<クラシック・輸入盤新譜情報 10-05
 
コメントはメーカー案内書より抜粋です

<Deutsche Grammophon>
4778775 \1850
1.ストラヴィンスキー:バレエ《春の祭典》
2.レブエルタス:マヤの夜
グスターボ・ドゥダメル指揮
シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ
録音:2010年2月1-7日 カラカス
デビュー以来、3年以上経っても、今なお快進撃を続けるドゥダメル&SBYOV
が、CD第5弾に選んだのは、ストラヴィンスキーの傑作《春の祭典》と、レブ
エルタスの最高傑作《マヤの夜》(オリジナルは1939年公開の映画音楽で、こ
こに収録したのはJose Ives Limantourが1961年に編曲した管弦楽組曲)をカッ
プリングしたリズムの饗宴!《春の祭典》は、ベルリン・フィルのワルトビュ
ーネ2008で指揮して好評を博した彼の十八番の一つですし、レブエルタスも
ドゥダメルが折りに触れて取り上げることが多い主要レパートリーになって
います。音楽史に多くの革新をもたらした2つの傑作を臆せずカップリングし
てしまうあたりは、さすがクラシック界の風雲児らしい大胆な挑戦と言える
でしょう。

734581(DVD-Video) \3350
ビゼー:歌劇《カルメン》全4幕
エリーナ・ガランチャ(メゾ・ソプラノ) バルバラ・フリットリ(ソプラノ)
ロベルト・アラーニャ(テノール) テディ・ローズ(バス・バリトン)他
メトロポリタン歌劇場管弦楽団
指揮:ヤニック・ネゼ=セガン
収録:2010年1月 メトロポリタン歌劇場、ニューヨーク (ライヴ)
リガ、ロンドン、ミュンヘンで圧倒的成功を収めたガランチャの《カルメン》
が、ついに海を越えたアメリカのMETに上陸!「今日の私たちのカルメン」
(オーストリア・ニュース)と讃えられる彼女の現在を収めた2010年1月のライ
ヴが早くもリリースになります。バルツァ、バンブリーなど、あらゆる世代
に理想のカルメン像が存在してきましたが、ガランチャの登場によって、そ
の歴史に新たなページが加わることになりました。フリットリ、アラーニャ、
ローズなど、充実した共演者たちとの濃密で可憐な絡みの数々を、たっぷり
お楽しみください!

4778795 \1850
トランスフォーメーション
1.ストラヴィンスキー:《ペトルーシュカ》からの3楽章
2.D.スカルラッティ:ソナタ ニ長調K.380
3.ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲Op.35
4.D.スカルラッティ:ソナタ ヘ短調K.466
5.ラヴェル:ラ・ヴァルス
ユジャ・ワン(ピアノ)
録音:2010年1月26-31日 フリードリヒ・エーベルト・ホール、ハンブルク
高度な技術と、音楽への深い洞察力を備えた期待の若手ピアニスト、ユジャ
・ワンが、2008年のデビュー盤に続き、満を持して贈るセカンド・アルバム。
文学性と機動性を備えた難曲ばかりのプログラムは、彼女らしい自信と音楽
性のあらわれと言えるでしょう。『ニューヨーク・タイムズ紙』に、「彼女
は、速さ、柔軟性、ひらめき、繊細なニュアンスといった、すべてを持って
いるようだ」と絶賛された妙技を、スタインウェイの美しい音色とともにお
届けします。

4778826 12枚組 \6250
クライバー生誕80年記念限定盤の豪華録音全集
クライバー/DG録音全集
CD1
ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調Op.67《運命》/同 第7番イ長調Op.92
CD2
ブラームス:交響曲第4番ホ短調Op.98
CD3
シューベルト:交響曲第3番ニ長調D.200/同 第8番ロ短調D.759《未完成》
CD4-5
J.シュトラウス:喜歌劇《こうもり》全3幕
CD6-7
ヴェルディ:歌劇《椿姫》全3幕
CD8-10
ワーグナー:楽劇《トリスタンとイゾルデ》全3幕
CD11-12
ウェーバー:歌劇《魔弾の射手》全3幕
完全限定盤
バイエルン国立歌劇場合唱団(4-7) ライプツィヒ放送合唱団(8-10) 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1-3) 
バイエルン国立歌劇場管弦楽団(4-7) 
シュターツカペレ・ドレスデン(8-12)他 
指揮:カルロス・クライバー録音:1973-82年
2010年7月3日に80歳の誕生日を迎えるはずだった亡き天才クライバーを記念し
たDG録音全集。録音から30年前後経った今なお、すべてが代表盤として多くの
ファンに愛され続けている才気あふれる名録音の数々をコンプリートしたファ
ン&初心者双方におすすめのBOXです。音源は全てオリジナル・リマスターが
され、貴重な写真を多用したブックレットと共にキャップ・ボックスに収め
られた超魅力的な全集が、お買い求めやすい価格になってクライバーの80回目
の誕生日を静かに祝います。

734605(DVD-Video) 10枚組 \8350
生誕80年記念限定盤の豪華映像全集
クライバー/DG&DECCA映像全集
DVD1(DG)
ウィーン・フィル/ニューイヤー・コンサート1989
DVD2(DECCA)
ウィーン・フィル/ニューイヤー・コンサート1992
DVD3(DECCA)
ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調Op.60
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92
DVD4(DECCA)
ブラームス:交響曲第2番ニ長調Op.73
モーツァルト:交響曲第36番ハ長調K.425《リンツ》
DVD5(DG)
ブラームス:交響曲第4番ホ短調Op.98
モーツァルト:交響曲第33番変ロ長調K.319
ベートーヴェン:序曲《コリオラン》Op.62
DVD6-7(DG)
R.シュトラウス:楽劇《ばらの騎士》Op.59(ウィーン)
DVD8-9(DG)
R.シュトラウス:楽劇《ばらの騎士》Op.59(ミュンヘン)
DVD10(DG)
J.シュトラウス:喜歌劇《こうもり》全3幕
完全限定盤
バイエルン国立歌劇場合唱団(8-10) 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1-2、4) 
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 
バイエルン国立管弦楽団(5、8-10) 
ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団(6-7)他 
指揮:カルロス・クライバー収録1979-96年
2010年7月3日に80歳の誕生日を迎えるはずだった亡き天才クライバーを記念し
たDG&デッカ映像全集。彼の知名度を一躍高めた1989年と92年のウィーン・
フィル・ニューイヤー・コンサートはもちろん、オットー・シェンクの演出
による彼の十八番《ばらの騎士》も、1979年と94年の新旧映像を完全収録し
た豪華版です。ディジスタックBOXに10枚を収納し、場所をとらないコンパク
トなサイズになりました。クライバー・ファンとしては、旧作を持っていて
も是非手元にそろえておきたい全集の登場!といえましょう。

734589(DVD-Video) \3350
マーラー生誕150年記念リリース!
バーンスタイン/マーラー:交響曲選集
交響曲第1番-第1楽章
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
交響曲第2番-第4楽章
ジャケット・ベイカー(メッゾ・ソプラノ)/ロンドン交響楽団
交響曲第3番-第5楽章
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
交響曲第4番-第2楽章
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
交響曲第5番-第4楽章
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
交響曲第6番-第2楽章
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
交響曲第7番-第4楽章
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
交響曲第8番-第1楽章
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
交響曲第9番-第4楽章
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:レナード・バーンスタイン
収録1972-1976年、ムジークフェライン、イーリー大聖堂(第2番)
マーラー演奏の金字塔、バーンスタイン指揮による交響曲の映像のハイライ
トが登場!全9曲からそれぞれ1つの楽章をピックアップした記念イヤーなら
ではの企画アルバムです。バーンスタインのマーラー・チクルスが約120分の
1枚のDVDで一挙に楽しめる贅沢な内容になっています。交響曲第1番の第1楽
章から始まり、9番の4楽章で締めくくられ、あたかも巨大なマーラーの交響
曲1曲のような仕上がりになっており、全曲版をお持ちの方にもお薦めできる
1枚です。





<DECCA>
4782349 2枚組 \1850
クラシック・ヨガ
CD1
1.サティ:ジムノ・ペディ第1番/パスカル・ロジェ(ピアノ)
2.アルビノーニ:アダージョ
シュトゥットガルト室内管弦楽団 指揮:カール・ミュンヒンガー
3.ベートーヴェン:《月光》ソナタ-アダージョ・ソステヌート
クラウディオ・アラウ
4.J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番-エア
シュトゥットガルト室内管弦楽団 指揮:カール・ミュンヒンガー
5.モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク-ロマンツァ
アカデミー室内管弦楽団 指揮:サー・ネヴィル・マリナー
6.フォーレ:エレジー
リン・ハレル(チェロ)
ベルリン・ドイツ交響楽団 指揮:リッカルド・シャイー
7.パッヘルベル:カノン
シュトゥットガルト室内管弦楽団 指揮:カール・ミュンヒンガー
8.ヴォーン・ウィリアムズ:あげひばり
アイオナ・ブラウン(ヴァイオリン) 
アカデミー室内管弦楽団 指揮:サー・ネヴィル・マリナー
9.ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番-アダージョ
ヴラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 指揮:ベルナルト・ハイティンク
10.アレグリ:ミゼレーレ
ロィ・グッドマン(ヴァイオリン) 
ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団
指揮:サー・デイヴィッド・ウィルコックス
CD2
1.ショパン:夜想曲変ホ長調Op.9‐2
ヴラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)
2.ベートーヴェン:交響曲第6番《田園》-小川の情景
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 指揮:ベルナルト・ハイティンク
3.モーツァルト:クラリネット協奏曲-アダージョ
カール・ライスター(クラリネット) 
アカデミー室内管弦楽団 指揮:サー・ネヴィル・マリナー
4.ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調-アダージョ
ジャン=イヴ・ティボーデ(ピアノ)
モントリオール交響楽団 指揮:シャルル・デュトワ
5.チャイコフスキー:弦楽セレナーデ-エレジー
サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団
指揮:ヴラディーミル・アシュケナージ
6.フォーレ:パヴァーヌ
アカデミー室内合唱団 指揮:サー・ネヴィル・マリナー
7.ドビュッシー:月の光/ジャン=イヴ・ティボーデ(ピアノ)
8.ボロディン:弦楽四重奏曲第2番-夜想曲/ボロディン弦楽四重奏団
9.タリス:汝のほかにわれ望みなし
ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団
指揮:サー・デイヴィッド・ウィルコックス
録音:1962-97年
古代インド発祥の修行法ヨガは、呼吸の訓練による健康なものや、瞑想によ
る精神統一など様々な種類があり、日本でも多くの人々が実践しています。
当盤には、心からリラックスできるような名曲を19曲収録。夏に向けてのこ
の季節、CDを聴きながら癒しのひとときを生活の一部に取り入れ、シェイプ
アップを図るのも一興です。

2739699 \1850
フレミング/ダーク・ホープ
Oxygen(ウィリー・メイソン)
Today
Intervention(アーケイド・ファイア)
With Twinkle As My Guide
Mad World
In Your Eyes(ピーター・ガブリエル)
Sleeping Stone
Soul Meets Body(デス・キャブ・フォー・キューティー)
Hallelujah(レナード・コーエン)
METの女王であり世界の歌劇場から熱いオファーが止まないディーヴァ、フレ
ミングの知られざる側面に光を当てるアルバムがここに完成しました。かつて
音楽を学んでいた学生時代には、舞台度胸をつける為にジャズ・クラブでも歌
っていたというフレミングが、ジャンルの壁を軽々と超えて、彼女の心のふる
さとともいえるPOP作品を厳選したカヴァー・アルバムを録音しました。2005年
にリリースしたジャズ・アルバムに続くPOPS第2弾となります。ニューヨーク、
グラウンド・ゼロでの慰霊祭ではアメイジング・グレイスを歌い、グラミー賞
を4度にわたって受賞している、アメリカ人魂が結晶した冒険心あふれるアル
バムです。

4803046 74枚組 \28800
ヴェルディ・エディション
CD1-2
歌劇《オルベルト、サン・ボニファーチョ伯爵》全2幕
サミュエル・レイミー(バス) マリア・グレギーナ(ソプラノ) 
ヴィオレッタ・ウルマーナ、サラ・フルゴーニ(メゾ・ソプラノ) 
スチュアート・ネイル(テノール) 
アカデミー室内管弦楽団 指揮:サー・ネヴィル・マリナー 他
CD3-4
歌劇《王国の一日(にせのスタニスラオ》)全2幕
フィオレンツァ・コッソット(メゾ・ソプラノ) 
ホセ・カレーラス(テノール) ジェシー・ノーマン(ソプラノ) 
アンブロシアン・シンガーズ 
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ランベルト・ガルデッリ 他
CD5-6
歌劇《ナブッコ》全4幕
ティト・ゴビ(バリトン) エレナ・スリオティス(ソプラノ) 
ウィーン国立歌劇場管弦楽団 指揮:ランベルト・ガルデッリ 他
CD7-8
歌劇《十字軍のロンバルディア人》全4幕
プラシド・ドミンゴ(テノール) ルッジェーロ・ライモンディ(バリトン) 
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ランベルト・ガルデッリ 他
CD9-10
歌劇《エルナーニ》全4幕
ジョン・サザーランド(ソプラノ) パアタ・ブルチュラーゼ(バス) 
レオ・ヌッチ(バリトン) 
ウェールズ国立歌劇場管弦楽団&合唱団 指揮:リチャード・ボニング 他
CD11-12
歌劇《2人のフォスカリ》全3幕
ピエロ・カップッチッリ(バリトン) ホセ・カレーラス(テノール) 
カティア・リッチャレッリ(ソプラノ) 
ORF交響楽団&合唱団 指揮:ランベルト・ガルデッリ 他
CD13-14
歌劇《ジャンヌ・ダルク(ジョヴァンナ・ダルコ)》プロローグ&3幕
レナータ・テバルディ(ソプラノ) ローランド・パネライ(バリトン) 
ジューリオ・スカリンチ(テノール) アントニオ・マッサリア(バス) 
ミラノ・イタリア放送交響楽団 指揮:アルフレッド・シモネット 他
CD15-16
歌劇《アルツィラ》プロローグ&2幕
マリーナ・メシェリアコワ(ソプラノ) ラモン・ヴァルガス(テノール) 
パオロ・ガヴァネッリ(バリトン) 
ジュネーヴ大劇場合唱団 
スイス・ロマンド管弦楽団 指揮:ファビオ・ルイージ 他
CD17-18
歌劇《アッティラ》プロローグ&3幕
ルッジェーロ・ライモンディ(バリトン) 
クリスティーナ・ダーティコム(ソプラノ) シェリル・ミルンズ(バリトン) 
カルロ・ベルゴンツィ(テノール) 
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ランベルト・ガルデッリ 他
CD19-20
歌劇《マクベス》全4幕
レオ・ヌッチ(バリトン) サミュエル・レイミー、
ジャンフランコ・カザリーニ(バス) 
シャーリー・ヴァーレット(メゾ・ソプラノ) 
アンナ・カテリーナ・アントナッチ (ソプラノ) 
ヴェリアーノ・ルケッティ、アントニオ・バラソルダ(テノール) 
ボローニャ市立歌劇場管弦楽団&合唱団 指揮:リッカルド・シャイー 他
CD21-22
歌劇《群盗》全4幕
シモーネ・アライモ、サミュエル・レイミー(バス) 
アーサー・デイヴィス、フランコ・ボニゾッリ(テノール) 
ジョーン・サザーランド(ソプラノ)  マッテオ・マヌグエッラ(バリトン) 
ウェールズ国立
歌劇場管弦楽団&合唱団 指揮:リチャード・ボニング 他
CD23-25
歌劇《エルサレム》全4幕
マリーナ・メシェリアコワ(ソプラノ) 
マルチェッロ・ジョルダーニ(ソプラノ) 
マルチェッロ・ジョルダーニ(バス) 
ジュネーヴ大劇場合唱団 
スイス・ロマンド管弦楽団 指揮:ファビオ・ルイージ 他
CD26-27
歌劇《海賊》全3幕
ホセ・カレーラス(テノール) ジェシー・ノーマン、
モンセラート・カバリエ(ソプラノ) 
ニュー・フィルハーモア管弦楽団 指揮:ランベルト・ガルデッリ 他
CD28-29
歌劇《レニャーノの戦い》全3幕
カティア・リッチャレッリ(ソプラノ) ホセ・カレーラス(テノール) 
ORF交響楽団&合唱団 指揮:ランベルト・ガルデッリ 他
CD30-31
歌劇《ルイザ・ミラー》全3幕
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団 指揮:ロリン・マゼール 他
CD32-33
歌劇《スティッフェリオ》全3幕
シルヴィア・シャシュ(ソプラノ) ホセ・カレーラス(テノール) 
ORF交響楽団&合唱団 指揮:ランベルト・ガルデッリ 他
CD34-35
歌劇《リゴレット》全3幕
ジューン・アンダーソン(ソプラノ) ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)
レオ・ヌッチ(バリトン) ニコライ・ギャゥロフ(バス) 
ボローニャ市立歌劇場管弦楽団&合唱団 指揮:リッカルド・シャイー 他
CD36-37
歌劇《トロヴァトーレ》全4幕
ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール) 
アントネッラ・バナウディ(ソプラノ) 
シャーリー・ヴァーレット(メゾ・ソプラノ) レオ・ヌッチ(バリトン) 
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団 指揮:ズービン・メータ 他
CD38-39
歌劇《椿姫》全3幕
ジョーン・サザーランド(ソプラノ) カルロ・ベルゴンツィ(テノール) 
ロバート・メリル(バリトン) 
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団 
指揮:サー・ジョン・プリッチャード 他
CD40-42
歌劇《シチリア島の夕べの祈り》全5幕
プラシド・ドミンゴ(テノール) ルッジェーロ・ライモンディ、
シェリル・ミルンズ(バリトン) マルティナ・アロヨ(ソプラノ) 
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 指揮:ジェイムズ・レヴァイン 他
CD43-44
歌劇《シモン・ボッカネグラ》プロローグ&3幕
レオ・ヌッチ(バリトン) パアタ・ブルチュラーゼ(バス) 
キリ・テ・カナワ(ソプラノ) ジャコモ・アラガル(テノール) 
ミラノ・スカラ座管弦楽団 指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ 他
CD45-46
歌劇《アロルド》全4幕
ニール・シコフ(テノール) キャロル・ヴァネス(ソプラノ) 
アンソニー・マイケルズ=ムーア(バリトン) 
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団 指揮:ファビオ・ルイージ
CD47-48
歌劇《仮面舞踏会》全3幕
ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール) シェリル・ミルンズ(バリトン) 
レナータ・テバルディ(ソプラノ) レジーナ・レズニーク(メゾ・ソプラノ) 
ローマ・サンタ・チェチーリア管弦楽団&合唱団
指揮:ブルーノ・バルトレッティ 他
CD49-51
歌劇《運命の力》全4幕(1862年原典版)
ガリーナ・ゴルチャコーワ(ソプラノ) 
オリガ・ボロディナ(メゾ・ソプラノ) ゲガム・グリゴリアン(テノール) 
ニコライ・プチーリン(バリトン) アスカル・アブドラザーコフ(バス)
サンクトペテルベルク・キーロフ歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮: ワレリー・ゲルギエフ 他
CD52-54
歌劇《ドン・カルロ》全5幕(1867年パリ初演版)
レナータ・テバルディ、グレーズ・バンブリー(ソプラノ) 
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン) 
ニコライ・ギャウロフ(バス・バリトン) 
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団 
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ 他
CD55-57
歌劇《運命の力》全4幕(1869年改訂版)
フィルハーモニア管弦楽団 指揮:ジュゼッペ・シノーポリ 他
CD58-59
歌劇《アイーダ》全4幕
レナータ・テバルディ(ソプラノ) 
ジュリエッタ・シミオナート(メゾ・ソプラノ) 
カルロ・ベルゴンツィ(テノール) 
ウィーン楽友協会合唱団 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン 他
CD60-61
レクイエム
ジョーン・サザーランド(ソプラノ) マリリン・ホーン(メゾ・ソプラノ) 
ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール) マルッティ・タルヴェラ(バス) 
ウィーン国立歌劇場合唱団 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
CD62-65
歌劇《ドン・カルロ》全4幕(1884年ミラノ初演版)
ミラノ・スカラ座管弦楽団 指揮:クラウディオ・アバド 他
CD66-67
歌劇《オテロ》全4幕
レナータ・テバルディ(ソプラノ) マリオ・デル・モナコ(テノール) 
ローマ・サンタ・チェチーリア管弦楽団 指揮:アルベルト・エレーデ 他
CD68-69
歌劇《ファルスタッフ》全3幕
サー・ゲラント・エヴァンス(バリトン) 
RCAイタリア・オペラ管弦楽団 指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ 他
CD70
「宗教曲集」
荘厳ミサ曲(グロリア・ミサ)/世の罪を取り除かれる方よ/これほどすばらし
い秘蹟を ヘ長調/讃えなさい、子らよ/これほどすばらしい秘蹟を ト長調
/私どもの父よ/アヴェ・マリア/われを解き放ちたまえ(ロッシーニに捧げ
るミサ:1869年版)
エルダー・アリーヴ、ミケーレ・ペルトゥージ(バス)ケネス・ターヴァー、
ファン・ディエゴ・ フローレス(テノール) エリザベッタ・スカーノ、
クリスティーナ・ガイヤルド=ドマス(ソプラノ)
ダニエレ・フェラーリ(オルガン) 
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団&合唱団 
指揮:リッカルド・シャイー 他
CD71
「歌曲集」
日没/誘惑/星に/小さな煙突掃除/安らぎは失われ/ああ、悲しみの聖母様
/想い出にひかれて/ジプシー女が/亡命者/墓に近づかないでおくれ/寂し
い部屋で/暗い夜の恐怖の中で/哀れな男/ストルネッロ/アヴェ・マリア
マーガレット・プライス(ソプラノ) ジェフリー・パーソンズ(ピアノ)
CD72
「合唱曲&バレエ音楽集」
聖歌四篇(4つの宗教合唱曲)
シカゴ交響楽団&合唱団 指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
諸国民への讃歌/ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)
フィルハーモニア管弦楽団&合唱団 指揮:ジェイムズ・レヴァイン
《オテロ》-バレエ音楽/《アイーダ》-凱旋行進曲‐バレエ音楽/
《マクベス》-バレエ音楽
ボローニャ市立歌劇場管弦楽団 指揮:リッカルド・シャイー
CD73
「室内楽曲集」
弦楽四重奏曲ホ短調/《ルイザ・ミラ》(弦楽四重奏版:ムツィオ編)
ハーゲン弦楽四重奏団
CD74
「ヴェルディ・ディスカヴァリーズ」
シンフォニア ハ長調/ピアノと管弦楽のための変奏曲/
《運命の力》序曲(1862年初演版)/トランペットと管弦楽のためのアダージョ
/《アイーダ》-シンフォニア(1872年版)/《ヴィルジニアの歌》(オーボエと
管弦楽のための変奏曲)/《オテロ》序曲/《十字軍のロンバルディア人》-
第3幕への前奏曲/《シモン・ボッカネグラ》序曲(1857年版)/ファゴットと
管弦楽のためのカプリッチョ
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団 指揮:リッカルド・シャイー
録音:1959-2002年
2011年に没後100年を迎えるヴェルディを記念した豪華74枚組。改訂版を含む
彼の30のオペラをすべて収録してあるのはもちろん、宗教曲、合唱曲、歌曲、
室内楽、そして演奏機会の稀な珍曲まで完璧に網羅した、これ以上望みようの
ない充実したラインナップになっています。ヴェルディ・ファンにも、初心者
にも、幅広くお薦めなBOXです。




<Universal Music>
2738492 \1850
ローゼス・フロム・ザ・サウス‐ソングズ・フォー・マム
ザ・ローゼス/ローゼス・フロム・ザ・サウス/ユー・レイズ・ミー・アップ
/ザ・ジプシー・プリンセス‐メドレー/アイ・ドリームド・ア・ドリーム/
メリー・ポピンズ-スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス
/同-フィード・ザ・バーズ/ザ・カーニヴァル・オブ・ヴェニス‐メドレー
/イル・スィレンツィオ/キャンティ・リード/ショパン:ソー・ディープ・
イズ・ザ・ナイト/マンマ/センド・イン・ザ・クラウンズ/レハール:愛は
地上の天国/枯葉/ヴィヴァ・オーストラリア
アンドレ・リュウ(ヴァイオリン&指揮)
ミルシア・ロウェルズ、カルメン・モナルカ(ソプラノ) 
ザ・ヨハン・シュトラウス・オーケストラ
当代最高のエンターテイナー、アンドレ・リュウの最新作は、《ローズ》(ベッ
ド・ミドラー主演、夭逝の天才ロック歌手ジャニス・ジョプリンの人生を描い
た1979年公開の大ヒット映画)のような映画音楽から、《枯葉》のようなシャ
ンソン、生誕200年のショパン、そして彼らお得意のワルツまで、古今東西の
美しい音楽を集めた名曲集です。また、サラ・ヴォーンの名曲《センド・イン
・ザ・クラウンズ》で珠玉の二重唱を繰り広げる2人のソプラノ歌手、オース
トラリア生まれのミルシア・ロウェルズと、ブラジル生まれのカルメン・モナ
ルカも大きな聴きどころになっています。

2739242(DVD-Video) 2枚組 \6450
アンドレ・リュウ/ライヴ・イン・シドニー2009
ウィルソン:76本のトロンボーン/ビゼー:《カルメン》前奏曲/マスカーニ:
《カヴァレリア・ルスティカーナ》間奏曲/ロッシーニ:ラ・ダンツァ/デ・
クルティス:ソレントへ帰れ/レハール:金と銀/シャーフ:ベン/M.ジャクソ
ン:ジ・アース・ソング/マルキーナ:エスパーニャ・カーニ/ロウ:踊り明か
そう/同-運が良けりゃ/ウッドリー:オーストラリアの子/プッチーニ:星は
光りぬ/レハール:マキシムの歌/同:ヴォルガの歌/L.ウェバー:メモリー/
コウワン:ワルチング・マチルダ/J.シュトラウスII世:美しき青きドナウ/
ベートーヴェン:歓喜の歌/J.シュトラウスI世:ラデツキー行進曲/J.シュト
ラウスII世:シュトラウス・アンド・コ/ヴェルディ:乾杯の歌/シュトルツ:
アデュー、若い将校さん/デイム・エドナ・エヴァレッジの紹介/ハッチ:ネ
イバーズのテーマ/デイム・エドナ・エヴァレッジのMC/ブラームス:ハンガ
リー舞曲第5番/デイム・エドナ・エヴァレッジのMC/アレン:故郷はオースト
ラリア/マコーミック:オーストラリア国歌《公正なるオーストラリアよ、前
進せよ》
アンドレ・リュウ(ヴァイオリン&指揮) 
ミルシア・ロウェルズ、カルメン・モナルカ、
カルキ・スクリヴァーズ(ソプラノ) アラン・ジョーンズ、
ルパート・バセット、デイム・エドナ・エヴァレッジ 
オーストラリア少女合唱団 オーストラリア国立少年合唱団 
ザ・プラティーン・テナーズ 
ザ・ヨハン・シュトラウス・オーケストラ
収録:2009年 エイサー・アリーナ、シドニー (ライヴ)
2000年シドニー五輪のバスケットボール会場にも使われた21000人収容のエイ
サー・アリーナで行われた空前絶後のライヴの記録。大好評を博した2008年の
メルボルン・ライヴをさらに上回る壮大な宴が、早くもDVD化されました。ア
ラン・ジョーンズ、デイム・エドナ・エヴァレッジら豪華ゲストに加え、地元
の歌手や合唱団とも密接に連携した、オーストラリアならではの魅力満載の大
団円をたっぷりお楽しみください!





<Australian Eloquence>
★価格改定のお知らせ★
Australian Eloquenceはオーストラリア・ドルのレート変更に伴い、価格が
改定になります。旧譜も今月よりの新価格になりますので、よろしくお願い
いたします。
新価格:1枚もの \1180 2枚組 \1750

4802071 2枚組 \1750
クラウソン/クレメンティ:ピアノ・ソナタ集
CD1
ピアノ・ソナタ ロ短調Op.40‐2/同 イ長調Op.25‐4/
同 ト長調Op.7‐3/同 変ロ長調Op.24‐2
CD2
ピアノ・ソナタ ト長調Op.50‐3/同 イ長調Op.33‐1/
同 ハ長調Op.33‐3/同 嬰へ短調Op.25‐5"
ラマール・クラウソン(ピアノ) 録音:1968年
チェロの貴公子ピエール・フルニエのパートナーとして、多くの名録音を残し
たラマール・クラウソンによるクレメンティのピアノ・ソナタ集。今から50年
以上前の録音とは思えないような瑞々しさと気品を湛えており、モーツァルト
も愛した名曲たちの真価をみごとに描ききっています。

4801309 \1180
ベートーヴェン:
1.ピアノ・ソナタ第7番ニ長調Op.10‐3
2. 同 第8番ハ短調Op.13《悲愴》
3. 同 第23番へ短調Op.57《熱情》
ヴラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)
録音:1970年(1&3)、1972年(2) ロンドン
近年は指揮者としての活躍が目立つアシュケナージですが、ピアニストとして
キャリアをスタートした彼は、ピアノ作品にきわめて幅広いレパートリーを持
ち、現代の規範というべき演奏活動をしています。彼の代表作といえるベート
ーヴェンのピアノ・ソナタ全集から、高い技術に裏打ちされたバランス良く美
しい名演として名高い3曲をピックアップしてお届けします。

4801304 \1180
ベートーヴェン:
1.ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53《ワルトシュタイン》
2. 同 第29番変ロ長調Op.106《ハンマークラヴィーア》
ヴラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)
録音:1973年(1)、1967年(2) ロンドン
"近年は指揮者としての活躍が目立つアシュケナージですが、ピアニストとし
てキャリアをスタートした彼は、ピアノ作品にきわめて幅広いレパートリーを
持ち、現代の規範というべき演奏活動をしています。彼の代表作といえるベー
トーヴェンのピアノ・ソナタ全集から、美しいピアニズムと高度なテクニック
が一体となった壮年期の2つの名演をお届けします。

4802152 \1180
1.ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏曲ト短調Op.57
2.プロコフィエフ:五重奏曲ト短調Op.39
3.シャイベル:《若き日の芸術家の肖像》-3つの断章"
ロンドン・メロス・アンサンブル 
サー・ピーター・ピアーズ(3:テノール)
ロシア室内楽を代表する傑作として名高いショスタコーヴィチのピアノ五重奏
曲と、プロコフィエフの隠れた名曲である五重奏曲、それにハンガリー出身の
シャイベルが、ジョイスの《若き日の芸術家の肖像》をテキストにした3つの
断章のカップリングを世界初CD化。シャイベルでは、名テノール歌手のピータ
ー・ピアーズがナレーションを務めているのも聴きどころです。

4802153 \1180
20世紀フランス室内楽作品集
1.ドビュッシー:フルート、ハープ、ヴィオラのためのソナタ
2.ラヴェル:序奏とアレグロ
3.ルーセル:セレナードOp.30
4.ロパルツ:前奏曲、海とシャンソン
ロンドン・メロス・アンサンブル
録音:ウォルサムストウ議会ホール
ドビュッシー&ラヴェルの名曲と、ルーセル&ロパルツの珍しい作品をカップ
リングした当盤は、LPとCDの両方でリリースされ、ロンドン・メロス・アンサ
ンブルの洗練された音色と合奏は多くの人々に支持され続けてきました。収録
が行われたウォルサムストウ議会ホールは、録音会場としてはあまり知られて
いませんが、この伝説的な名録音のプロデューサーを務めたレイ・ミンシュル
が当時の思い出を語った興味深い解説も必読です。

4802154 \1180
1.ベルク:クラリネットとピアノのための4つの小品Op.5
2.シェーンベルク:組曲Op.29
3. 同:セレナードOp.24
ロンドン・メロス・アンサンブル ジョン・キャロル・ケース(3:バリトン)
録音:1960年代
この録音が行われた1960年年代、シェーンベルクやベルクの作品が録音される
のは極めて稀でした。そんな勇気ある先駆的な偉業の世界初CD化となる当盤で
すが、シェーンベルクのセレナーデでは、名バリトン歌手のジョン・キャロル
・ケースが美しい花を添えているのも聴きどころです。「ベルクでは、まさに
正確な均衡と感性で編まれたアンサンブルを聴かせてくれる」
(グラモフォン誌)

4802155 \1180
1.ベートーヴェン:
フルート、ヴァイオリン、ヴィオラのためのセレナード ニ長調 Op.25
2. 同:七重奏曲変ホ長調Op.20
3.シューマン:アダージョとアレグロ変イ長調Op.70
ロンドン・メロス・アンサンブル
ウィーンの聴衆に最も受けた作品が七重奏曲だったことに、ベートーヴェンは
大変困惑したと言われていますが、現在も変わらず多くの人々に愛されている
事実は、やはり名曲の証と言えるでしょう。彼のセレナード(Op.25)とシュー
マンの親密な名曲として名高いアダージョとアレグロをカップリングした、
世界初CD化となる当盤は、あらゆる聴き手の皆さんにお薦めの珠玉の1枚です。
「ベートーヴェンの七重奏曲が、若々しい覇気と情熱で挑まれることを臨んで
いるとしたら、メロス・アンサンブルの演奏はまさにそれを体現している」
(グラモフォン誌)

4802156 \1180
1.モーツァルト:
ピアノ、クラリネットとヴィオラのための三重奏曲変ホ長調《ケーゲルシュ
タット》K.498
2.ウェーバー:フルート三重奏曲ト短調Op.63
3.ブラームス:ホルン三重奏曲 変ホ長調 Op.40
ロンドン・メロス・アンサンブル
モーツァルトの人気作品、ウェーバーの珍しい作品、そしてブラームスの傑作
として名高い重要な作品をならべたドイツ・オーストリア作曲家たちの珠玉の
トリオ作品集で、今回が初CD化となります。「モーツァルトは強く推薦したい
充実のパフォーマンス。目の前で演奏しているように美しいウェーバーも、多
くの聴き手を魅了することだろう」(グラモフォン誌)

4803670 \1180
フランス歌曲集
1.ラヴェル:ステファーヌ・マラルメの3つの詩
2. 同:マダガスカル島民の歌
3.ショーソン:終わりなき歌Op. 37
4.ドラージュ:インドの4つの詩
ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ) 
ロンドン・メロス・アンサンブル
名花ジャネット・ベイカーとロンドン・メロス・アンサンブルの共演で贈る、
20世紀フランスの最も魅力的な歌と室内楽のための作品集は、聴き手をエキゾ
チックで感興にあふれたリサイタルに誘います。

4803520 \1180
ビゼー:歌劇《カルメン》ハイライト集
タティアナ・トロヤノス(メゾ・ソプラノ:カルメン) 
プラシド・ドミンゴ(テノール:ドン・ホセ) 
ジョゼ・ヴァン・ダム(バリトン:エスカミーリョ) 
キリ・テ・カナワ(ソプラノ:ミカエラ) 
ノーマ・バロウズ(ソプラノ:フラスキータ) 
ジャーヌ・ベルビエ (メゾ・ソプラノ:メルセデス) 
ミシェル・ロー(バリトン:ダンカイロ) 
ミシェル・セネシャル(テノール:レメンダート) 
ピエール・ト(バス:スニガ)他 
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
録音:1975年
1975年の録音ですが、音質も含めて、今なお代表盤の一つとして、多くのファ
ンに愛されているショルティの《カルメン》のハイライト集。トロヤノスのス
ケールの大きなカルメンを中心に、ドミンゴ、ヴァン・ダム、テ・カナワら他
の歌手も非常に充実しており、ショルティのダイナミックな指揮も鮮烈です。

4429375 2枚組 \1750
シューベルト作品集
1.ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調D.898
2. 同 第2番変ホ長調D.929
3.ノットゥルノ変ホ長調D.897
4.ピアノ五重奏曲イ長調D.667《ます》
5.アダージョとロンド・コンチェルタンテ ヘ長調D.487
ボサール・トリオ(1-3) 
ロンドン・メロス・アンサンブル(4&5)
録音:1966年他
シューベルトの人気の室内楽作品を集めた豪華なコンピレーション・アルバ
ム。名門ボサール・トリオが1966年に録音した2つのピアノ三重奏曲と、シュ
ーベルトが15歳で書いた若書きの傑作ノットゥルノ。さらに、ロンドン・メロ
ス・アンサンブルの初CD化となる名曲《ます》(原盤はHMVのための録音)と、
演奏機会の稀な《アダージョとロンド・コンチェルタンテ》も注目です。

4762447 \1180
フンメル演奏史の最高傑作の一つが待望のCD化!
ロンドン・メロス・アンサンブル/
フンメル&ウェーバー作品集
1.フンメル:七重奏曲ニ短調Op.74
2.フンメル:五重奏曲変ホ長調Op.87
3.ウェーバー:クラリネット五重奏曲変ロ長調Op.34
ロンドン・メロス・アンサンブル
録音:1965年他
当盤のリリースによって、ジェルヴァース・ドゥ・ペイエのクラリネットがす
ばらしい活躍か光るウェーバーのクラリネット五重奏曲が蘇ることは、録音史
においても大変意義深いことだと言えるでしょう。しかし、当盤の最大の聴き
どころは、フンメルの2作品。近年は、ティーブン・ハフの活躍などによって、
彼のピアノ協奏曲が注目を集めていますが、今から45年も前に、ロンドン・メ
ロス・アンサンブルは、フンメル演奏史の最高傑作の一つに数えられる圧倒的
な名演を残していたのです。その伝説が、今ここにCDで蘇ります。

<EMI CLASSICS>
CDC-6090042 \18000 ※取り扱い中止
キングズ・カレッジ合唱団/キングズの一年間
1.ペルト:マニフィカトーアンティフォンズ:O Weisheit
2.ペルト:マニフィカトーアンティフォンズ:O Immanuel
3.フランシスコ・ゲレーロ:Canite Tuba
4.パレストリーナ/ジョン・ディクソン(トランスクリプション):
Hodie Christus natus est
5.タヴァナー:Away in a Manger w/セバスティアン・ジョンズ(トレブル)
6.プーランク:星を見て
7.ラッスス:Videntes Stellam Magi
8.エッカルト/ジョフリー・ウェッバー編、トラウトベック訳詩:
When to the Temple
9.ホルスト:Nunc Dimittis(シメオンの賛歌) 
w/ジョン・ウィンペニー(トレブル)
10.アッレグリ/ラッター編:ミゼレーレ 
w/ジョン・ウィンペニー、セバスティアン・ジョンズ
(トレブル)、サイモン・チェンバース(バス)
11.バーバー:アニュス・デイ w/セバスティアン・ジョンズ(トレブル)
12.ピーター・フィリップス:Surgens Jesus
13.チャールズ・ウッド/J.M.ニール訳:復活の日
14.ビクトリア/ブルーノ・ターナー訳:Ascedus Christus in altum
15.スタンフォード:Coelos ascendit hodie 作品38 
16.タリス:汝のほかにわれ望みなし
キングズ・カレッジ合唱団、ケンブリッジ
スティーヴン・クローベリー指揮
20Pブックレット
キングズ・カレッジによるキリスト教の1年間の行事にちなんだ新旧の合唱作
品の新録音。
待降節(Advent)から昇天節(Ascension)までの1年間にキングズ合唱団が歌う合
唱作品。待降節、クリスマス、キャンドルミサ、四旬節、復活祭、昇天節、そ
して通常の教会活動に使用される合唱作品で、アッレグリの「ミゼレーレ」、
バーバーの弦楽ためのアダージョを編曲した「アニュス・デイ」、タヴァナー
の’Away in a Manger'(初録音)などが注目曲です。

CDC-6886262 \18000 ※取り扱い中止
ハワード・グッドール/四季
1.四季-弦楽合奏とチェロのための組曲:秋
Russet fall-Charcoal burning-Cider harvest-Poppies
2.四季-弦楽合奏とチェロのための組曲:冬
Sepia landscape-Frozen light-Storm warnings-Solstice night-Snow carpet
3.四季-弦楽合奏とチェロのための組曲:春
Ripening seed-Emerald dawn-Migrants' return-Rebirth
4.四季-弦楽合奏とチェロのための組曲:夏
Cornflower sky-Racing green-End of the pier-Dippers
ハワード・グッドール(作曲、プロデュース)
ボジダール・ヴコティツ(チェロ)
ティペット四重奏団
マリアナ・シマノフスカ(ハープ)
ジュエル・ケース、8P折り型ブックレット
英国のTV、ラジオの音楽作品の作曲、プロデュースで大活躍中のグッドールが、
英国ITVチャンネルのドキュメント番組「Britain through the Seansons」の
ために書き下ろしたサウンドトラック音楽。グッドールは「Mr.ビーン」の音
楽を手掛け日本でもお馴染み。



<VIRGIN CLASSICS>
VCS-6945860 2枚組 \1800
マーラー:交響曲第2番 ハ短調 「復活」
ナタリー・デセイ(ソプラノ)
アリス・クート(メゾ・ソプラノ)
オルフェオン・ドノスティアラ
フランクフルト交響楽団
パーヴォ・ヤルヴィ指揮 ライヴ録音
前作の’楽章集’(VC-2165762)と同様に、いたずらな感傷性におぼれること
なく、作品の構造を明瞭に聞かせ、作品の革新性を明らかにした表現はさら
に存在感を高め、期待を高め続けています。その期待に応える「復活」の登
場です。デセイ、クートの強力なソリストを起用、バスク地方、サン・セバ
スティアンからこの演奏のために招聘したオルフェオン・ドノスティアラは
イントネーションの正確さとダイナミックなニュアンスあふれる表現で大成
功したと、演奏評で大絶賛されました。1970年代-80年代にインバルの下、マ
ーラー作品に強いオーケストラとして世界的に知られ、現在のヤルヴィによ
りその評価はさらに確固たるものとなっています。ヤルヴィはこのフランク
フルト(主席指揮者)、シンシナティSO(音楽監督)、エストニア国立SO(芸術
アドヴァイザー)、ドイツ・カンマーフィル(芸術監督)と4つのポストを兼任、
さらに2010/11のシーズンからパリ管の音楽監督就任が予定されており、トッ
プ指揮者として世界中で実力、人気指揮者として活躍が続きます。

VC-6284780 \1780
エリク・タンギー(b.1968):
セネカ-最後の日(ナレーターと管弦楽のための協奏曲)
ミシェル・ブラン(ナレーター)
フランス国立管弦楽団
アラン・アルタノグル指揮
サティ:
ソクラテス(ヴィクトル・クーザンの翻訳したプラトンの「対話編」による
声を伴う3部の交響的ドラマ)
ジャン=パウル・フーシェクール(テナー)
アンサンブル・エルヴァルトゥング
ベルナール・デグロープ指揮
ジュエル・ボックス 44Pブックレット
サティの「ソクラテス」、初演は1918年。聖歌のような旋律の声楽と室内ア
ンサンブルのための作品で、フーシェクールが声楽を担当したARIAレーベル
録音の再登場。

<WARNER>
2564.689042 2枚組 \3400
グラズノフ: 交響曲第1番 交響曲第2番 交響曲第3番 交響曲第9番
ホセ・セレブリエール指揮
ロイヤル・スコッティッシュ・ナショナル管弦楽団
1938年ウルグアイ生まれの指揮者&作曲家:ホセ・セレブリエール。 セレブリ
エールは作曲をコープランドに学び、ストコフスキーのもとでアメリカ交響楽
団のアシスタント・コンダクターとなり、それを皮切りに指揮者としてのキャ
リアを積んできました。 ロイヤル・スコッティッシュ・ナショナル管弦楽団
とのコンビによる『グラズノフ:交響曲第6番 Op.58他』以来の第5弾作品。
本作品にて“セレブリエール指揮RSNO×グラズノフ:交響曲作品シリーズ”が
完結いたします。 本シリーズはクラシック業界各方面から高評価を獲得、セ
レブリエールは注目度・期待度が上昇中の今最も注目されている指揮者の一
人です。

2564.687658 \1080
オスカー・ワイルド 《ナイチンゲールとバラ》《わがままな大男》
サー・ネヴィル・マリナー指揮
アカデミー・オヴ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
二人の俳優によるナレーションとデビー・ワイズマンの音楽によるオスカー・
ワイルドの童話の世界。
映画「オスカー・ワイルド」で音楽を担当したワイズマンと共演した俳優に
よるオスカーのおとぎ話。
(ピアノとヴァイオリンソロを含むワイズマンの魅力的な小品「私だけの庭」
「最後の歌」も併録。

2564.688082 2枚組 \2160 ※既案内ですが価格変更(値下げ)です
フンパーディンク:《ヘンゼルとグレーテル》
ドナルド・ラニクルズ指揮
バイエルン放送交響楽団
ジェニファー・ラーモア, ルース・ツィザーク, ベルンド・ヴァイクル,
ヒルデガルト・ベーレンス他

2564.688278 2枚組 \2160 ※既案内ですが価格変更(値下げ)です
ヴェルディ: 《椿姫》
カルロ・リッツィ指揮
ロンドン交響楽団
アンブロジアン・シンガーズ
エディタ・グルベローヴァ, ニール・シコフ, ジョルジョ・ザンカナロ,
パトリシア・スペンス他

2564.688298 3枚組 \3240 ※既案内ですが価格変更(値下げ)です
モーツァルト: 《フィガロの結婚》
ニコラウス・アーノンクール指揮
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団,オランダ・オペラ合唱団
トマス・ハンプソン,シャルロット・マルジオーノ,バーバラ・ボニー,
アントン・シャリンガー,クルト・モル他

2564.688303 3枚組 \3240 ※既案内ですが価格変更(値下げ)です
モーツァルト: 《コシ・ファン・トゥッテ》
ニコラウス・アーノンクール指揮
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
シャルロット・マルジオーノ,デローレス・ジーグラー,
アンナ・シュタイガー,デオン・ファン・デル・ヴァルト,他

2564.688308 2枚組 \2160 ※既案内ですが価格変更(値下げ)です
モーツァルト: 《皇帝ティートの慈悲》
ニコラウス・アーノンクール指揮
チューリッヒ歌劇場管弦楽団、合唱団,
フィリップ・ラングリッジ, アン・マリー, ルチア・ポップ,
ルース・ツィザーク, デローレス・ジーグラー

2564.687133 \1700
ベートーヴェン:弦楽五重奏曲Op.4,Op.29 & 断章
1.弦楽五重奏曲 Op.4
2.弦楽五重奏曲 Op.29
3.弦楽五重奏のための前奏曲とフーガ断章 H40
4.弦楽五重奏のためのフーガ Op.137
エンデリオン弦楽四重奏団, D.アダムス(Vla)
エンデリオン弦楽四重奏団によるベートーヴェンの弦楽四重奏曲、弦楽五重
奏曲全集よりの分売。

2564.684123 2枚組 \2160
バレリーナ
〈CD1〉
1.チャイコフスキー:「くるみ割り人形」組曲 op.71a
2.ドリーブ:「コッペリア」抜粋
3.チャイコフスキー:「眠れる森の美女」組曲 op.66a 4.
〈CD2〉
1.チャイコフスキー:「白鳥の湖」組曲 op.20
2.グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」-精霊の踊り
3.プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」op.64抜粋
4.ハチャトゥリャン:
「スパルタクス」-フリギアとスパルタクスのアダージョ
5.ハチャトゥリャン:「仮面舞踏会」-ワルツ
6.ハチャトゥリャン:「ガイーヌ」-剣の舞
バレエの名曲をCD2枚にまとめた特選盤

2564.684759 \1700
ブリテン・シンフォニア
ジョアンナ・マグレガー(P&指揮)
ライヴ・イン・ブエノス・アイレス -コリセオ劇場2007.5.3
ピアニストとして、また自らのアンサンブルの指揮者として、 現代音楽、
ジャズの分野でも活躍のジョアンナ・マグレガー、ワーナー・クラシックより
初のCD。今後ゴルトベルク変奏曲(ライヴ&スタジオ・レコーディング)、
ゲルギエフ&ロンドン交響楽団とのメシアンのトゥーランガリラ交響曲が予定
されています。今回過去の2CDを同時発売します。
J.S.バッハ:ピアノ協奏曲第1番 BWV.1052
ストラヴィンスキー:弦楽のための協奏曲「バーゼル協奏曲」
ダウランド(マグレガー編曲):
はかない望み、ファンシー/ダウランド氏の真夜中/彼女は私の過ちを許してく
れるだろうか
エグベルト・ジスモンチ:Forrobodo/Frevo
オスヴァルド・ゴリホフ:ラスト・ラウンド
ピアソラ:天使のミロンガ/リベルタンゴ

2564.684374 \1700
サイドウォーク・ダンシズ
マグレガー編曲による14のムーンドッグの作品
Andy Sheppard(saxophones)
Kuljit Bhamra(tabla/percussion)
Neville Malcolm(bass)
Seb Rochford(drums)
Shri Sriram(bansuri)
Britten Sinfonia
ジョアンナ・マグレガー(P&指揮)
伝説的な6世紀ヴァイキングに基づくムーンドッグの14の作品の編曲集をフュ
ーチャーした 2006年発売CDの再発売。

2564.684372 \1700
プレイ
1.Alasdair Nicolson: 42nd St. Stomp
2.Astor Piazzolla: Libertango
3.William Byrd: Hughe Ashton’e Ground
4.Gyorgy Ligeti: Autumn In Warsaw
5.Somei Satoh: Incarnation II
6.Talvin Singh / MacGregor: Endgame
7.Molelekwa / MacGregor: Strumming
8.Conlon Nancarrow: Player Piano Study No.11
9.Howard Skempton: Even Tenor
10.John Dowland: Forlorn Hope Fancy
11.John Cage: Sonata No.5
12.Charles Ives: The Alcotts
13. Igognjanovic: Ship In Embrace Of The Endless Dark Ocean
14. JS Bach: Allemande
15. MacGregor: Dance It
ジョアンナ・マグレガー(P)
2002年度Mercury PrizeにノミネートされたCDを再発売。

2564.686280 2枚組 \2160
マーラー・エクスペリエンス
〈CD-1〉
1.交響曲第5番 第1楽章
2.交響曲第1番 第3楽章
3.交響曲第3番 第4楽章
4.同 第5楽章
5.交響曲第5番 第4楽章「アダージェット」
6.亡き子をしのぶ歌 1.今太陽は輝き昇る
7.交響曲第4番 第4楽章
8.交響曲第2番「復活」 第5楽章
9.交響曲第2番「復活」 第5楽章
〈CD-2〉
1.交響曲第1番 第1楽章
2.さすらう若人の歌(ピアノ伴奏版)
2.けさ野辺を歩けば
3.交響曲第6番 第2楽章
4.交響曲第7番 第4楽章「夜曲II」
5.交響曲第2番「復活」 第4楽章 O Roschen rot!
6.交響曲第9番 第4楽章
Various Artists
今年生誕150年、明年没後150年を迎えるマーラーのベスト盤。

2564.683615 \1350
ヴィヴァルディ:室内協奏曲集第4集
(1)協奏曲ヘ長調 RV.99  (2)協奏曲イ短調RV.108  (3)ソナタ ハ短調RV.53
(4)協奏曲ト短調RV.105  (5)協奏曲ニ長調RV.92  (6)協奏曲ト短調RV.107
録音:1990-92年
イル・ジャルディーノ・アルモニコ

2564.683617 \1350
トーマス・ルイス・デ・ビクトリア:宗教曲集
(1)サルヴェ・レジナ  (2)おお、聖なる宴I  (3)おお、イルデフォンソ
(4)熾天使(してんし)ふたり叫びてありぬ  (5)御身が足どりの何と美しき
(6)マニフィカト  (7)バビロンの流れのほとり  (8)主よ、われは価せず
(9)至福にしてけがれなき  (10)聖なるマリア  (11)おお、聖なる宴II
(12)老人が幼な子を抱きて  (13)アヴェ・マリア
録音:1977年頃
ブルーノ・ターナー指揮
プロ・カンティオーネ・アンティクヮ,
ロンドン・コルネット・サックバット・アンサンブル

2564.683619 \1350
ボブ・ヴァン・アスペレン(チェンバロ)
ジョン・ブル:チェンバロ作品集
(1)イン・ノミネ第9番  (2)王の狩り
(3)エリザベス女王の半音階的パヴァーンとガリアード  (4)オランダ舞曲
(5)ファンタジア第12番  (6)ファンタジア風パヴァーヌとガリアード
(7)イン・ノミネ第12番  (8)ジェルマンのアルマン
(9)ファンタジア第10番  (10)5度によるカノン  (11)ブル博士の自画像
録音:1982年頃

2564.683622 2枚組 \2700
アルス・ブリタニカ
「オールド・ホール写本」「マドリガル」「リュート歌曲」
プロ・カンティオーネ・アンティクヮ
アルス・ブリタニカ
A. オールド・ホール写本-
(1)ジョン・クック:寛容なる娘  (2)ジョン・ダンスタブル:誠実なる十字架
(3)ジョン・フォレスト:君が愛するものは何
(4)ジョン・ダンスタブル:おお栄光の十字架  (5)ピカード:グローリア
(6)トーマス・ダメット:やよ天国の門
(7)ジョン・ダンスタブル:おとめよよろこべ
(8)ライオネル・パウアー:クレド
(9)ジョン・ダンスタブル:アルバン朱に染む
(10)ロバート・チャーバリー:アニュス・デ
B. マドリガル-
(1)トーマス・ウィールクス:かの美しくめでたき百合
(2)トーマス・ウィールクス:妻を求める男あり
(3)ジョン・ウォード:病める魂よ退け
(4)トーマス・モーリー:楽しき牧童よきけ
(5)ウィリアム・バード:悲しきオルフェよ、きたれ
(6)トーマス・ウィールクス:これよジャック
(7)ジョン・ウォード:おおわが想いやみねかし
(8)トーマス・モーリー:わが心いまぞ死ぬ
(9)トーマス・トムキンズ:まことの愛に死なしめよ
(10)ジョン・ウィルビー:われバラをみれば
(11)トーマス・ウィールクス:いざともに歌え踊れ
(12)フランシス・ピルキントン:汝が魂をいつくしめ
(13)ジョン・ウィルビー:たぐいなき美
(14)ジョン・ウィルビー:涙せよわが眼
(15)トーマス・モーリー:汝かがやける黒き星
(16)トーマス・トムキンズ:聞け、若者を見し者ありや
C. リュート歌曲
(1)フランシス・ピルキントン:ダイアフェニア
(2)ロバート・ジョーンズ:われを否まんとやケート
(3)フランシス・ピルキントン:ダウン・ナ・ダウン
(4)ジョン・ダウランド:木陰の牧童
(5)ジョン・ダウランド:女には飾りの品を
(6)ジョン・ダウランド:罪の傷あと深く残りて
(7)トーマス・キャンピオン:古びたる帆
(8)トーマス・キャンピオン:ジャックとジョーン
(9)トーマス・フォード:君をはじめて見てしより
(10)トーマス・フォード:みめ美わしきおとめあり
(11)ジョン・ダウランド:わが嘆き
(12)トーマス・キャンピオン:ないしょの恋
(13)ジョン・ダウランド:君よ待てしばし
(14)ジョン・ダウランド:ダウランド氏の夜更け
(15)ジョン・ダウランド:いまぞ別れの時か
A)ブルーノ・ターナー指揮
B)ジェフリー・ミッチェル指揮
C)イアン・パートリッジ指揮
プロ・カンティオーネ・アンティクヮ
録音:1977-79年

2564.683624 \1600
グレゴリオ聖歌集
A. 灰の水曜日
(1)アンティフォナ「衣服を変えよう」  (2)キリエ第17番
(3)グラドゥアーレ「なんと喜ばしいことか」
B. 枝の主日
(4)アンティフォナ「ダヴィデの子にホザンナ」
C. 聖木曜日 (5)アンティフォナ「主イエスは彼の弟子たちとともに」
D. 聖金曜日
(6)レスポンソリウム「大地は暗くなり」
(7)イムヌス「真なる十字架、舌を讃えよ」
(8)インプロペリア「われが民よ」
E. 聖土曜日
(9)アンティフォナ「キリストはわれらのために」
(10)イムヌス「王の隊列はすすみ」
F. 復活祭
(11)グローリア第2番
(12)アレルヤ「われらの過ぎ越し」
(13)セクエンツィア「過ぎ越しの生け贄を讃美せよ」
(14)オッフェルトリウム「すべての土地よ」
(15)アニュス・デイ第17番 G. 聖母マリアのためのアンティフォナ
(16)恵み深き救い主の御母  (17)めでたし天の女王  (18)天の女王
(19)めでたし女王 録音:1993年
シャンティクリア

<NAXOS>
NYZC-27256 \2625
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雨だれ/葬送行進曲/幻想即興曲/ピアノ協奏曲第1番、第2番他
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演奏者:イディル・ビレット(ピアノ)/マリア・クリーゲル(チェロ)他
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<NAXOS> 各1枚 \1000
8.572296
ドビュッシー:管弦楽作品集第3集
1-5.管弦楽のための映像
6.ピアノのために-第2番「サラバンド」
7.ダンス(スティリー風タランテッラ)
(M.ラヴェルによる管弦楽編曲版)
8.スコットランド行進曲(管弦楽編曲版)
9.レントよりも遅く
演奏:フランス国立リヨン管弦楽団
準・メルクル(指揮)
準・メルクルとリヨン管弦楽団によるドビュッシー(1862-1918)の第3集です。
第1集(8.570759)と第2集(8.570993)も大絶賛。今回も色彩感と和声をとこと
ん追求した美しい演奏です。第3集に収録されている「管弦楽のための映像」
はドビュッシーが心身ともに疲れていたスランプの時期の作品。もともと2台
ピアノと管弦楽のために書かれていて、曲順も違っていました。曲が完成す
るまでに6年半を要し、最終的に現在の形に落ち着いたという苦心作です。
とは言え、イギリス、フランス、スペイン民謡から素材を取ったわかりやす
いメロディと、印象派特有の神秘的な響きが交錯、そして脈打つリズムは多
分に南国的要素も備えています。特に「イベリア」は単独でも演奏されるほ
どの人気曲です。

8.572135
ルーセル:交響曲第4番他
交響曲第4番イ長調 Op.53
交響詩「フランドル狂詩曲」 Op.56
小組曲 Op.39(オーバード/パストラール/仮面舞踏会)
小管弦楽のためのコンセール Op.34
シンフォニエッタ Op.52
演奏:ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
ステファン・ドヌーヴ(指揮)
フランスの作曲家ルーセル(1869-1937)は海軍での活躍も有名です。1889年と
1890年にフリゲート艦イフジェニー号でインドシナ近海を航海したことは、
後の作曲家人生に大きな発展をもたらしたことは間違いありません。この
第4番の交響曲は1934年に作曲され、1935年にアルベール・ヴォルフ指揮コ
ンセール・パドルーによりパリにて初演されました。リズミカルで明瞭な形
式を持っていた第3番の作風を継承し、さらにより多くの楽想を加えた厳粛な
美が感じられる音楽です。第1楽章の冒頭の柔らかな弦のメロディと活発なテ
ーマの対比、そして第2楽章の多彩な木管楽器の使い方はルーセルの音楽の特
徴とも言えるものでしょう。「フランドル狂詩曲」は1936年に作曲され、そ
の年の 12月12日にエーリッヒ・クライバーに初演されています。ルーセルの
フランドルの祖先への敬意が表された作品で16世紀から17世紀に採取された
5つのベルギー民謡をもとにした快活な音楽です。

8.572170
アミーロフ:管弦楽作品集
交響的ムガーム「シュール」(1948)
アゼルバイジャン・ムガーム(1948)
グリスタンのバヤティ・シラーズ(1971)
アゼルバイジャン・カプリッチョ(1961)
演奏:ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
ドミートリー・ヤブロンスキー(指揮)
アゼルバイジャンの作曲家、アミーロフ(1922-1984)の作品集です。父親は有
名な「ハナンデ」(ムガーム歌手)で、タールの作曲家・演奏家であり、彼も
幼少の時から民謡を聴いて育ち、成長してからは民俗音楽の研究家としても
名を成しました。多くの作品を残し、中でもここに収録されている「シュー
ル」は彼の特質をよく表した作品として知られています。即興的で豊富なメ
ロディは、まるで目の前でカラフルな踊りと歌が展開されているかのように、
生き生きとしていて、聴く者に底知れぬ力を与えてくれます。とりわけ1973
年にモスクワで行われた演奏会では、彼の第3交響曲と、「グリスタン」が
演奏され、聴衆から大喝采を浴びたといいます。アゼルバイジャン特有の言
語と、クラシック音楽の語法が巧みに融合された音楽は、満場の聴衆を興奮
させたことでしょう。

8.578143-44 2枚組
早朝に
CD1:
1.シベリウス (1865-1957):フィンランディア Op.26/2.マデトーヤ(1887-
1947):交響的組曲より「弦楽のためのエレジー」/ 3.O.メリカント(1868-
1924):ロマンス Op.12/4.O.メリカント:ゆるやかなワルツ Op.33/5.シベ
リウス:悲しきワルツ Op.44-1/6.アールトイラ(1905-1992):アクセリとエリ
ナのウェディング・ワルツ(映画「北極星の下で」より/7.カスキ(1885-
1957):前奏曲変ト長調 Op.7/8-12.ラウタヴァーラ(1928-):組曲「村の音楽
師」Op.1/13.クーラ (1883-1918):結婚行進曲 Op.3-2/14.メラルティン
(1875-1937):祝典行進曲 (「眠れる森の美女」Op.22より)/15.シベリウス:
トゥオネラの白鳥 Op.22-2/16.ヤルネフェルト(1869-1958):管弦楽のための
前奏曲/17.ヤルネフェルト:子守歌/18.シベリウス:アンダンテ・フェスティ
ーヴォ/19.クーシスト(1905-1988):フィンランドの祈る人
CD2:
1.ルオラヤン=ミッコラ(1911-2005):結婚式の踊り/2.ソールストレム(1870
-1934):エレジー/3.O.メリカント:民謡/ 4.カスキ:トロルの円舞/5.シベ
リウス:鶴のいる風景 Op.44-2/6.クーラ:羊たちのポルカ/7.ユルハ(1910-
1984):コンスタのよりよいワルツ/8.フィンランド民謡:早朝に/9.シベリウ
ス:わが心の歌 Op.18-6/10.パチウス(1809-1891):フィンランドの歌/11.
フィンランド民謡:オルファンの嘆き/12.メラルティン:蝶々のワルツ
Op.22-17/13.O.メリカント:夏の夜の牧歌 Op.16-2/14.シベリウス:即興曲
/15.クーラ:オストロボスニアの民謡/16.メラルティン:子守歌/17.パルム
グレン(1878-1951):幻惑 Op.1-2/18.シベリウス:クリスチャン2世よりエレ
ジー
演奏:
CD1:トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団/ヨルマ・パヌラ(指揮)/CD2:カ
メラータ・フィンランディア/ヨルマ・パヌラ(指揮)…5.14.15.17.18-管弦
楽版編曲
フィンランドと聞いて何を思い出しますか?きんきんに冷えた空気、朝もや
がたちこめる湖、白夜、フィヨルド、トロール、屹立する針葉樹の合間をぬ
って駆け抜ける少女、オーロラたなびく星空・・・そんな静かで雄大な世界
をこの2枚組に閉じ込めました。知られざる作曲家たちの、宝石のような小品
です。朝のすがすがしいひと時に聴くもよし、夜のしじまに流すもよし、も
ちろん仕事をしながら、食事をしながらのBGMにも最適です。

8.572190
クレツキ:
ピアノ協奏曲ニ短調 Op.22(1930)(J.ノリス,Jrによるオーケストラ補筆版)
3つの前奏曲 Op.4(1923)
3つの出版されなかったピアノ小品
幻想曲ハ短調 Op.9(1924)
演奏 :ジョセフ・バノウェツ(ピアノ)/ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
トーマス・ザンデルリンク(指揮)
フルトヴェングラーには「息子のように」扱われて、作曲家と指揮者として
はトスカニーニに称賛された才能ある音楽家、パウル・クレツキ(1900-1973)
の作曲家としての真価を問う1枚です。ここに収録された作品は、全てピアニ
ストに技術的限界を突き付けるような困難さを有しています。冒険的で即興
的、時として調性をも逸脱せんばかりの創造性は、20世紀の最も素晴らしい
ピアノ協奏曲の一つとして数えられることでしょう。本来は正式なスコアと
しててBreitkopf社から出版されるはずでしたが、出版されることなく破棄さ
れてしまいました。この録音は、もともと2台ピアノ版として出版されたもの
に新たなオーケストレーションを施し、華やかな協奏曲として再構築したも
のが演奏されています。他にも個性的なピアノ・ソロ作品が聴ける興味深い
アルバムです。

8.572400
ボリス・チャイコフスキー:
1-4.室内オーケストラのための4つの前奏曲/ 5-14.組曲「ぶた飼いの王子
さま」(イントロダクション/庭で/メヌエット/バラの花/ナイチンゲール/鈴
の音/魔法のやかん/ワルツ/ポルカ/ラチェット)15-24.組曲「アンデルセン
のおとぎ話」(バラの木/掛け時計/兵士の航海/織り手/かがり針の旅行/踊る
針/ファンファーレ/皇帝行進曲/小さな踊り子/おもちゃの舞踏会)25-43.組曲
「幸福の長靴」
演奏 :ルースカヤ音楽院チェンバー・クワイア・ソロイスツ
/ムジカ・ヴィーヴァ室内管弦楽団
キリル・エルショフ(指揮)
ボリス・アレクサンドロヴィッチ・チャイコフスキー(1925-1996)は、ロシア
の作曲家ですが、あのピョートル・イリイチ・チャイコフスキーとの親戚関
係はありません。彼はロストロポーヴィチとも親しい交友関係があり、多く
のチェロ用作品をロストロポーヴィチに献呈しています。またロシアでは今
でも人気のある作曲家で、このNAXOSからも交響曲(8.557727)とピアノ作品集
(8.570195)がリリースされています。彼は1954年から1958年の間に、アンデ
ルセンの話に基づいた5つのラジオ・ドラマ用付随音楽を作曲しました。しか
し、このスコアは作曲家が急死した7年後に失われてしまい、それは2003年ま
で発見されることがありませんでした。ここではその中から3組を取り上げ、
もう一度音として蘇らせています。管弦楽作品ではかなり晦渋な作風を見せ
る人ですが、このおとぎ話のための音楽はとてもわかりやすいもので、とり
わけ今回の演奏では歌の部分を全て削除して音楽のみを再現、この無垢な世
界を再現することに成功しました。

8.572208
イギリスのヴィオラ・ソナタ集
ジェイコブ(1895-1984):ヴィオラ・ソナタ
アイアランド(1879-1962):
チェロ・ソナタ(L.ターティスによるヴィオラとピアノ編)
アーノルド(1921-2006):ヴィオラ・ソナタ Op.17
ディーリアス(1862-1934):
チェロ・ソナタ(M.アウトラムによるヴィオラとピアノ編)
バークリー(1903-1989):ヴィオラ・ソナタ Op.22
演奏:マーティン・アウトラム(ヴィオラ)
ジュリアン・ロルトン(ピアノ)
このアルバムには、20世紀イギリスのヴィオラ・ソナタが5曲収録されていま
す。その内の2曲はチェロ・ソナタからの編曲ですが、これもまた味わい深い
ものです。90年近くの長き生涯を生き抜いたジェイコブのソナタは、1978年
に作曲されています。活動的な第1楽章と諧謔的な第2楽章を経て、現れる第3
楽章の何と美しい事。現代では失われてしまった「平穏な世界」へのオマー
ジュとも言える音楽です。宗教と自然に触発されたアイアランドのソナタ、
映画音楽の分野でもおなじみのアーノルドの移り気なソナタ、単一楽章で書
かれ、恐ろしいまでの完成度を見せるディーリアスのソナタ、ナディア・ブ
ーランジェから強く影響を受けたバークリーのソナタと、各々多彩な表情を
見せてくれます。

8.557529
シェーンベルク:
弦楽三重奏曲 Op.45
混声合唱のための4つの小品 Op.27(逃れ去らずに/あなたは望まぬ/月と人間
/恋する者の願い/3つの諷刺 Op.28)
別れ道で/11.多芸多才/12.新古典主義
七重奏のための組曲 Op.29
映画の一場面への伴奏音楽 Op.34
演奏:ロルフ・シュルテ(ヴァイオリン)…1-5/リチャード・オニール(ヴィオ
ラ)…1-5/フレッド・シェリー(チェロ)…1-5/サイモン・ジョリー合唱団
…6-12/ロンドン・シンフォニエッタのメンバー…6-12/チャールズ・ナイ
ディック(クラリネット)…13-16/アラン・R・ケイ(クラリネット)…13-16
/マイケル・ローウェンスターン(バス・クラリネット)…13-16/ロルフ・
シュルテ(ヴァイオリン)…13-16/トビー・アペル(ヴィオラ)…13-16/フレッ
ド・シェリー(チェロ)…13-16/クリストファー・オールドファーザー(ピア
ノ)…13-16/ロンドン交響楽団…17/ロバート・クラフト(指揮)…6-12.17
NAXOSの人気シリーズである、ロバート・クラフトのシェーンベルク(1874-
1951)作品集です。今回は合唱作品を中心に室内楽曲を含む興味深いアルバム
となっています。弦楽三重奏曲は、アメリカに亡命した後の1946年に、ハー
バード大学から作品の委嘱を受け作曲されたもの。作曲の動機は彼の持病で
ある喘息の発作を起こした時のエピソードが基になっていて、十二音で書かれ
ていながらも、時としてユーモラスな場面も持ち合わせています。2つの合唱
作品はモーゼとアロンの無機質な世界に共通する素晴らしい音楽。7つの楽器
による「組曲」も緊張感溢れる豊かな作品です。

8.570333
ワインベルク:チェロ・ソナタ集
チェロ・ソナタ第1番 Op.21
チェロ・ソナタ第2番 Op.63
無伴奏チェロ・ソナタ第1番 Op.72
無伴奏チェロ・ソナタ第3番 Op.106
演奏:ドミトリ・ヤブロンスキー(チェロ)
リュウ・シン=ニ(ピアノ)
ワルシャワのユダヤ人家庭に生まれたワインベルク(1919-1996)は、最初ワル
シャワ音楽院で学びますが、1939年、ナチス・ドイツのポーランド侵攻のた
めにソヴィエト連邦へ亡命することとなります。ミンスクからタシュケント、
そして最後はモスクワに定住し、亡くなる直前にロシア正教会に改宗しまし
た。彼のチェロ・ソナタ(第2番はロストロポーヴィチのために作曲された)は、
チェロの表現能力の限界までを使用しており、憂鬱さと抒情性、そして激し
さを兼ね備えたもので、しばしばショスタコーヴィチの作品と比較されます。
また無伴奏ソナタの第1番と第3番もやはりロストロポーヴィチに捧げられて
います。第1番は比較的コンパクトな作品ですが、第3番は規模、楽想ともに
大きく、これは確かにJ.S.バッハの作品に比肩するものと言えるでしょう。

8.570605
馬思聡(マー・スツォン):
ヴァイオリンとピアノのための音楽集第2集
1.春の踊り(1953)/2.ロンド第2番(1950)/3.メロディ(1952)/4.秋の収穫祭
の踊り(1944)/5-6.ヴァイオリン・ソナタ第3番(1984)/7-12.高山組曲(1973)
(祭祀/飲酒/蘆萩/戦いの舞/招魂/豊年の舞)/13.ロンド第3番(1983)/14.バ
ラード(1952)/15.ロンド第4番(1983)
演奏:顧小梅・・・シャオ=メイ・クー(ヴァイオリン)
魯寧・・・ニン・ルー(ピアノ)
第1集(8.570600)でその才能をまざまざと見せつけた中国の作曲家、馬思聡
(1912-1987)の作品集第2集です。このアルバムにも興味深い作品ばかりが収
録されています。1912年に広東省海豊県で生まれ、最初はフランスへ留学、
パリ音楽院で学びます。その後、文化大革命で迫害を受けアメリカに亡命し
ました。1983年に「ロンド第4番」を作曲した直後、彼は日記の中で「私はい
つ、この追放から解放されるのか誰もしりません」と胸が張り裂けんばかり
のコメントを残しています。ここで聴ける彼の作品も、フランス風な流麗で
移ろう和声と、中国音楽独特の五音階が入り混じっているものばかりで、そ
の独特な味わいは聴くほどに深みを増すものばかりです。

8.572277
アンデルセン:練習曲とサロン音楽集
1.チャルディ(1818-1877):「ロシアの謝肉祭」のためのカデンツァ/2-3.ダ
ンストレム(1812-1897):スウェーデン・ポルスカ歌曲集より Op.50(アンデル
セン編)/4-6.8つの講義の小品 Op.55より(第4番水車小屋 /第5番伝説 /第8番
タランテラ )/7-8.フルートのための 24の練習曲 Op.15より(第3番ト長調 /
第24番ニ短調 )/9.オペラ・トランスクリプション集 Op.14より第5番モー
ツァルト「ドン・ジョヴァンニ」/10.フルートのためのコンチェルトシュ
テュック第2番 Op.61(フルートとピアノ編)
演奏:カイル・ツァッポ(フルート)
A・マシュー・マッツォーニ(ピアノ)
「フルートのショパン」と異名をとるデンマーク生まれのヨアヒム・アンデ
ルセン(1847-1909)はフルートを吹く人ならば知らない人はいないと言っても
よいでしょう。様々な逸話の持ち主ですが、彼の残したフルートのためのエ
チュード Op.15は今でもフルートを学ぶ人にとっての宝物です。しかし、彼
の名前が忘れられてしまったのは、一重に作品が残っていないからなのかも
知れません。1847年に生まれた彼はオーボエ奏者の父親から音楽の手ほどき
を受け、13歳の時に公開演奏会を開き、22歳の時にデンマーク王立管弦楽団
のフルート奏者になりました。その後世界中で研鑽を積み、 1882年にビルゼ
がベルリン・フィルハーモニーを創立した時にはフルーティストの一人とし
て名前を連ねています(当時のベルリン・フィルのプログラムでも彼の名前が
ソリストとして挙げられています)。ここで聴ける様々の作品は、それぞれに
技巧をこらしつつも、耳当たりのよいものばかり。演奏しているツァッポは、
作曲家の伝記付き作品目録の著者で、ピオリア交響楽団の首席フルート奏者
です。

8.570949
オーストラリアのギター音楽集
1-2.エドワーズ(1943-):ブラックワトル・カプリース/3-6.ホートン(1954-):
石碑/7-10.スカルソープ(1929-):フロム・カカドゥ/ 11-13.エドサーズ:ギ
ター・ダンス(A. ウォルターによるギター編)/14.クーネ(1956-):素晴らし
い感情および壮大なデザインの閉じた世界/15-17.ディーン(1961-):ゴヤか
らの3つのカプリチョス/18.スカルソープ:夢の中へ(ギター編)/19.スカル
ソープ:ジリル(S.ウィングフィールドによるギター編)
演奏:アレクサンドル・チボルスキー(ギター)
ようやく最近になって、オーストラリアのクラシック・ギター界が世界的に
重要な存在になってきました。これには、名ギタリスト、ジョン・ウィリア
ムズ(1941年生まれ)が自国の作曲家に「ギターの曲を書いてほしい」と委嘱
したことが大きな要因でしょうか。また、同国の著名な弦楽器奏者、スモー
ルマンがギター制作に乗り出したことも特筆すべき事項でしょう。現在では、
彼の制作した楽器は世界中のギタリストの羨望の的となっています。そんな
オーストラリアのギター作品を演奏するのは、2006年の東京国際ギター・コ
ンクールで優勝、高い評価を受けたチボルスキー。彼の美しく透明で、リュ
ートにも似たギターの音はこれらの作品の本質と聴きどころを聴き手に確実
に届けています。

8.570956
モンポウ:ピアノ作品集第5集
1-14.ドン・ペリンプリン(モンサルヴァーチェとの共作)(1955)/15-26.バレ
エ(1946)/27.「月の光」によるグロッサ(1946)/28.ロマンス(1944)/29.モ
デラート・エスプレッシーヴォ(1946)/30.「月の光」による幻想曲(1946)/
31.ヴァイオリンとピアノによる「標高」/32.チェロとピアノによる「橋」
/33-35.4手による「3つの子守歌」※全て世界初録音
演奏:ホルディ・マソ(ピアノ)
マルク・オリウ(ヴァイオリン)…31/ホアン=アントニ・ピッチ(チェロ)…32
/マリザ・ルイス・マガルディ(ピアノ)…33-35
このアルバムは、パリに20年近く滞在したモンポウ(1893-1987)が、バルセロ
ナへ帰国した後の1944年から1955年の間に書かれたピアノ曲を収録していま
す。これらは出版されなかった作品で、このマソの演奏が世界初録音となり
ます。バレエ音楽「ドン・ペリンプリン」のピアノ版は2007年に公表された
もので、12曲からなる短い小品からなっています。ロルカの戯曲「庭のドン
とベリーサの恋」を下敷きにしたこのバレエは、舞台美術家シャヴィエル・
コルの発案で、マーキス・デ・クエヴァスのバレエ団によって依頼されたも
のです。このバレエは 1956年5月8日にリセウ劇場で初演されました。しか
し、実のところモンポウは、初演までにオーケストレーションを間に合わせ
ることが出来ず、友人であるモンサルバーチェに助けを求める他ありません
でした。モンサルヴァーチェはオーケストレーションを施した上で、2曲の
ダンスを追加し、初演に間に合わせることができたのです。時としてプーラ
ンクやワーグナーを思わせるロマンティックな個所もありますが、やはりモ
ンポウらしい音楽で、スペイン風でエキゾチックな味わいです。

8.572197
ヘンデル:鍵盤楽器のための組曲集第1集
1-4.組曲第1番イ長調 HWV426(プレリュード/アルマンド/クーラント/ジグ)
/5-8.組曲第2番ヘ長調 HWV427(アダージョ/アレグロ/アダージョ/フーガ-
アレグロ)/9-15.組曲第3番ニ短調 HWV428(プレリュード/フーガ-アレグロ/
アルマンド/クーラント/エア/ドゥブレ1-5(変奏曲)/プレスト)/16-20.組曲
第4番ホ短調 HWV429(フーガ-アレグロ/アルマンド/クーラント/サラバンド
/ジグ)
演奏:フィリップ・エドワード・フィッシャー(ピアノ)
ヘンデル(1685-1759)の鍵盤楽器のための組曲は、多数の曲があるにも拘わら
ず、残念なことに現代ではあまり知られてはいません。しかし、ここに収録
した1720年作のいわゆる「 8つの大きな組曲」はヘンデルによる紛れもない
傑作です。恐らく、組曲第5番 HWV.430の終曲が「調子のよい鍛冶屋」として
知っている人はいるでしょうが、他の曲も素晴らしいものばかり。精緻極ま
る対位法、伝統を打ち破る新しい形式の中に、イタリア風の気取った楽想を
盛り込んだ聴き応えたっぷりの1枚です。このアルバムは第1組曲の1番から
4番までを収録しています。ピアノで演奏するヘンデルには異論もあるでしょ
うが、この瀟洒な響きは一聴の価値があります。

8.660245-47 3枚組
マイアベーア:歌劇「エジプトの十字軍」
アルマンド (ロードス島騎士、エルミレーノ)…マイケル・マニアチ(ソプラ
ニスタ)/パルミーデ(スルタンの娘)…パトリツィア・チョーフィ(S)/アラ
ディーノ(ドミヤートのスルタン)…マルコ・ヴィンコ(B)/オスミーノ(ドミ
ヤート宰相)…イオリオ・ゼンナーロ(T)/アルマ…シルヴィア・パジーニ(Ms)
/アドリアーノ(ロードス島領主)…フェルナンド・ポルターリ(T)/フェリシ
ア(アルマンドの元恋人)…ラウラ・ポルヴェレッリ(Ms)/ルカ・ファヴァロ
ン(T)/エマヌエレ・ペドリーニ(B)/フェニーチェ劇場管弦楽団&合唱団/
エマニュエル・ヴィヨーム(指揮)
名前は知られているのに、その作品をほとんど聴くことがない作曲家は数多
くいますが、マイアベーア(1791-1864)もそんな一人。この「エジプトの十字
軍」は彼がフランスで成功する足掛かりを作ったオペラで、1824年にフェニ
ーチェ劇場で初演された時は大好評でしたが、1835年に再演されてからは、
およそ 170年も放置。すっかり忘れられた演目となってしまいました。今回
の上演はアメリカの男声ソプラノ、マニアチの活躍と、人気沸騰のソプラノ、
チョーフィ、そして名バス、ヴィンコらによる充実の歌手陣を得て、最高の
盛り上がりを見せたそうです。4時間近くもの長丁場ですが、ヴィョームの緊
迫感溢れる指揮のおかげもあり、一瞬足りとも気をそらすことはできません。

