ブックオフオンライン

<クラシック・輸入盤新譜情報 09-12
 
コメントはメーカー案内書より抜粋です

<Deutsche Grammophon>
4778095 \1850
ショパン:ワルツ全集
1. 《華麗なる大円舞曲》 変ホ長調 作品18
2. ワルツ 変イ長調 作品34の1
3. ワルツ イ短調 作品34の2
4. ワルツ ヘ長調 作品34の3
5. ワルツ 変イ長調 作品42
6. ワルツ 変ニ長調 作品64の1
7. ワルツ 嬰ハ短調 作品64の2
8. ワルツ 変イ長調 作品64の3
9. ワルツ 変イ長調 作品69の1遺作
10. ワルツ ロ短調 作品69の2遺作
11. ワルツ 変ト長調 作品70の1遺作
12. ワルツ ヘ短調 作品70の2 遺作
13. ワルツ 変ニ長調 作品70の3 遺作
14. ワルツ 変イ長調 遺作 KK IVa-13
15. ワルツ 変ホ長調 遺作 KK IVb-10
16. ワルツ 変ホ長調 遺作 KK IVa-14
17. ワルツ ホ長調 遺作 KK IVa-12
18. ワルツ ホ短調 遺作 KK IVa-15
19. ワルツ イ短調 遺作 KK IVb-11
アリス=紗良・オット(ピアノ)
録音:2009年8月ベルリン、テルデックス・スタジオ
2008年《超絶技巧練習曲集》で劇的なデビューを果たしたピアニスト、アリス=
紗良・オットのDGレーベル第2弾はショパンのワルツ全集!
「ショパンのワルツには深い愛着を覚えます」とアリス=紗良・オットは言う。
「ワルツは彼の作曲家人生すべての軌跡を反映しているし、ポーランドとフラン
スの間で引き裂かれた個性、そして生涯を通じたアイデンティティの探求を映し
出しています。私も日本人とドイツ人の間で、同じような分裂を覚えます。私が
完全に自分の国にいると感じるのは、音楽のなかでだけです」。無垢で傷つきや
すい感性のピアニスト、ショパンの色彩感溢れるピアニズムを多彩なタッチで描
き出す珠玉の一枚です。

4778092 \1850
ヒラリー・ハーン/バッハ:ヴァイオリン&ヴォイス
1. マタイ受難曲 BWV244-第51曲 アリア〈私のイエスを返してくれ!〉
2. カンタータ 第140番《目覚めよ、とわれらに声が呼びかける》 BWV140-
第3曲 二重唱〈いつ来てくださるのですか、私の救いよ〉
3. カンタータ 第204番《私は自分の中で満ち足りている》 BWV204-
第4曲 アリア〈この広い大地の宝が〉
4. カンタータ 第32番《慕わしいイエス、私の願いよ》 BWV32-
第3曲 アリア〈ここ、父の住み家に〉
5. カンタータ 第205番《破れ、砕け、こぼて墓穴を》 BWV205-
第9曲 アリア〈心地よい西風よ〉
6. ミサ曲 ロ短調 BWV232-〈私たちはあなたを讃美します〉
7. カンタータ 第157番《あなたを離しません、祝福してくださらなければ》
BWV157-第4曲 アリア〈そうだとも、私はイエスに固くすがる〉
フラウト・トラヴェルソ:ヘンリク・ヴィーズ
8. カンタータ 第59番《私を愛する人は、私の言葉を守るだろう》 BWV59-
第4曲 アリア〈すべての王国をもつ世も〉
9. カンタータ 第58番《ああ神よ、いかに多き胸の悩み》 BWV58-
第3曲 アリア〈私は苦難の中でも満ち足りている〉
10. カンタータ 第117番《讃美と栄光がいと高き宝にあるように》 BWV117-
第6曲 アリア〈慰めと助けは、いつかは必ず欠ける〉
11. カンタータ 第158番《平安がお前にあるように》BWV158-
第2曲 アリアとコラール〈世よさらば、私はお前に疲れた〉
12. マタイ受難曲 BWV244-第39曲 アリア〈憐れんでください
ヒラリー・ハーン(ヴァイオリン)
クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ)、マティアス・ゲルネ(バリトン)
北谷直樹(チェンバロ&オルガン)、ロザリオ・コンテ(テオルボ)
クリスティン・フォン・デル・ゴルツ(チェロ)
フラウト・トラヴェルソ:ヘンリク・ヴィーズ
ミュンヘン室内管弦楽団、指揮:アレクサンダー・リープライヒ
録音:2009年4月ミュンヘン
アリアやデュエットのヴォーカル・ラインにつけられた魔法のようなヴァイオリ
ン・オブリガート、個性的で非凡なアルバムが登場!
「彼女は、オブリガートが声楽のパートナーであること、バッハのアリアが細や
かな室内楽であることを片時も忘れず、真の主役であるバッハの作品に、誠実に
向かっているのである。一種静かな構えの中で紡がれる潤いに満ちた調べには、
「オブリガートの幸福」とでもいうべき内的なはずみさえ、感じることができ
る。この上なく聡明で、品格の高いバッハ演奏である。」

4778465 \1850
ペルゴレージ:《ディキシト・ドミヌス》
《サルヴェ・レジーナ》 イ短調 ソプラノ、弦楽合奏と通奏低音のための
《コンフィテボール・ティビ、ドミネ》 ソプラノ、コントラルト、弦楽合奏、
合唱と通奏低音のための
《Chi non ode e chi non vede》ソプラノ、弦楽合奏と通奏低音のための
《ディキシト・ドミヌス》 ソプラノ、2つの合唱と2つのオーケストラのための
ラヘル・ハルニッシュ(ソプラノ)、ユリア・クライター(ソプラノ)、他
スイス放送合唱団、モーツァルト管弦楽団、
指揮:クラウディオ・アバド
ペルゴレージ生誕300年。
2010年生誕300年を迎えるイタリアの作曲家、ジョヴァンニ・バッティスタ・ペ
ルゴレージ(Giovanni Battista Pergolesi, 1710年1月4日- 1736年3月17日)。
後世のモーツァルトと並ぶほどの才能を持ちながら26歳という若さで夭折した
ペルゴレージの作品集。
今回もハルニッシュ、クライターらの強力なソリスト陣の参加と、第1弾にはな
かった合唱も入り、知られざる佳曲をアバドが端正に描いていきます。

4778610 \1850
フォン・オッター/フレンチ・バロック・アリア集
シャルパンティエ:歌劇《メデア》から
ラモー:歌劇《イポリートとアリシー》から
ラモー:歌劇《エベの祭り、または抒情詩の才人》から
ランベールの世俗歌曲から
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(メッゾ・ソプラノ)
レザール・フロリサン 指揮:ウィリアム・クリスティ
ABBAなどのポップスからバロック・オペラまで幅広いレパートリーを持つ現代最
高のメッゾの一人、フォン・オッター。高評価を得たバッハ・アリア集に続くア
ルバムはフレンチ・バロック・アリア集です。
共演のウィリアム・クリスティ指揮のレザール・フロリサンは数々のフランス・
バロック・オペラの復活蘇演を手がけ、その道のエキスパートとして高い評価を
えています。シャルパンティエ、ラモーのオペラの他に、ランベールのエール・
ド・クール(世俗歌曲)が収録される予定です。

4778091 \1850
ターフェル/バッド・ボーイズ  
1.ボーイト:《メフィストフェーレ》-私は悪魔の精(口笛のカンツォーネ)
2.プッチーニ:《トスカ》-三人の密偵と馬車一台で
3.ドニゼッティ:《愛の妙薬》-さあ皆の衆、聞いた、聞いた
4.ヴェルディ:《オテロ》-行け!お前の目的はもう分っている
5.ウェーバー:《魔弾の射手》-言うな、言うな、誰かに止めに入られてたまるか
6.ガーシュウィン:《ポーギーとベス》-そんなことどうでもいいさ
7.ヴァイル:《三文オペラ》-メキメッサーのモリタート
8.サリヴァン:《ラディゴアー、または魔女の呪》-夜の風が吠えるとき
9.ソンドハイム:《スウィーニー・トッド》-エピファニー
10.C.M.シェーンベルク:《レ・ミゼラブル》-スターズ
11.ポンキエッリ:《ジョコンダ》-おお、記念碑!
12.ロッシーニ:《セビリャの理髪師》-陰口はそよ風のように
13.ベートーヴェン:《フィデリオ》-ああ!ちょうどよい機会だ!」
14.グノー:《ファウスト》-金の小牛は常に生きて(金の小牛の歌)
15.モーツァルト:《ドン・ジョヴァンニ》K.527-ドン・ジョヴァンニ、お前と
晩餐をともにするよう
ブリン・ターフェル(バス・バリトン)
スウェーデン放送交響楽団&合唱団 指揮:ポール・ダニエル
録音:2009年5月23-29日 ストックホルム、スウェーデン・ラジオ、
ベルヴァルドホール
実生活では極めてジェントルなブリン・ターフェルが、オペラやミュージカルの
悪役たちが歌う名曲を、不敵な低音で妖しく歌い上げた1枚。現代最高のバス・
バリトンが完全に役に入りきった名芝居は、暗闇の中に一人でいるときには決し
て会いたくないと思うほど、圧倒的な完成度と説得力を持った仕上がりになって
います。

734577(DVD-Video) 2枚組 \6450
ロッシーニ:歌劇《ラ・チェネレントラ》 
演出:チェーザレ・リェーヴィ
ボーナス映像:舞台裏&インタビュー
エリーナ・ガランチャ(アンジェリーナ)
ローレンス・ブラウンリー(ドン・ラミーロ)
シモーネ・アルベルギーニ(ダンディーニ)
アレッサンドロ・コルベッリ(ドン・マニフィコ)
ジョン・レリエ(アリドーロ)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:マウリツィオ・ベリーニ
収録:2009年5月 ニューヨーク メトロポリタン歌劇場
なぜかこのところリリースの続く《チェネレントラ》。10月リリースでご案内し
たリセウ歌劇場のポップな演出と比べ、今作はMETのオーソドックスで壮麗な舞
台のもと、ガランチャが期待以上の美しさ、圧倒的な歌唱でシンデレラ役を歌い
上げています。



<Decca>
●Originals
4782132 \1350
ベートーヴェン:三大ソナタ集
1.ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13《悲愴》
2. 同 第23番ヘ短調Op.57《熱情》
3. 同 第14番嬰ハ短調Op.27‐2《月光》
4.ロンド第2番ト長調Op.51‐2
クラウディオ・アラウ(ピアノ)
録音:1963年9月(1、4)、1962年6月(3) 以上バッハザール、
1965年9月 コンセルトへボウ大ホール(2)、以上アムステルダム
巨匠クラウディオ・アラウが、1960年代に行ったベートーヴェンのピアノ・ソナ
タ旧録音から、「ロンド第2番」を含む4曲をカップリング。80-90年代にかけて
の晩年行った彼の集大成として名高い録音とも遜色のない、堂々たる威容のベー
トーヴェンをお楽しみください。また、《月光》は、《ハンマークラーヴィア》
と並んで再録音が果たせず、この旧録音が新全集にも収録されたエピソードも有
名です。

4782122 \1350
ロシア・ロマンティック管弦楽名曲集
1.グリンカ:《ルスランとルドミラ》序曲
2.ハチャトゥリアン:《ガイーヌ》-剣の舞
3.同:《スパルタクス》-アダージョ
4.ボロディン:《イーゴリ公》-だったん人の踊り
5.同-だったん人の行進
6.リャードフ:ババ・ヤガーOp.5
7.同:キキモラOp.63
8.チャイコフスキー:大序曲《1812年》Op.49
オランダ王立海軍軍楽隊メンバー キーロフ歌劇場管弦楽団 
指揮:ワレリー・ゲルギエフ"録音:1993年5月 コンセルトへボウ、ハーレム 
デジタル録音
グリンカ《ルスランとルドミラ》序曲、ハチャトゥリアン《剣の舞》、ボロディ
ン《だったん人の踊り》、など、ロシアの5人の作曲家による傑作を、ゲルギエ
フとキーロフ歌劇場管弦楽団による演奏で新たにカップリングした管弦楽名曲集
です。ゲルギエフが豪快な指揮ぶりでオーケストラをドライヴし、チャイコフス
キー《1812年》ではオランダ王立海軍の軍楽隊も加わって、壮麗な演奏を繰り広
げています。

4782120 \1350
ガーシュウィン名曲集
1.・ラプソディ・イン・ブルー
2.パリのアメリカ人
3.ピアノ協奏曲ヘ調
ピッツバーグ交響楽団
アンドレ・プレヴィン(ピアノ&指揮)
録音:1984年5月ハインツホール、ピッツバーグ デジタル録音
時流行していたジャズの要素を採り入れて、音楽史に新たな1ページを刻んだガ
ーシュウィンの傑作《ラプソディ・イン・ブルー》。パリの風物描写とガーシュ
ウィン自身を対置させた、機知に富んだジャズ的な名曲《パリのアメリカ人》。
そして、シンフォニック・ジャズの異色作として知られるへ調のピアノ協奏曲。
アメリカ・クラシック音楽の古典に位置付けられるガーシュウィンの代表作3曲
を、プレヴィンとピッツバーグ交響楽団のスィング溢れる演奏で収録した一枚
です。

4782119 \1350
ブラームス:ドイツ・レクイエムOp.45
シャルロッテ・マルギオーノ(ソプラノ) ロドニー・ジルフリー(バリトン) 
モンテヴェルディ合唱団 
オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティーク 
指揮:ジョン・エリオット・ガーディナー
録音:1990年10月 デジタル録音
発表当時、モンテヴェルディ合唱団のあまりにみごとな歌声が大評判となった巨
匠ガーディナー指揮のブラームス《ドイツ・レクイエム》。オリジナル楽器のオ
ーケストラを使っているものの、前衛的に響く訳ではなく、歌詞同様、音楽もす
んなりと耳に入ってくる、「ドツレク」愛好者の必聴番です。

4782121 \1350
パーセル:歌劇《ディドとエアネス》全3幕
ジェシー・ノーマン、へレン・ウォーカー、エリザベス・ゲール、
マリー・マクラフリン(ソプラノ)
デッラ・ジョーンズ、パトリシア・カーン(メゾ・ソプラノ)
トーマス・アレン(バリトン)パトリック・パワー(テノール)他 
イギリス室内管弦楽団 
指揮:レイモンド・レッパード
録音:1985年5月 ロンドン デジタル録音
ウェルギリウスの『アエネーイス』にある、トロイの王子エネアスとカルタゴの
女王ディドの物語を題材にしたパーセルのオペラで、彼の全作品中、厳密な意味
では唯一のオペラであるとともに、イギリス・バロック・オペラの記念碑的作品
です。当盤は、ジェシー・ノーマンがディドを歌って話題になった、巨匠レイモ
ンド・レパードの再録音。綿密な時代考証を行った古楽的オーケストラの音色
と、この大歌手の歌唱の間に、不思議な調和が生まれているのは、名演奏家た
ちならではの至芸と言えるでしょう。中でも、ノーマンの貫祿が光る最後のア
リアは本当に感動的です。




<Deutsche Grammophon>
●Originals
4778620 \1350
マーラー:交響曲第9番二長調
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:レナード・バーンスタイン
録音:1979年10月4-5日 フィルハーモニー、ベルリン ライブ録音
1979年10月、バーンスタインは、宿敵・帝王カラヤンの牙城ベルリンに乗り込
み、生涯でただ1度だけのベルリン・フィルとの共演を果たしました。それは、
アメリカとヨーロッパの音楽の頂点が火花を散らして激突した、戦後クラシック
音楽史上最大の事件でもありました。その伝説の名演の記録が、マーラー生誕
150年にあたる2010年を先取りして、待望の再プレスとなります。マーラーを今
日、ベートーヴェンに次ぐ人気交響曲作家として不動の地位に押し上げた最大
の功労者バーンスタインの一期一会の奇跡を、節目の年にあらためてゆっくり
ご堪能ください。今回、長時間収録で1枚に収録され、ミッド・プライスでの発
売!となります。

4778621 2枚組 \2550
シューマン:交響曲全集
CD1
交響曲第1番変ロ長調Op.38《春》/同 第2番ハ長調Op.61/
《ゲノフェーファ》Op.81序曲
CD2
交響曲第3番変ホ長調Op.97《ライン》/同 第4番二短調Op.120/
《マンフレッド》Op.115序曲
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ラファエル・クーベリック
録音:1963年2月(Op.38、Op.120)、1964年2月(Op.97、Op.115)、
1964年9月(Op.61、Op.81) 以上イエス・キリスト教会、ベルリン
複雑な和声と対位線で編まれたスコアを、人工的に聴きやすくいじるのではなく、
ストレートかつ厳格な解釈で最後まで押し切った巨匠クーベリックのシューマン
交響曲全集。優美なレガートと豊麗なアンサンブルを基調としたカラヤン色が強
まっていく前の、フルトヴェングラー色に近いベルリン・フィルの演奏にもご注
目ください。

4778618 \1350
1.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番Op.111
2.シューマン:交響的練習曲Op.13
3.ショパン:夜想曲第16番変ホ長調Op.55‐2
4.同:練習曲第8番へ長調Op.10‐8
5. 同 第10番変イ長調Op.10‐10
6. 同 第18番嬰ト短調Op.25‐6
イーヴォ・ポゴレリチ(ピアノ)
録音:1981年9月5-8日 ヘラクレスザール、ミュンヘン デジタル録音
鬼才ポゴレリチは、持ち前の伝統に背を向けた解釈で、ベートーヴェンの最晩年
の傑作ソナタでも、分厚く構築的な解釈を避け、全体を一篇の詩にまとめるかよ
うなピアニッシモの歌を披露しています。また、シューマンの交響的練習曲も、
もユニークである点はベートーヴェンと同じですが、こちらは内省的なトーンで
弾き始め、聴き手を少しずつ多様な変奏へと引き込んでゆき、みごととしか言い
ようがない華麗なフィナーレを現出します。

4778624 \1350
フランス・バロック作品集
1.マレ:聖ジュヌヴィエーヴ・デュ・モン教会の鐘
2.レベル:リュリ氏へのトンボー
3.クープラン:4声のソナタ 《スルタン妃》
4.マレ:ソナタ ハ長調《ラ・マレジェンヌ》
5.ルクレール:序曲二長調Op.13‐2
6.同:トリオ(序曲)イ長調Op.14
ヘンク・ボウマン(チェンバロ) ムジカ・アンティクヮ・ケルン 
指揮:ラインハルト・ゲーベル
録音:1978年1月17-20日 ベートーヴェンザール、ハノーファー
ヴァイオリンのラインハルト・ゲーベルが主宰するドイツの老舗古楽アンサンブ
ル、ムジカ・アンティクヮ・ケルンは、年月を重ねるごとに、その先鋭なアンサ
ンブルにますます磨きをかけている珍しいグループです。マレ、クープラン、ル
クレールなどフランスバロック黄金期の名曲を集めた当盤でも、フランス人アン
サンブルの優美で香り高い演奏の対極とも言うべき、鋭い衝撃に満ちた演奏を展
開しています。

4778619 \1350
ブラームス:歌曲集
1.愛の歌、ワルツOp.52(18曲)
2.新・愛の歌、ワルツOp.65(15曲)
3.3つの四重唱Op.64
エディット・マティス(ソプラノ) 
ブリギッテ・ファスベンダー(メゾ・ソプラノ) 
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン) 
ペーター・シュライアー(テノール) 
カール・エンゲル、ヴォルフガング・サヴァリッシュ(ピアノ
)録音:1981年9月15-18日 ベルリン
録音当時、望みうる最高のブラームス演奏家たちが一堂に会したブラームスの歌
曲集。マティス、ファスベンダー、シュライアー、そしてフィッシャー=ディー
スカウという類まれな音楽性と知性の持ち主たちを、名手エンゲルと巨匠サヴァ
リッシュがみごとに支えた決定盤です。適切な発声と、歌詞への深い理解の類ま
れな調和を、優美で洗練されたピアノ伴奏に乗せてお届けします。

4778730 5枚組 \3880
ブーレーズ・コンダクツ・ストラヴィンスキー
CD1
バレエ《火の鳥》全曲/幻想曲《花火》Op.4
オーケストラのための4つのエチュード
CD2
バレエ《ぺトルーシュカ》/同《春の祭典》
CD3
幻想的スケルツォOp.3/カンタータ《星の王》/交響詩《うぐいすの歌》
バレエ《兵士の物語》
CD4
管楽器のための交響曲/詩篇交響曲/3楽章の交響曲
CD5
エボニー・コンチェルト/クラリネット・ソロのための3つの小品
コンチェルティーノ(弦楽四重奏版)
15人の器楽奏者のための《8つのミニチュア》
協奏曲変ホ長調《ダンバートン・オークス》/エレジー(ヴィオラ・ソロ版)
フュルステンベルクのマックス公の墓碑銘/弦楽四重奏のための二重カノン
CD6
パストラールOp.1/ベルレーヌの2つの詩/バーリモントの2つの詩
3つの日本の抒情詩/わが幼き頃の思い出(3つの小さな歌曲)
プリバウトカ(戯歌)/猫の子守歌/4つの歌曲/チーリン・ボン
パラーシャの歌(マブラ)/シェイクスピアの3つの歌曲
ディラン・トマスの追悼のために/J.F.K.のための悲歌
ヴォルフ:2つの聖歌曲
ジェラール・コセ(ヴィオラ:CD5) ミシェル・アリニョン(クラリネット:CD5) 
フィリス・ブリン=ジュルソン(ソプラノ:CD6) ベルリン放送合唱団(CD4) 
シカゴ交響楽団(CD1) クリーヴランド管弦楽団&合唱団(CD2、3) 
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(CD4) 
アンサンブル・アンテルコンタンポラン(CD5、6) 
指揮:ピエール・ブーレーズ
録音:1980-1996年 デジタル録音
ストラヴィンスキー演奏のスペシャリストとして、これまでに発表した全ディス
クが決定盤として賞賛される巨匠ピエール・ブーレーズ。彼が1980年から1996年
にかけてDGに残した全録音をまとめた豪華6枚組をお届けします。彼の名声を決
定づけた3大バレエはもちろん、めずらしい協奏曲や室内楽の数々、そして長ら
く廃盤になっていたソプラノのブリン=ジュルソンとの歌曲集まで、幅広いジャ
ンルを網羅した完全無欠のラインナップになっています。



<Australian Eloquence>
4802320 2枚組 \1400
バルトーク:ピアノ&ヴァイオリン協奏曲全集、2つの肖像
1.ピアノ協奏曲第1番Sz.83
2. 同 第2番Sz.95
3. 同 第3番Sz.119
パスカル・ロジェ(ピアノ) ロンドン交響楽団 指揮:ワルター・ヴェラー
録音:1974-76年
4.ヴァイオリン協奏曲第1番Sz.36
チョン・キョンファ(ヴァイオリン)
シカゴ交響楽団 指揮:サ・ゲオルグ・ショルティ
録音:1983年
5. 同 第2番Sz.112
アイオナ・ブラウン(ヴァイオリン) 
フィルハーモニア管弦楽団 指揮:サイモン・ラトル
録音:1980年
6.2つの肖像Op.5、Sz.37
シャルタン・ジュイエ(ヴァイオリン) 
モントリオール交響楽団 指揮:シャルル・デュトワ
録音:1991年
バルトークの有名協奏曲を一挙に集めた、2時間40分近い豪華2枚組。名手パスカ
ル・ロジェが1970年代に残した、しなやかな筋肉質のタッチとフレージングが光
る3つの協奏曲、天才チョン・キョンファの至高の「ヴァイオリン協奏曲第1番」、
そして長らく廃盤になっていた故アイオナ・ブラウンとサイモン・ラトルの珠玉
の「第2番」の再プレスなど、今もその輝きを失わない名演奏が目白押しになっ
ています。

480713 \900
バルトーク:管弦楽のための協奏曲&ヴィオラ協奏曲
1.管弦楽のための協奏曲Sz.116
ボストン交響楽団 指揮:ラファエル・クーベリック
録音:1973年
2.ヴィオラ協奏曲Sz.120
ダニエル・ベンヤミニ(ヴィオラ) パリ管弦楽団
指揮:ダニエル・バレンボイム
録音:不明
バルトーク最晩年の傑作「管弦楽のための協奏曲」は、作曲の依頼主であるクー
セヴィツキーが、手兵のボストン交響楽団を指揮して1944年に初演を行いました
が、それから30年近くの時を経て、同じボストン響を指揮する巨匠クーベリック
の手で世界初録音されたののが、当盤に収めた演奏です。また、彼の絶筆で未完
に終わった「ヴィオラ協奏曲」では、イスラエル・フィルの首席奏者だった名手
ベンヤミニをソロに迎え、若き日のバレンボイムが、パリ管を指揮した祝祭感あ
ふれる名演を収録。こちらは世界初CD化となる、やはり貴重な音源です。

480127 2枚組 \1400
アンセルメ/ドビュッシー:管弦楽作品集
牧神の午後への前奏曲/交響詩《海》/夜想曲
バレエ《遊戯》/月の光/小組曲
クラリネットと管弦楽のための狂詩曲第1番
交響組曲《春》/管弦楽のための《映像》
"ロベルト・グークホルツ(クラリネット) スイス・ロマンド管弦楽団
指揮:エルネスト・アンセルメ
録音:1949-64年
「フランス音楽のスペシャリスト・アンセルメ&スイス・ロマンド管のドビュッ
シー名曲集」というと、よくご存知の方は多いと思いますが、この2枚組には、
1951年録音の《牧神の午後への前奏曲》や、1949年録音の《映像》など、今回が
世界初CD化となる音源を中心に、彼のよく知られているヴァージョンのとはちが
う録音が聴きどころになっています。

480130 2枚組 \1400
ドビュッシー:演劇&バレエ作品集
交響的断章《聖セバスティアンの殉教》/6つの古代碑銘
バレエ《カンマ》/同《おもちゃ箱》/スコットランド行進曲
舞曲(スティリー風のタランテラ)(ラヴェル編)
スザンヌ・ダンコ(ソプラノ) ナンシー・ウォー、
マリー=リーズ・ド・モンモラン(アルト) 
トゥール・ド・ペイルス合唱団 スイス・ロマンド管弦楽団 
指揮:エルネスト・アンセルメ
録音:1953年他
交響的断章《聖セバスティアンの殉教》など、ドビュッシーの演奏機会の稀な演
劇&バレエ音楽を6曲集めたアンセルメ&ドビュッシー・ファン必携のアイテム。
今回が世界初CD化となる「スコットランド行進曲」の貴重な音源も要注目です。

480133 2枚組 \1400
ドビュッシー:歌劇《ペレアスとメリサンド》全5幕
スザンヌ・ダンコ(ソプラノ:メリサンド) 
ピエール・モレ(バリトン:ペレアス) 
ハインツ・レーフス(バリトン:ゴロー) 
アンドレ・ヴェシエール(バス:アルケル) 
エレーヌ・ブヴィエ(メゾ・ソプラノ:ジュヌヴィエーヴ)
フローラ・ヴェンド(ソプラノ:イニョルド) 
デリック・オルセン(バリトン:羊飼い&医者) 
スイス・ロマンド管弦楽団
指揮:エルネスト・アンセルメ
録音:1952年4月
"アンセルメは、ドビュッシーの歌劇《ペレアスとメリサンド》を生涯に2度録音
していますが、当盤はその最初の録音にあたります。初演から50周年を記念して
1952年4月に行われたセッションで、微細なリズム、明快な音色とアンサンブル
といった、アンセルメの魅力を随所で味わえる極上の名演です。



<DECCA(UCJ)>
2708449 \2180
ヴォイセス・オブ・ザ・ヴァレー/メモリー・レーン
ヘイ・ジュード/ウィル・ミート・アゲイン(また逢いましょう)/フェリー・ク
ロス・ザ・マージー/ザ・ホワイト・クリフス・オブ・ドーヴァー/モルテ・ク
リステ‐ホエン・アイ・サーヴェイ・ザ・ワンダラス・クロス/リザ・ラン(ケ
ルティック・ミスト)/ファウスト‐ザ・ソルジャーズ・コーラス/マイ・リト
ル・ウェルシュ・ホーム/ザ・ピースメーカーズ/ラウダマス/ランド・オブ・
ホープ・アンド・グローリー/ニアラー・マイ・ゴッド・トゥ・ジー・2009
ヴォイセス・オブ・ザ・ヴァレー
イギリスで最も成功を収めているウェールズの合唱グループ、ヴォイセス・オブ
・ザ・ヴァレーの4作目となる新譜。《ヘイ・ジュード》や《フェリー・クロス
・ザ・マージー》など名曲をならべて聴き手を深い郷愁に誘う美しい歌声、それ
にスタンリー・キューブリックの名画『博士の異常な愛情』のラスト・シーンで
流れた《また逢いましょう》では、原曲を歌った1940年代を代表する名歌手ヴェ
ラ・リンとのスペシャル共演も収録した、聴きどころ満載の1枚です。

2712310 \2180
ザ・コールドストリーム・ガーズ・バンド/ヒーローズ
ホェア・イーグルス・デア/ザ・グレイト・エスケープ/633スカドロン/ザ・
バトル/アイ・ヴォウ・トゥ・ジー・マイ・カントリー/ザ・ダム・バスターズ
/コロネル・ボギー/ライド・オブ・ザ・ヴァルキュリーズ/ニムロッド/ヒー
ローズ・オブ・ザ・シー/ヒアーズ・トゥ・ザ・ヒーローズ/クラウン・インペ
リアル/ランド・オブ・ホープ・アンド・グローリー/エターナル・ファーザー
-サンセット/ヒム・トゥ・ザ・フォールン
ザ・コールドストリーム・ガーズ・バンド
ロンドン名物、バッキンガム宮殿の「赤い制服に黒い帽子」の近衛交代。112年
余の歴史を誇る「コールドストリーム・ガーズ・バンド」は近衛軍楽隊の中で最
も優秀なバンドで、王室の公式行事はもちろん、各国への演奏旅行と活発な録音
を通じて、英国の音楽大使として世界中に親しまれています。《ザ・グレイト・
エスケープ》、《ランド・オブ・ホープ・アンド・グローリー》など、彼らの真
骨頂である勇壮な名旋律を、たっぷりお楽しみください。

4763707 \2180
アレッド・ジョーンズ/アルティメット・コレクション
ハウ・グレート・ゾウ・アート/ディープ・ピース/ピエ・イエス/ハレルヤ/
アイ・ビリーヴ/スオ・ガン/ディド・ユー・ノット・ヒアー・マイ・レディ/
アバイド・ウィズミー/ユー・レイズ・ミー・アップ/サイレント・ナイト(共
演:ヘイリー・ウェステンラ )/ディア・ロード・アンド・ファーザー・オブ・
マンカインド/メイク・ミー・ア・チャンネル・オブ・ユア・ピース/オ・カ
ム・オール・イェ・フェイスフル/ランド・オブ・マイ・ファーザーズ/アヴェ
・マリア/ザ・ローズ
アレッド・ジョーンズ(ヴォーカル)
聖歌隊出身のボーイ・ソプラノ歌手として出発し、賛美歌を中心に、無垢で透明
な歌声で一世を風靡したアレッド・ジョーンズが、彼の代名詞とも言える16曲を
集めた、まさに究極のアルバム・コレクションをお届けします。人気歌手のヘイ
リーと共演した《サイレント・ナイト》も収録した好選曲は、クリスマス・プレ
ゼントにも最適の1枚と言えるでしょう。

2722167 \2180
ファリル・スミス/ワンダーランド
メリー・クリスマス・ミスター・ローレンス(サムホェア・・ファー・アウェイ)
/オ・ホーリー・ナイト/ワンダーランド(《四季》-冬)/ザ・プレイヤー/ア
ディエマス/ホフマンの舟歌/イン・ダルス・ジュビロ/ナイト・オブ・サイレ
ンス/《ヘンゼルとグレーテル》-夕べの祈り/ブロー・ザ・ウィンド・サザリ
ー/ヒム・トゥ・ザ・ムーン/クローズ・トゥ・ユー
ファリル・スミス(ヴォーカル)
若干14歳にして多くの賞賛と賞歴を誇る天才少女ヴォーカリスト、ファリル・ス
ミス。世界が注目するイギリスの人気オーディション番組「ブリテンズ・ゴット
・タレント」の決勝で《アヴェ・マリア》を歌い2008年度の優勝者となった彼女
のデビュー盤は大ヒットを記録。ちなみに今年の「ブリテンズ・ゴット・タレン
ト」にスーザン・ボイルが登場して、一大旋風を巻き起こしたのは記憶に新しい
ところです。英国ユニバーサルと破格の230万ポンドで契約を結んだファリルの
第2弾リリースは、クリスマスにふさわしい冬の名曲を集め、デビュー盤から1年
の間に遥かに成長した歌唱を聴かせてくれます。あのシャルロット・チャーチの
センセーショナルなデビューを彷彿させる彼女の高らかに響き渡る美しい歌声が
心に残るアルバムです。

4763189 2枚組 \2650
子供のためのクラシック
CD1
1.ハリー・ポッターと賢者の石-ヘドヴィグのテーマ
2.ウォーキング・イン・ジ・エアー(スノーマンのテーマ)
/クワイヤーボーイズ
3.魔法使いの弟子
/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ジェイムズ・レヴァイン
4.マーチ/ボストン・ポップス・オーケストラ 指揮:ジョン・ウィリアムズ
5.ナルニア国物語-テーマ
/マリサ・ロブレス(フルート) クリストファー・ハイド=スミス(フルート)
マリサ・ロブレス・ハープ・アンサンブル
6.ジュラシック・パーク-テーマ
/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ニック・ライネ
7.小さな白鳥たちの踊り
/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ジェイムズ・レヴァイン
8.葦笛の踊り
/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ジェイムズ・レヴァイン
9.子守歌
/ジョン・レネハン(ピアノ) ジュリアン・ロイド・ウェッバー(チェロ)
10.白鳥の湖-テーマ
/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ジェイムズ・レヴァイン
11.アクアリウム
/パスカル・ロジェ、クリスティナ・オルティス(ピアノ)
ロンドン・シンフォニエッタ 指揮:シャルル・デュトワ
12.騎士たちの踊り/クリーヴランド管弦楽団 指揮:ロリン・マゼール
13.タイプライター
/イーストマン=ロチェスター・ポップス管弦楽団
指揮:フレデリック・フェネル
14.木靴の踊り
/コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団 指揮:ジョン・ランチベリー
15.白鳥
/クリストファー・ヴァン・カンペン(チェロ)
パスカル・ロジェ、クリスティナ・オルティス(ピアノ)
ロンドン・シンフォニエッタ 指揮:シャルル・デュトワ
16.トロイメライ/マルタ・アルゲリッチ
17.ボルジア荘の松
/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ロリン・マゼール
18.剣の舞
/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:アラム・ハチャトゥリアン
19.行進曲《威風堂々》Op.39-第1番ニ長調
/フィルハーモニカ管弦楽団 指揮:ジュゼッペ・シノーポリ
CD2
1.フライング・テーマ
/ボストン・ポップス・オーケストラ 指揮:ジョン・ウィリアムズ
2.ある朝早く、ピーターは門をあけると
/スティング(語り) ヨーロッパ室内管弦楽団 指揮:クラウディオ・アバド
3.するとアヒルがよたよた近づいてきた
/スティング(語り) ヨーロッパ室内管弦楽団 指揮:クラウディオ・アバド
4.ロビン・フッド-序曲
/シアトル交響楽団 指揮:マイケル・ケイメン
5.フィナーレ
/パスカル・ロジェ、クリスティナ・オルティス(ピアノ)
ロンドン・シンフォニエッタ 指揮:シャルル・デュトワ
6.エリーゼのために/ヴラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)
7.ワルツ
/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ジェイムズ・レヴァイン
8.《子供部屋》組曲
/パメラ・チョワン(ピアノ) ジュリアン・ロイド・ウェッバー(チェロ)
9.金平糖の精の踊り
/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ジェイムズ・レヴァイン
10.ゴリウォーグのケークウォーク
/アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)
11.時の踊り
/ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団 指揮:ブルーノ・バルトレッティ
12.カスチェイの城と魔法の消滅、石にされていた騎士たちの復活、大団円
/シカゴ交響楽団 指揮:ピエール・ブーレーズ
13.小さな羊飼い/アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)
14.熊蜂の飛行/スイス・ロマンド管弦楽団 指揮:エルネスト・アンセルメ
15.トレパック
/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ジェイムズ・レヴァイン
16.ヴァルダ・ニシュリー(ピアノ)
17.禿山の一夜
/ニュートーク・フィルハーモニック 指揮:ジュゼッペ・シノーポリ
18.青少年のための管弦楽入門Op.34
/ロンドン交響楽団 指揮:ベンジャミン・ブリテン
幼児教育のためのクラシック音楽をお探しの方に、ぜひお薦めの2枚組。クラシ
ックやバレエの名曲はもちろん、子供が大好きな映画やミュージカルも幅広く
網羅した選曲になっているので、楽しく遊びながら学べることまちがいなしで
す。充実した演奏陣による名演を、お子さまとご一緒にご家族揃ってお楽しみ
下さい。

4763664(CD+DVD) \3650
271 9619(CDのみ) \2180
ミュージック・フロム・ザ・ヴァチカン/ALMA MATER
CD
天主の聖母/母なる教会/我らの代願者/あなたは祝福された/我らが喜びの源
/キリスト信者の助けなる/天の女王/我らが女指導者
DVD
ローマ法王ベネディクト16世/ザ・レコード・レーベル/作曲家たち/ザ・プロ
セス/合唱/アビーロード/ザ・ミックス
ローマ法王ベネディクト16世 ローマ・アカデミー合唱団
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:サン・ピエトロ大聖堂、ヴァチカン、アビーロード・スタジオ、ロンドン
8つの人気聖母賛歌を巧みにアレンジして、新鮮な現代音楽に生まれ変わった当
盤は、ローマ法王べネディクト16世の肉声の初めての録音にあたり、歌もラテン
語、イタリア語、ポルトガル語、フランス語、ドイツ語による多彩な歌詞でお楽
しみいただけます。ヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂でべネディクト16世の肉
声と、ローマ・アカデミー合唱団の合唱を収録し、そこにロンドンのアビーロー
ド・スタジオで収録したロイヤル・フィルの管弦楽をミックスした壮大なプロ
ジェクトの成果は必聴です。



<DECCA>
4782191 2枚組 \2800
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全6曲)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
指揮:リッカルド・シャイー
録音:2007年11月22日―23日 ライプツィヒ、ゲヴァントハウス
2005年9月ゲヴァントハウス第19代のカペルマイスターに就任し、現在待望の初
来日公演で大絶賛を博したシャイーとゲヴァントハウスによる新録音、と思い
きや・・・録音は2007年。世界最古のオーケストラから精緻なアンサンブルが
引き出され、伝統の響きにイタリアの晴れわたる明るい歌心が加わったサウン
ドが、聴き手を至福の世界に導きます。

4782200 2枚組 \2250
テバルディ/ア・ポートレイト・オブ・レナータ・テバルディ
CD1
1.プッチーニ:《ジャンニ・スキッキ》-私のお父さん
2.同:《トスカ》-歌に生き、愛に生き
3.カタラーニ:《ワリー》-さようなら、ふるさとの家よ
4.同-遠くへ行かないで
5.ポンキエッリ:《ジョコンダ》-私は死のう
6.チレア:《アドリアーナ・ルクヴルール》-憐れな花よ
7.ジョルダーノ:
《アンドレア・シェニエ》-ここだわ記念碑は…私が危険にさらされていた間に
8.ボイト:《メフィストフェーレ》-ある夜、暗い海に
9.プッチーニ:
《修道女アンジェリカ》- 母もなしに、ああ坊や、お前は死んだのね
10.同:《外套》-ミケーレ!ミケーレ!…俺の言ったとおりだ…はい、近くに
11.同:《西部の娘》-ポーカーでね!
12.同:《トゥーランドット》-ご主人様、お聞きください!
13.同-氷のような姫君も
14.同:《ボエーム》-私の名前はミミ…ああ、麗しの乙女
CD2
1.ヴェルディ:《アイーダ》-勝ちて帰れ! 
2.同:《トロヴァトーレ》-穏やかな夜
3.同:《椿姫》-パリを離れて
4.同:《運命の力》-父の家を離れた私は
5.同-平和を、神よ平和をあたえたまえ!
6.同:《オテロ》-暗い夜の深まりに
7.同:《ドン・カルロ》-正道を!
8.同:《仮面舞踏会》-私の最後の願い
9.プッチーニ:《マノン・レスコー》-一人捨てられて
10.同:《蝶々夫人》-名誉のために死なん
11.ロッシーニ:《ヴェネツィアの競艇》-競艇の前のアンゾレータ
12.同-競艇中のアンゾレータ
13.同-競艇後のアンゾレータ
14.レハール:《メリー・ウィドウ》-ヴィリアの歌(イタリア語歌詞)"
レナータ・テバルディ(ソプラノ)他多数 録音:1949-69年 
1950年代から1960年代にかけてのミラノ・スカラ座の黄金期に活躍し、20世紀
後半のイタリア・オペラ界最高のソプラノ歌手と讃えられるレナータ・テバル
ディ。当盤は、1949年から69年にかけての20年間に、スカラ座を始め、世界の
名舞台で彼女が残した名歌唱を集めた豪華2枚組の限定盤です。ファン必携のア
イテムであるのは勿論、彼女の声を初めて聴く方のダイジェスト的入門にも最
適な仕上がりになっています。




<Universal Music>
2725562(DVD-Video) \3350
アンドレア・ボチェッリ/マイ・クリスマス/ライヴDVD
(PBSクリスマス・スペシャル)
収録予定曲
ホワイトクリスマス/御使いの声は天より響き/サンタが街へやって来る/
クリスマスソング(with ナタリー・コール)/主の祈り/
御使いうたいて(with メアリー・J.ブライジ)/神の御子は今宵しも/もみの木/
ジングルベル/きよしこの夜/ブルークリスマス(with レバ・マッケンタイア)/
クリスマスの聖歌(オーホーリーナイト)/子どものイエス様/
アイ・ビリーヴ(with キャサリン・ジェンキンス)/
ゴッド・ブレス・アス・エヴリワン/アヴェ・マリア
+舞台裏、他のボーナス映像(約30分)
アンドレア・ボチェッリ
ナタリー・コール、レバ・マッケンタイア、キャサリンジェンキンス、他
収録:2009年9月15日 ロサンジェルス
デイヴィッド・フォスターによるプロデュースでボチェッリのクリスマス新録
音アルバムがリリースされるのにあわせて行われたPBSスペシャル・ライヴの映
像が発売されることになりました。豪華なサウンドに仕上がったバックミュー
ジックとボチェッリの甘く粘りのある歌声が見事なハーモニーとなって特別な
世界を作り上げます。さらに豪華ゲストとのデュエットが、アルバムに華を添
え、貴重なバックステージでのシーンも魅力的な映像作品。

<EMI CLASSICS>
CDC-6877422 \1980
ショパン:チェロ作品集
チェロ・ソナタ ト短調 Op.65
ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.8
チェロとピアノのための大二重奏曲(マイアベーアの「悪魔のロベール」の主題
による)
アンドレアス・ブランテリド(チェロ)
ヴィルデ・フラング(ヴァイオリン)、マリアナ・シリニアン(ピアノ)
ジュエル・ケース 12Pブックレット
2006年ユーロヴィジョン・ヤング・ミュージシャン・コンペティションで1等賞、
2007年パウロ国際チェロ・コンペティションで1位、デンマーク放送の「アー
ティスト・イン・レジデンス、2007」2008年ボーレッティ=ブイトーニ・トラス
ト・フェローシップ優勝、BBCニュー・ジェネレーション・スキームの最新メン
バー、ヨーロッパ・コンサート・ホール協会の「ライジング・スター」スキー
ムにノミネート(2008-2009)と世界的評価を高めつつあるデンマーク出身のブラ
ンテリド(1987-)がリリースする第2作アルバムは生誕200年アニヴァーサリーの
ショパン作品集。ショパンがピアノに次いで親近性を持ち、友人のチェリスト、
フランショムの協力を得て作曲した作品はチェロの大事なレパートリーとして
愛される名曲揃いです。アルメニア出身のシリニアンはマティアス・ヴェーバ
ー、トマス・ブランディス、マリア・エーゲルホフ、コンラート・エルゼルム
に学び、ソリスト、室内楽で活躍中。フラングはムターの秘蔵っ子として注目
され、デビュー盤の「シベリウス:ヴァイオリン協奏曲他」が日本でも好評のノ
ルウェー出身のヴァイオリニスト。ヨーロッパに新世代のライジング・スター
たちによるショパンの室内楽はその新鮮な魅力にあふれています。


CMS-4589062 2枚組 \2080
ダンス!-ワールド・フェイヴァリット・アイス-ダンシング・ミュージック
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット
ソロ・フィギュア・スケート競技では主に体操競技向き、アクロバティックな楽
曲が使用されてきましたが、英国のチャンピオン・スケーター、ジョン・カリー
がパフォーマンスにバレエやモダン・ダンスの要素を入れ込んで男子フィギュア
・スケートに芸術的で新しいレヴェルのプレゼンテーションを開拓、多くのスケ
ーターがそれに追随しました。1976年、ミンクスのバレエ「ドン・キホーテ」の
音楽を使用したルーティン(規定演技)で、ヨーロッパ選手権、世界選手権、冬季
オリンピックで金メダルを獲得しました。1976年は冬季オリンピックにペア競
技が加わった最初の年でもありました。英国のトーヴィル/ディーン組のペアが
ラヴェルの「ボレロ」を使用した劇的なフリーの演技のプレゼンテーションで審
査員全員一致の6.0満点を出して1984年のサラエヴォ・オリンピックで金メダル
を獲得したのはあまりにも有名です。彼らの快活な演技面を代表する演技に使用
したミュージカル「Mack and Mabel」が選曲されているのはインターナショナル
盤ならでは。
2010年のヴァンクーヴァー・オリンピックで聞かれるであろうキム・ヨナ選手
(ガーシュウィン「ピアノ協奏曲へ調」)や浅田真央選手(ハチャトゥリアン「仮
面舞踏会」)他現在のトップ・スケーター達の楽曲も選曲。
さらに使用されたオリジナル音源として、マキシムの「死の舞踏」(米国のミシェ
ル・クワン選手、ロシアのイリナ・スルツカヤ選手)、ヴァネッサ・メイのプッ
チーニ「誰も寝てはならぬ(トゥーランドット)」(荒川静香選手、ドイツのデニ
ーズ・ジマーマン選手)も当然収録。そして長年にわたって多くのスケーター達
が使用してきた、チャイコフスキー「白鳥の湖」、ビゼー「カルメン」、ピアソ
ラ「リベルタンゴ」までも収録したお勧めのアルバムです。
収録楽曲(予定)
CD1
1.ハチャトゥリアン:仮面舞踏会ーワルツ
フィルハーモニア管弦楽団、エフレム・クルツ指揮
2.モリコーネ:ガブリエルのオーボエ(映画「ミッション」)
エンニオ・モリコーネと彼の管弦楽団
3.ガーシュウィン:ピアノ協奏曲 へ調ー第3楽章
ピーター・ドノホー(ピアノ)
バーミンガム市交響楽団、サイモン・ラトル指揮
4.ウィリアムズ:シンドラーのリストーメイン・テーマ
タスミン・リトル(ヴァイオリン)
ニュー・ワールド・フィルハーモニック、イアン・サザーランド指揮
5.チャイコフスキー:白鳥の湖ー情景(第2幕)
フィルハーモニア管弦楽団、ジョン・ランチベリー指揮
6.ヴァルトトイフェル:スケーターズ・ワルツ
モンテ・カルロ・フィルハーモニー管弦楽団、ヴィリー・ボスコフスキー指揮
7.ハチャトゥリアン:ガイーヌー剣の舞
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ユーリー・テミルカーノフ指揮
8.ミンクス:ドン・キホーテ(アーヴィング編)-パ・ド・ドゥー
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ロバート・アーヴィング指揮
9.ストラヴィンスキー:火の鳥ー凶悪な踊り
バーミンガム市交響楽団、サイモン・ラトル指揮
10.ベートーヴェン:「月光」ソナターアダージョ
レナード・ぺナリオ(ピアノ)
ハリウッド・ボウル交響楽団、カーメン・ドラゴン指揮
11.マスカーニ:間奏曲(カヴァレリア・ルスティカーナ)
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団、マリス・ヤンソンス指揮
12.ピアソラ:リベルタンゴ
管弦楽団、レオポルド・フェデリコ指揮(ライヴ録音)
ビゼー:「カルメン」-
13.第1幕への前奏曲
14.第3幕への間奏曲
15.第4幕への間奏曲
以上 フランス国立管弦楽団、小澤征爾指揮
16.ロシア民謡:黒い瞳(ドラゴン編)
ハリウッド・ボウル交響楽団、カーメン・ドラゴン指揮
17.リスト:死の舞踏(ダンクリー編)
マキシム(ピアノ)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 他、マット・ダンクリー指揮
18.ラヴェル:ボレロ(終結部)
ロンドン交響楽団、アンドレ・プレヴィン指揮
CD2
1.J.シュトラウスII:こうもりー序曲
フィルハーモニア管弦楽団、オットー・アッカーマン指揮
2.ガーシュウィン:
ラプソディ・イン・ブルー(オーケストレーション:グローフェ)-終結部
アンドレ・プレヴィン(ピアノ)
ロンドン交響楽団、アンドレ・プレヴィン指揮
3.プッチーニ:
誰も寝てはならぬ(プッチーニの「トゥーランドット」による幻想曲)
ヴァネッサ=メイ(ヴァイオリン)
コヴェント・ガーデン王立オペラ・ハウス管弦楽団、
ヴィクトル・フェドトフ指揮
4.ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲ー第18変奏
セシル・ウーセ(ピアノ)
バーミンガム市交響楽団、サイモン・ラトル指揮
5.マスネ:瞑想曲(タイス)
サラ・チャン(ヴァイオリン)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、プラシド・ドミンゴ指揮
6.ノーマン:ジェイムズ・ボンドのテーマ
ジョン・バリーと彼の管弦楽団
7.ラフマニノフ:前奏曲 嬰ハ短調
レナード・ぺナリオ(ピアノ)
ハリウッド・ボウル交響楽団、カーメン・ドラゴン指揮
8.ガルデル:首の差で
ラウル・ガレッジョ、フリオ・オスカル・パーネ(バンドネオン)、
ホセ・アルベルト・ジァイモ(ピアノ)
トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団、ミシェル・プラッソン指揮
9.ショスタコーヴィチ:ロマンス(馬あぶ)
タスミン・リトル(ヴァイオリン)、ピアーズ・レイン(ピアノ)
10.サン=サーンス:死の舞踏
パリ管弦楽団、ピエール・デルヴォー指揮
11.サン=サーンス:白鳥(動物の謝肉祭)
バーミンガム市交響楽団、ルイ・フレモー指揮
12.ハルジック:リー・ルーズのテーマ
マキシム(ピアノ)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 他
13.ドビュッシー:月の光(編:ストコフスキ)
フィラデルフィア管弦楽団、ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
14.ハチャトゥリアン:フリギアとスパルタクスのアダージョ(スパルタクス)抜粋
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ユーリー・テミルカーノフ指揮
15.モンティ:チャルダッシュ(編:パルハモフスキー)
マキシム・ヴェンゲーロフ(ヴァイオリン)、ヴァグ・パピアン(ピアノ) 他
ライヴ録音
16.ショパン:夜想曲第2番 変ホ長調 Op.9-2
ジョン・オグドン(ピアノ)
17.ハーマン:マックとメイベルー序曲
ピカデリー・シアター管弦楽団、ジュリアン・ケリー指揮

CDM-2172662 \1450※発売中止
サラ・ブライトマン/木々は高々と-フォーク・ソング集
1.小さなサー・ウィリアムス(サマセット民謡)
2.ねえ、クッションを縫える?(スコットランドの曲)
3.木々は高だかと(サマセット民謡)
4.とねりこの木立(ウェールズの曲)
5.オリヴァー・クロムウェル(サフォークから-ナーセリー・ライム)
6.春が過ぎてゆく
7.糸を紡ぐ女
8.美しいひとは愛の庭に
9.おいらが親父のところで
10.牧童(W.シールドの曲)
11.慰めてくれる人もなく(スコットランドの曲)
12.優しのポリー・オリヴァー
13.ああ、ああ(サマセットから-セシル・シャープ)
14.ニューカッスルからおいででは?(フラーのソング・ブック)
15.答えのなんと優しいことか(ムーアのアイルランド民謡)
16.愛しきわが祖国のハープ!(ムーアのアイルランド民謡)
17.しんとした夜にはよく(ムーアのアイルランド民謡)
18.夏の最後のバラ(庭の千草)(ムーアのアイルランド民謡)
19.ある朝早く
サラ・ブライトマン(ソプラノ)、ジョフリー・パーソンズ(ピアノ)
サラ・ブライトマンが初々しく歌うブリテン編のフォーク・ソング集
ジュエル・ケース 16Pブックレット

CMS-6872862 2枚組 \1980
サムュエル・バーバー/アダージョ(生誕100年記念)
ブリリアント・ボックス 16Pブックレット
2010年のアニヴァーサリーにむけた代表作の2CD
バーバーは1910年3月9日、USペンシルヴェニア州、ウェスト・チェスターでアイ
リッシュ系の家族に生まれた。母はピアニスト、叔母はメトで活躍したコント
ラルト、ルイズ・ホーマー、その夫はアメリカの芸術歌曲の作曲家として名高い
シドニー・ホーマーでバーバーが作曲に興味を示し7歳で初のミュージカル、
10歳でオペラを作曲したのは驚くことでもない。おばの影響で声楽に興味を持
ち、フィラデルフィアのカーティス音楽院で声楽を学んだ。そこで作曲家のメ
ノッティに出会い、二人の交情は1981年、がんによるバーバーの死まで続いた。
本アルバムには最も有名な「弦楽のためのアダージョ」をはじめ、管弦楽、室
内楽、声楽の代表作を収録。
CD1
1.弦楽のためのアダージョOp.11
ロンドン交響楽団、マイケル・ティルソン・トーマス指揮
1994年5月 アビー・ロード第1スタジオ、ロンドン
2.序曲「悪口学校」Op.5
1988年5月3日 パウエル・ホール、セント・ルイス
3.ヴァイオリン協奏曲Op.14
1986年4月 パウエル・ホール、セント・ルイス
エルマー・オリヴィエラ(ヴァイオリン)
以上 セント・ルイス交響楽団、レナード・スラトキン指揮
4.ノックスヴィル、1915年の夏
バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)
ロンドン交響楽団、マイケル・ティルソン・トーマス指揮
1994年5月 アビー・ロード第1スタジオ、ロンドン
5.管弦楽のためのエッセーOp.24
6.メデイアの瞑想と復讐の踊りOp.32a
セント・ルイス交響楽団、レナード・スラトキン指揮
1988年5月3日 パウエル・ホール、セント・ルイス
CD2
1.ドーヴァー・ビーチOp.3
トーマス・アレン(バリトン)
エンデリオン弦楽四重奏団
1990年7月1-3日 ブラックヒース・コンサート・ホール、ロンドン
2.ソナタOp.26
3.遠足Op.20
以上 レオン・マコーリー(ピアノ)
1995年12月17-19日 聖ジョージ・ブランドン・ヒル、ブリストル
4.夏の音楽Op.31
ジャンヌ・バクストレッサー(フルート)、ジョゼフ・ロビンソン(オーボエ)、
スタンリー・ドラッカー(クラリネット)、ジュディス・ル・クレア(バスーン)
フィリップ・マイヤーズ(ホルン)
1994年6月4日 ニュー・ヨーク州立大学
5.3つの歌Op.2
以上 トーマス・アレン(バリトン)、ロジャー・ヴィニョールズ(ピアノ)
2000年11月24-27日 ポットン・ホール、サフォーク
6.弦楽四重奏曲Op.11
エンデリオン弦楽四重奏団
1990年7月1-3日 ブラックヒース・コンサート・ホール、ロンドン


●THE HOME OF OPERA
CMS-3091062(2CD+1CDROM) \2400
ヴェルディ:アッティラ
アッティラ / サムエル・ラメイ(バス)
オダベッラ / チェリル・スチューダー(ソプラノ)
エツィオ / ジョルジョ・ザンカナーロ(バリトン)
フォレスト / ニール・シコフ(テナー) 他
ミラノ・スカラ座合唱団、管弦楽団
リッカルド・ムーティ指揮
1989年6月、7月 アバネッラ、ミラノ録音
マルチパック 16Pブックレット

CMS-3091002(2CD+1CDROM) \2400
マスネ:ドン・キショッテ
ドゥルシネア姫 / テレサ・ベルガンサ(ソプラノ)
ドン・キショッテ / ジョゼ・ヴァン・ダム(バス)
サンチョ・パンサ / アラン・フォンダリー(バリトン) 他
トゥールーズ・カピトール合唱団、管弦楽団
ミシェル・プラッソン指揮
1992年1月 録音
マルチパック 16Pブックレット

CMS-3091132(2CD+1CDROM) \2400
マスネ:ヴェルテール
ヴェルテール / アルフレード・クラウス(テナー)
シャルロット / タティアナ・トロヤノス(メゾ・ソプラノ)
ソフィ / クリスティン・バルボー(ソプラノ)
アルベール / マッテオ・マヌグエラ(バリトン) 他
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ミシェル・プラッソン指揮
1979年8月23日-9月1日 アビー・ロード第1スタジオ、ロンドン
マルチパック 16Pブックレット


●20TH CENTURY CLASSICS
CZS-6876382 2枚組 \1450
サヴァリッシュ/オルフ:月 - 賢い女
CD1

ルドルフ・クリスト; カール・シュミット=ヴァルター
ヘルムート・グラムル;パウル・クーエン; ペーター・ラッガー
アルブレヒト・ペーター; ハンス・ホッター
ヴィリー・レースナー; テレサ・ホロウェイ; 少年合唱団;
フィルハーモニア合唱団、管弦楽団
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
1957年3月16-20日、4月16日、18日&24日、アビー・ロード・スタジオ、
ロンドン
CD2
賢い女
マルセル・コルデス; ゴットロープ・フリック
エリーザベト・シュヴァルツコップ
ゲオルク・ヴィーター; ルドルフ・クリスト; ベンノ・クッシェ 
パウル・クーエン
ヘルマン・プライ; グスタフ・ナイトリンガー
フィルハーモニア管弦楽団
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
オルフ監修録音 1956年5月22-25日 アビー・ロード・スタジオ、ロンドン
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

CZS-6876442 2枚組 \1450
ルーセル:交響曲集、ピアノ協奏曲、バッカスとアリアーヌ
CD1
1.交響曲第3番ト短調Op.42
2.交響曲第4番イ長調Op.53
3.シンフォニエッタOp.52
以上 パリ音楽院管弦楽団
アンドレ・クリュイタンス指揮
1965年6月15日、17日&19日; *1963年11月5-8日、12日 サル・ワグラム、パリ
4.ピアノ協奏曲
ダニエル・ラヴァル(ピアノ)
パリ管弦楽団、ジャン=ピエール・ジャキャ指揮
1969年1月-6月 サル・ワグラム、パリ
CD2
1.バッカスとアリアーヌOp.43
2.蜘蛛の饗宴Op.17
フランス国立管弦楽団
ジョルジュ・プレートル指揮
1984年11月6-8日 サル・ワグラム、パリ
3.春の祭に寄せてOp.22
パリ管弦楽団
ジャン=ピエール・ジャキャ指揮
1969年1月-6月 サル・ワグラム、パリ
4.復活Op.4
トゥールーズ・カピトール管弦楽団
ミシェル・プラッソン指揮
1986年7月18日、19日、9月12日、10月17日、18日 アル・オー・グレン、
トゥールーズ
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

CZS-6876672 2枚組 \1450
ショスタコーヴィチ:室内楽作品集
CD1
1.弦楽四重奏曲第3番Op.73
イェルザレム四重奏団
2000年11月24-27日 ポットン・ホール、サフォーク
2.弦楽四重奏曲第7番嬰ヘ短調Op.108
アトリウム弦楽四重奏団
2003年4月11-14日 ポットン・ホール、サフォーク
3.チェロ・ソナタOp.40
ハインリッヒ・シフ(チェロ)、アツィ・ベルトンチェリ(ピアノ)
1983年11月17&18日 エファンゲリシェ・キルヒェ、エッケンハーゲン
CD2
1.ピアノ三重奏曲第1番Op.8
チョン三重奏団
1988年12月12-17日 アカデミー・オブ・アーツ&レターズ、ニュー・ヨーク
2.ピアノ三重奏曲第2番ホ短調Op.67
エロイカ三重奏団
1998年3月5-9日 聖スティーヴン教会、ティブロ、カリフォルニア
3.ピアノ五重奏曲Op.57
ナッシュ・アンサンブル
1990年11月 ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

CZS-6876742 2枚組 \1450
クセナキス:アトレ、モルシマ-アモルシマ、ノモス・アルファ
CD1
1.アトレ(10の楽器のための)
パリ現代音楽器楽アンサンブル、コンスタンティン・シモノヴィチ指揮
2.モルシマ-アモルシマ(ピアノ、ヴァイオリン、チェロとベースのための)
ジョルジュ・プルドゥマシェール、ジャン=クロード・ベルネード、
パウル・ボファル
ジャック・カゾーラン、コンスタンティン・シモノヴィチ指揮
3.ノモス・アルファ(ソロ・チェロのための)
ピエール・ペナスー(チェロ)
以上 1967年12月8-11日、7月3-7日 サル・ワグラム、パリ
4.ヘルマ(ピアノのための記号的音楽)
ジョルジュ・プルドゥマシェール(ピアノ)
1967年10月24、25日、11月13日、1968年4月2日 サル・ワグラム、パリ
CD2
1.ST4(弦楽四重奏のための)
ベルネード四重奏団
1967年12月8-11日、7月3-7日 サル・ワグラム、パリ
2.ポラ・タ・ディナ(児童合唱と管弦楽のための)(1962)
パリ・ノートル・ダム聖歌隊
パリ現代音楽器楽アンサンブル、コンスタンティン・シモノヴィチ指揮
3.ST10-1,080262(10の楽器のための)(1956-62)
4.アクラタ(16の管楽器のための)(1964-65)
5.アコルリプシス(21の楽器のための)(1955-57)
パリ現代音楽器楽アンサンブル、コンスタンティン・シモノヴィチ指揮
以上 1968年12月18-21日、1969年1月30、31日、2月1日 サル・ワグラム、パリ
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

CZS-6876792 2枚組 \1450
ツェムリンスキー:夢見るゲールゲ
CD1&2
夢見るゲールゲ
ケプラー、ラチェット、アンソニー、マルティネス、シュミット 他
ケルン・フィルハーモニー・ギュルツェニッヒ管弦楽団
ジェイムズ・コンロン指揮
1999年6月6-8日 フィルハーモニー、ケルン
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット


●ESSENTIAL
CZS-6885922 2枚組 \1450
エセンシャル・ルネサンス
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット
CD1
1.アッレグリ:ミゼレーレ
ティモシー・ビーズリー=マレイ(トレブル)、
ジェラルド・フィンリー(カントール)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団、スティーヴン・クローベリー指揮
2.ダンスタブル:聖霊来たりたまえ
ヒリアード・アンサンブル、ポール・ヒリヤー指揮
3.タリス:O nata lux
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団、フィリップ・レッジャー指揮
4.シェパード:言葉は肉となって
クラークス・オブ・オクセンフォード、デイヴィッド・ウルスタン指揮
5.ジョヴァンニ・ガブリエッリ:Buccinate in neomenia
弦楽と金管アンサンブル、デニス・スティーヴンス指揮
6.トマス・ルイス・デ・ヴィクトリア:おお、大いなる神秘
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団、デイヴィッド・ウィルコックス指揮
7.バード:アヴェ・ヴェルム・コルプス
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団、デイヴィッド・ウィルコックス指揮
8.パレストリーナ:あなたはペトロ
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団、デイヴィッド・ウィルコックス指揮
9.デュファイ:キリエ
ヒリアード・アンサンブル、ポール・ヒリヤー指揮
10.ラッスス:グローリア
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団、ジョージ・ゲスト指揮
11.タイ:クレド
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団、フィリップ・レッジャー指揮
12.イザーク:サンクトゥス
ヒリアード・アンサンブル、ポール・ヒリヤー指揮
13.バード:アニュス・デイ
ヒリアード・アンサンブル、ポール・ヒリヤー指揮
14.ジョスカン:わが子、アブサロンよ
ヒリアード・アンサンブル、ポール・ヒリヤー指揮
15.ギボンズ:ダビデの子にホサナ
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団、デイヴィッド・ウィルコックス指揮
16.タリス:Spem in alium
タヴナー合唱団 他、アンドルー・パロット指揮
CD2
1.デュファイ:この五月
アーリー・ミュージック・コンソート・オブ・ロンドン、
デイヴィッド・マンロウ指揮
2.オケヘム:比例ミサーアニュス・デイI
ヒリアード・アンサンブル、ポール・ヒリヤー指揮
3.ジョスカン:オケヘムの死を悼む挽歌
ヒリアード・アンサンブル、ポール・ヒリヤー指揮
4.ジョスカン:Scaramella va alla guerra
5.ジョスカン:こおろぎ
以上 アーリー・ミュージック・コンソート・オブ・ロンドン、
デイヴィッド・マンロウ指揮
6.イザーク:Es wolt ein meydlein grasen gan
ヒリヤード・アンサンブル、ポール・ヒリヤー指揮
7.フランチェスコ・デ・ペニャローサ:Inter vestibulum
アンサンブル・ジル・バンショア
8.ヘンリー8世王:En vray amoure
9.ヘンリー8世王:Pastime with good company
チューリッヒ・リチェルカーレ・アンサンブル・フュル・アルテ・ムジーク、
ホルディ・サバル指揮
10.フランチェスコ・ダ・ミラノ:Spagna
ホプキンソン・スミス、ポール・オデット(リュート)
11.ジョヴァンニ・ドメニコ・ダ・ノーラ:ガリアルドを習いませんか
12.ヴィラールト:O dolce vita mia
13.アゴスティーニ:Non t'aricordi
14.ヴィラールト:Vecchie letrose
以上 キングズ・シンガーズ、トラジコメディア
15.ジャヌカン:Chantons, sonnons, trompettes
16.ジャヌカン:La Guerre
17.ジャヌカン:女たちのおしゃべり
アンサンブル・ヴォカール・エ・アンストルメンタル、
ロジェ・ブランシャール指揮
18.モンテヴェルディ:シンフォニア(「オルフェオ」)
ル・コンセール・ダストレエ、エマヌエル・アイム指揮
19.モンテヴェルディ:人々よ、愛の神のことを歌うがいい
コンソート・オブ・ムジケ、アンソニー・ルーリー指揮
20.モンテヴェルディ:幸いなるかな
タヴナー・コンソート&プレイヤーズ、アンドルー・パロット指揮
21.モンテヴェルディ擬:Pur ti miro(「ポッペアの戴冠」)
アーリーン・オージェ(ソプラノ)、デラ・ジョーンズ(メゾ・ソプラノ)
シティ・オブ・ロンドン・バロック管弦楽団、リチャード・ヒコックス指揮

