターグに師事。
1993年以降ブダペスト祝祭管第1チェロ奏者。
フレデリク・ヴァイセ=クニッテル…1975年生まれのポーランド系フランス人
ピアニスト。13歳でパリ国立高等音楽院に入学。ピアノと室内楽でプルミエ・
プリを取得。1989年から継続的にクリスティアン・ツィメルマンに助言を受け
る。ジェルジ・シェべクとアレクシス・ワイセンベルクのマスタークラスに参
加。レオン・フライシャー、フー・ツォン、ディミトリ・バシュキロフにも学
ぶ。





<RELIEF>
CR 3007 \1980
カール・テルカル アリア集
キーンツル:「福音伝道者」
マイヤベーア:「ユグノー」
モーツァルト:「魔笛」
オッフェンバック:「ホフマン物語」
プッチーニ:
「マノン・レスコー」,「ボエーム」,「トスカ」,「トゥーランドット」
ヴェルディ:「リゴレット」,「トラヴィアータ」
ワーグナー:「リエンツィ」、さまよえるオランダ人」
からのアリア,場面
カール・テルカル(T)
リヒャルト・ミュラー=ランペルツ(指)
ハンブルク国立フィルハーモニー管弦楽団
クレメンス・クラウス(指)
バイエルン国立歌劇場管弦楽団
ヴィルヘルム・シュヒター(指)北西ドイツ放送交響楽団
エメリヒ・ズモラ(指)南西ドイツ放送管弦楽団
マリオ・ロッシ(指)ケルン放送交響楽団
ほか
録音:1951-1957年
カール・テルカル(1919-1996)はウィーン生まれのテノール。若い頃は家具職
人として働いたり、兵役についたりと苦労し、デビューは30歳を過ぎた1950年
という遅咲き。しかしウィーン国立歌劇場を中心に、リリックテノールとし
て、オペレッタ歌手として、また後年は名脇役として、息の長い活動をしまし
た。このCDには1950年代の瑞々しい歌声が集められています。




<POLYMNIE>
POL 110168 \2080
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op.27
第1番ト短調(シゲティに献呈)
第2番イ短調(ティボーに献呈)
第3番ニ短調「バラード」(エネスコに献呈)
第4番ホ短調(クライスラーに献呈)
第5番ト長調(クリックボームに献呈)
第6番ホ長調(キロガに献呈)
本田早美花(Vn)
アンサンブル・モンソロ(オンスロー 弦楽五重奏&Pf五重奏 POL550162)の
ヴァイオリニスト本田早美花は1984年高知市生まれ。幼少、少女時代、父親の
転勤で英国に暮らし、ヨーロッパの伝統、風土の中、豊かな教育を受け育った。
ヴィオリンとの出会いは3歳のとき、黒沼ユリ子氏のTV番組に興味を持ったこ
とがスタートするきっかけとなった。習い始めて1ヵ月後イギリスの教会コン
サートでソロ演奏をした。帰国後,鈴木嵯峨子氏の指導のもと、9歳にて日本
クラシック音楽コンクール小学生の部で最高位を受賞。10歳より再び渡英し
た後は、エスター・カトーナ氏に師事。各地の音楽祭で優勝し、12歳で英国
ナショナルコンペティション「フェスティバル・オブ・フェスティバルズ」
でゴールドメダルを受賞。13歳でAudi コンペティションの弦楽器部門ファイ
ナリストとなり、BBC・FM放送された。ロンドンのセント・ジョーンズにてヨ
ーロッパの名門、イングリッシュ・チェンバーオーケストラとの共演や、ユー
ディ・メニューヒン基金のサロンコンサート、病院、老人ホーム、スマトラ
沖地震の被災者のための支援コンサートなど、英国、フランス、日本にて、
少女時代から多くのチャリティー演奏活動をしている。




<ORFEO>
ORFEO 810102 2枚組(1枚価格) \2450
[CD 1]
ブラームス:
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83/コンスタンチン・リフシッツ(P)
[CD 2]
ブラームス:交響曲第4番ホ短調Op.98
ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団(旧称:ベルリン交響楽団)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(指)
録音:2002年12月14日ベルリン・コンツェルトハウス(ライヴ・ステレオ)
収録:アルヒーフ・フィッシャー=ディースカウ
2010年5月に85歳の誕生日を迎えた大歌手ディートリヒ・フィッシャー=ディ
ースカウ。1973年には指揮者としてのキャリアをスタートさせていますが、ま
もなく‘自らの指揮を封印’して、ほとんど20年間指揮台には上ることがあり
ませんでした。
そのようななかで急遽、フィッシャー=ディースカウが当時のベルリン交響楽
団(2006年ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団に改称)を指揮したブラーム
ス・プログラムが、ゆかりの深いORFEOからリリースされることになりました。
2002年12月におこなわれたライヴの目玉といえるのが、リフシッツをソリスト
に迎えたピアノ協奏曲第2番。切り出した塊のようなピアニズムが力強くその
個性を主張しており、どの瞬間をとっても、神童からみごとに本物の天才へと
変貌を遂げつつある姿が刻印されています。
つづく交響曲第4番も渾身の力演。かつて指揮することにほとんど歓びをおぼ
えず、失望を味わったというフィッシャー=ディースカウですが、ここでの姿
に迷いや蔭はありません。なお、ピアノ協奏曲の終演後には拍手が入ります。




<世界文化社>
SBKI 16(DVD-Video) 7枚組 \19950
ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指環」(全曲)
「ラインの黄金」
ユハ・ウーシタロ(Br ヴォータン) 
アンナ・ラーション(Ms フリッカ) 
ザビーネ・フォン・ヴァルター(S フライア) 
イリヤ・バンニク(Br ドンナー) 
ジェルマーン・ヴィラール(T フロー) 
クリスタ・マイヤー(Ms エルダ) 
ジョン・ダスザック(T ローゲ) 
マッティ・サルミネン(Bs ファーゾルト) 
スティーヴン・ミリング(Bs ファーフナー)
フランツ=ヨーゼフ・カペルマン(Br アルベリヒ) 
ゲルハルト・ジーゲル(T ミーメ) ほか,
「ワルキューレ」
ペーター・ザイフェルト(T ジークムント) 
ペトラ・マリア・シュニッツァー(S ジークリンデ) 
マッティ・サルミネンン(Bs フンディング) 
ユハ・ウーシタロ(Br ヴォータン) 
ジェニファー・ウィルソン(S ブリュンヒルデ) 
アンナ・ラーション(Ms フリッカ) 
ベルナデッテ・フライツ(S ゲルヒルデ) 
ヘレン・ヒューズ・ラルストン(S オルトリンデ) 
ピラール・バスケス(Ms ヴァルトラウテ) 
クリスタ・マイヤー(Ms シュヴェルライテ) 
エウジェニア・ベタンクール(Ms ヘルムヴィーゲ) 
ハイケ・クレツィンガー(Ms ジーグルーネ) 
マヌエラ・ブレス(Ms グリムゲルデ) 
ハンナー・エスター・ミヌティッロ(Ms ロスヴァイゼ) 
「ジークフリート」
ランス・ライアン(Tジークフリート) 
ジェニファー・ウィルソン(Sブリュンヒルデ) 
ユハ・ウーシタロ(Brさすらい人) 
ゲルハルト・ジーゲル(Brミーメ) 
フランツ=ヨーゼフ・カペルマン(Bアルベリヒ) 
キャサリン・ウィン=ロジャース(Aエルダ) 
「神々の黄昏」
ランス・ライアン(Tジークフリート) 
ラルフ・ルーカス(Brグンター) 
マッティ・サルミネン(Bハーゲン) 
フランツ=ヨーゼフ・カペルマン(Bアルベリヒ) 
ジェニファー・ウィルソン(Sブリュンヒルデ) 
エリザベーテ・マトス(Msグートルーネ) 
キャサリン・ウィン=ロジャース(Msヴァルトラウテ)
バレンシア州立合唱団
ズービン・メータ(指)
バレンシア州立管弦楽団
演出:カルルス・パドリッサ(ラ・フラ・デルス・バウス)
装置:ローラント・オルベーター,衣装:チュ・ウロズ
輸入盤には日本語解説はつきませんが(メイキングは付いていますが)こちら
は字幕と豪華解説書付きです。メイキングはありません。




<Bel Air>
BAC 055(DVD-Video) \4950
BAC 455(Blu-ray) \5680
チャイコフスキー:「白鳥の湖」(4幕バレエ)
振付:ハインツ・シュペルリ(プティパ版に基づく)
オデット&オディール:ポリーナ・セミオノワ
ジークフリート王子/スタニスラフ・イェルマコフ
ロスバルト/アルセン・メグラビアン
女王/カリーン・ペルモン
チューリヒ・バレエ
ウラジーミル・フェドセーエフ(指)、
チューリヒ歌劇場管弦楽団
舞台装置:エーリヒ・ヴォンダー、
衣装:フローレンス・フォン・ゲルカン、
照明:マルティン・ゲブハルト
収録:2009年10月/チューリヒ歌劇場(ライヴ)130’
名門チューリヒ・バレエ団による「白鳥の湖」の登場。オデット/オディー
ルを務めるのは、1984年生まれ、「眠れる森の美女」や「白鳥の湖」の演目
で来日経験もある人気ダンサー、美しきポリーナ・セミオノワ。オデットの
登場シーンで魅せる、つま先から頭のてっぺんまで完璧にコントロールされ
た動きの美しさに息をのみます。装いを変えて登場の「黒鳥の32回転」での、
長い手足が映えることといったら!抜群の安定感とあいまってものすごい見
応えです。有名な「四羽の白鳥の踊り」のテンポはややゆっくりめで、4人の
脚の動きの一糸乱れぬアンサンブルに、チューリヒ・バレエに所属するダン
サーのレベルの高さを見せつけられる思いです。
全体にブルー味がかった、落ち着いたしっとりと品のある照明が印象に残り
ます。また、衣装も過度の装飾は一切なく、色遣いもきわめて控えめ、しか
しとても美しいもの。装置や舞台転換も最小限に抑えられており、観衆は物
語に深く集中することができます。カーテンコールでも、照明は落ち着いた
ブルーのまま。最初から最後まで、完璧に演出され尽くした美しさになって
います。素晴らしい舞台を支えた指揮者フェドセーエフも大喝采で迎えられ
ています。

BAC 050(DVD-Video) \4950
字幕:独、仏、英
グリーグ:ペール・ギュント
(ハインツ・シュペルリ振付のバレエ+マーク・アンソニーターンエイジ&
ブレット・ディーン補作曲)
翻案、コンセプト、振付/ハインツ・シュペルリ
装置/フロリアン・エッティ
照明/マルティン・ゲブハルト
【ダンサーキャスト】
ペール・ギュントマリイン・ラドメイカー(ダンサー)、
フィリップ・シェプマン(セリフ(俳優))
ソルヴェイグ/イェン・ハン
オーセ(ペールの母)/アナ・カロリーナ・ケアレスマ
イングリッド/ジュリエット・ブリュンナー
アニトラ/ジュリー・ガルデット
魔の国の王/アルマン・グリゴリアン
魔の国の王の娘/サラ=ジェーン・ブロドベック
死/ヴァーエ・マルティロシアン
チューリヒ・バレエ
【音楽】ソルヴェイグ(ソプラノ)/クリスティアーネ・コール
ペール・ギュント(テノール)/ボグスラフ・ビジンスキ
ソプラノ/アニエスカ・アダムチャク、フイリン・チュウ
メゾ・ソプラノ/アンジェリカ・ビョーイェ
チューリヒ歌劇場管弦楽団&同合唱団
エイヴィン・グルベルグ・イェンセン(指揮)
収録:2008年11, 12月
名門チューリヒ・バレエで話題をさらった、グリーグの名曲「ペール・ギュ
ント」(声楽・セリフを含む版)とバレエが一体となったプロダクションです。
ダンサーと歌い手や語り手が光と影のように伴に動きながら物語が進行する
という点では、ピナ・バウシュのダンスオペラを彷彿とさせる舞台。シュペ
ルリはブレット・ディーンとマーク=アンソニー・ターンエイジに、物語の
流れや踊りをより充実して魅せるための挿入曲の作曲を依頼しました。
ペール役のダンサー、マリイン・ラドメイカーはシュツットガルト・バレエ
のプリモ。金髪で細身の姿が、放蕩息子ペール・ギュントのイメージにぴっ
たりといえます。結婚式の場面での群舞や、魔の国王(アルマン・グリゴリア
ン)の跳躍は見もの。トロールのシーンでの奇妙なかぶり物や凝ったメイクも
一件に値します。アニトラの官能的なダンスも見所。ダンサーも充実なら歌
唱陣も充実で、ソルヴェイグ役にはバイロイトでも活躍目覚ましいクリスティ
アーネ・コール。最後に歌われる「ソルヴェイグの歌」での歌唱は心に響き
ます。ダンスの面からも音楽の面からも、考えうる最高の布陣による「ペー
ル・ギュント」バレエ版といえるでしょう。

BAC 202(DVD-Video) \4950
プロコフィエフ:「シンデレラ」(バレエ)
シンデレラ/カリン・シニカ
フレデリク/スタニスラフ・イェルマコフ
妖精/マリーヌ・カステル
継母/ジョゼフ・ヴァルガ
義姉たち/フランソワ・プティ&ニコラ・ブラン
振付:ハインツ・シュペルリ
ウラジーミル・フェドセーエフ(指)、チューリヒ歌劇場管弦楽団
収録:2003年
誰もが知っているシンデレラの物語のバレエ。ここでのシンデレラは、一度
はプリマとして活躍し名声を得ていましたが、同じくバレリーナであった母
の死をきっかけに自信を失い、挫折をしたバレリーナ、という設定。ガラス
の靴ではなくトウシューズがキーアイテムとしてもちいられるなど、細部に
趣向が施されていますが、大まかなストーリーは童話と同じです。シーンの
終りでは写真ショットのように画面が静止するなど、凝った編集が施された
美しい映像で、色とりどりでロマンティックなお伽の世界をお楽しみくださ
い。シンデレラ役のシニカは、チューリヒ・バレエに所属していた頃、シュ
ペルリ振付の作品に多く参加しています。フェドセーエフの音楽も見事。カ
ーテンコールの幕引き後の舞台の映像も含まれます。




<SUPRAPHON>
SU 4025 3枚組 \4450
ドヴォルザーク:
[CD 1] 
交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」
イルジー・ビエロフラーヴェク(指)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1989年9月プラハ、ルドルフィヌム(デジタル・セッション)
テ・デウムOp.103
ガブリエラ・ベニャチコヴァー(S) ヤロスラフ・ソウチェク(Br)
チェコ・フィルハーモニー合唱団 ルボミール・マートル(合唱指揮)
ヴァーツラフ・ノイマン(指)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1982年4月プラハ、ルドルフィヌム(デジタル・セッション)
[CD 2] 
弦楽四重奏曲第12番ヘ長調「アメリカ」Op.96
パノハ四重奏団
録音:1982年11月プラハ、ルドルフィヌム(デジタル・セッション)
・ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ ト長調Op.100
ヨゼフ・スーク(Vn) ヨゼフ・ハーラ(P)
録音:1995年4月プラハ、
リヒテンシュタイン宮殿・マルチヌー・ホール(デジタル・セッション)
弦楽五重奏曲第3番変ホ長調Op.97
ヨゼフ・スーク(Va) スメタナ四重奏団
録音:1973年6月プラハ、ドモヴィナ・スタジオ(ステレオ・セッション)
[CD 3] 
森の静けさOp.68-5
ロンド ト短調Op.94
ミロシュ・サードロ(Vc)
ヴァーツラフ・ノイマン(指)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1976年10月プラハ、ルドルフィヌム(ステレオ・セッション)
ユモレスクOp.101-7
ヴァーツラフ・ノイマン(指)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1983年3月プラハ、ルドルフィヌム(ステレオ・セッション)
組曲イ長調Op.98b
ヤクブ・フルシャ(指)
プラハ・フィルハーモニア
録音:2006年3月プラハ、ドモヴィナ・スタジオ(デジタル・セッション)
チェロ協奏曲ロ短調Op.104
ヨゼフ・フッフロ(Vc)
ヴァーツラフ・ノイマン(指)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1975年10月、1976年2月プラハ、ルドルフィヌム(ステレオ・セッション)
ドヴォルザークは、1892年から1895年にかけて、サーバー夫人の要請でニュ
ーヨークのナショナル音楽院の院長に就任するため、アメリカに滞在してい
ます。この間に新世界交響曲をはじめ、今日、ドヴォルザークの名を広く世
に知らしめる名作の数々が生み出されたのは有名な話。
この3枚組のセットは、遠き祖国チェコへの強い郷愁が込められたアメリカ時
代の傑作ばかりを10曲収めたもので、スークに、ノイマンそれにチェコ・フィ
ルと、チェコが誇る一級の演奏陣による音源が投入されています。
なお、装丁は表扉つき全厚約110ミリの紙製ケースに、紙製ジャケット入りの
CD各3枚とブックレットが収められるというコンパクトなものとなっています。

SU 4026 \1080
スメタナ:「売られた花嫁」より
第1幕の合唱「花はうるわしく」
ズデニェク・コシュラー(指)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
録音:1982年
第1幕「忠実な愛」(マジェンカ、イェニク)
ガブリエラ・ベニャチコヴァー(S)
ペテル・ドヴォルスキー(T)
ズデニェク・コシュラー(指)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1982年
第2幕「わたしは娘を知っている」(イェニク、ケツァル)
ペテル・ドヴォルスキー(T) リヒャルト・ノヴァーク(Bs)
ズデニェク・コシュラー(指)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1982年
第3幕「あの恋は夢だったの…あんなに美しかったのに」(マジェンカ)
ガブリエラ・ベニャチコヴァー(S)
ズデニェク・コシュラー(指)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1982年
ドヴォルザーク:「ルサルカ」より
第1幕「空の奥深くにいるお月さま」(ルサルカ)
ガブリエラ・ベニャチコヴァー(S)
ヴァーツラフ・ノイマン(指)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1984年
第2幕「可哀そうな,青ざめたルサルカ」(水の精)
リヒャルト・ノヴァーク(Bs)
ヴァーツラフ・ノイマン(指)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1984年
第3幕「あなた,私を知ってて,おぼえていて?」(ルサルカ、王子、水の精)
ガブリエラ・ベニャチコヴァー(S)
ヴィエスワフ・オフマン(T) リヒャルト・ノヴァーク(Bs)
ヴァーツラフ・ノイマン(指)チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1984年
スメタナ:「ボヘミアのブランデンブルク人」より
第1幕の合唱「いよいよわれわれの時代がやってきた」
ヤン・フス・ティッシー(指)
プラハ国立劇場管弦楽団&合唱団
録音:1964年
スメタナ:「悪魔の壁」より
第1幕「ただ一人の女の美しい顔が」(ヴォク・ヴィトコヴィツ)
ヴァーツラフ・ベドナールシュ(Br)
ズデニェク・ハラバラ(指)
プラハ国立劇場管弦楽団
録音:1963年
スメタナ:「口づけ」より
第2幕「知らせて、小鳥よ、知らせて」(バルチェ)
イジナ・マルコヴァー(S)
ズデニェク・コシュラー(指)
プラハ国立劇場管弦楽団
録音:1983年
スメタナ:「リブシェ」より
第2幕「おお、汝、菩提樹よ」(プジェミスル)
ヴァーツラフ・ジーテク(Br)
ズデニェク・コシュラー(指)
プラハ国立劇場管弦楽団
録音:1983年
スメタナ:「ふたりのやもめ」より
第1幕「わたしは独りですべての財産を支配している」(カロリーナ)
ナダ・ショルモヴァー(S)
フランティシェク・イーレク(指)
プラハ国立劇場管弦楽団
録音:1976年
ドヴォルザーク:「ジャコバン党員」より
第2幕「わたしたちは外国を彷徨しました」(ボフーシ、ユリエ)
ヴァーツラフ・ジーテク(Br) マルツェラ・マホトコヴァー(S)
イジー・ピンカス(指)
ブルノ国立フィルハーモニー管弦楽団
録音:1978年
スメタナ:「口づけ」より
第1幕「いまはお眠り、わたしの天使…一羽のちいさな白雪のハトが飛んで
いた」(ヴェンドゥルカ)
ルドミラ・チェルヴィンコヴァー(S)
ズデニェク・ハラバラ(指),合唱団
プラハ国立劇場管弦楽団
録音:1953年(モノラル)
スメタナ:「ダリボル」より
第1幕「わたしは否定するつもりはない、嘘をつくのはわたしの専門外だ」
(ダリボル)
ベノ・ブラフト(T)
ヤロスラフ・クロンプホルツ(指)
プラハ国立劇場管弦楽団
録音:1951年(モノラル)
スメタナ:「リブシェ」より
第1幕「永遠の神々」(リブシェ)
ガブリエラ・ベニャチコヴァー(S)
ズデニェク・コシュラー(指)
プラハ国立劇場管弦楽団
録音:1983年
ドヴォルザーク:「ジャコバン党員」
第2幕「万歳、万歳、気高き城代」(児童合唱、ベンダ、テリンカ、イジー)
ベノ・ブラフト(T) ダニエラ・ショウノヴァー(S)
ヴィレム・プジビル(T)
カンティレーナ児童合唱団、キューン混声合唱団
イジー・ピンカス(指)
ブルノ国立フィルハーモニー管弦楽団
録音:1978年
チェコを代表する作曲家スメタナとドヴォルザークが書いたオペラ作品はか
なりの数に上りますが、実際耳にする機会はあまり多くはなく、名旋律を手
軽に親しめるアルバムは広く歓迎されるところでしょう。当時のチェコのオ
ール・キャストを結集した録音はまさに壮観といえる内容です。



<CAvi>
4260085531998 \2450
19&20世紀ラテン・アメリカ・ピアノ作品集
レクオーナ:スペイン組曲「アンダルシア」【コルドバ/アンダルーサ/アルハ
ンブラ/ジプシーの歌/グアダルキビル川/マラゲーニャ】
ゴットシャルク:サバンナOp.3、バナナの木Op.5、バンジョーOp.15
ヒナステラ:アルゼンチン舞曲【老いた牛飼いの踊り/粋な娘の踊り/はぐれ者
のガウチョの踊り】
ピアノ・ソナタ第1番Op.22
クラウディア・シェレンベルガー(P)
録音:2009年10月
19&20世紀ラテン・アメリカ・ピアノ作品集。クラウディア・シェレンベル
ガーの初ソロ・アルバム。
キューバを代表する作曲家、ピアニストであるレクオーナ。スペイン組曲「ア
ンダルシア」は6つのスペイン風の曲からなる作品。レクオーナは「キューバ
のガーシュウィン」と言われ、親しみやすい旋律とスペイン的な音楽で演奏効
果抜群。
「クレオールのショパン」とよばれたゴットシャルクは民俗的要素が濃い作品
を数々作曲。
ブエノスアイレス生まれのヒナステラ。哀愁漂う艶のある旋律、激しいリズ
ム、躍動感あるラテン特有のテンポ、強烈な印象を残す「アルゼンチン舞曲」。
クラウディア・シェレンベルガーの情熱溢れる演奏でバリバリ聴かせてくれ
ます。
彼女はソロ活動と室内楽活動を世界中で行っており、シュレスヴィヒ・ホル
シュタイン音楽祭、フランクフルト・フェスティヴァルなどに登場。2007年
にはチェリストのガブリエル・リプキンとアメリカ・ツアーを行い、成功を
おさめています。また現在マインツ音楽大学でピアノを教えています。

4260085532001 \2450
ヘンデル:
劇的カンタータ「アポロとダフネ」HWV122、
組曲 変ロ長調HWV352、組曲 ト長調HWV353(「変容したダフネ」よりHWV4)、
合奏協奏曲 イ短調Op.6-4 HWV322
ミルシニ・マルガリティ(S)ニコライ・ボルチェフ(B)
ヘンデル祝祭管弦楽団 ベルンハルト・フォーク(指)
録音:2009年9月パウル・ゲルハルト教会(ライプツィヒ)
ヘンデルの知られざる名作ソプラノとバス用の劇的カンタータ「アポロとダ
フネ」。ソリスト2人を要する、1幕のオペラと同様の様式で、品がある落ち
着いた音楽と美しいアリアはヘンデルの魅力が満載の作品です。
「アポロとダフネ」は、キューピッドの悪戯で、愛の矢をアポロに、愛を拒
む矢をダフネに放ちます。アポロは夢中になってダフネを追いかけ、ダフネ
はどこまでも逃げ続けます。遂にアポロに追いつかれたダフネは父、河の神
に助けを求め、月桂樹に姿を変え、嘆き悲しむアポロはアリアを歌います。
そしてアポロは生涯、月桂樹の葉を自分のシンボルとします。
カンタータへの序曲として「ダフネ組曲変ロ長調HWV352」を、そしてダフネ
が最初のアリアは始まる前に「ダフネ組曲ト長調HWV353」を、ダフネのテー
マとして収録しています。
ギリシャのラリッサ出身のソプラノ、ミルシニ・マルガリティの清らかな歌
声とベラルーシ生まれの若手バリトン歌手ニコライ・ボルチェフのしっかり
とした安定した歌唱を聴かせてくれます。




<medici arts>~EUROARTS
20 57968(DVD-Video) \2900
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番ハ長調Op.26
マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」
ユジャ・ワン(P)
ルツェルン祝祭管弦楽団
クラウディオ・アバド(指)
収録:2009年8月12日ルツェルン、
カルチャー&コンヴェンション・センター内コンサート・ホール(ライヴ)
大病から奇跡の復調を果たしたアバドがあらたに取り組む、ライヴ映像によ
るマーラー・シリーズ。アニヴァーサリー・イヤーに合わせてのリリースと
なる第8作は、ルツェルン祝祭管を率いて2009年に行った第1番「巨人」です。
アバドはマーラーの第1交響曲を1981年にシカゴ響とセッション録音、1989年
にベルリン・フィルとライヴ録音しており、いずれ劣らずスーパー・ヴィル
トゥオーゾ・オケとの顔合わせということで話題を集めましたが、このたび
のルツェルン祝祭管もまた然り。
「空前のスーパー・オケ」と呼ばれるだけに、ヴァイオリンはコーリャ・ブ
ラッハー、ゲヴァントハウス管首席のゼバスチャン・ブロイニンガー、チェ
ロにはナターリャ・グートマン、クレメンス・ハーゲンにベルリン・ドイツ
響首席のイェンス・ペーター・マインツと、アバドのもとに集った顔ぶれは
いつもながら豪華の一点に尽きます。フィナーレのコーダなど、華麗なる音
の洪水に圧倒されんばかり。
これまでのシリーズを通じてもそうでしたが、オケの魅力はもとより、年齢
を重ねてなお、かえってアバドの若々しい音楽運びには驚きと畏敬の念を禁
じ得ないところです。
カップリングは、1967年のアルゲリッチとのセッション録音、1993年のキー
シンとのライヴ録音以来、アバドにとって3種目となるプロコフィエフのピア
ノ協奏曲第3番。ソリストに起用されたのは、いま話題のユジャ・ワン。若き
日のアルゲリッチを彷彿とさせるかのような奔放苛烈なピアノはまことに痛
快。ときにアバドとオケをガンガン追い立てるようなやりとりもスリリング
きわまりないものです。




<FARAO>
A 108054(Blu-ray Disc[audio track only] + CD) \2980
Blu-rayフォーマット:
5.0 Surround DTS-HD(24bit / 96kHz)/ 2.0 Stereo LPCM(24bit / 96kHz)

B 108053(通常CD) \2180
ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス ニ長調Op.123
ズザンネ・ベルンハルト(S)
アンケ・フォンドゥンク(A)
パヴォル・ブレスリク(T)
ヨルック・フェリックス・スペール(Bs)
エノッホ・ツー・グッテンベルク(指)
クラング・フェアヴァルトゥング管弦楽団&室内合唱団
録音:2009年3月7日ミュンヘン、レジデンス、ヘルクレスザール(ライヴ)
とびきりの優秀録音でオーディオ・ファンを喜ばせてきたFARAOがブルーレイ
・ピュア・オーディオへついに参入。記念すべき第1弾に選ばれたのは、グッ
テンベルクによるベートーヴェンの荘厳ミサ曲というプログラムです。
「芸術はかならずなにか伝えるべきものがなくてはならない」との固い信条
のもと、グッテンベルクは、これまでにブラームスのドイツ・レクィエム
(B.108006)、J.S.バッハのマタイ受難曲(B.108035)など大規模な声楽作品を
発表してきましたが、その熱い思いはベートーヴェンに通じるものがあるの
でしょう、ここでの白熱ぶりには目を見張るものがあります。
音響にすぐれているヘラクレスザールでの収録もまた、このアルバムのポイ
ントとなっており、大迫力のコーラス&打楽器に、ソリストによるみずみずし
いアンサンブルが、録音のすばらしさによって、たちどころに実感されるこ
とでしょう。




