<クラシック・輸入盤新譜情報 09−02
 
コメントはメーカー案内書より抜粋です

★ダイレクト・トランスファー CD-R 2009年1月新譜 5点発売★
発売予定:2009年1月下旬 価格:各1枚 \1500(税込)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

78CDR-1174
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品77
(カデンツァ:ヨアヒム)
ジョコンダ・デ・ヴィトー(ヴァイオリン)
パウル・ファン・ケンペン指揮
ベルリン・ドイツ・オペラ劇場管弦楽団
独 GRAMMOPHON 68308/12
(1941年ベルリン録音)
ジョコンダ・デ・ヴィトー(1907-94)はイタリアの女流ヴァイオリニスト。この録音はデ・ヴィトーのレコードデビュー。1941年第2次世界大戦下のベルリンでポリドール・レーベルに行われた。この時デ・ヴィトーは34歳だった。初々しく、輝かしいヴァイオリンは戦後のEMIへの再録音とはかなり異なる。指揮者のパウル・ファン・ケンペン(1893-1955)はオランダの指揮者。17歳でアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団にヴァイオリニストとして入団。1916年以降ドイツで活躍。1932年にオーバーハウゼンで指揮者としてデビュー。1934年から1942年の8年間ドレスデン・フィルハーモニーの首席指揮者を務めた。戦後はオランダに戻ったが第2次大戦中ナチ政権下のドイツで活躍したことで1949年まで指揮活動が制限された。1949年からオランダのヒルファーサムの放送管弦楽団を指揮している。録音はSP期にはドレスデン・フィル、LPになってベルリン・フィルやアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団がある。1955年、62歳で他界した。なお第10面は原盤不良によるダビングで他の面に較べて音質が劣る。

78CDR-1175
ラロ:チェロ協奏曲ニ短調
モーリス・マレシャル (チェロ)
フィリップ・ゴーベール指揮管弦楽団
日 COLUMBIA J8133/5(仏 Columbia LFX282/4と同一録音)
(1932年パリ録音)
モーリス・マレシャル(1892-1964)はフランスの名チェリスト。パリ音楽院でチェロをジュール・レブに、室内楽をルフェーブルに、指揮法をポール・デュカに学び、1911年一等賞を得た。マレシャルは第1次世界大戦(1914-18)に従軍、戦後の1919年にコンセール・ラムルーにソリストとデビューした。以来世界中を楽旅し、日本にも何度か来訪した。日本コロムビアに日本録音をしたこともある。フィリップ・ゴーベール(1879-1941)はフランスのフルート奏者で指揮者。1914年パリ音楽院のフルート科で一等賞を得た後、1905年第2回のローマ賞を得た。フルート独奏者としてフランスの一流オーケストラの首席を務め、1919年パリ音楽院管弦楽団の指揮者となり1938年でその任にあった。SP時代にレコード録音も多い。

78CDR-1176
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調作品30-2
マックス・ロスタル(ヴァイオリン)
フランツ・オスボーン(ピアノ)
英 DECCA AK2356/9
(1949年12月19-20日ロンドン、デッカ・スタジオ録音)
ヴァイオリンのマックス・ロスタル(1905-1991)はオーストリア生まれ。ウィーンでアルノルト・ロゼー(1863-1964)に、ベルリンではカール・フレッシュ(1873-1944)に師事した。1930-33年にベルリン高等音楽院のヴァイリン科教授、1934-58年にはロンドンのギルドホール音楽学校の教授を務め、アマデウス弦楽四重奏団のメンバー育成にたずさわった。1957-82年にはケルン音楽院、1957-85年にはスイスのベルン音楽院の教授を務めた。弟子にエディット・パイネマン(1937-)やイゴール・オジム(1931-)がいる。SPレコード末期の英デッカにベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタ集(第1番と第3番以外)の録音をした。ピアノのフランツ・オスボーンはレオニード・クロイツァー(1884-1953)のドイツ時代の弟子の一人。英デッカのFFRR録音。

78CDR-1177
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調作品57「熱情」
ハロルド・バウアー(ピアノ)
英 HIS MASTER'S VOICE DB1293/4(米 VICTOR 6697/8と同一録音)
(1927年アメリカ録音)
ハロルド・バウアー(1873-1951)はロンドン生まれ。父親はドイツ人でヴァイオリン奏者、母親はイギリス人。父親の手ほどきでヴァイオリンを学び、1883年にロンドンでヴァイオリニストとしてデビューし、9年間に渡ってイギリス国内で演奏活動をした。1892年、19歳の時にパリに行き、大ピアニスト、パデレフスキ(1860-1941)にすすめられてピアノに転じた。第1次世界大戦(1914-18)以前には、主にパリで活動し、ティボーやカザルスとトリオ演奏会を開いたこともある。1917にアメリカに渡りニューヨークに在住し、ベートーヴェン協会を創立した。この「熱情」はソナタは電気録音の最初期のもの。78CDR-1170「月光」の翌年録音された。バウアーの特質がよく表れた名演奏とされたもの。現在では忘れられた存在の名ピアニストの演奏に耳を傾けたい。

78CDR-1178(機械式録音)
J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 BWV 1004 より「シャコンヌ」
イゾルデ・メンゲス(ヴァイオリン)
英 HIS MASTER'S VOICE D875/6
(1924年4月7日録音)
イゾルデ・メンゲス(1893-1976)は20世紀の前半に最も精力的に活動したイギリスの女流ヴァイオリン奏者。1910年、17歳で名ヴァイオリン教授レオポルド・アウアー(1845-1930)に師事するためにロシアのザンクトペテルブルグに向かった。アウアーには通算3年師事し教授の最もお気に入りの弟子になった。1913年、20歳でロンドンにデビューした。その時のプログラムはチャイコフスキーの協奏曲、ラロのスペイン交響曲に加えて、ベートーヴェンとブラームスの協奏曲の縮刷版だった。1916年から1919年には北米公演を行いアメリカのメジャーオーケストラのほとんどと共演し名声を高めた。レコード録音は機械式録音時代に、世界最初の録音になるベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲、電気初期のベートーヴェン:「クロイツエル・ソナタ」、ブラームス: ヴァイオリン・ソナタ第2番及び第3番がHIS MASTER'S VOICEにあり、室内楽はデッカに録音していた。この「シャコンヌ」もおそらくこの名曲の世界初録音のようだ。楽譜の隅々まで行き届いた柔和な表情は、女流ヴァイオリニストならではのもので、マイクロフォンを使わない録音がヴァイオリンの音を素直にひろいあげている。

<Deutsche Grammophon>
477 8113 \1850
シューベルト:弦楽五重奏曲ハ長調D.956
ムスティスラフ・ ロストロポーヴィチ(チェロ)
タネーエフ四重奏団
録音:1963年 ロシア、レニングラード
ロストロポーヴィチが参加したシューベルトの《弦楽五重奏曲》というと、
1977年録音のメロス弦楽四重奏団と、1990年録音のエマーソン弦楽四重奏団
の2枚がおなじみですが、当盤は1963年に旧ソ連の名門タネーエフ弦楽四重奏
団と共演した録音です。他の2作同様、アンサンブルの意向を正確に汲みなが
ら、ほどよい立場を守りつつ、堂々とした風格も滲ませる至芸は、さすがの
一言に尽きます。

4778093 \1850
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番《クロイツェル・ソナタ》
マルティヌー:3つのマドリガルH.313
エマーソン弦楽四重奏団
録音:2008年5月27日-6月12日 ニューヨーク
クイーンズ・カレッジ、レフラック・コンサートホール
古典から現代まで、幅広いジャンルに録音を残し、グラミー賞にも6度輝いた
名門エマーソン弦楽四重奏団。近年はJ.S.バッハ、メンデルスゾーン、ブラー
ムス、北欧音楽などを意欲的録音してきた彼らですが、当盤では近代チェコの
巨匠ヤナーチェクとマルティヌーに挑みます。結成当初から近現代作品を得意
とた彼らの陰影に富んだ表現と軽やかなリズム感が、両作で如何なく発揮され
ており、新しい決定盤の誕生と言えるでしょう。

4778114 6枚組 \5400
「アンドレ・プレヴィン-セレブレーション」
1)ラヴェル:歌劇《子供と魔法》全2幕
ロンドン交響楽団&合唱団(録音:1997年)
2)ラヴェル:バレエ《マ・メール・ロワ》全曲
ロンドン交響楽団(録音:1997年)
3)プレヴィン:二重協奏曲(ウ゛ァイオリンとコントラバスのための)
アンネ・ォフィームター(Vn)/ローマン・パトゴロ(Cb)
ボストン交響楽団(録音:2007年)
4)プレヴィン:ピアノ協奏曲
ヴラディーミル・アシュケナージ(p)
ロイヤルフィルハーモニー管弦楽団(録音:1988年)
5)プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
チョン・キョン・ファ(Vn)/ロンドン交響楽団(録音:1975年)
6)ショスタコーヴィチ:交響曲第8番ハ短調
ロンドン交響楽団(録音:1992年)
7)コルンゴルト:交響曲 へ長調 作品40
ロンドン交響楽団(録音:1996年)
8)コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲 作品35
アンネ・ゾフィー・ムター(Vn)/ロンドン交響楽団(録音:2003年)
9)プレヴィン:ヴァイオリン協奏曲 《アンネ・ゾフィー》
アンネ・ゾフィー・ムター(Vn)/ボストン交響楽団(録音:2002年)
10)プレヴィン:ディッキンソンの3つの歌
ルネ・フレミング(S)/アンドレ・プレヴィン(p)
11)プレヴィン:ディヴァージョンズ
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(録音:2000年)
12)プレヴィン:歌劇《欲望という名の電車》-潮の香りがする
ルネ・フレミング(S)/サンフランシスコ歌劇場(録音:1998年)
2009年に80歳を迎える巨匠アンドレ・プレヴィン。演奏家としても、作曲家と
しても、ジャンルを超えた幅広い活躍をしてきた彼ですが、本作は指揮者とし
ての偉業を振り返る企画。DGにも数多く残されている彼の名録音の中から、今
回は、ラヴェルのオペラ《子供と魔法》、バレエ《マ・メール・ロワ》、他プ
レヴィン自身の作品も交え、ヴァリエーション豊かなロクオンを収録。甘美な
音色と、透明なアンサンブルが描く、極上のプレヴィン・サウンドをお楽しみ
ください。


<DECCA>
743328(Blu-ray) \3880
ドニゼッティ:歌劇《ドン・パスクヮーレ》全曲
ルッジェーロ・ライモンディ(ドン・パスクアーレ)
イサベル・レイ(ノリーナ)
ファン・ディエゴ・フローレス(エルネスト)
演出:グリシャ・アサガロフ
チューリヒ歌劇場管弦楽団&合唱団 指揮:ネッロ・サンティ
収録:2006年 チューリヒ歌劇場
すでにDVDは2007年7月にリリースされているフローレスのドニゼッティ:歌喜
劇《ドン・パスクヮーレ》がブルーレイで登場。2006年にチューリヒ歌劇場で
上演されたライヴ映像で、愛と笑いとユーモアたっぷりの舞台を収録していま
す。フローレスは一世代前には高音のためカットされた箇所も見事に歌いこな
し若くて魅力的なエルネスト役を好演。伝統的かつ創造的なアサガロフの演出
で大好評を博した舞台です。
ノリーナ役にはバルセロナ出身のイサベル・レイを起用し、タイトル・ロール
のドン・パスクヮーレは、役者としてもきわめてすぐれたルッジェーロ・ライ
モンディ、そして指揮はイタリア・オペラの重鎮ネッロ・サンティという申し
分ないキャスティングによる充実の映像です。


★デッカのかけがえのない音楽遺産を再発売する《デッカ・ヘリテージ・マス
ターズ》シリーズ。バジェット価格にて新登場!

4781386 2枚組 \1560
ブラームス:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15/同 第2番変ロ長調Op.83
クリフォード・カーゾン(ピアノ) 
ロンドン交響楽団&ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ジョージ・セル&ハンス・クナパーツブッシュ
録音:1962年5月 キングズウェイ・ホール,ロンドン ステレオ録音
1957年10月21-24日 ゾフィエンザール,ウィーン モノラル録音
大迫力のコンチェルトとして知られるブラームスのピアノ協奏曲第1番ですが、
カーゾンとセルの組み合わせによる当盤は、トップクラスの緊迫感と厳しさに
貫かれた名演として、長い間愛されてきました。また第2番でも、カーゾンの美
しく華麗な技巧の数々を、老巨匠クナッパーツブッシュがしっかりと受け止め
て、白熱した演奏を展開。聴きごたえ充分のブラームスを楽しめること間違い
なしです。

4781536 \900
ストラヴィンスキー:交響曲集
交響曲ハ調/3楽章の交響曲/管楽器のための交響曲
スイス・ロマンド管弦楽団 指揮:エルネスト・アンセルメ
録音:1960年4月&1961年5月 ヴィクトリア・ホール,ジュネーヴ
20世紀の音楽史に偉大な足跡を残したスイスの巨匠エルネスト・アンセルメ。
ストラヴィンスキーは、アンセルメが最も得意とした作曲家のひとりですが、
本作はストラヴィンスキーが壮年期に残した3つの交響曲を収録した珍しいライ
ンナップ。3つの作品をまとめて聴けるという意味でも、アンセルメの見事なス
トラヴィンスキー解釈の核心に触れられるという意味でも、とても貴重な1枚に
なっています。

4781403 2枚組 \1560
ワーグナー:楽劇《ラインの黄金》全1幕
ジョージ・ロンドン(Br:ヴォータン)、
キルステン・フラグスタート(MS:フリッカ)、
クレア・ワトソン(S:フライア)、ヴァルデマール・クメント(T:フロー)、
エバーハルト・ヴェヒター(Br:ドンナー)、
セット・スヴァンホルム(T:ローゲ)、パウル・クーエン(T:ミーメ)、
ジーン・マデイラ(MS:エルダ)、グスタフ・ナイトリンガー(Br:アルベリヒ)、
ヴァルター・クレッペル(Bs:ファゾルト)、クルト・ベーメ(Bs:ファフナー) 
ウィーン国立歌劇場合唱団 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
録音:1958年9月
全曲完成からすでに43年が経ちますが、大物歌手をズラリ揃えたこともあり、
現在も《指輪》の代表盤とされるロングセラー・アルバムの第1作。1958年に録
音された当盤のキャストも、ミーメ役クーエンなど大物がズラリ。名プロデュー
サー、ジョン・カルショーのもと、デッカの総力を結集した音響の素晴らしさ
は、現在も色褪せることがなく、本作の冒頭におけるコントラバスの重低音な
ど、迫力満点のサウンドを響かせてくれます。

4781396 3枚組 \2340
R.シュトラウス:楽劇《ばらの騎士》Op.59全3幕
マリア・ライニング(S:元帥夫人)、
ルートヴィヒ・ヴェーバー(Bs:オックス男爵)
セーナ・ユリナッチ(MS:オクタヴィアン)、
アルフレート・ペル(Br:ファーニナル)
ゾフィー:ヒルデ・ギューデン(S:ゾフィー)、
アントン・デルモータ(T:歌手)他 
ウィーン国立歌劇場合唱団 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:エーリヒ・クライバー
録音:1954年5月29日-6月28日 ウィーン
1954年モノラル録音。エーリヒ&カルロスのクライバー親子は、どちらも《ばら
の騎士》を大得意としていましたが、当盤は、父エーリヒが残した極めつけと言
われる名盤中の名盤。残念ながら録音はモノラルですが、ステレオ録音開始直前
の時期にあたるので、大変聴きやすい音質です。濃厚で個性的な往年のウィーン
・フィル・サウンドと、名歌手たちの味わい豊かな歌唱が聴きものです。

4781393 2枚組 \1560
プッチーニ:歌劇《蝶々夫人》全2幕
レナータ・テバルディ(S:蝶々夫人)、
カルロ・ベルゴンツィ(T:ピンカートン)、
アンジェロ・メルクリアーリ(T:ゴロー)、
フィオレンツァ・コッソット(MS:スズキ)、
エンツォ・ソルデッロ(Br:シャープレス)、
ヴィルジリオ・カルボナーリ(Bs:神官)、
パオロ・ワシントン(Bs:僧侶)、オスカー・ナンニ(Bs:ヤクシデ)、
リディア・ネロッツィ(MS:ケート・ピンカートン)他 
サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団&合唱団
指揮:トゥリオ・セラフィン
録音:1958年7月 サンタ・チェチーリア音楽院,ローマ
第二次世界大戦後のイタリア・オペラの黄金期を支えた最高のソプラノ、テバル
ディの歌う、温かく可憐な蝶々さん。加えてリリック・テノールの最高峰ベルゴ
ンツィ、シミオナートの後を担う若き日のコッソット(当時26歳)らの見事な歌唱、
更にイタリア・オペラの神様とも言える大御所セラフィンの指揮によるこのCDは、
あまたの演奏の中でもベストと言えるもの。ベルカント・オペラの神髄を伝える
歴史的な名盤です。録音も鮮明。

4781389 3枚組 \2340
モーツァルト:歌劇《ドン・ジョヴァンニ》K.527全2幕
チェーザレ・シエピ(Br:ドン・ジョヴァンニ)、
シュザンヌ・ダンコ(S:ドンナ・アンナ)、
リーザ・デラ・カーザ(S:ドンナ・エルヴィラ)、
フェルナンド・コレナ(Bs:レポレロ)、
アントン・デルモータ(T:ドン・オッターヴィオ)、
ヒルデ・ギューデン(S:ツェルリーナ)、
ヴァルター・ベリー(Bs:マゼット)他 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ウィーン国立歌劇場合唱団 
指揮:ヨーゼフ・クリップス
録音:1955年6月 レドゥーテンザール ,ウィーン
フルトヴェングラー、ベーム、カラヤンなど大指揮者の陰に隠れてあまり目立た
ない存在でしたが、ウィーン風の典雅さを備えた貴重な指揮者として日本にもマ
ニアックなファンを持つ名指揮者ヨーゼフ・クリップス。モーツァルトを得意と
した彼が、ウィーン・フィルと残した不滅の録音として現在も語り継がれる《ド
ン・ジョヴァンニ》です。

4781460 2枚組 \1560
珠玉のヘンデル・アリア集
ヘンデル・ゴールド
CD1
(1)《サムソン》HWV.57-輝かしいセラフィムに
 キリ・テ・カナワ(ソプラノ)他
(2)《リナルド》HWV.7-涙の流れるままに
 チェチーリア・バルトリ(メゾ・ソプラノ)他
(3)《セルセ(クセルクセス)》HWV.40-なつかしい木かげ(オンブラ・マイ・フ)
 プラシド・ドミンゴ(テノール)他
(4)《アルチーナ》HWV.34-前のように私を見つめて
ジョーン・サザーランド(ソプラノ)他
(5)《アリオダンテ》HWV.33-暗く不吉な夜がすぎると
 アンネ・ソフィー・フォン・オッター(メゾ・ソプラノ)他
(6)《アタランタ》HWV.35-親愛なる森よ
 ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)他
(7)《ジュリアス・シーザー》HWV.17-2つの瞳よ、御身が慕わしい
 ルネ・フレミング(ソプラノ)他
(8)《タメルラーノ》HWV.18-悔しさ覚え
 ローランド・ヴィラゾン(テノール)他
(9)《フロリダンテ》HWV.14-でもこれ以上、私に何を望むのです
 ジョイス・ディドナート(コントラルト)他
(10)《ムツィオ・シェーヴォラ》HWV.13-ああ、なんと甘い名前!
 ラッセル・オバーリン(カウンター・テナー)他
(11)《イェフタ》HWV.70-わが娘を高みに上げてくれ、天使たちよ
 ナイジェル・ロブソン(テノール)他
(12)《メサイア》HWV.56-彼は侮られて人に捨てられ
 キャスリーン・フェリア(コントラルト)他
(13)ジョージII世の戴冠式のための4つのアンセムHWV.258-司祭ザドク
 ウェストミンスター大聖堂聖歌隊 指揮:サイモン・プレストン
CD2
(1)《セメレ》HWV.58-そなたの赴くところ、何処にも
 ブリン・ターフェル(バス・バリトン)他
(2)《ヘラクレス》HWV.60-どこに逃げたらよいものかしら
 ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)他
(3)《ヨシュア》-ああ、ユバルの竪琴があれば
 マグダレナ・コジェナー(メゾ・ソプラノ)他
(4)《ユダス・マカベウス(マカベウスのユダ)》HWV.63-見よ、いま勇者は帰る
 アカデミー室内管弦楽団&同合唱団 指揮:ネヴィル・マリナー
(5)同-天なる父よ
 グレース・バンブリー(メゾ・ソプラノ)他
(6)《ソロモン》HWV.67-全能の力
 アンドレアス・ショル(カウンター・テナー)他
(7)《セメレ》HWV.58-じっと見つめていると
 ダニエル・ドゥ・ニース(ソプラノ)他
(8)《メサイア》HWV.56-暗きを歩める民は
 ジョン・トムリンソン(バス)他
(9)《ジュリアス・シーザー》HWV.17-つらい運命に涙はあふれ
 テレサ・ベルガンサ(メゾ・ソプラノ)他
(10)《アルチーナ》HWV.34-緑の牧場
 フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール)他
(11)《セメレ》HWV.58-さあ、アイリスよ、行きましょう
 マリリン・ホーン(メゾ・ソプラノ)他
(12)《テオドーラ》HWV.68-エンジェルス・エヴァー・ブライト・アンド・フェア
 シルヴィア・マクネアー(ソプラノ)他
(13)《メサイア》HWV.56-私は知る、私を贖う者は生きておられると
 シルヴィア・マクネアー(ソプラノ)他
(14)同-ここで、あなたがたに奥義を告げよう…ラッパが響いて
 トーマス・クヴァストホフ(バス・バリトン)他
(15)同-ハレルヤ・コーラス
 イングリッシュ・コンサート&同合唱団 指揮:トレヴァー・ピノック
録音:1959年-2008年
ヘンデルのオペラやオラトリオに登場する名作アリアの数々を、現代を代表する
名歌手たちの美しい歌声で贈る豪華2枚組。テ・カナワ、フレミング、バルトリ、
コジェナー、ドミンゴ、ヴィリャソン、ターフェル、クヴァストホフといった名
歌手たちが、全28曲を高らかに歌い上げます。

4781190 30枚組 \8250
ヘンデル:マスター・ワークス
CD1
《王宮の花火の音楽》/《水上の音楽》HWV.348-50
アカデミー室内管弦楽団 指揮:ネヴィル・マリナー
CD2-4
合奏協奏曲集Op.6-1-12(第1-12番)
アカデミー室内管弦楽団 指揮:ネヴィル・マリナー
CD5-7
オルガン協奏曲集[Op.7-1-5(第7-11番)/Op.4(第1-6番)他]
ジョージ・マルコム(オルガン)他
CD8-10
トリオ・ソナタ集
アカデミー室内管弦楽団
CD11
フルート・ソナタ集
ウィリアム・ベネット(フルート)他 アカデミー室内管弦楽団
CD12-13
オラトリオ《メサイア》HWV.56
エリー・アメリング(ソプラノ)他 アカデミー室内管弦楽団 
指揮:ネヴィル・マリナー
CD14-15
オラトリオ《エジプトのイスラエル人》HWV.54
ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団 指揮:ステファン・ クレオバリー
CD16
ジョージII世の戴冠式のための4つのアンセムHWV.258-261
トレヴァー・ピノック(オルガン)ウェストミンスター大聖堂聖歌隊 
イングリッシュ・コンサート 指揮:サイモン・プレストン
CD17
主は言われたHWV.232/《主が家を建てられるのでなければHWV.238
アーリーン・オジェー(ソプラノ)他 ウェストミンスター大聖堂聖歌隊 
指揮:サイモン・プレストン
CD18
デッティンゲン・テ・デウムHWV.283/
デッティンゲン・アンセム《王はあなたの力によって喜び》HWV.265
トレヴァー・ピノック(オルガン)ウェストミンスター大聖堂聖歌隊 
イングリッシュ・コンサート 指揮:サイモン・プレストン
CD19
聖セシリアの祝日のための頌歌HWV.76
フェリシティ・ロット(ソプラノ)他 
イングリッシュ・コンサート&同合唱団 指揮:トレヴァー・ピノック
CD20-21
オラトリオ《ヘラクレス》HWV.60
モンテヴェルディ合唱団 
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ 
指揮:ジョン・エリオット・ガーディナー
CD22-24
オラトリオ《ユダス・マカベウス(マカベウスのユダ)》HWV.63
イギリス室内管弦楽団 指揮:サー・チャールズ・マッケラス
CD25-27
オラトリオ《ソロモン》HWV.67
イギリス室内管弦楽団 指揮:サー・チャールズ・マッケラス
CD28-30
歌劇《ジュリアス・シーザー》HWV.17
レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル 指揮:マルク・ミンコフスキ
2009年の没後250年を記念した『ヘンデル:マスター・ワークス』。なんと全30
枚からなる豪華ラインナップで、管弦楽、室内楽、オペラ、オラトリオなど、
ありとあらゆる分野を網羅。演奏家陣にも、マリナー、ピノック、ガーディナ
ー、マッケラス、ミンコフスキといった古楽の巨匠たちが大集結。他のレーベ
ルでは決して味わえない、究極のヘンデル・アルバムをこの機会に是非お求め
下さい。



<Australian Eloquence>
4800952 2枚組 \1350
1950年代後半-60年代のロイヤル・オペラ黄金期の記録
ロイヤル・オペラ・ガラ
CD1
(1)ビゼー:《カルメン》前奏曲&第1幕前奏曲
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
(2)ドニゼッティ:《連隊の娘》-
高い身分と豪勢な暮しに・・・フランス万歳!
ジョーン・サザーランド 指揮:リチャード・ボニング
(3)ベルリオーズ:《トロイ人》-モノローグ
ジョセフィーヌ・ヴィージー(メゾ・ソプラノ)
指揮:ラファエル・クーベリック
(4)ムソルグスキー:《ボリス・ゴドノフ》
-ボリス・フェオドロヴィチ皇帝ばんざい…わが魂は悲しむ!
ジョセフ・ルーロー(バス)ジョン・ラニガン(テノール)
指揮:サー・エドワード・ダウンズ
(5)R.シュトラウス:《ばらの騎士》Op.59-騎士様
イヴィンヌ・ミントン(メゾ・ソプラノ)
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
(6)同:《エレクトラ》Op.58-そんなことはききたくない
エイミー・シュアード(ソプラノ) 指揮サー・エドワード・ダウンズ
(7)ブリテン:《真夏の夜の夢》
-ヘレナ!ハーミア!デメトリアス!ライサンダー!
デルメ・ブリン=ジョーンズ(バリトン)
ケネス・マクドナルド(テノール)
エリザベス・ロブソン、アンネ・ハウエルズ(ソプラノ)
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
(8)同:《ビリー・バッド》Op.50
-オー・ビューティ・ハンサムネス・グッドネス
フォーブス・ロビンソン(バス) 指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
(9)ティペット:《プリアム王》-オー・リッチ・ソイルド・ランド
リチャード・ルイス(テノール)ジョン・ウィリアムズ(ギター)
(10)ウォルトン:《トロイラスとクレシダ》
-ハウ・キャン・アイ・スリープ?
マリ・クレール(ソプラノ)サー・ピーター・ピアーズ(テノール)
指揮:サー・ウィリアム・ウォルトン
(11)モーツァルト:《フィガロの結婚》K.492-Dove sono
ジョーン・カーライル(ソプラノ) 指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
(12)プッチーニ《ボエーム》-Addio, dolce svegliare
エリザベス・ヴォーン、マリア・ペレグリーニ(ソプラノ)
ジャン・ボノーム (テノール) デルメ・ブリン=ジョーンズ(バリトン)
指揮:サー・エドワード・ダウンズ
CD 2
(1)ヴェルディ《オテロ》-喜びの炎…喉を潤そう
ティト・ゴビ(バリトン)ジョン・ラニガン、ジョン・ロブソン(テノール)
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
(2)同:《ファルスタッフ》-Eh! Taverniere ..Mondo ladro
サー・ゲラント・エヴァンス(バリトン)
指揮:サー・エドワード・ダウンズ
(3)ベートーヴェン:《フィデリオ》-何という不思議な気持ちでしょう
エリザベス・ロブソン(ソプラノ) ギネス・ジョーンズ(ソプラノ)
ジョン・ドブソン (テノール)
デイヴィッド・ケリー(バス) 指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
(4)ワーグナー:《ラインの黄金》-夕べの空は陽に映えて
デイヴィッド・ワード(バス)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:レジナルド・グッドオール
(5)ヴェルディ:《椿姫》第1幕前奏曲
(6)ロッシーニ:《アルジェのイタリア女》序曲
(7)オッフェンバンク:《ホフマン物語》-ホフマンの舟歌
(8)ヴェルディ:《椿姫》第3幕前奏曲
(9)ロッシーニ:《セミラーミデ》序曲
(10)グノー:《ファウスト》-バレエ音楽
(11)ポンキエルリ:《ジョコンダ》-時の踊り
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
録音:1958年6月 1960年5月 1967年7月 1968年2-3,5-7月
ロンドン、キングスウェイホール
1950年代後半から60年にかけて、コヴェントガーデン王立歌劇場(英国ロイヤ
ル・オペラ)の黄金期を彩った名歌手・名指揮者たちの饗宴を集めた豪華2枚
組。サザーランド、ジョーンズらの美しい歌唱を、ショルティ、ボニング、
ダウンズといった往年の名指揮者たちが美しく巧みな伴奏で支えた名演の数々
を、たっぷりお楽しみください。

4800714 3枚組 \1980
ベルリオーズ:管弦楽作品集
CD1
(1)幻想交響曲Op.14
パリ管弦楽団 指揮:ダニエル・バレンボイム
(2)劇的交響曲《ロメオとジュリエット》Op.17(第1-4楽章)
CD2
(3)劇的交響曲《ロメオとジュリエット》Op.17(第5-14楽章)
イヴォンヌ・ミントン(メゾ・ソプラノ)
フランシスコ・アライサ(テノール)
ジュール・バスタン(バス) パリ管弦楽団&合唱団
指揮:ダニエル・バレンボイム
CD3
(4)交響曲《イタリアのハロルド》Op.16
ヴォルフラム・クリスト(ヴィオラ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ロリン・マゼール
(5)夢とカプリッチョOp.8
ジェルモ・フィエロア(ヴァイオリン)オルフェウス室内管弦楽団
録音:1978年6月 1979年7月 1984年4月 1990年3月
ウィーン・フィル・ニューイヤー・コンサート2009′に出演して話題を呼んだ
バレンボイムが、約30年前にパリ管と録音した《幻想》。両者のコンビネー
ションは素晴らしく、ダイナミックなアンサンブルとテンポを駆使して、この
名曲の魅力を完璧に描出しています。他にも劇的交響曲《ロメオとジュリエッ
ト》、交響曲《イタリアのハロルド》などが併録されており、ベルリオーズの
才能の真価を、最高の演奏で味わえる内容になっています。

4801279 \780
(1)メンデルスゾーン:劇音楽《真夏の夜の夢》より(11曲)
リン・ドーソン(S)、ダリア・シェヒター(MS)
ベルリン放送合唱団 ベルリン・ドイツ交響楽団
指揮:ウラディーミル・アシュケナージ
(2)カンタータ《最初のワルプルギスの夜》Op.60
マルガリータ・リロワ(MS)、ホルスト・ラウベンタール(T)
トム・クラウゼ(Br)、アルフレッド・スラメク(Bs)
ウィーン楽友協会合唱団 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:クリストフ・フォン・ドホナーニ
録音:1992年9月 1976年6月
瑞々しくスケールの大きなサウンドで描かれたアシュケナージ指揮の《真夏の
夜の夢》(抜粋11曲)。名匠ドホナーニがウィーン・フィルと達成した《最初の
ワルプルギスの夜》の透明で優美な名演。メンデルスゾーンの声楽作品の魅力
が詰まった珠玉の1枚をどうぞ。

4800428 \780
ベートーヴェン
ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
交響曲第2番ニ長調Op.36
アルトゥール・グリュミオー(ヴァイオリン)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 
指揮:エドゥアルト・ヴァン・ベイヌム
録音:1957年
ベートーヴェンのニ長調作品のカップリング。ヴァイオリン協奏曲のソロは、
この曲を得意とし、録音も多数ある名手グリュミオー。彼の演奏は眩しいほど
の美音が特色ですが、ここでは甘さを抑えて、しみじみと深い音楽を聴かせて
くれます。また、ベイヌムとベートーヴェンというと珍しい組み合わせですが、
交響曲のスタジオ録音ではこの第2番が唯一の録音。軽快なテンポの颯爽とし
た雰囲気の中で、古典的な美しさを保った秀演です。

4429989 2枚組 \1350
CD 1
管弦楽のための協奏曲Sz.116/舞踏組曲Sz.77/
2つの肖像Op.5,Sz.37/ルーマニア民族舞曲Sz.68
CD 2
弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽Sz.106/
ピアノ協奏曲第3番Sz.119
ジュリアス・カッチェン(ピアノ) スイス・ロマンド管弦楽団 
指揮:エルンスト・アンセルメ
録音:1953年、1959年、1964年
同時代の作曲家たちのよき理解者として、多くの初演や録音を手掛けてきた巨
匠アンセルメ。バルトークとも交友があった彼は、演奏上の問題点を、何度も
綿密に話し合ったそうです。理論派の両者だけに、ここに聴く収録曲の数々は、
シャープで緻密に構築された演奏が魅力。また、ピアノ協奏曲第3番では、ソ
ロを弾くカッチェンの驚異的な技巧と深い教養に裏打ちされた妙技に、ただ圧
倒されるばかりです。

4800023 \780
アンセルメ/フランス序曲集
ラロ:《イスの王様》序曲/オーベール:《黒いドミノ》序曲/エロール:
《ザンパ》序曲/トマ:《レモン》序曲/ボイエルデュー:《白衣の婦人》
序曲/トマ:《ミニョン》序曲/オッフェンバック:《美しきエレーヌ》序曲
/オーベール:《フラ・ディアボロ》序曲/
オッフェンバック:《天国と地獄》序曲
スイス・ロマンド管弦楽団 指揮:エルンスト・アンセルメ
録音:1960-64年
アンセルメが手兵スイス・ロマンド管と録音したフランス序曲集。いかにもフ
ランスらしいエレガントで洒落たメロディや、洗練されたウィットを明快にあ
らわした秀演です。録音は古いですが、演奏としては現在も充分に通用する音
質。フランス音楽、そしてアンセルメの魅力を最もよく伝える名盤の一つと言
えるでしょう。

4000038 2枚組 \1350
CD1
グラズノフ:
バレエ《四季》Op.67/同:演奏会用ワルツ第1番Op.47/同 第2番Op.51/
シューマン:謝肉祭Op.9(グラズノフ、リムスキー=コルサコフ、
リャードフ、チェレプニン編)
CD2
グラズノフ:交響詩《ステンカ・ラージン》 Op.13
グリンカ:《ルスランとリュドミラ》序曲/同:幻想曲《カマリンスカヤ》
/同:《イワン・スサーニン》序曲/同:幻想的ワルツ/同:ホタ・アラゴ
ネーサ/リャードフ:交響詩《ババ・ヤガー》Op.56/同:《キキモラ》
Op.63/同:8つのロシア民謡Op.58
スイス・ロマンド管弦楽団 指揮:エルネスト・アンセルメ
録音:1954年,1959年,1961年,1964年,1966年 
ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール
グラズノフのバレエ音楽は、抒情性と色彩的な管弦楽効果に富み、チャイコフ
スキーの一番良質な部分を受継いでいます。彼のバレエ《四季》や、グリン
カ、リャードフなど、当盤の収録曲たちは、巨匠アンセルメの最も得意とする
ところであり、それぞれ愛すべき佳品(全13曲)を華麗に仕上げています。

4800901 \780
ビルギット・ニルソン:ラ・ニルソン
ワーグナー:《タンホイザー》-おごそかなこの広間よ/同:《オベロン》
-海よ、巨大な怪物よ/同:《ワルキューレ》-一族の男たちが/同:《ワル
キューレ》-君こそは春/同:《ローエングリン》-ひとり寂しく悲しみの日々
を/ウェーバー:《魔弾の射手》-まどろみが近寄るように…静かに、清らか
な/ベートーヴェン:《フィデリオ》-来れ、希望よ/同:ベートーヴェン:
アリア《おお、不実な者よ》/アダン:「オ・ホーリー・ナイト/J.S.バッ
ハ=グノー:アヴェ・マリア/フランク:天使のパン/グルーバー:清しこ
の夜
ビルギット・ニルソン(ソプラノ) アーケ・レヴェン(オルガン)
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団 指揮:エドワード・ダウンズ
録音:1963年5-6月 ロンドン、キングスウェイ・ホール
1963年8月 スウェーデン、ストックホルム
日本でも自伝が出版されるなどして関心が高まっているビルギット・ニルソ
ン。当盤は、ニルソンが遺したオペラ・アリアの名唱に、クリスマス・ソン
グを加えて再発売された1枚です。収録曲のワーグナーやウェーバーは、真の
ドラマティック・ソプラノによってのみ可能な説得力に圧倒されます。また、
オルガン伴奏によるクリスマス・ソングは一転して心温まるような歌いぶり。
不世出のソプラノが2つの顔を覗かせる興味深い1枚です。

4800489 \780
シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調 D.667《ます》
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲ホ短調Op.90《ドゥムキー》
イェルク・デームス(ピアノ) シューベルト四重奏団 
ヨセフ・スーク(ヴァイオリン)ミロシュ・サードロ(チェロ) 
ヤン・パネンカ(ピアノ)
録音:1959年9月 ミュンヘン、ヘルクレスザール
1958年6月 ハノーファー、ベートーヴェンザール ステレオ録音
昨年12月に80歳を迎えた「ウィーン三羽烏」の一人、イェルク・デームス。
当盤は、今から約50年前の彼が、華々しいスターダムを駆け上がっていく真っ
最中を記録した貴重な1枚です。シューベルトの《ます》ではシューベルト四
重奏団、ドヴォルザークの《ドゥムキー》ではスーク・トリオを共演相手に
迎え、古きよき日の親密で瑞々しいアンサンブルを聴かせてくれます。

4766884 \780
エルガー:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調Op.82
ディーリアス:ヴァイオリン・ソナタ第3番
アイアランド:ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調
ブルクハルト・ホフマン(ヴァイオリン)アラン・ニューカム(ピアノ)
録音:2003-2004年 フリードリヒ・エーベルトハレ,ハンブルク
エルガーのヴァイオリン・ソナタ、ディーリアス:ヴァイオリン・ソナタ第3
番、アイアランドのヴァイオリン・ソナタ第2番という当盤の収録曲は、全て
第1次世界大戦中の1917-18年にかけて書かれた作品で、イギリス音楽史のマイ
ルストーン的な傑作です。ブルクハルト・ホフマンとアラン・ニューカムの誠
実かつアグレッシヴなアンサンブルをお楽しみください。

