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<クラシック・輸入盤新譜情報 09-08
 
コメントはメーカー案内書より抜粋です

<Deutsche Grammophon>
4778167 55枚組 \12400
DG栄光の111年に燦然と輝く名盤たち
ドイツ・グラモフォン111周年記念
コレクターズ・エディション(CD55枚組)

4778168 6枚組 \2550
ドイツ・グラモフォン創立111周年/ベスト 111 トラック(CD6枚組)

4778562 6枚組+Book \6700
※4778168に栄光のドイツ・グラモフォン・ブック付の限定版
Book付は国内への入荷数は非常に少ないため、確保できない可能性もございます。
お早めにご注文下さい

734566(DVD-Video) 13枚組 \8850
DG111周年を祝う、偉大な11の映像作品集 イレブン・グレイト・ビデオズ

★上記BOX 4点の詳細はこちらにございます。



4778078 2枚組 \2800
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 BWV846-869
マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
1960年にショパン・コンクールで満場一致の優勝。ショパン:12の練習曲のリリ
ースでは吉田秀和氏によるライナーノーツに「これ以上、何をお望みですか」
とのコメントが付され、圧倒的なテクニックでピアノ界のトップに君臨してき
たポリーニ。シューベルト、ベートーヴェンをはじめとする幅広いレパートリ
ーの録音を行い、ブーレーズ、ノーノ他の現代曲へも類を見ない果敢な取り組
みを行ってきましたが、67歳という円熟の時を迎え、バッハを初録音。コンサ
ートではバッハの平均律クラヴィーアを何度も取り上げてきたポリーニですが、
再度入念な研究を重ねてようやく録音に同意したという、その作品に対する真
摯な献身ぶりが結晶した演奏が刻まれた録音です。これからのポリーニの活動
に、さらなる期待が高まります。

4778088 \1850
ショパン:ピアノ協奏曲第1番&2番
ラファエル・ブレハッチ(ピアノ) 
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 
指揮:イェルジー・セムコフ
"録音:2009年7月2日 アムステルダム、コンセルトヘボウ(ライヴ録音)
2005年ショパン・コンクールで優勝しショパンの生まれ変わりとも称される若
き逸材、ブレハッチが協奏曲2曲を録音しました。バックを務めるのはポーラン
ド出身のベテラン、セムコフの指揮によるコンセルトヘボウ管。ショパンの有り
余る繊細な抒情がちりばめられた同曲の美質を、若く煌く感性と真摯な求道心が
紡ぎあげた一期一会のライヴ録音です。

4778358 2枚組 \3700
マスカーニ:歌劇《友人フリッツ》全3幕
ロベルト・アラーニャ(テノール) アンジェラ・ゲオルギュー(ソプラノ) 
ラウラ・ポルヴェレッリ(メゾ・ソプラノ) ジョルジュ・ペテアン(バリトン) 
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団 
指揮:アルベルト・ヴェロネージ
録音:2008年9月 ベルリン・ドイツ・オペラ
プッチーニ音楽祭の音楽監督を務める若き俊英、アルベルト・ヴェロネージを
指揮者に迎えたベルリン・ドイツ・オペラのマスカーニ《友人フリッツ》。歌
手陣にも、アラーニャ&ゲオルギュー夫妻や、近年活躍が著しいポルヴェッリ
やペテアンなど豪華キャストを配して、繊細かつ華麗な舞台を聴かせてくれま
す。

4778094 \1850
AIR-バロック・ジャーニー
J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調BWV1052a
(チェンバロ協奏曲第1番 異稿)
テレマン:ヴァイオリン協奏曲 イ短調
ヘンデル:サラバンド ニ短調
パッヘルベル:カノンとジーグ
パーセル:シャコンヌ
フェルコニエール:シャコンヌ
オルティス:リチェルカータ・セグレダ
マリーニ:パッサカリア ト短調
ジェミニアーニ:合奏協奏曲第5番 ト短調
ルクレール:タンブラン
グリーンスリーヴス
J.S.バッハ:G線上のアリア、他
ダニエル・ホープ(ヴァイオリン) 
ヨーロッパ室内管弦楽団のソリストたち
録音:2009年6月23日 ニンバス、コンサートホール
2004年から06年にかけてワーナー・クラシックに録音を行い、2007年にグラモ
フォンに移籍。以来、基本コンセプトとしてはメジャー路線の作品を録音に取
り上げ始めた才人ダニエル・ホープによるDG第3弾はバロック作品集。バロック
時代に革命的発展を遂げ、多様化して行ったヴァイオリン演奏と作品にフォー
カスした非凡なアルバム。バッハ、ヘンデル、パッヘルベルの超有名曲から、
卓越したヴァイオリニストでもあった作曲家、ファルコニエーリ、マテイス、
ジェミニアーニの興味深い作品まで収録しています。

4778332 \1850
バツェヴィチ:
ピアノ・ソナタ第2番
ピアノ五重奏曲第1番
ピアノ五重奏曲第2番
クリスティアン・ツィマーマン(ピアノ)
カヤ・ダンチョフスカ(ヴァイオリン)、
アガタ・シムチェフスカ(ヴァイオリン) 
リシャルド・グレブレフスキ(ヴィオラ)、
ラファウ・クヴィアトコウスキ(チェロ)
録音:2009年2月
ツィマーマンが久しぶりのソロ録音で挑んだのは、彼が特別の思い入れを持つ
自国の女流作曲家、バツェヴィチの作品です。ここに収録されたピアノ・ソナ
タ第2番は今年6月の来日公演でも披露し、聴衆を魅了しました。同収録の五重
奏曲はポーランドを代表する弦楽奏者たちとの共演で、共感あふれる演奏を聴
かせます。

4778575 \1850
メンデルスゾーン:
1)ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
2)ピアノ・トリオ ニ短調 作品49
3)ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調(1838)
ボーナス・トラック
4)無言歌集-春の歌
(クライスラー編曲/ヴァイオリン&ピアノ版)
アンネ=ゾフィー・ムター(Vn)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団/指揮:クルト・マズア(1)
アンドレ・プレヴィン(p)(2-4)/リン・ハレル(vc)(2)
録音:2008年3月 ライプツィヒ ゲウ゛ァントハウス(1)
2008年9月 ウィーン、ムジークフェライン(2-4)
メンデルスゾーン・イヤー幕開けにCD&DVDが一体となってリリースされたムタ
ーのメンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲新録音から、CDのみが単体で発売さ
れることになりました。ボーナス・トラックとして、無言歌集からの佳曲《花の
歌》がプレヴィンとのぴたりと息の合ったのデュエットで収録されています。

2701743 \1850
スティング/「冬の夜に・・・」(仮題)
ガブリエルのお告げ(伝承曲/編曲:スティング)
冬はゆっくりとやってくる(パーセル:歌劇《妖精の女王》から/編曲:スティング)
チェリー・トゥリー・キャロル
このような美しい薔薇はない
コールド・ソング
ハーディ・ガーディ・マン、他
<収録予定曲>
[1] Gabriel's Message(Trad. Arranged by Sting)
[2] Now Winter Comes Slowly(Music by Henry Purcell,
Lyrics by Elkanah Settle, Arranged by Sting)
[3] A Soalin'(Music and Lyrics by Paul Stookey, Tracey Batteast and
Elena Mezzetti)
[4] Balulalow(Trad. Arranged by Sting)
[5] The Snow it Melts the Soonest(Trad. Arranged by Sting)
[6] The Hounds of Winter(Music and Lyrics by Sting)
[7] Cherry Tree Carol(Trad. Arranged by Jean Ritchie)
[8] Lo How a Rose E'er Blooming(Music by Michael Praetorius, English
Translation by Theodore Baker, Arranged by Sting)
[9]| The Burning Babe(Music by Chris Wood, Poem by Robert Southwell)
[10] Lullaby for an Anxious Child(Music and Lyrics by Sting and
Dominic Miller)
[11] Christmas at Sea(Poem by Robert Louis Stevenson, Arranged by
Sting and Mary MacMaster)
[12] Cold Song(Music by Henry Purcell, Lyrics by John Dryden,
Arranged by Sting)
[13] There is No Rose of Such Virtue(Anon., Arranged by Sting)
[14] Hurdy Gurdy Man(Music by Franz Schubert, Poem by Wilhelm Muller,
Translated and Arranged by Sting)
[15] You Only Cross My Mind in Winter(Trad., Arranged by Sting)
スティング(ヴォーカル、ギター、スネア・ドラム)
ドミニク・ミラー(ギター)、ダニエル・ホープ(ヴァイオリン)、
クリス・ボッティ(tp)ヴィンセント・セガル(チェロ)、他

2713940 \2800
上記CD+ボーナストラック(2-3曲予定/詳細未定)+DVD
(レコーディング風景&インタービュー 約30分)初回限定盤
2713943 \3350
通常盤CDと同内容のアナログ盤(初回限定)
ダウランドの作品を集めた前作《ソングス・フロム・ザ・ラビリンス》でジャン
ルの壁を軽々と超えて、世界的なヒットを記録し、同内容で行ったアジア・ツア
ーも大成功を収めたスティングがグラモフォン録音第2弾に選んだのは時代を超
えてイギリス諸島で歌い継がれてきたわらべ歌、子守歌、そしてクリスマス・
キャロルの数々。コンセプトは冬。
クリスマスの時期に貧しい子供たちが家の前でクリスマスキャロルを歌うお礼に
ごちそうかお金をもらうイギリスの伝統行事を歌ったA'Soalin'。ニューカッス
ル・バラードのThe Snow it Melts the Soonest。シューベルトの《冬の旅》の
終曲〈辻音楽師〉をベースにスティングが英訳&編曲をおこなったハーディ・
ガーディ・マン。クリスマス・キャロルの名曲、〈ガブリエルのお告げ〉や
〈チェリー・トゥリー・キャロル〉を収録し、スティングのオリジナル曲も2曲
収録しています。
スティングのコンサートで脇を固めるギタリスト、ドミニク・ミラーも参加して
いる他、クリス・ボッティのトランペット、またダニエル・ホープもヴァイオリ
ンで参加しています。民族楽器のフィドルやスコティッシュ・ハープ、バグ・
パイプなども加えて、冬の夜を満たす上質な音楽がここに完成しました。
今後スティングは一年に一作ずつ、ドイツ・グラモフォンからもリリースを続け
ていく予定です。

734530(DVD-Video) \3350
アバド&グリモー/ルシアン・ナイト-2008ルツェルン音楽祭ライヴ
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 作品18
ストラヴィンスキー:バレエ《火の鳥》
チャイコフスキー:幻想曲《テンペスト》 作品18
エレーヌ・グリモー(ピアノ)
ルツェルン祝祭管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド
収録:2008年8月
ロマンティックかつドラマティックなロシア作品プログラム。滋味深い音楽が
枯淡の境地に入りつつある巨匠アバドと、野生の閃きと知性の煌きを具えた美
貌のピアニスト・グリモー、そしてトップ・ソリストやトップ室内楽奏者も参
加しているスーパー・ヴィルトゥオーソ・オーケストラ:ルツェルン祝祭管弦
楽団の共演。

4741952 \1850
ロバート・サディン:アート・オブ・ラヴ(マショーの音楽)
1.ラヴ・ウィズアウト・エンド/2.優しく美しい乙女/3.ナタリーの歌/4.パ
イソン/5.恋が私を焦がれさせ/6.トゥ、メウ・ソーニョ・ヴィーヴォ/7.コ
メント/8.ブラッズ・インタリュード/9.Dame, si vous m'e?tes lointaine
/10.愛の力/11.ドゥ・ヴィサージュ/12.ヘラス/13.エヴォケーション
ミルトン・ナシメント、ジャスミン・トーマス(ヴォーカル)
ジョン・エリス(テナー・サクソフォーン&オカリナ)
ブラッド・メルドー、フェンダー・ローデス、チャールズ・カーティス(ギター)
シロ・バプティスタ(パーカッション)他
グラミー賞にも輝いた天才アレンジャー&プロデューサーのロバート・サディ
ンが、14世紀フランスを代表する作曲家ギヨーム・ド・マショーの音楽にイン
スピレーションを受けて取り組んだ意欲と創意に満ちたアルバム。マショーの
瑞々しいメロディと、ブラジル、アフリカ、ジャズなど様々な音楽に長じたサ
ディンの巧みなアレンジが、新鮮で幸福なマリアージュを生み出しています。

4778361 \1850
ヘンデル:アリア集
1.《アグリッピーナ》HWV.6-クラウディオのアリア/2.《オルランド》
HWV.31-ゾロアストロのアリア/3.《ペルシャ王シローエ》HWV.24-Ove son!
Che m'avvemme!/4.同-凍りついたようにあらゆる血管を/5.《ロデリンダ》
HWV.19-暴虐が彼に王権をもたらしたのだ/6.《アリオダンテ》HWV.33-Invida
sorte/7.同-Voli colla sua tromba/8.《アチ、ガラテアとポリフェーモ》
HWV.72-ポリフェーモのアリア/9.《リナルド》HWV.7-アルガンテのアリア/
10.《アリオダンテ》HWV.33-Al sen ti stringo, e parto/11.《オルランド》
HWV.7-ゾロアストロのアリア/12.同-海は不吉にざわめき/13.《セルセ》
HWV.40-私の愛するプラタナスの/14.同-オンブラ・マイ・フ/15.《エツィオ》
HWV.29-ヴァーロのアリア/16.《ジュリアス・シーザー》HWV.17-アキラのア
リア/17.《アポロとダフネ》HWV.122-アポロのアリア
イルデブランド・ダルカンジェロ(バス・バリトン)
モード・アンティクオ 指揮:フェデリーコ・マリア・サルデッリ
録音:2009年2月10-14日 フィレンツェ ペルゴラ劇場
現代最高のバス・バリトンの一人、イルデブランド・ダルカンジェロの記念す
べきDGデビュー盤です。ネトレプコやガーディナーとの共演で、現代のオペラ
・シーンに大きな印象を残し続けている彼がデビューに選んだのは、高い歌唱
能力が求められるヘンデルのアリア集。その深々と柔らかく響く歌声は、多く
のバロック愛好家を、優しく感動に包み込んでくれることでしょう。

734538(DVD-Video) 2枚組 \6450
MET創立100周年 ガラ(センテニアル・ガラ)
DVD1(14トラック)
スメタナ:歌劇《売られた花嫁》序曲/プッチーニ:この宮殿の中で/モーツァ
ルト:アリア楽しい思い出はどこへ/ヴェルディ:神よ!恥と悲しみに満ちて/
ロッシーニ:陰口はそよ風のように/ドニゼッティ:六重唱/ロッシーニ:美しく
も魅惑的な光が/マスカーニ:前奏曲と合唱《太陽賛歌》/R.シュトラウス:ば
らの贈呈/グノー:第4幕の二重唱/ドニゼッティ:人知れぬ涙/ヴェルディ:ア
リア「エルナーニよ,一緒に逃げて/R.シュトラウス:幕切れの三重唱/ヴェ
ルディ:二重唱《もう夜も更けた》
DVD2(13トラック)
ベートーヴェン:レオノーレ序曲第3番/ジョルダーノ:幕切れの場/ドビュッ
シー:来る年も来る年もむなし/サン=サーンス:パッカナール/ヴェルディ:
第3幕の二重唱/グノー:清らかな天使/プッチーニ:第1幕の二重唱/ロッシー
ニ:第1幕の幕切れ/サン=サーンス:君が御声にわが心開く/ワーグナー:イゾ
ルデの物語と呪い/スウェーデン民謡:私が17歳のとき/ヴェルディ:私は君の
側に/ハッピー・バースデー
ルチアーノ・パヴァロッティ、プラシド・ドミンゴ、
ホセ・カレーラス(テノール)
キリ・テ・カナワ、ジョーン・サザーランド(ソプラノ)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団
指揮:ジェイムズ・レヴァイン
録音:1983年10月22日 メトロポリタン歌劇場、ニューヨーク
MET創立100周年をお祝いした1983年のガラ・コンサートを収録した2枚組DVD。
カレーラス、ドミンゴ、パヴァロッティら「3大テノール」をはじめ、錚々た
る顔ぶれが勢揃いしているのは圧巻の一言に尽きます。



<Decca>
4781463 \1850
ドイツ・オペラ・アリア集
1.ワーグナー:《ローエングリン》-遠い国に、あなたがたの近づき得ぬところに
2.ワーグナー:《ローエングリン》-白鳥よ、ご苦労だった!
3.モーツァルト:《魔笛》K.620-何と美しい絵姿
4.モーツァルト:《魔笛》K.620-この少年たちの賢い教えを
5.シューベルト:
《フェイアブラス》D.796-あなたは、どれほど私を苦しめるのですか…海を動
かされた胸で
6.シューベルト:
《アルフォンソとエストレッラ》D.732-もしも、それが既に運び始めるも…
そして、その後の私の心が必要とするもの
7.ベートーヴェン:《フィデリオ》-神よ!ここは何という暗さだ
8.ワーグナー:《ワルキューレ》-冬の嵐は去り
9.ワーグナー:《パルジファル》-アンフォルタス!あの傷!あの傷!
10.ワーグナー:《パルジファル》-その傷を閉すのに役立つ
ヨナス・カウフマン(テノール)
マーラー室内管弦楽団 指揮:クラウディオ・アバド
録音:2008年12月2-6日 パルマ、パガニーニ・オーディトリアム
近年世界の主要オペラ・ハウスにデビューを果たし、リートでも高い評価を得
ている期待の若手テノール、ミュンヘン生まれのヨナス・カウフマン。当盤で
は、マドリッドで上演されたベートーヴェン《フィデリオ》で共演した巨匠ア
バドのサポートを得て、モーツァルト、シューベルト、ベートーヴェン、ワー
グナーの精選された10曲の名曲に挑戦しています。

4781821 10枚組 \9180
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集
アルフレッド・ブレンデル(ピアノ)
録音:1992年11月-1996年2月
1992-96年デジタル録音。2008年12月を以て演奏活動からの引退を表明した巨匠
ブレンデルにとって、3度目となるベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集。
PHILIPSからDECCAへロゴが変わってプライス・ダウンをしての再発売です。
現代を代表する知性派ならではの、考え抜かれ計算され尽くした構成力、揺ぎ
ない完成度から生まれる説得力の強さはさすが。数ある競合盤の中でも屈指の、
何度聴いても新しい発見に満ち満ちたソナタ全集と言えるでしょう。

4781525 \1850
メンデルスゾーン・ディスカヴァリーズ
交響曲第3番《スコットランド》(1842年ロンドン版) 
交響曲第3番のスケッチ
ピアノ協奏曲第3番(マルチェロ・ブファリーニ補完版)
序曲《フィンガルの洞窟》(ヘブリディーズ諸島)(1830年ローマ版)
ロベルト・プロッセダ(ピアノ)  
ゲヴァントハウス管弦楽団
指揮:リッカルド・シャイー
録音:2009年1月22日-23日 ゲヴァントハウス(ライヴ録音)
シャイーの入念な検証のもとにリリースが続く「ディスカヴァリー」シリーズ。
今回は手兵ゲヴァントハウス管弦楽団とも深い縁のあり、今年生誕200年を迎え
るメンデルスゾーンに焦点をあてています。1842年にゲヴァントハウス管が初
演した「スコットランド」は、メンデルゾーンが同年渡英した際ヴィクトリア
女王に献呈されました。その際に改訂を加えたものが1842年ロンドン版です。
そして今回は同曲のスケッチも収録されています。
ピアノ協奏曲第3番ホ短調は、2006年にマルチェロ・ブファリーニが補筆完成し
たもの。ソロを務めるプロッセダのみに演奏が許され、彼は2008年10月に新日
フィル定期でこの作品を日本初演しています。
《フィンガルの洞窟》として知られる序曲「ヘブリディーズ諸島」は、1830年
のローマ稿をクリストファー・ホグウッドが校訂した楽譜で録音しています。

4781533 \1850
ヴェリスモ・オペラ・アリア集
プッチーニ:《修道女アンジェリカ》-母もなしに
マスカーニ:《イリス》-ある日幼い頃、お寺に行って
プッチーニ:《つばめ》-甘美で神聖な時を
マスカーニ:《ロデレッタ》-ああ、彼の名が…フラメン、許して
カタラーニ:《ワリー》-もう安らかではいられない
レオンカヴァッロ:《ボエーム》-Musette svaria sulla vocca viva
同-金髪の可愛い女の子を真似たピンソン
プッチーニ:《ボエーム》-さようなら、あなたの愛の呼ぶ声に(ミミの別れ)
レオンカヴァッロ:《ザザ》-ほとんど天使(あなたの名前)でない?
プッチーニ:《マノン・レスコー》-ひとり寂しくすてられて
ザンドナイ:《コンチータ》-工場の人々
チレア:《グローリア》-ああ、私の花のゆりかごよ
ジョルダーノ:《フェドーラ》-すべての夕暮れ
プッチーニ:《トゥーランドット》-氷のような姫君の心も
プッチーニ:《つばめ》-私はあなたの冷たい微笑を受け容れます
ルネ・フレミング(ソプラノ)
ヨナス・カウフマン(テノール:16)他 
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団
録音:2008年8月4日-8月11日 ミラノ
現代を代表する名ソプラノ、ルネ・フレミングが、プッチーニや彼と同時代に
活躍した作曲家たちのヴェリスモ・オペラの傑作から17のアリアをチョイス。
プッチーニの《ボエーム》や《トゥーランドット》などno有名作と、演奏機会
の稀なアリアをバランスよく収録。オリジナル・ヴァージョンとしては世界初
録音となる《マノン・レスコー》や、注目の若手テノール、ヨナス・カウフマ
ンと共演した《つばめ》の名歌唱など聴きどころが満載です。

4781526 35枚組 \9650
バレエ・マスターピース
CD1-2
ダン:バレエ《ジゼル》全2幕
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
指揮:リチャード・ボニング 録音:1986年5月 ロンドン
CD3-4
アダン:バレエ《海賊》全3幕
イギリス室内管弦楽団 指揮:リチャード・ボニング
録音:1990年1月 ロンドン
CD5
ウェーバー:舞踏への勧誘Op.65,J.260
ショパン:バレエ《レ・シルフィード》
J.シュトラウスII世:バレエ組曲《こうもり》-ウィーンの舞踏会
リュイジニ:エジプト舞曲Op.12-部2幕
ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団
指揮:リチャード・ボニング 
録音:1983年12月(ウェーバー)、1982年4月(ショパン)、
1974年4月(J.シュトラウスII世)、1969年12月(リュイジニ) 以上ロンドン
CD6 レスピーギ:バレエ《風変わりな店》(原曲=ロッシーニ:《老いの過ち》)
ブリテン:音楽の夜会
ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団
指揮:リチャード・ボニング
録音:1981年5月 ロンドン
CD7-8
ドリーブ:バレエ《コッペリア》全3幕
ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団
指揮:リチャード・ボニング  録音:1984年12月 ロンドン
CD9-10
ドリーブ:バレエ《シルヴィア》全3幕/ミンクス:バレエ《泉》全3幕
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(ドリーブ) 
コベント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団(ミンクス) 
指揮:リチャード・ボニング
録音:1972年8月15-26日(ドリーブ)、1987年9月(ミンクス) 以上ロンドン
CD11-12
エロルド:バレエ《リーズの結婚(ラ・フィーユ・マル・ガルテ》全2幕
ルコック:バレエ《アンゴー夫人の娘》
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団(エロルド)
ナショナル・フォルハーモニック管弦楽団(ルコック)
指揮:ジョン・ランチベリー(エロルド)、リチャード・ボニング(ルコック)  
録音:1983年3月(エロルド)、1983年12月(ルコック) 以上ロンドン
CD13
ハチャトゥリアン:バレエ組曲《スパルタクス》
同:バレエ組曲《仮面舞踏会》/同:バレエ《ガイーヌ》
ジョン・ジョージアディス(ヴァイオリン) ロンドン交響楽団 
指揮:スタンリー・ブラック
録音:1978年5月23日(スパルタクス&仮面舞踏会)、
1972年6月17日(ガイーヌ) 以上ロンドン
CD14-15
マスネ(ルーカス編):バレエ《マノン》
コヴェント・ガーデン王立歌劇場 
指揮:リチャード・ボニング
録音:1985年5月 ロンドン
CD16
オッフェンバック(ロゼンタール編):バレエ《パリの喜び》
グノー:歌劇《ファウスト》-バレエ音楽
モントリオール交響楽団 指揮:シャルル・デュトワ
録音:1983年9月 モントリオール
CD17-18
プロコフィエフ:バレエ《シンデレラ》Op.87
グラズノフ:バレエ《四季》Op.67
クリーヴランド管弦楽団(プロコフィエフ) 
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(グラズノフ) 
指揮:ヴラディーミル・アシュケナージ
録音:1983年3月 クリーヴランド(プロコフィエフ)、
1989年12月 ロンドン(グラズノフ)
CD19-20
プロコフィエフ:バレエ《ロメオとジュリエット》Op.64全4幕
クリーヴランド管弦楽団 指揮:ロリン・マゼール
録音:1973年6月 クリーヴランド
CD21
ラヴェル:バレエ《ダフニスとクロエ》/同:道化師の朝の歌/同:ラ・ヴァルス
スイス・ロマンド管弦楽団 指揮:エルネスト・アンセルメ
録音:1965年5月(ダフニスとクロエ)、1960年11月(道化師の朝の歌)、
1963年4月(ラ・ヴァルス) 以上ジュネーヴ
CD22-23
J.シュトラウスII世:バレエ《シンデレラ》全3幕
ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団
指揮:リチャード・ボニング
録音:1980年4月 ロンドン
CD24
ストラヴィンスキー:バレエ《火の鳥》
デトロイト交響楽団
指揮:アンタル・ドラティ
録音:1982年10月 デトロイト
CD25
ストラヴィンスキー:バレエ《ペトルーシュカ》(1947改訂版)
同:バレエ《春の祭典》
デトロイト交響楽団
指揮:アンタル・ドラティ
録音:1980年6月(ペトルーシュカ)、1981年5月(春の祭典) 以上デトロイ
CD26-28
チャイコフスキー:バレエ《眠りの森の美女》Op.66全3幕
マイアベーア:バレエ《スケートをする人々》
ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団 
指揮:リチャード・ボニング
録音:1977年3月(チャイコフスキー)、
1975年1月7-10日(マイアベーア) 以上ロンドン
CD29-30
チャイコフスキー:バレエ《白鳥の湖》Op.20全4幕
モントリオール交響楽団
指揮:シャルル・デュトワ
録音:1991年5月 モントリオール
CD31-32
チャイコフスキー:バレエ《くるみ割り人形》Op.71全2幕
同:《エフゲニー・オネーギン》Op.24
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:セミヨン・ビシュコフ
録音:1986年5月
CD33
ヴェルディ:《オテロ》-バレエ音楽/同:《ドン・カルロ》-バレエ音楽
同:《アイーダ》-凱旋行進曲/同:《マクベス》-バレエ音楽
同:《シチリア島の夕べの祈り》-バレエ<四季>
ボローニャ市立歌劇場管弦楽団
指揮:リッカルド・シャイー
録音:1988年6月 ボローニャ
CD34
ミンクス:《バヤデール》-グランパ/プジーニ:パ・ド・カトル
オッフェンバック:蝶々/ミンクス:《ドン・キホーテ》-パ・ド・ドゥ
ドリゴ:《海賊》-パ・ド・ドゥ
イギリス室内管弦楽団
指揮:リチャード・ボニング
録音:1988年6月 ロンドン
CD35
オベール:パ・クラシック
同:レ・ランデヴー ド
ドリゴ:《ディアナとアクティオン》-パ・ド・ドゥ
スカルラッティ(トマシーニ編):愉楽的御婦人達
トーマス:フランチェスカ・ダ・リミニ
イギリス室内管弦楽団
指揮:リチャード・ボニング
録音:1988年6月 ロンドン
チャイコフスキーとストラヴィンスキーの「3大バレエ」はもちろん、アダン、
ドリーブ、プロコフィエフ、ハチャトゥリアンなど、古今東西のバレエの名作
を集めた豪華35枚組。リチャード・ボニングをはじめ、巨匠指揮者と一流のオ
ーケストラが描く珠玉の名演奏でお楽しみください。

1743337(DVD-Video)\3350
2743336(Blu-ray)\3880
プロコフィエフ:バレエ《ロミオとジュリエット》
カルロス・アコスタ/ロイヤル・バレエ
振付:ケネス・マクミラン
カルロス・アコスタ(ロメオ)、タマラ・ロホ(ジュリエット)、
ホセ・マーティン(マキューシオ)、チアゴ・ソアレス(ティボルト)、他 
ロイヤル・バレエ管弦楽団
指揮:ボリス・グルージン
収録:2007年11月16日 コヴェントガーデン、ロイヤル・オペラハウス
2007年11月に、コヴェントガーデンで収録されたバレエ《ロミオとジュリエッ
ト》が待望の映像化。ロミオ役をカルロス・アコスタ、ジュリエット役にはタ
マラ・ロホを迎えての舞台をBBCが収録。この息の合ったペアで《マノン》も
近々DVDとブルーレイがリリースされる予定です。




<Australian Eloquence>
480391 2枚組 \1400
ベートーヴェン:
1.交響曲第1番 ハ長調 Op.21
2.交響曲第2番 ニ長調 Op.36
3.交響曲第3番 変ホ長調 Op.55 《英雄》
4.交響曲第4番 変ロ長調 Op.60
5.序曲《コリオラン》 Op.62
スイス・ロマンド管弦楽団
指揮:エルネスト・アンセルメ
録音:1958年-1963年 ヴィクトリア・ホール、ジュネーヴ(ステレオ録音)
2009年に没後40周年を迎えるスイスの巨匠エルネスト・アンセルメ(1883-1969)。
ベートーヴェンに対峙したアンセルメは虚飾を廃し、作曲家がスコアに書き残
した原点を追求していきます。ここで聴かれるべートーヴェンは、癇癪持ちの
巨人ではなく、繊細で優しさを兼ね備えたロマンティックな男性像です。その
解釈は第3番《英雄》にいたっても同様で、作品に秘められた優しく女性的とさ
え言える部分に光をあてています。

480394 2枚組 \1400
ベートーヴェン:
1.交響曲第5番 ハ短調 Op.67 《運命》
2.交響曲第6番 ヘ長調 Op.68 《田園》
3.交響曲第7番 イ長調 Op.92
4.交響曲第8番 ヘ長調 Op.93
5.《エグモント》序曲 Op.84
スイス・ロマンド管弦楽団
指揮:エルネスト・アンセルメ
録音:1958年-1963年 ヴィクトリア・ホール、ジュネーヴ(ステレオ録音)
アンセルメの描く《田園》は実際に田舎に住む人ではなく、田舎を訪れた人の
懐かしい気持ちを描いています。あたたかな靄に包まれた質感と、誤りなきま
っすぐな理性が特質のアンセルメの演奏は、終楽章に至って旋律を軽やかに自
由に夜の空へと昇華させていきます。そして彼の第7番は乱痴気騒ぎのどたばた
劇ではなく、《田園》の延長線上にあるものです。オーケストラの響きこそ巨
大になるものの、内なる声が曖昧になることはありません。

480397 2枚組 \1400
ベートーヴェン:
1.交響曲第9番 ニ短調 Op.125 《合唱》
2.バレエ《プロメテウスの創造物》 Op.43 序曲
3.歌劇《フィデリオ》序曲 Op.72b
4.《レオノーレ》序曲第2番 Op.72a
5.《レオノーレ》序曲第3番 Op.72a
6.大フーガ 変ロ長調 Op.133(弦楽合奏版)
ジョーン・サザーランド(ソプラノ)  ノーマ・プロクター(アルト)
アントン・デルモータ(テノール) アルノルト・ヴァン・ミル(バス)
ブラッシュ合唱団  ヴォー国民協会青年合唱団
スイス・ロマンド管弦楽団
指揮:エルネスト・アンセルメ
録音:1958年-1963年 ヴィクトリア・ホール、ジュネーヴ(ステレオ録音)
アンセルメの第9番は引き締まった演奏で、緩徐楽章ですらクールな美観が信条
です。終楽章に聴くスター歌手たちの四重唱は特筆すべきものですが、これが
サザーランドにとってDECCAデビュー録音となりました。2枚目に収録されたワ
インガルトナーのアレンジによる大フーガ、他の序曲は 世界初発売となる貴
重な録音。

480662 \900
ヒンデミット:管弦楽作品集
1.交響曲《画家マチス》(1934)
2.弦楽合奏と金管のための演奏会用音楽Op.50(1930)
3.デア・シュヴァーネンドレーア(白鳥を焼く男)(1935)
ボストン交響楽団
指揮:ウィリアム・スタインバーグ(1-2)
ダニエル・ベンヤミニ(ヴィオラ)
パリ管弦楽団
指揮:ダニエル・バレンボイム
録音:1971年(1-2)、1979年(3)
ヒンデミットが最も充実していた時期の主要3作。熟達した楽器用法による、
実に気持よく響くオケ作品をお楽しみください。小澤征爾の前任者としてボス
トン響を率いた名匠スタインバーグのゴージャスに躍動する名演に加え、ヴィ
オラの名手だったヒンデミットの本領が発揮されたヴィオラ協奏曲では、バレ
ンボイム&ベンヤミニが熱演を展開しているのも聴きどころです。

480643 \900
ヤナーチェク:管弦楽作品集
1.シンフォニエッタ
2.タラス・ブーリバ
3.コンチェルティーノ
ルドルフ・フィルクスニー(ピアノ) バイエルン放送交響楽団
指揮:ラファエル・クーベリック
録音:1970年(1-2)、1971年(3) ミュンヘン
村上春樹の新作『1Q84』に登場したことで人気急上昇中のヤナーチェク《シン
フォニエッタ》。長く名盤として語り継がれているクーベリックによる当盤で
は、《シンフォニエッタ》と《タラス・ブーリバ》が、整然とした流れの中に、
凛々しく華麗な要素を巧みに盛り込んだ名演。ま、《コンチェルティーノ》も、
フィルクスニーの生き生きとしたピアノと、管楽器のソリストたちの妙技が光
ります。

4801138 \900
ボレット/ピアノ・アンコール集
1.アルベニス(ゴドフスキー編):《スペイン》Op.165-タンゴ
2.ビゼー(ゴドフスキー編):《アルルの女》-アダージェット
3.ショパン:練習曲第13番変イ長調Op.25-1《牧童》
4.同 第14番ヘ短調Op.25-2
5.同 第23番イ短調Op.25-11《木枯し》
6.同:夜想曲第2番変ホ長調Op.9-2
7.同 第5番嬰ヘ長調Op.15-2
8.同:ワルツ第6番変ニ長調Op.64-1《小犬》
9.同 第14番ホ短調(遺作)
10.ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
11.ゴドフスキー:エレジー(左手のための)
12.メンデルスゾーン:ロンド・カプリチオーソ ホ長調Op.14
13.同:狩りの歌Op.19-3
14.モシュコフスキ:秋にOp.36‐4
15.同:旅芸人Op.52‐4
16. R.シュトラウス(ゴドフスキー編):セレナード
17シューベルト(ゴドフスキー編):《ロザムンデ》-バレエ音楽
18.シュレーザー:練習曲Op.1‐2
ホルへ・ボレット(ピアノ)
録音:1985年
キューバに生まれ、アメリカで学び、1990年に亡くなった名ピアニスト、ホル
へ・ボレット。ここに収められている小品は70歳を超えてからの録音ですが、
ロマンティックで静謐な魅力にあふれています。おそらく実際のコンサートの
アンコールでも愛奏していたにちがいない、どこまでも美しく、静かで、落ち
着いた、決して聴き飽きることのない珠玉の名演奏をお楽しみにください。

4801137 \900
シューベルト:
1.ピアノ・ソナタ第14番イ短調D.784,Op.143
2. 同 第20番イ長調D.959
ホルへ・ボレット(ピアノ)
録音:1989年2月
「最後のヴィルトゥオーゾ」と謳われたボレットが残したシューベルト・ソナ
タの決定盤。遥か彼方と心の奥底を同時に見つめ、繊細に歌い回しの中に静か
な慟哭を描いた、まるでシューベルトの人生の軌跡を静かに見守るような優し
い眼差しにあふれた名演です。

4801131 \900
ドビュッシー:16の前奏曲
1.デルフォイの舞姫たち(第1巻-第1曲)/2.ヴィーノの門(第2巻-第3曲)/3.雪
の上の足あと(第1巻-第6曲)/4.パックの踊り(第1巻-第11曲)/5.とだえたセレ
ナード(第1巻-第9曲)/6.野を渡る風(第1巻-第3曲)/7.ヒースの茂る荒地(第2
巻-第5曲)/8.風変わりなラディーヌ将軍(第2巻-第6曲)/9.カノープ(エジプト
の壺)(第2巻-第10曲)/10.西風の見たもの(第1巻-第7曲)/11.亜麻色の髪の乙
女(第1巻-第8曲)/12.ミンストレル(第1巻-第12曲)/13.沈める寺(第1巻-第10
曲)/14.水の精(第2巻-第8曲)/15.月の光がふりそそぐテラス(第2巻-第7曲)
/16.花火(第2巻-第12曲)
ホルへ・ボレット(ピアノ)
録音:1988年9月
ドビュッシーの全2巻・24曲ある前奏曲から16曲をピックアップして収録した
アルバム。こだわりのピアニストが愛用することで知られるベイシュタインを
使い、生涯に渡って美しい音色を追求した彼の魅力がたっぷりつまった仕上が
りになっています。

4802614 \900
男性デュエット集
1.ビゼー:《真珠採り》-耳に残るは君の歌声/2.プッチーニ:《ボエーム》-も
う帰らないミミ(/3.ベッリーニ:《清教徒》-君は君の敵を救わなければなら
ない…ラッパを吹き鳴らせ/4.ヴェルディ:《運命の力》-アルヴァーロ、偽善
者の衣をもって…脅迫や暴言は/5.同:《ドン・カルロ》-お聞きなさい!…我
等の魂に友情と希望を/6.プッチーニ:《蝶々夫人》-アメリカ万歳!…この間
彼女は領事館にやって来た/7.ヴェルディ:《ドン・カルロ》-宗教裁判長でご
ざいます!/8.同:《運命の力》-最後の頼みだ/9.ドニゼッティ:《》-/10.
ヴェルディ:《ルイザ・ミラー》-やつは逆上している…若い時には盲目の恋愛
が/11.同:《オテロ》-おお!世にも恐ろしい罪だ!
エットレ・バスティアニーニ(バリトン) カルロ・ベルゴンツィ、
マリオ・デル・モナコ(テノール)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バス・バリトン)
すばらしい声のデュエットには特別な喜びがいつもあります。男性のデュエッ
トばかりを11曲集めた当盤には、男性ならではの友情や憎悪が脈々と描かれて
おり、バスティアニニ、ベルゴンツィ、デル・モナコ、フィッシャー=ディー
スカウら伝説の名歌手たちが至高の名演を繰り広げます。

4802594 \900
女性デュエット集
1.ドリーブ:《ラクメ》-花の二重唱/2.オッフェンバンク:《ホフマン物語》-
舟歌/3.フンパーディンク:《ヘンゼルとグレーテル》-夕べの祈り/4.ロッシ
ーニ:《セミラーミデ》-最も暖かいイメージに/5.ベルリオーズ:《ベアトリス
とベネディクト》-ため息なんかついて,どうなさったの?」/6.ヘンデル:
《ロデリンダ》-あなたを抱きしめ./7.ロッシーニ:小ミサ・ソレムニス-世の
罪を除きたもう主よ/8.ヴェルディ:レクイエム-思い給え/9.R.シュトラウス:
《ばらの騎士》-けだかくも美しき花嫁に/10.プッチーニ:《蝶々夫人》-花の
二重唱/11.ベルリオーズ:《トロイ人》-彼女の言葉は私の心中に/12.ベッリ
ーニ:《ノルマ》-ご覧なさい、ノルマ…残る命を
ジョーン・サザーランド、レナータ・テバルディ(ソプラノ)
ブリギッテ・ファスベンダー、マリリン・ホーン(メゾ・ソプラノ)
オペラの発祥以来、デュエットによる歌の会話は登場人物の性格や感情を最も
よくあらわすための手段の一つとして、常に作品の中核を担い続けてきました。
当盤に収められたソプラノとメゾ・ソプラノによる12曲のデュエットは、そん
な登場人物たちの様々な表情やオペラの名シーンまでも目に浮かぶような傑作
と名歌唱ばかりです。サザーランド、テバルディ、ファスベンダー、ホーンら
の伝説の名歌唱でたっぷりお楽しみください。

<EMI CLASSICS>
CDS-2672542 3枚組 \3980
ブラームス:交響曲全集
CD1
交響曲第1番 ハ短調Op.68
CD2
交響曲第2番 ニ長調Op.73
交響曲第3番 ヘ長調Op.90
CD3
交響曲第4番 ホ短調Op.98
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サイモン・ラトル指揮
2008年10月29日-11月14日、フィルハーモニー、ベルリンでのコンサート録音
ブラームスはベルリン・フィル127年の伝統の中で中心的なレパートリー。ラト
ルとBPOは新たにそのブラームスに挑み、活力を注ぎリフレッシュしたブラーム
スを実現しました。Die Zeit'は「彼(ラトル)はフルトヴェングラーのモニュメ
ンタルな音楽性とカラヤンの美しいサウンドを結びつけている」と評していま
す。ラトル自身はブラームスがBPOのサウンドと演奏スタイルの中心となる作品
とし、BPOは歴史の最初期から手掛けており、ブラームス作品はBPOによって作
られてきたもので、「ドイツの精神、森の印象ー遥かに響く角笛の音、そして
森の色彩感までにもどっぷりと漬かった音楽」と語っています。
マルチパック 20Pブックレット 
*先行発売の国内盤は各4曲の全曲演奏他が収録されたDVD2枚を含むパッケージです。

CDS-6989362 2枚組 \3000
ヴェルディ:レクイエム(限定初回生産仕様盤)
アニヤ・ハルテロス(ソプラノ)
ソニア・ガナッシ(メゾ・ソプラノ)
ロランド・ヴィラゾン(テナー)
レネ・パーぺ(バス)
サンタ・チェチーリア国立アカデミア管弦楽団、合唱団
(合唱指揮:アンドレス・マスペロ)
アントニオ・パッパーノ指揮
2009年1月8-13日 コンサート・ライヴ録音、サラ・サンタ・チェチーリア 
(オーディトリウム・パルコ・デッラ・ムジカ、ローマ)
3パネル・デジパック 28Pブックレット
「パッパーノのパーソナリティが歌手陣からベストを引き出す」(「タイムズ」
コンサート評)と絶賛されたライヴが遂に発売されます。絶賛された「蝶々夫
人」(CDS-2641872)に続く,音楽監督を務めるサンタ・チェチーリアのオーケス
トラ、合唱団を率いての新録音。スター歌手をソリストに迎えてのスペクタキ
ュラスなヴェルディ作品で、わくわくするような期待感に応える白熱のライヴ
録音が実現しました。
ドイツ出身のハルテロスは1999年BBC・カーディフ世界歌手コンペティションの
優勝者、最近はバイエルン・オペラでカウフマン、キーンリィサイドとの共演
で「椿姫」のヴィオレッタで絶賛されています。イタリアのメゾ、ガナッシは
世界的なオペラ、コンサート・ステージでのお馴染み。ドイツのトップ・バス、
パーぺ(パッパーノの「トリスタンとイゾルデ」(CDS-5580062)にも登場)、大人
気スター・テナーのヴィラゾンと豪華そのものの歌手陣を迎えて、イタリア人
の激情的な神への心情をドラマティックに伝えるヴェルディ:レクイエムの
新たな決定盤が登場します。

CDC-6844132 \1980
シベリウス:
ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.47
ユモレスク(3曲)
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 Op.19
ヴィルデ・フラング(ヴァイオリン)
ケルンWDR交響楽団
トーマス・ゼンダーガルド指揮  (ライヴ録音)
16Pブックレット ジュエル・ケース
ノルウェーの新人女流ヴァイオリニスト、ムターの秘蔵っ子、フラングのデビ
ュー録音。
ヴィルデ・フラング(Vilde Frang):
1986年ノルウェー生まれ、オスロで音楽を始めハンブルクの高等音楽院でコリ
ア・ブラッハーに師事。間もなくクロンベルク・アカデミーでアナ・チュマチ
ェンコに師事、アンネ=ゾフィ・ムター基金のスカラシップを獲得。10歳でノル
ウェーでデビューして後、ヤンソンスの注目がきっかけとなって国際的に活躍
を始めスカンディナヴィア、英国、ドイツ、オーストリア、スイス、バルト諸
国、US、シンガポール、台湾のオーケストラと共演。音楽祭にも参加し、シャ
ンベリのベル・エア・フェスではアルゲリッチ、カプソン兄弟、クレーメル、
バシュメット、ヴェンゲーロフと共演。2008年、スカンディナヴィア、2009年
USのツアーでは、ムターとバッハの二重協奏曲で共演。2008年11月にはMats 
Ek.の新作バレエ「レティカ」でオケ・ピット内でブラームスのヴァイオリン
協奏曲を弾くという珍しい試みにも参加(王立スウェーデン・バレエ)。今、世
界が大いなる関心を寄せる、ヴィルデ・フラングにご注目下さい。

<EMI CLASSICS>
CMS-2427382(CD+DVD)\1980
ヴィヴァルディ:四季(発売20周年ラグジュリー・エディション)
CD
和声と創意への試みOp.8-1-4「四季」(全4曲)
DVD
和声と創意への試みOp.8-1-4「四季」(全4曲)
+インタヴュー、リハーサル風景
ナイジェル・ケネディ(ヴァイオリン、指揮)
イギリス室内管弦楽団
89年9月、史上最も売れた録音が発売されて20年、オリジナルCDとDVDを組み合
わせたアニヴァーサリー・エディション
32Pブックレット(未発表写真掲載) 3パネル・デジパック
史上最も売れたクラシック録音としてギネス・ブックに登録、と記録尽くめの
世界的モンスター・アルバムが発売されたのが1989年9月25日。奇しくも89年は
世界的にエポック・メイキングの年、ベルリンの壁崩壊、昭和天皇が62歳で崩
御、平成に、ジョージ・ブッシュ・シニアが41代US大統領に就任、中国で天安
門事件、イランでホメイニ師死去、そしてクラシック音楽界にとってショック
だったカラヤンの死去は、「マエストロ」の世界から「メガ・スター」の誕生
への変化を象徴する年になりました。「モンスター・アルバム」四季の発売20
年を記念してCDとDVDを組み合わせてのアニヴァーサリー・パッケージをご案内
いたします。

CDM-2681732 \1450
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第1番ハ短調Op.15
ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.27
エフゲニー・キーシン(ピアノ)
ロンドン交響楽団、コリン・デイヴィス指揮
ジュエル・ケース 12Pブックレット

CDM-2681842 \1450
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19
ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
エフゲニー・キーシン(ピアノ)
ロンドン交響楽団、コリン・デイヴィス指揮
ジュエル・ケース 12Pブックレット

CDM-2681862 \1450
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」
(9/7-国内9/2) エフゲニー・キーシン(ピアノ)
ロンドン交響楽団、コリン・デイヴィス指揮
ジュエル・ケース 12Pブックレット
昨秋発売されたボックス(CDS-2063112)からの分売のご案内です。


●BRITISH COMPOSERS 各2枚組 \1450
CZS-9689242 2枚組
エルガー:交響曲第1番、第2番
CD1
序曲「南国で」Op.50
交響曲第1番変イ長調Op.55*
ボーンマス交響楽団、コンスタンティン・シルヴェルトリ指揮
*フィルハーモニア管弦楽団、ジョン・バルビローリ指揮
CD2
セレナード ホ短調Op.20
交響曲第2番変ホ長調Op.63*
ボーンマス交響楽団、ノーマン・デル・マール指揮
*ハレ管弦楽団、ジョン・バルビローリ指揮
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット
名演の誉れ高いバルビリーリのエルガー、交響曲は久々の復活発売
62年、64年に収録されたバルビローリの交響曲は凌駕する録音が見当たらない
と評価の高い演奏です。

CZS-9689292 2枚組
ホルスト:イエスの賛歌
CD1
イエスの賛歌Op.37
合唱交響曲Op.41*
セント・ポール・カセドラル合唱隊、ロンドン交響楽団合唱団、
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、チャールズ・グローヴズ指揮
*フェリシティ・パーマー(ソプラノ)、
ロンドン・フィルハーモニー合唱団、管弦楽団
エードリアン・ボールト指揮
CD2
さまよう学者(室内オペラ)Op.50
ルイス・・・マイケル・リッポン(バリトン)
アリソン・・・ノーマ・バロウズ(ソプラノ)
主教フィリップ・・・マイケル・ラングドン(バス)
ピエール・・・ロバート・ティアー(テナー)
イギリス・オペラ・グループ、イギリス室内管弦楽団、
スチュアート・ベッドフォード指揮
At the Boar's Head - A musical interlude in one act Op.42
プリンス・ハル・・・フィリップ・ラングリッジ(テナー)
ファルスタッフ・・・ジョン・トムリンソン(バス)
ホステス・・・エリーズ・ロス(ソプラノ)
ドール・ティアシート・・・フェリシティ・パーマー(メゾ・ソプラノ)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー合唱団、管弦楽団
デイヴィッド・アサートン指揮
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット
ホルストの合唱、室内オペラ作品の先駆的録音をまとめた2CD

CZS-9689342 2枚組
ヴォーン・ウィリアムズ:海の交響曲
CD1
海の交響曲
マーガレット・マーシャル(ソプラノ)、スティーヴン・ロバーツ(バリトン)
ロンドン交響楽団合唱団、フィルハーモニア管弦楽団
CD2
クリスマス・キャロルによる幻想曲
ホディー-クリスマス・カンタータ
エリザベス・ゲイル(ソプラノ)、ロバート・ティアー(テナー)、
スティーヴン・ロバーツ(バリトン)、ロンドン交響楽団合唱団、
セント・ポール・カセドラル合唱隊、ロンドン交響楽団
以上 リチャード・ヒコックス指揮
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット
昨年11月に亡くなったヒコックスが残したヴォーン・ウィリアムズの合唱作品

CZS-9689392 2枚組
ヴォーン・ウィリアムズ&ウォーロック作品集
CD1 ヴォーン・ウィリアムズ
4つの賛美歌集
残酷な美
The Water Mill
The New Ghost
10のブレイクの歌
ウェンロック・エッジ
イアン・パートリッジ(テナー)、ミュージック・グループ・オブ・ロンドン
CD2 ウォーロック
キャプリオル組曲/ネヴィル・ディルクス指揮
セレナード/ノーマン・デル・マール指揮
だいしゃくしぎ/イアン・パートリッジ、
ミュージック・グループ・オブ・ロンドン
ベツレヘム・ダウン/ギルドフォード・カセドラル合唱団
アダム は縛られて/ロバート・ハマースリー
I saw a fair maiden/ウェストミンスター・アビー合唱団
Balulalow/ジャネット・ベイカー
Where riches is everlastingly/キングズ・カレッジ合唱団
The Shrounding of the Duchess of Malfi
The Lady's Birthday
以上 バッコリアン・シンガーズ
花開く嫁とり時期/ジャネット・ベイカー
Autumn Twilight/フレデリック・ハーヴェイ
ストラトン船長の気まぐれ/ロバート・ロイド
Yarmouth Fair/オウエン・ブラニガン
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット
パートリッジの代表的録音、ウォーロック作品は生誕100年で制作されたアンソ
ロジー

CZS-9689442 2枚組
ウォルトン・コンダクツ・ウォルトン
CD1 
交響曲第1番
ベルシャザルの饗宴
ドナルド・ベル(バリトン)
フィルハーモニア合唱団、管弦楽団
CD2
ヴァイオリン協奏曲(改訂版)
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)、ロンドン交響楽団
ヴィオラ協奏曲(改訂版)
ユーディ・メニューイン(ヴィオラ)、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
パルティータ(管弦楽のための)
フィルハーモニア管弦楽団
以上 ウィリアム・ウォルトン指揮
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット
ウォルトンの自作指揮アルバム、メニューインがヴィオラを担当した名演も聴
きもの


●GEMINI 各2枚組 ※価格変更 \1250
CZS-6971752 2枚組
ベルリオーズ:キリストの幼時
CD1&CD2-1
オラトリオ「キリストの幼時」Op.25
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)、ニコライ・ゲッダ(テナー)、
ロジェ・ソワイエ(バリトン)、クサヴィエ・デプラス(バス)他、
ルネ・デュクロ合唱団
アンドレ・クリュイタンス指揮 (1965年11月、12月、1966年9月録音)
CD2-2
「ロメオとジュリエット」Op.17抜粋
シカゴ交響楽団、カルロ・マリア・ジュリーニ指揮 (1969年10月録音)
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

CZS-6971642 2枚組
バッハ:オルガン作品集Vol.2
CD1
トッカータとフーガ ホ長調BWV566
前奏曲とフーガ ハ長調BWV545
以上 リオネル・ロッグ(マーカッセン=アンダーセン・オルガン)
(1976年1月、2月、Soro修道院、デンマーク)
前奏曲とフーガ ハ長調BWV531
前奏曲とフーガ ト短調BWV535
前奏曲とフーガ ハ短調BWV549
前奏曲とフーガ ニ長調BWV532
前奏曲とフーガ ト長調BWV550
前奏曲とフーガ ホ短調BWV533
以上 リオネル・ロッグ(メツラー・オルガン)
(1975年ネスタル・リフォームド教会、グラリス)
前奏曲とフーガ イ短調BWV551
前奏曲とフーガ イ長調BWV536
前奏曲とフーガ ニ短調BWV539
以上 リオネル・ロッグ(アンダーセン・オルガン)
(1976年1月、2月、アワー・セイヴィアー教会、コペンハーゲン)
CD2
ファンタジアとフーガ ハ短調BWV537
ファンタジア ト長調BWV572
ファンタジア ハ長調BWV570
ファンタジア ロ短調BWV563
ファンタジア ハ短調BWV562(5声)
前奏曲 ト長調BWV568
前奏曲 イ短調BWV569
カンツォン ニ短調BWV588
パストラーレ ヘ長調BWV590
以上 リオネル・ロッグ(マーカッセン=アンダーセン・オルガン)
(1976年1月、2月、Soro修道院、デンマーク)
フーガ ハ短調BWV575
フーガ ト短調BWV578
フーガ ロ短調(コレッリの主題による)BWV579
以上 リオネル・ロッグ(メツラー・オルガン)
(1975年ネスタル・リフォームド教会、グラリス)
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

CZS-6971702 2枚組
ラフマニノフ:ソロ・ピアノ作品集
CD1
パガニーニの主題による狂詩曲Op.73
ジャン=フィリップ・コラール(ピアノ)
トゥールーズ・カピトール管弦楽団、
ミシェル・プラッソン指揮(1978年1月録音)
コレッリの主題による変奏曲Op.42
ピアノ・ソナタ第2番ニ短調Op.36(オリジナル版1913)
前奏曲ニ長調Op.23-4
前奏曲変ロ長調Op.23-2
以上 ジャン=フィリップ・コラール(ピアノ)(1973年12月、1974年1月録音)
CD2
絵画的練習曲集Op.39
絵画的練習曲集Op.33
前奏曲嬰ヘ短調Op.23-1
前奏曲嬰ト短調Op.32-12
前奏曲嬰ハ短調Op.3-2
楽興の時ロ短調Op.16-3
以上 ジャン=フィリップ・コラール(ピアノ)(1971年10月録音)
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

CZS-6971802 2枚組
シベリウス:交響曲集
CD1
フィンランディアOp.26
交響曲第1番ホ短調Op.39 (以上1990年9月録音)
交響曲第3番ハ長調Op.52 (1994年8月録音)
祝祭アンダンテ (1992年5月録音)
以上 オスロ・フィルハーモニー管弦楽団、マリス・ヤンソンス指揮
CD2
交響曲第2番ニ長調Op.43
悲しいワルツOp.44 (以上 1992年5月録音)
交響曲第5番変ホ長調Op.82 (1994年8月録音)
以上 オスロ・フィルハーモニー管弦楽団、マリス・ヤンソンス指揮
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

CZS-6971852 2枚組
ワイル:交響曲第2番 他
CD1
交響曲第2番(1933)
ヴァイオリンと吹奏楽のための協奏曲Op.12(1924)
w/フランク・ペーター・ツィンマーマン(ヴァイオリン)
マハゴニー市の興亡-組曲
以上 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、マリス・ヤンソンス指揮
(1997年2月、3月録音)
CD2
小市民の七つの大罪
アンナ・・・エリーゼ・ロス(ソプラノ)
家族・・・アンソニー・ロルフ・ジョンソン、イアン・キャリー(テナー)
マイケル・リッポン(バリトン)、ジョン・トムリンソン(バス)
バーミンガム市交響楽団、サイモン・ラトル指揮(1982年9月録音)
三文オペラ より
アラバマ・ソング-「マハゴニー」
エピタフ 1919
ハッピー・エンド より
以上 ロビン・アーチャー
ロンドン・シンフォニエッタ、ドミニク・マルダウニー
(1981年7月、1983年6月録音)
ジョニーの歌-「ジョニー・ジョンソン」
This is the Life-「Love Life」
以上 トマス・ハンプソン(バリトン)
ロンドン・シンフォニエッタ、ジョン・マッグリン(1994年6月録音)
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット



★以下のBOXシリーズの曲目詳細はこちら

CZS-6975972 8枚組 \3750
ラトル/ロシア音楽集(限定盤)
ムソルグスキー、ラフマニノフ、ストラヴィンスキーなどのロシア作品を集大成
各CD紙ケース入り クラムシェル・ボックス 32Pブックレット

CZS-6975882 11枚組 \4950
ラトル/イギリス音楽集(限定盤)
母国イギリス音楽での定評高い録音の集大成
各CD紙ケース入り クラムシェル・ボックス 32Pブックレット

CZS-6985422 5枚組 \3250
リヒャルト・タウバー/オペラ&オペレッタ・アリア集(限定盤)
ドイツ、後年は英国で活躍、オペレッタで一世を風靡したタウバーのアリア集
愛されたオーストリア出身のテナー、タウバー。1891年リンツ生まれ、1913年
「タミーノ」(モーツァルト「魔笛」)でキャリアを始めオーストリア、ドイツ
でトップ・リリック・テナーの地位を確立したが、世界的な名声はオペレッタ
で獲得。1925年以降レハール、J.シュトラウスIIなどの作品に登場。特にレハ
ールは彼のために「フレデリケ」(1928)、「微笑みの国」(1929)「ジュディッ
タ」(1934)を作曲した。1938年ナチ勢力から逃れて英国に永住、市民権を獲得
して1948年にロンドンで死去。彼の録音は700曲以上あり全て78回転SP、ベスト
・セラーも数多く現在でもその価値は失われていない。ドイツ時代の録音はほ
とんど(イタリア、フランス・オペラでさえも)ドイツ語で行われ、作曲者レハ
ールの指揮による録音の価値は特に高い。30年代からのロンドンでの録音は通
常英語で歌われ、ドイツ時代の作品の再録音も収録された。
クラムシェル・ボックス 各CD紙ケース入り 32Pブックレット

CZS-6985552 10枚組 \5250
レオポルド・ストコフスキー(限定盤)
「フィラデルフィア・サウンド」を生み出した華麗な指揮者のキャピトル録音
の集大成
20世紀の最も華麗な指揮者、ストコフスキーは1882年ロンドンで、ポーランド
人の父とアイルランド人の母との間に生まれた。13歳でロイヤル・カレッジ・
オブ・ミュージックに入学を許可され、後にはオクスフォード、クイーンズ・
カレッジでも学び天才ぶりを発揮。1908年パリで指揮者デビュー、翌年から3年
間シンシナティSOを指揮した後、1912年、フィラデルフィアOの音楽監督に就任、
25年の長期間の関係でオーケストラと自身の世界的な評価を確立。1915年には
USの市民権獲得。コンテンポラリーな作品を積極的に採り上げ、シェーンベル
ク、ショスタコーヴィチ、マーラーラフマニノフ、シベリウス、ストラヴィン
スキーの世界/US初演は数多い。ハリウッド映画にも「The Big Broadcast」、
「オーケストラの少女」、「ファンタジア」に出演、ハリウッドのWalk of
Fameにも顕彰されている。キャピトル録音の3トラック・ステレオ・テープを
使用して話題となった名録音の集大成であり、されにUAのSymphony of the Air
の音源も収録
クラムシェル・ボックス 各CD紙ケース入り 32Pブックレット

CZS-6985152 7枚組 \4180
ルチア・ポップ(生誕70年)(限定盤)
幅広いレパートリーを持ち愛されたソプラノ、ポップのアンソロジー
1939年、スロヴァキア出身のポップはブラティスラヴァ・アカデミーに入学、
当初はメゾだったが訓練により’夜の女王’でデビューを飾るまでに高音域を
獲得した。これがクレンペラーの耳にとまり71年の録音に抜擢され、またカラ
ヤンは「フィガロの結婚」のバルバリーナ役でウィーン国立オペラ公演に招い
た。彼女のソロ・リサイタル録音は1967年のヘンデルとモーツァルト・アリア
集。当初のスーブレット・コロラトゥーラの役柄は70年代を通じてリリック・
ソプラノへと移り変わり、その後の10年ではより重たい声の役柄(「マイスター
ジンガー」のエヴァ、「タンホイザー」のエリーザベト、「ダフネ」のダフネ)
までこなす。この結果「魔笛」の’パミーナ’を録音して10年後には’夜の女
王’を録音するというキャリアを生み出した。またシューベルト、R.シュトラ
ウスの歌曲、さらに愛らしいルックスとパーソナリティでオペレッタでも人気
を集めた。89年12月、チェコスロヴァキアのソ連邦からの解放を祝うコンサー
トでは「ルサルカ」の’月の歌’を歌いヒロインとしての存在がアピールされ
た。93年11月、54歳の誕生日から間もなく不治の脳腫瘍で死去、スロヴァキア
のヒロインの一人としてブラティスラヴァに埋葬された。
クラムシェル・ボックス 各CD紙ケース入り 32Pブックレット

CZS-6986672 8枚組 \4800
ナタン・ミルシュタイン(限定盤)
20世紀の代表的ヴァイオリニスト、ミルシュタインの絶頂期のアンソロジー
ミルシュタインは1903年、オデッサ(当時ロシア、現ウクライナ)生まれ。7歳か
らヴァイオリンをストリャルスキー(ダヴィッド・オイストラフ、イゴール・オ
イストラフの師)に師事。レオポルド・アウアーに招かれ、サンクト・ペテルブ
ルグで勉強を続け、ヤッシャ・ハイフェッツ、ウラディミール・ホーレンシュタ
インと友人となった。ホロヴィッツとのツアー中、ソ連への帰国拒否を決め西
欧での活動を選択。1929年にはストコフスキー、フィラデルフィアOとの共演で
アメリカ・デビュー、USに定住して1942年には市民権を獲得。この8CDには1955
-1964年にキャピトル、EMIクラシックスに録音した彼の音楽性の高みを証明す
るアンソロジーを収録。
クラムシェル・ボックス 各CD紙ケース入り 32Pブックレット

CZS-6985302 4枚組 \2700
コンプリート・メニューイン&グラッペリ(限定盤)
伝説的ヴァイオリニスト、メニューインとグラッペリの共演録音、全86曲。メ
ニューインとグラッペリは1973-1983年に6枚のLPを発表、その全てを4CDに収録。
メニューインは20世紀を代表するセレブリティ、グラッペリは1930年代のジャ
ンゴ・ラインハルトとのコラボを始めジャズ・ヴァイオリンのアイコン的存在。
その両者の共演は1971年のクリスマスにUKのTVショウで実現、それ以来の彼ら
の友情とコラボがこの録音に結実しています。
クラムシェル・ボックス 各CD紙ケース入り 32Pブックレット



<EMI FRANCE>
CDM-6861862(2CD+1CD-ROM)\2950 ※価格変更 \2400
プラッソン/グノー:歌劇「ミレイユ」全曲
ミレッラ・フレー二(ソプラノ)
アラン・ヴァンゾ(テナー)
ジョゼ・ヴァン・ダム(バリトン)
ジェイン・ローズ(メゾ・ソプラノ)
ガブリエル・バキエ(バリトン)
トゥールーズ・カピトール合唱団、管弦楽団
ミシェル・プラッソン指揮
EMI・ヴァージン・クラシックスの新オペラ・シリーズで復活するファン待望の
グノー作品。
オペラ名録音の宝庫、EMI、ヴァージンの名盤を新「OPERA」シリーズで今秋よ
り順次発売。新シリーズから、いち早く登場するプラッソンのグノー作品をご
案内いたします。
新シリーズではトラックリストを掲載した簡便なブックレットに加えて、あら
すじと全曲歌詞テキスト(PDF)が掲載されるCD-ROMを搭載。
マルチパック 12Pブックレット 英/仏/独/スペイン語表記


<EMI SPAIN>
CMS-6848362 2枚組 \2950 ※価格変更 \1450
アルフレード・クラウス/UNA VOZ UNIVERSAL
オペラとサルスエラ、クラウスならではの得意のアリアをまとめた2CD
ブリリアント・ボックス 12Pブックレット
CD1 オペラ
1.ベッリーニ:「清教徒」-いとしいおとめよ、あなたに愛を 
w/モンセラ・カバリェ(ソプラノ)、
フィルハーモニア管弦楽団、リッカルド・ムーティ指揮
ヴェルディ:「椿姫」
2.-乾杯の歌(陽気に楽しく杯をくみ交わそう) w/マリア・カラス(ソプラノ)
リスボン・サン・カルロ国立劇場交響楽団、フランコ・ギオーネ指揮
3.-思い出の日から 
w/レナータ・スコット(ソプラノ)、フィルハーモニア管弦楽団
リッカルド・ムーティ指揮
4.-彼女がいなければ 
w/フィルハーモニア管弦楽団、リッカルド・ムーティ指揮
5.-燃える心を w/フィルハーモニア管弦楽団、リッカルド・ムーティ指揮
ドニゼッティ:「ランメルモールのルチーア」
6.-Qui di sposa serna fede…Ah, soltanto il nostro foco 
w/エディタ・グルベローヴァ(ソプラノ)、
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ニコラ・レッシーニョ指揮
7.-Verrano a te sull'aura I miei sospiri ardenti 
w/エディタ・グルベローヴァ(ソプラノ)、
ロイヤル・フィルハーモニア管弦楽団、ニコラ・レッシーニョ指揮
8.-わが祖先の墓よ w/ロイヤル・フィルハーモニア管弦楽団、
ニコラ・レッシーニョ指揮
9.-Fra poco a me ricovero dar negletto avello 
w/ロイヤル・フィルハーモニア管弦楽団、ニコラ・レッシーニョ指揮
10.-あなたは昇天の翼をひろげた 
w/ロバート・ロイド(バス)、
ロイヤル・フィルハーモニア管弦楽団、ニコラ・レッシーニョ指揮
ドニゼッティ:「ドン・パスクアーレ」
11.-Cherchero lontana terra 
w/ロンドン交響楽団、サラ・コールドウェル指揮
12.-E se fia che ad altro oggetto
w/ロンドン交響楽団、サラ・コールドウェル指揮
13.-何というやさしさ w/ロンドン交響楽団、サラ・コールドウェル指揮
14.-もう一度愛の言葉を 
w/ビヴァリー・シルス(ソプラノ)、ロンドン交響楽団
サラ・コールドウェル指揮
15.プッチーニ:「ラ・ボエーム」-冷たい手を 
w/ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団
ジェイムズ・レヴァイン指揮
16.ヴェルディ:「リゴレット」-女心の歌(風の中の羽根のように) 
w/フィルハーモニア管弦楽団、ユリウス・ルーデル指揮
CD2 サルスエラ
ソロサバル:
1.「LOS DE ARAGON」-Los De Aragon 
w/マドリード協奏管弦楽団、パブロ・ソロサバル指揮
2.「カチューシャ」-Es el Principe! 
W/ピラール・ローレンガー(ソプラノ)ほか
マドリード協奏管弦楽団、パブロ・ソロサバル指揮
3.「ENTRE SEVILLA Y TRIANA」-Tu que sabes del carino 
w/マドリード協奏管弦楽団、パブロ・ソロサバル指揮
4.ゲレロ:「EL HUESPED DEL SEVILLANO」-フアン・ルイスのロマンサ(Raquel)
w/マドリード協奏管弦楽団、パブロ・ソロサバル指揮
5.SOUTULLO/VERT:「EL ULTIMO ROMANTICO」-Bella Enamorada
ソロサバル:
6.「港の居酒屋」-そんなはずはない 
w/マドリード協奏管弦楽団、パブロ・ソロサバル指揮
7.「LA ISLA DE LAS PERLAS」-No Me Quiere w/マドリード協奏管弦楽団、
パブロ・ソロサバル指揮
8.「港の居酒屋」-Duo De Marola Y Leandro 
w/レダ・バークレイ(ソプラノ)
マドリード協奏管弦楽団、パブロ・ソロサバル指揮
9.「CURRO VARGAS」-Soledad Mia w/マドリード協奏管弦楽団
パブロ・ソロサバル指揮
10.「道化のブラック」-Deja La Guadana Segador 
w/マドリード協奏管弦楽団、
パブロ・ソロサバル指揮
11.「港の居酒屋」-マローラとレアンドロの二重唱 
w/レダ・バークレイ(ソプラノ)
マドリード協奏管弦楽団、パブロ・ソロサバル指揮
12.「道化のブラック」-ドゥポントとブラックの二重唱 
w/レナート・セサーリ(バリトン)
マドリード協奏管弦楽団、パブロ・ソロサバル指揮
13.「LA ISLA DE LAS PERLAS」-Que Triste Mi Despertar
w/マドリード協奏管弦楽団、パブロ・ソロサバル指揮
14.「LA DOLOROSA」-Relato De Rafael w/マドリード協奏管弦楽団
パブロ・ソロサバル指揮
以上 アルフレード・クラウス(テナー)



●ESSENTIAL CLASSICS
2CDの新シリーズ。クラシック名曲をトップ・アーティストの演奏でまとめて収録。8月発売の第1回をご案内いたします。
トラックリストにその楽曲が使用された映画作品名が明記されたブックレット。
映画音楽などで知った音楽をお求めになる方に、分かりやすく親しみやすいパッケージとしてお奨めです。
いずれも ブリリアント・ボックス 8Pブックレット
詳細は当店HPにございます。
詳細はこちら




<VIRGIN CLASSICS>
VC-2166222 \1980
ブラームス:
弦楽四重奏曲第1番ハ短調Op.51-1
ピアノ五重奏曲ヘ短調Op.34*
エベーヌ四重奏団
(ピエール・コロンブ、ガブリエル・ル・マガドゥール-ヴァイオリン、
マチュー・エルツォーグ-ヴィオラ、ラファエル・メルラン-チェロ)
*山本亜希子(ピアノ)
デビュー作の「ドビュッシー、ラヴェル、フォーレ:弦楽四重奏曲集」
(VC-5190452)が「表現力にあふれた精妙さ、溶け合った音質、興奮させる歓喜」
(タイムズ)などと絶賛されたエベーヌQ。第2作目はドイツ音楽の中心ともいう
べきブラームス作品をリリース。彼らの幅広いレパートリーを示す選曲です。
弦楽四重奏の第1番、ピアノ五重奏とブラームスの室内楽作品の中でも人気の2
曲が演奏され、ピアノ五重奏では、福岡出身、2004年第14回ロベルト・シュー
マン国際コンクール優勝者で現在はパリを中心に活躍しエベーヌQともしばしば
演奏の機会を持つ山本亜希子と共演しています。彼らの2006年ロンドンでの
「ピアノ五重奏」は「輝かしい演奏」(インディペンデント)と賞賛されていま
す。ジュエル 16Pブックレット

VBS-9669652 5枚組 \1980
モンテヴェルディ作品集
CD1&2
聖母マリアの夕べの祈り(1610出版)
1983年8月、1984年3月 ロンドン録音
CD3&4-1
モンテヴェルディと同時代の作曲家たち(ファンティーニ、マリーニ、ロヴェッ
タ、スカラーニ、ウスペール):聖マリア・デッラ・サルーテの饗宴のための荘
厳ミサ(1631)
1988年5月録音 ロンドン録音
CD4-2
ヴェネツィアの夕べの祈りの音楽-倫理的、宗教的な森(1641年出版)より
1982年12月 ロンドン録音
CD5
戦いと愛のマドリガル曲集(第8巻)(1638年出版)より 
1991年2月ニュー・ジャージー録音
エマ・カークビー(ソプラノ)、ナイジェル・ロジャース(テナー)
タヴァナー・コンソート、合唱団、プレイヤーズ
アンドルー・パロット指揮
時代を画したパロット、タヴァナーのモンテヴェルディ演奏を集大成
マルチパック 16Pブックレット

VBS-9669562 4枚組 \1980
ザ・スウィングル・シンガーズ
CD1 ア・カペラ・アマデウスーア・モーツァルト・セレブレーション(18曲)
CD2 バッハ・ヒッツ・バックーア・ニュー・ア・カペラ・トリビュート(21曲)
CD3 1812年(15曲)
CD4 アラウンド・ザ・ワールドーア・フォーク・ソング・コレクション(20曲)
ザ・スウィングル・シンガーズ
(ヘレン・マッセイ-ソプラノI、デリン・エドワーズ-ソプラノII
リンダ・スティーヴンス-アルトI、へザー・ケアンクロス-アルトII
アンドルー・ブッシャー-テナーI、ジョナサン・ラスボーン-テナーII
ベン・パリー-バスI、デイヴィッド・ポーター・トマス-バスII
ミュージカル・アドヴァイザー:ウォード・スウィングル)
日本でも人気の高い、ア・カペラ・グループ、スウィングルのオリジナル・ア
ルバム・セット
マルチパック 16Pブックレット



<VIRGIN CLASSICS>
VC-6945380
インヴァ・ムーラ/Il bel sogno(美しい夢)-オペラ・アリア集
1.プッチーニ:ドレッタの何と美しい夢-「つばめ」
2.プッチーニ:私の名はミミ-「ラ・ボエーム」
3.プッチーニ:あなたの愛の呼ぶ声に-「ラ・ボエーム」
4.プッチーニ:私のいとしいお父さん-「ジャンニ・スキッキ」
5.グノー:Trahir Vincen-「ミレイユ」
6.グノー:Voici la vaste…-「ミレイユ」
7.マスネ:さようなら、私たちの小さなテーブルよ-「マノン」
8.グノー:宝石の歌-「ファウスト」
9.グノー:Il ne revient pas-「ファウスト」
10.マスネ:鏡の歌「私は美しいと言っておくれ」-「タイス」
11.ヴェルディ:さようなら過ぎ去った日よ-「椿姫」
12.ヴェルディ:花から花へ-「椿姫」*
*アギム・フシ(テナー)
ザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団、イヴォ・リパノヴィツ指揮
ジュエル・ボックス 44Pブックレット(英/仏/独語のノート、及び歌詞)
アルバニア出身のリリック・コロラトゥーラ・ソプラノ、パリ・オペラ座の2009
/10年シーズンをグノーの「ミレイユ」でオープンするインヴァ・ムーラのフラ
ンス、イタリア・オペラ・アリア集
「真のアーティスト」(BBCミュージック・マガジン)
「インヴァ・ムーラは声楽的に完璧な状態でマルガレーテを表現した・・・」
(Seen and Heard-トゥールーズでの「ファウスト」公演評)
「ミレイユ」、「ファウスト」、「タイス」、「マノン」のアリアで、今日のフ
ランス作品のベストソプラノとしての存在を証明する一方、イタリア・オペラ作
品はそれぞれのライブ公演で絶賛を得ているものばかりを収録した、ムーラの現
在を象徴するアルバムが登場します。アルバニアの首都、ティラーナ生まれ、ア
ルバニアのポピュラー歌手/作曲家として有名なアヴニ・ムーラの娘。ティラー
ナ、ブカレスト(ジョルジュ・エネスク・コンペティション)、バルセロナのコン
ペティションに優勝。また1993年パリでの第1回「プラシド・ドミンゴ・オペラ
リア」コンペティションの受賞者ともなった。ミラノ、スカラ座、ウィーン国立
オペラ、メトロポリタン・オペラを始め世界各国のオペラで活躍中。さらにリュ
ック・ベッソン監督の「フィフス・エレメント」でディーヴァ・プラヴァラグー
ナとして登場、「彼のやさしい声が」(ランメルムーアのルチーア)を披露した。
いままさに旬のソプラノのリサイタル・アルバムにご注目下さい。

VCS-6945670 2枚組 \3000
ヘンデル:キリスト「復活」のオラトリオ
われらが主イエス・キリストの復活のオラトリオ HWV47
天使/カミラ・ティリング(ソプラノ)
ルチーフェロ/ルカ・ピサローニ(バス・バリトン)
マグダラの聖マリア/ケイト・ロイヤル(ソプラノ)
聖マリア・クレオフェ/ソニア・プリーナ(コントラルト)
福音史家、聖ジョヴァンニ/トビー・スペンサー(テナー)
ル・コンセール・ダストレエ
エマニュエル・アイム(ハープシコード、オルガン、指揮)
マルチパック 72Pブックレット(英/仏/独語ノート、歌詞テキスト)
ヘンデルのローマ時代の最も色彩的な作品がアイムと5人の名歌手で脚光をあび
る1708年ローマ初演のオラトリオ。当時として大編成のオーケストラが集めら
れ、ヴァイオリンの巨匠、アルカンジェロ・コレッリが指揮したとされる。
アイムは2009年4月、ロンドンのバービカン・センターで演奏し、その後パリ、
ディジョン、エクサンプロヴァンス、リール、パンプローナ、バリャドリード、
ザルツブルグで歴演し絶賛を博した。絶賛の演奏にご期待下さい。

VBS-6945392 2枚組 \1980
レジェンド・オブ・オーケストラ
神秘、壮麗、悲劇、ジャズの感覚、荘重、甘美など幅広い表現能力を発揮する
オーケストラの魅力を凝縮した2CD
ブリリアント・ボックス 12Pブックレット(英/独語ノート)
CD1
1.R.シュトラウス:ツァラトゥストラはこう語った-日の出
シュターツカペレ・ドレスデン、ルドルフ・ケンペ指揮
2.オルフ:カルミナ・ブラーナ-踊り
ボーンマス交響楽団、デイヴィッド・ヒル指揮
3.グリーグ:ペール・ギュント-朝の気分
エストニア国立交響楽団、パーヴォ・ヤルヴィ指揮
4.ベルリオーズ:ファウストの劫罰-ハンガリア行進曲
パリ管弦楽団、ジョルジュ・プレートル指揮
5.バーバー:弦楽合奏のためのアダージョ
スコットランド室内管弦楽団、ユッカ・ペッカ・サラステ指揮
6.ビゼー:「アルルの女」管弦楽組曲第1番-序曲
トゥールーズ・カピトール管弦楽団、ミシェル・プラッソン指揮
7.ドビュッシー:小組曲(ビュッセル編)-バレエ
ノーザン・シンフォニア、ジャン=ベルナール・ポミエ指揮
8.ボロディン:だったん人の踊り
ロイヤル・リヴァープール・フィルハーモニー管弦楽団、
チャールズ・マッケラス指揮
9.リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
パリ音楽院管弦楽団、アンドレ・クリュイタンス指揮
10.バーンスタイン:
ウェスト・サイド・ストーリーからの交響的舞曲-プロローグ
ミネソタ管弦楽団、エド・デ・ワールト指揮
11.デュカス:魔法使いの弟子
ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団、ディミトリ・キタエンコ指揮
12.シベリウス:悲しきワルツ
エストニア国立交響楽団、パーヴォ・ヤルヴィ指揮
13.シャブリエ:エスパーニャ
トゥールーズ・カピトール管弦楽団、ミシェル・プラッソン指揮
14.チャイコフスキー:くるみ割り人形-こんぺい糖の踊り
フィルハーモニア管弦楽団、ジョン・ランチベリー指揮
15.ムソルグスキー:はげ山の一夜(リムスキー=コルサコフ編)
ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団、ディミトリ・キタエンコ指揮
16.ビゼー:子供の遊びOp.22-舞踏会(ギャロップ)
トゥールーズ・カピトール管弦楽団、ミシェル・プラッソン指揮
CD2
1.ショスタコーヴィチ:ワルツ第2番
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、パーヴォ・ヤルヴィ指揮
2.シャルパンティエ:テ・デウム-前奏曲
アカデミー室内管弦楽団、フィリップ・レッジャー指揮
3.エルガー:威風堂々第1番
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ユーディ・メニューイン指揮
4.グリーグ:ホルベアの時代よりOp.40-前奏曲
エストニア国立交響楽団、パーヴォ・ヤルヴィ指揮
5.フォーレ:パヴァーヌ
イギリス室内管弦楽団、ポール・トルトゥリエ指揮
6.プロコフィエフ:ロミオとジュリエット-騎士たちの踊り
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、パーヴォ・ヤルヴィ指揮
7.ヘンデル:サラバンド(ヘイル編)
アカデミー室内管弦楽団、アレクシス・ブリガー指揮
8.ハチャトゥリアン:ガイーヌ-剣の舞
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、パーヴォ・ヤルヴィ指揮
9.ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ノーザン・シンフォニア、ジャン=ベルナール・ポミエ指揮
10.チャイコフスキー:白鳥の湖-ワルツ
フィルハーモニア管弦楽団、ジョン・ランチベリー指揮
11.ブリテン:青少年のための管弦楽入門-パーセルの主題
パリ管弦楽団、イゴール・マルケヴィッチ指揮
12.メンデルスゾーン:真夏の夜の夢-スケルツォ
ロンドン交響楽団、バリー・ワーズワース指揮
13.サン=サーンス:動物の謝肉祭-水族館
アカデミー・オブ・ロンドン、リチャード・スタンプ指揮
14.サン=サーンス:死の舞踏
トゥールーズ・カピトール管弦楽団、ミシェル・プラッソン指揮
15.プロコフィエフ:ピーターと狼-ピーターのテーマ
アカデミー・オブ・ロンドン、リチャード・スタンプ指揮
16.ストラヴィンスキー:春の祭典-春のきざし(乙女達の踊り)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ケント・ナガノ指揮
17.ヴォーン=ウィリアムズ:グリーンスリーブズによる幻想曲
ロンドン室内管弦楽団、クリストファー・ウォーレン=グリーン指揮
18.ボロディン:中央アジアの草原にて
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ジョルジュ・プレートル指揮
19.ムソルグスキー:展覧会の絵-卵の殻をつけたひなどりのバレエ(ラヴェル編)
ロイヤル・リヴァープール・フィルハーモニー管弦楽団、
チャールズ・マッケラス指揮
20.オッフェンバック:パリの喜び-カン・カン
フィルハーモニア管弦楽団、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮


●PREMIUM シリーズ
ヴァージン・クラシックスが新たにスタートするメイン・カタログ・シリーズ
「PREMIUM」のご案内です。本シリーズはヴァージン・クラシックスのカタログ
から名盤、注目盤をオリジナル・カヴァー・イメージを生かしたスタイリッシュ
な統一デザインによるカヴァーによりシリーズ化発売。価格はミッド・プライス
・ラインに設定。ジュエル・ボックス 12Pブックレット(仏/英/独語)
今回第1回目の発売は15点、第2回目は2010年に10点の発売が予定されています。

VM-6846302 \1450
バッハ:カンタータ集
カンタータ第55番「われは貧しき者、われは罪の僕」
カンタータ第82番「われは満ち足れリ」 他
イアン・ボストリッジ(テナー)
エウローパ・ガランテ、フィビオ・ビオンディ指揮

VM-6846292 \1450
バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集
3つのヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタBWV1027-1029
ホルディ・サバル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
トン・クープマン(ハープシコード)

VM-6863552 \1450
アンスネス/グリーグ:ピアノ協奏曲
グリーグ:ピアノ協奏曲 他
リスト:ピアノ協奏曲第2番
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団、ドミトリ・キタエンコ指揮

VM-6863572 \1450
ペルゴレージ:スターバト・マーテル
ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)
ジェラール・レーヌ(アルト)
イル・セミナリオ・ムジカーレ

VM-6863532 \1450
エルガー:チェロ協奏曲
ブリテン:チェロ交響曲
トゥルルス・モルク(チェロ)
バーミンガム市交響楽団、サイモン・ラトル指揮

VM-6863702 \1450
ショパン:バラッド、マズルカ、ポロネーズ
マズルカOp.59(3曲); Op.63(3曲)
バラッド第3番Op.47; 第4番Op.52
ポロネーズ第5番Op.44; 第6番「英雄」Op.53
ピョートル・アンデルシェフスキ(ピアノ)

VM-6863542 \1450
フォーレ:レクイエム
レクイエム(1893)
ラシーヌの賛歌 他
ナンシー・アージェンタ(ソプラノ)、サイモン・キーンリィサイド(バリトン) 
ウィンチェスター・キャセドラル合唱団、ボーンマス・シンフォニエッタ
デイヴィッド・ヒル指揮

VM-6863562 \1450
マーラー:交響曲第4番
子供の不思議な角笛より3曲
ドロテア・レシュマン(ソプラノ)
マーラー・チェンバー管弦楽団
ダニエル・ハーディング指揮

VM-6863712 \1450
モーツァルト:コンサート・アリア集
ああ、情け深い星々よ、もし天にK.538
ああ、できるならあなた様にお教えしたいものですK.418
いえ、いえ、あなた様にはご無理ですK.419
もし、私の不幸のすべてをK.83
テッサリーアの民よ!私は求めは致しません。不滅の神々よK.316
我がいとしの希望よ!あなたにはどんな苦しみか分かるまいK.416
アルカンドロよ、私は告白しよう、どこより訪れるのか・・・K.294
ナタリー・デセイ(ソプラノ)
リヨン国立歌劇場管弦楽団、テオドール・グシュルバウアー指揮

VM-6863582 \1450
キガン・チェン作品集
五行
失われた時の反映 他
ヨーヨー・マ(チェロ)
フランス国立管弦楽団、シャルル・デュトワ指揮 他

VM-6863592 \1450
サティ:ピアノ作品集
3つのジムノペディ
6つのグノシェンヌ
スポーツと気晴らし 他
アンヌ・ケフェレック(ピアノ)

VM-6863602 \1450
シューベルト:二重奏曲集
ヴァイオリンとピアノのための二重奏曲 イ長調D.574
華麗なロンド ロ短調D.895
幻想曲 ハ長調D.934
ルノー・カプソン(ヴァイオリン)、ジェローム・デュクロ(ピアノ)

VM-6863622 \1450
ヴィヴァルディ:教会音楽集
子らをたたえよRV600
モテット「荒れ狂う海の中で」;「おお、天においても地においても清きもの」
「正しい怒りの激しさに」
パトリツィア・チョーフィ(ソプラノ)
エウローパ・ガランテ、フィビオ・ビオンディ指揮

VM-6863612 \1450
セレナーデ
ベートーヴェン、シューベルト、グノー、ヴォーン・ウィリアムズ、
プーランク、パーセル 他:歌曲集
デイヴィッド・ダニエルズ(カウンター・テナー)
マーティン・カッツ(ピアノ)

VM-6863632 \1450
アメリカの歌
バーバー、コープランド、バーンスタイン、ローレム:歌曲集
パトリツィア・プティボン(ソプラノ)
アメリカ少年合唱団
キャサリン・キング(メゾ・ソプラノ) 他