CZS-6885822 2枚組 \1450
エセンシャル・チェロ
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット
CD1
1.ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲ロ短調RV424-第1楽章
ハン=ナ・チャン(チェロ)
ロンドン室内管弦楽団、クリストファー・ウォーレン=グリーン指揮
2.J.S.バッハ:チェロ組曲第1番ト長調BWV1007-前奏曲、アレマンデ、クーランテ
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
3.ハイドン:チェロ協奏曲第1番ハ長調-第1楽章
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
アカデミー室内管弦楽団、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ指揮
4.ボッケリーニ:チェロ・ソナタ第5番ト長調
スティーヴン・イッサーリス(チェロ)、マギー・コール(ハープシコード)
5.ボッケリーニ:チェロ協奏曲ト長調-第3楽章
スティーヴン・イッサーリス(チェロ)
フィンランド・オストロボスニアン室内管弦楽団、ユハ・カンガス指揮
6.ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第5番ニ長調Op.102-2-第1楽章
ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ)、スティーヴン・コヴァセヴィチ(ピアノ)
7.シューマン:チェロ協奏曲イ短調-第3楽章
ナタリア・グートマン(チェロ)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、クルト・マズア指揮
8.ショパン/編レネハン:前奏曲ホ短調
ジュリアン・ロイド・ウェッバー(チェロ)、ジョン・レネハン(ピアノ)
9.パガニーニ/編トルトゥリエ:ロッシーニの主題による変奏曲
ポール・トルトゥリエ、モード・マルタン=トルトゥリエ(チェロ)
イギリス室内管弦楽団、ポール・トルトゥリエ指揮
10.ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調-第1楽章 抜粋
トゥルルス・モルク(チェロ)
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団、マリス・ヤンソンス指揮
11.ブラームス:二重協奏曲イ短調-第3楽章
ゴーティエ・カプソン(チェロ)、ルノー・カプソン(ヴァイオリン)
グスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団、ミュン=フン・チョン指揮
12.ブラームス:チェロ・ソナタ第2番ヘ長調Op.99-第4楽章
ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ)、ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
13.サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調Op.33-第1楽章
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
フィルハーモニア管弦楽団、カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
14.サン=サーンス:白鳥(動物の謝肉祭)
ナッシュ・アンサンブル(クリストファー・ヴァン・ケンペン-チェロ、
イアン・ブラウン、スーザン・トームズ-ピアノ)
CD2
1.チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲Op.33-序奏、主題、変奏曲第1、
第2、第7曲
ロバート・コーエン(チェロ)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ズデニェク・マーカル指揮
2.フォーレ:エレジー
ポール・トルトゥリエ(チェロ)
トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団、ミシェル・プラッソン指揮
3.エルガー/編ミローン:朝の歌
ナタリー・クライン(チェロ)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、
ヴァーノン・ハンドリー指揮
4.エルガー:チェロ協奏曲ホ短調-第1楽章
ナタリー・クライン(チェロ)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、
ヴァーノン・ハンドリー指揮
5.R.シュトラウス:ドン・キホーテOp.35 抜粋
ポール・トルトゥリエ(チェロ)
ドレスデン・シュターツカペレ、ルドルフ・ケンペ指揮
6.ラフマニノフ/アダプテーション-ヘイゼル:ヴォカリーズ
ハン=ナ・チャン(チェロ)
フィルハーモニア管弦楽団、レナード・スラトキン指揮
7.カザルス:鳥の歌
ハン=ナ・チャン(チェロ)
サンタ・チェチーリア国立アカデミア管弦楽団、アンオトニオ・パッパーノ指揮
8.ピアソラ/編メダーリア&アモン:さよなら、父さん
ベルリン・フィルハーモニー12人のチェリストたち
9.ピアソラ/編レネハン:Oblivion
ジュリアン・ロイド・ウェッバー(チェロ)、ジョン・レネハン(ピアノ)
10.ブロッホ:シェロモ 抜粋
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
フランス国立管弦楽団、レナード・バーンスタイン指揮
11.ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番変ホ長調Op.107-第1楽章
ポール・トルトゥリエ(チェロ)
ボーンマス交響楽団、パーヴォ・ベルグルンド指揮
12.ドビュッシー:月の光
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)、
アレクサンダー・デデューキン(ピアノ)
13.タヴナー:聖母マリアの御加護のヴェール-The Incarnation
スティーヴン・イッサーリス(チェロ)
ロンドン交響楽団、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮
14.ポッパー:妖精の踊りOp.39
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)、
アレクサンダー・デデューキン(ピアノ)
15.ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第1番-第3曲:フーガ
ベルリン・フィルハーモニー12人のチェリストたち

CZS-6885762 2枚組 \1450
エセンシャル・アダージョ
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット
CD1
1.アルビノーニ/編ジャゾット:アダージョ ト短調 抜粋
アカデミー室内管弦楽団、ネヴィル・マリナー指揮
2.パッヘルベル:カノン ニ長調
アカデミー室内管弦楽団、ネヴィル・マリナー指揮
3.J.S.バッハ:G線上のアリア
アカデミー室内管弦楽団、ネヴィル・マリナー指揮
4.モーツァルト:クラリネット協奏曲イ長調K622-第2楽章
ザビーネ・マイヤー(バセット・クラリネット)
ドレスデン・シュターツカペレ、ハンス・フォンク指揮
5.ベートーヴェン/トランスクリプション-クレイグ・レオン:
ピアノ協奏曲第5番変ホ長調「皇帝」-第2楽章
ジュリア・ソーントン(ハープ) 
ネザーランド国立放送管弦楽団、エルノ・オラー指揮
6.ヴォーン・ウィリアムズ:トマス・タリスの主題による幻想曲 開始部
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、エードリアン・ボールト指揮
7.ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調-第2楽章
セシル・ウーセ(ピアノ)
バーミンガム市交響楽団、サイモン・ラトル指揮
8.エルガー:チェロ協奏曲ホ短調-第3楽章
ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ)
ロンドン交響楽団、ジョン・バルビローリ指揮
9.ヴォーン・ウィリアムズ:揚げひばり 開始部
ヒュー・ビーン(ヴァイオリン)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、エードリアン・ボールト指揮
10.ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調-第2楽章 開始部
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)
フィルハーモニア管弦楽団、ウォルター・ジュスキント指揮
11.エルガー:ニムロード(エニグマ変奏曲)
ロンドン交響楽団、エードリアン・ボールト指揮
12.ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調「田園」-第5楽章
フィラデルフィア管弦楽団、リッカルド・ムーティ指揮
13.グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調-第2楽章
セシル・ウーセ(ピアノ)
ロンドン交響楽団、ネヴィル・マリナー指揮
14.ホルスト:火星(惑星) 集結部
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、エードリアン・ボールト指揮
CD2
1.バーバー:弦楽のためのアダージョ
フィラデルフィア管弦楽団、ユージン・オーマンディ指揮
2.ヴィヴァルディ:四季ー冬-第2楽章
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)
カメラータ・リジィ・グシュタート、アルベルト・リジィ指揮
3.J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1043-第2楽章
アンネ=ゾフィ・ムター(ヴァイオリン) 他
イギリス室内管弦楽団、サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリンと指揮)
4.ヴィヴァルディ/編プヨール、イスビン:ギター協奏曲ニ長調-第2楽章
シャロン・イスビン(ギター)
ローザンヌ室内管弦楽団、ローレンス・フォスター指揮
5.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調「月光」‐第1楽章 抜粋
モーラ・リンパニー(ピアノ)
6.モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲ハ長調K299-第2楽章
ジェイムズ・ゴールウェイ(フルート)、フリッツ・ヘルミス(ハープ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
7.ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」‐第2楽章
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団、マリス・ヤンソンス指揮
8.ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調-第2楽章 開始部
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
モントリオール交響楽団、シャルル・デュトワ指揮
9.メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調-第2楽章 抜粋
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)
フィルハーモニア管弦楽団、エフレム・クルツ指揮
10.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番ハ短調「悲愴」‐第2楽章
レナード・ぺナリオ(ピアノ)
ハリウッド・ボウル交響楽団、ミクロス・ローザ指揮
11.フォーレ:パヴァーヌ
ガレス・モリス(フルート)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、デイヴィッド・ウィルコックス指揮
12.サン=サーンス/編ヘイゼル:白鳥(動物の謝肉祭)
ハン=ナ・チャン(チェロ)
フィルハーモニア管弦楽団、レナード・スラトキン指揮
13.ロドリーゴ:アランフェス協奏曲-第2楽章 開始部
ジュリアン・ブリーム(ギター)
バーミンガム市交響楽団、サイモン・ラトル指揮
14.マスネ:瞑想曲(タイス)
ハンス・カラフス(ヴァイオリン)
シュトゥットガルト放送交響楽団、ネヴィル・マリナー指揮
15.ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲ヘ長調-第2楽章
ドミトリー・アレクセーエフ(ピアノ)
イギリス室内管弦楽団、イェルジ・マクシミウク指揮
16.マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調-第4楽章 終結部
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、ジョン・バルビローリ指揮

CZS-6885872 2枚組 \1450
エセンシャル・ショパン
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット
CD1
1.ワルツ第1番変ホ長調Op.18
スティーヴン・コヴァセヴィチ(ピアノ)
2.夜想曲第20番嬰ハ短調Op.遺作
マリア・ティーポ(ピアノ)
3.バラード第3番変イ長調Op.47
セシル・ウーセ(ピアノ)
4.幻想即興曲嬰ハ短調Op.66
ダニエル・アドニ(ピアノ)
5.前奏曲第4番ホ短調
6.前奏曲第7番イ長調
以上 ギャーリック・オールソン(ピアノ)
7.ポロネーズ第3番イ長調「軍隊」Op.40-1
ダニエル・アドニ(ピアノ)
8.子守歌変ニ長調Op.57
ダニエル・バレンボイム
9.ワルツ第11番変ト長調Op.70-1
アグスティン・アニエヴァス(ピアノ)
10.夜想曲第2番変ホ長調Op.9-2
ギャーリック・オールソン(ピアノ)
11.ピアノ・ソナタ第2番変ロ長調Op.35-第3楽章 葬送行進曲
ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)
12.ワルツ第6番変ニ長調「子犬」Op.64-1
13.ワルツ第7番嬰ハ短調Op.64-2
以上 イングリット・フリッター(ピアノ)
14.ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11-第2楽章
マウリツィオ・ポッリーニ(ピアノ)
フィルハーモニア管弦楽団、パウル・クレツキ指揮
15.マズルカ第2番嬰ハ短調Op.6-2
16.マズルカ第5番変ロ長調Op.7-1
以上 ロナルド・スミス(ピアノ)
17.前奏曲第15番変ニ長調「雨だれ」
18.前奏曲第24番ニ短調
以上 ギャーリック・オールソン(ピアノ)
CD2
1.ポロネーズ第6番変イ長調「英雄」Op.53
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
2.舟歌 嬰ヘ長調Op.60
ネルソン・ゲルナー(ピアノ)
3.マズルカ第8番変イ長調Op.7-4
4.マズルカ第23番ニ長調Op.33-2
以上 ロナルド・スミス(ピアノ)
5.練習曲第3番ホ長調「別れの曲」
アンドレイ・ガブリーロフ(ピアノ)
6.ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58-第4楽章
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
7.ワルツ第3番イ短調Op.34-2
スティーヴン・コヴァセヴィチ(ピアノ)
8.スケルツォ第2番変ロ短調Op.31
ユーリー・エゴロフ(ピアノ)
9.ワルツ第9番変イ長調Op.69-1
ドミトリー・アレクセーエフ(ピアノ)
10.練習曲第5番変ト長調
11.練習曲第12番ハ短調「革命」
以上 アンドレイ・ガブリーロフ(ピアノ)
12.夜想曲第5番嬰ヘ短調Op.15-2
ギャーリック・オールソン(ピアノ)
13.マズルカ第24番ハ長調Op.33-3
ロナルド・スミス(ピアノ)
14.即興曲第1番変イ長調Op.29
アグスティン・アニエヴァス(ピアノ)
15.アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズOp.22
アレクシス・ワイセンベルク(ピアノ)
パリ音楽院管弦楽団、スタニスラフ・スクロヴァチェフスキー指揮

CZS-6885972 2枚組 \1450
エセンシャル・ワーグナー
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット
CD1
「さまよえるオランダ人」
1.序曲
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、エードリアン・ボールト指揮
2.糸紡ぎの合唱「ぶんぶん回れ、糸車よ」(第2幕)
ミュンヘン・バイエルン州立オペラ合唱団、管弦楽団、ロベルト・ヘーガー指揮
3.ゼンタのバラード「海原に真っ赤な帆と黒いマストの船を見かけましたか」
(第1幕)
ジェシー・ノーマン(ソプラノ)、アンブロジアン・オペラ合唱団
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、クラウス・テンシュテット指揮
4.水夫の合唱「見張りをやめろ舵とりよ」(第3幕)
ミュンヘン・バイエルン州立オペラ合唱団、管弦楽団、ロベルト・ヘーガー指揮
「タンホイザー」
5.序曲
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団、マリス・ヤンソンス指揮
6.歌の殿堂のアリア「おごそかな広間よ、ふたたび挨拶を送る」(第2幕)
ジェシー・ノーマン(ソプラノ)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、クラウス・テンシュテット指揮
7.夕星の歌「死の予感のように・・・おお汝、優しい夕星よ」(第3幕)
ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
ベルリン州立オペラ管弦楽団、フランツ・コンヴィチュニー指揮
8.巡礼の合唱「ふるさとよ、また見る野山」(第3幕)
ミュンヘン・バイエルン州立オペラ合唱団、管弦楽団、ロベルト・ヘーガー指揮
「ローエングリン」
9.第1幕への前奏曲
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、エードリアン・ボールト指揮
10.エルザの夢「寂しい日々に神に祈った」(第1幕)
ヒルデガルト・ベーレンス(ソプラノ)
ミュンヘン放送管弦楽団、ペーター・シュナイダー指揮
11.Entweihte Gotter(第2幕)
リタ・ゴール(メゾ・ソプラノ)
パリ・オペラ座管弦楽団、アンドレ・クリュイタンス指揮
12.第3幕への前奏曲
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、クラウス・テンシュテット指揮
13.婚礼の合唱「真心こめてご先導いたします」(第3幕)
ミュンヘン・バイエルン州立オペラ合唱団、管弦楽団、ロベルト・ヘーガー指揮
CD2
1.ローエングリーンの名乗り「はるかな国に」(第3幕)
ニコライ・ゲッダ(テナー)
ミュンヘン・バイエルン州立オペラ管弦楽団、ハインリッヒ・ベンダー指揮
「ラインの黄金」
2.Abendlicht strahlt der Sonne Auge(第4場)
「ワルキューレ」
3.冬の嵐は5月に過ぎ去り(第1幕)
4.あなたこそ春なのです(第1幕)
5.Oh Susseste Wonne! Seligstes Weib!(第1幕)
6.今こそジークフリートと名乗ろう。我こそはジークムント!(第1幕)
チェリル・スチューダー(ソプラノ)(4-6)、
マリアナ・リポヴシェク(メゾ・ソプラノ)(2)、
ライナー・ゴルトベルク(テナー)(3,5、6)、
ジェイムズ・モリス(バス・バリトン)(2)
バイエルン放送交響楽団、ベルナルト・ハイティンク指揮
7.ワルキューレの騎行(第3幕)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、クラウス・テンシュテット指揮
「ジークフリート」
8.Nothung! Nothung! Neidliches Schwert!(第1幕)
ジークフリート・イェルザレム、ペーター・ハーゲ(テナー)
バイエルン放送交響楽団、ベルナルト・ハイティンク指揮
「神々のたそがれ」
9.ジークフリートの葬送行進曲(第3幕)
ロンドン・フィルハーモニア管弦楽団、エードリアン・ボールト指揮
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
10.序曲
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、エードリアン・ボールト指揮
11.優勝の歌「朝はばら色に輝き」(第3幕)
ベン・ヘプナー(テナー)、ベルント・ヴァイクル(バリトン)、
クルト・モル(バス)
チェリル・スチューダー(ソプラノ)、バイエルン州立オペラ合唱団、管弦楽団
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
「トリスタンとイゾルデ」
12.愛の二重唱「降り来よ、愛の夜よ」(第2幕)
ヘルガ・デルネシュ(ソプラノ)、ジョン・ヴィッカース(テナー)
クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ)
ベルリン・フィルハーモニア管弦楽団、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
13.愛の死「優しくかすかな彼のほほえみ」(第3幕)
ヒルデガルト・ベーレンス(ソプラノ)
ミュンヘン放送管弦楽団、ペーター・シュナイダー指揮

<NAXOS> 各1枚 \1000
8.572167
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番&第9番
1-4.交響曲第5番ニ短調「革命」 Op.47
5-9.交響曲第9番変ホ長調 Op.70
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
ヴァシリー・ペトレンコ(指揮)
最近注目の若手指揮者の中でも、とりわけ有望株の一人であるヴァシリー・ペト
レンコ。その活躍は目覚ましく、彼が指揮したチャイコフスキーの「マンフレッ
ド交響曲」(8.570568)は 2009年のグラモフォン・アウォードも受賞、ますます
目が離せない存在となっています。このショスタコーヴィチの交響曲集の第2集
は有名な第5番と第9番のカップリングです。

8.572174
メシアン:ミのための詩・忘れられた捧げもの・ほほえみ
1-4.歌曲集「ミのための詩」(ソプラノと管弦楽版)第1集(感謝の行為/風景/家/
恐怖を抱く)/5-9.同第2集(妻/おまえの声/二人の戦士/首飾り/かなえられた祈
り)/10.忘れられた捧げ物/11.ほほえみ
アンネ・シュヴァネヴィルムス(ソプラノ)…1-9/フランス国立リヨン管弦楽団
/準・メルクル (指揮)
愛と信頼、死および永遠、そして鳥の歌。これらはメシアン(1908-1992)にとっ
て、永遠のテーマです。「忘れられた捧げもの」は彼にとって最初に公表された
管弦楽作品で、「捧げもの」とはキリストの無償の愛。それを忘れてしまい罪
を重ねる人間の姿、忘れないための聖体秘跡、これらが音によって描かれます。
「ミのための詩」はメシアンによる極めてシンボリックな愛の歌。最初の妻ク
レア・デルボスに捧げられた 9つの神秘的なテキストによります。もちろん
「ほほえみ」では随所に鳥の声が聞こえてきます。メシアン入門としても最適
なこの1枚。準・メルクルの紡ぐ柔らかいオーケストラの音色と、硬質な響きを
持つシュヴァネヴィルムスのソプラノは聴き手を陶酔の世界へと連れていきま
す。

8.572191
サラサーテ:ヴァイオリンと管弦楽のための作品集第1集
1.ツィゴイネルワイゼン Op.20/2.スペイン風アリア Op.18(ヴァイオリンと管
弦楽編)/3.ミラマール=ソルツィーコ Op.42(ヴァイオリンと管弦楽編)/4.ペ
テネラス Op.35(ヴァイオリンと管弦楽編)/5.ノクターン・セレナード Op.45
/6.ビバ・セビーリャ Op.38(ヴァイオリンと管弦楽編)/7.「白衣の婦人」に
よる幻想曲 Op.3
楊天堝(ヴァイオリン)
ナバーラ交響楽団/エルネスト・マルティネス=イスキエルド(指揮)
すすり泣くようなヴァイオリンが印象的な「ツィゴイネルワイゼン」で知られる
サラサーテ (1844-1908)。しかし、彼の他の作品は想像以上に知られていない
のが実情です。サラサーテは、 1844年にスペインのパンプローナで生まれまし
た。父は連隊の楽団指導者で、幼いパブロにヴァイオリンを教えましたが、才
能に溢れた息子はすぐに父を追い越し、もっと技術を磨くためにマドリッドに
移ります。彼の早熟な才能は時のスペイン女王イザベラ 2世に認められ、支援
を受けてパリ音楽院に留学し、それ以降は優れたヴァイオリニストとして活躍
することになります。彼の作品のほとんどは、ヴァイオリンと管弦楽のために
書かれ、スペインの民族音楽や舞曲を取り入れた華やかなものとなっています。

8.559304
ラウリセン:合唱作品集
1.ルクス・エテルナより「おお、光よりの光」/ 2-7.マドリガル-イタリア・
ルネッサンスの詩による 6つの「炎の歌」/ 8-11.ライナー・マリア・リルケ
の詩による「ばらの歌」/ 12-16.真冬の歌-ロベルト・グラヴェスの詩による
/17.おお、大いなる神秘
レスリー・デアス(ピアノ)…8-16/エローラ・フェスティバル・シンガーズ/
ノエル・エジソン(指揮)
合唱に携わる人なら、この作曲家の名前に馴染みがあることでしょう。現代ア
メリカで最も素晴らしい合唱作品を書く人として知られるラウリセン(1943-)の
作品集です。「おお、光よりの光」は合唱とオーケストラのための「ルクス・エ
テルナ」からの抜粋。光と暖かさに覆われた美しく静かな音楽です。それに対し
て、マドリガルは「炎の歌」は中世の香りを色濃く身に付けた快活なもの。和声
もリズムも活気に満ちていて、要求されるハーモニーの難易度も非常に高くなっ
ています。リルケの詩によるも「ばらの歌」は洒脱なシャンソンです。そして
ピアノ伴奏を伴う雄大な「真冬の歌」、様々な作曲家たちのクリスマス・ソン
グの集大成ともいえる「おお、大いなる神秘よ」と、どれも歌うことの喜びに
満ちた佳品ばかりです。

8.559603
スティル:交響曲第4番&第5番
1-4.交響曲第5番「西半球」/ 5.オーケストラのための詩曲/6-9.交響曲第4番
「先住民族の」
フォート・スミス交響楽団/ジョン・ジーター(指揮)
アフリカ系アメリカ人作曲家、ウィリアム・グラント・スティル(1895-1978)の
生涯と経歴は、アメリカにおけるサクセス・ストーリーと言えるでしょう。彼は
黒人、インド人、スペイン人、およびアイルランド・スコットランドの血をひく
家系に生まれ、3歳の時に父親と死別、教師だった母親のもとでヴァイオリンを
学びつつも、第1次世界大戦で音楽の勉強を中断せざるを得なくなります。戦争
の後には編曲者、ポップス音楽の演奏家として働きますが、技術的に未熟さを感
じた彼は保守派であるチャドウィックと革新派のヴァレーズから様々な刺激を受
け、以降、独自の音楽性を確立します。ここで聴ける彼の作品は、古典的なフォ
ルムの中にどことなく民族性を感じさせるワイルドなもの。映画音楽にしてもふ
さわしい雄大さと、荒々しい音の奔流が心地よさを誘います。

8.570895
R.シュトラウス:
1-5.家庭交響曲 Op.53 TrV209/6.メタモルフォーゼン TrV290
ワイマール・シュターツカペレ/アントニ・ヴィト(指揮)
自分のプライヴェートまでを音楽にするのか!と眉をひそめる人も多いかも知
れません。この交響曲、確かに書き過ぎちゃっています。のんびり屋で夢見が
ちな夫(R.シュトラウス(1864-1949)自身と思われる)、快活でおしゃべりな妻(パ
ウリーネでしょう)、かわいい子ども、彼らは全て音で表現され、諍いも睦みあ
いも全て克明に描かれています。特に第3楽章での濃厚な夫婦の愛の場面では頬
が赤らんでしまうことでしょう。あまりにも情報量の多いスコアをきちんと再
現するのは本当に困難なのか、あまり実演で取り上げられることもない難曲と
して知られています。対照的に置かれた悲痛なメタモルフォーゼンは戦争で破
壊されたドイツを目の当たりにした晩年の彼の心情を映した作品です。ベート
ーヴェンの「英雄交響曲」の葬送行進曲をモティーフにした鎮魂歌で、バーバ
ーのアダージョに匹敵する美しさです。

8.559370
アイヴズ:祭日交響曲 他
1.アメリカの祭日交響曲より第2楽章「戦没将兵記念日」(J.シンクレア編)/
2.スロッカム将軍(D.G.ポーターによるリアリゼーション)/3.序曲ト短調(D.G.
ポーターによるリアリゼーション)/4.アメリカの祭日交響曲より第3楽章「独
立記念日」(W.シャーリーによるリアリゼーション)/5.イェール対プリンスト
ンのフットボール・ゲーム(J.シンクレアによるリアリゼーション)/6.へ調の
後奏曲(K.シングルトン編)/7.アメリカの祭日交響曲より第4楽章「感謝祭」
(J.エルクス編)2,3…世界初録音
マルメ室内合唱団… 7/マルメ交響楽団/ジェイムス・シンクレア(指揮)
あのストラヴィンスキーも傑作と認めたアイヴズ(1874-1954)の祭日交響曲です。
アイヴズが幼年期から構想を練っていたという、アメリカにおける大切な祝日
のために書かれた音楽は、「ワシントンの誕生日」(この曲のみ 8.559087に収
録)「戦没将兵記念日」「独立記念日」「感謝祭」の 4つの楽章から出来ていま
す。このアルバムでは、それらの楽章にいくつかの別の作品を組み込み、あた
かも別の独立した作品のような一大人間ドラマを作り上げることに成功、アイ
ヴズの観察眼の鋭さと、人間の営みへの大いなる賛歌として、このアルバムの
存在感を高めています。

8.570991
ヨアヒム:ヴァイオリン協奏曲集
1.1楽章のヴァイオリン協奏曲ト短調 Op.3/2-4.ヴァイオリン協奏曲「ハンガ
リー風」 Op.11
キム・スーヤン(ヴァイオリン)
ワイマール・シュターツカペレ
ミヒャエル・ハラース(指揮)
メンデルスゾーンにヴァイオリンを学び、ワイマールでコンサートマスターを
務め、まずリストとワーグナーと親しくなり、その後シューマンやブラームス
を知ってからは一転、リストやワーグナーを批難するという、まさに「我が道
を行った」音楽家ヨーゼフ・ヨアヒム(1831-1907)。現在での彼の名前は、どち
らかというと演奏家としてのみ知られていますが、ここで聴けるような極めて
音楽性の高い作品も書いていたのです。1851年に書かれリストに献呈されたヴァ
イオリン協奏曲はメンデルスゾーンの影響を強く受けていて、要所にみられる
泣かせるメロディがたまりません。 1857年に書かれた Op.11の協奏曲は、長
大な第1楽章と、極めて技巧的で民族的な味わいを持つフィナーレが特徴的。
この演奏困難な作品を 2006年ハノーヴァー国際コンクール優勝者のキムが余裕
で弾ききっています。これはため息ものの1枚です。

8.570977
イザイ:弦楽三重奏曲「シメイ」・2つのヴァイオリンのためのソナタ他
1-3.2つのヴァイオリンのためのソナタイ短調遺作/ 4.弦楽三重奏曲「シメイ」
遺作/ 5-8.無伴奏チェロのためのソナタ Op.28
ヘンニング・クラッゲルード(ヴァイオリン)…1-4/バルド・メンセン(ヴァイ
オリン)…1-3/ラース・アネルス・トムテル(ヴィオラ)…4/オーレ=エイリク
・リー(チェロ)…4-7
イザイ(1858-1931)と言えば、6つの無伴奏ソナタがとりわけ有名ですが、この
ベルギーの作曲家はヴァイオリンの更なる可能性について常に探究を怠ること
はありませんでした。ここで聴ける「2つのヴァイオリンのためのソナタ」での
ぞくぞくするような音楽的緊張感を味わってしまうと、もうイザイの魔力から
逃れることは不可能でしょう。このソナタは 1915年にベルギーのエリザベート
王妃のために書かれていて(彼女はイザイにヴァイオリンを教わっていた)、実
際に演奏されたかはわかりませんが、何ともロマンティックな響きを持ってい
ます。1927年に書かれた弦楽三重奏は、イザイの死後に初演されました。あま
り演奏されることのない秘曲ですが、どことなくドビュッシー風の音も感じら
れる魅力的な作品です。
最近めきめきと頭角を表しているクラッゲルードと彼を取り巻く仲間たちの、
とろけるような名演でどうぞ。


8.557804
タネーエフ:ヴァイオリン・ソナタ&ピアノ作品集
1-4.ヴァイオリン・ソナタイ短調/ 5.主題と変奏ハ短調/ 6.エレジーホ長調
/ 7.スケルツォニ短調…世界初録音/ 8.スケルツォト短調…世界初録音/
9.スケルツォ変ホ短調…世界初録音/ 10.スケルツォハ長調…世界初録音/
11.スケルツォヘ長調…世界初録音/12.前奏曲ヘ長調/ 13.カドリーユ…世界
初録音/14.アンダンティーノ・センプリーチェ/ 15-16.前奏曲とフーガ嬰
ト短調 Op.29/17.10のロマンス Op. 26より第6番「鍾乳石」(ヴァイオリンと
ピアノ編)
イヴァン・ペシュコフ(ヴァイオリン)…1-4,17
オルガ・ソロヴィエヴァ(ピアノ)
偉大なる作曲家タネーエフ(1586-1915)は、実はピアニストとしても有名で、彼
のコンサートは「モスクワ全土のための音楽の祝賀」と称されるほど高く評価
されていました。彼はニコライ・ルビンシテインにピアノを学び、モスクワ音
楽院に入学後はすぐさま最も優れたピアニストとして知られるほどでした。あ
の有名なチャイコスキーのピアノ協奏曲のモスクワ初演もタネーエフが行って
います。しかし、タネーエフがピアノのために書いた作品は驚くほど少なく、
また演奏される機会もほとんどありません。ここに収録された作品もほとんど
が世界初録音というものばかりです。彼の円熟した作曲技法が楽しめるヴァイ
オリン・ソナタも聴きどころのひとつです。

8.559653
ファン・リュー:4つのコーナーのために
1-3.ドラマ・シアター No.2「移動する日陰」/ 4.ドラマ・シアター No.3
「風と共に散る」/5-6.ドラマ・シアター No.4「4つのコーナーのために」/
7.弦楽四重奏曲第1番「3つの緊張」
フューチャー・イン・リヴァース(アンサンブル)/ファン・リュー(指揮)
1976年生まれのファン・リューはアヴァンギャルドな作曲家であると同時に、
指揮者、そして中国国内で広く知られるフォーク&ロック・シンガーでもあり
ます。このアルバムでも極めてユニークな音楽が展開されています。東洋、西
洋の様々な楽器を縦横無尽に駆使し、多彩な音を鳴らしまくる「ドラマ・シア
ター」は、 1998年から構想された 5つの部分からなる大作です。各々の奏者は
楽器をただ演奏するのではなく、歌い、語り、お互いに影響を及ぼさなくては
いけないとされています。しかし、その作品は某教育番組のアニメーションの
バックにでも流したらいいかも。と思ってしまうほどの楽しいものです。各々
の副題は多くのことを示唆しているので、聴き手は想像力を極限まで働かせな
くてはいけません。

8.570497
ティペット:弦楽四重奏曲集第2集
1-5.弦楽四重奏曲第3番(1945-46)/6-7.弦楽四重奏曲第5番(1990-91)
ティペット弦楽四重奏団 (メンバー)
ジョン・ミルズ(第1ヴァイオリン)/ジェレミー・アイザック(第2ヴァイオリン)
マキシン・ムーア(ヴィオラ)/ボツィダール・ヴコティク(チェロ)
同じ団体による第1集(8.570496)をお聴きになった方ならおわかりの通り、この第2
集もすばらしい出来栄えです。ティペット(1905-1998)にほれ込み、団体の名前に
据えてしまうほどの若きイギリスの演奏家たちによるこの第3番と第5番の弦楽四重
奏曲は、どちらもティペットが敬愛していたベートーヴェンの影響が見てとれます。
後年のティペットに見られるような劇的な作風ではなく、ソナタ形式に基づき、要
所要所で対位法を用いた、ある意味古典的なフォルムを用い、そこに現代的な味付
けを施したこれらの曲は 20世紀の室内楽作品の中でも極めて重要な作品として数
えられることでしょう。

8.572213
ヒンデミット:室内楽作品集
1-3.クラリネットとピアノ・トリオのための四重奏曲/ 4-7.クラリネットとピアノ
のためのソナタ/8-10.チェロとピアノのための3つのやさしい小品/ 11-15.クラ
リネット、2つのヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための五重奏曲 Op.30
シュペクトラム・コンチェルト・ベルリン (メンバー)
アンネット・フォン・ヘーン&エリザベス・グラス(ヴァイオリン)
/ヘルトム-ト・ローデ(ヴィオラ)/フランク・ドッジ(チェロ)
ラース・ウーターズ・ファン・デン・オウデンウェイェル(クラリネット)
ヤ=フェイ・チュアング(ピアノ)
作曲家、指揮者、ヴィオラ奏者として知られるヒンデミット(1895-1963)ですが、彼
は他にも、ヴァイオリン、ピアノ、クラリネットなど様々な楽器を易々と演奏でき
る腕の持ち主で、当然彼の書いた器楽曲や室内楽曲は、楽器の構造を存分に知りつ
くした機能的なものとなりました。このアルバムでは主にクラリネットが大活躍す
る作品を収録。シリアスな場面からユーモラスな場面まで縦横無尽にメロディを吹
きまくるクラリネットの妙技には驚く他ありません。オランダの名手オウデンウェ
イェルの深く美しい音色でこの知的な作品をお楽しみください。

8.570948
オアナ:十弦ギターのための作品集
1.ティエント/2-8.日が昇れば…(寺院/愁嘆/マヤ・マーシャ/20のアブリル /ベレ
ニスの髪/4つの風の遊び /オーブ)/9-12.月時計(らんちき騒ぎ/フラメンコ/シル
ヴァ/シャンデリア)
グラハム・アンソニー・デヴァイン(ギター)
モロッコ生まれの作曲家、オアナ(1913-1992)は本来はユダヤ系の血筋を持ちながら
も、父親がジブラルタル(イベリア半島のイギリス領土)出身だったため、イギリス
国籍を取得しました。パリで学び、ドビュッシーとファリャから強く影響を受け、
一時期はローマでカセッラにも学び、少しずつ独自の作風を模索、円熟期には、フ
ラメンコとアフリカの民族音楽、そして中世音楽にも魅了されるなど、様々な風土
の影響を受けた情熱的な作品を多く書いています。ギターの作品も多く書いていて、
どれもスペインの音楽に現代的な味付けを施した熱い曲ばかり。ここでは名主デ
ヴァインの弾く十弦ギターの深い響きを心行くまで堪能することができるでしょう。

8.572298
ミヨー:歌曲集「アリッサ」他
1-8.歌曲集「アリッサ」-アンドレ・ジッドの「狭き門」による組曲 Op.9(ジェロー
ム/ジェロームとアリッサ I /ジェロームとアリッサ II /アリッサの手紙/ジェロ
ームとアリッサ III /アリッサの手紙(断章)/前奏曲(ピアノ・ソロ)/ジェロームと
アリッサ(断章))/9-17.歌曲集「愛は歌う」Op.409…世界初録音 (真の愛/愛してる
/ソネット/彼は書く、女性の美しさについて/以下参照/決して二度となく/夕方/私
の肉体に欠けている多くのもの/すいかずら)/18-25.歌曲集「ユダヤの詩」 Op.34
(歌う看護師/シオンの歌/働く者の歌/憐憫の歌/諦めの歌/恋の歌/鍛冶屋の歌 /哀歌)
キャロル・ファーリー(ソプラノ)/ジョン・コンステイブル(ピアノ)
フランス六人組の中心人物であったミヨー(1892-1974)は、その生涯に数多くの名
曲を生み出しました。このアルバムにはそんなミヨーの最後のスコアであり、かつ
最も興味深い歌曲集「愛の歌」の世界初録音が含まれています。この「愛は歌う」
は様々な詩人たちの愛の主題による言葉を、短くも完結な音楽で紡ぎ出し、微妙な
感情の揺れを見事なまでに音にしています。ジッドの狭き門による連作歌曲「アリ
サ」と、彼が雑誌で見つけたテキストを元にした「ユダヤの詩」もドビュッシーを
思わせる多感な表現が魅力的です。クルト・ワイルなども得意とするファーリーの
豊かな感情が迸る名唱でお楽しみください。

8.572161
メンデルスゾーン& J.S.バッハ:モテット集
1-6.メンデルスゾーン(1809-1847):マニフィカトニ長調/ 7.メンデルスゾーン:弦
楽のためのシンフォニア第12番ト短調より第1楽章「フーガ」/ 8-19.J.S.バッハ
(1685-1750):マニフィカトニ長調/ 20.メンデルスゾーン:アヴェ・マリア
Op.23-2
バーガー・ラッド(テノール)/イェール・ヴォクステット/イェール・コレギウム
・プレイヤーズ/サイモン・キャリントン(指揮)
極めて才能ある 10代の若き音楽家、メンデルスゾーンが宗教曲を書く際、自らの
お手本にしたのは、当時ほとんど忘れ去られてしまっていた J.S.バッハ、および
彼の息子 C.P.E.バッハの作品でした。聖母マリアの賛美の歌である輝かしい「マ
ニフィカトニ長調」は何とメンデルスゾーン 13歳の作品。ホルンなどの使い方は
バロックの様式をそのまま継承し、 J.S.バッハの作品から幾獏かのモティーフを
拝借、ちゃっかり自作の中に忍び込ませているところなど、なかなかのやり手です。
トラック7に置かれた「弦楽のためのシンフォニア」のフーガは、同じ時期に書か
れた彼の全くのオリジナル。半音階を多用したメロディが不可思議な気分を喚起し
ます。1830年に書かれたアヴェ・マリアはすっかりメンデルスゾーンらしさを身に
つけたもの。後の「エリア」に続く壮麗な作品です。

8.572265
甘き欲望にとりつかれ-歌う修道女と淑女たち・寝室に大聖堂からの
1-2.ノートルダムのレパートリー(ペロタン(1180-1225):アレルヤ、われは援助を
与え /ペロタン:すべての国々は見たり)/3-9.作者不詳:女吟遊詩人たち(騎士よ、
私はあなたの元へ /私は若く可愛らしい/忍耐強く、私のだんなさま /もし誰かが
私を見ていたら/黒髪の彼は私を修道院から連れ去ってくれない/誰も私を慰めてく
れない/甘き欲望に取りつかれ)/10-12.ノートルダムのレパートリー(ペロタン:王
たちは座り/作者不詳:クラウズラ「死は」/レオナン(1150-1201):われ汝を遣わし
て孤児とはせず)
ムジカ・フィクタ/ボー・ホルテン(指揮)
女性作曲家、演奏家が注目されはじめたのは 20世紀になってから。それまでは、
よほどの事がない限り、どんなに才能があった女性がいたとしても、その才能は過
小評価され、埋もれてしまったのです。特に中世は教会でも俗世でも男性が中心。
女性が活躍する場はほとんど与えられていませんでした。しかし、ノートルダムの
宗教曲レパートリーにも、吟遊詩人たちの歌の中にも女声にふさわしいものが数多
くありましたし、歌詞の内容も女性たちの切実な願望が隠されているものがたくさ
んあるのです。そうです!女性たちが歌っていなかったはずはありません。通常耳
にする男性の裏声とは違う、切れ味鋭い女声のアンサンブルは、体の芯を心地良く
刺激してくれるでしょう。

8.572317
リュッティ:レクイエム
1.入祭唱/2.主よ、あわれみたまえ/3.聖餐式/4.聖なるかな-祝福あれ/5.神の
子羊/6.聖体拝領唱/7.楽園にて
オリヴィア・ロビンソン(ソプラノ)/エドワード・プライス(バリトン)/バッハ合
唱団/ジェーン・ワッツ(オルガン)/サザン・シンフォニア
デイヴィッド・ヒル(指揮)
スイス生まれの作曲家リュッティ(1949-)のレクイエムです。彼はチューリヒでピ
アノとオルガンを学び、その後イギリスで当地の合唱団を聴き、その高い技術に深
く感動し「彼らのために合唱曲を書こう」と決意しました。それ以来、宗教曲を含
む数多くの合唱曲を発表、それらはイギリスとアメリカの合唱団によって広く愛唱
されています。このレクイエムはソプラノとバリトン独唱、2組の聖歌隊、弦楽合
奏、ハープおよびオルガンのために書かれたもので「残された人の感情をほぐすた
めに、言葉は強い力を持っていない。しかし、音楽ならば、死の後に何が私たちを
待っているのかを存分に説明してくれる」と作曲家が語っています。

8.660224
ルベル&フランクール:歌劇「シルフの王、ゼランドール」他
1-16.シルフの王、ゼランドール(1745)/17-24.「トロフィー」組曲(1745)
ゼランドール…ジャン=ポール・フシェクール(テノール)/ジルフェ…ハイディ・
グラント・マーフィー(ソプラノ)/妖精ズリム…ウィリアム・シャープ(バリトン)
/水の精、風の精…ホン・アヤン(ソプラノ)/オペラ・ラファイエット管弦楽団&
合唱団/ライアン・ブラウン(指揮)…1-16/ハイディ・グラント・マーフィー(ソ
プラノ)/ジャン=ポール・フシェクール(テノール)/オペラ・ラファイエット管
弦楽団&合唱団/ライアン・ブラウン(指揮)…17-24
冒頭の不協和音が有名なバレエ組曲「四大元素」で知られるバロックの大作曲家ル
ベルの長男、フランソワ・ルベル(1701-1775)も優れたヴァイオリン奏者でした。
1715年、彼は友人フランクール(1698-1787)(こちらはヨーゼフ・フランクールの息
子)とともにプラハに行き、そこでフックスのオペラ「忍耐と堅忍」の上演に立ち会
い、刺激を受けました。彼ら 2人はそれからパリに行き、より友好を深め、以降
49年もの長い間、強い友情で結ばれ、その結果いくつものオペラが生み出されたの
です。このオペラは 1745年にベルサイユで上演された楽しいロココ調の牧歌劇で
す。ずっと忘れられていた作品ですが、ラファイエットによるこの素晴らしい演奏
で色鮮やかに蘇りました。フルオーケストラと合唱付きでの演奏は世界初録音とな
ります。

8.504016 4枚組 特価 \3000
ダウランド:リュート音楽集 BOX
8.557586 第1集/8.557862 第2集/8.570449 第3集/8.570284 第4集
演奏:ナイジェル・ノース(リュート)
ジョン・ダウランド(1563-1626)は後期ルネッサンス時代のイギリスの作曲家、リュ
ート奏者です。彼の素朴な旋律美に溢れたリュート音楽は、時を超えて現代の芸術
家たちにも愛されています。ナイジェル・ノースは言わずと知れたダウランドの第1
人者。彼の演奏は、全ての曲から変幻自在の表情を引き出して、私たちに典雅なる
喜びを与えてくれるのです。

8.505225 5枚組 特価 \4000
マックスウェル・デイヴィス:NAXOS弦楽四重奏曲全集 BOX
8.557396 第1番&第2番/8.557397 第3番&第4番/8.557398 第5番&第6番/
8.557399 第7番&第8番/8.557400 第9番&第10番
演奏:マッジーニ四重奏団
現在、スコットランドの北に位置するオークニー諸島で暮らす作曲家マックスウェ
ル・デイヴィス卿(1934-)。彼の作品は確かに難解ではありますが、それはこの世
のありとあらゆるものを自身の作品に取り入れ、肥大化した情報をきちんと整理し
たからに他なりません。この NAXOS弦楽四重奏曲は、ナクソス委嘱作品でもあり、
作曲家のライフワークでもあります。占星術、絵画、世界情勢、彼が触発された
様々な物が投影された独自の音世界は、聴き手に自らの心を向き合う姿勢をも要求
する孤高の世界でもあります。

8.111339
グレート・コンダクター・シリーズ/カラヤン
ベートーヴェン(1770-1827):交響曲第1番&第3番
1-4.交響曲第1番ハ長調 Op.21/5-8.交響曲第3番変ホ長調 Op.55「英雄」
※マーク・オーバート=ソーン復刻
フィルハーモニア管弦楽団/ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
録音:1953年11月21日…1-4
1952年12月1日…5-8 ロンドン、キングスウェイ・ホール
「若き推進力溢れるカラヤン」を楽しみたい人にオススメの 1枚。幾度となくリマ
スターされ、かつ再販される名演で、改めて、こうして聴いてみると「カラヤンっ
て素晴らしい」と素直に感じてしまいます。ベートーヴェンの交響曲を何度も録音
したカラヤンですが、このフィルハーモニア管との演奏には特別な存在感があるの
です。第1番の交響曲の冒頭の計算され尽くした音のバランスを耳にしただけでも、
この演奏に漲る力を感じ取れることでしょう。「英雄」の第1楽章で提示部を繰り
返すことなく、どんどん突き進んでいくところなども若きカラヤンが唯唯諾々と己
の内なる声に従う様が見て取れます。モノラル録音のハンデは一切感じられない
瑞々しい音も魅力です。

8.111342
グレート・コンダクター・シリーズ/ケンペ
ブラームス(1833-1897):ドイツ・レクイエム Op.45
1.幸いなるかな、悲しみを抱くものは/ 2.肉はみな、草のごとく/ 3.主よ、知ら
しめたまえ/ 4.いかに愛すべきかな、なんじのいますところは、万軍の主よ/
5.汝らも今は憂いあり/6.われらここには、とこしえの地なくして/ 7.幸いなる
かな、死人のうち、主にありて死ぬるものは
※マーク・オーバート=ソーン復刻
演奏:ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)…3,6/エリーザベト
・グリュンマー(ソプラノ)…5/聖ヘトヴィク大聖堂合唱団/ベルリン・フィルハ
ーモニー管弦楽団/ルドルフ・ケンペ(指揮)
録音: 1955年6月ベルリン ,イエス・キリスト教会
どちらかというと「辛気臭い」と言われがちなブラームスの名曲「ドイツ・レクイ
エム」の隠れたる名演です。グリュンマーの楚々とした歌声、フィッシャー=ディ
ースカウの張りのある低音。そして何よりケンペらしいゆったりとしたテンポと重
厚な管弦楽の響き。完全無比と崇められるクレンペラー盤に比べても何の遜色もな
いほどの出来なのに、モノラルのせいか、なぜかあまりCD化されることもなかった
演奏(一時期疑似ステレオ盤が出回りました)です。この機会にじっくりとその真価
をお確かめください。


<NAXOS>
クリスマス・タイトル緊急発売!
8.572102
IN TERRA PAX 地に平和を-クリスマス・アンソロジー
1.ホルスト(1874-1934):クリスマスの朝
2.ジュベール(1927-):かくも麗しいバラはない/3.マティア
ス(1934-1992):サー・クリスマス
4.ハウエルズ(1892-1983):ここに小さな扉がある
5.ハウエルズ:穢
れなきバラ/6.フィンジ(1901-56):地に平和を/
7-9.ウォーロック(1894-1930):3つのキャロル/
(ティルリー・ティルロー/バルラロウ/プラタナスの木の下で)
10.レイトン
(1929-1988):キリスト降誕祭の賛歌
11.ラター(1945-):なんて甘い音楽
12.ガードナー(1917):明日は踊りましょう
13.マティアス:ひとりのみどり子が生まれた
14-17.ヴォーン・ウィリアムス(1872-1958):
四季の民謡から「冬」(子どもたちのクリスマスの歌/クリスマスの宴の歌/ベツ
レヘムにて/神の祝福)
演奏:ジュリア・ドイル (ソプラノ)…1.6.8.10/ロデウィック・ウィリアムス
(バリトン)…5.6/マーク・ウィリアムス(オルガン、チェレスタ、ピアノ)/ロ
ンドン市合唱団
ボーンマス交響楽団/ヒラリー・デイヴァン・ウェットン(指揮)
1年で最も大切な祝祭日であるクリスマスのために古来から様々な合唱作品が書
かれてきたのはご存知の通りです。荘厳な祈りから小さな子どもたちの素朴な歌
まで、この神聖な日のために数えきれないほど多くの歌が歌われてきました。イ
ギリスのキャロルは、最初は 13世紀頃にフランスから伝えられた小さな舞曲が
発祥。14世紀から15世紀に100曲あまりが作曲され主に女子修道院で歌われたよ
うです。そんな素朴な歌が、時代を経るに従って複雑な声部を纏い、壮麗な形へ
と発展していくのですが、その根底に流れるのは全て「喜び、感謝」の気持ちで
す。街の喧噪を離れ、一人静かに良き日に思いを馳せるための極上の1枚です。



<Dacapo>
クリスマス・タイトル緊急発売!
8.226058 \1780
シュッツ (1585-1672):クリスマス物語 SWV435/復活の物語 SWV450
1-19.クリスマス物語 SWV435/20-29.復活の物語 SWV450
演奏:福音史家…アダム・リース (テノール)/天使…エルゼ・トルプ(ソプラノ)
/ヘロデ…ヤコプ・ブロッホ・イェスペルセン(バス)…1-19/福音史家…ヨハン
・リンデロート(テノール)…20-29/アルス・ノヴァ・コペンハーゲン/コンサ
ート・コペンハーゲン/ザ・シリウス・ヴィオールズ/ポール・ヒリアー(指揮)
☆このシュッツの「クリスマス物語」(クリスマス・オラトリオとも称される)は
30分程の作品で、バッハの作品のような壮大で輝かしい響きは持っていませんが、
その分、端正で敬虔な祈りの心をストレートに表す素朴な美しさに満ちています。
全体は大きく8つの部分に分かれ、福音史家の語りと天使、羊飼い、博士らの歌
が交互に奏されます。各々の部分は密接に結びつき、驚くほどに繊細な心を伝え
てくれる名作と言えるでしょう。前作、ルカ受難曲(8.226019)で心洗われる演奏
を聴かせてくれたポール・ヒリアーとアルス・ノヴァ・コペンハーゲン。ヴィオ
ラ・ダ・ガンバの名手ヒッレ・パール率いるアンサンブル「ザ・シリウス・ヴィ
オールズ」の参加もこの演奏に華を添えます。



<ARTHAUS>
101387(DVD-Video) 2枚組 \6280
101388(Blu-ray) \5650
※日本語字幕あり
ショスタコーヴィチ(1906-1975):ムツェンスク郡のマクベス夫人 4幕の歌劇
演奏 :ボリス・イズマイロフ…ヴラディーミル・ヴァネーエフ(Br)/カテリーナ
・イズマイロヴァ…ジャンヌ=ミシェル・シャルボネ(S)/ジノーヴィ・イズマ
イロフ…フセヴォロド・グリヴノフ(T)/セルゲイ…セルゲイ・クニャーエフ(T)
/司祭…ジュリアン・ロデスク(Br)/ソネートカ…ナターシャ・ペトリンスキー
(Ms)他
フィレンツェ五月祭管弦楽団&合唱団
ジェームス・コンロン(指揮)
レフ・ドディン(演出)/ディヴィッド・ボロフスキ(装置・衣装)
2008年フィレンツェ五月祭劇場ライヴ収録/収録時間 :170分
字幕:露・英・独・仏・伊・西・日
不幸な結婚生活を理由にして、女性の本能のままに生きるカテリーナ。彼女は、
あのマクベス夫人のように極悪非道の犯罪に手を染めることすらも厭いません。
ニコライ・レスコフの小説では、カテリーナはまるで怪物のように描写されてい
ますが、ショスタコーヴィチはそこにロシアの人民の意志派運動の象徴を見出し
ました。しかしながらこのオペラを見たスターリンが激怒。 20年以上も上演禁
止になってしまったのはご存知の通りです。エロスと風刺に満ち溢れた作品では
ありますが、この上演ではあまり強烈な演出は行っておりません。あの有名な
第1幕第3場の夜這いのシーンでも、観客席から見えるのは、揺れ動く電灯のみ。
全ては見る人の想像力にかかっていると言えるでしょう。あくまでも普通のおば
さん然としたシャルボネが要所要所に見せる愛くるしい仕草と女らしさには、
ついついぐっと来てしまうこと間違いありません。また、低音唸るオーケストラ
の響きにも注目。これがイタリアのオーケストラの底力なのでしょうか。全曲息
つく間もなく見終えてしまうことでしょう。

101377(DVD-Video) \5650
101378(Blu-ray) \5650
※日本語字幕あり
※世界初!4幕ヴァージョン収録!
プッチーニ(1813-1901):エドガール
演奏 :エドガール…ホセ・クーラ(T)/フィデーリア…アマリッリ・ニッツァ(S)
/ティグラーナ…ユリア・ゲルセワ(Ms)/フランク…マルコ・ヴラトーニャ(Br)
/グァルティエーロ…カルロ・チーニ(B)
トリノ王立劇場管弦楽団&合唱団 他
ヨラム・デヴィッド(指揮)
ロレンツォ・マリアーニ(演出)
マウリツィオ・バロ(舞台装置・衣装)/クリスティアン・ピノー(照明)
2008年、トリノ王立歌劇場ライヴ収録/収録時間 :157分
字幕:英・独・仏・西・伊・日
プッチーニの第2作目にあたるこのオペラ「エドガール」は、フランスの詩人ミュ
ッセの「杯と唇」という詩劇を基に F.フォンターナが台本を書き、1884年から
4年かけて作曲。その翌年4月21日にミラノ・スカラ座で初演されましたが、すぐ
に改訂され、 92年にフェラーラで改訂版が演奏されています。こちらの版は細々
ながら演奏されていましたが、初稿版はほぼ120年の間失われていました。
今回、作曲家の孫娘であるシモネッタ・プッチーニの協力を得て、アメリカの
プッチーニ研究家、リンダ.B.フェアタイルがオリジナル・スコアから 40分ほど
の終幕を再構築。当初の形である4幕版に戻して演奏しています。純粋な女性と
強情な女性、殺人と偽の死、多少散漫な粗筋ではありますが、劇的効果と美しい
メロディに横溢したこの作品。なんと言っても世紀のロブスト・テノール、ホセ
・クーラの名唱なしでは成立いたしません。

101481(DVD-Video) \3480
ブルックナー(1824-1896):交響曲第7番ホ長調
演奏 :フランツ・ウェルザー=メスト(指揮)/クリーヴランド管弦楽団
2008年9月セヴェランス・ホールライヴ収録
1918年に設立されたクリーヴランド管弦楽団は今やアメリカのみならず、世界で
もTOPランクのオーケストラとして知られます。ジョージ・セルが鍛え上げ、マ
ゼールによって人気を高め、ドホナーニによって響きを練り上げられたこのオー
ケストラ。現在はこのウェルザー=メストが新たな魅力を開花させています。こ
のブルックナーは、世界で最も美しく、また音響的にも優れているといわれる
ホールの一つであるセヴェランス・ホールでの演奏です。冒頭の美し過ぎる響き
を聴いただけで、これがどれほどまでに素晴らしい演奏なのかを瞬時に判断でき
るに違いありません。ボーナス映像では、ウェルザー=メストが英語とドイツ語
でブルックナーに寄せる思いを熱く語っています。

101380(DVD-Video) \5650
アダン(1803-1856):ジゼル
演奏 :ジゼル…アナ・ラグーナ
アルブレヒト・・・リュック・ボウイ
ヒラリオン・・・イヴァン・オウズリー
バチルダ・・・ヴァネッサ・マッキントッシュ
ミルタ・・・レーナ・ヴェネグレン
リチャード・ボニング(指揮)
モンテ・カルロ国立歌劇場管弦楽団
1987年スタジオ収録/収録時間 :89分
王子アルブレヒトに裏切られた村娘ジゼルは、亡霊となって愛する人を苦しめる
・・・そんな悲恋物語も、解釈が変わればこのような不思議で悪夢のようなお話
に変わってしまいます。拘束されて暴れるジゼル、精神に異常をきたして錯乱す
るジゼル、このお話に夢を求める人にはこのスウェーデンの鬼才ダンサー&振付
師マッツ・エックの解釈は受け入れがたいものでしょう。しかし注意深く見てい
ると、やはり全ての根底にあるのは愛。物語の最後で無垢のままに横たわるアル
ブレヒトに誰しもが深い憐憫の情を抱かずにはおれないでしょう。ジゼルを踊る
アナ・ラグーナ(マッツ・エック夫人)のパワフルな身体能力に圧倒されつつ、
この奇妙な物語にのめり込んでください。

101352(Blu-ray) \5650
※日本語字幕あり
R.ワーグナー(1813-1883):歌劇「タンホイザー」
演奏 :タンホイザー…ロバート・ギャンビル(T)/エリーザベト…カミラ・ニュ
ルンド(S)/ヴェーヌス…ヴァルトラウト・マイヤー(S)/ヴォルフラム・フォン
・エッシェンバッハ…ローマン・トレーケル(Br)/領主ヘルマン…スティーヴン
・ミリング(B)/ヴァルター…マルセル・レイヤン(T)
ベルリン・ドイツ交響楽団
フィリップ・ジョルダン(指揮)
演出…ニコラス・レーンホフ/装置…ライムンド・バウアー/照明…ドゥアン・
シューラー
2008年バーデンバーデン祝祭劇場ライヴ収録/収録時間 :263分(オペラ 205分+
ドキュメンタリー 58分)
字幕:英・独・仏・西・伊・日
ヴェーヌスの愛欲に溺れた主人公タンホイザーと、彼を愛する純潔なる乙女エリ
ーザベト、彼女をひっそりと見守るタンホイザーの親友ヴォルフラム。中世のミ
ンネゼンガー(愛を歌う者)たちの歌合戦を軸に、聖と俗の重なり合った世界にお
ける彼らの綾なす心を描き出すワーグナーの力作。タンホイザーを演じる実力派
ギャンビルの演技は心憎いばかりに軟弱で、こちらも芸達者トレーケル扮する
ヴォルフラムの気高さと見事なまでに相反。名演出家レーンホフによるシンプル
かつ練られた演出は、ユーモラスでありながらも、人間の心理のひだをくまなく
掬い上げた納得の行くもの。パリ(ウィーン)版の演奏。バッカナールの不気味な
場面も見ものです。収録されたドキュメンタリーも秀逸で、オペラ「タンホイザ
ー」の全てが理解できることでしょう。

101374(Blu-ray) 4枚組 \9680
ワイマール国民劇場 R.ワーグナー:ニーベルングの指環 Blu-ray Disc BOX
前夜劇「ラインの黄金」(101354)/第1夜「ワルキューレ」(101356)/第2夜「ジ
ークフリート」(101358)/第3夜「神々の黄昏」(101360)

<TESTAMENT>
SBT4 1432 4枚組 \7400
1955年、バイロイトの《指環》第2サイクル 第2弾!
ワーグナー:楽劇《ワルキューレ》(全曲)
ワーグナー:歌劇《タンホイザー》(抜粋)
序曲/ヴェヌスベルクの音楽(バッカナール)/
死の予感のごとく夕闇が地をおおい-
ああ,わがやさしさの夕星よ(夕星の歌)/
私は竪琴の音を聞いたが,何と悲しい響きであろう
UK版
日本語解説付き(対訳は付きません)
マルタ・メードル(S)・・・・・ブリュンヒルデ
アストリッド・ヴァルナイ(S)・・・・・ジークリンデ
ハンス・ホッター(Br)・・・・ヴォータン
ラモン・ヴィナイ(T)・・・ジークムント
ヨーゼフ・グラインドル(Bs)・・・・フンディング
ゲオルギーネ・フォン・ミリンコヴィチ(A)・・・・フリッカ、他
・・・・・・・・
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(B)・・・・ヴォルフラム
ヴォルフラム・ヴィントガッセン(T)・・・・・タンホイザー
バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団
指揮:ヨーゼフ・カイルベルト
録音:1955年8月11日 (ワルキューレ)
1955年7月31日&8月2日(タンホイザー) 
バイロイト 祝祭劇場
史上初の《リング》ステレオ録音が録音から50年の年月を経て2006年に発売さ
れるやいなや、世界の媒体で驚愕と共に紹介され、《ジークフリート》はグラ
モフォン・アワード(Historic Archive部門)を受賞、日本では《神々のたそが
れ》がレコード・アカデミー賞(オペラ部門&銅賞)を受賞するなど、各国で権
威ある賞を総なめにしたカイルベルトのバイロイト/リング録音。 当時まだ40
代だったヴィントガッセン、ホッター、30代のヴァルナイ等の往年の名歌手の
全盛時代の歌唱を堪能できるだけでなく、ワーグナー指揮者として一世を風靡
したカイルベルトの引き締まった指揮ぶりも大きな魅力です。そして、何より、
そのパフォーマンスをクリアに、ダイナミックに、まるで最新録音であるかの
ような錯覚に陥るほどの優秀な録音で記録したことが何よりの驚きでした。こ
のバイロイト録音の続編として第2キャストによる録音が残されており、3月に
リリースした《神々のたそがれ》に引き続き、今回《ワルキューレ》の第2キャ
ストによる発売が実現します。マルタ・メードルによるブリュンヒルデ、ヴァ
ルナイによるジークリンデをどうぞお聴きのがしなく!第2キャストによる
《指環》リリースはこの2作のみで終了となります。
同じ年にバイロイトで上演された《タンホイザー》の抜粋がカップリングされ、
フィッシャー=ティースカウとヴィントガッセンの朗々たる歌唱が聴かれるこ
とも魅力のひとつです。




<Fone>
FONE 060SA(SACD-Hybrid) \2550
ベートーヴェン:
1.ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調Op.47《クロイツェル》
2. 同 第5番ヘ長調Op.23《春》"
UPC未着 後送します
サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)
ジョルジア・トマッシ(ピアノ) 
イタリア最高のヴァイオリニストの一人で、近年はヴィオラや指揮も手がける巨
匠アッカルド。現在、円熟期の真っ只中にある彼が、名ピアニストのトマッシと
共に、ベートーヴェンの《春》と《クロイツェル》という2大人気ソナタに取り
組んだファン垂涎の1枚。通常は《春》、《クロイツェル》の順で演奏されるこ
とが多いところ、アッカルドはあえて逆の演奏順にしているのも要注目。美しく
澄んだ音色と歌い回しで知られる彼が、音楽の中でもっとも大切してきたことが
メッセージとして込められた珠玉の1枚です。

FONE 066SA(SACD-Hybrid) \2550
1.ジェミニアーニ:合奏協奏曲《ラ・フォリア》
2.ペルゴレージ:ヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲
3.ヴィヴァルディ:協奏曲ト短調RV.531
4.同:ヴァイオリン協奏曲ニ長調《グロッソ・モグール》RV.208
5.ドゥランテ:協奏曲第8番イ長調《錯乱》"
イ・ムジチ合奏団
オペラ・ブッファの様式を完成し、古典派音楽の扉を開きながら、26歳という若
さで夭逝してしまったイタリアの巨匠ペルゴレージは、モーツァルトと並ぶほど
の類まれな才能の持ち主だったと言われています。名門イ・ムジチ合奏団による
当盤は、2010年に生誕300周年を迎える彼を記念して、彼を始め、ヴィヴァルディ
やジェミニアーニなどが活躍した、華やかな時代の傑作協奏曲を集めて振り返
る、企画性の高い1枚です。




<MD+G>
90415936(SACD-Hybrid) \2950
シェーンベルク:ピアノ・ソロ作品全集
1.3つのピアノ曲Op.11
2.6つのピアノ小品Op.19
3.3つのピアノ曲(1894)
4.5つのピアノ曲Op.23
5.ピアノ曲Op.33a
6. 同   Op.33b
7.ピアノ組曲Op.25
ハーディ・リットナー(1870年製シュトライヒャー・ピアノ:1-3、1901年製スタ
インウェイ・ピアノ:4-7)
録音:2009年4月17-18、20日 マリエンミュンスター修道院
新録音
ブラームスが生きていた時代のヒストリカル・ピアノを使った録音プロジェクト
が好評を博した1981年生まれの俊英ハーディ・リットナーが、今回も同じコンセ
プトで、シェーンベルクのピアノ・ソロ作品全集をお届けします。使用楽器は、
1871年製のシュトライヒャー・ピアノ(ウィーンのピアノ収集家&修復家ゲルト
・ヘッヒャーの個人コレクション)と、1901年製スタインウェイ・ピアノ。前衛
音楽の旗手とみなされるシェーンベルクですが、育ったのは後期ロマン派の古き
よき時代だったことを改めて思い知らされる、示唆と機知にあふれた1枚です。

94715956(SACD-Hybrid) \2950
プーランク:世俗合唱作品集
1.フランスの歌(1945-46)
2.酒の歌(1922)
3.7つの歌(1936)
4.小さな声(1936)
5.雪の夜(1944)
6.人間の顔(1945)
北ドイツ・フィギュラル合唱団 指揮:イェルク・ストラーデ
録音:2008年8月30日、2009年3月20-21日、6月27日
マリエンミュンスター修道院 新録音
20世紀前半のフランスで活躍した「6人組」の一人で、「ガキ大将と聖職者が同
居している」と評されたプーランクの魅力が、最良の形で発揮された世俗声楽曲
集。プーランク演奏のスペシャリストで、当盤がMDGデビューとなるイェルク・
ストラーデ率いる北ドイツ・フィギュラル合唱団が、それぞれの作品に深い共感
と愛情を寄せながら、精密でしなやかな美しいハーモニーを歌い上げます。

34115922 \2080
W.F.バッハ:鍵盤作品集
1.12のポロネーズF.12
2.幻想曲ニ短調F.19
3.ソナタ変ホ長調F.5
ジークベルト・ランペ(チェンバロ:1、2、タンジェントピアノ:3)
録音:2009年7月5日 マリエンミュンスター修道院
新録音
モーツァルトの鍵盤作品全集で知られる鬼才ジークベルト・ランペですが、当盤
で挑むのは、「音楽の父」J.S.バッハの長男で、対位法の巨匠として活躍した
ヴィルヘルム・フリードマンが残した3つの作品。2010年に「生誕300周年」を迎
える彼を記念して企画された当盤では、チェンバロや珍しいタンジェントピアノ
(タンジェントと呼ばれる木片を鍵で突き上げて弦と衝突させて音を出す楽器)を
駆使して、オルガン即興演奏の名手だったと言われる彼の作品にふさわしく、随
所に新しい趣向を凝らしているのも聴きどころです。

31715912 \2080
ノヴォヴィエイスキ:ソロ・オルガン協奏曲集Vol.1
1.大聖堂への入場Op.8‐3
2.オルガン協奏曲Op.56‐1
3.オルガン小品集Op.9
4.オルガン協奏曲Op.56‐2
ルドルフ・イニング(ザウアー・オルガン)
録音:2009年1月26-27日 ブレーメン大聖堂
新録音
ポーランドの作曲家フェリクス・ノヴォヴィエイスキのオルガン交響曲の録音
で、華々しい成功を収めたルドルフ・イニングが、同様に様々な革新に満ちたソ
ロ・オルガン協奏曲の録音プロジェクトをスタートしました。歴史的にも貴重な
ブレーメン大聖堂のザウアー・オルガンを用いた壮麗な演奏の数々を、たっぷり
お楽しみください。

60315902 \2080
J.シュトラウスII世:ワルツ編曲集
シェーンベルク、ウェーベルン、ベルクらによるワルツ編曲集
1.ワルツ《酒・女・歌》Op.333(1921:ベルク編)
2. 同 《宝のワルツ》Op.418(1921:ヴェーベルン編)
3. 同 《南国のばら》Op.388(1921:シェーンベルク編)
4.入江のワルツOp.411(1921:シェーンベルク編)
5.皇帝円舞曲Op.437(1924:シェーンベルク編)
6.ポルカ《観光列車》Op.281(2007:M.トロヤーン編)
7.ワルツ《ウィーンの森の物語》Op.325(2007:M.トロヤーン編)
8.トリッチ・トラッチ・ポルカOp.214(2004:H=P.ドット編)
トーマス・クリスティアン・アンサンブル
録音:2009年1月18-21日 バイエル・カルチャーハウス、
レヴァークーゼン 新録音
"悦楽に満ちたJ・シュトラウスのワルツを、シェーンベルク、ベルク、ヴェー
ベルンという新ウィーン楽派の3巨匠が、世紀末の香り漂う室内楽に編曲。1921
年に行われたこれらの編曲は、借金を抱えて存続が難しくなっていた室内楽グル
ープを救うために、ベルク、シェーンベルク、ヴェーベルンらが行ったもので、
初演時から大成功を収めました。結局、そのグループは解散する羽目になってし
まいましたが、一連の珠玉の編曲は、現在も極上のサロン音楽として、多くの
人々に愛されています。M.トロヤーンとH=P.ドットが、最近発表したばかりの
3つの新編曲の初録音も収録した、ヴァラエティあふれる8曲を、ウィーンの実力
派トーマス・クリスティアン・アンサンブルの演奏でお届けします。




<BR KLASSIK>
バイエルン放送交響楽団 60周年記念 BOX 緊急発売!
2009年の秋、創立 60周年を迎えたバイエルン放送交響楽団。この機会にこれま
での首席指揮者たち(プラス1)の貴重な録音を7枚組のBOXにまとめました。この
オーケストラの歴史の変遷を音で綴る興味深い BOXです。
本来は、ドイツのファンのために新聞社が「ドイツ国内限定販売」として企画し
たものですが、今年の来日公演の成功を喜んだオーケストラが、日本のために
特別に再プレスをすることが緊急決定!今回、完全数量限定で日本のファンの方
へお届けすることが可能になったという逸品でございます。
(注文生産のため、発注数が確保できない場合があるかもしれませんので、お早
めにご注文下さい)

900708 7枚組 \8500
(1)フルトヴェングラー :交響曲第2番ホ短調(2枚組)1954年録音
演奏 :オイゲン・ヨッフム(指揮)
1949年から 1960年までこのオーケストラの首席指揮者を務めた巨匠。彼はブル
ックナーの権威であり、国際ブルックナー協会の会長もつとめましたが、一方当
時の「現代音楽」にも積極的に挑戦(例えばオルフのカルミナ・ブラーナなど)し
たことでも知られます。このフルトヴェングラーの作品も、親密な友情の証とし
て録音されたものでしょう。ともすると冗長になりがちな作品をぴりりと引き締
めているのはさすがです。
(2)ブルックナー :交響曲第8番ハ短調 1977年5月ライヴ録音
演奏 :ラファエル・クーベリック(指揮)
☆チェコの名指揮者、クーベリックがバイエルン放送響の首席指揮者を務めたの
は1961年から1979年まで。1965年と1975年には 2回の来日公演を果たし、その初
来日の最初のプログラムが、このブルックナーの8番というのですから、彼にお
けるブルックナーの存在は並大抵のものではなかったはずです。彼はマーラーと
同じく、ブルックナーも非常に得意としていて、バイエルン放送響とも全曲録音
の予定があったそうですが、結局は実現することはありませんでした。この1977
年の第8番は初の正規盤リリースとなります。スタジオ録音ではどちらかという
と温和な表情を見せていたクーベリックですが、ライヴになるとこれが一変。
実に熱い音楽を聴かせることで定評がありますが、このブルックナーもそんな
伝説的名演の一つと言えるでしょう。
(3)リムスキー・コルサコフ :ロシアの謝肉祭
フランク :交響曲ニ短調 1980年2月8日ライヴ
演奏 :キリル・コンドラシン(指揮)
この日のプログラムの前半、アルゲリッチとのチャイコフスキーはCD化されて
いるのに、なぜかこちらはずっとLPのまま。ということで、ファンをやきもきさ
せていた伝説のフランクがついに登場しました!クーベリックの後任として1982
年から首席指揮者として就任が決まっていたコンドラシンですが、その前年の
1981年に急逝し、このコンビによる演奏は以降永遠に聴く機会がなくなってしま
ったのです。そんな中残された貴重なこのライヴ。彼が就任していたとしたら、
このオーケストラの音色がどのように変わっていったのかを想像するだけでも、
この演奏を聴く価値があるのではないでしょうか。
(4)エルガー :エニグマ変奏曲 1983年録音
R・ヴォーン・ウィリアムズ :交響曲第6番 1987年録音
演奏 :サー・コリン・デイヴィス(指揮)
コンドラシンの急逝に伴って、1983年にオーケストラが新たに首席として迎えた
のは、当時56歳のイギリスの指揮者コリン・デイヴィスでした。彼はモーツァル
トとベルリオーズのオーソリティでもあった彼は、古典派の音楽解釈を徹底的
に練り上げ、また自国のイギリス音楽も積極的に演奏させることで、9年間の在
任中にレパートリーを格段に増やしたことが高く評価されています。ここでは
1983年録音の「エニグマ」と 1987年のヴォーン・ウィリアムズの交響曲第6番を
収録。93年のエニグマは良く知られていますが、こちらは就任当時の若々しいも
の。はちきれんばかりの意欲がテーマからも伝わってきます。
(5)ストラヴィンスキー:春の祭典 1999年6月録音
ストラヴィンスキー:「火の鳥」組曲 1998年4月録音
演奏 :ロリン・マゼール(指揮)
1993年から 2002年まで4人目の首席指揮者として活躍したのが、おなじみロリン
・マゼールです。就任当時は古巣のピッツバーク響と兼任していましたが、1996
年からはこのオーケストラに専心し、ベートーヴェン、ブラームス、ブルックナ
ー、シューベルト、マーラーなどで素晴らしい成果を上げました。ストラヴィン
スキーの「火の鳥」は彼が最も得意とするレパートリーの一つで、2000年の来日
公演では初日の演目にもしっかり入っていたことも記憶に新しいのではないで
しょうか。マゼールの独特な解釈は好き嫌いが分かれましょうが、やはり「天
才」と呼ばれるにふさわしい風格を有していることは間違いありません。
(6)R.シュトラウス :「ばらの騎士」組曲
R.シュトラウス :ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら
R.シュトラウス :4つの最後の歌…アニヤ・ハルテロス(S)
演奏 :マリス・ヤンソンス(指揮)
2003年から首席指揮者を務めるマリス・ヤンソンス。彼の活躍ぶりも留まるとこ
ろを知りません。ここでは彼が得意とする R.シュトラウスを3曲収録。「R.シュ
トラウスの音楽は私の人生と共にあり、深く何度も繰り返し触れ合っている」と
彼自身が語るだけあって、オーケストラの持ち味をよく生かした見事な演奏が展
開されています。ソプラノのアニヤ・ハルテロスは近年注目を集めているギリ
シャの新進ソプラノ。彼女はこの曲を大切なレパートリーとしているようで、
すでにファビオ・ルイージ/シュターツカペレ・ドレスデンとの盤もリリース
されているので聴き比べも楽しいかもしれません。

●BR KLASSIK 通常新譜
403571900900 2枚組 \2080
マタイ受難曲について ヴィーラント・シュミットの語りと音楽で綴るイエスの
物語(ドイツ語)
演奏 :クリスティアン・ブルックナー(語り)他/レネッケ・ライテン(S)/ヴィ
ルケ・テ・ブルメルストレーテ(Ms)/スティーヴ・デイヴィッドスリム(T)/
ヨルック・フェリックス・スペール(B)/マクシミリアン・シュミット(T…福音
史家 )/デトレフ・ロート(Br…イエス)/バイエルン放送交響楽団&合唱団/
ペーター・ダイクストラ(指揮)
マタイ受難曲とキリスト教の関わりについて、曲を聴きながら解説を加えていく
という企画CD。ナレーションもリブレットも全てドイツ語です。随所に挟まれる
音を聴けば聴くほど、全曲リリースの期待が高まること間違いなし。

<VILLAGE AGAIN>
VIA 0075 \2310
YOUR STORY
中村 健佐(Sax)
国内盤仕様
手売りCDの総セールスは5万枚を超えるというストリート・ミュージシャン
Your Story、Reflection、Feel like Dreaming、Evolution、Cosmos 秋桜、
Lily、Why Goodbye、Nostalgia、Natsu no Hana、Moment
これまでもTV、FMなどでもとりあげられ、問い合わせも多かったニュー・アルバ
ムが遂に全国で発売です!アダルトでメロディアスなサウンド!和製KENNY G(そ
してもっと日本的なワビ、サビも盛り込んだ)といえるサウンドは永く広がって
いきます!収録曲の中には山口百恵で知られる”コスモス”も収録!そしてオリ
ータ・アダムスのカバーであるTR-4も素晴らしい出来に!