4800048 \780
ボロディン:
交響曲第2番ロ短調
交響曲第3番イ短調
《イーゴリ公》-序曲&だったん人の娘とだったん人の踊り
スイス・ロマンド管弦楽団 指揮:エルネスト・アンセルメ
録音:1954年
タタール貴族の末裔いわれるボロディンの音楽は、オリエンタルでノスタルジ
ックなメロディーが大きな特長。彼の交響曲のCDは何種類も出ていますが、こ
のアンセルメ盤は現在もなお不滅の地位を獲得している名盤です。アンセルメ
がロシア音楽を振ると、各声部の鳴らし方が常に明るく軽く、そしてしなやか
な運動性を有しているためか、どんな曲でもバレエ音楽のように聴こえます。
特に、第2番の第2楽章が白眉です。




<Deutsche Grammophon>
ドイツ・ローカル
4766323 \1850
ブラームス
ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 Op.25
ピアノ四重奏曲第3番 ハ短調 Op.60
フォーレ四重奏団
録音:2007年8月22日-25日 ベルリン、シーメンス・ヴィラ
「室内楽こそが音楽の唯一の真の形式であり、個性のもっとも真正な表現で
ある」と語ったフォーレを団体名に冠したフォーレ四重奏団によるグラモフォ
ン録音第2弾はブラームス。ドイツのカールスルーエ音楽大学で学んだ4人が
滋味溢れる演奏を聴かせてくれます。シェーンベルクが編曲した管弦楽版と
はまた一味違い、室内楽ならではの親密な対話がみずみずしい秀演です。今
年の12月には来日公演も予定されており、ここに収録されたブラームスも演
奏する予定。

<RCA RED SEAL>
88697158382 \1680
グァルネリ・クァルテット - ハンガリアン・アルバム
ドホナーニ:「弦楽四重奏曲第2番 Op.15」「弦楽四重奏曲第3番 Op.33」
コダーイ:「弦楽四重奏曲第2番 Op.10」 
グァルネリ・クァルテット 
【録音】 2005年4月-5月
カーティス音楽院、フィールド・コンサート・ホール、フィラデルフィア
グァルネリ・クァルテットは、マールボロ音楽祭を通じて知り合った4人(ア
ーノルド・スタインハート(Vn)、ジョン・ダリー(Vn)、マイケル・トゥリー
(Va)、デイヴィッド・ソイヤー(Vc))が1964年に結成し、翌年ニューヨークで
デビュー。2000年にソイヤーの引退にともない、ピーター・ワイリーが新し
く加わったが、それまで同一メンバーによる弦楽四重奏演奏の記録保持者で
もあり、長いキャリアの中で培われたアンサンブルの熟成した味わいには、
世界各国で高い評価が与えられた。レパートリーも古典派から現代音楽まで
カバーする広いもので、技術的にも高度かつ洗練されたアンサンブルをその
特徴としてきた。創設45年を迎えた今年、年齢や病気のため解散を表明。今
年最後の世界ツァーを行い解散となります。解散後は音楽大学の教授として
後進の指導にあたっていくそうです。このアルバムは、彼らが最も愛してや
まないハンガリーの2人の作曲の作品を、くまなく研究しつくした演奏を収録
しました。 

88697458272 \1680
ロス・ロメロズ - セレブレーション
「Tomas Breton: Preludio de La Verbena de la Paloma」
「Francisco Tarrega: Recuerdos de la Alhambra」
「Pepe Romero: De Cadiz a la Habana」
「Heitor Villa-Lobos: Prelude No. 3」
「J.S.Bach: Jesu, Joy of Man's Desire(Jesu bleibt meine Freude)」
「Joaquin Rodrigo: Tonadilla」
「Sebastian De Yradier(Francisco Tarrega): La Paloma」
「Johann Pachelbel: Canon and Gigue in D major」
「Francisco de Madina: Cuarteto No.1para Angelita Romero」
「Pepe Romero: Farrucas de Sabicas」
「Celedonio Romero: Malaguenas」
ロス・ロメロズ (ロメロ・ギター四重奏団)
(Celin Romero, Pepe Romero, Celino Romero, Lito Romero)
【録音】 2008年10月21-24日 ハノーヴァー、北ドイツ放送局
「ギターのロイヤル・ファミリー」としてギター界の大御所ロメロ一家。彼
らは2008年に結成50周年を迎えました。この50年間に彼らによって生み出さ
れた様々な作品(自作、委嘱作、被献呈曲、編曲など)は今やギター界、音楽
界になくてはならないものばかりで、それだけでも彼らの存在の価値の高さ
は揺るぐことはありません。
ロメロ・ギター四重奏団は、独学でギターを修めた創始者の父セレドニオ・
ロメロを頂点とし、彼の息子セリン、ペペ、アンヘルとで組まれた団体です。
1996年5月にセレドニオが亡くなりましたが、1990年にセリンの息子セリーノ
が加入し、世襲団体として活動を継続させています。またペペの息子リトも
参加したことにより、今や四重奏団の枠に収まり切らない団体となっていま
す。これまで1960年代からマーキュリー、フィリップスなどに大量の録音を
残してきていましたが、今回RCAから最新録音の登場となります。


<DHM(ドイツ・ハルモニア・ムンディ)>
88697449392 \1680
フェルディナンド・イグナツ・ヒンターライトナー:
リュート組曲集-
「組曲第2番ヘ長調」「組曲第5番イ短調」「組曲第1番ニ短調」
「組曲第4番ヘ長調」
「組曲第9番ホ短調」「組曲第7番ト短調」「組曲第10番ト短調」
リュツ・キルヒーホフ(リュート)
【録音】 2008年6月3-6日  ヴァイルブルク
フェルディナンド・イグナツ・ヒンターライトナー(1659-1710)は、ちょうど
350年前に生まれたリュート作曲家・演奏家。1700年頃ウィーンで最も活躍し
たリュートの巨匠のひとりであったが、その素性は良くわかっていない。し
かし彼の作品は、フランスから来たこの時代のリュート作品様式を踏襲して
いながら、その中に恋愛物語とソクラテスの哲学、創造的で深い文化を取り
入れた独特なもので、その後のフロイトに通ずるものとリュート演奏学者で
もあるリュッツ・キルヒーホフは語っています。今までも様々なリュート作
品を発掘・研究をし続けるキルヒーホフは、ヒンターライトナーの作品を演
奏できる数少ない奏者であり、この録音で彼の作品の本質に迫ります。

88697281172 \1680
J.S.バッハ:2台・3台のチェンバロのための協奏曲集(BWV.1060-1064)
ライナー・オスター, アレクサンドラ・コドレアヌ,  
ヨン・ラウクヴィク(cemb)
アンサンブル・パルランド (オリジナル楽器使用)
【録音】 2005年2月10-12日  ザールブリュッケン
Arte Novaから発売されたバッハ/オルガン作品集など以来、DHMでのCPE・バ
ッハのオルガン協奏曲などで、ヨーロッパで非常に評価の高い演奏のライナ
ー・オスターが、すべての当時の楽譜を読み直し、現代に問いかけます。 
バッハは、イタリア形式の音楽の作曲を学ぶために、ヴィヴァルディなどの
協奏曲をチェンバロまたはオルガン・ソロ用に編曲を行って、その様式を取
り入れてきました。ライプツィッヒで学生音楽団体「コレギウム・ムジクム」
の指揮を依頼されたバッハは、ツィンマーマンのコーヒー店で、夏は野外で
毎週演奏会を行い、チェンバロ協奏曲や「コーヒーカンタータ」などの作品
で市民を楽しませました。それまで無かったチェンバロのための協奏曲は、
バッハが初めて作曲したとも言われています。ここに収録された作品は、複
数のチェンバロのための協奏曲として現存されていますが、もともと複数の
ヴァイオリンかオーボエのための協奏曲ための作品であったと考えられてい
ます。単旋律のソロ楽器からチェンバロに移行する際に、左手パートを付け
足さなければならないわけですが、単なる通奏低音的な音列でなく、左手の
ためと弦楽パートもバッハ独特な音形をつけたしており、オスターによる当
時の演奏研究によると、それらは強調させて演奏しかるべきであり、今まで
のイギリスやオランダの古楽器演奏とは違った解釈である、とも語っていま
す。ライナー・オスターは、彼の師であるヨン・ルクヴィクと、弟子のアレ
クサンドラ・コドレアヌを起用しての録音にのぞんでいます。  
※2008年5月発売予定から発売延期になっておりましたので、今回再受注とさ
せていただきます。以前の新譜受注分は、キャンセルとさせていただきまた
ので、今回あらためてのオーダーをお願い致します。


<OEHMS CLASSICS>
OC727
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20&23番
ラルス・フォークト(p)
アイヴォー・ボルトン(指揮) 
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
【録音】2008年1月5日 ザルツブルク祝祭劇場大ホールでのライヴ(20番)
2008年8月31日 ザルクブルク・モーツァルテウム大ホールでのライヴ(23番)
EMIや自主企画レーベルなどから発売され、最近では室内楽の分野で高い評価
を受けているドイツの中堅ピアニスト、ラルス・フォークトのモーツァルト
協奏曲の登場です。2008年のザルツブルクでのこのライヴ演奏は決して大げ
さな身振りではなく、堅実で美しい造形美を聴かせてくれるものです。壮大
なニ短調K.466、流麗なイ長調K.488。この2曲は対照的な曲想を持つものです
が、彼の演奏は書かれた音符の全てに渾身の力がこもっています。ボルトン
のモーツァルトは古楽器奏法を取り入れることで既に定評があり、この2人の
白熱した力の拮抗は聴き手に心地良い緊張感をもたらすことでしょう。

OC733 \1680
シューマン:「4つの夜曲 Op.23」
ハインツ・ホリガー:「エリス」
スクリャービン:「ピアノ・ソナタ第9番」
ラヴェル:「夜のガスパール」
モーツァルト:「アダージョ ロ短調K.540」
ヘルベルト・シュッフ(p)
【録音】2008年9月 ドイツランド放送、室内楽ホール
ヘルベルト・シュフのアルバムは、いつもその選曲の大胆さで聴き手に多大
なる興奮を与えます。今回の「夜の小品」と銘打たれたアルバムもまた然り。
ラヴェル、シューマンと言った彼が得意とする作曲家の作品をはじめ、スク
リャービンのソナタ第9番「黒ミサ」やホリガーの作品など、まさに夜にぴっ
たりの音楽が並んでいます。陰鬱なシューマンの夜曲、夜の不気味さを増幅
する「夜のガスパール」。そして更に「あちらの世界」に通じるようなスク
リャービン。これらは奇妙な統制感を抱きつつ、聴き手をあらぬ世界へと連
れていくことでしょう。最後に置かれたモーツァルトが今まで聴いたことも
ないような音楽に聴こえたとしたら、もうあなたはシュフのとりこです。

OC921 2枚組 \3560
アリベルト・ライマン:歌劇「リア王」(全曲)
King Lear - Wolfgang Koch
King of France - Magnus Baldvinsson
Duke of Albany - Dietrich Volle
Duke of Cornwall - Michael McCown
Earl of Kent - Hans-Jurgen Lazar
Earl of Gloucester - Johannes Martin Kr?nzle
Edgar, Gloucester’s son - Martin Wolfel
Edmund, Gloucester’s illegitimate son - Frank van Aken
Goneril, King Lear’s daughter - Jeanne-Michele Charbonnet
Regan, King Lear’s daughter - Caroline Whisnant
Cordelia, King Lear’s daughter - Britta Stallmeister
Fool - Graham Clark
Servant - Chad Graham
Knight - Nicolai Klawa
セバスティアン・ヴァイグレ(指揮)
フランクフルト・ムゼウム管弦楽団(フランクフルト市立歌劇場管弦楽団)
フランクフルト歌劇場男声合唱団
【録音】 2008年9月 フランクフルト歌劇場でのライヴ
12音技法から出発し、独自の作風を築いた作曲家ライマンによる、現代オペラ
の名作「リア王」(シェイクスピア原作)の最新録音が登場! この作品は、
ライマンに作曲を勧めたディートリヒフィッシャー=ディースカウを題名役と
してミュンヘンのバイエルン州立歌劇場で初演され、DGからもCDで発売され
ていた。 このアルバムは、2008年からフランクフルト歌劇場でキース・ウォ
ーナー演出による新演出によるライヴ録音となります。フランクフルト、ハ
ンブルク、ウィーンで最近ワーグナー歌いとして頭角を現しつつあるヴォル
フガング・コッホが、リア王役を見事に表現。そして、ハンス・ロットの交
響曲(ArteNova)で話題となったり、最近ではバイロイト音楽祭にも登場して
いるセバスティアン・ヴァイグレが指揮を担当。脇役ではありますが、Fool
役のグレアム・クラーク(現代においてローゲやミーメを歌わせたら最高のテ
ノール歌手)も、圧倒的な歌・演技ともに圧倒的な存在感で、リア王の表現を
サポートしていきます。



<DHM(ドイツ・ハルモニア・ムンディ)>
88697388672 \1680
ハイドン:オペラのための挿入アリア集
ヌリア・リアル(Sp)  マルゴット・オイツィンガー(Ms)*
ミヒ・ガイック(指揮) 
オルフェオ・バロック・オーケストラ
シンフォニア ト長調(交響曲第81番Hob.I-81 より第1楽章)
アリア「言いたい人は言うがよい」Hob.XXIVb-8〔アンフォッシの「試練に遭う
やきもち」への挿入曲〕
アリア「ばらに刺がなくなったら」Hob.XXIVb-3〔アンフォッシの「メティルデ
の再会」への挿入曲〕
アリア「あなたはご存じでいらっしゃる」Hob.XXIVb-7〔アンフォッシの「偽り
の結婚」への挿入曲〕
アリア「私の一番いいところは」Hob.XXIVb-17〔チマローザの「金詰まりの興
行師」への挿入曲〕*
アリア「女房の機嫌がいい時は」Hob.XXIVb-18〔チマローザの「ジャンニーナ
とベルナルドーネ」への挿入曲〕*
アリア「お嬢さん、ゆっくりお行きなさい」Hob.XXIVb-12〔P.グリエルミの
「機知に富むクェーカー教徒の女」への挿入曲〕
アリア「アルチーナよ」Hob.XXIVb-9(1786)〔G.ガッザニーガの「アルチーナの
島」への挿入曲〕
アリア「おお神よ、わが平安は失われました」Hob.XXIVb-19〔ガスマンの「職
人の恋」への挿入曲〕
アリア「私は運命に見放された不幸な女」Hob.XXIVb-15〔チマローザの「2人の
偽伯爵」への挿入曲〕
アリア「さあ、いい子にして」Hob.XXIVb-23*
アリア「情け深い人は」Hob.XXIVb-13〔F.ビアンキの「インドのアレクサンド
ロス大王」への挿入曲〕
アリア「薄幸な花嫁」Hob.XXIVb-2〔パイジェッロの「フラスカーティの女」へ
の挿入曲〕
アリア「Son pietosa, son bonina」Hob.XXXII-1b*
このアルバムでは、ハイドンの中でも大変珍しいアリア作品を収録しました。
これらの作品(Hob.32b群)は、ハイドンが他の作曲家のオペラの追加挿入アリア
として作曲したものですが、実際はハイドンと長く付き合っていたエステルハー
ジ家お抱えの歌手、ルイジャ・ポルツェッリのためにハイドンが作曲した作品と
言われています。ヘンデルなどのバロック・オペラを中心として絶賛を浴びてい
る美人ソプラノ歌手ヌリア・リアルが、クリスタルでクリアな美声とコロラトゥ
ーラの絶品テクニックで、これらの超絶技巧のアリアをみごとに歌い上げます。
【録音】 2008年9月9-11日 
ベルゲンランド、リスト・センター・コンサートホール

88697281262 2枚組 \2500
ハイドン:オラトリオ「四季」(全曲)
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
ジーニア・キューマイヤー(ソプラノ)[ハンネ]
ヴェルナー・ギューラ(テノール)[ルーカス]
クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)[ジーモン]
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス(オリジナル楽器使用)
アルノルト・シェーンベルク合唱団(合唱指揮:エルヴィン・オルトナー)
絶好調のアーノンクール新録音は、ハイドンの最高傑作「四季」。世界に衝撃を
与えた初録音から20年、独唱・合唱ともに完璧な布陣で自然の移り変わりと創造
主への感謝を描ききった渾身の名演。
絶好調・巨匠アーノンクールの新録音!2008年リリースのアーノンクール新譜2
タイトル(シューマン「楽園とペリ」、ドヴォルザーク「スターバト・マーテル」
)がバイエルン放送交響楽団との共演だったため、自らのオリジナル楽器オーケ
ストラ、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスとは久々の新録音となります。
2007年グラーツ・シュティリアルテ音楽祭で演奏され絶賛を受け、大きな話題と
なった公演のライヴ録音であるハイドンの「四季」が、いよいよ登場します。
今回の「四季」は、アーノンクールにとっては1987年1月のウィーン交響楽団と
のテルデック盤以来、ちょうど20年後の再録音となります。テルデック盤は、そ
れまでバロック以前の音楽の専門家と思われていたアーノンクールが古典派以降
の作曲家の作品に取り組み始めたごく最初期の演奏で、バロック的ともいうべき
ドラマティックな演奏解釈をウィーン響という通常のシンフォニー・オーケスト
ラに持ち込んで新鮮な衝撃を与えた革命的な録音でした。それから20年、今度は
創設以来半世紀以上を連れ添った理想のオーケストラ、ウィーン・コンツェン
トゥス・ムジクスを起用し、ゲルハーヘルをはじめ、ギューラ、キューマイヤー
といった若手歌手を揃えて、円熟の巨匠が描く新たな「四季」。基本的な解釈は
不変ながら、年月とともに幾重にも深まったアーノンクールの解釈は、どこから
見ても完全無欠、まさに決定盤と呼ぶに相応しいものです。
【録音】
2007年6月28日-7月2日、グラーツ、シュテファニエンザールでのライヴ録音



<RCA RED SEAL>
88697283502 \1680
ヴェッセリーナ・カサロヴァ-情熱のオペラ・アリア集
ヴェッセリーナ・カサロヴァ(Ms)
ジュリアーノ・カレッラ(指揮) 
ミュンヘン放送管弦楽団
ジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1901)
1.歌劇「トロヴァトーレ」より 「炎が爆ぜる」[アズチェーナ、第2幕]
2.歌劇「ドン・カルロ」より 
(1)「ああ、死の贈り物よ」[エボーリ、第4幕]
(2)「美しいサラセンの」[エボーリ、テバルド、女官たち、第2幕]
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893)
3.歌劇「オルレアンの乙女(ジャンヌ・ダルク)」より 
ピエトロ・マスカーニ(1863-1945)
4.歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より 
「ママも知る通り」[サントゥッツア]
フランチェスコ・チレーア(1866-1950)
5.歌劇「アドリアーナ・ルクヴルール」より 
「甘い喜び、甘い責め苦を」[公妃、第2幕]
ジョルジュ・ビゼー(1838-1875)
6.歌劇「カルメン」より
(1)ハバネラ「恋ってのは野性の強い小鳥でね」[カルメン、合唱、第1幕]
(2)セギディーリャ「セビーリャのとりでの近く」[カルメン、第1幕]
(3)第2幕への間奏曲
(4)ジプシーの歌「振鈴の棒が」
[カルメン、フラスキータ、メルセデス、合唱、第2幕]
(5)二重唱「やっぱり、カルメン、お前か」-
「あなたのために踊って差し上げましょう」
[ドン・ホセ、カルメン、第2幕]
カミーユ・サン=サーンス(1835-1921)
7.歌劇「サムソンとデリラ」より
(1)ダゴンの巫女たちの踊り
(2)「春が来れば、恋する心に希望が燃えて」[ダリラ、第1幕]
(3)「あなたの声にわたしの心も開かれてゆく」[ダリラ、第2幕]
チェチーリア・バルトリ、マグダレーナ・コジェナーらと並び、現在世界最高峰
に位置するブルガリア出身のメッゾ・ソプラノ、ヴェセリーナ・カサロヴァの
久々の新録音の発売です。
当アルバムは、カサロヴァのこれまでになかったドラマティックな側面を浮き彫
りにする最新のオペラ・アリア集です。2008年夏、カサロヴァがチューリヒで初
めて手がけ、センセーションを巻き起こしたカルメンを始め、デリラ、アズチェ
ーナ、エボリ、サントゥッツァなど、情熱的なキャラクターで知られる有名な
メッゾ・ソプラノ役のアリアを集めたものです。特にカルメンは、3月の日本公
演でも予定されているように、今のカサロヴァが最も熱心に取り組んでいる役で
あり、新しい役柄に取り組むには、常に非常に慎重なカサロヴァだけに、従来に
はない新たなカルメン像を期待できます。
【録音】2007年10月22日-26日、ミュンヘン、バイエルン放送局第1スタジオ



<OEHMS CLASSICS>
OC635(SACD-Hybrid) \1780
カルミナ・ブラーナ (13世紀ブルナス写本によるオリジナル・ヴァージョン)
ルネ・クレマンシック(指揮、リコーダー、ゲムショルン)
クレマンシック・コンソート 
マルコ・アンブロジーニ(ニッケル・ハープ、ジューズ・ハープ、バグパイプ)
マルクス・フォルスター(カウンターテナー) 、 
エーベルハルト・クマー(バス=バリトン)
ヴォルフガング・ライトホーファー(ドラム、タンブーラン、ダラブッカ)
エスメイル・ヴァッセージ(ドゥルシメア、ドラム、ベル)
トーマス・ヴィマー(フィデル、中世リュート、バグパイプ)、 
ルネ・ゾッソ(ヴォーカル、ハーディ・ガーディ)
カルミナ・ブラーナといえば、20世紀前半にドイツのカール・オルフが作曲した
世俗カンタータとして有名で、TVやコマーシャルなどでも今日よく耳にする曲
(冒頭の「おお、運命の女神よ」)だが、オリジナルは、南ドイツ・バイエルン州
にあるベネディクト会のボイレン修道院(Benediktbeuren)で発見された詩歌集。
1803年、ボイレン修道院が国有化されることになり、調査が行われた。その結果、
図書室から古い歌を集めた写本が発見された。その中の歌は約300編にのぼり、
ラテン語、古イタリア語、中世ドイツ語、古フランス語などで書かれていた。
歌詞の内容は若者の怒りや恋愛の歌、酒や性、パロディなどの世俗的なものが多
く、おそらくこの修道院を訪れた学生や修道僧たちによるものと考えられた。中
にはネウマ譜によって簡単な旋律が付けられているものも10曲(9つの歌及び『賭
事師たちのミサ曲』という曲)ある。これらの写本は11世紀から13世紀の間に書
かれたと推測され、『カルミナ・ブラーナ』(ボイレンの歌)という題名で編纂さ
れ、1847年に出版された。現在、写本はミュンヘンのバイエルン州立図書館に
所蔵されている。なお、ネウマ譜が残っている歌については別の写本などからネ
ウマ譜を復元する試みがいくつかなされており、CDもリリースされている。
このアルバムは中世音楽の巨匠(81歳)ルネ・クレマンシックが1974年に録音し、
衝撃を与えた「カルミナ・ブラーナ」(ハルモニア・ムンディ・フランス)から
35年、13世紀のカルミナ・ブラーナの手稿譜を再度、丹念に調査・精査して再
録音したニュー・レコーディング。激しい調子で時代を非難する歌のほかにも、
カルミナ・ブラーナには、優雅な愛の歌、春の歌、内面的な感情を歌った歌、
そして淫らな歌……実に様々な内容のものがあり、また旋律にも、グレゴリオ
聖歌、トルヴェールやミンネゼンガーの歌の影響がみられ、様々な趣味のもの
が収められた興味深いもので、ファン必聴のニュー・アルバムです。2009年秋に
は「カルミナ・ブラーナ」を含むプログラムを演奏するクレマンシック・コンソ
ートの初来日公演がようやく実現します(2008年9月に講演で単独来日した際に
行ったインタヴューが「レコード芸術」「音楽の友」「アンドレ」に掲載予定)。
ルネ・クレマンシックは1927年ウィーン生まれ。リコーダー、鍵盤楽器を学び
ウィーン大学で哲学の博士号を取得。叙情的な演奏様式を追求し、古い音楽お
よび現代音楽双方の即興技法に強く引かれた。彼の楽器コレクションには現存
する最古のテナー・トロンボーン(1557)がある。1958年にムジカ・アンティカ
を創立し、中世からバロックの音楽を当時の楽器を用いて演奏するようになる。
1968年には中世、ルネサンス、バロック期の音楽と、前衛音楽の演奏を目的に
した自身のクレマンシック・コンソートを結成。ウィーンを本拠にし、17世紀
の知られざるオペラ、教会カンタータ、典礼劇などの発掘蘇演を行い、レコー
ド録音とともにその名声と評価を定着させた。
【録音】
2008年年6月13日-15日、ウィーン、インツェルスドルフ・フォルクスハイム
「ダ・カーポ」

OC722 \1680
ブルックナー:交響曲第3番 ニ短調(ノヴァーク版1889)
アイヴォー・ボルトン(指揮) 
ザルツブルク・モーツァルト管弦楽団
アイヴォー・ボルトン&ザルツブルク・モーツァルテウムによるブルックナー
・チクルスの4枚目のアルバムとなります。これは新首席指揮者に就任したボル
トンが意欲的(野心的)に定期公演で始めたツィクルスで、ザルツブルク祝祭大
劇場でのライヴ・レコーディング。バロック演奏の経験(フライブルク・バロッ
ク・オーケストラなどにも客演指揮している)を生かしてピリオド楽器演奏の成
果を採り入れ、非常に清澄明晰で引き締まった現代的な演奏で高く評価されて
いるボルトンが、モーツァルテウム管の機能性と編成を生かし新しい視点で捉
え解釈したブルックナー演奏とその成果です。 既に2008年4月に第4番を録音
済み。2009年4月には第8番を録音する予定です。
【録音】 2007年10月25日 ザルツブルク祝祭劇場大ホールでのライヴ録音

OC726 \1680
ベンヤミン・モーザー - ピアノ・デビュー・リサイタル
ラフマニノフ:「前奏曲集より、Op.32/10&12, Op23/2&10」「練習曲 Op.39-5」
スクリャービン:
「幻想曲 Op.28」「左手のための前奏曲Op9-1」「左手のための夜想曲Op9-2」
メトネル:「2つのおとぎ話 Op.20」
プロコフィエフ:「ピアノ・ソナタ第7番Op.83」
チャイコフスキー:「”四季Op.37”より10月と1月」
2007年チャイコフスキー国際コンクールにて入賞の逸材(優勝こそ逃したが、聴
衆賞を獲得)、ドイツ生まれのベンヤミン・モーザー。彼はこのコンクールの前
にも、ニューヨークで「若い芸術家のための国際オーディション」で1等賞と8
つの特別賞を受賞すという快挙を成し遂げ、すでに世界各地で華々しい活躍を
期待されている人でもあります。彼の演奏は極めて力強く、また、美麗な音色
が印象的です。今回のデビューアルバムは全てロシアの曲が選ばれていますが
おのおのの作曲家の作品の持つ色合いを確実に描き分けているところなど若き
ピアニストの理性が存分に感じられる出色の選曲と言えるでしょう。無論のこ
と、テクニックの冴えは申し分なくまるで叩きつけるかのようなプロコフィエ
フのソナタには度肝を抜かれてしまうかもしれません。彼はベートーヴェンや
ブラームスも得意とのこと。将来が本当に楽しみなピアニストです。



<BMG JAPAN>
国内盤仕様
●RCAレッド・シール・アルティメイト・リマスタリング・エディション
XRCD24053【xrcd-SHM-CD仕様: 限定生産】 \3465
リヒャルト・ワーグナー
歌劇「さまよえるオランダ人」:序曲
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」:第1幕への前奏曲
楽劇「トリスタンとイゾルデ」:第1幕への前奏曲[演奏会用エンディングによる]
歌劇「タンホイザー」:序曲
[演奏] エーリヒ・ライスドルフ(指揮)  ボストン交響楽団
[録音]1967年10月30日(1&2)、1967年12月19日(3)、
1967年12月19日&22日(4)、
ボストン、シンフォニー・ホール
[オリジナル・プロデューサー] リチャード・モア
[オリジナル・レコーディング・エンジニア] アンソニー・サルヴァトーレ  
[オリジナル・マスター]3チャンネル    
[リマスタリング・エンジニア]杉本一家(JVC)
[初出]LSC-3011(1968年5月発売)   
[日本盤初出]SRA-2506(1968年9月発売)
【世界初CD化】
ウィーン生まれの巨匠、エーリヒ・ラインスドルフ(1912-1993)は、1962年にミュ
ンシュの後任としてボストン交響楽団の音楽監督に就任、1969年まで7シーズン
にわたってその地位にあり、精密精緻を極めた指揮で、私情を排したストレート
な音楽作りを行ない、前任者と際立った対照をなした。戦前のザルツブルク音楽
祭でトスカニーニのアシスタントをつとめたことからもその音楽性が窺い知れよ
うが、レパートリー面でも、ミュンシュがあまり取り上げなかったハイドンやモ
ーツァルトなどの古典派、ブルックナー、マーラーやプロコフィエフの作品を積
極的に演奏して、オーケストラの機能をより多彩に拡大している。録音面では、
ボストン在任中、モーツァルト、ハイドン、ベートーヴェン、ブラームス、シュ
ーマン、ブルックナー、マーラー、プロコフィエフの交響曲、ワーグナー、コダ
ーイ、ストラヴィンスキーの管弦楽曲、ルービンシュタイン、ブラウニングらと
の協奏曲、モーツァルト、ブラームス、ヴェルディのレクイエムにいたる、大量
の録音をRCAに残している。
ラインスドルフのボストン響録音は、LPではRCAが開発したばかりのダイナグル
ーヴ・システムでカッティングされていたため、ひずみ感を少なくするためダイ
ナミック・レンジが平均化されてしまう傾向があり、その真価が十分に認識され
なかった。しかし、リビング・ステレオ期の経験を経て完成の域に達していた
RCAの3チャンネルの収録技術は、ラインスドルフの指揮が生み出す多彩な木管の
色彩感や、規律の取れたボウイングによるしなやかに引き締まった弦楽パートの
響きなどを余すところなく捉え、音響効果抜群のボストン・シンフォニー・ホー
ルに響くオーケストラの細部の明晰さとマスの迫力の絶妙なバランスを再現する
ことが出来ていたのである。それゆえオリジナル・マスターから直接リマスタリ
ングされるようになったCD時代になってようやくその真価が認められるようにな
った。1968年録音の当アルバムは、ラインスドルフが得意としたワーグナーの
オペラの管弦楽曲を集めたもの。第2次世界大戦中にメトロポリタン歌劇場でワ
ーグナー上演を一身に担い、その音楽語法に精通していたラインスドルフは、自
ら「指環」や「パルジファル」から演奏会用のオーケストラ抜粋版を編むほどの
こだわりを持っていた。ここでは、ワーグナー中期のオペラの序曲と前奏曲が
4曲選ばれており、細部まで緻密に配慮をこらしてワーグナーのオーケストレー
ションの粋を見事に再現している。特に、対位法的楽想を明解に際立たせた「マ
イスタージンガー」、ボストン響のシルキーで官能的な弦をたっぷり生かした
「トリスタン」は名演。なお「トリスタン」は、比較的珍しいワーグナー自身
による演奏会用のエンディングを使用している。
解説:満津岡信育

JMXR24016S【xrcd-SHM-CD仕様: 限定生産】 \3465
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1894)
1.序曲「1812年」Op.49
フランツ・リスト(1811-1886)
2.メフィスト・ワルツ
(レーナウの「ファウスト」によるエピソード:村の居酒屋の踊り)
ヤロミール・ヴァインベルガー(1896-1967)
3.歌劇「バグパイプ吹きのシュヴァンダ」-ポルカとフーガ
ベドルジーハ・スメタナ(1824-1884)
4.歌劇「売られた花嫁」序曲
アントニン・ドヴォルザーク(1841-1904)
5.「謝肉祭」序曲Op.92
[演奏]  フリッツ・ライナー(指揮) シカゴ交響楽団
[録音] 1955年12月10日(2)、1955年12月12日(4)、
1956年1月7日(1、3、5)、 シカゴ、オーケストラ・ホール
[マスター] オリジナル3チャンネル・マスター使用
[オリジナル・プロデューサー] リチャード・モア  
[オリジナル・レコーディング・エンジニア] ルイス・レイトン
[リマスタリング・エンジニア] 瀧口博達   
[LP初出] LM-1999[1956年12月(モノラル盤)]
「ライナー・サウンド」と並び、フリッツ・ライナー指揮するシカゴ交響楽団に
よるオーケストラ名曲集として、発売以来演奏・録音面で高く評価されてきたア
ルバム。チャイコフスキーをはじめとするスラヴ系の作曲家による華やかなオー
ケストラ・ショウピースを集めたものである。
小品だからといって一瞬たりとも気を抜かないのがライナーの流儀。細部まで完
璧に音化されていくさまは、鮮やかというほかない。「メフィスト・ワルツ」
「謝肉祭」「売られた花嫁」における大胆なまでの緩急自在さ、ユーモアたっぷ
りの「シュヴァンダ」のポルカとフーガ、そして大胆なカットが施され、筋肉質
なまでに引き締まった「1812年」序曲と、ライナー美学が徹底した名演奏ぞろい
である。全盛期を迎えていたシカゴ響の豊かな響きをバランスよく見事に捉えき
ったリチャード・モーア+ルイス・レイトンによる録音もベストといえる出来栄
えである。なお、ジャケットとは裏腹に、「1812年」には大砲の音は使用されて
いない。
解説:小石忠男ほか

JMXR24019S \3800
【xrcd-SHMCD 限定盤】
ラプソディーズ-
1: リスト: ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調[ミュラー=ベルクハウス編]
2: エネスコ: ルーマニア狂詩曲第1番イ長調Op.11-1
3: スメタナ: 交響詩「モルダウ」(連作交響曲「わが祖国」、第2曲)
4: スメタナ: 歌劇「売られた花嫁」-序曲
レオポルド・ストコフスキー(指揮) RCAビクター交響楽団
【録音】 1960年2月7日(1&2)、2月18日(3&4)、ニューヨーク、マンハッタン
・センター 
[マスター]オリジナル3チャンネル・マスター使用 
[オリジナル・プロデューサー]ピータ・デルハイム
[オリジナル・レコーディング・エンジニア]ロバート・シンプソン 
[リマスタリング・エンジニア]瀧口博達
[LP初出] LSC-2471(February 1961)
20世紀の演奏・録音史に輝かしい業績を残した個性派の巨匠レオポルド・スト
コフスキー(1882-1977)。彼が残した数多くの録音の中で、演奏のみならず録
音のクオリティが最も高いものがこの1960年録音の「ラプソディ」。当時、
ストコフスキーはヒューストン響音楽監督を離れフリーランスの活躍をし始
めようとしおり、同時期にヴァンガードやキャピトルに残した録音も心技体
そなわった見事なもので、いわば戦前のフィラデルフィア時代に次ぐ第2の黄
金期を迎えていたといえる。
当アルバムは、LP発売当初より名録音として高い評価を得ていたもので、黒
字にストコフスキーのシルエットがあしらわれ、赤い文字でRhapsodiesとデ
ザインされたジャケットは、ハイファイLPの代名詞のひとつだった。ニュー
ヨーク在住のフリーランスの名奏者を集めたRCAビクター響を自在に駆使し
て描き出す音の魔術は鬼才ストコフスキーならでは。
解説:レオポルド・ストコフスキー、諸石幸生ほか

JMXR24025S \3800
【xrcd-SHMCD 限定盤】
美しく青きドナウ-ウィンナ・ワルツ名演集
1: ヨハン・シュトラウス2世: ワルツ「朝刊」Op.279 
2: ヨハン・シュトラウス2世: 皇帝円舞曲Op.437 
3: ヨハン・シュトラウス2世: ワルツ「美しく青きドナウ」
4: ウェーバー: 「舞踏への勧誘」(ベルリオーズ編)
5: ヨーゼフ・シュトラウス: ワルツ「オーストリアの村つばめ」Op.164
6: リヒャルト・シュトラウス: 楽劇「ばらの騎士」-ワルツ(ライナー編)
フリッツ・ライナー(指揮)シカゴ交響楽団
【録音】 1957年4月15日(2-6)&16日(1)、シカゴ、オーケストラ・ホール
[マスター]オリジナル3チャンネル・マスター使用 
[オリジナル・プロデューサー]リチャード・モア
[オリジナル・レコーディング・エンジニア]ルイス・レイトン 
[リマスタリング・エンジニア]瀧口博達
[LP初出] LM-2112(1957年9月)
シュトラウス一家のワルツやポルカを中心に編まれた1957年発売のLPで、粋さ
や官能的な響きよりも、音楽的純度の高さを感じさせるライナーならではの
一味違う名演。かの名ソプラノ、エリーザベト・シュヴァルツコップフが
「無人島に持っていく1枚」として選んだのが、このライナーのJ.シュトラウ
スのレコードであった。「舞踏への勧誘」ではベルリオーズの色彩的なオー
ケストラの極意が開陳され、「ばらの騎士」のワルツは、作曲者編とは異な
る、ライナー自身がアレンジしたものが使用されている。
■解説:諸石幸生ほか

<EMI CLASSICS>
CZS-2289562 10枚組 \5250
THE RECORD OF SINGING 1899-1952(第1集)(限定盤)
歌の録音を歴史的にまとめたコレクターズ・アイテム第1集
各CD紙ケース入り 64Pブックレット クラムシェルボックス

CZS-2289492 10枚組 \5250
THE RECORD OF SINGING 1953-2007(第2集)(限定盤)
歌の録音を歴史的にまとめたコレクターズ・アイテム第2集
各CD紙ケース入り 68Pブックレット クラムシェルボックス
第5期:1953から2007まで

CZS-2641312 51枚組 \15800
ユーディ・メニューイン/グレートEMIレコーディングス(限定盤)
約70年にわたるEMIへの名録音を収録したファン必携のボックス
各CD紙ケース入り 88Pブックレット 
厚形紙ボックス(エルガー・コレクションと同様)

CZS-2641982 10枚組 \5250
ユーディ・メニューイン/偉大なヴァイオリン協奏曲集
没後10年を記念したメニューインによるヴァイオリン協奏曲の名作集
各CD紙ケース入り 24Pブックレット クラムシェル・ボックス

CZS-2641162 6枚組 \1980
ユーディ・メニューイン/100ベスト・メニューイン
ヴァイオリンのレジェンド、メニューインによるヴァイオリン名曲100
100ベスト・シリーズでのメニューイン企画
マルチパック 8Pブックレット