<RCA RED SEAL>
8869754812-2 \1550
(1)シューマン:幻想曲 ハ長調Op.17
(2)バラキレフ:イスラメイ+
(3)ショパン:舟歌 嬰ヘ長調Op.60
(4)リスト:伝説S175-水の上を歩くパオラの聖フランチェスコ+
+ホロヴィッツの演奏としては初登場
[演奏] ウラディミール・ホロヴィッツ(ピアノ)
[録音](1)1946年4月8日、(2)1950年1月23日、(3)1947年4月28日、
(4)1947年2月3日、ニューヨーク、カーネギー・ホールでのライヴ・レコーディ
ング(イェール大学音楽資料室ウラディミール・ホロヴィッツ-ワンダ・トスカ
ニーニ・アーカイヴ所蔵の音源より)[モノラル録音]
VOL.1同様、イェール大学に保管される秘蔵のライヴ録音の中から、選りすぐり
の5曲を収録。そのうちバラキレフ「イスラメイ」とリスト「水の上を歩くパオ
ラの聖フランチェスコ」は、ホロヴィッツの演奏としては初めて音盤化されるま
さに歴史的音源です。聴衆を前にした全盛期のホロヴィッツだけが音にすること
ができた、危険なほどの超絶技巧の冴えを記録したもので、まさに音の世界遺産
と称すべき貴重な録音です。またショパンの「幻想曲」もホロヴィッツが生前に
正規録音を残さなかったレパートリーです。シューマン「幻想曲」とショパン
「舟歌」は、前者は1965年のいわゆる「ヒストリック・リターン」のライヴ
(Sony Classical)、後者は1957年のスタジオ録音と1980年のライヴ録音の2種類
(いずれもRCA)と、それぞれ別の演奏が発売されていますが、無敵のピアニズム
を誇った1940年代-50年代のホロヴィッツの輝きは、何者にも変えがたい魅力を
放っています。

8869757606-2(SACD-Hybrid) \1780
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱」
クリスティーアーネ・エルツェ(ソプラノ) 、ペトラ・ラング(アルト)、
クラウス・フローリアン・フォークト(テノール)、
マティアス・ゲルネ(バリトン) 、
ドイツ・ カンマーコーア 、ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
[録音]2008年8月22日-26日(第1楽章-第3楽章)&12月20日-22日(第4楽章)、
ベルリン、フンクハウス・ケーペニック
世界的に高く評価されている「ベートーヴェン:交響曲全集」の最終巻というだ
けあって、録音は慎重を期して行なわれました。まず2008年夏のボン・ベート
ーヴェンフェストのオープニングでこの曲を取り上げた際に、まず第3楽章まで
が録音され、その後、2008年12月にブレーメンとドイツ国内のツアーで再度
「第9」を取り上げた際に第4楽章が録音されました。声楽が入る前のレチタティ
ーヴォの部分を収録するのにほぼ2セッションをかけてしまうという慎重な姿勢
は、交響曲第9番の録音に、世界的に高い評価を得ているこのコンビの「ベート
ーヴェン・プロジェクト」の総決算としての意味合いが込められていることを
演奏者と制作者全員が強く感じていることの証です。ヤルヴィとドイツ・カン
マーフィルが初めてこの交響曲を取り上げたのが2005年9月。その後、 横浜、
カナダ・ラナディエール、ストラスブールでのチクルスや、ブレーメンを初め
とするドイツ国内での演奏を重ねてようやく獲得した成 果がこの録音に結実し
ているのです。第4楽章の要となる声楽陣も、バリトンのゲルネ、テノールの
フォークトを初めとする旬の独唱者、 2001年の創設以来優れた室内合唱団とし
て注目を浴びているドイッチェ・カンマーコーアを擁し、今後の世界標準とな
るべきハイスタンダードの「第9」が完成しました。

8869737679-2 \1780
フィリップ・グラス:ヴァイオリン協奏曲(ソプラノ・サックス編曲版)
ジョン・タヴナー:奇蹟のヴェール(第1楽章のサックス編曲版)
マイケル・ナイマン:蜜蜂が踊る場所
エイミー・ディクソン(sax)
クリオ・グールド、マイケル・トムズ(指揮)
ロイヤル・フィル
セカンド・アルバムは現代のヴァイオリンとチェロ用のための現代の協奏曲。
この難曲を、彼女はサックスでの演奏を試みました。P・グラスの協奏曲は分散
和音の連続。彼女はこの作品を愛してやまないので、サックスで演奏をしよう
と決意したのですが、彼女の全て の友人や先生は、腱鞘炎に悩まされるだけだ
と反対したのです。その反対を押し切って彼女の驚異的なテクニックによって
演奏を成功させました。それはヴァイオリンのための原曲を超越し、ソプラノ
・サクソフォンのための作品へと同化し、さらに最高の作品に仕上がったと、
すでにこの演奏は絶賛されています。ダヴナーの作品は、ヨー・ヨー・マの演
奏で有名になったチェロのための作品で、じっくりと ゆっくりした流れの中
で、東方と西洋の宗教的なものが共有化された人の声のような音は、サックス
用編曲で更に最適化されたものに感じられます。ナイマンの作品はサックスの
ための作品ですが、彼女の温かく歌いこまれた高い感情がここで発揮されてい
ます。
エイミー・ディクソンは、シドニー生まれの女流サクソフォン奏者。7歳よりサ
ックスを始め、16歳でデビュー。17歳でシドニー交響楽団と競演、レコーディ
ングを行いました。18歳でロンドン、アムステルダムで学び、様々なコンクー
ルで優勝。現在ヨーロッパを中心として独奏者として活躍。また、フィリップ
・グラスなどの現代音楽作品の初演も、数多く演奏しています。
ファースト・アルバム「Smile(88697203072)」では、クラシカル名曲をサック
スで演奏したものだけでなく、サクソフォンを演奏してい る方々のための演奏
定番作品まで幅広く網羅しており、世界各国で高い評価を得ています。




<SME MASTERWORKS>
8869744361-2 \1450
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685-1750):
パルティータ第1番変ロ長調BWV825
パルティータ第5番ト長調BWV829
パルティータ第6番ホ短調BWV830
マレイ・ペライア(ピアノ) 録音:2008年12月、2009年4月 ベルリ
好評のペライアのパルティータ集Vol.1(88697226972)の続編となります。1990
年代に彼は指を痛めてしまいましたが、1990年代後半にケガを克服し復活しま
した。その間に彼は、チェンバロでのバッハ演奏を研究し、それをピアノ奏法
に取り入れ新たなるバッハ 像を表現することに成功してきました。最初にチェ
ンバロ協奏曲でリズミカルなイタリアの協奏曲風で目を洗われる思い。次のゴ
ルトベルク変奏曲で、「バッハの美」を私たちに見せつけたのです。イギリス
組曲でもその明瞭な美はさらに安定感をもち、パルティータ集ではゆっくりと
したテンポを取り入れ更に深みが増しています。彼の演奏は、決して余計なア
クセントや装飾音は入れずに、バッハの楽譜そ のままを弾くことが基本。そ
の事によって、自然で魅惑的な音楽表現が可能となったのです。前回に引き続
き彼のコンセプトは踏襲されていきますが、今回は細かい音の豊かな装飾音や、
独特な和音の連続等といったバッハの優れた才能を見出すことができる楽章が
多く含まれ、今回のペライアの演奏にも期待が持てます。



<SONY CLASSICAL>
8869744331-2 37枚組 \7090
※初回生産限定盤
ハイドン:交響曲全集(全107曲)
デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)
シュトゥットガルト室内管弦楽団
Arte Novaからブルックナー交響曲ツィクルス完成間近のデニス・ ラッセル・
デイヴィスが、ハイドンの交響曲を約10年かけて録音に挑みました。DR・デイ
ヴィスは、1995-2006年の間、シュトゥットガルト室内管弦楽団の首席を務め、
以前のミュンヒンガーとは違い、近現代音楽などもコンサートに取り入れ、こ
の楽団の成功に導きました(現在は、ミヒャエル・ ホフシュテッターが就任)。
DR・デイヴィスは音楽監督に就任した1995年すぐ、ハイドンを記念する2009年
に向けて全曲録音の計画を立てました。 様々な演奏解釈、古楽器奏法が確立し
ていったこの時代、彼にとって複雑な思いであっただろうが、彼なりの研究の
結果において、モダン楽器を使いつつも控えめなビブラートと、トランペット
とティンパニは古楽器を採用。録音には約10年かかっていますが、最初から最
後まで一貫して統一されたコンセプトの上で進められました。(コンサート・マ
スターは、バロック・ヴァイオリン奏者としても有名な、ベンジャミン・ハド
ソン) ハイドンの交響曲全集を、全曲同じ指揮者&楽団で録音するという偉業
は、ドラティ盤とアダム・フィッシャー盤がありますが、この盤は最新録音で
す。なお、初回のみの完全限定生産となります。

8869756689-2 \1780
シューマン:歌曲集『詩人の恋』Op.48(全曲)
ブラームス:
『夜うぐいすは羽ばたく』Op.6-6/ 『落胆』Op.72-4/『ひばりの歌』Op.70-2/
『もうお前のところへは行くまいと』Op.32-2 『荒れ野を越えて』Op.86-4/
『夜更けて私は起き上がり』Op.32-1/『エオルスの竪琴に寄せて』Op.19-5
『教会の墓地にて』Op.105-4/ 『永遠の愛について』Op.43-1/『夜うぐいすに
寄せて』Op.46-4 『おお涼しい森よ』Op.72-3/『花は仰ぎ見る』Op.96-3/『夜
うぐいす』Op.97-1/『野にひとりいて』Op.86-2 『夢にさまよう人』Op.86-3/
『たそがれ』Op.49-5
サイモン・キーンリサイド(Br)
マルコム・マルティヌー(p)
オペラ・ファンにはお馴染み、イギリスの名バリトン=キーンリサイド。最近
ますます、その美声と表現に磨きがかかり、世界中のオペラ・ ハウスから引く
手あまたの彼ですが、意外とCDや映像作品が少なく、ファンをやきもきさせて
いる人でもあります。そんな彼の最新アル バムは、誰もが聴きたかったであろ
うシューマンの「詩人の恋」とブラームスの歌曲集です。声自体の渋さと多彩
な表現が魅力の彼のこと、数々の名演が存在するシューマンの「詩人の恋」に
また一つ素晴らしい演奏が加わったことは間違いありません。ブラームスの歌
曲も選曲は渋めですが、1曲1曲の慈愛溢れる暖かい歌い回しには感動の涙を抑
えることは不可能でしょう。

8869753081-2(SACD-Hybrid) \1980 ※価格変更 \2180
『WHITE NIGHTS』-デボラ・マルケッティ、ロシアン・メロディーを弾く
1)ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」より「ロシアの踊り」
2)ストラヴィンスキー:「火の鳥」より「子守歌」
3)チャイコフスキー:「ピアノのための2つの小品Op.10」より「ユモレスク」
4)ムソルグスキー:歌劇「ソロチンスクの定期市」より
「陽気な若者たちのゴパーク」
5)パウル・ユオン:「White Nights」-「ヴァイオリン協奏曲Op49より第2楽章」
6)グラズノフ:「瞑想曲 Op.32」
7)ラフマニノフ:「ロマンス ニ短調 Op6-1」
8)ラフマニノフ:「ロマンス イ短調」
9)プロコフィエフ:「ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.80」(全曲)
【録音:2009年3月6-8日、スイス放送】
デボラ・マルケッティ(Vn)
ヴォフカ・アシュケナージ(P)
若きスイスの女流ヴァイオリニスト、デボラ・マルケッティのデビュー・アル
バムの登場です。デビュー盤にして、ここに収録されたすべてロシア作品とい
う意欲的なアルバムで、ストラヴィンスキーやムソルグスキーでは驚異的なテ
クニックを、ラフマニノフなどでは甘いロマンティシズムぷんぷんの演奏まで、
幅広い表現力を持っています。最後に収録した「プロコフィエフのソナタ」で
はそれらの集大成のような作品で、彼女の全てをここで表現している ようで
す。フランチェスコ・ルッジェーリ(1652年クレモナ)のヴァイオリンを使用。
また今作では、ウラディーミル・アシュケナージの長男の、ヴォフカ・アシュ
ケナージがサポートし、ロシア音楽を見事に演奏していきます。
デボラ・マルケッティは、スイス生まれ(スイスとイタリアの二重国籍を持つ)。
12歳でデビューし、13歳でチューリヒ・コンセルヴァトリウム・アンサンブ ル
と「ヴィヴァルディの四季」で共演。バーゼルでソロ・ヴァイオリニストとし
ての教育を受け、その後ウィーンでエーリヒ・ヘーバルト(ウィーン・コンツェ
ント ゥス・ムジクスのコンマス、及びモザイクSQの1stヴァイオリン)に学び、
ウィーン・ムジークフェラインザールでもコンサートを行いました。更に芸術
性を高 めるために、スピヴァコフ、パスキエ、シュムエル・アシュケナジにも
学びました。2002年にウィーン国際バルトーク賞を受賞し、スイスでの本格的
ソロ 活動を開始し、聴衆及び新聞などで「テクニックだけでなく、幅広いキャ
パシティを持つヴァイオリニスト」「汚れなき音色、完全なイントーネション
は聴衆 を魅了」「それぞれの曲の微妙な違いを全て完璧に弾き分ける素晴ら
しい感性」と絶賛されています。




<deutsche harmonia mundi>
8869754121-2 \1780
LAVA -18世紀ナポリのアリア集
ペルゴレージ:
歌劇『オリンピアーデ』『シリアのハドリアヌス帝』より
ニコラ・アントニオ・ポルポラ:
歌劇『ルチオ・パピーリオ』『フラヴィオ・アニチオ・オリブリオ』より
レオナルド・ヴィンチ:歌劇『アルタセルセ』より
レオナルド・レオ:歌劇『イル・デメトリオ』より
ヨハン・アドルフ・ハッセ:
歌劇『ヴィリアーテ』『アンティゴネー』『捨てられたディドーネ』より
ジモーネ・ケルメス(Sp) クラウディオ・オセレ(ディレクター)
Le Musiche Nove
その昔、シューマンの「楽園とペリ」で純情可憐なペリを歌っていた頃からの
ケルメス・ファンとしては、最近の彼女の活躍ぶりは心から嬉しい限りです。
あの頃よりは若干声に貫禄が増して、今や押しも押されぬ「バロックの歌姫」
としてしばしば私たちの前に現われて は新しい感動を与えてくれる彼女の最新
アルバムは、収録されたほとんどのアリアが世界初録音という、マニアにとっ
てもたまらないもの。かのバルトリも盛んに「知られざるバロックアリアの復
興」を行っているが、ケルメスも同じ道を歩むのでしょうか? とにかく注目の
素晴らしい1枚です。
Le Musiche Noveは、カッチーニからハイドンの知られざる作品を中心に復興を
手掛けるオリジナル楽器による小弦楽アンサンブルで、リーダーのクラウディ
オ・オセレは、様々な当時の楽譜の再編を手掛ける研究家でもあり、ヴィヴァ
ルディのオペラをはじめ、サリエリ の楽譜の復興も行っています。またチェチ
リア・バルトリのアルバムの楽譜監修も行っています。




<Oehms Classics>
OC-737 \1800
ボフスラフ・マルティヌー(1890-1959):
オーボエと小管弦楽のための協奏曲H.353(1955)
ベルント・アロイス・ツィンマーマン(1918-1970):
オーボエと小管弦楽のための協奏曲(1952)
リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):
オーボエと小管弦楽のための協奏曲ニ長調AV144(1945/48改訂)
シュテファン・シュリ(オーボエ)
バイエルン放送交響楽
指揮:マリス・ヤンソンス
ライヴ録音
弱冠20歳で名門バイエルン放響の首席オーボエ奏者になったシュテファン・シ
ーリが20世紀オーボエ協奏曲の名曲を気心の知れたマリス・ヤンソンスとドイ
ツの手兵バイエルン放送交響楽団とのアルバム、エームス・クラシックスより
登場!
ベルリン・フィルと並ぶドイツ2大オーケストラの一方の雄バイエルン放送交
響楽団の首席オーボエ奏者に弱冠20歳でなったシュテファン・シーリ。その魅
力的な音色と完璧な技巧に支えられた音楽性で、オーケストラの要として知る
人ぞ知る名手として好楽家から注目されています。そもそもバイエルン放送
交響楽団のオーボエ・セクションは伝統的に名人がそのポストに就いてきてい
ます。コンヴィチュニー時代のライプツィヒ・ゲヴァントハウス管 の首席オー
ボエ奏者だったマンフレート・クレメントは東ドイツから亡命し、カイルベル
トの誘いでバイエルン州立歌劇場の首席オーボエ奏者を経て、1980年に首席オ
ーボエ奏者となりました。1982年に名手フランソワ・ルルーが首席として入団、
クレメントは2番に降り、ルルーやシーリら若い首席 奏者を優しく守り立てな
がら、オーボエ・セクションの優れた伝統を積み重ねてきたといわれています。
R.シュトラウスが指揮台にも立ったことがある縁 のあるバイエルン放送交響
楽団の完璧なサポートを得て、シュテァン・シーリがそのヴィルトゥオージテ
ィを見事に披露して20世紀の10年間に作曲され た様々な様式によるオーボエ
協奏曲の名曲3曲に新たな輝きを与えています。R.シュトラウスのオーボエ協奏
曲は、米軍の軍曹で後のフィラデルフィア 管の名手、ジョン・デ・ランシーが
直接R.シュトラウスに作曲を促したことによって生み出された名曲ですが、こ
のレコーディングではR.シュトラウスか好 んだといわれる小編成のオーケスト
ラによっています。

OC-731 \1800
シューベルト:
幻想曲ハ長調「さすらい人」D.760
幻想曲ハ長調「グラーツ幻想曲」D.605A
3つの小品(即興曲)D.946
ヒュッテンブレンナーの主題による13の変奏曲イ短調 D.576
ミヒャエル・エンドレス(p)
まるでソナタと呼んでも差し支えないほど堅固な形式で書きあげられているの
に、あまりにも自由な楽想が飛来する「さすらい人幻想曲」を、こんなにも鮮
やかに切り込んだ演奏で聴かせてくれるピアニストが他にいたでしょうか?
揺るぎなきテクニックに裏打ちされた、溢れるような音の粒。青年の狂おしい
胸の内。これらが混然一体となった見事な演奏です。確かに過去にもこの曲の
名演はいくつも存在しますが、そろそろここで新感覚のシューベルトを聴くの
も悪くないでしょう。その上、このアルバムを作るにあたり、エンドレスはあ
まり聴く機会のない作品を準備したようです。とりわけ「グラーツの幻想曲」
は、昨年のLFJ(ラ・フォル・ジュルネ)で演奏されマニアの間で話題を呼んだ作
品。1968年に発見された曲で、シューベルトの真作かどうかははっきりしてい
ませんが、こんなにも豊かなメロディーを備えた曲が書ける人が他にいたのだ
としたら、その人も間違いない天才と呼んでもいいでしょう。

OC-922 \1980 ※価格変更 \2180
ゲオルク・ヨーゼフ・フォーグラー:「レクィエム」
ヨーゼフ・ハイドン:「テ・デウム」
ゲルト・グクルヘーア(指揮)
ミュンヘン・ノイエ・ホーフカペレ
(ミュンヘン新王宮カペレ:オリジナル楽器使用)
ミュンヘン・オルフェウス合唱団
ゲオルク・ヨーゼフ・フォーグラー(1749-1814)は、マンハイム楽派で最も重要
なひとり。神学者、聖職者、オルガニストでもあったフォーグラーは、ヨーロ
ッパの聖歌を研究するために、スウェーデン、ギリシャ、北アフリカまで旅行
をし、彼の音楽には古典派のちにロマン派への新しい理論(声と器楽 の進歩的
絵画的調和)を打ち立て、彼独自の作品を発表していきました。また、マイアー
ベアとウェーバーの音楽教師でもありました。彼の作風は、後期バロック-初期
古典派のものとはかけ離れ、すでにベートーヴェン-メンデルスゾーン頃の作品
と同じように激しく絵画的で先進的であることは間違いありませんが、モーツァ
ルトとの対立により、歴史的に不当な評価を受けてしまい、現在では知られざ
る作曲家の一人となってしまっています。 1777年に作曲されたこの「レクィエ
ム」は、イタリア・オペラの手法を取り入れた作風であり、モーツァルトのレ
クィエムを彷彿させるものがあります。この録音では、ミュンヘン楽友協会合
唱団の約60人のメンバーからなる、1982年に設 立されたドイツで評価の高い
「ミュンヘン・オルフェウス合唱団」と、ミュンヘンの古楽器グループ「ミュ
ンヘン・ノイエ・ホーフカペレ」によって演奏されます。密度の高い合唱と、
ラインハルト・ゲーベルの弟子たちによる斬新な器楽アンサンブルによって、
この作品へ新た なる解釈に挑戦しています。世界初録音は、Arte Novaより
1999年に発売された、ケーゲルマン指揮によるものだった(大合唱とモダン楽
器による演奏:74321716632)。

OC-113 2枚組 \1650
エルネスト・ブロッホ:ヴァイオリンのための作品全集
1)ヴァイオリン・ソナタ第1番
2)ヴァイオリン・ソナタ第2番「神秘の詩」
3)無伴奏ヴァイオリン組曲第1番
4)無伴奏ヴァイオリン組曲第2番
5)「バール・シェム」
6)「ヘブライ組曲」
ラティカ・ホンダ・ローゼンベルク(Vn)
エイヴナー・アラッド(P)
1999年にArte Novaから発売され、その後Oehms Classicsより【OC255:廃盤】と
して発売されていたアルバムの再々発売となります。これらのブロッホの作品
を1つにまとめたアルバムは少なく、非常に評価の高い盤のひとつとなっていま
す。ラティカ・ホンダ・ローゼンベルクは日系ドイツ人で、1993年エリザベー
ト国際音楽コンクールで入賞し、1998年チャイコフスキー・コンクールで第2位
を受賞。現在では、フライブルグ音楽大学教授、ベルリン芸術大学客員教授を
務めています。【録音:1999年】



<deutsche harmonia mundi>
8869748394-2 \1800
Exit Baroque (バロック時代の入り口から出口までの室内楽作品集)
1)シュメルツァー:「チャコーナ(シャコンヌ)」
2)フランチェスコ・トゥリーニ:「ソナタ“Il Carsino”」
3)フランチェスコ・トゥリーニ:「ソナタ“El Tanto tempo hormai”」
4)アンドレア・チーマ:「ソナタ ニ短調」
5)G・A・パンドルフィ=メアリ:「ソナタ第1番」
6)タルクィニオ・メールラ:
「カンツォン“La Strada”」「カンツォン“Il Cattarina”」
7)マルチェロ:「チャコーナ(シャコンヌ)」
8)ヴィヴァルディ:「ソナタ集“忠実なる羊飼い”Op.13より第6番」
9)ジュゼッペ・サンマルティーニ:「ソナタ第4番」
10)アントニオ・ベルターリ:「チャコーナ(シャコンヌ)」
オーストリアン・バロック・カンパニー
オーストリアン・バロック・カンパニー(旧団体名:オーマン・コンソート)は、
2007年度ドイツ・レコード・グランプリを獲得するなど、いまヨーロッパ古楽
界で最も注目を浴びているアンサンブル(リーダーのミヒャエル・オーマンは、
ウィーン・フィルのヴォルフガング・シュルツの甥)。オーストリアの古楽演奏
の歴史は、初期の頃からアーノンクールが行っていたが、ウィーン演奏気質の
ためその演奏はなかなか受け入れられず、なかなか発展しづらい場所であった
ため、ウィーン・コンツェントゥス、ムジクス、ウィーン・アカデミー合奏団、
クレマンシック・コンソートくらいしか無いのが現状であったが、このアンサ
ンブルは初期バロックから初期古典派のレパートリーの、ウィーンでは画期的
な室内アンサンブルです。何が画期的かというと、その演奏様式は「イル・
ジャルディーノ・アルモニコ」のような、歌いこまれたメロディーとロックの
ような通奏低音によって生き生きとしており、初期バロックの複雑な旋律も、
心だけでなく私たちの体までも動かしてくれるのです。
このアルバムでは、オーストリア(ザルツブルクやウィーン)のバロック作曲家
と、彼らに影響を与えたイタリアの作曲家による作品を収録し、新たなバロッ
クの発見を楽しみましょう。
今後、いま話題のバロック・ソプラノ歌手、ヌリア・リアルとのヘンデルのア
リア集を発売予定。

8869752715-2 \1800
Kapsbergiana
(ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー作品集)
Los Otros 【ヒレ・パール(gamb)、リー・サンタナ(Lute)、スティーヴン・
プレイヤーズ(g&parc)】
Los Otrosの久々の新録音は、イタリアの初期バロック作曲家及びリュート奏者
であった、ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー(1580-1651)の作品集で
す。多くのリュートやキタローネの作品を作曲しましたが、彼の先進的で独特
なリズムや旋律(転調や半音階進行)において、当時あまり評価は高くなかった
ようですが最近では、最もヴィルトゥジティが高く楽器への発展に貢献した革
新者として、 評価が高くなってきています。彼の作品のアルバムには、ポール
・オデット、ホプキンソン・スミス、ロルフ・リズルヴァン盤などがあり ます
が、この盤ではリー・サンタナのリュート&テオルボ、ヒレ・パールのガンバ、
S・プレーヤーズのバロック・ギターによって、当時の即興的な演奏のように
アンサンブルとしての演奏を聴かせてくれます。

<NAXOS> 各1枚 \1000
8.572341
期待の新進演奏家シリーズユンイ・キン:ピアノ・リサイタル
1.唐壁光(1920-):瀏陽河(王建中によるピアノ編)/2.モーツァルト(1756-1791):
デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲ニ長調 K.573/3-6.シューベルト
(1797-1828):ピアノ・ソナタ第16番イ短調 Op.42 D.845/7-9.ハイドン(1732-
1809):ピアノ・ソナタ第33番ハ短調 Hob.XVI:20/10.グラナドス(1867-1916):
わら人形、ゴヤ風な情景/ 11.スクリャービン(1872-1915):ワルツ変イ長調
Op.38/12.フリードマン(1882-1948):ミュージック・ボックス Op.33 No.3/13.
リスト(1811-1886):12の超絶技巧練習曲第10番ヘ短調 S139/R2b/14.プリエト
(1934-):ハエン 2008
演奏:ユンイ・キン(ピアノ)
2008年ハエン国際コンクールの覇者、ユンイ・キンは 1992年、中国生まれの17
歳。すでに中国国内では天才ピアニストとして知らない人がないくらいの人気
者です。彼女の演奏はとても個性的。もちろん輝くような音色と超絶技巧は備
えていますが、作り出す音の響きが何ともユニークなのです。例えばモーツァ
ルトの K.573。この曲の主題である「デュポールのメヌエット」だけ取ってみ
ても、テンポの揺らし方や独特のペダリングから醸し出される響きは、彼女の
並々ならぬ才能を感じさせてくれるものです。古典から現代作品まで様々な作
品を揃えたこの1枚は、まさに彼女の音楽の総合カタログ。今後、このカタロ
グがどんどん厚くなるのを願うことにしましょう。

8.570932
マルトゥッチ:管弦楽作品全集第4集
1-3.ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.66/4.楽興の時とメヌエット(弦楽オーケ
ストラ編)/5.ノヴェレッタ Op.82-2(管弦楽編)/6.セレナータ Op.57-2(管弦
楽編 )/7.東洋の色彩 Op.44-3(管弦楽編)
演奏:ジェズアルド・コッギ(ピアノ)…1-3/ローマ交響楽団/フランチェスコ
・ダ・ヴェッキア(指揮)
大好評、マルトゥッチ(1856-1909)管弦楽作品集の第4集は、彼の作品の中でも
最も有名な「ピアノ協奏曲第2番」を中心に収録しました。このピアノ協奏曲は、
あのマーラーが生前最後にカーネギー・ホールで行った演奏会のプログラムに
含まれていたことで知られています。当時、すでに体調が悪化していたであろ
う彼にとっては、この大曲を指揮するのはかなり大変だったのではないでしょ
うか?第1楽章は演奏時間こそ20分と長いものの、次々と現われては消えていく
雄大で美しいメロディを追うだけでも楽しいですし、それに続く夢のように美
しい第2楽章ラルゲットと、華やかで息詰まるようなオケとピアノの対決が楽し
める第3楽章も聴きどころ満載です。後期ロマン派の最後の輝きを存分にお楽し
みください。余白に収められた小品も、これまた味わい深くて何だか得した気
分です。

8.570791
コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲他
1-3.ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35/4.劇的序曲 Op.4/5-9.付随音楽「から
騒ぎ」より演奏会組曲 Op.11 序曲/結婚式の朝/ドグベリーとヴァージェス/間
奏曲:庭園の情景/ホーンパイプ
演奏:フィリッペ・クイント(ヴァイオリン)…1-3/ミネリア交響楽団/カルロ
ス・ミゲル・プリエト(指揮)
1945年に作曲されたにも関わらず、このヴァイオリン協奏曲の全編に漂うのは
馥郁たる後期ロマン派の妖艶なる香りです。天才少年として将来を嘱望されつ
つも、アメリカに亡命し、ハリウッドの映画音楽作曲家として活躍していたコ
ルンゴルト(1897-1957)ですが、彼はいつでも「ドイツのクラシック作曲家」と
して認められることを望んでいました。この作品がハイフェッツの手で 1947年
に初演された時も「時代錯誤」という酷評を受けたのですが、彼自身としては
大満足であったことでしょう。一時期すっかり忘れられていたのですが、最近
になって多くの演奏家がこの曲を取り上げ、すっかり人気曲となったのは間違
いありません。全曲を通じて、自身の映画音楽からの引用が見られますので、
このまま、再度何かの映画音楽に使ってみるのも良いかもしれません。それほ
どまでに劇的で心惹かれる作品です。

8.570584
タネーエフ:管弦楽作品集
1.歌劇「オレステイア」より序曲 Op.6/2.歌劇「オレステイア」より第3幕の
間奏曲「デルフォイのアポロ神殿」/ 3.アダージョハ長調/ 4.ロシアの主題
による序曲/5.モスクワのプーシキン記念館の除幕のためのカンタータ/6.カ
ンツォーナ/7.序曲ニ短調
演奏:スタニスラフ・ヤンコフスキー(クラリネット)…6/ノヴォシビルスク
国立フィルハーモニック室内合唱団…5/ノヴォシビルスク・アカデミック交響
楽団/トーマス・ザンデルリンク(指揮)
ロシアの作曲家、ピアニスト、教師および対位法の研究者セルゲイ・タネーエ
フ(1856-1915)の作品集です。このアルバムには彼の唯一のオペラである「オレ
ステイア」からの長大な序曲を中心に、抒情性と対位法に彩られたいくつかの作
品を収録しています。ロシア的なものを聴きたければ、トラック4や5がオススメ
です。どっしりとしたものを聴きたければトラック 7などはいかがでしょう。
チャイコフスキーのようなわかりやすい抒情性に、若干の男らしさを付け加え
た思いきりの良い音楽が魅力です。

8.570739
ニールセン:交響曲第4番「不滅」&第5番
1-4.交響曲第4番「不滅」Op.29 FS76/5-10.交響曲第5番 Op.50 FS97
演奏:デンマーク国立放送交響楽団/ミハエル・シェンヴァント(指揮)
名演として名高いシェンヴァントの指揮によるニールセン(1865-1931)の最高
傑作、交響曲第4番と第5番の組合せです。細部にまできっちりと目配りの効い
た申し分のない演奏で、ニールセンの深い世界をじっくりと味わわせてくれる
ものです。単一楽章で書かれた雄大な第4番(不滅という副題を持つ)、途中で
理不尽なほどに高らかに鳴り響く「スネアドラム」が耳に残ってはなれない第5
番。どちらも劇的で不可思議な魅力に溢れています。耳に優しいメロディはあ
まりないのですが、一度はまったら抜け出すのは難しいのがニールセンの音楽
でしょう。この音楽を攻略するのは困難ですが、聴き終えると何とも言えない
爽快感を味わうことができるはず。

8.557793
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第2番&第3番
1-3.ヴァイオリン協奏曲第2番ニ短調 Op.44
4-6.ヴァイオリン協奏曲第3番ニ短調 Op.58
演奏:マキシム・フェドトフ(ヴァイオリン)
ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
ドミトリー・ヤブロンスキー(指揮)
あまりにも有名な第1番のヴァイオリン協奏曲に比べると、ブルッフ(1838-1920)
の第2番と第3番のヴァイオリン協奏曲は知名度が低すぎます。なぜなのでしょ
う?こんなに雄大さも感傷性も兼ね備えているというのに。そんな思いで胸が
一杯になること間違いなしの1枚です。第2番は1877年の作。第1番の11年後に書
かれ、驚くほどドラマティックなフォルムを備えています。名手サラサーテが
初演し、そのまま彼に捧げられています。第3番は1891年に最初単一楽章の作品
として書かれましたが、ヨアヒムの助言により 3楽章へと拡大されたものです。
独奏ヴァイオリンによって奏でられる各動機は一層表現力を増し、オーケスト
ラの響きが存分に呼応します。この知られざる名曲を演奏するのは俊英フェド
トフ。彼による第1番の演奏は8.557689でお聴きいただけます。

8.572231
ミレニアム・カノン
1.プッツ(1972-):ミレニアム・カノン(M.スペード編)/2.ニューマン(1972-):
私の手は都市/3.キュスター(1973-):失われた峡谷/4-5.マッキー(1973-):カ
ワセミ(滝の後ろと雨の滝/火を捉えたカワセミ)/6.ホルスト(1874-1934):鍛冶
屋 -前奏曲とスケルツォ/7.ゴーブ(1958-):去りゆく日
演奏:ジョージア大学ウィンド・アンサンブル/ジョン・ P・リンチ(指揮)
このアルバムに収録された作品を書いたのは、ほとんどが 1970年代生まれの若
手作曲家たち。さすが、瑞々しい感性に裏打ちされた曲ばかりです。やはりこ
ういう曲は「自分たちで演奏してみたい」と思わせるのがツボ。壮麗でカッコ
いい「ミレニアム・カノン」などはその最たる曲と言えましょう。他にも大い
なる自然賛歌ともいえるニューマンの曲、豪壮な岩山を描いたキュスターの曲、
嵐が去った後に巣から飛び立つカワセミに希望を託したというマッキーの曲、
など個性豊かです。非の打ちどころなきジョージア大学ウィンド・アンサンブ
ルの演奏で。

8.570031
ヴィヴァルディ:四季(ピアノ編曲版)
ヴァイオリン協奏曲 Op.8「四季」(J.ビーゲルによるピアノ独奏編曲版)
1-3. ホ長調 Op.8-1 RV 269「春」/ 4-6. ト短調 Op.8-2 RV 315「夏」/
7-9. ヘ長調 Op.8-3 RV 293「秋」/10-12. へ短調 Op.8-4 RV 297「冬」/
13-15.マンドリン協奏曲ハ長調 RV425(A.ジェンティーレによるピアノ独奏編曲
版)/16-18.リュート協奏曲ニ長調 RV 93(A.ジェンティーレによるピアノ独奏
編曲版)
演奏:ジェフリー・ビーゲル(ピアノ)
最強の名曲、ヴィヴァルディ(1678-1741)の四季をピアノ独奏で全曲演奏して
しまったというCDです。元々Ricordi社(イタリアの大手出版社)よりピアノ版の
スコアは出版されていたのですが、この録音にあたってピアニストのビーゲル
は本来のスコアを研究し、より一層的確な装飾を付けくわえたというのですか
ら、その思い入れは並大抵なものではありません。出来上がった音を聴いてみ
てください。鳥の囀り、雷鳴、人々の喜び、しんしん降り積もる雪などが、驚
くほどに色鮮やかに描き出されていることに気がつくでしょう。映画でおなじ
みのマンドリン協奏曲も、ピアノで聴くと一味違います。

8.570454
レーガー:オルガン作品集第9集
1-2.「国王万歳」による変奏曲とフーガ/3-8.12の小品 Op.65より第1番から
第6番/9-14.コラール前奏曲 戸を高く上げよ/暁の星のいと美しきかな/血潮し
たたる主の御頭/おお嘆き、おお心の苦しみ/キリストは死からよみがえられた
/甘き死よきたれ/15.コラール幻想曲集 Op.40より第2番「主よ、汝の怒りにて
われを罰するなかれ」
演奏:ジョセフ・スティル(オルガン)/トリーア教会ジョハネス・クライス・
オルガン
大好評、レーガー(1873-1916)のオルガン作品集の第9集です。驚くほどにカッ
コ良く始まる「国王万歳」は 1900年頃に書かれた曲。恐らく、ヴィクトリア女
王の長女であるヴィクトリア(ドイツ皇帝フリードリヒ 3世妃)の 60歳の誕生
日記念として出版社から作曲を依頼されたようで、スコアには英語とドイツ語
の両方のタイトルが付されています。1902年頃に書かれた12の小品は、オルガ
ンの機能を目一杯に使って書かれており、精緻な響きに感嘆するばかりです。
作品番号のないコラール幻想曲での瞑想的な美しさ、Op.40での弱音の保持な
ど、オルガン好きにはたまらない曲ばかりです。

8.572024
マルティヌー:ピアノ作品全集第6集
1-6.12のエスキース第1集 H.203/7-10.遊戯シリーズ 1 H.205/11-16.遊戯シ
リーズ 2 H.206/17-19.3つの抒情的小品 H.98/20.ブラック・ボトム H.165/
21-23.海辺の夕暮れ H.128(夕べの港に小舟が帰る /海辺の歌/嵐の海辺)/24.
無言歌ニ短調 H.46/25.夜想曲 H.95/26.悲しい歌ニ短調 H.36
演奏:ジョルジョ・コウクル(ピアノ)
コウクルの弾くマルティヌーの第6集です。ピアニスト、コウクルは第4集をリ
リースしたあと、マルティヌーの失われた作品や、未発表の作品などを精力的
に研究し、3枚分のCDに収録できるだけの作品を発掘したというのですから、ま
さにこれは歴史的偉業と讃えてもよいでしょう。ここに収録されているのは、
マルティヌーのパリ時代の作品が中心ですが、例えば2セットずつまとめて作曲
された「12のエスキース」や「遊戯」は出版される際にばらばらにされたため、
「遊戯」の前半と「エスキース」の後半は忘れられてしまったとか。まだまだ、
その全貌が知られているとは言い難いマルティヌーの魅力をすみからすみまで
掘り起こしてくれるコウクルに感謝です。

8.570938
フォーレ:ピアノ五重奏曲第1番&第2番
1-3.ピアノ五重奏曲第1番ニ短調 Op.89
4-7.ピアノ五重奏曲第2番ハ短調 Op.115
演奏:ファイン・アーツ四重奏団/クリスティーナ・オルティス(ピアノ)
独自の和声感と調性を追求したためか、晩年の作品はある意味「捉えどころの
ない美しさ」に満ちているフォーレ(1845-1924)の音楽。この 2曲のピアノ五重
奏曲もまさにそんな音楽です。第1番は中期から後期への過渡期に書かれていて、
境目はぼやけていても、メロディラインはしっかりしています(もちろんそれ
を取り巻く音の流れはとめどなく流動的ですが)。晩年近くに書かれた第2番に
なると、更に音楽は晦渋の度合いを深めていくのです。さざめくピアノのアル
ペジョと、本来の拍子とずらした拍を用いることで感じる浮遊感(ヘミオラと
いいます)、そしてぼやけた調性。耳がなじむまでに少々時間を必要とするか
も知れませんが、一度この世界に慣れてしまうと、まるで暖かい水の中で体を
丸めているかのような安らぎを覚えることでしょう。

8.570779
カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):2台ギターのための作品全集第2集
1-2.エレジー風フーガ/平均律ギター曲集(2台のギターのための 24の前奏曲と
フーガ )Op.199より 3-4.プレリュードとフーガ第13番ト長調 /5-6.同第14番
ニ短調 /7-8.同第15番イ長調 /9-10.同第16番ホ短調/11-12.同第17番ロ長調 /
13-14.同第18番嬰へ短調 /15-16.同第19番嬰ハ短調 /17-18.同第20番嬰ト短調
/19-20.同第21番変ホ長調 /21-22.同第22番変ロ短調 /23-24.同第23番ヘ長調
/25-26.同第24番ハ短調
演奏:ブラジル・ギター・デュオ(ジョアン・ルイス&ダグラス・ローラ)
既にリリースされている第1集(8.570778)の続編です。これで、前作で半分だけ
紹介した「平均律ギター曲集」の全貌が明らかになりました。この後半の12曲
は1962年の5月14日から6月3日までの間に書きあげられたのですが、各々の曲の
ほとんどに完成した日が書き添えられていて、さながら「音による日記」の様相
を呈しているのが興味深いところです。とりわけ、6月1日から3日にかけて書か
れた第24番は、まるで彼の音楽人生全てを総括するような素晴らしい出来栄え。
この曲集がギター・デュオのレパートリーの最高傑作として未来永劫大切にさ
れることは間違いありません。ブラジル・ギター・デュオの目の覚めるかの如
き名演でお楽しみください。

8.570780
ヒナステラ:弦楽四重奏曲全集
1-4.弦楽四重奏曲第1番 Op.20/5-9.弦楽四重奏曲第2番 Op.26/
10-14.弦楽四重奏曲第3番 Op.40 観想/奇抜に/愛情を込めて/ドラマティックに
/もう一度観想
演奏:エンソ四重奏団/ルーシー・シェルトン(ソプラノ)…10-14
ヒナステラ(1916-1983)はあまり多くの作品を書いたわけではないので、3つの
弦楽四重奏は作品番号こそ近いのですが、実は第1番は 1948年、第2番は 1958
年、そして第3番は1973年の作と、実に 25年ほどの年代の開きがあるのです。
当然作風の変化も顕著です。民俗音楽を程良く取り入れた第1番は、バルトーク
やストラヴィンスキーを想起させる荒々しい音楽です。追い立てられるかのよ
うに始まる第2番は十二音技法を取り入れた自由な作品です。第3番はソプラノ
のソロを伴う曲で、あのシェーンベルクの作品にも似た「夜の雰囲気」を湛え
た神秘的な作品です。ヒメネス、ロルカ、アルベルティのテキストが用いられ
ています。どれもが悲劇的で、死を彷彿させる思い想念をやるせなさに満ちて
いますが、底知れぬ透明感も持ち合わせているところが素晴らしいのです。

8.570255
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集第3集
1-4.ピアノ三重奏曲第3番ハ短調 Op.1-3/5-8.交響曲第2番ニ長調 Op.36(ピア
ノ三重奏編 )/9.アレグレット変ホ長調
Hess48
演奏:ジリオン・トリオ(メンバー)ニナ・ティックマン(ピアノ)/イダ・ビーラ
ー(ヴァイオリン)/マリア・クリーゲル(チェロ)
ベートーヴェン(1770-1827)の初期の名作であるこのピアノ三重奏曲第3番は、
1795年に公表され、カール・リヒノフスキー侯爵に捧げられました。リヒノフ
スキーはモーツァルトと同じ年に生まれ、友人、弟子として、そして高い音楽
的素養を持った愛好家です。そしてモーツァルトの死後、ベートーヴェンがウィ
ーンに来た際には自らパトロンを買って出て、田舎者丸出しのベートーヴェン
を持ち家に住まわせハイドンの指導を受けるように取り計らったのでした。そ
んな時期に書かれているものですから、ハイドンの影響は至るところに感じら
れますが、それ以上に、反骨心とプライドの高さも感じられる愛すべき作品と
言えるでしょう。交響曲第2番は1802年に書かれ、こちらもリヒノフスキーに
献呈されています。耳の疾患に悩まされ始めた時期の曲とは思えない楽天的な
明るさが漂っています。

8.559618
ゲーバー:室内楽作品集
1-3.ガーシュウイアーナ(1999)/4-6.3つの民謡編曲 無言歌/カノンとがらくた
/変奏/7-9.3つの小品/ 10.夜想曲/11.ドミートリー・ショスタコーヴィチ
の名による悲歌/12-14.3つの無言歌 彼の夢/長い沈黙の後に/彼の確信/15.
ヴァイオリンのための幻想曲/16.ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲/
17-18.ピアノ三重奏曲
演奏:クルト・ニッカネン(ヴァイオリン)…1-4.6-9,(ヴィオラ)…5/チョー
=リャン・リン(ヴァイオリン)…1,3/サイラス・ベロウヒーム(ヴァイオリン)
…1/ブライントン・スミス(チェロ)…2,4,8,9/サラ・ディヴィス・ビューク
ナー(ピアノ)…2,4,9
未知の作曲家のアルバムを手にとり、どんな音楽が聴こえてくるのかに思いを
巡らす至福の時。このアルバムは間違いなくそんな楽しい思いを味わうことが
できるでしょう。ゲーバーは1948年に生まれたアメリカの作曲家で、すでに
CHANDOSなどからいくつかの CDをリリース。その多様な作風は世界中のモダニ
ストたちから愛されているのです。ここに収録された作品も、民謡からの引用
だったり、過去の作曲家へのオマージュだったりと、その楽想の源は様々です。
それに伴い出来上がった音楽も実に幻想的で、聴き手の心を幻惑してやみません。

8.572106
ランペル:室内楽作品集
1-2.弦楽四重奏曲/3.ピアノ・ソナタ/4.弦楽六重奏曲/5.ヴァイオリン・ソ
ナタ/6.前奏曲とシャコンヌ「バッハへのオマージュ」
演奏:パリジー四重奏団… 1-2/セバスティアン・リスレル(ピアノ)…3/ウプ
サラ・チェンバー・ソロイスツ…4/レジス・パスキエ(ヴァイオリン)…5/エ
マニュエル・シュトロッセ(ピアノ)…5/アンリ・ドマルケット(チェロ)…6
スウェーデンの現代作曲家、ランペルの作品集です。「音楽は聴く前から始まっ
ていて、最後の音が消えてもずっと続いている」という考えを持つ彼の説を具
現化したとも言える作品群は、それぞれ「既にある作品への敬意を示すこと」
としての体裁を持っています。例えばそれは、タイトル通りのバッハの賛辞で
あったり、弦楽六重奏はあからさまにシェーンベルクの影をなぞっていたりと、
古典派の形式の再現であったり、なかなか興味深いものを備えています。聴き
ながら「何かを探す」ことに熱中しそうな48分をお届けいたします。

8.572261
ディーリアス:ヴァイオリン・ソナタ全集
1-3.ヴァイオリン・ソナタロ長調遺作(1892)
4-5.ヴァイオリン・ソナタ第1番(1905-15)
6.ヴァイオリン・ソナタ第2番(1923)
7-9.ヴァイオリン・ソナタ第3番(1930)
演奏:スーザン・スタンツェライト(ヴァイオリン)
グスターフ・フェニェー(ピアノ)
イギリスを代表する作曲家というと、必ずディーリアスの名前が挙がりますが、
両親はドイツ人であり、活躍したのはパリであったことを考えると、もう少し
違う見方をしてもいいのかも知れません。彼のヴァイオリン・ソナタはレパー
トリーとしてはあまり知られていませんが、じっくり聴いてみると様々な発見
があります。破棄されてしまったソナタを含めると、作曲年代は 1892年から
1930年と、彼の経歴の全てにまたがり、フランスの印象主義の香りから後期ロ
マン派、そしてアメリカ民謡までをも内包し、雄弁なメロディと精緻なピアノ
・パートを備えたという恐るべき音楽。オーケストラ曲ばかりがディーリアス
ではありません。

8.570603
ゲ・ガンリュ:バグダード陥落
1.弦楽四重奏曲第1番「賦」/ 2-5.弦楽四重奏曲第4番「天使の組曲」
小天使/小人の舞曲 /祈祷/天使の行進曲/6-8.弦楽四重奏曲第5番「バグダード
陥落」 深い淵/天上の音楽/孤独
演奏:モダーン・ワークス 吉岡愛理(第1ヴァイオリン )/福原真由紀(第2ヴァ
イオリン)/ヴェロニカ・サラス(ヴィオラ)/メデリーネ・シャピロ(チェロ)
マニアの間で大反響を巻き起こしている中国作曲家シリーズにまた新たなレパ
ートリーが加わりました。このアルバムは1954年、上海生まれのゲ・ガンリュ
(葛甘孺)(1954-)の弦楽四重奏曲です。中国において最初のアバンギャルドの作
曲家であり、アメリカのコロンビア大学から博士号を得たことでも知られる彼
は、作品の中で東洋と西洋の音楽の特性を統合しようと試みを繰り返していま
す。1983年に書かれた第1番の四重奏曲からその独特の書法は際立っています
が、「天使の組曲」で現れる、ポルタメントとグリッサンドを多用し生み出さ
れた微分音は、不気味さを通り越してまるでシルクロードを越えて東方の世界
を夢見るほどに神秘的です。その特徴的な音色は「バグダード陥落」でも顕著
です。

8.570604
チョウ・ロン/チェン・イ:野草
チョウ・ロン:1.遡及(フルートと琴編)/2.ピアノゴング(ピアノとゴングによ
る)/3.タイピン・ドラム(ヴァイオリンとピアノによる)/チェン・イ:4.モノ
ローグ(阿Q正伝による印象 )/5.笙と琴のロマンス(ヴァイオリンとピアノ編)
/6-7.中国古代舞曲(牛の尾の踊り/胡旋舞)/チョウ・ロン:8.野草(語りとチェ
ロによる)/9-11.鼓韻(クラリネット、ヴァイオリン、チェロとパーカッション
による)
演奏:北京ニュー・ミュージック・アンサンブル
ニコラ・アタナソフ(フルート)/ナ・ウ(琴)/ミシェル・イップ(ピアノ)/
カン・ガオ(ゴング&ヴァイオリン)/ケイト・リプソン(クラリネット)/周龍
(ナレーター)/ユ・ヤン・チャオ(チェロ)/エリー・マーシャル(指揮)
1953年生まれの2人の中国人作曲家、チョウ・ロン 周龍(1953-)とチェン・イ
陳怡(1953-)の作品集です。音の一つ一つに強烈な存在感を持たせた感のある
「遡及」、トッカータを聴いているかのような爽快感と躍動感に溢れる「ピア
ノゴング」、中国的な響きと言えばこの曲「タイピン・ドラム」など色彩豊か
な周龍の作品に比べ、陳怡の作品は全体的に抒情性に満ちた優しげな表情が特
徴的です。クラリネットとピアノの掛け合いで曲が進む「中国古代舞曲」の自
由闊達な音楽は、聴き手に喜びをもたらすこと間違いありません。

8.570533
星の歌-近代カタルーニャの作品集
1-9.カザルス(1876-1973):マリアの薔薇の花冠/ 10.カザルス:きっと、とりな
し給え聖母マリアよ/ 11.グラナドス(1867-1916):サルヴェ・レジーナ/12.
カザルス:われは黒けれど/13.モレーラ(1865-1942):ナイチンゲール…世界初
録音/14.グラナドス:ロマンス/15.モレーラ:アヴェ・マリア…世界初録音/
16.グラナドス:宗教的情景…世界初録音/17.ブランカフォート(1897-1987):
愛の歌…世界初録音/ 18.オルトラ(1922-):愛の歌より「エコ」…世界初録音
/19.オルトラ:愛の歌より「前奏曲」…世界初録音/20.グラナドス:星々の歌
…世界初録音
演奏:ヴォイシズ・オブ・アセンション… 1-13.15.17-20/デニス・キーン
(指揮)…1-13.15.17-20/ダグラス・リーヴァ(ピアノ)…14,16,20/マルク・
クルチェク(オルガン)…1-12,15,16,20/エリカ・キーセウェッター(ヴァイ
オリン)…14,16
北東スペインの文化的都市、カタルーニャは古くから多くの芸術作品を育んだ
肥沃の地です。この地に生を受けた音楽家は数多く、グラナドスやブランカフォ
ート、そして名チェリスト、カザルスなど枚挙にいとまがありません。このア
ルバムは彼らの手による美しい小品を集めたものです。合唱好きが泣いて喜ぶ
カザルスの「マリアの・・」、そしてグラナドスの「星々の歌」はピアノと合
唱とオルガンによる信じられないほど素晴らしい協奏曲です。世界初録音を多
数含む涙ものの1枚です。

8.570752-53 2枚組
マイール:オラトリオ「トビアの結婚」
演奏:ラグエル…ユディス・スピーサー(ソプラノ)/アンナ(ラグエルの妻)…
マルグリート・ブフバーガー(ソプラノ)/サラ(ラグエル夫妻の娘)…コルネリ
ア・ホラク(ソプラノ)/トビア・・・ステファニー・イラーニ(メゾ・ソプラ
ノ)/大天使ラファエル…スザンヌ・ベルンハルト(ソプラノ)/ジーモン・マイ
ール・アンサンブル&合唱団/フランツ・ハウク(指揮)
すでに NAXOSからいくつもの作品がリリースされているジーモン・マイール
(1763-1845)はバイエルンで生まれ、イタリアで活躍。そのため名前の表記もマ
イヤーであったり、マイールであったりと様々です。このオラトリオは旧約聖
書の「トビト記」から題材を得たもので、ナフタリ族アシエルの家系、正義と
真理の人で知られる盲目のトビトの息子、トビアと、神が決めた許嫁サラの物
語。新婚の夫を 7人も亡くしてしまい、悪魔に魅入られたと嘆くサラの両親、
決して神への祈りを忘れることのないサラ、「彼女を救うためにはチグリス川
で魚を捕えるように」とトビアに教える大天使ラファエル。と、聖書の通りに
話は進んでいくのです。このオラトリオも、イタリアの有名な少女のための慈
善院「メンディカンティ」の聖歌隊のために書かれているので、配役は全て女
声によって歌われます。これもまた魅力的です。

8.570961
シューベルト:ドイツ語歌曲全集第32集パート・ソング第1集
1.人生の喜び「交際上手」 D.609/2.埋葬の歌「今や肉体を埋めた」 D.168/
3.復活祭の歌「死に勝ちたまいし救い主イエス・キリスト」D.168a/4.世界の
創造主たる神 Op.112-2 D.986/5.嵐の中の神 Op.112-1 D.985/6.無限なるも
のに寄せる讃歌 Op.112-3 D.232/7.夕映え D.236/8.何千もの星がきらめく
D.642/9.太陽に寄せて D.439/10.婚礼の焼肉 Op.104 D.930/ 11.祝日の奉献
式 Op.146 D.763 /12.祈り Op.139 D.815/13.踊り D.826
演奏:シビラ・ルーベンス(ソプラノ)…1,4,5,8,10-13/ジルケ・シュヴァルツ
(ソプラノ)…2,3,6,7,9/レジーナ・ヤコビ(アルト)… 1,7,8,11,12/インゲ
ボルク・ダンツ(アルト)…2-6,9,13/マルクス・シェーファー(テノール)…
9,10/マークス・ウルマン(テノール)…1-6,8,11-13/トーマス・E・バウアー
(バス)…11/マルクス・フライグ(バス)…4-6,9,10,12/マークス・シュミー
ドル(バス)…1-3,7,8,13/ウルリッヒ・アイゼンロール(ピアノ)
シューベルト(1797-1828)の歌曲を語る上で避けて通れないのが、このパートソ
ング集です。親しい友人たちとの集まりで披露されたであろうこれらの歌は、
独唱のための曲に比べると気楽で身近な題材から取られたものが多く、彼の社
会生活をあれこれ想像する材料としても興味深いことでしょう。曲によっては、
ピアノ伴奏を備えた壮大なカンタータであったり、単純なメロディを用いたカ
ノンであったりとその趣は本当に様々です。トラック10の「婚礼の焼肉」など
はタイトルだけ訊くとユーモラスですが、実は・・・小さな「魔弾の射手」そ
のもの。3人の登場人物の掛け合いはまるでオペラのようで、なかなか聴き応え
があります。あと2枚のアルバムが予定されるこのシリーズ。とても楽しみで
す。

8.572139
パロモ:わが寂しき庭園
1-11.わが寂しき庭園(ギターと声楽編)(ラ・エンカルニーリャ/ソレダッド!
/グリーンホイール/ひばりとナイチンゲール/ふざけた歌/私の心は壊れている/
明けの星/夕べ/囁き/沈黙した松の木/竹の歌)/12-17.マドリガルと5つのセフ
ァルディの歌(声楽とギター編)(マドリガル「愛の痛み」 /私の心の美しさ /
子守歌/小さなセファルディノセレナーデ/セファルディのロマンス/セファルデ
ィの子守歌)/18-20.シエンフエゴスの協奏曲(夜、千の幻想の湖/夜の歌-子守歌
/2つの海辺)
演奏:マリア・バーヨ(ソプラノ)…1,2/ペペ・ロメロ(ギター)…1,2/ロメロ
・ギター四重奏団…3/セビーリャ王立交響楽団…3/ラファエル・フリューベ
ック・デ・ブルゴス(指揮)
心沸き立つギターの音色、夢引き裂くかのような歌声、どことなくエキゾチッ
クなメロディ、これらを聴いて背中がぞくぞくしない人はいないでしょう。名
歌手マリア・バーヨとペペ・ロメロによってこの世に生を受けた歌曲たちは、
夜の寂しさと妖艶さの中に微かに香る狂気までをも、恐ろしいまでに表現し尽
くしています。また、ペペ・ロメロ率いるギター・カルテットと熱血指揮者、
デ・ブルゴスの共演による「シエンフエゴスの協奏曲」も聴きもの。前半を聴
いて瞑想的になり過ぎてしまったと思ったらぜひ最後まで聴きとおしてくださ
い。あなたの脳が心地よい汗をかくこと間違いなしです。

8.556839
ベスト・オブ・パーセル
1.歌劇「インドの女王」 Z.630-トランペット序曲/ 2.早祷式ニ長調 Z.232-
ジュビラーテ・デーオ/ 3-6.歌劇「ダイドーとイニアス」 Z.626 抜粋(序曲/
行くぞ、みんな、錨を揚げるぞ! /水夫たちの合唱/ダイドーの嘆き)/7.4声の
ファンタジー第8番ハ短調 Z.738 /8.劇音楽「アムフィトリュオン」 Z.572
「2人のソシア」-テュルシスとイリスの牧師の対話/ 9.歌劇「妖精の女王」
Z.629-第4幕シンフォニア/ 10.シオンで角笛を吹き Z.10/11.シャコンヌ
Z.730 /12-13.メアリー女王の崩御によせる音楽(マーチ/主よ,御身は我らの
心の秘密を知り給う )/14.組曲第2番ト短調 Z.661-第3楽章クーラント/ 15.
グラウンドによる夕べの讃歌「いまや太陽はその光を覆い隠し」 Z.193 /16.
歌劇「インドの女王」 Z.630 -トランペット・チューン/ 17.聖セシリアの日
のためのオード Z.339
イギリス・バロック音楽の最大の音楽家であるパーセルの名曲集です。王室礼
拝堂の少年聖歌隊で学んだ後、チャールズ2世の時代に「国王の楽団」の作曲家、
及びウェストミンスター寺院のオルガニストとして活躍、36年という短い生涯
に膨大な作品を残しました。ここで聴けるのは彼の作品の中のほんの一部です
が、イギリスの上品さと典雅さを一身に集めたかのような輝かしく美しい曲を
存分に楽しめます。歌劇「ダイドーとイニアス」の中の「ダイドーの嘆き」は
ポップスなどにも編曲されていたり、トランペット・チューンなどは CMで使わ
れたりと、存外身近にある作曲家なのだな・・・と感激してしまったりもします。

8.556840
ベスト・オブ・ダウランド
1.あふれよわが涙/2.7つのファンタジー-第7番ト短調 P.7/3.男と女 P.10
/4.もう一度帰っておいで、やさしい恋人よ/5.ジョン・ラングトン氏のパヴ
ァーヌ/ 6.ラウンド・バトル・ガイヤルド P.39/7.告げておくれ、愛の神、
御身はみたことがあるだろうか/ 8.エリザベス女王のガイヤルド P.41/9.ダ
ウランドはつねに悲しむ P.9/10.愛と運命にそむかれた君たち/11.デンマー
ク王のガイヤルド/12.レイトン夫人のアルマンド P.48 /13.ロバート・シン
ディ氏のガイヤルド P.91/14.暗闇に私は住みたい/ 15.涙のパヴァーヌ P.15
/16.私は見た、あの人が泣いているのを/ 17.溢れ出よ、わが涙/18.7つの
ファンタジー-第3番別れ P.3
エリザベス朝からチャールズ 1世にかけてのイギリスを代表するリュート奏者
であったダウランド。彼の作品はほとんどがリュートのソロのためか、リュー
トと歌という小規模な形態で書かれたものです。内容も、どちらかというと世
俗的なもので、親しい人や偉い人のために書いたリュート曲、もしくは恋人た
ちの愛の姿を歌ったものばかりで、いわば当時の流行歌のようなものでした。
それだけに却ってその音楽は普遍性を持ち、今聴いても新しいばかりか、現代
のアーティストにたくさんのインスピレーションを与えるという不思議な存在
にもなっています。

8.556841
ベスト・オブ・モンテヴェルディ
1-2.聖母マリアの夕べの祈りより(主よ、来たりてわれをたすけたまえ/二人の
セラフィムが)/3.オリンピアの嘆き/4.マドリガーレ第2巻-残酷な人よ、なぜ
私から逃げるのか/ 5.マドリガーレ第4巻-そんなにも愛するなら/ 6.マドリ
ガーレ第5巻-つれないアマリッリ/7-11.マドリガーレ第6巻-アリアンナの嘆き
/ 12-13.歌劇「オルフェオ」より(トッカータ/第3幕希望の神よ)/14.アマリ
ッリよ、新しい情熱の鋭い矢が私を襲うので/15.甘いため息/16.カンツォネ
ッタ:傲慢な目
初期バロック音楽最大の作曲家、モンテヴェルディの作品集です。歌劇の様式
の発展にも重要な位置を占めた人としても知られ歌劇「オルフェオ」は現在で
も頻繁に演奏されます。1567年にイタリアのクレモナに生まれ、 1590年にマン
トヴァの宮殿に仕え、1602年に宮廷楽長となりました。対位法(各声部の絡み合
いの扱い)の扱いに優れ、次々に新しい多声音楽(ポリフォニー)の書法を編み出
しましたが、のちに旋律線を重視し、器楽の伴奏を伴うモノディ様式へと作風
は変化していきました。ここら辺が歌劇の始まりになったとされています。代
表作の「聖母マリアの夕べの祈り」の清冽な美しさは他の誰にも書き得ない世
界です。

8.556842
ベスト・オブ・タリス
1.おお、聖なる饗宴/2.我は天の声を聞きぬ/3.預言者エレミアの哀歌第1部/
4.おお主よ、彼らを苦しめよ/ 5.様々な国の言葉で/6.預言者エレミアの哀歌
第2部/ 7.応唱聖歌/ 8.4声のミサ曲-サンクトゥス/9.おお主よ、私は汝によ
びかけ/10.世の救い主/11.汝のほかにわれ望みなし
彼は、英国史で最も騒然たるヘンリー7世の統治からエリザベス 1世までの宗教
改革の時代を生き抜きました。そのため、カトリックと英国国教会用の両用の
典礼音楽を作曲、その他にもコンソート曲や鍵盤作品など多数の音楽を残した
ことでも知られます。どの曲も壮麗で美しく、とりわけトラック11の「汝のほ
かにわれ望みなし」は40声のモテットとして、あり得ないほどの声の絡みあい
が耳の限界を超える曲。和声的には単純ですが、一度聴くと病みつきになるこ
と間違いありません。16世紀にタイムスリップした気持ちになってお聴きいた
だくと一層感動することでしょう。

8.111328
プッチーニ:修道女アンジェリカ
録音:1957年6月ローマ・オペラ劇場
演奏:修道女アンジェリカ…ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)/
公爵夫人アンジェリカの伯母…フェドーラ・バルビエーリ(メゾ・ソプラノ)/
修道院長…ミーナ・ドーロ(メゾ・ソプラノ)/修女長…コリンナ・ヴォッザ(メ
ゾ・ソプラノ)/修道女ジェノヴィエッファ…リディア・マリンピエトリ(ソプ
ラノ)/修道女オスミーナ…サンタ・クリッサーリ(ソプラノ)/修道女ドルテー
ナ…アンナ・マルヴァンジェリ(ソプラノ)/看護係修女…テレサ・カンタリー
ニ(ソプラノ)他/ローマ歌劇場管弦楽団&合唱団
トゥリオ・セラフィン(指揮者)
プッチーニ(1858-1924)によるこの 1幕のオペラは、「自殺はキリスト教におい
て大罪である」という約束事を知らないと理解しにくいかもしれませんが、(オ
ペラに於いて主人公はよく自らの命を絶つものです)宗教観を抜きにしてもこの
美しさは伝わることでしょう。ここで修道女アンジェリカを歌っているのは、
1950年代、まさしく最絶頂期を迎えたデ・ロス・アンヘレスです。この上なく
感動的、かつ完璧で美しい歌唱は 1958年のリリース時に大賛辞を持って人々に
迎え入れられたものです。

8.111353
グレート・ピアニスト・シリーズ/ギーゼキング
J.S.バッハ&ベートーヴェン作品集
J.S.バッハ:1-3.イタリア協奏曲ヘ長調 BWV 971(録音1940年1月ベルリン )
/4-7.パルティータ第1番変ロ長調 BWV 825(抜粋)(録音 1939年1月ベルリン…
4-5, 1934年8月ウィーン… 6-7)/8-14.パルティータ第5番ト長調 BWV 829(録
音 1939年4月5日ニューヨーク )/15-21.パルティータ第6番ホ短調 BWV 830
(録音1939年2月28日ニューヨーク )/22.フランス組曲第5番ト長調 BWV 816よ
りジーグ/ 23.「心と口と行いと命もて」 BWV 147より「主よ、人の望みの喜
びよ」 (編曲:M. ヘス)(録音 1939年4月5日ニューヨーク )/ベートーヴェン:
24-26.ピアノ・ソナタ第17番ニ短調「テンペスト」 Op.31-2(録音1931年3月13
日ロンドン )/27.7つのバガテル Op.33より第1番変ホ長調(録音1938年8月11日
ロンドン)ウォード・マーストン復刻
演奏:ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)
伝説のピアニスト、ギーゼキングは今でこそモーツァルト、ベートーヴェンや
ラヴェル、ドビュッシーのオーソリティとして認知されていますが、本当は
「ピアノのための曲なら何でも弾ける」のがウリの人でした。ここで聴けるバ
ッハは彼の初期の録音ですが、タッチのコントロールと強弱の付け方は本当に
見事です。ベートーヴェンの「テンペスト」は、完璧な指さばきと堅固な解釈
が見て取れます。ピアノ演奏の歴史に金字塔を打ち立てた名演の一つです。



<ARTHAUS>
101357(DVD-Video) 2枚組 \6280
101358(Blu-ray) \5650
※日本語字幕あり
ワーグナー(1813-1883):
ニーベルングの指環第2夜「ジークフリート」3幕の音楽劇
演奏 :ジークフリート…ジョニー・ファン・ハル(T)
ミーメ…フリーデル・アウリッヒ(T)
ヴォータンまたの名をさすらい人…トーマス・メーヴェス(Br)
アルベリヒ…マリオ・ホフ(Br)
ファフナー…妻屋秀和 (B)
ブリュンヒルデ…カテリーネ・フォスター(S)
森の小鳥…ハイケ・ポルシュタイン(S)
エルダ…ナディーネ・ヴァイスマン(A)
グラーネ…エリカ・クレーメル 他
ワイマール・シュターツカペレ
カール・セント・クレア(指揮)
ミヒャエル・シュルツ(演出)/ディルク・ベッカー(装置)
ルネ・リスターダル(衣装)/ブルックス・ライリー(映像監督)
2008年ドイツ・ワイマール国民劇場ライヴ収録/収録時間 :251分
字幕:英語・独語・仏語・西語・伊語・日語
ワイマール国民劇場の新プロダクトによる「指環」第2夜です。ここでも独自
の世界観がきらりと光る演出を目の当たりにすることができるでしょう。すっ
かり世話焼きおばさんと化したミーメ、やんちゃ坊主のジークフリート。これ
はある意味物語に忠実です。巨大過ぎるファフナー(ソファでポテチを食べす
ぎて太ってしまった人がイメージだとか)は自ら死を望んでいて、ジークフリ
ートに倒される時は恍惚の表情を浮かべます。英雄となったジークフリートは
首尾よくブリュンヒルデを救い出しますが・・・。今作では配役にも注目。
「ラインの黄金」の時とはアルベリヒとヴォータン役が逆になっています。
これにも何か意味があるのでしょう?様々な場面に深い深い意味が隠されてい
るこの「ジークフリート」。演出を担当するシュルツは第3夜の「神々の黄昏」
に於いて、この混沌とした物語にどのような結末を与えるのでしょうか。

101463(DVD-Video) \5650
101464(Blu-ray) \5650
カラヴァッジオマウロ・ビゴンゼッティによる 2幕のバレエ
音楽…ブルーノ・モレッティ(原曲・モンテヴェルディ)
演奏 :ウラジミール・マラーホフ/ポリーナ・セミオノワ/ベアトリス・クノ
ップ/ミハイル・カニスキン/ドミトリー・セミオノフ/エリサ・カリッロ・
カブレラ/中村祥子/ミヒャエル・バンジャフ/レオナルド・ヤコヴィナ
ベルリン国立歌劇場管弦楽団&バレエ団
ポール・コネリー(指揮)
コレオグラフィ…マウロ・ビゴンゼッティ/照明・装置…カルロ・チェッリ
/衣装…クリストファー・ミラー,ロイス・スワンデル
収録時間 :119分(本編 90分+ボーナス 29分)
字幕(ボーナスのみ):英語・独語・仏語・西語・伊語・
その激情的で好戦的な性格と徹底的なリアリズム表現で知られる 16世紀の画
家カラヴァッジオ(本名ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオ)。
様々なエピソードが現代にも伝えられていますが、その最たるものは決闘相手
を殺してしまいローマを離れざるをえなかったことでしょうか。そんな熱烈な
個性を持った彼をバレエの題材にしたこの作品のテーマは「光と影」。今をと
きめくコレオグラファーであるビゴンゼッティは複雑な芸術家の心情を、見事
なまでに鍛え抜かれた肉体に語らせることに成功しました。限界を超えた(ブ
ルーレイが実現した・・・ブルーレイのみ)マラーホフの肉体描写!マラーホフ
・ファン必見!極限までカメラを接近させた映像の迫力は前代未聞。従来の全
幕バレエ DVDでは決して見られない、マラーホフの肉体のスーパーリアルな躍
動感を堪能できます。長身と垢抜けた色気が魅力のプリンシパル、中村祥子と
の絡みにも注目。

101330(Blu-ray) \5650
※日本語字幕あり
プッチーニ(1813-1901):つばめ 3幕の叙情喜劇
演奏 :マグダ・・・フィオレンツァ・チェドリンス(S)
ルジェーロ・・・フェルディナンド・ポルターリ(T)
リセッテ・・・サンドラ・パストラーナ(S)
プルニエ・・・エマヌエレ・ジャンニーノ(T)
ランバルド・・・ステファノ・アントヌッチ(Br)他
フェニーチェ劇場管弦楽団&合唱団
カルロ・リッチ(指揮)
グレアム・ヴィック(演出)/ピーター・J・デヴィソン(舞台装置)
スー・ウィルミントン(衣装)
2008年夏フェニーチェ劇場ライヴ収録/収録時間 :106分
字幕:英語・独語・仏語・西語・伊語・日語
パリの裕福な銀行家の愛妾マグダは、田舎から出てきた若者ルジェーロと出会
い恋に落ちます。数ヵ月後2人はパリを離れ瀟洒な別荘で愛の巣を営みますが
・・・。設定はヴェルディの名作と良く似たこの物語。ですが、プッチーニの
この作品は付けられた音楽も結末もまるで違ったものになっています。妖艶さ
の中にもひたむきさが溢れるチェドリンス、彼女をとりまく洒落た登場人物た
ち。全てが淡く甘い夢の中のような世界です。Blu-rayフォーマットにより舞
台の美しさが一層際立ちました。(DVD版品番…101329)



<DACAPO(Marco Polo)>
6.220542(SACD-Hybrid) \1980
モーツァルト(1719-1787):交響曲集第7集-1773年
1.交響曲第27番ト長調 KV161B, 199
2.交響曲第22番ハ長調 KV162
3.交響曲第23番ニ長調 KV181 , 162B
4.交響曲第24番変ロ長調 KV182, 173DA
5.交響曲第25番ト短調 KV183, 173DB
演奏 :アダム・フィッシャー/デンマーク国立室内管弦楽団
最近のオリジナル楽器によるモーツァルトに慣れた耳には却って新鮮な、この
交響曲集。とにかく音の流れの滑らかさにびっくりです。この肌ざわりはまさ
に極上のシルクです。演奏は全体的にムダをそぎ落としたスタイリッシュなも
の。弾むようなアレグロ楽章、茶目っ気あふれるアンダンテ楽章と、メリハリ
も効いてます。とりわけ、有名な第25番ト短調の爽快すぎるほどのテンポ設定
には少々面食らう部分もありますが、慣れてくると快感にかわること間違いな
し。このモーツァルトは聴かないと損します。

6.220561(SACD-Hybrid) \1980
ランゴー(1893-1952):「バラ園の歌曲集」-無伴奏合唱曲集
1-3.世俗的なテキストによる合唱曲集 魅惑的な音/乳しぼりの女/収穫の鳥/
4-6.バラ園の歌曲集/7-22.モテットと賛歌集 我が道を示して下さいます神よ、
感謝します /遠き未来のある一日/ああ、あなたは天国を引き裂くのか/賛歌/
偉大なる指導者が現れる /死こそ最後の敵/暗雲より雷落ちる時/高めたまえ、
神よ/千年の間、キリストは教会で /偉大なる指導者が現れる/朝に/アンスガ
リウスの思い出/高めよ、キリスト教徒たち。戦いの準備だ!/死こそ最後の敵
/命が廻るとき/最も優れた道
演奏 :アルス・ノヴァ/タマシュ・ヴェート(指揮)
以前 8.224058でリリースされたランゴーの無伴奏合唱曲の SACDハイブリッド
盤です。ランゴーは、様々な要素を汲み入れた作品を書くことで知られ、作曲
年代によっては、ものすごくアヴァンギャルドな作風を見せたりしますが、こ
こに収録された無伴奏合唱はどれも聴きやすく、調性感と浮遊感が混然一体と
なった夢のような世界を楽しむことができる優れものです。今回のこの盤の
SACD層に閉じ込められた音は、極太の芯をふんわりとした響きで包みこむよう
な美しいもの。良い音を追求してやまない方もご満足いただけるものと思いま
す。

6.220562(SACD-Hybrid) \1980
デンマーク・ロマン派のヴァイオリン協奏曲集
1.ゲーゼ(1817-1890):ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.56
2.ランゲ=ミュラー(1850-1926):ヴァイオリン協奏曲ハ長調 Op.69
3.ランゴー(1893-1952):ヴァイオリン協奏曲 BVN82
演奏:クリスティーナ・エストランド(ヴァイオリン)
テンペレ・フィルハーモニー管弦楽団
ジョン・ストルゴーズ(指揮)
デンマークの知られざるヴァイオリン協奏曲にこんなにも美しい作品があった
とは!ここに収録された 3つの作品を聴くと、そんな驚きに見舞われることで
しょう。もともとヴァイオリニストであったニルス・ゲーゼの協奏曲は独奏
ヴァイオリンの技量をたっぷりと誇示できる壮大なもの。ひっそりとたたずむ
歌曲やピアノ曲が高い人気を誇るランゲ=ミュラーの思いの他雄大な作品。そ
して、聴いたとたん「えっ?これ本当にランゴーが書いたの?」とくらくらし
てしまうような古典的ですっきりしたフォルムと美しいメロディを持つランゴ
ーの曲(R・シュトラウスのオーボエ協奏曲に近いものが・・・)など、耳も楽し
い 1枚です。

8.226101-02(2枚組) \3560
ホルンボー(1909-1996):重要な作品集
CD1: 1.前奏曲:カモメと鵜に/2.室内協奏曲第2番 Op.20/3.ピアノ三重奏曲
「ヌイグン」 Op.129/4.シンフォニア I Op.73a/5.無伴奏チェロのためのソ
ナタ Op.101
CD2: 1.弦楽四重奏曲第4番 Op.63/2.ニーチェのためのレクイエム Op.84
演奏: 様々な演奏者
ユトランド半島のホーセンス出身の作曲家ホルンボーは、200曲以上の作品を
書いた「ニールセン以降最も重要なデンマークの作曲家」の一人とされていま
す。この2枚組は彼の生誕100年を記念したもので、過去にDACAPOからリリース
されたアルバムの中から「彼らしさ」があふれたものを選出し纏め上げたもの
です。新古典主義の影響や、調性概念の推移などなかなか興味深いところが盛
りだくさんです。行き過ぎない現代デンマーク音楽を楽しむためには絶好の曲
集と言えるでしょう。

8.226526 \1780
グンナー・ベルク(ベルイ )(1909-1989):メロス
1-3.2台のギターのための「 Ar-Goat」/4-6.笛のための「トリエドラ」/
7-15.笛とギターのための 9つのデュオ/16.独奏ギターのための「メロス」
演奏:ペル・ディブロ・セレンセン(ギター )/ボレッテ・ロード(リコーダー)
/ミヒャエル・ノーマン(ギター)…1-3のみ
デンマークのユニークな作曲家ベルイの静かな作品集です。メシアンに影響を
受け、ケージやブーレーズ、そしてシュトックハウゼンらと戦後ヨーロッパの
「現代音楽」の発展に勤しんだ彼の作品は、デンマークを中心に最近評価が高
まりつつあります。このアルバムに収録されたのは十二音技法を駆使した1950
年代の実験的な曲と、晩年の作品です。謎めいたタイトルに負けず劣らず、謎
めいたギターの爪弾き。ここから無機質な美しさを見つけ出す楽しみを味わっ
てみてください。




<CPO>
777244-2 2枚組 \3400
ハイドン(1732-1809):ピアノ三重奏曲全集第8集
CD1 三重奏曲 Hob.XV:41, Hob.XV:37, Hob.XV:C1
CD2 同 Hob.XV:36, Hob.XV:1, Hob.XV:2
演奏:トリオ 1790
トリオ 1790によるハイドンのピアノ三重奏曲の全集録音の完結編です。高度
な音楽性と古典的な様式を保持したハイドンのピアノ三重奏曲は、その完成さ
れた様式の中に潜む成熟した音楽性が匂い立つとても魅力的な音楽です。オリ
ジナル楽器によるトリオ1790ですが、固定メンバーはフォルテピアノのハロル
ド・ヘーレンだけで、あとは曲によって奏者が変わるという、ドイツ古楽界に
はよくある団体です。しかしながら彼らの造り出す熱狂的で即興性溢れる熱い
演奏は、とにかく胸躍るものと言えるでしょう。「古楽って何だか退屈-」と
思っている人にぜひ聴いていただきたいハイドンです。

777265-2 \2450
カセッラ(1772-1847):交響曲第3番
1.管弦楽のためのシンフォニア(交響曲第3番)Op.63
2.大管弦楽のためのラプソディ「イタリア」Op.11
演奏:ケルンWDR交響楽団/アルン・フランシス(指揮)
ブルッフがドイツの壮大なる精神を音にしたとすれば、イタリアの美の精神は
作曲家カセッラによって具現化されたと言ってもよいでしょう。1909年、26歳
の彼は色彩感豊かな「イタリア」を作曲しました。火山の町シチリア、灼熱の
太陽に焼かれるひたすら明るいナポリの生活、これらを描くことで彼は祖国へ
限りなく大きな愛を示したのです。その30年後に書かれた交響曲第3番は、彼
の作品中最も大掛かりなもので世界的成功を収めた曲ですが、現在では全くと
言っていいほど忘れられてしまいました。ここで聴けることは大いなる喜びで
す。

777330-2 2枚組 \4900
レハール(1870-1948):歌劇「フリーデリケ」 3幕のジンクシュピール
L.ヘルツァー&F.レーナー=ベーダ…台本
ディアローグヴァージョン…R.エガー
演奏:クリスティアーネ・カイザー(ソプラノ)/ジルヴィア・シュヴァルツ(ソ
プラノ)/クラウス・フロリアン・フォークト(テノール)/ダニエル・ベーレ
(テノール)
バイエルン放送合唱団/ミュンヘン放送管弦楽団
ウルフ・シルマー(指揮)
修業中のゲーテが出会った村娘フリーデリケ・ブリオン。彼らは激しく愛し合
うのですが、ゲーテが出世するためにワイマール宮廷に赴くためには「独身で
あること」が条件だったのです。愛する彼のために泣く泣く身を退くフリーデ
リケ。彼女は一生独身で過ごし、ゲーテも彼女を捨てたことを一生悔やんだと
か。「ファウスト」のグレートヒェンにもその面影が見えるというフリーデリ
ケの悲しい恋を上品なメロディで彩るこのオペラ。笑いの中に胸が疼くような
悲しみを秘めています。レハールの夥しい作品の中でも、とりわけ美しい光を
放つこの作品を名指揮者ウルフ・シルマーの冴え渡る棒でお聴きください。

777397-2 \2450
ハンブルクの聖なる音楽集 1600-1800年
テレマン(1681-1767):オラトリオ「ライオンの巣窟から戻ってきたダニエル」
演奏:アンネメイ・ブレッシング・レイハウセン(ソプラノ)/アンネグレート
・クラインドプフ(ソプラノ)/ラウリー・レヴィロル(ソプラノ)/カイ・ヴェ
ッセル(コントラルト)他/ラ・スタジオーネ・フランクフルト/ミヒャエル・
シュナイダー
1730年に作曲され1731年にハンブルクの教会で初演されたこのオラトリオは、
残存する草稿などから長い間ヘンデルの作とされていました。しかし、最新の
研究結果では、実はテレマンの作品であることがわかり、 2006年のマクデブル
ク・テレマン・フェスティバルと同時に開催された国際会議のコンサートで公
式演奏され、マニアと研究者を狂喜乱舞させたのです。この作品はテレマンの
数多い宗教作品の中でも、とりわけ劇的で多彩、そして光り輝く音楽を備えて
います。テレマンの才能の奥深さに感嘆する1枚と言えましょう。

777446-2 \1700
イグナツ・ブリュル(1846-1907):ピアノ作品集
1.ソナタニ短調 Op.73/2.組曲第2番 Op.71/3.若者のための7つのアルバムの
綴り Op.33/4-5.組曲第3番 Op.76より「伝説」「サラバンド」/6.5つのピア
ノ小品集 Op.57より「ロマンス」/ 7.組曲第4番 Op.80より「カヴァティーナ」
演奏:アレクサンドラ・エーラー(ピアノ)
モラヴィアの都市プロスニッツに生まれたブリュルは、1860年にウィーンでピ
アニストとしてデビュー、歌劇作曲家としても頭角を現し2作目の歌劇「黄金
の十字架」がベルリンで初演されると大人気を収め、一躍時の人となりました。
しかし、没後にナチスの迫害によって彼の音楽のほとんどは現在忘れ去られて
しまいました。彼の作風は決して革新的ではありませんが、生涯を通じてブラ
ームスの友人であったことも影響してか、揺るぎない構成の中にロマンティッ
クな表情を映しこんだ、なかなか風情のある作品ばかりが並んでいます。なか
でも「アルバムの綴り」はシューマンを思わせる興味深く機智に富んだ作品で
す。

777453-2 2枚組 \4900
ブルッフ(1838-1920):オラトリオ「アルミニウス」 Op.43
演奏:ハンス・クリストフ・ベゲマン(バリトン)/マイケル・スモールウッド
(テノール)/ウルズラ・アイティンガー(メゾ・ソプラノ)/諸岡亮子(オルガ
ン)/ライニッシェ・カントライ
ゲッティンガー交響楽団
ヘルマン・マックス(指揮)
1875年2月、若きウェストファーレンの教師キュッペルスが偶然見つけた叙事
詩について、ブルッフは出版者ジムロックに熱心に手紙を書きました。「この
詩はディテュラムボス(バッカス賛歌)のように熱狂的です。この詩につけるメ
ロディもリズムも次から次へと湧き起こります。」ローマ帝国初期のゲルマン
人の首長アルミニウスの生涯に基づいたテキストによる4部からなるオラトリ
オは、最後の部分の戦いの場面で壮大なるクライマックスを築きます。ブルッ
フの声楽曲は現在ではほとんど聴く機会がありませんので、この演奏は本当に
貴重なものと言えるでしょう。

<ECM New Series>
4763281 \2180
カシュカシアン/川よ、川よ
1.ベティ・オリヴェロ:川よ、川よ   
-ヴィオラ、アコーディオン、打楽器、2群の弦楽合奏とテープのための
2.ティグラン・マンスリアン:タフ・オブ・フューネラル・オブ・ザ・ロード
-ヴィオラと打楽器のための
3.コミタス:オロール
-ピアノのための
4.ティグラン・マンスリアン:3つのアリア
5.エイタン・スタインバーグ:ラヴァ・デラヴィン
-ヴィオラと弦楽四重奏のための
キム・カシュカシアン(ヴィオラ:1、2、4、5)
ロビー・シュロコウスキ(2:パーカッション)
ティグラン・マンスリアン(ピアノ:3) 
ミュンヘン室内管弦楽団(1) 
ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト(4) 
クス弦楽四重奏団(5) 指揮:アレクサンダー・リープライヒ(1)、
ギル・ローズ(4)
録音:2008年3月10-11日 ミュンヘン(1)、2007年10月17日 ポズナニ(2&3)、
2008年5月23日(4)、2006年1月17日(5) 以上ボストン
現代ヴィオラ界の第一人者、カシュカシアンの待望の新作が登場です。深みの
ある音色、そして確かな技巧が魅力の彼女が今回披露するのは、イスラエルと
アルメニアの3人の現代作曲家。収録されている5曲には、近東、アルメニア聖
歌、ハシディーム派など各地の伝統音楽を基にした郷愁たっぷりの歌があふれ
ています。デュオ、室内楽、オーケストラ、そしてピアノ・ソロまで、様々な
形態で描かれた悲歌をお楽しみ下さい。

4766991 2枚組 \3880
J.S.バッハ:パルティータ全集
CD1
1.パルティータ第5番ト長調BWV.829
2.パルティータ第3番イ短調BWV.827
3.パルティータ第1番変ロ長調BWV.825
4.パルティータ第2番ハ短調BWV.826
CD2
1.パルティータ第4番ニ長調BWV.828
2.パルティータ第6番ホ短調BWV.830
アンドラーシュ・シフ(ピアノ)
録音:2007年9月21日 ノイマルクト (ライヴ録音)
ベートーヴェン・ソナタ全集録音で大成功を収めた巨匠アンドラーシュ・シフ
が、ふたたびJ.S.バッハに回帰します。その記念すべき当盤には、2007年9月に
ノイマルクトで行ったパルティータ全6曲を収録。彼の持ち味である繊細なタッ
チと流麗なフレージングに、巨匠然とした風格がそこはかとなく漂う名演は、
この曲集の決定盤の一つとして長く語り継がれていくことでしょう。

4763318 \2180
パガニーニ:カプリース(奇想曲)Op.1
トーマス・ツェートマイヤー(ヴァイオリン)
録音:2007年12月16-23日 聖ゲロルド修道院
現代最高のヴァイオリニストの一人で、指揮者、室内楽奏者、現代作曲家とし
ても活躍する天才トーマス・ツェートマイヤーが、難曲中の難曲であるパガニ
ーニ《24のカプリース》の2度目の録音に挑みました。90年代に発表した前作
(テルデック盤)は、すでに決定盤の一つとして高い評価を受けていますが、当
盤では作品の核心にさらに迫りつつ、同時に全体を明晰に俯瞰するような、ま
さにパーフェクトな演奏を聴かせてくれます。