<ディスク クラシカ ジャパン>
DCJA-21013 \2500
バロック&バルレッタ
生水敬一朗(バンドネオン)
前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.553 J.S.バッハ
G線上のアリア J.S.バッハ
サラバンド G.F.ヘンデル
アリアと変奏「ラ・フレスコバルダ」G.フレスコバルディ
バレットという名のアリア G.フレスコバルディ
ルナ 1、2 A.バルレッタ
アドロゲの夜明け、グラツィア・プレナ、アドロゲの人、パリの人、
ティグレの三角州にて、チェック・メイト
(以上バンドネオン独奏のための25の室内楽風タンゴより)
A.バルレッタ
シャコンヌ へ短調 J.パッヘルベル
トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565 J.S.バッハ
録音:2009年7月18,19 日 相模湖交流センター多目的ホール 
収録時間:約66分
世界で唯一、バンドネオンによるクラシック音楽演奏に生涯を捧げた巨人アレハ
ンドロ・バルレッタ。その薫陶を受けた日本人奏者デビュー!!
日本でただ一人、タンゴを弾かない、クラシック音楽バンドネオン奏者、生水
敬一朗デビュー。本邦初、バンドネオンによるクラシック・全曲ソロ・アルバ
ム。



<Brilliant Classics>
BRL 8924 5枚組 \2550
ヒストリカル・ロシアン・アーカイブ シリーズ
スヴャトスラフ・クヌシェヴィツキー(Vc)名演奏集
ハチャトゥリアン:チェロ協奏曲
アレキサンドル・ガウク指揮、ソビエト国立交響楽団
サン・サーンス:チェロ協奏曲
チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲
アレキサンドル・ガウク指揮、モスクワ放送管弦楽団
ハイドン:
2つのフルートとチェロのための三重奏曲(ロンドントリオ)第1番-第4番
グリゴリ・マダトフ、ニコライ・ハルコフスキー(Flu)
ダーヴィト・ポッパー(1843-1913):チェロ協奏曲
アレキサンドル・ガウク指揮、モスクワ交響楽団
ラフマニノフ:チェロソナタ
レフ・オボーリン(pf)
フンメル:七重奏曲Op.74
Vladimir Shraibman(pf)グリゴリ・マダトフ(Flu)ニコライ・メシュコフ(Obe)
ヤコフ・シャピロ(Hrn)ミハイル・テリアン(Vla)ウラジミール・ホメンコ(DB)
ボロディン:弦楽六重奏曲ニ短調
グラズノフ:弦楽五重奏曲Op.39
ルドルフ・バルシャイ(Vla)ボリショイ劇場四重奏団
ミャスコフスキー:チェロソナタ第1番
グリーグ:チェロソナタOp.36より
ブラームス:チェロソナタ第1番より
レフ・オボーリン(pf)
シューマン:ピアノ三重奏曲
ダヴィッド・オイストラフ(Vln)アレクサンドル・ゴリデンウェイセル(pf)
ハバジャニアン:ピアノ三重奏曲嬰へ短調
ダヴィッド・オイストラフ(Vln)アルノ・ババジャニアン(pf)

BRL 9008 \540
バルトーク:ピアノ協奏曲第3番
ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
クララ・ヴュルツ(pf)
オドール・クチャル指揮、ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団

BRL 9102 \540
シェーンベルク:交響詩「ペレアスとメリザンド」
ワーグナー:ジークフリート牧歌
クリスティアン・ティーレマン指揮
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団

BRL 9135 \540
アイヴズ:ピアノソナタ集
ピアノソナタ第1番、第2番「マサチューセッツ州コンコード 1840-1860」
ルネ・エクハルト(pf)

BRL 9136 \540
Chaconnes ギターによるシャコンヌ集
J.S.バッハ:シャコンヌBWV.1004、ソナタBWV.1033、プレリュードBWV.933、
テレマン原曲による協奏曲BWV.985
J.C.F.バッハ:プレリュード
F.クープラン:神秘のバリケード
C.P.E.バッハ:アタージョ
ヘンデル:シャコンヌHWV.435(全曲エンノ・フォールホルスト編曲による)
エンノ・フォールホルスト(Guitar)

BRL 9142 \540
ドヴォルザーク:セレナードOp.44(室内楽版)
ハイドン:協奏交響曲 変ロ長調 Hob.I:105(室内楽版)
モルデチャイ・レヒトマン編曲による室内楽版
アマティ・アンサンブル

BRL 9154 \540
ブルーノ・ワルター:歌曲全集
スザンヌ・ウィンター(Sop)クリスティアン・ヒルツ(Br)
カティア・ブスカルー(pf)

BRL 93719 \540
マーラー:交響曲第5番
ルドルフ・バルシャイ指揮
ユンゲ・ドイチェ・フィルハーモニー管弦楽団

BRL 93784 4枚組 \2050
ボッケリーニ:チェロソナタ全曲
ルイジ・プクセドゥ(Vc)
I VIRTUOSI DELLA ROTONDA

BRL 93804 \540
ヴィヴァルディ:リコーダー協奏曲集
RV.444、439、98、105、442、441、443
エリック・ボスグラーフ(リコーダー)コルデヴェント

BRL 93936 13枚組 \5780
ブラームス:歌曲、二重唱曲全集
Disc.1 ジプシーの歌Op.103、他
クリスティアン・エルスナー(Ten)ブルクハルト・ケーリング
Disc.2 WoO.33、他
シモーネ・ノルト(Sop)クリスティアン・エルスナー(Ten)
ゲロルト・フーバー(pf)
Disc.3 5つのオフェリアの歌WoO.22、他
インゲボルグ・ダンツ(Alt)ヘルムート・ドイチュ(pf)
ローランド・グラッスル(Vla)
Disc.4 4つの厳粛な歌Op.121、他
ミヒャエル・ヴォレ(Br)カール・ペーター・カンマーレンダー(pf)
Disc.5 Op.69、Op.7、WoO.21、他
ステファニー・イラーニ(MSop)ヘルムート・ドイチュ(pf)
Disc.6 Op.28、WoO.33より
ステファニー・イラーニ(MSop)ミヒャエル・ヴォレ(Br)
ヘルムート・ドイチュ(pf)
Disc.7 Op.20、Op.61、Op.66、Op.84、他
レティツィア・シェレール(Sop)フランツィスカ・ゴットヴァルト(Alt)フ
ェレンツ・ボーグナー(pf)
Disc.8 マゲローネのロマンスOp.33
ミヒャエル・ヴォレ(Br)ヘルムート・ヴォレ(ナレーター)
エイドリアン・バイナウ(pf)
Disc.9 ロベルト・モルヴァイ(Ten)アンドレアス・ルセヴィチ(pf)
Disc.10 レネケ・ルイテン(MSop)ハンス・アドルフセン(pf)
Disc.11 28のドイツ民謡集WoO.32
ロベルト・モルヴァイ(Ten)アンドレアス・ルセヴィチ(pf)
Disc.12 子供の民謡WoO.31、Op.58、他
アントニア・ブルヴェ(Sop)レベッカ・シュテール(MSop)
ダニエル・サンズ(Ten)トビアス・ハルトリープ(pf)
Disc.13 マイケル・ナギー(Br)ヘルムート・ドイチュ(pf)
ブックレットはCDROMで収録

BRL 93940 \540
テレマン:バスのためのカンタータ集
序曲TWV55:21、Die Gnadenthure steht dir offen TWV1:339(世界初録音)、
ミリヴァイスTWV21:24、Herr, erhore meine Stimme TWV1:738(世界初録音)、
水の音楽より、Deutschland grunt und bluht in Friede TWV12:1、
Ach Herr,Iehr uns bedenken wohl TWV1:24(世界初録音)
クリスティアン・ヒルツ(Bs)アンサンブル・コルディア

BRL 93971 3枚組 \1550
R.コルサコフ:歌曲全集
ナタリア・ゲラシモバ(Sop)ウラジーミル・スカナヴィ(pf
)Marina Choutova(MSop)Elena Tcheglakova(pf)アレクセイ・マルティノフ(Ten)
Aristote Konstantinidi(pf)Mikhail Lanskoi(Br)イリヤ・シェプス(pf)
セルゲイ・バイコフ(Bs)

BRL 93997 \540
フリードリヒ・ゲルンスハイム(1839-1916):
ピアノ四重奏曲第1番、第3番
アンドレアス・キーパル(pf)ディオゲネス四重奏団

BRL 93998 2枚組 \1080
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲全集
弦楽四重奏曲変ロ長調、弦楽六重奏曲「フィレンツェの思い出」Op.70、
アレグレット・モデラート、アレグレット、アレグロ・ヴィヴァーチェ、
アダージョ・モルト
エンデリオン弦楽四重奏団




<Opus Arte CD>
OA 9000 14枚組 \17000
ワーグナー:ニーベルングの指輪
クリスティアン・ティーレマン指揮、バイロイト祝祭管弦楽団、他




<Opus Arte DVD>
OA 0994(DVD-Video) \3600
OA 7043BD(Blu-ray) \4550
ドキュメンタリー・ドラマ
ツイン・スピリッツ 歌と朗読で綴るシューマンの愛の軌跡
コヴェントガーデン王立歌劇場2007

OA 1018(DVD-Video) \3600
OA 7049BD(Blu-ray) \4550
パーセル:歌劇「ダイドーとエネアス」
クリストファー・ホグウッド指揮
エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団、他
コヴェントガーデン王立歌劇場2009

OA 1019(DVD-Video) \2850
マイ・ファースト・バレエ ヴァリアスアーティスツ

OA 7041BD(Blu-ray) \5480
ヴェルディ:歌劇「オテロ」
アントニ・ロス=マルバ指揮、リセウ大歌劇場管弦楽団、他
リセウ大歌劇場2006

OA 7044BD(Blu-ray) \5480
チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形」
ヘルジ・トマソン振付
サンフランシスコ・バレエ団2007




<HARDY CLASSIC VIDEO>
HCD 4040(DVD-Video) \3600
マルコ・スパダ あるいは盗賊の娘
ルドルフ・ヌレエフ、ギレーヌ・テスマー
ローマ歌劇場バレエ1982




<WARNER CLASSICS FRANCE>
WARNER 2564 688862 14枚組 \6750
スヴェトラーノフ・オフィシャル・エディション第39巻
マーラー:交響曲全集
エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮、ソビエト国立交響楽団 

WARNER 2564 688861 3枚組 \3780
スヴェトラーノフ・オフィシャル・エディション第40巻
スヴェトラーノフ:自作自演集
交響曲第1番、ヴァイオリンと管弦楽のためのポエム、ピアノ協奏曲、
シベリア幻想曲、ロシア変奏曲、ラプソディ第2番、
The Red Snowball Tree、Reflections Symphoniques、Daugava、
Daybreak in the field、Tableaux D'Espagne
エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮、ソビエト国立交響楽団 



●SONY BMG esprit series 各1枚 \1050
SB 88697 581872
ロマンティックな歌曲集
シューベルト、シューマンの歌曲より
エリー・アーメリング(Sop)
イェルク・デームス(ハンマーフリューゲル)

SB 88697 581892
ガーシュウィン:ピアノ協奏曲
ミヒャエル・リッシェ(pf)
ウェイン・マーシャル指揮、ベルリン放送交響楽団
アンタイル:ジャズ交響曲、ピアノ協奏曲第1番 
クリストフ・ポッペン指揮、バンベルク交響楽団、他

SB 88697 581902
少年合唱団による名唱集
フリードリヒ・オーバーシェルプ指揮、ビーレフェルド少年合唱団

SB 88697 581912
S.L.ヴァイス(1686-1750):ギターの演奏によるリュート曲集
ソナタ第25番、アレグロ ニ長調、メヌエット イ短調、ファンタジア ハ短調
クルト・シュネーヴァイス(Guitar)

SB 88697 58192
ダンスタブル(1390?-1453):宗教曲集
クレマンシック・コンソート

SB 88697 581932
グリーグ:抒情小品集より
作品54、作品57、作品62
フロリアン・ヘンシェル(pf)

SB 88697 581942
ジョルジュ・サンドの手紙(朗読)
ドイツ語による朗読CD(音楽はBGMにショパンの曲が流れている程度です)
ジュリア・ステンバーガー(朗読)


SB 88697 581952
モーツァルトの音楽と手紙(朗読)
ドイツ語による朗読CD(音楽はBGMにモーツァルトの曲が流れている程度です)
クリストフ・バンツェル(朗読)  

SB 88697 581972 2枚組
カール・マイ:冒険物語より(朗読)1  
Winnetou & Old Shatterhand:Blutsbruderschaftドイツ語による朗読CD
ニコラス・フレイ(朗読)

SB 88697 581982 2枚組
カール・マイ:冒険物語より(朗読)2
Winnetou & Old Shatterhand:Die Jagd auf Santerドイツ語による朗読CD
ニコラス・フレイ(朗読) 

SB 88697 581992
カール・マイ:Durch wust und haremより(朗読)
Kara Ben Nemsi und Hadschi Halef Omar:Senitzas Befreiung
ドイツ語による朗読CD
ニコラス・フレイ(朗読)  

SB 88697 582152
グラス:作品集
フィリップ・グラス・アンサンブル、他

SB 88697 582162
カルーソーが歌う美しいアリア集
ジョルダーノ、ドニゼッティ、レオンカヴァルロ、ヴェルディ、グノー、
プッチーニ、他の作曲家によるオペラより
エンリコ・カルーソー(Ten)
ゴットフリート・ラブル指揮、ウィーン放送交響楽団

SB 88697 582172
ピアソラ:アルゼンチンタンゴ集
ピアソラクインテット

SB 88697 582182
トランペット協奏曲集
マンフレディーニ、ヴィヴァルディ、トレルリ、ゴレッリ、アルビノーニ、
他の作曲家による作品
ヘルムート・ハンガー(Trp)
クラウディオ・シモーネ指揮、イ・ソリスティ・ヴェネティ、他

SB 88697 582202
ソプラノによるアリア集
モーツァルト:エクスルターテ・ユピラーテK.165、神よあなたにお伝えできれば
K.418、心配しなくてもよいのです 愛する人よK.490、他
ジュディス・ブレゲン(Sop)

SB 88697 582222
ストラヴィンスキー:春の祭典
ディミトリ・ミトロプーロス指揮、ニューヨークフィルハーモニック、他

SB 88697 582232
ニューイヤーコンサート
シュトラウスファミリーの作品より
J.シュトラウス管弦楽団/オーマンディ指揮、フィラデルフィア管弦楽団
アンサンブル・ウィーン
 
SB 88697 582242
結婚式の音楽集
メンデルスゾーン、シューベルト、モーツァルト、パッヘルベル、ヘンデル、
他の作曲家による作品より
ヴァリアスアーティスツ

SB 88697 583142
esprit Legendare Dirigenten
リスト:ハンガリー狂詩曲第1番、第4番、
ブラームス:ハンガリー舞曲第5番、第6番
リスト:交響詩「前奏曲」
エネスコ:ルーマニア狂詩曲第1番
レナード・バーンスタイン指揮、ニューヨーク・フィルハーモニック

SB 88697 583162
esprit Legendare Dirigenten
ベートーヴェン:交響曲第5番
フィデリオ序曲Op.72、レオノーレ序曲第3番Op.72a
ジョージ・セル指揮、クリーヴランド管弦楽団

SB 88697 583172
esprit Legendare Dirigenten
ベートーヴェン:交響曲第3番
エグモント序曲Op.84
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮、NBC交響楽団 

SB 88697 583182
esprit Legendare Dirigenten
チャイコフスキー:交響曲第5番
プロコフィエフ:キージェ中尉Op.60
ディミトリ・ミトロプーロス指揮、ニューヨークフィルハーモニック 

SB 88697 586702
esprit Legendare Dirigenten
ワーグナー:パルジファル 抜粋
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ウィーン国立歌劇場管弦楽団、他
フリッツ・ウール(Ten)クリスタ・ルートヴィヒ、
エリーザベト・ヘンゲン(Alt)ハンス・ホッター(Br)、他

SB 88697 591492
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第2番、第4番
ウート・ウーギ(Vln、指揮)サンタ・チェチーリア室内管弦楽団

<CARUS>
83.001 \2380
「WIEGEN LIEDER(こもりうた:子守唄集)」 第1集
SWR2(南西ドイツ放送局2)との共同企画により、ドイツ・グラモフォン、デッカ
等 多くのレーベル及び、マネージメント会社の協力のもと、このアルバムは
製作されました。
歌手は大御所 ペーター・シュライヤー、クルト・モル 他、
ブリッタ・シュヴァルツ Britts Schwarz、
ヨナス・カウフマン Jonas Kaufmann
インゲボルグ・ダンツ Ingeborg Danz、ヤン・コボウ Jan Kobow
アンゲリカ・キルヒシュラーガー Angelika Kirchschlager
クリスティーナ・ランズハマー Christina Landshamer
ビルギット・シュタインベルガー Birgid Steinberger 他
全26人の歌手による、古くから伝わる子守唄からブラームス、シューマン等の
作品から子守唄をイメージする曲26曲。美しい挿絵を含む丁寧な作りのブック
レット(80ページ)で、すべての歌手及び歌の紹介が行われています。
来年には、第2集の発売が予定されています。

83.222 \2380
「HOLES LIED(雅歌)」
(1)ルシュール Jean-Yves Daniel-Lesur(1908-2002) :12声のための雅歌
(2)ラヴェル:「ため息」(ゴットヴァルトによる16声への編曲版)
(3)ドビュッシー:「雪の上の足跡」(ゴットヴァルトによる16声への編曲版)
(4)ドビュッシー:「アンジェラスの鐘」(ゴットヴァルトによる6声への編曲版)
(5)ファッシュ Carl Friedrich Christian Fasch(1736-1800):16声のためのミサ
(6)シューマン:4つの歌「春めいた」「悲しみ」「森の語らい」「月の夜」
(ゴットヴァルトによる5-10声への編曲版)
フリーダー・ベルニウス指揮シュトゥツトガルト室内合唱団 2004/7年録音
ダニエル・ルシュールはメシアン、ジョリヴェと共に「若きフランス」を結成し
音楽における人間性の回復をめざした多くの作品を発表しました。
クリトゥス・ゴットヴァルト Clytus Gottwald は、作品のテキストからさま
ざまな言葉と音型を切り取り、それぞれの作曲家にまつわるモチーフを足し、
コラージュ風に再配置し、新しい作品に生まれ変わらせます。
ファッシュとシューマンが、世界初録音となります。

83.225 \2380
メンデルスゾーン:付随音楽「コロノスのオイディプス」 op.93
アンジェラ・ヴィンクラー Angela Winkler (アンティゴネー)
ヨアヒム・クンチュ Joachim Kuntzsch (オイディプス)
フリーダー・ベルニウス指揮
シュトゥットガルト・クラシック・フィルハーモニー
シュトゥツトガルト室内合唱団(男声) 2004年9月4日 ライヴ録音

83.236 \2380
世界初録音
ホミリウス:コラール前奏曲、カンタータ、オーボエ・ソナタ
「喜べ、親愛なる信者達よ Nun freut euch, lieben Christen g'mein」
「天にまします、われわの父よ Vater unser im Himmelreich」
「おお、汝正しくして善なる神よ O Gott, du frommer Gott」
オーボエと通奏低音の為のソナタ HoWV XI.1  他、   全15曲
バルバラ・クリスティーナ・シュタウデ Barbara Christna Steude(ソプラノ)
フリードリヒ・キルシェイス Friedrich Kircheis(オルガン)
ルートヴィヒ・ギュトラー指揮&トランペット、
ヴィルトゥオージ・ザクソニエ
マティアス・ユング合唱指揮
ザクセン・ヴォーカル・アンサンブル 2009年3月録音
すべて初めて録音された楽曲のみで構成。学術的にも貴重なアルバムです。

83.358 \2380
ヘンデル:「デッティンゲン・テ・デウム」(メンデルスゾーン版)
(1)ヘンデル:「デッティンゲン・テ・デウム」(メンデルスゾーン版)
(2)ハイドン:合唱曲「あらし The Storm」
(3)ケルビーニ「ハイドンの死によせる歌 Chant sur la mort de J.Haydn」
ドミニク・ラーベル Dominique Labelle、
トーマス・クーリー Thomas Cooley、
コリン・エインズワース Colin Ainsworth、
ウィリアム・ベルガー William Berger
ニコラス・マッギガン指揮ゲッティンゲン祝祭管弦楽団、NDR合唱団
2009年6月5/6日 ハノーヴァーでのライヴ録音
オーストリア継承戦争において、ドイツのデッティンゲンでフランス軍に勝利
した祝典のために作曲された、劇的な音楽です。めったに演奏される機会の無
いこの曲の、学術的にも貴重なアルバムです。




<TACET>
TACET 144 \2380
シューマン:
(1)ピアノ四重奏曲 変ホ長調 op.47
(2)ピアノ五重奏曲 変ホ長調 op.44
ペーター・オルト Peter Orth(ピアノ)
アウリン弦楽四重奏団 Auryn Quartet
マティアス・リンゲンフェルダー Matthias Lingenfelder(ヴァイオリン)
イエンス・オッパーマン Jens Oppermann(ヴァイオリン)
スチュアート・イートン Stewart Eaton(ヴィオラ)
アンドレアス・アーント Andreas Arndt(チェロ)
アウリン弦楽四重奏団は1982年、ケルンで20歳代前半の現メンバーにより結成
されました。ケルン音楽大学でアマデウス弦楽四重奏団に学んだ後、アメリカ
に渡りガルネリ弦楽四重奏団に学び、各地のコンクールでの受賞、及び多くの
演奏活動を行っています。
古典から現代曲までの幅広いレパートリーを持ち、明確で緊張感ある演奏が
特徴的です。
TACET、CPOレーベル他から、シューベルト、ヴォルフ、バルトークの弦楽四重
奏曲全集の他、ハイドン、ベートーヴェン等 多くのCDが発売されており、
すべて高い評価を受けています。




<VENEZIA>
CDVE00011 3枚組 \1650
ヴェロニカ・ドダロヴァ指揮の芸術
CD.1
(1)ハチャトゥリヤン:バレンシアの寡婦
(2)ハチャトゥリヤン:仮面舞踏会
モスクワ国立交響楽団 1987年
(3)ハチャトゥリヤン:チェロと管弦楽の為のコンチェルト・ラプソディ
マリーナ・タラソヴァ Marina Tarasova(チェロ) 1994年
CD.2
(4)カリンニコフ:交響曲第1番 ト短調
(5)カリンニコフ:交響曲第2番 イ長調
ロシア交響楽団(ドダロヴァ交響楽団) 1992年
CD.3
(6)ミャスコフスキー:交響曲第6番 変ホ短調
ロシア交響楽団(ドダロヴァ交響楽団) 1992年
以上、指揮は ヴェロニカ・ドダロヴァ Veronica Dudarova
今年(2009年)1月15日に92歳で亡くなった女性指揮者ドダロヴァは1916年アゼル
バイジャンで生まれ、モスクワ音楽院等でニコライ・アノーソフ等に指揮を学
なんだ後、旧ソビエト内の主要オーケストラで指揮活動を開始。後に、ロシア
交響楽団(ドダロヴァ交響楽団)を1991年に創設し指導、古典から現代までと多
くのレパートリーを持ち、数々の演奏を行いました。
ドダロヴァの名演奏を集めた好企画盤です。

CDVE00017 3枚組 \1650
レフ・オボーリン(ピアノ)の芸術
CD.1
(1)スクリャービン:ピアノ・ソナタ第2番 1955年
(2)ブラームス:4つのピアノ作品集 op.119 1953年
(3)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 1952年
CD.2
(4)ショパン:ピアノ・ソナタ第3番 1951年
(5)ショパン:ピアノ協奏曲第2番 1951年
ニコライ・アノーソフ指揮 全同盟放送交響楽団
CD.3
(6)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番  
ニコライ・アノーソフ指揮 全同盟放送交響楽団 1951年
(7)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番
コンスタンチン・イワノフ指揮 ソビエト国立交響楽団 1952年
以上、ピアノは レフ・オボーリン Lev Oborin
1907年にモスクワで生まれ、モスクワ音楽院でコンスタンチン・イグムノフに
師事。1927年、第1回ショパン国際コンクールで優勝して、国際的な活動を開始
しました。オイストラフとのデュオや室内楽等の伴奏者として良く知られます
が、このアルバムでは、独奏者としてオボーリンの素晴らしいテクニック、強
靭で知性溢れる音楽性が聴かれます。好企画盤です。
古い録音が多く含まれます。マスター起因する音飛びや歪み、傷があります。




<ARCHIPEL>
ARPCD0428 2枚組 \1750
クナッパーツブッシュ指揮
ベルリン・フィル 1956-57年
(1)ハイドン:交響曲第88番ト長調
録音年不詳(before 1957)ベルリン
(2)ハイドン:交響曲第94番「驚愕」ト長調
(3)ヨハン・シュトラウス:歌劇「こうもり」序曲
(4)ヨハン・シュトラウス:ピッツィカート・ポルカ
1950年2月1日 ベルリン、ティタニア・パラスト
(5)シューベルト:交響曲第8番「未完成」 ロ短調
1950年1月30日 ベルリン、ティタニア・パラスト
(6)ヴォルフ:イタリア風セレナード
1952年 ベルリン
(7)ヨハン・シュトラウス:「千一夜物語」からインテルメッオ
1952年1月 ベルリン
(8)リスト:交響詩「前奏曲」
1941年1月4日 ベルリン
(9)マーラー:亡き子をしのぶ歌
ルクレティア・ウェスト Lucrecia West(アルト)
1956年4月9日 ベルリン 
以上、演奏は ハンス・クナッパーツブッシュ指揮ベルリン・フィル
録音年代がまちまちですので音質の統一感はありませんが、ミドル・ユーザー
向けの、良い選曲と成っています。

ARPCD0437 2枚組 \1750
トスカニーニ指揮
ヴェルディ:「レクイエム・ミサ」
ジンカ・ミラノフ Zinka Milanov(ソプラノ)
ブルーナ・カスターニャ Bruna Castagna (メゾ・ソプラノ)
チャールズ・カルマン Charles Kulman (テノール)
ニコラ・モスコーナ Nicola Moscona (バス)
NBC交響楽団、ニューヨーク・スコラ・カントゥルム
1938年3月4日 ニューヨーク
ボーナス・トラックとして
ケルビーニ:レクイエム ハ短調
NBC交響楽団、ロバート・ショウ合唱団
1950年2月18日 ニューヨーク
以上、指揮は アルトゥーロ・トスカニーニ
とても古い録音です。マスターに起因するノイズ、音飛び、歪み 等が聴かれ
ます。 お気をつけください。
※LEGATOレーベル 他で発売あり。




<WALHALL>
WLCD0280 \1050
チマローザ:歌劇「LA BARONESSA STRAMBA」
エレナ・リツツィエーリ(Donna Gironda)
パオロ・モンタルソロ(Pulcinella)
レオナルド・モンレアーレ(Don Settimio)
ジーノ・シニムベルギ(Bastino Melerba)
フランコ・カラッチオーロ指揮
RAIナポリ”A.スカルラッティ”交響楽団、合唱団
1958年9月30日 ナポリ、RAI放送によるスタジオ録音
良い音質です。

WLCD0286 \1050
レオンカヴァッロ:歌劇「道化師」
ルチーネ・アマーラ(ネッダ)、クルト・バウム(カニオ)
チャールズ・アンソニー(ペッペ)、ロバート・メリル(トニオ)
フランク・グァレラ(シルヴィオ)
ファウスト・クラヴァ指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1957年4月13日 ボストン・オペラ・ハウスでのライヴ録音
良い音質ですが、ライヴ盤特有の音の傷があります事、ご理解ください。

WLCD0288 \1050
マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」
ジンカ・ミラノフ(サントゥッツァ)、ロザリンド・エリアス(ローラ)
リチャード・タッカー(トゥリッドゥ)、フランク・ヴァレンティノ(アルフィオ)
ファウスト・クレヴァ指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1957年4月13日 ボストン・オペラ・ハウスでのライヴ録音
良い音質ですが、ライヴ盤特有の音の傷があります事、ご理解ください。

WLCD0292 2枚組 \1750
サン=サーンス:歌劇「サムソンとデリラ」
リーゼ・スティーヴンス(ダリラ)、ラモン・ヴィナイ(サムソン)
ユッシ・ビョルリング(ダゴンの大司祭)、ノーマン・スコット(アビメレク)
ファウスト・クレヴァ指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1953年3月14日 ニューヨーク、メトロポリタンでのライヴ録音
良い音質ですが、ライヴ盤特有の音の傷があります事、ご理解ください。

WLCD0294 2枚組 \1750
ウェーバー:歌劇「オイリアンテ」
クレッベル・ヴァルター(ルートヴィヒ6世)、ヨゼフ・トラクセル(アドラー)
ドロテア・シーベルト(オイリアンテ)、グスタフ・ナイトリンガー(リジアルド)
ヨゼフ・カイルベルト指揮ケルン放送交響楽団、合唱団
1958年 ケルン、ドイツ放送によるスタジオ録音
とても良い音質です。




<ANDROMEDA>
ANDRCD9057 \1050
ベートーヴェン:
(1)ピアノ協奏曲第4番 ト長調 op.58
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ウィーン交響楽団
1952年10月25/26日 ウィーン
(2)ピアノ・ソナタ第18番 変ホ長調 op.31-3
1952年 ミュンヘン
(3)ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 op.111
1953年4月11日 ルードヴィッヒスブルグ
クララ・ハスキル(ピアノ)
※NEW REMASTERING 24bit / 96khz

ANDRCD9058 \1050
シューマン:
(1)ピアノ協奏曲 イ短調 op.54
エルネスト・アンセルメ指揮スイス・ロマンド管弦楽団
1956年10月10日 ジュネーブ
(2)子供の情景 op.15 1956年9月7日 ブザンソン
(3)アベッグ変奏曲 op.1 1953年4月11日 ルードヴィッヒスブルグ
(4)色とりどりの小品 op.99
1952年アムステルダム、1953年ルートヴィッヒスブルグ
(5)森の情景 op.82 1947年 ロンドン
クララ・ハスキル(ピアノ)
※NEW REMASTERING 24bit / 96khz

ANDRCD9059 3枚組 \2150
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」
ラモン・ヴィナイ(トリスタン)、アストリッド・ヴァルナイ(イゾルデ)
イーラ・マラニウク(ブランゲーネ)、グスタフ・ナイトリンガー(クルヴェナール)
オイゲン・ヨッフム指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
1953年バイロイトでのライヴ録音
※ARKADIAレーベル 他で発売あり。

ANDRCD9060 4枚組 \2380
ワーグナー:楽劇「パルジファル」
ラモン・ヴィナイ(パルジファル)、ジョージ・ロンドン(アンフォルタス)
ヨゼフ・グラインドル(ティトゥレル)、マルタ・メードル(クントリー)
ヘルマン・ウーデ(クリングゾル)
クレメンス・クラウス指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
1953年 バイロイトでのライヴ録音
※DANTEレーベル 他で発売あり。




<VENEZIA>
CDVE04377 4枚組 \2700
ラフマニノフ:2種のピアノ協奏曲全集 自作自演 他
CD.1
(1)パガニーニの主題による狂詩曲 op.43
レオポルド・ストコフスキー指揮フィラデルフィア管弦楽団 1941年
(2)ピアノ協奏曲第1番 嬰ヘ短調 op.1  1939/1940年
(3)ピアノ協奏曲第4番 ト短調 op.40   1941年
ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団  
CD.2
(4)ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18   1929年
レオポルド・ストコフスキー指揮フィラデルフィア管弦楽団
(5)ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 op.30   1939/1940年
ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団
以上、セルゲイ・ラフマニノフ(ピアノ)
CD.3
(6)パガニーニの主題による狂詩曲 op.43
ヴラディーミル・ポンキン Vladimir Ponkin
指揮レニングラード・フィル 1983年
(7)ピアノ協奏曲第1番 嬰ヘ短調 op.1
(8)ピアノ協奏曲第4番 ト短調 op.40
CD.4
(9)ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18
(10)ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 op.30
ゲンナジー・プロヴァトロフ Gennadi Provatorov 指揮
ソビエト国立交響楽団 1984年
以上、ヴィクトル・エレシュコ(Victor Eresko : ピアノ)



<ACOUSENCE>
ACOCD21309 2枚組 \4650
ワーグナー:シンフォニック・リング
CD.1 「ラインの黄金」「ワルキューレ」
CD.2 「ジークフリート」「神々の黄昏」
ジョナサン・ダーリントン指揮 Jonathan Darlington
デュースブルク・フィル Duisburger Philharmoniker
ライヴ録音
ニーベルングの指輪を、フリードマン・ドレスラーFriedmann Dresslerが管弦
楽曲集として編さんし、コンサート用にアレンジした作品です。
同じくコンサート用アレンジとしては ヘンク・デフリーヘル Henk de
Vlieger によるもの(エド・デ・ワールト指揮オランダ放送フィル RCA)がよく
知られています。
チェリストとしても著名なドレスラーはデュースブルク・フィルとの共演も多く、
このオーケストラの特性を良く理解したアレンジを行っています。
ダーリントンは、ともすれば冗長になりがちな管弦楽だけにアレンジされた
この作品を、もとの物語の持つ複雑な骨格を見通しよく、色彩感溢れる演奏で
一気に聴かせます。
※このアルバムは今後SACDでの発売予定があるとの事です。



<TACET>
TACET 185 2枚組 \4650
ハイドン:6つの弦楽四重奏曲 op.50, Hob.III 44-49(プロイセン四重奏曲)
(1)弦楽四重奏曲op.50-1 Hob.III 第44番 変ロ長調
(2)弦楽四重奏曲op.50-2 Hob.III 第45番 ハ長調
(3)弦楽四重奏曲op.50-3 Hob.III 第46番 変ホ長調
(4)弦楽四重奏曲op.50-4 Hob.III 第47番 嬰ロ短調
(5)弦楽四重奏曲op.50-5 Hob.III 第48番 ヘ長調
(6)弦楽四重奏曲op.50-6 Hob.III 第49番 ニ長調
アウリン弦楽四重奏団 Auryn Quartet
2009年録音
アウリン弦楽四重奏団は 1982年、ケルンで20歳代前半の現メンバーにより結成
されました。古典から現代曲まで幅広いレパートリーを持ち、明確で緊張感ある
演奏が特徴的です。

<ミッテンヴァルト・レーベル>
MTWD99040 \2500
「藤川真弓 ヴァイオリン・リサイタル2009」
コレルリ:ヴァイオリン・ソナタ作品5-10
ラモー(ハイフェッツ編):リゴードン
マルシック:スケルツァンド
ラヴェル:フォーレの名による子守唄
バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番Sz.75
藤川真弓(ヴァイオリン)、オリヴァー・マークソン(ピアノ)
録音:2009年1月21日、津田ホール,ライヴ録音
(このCDはライヴ・レコーディングのため、会場のノイズ等は予めご了承くださ
い)
1970年のヴュータン・コンクールでの優勝、また同年のチャイコフスキー・コン
クールで2位を獲得して以来、国内外で賞賛され続けてきたイギリス在住のヴァ
イオリニスト藤川真弓。この録音は近年円熟の境地にある藤川の最新録音。今年
2009年1月に東京の津田ホールにて催されたコンサートのライヴで、日本デビュ
ーとなる息子のオリヴァー・マークソンとの共演で話題となり、各誌で絶賛され
たものです。マークソンはロンドン生まれ。王立音楽院を卒業後、すぐに独奏者
・室内楽奏者としての道を歩み始める。現在はマンハッタン音楽院・修士課程で
学びつつ演奏活動を行う期待の若手ピアニストです。




<Edition HST>
HST-071 \2500
ヴァンハル(1739-1813);疾風怒濤交響曲集第十一巻(HST071)
-交響曲ト長調Bryan G2(ca.1760-62)
-交響曲ハ長調Bryan C7(ca.1771-73)
-交響曲へ長調Bryan F6(ca.1771-73)
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
松井 利世子(ヴァイオリン;リーダー)
録音:2009年10月東京三鷹市・風のホールにて収録
イタリア留学を終え、ヴィーン帰京し発表された6つの交響曲集(C7,Es4,E2,e2,
F6,B2)が、ヴァンハルの疾風怒濤絶頂期に当たる。今回のC7, F6がリリースされ
ることのより録音も出揃うことになる。(e2は他団体)
C7は、当時ブライトコプフ・カタログにはハイドン作として発表され20世紀初
頭までそう信じられていた。いわゆる「交響曲の父」と言われた所以には、こう
いった同時代作曲家の功績によるところ大である。
またF6は交響曲でありながら、ヴァイオリン独奏のピアノ音量で始まり、展開部
ではディッタース進行を経た後、地獄を連想させるヘ短調をとる。このヴァイオ
リンピアノ旋律開始は、その後ヴィーンへ上京したモーツアルトがピアノ協奏曲
第17番ト長調なので模倣している。



<WEITBLICK>
SSS0103-2 \1980
ベートーヴェン:
交響曲第9番「合唱」
エーリヒ・ラインスドルフ指揮
ベルリン・ドイツ交響楽団(旧西ベルリン放送響)、聖ヘドヴィヒ教会合唱団
ルーシー・ピーコック(S),ジークリンデ・ワグナー(CA),
マンフレッド・ユング(T),ハラルド・スタム(B)、
録音:1978年9月18日ベルリン・フィルハーモニーに於けるライヴ録音
「私はラインスドルフに尋ねたことがある。ボストン響常任時代に残したスタ
ジオ録音と同時期に放送された同じ曲目のライヴ演奏の違いがなぜここまであ
からさまなのかと。彼は雄弁に答えた。演奏家が後世に残る記録としてスタジ
オ録音する場合に求められることとは『演奏を一回だけ聴く場合には効果的だ
し輝かしくも聴こえる解釈上の盛上げや強調は、レコードとして繰り返し聴く
場合には聴き手を疲れさせる場合もあるのですよ。だからスタジオ録音の時は
そういうルバートの量とか、音量の変化、テンポの伸縮なんかを抑えているの
です』と」ヘンリー・フォーゲル(元シカゴ響総裁)のライナーノートより。
この回答が表すとおり、巨匠エーリヒ・ラインスドルフ(1912-1993)は演奏会と
録音を別に考えていたことが明らかです。それ故に多くのスタジオ録音が覇気
に欠け、真っ当だけれども面白くないという結果になったのでしょう。多くの
レパートリーがこうして録音されたために、ラインスドルフの評価は日本では
高いとはいえません。おまけに若い頃は凄かったが、年を取ってから駄目にな
ったなど謂れのない誹謗もあります。ここに聴くベルリン・ドイツ響(ベルリン
放送響)との「第9」は、首席指揮者就任早々(就任記念?)の演奏で厳しい練習
が想像できる見事なアンサンブル、タイミングが示すとおりの快速でトスカニ
ーニの歴史的解釈を思わせる緊張感溢れる爽快な名演です。ドミンゴ参加とい
うだけで知られるRCAへのスタジオ録音とは別人のような生命力です。変幻自在
なテンポも面白く飽きません。こういう演奏を多く遺して欲しかったと心から
思います。各楽章開始を告げる指揮棒で指揮台を叩く音はラインスドルフの怖
い視線を感じさせます。第4楽章で独唱、合唱がうねりを上げる所はオペラに長
じた名指揮者ならではだなあと感慨あらたです。聖ヘドヴィヒ教会合唱団は、
ベルリンフィルとの唯一の録音であるシューベルトのミサ曲でも採用されてい
るのでお気に入りだったのでしょう。余談ですが厳しすぎたのか2年しかドイ
ツ響首席を維持できませんでした。オケと何らかのトラブル(喧嘩?)があった
と思われます(ドイツ響のプロフィールでもあまりラインスドルフ時代に触れて
おりません)。ラインスドルフに疑問を持っている方にこそ聴いて頂きたい
「第9」です。
英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付




<若林工房レーベル(日本)>
WAKA-4137-38 2枚組 \3600
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集-4
[disc-1]
ピアノ・ソナタ第7番 ニ長調 作品10の3
ピアノ・ソナタ第15番 ニ長調 作品28
ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調 作品31の2 《テンペスト》
[disc-2]
ピアノ・ソナタ第29番 変ロ長調 作品106 《ハンマークラヴィーア》
ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 作品101
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
録音:2008年12月、2009年1月、3月、4月& 5月
新川文化ホール(富山県魚津市)
STEREO/24bit + 96kHz Digital録音、発売元:若林工房
※若林工房創立5周年を記念して2008年にスタートしたイリーナ・メジューエワ
によるベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全曲録音、待望の第4集の登場です。
第1集から第3集までいずれも「レコード芸術特選盤」に輝くなど、各方面で高
い評価を獲得している好評のシリーズ最新作は、5曲のソナタを収録。(うち
《テンペスト》は再録音)。今回の聞きどころは何といっても第29番《ハンマー
クラヴィーア》と第32番という後期作品ですが、その演奏内容は期待を上回る
ほどの素晴らしい出来栄えとなりました。特に《ハンマークラヴィーア》にお
ける巨大なスケール感、第3楽章の深い精神性、フィナーレのフーガの圧倒的な
表現力など、これぞベートーヴェンという核心を伝えてくれます。瑞々しい感
性に貫かれた、衒いのない正攻法の解釈。鮮やかなテクニック、力強さと繊細
さを兼ね備えたタッチ、多彩な音色と響きも素晴らしく、最近のメジューエワ
の充実ぶりを示す2枚組です。
「まず感じたのは、音楽の流れの自然さと、漆黒の光沢を放ちながら厚みを感
じさせるタッチ。・・・作品の持つ息遣いと真に一体化しなければ実現不可能
と思われる『ゆとりのある没入』が全体に溢れており、これらの作品群の素晴
らしさを改めて思い知らされることとなりました。」
(田中利治/ライナーノートより)




<BRIDGE>
BCD 9306 \1980
クリスティアン・シンディング(1856-1941):ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ ロ短調Op.91/炎のように/メロディ/グロテスクな行進曲/
セレナーデ/狂気の光/カプリッチョ/カプリース/行進曲風に/尊大に/春
のささやき
ジェローム・ローウェンタール(Pf)
録音:1986年
※Arabesqueで出ていたもの
グリーグと並んでノルウェーを代表する作曲家シンディングは「春のささやき」
が有名だが、それ以外にも数々の美しい小品を作曲している。このCDも20分を超
える大作「ピアノ・ソナタ」以外は全て2-3分の小品である。音楽的にはグリー
グと共有する要素があるものの、ドイツ滞在が長かったせいか、しっかりとした
構成の中に彼の個性がある。これからの季節、暖かい部屋でこれを聴きながら、
北欧に思いを馳せましょう。前回発売のチャイコフスキー:ピアノ協奏曲全集が
好評のローウェンタールは1932年生まれ、コルトー、ルビンシュタインに教えを
受けたヴォルトゥオーゾだが、こうした抒情的な小品を弾かせると深い味わいが
ある。

BCD 9302 \1980
「サロン・ブエノスアイレス」
-ミゲル・デル・アギラ(b.1957)の音楽
(1)チャランゴ奇想曲(2Vn,Va,2Vc,4手Pf)/
(2)プレストII(2Vn,Va,Vc)/
(3)サロン・ブエノスアイレス(Fl,Cl,Vn,Va,Vc,Pf)/
(4)人生は夢(2Vn,Va,Vc,語り)/
(5)時計(全6曲)(2Vn,Va,Vc,Pf)
カメラータ・サン・アントニオ
録音:2008年6月、8月
ミゲル・デル・アギラは1957年生まれで、アメリカでは既に地位の確立した作曲
家。アルゼンチンを始めとする南米音楽の要素とクラシック、現代音楽を融合し
たピアソラの精神を受け継いだ、実に新鮮な感性を持った作曲家だ。サロン・
ミュージックの親しみやすさを持っているものの、その志しの高さ、実験精神
は、やはり現代音楽。親しみやすい民謡的な旋律が朗々と歌っていたかと思え
ば、ピアノが内部奏法をするわ、フルートが尺八のような「むら息」を奏でて
南米の荒野に吹く乾いた風を表現するわ、勢いあまったダンスはついにクラスタ
ーの大爆発となるなど、面白さ全開。民族音楽、ポップ・ミュージックのたくま
しさと、現代音楽の実験精神を兼ね備えた新エスニック・モダン・ミュージッ
ク。クロノス・カルテットが好きな人におすすめ。

BCD 9309 \1980
ドヴォルザーク:
(1)ピアノ協奏曲 ト短調Op.33
(2)詩的音画Op.85より(第1、3、8、6、12曲)
ヴァシリー・プリマコフ(Pf)
(1)ジャスティン・ブラウン指揮オーデンセ交響楽団
録音:2009年6月オーデンセ,デンマーク
現在人気急上昇中のピアニスト、プリマコフのBRIDGEへの6枚目となる最新盤は
初のドヴォルザーク。プリマコフは1979年モスクワ生まれでアメリカに渡り、
ジュリアードでJ.ローウェンタールに師事、今アメリカで最も将来を嘱望される
ピアニストとされている。ドヴォルザークのピアノ協奏曲ではこれまでの繊細な
タッチに骨太なダイナミズムが加わり、一回り大きくなったことを感じさせる。
オーデンセ響はデンマークのオケながらユーラシア的で大らかな響きを出してい
る。詩的音画における民族色豊かなソロも聴きもの。やはりスラヴ系の音楽はお
手のもののようだ。

BCD 9305 \1980
ベートーヴェン:
チェロ・ソナタ 第4番ハ長調Op.102-1
チェロ・ソナタ 第5番ニ長調Op.102-2
6つのバガテルOp.126
チェロ・ソナタ 第3番イ長調Op.69
ターニャ・トムキンス(Vc:ピリオド楽器)、
エリック・ジヴィアンン(Forte Piano)
録音:2008年
タニヤ・トムキンスはバロック、モダンともに秀でた若手チェリストでアンナ・
ビルスマに師事した。現在、フィルハーモニア・バロック・オーケストラ、ポー
トランド・バロック・オーケストラの首席チェロ奏者。ピアノのジヴィアンはピ
ーター・ゼルキンほかに師事、作曲家としても活躍しているマルチ・タレント。
ピリオド楽器にこだわりつつも、ヒストリカル演奏がこんなに伸び伸びと、若々
しく演奏された例はそんなにないのではないだろうか。

BCD 9310 \1980
デヴィッド・ラコウスキ:練習曲集 第3集(全24曲)
エイミー・ブリッグズ(ディサナヤケ)(Pf)
録音:2008年6月
ラコウスキの練習曲集の第3集(第1集はBCD9121、第2集はBCD9157)。ラコウスキ
は作曲をミルトン・バビッドに師事、アメリカ・ローマ大賞を始めとして数々の
作曲賞を得ている。この作品集は、それぞれ意味深なタイトルが付けられた24曲
からなり自由な無調、拡大されたブルース、印象派的な響きなど、近現代音楽の
イディオムを自由奔放に展開している。BRIDGEからは他に4種のCDが出ている。
ちなみに第1集・第2集の演奏者と異なる姓だが同一人物(ディサナヤケからブリッ
グズ)。




<QUERSTAND>
VKJK 0913 \1680
「テレマン:ブロックフレーテとディスカントガンベ、バス・コンティヌオのた
めのトリオ・ソナタ全集+ソロ・カンタータ集」
トリオ・ソナタ ト短調/トリオ・ソナタ ト長調/
カンタータ「興奮を抑え」/トリオ・ソナタ ハ長調/
トリオ・ソナタ 変ロ長調/
カンタータ「呪われよ、忌々しい声よ」/
トリオ・ソナタ ニ短調
アンサンブル・ルクスリアンス
マーガレット・ハンター(ソプラノ)
アリーナ・ロタウ(チェンバロ)
録音:2008年3月25-27日,ブレーメン
テレマンの様々なトリオ・ソナタとソロ・カンタータを2曲収録。ディスカント
ガンベは小型の高音ヴィオラ・ダ・ガンバのこと。アンサンブル・ルクスリア
ンスは、2004年にチェンバロ奏者のアリーナ・ロタウによって設立されたバロッ
ク・アンサンブル。カンタータを歌うM.ハンターは、米国マサチューセッツ州
ノースハンプトン出身のソプラノ。バロックから古典派までの音楽で活躍して
いる。

VKJK 0810 \1680
「ライプツィヒでバッハと共に」
モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り-グローリア/
ジョスカン・デ・プレ:主よ、私はあなたの慈悲に期待した/
ゼレ(1599-1663):主よ、お聞きください/
ハスラー(1564-1612):ヴィエルテ・イントラーダ/
バッハ:
トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565,フーガの技法 BWV.1080-コントラプンク
トゥス9,管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV.1068-エア(G線上のアリア),フーガ
ト短調 BWV.578,トッカータ ニ短調 BWV.913/
グロール(1947-):
B-A-C-H,アンナ・マグダレーナとのコーヒータイム,たくさんです
オーパス4(トロンボーン四重奏団):
【イェルク・リヒター(Trb),ディルク・レーマン(Trb),シュテファン・マイ
ナー(Trb),シュテファン・シュミッカー(Trb)】
録音:2009年4月、ライプツィヒ
トロンボーン四重奏団、オーパス4による、バッハを中心とした演奏。オーパス
4は1994年にライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のメンバーで結成された。
ゲヴァントハウス管の首席を25年以上務めたJ.リヒターとゲヴァントハウス管
の現首席D.レーマンが創立以来のメンバー。大半の曲はアルトとテナー・トロ
ンボーン担当のヨルク・リヒターによる編曲。

VKJK 0813(2枚価格) \3360
「トビアス・ハインリヒ・ゴットフリート・トロストのオルガン」
クレプス:
前奏曲 ハ長調 Krebs-WV 401,幻想曲 Krebs-WV 548,幻想曲 Krebs-WV 524,
幻想曲 Krebs-WV 422,トリオ 変ロ長調 Krebs-WV 451,フーガ 変ロ長調
Krebs-WV 434,4つの小前奏曲 Krebs-WV 412-415/
キッテル:前奏曲 ト長調,前奏曲 ハ長調/
バッハ:
幻想曲 ハ短調 BWV.1121,トリオ「主イエス・キリストよ、われらを顧みたま
え」 BWV.655,コラール「われらみな唯一なる神を信ず」 BWV.680,コラール
「装いせよ、おお愛する魂よ」 BWV.654,フーガ イ短調 BWV.947,フーガ
ト長調 BWV.577/ほか
フェリックス・フリードリヒ(オルガン)
録音:1998-2008年
8世紀前半にドイツで活動したオルガン製作者、トビアス・ハインリヒ・ゴット
フリート・トロスト(1680頃-1759)の製作した4つのオルガンを演奏している。
グローセンゴッテルンの聖ヴァルプルギス教会のオルガン、ヴァルタースハウ
ゼンの市の教会(シュタットキルヒェ)のオルガン、アルテンブルクの城の教会
(シュロスキルヒェ)のオルガン、アイゼンベルクの城の教会を使用。フェリッ
クス・フリードリヒは、ドイツ、ザクセン州のデベルン出身。1991年からテュ
ーリンゲン・オルガン・アカデミーの指導者を務めている。ヨハン・ルートヴィ
ヒ・クレプス(1713-1780)の研究者として知られており、このCDにも多数の曲が
収録されている。縦長ブック装丁

VKJK 0822 \1680
「カルヴィジウス(1556-1615):宗教声楽作品集」
高い天から私はここへと来た/喜び歓声を上げよ/ヨゼフよ、愛する私のヨゼフ
よ/グローリア/甘い歓声で/私の魂は神のもとで穏やかだ/古い年が過ぎ去っ
た/平和と喜びで/今日、神の子が勝利し/神は堅固な城/主は忠実な羊飼い/
主に新しい歌を歌え/楽の響き、愛らしい歌/神の神聖さを讃えよ/ほか全20曲
グレゴール・マイヤー(指揮)
ヴォーカルコンソート・ライプツィヒ,アンサンブル・ネオマ・ライプツィヒ
録音:2009年2月16-22日,ヴュルツェン
ドイツ・バロック音楽マニア待望のCD。ゼトゥス・カルヴィジウス(1556-1615)
は、1594年から亡くなるまでライプツィヒのトーマス教会のカントル務めた大家
で、バッハの6代前の先輩となる。存在は知られているものの、録音は少なく、
まとまったCDはおそらく初めてかもしれない。貴重なだけでなく、音楽的に極
めて高水準なことに驚かされる。グレゴール・マイヤーは1979年生まれの若い
合唱指揮者。1999年、弱冠二十歳でヴォーカルコンソート・ライプツィヒを設
立、大きな評価を得ている。

VKJK 0909 \1680
「ゲミューゼ、ゲミューゼ」」
イゲルホフ:この歌には歌詞がない/ユールマン:ヴェロニカ、春が来たよ/ペ
ーターブルスキ:ああドンナ・クララ/シュミットゼーダー:ギターを弾き始め
るんだ/ライモンド:「青い仮面」-ブダペストのユリスカ/マイ:歌は世界を巡
る/ほか全19曲
ファイヴ・ジェントルメン(男声四重唱&ピアノ)
録音:2009年3-5月,ライプツィヒ
ドイツ語のオペレッタ、映画音楽、ポピュラー曲などが男声四重唱で歌われて
いる。ファイヴ・ジェントルメンは、カウンターテノールのファルコ・テュム
ラー、テノールのマティアス・メーネルト、バリトンのトビアス・ライスナー、
バスのアンドレアス・コンラート、そしてピアノのグレゴール・マイヤーによ
る団体。この録音では様々なゲストを迎え、陽気な音楽を奏でている。




<DIVINE ART>
DDA 25076 \1980
「ピアノ・アット・ザ・カーニヴァル」
ハチャトリアン:「仮面舞踏会」組曲(A.ドルハニアン編曲)
シューマン:謝肉祭Op.9
ショパン:パガニーニの思い出(ヴェニスの謝肉祭)
リスト:ハンガリー狂詩曲第9番「ペシュトの謝肉祭」
シドニー・スミス:ヴェルディの仮面舞踏会による華麗なる幻想曲
ドヴォルザーク:序曲「謝肉祭」(P.クレンゲル編曲)
アンソニー・ゴールドストーン(Pf)
録音:2008-2009年イングランド
カーニヴァル(謝肉祭)に因んだ古今のピアノ曲を収録。ピアノのゴールドストー
ンはリヴァプール出身でマンチェスター音楽院で学び、BBCプロムスにも度々出
演、彼が演奏したブリテンのディヴァージョンは作曲者に絶賛された。当Divine
artにはソロの他クレモフと組んだピアノ・デュオの録音が多数あり、特に管弦
楽の名曲を編曲したものが評判となっている。最初の収録曲は、スケートの浅田
真央が使用して一躍有名になったハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」。憂愁を帯
びたワルツに始まりますが、最後のギャロップなど酒場のピアノみたいで受ける
こと間違いなし。シューマンの大作のあとはショウピースが連発の楽しいアルバ
ム。

DDA 25077 \1980
「聖なる心と聖なる音楽」
-映画「セイクリッド・ハーツ」のためのサウンド・トラック
パレストリーナ:ミサ「来たれキリストの花嫁」、聖土曜日の哀歌
パレストリーナ、デ・ローレ:モテット集、
聖アグネスの祝日のための聖歌集
ムジカ・セレクタ&セレスチャル・セイレーン
録音:2009年4月
サラ・デュナント原作の映画《セイクリッド・ハーツ》(日本未公開)のサウンド
・トラックでパレストリーナのミサ曲ほか数々のモテットが収録。女声コーラス
にハープ、オルガン、ヴィオールが加わる。ムジカ・セレクタは1990年設立、
16世紀後半から17世紀前半にかけての宗教曲を専門とする。セレスチャル・セイ
レーンは2003年設立のアマチュア・コーラス・グループだが、素朴で衒いのない
歌唱はパレストリーナに相応しい。

DDH 27810 2枚組 \3960
グノー:歌劇《ファウスト》(イタリア語上演)
ジュリアーノ・ロマニョーリ(ファウスト)、
ジェンマ・ボシーニ(マルゲリータ)、
フェルナンド・アウトーリ(メフィストフェーレ)、
ジルダ・ティミッツ(ジーベル)、ナポレオーネ・リモンタ(ワグナー)、
A.パチーニ(ヴァレンティノ)、N.ガローネ(マルタ)
カルロ・サバーニョ指揮ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団
録音:1920年ミラノ,ザ・グラモフォン・カンパニーによる
《ファウスト》のイタリア初演は1862年。この録音はそれから58年後の1920年ミ
ラノのザ・グラモフォン・カンパニーにて行われたスタジオ録音の一種である。
原盤はステファン・サットン・コレクションによるミント盤。録音に際してはい
かなる電気的増幅は施されていないとされ、今回のCD復刻では細心の注意をもっ
てリマスタリング。板起こしにありがちなノイズは最小限に留められている。
高音、低音に無理がなく、黄金期のミラノ・スカラ座の凄さが味わえる。

DDH 27811 2枚組 \3960
ピーター・ウォーロック作品集
-ジョン・ビショップ・コレクションによる78回転レコードから
(1)キャプリオル組曲
(2)弦楽セレナーデ
(3)キャプリオル組曲(シゲティによるVn,Pf版)
(4)弦楽セレナーデ
(5)キャプリオル組曲
(6)パーセル(ウォーロック編):幻想曲第3番
(7)パーセル(ウォーロック編):4声のファンタジア第9番
(8)しゃくしぎ
(9)
(CD2)
歌曲、声楽作品集
(キャプテン・スタットンの幻想、眠り、狐、わが故郷、ほか全35曲)
(1)A.バーナード指揮ロンドン室内管、1931年録音
(2)バルビローリ指揮NGS室内管、1928年録音
(3)J.シゲティ(Vn)、N.マガロフ、1936年録音
(4)(5)C.ランバート指揮C.ランバート弦楽オーケストラ、1937年録音
(6)パスキエ・トリオ、1935年録音
(7)グリラー弦楽四重奏団、1947年)
(8)ルネ・ソームズ(T)、Lグーセンス(E-Hr)、
エオリアン弦楽四重奏団、録音:1950年
(9)P.ドーソン(B)、ジョン・ゴス(Br)、J.アームストロング(Br)、
パリー・ジョーンズ(T)、P.ピアーズ(T)、ロイ・ヘンダーソン(Br)、
ジェラルド・ムーア(Pf)、他多数、1927-51年録音
イギリス音楽ファン必聴のCD登場。ピーター・ウォーロック(1894-1930)、本名
フィリップ・ヘセルステイン。19世紀から20世紀初めのイギリスで活躍したイギ
リス田園楽派の作曲家の一人。ディーリアスの友人、弟子としても知られてお
り、民謡を主な素材とした牧歌的な作品に隠れた人気がある。CD1にオーケスト
ラ、器楽作品、CD2に歌曲、声楽作品が収められている。代表作「カプリオール
組曲」だけでも3種の録音(うち一つはシゲティによるヴァイオリンとピアノの
版)が収録、バルビローリによる弦楽セレナーデもうれしい。CD2に彼が最も力を
入れた歌曲がこれだけまとめられているのは快挙としか言いようがない。録音は
1927-51年と文字通りの年代ものですべてモノラルだが、原盤の状態がよいのと、
リマスタリングで立体感のある処理(擬似ステレオではない)が施されているた
め驚くほど鮮やか、資料的価値を遥かに越えている。時にディーリアスのよう
に繊細で妖艶、また時にグレインジャーのように快活、豪放。この機会にウォー
ロックの再評価を!