★上記5タイトルの詳細はこちらにございます。


CDC-2426392 \1980
シューベルト:白鳥の歌
1.秘めごとD491
2.御者クローノスにD369
3.反映D639
4.白鳥の歌(全14曲)D957
5.別れD475
イアン・ボストリッジ(テナー)
アントニオ・パッパーノ(ピアノ)
ジュエル 32Pブックレット
現代最高のシューベルト歌手、ボストリッジによる名作歌曲集
ヴォルフ歌曲集(CDC-3422562)に続くボストリッジとパッパーノの共演です。 
シューベルトの三大歌曲集の最後に位置しシューベルトの没後に出版された
歌曲集「白鳥の歌」をメインに歌曲4曲を加えたプログラムです。現代を代表
するシューベルト歌手と評価されるボストリッジとパッパーノは収録に先立
ち、シューベルティアーデ(オーストリア)、エディンバラ・フェス、オール
ドバラ・フェス、グラスゴウで「白鳥の歌」のリサイタルを開きいずれも大
好評を受けました。絶頂期をむかえたボストリッジとピアニストとしても高
い評価を受けるパッパーノの共演アルバムはファン待望の新録音です。

CDC-2641972 \1980
ラヴェル:
歌劇「子供と魔法」*
「マ・メール・ロア」組曲(7曲)
(子供と魔法)
子供/マグダレーナ・コジェナー(メゾ・ソプラノ)
火;お姫様;ナイチンゲール/アニック・マッシス(ソプラノ)
ママ;中国のカップ;とんぼ/ナタリー・シュトゥーツマン(アルト)
安楽椅子;雌猫;りす;羊飼い/ゾフィー・コッホ(メゾ・ソプラノ)
肘掛椅子;木/ジョゼ・ヴァン・ダム(バリトン)
コンテ風大時計;牡猫/フランソワ・ル・ルー(バリトン)
ティーポット;小柄な老人;雨蛙/ジャン=ポール・フーシェクール(テナー)
羊飼いの少女;蝙蝠;ふくろう/モイカ・エルトマン(ソプラノ)
家具たち
ベンチ/ザビーネ・プールマン(ソプラノ)
ソファー/ノラ・フォン・ビラーベック(ソプラノ)
スツール/ビアンカ・ライム(ソプラノ)
麦藁の椅子/ジルケ・シュヴァブ(ソプラノ)
ベルリン放送合唱団(コーラス・マスター:サイモン・ホルセイ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サイモン・ラトル指揮
*2008年9月24-27日 フィルハーモニー、ベルリン にて録音
ジュエル 60Pブックレット
理想的なキャスティングで完成させたシンプルな美に満ちたラヴェルの傑作
シンプルさと美しさに満ちたおとぎ話の音楽。スター歌手をキャスティング
した豪華な録音が完成しました。「子供と魔法」はラトルのキャリアにとっ
て深い因縁のある作品で、1974年5月、19歳でジョン・プレイヤー指揮者コン
クールに優勝した年の11月、その後のキャリアにつながる初めての大成功の
コンサートでの演目であり、1987年、グラインドボーンでの演奏がこの作品
演奏に対するラトルの評価を決定付けました。昨年11月ベルリン・フィルと
の来日公演時での記者会見でも、長年待ち望んだ理想的キャストを得て完成
させたと自身をのぞかせたラトルの待望の新録音です。一方の「マ・メール
・ロア」は2002年に制作された音源を再録。
*国内盤はHQCDでの発売

CDC-2641822
アンスネス/沈黙の影(SHADOWS OF SILENCE)
(収録順未定)
ダルバヴィ:協奏曲(ピアノと管弦楽のための)(2005)
ルトスラフスキ:協奏曲(ピアノと管弦楽のための)(1987)
ベント・セレンセン:The Shadows of Silence(ソロ・ピアノのための)*
ベント・セレンセン:子守歌*
ジェルジ・クルターグ:「Jatekok(遊戯)(ソロ・ピアノのための)」より8曲*
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
バイエルン放送交響楽団
フランツ・ウェルザー=メスト指揮
2007年5月16-19日 ヘラクレスザール、ミュンヘン でのライヴ録音 
*2007年7月13、14日 エア・スタジオ、ロンドン での録音
ジュエル・ケース 12Pブックレット
アンスネスのための2つの新作と20世紀の代表的作品による注目の新録音
アンスネスの現代音楽の新録音。セレンセンの「The Shadows of Silence」
とダルバヴィの協奏曲はアンスネスのために作曲されており、今回が世界初
録音。ウェルザー=メスト指揮のバイエルン放送SOとのライヴ録音です。
ダルバヴィ(1961年フランス生まれ)のピアノ協奏曲はBBCプロムス、クリーヴ
ランドO、シカゴSOの共同委嘱作で、アンスネスが2005年サラステ指揮、BBC
交響楽団と世界初演、その後ダルバヴィ指揮の東京フィルと日本初演も果た
しました。デンマークの作曲家、セレンセン(1958年生まれ)の、アルバム・
タイトル曲でもある「The Shadows of Silence」はアンスネスの「パースペ
クティヴ」シリーズ(2004/5)のためにカーネギー・ホールが委嘱。
さらに1987/88年に作曲され20世紀後半を代表する偉大な協奏曲と評価される
ルトスラフスキのピアノ協奏曲と、ハンガリーのクルターグの作品を加えた
意欲的な新録音が完成しました。
アンスネスの高い演奏能力と透明な音質が見事に生かされたピアノ作品アル
バムにご注目下さい。

CMS-2670512 3枚組 \3980 ※価格変更\2950
アルゲリッチ/ライヴ・フロム・ルガノ・フェスティヴァル2008
CD1
1.モーツァルト:アンダンテと変奏曲(4手のための)K501
マルタ・アルゲリッチ&スティーヴン・コヴァセヴィチ(ピアノ) 
2.シューマン:ソナタ第2番ニ短調Op.121
ルノー・キャプソン(ヴァイオリン)
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
3.アレンスキー:五重奏曲ニ長調Op.51
リリア・ジルバーシュタイン(ピアノ)
ドーラ・シュヴァルツベルク(ヴァイオリン)
ルチア・ホール(ヴァイオリン)
ノラ・ロマノフ=シュヴァルツベルク(ヴィオラ)
マルク・ドロビンスキー(チェロ)
4.サン=サーンス:スケルツォOp.87
リリア・ジルバーシュタイン(ピアノ)
酒井茜(ピアノ)
CD2
1.ショスタコーヴィチ:三重奏曲第1番Op.8
リリー・マイスキー(ピアノ)
アリッサ・マルグリス(ヴァイオリン)
ミーシャ・マイスキー(チェロ)
2.ラフマニノフ:組曲第1番ト短調Op.5
リリア・ジルバーシュタイン(ピアノ)
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
3.ヤナーチェク:コンチェルティーノ(ピアノ、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、
クラリネット、ホルンとバスーンのための)
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
ルチア・ホール(ヴァイオリン)
アリッサ・マルグリス(ヴァイオリン)
ノラ・ロマノフ=シュヴァルツベルク(ヴィオラ)
コラッド・ジュッフレディ(クラリネット)
ゾーラ・スローカー(ホルン)
ヴィンセント・ゴーデル(バスーン)
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲(4曲)Op.46-1;72-4;46-7;72-2
リリー・マイスキー(ピアノ)
カリン・レヒナー(ピアノ)
CD3
1.ピアソラ:ブエノスアイレスの四季(ホセ・ブラガート編)
アレクサンドレ・ガーニング(ピアノ)
アリッサ・マルグリス(ヴァイオリン)
アレクサンドレ・デブルス(チェロ)
2.ラヴェル:序奏とアレグロ(ラヴェルによる2つのピアノ版)
ジョルジア・トマッシ(ピアノ)
アレッサンドロ・ステッラ(ピアノ)
3.ピアソラ:3つのタンゴ(エドゥアルド・フベルトによるトランスクリプション)
エドゥアルド・フベルト(ピアノ)
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
4.プレトニョフ:スイス幻想曲(4曲)*
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
アレクサンダー・モギレフスキー(ピアノ)
オルケストラ・デッラ・シヴィッツェラ・イタリアーナ、
ミハイル・プレトニョフ指揮
ライヴ録音 2008年6月 
オーディトリオ・ステリオ・モロ&*パラッツォ・デイ・コングレッシ、ルガノ
マルチパック 20Pブックレット
7年目のルガノ・フェス、アルゲリッチ初のヤナーチェク、ピアソラ、プレト
ニョフ作品録音を含む室内楽の醍醐味がぎっしり。
アルゲリッチを中心に音楽仲間の数世代の音楽家ファミリーたちによる、有
名曲から秘曲までを世界的レヴェルでの演奏が魅了する「Progetto Martha
Argerich」は夏の音楽フェスティヴァル・ファンの目的地のメッカとして評
判を確立してきました。今年の演目のハイライトはアルゲリッチにとって初
めて録音することになった、ヤナーチェク、ピアソラ、プレトニョフの3人の
作曲家作品。またアレンスキーのロマンティックなピアノ五重奏もその魅力
をあらためて聴衆に訴えかける機会となった演奏です。



<EMI HUNGARY>
CDC-2677312 \1980
プッチーニ:アリア集
1.ある晴れた日に(蝶々夫人)
2.Bimba dagli occhi pieni di malia(二重唱)(蝶々夫人)
3.かわいい坊や(蝶々夫人)
4.私の名はミミ(ラ・ボエーム)
5.あなたの愛の呼ぶ声に(ラ・ボエーム)
6.歌に生き(トスカ)
7.この柔らかなレースの中で(マノン・レスコー)
8.Tu, tu amore? Tu?(二重唱)(マノン・レスコー)
9.捨てられて、ひとり寂しく(マノン・レスコー)
10.母さんもなしに坊やは死んだのね(修道女アンジェリカ)
11.お聞きください王子さま(トゥーランドット)
12.氷のような姫君の心も(トゥーランドット)
13.だれも寝てはならぬ(トゥーランドット)
カリーネ・ババジャニアン(ソプラノ)
ジュゼッペ・ジャコミニ(テナー)
ブダペスト交響楽団
ピエール・ジョルジォ・モランディ指揮
ジュエル・ケース 12Pブックレット
蝶々夫人が大評判!新世紀のオペラ界が発見した新しきディーヴァ、デビュ
ー!1月の国立オペラ「蝶々夫人」で早くも日本デビュー、007映画の新作にも
登場する美形です。
カリーネ・ババジャニアンはアルメニアのイェレヴァン出身。国内で活躍後、
1999年ドイツに移り’蝶々さん’役での大成功を中心にモーツァルト、プッ
チーニ他様々なレパートリーを拡げています。現在はシュトゥットガルト・
オペラのメンバー。今月には東京の国立オペラ「蝶々夫人」公演で大きな注
目を浴びたばかりです。さらに最新公開の007映画新作「慰めの報酬」のオペ
ラ・シーンで’トスカ’役として監督のマーク・フォスターの依頼により出
演中、と話題の中でのデビュー・アルバム登場です。



<EMI CLASSICS>
CZS-2641922 2枚組 \1980
「OPERA 2009」
OPERA 2008のヒットに続き名歌手によるオペラ名曲40曲を2CDでまとめたオ
ペラ・ヒット・コンピの新作
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット
40曲、約2時間半の名曲を2CDにまとめました。現代のスーパー・スターたち、
サラ・ブライトマン、デセイ、ゲオルギュー、テ・カナワ、ヘンドリックス、
ベルガンサ、ギャレット、ロット、ヴォイト、ドミンゴ、ヴィラゾン、アラ
ーニャ、カレーラス、ボストリッジ、ターフェル、そして頭角をあらわした
ディドナート、ダムラウ、ロイヤル、ガランツァ、ジノー、ジャンス、チョ
ーフィ、ウルマーナ、ジャン、ダニエルズ、ジャルスキー、ナウリ、レマル、
さらに世紀の名歌手、カラス、ニルソン、カバリェ、パヴァロッティ、コレ
ッリ、ホッターたちによるヴィヴァルディからガーシュウィンまでの名曲勢
ぞろい
CD1
1.ゲオルギュー/プッチーニ:ある晴れた日に(蝶々夫人)
2.サラ・ブライトマン/マスカーニ:Attesa(カヴァッレリア・ルスティカーナ)
3.ターフェル、ギャレット/ガーシュウィン:ベスよ、お前はおれのもの
(ポーギーとベス)
4.ヴィラゾン/ヴェルディ:Lunge de lei…De' miei bollenti spiriti…
O mio rimorso(椿姫)
5.デセイ/ベッリーニ:私にとって今日は何とすばらしい日(夢遊病の女)
6.パヴァロッティ/マスカーニ:Tutto ho tentao(友人フリッツ)
7.ディドナート/ヘンデル:Vanne, sorella ingrat(ラダミスト)
8.ドミンゴ/モーツァルト:
いとしい人の愛のそよかぜは(コシ・ファン・トゥッテ)
9.ダムラウ/モーツァルト:O zittre nicht(魔笛)
10.カレーラス/ヴェルディ:わたしは望みを失った(ドン・カルロ)
11.カラス/グノー:私は夢に生きたい(ロメオとジュリエット)
12.レマル/モーツァルト:私は鳥刺し(魔笛)
13.ヴォイト/ワーグナー:おごそかなこの広間よ(タンホイザー)
14.ナウリ/ヘンデル:Precipitoso nel mar che freme(エイシスと
ガラティア)
15.ロット/オッフェンバック:Amours divins(美しきエレーヌ)
16.ジャルスキー/ヴィヴァルディ:
Se in ogni guardo(狂乱を装ったオルランド)
17.ウルマーナ/ポンキエッリ:自殺(ジョコンダ)
18.アラーニャ/マスネ:目を閉じると(マノン)
19.ジャン/ヴェルディ:Merce, dilette amiche(シチリア島の夕べの祈り)
20.コレッリ/プッチーニ:だれも寝てはならぬ(トゥーランドット)
CD2
1.デセイ/ドニゼッティ:Pour ce contrat fatal…Ah! Salut a la France
(連隊の娘)
2.アラーニャ/マスネ:春風よ、なぜ私を目覚めさせるのか(ヴェルテール)
3.チョーフィ、ディドナート/ヘンデル:
Caro amico amplesso!(インド王ポーロ)
4.ボストリッジ/モーツァルト:Vedrommi intorno l'ombra dolente
(イドメネオ)
5.ジノー/ドニゼッティ:
Il segreto per esser felici(ルクレツィア・ボルジア)
6.ドミンゴ/ヴェルディ:Su, profetessa…Di' tu se fedele(仮面舞踏会)
7.ジャンス/モーツァルト:自分で自分がわからない(フィガロの結婚)
8.ディドナート/ベルリオーズ:Mais, qu'ai-je donc?(ベンヴェヌート・
チェッリーニ)
9.ジャルスキー/ヘンデル:Qui ti sfido, o mostro infanme!(クレタの
アリアンナ)
10.ゲオルギュー、アラーニャ/ヴェルディ:O terra addio(アイーダ)
11.カバリェ/プッチーニ:何と美しい夢(つばめ)
12.ヴィラゾン/ドニゼッティ:人知れぬ涙(愛の妙薬)
13.ガランツァ/モーツァルト:Va pure ad altri(偽の女庭師)
14.ダニエルズ/グルック:われエウリディーチェを失えり(オルフェーオと
エウリディーチェ)
15.テ・カナワ/コルンゴルト:Gluck, das mir verfblieb(死の都)
16.カレーラス、ベルガンサ/オッフェンバック:Vous a t' on dit souvent
(ぺリコール)
17.ヘンドリックス/チレーア:
Ecco: respiro appenna. Io son l'umile ancella
(アドリアーナ・ルクヴルール)
18.ロイヤル/ストラヴィンスキー:
My father! Can I desert him…I go, I go
him(放蕩者のなりゆき)
19.ニルソン、ホッター/ワーグナー:Wohl kenn' ich Weibes(さまよえる
オランダ人)
20.カラス/ヴェルディ:おお、むごい運命よ(ドン・カルロ)

CZS-2062672 3枚組 \2550
オペラの壺-パリ・オペラ座の地下に埋蔵された声の宝物
マルチパック 28Pブックレット
100年の時を経て封印を解かれた48枚のレコードから甦る偉大な歌の黄金時代。
1907年12月24日、48枚のレコードがパリ、オペラ座の地下に埋められた。100
年の間触れることを禁じられて。プロジェクトの創案はEMIの前身となった世
界的グラモフォン会社の創業者でプレジデントのアルフレッド・クラークに
よるもの。彼の目的は「彼の時代の主要な歌手の声と、オペラやドラマティッ
クな名曲への彼らの解釈」を21世紀の人々に知らしめることでした。48枚の
レコードは20世紀の初年代にグラモフォン会社から発売されたもので、2007
年12月に取り出され、フランス国立図書館とEMIクラシックスの慎重な共同作
業により修復されました。そのコンテンツは「オペラの壺(Urnes del'Opera)」
と呼ばれ、フランス国立図書館、パリ国立オペラ、パリ国立オペラ栄光協会
とのパートナーシップでEMIクラシックスから発売されます。
アルバムにはパッティ、メルバ、カルーソ、バッティスティーニ、カルヴェ、
シャリアピン、アーン、ジュルネ、カンパニョーラ、プランソンなどが収録
され、偉大な歌の黄金時代を
再現しています。
CD1
URNE(壺)第1番ー1907
マスネ:アリアーヌ第3幕
1.La fine grace
2.Ah:Le cruel
マルグリット・メレンティエ(ソプラノ)
フランク:聖行列
3.Dieu s'avance a travers les champs
4.Aux cantiques de l'homme
ベルテ・オーグス・ドゥ・モンタラン(ソプラノ)
(ベルテ・オーグス・ドゥ・モンタランの声)
グノー:ロメオとジュリエット第1幕
5.ワルツ:私は夢に生きたい
ジュリア・リンゼイ(ソプラノ)
ヴェルディ:トロヴァトーレ第1幕
6.この世に一人寂しく
オーグスタレッロ・アッフル(テナー)
トマ:ハムレット第5幕
7.Je n'ai rien oublie…Comme une pale fleur
モーリス・ルノー(バリトン)
ドニゼッティ:ファヴォリータ第2幕
8.Pour tant d'amour
9.Jardins de l'Alcazar
ジャン・ノーテ(バリトン)
アダン:われ、もし王者なりせば第1幕
10.J'ignore son nom
11.Un regard de ses yeux
レオン・ベイル(テナー)
(レオン・ベイルの声)
アダン:山荘
12.Arretons-nous ici…Vallons de l'Helveie
エクトル・ドゥフランヌ(バリトン)
13.プーニョ:月のセレナード
ラウル・プーニョ(ピアノ)
サン=サーンス:クリスマス・オラトリオ
14.トリオ:Tecum principium(ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための編曲)
アンリ・ドゥブルイン(ヴァイオリン)、コルネリス・リージョワ(チェロ)、
オーグスト・ドゥラクロワ(ピアノ)
15.デラクア:ヴィラネラ:J'ai vu passer l'hirondelle
セルマ・クルツ(ソプラノ)
ロッシーニ:セビーリャの理髪師第1幕
16.Rien ne peut changer mon ame
ルチェット・コルソフ(ソプラノ)
(ルチェット・コルソフの声)
URNE(壺)第2番ー1907
ヴェルディ:オテロ第4幕
17.オテロの死「私を恐れることはない」
フランチェスコ・タマーニョ(テナー)
ヴェルディ:運命の力第3幕
18.二重唱「Solenne in quest'ora」
エンリコ・カルーソ(テナー)、アントニオ・スコッティ(バリトン)
(カルーソの声)
グノー:ファウスト第3幕
19.セレナード「眠ったふりをして」
ポル・プランソン(バス)
ヴェルディ:エルナーニ第1幕
20.Da quel di che t'ho veduta
マッティア・バッティスティーニ(バリトン)
ビゼー:真珠とり第2幕
21.二重唱「Non hai compreso un cor fidel」
フェルナンド・デ・ルチア(テナー)、ジュゼッピナ・ウーグェ(ソプラノ)
モーツァルト:ドン・ジョヴァンニ第1幕
22.打てよ、マゼット
アデリーナ・パッティ(ソプラノ)、ランドン・ロナルド(ピアノ)
CD2
ヴェルディ:リゴレット第1幕
1.慕わしい人の名は
ネリー・メルバ(ソプラノ)
(ネリー・メルバの声)
サン=サーンス:サムソンとダリラ第2幕
2.あなたの声にわが心は開く
エルネスティン・シューマン=ハインク(コントラルト)
ヴェルディ:運命の力第2幕
3.あわれみの聖母
チェレスティーナ・ボニンセーニャ(ソプラノ)
ビゼー:カルメン第1幕
4.ハバネラ(恋は野の鳥)
エマ・カルヴェ(ソプラノ)
マイアベーア:預言者第4幕
5.行進曲
コールドストリーム・ガーズ、ロンドン
6.バッジーニ:妖精の踊り
ヤン・クーベリック(ヴァイオリン)
(ヤン・クーベリックの声)
URNE(壺)第3番ー1912
ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
7.第1楽章:アレグロ・マ・ノン・トロッポ
ムジーク・ドゥ・ラ・ギャルド・レピュブリケーヌ
8.サラサーテ:サパテアード(スペイン舞曲Op.23-2)
ヤン・クーベリック(ヴァイオリン)
9.ショパン:ワルツ変ロ長調Op.34-1
イグナツィ・ヤン・パデレフスキ(ピアノ)
ヴェルディ:アイーダ第1幕
10.清きアイーダ
エンリコ・カルーソ(テナー)
ヴェルディ:オテロ第2幕
11.クレド
パスクァーレ・アマート(バリトン)
ワーグナー:ローエングリン第3幕
12.グラール聖杯の物語(はるかな国に)
パウル・フランツ(テナー)
13.ケーネマン:Ballade du roi:Kak koro' sel na vojnyOp.7-6
フェドール・シャリアピン(バス)
ヴェルディ:リゴレット第3幕
14.四重唱:愛する美しいおとめよ
エンリコ・カルーソ(テナー)、アントニオ・スコッティ(バリトン)
ベッシー・アボット(ソプラノ)、ルイーズ・ホーマー(コントラルト)
プッチーニ:ラ・ボエーム第4幕
15.四重唱:さようなら、朝の甘い目覚めよ
ジェラルディン・ファーラー(ソプラノ)、エンリコ・カルーソ(テナー)、
アントニオ・スコッティ(バリトン)、ジーナ・ヴィアフォラ(コントラルト)
ドニゼッティ:ランメルモールのルチア第2幕
16.六重唱:じゃすまるのはだれだ
エンリコ・カルーソ(テナー)、アントニオ・スコッティ(バリトン)、
マルセル・ジュルネ(バス)、マルチェラ・センブリッチ(ソプラノ)、
ジーナ・セヴェリナ(コントラルト)、フランチェスコ・ダッディ(テナー)
(マルセル・ジュルネの声)
17.アルディーティ:魔法使い
マリア・ガルヴァニー(ソプラノ)
モーツァルト:フィガロの結婚第1幕
18.カヴァティーナ:恋はどんなものかしら
ネリー・メルバ(ソプラノ)
URNE(壺)第4番ー1912
19.ボッケリーニ:アレグレット
フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)
グノー:ファウスト第1幕
20.カヴァティーナ:Le veau d'or est toujours debout
マルセル・ジュルネ(バス)
CD3
ロッシーニ:セビーリャの理髪師第1幕
1.カヴァティーナ:今の歌声は心にひびく
ルイザ・テトラッツィーニ(ソプラノ)
グノー:ロメオとジュリエット第2幕
2.カヴァティーナ:ああ、太陽よ昇れ
レオン・カルマニョーラ(テナー)
グノー:ファウスト第3幕
3.カヴァティーナ:Salut, demeure chaste et pure
レオン・カルマニョーラ(テナー)
ラロ:イスの王第3幕
4.オバド:愛する者よ、今はもう
レオン・ベイル(テナー)
マスネ:ヴェルテール第2幕
5.Un autre est son epoux…J'aurai sur ma portrine
レオン・ベイル(テナー)
6.アーン:Le cimetiere de campagne: J'ai revu le cimetiere du beau
pays d'Amberieux
レイナルド・アーン(バリトン & ピアノ)
ヴェルディ:リゴレット第2幕
8.Paix, voici le bouffon
9.Courtisans, race vile
ダヴィド・ヴィニー(バリトン)
サン=サーンス:サムソンとダリラ第2幕
10.あなたの声にわが心は開く
スザンヌ・ブローリィ(メゾ・ソプラノ)
マッセ:Les saisons第3幕
11.Celle pour qui de ton ame le souvenir doit s'effacer
スザンヌ・ブローリィ(メゾ・ソプラノ)
(スザンヌ・ブローリィの声)
ベルリオーズ:ファウストの劫罰第4部
12.ロマンス:D'amour, l'ardente flamme
ベルテ・オーグス・ドゥ・モンタラン(ソプラノ)
マスネ:ヴェルテール第1幕
13.私たちは別れなければなりません
レオン・ベイル(テナー)、スザンヌ・ブローリィ(メゾ・ソプラノ)
ヴェルディ:椿姫第1幕
14.Quel trouble en vain je voudarais m'en defendre
15.Folie, folie, oh! Je suis insensee
ルチェッタ・コルソフ(ソプラノ)



<VIRGIN CLASSICS>
VC-2166212 \1980
ジャルスキー/オピウム(阿片)-フランスのメロディ
1.アーン:クロリスに
2.シャミナード:ソンブレロ(1894)
3.マスネ:悲歌(1869)**
4.フォーレ:ネルOp.18-1(1880)
5.ショーソン:蜂雀Op.2-7
6.フォーレ:秋Op.18-3(1880)
7.シャミナード:ミニョン(1894)
8.アーン:はなやかな饗宴(1892)
9.ショーソン:リラの花咲く頃
10.ショーソン:蝶々Op.2-3
11.カプレ:Viens, une flute invisible soupire(1900)***
12.ショーソン:時の女神Op.27-1
13.アーン:離れ家に閉じ込められたとき
14.アーン:捧げ物(1891)
15.サン=サーンス:
渦巻き「阿片の夢想」Op.26-6(「ペルシャの歌」(1870)より)
16.ドビュッシー:ロマンス第2曲(「2つのロマンス」(1891)より)
17.デュカス:ロンサールのソネット
18.マスネ:スペインの夜(1869)
19.ルクー:墓にて(「3つの詩」第1番(1892))
20.サン=サーンス:Violons dans le soir(1907)*
21.フランク:夜想曲(1884)
22.デュポン:Les donneurs de serenade(Mandoline)(1901)
23.ダンディ:海の歌Op.43
24.アーン:いみじき時(「灰色の歌」第5番)
フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー)
ジェローム・デュクロ(ピアノ)
*ルノー・カピュソン(ヴァイオリン)
**ゴーティエ・カピュソン(チェロ)
***・エマニュエル・パユ(フルート)
スター・カウンタテナー、ジャルスキーのフランス歌曲アルバム
現代フランスの名手達をゲストに新たなレパートリーへの挑戦、08秋の来日公
演でも絶賛を受けました。ジャルスキーが世界的評価を受けているバロック作
品から離れ、本人が自分の声質にフィットするフランス歌曲作品を選曲、学生
時代に集中的にレッスンを受けた作品でもあります。ゲストには彼にリサイタ
ルでフランス歌曲を取り上げることを進めたR.キャプソン他最も注目されるフ
ランス系の名手達を迎えて完成。刺激にみちた新録音です。
ジュエル・ケース 44Pブックレット

<Sony Music>
8869739189-2 \1780
ウォルフ:歌曲集
1 「ゲーテ歌曲集」より第29番「アナクレオンの墓」
2 「メーリケ歌曲集」より第42番「おとめの初恋の歌」
3 「メーリケ歌曲集」より第2番「子供と蜜蜂」
4 「メーリケ歌曲集」より第3番「夜明け前の楽しいひととき」
5 「メーリケ歌曲集」より第9番「つきることのない愛」
6 「メーリケ歌曲集」より第7番「捨てられた娘」
7 「メーリケ歌曲集」より第8番「めぐりあい」
8 「ゲーテ歌曲集」より第5番「ミニョンその1」
9 「ゲーテ歌曲集」より第6番「ミニョンその2」
10 「ゲーテ歌曲集」より第7番「ミニョンその3」
11 「ゲーテ歌曲集」より第9番「ミニョンの歌 君よ知るや南の国」
12 「アイヒェンドルフ歌曲集」より第7番「ジプシーの少女」
13 「アイヒェンドルフ歌曲集」より第15番「災難」
14 「アイヒェンドルフ歌曲集」より第8番「夜の魔力」
15 ハイネ・シェークスピア・バイロンによる4つの詩より
「眠りなき者の太陽」
16 ハイネ・シェークスピア・バイロンによる4つの詩より「どんなに美しい
ものも類なく」
17 「メーリケ歌曲集」より第12曲「世をのがれて」
18 「メーリケ歌曲集」より第13曲「春に」
19 「メーリケ歌曲集」より第36曲「さようなら」
20 「メーリケ歌曲集」より第39曲「心よ考えよ」
21 「メーリケ歌曲集」より第15曲「旅路」
昔の歌「ケラーの6つの詩」
22 第1曲「お入りなさい、けだかい戦士たち」
23 第2曲「恋人はフィンクのように歌う」
24 第3曲「明るい月の何と輝かしく」
25 第4曲「炭焼きの女房は酔っている」
26 第5曲「朝霧のなかを私はさすらう」
27 第6曲「お前 乳飲み子よ」
アンゲリカ・キルヒシュラガー(Ms)

8869743159-2 \1780
1 メンデルスゾーン:無言歌第1巻 作品19bより第1番ホ長調
2 メンデルスゾーン:無言歌第3巻 作品38より第6番変イ長調
3 メンデルスゾーン:厳格な変奏曲ニ短調 作品54
シューベルト:即興曲集D.946
4 即興曲第1番変ホ短調
5 即興曲第2番変ホ長調
6 即興曲第3番ハ長調
ブラームス:6つの小品 作品118
7 間奏曲イ短調
8 間奏曲イ長調
9 バラード ト短調
10 間奏曲ヘ短調
11 ロマンスヘ長調
デイヴィッド・テオドール・シュミット(P)

8869743303-2 2枚組 \2180
メンデルスゾーン:
ヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64
ピアノ三重奏曲第1番ニ短調作品49
ピアノ三重奏曲第2番ハ短調作品66
レオニダス・カヴァコス(Vn)
デメンガ,パトリック・デメンガ(Vc)
エンリコ・パーチェ(P)
カメラータ・ザルツブルク

8869738621-2 \1780
1-3 シューベルト:アルペジオーネ・ソナタイ短調 D.821
4 メンデルスゾーン:無言歌集第3巻より「デュエット」
5 メンデルスゾーン:12の歌 作品8より「緑の中に」
6 メンデルスゾーン:6つの歌 作品34より「ズライカ」
7 メンデルスゾーン:6つの歌 作品71より「葦の歌」
8 メンデルスゾーン:12の歌 作品8より「魔女の歌」
9 シューマン:「ミルテの花」作品25より「君は花のごとく」
10 シューマン:「5つの歌」作品40より「裏切られた恋」
11 シューマン:「ミルテの花」作品25より「献呈」
12 シューマン:「恋の調べ」作品101より「私の美しい星」
13 シューマン:「ミルテの花」作品25より「ヴェネツィアの歌」
14 シューマン:「リーダークライス」作品39より「月の夜」
15 シューベルト:「白鳥の歌」D.957より「セレナード」
16 シューベルト:秋 D.945
ニルス・メンケマイアー(ヴィオラ)
ニコラス・リンマー(ピアノ)

8869743160-2 \1780
1-4 メンデルスゾーン:八重奏曲変ホ長調 作品20(4手ピアノ版)
5-8 メンデルスゾーン:交響曲第1番ハ短調作品11
(4手ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための)
タル&グロートホイゼン(ピアノ)

<NAXOS> 各1枚 \1000
8.572095
トヴェイト: 管楽合奏のための音楽集
1-3.シンフォニア・ディ・ソフィアトーリ
4.クリスティアン・フレデリック王子の名誉行進曲
5.ブルックの古いミル/6.自由への賛歌
7-11 .シンフォニエッタ・ディ・ソフィアトーリ Op.203
12-20.ハルダンゲルの 100の旋律 Op.151より(ノードハゲン編)
〈第2組曲「15の山の歌」より/第4組曲「結婚組曲」より/第5組曲「トロール」
より〉
演奏:ノルウェー王国海軍軍楽隊/ビャルテ・エンゲセト(指揮)
2008年はノルウェーの作曲家トヴェイト(1908-1981)の生誕100年でもありま
した。あまり知られていないですが、かなり気の毒なエピソードの多い人で
積雪によって書斎が倒壊し、その10年後、今度は自宅火事で焼失、書きため
た多くの作品が燃え尽きてしまったという悲運の作曲家です。 NAXOSでは彼
の作品を積極的に復興、録音していますが、このアルバムはそれらを吹奏楽
で演奏するというちょっと変わり種。夢のように儚くて美しい曲が、新たな
装いで甦る瞬間にぜひお立ち会いください。

8.570027
モーツァルト:管楽合奏による「魔笛」と「ティート」
1-18.魔笛…J.ハイデンライヒ(1753-1821)による管楽合奏版(序曲/私たちは
逃げましょう/私は鳥刺し/フム・フム・フム/可愛い子よ、お入りなさい/恋
を知る男たちは/何と美しい絵姿/この道はあなたを目的へと導いていく/何と
言う不思議な笛の音/ああ、何と美しい音色/徳と正義が/おお、イシスとオシ
リスの神よ/どうしたの?どうしたの?どうしたの?/誰でも恋の喜びを知っ
ている/再びようこそ/愛しい人よ、もうあなたにお会いできないのですか?/
娘か女か、パパゲーノはどちらがほしい/パ、パ、パ、パパゲーナ)
19-26.皇帝ティートの慈悲(抜粋)…J.トリーベンゼーによる管楽合奏版(序曲
/私を喜ばせるなら/ああ、やさしく抱き合おう/行進曲/この至高な帝位のた
だ一つの/ああ、これまでの愛に免じて/ああ、もし皇帝の座のまわりに/どう
か保たせたまえ、神々よ)
演奏:ザキソニアン・管楽アカデミー
1782年、時の皇帝ヨーゼフ2世によって設立されたウィーン王立吹奏楽団。そ
の高度な合奏能力に触発されて、当時流行のオペラの名アリアなどが数多く
編曲され、貴族たちの耳を楽しませたのです。その代表作がこれらの編曲集。
美しく巧妙につくられたアンサンブルスコアは、聴く喜びだけでなく、奏で
る楽しみをも促すのでしょう。どの曲も溌剌とした雰囲気がたまりません。

8.570544
バス・トロンボーンと吹奏楽のための作品集
1-3.ジェローム・ノーレ(1951-):深淵に光る星(マルク・リュース編)
4-12.マルク・リュース(1963-):めまい
13-15.エリック・エワゼン(1954-):
バス・トロンボーン協奏曲(ヴァージニア・アレン編)
16-18.マーク・ステッカー(1935-):2歩下がって
演奏:イヴ・バウアー(バス・トロンボーン)/フランス空軍軍楽隊/
クロード・ケメッケル(指揮)
これぞバス・トロンボーンの名技炸裂!のアルバムです。その深すぎる響き
のため、あまりソロとして用いられることのない楽器ですが、4人の作曲家に
よるこれらの曲を聴いてみると、とにかく凄すぎて眩暈さえ覚えるほどです。
ジャズっぽいノーレの曲、遊び心たっぷりのステッカーの曲(タイトルは彼の
名前のコラージュになっているとか)など多彩。この楽器についてはまだまだ
可能性は無限にありそうです。

8.559247
スーザ:吹奏楽曲作品集 第7集
1.アメリカ第一/2.大統領ポロネーズ/3.ライフル銃連隊/4.コングレス・
ホール/5.エル・カピタン/6.インタリオ・ワルツ/7.五十年祭/8.選ばれ
た花嫁/9.リヴァイヴァルの音色/10.いかさま師/11.シェリダンの旅行/
12.黒馬騎兵中隊/13.海軍予備役
演奏:ロイヤル・アーティレリー・バンド/キース・ブライオン(指揮)
「行進曲の王」として世界に君臨するジョン・フィリップ・スーザ(1854-1932)
は19世紀と20世紀の変わり目のアメリカに横溢する溌剌たるエネルギーを擬人
化することに成功した作曲家です。彼の作品はアメリカを代表するだけではな
く地球上のあらゆるものを元気にしてくれます。この第7集には、あまり聴く
機会のない「大統領ポロネーズ」や、まるでJ.シュトラウスの作品のように
洒落た「インタリオ・ワルツ」、スーザの自信作「50年祭」が収録されてい
ます。

8.570296
ウェーバー:序曲集
1.「オイリアンテ」序曲/ 2.「ペーター・シュモルとその隣人たち」序曲/
3.「オベロン」序曲/ 4.「幽霊の支配者」序曲/5.付随音楽「トゥーラン
ドット」のための序曲と行進曲より序曲と第2幕の行進曲/6.「プレチオーザ」
序曲/ 7.「シルヴァーナ」序曲/ 8.「歓呼」序曲/ 9.「アブ・ハッサン」
序曲/ 10.「魔弾の射手」序曲
演奏:ニュージーランド交響楽団/アントニ・ヴィト(指揮)
ロマン派初期の偉大なる作曲家ウェーバー。彼は生涯に数多くのオペラを作
曲しましたが、現在では「魔弾の射手」「オイリアンテ」「オベロン」など
の数曲ほどしか耳にする機会がありません。ここで聴ける序曲はどれも新鮮
で興味深いもの。とりわけトラック5の「トゥーランドット」の付随音楽の楽
しさと言ったら!元気一杯、名指揮者ヴィトの指揮でどうぞ。


8.570763
シベリウス:交響詩集
1.交響詩「夜の騎行と日の出」 Op.55/2.舞踏間奏曲第3番「パンとエコー」
Op.53a/3-6.「ベルシャザール王の饗宴」より組曲 Op.51〈東洋風の行列
/孤独/夜曲/カドラの踊り〉/7-8.2つの管弦楽作品集〈森の精/舞踏間奏曲〉
/ 9-12.付随音楽「死」 Op.44&62〈悲しきワルツ Op.44-1/鶴のいる風景
Op.44-2/カンツォネッタ Op.62a/ロマンティックなワルツ Op.62b〉
演奏:ニュージーランド交響楽団/ピエタリ・インキネン(指揮)
日本でも人気急上昇。インキネン得意のシベリウス(1865-1957)作品集です。
日本での演奏会に於いてアンコールで奏され大好評だった「悲しきワルツ」
のスタイリッシュな表現を聴くだけでもこの指揮者の並々ならぬ才能が伺い
知れるというものでしょう。どことなくエキゾチックな「ベルシャザール王
の饗宴」、神話の世界、北欧の夜明けなど表現力豊かなシベリウスの音楽が
生き生きと目の前に立ち現れます。