<fone>
FONE057SA(SACD-Hybrid) \2550
ヴィヴァルディ:協奏曲&声楽作品集
1.ヴァイオリン協奏曲ニ長調《グロッソ・モグール》RV.208
2.協奏曲集《調和の霊感》Op.3-第9番ニ長調RV.230
3.グローリア ニ長調RV.589
4.マニフィカトRV.6105.クレドRV.591
マルコ・フォルナチアーリ(ヴァイオリン) 
フォーン・アンサンブル ヴァルデラ合唱団 
指揮:シモーネ・ヴァレリー指揮
録音:2007年7月18-19日 ルーリオ
イタリア・ヴァイオリン界の巨匠で、ヴィヴァルディのスペシャリストとして
も知られるマルコ・フォルナチアーリが、ソロとコンマスの両面で八面六臂の
活躍を繰り広げる作品集。持ち前の煌めく伸びやかな音色で、推進力に満ちた
音楽を聴かせてくれます。3つの合唱曲をしなやかに指揮するシモーネ・ヴァレ
リーにも要注目です。

FONE061SA(SACD-Hybrid) 2枚組 \5100
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ全集
サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)
新録音
バッハが憧れたイタリアの青空のように明るく艶やかな名演が大きな評判とな
った1976年の初録音から30年以上、もうすぐ70歳に手が届こうかとする巨匠ア
ッカルドが、ふたたびJ.S.バッハの無伴奏ヴァイオリン全集に挑みました。入
念な準備をもって臨んだと思われる、大家らしい風格と、相変わらずの華麗な
音色と技巧が、みごとにバランスした、前作を上回るすばらしい仕上がりにな
っています。

FONE062SA(SACD-Hybrid) \2550
ヴェルディ:弦楽四重奏曲集
1.《リゴレット》弦楽四重奏用編曲版(13曲)
2.弦楽四重奏曲ホ短調
ミラノ・スカラ座弦楽四重奏団
録音:2008年8月11-13日 ピサ 新録音
名門ミラノ・スカラ座の若き首席奏者たちで構成される当団が、ヴェルディの
唯一の弦楽四重奏曲(ホ短調)と、《リゴレット》の名場面の弦楽四重奏用編曲
版(13曲)を録音した注目盤。オペラ座のピットで毎日のように演奏し、ヴェル
ディ作品の最も近くにいる彼らにしかできない、技術的にも、心理的にも深く
掘り下げられた親和力に満ちた名演を聴かせてくれます。

FONE063SA(SACD-Hybrid) \2550
セレナータ・イタリアーナ
1.ボッシ:ゴルドーニ間奏曲Op.127
2.レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア-第3組曲
3.ロータ:弦楽のための協奏曲
4.プッチーニ:弦楽四重奏曲《菊》
イ・ムジチ合奏団
録音:2008年10月22-25日 オルトナ 新録音
世界屈指のバロック合奏団として知られるイ・ムジチ合奏団が、19世紀後半か
ら20世紀にかけて活躍したイタリアの4人の作曲家の作品を収録した1枚。中で
もレスピーギとロータは、1985年の録音以来、23年ぶりとなる再録音で、この
名門の伝統と進化がはっきりと刻印されています。




<MD+G>
160312382 \2080
グラズノフ:弦楽四重奏曲集 Vol.3
1)弦楽四重奏のための組曲 ハ長調 op.35
2)弦楽五重奏曲 op.39
ユトレヒト弦楽四重奏団
ミハイル・スターリング(チェロ)(2)
ユトレヒトSQによるグラズノフ弟3弾。ユトレヒト弦楽四重奏団はハイドンから
アバンギャルドまで幅広いレパートリーを誇るオランダの団体で、グラズノフ
の他にもグレチャニノフやレックス・ヴァン・デルデンの弦楽四重奏曲全集の
レコーディングで知られています。

<TUDOR>
TUDOR7162(SACD-Hybrid) 2枚組(1枚価格) \2080
マーラー:交響曲第9番ニ長調
ジョナサン・ノット指揮
バンベルク交響楽団
録音:2008年9月15-19日ヨゼフ・カイルベルト・ザール,バンベルク、83:29
ジョナサン・ノット+バンベルク交響楽団のマーラー第4作です。この演奏は、
前作の第4番同様にかなりゆっくりとしたテンポが採用されています。ノットが
この作曲家を後期ロマン派の極北と位置づけているのは明確で、第1楽章は30分
近いスローテンポです。この演奏は、ヴァイオリンを左右両翼に配し、低弦を
左側に振るという古典配置によっており、その音響の見通しの良さは無類です。
「第9」は、第4楽章に代表されるように弦楽合奏による聴かせどころが多い曲
ゆえに、ノットのプランニングが奏功しています。第1楽章からして複雑な曲想
の謎解きが明快で、これにはバンベルク響の能力の高さも大いに貢献していま
す。この不況下に、5日間を掛けて、スタジオセッションを組んで録音されてお
り、仕上がりの良さは無類です。今回の「第9」は、ノットの鼻息や唸り声が結
構入っているという事情もありますが、ノット自身が曲にのめりこみ私的な憧
憬を隠そうともしていない点が前作までと異なります。それだけ、曲に心酔没
頭していることの証左と申せましょう。

TUDOR 7148 \2080
「マルティヌー:ピアノ作品集(第3集)」
8つの前奏曲(H181,1929)/リトルネッロ集(H.227,1932)
マリオネットI(H.137,1914-24)
マリオネットII(H.116,1914-18)/マリオネットIII(H.92,1912-14)
パウル・カスパー(Pf)
パウル(パヴェル)・カスパーのマルティヌー作品集の第3集。カスパーはチェコ
出身で1983年にミュンヘンへ移住している。彼と同じく祖国を離れ帰国できな
かったマルティヌーの紹介に意欲を燃やしている。第3集は5つの小品集を集め
ている。それぞれの作品は1分から5分程度のもの。サティや6人組の影響が大き
い都会的な作品が多い。

TUDOR 7164 \2080
「ジョルジュ・クラメールが弾くローザンヌ・聖フランソワ教会のグランド・
オルガン」
(1)ヘンデル:オルガン協奏曲変ロ長調Op4-2
(2)バッハ:トッカータ,アダージョとフーガ ハ長調BWV.564
(3)クレランボー:第1旋法による組曲
(4)ヴィドール:変奏曲(オルガン交響曲第5番より)
(5)ジョルジュ・クラメール:旋法組曲
ジョルジュ・クラメール(Org)
録音:(1)1968年8月22日、
(2)1956年10月9日、
(3)1974年4月3日、
(4)1970年3月20日、
(5)1960年11月6日
クラメール(1909-1981)はオルガニスト兼作曲家で1947年から1974年までローザ
ンヌの聖フランソワ教会のオルガニストを勤めた。このCDはその期間に残した
貴重な録音の復刻です。

TUDOR 7165 \2080
ハイドン:オルガン協奏曲第1番Hob.XVIII-1
ハイドン:オルガン協奏曲第2番Hob.XVIII-2
プーランク:オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲
ジョルジュ・アタナシデ(Org)
ジン・ワン指揮
ユーラシア・シンフォニエッタ
録音:2009年2月24-26日ヴュルツブルグ大学
TUDORレーベルへ継続的に録音を続けているアタナシアデ(1929年生まれ)の最新
録音。意外なことに協奏曲は初録音です。一見変わったカップリングですが、
ハイドンもプーランクも弦楽を伴奏にしている(ティンパニもありますが)共通
項を持っています。ハイドンの2曲の協奏曲はチェンバロ協奏曲としても知られ
る作品です。ジン・ワンは中国生まれの指揮者で、ウィーン音楽大学でハーガ
ーに学びその後バーンスタイン、メータに学んだあとエトヴェシュのアシスタ
ントを務めました。ヨーロッパの歌劇場などで活躍しています。ユーラシア・
シンフォニエッタはジン・ワンが組織したアジアとヨーロッパの若手奏者を集
めたオーケストラです。




<OTAKEN RECORDS>
TKC-319 \2080
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付」ニ短調 作品125 
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)、エリーザベト・ヘンゲン(A)
ハンス・ホップ(T)、オットー・エーデルマン(B)
録音:1951年7月29日 バイロイト祝祭劇場、音源:仏 FALP 30.048-9
当社TKC-301以前に、TK-5501の品番で出ていた仏パテ第2版原盤のCD-R盤(廃盤)
の再発リクエストのお声を、多くの方から頂戴しておりました。そこで今回、
強音部のところを音量を絞るなどといった原盤において元々あったダイナミッ
ク上の問題を解決した上で、プレスCD化の運びとなりました。これにより、こ
の天下の名演が、決してきれいごとなどでは済まされない本来の迫力ある音で、
三たび甦りました。又、バイエルン放送局収録による新音源発表の際、当社盤
も含めた従来盤に提示された幾つかの問題について、ライナーノートにて検証
致しました。こちらの方も是非お楽しみに。
(オタケン・レコード 太田憲志)

TKC-325 \2080
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付」ニ短調 作品125
カール・シューリヒト(指揮)
パリ音楽院管弦楽団、
リップ(S)、ヘフゲン(A)、ディッキー(T)、フリック(B)、
エリザベート・ブラッスール合唱団
録音:1958年サル・ワグラム、音源:TRX6146-7 
シューリヒト、パリ音楽院管による「第九」の仏プレスのレコードを聴くと、
声楽における独語の発声が、仏語のように鼻にかかったものとなると聞いたこ
とがあります。仏プレス盤はフランス風になることを言った一例です。後発の
CDでは、そのような経験はしなかったので、シューリヒトの「第九」の仏プレ
スのレコードを探したところ、仏パテ・マルコニーのトリアノン盤が入手出来
ました。最初期盤ではなく、比較的入手しやすいものと言われていますが、そ
れでもCDに比べれば、音のリアリティー、味わいの点で格段の違いがあります。
盤の状態も良好で、この度復刻の運びとなりました。それにしてもこのトリア
ノン盤、フランス趣味溢れる音造りで、華の管楽器群は勿論のこと、声楽部に
至るまで徹底されていると言えます。色付けという言葉は、今日、悪い意味で
しか使われませんが、アナログ時代には、いかに趣味良く色付け出来るかがレ
コードの出来、不出来を左右していたと言えましょう。シューリヒトのこの
「第九」のレコードは、それが最も成功したものの一つであることは間違いあ
りません。ここでは、色付けがシューリヒトの芸の妨げにならないどころか、
それをより鮮明にしております。ご存知のようにシューリヒトの「第九」は後
にステレオ盤も出ましたが、この仏盤の魅力は、それへのこだわりを無くさせ
るのに充分です。特に注目すべき点は、シューリヒトの声楽の扱いの上手さで
す。この仏盤はシューリヒトが幼少の頃から声楽に親しんで来たこと、彼のベ
ルリンでの定職が、ベルリン・フィル合唱団の指揮者であったことなどを思い
起こさせます。(オタケン・レコード 太田憲志)




<WEITBLICK>
SSS0098-2 \1980
《ヨッフム&ベルリン・ドイツ響1981ブラームス・プログラムVol.2》
ブラームス:交響曲第1番
オイゲン・ヨッフム指揮
ベルリン・ドイツ響(西ベルリン放送響)
1981年6月7,8日 フィルハーモニー・ベルリン・ライヴ、ステレオ・ライヴ録音
巨匠ヨッフムがフルトヴェングラーの影響から脱却進化し、壮絶なドラマ性を
そのまま保持しつつ、宇宙的なスケールの大きさの表出に成功した絶後の名演
です。晩年に真の巨匠となったヨッフムですが、ことブラームスの第1交響曲に
関しては、最後のスタジオ録音は、ロンドンフィルでしたので、ドイツの名門
ベルリン放送交響楽団(現ベルリン・ドイツ響)との当盤は歓迎されることでしょ
う。特筆すべきは希代のオーケストラ・ビルダー、ラインスドルフが首席を務
めていた時代なので、ベルリン放送響は、トレーニングが行き届いていること
で、ティンパニなど凄い妙技を聴かせてくれます。第3楽章のクラリネット・ソ
ロなど如何にもドイツのオケらしい音色が嬉しいところです。
※英語、日本語、ドイツ語によるライナー・ノート付。




<GENUIN>
GEN 89529 \1980
「シーンズ」
コルンゴルト(1897-1957):《から騒ぎ》の劇音楽より
ヨゼフ・マルクス(1882-1964):パストラーレ
パウル・バドゥラ=スコダ(b.1927):エレジー(ピアノ独奏)
シュテファン・エッサー(b.1966):チェロ・ソナタ
フェデリコ・モンポウ(1893-1987):橋
フレデリック・ディーリアス(1862-1934):チェロ・ソナタ
ミヒャエル・シュレヒトリーム(Vc)
北野法子(Pf)
録音:2004年、2009年
実にビューティフルなチェロ・アルバムの登場です。メロディ・メーカー・コ
ルンゴルトの劇音楽《から騒ぎ》はもとは管弦楽曲ですが、ヴァイオリンとピ
アノための編曲をさらにチェロで弾いています。朗々とした旋律にチェロはぴ
ったりです。コルンゴルトとほぼ同世代のマルクスは後期ロマン派とフランス
印象主義を折衷した様式で知られますが期待に違わぬ甘美な音楽。先日リリー
スされたハイドン:ピアノ協奏曲が記憶に新しいバドゥラ=スコダの意外にも
スクリャービンばりの作品には驚かされます。モンポウの珍しいチェロ曲、
演奏機会が少ないディーリアスの名曲チェロ・ソナタと音楽通を唸らせる選曲
です。

GEN89153 \1980
「モーツァルト&プロコフィエフ:ソナタ&その他の作品集」」
モーツァルト:
ピアノ・ソナタ第5番ト長調KV.283、アダージョKV.540、ロンドKV.485、
ジーグKV574
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第8番変ロ長調Op.84
ゲザ・リュッカー(Pf)
録音:2008年10月
ゲサ・リュッカーは12才でデビューし、その後、数々の国際コンクールに入賞。
以後、精力的にソロ活動を続けている。清らかなタッチ、適切で緩みのないテ
ンポ設定など、清潔感のある音楽作りが特徴でモーツァルトのソナタではその
個性が十分生かされている。一方、プロコフィエフではタッチを様々に変えて
うねる様なドラマティックな空間を作り出す。

GEN89154 \1980
「ロシアのヴァイオリン・ソナタ」
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ ヘ短調Op.80
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン・ソナタ ト長調Op.134
ミヒャエル・ディンネビーア(Vn)
アンゲラ=シャルロット・ビーバー(Pf)
録音:2008年
以前話題となったフランク:ヴァイオリン・ソナタ、ラヴェル:ピアノ三重奏曲
(GEN85512)のコンビ、ディンネビーアとビーバーによるロシアン・ヴァイオリ
ン・ソナタの名作2曲。ディンネビーアは1968年ドイツ生まれでソリストの他、
弦楽四重奏など室内楽の分野で幅広く活動している。ビーバーはアルフォンス
・コンタルスキ、ブッフビンダーに師事した。繊細さと豪快さを併せ持った快
演。

GEN89152 2枚組(1枚価格) \1980
メンデルスゾーンのライプツィヒ・オルガン
-オリジナル作品と編曲、即興演奏
メンデルスゾーン:オラトリオ《聖パウロ》序曲(シュメディング編)
バッハ:「私はイエスの御姿を見たい」マタイ受難曲より(R.シュナブ編)
ルドルフ・ルッツ:即興演奏(コラール前奏曲3曲)
メンデルスゾーン:前奏曲とフーガ ハ短調 Op.37-1
ガーデ:音の小品第1番 へ長調 Op.22-1
モーツァルト:幻想曲KV.608
ルドルフ・ルツ:ソナタ/他多数
ルドルフ・ルッツ(Org)
マルティン・シュメディング(Org)
録音:2008年
使用楽器:ライプツィヒ・トマス教会のバッハ・オルガン、レータ聖ゲオルク
教会のジルバーマン・オルガン、ライプツィッヒ・メッケルン復活教会のシュ
ヴァイネフライシュ・オルガン
メンデルスゾーン・イヤーに因み、メンデルスゾーンに縁のある教会のオルガ
ンで彼が弾いたであろう作品を演奏、録音したもの。バッハのマタイ受難曲ほ
か、もともとオルガン曲でないものもオルガンで演奏(ただし編曲はメンデル
スゾーンによるものではない)。




<ENSEMBLE MODERN>
EMSACD002(SACD-Hybrid) \2780
「Piu(モット)」-超絶技巧現代ファゴット作品集
(1)サーシャ・ヤンコ・ドラギチェヴィッチ:オートガミー第4版(2005/06)
-ファゴットとライヴ・エレクトロニクスのための
(2)エンノ・ポッペ:ホルツ・ソロ(1999/2005)
(3)ピエルルイジ・ビローネ:Legno. EdreIIEDRE(2003)
(4)サーシャ・ヤンコ・ドラギチェヴィッチ:pi?(もっと)(1994)
-ファゴットと電子音響のための
(5)フランク・ベドロシアン:トランスミッション(2002)
-ファゴットとライヴ・エレクトロニクスのための
ヨハネス・シュヴァルツ(Fg)
録音:2006年
ファゴット奏者のシュヴァルツは1970年生まれで2003年以降、アンサンブル・
モデルンのメンバー。ソリストとしてWDR響との共演のほか、現代音楽の紹介に
務める。作品はファゴットの機能を超えるかのような特殊奏法を多用した典型
的なヨーロッパ前衛音楽。特定の楽器のためレパートリーは卓越した奏者がい
て生まれるものだが、これまで現代のファゴット作品は少なかった。ファゴッ
トという楽器の新たな可能性が示されている。

EMCD005 \2080
ヘルマン・クレツシュマー(b.1958):
ノッツ・ピアノとその他の作品(1991-2007)
オートマットで/討論/2/4/6/5/Aのエチュード/これらの日々/ハイド
ン楽し/5つの前奏曲/9つの立方体の作品/1903年/3つの部分の小品/ノッツ
・ピアノ
ヘルマン・クレツシュマー(Pf)
アンサンブル・モデルン
録音:2000年、2006年
ピアニストで作曲家のクレツシュマーは1958年生まれでアンサンブル・モデル
ンのメンバー。キーボード奏者としてケージ、シュトックハウゼン、カーゲル、
ザッパ、クルタークらの作品を多数演奏している。彼自身の作品はピアノ、キ
ーボード、ライヴ・エレクトロニクス、アンサンブルを使ったミニマル、先鋭
的ロック、ノイズ・ミュージックに似た音楽。

EMCD006 \2080
ミヒャエル・M.カスパー/回転毎分(rpm)
リゲティ:無伴奏チェロ・ソナタ
B.A.ツィマーマン:無伴奏チェロ・ソナタ
ラッヘンマン:プレッション/マイケル・ゴードン:インダストリー
ライヒ:手拍子の音楽/アルヴィン・ルシエ:RPM’s
ミヒャエル・M.カスパー(Vc、手拍子、ガスペダル)
J.ミストリー(ライヒ/手拍子2)
チェリストのカスパーはチェロをボリス・ペルガメンチコフ、ジークフリート
・パルムに師事し、1980年から1985年までアンサンブル・モデルンのメンバー
を勤めた。現代の古典とも言うべきリゲティのソナタ、チェロの特殊奏法の見
本市ラッヘンマン作品、なぜかライヒの手拍子の音楽を仲間とやったあと、ア
メリカの特異な作曲家ルシエの作品をやるなど、ただものではない、こだわり
の内容。




<NORTHERN FLOWERS>
NF/PMA9967 \1980
ボリス・イヴァノビッチ・ティシチェンコ(b.1939):
(1)ヴァイオリン協奏曲第1番Op.9(1959)
(2)チェロ、17管楽器、打楽器とハーモニウムのための協奏曲Op.23(1963)
(3)映画《スズダル》への映画音楽(1964)
(1)ヴィクトル・リベルマン(Vn)
エドワルド・セーロフ指揮レニングラード室内管弦楽団
(2)ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)、
アナスタシヤ・ティシチェンコ(ハーモニウム)
(2)(3)イーゴリ・ブラズコフ指揮
(2)レニングラード・フィルのメンバー
(3)キーロフ歌劇場室内管弦楽団、A.マンホフ(T)、V.コジレワ(S)
録音:(1)1977年、(2)1966年、(3)1967年
ショスタコーヴィチの次の世代の作曲家ティシチェンコはすでに当レーベルか
ら何枚もCDがリリースされ、そのどれもが好評ですが、ついに真打ち登場。ロ
ストロポーヴィチは生涯に同時代の作品を多数初演しております。小編成なが
ら無駄なく作りこまれたこの作品は基本的に無伴奏チェロのモノローグに様々
な楽器が絡むといったユニークな構成をとっています。他にヴァイオリン協奏
曲、映画音楽といってもオペラのような壮大なスケールを持つ「スズダル」も
聴きものです。




<MARSTON>
51007-2 \2180
忘れられたソプラノ、ロザリア・チャリア録音選集(1898-1912)
オペラ・アリア(セミラーミデ、セヴィリアの理髪師、ドン・ジョヴァンニ、
ファウスト、カルメン、椿姫、仮面舞踏会、アイーダ、カヴァレリア・ルスティ
カーナ他)
歌曲(アイルランド民謡、スペイン民謡、アルディッティ、サンチェス・デ・
フエンテス、アルバレス、他の作品)
ロザリア・チャリア(ソプラノ)
伴奏:管弦楽、ピアノ
録音:1898-1912年
ロザリア・チャリア(1863-1948)はキューバ初の世界的なコロラトゥーラ歌手で
アメリカに渡りメトロポリタン歌劇場にも出演し大評判をとったこともあった。
このCDはロッシーニ、モーツァルトからヴェルディ、スペイン民謡まで多彩な
レパートリーが収録されている。録音年代を考えれば音質の悪さはこの際不問
とし、ここは100年前のキューバのディーヴァがいったいどんなものだったのか
聴き入ろうではないか。




<Edition HST>
HST-065 \2500
ガスマン(1729-1774):交響曲集第二巻
(1)交響曲 変ホ長調Hill26(1770)
(2)交響曲 変イ長調(1772)
(3)「メローペ」序曲ト長調(1765)
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
松井 利世子(ヴァイオリン;リーダー)
録音:2009年4月東京三鷹市・風のホールにて収録
変ホ長調は、ボエーム(ボヘミアン;チェコから流出した作曲家)たちが好んで
作曲した調性、展開部ではハ短調となり当時を偲ばせる。
変イ長調という調性は、平均律が軽視されていた当時、おそらくはガスマン&
ヴァンハルのみによって交響曲に使用された。(1960年代末フンガロトン・レー
ベル世界初録音以来となる)「メローペ」序曲は、ガスマン最初のオペラ序曲。

HST-066 \2500
ヴァンハル(1739-1813):
疾風怒濤交響曲集第九巻
(1)交響曲 変ロ長調Bryan B4(ca.1760-62)
(2)交響曲 変ホ長調Bryan Es3(ca.1769-71)
(3)交響曲 ホ長調Bryan E1(ca.1764-67)
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
松井 利世子(ヴァイオリン;リーダー)
録音:2009年6月東京三鷹市・風のホールにて収録
特にホ長調もまたガスマン&ヴァンハルが得意とした調性であり、他にはハイ
ドン1曲、ブルックナー1曲くらいしか見当たらない。(ヴァンハルはホ長調交響
曲を現存するだけで5曲作曲している。) 展開部では嬰ハ短調をとり、作曲家
の飽くなき探究心や当時如何に斬新であったか垣間見られる。




<LYRINX>
LYR 2264(SACD-Hybrid) \2250
クレメンティ:
ピアノ・ソナタ ト短調 Op.34-2
ピアノ・ソナタ ロ短調 Op.40-2
奇想曲第4番 Op.47-1
「月の光」による幻想曲と変奏曲 Op.48
ヴィットーリオ・フォルテ(ピアノ)
録音:2008年8月26-28日,マルセイユ、DSD
クレメンティのピアノ曲は、ピアニストの力量をストレートが反映されてしま
う、難しい曲である。ヴィットーリオ・フォルテは、1977年、カラブリアの生
まれ。彼の弾くクレメンティは、上質の南イタリアの白ワインのようにキリリ
としつつ、その中に強い情熱が宿っている。ことに奇想曲は、彼の美感が存分
に生かされた名演だ。その優れた演奏が、SACDの優れた音質で収録されている。

LYR 252 \1980
ショパン:バラード&スケルツォ全集
(バラード第1番-第4番、スケルツォ第1番-第4番)
秋山未佳(ピアノ)
録音:2006年3月6-9日,マルセイユ、DSD
フランス在住のピアニスト秋山未佳のLYRINXへの2枚目のアルバム。1枚目は
デュティユーとバーバーのピアノ・ソナタ(LYR2220)という渋いけれどキラリ
と光る作品集でしたが、今回は名曲ショパンのバラードとスケルツォです。
秋山は1973年東京生まれ。桐朋出身で、96年からフランスに留学しそのまま同
地で活躍しています。ショパンの名曲を明晰でクリアなタッチで情緒豊かに表
現しています。今後の活躍に期待のできるピアニストです。クリアで美しい録
音も特筆もの。

LYR 246 \1980
「プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ集」
ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.80
ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ長調 Op.94
5つのメロディ Op.35bis
ヴァディム・チジク(ヴァイオリン)
ダヴィド・ビスムート(ピアノ)
録音:2006年5月9-11日,マルセイユ、DDD
プロコフィエフのヴァイオリン・ソナタ2曲に、5つのメロディを加えたもの。
ヴァディム・チジクは1975年、モスクワに生まれたヴァイオリニスト。 2000
年のパガニーニ国際コンクールで、第3位を受賞。現在はパリ市立音楽院の教
授を務めている。プロコフィエフのキリキリしたモダニズムを抑え、叙情性を
前面に出した美演である。

LYR 263 \1980
「ハイドン:ピアノ三重奏曲集」
ピアノ三重奏曲 イ長調 Op.70-1 Hob.XV-18
ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.70-2 Hob.XV-19
ピアノ三重奏曲 変ロ長調 Op.70-3 Hob.XV-20
ピアノ三重奏曲 変ホ短調 Op.101,Hob.XV-31
トリオ・ホーボーケン
録音:2008年5月19-23日,マルセイユ、DDD
ハイドンのピアノ三重奏曲から、旧番号の第32番、第33番、第34番、第41番を
収録。トリオ・ホーボーケンは、ヴァイオリンのサスキア・レティエク(アン
サンブル・カリオペのメンバー)、チェロのギヨーム・パオレッティ(パリ管弦
楽団のソロ・チェリスト)とピアノのジェローム・グランジョンの三人で2003
年に結成された。若い団体ならではの新鮮さと、上質な柔らかさのバランスが
取れた音楽作りが魅力である。




<ALTARUS>
AIR-CD 9038 \2080
サムイル・フェインベルグ(1890-1962):歌曲集(世界初録音)
歌曲集「マリツァ」Op.47(全8曲)、他全27トラック
リイッタ=マイヤ・アホネン(MS)
サミ・ルッティネン(B)
クリストフ・シロドー(Pf)
録音:1999、2000、2003年
昨年発売になったピアノ協奏曲第1番、他(AIR-CD9034)に続くシロドーのフェイ
ンベルグ作品集第2集。フェインベルグはロシア・ソヴィエトのピアニスト・
作曲家。後期ロマン派的でプーシキンやブローク、レールモントフの詩による
ほの暗いロシアらしい歌曲が多い。シロドーはモスクワ音楽院で学んだフラン
スのピアニスト・作曲家。フェインベルクの紹介に熱心でBISレーベルなどから
も作品集を出している。



<MSR>
MS 1322 \1980
ブラームス:
(1)クラリネット・ソナタ第1番Op.120-1
(2)クラリネット・ソナタ第2番Op.12-2
(3)クラリネット三重奏曲Op.114
ピアース=アオモリ・デュオ:
【青森英明(クラリネット)、ジョシュア・ピアース(ピアノ)】
(3)ダニエル・バレット(チェロ)
録音:2008年1月、6月、ニューヨーク
ジュリアード出身ニューヨーク在住のクラリネット奏者、青森英明はクラシッ
クのみならずジャズのクラリネットやサックスまで演奏し高い評価を得ていま
す。特にジャズ界の巨匠ローランド・ハナに認められ度々共演しており、CDも
発売になっています。今回はクラシックに戻り正統的レパートリーのブラーム
スに挑んでいます。ピアノはJ.ケージを得意としドイツ・レコード批評家賞も
受賞したことのあるジョシュア・ピアース。才気溢れる二人の注目の一枚です。

MS 1330 \1980
メンデルスゾーン:
2台のピアノのための協奏曲集
(第1番ホ長調、第2番変イ長調)
ジョスア・ピアース&ドロシー・ジョナス(Pf)
ビストリク・レジュハ指揮
スロヴァキア国立コシツェ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1995年11月26、27日
MSRレーベルへ系統的に録音しているピアニスト、ジョシュア・ピアースが長年
デュオを組んでいるドロシー・ジョナスとのメンデルスゾーンの協奏曲集です。
ジョン・ケージのディスク(WERGO)で賞を取ったりしているため、現代音楽のス
ペシャリストと思われがちですが、幅広いレパートリーをもっています。メン
デルスゾーンが14-15歳で作曲したこれらの作品を恐ろしいほどの活気ある早い
テンポで演奏。メンデルスゾーンの若さと才能が炸裂しています。

MS 1289 \1980
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番
チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲
キム・クック(チェロ)
エドワルド・セーロフ指揮
ヴォルゴグラード交響楽団
録音:2006年6月
ヴォルゴグラード、ロシア
アメリカの女流チェリスト、キム・クックがヴァルゴグラードまで出向いて録
音したショスタコーヴィチ&チャイコフスキーの協奏曲集です。クックはサン
パウロ交響楽団の首席などを勤めたあと現在はソリスト、教師として活躍して
います。安定した技術で着実に音楽を進めていきます。さらにこのCDではセー
ロフ指揮のヴォルゴグラード響がいい味を出しています。朴訥としたロシアの
ローカルな味わいをいまだに持ったオーケストラです。優秀な録音も特筆もの
です。

MS 1321 \1980
(1)エリオット・カーター(1908-):ピアノ・ソナタ
(2)コープランド:ピアノ変奏曲
(3)コープランド:ヴァイオリン・ソナタ
(4)ジョン・パティトゥッチ(1959-):湖(2007)
アン・シャイン(Pf)
(2)アール・カーリス(Vn)
録音:2007年10月ニューヨーク
アン・シャインは1939年生まれのアメリカのピアニスト。LP初期のKAPPレーベル
への録音やセル、レヴァイン、小澤、スクロヴァチェフスキーとの共演などで
などで華々しい活躍を見せていました。既に過去のピアニストだとお思いの方
も多いかと思いますが、まだまだ現役でがんばっていて、ジェシー・ノーマン
の伴奏や、何年に一度か新録音を出したりしていました。MSRへはショパン:ピ
アノ・ソナタ第3番、他(MS1119)に続く録音です。カーターとコープランドとい
うアメリカを代表する作曲家のピアノ作品集で勝負です。ゲストでコープラン
ドのヴァイオリン・ソナタを弾くのは元ジュリアード四重奏団のアール・カー
リス。アンコールはジャズの大物ウッド・ベーシスト、パティトゥッチがシャ
インのために書いた作品、と注目どころの多いアルバムです。

MS 1333 \1980
「韻文の響」-文学に関連のあるピアノ作品集
ボリス・パステルナーク(1890-1960):
ピアノ・ソナタ ロ短調(1909)、前奏曲(1906)
ラヴェル:夜のガスパール
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番(1913年原典版)
インナ・ファリクス(Pf)
録音:2008-2009年
「ドクトル・ジバゴ」で知られ、ノーベル賞も受賞した文豪パステルナークの
ピアノ作品を収録しています。パステルナークは母もピアニストで若いころは
スクリャービンに師事して作曲家を目指していました。ここに収録されたソナ
タ(1楽章形式、12分)と前奏曲(5分)もスクリャービン譲りのたゆたうような不
安でそれでいて美しいなかなかの作品です。ファリクスはウクライナ生まれの
アメリカのピアニスト。15歳でシカゴ響のソリストとしてデビューして以来、
ソリスト、室内楽奏者として活躍しています。

MS 1250 \1980
「サロンのボレアリス」-19世紀フランスの管楽器作品集
(1)タファネル:木管五重奏曲
(2)デランドル:3つの小品
(3)オンスロウ:五重奏曲Op.81
(4)シャルル・ルフェーヴル:組曲Op.57
ボレアリス木管五重奏団
録音:2007年
MSRレーベル初期から録音をしているボレアリス木管五重奏団の新盤。品のいい
フランスの木管五重奏を揃えている。フランス音楽ファン必聴!

MS 1255 \1980
バーバラ・ハーバック作品集Vol.5(室内楽作品集第2集)
(1)RAの魂(2005/06)
(2)フリーイング・ザ・ケージド・バード(2006/07)
(3)トランスフォーメーションズ(2004)
(4)明日からの反響(2006)
(5)ケイト・ショパン(ハーバック編)リリア・ポルカ(2007)
カーク・トレヴァー指揮
(1)(3)ブラディスラヴァ室内管弦楽団(カペラ・イストロポリターナ)
(2)(5)ブラティスラヴァ木管五重奏団
(4)アンサンブル・イスロトポリス
ハーバックはアメリカの女流作曲家(生年不詳)。オルガン奏者やチェンバロ奏
者としても知られNAXOSやALBANYへ録音もしている。作曲家としても多作で、こ
のシリーズは全7巻を予定しています。調性による叙情的な美しい作品が多い。

MS 1264 \1980
「星月夜プロジェクト」-絵画に基づく作品集
(1)マシュー・ハリス(1956-):「星月夜」-7つの絵画(1984)
(2)スティーヴン・ポーラス(1949-):アート組曲(1999)
(3)リビー・ラーセン(1950-):黒い鳥・赤い丘(1996)
(4)アンドルー・・リスト(1956-):ノアノア-ゴーギャンの絵画(2008)
モンタージュ・ミュージック・ソサエティ:【(1)(4)S.ウラノフスキー(Vn)、
(1)(2)(4)M.モスコヴィッツ(Vc)、(3)(4)S.ディボール(Va)、(3)(4)B.クレディ
ター(Cl)、(1)-(4)D.エイヤーズ(Pf)】
録音:2008年5月
タイトル通り絵画に基づくアメリカの中堅作曲家の室内楽を収録。「星月夜」
はゴッホの代表作をタイトルにしていますが、他にルソー、ピカソ、マティス、
ダリなどをネタに神秘的な作品に仕上がっています。どの作品も調性に基づい
た聴きやすいものとなっています。

MS 1311 \1980
「うっとりするほど美しいロシア」
-19・20世紀ロシアの世俗合唱曲集
ダルゴムイシスキー、S.タネーエフ、ラフマニノフ、
キュイ、アレンスキー、サルマノフ、チャイコフスキー、
ファリク、カリンニコフ、チャイコフスキー、エキモフ、
ロム、ガヴリーリンの作品
ロバート・シンプソン指揮
ヒューストン室内合唱団
録音:2007年11月ヒューストン
タイトル通りの非常に美しい無伴奏合唱曲集。ちなみに指揮者と同姓同名の作
曲家がおりますが、別人です。

MS 1313 \1980
「アメリカの蜃気楼」-エキゾティック・ピアノ・イメージ
(1)チャールズ・グリフィス(1884-1920):ピアノ・ソナタ
(2)E.ウッドブリッジ・ネヴィン(1853-1937):
ロマンス形式の練習曲Op.18-1、スケルツォ形式の練習曲Op.18-2
(3)アーサー・フート(1853-1937):5つの詩Op.41
(3)エイミー・ビーチ(1867-1944):夜のつぐみOp.92-1、朝のつぐみOp.92-2
(4)マクダウェル(1860-1908):森のスケッチOp.51
(5)コープランド(1900-90):ピアノ変奏曲
ルーサン・シェンプ(Pf)
録音:2008年8月
18世紀末から20世紀にかけてのアメリカの古典ともいえるピアノ作品集。美し
くしっかりした作品ばかりで、アメリカのピアノ音楽入門にピッタリ。

MS 1329 \1980
「ジャグ&ジャージー」-クラリネット作品集
(1)リビー・ラーセン(1950-):イエロー・ジャージー
(2)レーガー:ロマンツェ ト長調
(3)ジェイムズ・デヴィッド(1978-):Eタイプ・ジャグ
(4)N.ブルグミュラー:二重奏Op.15
(5)L.ラーセン:コーカー(1977)
(6)トーマス・ウーベンホースト(1952-):イーヴン・ソング(2001)
(7)チャールズ・ロイド(1849-1919):「ボン・ボヤージュ」即興曲
(8)フランセ:主題と変奏(1974)
(9)スコット・マクアリスター(1969):ブラック・ドッグ(2001)
リンダ・チオニッティ(Cl)
(1)アラン・ウォイ(cl)
(2)(4)(7)(8)ナターリア・ダ・ローザ(Pf)
(3)M.G.スプリングフィールド(Pf)
(5)マシュー・ファリン(Perc)
(6)声楽八重奏
(9)ジョージア南大学シンフォニック・ウインド・アンサンブル
録音:2008年11月、12月
古典から新作までクラリネットの小品を集めたアルバム。伴奏もいろいろあっ
て面白い。

MS 1332 \1980
「メロディ」-ヴァイオリンとハープのための作品集
アンゲルブレシュト(1880-1965)、A.パドヴァーノ(1915-92)、
ニールセン、D.スカルラッティ、ヴィラ=ロボス、イベール、
モーツァルト、グルック、ゲイリン・ハットン(1928-2008)、サニエ、
ドビュッシー、スヴェインソン(1938-)、サン=サーンス、
J.ラウバー(1864-1952)、マレイ・ボーレン(1950-)の作品
オーロラ・デュオ:
【ドンナ・フェアバンクス(Vn)、リサ・リッティング(Hrp)】
録音:2008年5月、6月
オーロラ・デュオはユタ・ヴァレー大学で教鞭をとる二人の女性演奏家。BGMと
しても使えそうな耽美的な一枚。

MS 1335 \1980
「チョコレート」
-ジェイムズ・グラント(1954-):ヴィオラ作品集
チョコレート(トーチソング)/ベッツのためのワルツ/スタッフ/
秋の盛り/思いつき/エンドルフィン/うっとうしさと奇矯さ/
トリュフ(さらなるトーチソング)
ミシェル・ラコース(Va)、
マーティン・アムリン(Pf)
録音:2007年8月ボストン
ジェイムズ・グラントはアメリカの作曲家で2002年にはアーロン・コープラン
ド賞を受賞するなど認められている中堅作曲家。最初と最後にお菓子のタイト
ルをもったジャジーでけだるいトーチソングを配し間に様々なタイプのメロディ
アスな小品を収録。現代音楽的要素は全くありません。

MS 1342 \1980
「デジタル・ルーム」
-メイソン・ベイツ(1977-):作品集
(1)イントロ:ブルース7/(2)デジタル・ルーム/
(3)インタリュード:サイレン・ミュージック/
(4)固められた琥珀から/(4)インタリュード:琥珀/
(5)赤い川/(6)アウトロ:菱形
メイソン・ベイツ(エレクトロニカ)
(2)イザベル・ディマーズ(Org)
(3)シャンティクリア
(4)ビアヴァ弦楽四重奏団
(5)アンタレス(Cl、Vn、Vc、Pf)
エレクトロニカはクラブ・ミュージックで使われる打ち込み系コンピュータ音
楽といった感じのもので、ここでは初期のコンピュータ音楽風からクラブのDJ
風まで様々な音が聞こえます。だいたいがチープな雰囲気のサウンドなのです
が、それがオルガンや弦楽四重奏と共演すると、えも言われぬ違和感があり、
確かに新しい不思議な音楽です。



<ALBANY>
TROY1086 \1980
「エドワード・ジョセフ・コリンズの音楽第8集」
夜想曲、練習曲、ピアノ三重奏曲、4つのワルツ、6つの性格的ワルツ、
ほか全17曲
ジュリー・アルバース(Vc)、パトリス・マイケルズ(S)、
アンナ・ポロンスキ(Pf)、アーノード・サスマン(Vn)、
ジェフリー・サイクス(Pf)、録音:2001-08年
E.J.コリンズ(1886年-1951年)は、イリノイ州出身のピアニストで指揮者、ロマ
ン派の作曲家でもあった。このCDは、彼の歌曲、ピアノソロ作品、ピアノ・トリ
オOp.1の初レコーディングとして興味深い。新しいレパートリーの開拓にお薦め。

TROY1102 \1980
「リー・ホイビー歌曲集」
冬の歌、夏の歌、彼女は愛を語った、28人の若者、伝言、ほか全19曲
アーシュラ・クライネッケ=ボイヤー(Sop)
マリア・ペレス・グッドマン(Pf)
録音:2005年
アメリカの芸術歌曲のジャンルで最も重要な作曲家のうちの1人であるリ-・ホイ
ビーの歌だけを集めた唯一のCD。歌曲作曲家として叙情性、ユーモラス、皮肉、
甘美と色彩豊かなホイビーの世界をアーシュラ・クライネッケ=ボイヤーが見事
に歌い上げる。

TROY1105 \1980
「ソー・メニー・ジャーニーズ」-ジョセフ・サマー作品集
小川に柳の木が斜めに横切って立っている/ソネット/慈悲の質/無言の詳細
/とてもたくさんの旅/チェロ・ソナタ
シェイクスピア・コンサーツ:【K.V.ホルン(Sop)、C.V.ホルン(B、Br)、
M.セケラ(Pf)、P.ヌーゾフスキー(Vc)】
録音:2008年
「ソー・メニー・ジャーニーズ」は、1609年シェイクスピアのソネットの出版
400周年記念を注目してのリリース。作曲家ジョセフ・サマーは1956年生まれ。
(無調、歌曲)

TROY1108 \1980
「タワーズ・オヴ・パワー」
(1)ダニエル・マッカーシー:
サクソフォンと吹奏楽のための室内交響曲第4番《力の塔》
(2)アンソニー・プロッグ:フルート協奏曲
(3)フィリップ・グラス(M.ロルツ編):
コンチェルト・ファンタジー-2人のティンパニストとオーケストラのための
グレッグ・I.ハンソン指揮
アリゾナ大学ウィンド・アンサンブル
(1)ティモシー・マカリスター(Sax)、(2)ブライアン・ルース(Fl)、
(3)ジョナサン・ハース(Timpani)、(4)ゲイリー・クック(Timpani)
録音:2006/2008年
ソリストと吹奏楽の為の作品集。ファンク・バンド『タワー・オブ・パワー』
の影響を受け書かれた「タワーズ・オヴ・パワー」、14台のティンパニを使用
した「コンチェルト・ファンタジー」ともにパワフルなソロがカッコイイ!吹
奏楽愛好家は必聴!

TROY1109 \1980
ジョン・マスト:歌劇《同じ夜遅く》
-マーク・キャンベルによるリブレット
マイケル・バレット指揮
マンハッタン音楽院オペラ・シアター、録音:2008年12月
「マストの歌はアメリカのレパートリーの宝です。そして、ここでは、彼はより
多くの分野で熟練したオペラ作曲家として名声を確立します」(「Musical 
America」誌より)。

TROY1110/11 2枚組 \3960
「ヴィヴァ・コンチェルタンテ!」
(1)D.ゴムパー:スパイラル
(2)J.デンジャーフィールド:ウィンター・ライツ
(3)K.ネッツ:ビヨンド・リリース
(4)チン=チュウ・フウ:ア・テンパード・ウィッシュ
(5)J.D.ロバーツ:命のラインII
(6)A.ウェーベルン(ケイン編):2つの歌/
(7)N.ザーラー:クラリネット協奏曲/(8)F.ドナトーニ:レムII
(1)カーク・トレヴァー指揮スロヴァキア放送響
(2)イゴール・ドロノフ指揮
モスクワ音楽院スタジオ・フォー・ニューミュージック
(3)-(8)デイヴィッド・ゴムパー指揮
センター・オブ・ニューミュージック・アンサンブル
ほか、ソリスト多数、録音:2007-2008年
室内管弦楽とソリストの為の曲集。まさに古くて新しい世界のコネクションは、
演奏家達の意味ある活動として、2005年2月-2008年5月の間、各地で起こった。
「万歳!コンチェルタンテ!」

TROY1112 \1980
「鬼火」-アドルファス・ヘイルストークのピアノ音楽-
2つのスケルツォ/トリオ・ソナタ/鬼火(イグニス・ファタス)
シャロン・セブリムによる8つの変奏曲/ピアノ・ソナタ第2番
2台ピアノのためのソナタ
アンドレイ・カスパロフ(Pf)、
オクサナ・ルトシシン(Pf)
作曲家で教育者でもあったアドルファス・ヘイルストークは、1941年ニューヨ
ーク生まれのアフリカ系アメリカ人である。その為、彼の作品は、アフリカ系
アメリカ人とヨーロッパの伝統の影響を受け継いでいる。2台ピアノデュオ活動
をしている方へ、新しいレパートリー開拓にお薦め。

TROY1113 \1980
「イノセンス・ロスト」-ベルク・ドビュッシー・プロジェクト
ドビュッシー:ビリティスの3つの歌/ベルク:7つの初期の歌
A.ウィースナー:遠い心/ほか全20トラック
メアリー・ネッシンガー(MS)
ジーン・ゴラン(Pf)
録音:2007年
ジュディス・シャーマンのプロデュースにより、20世紀において、多くの人を
感動させた作曲家のうち10人の歌曲をまとめた。演奏は、8年間コラボレーショ
ンを続けるネッシンガー&ゴラン。ニューヨーク・タイムス誌も絶賛する磨か
れた技術を堪能あれ。

TROY1114 \1980
「ダブルズ」-ピーター・チャイルドの音楽
(1)4手ピアノのためのデュオ
(2)エミリー・ディキンソンの詩による歌曲
(3)変奏曲/(4)ダブルズ
(1)ハーシュ・ピンカス・ピアノ・デュオ、
(2)J.ブライデン(Sop)、S.ピンカス(Pf)、
(3)D.ステップナー(Vn)、(4)E.チュウ&D.デヴォー(Pf)
録音:2000-2003年
(現代音楽 無調)マサチューセッツ工科大学の音楽教授でマックヴィーカー・
ファカルティー・フェローであるピーター・チャイルドは、1996年から1999年
まで、ここで芸術(音楽と演劇)部門の議長を務めた。彼は、オーケストラ、合
唱、コンピュータシステム、歌と多種多様なジャンルの音楽を書いており、加
えて音楽の分析においても賞を獲得している。

TROY1115 \1980
「ホット・ソナタ」-ゲイリー・スマート作品集
(1)メイブルック・ファンシー
(2)ソナタ・イン・ファンシー
(3)パッシング・ファンシー
(1)-(3)ゲイリー・スマート(Pf)
(1)クリスティーネ・グスタフソン(Fl)
(2)マイケル・フィンケル(Vc)、(3)ガイ・イェ-ダ(Cl)
録音:フロリダ
ユニークな音楽家、作曲家=ピアニスト、ゲイリー・スマートは、アメリカの
ワールド・ミュージックとジャズに関心をもち、演奏、作曲、即興演奏をする。
現在ジャクソンビル北フロリダ大学の教授。

TROY1116 \1980
「チリからキューバへ」-ラテン・アメリカのピアノ音楽
ヴィラ=ロボス(1887-1959,ブラジル):「ブラジルの詩」より「吟遊詩人の印象」
「白色オンディオの踊り」、ブラジル風バッハ第4番-前奏曲
アルフォンソ・L.リョーナ(1912-94,チリ):4つの小品
ペドロ・H.アレンデ(1885-1959,チリ):チリ民謡による12の性格的小品より
イレアナ・ペレス=ベラスケス(1964-,キューバ):魅惑
アルフォンソ・レング(1884-1974,チリ):ドロラス-ピアノのための詩曲
ヒナステラ(1916-83,アルゼンチン):クレオールの舞曲組曲Op.15
ポ-ラ・バイテルマン(Pf)
録音:2007年
チリで生まれたピアニスト、ポーラ・バイテルマンが、ラテン・アメリカの作
曲家のピアノ作品を紹介する。ポーラの演奏は、音楽を核心深く深く探り、ま
た確かな技術により、誠実で美しい。

TROY1117 \1980
「ジェーン・ワンはトンボのことを考えている」
-エレナ・ルーアーの音楽-
クロイチゴ/3つの前奏曲/黒と白  他全8曲
サラ・ボブ(Pf)、サラ・ブラディー(Fl)、アレクセイ・ゴンザレス(Vc)、
ヘン=ジン・パク(Pf)、ベンジャミン・セルツァー(Cl)
(現代音楽)エレナの処女作「弦楽四重奏曲(1988)は、ASCAP賞を得て国際的に注
目を浴びた。その後、声楽曲、オーケストラ、室内楽、フィル音楽等を手掛け、
衝撃的で美しい彼女の音楽は多くの人を魅了している。インパクトの強い表題、
トンボの事を考えている「ジェーン・ワン」とは、彼女の友人で航空力学の研
究者である。

TROY1118 \1980
「その空間のなかに」-ロリ・レイトマン歌曲集-
その空間のなかに、浜辺の泳ぎ人、一つか二つの出来事、
荒々しいソステヌート、2つのディキンソン歌曲、完全な人生、
そして音楽は終わらない
ほか全34曲
ジェニファー・チェック(Sop)、キャリン・フリードマン(Ms)、
アマンダ・ゴシアー(Sop)、サリー・グルーバー(Sop)、
ウォレン・ジョーンズ(Pf) ロリ・レイトマン(Pf)、
ランダル・スカルラータ(Br)、録音:2005年-2008年
レイトマンは、1955年にニューヨークに生まれ、作曲をジョナサン・クレイマ
ーとフランク・リューインに師事し、エールカレッジを優秀な成績で卒業した。
彼女の作品は、芸術歌曲の分野で、アメリカ合衆国内外で称賛されている。

TROY1119 \1980
アーノルド・ロスナーのピアノ音楽 「命の木」
アダムとイヴOp.4/ピアノ・ソナタ1番・2番・3番/そして彼は鳩を飛ばす/
結婚行進曲/命の木
ドンナ・アマ-ト(Pf)
録音:2008年 ニューヨーク
アーノルド・ロスナーは、1945年生まれ、主にアメリカ合衆国とイスラエルで
活動している。現在ニューヨーク市立大学Kingsborough コミュニティーカレッ
ジで教鞭をとる。彼のパワフルで情感あふれ、エスニックな魅力を持ち合わせ
たピアノ曲(世界初演曲5作品を含む)をピッツバーグ生まれ、アメリカの芸術的
なピアニスト、ドンナ・アマートがお届けする。

TROY1120 \1980
「霧」-ジャネット・マグワイアの室内楽
霧/スオナタ/山道/A Trois(3)/フリルス/Fumees d'Ivresse/スケッチ/変奏曲/
悲劇/干潮と満潮/
ジョバンニ・マンキューゾ(指揮)、Ex・ノヴァ・アンサンブル三重奏団、
ヴェニス・チェロアンサンブル、パウル・クレー四重奏団、
リウ・ファン(古筝)、河合祝子(Pf)、アレッシア・トッファニン(Pf)、
アンナ・バルッティ(Pf)、ステファノ・チェレギン(Pf)、
グイード・ファッキン(Perc)、チンツィア・ホノラート(Perc)、
アンヌンツィアータ・デッリサンティ(Perc)、
ラファエル・アルトゥーソ(Bass)
(現代音楽・無調)作曲家ジャネット・マグワイアは、シカゴで生まれ、作曲を
パリで学ぶ。2006年コープランド財団より住居、2008年グッゲンハイム助成金
を授与。現在ヴェニスの?"Musica in Divenire"協会社長、ヨーロッパ文化協会
の会員。-彼女の作品は、世界中で聴かれている。

TROY1121 \1980
「フェノメノン」
-ナローン・プランチャルーンの音楽-
(1)チャクラ/(2)サッタ
(3)3つのマインド/(4)太陽の呼吸
(5)ファー・フロム・ホーム/(6)フェノメノン
(1)サラ・マッコイン指揮テキサス工科大学ウインド・アンサンブル
(2)(4)(6)アンドレアス・エルム・バウムガルトナー指揮
ボフスラフ・マルティヌー・フィルハーモニー管弦楽団
(3)クリストファー・ジャンワン・マクキガン(Pf)
(5)ニック・ディナースタイン(Vc)
プランチャルーンは1973年生まれ、タイ出身。96年バンコクのシーナカリンウィ
ロット大学で音楽の学位を修め、アメリカに留学。2002年イリノイ州立大学に
て作曲専攻、修士課程修了後、現在はカンザス・シティのミズーリ大学博士課
程に在籍し、作曲と指揮を学ぶかたわら、02年より同大学にて助手をしている。
ミズーリ大学より学長賞をはじめ数々の奨学金を受ける。(無調作品)

TROY1123 \1980
「ジェフリー・ミドルトン・プレイズ・ジョセフ・フェニモア」
フェニモア:中国/トルマリン/5つのロマンス
ジェフリー・ミドルトン(Pf)
(現代音楽・無調)ジョセフ・フェニモアのピアノ曲。無調曲だが、ジェフリー
・ミルトンの演奏は、繊細で美しく、神秘的な世界をかもし出す。

TROY1124 \1980
ジョン・メルビー:
(1)コンピューターとオーケストラの為の協奏曲
(2)ヴァイオリン、ピアノとコンピューターの為の協奏曲
(3)ピアノとコンピューターの為の協奏曲第2番
(1)ジョエル・エリック・スーベン指揮ポーランド国立放送交響楽団
(2)ミンホワン・シュイ(Vn)
(2)(3)ウィンストン・チョイ(Pf)
録音:2008-2009年
ジョン・メルビーは、1941年、ホワイトホール(ウィスコンシン)生まれ。1973
年にイリノイ大学の音楽学校で作曲/理論の教師に任命された。彼の作品は、
NEA Fellowship(1977年)他、多数の賞を獲得し、アメリカ合衆国と海外で広く
演奏されている。

TROY1125 \1980
「アメリカン・ディスカヴァリーズ」-アメリカのピアノ三重奏曲
エドウィン・グラース(1884-1954):ピアノ三重奏曲第2番イ長調
ダイエル・バーナード・ルーメイン(1971-):ヴォルヴィック・マリティム
ヘンリー・カウエル(1897-1965):
三重奏「3つの楽器の為の4つのコンビネーション」
アンナ・プリシラ・リッシャー(1875-1946):
アンダンテ・レリジオーソ、子守唄、マズルカ、西から
モーティマー・ウィルソン(1876-1932):「青年時代より」第1巻
ロ-リンズ・ピアノ三重奏団:
【ジョン・トムソン(Vn)、スーザン・キース・グレイ(Pf)、マリー・エレイン
・ギャニオン(Vc)】
録音:2008年
ローリンズ・ピアノ三重奏団は1987年に結成され、アメリカ、アジアやラテン
・アメリカで定期的に演奏活動を行っている。加えて、サウスダコタ大学音楽
部の教職員としても活発に活動している。主に20世紀前半のアメリカの作品を
集めている。

TROY1126 \1980
「アメリカン・ピアノ・ミュージック、1900-1930」
チャールズ・アイヴス:ピアノ・ソナタ第1番
ヘンリー・カウエル:3つのアイルランド伝説
デーン・ルディア:3番目のペントグラム
アーロン・コープランド:ピアノ変奏曲
リチャード・ジムダーズ (Pf)
録音:2007-2008年
エキゾチックで実験的な作品が魅力のカウエル。哲学者、占星術師でもあり、
科学と神秘主義の概念に基づいた作曲活動をしたルディア。作曲の概念が大き
く変貌を遂げる時代、アメリカの作曲家達の功績を、ジョージア大学教授のジ
ムダーズが、ここに紹介する。

TROY1127 \1980
「パリからの音楽」-フランスの吹奏楽
クロード・パスカル(1921-):吹奏楽器の為の八重奏
クロード・アリュー(1903-90):吹奏楽器の為の十重奏
ジュール・ムケ(1867-1946):組曲
フランソワ・カサドシュ(1870-1954):ロンドンのスケッチ
ピエルネ(1863-1937):古い様式による田園風変奏曲
フランシス・シャグラン(1905-72):7つの小品
ロバートJ.アンブローズ指揮
アトランタ・チェンバー・ウインズ
録音:2006-2008年
現代で前衛的な音楽の熱心な支持者、アンブローズ博士は、アトランタに拠点
を置く現代音楽アンサンブルBent Frequencyの共同創設者、指揮者、ギタリス
ト、そして、現在は大学バンドディレクター国際アソシエーションの職で活躍
中である。吹奏楽器愛好家にお薦めです。

TROY1128 \1980
フロレンシオ・アセンホ:管弦楽作品集
(1)クラリネットとオーケストラの為の「千一夜」
(2)協奏交響曲
(3)ドン・キホーテからの3つのイメージ
カーク・トレヴァー指揮ボフスラフ・マルティヌー・フィル
(1)イルジー・クンドル(Cl)
録音:2009年
アセンホは、ブエノス・アイレス生まれ。ラテン・アメリカのムード漂う管弦
楽の響きは、独特な世界を作り出し、聴く人を異国への旅へといざなう。




<桜企画 (CH-RECORDS輸入盤)>
52 1127 \2850
「Es Fuscht fur mis Haerz(私の心のお祭り)」
エーデルワイス、秋、私の甘える猫、私のいとしい人、幸せになる、他全16曲
北川桜(ヨーデラリン)
ヨーデル北川桜のCD第1弾はスイスヨーデル編。
スイスオイグスター社よりリリース、スイスで初の日本人ヨーデルのCDです!
曲目はスイスヨーデルの巨匠マリー・テレーズ・フォングンテンの作品を中心
に本場の歌声をお届けいたします。マリー・テレーズ・フォングンテンとのデュ
エットもあります。
ヨーデル歌手(ヨーデラリン)北川桜 プロフィール
和光学園中学・高等学校卒業。国立音楽大学声楽科卒業。二期会オペラ会員在
籍。数多くのオペラ・オペレッタ・ミュージカルに出演をしながら、1992年より
ヨーデルを中心とした ドイツ、スイス、オーストリアの民族音楽を勉強するた
めに現地へ留学。1994年にヨーデルを中心としたアルプスの音楽隊「エーデルワ
イスムジカンテン」を結成。ホールでのヨーデル・コンサートや、イベント等
で活躍し、「ポンキッキーズ」など子供番組にもヨーデル演奏で多数出演。TV
番組「ルックルックこんにちは」や、NHK海外放送(ドイツ語版)、又ドイツ国営
放送ZDFにこちらもヨーデル演奏で度々取り上げられる。
スイスヨーデルでは2008年スイス連邦主催ヨーデルフェストにおいて最高級ク
ラス1級(エルステクラス)受賞、2008年 秋, 中央スイス  ゴイエンゼー・ヨー
デルコーラスと共演。2009年4月スイスオイグスター社より、スイスで日本人で
初めて、のスイスヨーデルのCDをリリースする。音楽の友社 教育音楽「音の
生まれる場所」や、Hanako「盛り上げの達人」など雑誌の取材も多数。ドイツ
ヨーデル・オーストリアヨーデル・スイスヨーデルとアルプスのヨーデルを全
てこなす、日本のプロの女性アルプスヨーデル第一人者である。





<若林工房レーベル>
WKPR-8003 \2500
Piano, my Identity/崔 善愛(チェ・ソンエ)
「Piano, my Identity/CHOI Sun-ae Lois(崔 善愛)」
グリーグ:アリエッタ op.12-1
アイリッシュ・ジグ(作曲者不詳 Colin Mawby編) Old woman tossed up in
a blanket and Tea song
ブラームス:間奏曲op.118-2
シューマン:トロイメライ
ショパン:幻想即興曲 Op.66
ショパン:ノクターン嬰ハ短調 (遺作)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第8番 Op.13 「悲愴」-第2楽章&第3楽章
ベートーヴェン:エリーゼのために WoO59
モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第11番 K.331より 第3楽章 「トルコ行進曲」
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲 BB68
ガーシュイン:アイ・ガット・リズム
崔 善愛(チェ・ソンエ)(ピアノ)
録音:2009年5月18-19日、杜のホールはしもと
STEREO/24bit Digital録音、企画:音楽芸術家協会、発売元:若林工房
「その音の一粒一粒がくっきりと胸に刻まれる。その音に込められている悲し
みと情熱は、ソンエさんのものだ」
- 鎌田慧(ルポライター)
「ああ、この人がこの曲を弾くと、こんなにも悲哀の満ちた、遠くアジアの
『異郷を想う音』になるのだ」
- 本田雅和(ジャーナリスト)
崔 善愛 プロフィール
5歳よりピアノを始め、馬場瑞枝、伊藤八千代、井口基成諸氏に学んだ後、愛知
県立芸術大学で大堀敦子氏に師事、同大学大学院修士課程終了。NHK・FM「夕べ
のひととき」などでデビュー後、奨学金を得て米国インディアナ大学大学院に
留学。ピアノをジョルジュ・シェベック、室内楽をヤーノシュ・シュタルケル、
ジョセフ・ギンゴルド、ドゥビンスキー夫妻(ボロディン・トリオ)などに師事。
帰国後、全国各地でコンサート活動を展開。1998年より室内楽シリーズ
「Chamber Music, Anyone?」を主宰、ミラノ・スカラ座トリオ、F.アゴスティ
ーニ(イ・ムジチ合奏団元コンサートマスター)やH.ツァック(シュトゥットガル
ト室内管弦楽団元コンサートマスター)との共演など、国内外の著名な演奏家と
の共演している。また、韓国、イタリア各地の国際音楽祭に招かれ、ピースボ
ートの水先案内人としてコンサートを行うなど、国内外で活躍している。著書
に「自分の国を問いつづけて」(岩波ブックレット)、「父とショパン」(影書
房)などがある。現在、音楽芸術家協会に所属。

<Brilliant Classics>
BRL 93899 \540
パーセル:ハルモニア・サクラ
ポール・マクリーシュ指揮、ガブリエリ・コンソート&プレイヤーズ

●Musica sacra series 宗教曲シリーズ全18タイトル
BRL 9100 \540
ラフマニノフ:晩祷 作品37
オルカ・ボルゼーネ(Sop)
ユーリ・コリンニク、ミカエロ・ティシュチェンコ(Ten)
イヴァン・サヴァチェク指揮、ウクライナ国立アカデミー合唱団

BRL 9148 \540
アヴェ・ヴェルム-宗教曲名曲
ハイドン、フォーレ、モーツァルト、エルガー、ブルックナー、バード、
グリーグ、ブラームス、デュリフレ、などの作曲家によるアヴェ・ヴェルム、他
クリストファー・ロビンソン指揮
ケンブリッジ・セント・ジョーンズ・カレッジ聖歌隊

BRL 93775 \540
LAMENTATIONS
パレストリーナ:スターバト・マーテル
アレグリ:ミゼレーレ、他
ティモシー・ブラウン指揮、ケンブリッジ・クレア・カレッジ合唱団

BRL 93941 3枚組 \1550
J.S.バッハ:マタイ受難曲
シュテファン・クレオバリー指揮、
ブランデンブルクコンソート、ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団
カークビー(Sop)マイケル・チャンス(C-T)ヒル(Ten)トーマス(Bs)

BRL 93942 2枚組 \1080
J.S.バッハ:ヨハネ受難曲
シュテファン・クレオバリー指揮、
ブランデンブルクコンソート、ケンブリッジ・キングス・カレッジ合
ジョン・マーク・エインズリー(Ten)スティーヴン・リチャードソン(Bs)
キャサリン・ボット(Sop)マイケル・チャンス(C-T)ポール・アグニュー(Ten)
スティーヴン・ヴァーコー(Bs)

BRL 93943 2枚組 \1080
ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス 作品123
アンナ・トモワ=シントウ(Sop)パトリシア・ペイン(Alt)
ロバート・ティアー(Ten)ロバート・ロイド(Bs)
コリン・デイヴィス指揮、ロンドン交響楽団
ミサ曲ハ長調 作品86
エダ=ピエール、ペイン、ティアー、モル

BRL 93944 \540
ブルックナー:ミサ曲第1番
ニコル・マット指揮、ヴュルッテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団、
ヨーロッパ室内合唱団
イザベラ・ミュラー=カント(Sop)アイベ・メールマン(MSop)
ダニエル・サンス(Ten)クリストフ・フィシェッサー(Bs

BRL 93948 2枚組 \1080
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」
シュテファン・クレオバリー指揮、
ブランデンブルクコンソート、ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団
リン・ドーソン(Sop)ヒラリー・サマーズ(Alt)
ジョン・マーク・エインズリー(Ten)アラスタール・マイルズ(Bs)

BRL 93949 \540
ハイドン:スターバト・マーテル
フリーダー・ベルニウス指揮、ヴュルテンベルク室内管弦楽団、
シュトゥットガルト室内合唱団
クリスティーナ・ラキ(Sop)ユリア・ハマリ(Alt)
クレース=ホーカン・アーンシェー(Ten)リヒャルト・アンラウフ(Bs)

BRL 93950 \540
モーツァルト:レクイエム K.626
ニコル・マット指揮、
プフォルツハイム南西ドイツ室内管弦楽団、
ヨーロッパ室内合唱団
パメラ・ホイフェルマンス(Sop)バーバラ・ヴェルナー(Alt)
ロベルト・モルヴァイ(Ten)トーマス・プフィファー(Bs)

BRL 93951 \540
モーツァルト:ミサ曲ハ短調 K.427
ニコル・マット指揮、
カメラータ・ヴュルツブルク、ヨーロッパ室内合唱団
ヴァレンティナ・ファルカス、
アンネマリー・クレーメル(Sop)
ダニエル・サンス(Ten)クリストフ・フィッシェサー(Bs)
イェンス・ヴォレンシュレーガー(Org)

BRL 93952 \540
ペルゴレージ:スターバト・マーテル、サルヴェ・レジナ ハ短調
ティモシー・ブラウン(Org)ジュリア・ビショップ、
ジョアンナ・パーカー(Vln)ペーター・ウィスキン(Vla)
ジョアンナ・リヴィン(Vc)
アンジェラド・グラフィード・ジョンズ(Sop)ローレンス・ザッゾ(C-T)

BRL 93953 \540
シュッツ:シンフォニア・サクラ
作品6、作品10より抜粋
マッテオ・メッソーリ指揮、カペラ・アウグスター

BRL 93954 \540
チャイコフスキー:聖ヨハネス=クリソストムスの典礼 作品41
イヴァン・サヴァチェク指揮、ウクライナ国立アカデミー合唱

BRL 93955 \540
タリス:哀歌とコントラファクタ
アリスター・ディクソン指揮、シャペル・デュ・ロイ

BRL 93957 \540
グレゴリオ聖歌集
スタン・ホラールト指揮、スコラ・カントゥルム・カロルス・マグヌス

BRL 93958 \540
ヴェルディ:レクイエム
イヴァン・マリノフ指揮、ソフィア歌劇場管弦楽団
ダニエラ・ネディアルコヴァ(Sop)イヴァンカ・ニノヴァ(MSop)
ロウメン・ドイコフ(Ten)エミール・ポノルスキ(Bs)

BRL 93981 \540
パーセル:メアリー女王の葬送の音楽、宗教曲集
テ・デウム、ユビラーテ・デオ、アンセム「わが愛する者語りて」
「おお神よ 汝は我が神なり」「主よ 御身はいつまで怒りたもうや」
「主よ、われらの罪を思い出したもうことなかれ」
「主よ、願わくばわが祈りを聞きたまえ」
ティモシー・ブラウン指揮、ケンブリッジ・クレア・カレッジ合唱団、他




<WARNER CLASSICS>
●アーノンクール80歳記念 Harnoncourt Composer Series
古楽から始まりあらゆる作品に対して魅力的な演奏を残してきたアーノンクー
ル。TELDECの多くの録音から、抜粋ながら作曲家別に集めました。アーノンク
ールの音楽に取り組む真摯な姿勢が感じられるオムニバスです。

WARNER 2564 688536 2枚組 \1350
J.S.バッハ集
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、他
マタイ受難曲より、ブランデンブルク協奏曲第3番、カンタータより、
管弦楽組曲より、ミサ曲ロ短調より、他
ニコラウス・アーノンクール指揮、

WARNER 2564 688705 2枚組 \1350
ベートーヴェン集
交響曲第5番より、第8番、第7番より、第6番より、フィデリオより、
エグモント序曲、ピアノ協奏曲第3番より、他
ニコラウス・アーノンクール指揮、ヨーロッパ室内管弦楽団、

WARNER 2564 688669 2枚組 \1350
ブラームス集
交響曲第4番、交響曲第2番より、第3番より、ハイドン変奏曲より、
大学祝典序曲、ピアノ協奏曲第1番より、他
ニコラウス・アーノンクール指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、他

WARNER 2564 688588 2枚組 \1350
ドヴォルザーク集
交響曲第7番、第8番、第9番より、交響詩「野鳩」、「真昼の魔女」 、
スラヴ舞曲作品46より、72より、ピアノ協奏曲より、他
ニコラウス・アーノンクール指揮、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、

WARNER 2564 688650 2枚組 \1350
ヘンデル集
オラトリオ「メサイア」より、ジュリアス・シーザーより、サムソンより、
合奏協奏曲より、アレクサンダーの饗宴より、他
ニコラウス・アーノンクール指揮、
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、他

WARNER 2564 688377 2枚組 \1350
ハイドン集
交響曲第6番、天地創造より、テ・デウム、交響曲第45番より、第73番より、
ミサ曲第11番より、交響曲第104番、四季より、他
ニコラウス・アーノンクール指揮、
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、他

WARNER 2564 688591 2枚組 \1350
モーツァルト集
交響曲第40番より、ドンジョバンニ序曲、アイネ・クライネ・ナハトムジーク、
コシファントゥッテ序曲、ピアノ協奏曲第23番より、フィガロの結婚序曲、他
ニコラウス・アーノンクール指揮、
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、ヨーロッパ室内管弦楽団、他

WARNER 2564 688316 2枚組 \1350
シューベルト集
交響曲第9番より、第5番、ミサ曲第5番、未完成交響曲、交響曲第3番より、
第4番より、第6番より、マニフィカトD.486、他
ニコラウス・アーノンクール指揮、
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、他

WARNER 2564 688318 2枚組 \1350
シューマン集
交響曲第3番、第4番、第2番より、ヴァイオリン協奏曲より、ピアノ協奏曲、
ゲノヴェーヴァより序曲、アリア、他
ニコラウス・アーノンクール指揮、ヨーロッパ室内管弦楽団、他

WARNER 2564 688564 2枚組 \1350
J.シュトラウス集
ニコラウス・アーノンクール指揮、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、
喜歌劇「こうもり」より、ジプシー男爵より、ラデツキー行進曲、
美しく碧きドナウ、ウィーンの森の物語、トリッチ・トラッチ・ポルカ、




●WARNER CLASSICS DVD
WARNER 5186 552092(DVD-Video) \3500
J.S.バッハ:オルガン曲集
トッカータとフーガ、コラール前奏曲、幻想曲とフーガ、他
マリー=クレール・アラン(Org)

WARNER 5186 551322(DVD-Video) \3500
ハワード・グッドオール:オルガン曲集
ハワード・グッドオール(Org)

WARNER 5186 551332(CD+DVD) \3500
ENGLAND, MY ENGLAND パーセル物語
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮、
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
収録 1995年


●WARNER DVD 旧譜のご案内
※海外発注となりますので、入荷には1~2ヶ月かかります。

0630 154812(DVD-Video) \3500
ヘンデル:テオドーラ
クリスティ、アップショウ、ダニエル、オールセン、クロフト、他
グラインドボーン・フェスティバル・オペラ

0630 155332(DVD-Video) \3500
ベルク:ルル
Aデイウィス、シェーファー、ハリス、バードン、他
グラインドボーン・フェスティバル・オペラ

0630 169122(DVD-Video) \3500
Rシュトラウス:アラベラ
ハイティンク、パトナム、ブレッヘラー、他
グラインドボーン・フェスティバル・オペラ

0630 169142(DVD-Video) \3500
モンテヴェルディ:ポッペアの戴冠
レパード、マリア・ユーイング、デニス・ベイリー、他
グラインドボーン・フェスティバル・オペラ

0630 178342(DVD-Video) \3500
ヘンデル:メサイア
ホグウッド、エンシェント室内管弦楽団

0630 187712(DVD-Video) \3500
プッチーニ:オペラ名場面集
テ・カナワ/ドミンゴ 他
西部の娘、マノンレスコー、ボエーム、蝶々夫人、外套、他

0630 193902(DVD-Video) \3500
ヴェルディ:ナブッコ
マウリツィオ・アレーナ、ブルゾン、ディミトローヴァ、ペトコフ、他
アレーナ・ディ・ヴェローナ

0630 193922(DVD-Video) \3500
オッフェンバック:ホフマン物語
プレートル、ドミンゴ、セッラ、コトルバス、他
コヴェントガーデン・ロイヤルオペラ

2564 623202(DVD-Video) \4850
ワーグナー:楽劇「ジークフリート」
バレンボイム、イェルザレム、クラーク、トムリンソン、他

2564 623212(DVD-Video) \4850
ワーグナー:楽劇「神々の黄昏」
バレンボイム、イェルザレム、ブリンクマン、マイヤー、他

2564 633672(DVD-Video) \3500
クレド ヨハネ・パウロ2世による
ボチェッリ/チョン・ミュンフン
モーツァルト、ロッシーニ、ヴェルディ、ビゼー、他の宗教曲より

2564 697427(DVD-Video) \3500
ベルク:ヴォツェック
バレンボイム、グルントヘーバー、マイアー、クラーク、
シュターツカペレ・ベルリン

2564 698832(DVD-Video) \3500
イングランド パーセル物語
ガーディナー

2564 698833(DVD-Video) \3500
ラフマニノフ 悲しみの果てに
ゲルギエフ
ドキュメンタリーフィルム作品

2564 699742(DVD-Video) \2850
タンゴ イン ブエノスアイレス
バレンボイム

3984 230252(DVD-Video) \3500
ヴェルディ:シモン・ボッカネグラ
エルダー、ピーター・シドム、ボロウスキー、他
グラインドボーン・フェスティバル・オペ

3984 265552(DVD-Video) \3500
アメリカン・バレエ・シアター
メトロポリタン歌劇場バレエ団
ショパン:レ・シルフィード、ドリーヴ:シルヴィア、ミンクス:パキータ、他

4509 989462(DVD-Video) \3500
チャイコフスキー:白鳥の湖
ピエトラガラ、パトリック デュポン
パリ・オペラ座バレエ団

4509 992132(DVD-Video) \3500
ヴェルディ:エルナーニ
ムーティ、ドミンゴ、フレーニ、ブルゾン、他
ミラノ・スカラ座

4509 992152(DVD-Video) \3500
ヴェルディ:トロヴァトーレ
ジョヴァニネッティ・レナルド、ザンカナロ、プローライト、
アレーナ・ディ・ヴェローナ

4509 992162(DVD-Video) \3500
Jシュトラウス:こうもり
ドミンゴ、テ・カナワ、プライ、他
コヴェントガーデン・ロイヤルオペ

4509 992232(DVD-Video) \3500
ロッシーニ:セビリアの理髪師
カンブルラン、ロバート・ディーン、コソッティ、他
グラインドボーン・フェスティバル・オペラ

5046 671742(DVD-Video) \3500
プッチーニ:マノン・レスコー
シノーポリ、ドミンゴ、テ・カナワ、アレン、他
コヴェントガーデン・ロイヤルオペラ

5046 709402(DVD-Video) \3500
ロッシーニ:シンデレラ
レンツェッティ、カールマン、ダーレ、ザンニーニ、他
グラインドボーン・フェスティバル・オペラ

5046 709442(DVD-Video) \3500
ヴェルディ:ナブッコ
ムーティ、ブルゾン、ディミトローヴァ、プルチュラーゼ、
ミラノ・スカラ座

5046 744692(DVD-Video) \3500
ヴェルディ:ファルスタッフ
カンブルラン、ヴァン・ダム、ストーン、他
ブリュッセル王立モネ劇場

5046 783262(DVD-Video) \3500
ドビュッシー:ペレアスとメリザンド
Aデイヴィス、エルツェ、クロフト
グラインドボーン・フェスティバル・オペラ

5101 108162(DVD-Video) \3500
イン・ザ・パーク
ボリショイ・バレエ団
Divertissements

5101 108782(DVD-Video) \3500
THE CATHERINE WHEEL トワイラ・サープ
音楽:デヴィッド・バーン

5101 126422(DVD-Video) \2450
ライヴ アット ウェンブリー
ドミンゴ

5101 127732(DVD-Video) \3500
ソールズベリー教会でのライヴ集
ドミンゴ/ハーノイ/ノーマン 他
ピーター・ドノホー指揮、イギリス室内管弦楽団

5101 168592(DVD-Video) \2450
ロシアンバレエ・ハイライト
キーロフバレエ団、ボリショイバレエ団
ジゼル、眠れる森の美女、スパルタクス、他

5101 173962(DVD-Video) \3500
ロッシーニに捧げるミサ曲
リリング、シュトゥットガルト放送交響楽団
ヴェルディをはじめとするイタリアの13人の作曲家による合作 
壮大なレクイエム

5144 204892(DVD-Video) \3500
プッチーニ:マノン・レスコー
ガーディナー、パロンビ、デニストン、モンタルソロ、他
グラインドボーン・フェスティバル・オペ

5144 221712(DVD-Video) \3500
クラシカル・ポジション 
ウィリアム・フォーサイス

5144 284672(DVD-Video) \3500
ホルスト:惑星
A.デイヴィス、BBC交響楽団
CD付

5144 288222(DVD-Video) \3500
パーセル:ディドとエアネス フィルム
ヒコックス、マリア・ユーイング、カール・デイモンド、
ハンプトン・コート・ハウス

5144 292312(DVD-Video) \2080
ヴェルディの生涯 フィルム
エルダー 
ドキュメンタリーフィルム作品 演奏部分も有り

5186 503472(DVD-Video) \3500
クリスマスキャロル
テ・カナワ
イギリス・コベントリー教会

5186 503492(DVD-Video) \3500
THE HARD NUT 
マーク・モリス
チャイコフスキーのくるみ割り人形を基にした舞踊劇

5186 507982(DVD-Video) \3500
シューベルトの最後の一年 フィルム
ヴァリアスアーティスツ
ドラマ版

7559 798382(DVD-Video) \3500
ジョージ・バランシンの振付集
ジョージ・バランシン
ツィガーヌ、ストラヴィンスキーのヴァイオリン協奏曲、
モーツァルトのディヴェルティメント、他

7559 798392(DVD-Video) \3500
ジョージ・バランシンによる振付集
ジョージ・バランシン
グルックのシャコンヌ、チャイコフスキーの悲歌、
プロコフィエフの放蕩息子、他

9031 714782(DVD-Video) \3500
ヴェルディ:ジャンヌ・ダルク
シャイー、ブルゾン、スーザン・ダン、ラ・スコーラ、他
ボローニャ市立歌劇場

9031 738262(DVD-Video) \3500
ブリテン:バレエ「パゴタの王子」
ダーシー・バッセル、ジョナサン・コープ
コヴェントガーデン・ロイヤルバレエ団

9031 738272(DVD-Video) \3500
Rシュトラウス:サロメ
シノーポリ、マルフィターノ、エステス、リザネク、他
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団

9031 738292(DVD-Video) \3500
チャイコフスキー:白鳥の湖
ユリヤ・マハリナ、イーゴリ・ゼレンスキー
キーロフ・バレエ団

9031 742492(DVD-Video) \3500
ストラヴィンスキー:プルチネルラ
ランベール・ダンス・カンパニー
兵士の物語




<Harmony>
HCC 2049 \3000
コントラバス モノローグ & ディアローグ
ギーガー(1952-):
そして石だけが残った(コントラバスソロ)、コントラバスとチェンバロのため
のラプソディ
ツィポリ(1688-1726)ソナタ
ヘンデル:ソナタ イ短調
ルイエ(1680-1730):ソナタOp.3-1
白土 文雄(Cb)
田部井 剛(Cemb)
チェンバロとコントラバスという、美女と野獣とも思われかねない意外な組み
合わせが妙に相性がいい… [詩人・谷川俊太郎 -ライナーノートより] 
バロック音楽であれば通奏低音としてくくられてしまう楽器である。ソロを支
える低音楽器がソロとなると違和感を覚えるかもしれない。しかし、もとは同
じパートを担当した楽器同士は、かえって相和し豊かな響きを紡ぎだす。バロ
ック作品では新たな表情、魅力を見出せるであろうし、現代の作曲家には新た
なレパートリーへの可能性を開かせもしよう。




<ANALEKTA the finest Canadian musicians>
ANALEKTA 2 9955 \2080
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番、第2番
児玉麻里(pf)
ケント・ナガノ指揮、ベルリン・ドイツ交響楽団

ANALEKTA 2 9944 \2080
陳銀淑(チン・ウンスク):ヴァイオリン協奏曲
ヴィヴィアン・ハグナー(Vln)
ケント・ナガノ指揮、モントリオール交響楽団

ANALEKTA 2 9947 \2080
ベートーヴェン:交響曲第7番、第8番
ブルーノ・ヴァイル指揮、ターフェルムジーク・バロック管弦楽団
ボーナスDVD付

ANALEKTA 2 9834 \2080
モーツァルト:交響曲第40番、第41番
ブルーノ・ヴァイル指揮、ターフェルムジーク・バロック管弦楽団

ANALEKTA 2 9831 \2080
ベートーヴェン:交響曲第5番、第6番
ブルーノ・ヴァイル指揮、ターフェルムジーク・バロック管弦楽団

ANALEKTA 2 9835 \2080
ヴィヴァルディ:調和の霊感 Op.3
ターフェルムジーク・バロック管弦楽団
ボーナスDVD付

ANALEKTA 2 9811 \2080
バロック・フェスティバル -バロック名曲集
ヘンデル:オラトリオ「ソロモン」から「サバの女王」、ハープ協奏曲
パーセル:アブデラザール組曲
ヴィヴァルディ:2本のチェロのための協奏曲RV.531
J.S.バッハ:カンタータ第42番「この同じ安息日の夕べ」より
ロカッテリ:合奏協奏曲Op.1-8
マルチェロ:チェンバロ協奏曲
ヴィヴァルディ:調和の幻想Op.3-8
ターフェルムジーク・バロック管弦楽団

ANALEKTA 2 9760 \2080
Plaisirs Baroques -バロック名曲集
テレマン:ドン・キホーテのブルレスケより
ヘンデル:「アルチーナ」より、「アグリッピーナ」より
J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番より、コーヒーカンタータより
マルチェロ:チェンバロ協奏曲より
テレマン:アルスター序曲
ヴィヴァルディ:スターバト・マーテルより
D.スカルラッティ:サルヴェレジナより
ヴィヴァルディ:2本のヴァイオリンのための協奏曲Op.3より
ターフェルムジーク・バロック管弦楽団

ANALEKTA 2 9815 \2080
Concerti Virtuosi -バロック協奏曲集
ターフェルムジーク・バロック管弦楽団
ヴィヴァルディ:2つのオーボエのための協奏曲RV.536
レーオ:チェロ協奏曲
J.S.バッハ:オーボエ協奏曲
ロカテッリ:合奏協奏曲Op.1-5
ファッシュ:2つのオーボエのための協奏曲
ヘンデル:合奏協奏曲Op.6-4
ヴィヴァルディ:協奏曲集「調和の霊感」Op.3-4

ANALEKTA 2 9813 \2080
イタリアの作曲家によるオラトリオ集
マシュー・ホワイト(C-T)
ターフェルムジーク・バロック管弦楽団
ゼレンカ:「カルヴァリオの丘のイエス」より
ヴィヴァルディ:協奏曲RV114、ヴィヴァルディ:勝利のユディータより
A.スカルラッティ:殺人の始まりより
カルダーラ:イエス・キリストの受難より

ANALEKTA 2 3134 \2080
J.S.バッハ:管弦楽組曲第1番、第3番、第4番
ターフェルムジーク・バロック管弦楽団

ANALEKTA 2 3171 \2080
ヴィヴァルディ:スターバト・マーテル
スカルラッティ:サルヴェ・レジナ
ヴィヴァルディ:シンフォニアRV149、弦楽のためのシンフォニアRV158
エイヴィソン:協奏曲第7番
マリー=ニコル・ルミュー(Alt)
ターフェルムジーク・バロック管弦楽団

ANALEKTA 2 3138 \2080
テレマン:アルスター組曲、ドン・キホーテのブルレスカ組曲
組曲「ラ・ブルス」
ターフェルムジーク・バロック管弦楽団

ANALEKTA 2 3136 \2080
J.S.バッハ:コーヒーカンタータ BWV211、農民カンタータBWV212
ターフェルムジーク・バロック管弦楽団
スージー・ル・ブラン(Sop)ニルス・ブラウン(Ten)
ブレット・ポレガト(Br)、他




●Tower Records Original CLASSICAL TREASURES(EMI)VOL.2
QIAG 50031 2枚組 \2300
現代日本チェロ名曲大系・1
矢代秋雄:チェロ協奏曲
堀悦子:ティンパニ、チェロとオーケストラの為の協奏曲
芥川也寸志:チェロとオーケストラの為のコンチェルト・オスティナート
広瀬量平:チェロ協奏曲“悲”(トリステ)
尾高尚忠:チェロ協奏曲 作品20
岩崎洸(Vc)
若杉弘指揮、読売日本交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、他

QIAG 50033 2枚組 \2300
現代日本チェロ名曲大系・2
石桁眞禮生:チェロソナタ第2番
間宮芳生:無伴奏チェロソナタ
入野義朗:独奏チェロのための三楽章
黛敏郎:無伴奏チェロのための“BUNRAKU”
平吉毅州:無伴奏のための“エピタフ”
下山一二三:チェロとピアノのためのダイアローグ
湯浅譲二:チェロとピアノのためのプロジェクション
松下真一:無伴奏チェロのための“動標”第2番
松平頼暁:チェロとピアノのためのコ・アクション I、II
石井眞木:螺旋II番-チェロ独奏のための-
岩崎洸(Vc)岩崎淑、高橋アキ(pf)

QIAG 50035 3枚組 \3200
高橋アキの世界
武満徹:遮られない休息、ピアノ・ディスタンス
湯浅譲二:内触覚的宇宙、オン・ザ・キーボード
佐藤慶次郎:ピアノのためのカリグラフィー
松平頼暁:ピアニストのためのアルロトロピー
水野修孝:韻-ピアノのための-
一柳慧:ピアノ・メディア
石井眞木:ピアニストのためのアフォリスメン II
三枝成章: Vn(Pn)a ∋ Po
近藤譲:エアー I-トランペットを伴う増幅されたピアノのための-
高橋悠治:メアンデル
ウェーベルン:ピアノのための変奏曲
ブーレーズ:ピアノソナタ第1番
ベリオ:セクエンツァ IV
クセナキス:ヘルマ
メシアン:音価と強度のモード
シュトックハウゼン:ピアノ曲 XI
ブゾッティ:D.チュードアのためのピアノ小品第3番
ケージ:ウィンター・ミュージック
高橋アキ(pf、他)祖堅方正(Trp)

QIAG 50038 \1000
シェーンベルク:
弦楽六重奏曲 作品4 「浄夜」
弦楽四重奏曲第2番 作品10
巖本真理弦楽四重奏団、他

QIAG 50039 \1000
テレマン:6つのソナタ 作品2
ミシェル・デボスト、ジェームズ・ゴールウェイ(Flu)、他

QIAG 50040 2枚組 \2000
コロンブス時代の音楽
アロンソ・デ・モンデハル:めでたしわれらが王
フランシスコ・デ・ペニャロサ:玄関と祭壇の間で、マニフィカト
作者不詳:天も地も嘆き悲しんだ、教え賜え 何故十字架に死すかを、
ディンディリン ディンディリン、もし暗闇が濃いのなら
マルティン・デ・リバフレシャ:わが愛する方の声が
ペドロ・デ・エスコバル:カナンの女が叫びぬ、船頭さん私を向こう岸に渡して
アロンソ・ペレス・デ・アルバ:スターバト・マーテル
フアン・デル・エンシーナ:幸せ薄き哀れなスペイン、取り替えた方がいい、
クック クック、今日は大いに食べて飲もう
ルーチャス:狩りに、いざ、狩りに
フアン・デ・ウレーデ:こんな苦痛はなかった
フランシスコ・デ・ミリャン:ああ、甘く切ない思い出
フランシスコ・アロンソ:ラ・トリコテア
エルナンド・デ・フランコ:天上の女王
フアン・デ・リエーナス:めでたし女王
クリストバル・デ・モラレス:
天にましますわれらの父よ、主よわれを大切にしたまえ、マニフィカト
エルナンド・デ・フランコ:
われを思い出したまえ、ああ聖母よ 慕われし神の母
アロンソ・ロボ:おお主よ、何と心地よきことか
フランシスコ・ゲレーロ:めでたし、いと聖なる乙女
フアン・グティエレス・デ・パディーリャ:貫きたまえ、いと優しき主イエスよ
ペドロ・デ・エスコバル:めでたし女王
ザ・ヒリヤード・アンサンブル