<PREISER>
PRCD 93462 2枚組 \4160
ロランド・ヘイズの芸術
ギヨーム・ド・マショー:甘き淑女よ
フランス民謡(ジュリアン・ティエルソ編):私の恋,タンブラン
モンテヴェルディ:面影よ、呪われよ
カッチーニ:アマリッリ
カルダーラ:この心の魂
15世紀の英国歌曲(クーパー.W.ピアース編)-私は一人で生き
ロハムの歌の本-私の喜びはいや増す
テレマン:正しい調律
バッハ:あなたがそばにいたら
シューベルト:泉のほとりの若者、愛は欺き、ミューズの子
ベートーヴェン:憧れ
ベルリオーズ:不在
ドビュッシー:牧神
ムソルグスキー:子供の歌
黒人霊歌、労働歌:かわいそうな少年に哀れみを、遅すぎる!、
ああメアリー、良い知らせ
伝承歌:あなたは白い百合の咲くところを見たことがありますか
ダウランド:もう一度、愛が呼んでいる
伝承歌:グリーンスリーヴズ
モンテヴェルディ:「オルフェオ」-生い茂る森よ、覚えているだろうか
ヘンデル:「タメルラーノ」-娘よ、泣くでない
モーツァルト:いましめ
ベートーヴェン:悲しみの喜び
シューベルト:君は私の憩い,どこへ,夜と夢
ヴォルフ:小さなものでも
ドビュッシー:美しい夕暮れ
サントリクイド:「ルバイヤート」のペルシャの詩
スコットランド民謡:庭を持つ人たちに
黒人霊歌、労働歌:誰かがあなたの戸を叩いている,
時々自分を母なし児のように思う,神様はとても高くに,
主よ、どうしてここへ来たのでしょう?,山を回って,小さな少年よ,
けっしてブツブツおっしゃらなかった,あなたはそこに,安らかな場所へ,
静かに揺れよ、愛する馬車よ
ほか全57曲
ロランド・ヘイズ(T) レジナルド・ボードマン(P)
録音:1953-1954年
PREISER社が貴重な録音を復活させました。米国の黒人クラシック歌手の開拓
者として名高いロランド・ヘイズ(1887-1977)の総決算とも言うべき録音集で
す。ヘイズは米国ジョージア州出身のテノール。南部の黒人奴隷の子供だっ
たヘイズは、生来の美声を認められて歌を本格的に勉強し、1910年代から歌
手活動を開始。ヨーロッパでコンサート歌手として大きな成功を収めた後、
1920年代半ばに米国に戻り、ボストン交響楽団と共演するなど、歌手として
極めて高い名声を獲得しました。当時は黒人差別がまかり通っている時代で
したので、ヘイズやその家族には苦労が絶えなかったと伝えられています。
彼がこの分野に大きな足跡を残したことが、後の黒人クラシック歌手が歩む
道を切り開いたわけです。しかしヘイズが「先駆者」なのはその点だけでは
ありません。ルネサンスからバロックの歌曲を積極的に取り上げたことも特
筆すべき業績です。
このCDに収録されているのは、1953年、1954年にVanguard Recording Society
社とHeritage Productions社に録音したもの。ヘイズは既に60代半ばに達し
ていましたが、まだ瑞々しい声を保っています。




<Grand Slam>
GS 2049 \2250
限定盤
ステレオ
ストラヴィンスキー:
(1)バレエ音楽「春の祭典」(2)組曲「火の鳥」
ピエール・モントゥー(指揮)、パリ音楽院管弦楽団
録音:(1)1956年11月2日、5日、6日、11日、パリ、サル・ワグラム
(2)1956年10月29日、30日、11月10日、パリ、サル・ワグラム
使用音源: RCA(U.S.A.)(1)ECS 67, (2) BCS 88
(以上、19センチ2トラック・オープンリールテープ)
【ステレオ(セッション)】
■制作者より
これらの音源はアメリカRCAとイギリス・デッカが業務提携していた時代の録
音で、現在はデッカ原盤として広く知られているものです。復刻に使用した
のは2トラックのオープンリールテープです。家庭用のオープンリールテープ
は毎秒19センチの速度で、トラック数はカセット・テープと同じく4トラック
のものが一般的でした。しかし、主に放送局などのプロ・ユースとして19セ
ンチ、2トラックのテープも発売されていました。この2トラックは単純に言
えば4トラックの倍のテープ幅に信号が記録されているため、音質はいっそう
オリジナル・マスターに近いものです。マニア向けゆえにカタログもごく限
られており、しかもステレオ初期にのみに少数しか生産されなかったため、
今日でもこの2トラックのテープは中古市場でも高額で取引されています。
最初期のステレオ録音の貴重なテープから出てくる音は信じがたいほど鮮明
で瑞々しいものです。
■解説書の内容
木幡一誠氏による翻訳・解説は貴重な資料です。まず、モントゥーは「春の
祭典」の初演を行った指揮者としてはあまりにも有名ですが、そのモントゥ
ーは、実はこの「春の祭典」を好きではなかったとの証言を紹介しています。
また、組曲「火の鳥」は従来から「1919年版」と表記されていますが、実際
はモントゥーが独自に改変したもので、その点についても詳述しています。
■おことわり
復刻に使用したテープは発売から半世紀以上も経過しているため、音揺れや
ドロップ・アウトなどが含まれます。ご了承下さい。(以上、平林 直哉)
(なお、制作上の都合により原則として初回完全限定プレスとなります。)




<ENZO Recordings>
EZCD 10009/10 2枚組 \3750
ジャン=マリー・ルクレール(1697-1764):
二つのヴァイオリンのためのソナタ集 第2巻 作品12(1747年刊 パリ)
CD-1
[1]-[3] ソナタ 第1番 ロ短調
[4]-[7] ソナタ 第2番 ホ長調
[8]-[11] ソナタ 第3番 ニ長調
CD-2
[1]-[4] ソナタ 第4番 イ長調
[5]-[7] ソナタ 第5番 ト短調
[8]-[11] ソナタ 第6番 変ロ長調
アニマ・コンコルディア
パウル・エレラ & 戸田 薫(ヴァイオリン)
2009年7月、11月武豊町民会館 響きホール
2本のヴァイオリンをメインにした作品を主に活動する気鋭の古楽グループ
「アニマ・コンコルディア」。その意欲的なデビュー作はフランコ=ベルギ
ー楽派の開祖と目されるルクレールの2本のヴァイオリンのためのソナタ。
この録音はヴァイオリンの名手にして弓の名工でもあるパウル・エレラと、
クラシカルプレイヤーズ東京のコンミスでもある戸田薫の二人による満を持
したリリース。即興的な装飾音と流麗なフレージングに彩られた演奏が堪能
できる。
ルクレールにはこの編成のためのソナタ集がもうひとつ(作品3)ある。アニマ
・コンコルディアはそちらも録音済みであり、リリースのあかつきには重要
な全集が完成することになる。
パウル・エレラ(ヴァイオリン)
ヴェネズエラ、カラカス市出身。シモン・ボリバル・シンフォニーオーケス
トラの創設メンバーであり、オーケストラのソリストとしても世界各地の音
楽祭に招聘された。
その後、オランダへ渡り、デン・ハーグ王立音楽院に留学。シギスヴァルト
・クイケンにバロックヴァイオリンを学ぶ。1996年、ソリストディプロマを
取得し卒業。
これまでに、ラ・プティット・バンド、コレジウム・ヴォカーレ、リチェル
カーレコンソート、エリマ、アル・アイレ.エスパニョール、カメラータ・デ
・カラカス、バッハコレギウムジャパン、ジョン・エリオット・ガーディナ
ー等とともにヨーロッパ、アジア、南北アメリカでコンサート、レコーディ
ングをおこなってきた。
戸田薫(とだかおり)
東京芸術大学を卒業後、オランダのデン・ハーグ王立音楽院へ留学。シギス
ヴァルト・クイケン、エリザベス・ウォルフィッシュのもとでバロックヴァ
イオリンを学ぶ。
1996年ディプロマ取得。これまでに、バッハコレギウムジャパン、ラ・プティ
ット・バンド、レ・タロン・リリックをはじめとしたオーケストラに参加、
また室内楽ではアニュエス・メロン、フランソワ・フェルナンデスなど、多
くのミュージシャンとともに数々のコンサート、レコーディングをこなして
きた。
2002年にパウル・エレラとともにアニマ・コンコルディアを結成、17,8世紀
のトリオソナタを取り上げるほか、ヴァイオリンデュエットの作品に焦点を
当てたシリーズ「二人八弦十色」を展開、各地で好評を得ている。
桐朋学園大学古楽科講師。クラシカルプレイヤーズ東京コンサートミストレ
ス。
24Bit/96KHz
(WAVEファイル/DVD-R)
モノ=ポリ(WAVEファイルDVD-R)
[1]作者不詳(イギリス):夏のカノン(1260頃)
[2]作者不詳:アレ〈歌え〉ルヤ(13世紀)
[3]作者不詳(イギリス):
ねんころりん、私は可愛らしい、上品な姿をみた(14-15世紀)
[4]作者不詳:ローマは喜び歓喜の声をあげよ(12-13世紀)
[5]ダンスタブル(ca.1390-1453):聖なるマリア
[6]-[8]ジェズアルド(ca.1560-1613):
マドリガル曲集第6巻より(1611出版)/麗しき人よ、あなたが去ってしまうの
なら/ああ、なんとむなしく、私はため息をつくのか/私は、ただ呼吸する
[9]J・S・バッハ(1685-1750):8声のカノン BWV 1072(1754出版)
[10]モーツァルト(1756-1791):心より愛します KV 348(382g)(1782)
[11]グリーグ(1843-1907):めでたし、海の星(1893)
[12]ストラヴィンスキー(1882-1971):アヴェ・マリア(1934/49)
[13]シェーンベルク(1874-1951):
《3つの風刺》 より 分かれ道にて Op. 28-1(1925)
[14]ケージ(1912-1992):《居間の音楽》より 昔話(1940)
[15]リゲティ(1923-2006):ルクス・エテルナ(1966)
[16]松平 敬(1971- ):モノ=ポリ(2009)
[17]-[18]ブライアーズ(1943-):
マドリガル集第2巻より(2002)/私は、この地上に天使のような姿を見た/
おお、あてどない歩みよ、おお、うつろいやすく、しかし確固とした思いよ
[19]ベリオ(1925-2003):もし私が魚なら(2002)
[20]ケージ:声のためのソロ2[4ヴァージョンの同時演奏](1960)
[21]シェーンベルク:千年を三度 Op. 50A(1949)
[22]-[24]ドビュッシー(1862-1918):
シャルル・ドルレアンの3つの歌(1898/1908)/I.
神よ!なんたる眼の保養/II. 太鼓の音が鳴りひびき/III. 冬よ、御身が憎ら
しい
[25]ブラームス(1833-1897):おお、なんとなだらかに(1970頃)
[26]パーセル(1659-1695):主よ、わが祈りをききたまえ(1680頃)
[27]パレストリーナ(ca.1525-1594):主よ、今こそあなたは
[28]ジョスカン・デ・プレ(ca.1440-1521):
ミサ《ダ・パーチェム》より アニュス・デイ
[29]作者不詳(スペイン):3人のムーア娘(15-16世紀)
[30]作者不詳(スペイン):手に手をとって(15-16世紀)
[31]マショー(ca.1300-1377):我が終わりは我が始まり
松平敬(歌、他)
録音:2009年7-8月
気鋭の声楽家、松平敬の衝撃的なデビューアルバム「モノ=ポリ」は多重録
音テクニックを駆使し、演奏者本人が自らDAWで編集まで手がけたクラシック
作品として大きな話題になりました。この名作をマスターそのままのスペッ
ク(24Bit/96KHzのハイレゾルーションWAVEファイル)でデータ化。DVD-Rに収
めて限定100枚販売します。
レコーディングを都内のスタジオで、編集を松平自身のMacで、最終マスタリ
ングをENZOのスタジオで行った本作はすべての工程において24Bit/96KHzのハ
イレゾルーションデータが用いられています。ただ、市販CDにするためには、
その後16Bit/24KHzにダウンサイジング化し、マザーを作成し、プレスを行わ
なければなりません。
今回は最終マスタリングで作成された24Bit/96KHzファイルを、最終マスタリ
ングの状態からそのままDVD-RにWAVEデータとして1枚1枚手焼きコピーしてい
ます。もちろんマスタリングで用いたPCからのダイレクトコピーであり、音
質劣化の原因としてよくいわれるマザー原盤制作過程でのDDビットレート変
換を回避しています。
24Bit/96KHz対応のPCオーディオシステムをお持ちの方に、マスタークオリ
ティをお楽しみいただけます。着々と浸透しつつあるPCオーディオのファン
すべてが注目すること必至のアイテムです。
商品の性格上、ブックレットはCDそのまま、オビとインレイは付かない簡易
ケースに入れての出荷となります。



<harmonia mundi France>
HMU 907492 \2450
ガーシュウィン(グローフェ編):
(1)ラプソディ・イン・ブルー(オリジナル・ジャズバンド版1924)
(2)アイ・ガット・リズム変奏曲(ガーシュウィン自身のオリジナル・スコア)
(3)ヤンキー・ドゥードゥル・リズム
(4)同曲(1909年機械吹込み録音復刻)
(5)すてきな気持ち
(6)誰かが私を愛している
(7)スウィート・アンド・ロウ・ダウン
(8)天国への階段
(9)私の彼氏
(10)魅惑のリズム
(11)サマータイム
リンカーン・マヨーガ(Pf)、アル・ガロドロ(A-Sax(1)(10)(11))(Cl(1)(10))
(B-Cl(1)(11))、
スティーヴン・リッチマン(指)
ハーモニー・アンサンブル・ニューヨーク
ガーシュウィンの名作「ラプソディ・イン・ブルー」はフル・オーケストラ
版で親しまれていますが、初演はグローフェが突貫作業で仕上げた小編成の
ジャズバンド版でした。この版はバンジョーやもう1台のピアノも含まれてサ
ウンド的にも興味深いのですが、あまり聴く機会がありません。ここでは嬉
しいジャズバンド版による最新録音の登場です。さらにアイ・ガット・リズ
ム変奏曲のガーシュウィン自身によるオーケストレーション版や、人気のソ
ング・ナンバーをグローフェがバンド用に編曲したものまで、彼の一番聴き
たい曲ばかりを1枚に収めた超魅力盤です。ピアノはアメリカ・ポップス界の
大御所リンカーン・マヨーガで、オシャレの極み。また、アメリカのサック
ス王で、1936年から1965年までホワイトマン楽団のスターだった伝説のアル
・ガロドロが参加しているのも驚き。古き良きアメリカを最新の音で存分に
味わえます。





<Calliope>
CAL 9752 \2180
天上の声-ハルモニウムによる第二帝政時代のサロン音楽
(1)グノー(デュプー編):アヴェ・マリア
(2)同(ビュセール編):愛する心
(3)ルフェビュル=ヴェリー:
ベートーヴェンの「月光の曲」による瞑想曲(Vn, Pf Harm)
(4)オッフェンバック(デュプー編):ホフマンの舟歌
(5)ギルマン:祈り/パストラール(Pf, Harm)/非常なる静寂
(6)フランク:天使の糧/前奏曲、フーガと変奏
(7)ベルリオーズ(ギルマン編):ハンガリー行進曲
(8)グノー:後悔/ガリア
(9)デュポン:即興
フランソワ・デュプー(ハルモニウム)、パスカル・オーフレ(Pf)、
コリンヌ・マセ(Vn)、セシル・グリザール(Vc)、
マルティーヌ・ロチエ、マリー=フランソワ・モロー(Sop)
ハルモニウムは足鍵盤のない小型のオルガンで、オルガンほどの荘厳感はあ
りませんが、独特のひなびた味わいを持っています。このアルバムはハルモ
ニウムを主役に、歌や弦楽器、ピアノなどさまざまなアンサンブルの魅力を
楽しめる好企画。チェレスタを発明したミュール社1854年製銘器が天上の響
きを聴かせてくれます。この神々しさ、純粋さは俗世のものでなく、こころ
洗われます。また、ルフェビュル=ヴェリーがベートーヴェンの「月光ソナ
タ」の第1楽章を編曲したものや、ベルリオーズの〈ファウストの劫罰〉中
のハンガリー行進曲の華麗な編曲も聴きものです。




<IDIS>
IDIS 6596 \1650
MONO
ブラームス:ドイツ・レクイエム
アグネス・ギーベル(S)
ヘルマン・プライ(Br)
セルジュ・チェリビダッケ(指)
RAIミラノ交響楽団,合唱団
録音:1960年2月19日,ミラノ(ライヴ)
チェリビダッケはブラームスのドイツ・レクイエムに並々ならぬ愛情があっ
たようで、各地で度々取り上げています。有名なベルリン・フィルとの決裂
騒動もこの作品のリハーサルの時のことでしたから、その思い入れは半端な
ものではないのでしょう。この録音は1960年にミラノで行われた演奏会のラ
イヴ。この頃チェリビダッケは頻繁にイタリアの放送オーケストラに客演し、
ミラノでは前年に交響曲全曲を演奏したばかり。まだ40代のチェリビダッケ
の気迫のこもった演奏が楽しめます。ソリストもギーベルにプライと豪華です。

IDIS 6597 \1650
MONO
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.19
ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37
ルドルフ・ゼルキン(P)
フェルッチョ・スカーリャ(指)
RAIローマ交響楽団(第2番)
フランコ・カラッチョーロ(指)
RAIナポリ・アレッサンドロ・スカルラッティ管弦楽団(第3番)
録音:1958年6月,ローマ(第2番)、1958年6月,ナポリ(第3番)
第1番&第4番の第1集(IDIS 6595)に続く、ゼルキンがイタリア楽旅した際の
ベートーヴェンの協奏曲集第2弾。ドイツ伝統のゼルキンのピアノが、イタリ
アの指揮者とオーケストラの伴奏で、微妙な変化を見せるところが味です。



<SUPRAPHON>
=ARCHIV=
SU 4024 \1480
モノラル
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47
イダ・ヘンデル(Vn)
カレル・アンチェル(指)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1957年10月18日プラハ・ルドルフィヌム・ドヴォルザーク・ホール
(ライヴ・モノラル)
(2010年オリジナル・マスターテープよりリマスタリング、エンジニア:ヤン
・ルジチャーシュ)
1928年ポーランドに生まれ、年輪を重ねた円熟の芸風で、もはや「生ける伝
説」とまで称賛されるヴァイオリニスト、イダ・ヘンデル。その伝説の一端
を物語る完全初出のライヴが、SUPRAPHONよりリリースされます。
【アンチェル&チェコ・フィルとの特別演奏会】
このたび復刻される音源は、名匠アンチェルのもと、ヘンデルがチェコ・フィ
ルへの記念すべきコンサート・デビューとなった特別演奏会の模様を収めたも
のです。アンチェルとヘンデルは、こののち1962年5月13日、プラハの春音楽
祭におけるストラヴィンスキーの「ヴァイオリン協奏曲」でも再度共演を果
たしており、この顔合わせでは、ラロの「スペイン交響曲」とラヴェルの
「ツィガーヌ」を収めた1964年のセッション録音が有名です。
ちなみに当夜は、協奏曲2曲の前にベートーヴェンの「エグモント」序曲も演
奏されています。
【作曲者からもお墨付きを得ていたシベリウスの協奏曲演奏】
そのゆたかな芸歴に比してディスコグラフィはけっして充実しているとは言
い難いヘンデルですが、ベートーヴェンの協奏曲は、1949年にクーベリック
と行ったセッション録音に次いで、2種目となります。
そして、その演奏を作曲者も高く評価していたというシベリウスの協奏曲は、
ヘンデルにとって看板のレパートリーということもあるのでしょう。1975年
のベルグルンドとのステレオ・セッション録音、1993年のラトルとのライヴ
・レコーディングにつづくもので、このたびで3種目を数えます。
しかも本演奏は、同じ年の9月20日にシベリウスが世を去って間もない時期の
ライヴということもあり、アンチェルの荒々しくダイナミックな音楽運びに
加えて、一種独特の張りつめた空気が支配する壮絶な内容となっていること
にも注目されます。
【オリジナル・マスターテープからの最新リマスタリング】
この歴史的演奏の復刻リリースにあたり、SUPRAPHONはチェコ放送のアーカイ
ヴ収蔵のオリジナル・マスターテープを発掘、2010年に最新のリマスタリン
グを施しています。録音は半世紀以上も経たたいへん古いものですが、驚く
ほどヴァイオリンの音色はしっかりと捉えられています。
一晩に大曲をふたつも弾き切る、気力漲るヘンデルがものすごいこのライヴ。
ヘンデルの熱心なファンのかたはもちろん、ヴァイオリン好きを興奮させる
こと必至とおもわれます。




<Beep Records>
イギリスの世界的フルート奏者、ウィリアム・ベネット氏のレーベル。
代表的なフルートのレパートリーや珍しい作品などをトップ・クラスのフル
ーティストたちによって良質なフルート・アルバムを提供するレーベルです。
=ウィリアム・ベネット=
1936年生まれ。ロンドンのギルドホール音楽院でジェフリー・ギルバートに
師事。さらにランパル、モイーズにも学び、ロンドン交響楽団首席奏者を経
て、アカデミー室内管弦楽団、イギリス室内管弦楽団等でも活躍。1983-1986
年フライブルク音楽大学教授、現在ロンドン王立音楽院教授。若手の育成と
楽器の性能向上に尽力し、1995年にエリザベス女王より音楽芸術への貢献を
認められOBE勲章を授与。

BEEP 40 \1850
シベリウス:協奏曲 ニ短調Op.47(ヴァイオリン協奏曲)
クライスラー:シシリエンヌとリゴドン(フランクールのスタイルによる)
J.S.バッハ:
シャコンヌ(「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番BWV1004」
より)
チャイコフスキー:メランコリック・セレナードOp.26
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ Op.28
デニス・ブリアコフ(Fl)【使用楽器:Altus PS model】
ロビン・デイヴィス(P)
録音:2008年11月6&7日
デニス・ブリアコフは、現在世界中で最も注目され、期待されている若手フ
ルート奏者。
1981年クリミアに生まれ。モスクワ国立音楽大学を卒業後渡英し、イギリス
・ロイヤルアカデミー音楽院にてウィリアム・ベネット氏に師事。11歳の時
からロシア各地の一流ホールで演奏を重ね数多くのオーケストラと独奏者と
して共演。またオーケストラ奏者としては、ロンドン・フィルハーモニア、
リーズ北歌劇場・フランクフルト放送交響楽団などで演奏をしています。数
多くの受賞歴をもち、2009年4月に行なわれた第7回神戸国際フルートコンク
ールでは3位及び聴衆賞、同年5月に行なわれたプラハ国際音楽コンクールで
第1位を受賞し、優秀な成績をおさめています。
2008年8月までフィンランドのタンペレ・フィルハーモニック首席奏者、同年
9月よりバルセロナ・シンフォニーオーケストラ首席奏者を務め、2009年9月
より世界名門のニューヨーク・メトロポリタン歌劇場管弦楽団の首席奏者に
就任しています。
繊細さの中に熱い心を秘めたエネルギッシュな表現力が魅力的。フルートに
よるシベリウスのヴァイオリン協奏曲を世界初録音。ヴァイオリンの華麗な
技巧を駆使したこの作品を、ブリアコフの超絶技巧で鮮やかに聴かせてくれ
ます。

BEEP 27 \1850
タファネル:フルートとピアノのための作品集
1. 「ミニョン」によるグランド・ファンタジー/2.「フランチェスカ・ダ・
リミニ」によるファンタジー/3.「ニヴェルのジャン」よるグランド・ファン
タジー/4.「魔弾の射手」によるファンタジー/5.アレグレット/6.初見課題曲
(1884)/7.シシリエンヌ・エチュード Op.7/8.アレグレット・スケルツァン
ド/9.初見課題曲(1883)/10.アレグロ
ウィリアム・ベネット(Fl)  クリフォード・ベンソン(P)
録音:1985年ウィグモア・ホール(1-4)1996年ロスリン・ヒル(5-12)

BEEP 28 \1850
ライヴ・アット・ザ・ウィグモア・ホール
J.S.バッハ/ウィリアム・ベネット編:フルート・ソナタ ニ長調BWV1028
モーツァルト/ウィリアム・ベネット編:アダージョとロンド
シューベルト/ウィリアム・ベネット編:アルペジオーネ・ソナタ
メンデルスゾーン:羊飼いの歌
リース:序奏とポロネーズOp.119
ライネッケ:フルート・ソナタ「ウンディーネ」Op.167
ウィリアム・ベネット(Fl)  クリフォード・ベンソン(P)
録音:1995年ウィグモア・ホール(ライヴ)

BEEP 29 \1850
ドヴォルザーク:ロマンスOp.11
ライネッケ:フルート協奏曲ニ長調Op.283
シベリウス:ノクターン
ニールセン:フルート協奏曲
エルガー:真面目な人形
ライネッケ:バラードOp.288
ウィリアム・ベネット(Fl)
イギリス室内管弦楽団 佐藤俊太郎(指)
録音:1998年ブラックヒース・コンサート・ホール

BEEP 31 \1850
ハイドン:協奏曲 ヘ長調
オネゲル:フルート、コールアングレと弦楽のための室内協奏曲
グリフェス:フルートとオーケストラのためのポエム
ハンソン:セレナーデOp.35
ケナン:フルートと弦楽のための夜の独白
フット:フルートと弦楽のための夜曲
ウィリアム・ベネット(Fl) ネイル・ブラック(Ob&Eh)
ニコラス・クレオベリー(指)佐藤俊太郎(指)
録音:1991年11月、1995年3月 BBCメディア・バレー・スタジオ

BEEP 32 \1850
アンドレアス・ヤコプ・ロンベルク:
フルート五重奏曲第1番 ニ長調、第6番 ト長調
ヤン・ブランズ・ブイス:フルート五重奏曲 ニ長調
ウィリアム・ベネット(Fl) アレグリ弦楽四重奏団
録音:1999年11月28&29日 チャンプス・ヒル

BEEP 33 \1850
新時代の4つの協奏曲
ライムンド・ピネーダ:フルート協奏曲第1番
テア・マスグレーブ:オルフェオ II
ウィリアム・マシアス:フルート協奏曲
ダイアナ・バレル:フルート、アルト・フルート、ピッコロのための協奏曲
ウィリアム・ベネット(Fl)
ライムンド・ピネーダ、リチャード・ベルナス(指)
イギリス室内管弦楽団
録音:2001年3月17日、5月9日BBCスタジオ

BEEP 34 \1850
海へ山へ
コスト:モンタニャールOp.34
武満徹:海へ(フルートとギター)
モリーノ:ノクターン第2番Op.38
ドッジソン:カプリッチョ
ビーザー:山の歌より
ウィリアム・ベネット(Fl)ジョナサン・レヴァーウッド(G)
録音:2002年7月7-9日

BEEP 35 \1850
モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲集
協奏曲 第4番K.218 (ヴァイオリン協奏曲)
アンダンテ ハ長調 K.315
ロンド ニ長調 K.184
フルートとハープのための協奏曲 ハ長調K.299
ウィリアム・ベネット(Fl&指)マリサ・ロブレス(Hrp)イギリス室内管弦楽団
録音:2002年10月9&22日ヘンリー・ウッド・ホール

BEEP 36 \1850
J.S.バッハ:フルート協奏曲 ニ短調 BWV1043、
マニフィカトより「飢えている人を」BWV243
ラモー:「栄光の神殿」より「ミューズのためのエア・タンドル」
グルック:精霊の踊り
ハイドン:フルート協奏曲ニ長調
ベートーヴェン:ロマンス ヘ長調Op.50
J.S.バッハ:フルート協奏曲 イ短調BWV1041
ウィリアム・ベネット(Fl)デニス・ブリアコフ(Fl)
録音:2002年10月9&11日ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン

BEEP 37 \1850
メローディーズ&アンコール集
ピエルネ:カンツォネッタ Op.19
ロビンソン:月の少女の踊り
エルガー:朝の歌Op.15-2*
エルガー:真面目な人形*
ドルドラ:セレナーデ*
ユー:小品
フォーレ:コンクール用小品
ショパン:ワルツOp.64-2*
エルガー:愛の挨拶
パーセル:エア
グノー:小交響曲よりアンダンテ・カンタービレ*
ブラームス:ワルツOp.39-9
カプレ:ワルツ
メンデルスゾーン:羊飼いの歌
ウッダール:セレナーデ
ブラームス:ワルツOp.39-3
ドニゼッティ:アンダンテ・ソステヌート*
ジュナン:ナポリ民謡によるファンタジーと変奏より*
フロトー:庭の千草*
(*ウィリアム・ベネット編曲)
ウィリアム・ベネット(Fl)クリフォード・ベンソン(P)
録音:ウィグモア・ホール

BEEP 38 \1850
フルートとピアノのための名曲集
レイナルド・アーン:モーツァルトの主題による変奏曲
シューベルト:「萎める花」の主題による序奏と変奏 Op.160/D.802
フランク:ソナタ イ長調 (ヴァイオリン・ソナタ)
プロコフィエフ:フルート・ソナタOp.94
ウィリアム・ベネット(Fl)クリフォード・ベンソン(P)

