<クラシック・輸入盤新譜情報 10-06
 
コメントはメーカー案内書より抜粋です

<Deutsche Grammophon>
4763793 \1850
762776(DVD-Video) \3350
シェーンブルン・サマー・ナイト・コンサート2010
演奏予定曲目♪
ジョン・ウィリアムズ:スター・ウォーズ・メイン・タイトル
ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ《天体の音楽》 作品235
フランツ・リスト:ピアノ協奏曲 第2番 イ長調
ジョン・ウィリアムズ:レイア姫のテーマ(《スター・ウォーズ》から)
ジョン・ウィリアムズ:
帝国のマーチ(ダース・ベイダーのテーマ《スター・ウォーズ》から)
ヨーゼフ・ランナー:ワルツ《宵の明星》 作品180
オットー・ニコライ:
歌劇《ウィンザーの陽気な女房たち》から 月の出の合唱
グスターヴ・ホルスト:火星(組曲《惑星》から
イェフィム・ブロンフマン(ピアノ)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:フランツ・ウェルザー=メスト
録音&収録:2010年6月8日 
ウィーン、シェーンブルン宮殿庭園 (ライヴ)
今年秋のシーズンから小澤征爾の後任としてウィーン国立歌劇場の音楽監督に
就任するウェルザー=メスト。来年2011年のニューイヤー・コンサートの指揮
台に立つ事も決定し、今後の活躍に期待が高まるウェルザー=メストのウィー
ン・フィルとの演奏を世界にアピールする第1弾が、6月8日にシェーンブルン
宮庭園で行われる当コンサートとなります。今年のコンサートのテーマは『宇
宙』ということで、月―星―地球にまつわる選曲がされました。世界遺産に登
録される美しきシェーンブルンのバロック庭園に15000人の聴衆が集まる壮麗
なコンサートの模様は、世界60カ国でTV放映が予定されており、ニューイヤー
コンサートさながらのラッシュリリースでドイツ・グラモフォンよりCD&DVDの
2種でリリースいたします。

4778773
ワーグナー:名曲集
ワルキューレの騎行-楽劇《ワルキューレ》
歌劇《リエンツィ》序曲
愛の死-楽劇《トリスタンとイゾルデ》
ヴェーゼンドンクの5つの詩
ミーシャ・ブルがーゴーズマン(ソプラノ)
クリーヴランド管弦楽団
指揮:フランツ・ウェルザー=メスト
録音:2010年2月20日、クリーヴランド、セヴェランス・ホール
2010年より小澤征爾の後任としてウィーン国立歌劇場の音楽監督に就任する
ウェルザー=メストによるワーグナー・アルバム。彼は来年2011年のウィーン
・フィル/ニューイヤー・コンサートの指揮を執ることも決まっています。バ
ンクーバー・オリンピックでオリンピック讃歌を歌った記憶も新しいブルガー
ゴーズマンがアルバムに鮮やかな華を添えています。

4803275 2枚組 \2400
アラーニャ/シチリア・ライヴ
CD1
1.ロッシーニ:ラ・ダンツァ/2.カル:シチリアの朝の歌/3.ローザはお嫁に
行った(伝承曲)/4.タランテラ・マフィウザ(伝承歌)/5.荷車引き(伝承曲)
/6.梨(伝承曲)/7.市場(伝承曲)/8.《ゴッド・ファーザー》間奏曲/9.同-
愛のテーマ/10.寝返りうって(伝承曲)/11.海に映る月(伝承曲)/12.ニュー
・シネマ・パラダイス
CD2
1.美しきシチリア(伝承曲)/2.わたしの小さなロバ(伝承曲)/3.ンティンティ
リティ(伝承曲)/4.花よ、花よ(伝承曲)/5.しゃれこうべを見た(伝承曲)/
6.さあ踊れ!(伝承曲)/7.子守歌/8.メキシコ/9.早く帰ってきて(伝承曲)
/10.ディ・カプア:オー・ソレ・ミオ/11.トスティ:かわいい口もと/
12.浜辺の娘
ロベルト・アラーニャ(テノール) 
指揮&ピアノ:イヴァン・カッサール他
録音:2009年8月18日 シチリア
「これらの歌は僕の一部分・・・」。スター・テノール、アラーニャが歌う自
らのルーツであるシチリア民謡アルバム『美しきシチリア』の収録曲を携えて
行った2009年の『シチリア・ライヴ』の記録が早くもリリースされることにな
りました。アルバム収録の全曲(14曲)に、10曲を加えた全24曲を収録。シチリ
ア人の両親の間に生まれ、パリで育ったアラーニャが、万感の思いを込めて歌
った祖国の伝統的な名曲の数々をお届けします!

734617(DVD-Video) \3350
734618(Blu-ray) \3880
「ムター/ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ」(全曲)
ソナタ 第1番 ト長調 作品78 《雨の歌》
ソナタ 第2番 イ長調 作品100
ソナタ 第3番 ニ短調 作品108
子守歌
◆特典映像:
1)ムターとオーキスの対話
2)ムターが語るブラームス:ヴァイオリン・ソナタ
3)プロモーション・ビデオ
アンネ・ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)
ランバート・オーキス(ピアノ)
ブラームスのソナタはムターが音楽家として歩み始めた初期の時代から現在に
至るまで、彼女にとって常にレパートリーの中心となってきたものです。ソロ
の作品群に次いでムターは室内楽作品に、熱い情熱を継続して注いできました。
ムターは今年春の来日公演ではブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全曲を取り
上げ、大絶賛を博しました。昨今彼女が世界各地で開いているブラームスのリ
サイタルも聴衆を感動の渦に包んでいます。新録音CDに引き続き、待望の映像
がリリースされ、来日公演の感動が新たに蘇ります。
「このブラームス演奏で、彼女は更なる円熟と造詣を我が物としたことを証明
した。ソナタ第1番のエンディング部分のあまりの美しさに、聴衆は夢見るよ
うに しばし息を止めた。」(Neue Zurcher Zeitung紙)





<Universal Music>
2738173(CD+DVD)
ワールド・カップ開催にさきがけ、3大テノールの記念碑となった
第1回コンサートをCD&DVDの豪華セットで!
3大テノール世紀の競演(スペシャル・エディション)
【CD, DVD収録内容】
1. フェデリコの嘆き(チレア:歌劇『アルルの女』より)
2. おおパラダイス(マイアベーア:歌劇『アフリカの女』より)
3. 妙なる調和(プッチーニ:歌劇『トスカ』より)
4. 君はわが心のすべて(レハール:喜歌劇『ほほえみの国』)
5. つばめは古巣へ(クレシェンゾ)
6. カタリ・カタリ(カルディエロ)
7. 帰れ、ソレントへ(クルティス)
8. グラナダ(ララ)
9. そんなことはあり得ない(ソロサヴァル:『港の酒場女』より)
10. ある日青空を眺めて(ジョルダーノ:歌劇『アンドレア・シェニエ』より)
11. 星は光りぬ(プッチーニ:歌劇『トスカ』より)
12. 誰も寝てはならぬ(プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』より)
13. マリア-トゥナイト-太陽の土地-シェリト・リンド(メドレー)
14. メモリー-黒い瞳-カミニート-バラ色の人生(メドレー)
15. マティナータ-ウィーンわが夢の街-アマポーラ-オ・ソレ・ミオ
(メドレー)
16. オ・ソレ・ミオ(ディ・カプア)
17. 誰も寝てはならぬ(プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』より)
【DVDのみの収録トラック】
歌劇『シチリア島の夕べの祈り』序曲(ヴェルディ)
インポッシブル・ドリーム(リハーサル&インタビュー映像)(約60分)
ルチアーノ・パヴァロッティ/プラシド・ドミンゴ/ホセ・カレーラス
ローマ国立歌劇場管弦楽団、フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団
指揮:ズービン・メータ
録音:1990年7月、ローマ、カラカラ浴場 (ライヴ)
全世界で1,200万枚のセールスを記録、日本でも50万枚の大ヒット! クロス
オーヴァーの元祖「3大テノール」のデラックス盤が登場! 第1回目コンサー
トから20年を記念して、3大テノールの原点ともいうべきローマ、カラカラ浴
場での第1回ライヴをCDとDVDのセットでお届けします!
サッカーのワールド・カップ・イタリア大会開催を記念し、パヴァロッティ、
ドミンゴ、カレーラスの3人がローマで初めて一緒にコンサートを開いてから
20年。彼らは「3大テノール」と呼ばれ、その後もワールド・カップがあるた
びに開催地でコンサートを行い、その模様は世界中で放映されおよそ8億人の
人が観覧し、CDやDVDも驚異的なセールスを記録しました。日本では1996年に
国立競技場で初開催、その後1999年には東京ドームで、さらには2002年の日韓
共催のワールド・カップでは横浜アリーナでコンサートが行われ、共に5万人
を超える観客を魅了しました。
2010年は第1回コンサートから20年、さらには南アフリカでワールド・カップ
が開催されます。それを記念して、第1回コンサートのCDとDVDをセット化。
DVDには特典映像として60分におよぶメイキング映像「インポッシブル・ドリ
ーム」が収録されています。

2739701
上記と同内容のDVD+CDセット
DVDの通常ケース(アマレイ・ケース入り)
*上記CD+DVDとの違いはケースのみ




<DECCA>
4782163 2枚組
J.S.バッハ:
6つのパルティータ(全曲) BWV825-830
ヴラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)
録音:2009年2月16-18日、8月14-16日、12月11日-12日, 
サフォーク、ポットン・ホール
2005年録音の《平均律クラヴィーア曲集》から5年を経て、アシュケナージが
遂にパルティータ全曲を録音しました。今年6月いはNHK交響楽団定期演奏会
を指揮するために来日が予定されるなど昨今指揮活動の比重が多いアシュケ
ナージ。録音面でも指揮者としてのものが数多くリリースされていますが、
ピアニストとしての人気はやはり不動のものがあり、バッハ録音第1弾となっ
た前作《平均律》でも非常に高い評価を得ています。今回のパルティータ集
には、多種多様な音楽活動の後に築き上げられた円熟の音楽性が息づいてい
ます。

4759143 \1850
ビゼー:《カルメン》アリア集
1.前奏曲Prelude
2.ハバネラ《恋は気まぐれな鳥よ》
3.情景《カルメン!皆がお前の後を追う!》
4.二重唱《おふくろはどうしてる?》
5.二重唱《息子は母さんを愛してる、大事にしてる、そして今では悔い改め
てる》
6.セギディーリャと二重唱《セビリャの砦の近くに》
7.クプレ《諸君の乾杯を喜んで受けよう…闘牛士よ、身構えろ!》
(闘牛士の歌)
8.シャンソン《止まれ、誰だ?…アルカラの竜騎兵!》
9.二重唱《あんたのために踊りましょう》
10.《お前が投げたあの花を》(花の歌)
11.《いや、あんたは愛してないわ》
12.フィナーレ《おい、カルメン!開けろ!》
13.《ここが密輸人たちの隠れ家なのね》
14.二重唱《俺はエスカミーリョ、闘牛士だ!》
15.フィナーレ《やめて!ホセ!》
16.《待て!誰か隠れてる…》
17.フィナーレの二重唱と合唱《あんた!》…《俺だ!》
アンドレア・ボチェッリ(テノール) 
マリーナ・ドマシェンコ(メゾ・ソプラノ) エヴァ・メイ(ソプラノ) 
ブリン・ターフェル(バリトン) 
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:チョン・ミョンフン
ボチェッリ、ドマシェンコ、メイ、ターフェルら、当代最高の人気歌手たち
が、《カルメン》の名場面を歌う豪華な1枚。ミョンフンの好サポートに支え
られて、誠実で感動的なボチェッリのドン・ホセ、シニカルで妖艶なドマシェ
ンコのカルメン、勇壮な闘牛士エスカミーリョにピッタリのターフェル、可憐
で叙情的なメイなど、正統派の名歌唱が目白押しです!

4782420 2枚組 \2080
モーツァルト:ピアノ協奏曲集
CD1
1.ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491
2. 同 第26番ハ長調K.537《戴冠式》
CD2
1. 同 第25番ハ長調K.503
2. 同 第27番変ロ長調K.595
アリシア・デ・ラローチャ(ピアノ) 
ヨーロッパ室内管弦楽団 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
録音:1977年12月(CD2)、1985年3月(CD1) ロンドン
2009年10月に故郷バルセロナで亡くなったスペインを代表する女流ピアニス
ト、アリシア・デ・ラローチャ。現代有数のモーツァルト弾きとして知られた
彼女の極上のモーツァルト協奏曲集は、巨匠ショルティの爽快なリズムによる
サポートも見事な2枚組になっています。

4782352 2枚組 \2080
カナワ・シングズ・モーツァルト&R.シュトラウス
CD1:モーツァルト
1.《フィガロの結婚》K.492-愛の神よ
2.同-スザンナはまだ来ない…今はどこなのでしょう、あの美しい時は
3.《ツァイーデ》K.344-安らかな眠りを、愛しい方よ
4.《にせの女庭師》K.196-残酷な男たちよ、おオ神様!立ち止まりなさい…
ああ、涙と嗚咽とで
5.《皇帝ティートの慈悲》K.621-涙でのみ彼を助けようとしたなら
6.《コジ・ファン・トゥッテ》K.588-あの方が行ってしまう…お願いです、
愛しいあなた、許してください
7.《牧人の王》K.208-彼女を愛そう、生涯変わらずに
8.《ルチオ・シルラ》K.135-愛しい瞳よ
9.《イドメネオ》K.366-もし父を失うならば
10.コンサート・アリア《とどまって下さい、ああ愛しい人よ》K.528
11.《魔笛》K.620-愛の喜びは永久に消え去ってしまったことを感じる
12.《劇場支配人》K.486-若いあなた!
13.コンサート・アリア《わが感謝を受けたまえ、優しい保護者よ》K.383
CD2:R.シュトラウス
1.4つの最後の歌AV.150
2.マドリガルOp.15‐1
3.明日の朝Op.27‐4
4.《アラベラ》Op.79-こんな場所にお似合いの方ではないようですけど
5.同-でももしこの世に私にふさわしい人がいて
6.同-それじゃ、さようなら
7.同-アラベラ、舞踏会であなたより美しい人はいない
8.同-それはよかった、マンドリカ
9.同-Dann aber, wie ich Sie gesp?rt hab hier im Finstern stehn
10.万霊節Op.10‐8
11.夜Op.10‐3
12.《カプリッチョ》Op.85-月の光の音楽
13.同-お兄様はどちら?
14.同-Kein Andres, das mir so im Herzen loht
15.同-Du Spiegelbild der verliebten Madeleine
キリ・テ・カナワ(ソプラノ) 
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 ロンドン交響楽団 
ウィーン室内管弦楽団 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団 
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ(CD1‐1-2、CD2‐1、ピアノ:CD2‐2、3、
10、11)、サー・コリン・ディヴィス(CD1‐3-9、11)、ジョルジー・フィッ
シャー(CD1‐10、13)、サー・ジョン・プリッチャード(CD1‐12)、、ウルフ・
シルマー(CD2‐12-15)、ジェフリー・テイト(CD2‐4-9) 
2004年のオペラ引退後も、リサイタルやコンサートへの出演は今も積極的に続
けているニュージーランド出身の名ソプラノ歌手キリ・テ・カナワ。彼女の
十八番として定評が高いモーツァルトとR.シュトラウスの名場面を集めた豪華
2枚組です。いずれの歌唱でも、カナワ持ち前の凛とした艶やかな美声をお楽
しみいただけるのとともに、R.シュトラウスの4つの歌曲では、巨匠ショル
ティのピアニストとしての高い才能をお聴きいただけるのも、大きな聴きどこ
ろになっています。




<UNIVERSAL MUSIC>
273 4438 \2080
MATHEW HERBERT/RECOMPOSED by Mathew Herbert:MAHLER SYMPHONY X
2008年,CARL CRAIG, MORITZ VON OSWALDの二人によってカラヤン指揮ベルリ
ンフィルによるクラシックの名曲3曲が新たに再構築され異例の大ヒットとな
ったRECOMPOSED シリーズの最新版は不動の人気・支持を誇る、ダンス・ミュ
ージック/サンプリング界の鬼才MATTHEW HERBERTによる今年生誕150周年を
迎えたマーラーがつくった最期で未完の大作、交響曲第10番。エレクトロニッ
ク/クラシック・ファン共に大注目の問題作!
モダニズムの一歩手前の偉大な作曲家グスタフ・マーラーは最期の交響曲第10
番を1910年の夏に絶望と底なしの喪失感、狂気の中で作った。彼の苦悩が表現
されながらも彼にとって中心のテーマである「死」によって未完のままとなっ
てしまったが、最も「死」が現れている作品との思いでHerbertは取り上げた
という。Herbertはカー・ラジオを棺に詰め、Giuseppe Sinopoli指揮による
Philharmonia Orchestraが演奏した第10番をそのカーラジオでかけて、その
音を録音。プレリュードからのヴィオラのソロはウィーンにあるマーラーの
お墓で新たに録音。その後火葬場でアダージオを大音量で流し、カーテンの後
ろにマイクを置き録音した。Herbertはマーラーの作品の陳腐と難解さが隣り
合わせにあることに焦点を当て常にマーラーの心の中の衝突、生と死、愛と
とまどい、威厳と死を表現したかったという。
「でも僕はただ単に『死』に魅了されただけではない。この恐ろしい心の葛
藤を輝かしく美しく表現したかったんだ。」とHerbert。一見とても安全だと
思われるところに予知できない底知れぬ暗さが潜んでいる、音と感覚に触れ
る暗さなのだ。1910年の夏にマーラーが立っていたであろう精神的かつアー
ティスティックな非常にデリケートで壊れやすい薄い氷を音楽で見事に
Herbertは表現している。このような交響曲第10番はおそらく誰も聴いたこと
がないであろう衝撃作品!
(収録予定曲)1. Mahler: . [Symphony No.10 in F sharp(unfinished)-
arranged by Matthew Herbert] 2. Mahler: .. [Symphony No.10 in F
sharp(unfinished)- arranged by Matthew Herbert] 3. Mahler: ...
[Symphony No.10 in F sharp(unfinished)- arranged by Matthew Herbert]
4. Mahler: .... [Symphony No.10 in F sharp(unfinished)- arranged by
Matthew Herbert] 5. Mahler: ..... [Symphony No.10 in F sharp
(unfinished)- arranged by Matthew Herbert] 6. Mahler: ......
[Symphony No.10 in F sharp(unfinished)- arranged by Matthew Herbert]
7. Mahler: ....... [Symphony No.10 in F sharp(unfinished)- arranged
by Matthew Herbert] 8. Mahler: ........ [Symphony No.10 in F sharp
(unfinished)- arranged by Matthew Herbert] 9. Mahler: .........
[Symphony No.10 in F sharp(unfinished)- arranged by Matthew Herbert]




<Australian Eloquence>
4803297 2枚組 \1750
シベリウス:管弦楽組曲集
CD1
1.《カレリア》組曲Op.11
2.《レンミンカイネン》組曲Op.22(4つの伝説曲)
CD2
1.交響詩《吟遊詩人》Op.64
2.交響詩《伝説(エン・サガ)》Op.9
3.《テンペスト》序曲Op.109‐1
4.交響詩《大洋の娘》Op.73
5.交響詩《夜の騎行と日の出》Op.55
ヘルシンキ放送交響楽団
指揮:オッコ・カム(CD1、CD2‐1、2)
バイエルン放送交響楽団
指揮:オイゲン・ヨッフム(CD2‐3-5)
シベリウスのスペシャリスト、カムの自信に満ち溢れた名演と、巨匠ヨッフム
による珍しい録音のカップリング。選曲も、通好みの渋名曲がずらりと並んで
おり、シベリウス・ファン必携の1枚と言えるでしょう。

4802381 \1180
ハイティンク/ラヴェル:管弦楽作品集
1.バレエ《ダフニスとクロエ》第1組曲
2. 同 第2組曲
3.亡き王女のためのパヴァーヌ
4.道化師の朝の歌
5.スペイン狂詩曲
アムステルダム・コンセルトへボウ管弦楽団 
指揮:ベルナルト・ハイティンク
録音:1961年
印象派の大家ラヴェルは、意外かもしれませんが巨匠ハイティンクの主要レ
パートリーの一つで、多くの録音を残すとともに、演奏会でも繰り返し演奏
されています。ここに収録されているのは、彼が名門コンセルトへボウ管の
常任指揮者に就任した1961年に録音された就任記念盤とも言える1枚です。
その誠実で堂々とした音楽作りが、当時32歳の若さだったとは思えない驚き
の演奏が詰まったアルバム!

4801858 2枚組 \1750
ニールセン:
CD1
1.交響曲第1番ト短調Op.7
2.  同  第5番Op.50
3.《ヘリオス》序曲Op.17
CD2
1.フルート協奏曲FS.119
2.クラリネット協奏曲Op.57
3.《仮面舞踏会》FS.39より抜粋
ギルバード・イェスペルゼン(フルート:CD2‐1) 
イブ・エリクソン(クラリネット:CD2‐2)
デンマーク放送交響楽団
指揮:トマス・イェンセン(CD1‐1、2、CD2‐1、3)、
エリク・トゥクセン(CD1‐3)、モーゲンス・ヴェルディケ(CD2‐2)
録音:1952-54年
デンマーク最大の作曲家ニールセンの代表作である6つの交響曲と3つの協奏曲
などから精選した2枚組。彼の管楽協奏曲は、友人のコペンハーゲン管楽五重
奏団のメンバーのために書かれたもので、彼らの性格や音楽性を鑑みた書法が
随所に織り込まれています。録音は1952-54年に行われた歴史的録音で、フル
ート協奏曲では、この曲を捧げられたイェスペルゼン本人が演奏しています。
今回のリリースのためにリマスターされた高音質や興味深いライナーととも
にお楽しみください。

4801136 \1180
ベートーヴェン:
1.《レオノーレ》序曲第3番Op.72a
2.《エグモント》序曲Op.84
3.交響曲第7番イ長調Op.92
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団(1)
ロサンゼルス・フィルハーモニック(2-3)
指揮:ズービン・メータ
今年で74歳を迎える巨匠メータ。彼の輝かしいキャリアの出発点となったロサ
ンゼルス・フィル首席指揮者時代(1962-78年)のべト7&《エグモント》が、手
兵イスラエル・フィルとの《レオノーレ》第3番も加えて、待望の再リリース
となります。引き締まった筋肉質のテンポと、コントラバス出身の彼らしい重
厚な低音部が織りなす若き日の名演です。

480814(4800814) \1180
20世紀スイス楽作品集
1.ブロッホ:ヘブライ狂詩曲《シェロモ》
2. 同:管弦楽とチェロ・オブリガートのための交響詩《荒野の叫び》
3.オブシエ:アンティゴネー
4.ガイザー:交響曲イ短調Op.44
ザラ・ネルソヴァ(チェロ:1、2) 
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(1、2) 
スイス・ロマンド管弦楽団(3、4) 
指揮:エルネスト・アンセルメ
スイスの巨匠アンセルメが、地元の3人の現代作曲家の作品を演奏した1枚。
中でもブロッホの2作品では、1918年にカナダで生まれ2002年にニューヨーク
で亡くなった、主にアメリカで活躍した女流チェリスト、ザラ・ネルソヴァ
の圧倒的名演を収録。ヴィブラートたっぷりの情熱的なチェロを、真摯に支
えるアンセルメの至芸にぜひご注目ください。

48053(4800053) 3枚組 \2680
ベルリオーズ:管弦楽作品集
CD1
幻想交響曲Op.14
CD2
1.序曲《海賊》Op.21
2.《ベアトリスとべネディクト》序曲Op.27
3.序曲《ローマの謝肉祭》Op.9
4.《ベンヴェヌート・チェルリーニ》序曲Op.23
5.歌曲集《夏の夜》Op.7
CD3
幻想交響曲Op.14(リハーサル:フランス語)
レジーヌ・クレスパン(ソプラノ:CD2‐5)
スイス・ロマンド管弦楽団
指揮:エルネスト・アンセルメ
アンセルメの十八番ベルリオーズをずらりと並べた豪華3枚組。中でも「幻想
交響曲」は、貴重なリハーサル風景も収録されており、オーケストラの魔術師
と謳われた彼の至芸に触れることができます。また、歌曲集《夏の夜》では、
ワーグナー歌手として名声を得る一方でフランス歌曲も実に美しく歌ったとフ
ランスのソプラノ、クレスパンが1960年代に残した名演を収録。よく通るまっ
すぐな美声が、オケともみごとに溶け合って美しいひとときを現出します。

48041(4800041) 2枚組 \1750
近現代フランス管弦楽作品集
CD1
1.ルーセル:《くもの饗宴》組曲Op.17
2. 同:交響曲第3番ト短調Op.42
3. 同:  同  第4番イ長調Op.53
CD2
1. 同:小組曲Op.39
2.デュカス:交響詩《魔法使いの弟子》
3.ショーソン:交響曲変ロ長調Op.20
スイス・ロマンド管弦楽団
指揮:エルネスト・アンセルメ
アンセルメの象徴とも言えるフランス音楽の中から、通好みの名曲を精選した
2枚組。昨年の世界初CD化で好評を博したルーセルの「小組曲」など、透明な
音色と、明るく快活なダイナミズムが光る名演揃いです。




<DECCA(フランス)>
4803474 \1350
ショパン:ピアノ作品集
1.ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
2.夜想曲第21番ハ短調
3.  同  第20番嬰ハ短調
4.3つのエコセーズOp.72‐3
5.ドイツ民謡《スイスの少年》による変奏曲ホ長調
6.ワルツ第15番ホ長調
7. 同 第16番変イ長調
8.  同 第17番変ホ長調
ブリジット・エンゲラー(ピアノ)
録音:1981年
ラ・フォル・ジュルネ(LFJ)への継続的な出演で、日本でふたたび人気を集め
ているブリジット・エンゲラー。カラヤンに才能を見出され、バレンボイム、
メータ、ロストロポーヴィチ、小澤、カサドシュら名高い指揮者たちと共演し
てきた才媛が1981年に録音した、ショパンの遺作だけで編んだ珍しい作品集
です。今年のLFJでも大好評だった大粒の美しい音色と、優雅なフレージング
の数々を、たっぷりお楽しみください。

4803478 \1350
チャイコフスキー:ピアノ作品集
1.《四季》Op.37a
2.ドゥムカ ハ短調Op.59
3.ユモレスクOp.10‐2
4.夜想曲Op.19‐4
5.無言歌ヘ長調Op.2-3
6.感傷的なワルツ ヘ短調 Op.51-6
ブリジット・エンゲラー(ピアノ)
録音:1982年
モスクワ音楽院で名教授ネイガウスに師事し、チャイコフスキー・コンクール
に入賞したエンゲラーの十八番チャイコフスキー。音色とフレージングの中に
輝かしさとほの暗さがみごとに同居した演奏の数々は、地元ロシア出身の彼女
ならではの至芸と言えるでしょう。

4803475 \1350
シューベルト&リスト:ピアノ作品集
1.ハンガリー風のメロディ ロ短調D.817
2.3つのピアノ小品(即興曲)D.946
3.4つの即興曲D.899
4.水の上で歌う(リスト編)
5.連祷(リスト編)
6.糸を紡ぐグレートヒェン(リスト編)
7.セレナーデ(リスト編)
ブリジット・エンゲラー(ピアノ)
録音:1983-84年
シューベルトがテーマだった2008年のLFJでも好評を博したエンゲラーのシュ
ーベルト&リスト。シューベルトの歌曲を数多くピアノ用に編曲したリストの
関連性に、若い頃から注目し、確かな成果をあげていたことがわかる貴重な
記録です。

4803681 \1350
シューマン:ピアノ作品集
CD1
1.ピアノ・ソナタ第2番ト短調Op.22
2.アベッグ変奏曲Op.1
3.子供の情景Op.15
4.色とりどりの小品Op.99
CD2
1.謝肉祭Op.9
2.ウィーンの謝肉祭の道化Op.26
ブリジット・エンゲラー(ピアノ)
録音:1979年(CD1)、1983年(CD2)
ゆったりとしたテンポ、豊かなニュアンス、そして幸福な余韻に溢れた名手
エンゲラーのシューマン世界。打鍵とペダルのコントロール、それに余韻や間
の取りかたなど、各曲の細部まで配慮が行き届いた至芸の数々をたっぷりお楽
しみください。




<Universal 韓国>
DU 8532(CD+DVD) \4560
DITTO/2009ハイライツ
CD
1.ベートーヴェン:ロマンス第2番ヘ長調Op.50
2.シューマン:ピアノ五重奏曲変ホ長調Op.47
3.チャイコフスキー:弦楽六重奏曲ニ短調Op.70《フィレンツェの思い出》
DVD
1.モーツァルト:
セレナーデ第13番ト長調K.525《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》
2.チャイコフスキー:《くるみ割り人形》組曲Op.71a
3.サン=サーンス:組曲《謝肉祭》
4.シューマン:ピアノ五重奏曲変ホ長調Op.47
5.チャイコフスキー:弦楽六重奏曲ニ短調Op.70《フィレンツェの思い出》
◆ボーナス1:リチャード・ヨンジェ・オニール・インタビュー♯1
◆ボーナス2:リチャード・ヨンジェ・オニール・インタビュー♯2
◆ボーナス3:シーズン3ハイライツ
◆ボーナス4:ミュージック・ビデオ
アンサンブルDITTO収録:2009年6月27-28日 ソウル
先月『徹子の部屋』に登場して、魅力的な演奏とトークを披露し日本でのアル
バムリリースが待ち望まれていたDITTO。韓国で現在最も人気が高いクラシッ
ク・ミュージシャン、リチャード・ヨンジェ・オニール(ヴィオラ)が率いる
魅力溢れる若きソリストたちの集団です。今年の6月末には、五嶋龍との共演
で待望の日本でビューを飾る彼らの最新動向を精選したハイライト集が当盤
です。DVDの映像には、チケットが即日完売した2009年6月のソウルでのライヴ
を収録。20代の女性ファンを中心に、日本でのアイドル並の人気を博している
彼らのスタイリッシュなアンサンブルをたっぷりお楽しみください。

DU 7397 \2280
DITTO/カーニヴァル
1.サン=サーンス:動物の謝肉祭
2.ラヴェル:マ・メール・ロワ
3.チャイコフスキー:《くるみ割り人形》組曲(新編曲)
アンサンブルDITTO
録音:2008年12月26-28日 
リチャード・ヨンジェ・オニール(ヴィオラ)が率いる韓国の人気グループ、ア
ンサンブルDITTOの2008年の録音。《動物の謝肉祭》、《マ・メール・ロワ》、
《くるみ割り人形》の3曲を収録していますが、いずれも瑞々しいテンポと音
色が光る好演です。また、《マ・メール・ロワ》では珍しいピアノ版を、《動
物の謝肉祭》では華麗で賑々しい新編曲を採用するなど、様々な創意にも溢れ
ています。

DU 7325 \2280
リチャード・ヨンジェ・オニール/名演集
1.R.クラーク:ヴィオラとピアノのためのソナタ
2.フォーレ:ゆりかご Op.23-1
3. 同:ネルOp.18‐1
4. 同:夢のあとにOp.7‐1
5.リスト:おお、僕がまどろむときS.282
6.ドビュッシー:巷に雨の降るごとく
7.シューベルト:セレナーデD.957‐4
8.J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調BWV.1009
リチャード・ヨンジェ・オニール(ヴィオラ)
ウォーレン・ジョーンズ(ピアノ)
録音:2005年1月31日-2月5日 ハンブルク
韓国で最も人気のクラシック・ミュージシャン、リチャード・ヨンジェ・オニ
ールの実力と魅力が存分に発揮された名演。戦間期に活躍したイギリスの女流
作曲家レベッカ・クラークの名作からJ.S.バッハまでを、誇張とは無縁の穏や
かなスタイルで淡々としなやかに綴っており、ヴァイオリンやチェロとは一味
ちがうヴィオラ独自の魅力をたっぷりお楽しみいただける1枚です。

DU 7392 \2280
チー・ユン/センティメンタル・メモリーズ
1.カッチーニ:アヴェ・マリア
2.スヴィリドフ:古いロマンス
3.ピアソラ:オブリヴィオン
4.《秘密の花園》-歌
5.バルフ:夢に見たマーブル・ホールズ
6.テオドラキス:トゥ・トレノ・フェヴィル・シッツ・オクト
7.モリコーネ:《ニュー・シネマ・パラダイス》-愛のテーマ
8.バリー:ある日どこかで
9.デヴォルゾン:《ヤング・アンド・ザ・レストレス》-ナディアのテーマ
10.ベルリン:あなたにはかなわない…いつも…あなたにはかなわない
11.モノー:愛の讃歌
12.フープフェルト:アズ・タイム・ゴーズ・バイ
13.ボロディン:だったん人の踊り(ストレンジャー・イン・パラダイス)
14.ヘンデル:私を泣かせてください
15.スヴィリドフ:古いロマンス
チー・ユン(ヴァイオリン) 江口玲(ピアノ:4、6、8) 
マイク・レンツィ(ピアノ:3、10-13)  ジェフ・カーニー(ベース:3、10-13)
グラッディ・テイト(ドラム:3、10-13) 
マイク・レンツィ&アンサンブル(5、7) 
弦楽アンサンブル(1、2、6、9、14)
録音:2002年6月6、7、13-15日 ニューヨーク
韓国の人気女流ヴァイオリニスト、チー・ユンが奏でる愛と悲しみの名旋律の
数々。ヘンデル、カッチーニ、ボロディンから、ピアソラ、モリコーネの映画
音楽、そして《愛の讃歌》のようなシャンソンまで、それぞれ演奏がそのまま
映像化するような豊かな感情表現は、彼女ならではの魅力と言えるでしょう。
長年のパートナーである江口玲たのの好サポートも光る1枚です。




<Decca 韓国>
DU 7906 ※番号変更 DD 7906 \2280
チー・ユン/セレナータ・ノットゥルノ
1.《秘密の花園》-春へのセレナータ
2.ビゼー:《美しいパースの娘》-セレナーデ
3.シューベルト:セレナーデ
4.トセリ:セレナータ
5.ドリゴ:セレナータ
6.バルガ:天使のセレナータ
7.モシュコフスキ:セレナータ
8.グノー:セレナータ
9.ピエルネ:セレナータ
10.モーツァルト:《ドン・ジョヴァンニ》-セレナータ《窓辺に出でよ》
11.シャミナーデ:スペインのセレナーデ
12.ハイドン:弦楽四重奏曲第17番へ長調Op.3-5-第2楽章 (セレナーデ)
13.シューベルト:月に寄せて
14.デンツァ:ノットゥルノ
15.ショパン:夜想曲第21番ハ短調(遺作)
16. 同   :  同  第20番嬰ハ短調(遺作)
17.チャイコフスキー:夜想曲Op.19‐4
18.フィールド:夜想曲ホ短調
19.プッチ:祈り
20.シューベルト:夜と夢
チー・ユン、ナム・ホーン・キム(ヴァイオリン) 
ヒュン・スク・ノウ(ヴィオラ) ハン・リム・キム(チェロ) 
ジョン・ホー・パーク(ギター)
録音:2008年3月3-6日 ソウル
日本でも人気が高い韓国の才色兼備ヴァイオリニスト、チー・ユンが、ヴァイ
オリン、ヴィオラ、チェロ、ギターの好サポートを得てお届けする珠玉の抒情
曲集。古今のセレナータや夜想曲を20曲収録しており、彼女持ち前のしっとし
とした音色と、伸びやかなフレージングが今も健在でることを知らされる1枚
です。美しいジャケットもファンにはたまらない魅力と言えるでしょう。




<Deutsche Grammophon 韓国>
DG 7517 2枚組 \4560
オニール/シューベルト・アルバム
CD1
アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D.821
CD2
歌曲集《冬の旅》D.911
リチャード・ヨンジェ・オニール(ヴィオラ) 
ジョン・ホー・パーク、リー・ソン・オウ、
オリヴァー・ファータッヒ・ネイニ(ギター)
録音:2007年6月11-17日 原州(韓国)
恵まれない生い立ちを綴ったドキュメンタリーが韓国で放送されたこともあ
り、韓国で高い人気を集めているヴィオラ奏者リチャード・ヨンジェ・オニー
ル。ここに収録されたシューベルトのアルペジオーネ・ソナタと《冬の旅》
は、まさにそんな彼の生い立ちを思わせる寂寥感と一筋の希望の光を思わせる
ような美しさを湛えています。正確な技巧と丁寧なフレージング、厚みと艶の
あるしっとしした音色を備えたオニールのヴィオラは、ギターの少し暗めで柔
らかな音色の伴奏を得ることで、いっそう深みのあるシューベルト世界を現出
しています。





<ARCHIV 韓国>
DG 7552 \2280
リチャード・ヨンジェ・オニール/ミステリオーソ
1.テレマン:協奏曲ト長調TMV.51 G.9
2.ダウランド:五重奏のための古いラクリメ
3. 同:デンマーク王のためのガリアード
4.ヴィターリ:シャコンヌ ハ短調
5.パッヘルベル:カノン
6.コレッリ:ヴァイオリン・ソナタ第12番《ラ・フォリア》
7.ハルヴォシェン:ヘンデルの主題によるパッサカリア
8.ビーバー:パッサカリア ト短調《守護天使》(ミステリー・ソナタ)
リチャード・ヨンジェ・オニール(ヴィオラ) アルテ・ムジーク・ケルン
録音:2008年9月1-4日 ケルン
韓国の若き天才ヴィオラ奏者リチャード・ヨンジェ・オニールと、2006年に
チェリストのクラウス=ディーター・ブラントによって設立されたオリジナル
楽器によるアンサンブル、アルテ・ムジーク・ケルン(日本からもバロック・
ヴァイオリンの名手、阿部千春が参加)の共演盤。。このアルバムでは日本を
代表テレマン、ダウランド、ヴィターリ、パッヘルベル、コレッリ、ハルヴォ
シェン、ビーバーといったバロックの名曲を、緊密なアンサンブルと豊かな
ニュアンスで描き上げています。

<EMI CLASSICS>
CDC-6090042 \18000 ※取り扱い中止
キングズ・カレッジ合唱団/キングズの一年間
1.ペルト:マニフィカトーアンティフォンズ:O Weisheit
2.ペルト:マニフィカトーアンティフォンズ:O Immanuel
3.フランシスコ・ゲレーロ:Canite Tuba
4.パレストリーナ/ジョン・ディクソン(トランスクリプション):
Hodie Christus natus est
5.タヴァナー:Away in a Manger w/セバスティアン・ジョンズ(トレブル)
6.プーランク:星を見て
7.ラッスス:Videntes Stellam Magi
8.エッカルト/ジョフリー・ウェッバー編、トラウトベック訳詩:
When to the Temple
9.ホルスト:Nunc Dimittis(シメオンの賛歌) 
w/ジョン・ウィンペニー(トレブル)
10.アッレグリ/ラッター編:ミゼレーレ 
w/ジョン・ウィンペニー、セバスティアン・ジョンズ
(トレブル)、サイモン・チェンバース(バス)
11.バーバー:アニュス・デイ w/セバスティアン・ジョンズ(トレブル)
12.ピーター・フィリップス:Surgens Jesus
13.チャールズ・ウッド/J.M.ニール訳:復活の日
14.ビクトリア/ブルーノ・ターナー訳:Ascedus Christus in altum
15.スタンフォード:Coelos ascendit hodie 作品38 
16.タリス:汝のほかにわれ望みなし
キングズ・カレッジ合唱団、ケンブリッジ
スティーヴン・クローベリー指揮
20Pブックレット
キングズ・カレッジによるキリスト教の1年間の行事にちなんだ新、旧の合唱
作品の新録音。
待降節(Advent)から昇天節(Ascension)までの1年間にキングズ合唱団が歌う合
唱作品。待降節、クリスマス、キャンドルミサ、四旬節、復活祭、昇天節、
そして通常の教会活動に使用される合唱作品で、アッレグリの「ミゼレーレ」、
バーバーの弦楽ためのアダージョを編曲した「アニュス・デイ」、タヴァナー
の’Away in a Manger'(初録音)などが注目曲です。

CDC-6886262 \1800 ※取り扱い中止
ハワード・グッドール/四季
1.四季-弦楽合奏とチェロのための組曲:秋
Russet fall-Charcoal burning-Cider harvest-Poppies
2.四季-弦楽合奏とチェロのための組曲:冬
Sepia landscape-Frozen light-Storm warnings-Solstice night-Snow carpet
3.四季-弦楽合奏とチェロのための組曲:春
Ripening seed-Emerald dawn-Migrants' return-Rebirth
4.四季-弦楽合奏とチェロのための組曲:夏
Cornflower sky-Racing green-End of the pier-Dippers
ハワード・グッドール(作曲、プロデュース)
ボジダール・ヴコティツ(チェロ)
ティペット四重奏団
マリアナ・シマノフスカ(ハープ)
ジュエル・ケース、8P折り型ブックレット
英国のTV、ラジオの音楽作品の作曲、プロデュースで大活躍中のグッドール
が、英国ITVチャンネルのドキュメント番組「Britain through the Seansons」
のために書き下ろしたサウンドトラック音楽。グッドールは「Mr.ビーン」の
音楽を手掛け日本でもお馴染み。

CDC-4578172 \1400
サイモン・オニール/父と子-ワーグナー:テナー・アリア集
(期間限定盤)
(1.「ローエングリン」ーはるかな国に(第3幕)
2.「ヴァルキューレ」-父が約束した一振りの剣(第1幕)
3.「ヴァルキューレ」-冬の嵐は5月には過ぎ去り(第1幕)
4.「ヴァルキューレ」-我こそはジークムント!(第1幕)
5.「ジークフリート」-Selige Ode auf wonniger Hoh'!(第3幕)
6.「ジークフリート」-Das ist kein mann(第3幕)
7.「神々のたそがれ」ージークフリートのラインの旅(プロローグ)
8.「神々のたそがれ」-Mime hiess ein murrischer zwerg(第3幕)
9.「神々のたそがれ」-In Leid zu dem Wipfel(第3幕)
10.「神々のたそがれ」-Errath'st du auch dieser Raben Geraun(第3幕)
11.「神々のたそがれ」-ブルュンヒルデよ、神聖な花嫁よ(第3幕)
12.「神々のたそがれ」-葬送行進曲(第3幕)
13.「パルジファル」-Amfortas! Die Wunde!(第2幕)
14.「パルジファル」-役立つのはただ一つの武器(第3幕)
サイモン・オニール(テナー)
(4)スーザン・バロック(ソプラノ)、(10)ジョン・トムリンソン(バス)
ロス・ソニャドレス
ニュー・ジーランド交響楽団、ピエタリ・インキネン指揮
ジュエル・ケース 52Pブックレット
新世代のヘルデン・テナー、オニールのデビュー・アルバム。
1971年ニュー・ジーランド出身の期待のヘルデン・テナー、オニールのデビュ
ーを飾る、ワーグナー作品。ジークムント役でドミンゴのカヴァーとしてMET
デビュー、その後MET、コヴェントガーデンに連続的に出演。地元のニュー・
ジーランドSOやローマの聖チェチーリアコンサート出演でも成功を収めた。
4月オーストリアで「魔弾の射手」、5月は香港で「フィデリオ」とベートー
ヴェンの「第9」、6月はヴァレンシアで「パルジファル」、バイロイト「ロー
エングリン」9月はベルリンで「大地の歌」「トスカ」とまさにライジング・
スターの道を歩んでいる。



<EMI GERMANY>
●inspiration第3回発売

CDZ-6461692 \480
ザビーネ・マイヤー/ポートレイト
1.モーツァルト:クラリネット協奏曲 イ長調 K622
ザビーネ・マイヤー(バセット・クラリネット)
シュターツカペレ・ドレスデン、ハンス・フォンク指揮
1990年6月6-8日、ルカ教会、ドレスデン録音
2.ヴェーバー:クラリネット協奏曲第1番 ヘ短調 Op.73
3.ヴェーバー:クラリネット協奏曲第2番 変ホ長調 Op.74
ザビーネ・マイヤー(クラリネット)
シュターツカペレ・ドレスデン、ヘルベルト・ブロムシュテット指揮
1985年9月9-13日、ルカ教会、ドレスデン録音

CDZ-6461702 \480
ビゼー:カルメン-ハイライト
ミレッラ・フレー二(ソプラノ)
ジョン・ヴィッカーズ(テナー)
グレイス・バンブリー(メゾ・ソプラノ)他
パリ国立オペラ合唱団&管弦楽団
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス指揮
1969年7月、9月、1970年1月、2月、サル・ワグラム、パリ録音

CDZ-6461712 \480
ハープの魔術-ハープ協奏曲集
1.ヘンデル:ハープ協奏曲 変ロ長調 Op.4-6
2.ヴィヴァルディ:ハープ協奏曲 ニ短調
3.ペルティーニ:ハープ付き交響曲第3番 Op.36
4.ザッハ:ハープ協奏曲 ハ短調
5.ハイドン:ハープ協奏曲 ハ長調 Hob.XVIII,8
ミリエル・ノルドマン(ハープ)
オーヴェルニュ管弦楽団、ジャン=ジャック・カントロフ指揮
1992年3月27-29日、クレモン=フェラン、フランス録音

CDZ-6461722 \480
動物の謝肉祭
1.サン=サーンス:動物の謝肉祭
/チッコリーニ、ワイセンベルク、プレートル指揮他
2.ロッシーニ/レスピーギ編:風変わりな店(抜粋)/グーセンス指揮
3.レスピーギ:鳥/マリナー指揮
4.ポンキエッリ:時の踊り/カラヤン指揮
5.デュカース:魔法使いの弟子/プレートル指揮
6.リムスキー=コルサコフ:くまんばちの飛行/マリナー指揮

CDZ-6461732 \480
サマー・クラシックス
1.ヴィヴァルディ:夏/ムター、カラヤン指揮
2.レスピーギ:古い歌と舞曲 第1集(抜粋)/マリナー指揮
3.メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」序曲/プレヴィン指揮
4.ビゼー:「カルメン」組曲第1番(抜粋)/マリナー指揮
5.ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲/トルトゥリエ指揮
6.ロッシーニ:「ウィリアム・テル」バレエ音楽(抜粋)/ガルデッリ指揮
7.オッフェンバック:舟歌/マリナー指揮
8.マスネ:「ル・シッド」バレエ音楽(抜粋)/フレモー指揮
9.ヴィヴァルディ:ギター協奏曲 ハ長調ーラルゴ/パークニング
10.ラヴェル:ボレロ(終結部)/プレヴィン指揮




<VIRGIN CLASSICS>
VCS-6285362 3枚組 \4650
(期間限定盤)
ヘンデル:べレニーチェ、エジプトの女王 HWV 38(全曲)
べレニーチェ・・・・・クララ・エク(ソプラノ)
アレッサンドロ・・・・インゲラ・ボーリン(ソプラノ)
デメトリオ・・・・・フランコ・ファジョリ(カウンターテナー)
セレーネ・・・・・・ロミーナ・バッソ(メゾ・ソプラノ)
アルサーチェ・・・・・メアリー・エレン・ネシ(メゾ・ソプラノ)
アリストボロ・・・・・・ヴィート・プリアンテ(バス)
ファビオ・・・・・・・アニーチォ・ゾルジ・ジュスティアニーニ(テナー)
イル・コンプレッソ・バロッコ
アラン・カーティス指揮
マルチパック 86Pブックレット(含 歌詞テキストー伊/仏/英/独) 
スリップケース
ヘンデルのオペラ作品を発掘、復元、録音について’ニュー・ヨーク・タイ
ムズ’、’グラモフォン’’BBCミュージック・マガジン’など欧米のメディ
アも絶賛するカーティスのヘンデルのオペラ録音の最新作です。既発売の6作
品をボックスにしたアイテム(VBS-6958622)も大好評で日本のファンからもそ
の続編が待たれているプロジェクトです。来年はディドナートを主役とする
「アリオダンテ」の発売も予定され期待はさらに高まります。
「べレニーチェ」は紀元前80年のアレクサンドリアが舞台のオペラで、今回の
タイトルロールはスウェーデンのソプラノ、エク、彼女が愛するデメトリオに
ファジョリ、彼が愛する(べレニーチェの妹)セレーネにはバッソが配されてい
ます。またべレニーチェの政略結婚の婚約者(最後にはめでたくべレニーチェ
の配偶者となる)で変奏して登場するアレッサンドロにスウェーデンのソプラ
ノ、ボーリンがキャスティングされています。「べレニーチェ」はヘンデルに
キャリアの中で音楽家としても個人的にも激動の時期の作品で、コヴェントガ
ーデンにあったジョン・リッチの新劇場のために作曲した最後のオペラ作品。
4回上演されたのみで終わった。18世紀以来の上演は1985年UKキール大学で、
続いて93年ケンブリッジで再演、ドイツでは2001年カールスルーエのヘンデル
・フェスティヴァルで上演された希少な作品。

●VIRGOの第7回発売
VB-6285792 \850
ベルリオーズ:
1.幻想交響曲 作品14
2.「宗教裁判官」序曲 作品3*
ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
ロジャー・ノリントン指揮
1988年3月8-10日、*11月、アビー・ロード第1スタジオ、ロンドン録音

VB-6285842 \850
リッケンバッハー:フンパーディンク作品集
1.「ヘンゼルとグレーテル」序曲
「青い鳥」より
2.前奏曲:クリスマスの夢
3.星の踊り
「王さまの子供たち」より
4.コンサート序曲
5.第2幕へのイントロダクション
6.第3幕へのイントロダクション
「いばら姫」より
7.I 前奏曲
8.II バラッド
9.III 放浪
10.IV いばらの城
11.V お祝いの音楽
バンベルク交響楽団
カール・アントン・リッケンバッハー指揮
1990年11月、クルトゥールラウム、バンベルク録音

VB-6285892 \850
シフ/モーツァルト:交響曲集
1.交響曲第40番 ト短調 K.550
2.交響曲第29番 イ長調 K.201
3.アイネ・クライネ・ナハトムジーク ト長調 K.525
ノーザン・シンフォニア
ハインリヒ・シフ指揮

VB-6285982 \850
オージェ/シューベルト:歌曲集
1.糸を紡ぐグレートヒェン D.118
2.野ばら D.257
3.たゆみなき愛 D.138
4.ガニュメート D.544
5.秘めごと D.719
6.湖上で D.543
7.ミューズの息子 D.764
8.ズライカ そのI D.720
9.ズライカ そのII D.717 
10.それらがここにいたことは D.775
11.挨拶を送ろう D.741
12.君こそわが憩い D.776
13.笑いと涙 D.777
14.至福 D.433
15.ナイチンゲールに寄す D.497
16.子守歌 D.498
17.アンセルモの墓で D.504
18.音楽に寄す D.547
19.ます D.550
20.水の上で歌う D.774
21.若い尼僧 D.828
22.シルヴィアに D.891
23.セレナード D.889
アーリーン・オージェ(ソプラノ)
ランバート・オーキス(ピアノ)

VB-6286052 \850
シューベルト:交響曲集
1.交響曲第5番 変ロ長調 D.485
2.交響曲第8番 ロ短調 D.759 (ブライアン・ニューボールドによる完成版) 
(「ロザムンデ」より 間奏曲第1番 ロ短調 を含む)
3.バレエ音楽第2番 ト長調-「ロザムンデ」より
オーケストラ・オブ・ジ・エイジ・オブ・エンライトゥンメント
チャールズ・マッケラス指揮

<SONY CLASSICAL>
8869765877-2 3枚組 \4350
ロベルト・シューマン(1810-1856):
ピアノと管弦楽のための作品全集
*世界初録音
(DISC 1)
ロベルト・シューマン
1.幻想曲イ短調* [ピアノ協奏曲イ短調作品54-第1楽章の原曲]
(1841年-1843年作曲)
2.序奏とアベッグによる主題*(1830年-1831年作曲)
3.ピアノ協奏曲へ長調*
[復元およびオーケストレーション:レフ・ヴィノクール]
(1830年-1832年作曲)
クララ・シューマン(1819-1896)/ロベルト・シューマン
4.協奏曲イ短調(1楽章)*
[クララ・シュ-マン:ピアノ協奏曲-第3楽章の原曲](1833年-1834年作曲)
5.協奏曲ニ短調(1楽章)[復元:ヨーゼフ・デ・ベーンホウェル](1839年作曲)
(DISC 2)
アドルフ・ヘンゼルト(1814-1889)/ロベルト・シューマン:
1.ピアノ協奏曲ヘ短調作品16(1838年-1845年作曲)
ロベルト・シューマン
2.ピアノ協奏曲ニ短調作品54(1841年-1845年作曲)
(DISC 3)
1.コンツェルトシュトッゥク へ長調作品86
[ピアノと管弦楽のための演奏会用ヴァージョン]
(1849年-1850年作曲)
2.序奏とアレグロ・アパッショナート ト長調作品92(1849年作曲)
3.序奏と演奏会用アレグロ ニ短調作品134(1853年作曲)
[演奏]
レフ・ヴィノクール(ピアノ)
ウィーン放送交響楽団
指揮:ヨハネス・ヴィルトナー
[録音]2009年8月18日-21日、10月28日-30日、11月23日-26日、
ウィーン、ORF
世界初録音5曲を含む、シューマンが関わった「ピアノと管弦楽のための作品」
10曲を完全網羅した3枚組。ロシアの俊英ヴィノクールの技が冴える!
シューマン生誕200年記念リリース。
シューマン生誕200年を巡るCDリリースの中でも、最大の話題盤となるであろ
う3枚組新録音の登場です。シューマンがピアノと管弦楽のために書いた作品
としては、名高いピアノ協奏曲イ短調作品54のほか、作品92の「序奏とアレグ
ロ・アパッショナート」、作品134の「序奏と演奏会用アレグロ」が比較的知
られていますが、それ以外にも未完に終わった作品や、他人の作曲した協奏曲
の編曲など、このジャンルにさまざまな試みを行ったことが知られています。
当アルバムは、草稿からの復元作品も合わせ、世界初録音5曲を含む全10曲の
作品を収録、1829年から1854年にいたるシューマンの作風の変遷を辿ることが
できます。
★5曲の世界初録音は以下の通り:
(1)幻想曲イ短調=「交響曲、協奏曲、そして大規模なソナタの中間のような
作品」を意図してシューマンが書いた単一楽章の作品で、ピアノ協奏曲イ短調
作品54-第1楽章の原曲となった。デュッセルドルフのハイネ研究所に保管され
ている草稿のファクシミリが1996年に出版され、1994年にはオイレンブルクか
らヴォルフガング・ボエッティヒャーの手によって楽譜が出版された。今回の
録音はオイレンブルク版にあった誤りや変更をシューマンの草稿通りに戻した
形で行われている。
(2)序奏とアベッグによる主題=「ピアノと管弦楽のための変奏曲へ長調」と
して構想されながら、その骨子は結局ピアノ独奏のための「アベッグ変奏曲作
品1」に結実した。ボン大学に所蔵されているシューマンのスケッチ帳に残さ
れた「変奏曲へ長調」の序奏部分とA-B♭-E-G-Gの主題の草稿から再構成され
たのがこの作品。
(3)ピアノ協奏曲へ長調=1830年-1832年にかけて構想されたピアノ協奏曲のた
めの草稿(ボン大学所蔵)に基づいて、2005年-2007年にヴォノクールによって
復元およびオーケストレーションが施され、3楽章形式のピアノ協奏曲として
2007年にルールで初演された。
(4)クララ・シューマン/ロベルト・シューマン:協奏曲イ短調(1楽章)=13歳だ
ったクララが1833年-1834年に書いた単一楽章の協奏的作品で、シューマンが
オーケストレーションが担当。のちに2つの楽章が加えられてクララ・シュー
マン唯一のピアノ協奏曲となった作品。
(5)アドルフ・ヘンゼルト/ロベルト・シューマン:ピアノ協奏曲ヘ短調=クラ
ラ・シューマンが1845年にライプツィヒでヘンゼルトのピアノ協奏曲を初演し
た際、シューマンが手を加えた版。ヘンゼルトは後に作品を改訂してブライト
コプフ&ヘルテル社から出版、録音も4種類あるが、初演時の楽譜はサンクト
ペテルブルク音楽院の音楽学図書館に秘蔵され、今回初めてその楽譜をもと
に録音がおこなわれた。
演奏は、ロシア出身の若きヴィルトゥオーゾで、知られざる作品の発掘と演奏
・録音に情熱を傾けているレフ・ヴィノクール。13歳でムラヴィンスキーと共
演した逸材は、シューマン作品の研究でも知られ、珍しいピアノのための練習
曲全曲の録音も残している。指揮を受け持つヨハネス・ヴィルトナーも秘曲の
録音で知られる。

8869769415-2 \1750
J・S・バッハ:モテット集(BWV.225-229)
フリーダー・ベルニウス(指揮)
アンドレア・エゲラー(Sp)インガ・フィッシャー(Sp)
マルティン・ファン・デル・ジースト(C-T)
マルクス・ブルッチャー(T)トーマス・ヘルベリヒ(Bs)
シュトゥットガルト室内合唱団
シュトゥットガルト・バロックオーケストラ
【録音】1989年10月ゲンニンゲン福音教会 [デジタル:セッション]
※「輸入盤:SK45859(国内盤:CSCR8380):」の再発商品となります。
バッハのモテットは、教会での伝統的な合唱唱法によった厳格で重厚な表現
に傾きがちですが、ベルニウスは極めて明晰な演奏を展開していきます。軽快
なリズム感と透明な合唱の響きによって目が覚める様な新鮮な印象を受けま
す。最近では各パート1人でも歌われ録音されるようになってきたこれらのモ
テットですが、ここではコンチェルト様式のように、各パート1人または合唱
になったりすることにより、強力なパルスと潜在的なエネルギーの優越感に
より大きな表現を醸し出すことに成功し、至福の時を私たちに提供してくれ
ます。なお、「BWV.230」は偽作との説があるため、録音はされませんでした。




<RCA RED SEAL>
8869764490-2 \1600
アドルフ・ブッシュ:弦楽六重奏曲 ト長調 Op.40*(1933)
ヴァルター・ブラウンフェルス:弦楽五重奏曲 嬰ヘ短調 Op.63(1943
-アーティスト・オブ・ザ・ロイヤル・コンセルヴァトワール(ARC)
Marie Berard & Benjamin Bowman(Vn)
Steven Dann & Carolyn Blackwell*(Va)
Bryan Epperson & David Hetherington(Vc)
【録音】 2009年11月16-18日トロント王立音楽院 ケルナー・ホール
[デジタル:セッション]
前2作『モイセイ・ヴァインベルク作品集(82876877692)』『レントヘン作品集
(88697158372)』とも、グラミー賞にノミネートされたアーティスト・オブ・
ザ・ロイヤル・コンセルヴァトワール(ARC)の3作目のアルバムとなります。
彼らは、グレン・グールド音楽院の教授等によるアンサンブルで、主に政治的
に失われ変化させられた作品の発掘と演奏を行っており、高い評価を得てきて
います。
アドルフ・ブッシュ(1891-1952)はヴァイオリニストとして有名ですが、彼は
作曲家でもあり、彼のキャリアとして重要性の高い仕事の一つでした。自分や
自分の弦楽四重奏団の演奏会のレパートリーして作曲は不可欠だったのです。
また、彼の弟フリッツ・ブッシュのためにも多くの管弦楽作品も作曲しまし
た。彼の作品は、マックス・レーガーの影響を最も受けており、シェルヘン、
フルトヴェングラー、アーベントロート、ワインガルトナー、トスカニーニ
も高く評価し、演奏を行いました。しかし彼の独奏者としてのステータスの
重要性により、1930年以降の書法は曖昧となり作曲は沈滞していきました。
その理由だけでなく、彼はユダヤ人ではありませんでしたが、ナチズムに反対
しスイス、アメリカに移住したのです。そのためこの六重奏曲は不承認作品と
されてしまったようですが、独創的なソノリティーにあふれ、ヴィルトゥーゾ
的な対位法が使われています。
ヴァルター・ブラウンフェルス(1882-1954)はフランクフルトに生まれ、ミュ
ンヘンでフェリックス・モットルに作曲を学びました。1920年作曲の成功作、
歌劇「鳥」はブルーノ・ワルター指揮によってミュンヘンだけで50回の公演。
ベルリン、ウィーン、ケルンでも行われました。また彼の最も感動的な「テ・
デウム」は100回以上の公演が行われました。1923年にプロイセン芸術アカデ
ミー会員となり、1925年からはアドルフ・ブッシュらとケルン音楽大学共同
学長に任命されました。しかし、彼は四半ユダヤ人(ナチ時代の言い方で祖父
・祖母のうち1人がユダヤ人)だったために1933年に追放され、翌年には彼の
作品は演奏禁止とされてしまいました。しかし、戦後ケルン音楽大学に学長
に復帰しました。最近彼の作品は徐々に演奏・録音されるようになってきて
いますが、この1944年に作曲された五重奏曲は見落とされていたもので世界
初録音となり、恍惚とした抒情にあふれた印象的な作品となっています。
この二つの作品は、政治への反思想と伝統的ドイツ音楽の、相反することが
融合された独特なもので、この後のレイボヴィッツ、ノーノ、シュトックハ
ウゼン、ブーレーズらの作品とは本質的に異なった作品です。
2009年9月にオープンしたばかりの「ケルナー・ホール」は、カナダでも最も
美しい木製のホールであり、視覚的だけでなく音響的にも完璧に設計されたも
のです。すでに高い評価得ており、このホールでの初の録音となります。





<SONY CLASSICAL>
8869762384-2 \1750
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ(全曲)
ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78「雨の歌」
ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.100
ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108
ジャック・リーベック(Vn)
カティア・アペキシュエヴァ(p)
【録音】 2007-2009年[デジタル:セッション]
昨年のSONY Classical へのデビュー・アルバムが『ドヴォルザーク:ヴァイ
オリン協奏曲とソナタ(88697499632)』という、渋めなプログラムながら「技
術は当然として、作曲家の言語を導き出す熟達した意識を持っている」「白熟
の輝きと刺激、ダイナミズムと表情感性の音楽の融合」と現代イギリスで最も
高い素晴らしいヴァイオリニストと高い評価を得ています。
ここに収録されたブラームスのコンサート評でも「イントロの素晴らしく抒情
的なメロディ、そして感情的なクライマックスは圧倒的な高騰感。私たちに最
も満足させてくれるブラームス」と評価されました。
JACK LIEBECK(ジャック・リーベック):
1980年ロンドン生まれ。パーセル音楽学校、ロイヤルアカデミー音楽院にて学
び、2003年に卒業。10歳の時BBCテレビに出演、少年時代のモーツァルトを演
じました。11歳からベルギー、フランス、ノルウェー、スイス等、世界地で演
奏活動を開始。イギリス国内の主要ホールに出演し、また14歳からロンドン交
響楽団やローザンヌ室内管弦楽団など、各国のオーケストラと共演していま
す。1785年製ガダニーニ「Ex-ウィルヘルミ」を使用。

8869764263-2 2枚組(1枚価格) \1750
Roots: My Life, My Song
(DISC 1)
African Drum Invocation / His Eye is on the Sparrow / I Want Two Wings
/ Lord,I Couldn't Hear / Nobody Pray/ Sometimes I Feel Like a/
Motherless Child / Heaven / Somewhere / My Baby Just Cares For Me /
Stormy Weather/ Mack the Knife / Another Man Done Gone / Pretty Horses
/ God's Gonna Cut You Down
(DISC 2)
Les Chemins de L'Amour / J'ai Deux Amours / April in Paris / Habanera
/ Take the‘A’Train / Blue Monk / Solitude / It Don't Mean a Thing /
Don't Get Around Much / Anymore / When the Saints Go / Marching In
ジェシー・ノーマン
【録音】 2009年6月24日ベルリン、フィルハーモニー [デジタル:ライヴ]
クラシックの歌曲やオペラ、現代音楽からゴスペルにいたるまで多彩なレパー
トリーを披露し、無数のコンサートやレコーディングによって幅広いオーディ
エンスに音楽の魅力を伝えてきたソプラノ歌手ジェシー・ノーマンは、現代の
伝説的アーティストのひとり。
2000年以降はオペラからほぼ引退し、リサイタルを中心として活動を続けてい
る彼女ですが、現在ではジャズやブルース、黒人霊歌、トラディショナルとい
ったクラシック以外のパフォーマンスを世界的に数多く行い、更なる圧倒的な
人気を伸ばしてきています。
このコンサートは、圧巻した2009年のヨーロッパ・ツァー中のベルリンでのラ
イヴで、ジャズ風のトラディショナル曲を中心として、デューク・エリント
ン、セロニアス・モンク、バーンスタインの曲。クルト・ワイル、プーランク
の曲をアレンジして、クラシック歌手になる前はジャズ歌手をめざしていたと
いう彼女の「心歌」で、私たちを魅了させてくれます。「ビゼーのハバネラ」
「ニーナ・シモンのMy baby -」は圧巻!