<ANALEKTA>
アナレクタ・レーベル第2回目・20タイトルの取り扱い開始のご案内です
この20タイトルは「コレクションシリーズ」とされており、アナレクタ・レー
ベルの優秀なアーティストの名演奏に注目したシリーズです。

ANALEKTA 2 2000 \2080
フルートとヴァイオリンの二重奏による
モーツァルトのオペラ名曲集)
魔笛、ドンジョバンニ、フィガロの結婚 より
アンジェル・デュボー(Vln)アラン・マリオン(Flu)

ANALEKTA 2 2001 \2080
クラシック音楽映画「仮面の中のアリア」 -オリジナル・サウンドトラック
ホセ・ヴァン・ダム(Br)、他

ANALEKTA 2 2002 \2080
赤軍合唱団 名唱集
ロシア民謡集、ヴェルディ、Rコルサコフ、ビゼー、ガーシュウィンの作品

ANALEKTA 2 2003 \2080
ラフマニノフ:楽興の時 Op.16
ムソルグスキー:展覧会の絵
アラン・ルフェーブル(pf)

ANALEKTA 2 2004 \2080
ヘンデル:アリアと舞曲
歌劇「アルチーナ」「アグリッピーナ」より
カリーナ・ゴヴァン(Sop)ターフェルムジーク・バロック管弦楽団

ANALEKTA 2 2005 \2080
イタリアの作曲家によるオラトリオ集
ゼレンカ:「カルヴァリオの丘のイエス」より
ヴィヴァルディ:協奏曲RV114、ヴィヴァルディ:勝利のユディータより
A.スカルラッティ:殺人の始まりより
カルダーラ:イエス・キリストの受難より
マシュー・ホワイト(C-T)ターフェルムジーク・バロック管弦楽団

ANALEKTA 2 2006 \2080
スペインの作曲家によるチェロ曲集
グラズノフ、アルベニス、グラナドス、ファリャ、カサド、他の作品より
ユーリ・トゥロフスキー(Vc)モントリオール・イ・ムジチ室内管弦楽団

ANALEKTA 2 2007 \2080
ブラームス:歌曲集
6つの歌曲Op.86、9つの歌Op.69、2つの歌Op.91、4つの厳粛な歌Op.121
マリー=ニコル・ルミュー(Alt)マイケル・マクマホン(pf)

ANALEKTA 2 2008 \2080
イギリスへの想い
パーセル、ジェンキンス、キャンピオンの作品より
シャノン・メルセル(Sop)

ANALEKTA 2 2009 \2080
マルティヌー:フルート、ヴァイオリン、ピアノによる室内楽曲集 
アンジェル・デュボー(Vln)アラン・マリオン(Flu)
マルク=アンドレ・アムラン(pf)

ANALEKTA 2 2010 \2080
ラヴェル:鏡
前奏曲、グロテスクなセレナード、亡き王女のためのパヴァーヌ、
ハイドンの名によるメヌエット、ボロディン風に、他
アンドレ・ラプラント(pf)

ANALEKTA 2 2011 \2080
シューベルト:ヴァイオリンソナタ D.384、D.385、D408
アンジェル・デュボー(Vln)アントン・クエルティ(pf)

ANALEKTA 2 2012 \2080
J.S.バッハ:アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳より
カリーナ・ゴヴァン(Sop)リュック・ボーセジュール(Cemb)、他

ANALEKTA 2 2013 \2080
ハイドン:ピアノ三重奏曲集
Hob.XV:27、19、25、18
グリフォン三重奏団

ANALEKTA 2 2014 \2080
グラウプナー:作品集
カンタータ、ファゴットと2つのヴァイオリン、ヴィオラの為の協奏曲GWV.340、
ソナタGWV711、4つのソナタGWV.212、
リコーダーと2つのヴァイオリン、ヴィオラの為の協奏曲GWV.323、他
ジュヌヴィエーヴ・ソリー指揮、Les idees heureuses

ANALEKTA 2 2015 \2080
ベートーヴェン:ピアノソナタ第30番、第31番、第32番
アントン・クエルティ(pf)

ANALEKTA 2 2016 2枚組 \3380
J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ集
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ BWV1021、BWV1023
ジェイムズ・エーネス(Vln)リュック・ボーセジュール(Cemb)

ANALEKTA 2 2018 2枚組 \3380
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲
ジェイムズ・エーネス(Vln)

ANALEKTA 2 2020 2枚組 \3380
ヴァイオリン協奏曲集
シベリウス、グラズノフ、プロコフィエフ、カバレフスキー
アンジェル・デュボー(Vln)

ANALEKTA 2 2022 \2080
ブラームス:ピアノソナタ第3番、2つのラプソディOp.79
アンドレ・ラプラント(pf)



<Opus Arte DVD>
OA 7033BD(Blu-ray) \6450
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」
アントニオ・パッパーノ指揮、
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団、他
コヴェントガーデン王立歌劇場2006

OA 7034BD(Blu-ray) \5480
ロッシーニ:歌劇「新聞」
マウリツィオ・バルバチーニ指揮、リセウ大歌劇場アカデミー管弦楽団、他
リセウ大歌劇場2005



<HARDY CLASSIC VIDEO>
HCD 4039(DVD-Video) \3600
ヴィヴァルディ:フルート協奏曲集
ジェームズ・ゴールウェイ、レディ・ジニー・ゴールウェイ(Flu)
クラウディオ・シモーネ指揮、ヴェネツィア合奏団

<MALIBRAN MUSIC>
★価格変更のため再度ご案内たします。既にご注文をいただいているものの
再オーダーは不要です。

CDRG 188 2枚組 \2980 ※新価格\2380
ケルビーニ:「アナクレオン」序曲
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調
フランク:交響曲 ニ短調
メンゲルベルク(指)
パリ放送大管弦楽団(1944年1月16日)
ポール・トルトリエ(Vc)

CDRG 189 2枚組 \2980 ※新価格\2380
ベルリオーズ:「ローマの謝肉祭」序曲
ショパン:ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
メンゲルベルク(指)
パリ放送大管弦楽団(1944年1月20日)
アルフレッド・コルトー(Pf)



<VENEZIA>
CDVE04365 2枚組 \1650
バッハ:
(1)パルティータ第1番 変ロ長調 BWV.825
(2)パルティータ第2番 ハ短調 BWV.826
(3)パルティータ第3番 イ短調 BWV.827
(4)パルティータ第4番 ニ長調 BWV.828
(5)パルティータ第5番 ト長調 BWV.829
(6)パルティータ第6番 ホ短調 BWV.830
アナトリー・ヴェデルニコフ(ピアノ) 1968/72年録音



<CARUS>
18.067/99 \2380
モーツァルト:教会ソナタ 全17曲 各単一楽章
1.変ホ長調 KV.67、 2.変ロ長調 KV.68、 3.ニ長調 KV.69
4.ニ長調 KV.144、 5.ヘ長調 KV.145、 6.変ロ長調 KV.212
7.ト長調 KV.241、 8.ヘ長調 KV.224、 9.イ長調 KV.225
10. ヘ長調 KV.244、 11.ニ長調 KV.245、 12.ハ長調 KV.263
13. ト長調 KV.274、 14.ハ長調 KV.278、 15.ハ長調 KV.329
16. ハ長調 KV.328、 17.ハ長調 KV.336
ジグモンド・サットマリー(オルガン)
Recorded at the Church St.Martin, Staufen 2008年6月11-15日
巨匠ジグモンド・サットマリー(1939- )による久しぶりの新譜です。

83.249 \2380
(1)モーツァルト:証聖者の荘厳な晩課 KV.339
(2)シューベルト:ミサ曲 変ホ長調 D.950
ゲニア・キューマイアー(ソプラノ)
クリスタ・マイヤー(アルト)
ティモシー・ロビンソン(テノール)
マシューローズ(バス)
サー・チャールズ・マッケラス指揮
ドレスデン・シュターツカペレ 及び 合唱団

83.424(SACD-Hybrid) 2枚組 \3450
ヘンデル:教会音楽集
(1)アレクサンダーの饗宴
(2)聖チェチーリアの祝日のための頌歌
ジモーネ・ケルメス(ソプラノ)
ヴァージル・ハルティンガー(テノール)
コンスタンティン・ヴォルフ(バス)
ペーター・ノイマン指揮
ケルン室内合唱団



<TACET>
TACET 174 \2380
ショスタコーヴィチ:
(1)ピアノ三重奏曲 第1番 ハ短調 op.8
(2)ピアノ三重奏曲 第2番 ホ短調 op.67
ミヒャエル・オブスト(Michael Obst 1955- )
ドイツの作曲家でピアニストでもあるオブストはコンタルスキーやシュトック
ハウゼンに作曲を学び、特に電子音楽の分野で知られています。多くの作品が
ありますが、1999年からは既存の楽器を用いた室内楽、管弦楽などを発表し始
めており、今回収録された作品は暗く悲しいメロディが特徴的で2006年に作曲
されました。
(3)ピアノ三重奏曲第2番
アベッグ・トリオ (Abegg Trio)
ウルリヒ・ベーツ(ヴァイオリン)
ビルギット・エリクソン(チェロ)
ゲリット・ツィッテルバルト(ピアノ)
「ショスタコーヴィチの想い出」と題された興味深いアルバムです。
安定した表現力で高い評価を得ているアベッグ・トリオの、曲の内面を深く
抉り出した緊張感ある演奏が魅力的です。

TACET 182 2枚組 \4700
ハイドン:6つの弦楽四重奏曲 op.76, Hob.III 75-80
(1)弦楽四重奏曲op.76-1 Hob.III 第75番 ト長調
(2)弦楽四重奏曲op.76-2 Hob.III 第76番「五度」 ニ短調
(3)弦楽四重奏曲op.76-3 Hob.III 第77番「皇帝」 ハ長調
(4)弦楽四重奏曲op.76-4 Hob.III 第78番「日の出」 変ロ長調
(5)弦楽四重奏曲op.76-5 Hob.III 第79番「ラルゴ」 ニ長調
(6)弦楽四重奏曲op.76-6 Hob.III 第80番 変ホ長調
アウリン弦楽四重奏団
アウリン弦楽四重奏団は 1982年、ケルンで20歳代前半の現メンバーにより
結成されました。古典から現代曲まで幅広いレパートリーを持ち、明確で緊張
感ある演奏が特徴的です。




<MYTO HISTRICAL>
MYTO 214 3枚組 \2780
ワーグナー:歌劇「ローエングリーン」
ラウリツ・メルヒオール(ローエングリーン)
マージョリー・ローレンス(オルトルート)
フリードリヒ・ショル(フォン・テルラムント)
ロッテ・レーマン(エルザ)
エマニュエル・リスト(ハインリヒ国王)
アルトゥール・ボダンツキー指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1935年12月21日ニューヨークでのライヴ録音
以前MELODRAMレーベルから発売あり。
1935年の録音です。初心者にお勧めできる音質ではありません。
熱心なオペラ・ファンの為の復刻アイテムです。




<MYTO>
MDCD0013 3枚組 \4380
レナータ・スコット(ザイーラ) ベッリーニ:歌劇「ザイーラ」
ルイジ・ローニ Luigi Roni (オロズマーネ)
ジョルジョ・カッセラート・ランベルティ
Giorgio Casellato Lamberti (コラズミーノ)
レナータ・スコット Renata Scotto (ザイーラ)
マリオ・リナウド Mario Rinaudo (ルジャニャーノ)
ルイザ・ナーヴェ Luisa Nave (ネレスターノ)
ダニーロ・ベラルディネッリ Danilo Belardinelli 指揮
カターニア・マッシモ・ベッリーニ劇場管弦楽団
1976年3月30日カターニアでのライヴ録音(モノラル)
音質は良好です。




<ARCHIPEL>
ARPCD0424 \1050
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 ニ短調 op.125
イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)
ロゼッテ・アンダイ(アルト)
アントン・デルモータ(テノール)
パウル・シェフラー(バス)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ウィーン・フィル、ウィーン楽友協会合唱団
1953年5月31日ウィーンでのライヴ録音
素晴らしい音質での復刻です。(New edition, New Master and sound)
同演奏のARPCD0166(4035122 401660)は廃盤と成ります。

ARPCD0469 \1050
カンテッリ指揮メンデルスゾーン
メンデルスゾーン:
(1)ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 op.64
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)
ニューヨーク・フィル 1954年5月14日ニューヨークでのライヴ録音
(2)交響曲第4番「イタリア」 イ長調 op.90
NBC交響楽団 1951年12月1日ニューヨークでのライヴ録音
以上、指揮はすべてグイード・カンテッリ
音質は良好です。



<WALHALL>
WLCD0265 2枚組\1750
プッチーニ:歌劇「トスカ」
アントニエッタ・ステッラ(トスカ)、
リチャード・タッカー(カヴァラドッシ)
レナード・ウォーレン(スカルピア)
ディミトリ・ミトロプーロス指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1958年3月15日ニューヨークでの録音
録音年代を感じさせる音質ですが、良好です。

WLCD0267 2枚組 \1750
プッチーニ:歌劇「マノン・レスコー」
リチア・アルバネーゼ(マノン・レスコー)、
フランク・グァレーラ(レスコー)
ユッシ・ビョルリング(騎士デ・グリュー)、
フェルナンド・コレナ(ド・ラヴォワール)
ディミトリ・ミトロプーロス指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1956年3月31日ニューヨークでのライヴ録音
以前MELODRAMレーベルから発売あり
音質は良好です。

WLCD0269 2枚組 \1750
チャイコフスキー:歌劇「エフゲニ・オネーギン」(英語)
ジョージ・ロンドン(エフゲニ・オネーギン)、
ルチーネ・アマーラ(タチヤーナ)
ロザリンド・エリアス(オリガ)、
リチャード・タッカー(レンスキー)
ジョルジョ・トッツィ(グレーミン公爵)
ディミトリ・ミトロプーロス指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1957年12月7日ニューヨークでのライヴ録音
以前GOPレーベルから発売あり
音質は良好です。

WLCD0274 2枚組 \1750
プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」
ヒルデ・ギューデン(ミミ)、ジーン・フェン(ムゼッタ)
ユージン・コンリー(ロドルフォ)、ロバート・メリル(マルチェルロ)
クリフォード・ハーヴォー(ショナール)、ノーマン・スコット(コリーネ)
アルベルト・エレーデ指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1953年12月19日ニューヨークでの録音
音質は良好です。




<VENEZIA>
CDVE04366 2枚組 \1650
ラフマニノフ:
(1)交響曲第1番 ニ短調 op.13
(2)交響曲第2番 ホ短調 op.27
(3)交響曲第3番 イ短調 op.44
ドミトリー・キタエンコ指揮
モスクワ・フィル 1984年
名匠キタエンコによる、繊細かつ大胆に華麗で美しい重厚なラフマニノフの名
演奏です。





<ORPLID>
※ORPLIDレーベルは、ヘルマン・プライの息子であるフローリアン・プライのプ
ライベート・レーベルです

ORPLID 12 \2380
シューベルト:名唱集 1993年ライヴ 初出!
ゲーテの詩によるシューベルトの歌曲集:全20曲
(1)歌びと D.149, Op.117
(2)あこがれ
(3)憩いなき愛 D.138, Op.5-1
(4)漁師 D.225,Op.5-3
(5)トゥーレの王 D.367,Op.5-5
(6)宝を掘る人 D.256
(7)魔王 D.328,Op.1
(8)プロメテウス D.674
(9)人間の限界 D.716
(10)ガニュメート D.544,Op.19-3
(11)遊びにおぼれて D.715
(12)ひめごと D.719,Op.14-2
(13)去っていった人に D.331
(14)出会いと別れ D.767,Op.56-1
(15)月に寄せて D.193,Op.57-3
(16)恋するもののさまざまの姿 D.558
(17)初めての失恋 D.226
(18)宴会の歌 D.234,Op.118-3
(19)野ばら D.257,Op.3-3
(20)さすらい人の夜の歌「山々に憩いあり」 D.768.Op.96-3
ヘルマン・プライ(バリトン)1929-1998
オレグ・マイセンベルク(Oleg Maisenberg: ピアノ)
1993年7月19日ミュンヘン、ナショナル・シアターでのライヴ




<OPERA RARA>
ORC40 3枚組 \6240
ドニゼッティ:歌劇「パリジーナ Parisina」
カルメン・ジアンナッタシオ(Carmen Giannattasio)
ホセ・ブロス(Jose Bros)
ダリオ・ソラーリ(Dario Solari)
ニコラ・ウリヴィエーリ(Nicola Ulivieri)
デイヴィッド・パリー指揮
ロンドン・フィル、ジェフリー・ミッチェル合唱団
バイロンによって書かれた史実に基づいた作品です。フェッラーラ公爵で嫉妬
深いアッツォと妻パリジーナ。大臣エルネストの息子であるウーゴとパリジー
ナの不貞をとりまく愛と憎悪を描いた、美しいドラマテックなオペラです。
1833年に初演されドニゼッティの多くの作品の中でも注目に値する作品です。
今話題の歌手陣と多くの資料を含むブックレットと素晴らしい装丁のアルバム
です。

<Channel Classics>
CCSSA 29309(SACD-Hybrid) \2850
モーツァルト:
ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調K.364*
ハイドン:ヴァイオリン協奏曲ハ長調、ヴァイオリン協奏曲イ長調
レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン/ストラディヴァリウス)
パヴロ・ベズノシウク(ヴィオラ/ストラディヴァリウス)*、
エイジ・オブ・インライトゥメント管弦楽団
モーツァルトの名作「協奏交響曲」でポッジャーとコンビを組むのは、ビーバー
の「ロザリオのソナタ」(AV 0038)で旋風を巻き起こした鬼才パヴロ・ベズノシ
ウク。しかも2人のバロック・ヴァイオリンの世界的名手が使用する楽器は、
ポッジャーが名誉会員に名を連ねているロンドンの王立音楽院から特別に貸与
されたピリオドの"ストラディヴァリウス"なのである!




<Glossa>
GCD 921509 \2300
リュリ:バレエとイタリア語のレチタティーヴォ ――
揶揄のバレエLWV.11/プシシェLWV.45/アルシディアーヌのバレエLWV.9/
諸国のバレエLWV.43/病のアモルのバレエLWV.8/フローラのバレエLWV.40/
偽装したアモルたちのバレエLWV.21
エマヌエラ・ガッリ(ソプラノ)、
イェツァベル・アリアス・フェルナンデス(ソプラノ)、
ステファニー・トゥルー(ソプラノ)、
ファビオ・ボニッツォーニ(チェンバロ&ディレクター)、ラ・リゾナンサ
ルイ14世の寵臣であり、フランスで音楽悲劇(トラジェディ・リリック)を確立
した"フランス・バロックの作曲家"リュリだが、その出生地はイタリアのフィ
レンツェ。
そこでボニッツォーニとラ・リゾナンサが注目したのは、リュリが1661年12月
にフランスへ帰化する前後に作曲を行った音楽、すなわちイタリア時代の影響
を残すフランス時代初期の作品。
イタリア語のレチタティーヴォやイタリアの音楽様式が随所に見られるこの"バ
レエ集"では、フランス人の"ジャン=バティスト・リュリ"へと生まれ変わろう
としていた"ジョヴァンニ・バッティスタ・ルッリ"の成長と変遷も表現している。
リュリの歴史の隙間を埋めることになるであろう興味深く重要な録音の登場で
ある。2008年10月、サンタ・マリア・アンヌンツィアータ教会(イタリア)での
録音。




<Linn>
CKD 339(SACD-Hybrid) \2580
ウォード:5声&6声のコンソート・ミュージック ――
6声のファンタジア第1番/6声のファンタジア第3番/6声のファンタジア第6番
6声のファンタジア第2番/6声のファンタジア第4番/6声のファンタジア第5番
6声のファンタジア第7番/6声のイン・ノミネ第1番/5声のファンタジア第1番
5声のファンタジア第2番/5声のファンタジア第3番/5声のファンタジア第4番
5声のファンタジア第5番/5声のファンタジア第6番/5声のファンタジア第7番
5声のファンタジア第8番/5声のファンタジア第9番/5声のファンタジア第10番
5声のファンタジア第11番/5声のファンタジア第13番
5声のファンタジア第12番/5声のイン・ノミネ/6声のイン・ノミネ第2番
ファンタズム〔ローレンス・ドレイフュス(トレブル・ヴィオール&ディレクタ
ー)、ウェンディ・ギレスピー(トレブル・ヴィオール)、ジョナサン・マンソン
(テノール・ヴィオール)、マルック・ルオラヤン=ミッコラ(バス・ヴィオー
ル)〕、エミリア・ベンジャミン(テノール・ヴィオール)、ミッコ・ペルコラ
(バス・ヴィオール)
1997年と2004年には英グラモフォン賞の古楽器楽部門最優秀賞に選出されるな
ど、1994年の結成から現在に至るまで世界有数のヴィオール四重奏団として地
位を不動のものとしてきたイギリスのアンサンブル、ファンタズム。
イギリスの"リン・レコーズ"移籍第1弾となる新録音は、ギボンズの同世代のイ
ギリス人作曲家ジョン・ウォード(ca.1589-1638)のコンソート・ミュージック
集。
当時のイギリスを代表するマドリガリストの1人だったウォード。そのマドリガ
ルに匹敵する完成度を誇ったヴィオールのための音楽の中でも、円熟の作風と
劇的な効果が見られる"5声"と"6声"の作品は特に評価が高い。
ドレイフュス、ギレスピー、マンソン、ルオラヤン=ミッコラ・・・ヴィオー
ル弾きのオールスター"ファンタズム"の新録音は、古楽愛好家要注目盤です。




<Chandos Classics>
CHAN 10536X \1780
プロコフィエフ:イワン雷帝(コンサート・シナリオ版)
リンダ・フィニー(コントラルト)、ニキータ・ストロエフ(バス)、
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
スタセヴィチ編曲の"オラトリオ版"ではなく、名アレンジャー、クリストファ
ー・パルマーがアレンジを施した"コンサート・シナリオ版"という珍しい「イ
ワン雷帝」のレコーディング。
パルマー版のスコアを細部まで研究し尽くした御大ヤルヴィのタクトが、雷帝
イワン4世を召喚する!
1991年3月2日-3日の録音。デジタル・リマスターによる移行新装再発売。

CHAN 10537X \1780
プロコフィエフ:
十月革命20周年のためのカンタータOp.74/バレエ音楽《石の花》Op.118より
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(ナレーター)、
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団&合唱団
ヤルヴィが指揮、ロジェストヴェンスキーがナレーションを担当するなど、2人
の巨匠の共演が実現した「十月革命20周年のためのカンタータ」全曲録音。
ソヴィエト政府が樹立するきっかけとなった「十月革命」を祝うための壮大な
カンタータと、ヤルヴィとロジェストヴェンスキーの強力タッグという濃厚す
ぎる組み合わせが凄い。
1992年6月8日-9日の録音。デジタル・リマスターによる移行新装再発売。

CHAN 10538X \1780
プロコフィエフ:
歌劇《戦争と平和》Op.91からの交響組曲/交響組曲《夏の夜》Op.123
ロシア序曲Op.72
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
初リリース時には英グラモフォン誌のレコーディング・オヴ・ザ・マンス(月間
最優秀録音)にも選出されたヤルヴィ&フィルハーモニアの名盤の1つ。
ウォルトンの映画音楽のアレンジでもお馴染みのクリストファー・パルマーに
よる「戦争と平和」からの交響組曲の録音は貴重。
1991年3月2日&11月15日の録音。デジタル・リマスターによる移行新装再発売。

CHAN 10539X \1780
プロコフィエフ:《ロメオとジュリエット》組曲第1番/同第2番/同第3番
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
プロコフィエフ最大の代表作にして不朽の名作「ロメオとジュリエット」の組
曲集。
エストニアの音楽一族ヤルヴィ家の長、ネーメ・ヤルヴィの情熱とプライドに
ロイヤル・スコティッシュ管が見事なまでに応えた凄演である。
1984年-1986年の録音。デジタル・リマスターによる移行新装再発売。

CHAN 10540X \1780
プロコフィエフ:
ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.19/同第2番ト短調Op.63
ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ短調Op.80*
リディア・モルドコヴィチ(ヴァイオリン)、
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団、
ゲルハルト・オピッツ(ピアノ)*
タネーエフ&リムスキー=コルサコフ(CHAN 10491)で復活を果たしたヤルヴィ
&モルドコヴィチの百戦錬磨コンビによるプロコフィエフの協奏曲集。
ゲルハルト・オピッツが伴奏を弾いたヴァイオリン・ソナタ第1番もかなり魅力
的。1988年9月27日-30日&1984年10月9日-10日*の録音。
デジタル・リマスターによる移行新装再発売。

CHAN 10541X 2枚組 \3560
プロコフィエフ:劇音楽《エフゲニー・オネーギン》(英語歌唱版)
ティモシー・ウェスト(語り)、サミュエル・ウェスト(語り)、
ニアマ・キューザック(語り)、ドミニク・マフハム(語り)、
ヘレナ・マッカーシー(語り)、テレンス・ハーディマン(語り)、
キャサリン・フーグ(ソプラノ)、アンドルー・ラット(バス)、
ジュリアン・ウォーカー(バス)、エドワード・ダウンズ(指揮)、
シンフォニア21、ニュー・カンパニー・コーラス
奇しくもサー・エドワード・ダウンズ(1924-2009)の追悼リリースとなってしま
った「エフゲニー・オネーギン」の英語歌唱による全曲盤。
アメラダ・ヘス社、プロコフィエフ財団をサポート受けて実現した全曲録音で
は、ティモシー・ウェストやニアマ・キューザックなどの人気俳優による語り
もポイント。1994年3月22日-23日&7月25日の録音。
デジタル・リマスターによる移行新装再発売。




<Signum Vision>
SIGDVD 003(DVD-Video) \3380
21世紀のバッハ - J・S・バッハ:オルガン作品全集Vol.1 ――
前奏曲とフーガ ロ短調BWV.544/トリオ・ソナタ第2番ハ短調BWV.526/
前奏曲とフーガ イ短調BWV.543/コラール《天にましますわれらの父よ》
BWV.682/コラール《われいずこにか逃れゆくべき》BWV.646/コラール
《目覚めよ、と呼ぶ声が聞こえ》BWV.645/コラール《ただ神の御旨に従う者は》
BWV.642/コラール《人はみな死すべきさだめ》BWV.643/コラール
《ああ、いかにはかなき、いかに空しき》BWV.644/コラール《主よ、われ汝に
望みを抱けり》BWV.640/コラール《われ神より離れじ》BWV.658/前奏曲と
フーガ ハ長調BWV.545/トリオ・ソナタ第1番変ホ長調BWV.525/コラール
《喜び迎えん、慈しみ深きイエス》BW.768/コラール《いと高きところにまし
ます神にのみ栄光あれ》BWV.662/コラール《キリストは死のとりことなられ
ても》BWV.625/コラール《われらの救い主なるイエス・キリスト》BWV.626/
コラール《聖なるキリストは蘇り》BWV.628/コラール《栄光の日は現われた
り》BWV.629
ジョン・スコット・ホワイトリー(オルガン)
イギリスのBBC2で放映され、シグナム・クラシックスからDVDとしてリリースさ
れる「21世紀のバッハ」シリーズとは、偉大なる大バッハのオルガン作品をCD
ではなく映像(DVD)で網羅するという画期的で壮大な企画。
イギリスにおけるバッハ演奏の権威ホワイトリーの演奏風景では、普段では目
にする機会の少ないペダルの部分も収められており、バッハのオルガン作品が
演奏されていく過程を視覚でも捉えることができる。
また、会場となったドイツのバイエルン州アモルバッハ寺院、チューリンゲン
州ワルターシャウゼン市教会の雄大なオルガンの姿や、教会内部の光景が映像
による大バッハのオルガン作品全集「21世紀のバッハ」の存在価値をさらに高
めている。
DVDフォーマット:DVD9/収録時間:162分/音声:AC3 5.1、Dolby Stereo




<Signum Classics>
SIGCD 155 \2180
海外のリスト ――
リスト:
おお、私が眠る時/かわいい子よ、もし私が王なら/ガスティベルザ/彼らは
何と言った/ライン河、その美しい流れ/ローレライ/祖先の墓/ペトラルカ
のソネット第104番/ペトラルカのソネット第47番/ペトラルカのソネット
第123番/幸福な日よ、行かないで/誓い/さらば/毎朝私は起き、そして問う
/唐桧の木はひとり立つ/君は花のごとく/なぜかくも美しくひばりは歌う/
花と香り/そしてわれわれは死者を思い起こした/すべての峰に安らぎがある
レベッカ・エヴァンス(ソプラノ)、アンドルー・ケネディ(テノール)、
マシュー・ローズ(バリトン)、イアン・バーンサイド(ピアノ)
19世紀のヴィルトゥオーソ・ピアニスト、フランツ・リストの歌曲集は、生地
ハンガリーを皮切りにドイツ、オーストリア、パリなどヨーロッパ各国を駆け
巡った人生を反映したユニークな内容。
収録されている20曲の歌詞は、フランス語、ドイツ語、イタリア語、英語、ロ
シア語、そしてハンガリー語など多種多様。様々な言語の魅力を引き出す作曲
家リストが、音楽が世界共通語ということを教えてくれる。

SIGCD 167 \2180
サン・シュルピス教会のオルガン ――
ボエルマン:ゴシック組曲
エルガー(アトキンス編):ソナタ第2番
タルベン=バル:ポエマ&トッカータ・ベオルマ
リスト:
コラール《アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム》による幻想曲とフーガ
ジョセフ・ノーラン(オルガン)
「ダヴィンチ・コード」に登場するなど、日本でも一躍その名を知られること
になったパリのサン・シュルピス教会のグランド・オルガンを弾くのは、セン
ト・ジェームズ宮殿チャペル・ロイヤル、パースのセント・ジョージ大聖堂の
オルガニスト兼音楽監督、UCL室内合唱団の指揮者など、多方面で活躍するジョ
セフ・ノーラン。
バッキンガム宮殿のオルガン(SIGCD 114)を弾きこなしたノーランが、7000もの
パイプと長い歴史を持つサン・シュルピス教会のオルガンとも対話する。




<Nimbus>(Nimbusはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
NI 2540 \1780
私のお気に入り -
ヴィルトゥオーソ・アンコール&トランスクリプション ――
マクダウェル:魔女の踊り
ショパン(リスト編):乙女の願い
クィルター(ハフ編):深紅の花びらは眠りにつき、フクシアの木
ドホナーニ:奇想曲へ短調
パデレフスキ:メヌエット、夜想曲
シュレーツァー:練習曲変イ長調
ガブリロヴィチ:メロディ、カプリース=ブルレスケ
ロジャース(ハフ編):私のお気に入り
ウッドフォルデ=フィンデン(ハフ編):カシミールの愛の歌
フリードマン:ミュージック・ボックス
サン=サーンス(ゴドフスキー編):白鳥
ローゼンタール:蝶々
ゴドフスキー:ボイテンゾルフの植物園
ロヴィツキ:ワルツ
パルムグレン:アン・ルート
モシュコフスキ:シシリアーノ、スペイン風奇想曲
スティーヴン・ハフ(ピアノ)
サン=サーンスのピアノ協奏曲全集(CDA 67331/2)が英倉もフォン誌の過去30年
間の最優秀賞"ゴールド・ディスク賞"に選出され、英ガーディアン紙からは"現
在、世界で最も偉大な6人のピアニストの中の1人"と絶大な評価を受けるなど、
現在も進化を続けるイギリスの名匠スティーヴン・ハフ。
名曲秘曲、ソロからコンチェルトまで様々な作風、スタイルの作品を驚異的な
レベルで弾きこなすハフが1987年にニューヨークでレコーディングを行った"ア
ンコール&トランスクリプション集"も、英国を代表する名手が創り上げてきた
名盤の1つ。
独創性に富んだプログラム、ハフの技巧と創造力が余すことなく発揮されたこ
の復刻盤は、ピアノ・ファンにとって「お気に入り」の1枚となってくれること
だろう。1987年、ニューヨークでの録音。

NI 2537/9 3枚組 \3780
モーツァルト:4手のための作品全集 ――
2台のピアノのためのソナタ ニ長調K.448/フーガ ト短調K.401/変奏曲ト長調
K.501/4手のためのソナタ ヘ長調K.497/アダージョとフーガ ハ短調K.426/
4手のためのソナタ変ロ長調K.358/同ハ長調K.19d/幻想曲ヘ短調K.608(ブゾー
ニ編)/幻想曲ヘ短調K.594/4手のためのソナタ ニ長調K.381/ピアノ・ソナタ
第15番ハ長調K.545(グリーグ編)
ミッシャ・ディヒター(ピアノ)、シーパ・ディヒター(ピアノ)
上海でユダヤ系ポーランド人の両親の下に生まれアメリカへと渡り、名門ジュ
リアード音楽院では伝説的名教師ロジーナ・レヴィーンにピアノを師事したミッ
シャ・ディヒター。
このジュリアード音楽院在学中に出会ったシーパ・ディヒターとの夫婦デュオ
によるモーツァルトの充実振りは特筆もの。
王道レパートリーならではの難しさを微塵も感じさせず、まるでピアノが歌う
かのように躍動するモーツァルトの音楽はディヒター夫妻の深い信頼関係の証
しである。

NI 2536 \1780
カステルヌオーヴォ=テデスコ:
ギター協奏曲Op.99/ゴロンドリナス/春/モゲールの空にいるプラテーロ/
ロンドOp.129/組曲Op.133/ギターと弦楽のための五重奏曲Op.143
エリオット・フィスク(ギター)、
リチャード・カップ(指揮)、チェコ・フィルハーモニー室内管弦楽団、
上海クヮルテット
パガニーニの「24のカプリース」(NI 2505)、ヴィヴァルディの「協奏曲集」
(NI 2515)など、ファン垂涎の音源が続々と復活を果たしているギター界の巨匠
エリオット・フィスク。
ニンバスからの復刻第3弾は、師であるセゴビアとも関係の深いイタリアの作曲
家マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968)のギター作品集。
セゴビアのギターから感銘を受け作曲されたカステルヌオーヴォ=テデスコの
「ギター協奏曲第1番」を弟子であるフィスクが弾いた録音はギターファン必聴
必携!

NI 2533/5 3枚組 \3380
モーツァルト:弦楽四重奏曲全集Vol.2 ――
弦楽四重奏曲第12番変ロ長調K.172/同第8番ヘ長調K.168/同第17番変ロ長調
K.458《狩り》/同第23番ヘ長調K.590《プロシャ王第3番》/同第18番イ長調
K.464/同第13番ニ短調K.173/同第9番イ長調K.169/同第3番ト長調K.156/同
第2番ニ長調K.155/同第19番ハ長調K.465《不協和音》/同第1番ト長調K.8/
同第5番ヘ長調K.158/同第10番ハ長調K.170/同第7番変ホ長調K.160
アメリカ弦楽四重奏団
2008-2009シーズンで結成33周年に突入した北米の名門アメリカ弦楽四重奏団が、
1998年にミュージック・マスターズで完成させたモーツァルト全集からの復刻
第2弾。
アメリカ弦楽四重奏団の使用楽器は、メンバー4人全員がストラディヴァリウ
ス!長い年月をかけて熟成された4人のコンビネーションとストラディヴァリウ
スのサウンドがブレンドした極上のモーツァルトである。1996年&1997年、
ニューヨークでの録音。

NI 5847 \2080
ハイドン:6つの鍵盤作品集 ――
ソナタ第37番ニ長調Hob.XVI-37/同第27番ト長調Hob.XVI-27/同第35番ハ長調
Hob.XVI-35/同第23番ヘ長調Hob.XVI-23/パルティータ変ホ長調Hob.XVI-Es3
/ディヴェルティメント変イ長調Hob.XVI-46
リチャード・レスター(フォルテピアノ)
全7巻総枚数38枚に及ぶスカルラッティのソナタ全集をニンバスで完結させたイ
ギリスの鍵盤奏者リチャード・レスターのハイドンは使用楽器がかなり貴重。
英国バースのホルバーン・ミュージアムが所有する1795年頃ヨハン・シャンツ
製、マイケル・ターナーのプライヴェート・コレクション、1790年頃製作者不
詳北イタリア製という2台のフォルテピアノを弾き分けており、ハイドン存命当
時の楽器の音色でハイドンの音楽を味わうことができる。2008年3月の録音。





<Nimbus Alliance>(Nimbusはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
NI 6103 \2080
カレーニョ:ピアノ作品集 ――
春Op.25/悲歌第1番Op.17/バラードOp.15/間奏曲Op.34/花篭飾りOP.9/サロ
ン風マズルカOp.30/夢の舞踏会Op.26/悲歌第2番Op.18/偽りの音符Op.39/海
で見る夢Op.28/小さなワルツ/子供の眠りOp.35/ガヨのワルツ/ヴェニス
Op.33/プラハのレヴューOp.27
クララ・ロドリゲス(ピアノ)
テレサ・カレーニョ(1853-1917)は、生まれ故郷のベネズエラからアメリカ、
ヨーロッパへと活躍の場を移し、そのピアノを聴いたリストやグリーグ、グノ
ー、そしてルビンシテインといった世紀の巨匠たちを驚嘆させた19世紀後期-
20世紀初期のベネズエラを代表する女流ピアニスト、作曲家。
4度の結婚と3度の離婚を経験するなど波乱万丈の人生を送り"ピアノのワルキュ
ーレ"と呼ばれたカレーニョのカラフルで華麗な作品は南米音楽ファン要チェッ
ク!
ベネズエラ生まれのクララ・ロドリゲスは、ベネズエラ・アーツ・カウンシル
のバックアップを受けロンドンの王立音楽大学で学んだ女流ピアニスト。ベネ
ズエラ作品の演奏はやはり抜群。

NI 6104 \2080
モレイロ:ピアノ作品集 ――
ソナチネ第1番イ短調/同第2番ハ長調/同第4番ト短調/同第3番ニ長調/同
第5番イ短調/トッカータ嬰ハ短調/同ロ短調/同ハ長調/小組曲/子供の組曲
/2つの小品/祈り/ラ・フエンテ/スペインの形式によるセレナーデ/演奏会
用練習曲/平原の風景/ホローポ
クララ・ロドリゲス(ピアノ)
特に"トッカータ"と"ソナチネ"を得意とした南米ベネズエラの作曲家モイセス
・モレイロ(1904-1979)のピアノ作品集。
代表作「ホローポ」はもちろんのこと、バロック時代の音楽に通ずる作風を持
つ"トッカータ"や"ソナチネ"、またどこかフランス印象主義のような雰囲気を
漂わせる小品など、同じ作曲家の異なる作風が面白い。

NI 6105 2枚組 \3180
ベートーヴェン:初期弦楽四重奏曲集 ――
弦楽四重奏曲第1番ヘ長調Op.18-1/同第2番ト長調Op.18-2/同第3番ニ長調
Op.18-3/同第4番ハ短調Op.18-4/同第5番イ長調Op.18-5/同第6番変ロ長調
Op.18-6
ウィハン弦楽四重奏団〔レオシュ・チェピツキー(ヴァイオリン)、ヤン・シュ
ルマイスター(ヴァイオリン)、イジー・ジィックモンド(ヴィオラ)、アレシュ
・カスプジーク(チェロ)〕
1991年のロンドン国際弦楽四重奏コンクールでは見事に第1位と聴衆賞を獲得
し、プラハの春や大阪国際室内楽コンクール&フェスタでも入賞を果たしてき
たチェコの弦楽四重奏団。
リリース第2弾では、前作の後期弦楽四重奏曲集(NI 6100)とは対照的に、1801
年に出版されロプコヴィツ伯に献呈された楽聖最初期の弦楽四重奏曲集を取り
上げる。2007年11月-2008年3月、聖アグネス修道院(プラハ)でのライヴ録音。




<Dal Segno>
DSPRCD 400 \2180
ラグタイム・アット・ザ・リッツ ――
オール・ドレス・アップ/ブレイズ・アウェイ/ナイト・オヴ・グラドネス
/リトル・ガダバウト/口ぶえをふくルーファス/ソレッラ/タンバリンと
オレンジ/湖上の美人/ロウ・ロウ・ロウ/ロバート・E.リー/他
パーム・コート・オーケストラ
ピアノ・ロールの再生&デジタル収録、リリースで定評のあるイギリスのダル
・セーニョ(Dal Segno)の新シリーズは、1976年にシドニーで結成されたサロ
ン・オーケストラ、パーム・コート・オーケストラの復刻集。1977年-1979年
の録音。

DSPRCD 401 \2180
ダンシング・オン・ア・サマー・ローン ――
ピンク・レディ/ア・パーフェクト・デイ/デザイア・ドゥ・モーメント/ア
ロハ・オエ/メロディ/悲しいワルツ/西部の小さな灰色の家/まるでバラの
ように/妖精の夢/スリル/ドリーミング/オ・ソレ・ミオ/他
パーム・コート・オーケストラ
シドニーのヒルトン・ホテル、メルボルンのグランド・ウィンザー・ホテルな
どを舞台として優雅な演奏を繰り広げ続けたパーム・コート・オーケストラ。
オーストラリアの外に出る機会に恵まれてこなかった演奏は、ベル・エポック
時代のスタイルを彷彿とさせる。1977年-1979年の録音。





<Immortal>
IMM 960020(DVD-Video) \2580
バレエ・フィルム《魔法のおとぎ話》-
チャイコフスキー:
バレエ音楽《眠れる森の美女》より/バレエ・フィルム《王子とシンデレラ》-
プロコフィエフ:バレエ音楽《シンデレラ》より/ニネリ・クルガプキナ-1980年
慈善公演
ガブリエラ・コムレヴァ(オーロラ姫)、セルゲイ・ヴィクロフ(王子)、
スヴェトラナ・エフレモヴァ(シンデレラ)、キーロフ・バレエ、
ヴィクトル・フェドートフ(指揮)、キーロフ歌劇場管弦楽団、他
1975年と1976年の2つのバレエ・フィルムと、ワガノワ最後の弟子にして、かつ
てのキーロフ・バレエのトップ・ダンサー、ニネリ・クルガプキナの慈善公演
(1980年)の映像を収録。収録時間約92分

IMM 960019(DVD-Video) \2580
バレエ・フィルム《クレイジー・デイ》-ロッシーニの歌劇《セビリアの理髪
師》の音楽による/バレエ・コンサート・フィルム《ロシア・バレエのペー
ジ》*-グリンカ:歌劇《ルスランとリュドミラ》より、ボロディン:歌劇《イー
ゴリ公》より
ティムール・コーガン(指揮)、レニングラード放送交響楽団、
ヴィクトル・フェドートフ(指揮)*、キーロフ歌劇場管弦楽団*、
キーロフ・バレエ*、他
1983年に収録された2つのロシアン・バレエ・フィルムをカップリング。「クレ
イジー・デイ」の振付はボリス・エイフマン、「ロシア・バレエのページ」の
振付はミハイル・フォーキンの2大巨匠が担当。収録時間約64分




<Hyperion>
CDA 67736 \2180
アンジェラ・ヒューイット・プレイズ・ヘンデル&ハイドン ――
ヘンデル:
シャコンヌ ト長調HWV.435、組曲第2番ヘ長調HWV.427、
組曲第8番ヘ短調HWV.433
ハイドン:変奏曲Hob.XVII-6、ピアノ・ソナタ第52番変ホ長調Hob.XVI-52
アンジェラ・ヒューイット(ピアノ/ファツィオーリ)
全世界から称賛を受け続けているバッハの作品集、そして新たに発表された
「平均律クラヴィーア曲集」の新録音(CDA 67741/4)によって現代有数のバッハ
弾きとしての評価と名声を今まで以上に揺るぎないものとしたヒューイット。
代名詞となったバッハだけでなく、ラモーやクープランをモダン・ピアノで演
奏、録音するという画期的かつ意欲的なチャレンジを成功させてきているだけ
に、"バッハと同世代のヘンデル&古典派のハイドン"の作品集が大きな話題を
呼ぶことは間違いないだろう!
2008年9月17日-18日&2009年3月17日-18日、ベルリン・イエス・キリスト教会
での録音。

CDA 67705 \2180
プロコフィエフ:チェロ協奏曲ホ短調Op.58/交響協奏曲ホ短調Op.125
アルバン・ゲルハルト(チェロ)、
アンドルー・リットン(指揮)、ベルゲン・フィルハーモニック管弦楽団
ピアティゴルスキーからの依頼を受けて1934年から1938年にかけて作曲されたも
のの、ミャスコフスキーや聴衆から厳しい評価を受けた「チェロ協奏曲第1番」。
1947年、若きロストロポーヴィチが演奏する「チェロ協奏曲第1番」に感銘を受
けたプロコフィエフは作品の大幅な改訂を決断。
「チェロ協奏曲第1番」は、1952年に発表された「チェロ協奏曲第2番」を経て最
終稿「交響協奏曲」へと進化を遂げることになるのである。
ゲルハルトは2008年のBBCプロムスでヴォルコフ&BBCSSOと「交響協奏曲」を取
り上げ、その壮絶な演奏が各方面から絶賛された実績を持つだけに今回のリリ
ースへの期待も大きい。
*2008年9月1日-5日、グリーグ・ホール(ベルゲン)での録音。

CDA 67675 \2180
バード:宗教音楽集第12巻 ――
めでたし、聖なるみ母よ/祝されたまいし者、尊ぶべき者、尊ぶべき者/聖な
る乙女マリアよ、御身は幸いなり/乙女マリアよ、御身は祝福されたもう/幸
いなるかな、乙女マリアのみ体/地と大海と天とを育みたもう/めでたし女王
/おお、誉れある女性/民のうちの富める者はみな御身が御顔を/御身が唇に
は慈しみが置かれぬ/アヴェ・マリア/見よ、乙女がみごもりて/思い出した
まい、救いの創造主よ/めでたし、神の唯一なるみ母/めでたし、海の星/い
ざ我ら主によりて喜べ/真理のため/マリアは天に昇らせたもう/マリアは最
良の部分を自ら選びたまいぬ
アンドルー・カーウッド(指揮)、カージナルズ・ミュージック
1989年の結成以来、教会音楽の分野で数多くの成功を収めてきたアンドルー・
カーウッド率いるイギリスのア・カペラ・グループ、カージナルズ・ミュージ
ックのハイペリオン移籍第5弾は"バード・エディション"の第12巻。
"バード・エディション"は第10巻(CDA 67658)が2007年の英グラモフォン賞古楽
部門賞に選出されるなど、世界的評価を獲得しているカージナルズ・ミュージ
ックの代名詞である。
1585年には国教会忌避者のリストに加えられ、カトリックと英国国教会の板挟
みにあいながらもカトリック教徒としての信念を貫き通し通したバード。
この"バード・エディション"第12巻には、カトリック的様相がはっきりと表現
されている1605年出版の「グラドゥアーレ集第1巻」から19曲を収録。火薬陰謀
事件の発生と同年に出版された曲集に込められたバードのメッセージを、カー
ウッド&カージナルズ・ミュージックのハーモニーが描く。

CDA 67698 \2180
ストラヴィンスキー:バレエ音楽集 ――
バレエ音楽《カルタ遊び》/バレエ音楽《アゴン》
バレエ音楽《オルフェウス》
イラン・ヴォルコフ(指揮)、BBCスコティッシュ交響楽団
1976年イスラエル出身の若きマエストロ、イラン・ヴォルコフが2003年から首
席指揮者のポストを務めているBBCスコティッシュ響(BBC SSO)との新たなプロ
ジェクトはストラヴィンスキーのバレエ音楽集!
原始主義時代に書かれた「火の鳥」、「ペトルーシュカ」、「春の祭典」のい
わゆる"3大バレエ"ではなく、新古典主義時代に突入してからの「カルタ遊び」、
「アゴン」、「オルフェウス」の3作品を選ぶなど、ヴォルコフ&BBCスコティ
ッシュ響の燃え上がらんばかりの意欲と並々ならぬ自信が演奏とプログラムか
らビシビシと伝わってくる。
ロンドンにLSOとLPOがあるならば、グラスゴーには輝かしい金管セクション、
表現力豊かな木管セクション、柔軟性の高い弦楽セクションを持つBBC SSOがあ
る!熱く濃厚なストラヴィンスキーに乞うご期待!

CDA 67776 \2180
天駆ける馬 - MLリュート・ブックからの音楽 ――
ダウランド:戦いのガリアード/ホルボーン:ホルボーン氏の遺言/作曲者不詳:
ベドラムのトム/作曲者不詳:ジョン、来て、すぐにキスして/ジョンソン:パ
ヴァン/作曲者不詳:コラント/ペリション:コラント/作曲者不詳:戦い/ジョ
ンソン:パヴァン/バチェラー:バチェラー氏のガリアード/ダウランド:ガリア
ード/作曲者不詳:コラント/作曲者不詳:コラント/バラール:ラ・クーラント
・サラバンド/作曲者不詳:コラント/ドレルアン:ヴォルト/ストゥルト:ヴォ
ルト/ジョンソン:パヴァン、アルメイン、ノーブル・マン、アルメイン/作曲
者不詳:アルメインとコラント/作曲者不詳:グレイ・イン・マスク/作曲者不
詳:天駆ける馬
エリザベス・ケニー(リュート)
1912年に発見され大英図書館に所蔵されているリュートのための曲集"MLリュー
ト・ブック"。
イニシャル"ML"、走り書きされた"マーガレット"の文字、作曲者不詳の作品の
数々など、謎の多い17世紀のリュート曲集の不思議な魅力に惹かれたエリザベ
ス・ケニーが奏でるリュートのシンプルなメロディはただただ美しい。
ロビン・ブレイズやマーク・パドモアと共演を重ねてきた英国屈指の女流リュ
ート奏者エリザベス・ケニーによって"MLリュート・ブック"のページがめくら
れる ――。リュート・ファン要チェックの録音です。

CDS 44381/3 3枚組 \6280
パーセル:劇場のためのエア全集 ――
歌劇《予言者、またはダイオクリージャン》Z.627より/歌劇《アーサー王、ま
たはブリテンの守護者》Z.628より/歌劇《妖精の女王》Z.629より/歌劇《イ
ンドの女王》Z.630より/劇音楽《女房持ちの色男》Z.603より/劇音楽《老い
たるやもめ》Z.607より/劇音楽《アンフィトリオン、2人のソシア》Z.572より
/劇音楽《二枚舌》Z.592より/劇音楽《悲しむ乙女、ペルシャの王女》Z.577
より/劇音楽《ゴルディウスの結び目はほどかれた》Z.597より/劇音楽《ア
ブデラザール》Z.570より/劇音楽《ボンドゥカ、イギリスの女傑》Z.574より
/劇音楽《貞淑なる妻、幸運の到来》Z.611より/歌劇《妖精の女王》Z.629よ
り シンフォニー/歌劇《アントニー・ラヴ卿》Z.588より 序曲/劇音楽《アテ
ネのタイモン》Z.632からの音楽/歌劇《インドの女王》Z.630より シンフォ
ニー
ロイ・グッドマン(ディレクター&ヴァイオリン)、
パーリー・オヴ・インストゥルメンツ
バロック・ヴァイオリンの達人ロイ・グッドマンとイギリス屈指のピリオド・
オーケストラ、パーリー・オヴ・インストゥルメンツによるパーセルのエア全
集が装いも新たに復刻リリース。
レッド・プリーストのメンバー、ジュリア・ビショップやヴィオールのウィリ
アム・ハント、テオルボ&ギターのエリザベス・ケニー、ポール・オデットな
ど、ピリオド奏法の名手たちがリッチなパーセルを楽しませてくれる。
1994年9月17日-19日&10月3日-8日の録音。CDA 67001/3からの移行再発売。




<Helios>
CDH 55340 \1280
ゲレーロ:パンジェ・リングヮ/戦いのミサ/イスラエルがエジプトをいで/2
人のセラフィムが叫んだ/天の后、喜びたまえ/第8旋法によるマニフィカト
/輝く実り多き天の創り主
ジェームズ・オドンネル(指揮)、
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊、
ヒズ・マジェスティーズ・サクバッツ&コルネッツ
スペイン・ルネサンス音楽の大作曲家フランシスコ・ゲレーロ(1528-1599)の没
後400周年を記念して、1999年にリリースされた英国のウェストミンスター大聖
堂の聖歌隊による「戦いのミサ」。
アーリー・ミュージック・レビューなど各メディアから「非常に重要なディス
ク」と称賛されたゲレーロは今も全く色褪せない。
1998年6月23日-25日、オール・ハロウズ・ゴスペル・オーク(ロンドン)での
録音。
CDA 67075からの移行再発売。

CDH 55283 \1280
イギリスとフランスの精神Vol.3 - バンショワと同世代の音楽家たち ――
バンショワ:悪口を言いたい人をけなすなら、私は恋をしていて楽しいことばか
り、さようなら我が愛の喜びよ/カルドー:Pour une fois/バンショワ:苦しく
てため息が出て/ヴェリュ:Un petit oyselet/作曲者不詳:Abide、I hope/
ヴェリュ:Laissies ester/レグラン:セ・リエス/リンブルジア:私は園に下り
/パワー:グローリア/バンショワ:第2旋法のマニフィカト/ダンスタブル:幸
せな方マリア/バンショワ:もし恋人が願望を持っていなければ/フォンテー
ヌ:私は逃げていかれたあの方をお慕い申します/マショー:イル・メスト・ア
ヴィス/作曲者不詳:主にあって私の心は喜び/ビタリング:いざ、カテリーナは
クリストファー・ペイジ(ディレクター)、ゴシック・ヴォイセズ
ブルゴーニュ楽派の大家ジル・バンショワ(c.1400-1460)と同世代の作曲家たち、
カルドー(c.1380-1470)、ジレ・ヴェリュ(15世紀頃)、 レオネル・パワー
(d.1445)、ギョーム・ド・マショー(c.1300-1377)らによる音楽がこの録音の中
で"イギリス"と"フランス"の両国を結ぶ架け橋の役割を果たしている。
キャサリン・キング、ポール・アグニュー、ロジャーズ・カヴィ=クランプ、
ジュリアン・ポッジャーなど、ゴシック・ヴォイセズのメンバーは今回も豪華。
1995年3月23日-25日の録音。CDA 66783からの移行再発売。





<Cello Classics>
CC 1023 \2180
ハイドン:チェロ協奏曲第1番ハ長調Hob.VIIb-1、同第2番ニ長調Hob.VIIb-2
ツムシュテーク:チェロ協奏曲イ長調
セバスティアン・コンベルティ(チェロ)、
エイジ・オブ・インライトゥメント管弦楽団
チェロ・クラシックスのハイドン没後200周年記リリースは、シャンドスの"モー
ツァルトと同世代の作曲家シリーズ"でお馴染みのロンドン・モーツァルト・プ
レーヤーズの首席チェリストであり、チェロ・クラシックス・レーベルの創設
者、芸術監督でもあるコンベルティによる協奏曲集。
ハイドンのチェロ協奏曲だけでなく、シュトゥットガルト宮廷楽団のチェロ奏
者として活躍したイドンと同世代の音楽家、ヨハン・ルドルフ・ツムシュテー
クの珍しい「チェロ協奏曲」をカップリング。

CC 1022 \2180
無伴奏チェロのための作品集 ――
リゲティ:無伴奏チェロ・ソナタ/クラム:無伴奏チェロ・ソナタ/ヒンデミッ
ト:無伴奏チェロ・ソナタOp.25-3/ホ・チー・コン:テンブスの夕暮れ/ヴァ
スクス:無伴奏チェロのための《本》/ソッリマ:アローン
リー・ウェイ(チェロ)
リー・ウェイは、1998年の第11回チャイコフスキー国際コンクール第2位、アダ
ム国際チェロ・コンクール優勝、ロストロポーヴィチ国際チェロ・コンクール
特別賞受賞という輝かしい経歴を誇る上海生まれオーストラリア在住の実力派
チェリスト。
ラルフ・カーシュバウム、デイヴィッド・タケノ直伝の演奏法と、オーストラ
リア・カウンシルから貸与されているA・グァルネリ1721の銘器が近現代の無伴
奏作品に鋭く切り込む。





<Brass Classics>
BC 3009 \2180
トランペットとサウンドのための音楽 ――
シャルパンティエ:《テ・デウム)より 前奏曲/フォーレ:ピエ・イエス/アル
ビノーニ:協奏曲ヘ長調/グノー:アヴェ・マリア/パーセル:ソナタ第1番ニ長
調/エベン:窓/マルティーニ:トッカータ/M・フランク:舞踏組曲/ホヴァネ
ス:聖グレゴリオの祈り/トレッリ:トランペットのためのシンフォニア/作曲
者不詳:いと高きところには神に栄光あれ
ジョン・コールトン(トランペット)、デイヴィッド・ダネット(オルガン)
ジョン・コールトンはクィーンズランド管、マレーシア・フィル、シンガポー
ル響など、オーストラリアや東南アジアのオーケストラからゲスト奏者に招聘
されているフリーランスのトランペット奏者。
またオルガンのデイヴィッド・ダネットは11世紀、1096年に建設された聖域ノ
ーウィッチ大聖堂の現オルガニスト、音楽監督という要職にある。トランペッ
トとオルガンのサウンド、大聖堂の豊かな残響がバランスよく組み合わさった
録音。





<LIR Classics>
LIR 008 \1780
ウィーンの風景 ――
ギロヴェツ:フルート四重奏曲ト短調Op.19-2
シューベルト:弦楽三重奏曲変ロ長調D.471
モーツァルト:フルート四重奏曲ト長調K.285a
ディッタースドルフ:弦楽三重奏曲ニ長調
ホフマイスター:フルート四重奏曲ハ短調Op.16-2
ガレアッツィ・アンサンブル
ピリオド楽器による古典派、ロマン派初期の音楽の演奏、録音を活動の目的と
しているガレアッツィ・アンサンブルは、1995年に結成されたイギリスの古楽
器四重奏団。
"フルートと弦楽器のための18世紀の音楽"(LIR 001)に続く2枚目の録音は、ウィ
ーンに縁のあるモーツァルトと、その同世代の作曲家、そしてシューベルトの
室内楽作品集。フルートのレスリー・ホリディが奏でるフルートの優しい音色
に癒される。2004年4月12日-14日の録音。

LIR 009 \1780
イッツ・オール・ビーン・アレンジド ――
マーキュリー(ノック編):ボヘミアン・ラプソディ/スーザ(バトルズ編):ワシ
ントン・ポスト/ガーシュウィン(フォックス編):前奏曲/ベネット:5つの町/
伝承曲(フォックス編):ロンドンデリーの歌/ガーシュウィン(トンプソン編):
ポーギーとベス/マシュウィッツ(ファウラー編):バークリー・スクエアのナイ
チンゲール/ロッシーニ(フラッケンポール編):歌劇《ウィリアム・テル》序曲
/J・S・バッハ(フラッケンポール編):G線上のアリア/伝承曲(ヘンダーソン
編):アメイジング・グレイス
カメレオン・ブラス
ユーディ・メニューインの提唱によって創設されたNPO"Like Music Now"に所属
する金管楽器奏者たちによる金管五重奏団カメレオン・ブラスのファースト・
アルバム。
スーザの「ワシントン・ポスト」やガーシュウィン、ロッシーニ、バッハなど、
バラエティに富んだ収録作品と安定感のある演奏はどちらも魅力的。金管アン
サンブルの楽しさを味わえる。2001年4月9日-10日の録音。

LIR 010 \1780
エヴォリューション・オヴ・ザ・ブラス・クィンテット ――
ウルフ編:ルネサンス組曲/パーセル(マックスウェル編):シャコンヌ/ヘンデ
ル(マックスウェル&ハモンド編):協奏曲ヘ長調/フィエルダンク(ウルフ編):
ソナタ/ラモー(マックスウェル編):ガヴォットと変奏曲/ベルリオーズ(ミラ
ー編):《ファウストの劫罰》より 2つの情景/モーツァルト(ハッサン編):3つ
の教会ソナタ/エヴァルド:金管五重奏曲第2番Op.6
マルディ・ブラス
マルディ・ブラスは、ロンドンの王立音楽大学で研鑽を積んだ5人の金管楽器奏
者たちによって1992年に結成されたイギリスの金管五重奏団。
エジンバラ音楽祭など各地のコンサートや音楽祭での活動も目覚しく、英国金管
界の伝統を受け継ぐ資質も十分。ルネサンスからエヴァルドへと至る歴史の流
れを表現するなどプログラム構成も充実。2004年9月8日-10日の録音。

LIR 011 \1780
ヴィオラとピアノのためのイギリス音楽 ――
ブリス:ヴィオラ・ソナタ/ブリッジ:ゴンドリエラ、瞑想曲、アレグロ・アパ
ッショナート/クラーク:モーフィアス/ボーウェン:ヴィオラのための幻想曲
ブリッジ・デュオ
ヴィオラのマシュー・ジョーンズとピアノのマイケル・ハンプトンのイギリス
・コンビ"ブリッジ・デュオ"が弾くイギリスの音楽というとにかくイギリス一
色のアルバム。
ブリッジ・デュオが2004年に100歳を迎えたブリス夫人の前で演奏したブリスの
「ヴィオラ・ソナタ」、人気急上昇中のボーウェンの「幻想曲」など、英国音
楽愛好家要注目盤。2005年4月8日-10日の録音。

LIR 012 3枚組 \3560
J・S・バッハ:
イタリア協奏曲ヘ長調BWV.971/フランス序曲ロ短調BWV.831/半音階的幻想曲
とフーガ ニ短調BWV.903/6つのパルティータBWV.825-830
エリザベス・デ・ラ・ポルテ(チェンバロ)
1941年、南アフリカのヨハネスブルク生まれの女流チェンバロ奏者エリザベス
・デ・ラ・ポルテが弾くバッハは、英グラモフォン誌で「非常に注目に値する
業績」、「無人島に持って行きたい演奏」と評されるなど、欧米各国で激賞さ
れた秀演である。
デ・ラ・ポルテの創造性豊かなバッハを実際に聴くと、この高い評価にも納得。
1973年&1975年の録音。




<Quartz>(QuartzはレーベルオフィシャルのCD-R盤です)
QTZ 2066 \2180
ナザレ:ピアノ作品集 ――
ブレジェイロ/パッサーロ・エン・フェスタ/テネブローズ/頑張れカバキー
ニョ/コンフィデンシャス/サランベーキ/トラベッス/感じる心/オデオン
/エポニーナ/クバノス/クレ・エ・エスペラ/フォン=フォン/ヴェスパー
/ファセイラ/バトゥーキ/アメノ・レゼダ
マルセロ・ブラトケ(ピアノ)
200曲を超えるピアノのための小品を生み出し"ブラジルのショパン"とも例えら
れるブラジルの作曲家エルネスト・ナザレ(1863-1934)のピアノ独奏作品集。
祖国ブラジルやアフリカの民族音楽からの採られたリズム、詩的で美しい旋律。
作曲を独学で身に着けたナザレの珠玉のピアノ作品はブラジルの宝と言っても
過言ではないだろう。
ナザレのピアノ作品を弾くのは、サン・パウロとロンドンを拠点に活躍中のブ
ラジル人ピアニスト、マルセロ・ブラトケ。ナザレの音楽への想いが込められ
たブラトケの演奏には、同じブラジル人だからこそ表現できる感動と楽しさが
あふれている。

QTZ 2068 \2180
シューベルト:ピアノ・デュエット集 ――
アレグロ イ短調D.947《人生の嵐》/ロンド イ長調D.951/幻想曲ヘ短調D.940
/8つの変奏曲変イ長調D.813
ピアノ・フォー・ハンズ〔長谷川和香(ピアノ)、ジョセフ・トング(ピアノ)〕
ロンドンの王立音楽院でクリストファー・エルトンとピアーズ・レーンからピ
アノを学んだ長谷川和香とジョセフ・トングのピアノ・デュオ、"ピアノ・フォ
ー・ハンズ"のセカンド・アルバム。
"ピアノ・フォー・ハンズ"は、コンサート活動だけでなくブリストル国際ピア
ノ・デュオ・フェスティヴァルの芸術監督に就任するなど活躍の場を広げてい
る。今回のシューベルトでは、前作ドビュッシー(QTZ 2048)以上に息の合った
コンビネーションを披露してくれている。

QTZ 2067 3枚組 \4360
ブラームス:ピアノ三重奏曲全集 ――
ピアノ三重奏曲第1番ロ長調Op.8(改訂版)/同第2番ハ長調Op.87
ホルン三重奏曲変ホ長調Op.40*/ピアノ三重奏曲第3番ハ短調Op.101
クラリネット三重奏曲イ短調Op.114#/ピアノ三重奏曲イ長調Op.post
ピアノ三重奏曲第1番ロ長調Op.8(初稿版)
グールド・ピアノ・トリオ、デイヴィッド・パイアット(ホルン)*、
ロバート・プレーン(クラリネット)#
結成以来、エジンバラ音楽祭、スポレート音楽祭、BBCプロムスなどの音楽祭か
ら招待を受け続けるなど、急成長を遂げたイギリスのピアノ三重奏団グールド
・ピアノ・トリオのブラームス完結編。
初登場音源の「第1番」(初稿版)と作曲者の死後に発見、出版された「イ長調」
の2作品に、リリース第1弾(QTZ 2011)、第2弾(QTZ 2042)を加えた"ピアノ三重
奏曲全集"としてのリリースとなる。





<Lyrita>(LyritaはレーベルオフィシャルのCD-R盤です)
SRCD.285 \2180
スティル:交響曲第3番、同第4番*/サール:交響曲第2番Op.33#
ユージン・グーセンス(指揮)、ロンドン交響楽団、
メイヤー・フレッドマン(指揮)*、ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団*、
ヨーゼフ・クリップス(指揮)#、ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団#
作曲家、教育者、そしてアマチュアのテニス・プレーヤーでもあった知られざ
る作曲家ロバート・スティル(1910-1971)と、イギリスにセリー技法を広めたハ
ンフリー・サール(1915-1982)の交響曲集はイギリス音楽ファン必聴の音源。
スティルの良き理解者だったグーセンスがタクトを執った「交響曲第3番」、フ
レッドマンとロイヤル・フィルによる「交響曲第4番」、クリップスが指揮する
サールの「交響曲第2番」の録音はどれも非常に貴重。
1962年5月19日、1970年1月6日*、1973年9月18日の録音#。




<Nimbus>(NimbusはレーベルオフィシャルのCD-R盤です)
NI 5575 \2080
ラフマニノフ:
前奏曲嬰ハ短調Op.3-2/楽興の時Op.16/ピアノ・ソナタ第1番ニ短調Op.28
ジョン・リル(ピアノ)
ラフマニノフのピアノ作品は、1970年第4回チャイコフスキー国際コンクール
でウラディミール・クライネフと第1位を分け合ったイギリスの名匠ジョン・
リルの十八番。
決して感傷的になり過ぎないジョン・リルのラフマニノフ。収録3作品での"静"
と"動"のコントラスト、洗練されたスタイルによる演奏が、ジョン・リルがラ
フマニノフのスペシャリストと呼ばれる理由を証明してくれている。
1997年3月26日-27日の録音。弊社初紹介。

NI 5572 \2080
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第1番ハ短調Op.8、同第2番ホ短調Op.67
シュニトケ:ヴァイオリン、チェロとピアノのための三重奏曲
ウィーン・ピアノ・トリオ〔ウォルフガング・レディク(ヴァイオリン)、
マルクス・トレフニー(チェロ)、シュテファン・メンドゥル(ピアノ)〕
1988年の結成以来、トリエステ・トリオ、ボザール・トリオ、ウィーン・ハイ
ドン・トリオ、アイザック・スターン、ジェイミー・ラレード、ラルフ・カー
シュバウムなどの名アンサンブル、名奏者たちに鍛えられてきたウィーン・ピ
アノ・トリオ。
定評あるドイツ作品だけでなく、このショスタコーヴィチやシュニトケなど近
現代作品の解釈も一級品。1998年4月6日-9日の録音。

NI 5570 \2080
スペインの弦楽オーケストラのための作品集 ――
トゥリーナ:セレナータOp.87、アンダルシアのミューズOp.93-3、闘牛士の祈り
マネン:小品集(世界初録音)
ロドリーゴ:カンツォネッタ
デ・グリニョン:モノクロミーズ(世界初録音)
ジェラルド・クラレット(指揮)、アンドラ国立室内管弦楽団
アンダルシア地方の香りを漂わせるトゥリーナの「セレナータ」から始まる20
世紀スペインの弦楽オーケストラのための作品集は、マネンとデ・グリニョン
の2作品が世界初録音。
アンドラ国立室内管は、1992年にアンドラ公国の政府主導で設立された国営の
オーケストラ。スペインとフランスの国境に挟まれた小国のオーケストラが大
健闘!1997年11月13日-16日の録音。

NI 5568 \2080
アレルヤ - アメリカの賛歌集 ――
サザン・ハーモニー/シェーカー・ソング/セイクレッド・ハープ/サンデー
・モーニング/スピリチュアルス
チャールズ・ブルフィー(指揮)、カンザス・シティ・コーラル
グレチャニノフの「受難週」(CHSA 5044)が第50回グラミー賞のクラシック部門
最優秀録音賞に輝いたブルフィー&カンザス・シティ・コーラル。
ニンバス時代に収録されたアメリカの賛歌集には1834年に出版された「サザン
・ハーモニー」などを収録。1997年10月24日-25日の録音。

NI 5573/4 2枚組 \3180
J・S・バッハ:オルガン作品全集Vol.10 ――
18のライプツィヒ・コラールBWV.651-668/フーガ イ長調BWV.949/コラール
《災い汝にふりかかりし時》BWV.1104/コラール《水の深きを求めるごとく》
BWV.1119/コラール《ああ神よ、憐れみたまえ》BWV.1109/コラール《イエス
・キリストが夜に》BWV.1108/オルガン協奏曲第3番ハ長調BWV.594
ケヴィン・ボウヤー(オルガン)
1961年サウスエンド・オン・シー生まれのオルガン奏者ケヴィン・ボウヤーに
よるバッハのオルガン作品全集第10巻は「ライプツィヒ・コラール」がメイン。
デンマーク、オーデンセ聖ハンス教会のマルクッセン・オルガンによる録音。
1997年3月10日-13日の録音。





<Prima Voce>(Prima VoceはレーベルオフィシャルのCD-R盤です)
NI 7860 \1700
イームズ&プランコン - 歴史的録音集 ――
マイヤベーア:
歌劇《悪魔のロベール》より、歌劇《北極星》より、歌劇《プレールメルの巡
礼》より
ビゼー:歌劇《カルメン》より
グノー:歌劇《ファウスト》より/他
エンマ・イームズ(ソプラノ)、ポル・プランソン(バス)、様々なアーティスト
ニンバスのテクノロジーによって78回転のSP盤の演奏をマイクロフォンで拾い、
デジタル化を行う復刻シリーズ「プリマ・ヴォーチェ」は往年の名歌手たちの歌
声を聴くことができる貴重な録音。
アメリカのソプラノ歌手エンマ・イームズ(1865-1952)とフランスのバス歌手ポ
ル・プランソン(1851-1914)が歌うオペラ・アリア集。1903年-1911年の録音。

NI 7859 \1700
ファウスト&フランス・オペラのハイライト ――
グノー:歌劇《フィレモンとボーシス》より/マスネ:歌劇《マノン》より
トマ:歌劇《ミニョン》より/マスネ:歌劇《ノートルダムの曲芸師》より
ビゼー:歌劇《真珠採り》より/グノー:歌劇《ファウスト》より
エンリコ・カルーソー(テノール)、ジェラルディン・ファーラー(ソプラノ)、
マルセル・ジュルネ(バス)、様々なアーティスト
グノーの「ファウスト」は、カルーソー、ファーラー、ジュルネが歌うアリア
で構成されたハイライト。1906年-1916年の録音。

NI 7858 \1700
ミラノ・スカラ座の偉大なる歌手たち ――
ヴェルディ:歌劇《オテロ》より ある夜のこと
(ヴィクター・モーレル)
ロッシーニ:歌劇《ウィリアム・テル》より おお物言わぬ涙の隠れ家よ
(フランチェスコ・タマーニョ)
ヴェルディ:歌劇《シモン・ボッカネグラ》より お前は永久にお別れだ
(フランチェスコ・ナヴァリーニ)
グノー:歌劇《ロメオとジュリエット》より 私は夢に生きたい
(ルクレツィア・ボリ)
ドニゼッティ:歌劇《ランメルモールのルチア》より Dalle stanze ove Lucia
(エツィオ・ピンツァ)/他
ヴィクター・モーレル(バリトン)、フランチェスコ・タマーニョ(テノール)、
フランチェスコ・ナヴァリーニ(バス)、ルクレツィア・ボリ(ソプラノ)、
エツィオ・ピンツァ(バス)、他
エツィオ・ピンツァやルクレツィア・ボリなど、20世紀初期のミラノ・スカラ
座で活躍した大歌手たちのアリア集。1903年-1924年の録音。



<Melodiya>
MELCD 1001622 \1880
リヒテル・プレイズ・ドビュッシー ――
ドビュッシー:
ベルガマスク組曲(録音:1979年6月5日)
前奏曲集第1巻より デルフィの舞姫たち(録音:1961年)
野をゆく風(録音:1976年10月10日)
さえぎられたセレナード(録音:1961年)
パックの踊り(録音:1961年)
前奏曲集第2巻(録音:1967年5月26日)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
DGデビューなど本格的に西側への進出を果たしたリヒテルが1960年代-70年代
に収録を行ったドビュッシーの録音が新生メロディアから登場!
「デルフィの舞姫たち」や「パックの踊り」など、キャリアの初期から晩年ま
でリヒテルを魅了し続けたドビュッシーの音楽も、バッハやベートーヴェン、
ロシア作品に匹敵するリヒテルの重要なレパートリーとして知られている。
どの作曲家の作品を弾く時にも妥協なき選曲眼を発揮させたリヒテル。この
「リヒテル・プレイズ・ドビュッシー」の収録曲、特に「前奏曲集第1集」の
抜粋からは、その鋼のような強い信念が伝わってくる。
また1979年6月の「ベルガマスク組曲」は、リヒテルが遺した同曲の録音の中
でも最後期の1つとなるためその存在にも注目が集まることだろう。
1960年代-70年代のリヒテルが見ていたドビュッシーの世界を知る絶好の機会
の到来である。1961年-1979年(全てライヴ)の録音。ディジパック仕様。

MELCD 1001627 5枚組 \4750
ヴァン・クライバーン・イン・モスクワ -
生誕75周年記念スペシャル・エディション ――
CD-1
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57《熱情》
リスト:愛の夢第3番*、
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲変ロ短調Op.23*
(録音:1958年4月18日&1958年*)
CD-2
ショパン:
バラード第3番変イ長調Op.47、スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39、
練習曲第23番イ短調Op.25-11《木枯らし》、練習曲第5番変ト長調Op.10-5
《黒鍵》、練習曲第12番ハ短調Op.10-12《革命》、幻想曲ヘ短調Op.49、
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調*(録音:1959年&1960年*)
CD-3
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57《熱情》
ブラームス:
ラプソディ第1番ロ短調Op.79-1*、ラプソディ第2番ト短調Op.79-2*、
グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調Op.16*(録音:1965年&1972年*)
CD-4
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
ショパン:
バラード第4番ヘ短調Op.52*、夜想曲第18番ホ長調Op.62-2*、
ポロネーズ第6番変イ長調Op.53《英雄》*(録音:1962年&1972年*)
CD-5
ドビュッシー:月の光がふりそそぐテラス、水に映る影、亜麻色の髪の乙女
リスト:メフィスト・ワルツ第1番、ペトラルカのソネット第123番
スクリャービン:練習曲嬰ニ短調Op.8-12
ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ変ロ長調Op.24(録音:1972年)
ヴァン・クライバーン(ピアノ)、
キリル・コンドラシン(指揮)、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
1958年、若干23歳でモスクワに乗り込み、第1回チャイコフスキー国際コンクー
ルを見事制覇したアメリカの英雄ヴァン・クライバーン(1934-)。
このボックスには、有名なチャイコフスキー国際コンクールでのライヴから、
ショパン、リスト、ブラームス、ドビュッシーなど、1958年から1972年にかけ
て収録されたクライバーン・ファン垂涎の貴重な音源がギッシリ。
ヴァン・クライバーンの生誕75周年を祝うに相応しい特別なリリースである。
1958年-1972年の録音。ボックス・セット仕様。

MELCD 1001623 \1880
シチェドリン:管弦楽組曲集 ――
管弦楽のための協奏曲第1番《お茶目なチャストゥーシュカ》/歌劇《愛だけ
でなく》からの交響組曲/祝典序曲/ピアノ協奏曲第2番*
ロディオン・シチェドリン(ピアノ)、
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)、ソヴィエト国立交響楽団
ソ連建国60周年を記念して作曲された「祝典序曲」、12音技法への傾斜を感じ
させる「ピアノ協奏曲第2番」、作風もタイトルもユニークな「お茶目なチャス
トゥーシュカ」など、シチェドリン入門としてもオススメ。
1987年&1974年*の録音。ディジパック仕様。

MELCD 1001621 2枚組 \3760
アダン:バレエ音楽《ジゼル》
アレクサンドル・コピロフ(指揮)、ボリショイ劇場管弦楽団
1841年6月28日、パリ・オペラ座での初演から2年後となる1843年に初めてボリ
ショイ劇場で上演されたアダンの代表作「ジゼル」。
ボリショイ初演から百数十年後、同じボリショイ劇場を舞台としたメロディア
録音での指揮者は知られざる名匠アレクサンドル・コピロフ。ボリショイ劇場
管とのコンビによる演奏、中でもバレエ音楽への評価は突出している。
1987年の録音。ディジパック仕様。




<Avie>
AV 2150 \2180
シベリウス:交響曲第3番ハ長調Op.52
ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
シベリウス:交響曲第6番ニ短調Op.104
トーマス・ツェートマイヤー(ヴァイオリン&指揮)、
ノーザン・シンフォニア
1958年に創設されたイギリスの名門室内オーケストラ"ノーザン・シンフォニ
ア"が本拠地とする国際音楽センター"セージ・ゲイツヘッド・ホール"で行われ
たコンサートのライヴ録音をリリースするコラボレーション・シリーズの第4弾
では、音楽監督ツェートマイヤーの弾き振りが再び登場!
「第2番」や「第5番」、「第7番」など傑作の間に挟まれ陰に隠れがちなシベリ
ウスの交響曲「第3番」と「第6番」。ノーザン・シンフォニアの実力を最大限
に引き出し、この2作品に秘められた魅力を一気に解放させる"マエストロ"ツェ
ートマイヤーの手腕に驚嘆必至。
また"新古典主義"時代のストラヴィンスキーが書いた唯一の「ヴァイオリン協
奏曲」の弾き振りでも驚異的な演奏を展開するなど、世界的ヴァイオリン奏者
としての変わらぬ実力と名声、手兵との厚い信頼関係を存分に感じさせてくれ
ている。
2007年&2008年、セージ・ゲイツヘッド・ホールでのライヴ録音。

AV 2178 \2180
ヴィヴァルディ:フレンチ・コネクション ――
弦楽と通奏低音のための協奏曲ハ長調RV.114/ファゴット協奏曲ヘ長調RV.488
/ヴァイオリン協奏曲ハ長調Op.4-7,RV.185/フルート協奏曲ト長調RV.438/
弦楽と通奏低音のための協奏曲ト長調RV.157/ファゴット協奏曲ハ長調RV.468
/フルート協奏曲ホ短調RV.432/協奏曲ヘ長調RV.100/弦楽と通奏低音のため
の協奏曲ハ短調RV.119/ヴァイオリン協奏曲ニ長調RV.211
エイドリアン・チャンドラー(ヴァイオリン&ディレクター)、
ケイティ・ビルヒャー(フルート)、ピーター・ウィーラン(ファゴット)、
ラ・セレニッシマ
全3巻の「北イタリア17世紀-18世紀のヴァイオリン協奏曲集」を完結させるな
ど、リリースを重ねるたびに着実な進化を遂げているイギリスのピリオド・ア
ンサンブル、ラ・セレニッシマ。
ラ・セレニッシマ6枚目のリリースは、イタリアでのフレンチ・スタイル、フラ
ンスでのイタリアン・スタイルの普及と浸透に打ち込んだヴィヴァルディの協
奏曲集。
ヴィヴァルディの協奏曲を研究を進めるため、サウサンプトン大学から特別研
究員に任ぜられた英国新世代のヴィヴァルディ弾きエイドリアン・チャンドラ
ーの熱意の結晶である。

AV 2166 \2180
ホームランド ――
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ短調Op.45
ラフマニノフ(プレス&ギンゴールド編):ヴォカリーズ
ドヴォルザーク:ソナチナ ト長調Op.100
ピアソラ:ミロンガ・アン・レ
サラサーテ:アンダルシアのロマンスOp.22-1
ルーデンス・トゥルク(ヴァイオリン)、オリヴァー・シュニーダー(ピアノ)
名教師アナ・チュマチェンコの下で研鑽を積んだ1978年アルバニア生まれの本
格派ヴァイオリニスト、ルーデンス・トゥルクのリリース第3弾は、オリヴァー
・シュニーダーとのデュオ・アルバム。
"ホームランド"と題されたこのアルバムに収録されているのはグリーグやラフ
マニノフ、ドヴォルザークなど、14歳で祖国アルバニアを離れドイツへと移住
したトゥルクが幼少から共に歩んできた思い入れの深い特別な作品ばかり。音
楽的視野の広さ、確かな技術を感じさせるトゥルクのヴァイオリン。シュニー
ダーのサポートを得てさらなるに飛躍を遂げる!

AV 2161 \2180
ショパン(リスト編):6つのポーランド歌曲
ショパン:12の練習曲Op.10、12の練習曲Op.25
ルイザ・ボラック(ピアノ)
同郷の大作曲家エネスコのピアノ作品集(AV 0013)でデビューを果たしたルーマ
ニアの女流ピアニスト、ルイザ・ボラック。エネスコの2枚目の録音(AV 2081)
ではBBCミュージック・マガジン・アウォードに選出されるなど、東欧作品の演
奏に定評があるボラックが"ショパン"を取り上げる。
ボラックはショパンがリストに献呈した「12の練習曲Op.10」の前にリストがア
レンジを施した「ポーランド歌曲集」を弾くなど、親友でありライバルでもあ
った"ショパン"と"リスト"の関係をテーマとしている。

AV 2167 \2180
イートン・クヮイアブックからの音楽 ――
フォーキナー:喜べ、棘のない薔薇
コーニッシュ:めでたし女王
ラム:マニフィカト
デイヴィー:In honore summe matris
ブラウン:スターバト・マーテル
スティーヴン・ダーリントン(指揮)、
オックスフォード・クライスト・チャーチ聖歌隊
ヘンリー8世の戴冠500周年(戴冠式は1509年6月24日)を記念した、スティーヴ
ン・ダーリントンとオックスフォード・クライスト・チャーチ聖歌隊による
「イートン・クヮイアブック」からの合唱作品集。
フォーキナー、コーニッシュ、ラム、デイヴィー、そしてのブラウン。ウィン
ザーの名門イートン・カレッジの図書館に所蔵されている写本楽譜集「イート
ン・クヮイアブック」からチューダー朝の音楽が甦る。




<Piano 21>
P21 022-A \2300
リスト:ハンガリー幻想曲S.123
リスト(チャイコフスキー編):ハンガリア協奏曲S.714(世界初録音)
シューベルト(リスト編):さすらい人幻想曲
シプリアン・カツァリス(ピアノ)、
ユージン・オーマンディ(指揮)、フィラデルフィア管弦楽団
1981年10月、ユージン・オーマンディ&フィラデルフィア管弦楽団とレコーディ
ングに臨んだ当時30歳のカツァリス。
リストが最晩年に遺した草稿を弟子のソフィー・メンターが補筆、チャイコフ
スキーがオーケストレーションを加えることにより完成となったリスト"3番目"
の協奏曲「ハンガリア協奏曲」は、このカツァリス&オーマンディの演奏が世
界初録音。
自身の「ハンガリー狂詩曲第14番」を題材とした「ハンガリー幻想曲」、2008
年の来日公演(兵庫公演)でも演奏された十八番「さすらい人幻想曲」など、収
録3作品の聴き応えと衝撃度の大きさは超特大!
そして忘れてはならないのは、オーマンディ&フィラデルフィア管の存在。ゴ
ージャスでブリリアントでリッチなサウンドと、カツァリスの超絶技巧の相乗
効果にもはやノックアウト寸前。
この「リスト」は、かつてEMIからLP、CDとしてリリースされたものの再び入手
が難しい状況となっていただけに、カツァリス自身のレーベル"Piano 21"から
の復刻盤の価値はさらに高まることになるだろう。
1981年10月12日-13日、フィラデルフィアでの録音。




<Melodiya>
MELCD 1001609 \1880
ショスタコーヴィチ:ヴォーカル・コレクション ――
ミケランジェロの詩による組曲Op.145/劇音楽《リア王》より コーディリア
のバラード、道化の歌/自作全集への序文とその序文についての短い考察
Op.123/雑誌「クロコディール」(1965年第24号)の詩による5つのロマンス
op.121/レビャートキン大尉の4つの詩Op.146
エフゲニー・ネステレンコ(バス)、エフゲニー・シェンデロヴィチ(ピアノ)
1970年第4巻チャイコフスキー国際コンクールの声楽部門で第1位を勝ち取った
不世出の名バス歌手、エフゲニー・ネステレンコが歌うショスタコーヴィチの
秘曲集が新生メロディアから復刻に!
ネステレンコは「Op.145」や「Op.123」、「Op.121」、「Op.146」の初演を任
されるなど、ショスタコーヴィチから全幅の信頼を寄せられたショスタコーヴィ
チ歌曲のスペシャリスト。
このネステレンコとシェンデロヴィチとの強力デュオによるショスタコーヴィ
チは、作曲者が意図した作品本来の姿を伝える意義深い録音なのである。
1975年&1976年の録音。ディジパック仕様。

MELCD 1001608 2枚組 \3760
ダルゴムイシスキー:歌劇《石の客》
ウラディミール・アトラントフ(テノール)、
アレクサンドル・ヴェデルニコフ(バス)、
タマーラ・ミラシュキナ(ソプラノ)、
ウラディミール・ヴァライティス(バリトン)、
タマーラ・シニャフスカヤ(メゾ・ソプラノ)、
レフ・ヴェルニゴラ(バリトン)、ヴィタリー・ヴラソフ(テノール)、
ヴィタリー・ナルトフ(バリトン)、ウラディミール・フィリッポフ(バス)、
マルク・エルムレル(指揮)、ボリショイ劇場管弦楽団&合唱団
1833年に出会ったグリンカと共に、ロシア国民オペラを確立させた19世紀ロシ
アの作曲家アレクサンドル・ダルゴムイシスキー(1813-1869)。
3幕のオペラ「石の客」は、プーシキンの戯曲を題材としたダルゴムイシスキー
の代表作にして最後の作品。キュイとリムスキー=コルサコフの手によって補
完された「石の客」は、次世代のムソルグスキー、その後のロシア国民オペラ
に影響を与えている。
キャストも、テノールのアトラントフやバスのヴェデルニコフなど、エルムレ
ル時代のボリショイ・オペラのスターたちが名を連ねるなどかなり強力。
1977年の録音。ディジパック仕様。





<PentaTone>
PTC 5186 331(SACD-Hybrid) \2850
ショスタコーヴィチ:
交響曲第15番イ長調Op.141/劇音楽《ハムレット》Op.32からのセレクション
ミハイル・プレトニョフ(指揮)、
ロシア・ナショナル管弦楽団
ユロフスキ、ベルグルンド、クライツベルクといった錚々たる顔ぶれが登壇し
てきた指揮台には、第2弾の「交響曲第11番」(PTC 5186 076)に続き、ロシア・
ナショナル管の創設者にして現芸術監督プレトニョフが再び登る!
10種類以上もの打楽器パート、ロッシーニやワーグナーの音楽や自身の作品か
らの引用、独自の十二音技法の使用など、衰え知らずの刺激的な作風を持つショ
スタコーヴィチ最後の交響曲「第15番」。
特に終楽章で広がる恐ろしいまでの緊迫感と静寂は、ショスタコーヴィチの音
楽を知り尽くしたロシアの名コンビだからこそ。ロシア・ナショナル管の全て
を掌握するプレトニョフのタクトが、ショスタコーヴィチ最晩年の大作の神髄
に深く切り込む。

PTC 5186 082(SACD-Hybrid) \2850
ドヴォルザーク:
交響曲第7番ニ短調Op.70/交響詩《金の紡ぎ車》Op.109
世界中で好レビューを連発しているチクルスの第4弾では、第9番&第8番に勝る
とも劣らぬドヴォルザークの傑作「交響曲第7番」が登場!
ブラームスの「交響曲第3番」に感化されたドヴォルザークが1885年に完成させ、
ドイツの香りも漂わせる「交響曲第7番」の演奏には、クライツベルクと盟友オ
ランダ・フィルの揺るぎない信頼関係、両者が過ごす充実の時を聴き取ることが
できるだろう!