BEEP 39 \1850
感傷と情熱
(1)C.P.E.バッハ:フルートと弦楽のための協奏曲ニ長調Wq.13
(2)テレマン:2つのフルートと弦楽のための協奏曲変ロ長調
(3)C.P.E.バッハ:フルートと弦楽のための協奏曲ニ短調
(4)テレマン:2つのフルートと弦楽のための協奏曲ホ短調
ウィリアム・ベネット(Fl)  (2)(4)チャン・ウンジュ(Fl&E♭管)
(1)(3)イギリス室内管弦楽団 (2)(4)ロンドン・オクターヴ
録音:(1)(3)2006年 (2)(4)2008年3月




<MIRARE>
MIR 103 2枚組 \3250
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻
[CD1]前奏曲とフーガ第1番ハ長調 BWV846-第12番へ短調 BWV857
[CD2]前奏曲とフーガ第13番嬰ヘ長調 BWV858-第24番ロ短調 BWV869
シャオメイ・シュ(P)
録音:2009年4、5月ノートルダム・ド・ボン・スクール教会(パリ)
中国の文化大革命を乗り越えたピアニスト、シャオメイ・シュ。紆余曲折の
人生の中、彼女にとってバッハは強さとインスピレーションを与えてくれる
音楽でした。日本では「ラ・フォル・ジュルネ」音楽祭で来日し、その深淵
な音楽世界を聴かせてくれています。
今回のアルバムは、2008年に発売されたJ.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集
第2巻(MIR 044)に続く平均律第1巻。バッハの音楽の中に入り込み、作品へ命
を吹き込んでいくシャオメイ・シュの演奏。バッハの構築性を明確に伝え、
自己の内面に語りかけるような静謐な音の運びに脱帽です。
決して過度な表現はしない中庸の美を感じさせるアルバムです。

MIR 105 \2500
エリザベト・クロード・ジャケ・ド・ラ・ゲール(1665-1729):
ヴァイオリン、ヴィオールと通奏低音のためのソナタ集
ソナタ第1-4番、レ・シルヴァン(クープラン/テオルボ編曲)、
プレリュード(モレル/ヴィオール)
ラ・レヴーズ
【ステファン・デュデルメル(Vn) フローレンス・ボルトン(ヴィオール) 
アンジェリーク・モイヨン(Hrp) ベルトラン・キュイエ(Clavcin) 
バンジャマン・ペロー(テオルボ、バロックG&指)】
録音:2009年9月
ジャケ・ド・ラ・ゲールは17世紀に活躍した数少ない女性作曲家。楽器製作
者の一族ジャケ家の出身で、神童として注目を浴び、クラヴサン奏者として
も才能に溢れ、ルイ14世の寵臣を受け活動していました。
このソナタは、当時フランスで流行していたイタリア趣味を取り入れ、ヴィ
オールのソロの間にヴァイオリンが華やかなパッセージを奏でるようなフラ
ンスの優雅さを折衷した独自の様式で書かれています。18世紀前半のフラン
ス器楽曲の中で最も素晴らしい作品の一つです。
ジャケットに使用されている肖像画はジャケ・ド・ラ・ゲール自身。フラン
ソワ・ド・トロワの作品です。精緻な描写と艶やかな光沢が美しく、女性ら
しさが引き立つ1枚。




<Evil Penguin Records>
ベルギーに本拠地を置くEvil Penguin Recordsの取扱を開始します。インマ
ゼールのほか、伝説のクラリネット奏者ブイケンス、さらにベルギーを中心
に活躍する名手たちの録音など、興味深いラインナップによる第1弾のご案内。

EPRC 008(DVD-Video) \2900
字幕/英、蘭
ベートーヴェン:交響曲第5番
ドキュメンタリー「ベートーヴェンの第5交響曲-再発見」
ヨス・ファン・インマゼール(指揮)
アニマ・エテルナ(管弦楽)
録音・収録:2009年9月22日(火)
ブリュッセル/コンサート・ノーブル・ダンスルーム
貴重!インマゼール&アニマ・エテルナの映像の登場です。2009年9月に収録
された、ベートーヴェンが生きていた当時、ロプコヴィッツ伯邸のホールで
のプライヴェート・コンサートを再現する試み。観客はワイングラスを片手
にゆったりとテーブルに着き、くつろいだ雰囲気の中、インマゼールとアニ
マ・エテルナがエッジの効いた演奏を展開しています。いつも私たちに新鮮
な驚きを与えてくれるインマゼールの指揮姿がバッチリ収められているうえ、
様々なオリジナル楽器を演奏する名手たちがアップで映されるという極めて
興味深い映像です。ナチュラルホルンもまったく乱れのない気持ちの良い音
で、アニマ・エテルナのメンバーのクオリティの高さを実感。ダンスホール
ということもあって、響きが大変豊か。管楽器の咆哮、ティンパニの轟き、
弦楽器の響きもダイレクトに美しく響いています。
ドキュメンタリーもまた興味深いもの。リハーサル風景では、奇妙な声を発
して、団員を笑わせるおちゃめなインマゼールも収められています。弦楽器
奏者たちがヴィブラートの有無でいかに音質が変わるか実演し、管楽器奏者
たちも自分の楽器の特質などについてわかりやすく話しています。インマゼ
ールが団体の歴史について語り、また、団員がインマゼールについて語るの
も興味津々。赤いマフラーをまとったインマゼールが、ウィーンのベートー
ヴェンゆかりの地を訪ね、様々な解説をしながら歩きます。また、冒頭の
「運命が戸をたたく」というモティーフは、もともとはベートーヴェンの庭
の鳥のさえずりだったというチェルニーの言葉を紹介しているなど、興味深
い内容です。映像の最後で、インマゼールが、古楽器を演奏する意義につい
ても語っており、演奏もドキュメンタリーも充実の内容となっています。

EPRC 007 \2250
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV 988
ベンヤミン=ヨーゼフ・シュテーンス(クラヴィコード)
録音:2009年
バッハは、自宅ではクラヴィコードを好んで弾いていたという記録がのこっ
ています。クラヴィコードは楽器自体の構造が単純なため、奏者の意志がダ
イレクトに音となってあらわれる上、ヴィブラートなどの効果も思いのまま
に操ることができます。クラヴィコードによるゴルトベルク録音、作品の構
築性と親密さ、衝撃性、すべてが新鮮に響きます!

EPRC 006 \2250
ヘンデル:フルートと通奏低音のためのソナタ集
(1)ソナタ ロ短調 HWV376  
(2)プレリュード ホ短調(原曲嬰ヘ短調)HWV 570  
(3)ソナタホ短調 HWV 375  
(4)プレリュード イ短調(原曲ト短調)HWV 573 
(5)ソナタ イ短調 HWV374  
(6)ソナタ ホ短調 op.1-1b HWV 359b  
(7)プレリュードとアレグロ ト短調 HWV 574  
(8)ソナタ ト長調 op.1-5 HWV 363b  
(9)プレリュード ロ短調(原曲ニ短調)HWV 561
(10)ソナタ ロ短調 op.1-9 HWV 367b
ヤン・デ・ヴィンネ(バロックフルート)
マルコ・テストーリ(バロック・チェロ)
ロレンツォ・ギエルミ(チェンバロ)
録音:2009年
ヘンデルは、オーボエやリコーダーのためには数多くの作品を書いています
が、フルートのための作品はごくわずか。繊細かつドラマティックな、豊か
な表情が魅力の充実した作品が並びます。ヴィンネはベルギー出身のフルー
ト奏者。ギエルミとテストーリというイタリアの名手二人を通奏低音奏者に
迎え、緊密なアンサンブルで貴重なヘンデル作品を見事に再現しています。
※ヴァルテル・ブイケンスについて
ブイケンスは1938年にアントワープ近郊ボルネムに生まれたベルギーを代表
する名クラリネット奏者。ブリュッセル王立音楽院に学んだ後、1964年以来
ベルギー放送交響楽団(BRT)のソリストとなって活躍した(85年まで)ほか、
1968年にはブーレーズの「ドメーヌ」のクラリネット版の初演を行うなど、
現代作曲家の多くの作品を紹介し、その第一人者としての名声を確立してい
る。1982年に初来日、伝説の名クラリネット奏者の一人となっています。

EPRC 002 \2250
(1)ジャン・フランセ(1912-1997):クラリネット協奏曲
(2)オーギュスト・ヴェルベッセル(1919-):クラリネット協奏曲
(3)マルセル・ポート(1901-1988):クラリネット協奏曲
ヴァルテル・ブイケンス(クラリネット)
録音:(1)1974年、(2)1984年、(3)1979年
ジャン・フランセの超絶技巧協奏曲は、2009年の日本音楽コンクールの課題
曲に指定されるなど、今なおクラリネット奏者にとって重要なレパートリー。
ブイケンスの壮年期の録音が甦りました。ポートはデュカスにも師事したこ
とのあるベルギーの作曲家。ブリュッセル音楽院で教授をつとめました。

EPRC 001(1CD+Bonus DVD(PAL))
ブラームス:クラリネット五重奏曲 ロ短調 op.115
ヴァルテル・ブイケンス(Cl)、マリータ・コロセク(Vn)、
エリック・ベーテン(Vn)、
テレーゼ=マリー・ギリッセン(Vla)、リュック・デヴェズ(Vc)
ヴァルテル・ブイケンス・アンサンブル
録音:2006年10月
クラリネットの巨匠、ブイケンスの新録音です。付属DVD(PAL)には、ブイケ
ンスの録音風景のほか、ブーレーズの「ドメーヌ」を初演する時の様子が収
められています。

EPRC 004 \2250
メンデルスゾーン:コンチェルトシュトゥック ヘ短調 op.113
カール・ベールマン:デュオ・コンチェルト op.33
アミルカーレ・ポンキエッリ:イル・コンヴェーニョ
ヴァルテル・ブイケンス(Cl)、アンヌ・ブイケンス(Cl)、
マリータ・コロセク(Vn)、エリック・ベーテン(Vn)、
テレーゼ=マリー・ギリッセン(Vla)、ルイス・アンドラーデ(Vc)、
マルク・ローゼンダンス(Cb)
録音:2008年
19世紀に書かれた、2つのクラリネットのための珠玉の室内楽作品集。メンデ
ルスゾーンは、当時のクラリネットのヴィルトゥオーゾであったベールマン
親子(父ハインリヒ、息子カール)のためのコンチェルトシュトゥックを作曲
しました。カールは、父と共演するためにデュオ・コンチェルトを作曲しま
した。このディスクでヴァルテルと共演しているアンヌ・ブイケンスは、ヴァ
ルテル・ブイケンスの娘。まさに理想のかたちでの演奏といえるでしょう。

EPRC 003(1CD+Bonus DVD(PAL)) \2250
[ルーアンの大聖堂のオルガンでの演奏]
ブクステフーデ:
トッカータ ヘ長調 BuxWV 157、天にましますわれらの父よ BuxWV 219、
アリアBuxWV 247、シャコンヌ ホ短調 BuxWV160、
今,我ら聖霊に願い奉るBuxWV208
バッハ:トッカータ、アダージョとフーガ BWV 564
[ヴェルチュの教会のオルガンによる演奏]
ブクステフーデ:
いざ来れ、異邦人の救い主よBuxWV 211、プレリュード ト短調 BuxWV148
バッハ:
いざ来れ、異邦人の救い主よBWV 659、パッサカリア ハ短調 BWV 582
ベンヤミン=ヨーゼフ・シュテーンス(オルガン)
ベルギー生まれのシュテーンスは、ランスのサン=レミ旧大聖堂などでオル
ガニストを務める実力派。テクニックの上でも解釈の上でも、これ以上ない
演奏を聴かせてくれます。





<haenssler>=SWR MUSIC=
93 258 \2250
シューマン:ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集
ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲 ハ長調Op.131
ヴァイオリン協奏曲ニ短調
ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.129
(作曲者自身によるチェロ協奏曲のヴァイオリン版)
子供のための12の連弾曲Op.85よりヴァイオリンと管弦楽用編曲
第3番「お庭のメロディ」(エルンスト・ルドルフ編曲)/ 第9番「噴水のほと
りで」(エルンスト・ルドルフ編曲)*/第12番「夕べの歌」(ヨーゼフ・ヨアヒ
ム編曲)*
レナ・ノイダウアー(Vn)
パブロ・ゴンザレス(指) 
ザールブリュッケン=カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー
管弦楽団
*世界初録音
録音:2010年1月25-29日ザールブリュッケン、ハルベルク・フンクハウス
(セッション)
1984年ミュンヘン生まれ、幼少より注目を集めてきたヴァイオリニストのノイ
ダウアーが、アニヴァーサリーの2010年1月に収録されたばかりのシューマン
で、アルバム・デビュー。小澤征爾、今井信子、五嶋みどりらとも親交があり、
助言を得ているというノイダウアー。大ヴァイオリニスト、ヨアヒムの演奏に
感銘を受けて作曲されたと云われる幻想曲、ニ短調の協奏曲をはじめ、シュー
マンによるヴァイオリンと管弦楽のための作品を網羅した内容は、ノイダウア
ーの濃厚な歌い回しで綿綿と紡がれるファンタジーに思わず引き込まれます。
レナ・ノイダウアー…1984年ミュンヘン生まれのヴァイオリニスト。3歳でヴァ
イオリンを弾き始め、10歳でオーケストラと初共演を果たす。若い学生として、
ザルツブルクのモーツァルテウムに入学し、11歳でヘルムート・ツェートマイ
ヤーが指導するクラスに入り、続けてトーマス・ツェートマイヤーのもとで手
ほどきを、のちにクリストフ・ポッペンに師事。長年にわたり、フェリックス
・アンドリエフスキー、アナ・チュマチェンコ、五嶋みどり、今井信子、小澤
征爾からもまた重要なアドヴァイスを受ける。
2006年にアウグスブルクのレオポルト・モーツァルト国際コンクールで第1位
を獲得すると同時に、モーツァルト賞、R.シュトラウスのヴァイオリン協奏曲
のベスト・パフォーマンスによりR.シュトラウス賞と聴衆賞も獲得。
以降、クリストフ・ポッペンのほか、マリス・ヤンソンス、デニス・ラッセル
・デイヴィスといった指揮者のもと、MDR響、ミュンヘン室内管、ノイス・ド
イツ・カンマーアカデミー、ベルギー国立管といったオーケストラと共演を果
たす。出演コンサートの模様はドイツ国内外で幾度も放送される。
ここ数年、ノイダウアーはまた現代作品の演奏にも専念しており、アンサンブ
ル・アンテルコンタンポランや、ピエール・ブーレーズ、新しい音楽のための
オーストリアのアンサンブル(OENM)などとも共演。
ソロ活動とともに室内楽での活動も重要な位置を占めており、ザルツブルクの
モーツァルト週間、メックレンブルク=フォアポンメルン、シュレースヴィヒ
=ホルシュタイン、ブラウンシュヴァイク・クラシックス、ホーエンシュタウ
フェン室内楽、トゥン・ガイア室内楽などの数々の音楽祭にも出演。
使用楽器は1743年製ロレンツォ・ガダニーニ。





<SUPRAPHON>
SU 4021 \1780
「イトカ・チェホヴァー / ライヴ・アット・ルドルフィヌム」
ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調Op.5
録音:2001年3月31日プラハ、
ルドルフィヌム・ドヴォルザーク・ホール(ライヴ)
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調S 178
リスト:メフィスト・ワルツ第1番S 514
録音:2008年3月22日プラハ、
ルドルフィヌム・ドヴォルザーク・ホール(ライヴ)
イトカ・チェホヴァー(P)
スプラフォンよりスメタナのピアノ曲全集シリーズをリリースして注目を集め
るかたわら、スメタナ・トリオでもアンサンブルのかなめとして目覚ましい活
動を展開するイトカ・チェホヴァー。最新アルバムは、ルドルフィヌムでおこ
なったリサイタルのライヴ・レコーディング。ともに1953年に完成し、難曲と
して知られるブラームスとリストのソナタを取り上げています。
チェホヴァーは、若きブラームスの情熱をストレートに打ち出し、リストでは
憑依したように複雑な様相を壮絶に弾き切っており、終焉後の割れんばかりの
拍手も納得のできばえ。スタインウェイの美しくきらびやかな音色が、音響特
性にすぐれ、数々の名録音を生み出してきたドヴォルザーク・ホールいっぱい
に拡がります。




<Lipkind Productions>
ガブリエル・リプキン新シリーズ「チェロ・ヒロイックス」
4タイトル同時発売!
イスラエル出身の個性派チェリスト、ガブリエル・リプキン。
自身のレーベルを持ち、2006年にJ.S.バッハ「無伴奏チェロ組曲」
(GLP0016132)、ミニアチュール&フォークロア(GLP 0016142)の2タイトルを
リリース。演奏、録音はもちろんのこと、ジャケット・デザイン、パッケージ
仕様にもこだわり制作しています。ソロ、デュオ、カルテット、協奏曲とジャ
ンルごとにシリーズ化してレコーディングを計画し、今回は協奏曲シリーズ。
リプキンはこの協奏曲シリーズを「チェロ・ヒロイックス(CELLO HEROICS)」
と名付け100曲ほどのチェロ協奏曲のレパートリーを録音計画中。なんともこ
の壮大な挑戦の第一弾となるのがシューマン、ショスタコーヴィチ、サン=
サーンス、ドホナーニ。
「チェロ・ヒロイックス」というタイトルからも分かるように、リプキンは
協奏曲にはソリストに英雄的な要素が含まれていると語っています。
『コンチェルタンテ様式は複数の楽器を対抗的に使用することで、そこにす
でに「英雄的」構造を含んでいます。コンチェルトの中でソリストの音楽は
オーケストラに重なり合います。音楽が重なり合うと言う事は、協調とは別
にオーケストラというグループに対して個=ソリストが対抗するということ
でもあります。ですので、協奏曲という作品にも作曲された時点で「英雄的」
要素が生まれていると言えます。』(リプキン)
様々なこだわり持つリプキン氏はこの「チェロ・ヒロイックス」シリーズに
特別なフォーマットとパッケージを選びました。シルバーとゴールドの面を
持つ特別なデュアルディスクは、シルバー面に通常のCD、ゴールド面はDVDと
なっていて、シルバー面には通常のCD音質を、ゴールド面には24bit/96khz
のハイレゾと5.1サラウンド音源、またリプキン氏自身によるチェロ・パー
ト譜とデジタルブックレットが収録されています。
パッケージは、両サイドをマグネットで留める特殊なケースで、オーダーメ
イドの透明なプレキシガラスボックスを使っています。

【形式】DVD/CD Hybrid
シルバー・サイド:CDオーディオ層
ゴルド・サイド:DVD層
・ハイレゾリューション・ステレオ24bit/96khz
・5.1ドルビー・サラウンド
・チェロ・パート譜(リプキン版)
・デジタル・ブックレト(印刷可)
*このディスクはCDとDVDの聴きたい面を上向きに挿入してください。
*このディスクはすべてのCDプレイヤー(DVDプレイヤー)及びPCで再生できます。

GLP 0300054 \2250
CD Hybrid/DVD
(デュアル・ディスク)
シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 作品129
ガブリエル・リプキン(Vc)
ミシャ・カッツ(指揮)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
録音:2009年2月21日ヴィトルト・ ルトスワフスキ・コンサートホール
(ポーランド、ワルシャワ)
2010年はシューマンの生誕200年のアニヴァーサリー。このチェロ協奏曲は
1850年の作曲。
終始チェロが徹底して歌う情感豊かな作品。第1楽章ではシューマンらしいほ
の暗いロマンを漂わせ、メロディーを情感豊かに表現。第2楽章では美しい陰
影をたたえ、第3楽章はオケと共鳴し合ってダイナミックに響かせています。
チェロが完全に主役となる協奏曲です。

GLP 0300055 \2250
CD Hybrid/DVD
(デュアル・ディスク)
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲 第1番 変ホ長調 作品107
ガブリエル・リプキン(Vc)
ヴォイチェフ・ロデク(指揮)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
録音:2009年2月17日ヴィトルト・ ルトスワフスキ・コンサートホール
(ポーランド、ワルシャワ)
ショスタコーヴィチはチェロ協奏曲を2つ作曲し、この第1番は1959年に書かれ
ました。この作品はロシアの偉大なチェリスト、ロストロポーヴィチに献呈さ
れ初演されています。天才ロストロポーヴィチ得て書かれた作品はチェロの極
限までを要する技巧と表現が必要な難曲。第1楽章の特徴的なDSCH音型、第2楽
章の印象的な旋律、続く第3楽章では高度なカンデンツァ、グルジア民謡が引
用されている第4楽章は、めまぐるしい展開で第1楽章の主題が出てきてティン
パニの1打で終了。ショスタコーヴィチ独特の慟哭を感じる熱い演奏です。

GLP 0300056 \2250
CD Hybrid/DVD
(デュアル・ディスク)
サン=サーンス:チェロ協奏曲 第1番 イ短調 作品33
ガブリエル・リプキン(Vc)
アントニー・ヘルムス(指揮)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
録音:2009年2月18日ヴィトルト・ ルトスワフスキ・コンサートホール
(ポーランド、ワルシャワ)
サン=サーンス:チェロ協奏曲はシューマンと同じくロマン派を代表する作品。
急・緩・急の3つの部分からなり、エレガントな旋律美を紡ぎ出しています。
艶やかで優美な響きと流麗なフレージングが魅力的。聴き手をグッと惹きつ
ける演奏です。

GLP 0300057 \2250
CD Hybrid/DVD
(デュアル・ディスク)
ドホナーニ:
チェロと管弦楽のためのコンツェルトシュテュック ニ長調 作品12
ガブリエル・リプキン(Vc)
イヴァン・メイレマンス(指揮)
アーネム・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2009年11月25日ズットフェン市立劇場
2010年はハンガリーの英雄的作曲家ドホナーニの没後50周年。ピアニストとし
て名声を博したドホナーニですが、彼の父親はアマチュアのチェリストでも
あったので、チェロにも精通していました。このドホナーニの知られざる名曲
「チェロと管弦楽のためのコンツェルトシュテュック」は、ブラームスの影響
を受けた古典的なロマンティシズムの作品。またドヴォルザークにみられるよ
うな情感豊かな旋律とドホナーニの知性を感じさせる見事なオーケストレーシ
ョン。ドホナーニの生き生きとした叙情的音楽を、リプキンは完全な形で表現
しています。




<Hungaroton>
HCD 32602 \2080
アントン(アントワーヌ)・シモン:
(1)ソナチネ形式による金管四重奏曲 Op.23の1
金管アンサンブルのための22の小品 Op.26(全曲)
(2)1-8:四重奏(行進曲/フゲッタ/小ロンド/アンダンテ/ファンファーレ
/インド人の行進/スケルツェット/ショティッシュ)
(3)9-14:五重奏(ディヴェルティスマン/悲しきワルツ/スケルツォ/
メロディ/間奏曲/即興曲)
(4)15-18:六重奏(おお救いの/夢想/小行進曲/エレジー)
(5)19-22:七重奏(バラード/ロマンツェ/メヌエット/アダージョ)
エヴァルト金管アンサンブル
フランス人ながら、成人以降の生涯をロシアで過ごした作曲家アントン・シモ
ン(1850-1916)。彼の作品は今日ほとんど聴く機会がありませんが、金管アン
サンブルのための作品に優れたものがあり、そこから復活が起き始めていま
す。22曲から成る小品集は編成の異なる4つのかたまりに分けられ、いずれも
バレエ音楽のようにオシャレで華やか、さらにロシアの香りにも欠けていませ
ん。金管演奏家・学習者にとって好個のレパートリーの発見があると申せま
しょう。エヴァルト金管アンサンブルの名人芸が光ります。

HCD 32547 \2080
シューマン:
(1)謝肉祭 Op.9
(2)ロマンス嬰ヘ長調 Op.28の2
(3)幻想曲ハ長調 Op.17
(4)子供の情景 Op.15
タマーシュ・ヴァーシャリ(Pf)
[2008年5月録音]
最近は指揮の評価も高いハンガリーのピアニスト、ヴァーシャリ。アニヴァー
サリー・イヤーのシューマンによる最新録音の登場です。彼は若いイメージが
ありますが、この録音時75歳。円熟の極みで、全く巧まずして大きな音楽を作
り出しています。




<Profil>
PH 04068 \2080
ショパン:歌曲全集(19曲) 全曲ドイツ語歌唱
コンラッド・ジャルノット(Br)、エフゲニー・ムルスキー(Pf)
ショパンの歌曲はすべてポーランド語の歌詞により、この言語ならではのリズ
ムと抑揚を生かしていますが、ここでは珍しくドイツ語訳による歌唱。1972年
生まれのイギリスのバリトン、コンラッド・ジャルノットが甘い美声を聴かせ
てくれます。ショパンの歌曲は女声で歌われることが多いですが、〈酒宴〉や
〈舞落ちる木の葉〉などは男声向きで、その深さに驚かされます。





<IVORY CLASSICS>
IVORY 77005 \1550
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988
デイヴィッド・コレヴァー(Pf)
1962年生まれ、ジュリアードで学んだ後、1988年メリーランド国際コンクー
ル、翌年カサドシュ国際コンクール優勝したコレヴァー。正統的かつ曖昧さの
全くないゴルトベルク変奏曲で、ピアノならではの効果と美しさを堪能できま
す。




<Alba>
ABCD 307 \1980
アークティック・ヒステリア
アトソ・アルミラ(1953-):木管五重奏曲第2番「アークティック・ヒステリア」(2006)
ペール・ヘンリク・ノルドグレン(1944-2008):
善きサマリア人作品141(2007)(木管五重奏のための)
ヨーナス・コッコネン(1921-1996):
フルート、オーボエ、クラリネット、ホルンとバスーンのための五重奏曲
(1973)
ペール・ヘンリク・ノルドグレン(1944-2008):
木管五重奏曲第2番 作品22(1975)
アルクティネン・ヒュステリア木管五重奏団
マッティ・ナルヒンサロ(Fl) アンニ・ハーパニエミ(Ob) 
クリストフェル・スンドクヴィスト(Cl)
トンミ・ヒュッティネン(Hrn) アン=ルイーズ・ヴェーガル(Fg)
北極圏のエスキモー社会にみられるという不思議な行動、"アークティック・
ヒステリア" をグループ名とするアルクティネン・ヒュステリア木管五重奏
団。シベリウス・アカデミーで室内楽を学び、フィンランドでは数少ない常
設の木管五重奏団として活動しています。フィンランドの作曲家3人、アトソ
・アルミラ、ノルドグレン、コッコネンの木管五重奏曲集。 アルミラの木管
五重奏曲第2番「アークティック・ヒステリア」は、2006年のクルーセル音楽
週間で彼らが初演した作品です。

ABCD 308(SACD-Hybrid) \1980
ペール・ヘンリク・ノルドグレン(1944-2008):
弦楽四重奏曲第10番 作品142(2007)、弦楽四重奏曲第11番 作品144(2008)
テンペラ四重奏団  ラウラ・ヴィークマン(Vn) シルヴァ・コスケラ(Vn)
ティーラ・カンガス(Va) ウッラ・ランペラ(Vc)
ノルドグレンの最後の弦楽四重奏曲2曲を、シベリウスの弦楽四重奏曲全曲
(BIS1903/05)で名を挙げたテンペラ四重奏団が録音しました。いずれも彼女ら
の四重奏団に献呈された作品。"ショスタコーヴィチへの最後のオマージュ"
第10番は2008年1月のカウスティネン室内楽フェスティヴァルで、第11番は同
年7月25日のクフモ室内楽フェスティヴァルでそれぞれ初演されました。
第11番の最終楽章「後奏曲、ピエトーゾ」には、調和のうちに生を終えたいと
いう作曲家の願いがこめられており、この初演がノルドグレンの臨んだ最後の
コンサートになりました。1ヶ月後の8月25日、ノルドグレンは64歳の生涯を閉
じています。

ABCD 271 \1980
レーヴィ・マデトヤ(1887-1947):私の歌を-混声合唱のための作品集
全き生活 作品72-1/深き淵より 作品56/6つの抒情的な歌 作品13/一輪の花/
幸福/川よ、おまえの面は暗く/青ざめた月/私の歌を誰が叱るだろうか/森の
王に/国民の情景 作品30a/墓の歌/牛飼いの少女/南ポホヤンマーの歌(1918)
/3つの魂の歌 作品30b/トゥオニの舟/われは何も求めず/いと高きところに/
希望と夢 作品50/子守歌/永遠の炎/春の夢/わが故郷/糸杉の門/3つの民謡
作品57/夏の夜わたしは森をとおり/ ああ、早く夕闇が訪れてくれれば/炉か
ら眠りが語りかける/4つのクリスマスキャロル/日々の苦労を忘れ作品20b-5/
天使のキャロル(1932)/クリスマスの伝言(1946)/馬屋に生まれ(1947)/2つの
オネルヴァの歌 作品82/こだまをゆりかごに入れ/古い修道院
タピオラ室内合唱団 カイサ・ランタ(S) トゥオマス・プルシオ(B) 
ハンヌ・ノルヤネン(指)
哀しくメランコリックな気分はフィンランド的、優雅で洗練された味わいは
フランス的。後期ロマンティシズム作曲家、レーヴィ・マデトヤの音楽は20
世紀フィンランドでも際立った魅力をもっています。男声合唱曲集とともに
彼の声楽作品中で重要な位置をしめながら混声合唱のための作品は、もっと
も愛されているキャロルの一曲《日々の苦労を忘れ》など数曲をのぞき、録
音の数が限られていました。この新録音でタピオラ室内合唱団は、マデトヤ
が混声合唱のために書いた音楽の半数にあたる曲を歌っています。マデトヤ
の作品と生涯を語る64ページのブックレット(英語、フィンランド語)をCDと
一緒にスリップケースに収めたアルバムです。