<METIER>
MSV 28511 2枚組 \3700
「バッハ・プラス」
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番
B.A.ツィンマーマン:無伴奏チェロ・ソナタ
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番
ハワード・スケンプトン:6つの形
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番
サイモン・ホルト:フィート・オブ・クレイ
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第4番
ゲラルド・バリー:トリオルチック・ブルース
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番
H.W.ヘンツェ:無伴奏チェロのためのセレナーデ
ウルリヒ・ハイネン(Vc)
録音:2008年9月、12月CBSOセンター,バーミンガム
バッハの無伴奏チェロの名曲の間に20世紀に書かれた無伴奏チェロ作品を置いた
意欲作。ツィンマーマンの錯乱気味の狂気の世界はバッハとの間に激しいコント
ラストを作り、スケンプトン作品はバッハの様式を模倣しつつスウィンギーな
ジャズの要素を加えた粋な音楽。ヘイネンはサイモン・ラトルの招きでバーミン
ガム市響の首席を長らく勤める一方、現代音楽の紹介に力を入れている。

MSV 28510 \1850
「アウト・オブ・ザ・クール」
-イギリス現代のフルート作品集
リチャード・ロドニー・ベネット(b.1936):冬の音楽
ロバート・サクストン(b.1953):クリスタレン
セシリア・マクドウォール(b.1951):月の踊り
アーサー・バターワース(b.1923):オーバード
リチャード・ロドニー・ベネット(b.1936):夏の音楽
デイヴィッド・ヒース(b.1956):アウト・オブ・ザ・クール
ブライアン・ロック(b.1967):フルート・ソナタ
スーザン・ミラン(Fl)、
アンドリュー・ボール(Pf)
録音:2008年
重鎮ベネットを始め、決して前衛的ではなく、親しみやすさとモダニズムが程よ
くブレンドしたウェル・メイドな佳曲揃い。スーザン・ミランはロイヤル・フィ
ルの首席を勤めた後、ソリストとして多くの同時代の作曲家から信頼され作品を
献呈されている。CHANDOSレーベルに多数の録音があり、また山形由美の師匠の
一人でもある。

MSV 28513 \1850
「グレーテスト・ヒッツ・オブ・オール・タイム」
-オーボエとアンサンブルのための現代音楽
(1)ロジャー・レッドゲイト(b.1958):オーボエ五重奏曲
(2)マイケル・フィニシー(b.1946):
グレーテスト・ヒッツ・オブ・オール・タイム
(3)ロジャー・レッドゲイト(b.1958):尖筆
(4)クリストファー・フォックス(b.1955):オーボエ五重奏曲
(5)ハワード・スケンプトン(b.1947):
ガーランド(オーボエと弦楽三重奏のための)
(6)マイケル・フィニシー(b.1946):この形ではない
(7)ジェームズ・クラーク(b.1957):オーボエ五重奏曲
クリストファー・レッドゲイト(Ob,E-Hr)
(1)(4)(7)クロイツァー四重奏団
(3)ジュリアン・ウォーバートン(Perc)
(5)R.レッドゲイト(Vn)、B.キャレイ(Va)、R.マイケル(Vc)
(6)アンサンブル・エクスポセ
録音:2003-2006年
イギリスの中堅からベテラン世代の作曲家によるオーボエをメインとした室内楽
曲集。フォックスのオーボエ五重奏曲はナイマンの流れを汲むようなミニマリズ
ムと民族音楽のクロスオーバー。フィニシーの中東音楽をデフォルメしたような
「グレーテスト・ヒッツ・オブ・オール・タイム」、クラークのパンクともノイ
ズ・ミュージックともつかない、終始ギリギリ、ギャーギャーと掻きむしるよう
な響きで満たされたオーボエ五重奏曲など、変化に富んだ内容。





<CELESTIAL HARMONIES>
13277 \1980
ショパン:ピアノ協奏曲第2番へ短調(ピアノと弦楽四重奏のためのオリジナル版)
ベートーヴェン:ピアノ四重奏曲第3番ハ長調WoO36
ロジャー・ウッドワード(Pf)、
アレキサンダー弦楽四重奏団
ショパン:ピアノ協奏曲第2番のオーケストラ・パートを弦楽四重奏にした版はオ
ーケストラ伴奏版の初演後、1832年にショパン自身の手で編曲された。ピアノが
現れるまでの長い弦楽四重奏パートは全く別の曲を聴いているようであり、これ
は新発見されたショパンの弦楽四重奏曲なのではないかと錯覚するほどである。
その他の部分においても弦楽四重奏としての書法は堅実、緻密で、オーケストラ
版では気づきにくい室内楽的な各声部の動きに新たな発見と驚き。また実質上の
ピアノ五重奏の形態になることでピアノとアンサンブルの一体感が増し、お互い
の当意即妙なやりとりは手に汗握るほど。ベートーヴェンとショパンは全く作風
の異なる別次元の作曲家を思われがちだが、二人の生きた年代は驚くほど近接し
ており、ウッドワードは二人の音楽に内在する共通点と時代のダイナミズムを見
事にリアリゼーションしている。ベーゼンドルファー275のやや硬めに調整され
た響きが冴え渡る。




<NMC>
NMC D140 \1980
「知られざるブリテン」
(1)《イリュミナシオン》(1939)
(コリン・マシューズ補作の追加された3曲付き、全12曲)
(2)ロンド・コンチェルタンテ(1930)-ピアノと弦楽のための
(3)デニス・ブレインの追憶に(1958)-4つのホルンと弦楽のための
(4)無題断片(1930)-弦楽のための
(5)変奏曲(1965)-ピアノのための
(6)クラリネット協奏曲のための楽章
(1942年頃)(第1・3楽章:コリン・マシューズによる補作)
(1)-(4)(6)トーマス・ツェートマイアー指揮ノーザン・シンフォニエッタ、
(1)サンドリーヌ・ピオー(Sop)、
(2)(5)ロルフ・ハインド(Pf)、
(3)マイケル・トンプソン(Hr)、リチャード・ワトキンス(Hr)、
ピーター・フランコウム(Hr)、クリス・グリフィス(Hr)
(6)マイケル・コリンズ(Cl)
ほとんどが世界初録音となるブリテンの珍しい作品集。草稿の段階で残されたも
のはマーラーの交響曲第10番でデリック・クックの補佐としてオーケストレー
ションを完成させたことで知られるコリン・マシューズが補作、管弦楽化してい
る。現在普及している《イルミナシオン》は10曲からなるが、後にブリテンが追
加しようと構想しスケッチを残していた3曲を新たに加えた完全全曲版。バロッ
クを中心に活躍、吉田秀和氏も絶賛の名歌手サンドリーヌ・ピオーが歌っていま
す。デニス・ブレインのための書かれた《デニス・ブレインの追憶に》は短いな
がらもオペラの一幕を思わせる気の利いた一品。ベニー・グッドマンを想定して
構想されながら未完に終わった《クラリネット協奏曲のための2つの楽章》、ほ
とんど完成間近だったピアノ協奏曲のロンド楽章ほか、ブリテン・ファン、イギ
リス音楽マニアは必聴!君の想像力が曲を更に完成させる!

NMC D157 2枚組 \3960
ピーター・マックスウェル・デイヴィス(b1934):
歌劇「タヴァナー」(作曲者自身の台本による)
オリヴァー・ナッセン指揮
BBC交響楽団、ロンドン・ヴォイシズ、新ロンドン児童合唱団、
フレットワーク(ヴィオラ・ダ・ガンバ・アンサンブル)、
マーティン・ヒル(T)、デヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(Br)、
フィオーナ・キム(MS)、マイケル・チャンス(C-T)、他
録音:1996年BBC
スコットランド北の海岸沖オークニー諸島に在住し、ひたすら幻想を追い求める
孤高の作曲家マクスウェル・デイヴィスの最初の歌劇が今、ここに初CD化。
1972年に作曲され、コヴェントガーデン王立歌劇場で初演後、1996年になってこ
の録音がなされ放送されたが、以来お蔵入りとなっていた貴重な音源である。
タイトルから察せられる通り、主人公はイギリスで16世紀半ばに活躍した作曲家
ジョン・タヴァナー。彼はほぼ教会つきの音楽家として活躍したが、ルター派の
スキャンダルに関わり投獄されたりするなど波乱の人生を送っている。そんな彼
の作品を引用(著名なアンサンブル、フレットワークも登場!)しながら、デイ
ヴィスは現代における信仰の危機をオーヴァー・ラップさせている。作風は表現
主義の手法で書かれ、時にベルクを思わせる。ルネサンスの宗教曲、世俗曲の様
式は現代風にデフォルメされている。オリヴァー・ナッセン率いる歌手陣、BBC
響の一糸乱れぬ緊張感あふれる演奏も聴きもの。




<LONDON SINFONIETTA>
SINF CD2-2009 \1680
The Jerwood Series 6
(1)ジェームズ・オルセン(b.1982):カメレオン協奏曲
(2)クリスティアン・メイソン(b.1984):
からみあった時間の中で、結びとめられた空間で
(3)ラリー・ゴーヴズ(b.1980):春の時
(4)クラウディア・モリター(b.1974):無題40[デスク・ライフ]
(5)ケネス・ヘスケス(b.1968):記録の詳細
ロンドン・シンフォニエッタ
(1)デヴィッド・ポルセリーン(指揮)
(2)バルダー・ブロンニマン(指揮)
(3)オリヴァー・ナッセン(指揮)
(1)C.グールド(Vn)、R.ハインド(Pf)、
(3)J.フレーザー(Sop)
録音:2005-2008年
1960-1980年代生まれのイギリスの若手から中堅世代の作曲家の作品を集めた。
前衛、ミニマル以後のイギリス作曲界を俯瞰するのに最適のCDで、この国で若い
世代を中心に才能豊かな作曲家が育ってきているのがわかる。1982年生まれの
オルセンは既にLSO、ベルリン響で作品が取り上げられている。彼の《カメレオ
ン協奏曲》は狭義の前衛を乗り越えた新しい作風で、デフォルメされたロック、
民族音楽、パンク、コミカルな身振りがスピーディに移り変わってゆく様はまさ
にカメレオン。メイソンの《時間にからんで、宇宙で結びとめられた》は電子音
響を室内オーケストラのためによる作品で中東風の音楽が大変抽象化された形
で取り入れられたロンドン・シンフォニエッタ創立40周年委嘱作品。ヘスケスの
《記録の詳細》は日本の古事記から霊感を得て作曲され、その色彩感には目を
見張らされる。彼らは現代音楽の様々な流派の手法を取り入れながら、結果的
にはどの流派にも属さない、非常にユニークな存在である。今、イギリス新世
代の作曲家たちが面白い!




<MARQUIS>
MAR81375 \1980
「バッハ・イン・トゥ・ザ・ウィンド」-吹奏楽によるバッハ:オルガン名曲集
前奏曲とフーガ ニ短調BWV539
トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調BWV564
幻想曲とフーガ ト短調BWV542
パッサカリアとフーガ ハ短調BWV582
もろびと声あげBWV729
キリストは死の絆につきたまえりBWV625
汝の御座の前にわれはいま進み出でBWV668
われらが神はかたき砦BWV720
いざ来たれ、異教徒の救い主よBWV659
小フーガ ト短調BWV578
モルデチャイ・レヒトマン(指揮・編曲)
モントリオール・フェスティバル・ウィンド・オーケストラ
録音:2007年
バッハのオルガン曲を管弦楽に編曲、演奏した例はストコフスキーがあるが、考
えてみると、オルガンの金属パイプに風を送って音を鳴らす構造は管弦楽より吹
奏楽に近いわけだし、実際、オルガンと吹奏楽の相性は抜群。各パートの対位法
的な差異もよりはっきりと浮き出てダイナミズムも圧倒的。木管アンサンブルの
部分の繊細な味わいはこの編曲ならではのものです。吹奏楽をやっている若人諸
君はもちろん、多くの方々に聴いて頂きたい一枚。

MAR 81409 \1980
メンデルスゾーン:
ピアノ三重奏曲 ニ短調Op.49(第1番)
ピアノ三重奏曲 ハ短調Op.66(第2番)
トリオ・コン・ブリオ・コペンハーゲン:
【ホン・スジン(Vn)、ホン・スキョン(Vc)、
イェンス・エルヴェキール(Pf)】
録音:2007年,デンマーク
韓国出身のホン姉妹にデンマークのエルヴェキールが1999年に結成したトリオ・
コン・ブリオ・コペンハーゲン。2002年のミュンヘン国際音楽コンクールで最高
位(1位なしの2位)を受賞以来各地のコンクールで絶賛される。最新録音は歌謡性
溢れるメンデルスゾーン。韓国に弦の名手が多いのはチョン・キョン・ファ以来
の伝統か。大らかに歌いつつ、情に流されず、無駄なくきりりとまとめ上げる手
腕はメンデルスゾーンをさながらブラームスのように聴かせる。

<Glossa>
GCD 922206 2枚組 \3450
ドビュッシー:ローマ賞のための音楽 ――
カンタータ《闘牛士》/祈り/カンタータ《選ばれし乙女》/交響組曲《春》
/カンタータ《春》/春のあいさつ/カンタータ《放蕩息子》(初稿版)
ギレーヌ・ジラール(ソプラノ)、ソフィー・マリレー(メゾ・ソプラノ)、
ベルナール・リヒター(テノール)、アラン・ビュエ(バリトン)、
マリー=ジョゼフ・ジュデ(ピアノ)、
ジャン=フランソワ・エッセール(ピアノ)、
エルヴェ・ニケ(指揮)、
ブリュッセル・フィルハーモニック(旧フランダース放送管弦楽団)、
フランダース放送合唱団
コンセール・スピリチュエルを率いてのヘンデルの「水上の音楽&王宮の花火の
音楽」(GCDSA 921616)、パーセルの歌劇「アーサー王」(GVD 921619)で古楽の常
識を大胆に覆したフランス・バロックの鬼才エルヴェ・ニケ。
奇想天外で斬新な「アーサー王」に続く鬼才ニケ渾身の野心作は、なんとフラン
ス印象派の大家ドビュッシーの"ローマ賞"にまつわる作品集!
1872年、パリ音楽院に入学しエルネスト・ギローのクラスで作曲を学んでいたド
ビュッシーは、1883年にカンタータ「闘牛士」を完成させ若手芸術家の登竜門
"ローマ賞"で第2等賞を受賞。
翌年1884年には、カンタータ「放蕩息子」で見事ローマ大賞(第1等賞)を獲得し
前年の雪辱を果たしたドビュッシー。しかしローマ大賞受賞者に義務付けられる
"留学作品"の存在や、イタリアでの留学生活に馴染めず、ドビュッシーはわずか
2年でフランスへと帰国してしまう。
イタリアでは不遇の時代を過ごしたドビュッシーだが、この期間に生まれた作品
はどれも若き日の傑作と呼ぶに相応しいものばかり。
フランス音楽を心の底から愛するエルヴェ・ニケが考案し、"モダン・オケ"を振
った特別なドビュッシーの作品集。これは話題必至です!
2009年6月&7月、ヘフェルレー&ブリュッセル(ベルギー)での録音。

GCDSA 922208(SACD-Hybrid) \2850
ウルマン:
歌劇《こわれ甕》序曲/交響曲第1番《私の若き日》/ドン・キホーテのファン
ダンゴ/交響曲第2番
ゲルト・アルブレヒト(指揮)、
ブリュッセル・フィルハーモニック(旧フランダース放送管弦楽団)
読売日本交響楽団の第7代常任指揮者を務めたドイツのマエストロ、ゲルト・ア
ルブレヒトがグロッサ(Glossa)初登場!
数多くの世界初演や日本初演を手がけてきたアルブレヒトがベルギーのオーケス
トラ、ブリュッセル・フィル(旧フランダース放送管)の指揮台に立ち、自身の代
名詞ともなっている「退廃音楽」からヴィクトル・ウルマン(1898-1944)の音楽
を取り上げる。
ウィーン大学で研鑽を積みシェーンベルクやツェムリンスキーに認められながら
も、ナチスによって「退廃音楽」の烙印を押され、ユダヤ系のためナチスによっ
てテレージェンシュタット収容所に収監されたウルマン。
死と隣り合わせという極限の環境の中で作曲活動を続けながらも、1944年にアウ
シュヴィッツ強制収容所で命を落としたウルマンの遺産。
アルブレヒトが全身全霊を傾けて作品から引き出すウルマンの魂の叫び、訴えに
耳を傾けていただきたい。またグロッサにとって"異色"のレパートリーとなるだ
けに、その完成度も非常に楽しみ。
2008年5月、フラジェイ・スタジオ4(ブリュッセル)での録音。

GCD 921303 \2300
ヘンデル:ハープのための音楽 ――
ヘンデル:組曲ニ短調HWV.448/バベル:涙の流れるままに/ヘンデル:ハープ協奏
曲変ロ長調HWV.294/作曲者不詳(1800年頃):ハープのための主題と変奏/ジョー
ンズ:ミクロコズム協奏曲/ボクサ:O let eternal honours & From Mighty
Kings、ひとりのみどり子が私達のために生まれる
マラ・ガラッシ(トリプル・ハープ&エラール・ハープ)、
ジョヴァンニ・トーニ(オルガン、チェンバロ&フォルテピアノ)
イタリアが生んだバロック・ハープの第1人者、そして日本が世界に誇るハーピ
スト、長澤真澄、西山まりえ両氏の師匠として古楽ファンにお馴染みのハープ奏
者マラ・ガラッシ。
悲劇の女王マリー・アントワネットがヴェルサイユ宮殿で聴いたハープの調べを
再現するという壮大な企画「天空のハープ」(GCD C81302)以来となるマラ・ガラ
ッシの"グロッサ"第3弾はアニヴァーサリー・イヤーを締めくくるヘンデル・ア
ルバム!
弦を3列に張ったウェールズの"トリプル・ハープ"、エラールの"ペダル・ハー
プ"という2台のヒストリカル・ハープでヘンデルの音楽を奏でるガラッシ。
ここでは「組曲HWV.448」、「協奏曲HWV.294」といったヘンデルのオリジナル
作品はもちろんのこと、エドワード・ジョーンズ(1752-1824)やニコラ=シャル
ル・ボクサ(1789-1856)がヘンデルの音楽を題材とした作品も取り上げており、
他の作曲家のマテリアルとなっても輝き続けるヘンデルの音楽の素晴らしさを
教えてくれる。
"空想の音楽会 - 天空のハープ"の感動再び ――。2008年9月&2009年3月、モデ
ナ&ミラノ(イタリア)での録音。

GCD 921526 \2300
ヘンデル:イタリアン・カンタータ集Vol.6 ――
カンタータ《おお、何と澄んで美しく》HWV.143/カンタータ《うるわしきアマ
リッリ》HWV.82/カンタータ《アルプスの山よ》HWV.81
ロベルタ・インベルニッツィ(ソプラノ)、
イェツァベル・アリアス・フェルナンデス(ソプラノ)、
ロミーナ・バッソ(アルト)、
ファビオ・ボニッツォーニ(チェンバロ&ディレクター)、ラ・リゾナンサ
オットボーニ枢機卿、パンフィーリ枢機卿、そしてルスポーリ侯爵といったパト
ロンたちから多大な援助を受けて音楽活動を続けていたイタリア滞在時代(1706
年-1710年)のヘンデル。
この時期に作曲された100曲のカンタータの中から、"器楽伴奏付き"のカンター
タのレコーディングを行うラ・リゾナンサの「イタリアン・カンタータ集」も
いよいよ佳境に突入!
シリーズ第5集には、イタリア滞在時代の中期となる"1708年"に作曲された3曲
のカンタータを収録。いずれもイタリアの音楽、環境、文化に触れたヘンデルの
才能が発揮された傑作である。
カンタータ、バロック・オペラなど多くの舞台で名唱を聴かせてくれているイタ
リア・バロックの歌姫ロベルタ・インベルニッツィを筆頭とする3人のソリスト
たちの歌声、
名チェンバリスト、ファビオ・ボニッツォーニが率いる"ラ・リゾナンサ"の定評
あるアンサンブルが、若きヘンデルのイタリアでの成長と成果をじっくりと聴か
せてくれます。
2008年6月、ティエランシェ・サン・ミッシェル(フランス)での録音。




<ABC Classics>
ABC 476 3224 \2250
MSO Live ――
ワーグナー:歌劇《タンホイザー》序曲
ディーリアス(ビーチャム編):楽園の道
エルガー:エニグマ変奏曲
チャールズ・マッケラス(指揮)、メルボルン交響楽団
マッケラスが母国オーストラリアのトップ・オーケストラ、メルボルン交響楽団
を振った2007年のライヴ録音が"ABC Classics"の強力シリーズ"MSO Live"から登
場に!
メルボルン響の創立100周年という記念すべき年に本拠地ハマー・ホールの指揮
台に立ったマッケラス。
ライヴならではの熱気あふれる「エニグマ変奏曲」では主題と14の変奏の"個性"
を巧みに描き分けるなど、オーケストラから豊かなサウンドやカラーを自在に引
き出すマッケラスの"指揮"は円熟の至芸そのもの。
2007年11月24日、ハマー・ホール(メルボルン)でのライヴ録音。

ABC 476 5691 \2250
J・S・バッハ:ヴァイオリン協奏曲集 ――
ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV.1041/同第2番ホ長調BWV.1042/オーボエと
ヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV.1060*/2つのヴァイオリンのための協奏
曲ニ短調BWV.1043**
リチャード・トネッティ(ヴァイオリン)、
ダイアナ・ドハーティ(オーボエ)*、ヘレナ・ラスボーン(ヴァイオリン)**、
オーストラリア室内管弦楽団
1989年にオーストラリア室内管の芸術監督&リーダーに就任し、同オーケストラ
を世界有数の室内管弦楽団にまで育て上げたオーストラリアの天才ヴァイオリニ
スト、リチャード・トネッティ。
1994年に録音された無伴奏ソナタ&パルティータ(ABC 476 8051)に続くトネッ
ティのバッハ第2弾となるのが、固い絆で結ばれたオーストラリア室内管とのヴァ
イオリン協奏曲集。
ガット弦を張った1759年製のグァダニーニに、18世紀中期のオランダで製作され
た弓を組み合わせたトネッティ。艶やかで潤いのあるトネッティのヴァイオリン
とオーストラリア室内管のサポートによって育まれたバッハ。演奏、音質とも絶
品です。
2005年10月21日-24日の録音。弊社初紹介

ABC 438 612-2 \2250
ヴォルトゥオーゾ・ダブルベース ――
グリーグ(カー&ホロヴィッツ編):コントラバス協奏曲イ短調/ジョセフス:コン
トラバス協奏曲Op.118/サンキー:カルメン幻想曲
ゲイリー・カー(コントラバス)、
パトリック・トーマス(指揮)、アデレード交響楽団
1941年にアメリカ、ロサンゼルスに降り立ち、オーケストラの低弦楽器としてし
か認識されていなかったコントラバスをソロ楽器として確立させ、全ての低音楽
器奏者たちに新たな道標を示した伝説の名手ゲイリー・カーのオーストラリア録
音!
カーのアレンジ、ホロヴィッツのオーケストレーションで「コントラバス協奏
曲」に生まれ変わったグリーグの「チェロ・ソナタ」は、まるでコントラバス
のために書かれた作品ではないかと思えてしまうほど。低音楽器奏者の皆様、
必聴です。
1992年11月23日-27日の録音。弊社初紹介

ABC 476 7737 \2250
バロック・デュエット ――
ペルゴレージ:スターバト・マーテル/ヴィヴァルディ:グローリア ニ長調
RV.589より ラウダムス・テ、主は我が主に言われた ニ長調RV.594より 主はあ
なたの力ある杖を/ヘンデル:主はあなたの力ある杖をHWV.192、盲目の愛の神
あなたを信じまいHWV.189/モンテヴェルディ:おお金色の髪、ただあなたを見
つめ
サラ・マクリヴァー(ソプラノ)、サリー=アン・ラッセル(メゾ・ソプラノ)、
アントニー・ウォーカー(指揮)、アンティポディーズ管弦楽団
バッハのアリア&二重唱集(ABC 4761183)が好評を博したオーストラリアの古楽
シーンをリードする2人の歌姫、ソプラノのサラ・マクリヴァーとメゾ・ソプラ
ノのサリー=アン・ラッセルのデュオによるバロック・アルバム。
美しくブレンドするマクリヴァーとラッセルの澄み切った歌声が神々しく響く
ペルゴレージの「スターバト・マーテル」には"感動"というフレーズがピッタ
リ。豪州のピリオド・オーケストラ、アンティポディーズ管と2人の歌姫のアン
サンブルも出色の出来。
2004年&2005年の録音。弊社初紹介

ABC 476 3394 \2250
J・S・バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集 ――
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第1番ト長調BWV.1027/同
第2番ニ長調BWV.1028/同第3番ト短調BWV.1029
ダニエル・イアドン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ニール・ペレス・ダ・コスタ(チェンバロ)
ダニエル・イアドンは、イングリッシュ・バロック・ソロイスツやエイジ・オ
ヴ・インライトゥメント管から客演首席奏者として招かれフロリレジウムのメ
ンバーとしても活躍した実力派バロック・チェリスト&ガンビスト。
アシュリー・ソロモンと共にフロリレジウムを結成したチェンバロ奏者ニール・
ペレス・ダ・コスタとのコンビネーションは特筆もの。お互いの特徴をしっかり
と活かした素晴らしいバッハはフロリレジウム時代から続くコンビだからこそ。
2004年&2006年の録音。

ABC 476 5844 2枚組 \3380
ラモー:歌劇《ダルダニュス》
ポール・アグニュー(テノール)、ミリアム・アレン(ソプラノ)、
スティーヴン・ベネット(バス)、コリン・ボーン(バリトン)、
アンナ・フレイサー(ソプラノ)、デイヴィッド・グレコ(バス)、
キャスリン・マッカスカー(ソプラノ)、ペネロペ ・ミルズ(ソプラノ)、
ダン・ウォーカー(テノール)、ポール・ウィーラン(バリトン)、
ダミアン・ホワイトリー(バス)、
アントニー・ウォーカー(指揮)、
カンティレイション、アンティポディーズ管弦楽団
フランスの楽壇が"ラモー派"と"リュリ派"に分かれて大論争を巻き起こした1730
年代。この動乱期に生まれたギリシャ神話を題材とする「ダルダニュス」は、
1739年11月19日に初演された序曲と5幕から成る円熟期のラモーの傑作オペラで
ある。
豪州のバロック・オペラのスペシャリスト集団ピンチガット・オペラの「ダルダ
ニュス」には、ダルダニュス役に英国の名テノール歌手ポール・アグニューの名
前も!ちなみにここでは1739年原典版をベースに1744年改訂版を加えた形で演奏
されている。
2005年11月-12月、シティ・リサイタルホール・エンジェル・プレイスでの録音
(ライヴ)。弊社初紹介

ABC 476 5941 \2250
フレンチ・バロック・カンタータ集Vol.1 ――
モンテクレール:ディドンの死/シュトゥック:L'amant reconcilie/モンテク
レール:アリアーヌとバッカス/シュトゥック:アウロラとケファロス
タリン・フィービッグ(ソプラノ)、フィオーナ・キャンベル(メゾ・ソプラノ)、
アンサンブル・バッティスティン
ミシェル・ピニョレ・ド・モンテクレール(1667-1737)とジャン・バティスト・
シュトゥック(1680-1755)の作品を収めたオーストラリア発、フランス・バロッ
ク時代のカンタータ集。
トラヴェルソ奏者ケイト・クラークも参加しているアンサンブル・バッティス
ティン、ソリストにはオーストラリアの2人の名花、タリン・フィービッグと
フィオーナ・キャンベルを迎えるなど充実のキャスト陣でフランス・バロック
のカンタータを堪能できる。
2004年&2005年の録音。弊社初紹介

ABC 476 3423 2枚組 \3380
ベル・エポック - ガブリエル・フォーレのポートレート ――
フォーレ:舟歌第6番変ホ長調Op.70、夜想曲第6番変ニ長調Op.63、パヴァーヌ
Op.50(ホワット&ヒスコックス編)、主題と変奏嬰ハ短調Op.73、舟歌第5番
嬰ヘ短調Op.66、夜想曲第1番変ホ短調Op.33-1、マズルカ変ロ長調Op.32、舟歌
第7番ニ短調Op.90、夜想曲第9番ロ短調Op.97、舟歌第8番変ニ長調Op.96、夜想
曲第12番ホ短調Op.107/フォーレ&メサジェ:バイロイトの思い出*/フォーレ:
劇音楽《カリギュラ》より 踊りの歌(ピアノ二重奏版/世界初録音)*、組曲
《ドリー》Op.56*、夜想曲第4番変ホ長調Op.36、マズルカ形式の小品(世界初
録音)、前奏曲(世界初録音)、8つの小品Op.84、夜想曲第5番変ロ長調Op.37、
シシリエンヌ ト短調Op.78、夜想曲第7番嬰ハ短調Op.74、舟歌第4番変イ長調
Op.44、夜想曲第10番ホ短調Op.99、同第13番ロ短調Op.119
ロイ・ホワット(ピアノ)、エミリー・キルパトリック(ピアノ)*
フランス作品の演奏や研究、楽譜校訂で世界的評価を得ているスコットランド生
まれのピアニスト、ロイ・ホワットのフォーレ・アルバム。
フランスのピアノ作品の発掘にも積極的なホワットのフォーレは、世界初録音と
なる「踊りの歌」(二重奏版)、「マズルカ形式の小品」、「前奏曲」や、ワーグ
ナーが見え隠れするフォーレとメサジェの共作「バイロイトの思い出」などプロ
グラムもバラエティ豊か。
聴き手の心を躍らせてくれる楽しいフォーレ・アルバムです。
2007年-2008年の録音。

ABC 476 8039 \2250
オースラリア・コンポーザー・シリーズ ――
ウィリアムソン:組曲《ハバナの我が男》/シンフォニア・コンチェルタンテ*
/序曲《サンチャゴ・デ・エスパダ》/シンフォニエッタ/イーディス・シッ
トウェルのための墓碑銘**
キャロリーヌ・アルモンテ(ピアノ)*、エリカ・ケネディ(ヴァイオリン)**、
ジャネット・ラザフォード(ヴィオラ)**、リチャード・マイルズ(指揮)、
タスマニア交響楽団
ヒコックスの録音が記憶に新しいシドニー生まれのマルコム・ウィリアムソン
(1931-2003)。12歳からシドニー音楽院で作曲をグーセンスから学んだウィリア
ムソンは1950年にロンドンへ渡りブーレーズやメシアンの音楽を研究。
1975年10月にはイギリス人以外で初となる女王付き楽長にも任命されるなど、
作曲家としてだけでなく音楽家としても幅広い活躍を見せた英国と豪州の橋渡し
的存在である。
2004年の録音。

ABC 476 3222 \2250
オースラリア・コンポーザー・シリーズ ――
グランヴィル=ヒックス:エトルリア協奏曲*/サッフォー**/トラジック・セレ
ブレーション/モロッコからの手紙+
キャロライン・アルモンテ(ピアノ)*、デボラ・リーデル(ソプラノ)**、
ジェラルド・イングリッシュ(テノール)+、
リチャード・マイルズ(指揮)、アントニー・ウォーカー(指揮)+、
タスマニア交響楽団
ペギー・グランヴィル=ヒックス(1912-1990)は、ジョーン・サザーランド、マ
ーガレット・サザーランド、ネリー・メルバ、アイリーン・ジョイスなどワール
ドクラスの女流音楽家を数多く輩出してきたオーストラリアの20世紀を代表する
女流作曲家。
ロンドンの王立音楽大学では作曲をヴォーン=ウィリアムズ、ピアノをベンジャ
ミン、指揮法をランバートとサージェントという凄まじい顔ぶれから学んだグラ
ンヴィル=ヒックス。師匠たちの作風や伝統を受け継ぎ発展させた豪州の才女
である。
1993年-2007年の録音。

ABC 476 3221 \2250
オースラリア・コンポーザー・シリーズ ――
ミール:コンチェルト・モノローグ*/カンティレーナ・パシフィカ**/変奏曲
/ルーメン/クラウズ・ナウ・アンド・ゼン/ガルシア・ロルカへのオマージュ
/ガルシア・ロルカへのオマージュ+
マーリン・クワイフ(ソプラノ)*、エリカ・ケネディ(ヴァイオリン)**、
リチャード・マイルズ(指揮)、ドブス・フランクス(指揮)+、
タスマニア交響楽団
アメリカやスペインへ渡り欧米各国の音楽を吸収し、オーストラリアに新たな
作曲の流れを呼び込むなど同国の"前衛作曲家"として高名なリチャード・ミー
ル(1932-)の作品集。
英国音楽の流れを汲む作曲家、母国オーストラリアの音楽を題材とする作曲家
たちとは一線を画すモダンなオーストラリア音楽を知ることが出来る。
1987年-2005年の録音。

ABC 476 227-0 \2250
オースラリア・コンポーザー・シリーズ ――
エドワーズ:ホワイト・ゴースト・ダンシング/来れ、創造主なる聖霊よ/ギタ
ーと弦楽のための協奏曲*/マウンテン・ビレッジ・イン・ア・クリアリング・
ミスト/コラールとエクスタティック・ダンス
カリン・シャープ(ギター)*、
リチャード・マイルズ(指揮)、タスマニア交響楽団
オーストラリアの近現代作曲家たちにスポットライトを当てるタスマニア交響楽
団の"オースラリア・コンポーザー・シリーズ"。
現在のオーストラリアで最も人気のある作曲家の1人ロス・エドワーズ(1943-)の
入門には、同じくオーストラリア生まれの名ギタリスト、ジョン・ウィリアムズ
のために作曲された情熱と抒情が同居する「ギター協奏曲」がオススメ。
2002年-2003年の録音。弊社初紹介

ABC 438 610-2 \2250
エドワーズ:
ヴァイオリン協奏曲《マニンニャス》
交響曲第1番《主よ、平和を与えたまえ》*
打楽器と管弦楽のための夜想曲
ディーン・オールディング(ヴァイオリン)、
イアン・クレワース(打楽器)、
スチュアート・チャレンダー(指揮)*、デイヴィッド・ポルセリーン(指揮)、
シドニー交響楽団
日本などアジアの音楽にも関心を寄せているロス・エドワーズの「交響曲第1番」
は、ペルトの音楽やグレツキの「交響曲第3番」に通ずる雰囲気を醸し出す。
ポルセリーン、チャレンダーの指揮者陣とシドニー響による作品集はエドワーズ
の名声をさらに高めることに一役買うことになるだろう。
1990年-1992年の録音。弊社初紹介

ABC 476 227-3 \2250
シュヴェルトシク:
アースリー・サウンズ/アースリー・サウンズII/ザ・エンド・オヴ・アース
リー・サウンズ/イン・ザ・ミドゥスト・オヴ・アースリー・サウンズ/ツリー
・ソング
デイヴィッド・ポルセリーン(指揮)、アデレード交響楽団
クルト・シュヴェルトシク(1935-)は、ウィーン交響楽団のホルン奏者、ウィー
ン音楽院の作曲科講師、ウィーン音楽大学の作曲科教授を歴任し、2006年にはヨ
ーゼフ・マルクス協会の創設、プレジデントに就任したオーストリア生まれのオ
ーストラリア人音楽家。
マルクス、シスケ、シュトックハウゼン直伝の作曲技法を用いてヨーロッパのモ
ダニズムとオーストラリアの音楽を融合させたシュヴェルトシクの斬新な作品が
並ぶ。1995年の録音。弊社初紹介

ABC 476 3439 2枚組 \3380
ブルース・マーティン - ア・ライフ・イン・ソング ――
モーツァルト:歌劇《ドン・ジョヴァンニ》より カタログの歌、歌劇《フィガ
ロの結婚》より もう飛ぶまいぞこの蝶々/シューベルト:欺かれた裏切り者、
妻をめとる法/レーヴェ:魔王/モーツァルト:歌劇《魔笛》より 恋人か女房か、
歌劇《ドン・ジョヴァンニ》より シャンパンの歌/ヴェルディ:歌劇《ドン・
カルロ》より 彼女は決してわしを愛していない/ワーグナー:楽劇《トリスタ
ンとイゾルデ》より それは本当か/ムソルグスキー:歌曲集《死の歌と踊り》
/他
ブルース・マーティン(バス・バリトン)、
デイヴィッド・ミーシャム(指揮)、ヴラディーミル・ヴェルビツキー(指揮)、
西オーストラリア交響楽団、チャールズ・マッケラス(指揮)、
メルボルン交響楽団、エドガー・クリー(指揮)、プロ・アルテ管弦楽団、
ミヒャエル・ブリマー(ピアノ)、ロン・チャールズ(ピアノ)
1969年のオペラ・デビュー以来、世界のトップ・ステージで活躍し続けているオ
ーストラリアの偉大なるバス・バリトン歌手ブルース・マーティンのこれまでの
業績を讃えて製作された録音集。
シャンドスからヒコックスの指揮でリリースされているオーストラリア・オペラ
のプロコフィエフやドヴォルザークでもマーティンの勇壮な歌声に出会えます。
1971年-1991年の録音。

ABC 465 734-2 \2250
サザーランド:
弦楽オーケストラのための協奏曲/合奏協奏曲/ヴァイオリン協奏曲/狩の丘
パトリック・トーマス(指揮)、ジョン・ホプキンス(指揮)、
クイーンズランド管弦楽団、メルボルン交響楽団
オーストラリア楽壇が世界に誇る2人のサザーランド。作曲家のサザーランド、
すなわちマーガレット・サザーランド(1897-1984)は1920年代にイギリスでバッ
クスに師事した経歴を持つ。その作風はバックスの影響の見られる作品や新古典
主義の特徴を持った作品などさまざま。1972年-1973年の録音。弊社初紹介





<Nimbus>(Nimbusはレーベル・オフィシャルのCD-Rとなります)
NI 7045/6 2枚組 \2580
ゴットシャルク:4手と2手のためのピアノ作品集 ――
4手連弾* - キューバの踊りOp.50/春への想いOp.40/マルシェ・ド・ヌイOp.17
/彼女の眼Op.66/ホタ・アラゴネーサOp.14/バナナOp.5/クレオルのバラード
Op.37/オルファOp.71/ラ・シンティッラOp.21/葬送行進曲Op.64/ガリーナ
Op.53/光り輝くOp.72/大タランテラOp.67
独奏 - アンダルシアの思い出Op.22/バンジョーOp.15/大スケルツォOp.57/
パスキネード・カプリス/子守歌/トーナメント・ギャロップ/マズルカ/連
合旗章/最後の希望/スケルツォ・ロマンティーク/スケルツォ・ロマンティー
ク/瀕死の詩人
アラン・マークス(ピアノ)、ネリーネ・バレット(ピアノ)*
ニューオーリンズで生まれリオ・デ・ジャネイロで没した19世紀アメリカの作曲
家ゴットシャルクのピアノ作品集は、"ソロ"と"4手連弾"を収録。「バンジョー」
に代表されるように、超絶技巧を要するスリリングなパッセージ、切なく抒情豊
かなメロディ。"ソロ"と"4手"の演奏でたっぷりゴットシャルクの世界に浸れま
す。弊社初紹介

NI 7049 \1700
メディテイションズ・フォー・スプリング ――
メンデルスゾーン:交響曲第4番Op.90《イタリア》より 第1楽章/ハイドン:交
響曲第6番ニ長調《朝》Hob.I-6より 第1楽章/コープランド:アパラチアの春/
ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調Op.68《田園》より 第1楽章/トルドラ:《ビ
ステス・アル・マル》より 第1楽章/バークリー:弦楽セレナード/チマローザ:
オーボエ協奏曲ハ短調より 第2楽章/ヴィヴァルディ:オーボエ協奏曲ニ長調
RV.453より 第1楽章/スメタナ:歌劇《売られた花嫁》序曲
アダム・フィッシャー(指揮)、
オーストリア・ハンガリー・ハイドン・フィルハーモニー、
ウィリアム・ボートン(指揮)、イギリス交響楽団、、
フィルハーモニア管弦楽団、他
"春"をテーマとしたニンバス音源からのコンピレーション・アルバム。リラクゼ
ーションや気分転換にも役立ちそう。弊社初紹介

NI 7050/1 2枚組 \2580
声楽の黄金時代Vol.1 - 1900-1910 ――
チャイコフスキー:歌劇《スペードの女王》より Forgive me, heavenly being
/ヴェルディ:歌劇《オテロ》より 恐れるな/ドニゼッティ:歌劇《愛の妙薬》
より 人知れぬ涙/ヴェルディ:歌劇《アイーダ》より この不毛の地の重苦しさ
から逃げましょう/ヴェルディ:歌劇《オテロ》より ある夜のこと、残酷な神
を信じる/ワーグナー:歌劇《ローエングリン》より エルザの夢/グノー:歌劇
《ロメオとジュリエット》より 私は夢に生きたい/モーツァルト:歌劇《魔笛》
より イシスとオシリスの神よ/他
ニコライ・フィグネル(テノール)、エドゥアール・ド=レスケ(バス)、
ポル・プランソン(バス)、フランチェスコ・タマーニョ(テノール)、
エンリコ・カルーソー(テノール)、他
1900年-1910年代に収録された大歌手たちの歌声を集めたプリマ・ヴォーチェ
(Prima Voce)シリーズからのセレクション。弊社初紹介




<Prima Voce>(Prima Voceはレーベル・オフィシャルのCD-Rとなります)
NI 7854 \1700
ジョン・マコーマック - イン・ソング ――
キラーニー/吟遊詩人の少年/キャスリーン、わが愛する人/マクシュラ/ベ
ン・ボルト/空っぽの椅子/ロスト・コード/白鳥/他
ジョン・マコーマック(テノール)、様々なアーティスト
ニンバスのテクノロジーによって78回転のSP盤の演奏をマイクロフォンで拾い、
デジタル化を行う復刻シリーズ「プリマ・ヴォーチェ」は往年の名歌手たちの歌
声を聴くことができる貴重な録音。
アイルランドの名テノール、ジョン・マコーマック(1884-1945)が歌う伝承曲集。
1910年-1941年の録音。弊社初紹介

NI 7853 \1700
ラウリ=ヴォルピ、ヴェルディを歌う ――
ヴェルディ:歌劇《ルイザ・ミラー》より おお、私の目を否定できない…穏やか
な夜には/歌劇《リゴレット》より あの娘はさらわれてしまった/歌劇《運命
の力》より 最後の頼みだ、アルヴァーロよ隠れようとしても無駄だ/歌劇《ア
イーダ》より オシリスの神よ、ここにラダメスが、おおわが祖国/他
ジャコモ・ラウリ=ヴォルピ(テノール)、様々なアーティスト
1900年代前期から中期にかけて活躍したイタリアのテノール、ジャコモ・ラウリ
=ヴォルピ(1892-1979)のオール・ヴェルディ・プログラム。1927年-1943年の
録音。弊社初紹介

NI 7852 \1700
ガリ=クルチ - 録音集Vol.2 ――
ドリーブ:歌劇《ラクメ》より 鐘の歌/ドニゼッティ:歌劇《ランメルモールの
ルチア》より 優しいささやき/ヴェルディ:歌劇《リゴレット》より 慕わしい
人の名は/ビゼー:歌劇《真珠採り》より 夜の闇にただひとり/ヴェルディ:歌
劇《トロヴァトーレ》より 静かな夜だった、恋はばら色の翼に乗って/他
アメリータ・ガリ=クルチ(ソプラノ)、様々なアーティスト
20世紀初期の名コロラトゥーラ・ソプラノ、アメリータ・ガリ=クルチ(1882-
1963)のオペラ・アリア集。1917年-1930年の録音。弊社初紹介




<AR Re-Se>
AR 2009 \2300
ケックラン:ピアノ五重奏曲Op.80/弦楽四重奏曲第3番Op.72
サラ・ラヴォー(ピアノ)、
アンチゴーヌ弦楽四重奏団
ティンパニ(Timpani)のリリースでブームを呼んだロパルツやダンディのよう
に、秘曲ファンを中心に熱い注目を集めている19世紀-20世紀フランスの作曲家
シャルル・ケックラン(1867-1950)。
レコード芸術11月の海外盤試聴記(280ページ)で相場ひろ氏によって紹介され、
お問い合わせ急増中のアルバムがコレ!
第1次世界大戦の印象を音楽という形にした「ピアノ五重奏曲」。戦争への不安
感、敵軍隊の襲来、戦争終結の喜びなど、揺れ動く人間の感情が巧みに表現さ
れたフランス楽壇の知られざる傑作である。
ケックランの弦楽四重奏曲は、第1番&第2番がアルデオ弦楽四重奏団の演奏
(AR 2006-3)ですでにリリースされており、今回の第3番の登場で3曲全てが女流
演奏家のみの演奏で揃うことになる。聴けば聴くほど味わいを増すケックラン
・アルバムの登場です。

AR 2009-2 \2300
ミャスコフスキー:
ピアノ・ソナタ第2番嬰へ短調Op.13/同第3番ハ短調Op.19/
同第4番ハ短調Op.27
リディア・ジャルドン(ピアノ)
その生涯で27曲もの交響曲を作曲した20世紀ロシアの大シンフォニスト、ニコ
ライ・ミャスコフスキー(1881-1950)のピアノ・ソナタにスポットをあてたロシ
ア音楽ファン要チェックの好企画盤。
スヴェトラーノフの演奏で知名度を上げた"シンフォニー"のように、女流演奏
家のみのレーベル"AR Re-Se"の設立者リディア・ジャルドンの演奏がミャスコ
フスキーのピアノ・ソナタへの評価を高めてくれることだろう。





<PentaTone>
PTC 5186 340(SACD-Hybrid) \2850
シューベルト:交響曲第4番ハ短調D.417《悲劇的》/同第5番変ロ長調D.485
ゴルダン・ニコリッチ(リーダー&ヴァイオリン)、
オランダ室内管弦楽団
ロンドン交響楽団とオランダ室内管弦楽団のコンサートマスターを兼務し、弾
き振りにも積極的に取り組むなど、ヴァイオリ奏者、指揮者として精力的な活
動を展開するニコリッチ。
ソリストとしてはもちろんのこと、モーツァルトでのユリア・フィッシャーと
の共演(PTC 5186 098)などにより、その世界有数の実力は折り紙つき。ニコリ
ッチの豪腕ぶりとオランダ室内管の高い機動力を堪能できるシューベルトです。

PTC 5186 170(SACD-Hybrid) \2850
シューマン:子供の情景Op.15
ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲Op.35
クラウディオ・アラウ(ピアノ)
1970年代にフィリップスが生み出したクァドラフォニック(4チャンネル)録音を
SACDフォーマットにリマスタリングしたペンタトーンの"RQR"シリーズ。
巨匠クラウディオ・アラウの復刻第3弾は、名盤の誉れ高いシューマンの「子供
の情景」。71歳のアラウが奏でる老練なシューマンが心にしみる。
1974年3月の録音。




<marc aurel edition>
MA 20040 \2300
テレマン:リコーダー二重奏曲集 ――
ソナタ ハ短調TWV.40-105/デュオ第3番変ホ長調TWV.40-134/デュエット第1番
変ロ長調TWV.40-124/ソナタ変ロ長調TWV.41-B3/デュオ第2番ヘ短調TWV.40-131
/カノン風ソナタ第1番ト長調TWV.40-118/ソナタ第4番ト短調TWV.40-104/
カノン風ソナタ第3番ト長調TWV.40-120
ドロテー・オベルリンガー(リコーダー)、
ロレンツォ・カヴァサンティ(リコーダー)
長い音楽史の中でもリコーダーの発展に大きな影響を与えた重要な音楽家の1人
である後期バロックの巨匠テレマン。
ドイツが生んだ美貌の天才女流奏者オベルリンガーと、ブリュッヘンやブッケか
ら薫陶を受けたイタリアの名手カヴァサンティという当代屈指のリコーダー・
デュオのプログラムは、リコーダー奏者に欠かせないバイブルとして大切にさ
れてきたテレマンの音楽。
作品やピッチに応じてオベルリンガーは8種類、カヴァサンティは7種類のリコー
ダーを使い分けているところからも、両者のテレマンの音楽に対する本気度が
伝わってくる。オベルリンガーとカヴァサンティのデュオが"リコーダー"とい
う楽器が持つ奥深さ、素晴らしさを教えてくれます。

MA 20041 \2300
マショー:花々の中の花 - レー(Lais)とヴィルレー(Virelais)集
ノルベルト・ローデンキルヒェン(トラヴェルソ)
アルス・ノヴァ時代の代表者ギョーム・ド・マショーと作曲者不詳の"レー"や
"ヴィルレー"といったモノフォニーで構成されたトラヴェルソのためのプログ
ラム。
ノルベルト・ローデンキルヒェンは、著名な古楽アンサンブル、セクエンティ
アやディアロゴスの演奏に加わり、モダン楽器ではベルリン・フィルのアルブ
レヒト・マイヤーとデュオを組む凄腕のトラヴェルソ&フルート奏者。トラヴェ
ルソの儚い音色が、アルス・ノヴァのモノフォニーに持ち味を引き出している。





<Passacaille>
Passacaille 955 \2300
ハイドン:ソナタ集 ――
ソナタ第37番ニ長調Hob.XVI-37/同第32番ロ短調Hob.XVI-32/同第20番ハ短調
Hob.XVI-20/同第23番ヘ長調Hob.XVI-23
ニコラウ・デ・フィゲイレド(チェンバロ)
ケネス・ギルバート、グスタフ・レオンハルトの下で学び、スコット・ロス最後
の弟子となった南米ブラジル生まれの鬼才ニコラウ・デ・フィゲイレド。ソレ
ルの鍵盤作品集に続く"Passacaille"レーベル第2弾はハイドン!
"ヤーコプスのオペラの鍵盤奏者"というイメージから"ソリスト"へと飛び出し
たフィゲイレドのハイドンは、ソレルの鍵盤作品集にも息づいていた生き生き
としたリズムと絶妙のテンポ感で聴き手の心を熱くしてくれる。
1771年から1779年にかけて円熟のハイドンが作曲した4つのソナタでフィゲイレ
ドの弾くチェンバロが躍動します。

Passacaille 957 \2300
強さと優しさ ――
マレ:ヴィオール曲集より/ガロ:前奏曲とシャコンヌ、アポロン、ジグ/マレ:
サント=コロンブ氏を悼むトンボー、ビスカイヤン、ロンドー・モワティエ・
ピンス/ガロ:ソメイユ・デ・デュフォー、メヌエット・ラ・シガル、グロワー
ヌ・アティス/マレ:グルジアの女、鍛冶屋たち 、からかい、ペルシア人の行
進、アルマンド・アスマティク、ラ・マリエ、ガヴォット・ラ・シンコペ、ス
ペイン風サラバンド/ガロ:モナコ王妃を悼むトンボー
ヴィットリオ・ギエルミ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ルカ・ピアンカ(リュート&テオルボ)
ギエルミ兄弟の弟でヴィオラ・ダ・ガンバ奏者のヴィットリオ・ギエルミ、ル
・ジャルディーノ・アルモニコのリュート奏者ルカ・ピアンカの強力デュオが
登場!
ギエルミとピアンカのデュオが取り上げたのは、ルイ14世の宮廷に仕えた天才
ヴィオール奏者としての名声、ヴィオールのための傑作の数々を後世に遺した
フランス・ヴィオール楽派最大の大物マラン・マレ。
名手同士のアンサンブルでパレットに絵を描いていくかのようにマレとガロの
音楽を奏でるギエルミとピアンカ。演奏、選曲とも抜群です。レーベルの特色
でもあるパッケージも秀逸。




<Attacca>
ATTCCA 29121 \2300
アンドリーセン:2楽章の四重奏曲/死に向かって/快楽の園/ミゼレーレ
J・S・バッハ(ストラヴィンスキー&アンドリーセン編):
前奏曲とフーガ第24番ロ短調BWV.869より 前奏曲
シェーンベルク・クヮルテット
結成から33年という伝統を持つオランダの弦楽四重奏団シェーンベルク・クヮ
ルテットによる現代オランダの巨星ルイ・アンドリーセン(1939-)の弦楽四重奏
曲集。
バッハのアレンジは、ストラヴィンスキーが手がけた編曲を2006年にアンドリ
ーセンが完成させたもの。




<Globe>
GLO 6064 \1880
カルヴァン派の黄金時代 - フランスとオランダにおけるカルヴァン派の音楽
カメラータ・トラジェクティナ
16世紀にオランダやフランスを中心に広がりを見せたカルヴァン主義のキリス
ト教徒たちによって演奏されたとされる「詩篇」などの宗教作品集。
1974年に結成されユトレヒト大学のオランダ歌曲教授ルイ・ピーター・グリッ
プが芸術監督を務めるカメラータ・トラジェクティナは、中世-17世紀オラン
ダの知られざる音楽の発掘、演奏を目指す古楽アンサンブルである。





<Phaedra>
DDD 92060 \2300
In Flanders' Fields Vol.60 - フリッツ・セリスへのトリビュート ――
セリス:チェロ・ソナタOp.6、無伴奏チェロ・ソナタOp.71
ヴィエルヌ:チェロ・ソナタ
ヤン・スキファー(チェロ)、ハンス・リッケリンク(ピアノ)
フリッツ・セリス(1929-)は、17歳でフランダース歌劇場のハープ奏者となり、
その後は王立モネ劇場、フランダース歌劇場の指揮者としても活躍した御年80
歳の大ベテラン。
20世紀フランドル地方の音楽史そのものとも言えるセリスの初期(1932-63年)と
2002年の2作品にヴィエルヌのチェロ・ソナタをカップリング。ベルギー音楽を
得意とする名チェリスト、ヤン・スキファーの非凡な演奏はトリビュート・ア
ルバムに相応しい。





<Audiomax>
703 1178-2 \2300
イギリスの史的背景 ――
ボールドウィン:4声/作曲者不詳:我らを救いたまえ/タヴァナー:主の御名に
おいて/アルテナ:ウィリアム・バードのイン・ノミネ/ボールドウィン:アポ
ン・イン・ノミネ/ロック:組曲第4番ヘ長調/パーセル:歌劇《ディドとエネア
ス》より/バレット:愛の死/パーセル:ファンタジア第7番/ブロウ:《ヴィー
ナスとアドニス》より/フェアファックス:Mese tenor、Paramese tenor/パ
ワー:めでたし天の女王、栄光ある聖女/タリス:我を明らかにしたまえI&II
マレ・シメン・クヮルテット
マレ・シメン・クヮルテットは、女流リコーダー奏者4人が集い1994年から活動
をスタートさせたオランダのリコーダー四重奏団。
16世紀-17世紀のイギリス音楽を4本のリコーダーが豊かなハーモニーと高いア
ンサンブル能力でじっくりと紡いでゆく。プログラムの中盤で突如現れるリチャ
ード・バレット(1959-)の作品によってガラリと雰囲気が変わる仕掛けも面白い。
2002年の録音。弊社初紹介

703 1153-2 \2300
ボンソワール ――
ケーラー:ワスレナグサ/J・シュトラウス:雷鳴と雷光/アンデルセン:アルバ
ムの1ページ/リンケ:片思い/ロンビ:夢の絵/シューベルト:軍隊行進曲Op.51
/ベートーヴェン:なくした小銭への怒り/ケーラー:おやすみなさいOp.29/
ウェーバー:魔弾の射手/ドップラー:リゴレット幻想曲Op.38
クインテセンツ
"四重奏"ではなく"五重奏"という珍しい演奏形態、メンバーが選りすぐったプ
ログラムでフルート愛好家を愉しませてくれるドイツのフルート五重奏団クイ
ンテセンツ。
この"ボンソワール"は、1996年にゲヴァントハウス管、MDR響、シュターツカペ
レ・ハレのフルート奏者によって結成された上質のアンサンブルからのサロン
への招待状 ――。弊社初紹介

703 0731-2 \2300
ライヒャルト:弦楽三重奏曲集 ――
ソナタ(トリオ)Op.1-3
ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための3つの三重奏曲Op.4
アンサンブル・アゴラ
ヨハン・フリードリヒ・ライヒャルト(1752-1814)は、約1500曲というドイツ歌
曲とジングシュピールの作曲家として名を知られ、グラウンの後任としてプロ
イセン王国の宮廷楽長を務めた18世紀ドイツ(プロイセン)の作曲家。
ケルン音楽大学で学んだ弦楽器奏者たちで結成されたアンサンブル・アゴラが、
ライヒャルトの"歌曲"ではなく"室内楽"の魅力を伝える。弊社初紹介

703 0533-2 \2300
メンデルスゾーン:弦楽五重奏曲第1番イ長調Op.18/同第2番変ロ長調Op.87
ベルリン弦楽五重奏団
初期(第1番)と晩年(第2番)に作曲されたメンデルゾーンの2つの弦楽五重奏曲。
ドイツ・ロマン派の弦楽五重奏曲の名作を1984年にベルリン・ドイツ・オペラ
の弦楽器奏者たちによって結成されたベルリン弦楽五重奏団の伝統のジャーマ
ン・サウンドで。弊社初紹介



<Hortus>
HORTUS 057 \2300
ハイドン(ジャンヴラン編):
十字架上のキリストの最後の7つの言葉(オルガン版)
ヴァンサン・ジャンヴラン(オルガン)
オラトリオ、管弦楽版、弦楽四重奏版など様々なヴァージョンが存在するハイ
ドンの「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」。
レーベルのアーティスティック・ディレクターでもあるヴァンサン・ジャンヴ
ランのアレンジによる"オルガン版"は、パリ・サン・ニコラ・デ・シャン教会
のクリコー製オルガンでの演奏。他の版との聴き比べも面白い。

HORTUS 061 \2300
G・コレット:第8旋法のミサ曲
レジス・アラール(オルガン)、アンサンブル・ヴォーカル・アド・リミナ
ミシェル・コレットの父、ガスパール・コレット(1671-1733)の最も有名な「ミ
サ曲」。
この「ミサ曲」はガスパール・コレットの作品として知られている数少ない作
品の1つ。オルガン・ソロと女声合唱の掛け合いが厳かな雰囲気を醸し出してい
る。




<Cybele>
SACD 030.802(SACD-Hybrid) \2850
J・S・バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV.988(オルガン版)
マルティン・シュメディング(オルガン)
ハノーファーやライプツィヒ、ワイマール、ドレスデンの教会で音楽監督やオ
ルガニストを歴任している1975年ドイツ生まれのオルガン奏者マルティン・シュ
メディング。
ドレスデン・カトリック旧宮廷教会のゴットフリート・ジルバーマン・オルガ
ンによる「ゴルトベルク変奏曲」はどこまでも優しく神々しい。

Cybele 260.101 \2300
マリンバ ――
アルベニス:アストゥーリアス/ヒルデブラント:森の径/安倍圭子:竹林/湯山
昭:マリンバとアルト・サクソフォンのためのディヴェルティメント+/スマド
ベック:エチュード第2番/オメーラ:森林/三木稔:マリンバの時/ブラー:プロ
ヴァンスの蜂蜜*
ロルフ・ヒルデブラント(マリンバ)、
クリスティアン・ローデルブルク(マリンバ)#、
ヒューゴ・リード(サクソフォン)+、
オスカー・ゴットリープ・ブラー(オルガン)*
ソリスト、室内楽奏者、作曲家として活躍するドイツのマリンバ奏者ロルフ・
ヒルデブラントがセレクションした8作品によるマリンバ・アルバム。
三木稔、湯山昭、安倍圭子の名作など、日本人のマリンバ奏者にとって欠かせ
ぬ大事な作品の収録は関係者ならば見逃せない。弊社初紹介

Cybele 260.601 \2300
リーム:ギターのための音楽 ――
嘆き、悲しみ、憧れ/夜想曲/トリスターノの嘆き/オルフェウスのトッカー
タ/1日の側に
スザンネ・ヒルカー(ギター)、ハラルト・リルマイヤー(ギター)
ヴォルフガング・フォルトナーに作曲を学び、1974年からはフランクフルト音
楽大学の教授として作曲、和声、現代音楽の教鞭を執るな現代ドイツの代表的
作曲家の1人ロルフ・リーム(1937-)。
既存の概念にとらわれない新しい発想で作曲されたギター作品は、ギタリスト
たちの新しいレパートリーとして食い込めるだけの完成度を持つ。弊社初紹介

Cybele 260.501 \2300
リコーダーのための新しい音楽 ――
リーム:ウィズアウト・コンプレッション/マルベ:ルネッサンス/ヴィエル:エ
ト・イン・アルカディア・エゴ/ディネスク:Au coeur du silence/クレール:
ラウンド・オヴ・トークス/トーマス:変容/ゴールドステイン:イン・ザ・ビ
ギニング
トリオ・ディリット
トリオ・ディリットは、1992年にドイツのカルフで開催された国際リコーダー・
コンクールでの優勝実績を持つドイツのリコーダー・アンサンブル。
現代の作曲家たちによるリコーダー・アンサンブルのための作品は、静寂あり、
超絶技巧あり、旋律美もあり。近現代作品といって侮れません。弊社初紹介




<BNL>
BNL 112961 \2300
ラルマン:アカディアのためのカンタータ
ナタリー・パウリン(ソプラノ)、
クローデット・マギー=フォーティン(メゾ・ソプラノ)、
レネ・ヒューゴン(テノール)、ジャン=ルイ・セレ(バリトン)、
ブルーノ・グセ(ピアノ)、
ベルナール・ラルマン(指揮)、
サン・カンタン・アン・イブリーヌ・アンサンブル・オーケストラ、
ペイ・ド・フランス木管五重奏団、パリ・フランコ・アルマンド合唱団
フランス合唱界の大御所ベルナール・ラルマンの「アカディアのためのカンタ
ータ」は、かつてフランスの植民地だったアカディアの歴史を描いた作品。
カナダ東部のアカディアに伝わる伝承曲などを題材として、ソリスト、混声合
唱、弦楽合奏、木管五重奏、打楽器、ピアノという珍しい編成で演奏される。

BNL 112866A/B 2枚組 \4600
J・S・バッハ:オルゲルビュヒラインBWV.599-644
ヴァンサン・ワルニエ(オルガン)、
ジャン・スーリス・ヴォーカル・アンサンブル
フランスのアーティストたちによる大バッハの傑作「オルゲルビュヒライン」
のオルガン&混声合唱ヴァージョン。
「オルゲルビュヒライン」を交互に歌う"混声合唱"と"オルガン"が崇高な空間
を創り出す。1994年の録音。弊社初紹介

BNL 112863 \2300
ロシアの伝統的聖歌 ――
ティトフ:12声のための協奏曲/ボルトニャンスキー:協奏曲第27番/スヴィリ
ードフ:3つの単旋聖歌/ストロウムスキ:グローリア・デウス/グレチャニノ
フ:クレド/ガフリン:村の踊り/オボーホフ:小門
ウラディーミル・ミニン(指揮)、モスクワ室内合唱団
ロシア国立アカデミー合唱団、グリンカ合唱団の指揮者を歴任してきたロシア
の名合唱指揮者ウラディミール・ミニンとモスクワ室内合唱団のロシアン・ア
ルバム。
スヴィリードフやグレチャニノフなどロシア音楽ファンにはお馴染みの作曲家
たちの合唱曲を、祖国の大地を思わせるような強く雄大なハーモニーで聴かせ
てくれる。1994年の録音。弊社初紹介

BNL 112860 \2300
クラ:弦楽四重奏曲第1番/グノー:弦楽四重奏曲イ短調
シャルトル弦楽四重奏団
再評価が進むフランスの軍人兼作曲家ジャン・クラ(1879-1932)と、シャルル・
グノー(1818-1893)の弦楽四重奏曲という珍しい2作品をカップリング。
シャルトル弦楽四重奏団は1984年に結成されたフランスのアンサンブル。結成
以来、母国フランスの知られざる弦楽作品の探求を続けている。1993年の録音。
弊社初紹介





<Musiques Suisses>
MGBCTS-M 118 \2300
ハウベンサク:
ピアノのための《5つの関連》/ピアノのための組曲/ソプラノとヴァイオリン
のための《ワルツ風小品》/ファルツェス・コンツェルト
トマス・ベクリ(ピアノ)、シルヴィア・ノパー(ソプラノ)、
イェルク・デーラー(ヴァイオリン)、
ハインツ・ホリガー(指揮)、
ヴィンタートゥーア・ムジークコレギウム管弦楽団
1954年ヘルシンキ出身のスイス人作曲家エドゥ・ハウベンサク(1954-)のポート
レート・アルバム。
シェーンベルクの"和声法"での独学から作曲家としてのキャリアをスタートさ
せたハウベンサク。「5つの関連」の第1曲目(プロローグ)の豪快なスタートな
ど、様々なアイディアがいたるところに散りばめられている。

MGBCTS-M 117 \2300
ヴォールハウザー:
カルペ・ディエム/エントロピア/Gedankenflucht/解決音/フルートのため
の音楽/Quantenstromung/ラチェアリー
アルディティ弦楽四重奏団、フランク・コックス(チェロ)、
トリオ・アッカント、他
レネ・ヴォールハウザー(1954-)は、ダルムシュタットのインターナショナル・
ホリデー・コース、ウクライナのオデッサ・フェスティヴァル、ルガノのイン
ターナショナル・コンポーザーズ・ワークショップなど、世界各地の作曲家講
習会に講師として招聘されている現代スイスの作曲家。
1998年から99年にかけて作曲された「カルペ・ディエム」では、アルディティ
弦楽四重奏団の凄まじいパフォーマンスに唖然。




<Tactus>
TC CAT 2010(カタログ付き限定盤/特別価格) \1450
タルティーニ:
3声のためのソナタ ニ長調B.d2/同イ短調B.a1/同ニ長調B.d10/同ニ短調B.d2
/同ハ長調B.c3/同ト長調B.g3/ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ第7番
ト長調B.g2/同ソナタ ト短調B.g5《悪魔のトリル》
マルコ・ロリャーノ(ヴァイオリン)、アンサンブル・レスピーギ
イタリア音楽の宝庫"タクトゥス(Tactus)"の2010年版最新カタログをセットにし
た特別仕様盤が、完全数量限定&スペシャル・プライスで登場!
ルッジェーロ・リッチ、リッカルド・ブレンゴーラ、サルヴァトーレ・アッカル
ドといった世紀の巨匠たちからヴァイオリンを学んだマルコ・ロリャーノは、
バロック・ヴァイオリンの神様エンリコ・ガッティを送り出したタクトゥスが大
プッシュする要注目の逸材であり、このタルティーニの「悪魔のトリル」はパガ
ニーニの「24のカプリース」(TC 781602)などと並ぶロリャーノの代表盤、すな
わちレーベルの現在の看板そのものなのである!
ロリャーノのタルティーニを"耳"で愉しみ、タクトゥスのカタログを"目"で愉し
む。1度で2度愉しめるイタリア音楽ファン必聴必携の特別アイテムです!