PTC 5186 054(SACD-Hybrid) \2850
ゲッティ:
ソプラノのための歌曲集《ホワイト・エレクション》-エミリー・ディキンソ
ンの詩による
リサ・デラン(ソプラノ)、フリッツ・シュタイネッガー(ピアノ)
20世紀アメリカの石油王ポール・ゲッティの息子にして、ゲッティ・オイルの
相続者でもあったゴードン・ゲッティ(1933-)。
音楽にも才能を発揮するゲッティの「ホワイト・エレクション」は、19世紀ア
メリカの詩人エミリー・ディキンソンの32の詩を題材としたソプラノのための
連作歌曲集である。ゲッティの音楽的才能と情熱、侮るべからず。

PTC 5186 179(SACD-Hybrid) 2枚組(1枚価格) \2850
ハイドン:ピアノ三重奏曲集 ――
ピアノ三重奏曲第2番ヘ長調Hob.XV-2/同第8番変ロ長調Op.41-3,Hob.XV-8/
同第6番ヘ長調Op.41-1,Hob.XV-6/同第5番ト長調Hob.XV-5/同第10番変ホ長調
Op.42-3,Hob.XV-10/同第7番ニ長調Op.41-2,Hob.XV-7/同第9番イ長調Op.42-2,
Hob.XV-9/同第12番ホ短調Op.57-2,Hob.XV-12/同第11番変ホ長調Op.57-1,
Hob.XV-11
ボザール・トリオ〔メナヘム・プレスラー(ピアノ)、イシドア・コーエン(ヴァ
イオリン)、バーナード・グリーンハウス(チェロ)〕
1970年代にフィリップスが生み出したクァドラフォニック(4チャンネル)録音を
SACDフォーマットにリマスタリングしたペンタトーンの"RQR"シリーズ。
2008年9月のルツェルン音楽祭を最後に惜しまれつつも活動の幕を閉じたボザー
ル・トリオ。そのボザール・トリオがフィリップスに遺したハイドンの記念碑
的名演から9曲が、作曲者没後200年記念として"RQR"シリーズで復活。
1976年5月の録音。

PTC 5186 176(SACD-Hybrid) \2850
ベートーヴェン:
弦楽四重奏曲第8番ホ短調Op.59-2《ラズモフスキー第2番》
同第9番ハ長調Op.59-3《ラズモフスキー第3番》
イタリア四重奏団〔パオロ・ボルチャーニ(ヴァイオリン)、エリサ・ペグレッ
フィ(ヴァイオリン)、ピエロ・ファルッリ(ヴィオラ)、フランコ・ロッシ(チェ
ロ)〕
1970年代にフィリップスが生み出したクァドラフォニック(4チャンネル)録音を
SACDフォーマットにリマスタリングしたペンタトーンの"RQR"シリーズ。
イタリア四重奏団(1945年-1980年)が、1960年代後半から1970年代中期にかけて
完成させたベートーヴェンの「弦楽四重奏曲全集」からの復刻第2弾。
1973年12月の録音。




<Passacaille>
Passacaille 946 \2300
愛の戦い ――
パーセル:御身たち2千の神格、踊りましょう、美しい島
ヘンデル:愛の戦から逃れよ
ドーニ:アルカンジェロのトッカータ
フェラーリ:もう死んでしまいたい
モンテヴェルディ:甘美な光で、かくも甘い苦悩
カッチーニ:
おお,なんと幸せな日!、切ないため息、La bella man vi stringo
パオロ:ラ・クラウディアーナ
ロッシ:Tra pellegrine piante
レグレンツィ:嫉妬
ノルコンベ:トレジャンのグラウンド
パーセル:アナクレオン・ディフィート
ヘンデル:涙の流れるままに
パーセル:男は女のためにある
ゲオルク・ニグル(バリトン)、ルカ・ピアンカ(リュート&バロック・ギター)、
ヴィットリオ・ギエルミ(バス・ヴィオール)
かつてウィーン少年合唱団史上屈指のボーイソプラノ・ソリストとして絶大な
人気を博したゲオルク・ニグル(1973-)。
ウィーン少年合唱団を"卒業"してからもソリストとしてめきめきと頭角を現す
など、本格的なバリトン歌手へと進化を遂げたニグルが歌うのは、「愛の戦い」
と題されたパーセルやヘンデルなど16世紀-17世紀のアリア集。
バレンボイムやアーノンクール、ヤーコプス、サヴァール、D・ガッティ、ボー
ダーなど、名指揮者たちを惚れさせた歌声は本物。ピアンカとギエルミの儚く
も美しい絶妙の伴奏が、ニグルの歌声の魅力を最大限に引き出している。

Passacaille 953 \2300
ハイドン:協奏曲集 ――
チェンバロ協奏曲ニ長調Hob.XVIII-2
ヴァイオリン協奏曲第4番ト長調Hob.VIIa-4
ヴァイオリンとオルガンのための協奏曲ヘ長調Hob.XVIII-6
オルガン協奏曲ハ長調Hob.XVIII-10
ステファノ・バルネスキ(ヴァイオリン)、ロレンツォ・ギエルミ(オルガン)、
ラ・ディヴィーナ・アルモニア
ディアパゾン賞の受賞などヘンデルの"オルガン協奏曲集"(Passacaille 944)で
大成功を収めたロレンツォ・ギエルミとラ・ディヴィーナ・アルモニア。
2008年6月に収録されたハイドンの協奏曲集では、名匠ギエルミとイル・ジャル
ディーノ・アルモニコの主要メンバーでもあるバルネスキの見事なソロが眩く
光る。
両者のソロに高いレベルで応えるラ・ディヴィーナ・アルモニアの洗練された
響きも絶品の一言。録音も優秀です。

Passacaille 954 2枚組 \4600
J・S・バッハ:
18のライプツィヒ・コラールBWV.651-668
トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調BWV.564
ロレンツォ・ギエルミ(オルガン)
ロレンツォ・ギエルミ。1985年から1991年までイル・ジャルディーノ・アルモ
ニコのチェンバロ奏者を務め、現在はミラノのサン・シンプリチャーノ教会の
オルガニスト、ミラノ国際音楽アカデミーの指導者、バーゼル・スコラ・カン
トルムのオルガン科教授として広く活躍するイタリアを代表するオルガニスト
であり教会音楽の権威である。
ギエルミがサン・シンプリチャーノ教会のアーレント・オルガンで奏でる大バ
ッハの「ライプツィヒ・コラール」は、暗闇に差し込む光の如き神々しさを感
じさせてくれる。

Passacaille 950 \2300
コンラート・パウマンと15世紀ドイツのキーボード・スクール - ブクスハイム
とロハマーの写本より
ギジェルモ・ペレス(オルガネット&ディレクター)、タスト・ソロ
15世紀ドイツが生んだ盲目のオルガニスト、コンラート・パウマン(c.1410-1473)
の「ブクスハイム・オルガン曲集」と「ロマハー歌曲集」からのハイライトに
よるプログラム。
古楽の本場ベルギーで認められたスペインの古楽演奏団体タスト・ソロが、オ
ルガネット、ゴシック・オルガン、ゴシック・ハープ、クラヴィシンバルムな
どの古楽器を通じて15世紀ドイツの鍵盤音楽を現代に甦らせる。




<Dapheneo>
Dapheneo A510 \2300
デュクルック:アルト・サクソフォンとピアノのための作品集 ――
8つのフランスの小品/叙情的な歌/叙情的な歌第3番/叙情的な歌第5番/月下
の星/サックス=ヴォリュビル/セルメラ=サックス/ダイナの哀訴/レッド
・サックス/ジャズ・トッカータ/憂鬱/ゴールデン・サックス
ジャン=ピエール・バラグリオリ(サクソフォン)、
フロレスタン・ブタン(ピアノ)
フランスが世界に誇る吹奏楽の超名門、ギャルド・レピュブリケーヌ管弦楽団
のソロ・サクソフォン奏者ジャン=ピエール・バラグリオリのソロ・アルバム!
ギャルドのサクソフォン・セクションの顔でもあるバラグリオリは、パリ音楽
院ではサクソフォンと室内楽の1等賞を獲得、またメニューイン財団賞を授与さ
れるなど、サクソフォン大国フランスの中でも際立った存在感を放つ名手であ
る。バラグリオリが吹くフェルナンド・デュクルック(1896-1954)はフランスと
アメリカで活躍した女流作曲家、オルガニスト。管楽器のためのメロディアス
な作品は当時の楽団員たちによって演奏されるなど、パリ・ギャルドとの縁も
深い。




<ABC Classics>
ABC 476 192-8 \2250
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第5番ヘ長調Op.103《エジプト風》
ダンディ:フランスの山人の歌による交響曲Op.25
フランク:交響詩《魔神》Op.45
ダンカン・ギフォード(オーストラリア)、
セバスティアン・ラング=レッシング(指揮)、タスマニア交響楽団
オーストラリア、ロシア、スペインで研鑽を積んだダンカン・ギフォードは、
2000年のマリア・カラス・グランプリ優勝、1998年のホセ・イトゥルビ国際ピ
アノ・コンクール優勝など数々の栄誉に輝いてきたオーストラリアのピアニス
ト。サン=サーンスの「ピアノ協奏曲第5番」に、近年評価急上昇中のフランス
人作曲家ダンディ、ベルギー生まれのフランス国民音楽協会創設者フランクの
協奏的作品を加えたプログラムはセンス抜群。ラング=レッシング、タスマニ
ア響のサポートを受けたギフォードのパフォーマンスもグッド!
2002年8月27日-30日の録音。

ABC 472 151-2 \2250
ヘンデル:アリア集 ――
《セメレ》HWV.58より あなたが歩けば/《セルセ》HWV.40より 愛するすずか
けの木の、オンブラ・マイ・フ/《聖チェチーリアの頌歌》HWV.76より The
trumpet's loud clangor/《メサイア》HWV.56より 慰めよ慰めよ私の民よ、
すべての谷は高められ/《エステル》HWV.50bより あなたのハープの調べを
/《サムソン》HWV.57より 完全な日蝕だ!/《時の悟りと勝利》HWV.46aより
棘には手を触れずに、バラを摘みなさい/《タメルラーノ》HWV.18より 天地
は怒りで身を固めよ、Su la sponda del pigro/《エイシスとガラテア》
HWV.49bより あのひとの眼の中で愛は密かに戯れ/《アタリア》HWV.52より
Gentle airs, melodious strains/《アタランタ》HWV.35より いとしい森よ
/《イェフタ》HWV.70より 天の使いよ高きところに彼女を導け、静かな賛美
/《ユダス・マカベウス》HWV.63より ラッパを鳴らせ
デイヴィッド・ホブソン(テノール)、
アントニー・ウォーカー(指揮)、カンティレイション、
シンフォニア・オーストラリス
オーストラリアの歌劇場を中心に活躍中のテノール歌手、デイヴィッド・ホブ
ソンの"ABC Classics"デビュー盤となったヘンデルのアリア集。
ホブソンの叙情的で明るく感情豊かな歌声とウォーカー&カンティレイション
によるヘンデルは、2002年の初回リリース時にオーストラリアで大ヒットを記
録するなど実績十分。2001年7月25日-8月2日の録音。

ABC 476 2601 2枚組 \3380
マルタン:ピアノ作品全集 ――
8つの前奏曲/エスキス/月の光/リズミカルな練習曲/ギター/フラメンコの
リズムによる幻想曲/フォクストロットと序曲*/時の光彩のパヴァーヌ*/月
の光(4手連弾版)*/2つのやさしい小品*/2台ピアノのための練習曲*
ジュリア・アダム(ピアノ)、クリスティーン・ローガン(ピアノ)*
ジュリア・アダムは、ルイス・ケントナー、ゲザ・アンダから薫陶を受け、マ
ルタンのピアノ作品の解釈者としても評価の高いハンガリー出身オーストラリ
ア在住の女流ピアニスト。
名ピアニストたちに鍛え上げられたアダムのピアノが、マルタン独特の音楽語
法を丁寧に解読していく。オーストラリアのピアニスト、クリスティーン・ロ
ーガンとのデュオによる2台ピアノ、4手連弾のカップリングも嬉しい。
2003年8月-11月の録音。

ABC 476 7632 3枚組 \4500
グーセンス:管弦楽作品集 ――
CD-1
交響曲第1番Op.58/オーボエ協奏曲Op.45/タモ・シャンターp.17a/
演奏会用小品Op.65(世界初録音)
CD-2
交響曲第2番Op.62(世界初録音)/弦楽のための小協奏曲Op.47(世界初録音)/
木管楽器のための幻想曲Op.36
CD-3
ディヴェルティスマンOp.66/中国民謡の主題による変奏曲Op.1/永遠のリズム
Op.5(世界初録音)/カレイドスコープOp.18
ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、
西オーストラリア交響楽団(CD-1)、シドニー交響楽団(CD-2)、
メルボルン交響楽団(CD-3)
作曲家、指揮者として20世紀の英国と豪州の架け橋としての役割も果たしたユ
ージン・グーセンス(1893-1962)。
英国の名匠ハンドリーと、グーセンスが晩年を過ごしたオーストラリアのトッ
プ・オーケストラ3団体の英豪共演による「管弦楽曲集」は、グーセンスの音楽
を再評価へと導いた重要な録音である。1993年-1996年の録音。




<Audiomax>
703 1179-2 \2300
アラベスク ――
ドビュッシー:2つのアラベスク
シャイト:カンツォーナ・ガリカ、カンツォーナ・ベルジカ
ブロイン:古い組曲より
グリーグ:ホルベルク組曲
クープラン:恋するうぐいす
ジェズアルド:恋人たちよ、私のため息よ, 急ぎ飛んでいけ
デュボワ:トッカータ
J・S・バッハ:イエス、わが喜び
クインテセンツ
クインテセンツは、ゲヴァントハウス管、MDR響、ロストック北ドイツ・フィル、
のフルーティスト5人によって結成されたライプツィヒのフルート五重奏団。
アンサンブル・アレンジでよく知られているドビュッシーやシャイトから、バッ
ハのコラールやジェズアルドのマドリガーレなどを"フルートのみ"で取り上げる。
2002年6月13日-15日の録音。

902 1336-6(SACD-Hybrid) \2850
ア・カペラ・エクストラ ――
マルタン:二重合唱のためのミサ曲
ヴァスクス:母なる太陽
シサスク:リベラ・メ
ラウタヴァーラ:マニフィカト
シサスク:オレムス
ハラルド・ニッコル(指揮)、カルミナ・ムンディ
マルタンの名作「二重合唱のためのミサ曲」に、ラトヴィアのヴァスクス、エ
ストニアのシサスク、フィンランドのラウタヴァーラの作品をカップリングし
た無伴奏合唱作品集。
ノルトライン=ヴェストファーレンのドイツ合唱コンクール優勝などの実績を
持つカルミナ・ムンディは、ドイツのアーヘンで1983年に結成された混声合唱
団。2004年6月10日-13日の録音。

703 1284-2 \2300
愛の詩 ――
ビショップ:見よ!優しいひばりを
シューマン:予言の鳥
ルーセル:ロンサールの2つの詩
グラナドス:嘆き、またはマハとナイチンゲール
ラモー:愛の夜鳴きうぐいす
ロドリーゴ:春の小鳥
リヴィエ:やさしい鳥
ドラージュ:ひばり
ラモー:鳥のさえずり
マスグレイヴ:春の小鳥
ベルク:夜鳴きうぐいす
メシアン:もりひばり
ロドリーゴ:ファン・ラモン・ヒメネスの詩
ヘッド:鳥の歌
ボザ:山の夕暮れ
トリオ・カントライアーノ〔ブリギッテ・クレイ(ソプラノ)、エレ・グラウ
(フルート)、ギュンター・フリードリッヒ(ピアノ)〕
ソプラノ、フルート、ピアノのトリオによる"鳥"にまつわる歌曲集。時代も国
も作風も違う13人の作曲家たちによる作品が"鳥"という共通のテーマによって
1つにまとまるのだから面白い。2004年4月15日-17日の録音。

703 1244-2 \2300
ベルリオーズ:ロマンス集 ――
囚われの女/オフェリアの死/朝/漁師/美しい旅人/《キリストの幼時》
Op.25より 2本のフルートとハープのための三重奏曲/ハープの起源/最初の
激情/ロマンス/Lise chantait dans la prairie/Faut l'oublier/Que
d'etablissement/ブルターニュの若い羊飼い/君はかの人を愛して/ザイード
カロラ・ゾンネ=ベックラー(ソプラノ)、トーマス・ミュラー=ぺリング(ギタ
ー)、ワリー・ハーゼ(フルート)、アンネッテ・ハーティグ(ソプラノ)、エリザ
ベート・アネットセーダー(ハープ)、マティアス・ガリア(ヴィオラ)
ワイマール・リスト音楽院の教授であり、古楽、オラトリオ、現代音楽など様々
な時代の歌曲をレパートリーとしているドイツのソプラノ、カロラ・ゾンネ=
ベックラーのベルリオーズ・アルバム。ピアノ伴奏ではなく、ギターやハープ
の調べによる伴奏も叙情性豊かで味わいがある。2003年10月3日-5日の録音。




<Lyrita>(Lyritaはレーベル・オフィシャルのCD-R仕様です)
REAM.1107 \2180
ロースソーン:バガテル集、ソナチナ、4つのロマン風小品
スティーヴンス:
5つのインヴェンションOp.14、バラードOp.17、ジル・ファーナビーの夢による
幻想曲Op.22、1楽章のソナタOp.25
ジェイムズ・ギブ(ピアノ)
ほぼ同時代を生きたアラン・ロースソーン(1905-1971)とバーナード・スティー
ヴンス(1916-1983)のピアノ作品集。
1930年に訪れたポーランドではあのエゴン・ペトリにピアノを学んだロースソ
ーン。キャリアの中期に作曲されたピアノ作品には、20世紀イギリスの作曲家
たちの主流派とは一線を画した独特の香りが漂う。
1958年-1959年の録音(MONO/ADD)。

SRCD.2309 2枚組 \4360
イギリス歌曲のアンソロジー1530-1790 ――
エドワーズ:不平を言う時の悲しみ
バード:美しいブリテン島、清らかなる東の空より
ダウランド:
もし罪人の溜め息が、おいで, さあかわいい人、去れ夜ごとの悩みよ
ギボンズ:ああ、恋しい人
ウィルソン:陽気な5月に
ヒルトン:父なる神への讃歌
パーセル:
我はあらゆる方法を試みぬ、おお孤独よ、クロリスに/この詩人は、目は疲れ
果て、恐ろしいしかけ
ストレース:子守歌/他
ウェンディ・イーソーン(ソプラノ)、ノーマ・バロウズ(ソプラノ)、
チャールズ・ブレット(カウンターテナー)、ニール・ジェンキンス(テノール)、
フィリップ・ラングリッジ(テノール)、ベンジャミン・ラクソン(バリトン)、
ロバート・ロイド(バス・バリトン)
チューダー朝時代のリチャード・エドワーズ(1522-1566)から18世紀のスティー
ヴン・ストレース(1762-1796)まで。約250年間の英国歌曲の歴史を録音で表現
するというリリタならではの好企画。
演奏者陣にはテノールのフィリップ・ラングリッジやニール・ジェンキンス、
バリトンのベンジャミン・ラクソンといった世界的歌手たちの名前も!
1976年の録音。

SRCD.304 2枚組(1枚価格) \2180
ウッド:
弦楽四重奏曲第1番Op.4、同第2番Op.13、ホーシズOp.10、ライダー・ヴィクト
リーOp.11
レイニア:クアンタ、弦楽三重奏曲
L・バークリー:チェロとピアノのための二重奏曲Op.18-1
フリッカー:チェロ・ソナタOp.28
ダルビー:チェロとピアノのための変奏曲
マッケイブ:無伴奏チェロのためのパルティータ
ダーリントン弦楽四重奏団、エイプリム・カンテロ(ソプラノ)、
ポール・ハンバーガー(ピアノ)、ロンドン・オーボエ四重奏団、
ジュリアン・ロイド・ウェッバー(チェロ)、ジョン・マッケイブ(ピアノ)
エルガーやヴォーン=ウィリアムズ、ホルストといったイギリスの大作曲家た
ちとは対極に位置する現代的な作風を持った英国の室内楽作品集。
ヒュー・ウッド(1932-)、レノックス・バークリー(1903-1989)、ジョン・マッ
ケイブ(1939-)など、近現代の作曲家たちの作品に光りをあてるのもリリタの使
命なのである。1970年-1977年の録音。





<Syrius>
SYR 141362 \2300
パリのクリスマス ――
デュボワ:トッカータ、田園の歌/ジグー:トッカータ/ショヴェ:主の降誕、聖
日曜日の踊り/ジグー:大合唱の応答/フランク:ブルターニュの歌によるオッ
フェルトリウム/ルフェビュール=ヴェリー:牧歌/ジグー:スケルツォ/ボエ
ルマン:2つのノエルによるオッフェルトリウム、カリヨン/サン=サーンス:
ブルターニュの歌による3つのラプソディ/ギルマン:アルザスのノエル/ルシュ
セル:ポストリュード・フェスティヴァル
ヘルガ・シャウエルテ(オルガン)
質の高いオルガン作品集を数多く発表しているフランスのレーベル"シリウス
(Syrius)"のメイン・アーティスト、ヘルガ・シャウエルテが弾く降誕祭のため
のオルガン作品集。ここでは19世紀-20世初頭のフランスの作曲家による作品の
みを取り上げている。2001年2月の録音。

SYR 141361 \2300
イタリアのオルガン作品集Vol.9 -
ティナッツォーニ:ソナタ ニ短調/ガルッピ:ソナタ ト長調、同変ロ長調、
同ト長調、同ハ長調/マルチェロ:ソナタ第3番ハ長調/F・ガスパリーニ:ソナ
タ ニ短調/Q・ガスパリーニ:ソナタ ハ長調/ヴァレリ:ソナタ第2番、同第6番
-第8番/ペシェッティ:ソナタ ト長調/ベルトーニ:ソナタ ハ長調/パオルッ
チ:エレヴァツィオーネ/ヴェネツィアーノ:ソナタ変ロ長調、行進曲《海の嵐》
/パガネッリ:アリア第15番、同第18番、同第28番
カトリーヌ・トドロフスキ(オルガン)
イタリアのオルガン作品を紹介するシリーズの第9集には、バロック時代のヴェ
ネツィアで活躍した作曲家たちのオルガン・ソナタを中心に収録。サンタ・マ
リア・マッジョーレ教会(ダルダゴ)の1780年、ガエターノ・カリード製作のヒ
ストリカル・オルガンによる演奏。2000年10月の録音。

SYR 141359 \2300
ブクステフーデ:オルガン作品集Vol.3 ――
前奏曲 ト短調BuxWV.149/コラール《今ぞわが魂よ主をたたえよ》BuxWV.213
/シャコンヌ ホ短調BuxWV.160/コラール《今ぞわが魂よ主をたたえよ》
BuxWV.212/コラール《今ぞわが魂よ主をたたえよ》BuxWV.214/前奏曲
ハ長調BuxWV.136/コラール《今ぞわが魂よ主をたたえよ》BuxWV.215/トッカ
ータ ト長調BuxWV.164/テ・デウム・ラウダムスBuxWV.218/カンツォーナ
ト長調BuxWV.171/コラール《主に感謝を捧げよ、主慈しみ深きゆえに》
BuxWV.181/フーガ ト長調BuxWV.175/コラール《われ汝に感謝す、主イエス
・キリスト》BuxWV.224/カンツォーナ ニ短調BuxWV.168/コラール《汝の御
子によりてのみわれ汝に感謝す》BuxWV.195/コラール《われ汝に感謝す、いと
しき主よ》BuxWV.194/トッカータ ヘ長調BuxWV.157
ヘルガ・シャウエルテ(オルガン)
17世紀-18世紀にかけて隆盛を誇った北ドイツ・オルガン楽派の巨匠、ディート
リヒ・ブクステフーデ(1637-1707)のオルガン作品をたどるシリーズの第3集。
2001年6月の録音。




<Gala>
GL 100.639 3枚組 \3840
ポートレート・オヴ・ヴォルフガング・ヴィントガッセン ――
ミレッカー:喜歌劇《乞食学生》より/ウェーバー:歌劇《魔弾の射手》より/
ベートーヴェン:歌劇《フィデリオ》より/ダルベール:歌劇《低地地方》より
/ワーグナー:歌劇《タンホイザー》より/他
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(テノール)、
マルガレーテ・ボイマー(ソプラノ)、グレ・ブラウエンステイン(ソプラノ)、
マーガレット・ハーショー(ソプラノ)、他
20世紀ドイツのワーグナー・テノール、ヴォルフガング・ヴィントガッセンの
1940年代後半-50年代の歴史的録音集。代名詞のワーグナーだけでなく、ミレッ
カーやベートーヴェンなどの音源も収録。

GL 100.799 2枚組 \2560
R・シュトラウス:楽劇《サロメ》
モンセラート・カバリエ(ソプラノ)、アレキサンダー・ヴェリチュ(バリトン)、
ズビスワフ・ヴォズニャク(テノール)、
シルヴィオ・ヴァルヴィーソ(指揮)、バーゼル歌劇場管弦楽団&合唱団、他
モンセラート・カバリエが24歳でタイトルロール・デビューを飾った1958年1月
の「サロメ」。ロイス・マーシャルとクリステル・ゴルツが歌う「4つの最後の
歌」も併録。

GL 100.811 2枚組 \2560
プフィッツナー:歌劇《愛の花園のバラ》
ベルント・アルデンホフ(テノール)、トルーデ・アイッペルレ(ソプラノ)、
マックス・プレープストル(バス)、パウル・クーエン(テノール)、
ロベルト・ヘーガー(指揮)、他
プフィッツナーの「愛の花園のバラ」は1953年、ミュンヘンでの録音。ボーナ
ス・トラックとして、アイッペルレがエリザベートを歌うワーグナーの「タン
ホイザー」(抜粋/1949年録音)を収録。




<Only Hands Small Production>
OHS 001 NTSC(DVD-Video) \3380
イグデスマン&ジュー - ア・リトル・ナイトメア・ミュージック ――
エントランス/モーツァルト・ボンド/風水/モルト・アラ・トゥルカ/ザ・
ワイルドライフ・オヴ・ピアニスツ/ラフマニノフ・バイ・ヒムセルフ/ザ・
ワイルドライフ・オヴ・シンガーズ/クリーニング vs プラクティシング/ザ
・リヴァーダンシング・ヴァイオリニスト/クレジット・カード/チューニン
グ/スリーピング・モーターサイクル/ザ・ラスト・スズキ/ザ・ピアノ・レ
ッスン/ラフマニノフ・ハッド・ビッグ・ハンズ/ア・リトル・ナイトメア・
フィナーレ/ホラー・ムーヴィー/アイ・ウィル・サヴァイヴ/クレジット
アレクセイ・イグデスマン(ヴァイオリン)、
リチャード・ヒャンキ・ジュー(ピアノ)
由緒ある音楽の殿堂ムジークフェラインで空前絶後の大爆笑とセンセーション
を巻き起こした恐るべきミュージシャン、いやコメディアン。
YOUTUBEでは1400万件という驚異的なヒット数を叩き出している音楽漫才コン
ビ、その名はイグデスマン&ジュー!
対象年齢は8歳から88歳。しかも「ア・リトル・ナイトメア・ミュージック」
(アイネ・クライネ・ナハトムジークのパロディ!?)というタイトルからして既
に怪しさ満点・・・。
モーツァルトとジェームズ・ボンドの音楽をくっ付けてしまった「モーツァル
ト・ボンド」、ラフマニノフの音楽で遊びまくる「ラフマニノフ・ハッド・ビ
ッグ・ハンズ」など、想像の斜め上を突き進む抱腹絶倒のミュージック・コメ
ディが満載!
しかし、このロシア人のイグデスマンと韓国系イギリス人のジューが出会った
場所は、イギリスの超名門音楽学校"ユーディ・メニューイン・スクール"。す
なわち2人とも音楽家としても超一流の腕前の持ち主なのである!
クレーメル、ラクリン、マイスキーを虜にし、コメディアンのテリー・ジョー
ンズ、俳優のサー・ロジャー・ムーアをも驚愕させたイグデスマン&ジュー。
コントや演奏はもちろんのこと、イグデスマン&ジューの表情を見るだけでも
大爆笑が襲ってきます。
イグデスマン&ジューの次々と繰り出す音楽漫才で思う存分笑って下さい!
※2006年10月13日、ムジークフェラインでのライヴ。
当DVDのハイライトです。是非ともご覧下さい!
http://www.youtube.com/watch?v=zcRrsHhyz4I




<Tactus>
TC 791805 \2180
オルガン4手連弾によるロッシーニの序曲集(世界初録音)――
ロッシーニ:歌劇《どろぼうかささぎ》序曲/歌劇《セビリャの理髪師》序曲
/歌劇《セミラーミデ》序曲/歌劇《タンクレディ》序曲/歌劇《アルジェの
イタリア女》序曲/歌劇《ウィリアム・テル》序曲
ジュリアーナ・マッカローニ(オルガン)、フェデリカ・イアネラ(オルガン)
19世紀イタリアが生んだ不動の名作ロッシーニの序曲集をオルガンで、しかも
4手連弾で弾いてしまうという仰天の演奏が登場!
ここでは原曲のオーケストラ版を単純にコピーするのではなく、スコアをオル
ガンの特性を活かした形に再構成。
カラフルでゴージャスなサウンド、軽快なリズム、壮大なスケール、シンバル
の音・・・。オルガン4手連弾が繰り広げるロッシーニの「序曲集」の演奏は、
まるでこれが原曲なのではないかと思えてしまうほど。
ジュリアーナ・マッカローニとフェデリカ・イアネラは、イタリアのセニッガ
リア国際オルガン音楽祭やペーザロの国際オルガン音楽祭の芸術監督を務める
凄腕の女流オルガニスト・コンビ。
ロッシーニ存命当時に製作された1821年フラテッリ・セラッシ製の歴史的オル
ガンが奏でる「序曲集」。

TC 680705 \2180
ギターと通奏低音のためのソナタ集 ――
ジェミニアーニ:
《ギターまたはチットラ奏法論》より ソナタ ハ長調、同ハ短調、同ニ長調、
同ニ短調、同ホ短調、同ト短調/ジョルダーニ:ソナタ ハ短調、同ハ長調、
同ハ短調、同イ短調
ジャンパオロ・バンディーニ(ギター)、フェデリコ・フェッリ(チェロ)、
ダニエレ・プローニ(チェンバロ)
祖国イタリアではA・スカルラッティとコレッリから音楽を学び、作曲家として
だけでなくヴァイオリンの名手としてロンドンやダブリンで大絶賛を博したフ
ランチェスコ・ジェミニアーニ(1687-1762)のギター作品は、通奏低音付きのソ
ナタ集。
晩年のジェミニアーニが完成させた理論書、演奏法の指導書「ギターまたはチ
ットラ奏法論」に収められている数々のソナタは、1つの作品としての完成度
も非常に高く輝かしい。
ジェミニアーニと同じくイタリアからロンドン、ダブリンへと渡った次世代の
作曲家ジョルダーニのソナタ集をカップリング。

TC 790003 \2180
イタリア・オペラの女性たち ――
プッチーニ:歌劇《ジャンニ・スキッキ》より お父様にお願い、歌劇《ボエー
ム》より 私が町を歩くと/ベッリーニ:歌劇《ノルマ》より 清らかな女神よ
/ヴェルディ:歌劇《仮面舞踏会》より 仮面舞踏会による幻想曲、歌劇《椿姫》
より ああ, そはかの人か…花から花へ/ベッリーニ:歌劇《カプレーティ家と
モンテッキ家》より ああ幾度か、ポップーリ・ファンタスティコ/ドニゼッ
ティ:歌劇《ドン・パスクヮーレ》より 騎士はあのまなざしを
フェデリカ・ザネッロ(ソプラノ)、
レ・プレイアディ、エレーナ・チェッコーニ(フルート)、
パオロ・デヴォッティ(アルパ)、フランチェスカ・ファヴィット(チェロ)
フェデリカ・ザネッロは、師であるミレッラ・フレーニに太鼓判を押され、イ
タリアのフィヴィッツァーノで行われた国際リリック・コンテストでは20歳で
優勝を飾るなど評価急上昇中のイタリア人リリック・ソプラノ。
プッチーニやベッリーニ、ヴェルディなどイタリアの名作オペラからのアリア
を、母国を同じくするリリック・ソプラノ歌手ザネッロが叙情的に、そして感
動的に歌い上げる。またアリアとアリアの隙間から響いていくるフルートの音
色がアクセントとなって心地よい。

TC 540202 \2180
バルビ:晩課詩編曲集第2巻(世界初録音)――
フレスコバルディ:トッカータ第11番
チマ:乙女なる神のみ母よ、御身の御誕生は
バルビ:コンフィテボル・アンジェロールム
フレスコバルディ:リチェルカーレ
バルビ:主は言われた
フレスコバルディ:カンツォーナ第3番
バルビ:主を崇めよ
フレスコバルディ:カンツォーナ第6番
バルビ:いかに幸いなことか
フレスコバルディ:フレスコバルダのアリア
バルビ:エルサレムよ、主を讃めたたえよ
フレスコバルディ:トッカータ第3番
バルビ:第5旋法のマニフィカト
ステファーノ・ロレンツェッティ(オルガン)、
ファブリツィオ・ダ・ロス(ディレクター)、
スコラ・カントルム・ディ・サンタ・ジュスティーナ、
ダフネ・アンサンブル
パドヴァのアントニアーナ礼拝堂、フェルトレ大聖堂、トレヴィーゾ大聖堂の
楽長を歴任し、コンヴェンツァル会参事会から栄誉ある修道会名誉楽長の称号
を授けられた16世紀イタリアの作曲家、修道士ロドヴィコ・バルビ(1545-1604)。
先だって第1巻(TC 540201)がリリースされた「晩課詩編曲集」は、バルビが同
世代の作曲家たちの中でも特に対位法、声楽作品の作曲法に長けていたことを
証明する重要な曲集である。またイタリアの音楽史を解明するピースとしても
重宝されるだろう。

TC 800002 \2180
ロッシーニとタリアヴィーニ - ボローニャのオルガン音楽(世界初録音)――
ロッシーニ:愛
サントーリ:オッフェルトリウム、エレヴァツィオーネ
マッティオーリ:トッカータ・ブリランテ、前奏曲、小さなスケルツォ
パリシーニ:演奏会用トッカータ・ブリランテ
ガンディーノ:聖歌四篇
チェルターニ:インプロヴィッソ
レスピーギ:4声のフーガ
セルヴァ:瞑想曲
フゼール:コムニオーネ
タリアヴィーニ:ヒンデミットの主題によるパッサカリア
アンドレア・マシナンティ(オルガン)
19世紀ボローニャ最後のオルガン製作者の1人、アドリアーノ・ヴェラティ
(1849-1911)が手掛けた芸術品とも呼べる歴史的オルガン(1888)による作品集。
19世紀のロッシーニから20世紀のタリアヴィーニまで、ボローニャの10人の作
曲家たちが書いたオルガン作品の饗宴を19世紀から生き続けるオルガンの音色
で楽しめる。

<MIRARE>
MIR 087 \2500
ラフマニノフ:交響曲第2番
クワメ・ライアン(指) ボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団
録音:2008年10月
前作「グレイト」(MIR 045)で披露したその新鮮な解釈、また2008年のラ・フォ
ル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭で初来日し、日本の聴衆にその
実力をみせてくれたクワメ・ライアンの最新盤です。ラフマニノフの最高傑作の
一つ交響曲第2番。豊かな情感、濃厚な響きとラフマニノフの特徴がよく表れた
美しい作品で、情熱的に濃密に演奏されることが多いですが、クワメ・ライア
ンは冷静に音楽の美しさを表現しています。第1楽章の冒頭の長いフレーズを丁
寧に繊細に奏で、甘くなりがちな第3楽章のロマンティックな旋律は、独自のし
なやかさが絶妙な美しさを醸し出しています。手兵ボルドー・アキテーヌ管の
多彩な響きを生かした極上の演奏を聴かせてくれます。

MIR 101 \2500
アントニオ・ソレル:ソナタ集
第129番R.451 ホ短調/前奏曲第2番ト短調/第87番R.416 ト短調/
第42番R.377ト短調/第18番R.353ハ短調/第19番R.354ハ短調/第24番R.359ニ短調
/第25番R.360ニ短調/第54番R.389ニ短調/第15番R.350ニ短調/
第85番R.414嬰ヘ短調/第90番R.419嬰ヘ長調/第154番R.472変ニ長調/
第88番R.417変ニ長調/第86番R.415ニ長調/第84番R.413ニ長調
ルイス・フェルナンド・ペレス(P)
録音:2008年5月27-30日(マドリッド)
18世紀スペインのカタルーニャ出身の作曲家、アントニオ・ソレル。ソレルは
マドリッドのエル・エスコリアル修道院に聖職者として30年以上過ごし、その
間に500曲を越す作品を書き、その中140曲に及ぶ鍵盤ソナタを作曲していまし
た。その作風はD.スカルラッティ風でもありますが、どれも色彩に満ち、スペ
イン的要素が感じられる情熱的な音楽です。
マドリード出身のピアニスト、ルイス・フェルナンド・ペレス。まさにスペイ
ンの風土を強く感じさせる演奏で魅力的に表現しています。1977年生まれ。ド
ミートリー・バシュキーロフ氏、ピエール=ロラン・エマール氏、アリシア・デ
・ラローチャらに学ぶ。



<Coviello>
COV 20904 2枚組 \3050
CD1:オリジナル楽器ヴァージョン*
CD2:モダン楽器ヴァージョン
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ
第4番イ短調Op.23、第5番ヘ長調Op.24「春」
、第9番イ長調Op.47「クロイツェル」
マティアス・メッツガー(Vn、1761年製ヨセフ・ガリアノ*)
ゲリット・ツィッターバルト(P、フォルテピアノ:1795年アントン・ワルター
モデル*)
録音:2006年3月*、2007年7月
大変意欲的なアルバムが登場しました。古楽器全盛期の今、同一の作品、同一
の演奏者、同一の解釈でモダン楽器と聴き比べをしたらどうなるのか。その疑
問に真正面から挑んでいます。ピアニストのゲリット・ツィッターバルトは
「私たちが異なった演奏をしているわけではありません。楽器がそれぞれ異な
った音楽を奏でるのです」と語るように、彼らの理論的演奏解釈のもとリスナ
ーに疑問を投げかけています。ガット弦Vsワイアー弦の戦いを1つのアルバム
で聴くことが出来るユニークな試みです。

COV 50906 2枚組 \3050
ヴィルヘルム・ペーターゼン(1890-1957):
ヴァイオリンとピアノのための作品全集
CD1:ソナタ第1番ニ短調Op.6、前奏曲とフーガOp.11、ソナタ第2番ロ短調Op.22
CD2:4つの小品Op.37、ソナタ第3番ハ短調Op.43、4つの小品Op.38
インゴ・デ・ハース(Vn)マティアス・グレフシェスターク(P)
録音:2004年2、5月
ヴィルヘルム・ペーターゼンは原始主義的音楽の再発見を唱え、20世紀の前衛
音楽運動の外で活動を行っていた作曲家。このアルバムは彼のヴァイオリンと
ピアノのための作品を収録。彼の作風の変化をダイレクトに感じることができ
ます。

COV 20905(SACD-Hybrid) \2350
ハイドン:弦楽四重奏曲Op.51「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」
スカラムーシュ四重奏団
【ヴェルナー・ノイゲバウアー(Vn:フランチェスコ・ルジェッリ)
コーネリア・レシャー(Vn:ミケランジェロ・ベルゴンツィ)
アラン・レーマー(Va:ロレンツォ・ストリオーニ)
デトレフ・ミルケ(Vc:ガエタノ・チオキ)】
ハイドン・イヤーの今年、またしてもすごいアルバムがリリースされました。
2008年に結成された新鋭カルテット、スカラムーシュ四重奏団。デビュー作に
いきなり大作ハイドンの「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」を録音。
1800年代古典調律(A=430hz)でチューニングした古楽器を使用した演奏。聴き手
を惹きこむ敬虔に溢れたすばらしい演奏を聴かせてくれます。




<TAHRA>
TAH 682 2枚組 \4600
(1)ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
(2)バーバー:弦楽のためのアダージョ
(3)ブラームス:交響曲第2番
(4)ドビュッシー:海
シャルル・ミュンシュ(指)ボストン響
((1)(2)1956年9月21日 シャルトル大聖堂 
(3)(4)1956年9月19日 パリ シャンゼリゼ劇場)
1949年にボストン響の常任に就任したミュンシュの2度目のヨーロッパツアーの
時の記録。この時、ミュンシュはアイルランド、スコットランド、スカンジナ
ヴィア、ロシア、チェコ、オーストリアをまわり最後にロンドンとパリでコンサ
ートを行いました。
パリでの模様はフランス放送により録音されたためか、非常に聴きやすい音で
残されています。
プログラムは19日がハンソン「エレジー」、マルティヌー「交響的幻想曲」(ボ
ストン響創立75周年記念にミュンシュに献呈されたもの)、「海」、ブラームス
2番。
21日、バーバー「アダージョ」、オネゲル3番、「英雄」というものでした。
シャルトルの大聖堂で演奏された「英雄」はミュンシュのうなり声、掛け声な
どがよく聞こえる反面、聴衆のノイズは非常に少なく大聖堂での聴衆の礼儀正
しさが印象的です。巨大な空間ではあるものの、この録音では残響過多とは感
じられません。
ブラームスは非常に表情の濃い劇的な大演奏でなんとフィナーレ、コーダの金
管とティンパニの大爆発では感極まった聴衆が最後の和音の前で拍手を始めて
しまい、最後は聴衆の大拍手と共に全曲が閉じられ大歓声が響く、という異様
なまでの高ぶりが実に興味深い演奏です。
今後、ブラームスの2番を語るときには絶対にはずせない演奏と申せましょう。




<ALTUS>
ALT 170/1 2枚組 \2950
モノラル
日本語解説付
CD1 
(1)ブラームス:悲劇的序曲
(2)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番 ト長調「トルコ風」K.219
CD2 ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調『英雄』作品55
カール・シューリヒト(指揮)フランス国立管弦楽団
(2)クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)
録音:1955年2月5日、シャンゼリゼ劇場、パリ
『シューリヒトの「エロイカ」の中でも最も強い感銘を受けた。本当に凄いと
思った。冒頭の2つの和音が実に濃密な音だ。内声部は先の演奏を予告するよう
に意味深な動きをしており、そしてまぶしく輝くようなスフォルツァンドを聴
いたときにはもう演奏の虜になっている・・・4楽章、目もくらむような面白
さ、やはりシューリヒトは凄い才能の指揮者だ。』平林直哉

ALT 169 \2450
モノラル
日本語解説付
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調
カール・シューリヒト(指揮)コンセール・コロンヌ管弦楽団
録音:1956年5月14日、ボルドー音楽祭
4『このブル7はシューリヒトの個性が存分に発揮されているだけでなく、この曲
のあらゆる演奏の中でも異彩を放つ名演として記憶されるだろう。音質も鮮明で
細部の動きを明確にとらえており実に面白い。特にこんな個性的な2楽章はシュ
ーリヒトでなければ成し得ないものだろう』平林直哉

ALT 172/3 2枚組 \2950
モノラル
日本語解説付
CD1 
(1)ハイドン:交響曲第104番ニ長調「ロンドン」
(2)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品77
CD2 シューマン:交響曲第2番ハ長調作品61
カール・シューリヒト(指揮)フランス国立管弦楽団
(2)ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
録音:1955年秋、モントルー音楽祭
『1955年秋、モントルー音楽祭での実演録音で、シューリヒト絶頂期の姿が刻
み込まれている。「ロンドン」はロマンティックな表情が濃厚で、レア発売当
時からその個性的な解釈が話題となった。シューマンも見逃せない。レア当時
より音がより鮮明でこの名演が充分堪能できるのがうれしい』平林直哉




<ATMA Classique>
ACD2 2592 \1850
ベートーヴェン:ホルン・ソナタ ヘ長調 Op.17
カール・チェルニー:アンダンテとポルカOp. posth
フェルディナント・リース:ホルン・ソナタ ヘ長調Op.34
イグナツ・モシュレス:
ロッシーニのアルバムの綴り「主題と変奏」 Op.138b、
序奏とロンドー・エコセーズ Op.63
ルイ=フィリップ・マルソレ(Hrn) デイヴィッド・ジャルベール(P)
録音:2008年9月14-16日(カナダ)
キッチェナー・ウォータールー交響楽団、ケベック交響楽団などで首席奏者を
務める若手実力派ホルン奏者のルイ=フィリップ・マルソレによる演奏。ベー
トーヴェンの名曲ホルン・ソナタとベートーヴェンと同時代に活躍したピアニ
ストで、ベートーヴェンの親しい友人であったチェルニー、リース、モシュレ
スの3人によるホルン作品を収録。伴奏はショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフ
ーガ(ACD2 2555)でソロ・デビューしたカナダ人ピアニスト、デイヴィッド・
ジャルベール。フィリップ・マルソレとジャルベールは他のアルバムでも共演
経験があり、息の合った演奏を聴かせてくれます。

ACD2 2596 \1850
グレン・グールド:弦楽四重奏曲Op.1(1956)
E.マクミラン:
弦楽四重奏曲 ハ長調(1914、rev1921)、
フレンチ・カナディアンの旋律による2つのスケッチ(1930)
アルカン四重奏団
録音:2008年4月2-4日(カナダ)
ベテラン、アルカン四重奏団によるグールドとマクミランの四重奏曲。「弦楽
四重奏曲Op.1」はグレン・グールド唯一残した本格的な作品、30分を越す大作。
マクミランは20世紀中頃のカナダ音楽界の中心にいた人物で、グールドが15歳
でトロント交響楽団デビューした時に指揮台にあがったのはマクミラン。

ACD2 2564 \1850
メシアン:
3つのメロディー、多くの死*、ヴォカリーズ、天と地の歌、
ヴァイオリンとピアノのための主題と変奏*
スージー・ルブラン(S)
ローレンス・ウィリフォード(T)*
ローラ・アンドリアーニ(Vn)*
 ロベール・コーガー(P)*
録音:2008年5月5-7日(カナダ)
2008年のメシアン生誕100年を記念して録音されたアルバム。スージー・ルブラ
ンはATMAレーベルでは欠かせないアーティストの一人で、フランス・バロック
音楽には定評があるソプラノ歌手。彼女の純度の高い声質は、メシアンの美し
い歌曲作品の素晴らしき表現者として聴かせてくれます。




<SDG>
SDG 704 \2900
ブラームス:
(1)私は角笛を苦しみの谷(現世)で鳴らす-
「5つのリート」op.41より第1曲(1861)
(2)ハープは鳴り響く-
「2つのホルンとハープの伴奏による女声合唱のための4つの歌」より第1曲
(1860)
(3)夜警「静かな胸の音」-5つの歌op.104より第1曲(1888)
(4)もの憂い恋のうらみ-13のカノンop.113より第13曲(1891)
(5)運命の女神の歌op.89(1882)
(6)交響曲第3番 ヘ長調 op.90
(7)悲歌op.82(1881)
ジョン・エリオット・ガーディナー(指)
オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティーク
録音:2007年11月16日サレ・プレイエル(ライヴ)
2008年10月4, 5, 8日ロイヤル・フェスティヴァルホール(ライヴ)
好評のガーディナーによるブラームス交響曲シリーズ、第3弾の登場。第3番交
響曲は冒頭から管の音色がきわめて印象的に響きます。続くかけあいも、楽器
間の呼吸の交わされ方が実に濃密にして緻密。第3楽章の有名な旋律では、フレ
ーズのひとつひとつに細かな彫琢が施され、どのパートのどの音にも神経が通
っており、思わず息をのむ感動的な美しさです。
合唱曲では、世界最高峰の合唱団、モンテヴェルディ合唱団の魅力を余すとこ
ろなく味わうことができます。勝利の女神の歌では、ホルンによる狩の主題が
聴かれ、オーケストラの面々のうまさを再認識できます。

SDG 159 2枚組 \2980
J.S.バッハ:カンタータ集vol.9
[CD1]
三位一体後第17日曜日のためのカンタータ集
(1)「その御名にふさわしき栄光を主に捧げまつれ」BWV 148
(2)「ああ、愛しきキリストの徒よ、雄々しかれ」BWV 114
(3)「おのれを高うする者は、卑うせられ」BWV 47
(4)モテット「み霊はわれらの弱きを助けたもう」BWV 226
[CD2]
三位一体後第18日曜日のためのカンタータ集
(1)「主キリスト、神の独り子」BWV 96
(2)「神にのみわが心を捧げん」BWV 169
(3)「汝 平和の君、主イエス・キリスト」BWV 116
(4)コラール「汝の御座の前に われはいま進み出で」BWV 668
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
モンテヴェルディ合唱団
ソリスト:[CD1]キャサリン・フーグ(S)、フランチェス・ブーン(A/ BWV148)、
ロビン・タイソン(A/ BWV47)、
シャルル・ハンフリー(A/ BWV114)、マーク・パドモア(T)、
ステファン・ロジェ(Bs)
[CD2]キャサリン・フーグ(S)、ナタリー・シュトゥッツマン(A)、
クリストフ・ゲンツ(T)、ゴットホルト・シュヴァルツ(Bs)
録音:2000年10月14日(CD1)、2000年10月22日(CD2)
フルートの美しい序奏に導かれて始まるパドモアのソロが印象的な114番を収
録。また、148番では、冒頭の華麗な合唱曲でトランペットが活躍、2つの合唱
フーガも壮大で聴き応え満点です。169番はアルトのソロ・カンタータ。シュ
トゥッツマンが、聖句の内容を深く掘り下げ、知的でやわらかな声で聴く者の
魂に呼びかけます。カンタータのほかに収録されているモテットとコラールも
興味深い選曲です。モテットは、トーマス教会の付属学校校長であった、J.エ
ルネスティの葬儀で演奏されたもの。墓地などでも演奏できるように、無伴奏
でも演奏可能な作品となっています。コラールBWV 668は、バッハの絶筆とみ
なされてきた作品で、失明したバッハが、友人に口述筆記させたものだといい
ます。




<QUINDECIM>
QP 151 \2080
アントニオ・カルロス・ジョビン&ヴィニシウス・ヂ・モライス:
ソ・ダンソ・サンバ、おいしい水、カンタ・カンタ・マイス、彼女はカリオカ
アントニオ・カルロス・ジョビン&シコ・ブアルキ:サビア
アントニオ・カルロス・ジョビン:ルイーザ
シコ・ブアルキ:テレジーニャ、目の目
カルロス・リラ&ヴィニシウス・ヂ・モライス:あなたと私
ジャイミ・シルヴァ&ネウザ・テイシェイラ:ガチョウのサンバ
ホベルト・メネスカル&ロナルド・ボスコリ:オ・バルキーニョ
エドゥ・ロボ&シコ・ブアルキ:リリー・ブラウンの物語
リリー・アブレウ(Sp)ラテン・アメリカ四重奏団
リリー・アブレウはブラジルで大人気のソプラノでディズニーの「美女と野獣」
「アラジン」「ポカホンタス」「シンデレラ」などの吹き替えをしているだけ
でなく、ピッツバーグ歌劇場では「ファウスト」「カルメン」「オランダ人」
「トゥーランドット」「トロヴァトーレ」等にも参加している。サンバの名曲
をソプラノと弦楽四重奏で聴く涼しいCD。

QP 133 \2080
ロドリーゴ:アランフエス協奏曲
ポンセ:南の協奏曲
アルカジー・シュテインルート(指)ペテルブルク音楽院O,
ラウル・ザンブラノ(Gt)
ギター協奏曲の最高傑作ロドリーゴの「アランフエス」と南国的な情感とリズ
ミックな楽しさが交差するポンセの「南の協奏曲」、20世紀に作られた2つの
代表的なギター協奏曲の好カプリング。

QP 137 \2080
ジュゼッペ・マリア・ヤッキーニ(1663-1727):
チェロ・ソナタOp.1-8、Op.3-9
ドメニコ・ガブリエッリ(1659-1690):2つのチェロのためのカノン ニ長調、
独奏チェロのためのリチェルカーレ第1番、第7番、チェロと通奏低音のための
ソナタ ト長調
ジョヴァンニ・ボノンチーニ(1677-1720):チェロと通奏低音のためのソナタ
ジュゼッペ・トレッリ(1658-1709):チェロ・ソナタ ト長調
アントニオ・カルダーラ(1660-1736):チェロ・ソナタ第8番 変ロ長調
アンドレア・カポラーレ(1700-1746):チェロと通奏低音のためのソナタ第4番
ヒメナ・ヒメネス・カチョ、ルイス・ミゲル・コッレア(Vc)
ホセ・スアレス(Org,cem)
ドヴォルザークやシューマンのチェロ協奏曲も、これらのあまり知られていな
いイタリアのチェリスト作曲家のチェロ作品なしにはありえなかったことを考
えるとありがたさが増してきます。

QP 183 \2080
ホアキン・グティエレス=エラス(1927-):港の歌
フリアン・カリッジョ(1875-1965):ヴィオラのためのコンクール作品
ルイス・サンディ(1905-1996):アルバムの1葉
ホセ・パブロ・モンカヨ(1912-1958):ヴィオラ・ソナタ
カルロス・チャベス(1899-1978):マドリガル
マリオ・ラビスタ(1943-):世俗的舞曲、旅行ノート
フリオ・エストラーダ(1943-):ユウノフイトラポアオメ
オマール・エルナンデス=イダルゴ(Va)マウルシオ・ナデール(Pf)
ピエール・ブーレーズに激賞されているメキシコのヴィオリスト、エルナンデ
ス=イダルゴは黒沼ゆり子音楽院卒業。彼の「人類の歴史も音楽もDNAのように
らせん状に進んでいく」との考え方に沿ったメキシコ現代音楽を収録したとの
ことです。

QP 164 \2080
荒野の噂-20世紀メキシコの大作家
ヘオルヒナ・デルベ(1968-):希望の風
チャールズ・グリフィン(1968-):コマラでのつぶやき
ジャック・フォルトナー(1942-):コマラに来た
トマ・マルコ(1942-):コマラへゆく道の影
オラシオ・ウリベ(1970-):コマラの5つの幻影
エウヘニオ・トウサン(1954-):音のない言葉
ビチェンテ・バリエントス(1974-):大地の色
アンヌ・レバロン(1953-):つぶやき
フェデリコ・イバッラ(1946-):意志強固なパラモ
カルロス・クルス・デ・カストロ(1941-):コマラのめまい
マリオ・ラビスタ(1944-):ルルフォの不毛の大地
スティーヴン・マックネッフ(1953-):ドーニャ・スサニータへの古い道
アナ・セルバンテス(Pf)
メキシコの作家、フアン・ルルフォ(1917-1986)はその生涯に2冊の本(合計で
300ページ)を書いただけだがラテン・アメリカのもっとも重要な作家の一人で
ボルヘスとともに20世紀最高のスペイン語作家に選ばれた。ガルシア=マルケ
スにも大きな影響を与えている。
彼の作品に触発されたメキシコ、スペインの現代作曲家のピアノ曲を集めた好
企画盤。




<Reference Recordings>
RR 909 \1080
ダラス・ウィンドシンフォニー・サンプラー
(1)ハーバート・オウエン・リード:
メキシコの祭りより「前奏曲とアステカの踊り」
(2)吹奏楽のための組曲第2番 ヘ長調 Op.28-2(抜粋)
(3)ゴルトマルク(H.カッペイ編):交響曲「田舎の結婚式」 より「スケルツォ」
(4)アルベニス:セビーリャの聖体祭
(5)ヤロミル・ワインベルガー:
歌劇「バグパイプ吹きのシュワンダ」-ポルカとフーガ
(6)モートン・グールド:サンタ・フェの伝説より「パヴァーヌ」
(7)レオン・イェッセル:おもちゃの兵隊の行進曲
(8)アーノルド:スコットランド舞曲より3、4番
(9)ロン・ネルソン:ロッキー・ポイントの休日
(10)ジョン・フィリップ・スーザ:神秘な聖堂の貴族たち
(11)ヒンデミット:室内音楽集第7番
(12)パーシー・グレインジャー:ガムサッカーズ・マーチ
(13)デイヴィッド・マスランカ:交響曲第4番より終楽章
ダラス・ウィンドシンフォニー
(1)(2)ハワード・ダン(指揮)
(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)フレデリック・フェネル(指揮)
(10)(11)(12)(13)ジェリー・ジャンキン(指揮)
ウインドミュージックの聖地ともいえるアメリカでプロ吹奏楽団としてトップ
の人気を誇るダラス・ウインドシンフォニー。リファレンス・レコーディング
スからも数々の名録音をリリース。最新作パーシー・グレインジャー作品集
(RR 117)ではブラス・ファンならずとも存分に楽しませてくれました。今回は
ダラス・ウインドシンフォニーの聴き所を集めたベスト盤。建築家、I.M.ペイ
による抜群の音響効果を持ったホール、マイヤソン・シンフォニーセンターで
の収録。24Bit HDCDレコーディングによる高音質が楽しめます。

RR 117HRX(HRx DVD-R) \4750
パーシー・グレインジャー:
モールバラ公爵のファンファーレ、リンカシャーの花束、陽気な王様、
こどものマーチ*、コロニアル・ソング、モック・モリス、
ガム・サッカーズ・マーチ、岸辺のモリー、スプーン・リバー、
アフター・ワード*、「ワムフレイの若者たち」行進曲、
デリー地方のアイルランド民謡、羊飼いの呼び声
ダラス・ウィンド・シンフォニー,
ジェリー・ジャンキン(指)
アーツ・ディストリクト・コーラス*
録音:2008年8月23-24日マイヤーソン・シンフォニーセンター(ダラス) 
『HRx』とは
リファレンス・レコーディングスは、スペクトラルの設計者であり、HDCDの
発明者でもあるキース・ジョンソン博士が30年以上もチーフ・エンジニアを
務めている高音質レーベル。そのRRがまたまた驚異の音質体験を教えてくれ
る全く新しいフォーマットを提供してくれることとなりました。
HRxは、パソコンとオーディオインターフェースを使用したPCオーディオや
デジタル・ストリーム(DS)機器に対応するために、176.4kHz/24bitの圧縮し
ないWAVデータを記録したDVD-Rのこと。密度の濃い音質、臨場感、楽器の音
の生々しさ、音空間をそのまま美しく再生できる驚異の音質。弦はさらにし
なやかに、金管はより煌びやかに鮮明に聴くことが出来ます。
通常のCD、SACD、DVDプレイヤーでは再生できませんが、オーディオに自信
のある方は是非挑戦して頂きたい音質です。




<medici arts>~Idealeaudience
30 78648(DVD-Video) \2900
サロネン:LAヴァリエイション
シベリウス:交響曲第5番変ホ長調 op.82
エサ=ペッカ・サロネン(指)
UBSヴェルビエ・フェスティバル・オーケストラ
収録:2007年7月26日ヴェルビエ音楽祭(ライヴ)
フィンランドを代表する指揮者、作曲家エサ=ペッカ・サロネン。2007年に
ヴェルビエ・フェスティバルに出演した際の映像。シベリウスの交響曲第5番
は、サロネンの感性が表出した透明感のある叙情豊かな表現。1986年のフィル
ハーモニア管との録音から20年以上経てサロネンのさらに充実した音楽性と、
インスピレーション溢れる演奏で聴かせてくれます。作曲家としても高い評価
を受けているサロネン。カップリングの「LAヴァリエイション」は彼の代表作
で、1997年にロサンゼルス・フィルで初演し大成功を収めた作品。彼の精緻な
作曲構造をよく知ることができます。

30 73888(DVD-Video) \2900
ベートーヴェン:
ピアノソナタ第9番ホ長調op.14-1、第10番ト長調op.14-2、
第15番ニ長調op. 28「田園」
コミタス:ピアノのための6つの舞曲 
【エランギ/ウナビ/マラリ/シューシキ/エト-アラッハ/ショロール】
プロコフィエフ:ピアノソナタ第7番「戦争ソナタ」
<アンコール>
ショパン:マズルカop.63-3、マズルカop.68-4
クープラン:第18組曲より「ティク-トク-ショク またはオリーヴしぼり機」、「修道女モニク」
バッハ/ジロティ編:前奏曲ロ短調
グレゴリー・ソコロフ(P)
収録:2002年11月4日シャンゼリゼ劇場(ライヴ)
監督:ブリュノ・モンサンジョン
2002年シャンゼリゼ劇場で行われたグレゴリー・ソコロフのライヴ映像が
MEDICI ARTSから発売。以前NAIVEレーベル(廃盤)でリリースされ、その圧倒的
な音楽性に衝撃を受けた方も多いはず。弱冠16歳でチャイコフスキーコンクー
ル1位を獲得したロシア人ピアニスト。一部の音楽愛好家には評判の高いソコロ
フですが、その活動は日本ではヴェールに包まれています。ピアノを照らすわ
ずかな光の中彼が姿を見せると、空気が一変し緊張感が漂い、ぐっと彼の世界
に引き込まれていきます。鬼才ブリュノ・モンサンジョンによる映像も、この
素晴らしい演奏会をより効果的に見せてくれます。ベートーヴェンのソナタで
は楽曲の核へ鋭く、深く踏み込んでいき聴衆を唖然とさせます。アルメニアの
作曲家コミタスの舞曲は幻想的に美しく、プロコフィエフの「戦争ソナタ」で
は、その巨大な体から生み出されるフォルテとピアノの驚異のダイナミズムで
冴え渡る演奏を聴かせてくれます。アンコールはなんと5曲。ジロティ編曲の
バッハの前奏曲でまで切れることのない緊張感の中コンサートは終了。その後
の聴衆の熱狂ぶりに大いにうなずける内容です。




<Grand Slam>
GS 2038 \2250
ステレオ
チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調「悲愴」
ジャン・マルティノン指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1958年3月31日-4月3日、ウィーン、ゾフィエンザール
使用音源: Decca(U.K.)SXL 2004
録音:ステレオ
■制作者より
マルティノンとウィーン・フィルの正規録音はこのデッカに行われたチャイコ
フスキーの「悲愴」交響曲が唯一のものです。フランス人の指揮者を起用して
なぜチャイコフスキーの交響曲が収録されたかの理由ははっきりしませんが、
この録音は発売以来“決定盤”の名を欲しいままにしており、それは今日でも
変わりがありません。初期LPからリマスターした音ですが、これが怖いくらい
に生々しいものとなっています。ウィーン・フィルの艶やかさを存分に堪能出
来るのは言うまでもありませんが、彼らがここまで本気になって弾き、吹いて
いる様子にも改めて驚かされます。
■解説書の内容
数少ないマルティノンのインタビュー、初来日した際のプログラムなどを掲載
しています。(以上、平林 直哉)




<ATMA Classique>
ACD2 3008 \1850
ベスト・オブ・ビートルズ・バロック
1.オブ・ラ・ディ・オブ・ラダ
2.ブラックバード
3.ガール
4.恋を抱きしめよう(ウィー・キャン・ワーク・イット・アウト)
5.オー!ダーリン
6.シーズ・リーヴィング・ホーム
7.ミッシェル
8.ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア
9.イエスタデイ
10.ビコーズ
11.ア・デイ・イン・ザ・ライフ
12.ロング・アンド・ワインディング・ロード
13.フール・オン・ザ・ヒル
14.ヒア・カムズ・ザ・サン
15.愛こそはすべて(オール・ユー・ニード・イズ・ラヴ)
レ・ボレアデ
古楽器によるビートルズで話題を集めた「ビートルズ・バロック」シリーズの
ベスト盤が発売されます。「ビートルズ・バロック」(ACD2 2218)、「ビートル
ズ・バロック2」(ACD2 2268)、「ビートルズ・バロック3」(ACD2 2351)と3枚リ
リースされ古楽器演奏によるビートルズの決定盤として定評のあるシリーズ。
誰もが口ずさむ人気曲「オブ・ラ・ディ・オブ・ラダ」からスタートし、CM曲
として頻繁に起用され人類の究極の願いを歌った「愛こそすべて」で終わるベ
スト・セレクション。

ACD2 2566 \1850
6台ピアノのための作品集
サン=サーンス:死の舞踏Op.40(6台ピアノ編)
プロコフィエフ:
「ロメオとジュリエット」からの10の小品 Op. 75 (6台ピアノ編)
-メヌエット、ジュリエット、モンタギュー家とキャピュレット家
グノー:歌劇「ファウスト」- 第2幕 ワルツ(2台8手ピアノ編)
ロッシーニ:歌劇「セヴィリャの理髪師」より 序曲 (6台ピアノ編)
ラフマニノフ:イタリア・ポルカ (6台ピアノ編)
ウィルバーグ:ビゼーの「カルメン」からの主題による幻想曲
ホルスト:悪魔の踊り(6台ピアノ編)
オーフォード・シックス・ピアノズ
【オリヴァー・ゴダン、サンドラ・マリー、クレール・アウレット、マ
リアンヌ・パトナウド、フランシス・ペロン、ロレーヌ・プリュール】
モントリオールの南東に位置するイースタン・タウンシップスは美しい田園風
景が広がる湖水地域で紅葉シーズンには沢山の人が訪れる人気の場所。そこで
毎年夏に行われるカナダで最も古い音楽祭オーフォード音楽祭。この音楽祭の
楽しみは普段のコンサートでは聴くことの出来ない試みが行われること。6台
ピアノ演奏もその一つ。オーフォード・シックス・ピアノズは2006年に音楽祭
で結成され大成功を収めました。6人の息を合わせるのは簡単なことではあり
ませんが、個々人の技術の高さと信頼のチームワーク、それぞれの音色の違い
を愉しむことが出来、究極の演奏を聴かせてくれます。

ACD2 2487 2枚組 \3380
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集Vol.2
ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53「ワルトシュタイン」
ピアノ・ソンタ第11番変ロ長調Op.22
ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調Op.106「ハンマークラヴィーア」
ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109
クリスチャン・レオッタ(P)
イタリアの俊英ピアニスト、クリスチャン・レオッタによるベートーヴェン:ピ
アノ・ソナタ集第2弾。
第1弾(ACD2 2486)で聴かせてくれたように、冴え渡る音楽性を披露しています。
今回も中期を代表する「ワルトシュタイン」と後期の傑作「ハンマークラヴィ
ーア」を含む2枚組み。ベートーヴェンのソナタをよく弾き込んでいる奏者だか
らこそ成し得る全曲録音。その実力とパワーを余すところなく出し切ったシリ
ーズとなるでしょう。



<RCO Live>
RCO 09001(SACD-Hybrid) 2枚組 \2980
シューマン:ゲーテの「ファウスト」からの情景WoO 3(1844-1853)
クリスティアン・ゲルハーヘル
(Br ファウスト、天使に似た教父、マリア崇拝の博士)
クリスティアーネ・イヴェン
(S グレートヒェン、困窮、贖罪の女性、贖罪の女性のひとり)
アラステア・マイルズ(Bs メフィストーフェレス、悪霊)
ヴェルナー・ギューラ(T アリエル、法悦の教父、成熟した天使)
モイカ・エルトマン
(S マルテ、憂愁、天使、昇天した少年、贖罪の女性、罪深い女性)
ビルギット・レンメルト
(A 罪障、昇天した少年、栄光の聖母、エジプトのマリア)
エリーザベト・フォン・マグヌス
(A 欠亡、昇天した少年、贖罪の女性、サマリアの女性)
フランツ=ヨゼフ・ゼーリヒ(Bs 瞑想の教父、成熟した天使)
オランダ放送合唱団(合唱指揮;サイモン・ハルジー)
オランダ児童合唱団(合唱指揮;ウィルマ・テン・ウォルデ)
ニコラウス・アーノンクール(指)ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団
録音:2008年4月18、20、21、23&24日アムステルダム、コンセルトへボウ
(ライヴ)
1975年にJ.S.バッハのヨハネ受難曲、マタイ受難曲を振ってデビューして以来、
実演や数多くのレコーディングで楽団との結びつきを強めながら、現在に至る
RCO名誉客演指揮者ニコラウス・アーノンクール。RCO Live最新アルバムは、
2005年のバイエルン放送響とのライヴ録音盤「楽園とペリ」を経て行なわれた
2008年4月のライヴ録音で、その「楽園とペリ」とならびアーノンクールがシュ
ーマンによる声楽曲の双璧と位置付ける「ゲーテの『ファウスト』からの情景」
です。
「ゲーテの『ファウスト』からの情景」は、もともと文学への造詣が深かった
シューマンが、ドイツ文学の最高峰のひとつ、ゲーテの戯曲『ファウスト』の
音楽化を決意したのが始まりで、当初オペラ化を考えていたものの原作の持つ
桁外れのボリュームと世界観の前にこれを断念、最終的にはオラトリオ的な性
格の内容として、完成までに9年もの歳月を費やした労作。アーノンクールはこ
の作品についてつぎのように考察しています。
「シューマンは『ファウスト』の、ある特定の側面、すなわち‘浄化(贖罪もし
くは讃美)’に焦点を合わせたがっており、その狙いに基づいて決めた情景を
原作から選びました。しかも彼は自分が準備したテクストの一語も変えません
でした。それぞれはゲーテ自身のものです。(中略)シューマンはあきらかにペ
シミストでした。心理学的なアプローチの見地から、かれはフロイトの一種の
仲間です。『ファウストの情景』という作品をこれほどまでにとてつもないも
のにしているうちの1つが、贖罪というひとつの側面を例示するかくも巨大なド
ラマからそうした場面を正確に選び抜くシューマンの手腕です。」
当作品に最大級の賛辞を惜しまないアーノンクールが‘音楽史で最も美しい瞬
間のうちの1つ’と述べる第2部冒頭の「日の出の場面」。シューマンの管弦楽
法のもっとも輝かしいパッセージがみられるこのくだりには弦楽器群を分奏さ
せる指示がありますが、このあたりじっさいにヴァイオリン両翼配置が採用さ
れ、立体的な音響効果が確保されていることからも、アーノンクールのもとで
培われたピリオド奏法の心得が活かされた好例といえるのではないでしょうか。
多くのソリストと混声合唱、児童合唱を擁することからも、本作における声楽
パートの重要性は「楽園とペリ」に共通するところも多く、先に触れた「楽園
とペリ」のライヴ録音にも参加していたゲルハーヘルとギューラをはじめ、こ
こでもアーノンクールのプロダクションではおなじみの顔触れが揃えられてい
るのも特徴。ちなみに、アーノンクールでは本録音に先立って、2006年にグラ
ーツでヨーロッパ室内管と同曲を演奏した際にも、ゲルハーヘルがファウスト
役を、同じくマイルズがメフィスト役を務めていたことに加えて、ほかにもエ
ルドマン、フォン・マグヌス、レンメルトらがそれぞれキャスティングされて
いました。



<Hanssler>
98 298 \2080
シューベルト:ピアノ作品集Vol.3
ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D.960、楽興の時D.780
ゲルハルト・オピッツ(P)
録音:2007年4月30-5月5日(ノイマルク)
ドイツ・ピアノ界の正統派を体現するゲルハルト・オピッツ。渾身のベートー
ヴェン・ピアノ・ソナタ全集(KDC8001)を完成させ、新たにスタートさせている
のはシューベルト作品集。第3弾はシューベルト晩年の「ピアノ・ソナタ第21
番」とシューベルトのピアノ小曲集の傑作「楽興の時」。「ピアノ・ソナタ第
21番」は明暗の対比が自然で美しく、オピッツの優しく細やかな歌心がこの長
大な作品の音楽性を存分に表現しています。またシューベルトの抒情性が溢れ
出ている「楽興の時」では、純粋で端正な深い味わいを感じさせる演奏を聴か
せてくれます。



<medici arts>~Idealeaudience
30 78658(DVD-Video) \2900
ニコライ・ルガンスキー・リサイタル-ヴェルビエ音楽祭ライヴ2008
ヤナーチェク:ピアノ・ソナタ「1905年10月1日、街頭にて」
プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」からの10の小品Op.75より
【仮面/モンターギュー家とキャピュレット家/僧ローレンス/マーキュシオ/百
合の花を手にした娘たちの踊り/ロメオとジュリエットの別れ】
リスト:
婚礼 S.161-1、3つのペトラルカのソネット、
超絶技巧練習曲集より第12, 5, 11, 10番
ラフマニノフ:前奏曲 Op.32-5, Op.23-5, Op.32-12
ショパン:練習曲 op.10-8
ニコライ・ルガンスキー(P)
収録:2008年7月28日ヴェルビエ音楽祭(ライヴ)
ロシアの新世紀型ピアニスト、ニコライ・ルガンスキー。クールに難曲を弾き
こなしていくルガンスキー。縦横無尽に鍵盤の上を疾走し、その磨きぬかれた
テクニックと豊かな音色で聴くものを魅了します。鋭い表現が胸を突くヤナー
チェク。美しく感傷的な旋律やウィットに富んだ音楽が印象的な「ロメオと
ジュリエット」。彼のテクニックの素晴らしさが際立つリスト、得意のラフマ
ニノフなどルガンスキーの表現の幅を感じさせる映像。CDでは分からない平然
とクールに難曲を弾きこなすルガンスキーの姿を観ることができます。



<Profil>
PH 07021 \2180
モーツァルト:
(1)交響曲第35番 ニ長調 K.385『ハフナー』
(2)交響曲第41番 ハ長調 K.551『ジュピター』
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)バイエルン放送交響楽団
録音:(1)1998年6月7日ヴュルツブルク 
(2)1998年12月1日 ミュンヘン、プリンツレゲンテン劇場
かつて、サヴァリッシュのモーツァルトと言えばスタンダード中のスタンダー
ドとして、理想のモーツァルトと讃えられておりました。現在ノリントンなど
の古楽過激派の大攻勢の中でも、いまだ輝き続けております。小細工、ハッタ
リ一切ろうしない、真の正統的演奏と申せましょう。しかも晩年の味わいが、
たくまずしてにじみ出ており心を打ちます。サヴァリッシュ指揮活動最後期の
至芸でございます。優秀録音。





<CASCAVELLE>
VEL 3132 \1480
ベートーヴェン:
(1)ピアノ協奏曲第5番『皇帝』変ホ長調 作品73
(2)合唱幻想曲 ハ短調 作品80
フィリップ・アントルモン(ピアノ)
ジャン・マルティノン(指)フランス国立管弦楽団&フランス国立放送合唱団
録音:1970年2月11日 フランス国立放送収録ライヴ
『皇帝』の冒頭、ハープを思わせるアントルモンのタッチ。それは決して弱々
しい音では無く、寧ろ堂々たるアントルモンの繊細な音楽表現がさえ渡ります。
カップリングの『合唱幻想曲』もマルティノンとの息もぴったり。迫力の合唱
が印象的です。
アントルモンは今年75歳。数年前に放送されたスーパー・ピアノレッスンにお
いて、強調していたのが「ディグニティ」という単語です。“威厳”“気高さ”
を最も重要と考える、アントルモンの確固たる音楽理論で、再び大注目されて
います。この録音はアントルモンが36歳、1970年のライヴ録音。アントルモン
は今年9月に来日を予定しております。

VEL 3135 \1480
モノラル
(1)フォーレ(1845-1924):レクイエム 作品48
(2)R.シュトラウス(1864-1949):4つの最後の歌
テレサ・シュティッヒ=ランダル(ソプラノ)
ジェラール・スゼー(バリトン)
エルネスト・アンセルメ(指)スイス・ロマンド管弦楽団
(1)1957年2月20日 (2)1961年5月17日 ヴィクトリア・ホール、ジュネーブ
デッカにダンコ、スゼーの歌手陣で録音をのこしたアンセルメですが、ライヴ
はスタジオとずいぶん違い濃厚な味わいです。尋常ではない色気を漂わす肉体
派歌手として知られたシュティッヒ=ランダルがやはり素晴らしく、一聴、心
に残ること間違いなし。「4つの最後の歌」も言うことなしの名演です。アン
セルメの芸の広さを堪能。

VEL 3134 \1480
モノラル
「トリビュート・トゥー・スペイン」
(1)ファリャ(1876-1946):交響的印象《スペインの庭の夜》
(2)同:オマージュ
(3)ドビュッシー(1862-1918):イベリア
(4)ラヴェル:スペイン狂詩曲
エルネスト・アンセルメ(指)スイス・ロマンド管弦楽団
(1)アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
録音:(1)1960年4月27日 (2)1960年2月24日 (3)1958年9月24日
(4)1961年5月15日 ジュネーブ、ヴィクトリア・ホール
当カスカヴェル・レーベルのヒストリカル音源は全てスイス・ロマンド放送や
フランス国立アーカイヴなどからライセンスを受けて発売されているオリジナ
ルの音。大変素晴らしい音質です。アンセルメのフランスものはデッカが有名
ですが、ライヴは随分印象が異なり大変興味深いものがあります。




<AMBRONAY>
AMY 012 \2500
プサルテリオン&フォルテピアノ
(1)C.P.E.バッハ:ソナタ ハ長調 Wq87
(2)ショーベルト:ソナタop.7-2 ヘ長調
(3)メルキオール・キエーザ:プサルテリオンのためのソナタ ハ長調
(4)ヨーハン・エルンスト・エベルリン:ソナタ ト長調
(5)W.A.モーツァルト:アダージョK.266
(6)同:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 K.305(プサルテリオンで演奏)
アリーヌ・ジルベライヒ(フォルテピアノ)
マルギット・ユーベルラッカー(プサルテリオン)
録音:2007年2月
プサルテリオン(プサルテリウムのフランス語呼称)は、ツィターの祖先。共鳴
板に張られた弦を、指やプレクトラム(特別のバチ)で演奏しました。このプサ
ルテリオンは、15世紀頃からほとんど使われることはありませんでしたが、ダ
ルシマーやツィターといった楽器へと変遷を遂げ、18世紀頃には現在のピアノ
の原型となるスクエア・ピアノなどが生まれました。「スクエア・ピアノとは、
いわば‘鍵盤つきダルシマー’のような音色でした。つまり、一度鍵盤を押し
て音が鳴ると、その鍵盤を離してもしばらく音が鳴り続け、衰弱して音が止む
(つまりダンパー(消音機)がついていない)、というものです。この事実は、
C.P.E.バッハやモーツァルトのいくつかの楽曲を理解するうえで非常に重要で
す。(演奏者自身によるブックレットより抄訳)ダンパー(消音機)のない鍵盤楽
器の音色の饗宴、18世紀ヨーロッパにおける「ピアノのあけぼの」の目撃者と
なる1枚。C.P.E.バッハやモーツァルトの身近にもあった楽器の、ニュアンス
や独特の残響を堪能できます。ヴァイオリン・ソナタやピアノ・ソナタを、旋
律部分をプサルテリオンがうけもち、伴奏部分をフォルテピアノが受け持つか
たちで演奏しています。

AMY 014 \2500
ジャック・アントワーヌ・ドゥノワイエ(1759年没):
大規模な合唱と管弦楽のためのミサ曲(1758)
ミシェル・コレット(1707-1795):
主を讃えまつる(ヴィヴァルディ:「春」より)(1766)
マルティン・ジェステル(指)
ル・パルルマン・ドゥ・ムジーク、ラ・マイトリーズ・ドゥ・ブルターニュ
ユディット・ゴーティエ、ロドリーゴ・デル・ポーゾ、
クリストフ・アインホルン、ジャン=ルイ・ジョージェル
録音:2007年アンブロネー音楽祭(ライヴ)
近年発見されたドゥノワイエのミサ曲は、ラモーに敬意を表して書かれた作品。
注目は、コレットのモテット。この作品が書かれた40年ほど前にヴィヴァル
ディが書いた四季の「春」のパロディーで、高らかに神の讃美を歌い上げます
(トラック10)。バロック時代、バッハもペルゴレージ作品からの引用をするな
ど、パロディーはごく普通に行われていたこと。合唱で「春」の有名な旋律を
聴くと、清清しさ倍増。さわやかなモテットです。

AMY 017 \2500
ABBO ABBAS
-1000年代のフランス・イギリスのポリフォニー音楽集-
カタリーナ・リヴリアニク(指)、ダイアロゴス
録音:2006、2008年
ABBOとは、950年頃から1004年まで生きたフランスの偉大な僧。大変博識だった
人物で、王、教皇たちとの政治の面でも極めて重要な役割を果たし、「第二の
カエサル」と称されました。最期はあまりに能力が高かったために嫉妬を買い、
槍で刺されて亡くなったといわれています。アッボは、フランス・フルリーの
地の教会の僧長を務めていました。この教会は、英国のウィンチェスター教会
ときわめて似た音楽慣習をもっていました。この両方の教会で歌われていた音
楽を集めたもの。アッボの死を悼む音楽も収録。アッボの偉大さと数奇な運命
を追想する1枚となっています。




<ELOQUENTIA>
EL 0919 \2380
1700年代のナポリの歌曲集
(1)ニッコロ・グリッロ:ある日、あわれなレンズッロは目が覚め
(2)ジュゼッペ・デ・マホ(1697-1771):魚が新しいとき
(3)ニコラ・ウゴリーノ(17-18世紀):
独奏リュートとヴァイオリンのための協奏曲変ロ長調
レオナルド・レオ(169401744):
(4)2声、2つのヴァイオリンと通奏低音のためのシチリアーノ
(5)トラヴェルソと弦楽器のための協奏曲 ト長調
(6)ジュゼッペ・デ・マホ:この太陽が私のものにならないならば
(7)ニコロ・グリッロ:私のこころのさくらんぼ
(8)ニコラ・フィオレンツァ:シンフォニア
(9)マホ:農夫は
アントニオ・フローリオ(指)
カペッラ・デッラ・ピエータ・デイ・トゥルキーニ〔ピノ・デ・ヴィットリオ
(T)、アレッサンドロ・チッコリーニ(Vn)、トマゾ・ロッシ(トラヴェルソ)、
ウゴ・ディ・ジョヴァンニ(リュート)〕
録音:2008年12月
1700年代のナポリで生み出された音楽集。ナポリの音楽史は、情報が整理され
ておらず、不明な点が多いままです。ナポリ音楽に息づく民衆の息遣いまでを
も見事に再現した1枚。




<naive>
V 5195 \1980
=太陽=クラシック・ザ・サン
バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番よりプレリュード/ガスティネル
ヴィヴァルディ:
『四季』より夏/ビオンディ、マンドリン協奏曲RV532よりアンダンテ
/リスレヴァン
トッローバ:ルイーザ・フェルナンダ/ドミンゴ
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲/モレッティ
ファリャ:『恋は魔術師』より火の踊り/エドモン・コロメール
ヴェルディ:『ナブッコ』より行け、わが思いよ/ダニエル・オーレン(指揮)
ビゼー:『カルメン』より前奏曲
/アラン・ロンバルド(指)ボルドー・アキテーヌ管
バロワ:アンディナ組曲/バルディ(Gt)
ヴィヴァルディ:忠実なニンファより
/ピオー(S)他、スピノージ、アンサンブル・マテウス
ショパン:プレリュードop.28-3、op.28-1/ソコロフ(pf)
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番より
/カンジェミ(S)、フィリップ・スピノージ(Gt)
ナイーブから、太陽にまつわるクラシック名曲集の登場。演奏者はすべて一流、
ジャケットも秀逸。夏に是非お持ちいただきたい1枚です。




<col legno>
WWE 60016 3枚組 \6680
ワーグナー:「パルジファル」
ミヒャエル・バーバ(T パルジファル)
マルティナ・トムチッチ(Ms クンドリー)
マンフレート・ヘム(Bs グルネマンツ)
ミヒャエル・クプファー(Bs クリングゾール)
ほか
グスタフ・クーン(指)チロル音楽祭管弦楽団,合唱団
ヴィルテナー児童合唱団
ほか
録音:2007年7月
グスタフ・クーンがチロル音楽祭にかける情熱は尋常なものではありません。
2007年夏の音楽祭では、ワーグナーの「指環」を3チクルス、「トリスタンとイ
ゾルデ」を3回、そして「パルジファル」を3回上演、結果として7月1日から28
日までの間にワーグナーの大作を18回も上演し、しかもそれをすべてクーン自
らが指揮しているのです。このCDに収録されている「パルジファル」はこの年
の上演のライブ録音です。
歌手では、何と言ってもクリングゾールを歌うミヒャエル・クプファーが大注
目です。1972年、ドイツ最南部のラーフェンスブルクに生まれたまだ若いバリ
トン。張りのある美声と意欲十分の歌唱で、第2幕を大いに盛り上げています。
パルジファル役のバーバは、「フィデリオ」のフローレスタンや「さまよえる
オランダ人」のエリック役として評判の高い歌手で、エリックは2001年のザク
セン・アンハルト歌劇場の来日公演でも歌っています。ここ数年、ヘルデン・
テノールにも進出しており、ここでも柔らかく若々しいパルジファルを聞かせ
てくれます。クンドリー役のトムチッチはクロアチア出身のメッゾソプラノ。
グラーツ歌劇場で大きな活躍をしており、力強いメッゾの声が魅力。グルネマ
ンツは、かつてザルツブルク音楽祭でも大活躍したベテランのヘム。渋いグル
ネマンツを聞かせてくれます。なお、花の乙女のなかに、サイトウ・ジュンコ
と日野妙果(どちらもこの音楽祭の常連)の名前が見えます。
クーンの指揮は、イタリア人らしい明るい色彩感に優れたワーグナーで、流れ
よく進む音楽とあいまって、快さを感じるほどの美しい「パルジファル」です。
なお、チロル音楽祭での「パルジファル」はDVD(PALのみ WWE 80006)が既発
ですが、これは2006年8月のリハーサルの際の映像収録で、今回の録音の1年前
のものです




<BIS>
BIS 9024/6 10枚組 \7140
Box 1
(1)第4番/第150番/第196番
(2)第71番/第131番/第106番
(3)第12番/第54番/第162番/第182番
(4)第163番/第165番/第185番/第199番
(5)第18番/第143番/第152番/第155番/第161番
(6)第21番/第31番
(7)第61番/第63番/第132番/第172番
(8)第22番/第23番/第75番
(9)第24番/第76番/第167番
(10)第179番/第105番/第186番
栗栖由美子、鈴木美登里、柳沢亜紀、イングリット・シュミットヒューゼン、
モニカ・フリンマー、ミア・パーション(Sop)、太刀川昭、米良美一、
ロビン・ブレイズ(A)、片野耕喜、ゲルト・テュルク、櫻田亮(Ten)、
ペーター・コーイ、ステファン・シュレッケンベルガー、浦野智行(Bs)、
鈴木雅明(指)
バッハ・コレギウム・ジャパン

BIS 9027/9 10枚組 \7140
Box 2
(1)第136番/第138番/第95番/第46番
(2)第147番/第21番
(3)第64番/第25番/第69a番/第77番/第50番
(4)第148番/第48番/第89番/第109番
(5)第40番/第60番/第70番/第90番
(6)第194番/第119番
(7)第153番/第154番/第73番/第144番/第181番
(8)第66番/第134番/第67番
(9)第86番/第37番/第104番/第166番
(10)第184番/第173番/第59番/第44番
野々下由香里、鈴木美登里、柳沢亜紀(Sop)、
カイ・ヴェッセル、米良美一、ロビン・ブレイズ、
キルシテン・ソレク=アヴェラ、波多野睦美(A)、
ゲルト・テュルク、櫻田亮(Ten)、ヨッヘン・クプファー(Br)、
ペーター・コーイ、ステファン・マクラウド、浦野智行(Bs)、
鈴木雅明(指)
バッハ・コレギウム・ジャパン

BIS 9030/2 10枚組 \7140
Box 3
(1)第65番/第81番/第83番/第190番
(2)第20番/第7番/第94番
(3)第10番/第93番/第178番/第107番
(4)第8番/第33番/第113番
(5)第78番/第99番/第114番
(6)第180番/第122番/第96番
(7)第5番/第80番/第115番
(8)第26番/第62番/第116番/第129番
(9)第2番/第3番/第38番/第135番
(10)第51番/第1127番
野々下由香里、スザンヌ・リディーン、ドロテー・ミールズ、
キャロリン・サンプソン(Sop)、
マシュー・ホワイト、ダニエル・テイラー、ロビン・ブレイズ、
ティモシー・ケンウォージー=ブラウン、パスカル・ベルタン(A)、
ジェイムズ・ギルクリスト、ヤン・コボウ、ゲルト・テュルク、櫻田亮(Ten)、
ペーター・コーイ(Bs)、
鈴木雅明(指)
バッハ・コレギウム・ジャパン

BIS 9033/5 10枚組 \7140
Box 4
(1)第91番/第101番/第121番/第133番
(2)第111番/第123番/第124番/第125番
(3)第41番/第92番/第130番
(4)第1番/第126番/第127番
(5)第74番/第87番/第128番/第176番
(6)第6番/第42番/第103番/第108番
(7)第35番/第169番/第170番/第200番
(8)第52番/第55番/第58番/第82番
(9)第28番/第68番/第85番/第175番/第183番
(10)第79番/第137番/第164番/第168番
野々下由香里、キャロリン・サンプソン(Sop)、
ロビン・ブレイズ(A)、
ジェイムズ・ギルクリスト、ヤン・コボウ、ゲルト・テュルク、櫻田亮 、
アンドレアス・ヴェラー(Ten)、
ペーター・コーイ、ドミニク・ヴェルナー(Bs)、
鈴木雅明(指)
バッハ・コレギウム・ジャパン
今や世界にとどろく日本の至宝バッハ・コレギウム・ジャパン。1990年創立の
彼らは来年2010年に20周年を迎えます。キングインターナショナルの仲介で彼
らがバッハの教会カンタータ全曲録音を開始したのが1995年。これも15年を経
て、完結まであと一息のところにこぎつけました。そのふたつを記念して、こ
れまでのカンタータ録音CD40枚、全142曲を10枚ごとにBox化。開始当初から
Box化を強く望まれていた同シリーズだけに待望の登場となるうえ、10枚組3枚
価格という破格のプライスも超魅力。歌手陣も野々下由香里、ロビン・ブレイ
ズ、ゲルト・テュルク、ペーター・コーイといった常連に加え、初期の米良美
一、パスカル・ベルタン、波多野睦美ら豪華メンバーが目白押し。世界最高の
バッハ演奏を申し訳ないほどのお手軽価格でお楽しみいただけます。
限定生産につきご注文はお早めに。





<ATMA Classique>
ACD2 2524 \1850
ブリテン:無伴奏チェロ組曲【第1、2&3番】
デニス ジョキッチ(Vc)
録音:2008年2月17-19日
カナダのチェロ奏者デニス・ジョキッチ。1997年国際ヨハンセンコンクール、
1998年アーヴィング・M・クライン国際弦楽コンクールで優勝。カナダの人気
アート系番組「BRAVO!」で彼女のリサイタル・ツアーを追った特集番組が放
送、また「マクレーン」、「エル」といった雑誌でも今カナダで最もパワフル
な女性として選出されるなど、急成長中の女流チェリスト。
ブリテンが巨匠ロストロポーヴィチのために作曲した無伴奏組曲3曲を収録。
ジョキッチは豊かな音、抜群の感性で難曲に挑んでいます。

ACD2 2534 \1850
エルガー:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調Op.82
R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.18
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ イ短調
ジョナサン・クロウ(Vn)ポール・スチュワート(P)
録音:2006年11月
ジョナサン・クロウはカナダのヴァイオリン界の若き実力者。美しい旋律の古
典的形式のエルガーのソナタ、R.シュトラウスが若き日に作曲したソナタ、
ヴァイオリン・ソナタの傑作の一つラヴェルを選曲。磨きぬかれたテクニック
と瑞々しい音楽性が光ます。
クロウは1977年カナダのプリンスジョージに生まれ。6歳からスズキ・メソー
ドを開始、プリンスジョージの音楽学校で学ぶ。その後ケベックのマギル大学
でイェホナタン・ベリック氏のもと研鑽を積む。19歳でモントリオール交響楽
団に入団、アソシエイト・コンサートマスターを経て、2002年から2006年まで
最年少のコンサートマスターを務めていました。現在はマギル大学の助教授。

ACD2 2372 \1850
ウィリアム・ローズ:
ハープ・コンソート組曲
【第8、7、3番ト長調/第11、4、9、5、6番ニ長調/第10、2、1番ト短調】
ギターとハープのためのデュオ*
マキシネ・エイランダー(Hrp)
レ・ヴォワ・ユメーヌ【スティーヴン・スタッブズ(テオルボ)デイヴィッド・
グリーンバーグ(バロックVn) スージー・ナッパー(ヴィオラ・ダ・ガンバ) 
マーガレット・リトル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)】
録音:2006年、2002年*
チャールズ一世の時代に活躍したウィリアム・ローズは声楽曲、器楽曲を中心
に数多くの作品を残していますが、コンソートは特に近年再評価されています。
このCDではハープを中心としたコンソート組曲とギターとハープのためのデュ
オ作品を収録。オランダ出身のバロック・ハープ奏者マキシネ・エイランダー
とレ・ヴォワ・ユメーヌによる演奏でイギリスらしい典雅な響きを聴かせてく
れます。



<medici arts>~EURO ARTS
20 57808(DVD-Video) \2900
字幕:英,独,仏,西
アルフレート・ブレンデル・プレイズ・シューベルト Vol.1
シューベルト:
幻想曲ハ短調 D.760「さすらい人」
ピアノ・ソナタ第14番 イ短調 D.784
ピアノ・ソナタ第15番 ハ長調 D.840
アルフレート・ブレンデル(P)
収録:1976年6月、1977年6&12月(ブレーメン)

20 57818(DVD-Video) \2900
字幕:英,独,仏,西
アルフレート・ブレンデル・プレイズ・シューベルト Vol.2
シューベルト:
ピアノ・ソナタ第16番 イ短調 D.845
ピアノ・ソナタ第17番 ニ長調 D.850
アルフレート・ブレンデル(P)
収録:1976年6月、1977年6&12月(ブレーメン)

20 57828(DVD-Video) \2900
字幕:英,独,仏,西
アルフレート・ブレンデル・プレイズ・シューベルト Vol.3
ピアノ・ソナタ第18番 ト長調 D.894
4つの即興曲 D.899
4つの即興曲 D.935
アルフレート・ブレンデル(P)
収録:1976年6月、1977年6&12月(ブレーメン)

20 57838(DVD-Video) \2900
字幕:英,独,仏,西
アルフレート・ブレンデル・プレイズ・シューベルト Vol.4
シューベルト:
ピアノ・ソナタ第19番 ハ短調 D.958
楽興の時 D.780
3つの小品 D.946
アルフレート・ブレンデル(P)
収録:1976年6月、1977年6&12月(ブレーメン)

20 57848(DVD-Video) \2900
字幕:英,独,仏,西
アルフレート・ブレンデル・プレイズ・シューベルト Vol.5
シューベルト:
ピアノ・ソナタ第20番 イ長調 D.959
ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D.960
アルフレート・ブレンデル(P)
収録:1976年6月、1977年6&12月(ブレーメン)
シューベルト:後期ピアノ・ソナタ集(分売)
昨年演奏活動を引退したアルフレート・ブレンデル。「シューベルト弾きブレ
ンデル」が確立した1970年代に収録されたシューベルト後期ピアノ・ソナタの
映像。この映像はセット販売中(20 56558)ですが、この度分売されます。
各DVDにはブレンデル自身によるイントロダクションが収録されており、ブレ
ンデルの充実した音楽表現をたっぷりと堪能できます。

<Medici arts>~EuroArts
20 57408(DVD-Video) \2900
J.S.バッハ:
モテット第2番「御霊はわれらの弱きを助けたもう」BWV 226
カンタータ第146番よりシンフォニア
モテット「汝を去らしめず、汝われを祝せずば」BWV Anh.159
カンタータ第35番よりコンチェルト
モテット第3番「イエス、わが喜び」BWV 227
カンタータ第188番よりシンフォニア
モテット第4番「恐るるなかれ、われ汝とともにあり」BWV 228
カンタータ第169番よりシンフォニア
モテット第1番「主に向かいて新しき歌をうたえ」BWV 225
ハンス=クリストフ・ラーデマン(指)
RIAS室内合唱団 ベルリン古楽アカデミー
収録:2008年10月3日ゲッセマネ教会、ベルリン(ライヴ)
このコンサートは、RIAS室内合唱団の創立60周年記念ライヴ。1948年に設立さ
れ、現在では世界有数の合唱団としての地位を築いています。新しく指揮者に
ハンス=クリストフ・ラーデマンを迎え、より躍動感を増し絶妙な透明感を湛
えた歌声を聴かせてくれます。J.S.バッハの美しいモテットとベルリン古楽ア
カデミーによるカンタータのシンフォニアを配置した内容。ライプツィヒを訪
れたモーツァルトが感動したという有名なエピソードがあるモテット第1番、
有名な第3番は絶品の美しさ。RIAS室内合唱団の歌唱の素晴らしさを再確認する
1枚です。



<JVC XRCD>
JMXR 24056(XRCD) \3465
(1)ハチャトゥリアン:交響曲 第3番
(2)R=コルサコフ:ロシアの復活祭
レオポルド・ストコフスキー(指)シカゴ交響楽団
(1)メアリー・サウアー(オルガン)
録音:1968年2月20,21日、メディナ・テンプル、シカゴ
ほぼ10年前のCD化の折、あまりの激しさで話題となったハチャトゥリアンの3番
が、オリジナルカップリングで大復活!必聴の1枚です。

JMXR 24057(XRCD) \3465
ラヴェル(1875-1937):
(1)「スペイン狂詩曲」 (2)「道化師の朝の歌」 
(3)組曲「マ・メール・ローワ」 (4)「序奏とアレグロ」
ジャン・マルティノン(指)シカゴ交響楽団
(4)エドワード・ドルジンスキー(ハープ)、ドナルド・ベック(フルート)、
クラーク・ブロディ(クラリネット)
録音:(1)-(3)1968年4月11日、(4)1969年5月13日、シカゴ
名盤中の名盤が待望のオリジナルカップリングでXRCD化。しかもマスタリング
が大成功ですごい生々しさ。マルティノンの切れは血の出るようなラヴェル!