ABCD 287(SACD-Hybrid) \1980
ユッカ・ティエンスー(1948-):
タンゴ・リュネール(1985)
(フルートまたはオーボエ、クラリネット、ヴァイオリン、チェロとキーボー
ドのための)、
オッドジョッブ(1995)(チェロとエレクトロニクスのための)、
プラス IV(1992)(クラリネット、アコーディオンとチェロのための)、
拍子のない前奏曲(1976)(ピアノのための)、
ビート(1997)(クラリネット、チェロとピアノのための)、
鉱石(2007)(アコーディオンのための)-
「Longing Desire Zeal Swell Forwards!」、
ルバート(1975)(アンサンブルのための)、
アステレツァ(1999)(ウォーキング・バスクラリネットのための回文)、
ベートーヴェンへのトンボー(1980)
(クラリネット、チェロ、ピアノとテープのための)
プラス・アンサンブル  エルッキ・ラヘスマー(Vc) 
ミッコ・ルオマ(アコーディオン)
 クリストフェル・スンドクヴィスト(Cl) ミカエル・ヘラスヴオ(Fl) 
ヤン・セーデルブルム(Vn) ユッカ・ティエンスー(P)
「芸術作品を創った者ではなく、作品そのものが重要だ」と考え、妥協するこ
となくモダニズムの道を進む作曲家、ユッカ・ティエンスーの作品集。プラス
・アンサンブルは、チェロのエルッキ・ラヘスマー、アコーディオンのミッコ
・ルオマ、クラリネットのクリストフェル・スンドクヴィストが、今日の音楽
に光を当てることを主な目的に、2002年に結成しました。ソロ、デュオ、トリ
オから七重奏まで、作品によって編成はさまざま。この作品集ではユッカ・
ティエンスーがピアニスト、キーボード奏者を務めるほか、フルートのミカ
エル・ヘラスヴォとヴァイオリンのヤン・セーデルブルムがゲストミュージ
シャンとして参加しています。

ABCD 302 \1980
スペインの色彩 セビーリャのカフェ
エンリケ・グラナドス:昔風のスペインの歌曲集
トラ・ラ・ラとギターのつまびき/マハの流し目/町をぶらつく/あのいとしい
マホ/ああ、私の命のマホ/控えめなマホ
ホアキン・ロドリーゴ:12のスペイン民謡【馬祭り/デ・ロンダ/アデーラ】
フェデリコ・ガルシア・ロルカ:スペインの民謡と詩
四人のロバ追い/ソロンゴ/チニタのカフェ/ハエンのモーロ娘たち/18世紀の
セビリャーナ/セビーリャの子守歌/巡礼者たち/アンダ・ハレオ(さあ、暴れろ)
ホアキン・トゥリーナ:カンターレス作品19-3
アラセリ・フェルナンデス(S) ハンヌ・シースコネン(G)
スペインのソプラノ、アラセリ・フェルナンデスとフィンランドのギタリス
ト、ハンヌ・シースコネンが共演。詩人、劇作家のガルシア・ロルカの《ス
ペインの民謡と詩》から選んだ8曲をはじめとするスペインのクラシックと
ポピュラーの歌を演奏しています。

ABCD 295(SACD-Hybrid) \1980
星へ(To the Stars)- TBB Live!( Jazz)
Kohti korkeuksia/To the Stars(星へ) 458 R.T. Kontrasteja/Contrasts
(コントラスト) Tethys Makumoka(わるい趣味) Blues 26 Aldebaran
(アルデバラン) Saxlix
タンペレ・ビッグ・バンド(TBB) 
ユハ・ウンタラ(指) ユッカ・エスコラ(Tp)
マサ・オルパナ(Sax) ユッカ・ハンニネン(Sax) 
ペトリ・ニエミネン(Sax)
ラウリ・ハンヌ(G) アキ・リッサネン(P) 室内管弦楽団プロスペロー
結成から21年経った2006年、古巣のタンペレ音楽院に戻ったタンペレ・ビッグ
バンド(TBB)が、"伝説" とまで言われるジャズ作曲家、カリ・コムッパの作品
を演奏したライヴ。

ABCD 304 \1980
ペッペ・ヤラヴァ・バンド - Go to the Beach(jazz)
Rosvon maja/The Robber’s Hut(盗賊の小屋)
Pinnalla ja ajoin alla/On the Surface, Occasionally Below
(水面、ときどき水面下)
Ketju ja portti/The Chain and the Gate(鎖と門) 
Sateinen/Rainy(雨降り) Ulosottomies/The Bailiff(お役人)
Kirpputorilla/At the Flea Market(のみの市で)
Menneen vapun huisku/A Whisk of a May-Day Past(昔のメーデーのポンポン)
Mene rannalle/Go down to the Shore(渚へ行け)
Sukellus/Diving(ダイビング)
ペッペ・ヤラヴァ・バンド  
ヤーコ・マルティカイネン(テナーサックス、ソプラノサックス)
アンティ・ヘルマヤ(トロンボーン) 
エルッキ・フオヴィネン(ギター、半音ハーモニカ)
ミッコ・ムルタマキ(ベースギター、ベース)
ペルッティ・ペッペ・ヤラヴァ(ドラムズ、キーボード、サウンドイフェクツ)
 トイシント ティモ・レヘトヴァーラ(リーダー)
ジャズミュージシャンとしてスタートし、クラシカル音楽の作曲家として、
「自由調性の、時としてネオロマンティックともいえるスタイル」(キンモ・
コルホネン)の2つの交響曲や室内楽曲を書いたペルッティ・ヤラヴァ(1960-)。
「聴き手が情緒的な体験をし、旅をし、言葉のない物語を読むことができるよ
うに」と語るヤラヴァが、みずからのバンドとともに、彼の音楽のライトな面
を聴かせるアルバム。




<Dynamic>
CDS 598 2枚組(1枚価格) \1950
モンテヴェルディ:「オルフェオ」
ディートリヒ・ヘンシェル(Br オルフェオ)
マリア・グラツィア・スキアーヴォ(S エウリディーチェ)
ソーニャ・プリーナ(S 伝令の女)
ルイージ・デ・ドナート(Bs カロンテ)
アントーニオ・アベーテ(Bs プルトーネ)
ほか
ウィリアム・クリスティ(指)
レザール・フロリサン,レ・サクブティエ
録音:2008年5月、マドリッド
DYNDVD 33598で発売され話題となったDVDの音声がCDで発売です。古楽界の巨
人ウィリアム・クリスティが、2008年5月にマドリッドのレアル劇場で上演し
たモンテヴェルディの「オルフェオ」のライヴ収録です。意外なことにこれが
クリスティにとって初めての「オルフェオ」収録。さすがクリスティ、知性が
隅々まで行き渡った「オルフェオ」で、圧倒されます。タイトルロールには、
リート歌手として名高いヘンシェル。エウリディーチェ役は、ナポリ出身で
活躍が大きく広がりつつある若いソプラノ、スキーアヴォ。さらにプリーナ、
アベーテなど、ベテラン歌手が加わり、万全です。音楽だけに集中したい方
には、CDでの発売は歓迎されるでしょう。しかも2CDで1CD価格!

CDS 660 \1950
ロッリ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集
ソナタ ト長調 Op.9-2
ソナタ イ長調 Op.3-6
ソナタ イ長調 Op.1-4
ソナタ ハ短調 Op.5-2
ソナタ ニ長調 Op.3-4
ソナタ ト長調 Op.3-5
ルカ・ファンフォーニ(Vn) パオラ・デル・ジューディチェ(Cemb) 
エーリヒ・ガッリアーニ(G)
 アントネッラ・タネッティ(Vn) マリアンネ・チェン(Vc)
録音:2009年5月5,14日,パルマ
古典派のヴァイオリン・マニアには逃せないCDが登場です!アントーニオ・
ロッリ(1725-1802)はベルガモに生まれ、18世紀半ばに高い名声を誇ったヴァ
イオリニスト。1758年から1774年までシュトゥットガルトの宮廷管弦楽団の
ソロ・ヴァイオリニストを務め、その後は1783年までロシアのエカテリーナ
2世に仕えたほどの名手でした。ルカ・ファンフォーニは既にDYNAMIC社にロッ
リのヴァイオリン協奏曲全集(CDS 527、3CD)を録音、この作曲家の再評価に
大きな役割を果たしています。今回のヴァイオリン・ソナタ集も、通奏低音
に凝るなど、力が入ったものです。




<naive>
OP 30507 3枚組(1枚価格) \2280
ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ(1710-1736)/スペシャル・ボッ
クス
[CD1]
ペルゴレージ:スターバト・マーテル
A.スカルラッティ(1660-1725):スターバト・マーテル
ジェンマ・ベルタニョッリ(S) サラ・ミンガルド(A) 
リナルド・アレッサンドリーニ(指)
コンチェルト・イタリアーノ
録音:1998年1月
[CD2]
ペルゴレージ:
サルヴェ・レジーナ イ短調,ソナタ 変ロ長調,
サルヴェ・レジーナ ハ短調,ソナタ ト長調
レオ(1694-1744):サルヴェ・レジーナ ヘ長調
ファビオ・ビオンディ(Vn,指)、バルバラ・シュリック(S) 
エウローパ・ガランテ
[CD3]
ペルゴレージ:聖エミディオのためのミサ(ローマ・ミサ)(1734年)
A.スカルラッティ:
サンティッシモ・ナターレ・ミサ(クリスマス・ミサ)(1707年)
リナルド・アレッサンドリーニ(指)
コンチェルト・イタリアーノ
録音:2008年1月
今年はペルゴレージ生誕300年にあたります。これを記念して、ナイーブレー
ベルより、珠玉の3タイトルがセットになって1枚価格で登場。[CD1]のスター
バト・マーテルでは、アレッサンドリーニは弦5人+アルチリュート、オルガ
ンの系7 人だけという最少編成で演奏。この切り詰められた状態によって導
き出される、作品に込められた真摯な思いに胸を打たれます。他にもビオン
ディによる名演も含まれた大変お買い得なセットとなっています。

OP 30508 \2280
「VIVALDI!」
ヴィヴァルディ:オペラ、宗教作品のアリア集
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)
アレッサンドリーニ、ビオンディら多数共演者
吉田秀和氏も「鈴を転がすような声」と絶賛、近年オペラにソロに、活躍目
覚ましいサンドリーヌ・ピオー。ナイーブのヴィヴァルディ・エディション
に録音したオペラや宗教曲のアリアをまとめたもの。彼女の自在なテクニッ
ク、可憐にして華麗、そして深い表現を併せ持つ魅惑の歌声を堪能できる1枚
です。



<VAI>
VAIDVD 4521(DVD-Video) \4550
白黒
MONO
134m
字幕:伊英独仏西
モーツァルト:「後宮からの誘拐」
インゲボルク・ハルシュタイン(S コンスタンツェ)
レリ・グリスト(S ブロンデ)
ルイージ・アルヴァ(T ベルモンテ)
ゲルハルト・ウンガー(T ペドリッロ)
フェルナンド・コレナ(Bs オスミン)
ミヒャエル・ヘルタウ(パシャ・セリム)
ズビン・メータ(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,
ウィーン国立歌劇場合唱団
演出:ジョルジョ・ストレーレル
美術:ルチアーノ・ダミアーニ
収録:1967年,ザルツブルク
マゼールの「フィガロの結婚」(VAIDVD 4519)、ケルテスの「魔笛」(VAIDVD
4520)に続き、VAI社から再びザルツブルク音楽祭の貴重な映像が登場!1967
年に上演された「後宮からの誘拐」です。演出がイタリアの偉大な演出家、
ジョルジュ・ストレーレル(1921-1997)というの注目です。このプロダクショ
ンは1965年の新製作で、1974年までの間、8年、37回も上演されたほど好評だ
ったもの。しかもストレーレルが1974年の「魔笛」新製作でカラヤンと対立
しザルツブルク音楽祭と決別していなければ、さらに再演があったと思われ
ます。今回のDVDになる映像は3年目のもの。ペルー出身の名テノール、アル
ヴァ、個性的なテノールとして幅広く活躍したウンガー、当時バイエルン国
立歌劇場の人気ソプラノだったハルシュタイン、米国人デスーブレット役を
得意としたグリスト、ジュネーヴ出身の名バッソブッフォ、コレナ(映像はこ
れが初めてだと思われます)、そしてパシャ・セリムには、オーストリアの名
優ヘルタウと、さすが1960年代のザルツブルク音楽祭、たいへんに高水準で
す。メータの若々しい指揮と相まって、見応え聞き応えのある上演です。
なお、1965年の初年度の演奏はORFEOからCDになっています
(ORFEOR 392952、2CD)。




<Simax>
PSC 1245 \2280
ノルウェーのオルガン 第4集
アウグスト・ゴトフリート・リッター(1811-1885):
ソナタ第3番 イ短調 作品23
ロベルト・シューマン(1810-1856):バッハの名による6つのフーガ 作品60
マックス・レーガー(1873-1916):
コラール「われらが神はかたき砦」による幻想曲 作品27
テリエ・ヴィンゲ(Org) 
[ブランゲーネス教会(ドランメン)のカシュテン・ルン・オルガン(1998年)]
録音:2009年9月7日-10日 ブランゲーネス教会(ドランメン、ノルウェー)
[制作:ジェフ・マイルズ、テリエ・ヴィンゲ、録音:ジェフ・マイルズ]
テリエ・ヴィンゲ(1950-)はノルウェーのオルガニスト。ルードヴィーグ・ニ
ルセン、アーリル・サンヴォル、プラハのイジー・ラインベルガー、パリの
ガストン・リテーズに学び、バロックから現代の音楽をレパートリーに、ノ
ルウェー音楽アカデミーで教えながらソロイストとして活躍しています。
様式と時代の異なる楽器を選び、それぞれの時代と伝統を代表するオルガン
作品を弾く【ノルウェーのオルガン・シリーズ】。
第4集の楽器は、オスロからベルゲンに向かう途中にある都市、ドランメンの
ブランゲーネス教会のカシュテン・ルン・オルガンです。ライプツィヒ留学
から帰国した作曲家のアイヴィン・アルネスが、クリスチャニアに移るまで
の間オルガニストを務めたこの教会に最初にオルガンが設置されたのは1872
年でした。製作したのは、北ドイツ出身、ノルウェーに工房をもったクラウ
ス・イェンセンです。1930年、このオルガンは9つのストップを再使用して改
築され、その後1998年にカシュテン・ルンが新しい楽器を製作しました。
イェンセンの手になるネオゴシック様式のファサードは今も残されています。

PSC 1268 \2280
私たちの間にある空間-フルートとギターのための作品集-
ノエル・ザーラー(1951-):私たちの間にある空間
ニキータ・コシュキン(1956-):オラトリウム・ラクリメ
エジソン・デニーソフ(1929-1996):フルートとギターのためのソナタ(1977)
ロウウェル・リーバマン(1961-):フルートとギターのためのソナタ 作品25
グルー・サンヴィーク(Fl) スタイン=エーリク・オルセン(G)
録音:2008年2月29日-3月3日、2009年4月10日-12日 
ヴァクスダール教会(ホルダラン、ノルウェー)
[制作:アルネ・アクセルベルグ、グルー・サンヴィーク、
スタイン=エーリク・オルセン 録音:アルネ・アクセルベルグ]
マルセル・モイーズ、バド・バイヤーに学び、1967年から2005年までベルゲ
ン・フィルハーモニック首席フルート奏者を務めたグルー・サンヴィーク。
ベルゲンとオスロで学んだ後、パリでアレクサンドル・ラゴヤのクラスに参
加、Simax Recordsに多くのアルバムを録音したスタイン=エーリク・オルセ
ン。
ベルゲン大学グリーグ・アカデミーで教えるふたりが、フルートとギターの
ためのオリジナル曲ばかりのアルバムを作りました。「木と弦の楽器と金属
の楽器の間にある "空間" を瞑想する愉しみ」の音楽、「私たちの間にある
空間」、この録音のための委嘱作です。作曲したノエル・ザーラーは、ピッ
ツバーグのカーネギー・メロン音楽大学の学長。アメリカ作曲家フォーラム
の理事も務めています。
ニキータ・コシュキンは、モスクワ音楽院とロシア音楽アカデミーで学び、
ギタリスト、音楽教師、作曲家として活動しています。「オラトリウム・ラ
クリメ(涙のオラトリオ)は、「アヴェ・マリア」「ディエス・イレ」「トゥ
ーバ・ミルム」「クレド」「グローリア」からなる宗教的内容の組曲。サン
ヴィークとオルセンに献呈された作品です。
ショスタコーヴィチ後のロシア音楽をリードするひとりとみなされるエジソ
ン・デニーソフがエクハルト・ハウプトとモニカ・レーストのために書いた
「対話」「ノットゥルノ」「セレナード」の3楽章のソナタ、ニューヨーク
生まれの作曲家、指揮者、ピアニスト、ロウウェル・リーバマン(1961-)が
ポーラ・ロビソンとエリオット・フィスクに捧げた「ノットゥルノ〉と「ア
レグロ」の2楽章のソナタ。いずれもヴィルトゥオジティと芸術性の共存す
る作品です。



<haenssler>=SWR MUSIC=
93 259 \2250
シューマン:
交響曲第2番ハ長調Op.61
録音:2010年1月31日マンハイム・ローゼンガルテン&2010年2月2日フライブル
ク・コンツェルトハウス(ライヴ)
交響曲第3番変ホ長調Op.97「ライン」
録音:2002年3月17日-3月24日フライブルク・コンツェルトハウス&フランクフ
ルト・アルテオーパー(セッション)
バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団
ミヒャエル・ギーレン(指)
2010年にその多大な業績が認められ、「音楽のノーベル賞」ともいわれるエル
ンスト・フォン・ジーメンス音楽賞を授与された巨匠ミヒャエル・ギーレン。
最新アルバムはシューマンの交響曲、アニヴァーサリーの2010年にライヴ収
録されたばかりの第2番が登場します。
シューマンが第2交響曲を書いたドレスデンに生まれ、同様に作曲家としても
知られるギーレンといえば、以前よりのスコアの入念な読み込みや持ち前の
細部にこだわるアプローチに加え、近年はいっそうスケールも大きくゆたか
な響きを追求してゆく傾向を強めています。
その成果は、2005年に行われたブラームスの第2番や、代表的録音に挙げられ
るマーラーの交響曲全曲シリーズのうち、後年のレコーディングとなる第5番、
第9番やクック版による第10番全曲でも顕著ですが、ギーレンはここでもたい
へんロマンチックにたっぷりとシューマンの旋律美を歌いあげているのが印
象的です。
また、手兵のSWR響とは1986/87年のシーズンの首席指揮者就任以来、すでに
20年以上、1999/2000年より終身客演指揮者のポストに就任してなお、いっそ
うの結びつきを強めていることから、まさにギーレンの近況をうかがい知る
格好の内容といえるでしょう。
カップリングの第3番は2002年のセッション・レコーディング。こちらもおお
きな流れのなかで、楽章ごとの性格を描き分けながら陰影豊かな音楽をしっ
かりと聴かせるあたり、さすがというほかないみごとな出来ばえとなってい
ます。




<WERGO>
WER 6732 \2180
シチェドリン:封印された天使
イネセ・ロマンツァーネ(Sop)、ゼーン・ジルバート(Ms)、
ユルギス・リェプニェクス(Ten)、ディタ・クレンベルガ(Fl)、
マリス・シルマイス(指)ラトヴィア国立合唱団
[2009年7月17日 クロスター・エバーバッハ音楽祭でのライヴ]
現存する旧ソ連時代の作曲家の最長老ロディオン・シチェドリン。つい先頃
もゲルギエフとマリインスキー・オペラが、彼の歌劇「魅せられた旅人」の
最新録音をリリースしたばかりですが、これも同じニコライ・レスコフの原
作に基づく大規模な声楽作品。しかし新作ではなく、1988年のロシアのキリ
スト教化千年を記念して作られました。今回、合唱の国ラトヴィアの演奏家
によるライヴですが、静謐で透明、深くて優しい、この世のものとは思えぬ
美しさ。涙なしには聴けない、最高のヒーリング音楽です。

WER 6718 \2180
ジョン・ケージ:
1. ハーモニー第27番(チェロとピアノのための)
2. 北のエチュード(ピアノを奏するパーカッション奏者のための)
3. ハーモニー第22番(チェロとピアノのための)
4. 10’40.3’’から26’1.1499”(弦楽奏者のための-チェロ・ヴァージョン)
5. ハーモニー第24番(チェロとピアノのための)
6. 北のエチュード(チェロ独奏とピアノ独奏のための)
7. ハーモニー第13番(チェロとピアノのための)
フリードリッヒ・ガウヴェルキ(チェロ)
マーク・ノップ(ピアノ)
録音:2009年9月
スローモーショーンの映像を見せられているようなハーモニー第27番、冷た
い水と氷の世界を思わせる北のエチュードなど、人の心や脳裏のどこか、正
気と狂気の間に潜んでいるような風景満載の作品集。鬼才ガウヴェルキのチェ
ロと、ノップの完璧なピアノの音色が冴えわたる1枚です。

WER 6727 \2180
オマージュ-ヘンツェ作品集
(1)6人の演奏家のためのソナタ (2)マルガレーテのワルツ (3)レントラー 
(4)左手 (5)墓碑銘 (6)トッカータ・ミスティカ (7)3つの楽章のトリオ
(8)ode al dodicesimo apostolo (9)アン・ブレントン 
(10)ラインホルドのためのピアノ作品 (11)セレナーデ 
(12)アダージョ・アダージョ
アンサンブル・ルシェルシュ
録音:2008、2009年
(1)-(5)、(7)-(12)世界初録音
1970年代後半から1998年にかけて作曲されたヘンツェの作品集。世界初録音
も多く含まれます。各楽器がきわめて魅力的な音色で響いており、ヘンツェ
があらゆる楽器に精通した作曲家であることを実感する作品ばかりです。ア
ンサンブル・ルシェルシュは、1985年に設立され、これまでに450以上の作品
の初演を手掛けた現代音楽のエキスパート集団です。現代音楽だけではなく、
フライブルク・バロック・オーケストラとコラボレーションするなど、幅広
いジャンルで活躍しています。

WER 6853 \2180
「天国から地獄へ」
マルティン・スモルカ:ラッシュ(天体の道でのひととき)
マウリシオ・カーゲル:オルケストリオン通り
ルイス・アンドリーセン:Racconto dall’Inferno
ムジークファブリーク
録音:2004-2007年
その昔、天体が動くときに宇宙では音楽が鳴り響いている、という説があり
ました。これに則ったスモルカの作品「ラッシュ」は、天体が動く道で生じ
た交通渋滞を表現。車のラッシュ以上の迫力です。カーゲル作品は、ストリ
ートミュージシャンのために書かれたというコンセプトのもの。ストリート
ミュージシャンはいつもお金に困っていて、寄付をねがう、とブックレット
には記載されています。アンドリーセンの作品では、天国的な響きと地獄を
思わせる響き、様々な音色が登場します。

WER 6854 \2180
「影のゲーム」
ミカエル・ジャレル:…プリズム/光の投射II…
ステファノ・ジェルヴァゾーニ:ファー・ニエンテ
ジョエル=フランソワ・デュラン:影/鏡
ファーニホウ:シャドウタイムVI
ムジークファブリーク
録音:2004-2007年
複雑なことで有名なファーニホウの作品は、抑揚の大きな語りと少しずつ狂
気を呼び覚ますかのような音色の音楽です。

WER 6576(SACD-Hybrid) \2180
アルヌルフ・ヘルマン:作品集
架空のダンス、ばかでかい歌、第3の心、類似、直截的な官能
アンサンブル・モデルン
録音:2007、2009年
1968年ハイデルベルクうまれのヘルマンによる作品集。様々なモティーフの
断片がぽつんと在ったり多重的に在ったり、構築性に富んでいます。

WER 6575 \2180
マルティン・シュットラー:作品集
採取I、関連付けられた旅、「同情は人類にとって禍いである、」、アウゲン
ビルダームジーク、採取II、テイプド&ロウ=ビット、採取3、激しい欲望
ムジークファブリーク
録音:2007, 2009年
1974年生まれのシュットラーの作品集。シュットラーは映画音楽なども手掛
けている幅広く活躍する作曲家。電子楽器も含む曲は、ステレオが壊れたか
と思うようなノイズ的音響ですが、近未来に迷い込んだような気分になれま
す。




<SUPRAPHON>
SU 4022 \1780
ヴォジーシェク:荘厳ミサ曲変ロ長調(1824)
トマーシェク:ミサ曲Op.46(1813)
マレク・シュトリンツル(指)、ムジカ・フロレア
録音:2009年10月1&5日プラハ、鎖の下の処女マリア教会(LIVE)
ヴァーツラフ・ヤン・クシチテル・トマーシェク(1774-1850)は、チェコ古典
派と国民楽派を橋渡しする位置にいる作曲家。ベートーヴェンの同時代人で
あり、同様に、その作風は、モーツァルトを出発点として、ロマン派的抒情
性へ傾斜していきました。公的な地位には就いていなかったものの、プラハ
の音楽界を代表する音楽家として国際的に認知されていました。
ヤン・ヴァーツラフ・ヴォジーシェクは(1791-1825)、トマーシェクの弟子で、
シューベルトから歌曲について影響を受け、ピアノ曲について影響を与えた
作曲家。ベートーヴェンに強い影響を受けていたため、モーツァルト贔屓の
プラハからウィーンへと移り、ピアノ曲の作曲やオルガンの演奏で活躍しま
した。

=チェコ・オペラ・トレジャーズ=
SU 3984 2枚組 \2960
マルチヌー:オペラ「ギリシャの受難劇」(全4幕・1959年チューリヒ版)
ヤロスラフ・ホラチェク(グリゴリス) ルネ・トゥチェク(コスタンディス)
 ズデニェク・ヤンコフスキー(ヤナコス) オルドジフ・スピサル(パナイト)
ヴィレム・プジビル(マノリオス)
ルボミール・ハヴラーク(ミケリス) ナダ・ショルモヴァー(レニオ) 
リヒャルト・ノヴァーク(フォティス)
カレル・ペトル(老人) エヴァ・デポルトヴァー(カテリナ) 
ボジェナ・エッフェンベルコヴァー(デスピニオ)
マルティン・ルージェク(ラダス) ミロシュ・イェジル(ニコリオ) 
ボフスラフ・マルシーク(パトリアルケアス)
イヴァナ・ミクソヴァー(老婆) ヴォイテク・コチアーン(アンドニス)
プラハ放送合唱団、ミラン・マリー(合唱指揮)
プラハ放送児童合唱団、チェストミール・スタシェク(児童合唱指揮)
プラハ放送交響楽団、リボル・ペシェク(指揮)
録音:1981年9月29日-10月1日プラハ、ルドルフィヌム(ステレオ・セッション)
オリジナル・レコーディング・ディレクター:ズデニェク・ザフラドニーク
オリジナル・レコーディング・エンジニア:ヴァーツラフ・ザマザル
[2010年オリジナル・マスターテープよりリマスタリング(ミロスラフ・マレ
シュ)]
0099925 398422
マルチヌーの最後のオペラ「ギリシャの受難劇」は1956 年から書き進められ、
胃癌に苦しみながら書き上げられましたが、生前は日の目を見ず死後1961年
にチューリッヒで初演されています。
この傑作のオリジナルの深淵なる感覚により密接な、チェコ語によるテキス
トを果敢にも初めて用いたペシェクの録音は、画期的なものです。




<HOMA DREAM>
HR 1211 \2500
デジャヴ
1.チャップリン:エターナリー 2.モリコーネ:ニューシネマパラダイス 
3.モーツァルト:ピアノソナタKV331第1楽章より 4.パガニーニ:カンタービレ 
5.ショパン:ノクターンOp9-2 6.ルグラン:シェブールの雨傘 
7.ウィリアムズ:シンドラーのリスト
8.バッハ:アリオーソ 9.ヴィヴァルディ:マンドリン協奏曲ハ長調 第1楽章
10.モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番より 11.パディリャ:ヴィオレテーラ 
12.ジョプリン:エンターテイナー 13.マンシーニ:ひまわり 
14.ショパン:ノクターン嬰ハ短調 遺作 15.モリコーネ:愛のテーマ
硲 美穂子(Vn)&竹内永和(G)
硲と竹内の3rdアルバムは映画音楽集。フルオーケストラの雄大な演奏とは違
った、弦楽器同士の奏でる柔らかな響き、ゆったりとしたいつか聴いたメロ
ディー、昔出逢った音楽に浸りながら、美しい名場面の数々とその時の思い
出が蘇ります。