8.559607
ジュリアン・ワクナー:合唱作品集第1集
1-3.時々私は生きているように感じる(1998)(月が足の裏にある/海の驚異で
あるように/私は旅行したことがない)/4-9.リルケ歌曲集(かもしか/豹/フラ
ミンゴ/白鳥/白いネコ/一角獣)/10.御公現の祝日の時期のための入祭唱/
11.私の愛が生まれる/12.来てください、あなたこそ恵みの泉/13.幸いあれ、
いと優しきマリアよ/14-17.ミサ・ブレヴィス/18.アロンの祝祷/19.神の
御身体を見たまえ
演奏 :エローラ・フェスティバル・シンガーズ/マイケル・ブロス(オルガン)
…11.12.19/ノエル・エジソン(指揮)
ハリウッド生まれのジュリアン・ワクナー(1969-)の合唱作品集です。彼は4歳
からチェロとピアノを始め、聖トマス聖歌隊の少年聖歌隊員としても活躍しま
した。1990年にはボストン大学の礼拝堂聖歌隊の指揮者として、バッハから
現代音楽までを演奏、ボストンで最も有名な音楽家の一人として称賛される
までになりました。彼の作品は「大胆で、空気のようだ」とニューヨーク・
タイムズで大絶賛。他のメディアでもひっぱりだこです。「多様化した現代
音楽に新たな秩序を見出し、調性を与え、自由な創造性を持って音をパレッ
トに載せる」と語るワクナーの作品。どうぞじっくり聴いてみてください。

8.559668
ロクンベ:ミセス・パークス様へ
1.世界の祈る人:溢れる魂を私たちへ/2.世界の祈る人/3.四万の強い人のた
めに私たちはバビロンの通りを歩きました/4.犠牲の中で/5.未来のために
/6.世界の種/7.堕天からの歌/8.イシスの娘の上の輝く雨のように/9.彼
らの子どもたちに継続する意志を与えること/10.世界の魂に祈りを歌うこと
演奏:ジャニス・チャンドラー(S)/ジェヴェッタ・スティール(Ms)/ケヴィ
ン・デース(B)/テイラー・ギー・ガードナー(S)/ラクハム交響合唱団/ブ
ラジル・デンナード・コラーレ
デトロイト交響楽団/トーマス・ウィルキンス(指揮)
この作品は、米国連邦議会から「公民権運動の母」と呼ばれたローザ・パーク
ス夫人に敬意を表して書かれています。1955年にアラバマ州のバスの中で白
人に席を譲るのを拒み、人種分離法違反で逮捕され有名になった彼女。この
事件をきっかけにモンゴメリー・バス・ボイコット事件が勃発したのです。
ロクンベ(1948-)は彼女を含む全ての人々のための祈りの音楽を書きました。
これは2組の合唱団、4人のソリスト、そしてフルオーケストラを必要とする
大作です。ブルース、ジャズ、アフリカ音楽、そしてゴスペルが随所に使わ
れており、ソリストたちにはそれぞれ役割が与えられています。この録音に
は曲毎に感じられる聴衆たちの熱い吐息と拍手も洩れなく収録されています。

8.572121
ハイドン:ミサ曲第1集
スターバト・マーテル Hob.XXbis
1.御母は悲しみに暮れ/2.おお、神のひとり子の/ 3.かくも責め苦を負う/
4.かくも御子とともに苦しめる/5.人々の罪のために/6.愛しい御子が/7.
さあ、御母、愛の泉よ/8.聖母よ、十字架にかかりし/9.私の命ある限り/
10.乙女の中のいと清き乙女よ/11.地獄の業火で焼かれても/12.十字架によ
りて私を守り/13.肉体が死するとき/14.天国の栄光を
演奏:アン・ホイット(ソプラノ)/ルーシエン・ブラケット(アルト)/スティ
ーヴン・サンズ(テノール)/リチャード・リポルド(バス)/ニューヨーク・
トリニティ教会合唱団
レーベル・バロック管弦楽団/オーウェン・バーディック(指揮)
1761年、西部ハンガリー有数の大貴族、エステルハージ家の副楽長という仕
事を得たハイドン(1732-1809)ですが、当時老齢だった楽長のグレゴール・
ヴェルナーが 1766年に死去した後、ようやく楽長へと昇進することができま
した。その最初の大きな仕事として作曲されたのが、有名な第3番のチェレン
シス・ミサと、この「スターバト・マーテル」でした。これは、ハイドンの
前任者であるヴェルナーが確立した、聖金曜日にGrabmusik(「重大な音楽」)
を演奏するという伝統を継承したためで、ハイドンは入念な準備をして素晴
らしい作品を作り上げました。当時はペルゴレージやスカルラッティの同名
作品が書かれており、この作品もそれらに肩を並べる壮麗で美しい曲となっ
ています。

8.572322
シューベルト:ドイツ語歌曲全集 35
希少作品、断章、違稿版集
1.異国から来た乙女 D117/2.ピアノを弾くラウラ D388(第1稿)/3.ラウラへ
の歓喜 D577/4.バスのための歌曲のスケッチ D1a/5.アンドレアス・シラー
氏の命名日に D83/6.ドイツの勝利に寄せて D81/7.人生の夢 D39/8.子供
の歌 D596(断章)/ 9.私の父の墓で D496/10.ゆりかごの中の男の子 D579
(第2稿)/11.愛を知る者だけが D513a/12.タルタロスの群れ D396(未完)/
13.ミニョン「このままの姿でいさせて下さい」D469(未完の断章)/14.リー
トのスケッチイ短調 D555/15.大ハレルヤ D442(バージョン A)/16.ヨハネ
福音書 D607/17.戦の歌 D443(独唱版)/18.水の上の精霊の歌(第1作)D484
演奏:シビラ・ルーベンス(ソプラノ)…1.8-11.13/デトレフ・ロート(バリト
ン )…2-3.5-7.12.15-18/レト・クッペル(ヴァイオリン)…5.6/ペーター・
リーム(ヴァイオリン)…6/ダニエル・グロギュラン(チェロ)…4.6.14/ウー
タ・ユングヴィルト(ハープ)…5/ウルリッヒ・アイゼンロール(ピアノ)
…1-4.7-18
「歌曲の王」シューベルトの全リート作品を録音するという偉大なるプロジェ
クトの完結編です。全てに渡って高水準の演奏を収録するというコンセプト
はこのアルバムでも変わることはありません。完全版を目指す NAXOSレーベ
ルとしては、スケッチも洩らさず収録します。歌詞がなければチェロで歌わ
せ、途中で楽譜が終われば、歌もそこで終わり。そんな潔さの中に思いもか
けぬ美しいものが見え隠れしています。ルーベンスとロートの2人の歌唱も万
全。おなじみのアイゼンロールの他、ハープやヴァイオリンが最終巻に華を
添えます。

8.112034-35 2枚組
R・シュトラウス(1864-1949):歌劇「カプリッチョ」
演奏:伯爵夫人マドレーヌ(若き未亡人)…エリーザベト・シュヴァルツコップ
(ソプラノ)/伯爵(マドレーヌの兄)エベルハルト・ヴェヒター(バリトン)/
作曲家フラマン…ニコライ・ゲッダ(テノール)/詩人オリヴィエ…ディート
リヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)/劇場支配人ラ・ローシュ…
ハンス・ホッター(バリトン)/女優クローレン…クリスタ・ルートヴィヒ(メ
ゾ・ソプラノ)/3人の舞台上の音楽家/マヌーグ・パリキアン(ヴァイオリン)
/レイモンド・クラーク(チェロ)/レイモンド・レッパード(ハープシコード)

フィルハーモニア管弦楽団
ウォルフガング・サヴァリッシュ(指揮者)
録音 1957年9月2-7.9.11日、1958年3月28日ロンドンキングスウェイ・ホール
言葉を司る詩人と、音を操る音楽家。この2人から求愛される若き未亡人・・。
生活感よりも感性が物を言う美しい時代の小さな葛藤を描いたこの叙情劇に、
作者のクレメンス・クラウスは「音楽と文学はどちらが人の心を動かすか」と
いう命題を織り込みました。若きシュヴァルツコップの穢れなき歌声、彼女を
取り巻く素晴らしい歌手たち、R.シュトラウスのエキスパート、サヴァリッ
シュが混然一体となって眩いばかりの世界を作り上げています。とりわけ、
CD2のトラック 15「月光の音楽」からの幻惑的な音楽の素晴らしさは筆舌に
尽くしがたいものです。

8.111346
グレート・ピアニスト・シリーズ/ルービンシュタイン
ショパン(1810-1849):ポロネーズ集
1.ポロネーズ第1番嬰ハ短調 Op.26-1(録音 1951年5月21日)/2.ポロネーズ
第2番変ホ短調 Op.26-2(録音 1950年9月27日)/3.ポロネーズ第3番イ長調
「軍隊ポロネーズ」 Op.40-1(録音1950年9月28日)/4.ポロネーズ第4番ハ短調
Op.40-2(録音1950年9月27日)/5.ポロネーズ第5番嬰ヘ短調 Op.44(録音1951
年5月23日)/6.ポロネーズ第6番変イ長調「英雄ポロネーズ」Op.53(録音 1950
年9月28日)/7.ポロネーズ第7番変イ長調 Op.61「幻想ポロネーズ」(録音
1950年12月13日)/8-9.アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネ-ズ
Op.22(録音1950年12月14日…8, 1951年5月25日…9)
演奏:アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
アメリカハリウッド・ RCAスタジオにて録音
マーク・オーバート=ソーン復刻
柔和なイメージが強いショパンですが、ポロネーズだけは別格。ぐいぐい引
っ張ってくれるような演奏で聴きたい作品群です。さて、今でも「最高のショ
パン弾き」として讃えられているアルトゥール・ルービンシュタイン。中で
も彼の演奏するポロネーズは、その逞しい筋肉美が大層愛されています。
ルービンシュタインはその生涯に、7番までのポロネーズを3回録音しました
が、この演奏はその2回目のもので、1950年代前半の円熟味を加えながらも体
力たっぷりという、最上のルービンシュタインを楽しめるものです。まずは
「英雄ポロネーズ」からいかがでしょう?次は「軍隊」、第5番の骨太な演奏
もたまりません。

8.111348
ワーグナー(1813-1883):
1.歌劇「タンホイザー」より「序曲」
(録音 1952年12月2-3日ウィーンムジークフェラインザール )
2.楽劇「ローエングリン」より第1幕への前奏曲
(録音 1954年3月4日ウィーンムジークフェラインザール )
3-5.楽劇「神々の黄昏」より(3.夜明けとジークフリートのラインの旅
(録音1954年3月8日ウィーンムジークフェラインザール )
ジークフリートの葬送行進曲
(録音 1954年3月2日ウィーンムジークフェラインザール )
ブリュンヒルデの自己犠牲
(録音 1952年6月23日ロンドンキングスウェイ・ホール)
マーク・オーバート=ソーン復刻
演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団… 1-4/フィルハーモニア管弦楽
団… 5/キルステン・フラグスタート(ソプラノ)…5
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
フルトヴェングラーの圧倒的名演と言われるワーグナー管弦楽集です。なか
でも最後の年の録音である、「ローエングリン」と「指環」からの2曲の求心
力の凄まじさは、聴く人全てを圧倒します。また1952年録音のフラグスター
トとの「ブリュンヒルデの自己犠牲」も名演として知られているものです。
フルトヴェングラーとフラグスタートは1950年にも同じ曲を録音したものが
残っていますが、練られた表現を望むのなら、やはりこちらの演奏がベター
です。由緒正しきワーグナーがここにあります。

8.120873-74 2枚組
ベスト・オブ・ブロードウェイ
CD1:
1-4.R.ロジャース(1902-1979):オクラホマ!より(オリジナル・キャスト)
(おお、何と美しい朝/飾りのついた四輪馬車/農夫と牧童/オクラホマ!)/
5-8.R.ロジャース:回転木馬より(オリジナル・キャスト)(回転木馬のワルツ/
もし私があなたを愛していたら/6月は一斉に花開く /あなたはたった一人で
歩いて行くでしょう)/9-12.R.ロジャース:南太平洋より(オリジナル・キャ
スト)(魅惑の宵/Bali Ha'i/あの人を忘れたい /ほとんど私のものだった)/
13-15.R.ロジャース:王様と私より(オリジナル・キャスト )(口笛で楽しい
メロディを吹く/あなたを知っている/シャル・ウィ・ダンス)/16-17.ジュロ
ーム・カーン(1885-1945):ショウ・ボートより(1946年ブロードウェイ・リ
バイバル録音 )(Ol' Man River/Can't Help Lovin' Dat Man)/18-19.フォレ
スト&ライト:キスメットより(オリジナル・キャスト)(Baubles, Bangles
And Beads/ストレンジャー・イン・パラダイス )/20-22.ガーシュウィン
(1898-1937):ポーギーとベスより(オリジナル・キャスト)(サマータイム/な
んにもない/必ずしもそうじゃないぜ)
CD2:
1.ガーシュウィン:ガール・クレージーより "アイ・ゴット・リズム "/2-4.
バーリン(1888-1989):コール・ミー・マダムより(ホステスとマスター/今日
は何と愛しい日/あなたは今恋に落ちる)/5-8.バーリン:アニーよ銃をとれよ
り(オリジナル・キャスト)(当たり前のことさ/あなたは銃を持つ男を得られ
ない/ショーほどステキな商売はない/私は何でもうまくできる)/9.ジュール
・スタイン(1905-1994):ハイ・バトン・シューズより "パパ、あなたは私と
踊りたいの?"/10-11.ジュール・スタイン:紳士は金髪がお好きより(オリジ
ナル・キャスト)(ダイヤモンドは少女たちの一番のお友だち/紳士は金髪がお
好き)/12-13.フレデリック・ロウ(1901-1988):ブリガドーンより(オリジナ
ル・キャスト)(ヘザーの丘で/恋しているみたい)/14.バーンスタイン(1918
-1990):オン・ザ・タウンより"サム・アザー・タイム"/15.バーンスタイン:
ワンダフル・タウンより(オリジナル・キャスト)"クヮイエット・ガール"/
16-17.コール・ポーター(1891-1964):キス・ミー・ケイトより(オリジナル・
キャスト)(ソー・イン・ラヴ/いつもあなたに真実を)/18-19.サンディ・ウィ
ルソン(1924-):ボーイフレンドより(オリジナル・キャスト )(私はあなたに
満足していた/ブルームズバリーの部屋で)/20.レッサー(1910-1969):チャー
リーはどこだ?より "エイミーに恋したら"/21-26.レッサー:野郎どもと女
たちより(オリジナル・キャスト )(古い繋がり/私は知るだろう/ブッシェル
とペック/野郎どもと女たち/ご婦人の夜に幸運を!/すわって、あなたのボー
トは揺れている)
オリジナル・キャストで聴くブロードウェイの名曲集。今こうして聴いてみ
るとどれも懐かしくて新しいものばかり。とことん甘くてちょっぴり切ない
夢の世界へご案内いたします。

8.120891
ラブ!
マリリンマリリン・モンロー・オリジナル・レコーディング集 1953-1958
1.リトルロックから来た娘/2.ダイヤモンドは少女たちの一番のお友だち/
3.恋に失敗したら/4.バイバイ・ベイビー/ 5.もう一度!/6.キス/7.請
求書につけておくわ/8.帰らざる河/9.通りの情景/10.驚かないでね/11.
ヒート・ウェイヴ/12.レイジー/13.気ままなあなた/14.女のお手本/15.
素晴らしいロマンス/16.2階の少女/17.ランニン・ワイルド/18.あなたに
愛されたいのに/19.恋はおしまい/20.お熱いのがお好き
演奏:マリリン・モンロー(ヴォーカル)
永遠のアイドル、マリリン・モンローの歌声を。女優としてのマリリンは広
く知られているのに、彼女が「歌手であった」事を記憶している人がどれく
らいいるのでしょうか?このアルバムを聴いてみてください。なんとステキ
な歌声でしょう?セクシーでコケティッシュ。どこを聴いてもマリリンです。




<MARCO POLO>
8.225276 \1780
ゴドフスキー(1870-1938):ピアノ作品集第10集
1-24.24の性格的小品「ワルツの仮面劇」(謝肉祭/パステル(フランツ・シュ
ーベルト風)/スキッツェ(ヨハネス・ブラームス風)/モーメント・カプリチョ
ーソ/子守歌/コントラスト /プロフィール(フレデリック・ショパン風)/シル
エット(フランツ・リスト風)/風刺/カリカチュア/ティル・オイレンシュピ
ーゲル/伝説/フモレスケ(4つの音符による)/フランス語/悲歌/無窮動/メヌ
エット/靴を跳ね上げる踊り/葬送ワルツ/夜の鐘/オリエンタル/ウィーン訛り
/一つのお話/肖像(ヨハン・シュトラウス ))/25.ヨハン・シュトラウスの
主題による3つの交響的変容より第1楽章芸術家の生涯
演奏:コンスタンティン・シチェルバコフ(ピアノ)
名ピアニスト、および作曲家であるゴドフスキーの作品集第10集です。この
作品は1912年、ウィーン音楽院で教鞭をとっていた時期の作品で、ヴィルヘ
ルム・シュテケル博士へ献呈されています。24の小さいワルツからなる曲集
で、各々の曲は、明らかに19世紀の作曲家たちの作品を示唆しています。そ
れは、副題にあからさまな作曲家名が記されているものもあれば、曲中に少
しだけ「あっ」と思わせる引用があったりと様々な手法が凝らされています
が、とにかく面白いものばかりです。技術的な演奏難易度は他の曲に比べる
と、若干低いかもしれませんが、表現力には最大級のものが求められます。
超絶技巧が好きな方はトラック25の「芸術家の生涯」をどうぞ。




<cpo>
777563-2 3枚組 \4900
ギュンター・ラファエル(1903-1960):交響的作品集
CD1:1.交響曲第2番 Op.34/2.交響曲第5番 Op.75
CD2:1.交響曲第3番 Op.60/2.交響曲第5番 Op.75
CD3:1.合唱交響曲「大いなる知恵に」Op.81
演奏:NDR交響楽団/クリストフ・アルシュターツ(指揮)…CD1.1/NDR交響楽団
/ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指揮)1960年録音…CD1.2/NDR交
響楽団 /マティアス・フォレムニー(指揮)…CD2.1/ベルリン・フィルハーモ
ニー/セルジュ・チェリビダッケ(指揮)1950年録音…CD2.2/ツヴェトゥカ・ア
ーリン(アルト)/ライムンド・グルムバッハ(バリトン)/バイエルン放送交響
楽団&合唱団/ミヒャエル・ギーレン(指揮)1965年録音…CD3
ドイツ生まれの作曲家ギュンター・ラファエルの作品集です。彼は病弱で、ま
た父親がユダヤの血を引いていたにも拘わらず、苦難のナチの時代を生き延び、
数多くの作品を書き残しました。1926年には最初の交響曲をフルトヴェングラ
ーが初演し、「この作曲家は素晴らしい」と賛辞を送っています。1926年から
1934年までライプツィヒで教鞭を執り、多くの音楽家を育てあげました。彼の
作品はこの時代に特有の雰囲気(ロマン派と現代の融合)を感じさせますが、充
分に個性的で、その時代の名指揮者たちがこぞって取り上げた理由がわかる素
晴らしいものばかりです。今回のアルバムでは、各々のCDに若手指揮者のバリ
バリの新録音と、大指揮者のヒストリカル録音を並べて配置。50年近くの年月
を経た作品の解釈の違いを楽しんでいただける趣向になっております。イッセ
ルシュテット、チェリビダッケ、ギーレンが「こんな曲を振っていたのか」と
驚かれる人も多いのではないでしょうか。

777523-2 2枚組 \4900
レハール(1870-1948):喜歌劇「ロシアの皇太子」全3幕
演奏:アレクサンドラ・ラインプレヒト(ソプラノ)/クリスティーナ・ランド
シャーマー(ソプラノ)/マティアス・クリンク(テノール)/アンドレアス・
ヴィンクラー(テノール)/バイエルン放送合唱団/ミュンヘン放送交響楽団/
ウルフ・シルマー(指揮)
女性嫌いの皇太子と、それを直すために送りこまれた踊り子(実は高級娼婦)ソ
ーニャ。どんなに燃えあがろうとも、2人の恋は成就することはありません。
一度は逃避行を試みるも、父である皇帝の死の知らせを受け、国民のために国
へ戻ることを決意する皇太子。涙を隠して見送るソーニャ。オペレッタであり
ながらもハッピーエンドを迎えることのない、切ないラブ・ストーリーです。
1927年に初演されたこの作品、あらすじは1896年初演のジョルダーノ作「マル
チェッラ」と良く似ていますが、旋律美の素晴らしさは恐らくレハールに軍配
が上がることでしょう。名歌手であるリチャード・タウバーとの共同作業から
生まれたもので、甘いテノールを120%生かした歌の数々は、タウバーの愛唱
歌にもなり、当時の聴衆を熱狂させたのです。初演から80年近く経っても、作
品の魅力は変わることがありません。マティアス・クリンクの甘い歌声と、ウ
ルフ・シルマーのタクトから生み出される魅惑的な響きは現代の聴衆を捉える
ことでしょう。

777461-2 \2450
ドヴォルザーク(1841-1904):若き日のチェロ協奏曲
1.チェロ協奏曲イ長調(1865)/2.森の静けさ Op.68-5 B182/3.ロンド Op.94
/4.ポロネーズ
演奏:ラモン・ヤーフェ(チェロ)
ライン州立フィルハーモニー/ダニエル・ライスキン(指揮)
ドヴォルザークのチェロ協奏曲と言えば、誰もが思い浮かべるのが、あの泣き
たくなるほどに美しいロ短調(Op.104)の憂愁に満ちたメロディでしょう。しか
し、ここに収録されているのは、彼の習作時代である 1865年に書かれたイ長
調のものです。この作品は作曲家、およびチェリストであるルートヴィヒ・ペ
ールのために書かれたもので、ペールの遺品の中からスコアが見つかり、大英
博物館へ売却されました。管弦楽部分はピアノ譜のみが残存、1829年のドヴォ
ルザーク没後25周年の時にようやく初演されたのです。その後、1977年になっ
て J.ブルクハウゼルがオーケストレーションを施しています。若きドヴォル
ザークの才気と豊かな音楽性を存分に味わうことのできる隠れた名作です。
チェロのヤーフェは、アシュケナージも絶賛する名手です。

777407-2 \2450
カール・アンドレアス・ゲプフェルト(1768-1818):クラリネット協奏曲集
1.クラリネット協奏曲 Op.35 変ホ長調
2.クラリネット協奏曲 Op.20 変ロ長調
3.クラリネット協奏曲 Op.14 変ホ長調
演奏:ディーター・クレッカー(クラリネット)
イェナ・フィルハーモニー管弦楽団/ヨハネス・メズス(指揮)
ゲプフェルトは最初の宮廷クラリネット奏者とされています。彼は1788年から
マイニンゲンの宮廷に仕え、生涯を送りました。ジョージ1世統治下のマイニ
ンゲンは必ずしも彼に幸福な生活を与えたわけではありませんでしたが、演奏
活動の面から言えば、当時流行のシュトルム・ウント・ドランクの思想にも影
響されてか、彼はかなり大きなものを見出したようでした。しかし、度重なる
旅行などのせいで精神を消耗してしまい。最後は貧困のうちに世を去ったので
す。そんな彼のクラリネット作品は、自らの技巧を誇示するかのように、魅力
的で名人芸を多様した華やかなものばかり。名手クレッカーの説得力たっぷり
の演奏は、この忘れられた作曲家の真意を見せてくれるはずです。

777425-2 \2450
J.V.ラートゲーバー(1682-1750):宗教作品集
1.ミサ S.P.ベネディクト/ 2.ラウデム・ヴィルム・グロリオスム/ 3.アヴェ
・レジーナ・コエロルム/ 4.ラウディブス・チヴェス/5.サルヴェ・レジー
ナ/ 6.コエロルム/7.ラウレタニシェ・リタニー/ 8.サルヴェ・レジーナ/
9.アヴェ・レジーナ・コエロルム/10.テ・ヨゼフ・セレブレント/11.サル
ヴェ・レジーナ/12.ヴィル・デイ/13.コンチェルト
演奏:モンテヴェルディ・アンサンブル・ヴュルツブルク
マティアス・ベッケルト(指揮)
ベネディクト会の聖職者でもあり、作曲家でもあったラートゲーバーは多くの
作品を残し、当時の南部ドイツで尊敬されていた人です。彼の世俗的作品はす
でに cpo(999995-2)からリリースされていますが、彼の本領はこちらの声楽曲
で発揮されています。とりわけ、祝宴のためのミサ曲は、当時の聴衆からは大
絶賛を受けたため、すぐに第2刷を出さなければいけないほどの成功を収めた
とのことです。古典的なフォルムを持ちつつも自由な輝きに満ちたこれらの
作品は、バロックから古典派への過渡期を体感するものであり、バッハからモ
ーツァルトへ至る音楽的変遷をも辿ることができる貴重な音楽です。

777520-2 \2450
メデク(1940-2006):作品集
1.チェロ協奏曲/2.独奏チェロのための「ベルント・アロイス・ツィマーマン
への石碑」/3.独奏チェロのための「影絵」
演奏:グィド・シーフェン(チェロ)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団/イスラエル・イノン(指揮)
2006年に没したドイツの大作曲家、ティロ・メデクのチェロ作品集です。彼
ノーノ、シェルヘン、シュトックハウゼンの影響を受け、現代音楽のメッカダ
ルムシュタットの夏季現代音楽講習会でも、その活動は常に注目され続けてい
ました。リズミカルな音と、異様なメロディ、そして電子音楽よりも、生きた
楽器の音を愛した彼の感性は、このアルバムに収録されたチェロのための音楽
にも存分に生かされているようです。1982年のチェロ協奏曲は、絶対音楽と表
題音楽の間を彷徨うかのような不確定なもの。各々の楽章では、聴き手の想像
を励起し、かつ制限しないような「計画された」タイトルが付けられています。
また無伴奏の2つの作品からは、新しい音楽を発見する喜びが見てとれます。
想像力を自由に羽ばたかせてお聴きください。




<ARTHAUS>
101397(DVD-Video) \3480
日本語字幕付き
モーツァルト(1756-1791):子どものための魔笛
チューリヒ・オペラ・プロダクションジョラ劇場ライヴ映像
演奏(英語版)/(日本語版):パパゲーノ…ペーター・カールマン /河野克典(バ
リトン)/パパゲーナ…フランツィスカ・ラブル /レベッカ・オルヴェラ(ソプ
ラノ)/タミーノ…プルシュワフ・ビドジンスキ /ジェームズ・エリオット(テ
ノール)/パミーナ…イリーニ・キリアキドゥ/クリスティアーネ・ケール(ソ
プラノ)/夜の女王…セン・グォ/エウジェニア・エングィッタ(ソプラノ)/
チューリヒ歌劇場管弦楽団/トーマス・バルテル(指揮)/短縮版編曲…アレク
サンダー・クランペ/監督&台本アレンジ…ウルリッヒ・ペーター/装置&
衣装…ルイジ・ペレーゴ
収録時間:60分(英語版)+60分(日本語版)/言語:英語/日本語
本当は、かなりややこしいストーリーであるはずの「魔笛」をわかりやすく楽
しく見てもらおう!と企画されたプロジェクトです。このオペラが上演された
時、一番小さかったお客様は何と 5歳!そんな小さな子どもでも楽しめるよう
にオペラ自体は 60分に短縮されています。お話の進行役はパパゲーノが担当
します。彼のユーモラスな解説によって、胸がわくわくするようなお話が進ん
でいくのです。恋人同士の王子タミーノと夜の女王の娘パミーナ。2人の恋を
じゃまする夜の女王。タミーノとパパゲーノは、夜の女王に囚われたパミーナ
を救うために、胸がどきどきするような冒険を繰り広げます。さて、このディ
スクにはもう一つ仕掛けがあります。何と「日本語ヴァージョン」と「英語
ヴァージョン」の2つが収録されていて、どちらを選んでもいいのです。歌の
部分は原曲通りドイツ語ですが、お話の部
分は、それぞれ日本語と英語で楽しめます。歌っている人たちはみんな別々で、
どちらもステキな歌声を聴かせてくれています。日本語版のパパゲーノは河野
克典さん。ユーモラスな仕草がなんとも可愛らしいですよ。英語版でパパゲー
ノを歌っているカールマンさんとの聴き比べも楽しいですね。全ての子どもた
ちと、全ての大人たち(英語を勉強したい人にも)にオススメしたい、とってお
きのモーツァルトです。

101349(DVD-Video) \3480
日本語字幕付き
ペキネル姉妹:ライヴ・イン・コンサート
キャドガン・ホール 2007年5月23日
1.モーツァルト(1756-1791):2台ピアノのための協奏曲変ホ長調 k365
イギリス室内管弦楽団/サー・コリン・ディヴィス(指揮)
チューリヒ・トーンハレ 2007年ニューイヤー・コンサート
2.プーランク(1899-1963):2台のピアノのための協奏曲ニ短調
3.ミヨー(1892-1974):スカラムーシュ
Op.165b-ブラジルの女
チューリヒ室内管弦楽団/ムハイ・タン(指揮)
ルチェルン・ピアノ・フェスティヴァル・オープニング・コンサート
2006年12月20日
4.ブラームス(1833-1897):2台ピアノのためのソナタ Op.34b
5.ルトスワフスキ(1913-1994):パガニーニ変奏曲
ボーナス映像
1.ラフマニノフ(1873-1943):組曲第5番より第2楽章
2.J.S.バッハ(1685-1750):
トリプル・コンチェルト BWV1063
2台ピアノのための協奏曲 BWV1060(ジャック・ルーシエ編曲 )
3.J.S.バッハ:2台ピアノのための協奏曲 BWV1062
4.ヴィヴァルディ(1678-1741):四季より「春」(ジャック・ルーシエ編曲)
5.「2つの生活」ギュヘル&ジュヘル・ペキネル姉妹へのインタビュー
(日本語字幕付き)…2009年ロンドンにて
6.バッハ・ジャズ・トレーラー
ジャック・ルーシエ・トリオ…2.4/イギリス室内管弦楽団…3/サー・コリン
・ディヴィス(指揮)…3
演奏: ギュヘル&ジュヘル・ペキネル(ピアノ)
収録時間:130分(本編 88分&ボーナス 42分)
字幕:英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・トルコ語・日本語
ペキネル姉妹は、過去 40年に渡って国際的な人気を博している、トルコ出身
の双子ピアノ・デュオです。彼女たちは、幼い頃から優れた才能を発揮し、
6歳の時にデビュー演奏会をするほどでした。最初は2人別々に演奏していまし
たが、いつの間にか 2人で演奏することに熱中し、今ではトルコからフランス、
ドイツ、日本、アメリカ、イギリス、他、世界中の国の人々を熱狂させ続けて
います。2人の演奏は完全にバランスの取れたもので、それは例え演奏中にお
互いの姿が見えなくても「特別のテレパシー」によって、その演奏は一糸たり
とも乱れることがありません。この驚異的なシンパシーはまさに双子の驚異と
も言えることなのかもしれません。このDVDは各地で行われたライヴ録音の模
様と、スペシャルインタヴュー(日本語字幕付き)、そしてジャック・ルーシエ
との愛すべき共演など見どころ満載です。音楽の神に愛された軌跡のツインズ
の活躍をご覧ください。

101375(DVD-Video) \3480
日本語字幕付き
バロック・スター-ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル
ウルリッヒ・メイジーズによるドキュメンタリー
出演: ハワード・アルマン(指揮者)/アラン・カーティス(指揮者)/クリスト
ファー・ホグウッド(指揮者)/アンドレア・マルコン(ヴァイオリニスト)/
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)/トレヴァー・ピノック(指揮者)/クリス
ティーネ・シェーファー(ソプラノ)他/ドナルド・バロウズ(ヘンデル研究家)
/ベルリン古楽アカデミー/ハレ・ヘンデル祝祭管弦楽団/イル・コンプレッ
ソ・バロッコ/イングリッシュ・コンサート
収録時間:60分+18分(ボーナス )
字幕:フランス語・イタリア語・日本語
作曲家として初のスーパースター!伝記が出版され、写真ができる以前に最も
多くの肖像画が描かれた偉大なる作曲家ヘンデルの輝かしい生涯の物語を音楽
と映像で綴るドキュメンタリーです。ハレで生まれたヘンデルは、素晴らしい
音楽的才能を持っていましたが、厳格な父親によって音楽の道へ進むことを反
対されました。しかし当時の領主が彼の才能を伸ばすように提案、最初はオル
ガニストとして、そして偉大なるオペラ作曲家へと経歴を積んでいきます。彼
の公演を聴いて感激したメディチ家の子息に招待されたヘンデルは、1706年に
イタリアに行き、恋愛関係も含めた華々しい活躍をするのです。その後、1712
年にイギリスへ行き 1727年には正式に帰化、そこで生涯を終えるのです。こ
のドキュメンタリーは、そんなヘンデルの生涯を、現代の演奏家たちの生の声
を交えながら丁寧に描いていきます。結局、ヘンデルは故郷に帰ることはあり
ませんでしたが、今でも生地ハレでは、夏に盛大なヘンデル祭りが催されてい
ます。川辺では花火が打ち上げられ、町はヘンデル一色に染まる・・・。そん
な場面でこの映像は幕を閉じます。豪華な鬘の下で、彼が何を想い、何を夢見
ていたのか。テレビもラジオもない時代、貴族や民衆は何を楽しみにしていた
のか。そんな事をふと思う素晴らしい映像です。ボーナス映像は 5つのショー
トインタヴューを収録。研究家や演奏家が様々な視点から、当時のオルガン
や、ヘンデルの両親の結婚生活を語ります

101479(DVD-Video) \3480
ハイドン(1732-1809):オラトリオ「天地創造」 Hob.XXI-2
演奏:ガブリエル&エヴァ…ルチア・ポップ(ソプラノ)/ウリエル…フランシ
スコ・アライサ(テノール )/ラファエル…サミュエル・レイミー(バス)/ア
ダム…オラフ・ベーア(バリトン)/アルト独唱…イリス・フェルミリオン(ア
ルト)/ウィーン歌劇場合唱団/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/リッ
カルド・ムーティ(指揮)/1990年ザルツブルク音楽祭ライヴ映像
収録時間:120分
字幕:英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語
1990年のザルツブルク音楽祭の演目の中でも最も話題となった演目は、会期の
最終週に行われたハイドンの「天地創造」でした。この曲は晩年のハイドンが
心血を注いで書き上げた大作で、作曲を依頼したのは興業主として活動してい
たヨハン・ペーター・ザロモンで、「旧約聖書」の「創世記」第1章とミルト
ンの「失楽園」を元にして書かれた英語の台本をゴットフリート・ヴァン・ス
ヴィーテン男爵がドイツ語に訳したものを使用して書かれています。第1部で
はカオスの描写から神による創造の4日間が描かれ、第2部では生き物たちが出
現、そして第3部ではようやくアダムとイブが生まれくるまでを描いた壮大な
作品で、オーケストラも合唱も独唱も極限までの表現力が求められる力作です。
この映像は以前、他のレーベルから LDで発売されていたものです。若きムー
ティのしなやかな指揮、ウィーン・フィルのふくよかな音色もさることながら、
ポップ、アライサ、レイミー、ベーア、フェルミリオンという、当時最高の歌
手5人の独唱は息を飲むほどに素晴らしく、この大作オラトリオの持つ力強さ
を存分に描き出していることは言うまでもありません。全ての人々に捧げる
大いなる人間讃歌です。

101382(DVD-Video) \5650
DARK-生命と死が出会うところ
1988年パリデ・ラ・ヴィレ劇場にて世界初演/1989年テレビ放送用に改作
音楽…ヨアヒム・キューン/デジタル・ミキシング…ワルター・クヴィンツ
/踊り手…ミケーレ・アボンダンツァ、アントネッラ・ベルトーニ/マグダ・
ボッルル・パスカル、キャロリン・カールソン/コレッテ・マールイエ、ピ
ーター・モリン/マルク・ネノネン、トメオ・ヴェルゲス/コレオグラフィ
…キャロリン・カールソン/装置…フレデリック・ピエール・ロバート&ジョ
ン・ヴィルケ/衣装…マリッツァ・グリゴ
収録時間:本編 64分+ボーナス 17分(キャロリン・カールソンヘのインタヴュ
ー /字幕:英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語)
名ダンサーであり、名振付家、キャロリン・カールソンによる音楽と舞踊が一
体となった、不可思議な映像です。暴力的でもあり、気まぐれさも持ち合わせ
たピアノの音色。デジタル処理をした人の声。スレンダーでしなやかな肢体を
生かして、時には激しく、時には官能的に踊るダンサーたち。絶望に打ちひし
がれた主人公、彼女を暗黒の世界へ誘う魔術師、殉教者のような苦悩する肉体。
これらが混然一体となって繰り広げられる妖しい世界は、死への甘き誘惑を伴
い、見る者をも翻弄します。ジャズ・ピアニストの漢(オトコ)、ヨアヒム・
キューンの破滅ぎりぎりの世界観も映像に見事にマッチ。観たあとに何かが
ずっしり残る1本です。

101477(DVD-Video) \5650
日本語字幕付き
シチェドリン(1932-):かもめ-アントン・チェーホフの戯曲による2幕のバレエ
コレオグラフィ&ダンス…マイヤ・プリセツカヤ
ニーナ・ザレーチナヤ、かもめ…マイヤ・プリセツカヤ
コンスタンチン・トレープレフ…アレクサンドル・ボガティリョフ
ボリショイ劇場管弦楽団&バレエ団/アレクサンドル・ラザレフ(指揮)
モスクワボリショイ劇場
1980年ライヴ映像/収録時間:本編 85分+ボーナス 30分(「かもめ」を思い起
こす…シチェドリンとプリセツカヤへのインタヴュー(ロシア語))
字幕:英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、日本語)
1895年に書かれたチェーホフの戯曲「かもめ」。これはチェーホフのある意味
自伝的作品であり、また主人公ニーナの悲恋を描きつつ、彼女の感情の変遷
「絶望-忍耐-希望」を鋭く描き出した問題作としても高く評価されています。
そんな問題作を、20世紀最大のバレリーナであるマイヤ・プリセツカヤは鍛え
上げられた体を用いて、言葉に頼ることなく表現しようと試みました。彼女の
優れた振付けは、ニーナの苦しみから希望への飛翔までを余すことなく見せて
くれるのです。音楽は、彼女の夫で偉大なる作曲家、シチェドリンが担当して
います。ビゼー原曲の「カルメン組曲」を始めとした、 20世紀ロシアが誇る
劇音楽家である彼は、この作品のために素晴らしい音楽を書きあげました。
2人の共同作業によって生まれたこのユニークで感動的な「新しいかもめ」は、
チェーホフの原作を凌駕する不朽の名作となることでしょう。ボーナス映像に
収録された、この作品に対する2人の芸術家の想いも感動的な物語として胸に
残ります。

101328(Blu-ray) \5650
(DVD版 101327)
日本語字幕付き
シューマン(1810-1856):歌劇「ゲノフェーファ」 4幕の歌劇
●演奏:ゲノフェーファ・・・ユリアーネ・バンゼ(ソプラノ)/ゴロー・・・
スワン・マーシー(テノール)/ジークフリート・・・マルティン・ガントナー
(バリトン)/マルガレータ・・・コルネリア・カーリッシュ(メゾ・ソプラノ)
/ドラゴ・・・アルフレッド・ムフ他/
チューリッヒ歌劇場管弦楽団&合唱団/ニコラウス・アーノンクール(指揮)
2007年、チューリッヒ・オペラ・ハウス・ライヴ/収録時間:146分
字幕:英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・イタリア・日本語
領主、その貞淑な妻、彼女を慕う若い家臣、そして魔女。もしワーグナーの楽
劇ならば、どろどろの愛憎劇になりそうなところですがそこはシューマン。愛
の勝利で大団円を迎えます。どんなに貶められても最後まで貞節を守るゲノ
フェーファに愛妻クララの面影を見ていたのかもしれません。ヒロインを演ず
るバンゼはまさにこれが当たり役。白を基調としたシンプルな舞台は、見る者
の想像力をかきたてます。地味なシューマンの音楽から驚くほど美しい響きを
紡ぎだすアーノンクールの丁寧かつ的確な指揮にも感動です。
(DVD版 101327)




<WIGMORE HALL LIVE>
WHLIVE0035 \2100
ミクロシュ・ペレーニチェロ・リサイタル
J.S.バッハ(1685-1750):無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV1009
ブリテン(1913-1976):チェロ・ソナタハ長調 Op.65
ブラームス(1833-1897):チェロ・ソナタ第2番ヘ長調 Op.99
ショパン(1810-1849):チェロ・ソナタト短調 Op.65より第3楽章「ラルゴ」
演奏: ミクロシュ・ペレーニ(チェロ)
1948年ブダペスト生まれ。5歳でチェロを始め、7歳でフランツ・リスト音楽院
に入学、9歳で演奏会を開く。1960年からローマに留学し、エンリコ・マイナ
ルディに師事(1964年まで)。1963年にブダペストで開催されたカザルス国際
チェロコンクールに入賞したことでパブロ・カザルスに認められ、 1965年、
翌1966年にカザルスのマスタークラスに招待され、マールボロ音楽祭にも参加
しています。
デーネシュ・ヴァーリョン(ピアノ)
1968年ブダペスト生まれ。アカデミー・オブ・ミュージックでシャンドール・
ファルヴァイに学ぶ。 1991年、チューリヒのゲザ・アンダ・ピアノコンクー
ルで1位を獲得。それ以来、世界中でソリスト、および室内楽伴奏者として揺
るぎない地位を確立しました。ペレーニとは、すでにコダーイやハンガリー小
品集などのアルバムで共演、息のあった演奏を聴かせています。

録音 2009年1月27日
ハンガリーの名手、ミクロシュ・ペレーニが Wigmore Hallに登場しました。
この2009年1月のリサイタルでは、バッハ、ブリテン、ブラームスという3つの
タイプの違う作曲家の作品を手掛けています。バッハでの明確な解釈を聴いて
みてください。雑多な音の中から、あるべき瞬間、あるべき場所にきっちりと
セッティングされた美音。決して強い主張をせずとも、そこにあるだけでいい
という存在感、これこそまさにペレーニの特質ではないでしょうか?そしてロ
ストロポーヴィチのために書かれたブリテンのチェロ・ソナタでの挑戦的な音、
うってかわってブラームスでの耽美的な響き。これらが空気中に放たれた時、
全ての聴衆は至福の時に身悶えしたに違いありません。
アンコールに収録されたショパンのソナタは、彼が14歳の時に演奏し、 1965年
に録音した思い出の作品です。穏やかな日だまりのようなゆったりとした時間
が流れていくかのようです。

WHLIVE0036 \2100
アリーナ・イブラギモヴァ&セドリック・ティベルギアン
ベートーヴェン(1770-18279):ヴァイオリンソナタ全曲演奏会
1-3.ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調 Op.12-1/4-6.ヴァイオリン・ソナタ
第4番イ短調 Op.23/4-9.ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調 Op.30-3/10-12.
ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調 Op.30-2
演奏 :アリーナ・イブラギモヴァ(ヴァイオリン)
セドリック・ティベルギアン(ピアノ)
録音 2009年10月27日
2009年秋、ウィグモア・ホールで開催されたベートーヴェンのヴァイオリン・
ソナタ全曲演奏会の模様を収録したアルバムの第1集です。2005年から2007年
にBBCラジオの若き芸術家を紹介する番組でベートーヴェンを演奏した2人です
が、このウィグモア・ホールでの演奏は、更なる彼らの成長の証しを受け取る
ことが可能です。「10曲のソナタを全て通して演奏することは、音楽家、さら
に人間として大きく変化するものです」と語るティベルギアン、ソナタ形式に
無限の可能性を追求するイブラギモヴァ、この2人の若き才能がぶつかり合う、
けた外れなスケールの大きさには言語を絶するほどの素晴らしさを感じられる
ことでしょう。ここで驚異的な演奏をしているヴァイオリンのイブラギモヴァ
はロシアで生まれ、イギリスで奨学金を得て古楽器奏法と、モダン奏法の両方
を学び、現在1738年製のグアルネリを演奏し、多くのファンを得ています。日
本にも来日し、演奏会とFM放送で聴衆を魅了したことも記憶に新しいところで
す。ピアノのティベルギアンは1975年生まれの、近年最も注目されるフランス
のピアニストの一人です。5歳の時からピアノの手ほどきを受け、パリ音楽院
で、フレデリク・アグシーとジェラール・フレミーの教えを受け、1992年、17
歳でプルミエ・プリを得て卒業。以降、多くの著名な国際ピアノ・コンクール
で入賞し、1998年にはロン=ティボー国際コンクールでの優勝しました。これ
で彼は一躍世界の檜舞台に躍り出て、ソリスト、室内楽の両面で幅広く活躍し
ています。




<DACAPO>
6.220539(SACD-Hybrid) \1980
モーツァルト(1756-1791):交響曲集第4集-1771年
1.交響曲第12番ト長調 K110/2.交響曲ハ長調 K96
3.交響曲第13番へ長調 K112/4.交響曲第14番イ長調 K114
演奏: アダム・フィッシャー(指揮)
デンマーク放送室内管弦楽団
モーツァルト15歳に書かれた4曲の交響曲です。その前年の暮れに「ポンテの
王ミトリダーテ」を初演し、ミラノの聴衆の度肝を抜いた彼ですが、この当時
に書かれた作品には明らかにイタリア様式の影響が見て取れます。この年の3月
に一度はザルツブルクに戻りますが、また8月になると2度目のイタリア旅行に
出かけ、また大きな成長を遂げます。1772年に書かれた第14番あたりからは、
作風も変わり青年期の作品になっていくのです。

6.220541(SACD-Hybrid) \1980
モーツァルト(1756-1791):交響曲集第6集-1772-73年
1.交響曲第19番変ホ長調 K132/2.交響曲第20番ニ長調 K133
3.交響曲第21番イ長調 K134/4.交響曲第26番変ホ長調 K184
演奏: アダム・フィッシャー(指揮)
デンマーク・ラジオ・シンフォニエッタ
トランペットの音色が祝祭的な気分を盛り上げる第20番、ノーブルな香り漂う
第19番、躍動感溢れる第21番、これらは全て16歳のモーツァルトによって書か
れています。そして第26番になると、もっと複雑で独自の音楽へと変貌してい
くのです。この進化の早さは驚くばかり。フィッシャーはいつものように、瑞
々しく元気のよい音楽を作り上げています。指揮者のフィッシャーは、変ホ長
調の響きに、早くも「魔笛」の萌芽を感じ取っているそうです。

8.226057 \1780
ゲーゼ(1879-1963):ワルツ、タンゴ、映画音楽集
1.素敵なワルツ/2.夢想のワルツ/3.マキシムの夜-華麗なワルツ/4-9.シネ
マ・ミュージック「シリーズ 1」/ 10.メロディ/11.モナ・ヴァンナ -タン
ゴ・ブルース/ 12.タンゴ「妖艶な女」/ 13-18.シネマ・ミュージック「シ
リーズ 2」/19.ラヴェンダーの香り-夢/20.彼らは合格/21.フリュネ-ワル
ツ・レント/22.親密なワルツ
演奏:クリスティアン・ヴェステルゴー(ピアノ)
ゲーゼの名前は知らずとも、あの有名なタンゴ「ジェラシー」を聴いたことの
ない人はいないのでは・・・。彼は作曲家でもあり、コペンハーゲンの主要な
指揮者の一人としても知られています。この彼のワルツは実にオシャレで、
1920年代のレストランで食事をしているような雰囲気に満ちています。また彼
は初期の映画音楽を発展させた作曲家でもあり、ここに収録されている「シネ
マ・ミュージック」は無声映画の黄金時代の栄華を極めたもので、まさに良き
時代を感じさせる逸品です。他のどのワルツも秀逸で、ついつい口ずさんでし
まいそうな親しみあるメロディばかりです。

6.220584(SACD-Hybrid) \1980
リーサゲル(1897-1974):管弦楽作品集
1-8.愚者の楽園 Op.33 管弦楽のための組曲 I/9-14.愚者の楽園 Op.33 管弦
楽のための組曲II/ 15-20.郵便馬車の12人 Op.37/21-23.トランペットと弦
楽のためのコンチェルティーノ Op.29/24-29.童話劇のための音楽「ダドゥー
セ」 Op.32
演奏:ホーカン・ハーデンベルガー(トランペット)…21-23
ヘルシングボリ交響楽団/トマス・ダウスゴ(指揮)
既発盤 8.224082の SACD仕様。リーサゲル(リサエル)は、1897年にエストニア
の一都市で生まれましたが、 3歳の時に家族とともにデンマークへ戻ってきま
した。最初、音楽理論や作曲、そして政治学をコペンハーゲンで学び、1920年
代からはフランスへ渡り、ルーセルに師事、「六人組」と接触し、ストラヴィ
ンスキーの音楽から激しい影響を受けました。その後ライプツィヒでも学び、
様々な音楽的変遷を経て、最終的にはデンマーク音楽に新古典主義のスタイル
を持ちこんだのです。ここに収録された音楽はどれも、バロックの時代に準拠
した形式のとてもわかりやすいもので、その色彩感の豊かさと、賑やかさが特
徴です。彼の代表作である「愚者の楽園」はストラヴィンスキー風、「郵便馬
車の12人」はチャイコフスキー風、「コンチェルティーノ」はバロック風、そ
して「北京の結婚式」の副題を持つ「ダドゥーセ」は中国風。そんな楽しい音
楽が詰まっています。




<OUR Recordings>
6.220602(SACD-Hybrid) \1980
メロディーズ-ヴァイオリンとギターで奏でるロマンティックなメロディ
1.マスネ(1842-1912):タイスの瞑想曲/2.クライスラー(1875-1962):愛の悲し
み/ 3.ヘンデル(1685-1759):ラルゴ/4.シューベルト(1797-1828):アヴェ・
マリア/5.モーツァルト(1756-1791): アヴェ・ヴェルム・コルプス/6.フォ
ン・パラディス(1759-1824):シシリエンヌ/ 7.ラロ(1823-1892):アンダンテ
/8.ビゼー(1838-1875):間奏曲/ 9.ヘンデル(1685-1759):ラルゲット/10.グ
リーグ(1843-1907):牛よせ歌/11.グルック(1714-1787): 精霊の踊り/12.グ
リーグ(1843-1907): 子守歌/13.パガニーニ(1782-1840):カンタービレ/14.
クライスラー(1875-1962): 美しきロスマリン/ 15-17.サティ(1866-1925):
ジムノペディ 1-3
演奏:チェン・イ(ヴァイオリン)/ラース・ハンニバル(ギター)
このアルバムに収録された何とも静かで濃密な響きを聴いてみてください。ギ
ターの柔らかい音色とヴァイオリンのロマンティックな魅力。これらが合わさ
ることにより、より一層親密な音楽が作りあげられます。お互いに高め合う2人
の音は、まるでセレナーデのように夜のしじまに溶けていくかのような妖艶さ
と儚さを持っています。午後のまどろみのひととき、または眠りに就く前には、
このような幸せな音色がぴったりです。ヴァイオリンを演奏するチェンは、
2008年の中国国際ヴァイオリン・コンクールの金メダリスト。現在、北京で人
気急上昇中の若手です。

6.220601(SACD-Hybrid) \1980
カフェ・ウィンナ-19世紀のカフェ・ミュージック
1-3.ジュリアーニ(1781-1829):協奏的大二重奏曲 Op.52/4.カルッリ(1770-
1841):イギリス民謡による幻想曲 Op.102/5.キュフナー(1776-1856):フラン
ス民謡によるポプリ Op.226/6.ベートーヴェン(1770-1827):マンドリン・ソ
ナチネハ短調 WoO43a(リコーダーとギター編)/7.ベートーヴェン:マンドリ
ン・ソナチネハ長調 WoO44a(リコーダーとギター編)/8.クレーメル(1795-
1837):序奏、主題と変奏 Op.32 /9.マイセダー(1789-1863):ベートーヴェン
とロッシーニの主題によるポプリ/ 10.シャインディースト(1800年代):オー
ストリア民謡による変奏曲
演奏:ミカラ・ペトリ(リコーダー)/ラース・ハンニバル(ギター)
ミカラ・ペトリの演奏家生活 40周年記念!長年のパートナーであるラース・
ハンニバルと共に 18世紀から19世紀のウィーンの心地良い音楽を録音した1枚
です。さて、17世紀末のウィーンで最初にカフェを開いたのは、コルシツキー
というポーランド系のハプスブルクの兵士だと言われています。彼は当時ウィ
ーンを包囲していたオスマントルコを撃退するのに一役買い、その褒美にトル
コ軍が残していったコーヒー豆を賜り、カフェを開店したと言うのです。今で
は、その逸話は伝説とされていますが、なんとも夢のある話です。このカフェ、
またたく間にウィーン中に広まり、芸術家たちの憩いと議論の場になったこと
はご存じの通りです。もちろんそこで流れる極上の音楽も忘れてはいけません。
1杯のコーヒーを手にしながら聴いてみてください。

<ECM>
4763651 \2180
トーマス・ラルヒャー:マッドハレス
1.ベーゼ・ツェーレン(Bose Zellen)
-ピアノとオーケストラのための
2.静寂(Still)
-ヴィオラと室内オーケストラのための
3.マッドハレス(Madhares)
-弦楽四重奏のための
ティル・フェルナー(1:ピアノ)
キム・カシュカシャン(2:ヴィオラ)
ミュンヘン室内管弦楽団
指揮:デニス・ラッセル・デイヴィス(1&2)
ディオティマ弦楽四重奏団(3)
録音:2008年8月23-27日 
バイエルン・ミュージック・スタジオ、ミュンヘン(1&2)、
2009年7月21日 リーダークランツホール、シュトゥットガルト(3)
1963年オーストリア生まれのトーマス・ラルヒャーは、多岐に渡る音楽活動
で近年注目を集めています。作曲家、ピアニスト、それに音楽祭のオーガナ
イザーなどとしても腕を振るい、音楽と関連する全てのことは自身でプロデュ
ースできる逸材といえます。そうした彼の活動に賛同する一流演奏家は多く、
このアルバムにもフェルナー、カシュカシャン、ラッセル・デイヴィス、ディ
オティマSQという錚々たる俊英たちが参加しています。彼の作品は協奏曲や
弦楽四重奏曲など、伝統的な音楽形式を再現する形で作られており、調性音
楽と革新的な作曲技法を非常にユニークな方法で並置して、激烈かつ繊細な
質の高い音世界を構築しています。




<Telarc>
海外では発売済みのTelarcレーベルアイテムで、既にご案内しながら未入荷
だった商品、ご案内が漏れていた商品をまとめました。

CD 80124 \1350
1.チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ長調Op.23
2.プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番ハ長調Op.26"
ジョン・キムラ・パーカー(ピアノ)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:アンドレ・プレヴィン録音:1986年
ジョン・キムラ・パーカーは、1959年にアメリカで生まれた日系カナダ人ピア
ニスト。84年のリーズ国際ピアノ・コンクールでカナダ人として初優勝を飾る
など多くの国際的な賞を受けており、99年にはカナダ勲章のオフィサーも授与
されています。彼の十八番であるチャイコフスキーとプロコフィエフをカップ
リングした当盤は、プレヴィンの美しい伴奏にも支えられて、彼のダイナミッ
クで優美な至芸を最良の形でお楽しみいただけるはずです。

CD 80131 \1350
1.チャイコフスキー:交響曲第2番ハ短調Op.17《小ロシア》
2.リムスキー=コルサコフ:交響曲第2番嬰ヘ短調Op.9《アンタール》
ピッツバーグ交響楽団
指揮:ロリン・マゼール
録音機会の稀な隠れた名曲をカップリング。チャイコフスキーの「第2番」は
マゼール2度目の録音で、濃厚なロシア情緒の表出よりも、オケの響きの美し
さやテクスチュアの描出を重視した現代的な名演。言える演奏である。R=コ
ルサコフは、録音当時、CDとしては初録音だったことが話題になった貴重な
記録です。

CD 80155 \1350
1.ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98
2.ブラームス:大学祝典序曲 ハ短調Op.80
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:アンドレ・プレヴィン
極上のバランスで展開される滋味豊かなブラームスの名盤です。

CD 80208 \2080
リムスキーコルサコフ:管弦楽作品集
1.交響組曲《シェエラザード》Op.35
2.スペイン奇想曲Op.34
ロンドン交響楽団
指揮:サー・チャールズ・マッケラス
録音:1989年
モーツァルトの交響曲や、チャイコフスキーの《くるみ割り人形》などで優れ
た解釈を披露してきた巨匠マッケラスが、リムスキー=コルサコフの2つの傑
作に挑んだ注目盤。豪華絢爛なオーケストレイションをダイナミックかつデリ
ケートに捉えた優秀録音です。《シェエラザード》ではオリエンタルな、《ス
ペイン奇想曲》ではスペイン的なる異国情緒が、それぞれスマートに表現され
ています。

CD 80536 \2080
フロム・ジ・アイルズ・トゥ・ザ・コーツ
カンティガス・7アンド338/スカリーズ・リール/ウィンターズ・フォーリング
・ライト/シンフォニー・アンド・ムゼッテ・フロム・リ・ド・デロス/カラニ
ッシュ‐アンダー・ザ・フル・ムーン/アンナズ・ガーデン/ホーム・ファイア
ーズ‐ザ・バーニング・オブ・ザ・クレイヴ‐ザ・バーニング・オブ・ザ・ク
レイヴ・リール/レイク・スカイビロウ/ラ・フォリア・ヴァリエーションズ/
サージェント・アーリーズ・ドリーム‐チューン・フォー・キエラン/ファニ
ー・ポア‐マリー・オネイルズ/アイスリング/ザ・レディ・オブ・ザ・レイク
/ミス・マックスウェル/ブリジット・クルーズ‐オ・キャロランズ・ウェルカ
ム/ザ・フェア・メイド・オブ・バーラ
アンサンブル・ガリレイ
才気あふれる彼女たちが当盤で披露するのは、中世スペイン、18世紀フランス、
そして起伏の多いスコットランドとアイルランドの小島まで至る、様々な魅力
的な音楽を集めた新しい作品集。彼女たちの伝統的なケルティック・サウンド
を基調とした、独創性あふれる演奏の数々をたっぷりお楽しみください。

CD 80537 \2080
ラヴ・アット・ザ・ムーヴィーズ
ザ・エージェントのテーマ/ビーチ-ザ・ウィンド・ビニース・マイ・ウィング
ス/タイタニック-マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン/ディア・ハンター-カ
ヴァティーナ/ゴーストのテーマ/スパルタクスのテーマ/めぐり逢えたら-スタ
ーダスト/オースティン・パワーズ-ザ・ルック・オブ・ラヴ/シェルブールの
雨傘-アイ・ウィル・ウェイト・フォー・ユー/ベスト・フレンズ-ハウ・ドゥ
・ユー・キープ・ザ・ミュージック・プレイング?/恋人たちの予感-バット・
ノット・フォー・ミー/突然の旅行者のテーマ/花嫁のパパ-ザ・ウェイ・ユー
・ルック/恋愛小説家-アイ・ラヴ・ユー/ユー・ガット・メール-リメンバー/
ロミオとジュリエット-ア・タイム・フォー・アス/恋に落ちたシェークスピア
-ア・ニュー・ワールド/アメリカン・ドリーム-ア・タイム・フォー・ラヴ
マイケル・チャートック(ピアノ)
ブロードウェイ、映画、テレビなど様々な音楽を、洗練されたピアノで披露し
続けるマイケル・チャートックの当レーベル第4弾は、映画を彩る愛の名場面
集。伝統と斬新さを備えた彼ならではの美しい演奏によって、あの名曲たちが、
まるでニュープリントのような鮮やかさと瑞々しさを湛えて、感動的に蘇りま
す。

CD 80548 2枚組(1枚価格) \2080 
マーラー:交響曲第2番ハ短調《復活》
バーバラ・ボニー(ソプラノ) メアリー・フィリップス(メゾ・ソプラノ) 
アトランタ交響楽団&合唱団
指揮:ヨーエル・レヴィ他
第1、4、5、6、7番に続くレヴィ&アトランタ響のマーラー全集第6弾は、ファ
ン待望の《復活》。歌手陣にもボニー&フィリップスを擁した充実の仕上がり
になっています。

CD 80662 \1350
ベッラ・エスパーニャ
ビゼー:《カルメン》組曲(カネンガイザー編)/ファリャ:《三角帽子》-隣人た
ちの踊り/同-粉屋の踊り/グラナドス:スペイン舞曲/ロドリーゴ:アランフェス
協奏曲-アダージョ/作曲者不詳:ロマンス/ロドリーゴ:アランフェスより愛を
こめて(ヨーク編)/レクォーナ:マラゲーニャ(グールド編)/アルベニス:《イベ
リア》-マラガ/同:スペイン組曲-アストリアス/タレルガ:アラビア風奇想曲
静かな夕食や、お子さんを泣き止ませるため、あるいは長い入浴のためのBGM
として企画された当シリーズの第3弾は、スペインの有名作曲家たちの傑作を
集めた異国情緒漂う優雅なひとときをお贈りします。

CD 80687 \1350
クリスマス・ブレイク
あめにはさかえ/たいまつ手に手に/ロー、 ハウ・ア・ローズ/ザ・ファースト
・ノエル/ヘンデル:メサイア-パイファ/J.S.バッハ:コラール前奏曲《主よ、
人の望みの喜びよ》/アイ・ワンダー・アズ・アイ・ワンダー/ヴォーン・ウィ
リアムズ:グリーンスリーヴス幻想曲/スティル、スティル、スティル/ホェン
ス・イズ・ザット・グッディ・フラグランス?/イン・ザ・ブリーク・ミッド
ウィンター/ヴィヴァルディ:四季-冬の第2楽章/グノー=J.S.バッハ:アヴェ・
マリア/コヴェントリー・キャロル/エンジェルス・ウィ・ハード・オン・ハイ
/清しこの夜
極上のクリスマス・アルバムを一足早く、珠玉の名演奏で。聴き慣れた名曲た
ちが、ボストン・バロック、エンパイア・ブラス、デイヴィッド・ラッセルら
の妙技によって、いっそう豪華で洗練された仕上がりになっています。

CD 80063 \1350 
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番&合唱幻想曲
1.ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
2.合唱幻想曲Op.80
ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)
ボストン交響楽団
指揮:小澤征爾
録音:1981-84年
2つの収録曲の頂点に燦然と君臨する名演。晩年の巨匠ゼルキンが小澤征爾と
ともに残した、あらゆるベートーヴェン&ピアノ・ファン必携の1枚です。

CD 80094 \1350
スター・トラックス
イントロダクション/スター・ウォーズ-メイン・タイトル/帝国の逆襲-皇帝の
行進曲/ジェダイの帰還-ルーク&レイア/スーパーマンのテーマ/レイダース‐
失われたアーク-レイダースの行進曲/スター・トレック-メイン・テーマ/未知
との遭遇-メイン・テーマ/E.T.-バイシクル・チェイス/同-出発/コンクルー
ジョン
シンシナティ・ポップス・オーケストラ
指揮:エリック・カンゼル
録音:1984年
ポップスやディズニーの名アレンジで人気を博した亡きカンゼル&シンシナ
ティ・ポップスの演奏。スター・ウォーズ、スーパーマン、スター・トレッ
ク、E.T.などSF系の名曲がオリジナルとは一味ちがう派手でポップな豪華サウ
ンドになっています。

CD 80158 \1350 
ヴォーン・ウィリアムズ:
1.交響曲第5番ニ短調
2.タリスの主題による幻想曲
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:アンドレ・プレヴィン
満足と喜びを与えてくれるプレヴィン&ロイヤル・フィルのヴォーン・ウィリ
アムズ作品集。弦の重層的な調べを忠実に再現した、しっとりと慎ましい名演
奏をたっぷりお楽しみにください。

CD 80402 \1350
わが夢の都-ウィーン・ヴァイオリン名曲集
レハール:ヴァイオリンとオーケストラのための小協奏曲変ロ短調/同:ハンガ
リー幻想曲/同:コンサート・ポルカ/クライスラー:真夜中の鐘/同:踊る人形/
同:中国の太鼓/同:愛の悲しみ/同:ウィーン奇想曲/同:美しきロスマリン/同:
狩り/同:愛の喜び/同:セレナーデ/同:ウィーンのメロディ/同:ベートーヴェン
の主題によるロンディーノ/J.シュトラウスII世:結婚前奏曲/ジーツィンスキ
ー:わが夢の都ウィーン
ロバート・マクダフィ(ヴァイオリン) 
シンシナティ・ポップス・オーケストラ
指揮:エリック・カンゼル
ウィーンのヴァイオリン名曲を集めたCD。中でもレハールの小協奏曲は珍しい
作品です。マクダフィのしっとりとした語り口や、亡きカンゼル&シンシナティ
・ポップスの確信犯的とも言える甘美なムード演出によって、心浮き立つよう
な華やかな仕上りになっています。

<Berlin Classics>
BC 1656 \2380
シューマン:オルガン曲全集
練習曲(6つのカノン風小品)Op.56、4つのスケッチOp.58、
バッハの名による6つのフーガOp.60
マリオ・ホスパッハ=マルティーニ(Org)

BC 1668 \2380
SCENES for Piano
シューマン:ピアノ曲集
蝶々Op.2、子供の情景Op.15、森の情景Op.82、創作主題による変奏曲WoO.24、
予感(世界初録音)
マティアス・キルシュネライト(pf)

BC 1671 \2380
Concerti d'amore
テレマン:協奏曲ホ長調TWV53:E1
ヴィヴァルディ:協奏曲イ短調RV397
グラウプナー:
序曲へ長調GWV450(世界初録音)、協奏曲変ロ長調GWV343(世界初録音)
ベル・アルテ・ザルツブルグ

●Berlin Classics reference gold series
BC 0300031 \1480
モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク
ハイドン:
ヴァイオリンとチェンバロのための協奏曲Hob.XVIII:6、
交響曲第45番「告別」
モーツァルト:ディヴェルティメントK.136
カトリーン・ショルツ(Vln)
ベルリン室内管弦楽団

BC 0300032 \1480
ヴォルフ:イタリア歌曲集
クリスティアーネ・エルツェ(Sop)
ハンス・ペーター・ブロホヴィッツ(Ten)
ルドルフ・ヤンセン(pf)

BC 0300033 \1480
シューマン:チェロ協奏曲
ヤン・フォーグラー(Vc)
クリストフ・ポッペン指揮、ミュンヘン室内管弦楽団
アダージョとアレグロOp.70、幻想小曲集Op.73、
5つの民謡風の小品集Op.102
ブルーノ・カニーノ(pf)

BC 0300041 \1480
Concertos for Corno da caccia
コルノ・ダ・カッチャ(狩のホルン)協奏曲集
ゼレンカ:カプリチョ第5番
ラートゲーバー:協奏曲Op.6-19
ヴィヴァルディ:協奏曲RV.539
ファッシュ:2台のコルノ・ダ・カッチャ協奏曲ニ長調
シュペルガー:協奏曲ニ長調
ルートヴィヒ・ギュトラー、ザクセン・ヴィルトゥオーゾ





<WARNER CLASSICS>
WARNER 2564 681682 2枚組 \1350
モーツァルト:オペラ名曲集
魔笛、羊飼いの王様、後宮からの逃走、ルーチョ・シッラ、劇場支配人、
イドメネオ、コジ・ファン・トュッテ、ドン・ジョヴァンニ、
フィガロの結婚 より序曲、前奏曲、アリア、他
ニコラウス・アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、他

WARNER 2564 683932 \4580
メシアン:作品集
メシアン:
ハラウィ、世の終わりのための四重奏曲、幼子イエスに注ぐ20のまなざし
クラウゼ:Quatuor pour La Naissance
ジョアンナ・マグレガー(pf)、他

WARNER 2564 683448 2枚組 \1350
チャイコフスキー:名曲集
ピアノ協奏曲より、交響曲第1番-第6番(抜粋)、3つの小品Op.42より、
弦楽四重奏曲第3番より、6つの歌曲Op.6、Op.38より、
弦楽のためのセレナードより、ロミオとジュリエットより、序曲1812年より
エフゲニー・オネーギンより、スペードの女王より、
ヴァイオリン協奏曲より、3大バレエ曲より
ヴァリアスアーティスツ

●WARNER APEX series 各1枚 \680
WARNER 2564 682404
ブラームス:合唱曲集
エルヴィン・オルトナー指揮
アーノルド・シェーンベルク合唱団
6つの歌曲とロマンスOp.93a、3つの歌Op.42、7つの歌Op.62、5つの歌Op.104、
4つの歌Op.17

WARNER 2564 682427
R.シュトラウス:ヴァイオリンソナタOp.18
ワディム・レーピン(Vln)ボリス・ベレゾフスキー(pf)
ストラヴィンスキー(ドゥシュキン編):
ディヴェルティメント「妖精の口づけ」
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲

WARNER 2564 682432
J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲集
BWV1041、1042、2台のヴァイオリンのための協奏曲BWV1043
モニカ・ハジェット(Vln)
アリソン・ベリー(Vln)
トン・コープマン指揮、アムステルダム・バロック管弦楽団

WARNER 2564 682606
ショパン:ピアノ協奏曲第1番、第2番
マレク・ドレヴノフスキ(pf)
アントニ・ヴィト指揮、ポーランド国立放送カトヴィツェ交響楽団
華麗なる大円舞曲Op.18、3つのワルツOp.64-1「小犬のワルツ」、Op.64-2

WARNER 2564 682429
シェーンベルク:管弦楽曲集
ダニエル・バレンボイム(pf、指揮)シカゴ交響楽団
浄夜Op.4、3つのピアノ曲Op.11、5つの管弦楽曲Op.16、
6つの小さなピアノ曲Op.19、ピアノ曲Op.11-2(ブゾーニ編)

●WARNER CLASSICS DVD
WARNER 5186 588762(CD+DVD) \3500
HANDS ACROSS THE SEA
星条旗よ永遠なれ スーザ:マーチ名曲集
ファンファーレ、エドワード王行進曲、剣と拍車、ワシントン・ポスト、
キング・コットン、雷神、センチュリー・オブ・プログレス、
パワー・アンド・グローリー、不屈の歩兵隊、ホワイト・プラム・マーチ、
ビューグル・コール-起床らっぱ、士官候補生、自由の鐘、無敵の鷲、
レジオネアーズ、シカゴの美人、テキサス娘、子羊の行進曲、美中の美、
エル・カピタン、闘技士、海を越える握手、忠誠、マンハッタン・ビーチ、
十字軍、レヴュー、ビューグル・コール-就床らっぱ、星条旗よ永遠なれ、
メイン州からオレゴン州へ
グレナディア・ガーズ・バンド
マーチ王スーザの名曲の数々を、歴史ある英国の名門軍楽隊による品格の漂
う演奏で味わえる!世界遺産のブレナム宮殿ほかでの収録!