8869765690-2 10枚組 \6450 ※新価格 \3250
パブロ・カザルス、オリジナル・ジャケット・コレクション
(Disc 1)
J・S・バッハ:『チェロ・ソナタ第1番ト長調BWV.1027』
『チェロ・ソナタ第2番ニ長調BWV.1028』
-パブロ・カザルス(Vc)パウル・バウムガルトナー(p)
【録音】1950年7月プラド音楽祭(モノラル)
(Disc 2)
J・S・バッハ:『チェロ・ソナタ第3番ト短調BWV.1029』
-パブロ・カザルス(Vc)パウル・バウムガルトナー(p)
【録音】1950年7月プラド音楽祭(モノラル)
J・S・バッハ:
『音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV.903』『イタリア協奏曲ヘ長調BWV.971』
-ルドルフ・ゼルキン(p)
【録音】1950年7月プラド音楽祭(モノラル)
(Disc 3)
ベートーヴェン:『チェロ・ソナタ第2番ト短調Op.5-2』
『モーツァルトの「魔笛」の「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲
変ホ長調WoO.46』
『モーツァルトの歌劇「魔笛」の「恋人か女房か」の主題による12の変奏曲
ヘ長調Op.66』
-パブロ・カザルス(Vc)ルドルフ・ゼルキン(p)
【録音】1951年ペルピニャン パブロ・カザルス音楽祭(モノラル)
(Disc 4)
ベートーヴェン:『ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調Op.97「大公」』
-パブロ・カザルス(Vc)アレクサンダー・シュナイダー(Vn)
ユージン・イストミン(p)
【録音】1951年プラド音楽祭(モノラル)
(Disc 5)
シューベルト:『ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調D.898,Op.99』
-パブロ・カザルス(Vc)アレクサンダー・シュナイダー(Vn)
ユージン・イストミン(p)
【録音】1952年プラド音楽祭(モノラル)
(Disc 6)
ブラームス:『ピアノ三重奏曲第1番ロ長調Op.8』
-パブロ・カザルス(Vc)アイザック・スターン(Vn)マイラ・ヘス(p)
【録音】1952年プラド音楽祭(モノラル)
(Disc 7)
ベートーヴェン:『チェロ・ソナタ第1番ヘ長調Op.5-1』
『チェロ・ソナタ第5番ニ長調Op.102-2』
-パブロ・カザルス(Vc)ルドルフ・ゼルキン(p)
【録音】1953年プラド音楽祭(モノラル)
(Disc 8)
ベートーヴェン:『チェロ・ソナタ第3番イ長調Op.69』
『チェロ・ソナタ第4番ハ長調Op.102-1』
-パブロ・カザルス(Vc)ルドルフ・ゼルキン(p)
【録音】1953年プラド音楽祭(モノラル)
(Disc 9)
シューマン:『チェロ協奏曲イ短調Op.129』
カタロニア民謡(カザルス編):『鳥の歌』『カニグーの聖マルタン祭』
J・S・バッハ:
『アリア(パストラーレBWV.590)』
『レシタティーヴォ(オルガン協奏曲より)』
ハイドン:『アダージョ(ピアノ・ソナタ第19番より)』
ファリャ:『ナナ-7つのスペイン民謡』
-パブロ・カザルス(Vc)
ユージン・オーマンディ(指揮)
プラード音楽祭管弦楽団 ペルピニアン音楽祭管弦楽団
ユージン・イストミン(p)
【録音】1952年(モノラル)
(Disc 10)
[ホワイトハウス・コンサート]
メンデルスゾーン:『ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.49』
クープラン:『チェロとピアノのための演奏会用小品』
シューマン:『アダージョとアレグロ変イ長調』Op.70
カタロニア民謡(カザルス編):『鳥の歌』
-パブロ・カザルス(Vc)
アレクサンダー・シュナイダー(Vn)
ミスチスラフ・ホルショフスキ(p)
【録音】1961年11月13日ホワイトハウス(モノラル)
プラド音楽祭60年記念として、カザルスのプラド音楽祭ライヴ録音を中心とし
たものから10枚分が、オリジナル・ジャケット仕様での発売となります。
初回生産限定盤。
(仕様)
箱のサイズ:縦127mm、横128mm、厚さ40mm(予定)
各オリジナル・ジャケットを使用した、紙ジャケット仕様(予定)




<deutsche harmonia mundi>
8869770530-2 \1750
フランチェスコ・マリア・ヴェラチーニ:ヴァイオリン・ソナタ集
ソナタ ニ短調/ソナタ第12番へ長調Op.1-12/ソナタ ニ短調/
ソナタ イ長調Op.1-7/アカデミック・ソナタ ニ短調Op.2-12
リッカルド・ミナージ(バロックVn)
ルカ・ピアンカ(リュート)
マルコ・チェカート(バロックVc)
ジュリア・ヌティ(cemb)
マーガレット・ケル(バロック・ハープ)
オッタヴィアーノ・テネラーニ(cemb)
【録音】 2008年3月7-12日サンタ・マリア・イン・ポルティコ教会
[デジタル:セッション]
あの「ビーバー:ロザリオのソナタ(Arts:477358)」の鮮烈な演奏で驚かせてく
れたR・ミナージの最新録音が、DHMから登場します。今年生誕320年を迎えた
イタリア・バロック時代を代表する天才ヴァイオリニスト、フランチェスコ・
マリア・ヴェラチーニのソナタ集となります。幼いころから伯父のアントニオ
・ヴェラチーニからヴァイオリンの手ほどきを受け、カッチーニに対位法を学
びました。彼のヴァイオリン演奏は見事なもので、タルティーニは彼のテク
ニックに唖然とし半狂乱となったそうです。1744年に作曲された「アカデミッ
ク・ソナタ集Op.2」は、彼の最高の作品といわれています。
R・ミナージは1978年ローマに生まれ、バロック・ヴァイオリン専門演奏家と
して活躍しています。コンセール・デ・ナシオン、コンチェルト・イタリアー
ノ、アカデミア・ビザンチナ、アル・アイレ・エスパノール、アンサンブル・
ゼフィロ、アンサンブル415、そしてイル・ジャルディーノ・アルモニコの
ヴァイオリニストを務めてきました。
この演奏では曲によって通奏低音の形態を変えながら、バロックにして斬新
で新しい音楽をあらゆる奏法を使用して探求していきます。最初のソナタは、
ヴァイオリンとリュートの2人のみ。通常のチェロとチェンバロ形態。ハープ
を加えた大きな通奏低音群など。そして弦をはじくような奏法など斬新であり
ながら、それは単なる思い付きでなく、当時の奏法と曲の流れを研究した結果
なのです。すでに、彼の演奏は、「次世代のカルミニョーラである!」と高い
評価を得ています。





<OEHMS CLASSICS>
OC-824 \2180
『Letztes Gluck(最後の幸福)』-ドイツ・ロマンティック歌曲集-
メンデルスゾーン:「森からの別れ」「6つの歌 Op.41」「秋の歌」
ブラームス:
「ダルスーラの葬送の歌」「最後の幸福」「楽しく馬を走らせ」
「静かな胸の音」「お前は眠っているか」「セレナード Op.42-1」
シューマン:「野ばら」「露にぬれたバラ」
ジルヒャー:「ローレライ」「不誠実」「天の御国で 星のように輝かせて」
シューベルト:「夜」
レーガー:「夜の歌」
R・シュトラウス:「夢の光」
ジンガー・プーア
[Singer Pur]
Claudia Reinhard(Sp)、Klaus Wenk(T)、Markus Zapp(T)、
Manuel Warwitz(T)、Reiner Schneider-Waterberg(Br)、
Marcus Schmidl(Bs)
【録音】2009年9月29日-10月1日、レーゲンスブルク、聖ヴィート教会
[デジタル:セッション]
ピュアな声で私たちの心を清らかにさせてくれる、ドイツのスーパー声楽グル
ープ、ジンガー・プーアの最新アルバム。今回は、ドイツ人にとって子供の頃
から聴かされているクラシックの名曲を呼び起こさせてくれます。このアルバ
ムには、日本人にとってなじみ深い曲はほとんどないのですが、それなのに全
編に渡って感じられる懐かしい響きが、私たちの心の奥底から湧き上がってき
ます。感情的に歌うのではなく、くつろいだ雰囲気がすばらしいのです。彼ら
が本当に楽しんで、また自分たちのルーツとして、これらの歌を歌っているの
が伝わってきます。静かな曲は静かに、そして楽しい曲は活発に。どんな時で
も歌をくちずさむ・そんな彼らの心からのメッセージをお楽しみください。

OC-665(SACD-Hybrid) \2180
チャイコフスキー:交響曲「マンフレッド」
ドミトリー・キタエンコ(指揮)
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
録音 2009年3月 [デジタル:セッション]
タエンコ、ギュルツェニヒ管名誉指揮者任命記念-
チャイコフスキー交響曲全集第1弾!
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団は、2010年3月29日にドミトリー・キタエン
コを名誉指揮者として任命しましました。この楽団の名誉指揮者としては、
ギュンター・ヴァント以来二人目となります。キタエンコは音楽監督を務め
なかったものの、1986年以降ギュルツェニヒ管のコンサートを毎年約50回ふ
り、この楽団の演奏の質を上げ、レパートリーを広げ、その芸術性に対し高
い評価を得てきました。
様々なロシアの作曲家の作品を数多く録音してきたキタエンコですが、意外
にもチャイコフスキーの交響曲の録音は1枚もなかったのが不思議ですが、そ
れだけこの曲は慎重に研究し演奏されていきます。
この録音ではプロコフィエフ交響曲全集と同じく、プロデューサーはイェン
ス・シューネマンが、エンジニアはクラウス・ヴァッハシュッツが担当して
います。

OC-642(SACD-Hybrid) \2180
ヴィヴァルディ(J・S・バッハ、G・ロスト編曲):6つの協奏曲
(ヒルデブラント製オルガン、ナウムブルク、聖ヴェンツェル教会)
グンター・ロスト:オルガン
【録音】2009年8月30日-9月5日、ナウムブルク、聖ヴェンツェル教会
[デジタル:セッション]
グンター・ロストは1974年にヴュルツブルクに生まれ、パリでマリ=クレール
・アランにオルガンを学びました。ロストはライプツィヒ・バッハ・コンクー
ルや、ダラス、ニュールンベルク、ハンガリーなどで10以上のコンクールで
賞を与えられました。2002年までツィルヒャー音楽院とヴュルツブルク音楽
大学でオルガンについて講義を持ち、バイエルン芸術賞を受賞。その後グラー
ツ音楽大学教授とチャイコフスキー音楽院ののマスタークラスを受け持って
います。
あくまでも歴史的オルガンを使用し、当時のオルガン編曲であったらこうした
であろうということにこだわって演奏されます。その成功例が「バッハ:ゴル
トベルク変奏曲(OC636)」でしょう。
J・S・バッハは、イタリア風協奏曲の習作のために、ヴィヴァルディらの協奏
曲をオルガン・ソロのために編曲を行っていました(BWV.592-597)。その中か
らバッハが編曲したものを3曲。そしてG・ロスト自身がバッハと同じように
編曲した版で3曲を収録しました。

OC-757 \1750
シューマン: ピアノ作品集
クライスレリアーナ Op.16/アラベス
-ミヒャエル・コルスティック(p)
【録音】2009年8月27日:プフォルツハイム・コングレス・センター
[デジタル:セッション]
ドクター・ベートーヴェン、コルスティックによるシューマン!
今まで録音中の「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集」全てが、ヨーロッパ
で賞を受賞してきて、2009年にはミデム賞も受賞しました。
今年がシューマン・イヤーということで、シューマンのピアノの名曲を録音。
この録音でも、ベートーヴェンと同じように自筆譜から研究しなおし、テン
ポ、フレージング、アクセントなど独特な解釈により、新シューマン像を描き
出していきます。

OC-743 \1750
ブラームス:ピアノ作品全集Vol.4
8つの小品 Op.76/2つのラプソディーOp.79/幻想曲 Op.116
アンドレア・ホイデ(p)
ブラームス:ピアノ作品全集Vol.4




<SONY MUSIC JAPAN INTERNATIONAL>
8869769984-2 \1750
ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調&第2番ヘ短調
小山実稚恵
ヤツェク・カスプシク:指揮
シンフォニア・ヴァルソヴィア
小山実稚恵が、ついにショパンのふたつのピアノ協奏曲を録音しました。
2010年は、小山実稚恵がショパン・コンクールに入賞して25年、そしてまた
ショパン生誕200年という記念の年に、ショパン弾きとして知られてきた小山
が、不思議なことにまだ録音をしていなかったショパンの2曲のピアノ協奏曲
をレコーディングしました。共演は、ショパンのふるさとポーランドゆかりの
演奏者たち。指揮はポーランド生まれで、カラヤンコンクールでの入賞経験も
ある実力派指揮者ヤツェク・カスプシク。そしてオーケストラは巨匠ヴァイオ
リニスト、ユーディ・メニューインによってポーランドで創設されたシンフォ
ニア・ヴァルソヴィア。いずれもショパンにゆかりの深い演奏家たちで、共感
に満ちた万全の演奏を繰り広げています。

8869769214-2 \1750
ピアノ協奏曲第1番ト短調 作品25
無言歌集 第5巻 第1番 ト長調「5月のそよ風」作品62-1
無言歌集 第6巻 第4番 ハ長調「紡ぎ歌」作品67-4
無言歌集 第5巻 第5番 イ短調「ヴェネツィアの舟歌 第3」作品
無言歌集 第5巻 第6番 イ長調「春の歌」作品62-6
無言歌集 第4巻 第3番 ト短調「胸騒ぎ」作品53-3
無言歌集 第3巻 第6番 変イ長調「デュエ
ロンド・カプリチオーソ 作品14
前奏曲とフーガ 作品35-1
小菅 優:ピアノ
小澤征爾指揮/水戸室内管

<NAXOS> 各1枚 \1000
8.570548
ジェズアルド:マドリガル集第1巻
1.甘く優しい口づけよ/2.甘き愛をもって/3.マドンナ、私はそうなってほし
い/ 4.どのように生きることができようか/5.冷たいマドンナの乳房/6.マ
ドンナは横たわっている/7.ああ、あまりにも賢明な誤り/8.そのように高貴
な手の時は/9.愛は平和を求めない/10.何と喜ばしい。私の悲しみをつくる
ことは/ 11.おお、甘き私の苦しみ/ 12.ティルシは死を望む/13.ティルシ
は自らの欲望を感じた/14.わが星をあなたは見ていますか/15.見ないで、
見ないで/16.美しく芳香に満たされた花よ/17.幸せな春よ/18.正直なニン
フたちが踊る/19.自然があなたに与えたばら/20.美しく小さな天使
演奏:デリティエ・ムジケ/マルコ・ロンギーニ(指揮者)
ジェズアルド(1566-1613)=殺人者ということは広く知られています。不貞を
働いた妻とその愛人を残忍な方法で殺害したものの、貴族であったため(ヴェ
ノーサ公国君主、コンザ伯爵)罪には問われなかったジェズアルド。しかし彼
の本当の心は永遠に理解されることはないのでしょう。
当時は良くあることだ
このシリーズは、ジェズアルドのマドリガル初の全曲録音となります。

8.572405
シチェドリン:
1.管弦楽のための協奏曲第4番「輪舞」
2.管弦楽のための協奏曲第5番「 4つのロシアの歌」
3.クリスタル・グスリ ※全て世界初録音
演奏:ボーンマス交響楽団/キリル・カラボワツ(指揮)
ロシアの現代作曲家シチェドリン(1932-)は小さな町アレクシンで幼い頃を過
ごしましたが、そこでは川に浮かぶボートからいつもアコーディオンやバララ
イカ、人々の歌う声や、時には、葬式で嘆く人々の声すらも聞こえてきたと彼
は述べています。このアルバムに収録された3つの作品は、全て彼の幼年期の
思い出に基づいた曲でノスタルジックな雰囲気を湛えています。「輪舞」は古
いスラブのお祭りの風景です。若者たちの歌と踊りが聞こえてきますが、どれ
も本物のロシア民謡ではなく、シチェドリンの空想の中にある音で構成されて
います。「4つのロシアの歌」は 1曲だけ本当のロシア民謡が使われています。
これはリムスキー=コルサコフも自身の民謡集に収めたものですが、ここでは
現代的な衣装を纏って目の前に現れます。「クリスタル・グズリ」は彼の友人
でもあった武満徹の記念祭のために書かれた曲で、シチェドリンの武満に対す
る強烈な賛美が表現されています。

8.572439
ウルフ・ラウンズ
1-2.ドアティ(1954-):月への梯子(2006)(夜、ニューヨーク/見上げよう)/
3-5.マスランカ(1943-):トロンボーンとウィンド・アンサンブルのための協奏
曲(2007)(レクイエム/愛する人/満足して、平穏に)/6.ラウズ(1949-):ウルフ
・ラウンズ-オオカミの巡回(2006)
演奏:グレン・バシャム(ヴァイオリン)…1.2/ティム・コナー(トロンボーン)
…3-5/マイアミ市フロスト管楽アンサンブル/ギャリー・D・グリーン(指揮)
すっかり人気が定着したNAXOSの吹奏楽シリーズ。今作は3つの対照的な「新
しい作品」のご紹介です。ドアティの「月への梯子」は1930年代のマンハッタ
ンの高層建築、及び都市風景を彷彿させる印象深い作品です。ヴァイオリン・
ソロと管楽八重奏、そしてコントラバスのために書かれていて、ちょっと気怠
く、またオシャレな雰囲気を醸し出しています。マスランカのトロンボーン協
奏曲は、2006年に死去した彼の友人であったフルーティスト、クリスティーネ
・ N・カポーティの思い出のために書かれています。高い空へと昇っていくよ
うなトロンボーンの音色が心に浸み入ります。ラウズの「オオカミ」はオオカ
ミの習性を「循環的な」音楽で示したもの。せわしなく動き回る音がなんとも
落ち着かない気分を醸し出しています。

8.570994
ブルッフ:
1-4.交響曲第1番変ホ長調 Op.28
5-7.交響曲第2番ヘ短調 Op.36
演奏:ワイマール・シュターツカペレ/ミヒャエル・ハラース(指揮)
ブルッフ (1838-1920)というと、あのヴァイオリン協奏曲第1番や、コル・ニ
ドライの名旋律が良く知られていますが、彼は多くの合唱作品と、3曲の壮大
な交響曲も残しています。第1番の交響曲は 1868年に完成され、ブラームスに
捧げられています。明らかにシューマンやメンデルスゾーンの影響が認められ
るものの、変ホ長調特有の壮大な響きに乗って、美しいメロディが楽器を変え
て次々に展開されていきます。活発な第2楽章、チェロ、オーボエ、クラリネ
ット、ヴィオラによって旋律が受け継がれていく悠々とした第3楽章、そして
リズミカルで精緻に書かれた終楽章、と、聴きごたえは充分です。この交響曲
が大成功したのを受けて1870年に書かれた第2交響曲(こちらはヨアヒムに捧げ
られた )、一層重量感のある作品です。第1楽章の第1主題は、少々悲しげです
が、曲が盛り上がるにつれて情熱的な雰囲気へと変化していきます。静かな第
2楽章、そして、まさに「歓喜の歌」である輝かしい終楽章。ブラームスの交
響曲第1番が「ベートーヴェンの第10交響曲」ならば、こちらはもしかしたら
「第9.5番」と呼んでもよいかもしれません。

8.572067
タネーエフ:
1-3.交響曲第2番変ロ長調 (V.ブロクによる補筆完成版)
4-7.交響曲第4番ハ短調 Op.12
演奏:ノヴォシビルスク・アカデミック交響楽団
トーマス・ザンデルリンク(指揮)
「ロシアのバッハ」として、ラフマニノフやチャイコフスキーも一目置いてい
たタネーエフ (1856-1915)の交響曲を2曲お聴きください。未完に終わった第
2番の交響曲は、モスクワ音楽院の学生だった時に書き始められた若書きの作
品です。教師であったチャイコフスキーは1875年に書きあげられた第1楽章で
彼の天分を認め、全曲書きあげるように説得したのですが、結局2年経っても
完成せず、1877年に終楽章のスケッチが出来ただけでした。第1楽章はアント
ン・ルービンシュタインによってモスクワで演奏されたのですが、ルービン
シュタインのお気に召さなかったようで、チャイコフスキーは「あまり気にし
ないように」と助言したそうです。その20年後に書かれた第4番の交響曲は、
タネーエフの最も素晴らしい管弦楽作品の一つです。当時多くの重厚な作品を
発表していたタネーエフは「ロシアのブラームス」と呼ばれていましたが、
彼自身はその呼び名は嫌いだったそうですが、書式の厳格さや曲の持つ雰囲
気は、確かに両巨匠に共通する部分もありますね。

8.559619
ザイモント
:管弦楽作品集
1.クロウマ-ノーザンライツ(1985)
2-3.交響曲第2番「私を忘れないで」 (2000)(ゴースト/弦楽のためのエレジー)
4.管弦楽のためのスティルネス-詩曲(2004)
演奏:ロベルト・マレシェク
(ヴァイオリン)…2.3/ジョゼフ・スコレパ(ヴァイオリン)…3/
スロヴァキア・ナショナル交響楽団/カーク・トレヴォー(指揮)
アメリカの女性作曲家、ジュディス・ラング・ザイモント(1945-)の作品集で
す。彼女はメンフィスの音楽一家に生まれ、5歳の時からピアノを始め、11歳
でジュリアード音楽院のプレカレッジで学びました。すぐに作曲家として頭角
を表し、18歳でBMI(ブロードキャスト・ミュージック社)の若い作曲家賞を与
えられたのです。彼女の音楽は、ここに収録された4つの管弦楽作品を聴いて
もわかるように常に動的かつ、とても抒情的です。強烈な光を放つオーロラを
描いた「クロウマ-ノーザンライツ」、6人の偉大なる作曲家の面影(スクリャビ
ン、ブリテン、ラヴェル、ベルク、クリストファー・ラウスおよびローリー・
アンダーソン)が交錯する「ゴースト」、彼女のおばに捧げられた弦楽合奏に
よる「エレジー」、そして、モートン・フェルドマンの音楽と共通する極めて
静謐な音楽「管弦楽のためのスティルネス」。と、どれもが個性的で独自の美
しさがゆらめく作品です。

8.572250
レブエルタス:ラ・コロネラ他
ラ・コロネラ(1-3.第1部・1900年の上流階級社会/4-6.第2部・勘当 /7-10.第
3部・フェリコ氏の悪夢/11-13.第4部・最後の審判)…世界初録音/14.旅行記
(1938)/15.コロリネス(1932)
演奏:サンタ・バーバラ交響楽団…1-14/イギリス室内管弦楽団…15
ジセル・ベン=ドール(指揮)
メキシコ、ドゥランゴ州のサンチャゴ・パパスキアーロに生まれたレブエルタ
ス(1899-1940)の扇情的な作品集です。彼は指揮者、ヴァイオリニストとして
活躍し、1929年からはカルロス・チャベスの招きでメキシコ交響楽団の指揮者
助手を6年間務め、同時代のメキシコ音楽の普及に努めました。最期は貧困の
うちに若くして世を去ってしまいましたが、長生きすれば、もっともっと楽し
い音楽を書いていたに違いありません。彼の音楽は通俗的なものを孕みながら
も、常に革新的で不協和音に満ちています。しかしどこもかしこも「メキシコ
的」であり、熱く昂るリズムが激しく煌めくのです。世界初録音となる「ラ・
コロネラ(女性大佐)」は4つの部分からなるバレエ音楽です。第1部は1900年代
の上流社会、第2部は独裁政治における労働者階級の生活を鋭く描きだします。
第3部に現れる優雅なワルツは、あのベルリオーズの舞踏会を思わせるほどに、
陳腐な美しさの影に潜む嫌な感じを表現しています。そして第4部は戦いの場
面。鋭く切り裂くようなトランペットの咆哮は戦死者たちへの弔いの音楽です。

8.572262
グラナドス:室内楽曲集
1-4.ピアノ三重奏曲 Op.50/5-7.ピアノ五重奏曲ト短調 Op.49/8.ゴィエスカ
スより間奏曲(G.カサドによるピアノ三重奏編)
演奏:ロムピアノ三重奏団 (メンバー)ホアン・オルペッラ(ヴァイオリン)/ホ
セ・モール(チェロ)/ダニエル・リゴリーオ(ピアノ)/マニュエル・ポルタ・
ガリェゴ(ヴァイオリン)…5-7/ホアキン・リケルメ・ガルシア(ヴィオラ)…5-7
ファリャ、アルベニスと並ぶスペイン近代の大作曲家グラナドス(1867-1916)
は、その生涯に(あまり知られていませんが)室内楽を1ダース程度書いていま
す。ここではその中からピアノ三重奏曲およびピアノ五重奏曲をお届けいたし
ます。彼の作風は「新しいロマン派」とも呼べるもので、この1984年頃から書
き始められた 2つの室内楽作品も、温和で美しい曲調に終始します。柔らかい
分散和音で始まるピアノ三重奏は、彼が愛したムーア風やハンガリー風のメロ
ディを織り込みながらも、全体的にはサロン風の優しい音楽が展開されていき
ます。第3楽章の「デュエット」での抒情的な味わいは、シューベルト風ですら
あります。ピアノ五重奏曲は緊張感に満ちた音楽で、こちらもやはりエキゾチ
ックな雰囲気を持っていますが、やはり全体的にはロマンティック。第2楽章の
鄙びた佇まいが心を捉えます。「ゴィエスカス」からの間奏曲は、カサドによ
る編曲版で、こちらは心行くまで「スペイン風」の音楽を楽しめます。

8.570827
ブラームス:ヴィオラ・ソナタ集
1-3.ヴァイオリン・ソナタ第1番 Op.78(C.エルデーイによるヴィオラ編)/
4-7.ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.120-1/8-10.ヴィオラ・ソナタ第2番
変ホ長調 Op.120-2
演奏:ロベルト・ディアス(ヴィオラ)/ジェレミー・デンク(ピアノ)
もともと渋い作品を書いていたブラームス(1833-1897)ですが、晩年になって
その傾向は一層強まりました。ここに収録されたヴィオラ・ソナタは1894年に
作曲されたもので、彼による最後のソナタ形式の作品でもあります。その少し
前から創作意欲が衰えてしまっていたブラームス、一度は作曲活動を断念する
のですが、1891年に名クラリネット奏者リヒャルト・ミュールフェルトと知
り合い、彼の演奏に感銘を受けたことで、また「作曲するぞ」という気持ちが
芽生えます。これによって生まれたのがクラリネット三重奏曲 op.114とクラリ
ネット五重奏曲 op.115、そしてクラリネット・ソナタ op.120でした。1895年
1月7日にウィーンでミュールフェルトのクラリネットとブラームス自身のピア
ノによって行われ、その直後に、このアルバムに収録されたヴィオラ版として
作曲家自身の手で編曲が行われました。まるで秋の高く澄みきった空を思わせ
る深い曲調が今でも広く愛されている名曲です。ヴァイオリン・ソナタ第1番
の編曲版は、ハンガリーの奏者エルデーイの編曲によるものです。移調されて
いるせいか、原曲の持つ落ち着いた美しさが一層強調されています。

8.570965
シュルホフ:弦楽四重奏のための音楽集
1-4.弦楽四重奏曲第1番(1924)/5-9.5つの小品(1923)(ウィンナ・ワルツ風に
/セレナーデ風に/チェコ風に/タンゴ・ミロンガ風に/タランテラ風に)/
10-13.弦楽四重奏曲 第2番(1925)
演奏:アヴィヴ四重奏団
セルゲイ・オストロフスキ(第1ヴァイオリン )/エフゲニア・エプシュタイン
(第2ヴァイオリン)/シュリ・ウォーターマン(ヴィオラ)/レイチェル・マー
サー(チェロ)
チェコの作曲家、エルヴィン・シュルホフ(1894-1942)。ユダヤ系の血を引い
ていた彼の作品は、ナチス・ドイツによって「退廃音楽」の烙印が押されてし
まい、演奏されることも出版されることもなく、彼の死後はずっと忘れ去られ
てしまいました。しかし、最近の「退廃音楽復興」の流れに乗り、彼の作品も
ようやく注目されるようになってきたと言えそうです。彼の弦楽四重奏曲は
1920年代の最も脂の乗った時期に書かれています。未だ活動の制約を受ける前
の彼のとても前衛的な作品で、ジャズのリズムを取り入れたり、特殊奏法を取
り入れたり、バルトーク風な風情を見せたりと興味深いものばかりです。どこ
となく民族音楽的で、決して調性感がなくなるところがないのも、彼の音楽の
聴き易さを助長している原因でしょう。5つの異なるスタイルで書かれた「5つ
の小品」での生真面目さを装ったアイロニカルな表情もたまりません。

8.572288
L.バークリー:室内楽曲集
1-3.ホルン三重奏曲 Op.44/4-6.フルートとピアノのためのソナチネ/7-9.
ヴィオラ・ソナタニ短調 Op.22/10-13.オーボエ、クラリネット、ホルン、
ファゴット、ピアノのための五重奏曲
演奏:ラファエル・テッローニ(ピアノ)…1-13/スーザン・スタンツェライト
(ヴァイオリン)…1-3/スティーヴン・スターリング(ホルン)…1-3/パトリッ
ク・ウィリアムズ(フルート)…4-6/モーガン・ゴフ(ヴィオラ)…7-9/ニュー
・ロンドン・チェンバー・アンサンブル…10-13(メンバー)メラニー・レッジ
(オーボエ)/ネイレ・アシュウォース(クラリネット)/ステファン・スターリ
ング(ホルン)/アダム・マッケンジー(ファゴット)
オックスフォード出身の作曲家、レノックス・バークリー(1903-1989、息子の
マイケルも作曲家 )は、生涯に100以上のほとんど全てのジャンルに渡る作品
を書き、イギリス近現代音楽の発展に寄与しました。少々地味な作風のせいか、
あまり聴かれる機会は多くありませんが、ここに収録されたホルン三重奏曲は、
彼の代表作として時折演奏されています。名ホルン奏者、デニス・ブレインの
ために書かれたこの作品は、聴いてみるとわかるとおりなかなかの充実した音
楽で、友好的なテーマで始まる第1楽章、哀切な第2楽章、そしてモーツァルト
風の主題が様々に変奏されていく第3楽章と、一切ムダのない凝縮された書法
で書かれています。晩年に書かれたピアノ五重奏曲は、この頃の彼が十二音技
法を採用していたこともあり、極めて難解な音に終始していますが、絡み合う
各楽器のメロディにはどことなく解放感もあり、なかなか侮れない音楽となっ
ています。

8.559632
ロックバーグ:ピアノ作品集第2集
1-12.12のバガテル(1952)/13-15.3つの悲しい小品(1945-1998)/16-18.ソナ
タ・セリア (1948-1998)
演奏:エヴァン・ハーシュ(ピアノ)
第1集(8.559631)、第4集(8.559634)に続く、アメリカの作曲家ロックバーグ
(1918-2005)のピアノ作品集第2集です。彼は長い作曲家生活のほぼ全域でピア
ノ作品を書いていて、1941年の最初期の変奏曲から、1996-97年の「2台ピアノ
のための炎の環」まで様々な作風の変遷を経ながら、凝縮された世界を表現し
続けました。ここに収録された「 12のバガテル」は短いながらも完結した内容
を持つ小品の集合体で、以前、ピアニスト、ハーシュがロックバーグに「シェ
ーンベルクとの関連」を指摘したところ、即座に「それは違う」と反論された
という作品です(確かに、使っている 12の音が同じであろうとも、その構成や
並べ方が変われば全く違う色合いが出ることは間違いありません)。3つの悲し
い小品は驚くほど抒情的ですがジャズ風な趣きも垣間見える美しい曲。ソナタ
・セリアは着想こそ初期ですが、50年代に改定され、1998年になってようやく
発表された力作です。

8.570475
クレメンティ:初期ピアノ・ソナタ集第3集
1-3.ピアノ・ソナタハ長調 Op.20/4-5.ピアノ・ソナタヘ長調 WoO 3/6-7.
ピアノ・ソナタ変ホ長調 Op.6-2/8-10.ピアノ・ソナタ変ロ長調 Op.9-1/
11-13.ピアノ・ソナタヘ長調 Op.13-5
演奏:スーザン・アレクサンダー=マックス(フォルテピアノ)
フランスの宮廷音楽家として活躍したクレメンティ(1752-1832)は、モーツァ
ルトのライバルとして知られ、また彼の初期のソナタは若いベートーヴェンに
強い影響を与えました。当時のピアノ音楽の発展に寄与し、後のロマン派へと
繋ぐ重要な作品を多く書き、それらの曲に見られる程良く駆使された技巧は、
ピアノを学ぶ若き人たちの指の訓練としても重要な役割を担っています。この
第3集には 5曲のソナタを収録。演奏しているのはニューヨーク生まれの鍵盤
奏者、アレクサンダー=マックス。彼女はフォルテピアノとクラヴィコードの
演奏家として国際的な名声を得ており、世界中の教育機関で若い才能を指導し
ていることでも知られる名手です。彼女による絶妙なプログラミングは、全て
の曲を関連付け、実に興味深く聴かせてくれています。

8.572424
ヴォーン・ウィリアムズ:われらに平和を与えたまえ他
1-6.ドナ・ノビス・パーチェム(われらに平和を与えたまえ)(アニュス・デイ
/叩け、叩け、太鼓を/和解/2人の老兵への哀歌/天使は死の外に/誰からも愛さ
れた人)/7-16.サンクタ・シヴィタス(聖なる市民)(私は魂だった/そして、私
は天が開くのを見た/そして、私は天使が太陽の前に立つのを見た/大いなるバ
ビロンは崩壊した/神は、あなたがたのために/そして私は新しい天国を見た/
したがって、神の御座の前に彼らが来る/私は穢れなき河を見た/聖なるかな、
聖なるかな、聖なるかな/天も地も全て栄光に満ち)
演奏:クリスティーナ・ピエール(ソプラノ)…1-6/マシュー・ブルック(バリ
トン)…1-6/アンドリュー・ステープルズ(テノール)…7-16/マシュー・ブル
ック(バリトン)…7-16/ウィンチェスター大聖堂少年聖歌隊…7-16/ウィン
チェスター・カレッジ・クィリスター… 7-16/バッハ合唱団/ボーンマス交
響楽団/デイヴィッド・ヒル(指揮)
ホルストの大親友でもあったイギリスの大作曲家、ヴォーン・ウィリアムズ
(1872-1958)の声楽作品集です。彼は民謡の採集や教会音楽の研究を通して、
英国国教会の伝統を身につけましたが、「感覚と知識を超えて位置するもの」
・・・象徴的なものにも敏感で、伝統と革新を統合した独自の作風を作りだし
た人でもあります。ここに収録された2つの声楽作品集は、そんなヴォーン・
ウィリアムズの思いが込められた曲です。1936年の「ドナ・ノビス・パーチェ
ム」は人類への警告と祈願です。ウォルト・ホイットマンおよびジョン・ブラ
イト、そして聖書から採られたテキストは、人類が成熟して争いが無くなるま
でへの願いが込められています。ソプラノ、バリトン独唱と合唱、オルガンと
いうかなり大規模な編成で歌われ、時折、ソプラノが絶望的な爆発の中で祈り
の歌を歌い続けます。1926年の「サンクタ・シヴィタス」も大編成の作品で、
神の偉大なる秘跡を描いた強烈で壮大な大作です。

8.572453
ブレイク:メアリーの受難&キリスト降誕の4つの歌
1-4.メアリーの受難 Op.577(2006)(第1部-訪問、出生、幼年期 /第2部-荒野、
山上の説教、十字架 /第3部-聖母は悲しみに暮れ /第4部-復活、めでたし女王)
/5-8.キリスト降誕の 4つの歌 Op.415(1990)(第1部-神聖なるメアリー、穏や
かな母親 /第2部薔薇よ、美しい薔薇よ/第3部-イエス、優しく愛しい息子/
第4部-皆で手を取り合いましょう )
演奏:パトリシア・ロザリオ(ソプラノ)…1-4/ロバート・ウィリアム・ブレイ
ク(トレブル)…1-4/リチャード・エドガー=ウィルソン(テノール)…1-8/
ディヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(バス・バリトン)…1-4/ブラス・オ
ブ・ロイヤル・フィルハーモニック…5-8/ロイヤル・フィルハーモニー管弦
楽団… 1-4/ロンドン・ヴォイシズ/ハワード・ブレイク(指揮)
数々の映画音楽で知られるハワード・ブレイク(1938-)のオラトリオ「メアリ
ー(マリア)の受難」は、聖母マリアの目を通して描かれたイエス・キリストの
一生の物語です。ソプラノ・ソロとボーイ・ソプラノ、合唱とオーケストラ
(改訂版ではここにテノールとバリトン・ソロが加えられた )で歌われる受胎
告知からキリストの復活までの出来事は、時に激しく、時に優しく心に染みい
るように歌われます。映画音楽を得意とするブレイクだけあって、常に響きは
美しく、耳に心地良いものとなっています。ソプラノ・ソロを歌うのはパトリ
シア・ロザリオ。現在のイギリスにおいて宗教曲、現代曲を歌わせたら右に出
る者はいない名歌手です。その16年前に作曲された「キリスト降誕の4つの歌」
は金管の伴奏と合唱とテノールで歌われる素朴な歌曲集。こちらはマリアの喜
びが全編に溢れる美しい曲です。

8.572122
ハイドン:ミサ曲集第2集ミサ曲第3番ハ長調「聖チェチリアのミサ」Hob.XXII:5
演奏:ニューヨーク・トリニティ教会合唱団/レーベル・バロック管弦楽団
J.オーウェン・バーディック(指揮)
このミサ曲はハイドン(1732-1809)がエステルハージ公のために書いた最初の
ミサ曲です。スターバト・マーテル(8.572121)と同様に、当時のウィーンの様
式で1766年頃に書き始められました。最初は恐らくキリエとグローリアのみが
演奏されたようですが、後の 1770年代中ごろになって、クレド以降が付け加
えられたらしいと研究が進んでいます。明快で荘厳な合唱で始まるキリエはす
ぐに快活な表情を持ち、ソロで歌われる「クリステ・エレイゾン」をはさみ、
精巧なフーガへと進んでいきます。次の長いグローリアは 8つの部分に分けら
れ、華麗な祈りの音楽が展開されます。「クレド」、「サンクトゥス」「ベネ
ディクトゥス」と続き、最後は「アニュスデイ」の「ドナ・ノビス・パーチェ
ム」の大フーガで曲を締めくくります。まさに感動的な音楽がここにあります。

8.660241
アーノルド:歌劇「ポリー」
演奏:ラウラ・アルビーノ(ソプラノ)/エヴ・レイチェル・マクロード(ソプラ
ノ)/ジリアン・グロスマン(ソプラノ)/マリオン・ニューマン(メゾ・ソプラ
ノ )/ロラリー・カークパトリック(メゾ・ソプラノ)/バド・ローチ(テノー
ル)/ローレンス・ウィルフォード(テノール)/アンドリュー・マホン(バリト
ン)/マシュー・グロスフェルド(バス)/ジェイソン・ネデッキー(バリトン)
/アラディア・アンサンブル/ケヴィン・マロン(指揮)
1729年に書かれた風刺劇「ベガーズ・オペラ」は当時のロンドンで大人気を博
し、これまでイギリスで隆盛を極めていたイタリアオペラの衰退する原因にも
なった作品です。また、以降のイギリスの全ての喜劇(ギルバート&サリヴァ
ンなど)から現代のミュージカルに強い影響を与え、現在でも絶大な人気を誇っ
ています。さて、この「ポリー」ですが、音楽はとても優雅ですが内容は過激。
西インド諸島が舞台となり、マクヒースは海賊になり、トレイプス夫人は奴隷
売買業をはじめ、ポリーをだまし金持ちのダカット氏に売り飛ばしてしまいま
す。彼女は少年に変装して脱出、最後はカリブ首長の息子と結婚します。最初
はベガーズ・オペラと同じくペープシュが曲を付けましたが、あまりにも政治
的な風刺が強すぎて、当時の首相から上演禁止の圧力がかかりお蔵入りになっ
てしまいました。その50年後にサミュエル・アーノルド(1740-1802)がスコア
を一新し、ようやく上演されたというものです。何も知らずにこの曲を聴いて
いると、優雅なバロックの歌劇にも聞こえますが、内容はかなり過激です。

8.660275-76 2枚組
ロッシーニ:歌劇「オテッロ、またはヴェネツィアのムーア人」
演奏:オテッロ…マイケル・スパイレス(テノール)/デスデモーナ…ジェシカ
・プラット(ソプラノ)/エルミーロ…ウーゴ・グアリアルド(バス)/ロドリー
ゴ…フィリッポ・アダミ(テノール)/ヤーゴ…ジョルジョ・トゥルッコ(テノ
ール)/エミーリア…ジェラルディーヌ・ショヴェ(メゾ・ソプラノ)/ゴンド
ラ漕ぎ…レオナルド・コルテッラッツィ(テノール)/クルージュ・トランシル
ヴァニア・フィルハーモニア管弦楽団/ヴィルトゥオージ・ブルネンシス/
アントニーノ・フォグリアーニ(指揮)
このロッシーニ(1792-1868)の「オテッロ」は1816年にナポリで初演されてい
ます。ヴェルディの同名作品を思い浮かべる方も多いでしょうが、こちらは
シェークスピアの戯曲を基にしたものではなく、台本がベリオ公爵のもので、
原本は新古典作家ジャン=フランソワ・デュシスのフランス語のものをイタリ
ア語に翻案したものが使われています。そのため、あらすじはヴェルディの作
品とかなり違い、また、オテッロとデスデモーナは愛し合ってこそいるものの、
まだ夫婦にはなっていませんし、デスデモーナを巡って争う 3人の男は全てテ
ノールで歌われ、これがまた絶妙な人間関係を醸し出しているのです。全編華
麗なコロラトゥーラの歌唱が炸裂し、悲劇であるものの、ヴェルディのオテッ
ロのような重苦しさは感じられません。この演奏は「黒い森地方」の小さな温
泉保養地、バート・ヴィルトバートで毎年夏に開催されるロッシーニのオペラ
・フェスティヴァルのライヴです。粒揃いの歌手たちによる声の饗宴をじっく
りお楽しみください。

8.557953-54 2枚組
ONCE UPON A TIME
CD1: 1.グリーグ(1843-1907):叙情小品集第10集より「むかしむかし」/ 2-5.
ラヴェル(1875-1937):マ・メール・ロワ (眠れる森の美女のパヴァーヌ/親指
小僧/美女と野獣の対話/妖精の園)/7-8.ニルセン(1865-1931):アラジン組曲
より「祝典行進曲」「黒人の踊り」/ 9.グリーグ:叙情小品集第10集より「小
妖精」/ 10.リムスキー=コルサコフ(1844-1903):ムラダより「貴族たちの行
列」/11.ドヴォルザーク(1841-1904):交響詩「金の紡ぎ車」/12.プロコフィ
エフ(1891-1953):組曲「シンデレラ」より「シンデレラのワルツ-真夜中」/
13-14.リムスキー=コルサコフ:皇帝サルタンの物語より「皇帝の別れと出発」
「くまんばちの飛行」
CD2:1.リムスキー=コルサコフ:雪娘より「道化師の踊り」/ 2.チャイコフス
キー(1840-1893):組曲「眠りの森の美女」より/ 3.グリーグ:叙情小品集第1
集より「妖精の踊り」/ 4.リャードフ(1855-1914):魔法にかけられた湖/5.
リムスキー=コルサコフ:シェヘラザードより「王子と王女」/6-9.マクダウェ
ル(1860-1908):忘れられたおとぎ話より(王子の戸外での歌/仕立て屋と熊/薔
薇の園の美女/妖精の国 )/10.ストラヴィンスキー(1882-1971):組曲「火の
鳥」より「王女の踊り」/ 11-13.ハルヴォルセン(1864-1935):ノルウェイの
おとぎ話より(クマに乗る王女/青い山へのトロールたちの入山/小さなトロー
ルのダンス)/14.コダーイ(1882-1967):組曲「ハーリ・ヤーノシュ」より「皇
帝と家臣たちの入場」/ 15.フンパーディンク(1854-1921):ヘンゼルとグレー
テルより「夢のパントマイム」
小さい子どもや夢見る大人に不可欠な「おとぎ話」は、古今東西の作曲家たち
にも様々なインスピレーションを与え続けてきました。ラヴェルの「マ・メー
ル・ロワ」のように良く知られた作品から、マクダウェルやハルヴォンセンな
どのあまり知られていない作品まで、ここに収録された 29曲は、どの曲もイ
マジネーション豊かな音による世界がを存分にお楽しみいただけます。

8.111345
グレート・シンガー・シリーズ/レナード・ウォーレン
海の男たちの歌/キプリングの歌 他
1-8.海の男たちの歌(T. スコットによるバリトンと管弦楽編 )(ブロー・ザ・
マン・ダウン/ドラマーとコック/ジョー、網をひけ/ドランクン・セイラー /
流浪/ロウ・ランズ /シェナンドア/リオ・グランデ )/9-16.キプリングの歌
(F.ブレイクによるバリトンと管弦楽編)(リオへ行こう/ガンガ・ディン/退出
賛美歌/ダニー・ディーヴァー/ブーツ/母の愛/密輸者の歌/オン・ザ・ロード
・トゥ・マンダレー)/17-23.みんなの歌 (アメリカ・ザ・ビューティフル/な
つかしき愛の歌/マザー・マクリー/天国のリトル・ビット/ホーム・オン・ザ
・レンジ/オル・マン・リヴァー/リパブリック讃歌)
演奏:レナード・ウォーレン(バリトン)/スタジオ・コーラス… 1-8/スタジ
オ・オーケストラ… 1-8/モリス・レヴァイン(指揮)…1-8/RCAビクター管弦
楽団… 9-23/フランク・ブラック(指揮)…9-23
録音1947年7月9日 RCAビクタースタジオ…1-8、1950年9月26.28日、
1951年10月2.5日…9-23
マーク・オーバート=ソーン復刻
毛皮商を営むユダヤ系ロシア移民の長男としてニューヨークに生まれたバリト
ン歌手、レナード・ウォーレン。彼はメトロポリタン歌劇場の花形スターとし
て1950年代に華々しい活躍をしたことで知られます。活動の全盛期である48
歳の時に、「ドン・カルロ」の舞台上で急死、まさに伝説のスターとなった人
でもあります。このアルバムは民謡やポピュラーソングを収録したもので、オ
ペラを歌う時とは一味違う表現力と芸術性が漲る素晴らしい歌声に満ちていま
す。豊かな声量、とろけるような甘い響き、そしてテノールと見紛うばかりの
張りのある高音と、彼の全てを堪能できる1枚です。

8.112049
グレート・ピアニスト・シリーズ/グレン・グールド
J.S.バッハ:
1-3.ピアノ協奏曲ニ短調 BWV1052/4-10.パルティータ第5番ト長調 BWV829/
11-17.パルティータ第6番ホ短調 BWV830/18.平均律クラヴィーア曲集第2巻
より第14番フーガ嬰ヘ短調 BWV883/19.平均律クラヴィーア曲集第2巻より
第9番フーガホ短調 BWV878
演奏:グレン・グールド(ピアノ)
コロンビア交響楽団/レナード・バーンスタイン(指揮)…1-3
録音1957年4月11.30日ニューヨーク 30番通り、コロンビア・スタジオ… 1-3、
1957年7月29-31日、8月1日ニューヨーク 30番通り、
コロンビア・スタジオ… 4-10
マーク・オーバート=ソーン復刻
カナダの名ピアニスト、グレン・グールドのコロンビア録音です。この1957年
録音のバッハの協奏曲集は、その前年の1956年のゴルトベルク変奏曲(この録
音はニューヨーク・タイムズの批評家ハロルド・ショーンバーグに大絶賛され、
チャートの1位に輝いた)に続くもので、LP時代から名盤とされているものです。
後のブラームスでは相反する芸術性を見せてくれるバーンスタインとグールド
ですが、ここでのバッハは互いに認め合い、流麗で力強い音楽を聞かせてくれ
ています。バーンスタインの粘り気たっぷりの個性、その上を行くかのような
グールドの深い思索など興味深い面も。全体的にゆったり目のテンポも彼らら
しい表現です。独奏曲はグールドの個性炸裂!バッハの音楽の持つ複雑さと面
白さを極限まで高めた究極の美演です。

8.120889
バーンスタイン:オン・ザ・タウン
1-7.オン・ザ・タウン
(オリジナル・キャスト・レコーディング1945年&1956年)
(オープニング:心はまだベッドのなか-ニューヨーク・ニューヨーク/われを忘
れて/ぼくでよかった/寂しい街/料理は得意/私がいるから/いつかきっと)
8.ニューヨーク、ニューヨーク -ぼくでよかった(1945年ピアノ・デュオ編 )/
9-12.オン・ザ・タウン -バレエ・ミュージック(1945)(偉大な恋人のダンス/
寂しい街/タイムズ・スクエア/地下鉄の中の夢)/13-14.The Revuersのための
音楽と詩(1940年オリジナル・キャスト)/15-17.バレエ音楽「ファンシー・フ
リー」より 3つのダンス(1946年)
演奏:ベティ・コムデン(ヴォーカル)/アドルフ・グリーン(ヴォーカル)/スタ
ジオ・コーラス/スタジオ・オーケストラ/リン・マレー(指揮)他… 1-7/イ
ーディー・アンド・ラック・ピアノ・デュオ… 8/スタジオ・オーケストラ/
レナード・バーンスタイン(指揮)…9-12/ベティ・コムデン(ヴォーカル)/ア
ドルフ・グリーン(ヴォーカル)/アルヴィン・ハマー(ヴォーカル)/ジュディ
・ホリデ(ヴォーカル)/レナード・バーンスタイン(ピアノ)…13-14/ボスト
ン・ポップス・オーケストラ/アーサー・フィードラー(指揮)…15-17
1944年のミュージカル作品である、「オン・ザ・タウン」は別名「踊る大紐育」
としても知られています。ニューヨークに24時間だけ上陸許可を与えられた3人
の水兵たちの恋愛騒動を描いた人情物語で、初演時は450回以上も上演される
ほどの大人気を得た作品です。この名作の脚本を書いたのはベッティ・コムデ
ンとアドルフ・グリーンの2人で、彼らは1938年から the Revuersという劇団
を作り、グリニッジ・ヴィレッジのクラブであるヴィレッジ・ヴァンガードで
多くの作品を上演したのでした。その時はグリーンが喜劇女優として演じ、コ
ムデンが歌い、バーンスタインがピアノを弾いていたのです。その楽しい模様
はトラック13と14で。なんとも贅沢な一幕です。




<NAXOS>
8.501502 15枚組 \8500
マーラー :交響曲全集
CD1.交響曲第1番(花の章付き )
CD2-3.交響曲第2番「復活」
ハンナ・リソフスカ(ソプラノ)/ヤドヴィガ・ラッペ(アルト)/
クラコフ・ラジオ&テレビ合唱団
CD4-5.交響曲第3番&交響曲第10番アダージョ
エヴァ・ポドレシ(コントラルト)/クラクフ少年合唱団/
クラクフ・フィルハーモニー合唱団
CD6.交響曲第4番
リンダ・ラッセル(ソプラノ)
CD7.交響曲第5番
CD8-9.交響曲第6番
CD10.交響曲第7番
CD11-12.交響曲第8番バルバラ・クビアク
,イザベッラ・クロシンスカ,マルタ・ボベルスカ(ソプラノ)/ヤドヴィガ・
ラッペ,エヴァ・マルシニク(アルト)/ティモシー・ベンチ(テノール)/ヴォイ
テック・ドラボヴィチ(バリトン)/ピョートル・ノヴァツキ(バス)/
ワルシャワ国立フィルハーモニー合唱団,ポーランド放送合唱団,
ステファン・ヴィシンスキ大学合唱団 /ワルシャワ少年合唱団
CD13-14.交響曲第9番
CD15.交響曲第10番(ジョーゼフ・ウィーラー版)
演奏:ポーランド国立放送交響楽団
ミヒャエル・ハラース(指揮)…CD1.10.13-14
アントニ・ヴィト(指揮)…CD2-9.11-12
ロバート・オルソン(指揮)…CD.15
2010年、2011年ともにメモリアル・イヤーであるマーラー(1860-1911)の交響
曲全集です。「大地の歌」が入っていない!など突っ込みどころも多々ありま
すが、マーラーを愛する人だったら、ぜひお手元に置いていただきたい愛すべ
き BOXです。大規模な曲になればなるほどに力が漲る指揮者ヴィト、荒削りな
がらも迫力満点のハラース、そして珍しいウィーラー補筆版を採用した、交響
曲第10番。など聴きどころは満載です。

8.505086(4CD+ボーナスCD)\4000
ホセ・セレブリエール :ストコフスキー・トランスクリプション集
8.570293 ワーグナー=ストコフスキー交響的編曲集
8.557883 バッハ=ストコフスキー編曲集 1
8.572050 バッハ=ストコフスキー編曲集 2
8.557645 ムソルグスキー=ストコフスキー編曲集
BONUS CD セレブリエールとストコフスキー(セレブリエールが語るモントゥ
ーと、ストコフスキーの生涯と業績&演奏)
演奏:ホセ・セレブリエール(指揮)他
ウルグアイの名指揮者、セレブリエールによるストコフスキーの編曲集です。
幼い頃から音楽の才能を示したセレブリエールは、作曲をコープランド、指揮
法をアンタル・ドラティとピエール・モントゥーに師事した後、ストコフスキ
ーと出会います。22歳の若きセレブリエールの才能を認め、自分の片腕とし
て重用したストコフスキー。彼はそんな大指揮者から多大なる影響を受け、
「私の師の中で最も多くのことを学ばせてくれた人」と語るほど、ストコフ
スキーを尊敬していると言います。2003年、ストコフスキー協会から、ストコ
フスキーの編曲作品を演奏会のレパートリーに入れ、録音してほしいという提
案を受けたセレブリエールは、この申し出を快諾。師が残した録音とはまた
違った解釈で、現代的かつ華やかなバッハやワーグナー、ムソルグスキーの
作品を再構築しました。ボーンマス交響楽団のスタイリッシュで華麗な響き
による壮大な響きに圧倒されます。




<Marco Polo>
8.225336 \1780
J.シュトラウス1世(1804-1849):作品集第16集
1.ワルツ「悪魔」Op.149/2.芸術家舞踏会の舞曲 Op.150/3.フェルディナント
のカドリーユ Op.151/4.ワルツ「ダンス・カプリース」Op.152/5.アンナの
カドリーユ Op.153/6.ワルツ「ローレライ=ラインの歌」 Op.154/7.ワルツ
「のんきもの」 Op.155/8.ワルツ「オーストリアの踊り」 Op.156
演奏:スロヴァキア・シンフォニエッタ/クリスティアン・ポラック(指揮)
マルコ・ポーロの好評シリーズ、J.シュトラウス1世の作品集第16集です。こ
のアルバムは彼の名声を確立するのに役立った作品ばかりが収録されています。
1842年11月23日に初演されたワルツ「悪魔」は、ウィーンの大きな舞踏会のた
めに書かれたものです。自らの作品を、ただのダンス音楽として発表すること
は、自尊心が許さなかったであろうシュトラウスの渾身の作です。他には1835
年にオーストリア皇帝の座についたフェルディナント1世の聖命名日を祝う「フ
ェルディナントのカドリーユ」(トラック 2)や、その妻となった皇后マリア・
アンナのための「アンナのカドリーユ」(トラック 5)、そしてウィーンの小児
科病院の慈善音楽会のために書かれた「ローレライ=ラインの歌」は10年以上
も彼の最高傑作と讃えられた曲です(惜しくもその記録はラデツキー行進曲の
大ヒットで破られてしまいました)。




<Les Menestrels>
フルート界の貴公子瀬尾和紀自主レーベル Les Menestrels第1弾!
LM-001 \3000
ヴァルター・ギーゼキング(1895-1956):室内楽作品集第1巻
1 ヴォルガの舟歌による変奏曲 -チェロとピアノのための-
ソナチネ -フルートとピアノのための-
2 I. Moderat
3 II. Allegetto
4 III. Vivace
5 子供の歌による遊戯 -ピアノ連弾のための-
演奏会用ソナチネ -チェロとピアノのための-
6 I. Moderato
7 II. Presto
8 グリーグの主題による変奏曲 -フルートとピアノのための-
演奏:
瀬尾和紀(フルート)…2-4, 8
フランソワ・サルク(チェロ)…1, 6-7
朴鐘和(ピアノ)…1, 5-7
ローラン・ヴァグシャル(ピアノ)…2-5, 8
20世紀の名ピアニスト、ヴァルター・ギーゼキングが書いた珠玉の作品集第1
弾! フランス的な感性を肌で理解すると同時にコスモポリタン的な視座も有
する演奏家たちによる演奏が、まさにそんな音楽家だったギーゼキングの作
品世界にこの上なくうまく寄り添う。 いわばひとりのピアニストの作曲家と
しての再評価と、芸術家としての全体像の再確認につながるアルバム
(木幡一誠)




<cpo>
777388-2 2枚組 \4900
グノー(1818-1893):歌劇「血まみれの修道女」全 5幕
A-E.スクリーブ,G.ドラヴィーニュ台本
演奏:マルコ・ヴァッサーリ(バリトン)/ゲナディウス・ベルゴルコ(バリトン)
/ヨーンキ・バエク(テノール)/ナタリア・アトマンチュク(ソプラノ)/イリ
ス・マリー・コチアン(ソプラノ )/フランク・フェーバー(バス)他/
オスナブリュック劇場合唱団&男声合唱団/オスナブリュック交響楽団
ヘルマン・ボイマー(指揮)
なんとも恐ろしいタイトルのグノーのオペラです。M・G・ルイスによる 19世
紀のベストセラー「僧侶」に基づいた台本を使って書きあげられていますが、
この恐怖譚は 19世紀に好んで取り上げられたテーマで、ベルリオーズも未完
ではありますが、同じ題材に音楽を付けています。1954年の初演時には素晴ら
しい成功を収めたのですが、神聖さと世俗性が混在した内容のせいか、少しず
つ人気が陰り、最終的にはすっかり忘れ去られてしまった作品です。5年に一
度現れる修道女の亡霊、その騒ぎに乗じて駆け落ちを企む一組の男女。しかし、
女性はその愛に迷いを感じてしまい、約束の時間には間に合いませんでした。
男性は時間通りに現れた亡霊を彼女だと思い、その腕に抱き取ってしまいます。
2人の愛の行方は一体どうなるのでしょう?入念な準備をもってこの叙情的な
作品を蘇演したボイマーと歌手、オスナブリュックの演奏者たちの熱演をお楽
しみください。

777432-2 \2450
ダヴィドフ(1838-1889):
1.ダヴィドフ:チェロ協奏曲第3番 Op.18
2.ダヴィドフ:チェロ協奏曲第4番 Op.31
3.チャイコフスキー(1840-1893):夜想曲 Op.19-4
4.チャイコフスキー:カプリッチォ風小品 Op.62
5.チャイコフスキー :アンダンテ・カンタービレ
演奏:ウェン=シン・ヤン(チェロ)
上海交響楽団/テリェ・ミッケルセン(指揮)
カルル・ダヴィドフは 19世紀ロシア帝国の著名なチェリストで、チャイコフ
スキーから「チェロ界の帝王」と呼ばれた人です。彼のチェロ協奏曲が 4曲あ
ることは知られていましたが、第3番と第4番に関してはこのアルバムが世界初
録音となります。ロシア的というよりも、ドイツ・ロマン派の流れを汲む重厚
で美しい作品は、一度聴いたら忘れることはありません。バッハの無伴奏で堅
実な演奏を聴かせたウェイ=シン・ヤンですが、ここでも繊細な音色と豊かな
表現力で、このロシアの隠れた名作を完全な形で蘇らせています。チャイコフ
スキーの作/品でも、しっとり味わい深い歌心を見せてくれています。第1番と
第2番の協奏曲は、同じチェリストと指揮者の演奏で入手可能(777263.2)。

777549-2 2枚組(1枚価格) \2450
ツェラー(1842-1898):喜歌劇「坑夫長」全 3幕
M.ヴェスト,L.ヘルト台本
演奏:サンティアンゴ・ビュルギ(テノール)/コーネリア・ツィンク(ソプラノ)
ヴォルフガンク・ミュラー=ローレンツ(テノール)/
ドンナ・エレン(ソプラノ)/ベルンハルト・ベルヒトルト(テノール)他
シェーンブルン宮廷劇場管弦楽団&合唱団
ヘルベルト・モック(指揮)
1894年に作曲されたカール・ツェラーの喜歌劇「坑夫長」全曲盤の登場です。
現在では、中のアリア「気を悪くしないで」のみが知られていますが、初演当
時は、社会情勢を鋭く風刺したコメディとして、大変人気のあった演目です。
政界進出を目論む現場監督ツヴァック、彼のやり方に不服を唱えストライキを
する炭坑夫たち。そして先導する坑夫長マルティン、マルティンを助けるロデ
リック(身分を隠した王子)、そしてツヴァックの娘など様々な登場人物が入り
乱れ、賑やかな物語を作りだしています。ツェラーの音楽はあくまでも上品で、
ちょっとだけセンチメンタルで魅力的。オペレッタ・ファンの方垂涎のアイテ
ムです。

777414-2(SACD-Hybrid) \2950
カール・ニルセン(1865-1931):オルガン作品全集
ルーズ・ランゴー(1893-1952):オルガン作品選集
《カール・ニルセン》1.祝典前奏曲/2.29の小前奏曲/3.2つの前奏曲/
4.メロディ/5.コムモーティオ
《ルーズ・ランゴー》1.昇天日/2.埋没-最初の日曜日の後に
3.収穫の前奏曲/4.アクセル・ゲーゼの葬儀に/5.結婚行進曲
演奏:フリードヘルム・フランメ(オルガン)
バートガンダーシャイム大聖堂
バロック作品の解釈に定評あるフランメの最新アルバムは、北欧の巨匠2人の
オルガン作品です。ニルセンは最晩年になってからいくつかの素晴らしいオル
ガン作品を書いていて、あまり聴く機会はないのですが、どれも傑作と呼ぶに
ふさわしいものばかりです。美しく素朴な小品の集まりである「 29の小前奏
曲」、全く対照的の現代的な響きに満ちた「コムモーティオ」、そして遺作で
ある「2つの前奏曲」など、清らかさが体中に浸みわたる曲ばかりです。ラン
ゴーの作品は、もっと現代的で、オルガンの響きをくまなく使い、きわめて強
烈な印象を残します。超優秀録音であるのは言うまでもありません。

777504-2 2枚組 \4900
テオドール・グヴィ(1819-1898):
カンタータ「イフィゲニーとタウリーデ」 Op.7
ゲーテによる 4人のソリスト、合唱と管弦楽のための劇的情景
演奏:クリスティーネ・マシュラー(ソプラノ)/エッケハルト・アベーレ(バス
・バリトン )/ベンジャミン・ヒューレット(テノール)/ヴィンツェンツ・ハ
ーブ(バリトン)/カントライ・サールルイ
ラ・グラン・ソサエティ・フィルハーモニック
ヨアキム・フォンティーヌ(指揮)
フランスとドイツの対立のおかげで、どちらの国からも評価されることのなか
った悲しい作曲家グヴィ。最近ようやく彼の評価が進み、このような大作オラ
トリオも上演されるようになってきました。このジャンルは彼の全作品の中で
も重要な位置を占めており、かのベルリオーズも高く評価していた作品群です。
1884年に Breitkopf社から出版された(フランスとドイツの2カ国語で書かれて
いました)ギリシャ神話をモティーフにした「イフィゲニー-」も当時の批評家
たちをいたく感動させたと言い、精悍で引き締まった音楽は、今改めて聴いて
みても、とても衝撃的なものです。

777451-2 \1700
ヴィオラ・ダ・ガンバ作品集
1.作者不詳:ファンタジアト長調/ 2.シュメルツァー(1623頃-1680):リトル
ネッロ/ 3.レグレンツィ(1626-1690):ソナタホ短調/4.ヴァレンティーニ
(1681-1753):ソナタ/ 5.レオポルド 1世(1640-1705):ソナタ/6.フローベル
ガー(1616-1667):カプリッチョヘ長調,トッカータト長調,2つのカプリッチョ,
組曲変ロ長調/7.レグレンツィ:ソナタハ長調/ 8.皇帝フェルディナント三
世(1608-1657):賛歌「イエスよ、乙女らの花冠」/9.作者不詳:ファンタジア
イ長調
演奏:クラウス・メルテンス(バス)
ハンブルク・ラーツムジーク
ジモーネ・エッケルト(指揮)
ハプスブルク家(ドイツ語: Haus Habsburg)は、現在のスイス領内に発祥した
ドイツ系の貴族の家系。相次ぐ政略結婚により、ヨーロッパで強大な力を得た
ことはご存じの通りです。彼らは熱心な音楽愛好家であり、多くの作曲家を擁
護し、様々な音楽を楽しんだことでも知られています。神聖ローマ帝国皇帝、
フェルディナント 3世、その息子レオポルド1世は、とりわけヴィオラ・ダ・
ガンバを愛奏し、優れた作品を書いています。このアルバムには、2人の偉大
な統治者と、その同時代の作曲家たちの作品を収録しています。新しい音楽の
発見と、聴く楽しみをお届けいたします。




<ARTHAUS>
101493(DVD-Video) \5650
101494(Blu-ray) \5650
プーランク(1899-1963):歌劇「カルメル会修道女の対話」
※日本語字幕つき
演奏:フォルス侯爵…ヴォルフガンク・シェーン(バリトン)/ブランシェ・ド
・ラ・フォルス…アレクシア・ヴルガリドゥ(ソプラノ)/騎士フォルス…ニコ
ライ・シューコフ(テノール)/マダム・ド・クロワシー…キャスリン・ハリー
ズ(アルト)/マダム・リドワンヌ…アン・シュヴァネウィルム(ソプラノ)/
マザー・マリー(副修道院長 )…ガブリエーレ・シュナウト(メゾ・ソプラノ )
/ハンブルク国立歌劇場管弦楽団&合唱団
シモーネ・ヤング(指揮)
ニコラシ・レーンホフ(演出)/ライムント・バウアー(舞台装置)/アンドレア
・シュミット=フッテラー(衣装)
2008年、ハンブルク国立歌劇場ライヴ収録/収録時間:166分
字幕:英・独・仏・西・伊・日
オペラは楽しむために観るもの・・・そんな考えを覆してしまうのが、このプ
ーランクの作品です。実話(恐怖政治時代を生き抜いた一人の修道女の語り)を
元に、小説家ジョルジュ・ベルナノスが書いた戯曲が原作です。宗教が否定さ
れたフランス革命の時代に反逆罪に問われるコンピエーニュのカルメル派修道
女たち。迷いを捨てて生きてきたはずの修道院長の最期の時の生への執着、一
人生き残ることになるマザー・マリー。一度は逃げるものの、神への愛に目覚
め、友人とともに断頭台へ向かう主人公ブランシェ。彼女たちはどんな罪を犯
したのでしょうか?そんな疑問をプーランクは透明感溢れる音楽でそっと包み
込みます。圧巻は最後の情景。恍惚の微笑みを浮かべた修道女たちが一人一人
暗闇の中に消えて行き(名演出家レーンホフのこの場面の扱いの素晴らしさは
言うまでもありません)、そこに一度は逃げたブランシェも加わります。ショ
ッキングな音と映像ですが、何とも不思議な美しさが漂います。実力派ソプラ
ノ、ヴルガリドゥの凛とした歌唱、修道院長を歌うハリーズの迫真の演技、そ
して今や名指揮者として君臨する女性指揮者シモーネ・ヤング。演奏、歌唱、
舞台、音楽、全てにおいて満足できる 1枚です。

101489(DVD-Video) \5650
101490(Blu-ray) \5650
マスカーニ(1863-1945):歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」
レオンカヴァッロ(1857-1919):歌劇「道化師
※日本語字幕つき
演奏:(カヴァレリア・ルスティカーナ )
トゥリッドゥ…ホセ・クーラ(テノール)/ローラ…リリアーナ・ニキテアヌ
(メゾ・ソプラノ)/アルフィオ…シャイン・デイヴィッドソン(バリトン)/ル
チア…イレーネ・フリードリ(アルト)/サントゥッツァ…パオレッタ・マオ
シュ(ソプラノ)他
(道化師)
カニオ…ホセ・クーラ(テノール)/ペッペ…ボイコ・ズヴェタノフ(テノール)
/シルヴィオ…ガブリエル・ベルムデス(バリトン)/トニオ…カルロ・グエル
フィ(バリトン)/ネッダ…フロレンツァ・チェドリンス(ソプラノ)他
チューリヒ歌劇場管弦楽団&合唱団
ステファノ・ランツァーニ(指揮)
グリシャ・アサガロフ(演出)/ルイジ・ペレーゴ(舞台装置)/ハンス=ルドル
フ・クンツ(照明)
2009年、チューリヒ歌劇場ライヴ収録
字幕:英・独・仏・西・伊・日
ホセ・クーラが震い付きたくなるほどのマッチョな魅力を発散。有無を言わさ
ぬ迫力と演技で魅了します。他の登場人物も注目の歌手をたくさん揃えていま
す。ニキテアヌ、チェドリンス、グエルフィ、ズヴェタノフ・・・まさに夢の
顔合わせ。イイオトコを求める女性はもちろんのこと、究極の「ちょい悪」を
目指す殿方にも観てもらいたい逸品です。

101495(DVD-Video) 2枚組 \6280
101496(Blu-ray) \5650
モーツァルト(1756-1791):歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」
※日本語字幕つき
演奏:フィオルディリージ…マリン・ハルテリウス(ソプラノ)/ドラベッラ…
アンナ・ボニタティブス(ソプラノ)/デスピーナ…マルティナ・ヤンコーヴァ
(ソプラノ)/フェッランド…ハビエル・カマレナ(テノール)/グリエルモ…
ルーベン・ドロール(バス)/ドン・アルフォンゾ…オリヴァー・ヴィドマー
(バリトン)/チューリヒ歌劇場管弦楽団&合唱団
フランツ・ウェルザー=メスト(指揮)
スヴェン=エリック・ベヒトルフ(演出)/ロルフ・グリッテンベルク(舞台装
置)/マリアンネ・グリッテンベルク(衣装)/ユルゲン・ホフマン(照明)
2009年、チューリヒ歌劇場ライヴ収録
字幕:英・独・仏・西・伊・日
モーツァルトの超有名オペラ「コシ・ファン・トゥッテ」。世界中の歌劇場で
上演され続け、また CD、映像とも数多くの演奏がリリースされている不滅の
名作の一つです。この演奏はウェルザー=メストによる明快な指揮と、若手中
心の魅惑的な歌手たち、そしてウェルザー=メストが高く評価する演出家ベヒ
トルフの巧みな解釈でお楽しみいただけます。

101391(DVD-Video) \5650
101392(Blu-ray) \5650
ロッシーニ(1792-1868):歌劇「イタリアのトルコ人」
※日本語字幕つき
演奏:太守セリム…シモーネ・アライモ(バス)/ドンナ・フィオリッラ…ミル
ト・パパタナシウ(ソプラノ)/ドン・ジェローニオ…ブルーノ・デ・シモーネ
(バス)/ドン・ナルチーゾ…アントニーノ・シラグーサ(テノール)/詩人プロ
ズドーチモ…ヴィンツェンツォ・タオルミーナ(バリトン)/ザイダ…アントネ
ッラ・ナッパ(ソプラノ)/アルバザール…フェデリコ・レプレ(テノール)/
カルロ・フェリーチェ劇場管弦楽団&合唱団
ジョナサン・ウェブ(指揮)
エギスト・マルクッキ(演出)/エリザベッタ・クーリル(再演出)/エマヌエレ
・ルツァティ(舞台装置)/サントゥッツァ・カリ(衣装)/ルチアーノ・ノヴェ
ッリ(照明)
2009年、ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ劇場
字幕:英・独・仏・西・伊・日
このオペラ「イタリアのトルコ人」は、 2組の男女と、一人の男、そして物語
の裏で糸を操る詩人が繰り広げるペーソス溢れる物語です。
ベテラン歌手アライモの安定した歌唱、ギリシャ生まれの美貌ソプラノ、パパ
タナシウの妖艶なフィオリッラ、独特な声で魅了するシラグーザ、など魅力的
な歌手が揃っていますが、何といっても素晴らしいのは詩人役のタオルミーナ
です。まだ日本での知名度はあまり高くありませんが、海外ではスゴイ人気を
誇っています。深い青を基調にした舞台に映える美しい衣装も目を楽しませて
くれることでしょう。

101393(DVD-Video) \5650
プッチーニ(1858-1924):歌劇「西部の娘」
※日本語字幕つき
演奏:ミニー…ダニエラ・デッシー(ソプラノ)/ディック・ジョンソン(実は盗
賊ラメレス)…ファビオ・アルミリアート(テノール)/ジャック・ランス…ル
チオ・ガッロ(バリトン)/ニック…マッシモ・ラ・グァルディア(テノール)/
アシュビー…アンドレア・パトゥチェッリ(バス)/ソノーラ…マルツィオ・
グロッシ(バリトン)他/チッタ・リリカ管弦楽団&合唱団
アルベルト・ヴェロネシ(指揮)
イヴァン・ステファヌッチ(演出)/NALL(装置&衣装 )/ヴァレリオ・アルフィ
エリ(照明)
2005年、トーレ・デル・ラゴ プッチーニ音楽祭
1字幕:英・独・仏・西・伊・日
2005年が第51回目(!)という伝統あるプッチーニ音楽祭のライヴ映像です。こ
の年の幕開けは「西部の娘」。
主役の 2人を歌うのは、今をときめくダニエラ・デッシーとファビオ・アルミ
リアート。まさに一心同体の演技を繰り広げています。そして、人気急上昇中
のバリトン、ルチオ・ガッロの美声&ちょい悪ぶりにはため息が出てしまいま
す。完成度の高い舞台です。

101491(DVD-Video) \3480
ルドルフ・ヌレエフ-その魅力は天上の光
※日本語字幕つき
ソニア・パラモによるドキュメンタリー
収録時間:53分//字幕:独・西・伊・日
全てのステップに生命を注ぎこまなくてはならない・・・ルドルフ・ヌレエフ
中央アジアの流れを汲むタタールの家系に生まれた天才ダンサー、ヌレエフ。
この映像は、彼の辿った足跡を丹念に追い求め、彼と関わりのあった人に話を
訊き、そして奇跡的な跳躍の映像を織り交ぜて、一つの物語を創りあげていく
ものです。54歳という、絶頂期にAIDSによる合併症でこの世を去ってしまった
彼の業績は、永遠に色褪せることはありません。

101304(Blu-ray) \5650
ドニゼッティ(1797-1848):歌劇「ドン・パスクァーレ」
※日本語字幕つき
3幕のドランマ・ブッフォ
演奏:ドン・パスクァーレ…クラウディオ・デズデーリ(バス)/医師マラテス
タ…マリオ・カッシ(バリトン)/甥エルネスト…フランシスコ・ガテル(テノ
ール)/ノリーナ…ラウラ・ジョルダーノ(ソプラノ)/ルイージ・ケルビーニ
・ジョヴァニーレ管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)
アンドレア・デ・ローサ(演出)/イタロ・グラッシ(舞台装置)/ガブリエラ・
ペスクッチ(衣装)/パスクァーレ・マリ(照明)
2006年、ラヴェンナ音楽祭
字幕:英・独・仏・西・伊・日
この「ドン・パスクァーレ」はいわずと知れた名作ですが、なぜか日本語字幕
付きの映像が希少なことでも知られています。この公演は脂の乗り切った旬の
スター達が集い、また資料としても価値が高いのですから買い逃す手はありま
せん。
演奏は、ムーティが創立したルイージ・ケルビーニ管によるラヴェンナ音楽祭
2006でのライヴ収録。演出を任されたのは、当時なんと弱冠21歳の俊英アン
ドレア・デ・ローサでした。奏者たちも18歳から27歳までと若さぴちぴち。
はじけるような歌と音が踊ります。

<TELARC>
TEL 31980(CD+DVD) \2280
キャメロン・カーペンター/キャメロン・ライヴ!
CD
1.J.S.バッハ:トッカータ 嬰へ短調BWV.540/2. 同:前奏曲とフーガ 
ロ短調BWV.544/3. 同 ホ短調BWV.548/4. 同 イ短調BWV.543/5. 同 
ニ長調BWV.532/6. 同 ト長調BWV.532/7. 同:インプロヴァイズド・カデ
ンツァ/8.キャメロン・カーペンター:B.A.C.H.に基づくセレナーデとカデン
ツァ(2009:世界初録音)
DVD
1.ショスタコーヴィチ:祝典序曲Op.96/2.シューベルト:魔王/3.キャメロン
・カーペンター:シネマ・オルガンのための3つの間奏曲(2005:世界初録音)/
4.リスト:葬送曲/5.モシュコフスキ:花火Op.36‐6/6.リスト:泉のほとりで
/7.ヴィエルヌ:ナイアデス/8.ヴィドール:トッカータ/9.キャメロン・カ
ーペンター:ウィル・オ・ザ・ウィスプ/10.スーザ:星条旗よ永遠なれ/
11.前奏曲とフーガ第5番ニ長調BWV.850
◆特典映像
1.ライヴ・イン・ベルリン
〔聖マティアス教会、2009年10月23日-ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
/キャメロン・カーペンター:クラウス・キンスキーへのオマージュ/モシュ
コフスキ:花火Op.36‐6/前奏曲とフーガ第5番ニ長調BWV.850〕
2.キャメロン・ライヴ!ザ・コンサート(ドキュメンタリー映像)
3.ショパン:革命のエチュード
(デビュー・アルバム『革命-レヴォリューショナリー』より)
キャメロン・カーペンター(オルガン)
録音&収録:2009年11月21日 聖マリア教会、ニューヨーク
グラムロック・ファッションを身にまとったオルガン界の革命児キャメロン・
カーペンターが、昨年の11月にニューヨークで行ったライヴをCDとDVDに収め
た白熱の記録。名門ジュリアード音楽院でオルガンを学んだ彼は、悪名高い
ニューヨークのクラブ・キッズでもあり、在学中の6年間もグラムロック風の
服装で通し続けたそうです。クラシック音楽で最も保守的と思われていたオル
ガン界に突如現れた革命児の最新の姿を、CDとDVDの双方でたっぷりお楽しみ
ください。DVDの特典映像には、ライヴの舞台裏を記録したドキュメンタリー
の他、2008年のベルリン・ライヴ、大好評を博したデビュー盤のメインタイ
トルでもあるショパンの《革命のエチュード》も収録されています。





<ACCORD>
4803437 2枚組 \3880
イルデブランド・ピッツェッティ:歌劇《フェドーラ》全3幕
ハスミク・パピアン(ソプラノ:フェドーラ) 
グスターヴォ・ポルタ(テノール:イッポリート) 
チャンハン・リム(バリトン:テセオ) 
クリスティーネ・ノレン(アルト:エトラ)他 
モンペリエ歌劇場少年合唱団 ラトビア放送合唱団 
モンペリエ国立管弦楽団
指揮:エンリケ・マッツォーラ
録音:2008年7月16日 モンペリエ
イタリア新古典主義音楽の推進者ピッツェッティが1912年に作曲し、約1世紀
も眠り続けていた名作オペラが、2008年7月に待望の世界初演を迎えた際の感
動的な記録。イタリアのメロドラマの伝統をしっかりと受け継いだこの19世
紀オペラは、全編に渡ってロマンティックなファンタジーに満ち溢れていま
す。アルメニアの名ソプラノ・パピアンやアルゼンチンのテノール・ポルタら
名歌手陣、輝かしい合唱、そしてそれらを巧みに統括したスペイン出身の期待
のオペラ指揮者ピッツェッティなど、充実したキャストも適材適所で大きな魅
力を放っています。




<MD+G>
94316226(SACD-Hybrid) \2950
ベートーヴェン:後期ソナタ集
1.ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109
2. 同 第31番変イ長調Op.110
3. 同 第32番ハ短調Op.111
エリザベート・レオンスカヤ(ピアノ:1901年製スタインウェイD)
録音:2009年10月30日-11日1日 マリエンミュンスター修道院 
ブラームス、メンデルスゾーン、シューベルト、ショパン…。グルジア出身の
名女流ピアニスト、エリーザベト・レオンスカヤが当レーベルに行ってきた録
音の数々は、いつも斬新な解釈で多くの聴き手を魅了し続けてきました。そし
て当盤では、ベートーヴェンのピアノ音楽の集大成と言える3つの最後のソナ
タを収録。スタインウェイの名器を自在に操る妙技をSACDの高音質で記録した
演奏の数々は、彼女の円熟期を代表する名演として長く記憶されることでしょ
う。

30916172 \2080
イタリアの転機
1.G.サンマルティーニ:協奏曲ヘ長調
2.ガルッピ:協奏曲ハ短調
3.ボッケリーニ:協奏曲第3番ト長調
4.ヴィヴァルディ:協奏曲ヘ長調RV.434
5.ロカテッリ:ソナタ第8番ニ長調
6.マンチーニ:ソナタ ニ長調
ムジカ・アルタ・リパ
録音:2009年11月29日-30日、11日1日 マリエンミュンスター修道院
18世紀の後期イタリア・バロック音楽は、ヴィヴァルディを筆頭に、協奏曲な
どの分野で音楽に多くの革新をもたらし、後の古典派やロマン派に受け継がれ
ることになりました。そんな音楽史の重要な転機に生まれた6つの傑作を、名
門ムジカ・アルタ・リパが、ベルカント風の豊かな歌心や超絶技巧を随所で効
果的に盛り込んだ名演でお届けします。

64514102 \2080
プレイヤー・ピアノVol.10-ナンカロウの遺志を継ぐ者たち‐2
1.リゲティ:ピアノのための練習曲集から(第9-15番)
2. 同:コンティニュアム
3.ボウデリー:カノン
4.古川聖:プレイヤー・ピアノのための12曲
5.シュテーブラー:プレイマニック
アンピコ・ベーゼンドルファー・グランド・ピアノ(1927)
アンピコ・フィッシャー・グランド・ピアノ(1925)
録音:2005年6月19-24日 イマヌエル教会、ヴッパータール
MDGのプレイヤー・ピアノ・シリーズ第10弾は、第6弾「ナンカロウの遺志を継
ぐ者たち」の第2弾で、すべて20世紀後半に書かれた作品を収録しました。リ
ゲティ作品を自動ピアノ用に編曲した2曲、ナンカロウの80歳の誕生を記念し
て書かれたボウデリーの「カノン」、日本が誇る現代作曲家・古川聖など、
聴きどころが目白押しです。今回も、聴いているうちに頭がクラクラしてトラ
ンス状態になること請け合いです!