HR 1212 \2000
ヴィオリーナの12のお話
1.エルガー:朝の歌 
2.シャミナード-クライスラー編:セレナーデ・エスパニョール
3.ドビュッシー-ハイフェッツ編:美しき夕べ 
4.チャイコフスキー:メロディー 
5.クライスラー:美しきロスマリン 
6.モーツァルト-ブッシュ編:奥様お手をどうぞ
7.エイラール:毛皮のマリー 8.ブラームス:スケルツォ 
9.ドビュッシー-ローク編:レントより遅く
10.ホイルベルガー-クライスラー編:真夜中の鐘 
11.ピアソラ:ボルデル1900
12.西澤健一:4つの小さなメロディー(委嘱作品)
石井有子(Vn) 佐藤美歌(Pf)1-5、12、金益研二(Pf)7-10、竹内永和(G)6、11
4歳より粟津秀子、粟津彰氏のもとヴァイオリンを始め、国立音楽大学器楽学
科卒業。堀伝、Tras Gabora,Rita Nagyの各氏に師事。タンゴヴァイオリンを
Pablo Agri氏に師事。現在、タンゴの演奏を中心に、ソロ、室内楽、ミュー
ジカルで活躍中。



<ORFEO>
ORFEOR 808109 9枚組 \6080
モノラル
「フリードリヒ・グルダ / ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集」
[CD 1]
ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調Op.2-1
録音:1953年10月8、9日
ピアノ・ソナタ第2番イ長調Op.2-2
録音:1953年10月8、9日
ピアノ・ソナタ第3番ハ長調Op.2-3
録音:1953年10月8、9日
ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13「悲愴」
録音:1953年10月22日
[CD 2]
ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調Op.7
録音:1953年10月15、16日
ピアノ・ソナタ第5番ハ短調Op.10-1
録音:1953年10月15、16日
ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調Op.10-2
録音:1953年10月15、16日
ピアノ・ソナタ第7番ニ長調Op.10-3
録音:1953年10月15、16日
[CD 3]
ピアノ・ソナタ第9番ホ長調Op.14-1
録音:1953年10月22日
ピアノ・ソナタ第10番ト長調Op.14-2
録音:1953年10月22日
ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調Op.22
録音:1953年10月26日
ピアノ・ソナタ第12番変イ長調Op.26
録音:1953年10月29日
[CD 4]
ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調Op.27-1
録音:1953年10月29日
ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27-2「月光」
録音:1953年11月1日
ピアノ・ソナタ第15番ニ長調Op.28「田園」
録音:1953年10月29日
ピアノ・ソナタ第16番ト長調Op.31-1
録音:1953年11月6日
[CD 5]
ピアノ・ソナタ第17番ニ短調Op.31-2「テンペスト」
録音:1953年11月6日
ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調Op.31-3「狩り」
録音:1953年11月6日
ピアノ・ソナタ第19番ト短調Op.49-1
録音:1953年10月15、16日
ピアノ・ソナタ第20番ト長調Op.49-2
録音:1953年10月15、16日
ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53「ワルトシュタイン」
録音:1953年11月6日
[CD 6]
ピアノ・ソナタ第22番ヘ長調Op.54
録音:1953年11月13日
ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57「熱情」
録音:1953年11月20日
ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調Op.78「テレーゼ」
録音:1953年11月13日
ピアノ・ソナタ第25番ト長調Op.79
録音:1953年11月13日
ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調Op.81a「告別」
録音:1953年11月27日
ピアノ・ソナタ第27番ホ短調Op.90
録音:1953年11月20日
[CD 7]
ピアノ・ソナタ第28番イ長調Op.101
録音:1954年1月11日
ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調Op.106「ハンマークラヴィーア」
録音:1954年1月11日
6つのバガテルOp.126
録音:1957年11月
[CD 8]
ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109
録音:1953年11月26日
ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110
録音:1953年11月26日
ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111
録音:1953年11月27日
[CD 9] 
「エロイカ」の主題による15の変奏曲とフーガ 変ホ長調Op.35
録音:1957年11月
ディアベッリの主題による33の変奏曲ハ長調Op.120
録音:1957年11月
収録場所:ウィーン・フンクハウス
(ソナタ:ウィーンRAVAGによるセッション・モノラル)
(Op.35、Op.120、Op.126:ウィーンORFによるセッション・モノラル)
音源提供:ORF
フリードリヒ・グルダ(P)
ウィーンの生んだ名ピアニスト、フリードリヒ・グルダが世を去って歿後10年
にあたる2010年、ORFEOが大事件を起こしてくれました。なんとグルダにとっ
て、3種目となるベートーヴェンのソナタ全曲録音を復刻リリース!もちろん
完全初出の正規音源に拠るもので、フィルアップにはやはり完全初出の「エ
ロイカ」変奏曲とディアベッリ変奏曲、さらには初出レパートリーのバガテ
ルまで含まれるという、ものすごい内容です。
【グルダによるベートーヴェンのソナタ録音】
グルダのもっとも重要なレパートリーのひとつとされるベートーヴェンです
が、ソナタではスタジオ・セッションによる2種の全曲録音がよく知られてい
ます。ひとつは、英Deccaによって1954年2月にロンドンで開始され、1958年
にウィーンのゾフィエンザールで完結したモノラル・セッション録音(全曲の
リリースは1973年)。いまひとつは、1967年にオーストリア放送の協力で、
墺amadeoのもとクラーゲンフルト・スタジオで一まとめに行なわれたステレ
オ・セッション録音(1968年にリリース)。グルダによるソナタ録音のほとん
どすべては、この2度のセッション・レコーディングに集約されますが、いく
つかのナンバーについては、たとえば、第31番のように、1959年のシュヴェ
ツィンゲン音楽祭(h?nssler93.704)、1964年のザルツブルク音楽祭
(ORFEOR.591021)、1993年のモンペリエといった具合に、別演奏のライヴ録音
が存在しているものもあります。
1948年以来、グルダはベートーヴェンのソナタ全曲演奏会シリーズの計画を
温めており、これは年代順に取り上げてゆくという先駆けでしたが、じっさ
いに初めて実現したのは1953/54年のシーズンの始めでした。グルダはオー
ストリアの5つの都市、クラーゲンフルト、ウィーン、リンツ、グラーツ、
ザルツブルクでソナタ全曲を弾いています。
このセットに収められているすべてのソナタは、ちょうどグルダがベートー
ヴェンに専念していたこの時期、1953年10月から1954年1月にかけて、まだソ
ビエトの管理下にあったウィーンのラジオ局RAVAGによってスタジオ収録され
たものです。
収録当時グルダは24歳。現状で上記を含めた3種のうち、最初のセッション録
音にあたるわけですが、じつに3度にもおよぶセッション録音を果たしたピア
ニストはほかにアルフレート・ブレンデルくらいで、きわめてまれな例では
ないでしょうか。
どこまでも美しく輝かしく、そして雄弁なピアノの音色。早くから完成され
たテクニックを武器に生涯数々の伝説を打建ててきたユニークなピアニスト
による超一級のドキュメントとして、また上記2種の全集との相違も含めて、
「1953/54年ウィーンでの全集録音」は、今後ますます重要なポジションを
獲得していくものと思われます。
【初レパートリーのバガテル、初出音源の変奏曲】
ソナタだけでも十分過ぎるほどの内容ですが、さらにうれしいことにフィル
アップもまた貴重。エロイカ変奏曲とディアベッリ変奏曲も、2種目となる初
出音源、さらに、6つのバガテルについてはグルダ初出のレパートリーになり
ます。



<BD MUSIC>
BDCL 382 2枚組 \3250
モーツァルト
パブロ・コレア(b.1979)が描くモーツァルトの生涯+歴史的名演
W.A.モーツァルト作曲:
[CD1]交響曲&協奏曲
(1)交響曲第40番 ト短調 K 550
ギュンター・ヴァント(指)、
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団(1959年/STEREO)
(2)ピアノ協奏曲第27番 変ロ長調 K 595
クララ・ハスキル(Pf)、フリッチャイ(指)、
バイエルン国立管弦楽団(1957年/MONO)
(3)ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K 216
オイストラフ(指&Vn)、フィルハーモニア管弦楽団(1958年/STEREO)
[CD2]室内楽
(1)弦楽四重奏曲第15番 ニ短調 K421
スメタナ四重奏団(1956年/STEREO)
(2)ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 K454
グリュミオー(Vn)、クララ・ハスキル(Pf)(1956年MONO)
(3)弦楽五重奏曲 ト短調 K516
グリアー四重奏団、ウィリアム・プリムローズ(Vn)(1959年STEREO)

BDCL 384 2枚組 \3250
ラヴェル
ミシェル・コンヴァーサンが描くラヴェルの生涯+歴史的名演
[CD1]
(1)亡き王女のためのパヴァーヌ
マニュエル・ローゼンタール(指)、
パリ国立オペラ座管弦楽団(1959年ステレオ)
(2)ピアノ協奏曲 ト長調
ダニエル・ワイエンベルク(Pf)、
エルネスト・ブール(指)、シャンゼリゼ劇場管弦楽団(1957年モノラル)
(3)夜のガスパール/ヴラド・ペルルミュテール(Pf)(1955年モノラル)
(4)ピアノ三重奏曲 イ短調
ハイフェッツ(Vn)、ピアティゴルスキー(Vc)、ルービンシュタイン(Pf)
(1950年モノラル)
(5)ロンサールここに眠る
ジェラール・スゼー(Br)、
パリ・コンセルヴァトァール管弦楽団、ヴァンデルノート(指)
[CD2]
(1)ダフニスとクロエ 第2組曲
シャルル・ミュンシュ(指)
ボストン交響楽団、新英国音楽院・同卒業生合唱団
(合唱指揮:ロバート・ショウ、ロルナ・クック・ドゥ・ヴァーロン)
(1955年ステレオ)
(2)歌劇『子供と魔法』より フロール・ワン(Ms)、マリ=リーズ・ド・モン
モラン(A)、ジュヌヴィエーヌ・トゥレーヌ(S)、アドリエンウ・ミリエット
(A)、シュザンヌ・ダンコ(S)、ユーグ・キュエノー(テノール)、ピエール・
モレ(Br)、スイス・ロマンド管弦楽団、エルネスト・アンセルメ(指)
(1954年ステレオ)
(3)ボレロ
ローゼンタール(指)、パリ国立オペラ座管弦楽団(1959年ステレオ)
(4)シャブリエ風に/カサドシュ(ピアノ)(1952年ステレオ)

BDCL 386 2枚組 \3250
ストラヴィンスキー
アントニオ・ラポン&ファウスト・ヴィタリアーノが描くストラヴィンスキ
ーの生涯
[CD1]
(1)火の鳥(1945年版)
イーゴル・ストラヴィンスキー(指)、
ニューヨークフィルハーモニー管弦楽団(1946年モノラル)
(2)ペトルーシュカ(1911年版)
アンセルメ(指)、スイス・ロマンド管弦楽団(1957年ステレオ)
(3)ピアノと管楽器の協奏曲
ニキタ・マガロフ(Pf)、
アンセルメ(指)、スイス・ロマンド管弦楽団(1955年ステレオ)
[CD2]
(1)春の祭典(1913年)
ピエール・モントゥ(指)、ボストン交響楽団(1951年モノラル)
(2)バレエ『きつね』より
アンセルメ(指)、スイス・ロマンド管(1955年ステレオ)
(3)エボニー・コンチェルト
ストラヴィンスキー(指)、
ウッディ・ヘルマン(Cl)、ウッディ・ヘルマンズ・バンド(1946年モノラル)
(4)カンティクム・サクルム
ストラヴィンスキー(指)、
リチャード・ロビンソン(T)、
ロサンゼルス・フェスティバル合唱団&交響楽団(1957年ステレオ)

BDCL 390 2枚組 \3250
サン=サーンス
クレール・ブロウが描くサン=サーンスの生涯
[CD1]
(1)交響曲第3番「オルガン付」
シャルル・ミュンシュ(指)、
ボストン交響楽団, ザムコヒアン(Org)、バーナード・ジゲラ(Pf)、
レオ・リトウィン(Pf)(1959年)
(2)チェロ協奏曲第1番 イ短調 op.33
ロストロポーヴィチ(Vc)、
サー・マルコム・サージェント(指)、
フィルハーモニア管弦楽団(1956年ステレオ)
(3)動物の謝肉祭
マルケヴィッチ(指)、フィルハーモニア管弦楽団、
ゲザ・アンダ、ベラ・シキ(ピアノ)(1954年モノラル)
[CD2]
(1)ピアノ協奏曲第4番 ハ短調 op.44
ジャンヌ=マリー・ダレ(Pf)、フランス国立ラジオ放送管弦楽団、
ルイス・フォルスティエ(指揮)(1955年モノラル)
(2)序奏とロンド・カプリチオーソop.28
マイケル・レビン(Vn)、フィルハーモニア管弦楽団、
アルチェオ・ガッリエーラ(指)(1956年モノラル)
(3)ピアノ三重奏曲/ラヴェル三重奏団(1985年ステレオ)
(4)ファゴット・ソナタ
クラウス・トゥーネマン(Fg)、リカルド・レケホ(Pf)(1990年ステレオ)




<CALLIOPE>
CAL 9396 \2180
プーランク:ぞうのババール(朗読:ジャン・ドゥ・ブリュンホフ)
クロード・ボリング:激しく吹き荒れる風(テキスト&歌:ロジャー・ランディ)
パスカル・ル・ゲルン(指揮)
ピカルディー管弦楽団
録音:2009年7月
ぞうのババールの愛らしいジャケットでお届けする、ぞうのババールの物語。
語りはフランス語ですが、フランス語初学者の方へのプレゼントとしても喜
ばれそうな1枚です。




<BIS>
BIS SA 1823(SACD-Hybrid) \2500
マルティン・フレストと仲間たち-アンコール集
(1)スクリャービン:前奏曲ロ短調 Op.16の1 
(2)J.S.バッハ=グノー:アヴェ・マリア 
(3)バッハ:無伴奏ヴァイオリンソナタ ト短調 BWV1001よりプレスト 
(4)ブラームス:調べのように私を通り抜ける Op.105の1 
(5)伝承曲:楽しくいこう 
(6)リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行 
(9)クライスラー:愛の喜び 
(10)メサジェ:コンク-ル小品 
(11)ラフマニノフ:ヴォカリーズ 
(12)ショパン:ノクターン Op.9の2 
(13)シューマン:あなたの顔は Op.127の2 
(14)モンティ:チャルダーシュ 
(15)ヒルボルイ:ピーコックモーメント 
(16)マルティン・フレスト:マルコム・アーノルドの主題による即興 
(17)チャップリン:スマイル 
(18)ヨラン・フレスト:カリンとマルティンのための婚礼ワルツ 
(19)ヘンリーソン:オフピステ 
(20)エーベ:ネイチャー・ボーイ
マルティン・フレスト(Cl)、ローランド・ペンティネン(Pf)、
マレーナ・エルンマン(Ms)、
トーレイヴ・テデーン(Vc)、クリスチャン・スヴァルフヴァル、
アサ・テデーン(Vn)、ヨラン・フレスト(Va)、
スヴァンテ・ヘンリーソン(Cb)、ヘルマン・ステファンソン、
ソルヴェ・キングステット(Cl)ほか
スウェーデンの名クラリネット奏者マルティン・フレストはシリアスな名作
の演奏はもとより、本国では歌って踊るステージや多彩なアンコールで非常
な人気があります。当アルバムではその一端を披露してくれるもので、ラフ
マニノフの「ヴォカリーズ」やクライスラーの「愛の喜び」のような定番か
ら、クレズマー音楽の「楽しくいこう」やナット・キング・コールの十八番
だった「ネイチャー・ボーイ」までを、ピアノのペンティネンやメゾソプラ
ノのエルンマン、チェロのテデーンといった豪華共演者と楽しんでします。
テクニックと音色の冴えもさることながら、そのエンターテナーぶり、日本
でも人気になりそうです。

BIS SA 1646(SACD-Hybrid) \2500
ウォルトン:
(1)交響曲第1番(1931/5)
(2)同第2番(1957/60)
オーワイン・アーウェル・ヒューズ(指)
リール国立管
20世紀イギリス音楽の大物ウィリアム・ウォルトンの交響曲2篇の最新録音。
ウォルトンの交響曲は華麗な管弦楽法で映画音楽のような迫力。BISの優秀
録音でこれまで味わったことのない豊麗な音の洪水に酔わされます。ウェー
ルズ人ヒューズこだわりの演奏は説得力満点。ウォルトン・ファン必携の1枚
です。

BIS SA 1540(SACD-Hybrid) \2500
ブリテン:
(1)弦楽四重奏曲第2番ハ長調
(2)3つのディヴェルティメント(1936)
(3)小組曲(1929)
(4)弦楽四重奏曲ニ長調(1931/74)
ブリテンはピアノの名手であると同時にヴィオラにもかなりの腕前を持って
いました。ゆえに彼の弦楽アンサンブルの書法は自然で効果満点、弾く者も
聴く者も喜ばせる要素を持っています。ここに収められた「小組曲」は16歳
の時の作で世界初録音。ブリテンの神童ぶりを証明してくれます。イギリス
期待の俊英エンペラーSQ、生き生きとした躍動感と緻密なアンサンブルが魅
力です。

BIS 1316 \2380
カレヴィ・アホ:
(1)ピアノと弦楽のための協奏曲(ピアノ協奏曲第2番)(2001/2)
(2)交響曲第13番(交響的気質)(2003)
オスモ・ヴァンスカ(指)
ラハティSO、アンティ・シーララ(Pf)
現在までに15篇の交響曲を作曲しているフィンランドの巨匠カレヴィ・アホ。
交響曲第13番は2003年に5周年を迎えたシベリウス・ホール(ラハティ交響楽
団の本拠地)を祝って作曲、同ホールの音響効果を追求しているそうです。
人間の気質を分類して描いているそうで興味津々。カップリングのピアノ協
奏曲はフィンランドの名手シーララーを想定して作曲されたもの。ここでは
もちろんシーララの演奏で堪能できます。




<DOREMI>
DHR 7920 \2080
MONO
エミール・ギレリス・レガシー Vol.8
(1)ヴラディゲロフ:小品集 Op.29より3曲[1950年セッション録音]
(2)バルトーク:6つのルーマニア民俗舞曲
(3)スメタナ:2つのポルカ[以上;1950年11月ライヴ録音]
(4)同:夢/ボヘミアの農民祭[1950年セッション録音]
(5)ラヴェル:優雅で感傷的なワルツ[1959年1月ライヴ録音]
(6)メンデルスゾーン:練習曲第3番イ短調 Op.104
(7)ショパン:「奥様、お手をどうぞ」による変奏曲 Op.2
(8)同:バラード第1番ト短調Op.23
(9)ハチャトゥリヤン:ピアノソナタ[以上;1963年2月ライヴ録音]
エミール・ギレリス(Pf)
これはギレリス・ファン落涙の新譜。かつてメロディアからLP発売されてい
たものの、それすら入手困難だった小品集が初CD化。ヴラディゲロフやスメ
タナといった、ブルガリア、チェコ、ハンガリーの民族色濃厚でピアニスティ
ックな宝石を胸がすくような名人芸で味あわせてくれます。しかしそれ以上
に驚きなのがハチャトゥリヤンのピアノソナタ。もともとギレリスの提唱で
ハチャトゥリヤンが創作欲を刺激され、彼の全面協力のもと生まれた力作。
初演もギレリスでしたが、まさか彼の録音が残っていたとは! これまで何
人かのピアニストが録音してはいるものの、どれもイマイチでしたが、よう
やく決定盤の登場です。「剣の舞」調のエネルギーとボルテージに満ちてい
て、ギレリスの鋼鉄のタッチがギラリとした光を放ちます。超オススメ。



<Zig Zag territories>
ZZT 100402 \2480
ショーソン(1855-1899):
愛と海の詩Op.19【水の花、間奏曲、愛の死】(ピアノと弦楽四重奏版)、
弦楽四重奏曲 ハ短調Op.35、終わりなき歌Op.37
サロメ・アレール(S)ニコラス・クルーガー(P) マンフレッド四重奏団
録音:2009年10月27-30日パリ、11区
フランス香気漂う「愛と海の詩」。通常はオーケストラ伴奏ですが、ここで
はピアノと弦楽四重奏による編曲版です。淡い色彩、得も言われぬ旋律の曲
線美、サロメ・アレールの甘美な歌唱は、夢のように美しいショーソンの世
界に引き込んでくれます。カップリングはショーソン最後の作品となった弦
楽四重奏曲。去っていった恋人への思いが切々と歌われる「終わりなき歌」
は室内楽伴奏で歌われています。

ZZT 090301 \2480
「天国と地獄の間で」
ゲラウ:1、6、11(「調和の詩」(1694)より)
マリン:2、3、4、5、7、8、9、10、12、13、14、15
(フィッツウィリアム写本より)
ラベリントス・インヘニオソス(ランベール・クリマン(T)、ペドロ・エステ
バン(Perc)、サビエ・ディアス=ラトーレ(G)[2006年マラガ、フリオ・カ
スタニョス製5弦ギター])
録音:2007年6月11&15日パリ、9区、ドイツ福音教会
ホセ・マリン(1618?-1699)は殺人と強盗の罪で実刑を受けたことがあるにも
拘らず、スペインを中心とするヨーロッパ各地で格別の評価を得ていた詩人、
作曲家で歌手です。フランシスコ・ゲラウ(17世紀中頃-18世紀初頭)はマリン
よりやや後の、修道士、作曲家でギター奏者です。その作品は17世紀スペイ
ン最良のギター音楽という評価を得ています。
17世紀初頭、フェリペ2世のもと最盛期を迎えたスペインですが、その黄金世
紀は半ばに終焉を迎え、世紀末にはハプスブルク家の血統が途絶え、スペイ
ン継承戦争が勃発します。激動の時代を生き抜き、高い評価の作品を残した
マリンは17世紀スペインを体現する作曲家。アルバムは3部に別れ、まさに
楽しみから悲しみへと向かうように構成されています。

ZZT 100501 \2480
『詩的な音楽…そしてトポグラフィック・ロング・レンジ』
トビアス・ヒューム:
「ヒューム大佐の詩的な音楽」、「エア集 第1巻(音楽の諧謔)」より抜粋
エリック・フィッシャー:
ヴィオラ・ダ・ガンバのための「Topographic Long-Range(トポグラフィック
・ロング・レンジ)」
マリアンヌ・ミュレ(Gamb)リアム・フェンリー(Gamb) 
パウ・マルコス・ヴィセンス(Gamb)
トビアス・ヒュームは、ヒューム大佐としても知られ、リュート音楽全盛の
当時のイギリスでソロ楽器としてヴィオラ・ダ・ガンバの可能性広げた作曲
家。現在ヴィオラ・ダ・ガンバのレパートリーには欠かすことが出来ない作
曲家の一人。このアルバムには、ヒュームが出版した曲集「ヒューム大佐の
詩的な音楽」(1607)と、「エア集 第1巻」(1605)の中から12曲が収められて
います。演奏はエスペリオンXX、シャペル・ロワイヤル、アカデミア、また
自身の新鋭グループ、アンサンブル・スピラーレを率いて積極的な活動を行
っているガンバ奏者マリアンヌ・ミュレ。柔らかな極上の音色と抜群のテク
ニックで聴かせてくれます。
また現代の作曲家エリック・フィッシャーのヴィオラ・ダ・ガンバのための
作品を収録。エリック・フィッシャーは、これまでに200曲以上の作品を書き、
そのジャンルは多岐にわたっています。フィッシャーは、ヴィオラ・ダ・ガ
ンバの作品を新しく作曲することは、昔の楽器への郷愁で書くのではなく、
ヴィオラ・ダ・ガンバの音色に魅せられ、またヒュームの音楽のヒントを得
て今日の楽器として再び作曲したと語っています。
奇才ヒュームが過去と現在で交錯するようなアルバムです。

ZZT 100401 \2480
オリヴィエ・グレフ(1950-2000):
2つのチェロのためのソナタ「アジャンクールの戦い」
弦楽四重奏曲第2番(3つのシェイクスピアのソネットによる)
アラン・ビュエ(B)パトリック・ランゴ(Vc)アニエス・ヴェスターマン(Vc)
アンサンブル・シントニア
録音:2009年11月10-13日パリ、11区
オリヴィエ・グレフはポーランド系ユダヤ人でフランスの作曲家。グレフの
父親はアウシュヴィッツからの生還者の一人で、そのことは彼の作風に大き
な影響を与えています。9歳の時に最初の作品を発表し、パリ音楽院とジュリ
アード音楽院で学び、ベリオに師事。グレフの音楽はブリテンやショスタコ
ーヴィチのような20世紀後半の音列を用いていますが、それに加え独自の民
俗音楽の要素を追求しています。
パトリック・ランゴらは生前のグレフと親交があり、このアルバムもグレフ
の意思を継いだ形で作成されました。
2つのチェロのためのソナタ「アジャンクールの戦い」は、ワルシャ・ゲット
ーの歌、ジョン・キーツの詩、シャコンヌなどからの影響を受けた4つの楽章
からなる作品。また弦楽四重奏曲第2番はシェイクスピアノの第71、73、146
番の3つのソネットを題材とした弦楽四重奏曲。

ZZT 090903 \2480
ペイロール/トルバドゥールの音楽-マルセイユ、ダマス、イェルサレム
1.Coras Que.M Fezes Doler
2. Per Dan Que D'Amor Mi Veigna
3. Atressi Co.L Signes Fai
4. Del Sieu Tort Farai Esmenda
5. En Joi Que.M Demora
6. Quant Amors Trobet Partit
7. Mainta Gens Mi Malrazona
8. Camjat Ai Mon Cinsirier
9. D'Un Bon Vers Vau Pensan Com Lo Fezes
10. Tot Mon Engeing E Mon Saber
11. Si Be.M Sui Loing Et Entre Gent Estraign
12. Ben Dei Chantar Puois Amors M'O Enseigna
13. Mout M'Entremis De Chantar Voluntiers
14. M'Entencion Ai Tot' En Un Vers Mesa
15. D'Un Sonet Vau Pensan
16. Nuills Hom No S'Auci Tan Gen
17. D'Eissa La Razon Qu'ieu Suoill
ラ・カメラ・デッレ・ラクリメ  ブリュノ・ボヌール
録音:2009年3月30日、4月2日ノートル=ダム・ド・ボン・スクール病院礼拝堂
オーヴェルニュ地方には、12世紀に建てられたロマネスク様式の教会建築が
多く点在し、当時文化の中心でありました。吟遊詩人ペイロールは1160年頃
のペイロール城に生まれたオーヴェルニュの貧しい騎士で、1185年頃から吟
遊詩人として活動していたよう。1202年頃までクレルモンでダルフィ・ダル
ヴェルに仕えていたと言われています。「Quant Amors Trobet Partit(愛の
神は立ち去るのを見て)」がペイロールの代表作。十字軍に参加するか、それ
ともダルフィ・ダルヴェルに仕えるべきか、愛の神と討論する歌です。

ZZT 100403 2枚組 \3780
マルク・モネ:
Bosse, cr?ne ras?, nez crochu
Imaginary travel
Epaule cousue, bouche ouverte, coeur fendu
テディ・パパヴラミ(Vn)ダニエル・グローガー(CT)
ディミトリ・ヴァッシラキス(P) ジェラルディーヌ・デュトロンシー(P)
クール・シルキュイ、 ピエール=アンドレ・ヴァラード
マルク・モネは1947年パリ生まれ。パリ音楽院を中退後、アルゼンチン、ド
イツと拠点を移し、現代音楽、前衛作品を数多く発表。作曲をマウリシオ・
カーゲルに師事。エレクトロニクスを駆使したユーモア色の強い作風で知ら
れています。




<Medici arts>~Euro Arts
20 72528(DVD-Video) 2枚組 \4800
字幕:英独仏
プフィッツナー:「パレストリーナ」
+ボーナス:メイキング映像
クリストファー・ヴェントリス(T パレストリーナ)
ファルク・シュトルックマン(Br カルロ・ボロメオ)
ピーター・ローズ(Bs 教皇ピウス4世)
ミヒャエル・フォレ(Br ジョヴァンニ・モローネ)
ジョン・ダスザック(T ベルナルド・ノヴァジェリオ)
ロラント・ブラハト(Bs クリストフ・マトルシュト)
スティーヴン・ヒュームズ(Bs ロートリンゲンの枢機卿)
ヴォルフガング・コッホ(Br ルーナ伯爵)
クリスティアーネ・カルク(S イギーノ)
クラウディア・マーンケ(Ms シッラ)
ほか
シモーネ・ヤング(指)
バイエルン国立管弦楽団,バイエルン国立歌劇場合唱団
演出:クリスティアン・シュテュックル
舞台美術,衣装:シュテファン・ハーゲナイアー
照明:ミヒャエル・バウアー
収録:2009年7月10,14日,ミュンヘン
19世紀末から20世紀前半の激動の時代を生き抜いたハンス・プフィッツナー
(1869-1949)は、20世紀前半においてもロマン主義を堅持し、かつ「ドイツ精
神とはなんぞや」という命題を持ち続けていた、非常に個性的な作曲家でし
た。その代表作が「パレストリーナ」。3時間を越す長大な作品で、しかも恋
愛沙汰のまるでない地味な物語なので上演は稀ですが、ドイツ、オーストリ
アでは時折かなり力の入った上演があります。
この上演は2009年7月にバイエルン国立歌劇場で上演されたもの。ハンブルク
国立歌劇場の音楽監督として高い評価を得ているオーストラリア出身の指揮
者、シモーネ・ヤングが見事に音楽をまとめ上げています。タイトルロール
のヴェントリスは英国のテノール。バイロイト音楽祭でのパルジファルが好
評で、今ヘルデンテノールとして人気急上昇、バイロイトではジークフリー
ト役も内定しているとの噂。さらに重要な役どころのボロメオには、円熟の
ワーグナー・バリトン、シュトルックマン。教皇ピウス4世には、東京・春・
音楽祭での「パルジファル」でアンフォルタスを歌ったローズ。さらに英国
の個性派テノール、ダスザック、ブラハトなど実力者が多数配されています。
シュテュックルは1961年生まれのドイツの演出家。2002年からミュンヘン国
民劇場のインテンダントを務めており、また十年に一度上演されるオーバー
アマガウの受難劇の演出を担当していることでも知られています。シュテュ
ックルの舞台は、時代劇にすることを慎重に避けつつ、しかし安易に現代化
することもなく、丁寧にプフィッツナーの提示する問題点を浮き彫りにした
もの。新聞評でも絶賛されました。音だけだと飲み込みづらい作品も、映像
は理解の大きな助けになります。3時間見終えた後には大きな充実感が残る
ことでしょう。ボーナスとしてメイキング映像を9分収録。
※第2幕の前奏曲でピット内のヤングが映し出される二箇所で映像に乱れが
ございます。また第2幕56分過ぎで映像音声が一瞬止まるところがあります。
ご了承ください。