8.572076
ブレトン:アンダルシアの情景他
1-4.アンダルシアの情景〈ボレロ /ポロ/行列へのサエタ /サパテアード〉/
5.「グスマン・エル・ブエノ」より前奏曲/ 6.「ドロレス」より前奏曲/
7.「ガリン」より前奏曲とサルダナ/8.「テルエルの恋人たち」より前奏曲
/9.アルハンブラにて
演奏:マドリッド・コミュニティ管弦楽団/ミゲル・ロア(指揮)
現在ではほとんど忘れ去られてしまったサルスエラの巨匠、ブレトン(1850-
1923)の音楽。あまりにも親しみやすい音楽だったから、却って嫌われてしま
ったのでしょうか?1875年から 1896年(彼が最も名声を得ていた時期)に書か
れた4つの序曲もさることながら「アンダルシアの情景」の、いかにも。とい
ったスペイン臭さにまみれる楽しさと言ったら!これはもう「スペインのア
ンダーソン」とでも呼ぶ他ありません。トラック2がオススメです。

8.570798
ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲全集第5集
1-3.ファゴット協奏曲イ短調 RV497/4-6.ファゴット協奏曲ハ長調 RV473/
7-9.ファゴット協奏曲ヘ長調 RV491/10-12.ファゴット協奏曲ハ長調 RV466
13-15.ファゴット協奏曲ハ長調 RV469
16-18.ファゴット協奏曲ト短調 RV496
演奏:タマーシュ・ベンコーチ(ファゴット)/
ニコラウス・エステルハージ・シンフォニア/ベーラ・ドラホシュ(指揮)
イタリアにおける協奏曲の発展の中で、500もの作品を書いたヴィヴァルディ
(1678-1741)。その中のおよそ39がファゴット向けに書かれています。聴き手
には心地よいスリルをもたらすこれらの曲は、ソリストには優雅さと想像力と
恐ろしいまでの超絶技巧を要求するのです。オーケストラの中のファゴットの
音色は、まるで熱い鍋に香る柚子こしょうのような鋭いアクセントとなって
います。

8.570925
ロージャ:ヴィオラ協奏曲他
1-4.ヴィオラ協奏曲 Op.37/5-9.ハンガリー風セレナーデ Op.25〈行進曲/セ
レナーデ/スケルツォ /ノットゥルノ/ダンス〉
演奏:ギラド・カルニ(ヴィオラ)/ブダペスト交響楽団/
マリウス・スモリジ(指揮)
55年にも渡るハリウッド映画との関係にあってもロージャ(1907-1995)の「ハ
ンガリー精神」は全く消耗することはありませんでした。それはこの2作を聴
けば全ての人が思うでしょう。ヴィオラ協奏曲は1979年に若きズッカーマン
のために書かれた作品で、しなやかで収斂性のある楽想に満ちています。
「ハンガリー風セレナーデ」は特徴的なメロディを持ち、伸びやかで生き生
きとした音楽です。

8.570486
ハイドン:鍵盤楽器のための協奏曲集
1-3.オルガン協奏曲ハ長調 Hob.XVIII:1
4-6.ハープシコード協奏曲ハ長調 Hob.XVIII:5
7-9.オルガン協奏曲ハ長調 Hob.XVIII:8
10-12.ハープシコード協奏曲ヘ長調 Hob.XVIII:7
13-15.オルガン協奏曲ハ長調 Hob.XVIII:10
演奏:ハラルド・ヘーレン(オルガン)
ケティル・ハウサンド(ハープシコード)
ケルン室内管弦楽団/ヘルムート・ミューラー=ブリュール(指揮)
ハイドン(1732-1809)の協奏曲の中でもとびっきりの多彩さを有しているのが、
これらの鍵盤楽器のための作品でしょう。同時代の J.C.F.バッハのロココ風
趣味を併せ持つもの、モーツァルトのピアノ協奏曲に比肩する規模の大きい
ものなど汲めど尽きぬ魅力のある曲ばかりです。ここではハープシコード協
奏曲とオルガン協奏曲を収録しました。第5番を除いては、どちらの楽器で演
奏しても良いと指定されているこれらの曲ですが、オルガンをここまで軽や
かに演奏するのは難易度が高いだろうな。と想像してしまいます。

8.570788
ブルックナー:弦楽五重奏曲、弦楽四重奏曲他
1-4.弦楽五重奏曲ヘ長調(1878-79)/5.間奏曲ニ短調(1879)
6-9.弦楽四重奏曲ハ短調(1862)/10.ロンドハ短調(1862)
演奏:ファイン・アーツ四重奏団
ウィーンの著名なヴァイオリニスト、ヨーゼフ・ヘルメスベルガーの提案に
より書かれた弦楽五重奏曲は、あの第5番と第6番の交響曲と同じ時期に書か
れました。編成こそ小さいものの、これは紛れもなく「交響曲」の様相を呈
しています。何しろ第1主題を全部聴くまでもなく「ああ、これはブルックナ
ーだな」と心から感じる事ができるはずですから。ちなみに第2楽章のスケル
ツォはトラック5の間奏曲に置き換えて演奏してもいいのだそうです。もう少
し初期に書かれた弦楽四重奏曲はシューベルト風。

8.559306
コリリアーノ:ヴァイオリンとピアノのための作品集
1-4.ヴァイオリン・ソナタ/ 5.レッド・ヴァイオリンより「シャコンヌ」/
6.オスティナートによる幻想曲/7-12.レッド・ヴァイオリン奇想曲
演奏:イダ・ビーラー(ヴァイオリン)…1-4.5.7-12
ニーナ・ティックマン(ピアノ)…1-4.5.6
様々なジャンルの作品を発表し、そのどれもが高水準のクオリティを保持する
コリリアーノ(1938-)。彼の心の原点ともいえる「レッド・ヴァイオリン」の
一連の作品を含むヴァイオリン作品集です。若い頃の躍動的で力強い「ヴァ
イオリン・ソナタ」、ベートーヴェンの交響曲の1節とおぼしきメロディが素
晴らしい変容を遂げていく「幻想曲」も聴きものです。

8.559351
スミス: 室内楽作品集
1-3.ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ(1952-53)/
4-7.4つの練習曲(1952)/8-11.無伴奏ヴァイオリンのための組曲 (1948)/
12-13.インテルメッツォとカプリッチョ(1952)/14-16.ヴィオラとピアノの
ためのソナタ(1953)/17-22.6つのバガテル(1964)/23-25.ピアノ・ソナタ
(1954)/26.ヴァイオリンとピアノのための演奏会用小品
演奏:ジェフリー・グロスマン(ピアノ)…1-7.12-26/
サラ・ダーリング(ヴァイオリン )…1-3.26(ヴィオラ)…8-11.14-16
パソコンにおける最初の記譜法ソフトウェア・プログラム「SCORE」の開発者
として知られるリーランド・スミス(1925-)は、関心がコンピューターへ向く
以前には「普通の」音楽作品を書いていました。11歳より音楽を始め、ミヨ
ーやメシアンに学び、木管楽器奏者として長年活動し、並行して作曲もして
いたのです。とはいえ、1964年作の「6つのバガテル」のスコアは完全にコン
ピューターによって作成されたもの。常人には計り知れない頭の構造・・・
と感嘆しましょう。

8.559602
アドラー:音楽における詩、芸術および愛他
1-3.ピアノのための3つの前奏曲/ 4-9.音楽における詩、芸術および愛/
10-13.4つの作曲家の肖像/ 14-16.フルートとピアノのためのソナタ/
17.水深/18.パシファエ/19.ピアノ協奏曲第3番
演奏:ローラ・メルトン(ピアノ)…1-19/エリザベス・ファルナム(ソプラノ)
…4-9/キャロル・ウィンセンス(フルート)…4-9.14-16/ジョン・サンペン
(アルト・サクソフォン )…17/ロジャー・シュップ(パーカッション)…18
/ボーリング・グリーン・フィルハーモニー/エミリー・フリーマン・ブラ
ウン(指揮)
ドイツ生まれの作曲家、指揮者サミュエル・アドラー(1928-)。彼の名前はど
ちらかというとユダヤ音楽をアメリカ国内に広めた功績で知られているよう
です。しかし、ここで聴ける彼のオリジナル作品の多彩さは一言ではとても
語り尽くせません。躍動的で多動的なピアノ音楽、神秘的でしなやかな歌や
フルート・ソナタ。思わず身震いしたくなる雄大なピアノ協奏曲。聴けば必
ず心に衝撃が残るでしょう。

8.559614(CD+DVD) \2000
カーター:作品集
1.モザイク/2.風に書く/3.ゲーム/4.魔法にかけられた前奏曲/
5.スティープ・ステップス/6.フィガメント第1番/7.4つの感謝第2番「ゴッ
フレード・ペトラッシへの感謝」/ 8.フィガメント第2番「アイヴズ氏への
思い出」/ 9.4つの感謝第3番「ラプソディック・ミューシングス」/ 10.
ダイアローグドキュメンタリー「 2006年、トロントのエリオット・カータ
ー」(付属DVD)
録音風景…22'06"/モザイク… 12'48"/ダイアローグ… 15'13"
演奏:ニューミュージック・コンサート・アンサンブル
ロバート・エイトケン(指揮)
2008年12月に100歳のお誕生日を迎える驚異の作曲家エリオット・カーター
(1908-)。2007年にも7曲(!)の新作を発表するなど、生涯現役を謳歌してい
ます。そんなカーターの様々な年代の作品を集めたCDと、2006年に収録した
ドキュメンタリーの映像 DVDをセットにしたすぐれものがこれ。聴くだけで、
観るだけで元気になりそうなアルバムです。

8.570314
ラインベルガー:オルガン作品集第7集
1-3.ソナタ第17番変ロ長調 Op.181「幻想ソナタ」/ 4-5.前奏曲とフーガニ
短調 JWV10/6-11.モノローグ Op.162(第1番コン・モートハ長調 /第2番ポコ
・アジタートイ短調 /第3番アンダンテ・トランクィロホ長調 /第4番アンダ
ンティーノ変ホ短調 /第5番アンダンテ・アマービレト長調 /第6番ラルゴ・
エスプレッシーヴォ変ロ短調 )/12-15.ソナタ第18番イ長調 Op.188
演奏:ヴォルフガンク・リュプサム(オルガン)
19世紀のオルガン音楽の大作曲家、ラインベルガー(1839-1901)のオルガン曲
シリーズの第7集。今回は後期の傑作、第17番「幻想」と第18番を中心に収録
しています。第17番の冒頭は何やら結婚行進曲を思わせる音の動きで始まり
ますが、曲が進むにつれその独創性に圧倒されることでしょう。深い情緒を
たたえた第18番の導入部も美しさの極みです。そしてオススメは Op.162のモ
ノローグ。暗闇にともる温かい炎のような音楽とでも言いましょうか。じん
わり浸み入る小さな曲集です。

8.570492-93 2枚組
ローマン:12のフルート・ソナタ集
CD1:
1-5.ソナタ第1番ト長調/ 6-9.ソナタ第2番ニ長調/
10-14.ソナタ第3番ハ短調/ 15-20.ソナタ第4番ト長調/
21-27.ソナタ第5番ホ短調/ 28-32.ソナタ第6番変ロ短調
CD2:
1-4.ソナタ第7番ト長調/ 5-9.ソナタ第8番イ長調/
10-14.ソナタ第9番ハ長調/ 15-19.ソナタ第10番ホ短調
20-23.ソナタ第11番ト短調/ 24-27.ソナタ第12番ト長調
演奏:ヴェレーナ・フィッシャー(フラウト・トラヴェルソ )/
クラウス=ディーター・ブラント(バロック・チェロ )/
レオン・バーデン(ハープシコード)
ヘンデルと同時代のスウェーデンのヴァイオリニスト、作曲家ローマン(1694
-1758)(ルーマンとも表記される)のフルート・ソナタ集です。彼は若い頃と
壮年期にイギリスとオーストリア、ドイツに旅行し、ヘンデルのオーケスト
ラでヴァイオリンを弾くなど当時のヨーロッパの音楽を学んだ人です。帰国
後は宮廷楽団を指揮、ヘンデルの影響を受けた音楽を数多く作曲、演奏しま
した。この12曲のフルートソナタは極めて優美で洗練された様式美を持った
美しい作品です。

8.570504
ヴィラ=ロボス:ピアノ曲集第8集
1-6.実用の手引き X/7-12.実用の手引き XI/13.イベリカラーベ/14-18.
子どもの組曲第1集(1912)/19-22.子どもの組曲第2集(1913)/23-24.サント
ス侯爵夫人の嘆き(ピアノ編曲版)…世界初録音/25-51.実用の手引きIより
抜粋
演奏:ソニア・ルビンスキ(ピアノ)
ヴィラ=ロボス(1887-1959)のピアノ作品全集もいよいよ大詰め。あと2巻を
残すのみとなりました。中心となる収録曲は「実用の手引き」です。すでに
第5集(8.570008)でその一部が紹介され大好評を得た、彼のいわば「心の故郷」
の曲集とでも言いましょうか。子どもたちが歌うような単純な楽想の中に計
り知れないほどの深さを秘めた、独創性と愛に満ちた小品が「これでもか」
とばかりに詰まっています。まさにヴィラ=ロボスの最高傑作です。

8.570838
シューベルト:ドイツ語歌曲集第29集 さまざまな詩人たちへの歌曲
1.彼女が顔を赤らめるのを見たとき D.153/2.ミノーナ D.152/3.うずらの
さえずり D.742/4.指物師の歌 D.274/5.アーデルヴォルトとエンマ D.211
/6.朝の歌 D.381/7.夕べの歌 D.382/8.なぐさめ D.523/9.父親殺し D.10
演奏:フェルディナント・フォン・ボスマー(テノール)
ウルリッヒ・アイゼンロール(ピアノ)
シューベルト(1797-1828)歌曲集、今回のアルバムはあまり耳にすることのな
い作品が目白押しです。中でも注目したいのは、「アーデルヴォルトとエン
マ」でしょう。この608小節からなる長大なバラードに関しては、「あまりに
も説明的で長すぎる」という意見も出てきそうですが、至るところに散りば
められた劇的な表現と美しい対話は、やはり一聴に値するものでしょう。端
正な歌い口が魅力的なテノール、ボスマーの品の良い歌唱が魅力的です。

8.570741
レスピーギ:カンタータ「春」他
1-7.カンタータ「春」/ 8-11.アルメニアの詩人の語る4つの詩(アドリアーノ
による室内楽伴奏版)〈いいえ、お前の息子は死んでいない/お母さんは焼き
たてのパンのように/私は母、永遠の友/朝の輝き、公平な太陽〉/12-21.バ
レエ音楽「魔法の鍋」
Marco Polo 8.223595(1-11)、8.223346(12-21)より移行盤
演奏:リヒャルト・ハーン(バリトン)…1-7/ミロスラフ・ドヴォルスキー(テ
ノール)…1-7/ヤナ・ヴァラスコヴァ(ソプラノ)…1-7/ウラディミール・ク
ボウツィク(バス)…1-7/デニサ・スレプコウスカ(メゾソプラノ)…8-12/
スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団…1-7
スロヴァキア放送交響楽団… 1-7.12-21
スロヴァキア放送交響楽団のメンバー… 8-11
アドリアーノ(指揮)
ここに収録された3つの作品はそれぞれ独自の特色を持った興味深い作品です。
古代アルメニアの旋律を効果的に用いた、カンタータ「春」、こちらもアル
メニアの詩を用いつつも古い教会旋法のおかげで不思議な雰囲気を有してい
る連作歌曲、そしてロシアの作曲家たちに敬意を払った「魔法の鍋」。どれ
もが大胆な管弦楽法と色彩豊かな音色で聴き手を魅了します。「ローマ三部
作」だけがレスピーギ(1879-1936)ではありません。

8.501042 10枚組 \6000
ハイドン:ピアノソナタ全集
演奏:イェネ・ヤンドー

8.502400 25枚組 \12150
ハイドン:弦楽四重奏曲全集
演奏:コダーイ・クワルテット

8.503400 34枚組 \14580
ハイドン:交響曲全集
演奏:パトリック・ガロワ/ニコラス・ウォード/ヘルムート・ミュラー=
ブリュール/ケヴィン・マロン/ベーラ・ドラホシュ/
バリー・ワーズワース

8.111303 \1000
1-4.ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 Op.55「英雄」
5.「レオノーレ」序曲 第1番ハ長調 Op.138
6.「レオノーレ」序曲 第3番 Op.72a
録音: 1955年 10月 5-6日、12月 17日…1-4/1954年 11月 17日…5/
1954年 11月 18日…6 ロンドンキングスウェイ・ホール
演奏:フィルハーモニア管弦楽団/オットー・クレンペラー(指揮)
名演として名高いクレンペラーの“英雄”1955年録音の復刻です。彼の演奏
の特徴として「ゆったりとしたテンポ」が挙げられますが(晩年になるほどそ
の傾向は強い)この壮年期の録音でも、ハイテンションな音楽の作りのなかに
音の一つ一つを噛みしめるような表現は見てとれます。いつものことながら
オーバート=ソーンの復刻は見事な限り。もともと状態の良い音が更にくっ
きりと立ち現れます。

8.112011 \1000
グレート・ピアニスト・シリーズ/パデレフスキ 彼自身が選曲したアメリカ
・ビクター録音集 1914-1941年
1.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番「月光」より第1楽章/2.シューベ
ルト:4つの即興曲 Op.142より第3番変ロ長調/3.シューベルト=リスト:歌曲
編曲集第9番「セレナーデ」/ 4.ショパン:ワルツ第5番変ホ長調 Op.42/5.
ショパン:夜想曲第5番嬰ヘ長調 Op.15-2/6.ショパン:マズルカ第37番変イ長
調 Op.59-2/7.ショパン:マズルカ第38番嬰へ短調 Op.59-3/8.ショパン:エ
チュード第19番嬰ハ短調 Op.25-7/9.ショパン:エチュード第20番変ニ長調
Op.25-8/10.ショパン:エチュード第21番変ト長調 Op.25-9「蝶々」/ 11.メ
ンデルスゾーン:無言歌第6集 Op.67より「紡ぎ歌」/ 12.シューマン:幻想小
曲集 Op.12より第3番「どこへ」/13.リスト:3つの演奏会用練習曲より第2番
「軽やかさ」/ 14.ワーグナー=リスト:さまよえるオランダ人より「紡ぎ歌」
/ 15.ワーグナー(シェリング編):トリスタンとイゾルデ第1幕への前奏曲/
16.ラフマニノフ:幻想的小品集より前奏曲嬰ハ短調 Op3-2/17.ラフマニノフ:
前奏曲嬰ト短調 Op.32-12/18.ドビュッシー:前奏曲集第1巻より第12番「ミ
ンストレル」/ 19.パデレフスキ:旅人の歌 Op8より第3番「メロディ変ロ長
調」/20.パデレフスキ:古風なメヌエット/21.1941年、アメリカ・デビュー
50周年の記念挨拶
演奏:イグナツィ・パデレフスキ(ピアノ)
ポーランドのピアニスト、そして偉大なる政治家として知られるパデレフス
キ。ピアニストとしての彼は半世紀以上も、その華麗なる演奏で世界中を魅了
しました。人によっては、その過剰ともいえるルバート(テンポの揺れ)が悪
趣味と感じられることもあるようですが、注意深く聴いてみると、それがど
れほどまでに曲に微妙な陰影を与えているかが理解できるでしょう。
貴重な彼のキャリア初期の録音も含まれています。

8.112018 \1000
グレート・シンガーズ・シリーズ
マッコーマック第7集 1916-1918年アコースティック録音集
1.マッテイ:それは真実ではない/2.ラフ:セレナーデ/3.オッフェンバック:
舟歌/4.ワーグナー:朝はきらめき/5.クライスラー:子守歌 1915/6.バル
フェ:ボヘミアの娘より/7.レイ:君の微笑みは輝く/8.サイレス:愛、私の心
はここに/9.マーゲットスン:若いトミー/10.ボール:アイルランドの瞳ほほ
笑む時/11.フォーレ:十字架/12.アメリカ国歌/13.ハーバート:アイルラン
ド、わが父なる国/14.ガーバート:アイリーン/15.サンダーソン:ラッパを
吹き鳴らせ/16.ノヴェッロ:炉の火を絶やさず/17.エリオット:長い長い道
/18.ローア:あなたさえいれば、どこでも天国/ 19.フェラーリ:愛の虹/
20.フォーレ:十字架/ 21.ピアンタドーシ:微笑みで私を送って(1)/22.ピア
ンタドーシ:微笑みで私を送って(2)/23.メユール :父の土地/24.アリット
セン:神はわが光/25.サンダーソン:神は今宵わが息子たちと共に/26.ドレ
ル:あなたを我が家と呼ぼう
演奏:ジョン・マッコーマック(テノール)
フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)…2.3/他様々なアーティストたち
アイルランド生まれの大歌手マッコーマック・エディションの第7集です。有
名なマイスタージンガーの「朝はきらめき」(英語訳)を含むこの録音集から
は彼の愛国精神や、人の心を動かす感情表現の全てが伝わってきます。




<CELESTIAL HARMONIES>
13279-2 \2450
ドビュッシー:
前奏曲 第1集
1.デルフォイの舞姫
ドビュッシー:前奏曲集 第 1集&第 2集※日本語帯付き
2.帆
3.野を渡る風
4.音と香りは夕べの大気の中に漂う
5.アナカプリの丘
6.雪の上の足あと
7.西風の見たもの
8.亜麻色の髪の乙女
9.さえぎられたセレナード
10.沈める寺
11.パックの踊り
12.吟遊詩人
前奏曲 第2集
13.霧
14.枯れ葉
15.ビーノの門
16.妖精たちはあでやかな舞姫
17.ヒースの草むら
18.ラヴィーヌ将軍、風変わりな
19.月の光が降り注ぐテラス
20.オンディーヌ
21.ピックウィック氏をたたえて
22.エジプトの壺
23.交代する 3度
24.花火
ロジャー・ウッドウォード(ピアノ)
現代音楽のスペシャリストとして名高いオーストラリアのピアニスト、ロジャ
ー・ウッドウォード。リリースされたアルバムの多いことでも知られていて、
とりわけ DECCAよりリリースされた武満徹の作品集は、現在でも高い評価を受
けています。そんな彼ですが、実はバッハやスクリャビン、そしてドビュッシ
ー(1862-1918)も大得意。ここでも、彼がパデレフスキ、ラフマニノフの流れ
を汲むヴィルトゥオーゾであることを再認識させてくれる実にすばらしい演奏
を聞かせてくれます。




<LPO>
LPO-0036 \2100
バックス(1883-1953):ティンタジェル
ラフマニノフ(1873-1943):交響曲第 3番イ短調 Op.44
演奏:オスモ・ヴァンスカ(指揮)/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
すでに 100近くのリリース歴を持つオスモ・ヴァンスカ、 2007年の録音!シ
ベリウス、ニールセンでの圧倒的な名演に加え、最近ではベートーヴェンで
の革新的な解釈でも話題を呼んでいます。このロンドン・フィルハーモニー
との録音はバックスとラフマニノフ。伝説のイメージの中に熱烈な情熱を感
じさせるバックスの「ティンタジェル」と陰鬱で叙情的、そして濃厚なラフ
マニノフの交響曲第 3番という組み合わせはオーケストラの響きを大切にす
るヴァンスカにはぴったりの曲と言えるでしょう。全ての聴き手から称賛を
受けるに値する凄演です。




<CANARY CLASSICS>
CC06 \2480
エルガー:ヴァイオリン協奏曲ロ短調 Op.61
演奏:ギル・シャハム(ヴァイオリン)
デイヴィッド・ジンマン(指揮)/シカゴ交響楽団
45分を超える大作である、エルガー(1857-1934)のヴァイオリン協奏曲。地味
ながらも至るところに美しいメロディが散りばめられたロマンティックな作品
です。基本に忠実な第1楽章、濃厚で渋く瞑想的な第2楽章、そして冒頭から超
絶技巧が炸裂する第3楽章など聴きどころ満載です。シャハムのヴァイオリン
の音色の美しいこともいつもどおり。最近、その音楽的表現に一層磨きがかか
ったと噂されるジンマンの振るシカゴ交響楽団の決然とした響きが、渋い音楽
に光りを注ぎます。




<TOCCATA>
TOCC0073 \2450
トルミス:男声合唱のための作品集
1.アボリジニの歌/2-3.2つの献身 <私は歌いたい/星たち>/4.横風/
5.私たちの影(一度私たちが再現しよう)/6.Sampoの鍛造/7.監督とパガン
/8.嵐の海のための呪文/9-14.男たちの歌(抜粋 )/15.鉄の上の呪い
演奏:スヴァンホルム・シンガーズ
ソフィア・ソーダベルグ・エーバハート(指揮)
ヴェリヨ・トルミス(シャーマン・ドラム)
エストニア生まれの合唱音楽作曲家トルミス(1930-)の本領発揮と言った素晴
らしい 1枚です。男たちの声の持つ、豪快さと力強さ、そしてほんのり香る
色気などがバランスよく配置されたこれらの曲。どれもが息詰まるほどの緊
張感と高揚感に満ち溢れています。冒頭の曲と最後の曲で聞こえてくるシャー
マンドラムの音色にも注目。作曲家自身の手によるこの演奏は、まさに呪術
と祈りの音。ついつい引き込まれてしまうでしょう。



<ARTHAUS>
102145(DVD-Video) \3480
日本語字幕なし
ドヴォルザーク・チクルス第6集レクイエム Op.89
演奏:ルチア・ポップ(S)/エヴァ・ランドーワ(Ms)/ヨゼフ・プロチュカ(T)
/ペテル・ミクラシュ(B)
ペテル・アルトリヒテル(指揮)/プラハ交響楽団&合唱団
収録時間:110分
字幕:英語、独語、仏語、伊語
大好評、ドヴォルザーク・チクルスの第6集です。今回はスターバト・マーテル
と並ぶ大作、レクイエムです。ここで注目したいのが、ソリストたち、とりわけ
ソプラノを歌うルチア・ポップでしょう。この映像が収録された年の11月に、
54歳の若さで亡くなってしまった彼女の姿は涙なしに見ることは不可能です。恐
らくこの時には、かなり辛かったのでは・・・と推測されますが、残された命の
炎を燃やし尽くすかのように、最後まで神々しさを保ちこの大曲を歌いきってい
ます。

101325(DVD-Video) 2枚組 \5650
日本語字幕なし
ワーグナー:トリスタンとイゾルデ
演奏:トリスタン…リチャード・デッカー(T)
マルケ王…マレク・ウォジェコウスキ(Br)
イゾルデ…イオルダンカ・デリロヴァ(S)
クルヴェナール…ウルフ・パウルセン(Br)
ブランゲーネ…アレクサンダー・ペテルザマー(Ms)
ゴロー・ベルク(指揮)/デッサウ・アンハルト・フィルハーモニー
デッサウ・アンハルト劇場の男声合唱団
収録時間:224分
字幕 :英語・独語・仏語・西語・伊語
演出はヨハネス・フェルゼンシュタイン。ムダのない舞台演出は一見の価値あり
です。立ち姿が、どことなくマリア・カラスを思わせる美貌のソプラノ、デリロ
ヴァのイゾルデの燃え上がる色気、荒削りながらもぐいぐい押しの強いデッカー
のトリスタン。この2人の白熱した演技に魂を抜かれない者はいないはず。幾度
の来日公演でも好評を博す、若き指揮者ゴロー・ベルクは驚くほど手堅くこの濃
厚な音楽をまとめ上げています。

102153(DVD-Video) \3480
日本語字幕なし
オルガンの歴史第4集
収録時間:52分
字幕:西語
マニア垂涎、オルガンの歴史シリーズ第4集です。近代から現代の作品を収録、
こちらも興味深い映像が目白押しです。フランク、ヴィドール、レーガー、メシ
アン、ジャン・アランの作品とともにいよいよ複雑になるオルガンの音楽を紐解
いて行く過程は見るほどに興奮すること間違いなし。登場する演奏家たちは、
マリー=クレール・アラン、ルイ・ロビラール、ルネ・サオルジャン。限界に
挑むかのような白熱した演奏を聴かせます。




<PHOENIX EDITION>
PE-156 2枚組(1枚価格) \2450
メトネル:ピアノ作品集
CD1:
1-8.8つの情景画 Op.1/9-11.ソナタ三部作 Op.11/12-14.3つの小品 Op.31
CD2:
1-8.忘れられた調べ第 1集 Op.38(ソナタ「回想」/優美な舞曲/祝祭の舞曲/川
の歌/田舎風の舞曲/夕べの歌/森の舞曲/回想風に)/9-13.忘れられた調べ第2集
Op.39(瞑想/ロマンツァ/春/朝の歌/悲劇的ソナタ)
演奏:エカテリーナ・デルジャヴィナ(ピアノ)
最近、とみに愛好家の増えているメトネルの作品集です。ロシア生まれとは言う
ものの、母方も父方も祖先はドイツ人。晩年になってようやく正教に改宗したも
のの、やはりその音楽の根底にはドイツロマン派の影響が見受けられるのも彼の
音楽の特徴です。残された作品の多くはピアノ曲で、ロシア的哀愁を帯びた旋律、
堅固な形式感が複雑に入り組んだ豊かな音楽は、朝露に濡れた花びらのような
瑞々しさで聴き手を翻弄します。モスクワ・グネーシン音楽院の教授で、すでに
メトネルの権威として知られるエカテリーナ・デルジャヴィナの説得力ある解釈
には異論の唱える隙がありません。

PE-130 \2450
クジェネーク:室内オペラ「信頼の代償は?」
1-9.室内オペラ「信頼の代償は?」Op.111(クジェネーク自身の台本による)
10-12.ザウターの 3つの歌曲/13-16.4つの歌曲/17-19.3つの歌曲
演奏:イラナ・デイヴィッドソン(ソプラノ)/スーザン・マルッキ(ソプラノ)
/リチャード・クレメント(テノール)/クリストフェレン・ノムラ(バリトン)
/リンダ・ホール(ピアノ)
1945年に4人のメトロポリタン歌劇場の歌手たちの依頼によって書かれたこのオ
ペラ。当時の社会情勢などを考慮して、あくまでもオーケストラを使うことなく、
ピアノ1台で多彩な情景を表現することに尽力した作品(要するに安くあがる)で
すが、結局メトでは初演されることなく、1962年ザールブリュッケンで初めて日
の目をみました。 2組の夫婦の巧妙な掛け合いと、オケに匹敵するほどに雄弁な
ピアノ。既存のオペラの概念とは全く違う世界がここにあります。

PE-131 \2450
現代のホルン協奏曲集
1-2.フライジッツァー(1973-):ホルンと 11人のミュージシャンのための音楽/
3.ハイニシュ(1968-):キマイラ -ホルンと室内アンサンブルのための/4.シュテ
ルク(1968-):…暗黒の中の光の輝き -ホルンとアンサンブルのための/5-8.シュ
ヴェルツィク(1935-):アルプホルンと小管弦楽のための「ケルティック・スタイ
ル」/ 9.ピントス(1965-):フレンチホルンとアンサンブルのための協奏曲
演奏:ヌリ・グアルナシェッリ(ホルン)/アンサンブル“ディ・ライヒェ”/
ゴットフリート・ラブル(指揮)
2005年、ディレクター、ゴットフリート・ラブルと3人の作曲家、フライジッ
ツァー、シュテルク、ハイニシュ(彼らは親友です)が集結。“ディ・ライヒェ”
のために何かできないか相談しました。彼らは「新しい協奏曲」を書くことで
話がまとまり、選ばれた楽器がホルンだったというのです。 19世紀には重要な
役割を負っていたのに、20世紀になってからはあまり活躍の場もないホルンの
ために彼らは目もくらむばかりの超絶技巧を用いた作品を生み出しました。そ
のすばらしい芸術の結晶をウィーン放送交響楽団のメンバーであるグアルナシェ
ッリの名演でお聴きください。

PE-134 \1750
栄光と永劫処罰ヘリベルト・ブロイアーによるピアノ・デュオ編曲集
1.J.S.バッハ:パッサカリア BWV582/2.スヴェーリンク:変奏曲「わが青春はす
でに過ぎ去り」/ 3.ブクステフーデ:葬送の音楽/4-5.ブクステフーデ:前奏曲
とフーガト短調/ 6.モーツァルト:フリーメイソンのための葬送音楽 K477/
7.魔笛 K622より「コラール」/ 8-9.メンデルスゾーン:前奏曲とフーガニ短調
Op.37/10.ブラームス:コラール前奏曲より「おおこの世よ、私は汝より去らね
ばならぬ」/11-12.レーガー:序奏とパッサカリア
演奏:フリードリヒ・トーマス&ハンスヤコブ・ステームラー(ピアノ)
一見、あまり関連のなさそうな曲のラインナップですが、これを通して聴いてみ
るとまるで目からうろこが落ちるかのように、アルバムの存在価値がわかること
でしょう。本来なら華やかに響き渡るピアノ・デュオも、ここでは沈んだ音色に
終始します。過ぎゆくもの、去りゆくものに捧げる音楽集。重々しい響きの向こ
うに天の采配が見えてくるでしょう。

PE-143 \2450
トランペットとオルガンのための作品集
1.メシアン(1908-1992):ニワムシクイ/ 2.ツビンデン(1917-):ディアローグ
Op.50/3.ショスタコーヴィチ(1906-1975):パッサカリア Op.29/4-7.エベン
(1929-2007):窓/8.ジョリヴェ(1905-1974):アリオーソ・バロッコ/ 9.エスケ
シュ(1965-):エヴォケーションII/ 10.トマジ(1901-1971):クスコの聖なる週間
/ 11.ソーゲ(1901-1989):決して滅することはない/ 12.武満徹(1930-1996):
径-ヴィトルド・ルトスワフスキの追憶に
演奏:ラインホルト・フリードリヒ(トランペット)
イヴェタ・アプカルナ(オルガン)
あまり聴く機会のないトランペットとオルガンの共演です。それも選ばれている
のは、すべて20世紀以降の作品という興味深いもの。共に「神の声」である2つ
の楽器の織りなす不思議な響きと、まばゆいばかりの音のきらめき。これは思い
がけず深い感銘をもたらすことでしょう。名手ラインホルトの超絶技巧が炸裂す
ることは言うまでもありません。

PE-149 \2450
アッシジのクリスマス・カンタータ集
1-5.メラーニ(1639-1703):ソナタ第5番/6-9.ポルポラ(1686-1768):ソプラノ
・ソロのためのモテット「輝く星」/ 10-17.ベネデッティ(1683-1746):羊飼い、
あるいは汝/ 18-22.デル・フィナル(1700頃):モテット「歓喜のように」/
23.ベネデッティ:サルヴェ・レジーナ/ 24-26.ラッツァーリ(1678-1754):生誕
のためのモテット/ 27-32.コレッリ(1653-1713):合奏協奏曲「クリスマス協奏
曲」Op.6-8
演奏:ルート・ツィーザク(ソプラノ)/ラインホルト・フリードリヒ(トランペッ
ト)/インゲボルク・ダンツ(アルト)/ラルテ・デル・モンド
ヴェルナー・エールハルト(指揮)
各地の図書館が所蔵する過去700年に及ぶ資料のなかから「知られざる作品」を
探しだし録音するプロジェクトの一つが ,この「アッシジのクリスマス」です。
聖地として知られるアッシジはナポリ音楽の伝統に影響を受けつつも(その地の
ほとんどの音楽家はナポリから来ていた)独自の文化を育んできました。コレッ
リ以外の名前は、ほぼ無名と言っても差支えありませんが、どの音楽も優美で
敬虔。クリスマスの喜びを心から歌い上げています。




<DACAPO(MARCO POLO)>
8.226056 \1780
タヴァナーとチューダー朝の音楽第2集 "汝三位一体に栄光あれ "
1.神よ感謝します/2.フェアファックス:マニフィカト・レガーレ/ 3.ベネディ
クタ・シット/4.タヴァナー:グロリア/ 5.ホワイト:主して日なるキリスト
(III)/6.主よ、御身は祝福されたもう/7.タヴァナー:クレド/8.ホワイト:主
して日なるキリスト(IV)/9.汝三位一体に栄光あれ/10.タヴァナー:サンクトゥ
ス/ 11.タヴァナー:ベネディクトゥス/ 12.バード:光なり日なるキリスト/
13.燃えるような太陽が離れゆくとき/14.タヴァナー:アニュス・デイ/15.タリ
ス:光の消ゆる前に
演奏:アルスノヴァ・コペンハーゲン/ポール・ヒリアー(指揮)
第1集も好評だった「タヴァナーとチューダー朝の音楽」の第2集です。本当に純
粋で美しいハーモニーで歌われるシンプルな聖歌と、16世紀に活躍した音楽家た
ちの賛歌を併せて演奏するという試みはここでも大成功。聴き手の精神を根底か
ら揺さぶるような原始的な感動に包まれること間違いありません。

8.226525 \1780
モーテン・オルセン(1961-):イン・ア・サイレント・ウェイ
1.カタ/2.イン・ア・サイレント・ウェイ/ 3-8.ORYQ(ゆっくりと/とてもとて
もゆっくり/少し重々しく/とてもゆっくり/うるさく/ゆっくりと)/9.イクトゥス
演奏:エスビェア・アンサンブル/クリストファー・オースティン(指揮)
現代デンマークで繁栄している音楽を見ると、たくさんの才能がひしめき合って
いるため、どんな事でも可能であるような錯覚を覚えるかもしれません。中でも
傑出した才能を有しているのがこのオルセンです。彼の審美眼の確かさはここに
収録された4つの作品にも明らかです。様々な音をあちこちに置いてその価値を
一つ一つ確かめるかのような「イン・ア・サイレント・ウェイ」は偏執的で倒錯
的な快感にまみれたい時に良い音楽のような気がします。伝統にとらわれない新
しいものを探すことの喜びを。

8.224709 \1780
レイフ・カイサ(1919-2001):
1.交響曲第1番(1937-38)/2-5.交響曲第4番(1945-63)
演奏:オルボア交響楽団/マティアス・アシュバッハー(指揮)
デンマークの作曲家、レイフ・カイサは数多くのオルガン作品と4つの交響曲で
知られています。輝かしい経歴の途中で僧籍に入ってしまったのですが、それま
ではデンマークの若き才能の中でピカイチの存在でした。第 1番の交響曲は19歳
の時の作品。4つの部分からなる単一楽章の短い曲ですが、同時期の作曲家たち
の作風とは明らかに違う独自性の高い響きを持ち、かつ決して聴きにくいもので
もない優れものの音楽です。第4番は巨大な規模の堂々たる作品。特に陰鬱で荘
厳な第3楽章が聴きどころです。




★NAXOS DVD 音楽の旅シリーズ
2.110527(DVD-Video) \2100
音楽の旅シリーズ イギリス
収録曲:エルガー:創作主題による変奏曲「エニグマ(謎)」/弦楽のためのセレ
ナーデ/威風堂々/愛のあいさつ

2.110528(DVD-Video) \2100
音楽の旅シリーズ ロンドン
収録曲:ハイドン:ロンドン交響曲より

2.110529(DVD-Video) \2100
音楽の旅シリーズ スコットランド
収録曲:メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」/交響曲第 番イ短調「ス
コットランド」