WARNER 5186 571482(Blu-ray) \4050
アダン:ジゼル
アンナ・ツィガンコーワ、ジョゼフ・ヴァルガ
オランダ国立バレエ




<Tower Records Original>
●東京フィル×TOWER RECORDS
TPTW 1001 \1000
R.シュトラウス:
交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」
「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」、祝典前奏曲
ワーグナー:歌劇「タンホイザー」序曲
ライヴ録音
ダン・エッティンガー指揮
東京フィルハーモニー交響楽団

TPTW 1002 \1000
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番KV467
チャイコフスキー:交響曲第5番
ダン・エッティンガー(pf、指揮)
東京フィルハーモニー交響楽団
ライヴ録音

TPTW 1003 \1200
ブルックナー:交響曲第9番
コンサート当日のリハーサル風景付
若杉弘指揮
東京フィルハーモニー交響楽団
ライヴ録音

TPTW 1004 \1200
ベートーヴェン:交響曲第7番
シューベルト:交響曲8番「未完成」
若杉弘指揮
東京フィルハーモニー交響楽団
ライヴ録音

TPTW 1006 \1200
シューマン:交響曲第4番
ブラームス:交響曲第4番
ダン・エッティンガー指揮
東京フィルハーモニー交響楽団
ライヴ録音

TPTW 1007 \1200
マーラー:交響曲第4番
シャロン・ロストルフ=ザミール(Sop)
ダン・エッティンガー指揮
東京フィルハーモニー交響楽団 ライヴ録音




<Brilliant Classics>
BRL 9168 2枚組 \1080
ブリテン:弦楽四重奏曲全集
弦楽四重奏曲 ニ長調、シンプル・シンフォニーOp.4
ブリテン四重奏団

BRL 9173 \540
エルガー:ヴァイオリン協奏曲
ウォルトン:ヴァイオリン協奏曲
ルヴァトーレ・アッカルド(Vln)
リチャード・ヒコックス指揮、ロンドン交響楽団

BRL 9174 \540
ロスラヴェツ:室内楽曲集
三重奏曲第3番、アルトとピアノのためのソナタ第1番、第2番、
ピアノソナタ第5番、チェロソナタ第1番
モスクワ三重奏団

BRL 9175 \540
アルテュール・ルリエ:声楽曲集
ナタリア・ゲラシモバ(Sop)ロシア室内合唱団、他

BRL 9184 \540
J.S.バッハ:ゴールドベルク変奏曲(弦楽三重奏版)
アマティ弦楽三重奏団

BRL 94030 \540
ヴィヴァルディ:歌劇序曲集
忠実なニンフ、ポントの女王アルシルダ、バヤゼット、グリセルダ、
館のオットーネ、ファルナーチェ、ダリウスの戴冠、
エジプト戦場のアルミーダ、テンペのドリッラ より
モード・アンティクォ

BRL 94038 \540
チャイコフスキー:劇付随音楽「雪娘」
アンドレイ・チスチャコフ指揮
ロシア国立管弦楽団

BRL 94039 \540
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番、第2番
アムステルダム・ピアノ三重奏団

BRL 94042 \540
C.P.E.バッハ:4つのシンフォニア集Wq183
Wq43-4
ディディア・タルパイン指揮、ソラメンテ・ナトゥラリ

BRL 94064 3枚組 \1550
ベートーヴェン:後期弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第12番-第16番、大フーガOp.133
ラサール弦楽四重奏団

BRL 94065 2枚組 \1080
シューマン:オラトリオ「楽園とペリ」
ジュゼッペ・シノーポリ指揮
シュターツカペレ・ドレスデン
ジュリア・フォークナー、ハイディ・グラント・マーフィー(Sop)
フローレンス・クイヴァー、エリーザベト・ヴィルケ(MSop)
キース・ルイス、ロバート・スウェンセン(Ten)
ロバート・ヘイル(Br)




<Opus Arte DVD>
OA 1028(DVD-Video) \4550
OA 7061BD(Blu-ray) \5480
うたかたの恋 エドワード・ワトソン、マーラ・ガレアッツィ、他
振り付け:ケネス・マクラミラン
英国ロイヤルバレエ団2009




<T2 Entertaiment>
●HOUSE OF CLASSICS
T2 220108(11CD+DVD) \2700
SANCTUS 宗教曲名曲集
J.S.バッハ:マタイ受難曲、ヨハネ受難曲
ヘンデル:メサイア
ステファン・クレオバリー指揮、ブランデンブルグ・コンソート、
キングスカレッジ合唱団
ペルゴレージ:スターバト・マーテル 
ジュリア・ビショップ、
ジョアンナ・パーカー(Vln)ペーター・ウィスキン(Vla)
ジョアンナ・リヴィン(Vc)ティモシー・ブラウン(Org)
ヴェルディ:レクイエム
イヴァン・マリノフ指揮、ソフィア国立歌劇場管弦楽団
モーツァルト:レクイエム
ニコル・マット指揮、
プフォルツハイム南ドイツ室内管弦楽団、ヨーロッパ室内合唱団
フォーレ:レクイエム
ピーター=ヤン・リューシンク指揮、ハンガリアン室内管弦楽団
DVD:J.S.バッハ:マタイ受難曲(原盤:ブリリアントレーベル)
※このDVDはPAL方式となっております。

T2 220109 2枚組 \680
Chorus 合唱名曲集
ヘンデル:メサイア、ヴェルディ:トロヴァトーレ、ナブッコ、J.シュトラウス:
ドナウ、シューベルト:アヴェ・マリア、グリーンスリーヴス、カリンカ、他
ヴァリアスアーティスツ

T2 220128 10枚組 \2450
ヴィヴァルディ:作品集
和声と創意の試み(四季) 
エンリコ・カサッツァ(Vln)ラ・マニフィカ・コムニタ
調和の霊感 イ・フィラルモニチ
弦楽のための協奏曲集RV154、367、578、124、302、522
コンチェルト・イタリアーノ
室内協奏曲集 RV105、86、101、107、103、97
イル・ジャルディーノ・アルモニコ
協奏曲集RV562a、576、566、538、569
モード・アンティクォ
マンドリン協奏曲RV460、554 マリピエロ・アンサンブル
チェロソナタRV46、42、44 デ・ホーホ(Vc)、RV47、41、43、45、40
ヤープ・テル・リンデン(Vc)
フルートソナタ全集 コンセルト・ムジコ

T2 220130 \950
ロシア正教会の合唱曲集
ヴィヴィアン・クロチコフ指揮
ブルガリア混声合唱団
ミロスラフ・ポプサヴォフ指揮
ソフィア正教会アンサンブル

T2 220142 \950
Christmas Classics クリスマス・クラシックス
アンドレ・リュウ(Vln)

T2 220180 5枚組 \1350
クラシカル・トップ100
ヴァリアスアーティスツ
クラシック音楽で特に有名な曲を集めたオムニバス集




<Harmony>
HCC 2027 \3000
アレンスキー:ピアノ三重奏曲第1番
アレンスキー:セレナーデ
クライスラー:ウィーン風小行進曲 (Vln独奏)
ドヴォルザーク:森の静けさ(Vc独奏)
西江辰郎(Vln)原田哲男(Vc)中川賢一(pf)





<ANALEKTA>
ANALEKTA 2 9975 5枚組 \4050
ベートーヴェン:交響曲全集
ジャン=フィリップ・トランブレ指揮
フランス・カナダ管弦楽団

ANALEKTA 2 8731 \2080
アルヴォ・ペルト:ポートレート
スマ、ベンジャミン・ブリテンへの追悼歌、ダブラ・ラサ、巡礼の歌、
モーツァルト=アダージョ、鏡の中の鏡
アンジェル・デュボー(Vln)ラ・ピエタ

ANALEKTA 2 9966
フランチェスカ・カッチーニ:声楽曲集
シャノン・メルセル(Sop)

ANALEKTA 2 9959 \2080
Viola d'amore
バロック時代の作曲家によるヴィオラダモーレ演奏集
テレマン:トリオ・ソナタより
ビーバー:パルティータVII
グラウプナー:三重奏曲
J.S.バッハ:ヨハネ受難曲より
クリスティアン・ペツォールト:パルティータ
エレーヌ・プラウフ(Vla)

ANALEKT 2 9121 \2080
AHandel in Darmstadt
ヘンデル:
シャコンヌHWV.435a、ソナタHWV.427a、組曲HWV.443、434、440、
ソナタHWV.579、パルティータHWV145
ジュヌヴィエーヴ・ソリー(Cemb)

ANALEKTA 2 9769 \2080
聖母賛歌 - グレゴリア聖歌集
アノニマス

ANALEKTA 2 9980 \2080
リスト:巡礼の年第1年「スイス」
アンドレ・ラプラント(pf)

ANALEKTA 2 9927 2枚組 \3380
カナダの才能ある若き演奏家たち
ヴァリアスアーティスツ
マリー=ニコル・ルミュー、ジェームズ・エーネス、ネーレ・オラマニアン、
マリアンヌ・フィセ、ジャン=フィリップ・トランブレ、
アンサンブル・カプリース、アンジェル・デュボー、グリフォン・トリオ、
アンドレ・ラプラント、ルイス・キリコ、ヴァレリー・ミロ、
ジャン=フランソワ・ラポワント

<VENEZIA>
CDVE00018 3枚組 \1650
グリゴリー・ギンズブルク(ピアノ)の芸術
CD.1 協奏曲集
(1)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 op.23
コンスタンチン・イワーノフ指揮 Konstantin Ivanov
ソビエト国立交響楽団 1950年1月21日スタジオ録音
(2)リスト:ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調
(3)リスト:ピアノ協奏曲第2番 イ長調
ニコライ・アノーソフ指揮 Nikolai Anosov
ソビエト国立交響楽団 1949年2月24日ライヴ
CD.2 リスト作品集
(4)(リスト=ブゾーニ)モーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」の
2つのテーマによる幻想曲 1946年
(5)モーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」の回想 1958年
(6)ベルリーニの歌劇「ノルマ」の回想 1952年
(7)ヴェルディの歌劇「リゴレット」の回想 1951年
(8)グノーの歌劇「ファウスト」の回想 1953年
スタジオ録音
CD.3 バッハ作品集
(9)トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565
(10)フルート・ソナタ BWV.1031 から 「シチリアーノ」 ト短調 
(11)前奏曲とフーガ ニ短調 BWV.532
(12)コラール前奏曲「主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ」 BWV.639
(13)無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV.1004から
「シャコンヌ」
1957年12月25日モスクワ音楽院でのライヴ
以上、 ピアノは全て グリゴリー・ギンズブルクGrigory Ginsburg
純粋な芸術理念と卓越した技巧で、古典への回帰と革新性がみごとに調和した
ピアニスト、ギンズブルク(1904-1961)による後年の骨太な名演奏集。

CDVE04390 2枚組 \1650
リヒテル(ピアノ) プロコフィエフ作品名演奏集
プロコフィエフ:
CD.1
(3)ピアノ協奏曲第1番 変ニ長調 op.10
キリル・コンドラシン指揮モスクワ交響楽団 1952年スタジオ録音
モスクワ交響楽団との記載がありますが、録音年を確認するに、
この演奏は良く知られたモスクワ・ユース管弦楽団との演奏です。
(2)ピアノ・ソナタ第6番 イ長調 op.82 1966年5月2日ライヴ
(3)ピアノ・ソナタ第7番 変ロ長調 op.83 1958年6月29日ライヴ
CD.2
(1)ピアノ・ソナタ第8番 変ロ長調 op.84 1961年4月17日ライヴ
(2)ピアノ・ソナタ第9番 ハ長調 op.103 1956年ライヴ
以上、 ピアノは全て スヴャトスラフ・リヒテル




<MYTO HISTRICAL>
MYTO 114 3枚組 \2780
ヴェルディ:歌劇「運命の力」
レネータ・テバルディ(ドンナ・レオノーラ)
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(ドン・アルヴァーロ)
フェードラ・バルビエーリ(プレチオシルラ)
ガブリエーレ・サンティーニ指揮フィレンツェ5月祭管弦楽団、合唱団
1956年6月8日 フィレンツェでのライヴ
良い音質です。
この商品は同レーベルの 062H114(バーコード同じ)のリニューアル盤です。

MYTO 245 2枚組 \1750
ヴェルディ:歌劇「ナブッコ」
エットレ・バスティアニーニ(ナブッコ)、
ガストーネ・リマリッリ(イズマエーレ)
パオロ・ワシントン(ザッカリア)、
マルゲリータ・ロベルティ(アビカイッレ)
ブルーノ・バルトレッティ指揮
フィレンツェ5月祭管弦楽団、合唱団 1959年7月10日 
フィレンツェでのライヴ
とても良い音質です。

MYTO 248 2枚組 \1750
チャイコフスキー:歌劇「エウゲニ・オネーギン」(ドイツ語)
ジョージ・ロンドン(エウゲニ・オネーギン)
ヴァレリー・バク(タチヤーナ)、ヘルタ・テッパー(オリガ)
アントン・デルモータ(レンスキー)、
ゴットローブ・フリック(グレーミン公爵)
リヒャルト・クラウス指揮バイエルン放送交響楽団 1954年 
ミュンヘンでのライヴ
以前MYTOレーベルから発売あり。とても良い音質です。

MYTO 249 2枚組 \1750
マルシュナー:歌劇「テンプル騎士団とユダヤ女」
Fritz Sperlbauer(Wifred von Ivanhoe)
Walter heinrich(Lucas de Beaumanoir)
Georg Oeggl(Brian de Bois Guilbert)
クルト・テナー指揮 Kurt Tenner
RAVAG(ウィーンにおけるソビエト管轄の放送局)大管弦楽団、合唱団
1951年9月18/20日 ウィーンでのスタジオ録音
放送用音源かと思われます。ナレーション付き。とても良い音質です。

MYTO 250 2枚組
プッチーニ:歌劇「マノン・レスコー」
レネータ・テバルディ(マノン・レスコー)、
フランク・グァレーラ〔兄レスコー)
リチャード・タッカー(騎士デ・グリュー)、
フェルナンド・コレナ(ラヴォワール)
ファウスト・クレヴァ指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団 1959年1月17日
ニューヨークでのライヴ
とても良い音質ですが、マスターに起因する傷、ノイズが聴かれます事、
ご了承ください。

MYTO 251 2枚組 \1750
ロッシーニ:歌劇「モーゼ」
ニコラ・ロッシ=レメーニ(モーゼ)、アゴスティーノ・ラッザーリ(エリゼオ)
アンナ・マリア・ロータ(マリア)、アニタ・チェルクェッティ(アナーイ)
ジュゼッペ・タデイ(ファラオーネ)
トゥリオ・セラフィン指揮
RAIローマ交響楽団、合唱団 
1956年6月27日 ローマでのライヴ
以前EKLIPSEレーベルから発売あり。良い音質です。



<ANDROMEDA>
ANDRCD9065 3枚組 \2150
ワーグナー:歌劇「タンホイザー」
ルドルフ・ルスティヒ(タンホイザー) Rudolf Lustig
マルセル・コルデス(ヴォルフラム・フォン・エッシェンバハ)Marcel Cordes
カール・テルカル(ワルター・フォン・デア・フォゲルワイデ)Karl Terkal
ゴットローブ・フリック(領主へルマン)Gottlob Frick
レオニー・リザネク(エリーザベト)Leonie Rysanek
カール・ベーム指揮
サン・カルロ歌劇場管弦楽団、合唱団 1956年3月17日 ナポリでのライヴ
良い音質です。

ANDRCD9066 \1050
ヴォルフ:歌曲集  ライヴ
「春に」「風に寄せる歌」「老女の忠告」「ガニュメート」「花の挨拶」
「アナクレオンの墓」「現象」「羊飼い」「私は罪を担い、御恵みを受け」
「お前の足を痛めたのは誰?」「私を虜とした恋人に災いあれ」
「お入り、立派な軍人さん」「恋人がひわのように歌うなら」
「明るい月の何と輝かしいことか」「炭焼きの女房が酔っぱらって」
「朝露の中を私はさすらう」「ねえ、青臭いお坊ちゃん」
「どんなに長い間私は待ち望んでいたことでしょう」 他 全21曲
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
ジェラルド・ムーア(ピアノ)
1958年7月27日 ザルツブルグでのライヴ
とても良い音質です。

ANDRCD9067 2枚組 \1750
フランツ・シュミット:オラトリオ「7つの封印の書」
ヒルデ・ギューデン(ソプラノ) Hilde Guden
イーラ・マラニウク(アルト)Ira Malaniuk
フィリッツ・ヴンダーリヒ(テノール)fritz Wunderlich
ヴァルター・ベリー(バス)Walter Berry
アントン・デルモータ(テノール:ヨハネ)Anton Dermota
ディミトリ・ミトロプーロス指揮
ウィーン・フィル、ウィーン楽友協会合唱団 1959年8月23日ライヴ
各レーベルから発売あり。とても良い音質です。



<WALHALL>
WLCD0311 2枚組 \1750
プッチーニ:歌劇「トスカ」
レナータ・テバルディ(トスカ) Renata Tebaldi
フランコ・コレッリ(カヴァラドッシ)Franco Corelli
アンセルモ・コルツァーニ(スカルピア)Anselmo Colzani
マリオ・パレンティ指揮 Mario Parenti
”グラン・グァルディア La Gran Guardia”歌劇場管弦楽団、合唱団
1959年10月21日 イタリアLivornoでのライヴ
以前 Legatoレーベルから発売あり
名歌手達による素晴らしい演奏ですが、心もとない音質です。
音の傷も聴かれ、残念ながら初心者向けではありません。

WLCD0316 3枚組 \\2780
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」
ラモン・ヴィナイ(ジークムンド)Ramon Vinay
クルト・ベーメ(フンディング)Kurt Bohme
ハンス・ホッター(ヴォータン)Hans Hotter
アミー・シュアード(ジークリンデ)Amy Shuard
アストリッド・ヴァルナイ(ブリュンヒルデ)Astrid Varnay
ウルズラ・ベーゼ(フリッカ)Ursula Boese
フランツ・コンヴィチュニー指揮コヴェント・ガーデン管弦楽団、合唱団
1959年9月23日 ロンドンでのライヴ録音
名歌手達による緊張感ある素晴らしい演奏ですが、音質はこもりがちで、
クリアではありません。残念ながら初心者向けではありません。



<ARCHIPEL>
ARPCD0495 \1050
マーラー:交響曲第1番
(1)マーラー:交響曲第1番「巨人」 ニ長調
RAIトリノ交響楽団 1959年4月24日 トリノでのライヴ
(2)ヤナーチェク:狂詩曲「タラス・ブーリバ」
RAIトリノ交響楽団 1954年4月25日 トリノでのライヴ
以上、指揮は全て ラファエル・クーベリック
共に良い音質です。また、共に初出かと思われます。

ARPCD0496 \1050
マーラー:交響曲第4番
(1)マーラー:交響曲第4番 ト長調
カルラ・シュレアン(ソプラノ) Carla Schlehann
RAIローマ交響楽団 1952年4月19日 ローマでのライヴ
(2)モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K.550
ベルリン・フィル 1950年9月25日 ベルリンでのライヴ
以上、指揮は全て ブルーノ・ワルター
マーラーはTAHRAレーベルから既に発売あり。
モーツァルトはセブンシーズ・レーベルから既に発売あり。
アセテート盤的な音質ですが、音楽は全体的にクリアです。

ARPCD0498 \1050
ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス
ベートーヴェン:「ミサ・ソレムニス」 ニ長調 op.123
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ) Elisabeth Schwarzkopf
ナン・メリマン(アルト) Nan Merriman
ヨーゼフ・シマーンディ(テノール) Jozsef Simandy
ハインツ・レーフス(バス) Heinz Rehfuss
オットークレンペラー指揮
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団、合唱団
1957年5月17日 アムステルダムでのライヴ
ARCHPHONレーベルからCD-Rでの発売あり。良い音質です。

ARPCD0499 \1050
モーツァルト:
(1)ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488
クリフォード・カーゾン(ピアノ)
フランス国立放送管弦楽団 1959年8月1日 ザルツブルグでのライヴ
(2)ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466
ゲオルグ・ショルティ(ピアノ)
WDRケルン交響楽団 1952年1月21日 ケルンでのライヴ
以上、指揮は全て ゲオルグ・ショルティ
共に良い音質です。

ARPCD0502 \1050
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 ニ短調 op.125
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ) Elisabeth Schwarzkopf
エルザ・カヴェルティ(アルト) Elsa cavelti
エルンスト・ヘフリガー(テノール) Ernst Haefliger
オッt-・エーデルマン(バス) Otto Edelmann
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
フィルハーモニア管弦楽団、ルツェルン祝祭合唱団 
1954年8月22日 ルツェルンでのライヴ
既発の他社レーベルのものより、よりクリアな音質に成っています。




<CARUS>
83.002 \2380
「WIEGEN LIEDER(こもりうた:子守唄集)」第2集
SWR2(南西ドイツ放送局2)との共同企画により、ドイツ・グラモフォン、デッ
カ等 多くのレーベル及び、マネージメント会社の協力のもと、このアルバ
ムは製作されました。
歌手 ルネ・シレール Rene Schirrer、
アンドレアス・ショル Andreas Scholl
ドロシー・ミールズ Dorothee Mields、
ステラ・ドゥフェクシス Stella Doufexis
インゲボルグ・ダンツ Ingeborg Danz、
ミヒャエル・フォレ Michael Volle
コルネリウス・ハウプトマン Cornelius Hauptmann
クリスティアン・ゲルハーヘル Christian Gerhaher
クリスティアーネ・エルツェ Christiane Oelze 他
古くから伝わる子守唄からブラームス、シューマン、ライネッケ、フンパー
ディング、シューベルト、メンデルスゾーン等の作品から子守唄をイメージ
する曲32曲。美しい挿絵を含む丁寧な作りのブックレット(107ページ)で、
すべての歌手及び歌の紹介が行われています。

83.435 \2380
パーセル:「Love Songs」
「もし音楽が恋の糧なら」(If music be the food of love)
「すべての生き物は愛ゆえに創られる」
(For love every creature)
「私は恋せざるをえない」(I love and I must) 他、
ドロシー・ミールズ(ソプラノ:Dorothee Mields)
ヴォルフガング・カチュナー指揮(Wolfgang Katschner)
ベルリン・ラウテン・カンパニー(Lautten Compagney)
愛に関する歌と古楽アンサンブルによる、ダンス、シャコンヌ、ブーレーを
含む美しく楽しい全29曲を収録したアルバムです。

83.453 2枚組 \3450
スヴェン=ダヴィッド・サンドストレム
(Sven-David Sandstrom 1942-スウェーデン):
「メサイア」(デュエットによるパフォーマンス)
ロビン・ヨハンセン(ソプラノ:Robin Johannsen)
ロクサナ・コンスタンチネスク
(アルト:Roxana Constantinescu)
ティモシー・ファロン(テノール:Timothey Fallon)
マイケル・ナギー(バス:Michael Nagy)
ヘルムート・リリング指揮
フェスティヴァル・アンサンブル・シュトゥツトガルト
2009年9月6-7日 シュトゥットガルトでのライヴ
サンドストレムは現代スウェーデンを代表する作曲家。リンドホルム
(Lindholm)にストックホルム王立音楽大学で学ぶ。リゲティ(Ligeti)やノア
ーゴ(Norgard)の影響を受けるが、初演直後に録音された本作品の作風はロマ
ンティックで美しく、壮大な音楽で、決して難解ではありません。多作家で
録音も多く、最近ではバッハのロ短調ミサの孤高さに比較される規模と音楽
的深みを持つ、「ハイ・ミサ」が良く知られます。

83.454 \2380
現代合唱曲集
(1)ミカエル・ヴァルデンビ
(Michael Waldenby 1953- スウェーデン)
(2)ヴォルフラム・ブッヘンベルグ
(Wolfram Buchenberg 1962- ドイツ)
(3)ブー・ハンソン(Bo Hansson 1950- スウェーデン)
(4)ハンス・シュハンデル(Hans Schanderl 1960- ドイツ)
(5)クヌート・ニューステット(Knut Nysted 1915- ノルウェー)
(6)ウルスマ・シサスク(Urmas Sisask 1960- エストニア)
(7)オラ・イェイロ(Ola Gjeilo 1978- ノルウェー)
上記7人の作曲家による13曲の合唱曲
ゲーリー・グラーデン指揮(Gary Graden)
オルフェウス・ヴォーカルアンサンブル
(Orpheus Vokalensemble)
2008年9月8-10日録音




<TACET>
TACET 188 \2380
ハイドン:
(1)弦楽四重奏曲第7番 イ長調 op.2-1 Hob III-7
(2)弦楽四重奏曲第8番 ホ長調 op.2-2 Hob III-8
(3)弦楽四重奏曲第10番 ヘ長調 op.2-4 Hob III-10
(4)弦楽四重奏曲第12番 変ロ長調 op.2-6 Hob III-12
アウリン弦楽四重奏団

TACET DVDD170(DVD-Audio) \4650
ハイドン:弦楽四重奏曲集
ハイドン:
(1)弦楽四重奏曲第69番 変ロ長調 op.71-1 Hob III-69
(2)弦楽四重奏曲第70番 二長調 op.71-2 Hob III-70
(3)弦楽四重奏曲第71番 変ホ長調 op.71-3 Hob III-71
アウリン弦楽四重奏団
このアイテムはDVD-AUDIOです。DVDプレーヤーのみで聴くことが出来ます。
ご注意ください。




<OPERA RARA>
ORR214 \2380
ドニゼッティ:歌劇「イングランドのロズモンダ」抜粋
レネ・フレミング(ロズモンダ) Renee Fleming
ブルース・フォード
(イングランドの王、エンリコ二世)Bruce Ford
ネリー・ミリチョイウ
(イングランドの王妃、レオノーラ)Nelly Miricioiu
アラステア・マイルズ、ダイアナ・モンターギュ
デイヴィッド・パリー指揮フィルハーモニア管弦楽団
ジェフリー・ミッチェル合唱団
1994年ロンドンでの録音
すでに名歌手として誰もが認める実力ともに人気のあるルネ・フレミング。
彼女の最初のオペラ録音は、OPERA RARAに録音された 「イングランドのロ
ズモンダ」(既に廃盤の全曲盤 ORC13 廃盤の抜粋盤 ORR214)でした。その
後の活躍とともに彼女は多岐にわたるレーベルから多くの名盤を発売してい
ますが、常に彼女はOPERA RARAレーベルを支えてくれています。OPERA RARA
40周年を記念して彼女を讃え抜粋盤による、この記念すべき録音(ORR214)を
装丁も新たに再発売いたします。

ORR248 \2380
OPERA RARA 40周年記念盤 「Then and Now」
(1)ロッシーニ:歌劇「リッチアルドとゾライデ」から
(2)ドニゼッティ:歌劇「パリのウーゴ伯爵」から
(3)メルカダンテ:歌劇「オラーツィとクリアーツィ」から
(4)パチーニ:歌劇「イングランドのマリア・レジナ」から
(5)マイアベーア:歌劇「ディノラ」から
(6)マイアベーア:歌劇「アンジュのマルゲリータ」から
(7)メルカダンテ:歌劇「ヴァージニア」から
(8)パチーニ:歌劇「インドのアレッサンドロ」から
(9)ドニゼッティ:歌劇「パリジーナ」から
(10)ロッシーニ:歌劇「エルミオーネ」から
(11)オッフェンバック:オペレッタ「ヴェル・ヴェル」から
(12)オッフェンバック:
オペレッタ「ロビンソン・クルーソー」から
歌手:ブルース・フォード、デッラ・ジョーンズ、
ネリー・ミリチョイウ、アニック・マッシス、
ジェニファー・ラーモア、カルメン・ジャンナッタジオ 他
フィルハーモニア管弦楽団、ロンドン・フィル、
ロイヤル・フィル 他
ジェフリー・ミッチェル合唱団、デイヴィッド・パリー
指揮:デイヴィッド・パリー、マウリツィオ・ベニーニ、
ジェイムズ・ジャッド
オペラ・マニアによって発足し、後にイギリスの舞台演劇へ精力的に援助を
行うサー・ピーター・ムーア財団の支援を受け、世界初出のオペラ等、決し
て派手ではありませんが魅力あるアルバムを丁寧に送り出し続けるOPERA
RARA 40周年を記念したオムニバス・アルバムです。
今まで発売のアルバムから12曲をセレクト。 
OPERA RARA社が選ぶ楽曲、アーティスト、演奏などクオリティの高さがわか
る記念アルバムです。

<TUDOR>
TUDOR 7158(SACD-Hybrid) 2枚組(1枚価格) \2080
マーラー:
交響曲第2番ニ短調「復活」
ジョナサン・ノット指揮バンベルク交響楽団
アンネ・シュヴァネヴィルムス(S)、リオバ・ブラウン(A)
バンベルク交響楽団合唱団
録音:2008年3月14・15日ヨゼフ・カイルベルト・ザール,バンベルク、
ライヴ録音、84:17
ジョナサン・ノット&バンベルク交響楽団のマーラー:交響曲シリーズ第5弾。
前回のセッション録音による第9番は精巧で美しく、しかし力感に満ちた近年
稀にみる名演と好評でした。この「復活」はそれに加えてライヴならではの熱
気に満ちています。しかしノット特有の精緻に音を積み上げ、一つの音もない
がしろにしない音楽作りは相変わらず。また現代音楽を得意とするノットは打
楽器の強烈な打ち込みなども躊躇しません。優秀録音であることも手伝ってこ
の「復活」も新鮮に鳴り響きます。それが、ライヴでこの熱気を伴って達成さ
れていることは驚異的です。これは耳の良い指揮者が確たる信念をもってオー
ケストラをトレーニングした結果でしょう。ノットとともに黄金時代を迎えつ
つあるバンベルク交響楽団は、2004年から3年に一度「マーラー指揮者コンク
ール」を開催(第1回優勝者はあのドゥダメル)。バンベルクは新しいマーラー
の聖地になりつつあります。

TUDOR 7177 \2080
「ドルチェとスタッカート」-テレマン:管弦楽作品集
管弦楽組曲 ト短調 TWV55:g4/協奏曲 ホ長調TWV 51:E1
ソナタ ヘ短調 TWV44:32/協奏曲 ヘ長調 TWV53:F1
管弦楽組曲 変ロ長調 TWV55:B5
ドミニク・キーファー(指揮)
カプリッチョ(バロック・オーケストラ)
録音:2009年7月
テレマンの管弦楽作品を収録している。カプリッチョは、1999年に結成された、
スイス、バーゼルのピリオド楽器オーケストラ。
マッジ:6つの協奏曲(TUDOR7173)に続くアルバム。コンサートマスターのドミ
ニク・キーファーが音楽監督を務め、活発に活動している。ドイツ風のゴツゴ
ツしたテレマンではなく、フランス風の柔らかさが生かされた演奏だ。




<BRIDGE>
BCD 9315(DVD-Video) \1980
「ヴァシリー・プリマコフ、ブラームス・ショパン・スクリャービンを弾く」
ブラームス:3つの間奏曲 Op.117
ショパン:
バラード ト短調Op.23/バラード ヘ長調Op.38/バラード 変イ長調Op.47/
バラード ヘ短調Op.52
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第4番 嬰ヘ長調 Op.30
ヴァシリー・プリマコフ(Pf)
録音:2009年6月24,25日,オーデンセ,
今やBRIDGEレーベルの看板アーティストと言っても過言ではないヴァシリー・
プリマコフ(1979年モスクワ生まれ)、ついにDVDがリリースした。ライヴでは
なく、2009年6月、デンマークのオーデンセのカール・ニールセン・ホールで
の録音セッションを利用して収録されたもの。鮮やかで瑞々しいプリマコフの
音楽性は、映像と共にすると一層引き立って聞こえる。ことに新鮮な湧水が撥
ねるようなスクリャービンのソナタが素晴らしい。

BCD 9320 \1980
(1)ラフマニノフ:コレッリの主題による変奏曲 Op.42
(2)プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第2番 ニ短調 Op.14
(3)ムソルグスキー:展覧会の絵
ギャリック・オールソン(Pf)
録音:(1)(2)2008年11月24,25日ニューヨーク,
(3)1974年5月17日プラハ・ライヴ,
1970年のショパンコンクールの覇者、ギャリック・オールソンが弾くロシアの
作曲家の作品集。オールソンラフマニノフとプロコフィエフは2008年の録音。
冴え渡ったテクニックの中に雑味のない味わいが広がる。「展覧会の絵」は、
1974年5月のプラハでのライヴ。27歳のオールソンのストレートな勢いが楽し
める。

BCD 9314 2枚組 \3960
エリオット・カーターの音楽Vol.8
「2002-2009年の16作品」
(1)ホルン協奏曲
(2)マッド・リーガルス-ジョン・アッシュベリーの詩による
(3)ティンティナビュレーション
(4)風配図(ウィンドローズ)-管楽のための
(5)サウンド・フィールズ-弦楽のための
(6)楽園との会話で
(7)リトレーシング
(8)クラリネット五重奏曲
(9)フィグメント5
(10)ラ・ムジーク
(11)リトレーシング3
(12)二重奏曲
(13)フィグメント3
(14)フィグメント4
(15)ルイス・ズーコフスキーの詩
(16)リトレーシング2
(1)(4)(5)(6)オリヴァー・ナッセン(指揮)
(1)(4)(5)BBC交響楽団
(6)バーミンガム現代音楽グループ
(1)マーティン・オーウェン(Hrn)、
(2)BBCシンガーズ
(3)ニューイングランド音楽院打楽器アンサンブル
(6)レイ・メルローズ(Br)、(7)ピーター・コルケイ(Fg)
(8)(15)チャールズ・ナイディック(Cl)、
(8)ジュリアード弦楽四重奏団
(9)サイモン・ボイアー(マリンバ)
(10)(15)ルーシー・シェルトン(S)、(11)ジョン・ネルソン(Trp)
(12)ロルフ・シュルテ(Vn)、フレッド・シェリー(Vc)
(13)ドナルド・パルマ(Cb)、(14)シン=ユン・ファン(Va)
(16)ウィリアム・パーヴィス(Hrn)
録音:2008年、2009年
百歳を過ぎてもなお旺盛な創作を続ける驚異の作曲家エリオット・カーター
(1908-)の2002年から2009年までに書かれたオーケストラを含む作品集。その
数もさることながらそれぞれの作品のエネルギーの密度など、とても百歳の作
品とは思えない。演奏陣も豪華な面々。

BCD 9321 \1980
チナリー・ウン(b.1942):室内楽作品集
(1)チャイルド・ソング(1985)
(2)ルミナス・スパイラル(発光する螺旋)(1997)
(3)スパイラル6(1992)
(4)死後の静かな生活(1996)/(5)神託(2004)
ダ・カーポ・チェンバー・プレイヤーズ
ゲスト:
(2)ウィリアム・アンダーソン(G)、
(4)ルーシー・シェルトン(Sop)、他
(5)マイケル・アデルソン(指揮)、他
録音:2007・2008年
ウンはカンボジア出身でアメリカ在住。東京フィルが委嘱し、来日したことも
ある。彼はカンボジアの伝統音楽と現代の語法を融合させようとしていて、作
風は南方の武満徹といった風情で湿った大気のなかでミステリアスな旋律がた
ゆたう。アメリカのルー・ハリソンとも共通する雰囲気を持っている。2004年
の大作《神託》では日本の神楽のような旋律素材が使われ、松村偵三、早坂文
雄を思わせる部分もある。ダ・カーポ・チェンバー・プレイヤーズはヴァイオ
リン、チェロ、ピアノ、フルート、クラリネットの5人からなるアンサンブル。
このCDでは三重奏から七重奏まで収録されている。

BCD 9313 \1980
ハイドン:ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第42番(旧第56番) ニ長調 Hob.XVI-42
ピアノ・ソナタ第37番(旧第50番) ニ長調 Hob.XVI-37
ピアノ・ソナタ第44番(旧第32番) ト長調 Hob.XVI-44
ピアノ・ソナタ第20番(旧第33番) ハ短調 Hob.XVI-20
アンドルー・ランジェル(ピアノ)
録音:2006年8月,2008年7月,ボストン
ランジェルはシカゴ生まれのピアニスト。ジュリアード音楽院を修了。BRIDGE
には継続的に録音を続けている。ここでのハイドンは、強い集中力と自由な発
想が見事に両立しており、研ぎ澄まされていながらも随所にハイドンらしいユ
ーモアが宿っている。ハイドンのピアノ・ソナタが単調だと思っていると面食
らう、知的刺激に満ちた名演だ。

BCD 9316 \1980
「20世紀の偉大な歌手たちVol.1」
ベニタ・ヴァレンテ(ソプラノ)アリアと歌曲集
モーツァルト:
(1)「喜びの感情が胸に湧き」 K.579
(2)「フィガロの結婚」-ああ早く来てちょうだい
(3)「あなたに明かしたい、おお神よ」 K.418
(4)ヘンデル:「リナルド」-私を泣くがままにさせて
(5)シューベルト:野ばら D.257、夜と夢 D.827、憩いなき愛 D.138、
(6)シューベルト:岩の上の羊飼い D.965
(7)ブラームス:私の愛は新緑だ Op.63/5、甲斐のないセレナード Op.84/4
(8)ヴォルフ:たとえ小さなものでも、話に聞いたのですが、誰があなたを呼ん
だの?、あなたは一本の糸で私を、どんなに長いこと、若いあなた方私の恋人
が歌っている、ペンナに恋人が住んでいる
(9)ドビュッシー:忘れられたアリエッタ
(10)オブラドルス:愛、母の愛、いちばん細くきれいな髪で、花嫁はおちびさん
ベニタ・ヴァレンテ(S)
(6)ルドルフ・ゼルキン(Pf)、ハロルド・ライト(cl)
(1)(7)(8)リチャード・グード(Pf)
(2)(4)デイヴィッド・エフロン(指揮)イーストマン管弦楽団
(10)デイヴィッド・エフロン(Pf)
(3)アレクサンダー・シュナイダー指揮
モーツァルト・フェスティヴァル管弦楽団
(9)リディア・アルティミフ(Pf)
録音:1969-89年
ベニタ・ヴァレンテは、1934年、アメリカ合衆国カリフォルニア州デラノ生ま
れのソプラノ。軽やかな美声を誇り、1960代から1980年代にかけて、オペラに
コンサートに活躍した。このCDでは、マールボロ音楽祭で巨匠ルドルフ・ゼル
キンの伴奏で歌ったシューベルトの歌曲がたいへんに貴重だ。また名ピアニス
ト、リチャード・グード伴奏のブラームス、ヴォルフも素晴らしい。





<サウンド&ミュージック・クリエーション・レーベル>
SMC1003 \3000
「サラサーテ作品集Vol.2」
(1)さらば、わが山並(アディオス・モンターニャス・ミアス) 作品37
(2)ホタ・デパブロ 作品52/(3)「ファウスト」幻想曲 作品13
(4)スペイン舞曲 作品26の1/(5)スペイン舞曲 作品26の2
(6)「カルメン」幻想曲 作品25/(7)別れ 作品9
(8)イパラギーレのソルツィーコ 作品39/(9)「ミニョン」幻想曲 作品16
(10)ルーマニアの旋律 作品47/(11)序奏とタランテラ 作品43
木野雅之(ヴァイオリン)、小川哲朗(ピアノ)
録音:2008年4月16、17日、千葉市美浜文化ホール
録音方式:DSD to finest CD
ヴィルトゥオーゾ木野雅之の超絶技巧ヴァイオリンが奏でる情熱のスパニッ
シュ・サウンド。レコード芸術5月号準特選。




<KAIROS>
13072KAI \2250
ブライアン・ファーニホー(b.1943):室内アンサンブル作品集
(1)地形(1992)
(2)時間がない(まったく)(2004)-ギター・デュオ
(3)イカロスの墜落(消失の小さなセレナード)(1988)
(4)書き出し(1996)
(5)ガブリエルの翼の擦れる音(2003)
エリシオン・アンサンブル
(1)(4)(5)フランク・オッル(指揮)
(3)ジャン・ドロワイエ(指揮)
録音:2003-2007年
ファーニホーと言えばラッヘンマン、フーバーと共に二代目前衛三羽烏(初代
はブーレーズ、ノーノ、シュトックハウゼンですね)としてこの20年ほどヨー
ロッパの前衛音楽シーンとその音楽に心酔する若い世代を牽引してきた。新し
い複雑性と呼ばれるその音楽は常にセカセカ、イライラした忙しない音形が幾
重にも執拗に重ねられ、さながら神経症患者の描く絵のような奇怪な様相を呈
している。室内アンサンブルの様々な組み合わせのために書かれたこれらの作
品はどれもジジジジ!キリリリ!キキキキ!(?)とした音があふれている。盟
友ラッヘンマンは近年、独自の枯淡の境地に至っているのに対し、ファーニ
ホーは怒れる前衛の姿勢を全く崩していない。しかし近作の「時間がない/ま
ったく」ではそのタイトルもさることながら調子の外れたギター・デュオの
不思議なユーモアが面白い。

13132KAI \2250
ベアト・フラー(b.1954):弦楽四重奏曲第3番(2004)
KNMベルリン(弦楽四重奏)
録音:2007年
KAIROSレーベル初期から継続的に作品集が出ているベアト・フラー。これで
9枚目となるフラーの作品集は51分からなる大作弦楽四重奏曲。ハーモニクス、
高音域でのピチカート、スル・ポンティチェロの多用、キリキリとした響き、
突如振り落とされるクラスターの音の楔など針金で引っ掻いたようなささく
れだった音の隙間にバッハが時折引用される。荒涼とした空気の中の真摯な
祈りの音楽。
KNMベルリンは1988年設立のアンサンブル。KNMとはKammerensemble Neue
Musikの略でメンバーは12人だが、今回のような弦楽四重奏から客演奏者を加
えた大掛かりな編成まで融通がきき、ベルリンの現代音楽シーンに欠かせな
いアンサンブルとなっている。

13042KAI 2枚組 \4500
エクトール・パーラ(b.1976):
CD1)「ハイパー・ミュージック・プロローグ」(2008-2009)
-7場からなるプロジェクティヴ・オペラ
(台本:リサ・ランドール、舞台:マシュー・リッチー)
CD2)作曲者パーラへの解説的インタビュー(英語)
シャルロッテ・エレット(Sop)、
ジェイムズ・ボビー(Br)、
クレメント・パワー指揮アンサンブル・アンテルコンタンポラン、
IRCAMセンター・ポンピドゥ(音響)
録音:2009年IRCAM
KAIROSレーベル2タイトル目のパーラ。パーラはスペイン・バルセロナ生まれ。
ブライアン・ファーニホー、ジョナサン・ハーヴェイ、ミヒャエル・ジャレル
に作曲を師事。その後IRCAMで研鑽を積んだ。この作品は音楽と科学、プラス
ティック・アートのコラボによるユニークなもので、台本が著名な物理学者
リサ・ランドール、舞台デザインが絵画・彫刻・デジタルアートなどで活躍
するマシュー・リッチーが担当している。音楽はファーニホー譲りの複雑で
音響テクスチュアの上にさらにコンピューターの電子音響が加わり、錯綜し
た音楽が展開する。2枚目はパーラとランドールのインタビューです。




<ENSEMBLE MODERN>
EMCD007 \2080
ニコス・スカルコッタス(1904-1949):ピアノと室内楽作品集
(1)32のピアノ小品-《ラグタイム》《スロウ・フォックス》
《ブルース》(1940)
(2)管楽とピアノのための四重奏曲第1番(1943/44)
(3)オーボエとピアノのためのコンチェルティーノ(1939)
(4)ファゴットとピアノのための協奏的ソナタ(1943)
(5)管楽とピアノのための四重奏曲第2番(1943/44)
(6)トランペットとピアノのためのコンチェルティーノ(1941-43)
(7)ヴァイオリンとピアノのための小組曲第1番(1946),第2番(1949)
ウエリ・ヴィゲット(Pf)
アンサンブル・モデルンのメンバー:【C.ホンメル(Ob)、J.シュヴァルツ(Fg)、
S.ストヤノフ(Trp)、J.ミストリー(Vn)、ほか】
録音:2007/08年
近年再評価が著しいスカルコッタスの室内楽作品集の決定盤。彼は様々な様
式を作品によって使い分けているが、まず32のピアノ小品からの3曲ではジャ
ズのスタイルを取り入れられ、クラスターに近い分厚い和音が激しく叩きつ
けられてヴァイタリティ溢れる音楽が展開。オーボエとピアノのためのコン
チェルティーノは12音技法で書かれ、激しいリズムと前のめりの音楽にギリ
シャ人の熱い血が感じられる。2つの「小組曲」は生命力が激しく炸裂、ヴァ
イオリンとピアノが火花を散らしあう。

EMCD008 \2080
サヴァ・ストヤノフ・ポートレイト「リョールカ」
E.デニソフ:トランペットのためのソロ/G.アンドレーエフ:ロドペ/ジョナ
サン&サヴァ:即興/C.クリヴェッリ:即興曲第7番「リゲティの思い出」,
クーテフによる2つのパラフレーズ/I.シャロン:デュオ/今井智景:オスモシ
ス・フォネメ/ベネディクト・メイソン:ヴァレンティン・ガーヴィーのため
の「2つのコルネット」,サヴァ・ストヤノフのための「2つのピッコロ・ト
ランペット」/J.ハーヴェイ:リチェルカーレと旋律/ヴィキンタス・バルタ
カス:リロ/ヴァレリー&サヴァ:リョールカ/C.ミリケン:スリップ・イン・
ナイト・タンゴ/G.リゲティ:死の神秘/サヴァ:...
サヴァ・ストヤノフ(Trp,Hrn,ツィンク,ピッコロTrp)、
共演:J.ウィリアムス(Hr)、M.K.カスパー(Vc)、V.パチョフ(Trb)、
U.ヴィゲット(Pf)、R.バルタ(S)、V.ガーヴィー(ピッコロTrp、メロディカ)、
M.クライン(リコーダー)、N.アンドリヴァ(ブルガリアンVo)、他
録音:2006/2007年
アンサンブル・モデルンの首席トランペット奏者、ストヤノフを中心とした
作品集。ストヤノフは即興演奏で自作も披露。収録作品の作風は多種多様で
現代音楽が名人演奏家の触発によって開拓されてきたことを改めて認識させ
られる。日本の若手、今井智景のグラフィック・スコアの作品も収録。

EMCD009 \2080
ヴァレンティン・ガーヴィー・ポートレイト「ウト・スープラ」
ヘンツェ:ソナチネ/E.モギランスキー:リミテス
B.メイソン:2つのピッコロ・トランペット
M.ペルティコーネ:幻影/P.ヒンデミット:ソナタ
B.メイソン:2つのコルネット/L.マスライア:ウト・スープラ
ヴァレンティン・ガーヴィー(Trp)
共演:サヴァ・ストイアノフ(ピッコロ・トランペット)、L.マスライア(Pf)
ほか
録音:2007年
こちらもアンサンブル・モデルンのトランペット奏者であるガーヴィーを中心
とした作品集。モギランスキーのトランペットとアンサンブルのためのリミテ
スは特殊奏法が頻出する奇怪な曲で思わず耳を傾ける。メイソンの2つのピッ
コロ・トランペットはバロック風の音楽を奏でながらミニマル風にずれたりパ
ラフレーズしたりと音の戯れが続く。アルバム・タイトルにもなっているマス
ライアのウト・スープラはジャズともミニマルともいえるような(今で言った
らグラハム・フィットキンのような)軽いご機嫌な作品。




<LYRINX>
LYR 272 2枚組 \3960
「バルビゼ未発表録音集」
[CD1,モーツァルト作品集]
(1)「ああママに言うわよ」による12の変奏曲(キラキラ星変奏曲)ハ長調 K.265
(2)ピアノ・ソナタ第12番 ヘ長調 K.332
(3)幻想曲 ハ短調 K.475
(4)ピアノ・ソナタ第14番 ハ短調 K.457
[CD2,バッハ・シューマン・シャブリエ・グダロー]
(5)バッハ:イタリア協奏曲BWV.971
(6)シューマン:「謝肉祭」Op.9
(7)シャブリエ:気まぐれなブーレ/村の踊り/スケルツォ=ヴァルス
(8)グダロー:素描ワルツ
ピエール・バルビゼ(ピアノ)
録音:1979年(村の踊り,スケルツォ=ヴァルス),
1980年(モーツァルト,シューマン,気まぐれなブーレ),1982年(バッハ),
チリ生まれのフランスの名ピアニスト、ピエール・バルビゼ(1922-1990)の未
発表録音集。曲としてバルビゼが他に録音を残していないものも多い。明快闊
達で確固たる自信に満ちた音楽は潔く、また彼が愛したマルセイユの南欧的開
放感も感じられ、たいへんに気持ちがよい。

LYR 2257(SACD-Hybrid) \2250
フォーレ:歌曲集
「イヴの歌」 Op.95(楽園,最初の言葉,燃えるような薔薇,輝く神のように,
白い暁,生命の水,目覚めているのか、陽の光のような私の香ぐわしさよ,
白い薔薇の香りの中で,黄昏,おお死よ、星屑よ)/
「閉ざされた庭」 Op.106(聞きとどけ,あなたが私の眼を見つめる時,使者の
女,私はあなたの心に身を置くだろう,ニンフの神殿で,薄明りの中で,私に
とって大切なもの,砂の上の墓碑銘)
4つの歌 Op.51(涙,墓地にて,憂鬱,薔薇)
2つの歌 Op.76(消え去らぬ香り,アルペジオ)
「ある日の詩」 Op.21(出会い,いつまでも,さようなら)
ミレイユ・ドランシュ(ソプラノ)
マリー=ジョゼフ・ジュード(ピアノ)
録音:2007年9月16-18日,
ドランシュは、フランスで今もっとも注目されているソプラノの一人。1962年、
東フランスのミュルーズ生まれ。バロック音楽のソプラノとしてマルク・ミン
コフスキから重用されるなど、古楽系のイメージが強いかもしれないが、近代
フランス音楽も非常に得意としている。ここでのフォーレもたいへんに素晴ら
しい。ドランシュの声は瑞々しく潤いがあり、あくまで透明でありながら濃厚
なロマンティシズムも湛えている。ソプラノによって歌われたフォーレの歌曲
集では、近年でも出色の出来栄えだろう。ジュードの伴奏も見事だ。




<DORON>
DRC4013 \2080
-Legendary Artistsシリーズ-
(1)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
(2)シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
イヴリー・ギトリス(Vn)、
(1)デヴィッド・ジョセフォヴィッツ(指揮)、
(2)アントニオ・デ・アルメイダ(指揮)
モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団
録音:1978年6月13、14日モンテカルロ
イヴリー・ギトリス(1922-)全盛期のメンデルスゾーンとシベリウスの協奏曲
のカップリング。ギトリスはロシア系ユダヤ人を両親にもつイスラエルのヴァ
イオリニストで、近年は超ベテラン・ヴァイオリニストとして味わい深い演奏
をしております。しかし、以前は超絶技巧を持つ個性派ヴァイオリニストとし
て知られておりました。最近の技巧派ヴァイオリニストにはすっかり聴かれな
くなった情熱的な歌いっぷりはギトリスならではのもの。メンデルスゾーンで
はその歌謡性を余すところなく発揮、シベリウスではロシア系の血が騒ぐのか、
北国の暗い叙情をこれでもかと言わんばかりに泣きまくり、歌いまくります。

DRC3048 \2080
マーラー:交響曲第1番《巨人》
エルヴェ・クロプフェンシュタイン指揮
ジュネーヴ交響楽団
録音:2008年11月23日,ジュネーヴ,ライヴ
指揮のエルヴェ・クロプフェンシュタインは1957年フランス生まれ。ローザン
ヌ音楽院で学んだ後、ヘルムート・リリンク、ピエール・デルヴォーという異
なる個性の指揮者に指揮を学んだ。近年はベルリン交響楽団、プラハ交響楽団、
ローザンヌ室内管弦楽団の指揮台に度々立っている。1989年からジュネーヴ交
響楽団(1977年創立)を率いて20年以上にもなる。




<TUXEDO>
TUXCD1213 \1250
シューベルト:
付随音楽「ロザムンデ」D.797(Op.26)
ペーター・マーク指揮
フィルハーモニア・フンガリカ、
オクサナ・ソヴィアク(Sop)、
フィルハーモニア・ヴォーカル・アンサンブル
録音:1970年,ADD、60'14
ペーター・マークが隠遁生活を終え現場復帰して5年ほど経ち気力も充実して
いた1970年の録音。VOX音源で何度かCDされたこともある名盤です。マークは
VOXレーベルへ交響曲全集や序曲集を録音するなど、シューベルトを得意とし
ておりました。この「ロザムンデ」も力強い金管の出だし、叙情的な弦楽パー
ト、起伏に満ちたこの作品をマークは情感たっぷりに歌い上げます。ヴァイオ
リンのメロディをまるでオペラ・アリアのように歌わせ、オーケストラの響き
は大きな河のように悠々と流れます。速い部分はARTSレーベルのモーツァルト
を思わせる軽やかさです。今は絶滅したが、ある時代には確かに存在した真の
教養人による、音楽への愛にあふれた名盤です。

TUXCD1214 \1250
ヴィヴァルディ:協奏曲集《四季》
ザ・ヴィヴァルディ・プレイヤーズ
録音:1969年,ADD
これが録音された1969年といえばすでにイ・ムジチによる四季が大評判になり、
多くのレコード会社、アンサンブルが後を追うように四季を録音したものだっ
た。当時はまだピリオド楽器による時代考証に基づいた演奏はほとんどなく、
この録音もモダン楽器に近代奏法によるものだが、ロマン的な情緒にあふれた
ムード音楽すれすれの華麗な演奏になっている。ソリストが明記されていない
が、情感豊かでかなりの名手である。1969年だが極めて質のよいステレオ録音。




<ARTS>
47754-8(SACD-Hybrid) \2080
ボッケリーニ:
(1)チェロ協奏曲第10番二長調G.483
(2)チェロ協奏曲第2番(第6番)二長調G.479
(3)チェロ協奏曲第3番(第7番)ト長調G.480
(4)チェロ協奏曲第9番変ロ長調G.482
ウェン=シン・ヤン(チェロ)
ゲオルグ・エッガー指揮
ボルツァーノ弦楽アカデミー
録音:1999年7月ボルツァーノ、イタリア,DSD、78'01
通常盤47568-2で出ていたもの
元バイエルン放送響の首席チェリストで現在はソリストとして活躍するウェン
=シン・ヤン。毎年のように来日し、その深い音色や色彩感、万全なテクニッ
クと文句なしの素晴らしさにじわじわとファンが増えています。このディスク
は1999年に録音されたもので、10曲以上あると言われるボッケリーニのチェロ
協奏曲のなかから、グリュツマッハー版の原曲として知られる第9番を初め4曲
を収録。細かい音でも粒立ちがよく、歌うところは朗々と歌う胸のすく名演奏
です。ボッケリーニのチェロ協奏曲を初めて聴くにもうってつけです。SACD化
でオーディオ・ファンにもオススメです。




<NEOS>
NEOS10806(SACD-Hybrid) \2650
ヘルムート・ラッヘンマン(b.1935):
(1)グラン・トルソ-弦楽四重奏のための音楽(1971/76/88)
(2)弦楽四重奏曲第3番《グリド》(2001)
弦楽四重奏曲第2番《精霊の踊り》(1989)
シュタードラー四重奏団
録音:2007年7月,ベルリン
ラッヘンマンの弦楽四重奏曲集はKAIROSにアルディッティ四重奏団の同一カッ
プリングがあるが、こちらは彼らより世代が若いカルテットによる清新ともい
えるラッヘンマン。アルディッティの緊迫した音楽作り(作品自体が緊張を強
いるので当然なのだが)と比べるとこちらは既にラッヘンマンを現代の古典と
みなし、その演奏には余裕が感じられる。弦楽四重奏曲第2番《グリド》では
作曲者自身の円熟も相俟って軋む音の彼方に豊かな抒情が拡がる。

NEOS10817(SACD-Hybrid) \2650
(SACDハイブリッド)
ヴォルフガング・リーム(b.1952):
《ヴィジリア》(徹夜祷)(2006)
-6人の声とアンサンブルのための
コールヴェルク・ルール(混声6重唱)、
ルペルト・フーバー指揮
アンサンブル・モデルン
録音:2009年4月エッセン
ヴィジリアとは、献身的な見守りなどの目的のため夜を徹することを指すキリ
スト教の礼拝の儀式である。リームはこれまでのエネルギッシュな作風から一
転して静かな祈りの音楽という意外な方向へ向かい始めた。金管の陰鬱な導入
に続き、闇の中にたなびく清冽な合唱の祈りのハーモニーは天上からの声かと
思えるほど美しい。何箇所かアンサンブルによる緊張した音楽が登場するが、
全体に静かで沈痛な趣きの祈りの音楽が続く。

NEOS10940(SACD-Hybrid) \2650
(SACDハイブリッド)
マティアス・アルター(b.1964):無伴奏作品集1993-2007
(1)ソロ2007《対話》(2007)/(2)ソロ2002(2002)
(3)声(1995)/(4)ソロ1993(1993/2009)
(5)カデンツァ(2005)
(6)3つのピアノの小品(1999)
(7)カンタンド(歌)(2006)/(8)ムジカ(2000)
(9)ソロ2001(2001)
(10)ソロ2006《カンタンド-レチタンド(暗誦)》(2006)
(1)V.ブラゴイェヴィッチ(アコーディオン)
(2)(7)パトリシア・コパチンスカヤ(Vn)
(3)O.ダーベレイ(Hrn)
(4)セリーネ・エレーロ(リコーダー)
(5)(10)トビアス・モスター(Vc)、
(6)クリスティーネ・スティッゼ(Pf)
(8)シルヴィア・ノッパー(S)
(9)ボリス・プレヴィシッチ(fl)
録音:2009年3月チューリヒ
アルターはバーゼル室内管弦楽団に所属するオーボエ奏者であり、作曲とオー
ボエをハインツ・ホリガーに師事した。これらの作品はオーケストラの仲間を
想定して書かれた。難易度の高いヴィルトゥオーゾ性、特殊奏法によって作ら
れる特異な音響が巧みに構成されている。リコーダー・ソロのためのソロ1993
における呪術的でデモーニッシュな魅力は現代の魔笛というに相応しい。また
人気のヴァイオリニスト、コパチンスカヤが参加している点も注目。

NEOS10925 \2500
「たぶん」-ヨゼフ・アントン・リードル(b.1927/29?)作品集
(1)bschat,terschied(2006/2007)
(ピアノ、打楽器、手拍子、足踏み、話し声、ピッコロのための)
(2)ガラスの再生/第2稿(1974-1977)(アンサンブルのための)
(3)たぶん/デュオ(1963/68/70/2008)
(話し声、呼吸音、水の音、ホイッスル、口元の音、ライヴ・エレクトロニク
スのための)
(4)流出・トレース・沈殿物・残響(2001-2003)(ピアノのための)
(5)ギター、古代シンバル、太鼓と語りのための小品(1960/1962)
(6)5つの助言におけるインヴェンション(2004)(2つのマリンバのための)
(7)euzeul?s?kut(2006/07)(ピッコロ、ピアノ、手拍子、足踏みのための)
(8)Lautgedichtfolge h](2人の話し手のための)(2006-2007)
(9)ガラスの再生/第1稿(アンサンブルのための)(1974-1977)
J.P.シュルツェ(Pf)、S.ブルム(Perc)、M.レンツ(話し手)、
H.リルメイヤー(Gtr)、後藤えりな(マリンバ)、
T.ハシュトライター(マリンバ)、
ヨゼフ・アントン・リードル指揮
アンサンブル
録音:2004-2009年
久々の「いっちゃっている」作曲家の登場である。《たぶん/デュオ》は話し
声、呼吸音、水の音etc...要は伝統的な意味での音楽とは無縁のあらゆる音と、
人声を電気的に加工したりしなかったりで構成したミュージック・コンクレー
ト的な作品で、「おえ-」という声がした直後に水がびちゃびちゃする音がし
て、どう考えても飲み会の後の醜態の音にしか聴こえなかったり、うがいを
する音がしたりと破茶滅茶である。かと思えば「ガラスの再生」はガラス系、
金属系の打楽器のサウンド・オブジェ的作品で、そのシュールで涼しげな音
響が心地よい。「Lautgedichtfolge h]」(何故かタイトルの最後に括弧とじ
がある)は音楽というよりむしろ前衛演劇作品でドイツ語の狂気に満ちた二人
の男の会話(ののしり合い?)が続く。リードルは1927年か1929年(生年が定か
でないというのも凄い)ミュンヘンに生まれ、音楽をカール・オルフとヘルマ
ン・シェルヘン(!)に学んだ。その後ジーメンスの電子音楽スタジオで研鑽
を積む。こうした経歴が彼の音楽をほかの誰とも譬えられない作風を生み出
したのだろう。タイトルの一部にアンダー・ラインが引いてあったり、翻訳
不能な造語だったりと、とにかく怪しい。

NEOS11021 \2500
ニコラウス・ブラス(b.1949):ソングラインズ(2006/2007)
-無伴奏弦楽器のための
【プロローグ(Va)/ソングラインズI(Vn)/インターミッション(Va)/ソング
ラインズIII(Va)/ソングラインズIV(Vn&Cb)/ソングラインズV(Vc)/エピロ
ーグ(Cb)】
ヘルゲ・スラーット(Vn)、
クラウス=ペーター・ヴェラーニ(Va)、
エリク・ボルジル(Vc)、
フランク・ライネッケ(Db)
録音:2007-2009年
ソングラインズとはオーストラリア先住民の創世神話ドリーム・タイムと関係
のある言葉で、彼らはソングラインズと呼ばれる、歌に詠み込まれた独特な地
図とともにオーストラリア大陸を移動すると言われる。この作品はその神話に
霊感を受けて作曲されたソロ弦楽器によるいわば音楽の旅である。ブラスはラ
ッヘンマンに作曲を師事、室内楽を中心に多くの作品を発表している。曲は特
殊奏法も交えるものの、しなやかに変化してゆく旋律的運動の中に硬質の抒情
が感じられる。




<レーベンバッハ・レーベル>
LB 9609 \3000
「ベートーヴェンへの感謝の夕べ」
(1)ベートーヴェン:交響曲第9番より第1楽章
(2)ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調「英雄」
根本昌明(指揮)
新星日本交響楽団
録音:1996年9月16日,昭和女子大学人見記念講堂ライヴ
このCDは、「現代には稀な魂の芸術家」として度々音楽雑誌等で紹介された
根本昌明が、1996年、初めてプロ・オーケストラを振り、話題となった指揮
リサイタル「ベートーヴェンへの感謝の夕べ」(「英雄」全曲、第九第1楽章)
のライヴ録音です。独学の指揮者が初めて振った演奏で「歴史的名演」と論
ぜられる事はあり得ない事ですが、少なくともこの新星日響の演奏は奇跡的
な名演となりました。ライナー・ノートでは4人の評論家・関係者がそれぞれ
この演奏について文章を寄せています。またオビには、当時新星日響のフル
ート奏者、現・東京フィル奏者のさかはし矢波氏から文章が寄せられており、
「ギネスブック的指揮者」という賛辞で、オーケストラ・メンバーの非日常
的なテンションで成し遂げられた演奏である事を証言しています。
『(根本は)音楽への陶酔加減が並ではない!!これは見事としかいい様がな
い。まさに作曲者が根本に乗り移ったと言うのか、目つきまでガラッと変わ
り、演奏者もこれには鳥肌が立つ思いで演奏したはずである。』
-さかはし矢波氏(CDオビの解説より)
このCDはかつて自主制作されたものでしたが、浅岡弘和氏により音楽現代で
紹介され、限定70枚だけが市販されました。それも瞬く間に売り切れとなり、
ファンの間では“幻のCD”と化していました。今回再プレスにあたり、リマ
スタリングされ音質も改善された、とのことです。新星日響があたかもヨー
ロッパの名門のような響きで指揮者に応え、アナログ録音による、深味と重
厚感と雰囲気豊かな音で、あたかも聴く者を、古き巨匠の時代へ誘ってくれ
るようです。




<DIVINE ART>
DDA25079 \1980
マーラー:交響曲第10番
(クック校訂全曲版-ロナルド・スティーヴンソン&クリストファー・ホワイ
トによるピアノ・ソロ編曲版)※世界初録音
クリストファー・ホワイト(Pf)
録音:2008年8月27,28日ロンドン
マーラー生誕150年の年に異色のリリース。この第10交響曲のピアノ・ソロ
版は一部に熱烈なファンがいるコンポーザー・ピアニスト、ロナルド・スティ
ーヴンソンが第1楽章の編曲を手がけ、残りをピアニストのクリストファー・
ホワイトが仕上げました。筆者は全く期待せずに聴いたのですが、ピアノ曲
となったことで細部の和声構造がより把握しやすくなり、シェーンベルクの
ピアノ曲との近親性を再認識させられたり、スクリャービンのソナタを思わ
せたりとなかなか新鮮な発見があります。特に第2楽章のスケルツォはメカニ
ックで機知に富んだ曲のためピアノ曲として充分通用する出来栄えでショス
タコーヴィチのソナタを思わせます。ブルーな気持ちで天童荒太の「永遠の
仔」や「悼む人」あたりを読む時、バックにかけるとオーケストラだと騒が
しいのですが、ピアノだと騒がしくなくて丁度いい気分に浸れます。

DDA25080 \1980
ロシアのピアノ音楽シリーズVol.1
「ショスタコーヴィチと仲間たち」
(1)カバレフスキー:ピアノ・ソナタ第3番
(2)ミヤスコフスキー:歌とラプソディOp.58
(3)ショスタコーヴィチ:ピアノ・ソナタ第1番
(4)R.スティーヴンソン:レチタティーフとアリア(DSCH)
(5)ショスタコーヴィチ:ピアノ・ソナタ第2番
(6)シチェドリン:
ピアノ独奏のための協奏曲「チャストゥシキ」
マレイ・マクラフラン(Pf)
録音:2006年
※DUNELMよりのレーベル移行再発盤
うれしいシリーズの登場です。近代から現代にかけてのソビエト・ロシアの
珍しいピアノ曲のシリーズ。Vol.1はまとめて収録されることは少ないショス
タコーヴィチの2曲のピアノ・ソナタを中心に集めたもの。カバレフスキーの
メカニックで奇想天外なソナタ、マーラーの第10交響曲のピアノ編曲も行っ
ているティーヴンソンのDSCHによるスレチタティーフとアリアが注目。

DDA25081 \1980
ロシアのピアノ音楽シリーズVol.2
ウラディミール・レビコフ(Vladimir Rebikov,1866-1920):
ピアノ作品集
(悪魔の娯楽/ダンスの巨人/紅葉/祭り/白い曲/奴隷制と自由/《ヨルカ》
からの2つのエピソード(クリスマス・ツリー)/3つの牧歌/牧歌的情景/子
供のための絵/それらの間)
アンソニー・ゴールドストーン(Pf)
録音:2009年
Vol.2のレビコフはシベリアのクラスノヤルスク生まれ。モスクワ音楽院で
チャイコフスキーの弟子であるクレノフスキーに作曲を学んだ。ピアノ曲か
ら管弦楽曲、声楽、劇音楽、オペラと幅広く作曲活動を行った。ここに収録
されているのは、フランスの香り高き名品ばかりでサティや古きよき時代の
パリのカフェを思わせる独特なタイトルを持つお洒落な小品ばかり。

DDA25083 \1980
ロシアのピアノ音楽シリーズVol.3
レインゴリド(ラインホルト)・グリエール(1875-1956):
ピアノ作品集
24の前奏曲Op.30/3つのマズルカOp.29/12の素描Op.47
アンソニー・ゴールドストーン(Pf)
録音:2002年
Vol.3のグリエールはバレエ「けしの花(赤い花)」や「青銅の騎士」、交響曲
第3番「イリヤ・ムロメッツ」などで民族的で壮大な管弦楽作品がロシア音楽
ファンには人気の作曲家。そんなグリエールの珍しいこのピアノ作品集も、
ロシアの香りたっぷりのロマンティックで骨太な音楽。

DDA25084 \1980
ロシアのピアノ音楽シリーズVol.4
セルゲイ・リャプノフ(1859-1924):ピアノ作品集
ピアノ・ソナタOp.27/舟歌Op.46/グルジアの主題による変奏曲Op.60/クリ
スマスの祭り(4つの絵)Op.41/夜想曲Op.8/マズルカ第8番Op.36
アンソニー・ゴールドストーン(Pf)
録音:2000年
Vol.4はリャプノフ。約25分の大曲「ピアノ・ソナタ」から5分弱の小品「マ
ズルカ」までバラエティ豊かな収録内容。ショパン、ボロディン、チャイコ
フスキーの影響が濃厚な、ロシア・北ヨーロッパの雰囲気満点の味わい深い
名品ぞろいです。

DDA21216 2枚組 \3960
バッハ:6つのパルティータ
パルティータ第2番ハ短調BWV826
パルティータ第1番変ロ長調BWV825
パルティータ第6番ホ短調BWV830
パルティータ第5番ト長調BWV829
パルティータ第3番イ短調BWV827
パルティータ第4番ニ長調BWV828
ジュディス・ラムデン(Pf)
録音:2008年イーグルマウント,オーストラリア,
ジュディス・ラムデンはオーストラリア出身でピアノをナディア・ブーラン
ジェ、パウル・バドゥラ=スコダ、チェンバロをグスタフ・レオンハルトに
師事したベテラン女流ピアニスト。澄み切った音色と適度なカンタービレが
みずみずしいバッハを生み出す。




<METIER>
MSV28516 \1850
「コスミック・ライト」
-キース・バーナード(b.1950)のピアノ音楽
ノクターン(1990)
宇宙の光の降り注ぐ癒しの光線(2007)
西王母(Hsi Wang Mu)の楽園(1991)
ジェフリー・クロスマン(Pf)
録音:2008年
キース・バーナードは1950年生まれのイギリスの作曲家。彼は19世紀から20
世紀の神秘主義的作曲家の影響を受けていると主張し、ドビュッシー、ラヴェ
ルなどのフランス印象派、スクリャービン、アラン・ホヴァネス(!)の音楽
を特に愛していると言う。それを反映して彼の音楽は大変抒情的で美しい響
きにあふれている。ノクターンはペンタトニックを中心とした穏やかな作品
で、最初はケージの初期作品かブライアン・イーノのアンビエント・ミュー
ジックみたいなものかと思えば、途中から佐藤聡明ばりの急速なトレモロと
なる。大作(52分!)の《宇宙の光の降り注ぐ癒しの光線》も太古の海を漂う
かのような心地よいサウンドがいつ果てるともわからず延々と続いてゆく。

MSVCD92103 \1850
クリストファー・フォックス(b.1955):不合理なカタログ
(根拠、スキャナー、パトロール、ハンギング・ライン、ディアロディア、
セキュリティ・コード、トリプティクほか全12曲)
エグザウディ(ヴォーカル・アンサンブル)
録音:2006年
《不合理なカタログ》は朗読、声のソロ、アンサンブルからなるシリーズ作
品で現代音楽における声楽の特殊唱法がほぼ全て使われている。朗読では作
曲家本人も登場。

MSVCD92104 \1850
「トラジェクトリーズ」-デヴィッド・ゴートンの音楽
(1)無伴奏チェロのためのソナタ
(2)弦楽四重奏曲《トラジェクトリーズ》
(3)無伴奏ヴァイオリンのためのカプリス第1番《ロセッタ》
(4)無伴奏ヴァイオリンのためのカプリス第2番
(5)メルティング・フォーム(Pf,Vn,Vc)
(6)無伴奏チェロのためのソナタ(別バージョン,ライヴ録音)
(1)(4)(6)ニール・ハイド(Vc)、
(2)クロイツァー弦楽四重奏団、
(3)(4)(5)ペーター・シェパード・スカーヴェド(Vn)
(5)ロデリック・チャドウィック(Pf)
録音:2005,2006年
デヴィッド・ゴートンはイギリスの中堅作曲家でハリソン・バートウィスル、
サイモン・ベインブリッジに師事した。ロイヤル・フィルからの委嘱などオ
ーケストラの大作も多い。作風は強弱、急緩、喧騒と静寂の激しいコントラ
スト、引っ掻くような点描的身振り、音群的発想などヨーロッパの正統的前
衛の伝統(?)を受け継ぐ。





<PIERRE VERANY>
PV710021 \2250
バッハ:鍵盤楽器によるコラール集
前奏曲 変ホ長調 BWV.552-1
キリエ、永遠の父である神よ BWV.669
すべての世の慰めであるキリストよ BWV.670
キリエ、聖霊である神よ BWV.671
高みにおられる神にのみ栄光を BWV.676
これこそ聖なる十戒 BWV.678
私たちは皆、唯一の神を信じる BWV.680
天におられる私たちの父よ BWV.682
私たちの主キリストがヨルダン川にやって来た BWV.684
深い苦しみの淵から、私はあなたに呼びかける BWV.686
私たちの救い主であるイエス・キリスト BWV.688
フーガ 変ホ長調 BWV.552-2
ジャン=パトリス・ブロス(オルガン)
録音:1990年5月2-6日,サン・ヴェルトラン・ド・コマンジュ,以前「クラ
ヴィア練習曲集第3部」としてPV 790052/53で発売されていたものから1枚目
を単発したもの。前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV.552を前後に置き、間にオル
ガンのコラール曲を置くという配置をしている。スペイン国境に近いフラン
ス南西部の、中世の趣が残るサン・ヴェルトラン・ド・コマンジュのノート
ルダム聖堂に設置された1535年製作(1975-1981年に改修)の歴史あるオルガン
の素晴らしい音色を聞くだけでも十分な価値のあるCDだ。ジャン=パトリス
・ブロスは1950年生まれの、現代フランスを代表するオルガニストの一人。




<ISODAレーベル>
IE-2014 \2500
「アレトゥーザの泉」
(1)シマノフスキ:アレトゥーザの泉Op.30-1
(2)ゲッツラー:うなり独楽
(3)モンポウ:庭の乙女たち(「子供の情景」より,シゲティ編)
(4)フェラーラ:ブルレスカ
(5)セラーノ:マリネラ(「忘れるため」の歌)より
(6)ベートーヴェン:ロマンス ト長調Op.40
(7)パラディエス:シチリアーノ(ドゥシュキン編)
(8)パガニーニ:ヴェニスの謝肉祭Op.10(レーピン、辻井編)
(9)リスト:悲しみのゴンドラ
(10)ブラームス:ハンガリー舞曲第21番(ヨアヒム編)
(11)ホイベルガー:真夜中の鐘(「オペラ舞踏会」より,クライスラー編)
(12)ザルチスキ:ポロネーズ イ長調Op.23
(13)サラ=サーテ:セレナータ・アンダルーサOp.28
(14)カステルヌオーヴォ=テデスコ:
私は町のなんでも屋(セビリヤの理髪師より)
辻井 淳(ヴァイオリン)、藤井由美(ピアノ)
録音:2009年8月 滋賀県高島市ガリバーホール、
プロデューサー,エンジニア:太田憲志(オタケン・レコード)
子供さんから音楽関係者まで幅広い層から支持を集めるNHK教育テレビの「ゆ
うがたクインテット」。その中で、アリアさんのひときわ美しいヴァイオリ
ンを奏でているのが、このCDの辻井淳です。小品集12作目となるこのCDには、
非常に珍しいがたいへん親しみやすい曲が多く含まれております。オタケン
・レコード太田憲志のプロデュースで、今回は特にアンサンブル・ベガのス
テージ・プランナー松田淳一氏の協力を得て、さらに臨場感あふれる録音に
仕上がっております。




<Edition HST>
HST-075 \3000
ヴァンハル(1739-1813):
(1)ピアノとヴァイオリンのためのソナタ変ホ長調 Weinmann XIa:64(ca.1810)
(2)3つのピアノとヴァイオリンのためのソナタ集Op.33(1808)
Weinmann XIa:55-57 (変ロ長調/変ホ長調/ト長調)
福本 牧(ヴァイオリン)
船本貴美子(ピアノ)
録音:2010年1月、三鷹・風のホールにて収録
1760年、ヴィーン上京したヴァンハルは、先ずカッサシオン、協奏曲、交響
曲、続いて弦楽四重奏曲など室内楽を次々と作曲し、90年代には商業主義の
世俗音楽から断絶し、教会音楽を専門とするようになり、音楽史から消えた。
しかしながら食い扶持を得るため、音楽家庭教師として働き、とくに弟子の
ために、ソナタ、ソナチネ集は作曲し、それらは地元ヴィーンの出版社から
刊行された。本CDのソナタは作曲家70歳前後の作とされ、後輩モーツアルト
は既にあの世であり、弟子ベートーヴェンは第6-8交響曲を作曲し終えている
時となる、なんと勤勉なことか!
【演奏者】
福本 牧(ヴァイオリン)
東京都出身。2000年より、HST参加。ヴァンハル:ヴァイオリン・ソナタ集を2
008年にリリース。
船本 貴美子(ピアノ)
東京都出身。 特にチェコ、ヴィーン音楽に造詣が深く、2009年にはチェコ
フィル・ホルン奏者イルジー・ハヴリーク氏との競演CD「現代チェコ音楽集」
をリリースし、好評を博している。




<DREYER-GAIDO>
CD 21052 \1980
マーラー:交響曲第5番
ガブリエル・フェルツ指揮
シュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2009年1月31日,ベートーヴェンザール・リーダーハレ,シュトゥット
ガルト,ライヴ・レコーディング
フェルツによる日本語解説付き
主観的で思い入れたっぷりだった第7番、第6番に続いてマーラー中期の傑作
第5番を今回もフェルツがこだわり抜いてのライヴで録音しました。解説(日本
語訳あり)によるとフェルツはマーラーが初演・再演のさいに使用したスコア
の(マーラー自身の)書き込みを仔細に検討しディナーミク、アクセントに細
心の配慮をしたとのこと。第1楽章はやや遅めのテンポを取り、弦楽をたっぷ
りと歌わせて続く第2楽章とのコントラストを明確にします。重要な第3楽章ス
ケルツォの複雑な対位法のオーケストラの処理は見事で、途中現れるレントラ
ーのリズムは粘りきった、とてもいやらしいもので世紀末ウィーンの爛熟した
空気はかくなるものかと思わせます。そしてアダージェットは、おそらくフェ
ルツがもっともこだわったのではないかと思わせる、思い入れたっぷりの甘く、
気だるい空気が充満しています。これほどデレデレ、ぐにゃぐにゃのアダー
ジェットは近年珍しいでしょう。まるでマントヴァーニかヘンリー・マンシー
ニ楽団といった感じです。終楽章のいささかとってつけたようなフィナーレも
フェルツのややあざとい芸風にぴったりで深みにかけますが、盛り上がります。
※フェルツによる日本語・英語・ドイツ語解説付き

CD 21054 2枚組 \2700
「忘れられたページ」
-近現代ポルトガル音楽チェロ作品集
フェルナンド・ロペス=グラーサ(1906-1994):
3つのポルトガル民謡、忘れられしもの、3つの花の曲(無伴奏チェロ)
アントニオ・ヴィトリーノ・ダルメイダ(b.1940):3つのバガテル
アルマンド・ジョセ・フェルナンデス(1906-1983):チェロ・ソナタ
フレデリコ・デ・フレイタス(1902-1980):
アンテロ・デ・ケンタルの詩による夜想曲
ジョリー・ブラガ・サントス(1924-1988):アリア1、アリア2
ルイス・デ・フレイタス・ブランコ(1890-1955):チェロ・ソナタ
ジョルジェ・ペイシーニョ(1940-95):レチタティーヴォ(無伴奏チェロ)
ルイズ・コスタ(1879-1960):チェロ・ソナタOp.11
クラウディオ・カルネイロ(1895-1960):ソナチネ
ブルーノ・ボラリーニョ(Vc)、
ルイザ・テンダー(Pf)
録音:2009年7月24-26,ポルトガル
チェロとピアノによる近現代ポルトガルの音楽集。ロペス=グラーサの「3つ
のポルトガル民謡」はラテンの民族色豊かで、ファリャ、アルベニス、ヒナス
テラを思わせる。ダルメイダの「3つのバガテル」はいかにもゲンダイオンガ
ク風の音の運びのなかに憂いのある叙情が広がる。一部マニアの間ではよく
知られているブラガ・サントスのアリア1、2はチェロによって歌われる朗々
とした旋律にポルトガル歌謡ファドの反響を聴く。ポルトガルの近現代音楽
はスペイン、フランスと南米の新しい潮流の影響を受けた歌心ある魅力的な
作品であふれている。

CD 21048 \1980
フリートヘルム・デール・エディションVol.12
フリートヘルム・デール(b.1936):
(1)「ヨブ」チクルス-オルガンのための(2006)
(2)「ミサ」-2人の打楽器奏者と2人のトロンボーン奏者のための(1990)
(3)室内のトロンボーン[メディア・マテリアル](1990)
(1)フリートヘルム・デール(Org)
(2)ヤン・ミュラー=ヴィーラント指揮
アンサンブル・ノイ・ムジーク・リューベック、カローラ・シュレーター(Sop)
(3)フリートヘルム・デール指揮アンサンブル・メディア・プロジェクト
録音:1990/2008年

CD 21053 \1980
フリートヘルム・デール・エディションVol.13
フリートヘルム・デール(b.1936):
(1)ヴァイオリン・ソナタ「初期の歌」(2009)
(2)絨毯(タペット)-チェロとハープのための印象(1967)
(3)グラデュアル-8本のトロンボーンのための(1999)
(4)コンダクトゥス-4人の打楽器奏者のための(1980)
(5)バレエ・メカニーク-室内オーケストラのための(1986)
(6)パ・ドゥ・ドゥ-ヴァイオリンとギターのための(1968)
(7)チェロ・ソナタ(2008)
(1)クリスティアーネ・エディンガー(Vn)、
(2)クラウス&ヘルガ・シュトルク
(3)エールハルト・ヴェッツ・トロンボーン・アンサンブル
(4)クロウマタ・アンサンブル・ストックホルム(打楽器アンサンブル)、
(5)アンサンブル・ベルンハルト・ヴルフ
(6)ヴァルター・クラジンツ(Vn)、マルガ・ボイムル(G)
(7)ウルフ・ティシュビレク(Vc)
録音:1975-2009年
フリートヘルム・デールは1936年ドイツ・ゲッティンゲン生まれでフライブル
ク音楽大学で学んだ。作品の様式は倍音の美しい響きが広がるリゲティばりの
オルガン曲「ヨブ」があるかと思えば完全な即興音楽のようにも聴こえる「ミ
サ」、ジョージ・アンタイル作品と同じ題名だがいささかヴァレーズ、ストラ
ヴィンスキーを思わせる「バレエ・メカニーク」等かなり多岐に渡る。シュ
トックハウゼン、ラッヘンマン、フーバーらドイツの前衛とは一線を画す。

<Signum Classics>
SIGCD 194 \2180
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番ハ長調Op.60《レニングラード》
ユーリ・テミルカーノフ(指揮)
サンクトペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団
テミルカーノフはRCA時代の1995年にサンクトペテルブルク・フィルを率いて
「レニングラード」を録音しており、2008年にジュネーヴのヴィクトリア・ホ
ールで収録されたこの新しい「レニングラード」は、十数年ぶりの再録音とな
る。サンクトペテルブルク・フィルの炸裂する金管、絶妙の存在感を放つ木管、
無表情で鋭く刻まれるスネア、うごめく低弦、そして弱奏部から強奏部までの
徹底したコントロールが創り上げたテミルカーノフの新しい「レニングラー
ド」。
2008年5月22日、ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ)でのライヴ録音。





<Champs Hill Records>
2009年秋に設立されたイギリスの新レーベル、"チャンプス・ヒル・レコーズ
(Champs Hill Records)"の取り扱いを開始します。
今後のリリースはイギリスの大ソプラノ、フェリシティ・ロットの新録音や、
旧録音の復刻、またASV音源の復刻などが予定されています。ご期待下さい!