3192742 \2080
グダニスクと西プロイセンの音楽巡礼
1.聖マリーン教会/グダニスク(ダンツィヒ)
2.聖ニコライ教会/グダニスク(ダンツィヒ)
3.オリワ大聖堂/オリワ
4.聖トルン教会/トルン
5.フィルハーモニー/ビドゴシュチ
6.プルシュチ福音教会/プルシュチ(ダンツィヒ)
7.ボンシュテテン・カトリック教会/コニッツ
8.ペルプリン大聖堂の内陣オルガン/ペルプリン
9.同 大オルガン/ペルプリン
ジャン・ヤンカ(オルガン)
録音:1986年9月
オルガン巡礼の旅は、ポーランド最大の港湾都市グダニスクを中心とした西プ
ロイセンに到着しました。その8箇所の教会にあるオルガンの素晴らしい音響
と音色をご紹介します。東プロイセン同様、中世から20世紀の2度の世界大戦
に至るまで、常にドイツとポーランドの争いに翻弄されつつも、常に政治や
経済の中心として活気に満ち溢れていたこの地ならではの、壮麗かつ厳粛な
調べをご堪能ください。オルガンを弾くジャン・ヤンカ(1933-)は、クラクフ
で学んだ後、シュトゥットガルト、パリへ渡り、パリではマルセル・デュプ
レに師事。作曲家としても有名で、フランスの印象派の伝統を受け継きなが
ら、キリストの復活に対する深い信仰心も帯びた、美しいオルガン作品を数
多く書いています。



<fine NF>
NF 21202EX \98700
第22回ミュージック・ペンクラブ音楽賞3賞受賞記念
Extreme HARD GLASS CD《高品位ハード・ガラス製音楽》(通称ガラスCD)
豪華特別仕様盤20部限定予約発売
ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調 (ノヴァーク版)
東京交響楽団
ユベール・スダーン(指揮)
★予約期間 2010年5月20日-7月30日
お渡し:予約受付後約2週間で順次発送し、20セット受注時点で特別仕様盤終了
豪華仕様
1 新型特製アクリル・ケースつき(写真)
☆ミュージック・ペンクラブ音楽賞のロゴ入り
2 セーラー万年筆(株)との新提携記念特製高級万年筆
(Extreme HARD GLASS CDのロゴ入り)  
3 同一スタンパーによるCD盤(音質比較試聴用)
4 ユベール・スダーンの直筆サイン入りブックレット
録音:2009年3月27日(金)、3月28日(土)ミューザ川崎シンフォニーホール

<ACOUSENCE>
ACOCD21410 \2380
デュースブルグ、メルカトル・ホールのオルガン
(1)ヨゼフ・ヨンゲン Joseph Jongen(1873-1953 ベルギー):
英雄ソナタ op.94
(2)J.S.バッハ:トッカータ ト長調 BWV.577
(3)パーシー・ホイットロック Percy Whitlock(1903-1946 イギリス)
カンツォーナとスケルツェット
(4)エドウィン・ヘンリー・リメーア Edwin Henry Lemare(1866-1934):
ワーグナーの歌劇「リエンツィ」序曲によるオルガンの為の即興
(5)ジョージ・ソールベン=ボール George Thalben-Ball(1896-1987):
パガニーニのテーマによる変奏曲
(6)アレクサンド・ギルマン Alexandre Guilmant(1837-1911 フランス):
オルガンとオーケストラのための交響曲第1番 ニ短調 op.42
イヴェタ・アプカルナ Iveta Apkalna オルガン(1)(6)
トーマス・トロッター Thomas Trotter オルガン(2)(3)(4)(5)
ジョナサン・ダーリントン指揮 Jonathan Darlington
デュースブルク・フィル Duisburger Philharmoniker
ライヴ録音
デュースブルグ・フィルが活動の拠点とするメルカトル・ホール
Mecatorhalle に設置されたオイレ Eule 社製オルガン。
イヴェタ・アプカルナ、トーマス・トロッターの2人の名オルガニスト
を迎えて2009年11月14日に行われた記念演奏会ライヴ。

ACOSA61309 \2380(SACD ※Hybridではありません)
ワーグナー:シンフォニック・リング
ニーベルングの指輪を、フリードマン・ドレスラー Friedmann Dresslerが
管弦楽曲集として編さんし、コンサート用にアレンジした作品です。
同じくコンサート用アレンジとしては ヘンク・デフリーヘル Henk de
Vlieger によるもの(エド・デ・ワールト指揮オランダ放送フィルRCA)がよく
知られています。
チェリストとしても著名なドレスラーはデュースブルク・フィルとの共演も多
く、このオーケストラの特性を良く理解したアレンジを行っています。
ダーリントンは、ともすれば冗長になりがちな管弦楽だけにアレンジされた
この作品を、もとの物語の持つ複雑な骨格を見通しよく、色彩感溢れる演奏で
一気に聴かせます。
「ラインの黄金」「ワルキューレ」「ジークフリート」「神々の黄昏」
全92分52秒
ジョナサン・ダーリントン指揮 Jonathan Darlington
デュースブルク・フィル Duisburger Philharmoniker
ライヴ録音
※このアルバムはSACDプレーヤーでしか再生できません。
通常のCDプレーヤーでは再生できませんので、お気をつけください。
ノーマルのCDは、既に発売されております、ACOCD21309(2CD)になります。




<VENEZIA>
CDVE00019 3枚組 \1650
マリア・ユーディナ(ピアノ)の芸術
バッハ作品集:
CD.1
平均律クラヴィア曲集第1集から
第19番 イ長調、第20番 イ短調、第21番 変ロ長調
第22番 変ロ短調、第23番 ロ長調、第24番 ロ短調
平均律クラヴィア曲集第2集から
第1番 ハ長調、第2番 ハ短調、第3番 嬰ハ長調、第4番 嬰ハ短調
CD.2
第5番 ニ長調、第6番 ニ短調、第7番 変ホ長調
第8番 変ホ短調、第9番 ホ長調、第10番 ホ短調
第11番 ヘ長調、第12番 ヘ短調、第15番 ト長調
第21番 変ロ長調
以上、1951-1957年録音
CD.3
ゴールドベルク変奏曲 BWV.988 1968年録音
マリア・ユーディナ(ピアノ) Maria Yudina
CDVE04268(既に廃盤)の価格を下げての再発売となります。

CDVE00020 3枚組 \1650
ラザール・ベルマン(ピアノ)の芸術
CD.1
(1)シューベルト(リスト編):「魔王」
(2)シューベルト(リスト編):「どこへ?」 美しき水車小屋の娘 から
(3)シューベルト(リスト編):「若き尼」 
(4)シューベルト(リスト編):「幻覚」 冬の旅 から
(5)シューベルト(リスト編):「辻音楽師」 冬の旅 から
1965年モスクワでのスタジオ録音
(6)リスト:メフィスト・ワルツ第1番 ハ短調
1975年モスクワでのスタジオ録音
(7)リスト:巡礼の年第2年への追加「ヴェネツィアとナポリ」
1975年モスクワでのスタジオ録音
CD.2
(8)リスト:超絶技巧練習曲
1963年モスクワでのスタジオ録音
CD.3
(9)ハンガリー狂詩曲第9番「ペシュトの謝肉祭」 変ホ長調
1961年モスクワでのスタジオ録音
(10)ピアノ・ソナタ ロ短調
1975年モスクワでのスタジオ録音
ラザール・ベルマン(ピアノ) Lazar Berman



<TACET>
TACET 180 2枚組 \4650
CD.1 1906年10月6日の演奏
(1)パウル・デ・シュレーザー:協奏練習曲 op.1,1
(2)ショパン:練習曲 op.25-10
(3)ルイス・ゴダール:スケルツォ op.107
(4)メンデルスゾーン:プレスト op.7-7
(5)スクリャービン:左手の為の夜想曲
(6)シューマン:トッカータ op.7
(7)リスト:ローレライ
(8)グルック(ブラームス):ガボット
(9)アントン・ルビンシテイン:ポルカ op.14
(10)エヴレル=シュルツ:
ワルツ「美しき青きドナウ」のテーマによるアラベスク
CD.2 1911年7月7日の演奏
(1)ツェルニー:練習曲 op.740-5
(2)アントン・ルビンシテイン:カメンヌイ・オストルフ op.10-22
(3)ズガンバーティ:4つの小品から
(4)ベートーヴェン(サン=サーンス):アテネの廃墟
(5)モシュコフスキ:メヌエット
(6)ショパン:マズルカ op.33-2
(7)ヴェーバー:ロンド
(8)ショパン:練習曲 op.25-12
(9)リスト:「悪魔のロベール (マイアベーア)」回想
ヨーゼフ・レヴィーン Josef Lhevinne (ピアノ)の演奏
(ピアノ・ロールでの再現)
(1874年12月13日-1944年12月2日 ロシア生まれアメリカで没)
名ピアニストであるとともに、1924年に書かれた「ピアノ奏法の基礎」とい
う教則本の著者として知られるように優れた教育者でもあったジョゼフ・レ
ヴィーンの1906年と1911年のピアノ・ロールに残された21曲の小品演奏。繊
細かつ優雅な演奏が特徴的です。

TACET 184 \2380
ハイドン:弦楽四重奏曲集
4009850018407 ハイドン:
(1)弦楽四重奏曲第60番 イ長調 op.55-1 Hob III-60
(2)弦楽四重奏曲第61番「かみそり」 ヘ短調 op.55-2 Hob III-61
(3)弦楽四重奏曲第62番 変ロ長調 op.55-3 Hob III-62
アウリン弦楽四重奏団
2010年録音

TACET L101 3枚組 \9450
限定盤アナログLP3枚組
バッハ:ブランデンブルグ協奏曲全曲
(1)バッハ:ブランデンブルグ協奏曲全集 BWV。1046-1051
シュトゥットガルト室内管弦楽団 2000年録音
(2)バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータからシャコンヌ BWV.1004
ヘルムート・リンデマン Hartmut Lindemann (ヴィオラ) 1993年録音
(3)モーツァルト/バッハ:ラルゴとフーガ第5番
ゲーデ・トリオ 1997年録音
この商品は180g アナログ・レコードです。




<CARUS>
83.223 \2380
ゼレンカ:ミサ・ヴォティヴァ ZWV.18 Missa votiva
ジョアン・ラン Joanne Lunn (ソプラノ)
ダニエル・テイラー Daniel Taylor (アルト)
ヨハネス・カレシュケ Johannes Kaleschke (テノール)
トーマス・バウアー Thoman E.Bauer (バス)
フリーダー・ベルニウス指揮
シュトゥットガルト・バロック・オーケストラ
シュトゥットガルト室内合唱団
2008年7月7-9日録音
晩年のゼレンカが病から立ち直った1739年に神への感謝として作曲された
「最後の最高のミサ」と称される規模の大きなミサ曲です。

83.410 \2380
ラインベルガー:
(1)ミサ op.197 Messe
(2)4つのモテット op.133 Vier Motetten
(3)5つの賛歌 op.107 Funf Hymnen
(4)5つの賛歌 op.163 Funf Motetten
ゲオルグ・グリュン指揮 Georg Grun
ザールブリュッケン室内合唱団
2009年2月21-23日録音
(1)の全てと、(3)の3曲、(4)の2曲が世界初録音です。

83.431 \2380
ラインベルガー:
(1)6つの2声の賛歌 Sechs zweistimmige Hymnen op.118
(2)4つの賛歌 Vier Hymnen op.54 
(3)聖なる女王 Salve Regina WoO.54-2
(4)アヴェ・マリア Ave Maria WoO.7-1  
(5)Marianische Hymnen op.171
(6)Vier elegische Gesange op.128
リディア・トイシャー Lydia Teuscher (ソプラノ)
クリスティーネ・ミュラー Christine Muller (メゾ・ソプラノ)
アンネッテ・マルケルト Annette Market (アルト)
カイ・ヨハンセン Kay Johannsen (オルガン)
Gotz Payer (ピアノ)
2009年9月21-23日、10月5-6日録音
(2)の3曲、(3)(4)の全て、(6)の2曲が世界初録音です。

83.450 \2380
シューマン:「ばらの巡礼」op.112 (独唱と合唱、ピアノ伴奏)
クリストフ・プレガルディエン Christoph Pregardien (テノール)
アンナ・ルチア・リヒター Anna Lucia Richter (ソプラノ)
ミヒャエル・ダーメン Michael Dahmen (バス)
ミヒャエル・ギース Michael Gees (ピアノ)
Gerhardt Jenemann指揮
南ドイツ室内合唱団
2009年10月24-26日録音
ばらの妖精が人間の乙女に姿を変え、下界(人間の世界)の「愛」とは何かを
知るために探し続ける巡礼の旅を描いた童話作家M.ホルンの作品に基づき作
曲された優しく清らかな作品です。




<MYTO HISTRICAL>
MYTO 188 2枚組 \1750
ワーグナー:楽劇「ラインの黄金」
フェルディナント・フランツ Ferdinand Frantz (ヴォータン)
ユリウス・ペルツァー Julius Polzer (ローゲ)
イローナ・シュタイングルーバー Iiona Steingruber (フライア)
ロゼッティ・アンダイ Rosette Anday (エルダ)
アドルフ・フォーゲル Adolf Vogel (アルベリヒ)
ルドルフ・モラルト指揮 ウィーン交響楽団 他
1948年ウィーンでの録音
マスターに起因するところどころの傷がございます。お気をつけください。
60年前の録音と思えない程の良い音質です。

MYTO 189 3枚組 \2780
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」
ギュンター・トレプトウ Gunther Treptow (ジークムント)
ヒルデ・コネツニ Hilde Konetzni (ジークリンデ)
フェルディナント・フランツ Ferdinand Frantz (ヴォータン)
ヘレナ・ブラウン Helena Braun (ブリュンヒルデ)
ルドルフ・モラルト指揮 ウィーン交響楽団 他
1949年ウィーンでの録音
マスターに起因するところどころの傷がございます。お気をつけください。
60年前の録音と思えない程の良い音質です。

MYTO 190 3枚組 \2780
ワーグナー:楽劇「ジークフリート」
ギュンター・トレプトウ Gunther Treptow (ジークフリート)
ヴィリアム・ヴェルニク William Wernigk (ミーメ)
フェルディナント・フランツ Ferdinand Frantz (さすらい人)
ルドルフ・モラルト指揮 ウィーン交響楽団 他
1949年ウィーンでの録音
マスターに起因するところどころの傷がございます。お気をつけください。
60年前の録音と思えない程の良い音質です。

MYTO 191 4枚組 \3380
ワーグナー:楽劇「神々の黄昏」
ギュンター・トレプトウ Gunther Treptow (ジークフリート)
ゲルトルーデ・グローブ=プランドル
 Gertrude Grob Prandl (ブリュンヒルデ)
カール・カーマン Karl Kamann (グンター)
ルートヴィヒ・ヴェーバー Ludwig Weber (ハーゲン)
ルドルフ・モラルト指揮 ウィーン交響楽団 他
1949年ウィーンでの録音
マスターに起因するところどころの傷がございます。お気をつけください。
60年前の録音と思えない程の良い音質です。

MYTO 227 3枚組 \2780 
ヴェルディ:歌劇「シチリア島の夕べの祈り」
エンツォ・マスケリーニ Enzo Mascherini (モンフォルテ)
ジョルジョ・バルディ=ココリオス Giorgios Kokolios-Bardi (アリーゴ)
マリア・カラス Maria Callas (エレナ公女)
ボリス・クリストフ Boris Christoff (ジョヴァンニ・ダ・プローチダ)
エーリッヒ・クライバー指揮
フィレンツェ5月音楽祭管弦楽団、合唱団
1951年5月26日フィレンツェでのライヴ
録音年代の古さを感じさせる、多少心もとない音質です。

<Brilliant Classics>
BRL 9157 2枚組 \1080
チェロ・ラプソディ
ショパン:奏と華麗なポロネーズOp.3
ファリャ:スペイン民謡組曲
ドビュッシー:チェロソナタ
ブリテン:チェロソナタ
バルトーク:ラプソディ第1番(チェロ編曲版)
シューベルト:アルペジオーネ・ソナタD821
マルティヌー:ロッシーニの主題による変奏曲
ショスタコーヴィチ:チェロソナタOp.40
ティモラ・ロスラー(Vc)クララ・ヴュルツ(pf)

BRL 9177 3枚組 \1550
Rodrigo Edition Vol.2
ロドリーゴ:
スペインの田園で、スペイン風ソナタ、古風なティエント、3つの短い小品、
トナディーリャ、ソナタ・ジョコーサ、祈りと踊り、ヘネラリーフェのほと
り、3つのスペイン風小品、ギターのための牧歌、2つのプレリュード、
Ecos de Sefarad、春の小鳥、Que buen caminito、かつて音に聞こえしイタ
リカ、Triptico、ヘレスの地で、トッカータ、遥かなるサラバンド
イグナシオ・ロデス、マルコ・ソシアス、カルロス・ペレス(Guitar)

BRL 9179 \540
ポエニッツ:ハープ曲集
Todestanz der Willys Op.24、Italienische Romanze Op.27、
Drei leichte Stucke Op.29、Romanze、Romanze for violin and harp、
Klange aus der Alhambra - Fantasy Op.68、Gebet Op.67、
Zwei Salonstucke Op.26、Nordische Ballade Op.33、Capriccio Op.73、
Elegy in memoriam Franz Poenitz Op.17
ラウラ・ビンシゲラ(Harp)

BRL 9188 2枚組 \1080
ツェムリンスキー:弦楽四重奏曲全集
アポステル:弦楽四重奏曲第1番
ラサール弦楽四重奏団

BRL 9198 \540
ヴィヴァルディ:8つの荘厳な協奏曲集
(パブロ・ケイポ・デ・ラーノによる編曲版)
弦楽と通奏低音のための協奏曲RV.197、RV.316、RV.185、RV.292、RV.134、
弦楽と通奏低音のためのシンフォニアRVAnh.85、
2つのヴァイオリンと弦楽と通奏低音のための協奏曲RV.155、RV.247
エンリコ・カサッツァ(Vln)
ラ・マニフィカ・コムニタ

BRL 93972 5枚組 \2550
シュッツ:作品集第4集
クライネ・ガイストリッヒェ・コンチェルトOp.9(SWV306-337)、
ムジカーリッシェ・エクセークヴィエンOp.7(SWV279-281)、
ガイストリッヒェ・コアムジークOp.11(SWV369-397)
ライナーノートはCDROMで収録
マッテオ・メッソーリ指揮、カペラ・アウクスターナ

BRL 94007 \540
プラッティ(1697-1763):室内楽曲集
アンサンブル・コルディア
オーボエとチェロと通奏低音のためのソナタ、チェロソナタ ニ短調、
オーボエとファゴットと通奏低音のためのトリオ、
チェロソナタ ト短調(世界初録音)、オーボエソナタ、
ヴァイオリンとオーボエと通奏低音のためのソナタ

BRL 94027 5枚組 \2550
Top100 Favourite Classical Melodies クラシカル・トップ100
ヴァリアスアーティスツ
クラシック音楽で特に有名な曲を100曲集めたオムニバス集

BRL 94044 \540
ホルスト:惑星
R.コルサコフ:組曲「ムラダ」
エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮
フィルハーモニア管弦楽団

BRL 94057 2枚組 \1080
W.F.バッハ:ハープシコード協奏曲集
協奏曲へ短調、F41、43、44、45、
2台のハープシコードのための協奏曲F10、F46
クラウディオ・アストローニオ(Harpsichord、指揮)
ハルモニクス・ムンディ

BRL 94058 2枚組 \1080
マンチーニ:12のリコーダーソナタ集
アンサンブル・トリプラ・コンコルディア

BRL 94066 \540
ショパン:初期の作品集(1821年-29年までに作曲された作品より)
ポロネーズ 変イ長調(1821年)、ロンドOp.1、マズルカ ト長調、変ロ長調、
ポロネーズ 変ロ短調、マズルカ風ロンドOp.5、3つのポロネーズOp.71、
ポロネーズ 変ト長調、変奏曲「パガニーニの思い出」、
ベッリーニの歌劇「ノルマ」より「清らかな女神」(ヴィアルド編)
コンスタンティーノ・マストロプリミアーノ(fp)
コンラート・グラーフ(1826年)製 ウィーン・フォルテピアノによる演奏

BRL 94070 \540
ラロ:スペイン交響曲
ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第5番
サン・サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソOp.28
シュロモ・ミンツ(Vln)
ズービン・メータ指揮、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団

●Brilliant Classics Opera Collection
BRL 9181 \540
ショスタコーヴィチ:歌劇「賭博者」
ニコライ・クルペ(Ten)ピョートル・グルボーキィ(Bs)
ヴャチェスラフ・ポチャプスキ(Bs)アレクサンデル・アルヒポフ(Ten)
ミハイル・クルティコフ(Bs)ニコライ・レシェトニアク(Br)
アンドレイ・チスチャコフ指揮、
ボリショイ劇場管弦楽団  

BRL 9185 \540
R.シュトラウス:歌劇「平和の日」
アルベルト・ドーメン(Bs)デボラ・ヴォイト(Sop)
アルフレート・ライター(Bs)ヨッヘン・クプファー(Bs)
トム・マルティンセン(Ten)アッティラ・ユン(Bs)
ジョン・ヴィラーズ(Ten)サミ・ルッティネン(Br)
ジュゼッペ・シノーポリ指揮
シュターツカペレ・ドレスデン  

BRL 94028 \540
ダルゴムイシスキー:歌劇「石の客」
ニコライ・ヴァシリエフ、ヴャチェスラフ・ポチャプスキー(Bs)
タチアナ・エラストワ(Ms)マリーナ・ラピナ(Sop)
ニコライ・レシェトニアク(Br)ボリス・ベジコ(Bs)
ニコライ・ニジエンコ(Bs)
アンドレイ・チスチャコフ指揮
ボリショイ劇場管弦楽団

BRL 94036 2枚組 \1080
R.コルサコフ:歌劇「5月の夜」
ヴィターリ・タラシチェンコ(Ten)ナタリア・エラソヴァ(MSop)
マリーナ・ラピナ(Sop)ヴャチェスラフ・ポチャプスキ(Bs)
アレクサンデル・アルヒポフ(Ten)Elena Okolycheva(MSop)
ピョートル・グルボーキィ(Bs)ニコライ・レシェトニアク(Br)
アンドレイ・チスチャコフ指揮
ボリショイ劇場管弦楽団  

BRL 94043 2枚組 \1080
フンメル:歌劇「ギーズ家のマティルド」(世界初録音)
Kristine Gailite(Sop)フィリップ・ドゥ、ピエール=イヴ・プリュヴォ(Br)
ヒョルディス・テボー(Sop)Eva Suskova、オンドレイ・シャリング(Ten)
マリアン・オルシェフスキ(Ten)
ディディア・タルパイン指揮、ソラメンテ・ナチュラリ




<WARNER CLASSICS>
2564 681680 2枚組 \1350
ベートーヴェン:作品集
交響曲第5番より、第6番より、第2番より、第7番より、第9番より、
三重協奏曲より、ピアノ協奏曲第5番より、エグモント序曲Op.84、
弦楽四重奏曲第1番より、第9番より、第13番より、月光より、悲愴より、
エリーゼのために、6つのバガテルOp.126より、ヴァイオリンソナタ第5番、
第9番、フィデリオより、ディアベリ変奏曲より、合奏幻想曲より、他
ヴァリアスアーティスツ

●WARNER Opera series Vol.5
WARNER 2564 682306 3枚組 \3500
モーツァルト:歌劇「コシ・ファン・テゥッテ」
キリ・テ・カナワ、フレデリカ・フォン・シュターデ、
テレサ・ストラータス(Sop)デイヴィッド・レンダル(Ten)
フィリップ・フッテンロッハー(Br)ジュール・バスタン(Bs)
アラン・ロンバール指揮、
ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団、他

WARNER 2564 681380 2枚組 \2450
ストラヴィンスキー:歌劇「放蕩者のなりゆき」
ロバート・ロイド(Bs)ドーン・アップショウ(Sop)
ジェリー・ハドリー(Ten)サミュエル・レイミー(Br)
アン・コリンズ(MSop)グレイス・バンブリー(MSop)
スティーブン・コール(Ten)ロデリック・アール(Bs)
ケント・ナガノ指揮、リヨン国立歌劇場管弦楽団、他

WARNER 2564 681484 \2080
ロッシーニ:歌劇「幸せな間違い」
アニック・マシス(Sop)ラウール・ヒメネス(Ten)ロドニー・ジルフリー(Br)
ピエトロ・スパニョーリ(Bs)ロレンツォ・レガッツォ(Br)
マルク・ミンコフスキ指揮、Le Concert des Tuileries、他

WARNER 2564 681478 2枚組 \2450
ドニゼッティ:歌劇「愛の妙薬」
マリエッラ・デヴィーア(Sop)ロベルト・アラーニャ(Ten)
ピエトロ・スパニョーリ(Br)ブルーノ・プラティコ(Br)
フランチェスカ・プロヴィッショナート(Sop)
マルチェロ・ヴィオッティ指揮、イギリス室内管弦楽団、他

WARNER 2564 681476 3枚組 \3500
ショーソン:抒情劇「アルテュス王」
テレサ・ツィリス=ガラ(Sop)ジーノ・キリコ(Br)
イェスタ・ウィンベルイ(Ten)ルネ・マシス(Br)
ジェラール・フリードマン(Ten)フランソワ・ルー(Bs)
ジル・カシュマイユ(Br)
アルミン・ジョーダン指揮、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、他

●WARNER APEX series
WARNER 2564 681817 2枚組 \1050
マーラー:交響曲第3番
ダグマル・ペツコヴァ(MSop)
ケント・ナガノ指揮、ベルリン・ドイツ交響楽団、他

WARNER 2564 681619 \680
モーツァルト:ホルン協奏曲第1番-第4番
デイヴィッド・パイアット(Hrn)
ネヴィル・マリナー指揮、アカデミー室内管弦楽団
ホルン五重奏曲K407 
デイヴィッド・パイアット(Hrn)ケネス・シリトー(Vln)
ロバート・スミッセン、スティーヴン・ティーズ(Vla)
スティーヴン・オートン(Vc)

WARNER 2564 681625 \680
クルト・ワイル:七つの大罪
ベルク:ルル組曲
クルト・マズア指揮、ニューヨーク・フィルハーモニック、他

WARNER 2564 681623 \680
ヘンデル:ヘンデル:合奏協奏曲Op.3
マルク・ミンコフスキ指揮、ルーヴル宮音楽隊

WARNER 2564 681627 \680
マーラー:大地の歌(マーラーによるピアノ伴奏版)
ブリギッテ・ファスベンダー(MSop)トーマス・モーザー(Ten)




<ミューズエンターテインメイト>
MEPL 0102 \3000
篠原敬介プロデュース 極旋 - GOKUSEN庄司 知史(Obe)

NHKを代表する番組の音楽プロデューサーが手がける新シリーズスタート。
収録曲 On the way to somewhere(篠原敬介)本アルバムのために書き下ろし
た新曲/秋桜(さだまさし)/愛のテーマ、ニュー・シネマ・パラダイス-映画
「ニュー・シネマ・パラダイス」より、1900のテーマ-映画「海の上のピアニ
スト」より、ネスと彼のファミリー-映画「アンタッチャブル」より、ガブリ
エルのオーボエ-映画「ミッション」より(エンニオ・モリコーネ、アンドレ
ア・モリコーネ)/G線上のアリア(J.S.バッハ)/ヴォカリーズ(ラフマニノフ)
/プレリュード-ベルガマスク組曲より(ドビュッシー)/シンフォニア第3番
BWV789、第12番BWV798(J.S.バッハ)/少年時代 (井上陽水、平井夏美)
アレンジ:篠原敬介、和田恵、林きらら、大曽根浩範
演奏:Conductor 篠原敬介 Oboe/English Horn/Oboe damore 庄司 知史、
Harp/Piano 朝川朋之
Strings 石田泰尚ストリングス
1stViolin 石田泰尚、執行恒宏、伊能修、吉田翔平/2ndViolin 桑田穣、
清水醍輝、鈴木浩司/Viola 柳瀬省太、生野正樹/Cello 三宅進、菊地知也
/C.Bass 西澤誠治"





<Opus Arte DVD>
OA 1026(DVD-Video) \4550
OA 7057BD(Blu-ray) \5480
ドニゼッティ:歌劇「愛の妙薬」
マウリツィオ・ベニーニ指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、他
グラインドボーン音楽祭2009

OA 7063BD(Blu-ray) 2枚組 \6450
ワーグナー:舞台神聖祝祭劇「パルジファル」
ケント・ナガノ指揮、ベルリン・ドイツ交響楽団、他
バーデン・バーデン祝祭劇場2004

OA 1030(DVD-Video) \4550
OA 7064BD(Blu-ray) \5480
バレエ「オンディーヌ」
吉田 都、英国ロイヤルバレエ団、他
振付:フレデリック・アシュトン 




<MEMBRAN>
●Membran 10CD BOX Series 各10枚組 \1350
※詳細はこちらにございます。

MEMBRAN 233013 10枚組
ゲオルグ・ショルティ(Cond)歌劇名演奏集

MEMBRAN 233016 10枚組
ブラームス:名曲集

MEMBRAN 233017 10枚組
ラヴェル:名曲集

MEMBRAN 233018 10枚組
ラフマニノフ:名曲集

MEMBRAN 233019 10枚組
ショスタコーヴィチ:名曲集

MEMBRAN 233020 10枚組
ストラヴィンスキー:名曲集




<Tower Records Original>
QIAG 50042 6枚組 \3000
ショパン スペシャル
ゴールデンウィーク期間中に行われたラ・フォルジュルネでも大好評だった
恒例のオリジナル盤の取扱いを開始いたします。

<BIDDULPH>
80250-2 2枚組 \3960
シューベルト:
ヴァイオリンとピアノのための作品全集+アルペジョーネ・ソナタ
(1)ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 D.384
(2)ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 D.385
(3)ヴァイオリン・ソナタ第3番 ト短調 D.408
(4)ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(二重奏)イ長調 D.574
(5)アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D.821
(6)華麗なるロンド ロ短調 D.895
(7)ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 ハ長調 D.934
ピンカス・ズッカーマン(Vn,Va)
マーク・ナイクラグ(Pf)
録音:1993年3月8日,5月18日,1994年11月20-21日,1995年10月3日、
ニューヨーク、DDD
(原盤:ソニー・ミュージック)
名ヴァイオリニスト、ピンカス・ズッカーマン(1948-)がシューベルトのヴァ
イオリン・ソナタなどを弾いている。いずれも1990年代半ばの録音だが、今
回が初出のようである。アルペジオーネ・ソナタはヴィオラで演奏している。




<CD ACCORD>
ACD 162 \2250
「シンフォニア・ユヴェントスのソリストたち」
(1)ドビュッシー:クラリネットと管弦楽のための狂詩曲第2番
(2)ドビュッシー:交響詩《海》
(3)R.シュトラウス:デュエット・コンチェルティーノ
(4)ジャン・フランセ:主題と変奏
ガブリエル・フムーラ指揮
ポーランド青年交響楽団(シンフォニア・ユヴェントゥス)
(1)(3)(4)ワルデマール・ザロフ(Cl)、
(3)アリシア・キエルザルスカ(Fg)
録音:2009年
セムコフとのシューベルト:交響曲第5、第9(ACD146)に続くポーランド青年響
のアルバム。クラリネットのザロフはポーランド国内の主要なオーケストラ
で首席を経て、現在ポーランド青年響の首席奏者を勤めている。R.シュトラウ
スのデュエット・コンチェルタンテは作曲者最晩年の作品で最後の器楽作品と
なる。しかし内容はユーモアと機知に富み、枯淡の片鱗は全く感じられない。
ファゴットのキエルザルスカはカナダ出身で数々のオーケストラで首席を勤め
ている若手。

ACD 161 \4500
「ヴィトルト・ルトスワフスキ/オペラ・オムニア02」
ルトスワフスキ:
交響曲第2番(1965-67)、交響曲第4番(1992)
ヤーツェク・カスプシク指揮
NFMヴロツワフ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2009年6月
一枚で二枚価格の高額CD、ヴィトルト・ルトスワフスキ/オペラ・オムニアの
第二弾。第1集は室内楽作品集(ACD144)。今回もデジパックに45ページもの
ブックレット(ポーランド語・英語)がつきスリップ・ケース入りの高級仕様。
交響曲第2、第4番は既に複数の録音があるが、こちらは作曲者の名前を冠する
ようになったヴロツワフ・フィルによる最新録音。1965年の第2番に比べると
死の2年前に書かれた第4番には瞑想的な傾向が強いが、激しく迸るエネルギー
の表出力とアイデアの豊富さ、斬新さ、鋭利な音響は若い時とまったく変わる
ことがない。

ACD 148 \2250
コジェルフ:交響曲 ハ長調 postolka I:6
レイハ(ライヒャ):交響曲 変ホ長調 Op.41
ヴォジーシェク:交響曲 ニ長調
ヤロスワフ・ティエル(指揮)
ヴロツワフ・バロック管弦楽団
録音:2009年3月26-28日、ヴロツワフ
これはモーツァルトの交響曲が好きな人には逃せない録音だ。19世紀初頭に
ウィーンで活躍した三人のボヘミア出身の作曲家、レオポルト・コジェルフ
(1747-1818)、アントニーン・レイハ(1770-1836)、ヤン・ヴァーツラフ・ヴォ
ジーシェク(1791-1825)のシンフォニアを収録。ことにコジェルフのハ長調シ
ンフォニアは、モーツァルトの小ト短調交響曲からの影響が見られる点で興
味深い。ヴロツワフ・バロック管弦楽団は、ポーランド西部の都市ヴロツワ
フに2006年結成されたばかりのピリオド楽器オーケストラ。ヤロスワフ・ティ
エルは、2000年からドレスデン・バロック管弦楽団の第1チェリストを努めて
いる。

●CD ACCORD再プレス商品
ACD 098 \2250
バッハ:
ゴールドベルク変奏曲 BWV.988/
「おお人よ、汝の罪の大いなるを嘆け」BWV.622(ナウモフ編)/
「目覚めよ、と呼ぶ声あり」BWV.645(シュリメ編)
フランチェスコ・トリスターノ・シュリメ(ピアノ)
録音:2001年5月22-28日,
ワルシャワ・フィルハーモニック・コンサート・ホール

ACD 127 2枚組 \4500
バッハ:ピアノ協奏曲全集
第1番ニ短調BWV.1052/第2番ホ長調BWV.1053/
第3番ニ長調BWV.1054/第5番ヘ短調BWV.1056/
第4番イ長調BWV.1055/第7番ト短調BWV.1058/
第6番ヘ長調(2つのフルートを伴う)BWV.1057
フランチェスコ・トリスターノ・シュリメ(ピアノ,指揮)
ニュー・バッハ・プレイヤーズ
録音:2002年10月8日,アーゼナル・ホール,メス、ライヴ録音





<LODIA>
CP 801 2枚組 \4160
「カルロス・パイタ・エディション」
ベルリオーズ:
劇的交響曲《ロメオとジュリエット》
カルロス・パイタ指揮
プラハ祝祭管弦楽団、合唱団
録音:1978年プラハ・スメタナ・ホール,ライヴ
爆演指揮者としてマニアの間では伝説的指揮者として知られるカルロス・パイ
タ(1937-)。ほぼパイタのためのLODIAレーベルは、20年ほど前ビクターから大
量の国内盤が発売になり話題に。弊社でも10年ほど前から輸入盤を取り扱って
おりますが、新譜が出たことはありませんでした。ところが、ここへきて突如
「カルロス・パイタ・エディション」としてリリースを再開。新しい録音では
ないものの、パイタの未発表音源が遂に聴けるようになりました。
パイタはブエノスアイレスに生まれ、小さいころからレコードやコンサートに
親しむうちにフルトヴェングラーに傾倒し指揮者を志しました。やがて渡米し
ロジンスキーに師事、その後DECCAにも録音を残します。その後「フィルハー
モニック交響楽団」を設立するなど、好きなレパートリーを好きなように録音
するという活動スタイルを確立。オーケストラの空中分解もなんのその、その
主観的で熱狂的な解釈、演奏は賛否両論を呼び起こすものの、好事家からは熱
狂的な支持を得ています。職人指揮者の無難で常識的な解釈とは無縁の、常に
全力投球、瀬戸際、崖っぷちのスリリングな演奏をお楽しみ下さい。この「ロ
メオとジュリエット」は、強烈なお下劣演奏として知られ何故かフランスACC
ディスク大賞を受賞した「幻想交響曲(LOCD777)」に続くベルリオーズとなり
ます。繊細で華やかな面も出しつつ、フォルテッシモではお馴染みのパイタ節
が炸裂!

CP 802 \2080
「カルロス・パイタ・エディション」
チャイコフスキー:
幻想序曲《ハムレット》Op.67
交響曲第5番Op.64
カルロス・パイタ指揮
ロシア・フィルハーモニー管弦楽団、
録音年不明(1994年頃?)
新シリーズ「カルロス・パイタ・エディション」第2弾はチャイコフスキーの
交響曲第5番。チャイコフスキーはパイタが得意としており、すでに出ている
第4(LOCD791)、第6(LOCD778)と合わせて後期交響曲がそろいました。録音年は
不明ですが、94年録音のチャイコフスキー:管弦楽曲集(LOCD792)に収録された
「ハムレット」が同じ演奏と思われるので、同じころの録音と思われます。
演奏は歌いまくり、鳴らしまくりのパイタならでは。交響曲では、最初から
旋律をたっぷりと歌いこみ終楽章は熱狂的に盛り上がります。





<OTAKENレーベル>
TKC-302 \2080
(1)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 op.23
(2)ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 op.35
ショパン: バラード第1番ト短調 op.23
ショパン: 夜想曲第5番 嬰ヘ長調 op.15の2
リスト: 泉のほとりで-巡礼の年第1年スイスより
リスト: ハンガリー狂詩曲 第6番変ニ長調
ウラディミール・ホロヴィッツ(ピアノ)
(1)ジョージ・セル指揮ニューヨーク・フィルハーモニック交響楽団
録音:1953年1月12日 ニューヨーク.カーネギーホールに於ける実況録音
お客様からのリクエストが多かったOTAKENレコード初期の名盤「ホロヴィッツ
のチャイコフスキー:ピアノ協奏曲」がやっと再プレスされることになりまし
た。この機会にぜひご注文のほどよろしくお願いいたします。
某音楽評論家秘蔵、極上プライベート盤より復活!
このCDのチャイコフスキーの音源は、某音楽評論家先生が全くのご好意で提供
して下さった先生秘蔵のプライベート盤で、米RCA社が発売すべく正式録音し
たが何らかの理由で発売中止となり外部流出してしまったそのオリジナルテー
プから作られたといわれています。このプライベート盤の音は信じられないぐ
らいすばらしくホロヴィッツの超絶的な演奏とも相まってチャイコフスキー
第1ピアノ協奏曲録音の第1席に来るべきものではないかと思われます。ホロ
ヴィッツ・ファンの方だけでなくすべてのクラシックファン必聴の音源と言え
ましょう。盤の保存状態も申すまでもなく極上でキズ皆無はもちろんプチノイ
ズもほとんど目立ちません。併録はショパン、リストのソロ作品で、こちらは
米RCAビクター正規盤の良品からの復刻です。

TKC-323 \2080
(1)ブルックナー:交響曲 第9番 ニ短調
(2)ワーグナー:ジークフリート牧歌
ブルーノ・ワルター(指揮)
コロンビア交響楽団
録音:(1)1959年11月,
(2)1959年2月,ステレオ,アメリカ在郷軍人会集会ホール
(カリフォルニア州ハリウッド)、プロデューサー:ジョン・マックルーア
原盤:(1)米コロムビア MS-6171,(2)米コロムビア MS-6507
小生が初めてブルックナーの交響曲を聴いたのは、まだ中高生時分、CBSソニ
ーのワルター盤ででした。以後、少なくとも、7番と今回取り上げさせて頂い
た9番は、小生にとりましては、同曲演奏のスタンダードとも言うべきものと
なり、後年、色々な演奏を聴くようになりましても、どうしてもワルターと
の比較になってしまったことでした。それ程、ワルターの解釈の一点一画ま
でもが、耳に畳み込まれてしまったということでしょう。実際、期間を置い
て聴き直しても、この2曲に関しては、今でも、ベストを争う演奏ではないか
と、感じます。ただLP時代から今日に至る唯一の不満が、その漂白されたよう
な、いわゆる、味のない音質でした。この点は割り引いて聴く、と言うのが、
ワルターのコロムビア録音を聴く上での流儀というのが、暗黙の了解事項と
なっているのではないでしょうか?ところがこの度、品川コレクションの中
から発見、調達させて頂いた、米コロムビアのデモ用非売品LPのおそらく未
通針盤を聴かせて頂くに及び、その定説は見事にくつがえされました。まあ、
いっぺん、聴いてみてください、といったところです。先般、お亡くなりに
なりました若林駿介先生が、晩年、ご病床の中でのレコ芸録音評で、何度も
取り上げておられたのが、ご自身録音に参画された、このワルター晩年のコ
ロムビア録音であったことに合点がいきます。ああ、若かりし先生がハリウ
ッドで聴かれたのは、まさに、この音だったのかと、目を見張る思いです。
(オタケン・レコード 太田憲志)




<Edition HST>
HST-076 \3000
J.B.ヴァンハル(1739-1813);疾風怒濤交響曲集第十二巻
(1)交響曲イ長調Bryan A4( ca.1775 )
(2)交響曲へ長調Bryan F2( ca.1765 )*
(3)交響曲へ長調Bryan F7( ca.1775 )*
(*印)世界初録音
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
リーダー;松井利世子(ヴァイオリン)
録音:2010年2月、東京三鷹市・風のホール にて収録
第十二巻をもって本シリーズ完結。中期の作品は、ほぼすべてリリースされた
ことになり、世界初録音を多数含む全30曲の交響曲が発売になった。
特にBryan F7は、ヴァンハルの現存するヘ長調交響曲の最後を飾る作品であ
る。終楽章での「ブルックナー全休止」を連想させるオルガン奏者出身ならで
はのG.Pの多様による極端な短調への度重なる転調などは、後のモーツアルト:
ピアノ協奏曲第25番ハ長調第一楽章での転調手法となんと似ていることか。
1770年代のヴィーンで如何にヴァンハルが活躍していたかがうかがい知れる。




<若林工房レーベル>
WAKA-4143-44 2枚組 \3600
「ショパン:ノクターン全集(全21曲)」
disc-1
ノクターン 嬰ハ短調 (遺作)
3つのノクターン 作品9/3つのノクターン 作品15
2つのノクターン 作品27/2つのノクターン 作品32
disc-2
2つのノクターン 作品37/2つのノクターン 作品48
2つのノクターン 作品55/2つのノクターン 作品62
ノクターン ホ短調 作品72の1/ノクターン ハ短調 (遺作)
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
録音:2009年7月、9月、10月、新川文化ホール(富山県魚津市)
イリーナ・メジューエワによるショパン生誕200年記念企画第3弾。ベートー
ヴェンのピアノ・ソナタ全曲シリーズと並行しながら、ショパンの「エチュー
ド集」、「プレリュード集」と立て続けに優れたアルバムをリリースするなど、
八面六臂の活躍を見せるロシア出身の俊英が、「ノクターン集(全21曲)」に挑
戦しました。ショパン作品の演奏に相応しい繊細さと優美さ、そして強靭さと
スケールの大きさを兼ね備えつつ、作品55-2や作品62など後期作品におけるむ
せ返るような濃密なロマン性とえもいわれぬ儚さの表出も聴きどころのひと
つ。磨き抜かれた精妙なタッチと移ろいゆく色彩、確固たる造型と芳醇な情熱
が、「この世のものならぬ絶美のショパン」を生み出しています。
「…イリーナの演奏は、脇目も振らずにショパンの核心へと迫る。ショパンの
内省の淵を除き、心の奥底に秘められた心象風景の扉を開け放つ。そこに湛え
られているのは確固たる造形と計り知れないダイナミズムであり、それがみず
みずしく芳醇な情熱と融合し、類稀な感性を纏いながらこの世のものならぬ絶
美へと向うのである。」 (真嶋雄大/ライナーノートより)

WKLC-7007 \2100
「アファナシエフ・プレイズ・ショパン」
ショパン:
ワルツ イ短調 作品34の2 《華麗なるワルツ》
ワルツ ヘ短調 作品70の2
ワルツ 変イ長調 作品69の1 《告別》
ワルツ ロ短調 作品69の2
ワルツ 嬰ハ短調 作品64の2
ポロネーズ 第1番 嬰ハ短調 作品26の1
ポロネーズ 第2番 変ホ短調 作品26の2
ポロネーズ 第4番 ハ短調 作品40の2
ヴァレリー・アファナシエフ(ピアノ)
録音:2009年6月5日、武蔵野市民会館小ホールにおけるライヴ録音
現代屈指の鬼才ピアニストとして注目を集めるヴァレリー・アファナシエフの
最新作。2009年来日公演時のライヴ録音の登場です。アファナシエフのショパ
ンといえば、ノクターン集やマズルカ集(いずれもセッション録音)でのユニー
クな演奏が賛否両論を惹き起こしてきましたが、今回のアルバムでも独自の
ショパン解釈を開陳。一見無愛想な表情の奥にえも言われぬ味わいを秘めた5
つのワルツに続くポロネーズ(3曲)では、容赦ないほどの壮絶さをもって生と
死のドラマが展開されます。作品の深奥にある真実を求めてやまない魂の求道
者アファナシエフの近年の境地を示す絶好の一枚、メモリアル・イヤー最高の
贈り物のひとつです。




<GENUIN>
GEN 10169 \1980
(ボーナス CD付き)
(1)チャイコフスキー:
「四季」 Op.37b(弦楽合奏版、D.ゲリンガス&L.シャッツ編)
(2)バルトーク:トランシルヴァニア舞曲
(3)バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
(4)ボーナスCD)チャイコフスキー:「四季」Op.37b(弦楽合奏 詩の朗読入り)
ミヒャエル・ザンデルリング(指揮)
ドイツ弦楽フィルハーモニー
録音:(1)2005年9月27-29日、イエス・キリスト教会、ベルリン、
(2)(3)2009年9月18-20日,ジーメンスヴィラ、ベルリン
ミヒャエル・ザンデルリング&ドイツ弦楽フィルハーモニーのGENUINレーベル
への第3弾。ミヒャエルは、巨匠クルト・ザンデルリングの子。1967年生まれ
で、チェリストとして活躍した後、現在は指揮者としての活動を中心にしてい
る。ドイツ弦楽フィルハーモニーは、若者による弦楽オーケストラで、ザンデ
ルリングが首席指揮者を務めている。ベルリン・フィルの録音会場として有名
なダーレムのイエス・キリスト教会での録音。

GEN 10173 \1980
ピエルネ:フルート・ソナタ Op.36
ゲーゼ:フルート・ソナタ第2番 ニ短調 Op.21
プロコフィエフ:フルート・ソナタ第2番 ニ長調 Op.94
ハンス=ウド・ハインツマン(fl)
エリザヴェータ・ブルミーナ(Pf)
2007年7月16-19日、ハンブルク
3作品は、いずれもフルート版とヴァイオリン版があるソナタ。ガブリエル・
ピエルネ(1863-1937)の作品は、1900年にジャック・ティボーのために書かれ
たヴァイオリン・ソナタがオリジナルで、1909年にフルート・ソナタに編曲。
ニルス・ウィルヘルム・ゲーゼ(1817-1890)の作品もヴァイオリンがオリジナ
ルで、1886年にカール・ミュラーによってフルート版が出版された。プロコ
フィエフのソナタ第2番は、フルートがオリジナルで、後にヴァイオリン・ソ
ナタに直された。ハンス=ウド・ハインツマンは1947年生まれ。1982年以来、
NDR交響楽団のフルーティストを務めている。

GEN 10168 \1980
「ドイツ音楽コンクール2009優勝者-デュオ・シュテンムラー」
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第5番 ニ長調 Op.102-2
ミャスコフスキー:チェロ・ソナタ第1番 ニ長調 Op.12
ルトスワフスキ:グラーヴェ-変容
R.シュトラウス:チェロ・ソナタ ヘ長調 Op.6
デュオ・シュテンムラー:【ペーター=フィリップ・シュテンムラー(Vc),
ハンスヤコプ・シュテンムラー(Pf)】
2009年10月9-11日、ベルリン
デュオ・シュテンムラーは、1978年生まれの兄ハンスヤコプと、1986年生まれ
の弟ペーター=フィリップによる兄弟デュオ。1998年から活動を開始。ソロと
伴奏ではなく、二重奏としてのチェロ・ソナタを演奏し高く評価されている。
このCDは、2009年のドイツ音楽コンクールの優勝を記念したもの。古典派、ロ
マン派、近現代と特色のある曲を選んでいる。

GEN 10171 \1980
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第8番 ト長調 Op.30-3
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV.1001
R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.18
ワックスマン:カルメン幻想曲
クリストフ・サイボルト(Vn)
ミラナ・チェルニャフスカヤ(Pf)
録音:2004年7、8月
クリストフ・サイボルトは1978年、ハイルブロン生まれのヴァイオリニスト。
4歳からヴァイオリンを学び、1989年にはベルリン・フィルと共演したという
早熟。現在はドイツを中心にソリストとして活躍している。

GEN 10532 \1980
シューマン:
リーダークライス Op.39(全12曲)
7つの歌 Op.104
「女の愛と生涯」 Op.42
ヴィヴィアン・ハンナー(メッゾソプラノ)
フランク・ペーター(ピアノ)
2009年9月7,10,14,15日,ライプツィヒ
シューマンの三つの歌曲集を収録。ヴィヴィアン・ハンナーはドイツのメッ
ゾソプラノ。ベルリン・コミッシェ・オパーやライプツィヒ歌劇場で活動す
るメッゾソプラノ。コンサート歌手としても知られる。渋めのメッゾの声で
歌われるシューマンには独特の味わいがある。





<GEGA NEW>
GD 349 \1850
ルーメン・バリョゾフ(b.1949):チェロとピアノのための作品集
(1)ウェディング・カプリッチオ(結婚奇想曲)/
(2)動物寓話集(猿、らくだ、カモシカ、クロコダイル、こうもり、かば、
ナマケモノ、ペンギン)/
(3)2つの子供のための物語/(4)ようこそ20世紀
(5)別の機会のカプリッチョ「モーツ・アルト・ア・ラ・・・」
(6)モーツ・アルト・ア・ラ・シュニトケ/(7)inVENTSIons
(8)ある機会のためのカプリチオ「ハッピー・バース・デイ・トゥ・・・」
(1)(4)(5)(7)(8)ヴェンツェスラフ・ニコロフ(Vc)、
(2)(3)(6)(7)ラドスラフ・ニコロフ(Pf)
ルーメン・バリョゾフは1949年生まれのブルガリアの作曲家。当初チェロを学
び、後に作曲に転向した。彼はこれまでにオペラ、バレエ、4つの交響曲など
多くの作品を生み出している。作風はタイトルにも引用されているシュニトケ
の影響が強く、様々な様式が折衷され、一見おどけた身振りの中にも辛らつな
メッセージ性と悲観的な警句が含まれている。チェリストのヴェンツェスラフ
・ニコロフはブルガリアでは有名なチェリスト。モスクワでロストロポーヴィ
チに一年間学んでいる。

GR 07 \1850
アルベルト・パーチェ:
《孤独な男の歌》(2007)-テノール、バリトン、合唱と室内オーケストラのた
めの連作歌曲集
チャールズ・ヴィンチェンティ(Ten)、
アルベルト・ブッティギーグ(B.Br)、
ハンス=ユルゲン・ナーゲル指揮
ブランデンブルク・ユンゲ・フィルハーモニック、ミラビトゥア合唱団、
録音:2009年
パーチェはマルタの中堅作曲家。母国でカルメロ・パーチェやカミレーリに作
曲を学んだ。室内楽からオーケストラまで数多くの作品を発表している。パー
チェは様々な潮流の影響を受けており、なかでもショスタコーヴィチの影響が
色濃く、時にバビ・ヤール(ほめすぎ?)を思わせる。歌曲集というより、オラ
トリオに近い内容。いまどきここまで赤裸々な社会主義リアリズム的な表現は
貴重。




<RCD>
RCD 30113 \1850
ハイドン:ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Hob.XVI:49
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27-2「月光」
ショパン:
ロンド ハ短調 Op.1,ポロネーズ 嬰ヘ短調 Op.44,夜想曲 変ホ長調 Op.9-2,
マズルカ 嬰ト短調 Op.33-1,マズルカ ハ長調 Op.33-3,マズルカ ロ短調
Op.33-4,マズルカ ヘ短調 Op.7-3,マズルカ 嬰ハ短調 Op.30-4
ドミトリー・バシキーロフ(ピアノ)
録音:2006年6月,モスクワ
(エンジニア:ピョートル・コンドラシン)
グルジア出身の名ピアニスト、ドミトリー・バシキーロフ(1931-)の新録音。
70代半ばのバシキーロフは素晴らしい円熟を見せており、ことにショパンは
いずれも確固たる意志が見られる名演だ。「月光」も、豊かな情感を醸しつ
つ、筋の入った音楽が見事である。




<MARQUIS>
MAR81399 \1980
「親密な出会い/ジェームズ・キャンベル、フィル・ニモンズと仲間たち」
よいことを考えよう/島々/親密な出会い/PS42JS/リーゼ/我々の絵/フ
ー・ウォーク/デュオローグ/プレリュード・オブ・サウンド
ジェームズ・キャンベル(Cl)、
フィル・ニモンズ(Cl)、
D.ブレイド(Pf)、G.キャンベル(Gtr)、T.デイヴィス(Drms)、D.ヤング(Db)ほか
録音:2008年
ジェームズ・キャンベルはクラシック、フィル・ニモンズはジャズの、それぞ
れトロントを中心に活動するクラリネット奏者。彼らの音楽仲間とのセッショ
ン・ライヴ。キャンベルはMARQUISレーベルにクラシックのアルバムを多数録
音しているが、ここではジャズ系のオリジナル作品でまとめられている。




<ミッテンヴァルト・レーベル>
MTWD99044 \2500
「クリスティーヌ・ワレフスカの芸術」
(1)-(3)ドビュッシー:チェロ・ソナタ
(4)ボロニーニ:エコー・セレナーデ
(5)ラヴェル:ハバネラ形式の小品
(6)ウェーバー:アダージョとロンド
(7)ショパン:ノクターン第20番
(8)ボロニーニ:ガウチョ・セレナーデ
(9)ショパン:序奏と華麗なるポロネーゼ
(10)(ボーナス・トラック)ピアソラ:アディオス・ノニーノ
クリスティーヌ・ワレフスカ(チェロ)
(1)-(9)ブルース・ガストン(ピアノ)
(10)アントニオ・アグリ(ヴァイオリン)、マニュエル・レゴ(ピアノ)
録音:(1)-(9)1967年カリフォルニア
クリスティーヌ・ワレフスカ(チェロ)
ロスアンジェルス生まれ、父からチェロの手ほどきを受け、13歳でピアディゴ
ルスキーに師事し、アメリカ楽壇にデビュー。16歳でフランスへ留学し、パリ
音楽院でモーリス・マレシャルに師事。アメリカ人発、チェロと室内楽を1等
で卒業後、ヨーロッパ中で演奏家活動を行う。
レコーディングでは、21歳の時にエリアフ・インバルの指揮でシューマンの協
奏曲、ブロッホの「シェロモ」とブルッフの「コル・ニドライ」をフィリップ
ス・レーベルからリリース。その後は同レーベルの専属アーティストとなり、
ドヴォルザーク、サン=サーンス、プロコフィエフ、ハチャトゥリアン、ヴィ
ヴァルディ、ハイドンといった主要な協奏曲作品の録音を行う。
彼女はまた、ハチャトゥリアンやグローフェなど多くの作曲家から作品を献呈
されている。特に、史上最強のチェリストと謳われたエニオ・ボロニーニは、
彼女を自分の娘のように可愛がり、「お前だけが弾くように」と生前、その
全楽譜をワレフスカに渡している。日本では1974年に演奏旅行を行っている。
2010年5月、36年振りの2度目の来日。

<Hyperion>
CDA 67797 \2180
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集Vol.3 ――
ピアノ・ソナタ第12番変イ長調Op.26《葬送》
ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調Op.10-2/ピアノ・ソナタ第27番ホ短調Op.90
ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27-2《月光》
アンジェラ・ヒューイット(ピアノ/ファツィオーリ)
第1集と第2集では作品番号順や年代順ではなく、「熱情」や「悲愴」などの
名作と初期の秀作をバランスよく組み合わせるなど、プログラミングにも深い
こだわりを見せてきたヒューイット。
ヒューイットが熟考を重ねて創り上げた第3集のプログラムでも、4曲それぞれ
の持つ特徴のコントラストが楽聖のピアノ・ソナタの神髄を伝えてくれる。
2009年8月30日-31日&9月1日-2日、クルトウアツェントルム・グランド・ホテ
ル(ドビアコ/イタリア)での録音。

CDA 67753 2枚組(1枚価格) \2180
メンデルスゾーン:歌曲&デュエット集Vol.5 ――
私の父親の誕生日を祝う歌/貧しいジャネット/最初の喪失Op.99-1/少女の
歎き/穏やかな夕方の風の中で/さすらいの歌Op.57-6/森の城/誰も知らな
いOp.99-6/シャルロットはウェルテルに/6つのスコットランド民謡の編曲
/アヴェ・マリア/憩いなさい、兵士よ/民謡/愛の歌Op.47-1/Es rauscht
der Wald, es springt der Quell/問いOp.9-1/告白Op.9-2/進め、休みなく
/クリスマスの歌/Von allen deinen zarten Gaben/子守歌/Vier trube
Monden sind entflohn/Lieben und Schweigen/ズライカ/So schlaf in
Ruh/領主の死の歌/期待/Und uber dich wohl streut der Wind/Weinend
seh' ich in die Nacht/Ch'io t'abbandono in periglio/民謡Op.47-4
キャスリーン・ブロデリック(ソプラノ)、ハンナ・モリソン(ソプラノ)、
アンナ・グレヴェリウス(メゾ・ソプラノ)、
フィンヌール・ビャルナソン(テノール)、
シュテファン・ローゲス(バリトン)、
ジェームス・ルーサーフォード(バリトン)、
ユージン・アスティ(ピアノ)
ギルドホール音楽院の教授を務めるメンデルスゾーンの歌曲の開拓者ユージン
・アスティが10年以上の歳月を費やしてきた「歌曲&デュエット集」の完結編。
第5集では、10歳のメンデルスゾーンが父親に贈ったバースデー・ソングや、
6つのスコットランド民謡からの編曲など、珍しいメンデルスゾーンの歌曲と
デュエットが数多く取り上げられるなど、アスティの研究成果がストレートに
反映されたこれまで以上に濃密なプログラムとなっている。
キャスリーン・フェリアー賞に輝いたブロデリックやエヴェリン・タブの愛弟
子モリソン、アイスランドのテノール、ビャルナソンなど、アスティ率いる
強力チームの歌声が"リート作曲家"としてのメンデルスゾーンの名声を高める
ことになるだろう。
2008年11月8日-12日、ワイアストン・コンサート・ホールでの録音。

CDD 22063 2枚組(1枚価格) \2180
ボイス:トリオ・ソナタ集(第1番-第15番)
ピーター・ホルマン(指揮)、パーリー・オヴ・インストゥルメンツ
18世紀イギリスの音楽ウィリアム・ボイス(1711-1779)の「12のトリオ・ソナ
タ」に、ケンブリッジのフィッツウィリアム・ミュージアムに所蔵されている
未出版の3曲を加えた"15曲版"トリオ・ソナタ集。
1979に結成されたイギリスの古楽アンサンブル、パーリー・オヴ・インストゥ
ルメンツが奏でる英国音楽は絶品です。
1995年10月15日-20日の録音。CDA 67151/2からの移行再発売。




<Helios>
CDH 55359 \1280
セント・ポール大聖堂のための音楽 ――
ヘンデル:
ユトレヒト・テ・デウム ニ長調HWV.278、ユトレヒト・ユビラーテ ニ長調
HWV.279/ブロウ:私は歓喜した/ボイス:主よ、あなたはわれらの避難所である

ジョン・スコット(指揮)、
セント・ポール大聖堂聖歌隊、パーリー・オヴ・インストゥルメンツ、
ソフィー・デイヌマン(ソプラノ)、ジュリア・グッディング(ソプラノ)、
エドワード・バロウズ(トレブル)、ティモシー・バート(トレブル)、
アラスター・クック(トレブル)、ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)、
アシュリー・スタッフォード(カウンターテナー)、
ロジャーズ・カヴィ=クランプ(テノール)、
マーク・ル・ブロック(テノール)、アンドルー・デール・フォーブス(バス)
1666年のロンドン大火で消失してしまい、サー・クリストファー・レンにより
1710年に再建されたセント・ポール大聖堂。再建300周年記念の復刻リリース
に選ばれた「セント・ポール大聖堂のための音楽」には、ロビン・ブレイズや
ロジャーズ・カヴィ=クランプなどの超一流歌手たちがズラリ。
セント・ポール大聖堂のために1697年-1755年に作曲された4つの祝祭音楽が
再建300周年を華やかに祝います。
1997年10月13日-17日の録音。CDA 67009からの移行再発売。

CDH 55342 \1280
サン=サーンス:チェロ・ソナタ集 ――
チェロ・ソナタ第1番ハ短調Op.32/白鳥/チェロ・ソナタ第2番ヘ長調Op.123
/白鳥(ゴドフスキー編曲版)
マッツ・リードストレム(チェロ)、ベンクト・フォシュベリ(ピアノ)
マッツ・リードストレムは、スウェーデン王立歌劇場管、ノールショッピング
響、ロイヤル・フィルなどの首席を歴任したスウェーデンの名チェリスト。
2曲の「チェロ・ソナタ」での優れた演奏は言うに及ばず、やはり気になるの
は"ゴドフスキー版"の「白鳥」!1999年4月10日-12日、セント・ジョージ、
ブランドン・ヒルでの録音。CDA 67095からの移行再発売。




<Anemos>
スペインの名門古楽レーベル、グロッサ(Glossa)のレコーディング・チーム&
デザイナーと、スペイン文化省の共同作業で設立された新らしいコンテンポラ
リー・レーベル、「アネモス(Anemos)」の取り扱いを開始します!
スペイン現代音楽界の"今"を伝えてくれる「アネモス」は、個性的なプログラ
ムはもちろんのこと、グロッサの録音技術が活かされた優秀録音とハイ・クォ
リティのブックタイプ仕様(ブックレット56ページ)も大きな魅力。
また「アネモス」はカバー(ジャケット前面)がシールになっており、自分だけ
のデザインを創造することができるというまさにスペイン発の"アート"。

C 33005 \2300
クリストバル・アルフテル:弦楽四重奏曲集Vol.1 ――
弦楽四重奏のための3つの小品/弦楽四重奏曲第3番/弦楽四重奏曲第6番
アルディッティ弦楽四重奏団
ロドルフォ・アルフテルとエルネスト・アルフテルの甥であり、マドリード王
立高等音楽院の作曲家教授を務める現代スペイン作曲界の指導者的存在クリス
トバル・アルフテル(1930-)。
スペインの伝統的手法と現代の前衛的手法を組み合わせた作風を持つアルフテ
ルの弦楽四重奏曲集"第1巻"では、限界を超越する超人アンサンブル、アルディ
ッティ弦楽四重奏団が登場!
コンテンポラリー的な響きの中から現れるメロディアスな旋律や民族音楽風の
リズムなど、伝統と前衛を自在に使い分けことのできるアルフテルの突出した
才能が生み出した"弦楽四重奏曲集"である。
またアルフテルの作品を徹底的に掘り下げるアルディッティ弦楽四重奏団の凄
さに改めて脱帽。
2009年2月、オール・セインツ教会(イギリス)での録音。

C 33002 \2300
ソテロ:オスクーラ・ジャマ
アルカンヘル(フラメンコ・ヴォーカル)、
ロベルト・ファブリシアーニ(フルート)、
ステファノ・スコダニビオ(コントラバス)、
マウリシオ・ソテロ(指揮)、アンサンブル・レジデンシャス
オーストリアの名門ウィーン音楽大学で作曲を学び、ルイジ・ノーノの音楽か
ら大きな影響を受けたマウリシオ・ソテロ(1961-)。
フラメンコ界の逸材アルカンヘルをソリストに迎えたソテロの「オスクーラ・
ジャマ」は、スペインのフラメンコとコンテンポラリー・ミュージックの融合
を試みた大胆な意欲作。
スペイン期待のカンタオール・フラメンコ(フラメンコ・ヴォーカル)の情熱的
な歌声と、アンサンブル・レジデンシャスが繰り出す不協和音、機械的なサウ
ンドとのミスマッチが聴けば聴くほど違和感無く感じられてしまうのだから不
思議。
2009年1月、マドリードでの録音。

C 33001 \2300
ゲレーロ:室内楽作品集 ――
室内協奏曲/ケフェウス座デルタ星/ヴァーダ/結合法/アネモスC/ヒアデ
ス星団
ジョアン・セルベリョ(指揮)、
グループ・インストゥルメンタル・デ・バレンシア、
ピラール・ユラード(ソプラノ)、ジャクリーヌ・スクアルシア(ソプラノ)
フランシスコ・ゲレーロはルネサンス時代スペインの大作曲家のほうではなく、
20世紀のスペインで活躍した現代のフランシスコ・ゲレーロ(1951-1997)の室
内楽作品集。
クセナキスの音楽から影響を受けたゲレーロは、数学的書法やアルゴリズムを
スペインの作曲界にもたらすという重要や役割を果たした人物でもある。
2007年1月、バレンシアでの録音。

C 33003 \2300
カマレロ:
グラスの水を見る34の方法/モノロゴ1/モザイコ1/シエテ・イマジェネス
・デ・サトゥルノ/レベルソ2/モノロゴ2/トライエクト・リキード/ノス
タルジア・デ・ウン・パイサヘ・フトゥーロ/ア・カダ・モーメント
タジェール・ソノロー
セサル・カマレロ(1962-)は、移住先のニューヨークで触れた音楽と、舞い戻
った故郷マドリードでフランシスコ・ゲレーロとルイス・デ・パブロから授け
られた作曲法を用いて活躍する現代スペインの作曲家。
ポスト・セリアリストとも言われるカマレロは、2006年にはスペイン文部省か
ら国民音楽賞を授与されるなど、次世代のキーマンとして期待されている。
2008年9月、セビーリャでの録音。

C 33004 \2300
ルエダ:
ポケットの楽園/マリンバのための練習曲/表情豊かな練習曲/ルナ・ヌエバ
/常動曲
ミケル・ベルナト(ディレクター)、ドラミング
"折衷主義"と"多様性"をキーワードとしているスペインの作曲家ヘスス・ルエ
ダ(1961-)の打楽器作品集。ルエダは、5オクターブのスティール・ドラムや演
奏者自身の体を楽器として使用するといった独創的なアイディアの持ち主とし
て知られている。
スティーヴ・ライヒの作品「ドラミング」をアンサンブルの名前に冠したパー
カッション・アンサンブルが、スペイン発の新しい打楽器のための音楽を繰り
広げている。
2009年1月、ポルトガルでの録音。

C 33006 \2300
サンチェス=ベルドゥ:室内オペラ《グランマ》
シモーネ・ストック(ソプラノ)、ダニエル・ヨハンセン(テノール)、
ハワード・クイラ・クロフト(バリトン)、
トム・ソル(バリトン&ナレーター)、
リューディガー・ボーン(指揮)、ルツェルン交響楽団
2006年に作曲された室内オペラ「グランマ」は、中世ルネサンス音楽と同等に
イスラムの文化を自らのアイディアの源としているベルリン在住のスペイン人
作曲家、ホセ・マリア・サンチェス=ベルドゥ(1968-)がミュンヘンの音楽祭
ミュンヘナー・ビエンナーレからの委嘱を受けて完成させた作品。
必然?もしくは偶然積み重ねられたカオスが作品全体を支配する現代スペイン
のコンテンポラリー・オペラです。
2006年5月ミュンヘンでの録音。




<Signum Classics>
SIGCD 188 \2180
マーラー:交響曲第9番ニ長調
エサ=ペッカ・サロネン(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
サロネン&フィルハーモニア管のマーラー「交響曲第9番」の演奏時間は、第1
楽章:25'44"、第2楽章:15'10"、第3楽章:12'46"、第4楽章:24'03"(全曲で77'
43")。弦楽セクションが奏でる静かな叫び。ホルン、トロンボーン、トラン
ペットの咆哮。そして「死」を超越したかのような深く清く尊い世界が広がる
第4楽章のアダージョ・・・。
"黄金時代"に突入したサロネンとフィルハーモニア管弦楽団が渾身の力を振り
絞り創造したマーラーの「交響曲第9番」の誕生です。
2009年3月22日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ロンドン)でのライヴ
録音。

SIGCD 192 \2180
スウィミング・オーヴァー・ロンドン ――
ボブ・チルコット&チャールズ・ベネット:スウィミング・オーヴァー・ロン
ドン/ジェイソン・ムラーズ(フィリップ・ローソン編):僕は君のもの/サラ
・マクラクラン(ロジャー・トリース編):エンジェル/ミーカ(フィリップ・ロ
ーソン):バイ・ザ・タイム/パット・メセニー&ライル・メイズ(ロジャー・
トリース編):9月15日/キーパー・オヴ・ザ・シーズンズ/ハロルド・アーレ
ン&アイラ・ガーシュウィン(リチャード・ロドニー・ベネット編):イッツ・
ア・ニュー・ワールド/イザイ・M. バーンウェル:ドント・レット・ゴー/
イモジェン・ヒープ(クリストファー・ガビタス編):ハイド・アンド・シーク
/ホーギー・カーマイケル&ジョニー・マーサー&シドニー・アロディン(ダ
リル・ランズウィック編):レイジー・ボーンズ/アップ・ア・レイジー・リバ
ー/ミア・マカロフ:アンドロメダ/ハリー・コニック・ジュニア(バーティ
ー・ライス編):愛のレシピ/ミア・マカロフ:サイレント・ラヴ/ナット・キ
ング・コール&アーヴィング・ミルズ(アレクサンダー・レストレンジ編):ス
トレイテン・アップ・アンド・フライ・ライト/マイケル・ブーブレ&エイミ
ー・フォスター・ギリス&アラン・チャン(アレクサンダー・レストレンジ編):
ホーム
キングズ・シンガーズ
〔デイヴィッド・ハーリー(カウンターテナー)、ティモシー・ウェイン=ライ
ト(カウンターテナー)、ポール・フェニックス(テノール)、フィリップ・ロー
ソン(バリトン)、クリストファー・ガビタス(バリトン)、スティーヴン・コノ
リー(バス)〕
古き良き時代のナット・キング・コールやホーギー・カーマイケルから、ジェ
イソン・ムラーズ、マイケル・ブーブレといった現役ミュージシャンたちのヒ
ット・ナンバーを、キングズ・シンガーズのハーモニーが幅広くカバー。
また、イギリスの人気作曲家ボブ・チルコットや、フィンランドのミア・マカ
ロフのメロディックな新作をプログラムに採り入れるなど、キングズ・シンガ
ーズならではの驚異的なレパートリーはここでも健在!