JM-XR24026S(XRCD-SHM仕様) \3800
(1)プロコフィエフ:組曲「キージェ中尉」
(2)ストラヴィンスキー:交響詩「うぐいすの歌」
フリッツ・ライナー(指)シカゴ交響楽団
録音:(1)1956年11月3日 
(2)1957年3月2日 シカゴ、オーケストラ・ホール(ステレオ)
SHM化でより伸びやかな音質に!大太鼓がすごい!




<ORFEO>
ORFEO 780091 \2450
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64
チャイコフスキー:幻想序曲「ハムレット」Op.67
アンドリス・ネルソンス(指)
バーミンガム市交響楽団
録音:2008年10月16-17日バーミンガム、シンフォニー・ホール
アラベラ・美歩・シュタインバッハーとのショスタコーヴィチの協奏曲
(ORFEO.687061)でも注目された俊英アンドリス・ネルソンス。音楽監督に就任
したばかりの手兵バーミンガム市響を率いて、指揮者としてORFEOより本格的デ
ビューを飾るアルバムは、地理的な要因からも若いころにつねに強い影響を受
けていたと語るチャイコフスキー。
同じラトヴィア生まれの指揮者ヤンソンスに見出されたネルソンスですが、
ちょうど師ヤンソンスがオスロ・フィルとのチャイコフスキー全集で大きな飛
躍を遂げたように、決然としたテンポとスケールの大きさとで、あらたなカリ
スマ指揮者の誕生を予感させるに十分な内容といえるでしょう。
アンドリス・ネルソンス…1978年ラトヴィアのリガに生まれる。母はラトヴィ
アで初めての古楽アンサンブルを結成し、父は合唱指揮者、チェリスト、教師。
少年時代はトランペットとバス=バリトン歌手として研鑽を積む。サンクト・
ペテルブルクでアレクサンドル・ティトフに指揮を師事、また、ネーメ・ヤル
ヴィ、ヨルマ・パヌラのマスタークラスを受講。トランペット奏者としてオス
ロ・フィルに急遽出演した折に、同郷の指揮者マリス・ヤンソンスの目に留ま
り、2002年以来指揮を学ぶ。
2007年10月、サイモン・ラトルの25歳に次ぐ29歳の若さでバーミンガム市響の
首席指揮者と第12代音楽監督に指名され、2008年9月より3年の任期で現在に至
る。並行してコンサート、オペラハウスともに活躍の場を拡げており、ロイヤ
ルコンセルトヘボウ管、チューリヒ・トーンハレ管、バイエルン放送響、シュ
ターツカペレ・ベルリン、フランス国立管、ピッツバーグ響に登場しているほ
か、ウィーン国立歌劇場、コヴェント・ガーデン王立歌劇場、メトロポリタン
・オペラ、バイロイト・オペラにも客演を果たしている。

ORFEO 761092 2枚組(1枚価格) \2450
[CD 1]
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ニ短調(1822)
メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲イ短調(1822)
[CD 2]
ヴァイオリンとピアノのための協奏曲ニ短調(1823)
ディノラ・ヴァルシ(P) アレクサンドル・シトコヴェツキー(Vn)
ミヒャエル・ホーフシュテッター(指)
シュトゥットガルト室内管弦楽団
録音:2007年9月27-29日シュトゥットガルト・リーダーハレ、
モーツァルト・ザール
1840年にロベルト・シューマンが‘19世紀のモーツァルト’と呼んだように、
メンデルスゾーンの神童ぶりはつとに有名。このアルバムでは、いずれも10代
前半の作で、その才能の弾けっぷりがみごとな協奏曲を収めています。ピアノ
は1939年ウルグアイ生まれのディノラ・ヴァルシ。ゲザ・アンダに師事、1967
年にクララ・ハスキル・コンクール第1位に輝き、エーリヒ・クライバー、ケ
ンペ、クレツキ、ロヴィツキといった巨匠とも共演した彼女。1970年代の終り
にコンサート活動から引退して以来、重鎮による久々の録音としても注目の内
容といえます。
アレクサンドル・シトコヴェツキーは1983年にモスクワ生まれた英国のヴァイ
オリニスト。イェフディ・メニューインに才能を認められ、マキシム・ヴェン
ゲーロフに師事する彼は、ミッシャ・マイスキー、ユリア・フィッシャー、ジ
ャニーヌ・ヤンセンらとの室内楽活動でも知られています。




<Novalis>
NOV150 743 2枚組(1枚価格) \2080
CD-1
ハイドン:
(1)ロンドン三重奏曲Hob.IV/1-3 
(2)三重奏曲Hob.XV/15&16
CD-2
ウェーバー:
(1)フルート三重奏曲 
(2)6つのフルート・ソナタOp.10
CD-1オーレル・ニコレ(Fl) クリスティーネ・ニコレ(Fl)
ロッコ・フィリッピーニ(Vc) ブルーノ・カニーノ(Pf)
CD-2オーレル・ニコレ(Fl) ブルーノ・カニーノ(Pf) 
ロッコ・フィリッピーニ(Vc)
好評のダイアモンド・シリーズ、今回はスイス生まれのフルーティスト、巨匠
オーレル・ニコレ。ウェーバー:フルート三重奏曲(原盤:NOV150 065)とハイド
ン:ロンドン三重奏曲(原盤:NOV150 047)という組み合わせです。ハイドン・イ
ヤーにふさわしく軽やかなロンドン三重奏曲は必聴盤でございます。

NOV150 190 \2080
(1)J.シュトラウスI世(1804-1849):旅行ギャロップ 作品85
(2)ヨーゼフ・ランナー(1801-1843):ロマンティックな人々 作品167
(3)ヨーゼフ・シュトラウス(1827-1870):ポルカ・シュネル 作品 278
(4)カール・ミヒャエル・ツィーラー(1843-1922):
D’Kernmadln-シュタイル風舞曲 作品58
(5)J.シュトラウスI世: ワルツ「ウィーン情緒」作品116
(6)同:中国人のギャロップ 作品20
(7)同:ワルツ「宮廷舞踏会」作品51
(8)ランナー:新ウィーン・レントラー 作品1
(9)J.シュトラウスI世: 競馬ギャロップ 作品29a&29b
(10) ランナー:ワルツ「求婚者」 作品103
(11) 同:ワルツ「モーツァルティアン」 作品196
ウィーン・サロン・アンサンブル
(エリザベス・ヘリンガー(Vn) イラリア・ペドロッティ(Vn) 
ヨハネス・ガース(Va) ヨーゼフ・ギルゲンライナー(ダブル・ベース))
録音:2007年8月3-5日 ZKOハウス
ウィンナワルツの基礎を築いた、ヨーゼフ・ランナーと「ワルツの父」と呼ば
れるヨハン・シュトラウスI世作曲のワルツ・ポルカを含む、サロンの雰囲気を
楽しめる1枚です。第1ヴァイオリンのエリザベス・ヘリンガーの1710年ストラ
ディヴァリウスの優美な音色に惹きこまれます。

NOV150 189 \2080
シューマン(1810-1856):
(1)リーダークライス 作品39
(2)4つの夜曲 作品23
(3)詩人の恋 作品48
クリストフ・ホムベルガー(T) クリストフ・ケラー(P)
録音:2007年4月&7月 チューリヒ・ラジオ・スタジオ
シューマンの名曲「詩人の恋」 を含む、シューマン歌曲とピアノ曲です。テ
ノールのクリストフ・ホムベルガーは1962年チューリヒ生まれ。明るい美声で
落ち着きのある歌唱には定評があります。カーネギーホールをはじめ世界各国
でオペラを中心に活躍。ピアノのクリストフ・ケラーとの共演で、これまでに
シューベルト:歌曲集「美しき水車小屋の娘」(NOV150 172)、シューベルト:
「冬の旅」D.911(NOV150 176)をリリースしております。今回のシューマンも
息の合った演奏です。ドイツ語歌詞付きです。



<VDE GALLO>
GALLO 1258 \1880
セルゲイ・ラフマニノフ:ヴォカリーズ
ダヴィッド・シャピュイ:パン・フルート協奏曲
アラダイス・マローン:アルバ・ソング
ミシェル・ティラボスコ(パン・フルート)
ボルゴグラード交響楽団
エマニュエル・シフェール(指揮)
わずか14歳でコンサート・デビューし16歳でオーケストラとの共演、アルバム
を発表した逸材、ミシェル・ティラボスコ。生まれながらにして腕は肘から下
が無いパン・フルート奏者ですが、そのハンディを乗り越えて優美にそして、
パン・フルートとは思えないほどの完璧な技巧を持った奏者です。来日経験が
ありますが、まさに知られざるパン・フルートの逸材と言えましょう。GALLOレ
ーベルにはティラボスコの魅力が満載のアルバム-ベスト・オブ・ミシェル・
ティラボスコ-3タイトル(GALLO 1241,GALLO 1242,GALLO 1243)をはじめ数多く
の録音をしております。

GALLO 1253 \1880
(1)聖ヨハン3部作
(2)弦楽オーケストラのための4つの楽章「反射」
(3)ワイン
(1)クラウス・コーネル(指揮) ワルター・グリマー(チェロ)
バーゼル放送交響楽団
(2)アルトゥール・ハインツ・リリエンタール(指揮)
ミシェル・フラクスマン(チェロ)
チューリヒ室内管弦楽団
(3)イーヴォ・ヘンチェロ(指揮) 
ハイデルベルク・インコントロ・アンサンブル

GALLO 1254 \1880
クラウス・コーネル:ペーター・シュレミールの小説に基づく音楽集
ヴェラ・シュローサー(ソプラノ)、
ワルター・アントン・ドッツァー(テノール)、
デリック・オルセン(バリトン)、ヘルベルト・サイモン(バス)、
ベロミュンスター放送管弦楽団、クラウス・コーネル(指揮)
アーデルベルト・フォン・シャミッソー(1814年刊行)の中編小説のお話に基づ
き、クラウス・コーネルが作曲した「ペーター・シュレミールの小説に基づく
音楽集」です。

GALLO 1267 \1880
ピエール・カミュ:歌とバディネリ
ガブリエル・フォーレ:幻想曲 作品79
同:コンクールの小品
ルイ・ガンヌ:アンダンテとスケルツォ
ベンジャミン・ゴダール(1849-95):組曲 作品116
アンドレ・カプレ(1878-1925):レヴェリ
同:小さなワルツ
フィリップ・ゴベール:ソナタ
カルロス=マリー・ヴィドール:組曲 作品34
クロード・リギンバルド(フルート) マルティーヌ・ブーテルト(ピアノ)

GALLO 1266 \1880
イリアス・ミルザエフ:序曲「ユヌス エムレ」
同:フルート協奏曲「メヴラーナから今日まで」
ゼキ・アン:「ユヌスの死の瞬間」
アリーフ・メリコフ:フルートと弦楽オーケストラのためのコンチェルト
ゼフィカ・カットゥラー(フルート)
ヴィルトゥオージ・プラハ
オルドジフ・ヴルチェク(指揮)

GALLO 1260 \1880
リスト:
巡礼の年報 第3年より第4曲「エステ荘の噴水」、ピアノ・ソナタ ロ短調、
メフィスト・ワルツ、レーナウのファウストより2つのエピソード
ウォルフガング・ライプニッツ(ピアノ)

GALLO 1234 \1880
スイス人作曲家 Vol.2
アロイス・フォルヌロー:春の旅 作品28
同:2つの室内オーケストラのための協奏曲 作品35
ローラン・メトラー:室内オーケストラのための交響曲第1番
ジーン・バリッサ:間奏曲
ファビオ・マッファイ:星の王子様
エマニュエル・シフェール(指揮)スイス・イタリアーナ管弦楽団

GALLO 1186 \1880
ニコラス・デ・グリニー:《来たれ創り主》
J.S.バッハ:
幻想曲 BWV562
幻想曲 BWV572
オルガン小曲集より「キリストをわれらさやけく頌め讃うべし」BWV611
オルガン小曲集より「古き年は過ぎ去りぬ」BWV614
オルガン小曲集より「主なる神よ, いざ天の扉を開きたまえ」BWV617
アレクサンドル・ピエール・フランソワ・ボエリー(1785-1858):
「われ哀れなる人、われ罪の下僕」Ms. 170,7
幻想曲とフーガ 作品18-6
アンダンテ 作品18-2
トッカータ 作品43-13
エマニュエル・ル・ディベレ(オルガン) フランセーズ教会、ベルン

GALLO 1270 \1880
ヘンデル:「エジプトのジューリオ・チェーザレ」2幕1場 
ヴェルディ:「シモン・ボッカネグラ」より、他
ピエール=アラン・サヴァリー(バリトン)
ジュリオ・ウェルニッケ(ピアノ)




<RELIEF>
CR 991093 \2300
ラフマニノフ:「アレコ」
エギルス・シリンズ(Br アレコ)
マリア・ガヴリーロワ(S ゼムフィーラ)
アレキサンドラ・ドゥルスネワ(Ms ジプシーの老婆)
アンドレイ・ドゥナエフ(T 若いジプシー)
ほか
ウラディーミル・フェドセーエフ(指)
モスクワ放送チャイコフスキー交響楽団
録音:2006年11月4日
「アレコ」は、ラフマニノフがモスクワ音楽院の卒業作品として作曲したもの
で、当時まだ19歳でした。原作はプーシキンの散文詩「ジプシー」。物語の舞
台は南ベッサラビア(現在のモルドバ共和国南部)。文明生活に飽き飽きした青
年アレコは、ジプシーの集団に身を投じ、ゼムフィーラを妻にした。しかし自
由を愛する彼女は、若いジプシーと浮気をしている。アレコはゼムフィーラの
愛を取り戻そうとするが、ついに嫉妬のあまり若いジプシーとゼムフィーラを
刺し殺してしまう。ゼムフィーラの父はアレコを追放し、アレコはすべてを失
ったことを嘆く。自由なジプシーに憧れながらも、旧態の社会観を捨てられな
いアレコの破滅を描いた物語です。
この録音は、先日の来日公演が大成功に終わったフェドセーエフとモスクワ放
送チャイコフスキー交響楽団による充実した演奏。チャイコフスキーも絶賛し
たという若きラフマニノフの豊かなロマンティシズムがフェドセーエフによっ
て見事に引き出されています。アレコを歌うエギルス・シリンズは、1961年リ
トアニアのリガ出身のバリトン。ウィーン、ベルリンなどドイツ語圏で幅広く
活躍しています。マリア・ガヴリーロワはロシアのソプラノ、暗くドラマティ
ックな声が魅力です。




<medici arts>
30 78388(DVD-Video) \3750
字幕:英独仏
ヤナーチェク:「利口な女狐の物語」
+ボーナス
ジェラール・モルティエ,アンドレ・エンゲル、
エレナ・ツァラゴワと共に巡るパリ・オペラ座のバックステージ
エレナ・ツァラゴワ(S女狐ビストロウシカ)
ユッカ・ラジライネン(Bs 森番)
ミシェル・ラグランジュ(S 森番の妻,フクロウ)
デイヴィッド・キューブラー(T 校長)
ローラント・ブラハト(Bs 牧師)
ポール・ゲイ(Bs-Br ハラシタ)
ハナ・エステル・ミヌティルロ(Ms 雄狐)
デニス・ラッセル・デイヴィス(指)パリ・オペラ座管弦楽団
パリ・オペラ座アトリエ・リリク合唱団
オー=ド=セーヌ聖歌隊
パリ・オペラ座児童合唱団
演出:アンドレ・エンゲル
収録: 2008年10月23,29日,11月4日,パリ,バスティーユ劇場
近年たいへんに人気の高いヤナーチェクの「利口な女狐の物語」、その中でも
大きな話題になったパリ・オペラ座のプロダクションがDVDになりました。フラ
ンス人演出家アンドレ・エンゲルは、舞台をローカル線の小さな駅の近辺に据
えています。森番は捕まえた女狐に恋をしてしまい、そこから彼を取り巻く世
界が混乱し、村に棲む動物たちは外見を残しつつ擬人化され、動物の世界だか
人間の世界だか分からない不思議な世界になります。この独特な感覚と、素敵
なセンスの衣装、舞台を彩るフランスらしい鮮やかな色彩が、見事に一体化し
た見応えのある「女狐」です。モデルかと思うほどのロシア美人、ツァラゴワ
の女狐や、日本でもおなじみのラジライネンの風格ある森番など、歌手も非常
に充実しています。
特典映像では、舞台裏でのメイクの様子など、貴重な映像を収録。

30 78178(DVD-Video) \2900
ヴェルビエ・フェスティヴァル2008(ハイライト)
(1)ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏 ト短調Op.57-第1、2&3楽章
(2)ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調Op.47「クロイツェル」-第3楽章
(3)シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調D.810「死と乙女」-第2楽章
(4)ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」-第1楽章
(5)プロコフィエフ:
ピアノ組曲バレエ「ロメオとジュリエット」からの10の小品 Op.75より
モンターギュー家とキャピュレット家/ロメオとジュリエットの別れ
(6)ドホナーニ:ピアノ六重奏ハ長調Op.37-第4楽章
(7)ラヴェル:ラ・ヴァルス
(8)リムスキー・コルサコフ/シフラ編:熊蜂の飛行
(9)ブラームス:ピアノ四重奏ハ短調Op.60-第3楽章
(10)ブルッフ:コル・ニドライ
(1)マルタ・アルゲリッチ(P)、ジョシュア・ベル(Vn)、
ヘニング・クラッゲルード(Vn)、ユーリ・バシュメット(Va)、
ミッシャ・マイスキー(Vc)
(2)イリヤ・グリンゴルツ(Vn)、アレキサンダー・マッジャー(P)
(3)エベーヌ四重奏団【ピエール・コロンべ(Vn)、
ガブリエル・ル・マガドゥール(Vn)、マテュー・エルゾグ(Va)、
ラファエル・メルラン(Vc)】
(4)マンフレッド・ホーネック(指) UBSヴェルビエ・フェスティヴァル管
(5)ニコライ・ルガンスキー(P)
(6)ニコラ・アンゲリッシュ(P)ジュリアン・ラクリン(Vn) 
レオナルト・エルシェンブロイヒ(Vc)ローレンス・パワー(Va)
マルティン・フロスト(Cl)ダヴィッド・ゲリエ(Hrn)
(7)(8)ユジャ・ワン(P)
(9)メナヘム・プレスラー(P)サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)
アントワーヌ・タメスティ(Va) ゴーチェ・カプソン(Vc)
(10)ミッシャ・マイスキー(Vc)UBSヴェルビエ・フェスティヴァル管
収録:2008年7月18日-8月3日ヴェルビエ・フェスティヴァル・ライヴ(ヴェルビ
エ、スイス)
スイスのリゾート地ヴェルビエで毎年夏に行われる「ヴェルビエ音楽祭」。
1993年に始まったこのイベントは、アルプスの山々に囲まれた美しい景色の中、
クラシック界の大物が集まり、若手の育成に力を注いだコンセプトに基づき、
多彩な演奏会を開いています。2008年の音楽祭の見所、聴き所満載の映像で楽
しむことができます。
冒頭のショスタコーヴィチのピアノ五重奏曲は20世紀の室内楽曲を代表する名
曲。盟友ミッシャ・マイスキー、現代最高のヴィオラ奏者ユーリ・バシュメッ
ト、名手ジョシュア・ベル、ヘニング・クラッゲルードと共にアルゲリッチ節
が炸裂!また強靭タッチで難曲も軽々と弾きこなすルガンスキー。ドラマティ
ックな表現と音のコントラストが抜群なユジャ・ワンによるラ・ヴァルスなど
素晴らしい音楽祭の雰囲気が存分に楽しめるハイライトDVDになっています。



<naive>
OP 30478 \2280
ヴィヴァルディ(1678-1741):オーボエ協奏曲集
(1)RV447 ハ長調 (2)RV455 ヘ長調 (3)RV451 ハ長調 (4)RV463 イ短調 
(5)RV457 ヘ長調 (6)RV453 ニ長調 (7)RV450 ハ長調
アルフレート・ベルナルディーニ(オーボエ、指揮) ゼフィーロ
録音:RV447, 451,457,450=2008年/RV455, 463, 453=1994年
ベルナルディーニのオーボエ・ソロによるヴィヴァルディのオーボエ協奏曲集。
どの曲も、切れ味鋭い超絶技巧の見せ場満載、それでいて情感たっぷり色彩豊
か。毎度ながら、ヴィヴァウルディの作品の面白さ、多様性に驚かされます。
17世紀中ごろにフランスで確立された楽器、オーボエ。ヴェネツィアでオーボ
エに関する記述が見られる最古の資料は1692年のものだといいます。当時比較
的新しい楽器だったオーボエをソロ楽器として抜擢、楽器のもつ可能性を限界
まで書きつくしたヴィヴァルディの才には、驚嘆するほかありません。

E 8925 \2280
『オルフェオの声』
第1部”Amor che deggio far”
(1)エドゥアルド・エグエス:シンフォニア-
ベネデット・フェッラーリ(1603-1681):私は金色の髪の乙女に恋をした 
(2)フランチェスコ・ラージ(1574-1621):私のピュリス、愛しいピュリス 
(3)トルカート・タッソ(1544-1595):愛は私に翼をあたえ
(4)シギスムント・ディンディア(1582-1629):
おおピュリスよ、お前にキスをしよう 
(5)エグエス:パッサメッツォ 
(6)、(7)カッチーニ(1546-1618):いと甘き溜め息、東の門より
第2部”Vedr? il mio sol”
(8)エグエス:シンフォニア (9)モンテヴェルディ:天のバラよ 
(10)(11)(12)ラージ:私の心は幸せ、むごく非道な死、わが心をなぐさめよ 
(13)モンテヴェルディ:歌劇「オルフェーオ」よりハープ・ソロ 
(14)ディンディア:私の親愛なるリラよ (15)カッチーニ:私は太陽を見る 
(16)(17)ラージ:一目見よ/私は何を見るのか
第3部”Vettene pur crudel”
(18)エグエス:シンフォニア (19)モンテヴェルディ:これは事実だった 
(20)リヌッチーニ:私の心の病みが 昨ディンディア:夏の日が、他
エドゥアルド・エグエス(アーチリュート、リュート、テオルボ、バロック・
ギター&指揮)、フーリオ・ザナージ(Br)、ジューリオ・カサーティ(語り)
ラ・キメーラ【サビーナ・コロンナ=プレティ(Gamb、リローネ)、
マリーナ・ボネッティ(トリプル・ハープ)】
フランソワ・フェルナンデス(Vn)
録音:2009年1月
モンテヴェルディの『オルフェーオ』初演でタイトルロールを務めたとされて
いるラージの作品を中心とした、オルフェオの悲劇をめぐる音楽物語。鬼才エ
グエスが奏でるリュートは、神話の神々を虜にしたオルフェオの竪琴の音色を
連想させます。ザナージの歌声も知的で実に素晴らしく、二人が奏でるハーモ
ニーは、まるで神話の世界からオルフェオが現代によみがえったかのように響
きます。ラージの師であったカッチーニや、ラージと親交のあったモンテヴェ
ルディ、その他同時代の作曲家たちの作品が、オルフェオの物語、オルフェオ
の人間としての側面に光を当てた秀逸の1枚。



<Medici arts>
MM 037 \2080
ステレオ
モノラル
ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
オットー・クレンペラー(指)
ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1958年4月17日ストックホルム・コンサートハウス(ライヴ・ステレオ)
モーツァルト:交響曲第29番イ長調KV 201
オットー・クレンペラー(指)
バイエルン放送交響楽団
録音:1956年4月15日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ・モノラル)
かつてない驚異的な高音質でよみがえったことから、いまやmedici MASTERSの
大看板となりつつあるクレンペラーのライヴ録音。このたび登場する「エロイ
カ」は、1947年以来となるロイヤル・ストックホルム・フィルとのライヴ。巨
匠が心身ともに充実していた時期のものだけに、あざやかな対位法処理や雄渾
な造形の打ち出しといった、クレンペラー美学の真骨頂ともいえる演奏が期待
されるところです。なお、ライヴということもあり、スケルツォとフィナーレ
が速めのほかは、1959年10月のフィルハーモニアとのセッション録音と基本的
にテンポ設定は概ね同じとなっています。
カップリングのモーツァルトは、既出のブルックナーの第7交響曲(MM.030)と同
日におこなわれたもので、「エロイカ」同様に冷静かつバランスのとれたアプ
ローチが特徴といえるでしょう。リマスタリング担当はトニー・フォークナー。

MM 036 \2080
モノラル
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19
レオン・フライシャー(P)
ハンス・ロスバウト(指)
ケルン放送交響楽団
録音:1957年11月18日ケルン、WDRフンクハウス、第1ホール(モノラル)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
レオン・フライシャー(P)
オットー・クレンペラー(指)
ケルン放送交響楽団
グルック(ワーグナー編):歌劇「アウリスのイフィゲニア」序曲
オットー・クレンペラー(指)
ケルン放送交響楽団
録音:1956年2月27日ケルン、WDRフンクハウス、第1ホール(モノラル)
WDRアーカイヴからの正規音源復刻。近年、奇跡の復活を遂げたヴィルトゥオー
ゾ・ピアニスト、フライシャー。巨匠クレンペラー、ロスバウトとの顔合わせ
も注目されるベートーヴェンのコンチェルトは、かれが焦点性失調症により右
手の自由を失う以前、そのキャリアの絶頂期に弾いたもので、真に衝撃かつ貴
重な内容といえるでしょう。師シュナーベルから薫陶を授けられたベートー
ヴェンは、優雅で知的なアプローチに、温かみと感覚美を備えた音色の魅力を
強く感じさせるものとなっています。
さらにフィルアップがまた超強力。ベートーヴェンの第4協奏曲と同日の録音
で、クレンペラー好きのあいだではつとに名高い、あの「アウリスのイフィゲ
ニア」序曲が聴けるのですからこれは見逃せません。セッション録音同様に、
スケール、迫力、美感のすべてにおいて、破格の演奏を聴かせてくれるものと
おもわれます。

MM 035 \2080
モノラル
R.シュトラウス:交響詩「ドン・キホーテ」Op.35
R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」Op.30
アルヴィン・バウアー(Vc)、パウル・シュレーアー(Va)
ディミトリ・ミトロプーロス(指)
ケルン放送交響楽団
録音:1959年9月7日ケルン、WDRフンクハウス、第1ホール(モノラル)
WDRアーカイヴからの正規音源復刻。メンデルスゾーンの「スコットランド」&
「宗教改革」(MM.014)に次ぐミトロプーロス第2弾は、かれが世を去る前年に行
なったシュトラウスの放送用スタジオ・ライヴ。録音の存在は知られていまし
たが、驚異的なクオリティでついにその全貌が明らかになりました。マーラー
のスペシャリストとして記憶されるミトロプーロスはシュトラウスも得意とし
ており、ここでの内容はその絢爛たる色彩感と力強い音楽運びでファンをとり
こにするのは必至とおもわれます。ちなみに当日のオール・シュトラウス・プ
ログラムでは、アストリッド・ヴァルナイの独唱で楽劇「エレクトラ」よりモ
ノローグも演奏されています。



<BONGIOVANNI>
AB 20014(DVD-Video) \4950
字幕:伊英
ジョルダーノ:「王様」
ジュゼッペ・アルトマーレ(Br 王様)
パトリツィア・チーニャ(S ロザリーナ)
ファビオ・アンドレオッティ(T コロンベッロ)
フランチェスコ・ファチーニ(Bs 粉挽き)
マリア・スコーニャ(Ms 粉挽きの妻)ほか
ジャンナ・フラッタ(指)カピタナータ交響楽団,
“ウンベルト・ジョルダーノ”リリコ合唱団
演出,装置,衣装:ヌッチ・ラドガーナ
収録:2006年1月,フォッジャ
ジョルダーノの「王様」は、1929年1月12日にミラノのスカラ座で初演されたオ
ペラ。ジョルダーノはこの後オペラを完成させていないので、事実上の彼の最
後のオペラです。
粉挽きの娘ロザリーナは、コロンベッロという青年と婚約していたのに、突然
恋人に冷淡になってしまった。理由を尋ねると、彼女は6日前に森の中で美しい
王様に出会い、心を奪われてしまったのだという。王様としか結婚しないとい
うロザリーナに困り果てるコロンベッロたちは、何とか王様に謁見し、事情を
話す。すると王様は、彼女を宮廷に連れてくるように命じ、さらに彼女を一晩
宮廷に泊まらせるという。これにコロンベッロたちは反対するが、王様は彼ら
を捕らえさせ、ロザリーナを呼ぶ。王の寝室で、ロザリーナは喜びに浸ってい
る。しかし王様の本当の姿は禿げ頭の老人。これにはロザリーナは幻滅、現実
に立ち返る。すべては王様の意図通りで、ロザリーナとコロンベッロが結ばれ
めでたし。
初演はトスカニーニが指揮し、スカラ座の優れた歌手たちが出演したものの、
成功は収められませんでいた。しかし近年、大人のためのお伽噺といった内容
が評価され、上演の機会も増えています。ラドガーナの演出は、ちょっとオリ
エンタル趣味を混ぜ込みつつも、極めて真っ当なもの。指揮者のフラッタが金
髪の美しいイタリア美女というのも映像ならでは楽しみです。

GB 2440 2枚組 \4350
STEREO
マスカーニ:「パリジーナ」
アタラー・ハッザン(S パリジーナ・マラテスタ)
ジュゼッペ・ヴェンディッテッリ(T ウーゴ・デステ)
アルド・プロッティ(Br ニッコロ・デステ)
カーティア・アンジェローニ(Ms ステッラ・デッラッサッシーノ)
フェルッチョ・フルラネット(Bs アルドブランディーノ・デイ・ランゴーニ)
ほか
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ(指)
ローマ歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1978年12月
「パリジーナ」は1913年12月15日にスカラ座で初演された、マスカーニの比較
的後期の作品。台本は、フェッラーラ侯ニッコロ3世の妻パリジーナが、ニッコ
ロの庶子ウーゴと愛し合ったために二人とも斬首されたという有名な話を素材
にしたバイロンの原作に基づいて、イタリアの文豪ガブリエーレ・ダヌンツィ
オが書いています。初演は、作品が長大で休憩込みで5時間にも達し、音楽の
素晴らしさにもかかわらず好評を得られず、マスカーニは大幅にカットをいれ
た改訂版をこしらえています。第二次世界大戦後は、ダヌンツィオの人気が下
降したこともあって数えるほどしか上演がありませんが、その中でも最も重要
なのが、このCDに収録されている1978年12月のローマ歌劇場での上演。名匠ガ
ヴァッツェーニの指揮によって、「パリジーナ」の豊かな美しさが引き出され
ています。パリジーナを歌うアタラー・ハッザンはイスラエル生まれ、ニュー
ヨーク育ちのソプラノで、ニューヨーク・シティ・オペラやメトロポリタン歌
劇場で活躍しました。ニッコロを名バリトン、プロッティが歌っているのもマ
ニアには嬉しいでしょう。さらに脇役に、当時まだ29歳だったフルラネットが
出演しています。




<haenssler>
98 253 \2080
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集Vol.3
第27番ハ長調KV.303(293c)/ 第33番ヘ長調KV.377(374e)/ 第34番変ロ長調
KV.378(317d)/ 第41番変ホ長調KV.481
ドミトリ・シトコヴェツキー(Vn)
コンスタンチン・リフシッツ(P)
録音:2008年2月8-10日ハイデルベルク、トンスタジオ・ヴァン・ゲースト /
ザントハウゼン、クララ・ヴィーク・オーディトリアム
リフシッツ&シトコヴェツキーによるモーツァルトのソナタ・シリーズ第3弾。
メロディアスな内容で、全ソナタ中屈指の人気作である第33番に、パートの比
重が対等になる最後の3曲のひとつ、第41番ほかを収めています。
ときに美しく溶け合い、ときにはげしくぶつかり合うさまは、気鋭のピアニス
トとヴェテランの味わいとの互いの長所がうまい具合に活きたもの。モダン楽
器による正攻法のスタイルというかれらの方向性は、結果としてロマンティッ
クで、たっぷりとゆたかな音楽の流れを獲得することに成功しています。

98 551 6枚組 \3950
「J.S.バッハ:待降節&クリスマス・カンタータ集」
[CD 1]
カンタータ第62番「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」BWV.62
(待降節第1日曜日用)
録音:1979年10月、1980年2、4月
カンタータ第36番「喜び勇んで羽ばたき昇れ」BWV.36(待降節第1日曜日用)
録音:1980年8月、1981年2月、1982年3月
カンタータ第61番「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」BWV.61
(待降節第1日曜日用)
録音:1977年12月、1978年1月
[CD 2]
カンタータ第132番「道を備えよ」BWV.132(待降節第4日曜日用)
録音:1976年9月、1977年1、4月
カンタータ第63番「キリスト者よ、この日を銘記せよ」BWV.63(降誕節第1日用)
録音:1971年2月、1981年3月
カンタータ第91番「讃美を受けたまえ、汝イエス・キリストよ」BWV.91
(降誕節第1日用)
録音:1972年2月、1984年
[CD 3]
カンタータ第110番「われらが口を笑いにて満たすべし」BWV.110
(降誕節第1日用)
録音:1975年1、2、5月
カンタータ第191番「いと高きところには神に栄光あれ」BWV.191
(降誕節第1日用)
録音:1971年2、5月
[CD 4]
カンタータ第40番「神の子の現われたまいしは」BWV.40(降誕節第2日用)
録音:1970年6、7月
カンタータ第57番「試練に耐えうる人は幸いなり」BWV.57(降誕節第2日用)
録音: 1981年11月、1982年2月
カンタータ第121番「キリストを、われらさやけく頌め讃うべし」BWV.121
(降誕節第2日用)
録音:1980年2、4月
[CD 5]
カンタータ第64番「見よ、父なる神の大いなる愛を」BWV.64(降誕節第3日用)
録音:1977年9月、1978年1月、1981年4月
カンタータ第133番「われ汝にありて喜び」BWV.133(降誕節第3日用)
録音:1980年2、4月
カンタータ第151番「甘き慰めなるかな、わがイエスは来ませり」BWV.151
(降誕節第3日)
録音:1971年2月
[CD 6]
カンタータ第122番「新たに生まれし嬰児」BWV.122(降誕節後第1日曜日)
録音:1972年2月
カンタータ第65番「彼らみなシバより来らん」BWV.65(顕現節)
録音:1978年9月、1979年2月
カンタータ第123番「いと尊きインマヌエル、虔しき者らを率いたもう君侯」
BWV.123(顕現節)
録音:1980年2、4月
アーリン・オジェー、ヘレン・ドナート、カトリン・グラーフ、インガ・ニー
ルセン、ノブコ・ガモウ=ヤマモト(S)
ユリア・ハマリ、ドリス・ゾッフェル、アン・マレー、ヒルデガルド・ラウリ
ヒ、ガブリエーレ・シュレッケンバッハ、ヘレン・ワッツ、ヘルラン・ガード
ウ、ヴェレナ・ゴール(A)
ペーター・シュライアー、クルト・エクヴィルツ、アルド・バルディン、アー
ダルベルト・クラウス(T)
ヴォルフガング・シェーネ、ヴァルター・ヘルトヴァイン、ジークムント・ニ
ムスゲルン、フィリップ・フッテンロッハー、ハンス=フリードリヒ・クンツ、
ニクラウス・テューラー(Bs)
ヘルムート・リリング(指)
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
シュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊
場所:シュトゥットガルト記念教会
ヘンスラー社による不滅の金字塔「バッハ大全集」でシリーズの監修を務めた
リリング。巨匠が完成させたカンタータの全曲録音より、当セットでは待降節
と降誕節(クリスマス)にちなんだナンバーを収めています。
多彩なソリストの並ぶなか、目を引くのがいまは亡きオジェー。これは美声で
知られた彼女の姿を知るうえで、最良の録音といえるのではないでしょうか。
さらに、器楽のゲストもじつに豪華な顔ぶれで、フルートのペーター=ルーカ
ス・グラーフ(第110番、第123番、第151番、第191番)、オーボエの宮本文昭
(第57番)やインゴ・ゴリツキ(第132番、第151番)、ファゴットのクラウス・
トゥーネマン(第110番)といった具合。アンサンブルもよく練られており、や
さしさと喜ばしい雰囲気に満ちた内容に、安定した音楽を聞かせるリリングの
手腕はさすがといったところでしょう。
なお、ブックレットは演奏家およびトラック・リストとドイツ語&英語歌詞訳
のみの仕様となっています。



<Simax>
PSC 1170(SACD-Hybrid) \2280
オリヴィエ・メシアン:初期のオルガン作品集
キリストの昇天(1934)、
二枚折の絵-地上の生と至福の永遠性に関するエッセイ(1929)、
前奏曲(c.1930s pub.2002)、聖体秘蹟への捧げ物(c.1930s pub.2001)、
天上の宴(1928 rev.1960)(第2版)、永遠の教会の出現(1932)
インゲル=リーセ・ウルスルード(Org)
録音:2008年9月14日-16日 聖ニコライ教会(ハルムスタード、スウェーデン)
使用楽器:聖ニコライ教会のPels & van Leeuwen オルガン(スヘルトーヘンボ
ス、オランダ)(2003年)
制作:アルネ・アクセルベルグ、インゲル=リーセ・ウルスルード
録音:アルネ・アクセルベルグ
20世紀の音楽の展開にさまざまな影響を与えたオリヴィエ・メシアン。サント
トリニテ教会のオルガニストに就任する前の1928年にオルガンのための作曲を
始め、このジャンルの作品を探ることで、彼の音楽が展開していくプロセスを
たどることができると言われます。メシアンの初期オルガン作品集。1933年に
発表した管弦楽のための作品を編曲し、新たに第3楽章を作曲した「キリストの
昇天」。後に第2部が「世の終わりのための四重奏曲」に使われた「二枚折の
絵」。「前奏曲」と「聖体秘蹟への捧げ物」は、遺品の中から見つかり、1930
年代に書かれた作品と推測されています。最初に出版されたオルガン曲「天上
の宴」は、1960年の第2版による演奏です。
インゲル=リーセ・ウルスルード(1963-)はノルウェー生まれ。ノルウェー音楽
アカデミーで教会音楽の学士号を取得。1996年、オスロ・コンサートホールで
コンサートオルガニストとしてデビュー。ノルウェー音楽アカデミー、トロン
ハイム音楽院、ベルゲンのグリーグ・アカデミーで教えながら、オスロのウラ
ニエンボルグ教会の首席オルガニストを務めています。多くの優秀録音で高名
なエンジニア、アルネ・アクセルベルグが共同制作と録音・編集を担当。ス
ウェーデン西海岸の都市ハルムスタードの聖ニコライ教会で録音セッションが
行われました。5.1チャンネル・サラウンド(またはステレオ)のSACDと、2チャ
ンネルにミックスダウンした CD のハイブリッド・ディスク。宗教作品にふさ
わしい清澄なオルガンの音は、このアルバムの愉しみのひとつでしょう。メシ
アンの曲についてのノーツは、ウルスルード自身が執筆しました。




<Alba>
ABCD 269 \1980
ペール・ヘンリク・ノルドグレン(1944-2008):天空の光 作品63(1984-85)
メルヤ・ヴィルッカラ(S) アンシ・ヒルヴォネン(T) 
リトヴァ・タルヴィティエ(ヨウヒッコ)
中央オストロボスニア室内合唱団 カウスティネン児童合唱団 
民俗楽器オーケストラ
オストロボスニア室内管弦楽団 ユハ・カンガス(指)
録音:1999年12月4日-5日 民俗芸術センター、カウスティネンホール(フィンラ
ンド)(ライヴ)]
制作:ラウラ・ヘイキンヘイモ  録音:アンティ・リンタマキ
ペール・ヘンリク・ノルドグレンの「天空の光」は、フィンランド音楽のなか
でも異彩を放つ作品のひとつに挙げられます。『カレヴァラ』出版150周年を
記念する作品としてカウスティネン文化委員会から委嘱を受けたノルドグレン
は、『カレヴァラ』にも描かれた創造と太陽の解放の物語を題材に、「導入部」
「夜と昼の鳥」「月を呑みこんだ者の追放」「地底の国マナラ深く、悪の力が
光を隠す」「太陽と月と星の解放」の5つの部分からなる作品を完成させまし
た。オーケストレーションは独創的です。2組の弦楽五重奏、木管五重奏、2組
の打楽器、ハープシコード、ピアノという編成のオーケストラ、児童合唱と混
声合唱、ソプラノとテノールの独唱、さらにフィンランドの太古の響きと色を
求め、5つの5弦カンテレ、3つの36弦カンテレ、2つの山羊の角笛、葦笛、牧童
笛、うなり板、打奏板、シャーマンドラム、ヨウヒッコ(2-4弦の弓形竪琴)に
よる民俗楽器オーケストラが加えられました。フィンランド伝統の楽器が使
われた背景には、技術の専門化した現代社会と、技巧に走り、学究的になりす
ぎた現代音楽への抗議がこめらているといわれます。「夜と昼の鳥」と「太陽
と月と星の解放」に合唱と独唱が加わり、『カレヴァラ』によらない独自のテ
クストを歌います。初演は1985年2月3日のカウスティネン室内音楽週間。コッ
コラ管弦楽団とカウスティネンの音楽家のアンサンブルをヨルマ・パヌラが指
揮しました。この作品が1999年に演奏された際に第3部分として追加された、
歌手(テノール)、ヨウヒッコとサンプリングテープのための「間奏曲-天体の
宇宙ダンス」が最後のトラックに収録されています。



<Anthonello MODE>
AMOE 10011 \2450
「カチュワとトナーダ」-南米ペルーのバロック音楽・トルヒーヨ写本-
われらが主の生誕に寄せて(ヴァイオリンと通奏低音を伴う2声または4声のカ
チュワ)/われらが主キリストの生誕に寄せて(通奏低音を伴う声楽のためのカ
チュワ)/コンゴ(声楽と通奏低音を伴う、歌い踊るためのトナーダ)/チモの
バイレ(ヴァイオリンと通奏低音のための)/ピファーノと太鼓を伴うバイレ
(4人または8人、あるいはそれ以上の数の踊り手が手に刀やハンカチを持って
踊るコントラダンサ形式の舞曲)/チモのトナーダ/優美な少女(声楽と通奏低
音を伴う、歌い踊るためのトナーダ)/うさぎ(声楽と通奏低音を伴う、歌い踊
るためのトナーダ)/嫉妬深い女(ランバイェケの町を起源とする歌うためのト
ナーダ)/鳩(ランバイェケの町を起源とする歌い踊るためのトナディーヤ)/
踊るためのランチャス/ダイヤモンド(チャチャポヤスを起源とする歌い踊る
ためのトナーダ)/トゥパマロ(カハマルカを起源とするトナーダ)/ウィチョ
ー(チャチャポヤスを起源とするトナーダ)/小悪魔(グアマクチョを起源とす
る歌うためのトナーダ)/別れ(グアマクチョを起源とするカチュワ)/トゥパ
マロ(カハマルカを起源とするトナーダ)/ウィチョー(トルヒーヨのカルメル
派修道女を讃えて、オトゥスコの8人の踊り子が歌い踊った牧歌的カチュワ)/
善良な恋人(山岳地帯を起源とするカチュイータ)
アントネッロ - 濱田芳通(リコーダー)、石川かおり(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
西山まりえ(ハープ)、
アドリアン・ファン・デル・スプール(歌・ギター)、
わだみつひろ(パーカッション)、戸田薫(ヴァイオリン)、
藤沢エリカ(歌)、岡庭弥生(歌)
ジャケット・デザイン:さそうあきら
今日ペルーの音楽といえば「コンドルは飛んでいく」に代表されるフォルクロ
ーレであり、その音楽は第二次大戦後、メディアに乗って世界中に広まりまし
た。しかしそれ以前のペルーの音楽状況を知る資料は決して多くありません。
今回アントネッロが取り上げた「トルヒーヨの写本」とは1778年にペルー北部
最大の都市トルヒーヨに赴任したスペインの司教バルタサール・マルティネス
・コンパニョンによって収集されたこの地域の生活・音楽・芸術・文化を総称
したもの。なかでもそこに残された音楽の重要性は、非常に高いと言えるでし
ょう。というのも、この時代におけるこの地域の音楽は、今日主として口頭で
伝承されているもの以外には存在せず、それだけに、これらの資料はラテンア
メリカ音楽の起源と進化を知るうえで、きわめて貴重なもの。これらの写本は、
スペインによる南アメリカの植民地支配の最後の30年間における音楽に関して、
豊かな情報を与えてくれます。
ここでアントネッロと共演しているアドリアン・ファン・デル・スプールはア
ルゼンチンに生まれ、オランダのアムステルダム・スウェーリンク音楽院で指
揮と作曲を学んだ後、ユトレヒト音楽祭の音楽監督をつとめる声楽家兼ギター
奏者。このトルヒーヨ写本研究における世界的権威であり、かねてからこの写
本に興味を抱いていた濱田芳通のたっての希望でレコーディングが実現したも
の。
「天正少年使節の音楽」(AMOE.10004)でキリシタン時代からの日本人の音楽の
源流をさかのぼって比類なき高い評価を受けたアントネッロが、再び万を持し
て放つ超大作。

AMOE 10012 \2450
ユーモラス・トビー -ヒューム大尉のガンバ曲集-
トバイアス・ヒューム(1569-1645):
1.グッド・アゲイン
2.タバコ
3.兵士の決意
4.愛の気晴らし
5.音楽の情熱
6.ヒューム大尉のパヴァン
7.兵士のガリアルド
8.アルメイン
9.ジグ
10.兵士の歌
11.聞け、聞け
12.貴婦人のジグ
13.死
14.ジグ
15.兵士のマーチ
16.ガンバの心
17.パヴァン
石川かおり(ヴィオラ・ダ・ガンバ)&アントネッロ
濱田芳通(コルネット)西山まりえ(ハープ)春日保人(バリトン)
わだみつひろ(パーカッション)
ジャケット・デザイン:さそうあきら
アントネッロのコア・メンバーとして活躍する石川をソロ・フューチャーした
アルバムは他社からリリースされすでに廃盤となったバッハのソナタ集以来久
々のリリース。
マレと並び、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者にとって重要なヒュームのレパートリ
ーだが、これまでの他の奏者による録音を遥かに凌駕するものであることは一
聴して明らか。西山まりえのハープ、濱田芳通のコルネット、わだみつひろの
パーカッション、春日保人の歌など、アントネッロ・ファンにおなじみのメン
バーがゲスト参加しているなど、アントネッロ流のこだわりが遺憾なく発揮さ
れています。石川自身による、オーヴァーダビングを駆使した二重奏、三重奏
も適宜取り入れられ、三次元的な広がりを効果的に演出。ヒュームの曲になじ
みがないリスナーにも楽しめるように作られています。
すでに無伴奏の作品2曲(ヒューム大尉のパヴァン、グッド・アゲイン)は、
24Bit/96kHzによるハイレゾルーションWAVファイルが共同通信社のMOOK「PCオ
ーディオFAN」の付録データCDに収録(ライヴによるテイクでこのCDのセッショ
ンテイクとは別)。MOOKは6月18日の発売からわずか数日にして品切れになるな
ど大好評。同時に、石川の高いレベルの演奏も大きな話題になっています。




<LSO Live>
LSO 0683(SACD-Hybrid) 2枚組 \2180
ヴェルディ:レクィエム
クリスティーン・ブルーワー(S) カレン・カーギル(Ms)
スチュアート・ネイル(T) ジョン・レリア(Bs)
ロンドン交響合唱団
ジョセフ・カレン(合唱指揮)
サー・コリン・デイヴィス(指)ロンドン交響楽団
*ラテン語歌唱
録音:2009年1月11&14日ロンドン、バービカンセンター(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:ジョナサン・ストークス & ニール・ハッチンソン
モーツァルトの「レクィエム」、ティペットの「われらが時代の子」、マクミ
ランの「聖ヨハネ受難曲」、そしてハイドンの「天地創造」と、このところ
LSO Liveより立て続けに大作の声楽曲を発表している巨匠デイヴィス。ますま
す意気盛んなマエストロと手兵による最新録音はヴェルディのレクィエム。
なお、この2009年1月の演奏会は、前年2008年11月23日に急逝したリチャード
・ヒコックスの思い出に捧げられたものです。
1976年にロンドン交響合唱団の音楽監督に就任したヒコックス(1948-2008)は、
1991年にそのポストを離れた後も名誉指揮者、さらにはプレジデントを任じら
れ、1985年には客演副指揮者に迎えられるなどLSOともゆかりの深かったこと
で知られています。
こうした背景もあってのことでしょう。ここでのオケ、合唱は共に特別な共感
を寄せて演奏に臨んでいるであろうことは想像に難くありませんが、それはヒ
コックスの師であるデイヴィスとしてもやはり同じはず。1991年のバイエルン
放送響とのセッション録音をはじめ、その長いキャリアとほぼ同じ期間に本作
を取り上げ続けてきた経験より得た、力みのないひたすら自然な流れ。80歳を
越えたデイヴィスの音楽に内在する高潔な志と無我の境地には強く打たれるも
のがあるというべきでしょう。
「デイヴィスの生み出す燃えたぎる情熱、見識、的確さ、そして音楽の物語を
デイヴィスがどのように把握しているかに耳を傾けてください…デイヴィスは、
第1小節からヴェルディの真髄を突き止めていました。嘆き悲しんでいるのか、
怒りで沸騰するかどうかに関係なく、ジョセフ・カレンの大軍はお手本という
べきコンディションでした。というのも、私は、突き刺すような協和音と地獄
の灼熱に導かれる、怒りの日における彼らの大声の猛攻撃からまだ立ち直れな
いでいます。ソリストはどうでしょうか?ここでも、わたしたちは恵まれまし
た。サー・コリン・デイヴィスは、巨匠のタッチでヴェルディの激情と歌を表
現しました…これは人生全体を悟る、確信に満ちた音楽家による円熟の譜読み
でした。」(タイムズ紙ジェフ・ブラウン)
ことし2009年はデイヴィスにとっては、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
でLSOを初めて振ってからちょうど半世紀にあたる記念の年。デイヴィスとLSO
による同じヴェルディでは2004年の「ファルスタッフ」につづいて、いよいよ
12月に「オテロ」全曲の録音が控えており、また、あらたにニールセンの交響
曲のシリーズも予定されているということですから、巨匠の衰えを知らぬ活躍
ぶりにはただ驚くばかりです。



<SUPRAPHON>
SU 3989 \1780
マルチヌー:チェロ協奏曲第1番H 196(1955)
フェルステル:チェロ協奏曲Op.143(1931)[世界初録音]
ノヴァーク:チェロと小管弦楽のためのカプリッチョ(1958)
イジー・バールタ(Vc)
ヤクブ・フルシャ(指)
プラハ・フィルハーモニア
録音:2009年1月4-7日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ(セッション)
当代のチェコを代表する世界的名手バールタが、20世紀チェコのチェロ協奏曲
を取り上げたアルバムです。
バールタが好んでひんぱんに取り上げているマルチヌーの第1番は、4曲あるマ
ルチヌーのチェロ協奏曲のなかでも、1930年の第1稿、1939年の第2稿がそれぞ
れ名手フルニエに献呈され、1955年の決定稿までに3度手が加えられた力作。
そのマルチヌーの第1稿と同年に書かれた、フェルステル唯一のチェロ協奏曲
は世界初録音。憂いを帯びたホルン・ソロと弦楽に乗せて、しずかにチェロが
歌いだす冒頭から、やさしい表情に満ちたモデラートを経て、華麗なフィナー
レまで、スラヴのこころとヨーロッパ的な要素のみごとな融合がみられる作品
です。そして、これら2曲とは、あきらかに異質のノヴァークのカプリッチョ
は、ビッグ・バンドがソロをフィーチャーするスタイルに似せて、ジャズの要
素を聞き取れる内容で初CD化。
なお、ここでは、日本でもおなじみの気鋭の指揮者フルシャと手兵プラハ・
フィルハーモニアがバックを務めているのも大いに注目されるところです。

SU 3993 \1780
ヤン・ハヌシュ:
トリオ・コンチェルタンテOp.59b-オーボエ、ハープとピアノのための(1978)
ヤン・ハヌシュ:
ソナタ・クアジ・ウナ・ファンタジアOp.61a-オーボエとピアノのための(1968)
ぺトル・エベン:ハープ独奏のためのリソナンツァ(1986)
ぺトル・エベン:オルド・モダリス-オーボエとハープのための(1964)
(イントラーダーエアーリゴドンーサラバンダージーガ・ダ・カッチャ)
パヴェル・ハース:組曲-オーボエとピアノのための(1939)
(I.フリオーソ II.コン・フオーコ III.モデラート)
カテジナ・エングリチョヴァー(Hrp)
ヴィレム・ヴェヴェルカ(Ob)
イヴォ・カハーネク(P)
録音:2008年11月11、18-19、23、30日&2009年1月19日プラハ、
ボヘミア・ミュージック・スタジオ(セッション)
チェコの現代作品を集めたアルバムは、オーボエのヴェヴェルカの言葉に拠れ
ば、“20世紀後半という時代、戦後40年におよぶ東西の分断により、 “鉄の
カーテン”の内側でヨーロッパの文脈から‘護られてきた’音楽”という特色
を持っています。
ハヌシュのトリオはハープ、オーボエにピアノの組み合わせがいざなう妖しい
世界。エングリホヴァーがチェコ初演を果たし、作曲者エベンの70歳の誕生日
を記念して、初のCD録音となる「リソナンツァ」。日本語で‘共鳴’という意
のハープ独奏曲は、モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」の初演地プラハに
ちなみ、オペラからメヌエットの引用がされるという仕掛けが施されています。
収容所で散ったハースの「組曲」は、第2次大戦の勃発した1939年秋に作曲さ
れたもので、革新的なピアノ・パートと、心に強く訴えかけるオーボエとが強
烈な印象を残します。

SU 7018(DVD-Video) \4750
フランツ:童話バレエ「金髪のお姫様」
国立劇場バレエ団
マルティン・ズブロゼク(Vo)
振付け:ヤン・コデット
演出:オンドレイ・ハヴェルカ
ペテル・ブラベル(指)ベルグ管弦楽団
収録:2008年3月8日,エステート劇場
字幕:英独仏チェコ
「金髪のお姫様(Zlatovl?ska)」、あるいは同義の英語題で「ゴルディロック
ス」は、チェコではたいへん有名な童話で、青年イジクが様々な障害を克服し
て金髪のお姫様と結ばれるというお話。これを基に、オンドレイ・ハヴェルカ
とヤン・コデットが台本を制作、チェコの作曲家、画家(という以上に非常に
有名なアーティスト)のヴラディミール・フランツ(1959-)が音楽をつけたも
の。もちろん、プラハ国立劇場の優秀なバレエ団の踊りも見物。
本編1時間45分に、特典映像としてドキュメンタリーを43分収録。




<Dynamic>
DYNDVD 33588(DVD-Video) 2枚組 \4180
字幕:伊英独仏西
レオ:「アリドーロ」
フランチェスカ・ルッソ・エルモッリ(Ms エリーザ)
マリア・グラツィア・スキアーヴォ(S ファウスティーナ)
ヴァレンティーナ・ヴァッリアーレ(S ゼーザ)
マリア・エルコラーノ(S ルイージ)
ジュゼッペ・デ・ヴィットーリオ(T ドン・マルチェッロ)
ジャンピエロ・ルッジェーリ(Br メーオ)
フランチェスコ・モラーチェ(Br ジャングラツィオ)
アントーニオ・フローリオ(指)
カペッラ・デッラ・ピエタ・デイ・トゥルキーニ
演出:アルトゥーロ・チリッロ
収録:2008年2月,レッジョ・エミーリア
非常に貴重な映像が登場です。レオナルド・レオ(1694-1744)は、南イタリア
のブリンディジ近郊に生まれ、ナポリで学んだ作曲家。18世紀前半のナポリ派
の作曲家として重要な人物です。「アリドーロ」は1740年に初演されたオペラ。
ジェンナロアントニオ・フェデリーコの台本は、登場人物が身分階級によって
喋る言葉がナポリ語だったりトスカーナ語だったりというユニークなもの。
実は18世紀前半のオペラブッファは楽譜が現存するものが極めて少なく(ペル
ゴレージの「奥様女中」はインテルメッツォ)、復活上演されるだけでもちょ
っとした事件なのです。加えて演奏が、ナポリのバロック音楽の権威、フロー
リオとトゥルキーニですから尚のこと。この上演には会場に多数の音楽学者た
ちが詰め掛けたといいます。最近ムーティがオペラに抜擢したことで知られる
スキアーヴォや、トゥルキーニとの共演でお馴染みの歌役者デ・ヴィットーリ
オなど、水準の高いキャストをソロています。チリッロの舞台は、簡素な装置
ながら、イタリア的な色彩感を生かした美しいものです。
もちろん世界初収録!

CDS 626 2枚組 \3780
ヴィヴァルディ:「アルジッポ」
ヴェロニカ・ムラーチコヴァー・フチコヴァー(Ms アルジッポ)
パヴラ・シュチェプニチコヴァー(Ms ザナイダ)
ヤナ・ビーノヴァー=コウツカー(S オジーラ)
バルボラ・ソイコヴァー(S シルヴェーロ)
ズデニェク・カプル(Br ティジファーロ)
オンドジェイ・マチェク(指)ホフムジチ(ピリオド楽器使用)
録音:2008年10月23日,ヴェネツィア
またまたヴィヴァルディのオペラが復活です!「アルジッポ」は、1730年にプ
ラハのスポルク伯爵の劇場で初演されたものの、楽譜は長らく行方不明でした。
指揮者のマチェクは、初演のオペラ団がその後ドイツのレーゲンスブルクに移
動したことを突き止め、当地の図書館を調査、2006年11月に全体の三分の二に
あたる楽譜を発見。さらに同時代の他のオペラから欠落部分を補い、ついに
「アルジッポ」を蘇えらせることに成功したのです。この録音は、ヴィヴァル
ディの生地ヴェネツィアでの上演の際のもの。チェコの古楽勢による優れた演
奏でお楽しみください!

CDS 619 2枚組 \3780
カルニセル:「エレナとコスタンティーノ」
ルース・ロジク(S エレナ/リッカルド)
マリオラ・カンタレロ(S アンナ)
ロバート・マクファーソン(T コスタンティーノ)
サイミール・ピルグ(T エドモンド)
ロレンツォ・レガッツォ(Bs カルロ)
エドゥアルド・サンタマリア(T アルルの支配者)
ダヴィド・メンデス(Br ウルビーノ)
ヘスス・ロペス=コボス(指)マドリッド交響楽団,合唱団
録音:2005年3月12-14日,マドリッド
ラモン・カルニセル(1789-1855)は、スペイン、カタルーニャのタレガに生ま
れた作曲家。今日ではチリの国歌を作曲した人というくらいしか知られていな
いものの、1820,30年代を中心に広く活動しました。「エレナとコスタンティ
ーノ」はカルニセルの二作目のオペラ(セミセリア)。1821年にバルセロナで初
演され、成功を収めています。物語はいわゆる救出オペラ。父殺しの罪を被さ
れ囚われの身のコンスタンティーノを救うため、彼の妻エレナは、男装して
リッカルドを名乗り、親切な土地の貴族カルロの館に潜りこむ。ところがカル
ロの娘アンナが“リッカルド”に恋をしてしまうので、彼女を愛するウルビー
ノがやきもきする…。最後に権力者の悪事が発覚し、コスタンティーノが救わ
れてめでたしとなります。ベートーヴェンの「フィデリオ」に瓜二つですが、
それもそのはず、原作を遡るとどちらも同じフランスのオペラ(ガヴォー「レ
オノール」)に行き着くので、二つのオペラは従兄弟のような関係です。この
マドリッドでの蘇演には、ルース・ロジク、マリオラ・カンタレロ、ザイミー
ル・ピルグ、ロレンツォ・レガッツォと、スペイン、イタリアなどの名歌手が
多く参加しており、さらに指揮は大御所ロペス=コボスと、かなり豪華。カル
ニセルはロッシーニから強く影響を受けていますので、ロッシーニアンは逃が
せません。



<IDIS>
IDIS 6575 \1650
MONO
ヴェルディ:レクイエム
ジンカ・ミラノフ(T) ロザリンド・エリアス(A)
カルロ・ベルゴンツィ(T) ジョルジョ・トッツィ(Bs)
ブルーノ・ワルター(指)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1959年3月29日,ニューヨーク
ブルーノ・ワルターはヴェルディには格別の愛着があったのですが、米国移住
後は指揮をする機会があまりなく、録音も僅か。このレクイエムはそのうちの
最も新しい録音で、ワルターを語る上で貴重なもの。テノールが若き日のベル
ゴンツィというのも注目です。

IDIS 6573 2枚組 \3300
Mono/Stereo
ベートーヴェン:初期ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.2-1
ピアノ・ソナタ第2番 イ長調 Op.2-2
ピアノ・ソナタ第3番 ハ長調 Op.2-3
ピアノ・ソナタ第4番 変ホ長調 Op.7
ピアノ・ソナタ第5番 ハ短調 Op.10-1
ピアノ・ソナタ第6番 ヘ長調 Op.10-2
ピアノ・ソナタ第7番 ニ長調 Op.10-3
ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 Op.13 「悲愴」
ワルター・ギーゼキング(P)
録音:1956年
EMI録音。ギーゼキングは1955年から集中してベートーヴェンのソナタ全集を
録音中でしたが、全32曲中の23曲(うち1曲は途中まで)を録音したところで急
死してしまいました。このCDには第1番から第8番までを収録。

IDIS 6576 \1650
MONO
プッチーニ:「ボエーム」から
ヘンデル:「快活の人、沈思の人、温和の人」から
J.シュトラウス:春の声
バッハ:「狩りのカンタータ」BWV208から,あなたがそばにいれば BWV508
シューベルト:鳥たち D.691,アルプスの狩人 D.588
グルック:小川は流れる
モーツァルト:夕べの想い K.523,魔法使い K.472
グルーバー:静かな夜(清しこの夜)
ほか
エリザベート・シュワルツコップ(S)
録音:1946-54年
8IDIS 6563の続編。シュワルツコップの比較的初期の録音を集めています。彼
女には珍しい曲もあれば、引退まで歌い続けた曲もあり、ファンなら興味深い
ものです。



<ORFEO>
ORFEO 782091 \2450
ハイドン:
「哲学者の魂(オルフェオとエウリディーチェ)」
「アルミーダ」
「月の世界」
「トビアの帰還」
「オルランド・パラディーノ」
からのアリア
シェーナ「ベレニーチェ、どうするの?」とアリア「行かないで、私の愛する
人よ」
シモーナ・シャトゥロヴァー(S)
アレッサンドロ・デ・マルキ(指)
NDR放送フィルハーモニー
録音:2008年11月24-28日,ハノーファー
ハイドン・イヤーに素敵なアリア集が登場です。シモーナ・シャトゥロヴァー
はスロヴァキアのブラティスラヴァ生まれのソプラノ。まだデビューして数年
という若いソプラノですが、ドニゼッティ「ルチア」のタイトルロール、ヴェ
ルディ「リゴレット」のジルダ、またモーツァルト「フィガロの結婚」のスザ
ンナ、「後宮からの逃走」のコンスタンツェなどで高い評価を得て、ヨーロッ
パのみならず米国でも活躍してるほど。このハイドンのアリア集でも、難易度
の高い技巧の曲を鮮やかに歌えば、情感豊かな曲をたっぷり歌うなど、只者で
はないことがすぐに分かることでしょう。しかも伴奏は、バロック音楽の巨匠
アレッサンドロ・デ・マルキが指揮。モダン・オーケストラながら新鮮な響き
を引き出し、若い歌姫の魅力を存分に引き出しています。

ORFEOR 770091 \2080
ワルデマール・クメント アリア集
モーツァルト:「イドメネオ」,「コジ・ファン・トゥッテ」
グルック:「タウリスのイフィジェニー」
ベートーヴェン:「フィデリオ」
ロッシーニ:「チェネレントラ」
グノー:「ファウスト」
オッフェバック:「ホフマン物語」
スメタナ:「売られた花嫁」
ヤナーチェク:「イェヌーファ」
ストラヴィンスキー:「放蕩者の成り行き」
R.シュトラウス:「ナクソスのアリアドネ」,「ばらの騎士」
からのアリア,場面
ワルデマール・クメント(T)
カール・ベーム(指),ヤロスラウ・クロンブホルツ(指),
ホルスト・シュタイン(指),アルベルト・エレーデ(指),
ジョルジュ・プレートル(指),ヨゼフ・クリップス(指),
オスカー・ダノン(指),レナード・バーンスタイン(指)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1955-96年
ワルデマール・クメントは1929年、ウィーン生まれのテノール。1960-70年代
のウィーン国立歌劇場で大活躍しました。甘く柔らかい美声でモーツァルト
の諸役で活躍しただけでなく、端整で知性的な歌でピリオド楽器のバッハ演奏
でも重用され、しかもバイロイト音楽祭では「マイスタージンガー」のヴァル
ターを歌うほどの力強さも持ち合わせているという、非常に優れた才能を持ち
合わせた歌手です。ここには1960年代のウィーン国立歌劇場のライブを収録。
クメントが軽々と高音を出せるのには驚かされます。「ファウスト」や「チェ
ネレントラ」では、ハイC(しかもウィーンのピッチなので普通より高い)を朗
々と出しています。また「ホフマン物語」の狂気を感じさせる歌や、スメタナ、
ヤナーチェクのボヘミア・オペラとの相性の良さも驚きです。1996年、67歳の
「ナクソスのアリアドネ」の語り役、執事長が矍鑠としているのも当然です。
もちろんモーツァルトは絶品。そして「ばらの騎士」のイタリア人歌手は、
バーンスタインの指揮ということでも貴重。「イドメネオ」と「ナクソスのア
リアドネ」のみステレオ。



<naive>
E 8926 \1550
J.S.バッハ:カンタータ集
BWV 49, BWV 115, BWV 180
バーバラ・シュリック(S) アンドレアス・ショル(C-T) 
クリストフ・プレガルディエン(T)
クリストフ・コワン(指、Vc)、
アンサンブル・バロック・ド・リモージュ、
コンチェルト・ヴォカーレ・デ・ライプツィヒ
コワンが奏でるチェロが活躍するバッハのカンタータ集名盤。ショルの歌声と
コワンのチェロの美しい音色があいまって、祈りの気分、静謐な雰囲気が高ま
ります。神々しいまでの名演です。

E 8927 \1550
(旧番号:E8821廃盤)
シャルパンティエ:3つの歴史的聖歌
劇的モテット(オラトリオ)「サウルとヨナタンの死、もしくは、戦いのために
集められたとき」H403, 同「アブラハムのいけにえ、もしくは、アブラハム
が100歳のとき」H402, 同「主の割礼の祝日に:天使と羊飼いたちの対話、
もしくは、贈り物だ、贈り物だ、羊飼いたちよ」H406
ジェラール・レーヌ(指、C-T)
イル・セミナリオ・ムジカーレ
録音:2000年10月
オペラかと思ってしまうような、劇的な聖歌集。レーヌ率いるイル・セミナリ
オ・ムジカーレの奏でる音色が燦然と輝きを放つ名盤。

E 8928 \1550
(旧番号:E8894/現行盤)
ヘンデル:アリア集
「シピオーネ」「オルランド」「ジューリオ・チェーザレ」「パルテノーペ」
「アマディージ」「アレッサンドロ」「ロデリンダ」「ファラモンド」
「タメルラーノ」「デイダミア」「クレタのアリアンナ」からのアリア
サンドリーヌ・ピオー(S) 
クリストフ・ルセ(指)
レ・タラン・リリク
録音:2004年2月
ヘンデルが生きた時代に活躍していた歌手のために書かれたアリア集。ヘンデ
ルの声楽様式のすべてがここに詰まっています。ピオーの歌声は実に見事。

AM 187 \1550
(旧番号:AMB 9902廃盤)
『愛と仮面、パーセルとイタリア』
(1)作曲者不明:イギリスの仮面舞踏会-怒り/(2)パーセル:「徳」らに命じよ
/フレスコバルディ:(3)第3のカンツォン(4)第4のカンツォン(5)第1のカン
ツォン(6)第6のカンツォン/(7)パーセル:聖なる守り主よ/作曲者不明:(8)
妖精たちの仮面舞踏会(9)Cupararre or Graysin/(10)パーセル:祈り/(11)
作曲者不明:貴婦人の仮面舞踏会/(12)パーセル:トランペットよ、響け/作曲
者不明:(13)ヤギの仮面舞踏会(14)第2の魔女の踊り/(15)マンチーニ:この情
熱はなんと甘いことか
パトリシア・プティボン(S)、ジャン=フランソワ・ノヴェリ(T)、
アンサンブル・アマリリス〔エロイーズ・ガイヤール(リコーダー,Ob)、ヴィ
オレーヌ・コシャール(Cemb,Org)、オフェリー・ガイヤール(Vc)、リチャー
ド・マイロン(Cb)〕
録音:1998年10月
今をときめくプティボンの貴重な録音。エロイーズ・ガイヤールの奏でるリコ
ーダーのキレのよい音色、華麗な技巧、そして冴えたアンサンブルは愉悦のき
わみ。プティボンの、天から降るかのような、現世のものとは思えない、セイ
レーンかと思ってしまうような美しい声も見事です。パーセル、フレスコバル
ディ、マンチーニや同時代の作曲家たちの作品の魅力を再発見することができ
ます。

OP 30486 \1550
(旧番号:OP30238廃盤)
「おお痛ましき喜び」-ジェズアルドとその周辺
デ・モンテ:わが悲しみの音色
ポンポニオ・ネンナ:わが眼よ、おまえは見た
ジョヴァン・ドメニコ・モンテッラ:もしあなたが遠くにいるのなら
カルロ・ジェズアルド:ああ、私は悲しみのうちに死す(他10曲)
ルッツァスコ・ルッツァスキ:ああ、わが痛ましき運命よ(他2曲)
リナルド・アレッサンドリーニ(指,Cemb)、
エリーザ・フランツェッティ、モニカ・ピッチニーニ、
エリザベッタ・ティソ(S)、ローザ・ドミンゲス(Ms)、
アレッサンドロ・カルミニャーニ(A)、パオロ・ファンチュッラッチ、
ジャンルカ・フェラーリ(T)、セルジオ・フォレスティ(Bs)、
マーラ・ガラッシ(Hrp)、アンドレア・ダミアーニ(テオルボ)
コンチェルト・イタリアーノ
録音:1999年5月
ジェズアルドの作品と、彼が影響をうけた作曲家たちの作品を収めた1枚。
ジェズアルドの時代は、言葉を伴う音楽は、「音楽が言葉の上にたつ」という
考えのもとに作曲されていました。各声部が平等の役割を担い、縦のラインが
重要視された作法です。縦の線が重視された作法で、言葉が劇的な表情と迫力
を帯びてせまってきます。

OP 30487 \1550
(旧番号:OP 30111廃盤)
モンテヴェルディ:マドリガーレ集第2巻(1590)
(1)「新しき夜明けはいまだ訪れず」 
(2)「そして女は嘆息しながら言った」
(3)「我がフィッリデは飲んでいた」 
(4)「愛の言葉のこの上もなく甘い絆」 
(5)「ヒヤシンスでも水仙でもなく」 
(6)「美しき真紅の唇のまわりに」 
(7)「この岸辺にかくも紅なる花はなし」 
(8)「美しい口がみなこの暗い顔に向かって」 
(9)「ご婦人よ、わたしが帰ってきたら」 
(10)「あの影になりたいものだ」 
(11)「愛が狩に行けば」 
(12)「わたしがじっと見つめていると」 
(13)「波はささやき」 
(14)「我がクローリは安らかに眠っていた」 
(15)「不実な人よ、わたしを捨てるなら」 
(16)「あまりにもつれなき言葉を放つ口」 
(17)「つれない人よ、なぜわたしから逃げるのか」 
(18)「この鏡を君にあげよう、ローザ」 
(19)「わたしには死も恐ろしくない」 
(20)「恋人よ、愛があなたの羽根を切った」 
(21)「かつてわたしは歌った、そしてその歌が心地よかったなら」
リナルド・アレッサンドリーニ(指,Cemb)コンチェルト・イタリアーノ, 
ロッサーナ・ベルティーニ(S)
ローザ・ドミンゲス(Ms) クラウディオ・カヴィーナ(A) 
ジュゼッペ・マレット(T) サンドロ・ナリア(T)
 マルコ・ラデッリ(Br) ダニエレ・カルノヴィチ(Bs)
録音:1994年5月
テクストの深い洞察、音節に従って自在に変化する強弱、変幻自在、フレキシ
ブルに動くテンポ・・・。言葉と音楽、両方のもつニュアンスが、アレッサン
ドリーニの知的な指揮により見事に薫りたちます。

OP 30488 \1550
(旧番号:OP 30367/現行盤)
ヴィヴァルディ:宗教音楽集第1巻
(1)協奏曲ハ長調「聖ラウレンティウスの祝日のために」R556 
(2)モテット ヘ長調「明るく輝く星」R625 
(3)ヴァイオリン、チェロとオルガンのための協奏曲ハ長調R554a 
(4)葬送協奏曲変ロ長調R579 
(5)セクエンツィア ヘ短調「スターバト・マーテル」R621 
(6)協奏曲変ホ長調「聖墓に寄せるソナタ」R130
リナルド・アレッサンドリーニ(指,Cemb,Org) サラ・ミンガルド(C-A)
コンチェルト・イタリアーノ 〔ピエモンテの財宝シリーズ第7巻〕
録音:1999年4月ローマ、サンタ・マリア・デッラ・スカラ教会
ヴィヴァルディの女声のための作品集。スターバト・マーテルの劇的要素、
感情をみごとに表現、十字架にかけられたキリストの足元にすがるマリアの姿
が目に浮かぶような感動的な演奏です。

AM 188 \1550
(旧番号:AMB9924廃盤)
「カール6世時代のウィーンのヴェスプレ」
ゼッハー:主は言われた/グレートレ:キリストの御魂/サンチェス:主を恐れ
るものは幸せなり、おお私の最愛のイエス/ラインハルト:主の僕らよ、讃め
たたえよ/フックス:諸々の国よ、主を讃めたたえよ,マニフィカト,アヴェ
・マリア他
ゲルリンデ・ゼーマン(S) パスカル・ベルタン(CT) 
ハンス=イェルク・マンメル(T) ヒューベルト・クラーセンス(Bs) 
クリスティーナ・プルハル(指)
ラルペッジャータ,アルシス・ブルゴーニュ(合唱指導:ピエール・カオ)
録音:2002年5月、パリ
古楽ファンの間で、日本でも人気急上昇中のプルハル率いる1枚。すべて世界
初録音、チェコの図書館に遺されていた数々の手稿譜を合唱指揮のピエール・
カオが紐解いた新発見に溢れたこの名盤も、うれしい復活です。


●エスプリ・シリーズ
ちょっとおセンチな気分、ちょっとハッピーな気分・・・その時々のあなたの
気分にピッタリ合う音楽を詰め込んだ、ちょっとおしゃれなシリーズのご紹
介。どれも豪華アーティストによる名演奏となっています。

V 5168 \1550
エスプリ・バロック
ヴィヴァルディ:
フルート協奏曲RV44より、グローリアRV589より、「海のあらし」RV433より、
グリゼルダRV718よりアリア
マルチェッロ:オーボエ、弦と通奏低音のための協奏曲ニ短調より
コレッリ:合奏協奏曲op.6-第6番より
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番より-他、
テレマン、シャルパンティエらの作品集
アレッサンドリーニ、スピノージ、ルセほか
バロック音楽集。器楽の協奏曲のほか、オペラからの序曲やアリアなど、様々
に楽しめます。

V 5169 \1550
エスプリ・サクレ
ヴィヴァルディ:スターバト・マーテル
バッハ:マタイ受難曲より「憐れみたまえ」ほか
サンドリーヌ・ピオー、アレッサンドリーニ他
宗教音楽集。有名なバッハのアリアや、ヴィヴァルディの美しい作品、そして
ハッセやシャルパンティエの作品も収録されています。