CHRCD 003 \2180
コール・ミー・フロット ――
ブッシュ:それは恋人たち/プーランク:気まぐれ/ブリテン:気まぐれ/ホル
ダー:緑の木の下で/グノー:泉は川と交じり合い/アーン:ぶらんこ/サン=
サーンス:桜の木がある農場/ホプキンス:憂鬱な歌/カワード:イフ・ラヴ・
ワー・オール/カーン:ユー・キャント・メイク・ラヴ・バイ・ワイヤレス/
ドリング:ナイトクラブの女性オーナーの歌/バーバー:辺鄙なホテル/バー
リン:ホワットル・アイ・ドゥ?/ポーター:オティス嬢の後悔は/マスト:
連祷/ウェア:ザ・ボーイ・イン・ギャラリー/カワード:マッド・アバウト・
ザ・ボーイ/ブリス:ザ・リターン・フロム・タウン/ポーター:フィジシャン
/バーナーズ:カム・オン・アルジャーノン/フランダース&スワン:ア・ワ
ード・オン・マイ・イヤー/バーリン:アイ・ラヴ・ア・ピアノ/カーン:コ
ール・ミー・フロー/ノヴェロ:ビーズ・アー・バジン/ハプフィールド:レ
ッツ・プット・アウト・ザ・ライト/カワード:ザ・パーティーズ・オーヴァー
フェリシティ・ロット(ソプラノ)、グレアム・ジョンソン(ピアノ)
これまでに数え切れないほどの名唱を生み出してきた"英国声楽界の女王"フェ
リシティ・ロットのチャンプス・ヒル第1弾は、ブリテン、プーランク、サン
=サーンスから、コール・ポーターやアイヴァー・ノヴェロ、カワード、バー
リンなど、選りすぐられた美しき歌曲たち。齢を重ねてさらに磨きがかかった
フェリシティ・ロットのビューティフル・トーンと表現力、名伴奏者グレアム
・ジョンソンの知性と品格を感じさせてくれるピアノが奏でる27曲の歌曲。
幸せなひと時を運んできてくれる素敵な歌曲集です。

CHRCD 001/002 2枚組 \3500
テュイレ:室内楽作品集 ――
ピアノと木管五重奏のための《六重奏曲》変ロ長調/ヴァイオリン、ヴィオラ
とピアノのための《三重奏曲》変ホ長調/ピアノ五重奏曲変ホ長調Op.20*/
ピアノ五重奏曲ト短調*
ロンドン・コンコルド・アンサンブル、フォーク・クヮルテット*、
トメル・レフ(ピアノ)*
"ピアノ+木管五重奏"の重要作品として演奏家たちから重宝されている「六重
奏曲」を含むルートヴィヒ・テュイレ(1861-1907)の室内楽作品集。
BBC響、コヴェント・ガーデン王立歌劇場管、フィルハーモニア管、ヨーロッ
パ室内管の首席奏者などの名手たちによって結成されたロンドン・コンコルド
・アンサンブルによるテュイレの「六重奏曲」はやはり一級品。
2003年4月&2004年7月&2002年3月の録音。

CHRCD 004 \2180
フランク:ピアノ五重奏曲ヘ短調/ヴァイオリン・ソナタ イ長調
シューベルト・アンサンブル
結成26年という長い歴史を持ち、シャンドスでのフォーレ(CHAN 10576)やマル
ティヌー(CHAN 10551)が好評を得ているシューベルト・アンサンブルは、オー
ケストラ・アンサンブル金沢のコンサートマスター、サイモン・ブレンディス
が率いるイギリスの弦楽四重奏団。このシューベルト・アンサンブルのフォー
レは、ASV Goldレーベルからの移行&リマスターによる新装復刻盤。
※当タイトルはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

CHRCD 005 \2180
バウワーマン:作品集 ――
ファンファーレ/《聞きたまえや、わが祈りを》による即興曲/スピリチュア
ル・ファンタジー/2つのシェイクスピア・セッティングス/アイ・ノウ・ア
・バンク/エクアールの音楽/アイランド・ファンタジー/プロムナード/
コラール前奏曲/オー・スリープ・オー・ジェントル・スリープ/夜想曲/
ジャクリーヌの思い出/3つの季節の前奏曲/ガイティングパワーの即興曲
フェリシティ・ロット(ソプラノ)、グレアム・ジョンソン(ピアノ)、
グールド・トリオ、アンナ・リーズ(メゾ・ソプラノ)、
スティーヴン・デ・プレッジ(ピアノ)、アンドルー・エアリス(ピアノ)、
イッタイ・シャピラ(ヴァイオリン)、ジェイコブ・フィケルト(ピアノ)、他
デイヴィッド・バウワーマン(1936-)は、理学士の学位を取得した農家であり、
独学で学び続けた音楽を定年後から本格的にスタートさせたという異色の作曲
家。難解な書法ではなく親しみやすい作風が特徴的で、ロットやジョンソン、
グールド・トリオなど参加アーティストも実力者ばかり。
※当タイトルはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。




<Deux-Elles>
DXL 1161 \2180
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集Vol.1(バリー・クーパー新校訂版) ――
ピアノ・ソナタ第5番ハ短調Op.10-1
ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調Op.10-2
/ピアノ・ソナタ第7番ニ長調Op.10-3
ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13《悲愴》
マーティン・ロスコー(ピアノ)
ハイペリオンでもお馴染みのイギリス人ピアニスト、マーティン・ロスコーの
新プロジェクトは、ベートーヴェン研究の大家バリー・クーパーの校訂による
新版(ABRSM出版)を使用したベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集!
バリー・クーパー校訂の新版による全集録音はこのロスコー盤が初となるだけ
に、全9巻での完成が今から楽しみ。各巻にはそれぞれテーマが与えられてお
り、全集のスタートを飾る第1巻のテーマは「悲愴」。名手マーティン・ロス
コーの両腕と、バリー・クーパー校訂の新解釈に期待が懸かる。
2007年9月15日-16日の録音。





<Brana Records>
BR 0033 3枚組 \3780
ブラーナ・レコーズ・コレクションVol.3 ――
ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21*、スケルツォ第1番-第4番、
ワルツ第1番変ホ長調Op.18《華麗なる大円舞曲》、
3つの華麗なるワルツOp.34(第2番-第4番)
ワルツ第5番変イ長調《大円舞曲》Op.42、3つのワルツOp.64(第6番-第8番)、
2つのワルツOp.69(第9番-第10番)、3つのワルツOp.70(第11番-第13番)、
ワルツ第14番ホ短調、ワルツ第15番ホ長調、ワルツ第16番変イ長調、
ワルツ第17番変ホ長調、マズルカ第1番嬰ヘ短調Op.6-1、
同第7番ヘ短調Op.7-3、同第21番嬰ハ短調Op.30-4、同第27番ホ短調Op.41-2、
同第40番ヘ短調Op.63-2、同第41番嬰ハ短調Op.63-3、
同第43番イ短調《ノートル・タン》、夜想曲第1番変ロ短調Op.9-1、
同第4番ヘ長調Op.15-1、同第9番ロ長調Op.32-1、同第9番ロ長調Op.32-1、
同第11番ト短調Op.37-1、同第19番ホ短調Op.72-1、
ポロネーズ第1番嬰ハ短調Op.26-1、同第2番変ホ短調Op.26-2、
同第4番ハ短調Op.40-2、同第6番変イ長調Op.53《英雄》
フェリシア・ブルメンタール(ピアノ)、
ロベルト・ワーグナー(指揮)*、インスブルック交響楽団*
生まれ故郷のポーランド、ワルシャワからブラジルへと渡り、欧州各国のバロ
ック音楽から、ブラジルの近現代作品、知られざる協奏曲作品など膨大なレパ
ートリーを誇った知る人ぞ知る幻の女流ピアニスト、フェリシア・ブルメンタ
ール(1908-1991)。
ブルメンタールの遺産を復刻し続けているブラーナ・レコーズが、ブルメンタ
ールの弾いた"ショパン"をボックス・セット化!ここには"秘曲の開拓者"とし
てではなく、幻の"ショパン弾き"フェリシア・ブルメンタールの貴重な演奏が
凝縮されています。
1952年-1960年の録音。




<Sacconi Records>
5060116573220 \2180
ハイドン:
弦楽四重奏曲第57番ト長調Op.54-1/弦楽四重奏曲第58番ハ長調Op.54-2/
弦楽四重奏曲第59番ホ長調Op.54-3
サッコーニ弦楽四重奏団
"サッコーニ・レコーズ(Sacconi Records)"は、ストラディヴァリウスの研究
者で「ストラディヴァリウスの秘密」の著者、シモーネ・サッコーニの名前を
冠するサッコーニ弦楽四重奏団の自主レーベル。
2001年に英国王立音楽院で結成されたサッコーニ弦楽四重奏団は、2005年の
トロンハイム国際弦楽四重奏コンクール第1位、2006年のロンドン国際弦楽四
重奏コンクール第2位を獲得するなど、英国室内界に登場した新世代のアンサ
ンブルとして注目を浴びている。




<Channel Classics>
CCSSA 30310(SACD-Hybrid)
ペンデレツキ:
ホルン協奏曲《冬の旅(ヴィンターライゼ)》(世界初録音)
ヴァイオリン協奏曲第1番
ラドヴァン・ヴラトコヴィチ(ホルン)、ロベルト・カバラ(ヴァイオリン)、
クシシュトフ・ペンデレツキ(指揮)、シンフォニエッタ・クラコヴィア
2008年6月にヴラトコヴィチのソロとペンデレツキの指揮で、東京都交響楽団
と日本初演、大阪センチュリー交響楽団とは関西初演が行われ、ペンデレツキ
のファンや金管関係者の間で話題を呼んだ「ホルン協奏曲《冬の旅(ヴィンタ
ーライゼ)》」が遂に登場!
2008年に作曲&初演が行われた「ホルン協奏曲」。トーンクラスターや不協和
音連発の現代作品ではなく、ネオ・ロマンティックな作風を特徴とした作品で
あり、ペンデレツキがその生涯で初めて書いた管楽器のための協奏曲である。
高音から低音までの幅広いレンジ、安定感のある弱奏部、圧巻の技巧、そして
最大の魅力でもある美しきサウンドなど、ヴラトコヴィチの存在がこのホルン
協奏曲を"完成"させたと言っても過言ではないはずだ。
ペンデレツキ1977年の大作「ヴァイオリン協奏曲」でソリストを務めるのは、
ポーランドのレジェンド、ウミンスカとダンチョフスカの門弟ロベルト・カバ
ラ。第9回ヴィエニャフスキ国際コンクールの入賞経験や、ペンデレツキのヴァ
イオリン協奏曲第2番「メタモルフォーゼン」の名演を残しているポーランド
歴戦の勇士である。
2009年9月、カトヴィツェ・シロンスク・フィルハーモニック・ホール(ホルン
協奏曲)&2009年6月、クラクフ・フィルハーモニック・ホール(ヴァイオリン
協奏曲)の録音。

CCSSA 29610(SACD-Hybrid)
ユトレヒト条約のための音楽 ――
ヘンデル:
ユトレヒト・テ・デウム ニ長調HWV.278、
ユトレヒト・ユビラーテ ニ長調HWV.279
クロフト:ユトレヒト条約のための頌歌(世界初録音)
ヨス・ファン・フェルトホーフェン(指揮)、
オランダ・バッハ協会、
ニッキ・ケネディ(ソプラノ)、
ウィリアム・タワーズ(アルト/カウンターテナー)、
ヴォルフラム・ラットケ(テノール)、ジュリアン・ポッジャー(テノール)、
ピーター・ハーヴェイ(バス)
徹底した時代考証と研究をベースとして再現したバッハの演奏で世界的名声を
得たフェルトホーフェン&オランダ・バッハ協会が、来る2013年に迎えるユト
レヒト条約締結300周年記念のために取り上げたのは、ヘンデルとクラフトの
"ユトレヒト条約のための音楽"。
数多くの国々を巻き込み多くの無益な血を流した継承戦争を終結させた"ユト
レヒト条約"を祝うために作曲されたヘンデルの「ユトレヒト・テ・デウム」
&「ユトレヒト・ユビラーテ」。
この2作品が書かれた当時ヘンデルが滞在していたのが"ユトレヒト条約"で最
も大きな利益を得た国、すなわち"イギリス"だったというシチュエーションも
実に興味深い。
ヘンデルのイギリス国教会のための作品には、大きく分けて"個別の礼拝堂用"
と"国家的な典礼儀式用"があり、ユトレヒト条約のための2作品は後者を、そ
してロンドン滞在時代のヘンデルを代表する傑作である。
また同世代のイギリス人作曲家ウィリアム・クロフトが書いた"純イギリス"の
祝祭音楽「ユトレヒト条約のための頌歌」にも要注目。

CCSSA 30010(SACD-Hybrid) \2850
ドヴォルザーク:
交響曲第7番ニ短調Op.70/組曲イ長調Op.98b
イヴァン・フィッシャー(指揮)
ブダペスト祝祭管弦楽団
ブラームスの「交響曲第3番」の初演に触発されたドヴォルザークが1885年に
完成させ、"ドイツ的"、"絶対音楽的"と評される「交響曲第7番」。
イヴァン・フィッシャーも着目した冒頭から終始"ニ短調"が楽曲を支配しなが
らも、第4楽章の最後の6小説で"ニ長調"へ転調させるというドヴォルザークの
大胆で劇的な手法は、この「交響曲第7番」を"傑作の域"にまで押し上げた1つ
の要素と言えるだろう。
2009年7月、ブダペスト芸術宮殿(パレス・オヴ・アーツ)での録音。

CCSSA 90110(SACD-Hybrid) \2180
ドヴォルザーク:
交響曲第9番ホ短調Op.95《新世界より》/交響曲第8番ト長調Op.88
イヴァン・フィッシャー(指揮)
ブダペスト祝祭管弦楽団
フィリップスからリリースされていたイヴァン・フィッシャー&ブダペスト
祝祭管の名盤、ドヴォルザークの「交響曲第8番&第9番」がチャンネル・ク
ラシックスから新装復刻登場!
これでイヴァン・フィッシャー&ブダペスト祝祭管の演奏で"後期交響曲"の
3作品が揃います!
SACDハイブリッド・マルチチャンネル仕様&特別価格設定です!
2000年2月29日-3月3日、イタリアン・インスティテュート(ブダペスト)での
録音。

CCSSA 29810(SACD-Hybrid) \2850
ペルゴレージ:
スターバト・マーテル/フルート協奏曲ト長調
チェロと通奏低音のためのシンフォニア ヘ長調/サルヴェ・レジナ ヘ短調
エリン・マナハン・トーマス(ソプラノ)、
ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)、アシュリー・ソロモン(フルート)、
ジェニファー・モルシェス(チェロ)、フロリレジウム
あふれんばかりの才能を持ちながらも、病によって26歳という若さでこの世
を去った悲劇の天才作曲家ペルゴレージ。
ナポリの"悲しみの聖母騎士団"からの委嘱によって作曲された最後の作品
「スターバト・マーテル」は、数ある同名の作品の中でも最上に位置する不
朽の名作である。
英国古楽界に彗星の如く現れたソプラノ歌手エリン・マナハン・トーマスと、
BCJのソリストとしても馴染みの深い世界有数のカウンターテナー、ロビン・
ブレイズ。
あのポッジャーも在籍していたイギリスの古楽アンサンブル、フロリレジウ
ムとアシュリー・ソロモンのソロなど、キャストの充実振りも頼もしい。
キリストを失った聖母マリアの悲しみが、美しき歌声と繊細なアンサンブル
の音色に姿を変えて天上からの声のように降り注ぎます ――。




<Chandos>
CHAN 10588 \2180
ルイ・ロルティ・プレイズ・ショパンVol.1 ――
ショパン:夜想曲第19番ホ短調Op.72-1/スケルツォ第1番ロ短調Op.20
夜想曲第16番変ホ長調Op.55-2/スケルツォ第2番変ロ短調Op.31
夜想曲第18番ホ長調Op.62-2/スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39
夜想曲第17番ロ長調Op.62-1/スケルツォ第4番ホ長調Op.54
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35《葬送》
ルイ・ロルティ(ピアノ)
1984年の第36回ブゾーニ国際ピアノ・コンクールで1位に輝き、同年のリーズ
国際ピアノ・コンクールで4位入賞を果たしたロルティは、1986年に20年以上
が経過した現在でも名盤の誉れが高いショパンの「練習曲全集」でシャンド
スからデビュー。(ちなみにこのショパンは、BBCミュージック・マガジンで
「比類なき名ピアニストによる50の名演の1つ」として激賞されている。)
その後もショパン、ベートーヴェン、ラヴェル、リスト、モーツァルトなど
シャンドスから30を超える名演を生み出してきたが、近年はレコーディング
がリリースされず、その世界屈指と言われる実力の"現在"を知る機会に恵ま
れてこなかっただけに、久々のシャンドス復帰、しかもショパンの登場は、
ロルティの名が再び世界へと轟く一大事件となることは間違いないだろう!
ファツィオーリのプレーヤー・リストにも名を連ねるロルティとシャンドス
がショパン・イヤーをさらに彩ります。

CHSA 5077(SACD-Hybrid) \2850
ワーグナー:舞台神聖祝典劇《パルジファル》 -
オーケストラル・クエスト(ヘンク・デ・フリーハー編曲)/歌劇《タンホイ
ザー》より 序曲とヴェヌスベルクのバレエの情景(1874年ウィーン版)/歌劇
《ローエングリン》より 第3幕への前奏曲(コンサート・ヴァージョン)
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
エド・デ・ワールトとオランダ放送フィルのために、同オーケストラの打楽器
奏者であり、作曲家、アレンジャーとしても活躍するヘンク・デ・フリーハー
(1953-)が完成させた"オーケストラのみ"ワーグナー。
"オーケストラ・アドヴェンチャー"と名づけられた1991年編曲の「指輪」に続
くフリーハー版ワーグナーの第2弾が、1993年に完成したこの"オーケストラル
・クエスト"「パルジファル」。
フリーハーの魔法のようなアレンジで約46分7部構成にまとめられた"オーケス
トラのみ"の「パルジファル」が語る物語も説得力抜群です。

CHAN 0769 \2180
アルビノーニ:5声の協奏曲Op.10より ――
協奏曲第1番変ロ長調Op.10-1/協奏曲第2番ト短調Op.10-2
協奏曲第3番ハ長調Op.10-3/協奏曲第5番イ長調Op.10-5
協奏曲第7番ヘ長調Op.10-7/協奏曲第8番ト短調Op.10-8
協奏曲第11番ハ短調Op.10-11/協奏曲第12番変ロ長調Op.10-12
サイモン・スタンデイジ(ヴァイオリン&指揮)、
コレギウム・ムジクム90
急逝した名匠リチャード・ヒコックスの忘れ形見"コレギウム・ムジクム90"が、
共同創設者サイモン・スタンデイジに率いられてのアルビノーニで復活!
イタリアに進軍してきたスペイン軍の将軍ドン・ルカ・フェルナンド・パティ
ーニョに献呈されながらも、1961年頃になってその存在が明らかになったアル
ビノーニの協奏曲「Op.10」。
「Op.10」は第11番第1楽章がフラメンコ形式で書かれるなど、当時のイタリア
を取り巻く情勢が反映されており、円熟期のアルビノーニの巧みな書法ががい
たるところに発揮された傑作である。
コレギウム・ムジクムにとってスタンデイジのアルビノーニは、ヒコックスの
ハイドンやフンメルと並び立つ重要作。古楽ファンの好奇心をくすぐる演奏の
登場です。

CHSA 5078(SACD-Hybrid) \2850
ワインベルク:交響曲第1番ト短調Op.10/交響曲第7番ハ長調Op.81
トルド・スヴェドルンド(指揮)、イェテボリ交響楽団
トルド・スヴェドルンドとイェテボリ交響楽団がガブリエル・フムーラとポー
ランド国立放送響から引き継いだシャンドスのワインベルク・シリーズ第5弾。
ここではベラルーシの首都ミンスクを経てたどり着いたウズベキスタンの首都
タシケントで1942年に完成させ赤軍に捧げた「交響曲第1番」、1964年に"チェ
ンバロと弦楽合奏"という編成のために作曲を行い、あのバルシャイに献呈さ
れた「交響曲第7番」をカップリング。
ナチスのポーランド侵攻、ユダナ人迫害から逃れるためにロシアへと亡命した
若かりし日の秀作「第1番」と、ジダーノフ批判や反ユダヤ主義という困難を
乗り越えて作曲された「第7番」の2作品が、歴史の流れとワインベルク自身
の変化を物語る。

CHAN 10596 2枚組(1枚価格) \2180
モーラン:独唱歌曲全集 ――
スプリング・ゲーテ・オール・イン・ホワイト/いつ6月は来るの/青いマン
トル/たそがれ/ラドロー・タウン/2つの歌/若きは喜び/心浮きたつ5月
/死の夢/来たれ、死よ/トロル・ザ・ボウル/あなたはポルカを踊れない!
/ダイアー婦人/モルトワームス/ジェイムズ・ジョイスの7つの詩/私が最
後にラドローに来たとき/ウェンロック・タウンで(Tis timu, I think)/は
るか西のブルックランドで/この世で一番いとおしい花/Oh fair enough
are sky and plain(第1稿/第2稿/第3稿)/もう泣かないで/スウィート・
オ・ザ・イヤー/シュロの主日/春の青い瞳/ローズフレイル/ティリー/
ラホーン/4つのイギリスの抒情詩/4つのシェイクスピアの歌/ディアフェ
ニア/ロザリン/モンクス・ファンシー/秋の招待/神が存在するならば/
セイマス・オサリヴァンの6つの詩
ジェラルディン・マクグリーヴィ(ソプラノ)、
エイドリアン・トンプソン(テノール)、
ロデリック・ウィリアムス(バリトン)、ジョン・タルボット(ピアノ)
過去にはイギリスのリリタ(Lyrita)で巨匠ボールトが取り上げ続けた20世紀
英国の作曲家アーネスト・ジョン・モーラン(1894-1950)。リリタが築いた土
台を引継ぎさらに発展させたシャンドスが、英国音楽史に刻まれるであろう
モーランの独唱歌曲全集という快挙を達成!
ハウスマンやジョイス、オサリヴァンの詩を題材とし、母国イギリスの民謡
をふんだんに取り入れたモーランの歌曲は、代表作の交響曲や協奏曲にも並
ぶ素晴らしい作品ばかり。
ソプラノのジェラルディン・マクグリーヴィなどイギリスの一流歌手たちが、
20世紀英国の音楽遺産、モーランの歌曲を大切に歌います。

CHAN 10599X \1780
ドホナーニ:
ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.5/ピアノ協奏曲第2番ロ短調Op.42
ハワード・シェリー(ピアノ)、マティアス・バーメルト(指揮)、
BBCフィルハーモニック
クリストフ・フォン・ドホナーニの祖父であり、バルトークと同世代のハン
ガリー人作曲家、エルンスト・フォン・ドホナーニ(1877-1960)の没後50周年
を記念して製作されたピアノ協奏曲集。
ブラームスの伝統を受け継ぎながらも、表舞台に出ることの少なかった作曲
家ドホナーニの"ピアノ協奏曲"にシェリーとバーメルト&BBCフィルがスポッ
トライトをあてます。ドホナーニ愛好家には、ハイペリオンのマーティン・
ロスコー盤(CDA 66684/RPCシリーズVol.6)との聴き比べもオススメです。
24bit/96kHzデジタル・リマスターによる新装再発売。




<Linn>
CKD 354(SACD-Hybrid) 2枚組 \3850
J・S・バッハ:
ミサ曲ロ短調BWV.232(ジョシュア・リフキン校訂ブライトコップ版/2006)
スーザン・ハミルトン(ソプラノ)、セシリア・オズモンド(ソプラノ)、
マルゴット・オイツィンガー(アルト)、トーマス・ホッブス(テノール)、
マシュー・ブルック(バス)、
ジョン・バット(指揮)、ダンディン・コンソート・プレーヤーズ
ヘンデルの「メサイア」"1742年ダブリン初演版"、J・S・バッハの「マタイ
受難曲」"1742年頃バッハ最終演奏版"、ヘンデルの牧歌劇「エイシスとガラ
テア」"1718年キャノンズ初演版"など、知られざる"異稿版"の発掘と復活再
演を実現させ、全世界に衝撃を与えてきたジョン・バットとダンディン・コ
ンソート&プレーヤーズ。
音楽学者としても高名なジョン・バットが新たに取り組んだのは、なんと大
バッハ不朽の名作「ロ短調ミサ」。
演奏に使用した楽譜は、2006年末に出版された"ジョシュア・リフキン校訂
ブライトコップ版"!
1980年代初頭にアメリカの音楽学者、指揮者のジョシュア・リフキンが提唱
した1パート1名という演奏形態"OVPP(One Voice Per Part)"。
リフキンがこの"OVPP"の発表から20数年という歳月をかけて「ロ短調ミサ」
の手稿譜に加えられた加筆や修正などを省くという作業を行い、バッハが意
図した本来の姿に限りなく近い形として完成させた"最終稿"こそが、2006年
にブライトコップから出版されたこの"ジョシュア・リフキン校訂版"なので
ある!
ジョン・バットと共にダンディン・コンソート&プレーヤーズの芸術監督を
務めるスコットランドの名ソプラノ歌手スーザン・ハミルトンや、古楽唱法
に長け、名匠たちからの信頼も厚いバスのマシュー・ブルックなど、1パート
1名という"OVPP"で重要な役割を担う実力派ソリスト陣への期待も大きい。

CKD 355(SACD-Hybrid) 2枚組 \3850
アルベニス&グラナドス:ピアノ作品集 ――
グラナドス:組曲《ゴイェスカス》H.64/アルベニス:組曲《イベリア》
アルトゥール・ピツァーロ(ピアノ/ブリュートナー)
巨匠マッケラス&スコットランド室内管との共演によるベートーヴェン
(CKD 336)の名演が記憶に新しいポルトガルのヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、
アルトゥール・ピツァーロ。
あのフルトヴェングラーが絶賛し、ビートルズも使用したというドイツの銘
器"ブリュートナー"のピアノをこよなく愛するポルトガルの名手が、隣国ス
ペインの国民的作曲家アルベニスとグラナドスの最高傑作「イベリア」と
「ゴイェスカス」を弾く!
これまでベートーヴェンやショパン、ラヴェル、リムスキー=コルサコフな
どを主なレパートリーとしてきたピツァーロ。
アルベニス&グラナドスの音楽と深く関わることにより、"リリカル"、"ヴィ
ルトゥオージティ"といった強みにカラフルな"民族色"というファクターが加
わったピツァーロのパフォーマンスはファンタスティック!
豊かな倍音を生み出す4本目の弦"アリコート・システム"を持ち、他との違い
を生み出せるブリュートナーの響きとスペイン音楽のブレンド感も絶妙です。
ピツァーロの妙技とブリュートナーのサウンドでアルベニスとグラナドスを
たっぷりとお楽しみ下さい!
2009年9月2日-6日、ユリウス・ブリュートナー・ピアノフォルテ・ファブリ
ック(ライプツィヒ)での録音。/使用ピアノ:ブリュートナー・コンサート・
グランド・ピアノ(シリアルNo.151893)

CKD 352(SACD-Hybrid) \2580
ウィーンのモーツァルト ――
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第17番ニ長調K.576/ロンド イ短調K.511/
ピアノ・ソナタ第16番変ロ長調K.570/幻想曲ニ短調K.397/グルックの
《メッカの巡礼》の「愚かな民が思うには」による10の変奏曲ト長調K.455
ゴットリーブ・ヴァリッシュ(ピアノ)
1978年ウィーン生まれ。なんと6歳でオーストリアの超名門ウィーン国立音楽
大学に入学してしまった現代の神童ゴットリーブ・ヴァリッシュが、元祖神
童モーツァルトの"ウィーン時代"の作品でリン・レコーズにデビュー!
父はウィーン放送響のメンバー、母はピアニストという音楽一家で育ったヴァ
リッシュは、1995年にアメリカのコンクール"ストラヴィンスキー賞"で見事
第1位と3つの特別賞を獲得。
シノーポリが指揮するウィーン・フィル、メニューイン指揮のシンフォニア
・ヴァルソヴィアなどトップ・オーケストラとの共演や、ウィーン・ムジー
クフェライン、チューリッヒ・トーンハレでのソロ・リサイタルで大喝采を
浴びるなど、ヴァリッシュの活躍はウィーンが生んだ"現代の神童"と呼ぶに
相応しい。
ウィーンの伝統に育まれた逸材、ヴァリッシュの動向に注目です。




<Sterling>
CDS 1086-2(SACD-Hybrid) \2850
オルセン:
交響詩《アスゴールの騎行》Op.10/交響曲ト長調Op.5
弦楽オーケストラのための組曲Op.60
テリエ・ミケルソン(指揮)、ラトヴィア国立交響楽団
ヨーロッパ諸国の知られざる管弦楽作品の発掘を続けるスウェーデンのレー
ベル"スターリング(Sterling)"。アイヴィン・アルネスの交響曲集
(CDS 1084-2)に続くノルウェーの作曲家第2弾は、グリーグの同世代オーレ・
オルセン(1850-1927)!
ノルウェーのトロンヘイムではリンデマン、ライプツィヒではダヴィッドや
ライネッケらに作曲を師事したオルセンは、今でこそグリーグの陰に隠れて
しまっているものの、存命当時はノルウェー国民楽派を代表する作曲家の1人
として名声を築いた音楽家である。
祖国ノルウェーの旋律を採り入れ、どこかドイツ的な雰囲気を漂わせるオル
センの美しく格調高きオーケストラ作品、中でも「交響曲」の第3楽章(アン
ダンテ)の優美で流麗な旋律は、歴史に埋もれさせたままではあまりにも惜し
い。アルネスの交響曲集でも好演を聴かせてくれたミケルソン&ラトヴィア
国立響の演奏によって、オルセンの音楽が再評価への新たな1歩を踏み出し
ます。2009年7月28日-29日の録音。

CDS 1087-2 \2300
グヴィ:
交響曲第2番ヘ長調Op.12/交響的パラフレーズOp.89/交響的幻想曲
トーマス・カルブ(指揮)、
ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
フランスとドイツの国境付近にあるロレーヌのゴフォンテーヌで生まれ、この
両国とプロイセンとの狭間で翻弄され続けた作曲家ルイ・テオドール・グヴィ
(1819-1898)。グヴィの音楽は、フランスではベルリオーズから称賛を受け、
ドイツではメンデルスゾーンの音楽と比較されるなど、両国で高く評価されな
がらも時代の流れとともに忘れられてしまったが、フランスとドイツの伝統
を併せ持つ作品には輝きを放つ傑作が多い。ちなみにグヴィは、ドイツでは
ベルリン・アカデミーの会員に加えられ、フランスからはレジオン・ドヌー
ル勲章シュヴァリエに叙せられるなど、皮肉にも自身の生まれ故郷を戦争に
よって翻弄したフランスとドイツから厚遇されたという経歴の持ち主でもあ
る。当時のフランスでは不評だった"絶対音楽"を擁護し続けたグヴィ。ドイ
ツの指揮者"カルブ"とオーケストラ"ヴュルテンベルク・フィル"によってそ
の音楽の真価と魅力が明かされます。2008年3月&7月&9月の録音。




<Hortus>
HORTUS 070 \2300
ロシアの管弦楽作品トランスクリプション集
(編曲:ジャン=ピエール・アルノー&マリーネ・ペレス)――
リムスキー=コルサコフ:サトコ/ムソルグスキー:禿山の一夜
リムスキー=コルサコフ:道化師たちの踊り
アンサンブル・カルペ・ディエム、
ジャン=ピエール・アルノー(ディレクター)
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、ハープ、フルート&ピッ
コロ、オーボエ、ホルンの八重奏+打楽器という編成のアンサンブルのため
にアレンジされたリムスキー=コルサコフ&ムソルグスキー。
シュトゥットガルト・フィルのフルーティスト、マリーネ・ペレスなど各メ
ンバーの高い力量が、フルオーケストラ→九重奏へとスリムになり難易度も
グッと上昇したリムスキー&ムソルグスキーの名曲をしっかりと聴かせてく
れます。

HORTUS 068 \2300
ブラームス:
4つのバラードOp.10/主題と変奏 ニ短調/ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調Op.5
ニコラ・スタヴィ(ピアノ)
ニコラ・スタヴィは、パリ音楽院でジェラール・フレミー、クリスチャン・
イヴァルディにピアノを師事し、2000年のショパン国際ピアノ・コンクール
特別賞、2001年のジュネーヴ国際コンクール2位、2002年のジーナ・バッカウ
アー・コンクール4など数々の受賞歴を誇るフランスのピアニスト。
カツァリスも弾いていたドイツのハンドメイド・ピアノ、シュタイングレー
バーのコンサート・グランドE-272から生まれるブラームスの響きが注目ポ
イント。

HORTUS 069 \2300
ラフマニノフ:
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.36/楽興の時Op.16/前奏曲ト短調Op.23-5
/前奏曲変ホ長調Op.23-6/前奏曲ロ短調Op.32-10/練習曲《音の絵》Op.33
より 第3曲ハ短調、第1曲ヘ短調、第5曲ニ短調
ミハイル・ユルコフ(ピアノ)
フランス人アーティストの起用が多いオルトゥス(Hortus)レーベルから、珍
しくロシア系ピアニストの録音が登場。
ミハイル・ユルコフは、1969年ベラルーシの首都ミンスク生まれ。ミンスク
音楽院、モスクワ音楽院でピアノを学んだ後、現在はフランスを拠点に活動
を展開している。母国のミンスク・フィルやベラルーシ国立室内管からも定
期的にソリストとして招聘されているベラルーシのスターである。

HORTUS 066 \2300
1900年、オルガンの落成式 ――
ルフェビュール=ヴェリー:演奏会用ボレロ、聖体奉挙/グノー:教皇行進曲
/デュボワ:天の女王よ、汝はペトロ、ジャンヌ・ダルクの行進、カンターテ
・ドミノ、アヴェ・マリア/ルトカール:ヴェルセ、入場/ヴィエルヌ:アン
ダンティーノ、ウェストミンスターの鐘/ボエルマン:ノートルダムのピエー
ル/ソヴァージュ:即興曲1900
フィリップ・ソヴァージュ(オルガン)、
クレア・ルーシェ=デトレモ(ソプラノ)、エルヴェ・ラミ(テノール)、
カヴァイエ・コル・ヴォーカル・アンサンブル
フランスの名工シャルル・ ムタン(1861-1931)が1900年10月29日に完成させ
たヌイイ・サン=ピエール教会のグランド・オルガンが、完成当時に演奏さ
れていたオルガン作品を響かせる。フィリップ・ソヴァージュは、1989年に
ヌイイ・サン=ピエール教会のオルガニストに就任し、ピュトー&ブルイエ
音楽院で育成にも携わっているフランスのオルガン奏者。1900年当時の作風
を反映させた自作の「即興曲」も収録。

HORTUS 072 \2300
ローラン:
サン・ジャン・ド・ローヌのオルガンのための3つの練習曲/デ・マック:カ
プリッチョ・ソプラ/カベソン:《騎士の歌》によるディフェレンシアス/ロ
ベルデ:フーガ第2番/クープラン:前奏曲、幻想曲、フーガ/カバニーリェス:
ティエント/マルシャン:レチタティーヴォ/パーセル:ヴォランタリー/
J・S・バッハ:フゲッタ/フローベルガー:奇想曲第8番/ムファット:トッカ
ータ第7番
ジャン=ピエール・ローラン(オルガン)
フランス、サン・ジャン・ド・ローヌのサン・ジャン・バプティスタ教会に
設置されている1768年製の歴史的オルガンによる作品集。
フランス北部のドゥエ地方音楽院でオルガン科教授を務めるジャン=ピエー
ル・ローランの「3つの練習曲」は世界初録音。18世紀に製作されたオルガン
は、存在自体が芸術そのもの。




<Centaur>
CRC 3012 \2080
ソロ・チェロ ――
コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタOp.8/ハチャトゥリアン:幻想ソナタ
ホヴァネス:家持/アーネル:無伴奏チェロ組曲
アントニー・クック(チェロ)
これまでに1500を超える映画音楽のレコーディングに参加してきたハリウッ
ドの名チェリスト、アントニー・クックが挑む無伴奏チェロ作品。
コダーイでの研ぎ澄まされた集中力、ハチャトゥリアンでの濃厚な民族色の
表現など、"スタジオ"での修羅場を乗り越えてきたクックのクラシックのチェ
リストとしての実力もかなりのもの。多作家ホヴァネスの「家持」などプロ
グラム構成もユニーク。

CRC 3008 \2080
ルミュー:ギターのための3つの組曲 ―― ギター組曲第1番-第3番
エリック・ルミュー(ギター)
作曲家、ギタリスト、詩人として多彩な才能を発揮しているカナダのアーティ
スト、エリック・ルミューの自作自演集。
エリック・ルミューの「ギター組曲」には、クラシカル、ルネサンス、コンテ
ンポラリー、ロック&フージョンの名ギタリスト、アラン・ホールズワース
的など、様々な要素が込められている。

CRC 3009 \2080
フランスのヴァイオリン・ソナタ集 ――
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ/ドビュッシー(ハートマン編):亜麻色
の髪の乙女/リリ・ブーランジェ:夜想曲/ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ
/プーランク:ヴァイオリン・ソナタ
リン・ヘ(ヴァイオリン)、グレゴリー・シオルス(ピアノ)
リン・ヘは、イーストマン音楽院で博士号を取得した上海生まれの実力派ヴァ
イオリニスト。アメリカを活動拠点としているリン・ヘは、ボストン・ルー
ジュ交響楽団の副コンサート・マスター、ルイジアナ州立大学の准教授とし
ても活躍中。
1766年製スティーヴン&ドロシー・チェン財団から貸与されたトマソ・バレ
ストリエリのヴァイオリンで、19世紀-20世紀フランスの大作曲家たちの音楽
をじっくりと響かせます。

CRC 2994 \2080
ザ・ニュー・チェロVol.1 - アメリカの作曲家たち ――
カーター:フィグメント/ジョンストン:トッカータ/スミス:柳/コックス:
千里眼/カーター:フィグメント2/ジョンストン:2台のチェロのためのデュオ
スミス:セイド、ニアリー/コックス:リコイル
フランクリン・コックス(チェロ)
過去20-30年間に作曲された新しいチェロ作品を発掘するシリーズ"ザ・ニュー
・チェロ"の第1巻は、エリオット・カーター(1908-)、ベン・ジョンストン
(1926-)、スチュアート・S・ スミス(1948-)、フランクリン・コックス
(1961-)といった現役で活躍するアメリカ人作曲家たちの作品集。
ベルリン新音楽室内アンサンブルなど、近現代音楽の専門集団のメンバーで
もあるアメリカのチェリスト、フランクリン・コックスが超絶的難易度の作
品を次々とクリア!聴き応えあります。

CRC 2992 \2080
エリック・ランドの音楽 ――
ランド:ミッシング・インテリジェンス/ブレスドB/dalla linea dell'arco
che esse formano/デサント、デブリス、デブリーフ/コンフリクト・リゾ
リューション/アフターマス
アルディッティ弦楽四重奏団、クラッシュ・アンサンブル、
スティーヴ・バターズ(ヴィブラフォン)、他
アイリッシュ・タイムズ紙では"劇的で魅力的"と評され、ベルリン・ビエン
ナーレ国際現代音楽祭でも高評価を受けたエリック・ランド(1958-)の作品集。
近現代音楽の"鬼"アルディッティ弦楽四重奏団の存在が、この作曲家の地位
を物語っている。




<Syrius>
SYR 141422 \2300
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ(遺作)、ヴァイオリン・ソナタ
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
アマンダ・ファヴィエ(ヴァイオリン)、ジャン・デュベ(ピアノ)
アマンダ・ファヴィエは、フランスの巨匠ジェラール・プーレに師事したパリ
音楽院では見事一等賞を獲得し、若手演奏家の登竜門でもある1996年のヨハ
ン・セバスチャン・バッハ国際コンクールで第3位を勝ち取ったフランスの女
流ヴァイオリン奏者。
1756年製アンセルモ・ベロジオのヴァイオリンの音色と師匠譲りの表現力が、
ファヴィエだけのラヴェルとフランクの世界を創り上げている。師であるジェ
ラール・プーレも認めたフランス期待の才能が、師の得意とするラヴェルと
フランクに果敢に挑みます。

SYR 141423 \2300
アルバニアのクラシック ――
ザデヤ:ヴァイオリンとピアノのための《3つの小品》、
ヴァイオリン・ソナタ、フモレスカ、トッカータ
ディズダリ:三重奏曲第1番、三重奏曲第2番
ガキ:三重奏曲、カデンツァ
ザハリアン:モデラート、マルチアーレ
ペシ:アルバニアの3つの踊り
トリオ・メタボーレ
バルカン半島の小国アルバニアの"室内楽作品"のみを集めた東欧音楽愛好家
にプッシュしたい作品集。
ギリシャ、スラヴ、オスマン帝国の文化からの影響を受けたアルバニアの音
楽を、ご当地の若きアンサンブルが世界に向けて発信する。

SYR 141427 \2300
前奏曲と幻想曲、コラール集 ――
シャイデマン:イエス・キリスト我らの救い主/ラインケン:バビロンの流れの
ほとりに/リューベック:われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ/ブルー
ンス:いざ来たれ、異邦人の救い主よ/ブクステフーデ:暁の星のいと美しき
かな
ピエール・バルドン(オルガン)
"マグダラのマリア"が眠るとされるフランス、サン・マキシマン大聖堂の歴
史的オルガンによる17世紀-18世紀の"前奏曲と幻想曲、コラール集"。フラン
スのベテラン・オルガニスト、ピエール・バルドンが弾くオルガンの音色が、
大聖堂の長き歴史を伝えてくれている。





<Piano 21>
P21 032-N \2300
旅のアルバムVol.1 - ヨーロッパ ――
スイス - リスト:《旅のアルバム》より アレグロ・パストラーレ/ドイツ
- R・シュトラウス:寂しい泉Op.9-2/オーストリア - J・シュトラウスII世:
美しく青きドナウ(エドゥアルド・シュットによる演奏会用パラフレーズ)/
ハンガリー - ブラームス:ハンガリー舞曲第1番、カツァリス:ブラームスの
ハンガリー舞曲第11番による即興曲/チェコ - ドヴォルザーク(カツァリス
編):スラヴ舞曲Op.72-2/ポーランド - ハリス:我がワルシャワの歌/ウクラ
イナ - ペティレク:ドナウ川のプレスブルク/エストニア - エッレル:アン
ダンティーノ、アラ・バラータ、祖国の旋律/フィンランド - シベリウス
(シベリウス&カツァリス編):交響詩《フィンランディア》Op.26-7、フィン
ランド - ハンニカイネン:フィンランドの子守歌、ドビュッシーのシルエッ
ト/アイスランド - レイフス:アイスランド舞曲/イギリス - ラトゥール:
ルール・ブリタニア/オランダ - レントヘン:羊飼い/スペイン - アルベニ
ス(ゴドフスキー編):タンゴ/イタリア - ジャエル:《椿姫》によるカプリー
ス・ブリランテ/ギリシャ - コンスタンティニディス編:カラマティアノス
/キプロス - エコノム:自由の国
シプリアン・カツァリス(ピアノ)
1988年-2008年の録音(スタジオ&ライヴ)。
スタートは、フランツ・リストがマリー・ダグー伯爵夫人と旅し、曲集「旅
のアルバム」の題材となった国"スイス"。作品はもちろんリストの「旅のア
ルバム」から。東欧の"ハンガリ"ーではブラームスの「ハンガリー舞曲第1番」
とカツァリスの「即興曲」の2作品が繰り広げられ、北欧の"フィンランド"で
は、超絶の「フィンランディア」でノックアウト寸前。北欧から西欧へと戻
り、自身のルーツでもあるギリシャとキプロスが終着点となるカツァリスの
"旅のアルバム - ヨーロッパ編"には、驚きと発見、そして現人神の凄まじす
ぎる超絶技巧が待っています。
カツァリスがピアノで案内するヨーロッパ旅行。楽しく、優雅で、かなり刺
激的な"旅"を思う存分お楽しみ下さい!とにかく凄いです。

P21 034-N(DVD-Video) \3380
ライヴ・イン・上海 ――
リスト:葬送前奏曲と葬送行進曲、灰色の雲、ハンガリー狂詩曲第5番ホ短調
《悲愴的な叙事詩》、執拗なチャルダーシュ(カツァリス編)、孤独の中から
の神の祝福、リヒャルト・ワーグナーの墓に/ワーグナー(リスト編):イゾ
ルデの愛の死/任光:銀の雲は月を追う/アレヴィ(ワーグナー編曲):歌劇
《キプロスの女王》序曲/シューベルト:劇音楽《キプロスの女王ロザムン
デ》D.797の「バレエ音楽第2番」より No.9(パウエル編)、セレナード、水車
職人と小川、アヴェ・マリア(リスト編)/J・S・バッハ(カツァリス編):トッ
カータとフーガ ニ短調BWV.565/ショパン:夜想曲変ホ長調Op.9-2/ゴット
シャルク(カツァリス編):バンジョー/カラスコ:アディオス/J・S・バッハ
(ジロティ編):前奏曲(フリーデマン・バッハのためのクラヴィーア小曲集よ
り)シプリアン・カツァリス(ピアノ)
録音:2005年10月5日、上海音楽院でのライヴ
カーネギー・ホール、エヒテルナハ音楽祭と続いてきたカツァリスのDVDシリ
ーズ第3弾は、上海音楽院国際ピアノ・フェスティヴァルでのライヴ!
お得意のリストやワーグナー、キプロスにちなんだアレヴィやシューベルト
で高まった聴衆の熱気が、第2部のラストを飾る驚愕の「トッカータとフーガ
ニ短調」で大爆発!
約104分のコンサートで上海の観衆を完全に虜にしてしまうカツァリス・ワー
ルド、恐るべし。
また、CDの演奏やコンサートではなかなか知ることの出来ない"手"の動きを
映像で見ることができるのもDVDならでは醍醐味。特に「トッカータとフーガ」
では、鍵盤上を瞬間移動するかのようなカツァリスの両手の動きに唖然とさ
せられること間違いなし。
カツァリス・ファン、ピアノ・ファン必聴必見です!
※当DVDには、56分12秒付近で音と映像が一瞬停止する箇所がございます。
マスターに起因するものですが、演奏に支障はございません。予めご了承下
さい。




<Glossa>
GCD 921620 2枚組 \3450
グレトリ:音楽悲劇《アンドロマケ》
カリン・ドゥシェー(ソプラノ/アンドロマケ)、
マリア・リッカルダ・ウェッセリンク(メソ・ソプラノ/ヘル
ミオネ)、セバスチャン・グーゼ(テノール/ピュロス)、
タシス・クリストヤニス(バリトン/オレステス)、
エルヴェ・ニケ(指揮)、
コンセール・スピリチュエル、
ヴェルサイユ・バロック音楽センター合唱団
2009年10月、ブリュッセル・ボザール・パレスでの録音。
17世紀フランスの名作家ジャン・ラシーヌ(1639-1699)の「アンドロマケ(ア
ンドロマック)」を原作としたグレトリの音楽悲劇。マリー・アントワネット
の庇護を受け、ナポレオンからはレジオン・ドヌール勲章を授けられるなど
栄誉を極めたグレトリの生涯や、ギリシャ神話やギリシャ悲劇に登場する
「アンドロマケ」を主役としたストーリー。これらの知名度の高さとは相反
するかのように、ほとんど知られてこなかった音楽悲劇の"音楽"の部分が、
マレやデトシュ、リュリの音楽悲劇を見事に蘇演させてきたニケ&コンセー
ル・スピリチュエルによって蘇る ――!





<Hyperion>
CDA 67798 \2180
ロマンティック・ヴァイオリン・コンチェルト・シリーズ
Vol.8 ――
ヴュータン:
ヴァイオリン協奏曲第5番イ短調Op.37《ル・グレトリ》
ヴァイオリン協奏曲第4番ニ短調Op.31
ファンタジア・アパッショナータOp.35
ヴィヴィアン・ハーグナー(ヴァイオリン)、
マーティン・ブラビンズ(指揮)、
ロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団
ヴュータンの7曲のヴァイオリン協奏曲(第7番は弟子のフバイが補完)の中で
も特に高度な技巧を要求される「第4番」と「第5番」に挑むのは、ハイペリ
オン初登場となるヴィヴィアン・ハーグナー!
知性と技巧、音楽的才能、熱き情熱を兼ね備えたミュンヘン生まれの逸材が、
1717年製ストラディヴァリウス"サセルノ"を携えハイペリオンの"RVnC"シリ
ーズに衝撃と新風を吹き込みます!
2009年7月8日-10日、フリッツ・フィリップス音楽センター(アイントホー
フェン)での録音。

CDA 67662 \2180
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 ――
ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27-2《月光》
ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13《悲愴》
ピアノ・ソナタ第25番ト長調Op.79
ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53《ワルトシュタイン》
スティーヴン・オズボーン(ピアノ)
2008年9月13日-15日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)での録音。
ハイペリオンのベートーヴェンで真っ先に思い浮かぶのは、ヒューイットが
ファツィオーリを弾いてのピアノ・ソナタ全集。ヒューイットの全集録音が
進行中という状況の中で意外とも思えるこのオズボーンの録音の登場にはワ
ケがある。イギリスでのオズボーンの人気、評価はハイペリオンの三本柱、
ヒューイットやアムラン、ハフを凌ぐとさえ言われており、このベートーヴェ
ンのピアノ・ソナタ集の存在自体が、ハイペリオン、メディア、リスナーが
オズボーンを新世代のベートーヴェン弾きとして認めたという証しなのであ
る!また、NHK交響楽団や東京都交響楽団との共演、レコーディングの高評価
によって日本でのオズボーンの知名度も急上昇中。ピアノ王国ハイペリオン
が威信をかけて送り出すオズボーンのベートーヴェン。


CDA 67814 2枚組(1枚価格) \2180
クレメンティ:ピアノ・ソナタ全集Vol.5 ――
ピアノ・ソナタ ハ長調Op.34-1
ピアノ・ソナタ ト短調Op.34-2
段階的な6つのソナチネOp.36〔ソナチネ ハ長調Op.36-1/ソナチネ ト長調
Op.36-2/ソナチネ ハ長調Op.36-3/ソナチネ ヘ長調Op.36-4/ソナチネ
ト長調Op.36-5/ソナチネ ニ長調Op.36-6〕
ピアノ・ソナタ ハ長調Op.37-1
ピアノ・ソナタ ト長調Op.37-2
ピアノ・ソナタ ニ長調Op.37-3
ピアノ・ソナタ変ロ長調Op.46
ハワード・シェリー(ピアノ)
第5集では、1790年代後半に出版された「ソナタ」と「ソナチネ」(Op.46のみ
1820年出版)を通じて、ピアニスト、作曲家、そして教育者として完成された
クレメンティの実力が、ハワード・シェリーによって描かれる。
ピアノ・ソナタ全集の中に忽然と登場した「段階的な6つのソナチナOp.36」
の音楽的内容、学習者のためのエチュードとしての完成度の高さは言うに及
ばず。この不朽の傑作「Op.36」と、その同時期に書かれたソナタ「Op.34」
&「Op.37」、そして晩年の「Op.46」との対比こそが、クレメンティの「ピ
アノ・ソナタ」を再評価へと導く貴重な機会となるだろう。

CDA 67784 \2180
ナポリのフルート協奏曲集 ――
デ・マーヨ:フルート協奏曲ト長調
ナヴァ:フルート協奏曲ロ短調
プロタ:フルート協奏曲ハ長調
ヨンメッリ:フルート協奏曲ニ長調
パレッラ:フルート協奏曲第2番ト長調
カルロ・イパタ(バロック・フルート)、アウセル・ムジチ
ボッケリーニの「フルート五重奏曲集」(CDA 67646)でハイペリオン移籍デビ
ューを果たし、昨年2009年にはチェスティの歌劇「愛の不幸」(CDA 67771/2)
の復活再演を成功させてきたイタリア・バロック音楽の申し子カルロ・イパ
タとアウセル・ムジチ。ハイペリオンからのリリース第5弾では、バロック
・フルートの世界的ヴィルトゥオーゾでもあるリーダーのカルロ・イパタ自
身がソリストを務め、ナポリの"フルート協奏曲"を探求!
イタリア後期バロックの大家ポルポラと同じ時代を生き、18世紀イタリアの
音楽発信地"ナポリ"で活躍した5人の作曲家たちのフルート協奏曲は、当時の
"ナポリ"がどれだけ豊かな音楽的土壌であったかを音楽で物語っている。カル
ロ・イパタのソロ、アウセル・ムジチのアンサンブルに要注目。

CDA 67730 \2180
チェコのピアノ三重奏曲集 ――
スメタナ:ピアノ三重奏曲ト長調Op.15
マルティヌー:ピアノ三重奏曲第1番《5つの小品》
エベン:ピアノ三重奏曲
フロレスタン・トリオ
2000年には栄誉あるロイヤル・フィルハーモニック協会室内楽部門賞に輝く
など、結成以来イギリスを代表する常設のピアノ・トリオとして絶大な支持
を得てきたフロレスタン・トリオ。ベートーヴェンやハイドン、シューベル
トなど王道を歩んできたフロレスタン・トリオが、チェコ国民楽派の始祖ス
メタナ、その流れを現代に引き継いだペトル・エベン(1929-2007)、そしてマ
ルティヌーといったこれまでのレパートリーとは一味違った"チェコ"一色の
プログラムを披露。濃厚な民族色の表現に成功したドヴォルザークの「ピア
ノ三重奏曲集」(CDA 66895&67572)での実績があるだけに、フロレスタン・
トリオの新たなチャレンジが素晴らしい音楽をもたらしてくれることだろう。

CDA 67761 \2180
ムリュ:
御母は栄え、ミサ曲《天使ガブリエルが遣わされ》、平安に、ミサ曲《アルマ
・レデンプトリス・マテル》
ジョスカン・デ・プレ:ミサ曲《天使ガブリエルが遣わされ》
スティーヴン・ライス(指揮)、
ブラバント・アンサンブル
合唱指揮者、音楽学者としても高名なスティーヴン・ライスが率いるフラン
ドル楽派のスペシャリストたち、ブラバント・アンサンブル。クレキヨン、
ゴンベール、フィノなどの知られざる音楽を紹介してきたブラバント・アン
サンブルがベールに包まれたフランドルの作曲家ピエール・ムリュにスポッ
トライトをあてる。ジョスカンの同名のモテットを題材としたパロディ・ミ
サ「天使ガブリエルが遣わされ」など、フランス王室礼拝堂に奉職していた
とされるフィノの作品にはジョスカンからの影響が見られ、師弟関係にあっ
たという説も残されている。




<Helios>
CDH 55344 \1280
グランド・ツアー 16-17世紀イタリア、スペイン、ドイツの
金管音楽 ――
ブオナメンテ:6声のソナタ
マリーニ:
シンフォニア・グラーヴェ、4本のトロンボーンのためのソナ
タ、6声のソナタ
メールラ:シャコンヌ
デ・マック:第2ストラヴァガンツァ
バッサーノ:野も丘も
カステッロ:第12ソナタ
ブオナメンテ:6声のカンツォーナ
ペニャローサ:おお、聖母マリアよ
作曲者不詳(ロバーツ編):
ラッパの歌、エントラーダ、ラッパのカンシオン、もうひとつのカンシオン
・コン・エコ、ラッパのカンシオン
アラウホ:第2音のティエント
シメネス(ロバーツ編):バタッラ
ヴェックマン:トッカータ第3番ホ短調
シャイン:パドアーナ
フィーアダンク:
ソナタ第31番《かつて喜びを得たとき》、ソナタ第28番
シャイト:
カンツォーナ《それはマルスの神》、戦いのガイヤルド
ヒズ・マジェスティーズ・サックバッツ&コルネッツ
ヒズ・マジェスティーズ・サックバッツ&コルネッツは、1982年に結成され
たコルネットとサックバットによる英国のバロック金管アンサンブル。同ア
ンサンブルがハイペリオンに行った最初のレコーディング「グランド・ツア
ー」は、16世紀から17世紀にかけてイタリア、スペイン、ドイツの3ヶ国で誕
生した金管アンサンブルのための音楽。華麗で高貴なサウンドが輝く音楽の
旅にご招待!
1993年8月16日-18日&1995年11月25日の録音。
CDA 66847からの移行再発売。

CDH 55335 \1280
パレストリーナ:
ガリラヤの男たち/ミサ曲《ガリラヤの男たち》/おおほま
れ高き王/ミサ曲《おおほまれ高き王》
ジェイムズ・オドンネル(指揮)、
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊
ハイペリオンの黎明期を支え名唱を生み出したイギリスの名門ウェストミン
スター大聖堂聖歌隊。現在ウェストミンスター寺院の音楽監督を務めるジェ
イムズ・オドンネルが振ったパレストリーナは世紀を越えても全く色褪せな
い。
1988年6月22日-24日、ウェストミンスター大聖堂での録音。
CDA 66316からの移行再発売。




<Tactus>
TC 530001 \2180
ラウラ・ペペラーラへのマドリガーレ ――
ルッツァスキ:香しい手袋を取り/ヴェルト:愛しいわが生命よ/アゴスティ
ーニ:香しい手袋を取り/ヴェルト:愛しいわが生命よ(チェンバロ演奏)
/アゴスティーニ:あなたの歌により/ルッツァスキ:やさしいそよ風に秘
められた歌、愛の鋭い矢、トッカータ、わが人の心,我々の愛が終わってしま
うのなら、嘆かないでわが心よ、おお春よ,とし若き季節よ、ああ,すぐに来て
ください,愛しい人よ/ヴィルキ:やさしくそよぐそよ風、泉よ,川よ,そよ風
よ、もし太陽と星のみを見るなら/アゴスティーニ:優しい調べのなかに、
ああ,心を奪うこの歌は、うれしげに小鳥はさえずる/フレスコバルディ:
トッカータ第9番
コンチェルト・セグレート
〔神谷美穂(ソプラノ)、シルヴィア・フリガート(ソプラノ)、シルヴィ
ア・ランバルディ(チェンバロ)〕
イタリアの詩人タッソーには"年若き巡礼者"、"第2の炎"と表現され、その
神々しき歌声でマントヴァを訪れた君主アルフォンソ2世の心を動かし、フェ
ラーラ宮廷における女流奏者のみのアンサンブルに歌い手として迎え入れら
れたラウラ・ペペラーラ。
これは、アルフォンソ2世の宮廷で誕生した史上初(と言われる)女流奏者の
みのアンサンブル"コンチェルト・デッレ・ダーメ"のため、そしてラウラ・
ペペラーラのためにタッソーやオルシーナといった詩人、ルッツァスキ、ヴェ
ルト、ヴィルキといった音楽家たちによって作詞、作曲された「マドリガー
レ」を集め、当時の"コンチェルト・デッレ・ダーメ"の演奏、存在を再現さ
せた画期的かつ斬新な録音なのである。
日本人ソプラノ歌手の神谷美穂や、日本を代表するカウンタテナー、彌勒忠
史もメンバーに名を連ねているコンチェルト・セグレートは、ルッツァスキ
没後400周年の2007年に結成されたイタリアのアンサンブル。
"1500年代後半のマドリガーレ"や"コンチェルト・デッレ・ダーメ"の演奏、
研究を行い続けてきたコンチェルト・セグレートが、16世紀のフェラーラ宮
廷で開催されていた貴族たちのための特別で美しきコンサートを鮮明に再現
してくれます ――。
2009年10月15日-17日、フェラーラでの録音。

TC 862704 \2180
ボッシ:ピアノ三重奏曲全集 ――
ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.107
ピアノ三重奏曲第2番ニ長調Op.123《トリオ・シンフォニコ》
シューベルトリオ
ロッシーニ、ドニゼッティ、ヴェルディやプッチーニなどの"オペラ"が隆盛
を誇ったイタリアで、ズガンバーティらと共に敢えて"オペラ以外"の音楽の
復権に力を注いだマルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925)。
ナポリ音楽院、ボローニャ音楽学校、サンタ・チェチーリア音楽院の校長を
歴任したボッシの室内楽作品は、特にドイツの後期ロマン派からの影響がう
かがえる。
当時のイタリアで"オペラ"という牙城に敢然と立ち向かっただけに、ボッシ
の室内楽作品の完成度はかなりのもの。ボッシの音楽とイタリアのアンサン
ブル、シューベルトリオの演奏が、イタリアはオペラだけじゃないというこ
とを教えてくれます。

TC 862713 \2180
ボッシ:オルガンのための作品集Vol.3 ――
オルガン・ソナタOp.3a/6つのソナタ/大いなる喜びは真なるものOp.54
4つの小品Op.59
アンドレア・マシナンティ(オルガン)
コモ大聖堂のオルガニストという地位と栄誉を掴み、イタリアで初めてのコ
ンサート・アーティストとしての名声を得たマルコ・エンリコ・ボッシ。
現在では優れたオルガン作品の作曲家として高い知名度を誇るボッシのオル
ガン作品を、イタリア・オルガン作品のスペシャリスト、アンドレア・マシ
ナンティが、作曲者存命当時の1875年にジュゼッペ・ベルナスコーニによっ
て製作されたオルガンで弾いて荘厳に響かせる。大胆な和声進行なども、ボッ
シのオルガン作品の魅力。

TC 661913 \2180
A・スカルラッティ:鍵盤楽器のための作品全集Vol.3 ――
フーガ ニ短調/オルガン、もしくはチェンバロのためのトッカータ イ長調
/フーガ ハ長調/オルガンのためのトッカータ ハ長調/チェンバロのため
のトッカータ ハ長調/オルガンのためのトッカータ イ短調/オルガンのた
めのトッカータ ハ長調/オルガンのためのトッカータ ハ長調/トッカータ
ハ長調/フーガ ヘ短調/トッカータ第3番ト短調
フランチェスコ・タシーニ(オルガン)
ナポリ楽派の始祖アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725)。この大家
が遺した未出版の鍵盤作品の研究、蒐集を行い、「Opera Omnia per
strumento a tastiera」として出版しているボローニャの出版社オルフェウ
ス・エディションと連動した鍵盤作品全集第3巻は、前2巻の"チェンバロ"か
ら"オルガン"へとシフト。
使用楽器は、イタリア、ピアツェンツァのサン・パオロ・アポストロ教会に
設置されているアントニオ・サンガリ1854年製オルガン。

TC 580608 \2180
フレスコバルディ:リチェルカーレとフランス風カンツォン ――
リチェルカーレ第1番/リチェルカーレ第2番/リチェルカーレ第3番/リチェ
ルカーレ第4番/リチェルカーレ第5番/リチェルカーレ第6番/リチェルカー
レ第7番/リチェルカーレ第8番/リチェルカーレ第9番/リチェルカーレ第10
番/カンツォン第1番/カンツォン第2番/カンツォン第3番/カンツォン第4番
/カンツォン第5番
フランチェスコ・タシーニ(オルガン)
イタリアの初期バロック時代、特に鍵盤楽器の発展に大きな影響を与えたジロ
ーラモ・フレスコバルディ(1583-1643)のリチェルカーレとフランス風カン
ツォン集。演奏には、イタリア、ボローニャのサン・プロコロ教会にあるバル
ダッサーレ・マラミーニ1580年製作、フランチェスコ・ザニン2009年修復の
オルガンを使用。

TC 526601 \2180
パドヴァーノ&スペリンディオ:オルガン作品全集 ――
パドヴァーノ:第6旋法によるトッカータ、第6旋法によるリチェルカーレ、
第1旋法によるトッカータ、第12旋法によるリチェルカーレ、第8旋法による
トッカータ/スペリンディオ:トッカータ第2番、第1旋法によるリチェルカ
ーレ、フランス風カンツォン(Un gai berger)、フランス風カンツォン、
第6旋法によるリチェルカーレ、フランス風カンツォン(Hor vienza vien)、
フランス風カンツォン(Petit fleur)、第3旋法によるリチェルカーレ、フ
ランス風カンツォン(Frais et gagliard)、トッカータ第1番
マルコ・ギロッティ(オルガン)
1553年に27歳という若さでヴェネツィアのサン・マルコ寺院のオルガニスト
に抜擢されたアンニーバレ・パドヴァーノ(1527-1575)と、その前年の1552
年にパドヴァ大聖堂のオルガニストに就任したベルトルド・スペリンディオ
(ca.1530-1570)という16世紀イタリアの天才オルガニストたちのオルガン
作品集を網羅。
フランチェスコ・ザニン2003年製のオルガンによる演奏。

TC 450002 \2180
ルネサンス時代ボローニャのミュージカル・フレスコ ――
ロッシーノ・ダ・マントヴァ:Lirum bililirum/マルケット・カラ:Poi
che in van/ニコロ・ピファーロ:Per memoria di quel giorno/ルドヴィ
コ・フォリアーノ:以前、運命の女神は/ピエトロ・パウロ・ボローノ:ラ
・トルジア/マルケット・カラ:Se amor non e/他
カペラ・ムジカーレ・サン・ジャコモ・マッジョーレ
ラファエロやミケランジェロが活躍した16世紀初期のイタリア。このイタリア
のボローニャで踊りや祭りと一緒に演奏された大衆音楽を集めたタクトゥスら
しいアルバム。




<Passacaille>
Passacaille 964
フランチェスコ・フェオ(1691-1761):ヨハネ受難曲(世界初録音)
ドロン・シュライファー(カウンターテナー/福音史家)、
クリスティアン・アダム(テノール/イエス)、
ミルコ・グァダニーニ(テノール/ピラト)、
バルバラ・シュミット=ガーデン(メゾ・ソプラノ)、
ロレンツォ・ギエルミ(指揮&チェンバロ)、
ラ・ディヴィーナ・アルモニア、ヴァレーゼ室内合唱団
夭折の天才作曲家ペルゴレージの親友であり、ナポリ楽派最大の作曲家の1人
とも称されている偉才、フランチェスコ・フェオの幻の大作「ヨハネ受難曲」
の蘇演&世界初録音がロレンツォ・ギエルミとラ・ディヴィーナ・アルモニア
によってここに実現!
1744年に作曲され、ナポリのフィリッピーニ図書館に所蔵されていた「ヨハネ
受難曲」は、福音史家、イエス、ピラトを"男声"に担当させるなど、ナポリ楽
派の伝統的な手法と斬新な手法を巧みに組み合わせたフェオの最高傑作である。
また、フェオの「ヨハネ受難曲」は、親友ペルゴレージの「スターバト・マー
テル」と"2作品で1組"として考えられていたのではないかという作品の価値、
優れた完成度を示す興味深い説も残されている。
フルカラー84ページのブックレットには、ユネスコの世界遺産にも登録されて
いるヴァレーゼのサクロ・モンテ(聖山)に遺されたバロックのモニュメントが
数多く掲載されており、音楽史の資料としても非常に価値が高い。
2009年3月28日-30日、北部イタリア神学大学(ミラノ)での録音
ブックタイプ仕様(ブックレット/フルカラー84ページ)

Passacaille 910
テレマン:序曲と組曲 ――
序曲変ロ長調《取引所》/組曲ト短調/組曲ハ長調
パウル・ドンブレヒト(指揮&オーボエ)、イル・フォンダメント
ベルギーの名オーボイスト、パウル・ドンブレヒトが1989年に結成したバロッ
ク・オーケストラ、イル・フォンダメントの代名詞でもある"テレマン"のレコ
ーディングの中から「序曲&組曲集」がリニューアル!
"2本のオーボエ、ファゴット、弦楽器と通奏低音"という編成のために作曲さ
れた3つの作品では、名手ドンブレヒトのバロック・オーボエの妙技、イル・
フォンダメントの冴えるピリオド・アプローチが全開。やはりドンブレヒトの
テレマンは一味違います!
※1996年7月、ヘント監督派神学校教会(ベルギー)での録音




<Signum Classics>
SIGCD 198 \2180
パッヘルベル:晩課のための音楽 ――
イングレスス ハ短調(原曲:ニ短調)、マニフィカト ハ長調(原曲:変ホ長調)、
イングレスス ホ短調(原曲:ト短調)、イングレスス ト長調(原曲:イ長調)、
イングレスス ト短調(原曲:イ短調)、マニフィカト ヘ長調(原曲:ト長調)、
イングレスス 変ロ長調(原曲:ハ長調)
クリーガー:5声のソナタ イ短調
ケルル:5声のソナタ ト短調
キングズ・シンガーズ、シャリヴァリ・アグレアブル
現在ではオルガン奏者として、またオルガン作品など数多くの鍵盤作品の作曲
家として知られるパッヘルベルだが、その優れた宗教音楽は鍵盤作品に勝ると
も劣らぬ完成度と評価を得ている。
パッヘルベルの宗教作品の中でも特に重要作に位置づけられているのが、コン
チェルタート様式で作曲された「イングレスス(入祭唱)」と「マニフィカト」。
創作力が満ち溢れていたパッヘルベルの知られざる傑作である。
このキングズ・シンガーズ&シャリヴァリ・アグレアブルのパッヘルベルは、
英クラシックFMマガジン5月号で月間最優秀賞、同じく英BBCミュージック・マ
ガジン5月号では5つ星(最高評価)を獲得するなど、早くも大きな反響を呼んで
いる。

SIGCD 177 \1450
フロム・ザ・ハート ――
ファン・ネス:マイ・ハート・イズ・ア・ホーリー・プレイス/ラック:うぬぼ
れ/ブランニング(ローソン編):ピエ・イエス/ローハン&クリーク(ローソン
編):アウト・オブ・ザ・ウッズ/コーエン(ローソン編):ハレルヤ
キングズ・シンガーズ
キングズ・シンガーズのハーモニーとミエレクトリックサウンドをミックスし
たモダン・ソングのニュー・アレンジ集。
キングズ・シンガーズの長年の友人グレアム・ラックの新作や、バリトンの
フィリップ・ローソンによるアレンジなど、優しくブレンドするキングズ・シ
ンガーズのハーモニーと美しいメロディがリスナーの心を温かくしてくれます。
※マキシ・シングル扱いによる特別価格設定となります(収録時間:約20分)。

SIGCD 187 \2180
ヴォーチェス8 - エイセス・ハイ ――
ボノ&エッジ:ゴールデンアイ/ジョージ&アイラ・ガーシュウィン:スラップ
・ザット・バス/マリア・グレヴェール:縁は異なもの/ブライアン・ウィルソ
ン:グッド・ヴァイブレーション/ファビアン・アンドレ&ウィルバー・シュワ
ント:わたしを夢見て/レスリー・ブリカッセ&アンソニー・ニューリー:フィ
ーリング・グッド/コール・ポーター:エニシング・ゴーズ/ライオネル・バ
ート:ロシアより愛をこめて/アラン・ゴリー&ヘイミッシュ・スチュアート:
クラウディ/スティーヴン・ソンドハイム:心をなくして/クルト・ワイル:
マック・ザ・ナイフ/フレディ・マーキュリー:ラヴ・オヴ・マイ・ライフ/
ビル・コンティ&マーティン・リーソン/レスリー・ブリカッセ&ジョン・バ
リー:ユア・アイズ・オンリー/ユー・オンリー・リブ・トゥワイス/ジョン・
バリー:サンダーボール/マイケル・ジャクソン:スムース・クリミナル/マー
ヴィン・ハムリッシュ&キャロル・ベイヤー・セイガー:ノーバディ・ダズ・
イット・ベター
ヴォーチェス8
ウェストミンスター寺院の少年少女聖歌隊員たちによって2003年に結成された
ヴォーチェス8は、2005年にイタリアのゴリツィアで開催された国際合唱グラ
ンプリで第1位を獲得。
この成功によりワールドクラスの実力を持つア・カペラ・グループとして評価
され一気にスターダムに駆け上がったヴォーチェス8は、ルネサンスのポリフォ
ニーからジャズ&ポップスのアレンジまでを自由自在&変幻自在に歌うなどそ
のレパートリーは無尽蔵!
ウェストミンスター寺院聖歌隊で鍛えられた圧倒的な歌唱力と抜群のアンサン
ブル能力を持つイギリスのファンタジスタたちが、ア・カペラ8重唱のために
アレンジされた"007"の主題歌や、マイケル・ジャクソンの「スムース・クリ
ミナル」などの名ナンバーで、"これでもか!"というくらい躍動します!

SIGCD 185 2枚組(1枚価格) \2180
すべてのフロイト主義者は脇へ寄ってくれますか ――
J・S・バッハ(ブゾーニ編):トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調BWV.564
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.10
J・S・バッハ:パルティータ第6番ホ短調BWV.830
J・S・バッハ:アダージョ
ショパン:前奏曲第4番ホ短調Op.28、練習曲第12番ハ短調Op.25
ジェイムズ・ローズへのインタビュー
ジェイムズ・ローズ(ピアノ)
"カミソリ、小さな錠剤と大きなピアノ"(SIGCD 153)で他のピアニストとは全
く違う完全独自の世界を展開した異色のアーティスト、ジェイムズ・ローズ。
独特なアルバム・タイトルと、どこか陰影と感情の抑制を感じさせる演奏のコ
ントラストもジェイムズ・ローズが目指すスタイルの1つなのだろう。
精神面の不調、ギルドホール音楽院からの奨学金停止などの苦難を乗り越えた
先でジェイムズ・ローズが発見した"自分の居場所"から響くピアノに耳を傾け
てみて下さい。

SIGCD 189 \2180
モーツァルト、グルック&ベルリオーズ:アリア集 ――
グルック:歌劇《アウリスのイフィゲニア》より Calchas, d'un trait mortel
perce、歌劇《アルチェステ》より Misero! E che faro!、歌劇《オルフェオ
とエウリディーチェ》より エウリディーチェを失って、歌劇《タウリスのイ
フィゲニア》より Divinite des grandes ames/モーツァルト:歌劇《後宮か
らの逃走》より 序曲、ここでお前に会える、僕はあなたの力によりすがる、
歌劇《皇帝ティートの慈悲》より 序曲、最高の王座にあるものの喜びは、王
座を取り巻く者の心が、愛する神々よ/ベルリオーズ:歌劇《トロイアの人々》
より おお金髪の神ケレス、歌劇《ベアトリスとベネディクト》より 彼女に恋
しそうだ、《レリオ、または生への復帰》より 幸福の歌、劇的物語《ファウ
ストの劫罰》Op.24より ファウストのアリア
アンドルー・ケネディ(テノール)、
サイモン・オーヴァー(指揮)、サウスバンク・シンフォニア
ヴォーン=ウィリアムスの「ウェンロック・エッジで」(SIGCD 112)やハイペ
リオンの「R・シュトラウスの歌曲全集Vol.3(CDA 67602)で美声を響かせてく
れた英国声楽界の有望株、アンドルー・ケネディ(1977-)が歌うアリア集。
古典派のグルックとモーツァルト、ロマン派のベルリオーズの"アリア"でも、
2006年のロイヤル・フィルハーモニック協会ヤング・アーティスト賞に輝いた
歌声は健在。グルックのオート・コントル・パートを歌いこなせる英国声楽界
期待の逸材です。

SIGCD 199 \2180
ディープ・イン・マイ・ソウル ――
ショスタコーヴィチ:デュオ/フレンド:ディープ・イン・マイ・ソウル/サン
=サーンス:アスカニオのアリアとバレエ/モリコーネ(フレンド編):メドレー
/ジャーマン:ロマンス/シューマン:3つのロマンスOp.94/サン=サーンス:
ロマンスOp.37/バーンスタイン(フレンド編):《ウェスト・サイド・ストーリ
ー》より サムウェア
リサ・フレンド(フルート)、マーク・キンカイド(ピアノ)、
ロドニー・フレンド(ヴァイオリン)、マーティン・ラドフォード(チェロ)
英国の大ヴァイオリニスト、ロドニー・フレンドの愛娘リサ・フレンドは、
16歳からニューヨーク・フィルのフルート奏者ルネ・シーバートに師事し、英
国王立音楽大学ではスーザン・ミランの下で学び、現在はソリストとして活躍
中。リサ・フレンドのデビュー・アルバムとなる"ディープ・イン・マイ・ソ
ウル"のショスタコーヴィチでは父娘共演も!偉大なる父から受け継いだDNA
を開花させた華麗なるフルーティストの実力はホンモノです。

SIGCD 196 \2180
エスパーニャ - スペインの合唱作品集 ――
ロドリーゴ(アランセイ編):アランフェス協奏曲/アルカラス:Xivarri/オラ
イソラ:Aurtxo seaskan/オブラドルス:エル・ヴィト/モンテス:ネグラ・ソ
ンブラ/アズルサ:スアリ・カンタ/ゴジェネチェア:リヴェラナ/ブスト:エ
スタ・ティエラ/ルイス・アズナール:ナナ/グリーディ:ソイ・デ・ミエレス
/ドゥランゴ:ペロ・グルロ/ハルフテル:ドン・キホーテのエピタフ/ファ
リャ:マジョルカのバラード/他
オラツ・サイトゥア(ソプラノ)、
カルロス・アランセイ(指揮)、コロ・セルバンテス
スペインの合唱指揮者カルロス・アランセイが率いるコロ・セルバンテスは、
イギリスで唯一、イベリア半島とラテン・アメリカの音楽を専門とするプロの
合唱団。
"ヤノマミ"(SIGCD 166)に続く2枚目のリリースは、オール・スペイン。マドリ
ードからバレアレス諸島のスペイン各地から届く合唱のポストカードの中には、
ロドリーゴの"合唱版"アランフェス協奏曲も!




<Sterling>
CDS 1088-2 \2300
ズヴェールス:交響曲第3番《我が祖国》
ハンス・フォンク(指揮)、ハーグ・レジデンティ管弦楽団
同時期のドイツやフランスなど他国の様式を取り入れるのではなく、オランダ
の音楽様式の発展、開拓を目指した作曲家ベルナルド・ズヴェールス(1854-
1924)の交響曲集完結盤。
ヤーダースゾーンの門弟だったズヴェールス1890年の作品にして最後の交響曲
となった「交響曲第3番」は、その名も「我が祖国」!オランダ版「我が祖国」
は、4つの楽章それぞれに"オランダの森で"、"田舎で"、"海辺で"、"都会で"と
いう副題が付けられるなど、音楽でオランダという国そのものを表現した壮大
なスケールの交響曲なのである。
ズヴェールスの「我が祖国」を振るのは、オランダの名匠ハンス・フォンクと
ハーグ・レジデンティ管の名コンビ。ハンス・フォンク入魂のタクトが、祖国
オランダ、ズヴェールスの大作を色濃く描きます!
1977年8月24日-26日、ハーグ新教会(オランダ)での録音。




<nosag records>
nosag CD093 \2300
ドブロゴス:レクイエム/テ・デウム(全曲世界初録音)
ハンナ・ホルゲション(ソプラノ)、
ゲーリー・グレイデン(指揮)
ストックホルム王立歌劇場管弦楽団、聖ヤコブ教会室内合唱団
ジャズ・ピアニスト&作曲家など幅広い音楽活動の経験が反映されたドブロゴ
スの合唱作品は、独特の和声進行から生まれる神々しい響きが大きな魅力。
ジャンルの枠を超越したハーモニー。スウェーデンで生まれた21世紀の新しい
「レクイエム」に耳を傾けてみてください。
2004年3月19日-21日、聖ヤコブ教会(ストックホルム)での録音。弊社初紹介。

nosag CD173 \2300
北欧の木管五重奏曲集 ――
フェルンストレム:木管五重奏曲Op.59
プラッゲ:木管五重奏曲Op.105
ヨンソン:ライト、スライトリー・ムーヴィング
フレドリクソン:カストールとポリュックス
ラーション:4つのテンポ
ポリュックス木管五重奏団
ポリュックス木管五重奏団は、ヘルシンボリ交響楽団の木管奏者たちによって
1997年に結成されたスウェーデンの木管五重奏団。
演奏からはヘルシンボリ響の木管セクションを支える実力派奏者たちの、北欧
の木管五重奏曲への愛情とこだわりがひしひしと伝わってくる。ありきたりの
レパートリーに飽きたプレーヤーのみなさんの発掘&選曲にも役立つプログラ
ムです。





<Caprice>
CAP 21805 \2300
コープランド:エミリー・ディキンソンの12の詩
ニーストレム:ただ彼らとともに、海の歌、ただひとつのもの、願い
R・シュトラウス:
オフェーリアの3つの歌Op.67、春の祭りOp.56-5、
お父さんが言いましたOp.36-3
イーダ・ファルク・ヴィンランド(ソプラノ)、
マッティ・ヒルヴォネン(ピアノ)
2008年に、カール=マグヌス・フレデリクソンやトビアス・リングボリ、セシ
リア・シリアクスも受賞者に名を連ねているスウェーデンのソロイスト賞に輝
いたソプラノ歌手、イーダ・ファルク・ヴィンランドのソロ・アルバム。
純度が高く気品のあるイーダ・ファルク・ヴィンランドの歌声、コープラン
ド、ニーストレム、R・シュトラウスというセンスの光るプログラムが、ス
ウェーデン声楽界のレベルの高さを改めて教えてくれる。

CAP 21816 \2300
スウェーデン放送合唱団 - ヴィジョンズ・アンド・ノン・ソーツ ――
ローレム:イン・タイム・オヴ・ペスティレンス
リンドベルイ:ヴィジョンズ・アンド・ノン・ソーツ*
イェンネフェルト:ファランデット
リンドベルイ:ヴィド・シスタ・ウデーン*
ハンソン:ライテン・マイン・アイズ
ヒルボリ:muo:aa:yiy::oum
クリスティアン・リンドベルイ(トロンボーン)*、
ラグナル・ブーリン(指揮)、スウェーデン放送合唱団
合唱の神様エリク・エリクソンやカリユステ、また多くの巨匠たちと数々の名
唱を創り上げ、2007年からはダイクストラが首席指揮者を務めている北欧の名
門スウェーデン放送合唱団。
ローレムやリンドベルイなどの現代合唱作品を指揮するのはサンフランシスコ
交響合唱団のディレクター、ラグナル・ブーリン。MTT&SFSのマーラー「交響
曲第8番《千人の交響曲》」(821936-0021-2)を大名演へと導いた立役者が、北
欧の名門との共演で現代レパートリーをしっかりと聴かせてくれます。




<Daphne>
DAPHNE 1039 \2300
ロイヤル・ウェディングのための音楽 ――
グリーグ:結婚式にて/ドミニク:ティレグナン/クランツ:Av langtan till
dig/トーブ:これほど美しい海の光は/ビョルク:バラッド風に/ノイマン:
愛のワルツ/グスタフ皇太子:ばらの香りに/メリカント:Dar Bjorkarna Susa
/ペッテション=ベリエル:待つときほどいいことは、アスポーケル・ポルカ
/グリーグ:君を愛す/アルヴェーン:わが心を汝が御手に/シューベルト:
アヴェ・マリア/プッチーニ:お父様にお願い/アーン:クロリスに/
ストルム:夏の夜
スサンナ・アンデション(ソプラノ)、フランシスカ・スクーグ(ピアノ)
グリーグの「結婚式にて」や「君に愛す」、アルヴェーンの「わが心を汝が御
手に」から、グスタフ皇太子の「ばらの香りに」やモニカ・ドミニクの「ティ
レグナン」など、美しきメロディばかりを集めた"ロイヤル・ウェディングの
ための音楽集"。
これからのブライダル・シーズンでこの"ロイヤル・ウェディングのための音
楽"をBGMに使えばきっとウェディングの感動もアップ!





<Musica Sveciae>
MSCD 907 \2300
ベルワルド - ミュージカル・ポートレート ――
ベルワルド:交響曲第4番より 第2楽章/ピアノ五重奏曲ハ短調より 第1楽章*
/七重奏曲変ロ長調より 第1楽章+/序曲《ソリアのエストレッラ》#/エスト
レッラのアリアと情景#/弦楽四重奏曲ト短調より 第3楽章+/ピアノ三重奏曲
ニ短調より Allegro non molto+/交響曲第3番より Finale:Presto
エサ=ペッカ・サロネン(指揮)、
スウェーデン放送交響楽団、ベルワルド弦楽四重奏団*、
ステファン・リンドグレン(ピアノ)*、リセル四重奏団+、
レナ・ノールディン(ソプラノ)#、スティグ・ヴェステルベリ(指揮)#、
ヘルシンボリ交響楽団#
スウェーデンの王立アカデミーがプロデュースした同国の強力レーベル"Musica
Sveciae"の取り扱いを再開します!
ステーンハンマル、ベルワルド、アルヴェーン、クラウスなどの作品集、サロ
ネンやスヴェトラーノフの録音など、"Musica Sveciae"は注目音源の宝庫です。
こちらは"Musica Sveciae"の音源の中から集められたベルワルドのコンピレー
ション・アルバム。弊社初紹介。

<harmonia mundi>
HMC 902066 \2450
シューベルト:冬の旅(全24曲)
ヴェルナー・ギューラ(テノール)
クリストフ・ベルナー(フォルテピアノ)
録音:2009年10月
知的な声で宗教からオペラ、リートと柔軟に活躍しているギューラによる「冬
の旅」の登場。ギューラの抑えの効いた知的な表情と、語尾に至るまでシャー
プに際立てられた子音が冬の世界を感じさせます。フォルテピアノの音色が絶
妙で、第1曲の和音の連続もほどよい響きで、耳から寒さが伝わってくるよう。
「菩提樹」の豊かな響きは聴き手を包み込みます。一転、「春の夢」は極めて
儚く、夢はあくまでも夢に過ぎないことを思い出させ、厳しく辛い現実を聴き
手につきつけます。

HMX 2907296 \1350
J.S.バッハ:フーガの技法 BWV 1080(6つのヴィオラ・ダ・ガンバ版)
(ハルモニアムンディ2010年カタログブック付)
フレットワーク
録音:2001年12月
近年、坂本龍一氏も注目したことでさらに人気上昇中のヴィオールの凄腕集
団、フレットワークによる衝撃の1枚がお買い得に!1986年デビューの英国
ヴィオラ・ダ・ガンバ合奏団は、今なおヴィオール・アンサンブルの雄と絶
賛されています。ミステリアスな「フーガの技法」の迷宮をめぐる旅へ是非!