<PentaTone>
PTM 1005(SACD-Hybrid) \2500
サリエリ:レクイエム ハ短調(1804)
ベートーヴェン:カンタータ《海の静けさと幸ある航海》Op.112
シューベルト:オッフェルトリウム《声をはり上げよ》変ロ長調D.963*
ローレンス・フォスター(指揮)、
グルベンキアン管弦楽団&合唱団、
アリアンナ・ズーカーマン(ソプラノ)、シモーナ・イヴァス(メソ・ソプラノ)、
アダム・ズニコウスキ(テノール)、ルイス・ロドリゲス(バリトン)、
アリス・キャプロー=スパークス(イングリッシュ・ホルン)、
アントニオ・エステイレイロ(オルガン)、マリウス・ブレンチウ(テノール)*、
ペドロ・リベイロ(オーボエ)*
サリエリの「レクイエム」は職業音楽家という立場での最後の作品として1804
年に作曲された重要作であるにもかかわらず、現在ではすっかり忘れ去られて
しまった不運の音楽。
このローレンス・フォスターが指揮する新しい録音が、サリエリの名誉回復と
「レクイエム」の地位を向上させる大きな1歩となるかもしれない。
2009年11月、グルベンキアン財団大講堂(リスボン)でのライヴ録音。





<Timpani>
1C 1176 \2300
セヴラック:歌劇《風車の心》
ジャン=イヴ・オッソンス(指揮)、
トゥール・サントル地方交響楽団、トゥール歌劇場合唱団、
ジャン=セバスチャン・ブ(バリトン)、
ソフィー・マラン=ドゥゴール(ソプラノ)、
ピエール=イヴ・プリュヴォ(バリトン)、
マリー=テレーズ・ケレル(メゾ・ソプラノ)、
サビーヌ・ルヴォー・ダロンヌ(ソプラノ)、他
9世紀から続く由緒ある名家に生まれたセヴラックは、パリ音楽院ではなく敢
えてスコラ・カントルムに入学。ここで作曲をダンディとマニャール、オルガ
ンをギルマン、ピアノをアルベニスといった大音楽家たちから音楽を学ぶ機会
を得たセヴラックは、師であるアルベニスの「ナバーラ」を補筆完成させたこ
とでも知られている。1909年にパリのオペラ=コミック座で初演されたセヴラ
ックの「風車の心」は、自身の故郷サン・フェリクス・ロラゲを舞台とした全
2幕のオペラ。作品全体に故郷ラングドック地方の伝統音楽が積極的に採り入
れられており、独唱、合唱、オーケストラの全てから南フランスの香りが漂う
秀作である。
2009年9月15日-19日の録音。




<Urtext>
JBCC 179 \2180
愛のギター ――
シルヴェッティ:ピアノ/グレヴェール:わたしに誓って/ルナ/ラミレス:私た
ちは恋人同士/ボンファ:カーニバルの朝/ガルデル/レペラ:想いの届く日/
カーン:ビー・マイ・ラヴ/ラカジェ:アマポーラ/ウェブスター/フェイン:
エル・アモール・エス・ウナ/プラド:子守歌/エストラーダ:古いサンフアン
/ポンセ:小さな星/ララ:ベラクルス/グレネ:キューバの子守歌/ピアソン:
プラヤス・デ・エンスエニョ
フリオ・セサール・オリーバ(ギター)
ギター王国メキシコのコンポーザー・ギタリスト、フリオ・セサール・オリー
バがギターの調べで贈るポピュラー・ソングのアレンジメント集。
ベーブ・シルヴェッティやマリア・グレヴェール、サミー・フェインの名曲を、
1970年代にメキシコで初めてバッハをギターで弾いたというフリオ・セサール
・オリーバが心地よいサウンドで聴かせてくれます。BGMにもオススメです。

JBCC 183 \2180
7つのワールド・プレミア ――
グランザム:チェロとピアノのための《墓地の息子》/トゥーサン:無伴奏チェ
ロのためのスタジオ・ポップ第7番《バックリエイション》/ピンクストン:
チェロとピアノのための《夏の狂詩曲》/ウェルチャー:チェロとピアノのた
めの《アリエッタ》/ロドリゲス:チェロとピアノのための《テンタード・ポ
ル・ラ・サンバ》/ジーマン:無伴奏チェロ組曲/シエラ:チェロとピアノのた
めの《ソナタ・エレジカ》
カルロス・プリエト(チェロ)、ドリス・スティーヴンソン(ピアノ)
フルニエの門下生でメキシコのトップ・チェリスト、カルロス・プリエトが弾
くチェロのための7つの世界初録音作品。
現代のアメリカの吹奏楽作曲家として知られるグランザムやウェルチャーの作
品など、収録7作品は全て2005年-2007年に作曲されたもの。
近現代作品に対する造詣の深さ、スリリングでエキサイティングな演奏は、さ
すがカルロス・プリエト。

JBCC 184 \2180
2つの大陸 ――
ショパン:スケルツォ第1番ロ短調Op.20、スケルツォ第2番変ロ短調Op.31、
スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39、スケルツォ第4番ホ長調Op.54/ヒナステラ:
3つのアルゼンチン舞曲集/ピアソラ:ブエノスアイレスの冬/ゲーゼ:ジェラ
シー(タンゴ・ジェラシー)/ナザレ:オデオン/ロヨラ:テコロッテ/オテイ:
アラベスク/ゴメス=タグレ&デル・バレ:私を置いていかないで
レティシア・ゴメス=タグレ(ピアノ)
8歳でピアノを始め、13歳の時にグァダラハラのコンサートでデビューを果た
したメキシコ人女流ピアニスト、レティシア・ゴメス=タグレのショパン&南
米作品集。
故郷メキシコを離れウィーン音楽大学に留学したゴメス=タグレは、パウル・
バドゥラ=スコダ、イェルク・デームス、ジョルジ・シャンドールのマスター
クラスで学び、母国メキシコでは同国を代表するピアニストの1人と称されて
いるという。
メキシコ風テイストのショパンと、留学先の欧州風南米作品のコントラストが
なかなか面白い。

JBCC 185 \2180
ショパン:24の前奏曲Op.28/英雄ポロネーズ変イ長調Op.53
レティシア・ゴメス=タグレ(ピアノ)
こちらはメキシコの女流ピアニスト、レティシア・ゴメス=タグレが弾くショ
パンの「前奏曲集」。ダン・タイ・ソンが優勝した1990年のショパン国際コン
クールに挑戦したゴメス=タグレ。
惜しくもこの時には入賞を果たせなかったものの、オーストリアで開催された
ショパン・ホール・コンペティションでは見事第1位に輝いた"メキシコのショ
パン弾き"なのである。
少々のキズなど気にせず前へ前へと進む"メキシコ風ショパン"もショパン・イ
ヤーならでは!?




<Crystal Classics>
N 67014 3枚組 \4600
モーツァルト:ハルモニームジークのための音楽 ――
歌劇《魔笛》(ハイデンライヒ&タルクマン編)/歌劇《後宮からの逃走》
(ヴェント編)/歌劇《フィガロの結婚》(ヴェント&タルクマン編)/歌劇
《コシ・ファン・トゥッテ》(タルクマン編)/歌劇《ドン・ジョヴァンニ》
(トリーベンゼー&タルクマン編)
リノス・アンサンブル
ハイデンライヒやヴェント、トリーベンゼーの手によって施されたモーツァル
トの存命当時、18世紀後期のアレンジをベースとしているところも、このリノ
ス・アンサンブル盤の魅力の1つである。

N 67003 \2300
J・S・バッハ協奏曲集 ――
三重協奏曲イ短調BWV.1044*/ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV.1041#/
ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調BWV.1042#/2つのヴァイオリンのための協奏
曲ニ短調BWV.1043+
パウル・マイゼン(フルート)*、ライナー・クスマウル(ヴァイオリン)*、
ボブ・ファン・アスペレン(チェンバロ)*、
クリスティアン・アルテンブルガー(ヴァイオリン)#/+、
エルンスト・マイヤー=シールニンク(ヴァイオリン)+
ヘルムート・ヴィンシャーマン(指揮)
ドイツ・バロック・ドリステン
ドイツのクリスタル・クラシックスが、カプリッチョ・レーベルの膨大な音源
の中から発掘してきた大バッハの「協奏曲集」の聴きどころはやはり豪華トリ
オによる「三重協奏曲」!
幾人もの世界的奏者を輩出するなど指導者としても高名なパウル・マイゼン。
ベルリン・フィルの元コンサート・マスター、ライナー・クスマウル。そして
オランダが誇る鍵盤界の巨星ボブ・ファン・アスペレンが組んだトリオの演奏
は別格です。

N 67006 \2300
シューベルト:
ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調D.898,Op.99
ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調D.929,Op.100
オデオン・トリオ〔クルト・グントナー(ヴァイオリン)、アンゲリカ・メイ
(チェロ)、レナード・ホカンソン(ピアノ)〕
オデオン・トリオは、バイエルン国立歌劇場管、バイロイト祝祭管、ミュン
ヘン・フィル、ミュンヘン・バッハ管のコンサートマスターを歴任し、2005年
からは武蔵野音楽大学の客員教授として後進の育成に取り組んでいるドイツの
名ヴァイオリニスト、クルト・グントナーが1972年に結成したアンサンブル。
ケンペやリヒターとの共演など長きに渡って第一線で活躍を続け、ドイツの伝
統と音楽を肌で感じ取ってきたグントナーの演奏には言葉では言い表しきれな
い説得力がある。1980年6月の録音。

N 67010 2枚組 \3500
ボッケリーニ:五重奏曲集 ――
オーボエ五重奏曲ト長調Op.55-1*/弦楽五重奏曲ニ短調Op.13-4+
ギター五重奏曲第2番ホ長調G.446#/オーボエ五重奏曲ニ短調Op.55-6*
ギター五重奏曲第4番ニ長調G.448《ファンダンゴ》#
弦楽五重奏曲イ長調Op.60-3+/オーボエ五重奏曲変ホ長調Op.55-5*
ラヨシュ・レンチェシュ(オーボエ)*、パリジー四重奏団*、
ジャン=ピエール・ジュメ(ギター)#、ディモフ弦楽四重奏団#、
ペーターゼン・クヮルテット+、
18世紀イタリアの"五重奏曲王"、ルイジ・ボッケリーニの「オーボエ五重奏
曲」と「ギター五重奏曲」、「弦楽五重奏曲」を収録した五重奏曲三昧のボッ
ケリーニ・アルバム。
シュトゥットガルト放送響の元首席オーボエ奏者レンチェシュの濃密な響き、
ギターと弦楽四重奏の共演、ペーターゼン・クヮルテットのハイレベルな響
きなど、多彩な"味"が楽しめます!1992年-1993年の録音。
スリップケース仕様。

N 67011 3枚組 \4600
モーツァルト:ピアノ協奏曲集 ――
ピアノ協奏曲第9番変ホ長調K.271《ジュノム》
ピアノ協奏曲第12番イ長調K.414/ピアノ協奏曲第13番ハ長調K.415
ピアノ協奏曲第18番変ロ長調K.456/ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467
ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488
リンダ・ニコルソン(フォルテピアノ)、
ニコラス・クラーマー(指揮)、カペラ・コロニエンシス
早くから古楽演奏に取り組んできたフォルテピアノの名手リンダ・ニコルソン
と、1954年にドイツのケルンで結成されたピリオド・オーケストラのコンビに
よるモーツァルトのピアノ協奏曲集。
リンダ・ニコルソンのフォルテピアノから生まれる軽やかな響きで聴くモー
ツァルトは、録音から約20年が経過した今聴き直すと逆にどこか新鮮。
1989年-1990年の録音。スリップケース仕様。

N 67012 3枚組 \4600
ロシアン・ピアノ・レアリティーズ ――
メトネル:祝祭の舞曲/スクリャービン:左手のための2つの小品Op.9/ショス
タコーヴィチ:幻想舞曲Op.6-2*/ラフマニノフ:ロマンス*/メトネル:春/
スクリャービン:悲劇的な詩変ロ長調Op.34、悪魔的な詩Op.36、詩曲変ニ長調
Op.41/ラフマニノフ:メロディ ホ長調Op.3-3/ショスタコーヴィチ:ポルカ*
/メトネル:ピアノ・ソナタ変イ長調Op.11-1/ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調
Op.3-2《鐘》/スクリャービン:7つの前奏曲Op.17/メトネル:悲劇的ソナタ
/ショスタコーヴィチ:夜想曲Op.6-3*/スクリャービン:10のマズルカOp.3
より 第1番、第2番、第3番、第9番、第10番/ショスタコーヴィチ:タランテラ
Op.17-4*/メトネル:プロローグOp.1-1/スクリャービン:ワルツ ヘ短調Op.1
/ショスタコーヴィチ:2台のピアノのためのコンチェルティーノOp.94*/メト
ネル:夕べの歌/スクリャービン:2つのマズルカ風即興曲Op.7、ポロネーズ
変ロ短調Op.21/ラフマニノフ:6つの小品Op.11*
マリア・レットベリ(ピアノ/スクリャービン)、
マルガレーテ・バビンスキー(ピアノ/ラフマニノフ&ショスタコーヴィチ)、
エカテリーナ・デルジャヴィナ(ピアノ/メトネル)、
ホルガー・ブッシュ(ピアノ)*
メトネル、スクリャービン、ショスタコーヴィチ、ラフマニノフ。ロシアの
ピアノ音楽を語る上で欠かせない4人の作曲家たちの作品を、スクリャービン
弾きレットベリやメトネルの権威デルジャヴィナなどそれぞれのスペシャリ
ストたちが弾き分けた好企画。
ロシアのピアノ作品入門としても強くオススメできるセットです。
2002年&2005年、2008年、2009年の録音。スリップケース仕様。

N 67016 2枚組 \3500
シューマン:
交響曲第1番変ロ長調Op.38《春》/交響曲第3番変ホ長調Op.97《ライン》
ピアノ協奏曲イ短調Op.54*/序奏と協奏的アレグロ ニ短調Op.134*
序奏とアレグロ・アパッショナート ト長調Op.92*
ネヴィル・マリナー(指揮)、
シュトゥットガルト放送交響楽団、
ハイドルン・ホルトマン(ピアノ)*、
ステファン・ゾルテス(指揮)*、ベルリン放送交響楽団*
イギリスの名匠サー・ネヴィル・マリナーがシュトゥットガルト放送交響楽団
のシェフを務めていた1985年&1986年のシューマン。
マリナーのコントロールが隅々まで行き届いたシューマンが響いてきます。ド
イツの名女流ピアニスト、ハイドルン・ホルトマンが弾く「ピアノ協奏曲」も
カップリングした充実のプログラム。
1985年2月&1986年8月、1991年9月*の録音。スリップケース仕様。

N 67018 \2300
グレゴリオ聖歌集 ―― 受難とイースターの祈り
フーベルト・ヴェルテン(指揮)、カントアルテ・レーゲンスブルク
ドイツ、バイエルン州の都市レーゲンスブルクの男声聖歌隊が歌うグレゴリオ
聖歌のハーモニーは、まるで神々からのメッセージのように響く。
録音会場となったレーゲンスブルク教会音楽学校のコンツェルトザールの豊か
な残響が、神聖な雰囲気を高めている。
1995年12月の録音。スリップケース仕様。

N 67019 \2300
ミサ・サンクタ ――
ウェーバー:聖なるミサ曲第2番ト長調Op.76《祝典ミサ》
キール:ミサ・ソレムニスOp.40*
ヘルムート・フローシャウアー(指揮)、
ケルンWDR交響楽団&合唱団、
アンケ・ホフマン(ソプラノ)、
メヒトヒルト・ゲオルグ(アルト)、アンドレアス・ワーグナー(テノール)、
ヨー=チャン・ナ(バス)、ブリギッテ・リントナー(ソプラノ)*、
レジーネ・レットガー(メゾ・ソプラノ)*、
エリザベート・グラーフ(アルト)*、トーマス・デヴァルト(テノール)*、
カール・フェート(バス)*
輝かしい響きが特徴的な「祝典ミサ」は、「魔弾の射手」や「オベロン」など
のオペラや協奏曲の傑作を遺したドイツ・ロマン派の巨匠ウェーバーの珍しい
宗教作品。
またウェーバーの次世代の作曲家であり、器楽曲や室内楽曲で知られるフリー
ドリヒ・キールの「ミサ・ソレムニス」もレアな録音。
1999年11月&1996年10月の録音。スリップケース仕様。

N 67020 2枚組 \3500
ガーシュウィン:
ピアノ協奏曲ヘ調*/パリのアメリカ人/キューバ序曲/《アイ・ガット・
リズム》による変奏曲+/《ポーギー&ベス》より/
ラプソディ・イン・ブルー*
セシル・ウーセ(ピアノ)*、
ネヴィル・マリナー(指揮)、
シュトゥットガルト放送交響楽団、アラン・マークス(ピアノ)+、
ハンス=ディーター・バウム(指揮)、ベルリン放送交響楽団
フランスのセシル・ウーセ、アメリカのアラン・マークスがソリストとしてド
イツの2つのオーケストラと共演。
フランスやドイツのテイストが加わったガーシュウィンも面白そう。「パリの
アメリカ人」や「キューバ序曲」などのオーケストラ作品もしっかり収録!
スリップケース仕様。

N 67023 \2300
スターバト・マーテル ――
ペルゴレージ:悲しみに暮れる御母は佇みたもう
J・S・バッハ:マタイ受難曲より アリアとコラール
ブルックナー:モテット《キリストはおのれを低くして》
シューベルト:スターバト・マーテル ト短調D.175
ヴェルディ:聖母への讃歌
メンデルスゾーン:わが神、わが神、なんぞわれを捨てたまいし
ハイドン:《十字架上のキリストの最後の7つの言葉》より グラーヴェ
シューベルト:オッフェルトリウム変ロ長調D.963
ブルックナー:おおマリア、御身は何と美しく
ヴェルディ:スターバト・マーテル
シューベルト:天使の合唱D.440
マーカス・クリード(指揮)、
ベルリン放送交響楽団、RIAS合唱団、
ヘルマン・マックス(指揮)、
ライニッシュ・カントライ、
エミール・タバコフ(指揮)、ブルガリア室内合唱団、他
生誕300周年のペルゴレージからバッハ、ブルックナー、シューベルトなど、
数々の大作曲家たちの作品で構成された悲しみの聖母、"スターバト・マーテ
ル"。スリップケース仕様。




<DACAPO>
8.226093 \1780
シュッツ(1585-1672):
十字架上のキリストの最後の 7つの言葉 SWV478/ヨハネ受難曲 SWV481
1-11.十字架上のキリストの最後の 7つの言葉 SWV478
13-19.ヨハネ受難曲 SWV481
演奏:エルセ・トルプ(ソプラノ)/リネア・ロンホルト(アルト)/アダム・リ
ース(テノール )/ヨハン・リンデロース(テノール)/ヤコプ・ブロッホ・
イェスペルセン(バス)/エリック・リンドブロム(サックバット)/エリック・
ビョルキヴィスト(サックバット)/イアン・プライス(サックバット)/ユリア
ーネ・ラーケヴィオラ・ダ・ガンバ)/サラ・パール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
/アラン・ラムスッセン(オルガン)
ポール・ヒリアー(指揮)…1-11
福音史家…アダム・リース(テノール)/イエス…ヤコプ・ブロッホ・イェス
ペルセン(バス)/アルス・ノヴァ・コペンハーゲン
ポール・ヒリアー(指揮)…13-19
録音 2009年8月27-29日コペンハーゲンガルニソン教会… 1-11
2009年6月5-7日コペンハーゲン聖ポール教会… 13-19
ARS NOVAコペンハーゲンとポール・ヒリアーによるシュッツの第3弾です。
1645年頃に作曲された「十字架上-」は、シュッツの数ある作品の中でも最高
傑作として評価されるものです。20分程度の小さな曲ながら、ゴルゴダの丘で
処刑されたイエスのドラマを簡潔に、かつ暖かい目で描いていて、円熟期の
シュッツの信仰心と熟達した音楽語法が最大限に生かされた素晴らしい曲と
なっています。かたや「ヨハネ受難曲」は 1665年の作品で、晩年のシュッツ
によるムダのない書法で描かれた40分程度のドラマです。無伴奏合唱と 2人の
ソロによる静かで引き締まった祈りと願いの音楽は、最後まで迷いを残しつつ
光の中に消えて行きます。




<Glossa>
GCD 920310 2枚組 \3450
カルダーラ:歌劇《絶大なる名声》
マリア・エスパダ(ソプラノ)、ラケル・アンドゥエサ(ソプラノ)、
マリアンネ・ベアーテ・キーラント
(メゾ・ソプラノ)、ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)、
アグスティン・プルネル=フレンド(テノール)、
エミリオ・モレーノ(指揮)、エル・コンチェルト・エスパニョール
18世紀オーケストラでヴィオラ・セクションのリーダーという大役を務める名
手エミリオ・モレーノが創設したスペインのピリオド・オーケストラ、エル・
コンチェルト・エスパニョール。
ヴェネツィアで生を受け、マントヴァ、バルセロナ、ローマ、ウィーンに大
きな足跡を残したカルダーラ。
スペイン継承戦争真っ最中の1708年、ローマのオットボーニ枢機卿の公邸で
の歌劇「聖カテリーナの殉教」の上演後にスペインのバルセロナへと向かっ
たカルダーラが、同地で後の神聖ローマ皇帝カール6世の婚礼を祝うために
上演した作品がこの歌劇「絶大なる名声」なのである。
エミリオ・モレーノは初めてスペインで演奏されたイタリア・オペラと伝わ
るカルダーラの「絶大なる名声」を上演するために、カウンタテナーのロビ
ン・ブレイズや、スペインのソプラノ、マリア・エスパダ、ノルウェーのメ
ゾ・ソプラノ、マリアンネ・ベアーテ・キーラントなど欧州各国の名歌手た
ちをソリストに招くなど陣容もかなり強力。
カルダーラのスペイン滞在時代の功績が、モレーノ&エル・コンチェルト・
エスパニョールの演奏で明らかになります。
2009年11月、オーディトリ・エンリク・グラナドス(リェイダ/スペイン)で
のライヴ録音。

GCD 921527 \2300
ヘンデル:イタリアン・カンタータ集Vol.7 ――
カンタータ《アポロとダフネ》HWV.122/カンタータ《死に瀕するアグリッピ
ーナ》HWV.110/カンタータ《穹窿のごとく天はおおい》HWV.98
ロベルタ・インヴェルニッツィ(ソプラノ)、トーマス・E・バウアー(バス)、
フリオ・ザナシ(バス)、
ファビオ・ボニッツォーニ(チェンバロ&ディレクター)、ラ・リゾナンサ
2006年のスタート以来、イタリア滞在時代(1706年-1710年)に作曲された100
曲のカンタータの中から、"器楽伴奏付き"のカンタータにスポットライトを
あて続けてきたファビオ・ボニッツォーニ率いるラ・リゾナンサのヘンデル
"イタリアン・カンタータ集"がいよいよ完結!
第7巻には、イタリア滞在時代後半の1708年に作曲された「死に瀕するアグリ
ッピーナ」と「穹窿のごとく天はおおい」、1710年に作曲された「アポロとダ
フネ」の3作品を収録。
中でも2人のソリストを要し、1幕のオペラと同様の様式、規模を持つ「アポロ
とダフネ」はヘンデルのカンタータを代表する傑作として名高いだけに、シリ
ーズのフィナーレを飾るのに相応しいプログラムと言えるだろう。
名鍵盤奏者ファビオ・ボニッツォーニ&ラ・リゾナンサと共演するソリスト
は、シリーズの顔となったイタリア・バロックの歌姫ロベルタ・インベルニッ
ツィ、初登場となるドイツのトーマス・E・バウアー、イタリアのフリオ・ザ
ナシの3人。
世界の第一線で活躍を続ける古楽唱法の名手たちが、イタリアの文化や音楽
を吸収して成長したヘンデルの姿を描きます。
2007年1月&2009年6月、デン・ハーグ・イギリス教会(オランダ)&ティエラ
ンシェ・サン・ミッシェル(フランス)での録音

GCD 922501 \2300
ヘイズ:ザ・パッションズ、音楽のための頌歌
エヴェリン・タブ(ソプラノ)、ウルリケ・ホフバウアー(ソプラノ)、
上杉清仁(カウンターテナー)、デイヴィッド・マンダーロー(テノール)、
リサンドロ・アバディエ(バス)、
アントニー・ルーリー(指揮)、
ラ・チェトラ・バロックオーケストラ・バーゼル、
バーゼル・スコラカントルム合唱団
「ザ・パッションズ、音楽のための頌歌(The Passions, An Ode for Music)」
は、啓蒙時代のイギリス、主にオックスフォードを活躍の場としたウィリアム
・ヘイズが、同世代でオックスフォード大学出身の詩人、ウィリアム・コリン
ズの作品を題材として1750年にオックスフォードで完成させた"劇的なオラト
リオ"。
後期バロックの語法やギャラント様式、古典派の到来を予感させる作風、当時
の芸術と科学に偏在していた"人間の情熱と感情"というテーマを巧みに表現し
たヘイズの音楽を再評価へと導くキーマン、アントニー・ルーリーの手腕に期
待が懸かります。
2008年10月、フォルクスハウス・バーゼル(スイス)での録音。

GCD 922502 \2300
聞きたまえ、エウテルペよ - 17世紀初期のイタリアン・モノディー ――
カッチーニ:東の門から/カプスベルガー:トッカータ第1番/カッチーニ:愛
よ、私は去り行く/カプスベルガー:アルペジアー第2番/ピッチニーニ:トッ
カータ第5番/フレスコバルディ:さよなら、愛しい人/カッチーニ:聞きたま
え、エウテルペよ/ディンディア:スクアリド・エ・オスクロ、聖母マリアの
悲しみ、私の涙に獣たちも/フェラーリ:この世から消え去りたい/カプスベ
ルガー:ガリアルダ/フレスコバルディ:アルド・エ・タッシオ/ペッレグリ
ーニ:チャッコーナ/フェッラーリ:恋する男達よ、私は君達に言いたい
ローザ・ドミンゲス(メゾ・ソプラノ)、
モニカ・プスティルニク(アーチリュート&ルネサンス・ギター&オルガン)、
ドロレス・コストヤス(テオルボ&バロック・ギター)
1602年に出版された歌曲集「新音楽」で、音楽とテキストの新しい関係"モノ
ディ様式"を提案したジュリオ・カッチーニ。
このカッチーニの音楽を中心に、鍵盤作品の巨匠フレスコバルディや当時有数
のマドリガリアンだったディンディア、ヴェネツィアとウィーンで作曲家、詩
人として活躍したフェッラーリなど、
17世紀初期のイタリアで花開いたモノディーを歌うのは、エルンスト・ヘフリ
ガーやルネ・ヤーコプスから教えを受けたアルゼンチンのメゾ・ソプラノ歌手
ローザ・ドミンゲス。
バーゼル・スコラ・カントルムで共にホプキンソン・スミスから薫陶を受けた
アルゼンチン生まれの古楽器奏者、プスティルニクとコストヤスとのアルゼン
チン・トライアングルが奏でるイタリアン・モノディーからどのような香りが
漂ってくるのか楽しみなところ。
2008年9月、カプローナ・サンタ・ジュリア(イタリア)での録音。

GCD 922503 \2300
ザンクト・ガレンの音楽と詩 - ラトペルト(d.890)、ノートケル(d.912)、
トゥオティロ(d.913)の作品 ――
聖ガルス/降誕/福音史家ヨハネ/イノセンテス/主の公現/ヴェルスス・
アド・プロセッショネム/復活祭/安息日IV/キリストの昇天/聖霊降臨
ドミニク・ヴェラール(ディレクター&テノール)、
アンサンブル・ジル・バンショワ
中世、ルネサンス音楽を専門とする世界屈指のヴォーカル・グループ、アンサ
ンブル・ジル・バンショワの主宰であり、スイスの古楽発信地バーゼル・スコ
ラ・カントルムでは、中世、ルネサンスのアンサンブルと声楽の教授という要
職にあるドミニク・ヴェラール。
この「ザンクト・ガレンの音楽と詩」は、西暦613年に聖ガルスにより設立さ
れたスイスの文化遺産、ザンクト・ガレン修道院に保管されているセクエン
ツイア集の写本(381)とトロープス集の写本(484)に収められた9世紀の音楽集。
ヴェラール率いるアンサンブル・ジル・バンショワのハーモニーはもちろんの
こと、音楽史の資料としても非常に価値の高い音源と言えるだろう。
1996年4月、ロマンモティエ教会(スイス)での録音。
HMC 905239(Harmonia Mundi)からの移行発売。




<Onyx>
ONYX 4057 \2180
ピアノの詩人たち - ライヴ・リサイタル ――
フォーレ:夜想曲第1番変ホ短調Op.33-1
ショパン:夜想曲第13番ハ短調Op.48-1
プーランク:夜想曲第1番ハ長調
ラヴェル:高貴で感傷的なワルツ
ショパン:
ワルツ第7番嬰ハ短調Op.64-2、練習曲第13番変イ長調Op.25-1《エオリアンの
ハープ》
ドビュッシー:練習曲《アルペッジョのために》
ショパン:練習曲第12番ハ短調Op.10-12《革命》
ドビュッシー:妖精たちはあでやかな舞姫
ショパン:前奏曲第15番変ニ長調Op.28-15《雨だれ》
ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
ショパン:前奏曲第6番ロ短調Op.28-6
ドビュッシー:アナカプリの丘、カノープ
ショパン:バラード第4番ヘ短調Op.52
パスカル・ロジェ(ピアノ)
後半生をフランスで過ごしたショパンとフランス楽壇の深い結び付きをピアノ
で語るロジェ。優れた選曲眼で選び抜かれた17作品はロジェの手にかかると、
全てが同じ作曲家の作品、もしくは同じ共通点を持つかのように聴こえてくる
のだから興味深い。
また意外にもロジェにとってショパンの録音はこのリサイタル・プログラムが
初!稀代のフランス音楽弾きが"ピアノの詩人たち"の音楽からさらなる輝きを
引き出します。
2009年10月23日-25日、オールド・グラナリー・スタジオ(ノーフォーク)での
ライヴ録音。

ONYX 4058 \2180
ブリテン:チェロ交響曲Op.68/無伴奏チェロ組曲第1番Op.72
ピーター・ウィスペルウェイ(チェロ)、
金聖響(指揮)、フランダース交響楽団
プロコフィエフの「交響協奏曲」やショスタコーヴィチの「チェロ協奏曲第2
番」と同じく、ロストロポーヴィチのために作曲され、同氏の演奏で1964年に
世界初演が行われたブリテンの「チェロ交響曲」。
この作品は「協奏曲」に多く見られる3楽章形式ではなく第4楽章がパッサカリ
アの"4楽章形式"。そして"チェロ独奏+オーケストラ伴奏"ではなく、チェロ
とオーケストラが対等の立場で音楽を繰り広げるという通常の協奏曲とは違
う特殊な特徴を備えた難曲として知られている。
ウィスペルウェイは、チャンネル・クラシックス時代にブリテンの「無伴奏
チェロ組曲全集」(CCSSA 17102)、「チェロ・ソナタOp.65」(CCSSA 20003)を、
さらにはオランダのグローブ(Globe)にも「無伴奏チェロ組曲全集」(GLO 5074)
を録音しており、ウィスペルウェイにとって「ブリテン」の音楽とは「J・S・
バッハ」にも匹敵するスペシャルな存在なのである!




<Chandos>
CHAN 10605 \2180
カゼッラ:
交響曲第2番ハ短調Op.12(世界初録音)
スカルラッティアーナOp.44
マーティン・ロスコー(ピアノ)、
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)、BBCフィルハーモニック
灼熱のマエストロ、ジャナンドレア・ノセダが母国イタリアの知られざる音楽
を発掘、紹介する"ムジカ・イタリアーナ"シリーズ。
レスピーギ、ヴォルフ=フェラーリ、ダラピッコラが登場してきた"ムジカ・
イタリアーナ"に新たに加わるのは、両大戦間のイタリア音楽界で大きな影響
力を誇ったアルフレード・カゼッラ(1883-1947)!
オペラが隆盛を誇っていた19世紀-20世紀イタリアの中で、交響曲や管弦楽曲
の作曲に取り組んだカゼッラ。パリ音楽院への留学時代にはフォーレに作曲を
師事し、ラヴェルやエネスコと親交を深め、さらにはドビュッシー、ロシア国
民楽派、マーラー、R・シュトラウス、バルトーク、シェーンベルク、ストラ
ヴィンスキーといった作曲家たちの作品からも影響を受けるなど、オペラに
偏っていた当時のイタリア以外の音楽と積極的に接した作曲家なのである。
エネスコに捧げられたマーラーからの影響を思わせる約50分の大作「交響曲
第2番」は、このノセダ&BBCフィルの演奏が世界初録音。
また母国イタリアの先人スカルラッティの音楽をベースとしたピアノと管弦
楽のための「スカルラッティアーナ」には、英国の名手マーティン・ロスコ
ーがソリストとして参戦するなど、カゼッラの管弦楽作品集に好奇心をくす
ぐられること必至!

CHAN 10604 \2180
モーツァルトと同世代の作曲家シリーズ - ボッケリーニ:交響曲集 ――
交響曲第3番ニ長調G503/交響曲第8番イ長調G508/交響曲第21番ハ長調G515
マティアス・バーメルト(指揮)、
ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ
天才作曲家、天才チェリストとして名を馳せていたボッケリーニの作品と言え
ば、弦楽五重奏曲や弦楽四重奏曲などの室内楽曲や器楽曲、チェロ協奏曲など
が思い浮かぶところだが、ここでシャンドスが着目したのは「交響曲」!
バーメルトとLMPは、1771年にスペイン王子ドン・ルイス王子のために作曲さ
れた「交響曲第3番」と「交響曲第8番」、1786年にプロイセン国王フリード
リヒ・ヴィルヘルムII世に捧げられた「交響曲第21番」の3作品を収録。
意外(?)にもその生涯で20曲を超える交響曲を遺したボッケリーニの知られ
ざる一面が見える興味深い演奏の登場です!

CHAN 0770 \2180
フィリップス:年間の主だった祝祭と聖人共通典礼のための聖歌集(1612)
―― 聖歌集第1巻/聖歌集第2巻
リチャード・マーロウ(指揮)、
ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団
エリザベス朝-ジャコビアン時代において、ウィリアム・バードに次ぐ多くの
作品を発表したイギリスの作曲家ピーター・フィリップス(1561/61-1628)。
フィリップスは少年時代にはセント・ポール大聖堂少年聖歌隊に所属するなど
エリート・コースを歩みながらも、ローマ・カトリックへの信仰を貫くために
ローマ経由でアントウェルペンへ移り住み、アルベール大公に仕えブリュッセ
ルで没するという波乱の生涯を送っている。
1612年に作曲され69曲の聖歌を収めた5声の「聖歌集」は、聖母マリアに献呈
され反宗教改革的姿勢を打ち出したピーター・フィリップスの傑作である。
英国屈指の名門ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団と名匠リチャー
ド・マーロウが、同世代のバードとは異なる道を歩んだ大作曲家の「聖歌」
を崇高に響かせます――。

CHAN 10601 \2180
レイトン:ピアノ独奏作品集 ――
ソナタOp.64/前奏曲集/組曲《夏の情景》(世界初録音)
ソナタ第3番Op.27(世界初録音)
マーガレット・フィンガーハット(ピアノ)
今は亡き英国音楽の達人リチャード・ヒコックスが2007年-2008年にかけて2枚
の管弦楽作品集(CHAN 10461/CHAN 10495)を発表し、国内外で好レビューを数
多く獲得した20世紀英国の作曲家ケネス・レイトン(1929-1988)の音楽。
ロマン派のスタイルと12音技法の共存というとてつもないスケールのテーマに
挑んだレイトンのピアノ作品は、管弦楽作品以上に歴史に埋もれたままとなっ
ている。
それだけにシャンドス初期から意欲的なレパートリーを引き続けていた名ピア
ニスト、マーガレット・フィンガーハットの演奏はレイトンのピアノ作品の魅
力を解明する重要な鍵となることだろう。英国音楽ファン要チェックです。

●Chandos Classics
CHAN 10603X \1780
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
ショパン:ピアノ協奏曲第2番へ短調
ルイ・ロルティ(ピアノ)、
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
"ロルティ・プレイズ・ショパン"(CHAN 10588)で、イタリアの銘器ファツィ
オーリをパートナーとして久々のシャンドス復帰を果たしたフランス系カナ
ダ人の名ピアニスト、ルイ・ロルティ。
24-bit/96kHzデジタル・リマスターを施されシャンドス・クラシックスから
新装復刻となるシューマン&ショパンのコンチェルト集は、ロルティの協奏
曲録音を代表する名演の1つ。
シャンドス史上最高のピアニストとの呼び声も高いロルティと父ヤルヴィの
タッグもポイントでしょう!1991年11月13日、セント・ジュード・オン・ザ
・ヒル(ロンドン)での録音。

●Chandos Opera In English
CHAN 3172 2枚組 \3560
モンテヴェルディ:歌劇《ポッペアの戴冠》(英語版全曲)
ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)、トム・マクドネル(バリトン)
ロバート・ファーガソン(テノール)、キャスリン・プリング(メゾ・ソプラノ)
バーバラ・ウォーカー(ソプラノ)、クリフォード・グラント(バス)
アン・コリンズ(メゾ・ソプラノ)、エミール・ベルクート(テノール)
ジョン・ブレックノック(テノール)、イリス・サンダース(ソプラノ)
ノーマン・ウェルスビー(バリトン)、シャーリー・チャップマン(ソプラノ)
エリザベス・ゲイル(ソプラノ)
レイモンド・レッパード(指揮)
サドラーズ・ウェルズ歌劇場管弦楽団&合唱団
シャンドスとピーター・ムーア財団の共同制作による"シャンドス・オペラ・
イン・イングリッシュ"。本国イギリスで驚異的な支持を得ているシャンドス
の英語版オペラのヒストリカル・シリーズ"アーカイヴ・エディション"より、
ジャネット・ベイカーがポッペアを歌うモンテヴェルディの「ポッペアの戴
冠」が24-bit/96kHzデジタル・リマスターで復刻!
ジャネット・ベイカーが英語で歌うポッペアに出会えたり、グッドオールの
「マイスタージンガー」(CHAN 3148)やボールトの「エイシスとガラテア」
(CHAN 3147)などの秘蔵音源が飛び出してくるオペラ・イン・イングリッシュ
・・・侮れません。
1971年11月27日、ロンドン・コロシアムでのライヴ録音。




<Hyperion>
CDJ 33121 \2180
ブラームス:歌曲全集Vol.1 ――
別れOp.19-2/異郷Op.19-3/永遠の愛Op.43-1/恋人のもとへOp.48-1
裏切りOp.48-2/乙女の愛の嘆きOp.48-3/黄金は愛にまさるOp.48-4
涙の慰めOp.48-5/幸福と平和は私から去ったOp.48-6/秋の気配Op.48-7
/おお来たれ、やさしい夏の夜よOp.58-4/たそがれが降りて来るOp.59-1
/湖上にてOp.59-2/わが恋は緑Op.63-5/にわとこの木に夕風がOp.63-6
サロメOp.69-8/夕べの雨Op.70-4/テレーゼOp.86-1/野の寂しさOp.86-2
/夢にさまよう人Op.86-3/荒野を越えてOp.86-4/思いに沈んでOp.86-5
私の思いはあなたの許でOp.95-2/別れの時にOp.95-3/狩人Op.95-4
あの下の谷の底ではWoO.33-6/月はこれより輝かないでWoO.33-35
可愛い人WoO.33-12/お母さん、ほしいものがあるWoO.33-33
アンゲリカ・キルヒシュラーガー(メゾ・ソプラノ)、
グレアム・ジョンソン(ピアノ)
歌曲大国ハイペリオンを代表する歴史的偉業、シューベルトとシューマンの
歌曲全集。
この2つの歌曲全集を完成させたハイペリオンからいよいよ新たなシリーズ、
ブラームスの歌曲全集がスタート!
第1巻を歌うのは全世界の歌劇場から引く手あまたのオーストリア人メゾ・ソ
プラノ歌手、アンゲリカ・キルヒシュラーガー。
名盤奏者グレアム・ジョンソンとのデュオという新シリーズの幕開けに相応し
い豪華なキャストの実現はハイペリオンならでは。
またシューベルトやシューマンの歌曲全集でも見られた作品番号順や年代順
という括りにはこだわらない独創性豊かなプログラミングは、新たに始まる
このブラームスでもしっかりと踏襲されており、色々な角度からブラームス
の歌曲や人生を旅することが出来る。さあドイツ・ロマン派の美しき花々、
ブラームスの歌曲を最高の演奏と素晴らしいプログラムで ――。

CDA 67829 \2180
コダーイ:チェロのための作品集 ――
無伴奏チェロ・ソナタOp.8/ソナチナ(ギンスブルク編)/9つのエピグラム
/叙情的なロマンス/アダージョ
ナタリー・クライン(チェロ/グァダニーニ1777)、
ジュリアス・ドレイク(ピアノ)
"ナタリー・クライン"と"コダーイ"。大胆な方向転換、もしくはコントラスト
のようにも思える組み合わせだが、難曲中の難曲として有名なコダーイの「無
伴奏チェロ・ソナタ」でハンガリー民謡の旋律と超絶技巧を全身全霊で描くナ
タリー・クラインの圧倒的なチェロに衝撃を覚えずにはいられない。
また「9つのエピグラム」や「叙情的なロマンス」、「アダージョ」から聴こ
えてくる"歌"の美しさも特筆もの。新境地に到達した新しいナタリー・クラ
インのチェロがここにあります。

CDA 67786 \2180
C・P・E・バッハ:鍵盤楽器のためのソナタ集 ――
ソナタ ト短調H.47 Wq.65/17/ソナタ イ長調H.29 Wq.48/6
ソナタ変ロ長調H.25 Wq.48/2/ソナタ ハ短調H.27 Wq.48/4
ソナタ変ホ長調H.50 Wq.52/1
ダニー・ドライヴァー(ピアノ)
ピアノ協奏曲集(CDA 67659)やピアノ・ソナタ集(CDA 67751/2)など、"イギリ
スのラフマニノフ"ヨーク・ボーウェンのピアノ作品を徹底的に弾きこんでき
た"ボーウェンの申し子"ダニー・ドライヴァーが、大バッハの次男C・P・E・
バッハのソナタ集を取り上げる。
自身の舞台を20世紀から18世紀へと一気にタイムスリップさせたドライヴァ
ー。ギャラント様式や多感様式を発展させるなど独創的で大胆なスタイルを
築いたC・P・E・バッハの音楽と、ドライヴァーのテクニック、音楽性がシン
クロした演奏は魅力たっぷり。

CDA 67778 \2180
ブリテン:歌曲集 ――
素敵な娘レマディ/つばめのような娘/アイ・ワンダー・アズ・アイ・ワン
ダー/トム・ボウリング/ウィリアム・ブレイクの歌と格言Op.74/ティト
・フォー・タト/真夜中に/毒の木/夕べ/朝/夜/白い岩場のダヴィズ/
グリーンスリーヴス/クロコダイル/デフ・ウーマンズ・コートシップ/
鳥刺しの歌
ジェラルド・フィンリー(バリトン)
ジュリアス・ドレイク(ピアノ)
2008年のバーバー歌曲集(CDA67528)と2009年のシューマン歌曲集(CDA67676)で
英グラモフォン賞歌曲部門賞の2年連続受賞を達成し、ラヴェル歌曲集
(CDA 67728)もグラモフォン誌やサンデー・タイムズ誌で絶賛されるなど、絶
好調継続中のカナダ人バリトン歌手ジェラルド・フィンリーが選んだ新たな
レパートリーはブリテン!
ドイツの大バリトン歌手ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウのため
に作曲され献呈された「ウィリアム・ブレイクの歌と格言Op.74」や民謡から
の編曲作品でフィンリーの歌声が深いリリシズム、ドラマティックな描写を
しっかりと感じさせてくれることだろう。

CDA 67749 \2180
ヴィラールト:
ミサ曲《心を尽くして》、あなたに賛美がありますように、すべてのものの
創り主なる神、おお光りよ, 私たちの救いの証しよ、善き甘き御言葉、酔っ
たのではない/ジョスカン・デ・プレ:心を尽くして/デ・ローレ:Concordes
adhibete animos
チンクエチェント
アドリアン・ヴィラールト(c.1490-1562)は、フランドル地方のブルッヘ、も
しくはルーヘラーレで生を受け、フランドルのポリフォニー様式をイタリア
へと持ち込みヴェネツィア楽派の始祖となったルネサンス時代の重要作曲家
の1人。
ジョスカンのモテット「心を尽くして」に基づくヴィラールトとミサ曲「心
を尽くして」とモテットを歌うのは男声ヴォーカル・アンサンブル、チンク
エチェント。ファートやルニャール、モンテのミサ曲で聴かせてくれた高貴
なハーモニーはここでも健在です。

CDA 67808 \2180
ブリッグス:
ノートル・ダム・ミサ/われは見上げて/トリニティ・カレッジ・サーヴィス
/テ・デウム・ラウダムス/トッカータ・オン・テ・デウム・ラウダムス/
おお神よ、我らを助けよ
スティーヴン・レイトン(指揮)、
ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団、
デイヴィッド・ブリッグス(オルガン)
デイヴィッド・ブリッグス(1962-)は、フランスの名オルガニスト、ジャン・
ラングレの門下生であり、セント・アルバンズ国際オルガン音楽祭のコンク
ールで英国人として初のトゥルヌミール賞(最優秀即興演奏賞)に輝いたオル
ガニスト、作曲家。
グローチェスター大聖堂の名誉オルガニストであると同時に多作家としても
有名なブリッグスの合唱作品は英国で注目度急上昇中という。ブリッグスが
弾くオルガンとレイトン&ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団のコ
ラボレーションが劇的なサウンドを創造しています。




<APR>
APR 5672 \1880
20世紀中期のロシア・ピアニズム -
グリゴリー・ギンズブルク:初期録音集Vol.2 ――
J・S・バッハ(ブゾーニ編):
トッカータとフーガ ニ短調BWV.565(録音:1953年頃、モスクワ)
ウェーバー:華麗なるロンド変ホ長調《戯れごど》(録音:1951年、モスクワ)
シューマン:
パガニーニの奇想曲による6つの練習曲より 第2番ホ長調、
第4番変ロ長調(録音:1948年頃、モスクワ)、
アベッグ変奏曲Op.1(録音:1952年、モスクワ)
ショパン:
即興曲第1番変イ長調Op.29、即興曲第2番嬰ヘ長調Op.36、
即興曲第3番変ト長調Op.51、幻想即興曲嬰ハ短調Op.66
(録音:1948年-49年頃、モスクワ)、
ポロネーズ第9番変ロ長調Op.71-2(録音:1950年頃、モスクワ)、
ポロネーズ第6番変イ長調Op.53《英雄》(録音:1950年、モスクワ)
J・シュトラウスII世(シュルツ=エブラー編):
《美しく青きドナウ》によるアラベスク(録音:1950年、モスクワ)
J・シュトラウスII世(グリュンフェルト編):
春の声Op.410(録音:1948年頃、モスクワ)
グリゴリー・ギンズブルク(ピアノ)
APRレーベルの重要シリーズ"20世紀中期のロシア・ピアニズム(ロシアン・ピ
アノ・トラディション)"から、ゴリデンヴェイゼル・スクールの続編として
ギンズブルクの録音が再び登場。
1950年頃の演奏を集めた第2集にはゴリデンヴェイゼルの高弟ギンズブルクが
繰り出すバッハの「トッカータとフーガ」から、ヨハン・シュトラウスII世
のアレンジなどユニークなプログラムが並ぶ。



<Helios>
CDH 55339 \1280
ダウランド:ラクリメ、または7つの涙 ――
いにしえの涙/再生された涙/嘆きの涙/悲しみの涙/凝縮された涙/愛の涙
/真実の涙/常にダウランド、常に悲しき/ニコラス・グリフィス氏のガリア
ード/ジャイルズ・ホビー氏のガリアード/ジョン・スーチ卿のガリアード
/ジョン・ラングトン氏のパヴァン/バクトン氏のガリアード/トーマス・
コリアー氏のガリアード/ディゴリー・パイパーのパヴァン/ディゴリー・
パイパーのガリアード/エセックス伯のガリアード/ヘンリー・ノエル氏の
ガリアード/デンマーク王クリスティアン4世陛下のガリアード/
デンマーク王のガリアード
パーリー・オヴ・インストゥルメンツ
ヨーロッパ全土での大ヒットにより、同時代の他の音楽家たちの手が加えら
れたものも含め様々なヴァージョンが生まれたダウランドの名作「ラクリメ」。
その中でダウランド自身が決定稿として送り出したのが合奏曲集「ラクリメ、
または7つの涙」である。英国の古楽アンサンブル、パーリー・オヴ・イン
ストゥルメンツとダウランド演奏の権威ポール・オデットのリュートが心に
響きます。
1992年11月12日-14日の録音。CDA 66637からの移行再発売。

CDH 55346 \1280
ブラームス:モテット集 ――
2つのモテットOp.29/惜しみなく与えよOp.30/3つの宗教合唱曲Op.37/
詩篇第13番Op.27/3つのモテットOp.110/2つのモテットOp.74
アヴェ・マリアOp.12/祭典と記念の格言Op.109
マシュー・ベスト(指揮)、
コリドン・シンガーズ、ジョン・スコット(オルガン)
幅広いレパートリーの中でも、ブルックナーのミサ曲やレクイエム、メンデ
ルスゾーンの合唱作品集などドイツ音楽の演奏にも定評のあるマシュー・ベ
スト&コリドン・シンガーズ。
ハイペリオンの初期を支えた実力派合唱団が歌うブラームスのモテット集も、
初発売時に高く評価された名唱の1つ。1989年10月20日-22日の録音。
CDA 66389からの移行再発売。




<Avie>
AV 2158 2枚組 \3250
シューベルト・ライヴVol.3 ――
12のドイツ舞曲D.790/ピアノ・ソナタ第14番イ短調D.784/ハンガリーのメロ
ディ ロ短調D.817/ピアノ・ソナタ第15番ハ長調D.840/4つの即興曲D.899/
ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D.960/アレグレット ハ短調D.915
イモジェン・クーパー(ピアノ)
ロンドンのクィーン・エリザベス・ホールを舞台として繰り広げられている英
国の才女イモジェン・クーパーの"シューベルト・ライヴ"。
『 私はシューベルトのスペシャリストと呼ばれることに全く恐れはありませ
ん 』と語るイモジェン・クーパー。
"シューベルト・ライヴ"の演奏には、シューベルトの音楽への揺るぎない自信
と想い、長き歳月の中でさらに進化した技巧と音楽性、そして楽譜だけでなく
内面までを見つめ続けたイモジェン・クーパーのシューベルト観の全てが込め
られている。
2008年4月15日、2009年4月22日&12月8日、
クィーン・エリザベス・ホール(ロンドン)でのライヴ録音。

AV 2190 \2180
ジョン・ロード:
フルート、ピアノと弦楽オーケストラのための組曲《トゥ・ノーティス・サッ
チ・シングス》/イヴニング・ソング(オーケストラ・ヴァージョン)/フォー
・エグザンプル/エア・オン・ザ・ブルー・ストリングス/アフターワーズ
ジョン・ロード(ピアノ)、コーマック・ヘンリー(フルート)、
クラーク・ランデル(指揮)、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
ダラム大学の創設175周年記念作品「ダラム・コンチェルト」(AV 2145)で"ク
ラシック"の作曲家としてデビューを飾ったイギリスの伝説のハードロックバ
ンド、ディープ・パープルの元メンバー、ジョン・ロード(1941-)。
結成から1976年の解散、1984年の再結成から2002年までディープ・パープルの
キーボードとして活躍し、2002年にクラシックの作曲家へと転身を遂げたジョ
ン・ロードの「ダラム・コンチェルト」に続く新作は、"フルート"と"ピアノ"、
"弦楽オーケストラ"が織り成す美しき組曲。
この「トゥ・ノーティス・サッチ・シングス」はただの管弦楽組曲ではなく、
ジョン・ロードの長年の友人であり2009年に他界したサー・ジョン・モーティ
マー(1923-2009)に捧げるために作曲された特別な作品なのである。
オーケストラは名門ロイヤル・リヴァプール・フィル、指揮者はRNCMウィンド
・オーケストラのコンダクターとして幅広いジャンルを振ってきたクラーク・
ランデル、そしてピアノは作曲者ジョン・ロード自らが担当!

AV 2201 \2180
ヴィヴァルディ:神々、皇帝たちと天使たち ――
弦楽と通奏低音のための協奏曲変ロ長調《コンカ》RV.163/2つのヴァイオリン
のための協奏曲変ロ長調RV.530/ファゴット協奏曲イ短調RV.500/ソプラノ・
リコーダー、弦楽と通奏低音のための協奏曲イ短調RV.445/2つのヴァイオリン
のための協奏曲変ロ長調RV.526/リコーダーとファゴットのためのソナタ
イ短調RV.86/ファゴット協奏曲ニ短調RV.482/ソプラノ・リコーダー協奏曲
ト長調RV.312/ヴァイオリン協奏曲ホ長調《恋人》RV.271
パメラ・トービー(リコーダー)、ピーター・ホイーラン(ファゴット)、
サラ・デボラ・シュトゥルンツ(ヴァイオリン)、
エイドリアン・チャンドラー(ヴァイオリン&ディレクター)、
ラ・セレニッシマ
1994年に結成された"ヴィヴァルディ"と"北イタリアのバロック音楽"のスペ
シャリスト集団ラ・セレニッシマのアヴィー第8弾は、ソリストに麗しきリコ
ーダー奏者パメラ・トービーを迎えてのヴィヴァルディの協奏曲集!
神聖ローマ皇帝カール6世に献呈された「ラ・チェトラ」Op.9からの協奏曲=
『皇帝たち』、海の神トリトンの法螺貝とリンクさせた「コンカ」RV.163=
『神々』、ヴィヴァルディが教師を務めたピエタ院の女生徒たち=『天使た
ち』の3つの要素がアルバムのテーマとなっている。
リコーダーのパメラ・トービーやヴァイオリンのエイドリアン・チャンドラー
たちが生み出す音色が、時には神々や皇帝たち、また時には天使たちへと表情
を変えながらヴィヴァルディの音楽を1つ1つ語ります。

AV 2160 \2180
ヴィルトゥオーゾ - 無伴奏チェロのための作品集 ――
ボッタームント(シュタルケル編):パガニーニの主題による変奏曲/クレンン
ゲル(ウェン=シン・ヤン編):シャコンヌ形式による奇想曲Op.43/イザイ:無
伴奏チェロ・ソナタOp.28/カサド:無伴奏チェロ組曲/コダーイ:無伴奏チェ
ロ・ソナタOp.8
ウェン=シン・ヤン(チェロ)
24歳という若さでバイエルン放送響の首席チェロ奏者に就任し、同オーケスト
ラのシェフを務めたマゼールから最大級の賛辞を寄せられた台湾人チェリスト、
ウェン=シン・ヤン。
最新録音となる「無伴奏チェロたのための作品集」には、シュタルケルの代名
詞コダーイの「無伴奏ソナタ」や、シュタルケルがアレンジを加えたボッター
ムントの「パガニーニの主題による変奏曲」など、19-20世紀の無伴奏作品を
収録。

AV 2181 \2180
ファゴットのための作品集 ――
ブートリー:アンテルフェランスI/アンドレ:晩秋の歌/サン=サーンス:ファ
ゴット・ソナタ ト長調Op.168/ミルデ:アンダンテとロンドOp.25、ポロネー
ズ/グリエール:ユーモレスクOp.35-8
ジュディス・ルクレア(ファゴット)、
グレッチェン・ファン・ホエセン(ハープ)、
ジョナサン・フェルドマン(ピアノ)
カーラ(Cala)の"ニューヨーク・フィルの首席奏者たちシリーズ"以来となる
ニューヨーク・フィルの首席ファゴット奏者ジュディス・ルクレアのソロ・
アルバム。
数多くの巨匠たちと共演を重ねてきたルクレアが新しいソロ・アルバムのため
にチョイスしたのは、パリ・ギャルドの第8代楽長ロジェ・ブトリーの「アン
テルフェランスI」やサン=サーンスの「ソナタ」などファゴット奏者にとっ
て大切な作品ばかり。
ピッツバーク響の首席ハープ奏者ファン・ホエセンや、前作(CACD 0515)でも
デュオを組んだジョナサン・フェルドマンなど共演者たちもルクレアに負け
ず劣らず強力。

AV 2177 \2180
シューマン:ピアノ作品集 ――
ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調Op.14/3つのロマンスOp.28/幻想曲ハ長調Op.17
フェリペ・スカリウシ(ピアノ)
アヴィー初登場となるサンパウロ出身のブラジル人ピアニスト、フェリペ・ス
カリウシは、生まれ故郷のサン・パウロとニューヨークのマンハッタン音楽院
でピアノ学び、アイルランドでは名手ジョン・オコーナーに師事。
2005年9月にはカーネギー・ホール・デビューを果たすなど、偉大なる先人ネ
ルソン・フレイレに続く存在として期待を集めている。そのフレイレが得意と
しているシューマンを敢えてデビュー・プログラムに選んできたチャレンジ
精神が頼もしい。

AV 2186 \2180
チューダー朝の音楽 ――
バード:まことのおからだ/パワー:至福なるかな、天上の女王/ダンスタブル:
あなたは美しい/スミス:フロス・レガリス/作曲者不詳:フロス・レガリス/
タリス:追われし鹿が流れの水を求めるごとく、おお来たれ, 唯一の神を称え
よ、祝福されし者は疑いなく、神はわれらに恩寵を与えたまい/スミス:キリ
ストよみがえりぬ/コーニッシュ:喜びたまえ、キリストのみ母になる乙女/
フォレスト:クアリス・エスト・ディレクトゥス/タリス:我は天の声を聞き
ぬ/ランビ:天の星/タリス:神が威厳持ち立ち上がり、何故異教徒の面前に
て/スミス:茨の冠を主にかぶせて/タヴァナー:4声のマニフィカト/タイ:
平安のうちに
ニューヨーク・ポリフォニー
2006年の結成以来、活動拠点のアメリカ(ニューヨーク)とイギリスの両国で、
急速に評価を高めている男声4重奏のア・カペラ・アンサンブル、ニューヨー
ク・ポリフォニー。
バードやタリス、タヴァナーの音楽にノルウェーで活躍するリヴァプール生ま
れの作曲家アンドルー・スミス(1970-)の音楽が加わり時空を超越した"チュー
ダー朝の音楽"でのハーモニーは、英グラモフォン誌や英BBCミュージック・マ
ガジン誌で激賞された前作以上に神々しく神秘的。

AV 2182 \2180
ハンス・ガル:ヴァイオリンのための作品集 ――
ヴァイオリン・ソナタ変ロ短調Op.17/ヴァイオリンとピアノのための組曲
ト長調Op.56(世界初録音)/ヴァイオリン・ソナタ ニ長調(遺作)
アネッタ=バルバラ・フォーゲル(ヴァイオリン)、
ユハニ・ラーゲルスペッツ(ピアノ)
ユダヤ系ハンガリー人の医師一家に生まれたハンス・ガル(1890-1987)は、ナ
チスのユダヤ人迫害から逃れるためにドイツ、オーストリアからスコットラン
ドへと移住し、自らの命とスタイルを守り抜いた20世紀ドイツ語圏の名匠の
1人。
ブラームスの孫弟子でもあり、シェーンベルクを筆頭とする新ウィーン楽派と
は一線を画した作風は、近年再評価の兆しが高まりつつある。「組曲ト長調
Op.56」は今回が世界初録音。プロデューサー&エンジニアは、ピアノ独奏作
品全集(AV 2064)と同じくハンス・ガルの孫、サイモン・フォックス・ガルが
担当している。




<Passacaille>
Passacaille 960 \2300
ハイドン:チェロ協奏曲集 ――
チェロ協奏曲第1番ハ長調Hob.VIIb-1/チェロ協奏曲第2番ニ長調Hob.VIIb-2
/交響曲第16番変ロ長調Hob.I-16
セルゲイ・イストミン(チェロ)、
ダヴィド・ラヴィノヴィチ(ディレクター)、
アポロ・アンサンブル
これまでインマゼールのアニマ・エテルナや、ターフェルムジーク、イル・ガ
ルデリーノのメンバーとして古楽演奏に携わり続けてきたイストミン。
イストミンとハイドンの「チェロ協奏曲」が心を通わせ、またはイストミンと
アポロ・アンサンブルが会話を楽しんでいるかのように聴こえてくる自然な音
楽の流れは、長年に渡って古楽奏法に親しみ、豊富な経験を持つチェリストだ
からこそなせる業。
2009年8月、メノナイト教会(デーフェンター/オランダ)での録音。

Passacaille 958 \2300
巨星たち - バッハ、ジェズアルド、モンテヴェルディ ――
J・S・バッハ:パルティータ ハ短調BWV.997/ジェズアルド:美しい人よ, 心
を持ち去るのなら、公爵のガリアルダ、装飾を伴った公爵のカンツォン、いと
しい人に見捨てられ/モンテヴェルディ:歌劇《オルフェオ》より/J・S・
バッハ:前奏曲、フーガとアレグロ 変ホ長調BWV.998
マルグレット・ケル(トリプル・ハープ)、ルカ・ピアンカ(リュート)
リュートのために書かれた大バッハのBWV.997とBWV.998、ジェズアルドのマド
リガーレ、モンテヴェルディの「オルフェオ」を、トリプル・ハープとリュー
トのための二重奏へと生まれ変わらせたマルグレット・ケルとルカ・ピアンカ。
トリプル・ハープとリュートのシンプルな響きが織り成す"巨星たち"の音楽は、
このデュオのために書かれた作品なのではないかと思えてしまうほど美しく感
動的。また、トリプル・ハープの音色が輝く中で、そっと後ろから響いてくる
リュートの絶妙な距離感と存在感には思わず感嘆のため息が ――。
優しく心に語りかけてくるトリプル・ハープとリュートの調べに耳を傾けてみ
てください。
2008年、パンピニー(スイス)での録音。

Passacaille 9528 \2300
ゼレンカ:ミゼレーレ ニ短調ZWV.57/深き淵より ニ短調ZWV.50/
レクイエム ニ短調ZWV.48
モニカ・フリンマー(ソプラノ)、
ペーター・デ・フロート(カウンターテナー)、
イアン・ハニーマン(テノール)、ペーター・コーイ(バス)、
パウル・ドンブレヒト(指揮)、イル・フォンダメント
"ボヘミアのバッハ"と呼ばれ、ドレスデンで活躍した音楽家ヤン・ディスマス
・ゼレンカ(1679-1745)の宗教作品集!
ドレスデン宮廷楽長ハイニヒェンがこの世を去り、ゼレンカが事実上代行を務
めていた時期(1730-1732年)に作曲された「レクイエム ニ短調ZWV.48」は、崇
高な信仰心と深い感情が刻み込まれたゼレンカの音楽を代表する傑作である。
1734年にはイタリア人のハッセが宮廷楽長に選ばれ、"教会音楽家"という立場
になってしまったゼレンカだが、バロック時代のドレスデンで花開いた宗教作
品には、ドレスデンでカトリック信仰を貫き通したゼレンカの揺るぎない精神
が息づいている。
1998年9月、ベギン会修道院教会(ベルギー)での録音。弊社初紹介。

Passacaille 9524 \2300
プラハ1723 - ゼレンカ:コンチェルタント集 ――
序曲ヘ長調/ヒポコンドリー イ長調/協奏曲ト長調/シンフォニア イ短調
パウル・ドンブレヒト(指揮)、イル・フォンダメント
1723年、カール6世の戴冠式のためにザクセン選帝侯アウグスト1世と共にドレ
スデン宮廷楽団の一員としてプラハを訪れたゼレンカ。
ゼレンカがその生涯で遺したオーケストラ作品の大部分は、このプラハ滞在時
代に作曲されており、「序曲ヘ長調」の第1曲目後半に見られる大胆な和声進
行や優れた楽曲構成など、"プラハ滞在時代=ゼレンカの充実期"であったとい
うことがその音楽によって示されている。
後にハッセに敗れ、手中に収めかけていたドレスデン宮廷楽長の座を逃すこと
になるゼレンカだが、プラハ滞在時代のオーケストラ作品も宗教作品と同じく
さらに再評価されるだけの音楽的価値を備えている。
※1999年1月、ミッデルブルグ・コンサートホール(ベルギー)での録音。
弊社初紹介。