V 5170 \1550
エスプリ・ロマンティック
ブラームス:交響曲第3番、ベルリオーズ:幻想交響曲より、
ショパン:ノクターンop.9-1、
シューベルト:アルペジオーネ・ソナタほか
エッシェンバッハ&パリ管、ソコロフ、カッサール、ビオンディ、
ガスティネルほか
ロマン派時代の音楽を集めたもの。どれも有名曲ばかり、演奏者の顔ぶれも豪
華です。

V 5171 \1550
エスプリ・禅
モーツァルト:クラリネット五重奏曲、アーン:恍惚のとき、
ショパン:プレリュードop.28-4、
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番より第2楽章ほか
マリー=ニコル・ルミュウ、ファジル・サイ、ジャルスキほか
宗教音楽から交響曲、室内楽まで、静謐な世界へと私たちをいざなう作品集。

V 5172 \1550
エスプリ・メランコリック
バーバー:アニュス・デイ
ヘンデル:「私を泣かせてください」(リナルドより)
ショパン:プレリュードop.28-4、
モーツァルト:魔笛より、グラッペリ:ヴァルスーズ
エキルベイ(指揮)アクサントゥス、ソコロフ、コルシアほか
思わずうっとり聴き入ってしまうシットリ系の名曲から、コルシアによるフェ
ロモン全開のヴァルスーズまで、珠玉の選曲です。

V 5173 \1550
エスプリ・スペイン
ファリャ:恋は魔術師、ロドリーゴ:アランフェス協奏曲より、
アルベニス:セギディーリャほか
モレッティ、バーヨ、アントニ・ロス・マルバほか
オーレッ!暑くてだるい夏にもテンションのあがる1枚。




<CAvi music>
4260085531394 \2450
メンデルスゾーン:チェロとピアノのための作品全集
チェロ・ソナタ第1番 変ロ長調 Op.45
チェロとピアノのための協奏的変奏曲ニ長調Op.17
無言歌集チェロとピアノのための無言歌 ニ長調 Op.109
アルバムの綴り
チェロ・ソナタ第2番ニ長調Op.58
ユリアン・シュテッケル(Vc)
パウル・リヴィニウス(P)
録音:2008年10月
メンデルスゾーン生誕200年記念を祝してCAviレーベルがチェロとピアノのた
めの作品全集をリリース。メンデルスゾーンのチェロ作品は、他の作品に比べ
ると演奏機会は多くはないですが、シューマンが賞賛した1番、創作の絶頂期
であり豊かな音楽性を持つ2番、生気に満ち、輝くばかりの美しさに溢れた
「協奏的変奏曲」、麗しい旋律線がゆるやかに流れる「無言歌」などメンデル
スゾーンのメロディアスな音楽がチェロの特性にぴったりと合った美しい曲ば
かり。演奏はユリアン・シュテッケルとパウル・リヴィニウス。シュテッケル
は1982年生まれ。ドイツだけではなく国際的にも中心に注目されている若手
チェリストの一人です。国際カザルスコンクール、ロストロポーヴィッチ・
チェロ国際コンクールなど数々の国際コンクールで賞を獲得。ソリストとして
世界的オーケストラと共演する他、シュパヌンゲン音楽祭など室内楽シーンで
も活躍中です。パウル・リヴィニウスは3兄弟で結成されたトリオ・リヴィニ
ウスで活動し、室内楽でも定評のあるピアニスト。

4260085531424 \2450
フランツ・クロンマー(1759-1831):弦楽四重奏曲集
ニ短調Op.74-3*、イ短調Op.103-3*、ヘ長調Op.19-2
マルコリーニ四重奏団
[イエルク・ブッシュハウス(Vn) マルクス・ホフマン(Vn) 
シュテファン・シュミット(Va) マルティン・フリッツ(Vc)] 
(ピリオド楽器使用)
録音:2008年10月*世界初録音
今年生誕250周年にあたるフランツ・クロンマーは、ボヘミア生まれ。ウィー
ンで活躍し、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトと同時代の作曲家
です。当時高い支持を得ていたクロンマーは数多くの作品を残しています。古
典派らしい親しみやすく明瞭な音楽ではありますが、美しく愛らしく終始する
音楽がクロンマーの特徴です。モーツァルト/『フィガロの結婚』弦楽四重奏
版 (4260085530465)でもその鋭い演奏で楽しませてくれたマルコリーニ四重
奏団。ドイツ・ケルンを本拠地とする古楽器オーケストラ、コンチェルト・
ケルンのメンバーによるカルテットです。

4260085 531295 6枚組 \8800
ルール・ピアノフェスティヴァル・エディション Vol.22
CD1:
マウリシオ・バリーナ(P)
J.S.バッハ:幻想曲とフーガBWV542
シューマン:交響的練習曲 Op.13、アベック変奏曲Op.1
リスト:忘れられたワルツ第1番、メフィスト・ワルツ第1番
リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
CD2:
サリーム・アブード・アシュカール(P)
J.S.バッハ:イギリス組曲BWV807
シューベルト:ピアノ・ソナタ 第4番 イ短調D.537
シェーンベルク:3つのピアノ曲Op.11
ブラームス:幻想曲集Op.116
CD3:
ラン・ジア(P)
シューベルト:4つの即興曲D899
ピアノ・ソナタ第19番D958、ピアノ・ソナタ第20番D959
CD4:
モナ=飛鳥・オット(P)
モーツァルト:ロンド K485
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番Op.13「悲愴」
リスト:ヴェネツィアとナポリ
シューベルト:3つの小品 D946
リスト:スペイン狂詩曲
CD5:
河村尚子(P)
シューマン:ユーモレスクOp.20
スカルラッテ:5つのソナタ
ドビュッシー:ピアノのために
フランク:前奏曲、コラールとフーガ
CD6:
セルゲイ・カスパロフ(P)
スカルラッティ:5つのソナタ
アレクセイ・リュビーモフ&セルゲイ・カスパロフ(P)
モーツァルト:ラルゲットとアレグロ(2台ピアノのための)
シューマン:カノン形式による3つの練習曲(2台ピアノのための)Op.56
アレクセイ・ゾーエフ(P)
リスト:ハンガリー狂詩曲Op.15
アレクセイ・リュビーモフ&アレクセイ・ゾーエフ(P)
ドビュッシー:2つのノクターン(2台ピアノのための)




<PREISER>
●Lebendige Vergangenheitシリーズ-
PRCD 89710 \2080
マルタ・フックス アリアと歌曲集
ワーグナー:
「さまよえるオランダ人」,「トリスタンとイゾルデ」,「ワルキューレ」,
「神々の黄昏」
R.シュトラウス:「アラベラ」,
シューベルト:
糸を紡ぐグレートヒェン D.118,魔王 D.328,全能 D.875a,
「白鳥の歌」 D.957-住み家,遠い国で
ヴォルフ:
行きなさい、愛しい人よ、さあ行きなさい!,ミニョン1 語れとはいわないで,
ミニョン3 この姿のままで,新しい愛,コウノトリの使い
ブルーノ・ザイドラー=ヴィンクラー(指)
シュターツカペレ・ベルリン
カール・レオンハルト(指)
シュトゥットガルト放送管弦楽団
フランツ・ロイス(指)
ベルリン・フィルハーモニック管弦楽団
ミヒャエル・ラウハイゼン(P)
ジェラルド・ムーア(P)
録音:1933-38年
マルタ・フックス(1898-1974)はシュトゥットガルト出身のドラマティックソプ
ラノ。1933から42年までバイロイト音楽祭に出演し、ブリュンヒルデなどを歌
いました。活躍の割には録音はあまり多く残されていません。このCDには、全
盛期の彼女のワーグナー、シュトラウスと、歌曲の録音が収録されています。

PRCD 89711 \2080
ロバート・メリル 第4集
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」
ヴェルディ:
「リゴレット」,「トロヴァトーレ」,「トラヴィアータ」,「仮面舞踏会」,
「オテッロ」,
マイヤベーア:「アフリカの女」
トーマ:「ハムレット」
ビゼー:「カルメン」
マスネ:「エロディアード」
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」
レオンカヴァッロ:「ザザ」
プッチーニ:「ボエーム」
からのアリア,場面
ロバート・メリル(Br)
ヴィンチェンツォ・ベレッツァ(指)ローマ歌劇場管弦楽団
ヨネル・ペルレア(指)
ローマ歌劇場管弦楽団
アルトゥーロ・トスカニーニ(指)
NBC交響楽団
フリッツ・ライナー(指)
RCAヴィクター管弦楽団
トーマス・ビーチャム(指)
RCAヴィクター管弦楽団
録音:1951-56年
米国の名バリトン、ロバート・メリル(1917-2004)の第4集です。今回は1956年
に録音されたRCA録音のアリア集(9曲)を中心に、1950年代前半の録音を集めて
います。「仮面舞踏会」、「カルメン」、「ボエーム」は全曲録音から。

PRCD 89712 \2080
アデライデ・サラチェーニ アリア集
ドニゼッティ:「愛の妙薬」,「ドン・パスクワーレ」
ヴェルディ:「リゴレット」,「仮面舞踏会」
マスネ:「マノン」
マスカーニ:「友人フリッツ」
レオンカヴァッロ:「道化師」
プッチーニ:「ボエーム」,「トゥーランドット」
チレーア:「アドリアーナ・ルクヴルール」
からのアリア,場面
アデライデ・サラチェーニ(S)
カルロ・サバイーノ(指)ミラノ・スカラ座管弦楽団
ほか
録音:1929-33年
アデライデ・サラチェーニ(1895-1995)は、アルゼンチンのロサリオ出身。若く
してイタリアに渡って歌を学びました。1919年にデビュー、1930年代を中心に
リリコからリリコスピントのソプラノとして活躍。初演から間もない「トゥー
ランドット」のリューを各地で歌い広めました。ここには1930年前後の録音を
収録。「ドン・パスクワーレ」は、スキーパと共演した全曲録音から採られて
います。

PRCD 89713 \2080
ボリス・クリストフ 第3集 ロシア歌曲とロシア民謡集
ムソルグスキー:歌曲集「死の歌と踊り」 (全4曲)
ロシア民謡:
木こりの歌,バンドーラ,ペテルスカヤ街道へゆけば,母なるヴォルガを下る,
秋の夜,12人の盗賊,シベリアの囚人の歌
セーロフ:告解の火曜日
ストロキン:聖シメオンへの祈り
チェスノコフ:主は人々に慈悲を与える
ほか、全17曲
ボリス・クリストフ(Bs)
フェオドール・ポトジンスキー・ロシア合唱団
ジェラルド・ムーア(P)
ジョルジュ・ツィピーヌ(指)フランス国立放送管弦楽団
録音:1951,1955,1957年
ブルガリア出身の名バス、ボリス・クリストフ(1914-1993)の第3集は、ロシア
民謡が中心となっています。いずれも英HMV(現EMI)原盤。

PRCD 89714 \2080
ローゼ・パウリー アリアと歌曲集
ベートーヴェン:「フィデリオ」
R.シュトラウス:「サロメ」,「エレクトラ」,「エジプトのヘレナ」
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」
プッチーニ:「トスカ」
からのアリア,場面
R.シュトラウス:誘惑 Op.33-1,アポロの巫女の歌 Op.33-2,万霊節 Op.10-8
ローゼ・パウリー(S)
ジョン・バルビローリ(指)ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団
アルトゥーロ・ロジンスキー(指)ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団
ほか
録音:1927-38年
ローゼ・パウリー(1894-1975)は、本名をローゼ・ポラクというハンガリー人。
1920年代から30年代にかけて、ウィーンとベルリンで活躍したドラマティック
・ソプラノで、ことにシュトラウスのヒロインとして高い名声を得ました。
シュトラウスの歌曲と「サロメ」、「エレクトラ」はニューヨークでのライヴ
録音です。

PRCD 89715 \2080
ジュゼッピーナ・ジネッティ アリア集
グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」
ドニゼッティ:「ファヴォリータ」
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」,「仮面舞踏会」
ポンキエッリ:「ジョコンダ」
ビゼー:「カルメン」
サン=サーンス:「サムソンとデリラ」
トーマ:「ミニョン」
からのアリア,場面
ほか
ジュゼッピーナ・ジネッティ(Ms)
録音:1925-30年
ジュゼッピーナ・ジネッティ(1889-1973)は、イタリアのメッゾソプラノ。
1913年にデビュー、1920年代を中心に活躍しました。

PRCD 89717 \2080
ゼルマ・クルツ 第2集
モーツァルト:
「後宮からの逃走」,「フィガロの結婚」,「ドン・ジョヴァンニ」
ベッリーニ:「夢遊病の女」,「清教徒」
ドニゼッティ:「ドン・パスクワーレ」
ヴェルディ:
「エルナーニ」,「トロヴァトーレ」,「仮面舞踏会」,
「シチリア島の晩鐘」,「ドン・カルロ」
オーベール:「王冠のダイヤモンド」
マイヤベーア:「ユグノー」,「北極星」
グノー:「ロメオとジュリエット」
ビゼー:「美しいパースの娘」
ドリーブ:「ラクメ」
からのアリア,ほか
ゼルマ・クルツ(S)
録音:1910-14年
ゼルマ・クルツ(1874-1933)は、マーラー・ファンなら忘れてはならないソプ
ラノ。オーストリアのビエラ(現在のポーランド、ビェルスコ=ビャワ)出身。
フランクフルトで活動していた彼女をマーラーが聞いて気に入り、1899年にウィ
ーンに呼び寄せたところ大成功を収め、以来1920年代までウィーンの大スター
でした。コロラトゥーラ・ソプラノでありながらドラマティックな表現力もあ
り、今日のグルベローヴァのような存在だったのでしょう。このCDには、彼女
の30代後半の時期の録音が収録されています。

PRCD 89718 \2080
ジュゼッペ・カンポーラ 第2集
ヴェルディ:「トラヴィアータ」,「シモン・ボッカネグラ」
プッチーニ:「マノン・レスコー」,「ボエーム」,「トスカ」,「蝶々夫人」
ジョルダーノ:「フェドーラ」
からのアリア,場面
ジュゼッペ・カンポーラ(T)
ロゼッタ・ノーリ(S)
ウンベルト・ベレットーニ(指)ローマ歌劇場管弦楽団
ガブリエレ・サンティーニ(指)ローマ歌劇場管弦楽団
アルベルト・エレーデ(指)スイス・ロマンド管弦楽団
ほか
録音:1949-57年
PRCD 89663に続くジュゼッペ・カンポーラ(1923-2004)のアリア集。「トラヴィ
アータ」は、ペーパーバック・オペラ・シリーズで案内した全曲盤(PRCD 20054)
からの抜粋。それ以外は、1949年のDECCA録音のアリア集と、1957年のHMV録音
のアリア集から集めています。正統イタリアのリリコスピントの魅力が味わえ
ます。

PRCD 89719 \2080
ジョヴァンニ・マリピエロ アリア集
ドニゼッティ:「愛の妙薬」
ヴェルディ:「リゴレット」,「トラヴィアータ」
ボーイト:「メフィストーフェレ」
プッチーニ:「ボエーム」,「トスカ」
トーマ:「ミニョン」
マスネ:「マノン」,「ウエルテル」
ジョルダーノ:「フェドーラ」
ベルリオーズ:「ファウストの劫罰」
からのアリア
ジョヴァンニ・マリピエロ(T)
ウーゴ・タッシナーリ(指)EIARトリノ交響楽団
フランコ・ギオーネ(指)ミラノ・スカラ座管弦楽団
ほか
録音:1930-41年
ジョヴァンニ・マリピエロ(1906-1970)は、パドヴァ出身のテノール。1930、
40年代に大活躍したテノールですが、第二次世界大戦中だったためその名声は
世界にあまり広まりませんでした。1946年のスカラ座再建記念演奏会で、トス
カニーニが指揮する《マノン・レスコー》のデ・グリューに起用されているこ
とからも、マリピエロの評価の高さが窺えます。




<IPPNW-CONCERTS>
IPPNW 66 \2250
ドニゼッティ:弦楽四重奏曲第5番 ホ短調(コントラバス付五重奏版)
ブルックナー:弦楽五重奏による間奏曲 ニ短調(コントラバス付六重奏版)
チャイコフスキー:
弦楽六重奏曲 ニ短調「フィレンツェの思い出」(コントラバス付七重奏版)
安永徹、アレッサンドロ・カッポーネ(Vn) ヴォルフラム・クリスト、
ヴァルター・キュスナー(Va)
ルートヴィヒ・クヴァント、ソレーネ・ケルマレク(Vc) 
クラウス・シュトール(Kb)
(2009年2月1日、ベルリン フィルハーモニー)
1977年からベルリンフィルのメンバーで、1983年からは第1コンサートマスター
の重責を務められた安永徹さんがこのほど退団されましたが、そのときのさよ
ならコンサートの貴重な録音です。オリジナルにコントラバスが追加された五
重奏、六重奏、七重奏の演奏でベルリンフィルの弦の仲間たちとの親密な思い
にあふれた音楽は、これこそ室内楽アンサンブルの喜び!というほかないもの
で安永さんのベルリンフィルでの30年以上にわたる歴史の重みと団員からの愛
情を感じさせるものでございます。




<haenssler>
98 525 \2080
「きよしこの夜-ドイツのクリスマス・ソング集」
1. Und unser lieben Frauen 1:22
2. Wach, Nachtigall, wach auf! 1:14
3. Esajas Reusner(1636-1679)
Ein Kind geboren zu Bethlehem
(Laute solo)1:15
4. Mari? Verk?ndigung
(Es flog ein kleins Waldv?gelein)3:20
5. Es kommt ein Schiff geladen 2:00
6. Maria durch ein Dornwald ging 1:32
7. Es wollt ein J?ger jagen 1:17
8. Preambulum und Chorea(aus dem Lautenbuch des Johannes Arpinus;
Laute solo)1:29
9. Sys willekomen heire kerst 1:38
10. Uns ist geborn ein Kindelein 1:17
11. Esajas Reusner: Allemande und Courante f?r Laute(Laute solo)3:25
12. Es ist ein Ros entsprungen 3:10
13. Kommet, ihr Hirten 1:01
14. Geborn ist uns ein Kindelein 2:04
15. Esajas Reusner: In dulci jubilo(Laute solo)0:54
16. Vom Himmel hoch 3:08
17. Ihr Kinderlein kommet 1:30
18. Still, still, still 2:17
19. Esajas Reusner: Vom Himmel hoch(Laute solo)0:35
20. Resonet in laudibus 2:19
21. Susani, susani(Weihnachtslied beim Kindelwiegen)2:40
22. Stille Nacht 3:16
23. Esajas Reusner: Passacaglia in D-Dur(Laute solo)4:13
24. Laufet, ihr Hirten 1:11
25. O, du fr?hliche 1:24
26. Quem pastores laudavere 0:56
27. Passamezzo und Saltarella(aus dem Lautenbuch des Johannes Arpinus;
Laute solo)1:15
28. O Jesulein zart 2:49
29. In dulci jubilo 3:14
30. Mit diesem neuen Jahre 1:45
ベッティナ・パーン(S) ヨアヒム・ヘルト(lute)
録音:2009年1月29-31日ファーレンドルフ、救世主教会
2007年以来ナイジェル・ノースの後任としてデン・ハーグ王立音楽院で教鞭を
取る、ヨアヒム・ヘルト(1963年生まれ)。「ドイツのポピュラー・ソング集」
(98.284)に次ぐ最新アルバムのテーマは、クリスマス。11世紀からおよそ1820
年ごろまでに成立した作品をカバーしています。
世界中で親しまれている「きよしこの夜」ほか、30の短いナンバーをリュート
一本による簡素なひびきと清楚な歌声で、しっとりと聴かせてゆきます。長年
コープマンと密接に活動を続けてきたパーンは、ここ数年来ヘルトとデュオを
組み、2007年にゲッティンゲン・ヘンデル音楽祭、2008年にはシュヴェツィン
ゲン音楽祭に出演し、おおきな成功をおさめています。



<SIMAX>
PSC 1283 \2280
ベートーヴェン:管弦楽曲全集Vol.10
交響曲第9番ニ短調 作品125 「合唱」
祝賀メヌエット変ホ長調 WoO.3
「献堂式」序曲 Op. 124
トマス・ダウスゴー(指)
スウェーデン室内管弦楽団
デンマーク放送合唱団
インガ・ダム=イェンセン(S)  リッリ・パーシキヴィ(Ms)
ラルス・クレーヴェマン(T)カール=マグヌス・フレドリクソン(Br)
オレブロ・コンサート・ホール(スウェーデン)
録音:2005,2008年
ベーレンライター版によるベートーヴェン・シリーズで注目を集めているデン
マークの俊英トマス・ダウスゴー。これまでに8つの交響曲とダウスゴーの熱烈
オファーでソリストにボリス・ベレゾフスキーを起用したピアノ協奏曲など高
い評価を得ている好評シリーズ。記念すべき第10弾は「第9」。スウェーデン
とデンマークから実力派ソリスト、合唱団を迎えシリーズ最高潮の音楽を作り
出しています。緻密に組み立てられた構成、小規模編成でピリオド奏法を取り
入れ、絶妙のバランスとリズム感、凄まじいまでの推進力で聴かせます。また
カップリングは演奏も録音も珍しい祝賀メヌエットと「献堂式」序曲。「献堂
式」序曲は最後の序曲であり、前後の作品は「荘厳ミサ」と「第9」といった
大作。それらの特徴を加味した壮大なスケールが感じられる作品です。




<OPUS蔵>
OPK 2083 \2250
シューベルト:
(1)「冬の旅」(全24曲)
(2)「冬の旅」より第1曲「おやすみ」
ゲルハルト・ヒュッシュ(バリトン) 
(1)ハンス・ウド・ミュラー(ピアノ) 
(2)マンフレート・グルリット(ピアノ)
録音:(1)1933年 (2)1952年NHK
SP原盤:HMV, Vinycord(NHK)
いきなりスピーカーからとびだしてきたヒュッシュの声のリアルさに仰天した。
1音1音、というか1語1語のシラブルの鮮明さに加えて中高域のビンビンとひび
く声は、52年の初来日の《冬の旅》でも真っ先にレコードとは違うなと驚いた
ヒュッシュの生の声の印象を思い出す。録音時、ヒュッシュは心の中で泣いて
いたのではなかろうかと思うほどで、歌詞対訳を見ながら聴いていると、歌っ
ているヒュッシュが好きでたまらなくなってくる。(小林利之)
「オーパス蔵」が日本のレーベルである以上、ヒュッシュの録音は気楽に扱え
るものではありませんでした。今回10年目という節目で彼の代表作である《冬
の旅》に挑戦しました。ヒトラーが権力を握る直前、時代が冬を迎えようとし
ている1933年にロンドンとベルリンで録音されたものを組み合わせてセットに
しています。今回はHMV盤を用いました。
それにしてもこの録音の関係者の若いこと、ヒュッシュが32歳、ウド・ミュラ
ーが28歳、プロデューサーのワルター・レッグにいたっては27歳という若さで
す。これまでの復刻がこの若さを引き出せていたかどうかは私からは何とも言
えませんが、今回は若さを意識しながら復刻及びマスタリングを行いました。
歌詞対訳も記念の新盤にふさわしく、新たなる読みを加えた甲斐貴也氏の訳を
用いました。《大地の歌》に続いての再登場です。
またSP盤の時間制限の関係で第1曲「おやすみ」の2番はカットされていますが、
戦後日本で録音されたカットのない「おやすみ」を付録としてつけました。 
(オーパス蔵代表 相原 了)

OPK 2086 \2250
(1)ショーソン:「詩曲」 
(2)コレルリ:ソナタ ニ短調作品5-12 「ラ・フォリア」 
(3)プニャーニ:ラルゴ (ソナタ第3番) 
(4)クライスラー:テンポ・ディ・メヌエット(プニャーニのスタイルによる) 
(5)ヘンデル:ソナタニ長調作品1‐13 
(6)エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ第3番イ短調作品25
ジョルジュ・エネスコ(Vn)
(1)-(5)S.シュルッセル(ピアノ) (6)C.シャイエ-リシェ(ピアノ)
音源:Col SP、Private LP
録音:1-8 1929年9-11 1950年頃
エネスコの演奏の神髄、特にその高貴なヴァイオリンの音色(楽器は名器ガルネ
リ・ジェス)と絶妙な音程感覚、そして変幻自在なヴィブラートと完璧な右手の
運弓法は、「上質なSPレコードを、最高の蓄音器で再生しなければ理解でき
ない」と、私は長い間信じてきた。しかしオーパス蔵の相原さんから送られて
きた音源サンプルを聴いた瞬間に、確信はガラガラと音を立てて崩れ落ちたの
である。「こんな状態の良い音源がこの世に存在していたのか」という驚き、
そして「復刻技術もここまで来たのか」と言う感動・・・・・。(中野 雄)
オーパス蔵の初回発売はヴァイオリン小曲を中心とした7人のヴァイオリニスト
のものでした。なかでエネスコはフレッシュと2人で1枚としましたが、今回戦
後の自作ソナタの録音を含めエネスコで1枚とし新たに復刻し直しました。ショ
ーソンの「ポエム(詩曲)」はまさに絶品です。 (オーパス蔵代表 相原 了)

OPK 2084 \2250
ドヴォルザーク:
(1)交響曲第6番ニ長調 作品60
(2)スラブ舞曲第2集 作品72
ヴァーツラフ・ターリヒ(指)チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:(1)1938年 (2)1935年 原盤 US-Victor SP
世界初録音となる交響曲第6番の収録は1938年11月である。時期的には、チェコ
スロヴァキアの運命が風前の灯火となっていた時期である。
この年の9月30日、ミュンヘンで行われた独仏英伊の4か国会談の結果、チェコ
西部のドイツ語系居住民地域ズデーテンラントのドイツへの割譲が決定した。
この会談にチェコは当事者であるにもかかわらず参加を認められず、大国の都
合に翻弄される小国の悲哀を味あわなければならなかった。英国首相チェンバ
レンの弱腰外交は当面の戦争を回避したものの、結局はドイツの国力を増強さ
せることになり、第2次世界大戦を長引かせる結果を招いたといわれる。翌日に
はただちにズデーテンにドイツ軍が進駐したが、この録音はそれから1か月後と
いうことになる。
そして翌年3月にはチェコそのものが併合、スロヴァキアも保護領となり、チェ
コスロヴァキアは世界から消滅するのである。(山崎浩太郎)
日本でも人気のあるチェコ・フィルですが、第2次大戦時のドイツによる併合と
戦後の共産化にあたり、多くの音楽家が国外に逃れました。オーパス蔵でもこ
れまでセルやターリッヒによる戦前の録音を3枚復刻しておりますが、新たにタ
ーリッヒのドヴォルザークを2枚復刻しました。演奏の頻度は少ないけれど名曲
であり、ブラームスの2番と対比されることの多い、第6交響曲とスラブ舞曲作
品72です。(オーパス蔵代表 相原 了)

OPK 2085 \2250
(1)ドヴォルザーク: 交響曲第8番ト長調 作品88  
(2)ドヴォルザーク:「謝肉祭」 作品92
(3)スーク:セレナード変ホ長調作品6
ヴァーツラフ・ターリヒ(指)チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:(1) 1935年 (2)1935年 (3)1938年 原盤 US-Victor SP
この第8番は未発売に終ったこともあり、16年後の再録音に較べて影が薄くなり
がちな演奏だが、戦前の、そして併合前のチェコ・フィルによる演奏としてそ
のスタイルにはやはり注目すべきものがあるだろう。このCDで加えられている、
スークの弦楽セレナードも魅力的な演奏である。ドヴォルザークの交響曲第6番
や第7番とともに1938年11月に録音されたもので、これもおそらくは世界初録音
だろうが、深い共感に支えられた、しなやかな歌いぶりが印象に残る。
(山崎浩太郎)
日本でも人気のあるチェコ・フィルですが、第2次大戦時のドイツによる併合と
戦後の共産化にあたり、多くの音楽家が国外に逃れました。オーパス蔵でもこ
れまでセルやターリッヒによる戦前の録音を3枚復刻しておりますが、新たにタ
ーリッヒのドヴォルジャークを2枚復刻しました。もう1枚は昔からヒストリカ
ルの世界では有名な演奏ドヴォルジャークの第8にスークの「セレナード」を組
んだものです。(オーパス蔵代表 相原 了)




<WERGO>
WER 6928 3枚組 \4050
アール・ブラウン/コンテンポラリー・サウンド・シリーズ
ブラウンの音楽人生 vol.1
[disc1]CONCERT PERCUSSION FOR ORCHESTRA
(1)(2)アマデオ・ロルダン(1900-1939):リトミカ第6番、リトミカ第5番
(3)ルー・ハリソン(1917-2003):カンティクル第1番
(4)ウィリアム・ラッセル(1867-1935):3つの舞曲的楽章
(5)ヘンリー・カウエル(1897-1965):オスティナート・ピアニッシモ
(6)ウィリアム・ラッセル:三つのキューバ風作品
(7)ジョン・ケージ(1912-1992)&ルー・ハリソン:ダブル・ミュージック
(8)ジョン・ケージ:アモーレス
マンハッタン・パーカッション・アンサンブル
ポール・プライス(指揮(1)(2)(3)(5)) ジョン・ケージ(指揮(4)(7)
/プリペアード・ピアノ(8))
[1961年LP]
[disc2]シュトックハウゼン  カーゲル
(1)カールハインツ・シュトックハウゼン(1928-2007):
ツィクルス-独奏打楽器奏者のための
クリストフ・カスケル(マリンバ、ギロ、木製ドラム、シンバル、
トライアングルほか)
(2)シュトックハウゼン:リフレイン
アロイス・コンタルスキー(ピアノ、ウッドブロック)、
ベルンハルト・コンタルスキー(チェレスタ、アンティック・シンバル)、
クリストフ・カスケル(ヴィブラフォン、カウベル、グロッケンシュピール)
(3)マウリシオ・カーゲル(1931-2008):
トランシシオンII(ピアノ、打楽器、2つのテープのための)
デイヴィッド・チューダー(Pf)、クリストフ・カスケル(打楽器)
[1961年LP]
[disc3]電子音楽の即興対決ライヴ
ローマ(MEV=Musica Electronic Viva)/アラン・ブライアン、
アルヴィン・カラン、フレデリック・ルツェフスキ、リチャード・テイテルバ
ウム、イヴァン・ヴァンドール
ロンドン(AMM)/コーネリウス・カーデュー、ルー・ゲール、クリストファー・
ホッブス、エディー・プレヴォスト、キース・ローヴェ
[1970年LP]
1960年代にLPで出されたアール・ブラウン監修による貴重なシリーズが、WERGO
より復刻されます。第1弾は、ケージ自身が演奏するプリペアード・ピアノの音
も聴ける打楽器コンサート(disc1)、カスケルの切れ味鋭いマリンバ、チュー
ダーのまさに絶妙なタイミングのピアノが聴けるdisc2、そして、ローマとロ
ンドンの電子音楽演奏集団の即興対決のdisc3。どれも、当時最先端をゆく演
奏者たちが結集して最高のものを目指しているだけあって、大変クオリティの
高い見事な演奏。50年弱たっても少しも色褪せないどころか、素晴らしい輝き
と新鮮さを保っている音楽を、是非、ご一緒に。
=アール・ブラウン/コンテンポラリー・サウンド・シリーズについて=
このシリーズは、ケージ、ベリオ、シュトックハウゼン、そして他の前衛的な
作曲家の作品に誰も接したことがなかった時代にリリースされた貴重な記録
(LP)の復刻です。今となっては実験的な音楽(現代音楽)の録音・資料は市場に
多数ありますが、1960年代初頭の人々は、同じ時を生き、革命を起こしている
新しい世代の作曲家たちの作品を知りませんでした。1960年代当時の革命作曲
家世代のリーダー的存在であったアール・ブラウンは、彼自身、そして同時代
の仲間たちの作品をレコードに記録するする機会を得、すでに当時活躍してい
た作曲家、また、頭角を現し始めた作曲家たちの作品を選んで収録しました。
ブラウンは世界中の作曲家や演奏家たちに呼びかけ、当時考えうる最高のメン
バーを結集、演奏の面でも音質の面でも最高のクオリティでこの仕事をやり遂
げました。これらの録音は、1961年から73年の間に計18枚のLPとしてリリース、
現在、コレクター達の間でコンテンポラリー・サウンド・シリーズとして知ら
れています。冒険的なレパートリー、質の高い演奏、そして作品と作曲家への
高い忠誠度をもった、これらの録音は、20世紀音楽の最も重要な記録資料とな
っています。個々のCDのブックレット内容はすべて発表当時のものを採用、貴
重な写真資料満載です。WERGOは2011年の秋にかけて年間2巻ずつ、全6巻
(各3CD)のシリーズとしてこの貴重な遺産をリリースしていきます。復刻にあ
たっては、現代音楽の分野で高名なエンジニア、ウド・ヴュステンドルファー
が、最高の機材を用いデジタル化。ブラウンが望んだ音世界が高い次元で再現
されています。
=アール・ブラウン(1926年-2002年、アメリカ)=
アメリカの作曲家。図形楽譜や、通常の5線譜ではなく50線譜を用いた作品、
「開かれた形式(演奏者は楽譜をどのように読んでも、どこから演奏しても、
どこで終わっても、何人で演奏してもよい)」で知られています。ケージやチュ
ーダーとともに「音楽と磁気テープのためのプロジェクト」にも参加、アメリ
カ・アヴァンギャルドの指導者としての地位を確立しました。キャピトル・レ
コードの編集者および録音エンジニア、60年にはメインストリーム・レコード
の「コンテンポラリー・サウンド・シリーズ」(このWERGOのシリーズの元とな
るもの)のディレクターを務めました。

WER 6722 \2180
ヘンツェ(b.1926):交響曲第9番-混声合唱とオーケストラのための
〔アンナ・ゼーゲルスの小説『七番目の十字架』に基づく〕
ベルリン放送合唱団、ベルリン放送交響楽団
マーレク・ヤノフスキ(指揮)
録音:2008年11月
全てマスタテープからのCD化/デジタル化・マスタリング:ウド・ヴュステンド
ルファー
ヘンツェが1996年から97年にかけて取り組んだ交響曲第9番は、アンナ・ゼー
ゲルスの小説『七番目の十字架』に基づくテキストに作曲された、ほぼ休みな
く歌い続ける合唱を伴う大規模な交響曲。ゼーゲルスの本の内容は、7人の囚人
が強制収容所から逃げ出そうとして失敗。士官たちは他の囚人たちへの見せし
めとして、収容所の7本の木を切り倒し、十字架を作り、7人をはりつけにしよ
うとします。しかし、7本目の十字架に乗るはずだった囚人は、脱走に成功。
誰もいない7本目の十字架が、抵抗の象徴、独裁者への勝利のしるしとして描
かれる物語です。この交響曲は、不安で焦燥感いっぱいの「脱走」から始まり、
「迫害者の告白」や「迫害」などと題された「7」の楽章から成ります。最後
は「救済」と題されてはいますが、終わり方はきわめて不安げなまま。独裁に
よる人道の危機は終わることはない、というヘンツェのメッセージがこめられ
ているようです。

WER 6715 \2180
ゲルハルト・シュテープラー:作品集
(1)kybele(2)]desires[(3)x-錠前のための(4)]roses[(5)spices [3]
アンネッテ・ロッベルト(ソプラノ)
ケルン打楽器四重奏団
録音:2007年12月
1949年生まれのゲルハルトの作品集。彼は、特に打楽器のための作品を多く書
いており、実に全作品の三分の一が打楽器作品です。リズムはもちろんのこと、
打楽器が持つ魔術的な側面や、儀式のような側面を極限まで引き出した作品が
多く、独特の世界が広がります。




<WAON RECORDS>
WAONXA 096 \3650
STEREO-WAV PC-AUDIO
「うつろな瞳」
(1)作者不詳:グリーンスリーブス変奏曲
(2)パーセル:ソナタト短調
(3)ジョン・ダニエル:うつろな瞳
(4)ジョン・ダウランド:流れよ、わが涙
(5)ヨハン・ショップ:涙のパヴァーヌ
(6)エクルズ:スコットランド民謡によるグラウンド
(7)マシュー・ロック:組曲第4番ホ短調
(8)トレット:トレット氏によるグラウンド
(9)ジョン・ブル:メランコリー・パヴァーヌとガリアルド
(10)アンヌ・ダニカン・フィリドール:ニ短調
(11)作者不詳:イタリアのグラウンド
ラファエラ・ダンクザークミュラー(リコーダー)
西谷尚己(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
大塚直哉(チェンバロ/ヴァージナル)
ハイレゾ・オーディオデータを収めたパッケージメディアがついに世に出ます。
レコード芸術誌で95点の録音評点を得て優秀録音に選ばれたCD「うつろな瞳」
(WAONCD-090)。そのCDのオリジナルマスターデータをそのままDVD-Rに収録しま
した。CDフォーマットを遥に凌駕する96kHz, 24bitのハイレゾリューション。
PC-AUDIOでお楽しみ下さい!
※このディスクはコンピュータ・ベースのシステム上で再生するもので、通常
のCD,SACD,DVDプレイヤーでは再生できません。再生するには、適切なソフト
ウエアとオーディオインターフェース機器を搭載したコンピュータをご用意い
ただく必要があります。




<Novalis>
NOV150 173 \2080
フレデリック・ショパン(1810-1849):
ポーランド民謡による幻想曲 イ長調 作品13
モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」の「お手をどうぞ」による変奏曲 
変ロ長調 作品2
コンサート・ロンド ヘ長調 作品14
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 作品22
カール=アンドレアス・コリー(ピアノ)
ロナルド・ゾルマン(指揮)バーゼル・シンフォニー・オーケストラ
録音:2002年9月30日-10月2日
カジノ・バーセル音楽堂
ピアノの詩人ショパンがのこした、ピアノとオーケストラのための作品。アン
ダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズは頻繁に演奏されますが、その
他の作品はちょっと珍しい作品も。モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」の
「お手をどうぞ」による変奏曲など、オーケストラとの作品は、若かりしショ
パンの作品に集中しております。
演奏のカール=アンドレアス・コリーは現在40代の最も活躍しているピアニス
ト。日本のレーベルからもリリースをしており、おなじみのピアニストと言え
ましょう。

NOV150 188 \2080
プロコフィエフ(1891-1953):
(1)組曲「シンデレラからの10の小品」作品97(1943)
(2)組曲「シンデレラからの6つの小品」作品102より「ワルツ」(1944)
(3)ロメオとジュリエット 作品75(1937)
アナスタシア・ヴォルチョク(Pf)
録音:2004年8月、2005年2月 チューリヒ、ZKOハウス
プロコフィエフのロメジュリ、シンデレラと、美しいバレエ曲を作曲者自身の
ピアノ独奏曲版でお楽しみいただけます。
演奏のアナスタシア・ヴォルチョクは2003年シンシナティ国際ピアノコンクー
ルでゴールドメダルを受賞。これまでにゲルギエフとの共演をはじめ、輝かし
い経歴の演奏者です。Novalisにはシューベルトの4つの即興曲集 D899 Op.90、
冬の旅 D911 Op.89 - リストによる12の編曲集 S561(NOV150 179)をリリース
して好評を得ております。

NOV150 193 \2080
ブラームス:チェロとピアノのための作品全集
チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38、野の寂しさOp.86-2、
調べのようにOp.105-1、サッフォーの頌歌Op.94-4、
子守唄Op.49-4、愛のまことOp.3-1、恋歌Op.71-5、
チェロソナタ第2番ヘ長調 Op.99 、ハンガリー舞曲より
アレクサンダー・ヒュルショフ(Vc) パトリシア・パニー(P)
色彩豊かなパニーのピアノと存在感のあるヒュルシェフのチェロが紡ぎだすブ
ラームス。パニーは9月に来日予定。




<Claves>
50 2806 2枚組 4360
ロベルト・シューマン(1810-1856):ピアノ曲全集 第3集
CD-1
(1)アベック変奏曲 作品1
(2)間奏曲 作品4
(3)交響的練習曲 作品13
CD-2
(1)色とりどりの小品 作品99
(2)ノクターン 作品23
(3)ウィーンの謝肉祭の道化 作品26
フィンギン・コリンズ(ピアノ)
録音:2008年10月13-15日(CD-1)2008年11月17-19日(CD-2)
大好評、シューマンのピアノ全曲録音。子供の情景を含む第1弾(50 2601)、セ
ドリク・ぺシャ演奏の第2弾(50 2603)に続き、満を持して第3弾の登場です。
演奏のコリンズは1999年、クララ・ハスキル国際ピアノコンクールにて優勝。
雷のような轟音から静かな風をも自由に表現できるピアニストです。コリンズ
の演奏した第1集はグラモフォン誌にて賞を得ました。1999年第18回クララ・
ハスキル・コンペティション(50 9910)のデビュー盤から10年、より豊かになっ
た音楽表現をお楽しみください。



<VAI>
VAIDVD 4493(DVD-Video) \2900
字幕:英語
ポートレイト・オブ・モニク・ルディエール
本編:
「ドン・キホーテ」音楽:ミンクス、振付:プティパ、
「ミラージュ」音楽:ソーゲ、振付:リファール、
「イン・ザ・ナイト」音楽:ショパン、振付:ロビンズ、
「ロミオとジュリエット」音楽:プロコフィエフ、振付:ボゼー、
「ソナチネ」音楽:ラヴェル、振付:バランシン、
「ヌアージュ」音楽:ドビュッシー、振付:キリアン、
「ジゼル」音楽:アダン、振付:コラリ&ペロー
ボーナス映像:リハーサル風景
出演者:モニク・ルディエール、パトリック・デュポン、
イヴェット・ショヴィレ、シリル・アタナソフ、
ジェローム・ロビンズ、マニュエル・ルグリ、エルヴェ・ディルマン、
ヴィオレット・ヴェルディ、イリ・キリアン、ウラジーミル・ワシリーエフ
監督:ドミニク・ドルーシュ
制作:1991年
ボーナス:「ラ・シルフィード」(指導:ピエール・ラコット、ダンサー:ギレー
ヌ・テスマー、ミカエル・ドナール、ヤニック・ステファン)
「眠れる森の美女」
(指導:ロゼラ・ハイタワー、ダンサー:エリザベト・プラテル)
パリ・オペラ座のエトワールとして活躍していた、モニク・ルディエールのド
キュメンタリー。フランスの映画監督ドミニク・ドルーシュよるドキュメンタ
リー映画でリハーサル風景中心ですが、ファンは見逃せないDVDです。モニク
・ルディエールの情感溢れる表現と気品ある姿、しなやかで優雅な動きに魅了
させられます。モニク・ルディエール、パトリック・デュポンのパリ・オペラ
座の黄金コンビの映像など出演者も豪華。




<Matthias Hoefs>
GBP 1055006 \2380
(1)ヘンデル:「メサイア」-ラッパは鳴り響き(ナチュラルTr)
(2)ハイドン:トランペット協奏曲 変ホ長調 (クラッペンTr)
(3)グラズノフ:アルバムの一葉 (Cornet)
(4)ヴェルディ:「アイーダ」-大行進曲 (アイーダTr)
(5)エネスク:トランペットとピアノのための伝説 (C管Tr)
(6)マルチェッロ:オーボエ協奏曲 ニ短調-アダージョ(Picc-Tr&Bs-Tr)
(7)ヤナーチェック:
「シンフォニエッタ」-ファンファーレ(9Tr,2Bs-Tr,2Tn-Tub,Perc)
(8)ジョリヴェ:トランペットとピアノのための協奏曲(C管Tr)
(9)ヴォルフ・ケルシェック(1969-):マティアスのためのポエム(Fluegelhorn)
マティアス・ヘフス(Tr)
(1)ヨレク-フェリックス・シュペーア(Bs) (1)(2)コンチェルト・ケルン
(3)ハンブルク・フィル室内管
(4)(6)ジャーマン・ブラス (5)スティヴン・キーファー(Pf) 
(6)アレクサンドル・エルプリッヒ(Bs-Tr)
(7)ハンブルク歌劇場、高等音楽院金管アンサンブル
(8)ハンス・ガンシュ(指)
ヴィルトゥオージ・プラハ、ノリコ・シマ-タカモリ(Pf)
(9)ハンブルク・フィル四重奏団、Jazz Trio
名手、マティアス・ヘフスがナチュラル・トランペットからクラッペン(キー)
・トランペット、コルネット、ピッコロ、フリューゲルホルンとラッパを吹き
まくっております。
解説書のそれぞれの楽器のカラー写真も美しく、ブラバンおたく、ラッパ好き、
金管マニア達にはウォターキーから涎ものの素晴らしいCDと申せましょう。

<MEMORIES>
MR2113/2116 4枚組 \3380
モノラル
ブラームス:
交響曲第1番(フランス国立放送響、1954年9月)
交響曲第2番(ベルリン放送響=RIAS響、1957年1月)
交響曲第3番(ウィーン響、1956年3月)
交響曲第4番(バイエルン放送響、1957年9月)
ピアノ四重奏曲=シェーンベルク編(ロサンゼルスフィル、1938年5月)
ドイツ・レクイエム(ケルン放送響、グリュンマー(S),プライ(Br)
1956年2月)
クレンペラー指揮
フォルム重視、リズム厳格の名匠クレンペラーによるブラームス全集です。全
ての楽曲が異なるオーケストラですが、いずれからもクレンペラー独特の重み
のある響きを引き出しています。第2番も分厚いハーモニーが圧倒的ですし、
第4番も既出版の妙なエコーがなく、聞きやすい音質です。「ドイツ・レクイエ
ム」は十八番の楽曲で神秘的な音色には魅惑されます。特筆すべきはシェーン
ベルク編曲の管弦楽版「ピアノ四重奏曲」が含まれていることで、これはロサ
ンゼルスフィル時代の貴重な音源。音質は劣悪ですが、モダンかつ過激な表現
者であるクレンペラーの魅力に満ちたもので、終楽章フィナーレの苛烈な盛り
上がりには言葉もありません。

<NUMERICA>
NUM 1168 \2080
ジョアン・ヴィクトル・コスタ(1939-):ピアノ作品集
「マデイラの踊り」の主題による8つの変奏曲/組曲第1番(ホ長調)
「2つのショーツ」(ポルト・サント)の主題による変奏曲
組曲第2番ハ長調/「シャランバ」の主題による変奏曲(四手連弾)(*)
ロベルト・アンドレス(ピアノ)
オノア・オーヘア(ピアノ(*))
録音:2008年7月21-23日、パソス・デ・ブランダン音楽アカデミー・ホール
ジョアン・ヴィクトル・コスタはポルトガル、マデイラ島生まれの作曲家。マ
デイラ島の民俗音楽を取り込んだ独自の作風を特徴としています。ロベルト・
アンドレスはクロアチア、彼の妻であるオノア・オーヘアはアイルランドの出
身。

NUM 1176 \2080
ダンシング・フィドル-ダンス
ストラヴィンスキー(1882-1971):
「兵士の物語」から(+)タンゴ,ワルツ,ラグタイム
コープランド(1900-1990):「ロデオ」から ハウ・ダウン
アーサー・ベンジャミン(1893-1960):ジャマイカのルンバ
シューベルト(1797-1828):ワルツ Op.9a Nos.1-6
ファリャ(1876-1946):スペイン民謡組曲 から ポロ,アストゥリアナ,ホタ
ヴィエニャフスキ(1835-1880):旅芸人(マズルカ)Op.19 No.1
フェルナンド・ロペス=グラサ(1906-1995):小三部作 から バッカス賛歌
シューベルト:ドイツ舞曲 Op.33 Nos.1-6(*)/レントラー(*)
バルトーク(1881-1945):ルーマニア民俗舞曲
パガニーニ(1782-1840):チェントーネ・ディ・ソナーテ第2番(*)
ルイス・パシェコ・クニャ(ヴァイオリン)
エウリコ・ロザド(ピアノ(*以外))
ジョゼ・ディニス(ギター(*))
ルイス・ゴメス(クラリネット(+))
録音:1998年12月(*以外)、2002年3月(*)、リスボン国立音楽院舞踊学校
ルイス・パシェコ・クニャはモスクワ音楽院で学んだポルトガルのヴァイオリ
ニスト。

NUM 1177 \2080
音楽の地理学 Vol.2
モーツァルト(1756-1791):
ピアノ協奏曲第12番イ長調 K.414(*/+)
ピアノ・ソナタ第15番ハ長調 K.545 から アンダンテ(弦楽による)(+)
アルマンド・ジョゼ・フェルナンデス(1906-1983):
ピアノと弦楽のための協奏曲変ロ長調(*/#)
バーバー(1910-1981):弦楽のためのアダージョ(+)
ジョゼ・アタラヤ:4つの正弦波音による律動的変奏曲I
コンスタンティン・サンドゥ(ピアノ(*))
ライゼス・イベリカス管弦楽団(+/#)
ジョゼ・アタラヤ(指揮(+))
パウロ・マルティンス(指揮(#))
録音:パソス・デ・ブランダン音楽アカデミー・ホール

NUM 1178 \2080
アントニオ・ヴィクトリノ・ダルメイダ(1940-):
テューバ協奏曲 Op.144(*)
オーボエと弦楽のための協奏曲(+)
管弦楽のためのディヴェルティメント(#)
セルジオ・カロリノ(テューバ(*))
ポルト国立管弦楽団(*)
マルク・タルデュー(指揮(*))
ペドロ・リベイロ(オーボエ(+))
アルガルヴェ管弦楽団(+)
オスヴァルド・フェレイラ(指揮(+))
リンツ・ブルックナー管弦楽団(#)
アントニオ・ヴィクトリノ・ダルメイダ(指揮(#))
録音:2007年6月1日、ポルト音楽館(ポルトガル)、
スッジア・ホール、ライヴ(*)
2005年11月、アルガルヴェ(ポルトガル)(+)
2001年12月7日、リンツ(オーストリア)、ライヴ(#)
セルジオ・カロリノは若きヴィルトゥオーゾとして世界的注目を集めつつある
ポルトガルのテューバ奏者。ペドロ・リベイロも国内外で活躍するポルトガル
のオーボエ奏者。(*)世界初演&世界初録音/(+)世界初録音。

NUM 1179 \2080
ブルノ・モンテイロ&ジョアン・パオロ・サントス イン・リサイタル
ブラームス(1833-1897):ヴァイオリンとピアノのための
スケルツォ ハ短調 WoO2(F.A.E.ソナタ 第3楽章)
フォーレ(1845-1924):ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調 Op.13
レスピーギ(1879-1936):ヴァイオリン・ソナタ ロ短調
サラサーテ(1844-1908):ツィゴイネルワイゼン Op.20 No.1
ブルノ・モンテイロ(ヴァイオリン)
ジョアン・パウロ・サントス(ピアノ)
録音:2008年6月、カシアス(ポルトガル)

NUM 1181 \2080
現代ポルトガルのピアノ音楽 アルガルヴェ地方出身の三人の作曲家
ジョアキン・ガルヴァン(1967-):ソナタ(2000)
クリストヴァン・シルヴァ(1969-):
瞬間(1995)/変奏曲(2001)/メタモルフォゼ(1996)
忘我の前奏曲(1992)/多彩画(1992)/詩的練習曲第1番(2008)
ティアゴ・クティレイロ(1967-):
フルートとピアノのために(2001)(*)
ピアノとエレクトロニクスのために(2004)
ジョアン・ルイス・ロザ(ピアノ)
マリア・ジョアン・セロル(フルート(*))
録音:2008年12月、スタジオ・ヌメリカ(ポルトガル)

NUM 1182 \2080
アントニオ・ヴィクトリノ・ダルメイダ(1940-):弦楽四重奏曲 Op.148(2007)(*)
フェルナンド・ロペス=グラサ(1906-1995):
14の注釈(1966)/田舎風組曲第2番(ポルトガル民俗舞曲による;1966)
ロペス=グラサ弦楽四重奏団
録音:2006年9月、2008年7、9月、スタジオ・ヌメリカ
(*)はロペス=グラサ弦楽四重奏団への献呈作品。

NUM 1183 \2080
アヴェイロの修道院で 聖王女ジョアナ・デ・アヴェイロのための音楽
ダヴィド・ペレス(1711-1778):聖ジョアナのミサ
ソロル・ダ・ピエダデ(18世紀):ディスクルソ第1旋法
ジョゼ・ジョアキン・ドス・サントス(1741-1801):聖王女ジョアナのカレンダ
不詳:聖女マファルダのレスポンソリウム
マリオ・マルケス・トリリャ(1969-):ジョアンナのための音楽
アンサンブル・ジョアンナ・ムジカ
マリオ・マルケス・トリリャ(指揮)
録音:2009年3月6-7日、アヴェイロ博物館内の聖歌隊桟敷(ポルトガル)
政略結婚を拒みアヴェイロの修道院に入った王女ジョアナ(1452-1490)にまつ
わる音楽。

PS 5015 \2080
ジョリ・ブラガ・サントス(1924-1988):
ピアノ四重奏曲 Op.26(*)/ピアノ三重奏曲 Op.58(+)
弦楽六重奏曲 Op.59(#)
アニバル・リマ(ヴァイオリン)
セシリア・ブランコ(ヴァイオリン(#))
レオノル・ブラガ・サントス(ヴィオラ(*/#))
アントニオ・ジョゼ・ミランダ(ヴィオラ(#))
イレネ・リマ(チェロ(#))
パウロ・ガイオ・リマ(チェロ)
アントニオ・ファカ・ロザド(ピアノ(*/+))
録音:1990年7月2、4-5日、スタジオ・ジョルソン




<SOMM>
SOMMCD 077 \2180
J・S・バッハ(1685-1750):
チェンバロ協奏曲第8番ニ短調 BWV1059
(第1・3楽章:グスタフ・レオンハルト復元、
第3楽章:ニコラス・ジャクソン編曲)
音楽の捧げもの BWV1079(ニコラス・ジャクソン リアライゼーション)
トリオ・ソナタ ニ短調 BWV527(ニコラス・ジャクソン編曲)
コンチェルタンテ・オヴ・ロンドン
リゼテ・ダ・シルヴァ(フルート、リコーダー) 
ハンナ・マクローラン(オーボエ)
マデライネ・イーストン、マリアンナ・シュチ(ヴァイオリン) 
エマ・オルター(ヴィオラ)
ニック・ストリングフェロー(チェロ) 
ケイト・オルドリッジ(コントラバス)
ニコラス・ジャクソン(チェンバロ、指揮)
録音:2007年7月23-25日、ロンドン、聖ジョージ教会
「チェンバロ協奏曲第8番」は第1楽章冒頭の9小節しか現存していませんが、
それと音楽的に一致する「カンタータ第35番 BWV35」のシンフォニアをもとに
グスタフ・レオンハルトが第1・3楽章を復元しました。1963年、レオンハルト
からその楽譜の写しをプレゼントされた教え子のニコラス・ジャクソンは、
ウィグモア・ホールでのデビュー・コンサートで演奏。そして今回、ジャクソ
ンは当録音のために同じカンタータの中のアリアをもとに第2楽章「シチリア
ーナ」を編曲、復元をより完全な形としました。「トリオ・ソナタ ニ短調」
は「オルガン・ソナタ第3番 BWV527」より編曲。当アルバム収録の版はいずれ
もこれらが世界初録音。

SOMMCD 078 \2180
ソプラノとギターのためのスペイン歌曲集
ロバート・ジェラード(ロベルト・ジェラルド;1896-1970):6つの歌(1962)
ホアキン・ロドリーゴ(1901-1999):
12のスペイン民謡(1965)から
ヘレス・デ・ラ・フロンテラ(粉屋の女房),ロンダ,アデラ
3つのビリャンシコ
フェルナンド・ソル(1778-1839):12のセギディリャ(1800-1809)
ホアキン・ロドリーゴ:
恋する羊飼いのコプラ(1983)/カナリア諸島のフォリア(1959)
ドゥランダルテのバラード(1995)/アランフエス、わが思い(1988)
パトリシア・ロザリオ(ソプラノ)
クレイグ・オグデン(ギター)
録音:2007年12月17-19日、チッピング・ノートン(英国)、聖フィリップ教会
インドのボンベイに生まれ、ロンドンのギルドホール音楽学校を金メダル付き
で卒業後英国を本拠に活躍するソプラノ、パトリシア・ロザリオと、世界最高
のギタリストの一人であるオーストラリア出身のクレイグ・オグデンの共演。

SOMMCD 086 \2180
シューマン、グリーグ、ブラームス、ベルクの「作品1」
シューマン(1810-1856):アベッグ変奏曲 Op.1
グリーグ(1843-1907):4つの小品 Op.1
ブラームス(1833-1897):ピアノ・ソナタ第1番 Op.1
ベルク(1885-1935):ピアノ・ソナタ Op.1
アラスデア・ビートソン(ピアノ)
録音:2008年5月5-7日、ウェストサセックス(英国)、チャンプス・ヒル
スコットランド生まれのアラスデア・ビートソンは2002年にロイヤル・カレッ
ジ・オヴ・ミュージックを一等栄誉とゴールデン・ジュビリー学長賞付きで卒
業、その後数々のコンクールに入賞し、ウィグモア・ホール、コンセルトヘボ
ウ、カーネギー・ホール等に次々デビューしている逸材若手ピアニスト。

SOMMCD 087 \2180
フランク・ブリッジ(1879-1941):室内楽作品集
ピアノ五重奏曲(1905-1912)(*)
弦楽四重奏のための3つのノヴェレッテ(1904)
2つのヴァイオリンとヴィオラのためのラプソディ三重奏狂詩曲(1928)
2つのヴィオラのための哀歌(1912)
チェリー・ライプ(弦楽四重奏のための;1916)
サー・ロジャー・ド・カヴァーリー(弦楽四重奏のための;1922)
ブリッジ弦楽四重奏団
コリン・トウィッグ、キャサリン・スコフィールド(ヴァイオリン)
マイケル・スコフィールド(ヴィオラ) ルーシー・ウィルディング(チェロ)
マイケル・ドゥセック(ピアノ(*))
録音:2008年12月13-16日、ロンドン SW16、聖フィリップ教会



<SWEDISH SOCIETY>
SSACD 1133(SACD-Hybrid) \2300
ブー・リンデ(1933-1970):管弦楽作品集 Vol.3
交響曲第2番 Op.23(1960-1961)(*)
交響曲第1番(交響的幻想曲)Op.1(1951)(*)
古い頌歌による内省 Op.35(1967)(+)
ヤヴレ交響楽団
ペッテル・スンドクヴィスト(指揮)
録音:2004年10月18-22日(*)、2002年8月19-22日(+)、
ヤヴレ・コンサートホール(スウェーデン)



<ARTA>
F 10159 \2080
暴君、愛の神 
ボヘミアのロプコヴィチ・コレクション所収、17世紀イタリアの愛の歌
ロ・スコンチェルタート(?-?):堅い熱情
不詳:消え去れ、ああ、私のため息よ
ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー(1580-1651):前奏曲(*)
セッティーミア・カッチーニ(1591-1660):微笑むあなたの眼差し
ディ・パルマ(?-?):あなたは私のキスを拒む
フランチェスコ・デル・ニッコリーノ(17世紀前半):あなたは眠る
アニョーロ・コンティ(17世紀前半):泉のほとりで
ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー:トッカータ(*)
不詳:冷酷なる愛の神、華やかなる暴君
ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー:トッカータ VII(*)
ヤコポ・ペーリ(1561-1633):私を殺してくれ、苦しみよ
ジョヴァンニ・ベッティーニ(17世紀前半):
二つの瞳の穏やかさに/Su, su bei sgardi(*)
アレッサンドロ・ギヴィッツァーニ(1572頃-1632):その愛らしい顔
ルイジ・ロッシ(?-1653):この熱いため息
ミケランジェロ・ガリレイ(1575-1631):トッカータ(*)
アレッサンドロ・ピッチニーニ(1566-1639):
サラヴァンダのアリアによる様々なパルティータ(*)
ルイジ・ロッシ:私が小娘だった頃
ディ・パルマ:聞いておくれ、わが友よ
アレッサンドロ・ギヴィッツァーニ:百合よ、お前は私を蔑むが
オラツィオ・ミーキ・デッラルパ:用心せよ、用心せよ、わが心
イヴァナ・ビレイ・ブロウコヴァー(ソプラノ)
マルケータ・ツクロヴァー(メゾソプラノ)
ヤン・クレイチャ(テオルボ、バロックギター、ルネサンスリュート)
ミロスラフ・シュトゥデント
(アーチリュート、バロックギター、ルネサンスリュート)
ペトル・ヴァグネル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
トマーシュ・レインドル(打楽器)
録音:2009年1月、プシーブラム(チェコ)、ヴァルドルフ学校演劇ホール
音楽愛好家であったボヘミアの公爵フェルディナント・フィリップ・ロプコ
ヴィチ(1724-1784)が所有していた譜集に収められたイタリアの楽曲を収録。
(*)はリュート等撥弦楽器のみによる演奏。



<NIBIRU>
NIBIRU 0150-2 \2080
ボヘミアのヴィヴァルディ
ヴィヴァルディ(1678-1741):
ディクシト・ドミヌス[主は言われた]RV595(*)
ラウダーテ・プエリ・ドミヌム[主をたたえよ、しもべらよ]RV600
マニフィカト RV610b(チェコ版)(+)
サルヴェ・レジナ RV617
ガブリエラ・エイベノヴァー(ソプラノ)
ハナ・ブラージコヴァー(ソプラノ(*/+))
マルタ・ファドリェヴィチョヴァー(ソプラノ(*))
レスター・ラルデノイエ(男性アルト(*/+))
ヤロスラフ・ブジェジナ(テノール(*/+))
トマーシュ・クラール(バス(*/+))
アンサンブル・イネーガル
プラハ・バロック・ソロイスツ
アダム・ヴィクトラ(指揮)
録音:2009年2月13-16日、プラハ、フラホル・ホール
後期イタリア・バロックの教会音楽が盛んに演奏されていたボヘミア。ヴィ
ヴァルディもボヘミアに滞在した可能性があると言われています。(+)は同曲
の初版にあたるもので、チェコ以外では現存していないためチェコ版と呼ばれ
ています。もちろんチェコ語で歌われているわけではなく、ラテン語です。




<STRADIVARIUS>
STR 33803 \2180
ジャチント・シェルシ(1905-1988):コレクション Vol.3
&Acirc;ion(ブラフマの一日の4つのエピソード;
6人の打楽器奏者、ティンパニと管弦楽のための;1960)(+)
Hymnos(オルガンと2つの管弦楽のための;1963)
管弦楽のための4つの小品(単音による;1959)
Ballata(チェロと管弦楽のための;1945)(*)
フランチェスコ・ディロン(チェロ(*))
ナッカラ打楽器サンサンブル(+)
RAI国立交響楽団
ティート・チェッケリーニ(指揮)

STR 33835 \2180
シャッリーノ、ラヴェル:夜
サルヴァトーレ・シャッリーノ(1947-):
2つの夜想曲(1998);第1番,第2番/夜想曲第3番(1998)
夜想曲第4番(1998)/無慈悲な夜想曲(2001)/夜に(1971)
ラヴェル(1875-1937):夜のガスパール(1908)
チーロ・ロンゴバルディ(ピアノ)
ラヴェルの作品に触発されてシャッリーノが書いた夜想曲(ノットゥルノ)を
収録。

STR 33842 \2180
カルロ・ジェズアルド(1566-1613):レスポンソリウム集
「聖週間のための聖務曲集」からのレスポンソリウム(*)
「死者のための聖務曲集」からのレスポンソリウム(*)
ヴィットリオ・ギエルミ:アンティフォナ(2004)(+)
アンサンブル・デ・ラビリント(*)
ヴァルテル・テストリン(指揮(*))
ヴィットリオ・ギエルミ(ヴィオラ・ダ・ガンバ(+))

STR 33843 \2180
クリスティアン・カッラーラ(1977-):
血の行き先(*)
イコン
パスクアーレ・イアンノーネ(ピアノ(*))
ニコラ・フィオリーノ(チェロ(*))
新スカルラッティ管弦楽団
フラヴィオ・エミリオ・スコーニャ(指揮)
イタリアの若手作曲家クリスティアン・カッラーラとイタリアの教会とのコラ
ボレーションから生まれたアルバム。

STR 57008 \2180
マルコ・ストロッパ(1959-):
トライエットーリア(ピアノとエレクトロニクスのための;1982-1984)(*)
スパイラル(空間に投げ出された弦楽四重奏のための;1987-1988)(+)
ピエール=ローラン・エマール(ピアノ(*))
アルディッティ弦楽四重奏団(+)
マルコ・ストロッパ(エレクトロニクス)
セルジュ・ラムートン(コンピューター(+))
「トライエットーリア」とは「運動体が描く線」の意。ピエール=ローラン・
エマールも登場。

STR 57010 \2180
ブルーノ・マデルナ(1920-1973):
ジュリアード・セレナード(テンポ・リベロ第2番;1971)
「フィッツウィリアム・ヴァージナル・ブック」による陽気な音楽(1969)
グランデ・アウロディア(1970)
セヴェリーノ・ガッゼローニ(フルート)
ローター・ファーバー(オーボエ)
ローマRAI交響楽団
ブルーノ・マデルナ(指揮)
録音:1971年5月21日(*)、1969年2月14日(+)、1970年2月7日(#)、ライヴ

<ARS PRODUKTION>
ARS 38045(SACD-Hybrid) \2700
フランスのピアノ三重奏曲集
サン=サーンス(1835-1921):ピアノ三重奏曲第2番ホ短調 Op.92(1892)
フォーレ(1845-1924):ピアノ三重奏曲ニ短調 Op.120(1923)
リリ・ブーランジェ(1893-1913):悲しみの夜に(1918)/春の朝に(1918)
ブーランジェ三重奏団
カルラ・ハルテンヴァンガー(ピアノ)
ビルギット・エルツ(ヴァイオリン) イローナ・キント(チェロ)
録音:2008年12月、ハンブルク(ドイツ)、Tesdorpf 13

ARS 38057(SACD-Hybrid) \2700
ハイドン(1732-1809):
ピアノ協奏曲第11番ニ長調 Hob.XVIII:11
ピアノ協奏曲第9番ト長調 Hob.XVIII:9
ピアノ協奏曲第2番ニ長調 Hob.XVIII:2
ピアノ、2つのホルン、
ヴァイオリンとチェロのためのディヴェルティメント変ホ長調 Hob.XIV:1
カスパール・フランツ(ピアノ)
ゾリステンアンサンブル・カライドスコープ
録音:2009年1月、ベルリン、テルデクス・スタジオ
カスパール・フランツは1980年ドイツのキール生まれのピアニスト。ゾリステ
ンアンサンブル・カライドスコープは2006年に結成されたベルリンに本拠を置
く室内管弦楽団。

ARS 38061(SACD-Hybrid) \2700
BC: 4260052380611ハイドン(1732-1809):
交響曲第96番ニ長調 Hob.I:96
交響曲第95番ハ短調 Hob.I:95
交響曲第93番ニ長調 Hob.I:93
[ボーナス・トラック]
ブルーノ・ヴァイルによる解説
カペラ・コロニエンシス
ブルーノ・ヴァイル(指揮)
録音:2008年10月26、28日、エッセン・フィルハーモニー(ドイツ)、
アルフリート・クルップ・ザール、ライヴ

ARS 38708 \1980
歌唱の伝説 Vol.8 ヘルゲ・ロスヴェンゲ オペラ・アリア集
レオンカヴァッロ:「道化師」から トニオのプロローグ(*)
ヴェルディ:
「シチリアの晩鐘」から
アッリーゴのアリア(+),アッリーゴとモンフォルテの二重唱(hs/#)
「仮面舞踏会」から リカルドのアリア(**/cho)
「トロヴァトーレ」から マンリーコのアリア(**)
マイアベーア(1791-1864):「ユグノー教徒」から ラウールのアリア(+)
グノー(1818-1893):「ファウスト」から 監獄の場面(mt/ws/**)
アダン(1803-1856):「ロンジュモーの御者」から シャプルーのアリア(**)
ウェーバー(1786-1826):
「オベロン」から ヒュオンのアリア(**),ヒュオンの祈り(**)
グリンカ:「イワン・スサーニン(皇帝に捧げた命)」から
ボグダン・ソビーニンのアリア(***)
チャイコフスキー(1840-1893):
「チャロデイカ」から ナスターシャとユーリーの二重唱(tl/++)
ムソルグスキー(1839-1881):
「ボリス・ゴドゥノフ」から マリーナとグリゴリーの二重唱(fb/##)
[ボーナス・トラック] 歌曲
ヴォルフ(1860-1903):火の騎士(gm)/職人の歌(gm)
ヘルゲ・ロスヴェンゲ(テノール)
ハインリヒ・シュルスヌス(バリトン(hs))
マルガレーテ・テシェマッハー(ソプラノ(mt))
ヴィルヘルム・シュトリーンツ(バス(ws))
ティアナ・レムニツ(ソプラノ(tl))
フリーデル・ベックマン(ソプラノ(fb))
ベルリン国立オペラ合唱団(cho))
シュトゥットガルト帝国放送管弦楽団(*)
グスタフ・ゲルリヒ(指揮(*))
ベルリン国立オペラ管弦楽団(+)
フランツ・アフルレート・シュミット(指揮(+))
ベルリン国立オペラ・カペラのメンバー(#)
アロイス・メリヒャー(指揮(#))
ベルリン国立オペラ管弦楽団のメンバー(**/++)
ブルーノ・ザイドラー=ヴィンクラー(指揮(**/##))
エルヴィン・バルツァー(指揮(++))
管弦楽団(##) 伴奏者不詳(***)
ジェラルド・ムーア(ピアノ(gm))
録音:1932-1941年

ARS 38813 \2180
プレイエル博物館の珍曲コンサート Vol.3
イグナツ・ヨゼフ・プレイエル(1757-1831):
ピアノ協奏曲ニ長調 Ben1023
(ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Ben103A(1789)より作曲者編曲)(*)
ピアノ協奏曲ハ長調(チェロ協奏曲 Ben104(1789)より作曲者編曲;1796)(*)
クラリネット協奏曲ハ長調 Ben106(1797)(+)
マーシャ・ディミトリエワ(ピアノ(*))
アレクサンダー・ノイバウアー(クラリネット(+))
ジェール・フィルハーモニー管弦楽団
パウル・ヴァイゴルト(指揮)
録音:2008年1月、イグナツ・プレイエル協会(IPG)主催新年演奏会、ライヴ
(*)世界初録音。




<LA BOTTEGA DISCANTICA>
DISCANTICA 183 \2180
歌詞のないプッチーニ
プッチーニ/アレッサンドロ・ルッケッティ編曲:
「トゥーランドット」の主題による13の楽器のための幻想曲とパラフレーズ
「トスカ」の主題による13の楽器のための幻想曲とパラフレーズ
「ボエーム」の主題による13の楽器のための幻想曲とパラフレーズ
ノヴェチェント・エ・オルトレ
アントニオ・バッリスタ(指揮)
録音:2008年3月31日、4月2-3日、トリノ県リヴォリ(イタリア)、
メゾン・ミュジーク

DISCANTICA 185 \2180
現代イタリアのオルガン
エミリオ・トラヴェルソ(1951-2007):
使徒のミサ(キリエ「Cunetipotens genitor Deus」による5つの小品)
マルコ・ソフィアノプロ(1952-):来たれ、聖霊よ(パルティータ)
ルイジ・フェルディナンド・タリアヴィーニ(1929-):
ヒンデミットの主題によるパッサカリア
ヴィヴァルディ(1678-1741)/
ヴォルファンゴ・ダッラ・ヴェッキア(1923-1994)編曲:協奏曲ハ短調 RV766
ヴェランティーノ・ドネッラ(1932-):…そして楽器の調子は外れていった…(*)
ルーカ・サルヴァドーリ(1958-):
オウロボロス[Ourobosos](一年の四季に基づく4つの小品)
ジョヴァンニ・フェルトリン(オルガン)
録音:2008年9月2-4日、トレヴィーゾ(イタリア)、大聖堂(*以外)、
聖グレゴリオ教会(*)
使用楽器:2000年、クーン=フラデツキー製(*以外)
1769年、ガエターノ・カッリード製
(1994年、フランチェスコ・ツァニン復元)(*)

DISCANTICA 186 \2180
ディートリヒ・ブクステフーデ(1637-1707):オルガン作品集
前奏曲ト短調 BuxWV149
われらより取り去りたまえ、主、真の神よ BuxWV207
前奏曲ホ短調 BuxWV143/天にましますわれらの父よ BuxWV219
前奏曲イ短調 BuxWV153/パッサカリア ニ短調 BuxWV161
前奏曲ハ長調 BuxWV137/来たれ、聖霊、主なる神よ BuxWV199
トッカータ ニ短調 BuxWV155
キリスト、われらの主、ヨルダン川に来たれり BuxWV180
いざ来たれ、異教徒の救い主よ BuxWV211
前奏曲ニ長調 BuxWV139
イエス・キリスト、われらの救い主は死より BuxWV198
フェルッチョ・バルトレッティ(オルガン)
録音:ラ・スペツィア県ポルトヴェネーレ、フェッツァーノ、
洗礼者聖ヨハネ教会
使用楽器:1750年頃、フィリッポ・ピッカルーガ製、1794年、
ルイジ・チュルロ改修
(2006年、デッロルト&ランツィーニ復元)

DISCANTICA 187 \2180
フルート・ソロ 無伴奏ヴァイオリンのための音楽
セヴェリーノ・メルカダンテ(1795-1870):
愛するあなたにこの魂を(ロッシーニのオペラ「アルミーダ」より)
お手をどうぞ(モーツァルトのオペラ「ドン・ジョヴァンニ」より)
フリードリヒ・クーラウ(1786-1832):
幻想曲ニ長調 Op.38 No.1(モーツァルトのオペラ「ドン・ジョヴァンニ」の
アリア「ぶって、ぶって、ああ、いとしいマゼット」による)
ドビュッシー(1862-1918):シリンクス
ジークフリート・カルク=エーレルト(1877-1933):
ソナタ・アパッショナータ嬰ヘ短調 Op.140
ジャック・イベール(1890-1962):小品
ピエール・オクターヴ・フェルー(1900-1936):3つの小品
アストル・ピアソラ(1891-1992):タンゴ練習曲第3番
ハワード・バス(1951-):ハリケーン!(*)
エレーナ・チェッコーニ(フルート)
録音:2007年8月、ミラノ県ティチーノ、サント・ステファノ(教会?)
(*)世界初録音。

DISCANTICA 188 \2180
BC: 8015203101883フルート&ハープ
サン=サーンス(1835-1921):幻想曲 Op.124
ハワード・バス(1951-):アルプスの春(*)
テレーザ・プロカッチーニ(1934-):リート Op.76
グラウコ・カタルド(1920-):海の岩礁から(*)
ラヴェル(1875-1937):ハバネラ形式の小品
アッティロ・デル・レ(1938-):Yom ha Shoah(イディッシの主題による狂詩曲)
ドビュッシー(1862-1918):牧神の午後への前奏曲
アストル・ピアソラ(1891-1992):忘却
エレーナ・チェッコーニ(フルート)
パオラ・デヴォーティ(ピアノ)
録音:2008年10月10-12日、
ピアチェンツァ県リヴェルガーロ、グラツィエ・デル・カスティッロ教会
(*)はエレーナ・チェッコーニのために書かれた作品。

DISCANTICA 189 \2180
われは御身を崇めん、主イエス・キリストよ
ジョヴァンニ・マッテオ・アゾーラ(1524-1609):
われは御身を崇めん、主イエス・キリストよ
グレゴリオ聖歌:ダヴィデの息子にホサナ(アンティフォナ)
コスタンツォ・ポルタ(1529-1601):王の御旗は進む
グレゴリオ聖歌:ヘブライの子らは(アンティフォナ)
ルドヴィコ・グロッシ・ダ・ヴィアダーナ(1560頃-1627):
預言者エレミヤの哀歌 から 聖木曜日第1のレクツィオ
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611):商人ユダは/ひとときも
マルカントニオ・インジェニェーリ(1547頃-1592):
預言者エレミヤの哀歌 から 聖金曜日の第1のレクツィオ
グレゴリオ聖歌:われらはひれ伏して祈り(レスポンソリウム)
フランチェスコ・コルテッチャ(1502-1571):
わがすべての共はわれを置き去りぬ
グレゴリオ聖歌:暗くなりて(レスポンソリウム)
フランチェスコ・コルテッチャ:暗くなりて
トマス・ルイス・デ・ビクトリア:おお、汝らすべての者よ
グレゴリオ聖歌:主が葬られし後(レスポンソリウム)
グレゴリオ聖歌:
われは復活し(イントロイトゥス)/過越のいけにえを 賛美せよ
(セクエンツィア)
この日こそ主の創りたまいし日(グラドゥアーレ)
ヤコブス・ガルス(1550-1591):キリストは立ちあがり啓きたもうた
オフィツィウム・コンソート
ダニーロ・ゼーニ(指揮)
録音:2006年11月、ポルデノーネ(イタリア)、クラウゼット教区旧教会
オフィツィウム・コンソートはイタリアのポルデノーネに本拠を置く男声合唱団。

DISCANTICA 193 \2180
R・シュトラウス(1864-1949):情緒的風景 Op.9
ムソルグスキー(1839-1881):組曲「展覧会の絵」
ルチアーノ・シャイー(1920-2002):
2つの瞬間;ダニエラのための墓碑銘,リッカルドの最初の言葉
夢の変奏曲(*)
ロベルト・ジョルダーノ(ピアノ)
録音:2009年2月15-16日、ブレーシャ県カストレッツァート(イタリア)、
スタジオ・カヴァッリ・ムジカ
指揮者リッカルド・シャイーの父ルチアーノの(*)は世界初録音。

DISCANTICA 194 \2180
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1867):様々な楽器のための協奏曲集
2つのコルノ・ダ・カッチャ、弦楽と通奏低音のための協奏曲ヘ長調(+)
2つのシャリュモー、弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ短調(++)
ヴァイオリン独奏、2つのヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲ト長調(*)
リコーダー、ファゴット、弦楽と通奏低音のための協奏曲ヘ長調(#/**)
フラウト・トラヴェルソ、
リコーダー、弦楽と通奏低音のための協奏曲ホ短調(#/##)
エンリコ・ガッティ(ヴァイオリン(*))
マルコ・ヴェントゥーリ、クラウディア・クオンダム・アンジェロ
(コルノ・ダ・カッチャ(+))
オンノ・フェルスホール(リコーダー(#))
エレーナ・ビアンキ(ファゴット(**))
ルーカ・ルケッタ、ロッコ・カルボナーラ(シャリュモー(++))
ファビオ・チェッカレッリ(フラウト・トラヴェルソ(##))
アッカデーミア・ヘルマンス
ファビオ・チオフィーニ(チェンバロ、指揮)
録音:2007年7月5-7日、テルニ県フェレンティッロ、ヴァッレ、
聖ピエトロ修道院
2000年にファビオ・チオフィーニによって創設されたアッカデーミア・ヘルマ
ンス。2006年、チオフィーニと意気投合したエンリコ・ガッティ(!)がファー
スト・ヴァイオリニスト(ソリスト兼コンサートマスター)に就任、一気に注目
されるピリオド楽器オーケストラとなりました。ガッティはヴィオリーノ・ダ
・スパッラも担当しており、当アルバムでもどこかで弾いています。(わかった
方は教えてください!)