TC 772801 \2180
コッリ:ハープのための作品集 ――
前奏曲とワルツ/フランス風アリアと変奏/ハープ・ソナタ変ロ長調Op2-1/
同ト長調Op.2-2/同ハ短調Op.2-3/狩/ハープ・ソナタ変ホ長調Op.2-4/
同ヘ長調Op.2-5/同ハ長調Op.2-6
フロラレーダ・サッキ(ハープ/エラール1816)
イタリア出身の音楽一族"コッリ一族"に生まれ、ドゥセックにより波乱に満ちた
生涯に巻き込まれた女流音楽家ソフィア・ジュスティーナ・コッリ(1775-1830?)
の無伴奏ハープ作品集。
ハイドンの「嵐」の初演に参加するなど一流の音楽家に成長したソフィアは、
1792年にドゥセック(ドゥシーク)と結婚。
ソフィアはその後もハーピスト、作曲家として活動を続けるものの、父と夫の
共同経営会社が破産すると夫のドゥセックは妻を捨てて瞬く間にドイツへ逃亡
してしまうなど、波乱の人生を過ごしたことでも知られている。
自身のハーピストとしての演奏経験が反映されたソフィアの作品は、いずれも
気品に満ちた旋律が特徴的。1816年に製作されたエラールのハープが、18世紀か
ら19世紀を強く生き抜いた女流音楽家の音楽を美しく響かせる ――。

TC 672249 \2180
ヴィヴァルディ:オーボエと通奏低音のための協奏曲集Vol.3 ――
オーボエ協奏曲イ短調RV.462/同ハ長調RV.452/同ヘ長調RV.456/
同変ロ長調RV.464/同ハ長調RV.448/同変ロ長調RV.465/同イ短調RV.463
パオロ・グラツィア(オーボエ)、アンサンブル・レスピーギ
ボローニャ国立音楽院を首席卒業、特別栄誉賞受賞という輝かしい経歴を持ち、
現在は名門ボローニャ国立歌劇場管弦楽団の首席奏者を務めるイタリアのトップ
・オーボイスト、パオロ・グラツィアのヴィヴァルディ第3弾。
母国ヴィヴァルディの作品を、ダブル・リード特有の瑞々しく豊潤で魅惑的な音
色で丁寧に奏でるグラツィアのオーボエは間違いなく世界トップ・レベル。アン
サンブル・レスピーギの洗練されたサウンドとのコンビネーションも絶妙。"こ
れぞオーボエ!"という美しい音色をたっぷりと味わえます。

TC 560301 \2180
コルテッリーニ:5声のマドリガーレ集第3巻(世界初録音)
ピエール・パオロ・スカトリン(ディレクター)、ボローニャ室内合唱団
ボローニャで生まれボローニャで没したカミッロ・コルテッリーニ(1561-1630)
は、同地の音楽一家に生まれ、ボローニャの市民音楽グループ"コンチェルト・
パラティーノ"でコルネット奏者、音楽監督として活躍。
コルテッリーニが1586年に完成させたマドリガーレ集第3巻。同世代のモンテ
ヴェルディやジェズアルドの存在感に隠れがちだが、トロンボーン奏者、コル
ネット奏者として培ったコルテッリーニの和声感が発揮された「マドリガーレ」
は、当時のボローニャで誕生した傑作の1つである。

TC 611801 \2180
ライナルディ:カンタータ、デュエットと哀歌(世界初録音) ――
Chi dice che il foco/Lectio II/Lectio III/Mentre nel mar cadea/
Il vento de' sospiri/Il Peccator contrito/Lorinda al mio ritorno/
Costanza in amore/Nonm te ne vien pieta?/Pallido muto e solo/
Che dici amore?
ロジータ・フリザーニ(ソプラノ)、クリスティーナ・ジャンニコラ(ソプラノ)、
ローマバロッカ・アンサンブル
当時有数の"建築家"としてだけでなく"音楽家"としての姿にもスポットライトが
当てられ、ローマを中心に再評価が進むカルロ・ライナルディ(1611-1691)。
ライナルディ・プロジェクトの一環として収録されたライナルディの声楽と古楽
アンサンブルよる宗教作品は世界初録音。"建築家"と"音楽家"。天からニ物を与
えられたライナルディの豊かな音楽的才能を現代に伝える貴重な録音です。

TC 560204 \2180
バンキエーリ:
ジェメッリ・アルモニーチ/メタモルフォジ・ムジカーレ(音楽的変容)
レオポルド・ダゴスティーノ(ディレクター)、アンサンブル・ヒポテシス
16世紀後半-17世紀前半にかけてのイタリア、ボローニャで理論家、オルガニス
トとして重要な役割を果たしたアドリアーノ・バンキエーリ(1568-1634)。
ここでは1609年に作曲された宗教音楽「ジェメッリ・アルモニーチ」、1601年
に作曲された世俗音楽の曲集「メタモルフォジ・ムジカーレ」をミックス。両
ジャンルに精通していたイタリア音楽界きっての理論家の手腕が、イタリアの
アンサンブルによって1つのストーリーとして描かれている。

TC 970301 \2180
カスタニェッティ:オルガン、チェンバロのための作品集 ――
ラグタイム/ノエル/トッカータ第1番/おお、こうべは血にまみれ/《涙の流
れるままに》による変奏曲/トッカータ第2番/人よ、汝の罪の大きさを嘆け/
カンティレーナ・ジャポニカ/木曽節/パスピエとジーグ
ステファノ・イノチェンティ(オルガン&チェンバロ)
1977年モデナ出身のリッカルド・カスタニェッティは、パルマ音楽院のディプロ
マでオルガン演奏法と作曲法の1等賞を獲得した経歴の持ち主。
伝統的な手法、ヘンデルのテーマによる変奏曲、さらには日本の民謡の旋律など
を用いたユニークな作品を次々と発表しているイタリアのオルガン界に現れた
ホープである。




<Chandos>
CHAN 10570 2枚組(1枚価格) \2180
エルガー:
宮廷仮面劇《インドの王冠》Op.66
(アンソニー・ペイン補筆完成版/世界初録音)
宮廷仮面劇《インドの王冠》Op.66
(アンソニー・ペイン補筆完成版/アンドルー・デイヴィス校訂版/世界初録音)
帝国行進曲Op.32/戴冠式行進曲Op.65/イギリス帝国行進曲
アンドルー・デイヴィス(指揮)、
BBCフィルハーモニック、
シェフィールド・フィルハーモニック合唱団、
クレア・シアラー(メゾ・ソプラノ)、ジェラルド・フィンリー(バリトン)、
バーバラ・マーテン(ナレーター)、デボラ・マッカンドルー(ナレーター)、
ジョアンナ・ミッチェル(ナレーター)
急逝したヒコックス、ハンドリーの遺志を受け継ぐためにシャンドスの指揮者
陣に迎えられた英国音楽の達人サー・アンドルー・デイヴィス。
シャンドス専属第1弾となるエルガーの「インドの王冠」は、通常演奏される
"組曲版"ではなく世界初となる"宮廷仮面劇"の全曲録音。
しかも2つのバージョンを収録という"英国音楽の旗手"シャンドスとアンドルー
・デイヴィスの第1歩に相応しい超こだわりのプログラムが実現!
1912年に初演が行われながらも1960年代に原曲が消失してしまい全曲演奏が不
可能となっていた"宮廷仮面劇"の「インドの王冠」。そこでイギリスのエルガ
ー協会は2007年に「インドの王冠」の補筆を、同じくエルガーの「交響曲第3番」
と「威風堂々第6番」を見事な姿に甦らせたアンソニー・ペインに依頼。そのペ
インの尽力により2008年に補筆完成された"宮廷仮面劇"「インドの王冠」が、ア
ンドルー・デイヴィスのシャンドス・デビュー・プログラムとして選ばれたので
ある。
2009年6月19日-20日の録音。

CHAN 10545 \2180
ドビュッシー:ピアノ作品全集Vol.5 ――
バレエ音楽《カンマ》/バレエ音楽《遊戯》/バレエ音楽《おもちゃ箱》
ジャン=エフラム・バヴゼ(ピアノ)
完全に代名詞として定着した"ドビュッシー"への世界中からの絶大な評価、ここ
日本でも去る10月16日-18日にかけて行われた新日本フィルへの客演、ラ・フォ
ル・ジュルネ・オ・ジャポンへの出演で絶賛を博すなど、フランス・ピアノ界
のトップ・プレーヤーとして名乗りを上げたジャン=エフラム・バヴゼ。
高評価を獲得し続けてきたドビュッシーのピアノ作品全集の第5巻は、バヴゼが
ピアノで弾く3つのバレエ音楽!
ケックランの手によりオーケストレーションが施された「カンマ」、カプレが管
弦楽版を完成された「おもちゃ箱」、そしてロシア・バレエ団のために作曲され
たドビュッシー最後のバレエ音楽であり管弦楽作品「遊戯」。
同じピアノ独奏のための楽譜でも"ピアノ譜"ではなく"バレエ音楽のスコア"から
音楽を生みだしていくバヴゼは、ピアニストであると同時に指揮者でもあるかの
よう。
2009年5月&7月の録音。

CHAN 10574 \2180
タンスマン:交響曲集Vol.4 - 室内交響曲集 ――
室内交響曲/シンフォニエッタ第1番/シンフォニエッタ第2番/シンフォニア・
ピッコラ
オレグ・カエターニ(指揮)、
スイス・イタリア語放送管弦楽団
血筋ではなく純粋に才能を名教師ナディア・ブーランジェに見出されたマエスト
ロ、オレグ・カエターニが情熱を傾けている新古典主義の奇才タンスマンの"交
響曲集"。
"Vol.3"(CHSA 5065)が仏ディアパソン・ドールを獲得するなど、タンスマンの
再評価に大きな役割を果たしている"交響曲集"の"Vol.4"では、オーケストラが
メルボルン響からスイス・イタリア語放送管へとチェンジ。
ストラヴィンスキーからの影響やポーランド民謡の特徴を感じさせる1924年作曲
の「シンフォニエッタ第1番」、中期(1951-1952)の作品「シンフォニア・ピッコ
ラ」、世界初録音の「室内交響曲」(1960年)、ポーランド放送からの依頼を受け
て1978年に作曲された晩年の「シンフォニエッタ第2番」の4作品は、タンスマン
の作曲家としてのキャリアを凝縮したダイジェストとも言えるだろう。
2009年1月&5月の録音。

CHAN 10562 \2180
トランペット・ルネサンス ――
バートウィッスル:エンドレス・パレード/ジョスト:ピエタ/ロゲール:合奏協
奏曲第1番/アルチュニアン:トランペット協奏曲
フィリップ・シャーツ(トランペット)、
ヤック・ファン・ステーン(指揮)、
BBCナショナル・オーケストラ・オヴ・ウェールズ
グスタフ・マーラー・ユーゲント管、マーラー室内管を経て現在は、BBCナショ
ナル・オーケストラ・オヴ・ウェールズ(BBCNOW)の首席トランペット奏者として
活躍するフィリップ・シャーツのコンチェルト・アルバム。
アバド、ブーレーズ、ハイティンクなど名立たる巨匠と共演を重ねてきたシャー
ツが吹くのは、英国のバートウィッスル、世界初録音となるジョスト、ロゲー
ル、そして名作中の名作アルチュニアンというスリルに富んだ4つのトランペッ
ト協奏曲。
2008年4月には名フィルの定期に登場し、B. A. ツィンマーマンのトランペット
協奏曲で聴衆の度肝を抜いたシャーツのエキサイティングなトランペット・ア
ルバムです!

CHAN 0765 \2180
フンメル:フォルテピアノのためのソナタ集 ――
ソナタ変ホ長調Op.13/ソナタ へ短調Op.20/6つのバガテルOp.107より 瞑想曲
変イ長調Op.107-3
スーザン・アレクサンダー=マックス(フォルテピアノ)
ハフの「ピアノ協奏曲」やシェリーの「バレエ音楽」、ヒコックスの「ミサ曲」
など、世界トップレベルのクォリティを誇るシャンドスのフンメル・シリーズ。
ここに新たに加わるのはニューヨーク生まれ、名門ジュリアード音楽院出身の
女流フォルテピアノ奏者スーザン・アレクサンダー=マックスが弾くフォルテ
ピアノのためのソナタ集。
イグナス・ベーゼンドルファーの師、ウィーンの名工ヨーゼフ・ブロドマンが
1814年に製作した銘器の響きとフンメルの音楽をたっぷりと味わえます。
2008年2月26日-27日の録音。

●Chandos Opera In English
CHAN 3162 3枚組 \5340
ヴェルディ:歌劇《ドン・カルロ》(英語歌唱全曲)
ジュリアン・ギャヴィン(テノール)、ジャニス・ワトソン(ソプラノ)、
クライヴ・ベイリー(バス)、ウィリアム・デイズリー(バリトン)、
アラステア・マイルズ(バス)、ジェーン・ダットン(メゾ・ソプラノ)、
ジョン・トムリンソン(バス)、
リチャード・ファーネス(指揮)、オペラ・ノース管弦楽団&合唱団
"シャンドス"と"ピーター・ムーア財団"の共同制作による英語版オペラ"オペラ
・イン・イングリッシュ"シリーズの最新盤は、2009年5月26日-30日にかけてリ
ーズ・タウン・ホールで収録された「ドン・カルロ」。英語版は世界初録音。




<APR>
APR 5670 \1880
20世紀中期のロシア・ピアニズム - マリア・ユーディナ ――
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第12番変イ長調Op.26《葬送》(録音:1958年頃、モスクワ)
同第28番イ長調Op.101(録音:1958年頃、モスクワ)
同第29番変ロ長調Op.106《ハンマークラヴィーア》(録音:1954年頃、モスクワ)
マリア・ユーディナ(ピアノ)
"ロシア・ピアニズム"の主流4流派の中で、唯一未登場だったレオニード・ニコ
ラーエフを始祖とする"ニコラーエフ・スクール"。
レニングラード音楽院で教鞭を執り、ショスタコーヴィチやソフロニツキーと
いった異才を育てた"ニコラーエフ・スクール"からはマリア・ユーディナ(1899
-1970)のベートーヴェンが登場!
当局にマークされながらも自身の信念を貫き通したユーディナのピアノが、仲間
たちだけでなく当時の指導者スターリンすらも魅了したというエピソードは非
常に有名。"鉄の女"が1950年代にモスクワで記録したベートーヴェンの3つのピ
アノ・ソナタ。演奏、音質ともに楽しみな復刻です。

APR 5671 \1880
20世紀中期のロシア・ピアニズム - ヴィクトル・メルジャーノフ ――
ショパン:24の前奏曲Op.28(録音:1955年頃、モスクワ)
リスト:パガニーニによる大練習曲S.141(録音:1951年&1955年、モスクワ)
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第5番Op.53(録音:1956年頃、モスクワ)
ヴィクトル・メルジャーノフ(ピアノ)
"ゴリデンヴェイゼル・スクール"の続編は、御年90歳、ロシア楽壇の最長老、
名匠ヴィクトル・メルジャーノフ(1919-)が1950年代にモスクワで収録したショ
パン、リスト、スクリャービン。
ゴリデンヴェイゼルの高弟フェインベルクに師事したメルジャーノフ。1945年
第3回全ソ連ピアノ・コンクールではリヒテルと第1位を分け合い、1947年から
はモスクワ音楽院の教授として多くの門下生を輩出するなど、"ゴリデンヴェイ
ゼル・スクール"の系譜を受け継ぐまさに生きる伝説なのである。メルジャーノ
フの若き日の功績が、また1つ新しい姿となって世に登場します。

APR 6008 2枚組 \4360
マイケル・ザドーラ - 録音全集 ――
CD-1 - アコースティック録音集(録音:1920年代前半頃)――
ショパン:ワルツ変イ長調Op.69-1、同ロ短調Op.69-2、同嬰ハ短調Op.64-2、夜
想曲ロ長調Op.32-1、練習曲ヘ短調Op.25-2、同変ト長調Op.25-9、同変イ長調
Op.25-1、ワルツ変ニ長調Op.64-1/リスト:コンソレーション第1弾-第3弾&
第5弾/ラフ:糸を紡ぐ少女Op.157-2/ズガンバーティ:前奏曲変ホ短調Op.6、
スカルラッティ(タウジヒ編):牧歌(ソナタK.478)/ペルゴレージ(ザドーラ編):
あなたが私を愛してくれるのなら/ベートーヴェン(ブゾーニ編):エコセーズ/
ショパン:前奏曲集Op.28より 第6番、第7番、第13番&第23番、マズルカ イ短調
Op.67-4/ルビンシテイン:ロマンス変ホ長調Op.44-1/ブラームス間奏曲変ロ短
調Op.117-2/フィールド:夜想曲第5番変ロ長調/アマディス:プリマ・バレリー
ナ、ウィーン・ワルツ
CD-2 - 電気録音集(録音:1929年-1938年)――
ショパン:ワルツ変ニ長調Op.64-1、同嬰ハ短調Op.64-2/プロコフィエフ:前奏曲
ハ長調Op.12-7/ラマレ:愛情/ドリーブ(ザドーラ編):《シルヴィア》より 遅い
ワルツ/イェンゼン(ザドーラ編):そよぐ西風Op.21-4/バッハ:サラバンドとパ
ルティータ/ドビュッシー:前奏曲、トッカータ/ブゾーニ:ソナティナ第6番
《カルメンによる》/オッフェンバック(ザドーラ編):舟歌/ アマディス:マイ
ネ・プッペ・タンツ/ヘンゼルト(ザドーラ編):ラルゲット/フンメル:ロンド
変ホ長調Op.11/ドリーブ(ザドーラ編):《コッペリア》より 遅いワルツ、《シ
ルヴィア》より ピチカート/ブゾーニ:ソナティナ第3番《子供のために》、同
第4番《キリスト生誕1917年の日に》
マイケル・ザドーラ(ピアノ)
SP時代の知られざる名手マイケル・ザドーラ(1882-1946)が、1920年代から1938
年代末にかけて収録したレア度"高"の貴重な録音が"APR"から復刻登場。
レシェティツキー、ブゾーニからピアノを学んだポーランド系アメリカ人ピア
ニストのザドーラの録音集には、恩師ブゾーニのソナティナやショパン、ザド
ーラ自身のアレンジによる小品などを収録しており、多種多彩なレパートリー、
作曲者直伝の解釈などを現代に伝えてくれる。ヒストリカル・ファン要注目です。




<Cala>
CACD 0551 \2180
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92
J・S・バッハ(ストコフスキ編):パッサカリアとフーガ ハ短調BWV.582*
メンデルスゾーン:劇音楽《真夏の夜の夢》より スケルツォ**
グルック(ストコフスキ編):歌劇《アルミード》より シシリエンヌ***
ベン=ハイム:組曲《イスラエルより》
レオポルド・ストコフスキ(指揮)、
シンフォニー・オブ・ジ・エア、
インターナショナル・フェスティヴァル・ユース・オーケストラ*、
全米青年管弦楽団**、ヒズ・シンフォニー・オーケストラ***
犬猿の仲だったトスカニーニが育て上げ、短期間(1941-1944)ではあるが自身も
常任指揮者を務めたNBC交響楽団の後継団体"シンフォニー・オブ・ジ・エア"。
LP時代には「United Artists」からリリースされていたストコフスキとシンフォ
ニー・オブ・ジ・エアの"ベートーヴェン"がストコフスキ協会のバックアップ
を得たカーラ(Cala)から復刻!
トスカニーニの引退、NBCの撤退という存亡の危機を乗り越えたものの、確実に
終焉へと向かっていたシンフォニー・オブ・ジ・エアとストコフスキのプライ
ドとプライドがぶつかり合うことによって生まれたベートーヴェンが"ステレオ
録音"で登場です。
録音:1958年12月17日(ベートーヴェン)、1969年8月31日(バッハ)、
1941年7月10日(メンデルスゾーン)、1957年8月15日(グルック)、
1959年2月20日(ベン=ハイム)




<Integra Records>
ING 1003 \2180
ミッドウィンター ――
フォーショウ編:久しく待ちにし、コヴェントリー・キャロル/ホーランド=
スミス編:新しいクリスマス/フォーショウ編:リトル・ドラマー・ボーイ/
ホルスト(フォーショウ編):冬のさなかに/ホーランド=スミス編:ほんとうの
こと、さまよいながら私は不思議に思う/ホルスト(フォーショウ編):私は踊
ろう/ホーランド=スミス編:エサイの根より/フォーショウ編:ウェックス
フォード・キャロル
クリスチャン・フォーショウ(サクソフォン)、
グレース・ダヴィッドソン(ソプラノ)、
サンクチュアリ・アンサンブル
デビュー・アルバム「サンクチュアリー」(QTZ 2009)がイギリスの"ClassicFM"
効果で大ブレイクを果たしたマルチSAXプレーヤー、クリスチャン・フォーショ
ウ。
サクソフォンをメインとした新しいヒーリングの世界を広げ続けているフォー
ショウの自主レーベル第3弾は、クリスマス・シーズンにピッタリの「ミッド
ウィンター」。
古楽&バロック・シーンの歌姫グレース・ダヴィッドソンのクリスタル・ヴォ
イスとフォーショウのサクソフォンが、真冬に暖かな安らぎをもたらしてくれる。




<Signum Classics>
SIGCD 176 \2180
ステイナー:主を十字架に
アンドルー・ケネディ(テノール)、ニール・デイヴィス(バス)、
ダリウス・バッティワラ(オルガン)、
ジョゼフ・カレン(指揮)、ハダースフィールド合唱協会
ヨークシャー州など英国北部の声楽家たちが集まり、1836年に創設され170年以
上という長い歴史と伝統を持つハダースフィールド合唱協会。マッケラス&ロ
イヤル・フィルのモーツァルト版「メサイア」(SIGCD 074)に起用されるなど、
世界的指揮者たちからの信頼も厚い。
「主を十字架に」は、キリストの受難を題材とした19世紀イギリスの作曲家ジョ
ン・ステイナー(1840-1901)の代表作。1887年の完成から現在までイギリスで受
け継がれてきた「主を十字架に」を、ハダースフィールド合唱協会とアンドル
ー・ケネディやニール・デイヴィスが大切に歌います。

SIGCD 182 \2180
キャロルよりも甘味などのような音楽を?
-クリスマスのための歌曲とキャロル――
パリー編:ジングル・ベル/グルーバー(ラスボーン編):きよしこの夜/ラッタ
ー:キャロルよりも甘味などのような音楽を?/ハウエルズ:汚れなき薔薇/
ショート編:羊飼いたちの別れ/ピーコック:来たれ、来たれ/ラッター:球根
の中には/ウィシャート:アレルヤ/タヴナー:仔羊/カーター編:さまよいな
がら私は不思議に思う/ウィルコックス編:この素敵な香りはなんだろう/ショ
ート編:クリスマスおめでとう/ラスボーン:牛たち/ジェンキンス編:ガウデ
ーテ/ショート編:まぶねの中で/ウィルコックス編:明日、私は踊ろう/ラッ
ター:降誕のキャロル/カーター編:クリスマスの12日
ナイジェル・ショート(指揮)、
ジェイムズ・シャーロック(オルガン)、テネブレ
合唱王国イギリスの名匠、ナイジェル・ショートによって2001年に結成された
プロの室内合唱団"テネブレ"。ラフマニノフの「晩祷」やアレグリの「ミゼレ
ーレ」などが高く評価されてきたテネブレの最新作は、本格的なクリスマス・
アルバム。
ベン・パリーのアレンジによるゴキゲンな「ジングル・ベル」や、英国の合唱
神ラッターの作品、しっとりとしたクリスマス・ソングとキャロル・・・。テ
ネブレの温もりのあるハーモニーがクリスマスを美しく彩ってくれます。

SIGCD 178 \2180
フェア・アルビオン - イギリスの風景 ――
ホーズ:コール/リフレクショネム/アセンシオン/フェア・アルビオン/バー
スデイ/3つのブロードランド・ピアノ・プレリュード/永遠の安息を/グロリ
エット/ハウ・ヒル/カンターテ・ドミノ/雨の後に/ 夕闇に鳴く鶫/クアン
タ・クアリア
エリン・マナハン・トーマス(ソプラノ)、
ジュリアン・ロイド・ウェッバー(チェロ)、パトリック・ホーズ(ピアノ)、
クレア・ジョーンズ(ハープ)、デイヴィッド・スタウト(バリトン)、
デューク四重奏団、レイヴン四重奏団、
クリスチャン・フォーショウ&サンクチュアリ・アンサンブル、
ブルノ室内管弦楽団&合唱団、
シティ・オヴ・プラハ・フィルハーモニック管弦楽団
イギリスの売れっ子作曲家パトリック・ホーズ(1958-)は、2006年-2007年に
"Classic FM"のコンポーザー・イン・レジデンスを担当し、前作"ソング・オ
ヴ・ソングス"(SIGCD 162)が本国で大ヒット。
難解な現代作品ではなく、シンプルで親しみやすいホーズの作風は合唱分野を
中心にコアからビギナーまで幅広い層から支持を受けている。マナハン・トー
マスの美声、ロイド・ウェッバーのチェロなど豪華キャストの演奏も聴きどころ。




<LIR Classics>
LIR 018 \1780
アルベーロ:チェンバロのためのソナタ集より ――
ソナタ第1番ハ長調/同第2番ハ長調/同第22番へ短調/同第23番へ短調/
同第13番変ロ長調/同第14番変ロ長調/同第11番ニ短調/同第12番ニ長調/
同第15番ト短調(フーガ)/同第24番変ホ長調/同第25番変ホ長調/
同第18番ロ短調/同第19番ロ短調/同第9番ト長調/同第10番ト長調/
同第16番ト短調/同第17番ト短調/同第30番ニ長調(フーガ)
ギルバート・ローランド(チェンバロ)
1748年には宮廷礼拝堂のオルガニストに抜擢されたセバスティアン・アルベー
ロ(1722-1756)はアントニオ・ソレールと同世代で、スカルラッティのスペイン
時代とほぼ同時期を生きた18世紀スペインの作曲家。
アルベーロの「ソナタ」からは、スペインの舞曲や民謡、スカルラッティから
の影響など様々な要素が浮かび上がる。演奏のギルバート・ローランドはソレ
ールやスカルラッティ、ラモーを得意とするイギリスのベテラン鍵盤奏者。

LIR 014 \1780
W・F・バッハ:ポロネーズとフーガ集 ――
ポロネーズ第1番ハ長調/フーガ第8番へ短調/同第1番ハ長調/ポロネーズ
第2番ハ短調/同第5番変ホ長調/フーガ第7番変ロ長調/ポロネーズ第6番
変ホ短調/フーガ第5番変ホ長調/同第2番ハ短調/ポロネーズ第11番ト長調
/フーガ第6番ホ短調/ポロネーズ第7番ホ長調/同第8番ホ短調/
同第3番ニ長調/同第4番ニ短調/フーガ第3番ニ長調/ポロネーズ第12番ト短調
/フーガ第4番ニ短調/ポロネーズ第9番ヘ長調/同第10番へ短調
ポール・シモンズ(クラヴィコード)
父親譲りの才能に恵まれながらも栄光から奈落へ転落という生涯を送った大バッ
ハの長男ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710-1784)。即興や対位法の名
手としても名声を得たW・F・バッハのポロネーズやフーガは、作曲された多く
の作品の中でも傑作として知られている。
ポール・シモンズの使用楽器はペール・リンドホルム1780年製のクラヴィコー
ド。作曲者存命当時を楽器を用いてW・F・バッハの思い描いた響きやスタイル
の再現を目指している。弊社発紹介

LIR 013 \1780
ショパン:
4つのマズルカOp.41/バラード第3番変イ長調Op.47/2つの夜想曲Op.48/
英雄ポロネーズ 変イ長調Op.53/2つの夜想曲Op.55/3つのマズルカOp.59/
幻想ポロネーズOp.61
イアン・ジョーンズ(ピアノ)
ショパンの数あるピアノ作品の中からフランスのノアン滞在時に作曲された作
品でプログラムを構成したショパン・アルバム。
イアン・ジョーンズは難関として知られるリーズ国際ピアノ・コンクールの入
賞経験を持ち、英国王立音楽大学のピアノ科教授として教鞭を執る実力者。こ
のショパンでは確かな知性と叙情性、はっきりとした輪郭を感じさせてくれる。
弊社発紹介




<Nimbus>(Nimbusはレーベル・オフィシャルのCD-Rとなります)
NI 5200/4 5枚組 \5400
ハイドン:ロンドン交響曲集 ――
交響曲第93番ニ長調Hob.I-93/同第94番ト長調《驚愕》Hob.I-94
同第95番ハ短調Hob.I-95/同第96番ニ長調《奇蹟》Hob.I-96
同第97番ハ長調Hob.I-97/同第98番変ロ長調Hob.I-98
同第99番変ホ長調Hob.I-99/同第100番ト長調《軍隊》Hob.I-100
同第101番ニ長調《時計》Hob.I-101/同第102番変ロ長調Hob.I-102
同第103番変ホ長調《太鼓連打》/同第104番ニ長調《ロンドン》Hob.I-104
アダム・フィッシャー(指揮)、
オーストリア・ハンガリー・ハイドン・フィルハーモニー
フィッシャー兄弟の兄、アダム・フィッシャーがオーストリア・ハンガリー・
ハイドン・フィルハーモニーと完成させた偉業、ハイドンの交響曲全曲録音。
来る11月29日から予定されている来日公演曲目収録タイトルをご紹介いたしま
す。ハイドンのスペシャリストたちの演奏にご注目下さい。
1987年-1989年の録音。弊社初紹介

NI 5417/8 2枚組 \3180
ハイドン:
交響曲第88番ト長調《V字》Hob.I-88/同第89番ヘ長調Hob.I-89/
同第90番ハ長調Hob.I-90/同第91番変ホ長調Hob.I-91/
同第92番ト長調《オックスフォード》Hob.I-92/協奏交響曲変ロ長調Hob.I-105
アダム・フィッシャー(指揮)、
オーストリア・ハンガリー・ハイドン・フィルハーモニー
交響曲第92番ト長調「オックスフォード」が来日公演演奏予定曲目です。
1988年-1991年の録音。弊社発紹介

<ALTUS>
ALT 180 \2450
ステレオ
ライヴ録音
(1)J.C.バッハ(1735-1782):
2つのオーケストラのためのシンフォニア ニ長調 作品18
(第3番 「エンディミオーネ」序曲)
(2)ヨハネス・ブラームス(1833-1897):交響曲第2番 ニ長調 作品73
ゲルハルト・ボッセ(指揮)
新日本フィルハーモニー交響楽団
録音:2009年3月26日 東京芸術劇場 大ホール ライヴ録音
1922年生まれ、87歳になるゲルハルト・ボッセは、ゲヴァントハウス管の第1コ
ンサートマスターを定年まで務めあげ、東京藝大教授に就任し、日本に居をかま
え既に15年。見識ある評論家や音楽ファンの方々よりなぜボッセ教授のCDがない
のか?との声も多くあがっておりましたが、当然期待通りの大演奏で、『絶品、
味わいなどではすまされない美しさと温かみあふれる真のブラームス』など評
され、また新日フィルも驚きの中欧サウンドを展開し、ブラインドテストをお
こなえば、ほとんどがヨーロッパ人のオケと答えるのでは!ゴールドベルク以来
巨匠ヴァイオリニスト指揮者との相性の良さを見せつけました!

ALT 179 \2450
ステレオ
ライヴ録音
ワーグナー(1813-1883):
(1)楽劇『ローエングリン』-第1幕への前奏曲
(2)楽劇『ジークフリート』-森のささやき
(3)楽劇『神々の黄昏』-ジークフリート ラインへの旅
(4)楽劇『タンホイザー』-序曲とバッカナール
(5)楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』-第1幕への前奏曲
リハーサル
(6)楽劇『神々の黄昏』-ジークフリート ラインへの旅 より
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)
NBC交響楽団
録音:1954年4月4日、カーネギーホール、ニューヨーク(ライヴ録音)
復刻のノイズの無さ正確な音質に定評がある名人、中山実氏の復刻音です。モノ
ーラル・イメージが強烈なトスカニーニですが、広がる大音響に驚きで音そのも
のは、きつさの無い自然な音質です。マイスタージンガーのティンパニーの迫力
は流石!と申せましょう。おどろきました。




<ATMA>
ACD2 2593 \1850
ヨハン・ゴットリープ・ヤニチュ(1708-1763):室内ソナタ集Vol.1
室内ソナタ ト短調「おおこうべは血にまみれ」(Ob,Vn,Va,Bc)
室内ソナタ ハ短調 Op.5(2Ob,Vc,Bc)*
室内ソナタ ハ長調 Op.4(トラヴェルソ,2Ob,Bc)
室内ソナタ ホ長調 Op.5B(オーボエ・ダモーレ,2Va,Bc)*
室内ソナタ イ短調 Op.5A(トラヴェルソ,Ob,オーボエ・ダモーレ,Bc)*
*世界初録音
ノットゥルナ【クリストファー・パラメータ(Ob,オーボエ・ダモーレ,指)、
ステファン・バード(Ob)、ミカ・パターマン(フラウト・トラヴェルソ)、
エレーヌ・プラウフ(Vn,Va)、キャスリーン・カジオカ(Va)、
カレン・カデラヴェク(Vc)、エリン・エリアール(Cemb)】
録音:2008年3月1.2&3日(ケベック)
ノットゥルナは管楽器作品のために作曲された作品を演奏する古楽アンサンブ
ル。アンサンブルのメンバーは18-19世紀の作品のスペシャリスト達が集結し、
オーボエ奏者のクリストファー・パラメータを中心に、まだ世にあまり出てい
ない作品の素晴らしさ、これまでにない表現の豊かさを追求すべき活動を続け
ています。
今回はシュヴァイトニツ(=シレジアは、現在のポーランド南西部からチェコ北
東部の地域)生まれの作曲家ヨハン・ゴットリープ・ヤニチュの室内ソナタ集。
ヤニチュは1736年に皇太子フリードリヒ(後のフリードリヒ大王)の私設楽団の
一員となり、その後ラインスベルクに移り有名な「金曜アカデミー」を開始。
1740年にフリードリヒ即位に際して再結成された楽団のコントラヴァイオリン
奏者として活躍し、ベルリンで生涯を送りました。
ヤニチュはC.P.E.バッハやクヴァンツなど何人かの音楽家とともに宮廷舞踏会
などのために作曲依頼を受けるなど、当時高い評価を受け多くの著名人から支
持を集めていました。この室内ソナタも熟達した技法、音楽性に富み、旋律は
独特の雰囲気を持つ面白い作品が揃っています。

ACD2 2541 \1850
ヘンデル:ハープ曲全集
オラトリオ「エステル」-愉快な音とともに主を賞賛せよ*
オラトリオ「サウル」-シンフォニア
ハープ協奏曲 変ロ長調
オラトリオ「エステル」-愉快な音楽に汝の竪琴をあわせよ*
歌劇「ジュリアス・シーザー」-シンフォニア&汝のやさしい瞳を崇む*
歌劇「リナルド」-わたしを泣かせてください(スティーヴン・スタッブズ編)
オルガン協奏曲 第5番ヘ長調 Op.4(ハープ編)
オラトリオ「アレクサンダー・バルス」-聴け、聴け、彼は黄金の竪琴を鳴らす*
マキシネ・エイランダー(バロック・ハープ)  シンディア・シーデン(S)*
シアトル・バロック・オーケストラ イングリット・マシューズ(Vn)
スティーヴン・スタッブズ(指&リュート)
録音:2008年10月20、21日バスティア大学内教会(シアトル)
ヘンデルがハープのために作曲した作品を1枚のCDに完全収録。ヘンデルは器楽
曲、オペラ、オラトリオ、協奏曲など様々な楽曲にハープを使用しています。
可憐なハープの音色とメランコリックな旋律が魅力的なハープ協奏曲のほか、シ
アトル・バロック・オーケストラの音楽監督スティーヴン・スタッブズは編曲し
た「わたしを泣かせてください」など柔らかく高雅なバロック・ハープの音色を
存分に堪能できる1枚です。
演奏は、シアトル出身のハープ奏者マキシネ・エイランダー。ヨーロッパ、北ア
メリカを中心にバロック・ハープ奏者のスペシャリストとして活躍しています。
また幅広いレパートリーと並はずれた歌唱で世界中から称賛されているコロラ
トゥーラ・ソプラノ、シンディア・シーデンの表現豊かな歌唱にも注目です。
シアトル・バロック・オーケストラはヴァイオリンのイングリット・マシュー
とハープシコード奏者バイロン・シェンクマンの2人によって結成されたアメリ
カ屈指のバロック・オーケストラ。

ACD2 2562 \1850
バルカレス・リュート曲集-17世紀スコットランド写本より
淑女の組曲、王の組曲、フランス組曲、組曲「甘美なる帝国」、
組曲「大地主のスコットランド人の旦那」、組曲「喜びへの別れ」
シルヴァン・ベルジュロン(リュート)
録音:2007年10月
バルカレスの写本はスコットランドのリュート音楽の唯一の手掛かりとなる重
要なもので、200ページを超える膨大な写本です。18世紀直前のスコットランド
の音楽の貴重な断片といえるでしょう。
リュート奏者のシルヴァン・ベルジュロンはATAMAレーベルで数多くの録音に参
加していますが、ソロはこれが初。優しいリュートの響きに心が洗われるよう。




<CASCAVELLE>
VEL 3144 \1480
(1)(3)モノラル
(2)ステレオ
(1)シューマン(1810-1856):チェロ協奏曲 イ短調 作品129
(2)マルティヌー(1890-1959):チェロ協奏曲(1955)
(3)ショスタコーヴィチ(1906-1975):チェロ協奏曲 変ホ長調 作品107
ピエール・フルニエ(チェロ)
(1)フェレンツ・フリッチャイ(指揮) 
(2)ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)
(3)ヤッシャ・ホーレンシュタイン(指揮)
スイス・ロマンド管弦楽団
録音:(1)1957年2月6日,(2)1978年3月15日,(3)1962年12月19日、
ヴィクトリア・ホール、ジュネーヴ
このCDは「チェロの貴公子」と呼ばれたピエール・フルニエ(1906-1986)が1950
年代-70年代にかけてライヴ録音したスイス・ロマンド管弦楽団とのコンチェル
ト集です。スイス・ロマンド管弦楽団は、1918年アンセルメよって設立され、
一躍国際的な地位を築き上げられました。そのスイス・ロマンド管と巨匠フル
ニエの歴史がここに凝縮!フリッチャイとのシューマン(57年)は上品なポルタ
メントが美しく、モノラルながらのその堂々たる演奏に惹きこまれます。ホー
レンシュタインとのショスタコーヴィチ(62年)では緊迫したメロディを絶妙な
アーティキュレーションで熱演!そして、サヴァリッシュとのマルティヌー
(78年)ではその明るく快活なメロディを自由自在にコントロールした演奏で、
フルニエの妙技が堪能できます。各時代のフルニエの妙技に圧巻でございます。

VEL 3136 2枚組 \3960
サン=サーンス(1835-1921):
CD-1
(1)交響曲第1番 変ホ長調 作品2
(2)交響曲第2番 イ短調 作品55
CD-2
(1)交響曲第3番 ハ短調 作品78「オルガン付き」
(2)オンファーレの糸車 作品31
(3)ファエトン 作品39
(4)死の舞踏 作品40
(5)英雄行進曲 作品34
フランス国立管弦楽団
ヨエル・レヴィ(指揮)
CD-2(1)ヴィンセント・デュボア(オルガン)
録音:2009年パリ郊外 アルフォルトヴィル、メゾン・ド・オルケストル
フランス国立管によるサン=サーンスの交響曲全集の名盤と言えば、マルティノ
ンですが、ここに同管弦楽団の首席指揮者レヴィによる新名盤が誕生いたしまし
た!その指揮ぶりは非常に端正で硬派。楽譜を細部まで読み込んだ折り目正しい
演奏が好印象。交響曲全集に加え『死の舞踏』など管弦楽作品も収録された嬉し
い内容でございます。
ヨエル・レヴィはルーマニア生まれのイスラエル育ち。フランコ・フェラーラ、
キリル・コンドラシンのもとで研鑽を積み、1978年にはブザンソン国際指揮者
コンクールで優勝しました。その後、ロリン・マゼールのアシスタントとして、
クリーヴランド管弦楽団で指揮を学び、正指揮者となりました。2005年よりフ
ランス国立管弦楽団の指揮者となり、マーラーの交響曲第2番の演奏で絶賛され
ました。2008年には同管弦楽団の首席指揮者となり今後も勢力的演奏活動が期
待されます。
『オルガン付き』を演奏したヴィンセント・デュボアは世界的な若手オルガニス
ト。パリにてオリヴィエ・ラトリーに師事し、これまでにカルガリー、トゥール
ーズでの国際オルガン・コンクールで優勝。その後、各国でオルガン・リサイタ
ルを成功させております。

VEL 3059 \2080
ジュリアン=フランソワ・ツビンデン(1917-):
(1)トリオ前奏曲 作品4(1944-1946)
(2)4つの孤独な四重奏 作品17(1951)より レント「常ならぬ平静さ」、
アレグリッシモ「懐疑的なよそよそしさで」
(3)幻想ソナタ 作品54(1975-1976)
(4)トリオ・イメージ・エルヴェティク 作品65(1975,1982)
(5)タンゴ 作品73(1986)
(6)瞑想曲 作品90(1998)
(7)「M.A.R.C.」をともなう旅程 作品94(2000)
マーク・パンティヨン(ピアノ)
録音:2002年1月8,9日 エルネスト・アンセルメ・スタジオ、
ラジオ・スイス・ロマンド、ジュネーヴ
ジュリアン=フランソワ・ツビンデンは1917年、スイスのヴォー州ロール生まれ。
ピアノをマリー・パンテ、エルネスト・デコステール、声楽をシャルル・メイヤ
ー、ヴァイオリンをヘンリ・ガーバーにそれぞれ師事しました。様々な音楽経験
からレパートリーも広く、とりわけジャズに興味を持ち、独特の感性で100余の
作品(コマーシャル・ソング、オペラ、交響曲、協奏曲、ステージ・サウンド・
トラック、声楽曲、ピアノ曲)を作曲しました。ツビンデンは非常に多才で1947
年、ローザンヌのラジオ局のプロデューサーに招かれ、1965年にはスイス・ロマ
ンド放送の音楽放送部門のアシスタントヘッドに就任しました。クラシックを基
盤に様々なジャンルの音楽に貢献したとして1993年にはローザンヌ市よりゴール
ド・メダルを授与されました。
演奏のマーク・パンティヨンは1957年、アメリカのテキサス生まれ。両親よりピ
アノの手ほどきを受け、幼少より音楽に恵まれた環境で育ちました。現代音楽を
得意とし、ツビンデンの作品も積極的に演奏しております。『「M.A.R.C」をと
もなう旅程』はマーク・パンティヨンに捧げられた曲で、名前のマーク(MARC)
をMi-A-Re-C【ミ-ラ-レ-ド】と読み、この音からはじまる前奏曲から即興的な
変奏曲と展開されます。




<Harmonia Mundi France>
HMC 902035(CD+DVD) \2450(1枚価格)
シューベルト:
ギリシャの神々 D.677
フィロクテート D.540
アイスキュロスからの断章 D.450b
赦されたオレステス D.699
ヘリオポリス1 D.753
ヘリオポリス2 D.754
竪琴に寄す D.737
アティス D.585
海の静けさ D.216
トゥーレの王 D.367
ブロンデルからマリアへ D.626(
茂み D.646
羊飼い D.490
巡礼の歌 D.789
さすらい人の夜の歌 D.224
春の想い D.686
郷愁 D.851
十字軍 D.932
別れ D.475
+ボーナス メイキングDVD(リージョン・オール NTSC 17'38 字幕:英仏)
マティアス・ゲルネ(Br)
インゴ・メッツマッハー(P)
録音:2008年10,11月,2009年2月,ベルリン
大好評のゲルネのシューベルト歌曲集、第4集の登場です。今回は、古代ギリシャ
や伝説、十字軍など、古代に題材を採った詩の曲が多いのが特徴です。遥か昔
に思いを馳せるロマンティシズムが、ゲルネならではの滑らかで暗い美感に溢
れた声でしっとりと歌われています。リート・マニアなら唸らされること請け
合いの見事な出来栄えです。しかも伴奏ピアニストは、指揮者メッツマッハー
というから驚き。さすが知性派指揮者、音楽を丹念に掘り込みつつ、様式感は
崩さぬ名人芸を披露しています。ボーナスとしてメイキング映像を収録したDVD
が付いています。




<Grand Slam>
GS 2042 \2250
ステレオ
『驚異のコロラトゥーラ・ソプラノ、アラ・ソレンコワ』-
アラ・ソレンコワ・イン・ジャパン
(1)何故に夜のふけるまで(ロシア民謡)
(2)R=コルサコフ:オリエンタル・ロマンス(うぐいすとバラ)
(3)なつかしきヴォルガ(ロシア民謡)
(4)ハチャトゥリアン:やなぎ
(5)ブーニン:美しき君よ
(6)ドルハニヤン:つばめ
(7)シューベルト:アヴェ・マリア
(8)グノー:セレナーデ
(9)サン=サーンス:白鳥
(10)モニューシコ:黄金の魚
(11)アリャビエフ:うぐいす
(12)さくらさくら
(13)箱根八里
*ボーナス・トラック
(14)アリャビエフ:うぐいす
(15)ドニゼッティ:私は心の光(歌劇「シャモニーのリンダ」より)
(16)モーツァルト:復讐の心は地獄のように(歌劇「魔笛」より)
(17)ドリーブ:鐘の歌(歌劇「ラクメ」より)
アラ・ソレンコワ(ソプラノ)
(1)-(13)エフゲニー・カンゲル(ピアノ)
(14)グレゴリー・ストリャロフ指揮、モスクワ放送交響楽団
(15)-(17)キリル・コンドラシン指揮、ボリショイ劇場管弦楽団
録音:(1)-(13)1957年12月17日、東京・築地、ビクター吹き込み所、
(14)-(17)1954年頃(初発売:1956年)
使用音源:(1)-(10)、(12)-(14)(17)新世界レコード SH 7679、
(11)新世界レコード PH 14、(15)(16)メロディア D 3344
(1)-(13)(初発売:新世界レコード PLS-39、1958年4月)
■制作者より
水晶にもたとえられる美声、そして驚異的な音域を持つコロラトゥーラ・ソプラ
ノ、アラ・ソレンコワ。その彼女は1957年11月に来日し、全国各地で13回の公演
を行って多くの人々を感動させました。しかも離日直前、ソレンコワとピアノの
カンゲルはビクター吹き込み所で13曲をスタジオ収録し、これは後日LP発売され
大いに話題となりました。
残念ながらこの日本録音のマスター・テープは失われていますが、2005年7月、
LP復刻盤『ソレンコワ・リサイタル』(新世界レコード、SRCD-0007)として久々
に復活しました。しかし、そのSRCD-0007には残念ながら日本録音の1曲が欠け
ていましたが、このGS-2042では初めて全13曲を完全復刻しています(新世界レ
コードは2007年に廃業していますので、SRCD-0007の再発売はありません)。
さらに、ボーナス・トラックとして名唱として名高いメロディア音源を4曲加え
ました。このうち、ドニゼッティとモーツァルトは世界初CD化です。
■解説書の内容
公演のチラシやチケット、プログラムに掲載された写真、日本公演記録、舞台に
接した人の証言など、盛りだくさんの内容です(ただし、歌詞は大意のみで、対
訳は付きません)。
(以上、平林直哉)
●ソレンコワ略歴
アラ・ソレンコワは1928年、ロストフ州ミレロヴォ市生まれ。モスクワ高等音楽
院でバラノフスカヤに師事。その後は軽音楽の分野で活躍し、1956年(57年説も
ある)にボリショイ劇場の専属歌手となる。水晶にもたとえられる美しい声質と
驚異的に広い音域を持ち、アリアや民謡など、レパートリーは600曲以上もあっ
たと言われる。来日後、数年で引退したと伝えられている。




<Simax>
PSC 1276(SACD-Hybrid) \2680
つねに待ち望む心を-クリスマスをティーネと
グスターヴ・ホルスト(1874-1934):木枯らしの風、ほえたけり
伝承曲:それは愛らしい幼子が、つねに待ち望む心を
マックス・レーガー(1873-1916):マリアの子守歌作品76-52
ヘンリー・トマス・スマート(1813-1879):み空をはせゆくみ使いたちよ
G・F・ヘンデル(1685-1759):
アン女王の誕生日のためのオード「神々しい光の永遠の源泉」
ジュゼッペ・トレッリ(1658-1709):シンフォニア ニ長調
J・S・バッハ(1685-1750)/シャルル・グノー(1818-1893):アヴェ・マリア
ティーネ・ティング・ヘルセット(1987-):天使の舞
伝承曲:教会は堅き岩の上に
G・F・ヘンデル(1685-1759):オラトリオ「サムソン」-輝けるセラフたちを
ニルス・ラーシェン:賛歌
伝承曲:永遠の平安は誰にも望めない、天の砦を知っている
アドルフ・アダン(1803-1856):クリスマスの歌「聖らに星すむ今宵」
ヨハンネス・クロッツ:甘き喜びのうちに
シュレジェン民謡:この世はうるわし
ティーネ・ティング・ヘルセット(Tp) イーサ・カタリーナ・ゲーリケ(S)
エリセ・ボートネス(Vn) ノルウェー室内管弦楽団
ノルウェーのプレーヤー、ティーネ・ティング・ヘルセット(1987-)のファース
トアルバム、ノルウェー室内管弦楽団と共演したトランペット協奏曲集(PSC1292)
は、このレパートリーでも近年指折りの素敵なアルバムでした。演奏する曲に共
感し、表現したいことを "音" として聴き手に伝える技術を身につけたミュージ
シャン。彼女のトランペットからは、トランペットという楽器の音とともにハイ
ドン、アルビノーニ、ネルダ、フンメルの "音楽" がしっかり聞こえてきます。
今回は、デンマーク敬虔主義の宗教家、H・A・ブロアソンの賛美歌『つねに待ち
望む心を』をタイトルとするセカンドアルバム。このアルバムでもノルウェー室
内管弦楽団と共演し、北欧とヨーロッパ各地のクリスマスの音楽を演奏していま
す。「ノルウェー歌曲選集、エヴェ・サーシュ・ナンセンへの捧げ物」(PSC1238)
のイーサ・カタリーナ・ゲーリケ、そして、バルトークのヴァイオリンとピアノ
のための作品集(PSC1174)を録音した、オスロ・フィルハーモニックの第1コンサ
ートマスター、エリセ・ボートネスが録音セッションに参加しました。




<LE CHANT DU MONDE>
LDC 2781151 \2380
ジャック・ボワガレ(1927-):
(1) ソナタ 第1番(ヴァイオリンとピアノのための)
(2)「トッカータ」(2台のピアノのための)
(3)「パッサカリア」(ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための)
(4)「ディヴェルティメント」
(クラリネット、ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための)
(5) 弦楽四重奏曲 第1番
(1)(3)(4)ジュヌヴィエーヴ・ロランソー(ヴァイオリン),
ロレーヌ・ドゥ・ラテュル(ピアノ)
(2)フィリッパ・ニュートブーム、ザカリー・ディーク(ピアノ)
(3)(4)セバスティアン・ヴァン・クイーク(チェロ)
(4)ジェローム・コンテ(クラリネット)
(5)シントニア弦楽四重奏団
録音:(1)2004年1月6日、(2)2007年4月24日、(3)(4)2005年1月26日、
(5)2005年2月28日、パリ
ジャック・ボワガレは1927年8月9日フランス生まれ。幼少期よりピアノを学びま
した。1955年よりダリウス・ミヨー、ジャン・リヴィエに作曲を学び、同時期ル
ーセル、ストラヴィンスキー、バルトークの音楽に影響を受けます。その後パリ
を離れ、本格的に作曲活動を行います。彼が作曲した管弦楽のための協奏曲はLe
Chant du Mondeより発売され、トニー・オーバン指揮、フランス放送管弦楽団
により初演されました。これをきっかけにユーモラスで知的なボワガレの作風は
評価されました。室内楽を集めたこのアルバム、現代曲と言っても非常に聴きや
すく、同時代の作曲家の影響を感じさせます。また演奏者も実力派揃い!ソナタ
の演奏をしたロランソーはストラスブール生まれの若手ヴァイオリニスト。ピア
ノのラテュルとともに切れ味のよい音色が彼の作品の魅力を一層際立たせます。



<harmonia mundi France>
今年のクラシック界を最も賑わしたニュースといえば、辻井伸行のヴァン・クラ
イバーン国際コンクールでの優勝。一時はテレビ各局がこの話題でもちきりでし
た。このコンクールで、辻井とともに金メダルを受賞した中国のチャン・ハオ
チェン、銀メダルを受賞した韓国のソン・ヨルムのコンクール・ライヴが待望の
登場となります。いずれも甲乙つけ難い逸材。アジアのピアノ水準の高さを見せ
付けられる驚きの演奏がコンクールならではの臨場感あふれる熱気とともに味わ
えます。

HMU 907506 \2450
第13回ヴァン・クライバーン国際コンクール、ライヴ金メダル
(1)ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの三楽章
(2)ショパン:24の前奏曲 Op.28
(3)メーソン・ベイツ:ロマックスへの他愛ない嘘
(4)リスト:スペイン狂詩曲
チャン・ハオチェン【張昊辰】(Pf)
1990年、上海生まれの19歳。辻井と金メダルを分かち合った中国期待の新星チャ
ン・ハオチェン。曲芸的難曲として知られる「ペトルーシュカからの三楽章」を
目にも鮮やかな技巧で弾ききっています。ショパンの前奏曲集も清潔な詩情に
あふれ、辻井と並ぶ逸材だったことを納得させてくれます。

HMU 907507 \2450
第13回ヴァン・クライバーン国際コンクール、ライヴ銀メダル
(1)ハイドン:ピアノソナタ第58番ハ長調
(2)バーバー:ピアノソナタ Op.26
(3)ドビュッシー:
前奏曲集第1巻-野を渡る風/音と香りは夕べの大気に漂う/アナカプリの丘/
雪の上の足跡/西風の見たもの/亜麻色の髪の乙女
(4)ゴドフスキ:J.シュトラウスの「こうもり」による交響的変容
ソン・ヨルム【孫熱音】(Pf)
1986年の女性ピアニスト。一見たおやかな韓国女性ながら、かのホロヴィッツに
捧げられた技術的にも内容的にも最高度のバーバーのソナタや、ピアノの機能を
極限まで追及した恐ろしいゴドフスキの「こうもり」を難なく弾きこなす凄腕。
不思議な情念も感じられる、アルゲリッチの後継者たらんとする注目株と申せま
しょう。



<Profil>
PH 09020 \2180
ステレオ
モーツァルト:
フルートとハープのための協奏曲ハ長調K.299
/ピルミン・グレール(Fl) マリア・グラーフ(Hrp)
アンダンテ ハ長調K.315/ピルミン・グレール(Fl)
ハープ(ピアノ)協奏曲K.107-1/マリア・グラーフ(Hrp)
ゲアノート・シュルツ(指)
バート・ブリュッケナウ・バイエルン室内管弦楽団
(バイエルン放送との共同制作)
大家グラーフと、新進のグレールとの対話が実に新鮮な感興をさそう名曲「フル
ートとハープ」ほか、モーツァルトの作品を集めたアルバムで、K.107はJ.C.
バッハのピアノソナタ作品5の編曲作として知られるピアノ協奏曲をハープで演
奏しています。
ピルミン・グレール…カールスルーエとベルリンで、レナーテ・グライス=アル
ミンとジャック・ズーンに師事したドイツのフルート奏者。2002年にデンマーク
のオーデンセにおけるカール・ニールセン国際フルート・コンクールで第1位ほ
か、ドイツ国内および国際的なコンクールでの入賞歴多数。2002年よりベルリン
・コンツェルトハウス管の首席奏者。ソリストとして、バイエルン放送響、ベル
リン響に出演、また、ロッケンハウスや、ラインガウ音楽祭といった有名な音楽
祭にも招聘を受けています。2006年1月にサントリーホールでの新日本フィルと
の共演で日本デビューを果たしています。
マリア・グラーフ…カラヤンやチェリビダッケといった大物指揮者の信頼も厚
い、ミュンヘン生まれの世界的なハープ奏者。生地でウルズラ・レントロット
に、パリでは、ドビュッシーと仕事を通じて結びつきが深く、作曲者のお気に
入りの奏者であったピエール・ジャメに師事。1997年よりベルリン・ハンス・
アイスラー音楽大学のハープ科教授。




<haenssler>
98 598 \2080
「ロドリーゴ:ギター協奏曲集Vol.1」
・ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
デイル・カヴァナウ(G)
・ロドリーゴ:アンダルシア協奏曲
アマデウス・ギター・デュオ&エデン=シュテル・ギター・デュオ(G)
・ロドリーゴ:マドリガル協奏曲
アマデウス・ギター・デュオ(G)
ホルスト=ハンス・ベッカー(指)インターナショナル・フィルハーモニー
録音:1999年9月25-28日ハノーファー、
フライヘル・フォン・フリッチュ・カゼルネ(セッション)
名手デイル・カヴァナウとトーマス・キルヒホフとが1991年に結成したアマデウ
ス・ギター・デュオによるロドリーゴ・アルバム。なかでも人気、実力ともにギ
ター界のスター、カヴァナウの弾く傑作「アランフェス」がやはり聞きもの。
しみじみとした哀愁で有名な第2楽章は絶品です。既発98.349の廃盤に伴う品番
移行盤。





<SUPRAPHON>
SU 4003 3枚組 \3250
「ザ・ベスト・オブ・チェコ・クラシックス-弦楽四重奏篇」
[CD 1]
スメタナ:弦楽四重奏曲第1番ホ短調「わが生涯より」
スメタナ四重奏団
録音:1962年3月19-22日プラハ・ドモヴィナ・スタジオ
(AADアナログ・セッション・ステレオ)
スメタナ:弦楽四重奏曲第2番ニ短調
スメタナ四重奏団
録音:1962年3月12-15日プラハ・ドモヴィナ・スタジオ
(AADアナログ・セッション・ステレオ)
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第10番変ホ長調Op.51, B.92
パノハ四重奏団
録音:1985年6月9-14日プラハ、チェコ・フィルハーモニー合唱団
リハーサル・ホール(DDDデジタル・セッション・ステレオ)
[CD 2]
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番ヘ長調「アメリカ」Op.96, B.179
パノハ四重奏団
録音:1982年11月6-8日プラハ、ルドルフィヌム・ドヴォルザーク・ホー
(DDDデジタル・セッション・ステレオ)
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第13番ト長調Op.106, B.192
パノハ四重奏団
録音:1984年11月5-8日プラハ、
チェコ・フィルハーモニー合唱団リハーサル・ホール
(DDDデジタル・セッション・ステレオ)
ヨゼフ・スーク:「聖ヴァーツラフ」のコラールによる瞑想曲Op.35a
パノハ四重奏団
録音:2006年4月8日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
(DDDデジタル・セッション・ステレオ)
[CD 3]
ノヴァーク:弦楽四重奏曲第2番ニ長調Op.35
スメタナ四重奏団
録音:1973年6月27-28日プラハ放送スタジオ
(AADアナログ・セッション・ステレオ)
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第2番「ないしょの手紙」
シュカンパ四重奏団
録音:2001年2月、3月プラハ、ルドルフィヌム・ドヴォルザーク・ホール
(DDDデジタル・セッション・ステレオ)
スメタナ、パノハ、シュカンパと、「弦の国」チェコが誇る歴代の名門アンサン
ブルが残した弦楽四重奏の名録音を、SUPRAPHONの豊富な音源より厳選してまと
めたセット。ドヴォルザークの「アメリカ」、スメタナの「わが生涯より」そし
てヤナーチェクと、このジャンルの不滅の名曲をきわめつけの演奏で楽しめます。




<Bel Air>
BAC 044(DVD-Video) \4350
BAC 444(Blu-ray) \5150
字幕:英・独・仏・西・伊
グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」
★ダンスオペラby ピナ・バウシュ
〔歌唱:ドイツ語〕
【オルフェオ】ヤン・ブリダール(ダンス)/マリア・リッカルダ・ヴェッセリ
ング(歌)
【エウリディーチェ】マリ=アニエス・ジロ(ダンス)/ユリア・クライター(歌)
【アモーレ】工藤美笛(ダンス)/スンハエ・イム(歌)
パリ・オペラ座バレエ団、バルタザール=ノイマン合唱団&アンサンブル
トーマス・ヘンゲルブロック(指)
収録:2008年2月パリ・オペラ座(ガルニエ)
2009年6月に亡くなったピナ・バウシュ振付によるダンスオペラの映像が登場。
2008年2月、ピナ・バウシュがその生涯で唯一テレビ撮影とそのDVD化を許した
舞台です。歌い手とダンサー達が舞台に共に立ち、音楽とダンスが同時進行す
る、きわめて美しいステージによるダンスオペラ。歌い手も豪華なら、ダンサ
ーたちもまた豪華。エウリディーチェには、パリ・オペラ座のエトワール、
マリ=アニエス・ジロ。赤いドレスに身を包み舞う姿はエレガントで、息をのむ
美しさです。オルフェオとして踊るのは、パリ・オペラ座のヤン・ブリダール。
アモーレ役は、資生堂のコマーシャル出演でも記憶にある工藤美笛が務めます。
そもそも、グルックは、オルフェオとエウリディーチェにはダンサーが伴うこ
と、という指示を残しています。ピナ・バウシュによるこのオペラバレエの舞
台はまさにグルックが理想としたものといえるでしょう。しかし、ピナ・バウ
シュは、ただ単に音楽にあわせて振付けるだけに留まりませんでした。嘆きの
歌を歌うエウリディーチェ(クライター)の傍らで同じく嘆き悲しみの身振りを
するエウリディーチェ(ジロ)を観ていると、両者の間に本当のエウリディーチェ
の魂が存在しているかのような、極めて不思議な感覚の世界に引き込まれます。
ピナ・バウシュは、「歌い手」と「ダンサー」の両者が舞台上でぶつかった化学
反応により生じる、新たなキャラクターを創り上げたのです。有名なオルフェ
オのアリア「エウリディーチェを失って」で登場人物がどのような動きを見せ
るかも実に興味深いところ。ほかにも、男性3人が中心となって激しく展開され
る「怒りの舞」、女性の幻想的な群舞による「精霊の踊り」、どれもとても美
しいもので、神話の世界へと引き込まれます。ピナ・バウシュは、グルックが
描いたこの有名な神話の世界を、見事に肉体をもって蘇らせるとともに、ます
ます神秘的で美しい世界へと昇華させています。
素晴らしい音楽とダンス、美しい舞台、衣装・・・。ピナ・バウシュの素晴ら
しさを目の当たりにできる唯一の映像です。「この世のものとは思えない」と
絶賛された舞台を是非ご堪能ください。




<RCO>
RCO 09003(SACD-Hybrid) \2280
ホライゾン2-オリヴィエ・メシアンに捧ぐ
(1)ポール・デュカス/ゲールト・ファン・クーレン:
牧神の遥かな嘆き(1920/ 2007オーケストラ版)*
(2)メシアン:忘れられた捧げ物
(3)ダルバヴィー:la source d’un regard(2007)*
(4)メシアン:クロノクロミー
(5)ロブ・ズイダム:アダム=インタリュード*
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ジョージ・ベンジャミン(指揮(1)-(4))
インゴ・メッツマッハー(指揮(5))
録音:(1)-(4)2007年11月8,9日、(5)2008年6月13、14日(ライブ録音)
*=ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団委嘱作品/世界初演、世界初録音
RCOによる現代ものシリーズ「Horizon」第2弾。RCOは、2007-08のシーズンで、
メシアン作品を集中的に取り上げました。20世紀の最も偉大な音楽家の一人、
オリヴィエ・メシアン(1908-1992)は、神学、鳥類学、音を色彩としてとらえる
美学、リズム、和声的語法、旋法など、様ざまな要素を含む極めてユニークな
音楽作品を多く残しました。思考者として、教師として、20世紀の後半の音楽
世界を大きく変化させる功績を残し、メシアンという人物とその作品を超える
ものは未だ現れていません。このCDは、メシアンへのオマージュと題されてお
り、メシアン作品だけでなく、彼の音楽語法を受け継ぐ現代の作曲家達の作品
も取り上げることにより、メシアンの作品の魅力と偉大さを様々な角度から再
認識できる一枚となっています。指揮者ジョージ・ベンジャミン(b.1960)は、
コンセルバトワールでメシアンに薫陶を受けた人物。現代ものを得意とするメッ
ツマッハーも注目。二人が名人揃いのオーケストラから巧みに色彩感豊かな音
色を引き出します。




<APARTE>
名門レーベル「アンブロワジー」のプロデューサーとして名高いニコラス・バル
トロメーが新しいレーベルを立ち上げました。第一弾は、オフェリー・ガイヤー
ル。溜め息のようなセンシティヴさと大胆さを併せ持つガイヤールの魅力満載の
名曲集です。

AP 001 \2300
Dreams~ Oph?lie Gaillard/Craig Leon
(1)ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
(2)ドヴォルザーク:月に寄せる歌(歌劇「ルサルカ」より)
(3)グリーグ:ソルヴェーグの歌(「ペール・ギュント」より)
(4)ベッリーニ:
ああ、私がどんなにあなたをお慕いしているか(歌劇「夢遊病の女」より)
(5)ドニゼッティ:人知れぬ涙(歌劇「愛の妙薬」より)
(6)プッチーニ:私のお父さん(歌劇「ジャンニ・スキッキ」より)
(7)サティ:ジムノペディ第1番
(8)サティ:グノシエンヌ第1番
(9)フォーレ:パヴァーヌop.50
(10)フォーレ:夢のあとに
(11)ショパン:マズルカop.67-4
(12)ショパン:ノクターンop.9-2
(13)ラフマニノフ:ヴォカリーズ(op.34-14)
(14)チャイコフスキー:感傷的なワルツ
オフェリー・ガイヤール(チェロ/フランチェスコ・ゴフリラー(1737))
ティモシー・レドモンド(指揮)、
ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラ
音のよさ、クオリティの高さで定評のあるAmbroisieレーベルのプロデューサー
が新たに立ち上げたレーベル、APARTEの第1弾。チェロ界のミューズ、ガイヤー
ルがクラシックの名曲を優雅に繊細に奏でます。オペラのアリアでは朗々とした
ガイヤール節が冴えます。ショパンのマズルカは、溜息のような繊細さと低音で
の思いがけない力強さで、ピアノとはまた全く違う魅力に溢れています。しっと
りとした陶器を思わせる名録音とあいまって、ガイヤールのチェロにノックアウ
トの1枚です。編曲を手がけたのは、クレイグ・レオン。レオンは、ジョシュア
・ベルの「ロマンス・オブ・ザ・ヴァイオリン」プロジェクトを手がけ、このア
ルバムはクラシックの空前の大ヒットとして今なお記憶に新しいところ。ほかに
もパヴァロッティのアルバムから、ポップスのアーティストのプロジェクトなど、
幅広く活躍しています。




<WERGO>
WER 6931 3枚組 \4050
アール・ブラウン/コンテンポラリー・サウンド・シリーズ 
ブラウンの音楽人生 vol.2
[CD1]室内オーケストラのための作品集
(1)ノーノ(1924-1990):ポリフォニカ ― モノディア ― リトミカ(1951)
(2)マデルナ(1920-1973):セレナータno.2(1954/ 1957)
(3)ベリオ(1925-2003):
ディファレンス(5つの楽器とテープのための)(1958-1960)
[CD2]ニューミュージック・フロム・ロンドン
(1)ペーター・マクスウェル・デイヴィーズ(b.1934):アンテクリスト(1967)
(2)ハリソン・バートウィストル(b.1934):無口なカリヨンを鳴らせ(1964-65)
(3)デイヴィッド・ベッドフォード(b.1937):
カム・イン・ヒヤ・チャイルド(1968)
(4)リチャード・オートン(b.1940):
2人または4人のプレイヤーのためのサイクル(1967)
[CD3]フェルドマン――ブラウン
(1)フェルドマン(1926-1987):durations I-IV(1960, 1961)
(2)ブラウン(1926-2002):ヴァイオリン、チェロとピアノのための音楽(1952)
(3)ブラウン:チェロとピアノのための音楽(1955)
(4)ブラウン:ホドグラフI(1959)
[CD1]イギリス室内管弦楽団((1)(2))、ブルーノ・マデルナ(指(1)(2))、
ジャック・カスタニェ(Fl(3))、ワルター・ルイス(Cl(3))、
フランシス・ピエール(Hrp(3))、ワルター・トランプラー(Vla(3))、
セイムール・バラブ(Vc(3))、ルチアーノ・ベリオ(指(3)) 録音:1961年
[CD2]ザ・ピエロ・プレイヤーズ((1))、
ペーター・マクスウェル・デイヴィーズ(指(2))、メリー・トーマス(S(2))、
アラン・ハッカー(Cl(1)(2))、バリー・キン(打(1)(2))、
ジェーン・マニング(S(3))、ジョン・ティルバリー(Pf(3))、
モレー・ウェルシュ(Vc(4))、リチャード・オートン(Pf,打(4)) 録音:1970年
[CD3]ドン・ハモンド(Fl, AltFl(1)(4))、ドン・バターフィールド((1)Tuba)、
デイヴィッド・チュードア(Pf,チェレスタ(1)(2)(3)(4))、
フィリップ・クラウス(ヴィブラフォン,ベル,マリンバ(1)(4))、
マチュー・ライモンディ(Vn(1)(2))、デイヴィッド・ソイヤー(Vc(1)(3)) 
録音:1962年
アール・ブラウン/コンテンポラリー・サウンド・シリーズ第2弾。好評だった
第1弾につづいてお宝音源がギッシリつまっています。[CD1]ベリオのディファレ
ンスは電子音楽の金字塔的存在。ベリオ自身の指揮ということもあり、並々なら
ぬ緊張感に漲っています。[CD2](3)のベッドフォード作品はソプラノの声がピア
ノなどに共鳴した音から、虫歯に響きそうな高音など様々な音など実に様々な音
が現れます。[CD3]はブラウン本人の作品が収録。空間的な要素が強く、聴いて
いると宇宙に放り込まれたような気分になります。
=アール・ブラウン/コンテンポラリー・サウンド・シリーズについて=
このシリーズは、ケージ、ベリオ、シュトックハウゼン、そして他の前衛的な作
曲家の作品に誰も接したことがなかった時代にリリースされた貴重な記録(LP)の
復刻です。今となっては実験的な音楽(現代音楽)の録音・資料は市場に多数あり
ますが、1960年代初頭の人々は、同じ時を生き、革命を起こしている新しい世
代の作曲家たちの作品を知りませんでした。1960年代当時の革命作曲家世代の
リーダー的存在であったアール・ブラウンは、彼自身、そして同時代の仲間た
ちの作品をレコードに記録するする機会を得、すでに当時活躍していた作曲家、
また、頭角を現し始めた作曲家たちの作品を選んで収録しました。ブラウンは
世界中の作曲家や演奏家たちに呼びかけ、当時考えうる最高のメンバーを結集、
演奏の面でも音質の面でも最高のクオリティでこの仕事をやり遂げました。こ
れらの録音は、1961年から73年の間に計18枚のLPとしてリリースされ、現在、
コレクター達の間でコンテンポラリー・サウンド・シリーズとして知られてい
ます。冒険的なレパートリー、質の高い演奏、そして作品と作曲家への高い忠
誠度をもったこれらの録音は、20世紀音楽の最も重要な記録資料となっていま
す。個々のCDのブックレット内容はすべて発表当時のものを採用、貴重な写真
資料満載です。WERGOは2011年の秋にかけて年間2巻ずつ、全6巻(各3CD)のシリー
ズとしてこの貴重な遺産をリリースしていきます。復刻にあたっては、現代音楽
の分野で高名なエンジニア、ウド・ヴュステンドルファーが、最高の機材を用い
デジタル化。ブラウンが望んだ音世界が高い次元で再現されています。(このシ
リーズはすべて、LPからの復刻で、オリジナルマスターテープはすべて消失し
ています。)



<TAHRA>
TAH 680 2枚組 \4600
ハイドン:
(1)交響曲第45番「告別」 (2)第48番「マリア・テレジア」 
(3)第92番「オックスフォード」
(4)第94番「驚愕」 (5)第100番「軍隊」 (6)第101番「時計」
ヘルマン・シェルヘン(指)
ウィーン国立歌劇場管((1)1958年7月ステレオ録音(2)(3)1950年12月
(6)1951年7月)
(4)ウィンタートゥール市管(1942年5月チューリヒ・トーンハレSP録音)
(5)ロイヤルフィル(1954年9月)
ハイドンはシェルヘンにとってバッハ、ベートーヴェン、マーラー、シェーン
ベルクと同様、非常に大事なレパートリーであるばかりでなく愛情を注いだ音楽
でした。
「天地創造」、「十字架上の七つの言葉」、チェロ協奏曲二長調・・・。なかで
も交響曲は第2回目の公式コンサート(1914年)から死の一月前(1966年5月)まで取
り上げるほどのお気に入りで、特に「軍隊」は3つの録音があり、なかでもこの
ビーチャムのロイヤルフィルと録音したものは音楽的にも完璧で当時、大評判
になりました。「軍隊」のあだ名が付いた第2楽章はいかにもシェルヘン!とい
った強烈なものです。
「告別」はステレオ録音で終楽章では去っていく楽員の”Auf Wiedersehen !”
という言葉がはっきりとらえられていますが、最後の40秒間はテープの故障で
残念ながらモノーラルになっております。




<BONGIOVANNI>
GB 2443 2枚組 \4360
ニコリーニ:「水車屋の恋」
パトリツィア・ザナルディ(S ラウレッタ)
ダヴィデ・ロッカ(Br バルトローネ)
マヌエル・ピエラッテッリ(T アルミドーロ伯爵)
フランチェスカ・ランツァ(S リザウラ)
イ・ウォン・ジュン(Br ピッポ)
マッテオ・マッツォーリ(Br チバンドラ)
ファブリツィオ・ドルシ(指)アミルカーレ・ザネッラ交響楽団
録音:2007年10月10,11日,ピアチェンツァ(ライヴ録音)
ジュゼッペ・ニコリーニ(1762-1842)は、イタリア、ピアチェンツァ出身の作曲
家。生年はモーツァルトのほぼ同時代で、チマローザ(1749年生)とロッシーニ
(1792年生)の中間世代のオペラ作曲家として1820年頃まで活躍したものの、その
後すっかり忘れ去られています。「水車屋の恋」は1794年の春にジェノヴァで
初演された1幕もののオペラブッファ。水車小屋の粉挽きバルトローネはラウレ
ッタと密かに結婚しているが、そうとは知らないアルミドーロ伯爵はラウレッタ
に恋するので、バルトローネは彼女の兄ということで誤魔化す。そこに伯爵を愛
する男爵夫人リザウーラが訪れるので、伯爵はうろたえるは、二人の女はいがみ
合うは。困ったバルトローネは、女装して暗闇に乗じて伯爵と逢引するが、そこ
にリザウーラが乱入、ラウレッタのはずがバルトローネで、伯爵もリザウーラ
もビックリ。結局バルトローネとラウレッタは仲直りし、伯爵に夫婦だと明かし
てめでたし。ジュゼッペ・フォッパの台本は、随所でモーツァルトのダ・ポン
テ三部作を思わせる箇所があって、モーツァルティアンにとっても興味深いもの
でしょう。ニコリーニの屈託のない音楽はたいへん親しみやすく、展開も簡単
なので、気楽に楽しむことができます。演技達者な歌手たちと、堅実な指揮で、
愉快なオペラをお楽しみください。

GB 5637 \2180
スタービレ:モテット「羊飼いたちが互いに言うだろう」
ソリアーノ:教皇マルチェリスのミサ,8声のモテット
ラッファエーレ・プッチアンティ(指)
オペラ・ポリフォニカ
録音:2009年6月4-6日,フィレンツェ
フランチェスコ・ソリアーノ(1548/49-1621)は、16世紀末から17世紀初めにかけ
てのイタリアの作曲家。後半生をローマで過ごし、パレストリーナの流派を継い
だ音楽家として重要な人物です。「教皇マルチェリスのミサ」は30分を越す大作
で、パレストリーナの手法をさらに拡大しているという点で興味深い作品です。
アンニバーレ・スタービレ(1535頃-1595)はもう一世代前のローマの作曲家。
ラッファエーレ・プッチアンティは1972年生まれのピアニスト、合唱指揮者。
オペラ・ポリフォニカを創設し、ルネサンス期の合唱作品を指揮して高い評価
を得ています。



<Profil>
PH 09044 3枚組 \6450
ゴルトマルク:「メルリン」
ロベルト・キュンツリ(T メルリン) アンナ・ガブラー(S ヴィヴァーネ)
ブライアン・デイヴィス(Br ランセロット) 
フラン・フォン・ホーヴェ(Bs デーモン)
ガブリエラ・ポペスク(Ms 妖精モルガーナ) 
ダニエル・ベーレ(T モドレート)
ゼバスティアン・ホレチェク(Br アルトゥール王) 
インスン・シム(Bs グレンドヴァー)
ミヒャエル・マンタイ(Br ガヴァイン) 
ウェルナー・ロレンミュラー(Bs ベドヴィル)
ゲルト・シャラー(指)
フィルハーモニー・フェスティヴァ,
ミュンヘン・フィルハーモニー合唱団
録音:2009年4月13-19日,バート・キッシンゲン
カール・ゴルトマルク(1830-1915)は、ケストヘイ(現在はハンガリー)出身で
ウィーンで活躍した作曲家。1875年にウィーン宮廷歌劇場で初演された「シバの
女王」が大成功を収め、生前は高い名声を誇っていましたが、その後忘れられ
、現在では交響曲第1番「田舎の結婚」とヴァイオリン協奏曲第1番が比較的知
られている程度です。「メルリン」は、1886年にウィーンで初演されたオペラ。
当時の宮廷歌劇場のスター歌手をズラリと配した初演は大成功を収め、ヨーロッ
パ各都市の主要歌劇場はもちろん、海を越えてニューヨークでも上演されたほど
の人気でした。物語はアーサー王伝説に基づいたもので、メルリンとは魔法使い
マーリンのこと。タイトルロールを歌うキュンツリは、シュトゥットガルト歌
劇場に所属し、ヘルデンテノールから性格テノールまで幅広く歌う実力派。
ヴィヴィアーネのガブラーはミュンヘン出身のソプラノ。近年、バイロイト音
楽祭での「ワルキューレ」でオルトリンデを歌い、近い将来のワーグナー・ソ
プラノとして期待されている逸材。ランセロットのブライアン・デイヴィスは、
米国出身で、現在ヨーロッパで人気急上昇のバリトン。指揮者のシャラーは、
1965年、バンベルク生まれ。2003-2006年、マグデブルク歌劇場の音楽総監督
を務め、ドイツの歌劇場の叩き上げだけに高い実力を持っています。フィルハ
ーモニー・フェスティヴァは、ミュンヘン・フィルなど、在ミュンヘンのオー
ケストラ団員による混成オーケストラ。世紀末のウィーンの趣味が色濃く反映
された幻のオペラが、ついに封印を解かれます!