20 52238(DVD-Video) \3750
字幕:伊英独仏
モーツァルト:「コジ・ファン・トゥッテ」
ドロテア・レッシュマン(S フィオルディリージ)
カタリーナ・カンマーローアー(Ms ドラベッラ)
ダニエラ・ブルエラ(S デスピーナ)
ウェルナー・ギューラ(T フェランド)
ハンノ・ミュラー=ブラッハマン(Bs-Br グリエルモ)
ロマン・トレケル(Br ドン・アルフォンソ)
ダニエル・バレンボイム(指)
ベルリン国立歌劇場管弦楽団,ベルリン国立歌劇場合唱団
演出:ドリス・デーリエ
収録:2002年9月,ベルリン
近年の「コジ・ファン・トゥッテ」の人気はすごく、多種多様な舞台で楽し
まれています。それだけこの作品が現代に訴えかけるものが大きいというこ
とでしょう。ベルリン国立歌劇場では、映画監督として知られるデーリエの
大胆に現代化した演出が話題となりました。ことにフェランドとグリエルモ
が'70年代ヒッピー姿になって「解放された愛」へと誘うというアイデアは見
事に作品の本質を突いています。もちろんバレンボイム率いるオーケストラ
や、レッシュマン、ギューラ、トレケルといったバロック音楽でも活躍して
いる歌手たちの新鮮な歌は充実。刺激のある「コジ・ファン・トゥッテ」を
お望みならお勧めです。




<Coviello>
COV 20911 2枚組 \4600
デ・マーヨ:「アレッサンドロ」
ラース・メラー(Br アレッサンドロ)
マリ=ベル・サンディス(Ms ポーロ)
コルネリア・プタセク(S クレオフィーデ)
イリス・クプケ(S エリッセーナ)
カタリーナ・ゲレス(S ガンダルテ)
グンドゥラ・シュナイダー(Ms ティマージェネ)
チート・チェッケリーニ(指)
マンハイム国立劇場管弦楽団
録音:2008年9月25-27日,2009年5月25,26日,マンハイム
幻の傑作、ジャン・フランチェスコ・デ・マーヨ(1732-1770)のオペラ・セリ
ア「アレッサンドロ」が復活しました。デ・マーヨはナポリ生まれ。彼の父
親は後にナポリの宮廷楽長に昇進する作曲家。父に学んだデ・マーヨは、宮
廷付教会のオルガニストを務めた後、1759年に最初のオペラをローマで発表、
これが大成功を収め、一躍人気作曲家になり、各地を巡るようになります。
しかし生来病弱だったデ・マーヨは、わずか38歳で結核のために亡くなって
しまいました。
「アレッサンドロ」は1766年にマンハイムで初演されたオペラセリア。
この世界初録音は、初演縁の地マンハイムでの世界初録音です。ライヴでは
なくセッション録音で、レチタティーヴォがほとんど省略された音楽だけの
収録です。タイトルロールのメラーは、1978年生まれのデンマークの若手バ
リトン。マンハイム国立劇場のメンバーで、モーツァルトのバリトン役を得
意としています。サンディスはマルセイユ生まれのフランスのメッゾソプラ
ノ。2003年からマンハイム国立劇場に所属し、バロックからミュージカルま
でありとあらゆるメッゾ役を歌って活躍、2006年にはザルツブルク音楽祭に
も出演しました。プタセクはミュンヘン生まれのソプラノ。2005年からマン
ハイム国立劇場のメンバーに加わり、ヒロインとして活躍しています。チェ
ッケリーニは1973年、ミラノ生まれの指揮者。現代音楽を得意としているこ
とで知られており、ここでも切れ味鮮やかな音楽でデ・マーヨの音楽を蘇ら
せています。




<Profil>
KDC 5088 \2450
解説書付き
Summer Song
マルコム・アーノルド(1921-2006):オーボエとピアノのためのソナチネ
アミルカーレ・ポンキエッリ(1834-1886):カプリッチョ
ミゲル・デル・アグイラ(1957-):サマー・ソング
アントニオ・パスクッリ(1842-1924):
ドニゼッティの歌劇「ラ・ファヴォリータ」の主題による協奏曲
ガブリエル・ピエルネ(1863-1937):セレナード
渡辺克也(Ob)、デヴィッド・ジョンソン(Pf)
録音:2009年6月11-13日/イエス・キリスト教会(ベルリン)
国際的オーボエ奏者 渡辺克也またも快挙
「あなたの卓越したテクニックと稀有な音楽性で、オーボエという楽器の魅
力を広く世に広めて下さい。そして、オーボエの為に書かれた作品に光を充
て、正当な評価を確立すること。それが史上屈指の名手であるあなたに課せ
られた使命だと思います」という私達の願いを、渡辺克也は着実に果たして
くれているように思う。2年前にリリースされて世界中の話題になった名盤”
Impression”に続く快挙である。(中野 雄)

<CORO>
COR 16077 \1350
儀式と祈り テューダー朝のための音楽
単旋律聖歌:来たれ、聖霊、創造主よ[Veni, Creator Spiritus]
ウィリアム・バード(1540頃-1623):
聖なる賛美のうちに[Laudibus in sanctis]
ジョン・シェパード(?-1559?):
厳かなる犠牲は喜びとともに[Sacris solemniis iuncta sint gaudia]
トマス・タリス(1505頃-1585):世の救い主であるイエス、御父の言葉よ
[Jesu Salvator saeculi, Verbum Patris]
ジョン・シェパード:
人生の真中、私たちは死のうちにある[Media vita in morte sumus]
トマス・タリス:私たちを憐れんでください[Miserere nostri]
ウィリアム・バード:主よ、私たちは待ち望む[Domine, praestolamur]
トマス・タリス:今やキリストは天に昇り[Iam Christus astra ascenderat]
ウィリアム・バード:この日こそ[Haec dies]/私は不幸だ[Infelix ego]
シックスティーン(合唱)
ハリー・クリストファーズ(指揮)
録音:2009年10月、ロンドン、ゴスペル・オーク、
オール・ハロウズ(諸聖人)教会
テューダー朝の三大作曲家によるラテン語テキストの教会合唱作品集。

COR 16082 \1350
ディートリヒ・ブクステフーデ(1637頃-1707):
カンタータ「私たちのイエスの肢体」BuxWV75
シックスティーン
キャロライン・サンプソン、リビー・クラブトリー(ソプラノ)
ロビン・ブレイズ(カウンタテナー)
ジェイムズ・ギルクリスト(テノール)
サイモン・バーチャル(バス)
デイヴィッド・ウッドコック、ウォルター・レイター(ヴァイオリン)
ジェーン・コー(チェロ) ポール・ニコルソン(室内オルガン)
エリザベス・ケニー(テオルボ)
リチャード・キャンベル、スザンナ・ペル(トレブル・ヴィオル)
イモジェン・セズ=スミス、市瀬礼子(バス・ヴィオル)
リチャード・ブーズビー(大型バス・ヴィオル)
ハリー・クリストファーズ(指揮)
録音:2000年2月7-9日、ロンドン、ハムステッド・ガーデン・サバーブ、
聖ジュード教会
初出:Linn, CKD 141
北ドイツ・バロック音楽を代表する作曲家ブクステフーデによる、十字架に
かけられたイエスの体の各部(足、膝、手、脇腹、胸、心臓、顔)に語りかけ
慈しむ7つのレテン語カンタータ連作。合唱を用いず声楽パートを各1人で歌
い通しています。

COR 16080 12枚組 \7450
ヘンデル・コレクション
ヘンデル(1685-1759):
オラトリオ「サムソン」 〔COR 16008(3CD)〕
オラトリオ「エジプトのイスラエル人」 〔COR 16011〕
オラトリオ「エステル」 他 〔COR16019(2CD)〕
ヒーローとヒロインたち オペラ・アリア集 〔COR 16025〕(*)
オラトリオ「アレクサンダーの饗宴」 他 〔COR 16028(2CD)〕
愛の妄想 イタリア語の世俗カンタータ集 〔COR 16030〕(+)
忠実と貞節 イタリア語カンタータ集 〔COR 16045〕(#)
戴冠式アンセム 他 〔COR 16066〕
サラ・コノリー(ソプラノ(*))
アン・マレー(メゾソプラノ(+))
エリン・マナハン・トマス(ソプラノ(#)) 他
シックスティーン(合唱&管弦楽)
シンフォニー・オヴ・ハーモニー&インヴェンション
既発売商品をスリップケースに収納したボックス・セット。12枚で5枚半分の
価格。




<STRADIVARIUS>
STR 33587 \2080
アドリアーノ・バンキエーリ(1568-1634):
3声のカンツォネッタ集第3巻(1600年ミラノ刊)から
「楽しい研究」(マドリガル・コメディ)
3声のカンツォネッタ集第4巻(1601年ヴェネツィア刊)から
「音楽の変容」(マドリガル・コメディ)
デリティエ・ムジケ
ラッファエーレ・ガンガーレ(語り)
マルコ・ロンギーニ(指揮)
イタリアのボローニャに生まれた多才な作曲家バンキエーリの2つのマドリガ
ル・コメディ(物語を形成する連作マドリガーレ)を収録。

STR 33840 \2080
ジョルジョ・フェデリコ・ゲディーニ(1892-1965):
フルートと管弦楽のための協奏ソナタ(1958)
協奏曲「アルデリーナ」(フルート、ヴァイオリンと管弦楽のための;1950)(*)
協奏曲「ベルプラート」(ヴァイオリンと管弦楽のための;1947)(*)
フランチェスコ・パッリーノ(ヴァイオリン)
ステファノ・パッリーノ(フルート)
ステシコロス室内管弦楽団
フランチェスコ・ディ・マウロ(指揮)
ゲディーニはイタリアのクーネオに生まれマルコ・エンリコ・ボッシ(1861-
1925)に師事した作曲家・指揮者・教育者。ミラノ音楽院長等を務め、ルチア
ーノ・ベリオ(作曲家)、クラウディオ・アバド(指揮者)らを輩出しました。
(*)世界初録音。

STR 33860 \2080
無言歌 フルートとピアノのための音楽
カッチーニ(1545年頃-1618):アマリッリ
ドビュッシー(1862-1918):シリンクス
ブゾーニ(1866-1924):アルバムの綴り
メンデルスゾーン(1809-1847):無言歌 Op.30 Nos.1,3,6
ジェルジ・クルターク(1926-):ドロローソ
オネゲル(1892-1955):ロマンス
マラン・マレ(1656-1728):スペインのフォリア
ジャック・デブリエール(1925-):異国風の5つの小品
マグヌース・ブロンダル・ヨウハンソン(1925-):孤独
エルランド・フォン・コック(1910-2009):カンティレーナ
フォーレ(1845-1924):小品
マリオ・カローリ(フルート)
中山敬子(ピアノ)

STR 33863 \2080
森の言葉 木製打楽器独奏のための作品集
サルヴァトーレ・シャッリーノ(1947-):
森と言葉[Il legno e la parola](マリンボーネのための;2004)(*)
ジョン・ケージ(1912-1992):
Child of tree for amplified plants / Silence I
Branches I for amplified plants / Silence II
Branches II for amplified plants / Silence III
ジャチント・シェルシ(1905-1988):Maknongan(マリンバのための;1976)
シモーネ・マンクーゾ(打楽器)
(*)世界初録音。




<ARS PRODUKTION>
ARS 38060(SACD-Hybrid) \2700
ヨハン・ヴィルヘルム・ヴィルムス(1772-1847):
ヴァイオリン・ソナタ ホ長調 Op.11
ヴァイオリン・ソナタ変ロ長調 Op.29
ピアノ三重奏曲ハ長調(*)
ヴェルナー・フォン・シュニツラー(ヴァイオリン)
ヤクプ・ティルマン(チェロ(*))
コスミン・ボエル(ピアノ)
録音:2009年9月、ヴッパータール(ドイツ)、インマヌエル教会
ドイツに生まれオランダに移住して活躍した作曲家ヴィルムスの作品集。モ
ダーン楽器使用。

ARS 38068(SACD-Hybrid) \2700
アーベル、グラーフ:チェロ協奏曲&シンフォニア集
カール・フリードリヒ・アーベル(1723-1787):チェロ協奏曲ハ長調(*)
クリスティアン・エルンスト・グラーフ(1723-1804):
シンフォニア第1番/チェロ協奏曲第2番ニ長調(*)
シンフォニア第3番/チェロ協奏曲第1番ニ長調(*)
クラウス=ディーター・ブラント(チェロ(*))
ラルパ・フェスタンテ
録音:2009年5月、アイヒェンツェル(ドイツ)、ファザネリー城
グラーフは1762年以降オランダのハーグで活躍した作曲家・指揮者。ピリオ
ド楽器使用。クラウス=ディーター・ブラントはライナー・ツィパーリング等
に師事したドイツのチェリスト。

ARS 38075(SACD-Hybrid) \2700
幽冥界のオペラ・ファンタジア
マルシュナー(1795-1861)/グスタフ・ゴルト編曲/
ロマンティック四重奏団編曲:オペラ「吸血鬼」序曲
ベートーヴェン(1770-1827)/不詳者編曲(19世紀)/
ロマンティック四重奏団編曲:
ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調「月光」Op.27 No.2 より 第1楽章「幻想曲風」
コルンゴルト(1897-1957)/レオ・アルトク編曲/
ロマンティック四重奏団編曲:オペラ「死の都」による大幻想曲
オッフェンバック(1819-1880)/カール・ビンダー(1816-1860)/
レオポルト・ヴェニンガー編曲/ロマンティック四重奏団編曲:
オペレッタ「地獄のオルフェウス(天国と地獄)」序曲
R・シュトラウス(1864-1949):/エミール・タヴァン編曲/
ロマンティック四重奏団編曲:
オペラ「ナクソス島のアリアドネ」による大幻想曲
マイアベーア(1791-1864)/アドルフ・シュライナー編曲/
ロマンティック四重奏団編曲:オペラ「悪魔ロベール」の動機による幻想曲
ロマンティック四重奏団
ワシーリー・ヴォローニン(ヴァイオリン(*)) 
エドワード・ジョン・セモン(チェロ(+))
ヨアヒム・ディースナー(ハルモニウム(#)) 
マルクス・メルクル(ピアノ(**))
録音:2009年12月、ホンラート(ドイツ)、福音教会
使用楽器:
2005年、クリスティアン・エリクソン製
(モデル:ヨゼフ・ヨアヒムのストラディヴァリ)(*)
1922年、ミラノ、ジュゼッペ・オルナーティ製(+)
1867年頃、パリ、ドバン[Debain]製(#)/1910年、ヘルムホルツ製(**)
「あの世」にかかわりを持つ音楽をユニークな編成とピリオド楽器?で演奏
した興味深いアルバム。

ARS 38077(SACD-Hybrid) \2700
クラリネット物語 クラリネットとピアノのための音楽
アウグスト・ヘンドリク・ヴィンディング(1835-1899):3つの小幻想曲 Op.19
カール・ライネッケ(1824-1910):序奏とアレグロ・アパッショナート Op.256
ウェーバー(1786-1826):シルヴァーナ変奏曲 Op.33
シューマン(1810-1856):3つのロマンス Op.94
ノルベルト・ブルグミュラー(1810-1836):二重奏曲 Op.15
カール・ゴットリープ・ライシガー(1798-1859):華麗な二重奏曲 Op.130
[ボーナス・トラック(SACD層のみに収録)]
ハインリヒ・ヨゼフ・ベールマン(1784-1847):アダージョ
ザビーネ・グロフマイアー(クラリネット)
トラ・ングイェン(ピアノ)
録音:2010年2月20-23日、ヴッパータール(ドイツ)、インマヌエル教会
ザビーネ・グロフマイアーはドイツのマールに生まれ、ハンス=ディートリヒ
・クラウス、フリッツ・ハウザー、シュテファン・シリング、エドゥアルト
・ブルンナー等に師事したクラリネット奏者。トラ・ングイェンはベトナム
のハノイに生まれ、モスクワとロンドンで学んだピアニスト。

ARS 38078(SACD-Hybrid) \2700
台のピアノ、ピアノ四手連弾のために編曲されたフランクの作品集
フランク(1822-1890)/
エセル・バートレット&ラエ・ロバートソン編曲:
前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18
(原曲:オルガン;1868/編曲:2台のピアノ;1951)
ヴィリヤ・ポスクテ&トマス・ダウカンタス編曲:
「オルガニスト」より 11曲
(原曲:ハルモニウム;1980/1891/編曲:ピアノ四手連弾)(*)
アンリ・デュパルク(1848-1933)編曲:幻想曲第1番ハ長調 Op.16
(原曲:オルガン;1868/編曲:2台のピアノ;1908)(*)
アンリ・デュパルク編曲:カンタービレ ロ長調
(原曲:オルガン;1878/1883/編曲:2台のピアノ;1908)(*)
アルフレド・コルトー(1877-1962)編曲:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
(原曲:ヴァイオリンとピアノ;1886/編曲:ピアノ四手連弾;1904)(*)
ヴィリヤ・ポスクテ、トマス・ダウカンタス(ピアノ)
録音:2010年1月23-24日、ビューラハ(スイス)、ムジーク・フーク、
フリューゲルザール
ピアノ・マニアなら聴き逃せない内容。(*)世界初録音。

<ENCHIRIADIS>
EN 2025 \2250
セルマ アントネッロ
バルトロメ・デ・セルマ・イ・サラベルデ(1580/1590-1638):
バレット/カンツォン第1番
サンティアゴ・デ・ムルシア(1682-1737頃):パロテアド
バルトロメ・デ・セルマ・イ・サラベルデ:
カンツォン第4番(カント・ソロ)/コッレンテ第3番
カンツォン第4番(2つのカント)/野山は花のにぎわい(バスとソプラノ)
2声のカンツォン/カンツォン第3番(カント・ソロ)
野山は花のにぎわい(バス・ソロ)/パサカリェ(即興)
カンツォン第2番/スザンナ・パッセジャータ
ガリャルダ-コッレンテ第1番-コッレンテ/カンツォン第3番(2つのカント)
アントネッロ
濱田芳通、アントニオ・カリーリョ(リコーダー)
石川かおり(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ラファエル・ボナビータ(バロックギター)
西山まりえ(チェンバロ)
録音:2008年8月、マドリード県グアダラマ
バルトロメ・デ・セルマ・イ・サラベルデはスペインの修道士・ファゴット
奏者・作曲家。ファゴットの名手としてオーストリアの大公レオポルトの宮
廷に仕えた後(おそらく)ブレスラウ(現ポーランドのヴロツワフ)の司教カー
ル・フェルディナントに仕え、現存する唯一の曲集「通奏低音と1つ、2つ、
3つまたは4つの楽器によるカンツォン、ファンタジア、コッレンテ集第1巻」
(1638年ヴェネツィア刊)を司教に献呈しました。濱田芳通率いるアントネッ
ラはこの曲集から難易度の高いカント(ソプラノ)ソロ+バスやバス・ソロの
ための楽曲を敢えて選び、抜群のテクニックを披露しています。

<RADIOSERVIS>
CR 0440-2 \1780
エドヴァルト・シファウエル:
子供のためのオペラ「鳥を返して、ハストルマン」
ディスマン放送児童合唱団
ペトル・マトゥシェク(合唱指揮、ハルストマンのルツィアン役)
アルヒオニ・プルス(器楽アンサンブル)
ミハル・マツォウレク(指揮)
チェコの作家イヴァン・ビナル(1942-)のテキスト(童話?)による作品。
「ハルストマン」とはチェコにおけるいわゆるブギーマン(子供たちが存在を
信じて怖がる想像上の怪物)のこと。ブックレット等の表記はチェコ語のみ
です。

CR 0443-2 2枚組 \2650
ヨハン・シュトラウスII(1825-1899):オペレッタ「こうもり」(チェコ語訳版)
ズデニェク・シュヴェフラ(テノール:マリナ[アイゼンシュタイン])
ミラダ・シュブルトヴァー(ソプラノ:ロザリンデ)
スタニスラヴァ・ソウチコヴァー(ソプラノ:アデーレ)
ミラン・カルピーシェク(テノール:アルフレート)
インドジフ・ヤンダ(俳優:弁護士[ブリント])
ミロシュ・ザヴジェル(俳優:ファルケ博士)
ヤロスラフ・ホラーチェク(バス:刑務所長[フランク])
エヴァ・シェンコヴァー(俳優:イーダ)
フランチシェク・ヴォボルスキー(俳優:オルロフスキー公爵) 他
プラハ放送合唱団&交響楽団
アロイス・クリーマ(指揮)
録音:1968年9月30日、プラハ、チェコ放送スタジオA ADD
チェコスロヴァキア国営ラジオ放送番組のための録音。チェコ放送により2008
年10月15日にデジタル再構成されたとの表記があります。

CR 0455-2 \1780
ルボシュ・スルカ(1928):子供のためのピアノ曲集
ちょっとの間ピアノを/ピアノ小組曲/ゲームと夢/帰宅/春と子供
ピアノ小品第1集/同第2集/同第3集/同第4集
イヴァン・クラーンスキー(ピアノ)
チェコ作曲家協会、チェコ音楽家・音楽学者協会会長を務めたチェコの作曲家
ルボシュ・スルカが書いた一曲一曲がたいへん短いピアノ小品集。全80ピース
を収録。
録音:2001-2008年、プラハ、チェコ放送スタジオ

CR 0460-2 \1780
三和音 クカル、フルニーク:バリトンのための作品集
ルカーシュ・フルニーク(1967-)/ペトル・チェンスキー:
アリア「天使たち」から 音、音、音!(*)
オンドジェイ・クカル(1964-):古代中国の歌 Op.5(バリトンとピアノのための)(+)
ルカーシュ・フルニーク:カフカの瞑想(バリトン、ハープと弦楽のための)(#)
オンドジェイ・クカル:狂った兵士の歌(バリトンと管弦楽のための)(**)
ルカーシュ・フルニーク:カンタータ「誰が信じるのか?」
(オルガン、児童合唱とバリトンのための)(++)
オンドジェイ・クカル:来たれ、聖霊よ Op.21(バリトンと管弦楽のための)(##)
ロマン・ヤナール(バリトン)
プラハ放送交響楽団(*/**)ヤン・クチェラ(指揮(*))
ペトル・イジーコフスキー(ピアノ(+))
BERG管弦楽団(#) ペテル・ヴラーベル(指揮(#))
ヤン・カルフス(オルガン(++))
キューン児童合唱団(++) イジー・フヴァーラ(指揮(++))
チェコ室内管弦楽団(##) オンドジェイ・クカル(指揮(**/##))
録音:2009年(*)、2000年(+)、2006年(#/**)、
プラハ、チェコ放送スタジオ(*/+/#/**)
2001年(++)、2007年、ライヴ(##)、プラハ、ストラシュニツェ教区教会(++/##)
ビロード革命(1989年11月、チェコスロヴァキアの民主化革命)の直後に知り合
って以来、クカル、フルニークがバリトンのヤナールのために曲を書くという
プロジェクトを継続しています。

CR 0466-2 \1780
チェコの三大テノール
ベノ・ブラフト(1913-1985)(*)
プッチーニ:「ボエーム」、ヴェルディ:「トロヴァトーレ」、
レオンカヴァッロ:「道化師」、モーツァルト:「後宮からの逃走」、
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」、
カレル・コヴァジョヴィツ(1862-1920):「犬頭人」、スメタナ:「秘密」から
イヴォ・ジーデク(1926-2003)(+)
グノー:「ファウスト」、ドヴォルジャーク:「ジャコバン党員」、
スメタナ:「ダリボル」、ワーグナー:「ローエングリン」、
プッチーニ:「トゥーランドット」、「トスカ」、
ヤナーチェク:「イェヌーファ」から
オルドジフ・コヴァーシュ(1907-1967)(#)
スメタナ:「売られた花嫁」、「悪魔の壁」、
ヴィレーム・ブロデク(1834-1874):「井戸の中」、
チャイコフスキー:「エフゲニー・オネーギン」
ベノ・ブラフト、イヴォ・ジーデク、オルドジフ・コヴァーシュ(テノール)
リブシェ・ドマニーンスカー、アントニエ・デニグロヴァー(ソプラノ)
プラハ放送合唱団&交響楽団 プラハ国民劇場管弦楽団
プラハ・スメタナ劇場管弦楽団
フランチシェク・ディク、イジー・ピンカス、ルドルフ・バシャタ、
アロイス・クリーマ、
ヨセフ・クヒンカ、アントニーン・ヴィプレル、ズデニェク・ハラバラ、
ヤン・フス・チヒ(指揮)
録音:1951-1974年(*)/1958-1984年(+)/1950-1965年(#) ADD、
モノラル&ステレオ
音源:チェコスロヴァキア放送(コヴァーシュの1曲のみSupraphon)
チェコ語による歌唱。

CR 0477-2 \1780
マリエ・ポドヴァロヴァー(1909-1992) オペラ・リサイタル
スメタナ(1824-1884):「リブシェ」、「ダリボル」、「二人の未亡人」、
ドヴォルジャーク(1841-1904):「アルミダ」、
ズデニェク・フィビフ(1850-1900):「シャールカ」、
ヤナーチェク(1854-1928):「イェヌーファ」から
マリエ・ポドヴァロヴァー(ソプラノ)
ルドミラ・チェルヴィンコヴァー、マリア・タウベロヴァー(ソプラノ)
マルタ・クラーソヴァー(アルト)
ベノ・ブラフト、オタカル・マサーク(テノール)
プラハ放送合唱団&交響楽団
アロイス・クリーマ、フランチシェク・ディク、カレル・アンチェル、
カレル・ネドバル(指揮)
録音:1949-1953年(一部不詳)、プラハ、チェコ放送スタジオ AAD、モノラル

CR 0478-2 \1780
スメタナ(1824-1884):ピアノ作品集
チェコ舞曲第1集(1877)/チェコ舞曲第2集(1879)
スケッチ集 Op.4(1848-1857)/スケッチ集 Op.5(1848-1857)
ヴェラ・ジェプコヴァー(ピアノ)
録音:1959年、プラハ、チェコ放送スタジオ AAD、モノラル
ヴェラ・ジェプコヴァー(1910-1990)はスメタナのピアノ音楽の普及に尽力し
たチェコのピアニスト。

CR 0481-2 \1780
Hudbaby 君を待つ
マルケータ・ドヴォジャコヴァー(1977-):
君を待つ(弦楽四重奏曲のための;2008)
カテジナ・ルージチコヴァー(1972-):
君を待つ!(メゾソプラノ、シロフォンと弦楽四重奏曲のための;2008)
ペトラ・ガヴラソヴァー(1976-):
待っている間に(弦楽四重奏曲とエレクトロニクスのための;2008)
ヤナ・バジンコヴァー(1981-):…そしてわかっている、君は来ると…
(ヴィブラフォンと弦楽四重奏曲のための;2008)
レンカ・キリス(1971-):いちばんかわいい天使
(メゾソプラノ、シロフォンと弦楽四重奏曲のための;2008)
カプラロヴァ弦楽四重奏団
ヴェロニカ・パノホヴァー(第1ヴァイオリン) 
シモナ・フルニーコヴァー(第2ヴァイオリン)
カロリーナ・ストラシロヴァー(ヴィオラ) シモナ・ヘチョヴァー(チェロ)
ルツィエ・スレパーンコヴァー(メゾソプラノ)
マルチン・オプルシャール(ヴィブラフォン、シロフォン)
録音:2009年12月、チェコ放送ブルノ支局スタジオ1
チェコの女性作曲家グループ「Hudbaby
(Musicrones)」の5人がヤナーチェクのピアノ小品「君を待つ」にインスパイ
アされた新作を収録。カプラロヴァ弦楽四重奏団も全員が女性。