<AMBRONAY>
AMY 023 \2500
ハイドン(1732-1809):ナクソス島のアリアンナ、歌曲、カンツォネッタ集
(1)楽しい苦痛(6つの創作されたカンツォネッタより)
(2)すこぶる平凡な話(12のクラヴィア伴奏歌曲第1部より)
(3)羊飼いの歌「母は私に髪を結えと言う」
(6つの創作されたカンツォネッタより)
(4)かつて女性の美しさが
(5)はじめてのキス(12のクラヴィア伴奏歌曲第1部より)
(6)母の遅すぎた到着(12のクラヴィア伴奏歌曲第1部より)
(7)彼女は決して恋について話さない
(6つの創作されたカンツォネッタ第2集より)
(8)誠実(6つの創作されたカンツォネッタより)
(9)精霊の歌
(10)この心臓をえぐる苦痛で
(11)さすらい人(6つの創作されたカンツォネッタ第2集より)
(12)ナクソスのアリアンナ
(13)人生は夢(12のクラヴィア伴奏歌曲第2部より)
ステファニー・ドゥストラック(Ms)
アリーン・ジルベライヒ(フォルテピアノ)
録音:2009年11月
ハイドンの歌曲作品で、愛にまつわるものを集めた1枚。愛らしいリートとカ
ンツォネッタの数々が、センチメンタルな旅路へと誘います。ドゥストラック
は古楽シーンで活躍めざましいメゾソプラノで、ここでも芝居っけたっぷりの
チャーミングな歌を披露。フォルテピアノのジルベライヒは「プサルテリウム
&プサルテリオン」(AMY 012)でも凝ったコンセプトのCDで私たちを魅了した
名手。ストラスブールの音大で教員も務める実力派で、なかなかに主張のある
伴奏が光ります。




<Mariinsky>
MAR 0510(SACD-Hybrid) \2180
ストラヴィンスキー:
(1)歌劇「エディプス王」
(2)バレエ音楽「結婚」
エディプス王:セルゲイ・セミシクル(Ten)、
妻イオカステ:エカテリーナ・セメンチュク(Ms)、
クレオン:エフゲニー・ニキーチン(Bs-Br)、
ジェラール・ドパルデュー(語り手)、
ワレリー・ゲルギエフ(指)マリインスキー劇場管弦楽団、同合唱団
[録音:2009年12月(2)、2010年2月(1)/
マリインスキー劇場コンサートホール(セッション録音)]
ストラヴィンスキー作品に特別な情熱を注ぐゲルギエフならではのエネルギー
に満ちた新譜は歌劇「エディプス王」とバレエ音楽「結婚」。
「エディプス王」は新古典主義的作風時代の1927年の作で、ソフォクレスの原
作に基づくジャン・コクトーの台本、声楽はラテン語、語り手はフランス語に
より、父殺し、実の母と通じたエディプス王の悲劇が描かれます。物凄い迫力
の合唱に圧倒されますが、悲劇とはいえ、人を小馬鹿にしたようなストラヴィ
ンスキー一流の音楽にも事欠かず、楽しめます。語り手をフランスの名優ジェ
ラール・ドパルデューが迫真の演技で務めているのも豪華の極みです。
4台のピアノが凄まじい打楽器的効果を生み出す「結婚」も聴きもの。オーディ
オ効果も満点の曲ですが、ゲルギエフならではの計算されつくした絶妙なバラ
ンスで原始的な音世界を作り上げています。今日ゲルギエフほどストラヴィン
スキーの生命力を表せる指揮者はなく、まさに生の歓びを実感させてくれます。




<PREISER>
=トーンキュンストラー・ライヴ=
PRCD 90784(SACD-Hybrid) \2080
マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」
ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団
(現ニーダーエステライヒ・トンキュンストラー管弦楽団)
アンドレス・オロスコ=エストラーダ(指)
録音:2009年10月3日、4日ウィーン・ムジークフェライン大ホール(ライヴ)
2009/10年のシーズンより、クリスティアン・ヤルヴィの後任として、あらた
にトーンキュンストラー管の音楽監督に就任したアンドレス・オロスコ=エス
トラーダ。トーンキュンストラー・ライヴ・シリーズ最新アルバムは、まさに
この1971年コロンビア生まれの若き音楽監督の就任記念デビュー・コンサート
の模様を収めたもので、ことし2010年にアニヴァーサリーを迎えるマーラーの
「巨人」というプログラムです。
本公演に先立って2009年9月、オロスコ=エストラーダがあらたに首席指揮者
に就任する、もうひとつの手兵バスク国立管弦楽団との初めてのシーズンのオ
ープニングでも取り上げたマーラーの「巨人」。デビュー・コンサートでの
「巨人」というプログラミングといえば、奇しくも同じ南米ベネズエラ出身
で、1981年生まれとオロスコ=エストラーダと同世代で目覚ましい活躍を遂げ
ているドゥダメルが、ちょうど時期まで同じ2009年10月におこなったロサン
ジェルス・フィル就任コンサートの例も思い浮かびます。
オロスコ=エストラーダは、なにより28歳という異例の若さですでにふたつの
オケを掌握する事実が端的に示していますが、青春の息吹を伝えるマーラーの
曲想ともうまくマッチして、じっさい、ドゥダメルに匹敵する才気とカリスマ
ぶりをここで十二分に証明しています。じつに今後が楽しみな若き俊英の登場
といえるでしょう。
アンドレス・オロスコ=エストラーダ…1977年コロンビアのメデジン生まれの
指揮者。少年時代はヴァイオリンを学ぶ。15歳で指揮を学び始める。
1997年にウィーンに移住。ウィーン国立音楽大学で、ウーロシュ・ラヨヴィチ
(ブルーノ・マデルナとハンス・スワロフスキーに師事した指揮者)に師事す
る。2001年にウィーン工科大学のオーケストラで指揮者のポストを得る。
2003年5月に初めてウィーン・トーンキュンストラー管を指揮。その後2年間、
同オケのアシスタント・コンダクターを務める。
2005年グラーツ大管弦楽団に初めて登場、2006年から2009年首席指揮者を務め
る。
2009/10年のシーズンより、最初の契約期間として向こう3年間、ウィーン・
トーンキュンストラー管の首席指揮者と、また同じく、バスク・ナショナル・
オーケストラの首席指揮者に就任。



<SDG>
SDG 168 2枚組 \2980
J.S.バッハ:カンタータ集
[CD1]三位一体節後第20日曜日のためのカンタータ集
「ああ、いまわれ婚宴に行かんとして」BWV 162
「われは行きて汝をこがれ求む」BWV 49
「装いせよ、おお、わが魂よ」BWV 180
[CD2]三位一体節後第21日曜日のためのカンタータ集
「われ信ず、尊き主よ、信仰なきわれを助けたまえ」BWV 109
「深き悩みの淵より、われ汝に呼ばわる」BWV 38
「神なしたもう御業こそいと善けれ」BWV 98
「われはわが依り頼みを」BWV 188
[CD1]マグダレーナ・コジェナー(S)、サラ・ミンガルド(A)、
クリストフ・ゲンツ(T)、ペーター・ハーヴェイ(Bs)
[CD2]ジョアンヌ・ルン(S)、ウィリアム・タワーズ(A)、
ポール・アグニュー(T)、ゴットフリート・シュヴァルツ(Bs)
録音:2000年11月(ライヴ)
ガーディナーによるバッハの最新盤は、コジェナーら豪華ソリストが参加。
Disc1に収録の第49番カンタータは、ソプラノとバスの二重唱カンタータ。
コジェナーが世界に認められ、世界で活躍するきっかけともなったバッハ作品
だけに、彼女の思い入れも格別。救い主に愛される魂の喜びを歌うソロ・アリ
アにうっとりさせられます。ほかにも、コラールが有名な98番や、ヴィオロン
・チェロ・ピッコロが活躍する180番など、聴きどころ満載の2枚です。




<Profil>
PH 10007(3CD+DVD) \6650
MONO
[DVD]
リージョン・オール / NTSC
38'41 / 字幕なし
“神よ!ここはなんと暗いのだ”-ドレスデン国立歌劇場の秘蔵音源集
すべてドイツ語による歌唱です。
ベートーヴェン:「フィデリオ」-神よ!ここはなんと暗いのだ
ハンス・ホップフ(T フローレスタン)
クルト・シュトリーグラー(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1945年頃
モーツァルト:「フィガロの結婚」)-目を開くんだ
ヴェルナー・ファウルハーバー(Br フィガロ)
ハンス=ヘンドリク・ヴェーディング(指)ドレスデン大放送管弦楽団
録音:1950年12月10日
モーツァルト:「フィガロの結婚」-ついにその時が来た
エルフリーデ・トレチェル(S スザンナ)
ハンス・レーヴライン(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1949年5月27日
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」-ある日、藍色の空に
ハンス・ホップフ(T アンドレア・シェニエ)
クルト・シュトリーグラー(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1945年頃
ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房たち」-やだ、これは本当に厚かましいわ
エルフリーデ・ヴァイトリヒ(S フルート夫人)
ヘレナ・ロット(A ライヒ夫人)
ルドルフ・ケンペ(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1950年5月20日
ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房たち」-母の胸に抱かれた赤児の時から
クルト・ベーメ(Bs ファルスタッフ)
ハンス=ヘンドリク・ヴェーディング(指)ドレスデン大放送管弦楽団
録音:1948年7月10日
ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房たち」-さあ、決意はできました
エルフリーデ・ヴァイドリヒ(S アンナ)
ルドルフ・ケンペ(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1950年6月26日
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」-私は町の何でも屋
アルノ・シェレンベルク(Br フィガロ)
ルドルフ・ケンペ(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1950年5月20日
フロトウ:「マルタ」-さあ、どうしよう
ヘレナ・ロット(A ナンシー)
クルト・ベーメ(Bs プランケット)
ハンス=ヘンドリク・ヴェーディング(指)ドレスデン大放送管弦楽団
録音:1948年1月1日
モーツァルト:
「魔笛」-俺は鳥刺し,なんと美しい絵姿,おおイシスとオシリス,この神聖
な殿堂には
カール・パウル(Br パパゲーノ)
ヴェルナー・リービング(T タミーノ)
ゴットロープ・フリック(Bs ザラストロ)
ゲルハルト・プフリューガー(指)
ライプツィヒ放送交響楽団,ライプツィヒ放送合唱団
録音:1950年11月18日
モーツァルト:「魔笛」-ああ私には分かる
エルフリーデ・トレチェル(S パミーナ)
ゲルハルト・ヴィーゼンヒュッター(指)ライプツィヒ放送交響楽団
録音:1948年9月26日
モーツァルト:「魔笛」-娘か女房か
カール・パウル(Br パパゲーノ)
ゲルハルト・プフリューガー(指)ライプツィヒ放送交響楽団
録音:1950年11月18日
モーツァルト:「魔笛」-パ、パ、パ
リザ・オットー(S パパゲーナ)
アルノ・シェレンベルク(Br パパゲーノ)
ルドルフ・ケンペ(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1949年12月22日
モーツァルト:「魔笛」-太陽の光が夜を追い払った(第2幕フィナーレ)
ゴットロープ・フリック(Bs ザラストロ)
ゲルハルト・プフリューガー(指)
ライプツィヒ放送交響楽団,ライプツィヒ放送合唱団
録音:1950年11月18日
ヴェルディ:「運命の力」-平安を
クリステル・ゴルツ(S レオノーラ)
ルドルフ・ケンペ(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1950年5月20日
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」-見よ、恐ろしい炎を
ハンス・ホップフ(T マンリーコ)
クルト・シュトリーグラー(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1945年頃
ヴェルディ:「仮面舞踏会」-私はあなたの傍だ
クリステル・ゴルツ(S アメーリア)
ベルント・アルデンホフ(T リッカルド)
ハンス=ヘンドリク・ヴェーディング(指)ドレスデン大放送管弦楽団
録音:1946年
ヴェルディ:「ドン・カルロ」-忌まわしいこの贈り物よ
ルート・ランゲ(A エボリ)
ルドルフ・ケンペ(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1950年6月26日
ヴェルディ:「ドン・カルロ」-世の虚しさを知る神よ
クリステル・ゴルツ(S エリザベッタ)
ゲルハルト・ヴィーゼンヒュッター(指)ライプツィヒ放送交響楽団
録音:1947年11月22日
ヴェルディ:「オテッロ」-私を恐れるものはない
ベルント・アルデンホフ(T オテッロ)
ハンス=ヘンドリク・ヴェーディング(指)ドレスデン大放送管弦楽団
録音:不詳
プッチーニ:「ボエーム」-人は私をミミと呼びますが
エルフリーデ・トレチェル(S ミミ)
ゲルハルト・ヴィーゼンヒュッター(指)ライプツィヒ放送交響楽団
録音:1947年9月26日
プッチーニ:「ボエーム」-私が街を歩くと
リザ・オットー(S ムゼッタ)
ルドルフ・ケンペ(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1949年12月22日
プッチーニ:「トスカ」-星は光ぬ
ハンス・ホップフ(T アンドレア・シェニエ)
クルト・シュトリーグラー(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1945年頃
プッチーニ:「トスカ」-歌に生き愛に生き
ドラ・ツシレ(S トスカ)
ゲルハルト・レンセン(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1951年9月15日
ヴェルディ:「アイーダ」-第2幕から(約15分),第4幕フィナーレ
クリステル・ゴルツ(S アイーダ)
ヘレナ・ロット(A アムネリス)
ベルント・アルデンホフ(T ラダメス)
ロルフ・クライネルト(指)
ライプツィヒ放送交響楽団,ライプツィヒ放送合唱団
録音:1947年10月13日
スメタナ:「売られた花嫁」-来なさい、若者よ
ヴェルナー・リービング(T ハンス)
ヴェルナー・ファウルハーバー(Br ケツァル)
ルドルフ・ケンペ(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1950年5月20日
スメタナ:「売られた花嫁」-周りが何と不確かで死んだように
エルフリーデ・ヴァイドリヒ(S マリー)
ルドルフ・ケンペ(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1950年5月20日
チャイコフスキー:「スペードの女王」-いとしい女友だちよ
ルート・ランゲ(Ms ポリーヌ)
指揮者不詳 シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1947年
R.シュトラウス:「サロメ」-お前は私にキスさせようとしなかった
クリステル・ゴルツ(S サロメ)
ベルント・アルデンホフ(T ヘロデ)
インガー・カレン(A ヘロディアス)
ヨゼフ・カイルベルト(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1948年5月20日
プッチーニ:
「蝶々夫人」-魅惑に満ちた眼差しの可愛い娘よ(第1幕の蝶々さんとピンカー
トンの二重唱)
エルフリーデ・トレチェル(S 蝶々さん)
ハインツ・ザウエルバウム(T ピンカートン)
ハンス・レーヴライン(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1951年4月22日?
プッチーニ:「蝶々夫人」-ある晴れた日に
エルフリーデ・トレチェル(S 蝶々さん)
ハンス・レーヴライン、もしくはルドルフ・ノイハウス(指)
シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1947年11月19日
プッチーニ:「蝶々夫人」-あの桜の小枝を揺すって(花の二重唱)
エルフリーデ・トレチェル(S 蝶々さん)
ヘレナ・ロット(A スズキ)
ハンス=ヘンドリク・ヴェーディング(指)ドレスデン大放送管弦楽団
録音:不詳
レオンカヴァッロ:「道化師」-そういう冗談は,衣装を着けろ
ハンス・ホップフ(T カニオ)
クルト・シュトリーグラー(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1945年頃
ドヴォルザーク:「ルサルカ」-月は白銀に輝き(月に寄せる歌)
エルフリーデ・トレチェル(S ルサルカ)
ゲルハルト・ヴィーゼンヒュッター(指)ライプツィヒ放送交響楽団
録音:1947年11月22日
ヴェルディ:「シチリアの晩鐘」-おおパレルモ
ゴットロープ・フリック(Br プロチダ)
ロルフ・クライネルト(指)ライプツィヒ放送交響楽団
録音:1948年6月16日
DVDの内容
マウエルスベルガー:
ドレスデン・レクイエム-町が何と荒れ果てた姿で横たわっていることか
(録音:1952年2月13日)
私の0時間(ヨゼフ・カイルベルトの語り)
私のサロメ(クリステル・ゴルツの語り 1957年)
クリステル・ゴルツの日常を映した記録映像
ヨアヒム・ヘルツの語り
クリステル・ゴルツの回想(2007年)
リザ・オットーの回想
ドレスデンの戦災と復興を描いた短編記録映画(1946年)
ほか
Profil社がたいへんなプロジェクトを始動しました!瓦礫から蘇ったドレスデ
ンの国立歌劇場の貴重録音集です!先にフリッツ・ブッシュがシュターツカペ
レ・ドレスデンを指揮した録音集を発掘した(PH 07032 3CD+DVD)Profil社、今
度は第二次世界大戦直後の音源をCD化。収録詳細をご覧いただければ、どれこ
もこれも驚くような内容ばかり。当時40歳前後のゴルツが絶頂期の歌を披露し
ているし、1950年代にバリバリに活躍をすることになるホップフやアルデンホ
フといったヘルデンテノール、ベーメやフリックといったバスが、まだ若く瑞
々しい歌声を聞かせていたり。ゴルツとアルデンホフが共演した「アイーダ」
は貴重。指揮者では、1945-1950年の音楽監督、ヨゼフ・カイルベルトと、そ
の後任で1950-1953年の音楽監督、ルドルフ・ケンペが登場しているのが注目。
もちろん、大戦と重なったことで国際的に有名になれなかった名歌手、実力
派指揮者の音源も多数収録されています。保存状態の悪い音源もあるものの、
総じて当時のドイツの放送曲の録音技術がいかに高かったか証明する音質で
す。DVDには、貴重な映像や音声が収録されています。そして242ページの豪
華解説冊子には、歌手や舞台の写真もドッサリ。作り手の愛情がひしと感じ
られる素晴らしいセットです!





<harmonia mundi>
HMC 902051 \2450
オスヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン
(1376頃―1445):歌曲集
「事は起こった」、「心、精神、身体、魂」、「汝おそるべし天使よ」、
「いとしい人よ、来ておくれ」他
アンドレアス・ショル(カウンターテナー)
シールド・オブ・ハーモニー【キャスリーン・ディネーン(S, Hrp)、マルク
・レヴォン(G, Lute他)、
マルギット・ユーベルラッカー(ダルシマー)、
クロフォード・ヤング(指、Lute, G)】
録音:2009年6月
ショルの新譜は、西洋音楽史上もっとも謎めいた人物の一人、ヴォルケンシュ
タインの作品集。ドイツ文学のキーパーソンでもある彼は、15世紀のヨーロッ
パ中を旅し、様々なアンソロジーに自分の作品を掲載しました。ショルとその
仲間たちは、旅と歌をこよなく愛した遍歴騎士のテクストを読み込み、鮮やか
によみがえらせています。器楽パートはノスタルジック味満点で魅力的。ショ
ルの歌声はますます磨きがかかって透明度を増しており、ドイツ語の語感も大
変美しい秀逸の一枚です。

HMU 907548 \2450
マルコ・ダッラクイラ(ca.1480-1544):リュート作品集
リチェルカーレ、ファンタジア、サルタレッロ、ジョスカン・デ・プレの多声
部声楽作品のリュート編曲ほか
ポール・オデット(リュート)
録音:2009年8月
リュートの神様が今回の新譜で焦点を当てたのは、マルコ・ダッラクイラ
(1480頃-1544)。ダッラクイラは、ヴェネツィアで活躍したリュート奏者、作
曲家。中世の終り頃から、ルネッサンスの円熟した様式への過渡期に、リュ
ートに適した音型や響きを探求し広めたという重要な役割を果たし、その後
続くリュートの隆盛200年ほどの礎を築いたと言われています。どちらかとい
うとアグレッシヴな印象の作品が多く、楽器が豊かに鳴り響きます。
ちなみに、この録音は当初アクイラの町で行われる予定でした。しかし、
2009年4月に、アクイラの町を大きな地震が襲い、場所の変更を余儀なくされ、
アクイラの町から南へ45キロほど下ったところで行われました。ブックレッ
トには地震の被災者の方々へのメッセージも載せられています。

HMC 902039 2枚組 \3780
※通常仕様のご案内
ハイドン:「天地創造」
ユリア・クライター(S ガブリエル,エファ)
マキシミリアン・シュミット(T ウリエル)
ヨハネス・ヴァイサー(Br ラファエル,アダム)
ルネ・ヤーコプス(指)
フライブルク・バロックオーケストラ,RIAS 室内合唱団
録音:2009年1 月
2009年10月に発売されました、ヤーコプスの「天地創造」の限定バージョン
(品番:HMC 992039/2CD+ボーナスDVD付)が廃盤となりました。今後は、この
ご案内の品番の、ボーナスDVDなしの2CD商品として流通します。なお、限定
盤の廃盤に伴い、現在承っているご注文はすべてキャンセルとさせていただ
きます。ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありませんが、よろしくお願い致
します。




<EGEA>
brunello series
SCA 156 3枚組 \2980
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
CD1: 第3番ハ長調 BWV.1009、第1番ト長調 BWV.1007
CD2: 第4番変ホ長調 BWV.1010、第5番ハ短調 BWV.1011
CD3: 第2番ニ短調 BWV.1008、第6番ニ長調 BWV.1012
マリオ・ブルネロ(Vc:1600年代製作の「マッジーニ」使用)
録音:2009年サンタ・チェチリア礼拝堂(ペルージャ)
イタリアの名匠マリオ・ブルネロ。溢れ出る音楽への意欲が、2008年イタリア
のジャズ・レーベルEGEAから新しくブルネロ・シリーズを立ち上げ、オデュシ
ア(SCA 138)とヴィヴァルディ:チェロ協奏曲集(SCA 147/KKC 5081)の2タイト
ルをリリース。そして2010年遂に待望のバッハ無伴奏を発売。
これまでブルネロは自然を愛するチェリストならではの発想で、富士山の山頂
やサハラ砂漠、ドロミテ山塊で演奏。完璧な静寂の中で演奏する事により自身
の内面からわき上がる音楽が表出するのであると語っています。そういった経
験によりブルネロは、バッハの無伴奏を再構築、再考しあらたな音楽作り上げ
ました。溌剌とした快活な音楽で話題を呼んだAGOLA盤(1993年ライヴ録音)と
は異なる顔を見せてくれます。
録音されたのは、ペルージャの歴史地区にあるサンタ・チェチリア礼拝堂で
行われました。5つのコンデンサー式パノラマイクを配置し、礼拝堂の響きを
生かしたナチュラル・サウンド。ブルネロの音楽観と同じく、楽器の音が明瞭
かつ自然な音で捉えられています。




<LABORIE>
LC 06 \2200
シューベルト:
(1)弦楽四重奏曲 ト短調 D173
(2)弦楽四重奏曲 ニ短調 D810「死と乙女」
モザイク四重奏団(エーリッヒ・ヘーバルト(Vn1)、
アンドレア・ビショフ(Vn2)、
アニタ・ミッテラー(Vla)、クリストフ・コワン(Vc))
録音:2009年
「死と乙女」の4人で奏でられる冒頭のdの音から、他とはちょっと違うな、と
思わされる演奏。美しく甘いハーモニーの場面でも、常に一定に保たれた厳し
い緊張が流れており、「死」というものが、恐ろしいものであると同時に、こ
の世の苦しみを見ることなく永遠の眠りにつけるという慰めでもある、という
両面を持ち合わせていて、シューベルト自身この「死」と格闘していることが
強く打ち出された演奏です。第2楽章の有名な歌曲「死と乙女」の旋律は、ほ
ぼノン・ヴィブラートで演奏されており、ものすごい説得力。年齢を重ねて深
みと味わいを増したメンバーによる、他に望みようのないくらいに高水準の
シューベルトとなっています。




<AMBROISIE>
AM 197 \2450
ショパン:作品集
3つの新しいエチュードより
(1)アンダンティーノ ヘ短調
(2)アレグレット 変イ長調
(3)アレグレット 変ニ長調
(4)バラード第2番 ヘ長調 op.38
(5)ピアノ・ソナタ第2 番 変ロ短調 op.35
(6)ワルツ第5番 変イ長調 op.42
(7)プレリュード 嬰ハ短調 op.45
(8)ワルツ第12番 ヘ短調 op.70-2
(9)バラード第3番 変イ長調 op.47
(10)ワルツ第7番 嬰ハ短調 op.64-2
(11)プレリュード第20番 ハ短調 op.28
エドナ・スターン(ピアノ/1842年プレイエル)
録音:2009年12月
イスラエル出身のピアニスト、エドナ・スターンが、詩情豊かな音色のプレイ
エルで紡ぐ魅力のショパン作品集。半音階が多用されているプレリュード
嬰ハ短調の夢のような美しさは見事です。ソナタ第1楽章のたっぷりとした歌
わせ方はスターンのセンスとプレイエルの音色の完璧な調和の賜物です。ショ
パン・イヤーに魅力的な1枚が加わりました。



<BIS>
BISDVD 1750(DVD-Video) \2500
ブラームス:ドイツ・レクイエム Op.45
ソールヴェイ・クリンゲルボルン(Sop)、マリウシュ・クフィエチェン(Br)、
スウェーデン放送Cho、
ワレリー・ゲルギエフ(指)
ロッテルダム・フィル
[2008年5月25日/ロッテルダム、ドーレン・コンサート・ホールでのライヴ]
ついにゲルギエフがBIS登場です。それもDVDというこのレーベルの新機軸。
2008年5月25日に彼が13年務めたロッテルダム・フィル首席指揮者として最後
に行ったコンサートのライヴで、曲も彼としては珍しいブラームスの「ドイツ
・レクイエム」なのが非常に期待させられます。合唱が重要なこの作品のため
に、かのエリク・エリクソンが育てたスウェーデン放送合唱団が招かれ、水晶
のように清純な響きを聴かせてくれるのも魅力。ノルウェーのクリンゲルボル
ン、ポーランドのクフィエチェンも好演。合唱主体の宗教曲とはいえ、ゲルギ
エフならではの大きくて深い音楽を満喫させてくれます。

BIS SA 1788(SACD-Hybrid) \2500
ハイドン:
(1)ピアノソナタ第47番ロ短調Hob.XVI:32/(2)同第60番ハ長調Hob.XVI:50
(3)同第53番ホ短調Hob.XVI:34/(4)幻想曲ハ長調Hob.XVII:4
(5)アンダンテと変奏曲ヘ短調Hob.XVII:6
エフゲニー・スドビン(Pf)
BISが現在もっとも力を入れているピアニスト、エフゲニー・スドビン。これ
までメトネルやラフマニノフなど、ピアニズムを追及した作品をリリースして
きましたが、今回は意外な古典派ハイドン。これが実に端正で清潔の極みなの
に驚かされます。またユーモアの感覚も抜群で、スドビンが単なる剛腕ピアニ
ストではないことを示してくれます。恐るべし。

BIS SA 1719(SACD-Hybrid) \2500
マクミラン:
(1)幻日(2006)-無伴奏合唱のための
(2)墓参り(1992/3)-合唱と室内管弦楽のための
セルソ・アントゥネス(1)、ジェイムズ・マクミラン(2)(指)
オランダ放送Cho、オランダ放送室内PO.
宗教的、瞑想的な情緒と現代的リズムの融合が特徴のマクミラン。「墓参り」
は新約聖書でキリストが磔になった後、墓参りした3人の女性のエピソードを
描いた作品で45分の大作。幻日は現代作家マイケル・シモンズ・ロバーツの詩
に基づき、全編アカペラ合唱のみで演じられます。どちらもチベット仏教の
発声や奇声等、面白い声楽の技法を駆使していて興味津々です。

BIS 1623 \2450
C.P.E.バッハ:鍵盤独奏曲全集 Vol.20
1760-66年のソナタ
(1)ソナタ変ロ長調 Wq65/34(H152)/(2)同ニ長調Wq65/40(H177)
(3)同ト短調Wq62/23(H210)/(4)同ハ長調Wq65/41(H178)
(5)同変ロ長調Wq65/45(H212)/(6)同曲異版
ミクローシュ・シュパーニ(クラヴィコード)
シリーズ第20集は円熟期の作品。当時C.P.E.バッハはフリードリヒ大王のもと
を離れた頃で、さまざまなストレスから解放され、新しい試みも盛込むなど筆
致にますますの冴えを見せています。シュパーニの演奏も神業的と申せましょ
う。

BIS 1607/9 7枚組 \7080
グリーグ:歌曲全集
4つのドイツ語の歌 Op.2/6つのドイツ語の歌 Op.4/4つのデンマーク語の歌
Op.5/ロマンスとバラード Op.9/4つのデンマーク語のロマンス Op.10/4つ
のロマンス Op.15/9つのロマンスと歌 Op.18/4つの詩 Op.21/ペール・ギュ
ントからの3つの歌 Op.23/6つの詩 Op.25/5つの詩 Op.26/山の精にとらわ
れし者 Op.32/12の歌Op.33/6つのロマンス Op.39/山とフィヨルドの旅の思
い出 Op.44/6つのドイツ語の歌 Op.48/6つの詩 Op.49/ノルウェー Op.58
/悲歌的な詩 Op.59/5つの詩 Op.60/子供の歌 Op.61/山の妖精 Op.67/5つ
の詩 Op.69/5つの詩 Op.70/私の愛する君! EG127/兵士 EG125/涙 EG128
/ブロンドの少女 EG130&138(2種)/ため息 EG134/素朴な歌/狩人 EG157/
私は愛した EG153/クリスマスの子守歌 EG155/めでたし、海の星よ EG150
/王女様 EG133/オダリスクの歌 EG131/トンスベリの総領事へ EG136/復活
祭の歌 EG146/わたしの小さな鳥 EG126/ハマルの廃墟にて EG140/歌う会衆
EG122/教会へ彼女は歩いて行った EG123/少年EG129/クララの歌 EG124/
オールドミス EG142/クリスマス・ツリーの下で EG144/こけもも EG145/
L.M.リンデマンの銀婚式に EG135/白と赤のバラ EG137/学校での朝の祈り
EG139/ラインヒルド EG181/選挙の歌 EG149/悪魔へ EG154/イェンタ
EG141/祖国讃歌 EG151/ふつうの殿方 EG156/あなたは海を見ている EG121
/山の娘より6曲(雀/干草の山で/ヴェスレモイの旅/不運/ヴェスレモイ
の憧れ/牛を呼ぶ声)
モニカ・グロープ(Ms)、
ロジャー・ヴィニョールズ、イーモ・ランタ、ルーヴェ・デルヴィンエル(Pf)
グリーグにはオーケストラ曲やピアノ曲の人気に及ばないものの、宝石のよう
に美しい歌曲がたくさんあります。160曲に及ぶそれらをすべて網羅した夢の
セットが登場します。グリーグの歌曲の多くは歌手だった愛妻のためにつくら
れていて、彼ならではの優しく親密な雰囲気に満ちています。「君を愛す」
や「春」さらに「ソルヴェイグの歌」など代表作もしっかり収められていて
ぬかりなし。フィンランドの実力派グロープの落ち着いた声も作品の魅力を
あますことなく表現しています。各ご家庭に1セットは常備したい逸品です。




<Profil>
PH 09064 \2180
ヴィータウタス・ラウルシャス:
(1)ディスコルソ・コンチタート(2003)-チェロと管弦楽のための
(2)コンチェルト・ディ・コルデ(2005)-2本のチェロのための
(3)マドリガーレ・ストルメンターレ(2009)-
クラリネット、チェロ、ピアノのための
(4)コンチェルト・ダ・カメラ(2007)-チェロとチェロアンサンブルのための
ダヴィド・ゲリンガス(Vc)、
ギンタラス・リンキャヴィチュス(指)
リトアニア国立響(1)、ヴィータウタス・ソンデツキス(Vc)(2)、
アルギルダス・ブドリース(Cl)(3)、ピャトラス・ゲニューシャス(Pf)(3)、
ロベルタス・シャルヴェニカス(指)アルモナス・チェロアンサンブル(4)
リトアニア出身のゲリンガスは、同時代の故郷の作曲家たちに新作を多数委
嘱するなど積極的に紹介しています。ヴィータウタス・ラウルシャス(1930-)
はリトアニア作曲家同盟の議長を務める長老作曲家。ソ連時代にはカンディ
ンスキーの絵画を思わす強烈な色彩の急進的作風でならしましたが、近年は
ロマンティックな要素も感じさせる温和かつ感情的へと変化しました。これ
ら最近作をゲリンガスの至芸で聴けるのは本当に贅沢と申せましょう。




<SUPRAPHON>
SU 4020 \1480
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
録音:1956年6月2日プラハ、
市庁舎スメタナ・ホール(プラハの春音楽祭ライヴ・モノラル)
ディレクター:アントニーン・シャトラ / エンジニア:アンナ・ポルステロ
ヴァー
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
録音:1962年6月21日プラハ、市庁舎スメタナ・ホール(ライヴ・モノラル)
ディレクター:イルジー・ヨナーク / エンジニア:イヴァン・ヴェセリー
リマスタリング・エンジニア:ヤン・ルジチャーシュ
スヴィヤトスラフ・リヒテル(P)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
カレル・アンチェル(指)
1950年の「プラハの春音楽祭」におけるモーツァルトのピアノ協奏曲第20番
に始まり、1993年のグリーグのピアノ協奏曲に至るまで、プラハでの演奏活
動はリヒテルの音楽人生の重要な部分を彩ってきました。
1956年と1962年に、いずれもアンチェル&チェコ・フィルとの顔合わせによ
りプラハで行われたベートーヴェンの協奏曲ライヴは、以前にも別のレーベ
ルでリリースされたことがありますが、すでに廃盤で長らく入手難となって
いたものです。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲のなかでも第1番と第3番のみを、リヒテルは
好んで取り上げて録音も数多く残されていることから、これらは練り上げら
れた極上のレパートリーといってよいでしょう。リヒテルは第1番を、ほかに
1956年のバカラ指揮ブルノ国立管、1960年のミュンシュ指揮ボストン響(日付
違いでセッションとライヴの2種あり)、1962年のコンドラシン指揮モスクワ
・フィル、そして1988年のエッシェンバッハ指揮シュレースヴィヒ=ホルシュ
タイン音楽祭管と録音しています。
さらに第3番は当録音を含めて8種におよび、ほかに1954年のアーベントロー
ト指揮ソビエト国立響、1954年のロヴィツキ指揮ワルシャワ・フィル、1956
年のバカラ指揮ブルノ国立管、1962年のザンデルリンク指揮ウィーン響、
1962年のペドロッティ指揮RAI響(未発)、1963年のコンドラシン指揮モスクワ
・フィル、1977年のムーティ指揮フィルハーモニア管との録音が知られていま
す。
このたびチェコ放送局収蔵のオリジナル・マスターテープより、あらたにリ
マスタリングが施されたことも相俟って、アンチェルとの熱のこもったやり
とりが楽しめる演奏内容がより身近になりました。

SU 3983 2枚組 \2960
ズデニェク・フィビヒ:オペラ「シャールカ」(全曲)
ヴァーツラフ・ベドナールシュ(Br 王子プシェミスル)
ルボミール・ハヴラーク(T ツチラト)
ヤロスラフ・ヴェヴェルカ(司祭ヴィトラツ)
マリー・ポドヴァロヴァー(S シャールカ)
マルタ・クラーソヴァー(A ヴラスタ)
ミラダ・シュブルトヴァー(S リビュナ)
ミロスラヴァ・フィドゥレロヴァー(S スヴァタヴァ)
ヤロスラヴァ・ヴィマザロヴァー(S ムラダ)
ルドミラ・ハンザリーコヴァー(Ms ラドカ)/
ズデンカ・フルンチロヴァー(Ms ラドカ*3幕のみ)
マリー・ザラバーコヴァー(Aホスタ)
ヤロスラヴァ・ドブラー(A チャスタヴァ)
プラハ国立劇場合唱団
ヤルミル・ブルグハウザー(合唱指揮)
プラハ国立劇場管弦楽団
ズデェニェク・ハラバラ(指揮)
録音:1953年3月18-27日プラハ、
ドモヴィナ・スタジオ(セッション・モノラル)
[2010年オリジナル・マスターテープよりリマスタリング
(ミロスラフ・マレシュ)]
フィビヒがチェコの神話に登場する女傑を題材に書き上げた「シャールカ」
は、彼の作品のなかでももっとも人気を博したオペラ。台本を手掛けた作家
アネシュカ・シュルツォヴァーはフィビヒのピアノの弟子で、フィビヒの代
表作であるピアノ曲集「気分、印象、思い出」は、彼女に対する愛の“日記”
として知られています。
「シャールカ」は、これらのピアノ曲からの主題素材の流用があることも特
徴的で、ちょうどスメタナにおける「リブシェ」にも関連する、神話を題材
に取りながらも、結果としてツチラトとシャールカによる憎悪から濃密な愛
へと転じる二重唱がドラマのおおきな中心となっているのも注目に値するポ
イントです。
自国のルーツをテーマにしたオペラだけに、表題役ポドヴァロヴァーほかハ
ラバラのチームによる演奏は強い説得力があり、名録音がこうしてお求めや
すい価格で入手できるようになったのは朗報といえます。




<audite>
AU 95551 \1850
マーラー:交響曲第8番変ホ長調「千人の交響曲」
マーティナ・アーロヨ、エレナ・スポーレンベルク、エディト・マティス(S)
ユリア・ハマリ、ノーマ・プロクター(A)
ドナルド・グローベ(T)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
フランツ・クラス(Bs)
バイエルン放送合唱団、北ドイツ放送合唱団、西ドイツ放送合唱団
レーゲンスブルク大聖堂少年聖歌隊
ミュンヘン・モテット女声合唱団
エーバーハルト・クラウス(Org)
ラファエル・クーベリック(指)
バイエルン放送交響楽団
録音:1970年6月24日ミュンヘン、ドイツ博物館会議場(ライヴ・ステレオ)
2010年度版カタログつき限定CDの「巨人」につづき、auditeがマーラー生誕150
周年のアニヴァーサリーにおくる第2弾は、クーベリックによる1970年の第8交響
曲ライヴ。演奏の出来栄えに満足したクーベリックが、直後に同じ顔ぶれ、同じ
会場でのセッション・レコーディング(DG)に踏み切ることになったというエピ
ソードが伝えられているように、セレモニアルな内容で知られる作品に対して、
実演で燃焼度の高い内容を聞かせるクーベリックの手腕が存分に発揮されてい
ます。なお、このたびのリリースに伴い、同内容のSACDハイブリッド盤
(AU.92551)は廃盤となります。



<haenssler>
=SWR MUSIC=
93 707 \2250
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第5番ヘ長調Op.103「エジプト風」
ガーシュウィン:ピアノ協奏曲ヘ調
スヴィヤトスラフ・リヒテル(P)
クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)
SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
録音:1993年5月30日シュヴェツィンゲン、ロココテアーター(ライヴ)
かつて1997年に国内発売されたものの、権利関係の問題でまたたく間に回収さ
れ、ファンのあいだで文字通り“まばろしの録音”とされていた、リヒテルの
弾く「ガーシュウィンのヘ調&サン=サーンス『エジプト風』」のライヴ・レ
コーディングがついに正規発売されます。
同曲異演の数多いことで知られるリヒテルにあって、ここでの2曲はともにたい
へん貴重なもの。サン=サーンスの第5番が、1952年のコンドラシン指揮モスク
ワ・ユース管とのモノラル・セッション録音に次いで2種目。なかでもガーシュ
ウィンは現状、リヒテルにとって唯一無二の録音となります。
このライヴが行われたシュヴェツィンゲン音楽祭は、現在はSWRがその運営を継
承していますが、当初より放送局主導で進められてきたものです。そのため、
すぐれた音質で残されているのが特徴。ディレクターがディートマル・ヴォル
フ、エンジニアはハンス=ヨッヘン・ブラウンスというコンビによるクリアな
サウンドが圧倒的な感銘をもたらしてくれます。

98 535 \2080
ハイドン:交響曲第48番ハ長調Hob.I-48「マリア・テレジア」
ハイドン:交響曲第56番ハ長調Hob.I-56
トーマス・ファイ(指)ハイデルベルク交響楽団
収録時期:2009年1月20-22日
バート・ドュルクハイム、ナトゥールホルン・アカデミー
(ステレオ・セッション)
2009年の歿後200周年アニヴァーサリーを明けても、まだまだファイの熱いハイ
ドンは終わりません。手兵ハイデルベルク響との交響曲全集シリーズ第12集は、
ハ長調という調性と晴れやかなムードが共通する第48番と第56番の2曲を収録。
オーストリア皇妃マリア・テレジアが1773年にエステルハーザを訪問した際の
歓迎行事で演奏されたことに名前が由来する第48番。なるほど高域のホルンと
オーボエが奏でる煌めく冒頭の主題より祝典ムードが満点です。
それにしてもファイの音楽づくりの巧みなこと。つづくアダージョでは、停止
そうなくらいにスピードを落として、けだるい午後の気分を演出、そしてまた
快活なフィナーレへ回帰という具合に、メリハリがさすが。両端楽章のケトル
・ドラムもパンチが効いていて大満足。いっぽう、アダージョでのユーモラス
なバスーンの動きが印象深い第56番も同じく絶好調。
なお、次回のリリースは「ザロモン・セット」より第93番、第96番、第97番の
3曲が予定されています。





<JVC-naive-XRCD>
JMXR 24510/20(XRCD) 11枚組 \33000
[日本語解説付き]完全限定品
クープラン:
クラヴサン曲全集(第1組曲-第27組曲)全4巻 
『クラヴサン奏法』前奏曲第1-8番 付
ブランディーヌ・ヴェルレ(クラヴサン)
アンヌ・シャプラン=デュバール(第2クラヴサン)
ピエール・セシェ(フラウト・トラヴェルソ)、クリストフ・コワン(ガンバ)
録音:1976-1980年 リヨン装飾美術館、ベルサイユ宮殿、他
「神秘なバリケード」「続ボンタン夫人」「色あせた会計係のご夫人たち」
などサティ顔負けの魅力的なタイトルとフランス・バロックの極みというべき
エレガントで歌謡性豊かな曲趣、そのうえ1曲約3分という聴きやすさで魅力爆
発のクープランのクラヴサン組曲。かのR.シュトラウスも愛好し、愛するあま
り、大オーケストラ作品に編曲までしてしまったほど。このヴェルレ盤、幻の
名盤として高名な逸品でしたが、うれしい復活!
ブランディーヌ・ヴェルレ。何と懐かしい名。クープランのクラヴサン曲の名
演に初めて出会ったのは40年も前、ヴェルレの演奏だった。
ここにヴェルレのライフ・ワークというべき全曲盤がお目見えする。優雅にし
て気品に溢れ、詩的にして瑞々しい彼女の演奏を心ゆくまで堪能できる快挙だ!
―船山信子―
故・長岡鉄男氏も絶賛の超優秀録音。
LP は大変なプレミア価格にして至極入手困難!
その、アストレ・レーベルの幻の名盤がJVCビクターが誇る高音質XRCDで生産数
完全限定発売! 今後輸入盤での発売もございません。
このような完全な形での発売は残念ながら最初で最後となりそうです。
アナログ最末期の名録音




<IVORY CLASSICS>
IVORY 79001 \1550
アール・ワイルド・イン・コンサートVol.2 協奏曲編
(1)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番
(2)ウェーバー:コンツェルトシュテュックOp.79
(3)リスト:ハンガリー幻想曲 S.123
アール・ワイルド(P)
フロリダ・フィルハーモニック管弦楽団
(1)アントニオ・デ・アルメイダ(指) (2)ラリー・ニューランド(指)
録音:(1)1981年4月25日 (2)(3)1980年4月
使用楽器:ボールドウィン

IVORY 78001 \1550
アール・ワイルド・イン・コンサートVol.1 ソロ・リサイタル編
(1)ハイドン:ソナタ第50番 ニ長調 hob.XVI/37
(2)モーツァルト:グルックの主題による変奏曲K.455
(3)クレメンティ:ソナタ ニ長調Op.40-3
(4)ブクステフーデ:組曲ニ短調 BuxWV 233
(5)モーツァルト:ソナタ ヘ長調K.332
アール・ワイルド(P)
録音:(1)1982年7月20日(2)1987年1月11日(3)1978年10月25日
(4)1951年11月16日(5)1980年9月25日
使用楽器:(1)(2)(3)(4)ボールドウィン、(5)ベーゼンドルファー

IVORY 78002 2枚組 \2080
ラフマニノフ:
CD1:
(1)ショパンの主題による変奏曲 Op.22
(2)コレッリの主題による変奏曲 Op.42
(3)くまん蜂の飛行(リムスキー=コルサコフ)
(4)真夏の夜の夢-スケルツォ(メンデルスゾーン)
(5)愛の悲しみ(クライスラー)
CD2:
(6)ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.36
(7)10の前奏曲 Op.23
(8)13の前奏曲 Op.32より(第1-8、10番)
アール・ワイルド(P)
録音:(1)(2)1991年5月12-13日、(3)(4)(4)1981年11月1日、
(6)(7)(8)1993年10月
使用楽器:ボールドウィン

IVORY 70702 \1550
ガーシュウィン:
(1)ラプソディ・イン・ブルー、
(2)7つの練習曲集【私の愛する人、アイ・ガット・リズム、エンブレーサブル
・ユー、魅惑のリズム、サムバディ・ラヴズ・ミー、ライザ レディ・ビー・
グッド】、
(3)ボーギーとベスの主題による大幻想曲(ワイルド編)、
(4)3つのプレリュード
アール・ワイルド(P)ポール・ホワイトマン(指)
録音:(1)1945年(2)(3)1976年(4)1964年

IVORY 70701 2枚組 \2080
ショパン:夜想曲集(全曲)
アール・ワイルド(P)
録音:1996年

IVORY 75001 \1550
ショパン:スケルツォ(全曲)、バラード(全曲)
アール・ワイルド(P)
録音:1990年5月7日-10日

IVORY 76003 \1550
ショパン:練習曲(全曲)
12の練習曲Op.10、12の練習曲Op.25、3つの新しい練習曲
アール・ワイルド(P)
録音:1992年6月8日-12日

IVORY 77002 \1550
1981年ボールドウィン録音集
ショパン:
幻想曲、ワルツより第6番「小犬」、第8番、第7番、第9番「告別」、
バラード第4番、夜想曲より第20番「遺作」、第4番、第5番、第9番、
12の練習曲より第5番「黒鍵」、アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロ
ネーズ、24の前奏曲より第1番、第7番、第22番、第24番
アール・ワイルド(P)
録音:1981年




<dB Productions>
DBCD 131 \2300
ダヴィット・ケルナー(1670-1748):
シャコンヌ イ長調、ロンド イ長調、ジーグ イ長調、
ファンタジア ニ短調
シルヴィウス・レオポルト・ヴァイス(1686-1750):
ソナタ ト短調、カプリッチョ ニ長調
ケルナー:
クーラント ニ長調、ジーグ ニ長調、ファンタジア イ短調、
ファンタジア イ長調、パストラール イ長調、パスピエ イ長調
カール・ニューリーン(リュート[11弦バロック・リュート(A=392hz)])
録音:2009年4月26-29日、リーダ教会
ケルナーはリーベルトボルク(現在ではライプツィヒ郊外)に生まれ、ヴァイス
はブレスラウの近くグロットカウで生まれました。ほぼ同時代を生きたドイツ
の作曲家ケルナーとヴァイスはともに文化的に発展した小さな都市で育ちまし
た。ケルナーは第一に鍵盤奏者(オルガニストかつキャリオン奏者)で、おそら
く彼にとってリュートは第二の楽器と思われます。一方、ヴァイスは早くから
リュート奏者として成功をおさめ、当時最高の王室の裕福で有名な室内楽奏者
としての地位を築いておりました。ケルナーのリュート作品は純粋な音楽で特
にシャコンヌ イ長調は、バッハのゴルドベルク変奏曲‘アリア’が影に隠れ
ているような気品あふれる旋律です。一方、ヴァイスの作品、特に最後のソナ
タは優美かつ壮麗です。両者の社会的地位の違いがある程度音楽にも反映され
ているということでしょうか。聴いているだけで心が浄化されるようなリュー
トの音色。演奏者の息づかいが聴こえてくる、温かみある生きた音楽を聴くこ
とができましょう。

DBCD 126 \2300
ユルヴァ・スクーグ(1963-):
(1)テラ・フォーマ(1998)
(2)ヴィブラセル(2003)
(3)インスパイアード・インテグレーション(1997)
(4)4つのボードレール歌集
(5)オン・グランド・タワー(2005)
(6)谷水(2000)
(7)あいた空間の恐怖(1999)
(1)アンサンブル[P?rlor f?r svin] 
(2)竹原美歌(マリンバ)、ルートヴィヒ・ニルソン(ヴィブラフォン)
(3)モッテン・ランドストルム(ピアノ) 
(4)モッテン・ファルク(ギター)、イングリッド・フォーク(ソプラノ)
(5)マッツ・ベルグストロム&モッテン・ファルク(ギター)
(6)ダン・オロフ・ステンルント(指揮)、マルメ室内合唱団 
(7)ヨアキム・ウナンデル(指揮)、RCM交響楽団
録音(1)-(5)2008年6月17-18日、ストックホルム 
(6)2008年11月21日、マルメ (7)1999年3月26日、ストックホルム(ライヴ)
スウェーデン・グラミーにノミネート作品!スクーグの音楽は、実際の音と聴
き手に与えた感情と印象よりも寧ろ、構成、題材に焦点をあてる伝統的な近代
主義から離れて、音調を楽しむ表現と言えましょうか。また彼女の音楽は北ヨ
ーロッパの現代音楽では珍しく、明るさ・面白さで満ちています。時にはユー
モアでリズミカル、また時には詩的で繊細…ストレートな表現が魅力です。
それらは、彼女が若い時代強く影響を受けたジャズ、ラテンアメリカのポピュ
ラー、ストラヴィンスキー、モーツァルトなど、ジャンルをこえた様々な要素
からなるものです。それは主旋律の美しさだけでなく寧ろ副次的な要素(伴奏)
に注力し、独特の世界を表現しております。またモティーフを何度も繰り返す
ことにより聴き手に内なる美徳を発見させ、表現の可能性を体験させます。




<C Major>
70 1708(DVD-Video) \3500
70 1804(Blu-Ray) \5200
字幕:英独仏
プロコフィエフ:「賭博者」
ミッシャ・ディディク(T アレクセイ)
クリスティーネ・オポライス(S ポリーナ)
ウラディーミ・オグノヴェンコ(Bs 将軍)
ステファニア・トツィスカ(Ms お婆様)
シュテファン・リューガマー(T 侯爵)
シルヴィア・デ・ラ・ムエラ(Ms ブランシュ)
ほか
ダニエル・バレンボイム(指)
ベルリン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
演出:ディミトリ・チェルニャコフ
プロコフィエフの「賭博者」は、ドストエフスキーの同名作を原作としたオ
ペラ。大金持ちのお婆様が賭博に熱中し全財産をすってしまい、財産を期待し
ていた彼女の甥の退役将軍、その娘ポリーナ、彼女と婚約している侯爵、そし
てポリーナを愛しているアレクセイが巻き込まれる物語。現実的な話が昨今の
ご時勢に合っているのか、ここのところロシア以外でもよく上演されます。
ここに収録されているのは、2008年にベルリン国立歌劇場で新製作された舞
台。音楽監督バレンボイムの指揮に、若手、中堅、ベテランを巧みに配した
配役で充実した演奏になっています。演出は、2009年にボリショイ歌劇場来
日公演のチャイコフスキー「エフゲニー・オネーギン」がたいへんな評判と
なったチェルニャコフ。現代化にまったく無理のない話しですので、チェル
ニャコフならではのクールで視点の鋭い舞台が絶妙の効果をあげています。
ハイディフィニション収録で、ことにBlu-Rayでは美しい映像が楽しめます。




<HOMA DREAM>
HR 1188 \2730
ギフト
山田耕筰[佐藤弘和・編曲]:この道
横尾幸弘:さくらの主題による変奏曲
壺井一歩:新12の歌
アメージング・グレイス(スコットランド民謡)
おぼろ月夜(岡野貞一)
城ヶ島の雨(梁田 貞)
竹田の子守歌(京都民謡)
五木の子守歌(熊本民謡)
グリーンスリーヴス(イギリス民謡)
すみれの花咲く頃(F.デーレ)
I Loves You, Porgy(ガーシュウイン)
みどりのそよ風(草川 信)
ペチカ(山田耕筰)
仰げば尊し(スコットランド民謡)
この道(山田耕筰)
宮下祥子(Gt)
宮下祥子の「パッション」(HR1063レコ芸特選!!)「ヴィルトゥオーゾ」
(HR1141)に続く3枚目のアルバム。これまでとは趣向を変えて、広く知られて
いる名旋律の数々を集めたもの。この聴きやすいアルバムは音楽好きの皆さ
まへの贈り物です。新進作曲家・壺井一歩が編んだ《新12の歌》は、武満徹
《12の歌》に倣った自由な編曲集ですが、きっと新たなギターのレパートリ
ーとなることでしょう




<CSO・RESOUND>
CSOR 9011004(SACD-Hybrid) \3250
CSOR 9011002 \2700
R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」Op.40
録音:2008年12月4、5 & 6日
シカゴ、シンフォニーセンター、オーケストラ・ホール(ライヴ)
ヴェーベルン:夏風のなかで(1904)
録音:2009年4月23、24、25 & 28日
シカゴ、シンフォニーセンター、オーケストラ・ホール(ライヴ)
ロバート・チェン(独奏Vn)
シカゴ交響楽団
ベルナルド・ハイティンク(指)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:クリストファー・ウィリス
巨匠ハイティンクが最強の手兵CSOを率いて、楽団の看板レパートリーである
シュトラウスの「英雄の生涯」をレコーディング。カップリングはCSO楽団初
演にして初録音となるヴェーベルンの「夏風のなかで」という対照的なプログ
ラムです。
ハイティンクは、「英雄の生涯」を献呈された名門ロイヤル・コンセルトへボ
ウ管(RCO)の首席指揮者在任中に、1970年の「英雄の生涯」を皮切りに、シュ
トラウスの主要な管弦楽作品をセッションでレコーディングしています。
ハイティンクのシュトラウスに対する取り組みといえば先頃も、本録音より半
年前の2008年6月ライヴで、LSOとの「アルプス交響曲」における充実の内容が
記憶にあたらしいところです。この「アルプス交響曲」より1週間後、ハイティ
ンクはLSOとの顔合わせでも「英雄の生涯」を、2008年6月15日と17日にバービ
カンで指揮していましたし、よほど自信のあるプログラムということなので
しょう。2008年12月に行なわれたシカゴでの本公演を経て、ハイティンクは
CSOと2009年2月の来日公演でも「英雄の生涯」を取り上げていました。
カップリングは、シェーンベルクに師事する以前の1904年に、ヴェーベルンが
作曲した大管弦楽のための牧歌「夏風のなかで」。ヴェーベルン初期の平易な
作風からレパートリーに取り入れるオーケストラが多いなか、また、CSOは新
ウィーン楽派の実演ならびに録音を幾度も経験してきたにもかかわらず、意外
にもこのたびが初のレパートリーとなります。
いっぽうで、「夏風のなかで」はハイティンクが実演で好んで取り上げてきた
作品として知られ、録音が行なわれた2009年4月同様、マーラーの「復活」に
も起用されていたメッツォ、ストーティンがリュッケルト歌曲集を歌った200
5年9月のRCOの公演でも、偶然にもハイティンクは本作をプログラムに組んで
いました。





<WAON RECORDS>
WAONCD 160 \2080
ネオ・バロック-融け合う時空
J.S.バッハ:
ファンタジーと未完のフーガ ハ短調 BWV 906(パブロ・エスカンデにより完成)
P.エスカンデ:
パルティータ1番(序曲/間奏曲I/カプリッチョ/間奏曲II/グラウンド/
間奏曲III/ジーグ)
W.A.モーツァルト、パブロ・エスカンデ*:
組曲KV 399(序曲/アルマンド/クーラント/サラバンド*、ガヴォット*、
ジーグ*)
P.エスカンデ:
パルティータ2番(前奏曲/間奏曲I/ブルレスカ/間奏曲II/フーガ/
間奏曲III/ジーグ)
三橋桜子(チェンバロ/フレンチ タスカンモデル 堀栄蔵製作(1992年)) 
録音:2009年9月
古楽に精通し、アルゼンチンの香りのする新しい音楽を創出するパブロ・エス
カンデと、チェンバリスト三橋桜子の二人が協力して作り上げる新しいチェン
バロ作品集です。ギリシャ旋法を用い、ネオバロックスタイルでエスカンデが
作曲したパルティータ1番(2006)とパルティータ2番(2008)に加え、J.S.バッハ
の新しい試みを感じさせるハ短調のファンタジーとフーガの未完フーガをエス
カンデがバッハの書法で完成、さらにめったに演奏されることのないモーツァ
ルトの組曲KV 399の不完全な形式を、エスカンデがモーツァルトの書法に則り、
補完。偉大な天才の残した曲の新しい姿とともに、現代に新生した新しいバロ
ックをお楽しみいただけるアルバムです。

WAONCD 150 \2080
「お気に召すまま」
(1)ジロラモ・フレスコバルディ(1583-1643):戦いのカプリッチォ
(2)フレスコバルディ:フランドルの旋律に基づくカプリッチォ
4アレッサンドロ・ポリエッティ(?-1683):カッコウのカウリッチェット
5ポリエッティ:ロッシニョーロのカプリッチォ
6ディートリヒ・ブクステフーデ(c1637-1707):
ラ・カプリッチオーザ(BuxWV 250)
7ニコラウス・アダム・シュトルンク(1640-1700):第一旋法のカプリッチォ
8ゲオルク・ベーム(1661-1733):カプリッチォ ニ長調
9ヨハン・ヨゼフ・フックス(1660-1741):カプリッチォ ト長調
10W.F.バッハ(1710-1784):カプリッチォ ニ短調
11J.S.バッハ(1685-1750):カプリッチォ 最愛の兄の旅立ちに寄せて(BWV 992)
寺村朋子(チェンバロ) 録音:2009年5月
「カプリッチォ」と称するからには、楽曲構成であれ、書法や技法であれ、
円杉術であれ、何か意表をつく点がみられなければなりません。このCDに収
めれられた作品は、いかにも気楽そうに感じさせながら、徐々に核心に迫っ
ていく奥深さをもた作品ばかりです。8人の作曲家は、いずれも当時は非常に
高く評価されており、今日真価が問われてもよい音楽家ばかりです。彼らの
ように優れた音楽家が持つ着想の妙を紹介してくれる1枚です。





<TAHRA>
TAH 698 3枚組 \4750
(1)ハイドン:交響曲第92番「オックスフォード」
(2)ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
(3)チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
(4)リスト:ハンガリー狂詩曲第2番
(5)リムスキー・コルサコフ:熊蜂の飛行
(6)シューベルト:交響曲第8(9)番「グレート」
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
(1)シドニー響 (2)(3)(4)(5)(6)北ドイツ放響
録音:(1)1953年8月6日Live (2)1953年5月18/20日 (3)1954年2月14日
(4)(5)1959年5月16/19日Stereo (6)1959年3月3/4日Stereo
ハンス・シュミット=イッセルシュテットは本名の「ハンス・シュミット」
という名前があまりにも当たり前すぎて、母方の名前を付けてこの長い名前
になったということですが、戦後ハンブルクの放送局のオーケストラの創設
に尽力し、1971年にここの名誉指揮者になるときには「ベルリン・フィルと
ウィーン・フィルを交配した弦とコンセルトヘボウとフィラデルフィアが結
婚した管楽器」といわれるまでに育て上げました。
(2)(3)はCD初出。「オックスフォード」はオーストラリア楽旅中にシドニー
響を振った珍しいもの。(1)(2)(3)はモノですが非常に聞きやすい録音で特
に(2)(3)は50年代初期のセッション録音の質の高さに驚かされます。
(4)(5)(6)はうれしいステレオ録音!



<WERGO>
WER 6716 \2180
ユン・イサン:作品集
(1)コンチェルティーノ(アコーディオンと弦楽四重奏のための)
(2)デュオ(チェロとアコーディオンのための)
(3)インテルメッツォ(チェロとアコーディオンのための)★世界初録音
(4)ペッツォ・ファンタジオーゾ(バス声部と二つの楽器のための-自由に)
シュテファン・フッソング(アコーディオン)
ミンゲ弦楽四重奏団
ユリウス・ベルガー(Vc)
録音:2009年5月
鬼才アコーディオン奏者フッソングの新譜は、ユン・イサン作品集。アジア
の舞踊の身振りや僧院での鳴りものを想起させるインテルメッツォは、静と
動の絶妙なバランスで、聴き手に緊迫感を感じさせつつ、精神的な静けさを
もたらす不思議な世界です。

WER 6851 \2180
「SPEECH SONGS」
(1)ジョナサン・ハーヴィー:スピーチ・ソング
(2)ビート・ファレル:レチタティーヴォ
(3)ジョルジュ・アペルギス:バビル
(4)チン・ウンスク:カンタトリックス・ソプラニカ
ムジークファブリーク
ペーター・ヴェール(Ob)、ザロメ・カンマー(声)、カール・ロスマン(Cl)、
アヌ・コムシ(S)、デイヴィッド・コルディエール(C-T)他
音楽と言語とに共通の要素をいくつか挙げるといたしましょう。音楽におけ
るメロディーは、言語における連続性(言葉のつながり、連続性)といえるで
しょう。音楽におけるリズムとは、言語における音節の変わり目であるとい
えるでしょう。歌は、極めて大げさな語りであるといえるでしょう。ハーモ
ニーとは、秩序立てて組み立てられた語りの層であるといえるでしょう。こ
のCDに収められている作品は、歌と語りの中間に位置するスピーチ・ソング
でございます。人間の声がもつ楽器の要素、楽器がもつ潜在的な声楽の要素
が試され、探求されております。よく、楽器は声を模倣するなどと申します
が、ここに収められた作品はそれを一歩進めて、言葉を発している人間を模
倣する楽器や、楽器のように機械的に語る人間が登場いたします。聴いてい
ると声か楽器かわからなくなる瞬間がございます。早口で語っている人の声
がクラリネットのように聴こえたりします。ちょっと新しい境地のCDと申せ
ましょう。

WER 6852 \2180
(1)レベッカ・サウンダース:目に見える痕跡
(2)マウロ・ランツァ:vesperbild
(3)ニコラウス・A・フーバー:キャンバス上の音楽
(4)ベルント・アーロイス・ツィンマーマン:メタモルフォーゼ
ムジークファブリーク
痕跡とは非常に興味深いものであります。なぜなら、それは、もはやそこに
は存在しないものについて私たちに情報を発しているからであります。痕跡
は、私たちに消失について語りかけています。痕跡とは、今起こっているも
のと起こったものの関係を描きます。痕跡は未知の世界の証拠であります。
人はどのように痕跡を読み解くかを知らなくてはなりません。ここに収めら
れた作品は、様々な痕跡、すなわち夢の記憶や様々な天体の痕跡を私たちに
思い起こさせます。




<KING INTERNATIONAL>
KKC 9004(DVD-Video) \5300
日本語字幕付き
ロッシーニ:歌劇「泥棒かささぎ」全曲
リュウ・ジャ(指)ボルツァーノ&トレント・ハイドン管、プラハ室内Cho
ニネッタ:マリオーラ・カンタレーロ(Sp)
ジャンネット:ディミトリ・コルチャック(Tn)
代官ゴッタルド:ミケーレ・ペルトゥージ(Bs)
フェルナンド:アレックス・エスポージト(Bs)
これは2007 年8 月、ペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティヴァル(ROF)
で行なわれた新演出上演のライヴ収録である。かささぎを少女に置き換える
演出家ミキエレットの奇抜な着想に特色があり、序曲の間に眠れぬ少女が円
筒を立てるまじないをして床につくと夢の中で鳥になってドラマを見守って
いく。狂言回しの少女= かささぎを演じるダンサー、サンディア・ナーガラ
ージャのアクロバットと巧みな表情が冴えている。第2 幕終盤の葬送行進曲
も感動的に演じられ、合唱団のシルエットと蝋燭が水浸しの舞台に思いがけ
ない効果をもたらす。歌手たちの歌と演技も申し分なく、ペルトゥージが悪
人と間抜けな性格の代官を見事に演じ、ニネッタを歌うカンタレーロも美声
の持ち主でテクニック充分。シリアスな演唱のエスポージト、瑞々しい歌声
の新人コルチャクをはじめ共演者全員が高水準の歌唱と演技を繰り広げ、本
作の醍醐味を満喫させてくれます。
日本で制作された丁寧で美しく正確な日本語の字幕付きで、序曲ばかりが有
名なこのオペラの真価をはじめてわからせてくれることでしょう。



<K617>
K617 212 \2250
シギスムント・ノイコム(1778-1858):ミサ・ソレムニス
ジャン=クロード・マルゴワール(指)
ラ・グランド・エキュリ・エ・ラ・シャンブル・デュ・ロワ
(王室大厩舎・王宮付楽団)
シャンブル・デュ・ナムール合唱団
マリー・カミーユ・ヴァキエ、カミーユ・ポウル(S)
ジェンマ・コマ=アラベール(Ms)、ダニエル・オーチンクロス(T)、
ジョナサン・ガントルプ(Br)
録音:2008年10月3, 5日(ライブ)
ノイコムの大作「ミサ・ソレムニス」の登場。1810年代をブラジルで過ごし、
ジョアン6世の宮廷で働きました。この作品は、ノイコムがブラジルに滞在し
ていた1817年のもの。ジョアン6世の王位就任儀式のために作曲されました
が、うやむやな政治的理由で日の目を見ることなく、演奏されることのなか
った手稿譜は、作曲家自身が後にフランス国に寄贈した幾千もの楽譜の中に
埋もれたままになっていました。全体的にやわらかな雰囲気に包まれていま
すが、「グローリア」楽章冒頭のティンパニ連打は印象的。「サンクトゥス」
の荘厳さもたいへんすがすがしいものとなっています。マルゴワールが、ノ
イコムの大作に新たな光をあてています。




<harmonia mundi>
HMC 902034 \2450
マティアス・ヴェックマン(1618頃-1674):宗教モテット&哀歌集
(1)「なにゆえ、独りで座っているのか」(哀歌1: 1,2,8,9,12,20,21)
(2)「死は勝利にのみ込まれた」(コリントの信徒への手紙1 15:54,55,57)
(3)カンツォンIX
(4)「泣くな。見よ。」(ヨハネの黙示録5:5,12-14)
(5)「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる」
(ルカによる福音書1:28-38)
(6)「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。」
(マタイによる福音書11: 28,29)
(7)カンツォンII
(8)「シオンは言う。主はわたしを見捨てられた」(イザヤ書49:14-16)
(9)都に上る歌(詩篇124章)
コンラート・ユングヘーネル(指)
カントゥス・ケルン
(ヨハンナ・コスロフスキー(S)、アレクサンダー・シュナイダー(A)、
ハンス・イェルク・マンメル(T)、ヴォルフ・マティアス・フリードリヒ(B))
コンチェルト・パラティーノ((3)、(7))
録音:2008年10月
ハンブルクで、聖ヤコブ教会のオルガニストを務め、さらに音楽団体「コレ
ギウム・ムジクム」を創設するなど、その名を町中にとどろかせる有名な音
楽家として活躍したヴェックマンの作品集。劇的な感情の表出を感じさせる
書法は、聴く者に雷のような衝撃を与えます。1曲目に収められている「なに
ゆえ、独りで座っているのか」はヴェックマンの作品の中でもとりわけ優れ
たもの。器楽作品のCDの発売はありますが、カントゥス・ケルンのクオリティ
の高い演奏で聴けるヴェックマンの声楽作品集は、貴重盤の登場といえるで
しょう。

HMU 907534 \2450
コンスピラーレ・イン・コンサート
(1)モルテン・ラウリドセン:Sure on This Shining Night
(2)カーリー・サイモン:Let the River Run
(3)(伝統曲)The Water is Wide
(4)(スピリチュアル)Didn’t My Lord Deliver Daniel?
(5)クレイグ・ヘラ・ジョンソン:Will There Really be a “Morning”?
(6)ドリー・パートン:Light of a Clear Blue Morning
(7)クレイグ・ヘラ・ジョンソン:Collage:
(8)バーバー:アニュス・デイ
(9)(スピリチュアル)Deep River
(10)モリコーネ:Gabriel’s Oboe 
(11)モルテン・ラウリドセン:Soneto de la Noche
(12)エドワルド・ハイマン:私が恋におちるとき
(13)エリック・ホイッタクル:What If
(14)エリザ・ギルクソン:レクイエム
(15)アニー・レノックス:1000の美しいこと
(16)タリク・オレガン:トリプティック
(17)ラリー・ノーマン:アイ・ラヴ・ユー
(18)シドニー・カーター:ザ・ファースト・オブ・マイ・ラヴァーズ
クレイグ・ヘッラ・ジョンソン(指)
コンスピラーレ(合唱)
トーマス・ブリット((2)打楽器)
録音:2008年10月12日
コンスピラーレは、グラミー賞にノミネートされたこともある人気合唱グル
ープ。合唱指揮界のカリスマ、クレイグ・ヘッラ・ジョンソンをゲストに迎
えての楽しいコンサートの模様です。心洗われる澄んだ世界の作品、打楽器
を伴う元気のでる作品など、合唱好きにはたまらない内容となっています。

HMC 902049 \2450
クシェネク(1900-1991):作品集
(1)フランツ・カフカの言葉に基づく6つのモテット(1959) 
(2)5つの祈り(1944)
(3)カンタータ「この世のはかなさ」(ソプラノ、合唱とピアノのための)(1932)
(4)モンテヴェルディ/クシェネク編:ニンファの嘆き(1932)
(5)3つの無伴奏混声合唱曲 op.22(1923)
(6)ジェムズ1世時代の2つの合唱曲 op.87(1939)
カロリーヌ・シュタイン(S)、フィリップ・マイヤース(Pf)
RIAS室内合唱団
ハンス=クリストフ・ラーデマン(指)
キャロライン・シュタイン、フィリップ・マイヤース(Pf)
録音:2009年5月
フランツ・カフカの言葉に基づく6つのモテットは、RIAS室内合唱団の委嘱を
受けて作曲されました(1959年)。声部の旋律が鏡のように対称に動く部分が
印象的。聴くだけで演奏するのが大変な難曲であることがわかりますが、
RIASのメンバーは見事に精確に演奏しています。「怠惰は諸悪の根源である
と同時に、あらゆる徳の中で最も尊いものである」と、人間が生きる意味に
ついての意味を聴く者に考えさせつつも、真実の答は見つからないことも示
している、皮肉な作品です。

HMC 905267 \2450
ティエリー・ペク(b.1965):作品集
(1)ジャガー交響曲(2002)-クラリネット、トロンボーン、ヴァイオリンと
チェロ、5人の女声
(2)石の波(2007)-大オーケストラのための
アンサンブル・ゼーリヒ
(1)フランソワ=クサビエ・ロス(指)、(2)ヨナサン・ストックハマー(指)
抑制しようのないエネルギーに満ちたペクの作品集。ジャガー交響曲は、森
林の奥から聴こえてくるサルの鳴き声、ゴリラのドラミングの音、鳥の鳴き
声など、さらには人間による呪いの祈りのような声が飛び交うユニークな作
品。中国の古代画家の絵画や、マヤ文明にインスピレーションを得たという
ペクが色彩鮮やかに独特の世界を展開します。両作品とも、ラジオ・フラン
ス委嘱作品。




<KII>
KKC 28 \2800
(1)セヴラック:ミニョネッタ
(2)同:セレの想い出
(3)同:ロマンティックな歌  世界初録音
(4)同:ペパーミント・ジェット(ピアノ独奏)
(5)同:辻音楽士と落穂拾いの女たち(ピアノ独奏)
(6)同:蹄鉄工の踊り-歌劇「粉屋の心」より(ピアノ独奏)  世界初録音
(7)サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
(8)同:アンダルシアのロマンス
(9)同:バスク奇想曲
(10)同:マラゲーニャ
(11)ラヴェル:ハバネラ形式の小品
(12)ファリャ(コハンスキ編):6つのスペイン民謡
ジェラール・プーレ(ヴァイオリン)、深尾由美子(ピアノ)
[録音:2009年1、3、9月/港南区民文化センターひまわりの郷]
先頃まで日本に在住したフランス・ヴァイオリン界の人間国宝的巨匠ジェラー
ル・プーレ。彼が日本で行った最新録音が登場します。いずれもスペイン風味
の南欧作品で、プーレお得意の曲ばかり。
注目は薫高いピアノ曲に熱心なファンの多いセヴラックのオリジナル・ヴァイ
オリン曲3篇。彼のピアノ曲に惹かれる人なら最愛の曲になること間違いなし
の「良い匂い」に満ちた世界が広がります。日本のセヴラック演奏の第一人者
・深尾由美子による独奏曲3篇も嬉しい限り。緑色のリキュールの名を冠した
「ペパーミント・ジェット」のオシャレな世界や、歌劇の舞台転換用に書き足
された「蹄鉄工の踊り」のセヴラック自身によるピアノ版の世界初録音も興奮
させられます。
さらにサラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」ほか4篇でのスペイン的節回し
の巧さ、往年の巨匠たちを彷彿させる自由奔放さなど、ゾクゾクさせられる芸
風を堪能できます。
まさに神業。これほど味のあるヴァイオリン演奏は絶滅寸前で、「洒脱」のひ
とことにつきるオトナの音楽を繰り広げています。

国内仕様盤
[BIS] BIS 1083
輸入盤・日本語解説書付
超絶のショパン-限界の編曲
モシュコフスキ編:小犬のワルツ/ブラームス編:練習曲ヘ短調Op.25の2/ソラ
ブジ:小犬のワルツによるパスティッシュ(1922)/ソラブジ:小犬のワルツによ
るきまぐれなパスティッシュ(1933)/ゴドフスキ編:小犬のワルツ/ミハウォ
フスキ編:小犬のワルツによるパラフレーズ/ロゼンタール編:小犬のワルツ
/フィリップ編:小犬のワルツによる演奏会用練習曲第1番/フィリップ編:
小犬のワルツによる演奏会用練習曲(左手用)/ヨゼフィ編:小犬のワルツによ
る演奏会用練習曲/ヨゼフィ編:黒鍵のエチュードによる演奏会用練習曲/
フェッラータ編:小犬のワルツによる練習曲第2番/ファースト:ショウパン・
ブギ(小犬のワルツによる)/レーガー:ショパンによる5つの特別練習曲/グ
リューエンバーグ:ジャズ・マスクOp.30a(ノクターンOp.9の2とワルツOp.64
の2のジャズ風編曲)/コルトー編:「チェロ・ソナタ」よりラルゴ/ショパン:
小犬のワルツ(オリジナル)
フレドリク・ウレーン(ピアノ)
2001年に国内盤発売され、ピアノ・マニアの間で語り草となったアルバム。
長らく国内盤が廃盤となっていましたが、この度日本語仕様盤として再発売
されます。いずれの曲も人間の限界を超えた身の毛のよだつ技巧が要求され
ますが、そもそも易しいとは言えないショパンの原曲を殺人的なまでに難し
くしているのがブラームスとかレーガーといった大作曲家たちなのだから驚
き。アルバムの大半は「小犬のワルツ」を基にしたもので、13曲収録(最後は
毒消用にオリジナル)されていますが、あの奇人作曲家ソラブジのものなど、
ここまでやるかとあきれる複雑さと猟奇感覚に満ちています。
演奏はスウェーデンの奇才フレドリク・ウレーン。ピアニストでありながら
精神科の医師でもあるという変わり種。これら恐るべき編曲を前に「うん、
易しくはないけど可能だ」と、いともやすやすと実現させてしまいました。
アムラン以上のテクニックの持ち主と申せましょう。

KKC 5085
[ONDINE] ODE 903
輸入盤・日本語解説書付
ショパン(タレガ編曲):
ノクターン第9番ロ長調Op.32の1/ノクターン第2番変ホ長調Op.9の2/ワルツ
第3番イ短調Op.34の2/前奏曲第7番イ長調/前奏曲第15番変ニ長調「雨だれ」
/前奏曲第20番ハ短調/マズルカ第22番嬰ト短調Op.33の1/マズルカ第16番
変イ長調Op.24の3/マズルカ第25番ロ短調Op.33の4
リョベート:10のカタロニア民謡
ティモ・コルホネン(ギター)
今日タレガ編曲のギターによるショパン作品集はかなりポピュラーになりまし
たが、このアルバムが第1号で、当時日本でもヨーロッパでもかなり話題とな
りました。「アルハンブラの思い出」で有名なフランシスコ・タレガがギター
の魅力と機能を最大限に発揮させた編曲で、詩情も増し、オリジナル以上とい
う声さえ聞かれます。世にも稀な美編曲をお楽しみ下さい。




<ATMA>
ACD2 2597 \1850
ショパン:ピアノ作品集
ポロネーズ第1番 嬰ハ短調 Op.26-1、ワルツ第2番 変イ長調
「華麗なるワルツ」 Op.34-1、第12番 ヘ短調 Op.70-2、
第4番 ヘ長調 Op.34-3、第7番 嬰ハ短調 Op. 64-2、舟歌 嬰ヘ長調 Op.60、
24の前奏曲Op.28より第8番嬰ヘ短調、第17番変イ長調、
夜想曲第17番 ロ長調 Op.62-1、マズルカ第27番 ホ短調 Op.41- 2、
第23番 ニ長調 Op.33- 2、第36番 イ短調 Op.59-1、
バラード第3番 変イ長調 Op.47、スケルツォ第1番 ロ短調 Op.20
ジャニーナ・フィアルコフスカ(P) 録音:2008年9月17-19日
ジャニーナ・フィアルコフスカはモントリオール大学とジュリアード音楽院で
学び、1974年にアルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクールで
3位に入賞、その後世界的なオーケストラ、指揮者と共演を重ねるカナダを代
表するピアニストです。一時左腕の腫瘍のため両手での演奏活動を中断してい
ましたが見事に克服し、2004年1月のドイツで行われた復帰リサイタルで両手
での演奏活動を再開しています。また1994年にはピアノ・シックスを創設しカ
ナダのピアノ教育へ大きな影響を与えています。
ATMAからはモーツァルト(ACD2 2531)、ショパン(ACD2 2291)の協奏曲(室内楽
版)をリリース。今回はショパン生誕200年を記念し、フィアルコフスカ自身が
好きなショパンの作品を選曲。ロマンティックで気品溢れるフィアルコフスカ
の演奏はまさに正統派。ショパンの音楽の代弁者の一人となって、静かに優し
くそして美しい演奏を届けてくれます。

ACD2 2568 \1850
ソナタと協奏曲集
ヴィヴァルディ:
チェロ・ソナタ変ロ長調 RV45、
スターバト・マーテルRV621より(ヴァンサン・ブシェール編)、
チェロ・ソナタ ト短調RV42、
グローリア ニ長調RV589よりドミネ・デウス(ヴァンサン・ブシェール編)、
ヴァイオリンとオルガンのための協奏曲ニ短調RV541
(ヴァンサン・ブシェール編)
J.S.バッハ:
協奏曲ヘ長調BWV978(原曲/ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ト長調RV310)、
オルガン協奏曲イ短調BWV593
(原曲/ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲イ短調RV522)
ベノワ・ロワゼル(Vc) 
ヴァンサン・ブシェ(Org:1973年カール・ヴィルヘルム製)
録音:2008年1月6-8日 聖マッテヤ教会(ウェストマウント、ケベック)
チェロ奏者のベノワ・ロワゼルとオルガン奏者のヴァンサン・ブシェによる
ヴィヴァルディの室内楽作品集。ヴィヴァルディの作品の中でチェロとオル
ガンは通奏低音として使用されることは多いですが、ソロ楽器として取り上
げられることはヴィヴァルディの全作品でもほとんどありません。スターバ
ト・マーテル、ヴィヴァルディ原曲によるバッハの協奏曲、ヴァンサン・ブ
シェ編曲によるニ短調など、ベノワ・ロワゼルとヴァンサン・ブシェは選曲
するにあたり、ヴィヴァルディの有名な作品をチェロとオルガンのために編
曲したものも収録しています。
ベノワ・ロワゼルはレ・ヴィオロン・ドゥ・ロワの首席チェロ奏者として、
またカナダの主要なオーケストラのソリストとして活躍しています。ヴァン
サン・ブシェはオルガニストとしては36年ぶりにケベック音楽院のコンクー
ルで2002年のヨーロッパ賞を獲得しています。

ACD2 2629 \1850
ポンセ:ギター作品集
南のソナチネ、(ショット版)、
カベソンの主題による変奏曲 - 変奏曲(補遺) I
主題、変奏と終曲(ショット版)
カベソンの主題による変奏曲 - 変奏曲(補遺) II
ギター・ソナタ第3番(ショット版)
カベソンの主題による変奏曲 - 変奏曲(補遺) III
組曲イ短調(トランザトゥランティック版)
カベソンの主題による変奏曲(テクラ版)
パトリック・カーニー(G) 録音:2008年
セゴビアの卓越した表現力によって数多くのギター作品を生んだマニュエル
・ポンセ。
南国の空気をたっぷり含んだ「南のソナチネ」は粋で明るい雰囲気のメキシ
コ色の強い作品。複雑な和声と豊かな色彩感に溢れた「ギター・ソナタ第3
番」。ポンセが亡くなる直前に作曲された「カベソンの主題による変奏曲」。
モントリオール生まれのギタリスト、パトリック・カーニーの味わい深い音
色で、伝統的なクラシックの様式にメキシコ的要素がミックスされた魅力的
なポンセの音楽を楽しむことができます。

ACD2 2588 \1850
奇跡の航海
1 .Complainte du coureur des bois/Estampie du coureur des bois
2 .Reels ? bouche(Turluttes Acadiennes)
3 .La traverse miraculeuse
4 .Le navire de Bayonne
5 .Petite Galiote
6 .Valse d’?mile Beno?t
7 .Le combat de La Dana? / The Battle of Quebec
8 .Le 10 d'avril
9 .Turluttes, reels et gigues
10. Dans les prisons de Nantes
11. Les Haubans
12. Dans Paris y'a t'une brune
13. Le trou puant
ラ・ヌフ  シルヴァイン・ベルジェロン(指) メレディス・ホール(S)
地獄の炭坑夫(Les Charbonniers de l’Enfer)
このアルバムは嵐、大航海、海賊、イギリス船など船乗りと移民が直面した
危機的状況を歌にしたものを集めています。演奏はカナダの伝統的男声ア・
カペラのグループ“地獄の炭坑夫”と古楽アンサンブル“ラ・ヌフ”。“地
獄の炭坑夫”は口碑のレパートリーの研究と解釈を専門にケベックとアカディ
アの伝統的音楽を刺激的に蘇らせるグループ。17-18世紀の音楽を得意とする
”ラ・ヌフ”と共に荒波を渡っていく様を描いています。



<ORFEO>
ORFEO 804101 \2450
ストラヴィンスキー:
バレエ「火の鳥」全曲(1910年版)
詩篇交響曲(1930)
バーミンガム市交響合唱団
サイモン・ハルジー(合唱指揮)
バーミンガム市交響楽団
アンドリス・ネルソンス(指)
録音:2009年7月21、22日[詩篇交響曲] &7月26、 27日[火の鳥]バーミンガム、
シンフォニー・ホール(セッション・ステレオ)
ORFEOより快調にリリースを続けるネルソンス&手兵バーミンガム市響の第3弾
はストラヴィンスキー。同月28日のプロムスでも取り上げられた「火の鳥」は、
バーミンガム市響にとって1987年のラトルとのセッション録音以来となるもの。
ここでネルソンスはラトル盤と同じく1910年版を選択してじっくりと幻想的な
ドラマを描いてゆきます。かなり早めのテンポ設定が個性的な「序奏」以下、
「王女たちのロンド」までは各パートをよく歌わせて美しさを目いっぱい引き
出して酔わせると、こんどは「夜明け」を境になだれ込むように「カスチェイ
王一味の凶悪な踊り」へ突入、絢爛たる「フィナーレ」までグイグイと引っ張
る若々しい音楽づくりがたまらなく新鮮です。
カップリングの「詩篇交響曲」は、ヴァイオリン、ヴィオラとクラリネットが
含まれない実験的ともいえる楽器編成がユニークな作品で、なかでも混声合唱
の存在感は際立っています。その意味では、世界的な合唱指揮者ハルジーによ
って、1983年より25年以上にわたり鍛え上げられたバーミンガム市響合唱団の
雄弁な表現力を確かめる絶好の内容となっています。

ORFEO 751101 \2450
ペーター・フォン・ヴィンター(1754-1825):
七重奏曲op.10-2つのヴァイオリン、クラリネット、2つのホルン、
ヴィオラとチェロのための
四重奏曲o.op.-クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための
八重奏曲o.op.-ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、フルート、クラリネット、
ファゴット、2つのホルンと任意指定のコントラバスのための
コンソルティウム・クラシクム
ディーター・クレッカー(Cl)
録音:2006年9月10-15日ドイチュラント放送、室内楽ホール
(セッション・ステレオ)[ドイチュラント放送の制作]
クレッカーがふたたびヴィンターのめずらしい作品を発掘。「交響曲集、クラ
リネット協奏曲&アリア」(ORFEO.192031)以来、本作では円熟期に書かれた室
内楽曲の数々を取り上げています。
今やすっかり忘れ去られてしまったヴィンターですが、マンハイム宮廷のオー
ケストラで神童とうたわれ、同世代のヴェーバーやシュポアにも一目置かれる
ほどの存在でした。かのベートーヴェンの七重奏曲が“弦と木管の組み合わせ
の理想的なサンプル”とみなされるようになっていた当時、ヴィンターがメロ
ディと楽器の扱いで天賦の才能をみせていたのが、まさにこのジャンルでした。
いずれのナンバーでも美しいカンタービレが光るヴィンターの室内楽。長年の
経験で抜群の腕前を聞かせるクレッカーらの演奏で聴くといっそう、巧みな器
楽法がよくわかる仕組みとなっています。



<PROFIL>
PH 07020 2枚組 \4250
ハイドン:「四季」
ルース・ジーザク(S ハンネ)
ロバート・ギャンビル(T ルーカス)
アルフレート・ムフ(Bs ジーモン)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)
バイエルン放送交響楽団,バイエルン放送合唱団
録音:1994年7月31日,ディーセン・アム・アンマーゼー,マリー修道院
サヴァリッシュの貴重なライヴが初登場!1994年に、バイエルン州最南部の
湖畔の町、ディーセン・アム・アンマーゼーの修道院で行われたハイドンの
「四季」です。70歳のサヴァリッシュは円熟の極みにあり、しかも相手が優
秀なバイエルン放送交響楽団、合唱団ということから、大変に充実していま
す。加えて湖畔の美しい町ディーセン・アム・アンマーゼーに18世紀に建築
されたバロック様式の修道院での演奏とあって、コンサートホールとは違っ
た雰囲気が音からも伝わってきます。当時国際的名声を急速に高めていたジ
ーザク、ヘルデンテノールに転向する直前のギャンビル、そして当時45歳の
ムフの手ごたえのある歌と、歌手も充実。サヴァリッシュとハイドンはいか
にも合いそうなのに、録音は少なく、ことに巨匠になってからの録音はほぼ
皆無。その点でも貴重な録音の登場です。





<2L>
2L 67SABD(SACD-Hybrid)+ Blu-ray(audio track only) \3650
DXD(24/352.8kHz)録音
Blu-ray: 5.1 surround
DTS HD MA(24bit/192kHz),
7.1 surroundDTS HD MA(24bit/96kHz),
2.0 stereo LPCM(24bit/192kHz)
オーレ・ブル(1810-1880):ヴァイオリンと管弦楽のための作品集
セーテルの娘の日曜日(ヨハン・スヴェンセン編)
ヴァイオリン協奏曲 イ長調(ニコライ・リセ、オラヴ・アントン・トメセン、
ヴォルフガング・プラッゲ編)
ヴァイオリン協奏曲 ホ短調「幻想協奏曲」夜-夜明け-昼
孤独の時に「メランコリー」
(ヨハン・ハルヴォシェン、ヴォルフガング・プラッゲ編)
幻想曲「サン・フアンのベルベナ」
セーテル訪問
アンナル・フォレソー(Vn) 
ノルウェー放送管弦楽団 
オーレ・クリスチャン・ルード(指)
録音:2009年6月 ヤール教会(ベールム、ノルウェー)
[制作:ヴォルフガング・プラッゲ、録音:モッテン・リンドベルグ、
ハンス・ペーテル・ロランジュ]
ノルウェー最初の国際的に名を知られた偉大な音楽家オーレ・ブル。2010年は
生誕200年を迎え本国ノルウェーでは様々なイベントが開催されています。オ
ーレ・ブルはヴィルトゥオーゾ・スタイルのヴァイオリン、即興の技術、そし
てカリスマ性をもったステージ姿に世界がひれ伏し「パガニーニの再来」とも
言われていました。ヨーロッパ大陸からアメリカへと活動の場をひろげ、その
活躍ぶりは、グリーグ、スヴェンセン、イプセンら、世界に出て行く芸術家た
ちのモデルにもなりました。
作品にノルウェー音楽的要素を取り入れ、ノルウェー音楽の発展に尽力したノ
ルウェーの大スター、このオーレ・ブルの作品集は、2曲のヴァイオリン協奏
曲がメインプログラムです。1834年に作曲されたヴァイオリン協奏曲イ長調は、
演奏の秘密が公になることを心配したブルがソロパートを譜面にしなかったと
推測され、この録音には、現存する3種類の楽譜【リーソーエン島のオーレ・
ブル博物館にある手稿譜、同じく博物館所蔵のヨハン・ヘンヌムが改訂の手を
加えたとされる不完全な手稿譜、ベルゲン郊外、ヴァレストランのブルの家に
保存されるブル自身による改訂版】を基にニコライ・リセが作曲家のオラヴ・
アントン・トメセンとヴォルフガング・プラッゲの協力で作成した演奏譜が使
われました。
アンナル・フォレソーは、オスロのバラット=ドゥーエ音楽学校でスーンミ・
チョンとスティーヴン・バラット=ドゥーエにヴァイオリンを教わったのち、
ブルーミントンのインディアナ大学に留学。マウリシオ・フックスにヴァイオ
リン、スタンリー・リッチーにバロックヴァイオリン、メナーエム・プレスラ
ーとジェルジ・シェベクに室内楽を学びました1998年にはサルツブルクの国際
サマーアカデミーに参加し、バルトークの無伴奏ヴァイオリンソナタを弾いて
ヴァイオリン賞を獲得しました。作曲者の心のうちにあるロマンティシズムを
ヴィルトゥオジティとバランスよく紡いでいます。
オーレ・クリスチャン・ルード指揮のノルウェー放送管弦楽団が参加した録音
セッションは、オスロに近い町、ベールムにある煉瓦と木で造られたヤール教
会で行われました。"2L クオリティ" のすばらしい録音です。




<harmonia mundi>
HMC 902056 2枚組 \3780
フランク・マルタン(1890-1974):ゴルゴタ
[第1部](CD1)
1. 合唱「父よ!父よ!」 2. 枝(エルサレム入城) 3. 寺院でのイエス 
4. 最後の晩餐 5. ゲッセマネの丘
[第2部](CD2)
6. 瞑想 7. 大祭司の前のイエス 8. ピラトとイエス 
9. ゴルゴタの丘(カルヴァリの丘) 10. 復活(「おお、死よ」)
ユディト・ゴーティエ(S)、マリアンヌ・ベアーテ・キーランド(A)、
アドリアン・トンプソン(T)、
マッティス・ファン・デ・ヴェール(Br)、コンスタンティン・ヴォルフ(Bs)
カペラ・アムステルダム
エストニア・フィルハーモニー室内合唱団、エストニア国立交響楽団
ダニエル・ロイス(指)
録音:2009年4月
フランク・マルタンの大作「ゴルゴタ」の登場。ゴルゴタは、イエスが十字架
にかけられた丘の名前。マルタンは、宗教作品を書くことを避けていましたが、
レンブラントの「3つの十字架(1653年)」のエッチングを見て、この作品を書
くに至りました。マルタン自身敬愛していたバッハの影を常に感じながら、
1945年から58年、10年以上の歳月をかけて、このイエスの受難の物語の音楽を
生み出しました。バッハの受難曲で福音史家にあたる語り部は、基本的にバス
のソリストが担当。イエスはバスが担当します。新約聖書のみでなく、旧約聖
書などからの引用も多くみられるのが特徴です。冒頭の「P?re!(父よ!)」の
不協和音は、実に鮮烈。第2部の、8分以上続くピラトの尋問の場面は圧巻で、
ピラトの心の揺れ、「イエスに死を」と叫ぶ民衆の叫びなどが、大規模なオー
ケストラとともに聴く者に突き刺さります。終曲の神への賛美の合唱も、時に
メシアンを思わせるような極彩色の世界。全体的に幻想的かつ大規模に描かれ
ており、バッハの受難曲を聴きなれた耳に大変鮮烈に響くこのフランスの巨匠
による受難曲、是非ご体験いただきたい世界です。

HMC 901959 \2450
W.A.モーツァルト:
(1)交響曲第39番 変ホ長調 K543
(2)交響曲第40番 ト短調 K550
フライブルク・バロック・オーケストラ
ルネ・ヤーコプス(指揮)
録音:2008年10月
ヤーコプス、会心のモーツァルト交響曲新録音の登場です。第39番メヌエット
のソロ楽器の旋律の立たせ方など、オペラもシンフォニーも知り尽くしたヤー
コプスにしかできないもの。続くフィナーレも細部にいたるまで丁寧にアー
ティキュレーションやディナーミクが施され、同時に大きな和声の動きのダイ
ナミックさも併せ持つ快演。第40番の冒頭の有名な音型は、美しいディナーミ
クの弧を描きます。終楽章フーガでは、ホルンの咆哮もパオーンと効果的に響
きます。ヤーコプスの緻密な指揮と、フライブルク・バロック・オーケストラ
の面々の巧さが絶妙にマッチした、見事なモーツァルトの登場です!