<Dynamic>
DYNDVD 33642(DVD-Video) 2枚組 \4180
ヴェルディ:「トラヴィアータ」
チンツィア・フォルテ(S ヴィオレッタ)
サイミール・ピルグ(T アルフレード)
ジョヴァンニ・メオーニ(Br ジェルモン)
フェデリーカ・カルネヴァーレ(Ms アンニーナ)
ティネケ・ヴァン・インヘルヘム(S フローラ)
パトリック・デルクール(Bs ドビニー侯爵)
クリス・デ・ムーア(Br ドゥフォール男爵)
クリスティアーノ・クレモニーニ(T ガストーネ)
ロレンツォ・ムッツィ(Bs 医師グランヴィル)
パオロ・アッリヴァベーニ(指)ワロン王立歌劇場管弦楽団,合唱団
演出:ステーファノ・マッツォニス・ディ・パララフェーラ
装置:エドァルド・サンキ
衣装:カート・ティレイ
収録:2009年3月,リエージュ,ワロン王立歌劇場
ベルギーの真ん中、ワロン地域の都市リエージュの王立歌劇場が上演した「トラ
ヴィアータ」です。「トラヴィアータ」には既に映像も多々ありますが、今回
の映像は大劇場にも負けないもの。まず美人ソプラノとして知られるフォルテ
が、歌に演技に容姿に艶やかなヴィオレッタにピタリ。また、今ウィーンで大人
気のアルバニア出身のテノール、ピルグの純朴そうな雰囲気とイタリアンな美声
もアルフレードにバッチリ。マッツォニス・ディ・パララフェーラの演出は、
色彩の使い方が巧みで、実にお洒落な舞台を作っています。名匠アッリヴァベ
ーニの要所を締めた指揮もあって、手ごたえ十分な映像に出来上がっています。
HD収録の鮮明な映像も長所。
YouTubeで映像サンプルがご覧いただけます。 
http://www.youtube.com/watch?v=oikx2Frd5WU

DYNDVD 33597(DVD-Video) \3780
字幕:伊英独仏西
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」
フランチェスコ・メーリ(T アルマヴィーヴァ伯爵)
リナ・シャハム(Ms ロジーナ)
ロベルト・フロンターリ(Br フィガロ)
ブルーノ・デ・シモーネ(Bs バルトロ)
ジョヴァンニ・フルラネット(Bs バジーリオ)
ジョヴァンナ・ドナディーニ(Ms ベルタ)
ルカ・ダッラミーコ(Br フィオレッロ)
アントニーノ・フォリアーニ(指)フェニーチェ歌劇場管弦楽団,合唱団
演出:ベッペ・モラッシ
装置,衣装:ラウロ・クリスマン
収録:2008年4月,ヴェネツィア
ヴェネツィアのフェニーチェ歌劇場がロッシーニの傑作「セビリアの理髪師」
を上演した映像です。注目は、2008年11月にロッシーニ・オペラ・フェスティ
ヴァルの来日公演で初来日して大きな話題となったテノール、メーリのアルマ
ヴィーヴァ伯爵。さらに2009年9月の来日で、日本でもすっかり人気になっただ
けに、この映像は嬉しいもの。シャハムはロジーナが当たり役で、2005年に新国
立劇場でも歌っています。この中で一番のベテラン、フロンターリは日本でも
有名でしょう。フィガロは彼の得意中の得意。さらにロッシーニ・オペラ・フェ
スティヴァルでもバルトロを歌って絶賛されたデ・シモーネ、ボローニャ歌劇場
来日公演でも不気味なバジーリオが強烈な印象を残したジョヴァンニ・フルラ
ネットと、かなりいい歌手が揃っています。イタリアオペラの指揮者では若い
世代のホープ、フォリアーニの指揮で、溌剌とした「セビリアの理髪師」が楽
しめることでしょう。モラッシの演出はオーソドックスで手堅いもの。
特典映像として出演者へのインタビューつき。

CDS 623 \1950
カヴァッリ:
6声のマニフィカト
10声のマニフィカト
10声のカンツォーナ
8声のマニフィカト
8声のマニフィカト
10声のマニフィカト
私は喜び(ラエタトゥス・スム)
12声のカンツォーナ
主は言われた(ディクスィット・ドミヌス)
ブルーノ・ジーニ(指)
アンサンブル・ラ・ピファレスカ,
クレーマ・クラウディオ・モンテヴェルディ合唱団
録音:2008年10月,アッバディーア・チェッレート
フランチェスコ・カヴァッリ(1602-1676)は、モンテヴェルディの一番弟子とし
て名前は有名なものの、録音は決して多くはありませんでした。このCDにはカ
ヴァッリのマニフィカトが5曲、カンツォーナが2曲収録されています。指揮者、
合唱指導者のジーニは、カヴァッリの第一人者。クレーマのモンテヴェルディ
合唱団は、1986年にジーニによって創設された合唱団で、2007年には英国のカ
ンタベリー大聖堂に招かれています。

CDS 632 \1950
“ローマ 1670”
ロナーティ:シンフォニア イ短調(2つのヴァイオリンと通奏低音)
コレッリ:ソナタ ニ長調(ヴァイオリンと通奏低音))
ストラデッラ:疑い,キプロスの玉座を棄て,私を支えて
マンネッリ:
ソナタ第1番「ラ・フォッジャ」 Op.2-1(2つのヴァイオリンと通奏低音)
作者不詳:ソナタ イ短調(ヴァイオリンと通奏低音)
ロナーティ:シンフォニア ハ長調,パルティータ ト長調
マリア・パルンボ(指,cemb)イル・コンチェルト・ダリアンナ
クリスティアーナ・アルカーリ(S)
ロベルト・スタッチョーリ(T)
録音:2006年11,12月
17世紀後半にローマで活躍した作曲家の作品が集められています。ご存知アル
カンジェロ・コレッリ(1653-1713)、数奇な運命を辿った鬼才アレッサンドロ・
ストラデッラ(1639-1682)は有名でしょう。カルロ・マンネッリ(1640-1697)は、
年齢こそコレッリより一回り上ですが、ローマの楽壇ではヴァイオリンの同僚
で、共に第1ヴァイオリンのトップを務めた人物。カルランブロージョ・ロナー
ティ(1645頃-1720)は、フランチェスコ・ジェミニアーニ(1687-1762)が若き日
にミラノで師事した師匠として知られています。コンチェルト・ダリアンナは、
1990年代末にローマで結成された古楽団体。ほとんどが世界初録音です。




<IDIS>
IDIS 6584 \1650
MONO
シューベルト:
ピアノ・ソナタ第16番 イ短調 D845
ピアノ・ソナタ第19番 ハ短調 D958
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
録音:1956年8月11日,モスクワ(D845),1958年2月8日,ブダペスト(D958)
1950年代のリヒテルのシューベルト。いずれもライヴ録音。D845には1957年3月
2日のモスクワでのライヴ録音が、D958には1958年2月9日、ブダペストでのライ
ヴ録音が出回ったことがあります。同一の内容かどうかは不明。

IDIS 6583 \1650
MONO
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
ルクレール:ソナタ ニ長調
ロカテッリ(イザイ編):ソナタ ヘ短調
パガニーニ:ロッシーニ「モーゼの祈り」によるソナタ 変ホ短調 M.S.23
ダヴィッド・オイストラフ(Vn)
ヴィットーリオ・グイ(指)RAIミラノ交響楽団(ベートーヴェン)
ウラディーミル・ヤンポルスキ(P)
録音:1960年4月5日(ベートーヴェン),1955年(ルクレール,ロカテッリ),
1951年(パガニーニ)
ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は名ヴァイオリニスト、オイストラフの
得意中の得意。この録音は1960年にミラノで放送用ライヴで録音されたもの。
イタリアの名匠グイとの共演が興味深いところ。

IDIS 6580 \1650
MONO
ベートーヴェン:
序曲「コリオラン」 Op.62
「レオノーレ」序曲第3番 Op.72b
「フィデリオ」序曲
序曲「献堂式」 Op.124
序曲「命名祝日」 Op.115
劇音楽「エグモント」Op.84 序曲
イーゴル・マルケヴィッチ(指)コンセール・ラムルー管弦楽団
録音:1958年
DG録音。1958年11月、パリでの録音。全6曲が1枚のCDにまとめられたのはこれが
初めて。

IDIS 6581 2枚組 \3300
MONO
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 第3集
ピアノ・ソナタ第18番 変ホ長調 Op.31-3
ピアノ・ソナタ第19番 ト短調 Op.49-1
ピアノ・ソナタ第20番 ト長調 Op.49-2
ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調 Op.53 「ワルトシュタイン」
ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 Op.57 「熱情」
ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 Op.109
ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110
ワルター・ギーゼキング(P)
録音:1956年
EMI録音。ギーゼキングは1955年からベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集の録
音に集中して取り組んでいましたが、三分の二ほど進んだところで急死してし
まいました。この第3集で完結です。第1集は、IDIS 6573(2CD)第1-8番。第2集
は、IDIS 6578(2CD)第9-15,17番。




<Anthonello MODE>
AMOE 10014 \2450
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ集
ソナタ K.380 ホ長調/ソナタ K.175 イ短調/ソナタ K.263 ホ短調
ソナタ K.264 ホ長調/ソナタ K.208 イ長調/ソナタ K.209 イ長調
ソナタ K.238 ヘ短調/ソナタ K.239 ヘ短調/ソナタ K.132 ハ長調
西山まりえ(チェンバロ)
録音:2009年4月21-23日/新潟市小出郷文化会館
16世紀ヨーロッパ鍵盤音楽の始祖アントニオ・カベソン、対位法を確立した鍵
盤音楽史上重要な作曲家アラウホやカバニリェス、またファンダンゴやソナタ
で知られるソレルなど、イベリア半島の音楽を霊感的かつ情熱的に奏で、本場
の音楽家からも一目置かれる西山まりえによる初のスカルラッティ作品集。
2008年ユトレヒト音楽祭に招聘されスペイン鍵盤音楽リサイタルを行なうなど、
国内のみならず海外でも高い評価を得る西山の本領が発揮された一枚。




<DOREMI>
DHR 7889 \2080
「メナヘム・プレスラーVol.1 / メンデルスゾーンを弾く」
メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第1番ト短調Op.25
ハンス・スワロフスキー(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
六重奏曲ニ長調Op.110
ギレー四重奏団のメンバー
厳格な変奏曲ニ短調Op.54
ロンド・カプリチオーソ ホ長調Op.14
子どものための小品集Op.72(6曲)
以上、メナヘム・プレスラー(P)
録音:1950-1953年
1923年生まれで、半世紀以上に渡る活動歴を誇るボザール・トリオの創立メン
バーとして知られる重鎮ピアニスト、メナヘム・プレスラー。コンサートホー
ル録音のスワロフスキーとの協奏曲ほか、メンデルスゾーン作品を集めた一枚
はすぐれたソリストとしての姿を伝える貴重なものです。すべて初CD化。

DHR 7859 \2080
モーツァルト:クラリネット協奏曲イ長調K.622
ガリー・ベルティーニ(指)
イスラエル室内管弦楽団
録音:1972年12月23日エルサレム(ライヴ)
カール・シュターミッツ:クラリネット協奏曲第3番変ホ長調
ガリー・ベルティーニ(指)
イスラエル室内管弦楽団
録音:1967年1月13日テル・アヴィヴ(ライヴ)
ヘンデル / エットリンガー編:クラリネット協奏曲ト短調
ガリー・ベルティーニ(指)
イスラエル室内管弦楽団
録音:1967年1月13日テル・アヴィヴ(ライヴ)
J.C.バッハ=モーツァルト / エットリンガー編:クラリネット協奏曲ニ長調
メンディ・ロダン(指)
コル・イスラエル放送管弦楽団
録音:1970年4月8日テル・アヴィヴ(ライヴ)
以上、ヨナ・エットリンガー(Cl)
天性の音色と謳われ、20世紀後半を代表するクラリネット奏者エットリンガー
の協奏曲ライヴを集めた貴重なアルバム。モーツァルトを含む3曲で、イスラエ
ルの巨匠ベルティーニと共演しているのも注目です。
ヨナ・エットリンガー…1924年ミュンヘンに生まれ1981年ロンドンに歿したイ
スラエルのクラリネット奏者。1933年に家族とともにパレスチナに移住。フラ
ンスではルイ・カユザック(クラリネット)とナディア・ブーランジェ(作曲)に
師事。イスラエルでツヴィ・ツィピン(クラリネット)、パウル・ベン・ハイム
(作曲)らに学ぶ。1947年より1964年までイスラエル・フィルの首席クラリネッ
ト奏者を務め、ソリストとしてチェリビダッケ、メータ、パレーらの指揮で多
くの協奏曲を演奏。
指揮者としてはイスラエル室内管やエルサレム響の指揮台に立つかたわら、長
年にわたりテル・アヴィヴ四重奏団やプニーナ・ザルツマンとも共演を重ねる。
1973年よりロンドンのギルドホール音楽学校でクラリネット、指揮、室内楽の
教授を務め、多くの後進を輩出。




<C Major>
70 0708(DVD-Video) 2枚組 \4800
70 0804(Blu-ray) \5200
字幕:独仏英西
ワーグナー:「ワルキューレ」
ペーター・ザイフェルト(T ジークムント)
ペトラ・マリア・シュニッツァー(S ジークリンデ)
マッティ・サルミネンン(Bs フンディング)
ユハ・ウーシタロ(Br ヴォータン)
ジェニファー・ウィルソン(S ブリュンヒル)
アンナ・ラーション(Ms フリッカ)
ベルナデッテ・フライツ(S ゲルヒルデ)
ヘレン・ヒューズ・ラルストン(S オルトリンデ)
ピラール・バスケス(Ms ヴァルトラウテ)
クリスタ・マイヤー(Ms シュヴェルライテ)
エウジェニア・ベタンクール(Ms ヘルムヴィーゲ)
ハイケ・クレツィンガー(Ms ジーグルーネ)
マヌエラ・ブレス(Ms グリムゲルデ)
ハンナー・エスター・ミヌティッロ(Ms ロスヴァイゼ)
ズービン・メータ(指)バレンシア州立管弦楽団
演出:カルルス・パドリッサ(ラ・フラ・デルス・バウス)
装置:ローラント・オルベター
ヴァレンシア・リング、第2弾です!「ワルキューレ」でも、CG映像を駆使した
演出と、世界的舞踏集団ラ・フラ・デルス・バウスによる群舞の融合した舞台
はとても刺激的!ド迫力のワルキューレの騎行や、生火が素晴らしく効果的な
幕切れは必見。加えてキャストが豪華なこと!ジークムントとジークリンデに
は、今この役を歌わせたら一番というザイフェルトとシュニッツァーの夫婦。
そしてフンディングには、至高の北欧バス、サルミネン。ブリュンヒルデには、
今ドラマティックソプラノとしてメキメキ売出し中で、このヴァレンシア・リ
ングのブリュンヒルデが大評判になった米国のソプラノ、ジェニファー・ウィ
ルソン。さらに「ラインの黄金」からウーシタロやラーションが引継ぎ、鉄壁
の布陣となっています。もちろんHD収録で、Blu-Rayでは鮮明な映像が楽しめ
ます。ボーナスにメイキング映像を収録。

<ORFEO D'OR>
ORFEOR 783092 2枚組 \4160
STREO
ヴェルディ:「ファルスタッフ」
ワルター・ベリー(Bs ファルスタッフ)
ジョルジョ・ザンカナーロ(Br フォード)
フランシスコ・アライサ(T フェントン)
ピラール・ローレンガー(S アリーチェ)
クリスタ・ルートヴィヒ(Ms クイックリー夫人)
パトリシア・ワイズ(S ナンネッタ)
ハインツ・ツェドニク(T 医師カイウス)
ほか
ロリン・マゼール(指)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1983年2月2日,ウィーン(ライヴ)
ロリン・マゼールは、 1982年にウィーン国立歌劇場の監督に就任(指揮者としては
カラヤン以来)、精力的な活動をして高い評判を得ますが、様々な事情から僅か2年
で辞任に追い込まれてしまいました。そのためこの時期のオペラの録音は少なく、
ウィーンでのマゼールの真価は良く伝わらないままでした。この「ファルスタッ
フ」はそうした穴を大きく埋めるものです。1983年2月2日のライヴで、およそ一発
録音のライヴ録音とは思えないほど完成度の高い音楽には驚嘆するしかありません。
ヴェルディの込み入った音楽を、マゼール一流の切れ味鋭い指揮で鮮やかに捌きな
がら、時には甘い旋律をうっとりと歌わせています。マゼールらしく、ヴェルディ
があちこちに意味深く書き込んでいる音楽をパッと浮き上がらせるのも見事。これ
を聞くと、マゼールが20年くらい時代を先取りしていて、保守的なウィーンから反
発を食らったようにも思えるほどです。歌手もまた大変豪華。ウィーンの大ベテラ
ン、ベリーの大らかなファルスタッフを筆頭に、ザンカナーロ、アライサ、ローレ
ンガー、ルートヴィヒと大歌手の名前が並びます。またナンネッタには、1980年代
のウィーン国立歌劇場で娘役として大活躍したワイズ、そしてご存知ツェドニクの
カイウス。もちろんウィーンのオーケストラの艶やかな音色も聞きもので、優れた
ステレオ録音で楽しめます。マゼール絶頂期の貴重なオペラのライヴをお楽しみく
ださい!

ORFEOR 801091 \2080
MONO
シューベルト:「白鳥の歌」 D.957-アトラス,彼女の肖像,漁師の娘、都会、海
辺にて,影法師
イベール:ドン・キショットの4つの歌(出発の歌,デュルシネの歌,公爵の歌,
ドン・キショットの死の歌)
ムソルグスキー:「死の歌と踊り」(子守歌,セレナード,トレパック,司令官)
[+ボーナス]
デュパルク:5つのフランス歌曲
ジョージ・ロンドン(Bs-Br)
エリック・ウェルバ(P)
録音:1964年6月11日,ウィーン
[ボーナス]録音:1955年4月8日,ニューヨーク
1950、60年代に活躍したバスバリトン、ジョージ・ロンドンは、オペラの分野での
活動が広く知られていますが、歌曲でも素晴らしい歌を聞かせてくれました。この
CDには、 1964年6月11日にウィーンのアン・デア・ウィーン劇場で行われたリサイ
タルが収録されています。お得意のムソルグスキーはさすが天下一品!また重厚な
声で歌われるシューベルト、イベールはたいへんにユニークなものです。録音もモ
ノラルながら良好で、全盛期のロンドンの魅力をたっぷり味わえます。ボーナスと
して1955年にニューヨークで歌われたデュパルクを収録。普通のデュパルクとは一
風変わった、独自の魅力のある歌です。




<haenssler>
93 221 \2250
ケクラン:
バンダール・ログ Op.176
バッハの名前による音楽の捧げもの Op.187
ハインツ・ホリガー(指)シュトゥットガルトSWR放送交響楽団
録音:2007年9月11-13日,2008年8月31日
近代フランスの作曲家、シャルル・ケクランの代表作2曲を、オーボエ奏者として
高名なハインツ・ホリガーが指揮しました。「バンダール・ログ」は、ケクランの
代表作の一つで、ラドヤード・キップリングの「ジャングル・ブック」に基づいた
一連の作品の一つ。「バッハの名前による音楽の捧げもの」は、12曲からなる大作。
題名通り、B-A-C-Hの音形をもとに展開させた様々なスタイルの音楽で、オンドマ
ルトノも加わった大編成のオーケストラの美しい色彩は聞き物です。作曲家、指揮
者としても高名なホリガーが明晰な音楽を作り上げています。

93 236 \2250
ヴォルフガング・リーム・エディション第4集
神とは何か、描かれざる絵 、女/声
シルヴァン・カンブルラン(指)
バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団,
SWRヴォーカルアンサンブル(神とは何か)
フリードリヒ・ゴルトマン(指)
バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団(描かれざる絵)
イゾルデ・ジーベルト(S),カルメン・フギス(S),
ミヒャエル・ギーレン(指)
バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団(女/声)
録音:2007年11月2-5日(神とは何か),1991年3月21日(描かれざる絵),
1989年10月17日(女/声)
ヴォルフガング・リーム・エディションの第4集です。今回もSWRの優れた音源を用
いています。「神とは何か」は合唱とオーケストラのための作品。「描かれざる絵」
という題名は、ドイツの画家エミール・ノルデ(1867-1956)が、第二次世界大戦中
にナチスに活動を禁止された際、監視の目を逃れて描いた小さなサイズの水彩画の
こと。ノルデは後年にこれらを通常サイズの油絵で書き直すつもりでいたのですが、
実現したものは僅かでした。曲はそのイメージに基づいた管弦楽曲です。「女/声」
1989年、ドナウエッシンンゲン音楽祭で初演された作品。

93 231 \2250
カーター 合唱作品集
タランテラ、陽気にやろう、標章、音楽家はいたるところで格闘する、
音楽に、収穫の家、ほか
マーカス・クリード(指)シュトゥットガルトSWRヴォーカルアンサンブル
アンドレアス・グラウ(P) ゲッツ・シューマッハー(P)
録音:2008-2009年
エリオット・カーターの合唱作品を8曲収録。大半は1930,40年代の作品です。合
唱指揮の王者マーカス・クリードが、シュトゥットガルトSWRヴォーカルアンサン
ブルの優秀な合唱を見事に操っています。



<ORFEO>
ORFEO 763093 3枚組 \5750
「メンデルスゾーン:弦楽のためのシンフォニア集(全曲)」
[CD 1]
シンフォニア第1番ハ長調(1821)
シンフォニア第2番ニ長調(1821)
シンフォニア第3番ホ短調(1821)
シンフォニア第4番ハ短調(1821)
シンフォニア第5番変ロ長調(1821)
シンフォニア第6番変ホ長調(1821)
シンフォニア第10番ロ短調(1823)
[CD 2]
シンフォニア第7番ニ短調(1822)
シンフォニア第8番ニ長調(1822)
シンフォニア第9番ハ長調「スイス」(1823)
[CD 3]
シンフォニア第11番ヘ長調(1823)
シンフォニア第12番ト短調(1823)
シンフォニア第13番ハ短調(1823)
ミヒャエル・ホーフシュテッター(指)
シュトゥットガルト室内管弦楽団
録音:2007年9月&11月、2008年3月、9月&11月シュトゥットガルト・ボートナング・
リーダークランツハレ(セッション)
現首席指揮者ホーフシュテッター率いるシュトゥットガルト室内管によるメンデル
スゾーン生誕200年記念リリース第2弾。10代前半に作曲された「ヴァイオリン、ピ
アノと弦楽のための協奏曲集」(ORFEO761092)につづいて、神童メンデルスゾーン
が同じく12歳から14歳までの間に書いたシンフォニア全曲を収めています。
シュトゥットガルト室内管は、カール・ミュンヒンガーによって1945年に設立され
て以来、すでに半世紀を越える活動歴を刻んできた名門。当初J.S.バッハの演奏を
第一に、やがてウィーン古典派へとそのレパートリーの幅を広げてゆきましたが、
近年はグラスやカンチェリの作品にまで手を広げており、世界有数の精鋭室内オケ
として知られています。
デニス・ラッセル・デイヴィスのあとを受けて、2006年9月に首席指揮者したミヒャ
エル・ホーフシュテッターはミュンヘン生まれ。ヴィースバーデンの劇場でカペル
マイスター、またギーセンの劇場では総音楽監督としてキャリアをスタートさせて
います。
ヘンデルの「アルチーナ」や「ジューリオ・チェーザレ」といったオペラの上演に
より、ホーフシュテッターは、バロック音楽のスペシャリスト、オーセンティック
・スタイルによる演奏のエキスパートとしてすでに認められており、2008年にホー
フシュテッターとシュトゥットガルト室内管は、その活動を高く評価され、ヨーロ
ッパ室内楽賞を受賞しています。
“元祖神童”モーツァルトとその時代の音楽に負うところが大きいとされるメンデ
ルスゾーンにあって、その影響を目の当たりに感じさせるシンフォニアは、ホーフ
シュテッターとシュトゥットガルト室内管の経歴をみれば、まさしくもっとも得意
とするところ。それにしてもここに聞くすがすがしさといったらどうでしょう。な
るほど、ここではじける生命感と清新なひびきの演奏から受ける衝撃はなによりす
さまじく、このコンビの高い評価を端的に裏付ける内容といえそうです。




<naive>
OP 30494 4枚組 \2450
[CD1](OP 30385)ピアノ・ソナタ第2番、練習曲op.25(12曲)、葬送行進曲
[CD2](OP 30336)24の前奏曲op.28
[CD3](OP 30287)マズルカ(23曲)
[CD4](OP 30288)ポロネーズ集
[CD1&2]グリゴリー・ソコロフ(ピアノ)
[CD3&4]ヤーヌシュ・オレイニチャク(ピアノ)
既に伝説と化している巨匠ソコロフと、根強いファンのいるオレイニチャク。2人
のピアニストによる、極めつけのショパン名演が、大特価ボックスで登場。ソコロ
フの異常なまでに研ぎ澄まされた世界はショパンそのもの。オレイニチャクの演奏
も、繊細にして香り豊か。これ以上ない組み合わせで、ショパン・イヤーへのスタ
ートを!





<Ambroisie>
AM 196 6枚組 \6080
J.S.バッハ:
イギリス組曲(全曲)[AM 9942]
録音:2003年2月,1632年,1745年ヨハンネス・リュッケルス製作のクラヴサンを
使用
フランス組曲(全曲)[AM 9960]
録音:2004年2月
ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハのためのクラヴィーア小曲集[AM 9977]
プレリュードBWV 846a、847、851、850、855a、854、856、848、849、853、857
(後の《平均律クラヴィーア曲集》のプレリュード)/プレアンブルム(小プレリュ
ード)BWV 924、926、927a、930、928(《9つの小さなプレリュード》より)/プレ
アンブルムBWV 772、775、778、779、781、784、786、785、783、782、780、777、
776、774、773(後の《インヴェンションとシンフォニア》)、ファンタジアBWV 
787、790、793、794、796、799、801、800、798、797、795、792、791、789、788
(後の《インヴェンションとシンフォニア》)/プレリュードBWV 924a、925、932、
931(《9つの小さなプレリュード》より)/運指練習曲BWV 994/《2つのアルマン
ド》BWV836、837/フーガ ハ長調(BWV953)/《3つのメヌエット》BWV 841、842、
843/バス・スケッチ ト短調(BWVなし)/尊き御神の統べしらすままにまつろい
BWV691、イエス、わが喜びBWV753/《パルティータ》BWV929(シュテルツェル作)
/組曲 イ長調BWV824(テレマン作)/J.C.リヒターによるクラヴサン作品
録音:2004年11月 使用楽器:ヨハネス・リュッカース1632年製(1787年フォン・ナ
ーゲル改修)チェンバロ
チェンバロ:クリストフ・ルセ
ルセのバッハ演奏の名盤がお買い得ボックスになって登場。フランス組曲での各舞
曲の性格の鮮やかな描き分けは見事。また、ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ
のためのクラヴィーア小曲集は、演奏も見事ですが、録音がこれまたすこぶる秀逸。
ルセの霊感に満ち満ちた音が、艶かしいまでに美しく、一滴ももらさずにとらえら
れています。長らく入手困難だった個々のタイトルが一同に集まりました。お見逃
しなく!





<Grand Slam>
GS 2041 \2250
ステレオ
フェリックス・メンデルスゾーン:劇音楽「真夏の夜の夢」
(1)序曲 作品21
(2)スケルツォ 作品61-1
(3)まだら模様のお蛇さん 作品61-3
(4)間奏曲 作品61-5
(5)夜想曲 作品61-7
(6)結婚行進曲 作品61-9
(7)道化役者たちの踊り 作品61-11
(8)終曲 作品61-12
ペーター・マーク指揮、ロンドン交響楽団
ジェニファー・ヴィヴィアン(ソプラノ)、マリオン・ロウ(ソプラノ)
コヴェントガーデン王立歌劇場女声合唱団(合唱指揮:ダグラス・ロビンソン)
録音:1957年2月27、28日、ロンドン、ギングズウェイ・ホール
使用音源:SXL 2060
■制作者より
日本フィルや東京都響にしばしば客演していたペーター・マークは、日本で最も愛
された指揮者のひとりでした。そのマークが得意とし、頻繁に指揮をしていたのが
このメンデルスゾーンの劇音楽「真夏の夜の夢」です。マークは「真夏」の全曲を
東京都響と録音していますが(1984年、デンオン)、1957年に録音されたこの抜粋は、
その豊かな雰囲気ゆえに今もなお決定盤とさえ言われているものです。
■解説書の内容
マークが初来日した時のものや、南米での公演など、珍しいプログラムを掲載しま
す。(平林 直哉)




<audite>
=ドイチュラントラジオ・クルトゥーア=
AU 95629 \1850
モノラル
ヨハン・シュトラウス2世:
・ワルツ「美しく青きドナウ」Op.314
・喜歌劇「女王陛下のハンカチーフ」序曲
録音:1950年6月6-8日
・チック・タック・ポルカOp.365-喜歌劇「こうもり」
・入り江のワルツOp.411-喜歌劇「ヴェネツィアの一夜」
録音:1952年10月28日
・ワルツ「春の声」Op.410
・皇帝円舞曲Op.437
・ワルツ「芸術家の生活」Op.316
録音:1950年6月6-8日
・ポルカ「浮気心」Op.319
録音:1952年10月28日
・常動曲Op.257
・(ヨゼフ・シュトラウス共作)ピチカート・ポルカ
・トリッチ・トラッチ・ポルカOp.214
録音:1950年6月6-8日
フェレンツ・フリッチャイ(指)RIAS交響楽団
収録場所:ベルリン-ダーレム、イエス・キリスト教会(スタジオ・セッション
・モノラル)
ヨハン・シュトラウスをたいへん得意としていた名匠フリッチャイ。エディショ
ン・フェレンツ・フリッチャイ第12集は、オペレッタ「こうもり」(AU23411)に
つづいて、ヨハン・シュトラウスのワルツとポルカ集。
フリッチャイによるシュトラウスのワルツ、ポルカといえば、改称後のベルリン
放送響と1961年におこなったセッション録音をはじめ、1950年代初めのベルリン
・フィルとの録音などが知られています。このたびのRIAS響とのセッション録音
は、「美しく青きドナウ」「芸術家の生活」など一部をのぞき、ほとんどすべて
が初めて日の目をみるものです。ウィーン仕込みにも引けを取らぬ、浮かれ、騒
ぎと退廃的な美。オーストリア=ハンガリー帝国が解体される目前の1914年にハ
ンガリーに生まれ、時代の空気や流儀を吸収する環境にあったフリッチャイの音
楽作りは、ここでの演奏にも活きています。
これまでどおりベルリンRIAS収録によるドイチュラントラジオ・クルトゥーアの
正規音源からの復刻で、音質も折り紙つきです。




<SKARBO>
DSK 4094 \2300
ベートーヴェン:セレナーデ ニ長調 Op.25
レーガー:セレナーデ ト長調 Op.141、ニ長調 Op.77
ミシェル・デボスト(Fl)リン・ラムゼー(Va)マサメ・タカコ(Vn)
ミシェル・デボストの最新録音(2008年6月)。クリーヴランド管弦楽団の弦楽器
奏者とのセレナーデ、これが最後の録音になるかもしれません。重厚で晦渋なイ
メージのあるレーガーですが、とても聴きやすいチャーミングな曲です。

DSK 4092 \2300
パッタピオ・シルヴァ(1881-1907):
初恋Op.4、ロマンスOp.2、ポルカOp.8、オリエンタルOp.6、
ロマンス・ファンタジーOp.5、悲しいロマンスOp.1、マズルカOp.3、
イディリオOp.7、ワルツOp.9
マシュー=アンドレ・ライヒェルト(1830-1880):
パラの思い出Op.10、感性の豊かな女性Op.8、タランチュラOp.3、
性格的なロンドOp.14
ジョアキン・アントニオ・ダ・シルヴァ・カラドJr:性格的な小品
ジャン=ルイ・ボマディエ(Picc)マリア・ジョゼ・カラスケイラ(Pf)
19世紀にリオ・デ・ジャネイロで活躍した3人のブラジルの作曲家の音楽を名手、
ボマディエが超絶技巧ときらびやかな音色で1枚のCDにまとめ上げました。

DSK 1086 \2300
グリーグ:叙情小曲集第8集Op.65, 第9集Op.68&第10集Op.71気分Op.73
ダニエル・プロッパー(Pf)

DSK 4941 \2300
ジャン・クラ(1879-1932):
ヴァイオリンとピアノのためのデュオ
4つの小品-変奏曲つきのアリア、ハバネラ、エヴォカション、牧歌
親密な詩-アイスランドで、フーゲッタつきの前奏曲、水の流れるままに、瞑想、
朝の家
ジャン=ピエール・フェレ(Pf)マリ=アニク・ニコラ(Vn)
ジャン・クラはフランスの軍人,作曲家。音楽好きの父の影響で,6歳から作曲
を始め,作曲はほぼ独学で修得した。海軍学校に17歳で進学し,19歳で卒業。
1900年,20歳の時にアンリ・デュパルクと運命的な出会いがあった。クラはデュ
パルクを生涯の師とし,デュパルクは彼の才能を高く評価した。作風はドビュッ
シーやラヴェルの影響下にありながらも,保守的なロマン派の情緒を併せ持つ。

DSK 1049 \2300
ジャン・クラ:海辺で、水の流れるままに、
レオン・ボエルマン(1862-1897):海の上で
ドビュッシー:西風の見たもの、帆、喜びの島
ラヴェル:洋上の小船
ジャン=フランチェスコ・マリピエロ:シエスタ
オーベール・ルムラン:カモメ、大船団、グリーンランド、アラスカ、
インドの入り江
ジャン=ピエール・フェレ:海の呼び声、飛び込み
ジャン=ピエール・フェレ(Pf)

DSK 4078 \2300
バーバー:トッカータ・フェスティーヴァ
ボエルマン:中世の情景
ヴィドール:ハルモニウムとピアノのための6つのデュオ
ウジェーヌ・ジゴ:ハルモニウムとピアノのための小品
ジャン=ピエール・フェレ(Pf)フレデリク・ルドロワ(Org,harmonium)




<Medici Arts>~Euro Arts
20 56958(DVD-Video) \2900
20 56954(Blu-ray) \4250
原語:スペイン語
字幕:英、仏、西、日
ドキュメンタリー「エル・システマ」-音楽が人生を変える!
監督:パウル・シュマツニー、マリア・ストッドマイヤー
新鋭指揮者ドゥダメルの活躍で注目を集めているベネズエラの画期的音楽教育シ
ステム、エル・システマを取り上げたドュメンタリー映像。
「エル・システマ」とは、ベネズエラ・ボリバル共和国の元文化国務大臣、ホセ
・アントニオ・アブレウ博士が立ち上げた音楽教育システム。現在、ベネズエラ
では25万人におよぶ若者たちがこのシステムによりクラシック音楽の演奏を行っ
ています。治安悪化が著しく凶悪犯罪の増加が問題となっているベネズエラ。ま
た貧困が社会問題となり子供たちを犯罪から救うため、1975年、アブレウ博士は
社会活動とクラシック音楽を結びつけ、「演奏技術の習得」ではなく、共同作業
に参加させるため演奏を開始。活動開始から30年過ぎ、国立オーケストラ「シモ
ン・ボリバル・ユースオーケストラ」を生み出し、今をときめく名指揮者グスタ
ーボ・ドゥダメル、ベルリン・フィル最年少コントラバス奏者エディクソン・ル
イスを輩出しています。
ドキュメンタリーでは、最も危険な地域とされるバリオに立つ音楽学校での 彼
らの日常を通して、「エル・システマ」が彼らの人生をどう変えたのか、クラシ
ック音楽が社会になにをもたらすのかを描いています。



<Spectrum Sound>
歴史的録音復刻レーベルの真打ちが登場しました。アメリカのスペクトラム・サ
ウンドです。驚くきは、その使用装置の豪華さで、EMT、マイクロのリファレン
スは言うに及ばず、FMアコースティック、ウェスタン・エレクトロニックなど世
界の逸品総浚え!もちろん、機械が良いから良い音であるとは限りませんが、ス
ペクトラム・サウンドに限ってはとんでもなく素晴らしい音質です。こんなに落
ち着いてとげとげしさがなく、濃厚な音質は今までにないものです。まさに高級
音質。今敢えてこの復刻レーベルをご紹介する所以でございます。

CDSM 002JT \2080
日本語解説付
限定盤
(1)ハイドン:チェロ協奏曲第2番
(2)シューマン:チェロ協奏曲
エンリコ・マイナルディ(vc)
フリッツ・レーマン(指揮)
(1)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(2)ベルリンRIAS交響楽団
録音:(1) 1951年9月27日 (2)1952年6月30日 ベルリン
使用音源 :LPM 18222
世界初CD化!『チェロの貴族』と言われたマイナルディが弾く、人間性の高い演
奏で知られるハイドン、シューマンのコンチェルト。本当に重厚なレーマンの伴
奏も演奏を印象深くしているようです。やはりこの年代のものはLP復刻が一番
か!?と思わせる堅さのない、落ち着いたそれでいて鮮度の高い素晴らしい復刻音
です。ぜひご一聴を!

CDSM 006JT \2080
(1)(2)ステレオ
日本語解説付
世界初CD化
限定盤
(1)ブラームス:チェロ・ソナタ第1番
(2)ブラームス:チェロ・ソナタ第2番
(3)ブラームス:チェロ・ソナタ第1番
ルートヴィヒ・ヘルシャー (チェロ)
(1)(2)イエルク・デームス(P)
(3)ハンス・リヒター・ハーザー(P)
(1)(2)録音:1958年6月18日-19日, ドイツのハノーヴァー、ベートーヴェン・
ザール
(3)1954年頃
使用音源:(1)(2)SLPM 138012 (3)LPM18178
1907年生まれ1996年に亡くなったヘルシャーは、フルトヴェングラーの共演など
で知られたドイツを代表する大チェリスト。そのうれしいステレオ復刻。奥ゆか
しく品格溢れる実にすばらしいブラームスでございます。リヒター=ハーザーと
組んだモノラル演奏の(3)は輪をかけて渋く、逆にインパクト大!復刻音質がま
た大変すばらしく、これ以上ちょっといくまいと言うほどの出来栄えです。

CDSM 003JT 2枚組 \3050
日本語解説付
限定盤
使用ケースはDVDのものとなります
CD.1
(1)ドビュッシー : チェロとピアノのためのソナタ ニ短調
(2)モーツァルト : ホルン協奏曲第3番 変ホ長調 K.447(フィッシャー編曲版)
(3)ブレヴァル : チェロ・ソナタ ハ長調
(4)フランクール :
アダージョ・カンタービレ-アレグロ・ヴィーヴォ(トローウェル編曲版)
(5)クープラン : パストラーレ(カサド編曲版)
(6)パウル・ヒンデミット : チェロ・ソナタ作品11-3
CD.2
(1)ラヴェル : ハバネラ形式による『小品』
(2)J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007
(3)J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第6番 ニ長調 BWV1012
(4)コダーイ : 無伴奏チェロ・ソナタ 作品8
レオン・ポマーズ(ピアノ)
マクシミリアン・ピルツァー(指揮) Castle Hill Festival Orchestra
世界初CD化(CD 1, CD 2(1))
録音:1951-1953年
使用音源 : U.S.A Period SPL 543, 741, 582, TE 1093 Thrift Edition BOX
初出LP
シュタルケルの、1950-1952年頃の録音と推定される米国のピリオド録音。シュ
タルケルのベスト演奏と評価される1950年代初プレスの録音。彼は必要ないビブ
ラートとかポルタメントを抑え、感情移入を最大限節制し、自分の感情を調節し
た後自由な表現力を通じて音楽を演奏した訳だ。その代表的な演奏が正にピリオ
ド時期の録音でもある。今回復刻したのはその歴史的な音源である。バッハの
無伴奏チェロ組曲6番以外は世界初CD化!

CDSM 001JT \2080
限定盤
(1)シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ
(2)J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調 BWV1012
(3)J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV1007
ダニール・シャフラン(チェロ)
(1)ディーター・ツェヒリン(P)
使用音源 :(1)東独ETERNA 7 20 026 のオリジナル初期盤 
録音: 1958年,東ベルリン
使用音源 :(2)東独ETERNA 7 20 038のオリジナル初期盤 
録音: 1958年,東ベルリン
使用音源 :(3)MELODIYA D 2764/5 のオリジナル初期盤 
録音: 1953年11月5日
シャフランの情熱的な演奏が魅力のアルペジオーネ・ソナタ。そして、J.S.バッ
ハの無伴奏組曲第6番は衝撃的なアタックから開始される快演。最後に初CD化と
なる第1番。シャフラン独特の芸風がこれぞとばかり聴ける内容です。

CDSM 005JT \2080
限定盤
(1)シューベルト : アルペジオーネ・ソナタ イ短調
(2)シューマン : アダージョとアレグロ 作品70
(3)シューマン : 5つの民謡風の小品集作品102
(4)シューマン : 幻想小曲集 作品73
(5)フォーレ : 夢のあとに(編曲 : カザルス)
(6)ブロッホ : 祈り
(7)ホアキン・ニン : グラナダの女
(8)ショパン : ノットゥルノ
アントニオ・ヤニグロ(チェロ)
エウジェニオ・バニョーリ(ピアノ)
録音:1954年7月, ウィーン・コンツェルトハウス
使用音源 : 米 ウェストミンスター XWN 18016((1)-(4)), 18004((5)-(8))
Blue Silver Label オリジナル初期盤(発売 : 1955-56年)
チェロの復刻の得意なスペクトラム・サウンドの真骨頂。1918年生まれ1989年に
亡くなった指揮者と思われていたヤニグロの立派なチェリストとしての名録音。

CDSM 004JT \2080
日本語解説付
限定盤
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 作品125『合唱』
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮) 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン・ジングアカデミー
イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)
ロゼッテ・アンダイ(アルト)
アントン・デルモータ(テノール)
パウル・シェフラー(バス)
録音:1953年5月31日, ウィーン楽友協会大ホール  モノラル(ライヴ)(ムジーク
フェラインロトヴァイザー放送収録)
使用音源 : 独フルトヴェングラー協会盤 F 669.056 初出 2LP MONO(独エレクト
ローラプレス)
1953年5月31日、ウィーン楽友協会大ホールにおけるフルトヴェングラー、ウィ
ーンフィルの第九。復刻者の興味深い解説が読み応え充分で、音質も見事!

CDSM 007JT \2080
ステレオ
限定盤
(1)ブルックナー :交響曲第9番ニ短調(原典版)
(2)ウェーバー: 「魔弾の射手」 序曲
ヨゼフ・カイルベルト(指揮)
(1)ハンブルク国立フィルハーモニー管弦楽団
(2)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:(1)1958年4月(ステレオ)(2)1956年10月31日、
ハンブルク、オスター通りスタジオ
* 使用音源:(1)独テレフンケン SLT 43043 Black Silver STEREO の
オリジナル初期盤
平林直哉氏のグランド・スラムのアプローチとはまた違った、こちらもすばらし
い復刻。落ち着いた音がアナログを感じさせます。




<Coviello CLASSICS>
COV 30914(SACD-Hybrid) \2350
ブルックナー:交響曲第6番イ長調
マルクス・ボッシュ(指)
アーヘン交響楽団
2003年収録の第8番でスタートして以来、すでに6作を数え、佳境を迎えるボッ
シュ&アーヘン響によるブルックナー交響曲全曲シリーズの第7弾。これまでの
シリーズを通じて、ドイツ有数の古都アーヘンにそびえる大伽藍、聖ニコラウス
教会でのライヴということで、大聖堂のゆたかな残響が魅力を引き立てるボッ
シュのブルックナー。全体で1時間を越えるチェリビダッケは異例にしても、最
近ではノリントン盤の51分10秒に次ぐ52分21秒という演奏時間が示すように、
その快速テンポも注目されるところです。
2002年よりアーヘン市の総音楽監督に就任して以降、にわかに注目を集めるボッ
シュの快進撃に当分の間目が離せそうにありません。

COV 30910(SACD-Hybrid) \2350
メンデルスゾーン:交響曲第1番ハ短調Op.11
メンデルスゾーン:交響曲第5番ニ長調Op.107「宗教改革」
マルクス・ボッシュ(指)
アーヘン交響楽団
ブルックナー・シリーズで注目されるボッシュ率いる手兵アーヘン交響楽団。ア
ニヴァーサリーを迎えた2009年にあらたにメンデルスゾーンの交響曲全集プロ
ジェクトをスタートさせます。第1弾は通常の5曲のうち、作曲順では最初の2曲
にあたる第1番と第5番「宗教改革」を収めており、これまで同様に大聖堂におけ
るライヴとなっています。
1969年生まれのボッシュは、ヴィースバーデン歌劇場のカペルマイスター(1996
年-2000年)、ザールブリュッケン歌劇場の監督(2000年-2002年)を歴任、2002年
よりアーヘン市の総音楽監督に就任して、その瞠目に値する活動はすでに広く
知られるところです。
ボッシュは過去に、1990年に自らが結成し、芸術監督のポストにあるグループ、
ヴォカペッラとオラトリオ「エリア」の録音を行い、デッサウのオケと交響曲
第2番「讃歌」のレコーディングもおこなっていますが、進境著しい彼らの新録
音シリーズの登場はおおいに期待をつなぐものといえるでしょう。




<Paradizo>
PA 0008 \2280
(1)パレストリーナ/フランチェスコ・ロニョーニ(1620):
Pulchra es amica mea
(2)チプリアーノ・デ・ローレ(1515/16-1565)
/リチャード・ロニョーノ(1592)編:アンコール・ケ・コル・パルティール
(3)ジョスカン・デプレ(c1440-1521):
イン・テ・ドミネ・スペラヴィ(オリジナルのフロットラのリコーダー・コンソ
ート演奏版)
(4)ピエール・サンドリン(c1490-after 1561)/ドーロン・シェルヴィン編:
ドゥルス・メモワール
(5)ジャック・アルカデルト(c1505-1568)/ディエゴ・オルティス編:
オ・フェリーチ・オッキ・ミエイ
(6)アルカデルト(ヴィンチェンツォ・ルッフォ):
オ・フェリーチ・オッキ・ミエイ
(7)ピエール・サンドリン/ヤン・ファン・ルブリン(1537-48)編:
ドゥルス・メモワール
(8)ピエール・サンドリン/オリジナルシャンソンのヴィオール・コンソート演
奏版:ドゥルス・メモワール
(9)ジャコモ・フォリアーノ(1468-1548)/オリジナル・フロットラのリコーダー
・コンソート・ヴァージョン:ラモール・ドーナ・キオ・テ・ポルト
(10)チプリアーノ・デ・ローレ/ドーロン・シェルヴィン編:
アンコール・ケ・コル・パルティール
(11)デ・ローレ/オリジナル・マドリガーレのヴィオール・コンソート演奏版:
アンコール・ケ・コル・パルティール
(12)ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ/フランチェスコ・ロ
ニョーニ編(1620):ヴェスティーヴァ・イ・コッリ
(13)チプリアーノ・デ・ローレ/ジローラモ・ダッラ・カーザ編(1584):
ベン・キ・シ・モストラルシェル
(14)チプリアーノ・デ・ローレ/ジョヴァンニ・バッティスタ・スパーディ編:
アンコール・ケ・コル・パルティール
(15)マルチェット・カーラ(1470-1525):
Cantai mentre nel core
(オリジナル・フロットラのリコーダー・コンソート演奏版)
(16)パレストリーナ/ドーロン・シェルヴィン編(2009):
イオ・ソン・フェリート
(17)パレストリーナ/バルトロメオ・デ・セルマ・イ・サラヴェルデ編(1638):
ヴェスティーヴァ・イ・コッリ
(18)マルケット・カーラ/アンドレア・アンティコ編(1517):
カンタイ・メントレ・ネル・コーレ
(19)ピエール・サンドリン/ディエゴ・オルティス(1553):
ドゥルス・メモワール
(20)ピエール・サンドリン/ディエゴ・オルティス(1553):
ドゥルス・メモワール
?オルランド・ディ・ラッソ(1532-1594)/ドーロン・シェルヴィン編(2009):
ある日のスザンナ
スキップ・センペ(チェンバロ)、ジュリアン・マルティン(Rec)、
ジョス・チートハム(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ドーロン・シェルヴィン(コルネット)、カプリッチョ・ストラヴァガンテ
録音:2009年
スキップ・センペ率いるカプリッチョ・ストラヴァガンテの新譜は、15,16世紀に
書かれた声楽作品を、当時の人々や現代の人々が器楽演奏用に編曲・装飾したも
の。声で聴いても独特の魅力溢れるこれらの作品を、ヴィオールのセンシティヴ
な音色で奏でると、極上の癒しの世界が広がります。コルネットの音色も神々し
く、しかし穏やか。様々な楽器が参加しているので色々な音色がたのしめます。
センペやチートハム、マルティンは2009年のラ・フォル・ジュルネでも来日し、
少しずつではありますがファンを獲得しつつある若手。新しき古楽の旗手たちに
よる魅惑の世界をお楽しみください。




<Arte Verum>
ARV 007 \2280
G.B.ペルゴレージ:スターバト・マーテル
同:室内カンタータ「オルフェオ」
(レチタティーヴォNel chiuso centro、アリアEuridice, e dove, e dove sei?、
レチタティーヴォSi, che pieta non v'e、アリアO, Euridice, n'andro
festoso)
バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)
ウルリカ・テンスタム(メゾ・ソプラノ)
ドロットニングホルム・バロック・アンサンブル
録音:2009年1月7-10日
2009年のラ・フォル・ジュルネ音楽祭公演演目。ヘンドリックスは、そのますま
す磨きのかかった声で我々を魅了しました。音楽祭にあわせて、スターバト・マ
ーテルのみが収録された限定盤(ARV.007SPE/現行盤)が急遽発売されましたが、
ここに新たに室内カンタータ「オルフェオ」が収録された通常盤がリリースされ
ます。

QEC 2007 3枚組 \2300
2007年エリザベート王妃国際音楽コンクール【ピアノ】上位入賞者
[CD1]
(1)プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番ト短調OP.16/アンナ・ヴィニツカヤ(pf)
(2)ラフマニノフ:
ピアノ協奏曲第3番 ニ短調op.30/イーリャ・ラシュコヴィツキー(pf)
[CD2]
(1)ミゲル・ガルベス=タロンシェール(b.1974):L
a Luna y la Muerte/リープレヒト・ヴァンベッケフォールト(pf)
(2)クリス・デフォールト(b.1959):DedicatioVI/ワディム・コロデンコ(pf)
(3)ラヴェル:夜のガスパール/アンナ・ヴィニツカヤ(pf)
(4)ドビュッシー:
前奏曲集第1巻より「デルフォイの舞姫」、「アナカプリの丘」、
「雪の上の足あと」、「西風の見たもの」/
リープレヒト・ヴァンベッケフォールト(pf)
(5)ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調op.35/リム・ヒョー=スン
[CD3]
(1)モーツァルト:
ピアノ協奏曲第9番変ホ長調KV271/プラメナ・マンゴーヴァ(pf)
(2)シューベルト:ピアノ・ソナタ イ短調 D537/プラメナ・マンゴーヴァ(pf)
(3)シューマン:幻想小曲集op.12/フランチェスコ・ピエモンテージ(pf)
2007年のエリザベート王妃国際音楽コンクール【ピアノ】の上位入賞者たちのラ
イブ録音。2009年秋に来日のあったヴィニツカヤの演奏や、ラ・フォル・ジュル
ネ音楽祭などで人気急上昇のプラメナ・マンゴーヴァによるモーツァルトのピア
ノ協奏曲が入っているのも魅力です。
1位 アンナ・ヴィニツカヤ(ロシア)Anna VINNITSKAYA [Russian Federation]
2位 プラメナ・マンゴーヴァ(ブルガリア)Plamena MANGOVA [Bulgaria]
3位 フランチェスコ・ピエモンテージ(スイス)
4位 イーリャ・ラシュコヴィツキー(ロシア)
5位 リム・ヒョー=スン
6位 リープレヒト・ヴァンベッケフォールト(ベルギー)

QEC 2009 3枚組 \2300
2009年のエリザベート王妃国際音楽コンクール【ヴァイオリン】の上位入賞者
[CD1]
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 op.35 ニ長調/レイ・チェン(Vn)
ショスタコーヴィチ:
ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 op.77(99)/イリアン・ガルネ(Vn)
[CD2]
W.A.モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調KV218/キム・スヨン(Vn)
タルティーニ=クライスラー編:悪魔のトリル/ヨン・スヨン(Vn)
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 op.6/ロレンツォ・ガット(Vn)
[CD3]
ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ第10番 ト長調 op.96/ニキタ・ボリソグレブスキ(Vn)
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調/キム・スヨン(Vn)
イザイ:ソナタ ホ長調 op.27/6/チェン・ジアフェン(Vn)
クロード・ルドゥ(b.1960):V…/レイ・チェン(Vn)
ユン=ホヮ・チョ(b.1973):アグネス/ニキタ・ボリソグレブスキ(Vn)
[ボーナスCD]
ストラヴィンスキー:ディヴェルティメント/ヴィネータ・サレイカ(Vn)
エネスコ:ソナタ第3番/ロレンツォ・ガット(Vn)
プロコフィエフ:5つのメロディ/チェン・ジアフェン(Vn)
シュニトケ:ア・パガニーニ/チョイ・イェ=ユン
2009年のエリザベート王妃国際音楽コンクール【ヴァイオリン】の上位入賞者
たちのライブ録音。
1位 レイ・チェン(オーストラリア)
2位 ロレンツォ・ガット(ベルギー)
3位 イリアン・ガルネ(モルダヴィア)
4位 キム・スヨン(韓国)
5位 ニキタ・ボリソグレブスキ(ロシア)
6位 ヨン・スヨン(韓国)

QEC 2008 2枚組 \2080
2008年エリザベート王妃国際コンクール【声楽】の上位入賞者たちのライヴ演奏
1位 スツァボルクス・ブリックナー(ハンガリー)/テノール
2位 イザベル・ドゥレー(仏)/メゾ・ソプラノ
3位 ベルナデッタ・グラビアス(ポーランド)/メゾ・ソプラノ
4位 アンナ・ケイシアン(ジョージア州)/ソプラノ
5位 ユーリ・ハラデツキ(ベラルーシ)/テノール
6位 ガブリエル・フィリポネ(フランス)/ソプラノ
入賞 エリザベス・ベイリー(英)/ソプラノ
入賞 ライラ・クレール(カナダ)/ソプラノ
入賞 チャンガン・リン(韓国)/バリトン
入賞 ミシェル・ロジエール(カナダ)/メゾ・ソプラノ
入賞 タチアーナ・トレノギナ(ロシア)/ソプラノ
入賞 ユン・ナン・ヨン(韓国)/ソプラノ
2008年エリザベート王妃国際コンクール(声楽)の上位入賞者たちの演奏の記録。
参加者の国籍も幅広いだけに、内容もフランスのオペラ・アリアからチャイコフ
スキーの歌曲まで、ヴァラエティに富んでいます。どれも熱演なだけに、大変充
実したセットとなっています。




<JVC XRCD>
JMXR 24212(XRCD) \3465
ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
交響曲第1番 ハ短調 作品68
ルドルフ・ケンペ(指揮)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1975年5月,ビュルガー・ブロイケラー
音質も満足で3楽章の木管のリアルな音などぞくっとさせられました。これほど
小細工、はったりない演奏も稀で、一聴後、大変な幸福感につつまれました。
自然な高揚感がまた素晴らしい!やはり古くから名演と言われるものは名演でご
ざいました。

JMXR 24214(XRCD) \3465
ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
ハイドンの主題による変奏曲 作品56a
交響曲第3番 ヘ長調 作品90
ルドルフ・ケンペ(指揮)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1975年11月13,15日、ビュルガー・ブロイケラー
古くから名盤として知られるだけあり、すこぶる美しい演奏で、音質も弦と木管
のかけ合いなど絶品の質感。久々復活のハイドン変奏曲も名声部の動きが手にと
るようにわかり、こんなにも緻密な演奏であったとは!ちなみにハイドン変奏曲
は近ごろ珍しく、全変奏にトラックが打たれています。




<HUNGAROTON>
=バルトーク・ニュー・シリーズ=
HSACD 32513(SACD-Hybrid) 2枚組 \4050
[CD 1]
バルトーク:
弦楽四重奏曲第1番Op.7(1908-1909, BB 52, Sz 40)
弦楽四重奏曲第3番(1927, BB 93, Sz 85)
弦楽四重奏曲第5番(1934, BB 110, Sz 102)
[CD 2]
バルトーク:
弦楽四重奏曲第2番Op.17(1915-1917, BB 75, Sz 67)
弦楽四重奏曲第4番(1928, BB 95, Sz 91)
弦楽四重奏曲第6番(1939, BB 119, Sz 114)
ミクロコスモス弦楽四重奏団
ガーボル・タカーチュ=ナジ(第1Vn)
ゾルターン・トゥシュカ(第2Vn)
シャーンドル・パップ(Va)
ミクローシュ・ペレーニ(Vc)
録音:2008年1月11-17日、3月3-5日、4月20-26日、6月15-19日
フェニックス・スタジオ(セッション)
HUNGAROTONの壮大なるプロジェクト「バルトーク・ニュー・シリーズ」に、いよ
いよ最重要作品、弦楽四重奏曲全曲が登場します。演奏を手がけるのは、大家ペ
レーニが率いる注目のアンサンブル、その名もミクロコスモス・クァルテット。
自らの語法を確立しつつあった頃の第1番に始まり、最盛期の最後にあたる第6番
まで、バルトークが27歳から58歳までのおよそ30年間に書き綴られた6つの弦楽
四重奏曲は、それぞれがその時期の異なる作風を代表することや、内容の重要性
からもしばしばベートーヴェンのそれに比較され、このジャンルの金字塔と呼ぶ
にふさわしいものです。
屈指の名作だけに新旧さまざまな団体による個性豊かな名盤が目白押しですが、
ペレーニ以下ハンガリーのベテラン勢によるアプローチは、たとえば第2番や
第5番では民俗調の主題やリズムの扱いにバルトークと同じ絶対的な血の強みを
感じさせるいっぽう、第3番、第4番あたりでの切れ味にも不足しておらず、この
先のスタンダードとして通用する強力な内容といえるでしょう。2008年の最新
録音でSACDハイブリッド盤仕様。





<BIS>
BIS SA 1693(SACD-Hybrid) \2500
ベートーヴェン:
(1)ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58(1808年改訂版)
(2)ピアノ協奏曲ニ長調 Op.61(作曲者自身によるヴァイオリン協奏曲の編曲)
ロナルド・ブラウティハム(Pf)、
アンドルー・パロット(指)ノールショピングSO
ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番は1808年に作曲者自身の独奏で初演されま
したが、譜面に書かれているものよりはるかに多くを弾いたと弟子のチェルニ
ーも証言しています。この改訂稿は、ベートーヴェン研究で名高いバリー・ク
ーパーが書き写したもの。通常版より煌きに満ち、ヴィルトゥオジックで洗練
されているとのことで期待できます。カップリングは4番と同時期に作曲された
ヴァイオリン協奏曲を後年ピアノ協奏曲に書き直したもの。両方をブラウティ
ハム(通常のコンサートグランド使用)で味わえるのも豪華です。

BIS SA 1482(SACD-Hybrid) \2500
(1)ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第1番ハ短調 Op.8
(2)同:同第2番ホ短調 Op.67
(3)シュニトケ:ピアノ三重奏曲
ケンプ・トリオ【フレディ・ケンプ(Pf)、ピエール・バンセー(Vn)、
アレクサンドル・シャウシヤン(Vc)】
人気ピアニスト、フレディ・ケンプ率いるピアノトリオによる最新盤はショスタ
コーヴィチの2篇とシュニトケ。ショスタコーヴィチの第1番は彼最初の室内楽作
品で、生前は未発表だったもの。初期ショスタコーヴィチならではの尖った音楽
が楽しめます。シュニトケの作品は1985年、アルバン・ベルク生誕百年を記念し
て書かれた弦楽三重奏を7年後にピアノ三重奏へ編み直したもの。若くて切れ味
の良い三人組が、屈折した世界を見事に演じています。

BIS SA 1662(SACD-Hybrid) \2500
(1)バーンスタイン:セレナード(プラトンの「饗宴」による)
(2)ブロッホ:バール・シェム(ハシディズムの生活のよる3つの情景)
(3)バーバー:ヴァイオリン協奏曲 Op.14
ワジム・グルーズマン(Vn)、ジョン・ネシリング(指)サンパウロSO
BISが力を入れるヴァイオリニスト、グルーズマンがアメリカの協奏作品に挑戦。
ジャズのテイストも加味されたバーンスタイン、ユダヤ色濃厚なブロッホ、叙情
的なバーバーまで盛りだくさん。グルーズマンの濃い味わいも独特でシェーンベ
ルクとボダンツキーの血を引くネシリングの指揮も冴えます。

BIS SA 1777(SACD-Hybrid) \2500
(1)デュティユー:遥かなる遠い国へ
(2)同:ザッハーの名による3つの詩節
(3)ルトスワフスキ:チェロ協奏曲
(4)同:ザッハー変奏曲
クリスティアン・ポルテラ(Vc)、
ヤーク・ヴァン・ステーン(指)ウィーン放送SO
若手注目株のポルテラが、同時代の偉大な先人たちへのレスペクトでかためたア
ルバム。デュティユーとルトスワフスキの協奏曲はロストロポーヴィチのために
作曲され、彼の決定的名演の残る作品。小品はスイス出身で20世紀音楽の大擁護
者となったパウル・ザッハーの70歳の誕生日を祝って1976年に競作されたもの。
20世紀音楽に鋭い感性を示すポルテラの腕が光ります。