2.110530(DVD-Video) \2100
音楽の旅シリーズ ロシア
収録曲:チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調/弦楽のためのセレナーデ

2.110531(DVD-Video) \2100
音楽の旅シリーズ チェコ
収録曲:スメタナ:連作交響詩「わが祖国」/ドヴォルザーク



<CPO>
777183-2 4枚組 \5000
ヴェレス(1885-1974):交響曲全集
CD1.交響曲第1番&第8番、交響的エピローグ
CD2.交響曲第2番&第9番
CD3.交響曲第3番&第5番
CD4.交響曲第4番,第6番&第7番
演奏:ウィーン放送交響楽団/ゴットフリート・ラプル(指揮)
ウィーンの作曲家、エゴン・ヴェレスの位置づけは、シェーンベルク、ベル
ク、ウェーベルンなどの「新ウィーン楽派」と同じあたりにあるでしょう。
しかし、彼は十二音などにも関心を示したものの、結局のところはもう少し
わかりやすい劇音楽などを多く書き、独自の音楽路線を貫いたのでした。こ
こでは彼の9曲ある交響曲を全て網羅。豊かでダイナミックな響きに満ちたロ
マン派風の初期の作品から、無調とも言える後期の作品まで彼の作風の変遷
をじっくりお楽しみください。ちなみに「皇紀二千六百年に捧ぐ」を書いた
シャンドール・ヴェレシュとは別の人です。

777223-2 \2450
レズニチェク(1860-1945):交響曲第1番「悲劇的」-祈りと贖罪の歌
演奏:マリナ・プルデンスカヤ(メゾ・ソプラノ)
フランクフルト・ブランデンブルク州立オーケストラ
フランク・ベールマン(指揮)
チェコ系オーストリアの作曲家、レズニチェクは歌劇指揮者としてドイツを
中心にヨーロッパ各地で活躍した人です。多くの作品を残していますが、現
在知られているのは、歌劇「ドンナ・ディアナ」の序曲くらい。他の作品は
戦争中に散逸してしまい、ここに収録された交響曲第1番も 90年間行方がわ
からなかったものです。この交響曲第1番は、絶えず繰り返される強迫観念
のようなメロディを持つ、声楽と大編成(タムタムも使用)のオーケストラの
ための作品です。「悲劇的」というタイトルがなくともこの音楽の本質を理
解することは容易いでしょう。狂気と崩壊を孕んだウィーン世紀末の特色を
備えた作品です。

777231-2 \1700
オンスロウ(1784-1853):ピアノ三重奏曲全集第2集
1.ピアノ三重奏曲 Op.83/2.ピアノ三重奏曲 Op.3-2
演奏:カスケード三重奏団
第1集(777230-2)に続くオンスロウの三重奏曲第2集です。 1850年代に書かれ
た Op.83はその長さと抒情性(時折メンデルスゾーンの作品を思い起こさせる)
が際立つ作品で、初期のものに比べ格段に深い音楽性を感じさせる名作です。
しかし、1807年に書かれた初期の Op.3の初々しい個性も捨てがたいもので、
ベートーヴェンの影響も見え隠れする溌剌とした音楽に仕上がっています。
今回もカスケード三重奏団の流麗な演奏が耳に残ります。

777255-2 \2450
レントヘン(1855-1932):交響曲第10番 他
1.交響曲第10番イ調/ 2.ノルウェイ民謡によるバラード/3.海での歌 Op.45
/4.古いオランダの舞踏曲 Op.46
北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団
ダーヴィッド・ポルセライン(指揮)
レントヘンは生涯に20曲の交響曲を書きましたが、この第18番がもっとも長
く、また驚くほどに古典的な様式で書かれています。あまりにも印象的なト
ランペットのファンファーレに導かれた壮麗な第1楽章(合いの手のティンパ
ニがまた絶妙 )は、まるで祝祭的なバロック音楽を聴いているかのような錯
覚にとらわれることでしょう。他の収録曲は、ゆったりとした「ノルウェイ
民謡によるバラード」、描写的な「海での歌」、快活な「古いオランダの舞
踏曲」。どれもが穏健で美しい作品です。

777301-2 \1700
テレマン(1681-1767):3つの演奏技法用トリエットと 3つのスケルツォ
1.トリオとスケルツォ TWV42:d1、D3/2.トリオとスケルツォ TWV42:G1、A1
/3.トリオとスケルツォ TWV42:a1、d3/4.四重奏曲 TWV43:a1&d3
演奏:パルナッシ・ムジチ(オリジナル楽器使用)
1731年に刊行された、この作品は今までの彼の作品とはまた違う特異なジャ
ンルを形成したものとして知られています。それ以前には、このような組曲
にスケルツォを用いることはなかったのですが、ここでテレマンはユーモア
に満ちたスケルツォを使い、音楽を活発ですばしこく、かつ優美なものとし
て表現することに成功したのです。2台のフルートで演奏されたものも良く知
られていますが、ここではオリジナル楽器を用いた典雅な響きをご満喫くだ
さい。

777331-2 2枚組 \4900
レハール(1870-1948):オペレッタ「青いマズルカ」
演奏:ヨハンナ・ストヨコヴィチ(S)/ユリア・バウアー(S)/ヨハン・ヴァイ
ゲル(T)/ヤン・コボウ (T)/ハンス・クリストフ・ベーゲマン(B-Br)/フラ
ンクフルト・ジンクアカデミー室内合唱団/フランクフルト・ブランデンブ
ルク州立管弦楽団/フランク・ベールマン(指揮)
レハールは自身の作品の中に地方色を盛り込むことが好きでした。それはハ
ンガリー風であったり、チェコ風であったり、中国風であったり。1920年、
彼が 50歳の時に作曲したこのオペレッタ「青いマズルカ」は題名通り、ポー
ランド風の台本を用いてます(中国風な一面も持ち合わせています)。ちょっ
としたサスペンスはあるものの、音楽は常に明るさを失うことなく、登場人
物たちはいつもダンスを踊っています。この宝石のような音楽は、初演時レ
ハールにすばらしい称賛をもたらしたのでした。表情豊かな歌い手たちが、
この隠れた名作に光りを当てます。

777369-2 \2450
ハンブルクの聖なる音楽集 1600-1800年 J.P.フェルチュ(1652-1732)
1.汝、異教徒の慰めよ/ 2.ベツレヘムへ向かって/3.我がいとしのイエス
/4.人々よ、長らく私を忘れるなかれ/5.偉大なる奇跡/6.深みより/7.罪
深き人は歩み寄り/8.恐らく彼は敬わぬ者の言葉を聞かぬ/9.人よ、その行
いは
ラ・カペラ・ドゥカーレ/ムジカ・フィアタ
ローランド・ウィルソン(指揮)
貿易都市として栄えたハンブルク。しかしながら、これは必ずしも芸術にとっ
て理想的な環境とは言えません。とは言え、長き伝統に支えられたこの大都
市には多くの人が集まり、音楽家たちを後援する有志も多数いたのでした。
1600年から 1800年はハンブルクの黄金時代と言ってもよいでしょう。
この頃に活躍したフェルチュはハンブルクで歌劇台本作家として活躍したの
ち音楽も書くようになったと言う面白い経歴を持っています。彼のオペラの
題材は聖書から取られた物が多いのも特徴的で、ここに収録された作品も宗
教曲であり、オペラアリアでもある極めて興味深いものです。

777370-2(SACD-Hybrid) 2枚組 \5900
北ドイツのオルガン作品集第 6集
トゥンダー(1614-1667)・ハッセ(1605-1670頃):オルガン作品全集
演奏:フリードハイム・フランメ(オルガン)
北ドイツのオルガンの旅、第 6集はトゥンダーとハッセの作品集です。トゥ
ンダーはリューベックの聖マリア教会の首席オルガニストを生涯に渡って務
め上げた人ですが、その生涯はほとんど知られておらず、作品も驚くほど僅
かしか残っていません。ちなみにトゥンダーの後任は彼の娘と結婚したブク
ステフーデが務めています。ハッセの生涯のエピソードもあまり知られては
いませんが、彼の影響は至るところに残っていて、その偉業は容易に想像す
ることが可能です。ここでは 1724年製の由緒あるオルガンを使用。その渋く
美しい響きに痺れること請け合いです。華麗な響きを極限までに再現した優
秀録音がとても魅力的です。

777384-2(SACD-Hybrid) \2950
ブラームス(1833-1897):オルガン作品全集
1.フーガ変イ短調/ 2.前奏曲とフーガイ短調/ 3.前奏曲とフーガト短調/
4.コラール前奏曲とフーガ「おお嘆き、おお心の苦しみ」/5.11のコラール
前奏曲
演奏:アンネ・ホルシュ(オルガン)
長きに渡る歴史を誇る聖ルパート教会は 2回の戦災をも免れた貴重な建物と
して知られています。ここのロマンティック・オルガンは宝石のような音色
に華麗さが加味された極めて独特な音色が特徴です。ブラームスのオルガン
曲は彼の全作品の中ではあまり脚光を浴びることのないジャンルですが、若
きオルガニスト、ホルシュの溌剌とした音楽性を得てこれらの作品の素晴ら
しさを丁寧にあぶり出すことに成功しました。もちろん素晴らしい録音を最
大限に生かした SACDの豊かな音色にも注目です。

777385-2 \2450
ブルッフ(1838-1920):スウェーデン舞曲集他
1.スウェーデン舞曲集 Op.63/2.ロシア民謡による組曲 Op.79b/3.スウェー
デン民謡によるセレナーデ Op.posth
SWRカイザースラウテルン放送管弦楽団
ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト(指揮)
ロマンティックなヴァイオリン協奏曲で知られるブルッフは、実は歌、特に
各地の民謡に強い関心を示していました。しかし、実際には歌曲としてより、
インストゥルメンタルの分野でその思いは結実したようです。このアルバム
には 2つの地方の民謡を元にした作品を収録。かわいらしさ、美しさ、多彩
さ、様々な要素を兼ね備えた魅惑的でロマンティックな音による情景です。

777389-2 \1700
メンデルスゾーン(1809-1847):弦楽五重奏曲
1.弦楽五重奏曲第1番 Op.18/2.弦楽五重奏曲第2番 Op.87
演奏:マンハイム弦楽四重奏団/ヨネ・カリウナイテ(ヴィオラ)
メンデルスゾーンの室内楽と言えばまず弦楽四重奏曲が知られていますが、
この弦楽五重奏曲も素晴らしい出来栄えです。彼の作品は作品の緻密な構成
に主眼を置くことより、自由な旋律の発展と調性の追及に力を注いでいます。
第1番は17歳の時の作品。柔軟で伸びやかな音に満ちています。第2番は晩年
(と、いっても36歳)の作品で、こちらは崇高な響きに溢れた力強い音楽です。
まるでベートーヴェンを思わせるようなこの曲のパワーを目の当たりにする
と、大方の人が抱いているメンデルスゾーンのイメージなどは、いとも容易
く崩れてしまうに違いありません。

777395-2 \1700
プフィッツナー(1869-1949):室内楽作品集
1.五重奏曲ハ長調 Op.23/2.六重奏曲ト短調 Op.55
演奏:アンサンブル・ウルフ・ヘルシャー
cpoレーベルで最も重要な位置を占めるのが、このプフィッツナーの作品群で
す。多くの作品を残しているものの、あまり録音に恵まれているとは言えな
い大作曲家の知られざる作品を掘り起こすことは、何という大きな喜びなの
でしょうか?この2つの室内楽作品は、彼の作曲上の手腕(特に対位の扱い)を
再認識させるにふさわしいものです。2台のヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、
ピアノのための五重奏曲、クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、
コントラバス、そしてピアノのための六重奏曲。どちらも聴き応えたっぷり
の重厚な作品です。

777424-2 \2450
ファッシュ(1688-1758):ドレスデンの序曲、シンフォニー、コンチェルト集
序曲 FWV K:F3&FWV K:A2/シンフォニー FWV M:A2&FWV M:G4/コンチェル
ト FWV L:F2& FWV L:D222
演奏:レサミ・ド・フィリッペ/ルドガー・レミ(指揮)
ライプツィヒで学び、ツェルプストの宮廷楽長を務めたファッシュは、バロ
ックから古典派への時代の転換期に当時の最新スタイルで音楽を書いた人と
して知られます。このアルバムは2008年、ファッシュの没後250年を記念して
制作されました。今まで未整理であった作品に、音楽学者ユゴー・リーマン
が作品番号を付与したことも彼の音楽の復興に一役買うことでしょう。緻密
で華やか、そして瀟洒な作品です。

777438-2 2枚組 \2500
ヘルツォーゲンベルク(1843-1900):作品集
CD1: 1.ピアノ四重奏曲ホ短調 Op.75/2.弦楽三重奏曲イ長調 Op.27-1
CD2: 1.ピアノ四重奏曲変ロ長調 Op.95/2.弦楽三重奏曲ヘ長調 Op.27-2/
3.チェロとピアノのための「伝説」Op.62
演奏:アンドレアス・フレーリッヒ(ピアノ)/ベルカント弦楽四重奏団
cpoレーベルが積極的に取り組んでいるのが、このヘルツォーゲンベルクの作
品リリースです。8年ほど前に最初のアルバムをリリースして以来、ブラーム
スの影に隠れてしまったこの魅惑的な作曲家の作品を伝播してきたのですが、
ここで再度価格を下げて、素晴らしい室内楽作品をご紹介いたします。

<Melodiya>
MELCD 1001077 6枚組 \5700
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集 ――
弦楽八重奏のための《2つの小品》Op.11*/ピアノ五重奏曲ト短調Op.57+
ボロディン・クヮルテット
〔ミハイル・コペルマン(ヴァイオリン)、アンドレイ・アブラメンコフ(ヴァ
イオリン)、ドミトリー・シェバリーン(ヴィオラ)、ワレンチン・ベルリンス
キー(チェロ)〕、スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)+、プロコフィエフ・
クヮルテット*
1945年の結成から60数年という世界でも類を見ない長大な歴史を持つロシア
の弦楽四重奏団、ボロディン・クヮルテット。アンサンブルの歴史そのもの
であり、結成当初から2007年まで生ける伝説として活躍を続けてきたチェリ
スト、ワレンチン・ベルリンスキーが去る2008年12月15日に83歳で逝去。
もちろんベルリンスキーがチェロを務めているこのショスタコーヴィチ全集
は、ドゥビンスキーとアレクサンドロフがヴァイオリン奏者だったオリジナ
ル・メンバー時代の選集録音(第1番-第13番)に続く全集録音であり、ボロディ
ン・クヮルテットの代表的名演の1つとして高く評価されてきたもの。
亡命したドゥビンスキーの後を継ぎ、現在はアンサンブルを離れて自ら弦楽
四重奏団を設立したコペルマンのヴァイオリンや、今は亡きベルリンスキー
のチェロ、そして「ピアノ五重奏曲」でのリヒテルのピアノなど、オリジナ
ル・メンバーの選集とはまた違った魅力を持った歴史的な全集である。
1978年-1983年の録音。紙製スリムボックス仕様。

<Brilliant Classics>
BRL 8909 8枚組 \3880
ヒストリカル・ロシアン・アーカイヴ シリーズ
マリヤ・ヴェニアミノヴナ・ユーディナ(pf)名演奏集
Disc. 1
J.S.バッハ:
半音階的幻想曲とフーガBWV.903、
平均律クラヴィーア曲集第1巻より第19番-第24番、
ヴァイオリンソナタ第3番BWV.1016
マリア・コゾルポヴァ(Vln)
Disc. 2
ハイドン:ピアノソナタ第62番Hob.XVI:52
モーツァルト:
デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲K.573、幻想曲K.397
ムソルグスキー:瞑想曲、涙、夢、スケルツォ 嬰ハ短調
Disc. 3
J.S.バッハ(リスト編):プレリュードとフーガBWV.543
リスト:バッハのカンタータ「泣き、歎き、憂い、怯え」の主題による変奏曲
ベートーヴェン:ピアノソナタ第5番、第32番
Disc. 4
ブラームス:
ラプソディOp.79-2、間奏曲Op.116-2、3つの間奏曲Op.117、
6つの小品よりOp.118-1-4、6
シューベルト:即興曲D.899-2、4、D.935-2
Disc. 5
タネーエフ:ピアノ四重奏曲Op.20、ピアノ五重奏曲Op.30
ベートーヴェン四重奏団
Disc. 6
プロコフィエフ:束の間の幻影より、チェロソナタOp.119
ドビュッシー:チェロソナタ
レフ・エヴグラフォフ、ナターリヤ・シャホスカヤ(Vc)
Disc. 7
ストラヴィンスキー:ピアノと管楽器のための協奏曲、サーカス・ポルカ
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮、ソビエト国立放送交響楽団
ルトスワフスキ:パガニーニ主題による変奏曲
マリア・ドロズドーワ(pf)
シマノフスキ:9つの前奏曲Op.1、変奏曲Op.3
Disc. 8
ヒンデミット:ヴィオラソナタOp.11-4
オネゲル:ヴィオラソナタ
フョードル・ドルジーニン(Vla)
シャポーリン:ピアノソナタ第2番
マルティヌー:端午節H.318、マラケ河岸の花束H.319
ジョリヴェ:マナより
※一部収録曲順番が入れ替われる場合があります。ご了承ください。

BRL 9007 2枚組 \1080
ミヨー:管弦楽曲集、ピアノ曲集
世界の創造、ブラジルの想い出より、屋根の上の牛、スカラムーシュ、
マルティーニクの舞踏会、エクスの謝肉祭、プロヴァンス組曲、
フランス組曲、パリ(4台のピアノのための6つの小品) 
レナード・バーンスタイン指揮、フランス国立管弦楽団
ジョルジュ・プレートル指揮、モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団
ミッシェル・ベロフ、ジャン=フィリップ・コラール、ノエル・リー、
クリスティアン・イヴァルディ(pf)

BRL 9011 3枚組 \1550
ルトスワフスキ:管弦楽曲集
ヴィトルト・ルトスワフスキ指揮、ポーランド国立放送交響楽団、他
交響曲第1番、第2番、交響的変奏曲、葬送音楽、管弦楽のための協奏曲、
ヴェネチアの遊び、オーケストラの書、ミ・パルティ、
13人の弦楽奏者のためのプレリュードとフーガ、
アンリ・ミショーの3つの詩、織り込まれた言葉、ポストリュード第1番

BRL 9016 4枚組 \2050
シェーンベルク:弦楽四重奏曲第1番-第4番、弦楽四重奏曲 ニ長調
ヴェーベルン:
弦楽四重奏のための5つの楽章、弦楽四重奏曲(1905)、
弦楽四重奏のための6つのバガテル、弦楽四重奏曲Op.28
ベルク:抒情組曲、弦楽四重奏曲Op.3
ラサール弦楽四重奏団

BRL 93785 5枚組
ゼレンカ:管弦楽曲集
5つのカプリッチョ、8つのコンチェルタントのための協奏曲 ト長調、
8つのコンチェルタントのためのシンフォニア イ短調、
7つのコンチェルタントのためのヒポコンドリー イ長調、
7つのコンチェルタントのための序曲 ヘ長調、6つのトリオソナタ
アレクサンダー・ヴァインコープ指揮、カメラータ・ベルン
ハインツ・ホリガー、モーリス・ブールグ(Obe)
サシュコ・ガヴリーロフ(Vln)クラウス・トゥーネマン(Fgt)
ルチオ・ブッカレッラ(Vc)クリスティアーネ・ジャコテ(Cemb)

BRL 93787 \540
リスト:ピアノソナタ ロ短調
ペトラルカのソネット第47番、第104番、第123番、
伝説より第1曲小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ
インデジ・サン(pf)
オランダの第7回国際フランツリスト・ピアノコンクールで優勝した中国出身
のピアニスト。今後日本でも注目されることが予想される。

BRL 93795 4枚組 \2050
ザ アート オブ ゲザ・アンダ(pf)
ベートーヴェン:ディアベリ変奏曲
シューベルト:ピアノソナタ第21番D.960
ショパン:
24の前奏曲Op.28、英雄ポロネーズ、練習曲Op.25-5、マズルカ第47番、第49番
リスト:ラ・カンパネラ、森のささやき、メフィストワルツ
シューマン:
クライスレリアーナ、ダヴィッド同盟舞曲集Op.6、幻想曲Op.17、
交響的練習曲Op.13(1943年録音、63年録音の2種類収録)

BRL 93803 7枚組 \3580
グリーグ:歌曲集
Disc. 1
4つのロマンス Op.15
「『王位要求者』よりのマルグレートの子守歌」「愛」
「ランゲランドの民謡」「母の嘆き」
ペールギュントからの3つの歌 Op.23
「ソルヴェーグの歌」「ソルヴェーグの子守歌」
「ペール・ギュントのセレナード」
6つの詩 Op.49
「勇める農夫の若者を見しや」「岩よ、おお波よ」
「ご婦人たちよ、お気に召すまま」「今、夕べは明るく」
「クリスマスの雪」「春のにわか雨」
5つの詩 Op.60
「小さなキルステン」「母は歌う」「待ちながら」「鳥のさえずり」
「そして私は恋人がほしい」
Disc. 2
4つのデンマーク語の歌「心の歌」Op.5
「茶色の二つのひとみ」「海の永遠の動きをあなたは知らない」
「君を愛す」「私の思いは巨峰のように」
12の歌 Op.33
「若者」「春」「傷ついた心」「コケモモの実」「河のほとりで」
「まぼろし」「老いた母」「最初のもの」「ルンダルネにて」
「破れた友情」「誠実」「到達点」
悲劇的な詩 Op.59
「私が死ぬとき」「ノルウェーのはげ山にて」「ある人に その1」
「ある人に その2」「さようなら」「あなたは地に眠る」
山の精に捕らわれた人 Op.32
Disc. 3
子供の歌 Op.61
「海」「クリスマス・ツリーの歌」「畑の歌」「漁夫の歌」
「駄馬への「おやすみ」の歌」「ノルウェーの山々」「祖国の詩」
歌曲集「山のむすめ」(Op.67に含まれないもの)
つばめ EG152 d、干し草畑で EG152 f、ヴェスレモイの不安 EG152 g、
不運な EG152 h、ヴェスレモイの憧れ EG152 j、牛の呼び声 EG152
歌曲集「山のむすめ」Op.67
「歌声」「ヴェスレモイ」「青い実のなる斜面」「出会い」「愛」
「やぎの踊り」「不吉な日」「小川のほとり」
クララの歌 EG124、愛する君 EG127、王女 EG133、ため息 EG134、
学校の朝の祈り EG139
Disc. 4
6つのドイツ語の歌 Op.4
「孤児」「朝露」「別れ」「狩人の歌」「古い歌」「彼らはどこへ行った」
4つの詩 Op.21
「初めての出会い」「お早う」「私は春に詩を捧げる」
「あなたの忠告に感謝する」
「山とフィヨルドより」による旅 Op.44
「プロローグ」「ヨハンネ」「ラングヒルド」「インゲビョルグ」
「ラグナ」「エピローグ」
6つのドイツ語の歌 Op.48
「挨拶」「いつの日か、わが思いよ」「世のなりゆき」
「沈黙した夜鳴うぐいす」「ばらの季節に」「夢」
ノルウェー Op.58
「帰郷」「ノルウェーへ」「ヘンリク・ヴェルゲランド」「旅人」
「移住者」
Disc. 5
あなたは海を見ている EG121
4つのドイツ語の歌 Op.2
「水車屋の娘」「灰色の雲にとざされ」「私は陰鬱な夢の中で」
「何が言えよう」
4つのデンマーク語の歌 Op.10
「感謝」「森の歌」「花の挨拶」「山に寄せる歌」
9つの歌 Op.18
「森の中の散歩」「彼女はとても色白だ」「詩人の最後の歌」「秋のあらし」
「詩作法」「若い樺の木」「小屋」「ばらのつぼみ」
「ヴェルハーヴェンへのセレナード」
6つの詩 Op.25
「吟遊詩人」「白鳥」「小句集」「睡蓮に寄せて」「亡き人」「鳥の歌」
金髪の少女1EG130、金髪の少女2EG138、狩人 EG157、復活祭の歌 EG146
Disc. 6
ロマンスとバラード Op.9
「ハープ」「子守歌」「夕暮れ」「別れ」
5つの詩 Op.26
「希望」「私は快い夏の夕べにさまよい」「希望に満ちて」
「早咲きの桜草とともに」「森の小道へ」
6つのロマンス Op.39
「モンテ・ピンチョより」「秘めた愛」「向こうの小高い草原へ」
「ばらに囲まれて」「若き花嫁の棺のそばで」「私が歌声をきくとき」
5つの詩 Op.69
「波に揺れる小舟」「私の息子に」「母の墓のそばで」
「かたつむり、殻から出ておいで」「夢」
5つの詩 Op.70
「エロス」「私は希望を持って人生を生きる」「輝く夜」
「おまえの道を選ぶとき、気をつけて」「詩人の歌」
歌う会衆 EG122、めでたし海の星よ EG150
Disc. 7
L.M.リンデマンの銀婚式のために EG135、ブルーベリー EG145、
クリスマスの子守歌 EG155、教会へ向かう娘 EG123、小さな男の子 EG129、
老嬢 EG142、白と赤のバラ EG137、兵士 EG125、涙 EG128、祖国の歌 EG151、
オダリスクは歌う EG131、たわいのない歌 EG147、娘さん EG141、
あの人を愛していた EG153、クリスマスツリーの下で EG144、
わたしの小鳥 EG126、選挙の歌 EG149、ハマルの廃墟に立って EG140、
ふつうの殿方 EG156、おんな悪魔に EG154、
総領事クリスチャン・トンスベルグに EG136
※一部収録曲順番が入れ替われる場合があります。ご了承ください。
マリアンネ・ヒシュティ(Sop)クリスタ・ファイレル(MS)
シェル・マグヌス・サンヴェ(Ten)クヌート・スクラム(Br)
ルドルフ・ヤンセン(pf)



<DUX Recording Producers>
DUX 0639 \2080
タンスマン:ヴァイオリン協奏曲集
5つの小品、バロック組曲
バルトシュ・カイラー(Vln)
マルチン・ナウェンチ=ニェショウォフスキ指揮、
ポドラシェ・ビアウィストク歌劇場管弦楽団

DUX 0657 \2080
モニューシェコ:ミサ曲集
ヘンリク・ウォナロフスキ指揮、
ワルシャワ・フィルハーモニック合唱団、他

DUX 0678 \2080
ペンデレツキ:室内合奏曲集
失楽園より「アダージェット」、シャコンヌ、アニュスデイ、他
ペンデレツキ指揮、シンフォニア・ヴァルソヴィア、他

DUX 0659 \2080
モーツァルト、シューベルト、他 歌曲
ダリウス・パラドウスキ(C-T) リサイタル

DUX 0677 \2080
LITTLE BIG MUSIC
ブリテン:フランクブリッジ変奏曲/ホルスト:セントポール組曲、他
マッシミリアーノ・カルディ指揮、シレジア室内管弦楽団

DUX 0679 \2080
エルシュビエタ・シコラ:独奏と電子工学
Orpheus Head II、Suite I、II、Reflets Irises
オフェール(Flu)シンプソン(Vc)ラチュウミア(pf)、他



<EINSATZ RECORDS>
EZCD 020 \2300
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
ポンセ:ヴァイオリン協奏曲
ヘンリク・シェリング(Vln)
エルネスト・ブール指揮、コンセール・コロンヌ
シェリングはこのシベリウスとポンセの協奏曲を幾度か録音しているが、こ
の録音は1951年、シェリング33歳時のものである。北欧とラテンという実に
ユニークなカップリングであるが、両曲とも後年の録音に比べ、スケール感
よりは若さが前面に出たストレートな演奏といえる。その点で我々が知る真
摯なシェリングとはひと味もふた味も違う、直情的ともいえるシェリングを
聴く事ができる。
原盤:仏DISCOPHILES FRANCAIS DF181-182からの復刻。録音:1950年初頭
国内盤仕様…日本語帯付、裏面の曲目トラックリストも日本語併記 簡単な
解説も封入しております




<Victor Creative Madia>
JM-XR 30004(XRCD) 2枚組 \4200
ブルックナー:交響曲第5番(原典版)
朝比奈隆(指揮) 東京都交響楽団
1980年9月3日、東京カテドラル聖マリア大聖堂、ライヴ録音





<TOWER RECORDS>
●Tower Records Original VINTAGE COLLECTION SPECIAL
PROA 232 \1000
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
シューマン:ピアノ協奏曲
マルタ・アルゲリッチ(pf)
チョン・ミュンフン指揮、
フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団

PROA 233 \1000
ツェムリンスキー:叙情交響曲
ユリア・ヴァラディ(Sop)
ディ-トリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ロリン・マゼール指揮、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

PROA 234 \1000
春は来たりぬ - 中世イタリアの音楽
ランディーニ:
春は来たりぬ、美しさとやさしさの、愛よ この乙女を、ああ いっておくれ、
いとしき人よ、黄金色に輝くお下げ髪は、いとしき人よ あなたの旅立ちは
作者不詳:
トリスタンの嘆き、トロット、2つのサルタレッロ、私が公爵を見ると、
マンフレディーナ、イスタンピッタ・ゲッタ、白い花
ピエロ:甘き望みを持ちて
ダ・テラーノ:ロゼッタ
ダ・フィレンツェ:犬を引き連れ、さあ おあげなさい
ダ・ボローニャ:私が不死鳥だった時
デイヴィッド・マンロウ指揮、古楽コンソート

PROA 235 \1000
スティーヴ・ライヒ:6台のピアノ
テリー・ライリー:インC
ピアノ・サーカス

PROA 236 \1000
ギャヴィン・ブライアーズ:タイタニック号の沈没
バラネスク四重奏団
イギリス実験音楽界の一翼ブライアーズの代表作 タイタニック号の犠牲者に
捧げたレクイエム


●Tower Records Original VICTOR HERITAGE GOLLECTION
NCS 631 4枚組 \3000
ブルックナー:交響曲選集
朝比奈 隆 指揮、大阪フィルハーモニー交響楽団、他
収録曲 第4番「ロマンティック」《ハース版》
日本フィルハーモニー交響楽団(1980.5.12)
第7番《ハース版》
東京交響楽団(1980.9.26)
第8番《ハース版》
大阪フィルハーモニー交響楽団(1980.10.24)
序曲 ト短調 
新日本フィルハーモニー交響楽団(1980.6.4) 
東京カテドラル聖マリア大聖堂録音

NCS 635 2枚組 \1500
諸井誠の世界(初CD化)
ピアノ協奏曲第1番、ピアノのためのαとβ作品12、以呂波譬喩八題、
尺八の為の音楽 尺八と弦楽合奏、打楽器の為の協奏三章、
対話五題-二本の尺八のために、竹籟五章尺八本曲
小林仁(pf)若杉弘指揮、読売日本交響楽団/酒井竹保(尺八)藤舎呂悦(小鼓)
望月太明一郎(大鼓)秋山和慶指揮、東京ゾリスデン、他

NCS 637 2枚組 \1500
日本の室内楽(初CD化)
林光:ラプソディー No.1、ラプソディー No.2
間宮芳生:セレナーデ、九人の奏者のための協奏曲
八代秋雄:弦楽四重奏曲
バーバー:弦楽四重奏曲 作品11
スカルソープ:弦楽四重奏曲第6番
黒沼ユリ子(Vln)林光(pf)/徳永二男(Vln)岩崎淑(pf)西内荘一(Vc)
平田恭子(Sop)秋山和慶指揮、東京ゾリスデン/巖本真理弦楽四重奏団、他

NCS 639 2枚組 \1500
豊田耕兒の芸術 Vol.3 -ヴァイオリンソナタ集(初CD化)
ベートーヴェン:
ヴァイオリンソナタ第9番「クロイツェル」、第5番「スプリング」
シベリウス:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ
シューマン:ヴァイオリンソナタ第1番
フランク:ヴァイオリンソナタ
豊田耕兒(Vln)ロサール・プロダック、イェルク・デムス(pf)




<Berlin Classics>
BC 1637 \2380
ピュア・メンデルスゾーン
メンデルスゾーン:ピアノ曲集
無言歌よりOp.53-3「胸騒ぎ」、Op.53-2「浮き雲」、Op.67-3「巡礼の歌」、
Op.30-6「ヴェネツィアの舟歌第2」、Op.67-5「羊飼いの訴え」、
Op.85-4「エレジー」、Op.19-1「甘い思い出」、Op.19-3「狩りの歌」、
Op.38-2「失われた幸福」、Op.102-2「追想」、Op.67-4「紡ぎ歌」、
ロンド・カプリチオーソOp.14、ピアノ小品ト短調、
アルバムの綴り「無言歌」Op.117、厳格な変奏曲Op.54、他
セバスチャン・クナウアー(pf)

BC 18463 2枚組 \2380(1枚価格)
ブルックナー:
ミサ曲へ短調、ミサ曲ホ短調(1882年版)、テ・デウム(1884年版) 
ハインツ・レーグナー指揮、ベルリン放送管弦楽団
マグダレーナ・ハヨーショバー、ローズマリー・ラング、
ペーター=ユルゲン・シュミット、
ヘルマン・クリスティアン・ポルスター、他

<TELARC>
CD80724 \2080
チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲Op.33
チャイコフスキー:奇想的小品
チャイコフスキー:夜想曲Op.19-4
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番変ホ長調Op.107
ズイル・ベイリー(チェロ)
サンフランシスコ・ バレエ管弦楽団 指揮:マーティン・ウェスト
アメリカの若き天才チェリスト、ズイル・ベイリーの記念すべきテラーク・
デビュー盤。チャイコフスキーの《ロココ風の主題による変奏曲》、《奇想
的小品》、《夜想曲》、ショスタコーヴィチの《チェロ協奏曲第1番》といっ
たロシアの名曲を多数収めた豪華ラインナップになっています。これらのロ
マンティックな名曲にぴったりな、天才ベイリーのダイナミックで爽快な情
熱にあふれたチェロの音色を、たっぷりお楽しみください。

CD80698 \2080
SACD60698(SACD-Hybrid) \3350
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集Op.8-1-4《四季》
ジェミニアーニ:
コレッリのソナタOp.5の編曲による合奏協奏曲第4番へ長調
同 第12番ニ短調《ラ・フォリア》
クリスティーナ・デイ・マーティンソン(ヴァイオリン) 
ボストン・バロック 指揮:マーティン・パールマン
1973年に鍵盤楽器奏者のマーティン・パールマンが創設したアメリカ最初の古
楽器アンサンブル、ボストン・バロック。以来規模を拡大して、現在はアメリ
カを代表する古楽器オケとして活動する彼らが、名曲中の名曲であるヴィヴァ
ルディの《四季》を遂にリリースします。また、古楽ヴァイオリン界の期待の
新星で、当盤がテラーク・デビューとなるクリスティーナ・デイ・マーティン
ソンの驚くべきソロの妙技にも要注目の1枚です。

SACD60013(SACD-Hybrid) \3350
SACDサンプラーVol.6(クラシカル)
(1)ヴォーン・ウィリアムズ:トーマス・タリスの主題による幻想曲(抜粋)
アトランタ交響楽団 指揮:ロバート・スパーノ
(2)ブリテン:シンフォニア・ダ・レクイエムOp.20
アトランタ交響楽団 指揮:ドナルド・ラクニルズ
(3)ガンドルフィ: THE GARDEN OF COSMIC SPECULATION
アトランタ交響楽団 指揮:ロバート・スパーノ
(4)ボッケリーニ:
小五重奏曲ハ長調Op.30-6《マドリードの夜景隊の行進》-第4楽章
ティモシー・リース(ヴァイオリン) 
シンシナティ・ポップス・オーケストラ 指揮:エリック・カンゼル
(5)ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調-第4楽章(抜粋)
フィルハーモニア管弦楽団 指揮:ベンジャミン・ザンダー
(6)ドゥメシュ:6つの練習曲Op.5-オクターヴス
キャメロン・カーペンター(オルガン)
(7)プロコフィエフ:交響曲第5番変ロ長調Op.100-第2楽章(抜粋)
シンシナティ交響楽団 指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
(8)プッチーニ:《ボエーム》-それでは本当にお終いなんだな
ノラ・アンセルム(ソプラノ:ミミ)
マーカス・ハドック(テノール:ロドルフォ)
ジョージア・ジャーマン(ソプラノ:ムゼッタ) 
ファビオ・マリア・カピタヌッチ(バリトン:マルチェルロ) 
アトランタ交響楽団&合唱団 指揮:ロバート・スパーノ
(9)ブラームス:ドイツ・レクイエムOp.45-第6曲(抜粋)
アトランタ交響楽団&合唱団 指揮:ロバート・スパーノ
(10)ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲第4番へ短調Op.8-4《冬》-第1楽章
クリスティーナ・デイ・マーティンソン(ヴァイオリン) 
ボストン・バロック 指揮:マーティン・パールマン
(11)ボロディン:《イーゴリ公》-だったん人の踊り
シンシナティ・ポップス・オーケストラ 指揮:エリック・カンゼル
(12)アルベニス:マラゲーニャOp.165-3(6つのアルバム・リーフより)
デイヴィッド・ラッセル(ギター)
(13)ムソルグスキー:歌劇《ホヴァンシチナ》-前奏曲(モスクワ河の夜明け)
シンシナティ交響楽団 指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
(14)ケルビーニ:レクイエム ハ短調-怒りの日
ボストン・バロック 指揮:マーティン・パールマン
TELARCが誇る高音質サンプラーCDの第6弾(オーディオ・チェック用信号入り&
20ビット・デジタル・レコーディング)。当レーベルの最新録音から、スパー
ノ指揮のガンドルフィやラッセルの弾くアルベニスなど、サラウンド効果が顕
著な曲や音響効果のある曲を厳選してあるので、2チャンネルで再生しても、
両スピーカー位置の外側や、聴き手の両脇まで音が広がって聴こえてきます。


●マッケラスのテラーク録音を5点 プライスダウンでリニューアル!
交響曲全集には40ページのブックレット付き。
オペラは全て破格のプライスダウンで、商品自体には解説書を付けず、テラー
クのホームページからリブレット、解説を無料ダウンロードする形になってい
ます。

CD80729 10枚組 \5350
モーツァルト:交響曲全集
プラハ室内管弦楽団 
指揮:サー・チャールズ・マッケラス
録音:1986-90年 芸術家の家&ドブリス宮殿,プラハ
様々なジャンルで、綿密な考証に基づく演奏を聴かせてくれるマッケラス。本
作でも小編成のモダン楽器オケを用いて、ヴァイオリンは左右両翼型、通奏低
音にはチェンバロも入れて、打楽器や管楽器には古楽器も用いています。疑作
を除く45曲を収録。曲順はほぼ作曲順。芳醇なトゥッティから繊細なチェンバ
ロに至るまで、多彩な響きを美しく彩っています。