<ACCENT>
ACC 25310(SACD-Hybrid) \2580
J.S.バッハ:カンタータ集Vol.10-復活節後のためのカンタータ集
カンタータ第108番「わが去るは汝らの益なり」BWV108
カンタータ第86番「まことに、まことに汝らに告ぐ」BWV86
カンタータ第11番「神をそのもろもろの国にて頌めよ」BWV11
カンタータ第44番「ひとびと汝らを除名すべし」BWV44
シギスヴァルト・クイケン(指)
ラ・プティット・バンド
シーリ・トルンヒル(S) ペトラ・ノスカイオヴァ(A) 
クリストフ・ゲンツ(T) ヤン・ファン・デル・クラッベン(B)
録音:2008年4月30日、5月1日
S・クイケンとラ・プティット・バンドによるOVPP方式(各声部1人)によるカン
タータ集シリーズの第10弾。今回は復活節後のカンタータを集めたアルバム。
復活節後第4日曜日のためのカンタータ第108番はアルトの味わい深いアリアが
印象的。慰めに満ちた冒頭のアリオーソの響き、アルトのアリアで魅せるS.ク
イケンの見事なソロは聴きごたえがあります。また、ミサ曲ロ短調に転用され
たアルトのアリアを含む昇天節に演奏されるカンタータ第11番。明るいソプラ
ノのアリアが美しい第44番は復活節後第6日曜日のためのカンタータ。シリー
ズ中盤に差し掛かり、一層円熟した至芸が聴けるアルバムです。

ACC 24213 \2300
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集Vol.3(オリジナル楽器による)
ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 Op.12- 1
ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.12- 2
ヴァイオリン・ソナタ第3番 変ホ長調 Op.12- 3
ピアノとヴァイオリンのためのロンド ト長調 WoO 41
ヒロ・クロサキ(Vn) 使用楽器:1700年頃北イタリア製 製作者不明
リンダ・ニコルソン(P) 使用楽器:アントン・ワルター1979年製ウィーン
ヒロ・クロサキとリンダ・ニコルソンの名手2人によるベートーヴェン、ヴァ
イオリン・ソナタ集第3弾。オリジナル楽器を用いた意欲的なシリーズは、2人
の磨き抜かれた高い音楽性で各方面から注目を集めています。
今回はベートーヴェンの初期のソナタで、躍動感あふれる生き生きとした演奏
が、音楽を自然と浮かび上がらせています。この作品群はモーツァルトの影響
を強く受けていて、明るいヴァイオリンの色調を前面に出した若々しい雰囲気
に満ちています。




<VAI>
VAIDVD 4513(DVD-Video) \4550
字幕:英仏伊西露
ボロディン:「イーゴリ公」(第3幕省略版)
エフゲニー・ネステレンコ(Bs イーゴリ公)
エレナ・クロフスカヤ(S ヤロスラーヴナ)
ウラディーミル・シシェルバコフ(T ウラディーミル)
アレクサンドル・ヴェデルニコフ(Bs ガリツキィ公)
ボリス・モロゾフ(Bs コンチャーク)
タマーラ・シニャフスカヤ(Ms コンチャーコヴナ)
ほか
マルク・エルムレル(指)
ボリショイ劇場管弦楽団,合唱団
演出:オレグ・モラレフ
装置:フェドール・フェドロフスキー
収録:1981年,クレムリン宮殿
「だったん人の踊り」で有名なボロディンの「イーゴリ公」、録音はたくさん
あるのに、何故か映像は少なく、DVDは僅か。今回VAIがDVDにしたのは、1981
年にクレムリン宮殿のコンサートホールで上演された際のライヴ収録。1970、
80年代のロシアを代表する名バス、ネステレンコがイーゴリ公を歌っていると
いうのが大きな魅力です。指揮は、1950年代から長くボリショイを指揮し続け
た名匠エルムレルというのも魅力です。ボリショイ劇場などで一般的に用いら
れている第3幕省略版を使用。

VAIDVD 4512(DVD-Video) \4550
MONO
字幕:英仏伊西露
リムスキー=コルサコフ:「サトコ」
ウラディーミル・アトラントフ(T サトコ)
イリーナ・アルヒポワ(Ms リュバーヴァ)
ボリス・モロゾフ(Bs 海の王)
タマーラ・ミラシキナ(S ヴォルホヴァ)
ニナ・グリゴエワ(Ms ニジェータ)
ほか
ユーリ・シモノフ(指)
ボリショイ劇場管弦楽団,合唱団
演出:ボリス・ポクロフスキー
装置:フェドール・フェドロフスキー
収録:1980年
「サトコ」は、1898年に初演されたリムスキー=コルサコフのオペラ。歌手サ
トコは、海の王女ヴォルホヴァの助けで海から黄金を引き上げる。それを元手
に船旅へと出たサトコは、12年後に海中へと向かいヴォルホヴァと再会。二人
は結婚式を挙げるが、その最中に巡礼が現れ祝宴は消え失せる。ヴォルホヴァ
はサトコの妻リュバーヴァを思い、自らは身を引き、川へと変身する。少し
「浦島太郎」を思わせる物語は、日本人に受け入れやすいでしょう。このDVD
に収録されているのは、1980年にボリショイ劇場で上演されたもの。アトラン
トフ、アルヒポワ、ミラシキナと1970、80年代のボリショイを代表する歌手に、
当時の主席指揮者シモノフ、そして演出は昨年亡くなったロシア・オペラの大
御所演出家ポクロフスキーと、この上ないもの。ロシアオペラファンならずと
も興味をかきたてられる映像でしょう!

VAIDVD 4510(DVD-Video) \4550
MONO
字幕:英仏伊西露
リムスキー=コルサコフ:「五月の夜」
ディミトリ・ウリヤーノフ(Bs 村長)
オレグ・ポルプディン(T レフコ)
ナタリア・ウラディミルスカヤ(Ms ハンナ)
イリーナ・チスチャコワ(Ms 村長の義理の姉)
ロマン・ウリビン(Bs 書記)
ヴィアチェスラフ・ヴォイナロフスキ(T 酒造人)
アナトーリ・ロシャク(Bs カレーニク)
ワレリア・ザイチワ(S パンノチカ)
ほか
フェリックス・コロボフ(指)
スタニスラフスキー&
ネミローヴィチ=ダンチェンコ・モスクワ・アカデミー音楽劇場管弦楽団,
合唱団,バレエ団
演出:アレクサンドル・ティテル
装置,衣装:ウラディーミル・アレフィエフ
収録:2008年3月9日(ライヴ)
リムスキー=コルサコフはオペラに多数の名作を残しています。中でも「五月
の夜」は、ニコライ・ゴーゴリの原作に基づいた傑作。愉快な物語の中にルサ
ルカ伝説のロマンティックなエピソードが巧みに盛り込まれ、ロシアでは非常
に人気が高い演目です。ウクライナのある村の五月。村長の息子レフコには恋
人ハンナがいるが、妻を亡くした父の村長が彼女にちょっかいを出している。
怒ったレフコは仲間たちを動員して村長や書記をからかい、そのとばっちりで
村長の亡妻の姉まで散々な目に遭う。そんな時、レフコは夢の中で、伝説に語
り継がれている、継母(実は魔女)に虐められて湖に身を投げルサルカになった
という娘(パンノチカ)に出会う。仲間に化けて紛れ込んでいる魔女を見つけ出
したレフコに、パンノチカは感謝し手紙を渡す。夢から覚めると、レフコが持
っているのは村長の上司から、レフコとハンナの結婚を認めるという手紙。
二人が結ばれてめでたし。ウクライナ民謡を多く用いた音楽はたいへん親しみ
やすいものです。CDでは、フェドセーエフの指揮した名盤がReliefから出てい
ましたが(CR 991044)、DVDはこれが初。スタニスラフスキー&ネミローヴィチ
=ダンチェンコ・モスクワ・アカデミー音楽劇場による充実した上演のライヴ
収録です。

VAIDVD 4514(DVD-Video) \4550
MONO
字幕:英仏伊西露
チャイコフスキー:「イオランタ」
ガリーナ・カリーニナ(S イオランタ)
アルトゥール・エイゼン(Bs レネ王)
レフ・グズネツォフ(T ヴォデモン)
イーゴリ・モロゾフ(Br ロベルト)
ウラディーミル・マルチェンコ(Br エブン=ハキヤ)
ニーナ・グリゴリエワ(Ms マルタ)
ほか
ルーベン・ヴァルダニアン(指)
ボリショイ劇場管弦楽団,合唱団
演出:オレグ・モラレフ
舞台美術:ニコライ・ゾロアタレフ
収録:1982年
「イオランタ」は、チャイコフスキーの最後のオペラで、バレエ「くるみ割り
人形」との二本立て用に書かれた作品。プロヴァンスの王の盲目の娘イオラン
タが、ヴォデモンと出会い、辛い手術に堪えて視力を得るという物語。物語も
音楽も大変ロマンティックな作品です。このDVDに収録されているのは、1982年
のボリショイ劇場での上演で、舞台映像としては初DVD。当時のボリショイ劇
場のプリマドンナで、ウィーンやミュンヘンなど西側でも活躍したカリーニナ
を始め、旧ソ連の優れた歌手が揃っています。




<Hungaroton>
HCD 32648 \2080
リスト:4手のためのハンガリー狂詩曲
(1)第1番ヘ短調(原曲・第14番)
(2)第2番嬰ハ短調(原曲・第12番)
(3)第3番ニ長調(原曲・第6番変ニ長調)
(4)第4番ニ短調(原曲・第2番嬰ハ短調)
(5)第5番ホ短調(原曲・第5番)
(6)第6番変ホ長調(原曲・第9番)
デュオ・エグリ&ペルティス
リストはピアノ独奏のためのハンガリー狂詩曲を19曲残しましたが、そのなか
から6曲を弟子のドップラーの協力で管弦楽化しています。それに基づきリス
ト自身が4手連弾にも編曲していますが、何故かあまり知られていません。音
も厚くなり、興味深い対旋律など連弾の効果を最大限に発揮しています。ハン
ガリーのおしどり夫婦デュオ、エグリ&ペルティスは1902年製の珍しい箱型の
プレイエル・ピアノ演奏で有名となりましたが、ここでは通常のスタインウェ
イでリストならではの豪快な響きを生み出しています。またハンガリー的な味
わいも絶妙で、むせかえるような民族色を楽しめます。

HCD 32634 \2080
(1)リスト(ヴェイネル編):ピアノソナタ ロ短調(オーケストラ版)
(2)ヴェイネル:前奏曲、夜曲と悪魔的スケルツォ
(3)同:パッサカリア
(4)同:おもちゃの兵隊
ラースロー・コヴァーチ(指)
北ハンガリー・ミシュコルチ響
ドラティやショルティの師でもあったハンガリーの作曲家レオー・ヴェイネル
(1885-1960)。近年フンガロトン・レーベルが力を入れているため、かなりの
作品に接することができるようになりました。当アルバムはいずれもピアノ版
の存在する作品を収めていて、ヴェイネルの卓越したオーケストレーションの
手腕を示しています。1955年に編曲されたロ短調ソナタはCAviにも録音があり
ますが、今回はハンガリーのオーケストラが演じているのが魅力です。

HCD 32471/2 2枚組 \4160
ショパン:ポロネーズ全集
ポロネーズ第1ー第16番
マズルカ第52ー59番、第49番Op.68の4
アレックス・シラジ(Pf、1886/90製プレイエル・コンサートグランド)
1968年イタリア生まれのピアニスト、アレックス・シラジによるショパンのポ
ロネーズ全集。シラジはブダペストのリスト音楽アカデミーでラドシュ、ファ
ルヴァイに師事。フランスのフゾー社のショパン全集楽譜の責任者でもありま
す。当アルバムでは1886-90年頃に製作されたプレイエルのコンサート・グラ
ンドで演奏しているのに注目。ショパンの最初の作といわれるト短調のポロネ
ーズと、最後の作といわれるマズルカ第49番の両方が収録されているのも注目
です。

HCD 32474 \2080
ショパン:歌曲全集
乙女の願い/春/悲しみの川/酒宴/彼女の好きな/私の見えぬ所へ/使者
/美しい若者/メロディ/闘士/二人の死/いとしい人/望みなく/指輪/
花婿/リトアニアの歌/舞落ちる木の葉/魅惑/ドゥムカ/乙女の願い(初版)
/酒宴(初版)/舞落ちる木の葉(フォンタナ再構築版)
アリツィア・ヴェンゴジェフスカ=ウィスカード(Ms)、
アレックス・シラジ(Pf、1886/90製プレイエル・コンサートグランド)
ショパンはほとんどピアノ曲だけを作曲しましたが、全部で19曲の歌曲を残し
ています。いずれもポーランド語の歌詞に基づき、華麗でもオシャレでもあり
ませんが、ピアノ曲以上に祖国への思いや暗い心情を綴った、彼の真実の言葉
に満ちています。さらにこのアルバムは3つの作品の異版が収められているの
も貴重です。ポーランドの若手メゾのヴェンゴジェフスカ=ウィスカードは非
常に美しい声で、民俗音楽起源の作品での表現の巧さは絶品です。19世紀製エ
ラール・ピアノの響きの美しさも特筆。

HCD 32544 \2080
ライタ:弦楽四重奏曲全集 Vol.3
(1)弦楽四重奏曲第6番 Op.36(1942)
(2)同第8番 Op.53(1951)
(3)同第10番「トランシルヴァニア組曲」 Op.58(1953)
アウアーSQ
バルトーク、コダーイに次いでハンガリーの民俗音楽を研究して作品に採り
入れたラースロー・ライタ(1892-1963)は全10曲の弦楽四重奏曲を残していま
すが、その全集録音の第3集。アウアー四重奏団は1990年に結成された実力派。
緻密なアンサンブルが光ります。

HCD 32632 \2080
ブラス5
(1)ドブロヴァイ:金管五重奏曲第3番
(2)マダラース:ハシッド物語
(3)ティハニ:情景
(4)ラーング:前奏曲、3モービルと後奏曲
(5)ペルティス:セレナーデ・イン・イエロー
(6)ホローシュ:パヴァーヌとガリアルド
エヴァルト金管五重奏団【レヴェンテ・バコー(Trp)、アンドラーシュ・
コヴァルチク(Hrn)、ペーテル・マジャル、ローベルト・カーイプ(Trb)、
タマーシュ・ケレメン、アッティラ・ペレステギ(Tub)】
現代ハンガリーの作曲家による金管五重奏曲集。いずれも親しみ易いものばか
りで、フンガロトン社社長マーテー・ホローシュの作品も入っているのがお茶
目です。1996年にリスト音楽アカデミーの学生たちで結成したエヴァルト金管
五重奏団は、いずれもソリスト級の奏者の集まりで、舌を巻く巧さです。

HCD 32598/9 2枚組 \4160
20世紀の響き
(1)シェーンベルク:月に憑かれたピエロ
(2)ラヴェル:マダガスカル土民の歌
(3)ストラヴィンスキー:
バリモントによる2つの詩/日本の3つの抒情詩/シェイクスピアによる3つの
詩/4つのロシアの歌/ふくろうと子猫ちゃん
(4)アルマンド・トート;喜びの鳥(14の俳句)
(5)クリスティナ・メジェリ:瞬間イメージ
(6)カミロ・レンドヴァイ:森の歌
(7)マーテー・ホローシュ:上に落ちる葉
(8)ペーテル・トート:ロルカ歌曲集
イルディコー・イヴァーン(Sop)、
ゲルゲーイ・マツトゥズ、ゾルターン・コヴァーチ(指)
器楽アンサンブル、アウアーSQ、ブダペストSQ
ハンガリーの中堅ソプラノ、イルディコー・イヴァーンのリサイタル・アル
バム。歌唱はドイツ語(1)、フランス語(2)(5)(6)、ロシア語(3)、英語(3)の
シェイクピアのみ、ハンガリー語(4)(7)(8)と国際的。興味深いのはハンガリ
ーの女性作曲家メジェリの「瞬間イメージ」。2002年の作で、石川啄木や正
岡子規の俳句の仏語訳が歌詞となっています。




<haenssler>=SWR MUSIC=
【シュヴェツィンゲン音楽祭エディション】
93 704 \2250
モノラル
「1959年ピアノ・リサイタル / フリードリヒ・グルダ」
J.S.バッハ:カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに寄せて」変ロ長調BWV.992
ハイドン:アンダンテと変奏曲ヘ短調Hob.XVII-6
ハイドン:ピアノ・ソナタ第52番変ホ長調Hob.XVI-52
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第10番ト長調Op.14-2
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110
フリードリヒ・グルダ(P)
録音:1959年6月3日シュヴェツィンゲン宮殿(ライヴ・モノラル)
2000年の歿後以来、グルダのリリースが盛んです。「初期RIAS録音集1950-
1959」(AU21404)と同じく、若きグルダがバリバリと猛烈な勢いでキャリアを
積み上げていたころに行われたシュヴェツィンゲンでのライヴ演奏は、J.S.
バッハとハイドンのソナタという初出のレパートリーを含むもので、けっし
て見逃せない内容です。
録音当時グルダ29歳。これが天才というものなのでしょうか。バッハのカプ
リッチョにおける沈潜のアリアもみごとで惹き込まれますが、それでもやは
りグルダといえばベートーヴェン。順に57年、58年とデッカへの第1回目の全
集セッション録音を経てのソナタ2曲は、こぼれ落ちるような煌めきと彫の深
さを兼ね備えた音色とともに、完成されたアプローチを実感させます。ちなみ
に、第10番は1967年のステレオ・セッション再録につづいて3種目。第31番は
全部で現状7種ある録音のうち4番目にあたるもの。
なお、1959年ウィーン、1968年ルガーノと2種のライヴ音源が存在するハイド
ンの変奏曲も初出の音源となります。

93 706 \2250
ステレオ
ブリテン:弦楽四重奏曲第3番Op.94
シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調D.810「死と乙女」
アマデウス四重奏団
録音:1977年5月21日シュヴェツィンゲン宮殿、コンサートホール(ライヴ・ス
テレオ)
1947年に結成、1950年代から1970年代にかけて最盛期を迎え、英国を代表する
世界的アンサンブルとして活動したアマデウス四重奏団。1977年のシュヴェ
ツィンゲン音楽祭でのライヴは、このアンサンブルを知る方にとっては、たい
へん興味深いプログラムとなっています。
ブリテンの第3四重奏曲は、このライヴ演奏に先立つこと半年ほど前に、ほか
でもないアマデウスが世界初演を手がけた作品。1976年12月19日におこなわれ
たオールドバラ近郊のスネイプ、モルティングスでの世界初演に向けて、1976
年9月の段階で、アマデウスのメンバーはその準備にブリテンと共同作業をつ
づけていたエピソードが残されています。(ブリテン自身はその2週間前にすで
に他界していたため初演に立ち会うことはかないませんでした)。
そして、1956年2月のケルンでのライヴ・レコーディング(AN2160)や、1959年
を含め3度のセッション録音で知られる、シューベルトの「死と乙女」。ここ
での演奏も、きわめつけの演目にふさわしい出来栄えとなっています。

93 705 \2250
ステレオ
ハイドン:カンタータ「ナクソス島のアリアドネ」Hob.XXVIb-2
ムソルグスキー:歌曲集「子供部屋」
(ばあやと / 隅っこで / かぶと虫 / お人形と / おやすみの前に / 猫のマド
ロス / 木馬で出掛けた)
フォーレ:4つの歌曲
いなくなったひとOp.5-3 / マンドリンOp.58-1 / 月の光Op.46-2 / 捨てら
れた花Op.39-2
レスピーギ:3つの歌曲
いつかあのひとが帰ってきたら(1911)/ 霧(1906)/ストルネッロを歌う女(1906)
フランシスコ・ブラーガ:6つのノルデスチーナ歌曲(ブラジル民謡)
O'Kinimba / Capim Di Pranta(野良仕事の歌)/ Nigue Nigue Ninhas(子守歌)
/ S?o-Jo?o d?-ra-r?o(わらべ歌)/
A casinha pequenina(恋の歌)/ Engenho Novo(ある労働者の歌)
ロッシーニ:「タンクレーディ」より、アリア「大いなる不安と苦しみの後で」
テレサ・ベルガンサ(Ms)
フアン=アントニオ・アルヴァレス・パレホ(P)
録音:1985年5月6日シュヴェツィンゲン宮殿(ライヴ・ステレオ)
1935年マドリード生まれ、才色兼備で人気を博したメッツォ、ベルガンサの魅
力が詰まったすばらしいアルバムが登場します。1985年に行われた歌曲の夕べ
は、ハイドンにムソルグスキーから、アンコールのロッシーニに至るまで、あ
らためてレパートリーの広さを確かめられる内容ですが、さらに驚くべきはひ
とつひとつの完成度の高さ。ブラーガのゆたかな民俗色、やわらかな感触で夢
のようなフォーレと、ベルガンサは異なるパレットを使い分け、いきいきと描
写してゆきます。これはファンには一生の宝物になるに違いありません。




<PREISER>
PRCD 90762 3枚組 \\6240
MONO
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」
ジョージ・ロンドン(Bs-Br ドン・ジョヴァンニ) 
ワルター・ベリー(Bs レポレッロ)
ヒルデ・ツァデク(S ドンナ・アンナ) 
レオポルド・シモノー(T ドン・オッターヴィオ)
セーナ・ユリナッチ(S ドンナ・エルヴィーラ) 
エーベルハルト・ヴェヒター(Br マゼット)
グラツィエッラ・シュッティ(S ゼルリーナ) 
ルートヴィヒ・ウェーバー(Bs 騎士長)
ルドルフ・モラルト(指)
ウィーン交響楽団,ウィーン室内合唱団
録音:1955年
+ジョージ・ロンドン、モーツァルト アリア集
モーツァルト:
「フィガロの結婚」からのアリア(5曲)
「お前と別れる今、ああ娘よ」 K.513
「この美しい手に」 K.612
「彼に眼を向けて」 K.584
ブルーノ・ワルター(指)
コロンビア交響楽団
録音:1953年
名盤、モラルトの「ドン・ジョヴァンニ」が復活!モーツァルト生誕200年の
1956年に向けてレコード会社各社はモーツァルトのオペラ全曲録音に取り組ん
でいました。PHILIPS社はウィーン交響楽団とダ・ポンテ三部作を録音、「フィ
ガロの結婚」はカール・ベーム、「ドン・ジョヴァンニ」と「コジ・ファン・
トゥッテ」はルドルフ・モラルト(1902-1958)が担当しました。中でも「ドン
・ジョヴァンニ」は、ロンドンの誇り高く颯爽としたタイトルロールを筆頭
に、、ベリー、ツァデク、シモノー、ユリナッチ、シュッティ、ウェーバー
と、空前のオールスターキャスト。後にドン・ジョヴァンニで名を馳せるウィ
ーンの名バリトン、ヴェヒターがマゼットを歌っているのですから驚きです。
モラルトの颯爽とした気持ちよい音楽は、今聞いてもまったく古びておらず、
ウィーン交響楽団も素敵なウィーンの音色を放っています。1990年代初めに
CD化され、1993年には国内盤CDも出たことがありますが、その後15年以上入
手難だったこの名盤、復活を喜ぶ人は多いことでしょう。余白に、ロンドンが
ワルターの指揮で録音したアリア集を収録。

PRCD 20055 2枚組 \2700
MONO
プッチーニ:「トスカ」
アントニエッタ・ステッラ(S トスカ) 
ジャンニ・ポッジ(T カヴァラドッシ) 
ジュゼッペ・タッデイ(Br スカルピア)
フェルッチョ・マッツォーリ(Bs アンジェロッティ) 
レオ・パディス(Bs 堂守) ピエロ・デ・パルマ(T スポレッタ)
アントーニオ・サッケッティ(Bs シャルローネ)
ほか
トゥリオ・セラフィン(指)
ナポリ・サンカルロ劇場管弦楽団,合唱団
録音:1957年
幻の録音がついにCD化!1950年代にPHILIPSはナポリのサンカルロ劇場を用い
てオペラの録音をしましたが、その中でなぜかCD化されなかったのがこの「ト
スカ」。ステッラ、ポッジ、タッデイと、イタリアオペラのスター歌手を三人
も配し、スポレッタには名脇役デ・パルマ、そして指揮者は大御所セラフィン
と、超豪華。復活を喜びましょう!

PRCD 20056 2枚組 \2700
MONO
ドニゼッティ:「シャモニーのリンダ」
アントニエッタ・ステッラ(S リンダ)
チェーザレ・ヴァレッティ(T カルロ)
ジュゼッペ・タッデイ(Br アントーニオ)
フェドーラ・バルビエーリ(Ms ピエロット)
レナート・カペッキ(Bs ボアフレリー侯爵)
ピエロ・デ・パルマ(T 行政長官)
ジュゼッペ・モデスティ(Bs 司教)
トゥリオ・セラフィン(指)
ナポリ・サンカルロ劇場管弦楽団,合唱団
録音:1956年9月
PHILIPS録音。ステッラを筆頭に、ヴァレッティ、タッデイ、バルビエーリ、
カペッキ、デ・パルマと、よくぞこれだけ名歌手を揃えたもんだと言うくら
いの豪華キャストです。しかも指揮がセラフィンとくれば文句なし。PHILIPS
から1990年代の半ばに一度だけCD化されたことがありましたが、長らく廃盤。
粗悪な海賊すら入手難でしたので、嬉しい復活です。

PRCD 20057 2枚組 \2700
MONO
ロッシーニ:「モゼ」
ニコラ・ロッシ=レメーニ(Bs モーゼ)
ジュゼッペ・タッデイ(Br ファラオーネ)
アゴスティーノ・ラッザーリ(T エリゼーロ)
マリオ・フィリッペスキ(T アメーノフィ)
ピエロ・デ・パルマ(T アウフィーデ)
カテリーナ・マンチーニ(S アナイーデ)
プリーニオ・クラバッシ(Bs オジリデ)
ブルーナ・リッツォリ(S シナイーデ)
トゥリオ・セラフィン(指)
ナポリ・サンカルロ劇場管弦楽団,合唱団
録音:1956年6月
「モゼ」は、ロッシーニがパリのオペラ座のために作曲した「モイーズとファ
ラオン」(旧作「エジプトのモゼ」を大幅に改作したもの)がさらにイタリア語
に直されたもの。今日ではフランス語の上演が主流なので、イタリア語の録音
はかえって貴重です。イタリアオペラの巨匠セラフィンの指揮するロッシーニ
は珍しく、ライヴを含めても数種。この「モゼ」は、ロッシ=レメーニ、フィ
リッペスキ、タッデイと男声が充実しており、セラフィンのガッチリした音楽
ともども聞き応えがあります。ヒロインのアナイーデを歌うマンチーニは1924
年生まれ。カラスと同世代のイタリアのソプラノで、高い評価を得ていたもの
の、早くに病気引退したため録音が少なく、幻のソプラノと言われています。
これは彼女の全盛期の貴重な録音です。PHILIPSから1990年代の半ばに一度だ
けCD化されたことがあっただけなので、嬉しい復活です。




<INTEGRAL>
MFCD 020 \2080
ベートーヴェン:ピアノソナタ集Vol.I
ピアノソナタ第1番 ヘ短調Op.2-1
ピアノソナタ第2番 イ長調Op.2-2
ピアノソナタ第3番 ハ長調Op.2-3
ペール・テングストラント(Pf)

MFCD 021 \2080
ベートーヴェン:ピアノソナタ集Vol.II
ピアノソナタ第4番 変ロ長調Op.7
ピアノソナタ第19番 ト短調Op.49-1
ピアノソナタ第20番 ト長調Op.49-2
ピアノソナタ第5番 ハ短調Op.10
ペール・テングストラント(Pf)

MFCD 0012 \2080
グリーグ:抒情小曲集より
エサ・ペッカ・サロネン:二分法:機械化
ステンハンマー:晩夏の夜
ペール・テングストラント(Pf)

MFCD 014 \2080
チャイコフスキー:くるみ割り人形組曲Op.71a(エコノム編曲)
アレンスキー:組曲第2番Op.23「シルエット」
ラフマニノフ:組曲第2番 Op.17
ペール・テングストラント、シャン=シャン・スン(Pf)



<Medici Arts>~EuroArts
20 54619(DVD-Video) \2180
44 mm(演奏)
47mm(ボーナス映像)
画面:4:3 NTSC
音声:PCM ステレオ
(1)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
(2)ブラームス:ハンガリー舞曲 第4番 嬰ヘ短調
(3)同:ハンガリー舞曲 第5番 ト短調
(4)サラサーテ:スペイン舞曲 第1番
(5)同:スペイン舞曲 第2番
(6)バッツィーニ:カラブレーゼ
【ボーナス映像】
“A Violinist in Hollywood”
“On the Encores”
メニューイン
(1)アンタル・ドラティ(指)、ハリウッド・シンフォニー・オーケストラ
(2)アンタル・ドラティ(ピアノ)
(3)‐(6)アドルフ・ベイラー(ピアノ)
収録:1947年、チャールズ・チャップリン・スタジオ、ハリウッド
1997年、ワルシャワ(ボーナス映像)
ハリウッド映画「Concert Magic」(1948)のために収録された、メニューイン
32歳の弾くメンコン全楽章の貴重な映像が発見されました。細かなヴィブラー
トと弓全体を使う大きなボーイングながら細部までコントロールされた奏法が
印象的な若きメニューイン。特に1楽章のカデンツァは力強く、通常フラジョ
レットで弾かれることの多い高音も押さえ、そして時代を感じる心地よいポル
タメントで旋律を歌う、音楽的にはもちろん技術的にも絶頂の演奏を見ること
ができます。この他、ドラティがピアノ伴奏をつとめたブラームスの小品な
ど、技巧的かつ情熱的な聴きごたえのある演奏が収録されております。ボー
ナス映像では、聞き手にハンフリー・バートンをむかえ、メニューインの人
生・キャリアについて、またハリウッドで収録された映像を見ながら、ヴァ
イオリンの技術、音楽レパートリー等、メニューインの軌跡をふりかえります。




<CALLIOPE>
CAL 9431 2枚組 \2700
J.S.バッハ:マタイ受難曲
ポール・アグニュー(T/ 福音史家)、
アラン・エーヴィヒ(Bs/ イエス)、
アラン・ブー(Br/ ユダ)、オルガ・パシフニク(S)、
ダミアン・ギヨン(C-T)、ドナ・ハヴァー(T)、
マルク・ブーシェ(Br)
ジャン=クロード・マルゴワール(指)
ラ・グランド・エキュリ・エ・ラ・シャンブル・デュ・ロワ
(王室大厩舎・王宮付楽団)
シャンブル・ドゥ・ナムール合唱団
録音:2009年4月6日(ライヴ録音)
マルゴワールによる「マタイ受難曲」の登場。スウィングしているというと語
弊があるかもしれませんが、通奏低音チームの推進力が際立った演奏です。全
体を通して、様々な登場人物の体温を、そしてイエスの体温をも感じる、血の
通った演奏。アリアではソリストに極めて柔軟に旋律を歌わせていて、アルト
の「憐れみたまえ」のアリアなども極めて自然に音楽が流れています。最後の
合唱曲も、荘厳さはもちつつも、深いフレーズの息の取り方で、共感しやすい
演奏。真正面から「受難」というテーマに立ち向かった他の演奏とはまた一線
を画した、温度を感じる受難曲となっています。




<K617>
K617 216 \2250
マテオ・フレチャ:エンサラダ集(プラハ、1581年)
1. エル・ボン・ジョルン(ペレ・アルベルヒ・ヴィラ)
2. エル・フエゴ(マテオ・フレチャ)
3. ラ・トルッラ(バルトム・カルセレス)
4. ラ・ルハ(ペレ・アルベルヒ・ヴィラ)
5. ラ・ボンバ(マテオ・フレチャ)
ラ・コロンビーナ
録音:2009年4月
エンサラダは、16世紀ごろのスペインにおいて宮廷を中心に流行した、一種の
こっけいなマドリガルです。名称は「サラダ」を意味し、その歌詞には諸国
(スペイン、フランス、イタリア、カタロニアほか)の俗語およびラテン語が、
任意にとりまぜられています。旋律にも、諸国の通俗的な歌が多く用いられ
ています。このエンサラダのもっとも高名な作曲家マテオ・フレチャによる、
1581年に出版されたエンサラダ集に収められた作品が聴けます。古きよき外
国の早口ことば歌の様相で、楽しい1枚です。

K617 218 \2250
エリザベト・クロード・ジャケ・ド・ラ・ゲール(1665-1729):
紅海の路(第1巻, 1708年)、トリオ・ソナタ第3番 ニ長調(1695年)
セバスティアン・ド・ブロッサール:
トリオ・ソナタ ト短調 SdB.222、サロモンのシュエット(SdB.71)、
リトルネロ(SdB.226)
ルネ・ドルアール・ド・ブッセ(1703-1760):ユディート(第1巻 1735年)
ル・タンドル・アムール
ルアンダ・シキエーラ(ソプラノ)
録音:2009年7月
フランスの音楽界に君臨していたリュリの死後、フランスには、イタリアなど
から新鮮な風が吹き込みました。この新しい風を受けて、このCDに収められて
いるような、作曲家たちの作品が生まれました。ジャケ・ドゥ・ラ・ゲール、
ブロッサール、ブッセの音楽がここよみがえります。

K617 220 2枚組(1枚価格) \2250
モンテヴェルデイ:聖母マリアの夕べの祈り(1610年)
ガブリエル・ガッリード(指)
アンサンブル・エリマ、エウフォニア声楽アンサンブル、
アントニオ・イル・ヴェルソ合唱団、マドリガリア合唱団、
レ・サクブティエ・ド・トゥールーズ
録音:1999年7月シチリア島エリーチェ/聖マルティヌス教会
K617 136の再発盤。力強さと透明な美しさを併せ持つ名盤、ガッリードの「聖
母マリアの夕べの祈り」復活です。心の底から真に祈っているような力強い
表情に圧倒されっぱなしの約2時間です。




<HUNGAROTON>
=バルトーク・ニュー・シリーズ=
HSACD 32510(SACD-Hybrid) \2300
バルトーク:弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽BB 114, Sz 106(1936)
録音:2008年10月11-13日ブダペスト、パレス・オブ・アーツ、
バルトーク・ナショナル・コンサート・ホール(セッション)
バルトーク:ディヴェルティメントBB 118, Sz 113(1939)
録音:2008年10月29-30日ブダペスト、パレス・オブ・アーツ、
バルトーク・ナショナル・コンサート・ホール(セッション)
バルトーク:ハンガリーの風景BB 103, Sz 97(1931)
録音:2008年10月30日ブダペスト、パレス・オブ・アーツ、
バルトーク・ナショナル・コンサート・ホール(セッション)
ゾルターン・コチシュ(指)
ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団
コチシュと手兵ハンガリー国立フィルによるシリーズに屈指の人気曲「弦チェ
レ」が登場します。しかも、この「弦チェレ」と「ディヴェルティメント」に
ついては、弦楽セクションがハンガリーを代表するソリストたちを擁する特別
編成という、超強力なオマケ付き。
指揮のコチシュ以下、オール・スター・キャストの顔ぶれは、第1ヴァイオリ
ンに売り出し中の気鋭バルナバーシュ・ケレメン、同じく第2ヴァイオリンに
カタリン・コカシュ、コントラバスにイヴァーン・スタンコフ。そして、なん
とチェロには大家ペレーニも参加しており、いつも以上の凄みをきかせるスー
パー・ヴィルトゥオーゾ・オケへと変貌を遂げています。
ほかに、初期のピアノ曲からの編曲作である「ハンガリーの風景」も、オリジ
ナルのピアノ曲を熟知しているコチシュだけに、表現意欲の旺盛なアプローチ
が聴きものとなっています。




<harmonia mundi>
HMC 902019/20(2CD+1DVD) \3780
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガ Op.87(全曲)
+DVD(クリスティアン・ルブレ制作によるメルニコフとシュタイアーのイン
タビュー)
アレクサンドル・メルニコフ(Pf)
ショスタコーヴィチ壮年期の「24の前奏曲とフーガ」はその巨大さ、深さ、
技術的難度ゆえ、ピアニストにとって最高峰のひとつとなっています。全曲
の録音も多くはなく、いまだに初演者ニコラーエワのものが超えるものなき
決定盤の地位を保っています。しかし、今回ロシアの俊英メルニコフがまさ
に命をかけてチャレンジした録音は驚くべき完成度で、この世のものとは思
えぬ域に達しています。この音楽的深み、さらに時折見せる暗黒の情念など
30代とは思えぬ成熟度、さらにニコラーエワにはない21世紀的な新しさなど、
どこをとっても非の打ちどころなし、ついにニコラーエワの盤を超える演奏
の出現と思えます。特典にクリスティアン・ルブレ制作のDVD付。第24番の実
演に加え、個人的にも親しい間柄のアンドレアス・シュタイアーをインタビュ
アーに、作品について約23分真摯に語る姿が収められていますが、両者とも
わかりやすい英語(日本語字幕なし)で、非常に興味深い内容となっています。
今年最衝撃のピアノCDのリリースと申せましょう。




<ACCENT>
ACCENT Plus
ACCENT(アクサン)の名盤再発シリーズのご案内です。

ACC 10017 \1280
ドニゼッティ:
「舟人」、「漁夫」、「ああ 思い出しておくれ、美しいイレーネ」
ベッリーニ:
アリエッタ「私のフィッレの悲しげなおもかげ」、アリエッタ「愛しいひと
はいつ来るのだろう」、アリエッタ「ゆかしい月よ」
シューベルト:「目の魔力」、「ごらん、あんなに月の明るいこと」
ロッシーニ:「この心を燃え上がらせた貴女」-タンクレディより
ベートーヴェン:「友情の幸せ」、「この暗い墓のうちに」、「愛の嘆き」
ルネ・ヤーコプス(C-T)
ジョス・ファン・インマゼール
(フォルテピアノ:トラウゴット・ベルント1837-40年製)
録音:1981年1月
ここに収録されている楽曲はベッリーニ、ロッシーニ、ドニゼッティなど18世
紀後半から19世紀前半のベルカント最盛期の音楽。これらの楽曲をカウンター
テナーのパイオニア的存在のルネ・ヤーコプスによる歌唱とインマゼールの伴
奏で収録。1981年の録音でCD初登場の貴重な音源です。
この時代のカウンターテナーはカストラートの登場により、日の目を見ず影に
隠れていました。しかし、その間カウンターテナーの技術は向上し、ファル
セットと胸声と融合させた歌唱を会得。ロッシーニは当時No.1カウンターテナ
ー、ジョヴァンニ・ダヴィデのために、彼の作品のテナー役のほとんどを書い
たと言われています。この時代のカウンターテナーについてヤーコプス自身が
ライナーで言及しています。
ヤーコプスはベルカント時代のカウンターテナーの演奏法を模索し、ファル
セットと胸声の音域をつなぐ歌唱法を生みだし表現の幅を広げ、ビロードの
ような美声を聴かせてくれます。

ACC 10001 \1280
18世紀ドイツのリュート音楽
J.S.バッハ:組曲ハ短調、アダージョBWV1001、フーガBWV1000
ヴァイス:組曲ニ短調
コンラート・ユングヘーネル(lute)
録音:1978年9月
旧品番:ACC 77801
ドイツ生まれのリュート奏者コンラート・ユングヘーネルによる18世紀ドイツ
のリュート音楽集。

ACC 10008 \1280
後期フランス・ヴィオール音楽集
シャルル・ドレ:組曲第2番、アントワーヌ・フォルクレ:組曲第3番
W.クイケン(Gamb)S.クイケン(Gamb)ロベルト・コーネン(Cemb)
録音:1978年11月
旧品番:ACC 67808
クイケン兄弟による後期フランス・ヴィオール作品集。美しい和声と繊細なロ
ココ調のシャルル・ドレとフォルクレの音楽を鮮烈に聴かせてくれます。

ACC 10030 \1280
ヴィルトゥオーソ・ロマンティック・オーボエ
シューマン:オーボエのための3つのロマンスOp.94、月の夜Op39-5(オーボエ編)
ヤン・ヴァーツラフ・カリヴォダ:サロンのための小品Op.228
ヨハン・ペーター・ピクシス:オーボエの大ソナタOp.35
パウル・ドムブレヒト(Ob)
ジョス・ファン・インマゼール(1850年製エラール)
録音:1983年4月
旧品番:ACC 78330
ドムブレヒトとインマゼールによる19世紀のオーボエ作品集。シューマンの
3つのロマンス、オーボエ奏者にはお馴染のカリヴォダのサロン小品、ドイツ
のピアニスト兼作曲家のピクシスの大ソナタなどオーボエの技巧が華やかに
展開される1枚です。

ACC 10037 \1280
フランスのオーボエ音楽集
オトテール:オーボエと通奏低音のための組曲集第2巻より第1番、第2番
フィリドール:オーボエと通奏低音のための組曲集第1巻より第5番
クープラン:王宮のコンセール第1番
パウル・ドムブレヒト(Ob) ヴィーラント・.クイケン(Gamb)
ロベルト・.コーネン(Cemb)
録音:1988年4月
旧品番:ACC 8537
オトテール、フィリドール、クープランのフランスのオーボエ作品集。パウル
・ドムブレヒトがバロック・オーボエの魅力を十分の引き出したアルバムです。

ACC 10140 \1280
ベルリン宮廷におけるフルート音楽
フランツ・ベンダ:ソナタ ホ短調
ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ:幻想曲、奇想曲集より
C.P.E.バッハ:ソナタ イ短調、ソナタ ニ長調
ヨハン・フィリップ・キルンベルガー:
 ソナタ ト長調、テンポ・ディ・メヌエット
ヨハン・ゴットリープ・グラウン:トリオ
フランク・トインス(フルート・トラヴェルソ) 
エヴァルト・デマイヤー(Cemb)
録音:2000年2月
旧品番:ACC 20140




<SUPRAPHON>
SU 4002 \1780
「ロラーテ・チェリ(天よ、露を滴らせよ)
-18世紀プラハの音楽/バロック期プラハの待降節とクリスマスの音楽」
ホラン・ロヴェンスキー:
「マリア、汝、高潔なる野」、「おお神よ、如何にしたならば、私は受けるに
値するのでしょうか」、「マリアよ、汝、受け入れよ」、「天よ、露を滴らせ
よ、聖なる預言者が」、「ああ、愛しき人よ」、「幼きイエスへ」、「愛し子
が」
ライヒェナウアー:
聖なる山におけるカンタータ「この乙女は誰か」、トリオ・ソナタ ニ長調、
待降節のアリア「おお天よ、露を滴らせよ」
ゼレンカ:「救い主の麗しき母」
ファッシュ:フルート、2本のリコーダーと通奏低音のためのソナタ ト長調
カルダーラ:
アリア「この幼子は」(クリスマス・カンタータ「平和の予言」より)
(ラデク・レイシェク編):
「アデステ・フィデレス(神の御子が)」
(プラハ、ロレート(ロレッタ)教会のカリヨン)
ヤナ・セメラードヴァー(指)、コレギウム・マリアヌム、
ハナ・ブラジーコヴァー(S)、カミラ・シェフチーコヴァー(A)、
トマーシュ・クラール(Br)、
マリアーン・クレイチーク(Br)、ラデク・レイシェク(カリヨン)
録音:2003年6月、2005年9月、2009年5月10-13日プラハ、天使たちの女王、
聖母マリア教会
ヴァーツラフ・カレル・ホラン・ロヴェンスキー(1644-1718)は、イエズス会
で音楽を学び、地方の町で主に活躍したチェコの作曲家です。あまり野心的で
はなかったため、プラハで重要な地位を獲得することはできませんでしたが、
晩年はプラハのヴィシェフラト教会のオルガニストを勤めました。アントニー
ン・ライヒェナウアー(1694-1730)は、モルツィン伯の宮廷で活躍した作曲家。
同僚にファッシュがいました。
この録音は、彼ら2人の曲を中心に、ゼレンカ、ファッシュ、カルダーラと、
直接間接にプラハに関わりのある作曲家の曲を加え、待降節からクリスマス
にかけて、プラハで聴けただろう音楽を集めたアルバムです。プラハの有名な
カリヨンの音でクリスマスの曲が聴けるのも興味深いところです。

SU 4008 \1780
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.49
録音:2009年5月28-30日プラハ、ボヘミア・ミュージック・スタジオ
(セッション・ステレオ)
シューベルト:ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調Op.100, D 929
録音:2009年11月17-22日プラハ、ボヘミア・ミュージック・スタジオ
(セッション・ステレオ)
スメタナ・トリオ
イトカ・チェホヴァー(P) 
ヤナ・ヴォナーシュコヴァー=ノヴァーコヴァー(Vn) 
ヤン・パーレニーチェク(Vc)
プロデューサー:マトウシュ・ヴルチンスキー
ディレクター:ミラン・プクリツキー / エンジニア:ヤン・ルジチャーシュ
今を代表するスメタナ・トリオが、最重要レパートリーとして人気の高いシュ
ーベルトの第2番とメンデルスゾーンをレコーディングしました。「ベートー
ヴェンの三重奏曲が、あるいはシューベルトの変ホ長調の三重奏曲が、当時そ
うであったように、まぎれもなくそれは自分たちの時代の傑作なのだ。このさ
き孫たちや曾孫たちをずっと楽しませる、たいへん美しい作品だ。」このよう
にシューマンが絶賛したエピソードが、メンデルスゾーンのニ短調三重奏曲に
対するなによりのお墨付き。情熱がほとばしる第1楽章、幸福に歌うアンダン
テ、ころころと軽快なスケルツォ、そして、リズミックで翳りあるロンド主題
をそれぞれ順番に受け継いでゆき、高揚しながら一気呵成に結ばれるフィナー
レ。どこをとってもシューマンの言葉どおりだと実感されます。
第2楽章のテーマがいちど聴いたら耳から離れないシューベルトの第2番も、生
前には作品のほとんどが未出版のままだったシューベルトにしては異例なこと
に、存命中に海外でも出版された唯一の作品であるということから、文句なし
の傑作。いまにつづく人気ぶりもうなずけます。
傑作どおしのカップリングで、バランスのとれたスメタナ・トリオの演奏で聴
くとあっという間。2曲通して何度も繰り返し聴きたくなるアルバムです。

=チェコ・オペラ・トレジャーズ=
SU 3985 2枚組 \2960
ヤナーチェク:オペラ「ブロウチェク氏の旅」(全曲)
第1部「ブロウチェク氏の月への旅」(全曲)
第2部「ブロウチェク氏の15世紀への旅」(全曲)
ボフミール・ヴィフ(Tブロウチェク)
イヴォ・ジーデク(Tマザル、青年の君、ペトシーク)
プルジェミスル・コチー(Bs-Br聖ヴィートの堂守、月森の君、ドムシーク)
リブシェ・ドマニーンスカー(Sマーリンカ、エーテル姫、クンカ)
カレル・ベルマン(Bヴュルフル、魔光大王、役人)
ヘレナ・タッテルムスホヴァー(S給仕の少年、神童、生徒)
ヤロスラヴァ・ドブラー(A家政婦、ケドルタ)
ハヌシュ・タイン、ミラン・カルピーシェク、アントニーン・ヴォタヴァ、
ヤン・フラヴサ、ヤロスラフ・ヴェヴェルカ、ベノ・ブラフトほか
プラハ国立劇場オペラ合唱団
ヴラジヴォイ・ヤンコフスキー(合唱指揮)
プラハ国立劇場管弦楽団
ヴァーツラフ・ノイマン(指揮)
録音:1962年4月9日-5月30日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
(セッション・ステレオ)
[2010年オリジナル・マスターテープよりリマスタリング
(ミロスラフ・マレシュ)]
ヤナーチェクの「ブロウチェク氏の旅」は、主人公ブロウチェク氏が酔って、
まず月世界に、つづいてフス戦争下の15世紀のチェコへと飛ばされてしまうこ
とから始まる荒唐無稽な内容が楽しい連作オペラ。時間と場所を超越するとい
うSF的発想もユニークなら、音楽も独創的で、なかでも完成までにほぼ10年の
歳月を費やした第1部の「月世界」篇は、美しい調べが醸すファンタジーが秀
逸です。
ノイマン指揮1962年のセッション録音は、国内ではコロムビアよりCD化された
ことがありますが、SUPRAPHONとしては初のCD化となります。




<DOREMI>
DHR 7991/3(2CD+1DVD) \6240
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガ Op.87(全曲)[1962年録音]
+DVD チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23 [1990年録音]
タチヤナ・ニコラーエワ(Pf)、
クルト・マズア(指)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管
ニコラーエワは「24の前奏曲とフーガ」全曲を3回録音していますが、これは
その2回目、1962年にモスクワで作曲者立ち会いのもと行われたもので、メロ
ディア社リリースされていました。特典DVDは1990年にマズアと共演した彼女
の十八番、チャイコフスキーの協奏曲の映像。晩年の演奏ですが、自在きわ
まりない神業を聴かせてくれます。




<haenssler>
98 614 3枚組 \2380
[CD 1]
ヨハン・バッハ(1604-1673):わたしたちの人生は影である
アーダルベルト・クラウス(T) ヴァルター・ヘルトヴァイン(Br)
ニクラウス・テュラー(Bs) フランクフルト・カントライ
バッハ・アンサンブル
ヨハン・ルートヴィヒ・バッハ(1677-1731):涙とともに種蒔く者は
カタリン・グラフ(S) ヘレン・ワッツ(A) アルド・ボールディン(T) 
アーダルベルト・クラウス(T)
ヴォルフガング・シェーネ(Bs) フランクフルト・カントライ
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム、バッハ・アンサンブル
J.S.バッハ:われを祝福せずば、汝を放さずBWV Anh.159
シュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊、
インディアナ大学チェンバー・シンガーズ
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
ゲオルク・クリストフ・バッハ(1642-1697):
見よ、いかに麗しく楽しいことか
アルド・ボールディン(T) フィリップ・フッテンロッハー(Br) 
ニクラウス・テュラー(Bs)
バッハ・アンサンブル
ヨハン・ルートヴィヒ・バッハ:
ミサ・ブレヴィス「いと高きところには神にのみ栄光あれ」
ウタ・シュプレッケルセン(S) エリカ・シュミット=ヴァレンティン(A)
アルド・ボールディン(T) ニクラウス・テュラー(Bs)
シュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊、バッハ・アンサンブル、
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
ヴィルヘルム・フリードリヒ・エルンスト・バッハ(1759-1845):
天にましますわれらの父よ
アーダルベルト・クラウス(T) ヴォルフガング・シェーネ(Bs)
シュトゥットガルト記念教会聖歌隊、バッハ・アンサンブル、
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
[CD 2]
・ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710-1784):震え、堕ちF.83
アーリーン・オジェー(S) ヘレン・ワッツ(A) 
アーダルベルト・クラウス(T) フィリップ・フッテンロッハー(Br)
シュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊、バッハ・アンサンブル、
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782):導入唱とキリエ
アルド・ボールディン(T)
シュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊、バッハ・アンサンブル、
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
ヨハン・クリスティアン・バッハ:ディエス・イレ
アーリーン・オジェー(S) ヘレン・ワッツ(A) アルド・ボールディン(T) 
ヴォルフガング・シェーネ(Bs)
シュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊、バッハ・アンサンブル、
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
[CD 3]
ハインリヒ・バッハ(1615-1692):ああ、わたしの頭が水で満ちていたなら
ユリア・ハマリ(A) バッハ・アンサンブル
ヨハン・クリストフ・バッハ:あなたは何なのか、神よ
ヴォルフガング・シェーネ(Bs) バッハ・アンサンブル
ヨハン・ミヒャエル・バッハ(1648-1694):愛する日よ、ようこそ
フランクフルト・カントライ、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
ヨハン・エルンスト・バッハ(1722-1777):神の慈愛は満ちあふれん
アーリーン・オジェー(S)
シュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊、バッハ・アンサンブル、
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ(1732-1795):
目覚めよ、と呼ぶ声あり
シュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊、
インディアナ大学チェンバー・シンガーズ、
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
ヘルムート・リリング(指)
巨星ヨハン・セバスティアンを筆頭に、音楽史上稀にみる6世代にもわたる大
音楽家の系譜をなしたバッハ一族。宗教声楽曲にしぼって、その偉大なる一族
の足跡を辿るという試みに、声楽作品、とりわけバッハのエキスパートとして
リリングほどふさわしい人選はないでしょう。手兵シュトゥットガルト・バッ
ハ・コレギウムをはじめ、オジェーらソリスト陣も充実の貌ぶれとなっていま
す。98.911の品番移行再発。




<Spectrum Sound>
CDSM 008JT \2080
モノラル
DSDマスタリング
限定盤
ベートーヴェン:
交響曲第5番 ハ短調 Op.67 「運命」
交響曲第6番 ヘ長調 Op.68 「田園」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1954年5月23日, ベルリン、ティタニア・パラスト(ライヴ)
使用音源:独フルトヴェングラー協会盤 F669.310-11 初出 2LP MONO
名演で名高い2つの演奏ですが、近年アウディーテよりオリジナルテープから
のBOXが出て話題となっておりますが、音のウェット感において、明らかにこ
ちらに軍配が!オリジナルテープのハードな音がお嫌いならば是非こちらを。
また、ノイズの少なさは驚異的です。

CDSM 009JT \2080
モノラル
DSDマスタリング
限定盤
(1)ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調作品55「英雄」
(2)R.シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1952年12月7日(1)、1953年4月14日(2)、
ベルリン、ティタニア・パラスト(ライヴ)
使用音源:独フルトヴェングラー協会盤 F666.848M(ベートーヴェン)、
F666.624-5(R.シュトラウス)初出 2LP MONO(独EMI・エレクトローラ・プレス)
スペクトラム・サウンドの特徴は堅さのないウェットで自然な音質にあります。
しかも驚くべきは解像度の高さとノイズのなさ。歪み感も皆無。フルトヴェン
グラーの音楽に没入できます。この「英雄」もすごい。

CDSM 010JT \2080
モノラル
DSDマスタリング
限定盤
ベートーヴェン :
交響曲第7番イ長調作品92
交響曲第8番ヘ長調作品93
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1953年4月14日、ベルリン、ティタニア・パラスト(ライヴ)
使用音源 : 独フルトヴェングラー協会盤 F666.624-5 初出 2LP MONO
(独EMI・エレクトローラ・プレス)
これも濃厚で、聴き手に迫るすごい音質。すごい復刻技術。だまされたと思っ
てぜひご一聴を!

CDSM 011JT \2080
モノラル
DSDマスタリング
限定盤
(1)ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調 作品21
(2)ブラームス:交響曲第4番ホ短調 作品98
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
(1)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(2)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1952年11月30日、ウィーン、ムジークフェラインザール(1)、
1949年6月10日、ヴィースバーデン国立劇場(2)(ライヴ)
使用音源:独フルトヴェングラー協会盤 F669.056-7 初出2LP(1)、
F666.156-7 2LP(2)MONO(独EMI・エレクトローラ・プレス)
ベト1冒頭のピチカートと木管の自然なリアリズム、これこそレア復刻の神髄!
49年のブラームスもこんなに素晴らしい音であったとは!復刻者によると弦の
音色は徹底吟味して復刻しているとのことで、まさに納得の一枚。これぞレア
復刻芸術と申せましょう。

CDSM 002JYNA \1350
モノラル
24bit/192kHz
マスタリング
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番, 第4番
コダーイ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲
ヤーノシュ・シュタルケル(vc), アーノルド・エイダス(vn)
録音時期:1950-51年
使用音源 : U.S.A Period SPL 543, 582, TE 1093 Thrift Edition BOX 初出LP
シュタルケル全盛のゆったりとしたバッハとコダーイの二重奏曲。目の前で弾
いていると錯覚してしまうほどの驚きの復刻!一音一音がクリアに聴こえる
バッハは終始ふくよかで重厚な演奏です。有名なガヴォットの心地よいこと。
一聴後、虜になるでしょう。





<ENZO Recordings>
EZCD 10005 \2450
「サクバットの決意 / 宮下宣子」
[1]トバイアス・ヒューム:兵士の決意
[2]チプリアーノ・デ・ローレ/リッカルド・ロニョーニ:別れのときに
[3]アンドレア・ガブリエリ/ジョヴァンニ・バッサーノ:愛しい人よ
[4]トーマ・クレキヨン/ジョヴァンニ・バッサーノ:爽やかなガリヤルド
[5]ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ/フランチェスコ・ロ
ニョーニ:麗しきかな
[6]濱田芳通:
バルバラ・ストロッツィの「秘密の恋人」を基にしたパッサカリオ
[7]アンドレア・チーマ:2声のためのカプリッチオ
[8]濱田芳通:若い娘(フランス古謡)
[9]バルトロメオ・デ・セルマ・イ・サラべルデ:コレンテ第26番
[10]バルトロメオ・デ・セルマ・イ・サラべルデ:
2声のためのカンツォン第22番
[11]-[14]ゲオルグ・フィリップ・テレマン:幻想曲第9番
[15]ヘンリー・パーセル:夕べの祈り
[16]-[19]アントニオ・ヴィヴァルディ:チェロ・ソナタ第6番
宮下宣子(サクバット)
濱田芳通(コルネット[8])、
西山まりえ(バロック・ハープ[1]-[10][15]-[17][19]レガール[1])、
矢野薫(オルガン[1]-[10][15][17]-[19])、橋本晋哉(セルパン[1][7][9][10])
録音:2009年8月5-7日栃木、岩舟コスモス・ホール(セッション・デジタル)
【24ビット96KHzレコーディング】
日本女性金管奏者のパイオニア宮下宣子が、日本人奏者としては初となるサク
バット・ソロ・アルバムを堂々完成。濱田芳通、西山まりえら古楽界最高のメ
ンバーと共にルネサンス-バロック期の音楽を奏でた注目作です。
★宮下宣子…
東京芸術大学及び同大学院修士課程修了。在学中、安宅賞受賞。文化庁海外派
遣研修員としてケルン音楽大学に留学、最優秀で卒業。第1回モーリス・アン
ドレ国際コンクール、アンサンブル部門入選。第49回毎日新聞社NHK共催音楽
コンクール金管楽器部門第3位。
大学在学中より日本オーケストラ界初の女性金管奏者として、新日本フィル
ハーモニー交響楽団に入団、現在に至る。フェリス女学院大学非常勤講師。
モダン・トロンボーンを伊藤清、ブラニミール・スローカー。サクバットを
飯塚睦彦、ダヴィッド・ヤークス、キャサリン・モトゥーズ、シュテファン・
レジェー、フランク・ポイトゥリヌ。古楽を濱田芳通各氏に師事。
また、東京ヒストリカルブラスのメンバーとしてテナーホルン、バスフリュー
ゲル、ナチュラルトランペットやクラシカルトロンボーンなどを駆使して、
作品のオリジナル性を生かした活動も積極的に行なっている。




<ALIA VOX>
AVSA 9876(SACD-Hybrid) \2750
「新世界-クリオーリョのフォリア」
1. カチュア(2人と4人のための)(「ペルーのトルヒーリョ」式の)
2. クンベ「シエリート・リンド(美しい空)」(ワステカ族民謡)
3. ナポリ風ガリャルダ(作者不詳の歌付き)
4. 「グアビーナ」(コロンビア民族舞曲)
5. フアン・イダルゴ:「愛は弄んでいた」
6. 作曲者不詳:「バラフ・ハローチョ」
7. 作曲者不詳:セギディーリャ・エン・エコー「お前の嫉妬深い視線に」
8. ガスパル・サンス:ハカラ「エル・パハリーリョ(小鳥)」
9. ガスパル・フェルナンデス:ギネオ「その苛酷で突然な動き」(5人のための)
10. ベラクルス地方の不詳者:ファンダンゴ 「エル・ファンダンギート」
11. 作曲者不詳:「カナリオス」(作曲者不詳)
12. 作曲者不詳:「ラ・イグアナ」(ベラクルス民謡)
13. カチュア「デノス・レセンサ」(「ペルーのトルヒーリョ」式の)
14. ペルーの不詳者:フォリアス・クリオーリャス(即興)
15. ベラクスル地方の不詳者:ホタ「マリア・チュチェーナ」
16. 作曲者不詳:「眠れわが子よ(ソチピツァウアトル)」
17. 「サランベケ」(ベラクルス民謡)
18. ホセ・マリン:「愛しき人よ、あなたは何と気まぐれなことか」
19. 「ロス・チレス・ベルデス」(ベラクルス民謡)
ジョルディ・サヴァール(指)、
エスペリオンXXI、ラ・カペッリャ・レイアル・デ・カタルーニャ、
テンベンベ・アンサンブル(通奏低音)
中南米にスペインの広大な植民地を建設する先鞭となった征服者コルテスによ
って、メキシコに最初に建設された港町がベラクルス。メキシコの海の玄関口
として栄えたこの町には様々な人種があふれ、様々な民俗音楽が併存していま
した。その多様な音楽を吸収して、この町は開放的で表情豊かな民俗的な音楽
を生み出しました。
これとは別に、ヨーロッパのバロック音楽と、新世界に住んでいたインディオ
たちの音楽伝統が出会ったことで、このヨーロッパの伝統音楽は、魅力あふれ
る新しい色彩とリズムを獲得し、内的な豊かさを増しました。
このアルバムは、これらの音楽を享受した中南米植民地生まれのスペイン人、
クリオーリョたちの、多様で変化に富んだ魅力あふれる音楽世界を、旧世界の
代表者たるサヴァールたち、そして、新世界の代表者たるテンベンベ・アンサ
ンブルとともに旅する、刺激に富んだ録音です。




<naive>
OP 30492 3枚組 \5200
ヴィヴァルディ:「エジプトの戦場のアルミーダ」 RV699
サラ・ミンガルド(A アルミーダ) フリオ・ザナージ(Br カリッフォ) 
モニカ・バチェッリ(Ms オズミーラ)
ラッファエッラ・ミラネージ(S エルミーニャ) 
マリーナ・コンパラート(Ms エミレーノ)
ロミーナ・バッソ(Ms アドラスト) マーティン・オロ(CT ティザフェルノ)
リナルド・アレッサンドリーニ(指)
コンチェルト・イタリアーノ
録音:2009年
「エジプトの戦場のアルミーダ」は、1718年2月にヴェネツィアで初演された
オペラ。トルクァート・タッソの『解放されたエルサレム』で有名な魔女アル
ミーダが、リナルド誘惑に失敗した後の物語といったもの。
リナルドに復讐する勇士たちを募るため、アルミーダはイスラム軍勢のエジプ
ト王カリッフォのもとにやって来る。アドラストとティザフェルノが彼女の魅
力に捕らえられる。アンティオキアの王女エルミーニャは将軍エミレーノから
求愛されているが、彼女はこれを拒んでいる。一方カリッフォの姪オズミーラ
はアドラストを愛しており、彼が魔女に夢中になってことに苦しむ。アルミー
ダはエミレーノも誘惑しようとするが、彼が拒絶するので怒る。アルミーダは、
エルミーニャの手紙を利用してエミレーノをおびき寄せ、カリッフォに彼がア
ルミーダを誘惑したと思わせて罠に嵌める。その上で都合の悪いエルミーニャ
を男装させ追い出す。さらにアルミーダを巡って張り合うアドラストとティザ
フェルノを決闘させることにする。エミレーノの処刑が決まるが、しかしさ迷
っていたエルミーニャが見つかり、アルミーダの与えた衣装を来ていたことか
らアルミーダの企みが露見。最後は一同が許されて幕となる。
「エジプトの戦場のアルミーダ」は、1710年代のヴィヴァルディのオペラの中
でも特に人気が高かったもので、初演からおよそ20年後の1738年にも再演され
ているほど。しかし残念なことに第2幕が失われてしまい、残された音楽は傑
作だったにもかかわらず上演ができませんでした。今回、ヴィヴァルディ研究
の第一人者フレデリック・ドゥラメアの助言を得てアレッサンドリーニが第2幕
にヴィヴァルディの既存の音楽を当て嵌め、全曲を演奏可能にしました。2009
年10月のパリとウィーンでの二度の上演を踏まえての録音は万全。タイトルロ
ールには古楽界の名コントラルト、ミンガルドを配し、さらにバチェッリ、コ
ンパラート、バッソと優秀なメッゾがずらり。近年活躍を広げているソプラノ
のミラネージ、ベテランのバス、ザナージと完璧なキャスト。仏英伊独語によ
る136ページのブックレット付き。ついに甦ったヴィヴァルディのオペラをた
っぷり楽しみましょう!
※naiveのサイトで試聴ができます。
http://en.naive.fr/#/work/vivaldi-armida
※YouTubeで録音風景とインタビューがご覧いただけます。
http://www.youtube.com/watch?v=35EMJ8ZRPkw




<Grand Slam>
GS 2047 \2250
限定盤
ブルックナー:交響曲 第5番 変ロ長調(改訂版)
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1956年6月3-6日、ウィーン、ゾフィエンザール
使用音源: London(U.S.A.)LCL 80103(オープンリールテープ/19センチ、
4トラック)
録音方式:ステレオ
■制作者より
GSレーベルでは今回から音源によりオープンリールテープの復刻も開始します。
その第1弾はクナッパーツブッシュ指揮、ウィーン・フィルによるブルックナ
ーの交響曲第5番、1956年、英デッカのステレオ録音です。オープンリールテ
ープはLPとは違い基本的にプチパチ・ノイズはなく、内周の歪みもありません。
空間的な再現能力はLPよりも上回っていると言われ、今でも一部には熱烈なオ
ープンリール・ファンが存在します。
この演奏は悪名高い改訂版を使用しているため、昨今の原典版ブームに押され
てか、近年では過去の遺物のように扱われる傾向がなきにしもあらず。しか
し、このオープンリールテープから復刻した太くて柔らかく、かつ非常に艶や
かな音質で聴けば、クナッパーツブッシュの演奏は版の良し悪しを完全に超え
た域にあることが再認識されるでしょう。
■解説書の内容
「なぜ、オープンリールテープからの復刻なのか?」、テープからの復刻に
至った制作者による手記を掲載します。その他、クナの珍しいプログラムも
掲載します。(以上、平林 直哉)
(制作上の都合により原則として初回完全限定プレスとなります。)




<OPUS蔵>
OPK 7052 \2250
(1)シューマン:交響曲第3番変ホ長調作品97「ライン」
(2)ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第2組曲 
(3)レスピーギ:ローマの祭
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)NBC交響楽団
録音:(1)1949年11月12日 スタジオ8H NBCライブ
(2)1949年11月21日 カーネギーホール
(3)1949年12月12日 カーネギーホール
原盤: UK-HMV(ALP)
「ダフニスとクロエ」の美しさが徒事ではない。これはイタリアの陽光に照ら
されたフランス音楽だ。詩情がいのちのラヴェルだが、トスカニーニは委細構
わずに進む。・・・とにかく、この色彩の洪水と凄絶なフォルテと音楽の前進
性はすばらしいの一語に尽きる。オーケストラの統率力は抜群で、どんなに楽
器が増え、最強奏してもごちゃつくところはいっさいない。それにしても1949
年の録音というのが信じられないくらい音が良い。(宇野功芳)

OPK 7053 \2250
(1)シューマン:交響曲第4番 ニ短調 作品120
(2)チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 作品36
ウィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
録音:(1)1953年、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(2)1951年、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
原盤:(1)F-Grammophone、(2)UK-HMV
フルトヴェングラーの音楽には完全に脱帽だ。イエス・キリスト教会において
53年5月14日にレコーディングしたものだが、すでに肺炎を何度もくり返した
晩年、しかも聴衆の居ない純粋なレコード用の録音という形がプラスにさよう
したのであろう。同じ条件で51年12月に録音されたシューベルトの「ザ・グレ
イト」に比べると数段良い。(宇野功芳)
最も音がよいといわれることが多いフランス盤10“LPを用いています。DG盤よ
り低音が豊かに響きます。また今回はフルトヴェングラー研究家でもある
Steinberg氏の見解に従って、楽章間のポーズはなしにしてあります。実際録
音によってポーズあり、なしの両者があります。

OPK 2089 \2250
モーツァルト:
(1)ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216 (1947年録音)
(2)ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219 (1941年録音)
(3)ヴァイオリン協奏曲第6番変ホ長調 K.268(1927年録音)
ジャック・ティボー(ヴァイオリン)
(1)ポール・パレー(指揮)ラムルー管弦楽団
(2)シャルル・ミュンシュ(指揮)パリ管弦楽団
(3)マルコム・サージェント(指揮)交響楽団
原盤:SP US-Vox(No 3)Fr-Gramophone(No 5)US-Victor(No6)
「モーツァルトのヴァイオリン・コンチェルト第5番イ長調K.219の演奏こそは、
今世紀の前半期におけるこの作品のもっとも有名な演奏であった」(ハルナッ
ク)
「最大傑作はモーツァルトの協奏曲(第6番変ホ長調K.268 )である。この曲は
ティボーの実演を聴くと実に素晴らしいので驚嘆してしまう。世の中にあんな
にモーツァルトらしい演奏があるかと想う位である。」(野村光一)
このCDは、ティボーという稀有の奏者に具わった極上の気品と美質を、市販さ
れている数多くのCDより遥かに高い水準で私達愛好家に伝えてくれるように思
う。聴いて楽しむだけではなく、クラシック音楽という、人類の大切な文化財
の来し方、行く末について考える契機にもしたい、時宜を得た企画である。広
く愛好家、音楽関係者に推薦したい。(中野雄)

OPK 7048/9 2枚組 \3380
ヴェルディ:オテロ(全曲)
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)NBC交響楽団
オテロ:ラモン・ヴィナイ(T)
デズデモナ:ヘルヴァ・ネルリ(S)
ヤーゴ:ジュゼッペ・ヴァルデンゴ(Br)
エミーリア:ナン・メリマン(Ms)他
録音:1947年12月6日,13日ライブ録音 NBCスタジオ8H
ほとんど完璧な仕上がり、これなら何故オーパス蔵の復刻が必要だったか直観
的に理解できる。RCA盤のCDと聴きくらべれば、高音域のくせのないオーケス
トラ、ことに第1ヴァイオリンの高音のやせぎみだった質感が今回の復刻では
暖かみのあるものに聴かれるし、ヴィナイのオテロ、ヴァルデンゴのヤーゴの
声の力強さと輝きにみちた声の魅力には聞きほれる。(小林利之)
英HMV-LP起こしオペラ第2弾には「オテロ」全曲を選びました。冒頭の嵐の場
面の緊迫感と嵐の凄まじさはRCA盤では聴くことができません。レクイエム
「怒りの日」と共に力強い低音の迫力は必聴です。(相原 了)




<audite>
AU 92574(SACD-Hybrid) \2300
シューマン:ピアノ四重奏曲変ホ長調Op.47*
シューマン:ピアノ五重奏曲変ホ長調Op.44
クレール=マリ・ル・ゲ(P)
マンデルリング四重奏団
ゼバスティアン・シュミット、ナネッテ・シュミット*(Vn)
ローラント・グラッスル(Va)
ベルンハルト・シュミット(Vc)
録音:2009年5月27-29日レーバークーゼン、バイエル・クルトゥーアハウス
(セッション)
ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲全集を完結させたマンデルリング四重奏団
が、2010年の作曲者生誕200周年のアニヴァーサリーに向けて放つ最新アルバ
ムは、シューマンの室内楽。高い人気を誇るル・ゲを迎えて、ピアノ四重奏曲
とピアノ五重奏曲を取り上げています。
ともにシューマンの好んだ変ホ長調という調性で書かれたピアノ五重奏とピア
ノ四重奏は、「室内楽の年」1842年の10月と11月に相次いで完成しています。
なかでも、作曲の過程でメンデルスゾーンがアドバイスを授けたピアノ五重奏
では、楽想ゆたかなピアノがまず格別。これに、いくぶん厚めの弦が溶け合う
さまがまた絶妙で、このジャンル屈指の名曲として親しまれています。
切れ味鋭いショスタコーヴィチのほか、シューベルトやブラームスといった、
ロマン派のディスコグラフィからもマンデルリング四重奏団の実力は織り込み
済みのところ。このたび、ピアノに極上のロマンが薫るシューマンの作品とい
うことで、くっきりとした音色としなやかな感性で強力な魅力を放つル・ゲと
の顔合わせは、よりいっそうの期待を抱かせるものといえるでしょう。