Passacaille 951 \2300
マスケラ:楽器で奏されるための4声のカンツォーナ集第1巻
リウヴェ・タミンガ(オルガン)
フロレンツィオ・マスケラ(ca.1540-ca.1584)は、師であるクラウディオ・メ
ールロの後を継ぎ、ブレシア大聖堂のオルガニストに就任するなど、オルガン
の名手として歴史にその名を残している16世紀イタリアの音楽家。
現存している23作品は全て器楽用のカンツォーナであり、「楽器で奏されるた
めの4声のカンツォーナ集第1巻」は当時のイタリアで重宝された優れた曲集で
ある。弊社初紹介。

Passacaille 937 \2300
アレクサンダー・ウテンダルとフィリップ・デ・モンテの音楽 ――
ウテンダル:Infima contemptum pariunt/デ・モンテ:Fratres expurgate、
幸いなり聖母マリア/ウテンダル:Fratres expurgate/デ・モンテ:
O mitissime Jesu/ウテンダル:Adesto dolori meo/デ・モンテ:われらが苦
難の中に歩き回るとも/ウテンダル:Plangent eum quasi unigenitum、御身
の死, キリストの死/デ・モンテ:Pulchra es et decora/ウテンダル:はじ
めに言葉があった
カピラ・フラメンカ、オルトレモンターノ、
バート・デムイト(ディレクター)
ドレスデン宮廷礼拝堂の楽長就任要請を断り、この世を去るまでインスブルッ
ク宮廷礼拝堂の副楽長を務め続けたアレクサンダー・ウテンダル(1530/40-
1581)と、16世紀有数のマドリガーレ作曲家フィリップ・デ・モンテ(1521-
1603)のモテット集。
フランドル音楽の達人たち、ヴォーカルのカピラ・フラメンカと古楽管楽器
アンサンブル、オルトレモンターノの合同演奏からは、フランドルのポリフォ
ニーの発展と成熟が鮮明に浮かび上がってくる。2003年2月の録音。
弊社初紹介。

Passacaille 938 \2300
フライリーフ - イギリスの写本からの中世の音楽 ――
Kyrie Cuthbert prece(ダラム)/Barbara simplex animo(ミュース大修道院)
/Veni mater gracie / Dou way Robin(ミュース大修道院)/Sanctus(ファウ
ンテンズ修道院)/Includimur nube caliginosa(ファウンテンズ修道院)/
Ave mundi rosa(ファウンテンズ修道院)/Gabriel fram heven-king(イースト
・アングリア?)/Doleo super te / Absolon fili me(ノーウィッチ)/
Kyrie: Kyria Christefera(ノーウィッチ?)/O lux beata trinitas(ノー
ウィッチ?)/Novi sideris lumen resplenduit(ベリー・セント・エドマン
ズ)/Pura placens, pulcra / Parfundement plure Abolon(ベリー・セント
・エドマンズ)/Veine pleine de ducur(ベリー・セント・エドマンズ)/Ar
ne kuth ich sorghe non(ロンドン?)/Gaude virgo immaculata(エドワード
3世の王室礼拝堂)/Singularis laudis digna(エドワード3世の王室礼拝堂)
リーベル・ウヌースアーリス〔メラニー・ガーモンド(ソプラノ)、
キャロラン・バフ(アルト)、ウィリアム・ハドソン(テノール)〕
ダラムやノーウィッチ、ファウンテンズ修道院など、イギリス各地に眠ってい
た13世紀-14世紀の写本で巡る中世の音楽の旅。
1996年に結成されたリーベル・ウヌースアーリス(ヴォーカル・アンサンブル
・リーベル)は、中世、ルネサンス初期の音楽を専門とするア・カペラ・ヴォ
ーカル・アンサンブル。
2009年にはアメリカ音楽学会が選定するノア・グリーンバーク賞に、2002年
にはフランダース音楽祭のインターナショナル・ヤング・アーティスツ・プ
レゼンテーション・アーリー・ミュージックで1位に選ばれるなど、欧米各国
での評価は非常に高い。2003年8月の録音。弊社初紹介。




<Melodiya>
MELCD 1001649 \1880
コントラスツ - サクソフォンのための作品集 ――
デクリュック:サクソフォン・ソナタ/ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
/吉松隆:ファジイバード・ソナタ/ラフマニノフ:ヴォカリーズ/デニゾフ:
サクソフォン・ソナタ/プーランク:オーボエ・ソナタ(サクソフォン版)
セルゲイ・コレソフ(サクソフォン)、エレーナ・グリネヴィチ(ピアノ)
なんとメロディアから2009年の新録音が登場!?しかも収録内容はサクソフォ
ン・ソナタ集という驚きのリリース!!
2006年、ベルギーのディナンで行われた第4回アドルフ・サックス国際コンク
ール。サクソフォンの父アドルフ・サックスの名前を関するこの権威あるコン
クールで見事第1位に輝いたロシア人サクソフォン奏者、セルゲイ・コレソフ
(1982-)がこのアルバムの主役。
西側諸国に比べてサクソフォン演奏の歴史が短いロシアに現れた新星コレソフ
の演奏は、旧ソ連時代の炸裂する管楽器のようなサウンドかと思いきや、以外
にもそのスタイルはフランス系のスタンダード。
しかし吉松隆の「ファジイバード・ソナタ」で繰り出される熱きパッション、
ロシア風(?)の解釈は、旧ソ連系管楽器奏者のDNAの継承を想像させてくれる。
インターナショナル化を目指す新生メロディアのシンボルとも言うべきロシア
ン・サクソフォン・アルバム。いろいろな意味で要注目です。
2009年、パーヴェル・スロボドキン・センターでの録音。

MELCD 1001671 \1880
ロシアのギター演奏芸術のハイライト ――
J・S・バッハ(フラウチ編):シャコンヌ、リュートのための前奏曲BWV.999、
リュートのための組曲BWV.995より 前奏曲とフーガ/スカルラッティ(セゴビ
ア編):ソナタ ハ短調L.352/パガニーニ:ヴァイオリンとギターのためのグラ
ンド・ソナタ イ長調、ヴァイオリンとギターのためのソナタ イ長調/ソル:
モーツァルトの歌劇《魔笛》の主題による変奏曲Op.9
アレクサンドル・フラウチ(ギター)、
ナウム・ラチンスキー(ヴァイオリン)、
ワレリー・クリモフ(ヴァイオリン)
アレクサンドル・フラウチ(1954-)は、1979年にレニングラードで開催された
全ロシア・ギタリスト・コンクール、1986年のハバナ・レオ・ブローウェル国
際ギター・コンクールで第1位に輝き、
旧ソ連崩壊後の1992年にはグネーシン音楽アカデミーに新設されたギター専攻
の指導者、ロシア・クラシック・ギター協会の会長に就任するなど、文字通り
ロシアのトップ・ギタリスト。
1970年代後半-1980年代前半の旧ソ連で演奏されたロシアン・ギターの歴史を
紐解く貴重な記録である。1977年&1981年の録音。



<Nimbus>(Nimbusはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
NI 2549/50 2枚組 \2700
J・S・バッハ:フーガの技法BWV.1080
ウラディミール・フェルツマン(ピアノ)
長い沈黙の後、メキシコのウアテクスト(Urtext)からショパンやバッハのレコ
ーディングを発表し世界を驚かせた"ソ連最後のヴィルトゥオーゾ"ウラディミ
ール・フェルツマン。
フェルツマンがミュージック・マスターズ(Music Masters)時代の録音を行っ
たものの、長い間入手困難となっていた"J・S・バッハ"の録音復刻第4弾は
「フーガの技法」!
ゆっくりとしたテンポで、また一音一音に全身全霊を注ぐかのように「コント
ラプンクトゥスI」を弾き始めるフェルツマン。
ここから広がりを見せてゆく宇宙のような音楽空間は、バッハを"音楽そのも
の"と語り、そして大切にし続けてきたフェルツマンが到達した1つの境地で
ある。1996年3月12日-14日、アメリカ芸術院での録音。

NI 2552 \1780
ブラームス(ヨアヒム編):ハンガリー舞曲集
オスカー・シュムスキー(ヴァイオリン)、フランク・マウス(ピアノ)
録音に対して非常に厳しい姿勢の持ち主だったため、その世界的名声と反比例
するかのように録音数の少ない巨匠オスカー・シュムスキー(1917-2000)。
没後10年が経過した現在でも根強い支持を受け続けているシュムスキーが得意
としていたレパートリーの1つ、ブラームスのハンガリー舞曲集がニンバスか
ら復刻!
ハンガリーの"舞曲"であるということを強く印象付けてくれる卓抜な表現力、
絶妙としか言いようのないリズム感を聴かせてくれる「ハンガリー舞曲集」の
演奏は、幻の巨匠シュムスキーが到達した至芸そのものと言えるだろう。

NI 5851 \2080
ホアキン:ニン:ピアノ作品集 ――
イベリアの踊り/クロード・ドビュッシーへのメッセージ/カデナ・デ・ヴァ
ルス/子守歌/1830 - フリーヴォロの主題による変奏曲/イベリア舞曲第2番
/アンダルシア舞曲/ムルシア舞曲
マーティン・ジョーンズ(ピアノ)
あのアムランもビックリ(?)の凄まじいレパートリーの持ち主、マーティン・
ジョーンズが新たに白羽の矢を立てたのは、植民地時代、スペインからの解放、
第2次世界大戦など、世界情勢に翻弄されたキューバの音楽家ホアキン・ニン
(1879-1949)のピアノ作品集。
パリのスコラ・カントルムではモシュコフスキの下で学び同校の名誉教授にま
で上り詰めたニンだが、その後、第2次世界大戦の勃発によりキューバ帰国。
情熱的なリズム、民謡的な旋律を持つニンのピアノ作品がキューバの音楽界に
与えた影響の大きさは計り知れないものがある。秘曲ファン要チェックです。

NI 5545 \2080
シューマン:謝肉祭Op.9/ウィーンの謝肉祭の道化Op.26/幻想小曲集Op.111
マルタ・デヤノワ(ピアノ)
マルタ・デヤノワは、シューベルトのピアノ・ソナタ集での独特なテンポと解
釈でマニアの中では有名なブルガリアの女流ピアニスト。
このシューマンでもシェリングから「マルタ・デヤノワは本当に特別なピアニ
ストだ」と評された実力が聴き取れる。不思議なオーラをまとったピアニスト
である。1997年4月-5月の録音。弊社初紹介。

NI 5542 \2080
ウィーンのシュトラウス ――
シュトラウスII世:ウィーン気質/シュトラウスI世:アンネン・ポルカ/エ
ドゥアルト・シュトラウス:ヘクトグラフ(シュネル・ポルカ)/シュトラウス
II世:ポルカ《浮気心》、こうもりのカドリール/シュランメル:ウィーンは
ウィーン/ツェムリンスキー:ユーモレスク/シュトラウスII世:エジプト行
進曲/ヨーゼフ・シュトラウス:昼と夜/プリンツ:メリー・ブラック・ウィ
ドウ/シュトラウスII世:芸術家の生活、新ピチカート・ポルカ/シュトラウ
スI世:クロイツァー・ポルカ、ラデッキー行進曲/ヨーゼフ・シュトラウス:
休暇旅行で
クインテット・ウィーン
ウィーン・フォルクスオーパー響のフルート奏者ハンスゲオルク・シュマイザ
ーが中心となり、ウィーン・フォルクスオーパー響、ウィーン響、モーツァル
テウム管の首席奏者たちによって結成されたオーストリアの強力木管五重奏団。
木管五重奏で聴くシュトラウスの音楽はなんだかほのぼのとしていて和めます。
伝説的クラリネット奏者アルフレート・プリンツの「メリー・ブラック・ウィ
ドウ」とシュトラウスの音楽のギャップもユニーク。1997年4月-5月の録音。

NI 5530/4 5枚組 \5400
ハイドン:交響曲集 ――
交響曲第40番ヘ長調Hob.I-40-交響曲第54番ト長調Hob.I-54
アダム・フィッシャー(指揮)、
オーストリア・ハンガリー・ハイドン・フィルハーモニー
フィッシャー兄弟の兄、アダム・フィッシャーとオーストリア・ハンガリー・
ハイドン・フィルハーモニーの偉業、ハイドンの交響曲全集の第3集。
舞台はもちろんオーストリア、アイゼンシュタットのエステルハージ宮殿ハ
イドンザール。コンサートマスターにはライナー・キュッヒルの名前も。
1988年-1994年の録音。弊社初紹介。

NI 5535 \2080
ハイドン:
ピアノ三重奏曲第25番ト長調Hob.XV-25《ハンガリー風》
ピアノ三重奏曲第29番変ホ長調Hob.XV-29
ピアノ三重奏曲第18番イ長調Hob.XV-18
ピアノ三重奏曲第24番ニ長調Hob.XV-24
ウィーン・ピアノ・トリオ
ボザール・トリオやラサール弦楽四重奏団から教えを受けたウィーン・ピアノ
・トリオのハイドンは、創設当時のオリジナル・メンバーによる演奏(2001年
にチェリストが交代)。
ヴァイオリンのヴォルフガング・レディクが奏でるヴァイオリンは、1771年製
のグァダニーニ。1997年4月11日-14日の録音。弊社初紹介。

NI 5544 \2080
遠くからの恋 - トロバドゥールの遠距離恋愛
マーティン・ベスト・コンソート
中世音楽の演奏家&研究者、マーティン・ベストのアンサンブル、マーティン
・ベスト・コンソートが、歌とプサルテリー、ハープ、打楽器で再現する11世
紀-14世紀のトロバドゥールの音楽。1996年7月の録音。弊社初紹介。




<BMS>(BMSはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
BMS 430CD \2180
ピゴット:ピアノ作品集 ――
ソナタ風幻想曲(ピアノ・ソナタ第1番)/8つの前奏曲とポストリュード/
ピアノ・ソナタ第2番
マルコム・ビンズ(ピアノ)
20世紀イギリスの知られざる作曲家、パトリック・ピゴット(1915-1990)のピ
アノ作品集。その作風はイギリスの民謡を採り入れる手法ではなく、師である
名教師ナディア・ブーランジェからの影響を感じさせる。イギリスの名ピアニ
スト、マルコム・ビンズの好演が光る。2004年9月-10月の録音。弊社初紹介。

BMS 422CD \2180
栄光の60年――
サリヴァン:ジュビリー賛歌/ハラ:3人の漁師は航海へ/マッケンジー:ドルミ
・イェズ/ベネット:3つのロマンスOp.14より/ピアサル:4声の合唱/アーム
ズ:5声のマドリガル/ハットン:アテネへ/バルフェ:歌劇《ロシェルの包囲》
より 第2幕/ゴス:もし我々がイエスが死んだと思っているならば/リチャー
ズ:牧歌/アルバート:カンツォネッタ/マクファーレン:パック、クラウズ、
アウェイ/キャロル:スター、ネイチャー/マクファーレン:アミティエ/バル
フェ:サンズ・オヴ・デー/ホワイト:メアリーへ/ビショップ:ホーム!スイ
ート・ホーム!/マーティン:短い祝典のためのテ・デウム イ長調
ロバート・ウィリアムス(指揮)、
イアン・ワス(オルガン)、
ミッドランズ・コラール、ジョン・タルボット(ピアノ)、
ケイティ・モレル(ソプラノ)、フィリダ・バニスター(アルト)、
キャンベル・ラッセル(テノール)、フィオナ・マーフィー(チェロ)、
ウィルフレッド・ゴッダード(クラリネット)
ヴィクトリア女王(1819-1901)の即位60周年記念式典(ダイアモンド・ジュビリ
ー)の100周年を記念して行われたコンサートのライヴ録音。
英国音楽協会(BMS)が主催したコンサートは、19世紀のイギリス音楽でヴィク
トリア女王在位当時の式典音楽の再現を試みた内容となっている。
1997年11月15日のライヴ録音。弊社初紹介。



<Quartz>(Quartzはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
QTZ 2071 \2180
ブラームス&リスト ――
ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲Op.35(第2巻)、ピアノ・ソナタ
第1番ハ長調Op.1/リスト:葬送、アヴェ・マリア、ペトラルカのソネット
第104番、タランテラ
グレース・フランシス(ピアノ)
グレース・フランシスは、メニューイン・スクールでイリーナ・ザリツカヤに
学び、内田光子からは「グレース・フランシスは輝かしいピアニストだ」とい
う賛辞を贈られた東ロンドン出身の女流ピアニスト。
ハイドンからカール・ヴァイン、コリン・マクフィーまでという広いレパート
リーを持つフランシスは活動範囲も広く、デビュー・アルバムとなるこのブラ
ームス&リストは、英ミュージカル・オピニオン・クラシカル・ミュージック
・マガジンで5つ星に輝いている。

QTZ 2072 \2180
秘めごと - 愛の歌とアリア ――
ヴェルディ:ストルネッロ/ベッリーニ:優雅な月よ/ラフマニノフ:ねずみ取
りの男、ここは素晴らしい場所、私の窓辺に、僕の胸はこんなにも痛み/R・
シュトラウス:アモール、花束を編みたかった、ささやけ愛らしいミルテ/
フォーレ:ネル、秘めごと/エリン:白夜/イワノワ:大きな波/ベン・ハイム:
私は鈴蘭/ヘンデル:極みなき喜び、限りない愛/モーツァルト:愛の喜びは
露と消え/プッチーニ:ドレッタの夢/グノー:私は夢に生きたい
イローナ・ドムニチ(ソプラノ)、マルク・フェルテル(ピアノ)
イローナ・ドムニチは、サンクトペテルブルク音楽院、エルサレム音楽院で研
鑽を積み、現在はイギリスの名ソプラノ、ジョーン・ロジャースに師事してい
るロシア生まれのソプラノ歌手。
イタリア、ロシアのアリアと歌曲やベン=ハイムやベンジャミン・エリン
(1980-)などの近現代作品を組み合わせるなど意欲的なプログラム構成も魅力。

QTZ 2070 \2180
プラスチック・サン - テナー・サクソフォンのための無伴奏作品集 ――
ウッド・ムーン/マウス・プラクティス/プラスチック・サン/
グース・クリーチャー
ジェームズ・オールソップ(テナー・サクソフォン)
2007年のロニー・スコット・ジャズ・アウォードでベスト・ニューカマー賞を
獲得したマルチ・プレーヤー&コンポーザー、ジェームズ・オールソップのイ
ンプロヴィゼーション・アルバム。





<Prima Voce>(Prima Voceはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
NI 7961/3 3枚組 \3450
ボリス・クリストフ:録音集1949-1955 ――
モーツァルト:歌劇《ドン・ジョヴァンニ》より 奥さん、これが恋人のカタロ
グ!/カルダーラ:陽の光が/ベッリーニ:歌劇《ノルマ》より 丘に登れ/ヴェ
ルディ:歌劇《ナブッコ》より エジプトの海辺で神はモーゼを助けたもうごと
く/ムソルグスキー:歌劇《ボリス・ゴドゥノフ》より、歌劇《ホヴァンシチ
ナ》より ドシフェイのアリア/リムスキー=コルサコフ:歌劇《サドコ》より
/他
ボリス・クリストフ(バス)、ジェラルド・ムーア(ピアノ)、
フィルハーモニア管弦楽団、他
ニンバスのテクノロジーによって78回転のSP盤の演奏をマイクロフォンで拾い、
デジタル化を行う復刻シリーズ「プリマ・ヴォーチェ」は往年の名歌手たちの
歌声を聴くことができる貴重な録音。
東欧ブルガリアが生んだ20世紀の大歌手ボリス・クリストフ(1914-1993)が歌
うイタリア・オペラ、ロシアン・オペラ、ロシア歌曲を復刻。

NI 7846 \1700
ローザ・ポンセル:録音集Vol.2 ――
プッチーニ:歌劇《蝶々夫人》より ある晴れた日に、歌劇《トスカ》より 歌
に生き, 愛に生き/ヴェルディ:歌劇《運命の力》より 天使の中の女王よ、
歌劇《トロヴァトーレ》より 恋はばら色の翼に乗って/リムスキー=コルサ
コフ:歌劇《サドコ》より インドの歌/他
ローザ・ポンセル(ソプラノ)、ロマーノ・ロマーニ(指揮)、他
METなどで大活躍したアメリカのソプラノ、ローザ・ポンセル(1897-1981)の
録音集第2巻。1918年-1939年の録音。弊社初紹介。

NI 7847 \1700
フラグスタート:録音集 ――
ワーグナー:楽劇《ワルキューレ》より ホー・ヨー・トー・ホー、君こそは
春、歌劇《タンホイザー》より おごそかなこの広間よ、マリアさまお聞き下
さい、歌劇《ローエングリン》より 寂しい日々に神に祈った、そよ風よ私の
嘆きを聞いておくれ/他
キルステン・フラグスタート(ソプラノ)、
ユージン・オーマンディ(指揮)、フィラデルフィア管弦楽団
20世紀ノルウェーの大ソプラノ歌手、キルステン・フラグスタートの復刻は
十八番のワーグナーが中心。1935年-1939年の録音。弊社初紹介。

NI 7848 \1700
ベルリン州立歌劇場の偉大なる歌手たち ――
モーツァルト:歌劇《後宮からの逃走》より ああ、私の恋は幸福だった(マル
ゲリータ・ペラス)/ベートーヴェン:歌劇《フィデリオ》より(エルナ・ベル
ガー)/ドニゼッティ:歌劇《ドン・パスクァーレ》より もう一度、愛の言葉
を(エルナ・ベルガー)/ワーグナー:歌劇《リエンツィ》より 万能なる父よ
(フランツ・フォルカー)、歌劇《さまよえるオランダ人》より 遠く忘れられ
た古い時代の中から(フリードリヒ・ショア)/他
マルゲリータ・ペラス(ソプラノ)、エルナ・ベルガー(ソプラノ)、
フランツ・フォルカー(テノール)、他
20世紀前半にベルリン州立歌劇場で活躍した歌い手たちの歌声をプリマ・ヴォ
ーチェが復刻。1927年-1939年の録音。弊社初紹介。

<naive>
OP 30496 \2280
ヴィヴァルディ(1678-1741):ファゴット協奏曲集 vol.1
ファゴット協奏曲
ト長調 RV 493、ト短調 RV 495、ハ長調 RV 477、ヘ長調 RV 488、
変ロ長調 RV 503、ハ長調 RV 471、ホ短調 RV 484
セルジョ・アッゾリーニ(ファゴット)
ラウラ・ソアーヴェ・クレモナ
録音:2009年11、12月
ファゴット奏者たちに頻繁に取り上げられる名曲RV 484も、バロック楽器によ
るこれだけの充実の演奏で聴くと、新たな魅力満載です!ヴィヴァルディ・エ
ディション第45弾は、ヴィヴァルディのファゴット協奏曲集。ヴィヴァルディ
は、1721年代から死の年1741年までに、39曲(うち2曲は未完成)ものファゴッ
ト協奏曲を作曲しました。バロック時代に書かれたファゴット協奏曲は、ボワ
モルティエによるものが少し、他の作曲家によるものもごくわずか。時代を
下っても、モーツァルトやフンメルがファゴット協奏曲を書いてはいますが、
それも数えるほどです。ヴィヴァルディの全作品をみわたしても、ひとつの楽
器のために30曲以上の協奏曲を書いたものは比較的珍しく、いかにヴィヴァル
ディがこの楽器にいれこんでいるかがわかります。
アッゾリーニは、1967年生まれの当代きってのファゴット名人。バーゼル音楽
院にて教鞭をとっています。




<PREISER>
PRCD 93466 \2080
モーツァルト:「コジ・ファン・トゥッテ」,「魔笛」
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」
マルシュナー:「ハンス・ハイリンク」
ロルツィング:「皇帝と船大工」,「密猟者」
クロイツァー:「グラナダの野営」
ネスラー:「ゼッキンゲンのラッパ吹き」
レオンカヴァッロ:「道化師」
フンパーディンク:「王の子供」
コルンゴルト:「死の都市」
J.シュトラウス:「ジプシー男爵」
からのアリア,場面
ヘルマン・プライ(Br) ヴィルヘルム・シュヒター(指)管弦楽団 ほか
録音:1954-1957年
名バリトン、ヘルマン・プライ(1929-1998)の、20代後半の録音を集めていま
す。半数以上が1957年に英COLUMBIA(=EMI)に録音したアリア集。美声バリト
ンの若い頃の歌は、ますます甘く瑞々しい美声。歌唱はすべてドイツ語です。

PRCD 93469 \2080
テレサ・シュティヒ=ランダル モーツァルトを歌う
モーツァルト:
「イドメネオ」,「後宮からの誘拐」,「フィガロの結婚」,
「ドン・ジョヴァンニ」,「コジ・ファン・トゥッテ」,
「魔笛」からのアリア,場面
アンドレ・ジューヴ(指)シャンゼリゼ劇場管弦楽団
ハンス・ロスバウト(指)パリ音楽院管弦楽団
録音:1954,1956年
透明な声でバッハやモーツァルトで人気の高かったテレサ・シュティヒ=ラン
ダル(1927-2007)。メインは、1956年に仏デュクレテ=トムソン社に録音した
モーツァルトのアリア集で、これはかなり珍しい音源。「ドン・ジョヴァンニ」
は仏Pathe社(=EMI)の全曲録音から。「後宮からの誘拐」は、1954年のエクサ
ン・プロヴァンス音楽祭でのライヴ。

PRCD 91167 \2080
ヴェルディ:「仮面舞踏会」,「アイーダ」,「オテッロ」
ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」,
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」, 「ジークフリート」,
「神々の黄昏」,「パルジファル」
プフィッツナー:「パレストリーナ」
からの場面
マックス・ローレンツ(T)
カール・ベーム(指),ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指),
レオポルト・ルートヴィヒ(指),ヨゼフ・クリップス(指),
ルドルフ・ケンペ(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
エーリヒ・クライバー(指)コロン劇場管弦楽団 ほか
録音:1937-1955年
1930、40年代を中心に活躍したヘルデン・テノール、マックス・ローレンツの
ライヴ録音集。大半は1940年前後のウィーン国立歌劇場でのライヴ。「ジーク
フリート」の森のささやきは1938年のブエノスアイレスでのライヴ。「パレス
トリーナ」は1955年のウィーン国立歌劇場でのライヴ。歌唱はすべてドイツ語
です。

PRCD 93465 \2080
エリーザベト・ヘンゲン オペラ
ヴェルディ:「マクベス」,「トロヴァトーレ」,「アイーダ」
ビゼー:「カルメン」
サン=サーンス:「サムソンとデリラ」
ワーグナー:「神々の黄昏」
からのアリア、場面
エリーザベト・ヘンゲン(Ms)
フェルディナント・ライトナー(指)ヴュルテンベルク国立管弦楽団
ほか
録音:1950-1952年
エリーザベト・ヘンゲン(1906-1997)は、1940、50年代のドイツを代表するメ
ッゾソプラノの一人。ウィーン国立歌劇場を始め、世界中の歌劇場で活躍し
た名歌手。いわゆる「バイロイトの第9」のソリストとしても知られているで
しょう。ここには、1950年代初頭のDG録音が集められています。すべてドイ
ツ語による歌唱。

PRCD 93467 \2080
ヨゼフ・メッテルニヒ 第3集
ドニゼッティ:「ルチア」
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」,「トラヴィアータ」,「運命の力」,
「ドン・カルロ」,「オテッロ」
ビゼー:「真珠採り」
マイヤベーア:「アフリカの女」
プッチーニ:「トスカ」
R.シュトラウス:「アラベラ」
からのアリア、場面
ヨゼフ・メッテルニヒ(Br)
ヴィルヘルム・シュヒター(指)大オペラ管弦楽団 ほか
録音:1954-1958年
第1集(PRCD 93442)、第2集(PRCD 93449)に続く、ヨゼフ・メッテルニヒ(1915-
2005)のアリア集第3集。すべて独Electrola(=EMI)録音。メッテルニヒはケル
ン生まれで、ベルリン、ウィーンなどのみならず、ロンドンやニューヨークな
どでも活躍したバリトン。いずれもドイツ語による歌唱。

PRCD 93464 \2080
マルセル・コルデス アリア集
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」
ヴェルディ:「アロルド」,「リゴレット」,「トラヴィアータ」
ワーグナー:「タンホイザー」
オッフェンバック:「ホフマン物語」
レオンカヴァッロ:「道化師」
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」
からのアリア、場面
マルセル・コルデス(Br)
ヴィルヘルム・シュヒター(指)大オペラ管弦楽団 ほか
録音:1956-1958年
マルセル・コルデス(1920-1992)は、本名はクルト・シューマッハーといい、
ドイツ西部カイザースラウテルン地方出身のれっきとしたドイツ人。バイエ
ルン国立歌劇場を拠点に幅広く活躍したバリトンです。このCDには1956年か
ら1958年に独Electrola(=EMI)に録音したもの。




<2L>
2L 068SABD(SACD+Blu-rayDisc) \3650
トロンハイム・ソロイスツ in folk style -民謡の調子で-
グリーグ:組曲「ホルベアの時代から」作品40、
2つのノルウェーの旋律 作品63、民謡の調子で、牛寄せの歌と農夫の踊り
エミリア・アムペル/ヨハンネス・レオナルド・ルステン編:
ニッケルハルパと弦楽オーケストラのための民謡組曲「短縮」
【カプテーン・カプシュール、オーレポルスカ、バルカンポルスカ、おばあ
ちゃんへ、バムボダンス】
イェルムン・ラーシェン:
フィドルと弦楽オーケストラのための民謡組曲「卒業証書」
【トラッド、アーベルヴァール、クラムビュポルカ】
エミリア・アムペル(ニッケルハルパ) イェルムン・ラーシェン(フィドル) 
トロンハイム・ソロイスツ
ゲイル・インゲ・ロツベルグ(Vn、コンサートマスター) 
オイヴィン・ギムセ(Vc、音楽監督)
録音:2009年9月12-15日 セルビュ教会(セルビュ、ノルウェー)
制作・録音:モッテン・リンドベルグ
トロンハイム・ソロイスツは、1988年、トロンハイム音楽院で弦楽器を学ぶ学
生たちにコンサート経験の場を与えるためビャルネ・フィスクムが創設したア
ンサンブル。現在は世界各国で経験を重ねノルウェーを代表する室内オーケス
トラのひとつに挙げられるまでになりました。ノルウェーのスペルマン賞の最
優秀クラシカルCDを受賞した、マリアンネ・トゥーシェンがソロを弾くモー
ツァルトのヴァイオリン協奏曲集(2L38SACD)と、2009年アメリカ・グラミー賞
の最優秀小アンサンブル演奏部門にノミネートされた、世界初の Blu-rayオー
ディオディスク「ディヴェルティメンティ」(2L50SABD)につづく2Lレーベル
第3作は「in folk style-民謡の調子で-」。ヨーロッパの伝統とノルウェー
の響きを融合させた「ホルベアの時代から」と、グリーグが愛したノルウェー
の音のパレット「2つのノルウェーの旋律」。創設以来レパートリーとしてき
た2曲に、フォークミュージシャンふたりの作品を加えたプログラムは、「会
うたびに友情の深まる」という彼らが長年温めてきた企画です。
スウェーデンの民俗楽器、ノルウェーでも演奏されたニッケルハルパと弦楽オ
ーケストラのための「短縮」は、スウェーデンのニッケルハルパ奏者エミリア
・アムペル(1981-)が作曲し、トロンハイム交響楽団のコンサートマスターを
務めるヨハンネス・レオナルド・ルステン(1984-)が、自身も参加するトロン
ハイム・ソロイスツのために編曲した5曲からなる民謡組曲です。「卒業証書」
はフィドル奏者イェルムン・ラーシェン(1981-)の作品。「トラッド」、トロ
ンハイムに近い半島の名をとった「アーベルヴァール」、ソロイスツのメンバ
ーが行きつけのパブにちなむ「クラムビュポルカ」の3曲の組曲から成ります。
トロンハイム・ソロイスツの心のよりどころでもある音楽の愉しみ、音楽の情
熱、“民謡の調子”に欠かせない要素、野性の自然と北欧の光を表現したアル
バムです。
アルバムの録音セッションは、トロンハイムに近いセルビュにある12世紀に建
てられた教会で行われました。音楽監督オイヴィン・ギムセ(1968-)が信頼を置
くモッテン・リンドベルグが制作とエンジニアリングを担当、コンサートマス
ターのゲイル・インゲ・ロツベルグ(1969-)とオイヴィン・ギムセも編集作業
に参加しました。音楽の生まれる現場にいる感覚にしてくれる名録音です。

●Pure Audio Blu-ray 《mShuttle》
このPure Audio Blu-rayは、mShuttle機能を備えています。
mShuttleは、リスナーがBDプレーヤーの近くにいなくても、簡単に音楽を楽し
むことができるのシステムです。リスナーがどこにいようとも、mShuttleは自
宅のオーディオシステムでスタジオ品質FLACを聴くこともできるし、車や台所
ではCD品質、またはMP3で楽しむこともできる、自由自在のテクノロジーです。
【方法】
1. BDプレーヤーがコンピュータネットワークに接続していることを確認して
ください。
2. Pure AudioブルーレイディスクをBDプレーヤーに挿入。ディスクを読み取
ったのを確認してmShuttleのスイッチをオンにする。
3. PCのインターネットブラウザーを開けて、BDプレーヤーのIPアドレスを入
力。このアドレスをあなたのBDプレーヤーのセットアップメニューから探して
ください。
4. オーディオファイルとブックレットを選択して、BDをPCへダウンロードし
てください。




<TAHRA>
TAH 708 2枚組 \4600
J.S.バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV232
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
北ドイツ放送響
マルゴット・ギヨーム(Sp) ゲルトルート・ピッツィンガー(At)
 ワルター・ガイスラー(Tn) ヨーゼフ・グラインドル(Bs)
録音:1950年3月19-20日、ハンブルク ムジークハレ
今は昔、1950年代の亜米利加合衆国にROYALEなるレコード会社ありけり。ここ
は主にヨーロッパで放送された演奏に適当な名前を付けてLP化し販売していた
という「パイレーツ・オヴ・クラシカル・ミュージック-呪われた演奏家たち」
といったレーベルでした。この演奏もヨーゼフ・バルツァー指揮、ベルリン交
響楽団、エルナ・シュトルツァー(Sp)エルナ・マリア・レーマー(At)フリッツ
・フォーゲル(Tn)エルンスト・ヴァーグナー(Bs)といったいかにもそれらしい
名前で発売されていたものですが、今回初めて正しいクレジットで、それも
シュミット=イッセルシュテットのバッハという貴重な録音が日の目をみたの
は実に喜ばしいことと申せましょう。
テンポは遅めでじっくりがっちり音楽は進んでいきます。60年前の録音です
が、この実に人間的で大柄なバッハを楽しむのになんの不足もありません。




<WAON RECORDS>
※DVD-ROM を読み込み可能なディスクドライブを接続したパソコンと、適切な
ソフトウェア、オーディオ・インターフェース機器をご用意いただく必要があ
ります。通常のCD,SACD,DVDプレーヤーでは再生できません。

WAONXA 002 \3050
「ハイレゾリューション・オーディオ・データ・サンプラーRev.B」
(1)
WAONCD-041「オランダバロックの愉悦」より
ピエトロ・アントニオ・ロカッテリ:ソナタ ト長調 作品2の4 (全曲)
176.4kHz, 24bit WAVE および ダウンサンプリング版 88.2kHz, 24bit WAVE
(2)
WAONCD-080「バルサンティ:リコーダーソナタ」より
フランチェスコ・バルサンティ:ソナタ第4番 ハ短調 (全曲)
96kHz, 24bit WAVE
(3) 
WAONCD-090「うつろな瞳」より
トーマス・トレット:トレット氏によるグラウンド
96kHz, 24bit WAVE
(4)
WAONCD-110「バロックな対話」より
ヘンリー・ロウズ:キスの対話
96kHz, 24bit WAVE
(5)
WAONCD-120「ベートーヴェン 61鍵の時代」より
リートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:
ヴァイオリンソナタ第5番 ヘ長調 作品24「春」 第1楽章
96kHz, 24bit WAVE
(6)
WAONCD-150「お気に召すまま」より
ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ:カプリッチォ ニ短調
192kHz, 24bit WAVE および ダウンサンプリング版 96kHz, 24bit WAVE
優秀な録音で評価の高いワオンレコードから、ハイレゾ・オーディオサンプラ
ーの登場です。CDのオリジナルマスターデータをそのままDVD-R に収録したも
ので、CD フォーマットを遥に凌駕する192kHz, 24bit、176.4kHz, 24bitおよ
び、96kHz, 24bit WAVE のハイレゾリューション。曲目も楽器も多様なため、
オーディオを心行くまで楽しめる内容となっています。PC-AUDIO でお楽しみ
下さい。
※このディスクはコンピュータ・ベースのシステム上で再生するもので、通常
のCD,SACD,DVD プレイヤーでは再生できません。再生するには、適切なソフ
トウエアとオーディオインターフェース機器を搭載したコンピュータをご用意
いただく必要があります。




<Fra Prod>
新レーベル、fra Prodをご紹介いたします。
fraとはフランソワ・ルシヨン&アソシエ Francois Roussillon et Associes
の略で、フランスの映像監督フランソワ・ルシヨンが立ち上げた団体の映像出
版部門です。今後、様々なオペラのDVD、Bly-Rayの発売が予定されています。
第1弾は、ウィリアム・クリスティトレザール・フロリサンの「ディドーとエ
ネアス」です。

FRA 501(Blu-ray) \4450
FRA 001(DVD-Video) \3650
字幕:英仏独伊西
パーセル:「ディドーとエネアス」
マレーナ・エルンマン(Ms ディド)
クリストファー・モルトマン(Br エネアス)
ユディット・ヴァン・ワンロイ(S ベリンダ)
ヒラリー・サマーズ(A 魔法使いの女)
セリーヌ・リッチ(S 第1の魔女)
アナ・クインタンス(S 第2の魔女)
マルク・モイヨン(Br 精霊)
ダミアン・ホワイトリー(Bs 水夫)
フィオナ・ショー(プロローグ)

ウィリアム・クリスティ(指)
レザール・フロリサン
演出:デボラ・ウォーナー
収録:2008年12月,オペラコミーク
バロック音楽界の巨匠クリスティが、パーセルの「ディドーとエネアス」を
上演した映像です!クリスティはパーセルをたいへん好んで取り上げており、
録音も多数。ことに「ディドーとエネアス」はHMFとERATOに二度録音、さらに
ヴィレでのライヴがDVD(PALのみ)になっていたので、実にこれが四度目の収録
です。デボラ・ウォーナー演出のプロダクションは、2006年に5月にウィーン
芸術週間で初演されてから、パリ、アムステルダムなどでも上演され、大きな
話題になったものです。記録されている最古の上演が女学校でのものだったこ
とから着想し、舞台はヴィクトリア朝時代風の英国の女学校。オペラの前にプ
ロローグが置かれており、ここでハリー・ポッター・シリーズでおなじみのア
イルランドの名女優ショーが、テッド・ヒューズ「エコーとナルシス」、
T.S.エリオット「荒地」、ウィリアム・バトラー・イエィツ「彼は天の衣を求
める」を朗読して悲劇を予告。一方、児童たちが多数舞台に参加すると、その
無邪気さからカルタゴの楽園的平和が広がり、その中で起きる悲劇が一層際立
つというもの。この設定はたいへんに効果的で、ディドーの死の場面がいっそ
う胸に迫ってきます。
ディドー役は、今ノリにノッているスウェーデンのメッゾ、エルンマン。歌よ
し演技よし容姿よしの三拍子揃った歌手で、バロックから現代ものまでたいへ
んな活躍をしています。エネアスを歌う英国のバリトン、モルトマンの男っぽ
さや、魔法使いの女を歌うウェールズの名アルト、サマーズの怪演も見物。も
ちろんクリスティの演奏は、気品のある音色を自由自在に操った極上のもの。
映像も美しく、ことにBly-RayはHDD収録ならでは。
特典に、クリスティとウォーナーがパーセルについて語る映像が23分収録され
ています。




<IDIS>
IDIS 6595 \1650
MONO
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op.15
ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58
ルドルフ・ゼルキン(p)
フランコ・カラッチョーロ(指)
RAIナポリ・アレッサンドロ・スカルラッティ管弦楽団(第1番)
フェルッチョ・スカーリャ(指)
RAIローマ交響楽団(第4番)
録音:1958年6月,ナポリ(第1番)、1958年6月,ローマ(第4番)
20世紀を代表するベートーヴェン弾きの一人、ルドルフ・ゼルキンがイタリア
で演奏したベートーヴェンのピアノ協奏曲の録音二つ。ゼルキンは度々録音し
ていますが、イタリアのオーケストラとのライヴというのが珍しいもの。

IDIS 6594 \1650
MONO
パガニーニ:
ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調
ヴァイオリン協奏曲第5番 イ短調
フランコ・グッリ(Vn)
ニーノ・サンツォーニョ(指)
RAIナポリ・アレッサンドロ・スカルラッティ管弦楽団(第1番)
マリオ・ロッシ(指)RAIローマ交響楽団(第5番)
録音:1961年7月13日(第1番),1960年7月20日(第5番)
トリエステ出身のイタリアの名ヴァイオリニスト、グッリの弾くパガニーニの
協奏曲。第5番はヴァイオリン・ソロの楽譜しか伝わっておらず、オーケスト
ラ伴奏をフェデリーコ・モンペリオが補筆、1959年の初演でヴァイオリンを弾
いたのがグッリでした。



<ALTUS>
ALT 187 \2450
日本語解説書付
ラヴェル:組曲『クープランの墓』
フランク:交響曲 ニ短調
井上喜惟(指揮) ジャパン・シンフォニア
植村理葉(第2代コンサート・ミストレス)
録音:2009年4月29日、晴海トリトンスクエア第一生命ホール 大ホール
(ライヴ)
欧州仕込みの演奏で魅了する井上喜惟率いるジャパン・シンフォニア、ライヴ
シリーズの第4弾は2009年4月に行われた、ジャパン・シンフォニア第12回定期
演奏会よりラヴェルの『クープランの墓』とフランクの交響曲です。井上喜惟
は1992年、チェコ国立ブルノ・フィル定期演奏会で正式デビュー。多岐に及ぶ
幅広いレパートリーが魅力です。なかでもALTUSレーベルより発売されたアル
メニア・フィルとの3枚のアルバムは「新たな名演盤の登場」と高く評価され
ております。




<PUREMUSIC>
5414706 10312(SACD-Hybrid) \2650
ボーナスDVD(PAL方式)付
La Belle Epoque
ダリウス・ミヨー:スカラムーシュop.165b(2台4手)
ラヴェル:ダフニスとクロエ(2台4手)
フォーレ:ドリー組曲(4手連弾)
ドビュッシー(ラヴェル編):夜想曲「雲」、「祭」(ラヴェルによる2台4手版)
ラヴェル:ラ・ヴァルス(2台4手)
デュオ・レヒナー・ティエンポ
(カリン・レヒナー&セルジオ・ティエンポ)
録音:2008年11月
アルゲリッチに認められ、ルガーノ・フェスティヴァルにも出演経験のある
ティエンポ姉弟による連弾&2台ピアノ作品集。90年代には姉弟で来日もして
おり、また、セルジオ・ティエンポは、チェロのマイスキーの信頼も厚く、
伴奏者をたびたび務めるなど活躍しています。ベル・エポックと題されたこ
のアルバム、フランスの2台ピアノと連弾作品の名曲ばかりを集めた魅力ある
プログラム。技巧的にもつりあいがとれ、音色の相性も抜群の姉弟によるデュ
オで聴くミヨーは絶品です。

5414706 10282 \2650
『イディッシュ・ママ』
小さなイディッシュのメロディー/Romania/ひなぎくの花/イディッシュ/
タバコ/石から生まれた/私は負け犬/私の愛しい子/ドント・クライ・ママ
/何ができる?だってアメリカよ!他(全20トラック)
ロビー・ラカトシュ(ヴァイオリン)、
ラースロー・ボーニー(第2ヴァイオリン)、ミリアム・フックス(歌)、
アルド・ガラント(アコーディオン)他
録音:1987-1998年
ハンガリーの伝説的なジプシー・ヴァイオリニストの家系に生まれ、ブダペス
トのベーラ・バルトーク音楽院でクラシック音楽も学び、弱冠19歳にして首席
で卒業、数々の巨匠たちとの共演を果たし、その腕前をメニューインも絶賛し
たという鬼才、ロビー・ラカトシュ。彼が参加した新譜は、イディッシュ(ユ
ダヤ)民謡のスペシャリスト歌手、ミリアム・フックスのアルバム。フックス
の力強く、どこか懐かしさを感じさせる歌声は、どことなくエディット・ピア
フを思わせるような、聴く者を金縛りにかけるようなマジックに満ちています。
彼女の歌声に、ラカトシュのヴァイオリンのすすり泣き節が炸裂して絡み、さ
らにアンサンブルのアコーディオンの音色なども加わり、郷愁味たっぷり、魅
力たっぷりの1枚となっています。(本製品は通常CDです。)




<audite>
=ドイチュラントラジオ・クルトゥーア=
AU 23420 2枚組 \2280
ステレオ
[CD1]
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第15番ニ長調Op.28「田園」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調Op.31-3
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53「ワルトシュタイン」
[CD2]
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109
ヴィルヘルム・バックハウス(P;ベヒシュタインE)
録音:1969年4月18日ベルリン・フィルハーモニー(ライヴ・ステレオ)
auditeの看板であるドイチュラントラジオ・クルトゥーア・シリーズに超弩級
のタイトルが登場します。獅子王バックハウス(1884-1969)が世を去る3か月ほ
ど前におこなったリサイタルは、極め付きのオール・ベートーヴェン・プログ
ラム、しかも完全初出のステレオ音源という最高の内容です。
2010年にauditeの社主でプロデューサー&エンジニア、ルトガー・ベッケンホ
ーフ氏が万全の音づくりで最新リマスタリングを施しています。




<HUNGAROTON>
HCD 32639/40 2枚組 \4160
アッティラ・ボザイ(1939-1999):オペラ「チョンゴルと悪魔」Op.31(全3幕)
[ミハーイ・ヴェレシュマルティの詩劇にもとづくアッティラ・ボザイ編纂に
よる台本]
アンドラーシュ・モルナール(T チョンゴル) 
エテルカ・チャヴレク(S 悪魔)
エヴァ・ヤブロンカイ(A 魔女) 
イシュトヴァーン・ガーティ(Br 農夫バルガ)
マグダ・カルマール(S バルガの妻イルマ)
マルギット・ルカーチ(シュプレッヒシュティンメ)ほか
アンドラーシュ・ミハーイ(指)
ハンガリー国立歌劇場管弦楽団&合唱団
録音:1985年1月29日ハンガリー国立歌劇場のプロダクション
(ハンガリー放送によるライヴ収録・ステレオ)
*ハンガリー語歌唱
ミハーイ・ヴェレシュマルティ(1800-1855)が1830年に書いた詩劇、「チョン
ゴルと悪魔(1830)」は、ハンガリー・ロマンティシズムの至宝であり、ハンガ
リー劇文学の土台のひとつ。シェークスピアによる民間伝承やモーツァルトの
魔笛からヨーロッパのロマンティシズムにまで及ぶ膨大な文化遺産を包括する
もので、もともとは、アルベルト・ゲルゲイ作の16世紀後半の“ロマンス”、
アーギウスという名の王子とある妖精の乙女の物語にもとづくものです。
いっぽうで、「チョンゴルと悪魔」は例外的にオリジナリティある作品で、そ
の魅力に憑かれた同じくハンガリーのレオー・ヴェイネルもまたおなじ原作に
もとづき同名のオペラを書いています。
アッティラ・ボザイによる「チョンゴルと悪魔」は、代表的な戯曲にもとづく
オペラを手掛けた、ほとんどの20世紀の作曲家たちがそうしたように、ヴェレ
シュマルティの作品をしっかり遵守したもので、十二音技法とクラスターを駆
使した音楽は、冷え冷えとした抒情に彩られた独自の世界観を構築することに
成功しています。

HCD 32660 \2080
「ゲーザ・フリド(1904-1989):室内楽曲集」
ポディウム-ヴァイオリンとピアノのための組曲Op.3
12の音楽的戯画-ピアノのためのOp.8
5つの小品からなるソナタ-チェロとピアノのためのOp.9
三重奏曲-ピアノ、ヴァイオリンとチェロのためのOp.27
マルティン・チバ(P) ビルテ・ブロム(Vn) ディッタ・ローマン(Vc)
録音:2009年6月12-14日、7月24-27日ドイツ、フェルベルト=ランゲンベルク、
クライアーシーペン音楽工房
アルバムの副題“ブダペスト-アムステルダム”が示すように、ハンガリー生
まれのオランダの作曲家ゲーザ・フリド(1904-1989)の室内楽を収めたアルバ
ムです。フリドはリスト音楽院でバルトークにピアノを、作曲をコダーイに学
んだのち、1929年にアムステルダムに移り、1948年にオランダ国籍を取得して
います。ピアニストとしてフリドはまた、バルトークとのピアノ・デュオや、
ヴァイオリニスト、ゾルターン・セーケイのパートナーとしても有名です。
フリドがまだブダペスト在住の頃、1928年の作である組曲ポディウムは、ハン
ガリーの名ヴァイオリニスト、アンドレ・ジェルトレルに献呈された作品。
1930年の音楽的戯画と1931年のソナタは、ともにフランス滞在中の作品で、音
楽的戯画はリリー・クラウスに献呈されています。
そして、1948年にオランダの市民権を得たフリドが、その前年1947年に書いた
三重奏曲は、大戦後のアムステルダムで作曲家としてあらたなスタートを切る
べく書き上げた意欲作。フィナーレのダイナミックなロンドが、いくども繰り
返される8分音符とメロディアスな主題が特徴的で、耳に残ります。


HCD 32630 \2080
「HARPCHIPELAGO-ハープのための現代ハンガリー作品集」
ジュラ・ピンテール:Night Piece(2009)
ジェルジ・クルターグ:「遊戯」より(1973-2003)
ペーテル・ゾムボラ:Institutio No.1(2007)
ジェルジ・コーシャ:ミニアチュールズ(1978)
ガーボル・コーシャ:ハイク・カレンダー(2003)
マーテー・ホッローシュ:Arpercussonata(2009)
カタリン・ポーチュ:Maracanga-マリンバとハープのためのOp.86(2000)
ミクローシュ・シュガール:E-GAL(2009)
エルジェーベト・ガール(Hp) 
ガーボル・コーシャ(マリンバ、ヴィブラフォン、パーカッション)
ジュラ・ピンテール、イシュトヴァーン・ホルヴァート(エレクトロニクス)
録音:2009年8月3-6日フンガロトン・スタジオ
ハープの可能性を追求したアルバムは、オリジナルが1973年に作曲したピアノ
曲集であるクルターグ作品をはじめ、イロナ・センナイの詠んだ俳句にインス
パイアされたコーシャの曲など、当代一級のアンソロジーに仕上がっていま
す。アルバムのタイトルは、ハープと群島(Archipelago)とを掛け合わせた造語。




<ORFEO D'OR>
ORFEOR 787102 2枚組 \4160
ニコライ:「ウインザーの陽気な女房たち」
マックス・プレープストル(Bs サー・ジョン・ファルスタッフ)
カール・シュミット=ヴァルター(Br フルート氏)
キース・エンゲン(Bs ライヒ氏)
リヒャルト・ホルム(T フェントン)
パウル・クーエン(T シュペールリヒ)
ルドルフ・ヴュンツァー(Br 医師カイウス)
アンネリース・クッパー(S フルート夫人)
リリアン・ベンニングゼン(Ms ライヒ夫人)
リゼロッテ・フェルザー(S アンナ・ライヒ)
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)
バイエルン国立管弦楽団,バイエルン国立歌劇場合唱団
録音:1957年12月14日、ミュンヘン
クナッパーツブッシュ、待望の新発掘録音が登場です!1957年暮れにバイエル
ン国立歌劇場(プリンツレゲント劇場)で上演されたニコライの「ウインザーの
陽気な女房たち」のライヴ録音、ハインツ・アルノルトによる新演出の初日で、
完全な初出音源です。ワーグナーで高名なクナですが、「ウインザーの陽気な
女房たち」にはとりわけ愛着があったようで、亡くなる1964年まで度々指揮し
ています。気宇壮大なワーグナーのオペラとはまた異なった、カペルマイスタ
ーとしてクナの魅力を楽しめます。
歌手は基本的に皆バイエルン国立歌劇場のメンバーで、とりわけ国際的なスタ
ーはいないものの、皆たいへんに実力のある人たち。ミュンヘンでありとあら
ゆるバス役を引き受けたプレープストル、戦前からのスター・バリトンのシュ
ミット=ヴァルター、米国のバスで2年前にバイエルン国立歌劇場のメンバー
になったばかりのエンゲンと、強力な男声低音陣。テノールには、モーツァル
ト・テノールとして活躍したホルムと、強烈な個性で知られるクーエンと対照
的。一番のスターは、1930年代末からプリマドンナとして活躍しているクッパ
ーでしょう。ベンニングゼンはウィーン生まれで、長いことミュンヘンで活躍
した人。




<WAON RECORDS>
WAONCD 170 \2080
96kHz 24bit Recording
J.S.バッハ(1685-1750)-『バッハとイタリア』
前奏曲とフーガ ト長調 BWV 541
イタリア風のアリアと変奏 イ短調 BWV 989
オルガン協奏曲 ト長調 BWV 592
トリオ・ソナタ ハ短調 BWV 526
協奏曲 ヘ長調 BWV 978
フーガ BWV 579
トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV 564
吉田愛(オルガン)
録音:2009年4月18,19日サン・ジュゼッペ教会(イタリア、ボルツァーノ市)
【アンドレア・ゼーニ制作(2006年)a’=440Hz】
生涯ドイツを離れることのなかったバッハですが、海外からドイツを訪れる芸
術家との交流や、ヨーロッパ各地で出版、写譜された楽譜を手に入れることに
より、同時代の様々な国の作品を研究し、自ら音楽に積極的に取り入れ発展さ
せていきました。とりわけバッハが強く感化されたのはイタリアの音楽でした。
そのイタリアらしい明るい音楽をバッハは絶妙に作曲・編曲されております。
このCDには、バッハがヴァイマール時代に作曲した数多くの鍵盤作品を中心に
イタリアに繋がる曲を収録されております。
バッハは様々な作曲家の曲の編曲を残しておりますが、ただ編曲するのではな
く、基の素材を上手く調整し直し、新たな作品を生み出しました。例えば、前
奏曲とフーガ ト長調のフーガはヴィヴァルディ作曲「調和の霊感」作品3-11
/IIIの主題をもとに作曲され、またヨハン・エルンスト公子(1696-1715)作曲
の合奏協奏曲をオルガン編曲した協奏曲 ト長調では原曲での合奏とソロの部
分の対比を、オルガンの2段の鍵盤を使い分けることで模倣しております。
吉田愛 プロフィール
東京都出身。武蔵野音楽大学器楽科オルガン専攻卒業。新人演奏会後、渡独。
2001年ドイツ・リュ―ベック音楽大学を卒業、及び同大学院を最優秀で修了。
ディプロマ(学位)及びドイツ国家演奏家資格取得。オルガンを藤枝照久、M.
ハーゼルベック、L. ギエルミに、即興演奏をJ. エッスルに、チェンバロと
通奏低音をH. J. シュノアに師事。在独中、ラッツェブルク大聖堂をはじめ、
北ドイツの国教会でアシスタントオルガニストを務めた。1996年、オランダ・
マーストリヒト国際オルガンコンクール第2位。




<Dynamic>
DYNDVD 33645(DVD-Video) \3780
字幕:伊英独仏西
ヘンデル:「アチ、ガラテアとポリフェーモ」
サラ・ミンガルド(Ms ガラテア)
ルース・ロジク(S アチ)
アントーニオ・アベーテ(Bs ポリフェーモ)
アントーニオ・フローリオ(指)
カッペッラ・デッラ・ピエタ・デ・トゥルキーニ
演出:ダヴィデ・リヴェルモーレ
収録:2009年6月16-19日,トリノ、カリニャーノ劇場
「アチ、ガラテアとポリフェーモ」は、若かいヘンデルがイタリアに滞在して
いた1708年にナポリで初演された作品。結婚祝賀用の作品で、劇的カンタータ
とも、セレナータとも分類されます。実質は室内オペラで、演奏会上演も舞台
上演もどちらも可能です。
今最も注目されているオペラ演出家の一人リヴェルモーレが、たいへん興味深
い舞台作りをしています。時代を初演の頃の18世紀に設定。また三人の役それ
ぞれに歌手と役者(マイム)を当て、感情を複層的に描いています。リヴェルモ
ーレは、メッゾのガラテアを妙齢の夫人、ソプラノのアチを年若い青年、ポリ
フェーモを富裕な中年男性とすることで、男性優位の時代に年下の青年と恋に
落ちている女性の切ない思いを鋭く描くことに成功しています。ガラテアに
は、古楽メッゾとして大人気のミンガルド、アチには近年台頭著しいバルセロ
ナ出身のソプラノ、ロジク、ポリフェーモにはベテラン古楽バスのアベーテ
と、素晴らしいキャスティングが実現。演奏に当たるのは、かつてOPUS111で
のナポリのバロック音楽シリーズで名を馳せたフローリオ率いるカッペッラ・
デッラ・ピエタ・デ・トゥルキーニ。ナポリで初演されたこの作品にはまさに
うってつけ。若き日のヘンデルの傑作を優れた映像で楽しみましょう!
YouTubeでサンプルを御覧いただけます。
http://www.youtube.com/user/DynamicOperaClassic#p/u/0/GSSnrnXFY4E

CDS 652 3枚組 \3780
ドニゼッティ:「シャモニーのリンダ」
マジェラ・クラー(S リンダ)
ロベルト・イウリアーノ(T カルロ、シルヴァル子爵)
キアッリ・キアーラ(Ms ピエロット)
ジュゼッペ・アルトマーレ(Br アントーニオ)
アレッサンドラ・フラテッリ(Ms マッダレーナ)
ほか
ヴィート・クレメンテ(指)
ベルガモ・ガエターノ・ドニゼッティ音楽祭管弦楽団,合唱団
録音:2009年9月11-13日,ベルガモ
リサイタルやアリア集で頻繁に歌われる人気アリア「この心の光」で有名なド
ニゼッティの「シャモニーのリンダ」。近年人気が上昇し、全曲上演も少なく
ありません。この録音は、2009年9月、ドニゼッティの生地ベルガモでの新製
作上演のライヴ。ヒロインのリンダは、アイルランド出身のプリマドンナ、
マジェラ・クラー(名前の発音、彼女を知る英国人スタッフに確認しました)。
現在英国でドニゼッティ、ベッリーニのソプラノとしてたいへんに人気の高い
人。イウリアーノは2010年1月のドニゼッティ劇場来日公演の「愛の妙薬」で
ネモリーノを歌っていた若手テノール。アルトマーレは同じ公演の「トラヴィ
アータ」でデヴィーア相手にジェルモンを堂々と歌っていた中堅バリトン。こ
の録音のもう一つの特色が、ピエロットが奏でる楽器。弦楽器やハーディガー
ディが用いられることが一般的ですが、今回はイングリッシュ・コンサーティ
ーナというバンドネオンのような楽器を使用。これがドニゼッティの本来の意
図だそうです。ガブリエーレ・ドット校訂のクリティカル・エディションを使
用。お値段も3CD2枚価格でお得!

CDS 656 3枚組 \2850
モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り,ミサ曲「その時に」
ロベルト・ジーニ(指)
アンサンブル・コンチェルト,アンサンブル・ラ・ピファレスカ,
コンチェルト・パラティーノ,d.s.g.合唱団
録音:2006年8月,カターニャ、2007年10月,マントヴァ、
2009年10月,ボローニャ
モンテヴェルディの代表作の一つ「聖母マリアの夕べの祈り」が出版されたの
が1610年、今年はそれから400年にあたります。今回登場する新録音は、モン
テヴェルディのスペシャリストとして知られるロベルト・ジーニが指揮したも
の。ジーニは「倫理的、宗教的森」の初の全曲録音を果たすなど、モンテヴェ
ルディ復興に大きな貢献を果たした人物です。ここでもモンテヴェルディを知
り尽くした充実した音楽を繰り広げています。また1610年に出版された楽譜に
あるミサ曲「その時に(イン・イッロ・テンポレ)」も収録。2曲あるうち1曲に
選択されることもあるマニフィカトも2曲とも収録。そのため3CDですが、お手
頃価格でお楽しみいただけます。



<BONGIOVANNI>
AB 20017(DVD-Video) \4950
字幕:伊英
ロッシーニ:「結婚手形」
ユリア・サムソノヴァ(S ファンニ)
ダニエレ・ザンファルディーノ(T エドアルド・ミルフォルト)
ヴィート・プリアンテ(Bs トビア・ミル)
ジューリオ・マストロトターロ(Br スルック)
トマシュ・ヴィヤ(Br ノルトン)
フランチェスカ・ルッソ・エルモッリ(Ms クラリーナ)
クリストファー・フランクリン(指)
ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
演出:アンネッテ・ホルンバッハー
装置:マティアス・ミュラー
衣装:クラウディア・メビウス
収録:2006年7月14,16日,バート・ヴィルトバート
ドイツ、プフォルツハイムから森の奥へと入った小さな町、バート・ヴィルト
バートでは、毎年7月にロッシーニ音楽祭が催されています。2006年公演から、
ロッシーニ最初期の喜劇「結婚手形」が映像になりました。貿易で財を成した
トビア・ミルは、カナダの取引相手スルックと娘ファンニを結婚させようとす
るものの、彼女はエドアルドという青年と恋仲。事情を知ったスルックは、ミ
ルの書いた婚姻契約書を手形として「裏書」してエドアルドに譲渡、ファンニ
とエドアルドが結ばれる。
歌手は全員若手。ヒロインのファンニを歌うサムソノヴァはリトアニア出身。
まだ20代ですが、ここ数年ヴィオレッタやミミを歌って高評価の逸材。エドア
ルドを歌うザンファルディーノは、ペーザロのロッシーニ音楽祭にも出演した
期待の若手テノール。2009年5月に行った来日リサイタルも好評でした。ミル
のプリアンテは、2002年にデビューしたばかりの若いバス。特にバロックオペ
ラで活躍しており、アラン・カーティスのヘンデルなどのバロックオペラの
録音では常連です。ホルンバッハーの演出は、舞台を現代の商社のオフィスに
したもの。若い歌手たちに似合った舞台です。

GB 5163 \2180
ホフマイスター:二つのフルートとチェロのための三重奏曲集
三重奏曲第1番 ニ長調
三重奏曲第2番 ト長調
三重奏曲第3番 ハ長調
三重奏曲第4番 変ホ長調
フランコ・ヴィゴリート(Fl)
アルド・フェルランティーニ(Fl)
マッテオ・パリージ(Vc)
録音:2010年2月14日,エーボリ
フランツ・アントン・ホフマイスター(1754-1812)は、南ドイツ、テュービン
ゲン近郊のロッテンブルク・アム・ネッカーに生まれた作曲家。14歳でウィー
ンに出て音楽を勉強、作曲家として活躍しただけでなく、音楽出版業も手掛
けて成功しています。モーツァルトの同世代ということで、ハイドン、モー
ツァルトらとの交流もあった人物です。作品は多数あり、録音もかなりの数
に上りますが、この二つのフルートとチェロのための三重奏曲集は初録音。
フルート二本ということで、非常に華やかな音楽です。ヴィゴリートもフェ
ルランティーニも、20年以上に渡って活躍しているベテランのフルーティスト。




<VAI>
VAIDVD 4519(DVD-Video) \3780
白黒MONO
字幕:伊英独仏西
モーツァルト:「フィガロの結婚」
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br 伯爵)
ヒルデ・ギューデン(S 伯爵夫人)
グラツィエッラ・シュッティ(S スザンナ)
ジェレイント・エヴァンズ(Br フィガロ)
イヴリン・リアー(S ケルビーノ)
ヨーン・ヴァン・ケステレン(T バジーリオ)
ペーター・ラッガー(Bs バルトロ)
パトリシア・ジョンソン(Ms マルチェッリーナ)
ほか
ロリン・マゼール(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,ウィーン国立歌劇場合唱団
演出:ルドルフ・ゼルナー
収録:1963年,ザルツブルク
VAIから貴重な映像がリリース!1963年にザルツブルク音楽祭で上演された
「フィガロの結婚」です。前年に新制作されたゼルナー演出の舞台に、ザルツ
ブルク音楽祭初登場の33歳のマゼールが起用され、切れ味鋭い音楽で鮮烈な
印象を与えました。しかも1960年代のザルツブルク音楽祭だけに、歌手は豪
華。極めつけのフィッシャー=ディースカウの伯爵、ウィーンの名花ギュー
デンの伯爵夫人、スーブレット役で絶大な人気を誇ったシュッティのスザン
ナ、ウェールズ出身でロイヤルオペラを代表するバッソ・ブッフォのエヴァ
ンズのフィガロ、ドラマティックソプラノとして活躍したリアーのケルビー
ノ、さらに知る人ぞ知るオランダの名テノール、ヴァン・ケステレンのバジ
ーリオと、レベルの高いこと。数ある「フィガロの結婚」の中でも存在意義
は非常に大きいものです!