BIS 1767/8 6枚組 \4750
シュニトケ:交響曲全集
(1)交響曲第0番(1956/7)
【オーワイン・アーウェル・ヒューズ(指)ケープ・フィル】
(2)第1番(1972)【レイフ・セーゲルスタム(指)ロイヤルストックホルム・フィル】
(3)第2番「聖フロリアン」(1979/80)
【レイフ・セーゲルスタム(指)ロイヤルストックホルム・フィル】
(4)第3番(1981)【エリ・クラス(指)ロイヤルストックホルム・フィル】
(5)第4番(1984)【オッコ・カム(指)ストックホルム・シンフォニエッタ】
(6)第5番 [コンチェルト・グロッソ第4番](1988)
【ネーメ・ヤルヴィ(指)エーテボリSO】
(7)第6番(1992)【尾高忠明(指)BBCウェールズ・ナショナル管】
(8)第7番(1993)【尾高忠明(指)BBCウェールズ・ナショナル管】
(9)第8番(1994)【リュー・ジア(指)ノールショピングSO】
(10)第9番[ラスカトフ補筆完成](1997)
【オーワイン・アーウェル・ヒューズ(指)ケープ・フィル】
かつて知る人ぞ知る存在だったシュニトケを1990年代に世界的ブームにした大き
なキッカケとなったBISの全曲録音シリーズが待望のセット発売。彼の交響曲は
完成されたもので8作ありますが、学生時代の習作(0番)と、スケッチで残された
ものを現代作曲家ラスカトフが判読して補筆完成させた第9番まで全10篇をまと
めて聴くことができる超スグレモノ。それも6枚組2枚価格という破格値。シュニ
トケの作品は大編成のものが多く、この先これ以上の水準で全集が出るのも難し
い時勢であると申せましょう。20世紀の歴史として持っていたいセットです。




<ALIA VOX>
AVSA 9870(SACD-Hybrid) \2750
「イスタンブール-カンテミル著「文字を使う表記法による音楽書」、
および、セファラードとアルメニアの伝承曲」
1タクシーム(即興)
2作曲者不詳(古代):
マカーム・ウッザル・ウスル・デウリ・ケビール(カンテミルオウル手稿譜118)
3セファラード(トルコ):
「小鳥たち」(イサーク・レヴィ編第1巻59番)/「バラの茂み」
(イサーク・レヴィ編第3巻41番)
4タクシーム(即興)
5カンテミル:
マカーム・ムハッイェル・ウスル・ムハンメス(カンテミルオウル手稿譜285)
6アルメニア民謡:歌と踊り
7タクシーム(即興)
8ババ・メスト:
マカーム・ヒュセイニー・セマーイー(カンテミルオウル手稿譜268)
9セファラード(スミルナ):「私が知らなかった愛」
10タクシーム(即興)
11作曲者不詳(古代):
マカーム・シューリ・セマーイー(カンテミルオウル手稿譜256)
12楽師アショト(アルメニア):ラメント
13セファラード(トルコ):「恩寵に満てる聖母」
14タクシーム(即興)
15エディルネ・リ・アフメド:マカーム・(ヒュセイニー・)
ウスル・チェンベル(カンテミルオウル手稿譜96)
16サヤト・ノヴァ(アルメニア):タクシーム(即興)とマカーム
17タクシーム(即興)
18アリ・ハジェ(アリ・ホジャ):
マカーム・ウッザル・ウスル・ベレウサン(カンテミルオウル手稿譜148)
19セファラード(スミルナ):「太鼓腹の独り者」
20タクシーム(即興)
21作曲者不詳(古代):
マカーム・ヒュセイニー・サキール・アーア・リザー
(カンテミルオウル手稿譜89)
ジョルディ・サヴァール(指)、エスペリオンXXI
録音:2009年2月12-15日カタルーニャ自治州カルドーナ城参事会教会
アルバム「東洋=西洋(1000-1600)」でも取り上げられたディミトリエ・カンテ
ミル(1673-1723)は、大貴族の一族であったモルダヴィア公コンスタンティンの
息子。10代半ばからモルダヴィア公になるまで居住したイスタンブールで、各国
の歴史や言語(11ヶ国語を話し書けた)、東洋の音楽理論などを学び、トルコ音楽
に関する論文を書いています。また、独自の記譜法を考案し、自作を含む数々の
曲を書き残しました。
兄アンティオフの跡を継いでモルダヴィア公となりましたが、ロシア軍を包囲し
てトルコが勝利した1711年のプルート川の戦い(大北方戦争(1700-21年)の1局面)
において、 モルダヴィアに侵攻したピョートル1世軍に降伏したため、戦後ロシ
アに亡命し、ロシア帝国で公爵、宮廷顧問官として、後半生を過ごしました。
モスクワに移ってからは、ラテン語でオスマン帝国史を書いたり、ルーマニア語
でトルコ音楽入門を編纂したり、モルダヴィアの古い宮廷の習わしや民衆の伝統
について編纂したりと、多方面への学術的関心、特にルーマニア音楽に関する貢
献で、後世に知られています。
なお、手稿譜の名として定着しているカンテミルオウルはカンテミルのトルコ語
での読みになります。「文字を使う表記法による音楽書」という題名のこの手稿
には、自身の約40曲になる作品を含め、器楽曲が約350曲が収められており、オ
スマン・トルコ時代の貴重な資料となっています。
サヴァール率いるエスペリオンXXIは、文化的、音楽的に、西と東が、それまで
保っていた同質性の点において離れ始めた瞬間を、イスタンブールという都市
を通して、この手稿譜から7曲、タクシームという即興曲を8曲、他に、セファ
ラードとアルメニアの伝承曲を取り上げ、今の我々の魂に響き渡らせてくれます。



<Mariinsky>
MAR 0505(SACD-Hybrid) \1850
ラフマニノフ:
(1)ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30
(2)パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
デニス・マツーエフ(Pf)、
ワレリー・ゲルギエフ(指)マリインスキー劇場管弦楽団
[録音:2009年2月 マリインスキー劇場コンサートホール(セッション録音)]
1998年に行われた第11回チャイコフスキー国際コンクール、ピアノ部門で優勝し
たデニス・マツーエフ。ゲルギエフの超お気に入りで、その強い希望もあって録
音されたラフマニノフの協奏曲集がマリインスキー・レーベルから登場します。
第3番は雄大なテンポによる演奏で、ゲルギエフの伴奏ともに近年稀に見る大き
な音楽に圧倒されます。もちろんマツーエフの技巧は全く危なげな所がなく、
ギレリスを思わす鋼鉄のタッチとクリアな音色で曲を征服。独奏、指揮、オーケ
ストラと三拍子揃った滅多にないラフ3の豪華新録音と申せましょう。パガニー
ニの主題による狂詩曲も、有名な第18変奏でのゲルギエフならではの華麗な世界
に注目です。




<ATMA>
ACD2 2559 2枚組 \3380
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」(弦楽四重奏曲編)
フランツ・ヨーゼフ弦楽四重奏団(ピリオド楽器)
録音:2006年12月、2007年5月(ケベック)
フランツ・ヨーゼフ弦楽四重奏団によるモーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」
の弦楽四重奏版。
ドン・ジョヴァンニは1787年プラハで初演、翌年ウィーンで上演、たちまち話
題を呼びました。当時、人気のオペラ作品は手軽に楽しむため編曲がもてはや
され、数多くの楽譜が出版されていました。このアルバムでは、1798年ボンの
ニコラウス・ジムロック社から出版された楽譜を使用しています。楽譜はパリ
の国立図書館で所蔵されていたもの。ほぼ全曲収録され(レチタティーヴォを除
く)、モーツァルトの才能の特徴をとらえた、歌と楽器の相互関係を完全に伝え
ています。「歌のないオペラ」という作品ではなく、話の筋の微妙な感情を音
楽で巧みに表現しています。オペラ好きはもちろん、苦手意識のある人も大い
に楽しむことのできるアルバムです。
フランツ・ヨーゼフ弦楽四重奏団はピリオド楽器を使用したカルテット。モン
トリオール古楽界の中心的存在の4人によって2002年に結成されました。

ACD2 2617 \1850
メンデルスゾーン:
ピアノ協奏曲第1番ト短調Op.25
ピアノ協奏曲第2番ニ短調Op.40
交響曲第5番「宗教改革」Op.107
ルイ・ロルティ(指&P)ケベック交響楽団
録音:2009年4月27、28日(ケベック) 使用ピアノ:ファツィオーリ
ルイ・ロルティは1959年モントリオール生れ。1984年のブゾーニ・コンクール
の覇者。CHANDOSレーベルから30以上の録音が出ています。現在はドイツとカナ
ダを拠点におき音楽活動を行っています。彼の9年振り、初の弾き振り録音で挑
戦するのは、今年生誕200年を迎えたメンデルスゾーンの協奏曲と交響曲第5番。
メンデルスゾーンの協奏曲といえば名曲ヴァイオリン協奏曲ですが、メンデル
スゾーンはピアノの名手でもあり、未完のものも含め4曲のピアノ協奏曲を作曲
しています。いずれもメンデルスゾーンらしい美しい旋律に彩られた作品。こ
こに収録されているのは、甘美で優雅な音楽が魅力的な第1番、憂いを帯びた
第2番。ルイ・ロルティが愛用しているイタリアの銘器ファツィオーリ特有の明
るく煌びやかでいて、柔らかい音色がさらに作品を優雅に際立たせています。
また、メンデルスゾーン自身の転機ともなった作品交響曲第5番「宗教改革」。
きめ細かなアンサンブルとスケールの大きさを感じさせる演奏です。

ACD2 2603 \1850
J.S.バッハ:クラヴィーア練習曲集第2巻
イタリア協奏曲ヘ長調BWV971
フランス風序曲 ロ短調 BWV831
アレクサンダー・ワイマン(ハープシコード/イヴ・ボープル2008製)
録音:2008年4月22、23日(ケベック)
アレクサンダー・ワイマンは現在のカナダ古楽界で最も重要な音楽家の一人。
鍵盤奏者、指揮者として様々なプロジェクトに関わっています。アンサンブル
・トラジコメディア、フライブルク・バロック・オーケストラ、ジュスアルド
・コンソートのメンバーでもあり、ケベック交響楽団、モントリオール交響楽
団、レ・ヴィオロン・デュ・ロワでもソリストとして招かれています。
バッハは1735年に「クラヴィーア練習曲集第2巻」を出版。二段鍵盤のための
作品が収められ、イタリア、フランスの様式を対比させた曲集。生き生きとし
た演奏を聴かせてくれるイタリア協奏曲、躍動的感に満ちたフランス風序曲は
優雅に繊細に響かせています。




<Medici arts>~EuroArts
20 57468(DVD-Video) \2900
字幕:英、仏、独
ハイドン:オラトリオ「天地創造」
アネッテ・ダッシュ(S)クリストフ・シュトレール(T) 
トーマス・クヴァストホフ(Br)
アダム・フィッシャー(指揮)
オーストリア・ハンガリー・ハイドン・フィルハーモニー
収録:2009年5月31日エステルハージ宮殿ハイドン・ザール(アイゼンシュタット、
オーストリア)
ハイドン没後200年記念して行われた演奏会のライヴ収録。
1987年にアダム・フィッシャーによって設立されたオーストリア・ハンガリー・
ハイドン・フィルハーモニー。設立当初は「鉄のカーテン」が崩壊する前の冷戦
時代。ハイドンが暮らしたオーストリア、ハンガリーの選りすぐりの音楽家を集
め、ハイドンの作品を共に演奏することで国境を越えようという目的で活動。ハ
イドンの聖地アイゼンシュタットのエステルハージ宮殿のハイドン・ザールを
拠点に、毎年開催されているハイドン音楽祭では主役を務め、ハイドン・スペ
シャリストとしての不動の地位を確立しています。
ハイドン・イヤーのメイン・イベントとして、ハイドンの命日である5月31日に
行われたコンサートで演奏されたのがこの「天地創造」です。 ヨーロッパ各
地で放映され、かなりの盛り上がりを見せた歴史的公演となりました。ハイド
ンの音楽を生かし、作品の真髄に迫る演奏。伸びやかな声と愛らしい容姿で注
目を集めているベルリン出身の若手ソプラノ歌手アネッテ・ダッシュ、「魔笛」
のタミーノ役で評判を呼んだテノール、クリストフ・シュトレール、そして名
バリトン、トーマス・クヴァストホフらをソリストに迎え、実に感動的な音楽
を作り出しています。




<KII>
KKC 5074 \2580
国内仕様盤-輸入盤(ZIGZAG)
日本語解説書付
ベルリオーズ:
(1)幻想交響曲
(2)序曲「ローマの謝肉祭」 (9'13)
ジョス・ファン・インマゼール(指)アニマ・エテルナ
録音:2008年5月20-28日/ブリュージュ、コンセルトヘボウ
インマゼールがついにベルリオーズに挑戦しました。ピリオド楽器による「幻
想交響曲」自体はいろいろありますが、もっともインマゼール向きの作品ゆえ、
興味津々。オフィクレイドやコールアングレはもちろん、第2楽章のコルネット
のオブリガードも手抜かりなし。比較的小編成のオケのうえノン・ヴィブラー
ト奏法がこの作品が意外に古典的であることを再認識させてくれたり、ハープ
の効果にも感心させられますが、第1楽章冒頭から情感たっぷり、切々と歌い上
げる感情発露、大きなテンポの動かしなどインマゼール節全開のボルテージの
高さ。さらに有名な固定楽想も徐々にクレッシェンドするのではない彼ならで
はのやり方が絶品。目から鱗の超強力盤です。




<haenssler>
=SWR MUSIC=
93 252 4枚組 \6750
「ハイドン:ロンドン交響曲集(全12曲)/ ノリントン」
[CD 1]
交響曲第93番ニ長調Hob.I-93(21’51”)
交響曲第97番ハ長調Hob.I-97(24’15”)
交響曲第101番ニ長調Hob.I-101「時計」(25’31”)

[CD 2]
交響曲第94番ト長調Hob.I-94「驚愕」(22’03”)
交響曲第98番変ロ長調Hob.I-98(27’21”)
交響曲第102番変ロ長調Hob.I-102(23’47”)

[CD 3]
交響曲第95番ハ短調Hob.I-95(20’18”)
交響曲第100番ト長調Hob.I-100「軍隊」(28’08”)
交響曲第103番変ホ長調Hob.I-103「太鼓連打」(29’28”)

[CD 4]
交響曲第96番ニ長調Hob.I-96「奇蹟」(24’53”)
交響曲第99番変ホ長調Hob.I-99(21’47”)
交響曲第104番変ホ長調Hob.I-104「ロンドン」(27’00”)
サー・ロジャー・ノリントン(指)
SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
録音:2009年9月7-12日シュトゥットガルト・リーダーハレ、
ヘーゲルザール(シュトゥットガルト音楽祭2009ライヴ)
ハイドン歿後200年のアニヴァーサリーを締め括るのはこれしかない!ノリント
ン率いるシュトゥットガルト放送響による「ロンドン・セット」が一挙にBOX
セットで登場します。ノリントンはシュトゥットガルト放送響と、首席指揮者
に就任した翌年の1999年にも第104番のライヴ録音(93.011)をおこなっています
が、このたびは第104番を含めたすべてが2009年の最新録音となっています。
持ち前の「ピュア・トーン」を武器につぎつぎと作品のイメージを一新し、と
りわけベートーヴェンやモーツァルトといった古典派の作品で最高の成果を収
めてきた当コンビによるハイドンとくれば、そもそも相性は悪かろうはずがあ
りません。
フレージングはより徹底され、音を割ったブラスやケトル・ドラムも意表を突
くというよりむしろ必然とさえおもえるほど自然で効果満点。前作ドヴォルザ
ークの「新世界より」(93.251)も深化を続けるアプローチを実感させる内容で
したが、ハイドンの「ロンドン・セット」はフレッシュでエレガント、あたた
かなぬくもりと、なにより音楽の喜びと楽しさを授けてくれるもの。これこそ
10年間の集大成と呼ぶにふさわしく、ベートーヴェンやモーツァルトに匹敵す
る最大のヒット作となる予感さえ感じさせるものとなっています。なお、すべ
ての曲の終演後に拍手が入ります。約22ミリ厚のクラムシェル・ボックス仕様。




<C Major>
ドイツのDVDレーベル、C-major の取り扱いを開始いたします。UNITEL系の映像
が続々と登場いたします。

70 0508(DVD-Video) 2枚組 \4980
70 0604(Blu-ray) \4980
字幕:独英仏西
ワーグナー:「ラインの黄金」
ユハ・ウーシタロ(Br ヴォータン)
アンナ・ラーション(Ms フリッカ)
ザビーネ・フォン・ヴァルター(S フライア)
イリヤ・バンニク(Br ドンナー)
ジェルマーン・ヴィラール(T フロー)
クリスタ・マイヤー(Ms エルダ)
ジョン・ダスザック(T ローゲ)
マッティ・サルミネン(Bs ファーゾルト)
スティーヴン・ミリング(Bs ファーフナー)
フランツ=ヨーゼフ・カペルマン(Br アルベリヒ)
ゲルハルト・ジーゲル(T ミーメ)
ほか
ズービン・メータ(指)バレンシア州立管弦楽団
演出:カルルス・パドリッサ(ラ・フラ・デルス・バウス)
装置:ローラント・オルベター
衣装:チュ・ウロズ
収録:2007年,バレンシア,芸術館
これぞ新時代の「指環」!スペイン、バレンシアの芸術館と、イタリア、フィ
レンツェ市立歌劇場の共同制作で、新たな「指環」が生まれました。まず「ラ
インの黄金」をDVDとBlu-rayでご紹介。この舞台は、バルセロナのパフォーマ
ンス集団ラ・フラ・デルス・バウスが参加しており、その中心メンバーカルル
ス・パドリッサが演出を担当。特徴の一つは、巨大スクリーンに投影した圧倒
的なCG映像。オペラの舞台で映像を用いるのは珍しくありませんが、この演出
では非常に精密に作られたCG映像を舞台一面に広がるスクリーンに投射してい
ます。第二に、舞踊団体ラ・フラ・デルス・バウスの驚異的な集団舞踊。ラ・
フラ・デルス・バウスは1979年創立。1992年にはバルセロナ・オリンピックの
開会式を手がけ、世界的に知られるようになりました。この「ラインの黄金」
でも、ジャケット写真に見られるような人と人の繋がりによる表現に驚かされ
ます。様々な点で現代の最先端を行く舞台づくりです。そしてメータの指揮と、
ウーシタロ、サルミネン、ラーション、ダスザック、ジーゲルといった、現代
を代表するワーグナー歌手が集められ、極めて充実した「ラインの黄金」に
なっています。もちろんHDD収録で、Blu-rayでは優秀高画質がそのまま楽しめ
ます。ワグネリアンはもちろん、オペラ・ファンや舞台好きな人は皆要注目で
す!特典にメイキング映像付き。




<REFERENCE RECORDINGS>
RR 120 \1880
ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):
「青少年のための管弦楽入門」、「シンフォニア・ダ・レクイエム」、
「ピーター・グライムズ」より「4つの海の間奏曲とパッサカリア」
マイケル・スターン(指) カンザスシティ交響楽団
録音:2009年6月5-6日インディペンデンス(ミズーリ州)
エンジニア:キース・ジョンソン プロデューサー:デヴィッド・フロス
HDCDの発明者でもあるキース・ジョンソン博士が30年以上もチーフ・エンジニ
アを務めている高音質レーベル、リファレンス・レコーディングスの新録音。
一流エンジニア、キース・ジョンソンと4度のグラミー賞に輝いたプロデューサ
ー、デヴィッド・フロスによる音響効果がたっぷり堪能できるブリテンの作品
を収録。
「青少年のための管弦楽入門」はオーケストラの入門曲として有名な作品です
が、楽器や楽器群の特性を生かした構成は、非常に広いダイナミックレンジを
実現し、リファレンス・レコーディングスの録音技術と相まってさらに高品質
な音を楽しむことできます。
冒頭の衝撃的なティンパニから、美しいクライマックスが感動的な「シンフォ
ニア・ダ・レクイエム」は、最高の音響システムへの挑戦のような作品です。
また「シンフォニア・ダ・レクイエム」は、当時26歳のブリテンが1940年の皇
紀2600年奉祝曲として日本政府から委嘱されて作曲。「レクイエム」というタ
イトルが祝典にふさわしくないという理由などにより日本政府より却下された
という逸話が残されています。
「4つの海の間奏曲とパッサカリア」ではオーケストラの色彩感あふれるサウン
ドを聴かせてくれます。



<Medici arts>~EuroArts
20 72488(DVD-Video) 2枚組 \4800
字幕:英独仏
ワーグナー:
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
ファルク・シュトゥルックマン(Bs-Br ハンス・ザックス)
アドリアン・エレード(Br ベックメッサー)
アイン・アンガース(Bs ポーグナー)
リカルダ・ベルメート(S エファ)
ヨハン・ボータ(T ヴァルター・フォン・シュトルツィング)
ミヒャエル・シャーデ(T ダーフィット)
ほか
クリスティアン・ティーレマン(指)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
演出:オットー・シェンク
収録:2008年1月
待望の映像がDVDで登場!ウィーン国立歌劇場で2008年1月に上演された「ニュ
ルンベルクのマイスタージンガー」。この上演はなんといっても今一番のワー
グナー指揮者、ティーレマンの指揮が大いに話題になりました。ドイツの伝統
をしっかりと守った質実剛健なワーグナーは気持ちよいものです。そしてザッ
クスには、当代最高のヴォータンであるシュトゥルックマン、ベックメッサー
にはオーストリアの名バリトン、エレード。そしてヴァルターには、なんとボ
ータを起用するという力の入れよう。シェンクの極めて伝統的な演出もたいへ
ん美しいものです。ウィーンの伝統の力を感じさせる「マイスタージンガー」、
ワグネリアンならずとも必見です!




<Bel Air>
BAC 052(DVD-Video) \4300
BAC 452(Blu-ray) \5150
字幕:仏英独西伊
グルック:《オルフェとユリディス》
(1774年フランス語版に基づくダヴィド・アラーニャ編曲版)
特典映像 舞台裏の映像,インタビュー
ロベルト・アラーニャ(T オルフェ)
セレーナ・ガンベローニ(S ユリディス)
マルク・バラード(Br 案内人)
ジャンパオロ・ビサンティ(指)
ボローニャ市立歌劇場管弦楽団
名テノール、ロベルト・アラーニャが主演したグルックの《オルフェとユリディ
ス》、つまり《オルフェオとエウリディーチェ》のフランス語版です。注目は
ロベルトの弟、ダヴィド・アラーニャの演出。彼は物語を大幅に再構成し、作
品を大胆にアレンジしています。舞台は現代。オペラの前には、グルックの音
楽を用いたプロローグが置かれ、ここで結婚式の最中にユリディスが死んだ様
子が描かれます。また本来ソプラノ役のアモールは、バリトンによる案内人に
なりました。そして何より、本来ハッピーエンドだったはずの幕切れも、ウリ
ディスが死んでしまうという悲劇的幕切れに。ダヴィドによるこうした改編は
賛否両論、大きな話題を提供しました。アラーニャのタイトルロールに加え、
ユリディスには、2009年9月に来日リサイタルのあったセレーナ・ガンベロー
ニが清楚な歌と容姿を披露しています。




<naive>
「LA COLLECTION」-LES GRAND MILLESIMES de NAIVE CLASSIQUE
「コレクション」-ナイーブ・クラシックの素晴らしきビンテージ(当たり年)
naiveレーベルから、ビンテージもののバックカタログを2枚組のCDにして、書
籍を思わせる装丁でリリースするシリーズの登場。廃盤になってしまって久し
いものも含まれます。ナイーブがお届けする様々な味わいの音楽を、心ゆくま
でご堪能ください。

NC 40002 2枚組 \2300
[CD1]J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988
[CD2]J.S.バッハ:
チェンバロ協奏曲第1番 ニ短調 BWV 1052/チェンバロ協奏曲第3番 ニ長調
BWV 1054/フルート、ヴァイオリン、チェンバロのための協奏曲 イ短調
BWV 1044/平均律クラヴィーア曲集第2巻より 第11番 ヘ長調 BWV 880、
第21番 変ロ長調 BWV 890
ピエール・アンタイ(使用チェンバロ/ブルース・ケネディ製作(1985年)
ミヒャエル・ミートケ・モデル(1702-1704))
[CD2]ル・コンセール・フランセ〔Vn/フランソワ・フェルナンデス、ルイス
・オターヴィオ・サントス、寺神戸亮 Vla/シモン・ヘイリック 
Vc/鈴木秀美 Cb/ジェームス・マンロー〕
録音:[CD1]1992年[CD2]1993年
1992年録音のゴルトベルクを収録したセット。アンタイは1964年生まれですか
ら28歳頃の演奏ですが、さすがの集中力でストレートに聴かせます。[CD2]の
協奏曲も圧巻。通奏低音陣も魅力的に響きます。

NC 40003 2枚組 \2300
J.S.バッハ:リュート作品集(全曲)
[CD1]組曲 ト短調 BWV 995/組曲 ホ短調 BWV 996/プレリュード、
フーガとアレグロ BWV 998
[CD2]リュート組曲 ハ短調 BWV 997/パルティータ ホ長調 BWV 1006a/
プレリュード ハ短調 BWV 999/フーガ ト短調 BWV 1000
ホプキンソン・スミス(リュート)
録音:1980、1981年
ホプキンソン・スミスによる禁欲的なバッハ。スミスの熱さとバッハの音楽の
禁欲的な感じのせめぎあいがスパークしています。

NC 40004 2枚組 \2300
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲集
[CD1]第6番 変ロ長調 op.18-6、第7番 ヘ長調 op.59-1「ラズモフスキー」
[CD2]第11番 ヘ短調 op.95「セリオーソ」、第14番 嬰ハ短調 op.131
ヴェーグ弦楽四重奏団
録音:1972、1973年
1952年、ヴェーグ弦楽四重奏団は、1度目のベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲
録音を完成させました。この録音は、2度目の録音。録音のよさ、演奏の鮮度、
今もって最高のレヴェルです。

NC 40012 2枚組 \2300
ボッケリーニ:ピアノ五重奏曲集
[CD1]ピアノ五重奏曲 op.56(1797年)
[CD2]ピアノ五重奏曲 op.57(1799年)
モザイク弦楽四重奏団
パトリック・コーエン(フォルテピアノ/クリストファー・クラーク製(アント
ン・ヴァルター)
録音:[CD1]1993年、[CD2]1989年
1987年に結成されたモザイク四重奏団の初期の録音も聴けるセット。Op.56が書
かれた1797年は、シューベルト、ドニゼッティ、ハイネらが生まれた年。様々
な文化の香り漂う魅力的なセットです。

NC 40005 2枚組 \2300
ブーレーズ:作品集
[CD1] ピアノ・ソナタ第1番、第2番、第3番
[CD2] ブルノ・マデルナ追悼のリチュエル(儀式)、ノタシォン第1-4&7番、
フィギュール=ドゥーブル=プリズム
[CD1]クロード・エルフェ(ピアノ)/録音:1980年7月
[CD2]デイヴィッド・ロバートソン(指)リヨン国立管弦楽団/録音:2002年9月
ワーク・イン・プログレスという作曲哲学を支柱に書かれた、ブーレーズの代
表的管弦楽作品集。特にリチュエルは、盟友マデルナを追悼した作品だけに、
規模や完成度の点において、特に優れたものを感じさせてくれます。ブーレー
ズの秘蔵っ子ロバートソンが、手兵リヨン国立管弦楽団を率いて、魂を込め師
の作品を熱演しています。

NC 40007 2枚組 \2300
[CD1]ショパン:24の前奏曲Op.28
[CD2]ショパン:(1)ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 op.35 
(2)12の練習曲 op.25
グリゴリー・ソコロフ(ピアノ)
録音:[CD1]1990年6月17日 [CD2](1)1992年11月 (2)1995年6月
伝説の巨匠、ソコロフによるショパンの前奏曲集。異常なまでに研ぎ澄まされ
た世界に、背筋が固まってしまうような気分になることも。Op.25の練習曲も、
「木枯らし」や12番の超難曲も機会のような正確さで弾き切っています。

NC 40009 2枚組 \2300
[CD1]シャルル・デルフェール:
レクイエム-ロレーヌ大公の葬送のためのミサ曲〔シャルル3世(1608)、
アンリ2世(1624)の葬送音楽の再構成〕
[CD2]ジョスカン・デプレ(c.1440-1521):
ミサ曲「ロム・アルメ(武装した人)」(ヘクサコードによる)、
「ロム・アルメ」(スーペル・ヴォーチェス・ムジカーレス)
ベルナール・ファブル=ガッリュ(指)ア・セイ・ヴォーチ
[CD1]ロレーヌ聖歌隊、トゥールーズ・サックバット・アンサンブル/
録音:1993年
[CD2]ロワール地方聖歌隊/録音:2000年7月
ア・セイ・ヴォーチによるミサ曲集。ア・セイ・ヴォーチは1977年に設立され、
一度解消しましたが1991年にガッリュによって再結成されたアンサンブルです。
作品に敬意を払いつつ、必要に応じて伝統を逸脱することも厭わないフレキシ
ブルさをあわせもっています。1608年に63年に及ぶ支配を終えて亡くなった
シャルル3世の葬送音楽は、特に盛大なものでした。1624年のアンリ2世の葬送
のための音楽もまた盛大なものでした。デルフェールは、これらの音楽をあわ
せてロレーヌ大公のためのミサ曲を作り上げました。雰囲気は荘厳にして清新。
ア・セイ・ヴォーチの面々のアンサンブルは実に見事で、語尾の最後の子音ま
でキッチリと合っています。

NC 40013 2枚組 \2300
[CD1]アーン:ピアノ五重奏曲ヘ短調、弦楽四重奏曲イ短調
[CD2]ルーセル:
小管弦楽のためのコンセール op.34/ピアノ協奏曲op.36/小組曲 op.39/
チェロと管弦楽のためのコンチェルティーノop.5
[CD1]パリジイ・カルテット、アレクサンドル・タロー(Pf)
[CD2]アレクサンドル・タロー(P)、ジャン=ギアン・ケラス(Vc)
デヴィッド・スターン(指)パリ管弦楽団アンサンブル
録音:1998年12月
[CD1]のアーンは、タローが参加していることもあり嬉しい復活です。ピアノ五
重奏曲の熱を帯びた叙情的な旋律と、それを支え包み込むタローの粒立ちのよい
ピアノ・・・なんとも贅沢な浪漫時間に身をゆだねることができます。[CD2]は、
ケラス様のチェロの抜群の上手さが際立つ協奏曲も収録された貴重盤。ルーセ
ルの華やか亜で熱を帯びた官能の管弦楽から立ち上る、ケラス様の奏でる辛口
なチェロの音色がたまりません。

NC 40015 2枚組 \2300
[CD1]ハイドン:十字架上のキリストの最後の7つの言葉(合唱版)Hob.XX/2
[CD2]ドヴォルザーク:スターバト・マーテル(1876年オリジナル版)
★世界初録音
ロランス・エキルベイ(指)アクサントゥス合唱団
[CD1]ベルリン古楽アカデミー、サンドリーヌ・ピオー(S)、
ルート・サンドホフ(A)、ロベルト・ゲッチェル(T)、
ハリー・ファン・デア・カンプ(B)/録音:2005年12月
[CD2]アレクサンドラ・コク(S)、レナータ・ポクピック(A)、
パヴォル・ブレスリク(T)、マルクス・ブッター(B)、
ブリジット・エンゲラー(Pf)/録音:2007年7月
最愛の子供たちと妻を相次いで亡くしたドヴォルザークが、深い哀しみの中で
作曲した「スターバト・マーテル」。ピアノ伴奏によるスターバト・マーテル
の世界初録音盤。冒頭の美しさはピアノで聴くとことさら格別。半音階で下が
るくだりなど、エンゲラーの濃密な音楽も相俟って、感涙ものです。アクサン
トゥスの声も、いつもながらの独特のあたたかく優しく深い表情を湛えており、
この作品の裏にあるドヴォルザークの深い哀しみ、妻と子に対する愛、すべて
を包括しています。エンゲラーの濃密なピアノとアクサントゥスの柔らかな声
がエキルベイの統率を得、我々を深い感動へと導きます。ハイドンでも、地震
の場面の劇的歌唱に圧倒。

NC 40010 2枚組 \2300
マレンツィオ:マドリガーレ集
[CD1]4声のマドリガーレ集第1巻(1585ローマ)
[CD2]マドリガーレ集第2集(5、6、9声のための各巻より21曲)
リナルド・アレッサンドリーニ(指,Cemb)コンチェルト・イタリアーノ
録音:[CD1]1994年4月[CD2]2000年2月
感動を呼び起こす純粋なハーモニーと、声部間のやりとりに最も心を砕いた作
曲家、マレンツィオによるマドリガーレ集。生前ローマでもっとも偉大なマド
リガーレ作曲家と絶賛されました。モンテヴェルディの劇的要素の強い作風と
は一味違う魅力に満ちています。

NC 40006 2枚組 \2300
モーツァルト:
[CD1]グラン・パルティータKV361、ディヴェルティメントKV166
[CD2]「フィガロの結婚」より、「ドン・ジョヴァンニ」より、
「コジ・ファン・トゥッテ」より(ベルナルディーニによる13楽器版)
ゼフィーロ
アルフレート・ベルナルディーニ(指)
録音:[CD1]1996年9月[CD2]2004年2月
2つのオーボエ、2つのクラリネット、2つのホルンと2つのファゴットから成る
この木管アンサンブルは18世紀のウィーンを中心に、ヨーロッパで大流行しま
した。この編成で演奏会を開くことは、文化の流行に敏感で、力もあるという
ステイタスの象徴でした。当時の上流階級の人々の楽しみであった贅沢の極み
であるこれらの音楽を、是非、ご堪能下さい。

NC 40008 2枚組 \2300
[CD1]シューマン:
チェロ協奏曲イ短調Op.129、幻想小曲集Op.73、民謡風の5つの小品Op.102、
アダージョとアレグロOp.70
[CD2]ラロ:チェロ協奏曲ニ短調、
サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調Op.33、
フォーレ:チェロと管弦楽のための「エレジー」
アンヌ・ガスティネル(チェロ/使用楽器:GIUSEPPE TESTORE, 1690)
[CD1]クレール・デセール(Pf)、ルイ・ラングレー(指)、
リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団/録音:2001年
[CD2]エマニュエル・クリヴィヌ(指)リヨン国立管弦楽団/録音:1995年
シューマンの柔らかさに満ちた演奏は印象的。サン=サーンスの華麗な世界、
フォーレ「エレジー」で聴かせる人間味溢れる歌、しびれるような弱音にノッ
クアウト。ガスティネルの様々な魅力を知ることができる2枚組。

NC 40014 2枚組 \2300
[CD1]ヴィヴァルディ:
ヴァイオリン協奏曲ハ短調RV761、弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ短調「マド
リガル風」RV129、2挺のヴァイオリンのための協奏曲ト短調RV517、ヴァイオリ
ンとチェロの協奏曲変ロ長調RV547、ヴァイオリン協奏曲ハ短調RV202(op.11-5)、
弦楽と通奏低音のための協奏曲変ホ長調「聖なる墓にて」RV130、弦楽と通奏低
音のためのシンフォニア ロ短調「聖なる墓にて(聖墓のそばで)」RV169
[CD2]ヴィヴァルディ:
ヴァイオリン協奏曲ホ短調RV281、協奏曲ホ短調RV133、チェロ協奏曲ニ短調
RV407、ヴァイオリンとオルガンの協奏曲ニ短調RV541、ヴァイオリン協奏曲
ヘ長調「聖ロレンツォの祝日のために」RV286、2挺のヴァイオリンのための
協奏曲ニ長調RV511、2挺のチェロのための協奏曲ト短調RV531
ファビオ・ビオンディ(指)、エウローパ・ガランテ
録音:[CD1]1990年3月[CD2]1993年4月
ザクッザクッと胃に響く、縦乗りのリズム、瑞々しい弦楽器の音色・・・。
古楽界の風雲児的存在だったビオンディによるヴィヴァルディ。ビオンディの
奏でるソロの音色は極めてなめらか、実によい仕事ぶりです。

NC 40016 2枚組 \2300
クセナキス:室内楽作品集
[CD1]クセナキス:
「テトラス」「ミストス」「コットス」「ヘルマ」「エンベリー」
「rへ(ラヴェルに捧ぐ)」 「ミッカ&ミッカS」「アケア」
[CD2]クセナキス:
「ディクタス」「テトラ」「ノモス・アルパ」「イコール」「エヴリアリ」
「st/4-1, 080262」
アルディッティ弦楽四重奏団、クロード・エルフェ(Pf)
録音:1991年
クセナキスは音楽家であり、建築家でもありました。作曲にも数学的な要素や
思考をとりいれた難曲がそろっていますが、アルディッティ弦楽四重奏団とエ
ルフェの頭脳明晰な演奏が展開されています。

NC 40011 2枚組 \2300
[CD1]ゴーティエ・ド・コワンシ(1177-1236):
聖母の奇跡「全てを聴いていただきたい」(2声)、
「私のフィドルは」(声,フィドル)、
「今朝 夜明け」(声,フィドル,Bfl) 他全14曲
[CD2]リチャード獅子心王-トルバドゥールとトルヴェール
アッラ・フランチェスカ
録音:[CD1]1995年[CD2]1996年
アッラ・フランチェスカは、ピエール・アモンとブリジット・レーヌによって
設立されたアンサンブルで、そのメンバーは2人から10人以上まで、曲によって
自在に変化する名人集団。コワンシは、「我々は神に向かって絶えず祈り讃美
しなければならない。神は、心のこもっていない声は聞かれず、心のこもった
声を喜ばれる。たとえそれが技術的に長けていなかったとしても。心をこめて
歌う者に幸多からんことを。そして、これらの声を聴く者にも幸多からんこと
を。」と言っています。名人たちが心をこめて歌う究極の祈りがここにあります。

<STRADIVARIUS>
STR 33724 \2180
カッチーニ:愛の歌
不詳:サルタレッロ
ジュリオ・カッチーニ(1550頃-1618):Mentre che fra doglie e pene(*)
アレッサンドロ・ピッチニーニ(1566-1638頃):トッカータ第2番
ジュリオ・カッチーニ:Queste lagrim'amare(*)
不詳(ピエトロ・パオロ・ライモンドの曲集 から):カッサンドラ
ジュリオ・カッチーニ:Titolo: Sfogava con le stelle(*)
不詳(ピエトロ・パオロ・ライモンドの曲集 から):ヴォルタ
ジュリオ・カッチーニ:Non ha 'l cielo cotanti lumi(*)
アレッサンドロ・ピッチニーニ:トッカータ第6番
ジュリオ・カッチーニ:Amor io parto(*)
不詳(ピエトロ・パオロ・ライモンドの曲集 から):バレット
ジュリオ・カッチーニ:Dalla porta d'oriente(*)
ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー(1575頃-1661):トッカータ第1番
ジュリオ・カッチーニ:Tutto 'l di piango(*)
不詳(ピエトロ・パオロ・ライモンドの曲集 から):コッレンテ・フランチェーゼ
ジュリオ・カッチーニ:Odi Euterpe(*)
ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー:前奏曲第1番
ジュリオ・カッチーニ:Alme luci beate(*)
ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー:
ラ・フォリアによるパルティータ「ロマネスカ」
ジュリオ・カッチーニ:Torna deh torna(「ロマネスカ」のバスによる)(*)
ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー:コッレンテ第10番
ジュリオ・カッチーニ:Al fonte al prato(*)
ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー:前奏曲第5番
ジュリオ・カッチーニ:Se voi lagrime a pieno(*)
ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー:サラバンダ
ジュリオ・カッチーニ:Se in questo scolorito(*)
ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー:ガリャルダ第10番
ジュリオ・カッチーニ:Belle rose purpurine(*)
アレッサンドロ・ピッチニーニ:トッカータ第4番
ジュリオ・カッチーニ:Ohime begli occhi(*)
クロディーヌ・アンセルメ(ソプラノ(*))
パオロ・ケリーチ(リュート、アーチリュート、テオルボ)

STR 33784 \2180
ビウエラのための曲集
ルイス・デ・ミラン(1500頃-1560頃):
ファンタシア第10番/パバナ第1番-第6番/ファンタシア第11番/同第8番
ルイス・デ・ナルバエス(1500頃-1555/1560):
皇帝の歌(原曲:ジョスカン・デ・プレ)/「牛の番」による4つのディフェレン
シア
「牛の番」によるさらに3つのディフェレンシア
バハ・デ・コントラプント/「クラロス伯爵」による22のディフェレンシア
モーロの王は散歩していた
アロンソ・ムダラ(1500頃-1580):
ルドヴィコの手法によるハープを模したファンタシア/アレクサンドルのパバナ
ガリャルダ/ジョスカンのミサの「プレニ」/ギターのためのファンタシア
エンリケス・デ・バルデラバノ(1500-1556):
ソネト第2番/ファンタシア第4旋法/ソネト第1番
ディエゴ・ピサドル(1509/10-1557以後):パバナ
ミゲル・デ・フエンリャナ(1535-1578):
ティエント第2旋法/ジョスカンのミサ・デ・エルクレスのデュオ
エステバン・ダサ(1537頃-1591/1596):
Gritos daba la morenica so el olivar/ファンタシア第22番
ディエゴ・ピサドル:サン・フアンの手法
マッシモ・ロナルディ(ビウエラ)

STR 33852 \2180
エクス・ノーヴォ・アンサンブル 30°
サルヴァトーレ・シャッリーノ(1947-):反転空間[Lo spazio inverso](1985)
クラウディオ・アンブロジーニ(1948-):俗語論[De vulgari eloquentia](1984)
アルド・クレメンティ(1925-):スケルツォ(1985)
シツヴァーノ・ブッソッティ(1931-):鷲の協奏曲[Concerto a l'Aquila](1986)
フランチェスコ・ペンニージ(1934-2000):
疑問があるなら[Se appare il dubbio](1996)
ミケーレ・ダッロルガノ(1957-):ゼロ(2009)
ロレンツォ・フェッレーロ(1951-):3つの簡潔な歌(2009)
エクス・ノーヴォ・アンサンブル
カルロ・テオドロ(チェロ) カルロ・ラザーリ(ヴァイオリン、ヴィオラ)
ダヴィデ・テオドロ(クラリネット) ダニエレ・ルッジェーリ(フルート)
アルド・オルヴィエート(ピアノ)

STR 33485 \2180
【未案内旧譜】
オネゲル(1892-1955):ヴァイオリンとピアノのための作品集
ヴァイオイン・ソナタ(第0番)ニ短調 H.3(1912)
ヴァイオリン・ソナタ第1番 H.17(1916-1918)
ヴァイオリン・ソナタ第2番 H.24(1919)
コンクール用小品 H.179(1945)/アリオーソ H.214
ウルフ・ヴァリン(ヴァイオリン)
パトリシア・パニー(ピアノ)

STR 33502 \2180
【未案内旧譜】
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ全集 Vol.3 イベリアのナポリ
[オルガン・ソナタ](*)
ニ長調 F.235 K.287/ニ長調 F.236 K.288/ト長調 F.276 K.328
[チェンバロ・ソナタ](+)
ハ長調 F.366 K.420/ハ長調 F.367 K.421/ハ長調 F.109 K.159
ハ長調 F.404 K.460/ハ長調 F.405 K.461/ホ短調 F.340 K.394
ト長調 F.421 K.477
セルジョ・ヴァルトロ(オルガン(*)、チェンバロ(+))

STR 33822 \2180
雅に、巧みに 後期ルネサンスの技巧的声楽・器楽作品集
バルトロメオ・セルマ・イ・サラベルデ(1570頃-1638頃):
パレストリーナの「野山は花のにぎわい」によるディミニューション
ジョヴァンニ・バッティスタ・ボヴィチェッリ(1550頃-1597頃):
チプリアーノ・デ・ローレの「別れの時には」によるディミニューション
フロレンティオ・マスケーラ(1540頃-1584): カンツォーナ第15番
ジョヴァンニ・バッティスタ・ボヴィチェッリ:
アヴェ・ヴェルム(パレストリーナの「私は傷付き」によるディミニューション)
ジョルジョ・マイネリオ(1535-1582):パッセメッツォ・モデルノ
リッカルド・ロニョーニ(1550頃-1620以前):
「主、来臨のとき」によるディミニューション
アウレリオ・ヴィルジリアーノ(活躍:1600頃):
チプリアーノ・デ・ローレの
「美しく澄んだ青空がのぞいたら」によるディミニューション
ジョルジョ・マイネリオ:サルタレッロ・モデルノ
フランチェスコ・ロニョーニ・タエッジョ(1585-1624頃):
パレストリーナの「私は傷付き」によるディミニューション
ジョヴァンニ・バッサーノ(1560年頃-1617):
パレストリーナの「私は傷付き」によるディミニューション
フランチェスコ・ロニョーニ・タエッジョ:ソナタ第2番
ジョヴァンニ・バッティスタ・ボヴィチェッリ:
パレストリーナの「私は傷付き」によるディミニューション
ジョヴァンニ・バッサーノ:
パレストレリーナの「Cosi le chiome」によるディミニューション
ジョルジョ・マイネリオ:ラ・ビリアルダ(ビリヤード)
ジョン・ダウランド(1563-1626):私の命よ [ボーナス・トラック]
マイケル・チャンス(カウンターテナー)
モニカ・ハジェット(ヴァイオリン)
ブルース・ディッキー(コルネット[ツィンク])
ガラテア
パウル・ベイエル(指揮)
ディミニューションとは、一つの長い音符を多数の短い音符に分割する形で様々
なパターンの装飾を行う変奏法のこと。チャンス、ハジェット、ディッキーがそ
れぞれ声、ヴァイオリン、コルネットで技巧合戦を繰り広げそうな予感がします。

STR 33826 \2180
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ全集 Vol.11
チェンバロのための練習曲(ソナタ)集 Part 2
ト長調 K.2 F.518/ニ短調 K.3 F.519 L.378/ヘ長調 K.6 F.522
K.9 F.525 L.413「パストラーレ」/ハ短調 K.11 F.527 L.352
ト長調 K.13 F.529/ト長調 K.14 F.530/ホ短調 K.15 F.531 L.374
ヘ長調 K.16 F.531/ヘ長調 K.17 F.533 L.384 P.73/ニ短調 K.18 F.534
ヘ短調 K.19 F.535 L.383 P.79/イ長調 K.24 F.540
ヘ短調 K.25 F.541 L.481/ロ短調 K.27 F.538 L.449
エミリア・ファディーニ(チェンバロ)
ドメニコ・スカルラッティ没後250年であった2007年に続き2009年11月にも来日
しているスカルラッティの権威にしてチェンバロ界の大御所、ファディーニ女史
が当シリーズに久々の登場。

STR 33848 \2180
シュポア(1874-1859):
ヴァイオリンとハープのためのソナタ ホ短調 WoO.27(1806)
ハープとフルートのための協奏ソナタ ホ長調 Op.113(1806)
「Je suis encore dans mon printemps」による
ハープのための変奏曲 Op.36(1807)
ハープのための幻想曲ハ短調 Op.35(1807)
ハープとフルートのための協奏ソナタ ホ長調 Op.114
(モーツァルトの「魔笛」の主題によるポプリ;1811)
アルパルラ
ダヴィデ・モンティ(ヴァイオリン)
マリア・クリスティーナ・クレアリー(ハープ)
「そのとき瞳は閉じられ」というような意味のアルバム・タイトルが付けられて
います。フルート・パートもヴァイオリンで演奏。オリジナル楽器による世界初
録音とのことですが、これがピリオド楽器を意味しているのかどうかは現在不明
です。

STR 33849 \2180
ハイドン(1732-1809):弦楽四重奏曲集
ト長調 Op.77 No.1 Hob.III:81(1799)
ヘ長調 Op.77 No.2 Hob.III:82(1799)
ニ短調 Op.42 Hob.III:43(1785)
アレア・アンサンブル
フィオレンツァ・デ・ドナティス、アンドレア・ロニョーニ(ヴァイオリン)
ステファノ・マルコッチ(ヴィオラ) マルコ・フレッツァート(チェロ)
ピリオド楽器使用。





<REGIS>
RRC 1315 \880
ア・(パーフェクト・)イタリアン・テナー フランコ・コレッリ
オペラ・アリア集
ヴェルディ(1813-1901):
「アイーダ」から Se quel guerrier io fossi.. Celeste Aida
「エルナニ」から Merce diletti amici.. Come rugiada al cespite
「ロンバルディア人」から La mia letizia infondere
「運命の力」から La vita inferno.. O tu che seno in angeli
「トロヴァトーレ」から
Deserto sulla terra,Ah, si ben mio..Di quella pira(*)
ジョルダーノ(1867-1948):
「アンドレア・シェニエ」から
Un di all'azzuro spazio,Come un bel di di maggio
「フェドーラ」から
Amor ti vieta,Mia madre, la mia vecchia madre.. Vedi io piango
マスカーニ(1863-1945):
「カヴァレリア・ルスティカーナ」から Mamma quel vino e generoso
「ロダレッタ」から Se Franz dicesse il vero
チレア(1866-1950):「アドリアーナ・ルクヴルール」から La dolcissima effige
プッチーニ(1858-1924):
「西部の娘」から Una parola sola!.. Or son sei mesi
「蝶々夫人」から Addio fiorito asil/「トスカ」から E lucevan le stelle
「トゥーランドット」から Non piangere Li?,Nessun dorma
フランコ・コレッリ(テノール)
ロレッタ・ディ・レリオ(ソプラノ)
トリノRAI管弦楽団
アルトゥーロ・バジーレ(指揮)
録音:1954-1957年 原盤:Cetra, EMI

RRC 1316 \880
イギリス連作歌曲集
ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):「ウェンロックの断崖で」(全6曲)
ウォーロック(1894-1930):(*)
「だいしゃくしぎ」(全4曲)/睡蓮/Mourn No Moe/Chopcherry
My Gostly Fader/5つのナーサリー・ジングル/鳥たち/眠り/美しい五月
ジェイムズ・グリフェット(テノール)
ハフナー弦楽四重奏団
ベリル・ボール(ピアノ)
メアリー・マードック(イングリッシュホルン)
メアリー・ライアン(フルート)
録音:ADD 原盤:PCA 初出:ASV(*)

RRC 1317 \880
英国の偉大なる大聖堂のオルガン Vol.2
バッハ(1685-1750):トッカータとフーガ ニ短調(ドリア旋法)(*)
フランク(1822-1890):パストラーレ(*)
アラン(1911-1940):リタニア(+)
ボエルマン(1862-1897):ゴシック組曲 から トッカータ(+)
ピエトロ・ヨン(1886-1943):トッカティーナ(#)
レーガー(1873-1916):トッカータ ニ長調(#)
ヘンデル(1685-1759)/ディ0ンリー編曲:
オペラ「ベレニーチェ」より メヌエット(**)
伝承曲/ディ0ンリー編曲:ロンドンデリー・エア(**)
スーザ(1854-1932)/ロースソーン編曲:星条旗よ永遠なれ(++)
ワーグナー(1813-1883))/ロースソーン編曲:ヴァルキューレの騎行(++)
フランク:コラール第3番(##)
バッハ/ファレル編曲:主よ、人の望みの喜びよ(***)
ヴィドール(1844-1937):オルガン交響曲第5番 から トッカータ(***)
アラン・ウィクス(*)、フランシス・ジャクソン(+)、ノエル・ロースソーン(#/++)、
クリストファー・ディーンリー(**)、バリー・ローズ(##)、
ティモシー・ファレル(***)
(オルガン)
録音:1975年、カンタベリー大聖堂(*)/1974年、ヨーク・ミンスター(+)
1976年、リヴァプール、英国国教会大聖堂(#)/1974年、セント・ポール大聖堂(**)
1985年、コヴェントリー大聖堂(++)/1974年、ギルドフォード大聖堂(##)
1974年、ウェストミンスター・アビー(***)




<CRD>
CRD 3526 \1350
武満徹(1930-1996):ピアノ独奏作品集
フォー・アウェイ(1973)
リタニ-イケル・ヴァイナーの追憶に(1989)
子供のためのピアノ小品(1979)
遮られない休息(瀧口修造の詩による;1952、1959)
雨の樹 素描(1982)
閉じた眼 II(1989)
ピアノ・ディスタンス(1961)
ロマンス(1948/1949)
雨の樹 素描 II-オリヴィエ・メシアンの追憶に(1992)
閉じた眼 I(1979)
ポール・クロスリー:A Vision of Takemitsu(1999)
ポール・クロスリー(ピアノ)
録音:ロンドン、セント・ジョンズ・スミス・スクエア
初出:GMN, GMNC 0114
メシアンに強い影響を受けた武満と、メシアンに才能を見い出されたイ
ギリスのピアニスト、ポール・クロスリー(1944-)。彼らは親友であり、クロス
リーは武満の音楽の優れた解釈者でした。1990年、八ヶ岳コンサートホールで撮
られた二人のスナップ写真がジャケットになっています。

CRD 3325 \1350
【新装再発売】
ヴィヴァルディ(1678-1741):
ヴァイオリン協奏曲集「四季」Op.8 Nos.1-4 RV269,315,293,297
ヴァイオリン協奏曲「海の嵐」Op.8 No.5 RV253
ヴァイオリン協奏曲「喜び」Op.8 No.6 RV180
サイモン・スタンデイジ(ヴァイオリン)
イングリッシュ・コンサート
トレヴァー・ピノック(指揮)
録音:1972年

CRD 3412 \1350
【新装再発売】
夏が続くうちは楽しい 春と夏の祭りに関する中世音楽と伝承音楽
Kalenda maya / Ce fut en mai / Estampie reale / Miri it is while sumer
ilast
Ye have so longe keepyt o / Me lyketh ever lenger the bet
Chominciamento di gioia / Unter den linden / Amor mi fa cantar
L'alma mia piange / Cuckoo's nest / Morris Dance Trunkles / The cuckoo
The Merry Sherwood rangers
セント・ジョージズ・カンツォーナ
ジョン・サズコット(指揮)
録音:1982年5月7-8日、ロンドン、クラーケンウェル、聖ジェイムズ教会





<GRIFFIN>
GCCD 4037 \1250
【低価格帯】
英国王室の式典のための音楽
ホルスト:I Vow to Thee, My Country[ジュピター](Royal duty)
Love Divine[Blaenwern](Royal duty)
S・S・ウェズリー:Wash Me Throughly(王室洗足式)
ヒルトン:Lord, for Thy Tender Mercy's Sake(王室洗足式)
Give Rest, O Christ(コンタキオン)(戦没者追悼式)
クロフト:O God, Our Help in Ages Past(戦没者追悼式)
マッキー:I Will Lift up Mine Eyes(マーガレット王女の結婚式)
ジェイムズ:Hen Wlad fy Nhadau(ウェールズ国歌)(立太子式)
マサイアス:立太子記念祭ファンファーレ(立太子式)
マンセル・トマス:皇太子のためのラプソディ(立太子式)
Gwyn a Gwridog, Hawddgar Iawn[Hail the day that sees Him rise]
(立太子式)
デイヴィッド・ウィン:到着のファンファーレ(立太子式)
神よ、プリンス・オヴ・ウェールズを祝福したまえ(立太子式)
ウォルトン:Set Me as a Seal(アンドルー王子の結婚式)
テンプル/ネアリー編曲:Make Me a Channel of Your Peace(ダイアナ妃の葬儀)
Abide With Me[Eventide](王室の葬儀)
ウェストミンスター・アビー聖歌隊
ロンドン・ブラス
マーティン・ネアリー(指揮)
スランダフ大聖堂聖歌隊
ウェールズ・ナショナル・オペラ・ブラス

GCCD 4003 \1250
【旧譜・低価格帯へ移行】
ヘンリー8世の時代の音楽
ヘンリー8世(1491-1547):
真の愛/名高き貴公子/ああ、奥様/愛が支配するならば
さようなら奥様/恵みを懇願する者は
コーニッシュ:ああ、ロビン/ホルンを吹き鳴らせ、狩人たちよ
フェヴァン、ゼンフル、リシャフォール、ファン・ヒゼヘム、イザーク、
ペゼンティ、
イザーク、ナルバエス、クーパー、ファン・ヴィルダー、作曲者不詳の作品
トリニティ・バロック
ジュリアン・ポッジャー(指揮)
フォーバリー・コンソート
アラン・クランプラー(指揮)
ホルベイン・コンソート
マーティン・ポープ(指揮)
ゲスト:スティーヴン・プレイヤー(リュート、パーカッション、
ルネサンス・ギター)
録音:1995年4月2-6日、ヘアフォードシャー、レオミンスター・プライオリー

GCCD 4026 \1250
【旧譜・低価格帯へ移行】
聖母をたたえて
ビクトリア:マニフィカト第1旋法
グレゴリオ聖歌:王の御旗は進む/主はよみがえりぬ/来たれ聖霊
ラッスス:スターバト・マーテル(クラーク・ウェアリング校訂)
リスト:アヴェ・マリア/サルヴェ・レジナ
ブルックナー:完璧に美しい/エサイの杖は
メンデルスゾーン:アヴェ・マリア
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊
スティーヴン・クレバリー(指揮)
アンドルー・ライト(オルガン)
録音:1981年、ウェストミンスター大聖堂



<CORO>
COR 16076 \1350
ヘンデル:ディクシト・ドミヌス ステッファーニ:スターバト・マーテル
アゴスティーノ・ステッファーニ(1654-1728):スターバト・マーテル(1727)(*)
ヘンデル(1685-1759):ディクシト・ドミヌス[主は言われた]BWV232(1707)(+)
エリン・マナハン・トマス、グレース・ダヴィドソン(ソプラノ)
ルース・マッシー(アルト(+))
ジェレミー・バッド、マーク・ドベル(テノール)
ロブ・マクドナルド(バス(*))
イーモン・ドゥーガン(バス(+))
シックスティーン(合唱&管弦楽)
ハリー・クリストファーズ(指揮)
録音:2009年5月、ロンドン、ケンティッシュ・タウン、殉教者聖サイラス教会
ステッファーニはドイツで活躍したイタリア人作曲家・聖職者・外交官。ミュン
ヘンの宮廷オルガニストやハノーファー選帝侯の宮廷楽長等を務めました。作品
は得意の室内二重唱曲やオペラ等世俗音楽が大半ですが、「スターバト・マーテ
ル」は教会音楽の分野に残した代表作で、6声と管弦楽のための壮麗な作品。ス
テッファーニは一世代下のヘンデルの才能を高く評価し、彼のハノーファー選帝
侯の宮廷楽長任命に手を貸したと伝えられています。「ディクシト・ドミヌス」
はヘンデルがイタリアで書いた5声と弦楽のための詩篇曲(詩篇109)。古楽ファン
のみならず合唱ファンにも人気のある若々しい勢いのある作品で、まさにシック
スティーンにぴったりです。

COR 16066 \1350
【旧譜・再案内】
2009年英グラモフォン・アウォード、ダブル受賞!
ヘンデル(1685-1759):
戴冠式アンセム(1727)
司祭ザドク HMV258/汝の御手は強くあれ HMV259
王は喜び HMV260/わが心は歌う HMV261
オラトリオ「ソロモン」HWV67 から シバの女王の入場
オラトリオ「メサイア」HWV56 から
ハリー・クリストファーズ(指揮)シックスティーン
激戦を勝ち抜いたバロック声楽部門、そして年間最優秀アーティスト賞。2009年
はシックスティーン(1977年創設)にとって記念すべき年となりました。
「戴冠式アンセム」はヘンデルが英国王ジョージ2世の戴冠式のために書いた音
楽。なかでも「司祭ザドク」は歴代国王の戴冠式で必ず演奏されてきた重要な曲。

COR 16074 \1350
ウィーン流で ハプスブルク帝国宮廷の音楽
レオポルト1世(1640-1705):ああ、何と正しいことか
(アントニオ・チェスティ(1623-1669)のオペラ「黄金のりんご」より)
フランチェスコ・カヴァッリ(1602-1676):
オペラ「ジャゾーネ」から 不幸な者よ、私は何を聞く?
ジャック・ド・サン・リュク(1616-1710):Francois Ginter のトンボー
ヨハン・ハンリヒ・シュメルツァー(1623-1680):
オペラ「愛の強さ」から 流れよ、流れよ、涙の小川
ヨハン・ヤコプ・フローベルガー(1616-1667):
パルティータ「Auf die Mayerin」FbWV605
レオポルト1世:「思い違いの兄妹愛」から
どれほど私は押さえ付けられていることか
ゲオルク・ムッファト(1653-1704):シャコンヌ
アントニオ・サルトリオ(1630-1680):オペラ「オルフェオ」から 冷酷な蛇が
ヨハン・カスパル・ケルル(1627-1693):トッカータ
アントニオ・サルトリオ:オペラ「オルフェオ」から 私は恋をしているが不幸だ
アントニオ・ドラーギ(1635-1700):オペラ「タジェアのレニーダ」から 運命が
ヨハン・シェンク(1656-1717頃):「ドナウのこだま」から ソナタ第6番
ヨハン・ヨゼフ・フックス(1660-1741):
オラトリオ「救済の泉」から 私は知っている
オペラ「オルフェオとエウリディーチェ」から 小さなつばめ
ル・ジャルダン・セクレ
エリザベス・ドビン(ソプラノ)
ソフィー・ヴァンデン・エインデン(テオルボ、バロックギター)
デイヴィッド・ブルンデン(チェンバロ)
ロミーナ・リシュカ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
マリアン・ミネン(チェロ、バス・ド・ヴィオロン)
録音:2009年5月、ロンドン、ケンティッシュ・タウン、殉教者聖サイラス教会
音楽を愛し、自ら作曲・演奏、宮廷楽団を大幅に拡大して音楽の発展に取り組ん
だハプスブルク家の神聖ローマ皇帝レオポルト1世の時代のウィーン宮廷の音楽。
2007年、イギリスのアーリー・ミュージック・ネットワーク・ヤング・アーティ
スツ・コンペティションで優勝した若手アンサンブル、ル・ジャルダン・セクレ
のデビューCDです。

COR 16072 5枚組 \4050
バッハ・コレクション
バッハ(1685-1750):クリスマス・オラトリオ BWV248[*]
リンダ・ラッセル(ソプラノ)
キャサリン・ウィン=ロジャース(アルト)
マーク・パドモア(テノール:福音史家)
マイケル・ジョージ(バス:ヘロデ)
リビー・クラブトリー(天使、こだま)
シックスティーン(合唱)
シンフォニー・オヴ・ハーモニーアンド・インヴェンション(管弦楽)
ハリー・クリストファーズ(指揮)
バッハ:カンタータ集[+]
第50番「今ぞ救いと力は来たれり」BWV50
第34番「おお、永遠の炎、おお、愛の源よ」BWV34(*)
第147番「心と口と行いと生活もて」BWV147(+)
ジリアン・フィッシャー(ソプラノ(+))
デイヴィッド・ジェイムズ(カウンターテナー(*/+))
イアン・パートリッジ(テノール(*/+))
マイケル・ジョージ(バス(*/+))
シックスティーン(合唱)
シンフォニー・オヴ・ハーモニーアンド・インヴェンション(管弦楽)
ハリー・クリストファーズ(指揮)
バッハ:ミサ ロ短調 BWV232[#]
キャサリン・デュボスク、キャサリン・デンリー(ソプラノ)
ジェイムズ・ボウマン(カウンターテナー)
ジョン・マーク・エインズリー(テノール)
マイケル・ジョージ(バス)
シックスティーン(合唱)
シンフォニー・オヴ・ハーモニーアンド・インヴェンション(管弦楽)
ハリー・クリストファーズ(指揮)
COR 16017(2CD)[*]、16039[+]、16044(2CD)[#]の3点をスリップケースに収めた
セット。




<ARTA>
F 10180 2枚組 \2700
【特別価格】
ピリオド楽器オーケストラによるドヴォルジャークの交響曲
交響曲第7番ニ短調 Op.70(*)/交響的変奏曲 Op.78(+)
交響曲第8番ト長調 Op.88(+)/オペラ「ヴァンダ」Op.25 序曲(*)
プラハ・ワルツ集 S.Op.(*)/ポルカ「プラハの学生たちのために」Op.53(*)
ムジカ・フロレア
マレク・シュトリンツル(指揮)
録音:2004年6月17日、プラハ、チェコ国民銀行コングレス・センター(*)
2005年11月5日、プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルジャーク・ホール(+)
指揮者マレク・シュトリンツルと、彼がバロック音楽の演奏を目的として1992年
に創設したチェコのピリオド楽器オーケストラ、ムジカ・フロレアは、西欧の一
流どころに匹敵する高水準の演奏が古楽ファンに高く評価されています。そんな
彼らがドヴォルジャークまで演奏していたとは驚きですが、聴いてみたところ結
果は予想以上。モダーン楽器ではシャープに響いてしまうところでもドヴォル
ジャークの音楽自体が持つ「素朴な力強さ」が発揮され、今までにない印象が残
ります。特に管楽器の音色とトゥッティでの全体のサウンド・バランスにその傾
向が顕著で、第8番第4楽章でホルンの咆哮する部分など、「おお、こうじゃな
くっちゃ!」と思えるところがいくつもあります。ピリオド楽器云々にかかわら
ず、ドヴォルジャークの音楽に「ボヘミア的なもの」を求めるリスナーにはきっ
と満足していただけることでしょう。




<PROPRIUS>
PRCD 2052 \2180
スウェーデンのシンフォニック・オルガン
ヴァルデマール・オーレーン(1894-1982):アレグロ・フェスティヴォ
ベドジフ・ヤナーチェク(1920-2007):
おお、イエス・キリスト、慈悲の泉よ/トッカータ
ユングヴェ・ショルド(1899-1992):アダージョ
ヒルディング・ルーセンベリ(1892-1985):幻想曲とフーガ
スタファン・ストルム(1964-):光は暗闇の中で輝く
ヒルディング・ルーセンベリ:幻想曲ニ短調
ユーハン・ヘルミク・ルーマン(1694-1758)/ベドジフ・ヤナーチェク編曲:
ドロットニングホルムの音楽(1744)より 3曲
ハラルド・フリュクレーヴ(1882-1919):交響的小品
アンデシュ・ヨンソン(オルガン)
録音:マルメ(スウェーデン)、聖ヨハネ教会

PRCD 2052 \2180
スウェーデンのシンフォニック・オルガン
ヴァルデマール・オーレーン(1894-1982):アレグロ・フェスティヴォ
ベドジフ・ヤナーチェク(1920-2007):
おお、イエス・キリスト、慈悲の泉よ/トッカータ
ユングヴェ・ショルド(1899-1992):アダージョ
ヒルディング・ルーセンベリ(1892-1985):幻想曲とフーガ
スタファン・ストルム(1964-):光は暗闇の中で輝く
ヒルディング・ルーセンベリ:幻想曲ニ短調
ユーハン・ヘルミク・ルーマン(1694-1758)/ベドジフ・ヤナーチェク編曲:
ドロットニングホルムの音楽(1744)より 3曲
ハラルド・フリュクレーヴ(1882-1919):交響的小品
アンデシュ・ヨンソン(オルガン)
録音:マルメ(スウェーデン)、聖ヨハネ教会




<ARS PRODUKTION>
ARS 38059 \2180
メンデルスゾーン(1809-1847):
ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.49(1839)(*/#)
ピアノ三重奏曲第2番ハ短調 Op.66(1844/1845)(*/#)
ピアノ、ヴァイオリンとヴィオラのための三重奏曲ハ短調(1820)(*/+)
チェロとピアノのための無言歌 Op.109(1845)(#)
アルバムの綴り(1843)(#)
アルテ・ムジーク・ケルン
クリスティーネ・ロクス(ヴァイオリン(*))
マティアス・フェーガー(ヴィオラ(+))
クラウス=ディーター・ブラント(チェロ(#))
トビアス・コッホ(ピアノ)
録音:2009年1月、ホンラート、福音教会

ARS 38066 \2180
very british ブラス・アンサンブルのための英国音楽
ウィリアム・バード(1543-1623)/エルガー・ハワース編曲:
オックスフォード伯爵の行進曲
レイモンド・ユージン・プレムル(1934-1998):
ディヴェルティメントからの5つの楽章
ゴードン・ラングフォード(1930-):ロンドン・ミニアチュアズ
伝承曲/ジョン・アイヴソン編曲:ロンドンデリー・エア
ジム・パーカー(1934-):ニューヨークのロンドン人(パート2)
レッド・ツェッペリン/ブルース・コリングズ編曲:天国への階段
エドワード・エルガー(1857-1934)/ロジャー・ハーヴィー編曲:
エニグマ変奏曲 より ニムロッド(第9変奏)(*)
wes10brass
ヤン・エシュ、フロリアン・キルナー、マルクス・クラーマー、
ユルゲン・シュスター(トランペット)
シリル・サンドス(トランペット(*))
オリヴァー・ニコライ(ホルン)
フリート・デイツ、マテョアス・ミュラー、ハリー・リース(トロンボーン)
ローラント・ギレッセン(バストロンボーン)
タカハシ・ヒデユキ(テューバ)
ミヒャエル・フォルスター(指揮)
録音:2009年4月5-8日、ヴッパータール、インマヌエル教会
ドイツのノルトライン=ヴェストファーレン(北ライン=ウェストファリア)管弦楽
団の金管メンバー10名と指揮者ミヒャエル・フォルスターにより結成された金管
アンサンブル、wes10brassのデビュー・アルバム。バードからレッド・ツェッペ
リンまで、まさに英国尽くし。