<Simax>
PSC 1307 \2280
ショパン:
即興曲 第1番 変イ長調 作品29、3つの新しいエチュード(1939)、
即興曲 第2番 嬰ヘ長調 作品36、即興曲 第3番 変ト長調 作品51、
ロンド 変ホ長調 作品16(序奏とロンド)
シューマン:花の曲 作品19、森の情景 作品82
クリスチャン・イーレ・ハドラン(P)
録音:2009年9月4日-6日 ソフィエンベルグ教会(オスロ)
[制作・編集:クシシュトフ・ドラーブ  録音:マスタリング アルネ・アク
セルベルグ]
ノルウェー南西部の都市、スタヴァンゲルに生まれたクリスチャン・イーレ・
ハドラン(1983-)のソロデビュー・アルバム。2010年生誕200年を迎える19世紀
ロマンティシズムのふたり、ショパンとシューマンのピアノ曲を弾きました。
素敵な一夜のコンサートのような1枚です。ハドランは、11歳でルーガラン音
楽院に入学し、その後イジー・フリンカに教わってから、フリンカの弟子、
オスロのアンスネスの下で学びました。ソロイストとしてノルウェー国内の
オーケストラ、ロンドン交響楽団、バイエルン放送交響楽団に客演し、室内
楽奏者としてトルルス・モルク、ラーシュ・アネシュ・トムテル、クレメンス
・ハーゲン、クリスチャン・ポルテラ、ルネー・フレミングらと共演してきま
した。彼が親友のヴァイオリニスト、ヘンニング・クラッゲルードと2006年
に録音したシンディングのヴァイオリンとピアノのための作品集は、国際的
にリリースされ、そのロマンティックな音楽が人気を呼びました。オスロのソ
フィエンベルグに1877年に立てられた教会で行われた録音は、涙を誘うくらい、
力強く、また美しいピアノの音です。




<VAI>
VAIA 1271 2枚組 \3500
アルベルト・レイエス・プレイズ・ショパン
ショパン:
[1CD] ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35、幻想曲ヘ短調Op.49、
[2CD] バラード第4番ヘ短調Op.52、舟歌嬰ヘ長調Op.60、
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
アルベルト・レイエス(P)
録音:2009年5月28-31日
1948年ウルグアイ生まれのピアニスト、アルベルト・レイエスによるショパン
・アルバム。1970年チャイコフスキー国際コンクール、1969年リオ・デ・
ジャネイロ・国際ピアノ・コンクール、1971年レベントリット国際コンクー
ル、1973年ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールなど数々の国際コ
ンクールで入賞し、その後世界的な演奏家として活躍しています。ピアニス
トならば誰もが挑む、ショパンが描き出した光と影を見事に表現しています。





<Alba>
ABCD 291 \1980
コン・スピリト-ヴァイオリンとピアノのための作品集
エルガー:ヴァイオリンソナタ ホ長調 作品82
プロコフィエフ:ヴァイオリンソナタ第2番 ニ長調 作品94b
シベリウス:
ユモレスク 第4番 ト短調 作品89b、ユモレスク 第6番 ト短調 作品89d
リムスキー=コルサコフ/ジンバリスト編:幻想曲「金鶏」
アンナ=リーサ・ベズロドニー(Vn) イヴァリ・イルヤ(P)
アンナ=リーサ・ベズロドニー(1981-)はモスクワ生まれ。ヴァイオリニスト、
指揮者、教授として名を知られた父イーゴリ・ベズロドニー、ヴァイオリニス
トで教授の母マリ・タンペレ=ベズロドニー。両親に倣い、アンナ=リーサは
2歳でヴァイオリンを学び始めました。フィンランドとロンドンで教育を受け、
各地のコンペティションに参加、1995年チェコのヤン・コチアン国際ヴァイ
オリン・コンペティションと1997年シベリウス・アカデミーのヴァイオリン
・コンペティションで第1位、2006年にはギルドホール音楽演劇学校のゴール
ドメダルを獲得しました。ヨーロッパ、日本、アメリカとツアーをつづけ、
彼女のキャリアは今、始まったばかりです。イヴァリ・イルヤはエストニア
のタリン生まれ。モスクワ音楽院で学び、室内楽奏者、ソロイストとして世
界各地で演奏活動を行っています。

ABCD 292 \1980
心よ、砕けよ-中世ドイツの愛の歌
ハンス・ザックス(1494-1576):よきキリスト者よ目覚めよ
オスヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン(1376/78-1445):
牧場の娘は冷たい朝露の中を、あなたはわたしの美しい心を選んだ、そこで輝
くあなたは誰、心よ 砕けよ 復讐せよ見よ、心よりあなたを望みます、残酷な
人生よ、歓呼の声をあげよう
ヴァルター・フォン・デル・フォーゲルヴァイデ(c.1170-1230)/スヴェン・
ベリエル編:
荒れ野の菩提樹の下で、ゲルハルト・アッツェ親方が私の馬を射た
ヴィーツラフ・フォン・リューゲン(1265/68-1325):
無学の私が憧れの歌を作った
ナイトハルト・フォン・ロイエンタール(c.1180-1237/46):
なにもない牧場しか見えなかった
ザルツブルクの修道士(14世紀)/レイフ・カールソン編:
楽しかった夜のことを思うと
ハインリヒ・フォン・マイセン(1250-1318):アダムの手助けをしたのは誰だ
作者不詳(c.1460):『シェーデルの歌本』、おお それは快く だが なお私は
オリファント
ウリ・コルホネン、エイラ・カールソン、レイフ・カールソンらが中世音楽ア
ンサンブル、オリファントを結成したのは1995年。即興にもとづく、色彩ゆた
かな演奏スタイルは、批評家に評価され、聴衆から愛されてきました。「十字
軍の歌」(ABCD152)、「ガース・ブリュレのシャンソン」(ABCD182)、「汚れな
き歓び-中世吟遊詩人の歌う宗教歌集」(ABCD222)につづくアルバム。吟遊詩人
たちの歌、『カルミナ・ブラーナ』『サンタ・マリアの頌歌』をはじめとする
歌集から選ばれた歌が、さまざまな楽器の演奏とともに歌われます。

ABCD 300 \1980
タピオ・トゥオメラ(1958-):合唱曲集
(1)子守歌と呪文(2000)
(2)アンティ・プーハーラの4つの歌(2008)、わが子よトゥオネラで眠れ、
木の枝から生まれて、森は知っている、呪文
(3)紙上音楽(1990/2008)
(4)ロンド(1997)
(5)フィンランド語のヴォカリーズ(1993)
(6)痛みを防ぐ呪文(2006)
(1)カイサ・トゥップライネン(打楽器)、ヘイッキ・ニクラ(Cl、Bs-Cl)、
フィンランド放送室内合唱団、エーリク=オーロフ・セーデルストレム(指)
(2)サーラ・ラウティオ(Hrp)、ヘルシンキ室内合唱団、
ニルス・シュヴェケンディク(指)
(3)ヘルシンキ室内合唱団、ニルス・シュヴェケンディク(指)
(4)フィンランド放送室内合唱団、ハンヌ・ノルヤネン(指)
(5)タピオ・トゥオメラ(サンプリング)、フィンランド放送室内合唱団、
エーリク=オーロフ・セーデルストレム(指)
(6)ヘルシンキ室内合唱団、エーリク=オーロフ・セーデルストレム(指)
フィンランドの作曲家タピオ・トゥオメラは、古来の民話とモダニズムの音楽
の融合を図る試みをさまざまなジャンルの作品で行ってきました。2005年、
フィンランド伝統の文学を現代の音楽に活かした功績によりカレヴァラ協会の
カレヴァラ賞を獲得し、翌2006年には、フィンランド国立オペラの委嘱により
作曲したオペラ「母と娘」(1998-99)が北欧音楽協議会の作曲賞にノミネート
されました。エーリク=オーロフ・セーデルストレム、ニルス・シュヴェケン
ディク、ハンヌ・ノルヤネンの指揮によりフィンランド放送室内合唱団とヘル
シンキ室内合唱団が録音したアルバム。フィンランドに伝わる民俗詩をテクス
トに使った、トゥオメラの代表的合唱曲集です。



<RADIO FRANCE>
FRF 005 \2450
R.シュトラウス:アルプス交響曲Op.64
クルト・マズア(指)
フランス国立管弦楽団
録音:2007年11月29日パリ、シャンゼリゼ劇場(ライヴ)
1927年シレジア生まれで、2008年に指揮者活動60周年を迎えた巨匠クルト・マ
ズアが、フランス国立管音楽監督在任中(2002-2008)の2007年におこなった注
目のライヴ録音が登場します。
マズアはフランス国立管と、2002年にベートーヴェンの交響曲第2番と第6番
(V4971・廃盤)を、2005年にチャイコフスキーの交響曲第5番(V5040)を、そし
て2006年にショスタコーヴィチの交響曲第7番(V5071)を、いずれもライヴで録
音して音楽監督としてのたしかな成果を収めており、さらにまた、マズアは
2008/09年のシーズンより終身名誉音楽監督のポストにあることからも現在に
おけるフランス国立管との良好な関係がうかがえます。
1983年にもマズアは「アルプス交響曲」を当時の手兵ゲヴァントハウス管と
PHILIPSへセッション録音をおこなっています。前回より24年ぶりの再録音と
いう巨匠マズアの境地とともに、これまでの流れでみせてきたようにフラン
ス国立管の熱い取り組みにも注目したいところです。

<STRADIVARIUS>
STR 33729 \2180
ヴィヴァルディ(1678-1741):
フルートと弦楽のための協奏曲集 Op.10(リコーダーによる)
第1番ヘ長調「海の嵐」,第2番ト短調「夜」,第3番ニ長調「ごしきひわ」,
第4番ト長調,第5番ヘ長調,第6番ト長調
ステファノ・バリアーノ(リコーダー、指揮)
コレギウム・プロ・ムジカ

STR 33837 \2180
マーク・アンドレ(1964-):室内楽作品集
iv 4(フルート、オーボエ、クラリネットとテューバのための;2008-2009)
Contrapunctus(ピアノのための;1998-1999)
"…zum staub sollst du zuruckkehren"
(フルート、クラリネット、ヴァイオリン、
ヴィオラ、チェロ、ピアノと打楽器のための;2004-2005)
Iv 3(クラリネットのための;2008)/Iv 2(チェロのための;2007)
アンサンブル・アルテルナンス

STR 33856 \2180
ヴィヴァルディ(1678-1741):
キューピッドよ、お前には見える 協奏曲とカンタータ集
フルート、弦楽と通奏低音のための協奏曲イ短調 RV440(+)
カンタータ「ため息をついて何になろう、哀れな心よ」RV679(*)
チェロ、弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ短調 RV406(**)
カンタータ「疑惑の影に」RV678(*)
2つのフルート、弦楽と通奏低音のための協奏曲ハ長調 RV533(+/#)
カンタータ「憧れの瞳のもとへ」RV682(#)
フルート、弦楽と通奏低音のための協奏曲ト短調「夜」RV439(#)
ラッファエッラ・ミラネージ(ソプラノ(*))
ラウラ・コルッチ(フラウト・トラヴェルソ(+))
マヌエル・グラナティエロ(フラウト・トラヴェルソ(#))
マルコ・チェッカート(チェロ(**))
アッカデーミア・オットボーニ

STR 33859 \2180
フェルディナント・レバイ(1880-1953):ギター・ソナタ集
ギターとクイント・バスギターのための大二重奏曲(*/#)
シューベルトの子守歌による変奏曲(*)
ギター・ソナタ イ短調(+)
ギター・ソナタ ニ短調(*)
マッテオ・メーラ(ギター(+)、クイント・バスギター(#))
ロレンツォ・ミケーリ(ギター(*))
ウィーンに生まれ合唱指揮者・声楽作曲家として活躍しながら、ナチス・ドイ
ツのウィーン占領により失職し忘れされてしまったフェルディナント・レバ
イ。彼は600を超えるギターのための作品も書いていました。収録曲はすべて
世界初録音。

STR 33871 \2180
ミラノ音楽祭ライヴ Vol.2
ヤニス・クセナキス(1922-2001):Phlegra(1975)
エドガー・ヴァレーズ(1883-1965):Octandre(1923)
ファウスト・ロミテッリ(1963-2004):Mediterraneo I e II(1992)(*)
ヤニス・クセナキス:Anaktoria(1969)/ Dhipli Zyia(1952)/ Waarg(1988)
マリーケ・コステル(メゾソプラノ(*))
アスコ・アンサンブル
ステファン・アスブリー(指揮)

STR 33872 \2180
ミラノ音楽祭ライヴ Vol.3
ステファノ・ジェルヴァゾーニ(1962-):Meta della ripa(2002-2003)
ジャコモ・マンツォーニ(1932-):Ode(1982)/ Sembianti(2003)
アントン・ウェーベルン(1883-1945):Passacaglia Op.1(1908)
RAI国立交響楽団
ローター・ケーニヒス(指揮)




<ARS PRODUKTION>
ARS 38049(SACD-Hybrid) \2700
ヨゼフ・シェルプ(1894-1977):オルガン作品全集
オルガン作品I/オルガン作品II/オルガン作品III
オルガン作品IV/オルガン作品V
マルティン・シュメーディング(オルガン)
録音:2009年11月2-4日、ヴッパータール(ドイツ)、インマヌエル教会

ARS 38070(SACD-Hybrid) \2700
ウィーンのオーボエ四重奏曲集
フランチシェク・アダム・ミーチャ(1746-1811):オーボエ四重奏曲ハ長調
モーツァルト(1756-1791):オーボエ四重奏曲ヘ長調
フランチシェク・ヴィンツェンツ・クラマーシュ
[フランツ・クロンマー](1759-1831):オーボエ四重奏曲第2番ヘ長調
ヤン・クシュチテル・ヴァンハル(1739-1813):オーボエ四重奏曲ハ長調
アンサンブル・ラプソディ
ミヒャエル・ニーゼマン(オーボエ) ポーリン・ノブズ(ヴァイオリン)
レイチェル・イッサーリス(ヴィオラ) ニコラス・セロ(チェロ)
録音:2009年3月2-5日、ホンラート(ドイツ)、プロテスタント教会

ARS 38074(SACD-Hybrid) \2700
2010年 ショパン、シューマン、ヴォルフ
ショパン(1810-1849):
夜想曲変ニ長調 Op.27 No.2/3つのマズルカ Op.59
幻想ポロネーズ変イ長調 Op.61
シューマン(1810-1856):ダヴィッド同盟舞曲集
ヴォルフ(1860-1903):幼年時代より/マイスタージンガー・パラフレーズ
ウィリアム・ヨン(ピアノ)
録音:2009年10月、ヴッパータール




<PROPRIUS>
PRSACD 2053 \2300
シューベルト・アレンジメンツ
シューベルト(1797-1828)/マッツ・ベリストレム編曲:
ヴァイオリンとギターのためのソナタ ニ長調 D.384
(原曲:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番)
チェロ(またはヴィオラ、ヴァイオリン)とギターのためのソナタ イ短調 D.821
(原曲:アルペッジョーネとピアノのためのソナタ)
シューベルト/シューベルトあるいはアントン・ディアベッリ編曲:
フルート(またはヴァイオリン)とギターのための15のオリジナル舞曲
(原曲:ピアノのための36のオリジナル舞曲 D.365 から)
ヴェンツェスラウス・マティーカ(1773-1830)/シューベルト編曲:
フルート、ギター、ヴィオラとチェロのための夜想曲 Op.21
(原曲:フルート、ヴァイオリンとギターのための夜想曲)
マッツ・ベリストレム(ギター)
アンデシュ・ユーンヘル(フルート)
クリカン・ラーション(チェロ)
ニルス=エーリク・スパルフ(ヴァイオリン、ヴィオラ)
録音:ストックホルム、TeaterStudio Lederman、ライヴ




<SWEDISH SOCIETY>
SCD 1141 \2180
私は創造の神の卑しい僕 ヒレヴィ・マッティンペルト、アリアを歌う
チレーア(1866-1950):
オペラ「アドリアーナ・ルクヴルール」から 私は創造の神の卑しい僕
ヴェルディ(1813-1901):オペラ「オテッロ」から アヴェ・マリア
ベートーヴェン(1770-1827):ああ、不実な者 Op.65
モーツァルト(1756-1791):
どうしてあなたが忘れられましょう K.505(*)
誰がわが恋人の苦しみを知ろう K.582
リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):
楽劇「ばらの騎士」から とうとう行ってしまった、あの高慢ちきな下卑た男
ワーグナー(1813-1883):オペラ「タンホイザー」から 全能のマリアよ
ウェーバー(1786-1826):オペラ「魔弾の射手」から
たとえ雲がおおい隠しても,どうして眠れましょう
カタラーニ(1854-1893):オペラ「ラ・ワリー」から 遠くへ行かないで
ヒレヴィ・マッティンペルト(ソプラノ)
ダーラ・シンフォニエッタ
ビャッテ・エンゲセット(指揮)
マッティ・ヒルヴォネン(ピアノ(*))
録音:2009年9月28日-10月2日、ファールン(スウェーデン)、
クリスティン・ホール

SCD 1142 \2180
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲第5番ホ短調 Op.64
ウプサラ室内管弦楽団
パウル・マギ(指揮)
録音:2005年9月22日、ウプサラ大学大講堂、ライヴ

SCD 1143 \2180
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
交響組曲「シェエラザード」Op.35
ウプサラ室内管弦楽団
パウル・マギ(指揮)
録音:2006年4月6日、ウプサラ大学大講堂、ライヴ

SCD 1144 \2180
ヴィルヘルム・ステーンハンマル(1871-1927):
管弦楽のためのセレナード Op.31
ウプサラ室内管弦楽団
パウル・マギ(指揮)
録音:2006年1月12日、ウプサラ大学大講堂、ライヴ

<Diskant>
DK 0123-2 \2180
ギター小品集
フェデリコ・モレノ・トロバ(1891-1982):性格的小品集
アレクサンデル・タンスマン(1897-1986):小品集
フェデリコ・モンポウ(1893-1987):コンポステラ組曲
フェレンツ・ファルカシュ(1905-2000):6つの小品
レオ・ブローウェル(1939-):風刺的前奏曲集
デュージャン・ボグダノヴィチ(1955-):バルカンの6つの小品
マルチン・クライチョ(ギター)
録音:2009年6-10月、シャモリーン(スロヴァキア)、コンサートホール
マルチン・クライチョ(1977年生まれ)はブラチスラヴァ音楽院および音楽アカ
デミーでヨゼフ・ズサプカに師事したスロヴァキアのギタリスト。当レーベル
から発売されたメルツの作品集(DK 0095-2)で好評を博しました。

DK 0124-2 \2180
オパヴァのロマンティック・オルガン
メンデルスゾーン(1809-1447):オルガン・ソナタ変ロ長調 Op.65 No.4
ミクラーシュ・シュナイダー=トルナフスキー(1881-1958):
前奏曲集 から ニ短調(No.19),イ短調(No.12),ホ短調(No.31)
リスト(1811-1886):サルヴェ・レジナ
フランツ・シュミット(1874-1939):前奏曲とフーガ ニ長調「アレルヤ」
ヨゼフ・グレシャーク(1907-1987):
イヴァン・ソコルのオルガンの本からバルデヨフの聖エギディウスの祈り,歌
ベドジフ・アントニーン・ヴィーデルマン(1883-1951):
「眠ってほしい」によるコラール前奏曲
マックス・レーガー(1873-1916):
コラールによる幻想曲とフーガ/ハレルヤ、ほめるべき神は Op.52 No.3
マーリオ・セドラール(オルガン)
録音:2009年7月、オパヴァ(チェコ)、聖母被昇天教会

DK 0125-2 \2180
スロヴァキアの歴史的オルガン Vol.6
ハイドン(1732-1809):
音楽時計のための小品集 Hob.XIX から No.9,21,28,5,24,20,1,25
ヤン・クシチテル・クハーシュ(1751-1829):
幻想曲ホ短調/フーガ イ短調/パルティータ ハ長調
ヨハン・ゴットロープ・テプファー(1791-1870):
あなたの道を信じなさい/幻想曲/愛する神のみに従う者
ジャック=ニコラ・レメンス(1823-1881):12のオルガン小品
ヤン・ヴラディミール・ミハルコ(オルガン)
録音:2009年10月、ポプラト=ヴェルーカー(スロヴァキア)、ルター派教会
使用楽器:1856年、ヨゼフ・ザイベルト製

DK 0126-2 \2180
ロシアの子供の歌
ムソルグスキー(1839-1881):
子供部屋(全7曲;1868-1872;リムスキー=コルサコフ校訂)
リャードフ(1855-1914):
子守歌 Op.24 No.2[ピアノ独奏](1890)
民俗詩による6つの子供の歌第1巻 Op.14(1887)
民俗詩による6つの子供の歌第2巻 Op.18(1887)
民俗詩による6つの子供の歌第3巻 Op.22(1890)
音楽玉手箱 Op.32[ピアノ独奏](1893)
ストラヴィンスキー(1882-1971):
ロシアの俗謡による3つの小さな歌「幼年時代の思い出」(1913)
プリバウトキ(全4曲;1914)/猫の子守歌(全4曲;1915)
子供のための3つのお話(1915-1917)/子守歌(1917)
花のワルツ[ピアノ独奏](1914)
プロコフィエフ(1891-1953):3つの子供の歌 Op.68(1939)
ストラヴィンスキー:ふくろうと子猫(1966)
エヴァ・シュシュコヴァー(ソプラノ)
イヴァン・コスカ(ピアノ)
録音:2009年7月、ジリナ(スロヴァキア)、ファトラ芸術館

DK 0127-2 \2180
フランツ・パウル・リーガー(1749頃-1796):
フォルテピアノ・ソナタ&チェンバロ・ソナタ集
ト長調(*)/変イ長調(+)/イ長調(*)/ヘ長調(+)/変ロ長調(*)
ペテル・グルーアス(フォルテピアノ(*)、チェンバロ(+))
録音:2009年11月、ペジノク(スロヴァキア)、ルター派教会
フランツ・パウル・リーガーはウィーンに生まれ、スロヴァキアの首都ブラチ
スラヴァで活躍した作曲家。この国の音楽と音楽教育に大いに貢献しました。
ペテル・グルーアス(1971年生まれ)はシャレフ・アド=アエル、ボブ・ファン
・アスペレンらに師事したスロヴァキアのピリオド鍵盤楽器奏者。

DK 0128-2 \2180
オルガン・リサイタル
J・S・バッハ(1685-1750):前奏曲とフーガ ホ短調 BWV548
メンデルスゾーン(1809-1847):
オルガン・ソナタ第6番ニ短調「天にいます私たちの父」Op.65
フランク(1822-1890):幻想曲イ長調
ヴィドール(1844-1937):オルガン交響曲第5番 Op.42 No.1
デュプレ(1886-1971):古いノエルによる変奏曲 Op.20
マレク・ヴラーベル(オルガン)
録音:2009年11月2-4日、ブラチスラヴァ、スロヴァキア放送大コンサート・
スタジオ
使用楽器:リーガー=クロス、Op.3500
マレク・ヴラーベルはブラチスラヴァ音楽アカデミーでヴラディミール・ミハ
ルコに師事したスロヴァキアのオルガニスト。



<HEVHETIA>
HV 0039-2 \2180
ショスタコーヴィチ(1906-1975):24の前奏曲とフーガ Op.87 から
第1番ハ長調/第4番ホ短調/第11番ロ長調/第12番嬰ト短調
第13番嬰ヘ短調/第15番変ニ長調/第17番変イ長調/第18番ヘ短調
第22番ト短調/第23番ヘ長調/第24番ニ短調
ペテル・カティナ(アコーディオン)
録音:2009年6月12-14日、コシツェ(スロヴァキア)、クラクソン・スタジオ

HV 0040-2 \2180
イザイ(1858-1931):
2つのヴァイオリンとヴィオラのための三重奏曲「ロンドン」
(1914-1916;ナンドール・セデルケニ校訂)(*)
レーガー(1873-1916):
2つのヴァイオリンとヴィオラのためのセレナード ト長調(1915)
ナンドール・セデルケニ、マリアンネ・リーレ(ヴァイオリン)
ミラン・ラディチ(ヴィオラ)
(*)はハンガリーのヴァイオリニスト、ナンドール・セデルケニの校訂版によ
る世界初録音。




<MUSIC CENTRE SLOVAKIA [HUDOBNE CENTRUM](スロヴァキア音楽センター)>
HC 10015 \2180
ダブラチュア雑譜集の音楽
ヨハン・カスパル・ホルン(1630頃-1685):
「パレルゴン・ムジクム、または音楽の副業」(1663)から
アルマンド(115),クラント(116),バッロ(117),サラバンド(118)
不詳:アリア(8)/ヴォルタ(9)/アモール(99)/トレツァ(20)
ザムエリス・マルクフェルナー(1621-1674):前奏曲ハ長調(97)
不詳:その夜が来た(46)/暁の星の何と美しいことか(44)
私の心の底から(44)/終結(98)
ヨハン・カスパル・ホルン:「音楽のパレルゴン、…」から
アルマンド(111),クランド(112),バッロ(113),サラバンド(114)
不詳:私のリリア、私の心(14)/変奏(15)/Schmiedt Current(134)
サラバンド(16)
スタニスワフ・ルボミルスキ:コレア(83)
ヨハン・カスパル・ホルン:「音楽のパレルゴン、…」から
アルマンド(128),クラント(129),バッロ(130),サラバンド(131)
不詳:コレア イ長調(71)/同変ロ長調(72)/同ハ長調(73)/同ニ長調(74)
同ホ長調(75)/同ヘ長調(76)/同ト長調(77)/同ロ長調(78)
ザムエリス・マルクフェルナー:フーガ第6旋法(95)/フーガ(136)
不詳:サラバンド(31)/サラバンド(32)/Semitta(30)
ヨハン・カスパル・ホルン:「音楽のパレルゴン、…」から
アルマンド(107),クラント(108),バッロ(109),サラバンド(110)
不詳:前奏曲(91)/おお、悲しみよ(60)/恩寵である聖霊(47)
今こそ私たちは聖霊に祈る(48)/高みにある神にのみ栄光あれ(49)
ヨハン・カスパル・ホルン:「音楽のパレルゴン、…」から
アルマンド(124),クラント(125),バッロ(126),サラバンド(127)
不詳:イントラーダ(70)/ハンガリーのコレア(23)/調和(24)
Rund laetum et truncum(101)/ポーランドのコレア(62)/Wechsl Tantz(52)
ヨハン・カスパル・ホルン:「音楽のパレルゴン、…」から
アルマンド(65),クラント(66),バッロ(102),サラバンド(67)
マルティナ・ダクスベック(ソプラノ)
ソマ・ディニェース(チェンバロ、オルガン)
ソラメンテ・ナトゥラーリ
ミロシュ・ヴァレント(指揮)
録音:2006年12月16日、プラチスラヴァ、大司教宮殿、ライヴ
ダブラチュア雑譜集は17世紀終盤にレヴォチャの有力商人のために作られた楽
譜集で、当時のスロヴァキアでの音楽を伝える有名な資料。(上記の括弧の中
の数字は各曲に付された番号と思われます。)
中核を成すのは、オーストリアのアマチュア作曲家(本業は医者)ヨハン・カス
パル・ホルンが書いた舞曲。ソラメンテ・ナトゥラーリはミロシュ・ヴァレン
トが1995年に創設したスロヴァキアのピリオド楽器アンサンブル。




<MUSIC FUND SLOVAKIA [HUDOBNY FUND](スロヴァキア音楽財団)>
SF 0054-2 \2180
ペテル・マハイディク(1961-):Namah
She will be picked by herself(ピアノのための;2006)(*)
Namah(弦楽合奏のための;2000)(+)
Nell autunno del suo abbraccio insonne(ハープのための;2003)(#)
Sadness of flowing
(歌、オーボエ、ヴァイオリンとピアノのための;2003/2007)(**)
To the rainbow so close again(弦楽四重奏のための;2004)(++)
Painting(バスクラリネットのための;1999/2000)(##)
Obscured temptations(ピアノのための;2003)(***)
Water forgives(ツィンバロンのための;2007)(+++)
Lullaby(チェロのための;1999)(###)
05.12.07(ソプラノ、歌、バスクラリネット、チェロ、ドラムス、
エレクトロニクスとテープのための;2008)(※)
マユコ・キダ・タキネ(ピアノ(*/**))
ヤーン・ペシュル青年弦楽合奏団(+)
アニタ・ミロッサヨヴァー(指揮(*))
フロラレーダ・サッキ(ハープ(#))
ジョン・アンダーソン(歌(**))
ドミニク・メリハーレク(オーボエ(**))
ズザナ・ウシュコヴィチョヴァー(ヴァイオリン(**))
イカルス弦楽四重奏団(++)
グイド・アルボネッリ(バスクラリネット(##/※))
ダニエル・ガレル(ピアノ(***))
エニケ・ギンゼリ(ツィンバロン(+++))
ヨゼフ・ルプターク(チェロ(###))
ジュリー・ハンソン・ガイスト(ソプラノ(※))
ダヴィト・モス(歌、ドラムス、エレクトロニクス(※))
ダリー・ドレザル(チェロ(###))
ペテル・マハイディク(電子音、テープ(※))
録音:1994-2008年

SF 0059-2 \2180
ヴラディミール・ボケス(1946-):室内音楽集
9つの楽器のためのシークエンス(1965)(*)
ヴァイオリン・ソナタ Op.27(1978)(+)
コラージュ[Coll'Age]Op.28(ピアノ五重奏のための;1979)(#)
…いっときだけ…[...nur eine weile...]
(ヴァイオリン、チェロとアコーディオンのための;2005)(**)
ムジカ・ストリクタ Op.70
(フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための;1999)(++)
ピアノ・ソナタ第5番 Op.79(2005)(##)
エウゲン・スホニュ生誕百年祭後奏曲(10の楽器のための;2008)(***)
メロス・エトス・アンサンブル(*/++)
ダニエル・ガゾン(指揮(*))
マレク・ズヴィーベル(ヴァイオリン(+))
ディアナ・ツィブロヴァー(ピアノ(+))
クアサルス・アンサンブル(#/***)
ダウニア三重奏団(**)
マリアーン・レヤヴァ(指揮(++))
イヴァン・ブッファ(ピアノ(##)、指揮(***))
録音;2004-2009年




<FLORA>
FLORA 1307 \2180
ノルウェーのアーベル
トマス・ロビンソン(活躍:1589頃-1609頃):鐘による20のウェイズ
ベイアルン伝承曲:結婚行進曲
フェリーチェ・ジャルディーニ(1716-1796):
アンダンテ-ロンド・グラツィオーソ
オイスタイン・ニルソンのフッラスラーグ
シリ・デュヴィークのスプリンガル
クヌート・ハムレのハルダンゲル・ルール
カール・フリードリヒ・アーベル(1723-1787):アレグロ
ヨハン・カスパル・フェルディナント・フィッシャー(1656-1746):ロンド
ウィリアム・ブレイド(1560-1630):スコットランド舞曲
不詳:I can not keepe my wife at howme / Home again, Market is done
不詳:Cuperaree
不詳:妖精の仮面
ヨハン・マッテゾン(1681-1764):Felsenlied unsichtbarer Geschoepffe
J・S・バッハ(1675-1750):ガヴォット I&II
カール・フリードリヒ・アーベル:アルペッジョ-アダージョ-アレグロ
ヴォス伝承曲:ノッリンゲン
ハリングダール伝承曲:ファニトゥレン
セテスダールのヴィーダル・ランデのガンガル:ゴルラウス
ニルス・オークラン(ハリングフェレ)
エリーザベト・ザイツ(ティンパノン)
フィリップ・ピエルロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
録音:2007年9月、ベルギー、ブラ=シュル=リエンヌ
ドイツの作曲家で音楽史上におけるヴィオラ・ダ・ガンバの最後の名手カール
・フリードリヒ・アーベルが北欧ノルウェーを旅し、民俗楽器奏者と交流する
という「架空の旅」シリーズ第2弾(第1弾は「ヒューム大佐のインドへの旅」
;FLORA 1006)。今回のゲストはハリングフェレ(ハルダンゲル・フィドル)の
名手ニルス・オークラン。透明で冷涼な空気感の漂う中、穏やかに楽しげに繰
り広げられる音楽の語らい。ティンパノン(真鍮弦を2つのヘラのようなもので
叩く卓上琴)が二つの弦楽器の仲をとりもつかのように彩を添えて。例によっ
てブックレット無しのパターンですが、理屈抜きでご堪能いただけること請け
合いです。

FLORA 1006 \2180
【旧譜 再案内】
ヒューム大佐のインドへの旅
トバイアス・ヒューム(1569頃-1646):
ヒューム大佐のパヴァン(*)/兵士のガリアード-兵士の行進曲(*)
聴け、聴け(*)/ガンバの精神(*)
ポーランドのエア-ポーランドのヴィラネル(*)
わが貴婦人はかわいらしい物を持っている(*)
早く私をくすぐって-ティッケル、ティッケル(*)
さらば、かわいい恋人よ(*)/私は憂鬱(*)
ドゥルバ・ゴーシュ:川辺の日の出(+)
トバイアス・ヒューム:死(*/+)
ドゥルバ・ゴーシュ:ヒュームに捧げる一曲(+/#)
不詳:トリスターノの嘆き(*/+)
フィリップ・ピエルロ(リラ=ヴァイオル(*))
ドゥルバ・ゴーシュ(サーランギー(+)、歌(#))
ニティランジャン・ビスワス(タブラ(+))
ロセリーネ・シンプレラーレ(タンプーラ(+))
イングランドあるいはスコットランド出身、職業軍人としてスウェーデンとロ
シアの軍隊で将校を務めた「ヒューム大佐」ことトバイアス・ヒュームは優れ
たアマチュア音楽家でもあり、ヴィオルの名手として活躍、リラ=ヴァイオル
(小型のヴィオラ・ダ・ガンバ)のための作品集を2巻出版しました。彼の作風
は非常に個性的で、しばしば異常であるとも評されるほどでした。フィリップ
・ピエルロが圧倒的な演奏で聴かせます。
このアルバムではヒュームがインドを旅し去っていくという架空の設定がなさ
れており、後半では北インドの代表的擦弦楽器サーランギーの名手ドゥルバ・
ゴーシュが登場。打楽器タブラとシタールに似た楽器タンプーラを従えて「川
辺の日の出」を演奏、「死」はピエルロのソロに即興的に絡みながら切れ目な
く「ヒュームに捧げる一曲」へと続き、ここでは歌も披露、さらに続いて中世
ヨーロッパの名曲「トリスターノの嘆き」へとなだれ込み怒涛のコラボレー
ションで幕を閉じます。
英語のブックレット付きですが楽曲の解説は収録されておりません。

FLORA 2009 \2180
【旧譜 再案内】
明暗-カラヴァッジョの後に続いて 17世紀イタリア音楽における光と影
タルクイニオ・メールラ(1595-1665):愛の竪琴にのせて(1633)(*)
アンドレア・ファルコニエーリ(1585-1656):
サタンの娘婿、バラバソの戦い(1650)
クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):主をたたえよ(1640)(*)
ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンターナ(1589?-1630?):
ソナタ第11番(1641)
クラウディオ・モンテヴェルディ:西風が戻り(1632)(*)
ダリオ・カステッロ(?-1630?):カンツォン第1番(1644)
クラウディオ・モンテヴェルディ:愛の手紙(1619)(*)
ダリオ・カステッロ:カンツォン第12番(1644)
イグナツィオ・ドナーティ(1612-1638):おお、栄光の聖母よ(1626)(*)
ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):
カンツォン「ラ・ビアンキーナ」(1628)
クラウディオ・モンテヴェルディ:私は主に感謝する(1640)(*)
アドリアナ・フェルナンデス(ソプラノ(*))
レ・サックブーティエ
エレーヌ・メドゥス(ヴァイオリン) 
ジャン=ピエール・カニャック(コルネット[ツィンク])
ダニエル・ラサル(サックバット) 
グイード・バレストラッチ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
マティアス・シュペーター(アーチリュート、キタローネ) 
ヤスコ・ブヴァール(オルガン)
ロラン・ル・シュナデク(ドゥルツィアン) フロラン・ティセイル(打楽器)
徹底した写実と劇的表現でバロック絵画に革新をもたらしたイタリアの巨匠カ
ラヴァッジョ(1571-1610)。このアルバムでは、彼が駆使した光の明暗の効果
を、続く時代の音楽の中に見い出していきます。音楽史におけるカラヴァッ
ジョ的存在と言ってもよさそうなモンテヴェルディのマドリガーレを中心に、
同時代作曲家の器楽作品を交えた構成で、演奏テクニックは抜群。前作「タン
クレディとクロリンダの戦い」(FLORA 1709)に続く共演となるアドリアナ・
フェルナンデスのソプラノとジャン=ピエール・カニャックのコルネットの掛
け合いが特に聴きものです。
ブックレットにはフランス語の解説およびイタリア語の原歌詞とフランス語訳
のみ記載されており、英語はございません。





<MELODIYA>
MELCD 1001669 3枚組 \4480
シベリウス:交響曲集
シベリウス(1865-1957):
第2番ニ長調 Op.43(*)/第3番ハ長調 Op.52(+)
第1番ホ短調 Op.39(+)/第4番イ短調 Op.63(**)
第5番変ホ長調 Op.82(+)/第6番ニ短調 Op.104(+)
第7番ハ長調 Op.105(#)
モスクワ放送交響楽団
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
録音:1969年(*)/1973年(+)/1974年(#)/1977年(**)

MELCD 1001684 2枚組 \2980
ルービンシュタイン・プレイズ・ショパン ショパン生誕200年記念
ショパン(1810-1849):
ポロネーズ嬰ヘ短調 Op.44/即興曲変ト長調 Op.51 No.3
夜想曲変ニ長調 Op.27 No.2/ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35
舟歌嬰ヘ長調 Op.60/練習曲変イ長調 Op.25 No.1
練習曲変ト長調 Op.10 No.5/練習曲ホ短調 Op.25 No.5
練習曲嬰ハ短調 Op.10 No.4/ワルツ イ短調 Op.34 No.2
ポロネーズ変イ長調 Op.53/ワルツ変イ長調 Op.34 No.1
アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
録音:1964年10月1日、モスクワ音楽院大ホール

MELCD 6000835 \1780
懐かしのワルツ集
シャトロフ:満州の丘
イヴァノヴィチ:ドナウ川のさざ波
ドレイジン:白樺
ベッカー:森の寓話
ジョイス:思い出
アンドレーエフ:蘭
キュス:アムール川のさざ波  キトレル:期待(*)
ローサス:波涛を越えて  ガポン:ちぎれた弦
エバン:夢  アガプキン:青い夜  バイニス:運命
ワルトトイフェル:シレーヌ(+)  ジョイス:秋の夢(+)
ソヴィエト国防省軍楽隊(+以外)
N・ナザロフ(指揮(*/+以外))
Y・セルゲーエフ(指揮(*))
ソヴィエト内務省軍楽隊(+)
ウラディーミル・マカロフ(指揮(+))
録音:1965、1969、1972年(+以外)/1988年(+)

MELCD 1001664 2枚組 \2980
【旧譜・再案内】
リヒテル・プレイズ・チャイコフスキー&ラフマニノフ
モスクワ音楽院ラフマニノフ・ホールこけら落し演奏会(1983)
チャイコフスキー(1840-1893):
「四季」Op.37b から
白夜(五月),舟歌(六月),トロイカ(十一月),炉端で(一月)
夜想曲 Op.10 No.1/ワルツ=スケルツォ イ長調 Op.7
ユモレスク Op.10 No.2/カプリッチョーソ Op.19 No.5
ワルツ変イ長調 Op.40 No.8/ロマンス ヘ短調 Op.5
ラフマニノフ(1873-1943):絵画的練習曲集 Op.33 から
嬰ハ短調(No.9),ニ短調(No.4),変ホ短調(No.5)
チャイコフスキー:
ロマンス ヘ長調 Op.51 No.5/少しショパン風に Op.72 No.15
いたずらっ子 Op.72 No.12/夕べの夢想 Op.19 No.1
悲しい歌 ト短調 Op.40 No.2/メヌエット・スケルツォーソ Op.51 No.3
サロンのワルツ Op.51 No.1/瞑想 Op.72 No.5
ラフマニノフ:絵画的練習曲集 Op.39 から
ハ短調(No.1),イ短調(No.2),嬰ヘ短調(No.3),ロ短調(No.4),
ニ長調(No.9)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:1983年6月、モスクワ音楽院ラフマニノフ・ホール、ライヴ
ラフマニノフの作品が初演された伝統あるコンサートホール(正式にラフマニ
ノフ・ホールと命名されたのはこの3年後)の修復・新装開館を祝う最初の演奏
会。当時68歳のリヒテルによるロシアの二大作曲家プログラム。

MELCD 1001679 2枚組 \2980
【旧譜・再案内】
モーツァルト(1756-1791):ピアノ三重奏曲第6番ハ長調 K.548(*)
ショスタコーヴィチ(1906-1975):ピアノ三重奏曲第2番ホ短調 Op.67(*)
チャイコフスキー(1840-1893):
ピアノ三重奏曲イ短調「偉大な芸術家の記念に」Op.50(+)
モスクワ・ソロイスツ三重奏団
ドミートリー・バシキーロフ(ピアノ)
イーゴリ・ベズロドニー(ヴァイオリン)
ミハイル・ホミツェル(チェロ)
録音:1966年(*)/1967年(+)




<SMC(モスクワ音楽院)>
SMCCD 0104 \1780
モスクワ音楽院教授を務めた作曲家たちのポリフォニック・ピアノ音楽
ハチャトゥリアン(1903-1978):7つのレチタティーヴォとフーガ(1928-1966)
シュニトケ(1934-1998):即興曲とフーガ(1965)
レオニード・ボビュリョフ(1949-):全音階的ポリフォニー
ユリア・リャーボワ(ピアノ)
録音:2003年

SMCCD 0113 \1780
J・S・バッハ(1685-1750):オルガン作品集
アルカンジェロ・コレッリの主題によるフーガ ロ短調 BWV579(*)
ジョヴァンニ・レグレンツィの主題によるフーガ ハ短調 BWV574(*)
栄光の日は現れた(コラール前奏曲)BWV629(#)
甘き喜びのうちに(コラール前奏曲)BWV751(#)
われらはキリストをたたえる(コラール前奏曲)BWV611(#)
最愛のイエスよ、わたちたちはここにいます(コラール前奏曲)BWV633(+)
キリストは死の絆につかれた(コラール前奏曲)BWV625(++)
私たちが苦しみの極みにあるとき(コラール前奏曲)BWV641(++)
前奏曲ニ長調 BWV532-1(##)/フーガ ニ長調 BWV532(##)
来たれ、異教徒の救い主よ BWV660(##)
幻想曲ト短調 BWV542-1(##)/フーガ ト短調 BWV542-2(***)
前奏曲変ホ長調 BWV552-1(**)/フーガ変ホ長調 BWV552-2(**)
アレクセイ・パルシン(オルガン)
録音;使用楽器:
1998年10月31日(*)、2006年2月13日(+)、2007年2月14日(#)、2008年2月8日(**)、
モスクワ音楽院小ホール;1959年、A・シュンケ製(*/+/#/**)
2007年9月28日、キーロフ、オルガン&室内楽コンサートホール;
1993年、H・マイヤー製(++)
1998年1月2日、モスクワ音楽院大ホール;1899年、A・カヴァイェ=コル製(##)
2009年2月29日、国立グリンカ音楽文化中央博物館;1976年、A・シュンケ製(***)




<VISTA VERA>
VVCD 00208 \1780
レオニード・コーガン
チャイコフスキー(1840-1893):ワルツ・スケルツォ ハ長調 Op.34(*)
ヴィエニャフスキー(1835-1880):伝説 ト短調 Op.17(*)
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35(#)
サン=サーンス(1835-1921):序奏とロンド・カプリチョーソ イ短調 Op.28(+)
サラサーテ(1844-1908):ビゼーの「カルメン」による演奏会用幻想曲 Op.25(#)
レオニード・コーガン(ヴァイオリン)
大交響楽団
アレクサンドル・ガウク(指揮(*/+))
ワシーリー・ネボリシン(指揮(#))
録音:1950年(#)/1951年(+)/1952年(*)

VVCD 00210 \1780
ウラディーミル・ソフロニツキー スクリャービン博物館ライヴ Vol.2
シューベルト(1797-1828)/リスト(1811-1886):
水車屋と小川(「美しい水車屋の娘」より)(*)/舟歌(*)/影法師(*)
ワルツ=カプリス第7番(「ウィーンの夜会」から)(+)
リスト:
「巡礼の年第2年イタリア」S.161(1856)から(+)
ペトラルカのソネット123番,104番
私たちの主イエス・キリストの変容の祝日に S.188(1880)(#)
暗い雲(#)/B-A-C-Hの主題による幻想曲とフーガ S.529(1855)(**)
忘れられたワルツ 第1番嬰ヘ長調
ドビュッシー(1862-1918):
水の反映(++)/前奏曲イ短調(##)
子供の領分 から
グラドゥス・アド・パルナッスム博士(++),人形のセレナード(##)
前奏曲集第1巻 から 吟遊詩人(##)
前奏曲集第2巻 から(##)風変わりなラヴィーヌ将軍,カノープ,花火
ウラディーミル・ソフロニツキー(ピアノ)
録音:1954年12月29日(++)、1955年6月25日(*)、1956年5月31日(##)、
1956年12月15日(#)、1957年1月19日、1959年8月17日(**)、
モスクワ、スクリャービン博物館、ライヴ

VVCD 00211 \1780
アントニーン・レイハ[アントン・ライヒャ](1770-1836):
ファゴット、2つのヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための五重奏曲
カレヴィ・アホ(1949-):
ファゴット、2つのヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための五重奏曲
ワレーリー・ポポフ(ファゴット)
イリーナ・スヴェトラナ(第1ヴァイオリン)
グリゴリー・クラスコ(第2ヴァイオリン)
アレクサンドラ・フランツェワ(ヴィオラ)
ガリーナ・ソボレワ(チェロ)
録音:1990-1994年

VVCD 00214 \1780
ダニール・シャフラン Vol.1
ボッケリーニ(1743-1805):チェロ協奏曲変ロ長調(*)
ハイドン(1732-1809):チェロ協奏曲第2番ニ長調(+)
ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782):チェロ協奏曲ハ短調(#)
ダニール・シャフラン(チェロ)
モスクワ放送交響楽団(*)
ヴィクトル・スミルノフ(指揮(*))
ソヴィエト国立交響楽団(+/#)
コンスタンチン・イワーノフ(指揮(+))
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮(#))
録音:1946年(*)/1949年(+)/1961年(#)




<ARTESMON>
AS 727-2 \2180
フランチシェク・ヘルトル(1906-1973):コントラバスとピアノのための作品集
4つの小品(1968); 前奏曲,ブルレスク,夜想曲,タランテラ
30の小品(1970)から
アラ・ポラッカ,バガテル,子守歌,ブルレスク,哀悼歌,
スケルツィーノ,チェコ風,ワルツ,悲歌,フリアント
ソナタ(1946)
イジー・フデツ(コントラバス)
ヤロミール・クレパーチ(ピアノ)
録音:2006年11月18日、2008年2月22日、3月13、17日、4月20-21日、
プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルジャーク・ホール
フランチシェク・ヘルトルはチェコ・フィルハーモニー管弦楽団等の首席奏者
を務めたチェコのコントラバス奏者兼作曲家。1990年以来チェコ・フィルハー
モニー管弦楽団首席奏者を務めているイジー・フデツの大先輩に当たります。

AS 730-2 \2180
プーランク、マルティヌー、ミヨー、ボルヌ:フルートとピアノのための作品集
プーランク(1899-1963):フルート・ソナタ
マルチヌー(1890-1959):フルート・ソナタ第1番
ミヨー(1892-1974):フルート・ソナタ
フランソワ・ボルヌ(1840-1924):
ビゼーの「カルメン」の主題による華麗な幻想曲
ロマン・ノヴォトニー(フルート)
パヴェル・カシュパル(ピアノ)
録音:2009年4月16-17日、9月13日、11月1日、
プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルジャーク・ホール
チェコのフルート奏者、ロマン・ノヴォトニーはチェコ・フィルハーモニー
管弦楽団およびアフラートゥス管楽五重奏団のメンバー。使用楽器はムラマツ。

AS 731-2 \2180
フランセ、マルチヌー、イベール:
フルート、ヴァイオリンとピアノのための作品集
フランセ(1912-1997):宮廷の音楽
マルチヌー(1890-1959):プロムナード/ソナタ
イベール(1890-1962):2つの間奏曲/アリア
ロマン・ノヴォトニー(フルート)
イジー・ポスピーハル(ヴァイオリン)
イヴォ・カハーネク(ピアノ)
録音:2009年10月3-4、9日、プラハ、ルドルフィヌム、
ドヴォルジャーク・ホール
イジー・ポスピーハル(1976年生まれ)は現在チェコ・フィルハーモニー管弦楽
団コンサートマスター代理を務めているチェコのヴァイオニスト。

AS 734-2 \2180
ハイドン(1732-1809):ピアノのための変奏曲ヘ短調 Hob.XVII:6
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調 Op.31 No.3
ピアノ・ソナタ第21番ハ長調「ワルトシュタイン」Op.53
パヴェル・カシュパル(ピアノ)
パヴェル・カシュパルはドイツに移住し「パウル・カスパル(Paul
Kaspar)」名義でも活動しているチェコのピアニスト。スイスのTudorレーベル
にもCDがあります。

AS 735-2 2枚組 \3250
リターンズ
チャイコフスキー(1840-1893):四季 Op.37b
ボロディン(1833-1887):小組曲
ムソルグスキー(1839-1881):組曲「展覧会の絵」
イリナ・フォイチーコヴァー=コンドラテンコ(ピアノ)
ラトヴィア生まれのチェコのピアニスト、イリナ・フォイチーコヴァー=コン
ドラテンコによるロシア・プログラム。




<チェコ放送ラジオサービス RADIOSERVIS>
CR 0456-2 \1780
ヴィート・フィアラ(1943-):ヒストリー・オヴ・ジャズ
I Remember Ragtime / I Remember Blues /
I Remember Dixieland / I Remember Duke Ellington /
I Remember Boogie-Woogie / I Remember Sweet Music /
I Remember Benny Goodman / I Remember Cool Jazz /
I Remember Richard Rodgers / I Remember Count Basie /
I Remember Glenn Miller / I Remember Charlie "Bird" Parker /
I Remember Gerry Mulligan / I Remember Four Brothers /
I Remember Paul Desmond and Dave Brubeck / I Remember Jazz Samba /
I Remember Free Jazz / I Remember Antonio Carlos Jobim /
I Remember Jazzrock / I Remember Future of Jazz
ボヘミア・サクソフォン・クアルテット
パヴェル・フィードレル(ソプラノサクソフォン)
アントニーン・ミュールハンスル(アルトサクソフォン)
パヴェル・シュクルナ(テナーサクソフォン)
カテジナ・パヴリーコヴァー(バリトンサクソフォン)
録音:2009年2月10-11日、チェコ放送ブルノ支局スタジオ
チェコのジャズ・ミュージシャン&コンポーザー、ヴィート・フィアラによる
ジャズ・クラシカル作品。ボヘミア・サクソフォン・クアルテットは1990年に
結成されたチェコのグループ。

CR 0459-2 2枚組 \2650
イジー・テムル(1935-):チェンバロのための作品全集
チェンバロと管楽五重奏のための小協奏曲(2005)(*)
コメディア・デラルテ(チェンバロのための;1987)(+)
クウムロフの仮装者たち(フルートとチェンバロのための;2006)(#)
チェンバロのための5つの舞曲(2004、2008)(**)
瞑想と歓喜(ヴィオラとチェンバロのための;1990)(++)
賢人ケイトーの道徳講義(メゾソプラノとチェンバロのための;2007)(##)
ジェイクスピアのモチーフ集
(フルート、ヴァイオリン、チェロとチェンバロのための;1990)(***)
二連画(チェンバロのための;1998)(**)
メロドラマ「世界はステージだ」
(シェイクスピアのテキストによる、朗読とチェンバロのための;2002)(+++)
チェンバロと室内管弦楽のための協奏曲(2008)(###)
モニカ・クノブロホヴァー(チェンバロ)
クララ・ノヴァーコヴァー(フルート(*/#/***))
ヴラディスラフ・ボロフカ(オーボエ(*))
カレル・ドフナル(クラリネット(*))
オンドジェイ・ロスコヴェツ(ファゴット(*))
ヤン・ヴォボジル(ホルン(*))
ズビニェク・パドウレク(ヴィオラ(++))
カミラ・シェフチーコヴァー(メゾソプラノ(##))
アデーラ・シュタイノフロヴァー(ヴァイオリン(***))
ペトル・ノウゾフスキー(チェロ(***))
ダリミル・クラプカ(朗読(+++))
プラハ室内管弦楽団(###)
ミハル・カニャーク(指揮(###))
録音:2009年6月、プラハ音楽アカデミー(#/**/++/##)
2009年9月、プラハ音楽アカデミー(*/***)
2003年10月、プラハ放送スタジオ(+)/2004年5月、プラハ放送スタジオ(+++)
2009年3月、プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルジャーク・ホール、ライヴ(###)

CR 0465-2 2枚組 \2650
ヨセフ・ボフスラフ・フェルステル(1859-1951):オペラ「デボラ」
ドラホミーラ・チカロヴァー(ソプラノ:デボラ)
テオドル・シュルバシュ(バリトン:ヨセフ)
ヤロスラヴァ・ヴィマザロヴァー(ソプラノ:ハナ)
ヴィエラ・クリロヴァー(アルト:ユダヤの老女)
エドゥアルト・ハケン(バス:ヴァヴジーネツ)
カレル・カラシュ(バスバリトン:司祭)
アントニーン・ヴォタヴァ(テノール:農夫)
チェコ放送交響楽団&合唱団
フランチシェク・ディク(指揮)
録音:1959年9月28日-10月8日、プラハ、チェコ放送スタジオ1
初CD化作品、初出音源。




<ARCO DIVA>
UP 0122-2 \2180
マーラー(1860-1911):交響曲第6番イ短調「悲劇的」
モラヴィア・フィルハーモニー管弦楽団
ペトル・ヴロンスキー(指揮)




<FOK(PRAGUE SYMPHONY ORCHESTRA)>
FOK 0001-2 \2180
スメタナ(1824-1884):連作交響詩「わが祖国」
プラハ交響楽団
トマーシュ・ネトピル(指揮)
録音:2008年10月28日、プラハ市民会館スメタナ・ホール、ライヴ





<MUSICA BOHEMICA>
MB 011-2 \2180
ヤロスラフ・クルチェク(1939-):
時との会話(2つの声と6人の器楽奏者のための協奏曲)
ムジカ・ボヘミカ
イジナ・イラースコヴァー、ラドヴァン・ルカフスキー、
イジー・コストカ(朗読)
ヤン・ポスピーハル(ヴァイオリン) ヤナ・ノヴァーコヴァー(フルート)
ガブリエラ・クルチコヴァー(オーボエ) ヨセフ・クルチェク(クラリネット)
ヤン・レイサル(ファゴット)
ヤロスラフ・クルチェク(小型半音階ハープ、トルムシャイト、打楽器)
録音:1978年、チェコ放送プルゼニュ支局





<TRIART>
TR 001 \2180
モーツァルト(1756-1791):レクィエム ニ短調 K.626
ズデナ・クロウボヴァー(ソプラノ)
ヴェロニカ・ハイノヴァー・フィアロヴァー(メゾソプラノ)
オンドレイ・シャリング(テノール)
ロマン・ヴォツェル(バス)
ジェロチーン・アカデミー合唱団
モラヴィア・フィルハーモニー管弦楽団
ヤン・ハルペツキー(指揮)




<RAI TRADE>
RTTI 0001 3枚組 \4350
プッチーニ(1858-1924):
オペラ「外套」(*)
オペラ「修道女アンジェリカ」(+)
オペラ「ジャンニ・スキッキ」(#)
アマリッリ・ニッツァ
(ソプラノ;ジョルジェッタ(*)、アンジェリカ(+)、ラウレッタ(#))
アルベルト・マストロマリーノ
(バリトン:ミケーレ(*)、ジャンニ・スキッキ(#))
ルーベンス・ペリッツァーリ(テノール:ルイジ(*))
アンナマリア・キウリ
(メゾソプラノ:フラゴラ(+)、公爵夫人(+)、ツィータ(#))
エリーザ・フォルトゥナーティ(メゾソプラノ:修道院長(+))
パオラ・サントゥッチ(ソプラノ:ジェノヴィエッファ(+))
アンドレア・ジョヴァンニーニ(テノール:リヌッチョ(#)) 他
モデナ市立劇場財団リリコ・アマデウス合唱団&ヴォーチ・ビアンケ合唱団
アルトゥーロ・トスカニーニ財団管弦楽団
ジュリアン・レイノルズ(指揮)
録音:2007年2月8日、ルチアーノ・パヴァロッティ記念モデナ市立劇場、ライヴ
他社から発売されているDVDと同一音源と思われます。

RTTI 0002 2枚組 \3250
ドニゼッティ(1797-1848):オペラ「ドン・パスクワーレ」
クラウディオ・デズデリ(バリトン:ドン・パスクワーレ)
マリオ・カッシ(バリトン:マラテスタ)
フランシスコ・ガテル(テノール:エルネスト)
ラウラ・ジョルダーノ(ソプラノ:ノリーナ)
ガブリエーレ・スピーナ(バス:公証人)
ピアチェンツァ市立劇場合唱団
ルイジ・ケルビーニ青年管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)
録音:2006年12月、ラヴェンナ、アリギエーリ劇場、ライヴ
他社から発売されているDVDと同一音源と思われます。

RTA 0002 \2180
ピッツェッティ(1880-1968):オペラ「カリオストロ」
アルド・ベルトッチ(テノール:カリオストロ)
クララ・ペトレッラ、オルネッラ・ダッリーゴ、
ブルーナ・リッツォーリ(ソプラノ)
ミティ・トルッカート・パーチェ(メゾソプラノ)
ワルテル・アルティオリ、マリオ・カルリン(テノール)
ジーノ・オルランディーニ、フィリッポ・マエロ、
ピエルルイジ・ラティヌッチ(バリトン)
アントニオ・カッシネッリ、マリオ・ツォルニョッティ(バス)
RAIトリノ合唱団&交響楽団
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ(指揮)
録音:1952年7月31日、トリノ、ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院ホール

RTA 0003 \2180
ストラヴィンスキー(1882-1971):
オペラ・オラトリオ「エディプス王」(イタリア語訳版)
トマゾ・フラスカーティ(テノール:エディプス)
マグダ・ラースロー(メゾソプラノ:ヨカステ)
シピオーネ・コロンボ(バリトン:クレオン、使者)
ジュゼッペ・モデスティ(バス:ティレシアス)
アルフレード・ノビーレ(バス:羊飼い)
アルノルド・フォア(語り)
RAIローマ合唱団&交響楽団
イーゴリ・ストラヴィンスキー(指揮)
録音:1955年4月6日、RAIローマ・ホール、ライヴ

RTA 0004 \2180
ストラヴィンスキー(1882-1971):メロドラマ「ペルセフォネ」
リチャード・ルイス(テノール:エウモルペ)
マドレーヌ・ミヨー(語り:ペルセフォネ)
RAIトリノ合唱団&交響楽団
イーゴリ・ストラヴィンスキー(指揮)
録音:1954年4月23日、RAIトリノ・ホール、ライヴ

RTA 0005 \2180
オネゲル(1892-1955):
劇的オラトリオ「火刑台上のジャンヌ・ダルク」(イタリア語訳版)
イングリッド・バーグマン(俳優:ジャンヌ・ダルク)
トゥリオ・カルミナーティ(俳優:修道士ドミニク)
アウグスト・ロマーニ、アニェーゼ・ドゥッビーニ、
ジャンニ・アヴォランティ、
ジェラルド・ガウディオーゾ、シルヴィオ・サンタレッリ、
ルイジ・パオリッロ、
アルド・テッロージ(俳優)
マルチェッラ・ポッベ、フローレンス・クアルタラーロ(ソプラノ)
ミリアム・ピラッツィーニ(メゾソプラノ)
ジャチント・プランデッリ、ピエロ・デ・パルマ、
ジュゼッペ・ミクッチ(テノーリ)
アルフレード・コレッラ(バス)
ジネット・マルトノ(オンドマルトノ)
ナポリ・サン・カルロ劇場合唱団&管弦楽団
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ(指揮)
ロベルト・ロッセリーニ(演出)
録音:1952年12月5日、ナポリ、サン・カルロ劇場、ライヴ

RTQ 0002 \2180
アルフィオ・アンティコ:南イタリアの古来のリズムと新しいサウンド
Supra mari / Risacca di mare / Dialicu d'amuri / Occhi di ciumi
Tarallesa / Lettera d'amuri / Barule / Fila Fila / La foglia
/ Pitti petti
アルフィオ・アンティコ(歌、太鼓)
ラッファエーレ・ブランカーティ(サクソフォン、フルート、クラリネット)
アメデオ・ロンガ(コントラバス)
録音:2002年2月3日、ローマ、クイリナーレ宮殿、パオリーナ礼拝堂、ライヴ

RTQ 0003 \2180
16中世の象徴学における「ばら」
Rosa das rosas(聖母マリアのカンティガ集;13世紀)
Ex semine rosa - Ex semine Abrahe - Ex semine(バンベルク写本;13世紀)
Ave Rosa novella(ヴォルフェンビュッテル写本;14世紀)
Rosa veris paradisus(パリ国立図書館所蔵写本 lat.1343;14世紀)
Quant flourist la violete et la rose - El mois de mai
(バンベルク写本;13世紀)
Ther is no rose of swych vertue(イングランド;14世紀)
En mai la rousee(ティボー・ド・ナヴァル?;13世紀)
O Maria rubens rosa(エンゲルベルク写本;14世紀)
La rosa enflorece(スペイン、セファルディムのロマンセ;14世紀)
En mai quant rosier - L'autre jour
(モンペリエ写本;13世紀)
Rosa fragrans(オックスフォード写本;13世紀)
En non Dieu - Quant voy la rose - Nobis(バンベルク写本;13世紀)
Vernans rosa(アンティフォナリオ・ディ・ボッビオ;14世紀)
アンサンブル・ショミンチャメント・ディ・ジョイア
アントネッラ・タトゥッリ、イラリア・セヴェーロ、アッシア・ポリート(歌)
エリサベッタ・ディ・フィリッポ(プサルテリウム、打楽器)
オルガ・エルコリ(ハープ、ダブルハープ、ベル)
ルイジ・ルーポ(フルート、リコーダー)
ルイジ・ポルシーニ(フィドル、ウード、リュート、リラ)
ジャンフランコ・ルッソ(フィドル、ハーディガーディ、リコーダー、リラ)
録音:2003年3月23日、ローマ、クイリナーレ宮殿、パオリーナ礼拝堂、ライヴ

RTQ 0004 \2180
ハイドン、ブラームス、ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲集
ハイドン(1732-1809):ピアノ三重奏曲ホ長調 Hob.XV:28
ブラームス(1833-1897):ピアノ三重奏曲第1番 Op.8
ショスタコーヴィチ(1906-1975):ピアノ三重奏曲第2番 Op.67 から スケルツォ
ダヴィド・ピアノ三重奏団
クラウディオ・トロヴァヨーリ(ピアノ)
ダニエーレ・パスコレッティ(ヴァイオリン)
ジョヴァンニ・ニョッキ(チェロ)
録音:2004年11月14日、ローマ、クイリナーレ宮殿、パオリーナ礼拝堂、ライヴ

RTQ 0005 \2180
ルチアーノ・ベリオへのオマージュ
ルチアーノ・ベリオ(1925-2003):
クラリネットのためのセクエンツァIX
34のヴァイオリン二重奏曲 から
メゾソプラノと7つの楽器のための民謡集(全11曲)(*)
ルイザ・カステッラーニ(メゾソプラノ(*))
アンサンブル・ノヴォチェント・エ・オルトレ
パオラ・フレ(フルート) マウロ・ペドロン(クラリネット)
フルヴィオ・ルチアーニ、エレーナ・ポンツォーニ(ヴァイオリン)
ロベルト・タレンツィ(ヴィオラ) アンドレア・ノフェリーニ(チェロ)
フランチェスカ・フリゴット(ハープ)
ダニーロ・グラッシ、アルベルト・ツブレーナ(打楽器)
アントニオ・バッリスタ(指揮)
録音:2004年7月27日、ローマ、クイリナーレ宮殿、パオリーナ礼拝堂、ライヴ

RTQ 0006 \2180
南イタリアの伝統音楽
ファラウアッラ
ガブリエラ・スキアヴォーネ、マリステッラ・スキアヴォーネ、
ローザ・ソリーチェ、
テレーザ・ヴァッラレッラ、パオラ・アルネサーノ、
ロレダーナ・ペッリーニ(歌)
ピッポ・アルク・ダンブロジオ、チェーザレ・パスタネッラ(打楽器)
録音:2001年12月2、
ローマ、クイリナーレ宮殿、パオリーナ礼拝堂、ライヴ(*以外)
2006年4月23日、ローマ、Sala A、ライヴ(*)
ファラウアッラは1995年、南イタリア、プーリアの州都バーリで結成された
女声ア・カペラ+パーカッション・グループ。

RTQ 0007 \2180
リタ・マルコトゥッリ&ハビエル・ジロット
リタ・マルコトゥッリ:G continuo
ハビエル・ジロット:Abuelas
リタ・マルコトゥッリ:Just feel
ハビエル・ジロット:Pa-Ritango
リタ・マルコトゥッリ:Il richiamo / Musique en jeu
ハビエル・ジロット:Fiabe
リタ・マルコトゥッリ:Miguilin
リタ・マルコトゥッリ(ピアノ)
ハビエル・ジロット(サクソフォン、他)
録音:2002年12月1日、ローマ、クイリナーレ宮殿、パオリーナ礼拝堂、ライヴ
イタリアのジャズ・ピアニスト、リタ・マルコトゥッリとアルゼンチンに生ま
れイタリアで活躍しているジャズ・サクソフォニスト、ハビエル・ジロットの
コラボレーション。

RTQ 0008 \2180
ゴッフレード・ペトラッシ(1904-2003):
ピアノのためのパルティータ(1926)(*)
ピアノのためのトッカータ(1933)(*)
3つのトロンボーンのためのファンファーレ(1944/改訂:1976)(+)
Nunc(ギターのための;1971)(#)/弦楽四重奏曲(1958)(**)
ロベルト・プロッセーダ(ピアノ(*))
マッシモ・バルトレッティ、アンドレア・ディ・ミラノ、
エルマンノ・オッタヴィアーニ(トロンボーン(+))
ステファノ・カルディ(ギター(#))
ボルチアーニ弦楽四重奏団(**)
フルヴィオ・ルチアーニ、エレーナ・ポンツォーニ(ヴァイオリン)
ロベルト・タレンツィ(ヴィオラ) クラウディオ・ラヴェット(チェロ)
録音:2003年6月22日、ローマ、クイリナーレ宮殿、パオリーナ礼拝堂、ライヴ

RTQ 0009 \2180
弦楽四重奏によるジョプリン、ビートルズ、ジミヘン作品集
スコット・ジョプリン(1868-1917):
The easy winners / Bohemia rag / The Strenuous life / The Enternainer
ジョン・レノン(1940-1980)&ポール・マッカートニー(1942-):
A hard day's night / Tomorrow never knows
Paperback writer / When I'm sixty four
ジミ・ヘンドリックス(1942-1970):
Fire / Are you exprienced? / Manic depression / Foxy lady
ヘラルド・ロドリゲス(1900-1948):ラ・クンパルシータ
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団弦楽四重奏団
ルーカ・サンタニエッロ、ファビオ・ラヴァージ(ヴァイオリン)
チンティア・リアオ(ヴィオラ) ルーカ・フランツェッティ(チェロ)
録音:2003年4月27日、ローマ、クイリナーレ宮殿、パオリーナ礼拝堂、ライヴ

RTQ 0010 \2180
リグリアのトラッラッレロ
不詳:La Pastra(トラッラッレロ)
コスターネ・ブッツェーリ、ディーノ・ルガーロ:Quartu ao maa
不詳:Biondina(トラッラッレロ)
コスタンツォ・カルボーネ、アッティリオ・マルグッティ:Ma de xena
不詳:Nubifragio(トラッラッレロ)
コスタンツォ・カルボーネ、アッティリオ・マルグッティ:
Madonnin-a de'pescoei
不詳:Marinin o Trallallero antigo
ピエロ・ボッツォ、アゴスティーノ・ドデーロ:Néutte a bocadaze
不詳(トスカーナ民謡):Usignolo
不詳:Bassoporto(トラッラッレロ)/Dolce tesor(トラッラッレロ)
マリオ・ブスケッティーニ:Serenata a Sturla
カルロ・ロンバルド、ヴィルジリオ・ランツァート:
Cin-ci-lag(オペレッタ「Cin-ci-la」より)
不詳:La partenza/Sento di un certo canto
グルッポ・ポリフォニコ・ラ・スクアルダ
クラウディオ・ヴァレンテ(男性アルト)
カルレット・ギリョーネ(テノール) ペーピ・ツァッケッティ(バリトン)
リナルド・バルベリス、フランコ・サッキ、イーヴォ・ドメニケッラ、
ガエル・プリンチヴァッレ(バス)
ステファノ・ヴァッラ(ギター)
録音:2002年10月20日、ローマ、クイリナーレ宮殿、パオリーナ礼拝堂、ライヴ
トラッラッレロはイタリア北西部リグリア地方、特にジェノヴァに伝わる、農
民歌を起源とするポリフォニー歌唱様式。バスのドローンの上に三拍子系の踊
るようなポリフォニーが展開されます。

RTQ 0011 \2180
ルネサンスからジャズまで
クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):
オペラ「オルフェオ」より トッカータ
ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ(1525?-1594):
アニュス・デイ
ジョヴァンニ・ガブリエーリ(1554/1557?-1612):
「あらゆる種類の楽器を伴うカンツォン&ソナタ・ペル・ソナール集」から
カンツォン第4番
ルートヴィヒ・マウラー(1789-1878):金管五重奏のための3つの小品
ヘンデル(1685-1759)/L・ヘンダーソン:聖者のハレルヤ
ウィリアム・クリストファー・ハンディ:セントルイス・ブルース
ルチアーノ・ベリオ(1925-2003):Call
ジョージ・ガーシュウィン(1898-1937):
ファッシネイティング・リズム/サマータイム
レディ・ビー・グッド/アイ・ガット・リズム
デイヴィッド・ショート:タンゴ
伝承曲:Just a Closer Walk With Thee
ロッシーニ(1792-1868):オペラ「セビリャの理髪師」序曲
ジョゼフ・ウィナー(1837-1918):茶色の小瓶
ローマ金管五重奏団
マッシモ・バルトレッティ、エルマンノ・オッタヴィアーニ(トランペット)
マルコ・ヴェントゥーリ(ホルン) マウリツィオ・ペルシア(トロンボーン)
アウグスト・メントゥッチャ(バス・テューバ)
録音:2003年10月5日、ローマ、クイリナーレ宮殿、パオリーナ礼拝堂、ライヴ

RTQ 0012 \2180
Boghes e Coros サルデーニャの宗教的民謡集
Punt'e organu / Cum dunu biancu celu(メアーナ・サルド)
Kirye(サントゥ・ルッスルジュ)
Quintillas pro s'Epifania(アイドマッジョーレ)
Mediana a pipia(バラティーリ)/ Maria sa coronada(スルチス)
Miserere(聖週間の歌;サントゥ・ルッスルジュ)
Se visita de Nostra Signora(受難週のフィラストロッカ)
Su momodinu(復活祭)/ Is doloris de Maria(聖母の嘆き;モナスティル)
Sa novena(Stabat Mater sardo;サントゥ・ルッスルジュ)
Ave mama de Deus(13世紀の「Ave Maris Stella」から)
Rosario(オルゴーゾロ)
Novas de grand'allegria(復活の歌;ゼッディアーニ)
Mediana a pipia / Deus ti salvet Maria
クララ・ムルタス(歌)
コンコルドゥ・エ・ス・ロザリウ・ディ・サントゥ・ルッスルジュ
ジョヴァンニ・アルドゥ(バス) マリオ・コローナ(コントラ)
アントニオ・ミゲーリ(オーゲ) ロベルト・イリウ(コントラルト)
アンドレア・ピズ(ラウネッダス)
録音:2006年4月2日、ローマ、クイリナーレ宮殿、パオリーナ礼拝堂、ライヴ

RTQ 0013 \2180
ハインリヒ・イグナツ・フランツ・ビーバー(1644-1704):
「ロザリオのソナタ」から 受胎告知
リュート独奏のためのパッサカリア
8つのソナタ から 第1番(前奏曲)
「ロザリオのソナタ」から 無伴奏ヴァイオリンのためのパッサカリア
ソナタ・レプレゼンターティヴァ
ラルデ・デラルコ
フェデリコ・グリエルモ(ヴァイオリン)
ホルヘ・アルベルト・ゲリエロ(チェロ)
ピエトロ・プロッセル(テオルボ、リュート)
ニコラ・レミエーロ(チェンバロ、室内オルガン)
録音:2004年12月5日、ローマ、クイリナーレ宮殿、パオリーナ礼拝堂、ライヴ




<Alto>
ALC 1073 \880
オッフェンバック・フェイヴァリッツ:
オッフェンバック(1819-1880)/マニュエル・ロザンタール(1904-2003)編曲:
バレエ「パリの喜び」(1938)
オッフェンバック:
オペレッタ「カカドゥ」序曲(*)/大管弦楽のための序曲(*)
エクスレバンの思い出(ワルツ)
オペレッタ「ジェロルスティン大公妃」序曲(*)
アメリカの鷲(ワルツ)(*)/オペレッタ「美しきエレーヌ」序曲
オペレッタ「地獄のオルフェウス(天国と地獄)」序曲
シンシナティ・ポップス管弦楽団
エリック・カンゼル(指揮)
録音:1980、1983年 原盤:Vox ライセンサー:SPJ/Vox Music Group
前出:Regis, RRC 1032(廃盤)
(*)はRegis盤未収録。(代わりに「チェロ協奏曲」が収録されていました。)

ALC 1079 \880
スメタナ、スク、ヤナーチェク:弦楽四重奏曲集
スメタナ(1824-1884):
弦楽四重奏曲第1番ホ短調「わが人生より」(*)
弦楽四重奏曲第2番ニ短調(*)
スク(1874-1935):チェコの古い聖歌「聖ヴァーツラフ」による瞑想曲 Op.35a(*)
ヤナーチェク(1854-1928):弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」(+)
タリフ弦楽四重奏団(ターリヒ弦楽四重奏団)(*)
ヴァンブルー弦楽四重奏団(+)
録音:1992年 原盤:Collins Classics, 1323-2, 1381-2
ライセンサー:Phoenix Music International Ltd.

ALC 1081 \880
シューベルト(1797-1828):
ピアノ・ソナタ第13番イ長調 D.664
ピアノ・ソナタ第14番イ短調 D.784
即興曲集 D.899 から 変ホ長調(No.2),変イ長調(No.4)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:1972年、ADD 原盤、ライセンサー:Olympia U.K. 前出:Regis, RRC 1021

ALC 1085 \880
アッレーグリのミゼレーレ 
ルネサンス・ポリフォニー&コンソート・ソング集
グレゴリオ・アッレーグリ(1582-1652):ミゼレーレ
トマス・モーリー(1557-1903):私の嘆きを
トマス・タリス(1505頃-1585):あなたが私を愛するならば
ウィリアム・バード(1543-1623):喜びは死んだ
トマス・タリス:おお、聖なる宴
ウィリアム・バード:
死すべき人の苦労は何と虚しいことか/おお、主よ、何と長くお忘れか
ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):私の神の欲することは/山の上で
アレッサンドロ・グランディ(1577頃-1630):おお、あなたは何と美しい
ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ(1525?-1594):
バビロンの川のほとりに
ジャック・アルカデルト(1505頃-1568):銀白の優美な白鳥
クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):めでたし、おお、元后よ
ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ:スターバト・マーテル
プロ・カンツィオーネ・アンティクァ
イングリッシュ・コンサート・オヴ・ヴァイオルズ
マーク・ブラウン(指揮)
録音:1978-1987年、ADD/DDD 原盤、ライセンサー:Pro Cantione Antiqua
前出:IMP / Regis, RRC 1065

ALC 1086 \880
プロコフィエフ(1891-1953):
交響曲第5番変ロ長調 Op.100
交響曲第1番ニ長調「古典交響曲」Op.25
フィルハーモニア管弦楽団
ルドルフ・バルシャイ(指揮)
録音:1991年 原盤:Collins Classics, 10642 
ライセンサー:Phoenix Music International Ltd.

ALC 1087 \880
ラヴェル(1875-1937):
バレエ「ダフニスとクロエ」組曲第2番
バレエ「マ・メール・ロワ」/ラ・ヴァルス/ボレロ
ロンドン交響楽団
ルイ・フレモー(指揮)
録音:1989年 原盤:Collins Classics, 10242 
ライセンサー:Phoenix Music International Ltd.

ALC 1089 \880
シベリウス(1685-1957):
交響曲第1番ホ短調 Op.39(1899)/カレリア組曲 Op.11(1893)
トゥオネラの白鳥 Op.22 No.2(1893)/フィンランディア Op.26(1899)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
アレグザンダー・ギブソン(指揮)
録音:1989年8月 原盤:Collins Classics, 10932, 11052, 30132
ライセンサー:Phoenix Music International Ltd.