VAIDVD 4520(DVD-Video) \3780
白黒MONO
字幕:伊英独仏西
モーツァルト:「魔笛」
ワルデマール・クメント(T タミーノ) ピラール・ローレンガー(S パミーナ)
ワルター・ベリー(Br パパゲーノ) ロバータ・ペータース(S 夜の女王)
ワルター・クレッペル(Bs ザラストロ) パウル・シェフラー(Bs 弁者)
レナート・エルコラーニ(T モノスタトス) 
マリア・ヴァン・ドンゲン(S 第1の侍女)
ツヴェトゥカ・アーリン(Ms 第2の侍女) ヴェラ・リトル(Ms 第3の侍女)
ルチア・ポップ(S 第1の少年) イヴォンヌ・ヘルヴィ(Ms 第2の少年)
ヒルデガルト・リュトガース(Ms 第3の少年)
ほか
イシュトヴァン・ケルテス(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,
ウィーン国立歌劇場合唱団
演出:オットー・シェンク
収録:1964年,ザルツブルク
1964年にザルツブルク音楽祭で上演された「魔笛」の映像です。この「魔笛」
は1963年の新制作で、俳優にして名演出家のシェンクがザルツブルク音楽祭で
初めて本格的にオペラを手掛けた舞台でした。タミーノにクメント、パパゲー
ノにベリー、ザラストロにクレッペル、弁者に66歳の大ベテラン、シェフラー
と、ウィーン国立歌劇場の名歌手を据えています。加えてパミーナにはベルリ
ンで活躍したスペインの名ソプラノ、ローレンガー、夜の女王にはメトのスタ
ーとして圧倒的な人気を誇ったコロラトゥーラ・ソプラノ、ペータースという
国際的歌手を配し、さらに第1の少年にはデビュー間もないポップの姿もあり
ます。1973年に43歳で亡くなったケルテスは、オペラの記録そのものが少ない
ので、この映像は極めて貴重です。




<DOREMI>
DHR 7778 \2080
モノラル
「ヨハンナ・マルツィ第2集」
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
オトマール・ヌッシオ(指)スイス・イタリア語放送管弦楽団
録音:1954年(ライヴ・モノラル)
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第40番変ロ長調K.454
ジャン・アントニエッティ(P)
録音:1955年11月14日ベルリン(放送用ライヴ・モノラル)
ヨハンナ・マルツィ(Vn)
これは衝撃の一枚の登場です。1960年モントリオールでのリサイタルを収めた
第1集(DHR.7753)以来のリリースとなるマルツィのアルバムは、あいにく商業
録音を残さなかったベートーヴェンの協奏曲。録音総数がわずかという事情が
人気に拍車をかけているマルツィですが、曲がベートーヴェンということで持
ち前の凛凛しく高貴なアプローチがさらに聴き映えするものと期待されます。
カップリングのモーツァルトのソナタはすでに知られる内容とはいえ、そもそ
もソナタでは同じアントネッティとの顔合わせで第32番ヘ長調K.376しか残さ
れていないため、マルツィの魅力を伝える重要な録音です。

DHR 6607 \2080
ステレオ
オッフェンバック:チェロ協奏曲 ト長調
エリック・カンゼル(指)シンシナティ交響楽団
録音:1983年9月3日(セッション)
チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲Op.33
サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調Op.33
ポール・フリーマン(指)ヴィクトリア交響楽団
録音:1984年12月15&16日
オーフラ・ハーノイ(Vc)
1965年イスラエル生まれのカナダのチェリスト、オーフラ・ハーノイ。その父
君で、愛娘にチェロの手ほどきをしたジェイコブ・ハーノイ氏が主宰する
DOREMIレーベルより、彼女による代表的録音が復活します。
これらすべてRCAでリリースされていたもののなかで、目玉はオッフェンバッ
クの協奏曲。今日、「ホフマン物語」「地獄のオルフェ(天国と地獄)」「美し
きエレーヌ」などのオペラで知られるオッフェンバックは、9歳より始めたチェ
ロの腕前で生前“チェロのパガニーニ”と謳われるほどでした。既存の曲に飽
き足らず、みずからの演奏用レパートリーとして書き上げたのがこの作品で、
ほかに人気曲「ジャクリーヌの涙」も彼の作。
当時まだ10代後半のオーフラ・ハーノイが復活蘇演ののちにレコーディングし
たことで大いに話題になりました。




<BIS>
BIS SA 1851(SACD-Hybrid) \2500
J.S.バッハ:カンタータ全集 Vol.46
(1)第102番「主よ、汝の目は信仰を顧みるにあらずや」BWV102
(2)第19番「かくて戦いおこれり」BWV19
(3)第17番「感謝の供えものを献ぐる者は」BWV17
(4)第45番「人よ、汝はさきに告げられたり」BWV45
ハナ・ブラシコヴァー(Sop)、ロビン・ブレイズ(A)、
ゲルト・テュルク(Ten)、ペーター・コーイ(Bs)、
鈴木雅明(指)
バッハ・コレギウム・ジャパン
今回は1726年ライプツィヒで作られた4篇。伸びやかなテーマに始まり、終始
晴れやかな気分に満ちた第17番「感謝の供えものを献ぐる者は」や、この上な
く美しい第102番「主よ、汝の目は信仰を顧みるにあらずや」など絶品の連続。
BCJの魔術的な演奏はもとより、チェコの若き名花ブラシコヴァーの透明な歌
唱も聴きものです。

BIS SA 1746(SACD-Hybrid) \2500
ブルックナー:
交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」
(1888年版/2004年コーストヴェット校訂版)
オスモ・ヴァンスカ(指)
ミネソタ管
ヴァンスカと手兵ミネソタ管によるブルックナーの交響曲シリーズが開始で
す。第1弾は第4番「ロマンティック」ですが、2004年に出版されたコースト
ヴェット版を用いているのが注目。一般的に「第3稿」と呼ばれる悪名高き
1888年版に基づくもので、すが、それが偏見にすぎなかったことを証明して
くれます。内藤彰指揮東京ニューシティ管弦楽団盤に次ぐ2つ目の録音となり
ます。コーストヴェットの書き下ろし欧文ブックレット解説も読みごたえ満
点。重厚さや濃厚さと無縁の21世紀的ブルックナー演奏の歴史の始まりと申
せましょう。

BIS SA 1660(SACD-Hybrid) \2500
ヴィラ=ロボス:アマゾンの森(1958)
アンナ・コロンディ(Sop)、
ジョン・ネシュリング(指)
サンパウロ国立響、同合唱団男声パート
ヴィラ=ロボスの死の前年、最後の大作となった「アマゾンの森」は声楽を
含む大編成の作品。もともとは1959年公開のオードリー・ヘップバーン、ア
ンソニー・パーキンス主演の映画「緑の館」(メル・ファーラー監督)の音楽
をヴィラ=ロボスが担当したものの興行的に失敗、それに落胆した彼が素材
を演奏会用の作品にまとめ直しました。その秘曲が待望の最新録音で登場、
それも地元サンパウロ国立響というのが最高。最晩年の作ながら熱と生命力
に満ち、ノスタルジックなメロディと情感に胸を打たれます。

BIS SA 1729(SACD-Hybrid) \2500
(1)プーランク:フルートソナタ
(2)フランク・マルタン:バラード
(3)ライネッケ:フルートソナタ「ウンディーネ(水の精)」
(4)マルティヌー:フルートソナタ
(5)メシアン:黒つぐみ
シャロン・ベザリー(Fl)、ロナルド・ブラウティハム(Pf)
フルート界の王道名作を集め、ベザリーがムラマツ特製の24kフルートでお贈
りする超豪華企画。曲芸的に難しいマルタンも、オシャレな歌に満ちたプーラ
ンクもシャロンの美点が存分に発揮されています。ピアノ・パートも難しい
曲ばかりですが、名手ブラウティハムが絶妙なサポートを披露しています。

BIS SA 1613(SACD-Hybrid) \2500
ベートーヴェン:ピアノソナタ全集 Vol.8
(1)第28番イ長調 Op.101
(2)第30番ホ長調 Op.109
(3)第31番変イ長調 Op.110
(4)第32番ハ短調 Op.111
ロナルド・ブラウティハム(フォルテピアノ)
ブラウティハムのベートーヴェン・ソナタ・シリーズの最終巻。単なるフォ
ルテピアノ演奏のベートーヴェンのソナタとは一線を画する充実ぶりで、最
後の3つのソナタなど、物々しさや押しつけがましさ皆無で、これまで聴いた
ことのないような不思議な感動を覚えます。

BIS 1677 \2450
エイノ・タンベルク:
(1)バレエ組曲「尼僧ヨアンナ」Op.37a(イヴァシキェヴィチ原作)
(2)交響的舞曲 Op.6
(3)コンチェルト・グロッソ Op.5
ネーメ・ヤルヴィ(指)
ハーグ・レジデンティ管
ソ連時代のエストニアを代表する作曲家エイノ・タンベルク(1930-)作品を、
同郷のヤルヴィ(父)が振ったファン狂喜の1枚。出世作「コンチェルト・グロ
ッソ」、エストニアの民族色濃厚な「交響的舞曲」も個性的ですが、カヴァ
レロヴィチ監督のポーランド映画で知られる「尼僧ヨアンナ」のバレエ組曲
が入っているのも注目。

BIS 1602 \2450
ユーハン・ヘルミク・ルーマン:ドロットニングホルムの音楽(全24曲)
アンドルー・マンゼ(指)
ヘルシンボリ響
何とアンドルー・マンゼがBISに登場! それも「スウェーデン音楽の父」と
称されるユーハン・ヘルミク・ルーマン(1694-1758)の代表作「ドロットニン
グホルムの音楽」なので興味津々。1744年、スウェーデン国王とプロイセン
王女の婚礼を祝って作られた管弦楽曲で、全部で24曲から成ります。華やかか
つ貴族的な音楽はマンゼにぴったり。さらに彼ならではの引締ったサウンド
で、ますます曲の良さを再認させてくれます。




<KII>
KKC 9009(DVD-Video) \4000
字幕:日仏英独露西
[Bel Air]
輸入盤・日本語解説書付
私がいなきゃ始まらない-マエストロ・ゲルギエフ
マリインスキー・オペラ、ロンドン交響楽団、メトロポリタン・オペラ、
イェヒム・ブロンフマン、アンナ・ネトレプコ、ウリヤナ・ロパートキナ、
ドミートリー・フヴィストロフスキー他出演
今日世界で最もカリスマ性のある音楽家ワレリー・ゲルギエフ。彼の仕事や
生活を追いながら、その考えや芸術観を知ってゆく好企画。ロンドン交響楽
団との「春の祭典」、マリインスキー劇場管とブロンフマンとのラフマニノ
フの「ピアノ協奏曲第3番」のリハは興味津々。また家族との良きパパぶりや、
故郷ウラジカフカスを訪れてのリラックスした表情など、コワモテのイメー
ジのあるゲルギエフの意外な一面を垣間見せてくれます。
演奏としてはリムスキー=コルサコフの序曲「ロシアの復活祭」とチャイコ
フスキーの交響曲第5番の第2楽章がカットなして聴けます。またおまけとし
てゲルギエフが芸術や指揮、さらにチェチェン問題にからむ政治やホール運
営や企画などについて熱く語るのも貴重。嬉しいことに全篇日本語字幕付。
極上のドキュメンタリー番組を観た充実感を味わえます。

KKC 5087(SACD-Hybrid) \3000
[Mariinsky]
輸入盤・日本語解説書付
ラフマニノフ:
(1)ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30
(2)パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
デニス・マツーエフ(Pf)、
ワレリー・ゲルギエフ(指)
マリインスキー劇場管弦楽団
[録音:2009年2月 マリインスキー劇場コンサートホール(セッション録音)]
1998年に行われた第11回チャイコフスキー国際コンクール、ピアノ部門で優勝
したデニス・マツーエフ。ゲルギエフの超お気に入りで、その強い希望もあっ
て録音されたラフマニノフの協奏曲集がマリインスキー・レーベルから登場し
ます。第3番は雄大なテンポによる演奏で、ゲルギエフの伴奏ともに近年稀に
見る大きな音楽に圧倒されます。もちろんマツーエフの技巧は全く危なげな所
がなく、ギレリスを思わす鋼鉄のタッチとクリアな音色で曲を征服。独奏、
指揮、オーケストラと三拍子揃った滅多にないラフ3の豪華新録音と申せま
しょう。パガニーニの主題による狂詩曲も、有名な第18変奏でのゲルギエフ
ならではの華麗な世界に注目です。

KKC 5086(SACD-Hybrid) \3000
[LSO]
輸入盤・日本語解説書付
マーラー:交響曲第8番変ホ長調「千人の交響曲」
ヴィクトリヤ・ヤーストレボワ(SopI 罪深き女)、
アイリッシュ・タイナン(SopII 贖罪の女)、
リュドミラ・ドゥディーノワ(SopIII 栄光の聖母)、
リリ・パーシキヴィ(MsI サマリアの女)、
ズラータ・ブルィチェワ(MsII エジプトのマリア)、
セルゲイ・セミシクール(Ten マリア崇拝の博士)、
アレクセイ・マルコフ(Br 法悦の神父)、
エフゲニー・ニキーチン(Bs 瞑想の神父)、
エルサム・カレッジ合唱団、
ワシントン・コーラル・アーツ・ソサエティ、ロンドン交響合唱団、
ワレリー・ゲルギエフ(指)
ロンドン交響楽団
[2008年7月9、10日ロンドン、セント・ポール大聖堂(ライヴ)]
「シティ・オブ・ロンドン・フェスティヴァル2008」のメイン・イベントとし
て上演され、熱狂的興奮に包まれた伝説の公演が登場です。ソリストはマリイ
ンスキー劇場のメンバーを含め、8人のうち7人をロシア勢で固め、合唱も世界
中から選りすぐった、まさに万全の態勢で臨んだゲルギエフの強い意気込みが
伝わる、恐ろしいまでの名演です。




<Reference Recordings>
RR 120SACD(SACD-Hybrid) \2380
ブリテン:
「青少年のための管弦楽入門」、「シンフォニア・ダ・レクイエム」、
「ピーター・グライムズ」より「4つの海の間奏曲とパッサカリア」
マイケル・スターン(指)
カンザスシティ交響楽団
録音:2009年6月5-6日インディペンデンス(ミズーリ州)
エンジニア:キース・ジョンソン プロデューサー:デヴィッド・フロス


★究極の2チャンネルサウンド『HRx』シリーズ
現在オーディオ界を賑わしているPCオーディオ。ハイサンプリングな音源を
パソコンで楽しむため、色々な再生ソフトが出現しています。
リファレンス・レコーディングスは、スペクトラルの設計者であり、HDCDの
発明者でもあるキース・ジョンソン博士が30年以上もチーフ・エンジニアを
務めている高音質レーベル。そのRRがまたまた驚異の音質体験を教えてくれ
る全く新しいフォーマットを提供してくれることとなりました。
HRxとは、パソコンとオーディオインターフェースを使用したPCオーディオや
デジタル・ストリーム(DS)機器に対応するために、176.4kHz/24bitの圧縮し
ないWAVデータを記録したDVD-Rのこと。密度の濃い音質、臨場感、楽器の音
の生々しさ、音空間をそのまま美しく再生できる驚異の音質。弦はさらにし
なやかに、金管はより煌びやかに鮮明に聴くことが出来ます。
通常のCD、SACD、DVDプレイヤーでは再生できませんが、PCオーディオをはじ
めようと思っている方、すでに再生環境をお持ちの方は是非体験して欲しい
音質です。

RR 95HRX \4750
176kHz / 24-bit
レスピーギ:
バレエ「シバの女王、ベルキス」(組曲)、 地の精の舞曲、 ローマの松
大植英次(指)
ミネソタ管弦楽団

RR 101HRX \4750
176kHz / 24-bit
オルガン・センセーション
アレクサンドル・ギルマン(1837-1911):オルガン・ソナタ第1番 ニ長調
ラインベルガー:夕べの安らぎ
ヴィエルヌ:オルガンのための交響曲第1番-終曲
リスト:BACHによる前奏曲とフーガ/「アド・ノス、アド・サルタレム・ウン
ダム」による幻想曲とフーガ
フェリックス・ヘル(Org)

RR 99HRX \4750
176kHz / 24-bit
サティ:ジムノペディ第1&3番、
ドビュッシー:夢想、
フォーレ:パヴァーヌ、
グリーグ:ソルヴェーグの歌、
マスネ:聖処女の最後の眠り、
ヴォルフ=フェラーリ:マドンナの首飾りより 間奏曲、
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲、ロメオとジュリエット、
ラヴェル:亡き王女のための、
チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ、
シベリウス:レンミンカイネン組曲よりトゥオネラの白鳥、
ドビュッシー:夢
大植英次(指)

RR 70HRX \4750
176kHz / 24-bit
ストラヴィンスキー:
バレエ「火の鳥」組曲、交響詩「ナイチンゲールの歌」、
バレエ「春の祭典」組曲
(オリジナル・アナログ・マスターより)
大植英次(指)ミネソタ管弦楽団




<MEDICI ARTS>
~EUROARTS
20 57754(Blu-ray) \4250
ラトル&ベルリン・フィルのヴァルトビューネ2009
チャイコフスキー:
「くるみ割り人形」Op.71より 「序曲」、 「クリスマス・ツリー」、
「マーチ」、 「パ・ド・ドゥ(アンコール)」
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番
ストラヴィンスキー:「春の祭典」
リンケ:「ベルリンの風」(アンコール)
サー・サイモン・ラトル(指)
ベルリンフィルハーモニー管弦楽団
イエフ・ブロンフマン(P)
収録:2009年6月21日オリンピックスタジアム(ベルリン)ライヴ
聴衆もベルリン・フィルのメンバーもリラックスした毎年恒例の野外コンサー
ト、ベルリン・フィル・ヴァルトビューネ。2009年はロシアの作曲家チャイコ
フスキー、ラフマニノフ、ストラヴィンスキーの作品。絶妙なアンサンブル、
音色の美しさで楽しませてくれる「くるみ割り人形」。ソリストにブロンフ
マンを迎えたラフマニノフのピアノ協奏曲第3番。超絶技巧、迫力、力強さ、
しなやかさを兼ね備えたブロンフマンの演奏は鳥肌もの。不安定な天候の中
スタートした後半のプラグラム「春の祭典」は、輝かしいサウンドと底知れ
ぬパワーでクライマックスに向かっていく様は圧巻です。ラトルのサプライ
ズがあるアンコール、またコンサートマスターに内定した直後の樫本大進の
姿など話題に事欠かないベルリン・フィルならではの野外コンサートの面白
さ楽しさを味わうことができる映像です。
ユーロアーツからラトル&BPOの映像は6本発売されていますが、これが初ブ
ルーレイ化となります。

~idealeaudience
30 77934(Blu-ray) \4250
字幕:伊、英、独、仏、ポーランド語
ドキュメンタリー
ピョートル・アンデルジェフスキ『アンクワイエット・トラベラー
(Unquiet Traveller)』
・プロローグーダブルステップ
・ショパン
・家族、ピアノ・スタディ
・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番
(ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン)
・モーツァルトー魔笛
・ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
(ドゥダメル&ロンドン・フィル)
・ブダペストー祖母
・シマノフスキ:子守歌
(ドロタ・アンデルシェフスカ:Vn)
・2つの傷ーモーツァルトとワルシャワ
・バッハ
・リスボン
・エンド・クレジット
監督:ブリュノ・モンサンジョン
制作:2008年
クラシック映像界の巨匠、フランスの映像作家ブリュノ・モンサンジョン監
督の新作は、気鋭のピアニスト、ピョートル・アンデルシェフスキを追った
ドキュメンタリー。モンサンジョンによるアンデルシェフスキの映像は2作目。
鬼才モンサンジョンを惹きつける孤高のピアニスト、アンデルシェフスキの
魅力あふれる音楽性の秘密を垣間見れる内容です。
ブダペストからポーランドへの列車での冬の旅。モンサンジョンが描く「レ
イルロード・ムービー」です。シマノフスキのザコパネの別荘を訪れる場面、
ブレーメン、ロンドンとパリでのリハーサル風景、コンサート映像など盛り
だくさん。アンデルシェフスキが幼少期を過ごした土地を通り、彼の内面、
苦悩、不安そして彼の音楽性の真相に迫ります。
このドキュメンタリーは第22回国際テレビ映像祭(FIPA)で金賞を獲得。モン
サンジョン氏にとっては、スヴィヤトスラフ・リヒテルの「謎(エニグマ)」、
グレン・グールドの「ヒア・アフター」に次いで3度目の受賞。
鬼才ブリュノ・モンサンジョン監督の鮮やかな映像美をブルーレイで堪能で
きます。




<Profil>
PH 10038 \2180
ボリス・チャイコフスキー:
(1)交響曲第2番【1967年10月17日、世界初演時の録音】
(2)5つの小品(前奏曲/おとぎ話/追憶/マズルカ/物語)(1938)
(3)練習曲(1935)
(4)練習曲(1972)
(5)前奏曲(1945)
(6)4つの前奏曲(1936)【1985/6年録音】
ボリス・チャイコフスキー(Pf)(2)‐(6)、
キリル・コンドラシン(指)
モスクワ・フィル(1)
これは超お宝音源の出現! 近年再評価著しいボリス・チャイコフスキー
(1925-1996)の最高傑作とされる交響曲第2番の世界初演時の録音が出てきま
した。1967年作曲、コンドラシンに献呈されたこの作品には、コンドラシン
指揮モスクワ・フィルによる1969年録音のメロディア盤が存在しますが、ま
さか世界初演時のライヴ音源が残っていようとは。音質も思いのほか明瞭で、
初演の緊張感と熱気が伝わってきます。さらに、ボリス・チャイコフスキー
自作自演によるピアノ小品集が絶品。もともと彼はオボーリン門下で、ピア
ニストとしても作曲家の余技を超える腕前の持ち主。アシュケナージなどと
共通するオボーリン門下一流の透明な美音で、実に味わい深い演奏を繰り広
げています。全て初出。未亡人秘蔵の音源。

PH 07001 \2180
19世紀のギター音楽
(1)ジュリアーニ:ロッシニアーナ第1番 Op.119
(2)アルベニス:アストゥーリアス/サンブラ・グラナディーナ/朱色の塔
(3)カステルヌォーヴォ=テデスコ:ギター協奏曲第1番ニ長調 Op.99
フリーデマン・ヴットケ(Guit)、
ニコラ・パスケ(指)
ハンガリー室内管(3)
ドイツの実力派ギタリスト、ヴットケの新録音。「19世紀」と銘打ちながら
20世紀のカステルヌォーヴォ=テデスコが入っているのが不思議ですが、い
ずれもロマッティックな味わいに富む作品ばかりです。

PH 09024 3枚組 \6540
ダルゴムイシスキー:歌劇「ルサルカ」(全曲)
ナターシャ(ルサルカ):エヴェリナ・ドブラチェワ(Sop)、
粉屋の父:アルチュン・コチニヤン(Bs)、
王子:フセヴォロド・グリヴノフ(Ten)、王女:マリーナ・プルデンスカヤ(Ms)、
侍女オリガ:エレーナ・ブリレワ(Sop)、狩人:アンドレイ・テレギン(Bs)、
ルサルチカ:マルタ・ユロフスキー(Sop)、
ミハイル・ユロフスキー(指)
ケルン南西ドイツ交響楽団、同合唱団
ロシア五人組の精神的父だったアレクサンドル・ダルゴムイシスキー
(1813-1869)の代表作「ルサルカ」が最新録音で登場。プーシキンの原作に基
づき、王子と恋に落ちた粉屋の娘が捨てられて投身自殺をし、水の精となっ
て復讐をとげるまでを描いています。とはいっても、国民楽派以前の作品の
ためムソルグスキーのような生々しいものではなく、音楽自体は古典的で優
雅、美しい旋律に満ちています。父ユロフスキーの指揮ぶりも充実。ルサル
カの娘役を彼の孫娘マルタ・ユロフスキーが演じているのも聴きものです。





<新書館>
DD10 0503(DVD-Video) \6300
日本語字幕付き
シルヴィ・ギエム&アクラム・カーン「聖なる怪物たち」
芸術監督・振付:アクラム・カーン
ダンサー:シルヴィ・ギエム、アクラム・カーン、
アクラム・カーン・カンパニー
音楽:フィリップ・シェパード
振付(ギエムのソロ):林懐民
振付(カーンのソロ):ガウリ・シャルマ・トリパティ
収録:2008年
特典映像:アクラム・カーン・インタビュー
シルヴィ・ギエムとアクラム・カーン・カンパニーによる「聖なる怪物たち」
をライブ収録した作品が、早くも登場。2009年12月の来日公演でも大好評を博
した舞台の感動と興奮が、このDVDで甦ります!
アクラム・カーンはインド古典舞踏の「カタック」をベースとしたコンテポラ
リーダンサー。現代最高のバレリーナ、シルヴィ・ギエムとのコラボレーショ
ンは、これまで見たことのない世界へと導かれていきます。
「聖なる怪物」(Sacred Monsters)とは、フランスの舞台女優サラ・ベルナール
のような演劇界のスターのニックネームとして、19世紀フランスで使われてい
ました。今日では現代社会におけるスターを象徴する呼称。この映像「聖なる
怪物たち」はクラシック・バレエとカタックの異なるジャンルの世界的な才能
が出会い、生まれた全く新しいダンスパフォーマンスです。
【初回特典】写真&イラストギャラリー/特製ブックレット
【シルヴィ・ギエム】
1981年パリ・オペラ座バレエ団に入団し、1984年に史上最年少の19歳でエトワ
ールに昇格。1989年にはその座を捨ててロイヤル・バレエ団に移籍、世界的な
活動を開始する。古典・現代バレエともに長け、100年に一人と称される現代
最高のバレエ・ダンサー。
【アクラム・カーン】
1974年ロンドン生まれ。西洋コンテンポラリー・ダンスとインドの古典舞踊様
式「カタック」をユニークに融合させた「コンテンポラリー・カタック」を創
作、異文化を越境する表現活動を精力的に行っている。2000年、自身のカンパ
ニーを設立。現在、サドラーズ・ウェルズ劇場のアソシエート・アーティスト
を務めている。




<K617>
K617 221 3枚組 \4650
ヘンデル:「オルランド」
クリストフ・デュモー(CT オルランド)
エレナ・デ・ラ・メルセド(S アンジェリカ)
ジャン・ミシェル・フュマ(CT メドーロ)
レイチェル・ニコルズ(S ドリンダ)
アラン・ビュエ(Bs ゾロアストロ)
ジャン=クロード・マルゴワール(指)
ラ・グランド・エキュリ・エ・ラ・シャンブル・デュ・ロワ
(王室大厩舎・王宮付楽団)
録音:2008年3月,トゥルコワン(ライヴ)
フランス古楽界の大御所マルゴワールがヘンデルのオペラを新録音!「オルラ
ンド」は、1733年にロンドンで初演されたイタリアオペラ。アリオストに題材
を採ったオルランドもののオペラはバロック時代に大流行し、これもその一つ。
騎士オルランドはカタイ(東方の架空の国)の女王アンジェリカを愛しているが、
彼女はメドーロを愛している。一方メドーロは、かつてはいい仲だった羊飼い
の娘ドリンダと別れたものの、一途な彼女を完全に切れないでいる。アンジェ
リカとメドーロの関係を知ったオルランドは狂乱するも、魔法使いゾロアスト
ロ(=ザラストロ、ツァラトゥストラ)に諭され正気に戻る、という話。もつれ
た恋の物語、狂乱するオルランド、神秘的なゾロアストロとヘンデル向きの要
素が揃って、聴きごたえのあるオペラです。近年人気が高くあちこちで上演さ
れている中、マルゴワールがトゥルコワンで上演、そのライヴ録音です。今ヘ
ンデルをはじめとするバロックオペラで引っ張りだこのカウンターテノール、
デュモーがタイトルロール。第2幕のオルランドの狂乱は絶品です。さらにス
ペインのソプラノで、バロックだけでなくモーツァルトやロッシーニでも人気
のあるデ・ラ・メルセド、日本でもモンテヴェルディ「ポッペアの戴冠」のネ
ローネを歌い絶賛されたニコルズら、極めて優れた人選がなされています。
もちろんマルゴワールの豊かな経験に裏打ちされたじっくりした音楽も素晴ら
しいもの。充実したヘンデルのオペラを楽しみましょう!




<ORFEO>
ORFEO 717102 2枚組 \4900
シューマン:交響曲全集
[CD 1]
交響曲第1番変ロ長調Op.38「春」
録音:2006年2月18、19日ウィーン、ムジークフェライン大ホール(ライヴ)
交響曲第2番ハ長調Op.61
録音:2008年11月5、6日ウィーン、ムジークフェライン大ホール(ライヴ)
[CD 2]
交響曲第3番変ホ長調Op.97「ライン」
録音:2007年12月1、2日ウィーン、ムジークフェライン大ホール(ライヴ)
交響曲第4番ニ短調Op.120
録音:2007年4月30日、5月2日ウィーン、コンツェルトハウス(ライヴ)
4本のホルンとオーケストラのためのコンツェルトシュテュック ヘ長調Op.86
録音:2008年1月7、8日ウィーン、コンツェルトハウス(ライヴ)
[ORFとの共同制作]
ヘクター・マクドナルド、エリック・クシュナー、マルクス・オプマン、
ゲオルク・ゾンライトナー(Hrn)
ファビオ・ルイージ(指)
ウィーン交響楽団
2005年よりウィーン交響楽団の首席指揮者を務め、2010年5月に手兵を率いて
2006年以来4年ぶり2度目の来日公演を控えるファビオ・ルイージ。この絶好の
タイミングでORFEOよりリリースされる注目のプログラムは、2010年に生誕200
周年を迎えるシューマンの交響曲全集ということで、まさに願ってもない内容
です。
トーンキュンストラー管、スイス・ロマンド管、MDR響そしてシュターツカペレ
・ドレスデンと名だたるオケの監督を歴任した実力派ルイージと、1900年創立
の名門ウィーン響との10年にわたる活動の成果は、これまでも折に触れて伝え
られていますが、ここでの味付けも濃厚で、激しく情熱的な演奏は高い評価を
裏付けるものといえそうです。
第1番から第3番については「黄金のホール」ムジークフェラインにおけるライ
ヴ録音というのも魅力で、馥郁たるオーケストラサウンドを心ゆくまで体感さ
れることでしょう。




<BONGIOVANNI>
AB 20016(DVD-Video) \4950
字幕:伊英
ドニゼッティ:「劇場での都合と不都合」
パオロ・ボルドーニャ(Br マンマーガタ)
ドナータ・ダンヌンツィオ・ロンバルディ(S ダリア)
エンリコ・マラベッリ(Br プローコロ)
ステファニア・ドンッツェッリ(S ルイージャ)
アンナ・カテリーナ・コルナッキーニ(Ms ピペット)
ダニロ・フォルマッジャ(T グリエルモ)
ドメニコ・コライアンニ(Br ビスクローマ)
アントーニオ・マラーニ(Br チェーザレ)
ダニエレ・ジロメッティ(Br 興行主)
フェルッチョ・フィネッティ(Br 指揮者)
ヴィート・クレメンテ(指)ジョアキーノ・ロッシーニ交響楽団,
フォルトゥーナ劇場合唱団
演出:ロベルト・レッキア
衣装:セレーナ・マージ
照明:エミリアーノ・パスクッチ
収録:2009年2月21日,ファーノ
ドニゼッティの「劇場での都合と不都合」は、とある田舎劇場におけるオペラ
のリハーサルのドタバタを描いた喜劇。1827年に初演されてたいへんな人気を
博し、ドニゼッティ自身の手でなんどか改訂されながらかなり長く上演され続
けました。バリトンが女装して脇役ソプラノの母親を演じるという「掟破り」
が滅法愉快で、達者な歌手が演じると抱腹絶倒です。この上演では若手バッソ
ブッフォの逸材、ボルドーニャが、いかにも劇場関係者にいそうな?うるさい
オバサンを歌い演じて大笑い。その他若手歌手を起用してコンパクトにまとめ
た楽しい舞台です。ドニゼッティに定評のあるヴィート・クレメンティの指揮
も手際の良いもの。
ロジャー・パーカーとアンダース・ウィクルンド校訂のクリティカル・エディ
ションを使用、1831年のレチタティーヴォ・セッコを用いた楽譜を基本として、
そこに他の版から数曲加えるなどの変更をしています。
日本語あらすじ付きです。

GB 1216 \2180
ニコラ・マルティヌッチ アリア集
ヴェルディ:
「ロンバルディ」,「アッティラ」,「運命の力」,「ドン・カルロ」,
「アイーダ」
プッチーニ:
「ボエーム」,「トスカ」,「西部の娘」,「外套」,「トゥーランドット」
カタラーニ:「ローレライ」
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」
ビゼー:「カルメン」
からのアリア
グノー:アヴェ・マリア
カルディッロ:つれない心(カタリ)
ディ・カプア:オ・ソーレ・ミオ
ニコラ・マルティヌッチ(Tn)
録音:1976-1996年
ニコラ・マルティヌッチは1941年、南イタリアのターラント生まれのテノール。
正統派のイタリア人テノールで、スカッと抜ける張りのある輝かしい声はヴェ
ルディ、プッチーニに打ってつけ。来日もしばしばで、熱心なファンが多い歌
手です。ところが録音が極端に少なく、彼の実力の高さを知る人たちからは残
念がられています。このライヴ録音集は、マルティヌッチの30代半ばから50代
半ばにかけての名唱、絶唱を22曲収録。マルティヌッチ・ファンの溜飲を下げ
る逸品です。なお録音状態が良くないものもあることをご理解くださいませ。




<DYNAMIC>
CDS 655 2枚組 \3780
サリエリ:「逆さまの世界」
マルコ・フィリッポ・ロマーノ(Br 将軍)
パトリツィア・チーニャ(S 大佐)
ローザ・ボヴェ(Ms 副官)
マリア・ラウラ・マルトラーナ(S 女侯爵)
エマヌエーレ・ダグアンノ(T アマラント)
マウリツィオ・ロ・ピッコロ(Bs 伯爵)
ほか
フェデリーコ・マリア・サルデッリ(指)
アレーナ・ディ・ヴェローナ管弦楽団,合唱団
録音:2009年11月20-26日,ヴェローナ
映画「アマデウス」でモーツァルト殺しの汚名を着せられ、気の毒な形で有名
になったアントニオ・サリエリ(1750-1825)。その一方で近年その実像の見直
しが進み、数年前には日本語の評伝も出版されました。そんなサリエリの埋れ
ていたオペラがまた一つ復活しました。「逆さまの世界」は、1795年にウィー
ンのブルク劇場で初演されたオペラブッファ。ゴルドーニの原作で、男と女、
貴族と庶民の立場が逆転している島の物語。現代からすればたいへん面白い話
ですが、当時のウィーンでは受けが悪く、初演は失敗、それ以来埋れたままに
なっていました。このCDに収録されているのは2009年11月にヴェローナのフィ
ラルモニコ劇場で復活蘇演された時の録音。もちろん世界初録音。指揮は、
バロック音楽、ことにヴィヴァルディで有名なサルデッリ。ダグアンノは、
藤原歌劇団公演でマントヴァ公やネモリーノを歌った期待のテノール。ロマー
ノは1982年生まれという若さながら、既にバイエルン国立歌劇場にデビューし
て好評だったバリトン。パトリツィア・チーニャは中堅として活躍するソプラ
ノです。

CDS 658 \1980
バッハ:鍵盤楽器のためのトッカータ全集
トッカータ 嬰ヘ短調 BWV.910
トッカータ ハ短調 BWV.911
トッカータ ニ長調 BWV.912
トッカータ ニ短調 BWV.913
トッカータ ホ短調 BWV.914
トッカータ ト短調 BWV.915
トッカータ ト長調 BWV.916
アンドレア・バッケッティ(P)
録音:2009年10月13日,サチーレ
バッハが鍵盤楽器のために書いたトッカータ7曲を収録。アンドレア・バッケッ
ティは、1977年、ジェノヴァ生まれ。11歳でクラウディオ・シモーネ指揮イ・
ソリスティ・ヴェネティと共演してデビューしたという神童。バッハとベリオ
を得意とする知性派で、DYNAMIC社からはバッハのインヴェンションとシンフォ
ニア集(CDS 629)が発売されて、高い評価を得ました。




<haenssler>
98 615 6枚組 \3950
「J.S.バッハ:神への讃美と感謝のカンタータ集」
[CD 1]
カンタータ第137番「主を頌めまつれ、力つよき栄光の王をば」BWV.137
(三位一体節後第12日曜日用)/録音:1980年12月、1981年3月、1982年
カンタータ第76番「もろもろの天は神の栄光を語り」BWV.76
(三位一体節後第2日曜日用)/録音:1977年9月、12月、1978年1月
カンタータ第69番「わが魂よ、主を頌めまつれ」BWV.69
(三位一体節後第12日曜日用)/録音:1983年3-5月、1982年2月、1983年7月
場所:シュトゥットガルト記念教会
[CD 2]
カンタータ第33番「ただ汝にのみ、主イエス・キリストよ」BWV.33
(三位一体節後第13日曜日用)/録音:1979年2月、10月
カンタータ第17番「感謝の供えものを献ぐる者は、われを讃う」BWV.17
(三位一体節後第14日曜日用)/録音:1982年2月、10月
カンタータ第51番「全地よ、神にむかいて歓呼せよ」BWV.51
(三位一体節後第15日曜日用、およびすべての機会)/録音:1983年9月
場所:シュトゥットガルト記念教会
[CD 3]
カンタータ第129番「主に讃美あれ」BWV.129
(三位一体節用?宗教改革記念日用?)/録音:1982年2月、10月
カンタータ第84番「われはわが幸に満ち足れり」BWV.84
(復活節前第9日曜日用)/録音:1983年6-7月
カンタータ第117番「讃美と栄光 至高の善なる者にあれ」BWV.117(不明)
/録音:1984年2月
カンタータ第192番「いざやもろびと、神に感謝せよ」BWV.192(不明)
/録音:1974年1、2月
場所:シュトゥットガルト記念教会
[CD 4]
カンタータ第29番「われら汝に感謝す、神よ、われら汝に感謝す」BWV.29
(市参事会員交代式用)/録音:1984年2月
カンタータ第119番「エルサレムよ、主を讃えよ」BWV.119
(市参事会員交代式用)/録音:1978年1月、9月
カンタータ第120番「神よ、讃美はシオンにて静けく汝に上がり」BWV.120
(市参事会員交代式用)/録音:1973年3、4月
場所:シュトゥットガルト記念教会
[CD 5]
カンタータ第79番「主なる神は日なり、盾なり」BWV.79(宗教改革記念日用)
/録音:1981年10、11月
カンタータ第80番「われらが神は堅き砦」BWV.80(宗教改革記念日用)
/録音:1983年9、10月
カンタータ第167番「もろびとよ、神の愛を讃えまつれ」BWV.167
(洗礼者ヨハネの祝日用)/録音:1974年1、2月
場所:シュトゥットガルト記念教会(第79番&第167番)・シュトゥットガルト、
南西ドイツ放送録音スタジオ(第80番)
[CD 6]
カンタータ第10番「わがこころは主をあがめ」BWV.10
(マリアのエリサベト訪問の祝日用)/録音:1979年2月
カンタータ第130番「主なる神よ、われらこぞりて汝を頌め」BWV.130
(ミカエルの祝日用)/録音:1974年1、2月
カンタータ第16番「主なる神よ、汝をわれらは讃えまつらん」BWV.16(新年用)
/録音:1976年3、10月
場所:シュトゥットガルト記念教会
アーリーン・オジェー、ヘレン・ドナート、ウルリケ・ゾンターク、
カトリン・グラーフ(S)
ユリア・ハマリ、アン・マレー、ヒルデガルド・ラウリヒ、
ガブリエーレ・シュレッケンバッハ、ヘレン・ワッツ、ヘルラン・ガードウ、
メヒトヒルト・ゲオルク、エリーザベト・グラーフ、
マルギット・ノイバウアー、ガブリエーレ・シュナウト(A)
ペーター・シュライアー、アルド・バルディン、アーダルベルト・クラウス、
フリーダー・ラング、ルッツ・ミヒャエル・ハーダー(T)
アンドレアス・シュミット、ヴォルフガング・シェーネ、
ヴァルター・ヘルトヴァイン、ジークムント・ニムスゲルン、
フィリップ・フッテンロッハー、ニクラウス・テューラー(Bs)
ヘルムート・リリング(指)シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
ハイルブロン・ヴュルテンブルク室内管弦楽団
シュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊
「バッハ大全集」という偉業を成し遂げ、先日の朝日新聞インタビュー(2010
年2月8日付)でも「バッハは全人類のもの」と熱っぽく語っていたヘルムート
・リリング。「待降節&クリスマス・カンタータ集」(98.551)に引き続き、
“神への讃美と感謝のカンタータ集”と題して、当セットではJ.S.バッハのカ
ンタータ全集録音より19曲を収録しています。
ソリスト陣では、当セット中10曲に登場して、やはりひときわ存在感を放つの
がオジェー。宗教曲では清楚な美声がいっそう引き立ち、静かに深く沁み渡り
ます。
また、フルートのペーター=ルーカス・グラーフ(第72番、第130番)、オーボ
エの宮本文昭(第33番)、ファゴットのクラウス・トゥーネマン(第33番、第117
番、第192番)といった名の通ったゲストが活躍するナンバーも魅力です。
全曲としては、アーノンクール&レオンハルト組とともに先駆的世代にあたる
リリングのカンタータ録音ですが、現代にバッハを取り上げる意味を探究した
演奏は、今もって普遍的な光を放ち続けています。
なお、ブックレットは演奏家およびトラック・リストとドイツ語&英語歌詞訳
のみの仕様となっており、クラムシェルBOXタイプのコンパクトな装丁を採用
しています。



<Medici Arts>
20 58048(DVD-Video) \2900
言語:英、独、仏
「ピエール・ブーレーズとルツェルン・フェスティヴァル・アカデミー」
ドキュメンタリー映像:クラシック音楽の未来を継承する者たちへ
1.イントロダクション2.マスタークラス指揮者編3.世代間の対話
4.作曲家プロジェクト5.レクレーション6.シュトックハウゼン:グルッペン
7.ピエール・ブーレーズ-作曲家と指揮者
監督:アンゲリカ・シュティーラー
収録:2007年8月-2009年9月ルツェルン、パリ、バーデン・バーデン
ボーナス映像:ルツェルン・フェスティヴァル・コンサート(抜粋)
ドビュッシー:バレエ音楽「遊戯」(抜粋)+ブーレーズによる解説付き
ブーレーズ:ノタシオン、レポン(抜粋)+ブーレーズによる解説付き
ルツェルン音楽祭アカデミー管弦楽団 ピエール・ブーレーズ(指)
収録:2009年9月
2010年3月26日に85歳となったピエール・ブーレーズを記念する映像。2009年
ピエール・ブーレーズは、師匠のメシアンに続き、京都賞を受賞し、現代音楽
の巨匠として確固たる地位を築いています。
ブーレーズは後進の育成のために情熱を注ぎ、スイスの「ルツェルン・フェス
ティヴァル」の中で実施されている、「ルツェルン・フェスティバル・アカデ
ミー」の芸術監督を務めています。この「ブーレーズ・アカデミー」は2004年
から本格的にスタートし、オーディションに合格した、世界中から集まった有
望な若手演奏家たちが、毎年夏約1か月間、現代作曲家の作品の演奏指導を受
けています。
このDVDは、2年間に渡る「ブーレーズ・アカデミー」の模様とツェルン・フェ
スティヴァルでのコンサートを収録。若い音楽家へのメッセージが込められた
ドキュメンタリー部分とブーレーズ自身の解説付きのドビュッシー「遊戯」と
ブーレーズ自身による「ノタシオン」、「レポン」の演奏の見応えのある内容
です。

30 78628(DVD-Video) \2900
ストラヴィンスキー:
 バレエ「火の鳥」(全曲)、交響的幻想曲「花火」Op.4(アンコール)
ドキュメンタリー/マスタークラス:
 ピエール・ブーレーズによる楽曲解説-「火の鳥」
パリ管弦楽団 ピエール・ブーレーズ(指)
収録:2008年12月2日ルーヴル美術館(演奏)、12月1日(ドキュメンタリー)
2008年秋にパリのルーヴル美術館で開催されたピエール・ブーレーズの展覧
会。絵画と音楽の関連性を紐解き、現代芸術のあり方を考える注目の企画展で
した。
その関連イベントとしてブーレーズ指揮、パリ管によるストラヴィンスキー
「火の鳥」の演奏会が行われ、このDVDはそのコンサートと前日のサル・プレ
イエルでのマスタークラスを収録したもの。マスタークラスでは、実際の演奏
とモニターを用いた歴史的な映像とを組み合わせ、ブーレーズによる「火の鳥」
の楽曲解説が行われました。現代最高のストラヴィンスキー指揮者であるブー
レーズの演奏を無料で公開し、ルーヴル美術館のピラミッドの下で行われたコ
ンサートには1000人を超える聴衆が集まりました。
現代の巨匠ピエール・ブーレ-ズの目を通して知る音楽の世界を体感出来るまた
とない好企画映像です。



<ALTUS>
ALT 185 \2450
ステレオ
ライヴ録音
日本語解説付
新マスタリング
ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調 作品60
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 作品98
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー交響楽団
録音:1973年4月28日 レニングラード・フィルハーモニー 大ホール
(ライヴ録音)
ALT-114(8CD)発売時(2005年12月26日)初出だった名演奏の待望の単独発売。
ALT-114からのバラ売りは、このALT-185とALT-186のみとなります。伝説の来
日直前の演奏。すごい緊張感で聴き手を金縛り!音の良さに大変驚きました。
これほどの演奏を聴いてしまうと大変で、まさに麻薬のようでございます。

ALT 186 \2450
ステレオ
ライヴ録音
日本語解説付
新マスタリング
ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー交響楽団
録音:1980年1月29,30日 レニングラード・フィルハーモニー 大ホール
(ライヴ録音)
旧ビクター音産から発売され名盤の誉れ高かった演奏ですが、オリジナル音源
から新たにデジタル・トランスファーされ、新マスタリングにより、見違える
ような音質に仕上がりました。その音質の素晴らしさゆえにムラヴィンスキー
のヴァイオリン両翼配置の美しさと強力な金管、浮きあがる木管など実に美し
くしかも克明に再現されます。素晴らしいの一言でございます。




<DOREMI>
DHR-7960(DVD-Video) \1980
モノクロ / モノラル
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調「合唱つき」
ピラール・ローレンガー(S)
マルガ・ヘフゲン(A)
ヨーゼフ・トラクセル(T)
オットー・ヴィーナー(Bs-Br)
フランス放送合唱団
ジャン・ジットン(合唱指揮)
フランス国立放送管弦楽団
ヤッシャ・ホーレンシュタイン(指)
録音:1963年10月31日(ライヴ・モノラル)
破格のスケールによるマーラーやブルックナーで人気の名匠ホーレンシュタイ
ンによる注目の映像作品がDOREMIより登場します。
ホーレンシュタインがフランス国立放送管を振ったベートーヴェンの第9は、
ラジオ・フランスによって放送用に収録されたもので、ほかのレーベルよりリ
リースされた9枚組のセットに収められている演奏と同じ内容ですが、おそらく
映像作品としてのリリースは初めてではないかとおもわれます。CDでも、期待
に違わぬ白熱ぶりが実感されていましたが、ホーレンシュタインの指揮姿も相
俟って、映像ではよりいっそうの感銘を与えてくれるのではないでしょうか。
なお、この日には同じベートーヴェンの第1交響曲も演奏されています。
ほかにホーレンシュタインによるベートーヴェンの第9といえば、1956年にウィ
ーン・プロ・ムジカ管と米VOXにおこなったセッション録音が知られており、
なお、そちらにもバスのウィーナーがソリストとして参加していました。




<2L>
2L 55SACD(SACD-Hybrid) \2280
クロウタドリ(Black Bird/Sort Fugl)
シューマン:幻想小曲集作品73
クヴァンダール:ソロクラリネットのための幻想曲作品68-2
グリーグ/シュッレ・サッセブー・ホーラン編:
3つの抒情小曲集 第3集 作品43 から【蝶々、愛の歌、春に寄す】
サッセブー・ホーラン:クロウタドリ、オリヴィエ・メシアンへのオマージュ
トリグヴェ・マドセン:クラリネットとピアノのためのソナタ 作品23
ストラヴィンスキー:クラリネットのための3つの小品
サン=サーンス:クラリネットソナタ 変ホ長調 作品167
フィン・モッテンセン:ソナティナ 作品9
フレードリク・フォシュ(Cl) スヴァイヌング・ビェラン(P)
録音:2008年1月、6月 ソフィエンベルグ教会(オスロ)
[制作 ヨルン・シメンスター  録音 ハンス・ペーテル・ロランジュ]
もっとも多彩な音色の変化を聴かせる木管楽器といわれるクラリネット。オス
ロ・フィルハーモニックの副首席奏者フレードリク・フォシ(1973-)が、クラリ
ネットソロ、クラリネットとピアノのための曲を録音しました。自由な調性の
なかにメロディとクラリネットの多様な音を活かしたヨハン・クヴァンダール
の《幻想曲》。ピアノのための《スロッテル》を管弦楽版に編曲したことのあ
るシュッレ・サッセブー・ホーランは、同じグリーグの《抒情小曲集 第3集》
から選んだ3曲をクラリネットとピアノのために編曲。《クロウタドリ》は"色
彩とテクスチュアの研究"のためホーランがメシアン生誕100年の2008年にクラ
リネットソロのために書いた音楽です。トリグヴェ・マドセンのソナタは「古
典的形式、優雅さ、表現主義と印象主義の和声宇宙、機知と内省に健康的な部
分のジャズをミックスした典型的なマドセンの音楽」。この曲はすでに、クラ
リネット奏者のレパートリーになりました。フィン・モッテンセンは、十二音
音楽とセリエルの作曲家としてヴァーレンとともにノルウェー音楽をリードし
たひとり。《ソナティナ》では、クラリネットのもつ幅広い表現力が音楽に奥
行きを付け加えます。そしてシューマン、ストラヴィンスキー、サン=サーン
ス。クラリネットという楽器の特色を活かした多彩な選曲のアルバム。

2L 63SACD(SACD-Hybrid) \2280
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガ 作品87
【第2番 第4番 第5番 第7番 第12番 第15番】
シチェドリン:2つのポリフォニックな小品より第2曲 バッソ・オスティナート、
24の前奏曲とフーガ
【第1番 第2番 第3番 第7番 第8番 第10番 第14番 第19番】、
25のポリフォニックな前奏曲(ポリフォニーの手帳)より第12番 トッカティー
ナ=コラージュ
ヨアシム・クヴェツィンスキ(P)
録音:2009年4月14日-17日 ソフィエンベルグ教会(オスロ)
[制作 ヴォルフガング・プラッゲ  録音 ハンス・ペーテル・ロランジュ]
ショスタコーヴィチとシチェドリンが共有することのひとつは鋭いユーモア感
覚だ、とシチェドリンと親交のあるヨアシム・クヴェツィンスキは言います。
ピアニストのクヴェツィンスキはオスロ生まれ。イジー・フリンカに教わった
後、オスロのノルウェー音楽アカデミーでアイナル・ステーン=ノクレベルグ
とリヴ・グラーセルの下で学び、大学院課程のディプロマを取得しました。
2009年ベルゲン国際フェスティヴァルのロベルト・レヴィン賞を受け、現在、
多才のピアニストとして活動の場をひろげてきています。「ポリフォニックな
対話」は、シチェドリンの《バッソ・オスティナート》と《トッカティーナ=
コラージュ》の間に彼とショスタコーヴィチの《前奏曲とフーガ》を2曲ずつ
交互にはさむ構成をとったアルバムです。鋭いユーモア感覚をもった作曲者た
ちが、才気あふれるピアニストと出逢った。すばらしい音楽の時間が約束され
ます。

2L 69SACD(SACD-Hybrid) \2280
グレゴリオ聖歌/ヘンニング・ソンメッロ(1952-):聖母マリアの生誕
・晩課(アンティフォナ・アド・マニフィカト/間奏曲I)
・朝課-第3夜課(アンティフォナNativitas est hodie、Ista est speciosa、
Haec est Regina virginum/間奏曲 II(Interludium II/レスポンソリウム
Corde et animo、Solem iustitiae、Stirps Jesse/間奏曲 IIII)
・賛歌(アンティフォナNativits gloriosae、Nativitas est hodie、Regali
ex progenie/間奏曲 IV/アンティフォナCorde et animo、Cum iucunditate/
アンティフォナ・アド・ベネディクトゥムNativitatem hodiernam /間奏曲 V)
スコラ・サンクテ・スンニヴェ、アネ・クライヴセット(指)
エスペン・オールベルグ(打楽器)、ラーシュ・シッテル(打楽器)
録音:2009年10月15日-17日 リングサーケル教会(ヘードマルク、ノルウェー)
[制作 ヴォルフガング・プラッゲ、エウゲーン・リーヴェン・ダベラルド 
録音 ハンス・ペーテル・ロランジュ]
1537年、ノルウェーの宗教改革は、カトリック典礼の古写本を多数、灰にして
しまいました。数少ない生き残り、トロンハイムのニーダロス大聖堂で13世紀
後期から歌われたグレゴリオ聖歌、9月8日の "聖母マリアの生誕" 聖務日課の
アンティフォナ(交唱)とレスポンソリウム(応唱)が、スコラ・サンクテ・スン
ニヴェにより新しいスタイルの音楽に甦りました。
スコラ・サンクテ・スンニヴェは、アネ・クライヴセットが1992年に創設した
12名から14名の女性歌手アンサンブルです。ニーダロス大聖堂と深いつながり
があり、ノルウェーとヨーロッパのグレゴリオ聖歌をレパートリーとしていま
す。合唱団の守護聖人、ノルウェーで最初に聖人に列せられた女性、アイルラ
ンドの王女スンニヴァにちなみ命名されました。




<DIS>
IDIS 6592 \1650
ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」
リスト:交響詩「前奏曲」
J.シュトラウス:美しく青きドナウ
チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」
ドビュッシー:交響詩「海」
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
フィルハーモニア管弦楽団(ベルリオーズ,リスト,ドビュッシー),
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(シュトラウス,チャイコフスキー)
録音:1946年(シュトラウス,チャイコフスキー),
1958年(ベルリオーズ,リスト,ドビュッシー)
英COLUMBIA(=EMI)録音。若き日のカラヤンの若々しく颯爽とした演奏には、
後の帝王カラヤンとはまた違った魅力があります。ウィーン・フィルを指揮し
た録音は、第二次世界大戦直後に演奏活動を停止されていた時期のもの。

IDIS 6593 \1650
ウェーバー:
「オベロン」序曲
「アブ・ハッサン」序曲
「ペーター・シュモル」序曲
「オイリアンテ」序曲
「プレチオーザ」序曲
祝典序曲
リスト:
交響詩「マゼッパ」
交響詩「前奏曲」
ヘルマン・シェルヘン(指)
パリ・オペラ座管弦楽団(ウェーバー),ウィーン交響楽団(リスト)
録音:1957年(リスト),1959年(ウェーバー)
鬼才シェルヘンの指揮するウェーバーの序曲集。元々なぜか有名な「魔弾の射
手」序曲がありません。なにせシェルヘンですし、オーケストラがパリ・オペ
ラ座のものなので、かなり風変わりなウェーバーですが、そこが逆に魅力にな
っています。リストも名演。




<AMBRONAY>
AMY 024 2枚組 \3500
ヘンデル:「ユダス・マカベウス」
ソレダード・デ・ラ・ローサ(S)
マリアーナ・レウェルスキ(Ms)
ファビアン・ショフリン(CT)
櫻田 亮(T)
アレハンドロ・メーラプフェル(Br)
エティエンヌ・ドゥベジュ(Bs)
レオナルド・ガルシア・アラルコン(指)
レザグレモン,ナミュール室内合唱団
録音:2009年9月26日
「見よ、勇者が帰る」が得賞歌として有名な、ヘンデルのオラトリオ「ユダス
・マカベウス」。異教徒からユダヤの民を開放した英雄ユダス・マカバイを描
いている話ですが、そこにさらに、反革命勢力のジャコバイトを打ち破ったば
かりのカーナボン公爵を重ね合わせて描いていたため、作品は大成功を収めま
した。ヘンデルの時事性への鋭敏な感覚が発揮された例でしょう。
この演奏は、2009年9月26日にアンブロネで行われた上演の録音。タイトルロ
ールは櫻田 亮(さくらだ まこと)。2008年には東京でもマカベウスを歌い絶
賛された櫻田だけに、完全に役を掌中に収めた歌。櫻田の透明な美声はもちろ
んのこと、一族を率いる英雄のカリスマも伝わってくる今日最高のユダスと
いって過言ではないでしょう。指揮のアラルコンは1976年、アルゼンチンのラ
プラタ生まれ。現在はジュネーヴを拠点に活躍しています。またデ・ラ・ロー
サ、ショフリン、メーラプフェルもアルゼンチン出身で、ことにデ・ラ・ロー
サはブレイク間近と言われる逸材です。ベルギーのワロン地域の町ナミュール
で1987年に結成されたナミュール室内合唱団と、そのオーケストラとして1995
年に結成されたレザグレモンが、アラルコンのスッキリと明快な音楽で、極上
のヘンデルを聞かせてくれます。




<PREISER>
=クラシック・セレクション=
PRCD 90780 \2080
シューマン:
アダージョとアレグロ 変イ長調Op.70
幻想小曲集Op.73
3つのロマンスOp.94
民謡風の5つの小品Op.102
歌曲のトランスクリプション
(ひそやかな涙Op.35-10 / 君は花のようOp.25-24 / レクィエムOp.90-7 /
ヘブライの歌よりOp.25-15)
クレメンス・ハーゲン(Vc)
シュテファン・ヴラダー(P)
録音:2009年12月オーストリア、ライディング、
リストツェントルム(セッション)
シューマンの生誕200周年に合わせてまたひとつ魅力的なアルバムがリリース。
「チェロとピアノのための作品集」のなかで、オリジナル曲は「民謡風の5つ
の小品」のみですが、ほかのナンバーも、まるでシューマンは当初からチェロ
とピアノの組み合わせを念頭に置いていたかのようで絶妙な味わいを湛えてい
ます。
チェロに1966年ザルツブルク生まれのハーゲン、ピアノに1965年ウィーン生ま
れのヴラダーという、いままさに脂の乗り切ったふたりによる顔合わせが期待
をおおきく膨らませる内容です。




<TAHRA>
TAH 712 2枚組 \4600
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
(2)ショパン:
夜想曲集 第13番ハ短調、第7番ハ短調、第8番変ニ長調、第4番ヘ長調、
第9番イ長調
(3)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番+ラヴェルについて語る
(4)サン=サーンス:ピアノ協奏曲第5番「エジプト風」+ショパンについて語る
(1)モニク・ド・ラ・ブルショルリ(Pf)
レオポルト・ルートヴィッヒ(指)
ベルリン・フィル
(1948年6月20-21日ベルリン ティタニア・パラストLive)
(2)ユーラ・ギュラー(Pf)(1959年9月9日)
(3)イヴォンヌ・ルフェビュール(Pf)
スクロヴァチェフスキー(指)
フランス国立管(1959年12月1日)
(4)マグダ・タリアフェロ(Pf)
ポール・パレー(指)
フランス国立管(1958年4月21日Live)
フランスの4人の女性ピアニストの録音。
ブルショルリ(1915-1973):ボイエルデューやメサジェの子孫。コルトー、エミ
ール・ザウアーの弟子でシプリアン・カツァリスの先生。素晴らしくダイナミ
ックな骨太の演奏で「女帝」のおもむき。
ギュラー(1895-1980):音楽性だけでなくピアニスト界1の美貌で、映画界から
も誘いのあったギュラー。録音の少ない人だけにショパンがまとまって聴ける
のはうれしい!
ルフェビュール(1898-1986):フルトヴェングラーとのモーツァルトの協奏曲で
だけ有名といってもいいほど、メジャーでの録音が少なく正当に評価されてい
ない。門下にリパッティ、フランソワがいる。最も得意とした3曲の協奏曲(ラ
ヴェルのト長調、シューマン、ベートーヴェン4番)のうちの一つがここで聴け
るのがありがたい!
タリアフェロ(1893-1986):ワインガルトナー、フルトヴェングラー、クナッパ
ーツブッシュ、ミュンシュ、モントゥ、アンセルメ、アンゲルブレシュトとい
った大指揮者と共演してきたブラジル出身のフランスのピアニスト。フォーレ
自身の要望で演奏旅行に同行しフォーレの作品の多くを演奏した。




<Ondine>
ODE 1164 2枚組(1枚価格) \1850
J.S.バッハ/ティモ・コルホネン編:3つの無伴奏ヴァイオリン・パルティータ
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番 ロ短調 BWV1002
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV1006
ティモ・コルホネン(G)
録音:2009年11月30日-12月2日 
聖ラウレンティウス教会(ロホヤ、フィンランド)
[制作 セッポ・シーララ  録音 エンノ・マエメツ]
最初の妻マリア・バーバラを亡くした1720年にバッハが作曲したヴァイオリン
のためのソナタとパルティータ。フィンランドのギター奏者ティモ・コルホネ
ン(1964-)が6弦ギターのために編曲したソナタ3曲の録音(ODE1128)は、高く評
価され、ギターの愛好家、そして一般の音楽ファンへのすばらしい贈り物にな
りました。そして待望のパルティータ3曲を収めたアルバムが完成しました。
「ギターをヴァイオリンやリュート、あるいはハープシコードのように響かせ
るのではなく、1720年にバッハが実際に6弦ギターのために書いていたらと思
わせる音楽に仕上げる。わたしが意図したのは、ヴァイオリンの特質の活かさ
れた語法をギターの語法に置き換えることだった」(byコルホネン)。
コルホネンのギターの音は太く、艶やかか。そして甘く上品に響き、妻をなく
したひとりの敬虔なキリスト教徒、J.S.バッハに寄せるコルホネンの想いが、
ギターの音に語られます。ロホヤの聖ラウレンティウス教会で3日間にわたっ
て録音セッションが行われ、収録は24bit DXD録音。




<Alba>
ABCD 303(SACD-Hybrid) \1980
リスト:ピアノ作品集
ポロネーズ第2番 ホ長調 S223/2、
詩的で宗教的な調べ S173 から「孤独のなかの神の祝福」、
スペイン・ラプソディ(スペインのフォリアとホタ・アラゴネーザ)S254、
巡礼の年第3年S163 から「エステ荘の噴水」、
「ドン・ジョヴァンニ」の回想 S418、
愛の夢 第3番 S541/3
アルト・サトゥカンガス(P)
フィンランドのピアニスト、アルト・サトゥカンガス(1962-)。1979年、ヘル
シンキのマーイ・リンド・コンペティションで第1位になり、注目されました。
その8年後パリでデビューし、1991年から1992年にかけて日本ツアーを行いま
した。アメリカデビューは1994年。カーネギーホールのヴェイル・リサイタル
ホールでコンサートを行いました。アメリカをふたたび訪れた2008年からスタ
インウェイ・アーティストを務めています。リストのピアノ作品集は、マルコ
・ユロネンと共演したショパンとラフマニノフのチェロソナタ(ABCD293)に次
ぐ録音です。




<FIRST HAND RECORDS>
=リマスターズ=
FHR 06 3枚組 \3250
ニクサ-ウエストミンスター1956年ステレオ録音集Vol.1
[CD 1]
ウォルトン:交響曲第1番変ロ短調 ☆
録音時期:1956年8月15-17日(ステレオ)
エルガー:交響的習作「ファルスタッフ」Op.68 ☆#
録音時期:1956年8月20日(ステレオ)
[CD 2]
エルガー:交響曲第2番変ホ長調Op.63 ☆
録音時期:1956年8月15-17日(ステレオ)
エルガー:序曲「コケイン」Op.40 ☆♪★
録音時期:1956年8月15-17日(ステレオ)
ブリテン:音楽の夜会Op.9 ☆♪
録音時期:1956年8月30-31日(ステレオ)
[CD 3]
ブリテン:
青少年のための管弦楽入門(パーセルの主題による変奏曲とフーガ)Op.34
*サー・エイドリアン・ボールト(語り)
録音時期:1956年8月30-31日(モノラル)
ロッシーニ / ブリテン:音楽のマチネーOp.24 ☆♪
録音時期:1956年8月30-31日(ステレオ)
ブリテン:
「ピーター・グライムス」より4つの海の間奏曲Op.33aとパッサカリア Op.33b
録音時期:1956年8月30-31日(ステレオ)
青少年のための管弦楽入門
(パーセルの主題による変奏曲とフーガ)Op.34 ♪♭※
録音時期:1956年8月30-31日(ステレオ)
全てサー・エイドリアン・ボールト(指)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
録音場所:ロンドン、
ウォルサムストウ・アッセンブリー・ホール(セッション)
プロデューサー:カート・リスト
プリンシパル・バランス・エンジニア:ヘルベルト・ツァイトハマー
リマスタリング:2010年アビー・ロード・スタジオ
リマスタリング・エンジニア:イアン・ジョーンズ
※を除いてすべてオリジナル・アナログ・テープよりリマスタリング
☆=オリジナル・ウェストミンスター・マスター音源のステレオ初出リリース
♪=英国ステレオ初出&英国初ステレオCD化
#=テープ音源より初CD化
★=英国完全初出
♭を除いてすべて初のステレオ録音

英国音楽のスペシャリストとして知られ、93歳の天寿を全うしたサー・エイ
ドリアン・ボールト(1889-1983)。ボールト卿が音楽監督(1950-1957)を務め
た手兵ロンドン・フィルを振ったFIRST HAND RECORDSリマスター・シリーズ
第3弾は、得意のエルガーやブリテンを含むお国もので、まさにアナログ・
ファンも垂涎のタイトルと呼ぶべき内容となっています。
【DECCAに次ぐ英国を代表するレーベルであったNixa Record(ニクサ・レコー
ド)】
ニクサ(Nixa)は1950年にF.H.B.ニクソン(Nixon)によって設立されたレコード
会社。英国でDeccaに次いでLPレコードを発売しましたが、ニクサ・レーベル
は1953年にパイ(Pye)によって買収され、最終的にEMIに買収されています。
ニクサ・レコードは当初、イギリス連邦圏内で、パリのCompagnie Generale
du Disqueのカタログを供給していましたが、のちに、Period Records,
Concert Hall Records, Haydn Society, and Vanguard Recordsを含む、多く
のアメリカのクラシック・レコード会社のライセンス発売を手がけるように
なります。
【ニクサの看板であったボールトの録音】
ニクサの自社録音では、代表的なものとしてボールト指揮によるウォルサム
ストウ・アッセンブリー・ホールにおける一連の録音が知られており、オリ
ジナルのアナログ盤は今でも根強い人気を集めています。
ここに復刻される録音の数々は、1956年に、ニクサとパートナー関係にあっ
た米国のウエストミンスターのプロダクションによっておこなわれたもの。
初出時にはフィルハーモニック・プロムナード・オーケストラの楽団名が使
用されており、米国ではウエストミンスターより1958年9月にすべてステレオ
LPとして発売されたものの、ライセンスを受けたニクサでは、モノラル・テ
イクが一部リリースされたにすぎませんでした。
その意味で、このたび英国より初めてほぼ完全な形でリリースされることの
意義は決して小さくないものといえるでしょう。なお、このときのセッショ
ンではシューマンの4つの交響曲とベルリオーズの序曲集(「カルタゴのトロ
イア人」への前奏曲を除く)も録音されており、第2集として近くリリースが
予定されています。
【ボールトが再評価の機運を促したエルガーの第2交響曲】
復刻リリースの意義もさることながら、プログラム自体もきわめて重要です。
ボールトにとってのエルガーは、少年時代に作曲者の御前で啓示を受けた運
命の作曲家。「第2交響曲」は、ボールトによる5度のレコーディングのうち
2番目にあたるもの。1920年の作曲者による初演以降、忘れ去られていた作品
を再演して成功を収め、再評価の機運を促したのがほかならぬボールトその
ひとでした。
いっぽうでブリテンの作品すべては、これらがボールトによる唯一のスタジ
オ録音となるもので、「青少年のための管弦楽入門」についてはモノラルと
ステレオの2種のテイクとも収めるという徹底ぶりです。
【入念なリマスタリングによる極上の音質】
CD化に際して、一曲をのぞいてドイツのギュータースローにあるユニヴァー
サル・アーカイヴと、ロンドンのEMIアーカイヴとに保管されているオリジナ
ル・マスターテープを取り寄せ、エンジニアには定評あるイアン・ジョーン
ズを起用、2010年にアビー・ロード・スタジオにおいて全曲のリマスタリン
グを施しています。
アナログの風合いを大切にした丁寧なリマスタリングによる音づくりはまさし
く感涙ものです。 これぞ“ノビレメンテ”たる折り目正しい演奏をたっぷり
とお楽しみください。
オリジナル・アナログ盤のカラー・ジャケ写や録音風景の写真も収めた別冊
12ページのライナー・ノートつき、コンパクトな8面折たたみ紙ジャケット
仕様。



<naive>
V 5215 \2280
フレデリク・ショパン(1810-1849):
バラード(全4曲)、ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調
リーズ・ドゥ・ラ・サール(ピアノ)
ファビオ・ルイージ(指揮)
ドレスデン国立歌劇場管弦楽団
録音:協奏曲-2009年9月(ライヴ)/バラード-2010年2月(スタジオ録音)
ゴールデンウィークに開催されたラ・フォル・ジュルネ音楽祭で絶賛、今夏
ルイージと日本でのPMFツアーで共演予定のリーズ・ドゥ・ラ・サールの新譜
がリリースされます。1988年生まれ、天才美少女として抜群のテクニックで
私たちを驚嘆させてきたリーズ。20歳を過ぎ、さらに磨きのかかったテクニ
ックに、深みと凄みを増した熱い表現が加わり、堂々たるショパンを聴かせ
てくれています。バラードでメロディを歌う折のルバートのかけ方は貫禄た
っぷり。協奏曲でのルイージ、オーケストラとのアンサンブルもばっちりで、
ピアノの音色がキラキラとまぶしいほど。今夏の来日が楽しみです。




<AUDITE>
AU 95634 \2080
STEREO
マーラー:
「若き日の歌」-ドン・ファンの幻想,春の朝,思い出,シュトラスブルク
の砦に
私の歌をのぞき見しないで
私はこの世に忘れられて
さすらう若者の歌
「子供の不思議な角笛」-浮世の生活,もう会えない,別れ,魚に説教する
パドヴァの聖アントニウス,夏に小鳥は替わり,いたずらっ子をしつけるた
めに,うぬぼれ
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ダニエル・バレンボイム(P)
録音:1971年9月14日,ベルリン・フィルハーモニー(ライヴ)
凄い録音が出てきました!1971年にベルリンで行われたマーラーの歌曲集の
演奏会。歌うは46歳のフィッシャー=ディースカウ、声、表現とも彼の頂点
の時期といってよいでしょう。そして伴奏は当時まだ29歳のバレンボイム。
マーラーの歌曲の伴奏から、実に繊細な感情を引き出しています。しかもス
テレオ録音。これはもう聞くしかない絶品です!