<SVETLANOV FOUNDATION>
SVET 15-20/6 6枚組 \7120 ※7月23日までのご注文特価 \6480
カリンニコフ、スクリャービン:管弦楽作品集
ワシーリー・カリンニコフ(1866-1901):
交響曲第1番ト短調/交響曲第2番イ長調
劇付随音楽「皇帝ボリス」(1898)/組曲ハ短調
交響的絵画「杉と棕櫚」/序曲「ブイリーナ」
間奏曲第1番イ長調/間奏曲第2番ト長調
弦楽セレナード ト短調/交響的絵画「ニンフ」
アレクサンドル・スクリャービン(1872-1915):
交響曲第1番ホ長調 Op.26/ピアノ協奏曲嬰ヘ短調 Op.20(*)
交響曲第2番ニ短調 Op.26/交響曲第4番「法悦の詩」Op.54
交響曲第3番ハ短調「神聖な詩」Op.43
交響曲第5番「プロメテウス-火の詩」Op.60(+)
アレクセイ・ナセトキン(ピアノ(*))
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ(+))
ソヴィエト国立交響楽団 他
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)

SVET 42-47/6 6枚組 \7120 ※7月23日までのご注文特価 \6480
メトネル、ナプラーヴニク:作品集
ニコライ・メトネル(1880-1951):
ピアノ協奏曲第1番ハ短調 Op.33(*/++)
8つの心象風景 Op.1 から 第2-4曲/2つのおとぎ話 Op.14 から 第1曲
2つのおとぎ話 Op.20 から 第1曲/4つのおとぎ話 Op.26 から 第3曲
ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.50(+/++)
2つのおとぎ話(ロシアのおとぎ話)Op.42 から 第1曲
3つの小品 Op.31 から 葬送行進曲(第2曲)
ヴァイオリンとピアノのための2つのカンツォーナと舞曲 Op.43(#)
ピアノ五重奏曲ハ長調 Op.posth(**)
ヴァイオリン・ソナタ第1番ロ短調 Op.21(#)
ヴァイオリン・ソナタ第2番ト長調 Op.44(#)
ヴァイオリン・ソナタ第3番ホ短調「叙事詩」Op.57(#)
ヴァイオリンとピアノのための夜想曲ハ短調 Op.16 No.3
忘れられた調べ Op.38 から
追憶のソナタ イ短調,優雅な舞曲 イ長調,川の歌
ソナタ三部作 Op.11 から 悲歌 ニ短調/おとぎ話ソナタ ハ短調 Op.25 No.1
エドゥアルト・ナプラーヴニク(1839-1916):
オペラ「ドゥブロフスキー」から 夜の間奏曲(++),ポロネーズ(++)
メランコリー Op.48 No.3(++)
タチアナ・ニコラーエワ(ピアノ(*))
アブラム・シャツケス(ピアノ(+))
アレクサンドル・ラープコ(ヴァイオリン(#))
ボロディン弦楽四重奏団(**)
ソヴィエト国立交響楽団(++)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(ピアノ(++以外)、指揮(++))
録音:1959、1968、1980、1983、1989年(以上メトネル)
6枚組で4枚分の価格。初回(締め切り日までの受注)はさらにお得です。




<MELODIYA>
MELCD 1001169 3枚組 \5340
セミョーン・スニトコフスキーの芸術 生誕75年記念エディション
J・S・バッハ(1685-1750):ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV1041(*)
シューベルト(1797-1828):
ヴァイオリンとピアノのための二重奏曲(ソナタ)イ長調 Op.162 D.574(+)
パガニーニ(1782-1840):ソナタ(第12番)ホ短調 Op.3 No.6
シューマン(1810-1856):ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調 Op.46
クライスラー(1875-1962):クープランの様式によるセレナード
バルトーク(1881-1945):ヴァイオリンとピアノのための狂詩曲第2番
シチェドリン(1932-)/セミョン・スニトコフスキー編曲:
バレエ「せむしの仔馬」からの3つの断章
クレランボー(1676-1749):前奏曲とアレグロ
シューベルト:ヴァイオリンと管弦楽のための協奏的小品ニ長調
シマノフスキ(1882-1937):ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.9
パガニーニ/シマノフスキ編曲:24の奇想曲 Op.1 から 第20、21曲
イザイ(1858-1931):
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番「バラード」Op.27 No.3(**)
カレン・ハチャトゥリアン(1920-):ヴァイオリン・ソナタ ト短調 Op.1
ドビュッシー(1862-1918)/ヤッシャ・ハイフェッツ編曲:
牧神の午後への前奏曲
ファリャ(1876-1946):ホタ
グラズノフ(1856-1936):ヴァイオリン協奏曲イ短調 Op.82
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
シューベルト:
ヴァイオリンと弦楽合奏のためのロンド ロ短調「華麗なロンド」D.895(#)
ラヴェル(1875-1937)/ヤッシャ・ハイフェッツ編曲:
「高雅で感傷的なワルツ」からの2つのワルツ
リスト(1811-1886):ヴァイオリンとピアノのためのハンガリー狂詩曲
ブラームス(1833-1897):ハンガリー舞曲イ短調
シリル・スコット(1879-1970):蓮の国(ヴァイオリンとピアノのための)
ストラヴィンスキー(1882-1971):バレエ組曲「ペトルーシュカ」から
ロシア舞曲(ヴァイオリンとピアノのための編曲版)
セミョーン・スニトコフスキー(ヴァイオリン)
室内管弦楽団(*)
ソリスト・アンサンブル(+)
レフ・マルキス(指揮(*/+))
国防軍交響楽団(#)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮(#))
レオノーラ・イオシフォヴィチ(ピアノ(*/+/#/**以外))
録音:1963-1978年
ウクライナのオデッサに生まれダヴィド・オイストラフに師事、その演奏技術
と音楽性を非常に高く評価され、また教師としても活躍したソヴィエトのヴァ
イオリニスト、セミョーン・スニトコフスキー(1933-1981)。ソヴィエト崩壊以
前に48歳の若さで亡くなったため日本のリスナーにはほとんど知られていませ
んでしたが、近年少しずつ再評価されてきています。このエディションの意義
はまちがいなく大きいでしょう。収録曲目表記に疑問の残る部分がありますが、
直訳のままにしてあります。ご了承ください。




<VISTA VERA>
VVCD 00184-4 4枚組 \7120
ウラディーミル・ジーヴァ ア・タッチ
ムソルグスキー(1839-1881):禿山の一夜
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
カンタータ「スヴィテジャンカ、または 湖の少女」(*)
オペラ「見えざる都市キテジ」からの交響組曲(+)
プロコフィエフ(1891-1953):
オペラ「三つのオレンジへの恋」からの交響組曲 Op.33bis
チャイコフスキー(1840-1893):バレエ「くるみ割り人形」から 情景6-9
ニコライ・チェレプニン(1873-1945):幻想バレエ「アルミードの館」Op.29
シマノフスキ(1882-1937):交響曲第2番変ロ長調 Op.19(#)
エルガー(1857-1934):「エニグマ」変奏曲 Op.38(**)
ヴェルディ(1813-1901):オペラ「運命の力」序曲(**)
ドヴォルジャーク(1841-1904):交響曲第9番ホ短調「新世界より」Op.95(++)
エルガー:「威風堂々」行進曲第1番
モスクワ合唱芸術アカデミー(*)
モスクワ交響楽団
ウラディーミル・ジーヴァ(指揮)
録音:1999年3月6日(+)、1997年10月18日(#)、1998年9月24日(**)、
2002年10月13日(++)、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ/1998-2004年
1997年よりモスクワ交響楽団首席指揮者、2000年より同楽団芸術監督を務める
ロシアの指揮者ウラディーミル・ジーヴァ(1957年生まれ)の指揮活動25周年を
記念して制作された、1000セット限定アルバム。

VVCD 00186 \1780
スタニスラフ・ネイガウス Vol.6
モーツァルト(1756-1791):
ピアノ・ソナタ第16番ハ長調 K.545(*)/同第8番イ短調 K.310(+)
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ・ソナタ第27番ホ短調 Op.90(#)/同第32番ハ短調 Op.111(**)
スタニスラフ・ネイガウス(ピアノ)
録音:1964年2月15日(*)、1965年11月2日(+)、1963年10月4日(#)、
1970年10月10日(**)、
モスクワ音楽院大ホール、ライヴ

VVCD 00187 \1780
スタニスラフ・ネイガウス Vol.7
リスト(1811-1886):
「巡礼の年 第1年 スイス」から 泉のほとりで(*)
「巡礼の年 第2年 イタリア」から ペトラルカのソネット第123(+)
忘れられたワルツ 第1番(+)/「詩的で宗教的な調べ」から 葬送曲(+)
ドビュッシー(1862-1918):
前奏曲集 から;
ビニョの門(+),吟遊詩人(+),雪の上の足跡(#),さえぎられたセレナード(#),
西風の見たもの(#),ヒースの草むら(#),花火(#)
ベルガマスク組曲(**)/版画(++)
スタニスラフ・ネイガウス(ピアノ)
録音:1963年9月22日、チャイコフスキー・コンサートホール(*)
1963年10月6日(+)、1979年10月25日(#)、1965年11月2日(++)、
モスクワ音楽院大ホール、ライヴ/1964年9月12日、科学者たちの家(**)

VVCD 00189 \1780
J・S・バッハ(1685-1750):無伴奏チェロ組曲 Vol.1
無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV1007(*)
無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調 BWV1008(+)
無伴奏チェロ組曲第3番ハ短調 BWV1009(#)
チェロとチェンバロのためのソナタ第2番ニ長調 BWV1028(**)
ダニール・シャフラン(チェロ)
マリア・グリンベルク(ピアノ(**))
録音:1970年3月27日(*)/1971年1月9日(+)/1971年(#)/1966年(**)

VVCD 00190 \1780
J・S・バッハ(1685-1750):無伴奏チェロ組曲 Vol.2
無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV1010(*)
無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調 BWV1011(+)
無伴奏チェロ組曲第5番ニ長調 BWV1012(#))
ダニール・シャフラン(チェロ)
録音:1969年9月17日(*)/1974年7月4日(+)/1974年7月7日(#)

VVCD 00191 \1780
セルゲイ・テレーホフ
J・S・バッハ(1685-1750):幻想曲とフーガ イ短調 BWV944
モーツァルト(1756-1791):ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調 K.332
シューベルト(1797-1828):
即興曲変ト長調 Op.90 No.3/同変ロ長調 Op.142 No.3
シューマン(1810-1856):クライスレリアーナ Op.16
セルゲイ・テレーホフ(ピアノ)
録音:2008年
セルゲイ・テレーホフは1971年モスクワに生まれ、モスクワ音楽院を卒業後ジ
ナイダ・イグナチェーワに師事したピアニスト。

VVCD 00192 \1780
ロシアの指揮者たち Vol.15 イーゴリ・ブラジコフ
ヴィヴァルディ(1678-1741):マニフィカト RV610
ペルゴレージ(1710-1736):われ御身に感謝せん[コンフィテボール・ティビ]
カリッシミ(1605-1674):オラトリオ「イェフタ」
ナタリア・クラフツォワ、リディア・ザビリャツカ(ソプラノ)
ワレンチナ・スヴェトリニク(アルト)
ミガリ・トゥリャーニン(テノール)
ヤロヅラフ・ホドリフ(バス)
ウクライナ放送合唱団
ペルペトゥーム・モビーレ管弦楽団
イーゴリ・ブラジコフ(指揮)
録音:1987年、キエフ(ウクライナ)、聖ニコライ教会




<MONOPOLE(Vermillion Sands)>
VCD5001 \1300
グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
フェレンツ・フリッチャイ指揮 ベルリン放送交響楽団 1958年
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
アルトゥール・ロジンスキー指揮 ロンドン・フィル 1957年
エリカ・モリーニ(Vn)

VCD5002 \1300
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
ワルター・ゲール指揮 オランダ・フィル 1952年
ラロ:スペイン交響曲(3楽章省略)
ワルター・ゲール指揮 ユトレヒト交響楽団 1951年
グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲
ワルター・ゲール指揮 コンセール・ド・パリ管弦楽団 1953年
リカルド・オドノポゾフ(Vn)

VCD5003 \1300
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲
アマデオ・バルドヴィーノ(VC)
ルドルフ・シュヴァルツ指揮 フィルハーモニア 1952年
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調
マルコム・サージェント指揮 ロンドン響 1951年
バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV.1043
ユーディ・メニューイン(Vn)
アンソニー・バーナード指揮 フィルハーモニア 1953年
ジョコンダ・デ・ヴィート(Vn)

VCD5004 \1300
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
ウィルヘルム・ロイブナー指揮 オーストリア交響楽団 1952年
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番
アンドレ・ブノワ(P) 1942年
ヘンデル:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ op.1-No.6
アンドレ・ブノワ(P) 1942年
アルバート・スポルディング(Vn)

VCD5005 \1300
ベートーヴェン:ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための三重協奏曲
マルコム・サージェント指揮 フィルハーモニア 1959年
シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番 op.99  1958年
オイストラフ・トリオ
ダヴィッド・オイストラフ(Vn) 
スビャトスラフ・クヌシェヴィツキー(VC) レフ・オボーリン(P)

VCD5006 \1300
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための二重奏曲 op.162
ピナ・ポッツィ(P) 1950年
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番 op.78
エレーヌ・ピニャーリ(P) 1950年
ヒンデミット:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 op.11-2
アルトゥール・バルサム(P) 1950年
ストラヴィンスキー:協奏的二重奏曲
エレーヌ・ピニャーリ(P) 1950年
ルイス・カウフマン(Vn)

VCD5007 \1300
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
パウル・ファン・ケンペン指揮 ベルリン・フィル 1957年
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
フェルディナント・ライトナー指揮 バンベルク響 1951年
クライスラー:愛の悲しみ、愛の喜び、ウィーン奇想曲
アルバート・ハーシュ(P) 1958年
サン=サーンス:動物の謝肉祭より「白鳥」
アルバート・ハーシュ(P) 1958年
ヴォルフガング・シュナイダーハン(Vn)

VCD5008 \1300
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番
ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団 1958年
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
ディミトリ・ミトロプーロス指揮 ニューヨーク・フィル 1958年
サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番
ディミトリ・ミトロプーロス指揮 ニューヨーク・フィル 1958年
ジノ・フランチェスカッティ(Vn)



<ARSIS>
ARSIS 4227 \2180
ロマン派のホルン協奏曲名品集
ウェーバー(1786-1826):ホルン協奏曲ホ短調 Op.45
シャブリエ(1841-1894):ホルンと管弦楽のためのラルゲット Op.posth.
R・シュトラウス(1864-1949):ホルン協奏曲第1番変ホ長調 Op.11
グリエール(1875-1956):ホルン協奏曲変ホ長調 Op.91
ハビエル・ボネト(ホルン)
ブルゴス交響楽団
ハビエル・カストロ(指揮)
録音:2008年12月6-7日、ブルゴス(スペイン)、ベルナルダス音楽礼拝堂
ヘルマン・バウマンに師事し、当レーベルにナチュラルホルン奏者として録音
を続け好評を博しているスペインのホルン奏者ハビエル・ボネト(1965年生ま
れ)がモダーン楽器を吹いてロマン派ホルン協奏曲の定番に挑戦。

ARSIS 4229 \2180
キアロスクーロ
フランチェスコ・マンチーニ(1672-1737):
リコーダーと通奏低音のためのソナタ イ長調
ドメニコ・ガブリエッリ(1659-1690):
無伴奏チェロのためのリチェルカーレ第1番
ジェイムズ(ジャック)・ペジブル(1656頃-1721):
リコーダーと通奏低音のためのソナタ ニ短調
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):
チェロと通奏低音のためのソナタ イ短調 RV43(*)
ジャン・バティスト・ルイエ・ド・ガン(1688-1720頃):
リコーダーと通奏低音のためのソナタ ト長調
J・S・バッハ(1685-1750):
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 BWV1003 から
アンダンテ(バロックギターによる)
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1867):
リコーダーと通奏低音のためのソナタ ハ長調
ラ・リティラータ
タマル・ラロ(リコーダー)
エンリケ・ソリニス(バロックギター、テオルボ、アーチリュート)
ホセチュ・オブレゴン(チェロ、アーティスティック・ディレクター)
賛助:アンヘラ・ルビオ(チェロ;通奏低音(*))
録音:2008年12月、アレレ(スペイン)、サンティアゴ教会
「キアロスクーロ」(イタリア語で「明暗法」「陰影法」を指す美術用語)とい
うタイトルどおり、光と影の対比を効かせた選曲と演奏によるアルバム。




<ARCO DIVA>
UP 0107-2 \2180
エレガントな挑発 ヴァイオリンとピアノのための音楽
オトマル・マーハ(1922-2006):ヴァイオリンとピアノのための悲歌
ヤナーチェク(1854-1928):ヴァイオリン・ソナタ
エネスク(エネスコ;1881-1955):ヴァイオリン・ソナタ ヘ短調 Op.6
バルトーク(1881-1945)/
ゾルターン・セーケイ(1903-2001)編曲:ルーマニア民俗舞曲
マルチナ・バチョヴァー(ヴァイオリン)
アレクサンドル・スタリー(ピアノ)
録音:2008年12月12-13日、テプリツェ文化会館(チェコ)
マルチナ・バチョヴァーはイヴァン・ジェナティー門下のチェコの新進ヴァイ
オリニスト。

UP 0110-2 \2180
シルヴィエ・ボドロヴァー(1954-):
民謡のモチーフとテキストによる組曲「JA RA LAJ」
(スロヴァキア、バルカンとロマの27の歌)
シュテファン・マルギタ(テノール)
マルチナ・バチョヴァー(ヴァイオリン) 
イトカ・ホスプロヴァー(ヴィオラ)
イルヴィン・ヴェニシュ(クラリネット) 
カテジナ・エングリホヴァー(ハープ)
マルケータ・マゾウロヴァー(打楽器)
クアトロ管弦楽団のメンバー
パヴラ・フランツー(ヴァイオリン) カレル・フディー(チェロ)
マレク・シュチレツ(指揮)
録音:2009年2月11、14、21-22日、プラハ、リヒテンシュタイン宮

UP 0112-2 \2180
マーラー(1860-1911):交響曲第7番ホ短調
チェコ放送交響楽団
イジー・スターレク(指揮)
録音:2008年9月19日、イフラヴァ(チェコ)、DKO、ライヴ
マーラー生誕の町、チェコのイフラヴァで行われた(おそらくマーラー音楽祭
での)ライヴ録音。

UP 0113-2 \2180
カルミナ・ルチェンブルジアーナ 弦楽のための音楽
ギヨーム・ド・マショー(1300-1377):
ノートルダム・ミサ から アニュス・デイ(#)
ヨセフ・スク(1874-1935):
チェコの古いコラール「聖ヴァーツラフ」による瞑想曲 Op.35a(#)
オトマル・マーハ(1922-2006):室内シンフォニエッタ(#)
シルヴィエ・ボドロヴァー(1954-):
カルミナ・ルチェンブルジアーナ「ヤン盲目王の記念に」(弦楽のための)(+)
マルセル・ヴェングレル(1946-):
アルトサクソフォンと弦楽のためのノヴェレッテ(*)
ルネ・メルツィヒ(1911-1986):弦楽合奏のための3つのスケッチ
ギヨーム・ド・マショー:ノートルダム・ミサ から イテ・ミサ・エスト(#)
イルヴィン・ヴェニシュ(サクソフォン(*))
マルケータ・マゾウロヴァー(打楽器(+))
クアトロ管弦楽団
マレク・シュチレツ(指揮)
録音:2008年1月、プラハ、ドモヴィナ・スタジオ(#)、
ボヘミア同胞団礼拝堂(#以外)
王家の断絶したボヘミアに迎えられたルクセンブルク家のヨハン(チェコ名ヤン
;1296-1346、在位中に失明し「盲目王」と呼ばれる)の即位700周年(2010)を記
念するアルバム。「カルミナ・ルチェンブルジアーナ」は「ルクセンブルクの
歌」という意味のラテン語。ヴェングレルとメルツィヒはルクセンブルクの作
曲家。

UP 0114-2 \2180
フィアラ、ボドロヴァー、エベン:ピアノ三重奏作品集
ペトル・フィアラ(1943-):
ヴァイオリン、チェロとピアノのための三重奏曲(1980)
シルヴィエ・ボドロヴァー(1954-):
メギド(ヴァイオリン、チェロとピアノのため;2001)
ペトル・エベン(1929-2007):ピアノ三重奏曲(1986)
プエッラ三重奏団
テレジエ・フィアロヴァー(ピアノ) 
レンカ・マチェヤーコヴァー(ヴァイオリン)
マルケータ・ヴルプコヴァー(チェロ)
録音:2009年1月9-10日、ブルノ(チェコ)、
慈悲の同胞団修道院、ヨセフ・ドブロフスキー・ホール
エベンの生誕80年を記念して制作されたアルバム。プエッラ三重奏団は2003年
にブルノ音楽院で結成された女性トリオ。

UP 0115-2 \2180
ヤロスラフ・クルチェク(1939-):
オラトリオ「石からパンへ」(*)
交響曲第4番「望みの物」(+)
エディタ・アドレロヴァー(メゾソプラノ)
リハルト・サメク(テノール(*))
アルフレート・ストレイチェク(語り)
プルゼニュ放送交響楽団
ヤロスラフ・クルチェク(指揮)
録音:2008年8月19-21日(*)、1月7-9日(+)、チェコ放送プルゼニュ支局スタジオ




<BOHEMIA MUSIC>
BM 0036 \2180
チェロ・リサイタル・ジャパン 2008
ドヴォルジャーク(1841-1904):ポロネーズ イ長調 Op.posth.(*)
パラディス(1759-1824):シシリエンヌ(+)
山田耕筰(1886-1965):赤とんぼ(*)
成田為三(1893-1945):浜辺の歌(*)
ドヴォルジャーク:森の静けさ Op.67(#)/ロンド ト短調 Op.94(#)
ゴダール(1849-1895):ジョスランの子守歌(*)
カサド(1897-1966):無伴奏チェロ組曲ニ長調
ラヴェル(1875-1937):ハバネラ(+)
ピアソラ(1921-1992):ル・グラン・タンゴ(*)
カザルス(1876-1973):鳥の歌(#)
ヴラダン・コチー(チェロ)
有吉英奈(ピアノ(*))
カテジナ・エングリホヴァー(ハープ(+))
プラハ・チェロ・ファミリー(#)
ルツィエ・コチー(ヴァイオリン) ハナ・コチー、トマシュ・コチー(チェロ)

BM 0078 \2180
プラハ・チェロ・ファミリー 2008
ルクレール(1697-1764):ソナタ ニ長調
ドヴォルジャーク(1841-1904):森の静けさ Op.67/ロンド ト短調 Op.94
カザルス(1876-1973):鳥の歌
サラサーテ(1844-1908):カルメン幻想曲 Op.25
ドヴォルジャーク:交響曲第9番「新世界より」から ラルゴ
チャイコフスキー(1840-1893):ロココの主題による変奏曲
プラハ・チェロ・ファミリー(#)
ハナ・コチー、ヴラダン・コチー、ルツィエ・コチー、
トマシュ・コチー(チェロ)
プラハ音楽院教授を務め録音も多いヴラダンと妻ハナ、息子トマーシュ(1985-)
と娘ルツィエ(1991-)のコチー一家によるチェロ四重奏団。

BM 0065-2 \2180
アントニオ・ロドリゲス クラシカル・ギター&ヴォーカル
アントニオ・ロドリゲス(1954-):序奏
フェルナンド・ソル(1778-1839):モーツァルトの主題による変奏曲
アントニオ・ロドリゲス:
わが母に(*)/アルガルヴェの印象/ジョゼ・サラマゴへのオマージュ(*)
フランシスコ・タレガ(1852-1909):アラブ狂詩曲
アントニオ・ロドリゲス:硬い石(*)
J・S・バッハ(1865-1750):前奏曲,フーガ,アレグロ
アントニオ・ロドリゲス:
私はあなたのために、あなたは私のために(*)/アルガルヴィア組曲
なぜ知りたがらないのか(*)
アントニオ・ロドリゲス(ギター、歌(*))
録音:1999年7月23日、プラハ
マカオに生まれスウェーデンとスペインで学んだポルトガルのギタリスト・歌
手・作曲家で画家もあるアントニオ・ロドリゲスのソロ・アルバム。




<CLARTON>
CQ 0082-2 \1980
モーツァルト(1756-1791):
フルート協奏曲第2番ニ長調 K.314
フルート協奏曲第1番ト長調 K.313
ユン・ヒュニム(フルート)
プロヴディフ国立フィルハーモニー管弦楽団
イ・ユンチル(指揮)
録音:2008年1月7日、2007年9月7日、プロヴディフ・フィルハーモニー・ホール
(ブルガリア)




<CZECH RADIO(CESKY ROZHLAS RADIOSERVIS)>
CR 0435-2 \1780
チャイコフスキー(1840-1893):四季 Op.37b
ラフマニノフ(1873-1943):
前奏曲ト長調 Op.32 No.5/前奏曲嬰ト短調 Op.32 No.12
舟歌ト短調 Op.103/絵画的練習曲ト短調 Op.33 No.8
絵画的練習曲嬰ハ短調 Op.33 No.9/前奏曲ニ長調 Op.23 No.4(*)
絵画的練習曲ハ長調 Op.33 No.2(*)/メロディ ホ長調 Op.3 No.3(*)
セルゲイ・ミルシテイン(ピアノ)
録音:2007年11月(*以外)、2008年11月(*)、チェコ放送ブルノ支局
フランスを本拠に活躍するモスクワ生まれのピアニスト、セルゲイ・ミルシテ
インは2003年から2006年まで神戸女学院大学客員教授を務めていました。

CR 0437-2 \1780
カレル・ベルマン オペラ・リサイタル
ミスリヴェチェク(1737-1781):
「偉大なるタメルラーノ」第1、3幕 から バヤゼットのアリア(*)
モーツァルト(1756-1791):
「ドン・ジョヴァンニ」第1幕 から レポレッロのアリア(jht)
ロッシーニ(1792-1868):
「セビーリャの理髪師」第1幕 から バジーリオのアリア(rb)
ドニゼッティ(1797-1848):
「ドン・パスクアーレ」第1幕 から ドン・パスクアーレのカヴァティーナ(jp)
グリンカ(1804-1857):
「ルスランとリュドミラ」第2幕 から ファルラフのアリア(jis)
ボロディン(1833-1887):「イーゴリ公」第2幕 から コンチャックのアリア(jh)
スメタナ(1824-1884):
「くちづけ」第1幕 から パロウツキー神父のアリア(ak)
「悪魔の壁」第2、3幕 から ララフのアリア(fd)
ドヴォルジャーク(1841-1904):
「ジャコバン党員」第1幕 から フィリプのアリア(jh)
「ルサルカ」第2幕 から 水の精のアリア(+/jh)
ヴェルディ(1813-1901):
「ドン・カルロ」第3幕 から フェリペ2世のアリア(jas)
「ファルスタッフ」第1幕 から ファルスタッフのアリア(jh)
ヤナーチェク(1854-1928):
「利口な女狐の物語」第3幕 から 森番のアリア(jht)
カレル・ベルマン(バス)
プラハ国民劇場管弦楽団(*)
ヨセフ・クヒンカ(指揮(*))
プラハ放送混声合唱団(+)
プラハ放送交響楽団(*以外)
ヤン・フス・ティヒー(指揮(jht)) ローベルト・ブロック(指揮(rb))
イジー・ピンカス・Sr(指揮(jp)) イジー・スターレク(指揮(jis))
ヨセフ・フルンチーシュ(指揮(jh)) アロイス・クリマ(指揮(ak))
フランチシェク・ディク(指揮(fd)) ヤン・シュティフ(指揮(jas))
録音:1956-1980年、プラハ、チェコ放送スタジオ
チェコのユダヤ系バス歌手カレル・ベルマン(1919-1995)の放送用録音からのセ
レクション。

CR 0448-2 \1780
イジー・テムル(1935-):聖なる秘蹟 オルガン作品集
幻想曲「ブクステフーデへのオマージュ」(*)/聖なる秘蹟(+)/狂詩曲(#)
錬金術師(7曲)(**)/3つのリトルネッロ(++)/熱情的幻想曲(##)
カレル・パウケルト(オルガン(*))
イレナ・フシプコヴァー(オルガン(+))
アレシュ・バールタ(オルガン(#))
ヤン・ホラ(オルガン(**/++/##))
録音:2008年8月(*)、2006年5月(+)、プラハ、聖ヤクプ・バジリカ教会(*/+)
2001年4月、オロモウツ(チェコ)、聖ミハル教会(#)
2007年7月、テプリツェ文化会館(チェコ)(**)
1977年3月、プラハ、ルドルフィヌム(++)
1977年8月、プラハ、チェコ放送スタジオ(##)

CR 0454-2 \1780
ヤン・ヴィチャル(1949-):ファンタズム/プレリュード
フィドル弾きへのオマージュ(ヴァイオリンとチェロのための;2006)(*)
ファンタズム/プレリュード(ピアノのための12の小品;2000)(+)
ムジカ・ダ・カンツォネッタ(ヴィオラとコントラバスのための;2003)(#)
シュルッパクの教え(カウンターテナー
[またはバリトンまたはアルト]とハープのための;1994)(**)
子守歌(バスクラリネットとピアノのための;2007)(++)
ロマン・パトチカ(ヴァイオリン(*))
ペトル・ノウゾフスキー(チェロ(*))
ダニエル・ヴィエスネル(ピアノ(+ 第10曲以外/++))
ヤン・ヴィチャル(ピアノ(+ 第10曲))
ヤン・ピェルシュカ(ヴィオラ(#))
イジー・フデツ(コントラバス(#))
ヤナ・テトウロヴァー(アルト(**))
カテジナ・エングリホヴァー(ハープ(**))
ペトル・バラーシェク(バスクラリネット(++))
録音:2007年7月23日(*)、2005年11月22日(+ 第10曲以外)、
2007年7月24日(+ 第10曲)、
2004年(**)、2009年1月26日(++)、プラハ、チェコ放送
2004年6月26日、チェコ放送オロモウツ支局(#)




<DISKANT>
DK 0118-2 9枚組 \12950
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ全集
ダニエラ・ヴァリーンスカ(ピアノ)
録音:ジリナ(スロヴァキア)、ファトラ芸術館
既発売盤のセット化。9枚組で6枚分の価格です。
ダニエラ・ヴァリーンスカはブラチスラヴァ音楽院、サンクトペテルブク(レニ
ングラード)音楽院、ブラチスラヴァ音楽演劇アカデミーで学んだスロヴァキア
のピアニスト。バロック(彼女はチェンバロも演奏)から現代スロヴァキア作曲
家の新作に至る幅広いレパートリーを持ち、社会主義チェコスロヴァキア時代
から西欧や北米に進出、1991年からは母校ブラチスラヴァ音楽演劇アカデミー
教授を務めています。

DK 0086-2 \2180
【未案内旧譜】
ユライ・ハトリーク(1941-):
物語「ペッレ・オトヴォルシュカー」(ハトリークのピアノ曲による物語)
「幸福な王子の国を渡って」II(4手連弾のための小品集;1979)(*/+)、
組曲「H.CH.A.」(音楽劇「小さな錫の兵士」の動機による;1994)(#)、
バルボルカのためのおとぎ話(1993)(**)、「神秘への7つの門」(2004)(+)、
蝶(2000)(#)からの音楽
ペテル・ブズドゥーフ(台詞;ペッレ・オトヴォルシュカー)
イダ・チェルネツカー(ピアノ(*))
フランチシェク・ペルグレル(ピアノ(+))
マグダレーナ・バユショヴァー(ピアノ(#))
イヴァン・ガヤン(ピアノ(**))
録音:2005年9月、ジリナ(スロヴァキア)、ファトラ芸術館(音楽)
「ユライ・ハトリーク(1941-):子供のためのピアノ音楽」(DK 0084-2、既発売)
に収録された音楽を用いた子供向けの物語。




<DIVYD(ディヴィト)> 新規扱い
DI 022-2 \2180
エウゲン・スホニュ(1908-1993):
メタモルフォシス ESD77B
バラード組曲 Op.9 ESD58B
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団
ズデニェク・コシュレル[コシュラー](指揮)
録音:1987年9月、ブラチスラヴァ、スロヴァキア・フィルハーモニー・コンサ
ートホール




<HEVHETIA(ヘフヘチア)> 新規扱い
HV 0006-2 \2180
J・S・バッハ(1685-1750):ゴルトベルク変奏曲 BWV988
ミキ・スクタ(ピアノ)
録音:2002年8月1-3日、ブラチスラヴァ、
スロヴァキア・フィルハーモニー・コンサートホール
ミキ・スクタ(本名ミクラーシュ・シュクタ;1960年生まれ)はジャズ、ロック、
クラシックのいずれのジャンルにおいても成功を収めているスロヴァキアのピ
アニスト。2005年11月にロンドンのセント・ジョンズ・スミス・スクエアで
「ゴルトベルク変奏曲」を演奏し絶賛されました。

HV 0011-2(SACD-Hybrid) \2180
ジョン・ケージ(1912-1992):
プリペアード・ピアノのためのソナタとインターリュード
ノラ・スクタ(プリペアード・ピアノ)
録音:2004年10月、ブラチスラヴァ音楽院コンサートホール
ノラ・スクタはダニエラ・ヴァリーンスカに師事したスロヴァキアのピアニス
トで、ミキ・スクタの妻。

HV 0012-2 \2180
J・S・バッハ(1685-1750):鍵盤楽器のための作品集
半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903
トッカータ
ハ短調 BWV911/ニ長調 BWV912/ホ短調 BWV914/ニ短調 BWV913
イタリア協奏曲ヘ長調 BWV971
ミキ・スクタ(ピアノ)
録音:2005年1月29-31日、ジリナ室内管弦楽団コンサートホール(スロヴァキア)

HV 0027-2 \2180
ブラチスラヴァ 室内アンサンブルのための現代作品集
クリスティアン・ヴォルフ(1934-):
Bratislava(室内アンサンブルのための;1995)
アリソン・キャメロン(1963-):Rainsnout(室内アンサンブルのための;1994)
トマーシュ・ボロシュ(1971-):Anava(室内アンサンブルのための;1999)
リチャード・エアーズ(1965-):No.15(Kind in een tuin vol verrassingen)
(声と室内アンサンブルのための;1993)
ダニエル・マテイ(1963-):
Make love, not art!(Lucy's diamonds are forever)
(2つの演奏者グループと[ロック・]ドラマーのための;1995)
VENI・アンサンブル
録音:1999年10月30-31日、ブラチスラヴァ、スロヴァキア放送スタジオ2
全曲世界初録音。

HV 0028-2 \2180
ベートーヴェン(1770-1828):
創作主題による32の変奏曲 WoO 80
ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.2 No.1
ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調 Op.81a
ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
ミキ・スクタ(ピアノ)

HV 0031-2 \2180
ダルムシュタット・アコースティック・ブレイクコア
マレク・ピアチェク(1972-)&ミキ・スクタ(1960-):
Rain in Cage / Fast and Furious / Vienna School X / Interkude 1
Power Prelude / eMotions / Interlude 2 / Power Gigue
Darmstadt Dreamcore / Interlude 3 / Power Fantasy / Interlude 4
Inter Mezzo / Air(Unit)/ Interlude 5 / Darmstadt Calling
Sound Garden-Postlude
マレク・ピアチェク(フルート)
ミキ・スクタ(ピアノ)
録音:2008年7月22日-8月2日、スタジオ・エリアソン

HV 0032/33-2 2枚組 \3250
シェバン、ゴダール、ブレイネル、コルコヴィチ:管弦楽作品集
アンドレイ・シェバン(1962-):エレクトリック・ギター、
フヤラ(スロヴァキアンパイプ)と室内管弦楽のための作品1(2006)
ヴラディミール・ゴダール(1956-):
小さなダーヴィドのための小組曲(エレクトリック・ヴァイオリン、
エレクトリック・ギター、弦楽合奏とチェンバロのための;2005)
ペテル・ブレイネル(1957-):
ギタラリア・ノットゥルナ(ギター・クァルテットと管弦楽のための;2005)
ヨゼフ・コルコヴィチ(1957-):管弦楽のためのアンダンテ=アレグロ(2006)
アンドレイ・シェバン
(エレクトリック・ギター、フヤラ、ドローン・フルート、ガラガラ、声)
スタニスラフ・パルフ(エレクトリック・ヴァイオリン)
ブラチスラヴァ・ギター・クァルテット
ジリナ・スロヴァキア・シンフォニエッタ
ペテル・ブレイネル(指揮)
録音:2008年3月7-11日、ジリナ(スロヴァキア)、ファトラ文化館
全曲世界初録音。

HV 0034-2 \2180
イジー・ドルジェツキー[ゲオルク・ドルシェツキー](1745-1819):
バセットホルン・トリオのためのディヴェルティメント集(6つのパルティータ)
ロッツ・トリオ
ローベルト・シェベスタ、ロラント・シェベスタ、
アンドレアス・フィンク(バセットホルン)
録音:2008年11月、トルナヴァ(スロヴァキア)、聖母被昇天神学校礼拝堂
イジー・ドルジェツキーは西ボヘミアに生まれ、ボヘミア、オーストリア、ハ
ンガリー、スロヴァキアで活躍した作曲家。





<MUSIC CENTRE SLOVAKIA [HUDOBNE CENTRUM](スロヴァキア音楽センター)>
新規扱い

HC 10001 \2180
アントン・ツィンマーマン(1741-1781):
交響曲ハ長調/交響曲ホ長調/交響曲ト長調
ムジカ・エテルナ
ペテル・ザイーチェク(指揮)
録音:2005年10月12日、ブラチラヴァ、大主教宮
アントン・ツィンマーマンはプレスブルク(現スロヴァキアの首都ブラチスラ
ヴァ)で活躍したオーストリアの作曲家。多数の交響曲を書き、その中にはハイ
ドンの作品と誤認されてきたものもあります。ムジカ・エテルナはブラチスラ
ヴァに本拠を置くピリオド楽器オーケストラ。

HC 10002 \2180
チェロ・イン・リサイタル ヨゼフ・ルプターク、ライヴ・イン・ロンドン
ボフスラフ・マルチヌー(1890-1959):
スロヴァキア民謡の主題によるチェロとピアノのための変奏曲(1959)(*)
ヴィトルト・ルトスワフスキ(1913-1994):2つのチェロのための牧歌(1954)(+)
ヴラディミール・ゴダール(1956-):
チェロ・ソナタ「ヴィクトル・シュコルスキー記念」(1983)(*)
[チェロ・コラージュ]
エフゲニ・イルシャイ(1951-):ソナタ・コルタ(2000)
ヨゼフ・ルプターク(1969-):
転換1(チェロ、声とヒューマンビートボックスによる即興)(#)
ヴラディミール・ゴダール:
おお、十字架よ(無伴奏チェロのための瞑想曲;1999)
ヨゼフ・ルプターク:
転換2(チェロ、声とヒューマンビートボックスによる即興)(#)
J・S・バッハ(1685-1750):無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV1007
ヨゼフ・ルプターク(チェロ、声(#)、ヒューマンビートボックス(#))
ロバート・コーエン(チェロ(+))
ノラ・スクタ(ピアノ(*))
録音:2005年4月21日、ロンドン、
セント・ジョンズ・スミス・スクエア・コンサートホール、ライヴ
ブラチスラヴァ音楽院および音楽アカデミー、ロンドン王立音楽アカデミーで
学んだスロヴァキアのチェリスト、ヨゼフ・ルプタークのリサイタル・ライヴ。
ロンドンでの師ロバート・コーエンが特別出演しています。

HC 10008-10 3枚組 \4360
ヤーン・レヴォスラフ・ベッラ(1843-1936):室内楽作品集
ヴァイオリンとピアノのためのドゥムキ(1866?)(*)
ヴァイオリンとピアノのための無言歌(1874)(*)
チェロとピアノのためのセレナード(1879)(+)
ヴァイオリン、チェロとピアノのための悲歌(1870?)(*/+)
弦楽四重奏曲ト短調(1866)(#)
外国にて(ヴァイオリンとピアノのための6つの性格的小品;1923)(*)
ハンガリーの様式による弦楽四重奏曲ホ短調(1896)(**)(※)
弦楽四重奏曲ハ短調(1919)(**)
弦楽四重奏曲変ロ長調(1887)(**)(※)
弦楽五重奏曲ニ短調(1870/1923)(++)
ファースト・ポジションの
3つのヴァイオリンのためのソナタ ハ長調(1887-1890)(*/##)
ファースト・ポジションの
3つのヴァイオリンのためのソナタ第2番変ホ長調(1910)(*/##)
弦楽四重奏のための夜想曲(1930)(#)(※)
ユライ・チジマロヴィチ(ヴァイオリン(*))
ヤーン・スラーヴィク(チェロ(+))
ズザナ・チジマロヴィチコヴァー(ピアノ(*/+))
ズヴィエベル弦楽四重奏団(#)
ツェムリンスキー弦楽四重奏団(**)
モイゼス弦楽四重奏団(++)
ペテル・ズヴィエベル(ヴィオラ(++))
フランチシェク・テレク、イヴァナ・プリスタショヴァー(ヴァイオリン(##))
ヤーン・レヴォスラフ・ベッラロマン派の時代から70年にわたって創作を続け
たスロヴァキアの作曲家。(※)以外は世界初録音。
録音:2006年9-10月、
スロヴァキア放送小コンサート・スタジオ、プラハ、マルチネク・スタジオ

HC 100011 \2180
ヤーン・レヴォスラフ・ベッラ(1843-1936):オルガン作品集
3つの作品/幻想ソナタ ニ長調/コラール三部作
英雄墓地にて(モダーン・オルガンのための幻想曲)
バスとオルガンのためのミサ・ブレヴィス(*)
ヤーン・ヴラディミール・ミハルコ(オルガン)
ヨゼフ・ベンツィ(バス(*))

HC 10014 \2180
アントン・ツィンマーマン(1741-1781):
羊飼いのミサ ニ長調
グラドゥアーレ「乙女らは王の御前に招かれ」ハ長調
オフェルトリウム「来たれ、羊飼いらよ」ニ長調
カミラ・ザイーチコヴァー(ソプラノ)
ピオトル・オレフ(男性アルト)
マリアン・オルシェフスキ(テノール)
ヤロスラフ・ペハル(バス)
ヴォクス・エテルナ(合唱)
ムジカ・エテルナ
ペテル・ザイーチェク(指揮)
録音:2006年10月12-14日、ブラチラヴァ城、音楽ホール

HC 10020 \2180
エウゲン・スホニュ(1908-1993):
スロヴァキアの印象 子供と若い人のためのピアノ作品集
ちっちゃなぼく(子供のための民俗的小組曲)
オオカミの群(子供のための小さな民話)
鷹が飛翔した(若い人のための民俗的ディヴェルティメント)
ソナティナ(スロヴァキアの兵士の歌による、若い人のための)
山の組曲/田舎風ソナタ
ズザナ・シュチアスナ=パウレホヴァー(ピアノ)
録音:2008年21-23日、ジリナ(スロヴァキア)、ファトラ芸術館




<MUSIC FUND SLOVAKIA [HUDOBNY FUND](スロヴァキア音楽財団)>
SF 0047-2 \2180
エゴン・クラーク(1958-):メモワール I
愛の庭(フランスの詩による
ソプラノ、ハープと弦楽四重奏のための3つの歌;2003)(*)
私は昨日私自身の死を経験した(クラリネットとピアノのための;1994)(+)
わが友との別れ(クラリネットとピアノのための;1998)(+)
チェロとコントラバスのための3部の幻想曲(1986)(#)
スフレ(クラリネットと
エレクトロアコースティック録音のための;2005-2006)(**)
風車小屋だより(アルフォンス・ドーデによるプロヴァンスの幻影、
ソプラノ、クラリネットとピアノのための3つの歌;1994/2004)(++)
ヤナ・パストルコヴァー(ソプラノ(*/++))
カテリーナ・クルネロヴァー(ハープ(*))
モイゼス弦楽四重奏団(*)
アレクサンデル・ステパノフ(クラリネット(+/**/++))
エゴン・クラーク(ピアノ(+/++))
ロマン・パールカ(チェロ(#))
ラディスラフ・シュトゥコフスキー(コントラバス(#))
ミロスラフ・マシツァ(サウンドエンジニアリング&ミキシング(**))
音源:スロヴァキア放送
エゴン・クラークはブラチスラヴァ音楽アカデミーで音楽理論を学び、チェコ
スロヴァキア時代の国営音楽出版社OPUSの編集者を務めた(1984-1991)後、国内
外のレーベルのスーパーヴァイザーとして活躍。作曲を開始したのは1984年。
現在は15-16世紀の音楽の研究と出版にも携わっています。

SF 0056-2 \2180
バセットホルンのための隆盛期と現在のスロヴァキア音楽
マレク・ピアチェク(1972-):Pustatina I/Pustatina II
イジー・ドルジェツキー(1745-1819):
バセットホルン・トリオのためのディヴェルティメント集 から5曲
マレク・ピアチェク:Pustatina III
ボシュコ・ミラコヴィチ:内なる歌手たち
マレク・ピアチェク:Pustatina IV
ダニエル・マテイ(1963-):3m f&uuml;r W.A.M.
マレク・ピアチェク:Pustatina V
ヤン・ヨセフ・レスレル(1771-1813):パルティータ
マレク・ピアチェク:Pustatina VI
マルチン・ブルラス(1955-):夜に向かって帆走する
マレク・ピアチェク:Pustatina VIII
マリアーン・レヤヴァ(1976-):アリア(ロッツ・トリオのために)
マレク・ピアチェク:Pustatina VII
ロッツ・トリオ
ローベルト・シェベスタ、ロラント・シェベスタ、アンドレアス・フィンク(バ
セットホルン)




<PAVLIK(パヴリーク)>
新規扱い
PA 0045-2 \2180
ショスタコーヴィチ(1906-1975):前奏曲とフーガ ニ短調 Op.87 No.24
シューマン(1810-1856):
ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲ハ長調 Op.131(ピアノ伴奏版)(*)
幻想的小品集 Op.73(+)
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番 Op.67(*/+)
アレクセイ・ロシーク(ヴァイオリン(*))
ペトル・ノウゾフスキー(チェロ(+))
マテイ・アレンダーリク(ピアノ)
録音:2005年6月23-25日、ジリナ(スロヴァキア)、ファトラ・ホール

PA 0054-2 \2180
チェロ・クァルテットのためのスロヴァキアの音楽
パヴォル・シマイ(1930-):Tack
エフゲニー・イルシャイ(1951-):Cellitorrenti
ヴラディミール・ゴダール(1956-):The Swan Song
ペテル・マルチンチェク・フォン・グロプ(1962-):Torus
イリヤ・ゼリェンカ(1932-2007):Music for 4 Cellos
マリアーン・ヴァルガ(1947-):Hymnus
リュビツァ・サラモン=チェコフスカー:Kukucks Winterlied
チェロマニア
ヨゼフ・ルプターク、ヨゼフ・ポドホランスキー、
エウゲン・プロハーツ、ヤーン・スラーヴィク(チェロ)
録音:2007年2月5-6日、3月2日、ジリナ(スロヴァキア)、ファトラ・ホール

PA 0059-2 \2180
弦楽合奏のためのスロヴァキアの音楽
ラディスラフ・クプコヴィチ(1936-):弦楽合奏のための組曲(2005)
ヤーン・レヴォスラフ・ベッラ(1843-1936):弦楽合奏のためのロンド(1881)
ヤーン・マザーク(1977-):ナタリツィオのために(2001)
ミラン・ノヴァーク(1932-):古い様式による組曲(1982)
ヴラディミール・ゴダール(1956-):
エンメレイア(ヴァイオリンと室内オーケストラのための;1994)
イリヤ・ゼリェンカ(1932-2007):
ムジカ・スロヴァカ(ヴァイオリンと弦楽合奏のための;1975)
エウゲン・スホニュ(1908-1993):弦楽合奏のためのセレナード(1932-1933)
アルキ・ディ・スロヴァキア
(ジリナ・スロヴァキア・シンフォニエッタ弦楽アンサンブル)
録音:2007年10月26-27日、12月2日、ジリナ、ファトラ芸術館

PA 0062-2/9(2CD/2DVD-Audio) \3250
エウゲン・スホニュ(1908-1993):ピアノとヴァイオリンのための作品集
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ変イ長調 Op.1 ES40(1929-1930)
ヴァイオリンとピアノのためのソナティナ Op.11 ES57(1937)
死の詩(ヴァイオリンとピアノのための)Op.17(1963)
ピアノのための小組曲とパッサカリア Op.3 ES45(1931-1932)
ピアノのためのバラード組曲 Op.9 ES54(1934-1936)
メアモルフォーゼ
(自作主題によるピアノのための5つの変奏曲)ES77(1951-1953)
ピアノのための悲歌 ES96(?)(1973)
ピアノのためのトッカータ ES96(?)(1978)
ラディスラフ・ファンゾヴィツ(ピアノ)
ミラン・パリャ(ヴァイオリン)
録音:2008年5月23-24日、8月16-17日、ジリナ(スロヴァキア)、
ファトラ・ホール
20世紀スロヴァキアを代表する作曲家スホニュの生誕百年を記念して制作され
たアルバム。CDとDVD-Audioの二面ディスク構造。





<SLOVART>
SR 0065 \2180
アモローゾ チェロ名曲集
ヘンデル(1685-1759):ヴァイオリン・ソナタ Op.1 No.13 から ラルゲット
J・S・バッハ(1685-1750):カンタータ第156番 から アリオーソ
ストラデッラ(1639-1682):もし私のため息が(アリア)
ケクス・デルヴロワ(1670頃-1760頃):組曲第2番 から メヌエット
シューベルト(1797-1828):アヴェ・マリア
ガブリエル・マリー(1852-1928):金婚式(古い様式によるアリア)
メンデルスゾーン(1809-1847):無言歌 Op.102
シューマン(1810-1856):トロイメライ
チャイコフスキー(1840-1893):舟歌 Op.37b No.6
フォーレ(1845-1924):悲歌 Op.24
ホアキン・マリア・ニン(1879-1949):アンダルサ
ラフマニノフ(1873-1943):ヴォカリーズ Op.34 No.14
ミハル・ヴィレツ(1902-1979):ポルカ=セレナード
アレクサンドル・アルチュニアン(1920-):即興曲
リハルト・ヴァンドラ(チェロ)
パヴォル・コヴァーチ(ピアノ)
録音:1993年7月9-11日、チェコ放送ブルノ支局スタジオ2 原盤:Opus





<TRITO>
TD 0061 \2180
フランツ・ダンツィ(1763-1826):3つの協奏交響曲
フルート、クラリネットと管弦楽のための協奏交響曲変ロ長調 Op.41(*)
フルート、オーボエ、
ホルン、ファゴットと管弦楽のための協奏交響曲変ホ長調(+)
クラリネット、ファゴットと管弦楽のための協奏交響曲変ロ長調 Op.47(#)
ハイメ・マルティン(フルート(*/+))
ジュアン・エンリク・リュナ(クラリネット(*/#))
J・M・ゴンサレス・モンテアグド(オーボエ(+))
ダビド・トマス(ファゴット(+/#))
マルティン・オーウェン(ホルン(+))
カダケス管弦楽団
ネヴィル・マリナー(指揮)
録音:2007年3月(*)、2008年3月(+)、サラゴサ(スペイン)、
アウディトリオ(*/+)
2008年11月、サンタンデル(スペイン)、
パラシオ・デ・フェスティバレス・デ・カンタブリア(#)
ベートーヴェンの同時代人ダンツィによる、得意の木管楽器書法を駆使した協
奏作品集。




<Polskie Radio ポーランド放送>
PRCD 1045 \2980
【高価格帯】
サミュエル・レイミー ライヴ
グノー(1818-1893):オペラ「ファウスト」から バレエ音楽
ボーイト(1842-1905):オペラ「メフィストフェレ」から(*)
Ave Signor!,Son lo Spirito,Ecco il mondo
ヴェルディ(1813-1901):
オペラ「シチリアの晩祷」から 序曲
オペラ「シモン・ボッカネグラ」から Il lacerato spirito(*)
オペラ「ドン・カルロ」から Ella giammai m'am&oacute;(*)
オペラ「アッティラ」から Uldino! Uldino!... Mente gonfiarsi l'anima(*)
ロッシーニ(1792-1868):「セビーリャの理髪師」から La Calunnia(*)
サミュエル・レイミー(バス(*))
ポズナン・フィルハーモニー管弦楽団
ウーカシュ・バロヴィチ(指揮)

PRCD 1261-4 4枚組 \5680
シマノフスキ(1882-1937):ピアノ作品全集
仮面 Op.34(1915-1916)/変奏曲変ロ短調 Op.3(1901-1903)
前奏曲とフーガ嬰ハ短調(1909,1905)
ソナタ第1番ハ短調 Op.8(1903-1904)/メトープ(3つの詩)Op.29(1915)
4つのポーランド舞曲(1926)/ロマンティックなワルツ(1925)
4つの練習曲 Op.4(1900-1902)/ソナタ第2番イ長調 Op.21(1910-1911)
9つの前奏曲 Op.1(1899-1900)
ポーランド民謡の主題による変奏曲ロ短調 Op.10(1900-1904)
12の前奏曲 Op.33(1916)/ソナタ第3番 Op.36(1917)
前奏曲嬰ハ短調(1901)/幻想曲ハ短調 Op.14(1905)
20のマズルカ Op.50(1924-1925)/2つのマズルカ Op.62(1933-1934)
イェジ・ゴジシェフスキ(ピアノ)
録音:1993-1997年、ワルシャワ、
ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ、スタジオS2



<BMG ARIOLA>
サルスエラ・シリーズの廃盤商品が代理店に緊急輸入いたしました。枚数限定。
価格 各1枚 \2180(2枚組 \4360)
お早めにご検討をお願いいたします。

WD 71438 \2180
ルペルト・チャピ(1851-1909):サルスエラ「人騒がせな娘」
アナ・マリア・イリアルテ、セリカ・ペレス・カルピオ(ソプラノ)
イネス・リバデネイラ(メゾソプラノ)
マヌエル・アウセンシ(バリトン)
ミゲル・リヘロ(台詞)
マドリード・カントレス合唱団
交響楽団
アタウルフォ・アルヘンタ(指揮)
新シリーズで再発売(74321 35968 2)されましたが、それも廃盤となっていま
す。録音:モノラルですが台詞部分は左右に分けられています。

WD 71442
ハシント・ゲレロ(1895-1951):「サフランの花」(1930)
フリタ・ベルメホ(ソプラノ)
テレサ・ベルガンサ(メゾソプラノ)
ヘラルド・モンレアル(テノール)
マヌエル・アウセンシ(バリトン)
マドリード・カントレス合唱団
交響楽団
ニカシオ・テハダ(指揮)
新シリーズで再発売(74321 33031 2)されましたが、それも廃盤となっています。

WD 71809
ハシント・ゲレロ(1895-1951):サルスエラ「セビリャの泊り客」
ドロレス・カバ、フリタ・ベルメホ(ソプラノ)
カルロス・ムングイア、ヘラルド・モンレアル(テノール)
マドリッド・カントレス合唱団
交響楽団
インダレシオ・シスネロス(指揮)
新シリーズで同作曲家のサルスエラ「アルザスの女」とともに1枚のCDにまとめ
られ再発売(74321 33034 2)された音源のCD初出盤。
再発売盤も廃盤となっています。

WD 71812
サルスエラの前奏曲と間奏曲集 Vol.7
ビセンテ・リェオ(1870-1920):「ファラオの宮廷」から 前奏曲,抜粋
ホセ・セラノ(1873-1941):「モーロ人とキリスト教徒」から モーロ人の行進
ルペルト・チャピ(1851-1909):「怒り狂う王」から 抜粋
ヘロニモ・ヒメネス(1854-1923):「自由な教育」から ガヴォット
フランシスコ・アロンソ(1887-1948):「ラ・カレセラ」から 前奏曲,抜粋
パブロ・ルナ(1880-1942):「王妃の士官候補生」から メヌエット,間奏曲
ヘロニモ・ヒメネス:「ソレアレス」から 間奏曲
イサーク・アルベニス(1860-1909):「ペピタ・ヒメネス」(オペラ)から 前奏曲
マヌエル・フェルナンデス・カバリェロ(1835-1906):
「ホアキン氏」から 前奏曲
スペイン・フィルハーモニー管弦楽団
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)

WD 71977
フェデリコ・モレノ・トロバ(1891-1982):サルスエラ「はすっぱ娘」
ピラル・ローレンガー(ソプラノ)
テレサ・ベルガンサ(メゾソプラノ)
カルロス・ファゴアガ(テノール)  他
オルフェオン・ドノスティアラ(合唱)
交響楽団
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)

WD 75125 2枚組
ルペルト・チャピ(1851-1909):サルスエラ「魔女」
ドロレス・カバ(ソプラノ)
テレサ・ベルガンサ(メゾソプラノ)
アルフレド・クラウス、カルロス・ムングイア(テノール)  他
オルフェオン・ドノスティアラ室内合唱団
交響楽団
ベニト・ラウレト(指揮)

82876 590502
パブロ・ルナ(1880-1942):
サルスエラ「驚愕のダマスカス(ダマスカスの驚き)」
リナ・ウアルテ、トニ・ロサド(ソプラノ)
ヘラルド・モンレアル、カルロス・ムングイア(テノール)
マヌエル・アウセンシ(バリトン)
アルトゥロ・ディアス・マルトス(?)
マドリード・カントレス合唱団
交響楽団
アタウルフォ・アルヘンタ(指揮)
録音:モノラル。

WD 71432
ハシント・ゲレロ(1891-1951):サルスエラ「灰鷹」
アンヘレス・グリン、マリア・オラン(ソプラノ)
フリアン・モリナ(テノール)
アントニオ・ブランカス(バリトン)
オルフェオン・ドノスティアラ室内合唱団
スペイン・フィルハーモニー管弦楽団
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)

WD 71433
フェデリコ・チュエカ(1846-1908):サルスエラ「水、カルメラと焼酎」
アマ・マリア・イリアルテ(ソプラノ)
イネス・リバデネイラ(メゾソプラノ)
ヨランダ・オテロ セリカ・ペレス・カプリオ
ミゲル・リヘロ ホアキン・ポルティリョ 他
マドリッド・カントレス合唱団
交響楽団
ベニト・ラウレト(指揮)

WD 71434
〔オーアマデオ・ビベス(1871-1932):サルスエラ「ボヘミアン」
プラ・マリア・マルティネス(ソプラノ)
フランシスコ・オルティス(テノール)
エドゥアルド・フエンテス
マドリッド・カントレス合唱団
スペイン・フィルハーモニー管弦楽団
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)
11WD 71437
〔オーダー:
個〕フェデリコ・モレノ・トロバ(1891-1982):
サルスエラ「ルイサ・フェルナンダ」
テレサ・ベルガンサ、マリア・ロサ・デル・カンポ(ソプラノ)
フリアン・モリナ(テノール)
アントニオ・ブランカス(バリトン) 他
マドリッド・カントレス合唱団
スペイン・フィルハーモニー管弦楽団
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)

WD 71439
サルスエラの前奏曲と間奏曲集
ヘロニモ・ヒメネス(1854-1923):「ルイス・アロンソの結婚」から 間奏曲
フアン・ベルト(1890-1931):「口づけの伝説」から 前奏曲
フェデリコ・チュエカ(1846-1908)/ホアキン・バルベルデ(1846-1910):
「グラン・ビア(大通り)」から 前奏曲
ハシント・ゲレロ(1891-1951):「灰鷹」から 前奏曲
パブロ・ルナ(1880-1942):「ユダヤの子」から 前奏曲
へスス・グリディ(1886-1961):「農場」から 第2幕前奏曲
アマデオ・ビベス(1871-1932):「ボヘミアン」から 間奏曲
ホセ・セラノ(1873-1941):「旅籠屋『猫』」から 間奏曲
スペイン・フィルハーモニー管弦楽団
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)

WD 71440 2枚組
アマデオ・ビベス(1871-1932):サルスエラ「ドニャ・フランシスキタ」
マリア・ロサ・デル・カンポ(ソプラノ)
ノルマ・レレル(アルト)
ジャウメ・アラガル、フリアン・モリナ(テノール) 他
マドリッド・カントレス合唱団
スペイン・フィルハーモニー管弦楽団
ランベルト・ガルデッリ(指揮)
14WD 71441
〔オーダー:
個〕ビセンテ・リェオ(1870-1920):サルスエラ「ファラオの宮廷」
アナ・マリア・イリアルテ(ソプラノ)
ドロレス・カバ マリア・ドロレス・アリテ ホアキン・ポルティリョ 他
マドリッド・カントレス合唱団
交響楽団
アタウルフォ・アルヘンタ(指揮)

WD 71463
フアン・ベルト(1890-1931):サルスエラ「口づけの伝説」
アンヘレス・グリン(ソプラノ)
フランシスコ・オルティス(テノール)
アントニオ・ブランカス(バリトン) 他
オルフェオ・グラシエンク(合唱)
バルセロナ交響楽団
ベニト・ラウレト(指揮)

WD 71464
ヘロニモ・ヒメネス(1854-1923):サルスエラ「ルイス・アロンソの結婚」
イネス・リバデネイラ、テレサ・ベルガンサ(メゾソプラノ)
カルロス・ムングイア(テノール) 他マドリッド・カントレス合唱団
交響楽団
アタウルフォ・アルヘンタ(指揮)
録音:モノラル

WD 71465
マヌエル・フェルナンデス・カバリェロ(1835-1906):
サルスエラ「巨人たちと大頭の小人たち」
アナ・マリア・イリアルテ(ソプラノ)
カルロス・ムングイア(テノール)
マリア・テレサ・エルドサイン ニコラス・アルダノンド 他
オルフェオン・ドノスティア室内合唱団
交響楽団
アタウルフォ・アルヘンタ(指揮)
録音:モノラル

WD 71466
ラファエル・マルティネス・バルス:「愛と戦いの歌」(1926)
モンセラ・カバリエ(ソプラノ)
ホセ・カレラス(テノール)
カルメ・デカンプ ビセンス・サルディネロ ダルマウ・ゴンサレス
オルフェオ・グラシエンク(合唱団)
バルセロナ交響楽団
アントニ・ロス・マルバ(指揮)

WD 71467
フランシスコ・アロンソ(1887-1948):サルスエラ「浮かれ騒ぎ」
ピラル・ローレンガー、フリタ・ベルメホ(ソプラノ)
マヌエル・アウセンシ(バリトン)
ヘラルド・モンレアル(テノール)
マドリッド・カントレス合唱団
交響楽団
ニカシオ・テハダ(指揮)

WD 71468
へスス・グリディ(1886-1961):サルスエラ「農場」
ピラル・ローレンガー(ソプラノ)
マヌエル・アウセンシ(バリトン)
ガルロス・ムングイア(テノール) 他
オルフェオン・ドノスティア室内合唱団
交響楽団
アタウルフォ・アルヘンタ(指揮)

WD 71469 2枚組
パブロ・ソロサバル(1897-1988):サルスエラ「港の酒場女」
アナ・イゲラス・アラゴン(ソプラノ)
フアン・マヌエル・アリサ(テノール)
マヌエル・アウセンシ(バリトン)
ビクトル・デ・ナルケ(バス) 他
マドリッド・カントレス合唱団
交響楽団
パブロ・ソロサバル(指揮)

WD 71582
フアン・ベルト(1890-1931):サルスエラ「La Del Soto Del Parral」
アンヘレス・グリン(ソプラノ)
アントニオ・ブランカス(バリトン)
フランシスコ・オルティス(テノール) 他
マドリッド・カントレス合唱団
スペイン・フィルハーモニー管弦楽団
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)

WD 71585 2枚組
パブロ・ソロサバル(1897-1988):サルスエラ「カテュスカ」
アナ・イゲラス・アラゴン(ソプラノ)
フリアン・モリナ(テノール)
アントニオ・ブランカス(バリトン) 他マドリッド・カントレス合唱団
交響楽団
パブロ・ソロサバル(指揮)

WD 71586 2枚組
エミリオ・アリエタ(1821-1894):サルスエラ「マリナ」
ビクトリア・カナレ(ソプラノ)
ジャウメ・アラガル(テノール)
アントニオ・ブランカス(バリトン)
ビクトル・デ・ナルケ(バス)
オルフェオン・ドノスティアラ室内合唱団
スペイン・フィルハーモニー管弦楽団
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)

WD 71587
フェデリコ・チュエカ(1846-1908)/ホアキン・バルベルデ(1846-1910):
サルスエラ「グラン・ビア(大通り)」(*)
ホセ・セラノ(1873-1941):サルスエラ「神の心(心の美しい人)」(+)
ナティ・ミストラル(メゾソプラノ(*))
プラ・マリア・マルティネス(ソプラノ(*))
アントニオ・ブランカス(バリトン)
カルメン・シノバ、アントニオ・マルテーロ(+) 他
マドリッド・カントレス合唱団
スペイン・フィルハーモニー管弦楽団
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)

WD 71588
ホセ・セラノ(1873-1941):
サルスエラ「勘定書き」/サルスエラ「カーネーション」(*)
テレサ・ベルガンサ(ソプラノ)
プラシド・ドミンゴ(テノール)
ラモン・コントレラス(バリトン) 他
ソリスタス・リリコス合唱団(*)
バルセロナ交響楽団
L・A・ガルシア=ナバロ(指揮)

WD 71589
フェデリコ・チュエカ(1846-1908):サルスエラ「菜園の喜び」(*)
マヌエル・フェルナンデス・カバリェロ(1835-1906):サルスエラ「発端」(+)
トニ・ロサド(ソプラノ)
テレサ・ベルガンサ(ソプラノ(*))
カルロス・ムングイア(テノール(*))
ヘラルド・モンレアル(テノール;+) 他
マドリッド・カントレス合唱団
交響楽団
アタウルフォ・アルヘンタ(指揮)
録音:モノラル

WD 71590
ホセ・セラノ(1873-1941):サルスエラ「アラゴンの人々」(*)
パブロ・ルナ(1880-1942)/エンリケ・ブル:サルスエラ「ラ・チュラ・デ・ポ
ンテベドラ」(+)
トニ・ロサド(ソプラノ)
カルロス・ムングイア(テノール(*))
イネス・リバデネイラ(メゾソプラノ(+))
マヌエル・アウセンシ(バリトン(+))
ヘラルド・モンレアル(+)
マドリッド・カントレス合唱団
交響楽団
アタウルフォ・アルヘンタ(指揮)
録音:モノラル

WD 71591
ルペルト・チャピ(1851-1909):サルスエラ「歩兵の鼓手」(*)
ハシント・ゲレロ(1895-1951):サルスエラ「アルザスの女」(+)
テレサ・ベルガンサ(メゾソプラノ(*))
トニ・ロサド(ソプラノ(*))
カルロス・ソプラノ・ルケ(*)
ピラル・ローレンガー(ソプラノ(+))
マヌエル・アウセンシ(バリトン(+))
カルロス・ムングイア(テノール(+)) 他
マドリッド・カントレス合唱団
交響楽団
アタウルフォ・アルヘンタ(指揮)
録音:モノラル

WD 71806
ルペルト・チャピ(1851-1909):サルスエラ「怒り狂う王」
ピラル・ローレンガー、トニ・ロサド(ソプラノ)
マヌエル・アウセンシ(バリトン)
カルロス・ムングイア(テノール) 他
マドリッド・カントレス合唱団
交響楽団
アタウルフォ・アルヘンタ(指揮)
録音:モノラル

WD 71807
パブロ・ルナ(1880-1942):サルスエラ「ユダヤの子」
アナ・マリア・イリアルテ(ソプラノ)
リナ・ウアルテ
マヌエル・アウセンシ(バリトン)
ヘラルド・モンレアル  他マドリッド・カントレス合唱団
交響楽団
アタウルフォ・アルヘンタ(指揮)
録音:モノラル

WD 71808
ラファエル・ミラン(1893-1957):サルスエラ「ラ・ドガレーサ」
ピラル・ローレンガー(ソプラノ)
テレサ・ベルガンサ(メゾソプラノ)
マヌエル・アウセンシ(バリトン)
カルロス・ムングイア(テノール) 他
オルフェオン・ドノスティアラ合唱団
交響楽団
アタウルフォ・アルヘンタ(指揮)

WD 71810
フランシスコ・アロンソ(1887-1948):サルスエラ「カレセーラ」
ピラル・ローレンガー、テレサ・ベルガンサ(ソプラノ)
マヌエル・アウセンシ(バリトン) 他
マドリッド・カントレス合唱団
交響楽団
インダレシオ・シスネロス(指揮)

WD 71811
サルスエラの前奏曲と間奏曲集 Vol.5
ルペルト・チャピ(1851-1909):「人騒がせな娘」から 前奏曲
ホセ・マリア・ウサンディサガ(1887-1915):「つばめ」から パントマイム
フェデリコ・チュエカ(1846-1908):「洗礼式」から 前奏曲
ヘロニモ・ヒメネス(1854-1923):「ラ・テンプラニカ」から 前奏曲
ルペルト・チャピ:「歩兵の鼓手」から 前奏曲
フェデリコ・チュエカ:「カディス」から 前奏曲
ヘロニモ・ヒメネス:「ルイス・アロンソの舞踏会」から 間奏曲
パブロ・ルナ(1880-1942):「ベナモル」から 火の踊り
スペイン・フィルハーモニー管弦楽団
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)

WD 71978
フランシスコ・アセンホ・バルビエリ(1823-1894):
サルスエラ「ラバピエスの床屋」
アナ・マリア・オラリア(ソプラノ)
テレサ・ベルガンサ(メゾソプラノ)
カルロス・ムングイア(テノール) 他
オルフェオン・ドノスティアラ室内合唱団
交響楽団
アタウルフォ・アルヘンタ(指揮)

WD 71979
サルスエラ合唱名曲集 (全19曲)
マドリッド・カントレス合唱団
オルフェオン・ドノスティアラ(合唱)
交響楽団
アタウルフォ・アルヘンタ、ニカシオ・テハダ、インダレシオ・シスネロス、
ベニト・ラウレト、ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)

WD 71981
サルスエラの前奏曲と間奏曲集 Vol.6
ホセ・セラノ(1873-1941):「女たらしたちの結託」、「神の心(心の美しい人)」、
パブロ・ルナ(1880-1942):「風車」、
ペドロ・ミゲル・マルケス(1843-1918):「鉄の指輪」、
フェデリコ・チュエカ(1846-1908):「水、カラメルと焼酎」、「菜園の喜び」、
パブロ・ルナ:「驚愕のダマスカス(ダマスカスの驚き)」、
フェデリコ・モレノ・トロバ(1891-1982):
「ルイサ・フェルナンダ」、「グラナダの庭」から
スペイン・フィルハーモニー管弦楽団
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)

WD 74390
フランシスコ・アセンホ・バルビエリ(1823-1894):サルスエラ「パンと闘牛」
アナ・マリア・イリアルテ(ソプラノ)
カルロス・ムングイア(テノール)
マヌエル・アウセンシ(バリトン) 他
マドリッド・カントレス合唱団
交響楽団
インダレシオ・シスネロス(指揮)

WD 74391
ホセ・セラノ(1873-1941):サルスエラ「モーロの女王」
ルペルト・チャピ(1851-1909):サルスエラ「バラの棘」
カルメン・シノバス、プラ・マリア・マルティネス(ソプラノ)
アントニオ・ブランカス(バリトン) 他
マドリッド・カントレス合唱団
スペイン・フィルハーモニー管弦楽団
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)

WD 74552
ヘロニモ・ヒメネス(1854-1923):サルスエラ「セビリャの理髪師」
コンチタ・ドミンゲス、マリ・カルメン・ラミレス(ソプラノ)
ルイス・ビリャレホ(バリトン) 他
交響楽団
ベニト・ラウレト(指揮)

WD 75126 2枚組
ホセ・マリア・ウサンディサガ(1887-1915):サルスエラ「つばめ」
ピラル・ローレンガー、アナ・マリア・イリアルテ(ソプラノ)
ライムンド・トレス(バリトン)
カルロス・ムングイア(テノール) 他
オルフェオン・ドノスティアラ室内合唱団
交響楽団
アタウルフォ・アルヘンタ(指揮)

74321 330302
ハシント・ゲレロ(1895-1951):サルスエラ「狩」
リナ・ウアルテ、フリタ・ベルメホ(ソプラノ)
マルエル・アウセンシ(バリトン)
ヘラルド・モンレアル(テノール)
マドリッド・カントレス合唱団
交響楽団
インダレシオ・シスネロス(指揮)

74321 330332
ハシント・ゲレロ(1895-1951):サルスエラ「二輪馬車の御者の評判」
ドロレス・カバ、フリタ・ベルメホ(ソプラノ)
マヌエル・アウセンシ(バリトン)
カルロス・ムングイア(テノール) 他マドリッド・カントレス合唱団
交響楽団
ベニト・ラウレト(指揮)

74321 359672
トマス・ブレトン(1850-1923):サルスエラ「パロマの前夜祭」
アナ・マリア・イリアルテ(ソプラノ)
マヌエル・アセンシオ(バリトン)
フリタ・ベルメホ(ソプラノ)
イネス・リバデネイラ(メゾソプラノ) 他
マドリッド・カントレス合唱団(*)
交響楽団
アタウルフォ・アルヘンタ(指揮)
録音:1958年

74321 359692
ホセ・セラノ(1873-1941):サルスエラ「忘却の歌」(*)
マヌエル・パネリャ(1890-1939):喜歌劇「ドン・ヒル・デ・アルカラ」から
フランシスコ・アセンホ・バルビエリ(1823-1894):サルスエラ「火遊び」から
ラファエル・ミラン(1893-1957):サルスエラ「ラ・ドガレサ」から
ピラル・ローレンガー(ソプラノ(*))
マヌエル・アウセンシ(バリトン)
カルロス・ムングイア(テノール(*))
マドリッド・カントレス合唱団(*)
交響楽団
アタウルフォ・アルヘンタ(指揮)
録音:モノラル

<MEMBRAN-DOCUMENTS>
MEMBRAN 232694 2枚組 \1350
ヘンデル:歌劇「メディア王ソザルメ」
アルフレッド・デラー (Sosarme)
ウィリアム・ハーバート(Heliate)
ナンシー・エヴァンス(Erenice)
マーガレット・リッチー(Elmira)
ジョン・ケンティシュ(Argone)
ヘレン・ワッツ(Melo)
アントニー・ルイス指揮
聖チェチーリア管弦楽団  1954年

MEMBRAN 220761 4枚組 \2080
ドヴォルザーク/ポートレート
CD1:
劇的序曲(録音1997年)序曲「謝肉祭」(録音1999年)
オンドレイ・クカル指揮 プラハ放送響
交響詩「英雄の歌」(録音1997年)
ヴラディーミル・ヴァーレク指揮 プラハ放送響
チェコ組曲(録音2001年)
ケリー・ストラットン指揮 プラハ放送響
CD2:
ピアノ五重奏曲 イ長調 op.81
マーティン・カシク(P) スタミオ四重奏団(録音1997年)
ピアノ三重奏曲第1番 変ロ長調 op.21
クーベリック・トリオ (録音1997年)
CD3:
ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調「ドゥムキー」 op.90
イヴァン・クランスキー(P)シェネク・パヴリク(Vn)
マレク・イェリエ(VC)
チェロ協奏曲 ロ短調 op.104(録音1990年)
ミハル・カニュカ(VC)
ヴラディーミル・ヴァーレク指揮 プラハ放送響
CD4:
スラヴ狂詩曲 op.45-第1番、第2番(録音1995年)
スラヴ舞曲 op.46(録音1999年)
ヴラディーミル・ヴァーレク指揮 プラハ放送響



<独UNIVERSAL>
DECCA 4802573 \800
モーツァルト:
セレナード第13番「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
セレナード第9番「ポストホルン」
セレナード第6番「セレナータ・ノットゥルナ」
サー・ネヴィル・マリナー指揮
アカデミー室内管弦楽団

DG 4802572 \800
メンデルスゾーン:劇付随音楽「真夏の夜の夢」
シューベルト:劇付随音楽「ロザムンデ」
ジェイムズ・レヴァイン指揮 シカゴ交響楽団
メンデルスゾーン:序曲「美しいメルジーネの物語」
ガブリエル・フムラ指揮 ロンドン交響楽団

DG 4802618 \800
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリン・フィル
リスト:ピアノ協奏曲第1番、第2番
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮 ウィーン交響楽団
ラザール・ベルマン(P)

DG 4802620 \800
バーンスタイン:
ミュージカル「ウェスト・サイド・ストーリー」
テ・カナワ、カレーラス 他 オーケストラ
ミュージカル「キャンディード」
ハドレー、アンダーソン、ルートヴィヒ、ゲッダ他 ロンドン響
レナード・バーンスタイン指揮
ミュージカル「オン・ザ・タウン」
バレット、エドワーズ 他
マイケル・ティルソン・トーマス指揮 ロンドン響




<TDK-DVD>
TDDVGOLDBOX7DVD(DVD-Video) 3枚組 \7700
プッチーニ・ボックス
プッチーニ:歌劇「マノン・レスコー」
マリア・グレギーナ(マノン・レスコー)
ホセ・クーラ(騎士デ・グリュー)
ルーチョ・ガッロ(レスコー)
ルイジ・ローニ(ジェロンテ)
マルコ・ベルティ(エドマンド)他
リッカルド・ムーティ指揮
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
1998年 134分
プッチーニ:歌劇「トスカ」
フィオレンツァ・チェドリンス(トスカ)
マルセロ・アルバレス(カヴァラドッシ)
ルッジェーロ・ライモンディ(スカルピア男爵)
マルコ・スポッティ(アンジェロッティ)
ファビオ・プレヴィアーティ、他
ダニエル・オーレン指揮
アレーナ・ディ・ヴェローナ管弦楽団&合唱団
2006年 119分
プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」
ルアナ・デヴォル(トゥーランドット)
フランコ・ファリーナ(カラフ)
バルバラ・フリットーリ(リュー)
ステーファノ・パラッチ(ティムール)他
ジュリアーノ・カレッラ指揮
バルセロナ・リセウ大劇場管弦楽団&合唱団
2004年 132分



<SONY-BOX>
88697478442 15枚組 \7980
ファン・ネーヴェル/ウエルガス・アンサンブルの30周年記念ボックス
A SECRET LABYRINTH
1.Codex Las Huelgas-
2.Febus Avant-
3.Musik am Hofe Konig Janus zu Nikosia(1374-1432)
4.Utopia Triumphans
5.Alexander Agricola
6.Matthaeus Pipelare(ca.1450-1515)
7.Antoine Brumel(ca.1460-1520)
8.Matteo Flecha(1481-1533)
9.Costanzo Festa(1490-1545)
10.Nikolaus Gombert(ca.1500-1557)
11.Pierre de Manchicourt(ca.1510-1564)
12.Orlando di Lasso(1532-1594)
13.Jacobus Gallus(1550-1591)
14.Portugiesische Canconen,
15.Joao Lourenco Rebelo(1610-1661)
パウル・ファン・ネーヴェル指揮
ウエルガス・アンサンブル
中世、ルネサンス音楽の専門家であり指揮者のパウル・ファン・ネーヴェルと
彼が率いるヴォーカル・アンサンブル、ウェルガス・アンサンブルのキャリア
30年の集大成。15枚のディスクは作品の年代別に収録。オリジナル・ライナー
ノーツを収めた200ページのブックレットつき。ハードカバー・ボックスに収録。
アンサンブルはスイス、バーゼルにある音楽学院バーゼル・スコラ・カントール
ムで教鞭をとるパウル・ファン・ネーヴェルにより70年に結成。中世ルネサン
ス期のフランドル、スペイン、ポルトガル、イタリア、ドイツなどの知られざ
る名曲を精力的に演奏している。
ソプラノ、アルト、テノール、カウンターテナー、バリトン、バスの12名から
なる。




<MEMBRAN>
DOCUMENTS 232577 4枚組 \1700
Happy New Year from Vienna
CD1:
1.J.シュトラウス:ウィーン気質(1958)
2.J.シュトラウス:浮気心(1946)
3.J.シュトラウス:ウィーンの森の物語(1950)
4.ヨハン&ヨゼフ・シュトラウス:ピツィカート・ポルカ(1946)
5.J.シュトラウス:芸術家の生活(1947)
6.J.シュトラウス:酒、女、歌(1950)
7.ヨゼフ・シュトラウス:天体の音楽(1950)
8.ヨゼフ・シュトラウス:うわごと(1950)
9.J.シュトラウス:常動曲(1949)
ウィーン・フィル  ウィリー・ボスコフスキー(1)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(2-9) ( )内は録音年です
CD2:
1.J.シュトラウス:皇帝円舞曲(1947)
2.ヨゼフ・シュトラウス:トランスアクティオン(1950)
3.J.シュトラウス:観光列車(1951)
4.ヨゼフ・シュトラウス:わが人生は愛と喜び(1951)
5.J.シュトラウス:エジプト行進曲(1951)
6.J.シュトラウス:レモンの花咲くところ(1972)
7.ヨゼフ・シュトラウス:とんぼ(1951)
8.J.シュトラウス:わが家で(1954)
9.ヨゼフ・シュトラウス:休暇旅行で(1954)
10.J.シュトラウス:南国のばら(1972)
ウィーン・フィル  ヘルベルト・フォン・カラヤン(1、2)
クレメンス・クラウス(3-5、7-9)ロベルト・シュトルツ(6、10)
CD3:
1.J.シュトラウス:喜歌劇「こうもり」序曲(1950)
2.J.シュトラウス:喜歌劇「千夜一夜物語」-間奏曲(1972)
3.J.シュトラウス:喜歌劇「ジプシー男爵」序曲(1952)
4.J.シュトラウス:喜歌劇「ジプシー男爵」-入場行進曲(1972)
5.J.シュトラウス:入江のワルツ(1972)
6.J.シュトラウス:雷鳴と電光(1958)
7.コムツァーク:バーデン娘(1958)
8.ツィーラー:いらっしゃいませ(1957)
9.シュトルツ:ウィーンのカフェ(1957)
10.カールマン:グランディオーソ(1958)
11.シュトルツ:喜歌劇「春のパレード」-行進曲(1958)
ウィーン・フィル クレメンス・クラウス(1、3)
セイン管弦楽団 ロベルト・シュトルツ(2、4、5)
ウィーン響 ロベルト・シュトルツ(6、7、10、11)
ウィーン放送管 ロベルト・シュトルツ(8、9)
CD4:
1.レハール:金と銀(1958)
2.J.シュトラウス:トリッチ・トラッチ・ポルカ(1958)
3.J.シュトラウス:春の声
4.J.シュトラウス:ハンガリー万歳(1951)
5.J.シュトラウス:加速度(1958)
6.ヨゼフ・シュトラウス:騎手(1951)
7.J.シュトラウス:クラップフェンの森にて(1951)
8.J.シュトラウス:アンネン・ポルカ(1958)
9.ヨゼフ・シュトラウス:おしゃべりなかわいい口(1954)
10.J.シュトラウス:美しく青きドナウ(1954)
11.J.シュトラウス1世:ラデツキー行進曲(1954)
ウィーン・フィル クレメンス・クラウス(3、4、6、7、9-11)
ウィーン響 ロベルト・シュトルツ(1、2、5、8)

DOCUMENTS 232673 2枚組 \1350
Jascha Heifetz/MINIATURES
バロックから現代、 長大な協奏曲から小品群まで膨大なレパートリーをもつ
ハイフェッツのスタンダートポップを取り入れたショーマンシップあふれる演
奏を収録。44年-46年に録音。
聴衆を喜ばせるとともに、クラシック作品一辺倒の演奏家にジャンル外の作品
にチャレンジする勇気を持ってもらいたいと、手本を示す意味もあったという。
「ホワイトクリスマス」「マック・ザ・ナイフ」などをバックに取り入れて軽
やかにクラシックの名。曲を演奏している
華やかな装飾や離れ技を盛り込んで、優れたアレンジャーとしての一面ものぞ
かせている。
ガーシュイン、ワイル、ベンジャミン、ドビュッシー、ラヴェル、
バーリン、ゴドフスキー、バーリー、ブラームス、サン=サーンス、
ショパン、ローアの作品を収録。(詳細は不明)




<MONOPOLE(D.T.O.)>
DCD6001 \1300
レスピーギ:ローマの松(1953/3/17)
レスピーギ:ローマの噴水(1951/12/17)
ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」(1953/1/19)
エロルド:歌劇「ザンパ」序曲(1952/8/5)
ポンキエッリ:歌劇「ジョコンダ」-時の踊り(1952/1/29)
シベリウス:フィンランディア(1952/8/5)
ベートーヴェン:エグモント序曲(1953/1/19)
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 NBC交響楽団



<MONOPOLE(bag-of-rags)>
BOR001 \1550
シェーンベルク:
3つのピアノ曲 op.11
6つの小さなピアノ曲 op.19
5つのピアノ曲 op.23
ピアノのための組曲 op.25
2つのピアノ曲 op.33a/b
エドゥアルト・シュトイアーマン(P)  録音:1957年1月

BOR002 \1550
ミヨー:バレエ「屋根の上の牛」、バレエ「世界の創造」
ダリウス・ミヨー指揮 パリ・シャンゼリゼ劇場 1959年
ミヨー:春のコンチェルティーノ、ヴァイオリン協奏曲第2番
ルイス・カウフマン(Vn)
ダリウス・ミヨー指揮 フランス国立放送 1949年

BOR003 \1550
シェーンベルク:ヴァイオリン協奏曲 op.36
ルイス・クラスナー(Vn)
ディミトリ・ミトロプーロス指揮 ニューヨーク・フィル 1952年
シェーンベルク:セレナード op.34
ディミトリ・ミトロプーロス指揮 ニューヨーク・フィル 1949年

BOR004 \1550
ワイル:舞台音楽「街路の風景」(抜粋)
ポリーナ・ストスカ、ブライアン・サリヴァン、アン・ジェフリーズ、
エレン・カーリーン、ペギー・ターンレー(Voice)他
モーリス・アブラヴァネル指揮 管弦楽団不明 1947年



<NSS MUSIC>
NSS 8 \2080
1. ピアソラ:ブエノス・アイレスの四季
2. クラリス・アサド:インプレッション(オーケストラのための組曲)
3. バルトーク: ルーマニア民族舞曲
4. ガーシュウィン: 『ポーギーとベス』より「ベスよ、お前はおれのもの」
ナージャ・サレルノ=ソネンバーグ(Vn)
ニュー・センチュリー室内オーケストラ
ソネンバーグとサン・フランシスコを拠点にしているニュー・センチュリー室
内オーケストラ。




<独UNIVERSAL>
DECCA 4802599 10枚組 \4180
モーツァルト:ピアノ協奏曲全集(第5番-第27番)
アルフレート・ブレンデル(P)
イモージェン・クーパー(第7番、第10番の第2ピアノ)
サー・ネヴィル・マリナー指揮
アカデミー室内管弦楽団




<CASSIOPEE>
CASSIOPEE 969277 \2080
アルベニス:ピアノ作品第1集
1. パヴァーヌ - カプリース
2. スタッカート - カプリース
3. 古風な組曲第1番よりガヴォット
4. 古風な組曲第1番よりメヌエット
5. 古風な組曲第3番よりメヌエット
6. 古風な組曲第3番よりガヴォット
7. 子供の為のアルバムより
8.イヴォンヌの訪問よりLa reverence
9.イヴォンヌの訪問よりJoyeuse rnecontre
10. スペインより前奏曲
11. スペインよりタンゴ
12. スペインよりマラゲーニャ
13. スペインよりセレナータ
14. スペインよりカタルーニャ奇想曲
15. スペインよりソルチーコ
エンリエッテ・レンブラント(p)

CASSIOPEE 969278 \2080
アルベニス:ピアノ作品第2集
スペイン組曲 op. 47
1. スペイン組曲よりグラナダ
2. スペイン組曲よりカタルーニャ
3. スペイン組曲よりセビリャーナス
4. スペイン組曲よりカディス
5. スペイン組曲よりアストリアス
6. スペイン組曲よりアラゴン
7. スペイン組曲よりカスティラ
8. スペイン組曲よりキューバ
9.古風な組曲第2番よりグランド・サラバンド
10.古風な組曲第2番より シャコンヌ
11. 古風な組曲第2番より欲望
エンリエッテ・レンブラント(p)

CASSIOPEE 969351 \2080
アルベニス:ピアノ作品第3集
1. スペインの歌よりタンゴ・エスパニョール
2. スペインの歌より前奏曲
3. スペインの歌より東洋風
4. スペインの歌よりやしの木陰
5. スペインの歌よりコルドバ
6. スペインの歌よりセギディーリャ
7. スペインの歌より海にて
8. スペインの歌より船歌
9. スペインの歌よりアルボラダ
10. スペインの歌よりアルハンブラ
11. スペインの歌よりティエルラの門(ボレロ)
12. スペインの歌より入江のざわめき(マラゲーニャ)
13. スペインの歌よりプラジャにて
エンリエッテ・レンブラン(p)

CASSIOPEE 969352 \2080
アルベニス/ ピアノ作品第4集
1. 組曲イベリアより喚起
2. 組曲イベリアより港(エル・プエルト)
3. 組曲イベリアよりセビーリャの聖体祭
4. 組曲イベリアよりロンデーニャ
5. 組曲イベリアよりアルメニア
6. 組曲イベリアよりトゥリアーナ
7. 組曲イベリアよりエル・アルバイシン(坂の多い町)
8. 組曲イベリアよりエル・ポーロ
9. 組曲イベリアよりラヴァピエス
10. 組曲イベリアよりマラガ
11. 組曲イベリアよりヘレス
12. 組曲イベリアよりエリターニャ
エンリエッテ・レンブラン(p)

CASSIOPEE 969353 \2080
アルベニス/ ピアノ作品第5集
1. アルベニス: アスレーホス
2. アルベニス: 5 つのソナタ
エンリエッテ・レンブラント(p)

CASSIOPEE 969217 \2080
アルビノーニ:アダージョと3つの協奏曲集
1. アルビノーニ:協奏曲ヘ長調
2. アルビノーニ:協奏曲ニ短調
3. アルビノーニ:協奏曲変ロ長調
(Trp)ジャン・クロード・ジョラン
(Org)ジェーヌ・ボードリー・ゴダール

CASSIOPEE 969078 \2080
J.Sバッハ:ゴールドベルグ変奏曲
エメー・ヴァン・デ・ヴィーレ(cem)
エメー・ヴァン・デ・ヴィーレはベルギーのチェンバロ奏者で20世紀にチェン
バロの復興に尽力した古楽器演奏の先駆者。
ワンダ・ランドフスカに師事した。
Anthony Sidey製クラヴサン使用

CASSIOPEE 969080 \2080
J.S バッハ:イタリア協奏曲
エメー・ヴァン・デ・ヴィーレ(cem)

CASSIOPEE 969223 \2080
1. JS バッハ:トッカータとフーガ BWV 565
2. JS バッハ:2声コラール変奏曲 「恵み深きイエスを迎えよ BWV768
3. JS バッハ:幻想曲とフーガ BWV 542
4. JS バッハ:パッサカリアとフーガ BWV 582
Elisabeth Roloff (エリザベス・ロロフ)

CASSIOPEE 969346 \2080
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1,2,3番
リサ・エルベ(チェロ)

CASSIOPEE 969350 \2080
1. ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」
2. ショパン: ピアノ・ソナタ第2番
Miguel Angel Estrellaピアノ)

CASSIOPEE 969339 \2080
ビゼー:
1. アルルの女
2. 半音階的変奏曲
3. ラインの歌
Georges Rabol(piano)

CASSIOPEE 969261 \2080
ブラームス:
1.16のワルツ集
2.間奏曲 op.116-4
3.間奏曲 op.116-6
4.間奏曲 op.117-1
5.間奏曲 op.118-5
6.オルガンのための11のコラール前奏曲」op122-4
7.オルガンのための11のコラール前奏曲」op122-5
8.「一輪のバラが咲いて」op.122-8
9.オルガンのための11のコラール前奏曲」op122-9
10.オルガンのための11のコラール前奏曲」op122-10
11.「おおこの世よ我汝を去らねばならず」op. 122-11
12.サラバンド イ短調
13.サラバンド ロ短調
Mireille Negre(ミレーユ・ネイグル)(ピアノ)

CASSIOPEE 969224 \2080
ブクステフーデ:
1.トッカータ bux. 155
2.コラール bux. 219
3.前奏曲 bux. 542
4.前奏曲 bux. 149
5.パッサカリア bux. 161
6.前奏曲 bux. 146
エリザベス・ロロフ(ピアノ)

CASSIOPEE 969320 \2080
ショパン:27の練習曲
ウラディミール・ソールタノフ

CASSIOPEE 969321 \2080
クレメンティ: ピアノ・ソナタ第8,9,12番
ピエトロ・ガッリ(ピアノ)

CASSIOPEE 969322 \2080
クレメンティ:12のソナチネ
ピエトロ・ガッリ(ピアノ)

CASSIOPEE 969267 \2080
セザール・キュイ:
12のミニアチュア op.20
2つのマズルカ
ワルツ・ブルエット
ピエトロ・ガッリ(ピアノ)

CASSIOPEE 969315 \2080
セザール・キュイ:
4つの小品
即興曲
間奏曲
ピエトロ・ガッリ(ピアノ)

CASSIOPEE 969236 \2080
ドビュッシー
子供の領分(全6曲)
マズルカ
バラード
2つのアラベスク
ロマンティックなワルツ
ボヘミア舞曲
Zhou Shi Jing(piano)




<Tonar Music>
90801 \2180
Virtuoso Guitar Duos
1. イベール: 間奏曲
2. ファリャ: はかない人生よりスペイン舞曲第1番
3. グラナドス: オリエンタル・スペイン舞曲第2番
4. アルベニス: 東洋風とやしの木陰
5. ソル: 幻想曲 op.54
6. ロドリーゴ: トナディーリア
7. ピアソラ: タンゴ組曲
8. セルジオ・アサド: さようなら
Manuel Barrueco(ギター)(マヌエル・バルエコ)
Franco Platino(ギラー)(フランコ・プラティノ)
日本が大好きなギタリスト「マヌエル・バルエコ」。来日演奏の度に新しいファ
ンの心を魅了します。キューバ人ならではのラテン音楽にかけては他の追随を
許さない程のテクニックと音色は素晴らしいものがあります。



<VANGUARD>
ATMCD 1650 2枚組 \1300
ハイドン:弦楽四重奏曲集
第69番-第71番(op.71)、第72番-第74番(op.74)
グリラー弦楽四重奏団

<DELTA CLASSICS>
DCCA-0062 \2415
マーラー:交響曲第4番(1954 rec)
エルフリーデ・トレッチェル(ソプラノ)
クレンペラー
ケルン放送交響楽団
今回はクレンペラーにとって切っても切れないマーラーの交響曲のご紹介です。
ご存知の通りクレンペラーは22歳という若さでマーラーの推挙もあってプラハ
のドイツ歌劇場の指揮者としてキャリアをスタートさせます。マーラーの弟子
という点でワルターと良く比較されますが、確かに頻繁に取り上げていたワル
ターに比べ、クレンペラーのマーラー演奏評はその出来に比べ低く評価されて
いる気もします。しかし、残された演奏を聞く限り安定感があり、しっかりと
した地に足が着いた演奏は、さすが巨匠の芸術というべきものでしょう。第4交
響曲に関して言えば、今回のケルンを筆頭に、コンセルトヘボウ、ベルリン
RIAS響、ウィーン響、バイエルン放送響、フィルハーモニア管などとの録音も
残されていますので、それぞれ聞き比べしてみるのも面白いでしょう。他の演
奏に比べて若干早めのテンポで進めますが、決して雑ではなく逆に力強い推進
力を感じるほどです。とても70歳に近い人物が指揮をしているなど音だけでは
絶対にわからないでしょう。それだけ、この演奏にかけるクレンペラーの集中
力は凄まじく、第3楽章にはクレンペラーと思える唸り声が聞こえる箇所があり
ます。ソプラノのトレッチェルの声は明るく、雰囲気がとても合っている歌声
も魅力の一つです。古いテープをマスターとした為、ノイズ音ゆれ音とび等が
あります。予めご了承下さい。録音日は一般的に知られている日です。

modoru