ALC 1090 \880
ロドリーゴ(1901-1999):
アランフエス協奏曲(ギターと管弦楽のための)(*)
田園協奏曲(フルートと管弦楽のための)(+)
ある紳士のための協奏曲(ギターと管弦楽のための)(*)
カルロス・ボネル(ギター(*))
ヘニファー・スティントン(フルート(+))
イギリス室内管弦楽団
ステュアート・ベドフォード(指揮)
録音:1989年 原盤:Collins Classics 前出:Regis, RRC 1090

ALC 1092 \880
フェリシティ・ロット 愛唱シューベルト歌曲集
ます D.550/アイルヴィアに D.891/野ばら D.257/君は私の憩 D.776
ムーサの息子 D.764/音楽に寄せて D.547/水の上で歌う D.774
挨拶を送ろう D.741/万霊節の日のためのリタニア D.343
若い尼僧 D.828/春に D.882/アヴェ・マリア(エレンの歌 No.3)D.839
糸を紡ぐグレートヒェン D.118/夜と夢 D.827/ガニメート D.544
幸福 D.433/ミニョンの歌「ただ憧れを知る者だけが」D.877 No.4
岩の上の羊飼い D.965(*)
フェリシティ・ロット(メゾソプラノ)
グレアム・ジョンソン(ピアノ(*以外))
マイケル・コリンズ(クラリネット(*))
イアン・ブラウン(ピアノ(*))
録音:1988年、ロンドン、ハーバーダッシャーズ・エイスクス・スクール
原盤:Collins Classics 前出:Carlton Classics、Regis, RRC 1052

ALC 1102 \880
バロック・アリア名曲集
ヘンデル(1685-1759):
聖チェチーリアの祝日のオード から Let the trumpet's loud clangour
J・S・バッハ(1685-1750):カンタータ第208番 から Schaefe koennen sicher weiden
ヘンデル:オペラ「セルセ」から Ombra mai fu
ジョン・ウェルドン(1676-1736):Arise ye subterranean winds
ヘンデル:オラトリオ「セメレ」から Where'er you walk/O Ruddier than the Cherry
パーセル(1659?-1695):オペラ「ディドーとエネアス」から When I am laid in Earth
ヘンデル:
オラトリオ「ヨシュア」から Heroes, when with glory burning
オラトリオ「イェフタ」から Waft her, Angels, through the skies
オラトリオ「アレグザンダーの饗宴」から Revenge, Timotheus cries
ヴィヴァルディ(1678-1741):
オペラ{オルランド・フリオーソ」から Sol da te mio dolce amore
ヘンデル:オラトリオ「サムソン」から
How willing my paternal Love,Let the Bright Seraphim
ジリアン・フィッシャー(ソプラノ)
ジェイムズ・ボウマン(カウンターテナー)
ジョン=マーク・エインズリー(テノール)
マイケル・ジョージ(バス)
キングズ・コンソート
クリスピアン・スティール=パーキンズ(トランペット)
ロイ・グッドマン(ヴァイオリン) リサ・ベスノシュク(フルート) 他
ロバート・キング(オルガン、チェンバロ、指揮)
録音:1987年 ライセンサー:MAMP 
前出:IMP、Carlton Classics、Regis, RRC 1062

ALC 1114 \880
モーツァルト(1756-1791):
ピアノ協奏曲第17番ト長調 K.453
ピアノ協奏曲第27番変ロ長調 K.595
アルフレート・ブレンデル(ピアノ)
ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団
パウル・アンゲラー(指揮)
録音:1961、1967年、ADD 原盤:Vox ライセンサー:SPJ/Vox Music Group




<Parnassus>
PACD 96025 \1850
リヒテル 1950年代ライヴ集 Vol.6
イントロダクション(語り;内容未詳)
ボロディン(1833-1887):小組曲 から(※)
尼僧院にて,マズルカ ハ長調,セレナード
リャードフ(1855-1914):練習曲とカンツォネッタ Op.48(※)
グラズノフ(1865-1936):夜想曲変ニ長調 Op.37(※)
ラフマニノフ(1873-1943):絵画的練習曲嬰ハ短調 Op.33 No.9
プロコフィエフ(1891-1953):
ロンド Op.52 No.2/束の間の幻影 Op.22 Nos.3,4,5,6,8,9,11,14,15,18
「シンデレラ」からの5つの小品
ガヴォット Op.95 No.2,秋の妖精 Op.97 No.3,オリエンタリア Op.97 No.6,
大ワルツ Op.102 No.1,喧嘩 Op.102 No.3
リャードフ:音楽玉手箱 Op.32(※)
スクリャービン(1872-1915):
マズルカ ホ短調 Op.25 No.3(※)/練習曲嬰ハ短調 Op.42 No.5
ラフマニノフ:前奏曲嬰ト短調 Op.32 No.12(*)
シューベルト(1797-1828)/リスト(1811-1886):魔王(+)(※)
ショパン(1810-1849):前奏曲嬰ハ短調 Op.45(#)(※)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:1952年4月4日(*)、1949年12月20日(+)、1952年1月10日(#)、
モスクワ(*/+/#)
CD初出のラジオ放送音源。(※)はリヒテルのディスコグラフィに初めて加わる
楽曲。録音データについては不明な点がございます。




<Griffin>
GCCD 4069 \1350
私は主を見た
ウィリアム・バード(1543-1623):喜び歌え/アヴェ・ヴェルム・コルプス
モーリス・デュリュフレ(1902-1986):あなたは完全に美しい、マリアよ
トマス・モーリー(1557-1903):罪人の死を望まず
オーランド・ギボンズ(1583-1625):おお、共に手を打ち鳴らそう
ジョン・シェパード(1515頃-1559):私たちを解き放ってください
ロバート・フェアファクス(1464-1521):永遠に称えるべき百合
ウィリアム・マサイアス(1934-1992):マニフィカト
サミュエル・セバスチャン・ウェスリー(1810-1876):
ことごとく洗い去ってください
ウィリアム・バード:大典礼楽 から マニフィカト,ヌンク・ディミティス
トマス・トムキンズ(1572-1656):全能の神、智恵の泉よ
エドワード・ベアストー(1874-1946):人々の言葉を語ろうとも
ジョン・ヴァーリー・ロバーツ(1841-1920):主を探し求めよ
ウィリアム・ヘンリー・モンク(1823-1889):共にいてください
ケンブリッジ・ジーザス・カレッジ聖歌隊
デイヴィッド・スウィンソン、クリストファー・アージェント(オルガン)
アンドルー・キング、ジェラント・ボーエン、
クリストファー・アージェント(指揮)
原盤:Abbey/Alpha, ACA 546, 567, 568




<CLASSICAL RECORDS>
※今月受注分よりCLASSICAL RECORDSレーベルは価格改定(値下げ)になります。

CR 134 \1500
スクリャービン(1782-1915):ピアノ・ソナタ集
第2番嬰ト短調「幻想ソナタ」Op.19/第3番嬰ヘ短調 Op.23
第4番嬰ヘ長調 Op.30/第9番 Op.68/第10番 Op.70
イ・ヘギュン(ピアノ)
録音:2007年8月25-26、28日、ロシア文化放送第1スタジオ

CR 135 \1500
リスト(1811-1886):
巡礼の年第2年イタリア S.161(全7曲)
5つのピアノ小品 S.192
2つの演奏会用練習曲 S.145 から 森のささやき(No.1)
超絶技巧練習曲集 S.139 から 雪かき(No.12)
アレクサンドル・ストルコフ(ピアノ)
アレクサンドル・ストルコフ(1965年ロシアのオルスク生まれ)はモスクワ音楽
院でレフ・ウラセンコ、ミハイル・プレトニョフに師事。1991年フランツ・リ
スト・ピアノ・コンクール(ブダペスト)優勝。たびたび来日しています。

CR 136 \1500
ダニエル・ポラック・イン・モスクワ
ラフマニノフ(1873-1943):
前奏曲ト短調 Op.23 No.5/同ト長調 Op.32 No.5/同嬰ト短調 Op.32 No.12
フランク(1822-1890):前奏曲、コラールとフーガ
ショパン(1810-1849):
マズルカ イ短調 Op.17 No.4/スケルツォ第3番嬰ハ短調 Op.39
幻想ポロネーズ変イ長調 Op.61/バラード第2番ヘ長調 Op.38
ポロネーズ変イ長調 Op.53
ダニエル・ポラック(ピアノ)
録音:2009年3月、ロシア文化放送第1スタジオ
ダニエル・ポラックはヴァン・クライバーンが優勝した1958年のチャイコフス
キー国際コンクールで第8位に入賞したアメリカ合衆国のピアニスト。近年は
ピアノ教授としての活躍が目立つ彼が、コンクール以来50年を経てモスクワで
録音した注目盤です。





<OLYMPIA>
※今月受注分よりOLYMPIAレーベルは価格改定(値下げ)になります。

MKM 230 \1500
ボリス・ティシチェンコ(1939-):弦楽四重奏曲集 Vol.1
弦楽四重奏曲第1番 Op.8(1957)(*)
弦楽四重奏曲第4番 Op.77(1980)(+)
グラズノフ弦楽四重奏団
オリガ・コルガチナ(第1ヴァイオリン)
エレーナ・ハリトノワ(第2ヴァイオリン(*)) 
ナタリア・コルガチナ(第2ヴァイオリン(+))
インナ・ペスコワ(ヴィオラ) エレーナ・エロフェーエワ(チェロ)
録音:1995年、モスクワ、メロディア、大スタジオ

MKM 231 \1500
ボリス・ティシチェンコ(1939-):弦楽四重奏曲集 Vol.2
弦楽四重奏曲第3番 Op.47(1970)(*)
弦楽四重奏曲第5番 Op.90(1984)(+)
グラズノフ弦楽四重奏団
オリガ・コルガチナ(第1ヴァイオリン)
エレーナ・ハリトノワ(第2ヴァイオリン(*)) 
ナタリア・コルガチナ(第2ヴァイオリン(+))
インナ・ペスコワ(ヴィオラ) エレーナ・エロフェーエワ(チェロ)
録音:1995年、モスクワ、メロディア、大スタジオ

MKM 232 \1500
モスクワ現代音楽アンサンブル Vol.3
エディソン・デニソフ(1929-1996):
ロマンティック・ミュージック(オーボエ、ハープと弦楽四重奏のための)
ヴャチェスラフ・アルチョーモフ(1940-):無伴奏クラリネット・ソナタ
ユーリー・カスパーロフ(1955-):
アルバン・ベルクを記念する墓碑銘
(ヴァイオリン、オーボエ、ハープと打楽器のための)
ソフィア・グバイドゥーリナ(1931-):コンコルダンツァ(11人の奏者のための)
ウラディスラフ・シュート(1941-):なぜ[Warum](15人の奏者のための)
アレクサンドル・ラスカトフ(1953-):
センチメンタル・シークエンス(13人の奏者のための)
モスクワ現代音楽アンサンブル
録音:1991年

MKM 236 \1500
ブラジルのタンゴ
エルネスト・ナザレ(1863-1934):タンゴ集(全10曲)
ダリウス・ミヨー(1892-1974):ブラジルのサウダージ(全12曲)
マルセロ・ブラトケ(ピアノ)
録音:1992年12月26-27日、ロンドン 原盤:Olympia UK

MKM 238 \1500
リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):交響詩「ドン・キホーテ」Op.35(*)
ニコライ・ミャスコフスキー(1881-1950):チェロ協奏曲ハ短調 Op.66(+)
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(*)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮(*))
フィルハーモニア管弦楽団(+)
マルコム・サージェント(指揮(+))
録音:1975年(*)/1956年、モノラル(+) ADD 原盤:EMI

MKM 239 \1500
聖三位一体 五旬祭の奉神礼から
ロシア正教聖歌(全24曲)
カントゥス聖楽アンサンブル
リュドミラ・アルシャフスカヤ(指揮)
録音:1993年

MKM 240 \1500
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ
ブラームス(1833-1897):チェロ・ソナタ第2番ヘ長調 Op.99
サン=サーンス(1835-1921):チェロ協奏曲第1番イ短調 Op.33(*)
ダヴィド・ポッパー(1843-1913):妖精の踊り Op.39
ドビュッシー(1862-1918):
吟遊詩人(前奏曲集第2巻 より)/月の光(ベルガマスク組曲 より)
スクリャービン(1782-1915):練習曲 Op.6 No.11
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
アレクサンドル・デデューキン(ピアノ(*以外))
フィルハーモニア管弦楽団(*)
マルコム・サージェント(指揮(*))
録音:1956年(*)/1957年(*以外) モノラル 原盤:EMI(*)

MKM 241 \750
クラシック音楽入門
全25トラック(一部フェードアウト有り)
様々な演奏者

MKM 242 2枚組 \1780
サン=サーンス(1835-1921):オペラ「サムソンとデリラ」
プラシド・ドミンゴ(テノール:サムソン)
エレーナ・オブラスツォワ(メゾソプラノ:デリラ)
レナート・ブルゾン(バリトン:ダゴンの大司祭)
ピエール・トー(バス:アビメレク)
ロバート・ロイド(バス:ヘブライの老人) 他
パリ管弦楽団合唱団
パリ管弦楽団
ダニエル・バレンボイム(指揮)
録音:1978年7月22日、オランジュ、国立古代劇場 原盤:DG

MKM 243 \1500
タチアナ・シュミガ 愛唱歌集
イムレ・カールマーン(1882-1953):
オペレッタ「チャルダーシュ姫」から シルヴィアの入場のアリア
オペレッタ「サーカスの女王」から フェドーラとミスターXの二重唱(*)
パウル・アブラハム(1892-1960):美しきタンゴリータ
アンリ=フィリップ・ジェラール(1848-1935):
映画「リフィフィ」から リフィフィ
イムレ・カールマーン:オペレッタ「チャルダーシュ姫」から アリア
ミシェル・ルグラン(1932-):
映画「シェルブールの雨傘」の主題によるファンタジー
イムレ・カールマーン:オペレッタ「バヤデーレ」から シミー(+)
アナトーリー・クレーメル/ニコライ・アレクセーエフ(1931-2003):
ロペ・デ・ベガの「エスパニョラ」による劇場のためのファンタジー(#)
ジェリー・ハーマン(1931-):
ミュージカル「ハロー・ドリー」から キャバレー・ソング
イサーク・ドゥナエフスキー(1900-1955):「愉快な仲間」から 心
タチアナ・シュミガ(ソプラノ)
V・ヴォロシロ(バリトン(*))
M・デルジャーヴィン(歌(+))
G・ワシリーエフ(バリトン(#))
モスクワ国立アカデミー・オペレッタ劇場管弦楽団
アナトーリー・クレーメル(指揮)

MKM 244 \1500
ニコライ・ペトロフのショパン
ショパン(1810-1849):
バラード第1番ト短調 Op.23/バラード第2番ヘ長調 Op.38
バラード第3番変イ長調 Op.47/バラード第4番ヘ短調 Op.52
スケルツォ第1番ロ短調 Op.20/スケルツォ第2番変ロ短調 Op.31
スケルツォ第3番嬰ハ短調 Op.39/スケルツォ第4番ホ長調 Op.54
ニコライ・ペトロフ(ピアノ)
録音:1989年

MKM 246 \1500
ニコライ・ペトロフ&アレクサンドル・ギンディン
2台のピアノによるドビュッシーとラヴェル
ドビュッシー(1862-1918):夜想曲
ラヴェル(1875-1937):ラ・ヴァルス
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ラヴェル:ボレロ
ニコライ・ペトロフ、アレクサンドル・ギンディン(ピアノ)
録音:2005年3月25日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ

MKM 247 \1500
ニコライ・ペトロフ 舞踏への勧誘
アントニオ・ソレル(1729-1783):ファンダンゴ ニ短調
ウェーバー(1786-1826):舞踏への勧誘
ラヴェル(1875-1937):高雅で感傷的なワルツ
ドリーブ(1836-1891):バレエ「コッペリア」より ワルツ/ナイラ・ワルツ
ショスタコーヴィチ(1906-1975):バレエ「黄金時代」より ワルツ
リスト(1811-1886):半音階的大ギャロップ
ヒナステラ(1916-1983):アルゼンチン舞曲集 Op.2 から 優雅な乙女の踊り
エドワード(ゼズ)・コンフリー(1895-1971):鍵盤の上の猫(ラグタイム)
ニコライ・ペトロフ(ピアノ)
録音:1989年、ライヴ




<CARPE DIEM>
CARPE 16279 \2180
心のおもむくままに スペイン・ルネサンス音楽と即興演奏
パッサカリア
バルバラ・ストロッツィ(1619-1677)/
ジョヴァンニ・アントニオ・パンドルフィ・メアッリ(活躍:1660-1669)/即興
パッサメッツォ・モデルノ
ディエゴ・オルティス(1510-1570以後)/ビセンテ・パリリャ/即興
フォリアス
アントニオ・デ・カベソン(1510-1566):
パバナとそのグロサ/誰のために髪を伸ばした/
ディエゴ・オルティス/ビセンテ・パリリャ:セレルカダ第8番/
即興:誰も愛さずにいられようか
ガイヤルド
ピエール・アテニャン(1494頃-1552)/即興
グアルダメ・ラ・バカス(牛の見張り番)
ルイス・ベネガス・デ・エネストロサ(1510頃-1570)/
ディエゴ・オルティス/即興
コンデ・クラロス(クラロス伯爵)
エンリケス・デ・バルデラバノ(1500-1556)と不詳作者の作品に基づく即興
シャコンナ
クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1673)と
ベネデット・フェラーリ(1603/1604-1681)の作品に基づく即興
モーレ・イスパーノ
ビセンテ・パリリャ(リコーダー、指揮)
ラケル・アンドゥエサ(ソプラノ)
ファーミ・アルクァイ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ヘスス・フェルナンデス(リュート、テオルボ)
ミゲル・リンコン(リュート、ギター、テオルボ)
ハビエル・ヌニェス(チェンバロ)
アルバロ・ガリド(打楽器)
楽譜に書かれた通りに音を出してお終いではなく、心のおもむくままに即興を
展開してゆく・・・これが、スペインのピリオド楽器アンサンブル、モーレ・
イスパーノのポリシー。「誰々作曲の何々」で完結しない創造的な音楽が、こ
こにはあります。(考えてみれば、ジャズの世界では当り前のことですね)
音楽・演奏・録音、すべてが高水準。たいへん心地よく聴き通した後、ゆった
りとした満足感にひたれます。




<DUX>
DUX 0724 \2080
スワヴォミル・ザムシュコ(1973-):管弦楽作品集
クラリネットと弦楽合奏のための協奏曲(1999)(*)
W.A.M.を記念する弦楽合奏のためのディヴェルティメント(2006)
Nasha Shkhapa(2009)(+)
メキシコのヨーロッパ人(フルートと弦楽合奏のための;2005)(#)
ヴィオラ協奏曲(2009)(**)
アルトゥル・パフレフスキ(クラリネット(*))
アンナ・ヴェレツカ(メゾソプラノ(+))
アガタ・イグラス=サヴィツカ(フルート(#))
ルジャ・ヴィルチャク=プワジュク(ヴィオラ(**))
シロンスク・フィルハーモニー管弦楽団
ミロスワフ・ヤツェク・ブワシュチク(指揮)

DUX 0726 \2080
バルトゥオミェイ・ペンキェル(?-1670頃):
ミサ・ブレヴィス/最美なるミサ
モテット
Sub Tuum praesidium / Ave Maria / Salvator orbis
Magnum nomen Domini / Resonet in laudibus
イル・カント

DUX 0743 \2080
スタニスワフ・モニュシュコ(1819-1872):
家庭歌曲集 から
何の花,蝶,私の心,ジプシー,なぜ?,穂,憧れ,
危険な娘,君を愛す,子供のために,赤ん坊のために,
無題の歌,ヴィリヤ,金魚,紡ぎ娘,理由
ヤドヴィガ・ラッペ(アルト)
マヤ・ノソフスカ(ピアノ)

DUX 0764 \2080
ストラヴィンスキー(1882-1971):バレエ組曲「プルチネッラ」
R・シュトラウス(1864-1949):バレエ組曲「町人貴族」
ヴロツワフ・フィルハーモニー管弦楽団
ヤツェク・カスプシク(指揮)

DUX 0345 \2080
【未案内旧譜】
ハイドン(1732-1809):弦楽四重奏曲第81番ト長調 Op.77 No.1
モーツァルト(1756-1791):弦楽四重奏曲第19番ハ長調「不協和音」K.465
ベートーヴェン(1770-1828):弦楽四重奏曲第11番ヘ短調「セリオーソ」Op.95
ロイヤル弦楽四重奏団




<ACTE PREALABLE>
AP 0201 \2080
ポーランド歌曲集
ショパン(1810-1849):
酒宴 Op.74 No.4/使者 Op.74 No.7/ドゥムカ
あるべきものもなく(私の眼の涙)Op.74 No.13
スタニスラフ・モシュシュコ(1819-1872):
名付け親/バルテクと黒雷鳥/母よ、あなたはもういない
狂乱したオフィーリアの歌
ミェチスワフ・カルウォヴィチ(1876-1909):
私の魂は悲しんでいる Op.1 No.6/暗く穏やかな海で Op.3 No.4
夜の光の中で眠る Op.3 No.5/私のために泣かないで Op.3 No.7
広い広い海の彼方 Op.3 No.3
イグナツィ・ヤン・パデレフスキ(1860-1941):4つの歌曲 Op.7
灰色の馬,最後のばらがしおれたとき,白樺の木立の中に轟く
私の恋人は連れ去られた
オルガ・マロシェク(アルト)
エルジビェタ・ティシェツカ(ピアノ)
録音:2009年10月、ウーチ・フィルハーモニー・ヘンリク・チシ記念室内楽ホ
ール
オルガ・マロシェク(1980年生まれ)は主に歌曲やオラトリオ、カンタータ等の
分野で活躍しているポーランドのアルト歌手。

AP 0225 \2080
響き渡るピアノ・ヴィジョン
ユリウシュ・ウーチュク(1927-):ピアノ作品集
マラソン(1963); 戦い(*),駆け足(+)/4つの小品(1957)(#)
音色の抒情詩(1963)(**)/地上の平和(1964)(++)/アラベスク(1978)(##)
神秘劇「オスヤクの悔悛」(1979)からの3つの断章(***)
コレオドラマ「ブランド」(1967)からの3つの断章(+++)
「システィーナ礼拝堂の戸口の上り段の上の創世記による瞑想」(2007)(##)
からの3つの断章
パッサカリア(1968)(###)
ゾフィア・ヤヌコヴィチ(ソプラノ(++))
ユリウシュ・ウーチュク(ピアノ(*/+/++/***/+++/###))
レギナ・スメンジャンカ(ピアノ(#/**/++))
ツェザリ・サネツキ(ピアノ(##))
ドミツェラ・ウーチュク(ピアノ(+++))
録音:1963年9月12日、ワルシャワ国立フィルハーモニー(*)
1963年、ポーランド放送クラクフ支局(+)
1975年6月(#)、1966年11月7日(**)、1966年(++)、
ポーランド放送スタジオM1(#/**/++)
2008年10月31日、チェンストホヴァ・フィルハーモニー(##)
ポーランドの作曲家ユリウシュ・ウーチュクの作曲家生活55周年記念シリーズ。
世界初録音。

AP 0227 \2080
ユリウシュ・ウーチュク(1927-):
ピアノ小協奏曲(1973)(*)
コントラバス協奏曲(1986)(+)
レギナ・スメンジャンカ(ピアノ(*))
ポーランド放送ワルシャワ管弦楽団(*)
ヤン・プルシャク(指揮(*))
マレク・カリノフスキ(コントラバス(+))
ポーランド放送クラクフ管弦楽団(+)
シモン・カヴァラ(指揮(+))
録音:1984年1月20-21日、ワルシャワ(*)/1986年6月11-13日、クラクフ(+)
世界初録音。

AP 0229 \2080
ユリウシュ・ウーチュク(1927-):翼と手
管弦楽のための哀歌(グラジナ・バツェヴィチの記念に;1970)(*)
歌曲集「翼と手」(バリトンと管弦楽のための;1972)(+)
ワルシャワの伝説(管弦楽のための、子守歌風;1974)(#)
ポーランド国立放送交響楽団(*)
イェジ・カトレヴィチ(指揮(*))
イェジ・アルティシュ(バリトン(+))
ポーランド放送クラクフ管弦楽団(+/#)
レナルト・チャイコフスキ(指揮(+))
ヤヌシュ・プシビルスキ(指揮(#))
録音:1983年4月15日、カトヴィツェ(*)
1975年3月28日(+)、1980年11月6-7日(#)、クラクフ(+/#)
世界初録音。インレイ(裏ジャケット)では(#)が(+)と誤表記されております。

AP 0233 \2080
ROCKOWO 弦楽五重奏によるロック名曲集
Runaway(デル・シャノン)/Somebody to love(クイーン)
Love me tender(エルヴィス・プレスリー)
Super trouper - Money, money, money(ABBA)/Hey you!(ピンク・フロイド)
Riders on the storm(ドアーズ)/Hit the road, Jack(レイ・チャールズ)
Anna Maria(チェルヴォネ・ギタリ)/Yesterday(ビートルズ)
Just the way you are(ビリー・ジョエル)/
Child in time(ディープ・パープル)
My friend the wind(デミス・ルソス)
Sorry, seems to be a hardest word(エルトン・ジョン)
The House of the rising Sun(アニマルズ)/
Pod papugami(チェスワフ・ニェメン)
Whiter shade of pale(プロコル・ハルム)
[ボーナス・トラック]
Tango "Por una cabeza"/Hava nagila
シロンスク・カメラリスト弦楽五重奏団
ダリウシュ・ズボフ、ヤクプ・ウィシク(ヴァイオリン)
ヤロスワフ・マジェク(ヴィオラ) カテジナ・ビェドロフスカ(チェロ)
クシシュトフ・コジェン(コントラバス)
録音:2009年10月26-31日、グルノシロンスク・センター・コンサートホール
単にロックをクラシック風にアレンジしただけではなく、クラシックの名曲が
織り込まれているのがポイント。「Whiter shade of pale」では曲そのものの
種明かしにもなっています。チェルヴォネ・ギタリ(Czerwone Gitary)は1960年
代後半に大成功を収めた、「ポーランドのビートルズ」とも称されるロック・
グループ。チェスワフ・ニェメン(Czeslaw Niemen;1939-2004)はポーランド
のカリスマ的シンガーソングライター。

AP 0234 \2080
ジグムント・ノスコフスキ(1846-1909):室内楽作品集 Vol.1
弦楽四重奏曲第1番ニ短調 Op.9
弦楽四重奏曲第2番ホ長調
フォー・ストリングス四重奏団
ルツィナ・フィエドゥキェヴィチ(第1ヴァイオリン)
グジェゴシュ・ヴィテク(第2ヴァイオリン)
ベアタ・ラシェフスカ(ヴィオラ) ウーカシュ・トゥジェルツ(チェロ)
録音:2009年7月9、10日、8月23、26日、カトヴィツェ、
グジェゴシュ・フィテルベルク・コンサートホール
世界初録音。

<Parnassus>
PACD 96001/2 2枚組 \3050
リヒテル 1950年代ライヴ集 Vol.1
プロコフィエフ(1891-1953):
「シンデレラ」からの5つの小品
いさかい Op.102 No.3/ガヴォット Op.95 No.2/秋の妖精 Op.97 No.3
オリエンタリア Op.97 No.6/シンデレラと王子(ワルツ)Op.102 No.1
束の間の幻影 Op.22 から Nos.3-6,8-9,11,14,15,18
ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調 Op.83
シューマン(1810-1856):トッカータ ハ長調 Op.7
ドビュッシー(1862-1918):「映像」第2巻 から 葉ずえを渡る鐘の音
ショパン(1810-1849):練習曲ホ長調 Op.10 No.3/同 Op.10 No.1
ラフマニノフ(1873-1943):
前奏曲ト短調 Op.23 No.5/同嬰ト短調 Op.32 No.12
チャイコフスキー(1840-1893):大ソナタ ト長調 Op.37(+)
ラフマニノフ:前奏曲集 から(*)
嬰ヘ短調 Op.23 No.13/イ長調 Op.32 No.9/ロ短調 Op.32 No.10
嬰ト短調 Op.32 No.12/変イ長調 Op.23 No.8/ヘ長調 Op.32 No.7
ハ長調 Op.32 No.1/変ロ短調 Op.32 No.2/変ロ長調 Op.23 No.2
ニ長調 Op.23 No.4/ハ短調 Op.23 No.7
ドビュッシー:「映像」第2巻 から 葉ずえを渡る鐘の音(*)
リスト:忘れられたワルツ 第1番(*)
ショパン:練習曲ホ長調 Op.10 No.3(*)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:1958年4月(*以外)、1954年12月(*)、モスクワ

PACD 96003/4 2枚組 \3050
リヒテル 1950年代ライヴ集 Vol.2
シューマン(1810-1856):
アベック変奏曲 Op.1
幻想小曲集 Op.12 から 飛翔(No.2),なぜ?(No.3),急がずに(No.7)
フモレスケ 変ロ長調 Op.20
スクリャービン(1872-1915):
ピアノ・ソナタ第2番嬰ト短調 Op.19/12の前奏曲 Op.11
ピアノ・ソナタ第6番 Op.62(*)
ムソルグスキー(1839-1881):組曲「展覧会の絵」(*)
チャイコフスキー(1840-1893):ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23(+)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
ソヴィエト国立交響楽団(+)
ナタン・ラフリン(指揮(+))
録音:1955年6月(*/+以外)、1952年10月(*)、1957年(+)、モスクワ

PACD 96005/6 2枚組 \3050
リヒテル 1950年代ライヴ集 Vol.3
リスト(1811-1886):
「巡礼の年第1年スイス」から オーベルマンの谷(No.6),泉のほとりで(No.6)
「巡礼の年第2年イタリア」から 婚礼(No.1)
「巡礼の年第3年」から エステ荘の糸杉に(No.2)
「巡礼の年第2年イタリア」から ペトラルカのソネット第123番(No.6)
「巡礼の年第2年への追加 ヴェネチアとナポリ」
ゴンドラの漕ぎ手,カンツォネッタ,タランテッラ
ベートーヴェン(1770-1828):ピアノ・ソナタ第8番ハ短調「熱情」Op.13
ウェーバー(1786-1826):ピアノ・ソナタ第3番ニ短調 Op.49(*)
ラヴェル(1875-1937):
亡き王女のためのパヴァーヌ(*)/「夜のガスパール」から 絞首台(No.2)(*)
水の戯れ(*)/高雅で感傷的なワルツ(*)/「鏡」から 道化師の朝の歌(No.4)(*)
ラフマニノフ(1873-1943):
絵画的練習曲変ホ長調 Op.33 No.6(*)
前奏曲ハ短調 Op.23 No.7(*)/同変ロ短調 Op.32 No.2(*)
プロコフィエフ(1891-1953):
「シンデレラ」からの3つの小品 Op.95 から ガヴォット(No.2)(*)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:1958年4月(*以外)、1954年12月(*)、モスクワ

PACD 96007[CD-R] \1850
ブラームス(1833-1897):
弦楽四重奏曲第1番ハ短調 Op.51 No.1
弦楽四重奏曲第2番イ短調 OP.51 No.2
コロラド弦楽四重奏団
ジュリー・ローゼンフェルド(第1ヴァイオリン) 
デボラ・レディング(第2ヴァイオリン)
フランチェスカ・マーティン=シロス(ヴィオラ) 
ダイアン・チャプリン(チェロ)
CD-R盤商品です。CD盤商品が供給される可能性もございますが、指定は行な
えませんのでご了承下さい。

PACD 97008 \1850
ヤーノシュ・シュタルケル チェロ演奏への道
[チェロ演奏への道(チェロのための古典的練習曲集)](+)
セバスティアン・レー(1805-1887):
ト長調 Op.70 No.4/ト長調 Op.70 No.11/ト長調 Op.70 No.20
ト短調 Op.70 No.24
カール・シュレーダー(1848-1935):ト長調 Op.31 No.12
フリードリヒ・ドツァウアー(1783-1860):
イ短調 Op.120 No.2/ト長調 Op.120 No.8/ニ短調(113の練習曲 No.32)
ジャン・ルイ・デュポール(1749-1819):ト短調(21の練習曲 No.7)
ジャン・ピエール・デュポール(1741-1818):ニ長調(No.8)
ジャン・ルイ・デュポール(1749-1819):ホ短調(21の練習曲 No.13)
アルフレード・プラッティ(1822-1901):
ハ長調(No.7)/イ短調(No.8)/ト長調(No.11)/ニ長調(No.9)
ダヴィド・ポッパー(1846-1913):
ト長調 Op.73 No.2/ヘ長調 Op.73 No.6/イ長調 Op.73 No.7
変ホ長調 No.73 No.13/ト長調 Op.73 No.15/ト長調 Op.73 No.22
イ長調 Op.73 No.28/ヘ長調 Op.73 No.34/ハ長調 Op.73 No.36
ニ長調 Op.73 No.40
フリードリヒ・グリュツマッハー(1832-1903):ニ長調 Op.38 No.21
パガニーニ(1872-1840):奇想曲変ロ長調 Op.1 No.13
[モダーン・コンサート・ピース(無伴奏チェロのための作品集)](+)
ヒンデミット(1895-1963):ソナタ Op.25 No.3
ベルンハルト・ハイデン(1910-2000):「リリブルレロ」による変奏曲
ガスパル・カサド(1897-1966):ソナタ(1926)
ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)
録音:1967年、モノラル、初出:Virtuoso Records, 816V-3296(LP)、
前出:Star, X01(LP)
時期不明、放送用、ステレオ、ヤーノシュ・シュタルケルの私蔵音源
(*)はチェロ学習者用に作られたLPのための録音で、これが初CD化。
(+)はメディア初出音源。

PACD 96009/10 2枚組 \3050
J・S・バッハ(1685-1750):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ集
ソナタ第1番ト短調 BWV1001(+)/同第2番イ短調 BWV1003(+)
パルティータ第2番ニ短調 BWV1004(+)/同第1番ロ短調 BWV1002(*)
ソナタ第3番ハ長調 BWV1005(*)/パルティータ第3番ホ長調 BWV1006(+)
ユージン・ドラッカー(ヴァイオリン)
録音:1988年7月、ニューヨーク、聖三位一体教会(*)
1989年7月、ニューヨーク、ブロンクスヴィル、コンコーディア・カレッジ(+)
初出:Novello Records, NVLCD 106
ユージン・ドラッカーはエマーソン弦楽四重奏団のヴァイオリニスト。

PACD 96012 \1850
She Walks in Beauty
ルーニング、スターラー:室内歌曲集
オットー・ルーニング(1900-1996):(3つの歌曲)(*)
She walks in beauty(1951)/Venilia(1992)/At Christamas time(1917)
ロバート・スターラー(1924-2001):Letter to a composer(1995)(#/**/***)
オットー・ルーニング:
エミリー・ディッキンソンの詩による9つの歌(1938-1951)から(*)
Our share of night to bear / Hope is the thing with feathers
I felt a cleavage inmy mind / If I can stop one heart from breaking
ロバート・スターラー:Images of Man
(ウィリアム・ブレイクの「The Four Zoas」による8つの歌;1994)(#/++/##)
The universal man / Behold eternal death / Compell the poor
I am weary / O prince of light / It is an easy thing / Male and female
Rose from the dews of death
オットー・ルーニング:ソプラノとフルートのための組曲(1936-1937)(+)
Night song / Dawn piece / Morning song / Evening song
ロバート・スターラー:The ideal self(#/##)
オットー・ルーニング:(ウィリアム・ブレイクの詩による3つの歌曲)(*)
Love's secret(1949)/Ah! sun-flower(1984)/The little vagabond(1980)
オットー・ルーニング:The Soundless Song(1923)(#/**/*/***)
String quartet / Moonlight / THe silent voice / Flute and clarinet
The soundless song
オットー・ルーニング:Transience(1922)(*)
ダニエル・ワーナー(ソプラノ)
シルヴィア・ブッチェッリ(ピアノ(*))
パトリシア・スペンサー(フルート(+))
マーシャ・ゲイツ(フルート(#))
ジーン・コッパーアッド(クラリネット(**))
スーザン・セリグマン(チェロ(++)
ロバート・スターラー(ピアノ(##))
ハドソン・ヴァレー・フィルハーモニー弦楽四重奏団(***)

PACD 96013/14 2枚組 \3050
リヒテル 1950年代ライヴ集 Vol.4
プロコフィエフ(1891-1953):ピアノ・ソナタ第9番ハ長調 Op.103(*)
ショスタコーヴィチ(1906-1975):
24の前奏曲とフーガ Op.87 から Nos.4,3,6,7,2,18,23,15(*)
プロコフィエフ:
「シンデレラ」からの3つの小品 Op.95 から ガヴォット(No.2)(*)
スクリャービン(1872-1915):
詩曲「炎に向かって」Op.72(+)/詩曲嬰ヘ長調 Op.32 No.1(+)
ベートーヴェン(1770-1828):ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37(#)
パルトーク(1881-1945):15のハンガリー農民歌(**)
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第6番 Op.82(**)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
ソヴィエト国立交響楽団(#)
ヘルマン・アーベントロート(指揮(#))
録音:1956年9月(*)、1955年6月(+)、1954年10月(#)、1956年10月(**)、
モスクワ

PACD 96015/6 2枚組 \3050
グレゴリオ聖歌 初期録音集
(全75トラック)
様々な合唱団、聖歌隊、修道士たち&指揮者
録音:1928年-1936年

PACD 96017/18 2枚組 \3050
リヒテル 1950年代ライヴ集 Vol.5
シューベルト(1797-1828):ピアノ・ソナタ第21番ロ短調 D.960(*)
ドビュッシー(1862-1918):前奏曲集第1巻 から パックの踊り(+)
シマノフスキ(1882-1937):ピアノ・ソナタ第2番イ短調(#)
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番 K.310(**)
リスト(1811-1886):
「詩的で宗教的な調べ」から 死者の追憶(*)/ポロネーズ第2番(*)
ハンガリー狂詩曲第17番(*)/慰め(コンソレーション)第6番(*)
スケルツォと行進曲(*)/暗い雲(*)
シューマン(1810-1856):4つのフーガ Op.72(+)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:1957年5月(*)、1958年10月(+)、1954年(#)、1958年11月(**)、モスクワ

PACD 96019 \1850
キャサリン・フーヴァー(1937-):夜の空 管弦楽曲集作品集
22つのスケッチ(*)
エレニ(ギリシャ悲劇)(+)
二重協奏曲(#)
夜の空(**)
デニサ・ダニエロヴァー(メゾソプラノ(+))
スロヴァキア放送交響楽団(*/+/**)
ヨエル・エリク・スベン(指揮(*/+/**))
デイヴィッド・ペリー、スザンヌ・ベイア(ヴァイオリン(#))
ウィスコンシン・フィロムジカ(#)
ヴァータン・マヌージャン(指揮(#))
録音:1995年(+/**)、1997年(*)、ブラチゥラヴァ、スロヴァキア放送(*/+/**)
1997年、マジソン(合衆国)、ウィスコンシン大学(#)

PACD 96020 \1850
バロック・カンタータ&アリア集
J・S・バッハ(1685-1750):
カンタータ「全地よ、神に向かって歓呼せよ」BWV51(*)
カンタータ「今ぞ去れ、悲しみの影よ」BWV202(+)
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):
カンタータ「テブロ川のほとりで」(*)
ヘンデル(1685-1759):
オペラ「アグリッピーナ」から Pensieri, voi mi tormentate(+)
オペラ「アマディージ」から Destero dall'empia Dite(*/#)
キャロル・ボガード(ソプラノ)
アルマンド・ギタッラ(トランペット(*))
レイモンド・ドゥステ(オーボエ(+))
エルヴィン・ヤコブセン(オーボエ(#))
コペンハーゲン室内管弦楽団
ジョン・モリアーティ(指揮)
録音:1969、1971年、コペンハーゲン

PACD 96021/2 2枚組 \3050
アメリカ歌曲コレクション
ジョン・アルデン・カーペンター(1876-1951):
シーグフリード・サスーンの2つの詩(*); Slumber-song / Serenade
ギタンジャリ(ラビーンドラナート・タゴールの詩による歌の捧げもの)(*)
When I bring to you colour'd toys
On the day when death will knock at thy door
The sleep that fits on baby's eyes
I am like a remnant of a cloud od autumn
On the seashore of endless worlds / Light, my light
ジョン・デューク(1913-1984):
サラ・ティーズデイルの詩による歌曲集(+)
All beauty calls you to me / Listen, I love you
I am so weak a thing / All things in the world / O, my love
エミリー・ディッキンソンの6つの詩(+)
Gool morning - midnight / Heart! We will forget him
Let down the bars, on death / An awful tempest mashed the air
Nobody knows this little rose / Bee! I'm expecting you!
E・E・カミングズの4つの詩(+)
In just-spring / I carry yout heart / hist... whist
The mountains are dancing
(when faces called flowers float out of the ground)
リチャード・カミング(1928-):
As dew in April(14世紀イングランドの作者不詳の詩による)(#/##)
ウィリアム・ブレイクの2つの詩(#); Song / London
Heart, we will forget him(エミリー・ディッキンソン詩)(#/***)
フィリップ・マイナーの3つの詩(#);Summer song / Night song / Love song
アーロン・コープランド(1900-1990):
エミリー・ディッキンソンの12の詩(*)
Nature, the gentlest mother / There came a wind like a bugle
Why do they shut me out of heaven? / The world feels dusty
Heart, we will gorget him / Dear March, come in
Sleep is supposed to be / When they come back
I felt a funeral in my brain / I've heard an organ talk sometimes
Going to heaven / The chariot(Because I would not step for death)
ウィリアム・フラナガン(1923-1969):
ハーマン・メルヴィルの「Time's Long Ago!」による歌曲集(**)
Time's long ago! / Pisa's leaning tower / The night march
Monody / Under the ground / Lament
ハワード・モスの3つの詩(**)
If you can / See how they love me / The upside-down man
Good-bye my fancy(ウォルト・ホイットマン詩)(**/+++)
ネッド・ローレム(1923-):テニソンの4つの詩(*)
Ask me know more / Now sleeps the crimson petal / Far-far away
The sleeping palace
キャロル・ボガード(ソプラノ)
ジョン・モリアーティ(ピアノ(*))
ジョン・デューク(ピアノ(+))
リチャード・カミング(ピアノ(#))
デイヴィッド・デル・トレディチ(ピアノ(**))
ベス・オーソン(オーボエ(##))
シオドア・モンク(チェロ(***))
R・サリヴァン(ギター(+++))

PACD 96023 \1850
ストラヴィンスキー&プロコフィエフ、自作を指揮
ストラヴィンスキー(1882-1971):
バレエ「妖精の口づけ」から ディヴェルティメント(*)
ダンバートン・オークス協奏曲(+)
プロコフィエフ(1891-1953):バレエ「ロミオとジュリエット」組曲第2番(#)
メキシコ交響楽団(*)
ダンバートン・オークス祝祭管弦楽団(+)
イーゴリ・ストラヴィンスキー(指揮(*/+))
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(#)
セルゲイ・プロコフィエフ(指揮(#))
録音:1941年11月5-6日(*)/1947年4月28日(+)/1938年(#)
音源盤:
PCS-061744/5, 106778, 016784/6(Victor 11-8420/2 in album M-931)(*)
KN 13-16(Keynote K-2001/2 in album DM-1)(+)
7754/65(USSA 7754/65)(#)
マーク・オーバート・ソーンによる盤起こし。(+)はCD初出。

PACD 96024 \1850
シューベルト(1797-1828):弦楽四重奏曲第14番ニ短調「死と乙女」D.810
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第6番ヘ短調 Op.80
コロラド弦楽四重奏団
ジュリー・ローゼンフェルド(第1ヴァイオリン) 
デボラ・レディング(第2ヴァイオリン)
フランチェスカ・マーティン=シロス(ヴィオラ) 
ダイアン・チャプリン(チェロ)
録音:1997年9月9-11日、ニューヨーク州パーチェス、
ニューヨーク州立大学音楽学部リサイタルホール

PACD 96026 \1850
スタイヴサント弦楽四重奏団、20世紀の弦楽四重奏曲を弾く
ヒンデミット(1895-1963):弦楽四重奏曲第1番ヘ短調 Op.10(1918)(*)
ヴィラ=ロボス(1887-1959):
弦楽四重奏曲第6番ホ長調(ブラジル四重奏曲第2番)(1938)(+)
クインシー・ポーター(1897-1966):弦楽四重奏曲第7番(1943)(#)
スタイヴサント弦楽四重奏団
シルヴァン・シュルマン、バーナード・ロビンズ(ヴァイオリン)
ラルフ・ハーシュ(ヴィオラ) アラン・シュルマン(チェロ)
録音:1950年11月1日、ニューヨーク、マンズ・スクール(*)
1947年5月7日、ニューヨーク、マジェスティック・シアター(+)
1948年2月17日、ニューヨーク、タウン・ホール、放送音源、初出(#)

PACD 96028 \1850
アルテュール・グリュミオー ボストン・レコーディングス
J・S・バッハ(1685-1750):
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 BWV1004 から シャコンヌ
ジョゼフ=エクトル・フィオッコ(1703-1741):組曲第1番(*)
モーツァルト(1756-1791):
ヴァイオリン・ソナタ ト長調 K.301(293a)(*)/同ホ短調 K.304(300c)(*)
ドビュッシー(1862-1918):ヴァイオリン・ソナタ ト短調(+)
バルトーク(1881-1945)/セーケイ(1903-2001)編曲:
6つのルーマニア舞曲(+)
ラヴェル(1875-1937):ハバネラ形式の小品(+)/ツィガーヌ(+)
アルテュール・グリュミオー(ヴァイオリン)
グレゴリー・タッカー(ピアノ(*))
ポール・ウラノフスキー(ピアノ(+))
録音:1951-1952年 原盤:Boston Records, B202(+以外)、B203(+)
グリュミオーが最初の合衆国演奏旅行の際に残した、彼にとって最初のLP録
音。初CD化。

PACD 96030 \1850
One Piano, Four Hands ピアノ四手連弾のための音楽
ブラームス(1833-1897):愛の歌(ワルツ集)Op.52a(1874)
シューベルト(1797-1828):
ハンガリー風ディヴェルティメント Op.54 D.818(1824-1825)
ラヴェル(1875-1937):マ・メール・ロワ(1908-1910)
フォーレ(1845-1924)&アンドレ・メサジェ(1863-1929):
バイロイトの思い出(1888頃)
カリメリオ・ソアレス(1944-):バトゥッカータ(1998)
ガーシュウィン(1898-1937)&ウィル・ドナルドソン(1891-1954)/
ウォルデン・ヒュース編曲:リアルト・リプルズ(1917/1997)
イゴール・キプニス、カレン・カシュナー(ピアノ)
録音:1998年1月18日、ペンシルヴァニア州ピッツバーグ、WQED-FM(*)
1997年6月25日、ニューヨーク、WQXR-FM(+)
1999年4月30日、カリフォルニア州サンタモニカ、マエストロ財団(#)
1999年5月2日、カリフォルニア州ロサンゼルス・カントリー美術館文化事業部
Sundays at Four(**)

PACD 96031 \1850
ココペリ キャサリン・フーヴァー・プレイズ
イグナツ・プレイエル(1757-1831):フルート・ソナタ第2番ト長調(*)
ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782):
フルート・ソナタ第4番イ長調(*)
モーツァルト(1756-1791):フルート・ソナタ ト長調 K.27(*)
カール・フリードリヒ・アーベル(1723-1787):
フルート・ソナタ第2番ヘ短調(*)
ビゼー(1838-1875)/デルソー編曲:「カルメン」間奏曲(+)
ベルリオーズ(1803-1869):オラトリオ「キリストの幼時」から
2つのフルートとハープのための三重奏曲(+)
キャサリン・フーヴァー(1937-):
ウィンター・スピリッツ(#)/マスクス(**)/ココペリ(#)
キャサリン・フーヴァー(フルート)
ストダード・リンカーン(フォルテピアノ(*))
ドン・ベイリー(フルート(+))
ヴィクトリア・ドレイク(ハープ(+))
スコット・ダン(ピアノ(**))
録音:1968年(*)/1999年(#)/2000年(**)
1998年、リンブルック図書館、ロングアイランド・フルート・クラヴ演奏会、
ライヴ(+)
初出:Sonar, SD 140(LP)(*)

PACD 96032 \1850
リヒテル・イン・ライプツィヒ
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109
ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110
ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
ブラームス(1833-1897):
バラード ト短調 Op.118 No.3
間奏曲変ホ短調 Op.118 No.6/同ハ長調 Op.119 No.3
ショパン(1810-1849):夜想曲ヘ長調 Op.15 No.1
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:1963年11月28日、ライプツィヒ、ゲヴァントハウス、ライヴ

PACD 96034/5(2CD-R) \3050
ベートーヴェン(1770-1827):中期弦楽四重奏曲集
第7番ヘ長調 Op.59 No.1/第9番ハ長調 Op.59 No.3
第8番ホ短調 Op.59 No.2/第10番変ホ長調 Op.74
コロラド弦楽四重奏団
ジュリー・ローゼンフェルド(第1ヴァイオリン) 
デボラ・レディング(第2ヴァイオリン)
ダイアン・チャプリン(ヴィオラ) 
ダイアン・チャプリン(チェロ)
録音:2001年8月2-4日、ニューヨーク州パーチェス、
ニューヨーク州立大学音楽学部リサイタルホール
譜面に示された繰り返し指定をすべて実行しています。
CD-R盤商品です。CD盤商品が供給される可能性もございますが、指定は行な
えませんのでご了承下さい。

PACD 96036/37 2枚組 \3050
フランス歌曲の世紀
シャブリエ(1841-1894):幸福な島(1889)/リート
グノー(1819-1893):
ヴェネツィア(1842)/おいで!芝生は緑(1875)/四月の歌(1867)
ビゼー(1836-1875):子守歌(1868)/愛の歌(1872)
フォーレ(1845-1924):
5つのヴェネツィアの歌 Op.58(1891)
マンドリン,ひめやかに,緑,クリメーヌに,やるせない夢ごこち
憂鬱 Op.51 No.3(1888)/月の光 Op.46 No.2(1887)
ガブリエル・デュポン(1878-1914):マンドリン
ユゼフ・シュルツ(1875-1956):月の光
フォーレ:優しき歌 Op.61(1892-1894)
後光を背負った聖女,暁の光は広がり,白い月影は森に照り,
私はつれない道を歩む,私はほんとうに恐ろしいほど,
暁の星よ、お前が消える前に,それはある夏の明るい日,
そうでしょう,冬が終わって
ドビュッシー(1862-1918):
やるせない夢ごこち(1887)/木陰(1885)/木馬(1885)/緑(1886)
憂鬱(1885-1888)/ひめやかに(1891)/操り人形(1891)/月の光(1891)
マンドリン(1882)
プーランク(1899-1963):
誰のもの(1924)/墓碑銘(1924)/田舎の歌(1928)/昨日(1928)
ブルターニュの歌(1931)/かわいい女中(1931)
オネゲル(1892-1955):
クロティルド(1917)/デルフィニウム(1940)/鐘(1917)
ミヨー(1892-1974):コクトーの3つの詩 Op.59(1920)
煙,ボルドーの祭り,モンマルトルの祭り
ミヨー:暁(1913)
ルイ・デュレ(1888-1973):ペトロニウスの3つの詩 Op.15
ブール・ドゥ・ネージュ(1918),輪廻(1918),ざくろ
ジェルメーヌ・タイユフェール(1892-1983):6つのフランスの歌(1930)
いいえ、いいえ、誠実さなんて,真実はしばしば,夫は私を中傷した,
私を力づけてくださる神よ,私の恋人の悪口を言う人がいる,
私はあなたに大きな喜びを与える
ジョルジュ・オーリック(1899-1983):Lise Hirtzによる5つの歌(1929)
一羽の小さなかささぎ,小さなりんご,ひな菊,黒い雌鶏,小さなろば
キャロル・ボガード(ソプラノ)
ジョン・モリアーティ(ピアノ)
録音:1975-1980年 初出:Cambridge Records, CRS 2774, 2775, 2777(LP)

PACD 96038/40 3枚組 \3700
ヘンデル(1685-1759):オペラ「タメルラーノ」
グウェンドリン・キルブルー(メゾソプラノ:タメルラーノ)
アレクザンダー・ヤング(テノール:バヤゼット)
ソフィア・ステファン(メゾソプラノ:アンドロニコ)
キャロル・ボガード(ソプラノ:アステリア)
ジョアンナ・サイモン(メゾソプラノ)
マリウス・リンツラー(バス:レオーネ)
コペンハーゲン室内管弦楽団
アルバート・フラー(チェンバロ)
ラーシュ・ホルム・ヨハンセン(チェロ)
ジョン・モリーアティ(指揮)
録音:1970年 原盤:Cambridge Records, Peerles 初CD化音源

PACD 96041 \1850
トム・マクダーモット(1957-):All The Keys and Then Some
オール・ザ・キー(ピアノのための24の小品)
私の友人たち(ピアノとシンセサイザーのため;全14曲)
トム ・マクダーモット(ピアノ、シンセサイザー)
録音:1996年1月、ニューオーリンズ、ロヨラ大学 初出:STR(*)
セントルイス生まれのジャズ・ピアニスト、トム・マクダーモットの自作自
演盤。(*)レーベルのウェブサイトにはSTRレーベルから1995年に発売された
と書かれていますが、ブックレットに記載の録音年と合いません。

PACD 96042/4 3枚組 \3700
ベートーヴェン(1770-1827):後期弦楽四重奏曲集
第11番ヘ短調 Op.95/第13番変ロ長調 Op.130/第12番変ホ長調 Op.127
第14番嬰ハ短調 Op.131/第15番イ短調 Op.132/第16番ヘ長調 Op.135
コロラド弦楽四重奏団
ジュリー・ローゼンフェルド(第1ヴァイオリン) 
デボラ・レディング(第2ヴァイオリン)
ダイアン・チャプリン(ヴィオラ) 
ダイアン・チャプリン(チェロ)
録音:2004年5月26-28日、2005年5月31日-6月2日、12月16-18日、
2006年5月25-26日、
ニューヨーク州アマンデール=オン=ハドソン、バード・カレッジ、
センター・フォー・パフォーミング・アーツ
コロラド弦楽四重奏団の結成25周年記念盤。譜面に示された繰り返し指定を
すべて実行しています。




<NUMERICA>
NUM 1186 \2080
ポヴォア・デ・ヴァルジン国際音楽祭
ウゴ・リベイロ(1983-):回想(管弦楽のための;2007)(*)
ゴンサロ・ガト(1979-):派生(ピアノのための;2008)(+)
ファティマ・フォンテ(1983-):
文明(ソプラノと室内アンサンブルのための;2007)(#/**)
アナ・セアラ(1985-):詩、伝言(室内アンサンブルのための;2008)(**)
アナ・セアラ:凍える夜の漆黒の空(管弦楽のための;2008)(*)
アントニオ・ピニョ・ヴァルガス(1951-):
弦楽四重奏曲第2番「地底の運動」(++)
ポヴォア・デ・ヴァルジン交響楽団(*)
オスヴァルド・フェレイラ(指揮(*))
エルザ・マルケス・シルヴァ(ピアノ(+))
ラケル・カマリニャ(ソプラノ(#))
カメラーラ・センツァ・ミズラ(**)
ヴェラジン弦楽四重奏団(++)

NUM 1191 \2080
アントニオ・ヴィクトリノ・ダルメイダ(1940-):
交響曲第2番 Op.114(*)
コンチェルティーノ Op.111(+)
祝祭交響楽団(*)
ユアン・ファン(指揮(*))
ポルトガル交響楽団(+)
アルヴァロ・カスト(指揮(+))

NUM 1192 \2080
アントニオ・ヴィクトリノ・ダルメイダ(1940-):
交響曲第3番 Op.142
交響曲第4番 Op.153
ベイラス・フィルハーモニー管弦楽団
アントニオ・ヴィクトリノ・ダルメイダ(指揮)

NUM 1193 \2080
アントニオ・ヴィクトリノ・ダルメイダ(1940-):室内音楽集
ディニスとイザベル Op.99
アナ・フェラス(ソプラノ)
ジョゼ・ジョアン・ゴメス・ドス・サントス(ピアノ) 
アントニオ・コスタ(ホルン)
ラヴェル・シャピュイ(フルート) カルメン・カルデアル(ハープ)
Decateto No.1 Op.138 / Decateto No.2 Op.155
ユートピア管弦楽団 ヌノ・コルテ=レアル(指揮)
記憶 Op.95
ジョゼ・ジョアン・ゴメス・ドス・サントス(ピアノ)
ラヴェル・シャピュイ(フルート) アントニオ・コスタ(ホルン)
世界を救った鳥 Op.137
ジャネテ・サントス(フルート) アナ・ペレイラ(ヴァイオリン)
ジョアナ・シプリアノ(ヴィオラ) カロリナ・マトス(チェロ)
イン・メモリアム Op.105
LX金管五重奏団
セルジオ・パシェコ、ダニエル・ロウロ(トランペット) 
ヌノ・クニャ(ホルン)
ルイ・フェルナンデス(トロンボーン) アデリオ・カルネイロ(テューバ)
トッカータ Op.133
インゲボルク・バルダスティ(ピアノ) リカルド・ロシャ(ギター)

NUM 1194 \2080
アントニオ・ヴィクトリノ・ダルメイダ(1940-):宗教的音楽集
サン・ジュダス・タデウのミサ Op.85(*)
アヴェ・マリア Op.5(*/#)
深き淵より Op.130(+)
テ・デウム Op.55(**/#)
エルザ・サケ(ソプラノ(*))
オプス・アンサンブル(+)
ペドロ・リベイロ(オーボエ) アナ・ベラ・シャヴェス(ヴィオラ)
アレジャンドロ・オリヴァ(コントラバス) オルガ・プラツ(ピアノ)
オルガ・プラツ(ピアノ(#))
マルガリダ・マレコス(ソプラノ(**))
ヴェラ・ディアス(ファゴット(**))
作曲家のほかに指揮者、ピアニスト、放送・映画の監督、舞台演出家、作家な
どさまざまな顔を持つポルトガルの才人アントニオ・ヴィクトリノ・ダルメイ
ダの生誕70年に合わせ、「ヴィクトリノ・ダルメイダ・エディション」とも称
すべき回4枚のCDが発売されました。

NUM 1195 \2080
シューマン(1810-1859):
3つのロマンス Op.94
民謡調の5つの小品 Op.102
アダージョとアレグロ Op.70
幻想小曲集 Op.73
ヌノ・ピント(クラリネット)
エルザ・シルヴァ(ピアノ)
ヌノ・ピントはアントニオ・サイオテ、ミシェル・アリニョン、アラン・ダミ
アンらに師事したポルトガルのクラリネット奏者。

NUM 1196 \2080
詩の朗読と音楽
ミゲル・トルガ(1907-1955)詩
アントニオ・ヴィクトリノ・ダルメイダ(1940-)曲
アウレリノ・コスタ(朗読)
アントニオ・ヴィクトリノ・ダルメイダ(ピアノ)
ポルトガルの詩人(医師でもありました)ミゲル・トルガの詩の朗読に、アン
トニオ・ヴィクトリノ・ダルメイダがピアノで音楽を合わせています。

<ARS MUSICI>
ARS MUSICI 232147 2枚組 \1980
シューマン:ヴァイオリンとピアノのための作品全集
ヴァイオリン・ソナタ第1番-第3番、幻想曲 ハ長調 op.103
アダージョとアレグロ 変イ長調 op.70、幻想小曲集 op.73
3つのロマンス op.94、民謡風の5つの小品集 op.94
おとぎ話の挿絵 op.113
ジェニー・アベル(Vn) ロベルト・シドン(P)

ARS MUSICI 232155 \1350
エルヴィン・シュルホフ:
ディヴェルティメント(1927)、バスナイチンゲール(1922)、
雲のポンプ(1922)
シュテファン・ヴォルペ:
An Anna Blume von Kurt Schwitters(1929)、
オーボエとピアノのためのソナタ op.31(1938)
アンサンブル・アヴァンテュール

ARS MUSICI 232158 \1350
ドヴォルザーク:
おお神聖にしてやさしきおとめマリア op.19a、
アヴェ・マリア op.19b、アヴェ・マリス・ステラ op.19b-2、
三位一体の主日への賛歌、ミサ曲 ニ長調 op.86
ドロテア・レシュマン(S) インゲボルグ・ダンツ(A) 
クリスティアン・エルスナー(T) ヨハネス・マノフ(Br)
エドガー・クラップ(Org)
ヴォルフガング・シェファー指揮
フランクフルト聖歌隊

ARS MUSICI 232183 \1350
ヤナーチェク:ラシュスコ舞曲集
バルトーク:管弦楽のための協奏曲
ワルター・ヴェラー指揮
バーゼル交響楽団

ARS MUSICI 232192 \1350
ラフマニノフ:交響曲第1番、幻想曲「岩」
ワルター・ヴェラー指揮
バーゼル交響楽団

ARS MUSICI 232213 \1350
シューマン:詩人の恋、リーダークライス
クリスティアン・エルスナー(T)
イウゲン・ワングラー(P)

ARS MUSICI 232225 \1350
シューマン:管楽器とピアノのための室内楽集
3つのロマンス op.94、アダージョとアレグロ op.70、
幻想小曲集 op.73、民謡風の5つの小品集 op.102、
五重奏曲 op.44
アンサンブル・アヴァンテュール

ARS MUSICI 232268 \1350
アンドレアス・ハンマーシュミット(1611/12-1675):
宗教合唱作品集
ハインツ・ヘニッヒ指揮
スピリット・オヴ・ガンボ(弦楽)
エッコ・ラ・ムジカ(管楽)
ハノーヴァー少年合唱団

ARS MUSICI 232313 \1350
シューマン:
歌曲集「リーダークライス」 op.24
12の詩 op.35
トーマス・E.バウアー(Br)
ウタ・ヒールシャー(P)

ARS MUSICI 232420 \1350
カルッリ:
ノットゥルノ ニ長調 op.143-2、
アンダンテ・ヴァリエとロンド op.155
(原曲:ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第12番)、
2本のギターのためのハイドンの交響曲
(原曲:ハイドン:交響曲第104番第1楽章)
ソル:幻想曲 ホ長調 op.54、二重奏曲第1番 イ長調 op.55、
ロシアの思い出 op.63
ナポレオン・コスト:グランド・デュオ
デュオ・ロッシニアーネ(ロバート・バルト、カール-エルン
スト・シュローダー )

ARS MUSICI 232903 \1350
バッハ:ピアノのためのトランスクリプション集 
ロバート・フランツ
カール・タウジヒ
マイラ・ヘス
フランク・ザベル
ウォルター・ランメル
アレクサンダー・シロティ 他編曲 作品詳細不明
アンゲリカ・ネベル(P)

ARS MUSICI 232227 \1350
ヨハン・カスパール・ケルル:宗教的カンティオヌム
マルティン・ツェベレイ指揮
ミュンヘン古楽グループ

ARS MUSICI 232238 \1350
J.S.バッハ:
協奏曲 イ短調 BWV.593(原曲:ヴィヴァルディ op.3-8 RV.522)
協奏曲 ニ短調 BWV.596(原曲:ヴィヴァルディ op.3-11 RV.565)
協奏曲 ハ長調 BWV.594(原曲:ヴィヴァルディ op.7-11 RV.285a)
協奏曲 ヘ長調 BWV.978(原曲:ヴィヴァルディ op.3-3 RV.310)
協奏曲 ト長調 BWV.592
(ザクセン=ワイマル公ヨハン・エルンストの作品による)
協奏曲 ニ短調 BWV.974(原曲:マルチェロのオーボエ協奏曲)
ロレンツォ・ギエルミ(Org)
ミラノ 聖シンプリツィアーノ教会のオルガンを使用

ARS MUSICI 232267 \1350
フーバー(1939 -):室内楽作品集
La Force du Vertige(1985)フルート、クラリネット、ヴァイオリン、
チェロとピアノのための
Vor und zuruck(1981)無伴奏オーボエのための
Offenes Fragment(1991) ソプラノ、フルート、ギターと語りのための
(キティー・ケリー著「ヒズ・ウェイ-非公式フランク・シナトラ伝」による)
Mit Erinnerrung(1981)無伴奏ファゴットのための
Don't fence me in(1994)フルート、オーボエとクラリネットのための三重奏曲
アンサンブル・アヴァンテュール

ARS MUSICI 232306 \1350
ヤコポ・ダ・ボローニャ(1340頃-1360頃):
14世紀イタリア語のマドリガーレ集
(恋人にではなく 他全16曲)
PANアンサンブル・プロジェクト・アルス・ノヴァ

ARS MUSICI 232327 \1350
J.S.バッハ:フルート・ソナタ集
フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調 BWV.1034
フルートとチェンバロのためのソナタ イ長調 BWV.1032
フルートとチェンバロのためのソナタ ロ短調 BWV.1030
フルートと通奏低音のためのソナタ ホ長調 BWV.1035
トリオ・ソナタ ハ短調(音楽の捧げもの BWV.1079より)
ヘンリク・ヴィセ(Fl)
アニコ・ゾルテシュ(Cemb)
イヴェス・サヴァリ(Vc)

ARS MUSICI 232335 \1350
J.S.バッハ:
カンタータ第213番「岐路のヘラクレス(われらにまかせて見張りをさせよ)」
カンタータ第214番「太鼓よとどろき、ラッパよひびけ」
エリザベス・ショル(S)
ヤン・コボウ(T)他
ハインツ・ヘニッヒ指揮 ラルコ・バロック管弦楽団
ハノーヴァー少年合唱団

ARS MUSICI 232342 \1350
ゲオルク・ベーム:オルガン作品集 Vol.1
コラール(3曲)コラール変奏曲(2曲)
コラール・パルティータ(3曲)
ヨーゼフ・スルイス(Org)
シュタッド教会、ヴァルターシャウゼン・トロスト・オルガンを
使用。1722-1730年製

ARS MUSICI 232371 \1350
シチェドリン:室内楽作品集
メニューイン・ソナタ
ドミトリー・シトコヴェツキー(Vn)ロデオン・シチェドリン(P)
エコー・ソナタ
ドミトリー・シトコヴェツキー(Vn)
チェロ・ソナタ
ダヴィッド・グリゴリアン(VC)
リュドミラ・リソヴァヤ(P)
アルベニス風に   
ドミトリー・シトコヴェツキー(Vn)ロデオン・シチェドリン(P)

ARS MUSICI 232373 \1350
ゲオルク・ベーム:オルガン作品集 Vol.2
コラール変奏曲(2曲)コラール(5曲)カプリッチョ ニ長調
前奏曲とフーガ ハ長調、イ短調、ニ短調
コラール・パルティータ(1曲)前奏曲 ヘ長調
ヨーゼフ・スルイス(Org)
オランダ、Uithuizen、聖ヤコビ教会のシュニットガー・オルガン
を使用。1700年製

ARS MUSICI 232386 \1350
キルンベルガー:フルートと通奏低音のためのソナタ第3番、第9番
C.P.E.バッハ:フルートとオブリガート・チェンバロのためのソナタ H.505
ヘンデル:フルート・ソナタ op.1-5 HWV.365b
J.S.バッハ:
フルートとオブリガート・チェンバロのためのソナタBWV.1028(H.ヴィセ校訂版)
ヘンリク・ヴィセ(Fl) アニコ・ゾルテシュ(Cemb)
イヴェス・サヴァリ(Vc)

ARS MUSICI 232403 \1350
ヤコブス・ファート(1529頃-1567):
Angelus ad pastores ait
Ascendetis post filium
Qui gerit Augusti
Currite felices
Aurea luce
Beata es et venerabilis
Mater digna Dei
Salve Regina
Vitam quae faciunt
エッケハルト・キーム指揮
デュファイ・アンサンブル

ARS MUSICI 232415 \1350
ヤコブス・ファート(1529頃-1567):
Magnificat sexti toni
Dum steteritis
Assumens Jesus Petrum
Discubuit Jesus
Quid Christum captive
Dixerunt impii
Spiritus domini
Deus tuorum militum
Crimina laxa
Ferdnande imperio
エッケハルト・キーム指揮
デュファイ・アンサンブル



<DOCUMENTS Wallet Box>
※曲目詳細はこちらにございます。
DOCUMENTS 233013 10枚組 \1350
Georg Solti/Der Operndirigent

DOCUMENTS 233016 10枚組 \1350
Johannes Brahms

DOCUMENTS 233017 10枚組 \1350
Maurice Ravel

DOCUMENTS 233018 10枚組 \1350
Johannes Brahms

DOCUMENTS 233018 10枚組 \1350
Sergey Rachmaninov

DOCUMENTS 233019 10枚組 \1350
Dmitry Shostakovich

DOCUMENTS 233020 10枚組 \1350
Igor Stravinsky





<KOCH VISION>
KOCV6665DVD(DVD-Video) \2500
Joni Mitchell's The Fiddle And The Drum
60分 カラー(Dolby Widescreen)
1.Fiddle and the Drum
2. Sex Kills
3. Passion Play(When All the Slaves Are Free)
4. Three Great Stimulants
5. For the Roses
6. Slouching Towards Bethlehem
7. Beat of Black Wings
8. If I Had a Heart
9. If 5:43
10. Dancer Credits
11. Big Yellow
12. End Credits
13. Cyclops(Multimedia Track)
14. Bonus Material
カナダで3番目の規模を誇るバレエ・カンパニーが歌手「ジョニ・ミッチェル」
の作品をバレエ化した。バンクーバー・オリンピック開会式でのアルバータ
・バレエ、ジョン・マイトが監督し日本人のダンサーも数人いたようです。
またこのダンス・カンパニーにはハンブルグ・バレエから服部有吉さんも所
属しています。




<MEMBRAN>
※未案内タイトルのご紹介
DOCUMENTS 221922 \650
ブルックナー:交響曲第7番(原典版)
ハンス・ロスバウト指揮
バーデン・バーデン南西ドイツ放送管弦楽団  1959年




<MONOPOLE(CD-R仕様)>
MONO 032(CD-R) \1300
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第7番「大公」
パウル・バドゥラ=スコダ(P) ジャン・フルニエ(Vn)
ボッケリーニ:チェロ協奏曲 変ロ長調
ミラン・ホルヴァート指揮 プラハ交響楽団
ヴィヴァルディ:チェロ(ヴァイオリン)協奏曲 ニ長調 op.3/9
ソリスティ・ディ・ザグレブ
アントニオ・ヤニグロ(VC、指揮(ヴィヴァルディ))
録音年不明

MONO 035(CD-R) 2枚組 \2600
エルケル:歌劇「フニャディ・ラースロー」
サボー・ミクローシュ
アンドラーシュ・ファラゴー
ヨージェフ・シマーンディ
オルガ・セーニ  他
ヴィロモシュ・コモル指揮
ブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団  1960年

DCD6002(CD-R) \1300
ショスタコーヴィチ:交響曲第11番「1905年」
レオポルド・ストコフスキー指揮
ヒューストン交響楽団  1958年

DCD6006(CD-R) \1300
ベルリオーズ:幻想交響曲  モスクワ放送交響楽団 1937年
グノー:歌劇「ファウスト」-ワルツ
スッペ:喜歌劇「詩人と農夫」序曲
マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」-
復活祭讃美歌
トマ:歌劇「ミニョン」序曲
オスカー・フリート指揮
ベルリン国立歌劇場管弦楽団、合唱団
1920年代のアコースティック録音集




<OMM>
OMM0067 2枚組 \1850
Philip Glass The Ensemble/ A Retrospective
Music in 12 Parts, In the Upper Room, Koyaanisqatsi,
Einestein on the Beach, in the upper Room、
Koyaanisqatsi, Einstein on the Beach, Glassworks他
2006年メキシコ・モンテレーでのライブ録音集
フィリップ・グラス・アンサンブルの40年に渡る演奏を
2枚組CDに収録した極めつけセット。




<URANIA>
URN22.416 2枚組 \2700
グローフェ:組曲「グランド・キャニオン」
コダーイ:組曲「ハーリ・ヤーノシュ」
シベリウス:交響詩「ポヒョラの娘」、トゥオネラの白鳥
プロコフィエフ:交響曲第1番「古典」
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカより第1場、第4場
R.シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの
愉快な悪戯」、歌劇「サロメ」より「7つのヴェールの踊り」
ラヴェル:ダフニスとクロエ第2組曲
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮
NBC交響楽団 1940/1951

URN22.417 2枚組 \2700
ヴェルディ:歌劇「マクベス」
レナード・ウォーレン
レオニー・リザネク
カルロ・ベルゴンツィ
ジェローム・ハインズ
エーリヒ・ラインスドルフ指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団 1959




<DOCUMENTS>
オペレッタ・シリーズ新譜

DOCUMENTS 232992 2枚組 \1350
ヨハン・シュトラウス:喜歌劇「ジプシー男爵」
アルフレート・ペル、クルト・ベーメ、ハンス・ホップ、
ヒルデ・レッスル=マイダン
ロベルト・シュトルツ指揮
大ウィーン放送管弦楽団  1955
ボーナス・トラック
ツェラー:喜歌劇「小鳥売り」(抜粋)
アンネリーゼ・ローテンベルガー、ピーター・アンダース 他
フランツ・マルスツァレク指揮 大オペレッタ管弦楽団 1953

DOCUMENTS 232993 2枚組 \1350
オッフェンバック:喜歌劇「天国と地獄」
ハインツ・ホッペ、アンネリーゼ・ローテンベルガー、
マックス・ハンゼン、フェリー・グルーバー 他
パウル・ブルクハルト指揮 ハンブルク北ドイツ放送響 1958
ボーナス・トラック
オッフェンバック:喜歌劇「フォルテュニオの歌」
エルナ・マリア・ドゥスケ、フェリー・グルーバー、
ユルゲン・フェルスター、ウィリー・ホフマン 他
パウル・ブルクハルト指揮 ハンブルク北ドイツ放送響 1959

DOCUMENTS 232994 2枚組 \1350
ファル:喜歌劇「いとしのアウグスティン」
フランツ・フェーリンガー、ウルスラ・ケルプ、
ブリジット・ミラ、ヴィリー・シュナイダー
フランツ・マルスツァレク指揮 ケルン放送交響楽団 1950
ボーナス・トラック
ファル:DER SUSSE KAVALIER(ハイライト)
アニー・シュレム、ギッタ・リンド、フランツ・フェーリンガー 他
フランツ・マルスツァレク指揮 ケルン放送交響楽団 1951

DOCUMENTS 232995 2枚組 \1350
レハール:喜歌劇「ほほえみの国」
ルドルフ・ショック、ドロテア・ジーベルト、トニー・ニースナー、
マリア・ベリング
ヴェルナー・シュミット=ベルケ指揮 ミュンヘン放送 1955
ボーナス・トラック
レハール:喜歌劇「ジュディッタ」(ハイライト)
ヒルデ・ギューデン、ワルデマール・クメント、マーレイ・ディッキー他
ルドルフ・モラルト指揮 ウィーン国立歌劇場管弦楽団 1957




<BeArTon>
★ショパン・エディションがBOXにて特別価格!
CDB021 4枚組 \6080
Chopin/ Box No.1 of The National Edition
2002年 ショパン・アワードにノミネート
ショパン・エディション Vol.1(ショパン:バラード、幻想曲)
ピオトル・パレチニ(ピアノ)
ショパン・エディション Vol.2(ショパン:夜想曲)
エヴァ・ポブウォツカ(ピアノ)
ショパン・エディション Vol.3(ショパン:ポロネーズ)
ヤヌシュ・オレイニチャク(ピアノ)
ショパン・エディション Vol.4(ショパン:スケルツオ、変奏曲、舟歌)
ヴォイチェフ・シフィタワ(ピアノ)

CDB022 4枚組 \5400
Chopin/ Box 2 of the National Edition
2002年 ショパン・アワードにノミネート
ショパン・エディション Vol.5(ショパン:練習曲)
クシシュトフ・ヤブウオンスキ(ピアノ)
ショパン・エディション Vol.6(ショパン:ワルツ)
ヴォイチェフ・シフィタワ(ピアノ)
ショパン・エディション Vol.7(ショパン:前奏曲、即興曲)
クシシュトフ・ヤブウォンスキ(ピアノ)
ショパン・エディション Vol.8(ショパン:ソナタ)
ピオトル・パレチニ(ピアノ)

CDB023 4枚組 \6350
Chopin/ Box 3 of the National Edition
2002年 ショパン・アワードにノミネート
ショパン・エディション Vol.9(ショパン:マズルカ)
エヴァ・ポブウォツカ(ピアノ)
ショパン・エディション Vol.10(ショパン:ピアノと管弦楽の作品)
エヴァ・ポブウォツカ(ピアノ)
ショパン・エディション Vol.11(ショパン:ピアノ協奏曲)
ピオトル・パレチニ(ピアノ)
ショパン・エディション Vol.12(ショパン:ロンド、アレグロ)
ヴォイチェフ・シフィタワ(ピアノ)

<MEMORIES>
MR2143/2144 2枚組 \3380
(モノラル)
ブラームス:
ヴァイオリン協奏曲
(イエフディ・メニューイン独奏、ルツェルン祝祭管、1949年8月ライヴ)
ヴァイオリンとチェロの二重協奏曲
(ヴィリー・ボスコフスキー:ヴァイオリン独奏、エマヌエル・ブラベッツ:
チェロ独奏、ウィーンフィル、1952年1月27日ライヴ)
ピアノ協奏曲第2番
(エドヴィン・フィッシャー:ピアノ独奏、ベルリンフィル、1942年11月8日ラ
イヴ)
ハイドン変奏曲(ウィーンフィル、1952年1月27日ライヴ)
フルトヴェングラー指揮
フルトヴェングラーはブラームスに並々ならぬ共感を持ち歴史に残る演奏を
数々繰り広げました。高く評価されるのは交響曲の演奏ですが、今回は協奏曲
に焦点を当てた好企画です。メニューインが輝いていた時代のヴァイオリン協
奏曲は見事な伴奏ぶりでフルトヴェングラーが如何にこの曲を熟知しているか
わかります。二重協奏曲は、ウィーンフィルのメンバーをソリストに起用し、
ワルツ演奏で名高いボスコフスキーの艶やかで感傷的なヴァイオリンの音色が
存分に味わえます。ブラベッツもクナッパーツブッシュなどに愛された名手で
す。ウィーン風奏法とはこういうものかと感慨も新たです。気心の知れた仲間
同士という感じのフルトヴェングラーのドライヴが心地良い快演です。余談で
すが、ウィーンフィルの二重協奏曲はとても少なく、メンバーがソリストの演
奏もこれが唯一です。フィッシャーとのピアノ協奏曲はがぶり四つの力相撲と
いう趣きで深刻さに魅力が溢れます。ボーナスとしてハイドン変奏曲が含まれ
ます。いずれも新リマスタリングで既出盤の妙なエコーが排除され音そのもの
を楽しむには最適のCDと申せましょう。



<WHRA>
WHRA 6032 6枚組 \9900
ピアティゴルスキーの芸術(特典DVD付)
(モノラル)
グレゴル・ピアティゴルスキー(Vc)
CD1
サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番
(ヒルスベルク指揮フィラデルフィア管1949年4月10日コロンビア未発表録音)、
シューマン:チェロ協奏曲(ライナー指揮NYP、1943年4月4日ライヴ)
エルガー:チェロ協奏曲(バルビロリ指揮NYP、1940年11月10日ライヴ)
CD2
シュトラウス:ドン・キホーテ
(ウォレンスタイン指揮LAP、1955年1月13日ライヴ)、
ブロッホ:シェロモ(ウォレンスタイン指揮LAP、1955年1月23日ライヴ)
CD3
ヒンデミット:チェロ協奏曲(ヒンデミット指揮CBS響、1943年12月15日ライヴ)、
ピアティゴルスキー:パガニーニの主題による変奏曲
(ヴォールヒース指揮NBC響、1945年5月11日ライヴ)、
サン=サーンス:白鳥(ヴォールヒース指揮NBC響、1951年6月18日ライヴ)、
サン=サーンス:アレグロ・アパッショナート
(ヴォールヒース指揮NBC響、1944年10月16日ライヴ)、
ルービンシュタイン:メロディ(ヴォールヒース指揮NBC響、1951年6月18日)、
ウェーバー:アダージョとロンド
(ヴォールヒース指揮NBC響、1945年10月16日ライヴ)、
ラヴェル:ハバネラ(コステラネッツ指揮CBS響、1943年4月4日)、
マスネ:エレジー
(ヴォールヒース指揮NBC響、ジェニー・トウレル、1944年10月16日ライヴ)、
クライスラー=ラフマニノフ:美しい人よ、私の為に歌わないで
(ジャン・ピアース+コステラネッツ指揮CBS響、1943年4月4日)、
サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番抜粋
(ヴォールヒース指揮NBC響、1951年6月18日)
CD4
ボッケリーニ:ソナタ・ハ長調(ラルフ・ベルコヴィッツ、P 1940年代)、
ウェーバー:ソナタイ調(イボル・ニュートン、P1930年代HMV録音)、
ベートーヴェン:12の変奏曲作品66
(ルーカス・フォス、P 1955年6月14日 RCA録音)、
ベートーヴェン:ソナタ第2番(シュナーベル、1934年HMV録音)、
ブラームス:チェロ・ソナタ(ルービンシュタイン、1936年HMV録音)
CD5
グリーグ:チェロ・ソナタ
(ラルフ・ベルコヴィツ、1945年6月8日、コロンビア録音)、
ドビュッシー:チェロ・ソナタ(ラルフ・ベルコヴィツ=P、1947年12月9日)、
バーバー:チェロ・ソナタ(ラルフ・ベルコヴィツ=P、1947年5月29日)、
プロコフィエフ:チェロ・ソナタ
(ラルフ・ベルコヴィツ=P、1953年8月RCA録音)
CD6
ダヴィドフ:ロマンツェ
(ピアノ伴奏:カロル・スレーター、1925年ポリドール録音)、
ポッパー:蝶々
(ピアノ伴奏:カロル・スレーター、1925年ノルディックポリフォン録音)、
フォン・ゲンズ(ピアノ伴奏:カロル・スレーター、1924年ボックス録音)、
サラサーテ:サパティアード
(ピアノ伴奏:カロル・スレーター、1925年ポリフォン録音)、
ベートーヴェン:トリオ作品1-3メヌエット
(ピアノ伴奏:レオニード・クロイツァー、ヴァイオリン独奏:ヨゼフ・ヴォル
フシュタール1925年ポリドール録音)、
イッポリトフ・イワノフ:コーカサス組曲より
(エディット・ローランド管、1924年パルロフォン録音)、
グリンカ:エレジー
(ピアノ伴奏:カロル・スレーター?、ヴァイオリン独奏:ジョルジュ・ブーラ
ンジェ1927年ボックス録音)、
マスネ:タイスの瞑想曲
(ピアノ伴奏:カロル・スレーター、ヴァイオリン独奏:ダジョス・ベラ、
1927年パルロフォン録音)、
メンデルスゾーン:無言歌より五月の虻
(ピアノ伴奏:カロル・スレーター、1929年オデオン録音)、
モシュコフスキ:ギターラ
(ピアノ伴奏:カロル・スレーター、1927年パルロフォン録音)、
ポッパー:村の歌(ピアノ伴奏:カロル・スレーター、1927年オデオン録音)、
チャイコフスキー:悲しい心のみ
(ピアノ伴奏:カロル・スレーター、1927年オデオン録音)、
フランクール:ソナタ(ピアノ伴奏:イヴォル・ニュートン、1934年HMV録音)、
チャイコフスキー:感傷的なワルツ
(ピアノ伴奏:イヴォル・ニュートン、1933年HMV録音)、
ショパン:夜想曲(ピアノ伴奏:イヴォル・ニュートン、1934年HMV録音)、
ピアティゴルスキー:前奏曲、プロセッション(1947年コロンビア録音)、
ブロッホ:祈りを捧げる者(ラルフ・ベルコヴィッツ、1947年コロンビア録音)、
プロコフィエフ:
子供のための音楽より行進曲、ワルツ、ロメオとジュリエットより仮面
(ラルフ・ベルコヴィッツ、1945年コロンビア録音)、
スクリアビン:ロマンス(ピアノ伴奏:ラルフ・ベルコヴィッツ、1950年録音)、
グラナドス:ゴイエスカスより間奏曲
(ラルフ・ベルコヴィッツ、1950年RCA録音)、
ルーカス・フォス:カプリッチオ
(ピアノ伴奏:ルーカス・フォス、1950年RCA録音)
ボーナスDVDあり(テレビ映像など、演奏風景)
ピアティゴルスキー(1903-1976)は、ハイフェッツ、ルービンシュタインとの
「百万ドルトリオ」で知られるロシア出身、最終的にアメリカ人となった名
チェリストです。元来はフルトヴェングラー時代のベルリンフィル首席でも
あり、オーケストラの経験も豊富で室内楽にも目覚しい功績を残しました。
音色は大らかで華麗、アメリカで受けたのも頷けます。WHRAでは、未発表の
ライヴ放送録音を中心にここまで演奏を集大成。空前絶後のピアティゴルス
キー・プレミアム・コレクションと申せましょう。ヒンデミットが自ら伴奏
したチェロ協奏曲など今なお、これを超す演奏はないのではないでしょうか。
慎重なマスタリングが施され、良い音質です。




<M&A> 6枚組 \7920
ドメニコ・スカルラッティ:
練習曲1-15、練習曲16-30、パルマ第一巻-第2巻
カルロ・グランテ(P)
M&Aの新録音シリーズの中でも好評なカルロ・グランテによる録音。ドメニコ
・スカルラッティのチェンバロ・ソナタをベーゼンドルファー(スコダ所有の
名品)で演奏した美演です。こういう作品はどの曲を拾ってきくということで
はなく、全曲を流して楽しむものでしょう。ヨーロッパではヒットを記録した
名盤でございます。2009年録音

modoru