AU 95635 \2080
STEREO
ブラームス:
湖上にて Op.59-2
夢にさまよう人 Op.86-3
ああ、そうやってまた僕を縛りつけようというのか Op.32-5
たそがれ Op.49-5
航海 Op.96-4
夜に私は起き上がり Op.32-1
ひめごと Op.71-3
私たちはさまよい Op.96-2
便り Op.47-1
菩提樹の梢で葉がさざめき Op.3-6
夢を見た Op.57-3
気後れ Op.72-4
秋の思い Op.48-7
雨の歌 Op.59-3
セレナード Op.106-1
私の女王様よ、あなたはなんと Op.32-9
春の歌 Op.85-5
打ち勝ち難い Op.72-5
日曜日Op.47-3
セレナード Op.70-3
恋人のもとへと向かう道 Op.48-1
あなたは哀れな者を Op.33-5
野に一人 Op.86-2
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
タマーシュ・ヴァーシャリ(P)
録音:1972年9月15日,ベルリン・フィルハーモニー(ライヴ)
1972年のベルリンでのライヴ。フィッシャー=ディースカウは、知、情、さ
らにこの日の喉の調子まで含めて、完璧といってよいほど非の打ち所のない
出来栄えです。ヴァーシャリはハンガリー生まれのスイスの名ピアニスト。
繊細でありながらブラームスの素朴さを失わない見事な伴奏です。

AU 95636 \2080
STEREO/MONO
シューマン:二重唱集
夜に Op.74-4
千回の挨拶をあなたに送る Op.101-7
春の祭りの美しさ Op.37-7
まこと太陽は輝き Op.37-12
愛の花園 Op.34-1
恋する者のセレナード Op.34-2
窓の下で Op.34-3
家族の肖像 Op.34-4
踊りの歌 Op.78-1
彼と彼女 Op.78-2
君を思う Op.78-3
病気の子供たちの収容所での子守歌 Op.78-4
ベートーヴェン:
ゲレルトによる6つの歌 Op.48(願い,神の力と摂理,そう誰もが言う,
死について,自然における神の栄光,懺悔の歌)
マーラー:
「子供の不思議な角笛」-浮き世の生活,魚に説教するパドヴァの聖アント
ニウス,高い性を讃えて
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ユリア・ヴァラディ(S)
コード・ガーベン(P) ヘルタ・クルスト(P)
録音:1977年12月8日(シューマン),1951年12月12日(ベートーヴェン),
1953年1月8日(マーラー)
メインはシューマンの二重唱集。この1977年に結婚したばかりのヴァラディ
と二重唱を歌っています。比較的取り上げられる機会の少ない曲ばかりです
ので、大歌手による歌は貴重です。これはステレオ録音。ベートーヴェンと
マーラーは1950年代初頭、まだ20代後半だった若々しいフィッシャー=ディ
ースカウの歌が聞けます。「浮き世の生活」と「魚に説教するパドヴァの聖
アントニウス」は、1971年の録音にも収録されているので、比較すると20年
近い間のフィッシャー=ディースカウが感じ取れることでしょう。

AU 95637 \2080
STEREO
レーガー:
長く重苦しい時間に
受難の歌
私は、たくさんの絵の中であなたを見る
私の魂は神に向かって穏やか
願わくは幸せな死を
主よ、あなたの意志をなしてください
さあ、行って私の墓を掘るんだ
おおイエス・キリスト、私たちはあなたを待っています
ズーターマイスター:詩篇70篇と86篇
ヒンデミット:
永遠の変化に
陽が沈み
個々ではなくて全体
朝はいつも
ひそかに歌え
私はもう嘆かない
死の歌
3つの讃歌
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ウルリヒ・ブレームステラー(Org,レーガー,ズーターマイスター)
アリベルト・ライマン(P,ヒンデミット)
録音:1972年12月14日(レーガー),1989年6月7,8日(ズーターマイスター),
1979年10月18日(ヒンデミット)
フィッシャー=ディースカウは近代ドイツ歌曲を積極的に取り上げたことで
知られていますが、録音は決して多くありません。レーガーはDGに20曲を録
音した程度。ヒンデミットは、ORFEOから19曲収録されたCDが出ていましたが、
ここに収録されているものと重なっているのは数曲。ですのでこの録音は貴
重です。ヒンデミットはライマンが伴奏しています。これはフィッシャー=
ディースカウ・マニアなら逃せない貴重な録音です。



<PRAGA>
PRDDSD 250263(SACD-Hybrid) \2780
シューベルト:
(1)幻想曲 ヘ短調 op.103 D940(1台4手)
(2)ロンドー ニ長調 op.138 D608(2台ピアノ)
(3)アンダンティーノ ロ短調 op.84 D823/2(2台ピアノ)
(4)フランスの歌による8つの変奏曲 ホ短調 op.10 D624
(5)アレグロ イ短調 「人生のあらし」 op.144 D947
プラハ・ピアノ・デュオ
〔ズデンカ・フルシェル(P) マルティン・フルシェル(P)〕
録音:2007年4月
熟練のピアノ・デュオによるシューベルト新録音の登場。「人生のあらし」
冒頭の息のぴったりと合った和音は迫力満点です。

PRDDSD 250267(SACD-Hybrid) \2780
メンデルスゾーン:
(1)弦楽四重奏曲 ホ短調 op.44-2 (2)カプリッチォ ホ短調 op.81-3 
(3)弦楽四重奏曲 ヘ短調 op.80
ツェムリンスキー弦楽四重奏団
メンデルスゾーン自身の新婚旅行の折に書かれたホ短調の弦楽四重奏は、大
絶賛をもって世に迎えられ、後のシューマン、ブラームス、スメタナ、ドヴォ
ルザークらの同ジャンルの作品の雛型的存在となりました。Op.80ヘ短調のカ
ルテットは姉のファニーの死に際して書かれたもの。冒頭から激しい慟哭を
思わせる切迫した表情ですが、ツェムリンスキーSQの面々は見事なアンサン
ブルで展開していきます。

PRDDSD 250264(SACD-Hybrid) \2780
ショスタコーヴィチ:
チェロ・ソナタ ニ短調 op.40/バレエ組曲「牧神と羊飼いの娘」op.2より2曲
(アダージョ/スプリング・ワルツ)/ソナタ op.147(原曲:ヴィオラ)
ミハル・カニュカ(Vc)
ヤロミール・クレパック(P)
録音:2009年11、12月
ヴィオラ・ソナタをチェロで演奏する際、シャフランが編曲したものを演奏
する奏者が多いなか、カニュカはオリジナルの譜面通りに演奏しています。
ヴィオラでも難曲なのに、大きなチェロで演奏するのはかなり大変ですが、
聴かせます。

PRDDSD 250261(SACD-Hybrid) \2780
ハイドン:弦楽四重奏曲集
(1)ロ短調 op.33-1 Hob.III:37 (2)ニ長調 op.33-6 Hob.III:42 
(3)変ロ長調 op.33-4 Hob.III:40 (4)ニ短調 op.42 Hob.III:43
パルカニ弦楽四重奏団
録音:2009年6月
ハイドンの「古典」のエッセンスがぎゅっと詰まった作品33のカルテット集。

PRDDSD 250254(SACD-Hybrid) \2780
マルティヌー:弦楽四重奏曲集
第6番 H.312/第3番 H.183/第1番 H.117*
プラジャーク弦楽四重奏団
ツェムリンスキー弦楽四重奏団*
録音:2008(H.117)/2009年(H.312, 183)
マルティヌーがその生涯に残した弦楽四重奏曲は全部で7曲。ここにはそのう
ちの3曲が収録されています。充実した対位法、流麗な旋律などマルティヌー
の魅力のエッセンスがギュッとつまった1枚です。




<Riccardo Muti~Lezioni-concerto>
新規レーベルのご案内
若手音楽家の育成に力を注いでいるムーティならではの好企画シリーズです。
リッカルド・ムーティとイタリアのユース・オーケストラによるライヴCDと
ムーティ自身による楽曲解説と公開リハーサルの風景を収録したボーナスDVD
(PAL方式)のセット発売。
「リッカルド・ムーティ-レッスン・コンサート」と題したこのシリーズは
全8タイトルの発売予定。今回は4タイトルとセットDVDをご紹介いたします。
2001年創設室内オーケストラ「カメラータ・ストゥルメンターレ・チッタ・
デ・プラト」、2004年創設「ケルビーニ管弦楽団」など、マエストロ・ムー
ティ自身が設立した若手音楽家によるオーケストラの「レッスンから本番」の
過程を音と映像で楽しむことができます。
「幻想交響曲」、「未完成」など、すでにムーティと世界の主要オケとの録
音は名盤として存在していますが、本番のコンサートを収録したCDでは、メ
ジャー・オーケストラとは違った、瑞々しさ、躍動感を感じ、若い才能が表
現するムーティの音楽世界を十分に堪能することができます。
また「レリオ」で登場するフランスの名優ジェラール・ドパルデューの貫禄
の語りも聴き逃せません。
(注)特典映像のDVDはPAL方式となっております。日本のNTSC方式のビデオ機
器やテレビでは再生できませんのでご注意ください。パソコンでは通常、PAL
方式のDVDも再生できますが、全てのパソコン機種において再生を保障するも
のではございません。

MUTIBOX 1(4CD+ボーナス4DVD) \12850
リッカルド・ムーティ-レッスン・コンサートBOX
ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14(MUTI.1)
ベルリオーズ:レリオ、あるいは生への復帰Op.14b(MUTI.2)
ヴェルディ:シチリア島の夕べの祈りよりバレエ音楽「四季」(MUTI.3)
シューベルト: 交響曲第8(7)番ロ短調、D.759「未完成」(MUTI.4)
リッカルド・ムーティ(指揮)

MUTI 1(CD+ボーナスDVD) \4050
DVD:97mmPAL
字幕:英・独・仏
リッカルド・ムーティ-レッスン・コンサートVol.1
CD:ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14(ライヴ)
DVD(特典映像):ベルリオーズ:「幻想交響曲」(レッスン風景)
リッカルド・ムーティ(指揮)
ケルビーニ管弦楽団、イタリア・ユース管弦楽団
録音:2007年7月2日(DVD)、7月3月(CD)

MUTI 2(CD+ボーナスDVD) \4050
DVD:85mmPAL
字幕:英・独・仏
リッカルド・ムーティ-レッスン・コンサートVol.2
CD:ベルリオーズ:レリオ、あるいは生への復帰Op.14b
DVD(特典映像):ベルリオーズ:「レリオ」(レッスン風景)
リッカルド・ムーティ(指揮)
ジェラール・ドパルデュー(語り手:レリオ)
ケルビーニ管弦楽団、イタリア・ユース管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱連盟
録音:2008年6月26、28&29日

MUTI 3(CD+ボーナスDVD) \4050
DVD:145mmPAL
字幕:英・独・仏
リッカルド・ムーティ-レッスン・コンサートVol.3
CD:ヴェルディ:シチリア島の夕べの祈りよりバレエ音楽「四季」(ライヴ)
DVD(特典映像):「シチリア島の夕べの祈り」よりバレエ音楽「四季」
(レッスン風景)
リッカルド・ムーティ(指揮)
ケルビーニ管弦楽団
録音:2008年12月6&7日

MUTI 4(CD+ボーナスDVD) \4050
DVD:72mmPAL
字幕:英・独・仏
リッカルド・ムーティ-レッスン・コンサートVol.4
CD:シューベルト: 交響曲第8(7)番ロ短調、D.759「未完成」(ライヴ)
DVD(特典映像):「未完成」(レッスン風景)
リッカルド・ムーティ(指揮)
カメラータ・ストゥルメンターレ・チッタ・デ・プラト
録音:2006年9月




<CALLIOPE>
CAL 9754 \2080
ブラームス:前奏曲とフーガ ト短調
同:コラール前奏曲とフーガ「おお嘆き、おお心の苦しみ」
同:前奏曲とフーガ イ短調
シューマン:BACHの名による6つのフーガ 作品60
(1.変ロ長調 2.変ロ長調 3.ト短調 4.変ロ長調 5.ヘ長調 6.変ロ長調)
ピエール・ファラゴ(オルガン)
【フィリップ・フルトヴェングラー制作(1859年)/アルフレッド:フューラー
修復(1984年)[49ストップ、3マニュアル、ペダル A=455 Hz]】
録音:2009年11月1-3日 聖ペーター教会
“フーガの芸術”と題された本アルバムは、バッハのオルガン曲に基づくブラ
ームスとシューマンの隠れた名曲集。ブラームスの前奏曲とフーガ ト短調は
バッハの同調性のBWV 535に類似し、シューマンのフーガではバッハのフーガ
を思わせる“複雑さ”があります。演奏のファラゴは巨匠アンドレ・イゾワー
ルに師事し、パリ国立高等音楽・舞踊学校を卒業後、権威ある数々の国際コン
クールに入賞、着実にキャリアをのばしてきました。現在、パリのオートゥイ
ユ・プロテスタント教会、モレ・シュル・ロワンのノートル=ダム教会のオル
ガニストを務め、ブローニュ=ビヤンクール地方音楽院の教授を務めます。





<K 617>
K617 214 \2280
スヴェーリンク:もしも運命の女神に愛されるなら
ピエトロ・フィリップ:幻想曲
ドメニコ・ジッポーリ:トッカータ
即興演奏
ジュアン・カピストラーノ・ペルカ、フランシス・カペレ、
ウリエル・ヴァラディ(オルガン)
録音:2008年10月31日~11月3日、ペルー(ライヴ)
オルガン演奏が活躍する歴史的なアンデスのお祭り。華やかな衣装に身を包み
踊るアンデスのお祭り。これをペルーの歴史的なオルガンでスヴェーリンクか
ら即興演奏まで時代をこえた曲目で構成されております。





<ACCENT>
ACC 24204 \2300
作者不詳:カナリオス
作者不詳:バグパイプに基づくディフェレンシア
マヌエル・デ・タヴァレス(17世紀):モテット※
作者不詳:戦いの太陽
アンドレス・ロレンテ(1624-1703):「牝牛」に基づくディフェレンシア
ホセ・ブラスコ・デ・ネブラ(1702-1768):ファンダンゴ
J.ネブラ:戦いの鐘、メヌエット
作者不詳:パラデータス
ルーカス・ルイス・デ・リバヤス(1626-1677):4つのパラデータス
ディエゴ・フェルナンエス・デ・フエーテ(1635-1713):3つのパラデータス
作者不詳:「フォリア」に基づくディフェレンシア
作者不詳:ラス・フォリアス
作者不詳:カナリオ
ブクステフーデ:フーガ BuxWV 174
作者不詳:シャコンヌ
作者不詳:重厚なフォリア
ブクステフーデ:カンツォネッタ BuxWV 171
作者不詳:フォリア
フリードリヒ・マルプルク(1718-1795):カプリッチョ
リウヴェ・タミンガ(オルガン)
※ルイージ・フェルディナンド・タリアヴィーニ(オルガン)
録音:2007年10月、カナリア諸島の歴史的オルガン
カナリア諸島にある歴史的価値のあるオルガンは現在も演奏されております。
まず、スペインのオルガンの中で最も貴重なものは、サンタクルス県の教会に
保存されている1658年制作(作者不明)小さな礼拝儀式用のオルガンで、6種の
ストップをもったオルガンです。また、18世紀末に制作された聖ガスマン教会
には華やかなストップをもつ素晴らしいオルガンが残っております。そして、
1862年アントニオ・ポルテルによる大聖堂オルガンは、ロマン主義を表現で
きるグレイト・オルガンとポジティヴに対応した二段の手鍵盤があり、リベリ
アの古い伝統にとても近い音色を持っています。ペダル鍵盤のキーはボタン型
をしており、19世紀末にこの楽器をたずねたサン=サーンスは「大作を演奏す
るには向いていない」と嘆いたそうです。それからもわかる通りにいわゆるパ
イプオルガンのイメージよりにはるかに小さな楽器です。収録曲は「小鳥のさ
えずり」や「バグパイプ」を連想させる作者不明の伝承曲から、バッハに大
きな影響を与えたブクステフーデの作品まで、バロック以前のオルガン音楽
をお楽しみいただけます。楽器の王様と言われるオルガンのイメージが変わ
ってしまうような1枚かもしれません!?




<Claves>
50 1002 \2180
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ全集
ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ長調
ヴァイオリン・ソナタ第2番 ト長調
ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ短調
アレクサンドラ・スム(ヴァイオリン)
ダヴィッド・カドゥシュ(ピアノ)
録音:2010年2月1-4日 ベルリン、ドイツ、イエス・キリスト教会
幼少の頃から神童とうたわれた実力派美人ヴァイオリニスト、アレクサンド
ラ・スム(1989年生まれ)。2006年、ルガーノのマルタ・アルゲリッチ音楽祭
に初めて登場、ヨエル・レヴィ指揮イスラエル・フィルハーモニーとパガニ
ーニの協奏曲第1番など輝かしい経歴の演奏者です。新譜はグリーグのヴァイ
オリン・ソナタ全3曲。その端正な顔立ちからは想像できないほど力強く骨太
な演奏が魅力のスムですが、20歳をむかえ技術面が前面に出ることなく知性
を感じる演奏となりました。その実力は動画検索サイトなどでご覧いただけ
ればわかります。Clavesレーベルにはブルッフ&パガニーニ:ヴァイオリン協
奏曲第1番の録音(50 2808)があります。2011年には来日公演の予定もあり今
から要チェックのヴァイオリニストと申せましょう。また、ピアノのダヴィ
ッド・カドゥシュ(1985年生まれ)は2010年ラ・フォルジュルネにも参加した
新進気鋭のピアニストです。録音ではAvi Musicレーベルにルール・ピアノ・
フェスティヴァル・エディション第15集(4260085530533)があります。

50 1003/04 2枚組 \4360
シューマン:ピアノ作品全集 Vol.4
[CD1]
ピアノ・ソナタ 第1番嬰へ短調 作品11
ピアノ・ソナタ 第2番ト短調 作品22
[CD2]
ピアノ・ソナタ 第3番へ短調 作品14
幻想曲 ハ長調 作品17
フランチェスコ・ピエモンテーシ(ピアノ)
録音:(CD-1)2009年10月31-11月2日,(CD-2)2009年12月14-16日、
イエス・キリスト教会、ベルリン、ドイツ
シューマンのピアノ曲全集を進めているシリーズ第4弾は、シューマン20代に
集中的に作曲されたピアノ・ソナタ集です。演奏のピエモンテーシは2007年
エリザベート王妃国際音楽コンクール第3位をきっかけに演奏活動の幅をひろ
げてきました。また現在、ベリンゾナ音楽祭芸術監督をつとめております。
録音では、IPPNWよりアンサンブル・ベルリン-シャンハイとのシュニトケ:弦
楽三重奏曲、ブラームス:ピアノ四重奏曲 ハ短調 Op.60(IPPNW-56)があり
ます。




<haenssler>
98 610 \2080
「シュトゥットガルト・コンポジションズ」
・パッヘルベル:カノンとジーグ-3つのヴァイオリンと通奏低音のための
 ベンジャミン・ハドソン(Vn1)、ヴォルフガング・クスマウル(Vn2)、
クラウス・フォン・ニスヴァント(Vn3)
・フランツ=イグナーツ・ベック(1734-1809):シンフォニア ニ短調Op.3/5
・ヨハン・ネポムク・フンメル(1778-1809):
幻想曲ト短調-ヴィオラと弦楽オーケストラのための
・ヨハン・ヨゼフ・アーベルト(1832-1915)/ フォルクマール・フリッチェ編:
コントラバスと弦楽オーケストラのための変奏曲
・ミルコ・ケレメン(b.1924):
ア・シュトゥットガルト・イマジネーションズ(*世界初録音)
ユリア・ネーラー(Va)
レンゲル・ヴェルデリンク(Cb)
ミヒャエル・ホーフシュテッター(指)シュトゥットガルト室内管弦楽団
録音:2009年12月21-23日、2010年4月4日、6日シュトゥットガルト(セッション)
首席指揮者ホーフシュテッター率いるシュトゥットガルト室内管の最新録音。
シュトゥットガルトのヴュルテンベルク宮廷の作曲家兼オルガニストを務めた
パッヘルベルに始まり、クロアチア生まれで35年以上に渡りシュトゥットガル
トに在住して、作曲科の教授を務めたケレメンまで、シュトゥットガルトにゆ
かりの作曲家による作品を収めています。
いずれもプレーヤーの名技が光る作品揃いですが、なかでも、その昔ベストセ
ラーを記録したミュンヒンガーの録音以来のおなじみのナンバー、「パッヘル
ベルのカノン」では、コンマスでバロック・ヴァイオリンの名手ベンジャミン
・ハドソンのつややかな音色と自発性あふれる活き活きとした音楽が思いがけ
ない聴きもの。このアンサンブルの好調ぶりを示す内容といえましょう。

98 600 \2080
「16世紀イングランドのリュート音楽」
・ラッシャー(1590年代に活躍):アルメイン
・トマス・ロビンソン(1589-1609に活躍):
わが窓辺より立ち去れ / ジグ / ジグ / ウィロビー卿ご帰館 / スペイン風
のパヴァン
・リチャード・アリソン(1560年代-1614以前):
ファンタジア / パッシメジャーズ・パヴァン(パッサメッゾ・アンティーコ)
/ パッシメジャーズ・ガイヤルド
・ジョン・ダウランド(1563-1625):
前奏曲 / エリザベス女王のガイヤルド / クリフトン夫人の風情 / ラクリメ
/ 蛙のガイヤルド / 失われし望みのファンシー
・フランシス・カッティング(1596歿):
アン・マークハム夫人のパヴァン / ガイヤルド / ウォルシンガム /
パッキントンのパウンド / アルメイン
・ジョン・ジョンソン(1530年代-1594):
喜びのパヴァン / 喜びのガイヤルド / パッサメッゾ・ガイヤルド
・フィリップ・ロセター(1567/8-1623):
サセックス伯爵夫人のための第1のガイヤルド / ファンシー
ヨアヒム・ヘルト(1990年ロンドン、クラウス・T・ヤコブセン製作8弦ルネサ
ンス・リュート)
録音:2009年9月1-4日ファーレンドルフ、救世主教会(セッション)
ハンブルク生まれの名手ヘルトの最新アルバムは、16世紀イングランドのリュ
ート音楽。巨星ダウランドを筆頭に、高度な対位法様式のラッシャーに、カッ
ティングやジョンソンといった大家の手になる作品の数々は、16、17世紀のイ
ングランドの音楽界におけるムーブメント「メランコリー」を色濃く反映した
もの。美しく、はかなく、ため息が出るような独特の世界にヘルトはしっとり
と聴き手を誘います。




<RADIO FRANCE>
FRF 006 \2450
ブルックナー:
・モテット集
 ここは神が造り給うた所WAB.23(1868)
 正しい者の口は知恵を語りWAB.30(1879)
 アヴェ・マリアWAB.6(1861)
 キリストは従順であられたWAB.11(1884)
 王の御旗は翻るWAB51(1892)
 パンジェ・リングァWAB.33(1868)
 エッサイの若枝は芽吹きWAB.52(1885)
・ミサ曲第2番ホ短調WAB.27(第2稿 / 1882)
フランス放送合唱団
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
ノルベルト・バラチュ(指)
録音:2000年5月30日パリ、サル・プレイエル(ライヴ)
1928年ウィーンに生まれ、歌手としてウィーン少年合唱団からウィーン国立歌
劇場合唱団まで登りつめたノルベルト・バラチュは、1968年から1983年まで
ウィーン国立歌劇場の首席合唱指揮者を務め、また30年近くバイロイト音楽祭
で合唱指揮を手がけ、さらにウィーン・フィル、ロイヤル・フィル、大阪フィ
ルをも指揮する実力派。
すみずみまで合唱音楽を知り尽くした巨匠バラチュがフランス放送合唱団を振
ったラジオ・フランス・シリーズの一枚は、2000年にサル・プレイエルでおこ
なったコンサートの模様をおさめたもの。崇高かつ神秘的な美観が交響曲にも
相通じる、ブルックナーの宗教合唱曲はライヴらしい自然な熱のこもり具合も
印象的な内容で、やわらかくぬくもりのあるハーモニーに心を奪われます。器
楽の加わるミサ曲でも、コーラスと溶け合うふんわりとしたひびきにバラチュ
の耳の良さをあらためて実感されることでしょう。




<IPPNW>
IPPNW-Concerts 発足25周年記念コンサート
IPPNWとは核戦争防止国際医師会議で、医師の立場から核の脅威を研究し、核
戦争に反対する組織。1980年設立。85年ノーベル平和賞受賞。一連のCDはベル
リン在住の小児科医、ペーター・ハウバー先生がIPPNWの趣旨に賛同するアー
チストとベルリンフィルハーモニーの協力のもとに85年からコンサートを企画
しCDを制作してきた。今回、発足25周年のこの記念CDのブックレットには秋葉
忠利、広島市市長によるサイン入りの長文のメッセージが寄せられております。

IPPNW 68 \2250
ショスタコーニッチ:チェロ・ソナタ ニ短調Op.40
シューベルト:ピアノ三重奏曲 変ロ長調D898
ヴィヴィアン・ハーグナー(Vn) アルバン・ゲルハルト(Vc) 
スティーヴン・オズボーン(Pf)
録音:2009年9月20日 ベルリンフィルハーモニー室内楽ホールLive
人気急上昇中の若手3人による、魅力的なトリオ!

IPPNW 67 \2250
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第2番「内緒の手紙」
ハイドン:弦楽四重奏曲ハ長調Op.76-3「皇帝」
ペレグリーニ四重奏団
録音:2009年9月19日 ベルリンフィルハーモニー室内楽ホールLive
1989年結成の中堅のペレグリーニ四重奏団のレパートリーはバッハの「フーガ
の技法」からモートン・フェルドマン、シェルシ、ケージまでと幅広いもの。




<新書館>
DD10 0402(DVD-Video) \5250
チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形」
牧阿佐美バレヱ団
金平糖の精:伊藤友季子
雪の女王:青山季可
王子:京當侑一籠
クララ:阿部裕恵
ドロッセルマイヤー:森田健太郎
ドロッセルマイヤーの甥:篠宮佑一
ねずみの王様:塚田渉 他
演出・振付:三谷恭三
美術:デヴィット・ウォーカー
照明デザイン:ポール・ピヤント
指揮:デヴィット・ガルフォース
演奏:東京ニューシティー管弦楽団
合唱:東京少年少女合唱隊シニア・コア
収録:2009年12月11日 東京・ゆうぽうとホール
牧阿佐美バレヱ団の「くるみ割り人形」全幕。プティパ、イワノフ版をもと
に、三谷恭三が演出・振付。金平糖の精を伊藤友季子が、雪の女王を青山季
可が踊っています。クララに抜擢されたのは阿部裕恵。楽しいクリスマス・
パーティーの場面、美しく幻想的な雪の国、そして華やかなお菓子の国の楽
しい踊りまで、家族で楽しめる見所いっぱいの作品です。



<Cascavelle>
VEL 3146 7枚組 特価 \2850
ロベルト・シューマン(1810-1856)-バイセンテナリー・エディション
[CD1]
交響曲第1番 変ロ長調「春」 作品38
交響曲第2番 ハ長調 作品61
[CD2]
交響曲第3番 変ホ長調「ライン」 作品97
交響曲第4番 ニ短調 作品120
アルミン・ジョルダン(指)スイス・ロマンド管弦楽団
録音:1989年9月、1990年2月2日、ヴィクトリア・ホール、ジュネーヴ
(ステレオ)
[CD3]
ピアノ協奏曲 イ短調 作品54
ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)、
エルネスト・アンセルメ(指)スイス・ロマンド管弦楽団
録音:1959年2月18日、ライヴ録音(モノラル)
チェロ協奏曲 イ短調 作品129
ピエール・フルニエ(チェロ)、
フェレンツ・フリッチャイ(指)スイス・ロマンド管弦楽団、
録音:1957年2月6日、ヴィクトリア・ホール、ジュネーヴ(モノラル)
[CD4]
ウィーンの謝肉祭の道化芝居「幻想的情景」 作品26
森の情景 作品82
ピアノ・ソナタ第3番 作品14
アルド・チッコリーニ(ピアノ)
録音:2002年3月(ステレオ)
[CD5]
歌曲集
ミルテの花 作品25より
(1.献呈 12.私を彼の胸によりかからせて 15.私の心は重く 24.西方にて 
25.東方のばらより 26.終わりに)
子供のための歌のアルバム 作品79より(26.松雪草)
「恋の曙」より12の詩 作品37より
(1.天は一滴の涙を落とし 3.おお、殿方よ)
3つの詩より(2.月に寄す)
5つのリュートと歌より(2.あなたの顔は)
女の愛と生涯 作品42
エディット・ウィーンズ(ソプラノ),ルドルフ・ヤンセン(ピアノ)
録音:1992年12月(ステレオ)
[CD6][CD7]
楽園とペリ 作品50
イーディス・ウィーンズ(S:ぺリ) シルヴィア・エルマン(S:若い女)
アンヌ・イェヴァング(A:天使) ロバート・ギャンビル(T)
クリストフ・プレガルディエン(T:若者)
ハンス=ペーター・シャイデッガー(Br:ガツナ、男)
スイス・ロマンド室内合唱団、
ローザンヌ・プロ・アルテ合唱団(アンドレ・シャトレ合唱指揮)
アルミン・ジョルダン(指)スイス・ロマンド管弦楽団
録音:1988年10月ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール(ステレオ)
CD-1,CD-2 交響曲は、全くてらいのないシューマンで、サヴァリッシュ以
来の正統派の名演!ジョルダン置き土産。
CD-3 すごいメンバーによる協奏曲でモノラルながら抜群の音質に驚き!
フルニエの終楽章でのゴリゴリなるチェロがインパクト大。
CD-4 名人巨匠ぶりに近年ますます磨きがかかるチッコリーニですが、この
シューマンは素晴らしい!
CD-5 ゼーフリートの再来と言われるウィーンズ!やさしく美しく、少し甘
口の語り口が大変魅力的。
CD-6,CD-7 新たな名盤誕生!同曲の決定盤的存在になることと思われます。




<C major>
70 2308(DVD-Video) \3500
字幕:伊英独仏西
ヴェルディ:「アイーダ」
タチアナ・セルジャン(S アイーダ)
ルーベンス・ペリッツァーリ(T ラダメス)
イアノ・タマール(Ms アムネリス)
イアン・パターソン(Br アモナズロ)
ティグラン・マルティノロシアン(Bs ランフィス)
ケヴィン・ショート(Bs エジプト王)
ロナルド・サム(T 伝令)
エリザベッタ・マルトラーナ(S 巫女)
カルロ・リッツィ(指)ウィーン交響楽団,
カメラータ・シレジア,
クラクフポーランド放送合唱団
ブレゲンツ音楽祭合唱団
演出:グレアム・ヴィック
衣装,装置:ポール・ブラウン
振付:ロン・ハウェル
収録:2009年7月22,24日
ヴェルディの「アイーダ」に映像は数あれど、これは飛び切りの舞台です!
湖畔の音楽祭として知られるブレゲンツ音楽祭での「アイーダ」です。演出
は日本でも有名なグレアム・ヴィック。巨大な青い自由の女神の断片を用い
たり、湖の水を活用したりと、普通の劇場では絶対にやれない業を多用して
います。クレーンを用いて高低差も活用し、非常に豪華。しかもヴィックは
ただ派手な見世物を作ったわけではありません。ヴェルディが「アイーダ」
に込めた問題意識を明確化させています。アイーダは、近年ヴェルディ・ソ
プラノとして急速に人気が上がり、ことにマクベス夫人で高い評価を得てい
るセルジャン。ラダメスは、2008年のローザンヌ歌劇場の来日公演で《カル
メン》のジョゼを歌って好評だったペリッツァーリ。アムネリスにはベテラ
ンのタマール。アモナズロを歌うパターソンは、ラトル指揮のザルツブルク
復活祭音楽祭での「ラインの黄金」でファーゾルトを歌った若手のバスの逸
材。そして指揮には、ウェールズ・ナショナル・オペラの音楽監督を二度務
めた名匠リッツィ。舞台のみならず、音楽も充実した上演です。




<Arte dell'arco Japan>
ADJ 027 \2800
日本語解説書付
モーツァルト:交響曲 第29番 イ長調 K.201
ハイドン:交響曲 第88番 ト長調 Hob.I-88 「V字」
ベートーヴェン:交響曲 第1番 ハ長調 作品21
オーケストラ・リベラ・クラシカ、鈴木秀美(音楽監督・指揮)
録音:2009年10月17日浜離宮朝日ホール、18日なぎさホール ライヴ
OLC待望のリリース!鈴木秀美とOLCが遂にベートーヴェンの第1番を演奏!
OLC結成以来ハイドンを取り上げた後のベートーヴェンだけに大変な名演と
なっており、大向を大いにうならせた名ライヴが遂にCD化!またOLC第1回演
奏会で取り上げたモーツァルト第29番も7年ぶりの再録音。着実に邁進する
OLCに脱帽です。




<harmonia mundi>
HMU 907523 \2450
Mr. Corelli in London-ロンドンのコレッリ
【コレッリのヴァイオリン・ソナタ集op.5の、ジェミニアーニ(1687 -1762)
によるオーケストラ版とその他の優れた巨匠たちによる装飾版】
フルートのための協奏曲 第10番 へ長調(原曲:ヴァイオリンソナタop.5-10)、
フルートのための協奏曲第8番 ホ短調(原曲:ヴァイオリン・ソナタop.5-8)、
コレッリの第5番ソロのフェイヴァリット・ジーグ、
コレッリの「ラ・フォリア」に基づくコンチェルト・グロッソ、
フルートのための協奏曲第4番 ヘ長調(原曲:ヴァイオリン・ソナタop.5-4)、
フルート協奏曲第7番 ニ短調(原曲:ヴァイオリン・ソナタop.5-7)、
ソナタ第7番のサラバンダのテーマに基づくグラウンド
モーリス・シュテーガー(リコーダー)
イングリッシュ・コンサート、ローレンス・カミングス(指揮)
録音:2009年7月
これがリコーダーで演奏されているとは!2009年秋の武蔵野・兵庫の来日公
演で観客を熱狂の渦に巻き込んだ、リコーダーの神の申し子シュテーガーの
新譜の登場。ヴァイオリンの偉大なる古典、コレッリのヴァイオリン・ソナ
タop.5をジェミニアーニが管弦楽版に編曲したものを伴奏に、同時代人たち
が華麗に装飾を施した超絶技巧の主旋律パートを、小さなリコーダー1本で演
奏しています。
1720-30年代のロンドンは、ヘンデルの存在のおかげで優秀な演奏者たちが集
まっており、優れたプレイヤーたちは、劇場を飛び出して、居酒屋や様々な
会合でもその腕前を披露、コンサート活動も非常に活発で、まさに音楽の聖
地のひとつとなっていました。そんな中、特に人気があった作曲家がコレッ
リでした。当時の作曲家たちは、コレッリの作品を編曲・発表し、それを優
れた奏者たちに演奏してもらうことにより自分の名を売っていました。コレ
ッリ(1653-1713)自身はロンドンの土を踏んだことはありませんが、当時の
大スターだったのです。このCDでシュテーガーは、様々な作曲家によってさ
らに華麗な姿へと変貌を遂げたコレッリのヴァイオリン・ソナタop.5のうち、
ロンドンで出版された楽譜を中心に採用し、イタリア趣味と、ロンドンの当
時の最先端の技術が詰まったきわめつけの名演を展開しています。シュテー
ガー自身、ブックレットのライナーノーツを、「これらの版を演奏すること
は大いなる挑戦であったけれど、コレッリのイタリア的要素と、当時のイギ
リス趣味を再度深く学べる機会でもあった。Thank you, Mr. Corelli!」と
締めくくっています。




<写影>
SHHP C002(DVD-Video) \3990
「朝比奈 隆 /ブルックナー交響曲選集」
ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調(ハース版)
収録:1992年5月13日東京文化会館(ライヴ)
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調(ハース版)
収録:1992年9月2日サントリーホール(ライヴ)
朝比奈 隆(指)新日本フィルハーモニー交響楽団

SHHP C003(DVD-Video) \3990
「朝比奈 隆 /ブルックナー交響曲選集」
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調(ハース版)
収録:1992年9月8日サントリーホール(ライヴ)
ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(ハース版)
収録:1993年2月16日サントリーホール(ライヴ)
朝比奈 隆(指)新日本フィルハーモニー交響楽団
朝比奈と親交があった実相寺昭雄が監督したこと、初出映像がようやく日の目
をみたことなど、なにかと大きな話題を集めている「朝比奈 隆 /ブルックナ
ー・ライヴ交響曲選集」。「レコード芸術」2010年6月号、話題のNEW DISC欄
でも取り上げられ、片山杜秀氏も「実相寺は、朝比奈をカリスマや独裁者とし
て居丈高に撮ろうとしていない。恐らくそれがそのまま実相寺の朝比奈評なの
だ。(中略)とにかくさすが実相寺。ここには朝比奈の音楽の“実相”が映って
いる。」とたいへん興味深いコメントを寄せております。
このたび、多くのご要望の声にお応えして、よりお求めやすい形での分売リリ
ースが決定致しました。朝比奈ファン、実相寺ファン、ブルックナー・ファン
を含め、ひとりでも多くの方にご覧になっていただきたい自信の内容です。な
お、分売はこのたびご案内の2タイトルのみになります。



<CAvi>
4260085 531905 4枚組 \5180
ルール・ピアノフェスティヴァル・エディション Vol.24
ハイドン:
オラトリオ「四季」
「天地創造」(全曲)(ツェムリンスキー編曲4手ピアノ版)
滑川真希、デニス=ラッセル・デイヴィス(P)
録音:2009年4月4&5日(四季)、6月12-14日(天地創造)
滑川真希、デニス=ラッセル・デイヴィスの二人によるモーツァルト「魔笛」
(4260085 530199)、ベートーヴェン「フィデリオ」(4260085 530854)に続く
ツェムリンスキー編曲による4手ピアノ版シリーズ。今回はなんと世界初録音
となるハイドンの「四季」と「天地創造」です。この作品はお馴染ルール・
ピアノ・フェスティヴァルで演奏し大成功をおさめ、音楽祭のプロデューサ
ーの熱烈な要請により、スタジオ録音されました。ツェムリンスキーは歌手、
合唱、オーケストラそれぞれのパートを忠実に、より緻密なピアノ4手に仕上
げています。色彩豊かな音、豊かな歌心に満ちた長大なデュオ作品を、滑川
真希、デニス=ラッセル・デイヴィスの「手」によって鮮やかに、そして一
気に聴かせてくれます。

4260085 531868 3枚組 \4250
ルール・ピアノ・フェスティヴァル・エディション Vol.23
CD1: メンデルスゾーン
(1)ピアノ協奏曲第1番ト短調Op.25
(2)華麗なカプリッチョ
(3)2台のピアノのための協奏曲
(1)(3)チャン・ヤ=フェイ(P) (2)(3)ロバート レヴィン(P)
(3)スティーヴン・スローアン(指) ボーチェム交響楽団
録音:2009年6月26日(ライヴ)
CD2:ヘンデル
(1)組曲 第1巻 より 第7番 ト短調 HWV.432
(2)組曲 ニ短調 HWV448(パスカル・デュブレイユ編)
(3)組曲第3番ニ短調HWV428
(1)(2)パスカル・デュブレイユ(チェンバロ)
(3)レオン・ベルベン(チェンバロ)
録音:(1)(2)2009年6月3日(ライヴ) (3)2009年7月13日(ライヴ)
CD3:現代作品
(1)ヴァソス・ニコラウ(1971-):
Once upon a time…(2009)、5つのエチュード(2007/2008)
(2)ルディ・スプリング(1972-):
ドイツ伝承曲Faces of the New Moon/ Neumondgesichte(2008/2009)
(3)ヴィルヘルム・キルマイヤー(1927-):
ヘルダーリン・ソング・サイクル第3番
(1)タマラ・ステファノヴィッチ(P)
 (2)サロメ・カンマー(Vo) ルディ・スプリング(P)
(3)マルクス・シェーファー(T) ジークフリート・マウザー(P)
録音:(1)2009年10月20日 (2)2009年6月25日(ライヴ) 
(3)2009年6月7日(ライヴ)
毎年行われているルール・ピアノ・フェスティヴァルの記念碑的公演をピック
アップした3枚組のアルバム。
昨年生誕200年を迎えたメンデルスゾーン、音楽祭初となるハープシコードに
よる演奏会ではヘンデルを、そして音楽祭の為に委嘱された若手音楽家たちの
作品によるコンテポラリー・コンサートなど多彩な音楽祭を一気に愉しむこと
のできるBOXです。




<Grand Slam>
GS 2048 \2250
(1)ブラームス:交響曲 第1番 ハ短調 作品68
(2)シューベルト:交響曲 第8番 ロ短調 D.759「未完成」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1952年2月10日、ベルリン、ティタニア・パラスト、
【モノラル(ライヴ)】
使用音源:
(1)Deutsche Grammophon(U.S.A.)2530 744A
(オープンリールテープ、19センチ、4トラック)
(2)Deutsche Grammophon(Germany)2535 804(LP)
■制作者より
オープンリールテープからの復刻第1弾として発売したクナッパーツブッシュ
指揮、VPOのブルックナーの交響曲第5番(GS-2047)は「音がとても柔らかい」
「無理なく音が出ている」と好評を得ました。そのオープンリール復刻第2弾
はフルトヴェングラー指揮、BPOのブラームスの交響曲第1番です。オープン
リールテープは主としてオーディオ・マニア向けとして販売されていたので、
もともとモノラル音源はそれほど多くはなく、ドイツ・グラモフォンから発売
されたフルトヴェングラーのオープンリールもこのブラームスしか存在しませ
ん。これは1976-78年頃に発売されたと推測されるもので、その音作りもいか
にもアナログ全盛時代にふさわしく腰のある力強い響きが特色です。なお、
ブラームスと同じ日に演奏されたシューベルトの「未完成」はテープでの発売
がないため、LPからの復刻となります。
■解説書の内容
制作手記、および当日の貴重なプログラムほか、フルトヴェングラーの珍しい
写真を掲載しています。(以上、平林 直哉)
(なお、制作上の都合により原則として初回完全限定プレスとなります。)



<ATMA>
ACD2 2618 \1850
テノール・アリア集
プッチーニ:
「トゥーランドット」よりアリア「泣くな、リュー」、
アリア「誰も寝てはならぬ」
マスカーニ:
「カヴァレリア・ルスティカーナ」よりアリア「母さん。あの酒強いね」、
間奏曲
プッチーニ:「トスカ」よりアリア「妙なる調和」、アリア「星は光ぬ」
プッチーニ:「マノン・レスコー」より間奏曲
チレア:「アルルの女」よりアリア「ありふれた話」
レオンカヴァルロ:「道化師」よりアリア「衣装をつけろ」
プッチーニ:「ラ・ボエーム」よりアリア「なんて冷たい手」
ヴェルディ:
「椿姫」よりアリア「彼女から離れては…僕の熱く燃えさかる心の」
プッチーニ:交響的前奏曲
マルク・エルヴュー(T) 
ヤニク・ネゼ=セガン(指) メトロポリタン・オーケストラ
録音:2009年9月8&9日
マルク・エルヴューは世界的に最も注目されているテノール歌手の一人。2006
年からはメトロポリタン・オペラの一員としても活躍しています。今回のテノ
ール・アリア集は、俊英指揮者ヤニク・ネゼ=セガンと共にプッチーニ、ヴェ
ルディ、マスカーニ、レオンカヴァルロなどのイタリア・オペラの最も美しい
アリアを披露しています。

ACD2 2590 \1850
ニコラ・ポルポラ(1686-1768):オペラ・アリア集
歌劇「アデライーデ」よりアリア「Nobil onda」、
「Non sempre invendicata」
歌劇「エツィーオ」よりレチタティーヴォとアリア「Misera, dove son?」、
「Non son io che parlo」
歌劇「ポリフェーモ」よりレチタティーヴォ「amato mio bene」、「Smanie」
歌劇「イメネーオ」よりアリア「Mi chiederesti meno」
歌劇「アンジェリカ」よりアリア「Mentre rendo a te la vita」
歌劇「ナクソスのアリアンナ」より序曲、アリア「Ahi che langue」、
「Il tuo dolce mormorio」、「Misera sventurata」、
「Si caro ti consola」、レチタティーヴォ「Misera, e che faro?」
カリーナ・ゴヴァン(S) 
アラン・カーティス(指) イル・コンプレッソ・バロッコ
録音:2008年9月29、30日、10月1、2、3日
18世紀イタリアの音楽家ニコラ・ポルポラ。ポルポラは有力な貴族に、楽長と
して支援を受けていました。そしてポルポラの一番の功績は有名なカストラー
トのファリネッリや、若きハイドンの師として手腕を発揮しました。ポルポラ
の重要なオペラ作品は1718-1742年の間に書かれています。今回はカナダのソ
プラノの花、カリーナ・ゴヴァンの美声でたっぷりと聴かせてくれます。

ACD2 2554 2枚組 \3380
ショパン:エチュード、ソナタ、即興曲
CD1:エチュードOp.10(全曲)、Op.25(全曲)
CD2:ピアノ・ソナタ第2番Op.35、第3番Op.58、即興曲第1番変イ長調Op.29、
第2番嬰ヘ長調Op.36、第3番変ト長調Op.51、幻想即興曲 嬰ハ短調Op.66
ジャニーナ・フィアルコフスカ(P)
録音:1997年8月5、6日(CD1)、1999年6月(CD2)
大ピアニスト、ルービンシュタインが「生まれながらのショパン弾き」と称し
たジャニーナ・フィアルコフスカ。ショパン・イヤーに相応い2枚組のアルバ
ムがリリースされます。フィアルコフスカが紡ぎだす大人のショパンを聴かせ
てくれます。



<ALTUS>
ALT 191 \2450
ステレオ
日本語解説付
新マスタリング
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 作品47
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー交響楽団
録音:1973年5月3日 レニングラード・フィルハーモニー 大ホール
さすがオリジナルテープからのデジタルトランスファーだけあってすばらしい
音質!演奏はまさに完璧の一言で、ムラヴィンスキーらしい異様な緊張感と迫
力で一気に聴かせます。聴いていて恐ろしくなるほど。それにしてもいつ聴い
てもムラヴィンスキーはすばらしい!平林直哉氏の資料に基づいた解説も大い
に参考になります。

ALT 192 \2450
ステレオ
ライヴ録音
日本語解説付
新マスタリング
チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 作品64
プロコフィエフ:『ロメオとジュリエット』組曲第2番 作品64より
(モンタギュー家とキャピュレット家、少女ジュリエット、僧ローレンス、
別れの前のロメオとジュリエット、アンティーユ諸島から来た娘たちの踊り、
ジュリエットの墓の前のロメオ)
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー交響楽団
録音:1982年11月6日 レニングラード・フィルハーモニー 大ホール
このチャイコフスキーとプロコフィエフもすばらしい音質。これもオリジナル
テープから丁寧なデジタルトランスファーの効果絶大!盤鬼平林氏は17種ある
ムラヴィンスキーのチャイ5のうち、当盤とグラモフォン60年盤があれば!と
激賞の様子でございます。

<REGIS>
RRC 1324 \950
カバレフスキー(1904-1987):
ピアノ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.6
ピアノ・ソナタ第2番変ホ長調 Op.45
4つの前奏曲 Op.5
ピアノ・ソナタ第3番へ長調 Op.46
アルトゥル・ピザロ(ピアノ)
ライセンサー:Phoenix Music Internatinal

RRC 1325 \950
有名なトランペット協奏曲集
ハイドン(1732-1809):トランペット協奏曲変ホ長調
フンメル(1778-1837):トランペット協奏曲変ホ長調
アルチュニアン(1920-):トランペット協奏曲
ジェレマイア・クラーク(1674-1707):デンマーク王の行進曲
パーセル(1659?-1695):トランペット・チューンとエア
モーリス・マーフィー(トランペット)
コンソート・オヴ・ロンドン
ロバート・ヘイドン・クラーク(指揮)

RRC 1326 \950
吹奏楽のための英国音楽
ホルスト(1874-1934):
吹奏楽のための第1組曲変ホ長調 Op.28 No.1/同第2番ヘ長調 Op.28 No.2
ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1858):イギリス民謡組曲/海の歌(行進曲)
グレインジャー(1882-1961):
組曲「リンカーンシャーの花束」/岸辺のモリー
デリー地方のアイルランド民謡/子供たちのマーチ「丘を越えて彼方へ」
カントリー・ガーデン
英国王立空軍中央軍楽隊
エリック・バンクス(指揮)
ライセンサー:Brian Culverhouse Productions

RRC 1328 \950
フランス管弦楽曲集
ショーソン(1855-1899):交響曲変ロ長調 Op.20
フォーレ(1845-1924):組曲「ペレアスとメリザンド」Op.80
オネゲル(1892-1955):
交響的断章(交響的運動)第2番「ラグビー」/同第1番「パシフィック231」
夏の牧歌
オランダ王立フィルハーモニー管弦楽団
ジャン・フルネ(指揮)
ライセンサー:
Union Square Music Ltd. under exclusive licence from SLG inc.

RRC 1329 \950
ベートーヴェン(1770-1827):ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61(*)
モーツァルト(1756-1791):ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216(+)
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
フランス国立放送管弦楽団(*)
フィルハーモニア管弦楽団(+)
アンドレ・クリュイタンス(指揮)
録音:1958年 原盤:EMI

<PNEUMA>
PN-1190 \2250
エルナンド・デ・タラベラ(1428-1507):グラナダ奪還を祝う聖務(夜課)
[初めの祈祷]
Domine, labia mea aperies / Regem triumphatorem + Ps.94
Sacris sollemniis
[第1の夜課]
Beatus rex Fernandus + Ps.III / Subiecisti, Domine + Ps.8
Quoniam rex et regina + Ps.20 / Benedicamus Patrem
Hodie nobis de caelo / Ego te tuli / Benedixit de Dominus
[第2の夜課]
Posuit hodie Dominus + Ps.45 / Cantemus Domino + Ps.82
Laudemus Deum nostrum + Ps.93 / Exaltate, Domine
Cantemus Domino / Congregati sunt / Tua est potentia
[第3の夜課]
Laetentur caeli + Ps.95 / Laetamini in Domino + Ps.96
Psallamus Domino + Ps.97 / Benedicat nos Deus / Benedicite Deum caeli
Cantemus iterum Domino / Te Deum laudamus / Benedicamus Domino
スコラ・アンティクァ
フアン・カルロス・アセンシオ(指揮)
録音:2008年11月7-9日、セゴビア(スペイン)、エル・パラル修道院
エルナンド・デ・タラベラはアビラ司教を務めた後、カトリック両王のグラナ
ダ奪還後最初のグラナダ大司教に就任した聖職者で、イサベル女王の聴罪司祭
兼顧問。教会音楽においても活躍し、レコンキスタの仕上げであるイスラム王
からのグラナダ奪還を記念する「高名なる都市グラナダの引き渡しを祝う聖務
とミサ」を作曲しました。スコラ・アンティクァ(1984年創設)は「死者の谷の
聖十字架修道院聖歌隊」のOBから成るスペインの男声合唱団。




<AYVA MUSICA>
AYVA 047 2枚組 \3300
ガスパル・カサド(1897-1966):チェロとピアノのための作品全集
ソナタ/朝の歌/南部の狂詩曲/アカレス/緑の魔王の踊り/愛の言葉
スペイン古典様式によるソナタ/セレナード/ボアブディルの嘆き
振り子時計と糸つむぎの女と恋人/パルティータ
イニャキ・エチェパレ(チェロ)
ルドビカ・モスカ(ピアノ)
録音:アルベルト・ムラレダ・スタジオ
バルセロナに生まれ、カザルスに見出されその教えを受けた20世紀を代表する
チェリストの一人、ガスパル・カサドの作品集。現在のチェリストにとって貴
重なレパートリーとなっています。イニャキ・エチェパレはスペイン・バスク
地方イルン生まれのチェリスト。

AYVA 027 \2250
【未案内旧譜】
バルセロナ・ギター・オーケストラ
マテオ・ペレス・デ・アルベニス(1755頃-1831):ソナタ ニ長調
ルイジ・ボッケリーニ(1743-1805):序奏とファンダンゴ(**)
イサーク・アルベニス(1860-1909):
スペイン組曲 から アストゥリアス,セビリャ
アルミン・カウフマン(1902-1980):ブルレッタ(+)/ミトカ・ドラゴミルナ(+)
クライディオ・マンドニコ(1957-):前奏曲とフーガ
エイトル・ヴィラ=ロボス(1887-1959):
前奏曲第1番(*)/ブラジル風バッハ第5番 から アリア(*)
セルジ・ビセンテ:サパテアド(**)
アストル・ピアソラ(1921-1992):アディオス・ノニーノ(#)/天使の死(#)
イニャキ・エチェパレ(チェロ(*))
ホセ・ロスタロ(バンドゥリア(+))
ペドロ・ブルサコ(ヴァイオリン(#))
エンリケ・テリェリア(バンドネオン(#))
ノエミ・ラモス、マグダ・レケナ(カスタネット(**))
バルセロナ・ギター・オーケストラ
セルジ・ビセンテ(編曲、指揮)
録音:2001年1月、バルセロナ、アルベルト・ムラレダ・スタジオ
バルセロナ・ギター・オーケストラは1989年、ギタリストのセルジ・ビセンテ
によって創設されたギター合奏団。メンバーはバルセロナのリセウ高等音楽院
の教員、卒業生、現役学生。




<CAMBRA>
CBR 6909 \2250
ホセ・モレノ・ガンス(1897-1976):
サパテアド「パブロ・サラサーテへのオマージュ」
(ヴァイオリンとピアノのための1945)(*/+)
四重奏曲第3番(ピアノ四重奏曲;1975)(+)
四重奏曲第4番(弦楽四重奏曲)
四重奏曲第5番「マリオネット」(弦楽四重奏曲のための幻想四重奏曲)
モレノ・ガンス弦楽四重奏団
エドゥアルド・アマウ(第1ヴァイオリン(*独奏))
アンパロ・ビダル(第2ヴァイオリン)
フランセスク・ガヤ(ヴィオラ) ラケル・ラクルス(チェロ)
ビクトリアノ・ゴテリス(ピアノ(+))
ホセ・モレノ・ガンスはバレンシア県アルヘメシに生まれたスペインの作曲
家。マドリード、ウィーン、ベルリン、パリで学び、いわゆる「27年世代」
の一人に数えられています。その名を冠してカステリョン&バレンシア高等
音楽院の教授たちによって結成されたモレノ・ガンス弦楽四重奏団による演
奏。すべて世界初録音。

CBR 4906 \2250
【未案内旧譜】
ホセ・モレノ・ガンス(1897-1976):
ヴァイオリンとピアノのためのメロディ第1番ロ短調(1926)(*/+)
ヴァイオリンとピアノのためのメロディ第2番変ホ長調(1927)(*/+)
四重奏曲第6番(ピアノ四重奏曲;1955)(+)
四重奏曲第2番(弦楽四重奏曲;1972)
モレノ・ガンス弦楽四重奏団
エドゥアルド・アマウ(第1ヴァイオリン(*独奏))
アンパロ・ビダル(第2ヴァイオリン)
フランセスク・ガヤ(ヴィオラ) ラケル・ラクルス(チェロ)
ビクトリアノ・ゴテリス(ピアノ(+))




<LIMIT>
新規扱い
旧譜のご案内は後日となりますが、受注対応可能です。

RTACCD 018 \2250
ミラ・プレイズ・ファリャ
マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):
バレエ「恋は魔術師」より 火祭りの踊り
バレエ「三角帽子」より 隣人の踊り,粉屋の踊り,粉屋の女房の踊り
スペインの4つの小品/ベティカ幻想曲/7つのスペイン民謡
レオノラ・ミラ(ピアノ)
録音:2009年以前、バルセロナ、ラ・ガリガ、アルベルト・ムラレダ・スタジオ
バルセロナ県ジェルトルに生まれ、幼時よりマリア・カナルスに師事したスペ
インのピアニスト、レオノラ・ミラが自身の所有するレーベルから発売した最
新盤。




<PICAP>
PICAP 910881-02 \2250
ジョルディ・フランケスタ:アルケミー・ピアノ
Royal water / Freezing 32°Farenheit / Alchemy piano
The piano idea / Dark science / Faith / The beacon
The discovery / Talents / Reactives / The alchemist music
Crystallizations / Stainless inmmutable / The romantic alchemy
Sound of vapour / Metals / The formula piano
The alchemist music studio / Iron / Laboratory of notes
ジョルディ・フランケスタ(ピアノ)





<UNIVERSAL MUSIC SPAIN>
0602517993426 \2850
トマティート SONATA SUITE
マリ・アンヘレス・フェルナンデス・トレス:
Brisa de Levante(*)/ Fernanda la Reina(+)
マリ・アンヘレス・フェルナンデス・トレス/フランシスコ・ホセ・コルテス:
Al final tú será:s mío(*/+)
マリ・アンヘレス・フェルナンデス・トレス:Luz de Guía(+)
エルカン・オルグル:Canción Turca
ホセ・フェルナンデス・トレス/フアン・アントニオ・サラサル・サラサル:
Voces de Ángeles(*/+)
ミシェル・カミロ:Two Much
アストル・ピアソラ:Adiós Nonino
マリ・アンヘレス・フェルナンデス・トレス(歌(*))
トマティート[ホセ・フェルナンデス・トレス](ギター)
シモン・ラモン、ホセ・マヤ、アントニオ・トレス・"エル・ペスカオ"
(パルマ(+))
スペイン国立管弦楽団
ジュゼプ・ポンス(指揮)
録音:2008年、マタデロ・デ・マドリード、ライヴ
世界最高の現役フラメンコ・ギタリストの一人トマティートによるシンフォ
ニック・ライヴ。娘のマリ・アンヘレス・フェルナンデス・トレスも共演。
パルマとはフランメンコの拍手のこと。

0028947668282 \2850
【未案内旧譜】
ヘロニモ・ヒメネス(1854-1923):サルスエラ「ラ・テンプラニカ」(*)
フェデリコ・チュエカ(1846-1908):サルスエラ「水、カルメラと焼酎」(+)
マリア・バヨ(ソプラノ:マリア・ラ・テンプラニカ(*)/ペパ(+))
マリア・ロドリゲス・サンス
(ソプラノ:サルー、羊飼い、ジプシー(*)/アシア、マヌエラ(+))
ラケル・ロヘンディオ・エレラ
(ソプラノ:グラビエ(*)/ガリバルディ、ドナ・シモナ(+))
エドゥアルド・サンタマリア・アルバレス
(テノール:ドン・マリアノ、サレア(*)/ロレンソ、セラフィン(+))
カルロス・ベルガサ・アルカルデ(バリトン:ドン・ルイス(*)、ビセンテ(+))
シモン・アンドゥエサ(バス:ドン・ラモン)
フェルナンド・ルビオ(バス:ミスター・ジェイムズ) 他
コムニダ・デ・マドリード合唱団
テネリフェ交響楽団
ビクトル・パブロ・ペレス(指揮)
録音:2006年9月4-9日、サンタクルス(スペイン、カナリア諸島テネリフェ島)、
アウディトリオ

0028947669166 \2850
【未案内旧譜】
ホセ・ブロス 誓い
メルカダンテ(1795-1870):オペラ「誓い」から
Compita e omai la giusta e terribil vendetta...
Fu celeste quel contento... O barbaro mio fato
ベッリーニ(1801-1835):オペラ「清教徒」から
A te, o cara" de I puritani /
Tu vedrai la sventurata... Ma non fia sempre odiata la mia memoria
ドニゼッティ(1797-1848):
オペラ「アンナ・ボレーナ」から
Vivi tu', te ne scongiuro... Nel veder la tua costanza
オペラ「アルバ公爵」から Inosservato penetrava... Angelo casto e bel
オペラ「ロベルト・デヴリュー」から
Ed ancor la tremenda porta... Come uno spirto angelico...
Bagnato il sen de lagrime
レオンカヴァッロ(1858-1919):マッティナータ(朝の歌)
ドニゼッティ:オペラ「連帯の娘」から Ah, mes amis... Pour mon ame
ホセ・ブロス(テノール)
コムニダ・デ・マドリード合唱団
マドリード交響楽団
フィリードリヒ・ハイダー(指揮)
録音:2007年10月5日、マドリード、王立劇場、ライヴ
アルフレド・クラウスの再来を思わせるスペインの名テノール、ホセ・ブロス
のオペラ・アリア・リサイタル・ライヴ。




<Musica Antigua Aranjuez>
MAA 008 2枚組 \3300
ボッケリーニ(1743-1805)/ラモン・デ・ラ・クルス(1731-1794)台本:
サルスエラ「クレメンティナ」(オリジナル・スペイン語版;1786)
マリア・イノホサ
(ソプラノ:クレメンティナ[ドン・クレメンテの娘として育てられた養女])
ソニア・デ・ムンク
(ソプラノ:ナルシサ[ドン・クレメンテの実の娘、クレメンティナの妹])
マルタ・ロドリゴ(メゾソプラノ:ドニャ・ダミアナ[娘たちの家庭教師])
エレナ・リベラ(ソプラノ:クリスティナ[女中])
ダビド・アレグレト(テノール:ドン・ウルバノ[ポルトガルの貴族])
トニ・マルソル(バリトン:ドン・ラサロ[音楽教師])
アンドレス・アモロス(俳優:ドン・クレメンテ[マドリードの裕福な貴族])
ハビエル・オルティス(俳優:マルケス・デ・ラ・バリェスタ[地方貴族])
ラ・コンパニア・デル・プリンチペ・アランフエス
パブロ・エラス=カサド(指揮)
録音:2008年6月23-25日、アランフエス(スペイン)、王宮礼拝堂
イタリア語版のオペラ「クリスティーナ」としても知られているボッケリーニ
のサルスエラの、オリジナル・スペイン語版による世界初録音。
ドン・ウルバノとクレメンティナ、マルケスとナルシサが恋仲になるが、ドン
・クレメンテが実はクレメンティナは自分が引き取った孤児であることを告白。
その成り行きを聞いたドン・ウルバノはクレンメンティナが死んだはずの妹で
あることを知り、結局ドン・ウルバノとナルシサ、マルケスとクレメンティ
ナ、おまけにドン・ラサロとクリスティナが結ばれてハッピーエンドを迎え
るという筋書きです。



<QUARTZIADE>
QTZ 001 \2180
フルートの気の向くままに
アルベニス(1860-1909)/ダヴィド・バルトゥク(1959-)編曲:
アストゥリア(フルートとピアノのための版)/グラナダ(同)
フランソワ・ド・ボワヴァレ/ポール・ボノー(1918-1995)編曲:
フルートとハープのためのソナタ第1番(*)
グスタフ・グンゼンハイマー(1934-):フルートチェンバロのためのソナタ第1番
メンデルスゾーン(1809-1847)/
リュック・ボードウィン&ジェラール・ノアック編曲:
6つの二重唱曲 Op.63 より(フルート、クラリネットとピアノのための版)
恋人よ、打ち明けておくれ,渡り鳥の別れの歌,秋の歌
フロラン・シュミット(1870-1959):
フルート、クラリネットとピアノの三重奏ソナティネ Op.85
ヨンゲン(1873-1953):フルートとハープのための緩やかな舞曲 Op.56
イベール(1890-1962):フルート、ヴァイオリンとハープのための2つの間奏曲
ウィリー・モルティエ(1947-):
ローカル・フライト(フルートとピアノのための)Op.44
アンサンブル・クワルツ
ジェラール・ノアック(フルート) リュック・ボードウィン(クラリネット)
フィリップ・デカンプ(ヴァイオリン) 
イングリッド・プロキュルール(ハープ)
ベティ・ブライランツ(チェンバロ) いづつゆか(ピアノ)
録音:1996年、スタジオ・ニュー D.E.S.
(*)19世紀アルベールの木製フルートを使用。

QTZ 008 \2180
抒情歌集
レハール(1870-1948)/リュック・ボードウィン編曲:
メリー・ウィドー(フルート、オーボエ、クラリネットとファゴットのための)
ドニゼッティ(1797-1848):フルートとハープのためのソナタ
ドヴォルジャーク(1841-1904)/ジェラール・ノアック編曲:
ドゥムカ(フルート、イングリッシュホルン、クラリネットとファゴットのための)
ドニゼッティ/ダニエル・ドムスティーズ編曲:
人知れぬ涙(ファゴットとピアノのための版)
ロッシーニ(1792-1868):フルートとハープのためのアンダンテと変奏曲
ヨハン・シュトラウスII(1825-1899)&ヨゼフ・シュトラウス(1827-1870)/
フリードリヒ・ガブラー編曲:ピツィカート・ポルカ
(フルート、オーボエ、クラリネット、ホルンとファゴットのための版)
グレチャニノフ(1864-1956)/S・ステグミュラー編曲:早朝 0p.126b
ジャン・ポール(ジョバンニ・パウロ)・マルティーニ(1741-1816):
愛の喜び(フルート、イングリッシュホルン、クラリネットとファゴットのための)
ヨハン・シュトラウスII/ジェラール・ノアック編曲:
オペレッタ「ジプシー男爵」序曲
アンサンブル・クワルツ
ジェラール・ノアック(フルート) 
ティエリ・カンメール(オーボエ、イングリッシュホルン)
リュック・ボードウィン(クラリネット) 
ダニエル・ドムスティーズ(ファゴット)
ベルナール・ワスネール(ホルン) イングリッド・プロキュルール(ハープ)
クリストフ・ポスタル(ピアノ)
録音:2007年7、9月、フラン=ワレ教会




<DUTTON>
新代理店により新規取り扱い開始
●DUTTON EPOCH
20世紀英国の作曲家たちの作品を中心とするシリーズ。

CDLX 7233 \1980
ロナルド・コープ(1951-):
ガーンジーの葉書(2004)
ピアノ協奏曲第1番(1997)(*)
交響曲第1番(2009)
レオン・マッコーリー(ピアノ(*))
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
ロナルド・コープ(指揮)
録音:2009年6月15-16日、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー・ホール
世界初録音。

CDLX 7234 \1980
デイヴィッド・マシューズ(1943-):
交響曲第2番 Op.17(1976-1979)
交響曲第6番 Op.100(2003-2007)
BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団
ヤク・ファン・ステーン(指揮)
録音:2009年2月12-14日、カーディフ・ベイ、BBCホッディノット・ホール

CDLX 7235 \1980
エリナー・レミック・ウォーレン (1900-1991):管弦楽作品集
水晶の湖(1946)/スケルツォ(1924/1938)(+)
泉(1933/1938)(+)/アーサー王の伝説(1939)(*)
ウェスタンショアに沿って(1941-1947/1942-1954)
一楽章の交響曲(1970)/管弦楽のための組曲(1954)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団(*以外)
ロナルド・コープ(指揮(*以外))
ロデリック・ウィリアムズ(バリトン(*))
BBCコンサート管弦楽団(*)
マーティン・イェーツ(指揮(*))
録音:2009年8月4-5日、グラスゴー、ヘンリー・ウッド・ホール(*以外)
2009年10月6日、ワトフォード、公会堂、コロシアム(+)
アメリカ合衆国の女性作曲家。(*)(+)世界初録音。

CDLX 7236 \1980
スティーヴン・ドジソン(1924-):
管弦楽のためのエッセイ
第1番(1890)/第2番(1981)/第3番(1982)
第4番(1984)/第5番(1985)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
デイヴィッド・ロイド=ジョーンズ(指揮)
録音:2009年8月6-7日、グラスゴー、ヘンリー・ウッド・ホール
世界初録音。

CDLX 7237 \1980
ヴォーン・ウィリアムズ、オルウィン、ボーエン、パリー:管弦楽作品集
ウィリアム・オルウィン(1905-1985):セレナード形式の序曲(1946)(*)
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):
英雄的悲歌と勝利のエピローグ(1901-1902)(+)
ヨーク・ボウエン(1884-1961):管弦楽のための詩曲「宵」Op.69(1922)(+)
ウィリアム・オルウィン:
前奏曲(1925)/ブラックダウン-サリー・ヒルズの音詩(1926)
「ピーター・パン」組曲(1923)
アド・インフィニトゥム[無限に]-管弦楽のための風刺(1929)
ヒューバート・パリー(1848-1918):劇付随音楽「ヒュパティア」(1882)
ミカエラ・ハスラム(ソプラノ(*))
ロンドン合唱団(*)
ロデリック・エルムズ(オルガン(+))
BBCコンサート管弦楽団
ジョン・ウィルソン(指揮)
録音:2009年7月12-14日、ワトフォード、公会堂、コロシアム
世界初録音。

CDLX 7238 \1980
アメリカのセレナード
ヴィクター・ハーバート(1859-1924):弦楽のためのセレナード Op.12(1897)(*)
アーサー・フット(1853-1937):
弦楽のためのセレナード Op.25(1891)(*)/組曲ホ長調 Op.63(1907)
ロンドン・オクターヴ
キプロス・マルコウ(指揮)
録音:2008年7月23-24日、9月2日、ロンドン、サウスゲート、聖ポール教会
(*)世界初の全曲録音。

CDLX 7239 \1980
ベイト、アーネル、チスホルム:管弦楽作品集
スタンリー・ベイト(1911-1959):交響曲第3番(1940)
リチャード・アーネル(1917-):
前奏曲「ブラック・マウンテン」Op.46(1946)
ロバート・フラハティ-印象 Op.87(1958)
エリック・チゾーム(1904-1965):ダンテの画集(ドレによる;1948)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
マーティン・イェーツ(指揮)
録音:2009年9月17-18日、グラスゴー、ヘンリー・ウッド・ホール
世界初録音。

CDLX 7240 \1980
クリストファー・ライト(1954):弦楽&管弦楽作品集
春の序曲(管弦楽のための;2007)(+)
リトル・ライト・ミュージック(弦楽合奏のための組曲;2006)(*)
管弦楽のための悲歌(2002)(+)
Searching(イングリッシュホルンと弦楽のための;2006)(**/+)
小管弦楽のための牧歌(2000)(#)
ソプラノリコーダーと弦楽のためのディヴェルティメント(2008)(++/#)
弦楽合奏のためのカプリッチョ・ブルレスク(2003)(*)
マクスウェル・スピアーズ(イングリッシュホルン(**))
ジョン・ターナー(ソプラノリコーダー(++))
ロイヤル・バレエ・シンフォニア(*/+)
バリー・ワーズワース(指揮(*))
ギャヴィン・サザーランド(指揮(+))
マンチェスター・シンフォニエッタ(#)
クリストファー・ライト(指揮(#))
録音:2007年3月15日(*)、7月9日(+)、ロンドン、エンジェル・スタジオ(*/+)
2009年1月19日、グレーター・マンチェスター、ストックポート、
聖トマス教会(#)
世界初録音。

CDLX 7241 \1980
ドナルト・トーヴィー(1875-1940):
オペラ「ディオニュソスの結婚」(1907-1918) 抜粋
サリー・シルヴァー(ソプラノ)
イヴォンヌ・フォンタネ(メゾソプラノ)
ロバート・ジョンストン(テノール)
マイケル・バンディ(バリトン)
ベルファスト・フィルハーモニー合唱団
アルスター管弦楽団
ジョージ・バス(指揮)
録音:2009年5月28-31日、ベルファスト、アルスター・ホール
世界初録音。

CDLX 7242 \1980
ショータイム BBCコンサート・オーケストラ、25年間の愛奏曲集
ウィリアム・ウォルトン(1902-1983):王冠(戴冠式行進曲)
シドニー・トーチ(1908-1990)編曲:パリの小ワルツ集
Pigalle / Mon Coeur est pour toi / La Ronde / La Seine /
Domino / Where is Your Heart / Sous les Ponts de Paris
ビゼー(1838-1875):「アルルの女」組曲第2番 から ファランドール
ケネス・オルフォード(1881-1945):二人のいたずらっ子
フランス民謡/ロバート・ファーノン(1917-2005)編曲:泉のほとり
ロン・グッドウィン(1925-2003):映画音楽「空軍大戦略」から エース・ハイ
コール・ポーター(1891-1964)/スタンリー・ブラック(1913-2002)編曲:
ミュージカル「カン・カン」から アイ・ラヴ・パリ
ミクロス・ローザ(1907-1995)/ロデリック・ダンク編曲:
映画音楽「ベン・ハー」から 主題曲,愛のテーマ
リチャード・ヘイマン(1920-):ポップス・ホーダウン
ゴードン・ラングフォード(1930-):ショータイム・カルーセル
Carousel Waltz / Oliver / Sunrise, Sunset / Hello, Dolly! /
Goodbye, Dolly Gray / I'm a Brass Band /
How Are Things in Glocca Morra? / Charlie Girl / People /
Chitty Chitty Bang Bang / Tonight
エリック・コーツ(1886-1957):全労働者諸君
BBCコンサート管弦楽団
ロデリック・ダンク(指揮)
録音:2009年9月29-30日、ワトフォード、公会堂、コロシアム

CDLX 7243 \1980
エルガー、ガーニー、ハード:管弦楽伴奏歌曲集
エドワード・エルガー(1857-1934)/マーティン・イェーツ編曲:
歌曲集「帝国のページェント」(1924;管弦楽伴奏版)(*)
エドワード・エルガー:
パンの笛(1899/1902)(+)/川 Op.60 No.1(1910-1912)
歌曲集「海の絵」 Op.37(1899)(#)
アイヴァー・ガーニー(1890-1937)/ジェレミー・ディブル編曲:
歌曲集「消灯」(1918-1925;管弦楽伴奏版)(*)
マイケル・ハード(1928-2006):歌曲集「上陸許可」(1962)(**)
ロデリック・ウィリアムス(バリトン)
BBCコンサート管弦楽団
マーティン・イェーツ(指揮)
録音:2009年10月6-7日、11月10日、ワトフォード、公会堂、コロシアム
(*)管弦楽伴奏版による世界初録音/(+)管弦楽伴奏版による世界初CD録音
(#)バリトンと管弦楽による世界初録音/(**)世界初録音。

CDLX 7247 \1980
アーノルド・クック(1906-2005):
ピアノ・ソナタ第1番(1938)
3つの無垢の歌(ソプラノ、クラリネットとピアノのための;1957)(*)
ホルンとピアノのためのロンド変ロ長調(1950)(+)
フルート四重奏曲(1936)(#)
歌曲集「夜想曲」(独唱、ホルンとピアノのための;1956)(**)
ピアノ・ソナタ第2番(1965)
ラファエル・テッローニ(ピアノ(#以外))
メラニー・ロッジ(ソプラノ(*))
ロレーン・シュルマン(クラリネット(*))
ジョナサン・ジャガード(ホルン(+))
パトリック・ウィリアムズ(フルート(#))
ウォーレン・ジーリンスキ(ヴァイオリン(#))
モーガン・ゴフ(ヴィオラ(#))
ジャスティン・ピアソン(チェロ(#))
録音:2008年7月15-16日、サフォーク、ポットン・ホール(#以外)
2008年7月21日、ロンドン、聖サイラス教会(#)

CDLX 7248 2枚組(1枚価格) \1980
アルジャーノン・アシュトン(1859-1937):ピアノ・ソナタ全集 Vol.1
ソナタ第4番ニ短調 Op.164(1925)/4つの小品 Op.72(1892)
ソナタ第8番ヘ長調 Op.174(1926)/ソナタ第6番イ短調 Op.170(1925)
夜想曲とメヌエット Op.39(1888)/ソナタ第5番嬰ヘ長調 Op.168(1925)
レスリー・デアス(ピアノ)
録音:2009年10月25日、12月13、18日、2010年1月25日、
オンタリオ州ウォータールー、
ウィルフレッド・ローリア大学音楽学部、
モーリン・フォレスター・リサイタルホール
世界初録音。(出版年)。