CD80725 3枚組 \2400
モーツァルト:歌劇《フィガロの結婚》K.492全4幕
アラステア・マイルズ(バス)ヌッチア・フォチーレ、キャロル・ヴァネス 、
スザンヌ・マーフィー、レベッカ・エヴァンス(ソプラノ)
アレッサンドロ・コルベッリ、アルフォンソ・アントニオッツィ (バリトン)
スザンヌ・メンツァー(メゾ・ソプラノ)ライランド・デイヴィス(テノール)
スコットランド室内管弦楽団&合唱団 
指揮:サー・チャールズ・マッケラス
録音:1994年
綿密な考証をベースにした演奏を聴かせてくれる知性派の巨匠マッケラス。
モーツァルトの数多い名作オペラの中でもとりわけ人気が高い《フィガロの結
婚》でも、手兵スコットランド室内管弦楽団を巧みに統率しながら、生命力と
躍動感に満ちた快演を繰り広げ、モーツァルトの醍醐味を堪能させてくれます。

CD80726 3枚組 \2400
モーツァルト:歌劇《ドン・ジョヴァンニ》K.527全2幕
アレッサンドロ・コルベッリ、ウンベルト・チウンモ(バス)
ボー・スコウフス(バリトン) ジェリー・ハドリー(テノール)
フェリシティ・ロット、クリスティーネ・ブリューワー、
ヌッチア・フォチーレ(ソプラノ)
スコットランド室内管弦楽団&合唱団 
指揮:サー・チャールズ・マッケラス
録音:1995年
新綿密な考証をベースにした演奏を聴かせてくれる知性派の巨匠マッケラスが、
手兵スコットランド室内管弦楽団と共に贈る《ドン・ジョヴァンニ》。コルベ
ッリ、スコウフス、ロットなど充実した歌手陣も大きな魅力です。モーツァル
トの代表的なデモーニッシュ・オペラに、マッケラスの明晰で見通しのよい知
性が加わって、新しい《ドン・ジョヴァンニ》を聴かせてくれます。

CD80727 2枚組 \2400
モーツァルト:歌劇《魔笛》K.620全2幕
バーバラ・ヘンドリックス、ウルリケ・シュタインスキ、
ジューン・アンダーソン、ペトラ=マリア・シュニッツァー(ソプラノ)
ジェリー・ハドリー、ヘルムート・ヴィルトハーバー、
ピーター・スヴェンソン(テノール)トーマス・アレン(バリトン)
ロバート・ロイド、ゴッドフリート・ホルニック、
アラステア・ミルズ(バス)ガブリエラ・シーマ(メゾ・ソプラノ)
ユリア・ベルンハイマー(アルト)ダニエル・イソン、
ナタン・ワッツ(ボーイ・ソプラノ)ジョン・ドーソン(ボーイ・アルト) 
スコットランド室内管弦楽団&合唱団 
指揮:サー・チャールズ・マッケラス
録音:1991年7月13-22日
綿密な考証をベースにした演奏を聴かせてくれる知性派の巨匠マッケラス。こ
の《魔笛》でも、俊敏な室内オケに、モーツァルト時代の金管や打楽器を持ち
込んで現代的な生き生きとした演奏を聴かせてくれます。歌手陣もアンダーソ
ン、ヘンドリックス、ハドリー、アレン、ロイドなどクリアな歌声を中心に構
成。その随所に新鮮さが光る演奏や、優れた録音技術がもたらす美しい音質は、
極めてハイクオリティな《魔笛》を実現しています。

CD80728 3枚組 \2400
モーツァルト:歌劇《コジ・ファン・トゥッテ》K.588全2幕
フェリシティ・ロット、ヌッチア・フォチーレ、
マリー・マクローリン(ソプラノ)ジェリー・ハドリー(テノール)
アレッサンドロ・コルベッリ(バス)ジル・ カシュマイユウ(バリトン) 
スコットランド室内管弦楽団 エディンバラ音楽祭合唱団 
指揮:サー・チャールズ・マッケラス
録音:1993年
斬新なアプローチで多くの聴衆を魅了する知性派の巨匠マッケラス。彼が手兵
スコットランド室内管弦楽団と成し遂げた《コジ》の名演が待望の再プレスに
なります。マッケラスの巧みで推進力に富んだ明快な指揮の下、ロット、ハド
リー、コルベッリら実力派歌手を迎え、コミカルで艶やかなラヴ・コメディー
をお送りします。



<ECM NEW SERIES>
4766994 \2180
シュニトケ:交響曲第9番 (1997/2006)
(アレクサンデル・ラスカトフによる手稿の再編)
ラスカトフ:ヌンク・ディミティス-アルフレート・シュニトケの追憶に
エレナ・ヴァシリエヴァ(メゾ・ソプラノ) ヒリヤード・アンサンブル 
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:デニス・ラッセル・デイヴィス
録音:2008年1月7-9日 ドレスデン ルーカス教会
シュニトケ未完の遺作となった《交響曲第9番》の待望の世界初録音。逆境に
置かれた人間精神の勝利を描いた作品で、全身的な感動と美に溢れています。
作曲当時、寝たきりだった彼の精神は依然として冴え渡っていました。そして
彼の死後、夫人の依頼でラスカトフが53枚の遺稿に補筆したのが本作です。ま
た、当盤には補筆者の《ヌンク・ディミティス-アルフレート・シュニトケの
追憶に》がエピローグ的に収録されています。

4766990 \2180
ペルト:イン・プリンチピオ
イン・プリンチピオ(初めに)/シンドネ/主よ、われらに平安を与えたまえ
/ラメンテート/わが道/レナルトの追憶に
エストニア・フィルハーモニック室内合唱団 
タリン室内管弦楽団 エストニア国立交響楽団 
指揮:トヌ・カリユステ
録音:2007年5月 ニグリステ教会(8-10)、
2008年6月 エストニア・コンサート・ホール(1-7)
アルヴォ・ペルトの新作を集めた注目盤を、ECMの記念すべき40周年の年初に
リリース!1989年から2005年にかけて書かれた6作品を収録しています。指揮
者は、長きに渡ってペルト作品の本質を献身的に体現してきた盟友トヌ・カリ
ユステ。混声合唱と大オーケストラのための《イン・プリンチピオ(初めに)》
を皮切りに、透明な緊張と美しさを湛えた演奏が次々と展開します。ちなみに
ペルトの他のECM録音同様、当盤も作曲者の立ち会いの下で制作されているの
で、最も信頼できる解釈と看做しうる演奏です。

4766766 \2180
エレニ・カラインドルー:ダスト・オブ・タイム
ル・タン ・ペルデュ/ダンス・テーマVar II/ノーツI/シーキングVar II
/ワルツ・バイ・ザ・リヴァー/アンラヴェリング・タイムI /Tsiganiko I
/ダンス・テーマVar I/シーキング/メモリーズ・オブ・シベリア/アンラ
ヴェリング・タイムII/ノーツII/Tsiganiko II/シーキングVar I/ダンス
・テーマ/ノスタルジア/ノスタルジア・ソング/ソリテュード/アデュー
セルジュ・ナスタサ(ヴァイオリン)
レナート・リポ(チェロ)
マリア・ビルディア(ハープ)
ヴァンゲリス・フリストプロス(オーボエ)
スピーロス・ カジアニス(ファゴット)
アントニス・ラゴス(フレンチ・ホルン)
ディノス・ハッジィオルダノウ(アコーディオン)
エレニ・カラインドルー、ナタリア・ミハイリドゥ(ピアノ) 
カメラータ・フレンズ・オブ・ミュージック・オーケストラ 
アテネ放送管弦楽団 
指揮:アレクサンドロス・ミラ
録音:2008年1月4日&3月22-24日 アテネ、メガロン
舞台と映画のために様々な音楽を書いてきたギリシャの女流作曲家エレニ・カ
ラインドルーが、巨匠テオ・アンゲロプロス監督の新作映画『The Dust of
Time』のために書いた音楽を集めた珠玉のサウンド・トラック。この映画は、
アンゲロプロスが20世紀ギリシアを描いた3部作の第2作で、第1作『エレニの
恋(ウィーピング・メドウ) 』の続編にあたります。

4766948 \2180
アンブローズ・フィールド:
ギヨーム・デュファイ の声楽作品の断片に基づく作品集
私の気高くも美しい人よ/私は嘆く/ビーイング・デュファイ/お願いです/
プルエスク・ケルク・ショーズ/サンクトゥス/ラ・ドルチェ・ヴィスタ
ジョン・ポッター(テノール) アンブローズ・フィールド(シンセサイザー)
録音:2007年 イギリス、ビショップソープ
ルネサンスと現代の音楽を結ぶ新プロジェクトの始まりを告げる1枚。現代を
代表するデジタル音楽作曲家&演奏家であるA.フィールドが、ルネサンス期の
巨匠デュファイの声楽作品の断片に、電子音で多彩なアレンジを施した伴奏に
乗せて、ヒリヤード・アンサンブルの元テノール・J.ポッターが、持ち前の伸
びやかな美声で、繊細かつ豊かに歌い上げます。古楽ファンにとどまらず、幅
広い音楽ファンを魅了するアルバムです。




<MD+G>
34113092 \2080
モーツァルト:鍵盤作品全集Vol.9
行進曲ハ長調K.408/《ああ、ママに言うわ》による12の変奏曲ハ長調K.265
(キラキラ星変奏曲)/ピアノ・ソナタ第2番へ長調K.280
/同 へ長調K.533+499(第18番)/幻想曲ハ短調K.396
ジークベルト・ランペ(チェンバロ&フォルテピアノ)
録音:2006年6月23-24日 スイス 2007年3月13日 アリゾナ
各方面で賞賛を浴びているジークベルト・ランペの「モーツァルト:鍵盤作品全
集」の第9巻。前作の第8巻で、《トルコ行進曲》が大きな注目を集めた彼です
が、本作でも、《キラキラ星変奏曲》や《幻想曲K.396》などの有名曲を披露
してくれます。チェンバロとフォルテピアノを効果的に弾き分けるランペの高
い知性と技巧が、本作でも全開に花開いています。

61315222 \2080
モートン・フェルドマン:後期ピアノ作品集Vol.2
FOR BUNITA MARCUS
シュテファン・シュライエルマッハー(ピアノ)
録音:2007年12月19日 マリエンミュンスター修道院
ジョン・ケージと親交が深く、図形楽譜の発案者としても知られ、20世紀にお
いて重要な作曲家の一人と認められるモートン・フェルドマン。本作では、名
手シュテファン・シュライエルマッハーの演奏による晩年のピアノ・ソロ作品
《FOR BUNITA MARCUS》(1985年作曲)を収録。演奏に70分以上を要する大曲で
すが、ミニマル、アンビエント的でありながら、一音一音が確かな存在感をも
って、静謐な時を淡々と綴っています。

61915482 \2080
コンロン・ナンカロウ:
自動ピアノのための習作集(管楽四重奏とピアノのための編曲版)
習作第3番c/同 第3番b/同 第10番/同 第6番/同 第11番/同 第14番
/同 第3番d/2つのパートのための習作第1番/同 第2番/同 第3番/
習作第18番/同 第1番/同 第2番/同 第15番/同 第4番/同 第20番/
同 第7番
カレファックス・リード五重奏団 イーヴォ・ヤンセン(ピアノ)
録音:2008年6月17-20日 マリエンミュンスター修道院
コンロン・ナンカロウは,アメリカに生まれ、ジャズ・トランペッターを経て、
ピストン、セッションズ、カウエルらに学んで作曲に転じた変り種で、特にカ
ウエルの影響から自動演奏ピアノの可能性に開眼、生身のピアニストには再現
不可能なまでに微分化されたリズムを特徴とする創作にのめり込みました。本
作は、そんな自動ピアノのための習作を、管楽五重奏とピアノ用に編曲するこ
とで、生身の演奏を実現しています。

63214922 \2080
ヨゼフ・ボフスラフ・フェルステル:交響曲全集Vol.2
交響曲第3番Op.36/同 第4番Op.54
オスナブリュック交響楽団 指揮:ヘルマン・ボイマー
録音:2008年2月4-5,20,22日 オスナブリュック・ホール,ドイツ
ハンブルク音楽院、プラハ音楽院、ウィーン新音楽院で教鞭をとり、20世紀
チェコの作曲家をたくさん輩出した教育者として、またマーラーやR・シュト
ラウスの作品の批評家として、そして170以上の作品を書いた作曲家として、
あるいは画家や文筆家として活躍したフェルステル。そんな彼の穏やかで内省
的な交響曲集の第2弾には、第3番&第4番を収録。フェルステルはハンブルク
時代の初期にこの交響曲第3番を作曲し「人生」というタイトルを付けていま
す。ある人はこの作品を聴いて、ワーグナーやドヴォルザーク、あるいはブル
ックナー、マーラーの作品につながる印象を持たれるかもしれません。しか
し、フェルステルのメッセージが微かにしか感じられない作品に見えながら
も、注意深いリスナーはこの作品に偉大なる作曲家の個性と彼が込めたスラヴ
的な喜びを感じ取ることでしょう。

30903992 \2080
ヘンデル:カンタータ&トリオ・ソナタ集
トリオ・ソナタ 変ロ長調HWV.388/カンタータ 《フィッリの夜の思い》
HWV.134/トリオ・ソナタ ト短調HWV.390a/カンタータ《ほんとうだろう》
(死に瀕するアグリッピーナ)HWV.110/トリオ・ソナタ ハ短調HWV.386a
ヨハンナ・コスロフスキー(ソプラノ) ムジカ・アルタ・リパ
録音:1990年10月 シュテファンス修道院,ハノーファー
2009年に没後250周年を迎えたヘンデルのカンタータとトリオ・ソナタを集め
た1枚。ドイツの老舗古楽アンサンブル、ムジカ・アルタ・リパと、ヨハンナ
・コスロフスキーの神秘的なソプラノが、安定感たっぷりのアンサンブルで、
ヘンデルの王道を聴かせてくれます。



<TELARC>
CD80706 \2080
SACD60706(SACD-Hybrid) \3350
ブルックナー:交響曲第5番
フィルハーモニア管弦楽団
指揮:ベンジャミン・ザンダー
指揮者、音楽学者、そして昨今流行の「コーチング」の講師としても名を馳せ
るベンジャミン・ザンダー。テラークへ録音を続けていた作品レクチャーCD付
きのユニークなマーラー・チクルスを終え、ブルックナーの世界へ踏み出しま
した。マーラー録音では作品への深い洞察に立脚した解説ボーナスCDが話題を
呼びましたが、当盤もザンダー氏のブルックナーについての興味深いレクチャ
ーCD付きで1枚分の価格です。



<DELOS>
DE3382 \2080
ショーソン:コンセール ニ長調Op.21
(ドミートリー・シトコヴェツキー編)
メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第1番ト長調Op.25
ベラ・ダヴィドヴィチ(ピアノ)
モスクワ室内管弦楽団 
ドミートリー・シトコヴェツキー (ヴァイオリン&指揮)
指揮:コンスタンティン・オルベリアン
アゼルバイジャン出身のベラ・ダヴィドヴィチは、1949年にチェルニー=ステ
ファンスカと並び、第4回ショパン国際コンクールで優勝した名手。当盤は、
2008年に80歳を迎えた彼女の記念盤で、深く愛してやまないショーソンの《コ
ンセール》とメンデルスゾーンの《協奏曲第1番》を収録。安定した技術、ス
ケールの大きさ、そして彼女特有の美しい音色を兼ね備えた往年の妙技が、今
なお健在であることを確認できる1枚です。

DE3383 \2080
マリオ・カステルヌーヴォ=テデスコ:プラテーロとわたし
(詩:ファン・ラモン・ヒメネス)
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
(マリオ・カステルヌーヴォ=テデスコ編)
モニ・オヴァディア(語り)
エマヌエーレ・セグレ(ギター)
イタリアの名門出身で、ロサンゼルスに移住後、数多くの映画音楽を書いたカ
ステルヌーヴォ=テデスコ。彼の弟子には、J.ウィリアムズ、H.マンシーニ、
A.プレヴィンなど華々しい大家が並びます。当盤には、ノーベル賞作家ヒメネ
スが、故郷アンダルシアの田園で、銀色の柔らかい毛並みの驢馬プラテーロに
優しく語りかけながら過ごした日々を描いた散文詩に捧げた音楽で、彼の代表
作でもある《プラテーロとわたし》を収録。オヴァディアによる朗読を存分に
ご堪能いただけるよう、英語・イタリア語・スペイン語の詩のテキストをブッ
クレットに掲載しています。

DE3385 \2080
プロコフィエフ:
ヴァイオリン・ソナタ第1番&第2番
ミハイル・シモニアン(ヴァイオリン)
アレクセイ・ポドコリトフ(ピアノ)
現在22歳のミハイル・シモニアンは、同世代の最も才能あるヴァイオリニスト
の一人として認められている若き天才。シベリアのノヴォシビルスク(ヴェン
ゲーロフ、レーピンと同郷)出身の彼は、既に受賞歴と共演歴(スラットキン、
ゲルギエフ、プレトニョフ)も多数。当盤には、今年1月の来日公演でも披露す
るプロコフィエフのソナタ2曲を収録。グラミーに輝いた名プロデューサー、
A.アベスハウスと組んで録音した注目盤です。

DE3388 \2080
ラフマニノフ:晩祷
(スモレンスキーを記念する夕べのミサ曲)Op.37
モスクワ・ アカデミー合唱団 指揮:ヴィクトル・ポポフ
アカペラ合唱による声の魔力が、心を深く揺さぶる1枚。ラフマニノフの作品
というと、華麗なピアノ曲や甘美なオーケストラ曲のイメージがありますが、
この《晩祷》では、アカペラ合唱だけで演奏に約1時間かかる感動的な傑作を
残しています。そして演奏が非常に困難なこの曲を、ヴィクトル・ポポフと、
彼が1991年に創設した手兵モスクワ・コラール・アカデミーが完璧に再現。
透明で深々と響き渡る美声に、心ゆくまで酔いしれてください。

DE3389 \2080
ロシア民謡名曲集
(パールズ・オブ・トラディッショナル・ミュージック)
ジ・ウラル・ローワン/赤いサラファン
ナイチンゲール/アムール・ウェイヴズ
ダーク・アイズ/ダウン・ザ・ボルガ・リヴァー
ヴォルガの舟歌
ゼア・ワズ・ア・バーチ・イン・ア・フィールド
丘の上/サライク
オー・オーク、マイ・オーク
シング・マートレット・シング
ワン・ヒアーズ・ザ・サウンド・オブ・ディスタント
ローン・ベルズ/12人の泥棒/ほうき
ペドラーズ/夕べの鐘/カリンカ
モスクワ・ アカデミー合唱団 指揮:ヴィクトル・ポポフ
多くの有名音楽家を輩出し、ロシア合唱界の中で最も重要な位置を占めている
モスクワ・アカデミー合唱団は、巨匠ルドルフ・バルシャイも、絶賛を惜しま
ない名門合唱団です。国内公演はもちろん海外公演も数多く、レコーディング
も活発に行っている彼らですが、当盤では、音楽監督ヴィクトル・ポポフの巧
みな指揮にあわせて、日本でも愛され続けているロシア、グルジア、ウクライ
ナなどの伝統的な民謡(全18曲)を披露します。

DE3390 \2080
テレマン:デュオ・ソナタ第3番ニ長調TWV.40
ボッケリーニ:デュエット ト長調Op.5‐1
オネゲル:2つのヴァイオリンのためのソナチネ
イザイ:2つのソロ・ヴァイオリンのためのデュオ・ソナタ
ディミトリー・コーガン(ヴァイオリン)
マリアンナ・ヴァシリーエワ(ヴァイオリン)
名ヴァイオリニスト、レオニード・コーガンの孫にあたるディミトリー・コ
ーガンと、数々のコンクール歴を持つ名手マリアンナ・ヴァシリーエワ。そ
んな2つの若い才能が、古典(テレマン、ボッケリーニ)と現代(オネゲル、イ
ザイ)に書かれた2つのヴァイオリンのための作品集を、瑞々しく歌い上げる
珠玉の1枚です。

<EMC Records>
※佐野健二氏
(アーチリュート奏者: 英国 ギルドホール音楽院主席卒業。ギターを岡本一
郎、H.クワイン、B.オー、J.ブリームの各氏、リュートをA.ルーリー、N.ノー
ス、J.リンドベルイの各氏に師事。演奏活動に対し「ロンドン芸術協会1978年
度新人音楽家」「大阪文化祭奨励賞」「音楽クリティック・クラブ新人賞」
「神戸灘ライオンズクラブ音楽賞」「大阪文化祭賞」等を受ける。現在ルネサ
ンス、バロック期の撥弦楽器を中心に独奏・伴奏・通奏低音奏者として、演奏、
録音活動を行っている。そのレパートリーは民族音楽から現代音楽までに及ん
でいる。
アーリーミュージックカンパニー主宰。相愛大学非常勤講師。

EMCR0017 \1500
The Princesses Pleasure(王女たちのお気に入り)
1. Mignonne. Allons voir si la rose 恋人よバラを見に行こう
2. Londonderry Air ロンドンデリー・エア
3. I know where I'm going 私は行く道を知っている
4. Ma belle si ton ame 美しい君の心が 5. Tant que vivray 花咲く日々に
6. The bold grenadier 大胆な近衛兵 7. Loch Lomond ローモンド
8. The willow tree 柳の木 9. Un flambeau たいまつかざして
10. The boys of kilkenny キルケニーの少年
11. Golden slumbers ゴールデン・スランバー
12. Italian Ground イタリアン・グラウンド 13. Ave Maria アヴェ・マリア
平井満美子(Mamiko Hirai ソプラノ:歌)
佐野健二(Kenji Sano:リュート、ヴィウエラ、オルファリオン、アーチリュート)
2008年10月録音
フランス・ルネサンス歌曲と宮廷音楽、イギリスのバラード、イタリアの旋律
とアヴェ・マリア。ルネサンスからバロック期に人々を魅了した音楽の数々。
イラストレーター村上佳子の夢溢れるイラストも魅力的なアルバムです。

EMCR0016 \1500
Airs Anglois(エール・アングロワ)
1. G. Keller(ケラー): A Ground グラウンド
2. G. Finger(フィンガー): Air エア
3. G. Finger(フィンガー): Symphony シンフォニー
4. G. Binghmam(ビンハム): Adagio アダージョ
5. Anon : Air Allegro エア・アレグロ
6. G. Finger(フィンガー): Air エア
7. Anon : Air Largo エア・ラルゴ
8. Anon : Jigg ジグ
9. A. Parcham(パーチャム): Solo ソロ
10. G. Binghmam(ビンハム): Round O ラウンド・オー
11. G. Finger(フィンガー): A Ground グラウンド
12. G. Binghmam(ビンハム): English Air イングリッシュ・エア
13. G. Finger(フィンガー) : Jigg ジグ
14. G. Finger(フィンガー) : chaconne シャコンヌ
15. G. Finger(フィンガー) : Overture オーバーチュア
16. G. Binghmam(ビンハム): Hornpipe ホーンパイプ
17. G. Finger(フィンガー) : A Farewel フェアウェル
18. G. Finger(フィンガー) : Adagio アダージョ
19. G. Binghmam(ビンハム): Jigg ジグ
20. G. Finger(フィンガー) : A Ground グラウンド
21. G. Finger(フィンガー) : Ciaccona チャッコーナ
奥田直美(Naomi Okuda リコーダー)
佐野健二(Kenji Sano:アーチリュート)
2008年8月録音
リコーダーとリュートが奏でるイングリッシュ・エアの旋律
レコード芸術 推薦盤
※奥田直美(Naomi Okuda リコーダー):大阪音楽大学短期大学部フルート専攻
卒業後、英国ギルドホール音楽院大学院課程古楽科にてリコーダーをパメラ・
トービーに、バロック・フルートとバロック奏法をスティーヴン・プレストン
に学び演奏家ディプロマを授与され卒業。更なる研鑽を積み、現在バロック音
楽のスペシャリストとして各地で精力的に演奏活動を行っています。

EMCR0015 \1500
Santiago de Murcia(サンティアゴ・デ・ムルシア)
バロックギターによるスペイン宮廷のためのフランス舞踏曲集
佐野健二(Kenji Sano:バロックギター)
2008年7月録音
18世紀スペインで最も偉大なギタリストであるムルシアの作品集から25曲を
国内はもとよりイギリスでも著名なダンサー湯浅宣子の選曲、監修をもとに
佐野健二のバロックギターで演奏、製作された魅力的なアルバムです。
音楽現代 注目盤、 レコード芸術 準推薦盤

EMCR0014 \1500
Lemento d'Arianna
イタリア・バロック歌曲集 Vol.2「アリアンナの嘆き」
1. Pietro Paolo Raimondo(ライモンド):Ricercata リチェルカータ
2. Giacomo Carissimi(カリッシミ):
Piangete, ohime, piangete 泣け ああ 泣け
3. Giacomo Carissimi(カリッシミ):Deh, Memoria ああ 想い出よ
4. Palestrina(パレストリーナ):Vestiva I colli 野山は春のよそおい
5. Giovanni Felice Sancies(サンチェス):
Usurpator tiranno 簒奪者にて暴君
6. Pietro Paolo Raimondo(ライモンド):Toccata トッカータ
7. Barbara Strozzi(ストロッツィ):Ardo in tacito foco 静かな情念が燃え
8. Girolamo Frescobaldi(フレスコバルディ):
Ultima detta la Vittoria 勝利の宣言
9. Claudio Monteverdi(モンテヴェルディ):Laudate Dominum 主を讃えよ
10. Claudio Monteverdi(モンテヴェルディ):
Lamento d'Arianna アリアンナの嘆き
平井満美子(Mamiko Hirai ソプラノ:歌)
佐野健二(Kenji Sano:リュート、テオルボ型リュート)
2008年3月録音
音楽現代 準推薦盤

EMCR0013 \1500
The English Duet
「イギリス・ルネサンスのデュエット音楽集」
John Johson(ジョン・ジョンソン1579-94活躍:エリザベス女王付きのリュート
奏者)、Robert Jones(ロバート・ジョーンズ 1597-1615活躍)、Thomas
Campion(トマス・キャンピオン 1567-1620:ダウランドと並び称される程の
リュートソングでは活躍した作曲家)、Thomas Morley(トマス・モーリー1557-
1602:イングリッシュ・マドリガルの作曲家)による15の作品集。
※一部、多重録音によって収録されています。
平井満美子(Mamiko Hirai :歌)
佐野健二(Kenji Sano:ルネサンス・リュート、オルファリオン)
2007年8月録音
※レコード芸術 準推薦盤

EMCR0012 \1500
Lagrime mie
イタリア・バロック歌曲集 Vol.1「私の涙:ラグリス・ミエ」
平井満美子(Mamiko Hirai ソプラノ:歌)
佐野健二(Kenji Sano:アーチリュート)
2007年3月録音
レコード芸術 準推薦盤、 音楽現代 推薦盤
イタリア・バロック音楽の巨匠 Barbara Strozzi(バルバラ・ストロッツィ 
1619-1677)の大胆な和製の響きを多用した名曲「私の涙」を中心にGirolamo
Frescobaldi(フレスコバルディ 1583-1643)、Giacomo Carissimi(カリッシ
ミ 1605-1674)による8つの作品集
※平井満美子(Mamiko Hirai):神戸女学院大学音楽学部声楽家卒業後、古楽演
奏探求の為にE.カークビー、J.キャッシュ、C.ポットらに学ぶ。現在ルネサン
スとバロックを中心にイギリス、フランス、イタリア、スペイン、ドイツの幅
広いレパートリーを持つ専門家として多くのコンサートや録音で活躍中。
「大阪文化祭賞本賞」を 受賞。

EMCR0011 \1500
Silvius Leopold WEISS: L'Infidele
レオポルド・シルヴィウス・ヴァイス(1686-1750:ドイツ):
(1)ソナタ「不実な女」
(2)パルティータ ニ長調
佐野健二(Kenji Sano:バロック・リュート)
ドレスデンの宮廷付きリュート奏者として活躍し、ルネサンスからバロックへ
と続いたリュート音楽の隆盛の最後を飾るにふさわしい作品を数多く残した
まさに「リュートの知り尽くした」ヴァイスのリュートによる作品集。
レコード芸術 準特選盤、音楽現代 注目盤、STEREO 優秀録音盤




<TACET>
TACET 168 2枚組 \4700
ハイドン: 6つの弦楽四重奏曲 op.33 Hob.37-42
CD.1
弦楽四重奏曲 op.33-5  ト長調「ごきげんいかが」
弦楽四重奏曲 op.33-2 変ホ長調「ジョーク」
弦楽四重奏曲 op.33-1 ロ短調
CD.2
弦楽四重奏曲 op.33-3 ハ長調「鳥」
弦楽四重奏曲 op.33-6 ニ長調
弦楽四重奏曲 op.33-4 変ロ長調
アウリン弦楽四重奏団 Auryn Quartet
2008年録音
アウリン弦楽四重奏団は1982年、ケルンで20歳代前半の現メンバーにより結成
されました。古典から現代曲まで幅広いレパートリーを持ち、明確で緊張感あ
る演奏が特徴的です。
CPOレーベル 他から シューベルト、ヴォルフ、バルトークの弦楽四重奏曲
全集が発売されています。
TACET 167 に続くハイドンの弦楽四重奏曲集です。

TACET 172 \2380
シュポーア:
(1)弦楽六重奏曲 ハ長調
(2)大九重奏曲 ヘ長調
(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、フルート、オーボエ、
クラリネット、ファゴット、ホルンの為の)
カメラータ・フレーデン: CAMERATA FREDEN
(ドイツのフレーデンで毎年開かれる国際音楽祭で結成された若手を中心にし
たアンサンブルです)
2008年録音



<CARUS>
83.243(SACD-Hybrid) 3枚組 \4600
ヘンデル:オラトリオ「サウル SAUL」 HMV.53
ヨルック・フェリックス・スペール(Yorck Felix Speer: SAUL)
ティム・ミード(Tim Mead: DAVID)
マクシミリアン・シュミット(Maximilian Schmitt: JONATHAN)
ディッテ・アンデルセン(Ditte Andersen: MICHAL)
アンナ・プロハスカ(Anna Prohaska: MERAB)
ハンス・クリストフ・ラーデマン指揮ドレスデン・バロック・オーケストラ
ドレスデン室内合唱団
2008年7月11/12日 ドレスデンでのライヴ録音
旧約聖書サムエル記の「サウルとダビデ」の物語を題材にした劇的な内容を持
つ英語で歌われるオラトリオです。ラーデマンの丁寧な音作りは、見通しの良
い構成感が特徴的な正統派の演奏です。



<VENEZIA>
CDVE04347 2枚組 \1650
ショパン:作品集 Vol.2
CD.1
(1)ピアノ・ソナタ第1番 ハ短調 op.4
(2)ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 op.35
(3)ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 op.58
ヴェラ・ゴルノスタエワ(ピアノ Vera Gornostaeva) 1986年
CD.2
(4)スケルツォ第1番 ロ短調 op.20
(5)スケルツォ第2番 変ロ短調 op.31
(6)スケルツォ第3番 嬰ハ短調 op.39
(7)スケルツォ第4番 ホ長調 op.54
(8)バラード第1番 ト短調 op.23 
(9)バラード第2番 ヘ長調 op.38
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ) スケルツォ:1977年、バラード:1960年
(10)バラード第3番 変イ長調 op.47
エリソ・ヴィルサラーゼ(ピアノ) 1965年
(11)バラード第4番 ヘ短調 op.52
サムイル・フェインベルグ(ピアノ) 1952年
名ピアニスト、ディーナ・ヨッフィェの教師としても知られるゴルノスタエワ
(1929- )はネイガウスに学び後パリの国際コンクールでディプロマを得た後、
グネーシンのアカデミーやモスクワ音楽院で教え、多くの名ピアニストを育て
ました。独特の優美さに溢れたショパンの演奏は彼女が持ち得た精神的な”深
遠”とあいまって、格調高い名演として知られています。

CDVE04348 2枚組 \1650
ベートーヴェン:
CD.1
(1)ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」 ヘ長調 op.24
(2)ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」 イ長調 op.47
CD.2
(3)ヴァイオリン・ソナタ第3番 変ホ長調 op.12-3
エミール・ギレリス(ピアノ) 1964年3月29日 レニングラードでのライヴ
(4)ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.61
キリル・コンドラシン指揮モスクワ・フィル 1962年11月3日 ライヴ
レオニード・コーガン(ヴァイオリン)
ギレリスとのヴァイオリン・ソナタは音の良さもさることながら非常な熱演で
す。コンドラシンとの協奏曲は残念ながら音はあまり良くありませんが、名演
として知られた演奏です。

<DIVERSION>
DDV24131 \1980
(DUNELM SERIES)
エリック・チショルム(1904-1965):ピアノ作品集Vol.1
ストラロック組曲/子供のための22のスコットランド民謡/
イ調のソナタ《赤いロビン》(1939/短縮版2004)
マレイ・マクラフラン(Pf)
録音:2004年4月

DDV24132 \1980
(DUNELM SERIES)
エリック・チショルム(1904-1965):ピアノ作品集Vol.2
《偉大な世界の真実の縁》からの24の前奏曲より/
10の前奏曲/
パトリック・マクドナルド・コレクションからの民謡集/小組曲
マレイ・マクラフラン(Pf)
録音:2004年10月

DDV24133 \1980
(DUNELM SERIES)
エリック・チショルム(1904-1965):ピアノ作品集Vol.3
ピアノのためのピーブロック第1-4番/
ソナチネ第1番/ソナチネ第2番
2つのピーブロック・ラメント/コーンウォール・ダンス・ソナタ
マレイ・マクラフラン(Pf)
録音:2006年12月

DDV24134 \1980
(DUNELM SERIES)
エリック・チショルム(1904-1965):ピアノ作品集Vol.4
ピアノのためのピーブロック第5-8、10-13番/
ソナチネ第3番/カメオ/
高原地方のスケッチ(マクドナルド・コレクションによる)/肖像
マレイ・マクラフラン(Pf)
録音:2006年12月
エリック・チショルムは20世紀初頭から半ばまで活躍したスコットランド出身
の作曲家。19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパでは自国の民謡を採集
・研究し創作に取り入れようとした運動が盛んであったが、チショルムもその
流れのなかで自らの音楽を育んでいった。遠くはグリーグ、より直接的には彼
のすぐ前の世代であるヴォーン=ウィリアムズ、バックス、モーランらイギリ
ス田園楽派とでも言うべき作曲家の影響を受けている。その作品の多くがスコ
ットランド民謡に基づくもので、快活な舞曲などはパーシー・グレインジャー
と見紛うばかり。しかし激動の20世紀音楽の革新のなかに生きた作曲家だけ
あって前の世代には見られない大胆な不協和音も取り入れている。当初マイナ
ー・レーベルDunelm Recordsより2004年にリリースされたが存在自体がほとん
ど知られなかったので今回のレーベル移行が事実上、本邦初お目見え。

DDV24136 \1980
ハイドン:ピアノ・ソナタ ハ短調(L33)HobXVI.20
シューベルト:ピアノ・ソナタ第19番 ハ短調D.958
ショパン:スケルツォ第2番変ロ短調Op.31
アニヤ・ゲルマン(Pf)
録音:2008年
アニヤ・ゲルマンは現在22歳のスロヴェニアのピアニスト。ザルツブルクの
モーツァルテム音楽院で学んだ後、2007年第1回マンチェスター国際協奏曲コ
ンペティション(22歳以下の部)優勝のほか、数々の国際コンクールに入賞を
果たしている。若いながら堅実な音楽作り、無理のないしなやかな旋律の歌
いまわしに器の大きさが感じられる。

DDV24128 \1980
「ノーザンバーランド、そして彼方へ」
-ジョン・ジェフリー(1927-):24の英語歌曲集
ノーザンバーランド、メリー・アイ、ブラック・スティッチェル、
キャンドル・ゲイト、マイ・ディア・ハート、それは冬、小さく可愛い夜鶯、
ほか全24曲
イアン・パートリッジ(Ten)
ジェニファー・パートリッジ(Pf)
録音:2008年
ジェフリーは1927年ウェールズ出身の作曲家。現代の人だが、作品は民謡風
の穏やかな作風。イアン・パートリッジはモンテヴェルディ、バッハから現
代曲まで幅広くこなすテノールで、特にエリザベス朝時代のリュート・ソン
グを得意としている。甘く軽い声が、この近現代イギリスの歌の様式によく
マッチしている。

DDV24130 \1980
「デヴィッド・スネル:ハープのための室内楽作品集」
(1)リリック・ソナタ-Hrp,Fl,Va/
(2)エレジー-Hrp,Fl,Vc/
(3)ファンタジー-Hrp,Cl,Hr/
(4)カヴァティーナと行進曲-Hrp,Fl/
(5)イントラーダとワルツ-Hrp,Vn
スカイラ・カンガ(Hrp)、
(1)(2)(4)カレン・ジョーンズ(Fl)、
(1)J.バスブリッジ(Va)、
(2)C.ディアーンリー(Vc)、
(3)N.バックナル(Cl)、(3)R.ビシル(Hr)、
(5)M.クレイフォード(Vn)、
録音:2007年
スネルはTV、映画音楽を数多く手がけているが、ここに収められたハープを
中心とした室内楽はフォーレからドビュッシーなどのフランス音楽とブリッ
ジ、ブリテンらイギリス音楽の要素を程よくブレンドした聴きやすい出来栄
えとなっている。ハープのカンガはCHANDOSレーベルに録音が多数ある。




<DIVINE ART>
DDA 21213 2枚組 \3960
エイヴィソン:スカルラッティに基づく12の合奏協奏曲
第1番 イ長調/第2番 ト長調/第3番 ニ短調/
第4番 イ短調/第5番 ニ短調/第6番 ニ長調/
第7番 ト短調/第8番 ホ短調/第9番 ハ長調/
第10番 ニ長調/第11番 ト長調/第12番 ニ長調
パヴロ・ベズノシウク(指揮)
エイヴィソン・アンサンブル(ピリオド楽器使用)
録音:2007年11月26-30日、DDD、154'52"
18世紀英国の作曲家チャールズ・エイヴィソン(1709-1770)は、ロンドンで
ジェミニアーミに学び、イタリアバロック音楽に傾倒。彼の時代よりも2,
3世代前の音楽を引き継ぐ存在となった。このコンチェルト・グロッソ集は、
いずれもドメニコ・スカルラッティの音楽に基づいたもの。いわば編曲作品
だが、原曲の魅力を生かしながら編曲し、別作品を組み合わせて合奏協奏曲
に仕立てた腕前は見事なもの。エイヴィソン・アンサンブルのしっとりした
演奏も素敵だ。

DDA 25068 \1980
「多彩なチェロ」
ストラヴィンスキー:イタリア組曲
ドビュッシー:チェロ・ソナタ
ブラームス:チェロ・ソナタ第2番 ヘ長調 Op.99
モリコーネ:ガブリエルのオーボエ
スーザン・ビーア(チェロ)
ガレス・ハンコック(ピアノ)
スーザン・ビーアは、1995年以来ロンドン・フィルハの副首席チェリストを
務めている。オーケストラでの活動のほか、ソリストとしても活躍している。
その美しい音色はイギリスのメディアでは賞賛されている。このアルバムは
ブラームス、ドビュッシー、ストラヴィンスキーにアンコールとしてモリコ
ーネを収録した多彩な意欲的なプログラムです。