ARS 38485 \2180
エール・ド・ブラヴール トランペットとピアノのための20世紀フランス音楽
アンドレ・ジョリヴェ(1905-1974):エール・ド・ブラヴール
ジャック・イベール(1890-1962):即興曲
フィリップ・ゴベール(1879-1941):カンタービレとスケルツォ
マルセル・ビッチ(1921-):ドメニコ・スカルラッティの主題による4つの変奏曲
レイモン・ガロワ=モンブラン(1918-1994):サラバンドとフィナーレ
ジャン・バティスト・アルバン(1825-1889):チロルの歌による変奏曲
ジョルジュ・エネスコ(1881-1955):伝説
アンリ・トマジ(1901-1971):三部作
アルテュール・オネゲル(1892-1955):イントラーダ
ジャン・フランセ(1912-1997):ソナティネ
マヌエル・リヒテンヴェーラー(トランペット)
カタリン・サルカディ(ピアノ)
録音:2008年9月29日-10月8日、ヴィンディシュガルステン(オーストリア)、文
化館
マルメ音楽アカデミーでホーカン・ハーデンベルガーに師事したオーストリアの
トランペット奏者、マヌエル・リヒテンヴェーラー(1983年生まれ)のソロ・デ
ビューCDと思われます。

<POLSKIE NAGRANIA>
PNCD 1271 \2080
ワンダ・ランドフスカへのオマージュ
ヘンリク・ミコワイ・グレツキ(1933-):
チェンバロと弦楽合奏のための協奏曲 Op.40(1980)(*)
ジグムント・クラウゼ(1938-):
開始(チェンバロ独奏のための;1983)
パヴェウ・シマンスキ(1954-):
鏡を通して…III(チェンバロ独奏のための;1994)
アンジェイ・クリレヴィチ(1932-):
即興曲とローズマリー(チェンバロ独奏のための;1992)
イェジ・コルノヴィチ(1959-):
元素の形状(チェンバロとテープのための;2000)
ジグムント・クラウゼ:Pour El(チェンバロ独奏のための;2008)
クシシュトフ・クニッテル(1947-):
歴史 III(チェンバロとテープのための;1990)
パヴェウ・ミキェティン(1971-):
チェンバロと室内管弦楽のための協奏曲(2004)(+)
エルジビェタ・ホイナツカ(チェンバロ)
ポーランド国立放送交響楽団(*)
カジミェシュ・コルト(指揮(*))
ティヒ市AUKSO室内管弦楽団(+)
マレク・モシ(指揮(+))
録音:2007年2月5日(*)、2005年6月12日(+)、カトヴィツェ(ポーランド)、
グジェゴシュ・フィテルベルク・コンサートホール(*/+)
ワルシャワ、ポーランド放送
ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(無印)
チェンバロ復興者として知られるポーランドの大先輩ワンダ・ランドフスカと同
様に同時代作曲家のチェンバロ作品の演奏と普及に努めているエルジビェタ・ホ
イナツカ(1939年生まれ)による、ポーランド現代作曲家の作品集。
「PRCD 1047」という規格番号が外装に併記されていますが、管理には用いませ
んのでご注意ください。

PNCD 1257 \2080
アンジェイ・ヒオルスキ アリア&歌曲集
モーツァルト(1756-1791):オペラ「フィガロの結婚」第1幕 から
Non piú andrai(フィガロのアリア)
ロッシーニ(1792-1868):オペラ「セビリャの理髪師」第1幕 から
Largo al factorum(フィガロのカヴァティーナ)
チャイコフスキー(1840-1893):オペラ「エフゲニー・オネーギン」第1幕 から
Kogda bi zhizn domashnim krugom(オネーギンのアリア)
ワルシャワ・オペラ管弦楽団 ボフダン・ヴォディツコ(指揮) 録音:1963年
ビゼー(1838-1875):オペラ「カルメン」第2幕 から
Votre toast, je peux vous le rendre(闘牛士のクプレ)
ワルシャワ・オペラ合唱団&管弦楽団 イェジ・セムコフ(指揮) 録音:1962年
ショパン(1810-1849):
酒宴 Op.74 No.4(*)/私の目の届かない所で Op.74 No.6(*)
スタニスワフ・モニュシュコ(1819-1872):二つの薄明(+)
セルギウシュ・ナドグリゾフスキ(ピアノ) 録音:1956年(*)/1969年(+)
ミェチスワフ・カルウォヴィチ(1876-1909):魔法をかけられた王女 Op.3 No.10
オポレ・フィルハーモニー管弦楽団 マレク・トラチ(指揮) 録音:1978年
モニュシュコ:オペラ「ヴェルブム・ノビレ」から
Zakaz, niech ozywcze slonko(スタニスワフのアリア)
ビドゴシュチ・ポーランド放送交響楽団 アルノルト・レズレル(指揮)
録音:1954年
モニュシュコ:オペラ「幽霊屋敷」から
Kto z mych dziewek, serce ktorej(ミェチニクのアリア)
タデウシュ・バイルト(1928-1981):4つの愛のソネット(第23、91、56、97番)(#)
クラクフ・ポーランド放送合唱団(#)&管弦楽団 ヤン・クレンツ(指揮)
録音:1978年
クシシュトフ・ペンデレツキ(1933-):ルカ受難曲 から
Deus, Deus meus(キリストのアリア)
ステファニア・ヴォイトヴィチ(ソプラノ) ベルナルト・ワディシュ(バス)
レシェク・ヘルデゲン(語り)
クラクフ・フィルハーモニー少年・混声合唱団&管弦楽団
ヘンリク・チシ(指揮) 録音:1966年
バッハ(1685-1750):カンタータ第82番 BWV82 から
Ich freue mich auf meinen Tod(アリア)
イェジ・コティツカ(オーボエ) ポーランド放送交響楽団(カトヴィツェ)
ボフダン・ヴォディツコ(指揮) 録音:1969年
エルネスト・デ・クルティス(1875-1937):忘れな草(ポーランド語)
ウーチ・ポーランド放送管弦楽団 ヘンリク・ディビフ(指揮) 録音:1957年
アンジェイ・ヒオルスキ(バリトン)
ポーランドのバリトン、アンジェイ・ヒオルスキ(1922-2000)の名唱集。

PNCD 83-86855-04-5 \2080
ヴィエニャフスキ:伝説  ヘンリク・ヴィエニャフスキ(1835-1880):
伝説 ト短調 Op.17(*) 録音:1962年
クヤヴィアク(*) 録音:1963年
ポロネーズ ニ長調 Op.4(*) 録音:1963年
ポロネーズ イ長調 Op.21(+) 録音:1967年
オペルタス Op.19 No.1(#/**) 録音:1953年
オペルタス Op.19 No.1(*) 録音:1962年
旅芸人 Op.19 No.2(*) 録音:1962年
ポーランドの歌(#/++) 録音:1957年
スケルツォ=タランテッラ ト短調(*) 録音:1963年
ヴァイオリン協奏曲第2番ニ短調 Op.22(#/##) 録音:1961年
ブロニスワフ・ギンペル(ヴァイオリン(*))
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団(*/##)
アルノルト・レズレル(指揮(*))
ピオトル・ヤノフスキ(ヴァイオリン(+))
ゾフィア・ヴォクトマン(ピアノ(+))
ワンダ・ウィウコミルスカ(ヴァイオリン(#))
ヤニナ・シャモトゥルスカ(ピアノ(**)
ヤドヴィガ・シャモトゥルスカ(ピアノ(++))
ヴィトルト・ロヴィツキ(指揮(##))
Winiawski Legend / Bronislaw Gimpel, Piotr Janowski, Zifia Vogtman,
Wanda Wilkomirska, Jana Szamotulska, Jadwiga Szamotulska,
Warsaw National Philharmonic Orchestra, Arnold Rezler, Witold Rowicki
外装の規格番号らしき表記は「ISBN 83-86855-04-5」とあるだけですが、管理
の都合上冒頭に「PNCD」を付けます。




<PICAP>
バルセロナ近郊のサバデイに本拠を置くレーベル(1984年創設)、ピカプのクラシッ
クCDをご案内いたします。

PICAP 800059-02 \2250
モザイク テノラとピアノのための音楽
フランセスク・ブルイ(1934-):ディヴェルティメント
ジェズス・サンタリエストラ:アリアドネの糸
マヌエル・カンプ(1947-):熱望
ラモン・エスカレ(1924-1980):トラギリョス
アルベルト・ギノバルト(1962-):ヘンデリアーナ
マルセル・カゼリャス(1954-):ラテン・ダンス
マルティ・カモス(1956-):地中海のテノラ
リカルド・ミラリェス(1944-):メロディー
ホルヘ・サラウテ:P.P.P.、大胆不敵
ジョルディ・モリナ(テノラ)
ラモン・エスカレ(ピアノ)
録音:1999年2-3月
テノラはカタルーニャの民族舞踊「サルダナ」を伴奏するコブラというバンドで用
いられるリード楽器。 全体にラテン・ジャズ・サックスっぽいノリです。

PICAP 900039 \2250
マヌエル・カンプ(1947-):「再起」
アンナ・リッシ(メゾソプラノ)
カタルーニャ音楽堂室内管弦楽団
マヌエル・カンプ(ピアノ、指揮)
19世紀末のカタルーニャ・ルネサンスから現在・未来への展望までを題材とした作品。

PICAP 900126-03 \2250
ジュゼプ・アンセルム・クラベ(1824-1874):男声合唱曲集
五月の花(*)/バイスの子供たち(+)/乙女が夢見ること(#)
オークの泉(**/##)/モンセラトにて(**/##)/漁師たち(+)
花束(++/##)/機械工(++/##)
バルセロナ・マレスメ合唱団(*)
ジョルディ・ガルガリョ(指揮)
タラゴナ郡合唱団(+)
シルビア・ジル=ペレス(指揮(+))
テレス・デ・プネント合唱団(#)
ジュゼプ・ルジナク(指揮(#))
バリェス・ウゾナ・イ・リポイ合唱団(**)
ジュゼプ・M・マス(指揮(**))
バス・リョブレガト・イ・アヌイア合唱団(++)
カルレス・グレブル(指揮(++))
バルセロナ市立吹奏楽団(##)
ジュゼプ・ムト(指揮(##))
録音:1998年4月27-28日、7月4-5日、バルセロナ、ポブレノウ、
アリサンサ・カジノ劇場
最後にもう1曲、Windows 95, 98で再生可能なオーディービジュアル・トラックが
収録されていることになっていますが、弊社(輸入代理店)のWindows Vista, XP環境
では再生できませんでした。このトラックにつきましては勝手ながら動作保証無し
とし、再生不能でも不良品とはみなさないことといたします。
なにとぞご了承ください。

PICAP 910178-03 \2250
ラファエル・スビラクス(1948-):アベローネの歌
イントロダクション「アベローネの歌」(リルケ詩)(*)
「アベローネの歌」(ジュアン・ビニョリ詩;全15曲)(+)
マリア・デル・マル・ボネト(歌(+))
ラファエル・スビラクス(歌(*)、ピアノ)
録音:1994年春-夏、アルベルト・ムラレダ・スタジオ
リルケ(1875-1926)の小説「マルテの手記」に登場するアベローネに触発されてカ
タルーニャの詩人ジュアン・ビニョリ(1914-1984)が書いた詩集「アベローネの歌」
をテキストとしたラファエル・スビラクスの連作歌曲。冒頭ではリルケのテキスト
に作曲した一曲を、歌手でもあるスビラクス自身が弾き語りしています。マリア・
デル・マル・ボネト(マリア・デル・マール・ボネット)はマヨルカ島出身のスペイ
ンの大物シンガー・ソングライター。

PICAP 910180-03 \2250
ドゥエンデ(不思議な魅力) コントラバスとピアノのための作品集
ペレ・バイス・イ・ドゥラン(1869-1935):アンダルシア組曲(*)
ジュゼプ・ケル・アグスティ:Irantzu...(ペレ・バイスのスタイルによる)
ペレ・バイス・イ・ドゥラン:
幻想曲、アンダンテと変奏曲(*)/ロマンス(チェロ用原曲、カザルス初演)(*)
孤独/大序奏とタランテラ(*)
ジュゼプ・ケル・アグスティ(コントラバス)
ジュアン・マナウ・バロル(ピアノ(*))

PICAP 910185-02 \2250
チェロとコブラのための作品集
シャビエ・パジェス(1971-):時の輪
マヌエル・オルトラ(1922-):幻想曲とフーガ
アグスティ・コイ・グラウ(1921-):チェロとコブラのための協奏曲
ジュゼプ・マリア・ベルナト(1925-1992):アヴェ・マリア/優しさ
パウ・カザルス(1876-1973):サン・マルティ・デル・カニゴ
カタルーニャ民謡:鳥の歌
ナビ・カベスタニ(チェロ)
コブラ・メディテラニア
ヘスス・ベントゥラ(指揮)
録音:2002年5-6月、バルセロナ、スタジオ84
コブラはカタルーニャの民族舞踊「サルダナ」を伴奏する独特のバンド編成。

PICAP 910186-03 \2250
現代カタルーニャ作詞・作曲家による3つのカンタータ
バルタザル・ビビロニ(1936-)/アントニ・ペラルナウ(1958-)作詞:
闇と光のカンタータ(1995)(*)
ジュゼプ・バウセイス(1958-)/ジュアキム・マイデウ(1938-1996)作詞:
カンタータ「ラウラへの言葉」(1997)(+)
エンリク・フェレ(1958-)/アントニ・ペラルナウ作詞:
カンタータ「初めての歌」(1998)(#)
マルタ・クラリアナ(ソプラノ(*))
エレナ・クポンス(ソプラノ(*/#))
リュイス・アルカラ(ピアノ(*))
ケラルト・ロカ(クラリネット(*))
クリスティナ・バディア(ハープ(+/#))
ナタリア・アロヨ(クラリネット(+))
ジュアキム・テルメンス(第1ヴァイオリン(#))
ジュアン・ムレラ(第2ヴァイオリン(#))
マルタ・リバ(ヴィオラ(#))
リュイス・エラス(チェロ(#))
モンセラト合唱団
ジュアン・カザルス(指揮)
録音:1999年6月19日、2001年5月26日、2001年7月7日、
バルセロナ、エスペランサ(望徳の聖母)礼拝堂

PICAP 910490-11 \2250
シャビエ・カスティリョ:
ビベンシエス[個人的経験](ピアノのための;全16曲)
ジョルディ・ビラプリニョ(ピアノ)

PICAP 910786-02 \2250
【新譜】
コブラのためのクラシック
ジョゼ・スラ編曲:
ポンキエリアーナ(ポンキエッリ)/ブラームシアーナ(ブラームス)
オッフェンバキアーナ(オッフェンバック)
ベートーヴェニアーナ(ベートーヴェン)/ボロディニアーナ(ボロディン)
バキアーナ(バッハ)/チャイコフスキアーナ(チャイコフスキー)
シューベルティアーナ(シューベルト)/モーツァルティアーナ(モーツァルト)
アルビノーニアーナ(アルビノーニ)/グリージアーナ(グリーグ)
演奏者クレジット無し
ジョゼ・スラ(音楽監修)
コブラはカタルーニャの民族舞踊「サルダナ」を伴奏する独特のバンド編成。
(P)1990

PICAP 910788-02 \2250
【新譜】
16-20世紀スペインのオルガン音楽
フランシスコ・コレア・デ・アラウホ(1575/1577-1654):ティエント第5旋法(*)
パブロ・ブルナ(1611-1679):
ティエント第2旋法、聖母のためのリタニアによる(por ge sol re ut)(*)
フランシスコ・ビラ(17世紀):ティエント・デ・ファルサス(*)
フランセスク・アンドレウ(17世紀):右手のための3声のティエント・パルティド(*)
ミケル・ロペス(1669-1723):「厳かなるいけにえ」によるヴァース(*)
アントニ・スレル(アントニオ・ソレル;1729-1783):
クラリネット管のソナタ R.54(*)
リュイス・ブルジ(18世紀):ヴァース第1旋法(*)
ベネト・ブレイ(1786-1850):ソナタ ヘ長調(*)
ジャシント・ボアダ(1772-1859):ソナタ ニ長調(*)
ウディロ・M・プラナス(1925-):聖ベニトのためのアンティフォナとイムヌス(+)
サルバド・プエヨ(1935-):考える・・・(+)/均等運動(+)
モデスト・モレノ・イ・モレラ(オルガン)
録音:1992年5月18日、タラルン(スペイン)、教区教会(*)
1992年5月19日、バルセロナ、ポンペイア聖堂(+)
使用楽器:
1748年ジュゼプ・ボスカ・セリンジェナ製(1975年、ゲルハルト・グレンツィング
復元)(*)

PICAP 910791-02 \2250
【新譜】
われらのコントラバス
ジュゼプ・セルベラ(1883-1969):悲歌
グラナドス(1867-1916):「ゴイェスカス」間奏曲
セルゲイ・クーシェヴィツキー(1874-1951):悲しい歌 Op.2
サン=サーンス(1835-1921):白鳥
ラフマニノフ(1873-1943):ヴォカリーズ Op.34 No.4
ボッテジーニ(1821-1889):「夢遊病の女」による幻想曲
ジョゼプ・セルベラ:ロマンス/灰色の空
セルゲイ・クーシェヴィツキー:小ワルツ Op.12
ジュゼプ・ケル(コントラバス)
ダビド・マレト(ピアノ)
録音:バルセロナ、スタジオ84 (P)1993

PICAP 910823-02(CD-R) \2250
【新譜】
ポブレト修道院のオルガン音楽
ベルナルド・パスクイーニ(1637-1710):トッカータ第2旋法
ヨハン・ゴットリープ・ヴァルター(1684-1748):
コラール「私はイエスから去らない」と3つの変奏曲
バッハ(1685-1750):人よ、自分の罪の大きさを嘆け(コラール前奏曲)BWV622
ドメニコ・ツィポリ(1688-1726):ヴァースとラルゴ ト短調
バッハ:
キリストは死の絆につかれた(コラール前奏曲)BWV625
聖なるキリストはよみがえり(コラール前奏曲)BWV628
私は神から去らない(コラール)BWV.658
主キリスト、神のひとり子(コラール前奏曲)BWV601
ヨハン・パッヘルベル(1653-1706):私の魂は主を崇める(コラール前奏曲)
ドメニコ・ツィポリ:4つのヴァース ホ短調/ラルゴ ロ短調
ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):トッカータ集第2巻 から 第2番ト短調
ヤコブ・アルカデルト(1500?-1568)/リスト(1811-1886):アヴェ・マリア
バッハ:
私は心から願う BWV727(コラール)/前奏曲とフーガ ハ短調 BWV546
今こそ来てください、異教徒の救い主よ(コラール)BWV659
フーガ ニ長調 BWV580
ジョルディ・M・ボウ神父(オルガン)
録音:ポブレト修道院(スペイン) (P)1994
おそらくLP時代の録音と思われ、音質は良くありません。CD-Rですのでご注意くだ
さい。

PICAP 910794-02 \2250
【新譜】
10弦ギターによるヴィラ=ロボスとブローウェルの作品
ヴィラ=ロボス(1887-1959):5つの前奏曲
レオ・ブローウェル(1939-):舞踏礼賛/タラントス
ヴィラ=ロボス:12の練習曲 から 第7,1,2,3,10,12番
ホセ・ルイス・ロパテギ(ギター)
(P)2002

PICAP 910836-01(CD-R) \2250
【新譜】
バッハ(1685-1750):マニフィカト ニ長調 BWV243(抜粋)(*)
マリア・イザベル・フエンテス(ソプラノ)
ネリベル・マルティネス(アルト)
エミリ・ロゼス(テノール)
ラモン・ジェネル(バス)
テラサ・モンセラト合唱団
カメラータ・メディテラニア
ジュアン・カザルス(指揮)
ペルゴレージ(1710-1736):スターバト・マーテル(抜粋)(+)
アンナ・アルジェミ(ソプラノ)
アレハンドラ・スパグヌオロ(アルト)
ゲラシム・ヴォロンコフ(第1ヴァイオリン)
ジェズス・バディア(第2ヴァイオリン)
スサナ・フェルナンデス(ヴィオラ)
アントニオ・カバネス(チェロ)
ジュアン・カザルス(指揮)
ヘンデル(1685-1759):オラトリオ「メサイア」(抜粋)(#)
カルメン・ロドリゲス(ソプラノ)
モンセラト・マルトゥレイ(アルト)
ランベルト・クリメント(テノール)
シェビエ・クムレラ(バス)
テラサ・モンセラト合唱団
ゴンサル・コメリャス室内管弦楽団
ジュアン・カザルス(指揮)
録音:1993年12月21日(*)、1994年3月25日(+)、1994年12月6日(#)、
テラサ教区聖霊バジリカ教会(スペイン)、ライヴ
CD-Rですのでご注意ください。解説書も付いておりません。

PICAP 920013-09 2枚組 \3250
エンリク・フェレ(1958-):「ペンテジレア」(ある悲劇の断章)
グリゼルダ・ラモン(ソプラノ:プロトエ)
マルタ・ロドリゴ(メゾソプラノ:ペンテジレア)
アントニオ・コマス(テノール:ディオメデス)
アレス・サンマルティ(バリトン:アキレス)
スタジオXX合唱団
マリア・ルイサ・レニャガ(ピアノ)
アレス・ガルシア(ヴァイオリン)
ケラルト・ロカ(クラリネット、バスクラリネット)
スザンネ・シュペンリン(チェロ)
アントニオ・アッテネリェ(指揮)




<SEDEM>
CD 20(DCD 258) \2300
ホアキン・ガルシア:
独唱と器楽のための聖体の秘蹟のトナダ、ビリャンシコ、カンタダ集
ホアキン・ガルシア(1710?-1779):
Ay! Que prodigio(ビリャンシコ;1763)(*)/
Dejadmele dar(ビリャンシコ;1772)(*)
フアン・プラ(1720頃-1775):
フルート、ヴァイオリンと低音のためのソナタ ト長調(1772)
ホアキン・ガルシア:
Asombroso milagro(カンタダ;1757)(*)
Ah, del rebano(トナダ;1735)(*)
Quien ha visto cosecha(ビリャンシコ;1758)(*)
フアン・オリベル・イ・アストルガ(1733-1830):
2つのフルートと低音のためのソナタ第2番
ホアキン・ガルシア:
Tremendo Sacramento(カンタダ;1740)(*)
Oh, Dios inmenso(カンタダ;1758)(*)
Atencion que hoy empieza(カンタダ;1737)(*)
Fuera, fuera(ビリャンシコ=トナダ;1737)(*)
オルガ・ピタルク(ソプラノ(*))
エスティル・コンセルタント
マリサ・エスペランサ、フェルナンダ・テシェイラ(フラウト・トラヴェルソ)
リナ・トゥル=ボネト(ヴァイオリン) ルト・ベロナ(チェロ)
パブロ・ソピコ(ギター、テオルボ) ラウラ・プエト(チェンバロ)
録音:2008年3月、レケナ(スペイン)、プリンシパル劇場
ホアキン・ガルシアはバレンシア地方に生まれ、ラス・パルマス・デ・グラン・
カナリア(カナリア諸島)の礼拝堂楽長を44年にわたって務めた作曲家。

CD 21(DCD 259) 2枚組 \3450
アルベニス(1860-1909):
組曲「イベリア」/「アルハンブラ」から ラ・ベガ
「アスレホス」から 前奏曲/ナバラ
グスタボ・ディアス=ヘレス(ピアノ)
録音:2009年2月7-9、11-13日、サンタ・クルス・デ・テネリフェ(スペイン領カナ
リア諸島)、
アウディトリオ、室内ホール
前回新譜のサラサーテに続き今回はアルベニス、ファリャ(次項)と、セデム・レー
ベルはスペインのメジャー作曲家も取り上げる路線に変更したのか、気になるとこ
ろです。グスタボ・ディアス=ヘレスはサンタ・クルス・デ・テネリフェ生まれの
ピアニスト。

CD 22(DCD 261) \2300
ファリャ(1876-1946):ピアノ作品集
ベティカ幻想曲(1919)/4つのスペイン風小品(1906-1908)
クロード・ドビュッシーの墓碑銘のための讃歌(1920)
ポール・デュカスの墓碑銘のために(1935)/ヴォルガの舟歌(1922)
夜想曲(1896)/マズルカ ハ短調(1899)/歌(1900)
アンダルシアのセレナード(1900頃)/セレナード ホ短調(1901)
小人の行列(1901)/ワルツ=カプリッチョ(1900頃)
演奏会用アレグロ(1903-1904)
グスタボ・ディアス=ヘレス(ピアノ)
録音:2009年7月29-31日、サンタ・クルス・デ・テネリフェ(スペイン領カナリア諸
島)、アウディトリオ、室内ホール




<TANIDOS>
SRD 380 \2180
シューベルト(1797-1828):オペラ「サラマンカの友人たち」D.326 序曲
トゥリナ(1882-1949):セビリャ交響曲
トマス・ブレトン(1850-1923):交響詩「サラマンカ」
サラマンカ市青年交響楽団
イグナシオ・ガルシア・ビダル(指揮)
ヨーロッパ有数の歴史を誇るサラマンカ大学を擁するスペインのサラマンカ市が
2001年に創設したオーケストラによる演奏。

SRD 381 \2180
アルベニス没後100年
アルベニス(1860-1909):
組曲「イベリア」から トリアナ,ロンデニャ,エル・アルバイシン(*)
ファリャ(1876-1946):オペラ「はかなき人生」より スペイン舞曲第1番(+)
ロドリーゴ(1901-1999):黄昏(+)
ヴィラ=ロボス(1887-1959):悲しみのワルツ(#)
ヒナステラ(1916-1983):3つのアルゼンチン舞曲(#)
年老いた牛飼いの踊り,粋な娘の踊り,はぐれ者のガウチョの踊り
フランシスコ・ガルシア=アルバレス:あの3月28日(**)
アルマンド・グレボル(1958-):小品集; 悲しみ,不安,不機嫌,薬,毎日(**)
アルベニス:組曲「イベリア」から マラガ,エル・ポロ,エリタニャ(++)
アンヘル・ウイドブロ(ピアノ(*/+))
フアン・マヌエル・コンスエグラ(ピアノ(+))
フディト・ハウレギ(ピアノ(#))
ディエゴ・フェルナンデズ・マグダレノ(ピアノ(**))
ギリェルモ・ゴンサレス(ピアノ(++))
録音:2004年(*/+)、2009年(#/**)、
バリャドリド、スペイン貯蓄銀行演劇ホール(*/+/#/**)
1997年、マドリード王立高等音楽院マヌエル・デ・ファリャ・ホール(++)




<INEDITA>
PI 2743 \2080
管弦楽珍曲マニアの守護神?アドリアーノの自作自演集
アドリアーノ(1944-):
ピアノ、打楽器と弦楽のためのコンチェルティーノ(*)
あいまいなサラバンド(オルガン、ティンパニ、鐘と弦楽のための)(+)
チェレスタと弦楽のためのコンチェルティーノ(#)
謎めいたスケッチ(金管五重奏のための)(**)
シルヴィア・チャーポヴァー=ヴィズヴァーリ(ピアノ(*))
マレク・ヴラーベル(オルガン(+))
トマーシュ・ネメツ(チェレスタ(#))
ブラチスラヴァ交響楽団(*/+/#)
スロヴァキア金管五重奏団(**)
アドリアーノ(指揮)
録音:2006年12月1-5日、ブラチスラヴァ、スロヴァキア放送スタジオI&II
MARCO POLOレーベルでのレスピーギの知られざる作品やクラシック作曲家による映
画音楽シリーズをはじめ、NAXOS、STERLINGレーベルでも活躍している管弦楽珍曲
マニアの守護神?アドリアーノ(一語で自称)。その彼の「作品」でCDを作ってしま
うところが、さすがINEDITA。もちろん全曲世界初録音。アドリアーノはレスピー
ギの音楽に魅了されて作曲を独学し、エルネスト・アンセルメとアルベルト・エレ
ーデに非公式ながら指揮法を師事。設計・デザインの職業に就いた後、映画や劇場
のための音楽から作曲を開始、クラシカルな作品も数々発表しています。収録作品
は彼の好む作曲家たちの影響を感じさせながらも親しみやすく、これまでに数多く
の録音で共演してきたオーケストラ(実態はスロヴァキア放送交響楽団)との相性も
ばっちりです。

PI 2632 \2080
【旧譜再案内】
レスピーギの世界初録音作品
オットリーノ・レスピーギ(1879-1936):
ユモレスク(ヴァイオリンと管弦楽のための;1903)(*)(+)
伝説(ヴァイオリンと管弦楽のための;1903)(*)
6つの小品(1926;アドリアーノ編曲)(+)
組曲「ロッシニアーナ」(1925)
マルコ・ロリャーノ(ヴァイオリン(*))
ロベルト・ディエム・ティガーニ(指揮)
サッサリ交響楽団
録音:2003年12月9-13日、2004年12月14日、
イタリア、サルデーニャ州サッサリ、ヴェルディ劇場
アドリアーノ編曲による、子供のためのピアノ四手連弾用作品「6つの小品」のオ
ーケストラ・ヴァージョン他、レスピーギの秘曲を収録。「ユモレスク」と「伝説」
は未出版で、指揮者ロベルト・ディエム・ティガーニが作曲者の自筆稿から楽譜を
起こして録音に臨みました。(+)世界初録音。

PI 2518 \2080
ラッボーニ、トヤ、ボクサ:フルートとハープのための音楽
ジュゼッペ・ラッボーニ(1800-1856):ポプリ Op.14(+)
ジョヴァンニ・トヤ(19世紀):夜想曲 Op.9(*)
ニコラ・ボクサ(1787-1856):3つの協奏的夜想曲(+)
マウリツィオ・ビニャルデッリ(フルート)
イザベッラ・モーリ(ハープ(*))アンナマリア・パロンビーニ(ハープ(+))
(C)1998(*)/2008(+)
(*)のみ初出、(+)はかつて規格番号「PI 002」(廃盤)に収録されていたテイクと同
一です。




<BENO BLACHUT SOCIETY(SPOLECNOST BENO BLACHUT)>
SBB 005-09-02 2枚組 \3250
マスネ(1842-1912):オペラ「ウェルテル」
エドゥアルト・ハケン(バス:大法官)
リブシェ・ドマニンスカー(メゾソプラノ:シャルロッテ)
スルヴィア・コデトヴァー(アルト:ゾフィー)
ベノ・ブラフト(テノール:ウェルテル)
ヨセフ・ヘリバン(バリトン:アルベルト) 他
チェコスロヴァキア放送合唱団
プラハ放送管弦楽団
フランチシェク・ディク(指揮)
録音:1957年、チェコスロヴァキア放送スタジオ




<BKO(BENDA CHAMBER ORCHESTRA)>
S 0040812 \2700
チェコのチェンバロ協奏曲集
イジー・アントニーン・ベンダ(1722-1795):チェンバロ協奏曲ト長調
ヤン・イジー・ラング(1724-1793):
パストラーレ協奏曲(チェンバロと管弦楽のための)
ヨセフ・アントニーン・シュチェパーン(1726-1779):チェンバロ協奏曲嬰ニ長調
ルドルフ・ゼレンカ(チェンバロ)
ベンダ室内管弦楽団
イジー・ハヴリーク(指揮)
録音:2008年1月27日、6月1日、10月4-5日、テプリツェ音楽院コンサートホール
(チェコ)
ベンダ室内管弦楽団は1956年創設以来50年以上活動を続けているチェコの団体。
モダーン楽器を使用。実はアマチュアなのですが、演奏はじゅうぶんな水準。ルド
ルフ・ゼレンカはウィーン音楽アカデミーでルート・ツェヒリン、イゾルデ・アー
ルグリムに師事したチェコのチェンバロ奏者。価格が高いのでご注意ください。




<チェコ放送CZECH RADIO(CESKY ROZHLAS RADIOSERVIS)>
CR 0451-2 \1780
リブシェ・ドマニンスカー オペラ・リサイタル
ドヴォルジャーク(1841-1904):「ルサルカ」第1幕 から ルサルカのアリア
スメタナ(1824-1864):
「ダリボル」第1幕開幕の場面 から イトカのアリア
「売られた花嫁」第3幕 から マジェンカのアリア
「リブシェ」第2幕 から クラサヴァのアリア
「接吻」第1幕 から ヴェンドゥルカとルカーシュの二重唱(*)
ヤナーチェク(1854-1928):
「イェヌーファ」第2幕 から イェヌーファのアリア
「カーチャ・カバノヴァー」第1幕 から カーチャのアリア
ヴェルディ(1813-1901):「ドン・カルロ」第5幕 から エリザベッタのアリア
ビゼー(1838-1875):「カルメン」第3幕 から ミカエラのアリア
R・シュトラウス(1864-1949):「サロメ」終幕、サロメのアリア
リブシェ・ドマニンスカー(ソプラノ)
ベノ・ブラフト(テノール(*)) 他(歌手)
プラハ放送混声合唱団&交響楽団
ヨセフ・フルンチーシュ、フランチシェク・ディク、アロイス・クリーマ(指揮)
ブルノ放送交響楽団
ブジェスチラフ・バカラ(指揮)
録音:1959-1961、1966年、プラハ、チェコ放送スタジオ
1953、1956年、ブルノ、チェコ放送スタジオ




<GZ DIGITAL MEDIA>
L 10676-2 \1550
西暦1770年 18世紀ヨーロッパの作曲家たちの音楽
ミシェル・コレット(1709-1795):新ノエル集(*)
フランソワ・ジョゼフ・ゴセック(1734-1829):ノエル組曲(*)
ヤン・ヴァーツラフ・スタミツ(1714-1757):
シンフォニア・パストラーレ Op.4 No.2(+)
ヤン・ハタシュ(1751?-1784):パルティータ・パストリティア ニ長調(+)
フランチシェク・アントニーン・レスレル(1746-1792):
シンフォニア・パストラリス(+)
ヴァイスマン:パストレッラ ヘ長調(+)
イジー・イグナーツ・リネク(1725-1791):
シンフォニア・パストラリス(原曲:ハ長調)(*)
チェコ室内フィルハーモニー管弦楽団
スタニスラフ・ヴァヴジーネク(指揮(*))
ヴォイチェフ・スプルニー(指揮(+))
録音:2005年5月、2008年6月、プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
タイトルは漠然としていますが、実質的には、啓蒙主義と産業革命の時代の境目に
あたる西暦1770年頃にフランスとチェコの作曲家が書いたクリスマス関連の管弦楽
作品集です。




<HANUS>
HANUS-P 52926 \2450
ヤン・ハヌシュ(1915-2004):被造物の賛歌
ミサ・パストラリス Op.25(+)
われらのために生まれた,キリエ,グローリア,クレド,サンクトゥス,
ベネディクトゥス,アニュス・デイ,パンジェ・リングァ
花の中の花[Flos florum]Op.118(*)
アヴェ・マリア,サルヴェ・レジナ,花の中の花
祝福された聖餐の3つの賛歌 Op.65(*)
おお、何と甘美な,おお、救いのいけにえよ,天使の糧
私たちの御父/兄弟なる太陽の歌(被造物の賛歌)Op.100(*)
ピッコロ合唱団&管弦楽団
マレク・ヴァラーシェク(指揮)
録音:2003年3月1日(*)、2004年3月19-21日(+)、プラハ、天使の女王マリア教会
自主制作盤と思われ、すでに入手困難となっている可能性がございます。外装に規
格番号の表記はございません。なにとぞご了承ください。




<OUT OF THE FLAME>
OUT 016(4DVD-Audio) \5400
モーツァルトとともに200分
モーツァルト(1756-1791):交響曲選集
第25番ト短調 K.183/第29番イ長調 K.201
第31番ニ長調「パリ」K.297/第32番ト長調 K.318
第35番ニ長調「ハフナー」K.385/第36番ハ長調「リンツ」K.425
第38番ニ長調「プラハ」K.504/第39番変ホ長調 K.543
第40番ト短調 K.550/第41番ハ長調「ジュピター」K.551
チェコ・ナショナル交響楽団
リボル・ペシェク(指揮)
録音:2005年5月2-14日、8月12日、プラハ、CNSO第1スタジオ「ギャラリー」
2005年8月9-11日、プラハ、ルドルフィヌム
「すべてのDVDプレーヤーで再生可能」と表記されたDVDオーディオです。ビクター
エンタテインメントから発売されたCDと同一音源。




<VIXEN>
V1-5002 \2180
ヨセフ・ボフスラフ・フェルステル(1859-1951):男声合唱曲集
9つの男声合唱曲 Op.37/日なたと日陰で Op.118(全8曲)(*)
母のために Op.164(全3曲)(+)/聖ヴァーツラフ! Op.76b No.2
4つのマリアの男声合唱曲 Op.94(+)/合唱歌集 Op.145a(全5曲)(+)
男声合唱歌第4集 Op.145d(全5曲)(+)
ボニファンテス男声合唱団
ヤン・ミーシェク(指揮)
録音:2005年4月2-3日、フラデツ=クラーロヴェー市立音楽ホール
2007年6月23-24日、2008年4月5-6日、パルドゥビツェ、フス派組合協会
フェルステルはプラハ音楽院長を務めたチェコの作曲家・音楽評論家。評論家とし
てはマーラーの支持者でしたが、作曲面ではチェコの伝統を受け継ぎ、スメタナ、
ドヴォルジャーク、ヤナーチェクと同様にかなりの数の無伴奏男声合唱曲も残して
います。(*)の終曲を除く7曲と(+)は世界初録音。




<ポーランド放送>
PRCD 1044 \2980
【高価格帯】
ヤン・カンティ・パヴルシキェヴィチ(1942-)/
レシェク・アレクサンデル・モチュルスキ(1938-)作詩:カンタータ「慈悲の喜び」
エルジビェタ・トヴァルニツカ、マジェナ・ミハウォフスカ(ソプラノ)
アンジェイ・ビェグン(バリトン)
セバスティアン・カルピェル・ブウェツカ(歌)
ポズナン・アダム・ミツキェヴィチ大学アカデミー合唱団
ポズナン・アダム・ミツキェヴィチ大学室内合唱団
ポズナン室内合唱団
ザメク文化センターひばり少女合唱団
ポズナン・フィルハーモニー管弦楽団
ラファウ・ヤツェク・デレクタ(指揮)
録音:2008年10月16日、ポズナン教区教会(ポーランド)、ライヴ
ポーランド出身のローマ法王ヨハネ・パウロ2世(1920-2005)の着座30年を記念する
作品の初演ライヴ録音。ヤン・カンティ・パヴルシキェヴィチは映画や舞台のため
の音楽で知られるポーランドの作曲家・ピアニスト・画家。独唱者の一人セバス
ティアン・カルピェル・ブウェツカはポーランドのフォーク・ミュージシャン。

PRCD 1084-85 2枚組 \5950
【高価格帯】
ヴェルディ(1813-1901):オペラ「ファルスタッフ」
アダム・クルシェフスキ(バリトン:サー・ジョン・ファルスタッフ)
アルトゥル・ルツィンスキ(バリトン:フォード)
ラファウ・バルトミンスキ(テノール:フェントン)
イェジ・クネティク(テノール:ドクター・カイウス)
クシシュトフ・クル(テノール:バルドルフォ)
レミギウシュ・ウコムスキ(バス:ピストーラ)
イザベッラ・クウォシンスカ(ソプラノ:フォード夫人アリーチェ)
カテジナ・トリルニク(ソプラノ:ナンネッタ)
ヨアンナ・ツォルテス(アルト:クイックリー夫人)
マウゴジャタ・パンコ(メゾソプラノ:ペイジ夫人メグ)
ポーランド放送合唱団&管弦楽団
ウーカシュ・ボロヴィチ(指揮)
録音:2007年9月8日、ワルシャワ、
ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ、演奏会形式、
ライヴ
162ページに及ぶブックレットの解説はポーランド語と英語訳、歌詞はイタリア語
(原語)とポーランド語訳。

PRCD 1143-1144 2枚組 \3250
ムジカ・サクロモンターナ(シフィエンタ・グラ教会堂の音楽)(Vol.3)
ユゼフ・ゼイドレル(1744頃-1806):晩課ニ長調
アンナ・ミコワイチェク=ニェヴィエジャウ(ソプラノ)
アンナ・ベルナツカ(メゾソプラノ)
リシャルト・ミンキェヴィチ(テノール)
ダリウシュ・マヘイ(バス)
カメラータ・シレジア(合唱)
ポーランド放送管弦楽団
ウカーシュ・ボロヴィチ(指揮)
マクシミリアン・コペルスキ(1812-1886):ミサ ロ長調
マジェナ・ミハウォフスカ(ソプラノ)
アグニェシュカ・レフリス(メゾソプラノ)
トマシュ・クジシツァ(テノール)
ロベルト・ギェルラフ(バス)
ルブリン・ヨハネ・パウロ2世カトリック大学合唱団
ベートーヴェン・アカデミー管弦楽団
マルチン・ナウェンチ=ニェショウォフスキ(指揮)
録音:2008年10月3、7日、ポーランド、ゴスティン近郊、シフィエンタ・グラ教会堂

PRCD 1173-76 4枚組 \5950
エウゲニウシュ・ルドニク(1933-):ポーランド放送実験スタジオ作品集
Collage(1965)/Lesson I(1959),Lesson II(1965)/Dixi(1967)
Divertimento(1971)/Mobile(1972)/Ready made '77(1977)
Triptych(1980)/Epitaph of stones(1984)/Death knell(1984)
Vir crucis(1990)/Birds and people(1992)/Annus mirabilis(1995)
Minor second(1995)
The peregrinations of master cadet or the mill on the Vistula
river(1999)
Show me your ID, young lady(1995)/Friends from Zelazna Street(1995)
Still life with abird, clock, rifleman and maiden(1997)
Breakfast on the grass in Lascaux grotto(2002)
ポーランドの作曲家・エレクトロニクス&サウンド・エンジニア、エウゲニウシュ
・ルドニクのスタジオ・ワーク集成。196ページに及ぶブックレットはポーランド
語による解説の英語訳を完備。

PRCD 1185-1186 2枚組 \5950
【高価格帯】
ケルビーニ(1760-1842):オペラ「ロドイスカ」(演奏会版)
ソフィア・ソロヴィー(ソプラノ:ロドイスカ)
マウゴジャタ・パンコ(メゾソプラノ:リシンカ)
タデウシュ・シュレンキェル(テノール:フロレスキ)
アレクサンダー・クレーナー(テノール:ティツィカン)
リオネル・ロート(バリトン:ヴァルベル)
ヴォイテク・ギェルラフ(バス:ドゥルリンスキ)
レミギウシュ・ウコムスキ(バス:アルタモラス) 他
ポール=エミール・デイベル(語り、テキスト編集)
クラクフ・ポーランド放送合唱団
カメラータ・シレジア(合唱)
ポーランド放送管弦楽団
ウカーシュ・ボロヴィチ(指揮)
クリスタ・ルートヴィヒ(アーティスティック・コンサルタント)
録音:2008年3月17日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサートホール、
演奏会形式、ライヴ
ポール=エミール・デイベル&クリスタ・ルートヴィヒ夫妻によるコンサート版。
256ページに及ぶブックレットはフランス語(歌詞原語)、ポーランド語、英語。
ドイツ語の解説・歌詞対訳の他、原版の全テキストのポーランド語訳まで収録と
いう徹底ぶり。

PRCD 296 \2300
【未案内旧譜】
グラジナ・ブロジンスカ 歌って、愛して…
シュトルツ:歌って、愛して
ホイベルガー:別々の寝室
G・ブーランジェ:ピツィカート・ワルツ
シュトルツ:あなた、あなた
ドスタル:バロセロナ娘たち
レクオナ:シボネイ
J・ゲーゼ:ジェラシー(タンゴ)
シュトルツ:君のためにこの歌を歌う
オーベール:マノンのクプレ
シェチンスキ:ウィーン、わが夢の町
バーンスタイン:トゥナイト
ロイド・ウェバー:メモリー
ララ:ソラメンテ・ウナ・ベス(*)
デンツァ:フニクリ・フニクラ
サルトリ:タイム・トゥ・セイ・グッバイ
ロー:踊り明かそう(「マイ・フェア・レディー」
グラジナ・ブロジンスカ(ソプラノ)
ヤヌシュ・ストロベル(ギター(*))
シンフォニエッタ・ビドゴスカ
マチェイ・ニェショウォフスキ(指揮)
録音:2002年3-4月、ビドゴシュチ(ポーランド)、
ポモジェ・フィルハーモニー・コンサートホール
ワルシャワ、ポーランド放送スタジオS4
ほとんどの曲はポーランド語で歌われています。





<Northwest Classics>
NWC 101309(SACD-Hybrid) \2300
バッハ(1685-1750):オルガンのための幻想曲集
オルガン小品(幻想曲)BWV572/幻想曲ハ長調 BWV570
コラール幻想曲「来たまえ、聖霊、主である神よ」BWV651a(ヴァイマール版)
コラール幻想曲「キリストは死の絆につかれた」BWV695
コラール幻想曲「私は神から去らない」BWV658a(ヴァイマール版)
コラール幻想曲
「今こそ来たまえ、異教徒の救い主よ」BWV659a(ヴァイマール版)
幻想曲とフーガ ハ短調 BWV537
コラール幻想曲「私はあなたに別れを告げよう」BWV735
オルガンのための幻想曲ハ短調 BWV562
コラール幻想曲
「御身を飾りたまえ、おお、愛する魂よ」BWV654a(ヴァイマール版)
コラール幻想曲「イエス、私の喜び」BWV713
幻想曲とイミタツィオーネ ロ短調 BWV563/幻想曲ト短調 BWV542
レオ・ファン・ドゥセラール(オルガン)
録音:2001年1月、カンペン(オランダ)、ボーフェンケルク、聖ニコラース教会
使用楽器:1999年、レイル[Reil]社製
アルベルト・デ・クレルク、ヤン・ウェイン、アンドレ・イゾワール、マルコム・
ビルソン、ジョス・ファン・インマゼールらに師事したオランダのオルガニスト・
ピアニスト・指揮者で、オルガニストとしては現在オランダで最も活躍している中
堅レオ・ファン・ドゥセラールによるオール・バッハ・オルガン・プログラム。
単に「コラール」と呼ばれることの多いオルガン曲もここではコラールに基づく幻
想曲(ファンタジア)とされています。

<CHESKY>
CHESKY 0302009 5枚組 \5750
ベートーヴェン:交響曲全集
CD1:第3番「英雄」、第1番
CD2:レオノーレ序曲第3番、交響曲第2番、第5番
CD3:第4番、第7番、トルコ行進曲
CD4:第6番「田園」、第8番
CD5:第9番「合唱付」
インゲ・ボルク(S)
ルート・ジーヴェルト(A)
リチャード・ルイス(T)
ルートヴィヒ・ヴェーバー(Bs)
ビーチャム・コーラル・ソサエティ
ルネ・レイボヴィッツ指揮
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
1961年



<仏INA>
IMV078 6枚組 \6480
Festival Aix-en-Provence
CD:1 & 2
モーツァルト:歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」
テレサ・シュティッヒ=ランダル(Fiordiligi)
ナン・メリマン(Dorabella) リタ・シュトライヒ(Despina)
ニコライ・ゲッダ(Ferrando) ロランド・パネライ(Guglielmo)
マルチェッロ・コルティス(Don Alfonso)
ハンス・ロスバウト指揮 パリ音楽院管弦楽団 1955年
CD:3 & 4
グノー:歌劇「ミレイユ」
ジャネット・ヴィヴァルダ(Mireille) ニコライ・ゲッダ(Vincent)
クリスティアーヌ・ゲロー(Taven) ジュール・バスタン(Ramon)
ミシェル・ダン(Ourrias) マドレーヌ・イグナル(Vincenette)
アンドレ・ヴェシエール(Ambroise)
アンドレ・クリュイタンス指揮 パリ音楽院管弦楽団 1954年
CD:5
ストラデッラ:歌曲「愛はかくも私を悩ます」
カルダーラ:アリア「太陽の光のように」
ベートーヴェン:アリエッタ「この暗き墓場に」
シューベルト:魔王 D.328 op.1
ムソルグスキー:トレパーク(死の歌と踊りより)、蚤の歌 他
ボリス・クリストフ(Br) ハンス・ロスバウト(P) 1955年
プーランク:ピアノ協奏曲
フランシス・プーランク(P)  シャルル・ミュンシュ指揮
フランス国立放送管弦楽団  1950年
CD:6
メシアン:トゥーランガリラ交響曲
イヴォンヌ・ロリオ(P) ジネット・マルトノ(オンド・マルトノ)
ロジェ・デゾルミエール指揮 
フランス国立放送管弦楽団  1950年
フランスのエクサン・プロヴァンス国際音楽祭の貴重な音源です。とりわけプ
ーランクの自作自演とメシアンは聴きものです。

IMV081 2枚組 \2650
Clara Haskil/ Mozart 4 Concertos
演奏:クララ・ハスキル(ピアノ)
CD.1(60:51)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番「ジュノーム」 K.271(32:07)
イゴール・マルケヴィッチ(指揮)
1955年6月8日フランス国立放送管弦楽団
スイス・ローザンヌ
モーツァルト:ピアノ協奏曲第19番 K.459(28:15)
イェジー・カトレヴィッツ(指揮) パリ音楽院管弦楽団
1956年9月6日 第1回ブザンソン音楽祭 での演奏
CD.2(59:19)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 K. 491(30:58)
アンドレ・クリュイタンス(指揮)
1955年12月8日フランス国立放送管弦楽団
ボーナス・トラック:
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 K 466(29:22)
エルネスト・ブール(指揮)
1948年7月25日 第1回エクサン・プロヴァンス音楽祭での演奏。Orchestre des
Cadets du Conservatoire。
この音源はINAアーカイブから奇跡的に発見された。第2次大戦中の録音はないた
め、この録音が手術後初のレコーディングとなる。オリジナルLPはフランスの
FNACが発売、このたびINAがCD化した。




<MEMBRAN>
NCA 60210 \1500
Bach in Kothen
バッハ:フランス組曲 ロ短調 BWV.814、ホ長調 BWV.817
バッハ:イギリス組曲 イ短調 BWV.807
クラウス&ライナー・フェルドマン(ギター・デュオ)

NUOVA ERA 232888 2枚組 \1650
チマローザ:歌劇「トラキアの愛人たち」
バシア・レチツカ(S)
カルロ・ガイファ(T)
ロドルフォ・マラカルネ(T)
ラエルテ・マラグティ(B)
マリア=グラツィア・フェッラチーニ(S)
エドウィン・レーラー指揮
スイス・イタリア語放送管弦楽団

NUOVA ERA 232889 2枚組 \1650
ドニゼッティ:歌劇「オリーヴォとパスクワーレ」
マリオ・キアッピ(B)
ガストーネ・サルティ(B)
エヴァ・チャポ(S)
ベネデッタ・ペッキオーリ(A)
テレサ・ロッキーノ(M.S)
ブルーノ・リガッチ指揮
スイス・イタリア語放送管弦楽団

NUOVA ERA 232890 2枚組 \1650
ベッリーニ:歌劇「ザイラ」
カティア・リッチャレッリ(S)
シモーネ・アライモ(B)
ラモン・ヴァルガス(T)
アレクサンドラ・パパジャコウ
ルイージ・ローニ
パオロ・オルミ指揮
カターニャ・ベッリーニ・マッシモ劇場管弦楽団

NUOVA ERA 232891 2枚組 \1650
ヴィヴァルディ、ストラデッラ、フレスコバルディ、コレッリ、
ジェミニアーニ、D・スカルラッティ、ボンポルティ、カステッロ、
トレッリ、ポルポラ、プラッティ他の作品
イル・ジャルディーノ・アルモニコ他




<MEMBRAN(ARSMUSICI)>
ARS MUSICI 232123 \1350
バッハ・トランペット・ガラ Vol.1
シャルパンティエ、L・モーツァルト、C.P.E.バッハ、
ヴェイヴァノフスキー、ゼレンカ、クーナウ、J.S.バッハ他
ミュンヘン・バッハ・トランペット・アンサンブル

ARS MUSICI 232132 \1350
アルブレヒツベルガー:
Missa Assumptionis Beatae Mariae Virginis
ミヒャエル・ハイドン:聖ヒエロニムスのミサ
フライブルク大聖堂少年合唱団
フライブルク・バロック・ゾリステン
ギュンター・テイス指揮

ARS MUSICI 232146 \1350
ヘンデル:主はわが主に言われた
ヴィヴァルディ:マニフィカト
カメラータ・ヴォカーレ・フライブルク

ARS MUSICI 232149 \1350
バッハ・トランペット・ガラ Vol.2
ヘンデル:オケイジョナル・オラトリオ-序曲 ニ長調
ヘンデル:リナルド-協奏曲 ニ長調
ブルーンス:前奏曲とフーガ ト短調
ワルター:イエス、わが喜び  他
ミュンヘン・バッハ・トランペット・アンサンブル

ARS MUSICI 232160 2枚組 \1350
ハイドン:6つの弦楽四重奏曲(第37番-第42番)op.33
アポニー四重奏団

ARS MUSICI 232163 \1350
シューベルト:ソナタ ハ長調 D.812 「グランド・デュオ」
幻想曲 ヘ短調 D.940
ハンス=ペーター・シュテンツル、フォルカー・シュテンツル(P)

ARS MUSICI 232190 \1350
M.ハイドン:アヴェ・マリア 
アルブレヒツベルガー:Jubilemus Salvatori
アルブレヒツベルガー:Meditabor in mandatis tuis
J.ハイドン:Hymnus de venerabili
カルダーラ:Exaltabo te, Domine
他教会音楽集
ライムント・フーク指揮
フライブルク大聖堂聖歌隊

ARS MUSICI 232266 2枚組 \1350
ハイドン:オラトリオ「四季」
マヤ・ボーク(S)
ハンス=ペーター・ブロホヴィッツ(T)
ペーター・リカ(B)
ハンス=ミヒャエル・ボイァーレ指揮
フライベルク・バッハ管弦楽団、合唱団

ARS MUSICI 232278 \1350
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 op.56b
レーガー:ベートーヴェンの主題による変奏曲とフーガ op.86
リスト:「ドン・ジョヴァンニ」の回想
ハンス=ペーター・シュテンツル、フォルカー・シュテンツル(P)

ARS MUSICI 232312 \1350
ハイドン:ディヴェルティメント
ハ長調 Hob. XVI/1、イ長調 Hob. XVI/5、ニ長調 Hob. XVI/19
ハイドン:ソナタ
変ロ長調 Hob. XVI/18、変イ長調 Hob. XVI/46、
ト短調 Hob. XVI/44
ロバート・ヒル(ハープシコード)

ARS MUSICI 232324 \1350
ツィアーニ:恵み深き母よ
ハイドン:待降節のカンティレーナ
「ひとりのおとめにして神のはしためとなりし人」
ドニゼッティ:アヴェ・マリア
シューベルト:アヴェ・マリア 他
Tomoko Maria Nishioka(S)
ライムント・フーク指揮
フライブルク大聖堂聖歌隊

ARS MUSICI 232326 \1350
メルヒオール・フランク:Kommt ihr G'spielen
ハスラー:All Lust und Freud
ラッスス:Hollah! Welch gutes Echo
ガストルディ:In maienhellen Tagen 他
アウグスブルク大聖堂少年合唱団
管楽アンサンブル

ARS MUSICI 232338 \1350
チェレプニン:10のバガテル op.5
バッハ:オルガン・ソナタ BWV.525
パーセル:「妖精の女王」組曲
ブリテン:シンプル・シンフォニー
ガーシュウィン:3つの前奏曲 他
TAKE FOUR ギター四重奏団

ARS MUSICI 232348 \1350
1750年頃の宗教音楽
Georg Donberger(1709?1768)
Missa Dominus fortitudo mea in e-Moll
Te Deum in C 他
ポール・アンゲラー指揮
コンチリウム・ムジクム
ライムント・フーク指揮
フライブルク大聖堂聖歌隊

ARS MUSICI 232353 \1350
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第2番、第6番
トリオ・ジャン・パウル
ウルフ・シュナイダー(Vn)
マルティン・レール(VC)
エッカート・ハイリガース(P)

ARS MUSICI 232374 2枚組 \1350
ヘンデル:メサイア
シーリ・キャロライン・トルンヒル(S)
マルティン・ヴェルフル(C.T)
ヤン・コボウ(T)
カイ・シュティーファーマン(Br)
イェルク・ブライディング指揮
ラルコ・バロック管弦楽団
ハノーヴァー少年合唱団

ARS MUSICI 232379 \1350
ハスラー:ドイツ語のマドリガル集、8声のミサ曲、他
ラインハルト・カムラー指揮
アウクスブルク大聖堂聖歌隊

ARS MUSICI 232393 \1350
ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番 ロ長調 op.8(1854年初稿版)
シェーンベルク:浄夜
(エドゥアルト・シュトイアーマンによるピアノ三重奏編曲版1931/32)
トリオ・ジャン・パウル
ウルフ・シュナイダー(Vn)
マルティン・レール(VC)
エッカート・ハイリガース(P)

ARS MUSICI 232398 \1350
バッハ:オルガン作品集
変奏を伴うサラバンド ハ長調 BWV.990
コラール前奏曲「おお人よ、汝の罪の大いなるを嘆け」BWV.622
パッサカリア ハ短調 BWV.582
ソナタ第6番 ト長調 BWV.530
前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV.552
アンドレアス・リービッヒ(Org)

ARS MUSICI 232409 \1350
シューマン:子供の情景 op.15、アラベスク ハ長調 op.18、
3つの幻想的小曲 op.111、美しいヘートヴィヒ op.106、
2つのバラード op.122、暁の歌 op.133、主題と変奏
アンゲリカ・ネベル(P)

ARS MUSICI 232416 \1350
タリス、ラッスス、ガストルディ、レヒナー、セルトン、
メンデルスゾーン、シューベルト、ブラームス、M.ハイドン
他 モテット、リート作品集
ラインハルト・カンムラー指揮
アウクスブルク大聖堂聖歌隊

ARS MUSICI 232417 \1350
モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448
Mick Baumeister:Ballade about Mozart
Richie Beirach:Fantasy on a Theme from Mozart
Piano Concerto KV 488
リスト:「ドン・ジョヴァンニ」の回想
Mick Baumeister:Vicious Circle
モーツァルト:ピアノ連弾ソナタ ハ長調 K.19d
ハンス=ペーター・シュテンツル、フォルカー・シュテンツル(P)
Mick Baumeister & Richie Beirach(jazz duo)

<DELTA CLASSICS>
DCCA-0065 \2415
「ルツェルンの第9」
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱つき」(22,Aug,1954 rec)
シュヴァルツコップ、カヴェルティ、ヘフリガー、エーデルマン
フルトヴェングラー:指揮
フィルハーモニア管、ルツェルン祝祭合唱団
フルトヴェングラーはスタジオ録音ではベートーヴェンの「第9」を一切残して
いません。(録音の計画はあったようです)しかし、幸いなことに区切り区切り
でのライブ演奏が多く残されておりフルトヴェングラーが残した「第9」の中で、
一番有名なものが「バイロイトの第9」でしょう。その「バイロイトの第9」に
匹敵する知名度と演奏を誇るのが、この「ルツェルンの第9」なのは間違いない
はずです。この演奏は、ルツェルン音楽祭にフィルハーモニア管が客演した際、
フルトヴェングラーが指揮台に上がった記念碑的演奏です。演奏は晩年フルト
ヴェングラーが難聴を患っていたため、どこまでが彼がイメージして作りあげ
れたのかはわかりませんが、出だしの一音からその緊張感が支配するスタイル
については全く変わりがありません。当時としては録音も精一杯頑張った方で、
やや木管、金管に焦点が置かれていますが、弦楽器が弱いわけでもなく、ソリ
ストの声も十分に拾っています。名演を聞ける喜びがやがて大いなる感動へと
生まれ変わります。録音日は一般的に知られている日です。

<MEMORIES>
チェリビダッケ+ミケランジェリ夢の競演集が復活します!
長らく品切れでご迷惑をお掛けしておりました……

ME1018/1019 2枚組 \3380
ステレオ・モノラル
ミケランジェリ(P)+チェリビダッケ指揮
ラヴェル、シューマン:ピアノ協奏曲 ミュンヘンフィル、1992年4月、10月
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」フランス国立管1974年10月
グリーグ:ピアノ協奏曲+アンコール シュトウットガルト放送響1972年10月*
グリーグのみモノラル
お互いが尊敬しあっていたチェリビダッケとミケランジェリ。両者とも希代の唯
美主義者として知られます。解釈上は一歩も譲らないものの最高の演奏を成し遂
げようとする意気込み、情熱が鎹となって、奇跡的な名演揃いです。特に両者の
活動最後期である、ラヴェル、シューマンは異形とも言える超個性的名演です。

ME1039/1040 2枚組 \3380
ステレオ・モノラル
ミケランジェリ(P)+チェリビダッケ指揮
CD1(ステレオ)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」1969年5月、スウェーデン放送響、
ラヴェル:ピアノ協奏曲 1982年4月、ロンドン響
CD2(モノラル)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 1981年3月ミュンヘンフィル、
シューマン:ピアノ協奏曲 1967年11月スウェーデン放送響
奇跡の共演第2集。異常に張り詰めた緊張感の中で生れる審美のひと時。聴き手
は瞬く間に桃源郷へと誘われます。いずれも両者が得意とするレパートリーだけ
に素晴らしい名演ばかり。完璧主義者同士のコラボとして希少極まりないもので
す。

MR2126/2127 2枚組 \3380
マーラー:交響曲第2番「復活」
ミラン・ホルバート指揮
スロベニアフィル、
リュブリャーナ放送合唱団、オリガ・グラチェリ(S),ウタ・プリエフ(A)
1989年ライヴ
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」
ミラン・ホルバート指揮
スロベニア・フィルハーモニー 1991年スタジオ録音
ミラン・ホルバート(1919-)のマーラーといえば、一時期大変な評判になったも
のですが、音源の散逸、レーベルのまたがりも混乱を招き入手困難な状況が続
いておりました。この度DIGITAL CONCETO LABELからMEMORIESが音源提供を受け
ました。そもそも冷戦崩壊後に東欧諸国の放送音源を西側プロデューサー大量
に安値で買付け廉価盤として商品化されたものです。玉石混交の中でホルバー
トのマーラーは真の名盤と言って差し支えないもので、バーンスタイン、テン
シュテットも顔負けの凄まじい迫力の爆演です。ホルバートの音楽性はマタチ
ッチに非常に近く、大作を鷲掴みにする豪快な表現、思い切りの良い音量テン
ポ変化が特徴です。元来がウィーンで学んだ人だけに、マーラーにも並々なら
ぬ愛情が感じられます。マスタリングも新たに施され既出盤の貧弱さが改善さ
れ、「復活」では終始ホルバートが鼻息で歌っているのが聴こえます。

MR2128/2129 2枚組 \3380
モノラル
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ名演集
<CD1> 
ピアノ・ソナタ第7番(1948年ハンブルク)、
ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」(1952年11月23日)、
ピアノ・ソナタ第30番(1952年6月18日)
<CD2>
ピアノ・ソナタ第15番「田園」、
ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」、
ピアノ・ソナタ第32番
1954年7月28日ザルツブルク
ベートーヴェンの権威、エドヴィン・フィッシャーはブレンデルの師でもあり
ます。その超辛口の味わいに両者の共通点があります。フィッシャーのベート
ーヴェン録音は意外と少なく、貴重です。戦後は腕の故障で、指揮活動に力を
入れていくフィッシャーですが、当CDの演奏は活動最後期だけに「精神性」は
並で無く、シゲティの晩年の演奏に通じる求道的アプローチが見事です。特に
第30番、第32番というベートーヴェンにとっても後期の作品において、その気
高さが他を圧しています。音質も新リマスタリングによって力を増しており、
座右に置き、繰返し味わいたい逸品と申せましょう。

MR2130 \1980
バーツラフ・ノイマン指揮
フィルハーモニア管
ブラームス:交響曲第2番、ハイドン変奏曲 
1989年12月ヘンリー・ウッドホールに於けるスタジオ録音
MEMORIES=COLLINSの第2弾はノイマンのブラームス。当盤の発売当初の評価は物
凄く悪いもので、酷評に近いものがありました。さして注目されずに埋もれて
しまいましたが、録音から20年を経た今聴くと実に穏やかで暖かみのある名演
で、無理の無さが上品です。例えるならモントゥーの名盤を想わせる、そして
ノイマンの温顔が眼に浮かぶような優しさです。ブラームスとドヴォルザーク
の共通性を感じさせると言うとこじつけのようですが、ノイマンの歌謡性は存
分に生かされておりますし、フィルハーモニア管の充実も特筆物でしょう。思
えばウィーンフィル定期にも晩年は常連だったのです。無論マスタリングが新
たに施され、立体感のあるサウンドで、同レーベルの難点である収録レベルの
小ささも改善されております。

★長らく品切れのクライバー、テンシュテットの名盤が久々に代理店に入荷しました。

ME1002 \1680
ステレオ
ベートーヴェン :交響曲第4番、第7番
シュトラウス:喜歌劇「こうもり」序曲
1999年2月ヴァレンシア・ライヴ
カルロス・クライバー指揮
バイエルン放送響
この年クライバーはバイエルン放送響とは初顔合わせでしたが、その妙技に惚れ
込んだクライバーは、合計5回のコンサートを持ちました。バイエルン国立管を
凌ぐ名人集団だけに、クライバーの変幻自在な指示に見事に反応していて清清し
いばかりです。

ME1009/1010 2枚組 \3380
ステレオ・モノラル
ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲
シューベルト:交響曲第3番
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
1978年10月12日ライヴ(ステレオ)
バタワース:イギリス牧歌第1番
モーツァルト:交響曲第33番
ブラームス:交響曲第2番
1983年7月2日ライヴ(モノ)
鬼才クライバーとシカゴ響は相性が良かったらしく、要求のうるさいクライバー
がその機能性に十分満足したことは想像に難くありません。特に「運命」は十分
な広がりを持ったスケールの大きい快演として著名です。

ME1016/1017 2枚組 \3380
モノラル
ヴェルディ:歌劇「椿姫」全曲
―完全初出―
1975年4月ライヴ
クライバー指揮
バイエルン国立歌劇場
コトルバス、アラガル、ブレンデル
完全初出の名演として評判になったものです。クライバーは演奏に満足した際は
プライヴェートにカセットなどを作り友人に配ったりしていたと言いますが、そ
の一つと言われております。モノラルではありますが、その運動神経と心がウキ
ウキしてくるような愉悦と絶望が見事に音になって聴こえてきます。

ME1025/1026 2枚組 \3380
ステレオ 
マーラー 交響曲第1番「巨人」
交響曲第2番「復活」1977年、1980年ライヴ
テンシュテット指揮
北ドイツ放送響、
マチス、ゾッフェル
もはや説明の必要なしの超絶的名盤!両曲ともにその最高峰演奏との呼び声高い
ものです。「復活」は特に逆上的とも言える感情の起伏が凄まじい名演です。

ME1045 \1680
ステレオ
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
1982年2月5日ライヴ
テンシュテット指揮
ミネソタ管
ハインズ、ハーディ、ベイリー、レイミー 
テンシュテットがアメリカで唯一ポスト(首席客演指揮者)を得たミネソタ管。
繰返し客演を果たし、ベートーヴェンの交響曲は全て演奏したと伝えられており
ます。ここに聴く「第9」は名盤の誉高いロンドンフィル盤にヒケをとらないア
グレッシブな演奏で、テンシュテットのドイツ魂がほとばしるようです。

ME1071 \1680
ステレオ
ベートーヴェン:交響曲第4番、交響曲第7番
シュトラウス:「こうもり」序曲 
1999年2月26日サルディーニャ島、カリアリに於けるライヴ
カルロス・クライバー指揮バイエルン放送響 
正真正銘、クライバーのラスト・コンサート!この年の1月にスペイン・カナリ
ア諸島でバイエルン放送響と初顔合わせで手ごたえを感じた鬼才は、2月のスペ
イン、イタリアツアーにも同意。急遽コンサートが決まりました。イタリア最大
の島嶼、サルディーニャ島、カリアリ歌劇場に登場したクライバーを地元名士ら
が迎え稀に見る興奮の渦に巻き込みました。一体これを巨匠最後のコンサートと
誰が予測出来たでしょうか?

modoru