CR 0493-2 \1780
ニコラウス・クラフト(1778-1853):
チェロ協奏曲第2番ニ長調 Op.4(1813)
チェロ協奏曲第4番イ短調 Op.5(1819)
イジー・ホシェク(チェロ)
プルゼニュ放送交響楽団
ヒネク・ファルカチ(指揮)
録音:チェコ放送プルゼニュ支局スタジオ
ニコラウス・クラフトはチェコの作曲家でチェロの名手。モーツァルトと一緒
に演奏旅行をしたことがあり、ベートーヴェンとも親交を深め彼の「三重協奏
曲」の初演者となりました。収録曲は世界初録音。イジー・ホシェク(1955年
生まれ)はプラハ放送交響楽団の首席奏者等を務めたチェコのチェロ奏者。

CR 0272-2 \1780
【未案内旧譜】
ヤーラ・ポスピーシル(1905-1979) オペレッタ・アリア&歌曲集
エルヴェ:「かまとと娘」、カールマーン:「ジプシーの大僧正」、
レハール:「ジュディッタ」、「メリー・ウィドー」、
ドゥナエフスキー:「自由の風」、リンケ:「インドラの王国」、
ミレッカー:「乞食学生」、ツェラー:「小鳥売り」から、他
ヤーラ・ポスピーシル(テノール)
共演歌手たち
プラハ放送交響楽団 プラハ交響楽団 スメタナ劇場管弦楽団、他
アントニーン・ヴィプレル、アロイス・クリーマ、
カレル・アンチェル、他(指揮)
録音:1953-1975年 ADD、モノラル&ステレオ 
音源:チェコ放送、Panton、Supraphon、GZ
チェコ語による歌唱。

CR 0406-2 2枚組 \2650
【未案内旧譜】
フロリモン・エルヴェ(1825-1892):
オペレッタ「かまとと娘」(1883、チェコ語訳版)
オルドジフ・ノヴィ、スタニスラヴァ・ソウチコヴァー、
マリエ・ナデムレインスカー、
カレル・エッファ、ヴァリヤ・ペトロヴァー、カレル・トジェヴィツキー、
インドジフ・ドレジャル、フタンチシェク・ヴォボルスキー、他(キャスト)
プラハ・カルリン・ミュージカル劇場管弦楽団
ダリボル・ブラズダ(指揮)
録音:1954年8月、プラハ、チェコスロヴァキア放送 ADD、モノラル




<BEL AIR MUSIC>
BAM 2046 \1450
ミロシュ・ミハイロヴィチ・プレイズ・モーツァルト&ショパン
モーツァルト(1756-1791):
幻想曲ニ短調 K.397/ピアノ・ソナタ第8番イ短調 K.310
ショパン(1810-1849):
バラード第1番ト短調 Op.23
練習曲ヘ長調 Op.10 No.8/ワルツ変ニ長調 Op.64 No.1
スケルツォ第1番ロ短調 Op.20/ワルツ嬰ハ短調 Op.64 No.2
アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ Op.22
ミロシュ・ミハイロヴィチ(ピアノ)
録音:2009年12月、ベオグラード(セルビア)、ラッキー・サウンド・スタジオ
1978年セルビア(当時はユーゴスラヴィア)のニシュに生まれたピアニスト、
ミロシュ・ミハイロヴィチの初CD。彼は1995年以来数々のピアノ・コンクール
入賞歴がありますが、2009年のサザン・ハイランド国際ピアノ・コンクール
(オーストラリア)での優勝がこの録音のきっかけになったようです。




<MUSIC CENTRE SLOVAKIA [HUDOBNE CENTRUM] (スロヴァキア音楽センター)>
HC 10018-19 2枚組 \3250
アントン・ツィンマーマン(1741-1781):室内楽作品集
ソナタ、二重奏曲、三重奏曲
チェンバロとヴァイオリンのための3つのソナタ Op.1(1779、ウィーン)から
第1番ニ長調
2つのヴァイオリンのための6つの二重奏曲 Op.1(1775頃?、リヨン)から
第1番ト長調
ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための三重奏曲ト長調
2つのヴァイオリンのための6つの二重奏曲 Op.1 から 第2番ホ長調
チェンバロとヴァイオリンのための3つのソナタ Op.1 から 第2番イ長調
2つのヴァイオリンのための6つの二重奏曲 Op.1 から 第3番イ長調
チェンバロとヴァイオリンのための3つのソナタ Op.1 から 第3番変ホ長調
2つのヴァイオリンのための6つの二重奏曲 Op.1 から 第4番ニ長調
ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための三重奏曲変ロ長調
2つのヴァイオリンのための6つの二重奏曲 Op.1 から 第5番ヘ長調
チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ変ロ長調
2つのヴァイオリンのための6つの二重奏曲 Op.1 から 第6番ハ長調
ペテル・ザイーチェク(第1ヴァイオリン)
ガブリエル・サトマーリ(第2ヴァイオリン)
ヤーン・グレーネル(ヴィオラ)
アンドレイ・ガール(チェロ)
ペテル・グルーアス(チェンバロ)
録音:2008年7月2日-10月7日、
フロホヴェツの帝国劇場、クラーリキのローマ・カトリック教会、
タヨフのローマ・カトリック教会、プリエホトのカトリックの家
アントン・ツィンマーマンはプレスブルク(現スロヴァキアの首都ブラチスラ
ヴァ)で活躍したオーストリアの作曲家。ウィーンとリヨンの出版社がそれぞ
れ別の作品を「Op.1」と称してしまったため上記のような混乱が起こりました。
ムジカ・エテルナのリーダーであるペテル・ザイーチェクを中心とした、ピリ
オド楽器による充実の演奏です。





<ARCO DIVA>
UP 0121-2 \2180
マルチヌー(1890-1959):
オペラ「慈善の日」(全3幕構想、未完)から 第1幕,第2幕
(ミラン・カニャーク補筆校訂)
トマーシュ・ビヨク、ペトル・マトゥシェク、イレナ・トロウポヴァー、
ペトル・ポドラウフ、ミハル・マチュハ、
ルツィエ・フィシェル・シルケノヴァー、
リブシェ・モラフツォヴァー=ミジャートスカー、ガブリエラ・ペチロヴァー、
ヤルミラ・コシノヴァー、ペトラ・ハヴラーンコヴァー、ヨセフ・ゼドニーク、
ヨセフ・シュカルカ、ヤロスラフ・コヴァチ、ズビニェク・ブラベツ、
リーヴィア・オブルチニーク・ヴェーノソヴァー、
マルチン・ブフタ(キャスト)
プラハ室内合唱団
ブルゼニュ・フィルハーモニー管弦楽団
ミラン・カニャーク(指揮)
録音:2009年11、12月、チェコ放送プルゼニュ支局
マルチヌーがパリで1930年に着手しながら未完に終わったオペラの手稿を基
に、指揮者ミラン・カニャークが第1、2幕を仕上げたスコアの世界初録音。
解説書とは別冊で、筋書き、歌詞(フランス語)と対訳(ドイツ語、英語、フラ
ンス語)を収めた全92ページのブックレットが添付されています。

UP 0126-2 \2180
マルチヌー(1890-1959):室内楽作品集
ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲第2番ニ長調 H.371
フルート、ヴァイオリンとピアノのためのソナタ H.254
フルート、チェロとピアノのための三重奏曲 H.330
羊飼いたち(ヴァイオリン、チェロとピアノのための5つの小品)H.275
アルテミス三重奏団
アデーラ・シュタイノフロヴァー(ヴァイオリン)
アルジビェタ・ヴルチコヴァー(チェロ)
ヤナ・ホルマノヴァー(ピアノ)
ジョフィエ・ヴォカールコヴァー(フルート)
録音:2009年、テプリツェ、北チェコ・フィルハーモニー・ホール




<COLLEGIUM 419>
COLLEGIUM 419 \2180
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611):
「死者のための聖務曲集」(1603)
主よ、振り返ってください[Convertere Domine]
(アンティフォナ〔グレゴリオ聖歌〕、ファルソボルドーネ)
私の魂は生きることに疲れた[Taedet animan meam](レクツィオ)
ラザロをよみがえらせた御方[Qui Lazarum resuscitasti]
(レスポンソリウム〔グレゴリオ聖歌〕)
私は日々罪を犯し[Peccantem me quotidie]
(モテット〔クリストバル・デ・モラレス(1500-1553)作曲)
レクイエム・エテルナム/キリエ/レクイエム・エテルナム
ディエス・イレ(セクエンツィア〔グレゴリオ聖歌〕)
主、イエス・キリストよ[Domine Jesu Christe]
サンクトゥス/アニュス・デイ/永遠の光を[Lux aeterna](コムニオ)
私のハープは悲しみの音色に変わり(モテット)
私を解き放ってください[Libera me](レスポンソリウム)
楽園で[In paradisum](アンティフォナ〔グレゴリオ聖歌〕)
コレギウム419
イジー・ホディナ(グレゴリオ聖歌指揮)
チェニェク・スヴォボダ(指揮)
録音:2006年1月、4月、プラハ、ヴィノフラディ、チェコスロヴァキア・フス
派教会
ビクトリアの名作「6声のレクイエム」の名唱が東欧チェコから届きました。
コレギウム419
(公式ウェブサイト:http://www.collegium419.cz/en/index.html)は16-18世紀
の音楽を演奏するために創設された、プラハに本拠を置く声楽アンサンブル。
チェコのピリオド楽器アンサンブルとの共演も数多く行っています。当録音で
は全24名が無伴奏で歌っています。





<FOK プラハ交響楽団>
FOK 0002-2 \2180
ブラームス(1833-1897):交響曲第3番ヘ長調 Op.90
ヤロスラフ・クルチェク(1939-):交響曲第5番「ルネサンス」
プラハ交響楽団
イジー・コウト(指揮)




<MUSICA BOHEMICA>
※未案内旧譜
MB 010-2 \2180
BC: なしヤロスラフ・クルチェク(1939-):
ホジツェの神秘劇(*)
ミサ第2番(+)
ルボミール・ヴラスピール(独唱)
ラドヴァン・ルカフスキー(朗読(*))
プラハ室内合唱団(*)
ヤルミラ・ミハーリコヴァー、ヤロスラヴァ・スモロヴァー(独唱(+))
ムジカ・ボヘミカ
ヤロスラフ・クルチェク(独唱(+)、指揮)
録音:1993年、プラハ、コルンニーの福音教会(*)、
ナ・ドウプコヴェーの福音教会(+)

MB 012-2 \2180
チェコ民謡名曲集
ヤロスラフ・クルチェク(1939-)編曲:ボレスラフ、ボレスラフ/他(全24曲)
ラドスト児童合唱団
ヴラディスラフ・ソウチェク(指揮)
録音:1996年5月11-12日、プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
ラドスト児童合唱団は1961年創設。現状は少女合唱団のようです。




<BOMBA PITER>
CDMAN 410-10 \1780
アントン・ルビンシテイン(1829-1894):ピアノ作品集
2つのメロディ Op.3; ヘ長調,ロ長調
ロマンス ヘ長調 Op.26 No.1/セレナード ニ短調 Op.93 No.9
ペテルホフのアルバム Op.75 から
即興曲変ホ長調(No.4),夜想曲ト長調(No.8),マズルカ ニ短調(No.10)
ポルカ「ボヘミア」ト長調 Op.82 No.7
ワルツ ホ短調 Op.109 No.2/夜想曲ト長調 Op.69 No.2
ドレスデンの思い出 Op.118 から ポロネーズ変ホ短調(No.6)
ロマンス「夜」変ホ長調 Op.44 No.1/ピアノ・ソナタ第3番ヘ長調 Op.41
ヴィクトル・リャプチコフ(ピアノ)
録音:2009年10月22日、モスクワ、合唱芸術アカデミー・コンサートホール
ロシアにおける西欧的ロマン派音楽の巨匠で、リストと並び称されたほどの
ヴィルトゥオーゾであったルビンシテイン。グリンカ(CDMAN 297-06)、カリン
ニコフ、ボルトニャンスキー、グリボエドフ、ボロディン(CDMAN 315-07)のピ
アノ作品集で好評を博したヴィクトル・リャプチコフによる演奏。




<OLYMPIA>
MKM 233 \1480
ベリャーエフ・グループ ロシア作曲家による弦楽四重奏曲のための共作集
ニコライ・ソコロフ(1859-1922)、リャードフ(1855-1914)、
グラズノフ(1865-1936):ポルカ「金曜日」
ニコライ・アルツィブシェフ(1858-1937)、スクリャービン(1872-1915)、
グラズノフ、リムスキー=コルサコフ(1844-1908)、リャードフ、
ヤゼプ・ヴィトルス(1863-1948)、
フェリクス・ブリューメンフェリト(1863-1931)、
ヴィクトル・エーヴァリト(1860-1935)、
アレクサンドル・ヴィンクレル(1865-1935)、ニコライ・ソコロフ:
ロシアの主題による変奏曲
グラズノフ、リャードフ、リムスキー=コルサコフ:誕生日
リムスキー=コルサコフ、リャードフ、ボロディン(1833-1887)、
グラズノフ:B-La-F(ベリャーエフ)による弦楽四重奏曲
ショスタコーヴィチ弦楽四重奏団
アンドレイ・シシロフ(第1ヴァイオリン) 
アレクサンドル・バラショフ(第2ヴァイオリン)
アレクサンドル・ガリコフスキー(チェロ) 
アレクサンドル・コルチャーギン(チェロ)
録音:アナログ、ADD (C)1995 LAD (P)2001 MKM
芸術家のパトロンとして名高く、音楽出版社も創業したロシアの豪商ミトロ
ファン・ベリャーエフ(1836-1904)。毎週金曜日、彼の豪邸では作曲家たちが
自作を持ち寄り披露するサロン・コンサートが開かれ、ベリャーエフ・グルー
プと呼ばれるサークルが形成されていきました。そこから生まれた複数の作曲
家による弦楽四重奏曲のための共同作品を収めたのがこのアルバム。ベリャー
エフ自身優れたヴィオラ奏者だったので、彼も演奏に加わっていたことでしょ
う。




<VISTA VERA>
VVCD 00213 \1780
ウラディーミル・ソフロニツキー スクリャービン博物館ライヴ Vol.3
シューマン(1810-1856):
アラベスク ハ長調 Op.18(*)
ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調 Op.14 から クララ・ヴィーク変奏曲(*)
クライスレリアーナ Op.16(+)
雑記帳 Op.99 から 3つの小品(Nos.1-3),5つのアルバムの綴り(Nos.4-8)(#)
ピアノ・ソナタ第1番嬰ヘ短調 Op.11(**)
ウラディーミル・ソフロニツキー(ピアノ)
録音:1956年2月29日(*)、1956年6月25日(+)、1958年7月26日(#)、1958年7月5日(**)、
モスクワ、スクリャービン博物館、ライヴ

VVCD 00215 \1780
オーケストラのヴィルトゥオーゾ ワレーリー・ポレフ
モーツァルト(1756-1791):
ホルン協奏曲第2番変ホ長調 K.417(*)
ホルン協奏曲第4番変ホ長調 K.495(*)
ブリテン(1913-1976):
テノール、ホルンと弦楽のためのセレナード Op.31 から
第1曲,第4-8曲(ロシア語訳版)(+)
アレッサンドロ・ストラデッラ(1639-1682)/グリゴーリー・ザボロフ編曲:
アリア(#)
チャイコフスキー(1840-1893)/グリゴーリー・ザボロフ編曲:
感傷的ワルツ(**)
グラズノフ/グリゴーリー・ザボロフ編曲:夢 Op.24(**)
ワレーリー・ポレフ(ホルン)
イワン・コズロフスキー(テノール(+))
ボリショイ劇場ヴァイオリン・アンサンブル(+)
ユーリー・レーントヴィチ(指揮(+))
アレクセイ・ジプツェフ(ピアノ(**))
録音:1963年(*)/1965年(+)/1960年代(#/**)
グリエールのホルン協奏曲の初演者で、ボリショイ劇場管弦楽団の首席奏者
を30年以上にわたって務めた伝説のホルン奏者ワレーリー・ポレフの録音を
集めたアルバム。(+)の弦楽合奏団と指揮者については記載がございません。
(+)の第2、3曲は録音テープの保存状態の問題で収録できなかったとのことで
す。

VVCD 00216 \1780
41年から45年まで ソヴィエト大祖国戦時歌謡集
ヒトラーの演説、スターリンの演説、
ユーリー・レヴィタンによる大祖国戦争開戦のアナウンス
(ショスタコーヴィチ:交響曲第7番、第1楽章の「侵攻の主題」をバックに)
アレクサンドル・アレクサンドロフ(1883-1946):聖戦(1941)
マトヴェイ・ブランテル(1903-1990):
さらば、町よ、村よ(1941)/カチューシャ(1939-1941)
モデスト・タバチニコフ(1913-1977):たばこを吸おう(1941)
ワシーリー・ソロヴィヨフ=セドイ(1907-1979):波止場の夕べ(1941)
コンスタンチン・リストフ(1900-1983):待避壕で(1941)
ウラディーミル・ザハロフ(1901-1965):おお、霧と、私の霧よ(1942)
マトヴェイ・ブランテル:俺の恋人(1942)
アナトーリー・ノヴィコフ(1896-1984):ワーシャ=ワシリョク(1940)
エジー・ペテルブルクスキー(1897-1979):青いスカーフ(1939-1942)
ティホン・フレンニコフ(1913-2007):砲手の歌(1943)
ワシーリー・ソロヴィヨフ=セドイ:日の当たる沼地で(1943)
マトヴェイ・ブランテル:前方の森で(1943)
マルク・フラトキン(1914-1990):偶然のワルツ(1943)
アナトーリー・ノヴィコフ:暗い面持ちの少女(1940-1944)
ニキータ・ボゴスロフスキー(1913-2004):闇夜(1944)
マトヴェイ・ブランテル:従軍記者の歌(1943)
ワシーリー・ソロヴィヨフ=セドイ:ナイチンゲール(1944)
マトヴェイ・ブランテル:バルカンの星の下で(1944)
ワシーリー・ソロヴィヨフ=セドイ:
俺たちは長らく家に帰ったことがない(1945)
アナトーリー・ノヴィコフ:道(1945)
ボリス・モクロウソフ(1909-1968):軍事車両運転手の歌(1946)
マルク・フラトキン:ベルリンへの道(1945)
イサーク・ドゥナエフスキー(1900-1955):俺はベルリンから来た(1945)
ユーリー・レヴィタンによるドイツのファシスト政権降伏のアナウンス
様々な演奏者
録音:1945-1986年
ソヴィエト大祖国戦争とは、第二次世界大戦のうちソヴィエト連邦がナチス・
ドイツおよびその同盟国と戦った1941年6月22日から1945年5月9日までの戦い、
いわゆる独ソ戦のこと。ロシアの戦中派の人たちにとっての「懐メロ」といっ
てもよいかもしれない戦時歌謡を集めたアルバムです。




<VERSO>
VRS 2077 \2250
アランサスの宝 Vol.1 オルガン・オブリガート付きアリア集
不詳:最も愛された子羊(聖体の秘蹟のアリア)(*)
フェリクス・マクシモ・ロペス(1742-1821):オルガンのトッカータ
アグスティン・デ・エチェベリア(?-1792):
人間と神の完全さ
(イエス・キリストの御名によるレチタティーヴォとアリア)(*)
不詳:ソナタ第5旋法
アグスティン・デ・エチェベリア:
おお、称賛すべきあがない主(独唱と低音のための;1768)(*)
不詳:反映は称賛する(聖体の秘蹟のアリア)(*)
バルトロメオ・ルストリーニ(活躍:1750年頃):コンチェルト第5旋法
不詳:ばか正直な小鳥(聖体の秘蹟のレチタティーヴォとアリア)(*)
ホセ・リドン(1748-1821):ソナタ第8旋法プント・アルト「巡礼」
不詳:なんと目覚しく、なんと驚嘆すべき
(聖体の秘蹟の[レチチティーヴォと]アリア)(*)
不詳:パンジェ・リングァ[歌え、舌よ]
不詳:セラフィムの情熱に
(聖フランチェスコに聖痕を与えたセラフィムのアリア)(*)
不詳:聖体奉挙のためのグラーヴェ
不詳:性急な野蛮人(諸聖人のためのレチタティーヴォとアリア)(*)
不詳:サルヴェ・レジナ(独唱のための)(*)
不詳:私の熱愛する夫(聖体の秘蹟のアリア)(*)
エレナ・ロペス・ハウレギ(ソプラノ(*))
ノルベルト・ブロッジニ(オルガン)
録音:2007年7月23-27日、アタウン(スペイン、バスク)、
San Martin de Tours教会
スペイン、バスク地方の町オニャテ(バスク名ギプスコア)のアランサスの聖
母教会のアーカイヴから選ばれた作品を収録。

VRS 2082 \2250
フェルナンド・レマチャ(1898-1984):管弦楽作品全集
夜明け(1922)
三楽章の交響曲(1925)
ゴンゴラへのオマージュ(1927)
祭りのポスター(1947)
時代の踊り(1951)
マラガ・フィルハーモニー管弦楽団
ホセ・ルイス・テメス(指揮)
録音:2009年6月、マラガ・フィルハーモニー管弦楽団本部
ナバラ県トゥデラに生まれ、ローマでジャン・フランチェスコ・マリピエロ
(1882-1973)に師事したスペインの作曲家フェルナンド・レマチャの全管弦楽
作品を収録。世界初録音。協奏曲は他にもあるようです。ブックレット筆者
は「夜明け」を当時のスペイン音楽における傑作と称えています。

VRS 2084 \2250
フォンフロワド修道院のルイス・クラレ 無伴奏チェロのための音楽
ガスパル・カサド(1897-1966):無伴奏チェロ組曲(1926)
エンリク・カザルス(1892-1986):組曲ニ短調(1973)
カタルーニャ民謡:鳥の歌
ジュアン・ギンジュアン(1931-):悲歌(モノディア)(1996)
サルバド・ブルトンス(1959-):ソナタ Op.104(2005)
ルイス・クラレ[リュイス・クラレト](チェロ)
録音:2008年4月27-28日、ナルボンヌ(フランス)、フォンフロワド修道院
フランス南西部、スペイン国境に近い都市ナルボンヌにあるフォンフロワド
修道院(廃墟だったシトー派修道院を20世紀初めに修復)での録音。エンリク
・カザルスはパブロ(パウ)・パザルスの弟でヴァイオリニスト・指揮者・作
曲家。





<IVM(バレンシア音楽協会)>
PMV 007 \2250
世紀末 20世紀末、スペイン王政復古期のバレンシアのサロン・ピアノ音楽
ロベルト・セグラ(1849-1902):
マズルカ風/アラベスク第1番/サロン・マズルカ第1番/魂の嘆き(奇想曲)
ホセ・エスピ(1849-1905):ポルカ/勇敢な男(大ワルツ)/恥ずかしがりな女
ルペルト・チャピ(1851-1909):
アルバムの綴り/トルバドゥールの行進/ポルカ/黄金伝説/サラバンド
アマシオ・アモロス(1854-1926):マズルカ ト長調/同変二長調/同ニ短調
ビセンテ・ペイドロ(1861-1938):
練習曲第2番/同第3番/同第7番/同第10番/奇想曲
ミゲル・アルバレス=アルグド(ピアノ)
録音:2007年6月15-17日、ジロナ県ジャフレ・デ・テ(スペイン)、
アナクルジ・スタジオ・ホール
国王アルフォンソ12世(1857-1885)による王政復古(1875)以降、スペインの国
情が比較的安定していた時期のピアノ音楽。





<COLUMNA MUSICA>
1CM 0190 2枚組 \3300
エドゥアルド・トルドラ(1895-1962):ピアノ伴奏歌曲全集
アスンプタ・マテウ(ソプラノ)
リュイス・ビラマジョ(テノール)
フランシスコ・ポヤト(ピアノ)
録音:リェロナ(スペイン)、アルベルト・ムラレダ・スタジオ

1CM 0221 2枚組 \3300
ボッケリーニ(1743-1805):6つの弦楽四重奏曲 Op.8
第1番ニ長調 G.165/第2番ハ短調 G.166/第3番変ホ長調 G.167
第4番ト短調 G.168/第5番ヘ長調 G.169/第6番イ長調 G.170
アルタリア弦楽四重奏団
アンソニー・マーティン、キャサリン・キーム、
エリザベス・ブルーメンストック(ヴァイオリン、ヴィオラ)
エリザベス・ル・グイン(チェロ)
録音:1995年、サンフランシスコ(アメリカ合衆国)
原盤:Transparent Recordings
アルタリア弦楽四重奏団は1985年に結成されたピリオド楽器アンサンブル。
彼らは同時期にボッケリーニの「6つの弦楽四重奏曲 Op.9」も録音していま
した(アランフェス古楽エディション[MUSICA ANTIGUA ARANJUEZ] MAA 004)。

1CM 0226 \2250
ジュアン・パウ・プジョル(1570-1626):ミサ第6旋法
君たちは何を見たと言うのか(ビリャンシコ、8声)/ミサ第6旋法(8声)
主を畏れる者は幸福である(モテット、詩篇112[111]、8声)
マニフィカト第2旋法(8声)/レジナ・チェリ[天の元后](8声)
魂よ、お前は私を傷つけた(ビリャンシコ、6声)
神聖なる陛下よ、囚われよ(ビリャンシコ、7声)
エクサウディ・ノス
アレシャンドリナ・ポル、イザベル・ジュアネダ(ソプラノ)
エリゼンダ・アルキンバウ、ジュゼプ・マリア・グレゴリ(アルト)
リュイス・アルギジュ、トニ・トリゲロス(テノール)
シャビエ・パジェス(バス)
ヌリア・サンルマ(コルネット[ツィンク])
ダニエル・カルボネイ(シャリュモー)
ジョルディ・ジメネス(サックバット) マルク・リエラ(ファゴット)
サンティアゴ・フィゲラス(テオルボ、バロックギター)
マルティ・サンマルティ(ヴィオローネ) ミレイラ・ルイス(オルガン)
ジュアン・グリマルト(指揮)
録音:2009年3月27-28日、バロセロナ県リサ・デ・ムン(スペイン)、
サナタ教会
タラゴナ、サラゴサ、バルセロナの大聖堂楽長を務めたカタルーニャの作曲
家プジョルは、スペイン音楽におけるルネサンスとバロックの橋渡し的存在。

1CM 0230 \2250
太陽が眠りにつくとき カタルーニャの子守歌
N'ha berenat lo Jesuset(トゥルトザにて採譜)
La Mare de Deu quan n'era xiqueta(カタルーニャ伝承曲)
All&agrave; en un pessebret(レウスにて採譜)/La dida(カタルーニャ伝承曲)
Sant Joan feu-lo ben gran(カンプ・デ・タラゴナ伝承曲)
Quan el Sol se'n va a dormir(バリュスにて採譜)
El cant dels ocells[鳥の歌](カタルーニャ伝承曲)
Son, soneta(カタルーニャ伝承曲)/Nonino(バレアレス諸島伝承曲)
La don, don(タラゴナにて採譜)/Canco de bressol(レウスにて採譜)
Quatre bressols de l'Ebre(エブレ地方にて採譜した4つの旋律による)
サン・エステベ合唱団(女声合唱)
マルク・トゥレス(ピアノ)
ジュゼプ・M・フェランドゥ(ヴァイオリン) ウリオル・アイマト(チェロ)
エンリケ・マロ(ギター) マルタ・ガデア(テオルボ)
シャビエ・パストラナ(指揮)
録音:2009年4月18日、5月30日、タラゴナ県ビラ=セカ(スペイン)、
アウディトリ

1CM 0231 \2250
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス 思い出の歌
カタルーニャ民謡/マヌエル・ガルシア・ムランテ編曲:ナイチンゲール
ジェフリー・パーソンズ(ピアノ) 録音:1992年
ベルリオーズ(1803-1869):歌曲集「夏の夜」Op.5 から 君なくて
ボストン交響楽団 シャルル・ミュンシュ(指揮) 録音:1955年
ドヴォルジャーク(1841-1904):わが母の教えたまいし歌(ドイツ語)
シンフォニア・オヴ・ロンドン 
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)
録音:1966年
ラヴェル(1875-1937):歌曲集「シェエラザード」から 魔法の笛
ポルトガル国立交響楽団 ペドロ・デ・フレイタス・ブランコ(指揮)
録音:1957年7(6?)月21日、リスボン、ライヴ
モンポウ(1893-1987):君の上には、ただ花ばかり
ゴンサロ・ソリアノ(ピアノ) 録音:1962年
シューベルト(1797-1828):音楽に寄せて D.547
マヌエル・ガルシア・ムランテ(ピアノ) 録音:1987年
エドゥアルド・トルドラ(1895-1962):不確かな歌
バルセロナ市管弦楽団 アントニ・ロス・マルバ(指揮) 録音:1970年
シューベルト:セレナード D.920
マヌエル・ガルシア・ムランテ(ピアノ)
録音:1986年、東京、ライヴ 原盤:カメラータ・トウキョウ
メンデルスゾーン:歌の翼に
シンフォニア・オヴ・ロンドン 
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)
録音:1964年
カタルーニャ民謡/マヌエル・ガルシア・ムランテ編曲:船乗り
ジェフリー・パーソンズ(ピアノ) 録音:1992年
レスピーギ(1879-1936):ストルネッロを歌う女
ポルトガル国立交響楽団 ペドロ・デ・フレイタス・ブランコ(指揮)
録音:1957年6月21日、リスボン、ライヴ
エミール・パラディール(1844-1926):プシケ
ジェフリー・パーソンズ(ピアノ) 録音:1976年
エドゥアルド・トルドラ:五月
バルセロナ市管弦楽団 アントニ・ロス・マルバ(指揮) 録音:1970年
R・シュトラウス(1864-1949):セレナード
ポルトガル国立交響楽団 ペドロ・デ・フレイタス・ブランコ(指揮)
録音:1957年6月21日、リスボン、ライヴ
エルネスト・アルフテル(1905-1989):Ai que linda moca
ジェフリー・パーソンズ(ピアノ)
ジャイメ・オヴァレ(1894-1955):青い鳥
セバスティアン・イラディエル(1809-1865):ラ・パロマ
シンフォニア・オヴ・ロンドン 
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)
録音:1964年
シャビエ・モンサルバジェ(1912-2002):黒人の歌
パリ音楽院管弦楽団 ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)
録音:1962年
黒人霊歌:ときどき私は母なし子のような気分になる
ジェフリー・パーソンズ(ピアノ) 録音:1976年
カタルーニャ民謡/シャビエ・モンサルバジェ編曲:鳥の歌
ルイス・クラレ[リュイス・クラレト](チェロ)
バルセロナ市立管弦楽団 
ルイス・A・ガルシア・ナバロ(指揮) 録音:1992年
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)
EMIへの録音を中心にビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(1923-2005)の愛唱
曲を集めたアルバム。