DDA 25070 \1980
「ピアノ・デュオのためのショパン」
ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op.21(二台ピアノ版)
ショパン:二つのピアノのためのロンド ハ長調 Op.73
ショパン(ゴールドストーン編):ロッシーニの主題による変奏曲
シュット:ショパンのピアノ・ソナタ第3番によるワルツ=パラフレーズ
ショパン(コーダー編):ワルツ 変ニ長調「小犬のワルツ」
ショパン(ストロ編):夜想曲 変ホ長調 Op.9-2
ブラームス(ゴールドストーン編):ショパンに基づく練習曲
ショパン(ゴールドストーン編):ムーアの民謡風な歌による変奏曲
ゴールドストーン:革命的雨だれラグ
ゴールドストーン&クレモフ(ピアノ・デュオ)
録音:2008年
有名・無名を問わず良い作品をピアノ・デュオで弾きまくるベテラン・コン
ビ、ゴールドストーン&クレモフの新作はショパンの作品集。半数以上は世
界初録音である。




<METIER>
MSV28505 \1850
「クリスト・バリオス/20世紀クラリネット・リサイタル」
バーンスタイン:クラリネット・ソナタ(1941-42)/
ブロントン:クラリネット・ソナタ(1988)/
ベルク:4つの小品(1913)/
バックス:クラリネット・ソナタ(1934)/
エサ=ペッカ・サロネン:夜の歌(1978)/
オネゲル:ソナチネ(1921-22)
クリスト・バリオス(Cl)
クリントン・コーマニー(Pf)
録音:2008年
バリオスは1976年生まれの若手でリチャード・ストルツマンに師事。その後、
数々の国際コンクールに入賞した後、独奏者として世界中で活動している。
20世紀作品を主に得意としており、このアルバムではスウィンギーなバーン
スタインからベルク、サロネンまで多様なスタイルを音楽を手中に収めてい
る。

MSV28508 \1850
エドウィン・ロクスバラ(1937-):
オーボエ作品集
スタディI/アウロディ/印象/
エクリッシ/アンタレス/悲歌/
カンティレーナ
クリストファー・レッドゲイト(Ob,Ob ダモーレ)
ステファン・ロビングス(Pf)
ロジャー・レッドゲイト指揮
アンサンブル・エクスポーズ
録音:2008年
ロクスバラは1937年リヴァプール生まれ。ハウエルズやナディア・ブーラン
ジェ、ダラピッコラなどに学んだ。オーボエ独奏からピアノ伴奏、アンサン
ブルとエレクトロニクス伴奏のものまで多彩な作品を収録している。



<コウベレックス・レーベル>
KRS447 \2800
「そよ風のリード・オルガン」
ボエルマン:入堂 I、聖餐のパンをかかげて-III「神秘の時」より
ブラームス:愛する魂よ、美しく装え
ツァハウ:変奏曲「イエスよ、わが喜びよ」
J.S.バッハ:フーガ ホ長調 BWV878
大中寅二:前奏曲 イ長調、前奏曲 雅楽調(「オルガン聖曲集第一編」より)
エルガー:アレグロ ニ短調、ポコ・レント ニ短調、アンダンティーノ ヘ長調
(「晩祷 op.14」より)
ニクソン:あるフランス民謡による変奏曲(「あめのきさき」)
ペーテルス:アンダンテ・エスプレッシーヴォ ドリア調
(「35のミニアチュール」より)
中村証二(編曲):主はわがかい主
ワルチンスキー(編曲):まぶねにやすけく
ペーテルス(編曲)久しく待ちにし
レンメンス:祈り
カーター(編曲):アメイジング・グレイス
中村証二(リード・オルガン【池内製風琴、ヤマハ製オルガン】)
録音:2008年10月、坂出カトリック教会(香川県)
リード・オルガン演奏の第一人者、中村証二氏が、絶妙な送風のコントロー
ルと演奏表現で奏でる、優しく美しいオルガンの小品集。明治期中期に関西
で製作されたとされる池内製風琴(11ストップ、リード3列)と、ヤマハ製オル
ガン(いずれも日本キリスト教団坂出教会所蔵)による貴重な録音です。
日本人にとっては、懐かしい音と感じるリード・オルガンですが、ヨーロッ
パでは、ハルモニウムのためのロマン派の美しい作品が多数残されています。
ボエルマン、エルガー、レンメンス、ペーテルスといった作曲家の音楽を、
ペダルの送風と、膝のレバーの音量調整を駆使し、柔軟かつ大胆に表現。ま
た、リード・オルガン作品を多数残した大中寅二の「前奏曲」では、楽器の
特性を生かし日本の空間美を見事に再現している。リード・オルガンの演奏
法を全国各地で伝道している中村証二ならではの仕上がり。




<WEITBLICK>
SSS0090-2 2枚組(1枚分価格) \1980
「スヴェトラーノフ・ワーグナー・アーベント1988」
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」-第1幕、第3幕前奏曲
「ローエングリン」-第1幕、第3幕前奏曲/「タンホイザー」序曲
「トリスタンとイゾルデ」-「前奏曲と愛の死」
「ジークフリート」-「森の囁き」/「ジークフリート牧歌」
「ワルキューレ」第3幕-「ワルキューレの騎行」
エフゲニ・スヴェトラーノフ指揮
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
1988年12月ガスタイク・フィルハーモニー、デジタル・ライヴ録音
旧ソ連の巨匠指揮者エフゲニ・スヴェトラーノフが、チェリビダッケが完全
統治をなしたミュンヘン・フィルに客演したワーグナー・アーベント(恐らく
これが唯一の共演と思われます)・ライヴ。ゆっくり、たっぷりとしたテンポ
が採用され、ソビエト国立響との演奏で聴かれたバリバリ、ガリガリの雄叫
びは陰を潜め、しっとりとした落ち着きと極大な包容力を誇る魅力たっぷり
の名演集です。1988年というとチェリビダッケが鍛えに鍛えた全盛期のミュ
ンヘン・フィルです。シルキーで透明な弦楽合奏の美音、マッシヴな金管の
咆哮、アンサンブルの精緻は滅多に耳にすることのできない逸品と申せましょ
う。「ミュンヘン・フィルを隅々まで知る男」許光俊氏、「スヴェトラーノ
フを味わいつくした男」はやしひろし氏による微細に渡る分析と、丁寧な紹
介が嬉しいライナーノートも魅力です。
英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。
●許光俊氏のライナーノートより
最初の「マイスタージンガー」第1幕前奏曲はやや雑然としているが、2曲目
の第3幕前奏曲以後は、この指揮者とオーケストラが意外なほどに調和してい
るさまが見て取れる。これは、すでに老いを自覚し、雑念や欲から逃れよう
とする主人公がもの思いに耽る場面で奏される音楽である。オペラ全体の中
でもっとも深みのある音楽のひとつとされているけれど、ここでのスヴェト
ラーノフのように感情豊かに奏でた例は空前絶後ではないか。おそらく劇場
では難しいであろうほどのゆっくりしたテンポで、ひとりの男の胸に去来す
るもの、すなわち自分は去らねばならないと知った人間の悲しみをじっくり
と描き出す。豊満な音色の弦楽器は時にすすり泣くようにも聞こえるし、2分
過ぎからなど、まさしく溜め息そのものような音楽だ。ヴァイオリンやフル
ートのあまりにも澄んだ響きは、さすがにチェリビダッケとともに繰り返し
ブルックナーを演奏し続けてきた楽団ならではの美しさである。
続く「ローエングリン」第1幕前奏曲も息をのむような美しさで、陶酔的だ。
単に音響的に美しいというだけではない。醜悪なこの世界を逃れて、美しい
世界に憧れる強い気持がどうしようもなく切々と示されているのである。私
はこの「ローエングリン」第1幕前奏曲ほど、現実の世界に絶望し、別世界を
夢想してそれに殉じようとするロマン主義芸術家たちの悲惨と栄光と誇りを
表現したものはないと思っているが、スヴェトラーノフが奏でたのはまさし
くそのような音楽だ。ついに感極まったように金管楽器群が圧倒的な音響の
大伽藍を築きあげるとき、そこに鳴っているのはまさにひとつの精神である。
先の曲と同じくこの曲でも、時間が完全に止まっているのではないかという
不思議な印象を受ける。これに比べれば、たとえばカラヤンの演奏など、い
かに美麗であっても、ただの雑音に過ぎない。
●はやしひろし氏のライナーノートより
では、この演奏、客演機会が少ない場合のご多分にもれず平凡なものか? 
それも否である。 この演奏、オケが実に活き活きとしてよく鳴っているの
だ。 弦が表情タップリに深々と大きめの呼吸の元で奏でられ、木管がリズ
ミカルに跳ね、金管がスパーンと強く奏される。 この開放的な鳴りの良さ
はとても魅力的である。
スヴェトラーノフが客演すると共通して「オケの音とスケールが普段より大
きくなった」とよく言われる。 N響への客演で実際にそう感じられた方も多
いだろう。これは、彼が左手を振り上げそう要求していることもあるが、彼
を前にすると、楽団員が無意識のうちに、自身を開放させ、呼吸が大きくな
り、結果、強く大きな音が出るようになるらしい。 <中略>スヴェトラー
ノフとチェリビダッケ支配下のミュンヘン・フィル、そしてワーグナー。い
ずれの組み合わせも、固定観念では発想しがたく、実現した経緯も半分イベ
ント的な意図だったかもしれない。しかし、その結果、高い次元でスタンダ
ードさと開放的な力強さのバランスが取れた名演が生まれた。 最もドイツ
的なオケによる力の漲った鳴りっぷりのいいワーグナーの名演、と言っても
いいかもしれない。 それは、逆にこのコンビだったからこそ誕生し得たも
のであり、いつもとは異なり、自国の音楽をストレスフリーで楽しんでいる
楽員の活き活きとした表情が見えるかのようなワーグナーなのである。



<QUERSTAND>
VKJK 0722 2枚組 \3360
バッハ:
無伴奏“チェロ”・ソナタ&パルティータ全集
ソナタ第1番 ト短調 BWV.1001
パルティータ第1番 ロ短調 BWV.1002
ソナタ第2番 イ短調 BWV.1003
パルティータ第2番 ニ短調 BWV.1004
ソナタ第3番 ハ長調 BWV.1005
パルティータ第3番 ホ長調 BWV.1006
ノルベルト・ヒルガー(チェロ)
録音:2007年5月&2008年2月
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ全集を、チェロで弾いた
もの。ヒルガーの演奏には、単に技術的にこなしていえるだけでなく、チェロ
でこの作品を演奏するにおける可能性を追い求めた深みが感じられ、ヴァイオ
リン演奏とはまた違った魅力をもっている。

VKJK 0824 \1680
「ティムール」
クライスラー:愛の悲しみ,ウィーン風小行進曲/
ラフマニノフ:ヴォカリーズ/チャイコフスキー:ロシア風ダンス/
シューベルト:アヴェ・マリア/ファリャ:スペイン民謡組曲/
マスネ:タイスの瞑想曲/サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン/
ヘンデル(ハルヴォルセン編):パッサカリア/
モンティ(メルニク編):チャルダッシュ
ティムール・メルニク(ヴァイオリン)
潮田紀子(ピアノ)
セバスティアン・グレゴ(ギター)
ワン・ツォンツォン(ヴァイオリン)
ティムール・メルニクは、1985年ウクライナ生まれの若いヴァイオリニスト。
2007年、大阪国際音楽コンクールのグランプリを受賞。ウィーン国立音楽大学
で学び、将来が大いに期待されている。安定したテクニックと、瑞々しい音色
が素晴らしい。潮田紀子(うしおだのりこ)は、2007年にウィーン国立音楽大学
大学院を修了したピアニスト。
※裏ジャケには日本語も表記されています。

VKJK 0803 \1680
“メイド・イン・ライプツィヒ”
ヴァイスマン:詩篇第23番「主は我が良き羊飼い」/
レーガー:
人はただ少しばかりの時を生きて耐え抜く/朝の歌/夜の歌/聖母様の夢/
十字軍の歌/アニュス・デイ/私たちは神を信じる/
メンデルスゾーン:私の心は神を、主を崇める/
ディストラー:
主に新しい歌を歌え/真に、彼は我々の病を負った/私が我が家に居たなら
カルムス・アンサンブル・ライプツィヒ:
【アニャ・リプフェルト(ソプラノ),セバスティアン・クラウゼ(カウンター
テノール),トビアス・ペヘ(テノール),ルートヴィヒ・ベーメ(バリトン),
ヨエ・レースラー(バス)】
録音:2007年11月,2008年9月、DDD
レーガーの宗教声楽作品を中心とした、マニアックな選曲のアルバム。カルム
ス・アンサンブル・ライプツィヒは、1999年結成の声楽アンサンブル。

VKJK 0807 \1680
「チャカン(リコーダー)のためのヴィルトゥオーゾ作品集」
クレーマー:導入、変奏とポロネーズOp.6,華麗な変奏曲 Op.18,
ハンガリー風ロンド Op.28/
フニャディ:
アダージョ、ウン・ポコ・アレグレット,コンチェルト=ポロネーズ Op.14/
ラヴォッタ:
ハンガリー民俗舞踊第2番,同第4番,故郷の思い出集第1番,同第2番,
同第3番/
ゲリネク:ロンド/ヘベルレ:アダージョ,ア・ラ・メヌエット
ジリ・ロファトカイ=ゾーンス(チャカン(リコーダー))
ラヨス・ロヴァトカイ(ターフェルクラフィア)
録音:2008年1月、DDD
チャカンは、19世紀のハンガリーで人気のあったリコーダー属の楽器。通常の
リコーダーよりも素朴な音色がする。収録されている作曲家は、エルネスト・
クレーマー(1795-1837)、ヤーノシュ・K・フニャディ(1807-1865)、ヤーノシュ
・ラヴォッタ(1764-1820)、アッベ・ヨゼフ・ゲリネク(1758-1825)ら、いずれ
も19世紀の作曲家。ジリ・ロファトカイ=ゾーンスはハノーファー生まれのリ
コーダー奏者。

VKJK 0820 2枚組(1枚価格) \1680
「軽音楽と楽器の女王」
アイレンベルク:ペテルブルグのソリ走り
シブルカ:ステファニー=ガヴォット
J.シュトラウス:トリッチ=トラッチ=ポルカ,シュネル=ポルカ
ワルトトイフェル:スケートをする人々,スペイン・ワルツ
ヴィンクラー:ナポリの子守歌
ノアック:小人の見張りの行列
パーロー:アンボス=ポルカ
フチーク:フィレンツェの行進曲
ランガー:お婆ちゃん
リンケ:アミーナ,蛍の牧歌,ベルリンの風
ホルツマン:銃砲、放て!
ツィーラー:お入りください!
シュランメル:ウィーンはウィーン
ドエレ:白いリラがまた咲いたら
ジロー:パリの空の下
シュトレッカー:ロバウにて
ライスフィールト:私の小さな緑のサボテン
ユレーク:ドイツ騎士団長連隊行進曲
シュトルツ:二人の心はワルツを奏で
カールマン:私は踊りたい
ブロン:勝利の旗の下で
トランスラトイア:ウィーンのプラターの生活
スーザ:自由の鐘
ウルズラ・ハウザー(オルガン)
録音:1997年,2005年、DDD
いずれもウィーンを中心とした当時の軽音楽を、オルガンで演奏している。
スイスのチューリヒ・トーンハレのオルガンと、ヴァーデンス・ヴィルのグル
ベンマン教会のオルガンを使用。

VKJK 0836 \1680
「ライプツィヒ打楽器アンサンブルと仲間たち」
(1)クリストフリート・シュミット:室内楽曲第6番(打楽器四重奏)
(2)ルー・ハリソン:ヴァイオリンと打楽器オーケストラのための協奏曲
(3)シュライアーマッヒャー:注意!(ホルン四重奏と打楽器四重奏のための)
(4)シェンカー:4人の打楽器奏者のための四重奏曲
ライプツィヒ打楽器アンサンブル
(2)アンドレアス・ハルトマン(ヴァイオリン)
(3)ライプツィヒ・ホルン四重奏団
録音:1996-2003年、DDD、73'26
ライプツィヒ打楽器アンサンブルは1983年創立のベテランの打楽器アンサンブ
ル。クリストフリート・シュミットは1932年、マルケルスドルフ生まれの作曲
家。シュテッフェン・シュライアーマッヒャーはハレ生まれ。
「注意! Acht!」は、ホルン四重奏と四人の打楽器奏者のアンサンブルで、
「8 acht」と掛けたタイトル。




<GENUIN>
GEN 88128 \1980
「クラリネットとオーケストラ」
ロッシーニ:導入、主題と変奏曲
ドビュッシー:狂詩曲第1番
ブゾーニ:クラリネット協奏曲 Op.48
ニールセン:クラリネット協奏曲 Op.57
フランソワ・ベンダ(クラリネット)
クリスティアン・ベンダ(指揮)スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1993年6月12,13日
フランソワ・ベンダはブラジル出身のクラリネット奏者。祖先は、ボヘミアの
音楽一族、ベンダ家の一人で、プロイセン王フリードリヒ2世に仕えたフラン
ツ・ベンダ。フランソワは1988年いチューリヒ・トーンハレ管弦楽団のクラリ
ネット奏者を皮切りに、ソリストとして広く活躍している。クリスティアン・
ベンダもベンダ家の末裔で、プラハ・シンフォニアの音楽監督を務めている。

GEN 88527 \1980
「音の眺め」
ブローウェル:新しい簡単な練習曲(10曲)/悲歌/悲しげなキューバの風景/
ドメニコーニ:シャコンヌ
ライナー・シュテークマン(ギター)
録音:2008年5月20-24日51'22
レオ・ブローウェルは、1939年、キューバ生まれの作曲家、ギタリスト。
「新しい簡単な練習曲」は、10曲がドビュッシー、プロコフィエフ、ストラ
ヴィンスキキーなど十人の作曲家を讃えるとしている。「悲歌」は武満徹に
捧げた作品。カルロ・ドメニコーニは、1947年イタリア生まれの作曲家。ライ
ナー・シュテークマンは、ヘッセン州マインハウゼンの出身。

GEN 89138 \1980
「美しい夜」-男声合唱作品集
ヴォーン=ウィリアムズ:茂みといばら/リンデン・リー/キジバト/
シューベルト:
美しい夜に D.903/セレナード D.920/現在の中の過去 D.710/
夜の明かり D.892/
ジルヒャー:
菩提樹/溌剌と歌う/ターラウのエンヒェン/ペルシャの夜の歌/さらば/
遠くで/ローレライ/不実/
ナーゲル:指環/来ておくれ、世界の慰めよ/美しい夜/
プラハト:暁/シューマン:谷に咲くバラ Op.65-1/
トゥルベリ:麗しき水晶/アルヴェーン:海の夜明け
ヤン・シューマッハー(指揮)
カメラータ・ムジカ・リンブルク
録音:2008年4月11-13日、
様々な男声合唱作品を集めている。フリードリッヒ・ジルヒャー(1789-1860)
は、「ローレライ」の作曲家として有名なドイツの作曲家。ヴィルヘルム・
ナーゲル(1871-1955)はドイツの作曲家、指揮者。ロベルト・プラハト(1878-
1961)は、カールスルーエを拠点として活躍した作曲家。その他、オット・フ
レードリク・トゥルベリ(1802-1853)や ヒューゴ・アルヴェーン(1872-1960)
の作品も収録。カメラータ・ムジカ・リンブルクは1999年創立、ヤン・シュー
マッハーの指揮で活動している。

GEN 89140 \1980
「フランスのオルガン音楽」
アレクサドル=ピエール=フランソワ・ボエリ(1785-1858):
アンダンテ・コン・モト 変ホ長調/アレグロ・マ・ノン・トロッポ ヘ短調
/アレグレット ロ短調/オクターブのカノンホ短調/幻想曲とフーガ ロ長調
クロード=ベニーニュ・バルバトル(1724-1799):
前奏曲とロンド ハ長調/題名のない小品 ロ長調/前奏曲 ニ長調/
デュオ ニ長調/クリスマス イ長調/題名のない小品 ハ長調/
題名のない小品 ニ長調(3曲)/カノナード ニ長調/死を弔う鐘 へ長調/
ラ・マルセイエーズ行進曲とサ・イラ ハ長調
マキシム・アインツ(オルガン)
録音:2008年8月8-11日
18世紀に活躍したバルバトル(1724-1799)と、19世紀前半に活躍したボエリ
(1785-1858)の二人のオルガン作品を収録。マキシム・アインツはフランスの
オルガニスト。フランス、グリニャンのサン=ソヴール参事会教会のオルガン
を使用。




<Edition HST>
HST-060 \2500
ヴァンハル(1739-1813):
-子供のための15の弦楽三重奏曲集 Weinmann VIa:C10-G14( ca.1790 )
-カッサシオン 二長調 Weinmann III:D5( ca.1765 )
-2つのヴァイオリン、ヴィオラ、バスと2つのホルンのための
-ディヴェルティメント 変ロ長調 Weinmann VIa:B2(ca.1765 )
-ディヴェルティメント 二長調 Weinmann VIa:D2(ca.1765 )
-2つのヴァイオリンとバスのための
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
リーダー;松井利世子(ヴァイオリン)
録音:2008年 12月24日、調布たづくりホール録音
1760年、ヴィーン上京したヴァンハルは、先ずカッサシオン、協奏曲、交響曲
で名声を得るようになったと伝えられている。
本CDのディヴェルティメント二曲は、ブライトコプフ・カタログ1771年版にも
記載されていることから、正に1760年代中盤の作と推定される。
反対に子供のための三重奏曲集は、独オッフェンバッハ・アンドレ社から出版
されており、1780年代以降の家庭教師時代に教本製作の一環として作曲された
と思われる。
ヴァンハルならではの優美な旋律に溢れる曲集である。



<KAIROS>
12652KAI 2枚組 \4500
ヘルムート・ラッヘンマン(1935-)
CD1)
(1)コードウェルのための祝砲
-2人のギタリストのための(1977)
(2)慰め-16人の投票人と管弦楽のための(1967-68/1977-78)
CD2)
(3)コンチェルティーニ(2005)
(1)W.ブルック&T.ロス(ギター)
(2)W.ヌスバウム&スコラ・ハイデルベルク、
J.カリツケ指揮WDRケルン放送交響楽団
(3)J.カリツケ指揮クラングフォルム・ウィーン
録音:(1)(2)2005年(3)2006年
2人のギタリストのための《コードウェルのための祝砲》は既に日本でも度々
演奏される隠れたギター名曲(?)。終始、特殊奏法で構成され、プリプリ、ピ
リピリとさながらコンピューター音楽のような音響が続く。《慰め》は同名の
連作シリーズのひとつでヴォーカル・アンサンブルの「アウイアウイ・・・」
といった奇妙な歌声にパリッ!キリリ!ヒュ-ン!パシャン!といった管弦楽
のこれまた奇天烈な音響が絡んでゆく。最近作のコンチェルティーニは禁欲的
なラッヘンマンの音楽には珍しく激しい音の運動がドラマティックな緊張感を
生み出す。

12842KAI \2250
ベアト・フラー(1954-):
(1)ピアノ協奏曲(2007)
(2)インヴォケーションVI
-ソプラノとバス・フルートのための(2003)
(3)スプール
-ピアノと弦楽四重奏のための(1998)
(4)ファマVI
-声とコントラバス・フルートのための(2005)
(5)先頭へ-ピアノ三重奏のための(1984)
(6)ロトファゴスI
-ソプラノとダブル・ベースのための(2006)
(1)ニコラス・ヘッジス(Pf)、P.ルンデル指揮ケルン放送響
(2)P.ホフマン(S)、エヴァ・フラー(B.Fl)
(3)(5)ベルリン現代音楽室内アンサンブル
(4)I.メンケ(声)、E.フラー(B.Fl)
(6)T.アウゲシュタット(S)、U.フッセネッガー(Db)
録音:2007-2008年
KAIROS常連の作曲家フラーは当レーベルの他ORFからも多くの作品がリリース
されている。作曲家は度々来日し作品は近年わが国でも頻繁に取り上げられる
ようになってきており、関心が高まっている。最新作のピアノ協奏曲は打楽器
的なピアノに管弦楽のメタリックで鮮やかな響きが絡んでくる緊張感あふれる
秀作。ロトファゴスIではソプラノがお経を唱えるようなけったいな発声をし
たかと思えば、コントラバスのハーモニクスと絶妙なハーモニーを奏でる。

12772KAI(DVD-Video) 2枚組 \4500
(PAL方式)
オルガ・ノイヴィルト(1968):フィルムのための音楽集
DVD1)
長い雨(2000)/ファニー・フェイスのカノン(1992)/大気と海に(2007)/
交響的対話(2006)
DVD2)
カリグラファー(1991)/ミラモンド・ムルティプロ(2006/07)/
幻滅した時間(2005)/もう秘密はたくさんだ、嘘はたくさんだ(2005)
特典映像:危険なバー(2006)
クラングフォルム・ウィーン他
今ヨーロッパの新世代を代表する作曲家オルガ・ノイヴィルトが映像につけた
映画音楽集。凝ったカメラ・ワーク、斬新な編集手法、あってないようなもの
のシュールで不条理なストーリーとノイヴィルトの音楽が不可分に結びつき絶
妙な効果を生み出す。「長い雨」のタルコフスキーっぽい映像はなかなか。
「大気と海に」ではノイヴルト自身が映像を担当している。内容といい、PAL
のため日本ではパソコンでしか再生できないことといい、一般には広く薦めら
れないが、好事家は必見。

12792KAI(DVD-Video) \2250
(PAL方式)
ベアト・フラー(1954):
ムジーク・シアター《願望》(2002/03)
ペトラ・ホフマン(S)
ヨハン・ロイトゲブ(語り)
ヴォーカル・アンサンブル・ノヴァ
アンサンブル・ルシェルシュ
ベアト・フラー指揮
すでにCD(12432KAI)が発売されているフラーの大規模なシアター・ピース。
テキストはほとんど語りのみで特殊奏法多用の室内アンサンブルとコーラスが
それに付随する。前衛的なダンスあり、東京都庁舎みたいな現代建築ばりの舞
台装置あり、映像で見ると退屈しない。



<ミッテンヴァルト・レーベル>
MTWD99038 \3000
「日本女性作曲家の歩み」-ヴァイオリン作品-
幸田 延(明治3年-昭和21年):
ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調(明治30年)
ヴァイオリン・ソナタ第1番 変ホ長調(明治28年)
松島 彝(明治23年-昭和60年):
プレリュード(大正13年)、ファンタジー(大正12年)
外山道子(大正2年-平成18年):
日本民謡による組曲(子守歌、追分、籾引歌)(昭和28年)
吉田隆子(明治43年-昭和31年):
お百度詣(昭和28年)
印田千裕(ヴァイオリン)
堀江真理子(ピアノ)
録音:2008年9月4日、5日
神奈川県二宮町生涯学習センター・ラディアンホール
日本の洋楽黎明期における女性作曲家の作品のアンソロジーという明確な視座
に立ち、優れた二人の女性演奏家が説得力に満ちた「音楽」へと昇華させた。
池辺晋一郎(作曲家)-ライナー・ノートより
日本では音楽に携わる人口は圧倒的に女性優位である。明治・大正期も女性の
活躍は際立ち、幸田延・幸姉妹、三浦環、久野ひさを始め、多くの演奏家や教
育者が名を遺した。しかし、これとは対照的に女性作曲家の名は見当たらない。
日本人として初めて器楽曲を作曲した幸田延や、国際作曲コンクールで入賞を
果した外山道子も含めて、当時の女性作曲家による作品が演奏される機会は殆
どない。
このCDに収録された4人の女性作曲家による作品は全て初録音である。その作
品はどれも個性的で、何事にもとらわれない音楽に対する純粋なメッセージを
伝えてくれる。と同時に、日本の作曲界の縮図としての一面も垣間見ることが
出来る。
辻 浩美(音楽学)-ライナー・ノートより



<NEOSレーベル>
NEOS10824(SACD-Hybrid) \2650
「ドナウエッシンゲン音楽祭2007Vol.1」
(1)ハンス・ツェンダー(b.1936):ロゴス=断片(2007)/
(2)クラウス・フーバー(b.1924):
「平和とは何か?心の理由に向かって」(2007)
(テキスト:ジャック・デリダ、オクタビオ・パス、シモーヌ・ヴェイユ、
クラウス・フーバー)
SWRバーデン=バーデン・フライブルク交響楽団、
(1)シルヴァイン・カンブルラン(指揮)
SWRヴォーカル・アンサンブル・シュトゥットガルト、
(2)ルペルト・フーバー(指揮)、N.シール(アラビアの打楽器)
録音:2007年ライヴ
前衛音楽界を牽引してきた2大巨匠の最新作オーケストラ大作を聴く。ツェン
ダー作品は合唱の呻くような旋律の帯に時折オーケストラが音のくさびをザ
クザクと打ち込む表現主義的大作。指導者としてもカリスマ的な存在である
フーバーは今年85歳になるが、そんなことを全く感じさせないパワフルな作
品に驚愕する。テキストにジャック・デリダ、オクタビオ・パス、シモーヌ
・ヴェイユからフーバー本人の詩を使ったフーバーの集大成的な作品。

NEOS10825(SACD-Hybrid) \2650
(SACDハイブリッド)
「ドナウエッシンゲン音楽祭2007Vol.2」
(1)ハンス・トマッラ(b.1975):「叫び」(2007)/
(2)ジェームズ・ゾーンダーズ(b.1972):「#211007」(2006/07)/
(3)アルヌルフ・ヘルマン(b.1968):怪物の歌(2007)/
(4)フランソワ・サーハン(b.1972):
インスタレーション、トークス・タイム・ナッシング/歌の名前(2007)/
(1)(2)(3)ヨハネス・カリツケ指揮アンサンブル・モデルン、
(3)ニナ・ヤンセン(Cl)、
(4)F.ローデス(Perc、語り)、アンサンブル・ルシェルシュ、エクスペリメン
タル・スタジオSWR(ライヴ・エレクトロニクス)
録音:2007年ライヴ
トマッラはオペラを初め多くの作品を発表しており現在はアメリカでも教鞭
を取っている若手。ゾーンダーズはエクスペリメンタル・スタジオSWRで研鑽
を積んだことがアコースティック楽器の作品でも大きく反映している。ヘル
マンとサーハンもパリのIRCAMでやはり電子音響の研鑽を積んだことが作品に
反映している。

NEOS10826(SACD-Hybrid) \2650
「ドナウエッシンゲン音楽祭2007Vol.3」
(1)マーク・アンドレ(b.1964):「...の上...III」(2005/07)/
(2)ヘルムート・エーリング(b.1961):「ゴヤI-私は見た」(2006)/
(3)エンノ・ポッペ(b.1969):楔状(2005/06)
SWRバーデン=バーデン・フライブルク交響楽団、
(1)(3)シルヴァイン・カンブルラン(指揮)、
(2)ルペルト・フーバー(指揮)
録音:2007年ライヴ
アンドレもIRCAMで研鑽を積んだ作曲家。打楽器と弦の激しい連打音、フルー
トのむら息に似た奏法に(作曲家本人は意識していないだろうが)どこか民族
音楽を思わせるテイストが感じられる。エーリングはギタリストとしても活
躍。前衛作曲家だが、ストラヴィンスキー、ヴァレーズ、アイスラーを思わ
せる部分がある。ダイナミックな曲で音響的にも楽しませる。ポッペは新し
い世代のなかでは最もよく知られた存在で、クラスターの響きの堆積のなか
からクラシカルな響きが浮かび上がってくる。アイデアもさることながら大
変熟達した管弦楽法に圧倒される。

NEOS40808(SACD-Hybrid) \2650
(NEOSジャズ)
「ドナウエッシンゲン音楽祭2007」-「戦争地帯-SWR2ナウ・ジャズ」
(1)エリオット・シャープ(1951-):リップルズ・フロム・ザ・バング
(2)ベルンハルト・ラング(1957-):パラノイア(2007)
ラタシャ・N.ネヴァダ・ディグス(語り、Vo)、
フィリップ・ジェック(ターンテーブル)、ハンス・コッホ(リード楽器)、
ベルンハルト・ラング(キーボード、エレクトロニクス)、
エリオット・シャープ(8弦ギター・ベース、エレクトロニクス)、
フレディ・スチューダー(Perc)、他
当レーベルではもうお馴染み、ニューヨークのノイズ派の巨匠エリオット・
シャープの最新作。エレクトリック・ギターのクラスター、サンプリング、
ラップのリズム、電子音響が激しくぶつかり合う、まるでニューヨークの壁
に描かれた落書きのような作品。ラングは前衛とフリー・ジャズの間を行き
来する作曲家だが、ここでもターンテーブルまで動員しタイトル通りのパラ
ノイアックな世界を現出させる。

NEOS30806-08 3枚組 \5300
「クリスマスの朝の祈り」
-クリスマス聖日前夜のためのグレゴリオ聖歌集(近年発見された聖歌集)
ルペルト・フーバー指揮
WDRケルン放送合唱団
録音:2007年12月
クリスマスに因んだグレゴリオ聖歌集。しかしNEOSからのグレゴリオ聖歌、
普通であるわけがありません。現代音楽のスペシャリスト達によるグレゴリ
オ聖歌、これほど現代的な歌い方をしたグレゴリオ聖歌も珍しいでしょう。
でも何より驚きなのが女声、男声共演による混声合唱版であることです。ア
ンティフォナでは女性と男性が呼び交わしまでしています。近年新発見され
た楽譜による学術的にも貴重な録音の登場です。

NEOS20803(SACD-Hybrid) \2650
「悲愴-ユン=ベートーヴェン=ユン」
尹伊桑(ユン・イサン)(1917-1995):小陽陰(1968/1996)/
尹伊桑:5つの小品(1958)/
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ「悲愴」/
尹伊桑:間奏曲A
韓 伽耶(「耶」には人偏がつきます)(ハン・カヤ)(ピアノ)
録音:2008年3月1-5日
日本生まれで現在はドイツで活躍、カールスルーエ音楽大学の教授でもある
ハン・カヤの2008年の新録音。作曲家から絶大な信頼を得ていたハン・カヤ
のユン作品の決定的演奏。陰気な現代的サウンドのユン作品の間にベートー
ヴェンの「悲愴ソナタ」を持ってきた大胆なプログラムで、録音の少ないハ
ン・カヤの充実した演奏です。

NEOS20805(SACD-Hybrid) \2650
「ドビュッシー&ストラヴィンスキー:4手ピアノ作品集」
ドビュッシー:白と黒で/
ストラヴィンスキー:2台のピアノのためのソナタ/
ドビュッシー:6つの古代の墓碑銘/
ストラヴィンスキー:春の祭典(4手ピアノ版)
グラウ・シューマッハー・ピアノ・デュオ
録音:2006年11月
同時代を生きた二人の盟友の4手のためのピアノ作品を集めた。春の祭典は最
近のファジル・サイ編曲版がよく知られているが、こちらは作曲者自身による
版。現代音楽を得意とするシューマッハーとグラウの精妙な演奏で聴かせる。

NEOS10803(SACD-Hybrid) \2650
エルンスト・ヘルムート・フランマー(b.1949):管弦楽作品集(世界初録音)
(1)重なりあった干渉(1988-1990)/
(2)沈黙させられた言葉!…拡大(1993-1994)
SWRバーデン=バーデン・フライブルク響
(1)ローター・ツァグロセク(指揮)、W.F.セルゲ(Vc)、
SWRエクスペリメンタル・スタジオ(Live Elec)、
(2)オラフ・ヘンツォルト(指揮)、鈴木優子(打楽器)、
録音:(1)1990年(2)1995年
フランマーはドイツ出身で当初、数学を学んだ後、音楽に転向、クラウス・
フーバー、ファーニホーに師事した。チェロ協奏曲である《重なりあった干
渉》はチェロと管弦楽が終始、息もつかせぬスピードで文字通り《干渉》し
あうアグレッシヴな作品。金属系打楽器の目の覚めるような響きとライヴ・
エレクトロニクスのシュールな音響が一体となって鮮やかな音響流動体を作っ
てゆく。打楽器協奏曲《沈黙させられた言葉!・・・拡大》は日本の若きホ
ープ鈴木優子のソロが聴きもの。

NEOS10804(SACD-Hybrid) \2650
トーマス・フンメル(b.1962):
《トラキラより》-失踪したオヴィッドの捜索(2003-2006)
(ハイパー・リアリスティック・レコーディング…話し手とアンサンブルの
ための)
クリストフ・オギアマン(ヴォイス・アーティスト)
ホルスト・シンフォニエッタ
録音:2005-2006年
フンメルは自然科学を学んだ後、音楽に転向、シュパーリンガーに作曲を師
事。後にIRCAMでも研鑽を積む。終始劇的な展開は控えられ、高音主体の色
彩、密度の変化だけで曲が構成されている。

NEOS10813(SACD-Hybrid) \2650
アンダース・エリアソン(b.1947):
砂漠のポイント(1981)/オスタコリ(1987)/
弦楽のための交響曲(2001)
アルコス室内管弦楽団、
録音:2008年
エリアソンはスウェーデン出身。ジャズ・ミュージシャンとしての活動後、
リゲティに作曲を師事した。このアルバムは弦楽オーケストラのための作品
を集めたもので《砂漠のポイント》《オスタコリ》はシュニトケあたりを想
起させる。世界初録音となる《弦楽のための交響曲》は前2作よりロマン的
な香りが濃く、ベルク、バルトークのエコーを感じさせる悲しくも美しい作
品。北欧音楽の好きな御仁にお薦め。

NEOS10814 \2500
ホセ・マヌエル・ロペス=ロペス(b.1956,スペイン):
(1)月の香り(2003)/
(2)シエスタの技法(2005)/
(3)ア・テンポ(1998)/(4)レア(1989)
ファビアン・パニセロ指揮
プルーラル・アンサンブル、
(1)A.メルシエ(Vn)、(2)E.アルゴラ(アコーディオン)、
(3)D.アペラニス(Vc)、(4)アンサンブル・オーケストラル・コンテンポラン、
録音:2006年
ロペス=ロペスはマドリッド出身ので地元の大学で学んだ後、IRCAMで研鑽を
積む。ノーノ、ブーレーズ、ドナトーニ、ハルフテル、デ・パブロ、メシア
ンらから幅広く影響を受けつつ独自の語法を確立した。クラスター的な音の
推移を音楽の推進力としながらもほのかに調性を感じさせる音響、鳥の声を
思わせる(さすがはスペインと言うべきか?)モティーフの多用など詩的な香
りを湛えた音楽である。