<POLSKIE NAGRANIA>
PNCD 1322 \2080
ショパン(1810-1849):ワルツ集
華麗な大ワルツ
変ホ長調 Op.18/変イ長調 Op.34 No.1/イ短調 Op.34 No.2
ヘ長調 Op.34 No.3/変イ長調 Op.42
ワルツ
変ニ長調 Op.64 No.1/嬰ハ短調 Op.64 No.2/変イ長調 Op.64 No.3
変イ長調 Op.69 No.1/ロ短調 Op.69 No.2/変ト長調 Op.70 No.1
ヘ短調 Op.70 No.2/変ニ長調 Op.70 No.3/ホ短調 Op.posth.(1830)
ホ長調 Op.posth.(1829)/変イ長調 Op.posth(1827)
変ホ長調(1829/1830)/イ短調(1847)/変ホ長調 Op.posth.(1827?)
マレク・ドレフノフスキ(ピアノ)
録音:2009年1月6-8日、ワルシャワ、
ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ
レナード・バーンスタインに起用され国際的名声を得たポーランドのピアニ
スト、マレク・ドレフノフスキによる「ショパン作品全集 CD 2」。CD1は未
発売、CD 3は「前奏曲集」(PNCD 1323)。

PNCD 1294 \1650
ショパン・ベスト・フロム・ポーランド
ショパン(1810-1849):
ポロネーズ変イ長調 As-dur Op.53(*)/前奏曲イ長調 Op.28 No.7(*)
前奏曲ホ短調 Op.28 No.4(*)/前奏曲変ニ長調 Op.28 No.15(*)
幻想即興曲嬰ハ短調 Op.66(+)/ワルツ変ニ長調 Op.64 No.1(+)
ワルツ嬰ハ短調 Op.64 No.2(+)/ワルツ ヘ長調 Op.34 No.3(#)
スケルツォ ロ短調 Op.20(#)/マズルカ ハ長調 Op.24 No.2(**)
マズルカ嬰ハ短調 Op.63 No.3(**)/マズルカ嬰ハ短調 Op.50 No.3(**)
練習曲ホ長調 Op.10 No.3(++)/練習曲ハ短調 Op.10 No.12(++)
ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11(*/##)
ハリナ・チェルニ=ステファンスカ(ピアノ(*))
レギナ・スメンジャンカ(ピアノ(+))
リディア・グリフトウォヴナ(ピアノ(#))
ヴィトルト・マウツジンスキ(ピアノ(**))
ボレスワフ・ヴォイトヴィチ(ピアノ(++))
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団(##)
ヴィトルト・ロヴィツキ(指揮(##))
既発売録音からの編集盤。

PNCD 1295 \2080
スキャット・コーラスでショパン
ショパン(1810-1849):(*)
前奏曲ホ短調 Op.28 No.4/前奏曲変ニ長調 Op.28 No.15
マズルカ ヘ長調 Op.68 No.4/華麗な大ワルツ嬰ハ短調 Op.64 No.2
スケルツォ ロ短調 Op.20 から モルト・ピウ・レント
マズルカ イ短調 Op.17 No.4/前奏曲嬰ヘ長調 Op.28 No.14
マズルカ ホ短調 Op.41 No.2/前奏曲ロ短調 Op.28 No.6
ワルツ変ニ長調 Op.64 No.1/バラード ヘ短調 Op.52 から抜粋
ジョン・レノン(1940-1980)&ポール・マッカートニー(1942-):
フール・オン・ザ・ヒル [ボーナス・トラック](+)
ノヴィ・シンガーズ
エヴァ・ヴァナト、ベルナルト・カフカ(*)、ヤヌシュ・ミフ、
ヴァルデマル・パジンスキ(*)、リシャルト・シェレメタ(+)
パヴェウ・ペルリンスキ・インストルメンタル・グループ(+)
アカペラまたは+ダブルベースというシンプルな編成で「ラララ…トゥルル…
ダバダバダ…」と歌われるショパン。ビートルズの名曲(+)は歌詞付きでバン
ド伴奏。

PNCD 1202 \2080
新世代 ヨアンナ・マルチンコフスカ
チャイコフスキー(1840-1893)/ミハイル・プレトニョフ(1957-)編曲:
演奏会用バレエ組曲「くるみ割り人形」
演奏会用バレエ組曲「眠れる森の美女」
ヨアンナ・マルチンコフスカ(ピアノ)
録音:2007年12月6-8日、ワルシャワ、
ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ
ポズナンのイグナツィ・ヤン・パデレフスキ音楽アカデミーで名ピアノ教授
ヴァルデマール・アンジェイェフスキに師事したポーランドのピアニスト、
ヨアンナ・マルチンコフスカのデビューCD。




<TRITO>
TD 0064 \2180
18-19世紀カタルーニャのオルガン音楽
ジュゼプ・エリエス(1690-1771):
小品第11番、コンチェルト様式/トッカータ第12番
ジュアン・ビラ(1711頃?-1791):半音階的作品第1旋法プント・アルト
ジュゼプ・テシドル(1752頃-1814頃):
ヒムヌス「荘厳なるいけにえ」によるグロサ
ラモン・カルニセル(1789-1855):メノルカの6つのソナタ
マジ・プンティ(1815-1883):オルガンのためのオフェルトリウム
ミケル・コンザレス(オルガン)
録音:2009年4月、タラゴナ県ラ・セルバ・デル・カンプ(スペイン)、
聖アンドレウ教会
使用楽器:2003年、ブランカフォルト・オルガン(モンセラト)Op.143

TD 0067 \2180
アグスティン・チャルレス(1960-):
経過した記憶(1991)
二重変奏曲(1994)
彫像 II(1998)
バルセロナ交響楽団
ハイメ・マルティン(指揮)
録音:2009年9月2-3、バルセロナ、アウディトリ

TD 0068 \2180
モンサルバジェ&モンポウ:ピアノ作品集
フェデリコ・モンポウ(1893-1987)/
シャビエ・モンサルバジェ(1902-2002)編曲/ミケル・ビリャルバ抜粋編曲:
バレエ組曲「ドン・ペルリンプリン」(ピアノ版)
シャビエ・モンサルバジェ:
3つの即興曲/ピアノとの対話/Bressoleig/Improviso epilogal
Alborada en Aurinx
フェデリコ・モンポウ:前奏曲第11番/前奏曲第12番
シャビエ・モンサルバジェ:Si, a Mompou/イヴェットのためのソナティネ
ミケル・ビリャルバ(ピアノ)
録音:2009年12月15-16日、サラゴサ、アウディトリオ





<A & B MASTER>
AB 03-IV \2700
【高価格帯】
エル・エスコリアル修道院礼拝堂の楽長たち Vol.2
アントニオ・ソレル(1729-1783):オルガン作品全集 Vol.1
前奏曲とフーガ(ハ調、ドリア調)/インテント(ト長調)
インテント(ニ長調)/インテント(ホ長調)
テ・デウムのためのヴァース/レジナ・チェリの4つのヴァース
モンセラト・トゥレン(オルガン)
録音:時期不詳(2001-2003年)、サラゴサ県カタラユ(スペイン)、
サン・フアン・エル・レアル教会

AB 03-VIII \2700
【高価格帯】
エル・エスコリアル修道院礼拝堂の楽長たち Vol.3
アントニオ・ソレル(1729-1783):オルガン作品全集 Vol.2
インテント(ニ調、ドリア調)/インテント(ト長調)
パソ(ト長調)/インテント(ヘ長調)
逆行を伴うインテント(イ短調)/パルティータとフーガ(ヘ長調)
練習のための4つの前奏曲/練習のためのさらに4つの前奏曲
モンセラト・トゥレン(オルガン)
録音:時期不詳(2001-2003年)、サラゴサ県カタラユ(スペイン)、
サン・フアン・エル・レアル教会




<ALBERRI>
ALS 10124 \2450
AMORS MERCE トルバドゥールとトルヴェール
不詳:Amors, merce non sia / Au renouvel du tens que la florete
モニオ・ダラス(活躍:1213-1239):Ce fu en mai
ペイレ・カルデナル(1180頃-1278):Un sirventesc novel vuelh comensar
ベレンゲル・デ・パロウ(12世紀):Tant m’abelis
ラインバウト・デ・ヴァケイラス(活躍:1180-1207):Kalenda maya
ギラウト・デ・ボルネーユ(1138頃-1215年):Reis glorios
不詳:Chevauchoie lez un bruel
ガマルト・デ・ヴィレルス&ジェアン・レ・クヴェリエル(活躍:1240-1270):
Cuvelier, j’aim mieus ke moi
ライモン・デ・ミラヴァル(1135/1160頃-1220頃):A penas sai don m'apreing
獅子心王リチャード1世(1157-1199):Ja nus hons pris ne dira sa raison
ベレンゲル・デ・パロウ:De la iensor
モニオ・ド・パリ(活躍:1250年以後):Je chevauchoie l'autrier
不詳:S'anc vos ame
ベルナルト・デ・ヴェンタドルン(1130/1140頃-1190/1200頃):
Can vei la lauzeta mover
不詳:Se j'ai du monde la flor
ペイレ・ライモン・デ・トロザ(活躍:1180-1220頃):Atressicum la candela
不詳:Quant voi la flor nouvelle
メネストリルス
フランセスク・トゥルトザ(指揮)
録音:時期不詳(1995年以前)、スタジオ・アラメダ
メネストリルスは1991年、スペイン、バレンシアのオンティニェントにおいて
創設された中世音楽専門のグループ。




<ANACRUSI>
AC 033 \2580
グレゴリオ聖歌:聖アガタの典礼
序詞(カタルーニャ語)/Gaudeamus(イントロイトゥス)/Kyrie X
Audiuvabit eam(グラドゥアーレ)/Loquebar, Domine(アレルヤ)
Afferentur(オフェルトリウム)/Sanctus X/Agnus X
Feci iudicium(コムニオ)/Adjuvabit eam(小レスポンソリウム)
Stans Beata Agatha(アンティフォナ)-Magnificat
Quie es tu qui venisiti ad me(アンティフォナ)/Medicinam carnalem(同)
Gratias tibi ago Domine(同)/Benedico te(同)/Qui me dignatus est(同)
Spacie tua(小レスポンソリウム)/Jesu corona virginum(ヒムヌス)
Paganorum(アンティフォナ)/カスティリャ語による序詞
英語による序詞/フランス語による序詞
タリェル・デストゥディス・メディエバルス
録音:時期不詳(2003年以前)、ジロナ(スペイン)、聖ダニエル修道院

AC 056 \2580
ポブラ・デ・セルボレスのオルガン
アントニオ・デ・カベソン(1510-1566):ティエント第5旋法
アントニオ・カレイラ(1525-1589):歌による4声のグロサ
ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク(1562-1621):スペインのパヴァーヌ
セバスティアン・アギレラ・デ・エレディア(1561-1627):
エンサラダ第8旋法アルト
クリスティアン・エールバッハ(1568-1635):カンツォーナ第4旋法
マヌエル・ロドリゲス・コエリョ(1555頃-1635):
ティエント第4旋法ナトゥラル
フランシスコ・コレア・デ・アラウホ(1576-1654):
セグンド・ティエント・デ・メディオ・レヒストロ・デ・ティプレ第7旋法
ティエント・デ・メディオ・レヒストロ・デ・バホン第7旋法
パブロ・ブルナ(1611-1679):
ティエント・デ・ファルサス第2旋法(Ge sol re utによる)
ティエント第1旋法(右手のための)
ホセフ・ヒメネス(1601-1672):バタリャ第6旋法
ヨハン・ヤコプ・フローベルガー(1616-1667):リチェルカーレ第5番
ヨハン・カスパル・フェルディナント・フィッシャー(1670頃-1746):
シャコンヌ ヘ長調
アントニオ・ソレル(1729-1783):テ・デウムのためのヴァース
マリア・ナンシー(オルガン)
録音:2005年4月1-2日、リェイダ県ポブラ・デ・セルボレス(スペイン)
ポブラ・デ・セルボレスのどこにあるオルガンなのかわからないのですが、
この村には教会が一つしかないのかもしれません。




<ARSIS>
AC 012 CDA1 \3150
【廃盤・高価格帯】
ダロカ神学校礼拝堂の音楽
パブロ・ブルナ(1611-1679):ああ、家の!/来たれ、魂よ、来たれ
不詳:主よ、来られるとき
パブロ・ブルナ:声は天に昇る
ディエゴ・ハラバ・イ・ブルナ(1652-1716):ラメド.幼な児は母に言う
パブロ・ブルナ:アヴェ・マリス・ステラ(ソプラノ)によるヴァース
パブロ・ブルナ:アヴェ・マリス・ステラ(バス)によるヴァース
不詳:主をほめたたえよ
ホセフ・ヒメノ(?-1769):生誕のためのレチタティーヴォとアリア
ホアキン・ラセカ(1758-1820):マニフィカト
カピリャ・デ・ムシカ・デ・ラ・コレヒアタ・デ・ダロカ
マルタ・アルマハノ、テレサ・ロリング(ソプラノ)
ロラ・カサリエゴ(メゾソプラノ)
セサル・カラソ(テノール) ミケル・ラモン(バリトン)
ジュゼプ・ボラス(ファゴット) マーラ・ガラッシ(ハープ)
ホセ・ルイス・ゴンサレス・ウリオル(オルガン)
ペレ・ロス(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
録音:1989年5月、ダロカ、聖ミゲル教会
1989年5月、アルモナシド・デ・ラ・シエラ教会
1995年1月、サラゴサ、聖パブロ教会 (以上スペイン)
スペインのアラゴン自治州、サラゴサの南に位置し、中世の城壁や街並みを
ほとんどそのまま残す町ダロカダロカ神学校礼拝堂の音楽。「ダロカ神学校
礼拝堂楽団」を名乗るグループによる演奏です。
当商品はアルシス・レーベルではすでに廃盤となっており、スペイン国内向
けの限られた流通ルートにのみ残っております。




<AUDIOVISUALS DE SARRIA>
5.1426 \2700
【高価格帯】
アルフォンソ10世(1221-1284)編纂:「聖母マリアのカンティガ集」から
Con gran razon...(カンティガ第215番 F.61)
Ben pode seguramente...(カンティガ第271番 F.46)
A Madre de Jhesu Cristo...(カンティガ第302番 F.84)
Muito per dev'a Reynna...(カンティガ第310番 F.30)
Ontre toda las vertudes...(カンティガ第323番 F.26)
Quen a Deus e'a ssa Madre...(カンティガ第318番 F.48)
Non conven que seja feita...(カンティガ第312番 F.45)
A que Deus avondou tanto...(カンティガ第351番 F.57)
Loar devemos a Virgen...(カンティガ第360番 F.91)
O que en Santa Maria...(カンティガ第216番 F.34)
トゥルバ・ムジチ
ジョルディ・レグアン(指揮)
録音:時期不詳(1989年頃以前)
トゥルバ・ムジチは1978年、スペイン、カタルーニャのテラサにおいて創設さ
れた古楽演奏団体。現在は活動していないかもしれません。

5.1790 \2700
【高価格帯】
ヘンデルと友人たち フルート・ソナタ集
ヘンデル(1685-1759):ソナタ ト長調 Op.1 No.5/ソナタ ニ長調
ジョン・スタンリー(1712-1786):
ソナタ ホ短調 Op.4 No.2/ソナタ ニ長調 Op.4 No.5
ジュゼッペ・サンマルティーニ(1693-1751):
ソナタ ホ短調 Op.2 No.3/ソナタ ト長調 Op.2 No.4
モンセラト・ガスコン(フラウト・トラヴェルソ)
シャビエ・コイ(テオルボ)
録音:2002年1月、バルセロナ県サンタ・コロマ・デ・グラマネト、モリネト
音楽創造センター・スタジオ
フラウト・トラヴェルソとテオルボのデュオという珍しい組み合わせ。二人
ともバルセロナ生まれの奏者です。

26.1431 \2700
【高価格帯】
グラナドス(1867-1916):ピアノ伴奏歌曲全集 Vol.1 恋愛歌集
恋愛歌集
私の秘めた思いを明かそう,私は若い娘なのだから「恋をさせて!」,
夜明け前,泣かないで、かわいい瞳よ,泣きなさい、心よ、それでいい
クエンカの山の娘たち,あなたのかわいい緑の瞳に
予言鳥/愛の歌/歌/永遠の悲歌
カルメン・ブスタマンテ(ソプラノ)
マヌエル・ガルシア・ムランテ(ピアノ)
録音:1989年春、バルセロナ、スタジオ・ムラレダ

26.1432 \2700
【高価格帯】
グラナドス(1867-1916):ピアノ伴奏歌曲全集 Vol.2 トナディリャ集
トナディリャ集(昔風のスペイン歌曲集)
愛と憎しみ,控えめなマハ,マハの眼差し,
トラ・ラ・ラとギターのつまびき,
ゴヤのマハ,内気なマハ,忘れられたマホ,町をぶらつく,
慎ましい下町娘たち,悲しむマハ(3曲)
オペラ「ゴイェスカス」から マハとナイチンゲール/歌/歌う/
ジプシーの歌
カルメン・ブスタマンテ(ソプラノ)
マヌエル・ガルシア・ムランテ(ピアノ)
録音:1989年春、バルセロナ、スタジオ・ムラレダ





<DIPUTACION PROVINCIAL DE GRANADA>
GRANADA 00001-2 \2180
モーロの土地を通って アンダルシア・ルネサンスの世俗音楽
フアン・バスケス(1510頃-1560頃):恋を抱く者は(*)
ルイス・デ・ナルバエス(1500頃-1555/1560):ファンタジア第4旋法
フアン・バスケス:ご婦人のかわいい瞳(*)
ミゲル・デ・フエンリャナ(1535-1578):モーロ人はアンテケラを出る(*/+)
アロンソ・ムダラ(1500頃-1580):
第8旋法のティエント/Fa mi fa re utによるファンタジア
ダヴィデ王は悲しんだ(*)
ミゲル・デ・フエンリャナ:ファンタジア/何で洗いましょう(*)
アロンソ・ムダラ:アレハンドレのパヴァーヌ/ガイヤルド
ルイス・デ・ナルバエス:
燃えよ、心よ、燃えよ(*)/モーロの王は散歩していた
フランシスコ・デ・ラ・トレ(活躍:1483-1504):語れ、悲しい心よ(*)
エンリケ:悲しみの影と(#)
フランシスコ・デ・ラ・トレ:モーロの土地を通って(*/+)
ミゲル・デ・フエンリャナ:
私を愛するなら殺さなければならない(フレチャのデュオ)
アロンソ・ムダラ:澄んだ冷たい川(*)
ルイス・デ・ナルバエス:
「牛の番」による3つのディフェレンシア/悪い結婚をした美女(*)
フアン・バスケス:あなたを見ていなかったら(#)
アロンソ・ムダラ:イサベル、帯をなくしたね(*)
ルイス・デ・ナルバエス:千々の悲しみ 第4旋法
ミゲル・デ・フエンリャナ:色黒娘よ、キスしておくれ(*)
セルヒオ・メリノ(テノール(*))
フランシスコ・エルバス(ビウエラ)
アルフレド・バラレス(ビウエラ・デ・アルコ(+)、ビウエラ(#))
録音:1995年8-9月、グラナダ(スペイン)、スタジオ・ウトピア
グラナダ県議会に所属する機関が制作したCD。
外装・本体の規格番号表記は「00001-2」のみですが、弊社では「GRANADA」
を冒頭に付して管理いたします。





<DIPUTACION DE ZARAGOZA>
84-7820-845-3 \3150
アラゴンの歴史的オルガン Vol.7 カストネル
マカリオ・サンティアゴ・カストネル編曲による
イベリア半島とイタリアのオルガン音楽
アントニオ・ヴァレンテ(1520-1580):ラ・ロマネスカ(*)
フランシスコ・コレア・デ・アラウホ(1575-1654):
ティエント・デ・マディオ・レヒストロ・デ・ティプレ第4旋法
ベルナルド・パスクイーニ(1637-1710):
スペインのフォリアによるパルティータ
マヌエル・ロドリゲス・コエリョ(1555-1635):
ティエント第3番第8旋法ナトゥラル
ジョヴァンニ・マリア・トラバーチ(1575頃-1647):
5声のガイヤルド第4番、スペイン風(*)
セバスティアン・アギレラ・デ・エレディア(1561-1627):
セグンド・レヒストロ・バホ第1旋法
アントニオ・デ・カベソン(1510-1566):
ミラノのガイヤルドによるディフェレンシア
マヌエル・ロドリゲス・コエリョ:E la mi reによる5つのキリエ第3旋法(+)
アントニオ・カレイラ(1520-1587):
歌による4声のグロサ/4声のティエント第2旋法
アントニオ・ヴァレンテ:イントルシアのバッロ(*)
アスカニオ・マヨーネ(1656-1627):トッカータ第3番
バルトロメウ・オラゲ(17世紀):ハカラ第1旋法(*)
ルイ・パイヴァ(オルガン)
ブランカ・ガスコン(打楽器(*))
ドムス・アウレア(グレゴリオ聖歌斉唱(+))
ルイス・プレンサ(指揮(+))
録音:2005年5月24-25日、
サラゴサ県アルモナシド・デ・ラ・シエラ(スペイン)、
聖母被昇天教区教会
使用楽器:1733年、バルトロメ・サンチェス製(オルガン)
サラゴサ県議会に所属する機関が制作したCD。鍵盤音楽の楽譜校訂で名高い
ポルトガルの音楽学者マカリオ・サンティアゴ・カストネル(1908-1992)を記
念するアルバム。ルイ・パイヴァ(1961年生まれ)は知る人ぞ知るポルトガル
の鍵盤の名手。
外装・本体に規格番号表記はありませんが、弊社では外装に表記されている
ISBNコードを規格番号として管理いたします。

84-7820-906-9 \3150
誘惑 副王時代のナポリのオルガン音楽
ジョヴァンニ・ド・マック(1550頃-1614):オルガンのイントラータ/風変わり
な調和
即興演奏:パヴァーヌ(*)
ジョヴァンニ・ド・マック:ガイヤルド第2番/3つの主題によるカプリッチョ
ドメニコ・マリア・フェラボスコ(1513-1574):私は若い娘(#)
ジョヴァンニ・マリア・トラバーチ(1575頃-1647):
私は若い娘/トッカータ第2番第8旋法/ドゥレッツェとリガトゥーレ
コンスタンツォ・フェスタのテノール旋律によるリチェルカーレ(+)
アントニオ・ヴァレンテ(1520-1580):
Chi la dira, disminuita/ゼフィロのテノールと12の変奏曲
Sortemenplus con alcuni fioretti/ロンバルディアのガイヤルド(*)
ロンバルディアのバッロ(*)
アスカニオ・マヨーネ(1656-1627):
トッカータ第2番/コンスタンツォ・フェスタの定旋律によるリチェルカーレ(+)
ベルナルド・ストラーチェ(17世紀):モニカによるパルティータ/シャコンヌ
クラウディオ・アストロニオ(オルガン(#以外))
ハビエル・ビリャル(打楽器(*))
フェルナンド・マリン(ヴィオラ・ダ・ガンバ(+))
声楽アンサンブル(#)
ホルヘ・アポダカ(指揮(#))
録音:2006年10月19-20日、サラゴサ県ムエル、殉教者聖クリストバル教区教会
使用楽器:1698年、フアン・パスカル・デ・ロンガス製/1757年、シルベストレ
・トマス改修
当シリーズで現在弊社ルートで入手可能なのは今回ご案内の2点のみで、他の
商品についての情報はございません。




<EGT>
EGT 903 \2180
マヌエル・ナロ・カンポス(1729-1776):鍵盤楽器のための作品集
ソナタ第4番第5旋法ハ長調(オルガンまたはチェンバロのための)
ソナタ第6番第5旋法ハ長調/ソナタ第10番第6旋法ヘ長調
ソナタ第13番変ロ長調/ソナタ第5番ニ短調/ソナタ第12番イ短調
ソナタ第8番ハ長調/ソナタ第1番第6旋法プント・バホ 変ホ長調
ソナタ第14番ハ短調/ソナタ第15番ト長調/ソナタ第3番ハ長調
ソナタ第9番第5旋法ハ長調/ソナタ第7番第8旋法ト長調
ソナタ第11番ト短調/ソナタ第2番第6旋法ヘ長調/パストレラ/バタリャ
ロドリゴ・マドリード(チェンバロ)
録音:2002年10月24-25日、バレンシア、スタジオ・タバレト
バレンシアに生まれ、マドリード王宮礼拝堂オルガニストを務めた作曲家。




<MV CREMONA>
MVC 009-025 \2180
ヴィヴァルディの協奏曲によるオルガン作品集
J・S・バッハ(1685-1750)編曲:協奏曲ヘ長調 BWV978(Op.3 No.3)
アン・ドーソン編曲:
ソナタ ニ長調(Op.3 No.9)/ソナタ イ長調(Op.3 No.5)
ソナタ ニ長調(Op.3 No.12)
J・S・バッハ編曲:
協奏曲ニ長調 BWV972(Op.3 No.9)/協奏曲ト長調 BWV973(Op.7 No.2)
アン・ドーソン:ソナタ ヘ長調(Op.3 No.7)
ダヴィデ・ポッツィ(オルガン)
録音/使用楽器:2008年10月28-29日、マントヴァ県(イタリア)
マルカリア、カンピテッロ、聖教皇チェレスティーノ1世教区教会/
1794年、アンドレア・モンテサンティ製
マルカリア、カザティコ、聖母マリア被昇天教区教会/18世紀、不詳作者製
カステルッキオ、オスピタレット、聖使徒バルトロメオ教区教会/
1745年、ジョヴァンニ・ドリア製
J・S・バッハのクラヴィーア用編曲版、および「アン・ドーソンの手稿譜集」
(18世紀前半に英国で編纂)に収められたクラヴィーア編曲版(ブックレット筆
者はアン・ドーソンの編曲と記しています)によるヴィヴァルディの協奏曲。
(括弧)内は原曲の作品番号。「Op.3 No.9」では両者の聴き比べも楽しめます。

MVC 009-027 \2180
クレモナ、聖ピエトロ・アル・ポー教会のオーケストラ・オルガン
メンデルスゾーン(1809-1847):前奏曲とフーガ変ロ長調 Op.35 No.6
カルク=エーレルト(1877-1933):「スケッチブック」から
煙突掃除人 Op.102 No.3/修道士の歌 Op.102 No.4
ワルツのテンポ Op.102 No.6/アリア(バッハ風)Op.101 No.6b
奉献曲(ベルリオーズ風)Op.101 No.13
J・S・バッハ(1685-1750):
ゴルトベルク変奏曲 から アリア,変奏 1,3,7,14,28,29
ゲオルク・ムッファト(1653-1704):Nova Cyclopoeias Harmonica から
アリア,Ad malleorum ictus allusio
モーツァルト(1756-1791):オペラ「フィガロの結婚」序曲
メンデルスゾーン:7つの性格的小品 Op.7 から 憧れに満ちて,軽やかに
カール・ピウッティ(1846-1902):ソナタ ホ短調 Op.27 から 第2、3楽章
マルコ・ルッジェーリ(オルガン)
録音:2008年11月14-15日、クレモナ(イタリア)、聖ピエトロ・アル・ポー教会
使用楽器:1877年、ルイジ・リンジャルディ製 Op.181
(復元:1988年、マショーニ/2008年、ジャンニ・カーザ)
十数種類のオーケストラ楽器の音色を出せることから、当時「オーケストラ・
モデル」と称されたオルガン。もちろん現代のオルガンの音色機能とは比べる
べくもありませんが、「フィガロの結婚」序曲を聴くと、製作者ルイジ・リン
ジャルディが目指していたものが雰囲気としてわかる気がします。

MVC 009-028 \2180
マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925):オルガン作品集
楽しい時間 Op.132 No.5/アヴェ・マリア Op.104 No.2
組曲「Res Severa Magnum Gaudium」から
前奏曲,アレグロ・モデラート,コラール,フーガ
スケルツォ ト短調/ソナタ ニ長調/田舎の情景 Op.132 No.3
コンチェルトのトッカータ Op.118 No.5/夕べの歌 Op.92 No.1
バルディの行進曲
マルコ・ルッジェーリ(オルガン)
録音:2008年10月28-29日、レッジョ・エミーリア県レッジョーロ(イタリア)
レッジョーロ教区聖ジュゼッペ教会

MVC 010-031 \2180
アントニオ・バルトロメオ・ブルーニ(1757-1821):
ヴァイオリンとヴィオラのための6つの協奏的二重奏曲
アレア・アンサンブル
アンドレア・ロニョーニ(ヴァイオリン)
ステファノ・マルコッキ(ヴィオラ)
録音:2009年5月23-23日、クレモナ(イタリア)、パッラヴィチーノ宮
アントニオ・バルトロメオ・ブルーニはガエターノ・プニャーニ(1731-1798)
に師事しパリで活躍したイタリアのヴァイオリニスト・指揮者・作曲家。ヴィ
オラ教本の著者としても高名です。弦楽器の二重奏は彼のお気に入りの分野だ
ったようで、2つのヴァイオリンまたはヴァイオリンとヴィオラのために書い
た楽曲数は少なくとも150を超えています。同じくプニャーニ門下でパリで活
躍したジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィオッティ(1755-1824)とこれらの楽
曲を共演していた可能性を考えるのも、あながち妄想とはいえないでしょう。
今回のアレア・アンサンブルはデュオ編成。アンドレア・ロニョーニ(1973年
クレモナ生まれ)はファビオ・ビオンディに師事し、2001年に師の率いるエウ
ローパ・ガランテの第2ヴァイオリン首席に就任。ステファノ・マルコッキ
(1974年パルマ生まれ)も同じく2001年にエウローパ・ガランテのヴィオラ首
席に就任しています。

MVC 010-032 \2180
ファゴット・ヴィルトゥオーゾ
ガエターノ・キアブラーノ(1725-1800):ファゴットと低音のためのソナタ(+)
ジュゼッペ・タルティーニ(1692-1770)(とされる):低音のためのソナタ
ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ:
チェンバロ・ソナタ Op.4 No.2(チェンバロ独奏)
ジローラモ・ベゾッツィ(1704-1778):ファゴット・ソナタ(*)
ガエターノ・プニャーニ(1731-1798):ファゴット・ソナタ(+)
フランチェスコ・リクペロ(18世紀):ファゴットと低音のためのソナタ第1番(+)
セルジオ・アッツォリーニ(ファゴット)
アンサンブル・ラウラ・ソアーヴェ
池田愛(ファゴット) ディエゴ・カンタルーピ(アーチリュート、ギター)
ダヴィデ・ポッツィ(チェンバロ)
録音:2008年10月18-20日、クレモナ県ソレジーナ、アリアデッロ教会
バロック時代には通奏低音楽器として使われることが多かったファゴットをソ
ロに据えた作品集。
セルジオ・アッツォリーニ(1967年ボルツァーノ生まれ)はクラウス・トゥーネ
マンに師事したイタリアのファゴット奏者。モーダン、ピリオドを問わず現代
最高のファゴット奏者の一人に数えられています。バーゼル国立音楽アカデミ
ーでアッツォリーニに師事した日本の池田愛が低音パートを吹いています。
(ブックレットによれば池田の参加は(*)のみですが、(+)でも低音パートを吹
く音が聞こえるので参加しているはず。)
2010年6月号にてディアパゾン・ドール獲得。楽曲・演奏・録音のすべてがす
ばらしく、日本人奏者の活躍にも注目したいので推薦盤とします。




<DISCMEDI(Blau)>
1982年、スペインのパルマ・デ・マヨルカに創設されたバレアレス諸島の音
楽・演奏家専門のレコード会社「Blau」。1989年にバルセロナのDiscmedi社と
ともに「Discmedi-Blau」レーベルを創設、以来Blauレーベルの商品の世界配
給も Discmedi社が行っています。
制作が古い商品には「Discmedi」のロゴ表記がございません。

BLAUCD 546 \2080
マヨルカ島の作曲家たちの歌曲集
アントニ・パレラ・フォンス(1943-):7つの子守歌
ジャウメ・マス・ポルセル(1909-1993):愛の歌(全7曲)
ジュアン・マリア・トマス(1896-1966):スペインの楽器の歌(全7曲)
ミケル・カプリョンク(1861-1935):4つのリート
マリア・ホセ・モンティエル(ソプラノ)
ミケル・エステルリク(ピアノ)

BLAUCD 554 \2080
弦楽合奏のための音楽
コレッリ(1653-1713):合奏協奏曲 Op.6 No.8
グリーグ(1843-1907):組曲「ホルベアの時代から」Op.40
ブリテン(1913-1976):シンプル・シンフォニー Op.4
ジュゼプ・プルエンス(1956-):フェラニチへのオマージュ
プッチーニ(1858-1924):菊
ピアソラ(1921-1992):リベルタンゴ
アルマ・ストリングス
ジュアナ・グアル、ドミトリー・ストルチコフ(指揮)
録音:2008年3月、マヨルカ島ペゲラ、アウディトリ

BLAUCD 081 \2080
【未案内旧譜】
リュク聖母教会少年聖歌隊「青の子供たち」
ジャウメ・パロウ:リュクのアヴェ・マリア
不詳:リュクの聖母の喜び
ジャウメ・パロウ:山頂の黒い聖母像
シューベルト:アヴェ・マリア
パロウ:黒い聖母像と美女
ランベルト:リュクの賛歌
ビベス:ラ・バランゲラ
モーツァルト:エクスルターテ・ユビラーテ から アレルヤ
民謡(17世紀):霊をたたえよ
伝承曲:シビラ
ミラリェス:青の子供たちと子供のイエス
モーツァルト:子守歌
民謡/ジャウメ・パロウ編曲:セス・パナデスの歌
リュク聖母教会少年聖歌隊「青の子供たち」
ビセンス・ジュアン・ルビ(オルガン)
ジャウメ・パロウ(指揮)
録音:時期不詳、リュク聖母教会、ライヴ、AAD

BLAUCD 084 \2080
【未案内旧譜】
リュク聖母教会少年聖歌隊「青の子供たち」
ペレ・アントニ・カニェラス・ポンス:シビラ
ミケル・モンロチ・リエラ:天使
ジャウメ・パロウ:青い島の心
ミケル・モンロチ・リエラ:神ゆえに
ジャウメ・パロウ:Oh Moreneta prest tindreu son
民謡:サ・シンボンバ(*)
バルトゥメウ・ウリベ:Parado de Selva(*)
リュク聖母教会少年聖歌隊「青の子供たち」
アルナウ・レイネス・フルリト(オルガン)
ジャウメ・パロウ(指揮)
録音:1994年、リュク聖母教会、ライヴ(*以外)/1973年(*)

BLAUCD 428 \2080
【未案内旧譜】
アントニ・パレラ・フォンス(1943-):
ジュアン・アルクベ、ミケル・コスタ・イ・リュベラの詩による歌曲集
悲嘆/遺品/気絶/アナクレオン風/ミラマル/春の回帰/若者たち
マイア・プラナス(ソプラノ)
セルジ・クエンカ(ピアノ)
録音:2005年10月、ビラ=セカ、アウディトリ・ジュゼプ・カレラス

BLAUCD 451 \2080
【未案内旧譜】
アントニ・パレラ・フォンス(1943-):歌曲集「最後の旅」
それは予言だった/満帆/私が死ぬ日/七色の馬
あなたは長く留まっている/何が少女を/どこへ行こうと
フアン・ポンス(バリトン)
ジュアナ・ポンス(ピアノ)
録音:2006年4月8、10-11日、12月27-29日、マヨルカ島ブニョラ、スタジオONA
赤道ギニア共和国に生まれ、子供の頃に家族とともにマヨルカ島のマナコルに
移住、歌手・作家・俳優としてマヨルカ島およびバルセロナを本拠に活動した
ギリェム・(フリャナ・イ・アダ)デファク[Guillem Fullana i Hada d'Efak]
(1929-1995)のテキストによる歌曲集。作曲はギリェムが育った町マナコル出
身のアントニ・パレラ・フォンス。そして歌うのはメノルカ島シウタデリャ生
まれの国際的名バリトン、フアン・ポンス(カタルーニャ語ではジュアン・ポ
ンス)。ピアニストのジュアナ・ポンスは彼の娘です。

BLAUCD 512 \2080
【未案内旧譜】
音楽と言葉
朗読のみ〔リュイス・マイカス:Cel〕
アントニ・パレラ・フォンス:「Quaderns de Mallorca」から Tan prtiteta
〔ペレ・ジュアン・マルトゥレイ:Renaixencia〕
アントニ・マルトゥレイ:組曲「Vilatjana」から Plant(部分)
〔ジャウメ・メスキダ:Vara util〕
ジュアン・バレント:Kli. somni 〔ベルナト・ナダル:El vestit vermell〕
ジュゼプ・プルエンス:La llum
〔ジュゼプ・リュイス・アギロ:Els guardians de la Frontera〕
ダビド・レオン:三部作「Cernudia」から Desig(部分)
〔イラリ・デ・カラ:Al lloc de la catastrofe〕
ミケル・アンヘル・アギロ:Quan les fades surten al jardi(音楽&テキスト)
メルセ・ポンス:Sonoritats(部分)
〔ペレ・ルセリョ=ボベ:Els ulls mes orbs〕
シャビエ・ジェラベルト:From Litany
〔アントニ・シュメト:La nuesa i el veri(部分)〕
バルトゥメウ・アルティゲス:Baix obstinat(des del piano)
〔ダミア・ポンス:He perdut les antigues certeses〕
ラフェル・アギロ:Nebulosa 〔ミケル・メストレ:El bon temps〕
アントニ・パレラ・フォンス:Tan petiteta 〔リュイス・マイカス:Cel〕
アンドレウ・リエラ(ピアノ)
ミケル・メストレ(朗読)
録音:マヨルカ島サンタ・エウジェニア、スタジオCas Music
ピアノと朗読によるバレアレス諸島の作曲家と詩人たちのアンソロジー。
〔括弧〕内が詩人とテキスト名。

BLAUCD 015 \2080
【未案内旧譜】
ラフェル・アギロ:海辺 ピアノ作品集
前奏曲第1番ハ長調「魅了された一日」
幻想曲第2番変イ長調「洗濯場と水族館」(ドビュッシーに捧げる)
アウカナダ/夜想曲ト短調「夏の夢」/海辺
夜想曲第1番「私たち残のはパリのみ」(ショパンに捧げる)
サ・メスキダ/カルマ/アダージョ変イ長調「あなたを懐かしむ」
前奏曲第2番ホ短調「あなたのこの四年間」
瞑想曲第4番「香りのよい散歩道」/瞑想曲第2番「変身」/結納金
アンドレウ・リエラ(ピアノ)




<DISCMEDI>(Tram)
Discmedi社が世界配給するバルセロナのレーベル。「Discmedi」のロゴ表記は
ございません。

TRM 0079 \2080
【未案内旧譜】
ナルシス・カザノベス(1747-1799):オルガン作品集
ヒムヌス「パンジェ・リングァ」によるソナタ [25]/ソナタ [34]/ロンド [16]
バスのパルティータ [12]/アンティフォナ「サルヴェ・レジナ」によるパソ [7]
カンタービレ [21]/ソナタ [III]/パソ [IV]
ヒムヌス「アヴェ・マリス・ステラ」によるパソ [6]
田園ソナタ(ヴァージョンA)[32]/パソ [VII]/クラリーノのソナタ [28]
パソ [4]/パソ [XII]/パソ [X]
モデスト・モレノ・イ・モレラ(オルガン)
録音:ジロナ県プチセルダ、聖マリア教会
使用楽器:ブランカフォルト製




<MSR>
MS1346 \1980
(1)ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調Op.15
(2)R.シュトラウス:ブルレスケ ニ短調Op.11
ジョシュア・ピアース(Pf)、
ポール・フリーマン指揮
(1)スロヴァキア・フィル、
(2)チェコ・ナショナル交響楽団
録音:(1)1993年ブラティスラヴァ、(2)1995年プラハ ともにライヴ録音
ジョシュア・ピアースはWERGOレーベルにジョン・ケージ・ピアノ作品シリー
ズを録音する他、武満徹やシュトックハウゼン、ハリー・パーチなども得意
とし現代音楽のスペシャリストとして知られているが、決してそればかりで
はなく、古典やロマン派の作品にも数多く取り組んでおり、当MSRにも既に十
種類近くのアルバムがあり、近年はシューベルトのスペシャリストとしても
認められている。ここに収められたブラームスのドラマティックで骨太の演
奏は現代音楽のスペシャリストというより、往年のドイツの名ピアニストの
風格を感じさせる。

MS1181 \1980
「ヴィルトゥオーゾ・ホルン・デュオ」
(1)ハイドン:2つのホルンのための協奏曲 変ホ長調
(2)ヴィヴァルディ:
《調和の幻想》より協奏曲第11番(2つのホルンと弦楽のための編曲版)
(3)ロセッティ:協奏曲第3番
(4)ケリー・ターナー:
《それは暗い嵐の夜だった》-2つのホルンと弦楽のための交響詩
ヴィルトゥオーゾ・ホルン・デュオ:
【クリスティーナ・マッシャー(Hrn)、
ケリー・ターナー(Hrn)】
ダリウス・ヴィニェフスキ指揮シンフォニエッタ・クラコヴィア
録音:2006年4月クラクフ,ポーランド
2つのホルンのための協奏曲を収録。ヴィヴァルディの調和の幻想はオリジナ
ルの2つのヴァイオリンとチェロの独奏が2つのホルンに翻案されている。ク
リスティーナ・マッシャーはイリノイ州出身でドイツで研鑽を積み、マーラ
ー・ユーゲント・オーケストラに在籍してアバド、小澤、ブーレーズのもと
で演奏した。その後、ソリストとして独立、他項でも紹介した作曲家でホル
ン奏者のケリー・ターナーとヴィルトゥオーゾ・ホルン・デュオを結成して
全米国内はもとより、ヨーロッパ、アジアで活動している。

MS1186 \1980
「ケリー・ターナー:室内楽作品集」
メアリー・ローズのための子守唄(木管五重奏)
クォーター・アフター・フォー(ヴァイオリン・ホルン・チェロ)
ホルンと弦楽四重奏のためのソナタ
ホルン四重奏曲第3番
9楽器のためのラプソディ
ロッテルダム・フィルハーモニック・チェンバー・プレイヤーズ
録音:1999/2006年,オランダ
ターナーはテキサス州サン・アントニオ出身で北米先住民の血を引く。地元
で音楽を学んだ後、マンハッタン音楽院で学ぶ。ケルン・ギュルツェニヒ管
などの首席ホルン奏者を務めたあとソリストとして活躍、またアメリカ・ホ
ルン四重奏団を結成して現在に至る。新古典主義とでもいうべき保守的な作
風。自らもホルンを吹き、管楽アンサンブルから多数の作曲委嘱を受けている。

MS1312 \1980
「古典・折衷的、地球物理学とバッハ」
(全曲レイトゥッシュによるオーケストレーション)
(1)J.S.バッハ:前奏曲とフーガ ハ短調BWV.546
(2)ハンプソン・シスラー(b.1932):ビッグ・バン
(3)シスラー:温暖気流が上昇する
(4)バッハ:シャコンヌ
アルカディ・レイトゥッシュ指揮
ウクライナ国立交響楽団
(2)ヴァレリー・ミハイルク(Org)
録音:(1)2006年3月、(2)(4)2009年5月、(4)2009年9月、キエフ,ウクライナ
バッハとシスラーの作品をロシアの中堅指揮者レイトゥッシュがオーケスト
レーションした作品集。レイトゥッシュは現在ウクライナ国立響の首席客演
指揮者、ニュージャージー響の指揮者を務めている。シスラーはアメリカの
作曲家でオルガニスト、合唱指揮者でこれまでに100曲以上の作品を発表して
いる。ここに収められた作品は、バッハの荘厳さとハリウッド映画音楽の派
手さを併せ持った大作で、ブルックナーからホルスト、ジェリー・ゴールド
スミスまで様々な作曲家の要素が聴き取れて面白い。

MS1344 \1980
「ヴォイス・オブ・ピープル」-ガブリエラ・レナ・フランク(b.1972)とショ
スタコーヴィチの音楽
(1)ガブリエラ・レナ・フランク:
「チャンビの夢」-アンデス・アルバムのためのスナップショット
(2)ガブリエラ・レナ・フランク:4つのアンデス山脈の歌
(3)ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン・ソナタOp.134
(1)(3)シェム・ギボリー(Vn)、
(2)スザンナ・エイトン=ジョーンズ(S)、
(1)ソニア・ルービンスキー(Pf)(2)クレイグ・ケッター(Pf)
(3)エリザヴェタ・コペルマン(Pf)
録音:2008-09年
ガブリエラ・レナ・フランクは1972年、ペルー/中国系の母とユダヤ人を父に
カリフォルニアに生まれた。その出自からか彼女の音楽には複数の民族音楽
の要素が聴き取れる。「チャンビの夢」は民族舞曲とインディオの歌が現代
的に解釈され、それはこれまでの民族音楽を素材とした現代音楽(例えばスト
ラヴィンスキーやバルトークなど)とも違い、彼女のポップで独自の感性が見
事に開花している。ショスタコーヴィチより彼女の作品集として聴くべきア
ルバムである。

MS1348 \1980
「バトル・クリークのための音楽」
(1)ショスタコーヴィチ:交響曲第10番-第2楽章(A.ダンカン編)
(2)クリフォード・ブラウン:ジョイ・スプリング
(3)トゥリン:ダイアナへの賛歌
(4)ビル・コンティ:ロッキーのテーマ
(5)オッフェンバック:ホフマンの舟歌
(6)シャブリエ:スペイン
(7)W.C.ハーディ:セントルイス・ブルース
(8)フィリップ・スパーク:バトル・クリークのための音楽
(9)ワーグナー:エルザの大聖堂への入場
バトル・クリーク・ブラス・バンド
指揮:
(1)-(4)マーク・グールド
(5)(6)(9)コンスタンティン・キツォプーロス
(7)リチャード・エヴァンス
(8)サラ・イオアニデス
ツアー及びケロッグ・オーディトリウム(バトル・クリーク)でのライヴ録音
吹奏楽ファン、とりわけ金管バンド好きにはたまらないアルバム。ショスタ
コーヴィチの狂気に満ちた第10交響曲の第2楽章を金管バンドでやってしまう
こと自体が狂気!その超絶技巧アンサンブルには舌を巻きます。そのほか、
ロッキーのテーマなどポップス調の音楽では乗りのよさで会場も大盛り上が
り。この世界では極めつけの名曲、スパークのバトル・クリークのための音
楽も目の覚めるようなきらめく音色を聴かせます。

MS1177 \1980
J.S.バッハ(1685-1750):無伴奏チェロ組曲(第1番、第3番、第5番)
ドメニコ・ガブリエリ(1651-1690):
無伴奏チェロのためのリチェルカーレ(第1番、第3番、第5番)
ベンジャミン・ウィッコム(Vc)
録音:2004-2005年
バッハの無伴奏チェロ組曲を中心に余白に北イタリアの作曲家ドメニコ・ガ
ブリエリ(1651-1690)の無伴奏チェロ作品を収録、両者を比較対照させて、
バッハが先輩作曲家からどんな影響を受けたかがわかる。自身が優れたチェ
リストであったガブリエリはバッハの有名な組曲の作曲より30年以上も前に
この無伴奏チェロのためのリチェルカーレを作曲している。チェロのウィッ
コムはアメリカ・フロリダ出身の若手でソロの他、弦楽四重奏、オーケスト
ラの団員として活動している。

MS1182 \1980
「新しき日の夜明け」-トロンボーンとピアノのための作品集
ジョン・デイヴィソン:トロンボーン・ソナタ(1957)
ジョン・ラ・モンテーヌ:会話(1977)
ジャン=フランソワ・ミシェル:イン・メモリアム(1999)
ケネス・E・クロイツァー:トロンボーン・ソナタ(2003)
ジェームズ・D・ソーントン:オヴ・ザ・オローズ(2006)
ジェミー・ロバートソン(Trb)、
ヨーコ・ヤマダ=セルヴァッジョ(Pf)
録音:2007年
トロンボーンのジェミー・ロバートソンはシカゴを中心に活動しており、ソ
リストの他、シカゴ・フィル、イリノイ・フィル、ノースウェスト・インディ
アナ交響楽団など、オーケストラで幅広く活躍している。このCDはソリスト
としては初めてのアルバムでアメリカの中堅からベテラン作曲家の作品が収
録されている。新古典主義的な作品が中心。

MS1185 \1980
「エクスルターテ」-ダニエル・E・ゴースロップ(1949-)のオルガン音楽
エクスルターテ、スケッチ・ブック1、カプリス、夜想曲、
トッカータ・ブレヴィス、スケッチ・ブック3、
パルティータ・オン・ヒフリドール、コラール、
オルガン交響曲《おおエルサレム》
マリー・モーゼル(Org)
ダニエル・E・ゴースロップは1949年アメリカ・インディアナ州出身。フェア
ファックス交響楽団のレジデンス・コンポーザーを務める他、多くの教会で
オルガニストを務めている。調性を基本とした叙情的な音楽でホルストを思
わせる。

MS1187 \1980
「リチャード・モリス/偉大なる伝統」
ヘンデル:協奏曲第2番変ロ長調Op.4
ワーグナー:《トリスタンとイゾルデ》より愛の死(A.ギブソン編)
デュリュフレ:《来たれ創造主たる聖霊よ》の主題によるコラール変奏曲
ヴィドール:ゴシック交響曲-アンダンテ・ソステヌート
メンデルスゾーン:ソナタ第1番Op.65/J.S.バッハ:前奏曲とフーガBWV.532
シューマン:スケッチOp.58-3/ギルマン:ヘンデルの主題による行進曲
リチャード・モリス(Org)
リチャード・モリスはアメリカを代表するオルガニストで全米各地でコンサ
ートをする一方、数々の教会の専属オルガニストを務めるベテラン。編曲物
を含めた楽しいアルバム。

MS1304 \1980
「5月の愛/ロンサールの時代の恋の歌」
ル・ジュヌ、デ・カストリ、コステレイ、グドメル、ボネの作品ほか全33曲
ジュリアンヌ・ベアード(Sop)、
ロバート・ミーリー(Vn)、
パルテニア(ヴィオール四重奏)
録音:2008年
ピエール・ド・ロンサールは16世紀にフランスで活躍した詩人で多くの恋愛
詩を作りソネットという詩の形式を創始したことで知られている。このアル
バムは彼の詩に作曲した歌が収録されている。雅やかなルネサンスの宮廷の
雰囲気が伝わってくる内容。ヴィオール・アンサンブルのパルテニアはニュ
ーヨークに拠点を置く団体で近年はルネサンスのみならず新しい作品の委嘱
を行ってレパートリーを拡充している。

MS1305 \1980
「モーツァルト:後期のヴァイオリン・ソナタ」
ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調K.454
ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調K.481
ヴァイオリン・ソナタ イ長調K.526
ステファニー・サンタンブロジオ(Vn)、
ジェームズ・ウィン(Pf)
録音:2009年5月
サンタンブロジオはドホナーニ時代のクリーヴランド管弦楽団の第2ヴァイオ
リン副首席やサン・アントニオ交響楽団のコンサート・マスターを勤め、現
在はソリストとして全米各地で活動している。ピアノとともにピリオド楽器
奏法に近い、無駄のない端正な音楽作りをしている。

MS1331 \1980
ラプソディ-リチャード・フェイス(b.1926):室内楽作品集
詩曲(チェロ&ピアノ)/トランペット・ソナタ第2番
夜想曲(ピアノ)/狂詩曲(フルート&ピアノ)
幻想的三重奏曲第1番(フルート、クラリネット&ピアノ)
ムーヴメンツ(ホルン&ピアノ)
ミズーリ・チェンバー・プレイヤーズ
リチャード・フェイスは1926年アメリカ・インディアナ州出身で12才より作
曲を始め、現在までに4つの歌劇と110曲の歌曲ほか多くの作品を発表してい
る。作風は調性に基づく穏健なもので、フォーレ、初期ドビュッシーを思わ
せる。金管楽器のための作品ではコープランド的なアメリカらしさもみせる。

MS1336 2枚組 \3960
「時の声」-無伴奏ヴァイオリンとヴィオラのための作品集
(1)ビーバー:パッサカリア ト短調/
(2)J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番(ヴィオラによる演奏)
(3)プロコフィエフ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調Op.115
(4)ルーベン・ヴァルガ(1928-1984):前奏曲と4つのカプリス
(5)J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番(ヴィオラによる演奏)
(6)ステラ・サング(b.1959):「時の声」
(7)J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番
マティティアフ・ブラウン((1)(3)(4)(7)Vn&(2)(5)(6)Va)
録音:2007年フロリダ
ブラウンは1946年イスラエル・エルサレム生まれ。渡米しジュリアード音楽
院で学び、その後ニューヨーク・フィル、ダラス交響楽団でソロ・ヴィオリ
ストとして活動。ヴァイオリンとヴィオラの両方に秀で、数々の音楽祭、コ
ンサートで活躍している。

MS1360 \1980
「合流」-ピアノとトロンボーンと朗読のための音楽
オグンクィット、ラングストンのために、アトランティック・ブルース、
パヴァーヌ、ラブ・ソングほか全8曲
J.D.スクリムジャー(朗読)、
フィリップ・スウォンソン(Pf,Trb)
録音:2009年
J.D.スクリムジャーはアメリカの詩人で自ら朗読している。音楽のフィリッ
プ・スウォンソンは作曲家としても活動している。トロンボーン奏者として
はボストン交響楽団の首席を勤めている。このCDでは印象派とミニマル的な
スタイルを採用、折衷している。

<MEMORIES>
※長らく品切れだったBOXが超特価にて再入荷決定!
MR2085/89 5枚組 \1680
ベートーヴェン:交響曲全集
交響曲第1番(SWR、1954年3月30日)
交響曲第3番「英雄」(BPO、1950年6月20日)
交響曲第2番(VPO、1948年10月3日)
交響曲第5番「運命」(BPO、1954年5月4日)
交響曲第4番(VPO、1953年9月4日)
交響曲第7番(VPO、1954年8月30日)
交響曲第8番(VPO、1954年8月30日)
交響曲第6番「田園」(BPO、1954年5月23日)
交響曲第9番(VPO、ゼーフリード=S、アンダイ=A、デルモータ=T、
シェーファー=Br、1953年5月30日)
フルトヴェングラー指揮
年の瀬が忍び寄る今日この頃。何となくベートーヴェンが聴きたくなります。
ベートーヴェンの神様ともいえる名演奏家が誰あろうフルトヴェングラーで
す。当全集は、戦後、とくに巨匠の晩年の演奏に集中してセット化したもの
で、ますます深刻にデモーニッシュになっていった不世出の大指揮者フルト
ヴェングラー最晩年の最後の輝きが存分に味わえます。シュトウットガルト
との第1番など正に傑作中の傑作と言えます。既出のCDよりも生々しい音で迫
るMEMORIES入魂のリマスタリングです。

MR2090/94 5枚組 \1680
ベートーヴェン:交響曲全集
交響曲第1番(ケルン放送響、1954年10月25日)
交響曲第3番「英雄」(ベルリン放送響、1958年3月29日)
交響曲第2番(ベルリン放送響、1958年3月29日)
交響曲第5番「運命」(LAP、1934年1月1日)
交響曲第4番(COA、1956年5月9日)
交響曲第7番(NDR、1955年9月28日)
交響曲第8番(ケルン放送響、1955年5月28日)
交響曲第6番「田園」(ベルリン放送響、1954年2月15日)
交響曲第9番(COA、ブロウエンシュタイン=S、ヘルメス=A、
ヘフリガー=T、ウィルブリンク=Br、1956年5月17日)
クレンペラー指揮
今までありそうでなかったクレンペラー“ライヴ”のベートーヴェン全集で
す。「運命」は34年の演奏ですが他は病を乗り越えヨーロッパで尊敬を一身
に集めた時期である50年代中盤から後半の名演です。リズム重視でずしりと
手ごたえのあるのはいつものことですが、クレンペラーと雖も人の子。聴衆
を前に存分に熱しています。クレンペラーはフィルハーモニア管とも優れた
ベートーヴェンを遺していますが、ヨーロッパ強豪オケの重厚なサウンドは
クレンペラーのヘビーな解釈にぴったりと申せましょう。既出のCDよりも生々
しい音で迫るMEMORIES入魂のリマスタリングです。

<独UNIBERSAL BOX>
DG 4803742 12枚組 \4580
マーラー:交響曲全集、歌曲集
エディタ・グルベローヴァ
ワルトラウト・マイヤー
ブリン・ターフェル 他
ジュゼッペ・シノーポリ指揮
フィルハーモニア管弦楽団
シュターツカペレ・ドレスデン管弦楽団




<BeArTon>
CDB037(SACD-Hybrid) \2300
1. ショパン: ポロネーズ 変ロ長調 WN.1
2. ショパン: ポロネーズ ト短調 WN.2
3. ショパン: ポロネーズ 変イ長調 WN.3
4. ショパン: ポロネーズ 嬰ト短調 WN.5
5. ショパン: ポロネーズ 変ロ短調 WN.10
6. ショパン: ポロネーズ 葬送行進曲ハ短調 WN.11
7. ショパン: ポロネーズ ヘ短調 WN.12
8. ショパン: ポロネーズ 変ロ短調 WN.15
9. ショパン: ポロネーズ 変ト長調 WN.35
ヤーヌシュ・オレイニチャク(Janusz Olejniczak)(p)
映画「戦場のピアニスト」の中でピアノを演奏

CDB038(SACD-Hybrid) \2300
1. ショパン: マズルカ 変ロ長調 WN.7
2. ショパン: マズルカ ト長調 WN.8
3. ショパン: マズルカ イ短調 WN.14
4. ショパン: マズルカ ハ長調 WN.24
5. ショパン: マズルカ ヘ長調 WN.25
6. ショパン: マズルカ ト長調 WN.26
7. ショパン: マズルカ 変ロ長調 WN.41
8. ショパン: マズルカ 変イ長調 WN.45
9. ショパン: マズルカ ハ長調 WN.47
10, ショパン: マズルカ イ短調 WN.60
11. ショパン: マズルカ ト短調 WN.66
12. ショパン: 様々な作品集葬送行進曲ハ短調 WN.9
13. ショパン: 夜想曲 WN.23
14. ショパン:コントルダンスWN.27
15. ショパン: レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ
(夜想曲第20番)嬰ハ短調 WN.37
16.ショパン:カンタービレ WN.43
17. ショパン: 即興曲 WN.46
18. ショパン: 春ト短調 WN.52a
19.ショパン: ソステヌート 変ホ長調 WN.53
20. ショパン: モデラート WN.56
21. ショパン: ギャロップ・マルキ 変イ長調 WN.59
22. ショパン: 夜想曲ハ短調 WN.62
23. ショパン: マズルカ WN.65
ヤーヌシュ・オレイニチャク(Janusz Olejniczak)(p)
2009年5月の来日演奏。カメラータ・トウキョウより発売あり

CDB46 \1880
1. ショパン=リスト: 乙女の願い
2. ショパン: 彼女の好きなところ
3. ショパン: 使者
4. ショパン: 魔力
5. ショパン: 酒宴
6. ショパン: 消えうせよ
7. ショパン: 闘士
8. ショパン: リトアニアの歌
9. ショパン: 悲しみの川
10. ショパン: 許婚者
11.ショパン: 挽歌(枯葉)
12.ショパン: 指輪
13.ショパン: 私の愛しいひと
14. ショパン: 春
15. ショパン: 望みはない
16. ショパン: 二人の死
17. ショパン: メロディー
Iwona Sobotka(イヴォナ・ソボトカ)(ソプラノ)
Artur Rucinski(アルツール・レンスキー)(バリトン)
Ewa Poblocka(エヴァ ポブウォツカ)(ピアノ)


CDB047 \1880
1. ショパン: ワルツ WN.18, WN.19, WN.20
2. ショパン: ワルツ WN.28, WN.29, WN.42
3. ショパン: ワルツ WN.47, WN.55, WN.63
4. ショパン: ワルツ op. 34. No.2
5. ショパン: ワルツ op. 64. No.1
6. ショパン: ワルツ op. 64. No.2
7. ショパン: 即興曲 WN. 46
8. ショパン: アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ
ヤーヌシュ・オレイニチャク(Janusz Olejniczak)(p)

CDB040 \1880
1. ショパン: 葬送行進曲ハ短調 WN.9
2. ショパン: 3ツノエコセーズ WN.13
3. ショパン: ヴァリアンティ イ長調 WN.16
4. ショパン: 夜想曲ホ短調 WN.23
5. ショパン: コントルダンス変ト長調 WN.27
6. ショパン: アレグレット WN.36
7. ショパン:レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ
嬰ハ短調 WN.37(より遅い時期のヴァージョン)
8. ショパン: カンタービレ WN.43
9. ショパン:プレスト・コン・レジェレッツァ 変イ長調 WN.44
10. ショパン: 幻想即興曲 WN.46
11.ショパン:春ト短調 WN.52a
12. ショパン: ソステヌート変ホ短調 WN.53
13. ショパン: モデラート WN.56
14. ショパン: ギャロップ・マルキ変イ長調 WN.59
15. ショパン: 夜想曲ハ長調 WN.62
河合優子(p)

CDB026/27 2枚組 \2850
CD.1
1. グレツキ: 主を信ずる者は幸いなり OP.38
2. グレツキ: アーメン op.34
CD.2
1. グレツキ: Three Pieces in Old Style for string orchestra
2. グレツキ:チェンバロ協奏曲
3. グレツキ:クライネス・レクイエム-あるポルカの為に op.66
イェジ・マクシミュク(指揮)
アダム・クルシェフスキ(バリトン)
ヤーヌシュ・オレイニチャク(ピアノ)
ポーランド放送合唱団、ワルシャワ交響楽団

CDB020 \2080
1. ヴォイチエフ・キラール: Orawa(オラワ)
2. ヴォイチエフ・キラール: ピアノ協奏曲
3. ヴォイチエフ・キラール: クシェサニィ(Krzesany)
ピオトル・パレチニ(p)
イェジ・マクシミュク(指揮)
ワルシャワ交響楽団
ショパン・コンク-ルの入賞者のパレチニが弾く現代音楽

CDB016 \2080
Jerzy Liban of Legnica/ The Pearls of Polish Music
1. Ortus de Polonia
2. Oratio pro Rege Sigismundo
3. Lectio de Rege Sigismundo
4. Magnificat Tonus 1 g
5. Magnificat Tonus 2 d
6. Magnificat Tonus 3 G
7. Magnificat Tonus 4 a
8. Magnificat Tonus 5 d
9. Magnificat Tonus 5 F
10. Magnicat Tonus 7 d
11. Magnificat Tonus 8 G
12. Psalmus 113 inExitu Tonus peregrinus
ヤン・ウカシェフスキ(指揮)
(ヨーロッパで数々の名誉ある賞を受賞している合唱指揮者)
ポーランド室内合唱団

CDB018 \2080
1. パデレフスキー:ピアノと管弦楽のポーランド幻想曲 op.19
2. パデレフスキー:ピアノ協奏曲
3. パデレフスキー: アレグロ
4. パデルフスキー: ロマンス、アンダンテ
5. パデレフスキー: アアレグロ・モルト・ヴィヴァーチェ
ピオトル・パレチニ(p)
イェジ・マクシミュク(指揮)
ワルシャワ交響楽団
ショパン・コンクール入賞者であり山本貴志氏の師匠

CDB029(SACD-Hybrid) \2300
1. ルトスラフスキー:管弦楽の協奏曲
2. ルトスラフスキー: カントフルールとカントファヴル
3. ルトスラフスキー:Songs written to the lyrics of Robert Desnos
イェジ・マクシミュク(指揮)
オルガ・パシェチニク(ソプラノ)
ヤーヌシュ・オレイニチャク(ピアノ)
ワルシャワ交響楽団
東欧の民族色の濃い管弦楽

CDB031(SACD-Hybrid) \2300
1. シマノフスキー: 演奏会用序曲 op.12
2. シマノフスキー: ヴァイオリン協奏曲
3. シマノフスキー: 交響曲第4番
イェジ・マクシミュク(指揮)
ピオトル・パレチニ(ピアノ)
ヤコブ・ヤコヴィッチ(ヴァイオリン)
ワルシャワ交響楽団

CDB032/33 2枚組 \2850
CD.1
1.ショパン: ロンドハ短調 op.1
2.ショパン: スケルツオロ短調 op.20
3. ショパン: スケルツオ嬰ハ短調 op.39
4.ショパン: ワルツヘ長調 op.34
5.ショパン: ワルツ変ハ短調 op.64-2
6. ショパン: 雨だれの前奏曲 op. 28-15
7.ショパン:前奏曲変ロ短調 op.28-16
8.ショパン:前奏曲ハ短調 op.28-20
9.ショパン:マズルカハ長調 op.6-5
10. ショパン:マズルカホ短調 op.17-2
11.ショパン:マズルカホ短調 op.17-4
12.ショパン:練習曲ホ長調 op.10-3
13.ショパン:練習曲ハ短調 op.10-12
14.ショパン:練習曲変イ長調 op.25-1
15.ショパン:夜想曲 op.9-2a
16.ショパン:夜想曲変ニ長調 op.27-2
17.ショパン:ポロネーズイ長調 op.40-1
18.ショパン:ポロネーズ変イ短調 op.53
CD.2
1.ショパン:バラード ト短調 op.23
2.ショパン:ピアノ協奏曲第3楽章 op.21
3.ショパン:ポーランド民謡による幻想曲 op.13
4.ショパン:演奏会用ロンド《クラコヴィアク》 ヘ長調 Op.14
5.ショパン:ピアノ協奏曲ホ短調第一楽章
クシシュトフ・ヤブウォンスキ(ピアノ)
ヤーヌシュ・オレイニチャク(ピアノ)
ピオトル・パレチニ(ピアノ)
エヴァ・ ポブウォツカ(ピアノ)
ヴォイチェフ・シュヴィタワ(ピアノ)
イェジ・マクシミュク(指揮)
イェスク・カスプシェック(指揮)
ワルシャワ交響楽団
ショパン・コンクール入賞者やコンクール審査員達が奏でる珠玉の名曲集




<DOCUMENTS>
DOCUMENTS 232750 2枚組 \1350
CD1:
モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番、第26番
アンソニー・コリンズ指揮 新交響楽団 1955
CD2:
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
マリオ・ロッシ指揮 ケルン放送交響楽団 1957
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番「熱情」 1957
フリードリヒ・グルダ(P)

DOCUMENTS 232751 2枚組 \1350
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」
アデーレ・アディソン(S)
ラッセル・オバーリン(A)
デイヴィッド・ロイド(T)
ウィリアム・ウォーフィールド(Br)
レナード・バーンスタイン指揮
ニューヨーク・フィルハーモニック 1956

DOCUMENTS 232894 \750
ロッテ・レーニャ シングス クルト・ワイル
スラバヤ=ジョニー、アラバマ・ソング、ビルバオ・ソング、
6つの歌、メドレー 他
ロッテ・レーニャ(Vo)
クルト・ワイル(P) 1929-1956
ウィルヘルム・ブリュックナー‐リューゲベルク指揮
北ドイツ放送響、ハンブルク州立フィル

DOCUMENTS 232916 2枚組 \1350
モンテヴェルディ:歌劇「オルフェオ」
ヘルムート・クレプス(T)
アンニ・マック=コシャック(S)
ホルスト・ギュンター(Br)
マルゴ・ギヨーム(S)
フリッツ・ヴンダーリヒ(T)
ジャンヌ・ドルーベ(M.S)
ペーター・ロート=エーラング(Bs)
アウグスト・ヴェンツィンガー指揮
ヒツァカー夏期音楽週間管弦楽団
ハンブルク音楽大学合唱団 1955




<URANIA>
URN22.418 3枚組 \4050
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全曲
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」、第32番
ウィルヘルム・バックハウス(P)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮
ウィーン・フィル  1958/1959,1954(ソナタ)

URN22.419 \1350
コープランド:エル・サロン・メヒコ
ピストン:トッカータ
クレストン:舞踊序曲、2つの合唱の踊り
バーバー:アダージョ、序曲「悪口学校」
グィド・カンテッリ指揮
ニューヨーク・フィルハーモニック、NBC交響楽団 1952/1956

URN22.420 \1350
マーラー:交響曲第2番「復活」
エミリア・クンダリ(S)
モーリン・フォルスター(A)
ブルーノ・ワルター指揮
ニューヨーク・フィル
ウェストミンスター合唱団  1958




<GALA>
GL100813 2枚組 \1480
ヘンデル:オラトリオ「サムソン」
ジョン・ヴィッカーズ(T)
ジョーン・カーライル(S)
ジョゼフ・ルーロー(Bs)
ローリス・エルムズ(MS)
ジョーン・サザーランド(S)
ジェイムズ・ピーズ(Br)
レイモンド・レッパード指揮
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団、合唱団
1959/1/3
指揮者レッパードのコヴェント・ガーデンでのデビュー盤。




<独UNIVERSAL>
DECCA 4803586 \850
ブラームス:ハンガリア舞曲集
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集
クルト・マズア指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

DECCA 4803615 \850
シューマン:子供の情景、森の情景、蝶々、花の曲
ヴラディーミル・アシュケナージ

DG 4803585 \850
シューマン:交響曲第1番「春」
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」
レナード・バーンスタイン指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団

DG 4803587 \850
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番、第4番、第5番
ギドン・クレーメル(Vn)
ニコラウス・アーノンクール指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

<DELTA CLASSICS>
DCCA-0071 \2415
マーラー:交響曲第5番
ミトロプーロス:指揮
ニューヨーク・フィル
(Jan,2,1960 rec)
マーラーの記念年は各社マーラー全集、選集など選りすぐりの名演、名録音
または、新録音 などを続々発売。にわかにマーラーも活気付いてきていま
す。とりわけ、マーラーの演奏に力を入れていたみミトロプーロスは数は多く
ないものの、それなりに良い状態で残されています。今回の交響曲第5番は、
以前紹介した第6番「悲劇的」と時期が近くマーラー自身幸福な時期で、作曲
家としても力が漲り、指揮者としても精力的に活動していました。ミトロプー
ロスが手兵ともいえるニューヨーク・フィルと熱い演奏を繰り広げます。
その風貌から、クール、機械的と思われがちですが、この演奏では爆演という
よりは、内面から蒼白い炎の様な内に秘めた力強さで曲を作り上げていきま
す。近・現代ものも得意だった手腕はここでも発揮されてます。
録音日は一般的に知られている日です。

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