1CM 0232 \2250
アニマ カタルーニャ・オペラ Vol.1
ドゥメネク・テッラデリャス(1713-1751):
「ラ・メロペ」(1743)から Saro de' cenni tuoi
シャビエ・モンサルバジェ(1912-2002):
「バベル 46」(1967)から Mocambique onde nasci...Sou cego
フェリプ・ペドレイ(1841-1922):
「ピレネー山脈」(1902)から Ai, Tolosa i ai, Provenca
フェルナンド[フェラン]・ソル(1778-1839):
「カリプソ島のテレマコ」(1797)から Ma dolce speranza
ジャウメ・パイッサ(1880-1969):
「ガッラ・プラシダ」(1913)から Des de la infancia
ラモン・カルニセル(1789-1855):
「アデーレ・ディ・ルシニャーノ」(1819)から Sopra il tuo capo altero
ルベルト・ジェラルド[ロバート・ジェラード](1896-1970):
「付き添い婦」(1949)から Could I her faults remember
ジュアン・マネン(1883-1971):
「ネロとアクテ」(1928)から Volia de llur aclaparament veure'n la traca
ニクラウ・グアニャベンス(1826-1889):
「アルナルド・デリル」(1859)から Nell'aprile della vita
ジュアン・ギンジュアン(1931-):
「ガウディ」(2003)から Com mes amunt aspira l'esperit
フェリプ・ペドレイ:「カジモド」(1875)から Al santo studio, al cielo
エンリク・ムレラ(1865-1942):
「聖エスピナ」(1907)から es la canco mes sentida
ジュアン・マルティン=ロユ(バリトン)
リセウ大劇場合唱団&交響楽団
ジュゼプ・ビセン(指揮)
録音:2009年9月8-10日、バルセロナ、リセウ大劇場オーケストラ・ホール
リセウ大劇場との共同制作による「リセウ・コレクション」シリーズ第1弾。
バルセロナ生まれのジュアン・マルティン=ロユはモーツァルトやロッシー
ニのオペラを得意としています。

1CM 0233 \2250
「ドン・キホーテ」にまつわるスペインのピアノ音楽
エドゥアルド・マルティネス・トルネル(1888-1955):
セルバンテスの時代の4つの舞曲
サラバンド,マリサパロス,ビリャノ,カナリオ
エルネスト・アルフテル(1905-1989):ドゥルシネアへのセレナード
ルベルト・ジェラルド[ロバート・ジェラード](1896-1970):
ドン・キホーテ舞曲集
序奏,らば引きたち,黄金時代(パソ・ア・ドス),
モンテシノスの洞窟(情景),エピローグ
エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(1897-1957):
ドン・キホーテ(6つの性格的小品)
ドン・キホーテと騎士道の書、武勲への憧れ,
灰色のろばに乗るサンチョ・パンサ,ドン・キホーテの旅立ち,
エル・トボソ村のドゥルシネア,冒険,ドン・キホーテの回心と死
アナ・ベガ=トスカノ(ピアノ)
録音:2008年7月7-8日、マドリード、マルチ財団、演劇サロン




<NB>
NB 019 \2250
ハビエル・ベリョ=ポルトゥ(1920-2004):合唱作品全集 Vol.2
3つの感傷的な歌
金曜日に(1992),レパラセアの子守歌(1957),城の少女の嘆き(1992)
3つの楽しい歌
サンセバスティアンの三人の女性(1992),おやすみ赤ちゃん(1991),
麦わらの橋(1946)
バスク地方
ソウレ(1953),ウルビアのマルティン・サラカインへの嘆き(1952),
ガラト=アントン・アイェスタラン(1987)
3つのノスタルジックな歌
ベツレヘムに(1942),ぼくの花に(1947),王からの手紙(1950)
フェリクス・マリア・サマニエゴの2つの寓話(1997); 蝿,蛇とやすり
クリスマス(1955)/もしも母が知ったなら(1954)/泣くな、私の目よ(1975)
冬の歌(1957)/おお、道行くすべての者よ(1937)/アヴェ・マリア(1949)
ミゼレーレ(1946)
KEAヴォーカル・グループ
エンリケ・アスルサ(指揮)
録音:2009年1月16-18日、アスコイティア(スペイン)、
サンタ・クルス修道院教会(RRMM Brigidas)
ハビエル・ベリョ=ポルトゥはフランスのトゥールーズに生まれたスペイン・
バスクの作曲家。作風はフランス印象派(パリで学んだドノスティア神父を含
む)の影響を強く受けています。
Vol.1:NB 013。



<DISCMEDI>
DM 4861-02 \2080
モンセラト修道院の新オルガン
J・S・バッハ(1685-1750):
トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
目覚めよ、とその声は私たちに呼びかける(コラール前奏曲)BWV645
J・S・バッハ/テオドール・デュボワ編曲:
カンタータ BWV29 から シンフォニア
アンセルム・ビオラ(1738-1798)/アレクサンドル・ギルマン編曲:
右手のための高音2声部のパルティータ
ナルシス・カザノベス(1747-1799):クラリーノ管のソナタ 二長調
ヘンデル(1685-1759)/テオドール・デュボワ編曲:
オラトリオ「メサイア」よりハレルヤ
フランセスク・シビル(1895-1990):
モンセラト二部作(ヴィルレとファンタジア)
リスト(1811-1886):B.A.C.H.による前奏曲とフーガ
イレネウ・セガラ(1915-2005):徹夜祷(オルガンのためのキャロル)
シャルル・マリー・ヴィドール(1844-1937):
オルガンのための交響曲第5番 Op.42 から トッカータ
ミケル・ゴンザレス(オルガン)
録音:2010年3月22-24日、モンセラト修道院教会堂(スペイン)
モンセラト修道院に新造されたパイプオルガン(ブランカフォルト製)を用い
た最初の録音。

BLAUCD 10013 \2080
【未案内旧譜】
シューマンの肖像
シューマン(1810-1856):
ピアノ・ソナタ第2番ト短調 Op.22
幻想曲ハ長調 Op.17
謝肉祭 Op.9
イラン・ロゴフ(ピアノ)
録音:1994年1月24-25日、ピータースハム(イギリス)、
オール・セインツ教会
(C)Preludio, Michel & Co., A Modus Music Production
外装・本体の規格番号表記は「10013」 のみですが、「BLAUCD 10013」とし
て管理いたします。「Discmedi」や「Blau」のロゴマークはございません。
あらかじめご了承ください。





<PICAP>
PICAP 910858 \2250
ジュゼプ・マリア・メストレス・クアドレニ(1929-):
オンド・マルトノ、打楽器と管弦楽のための二重協奏曲(1970)(*)
動きのあるインヴェンション II
(声、トランペットとエレクトリック・ギターのための;1961)(+)
カトロク四重奏曲(弦楽四重奏のための;1962)(#)
猿と蝶(ギターと打楽器のための;1970)(**)
アルレット・シボン=シモノヴィチ(オンド・マルトノ(*))
ルベルト・アルメンゴル(打楽器(*))
バルセロナ交響楽団(*)
コンスタンチン・シモノヴィチ(指揮(*))
A・リッシ(声(+))
J・フリスコト(トランペット(+))
M・クベドゥ(エレクトリックギター(+))
パレナン弦楽四重奏団(#)
ジークフリート・ベーレント(ギター(**))
ジークフリート・フィンク(打楽器(**))




<ANTEQUERA (アンテケラ)>
スペイン、アンダルシア地方の都市マラガに本拠を置くレーベル。

ANTEQUERA 050T \2250
モーツァルト・コンサート
モーツァルト(1756-1791):
ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219(*)
ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467(+)
ディヴェルティメント第1番ニ長調 K.136
パウラ・コロナス(ピアノ(+))
アンダルシア室内管弦楽団
マイケル・トマス(ヴァイオリン(*)、指揮)
録音:2006年6月、マラガ(スペイン)、マリア・クリスティナ王立音楽院
外装・本体の規格番号表記は「CD 050T」となっておりますが、
「ANTEQUERA 050T」として管理いたします。

ANTEQUERA 064T \2250
アンダルシアの8人の現代作曲家による無伴奏チェロ作品集
ルイス・イグナシオ・マリン(1955-):黒い蝶
マヌエル・イダルゴ(1956-):深淵
ホセ・ガルシア・ロマン(1945-):夜想曲
ラファエル・ディアス(1943-):フラメンコ Op.4
エンリケ・ルエダ(1963-):無伴奏チェロ組曲
ホセ・マリア・サンチェス=ベルドゥ(1968-):ソラ
ラモン・ロルダン・サミニャン(1954-):パラ=ノイア
ディアナ・ペレス・クストディオ(1970-):
春は詩人たちが創ったものではないので
トリノ・スリタ(チェロ)
外装・本体の規格番号表記は「CD 064T」となっておりますが、
「ANTEQUERA 064T」として管理いたします。




<AYVA MUSICA (アイバ・ムシカ)>
AVD 001(DVD-Video) \3350
【未案内旧譜】
バルセロナ・ギター・オーケストラ カタルーニャ音楽堂コンサート
アントニオ・ソレル(1729-1783)::ソナタ ト長調
フェデリコ・モレノ・トロバ(1891-1982):ソナティナ より アレグレット
マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):
オペラ「はかない人生」より
バレエ「恋は魔術師」より 鬼火の歌,魔方陣,火祭りの踊り
イグナシオ・セルバンテス(1847-1905):キューバ舞曲
エイトル・ヴィラ=ロボス(1887-1959):ブラジル風バッハ第5番 から アリア(*)
アストル・ピアソラ(1921-1992):天使の死(+)
セルジ・ビセンテ:歌(#)
ガスパル・サンス(1640-1710):
セルバンテス舞曲集 より たいまつの踊り,カナリオス
アラム・ハチャトスリアン(1903-1978):剣の舞
マヌエル・デ・ファリャ:バレエ「三角帽子」から 粉屋の踊り
ルイジ・ボッケリーニ(1743-1805):序奏とファンダンゴ(**)
アリナ・サプラティナ(ソプラノ(*))
ペドロ・ブルサコ(ヴァイオリン(+))
エンリケ・テリェリア(バンドネオン(+))
イニャキ・エチェパレ(チェロ(#))
ノエミ・ラモス、マグダ・レケナ(カスタネット(**))
バルセロナ・ギター・オーケストラ
セルジ・ビセンテ(編曲、指揮)
収録:2005年5月1日、バルセロナ、カタルーニャ音楽堂、
第15回バルセロナ国際ギター音楽祭、ライヴ
バルセロナ・ギター・オーケストラは1989年、ギタリストのセルジ・ビセンテ
によって創設されたギター合奏団。メンバーはバルセロナのリセウ高等音楽院
の教員、卒業生、現役学生。NTSC/PALの両面ディスク。




<DUX>
DUX 0715 \2080
フルート・オクロック フルート二重奏のための音楽
ブルーノ・マデルナ(1920-1973):Dialodia(1972)
エディソン・デニソフ(1929-1996):2つのフルートのためのソナタ(1996)
武満徹(1930-1996):マスク(1959/1961)
平義久(1937-2005):Synchronie(1986)
ディエゴ・ルスリアガ(1955-):Tierra.. tierra...(1992)
カロリナ・バリンスカ、エヴァ・リェプヘン(フルート)

DUX 0721 \2080
ダリウシュ・プシビルスキ(1984-):管弦楽作品集
ウネイロス(ヴァイオリンと弦楽合奏のための協奏曲;2009)
Even stars cry with those who cry at night
(弦楽合奏と打楽器のための;2007)
ジョスカンへのオマージュ
(フルート、弦楽合奏、打楽器と電子音のための協奏曲;2007)
管弦楽曲第2番(交響管弦楽のための;2009)
ヤヌシュ・ヴァヴロフスキ(ヴァイオリン)
ヤドヴィガ・コトノフスカ(フルート)
AUKSO室内管弦楽団
マレク・モシ(指揮)
シンフォニア・ユヴェントゥス
クシシュトフ・スウォヴィンスキ(指揮)

DUX 0765 \2080
ミハウ・ソブコヴィアク:
ショパンへの手紙 ショパンのマズルカによるピアノのためのパラフレーズ集
ホ短調 Op.17 No.2/ト短調 Op.67 No.2/ハ短調 Op.56 No.3
嬰ハ短調 Op.63 No.3/変イ長調 Op.41 No.3/ハ長調 Op.33 No.2
イ短調 Op.59 No.1/変ロ短調 Op.24 No.4/ヘ長調 Op.68 No.3
ショパンへの手紙
ミハウ・ソブコヴィアク(ピアノ)
録音:2009年12月17日、福島市音楽堂
ミハウ・ソブコヴィアク
ポーランドの音楽家の家庭に生まれる。10歳にしてテレビ番組「Akademia
muzyczna (アカデミア・ムジチナ)」でピアニスト・デビューを果たす。当時
より多くのファンを魅了し、その演奏技術の高さを評価され、国立フィルハ
ーモニー・ホールをはじめとするワルシャワの名立たるコンサート・ホール
に出演。国外の国際音楽祭にも多数参加し、好評を博す。ヨーロッパ・日本
の主要音楽事務所と提携し多彩な作曲・演奏活動を展開する他、日本の音楽
教育の場にても幅広く貢献している。代表作として自らの日本への思いを綴っ
たCD「Ikebana」があり、ソブコヴィアク独特の和声と旋律を醸し出している。
ワルシャワ・ショパン音楽院ピアノ科を卒業後(1998年)、チューリッヒ音楽
院研究科にて研鑽を積み、現在、福島学院大学にて准教授、尚美ミュージッ
クカレッジ専門学校にて講師として教鞭を執る。




<UNIVERSAL MUSIC SPAIN>
0028947637165 \2850
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611):作品集 Vol.5
ミサ・アルマ・レデンプトリス・マーテル、マニフィカトと聖母のための
モテット集
マニフィカト第1旋法[Magnificat primi toni(8声とオルガン)
あがない主の恵み深い御母[Alma redemptoris Mater](8声とオルガン)
ミサ・アルマ・レデンプトリス・マーテル[Missa Alma redemptoris Mater]
(ミサ「あがない主の恵み深い御母」;8声とオルガン)
のびのびと心を響かせて[Ut queant laxis](4声)
マニフィカト第4旋法[Magnificat quarti toni](4声)
(アンティフォナ「聖なるマリアよ、助けに来てください」
[Sancta Maria, succure](グレゴリオ聖歌)、
アントニオ・デ・カベソン(1510-1566)作曲のオルガン・ヴァースを伴う)
私は急ぎ、市民を包囲しよう[Vadam et circuibo]
(ジョヴァンニ・バッティスタボヴィチェッリ(1550頃-1594以後)編曲、
独唱とオルガンのための版;原曲6声)(*)
歌え、舌よ「イスパニア風」[Pange lingua "more hispano"](4声)
アンサンブル・プルス・ウルトラ
グレース・デイヴィドソン、ナタリー・クリフトン=グリフィス(ソプラノ)
クレア・ウィルキンソン(メゾソプラノ(*))
マーク・チェンバーズ、デイヴィッド・マーティン(男性アルト)
トム・フィリップス、アシュリー・ターネル(テノール)
ジミー・ホリデイ、ステュアート・ヤング(バス)
アンドレス・セア(オルガン)
マイケル・ヌーン(指揮)
録音:2008年10月27日-11月1日、レルマ(スペイン)、聖ペドロ参事会教会
マドリード貯蓄銀行文化財団をスポンサーとする「黄金世紀シリーズ(Los
SIGLOS de ORO)」プロジェクトの一環として、ビクトリアの没後400年にあた
る西暦2011年に合わせ全10巻完結を目指して進行中のビクトリア・シリーズ
第5弾。
「ミサ・アルマ・レデンプトリス・マーテル」(ミサ「あがない主の恵み深い
御母」)は、自作のアンティフォナ「あがない主の恵み深い御母」に基づくパ
ロディ・ミサ。

0028947637462 \2850
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611):作品集 Vol.6
ヒムヌス、モテットと諸聖人の祝日のミサ
あなたはペテロ[Tu es Petrus](6声)
キリスト、すべての者のあがない主よ[Christe redemptor omnium](4声)
良き指導者[Doctor bonus](4声)
あなたに、キリストよ[Tibi Christe](4声)
天使が下って[Descendit angelus](5声)
おお、最も優れた教会博士よ[O doctor optime](4声)
おお、なんと栄光に満ちた[O quam gloriosum]
ミサ・オー・クァム・グロリオーズム[Missa O quam gloriosum]
(ミサ「おお、なんと栄光に満ちた」;4声)
たたえよ、母なる教会よ[Lauda mater ecclesia](4声)
おお、使徒の偉業よ[O decus apostolicum](4声)
黄金の光によって[Aurea luce et decore](4声)
アンサンブル・プルス・ウルトラ
グレース・デイヴィドソン、ケイティ・トレザウェイ(ソプラノ)
マーク・チェンバーズ、デイヴィッド・マーティン(男性アルト)
アシュリー・ターネル、トム・フィリップス(テノール)
ジミー・ホリデイ、ステュアート・ヤング(バス)
マイケル・ヌーン(指揮)
録音:2009年1月6-10日、ケンブリッジ(イギリス)、チェスタートン、
聖ジョージ教会
「ミサ・オー・クァム・グロリオーズム」(ミサ「おお、なんと栄光に満ちた」)
は、自作のモテット「おお、なんと栄光に満ちた」に基づくパロディ・ミサ。

<COMPASS/TARGET>
096741304521 \2300
Andre Rieu/Classical Romance
1 Swan Lake - Moderato
2 The Blue Danube Watlz
3 Air On A G String
4 Vienna, City Of My Dreams
5 Eine Kleine Nachtmusik(Mozart Medley)
6 The Music Of The Night
7 Solveig's Song
8 Torna A Sorriento
9 Nun's Chorus(Nonnenchor)
10 Porgi Amor Qualche Ristoro from The Marriage Of Figaro
11 Second Waltz
12 Bolero
未だに絶大な人気を誇るアンドレ・リュウとエレガントなオーケストラ。
これまでの彼の数多くのテレビ スペシャルから12の作品をセレクションしま
した。




<MEMBRAN>
DOCUMENTS 232741 3枚組 \1700
グノー:歌劇「ファウスト」
ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレス(マルガレーテ)
ニコライ・ゲッダ(ファウスト)
ボリス・クリストフ(メフィストフェレ)
リリアーヌ・ベルトン(シーベル)
エルネスト・ブランク(ヴァランタン)
リタ・ゴール(マルタ) 他
アンドレ・クリュイタンス指揮 
パリ・オペラ座管弦楽団、合唱団   1958年

DOCUMENTS 232752 2枚組 \1350
モーツァルト:
フルート協奏曲第1番、第2番、フルートとハープのための協奏曲
フルートと管弦楽のためのアンダンテ
フルート四重奏曲第3番、協奏交響曲 K.297b
ジャン=ピエール・ランパル(Fl)
ドラ・ワグナー(Harp)
トリオ・パスキエ
ピエール・ピエルロ(Ob) ジャック・ランスロ(Cl)
ジルベール・クルシェ(Hr) ポール・オンニュ(Fg)
カール・リステンパルト指揮 
ザール室内管弦楽団 1950年、1954年、1955年

DOCUMENTS 232914 3枚組 \1700
プッチーニ:三部作
歌劇「外套」
ティト・ゴッビ、ジャチント・プランデッリ、マーガレット・マス
ヴィンチェンツォ・ベレッツァ指揮 ローマ歌劇場  1955年
歌劇「修道女アンジェリカ」
ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレス、フェードラ・バルビエリ、
リディア・マリンピエトリ
トゥリオ・セラフィン指揮 ローマ歌劇場  1957年
歌劇「ジャンニ・スキッキ」
ジュゼッペ・タッデイ、グレテ・ラピサルディ、ジュゼッペ・サヴィ
オ、アグネス・ドゥッビーニ
アルフレッド・シモネート指揮 RAIトリノ響  1949年

DOCUMENTS 232915 2枚組 \1350
Weber:Der Freischutz/Erich Kleiber
ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」
エリーザベト・グリュンマー
リタ・シュトライヒ
ハンス・ホップ
マックス・プレープスト
クルト・ベーメ
アルフレート・ペル  他
エーリヒ・クライバー指揮 ケルン放送響  1955年

FABFOUR 233022 4枚組 \1050
CD1:
ハイドン:交響曲第100番「軍隊」、第103番「太鼓連打」
ロンドン・フィル  1949年、1953年
CD2:
ハイドン:交響曲第102番   ロンドン・フィル  1951年
シューベルト:交響曲第5番  イスラエル・フィル  1958年
CD3:
モーツァルト:交響曲第25番、第38番「プラハ」
ロンドン響  1951年
CD4:
メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」
ロンドン響  1952年
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」
イスラエル・フィル  1958年
サー・ゲオルグ・ショルティ指揮

FABFOUR 233023 4枚組 \1050
ブラームス:
交響曲全集
大学祝典序曲、ハイドンの主題による変奏曲
ハンガリア舞曲集、運命の歌
ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮
北ドイツ放送響、合唱団  1954年-1973年

FABFOUR 233039 4枚組 \1050
シューマン:
詩人の恋 op.48
ジェラール・スゼー(Br) ジャクリーヌ・ボノー(P) 1953年 
リーダークライス op.24
D・F=ディースカウ(Br) ヘルタ・クルスト(P)1956年
リーダークライス op.39
D・F=ディースカウ(Br) ジェラルド・ムーア(P)1954年
12の詩 op.35
D・F=ディースカウ(Br) ギュンター・ヴァイセンボルン(P)1957年
女の愛と生涯 op.42
イルムガルト・ゼーフリート(S) エリック・ヴェルバ(P) 1957年
二人のてき弾兵 op.49-1
ハンス・ホッター(Br) ジェラルド・ムーア(P) 1944年
たぐいない美しさ op.36-3
ハンス・ホッター(Br) ミハイル・ラウハイゼン(P) 1946年
ヒダルゴ op.30-3、ローレライ op.53-2、歌手の慰め op.127-1
ペーター・アンダース(T) ミハイル・ラウハイゼン(P) 1943年
君よ知るや南の国 op.98a-1、ただあこがれを知る者だけが
op.98a-3、私に言わせないで op.98a-5、大人になるまで
このままに op.98a-9
エミ・レイスナー(A) ミハイル・ラウハイゼン(P) 1943年
献呈 op.25-1、窓の下で op.34-3、家族の絵 op.34-4
ティアナ・レムニッツ(S) ペーター・アンダース(T)
ミハイル・ラウハイゼン(P) 1943年、1944年

FABFOUR 233041 4枚組 \1050
CD1:
J.S.バッハ:コラール前奏曲集(BWV.604,611,622,639,653,
654,656,659,665,668,727,731) 
1936年、1937年、1951年、1952年
CD2:
J.S.バッハ:前奏曲とフーガ集(BWV.533,534,541,543,545,
547,548) 1935年、1951年、1952年
CD3:
J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565、トッカータ、
アダージョとフーガ ハ長調 BWV.564、パッサカリアとフーガ
ハ短調 BWV.582、幻想曲とフーガ ト短調 BWV.542
メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ第6番 ニ短調 op.65-6
1935年、1951年、1952年
CD4:
J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 「ドリア旋法」BWV.538、
カンツォーナ ニ短調 BWV.588
フランク:3つのコラール 1951年、1952年
アルベルト・シュヴァイツァー(Org)




<URANIA>
URN22.421 2枚組 \2700
マーラー:交響曲第1番「巨人」
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団  1954年
マーラー:交響曲第2番「復活」
ミミ・ケルツェ(S) ルクレティア・ウェスト(M.S)
ウィーン・アカデミー室内合唱団
ウィーン国立歌劇場管弦楽団   1958年
ヘルマン・シェルヘン指揮

URN22.422 \1350
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番
ソヴィエトRTV大交響楽団(モスクワ放送交響楽団) 1955年
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団  1959年
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
クルト・ザンデルリンク指揮




<KICCO CLASSIC>
KCOU9018(DVD-Video) \3850
ドニゼッティ:歌劇「カンパネッロ」(夜の鐘)全1幕
Carlo Torriani(ドン・アンニ-バレ)
Luciano Miotto(エンリーコ)
Sachika Ito(セラフイーナ)
Michiko Dekita(ローザ夫人)
Sebastian Garramon Ferrada(スピリディオーネ)
指揮:Francesco Ledda(フランチェスコ・レッダ)
アドラノ・ベッリーニ劇場管弦楽団
合唱指揮:カルメロ・パッパラルド
衣装:フランチエスカ・ピピ
照明:サルバトーレ・ノエ
舞台デザイナー:ダニエレ・バルベラ
2009年12月 アドラノ・ベッリーニ劇場管弦楽団




<DOCUMENTS>
DOCUMENTS 221920 \650
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」、弦楽セレナーデ
エフゲニ・ムラヴィンスキー指揮
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
1949/3/25
ムラヴィンスキーと手兵レニングラード・フィルとの「悲愴」第1回目の録音




<VANGUARD>
アブラヴァネルの「白鳥の湖」が再プレスされます。
ATMCD1217 2枚組 \1300
チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」(ハイライト)
モーリス・アブラヴァネル指揮
ユタ交響楽団  1967年



<OMM>
OMM 0069 \1850
Schoenberg/ Glass
1. Verklaerte Nacht(浄夜)(弦楽六重奏)
2. 弦楽六重奏曲(グラス自身の自作、交響曲第3番を弦楽六重奏用に改編)
録音:2009 ニューヨーク・バリシニコフ・アーツ・センター
The Glass Chamber Players
Wendy Sutter(vc)
Tim Fain(vn)
Maria Bachmann(vn)
Misha Amory(vn)
David Harding(vn)
Alexis Pia Gerlach(vc)
このグラス・チェンバーズ・プレイヤーズの初録音がシェーンベルク作品と
なった。




<MODE>
MODE 222 \1700
John Cage/ A Cage of saxophones 3
1. Party Pieces(1944/45)
composed with Henry Cowell, Lou Harrison, Virgil Thomson
2. Four6(1992)
3. Cartridge Music(1958)
4. Fontana Mix(1958)
Sextet for Low Woodeinds(2005)
5. Fontana Mix(1958)
6. One7(1992)solo saxphone
7. 4'33"(1952)solo saxophone
8. Sculptures Musicales(1989)
演奏:
Ulrich Krieger(saxophones & director)
with other musicians
ベルリン生まれのサクソフォン奏者ウルリッヒ・クリーゲルのケージのサクソ
フォン作品集 Vol.3.
殆どがケージ中期の作品で、演奏者に彼のオリジナル・マテリアルを土台にし
たリアリゼーションを求めている。
ヘンリー・カウエル、ルーハリソン、ヴァージル・トムソンとのコラボレー
ション作品「Party Pieces」はこのアルバムでしか聴くことができない。

<DELTA CLASSICS>
DCCA-0072 \2415
ベートーヴェン:交響曲第7番
(Jan,18-19,1950 HMV録音/米LHMV1008)
メンデルスゾーン:フィンガルの洞窟序曲
(Feb,15,1949/英HMV DB6941)
ボーナストラック ベートーヴェン:交響曲第7番より第1楽章
(Jan,18-19,1950 HMV録音/独WALP527)
フルトヴェングラー指揮
ウィーン・フィル
フルトヴェングラーとウィーン・フィルによるHMVへの録音を代表する一連の
ベートーヴェン・シリーズも「英雄」「運命」などを弊社が呼称している
「第2世代復刻」でリリースし、今回第7交響曲を同手法を用いて復刻いたしま
した。ベートーヴェンの第7交響曲については戦時中のベルリン・フィルの演
奏をベストに挙げる方もいますが、こちらの録音をベストに挙げる方もいるぐ
らい充実した内容になっています。弊社では、先にSP盤からの復刻(DCCA-0011)
で同録音を復刻いたしましたが、お客様から「第2世代」でLPからの復刻を希
望される声も多く今回の復刻にいたりました。

modoru