<ALTARUS>
AIRCD9027 \2080
サイモン・マウヒニー(b.1976):
(1)バトゥ/(2)バーコードIII/(3)フンシゴ
(1)(3)マリー・デュレア(Pf)、
(2)(3)ダラフ・モーガン(Vn)、録音:2007年
マウヒニーは1976年北アイルランド出身。一聴して彼の音楽はエキゾチック
で官能的。また旋法的な和音にメシアンの影響を感じるが、すでに独自の世
界を確立している。ピアノのための《バトゥ》は武満の「閉じた眼」や「フォ
ー・アウェイ」あたりを彷彿とさせるが、途中から一転、ソラブジばりに音
が密集し始めドラマティックに展開。《バーコードIII》はヴァイオリン独奏
曲でメシアンの「鳥の歌」が「ジャングルの未知の生き物の歌」になった感
じ。《フンシゴ》はヴァイオリンとピアノの曲で、その超時間的な音の佇ま
いはソラブジの後継者と言うにふさわしい。




<PIERRE VERANY>
PV709021 \2250
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ全集
15の独奏ソナタOp.1-
ヴァイオリンのためのソナタ全曲(第3、10、12、13、14、15番)/ト短調Op.2
ジルベール・ベッツィーナ(Vn)、
フレデリク・オーディベール(Vc)、
ヴェラ・エリオット(Cemb)
(ニース・バロック・アンサンブル団員)
録音:1994年3月
PV795032の再発売。今年(2009年)ヘンデル没後250年を記念しての再発売とな
りました。ヴァイオリンのベッツィーナはニース・バロック・アンサンブル
の指揮者でもあり、この共演者も気心の知れた同アンサンブルのメンバーで
す。ピリオド楽器を使用した演奏で、音楽的で呼吸感のある演奏は発売当初
ル・モンド紙などで絶賛されました。




<ARTS>
47721-8(SACD-Hybrid) \2080
ジャチント・シェルシ(1905-1988):
プレルディ(前奏曲集)第1集-第4集
世界初録音
アレッサンドラ・アッマーラ(Pf)
録音:2008年9月30日-10月1日ヴィチェンツァ,イタリア
スペクトル楽派に多大な影響を与えた20世紀イタリアの特異なジャチント・
シェルシの世界初録音作品。静と動の鮮やかな対比、ぽつぽつと静寂に響き
渡るシェルシの音楽は現代音楽とは言え大変瞑想的で美しい。アレッサンド
ラ・アッマーラは先ごろ当ARTSレーベルよりショパンのバラード(47696)で
CDデビューした若手。アッマーラは現代物にも鋭い感性をみせる。

47689-8(SACD-Hybrid) \2080
(SACDによる再発売)
ジュリアーニ:ギター協奏曲第3番 ヘ長調 Op.70/
ギターと弦楽のための大五重奏曲 ハ長調 Op.65/
ロッシーニの「オテッロ」の主題による変奏曲/
ジェネラーリの「ローマのバッカス祭」の主題による変奏曲Op.102/
ワルツ・ファヴォーリによる変奏曲
エドアルド・カテマリオ(ギター)
マルティン・ハーゼルベック(指揮)
ウィーン・アカデミー
録音:2002年、2003年
47689-2のSACD仕様。通常盤は廃盤となります。好評のカテマリオのジュリア
ーニ:ギター協奏曲全集。今回の発売で第1番、第2番(47688-8)と合わせて全
曲SACDで聴けるようになりました。




<DORON>
DRC 3046 \2080
「マリア・ペトコヴァ・アンコール集、コンサート・ライヴより」
リスト:演奏会用練習曲 嬰ヘ短調「小人の踊り」/
ブラームス:間奏曲 イ長調Op.118-2/ヘンデル:シャコンヌHWV435/
ショパン:
マズルカ 嬰ハ短調 Op.30-4,練習曲 イ短調 Op.25-11「木枯らし」,
幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66,前奏曲 嬰ハ短調 Op.45,
ポロネーズ 変イ長調 Op.53「英雄ポロネーズ」/
シューマン:トロイメライ/
ラフマニノフ:前奏曲 ト短調 Op.23-5,前奏曲 嬰ト短調 Op.32-12
バッハ:パルティータ第1番BWV.825-メヌエット1,メヌエット2,ジーグ/
スクリャービン:左手のための前奏曲 嬰ハ短調 Op.9-1/
ドビュッシー:半音階のための練習曲,アラベスク第1番 ホ長調/
バッハ(ブゾーニ編):アダージョ(BWV.564より)
マリエッタ・ペトコヴァ(ピアノ)
録音:1994-2005年
マリエッタ・ペトコヴァは、1968年、ブルガリアのルーセ生まれのピアニス
ト。このCDは、彼女が様々な演奏会で弾いたアンコールを集めたライヴ録音。
本プログラムを終えてリラックスした気分の良さが出た演奏ばかりである。

DRC 5028 \2080
「愛の歌-ヴィオラ作品集」
エミール・クロイツ(1881-1932):ヴィオラのための愛の歌/
エネスコ:ヴィオラとピアノのための演奏会用小品/
グリンカ:ヴィオラ・ソナタ ニ短調/ピアソラ:ル・グラン・タンゴ
ロラン・ロシャ(ヴィオラ)
ミアオミアオ・リ(ピアノ)
録音:2006年7月、
ヴィオラのための作品を集めたCD。エミール・クロイツ(1881-1932)の作品が
珍しい。ドイツ、ヴッパータル出身。ヴィオリストとして活動し、ヴィオラ
のための作品を多く残している。「愛の歌」はロマンティシズムの豊かな隠
れた名曲である。ロラン・ロシャは1966年生まれ。ヴィオラのソリストとし
て活躍している。ミアオミアオ・リは中国、鄭州出身のピアニスト。

DRC 5031 \2080
ベートーヴェン:
「エロイカ」の主題による15の変奏曲とフーガ変ホ長調Op.35
ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 Op.109
シューベルト:
4つ即興曲集 D.935, Op.142
ピアノ・ソナタ第14番イ短調 D.784, Op.143
リオネル・モネ(ピアノ)
録音:2007年10月
リオネル・モネは、1978年、スイスのイゼラブル生まれのピアニスト。スイ
スを中心に、ソリスト、室内楽、また伴奏者としても活躍している。

<Hyperion>
CDA 67636 \2180
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ第47集 ――
ザーロモン・ヤーダスゾーン(1831-1902):
ピアノ協奏曲第1番ハ短調(世界初録音)、
ピアノ協奏曲第2番へ短調Op.90(世界初録音)
フェリックス・ドレーゼケ(1835-1913):ピアノ協奏曲変ホ長調Op.36
マルクス・ベッカー(ピアノ)、
ミヒャエル・ザンデルリンク(指揮)、ベルリン放送交響楽団
フランツ・リストから受けた大きな影響やライプツィヒ音楽院で音楽を学ん
だという共通点を持つ1831年生まれのヤーダスゾーンと1835年生まれのドレ
ーゼケ。ユダヤ系の家庭に生まれたために名門ライプツィヒ音楽院を経てディ
ーリアス、グリーグ、ブゾーニといった大音楽家を数多く育てながらも、反
ユダヤ主義の煽りを受け不遇をかこったヤーダスゾーン。逆に本人の意思と
は関係なくナチス・ドイツから称賛されたことにより、親ナチスという視線
から逃れることができず次第に歴史から名を消すことになってしまったドレ
ーゼケも、ヤーダスゾーンと同じくドイツ動乱の犠牲者であるとも言えるの
ではないだろうか。
当時を代表する対位法の大家でありながらも"美しい旋律を書くことがなに
よりも重要"という姿勢を貫いたヤーダスゾーンと、リストやワーグナーの
新ドイツ楽派に属しヤーダスゾーンと同じく対位法の名手でもあったドレー
ゼケの"ピアノ協奏曲"。
3作品ともドイツ・ロマン派の濃厚な旋律美と華麗で技巧的なパッセージを備
えた屈指の傑作であり、この録音の登場によって再評価の気運が高まる可能
性は非常に高い。
RPCシリーズ第47集でソリストを務めるのは、今回がシリーズ初登場となる"マ
ックス・レーガーの化身"マルクス・ベッカー。レーガーのピアノ作品全集
(Thorofon/RTCH 2501)で12枚にも及ぶレーガーのピアノ作品を弾ききったド
イツの鬼神が遂にRPCシリーズに本格参戦!
巨匠クルト・ザンデルリンクの血筋を受け継ぐミヒャエル・ザンデルリンク
とベルリン放送響とのドイツ・トリオが"ヤーダスゾーン"と"ドレーゼケ"の
ピアノ協奏曲を復活させる。

CDA 67686 \2180
スティーヴン・ハフ・イン・リサイタル ――
メンデルスゾーン:厳格な変奏曲ニ短調Op.54
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111
ウェーバー:舞踏への勧誘Op.65
ショパン:ワルツ第7番嬰ハ短調Op.64-2、ワルツ第2番変イ長調Op.34-1
サン=サーンス:のんきなワルツOp.10
シャブリエ:アルバムの綴り
ドビュッシー:レントよりおそく
リスト:
忘れられたワルツ第1番嬰ヘ長調S.215-1、メフィスト・ワルツ第1番《村の居
酒屋での踊り》
伝承曲(ハフ編):ウォルスィング・マティルダ
スティーヴン・ハフ(ピアノ)
サン=サーンスのピアノ協奏曲全集(CDA 67331/2/MCDA 67331/2)が英グラモ
フォン誌の選定する30年間で1枚の栄誉"グラモフォン・ゴールド・ディスク
賞"に輝き、英ガーディアン紙からは"現在、世界で最も偉大な6人のピアニス
トの中の1人"と激賞されたイギリスの名手スティーヴン・ハフ。
これまでにも「モーツァルト・アルバム」(CDA 67598)、「スパニッシュ・ア
ルバム」(CDA 67565)、「イングリッシュ・アルバム」(CDA 67267)、「ニュ
ー・ピアノ・アルバム」(CDA 67043)など、様々なテーマに基づいたユニーク
なコンセプト・アルバムを発表してきたハフの最新作は、"主題"、"変奏"、
"ワルツ"がテーマに設定された"リサイタル・プログラム"。 
このリサイタル・プログラムは、実際にハフが2007-2008シーズンに世界中で
弾いたコンサートの公演曲目が収録曲に反映されているのが大きな特徴。
ベートーヴェンの「ピアノ・ソナタ第32番」までが前半となり、プログラム
の後半ではリスナーをワルツの旅にご招待。そしてハフ自身のアレンジによ
るオーストラリア第2の国歌「ウォルスィング・マティルダ」でコンサートを
締め括っており、ハフのリサイタルの醍醐味を録音で味わえてしまうという
ピアノ・ファンに大推薦の1枚なのである。
スティーヴン・ハフの実力とアイディアが生んだ、魅力と驚きが満載のリサ
イタル・プログラムにご期待下さい。

CDA 67763 \2180
パガニーニ:24のカプリースOp.1
ターニャ・ベッカー=ベンダー(ヴァイオリン)
1996年の第16回ロドルフォ・リピツァー賞ヴァイオリン・コンクール第1位、
2001年の第48回パガニーニ国際コンクール第3位という輝かしい実績を持つド
イツの女流ヴァイオリニスト、ターニャ・ベッカー=ベンダーがハイペリオ
ン初登場!
1978年シュトゥットガルト出身のターニャ・ベッカー=ベンダーの勢いは凄
まじく、前述のコンクール以外にも2000年のBunkamuraオーチャードホール・
アウォード、ジュネーヴ国際音楽コンクールなどで優秀な成績を収め、ヨー
ロッパ、アメリカ、そしてアジアへと活躍の場を拡大。
また2006年からはヴェンゲーロフの後任としてザールブリュッケンのザール
ラント州立音楽大学の教授に就任するなど、新たにスターダムに踊り出たド
イツ系ヴァイオリニストの大器として注目を集めている。
ベッカー=ベンダーのハイペリオンでのデビュー録音は、なんとパガニーニ
の「24のカプリース」。無伴奏、しかも超難曲という全く誤魔化しのきかな
いレパートリーを正々堂々と選んでしまうところからして只者ではない。
ジュゼッペ・グァルネリ1728を駆使する新たなヴァイオリンの女神ターニャ
・ベッカー=ベンダー、ブレイク必至!要注目!

CDA 67733 \2180
ファート:
アンテヴェニス・ヴィリデス/ミサ曲《私は野の花》/主は来たりぬ/第8旋
法によるマニフィカト/ミゼレーレ/エルサレムの娘たちよ/主の精霊は地
上に満つ/音楽は神からの贈り物/めでたし元后/クレメンス・ノン・パパ:
私は野の花
チンクエチェント
2008年英グラモフォン賞にノミネートされるなど、前作フィリップ・デ・モ
ンテの宗教作品集(CDA 67658)での素晴らしいハーモニーが改めて絶賛された
男声のルネサンス・ヴォーカル・アンサンブル"チンクエチェント"。
今回チンクエチェントが歌うのは、前作で取り上げたフィリップ・デ・モン
テと同じく神聖ローマ皇帝マクシミリアン2世から絶大な信頼を受けながらも
およそ37歳という若さでこの世を去った夭折の天才ヤコブス・ファート
(c.1529-1567)。
ルネサンス期のフランドル楽派を代表する音楽家でもあったファートの綿密
に組み立てられたミサ曲とモテットが、チンクエチェントのハーモニーに乗っ
て宝石の如く輝きを放つ。チンクエチェントがルネサンス・ヴォーカルの世
界に旋風を巻き起こすのも時間の問題だろう。

CDA 67724 \2180
ウカシェフスキ:十字架への道
スティーヴン・レイトン(指揮)、ポリフォニー、ブリテン・シンフォニア
ポーランドの作曲家パヴェウ・ウカシェフスキ(1968-)の作品が持つ崇高な精
神性、神秘的な美しさに惚れ込み、ウカシェフスキの音楽の代弁者としてそ
の魅力を伝え続けているイギリス合唱界の名匠スティーヴン・レイトン。
この「十字架への道」は、ウカシェフスキからレイトンに献呈された「ヌン
ク・ディミティス」を収録した宗教作品集(CDA 67639)に続くリリース第2弾。
十字架を背負いゴルコタの丘へと向うキリストの姿を描いた大作「十字架へ
の道」は、ポリフォニーの訴えかけるような鬼気迫る歌声とブリテン・シン
フォニアの劇的な展開が全編を支配する55分の物語である。



<Helios>
CDH 55331 \1280
チャイコフスキー:歌曲集 ――
昨日の夜Op.60-1/そんなに早く忘れて/夜鳴きうぐいすOp.60-4/それは早
春のことだったOp.38-2/騒がしい舞踏会でOp.38-3/恐ろしい一時Op.28-6
/信じるな、わが友よOp.6-1/かっこうOp.54-8/私は野の草ではなかった
かOp.47-7/子守歌Op.16-1/窓のかげにOp.60-10/セレナードOp.63-6/カ
ナリアOp.25-4/語るな、おおわが友Op.6-2/嵐の時の子守歌Op.54-10/春
Op.54-9/なぜ?Op.28-3/ただ憧れを知る人だけがOp.6-6/夜は明けるだろ
うかOp.47-6/私がそのことを知っていたらOp.47-1/なぜ?Op.6-5
ジョーン・ロジャーズ(ソプラノ)、ロジャー・ヴィニョールズ(ピアノ)
100曲を超える歌曲の中なら選りすぐられたロマンティックなチャイコフスキ
ーの歌曲集。名ソプラノ、ジョーン・ロジャーズと歌曲伴奏の達人ロジャー
・ヴィニョールズのコンビネーションが美しい旋律に花を添える。
CDA 66617からの移行再発売。

CDH 55249 \1280
イギリスのリュート歌曲集 ――
ジョンソン:五尋の深みに、蜂が蜜吸うところで
作曲者不詳:女王の仮面の最後
キャンピオン:美しい人よ、ほめてほしいなら
ダウランド:暗闇に住まわしておくれ、時は停止する
ロウズ:私は恋の病
ジョンソン:ファンタジア
ロウズ:薔薇の蕾を摘め、摘めるうちに
ダウランド:見よ、この不思議を
ダニエル:ローサ
パーセル:リゴードン
バニスター:来よ、此黄なる真砂
ハンフリー:蜂が蜜吸うところで
パーセル:恋することは何と楽しいことか、リリバーレロ、自然の声
バニスター:私のリュートを下さい
パーセル:シフォーチの別れ/他
ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)、エリザベス・ケニー(リュート)
ロビン・ブレイズの清らかで無垢な歌声がイギリスで流行したリュート歌曲
に生命力を吹き込む。エリザベス・ケニーのリュートの音色も味わい深い。
CDA 67126からの移行再発売。




<Danacord>
DACOCD 667-668 2枚組 \4600
フルート、ハープ、チェロとオルガンのためのメロディ ――
ニールセン:霧が晴れていく
マスネ:タイスの瞑想曲
テレマン:幻想曲第8番ホ短調
グルック:精霊の踊り
サン=サーンス:白鳥
イギリス民謡:グリーンスリーヴス
J・S・バッハ:
アダージョ、G線上のアリア、トッカータとフーガ ニ短調BWV.565、
主よ人の望みの喜びよ
J・S・バッハ(グノー):アヴェ・マリア
ヘンデル:シャコンヌ ハ長調、ラルゴ
メンデルスゾーン:歌の翼にOp.34-2、結婚行進曲Op.61
シューベルト:万霊節の日のための連祷、アヴェ・マリア
ブルッフ:コル・ニドライ、カンツォーネ
グラナドス:マドリガル
ベートーヴェン:自動オルガンのためのアダージョ
フォーレ:エレジー
ブゾーニ:小組曲Op.23より
グリーグ:春Op.33-2
イベール:アリア
リンドベリ:夏の牧舎の古い賛美歌
ヴィドール:トッカータ
ドビュッシー:英雄の子守歌
アイヴズ:《アメリカ》による変奏曲
ドライシ:
《朝は生きる喜びをもたらす》による即興、《顔をあげよシオンの娘、見え
るであろう》による即興
ミカエル・バイアー(フルート)、ヴィベケ・フランク(ハープ)、
ゲアト・フォン・ビューロウ(チェロ)、フレミング・ドライシ(オルガン)
コペンハーゲン・コレギウム・ムジクムの創設メンバーであり、1997年から
はデンマーク国立交響楽団の副首席奏者としても活躍中のフルーティスト、
ミカエル・バイアーを中心とした心の清涼剤のような美しい小品集。LPでリ
リースされていた音源のデジタル・リマスターによるCD化復刻リリース。
1982年-1983年の録音。

DACOCD 675-676 2枚組 \4600
フルート四重奏曲、フルートとピアノのための作品集 ――
クルーセル:フルート四重奏曲ニ長調Op.8
ドヴィエンヌ:協奏的四重奏曲ト長調
クロンマー:フルート四重奏曲ニ長調Op.13
モーツァルト:
フルート四重奏曲イ長調K.298、同ト長調K.285a、同ニ長調K.285、
同ハ長調K,Anh.171
ル・ボルヌ:《カルメン》による華麗な幻想曲
フォーレ:子守歌Op.16
ショパン:ロッシーニの《シンデレラ》の主題による変奏曲ホ長調
ファルカシュ:ルーマニア舞曲
ジュナン:ヴェニスの謝肉祭Op.14
ゴーベール:マドリガル
トゥルー:グラン・ソロOp.96
アナセン:スケルツィーノOp.55-6
ミカエル・バイアー(フルート)、アネ・エラン(ピアノ)、
コペンハーゲン三重奏団〔キム・シェーグレン(ヴァイオリン)、ビャーネ・
ボイ・ラスムセン(ヴィオラ)、ラース・ホルム・ヨハンセン(チェロ)〕
2000年に他界したヴィオラ奏者のビャーネ・ボイ・ラスムセンを偲び製作さ
れたデンマークのフルーティスト、ミカエル・バイアーとその仲間たちによ
る室内楽作品集。
こちらも"DACOCD 667-668"と同じく、LPでリリースされていた音源のデジタ
ル・リマスターによるCD化復刻リリース。中でもモーツァルトのフルート四
重奏曲4曲は初出となるだけにフルート関係者要チェック。
1983年-1984年の録音。



<Prima Voce>(Prima Voceはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
NI 7868 \1700
マコーマック&クライスラー-イン・リサイタル(録音:1910年-1924年)
パーキンス:ポートレート
ルルー:ナイル
バログ:古風なカプリース
モシュコフスキ:セレナータ
クライスラー:愛の喜び、子守歌、ウィーン奇想曲
ラフマニノフ:乙女よもう歌わないでおくれ/他
ジョン・マコーマック(テノール)、
フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)、他
ニンバスのテクノロジーによって78回転のSP盤の演奏をマイクロフォンで拾
い、デジタル化を行う復刻シリーズ「プリマ・ヴォーチェ」は往年の名歌手
たちの歌声を聴くことができる貴重な録音。
アイルランドのテノール歌手マコーマックと巨匠クライスラーの共演盤。

NI 7867 \1700
伝説のバリトン歌手たち ――
マスネ:歌劇《ノートルダムの曲芸師》より
ヴェルディ:
歌劇《ファルスタッフ》より、歌劇《椿姫》より、歌劇《仮面舞踏会》より、
歌劇《オテロ》より
プッチーニ:歌劇《トスカ》より
ワーグナー:歌劇《タンホイザー》より/他
リュシアン・フュジェール(バリトン)、
アントニオ・マッジニ=コレッティ(バリトン)、
マッティア・バッティスティーニ(バリトン)、
マリオ・アンコナ(バリトン)、他
19世紀中期から20世紀初期にかけて活躍した名バリトン歌手たちの貴重な記
録。1905年-1941年の録音。

NI 7866 \1700
カルーソー・イン・オペラVol.2 ――
フロート:歌劇《マルタ》より
ヴェルディ:歌劇《リゴレット》より、歌劇《トロヴァトーレ》より
ドニゼッティ:歌劇《ドン・パスクァーレ》より
プッチーニ:歌劇《ボエーム》より
ジョルダーノ:歌劇《アンドレア・シェニエ》より/他
エンリコ・カルーソー(テノール)、様々なアーティスト
イタリアの偉大なるテノール、カルーソーの録音集。1905年-1920年の録音。



<Hyperion>
CDA 67661 \2180
シューマン:チェロ作品集 ――
幻想小曲集Op.73/アダージョとアレグロ変イ長調Op.70/ヴァイオリン・ソ
ナタ第3番イ短調WoO.27(イッサーリス編)/夕べの歌Op.85-12(ヨアヒム編)
/3つのロマンスOp.94/民謡風の5つの小品Op.102
スティーヴン・イッサーリス(チェロ)、
デーネシュ・ヴァーリョン(ピアノ)
「子供の頃からシューマンは最愛の友人であり、シューマン以上に身近な作
曲家はいない」とまで語るイッサーリス。
これまでのシューマンの音楽に対する功績の大きさが讃えられ、シューマン
の生地ツヴィッカウ市から"シューマン賞"を授与されるなど、イッサーリス
とシューマンの関係は切っても切れないほど強固で深いものなのである。
「幻想小曲集」や「アダージョとアレグロ」、「5つのロマンス」など様々な
楽器で演奏される名作だけでなく、イッサーリス自身のアレンジによる「ヴァ
イオリン・ソナタ第3番」を加えるなどプログラムも多彩。
このシューマンでイッサーリスが弾いているチェロは、日本音楽財団より貸
与されている1730年製のストラディヴァリウス"フォイアマン"、ロンドンの
王立音楽院から使用許可を得た1726年製のストラディヴァリウス。
2台の銘器を操る"ミスターガット弦"イッサーリスのシューマンが聴き手の
心を魅了する。
2008年6月28日-30日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)での録音。




<Nimbus>(Nimbusはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
NI 5831 \2080
シチェドリン:チェロのための作品集 ――
ロシア民謡による古い旋律/チェロ・ソナタ/アルベニスの形式で/カドリエ
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)、
ロディオン・シチェドリン(ピアノ)
英国チェロ界の名手ラファエル・ウォルフィッシュとソ連作曲家同盟の議長
を務めた大御所シチェドリンのデュオによるシチェドリンのチェロ作品集!
「カルメン組曲」の作曲家としての一面がクローズアップされることの多い
シチェドリンの室内楽作品を、ウォルフィッシュの弓とシチェドリンのピア
ノが濃厚に繰り広げる。2007年5月25日の録音。



<Lyrita>(Lyritaはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
REAM.2108 2枚組 \4360
ホワイト:ピアノ・ソナタ第1番、同第5番、同第4番、同第9番
ホディノット*:
ピアノ・ソナタ第1番Op.17、夜想曲第2番Op.16-1、
ピアノ・ソナタ第2番Op.27、夜想曲第1番Op.9、悲歌Op.18-3
コリン・キングスリー(ピアノ)、ヴァレリー・トライオン(ピアノ)*
3曲のオペラ、26曲の交響曲、そしてなんと166曲(!)のピアノ・ソナタを作
曲したジョン・ホワイト(1936-)と、2008年に他界したウェールズの名匠ホ
ディノットのピアノ・ソナタ集。ちなみにホディノットのピアノ・ソナタを
弾いているのは若かりし日のヴァレリー・トライオン。
1960年5月&1962年11月の録音(モノラル)。

REAM.3113 3枚組 \6540
バックス:ピアノ作品集 ――
ピアノ・ソナタ嬰へ短調/演奏会用ワルツ変ホ長調/2つのロシアの音の絵
/トッカータ/王女の薔薇の園/ウォッカ・ショップにて/水仙を持った少
女/アップル・ ブロッサム・タイム/眠気/山の雰囲気/冬の水景/流浪
の夢/ネレイド/5月の夕べに/回転木馬/ピアノ・ソナタ第2番ト長調/
奴隷の少女/吟遊詩人が我々に伝えたこと/典礼の踊り/誘惑の踊り/水
上の音楽/子守歌/バーレスク/カントリー・チューン/丘の調べ/地中
海/ピアノ・ソナタ第3番嬰ト短調/同第4番ト長調
イリス・ラヴリッジ(ピアノ)
1985年から1996年にかけて収録されたシャンドス盤(CHAN X10132)よりさら
に前となる1959年から1963年にかけて収録されたバックスのピアノ作品集。
ケルトなどアイルランドの民族音楽を愛したバックスのモダンでロマンティ
ックなピアノ作品の数々を、イギリスの女流ピアノ奏者ラヴリッジが弾く。
1959年-1963年の録音(モノラル)。



<Prima Voce>(Prima Voceはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
NI 7954/5 2枚組 \2580
J・シュトラウスII世:喜歌劇《こうもり》
ユリウス・パツァーク(テノール)、ヒルデ・ギューデン(ソプラノ)、
クルト・プレーガー(バリトン)、ジークリンデ・ワーグナー(アルト)、
クレメンス・クラウス(指揮)、
ウィーン・フィルハーモニック管弦楽団、ウィーン国立歌劇場合唱団、他
ニンバスのテクノロジーによって78回転のSP盤の演奏をマイクロフォンで拾
い、デジタル化を行う復刻シリーズ「プリマ・ヴォーチェ」は往年の名歌手
たちの歌声を聴くことができる貴重な録音。デッカのLXT2550/1でリリース
されていたクレメンス・クラウスの「こうもり」。




<Quartz>(Quartzはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
QTZ 2063 \2180
テレマン:12の幻想曲
エリザベス・ウォーカー(フルート)
エリザベス・ウォーカーは、イギリスではナンシー・ハッデンとスティーヴ
ン・プレストン、ハーグではウィルベルト・ハーツェルツェットにモダン・
フルートとバロック・フルートを学んだイギリスの女流フルーティスト。
ニュー・ロンドン・コンソートのレコーディング参加やBBC響、シティ・オ
ヴ・ロンドン・シンフォニアにゲスト奏者に招かれるなど、モダンとピリオ
ドを駆使するフルート奏者として活躍している。

QTZ 2062 \2180
エキソドス ―― I-VI
ポール・ダンモール(ソプラノ・サクソフォン)、
ロマン・ミンツ(ヴァイオリン)
スタジオ・ミュージシャンなど様々な分野で活躍するサクソフォン奏者ポー
ル・ダンモールと、現代のヴァイオリン作品の申し子ロマン・ミンツによる
革新的で刺激的なアヴァンギャルドの世界。




<Halle>(Halleはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
CDHLL 7520 2枚組 \3560
エルガー:オラトリオ《ジェロンティアスの夢》Op.38
アリス・クート(メゾ・ソプラノ)、ポール・グローヴス(テノール)、
ブリン・ターフェル(バリトン)、ハレ管弦楽団&合唱団、ハレ少年合唱団
ハレ管弦楽団による自主レーベル "Halle"の復活リリース第1弾は、エルガー
・エディションの続編となる大作「ジェロンティアスの夢」。ニューマン枢
機卿から贈られた詩を題材として作曲された「ジェロンティアスの夢」は、
英国オラトリオの中でも最高傑作の1つに数えられている。
バリトンのブリン・ターフェルやメゾのアリス・クートなど豪華キャストで
贈る壮大な「ジェロンティアスの夢」で"Halle"レーベルが再スタートを切る。
2008年7月15日-19日、マンチェスター・ブリッジウォーター・ホールでの録音。
※流通再開となる"Halle"はレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
また新譜2タイトルを除く旧譜に関しては、当面の間、通常のCDとCD-R盤が混
在する可能性がございます。予めご了承下さい。

CDHLL 7515 \1780
C・マシューズ:
アルファバイシクル・オーダー/ホルン協奏曲*(全曲世界初録音)
ヘンリー・グッドマン(ナレーター)、リチャード・ワトキンス(ホルン)*、
エドワード・ガードナー(指揮)、マーク・エルダー(指揮)*、
ハレ管弦楽団、ハレ少年合唱団
「冥王星」の作曲者であり、マーラーの「交響曲第10番」クック版の校訂者
でもあるイギリスの作曲家コリン・マシューズ(1946-)。「冥王星」の作曲や
ドビュッシーの管弦楽版「前奏曲集」のアレンジなど、密接な関係にあるマ
シューズのオリジナル作品集にハレ管がいよいよ着手!
英国ホルン界の名手ワトキンスのソロによる「ホルン協奏曲」、児童合唱と
ナレーションが加わる劇的な「アルファバイシクル・オーダー」は両作品と
も世界初録音となる。2004年7月12日*&2007年7月10日-11日の録音。

CDHLL 7500 \1780
エルガー:
交響曲第1番変イ長調Op.55/序曲《南国にて》/歌曲《月明かりの中で》*
クリスティーヌ・ライス(ソプラノ)*、
マーク・エルダー(指揮&ピアノ*)、ハレ管弦楽団
ハレ管弦楽団による自主レーベル "Halle"の記念すべきリリース第1弾。堂々
たる正統派のエルガーは流石イギリスのオーケストラと称えるべき秀演。
2001年-2002年、マンチェスター新放送センター・スタジオ7での録音。
復刻再案内。

CDHLL 7501 \1780
エルガー:
エニグマ変奏曲Op.36/弦楽セレナード ホ短調Op.20/
序曲《コケイン》Op.40/朝の歌Op.15-2/
原典版フィナーレ-エニグマ変奏曲より(世界初録音)
マーク・エルダー(指揮)、ハレ管弦楽団
「エニグマ変奏曲」の全曲に加えて、世界初録音となる"原典版"のフィナー
レを収録した「エニグマ変奏曲」の完全版!
2002年、マンチェスター・ブリッジウォーター・ホール&マンチェスター新
放送センター・スタジオ7での録音。復刻再案内。

CDHLL 7502 \1780
ニールセン:
交響曲第5番Op.50/フルート協奏曲/劇音楽《アラジン》より 入場の行進
(世界初録音)
アンドルー・ニコルソン(フルート)、
マーク・エルダー(指揮)、ハレ管弦楽団
バルビローリとのニールセンが懐かしいハレ管。現常任指揮者エルダーとの
ニールセンの交響曲録音は「第5番」!首席フルート奏者ニコルソンが輝く
「フルート協奏曲」をカップリング。
2002年5月27日-28日&10月17日、マンチェスター・ブリッジウォーター・
ホールでの録音。復刻再案内。

CDHLL 7503 \1780
イングリッシュ・ラプソディ ――
バターワース:管弦楽のための狂詩曲《シュロプッシャーの若者》、
小管弦楽のための《2つのイギリス田園詩曲》、青柳の堤
ディーリアス:
歌劇《イルメリン》より 前奏曲、楽園への道、イギリス狂詩曲《ブリッグ
の定期市》
グレインジャー:ブリッグの定期市
伝承曲:ブリッグの定期市(歌:ジョセフ・テイラー/1908年の録音-約40秒)
マーク・エルダー(指揮)、
ジェイムズ・ギルクリスト(テノール)、ハレ管弦楽団&合唱団
「ブリッグの定期市」は下敷きになった伝承曲の、20世紀初頭の貴重な音源
が付加されており、その発展形であるディーリアス、グレインジャーの2種類
の「ブリッグの定期市」の聴き比べができるという見事な企画。
2002年10月、ブリッジウォーター・ホール&マンチェスター新放送センター
・スタジオ7での録音。復刻再案内。

CDHLL 7504 \1780
クリスマス・クラシックス ――
アンダーソン:そり滑り/スマート&モンゴメリー:栄光の国からの天使/
マッカートニー&デイヴィス:《リヴァプール・オラトリオ》より-
The World You’re Coming Into/民謡(グノー編):最初のノエル/民謡
(ラッター編):ネイティヴィティ・キャロル/メイソン&ワッツ(ラッター編):
ジョイ・トゥー・ザ・ワールド/レオントヴィッチ&ウィルホースキー(ハイ
マン編):キャロル・オヴ・ザ・ベル/アダム&ドウェイト(カレン編):おお聖
なる夜/ピアポント(グノー編):ジングル・ベル/チャイコフスキー:《くる
み割り人形》より-ワルツ/バーリン(カレン編):ホワイト・クリスマス
クリア・ラッター(ソプラノ)、
カール・デイヴィス(指揮)、ハレ管弦楽団&合唱団
ルロイ・アンダーソンの「そり滑り」からマッカートニー&デイヴィスの
「リヴァプール・オラトリオ」からの抜粋などが並ぶ独創的なプログラミン
グのクリスマス・アルバム。
2003年6月9日-10日、マンチェスター新放送センター・スタジオ7での録音。
復刻再案内。

CDHLL 7505 \1780
エルガー:
チェロ協奏曲ホ短調Op.85/ファルスタッフOp.68/バスーンのためのロマン
ス/スモーキング・カンタータ(世界初録音)
ハインリヒ・シフ(チェロ)、マーク・エルダー(指揮)、ハレ管弦楽団
目玉はなんといってもハインリヒ・シフがソリストを務める圧巻の「チェロ
協奏曲」!1919年に作曲された僅か1分弱の「スモーキング・カンタータ」
も興味深い。
2003年7月21日-22日&10月11日-12日、マンチェスター・ブリッジウォーター
・ホール&マンチェスター新放送センター・スタジオ7での録音。復刻再案内。

CDHLL 7506 \1780
ショスタコーヴィチ:交響曲第1番ヘ短調Op.10/交響曲第6番ロ短調Op.54
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指揮)、ハレ管弦楽団
ハレ管に「洗練と妥協なき誠実な姿勢」を植えつけた“ミスターS”スクロ
ヴァチェフスキのショスタコーヴィチ第1弾。交響曲第1番は1996年11月1日、
交響曲第6番は1997年11月7日、マンチェスター・ブリッジウォーター・ホー
ルでの録音。復刻再案内。

CDHLL 7507 \1780
エルガー:弦楽のための《序奏アレグロ》
シャーリー:ソング
エルガー:交響曲第2番変ホ長調Op.63
マーク・エルダー(指揮)、ハレ管弦楽団
ハレ管の首席奏者たちによる弦楽のための「序奏とアレグロ」、シャーリー
の「ソング」での指揮者エルダーの朗読、そして「交響曲第2番」。ハレ管
の小編成から大編成までの魅力が詰まったエルガー・アルバム。
2003年-2004年、マンチェスター・ブリッジウォーター・ホール&マンチェ
スター新放送センター・スタジオ7での録音。復刻再案内。

CDHLL 7508 \1780
R・シュトラウス:
交響詩《ドン・ファン》Op.20/東方の聖なる3人の王たちOp.56-6/
森の幸せOp.49-1/子守歌Op.41-1/あした!Op.27-4/ばらのリボンOp.36-1
/わが子へOp.37-3/解き放たれた心Op.39-4/交響詩《マクベス》Op.23
アンネ・シュヴァネヴィルムス(ソプラノ)、
マーク・エルダー(指揮)、ハレ管弦楽団
ハイペリオンの歌曲集、小澤征爾との第9、シャイーとのマーラーの交響曲
第8番でもお馴染みのシュヴァネヴィルムスを迎えてのR・シュトラウス。
オーケストラ、歌声ともにかなりの高水準。
2004年9月22日-23日&7月12日-13日、マンチェスター新放送センター・スタ
ジオ7での録音。復刻再案内。

CDHLL 7509 \1780
エルガー:
序曲《フロワッサール》Op.19、夢の中の子供たちOp.43、
頌歌《ミュージック・メイカーズ》Op.69
J・S・バッハ(エルガー編曲):幻想曲とフーガ ハ短調BWV.537
ジェーン・アーウィン(メゾ・ソプラノ)、
マーク・エルダー(指揮)、ハレ管弦楽団&合唱団
エルガーの合唱、独唱付き作品や編曲作品集。エルガーのアレンジによる大
バッハの「幻想曲とフーガ」はアレンジ物ファン要チェック。
2005年3月22日-24日、マンチェスター・ブリッジウォーター・ホールでの
録音。復刻再案内。

CDHLD 7510 2枚組 \3560
ヴォーン・ウィリアムズ:劇音楽《すずめばち》(英語全曲版世界初録音)
ヘンリー・グッドマン(ナレーター)、
マーク・エルダー(指揮)、ハレ管弦楽団
イギリスの演出家でありライターでもあるデヴィッド・パウントニー校訂の
新たなスコアを使用した録音された幻の作品「すずめばち」の"劇音楽全曲"
世界初録音盤!2005年7月26日-28日、アルバート・ホールでの録音。
復刻再案内。

CDHLD 7511 2枚組 \3560
ショスタコーヴィチ(1906-1975):
交響曲第5番《革命》ニ短調Op.47/同第10番ホ短調Op.93
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指揮)、ハレ管弦楽団
“ミスターS”こと巨匠スクロヴァチェフスキのハレ管弦楽団の首席指揮者在
任中(-1991年)に生まれた同オーケストラ史上屈指の名演と名高いショスタコ
ーヴィチ。
1990年1月29日-30日、ハダースフィールド・タウン・ホール(第5番)&
1990年11月23日-24日、ボルトン・アルバート・ホール(第10番)での録音。
復刻再案内。

CDHLL 7512 \1780
イギリスの風景 ――
バックス:交響詩《ティンタジェル城》
ディーリアス:春初めてのかっこうを聞いて、河の上の夏の夜
エルガー:夏の急流
フィンジ:落ち葉
アイアランド:丘
ヴォーン・ウィリアムズ:揚げひばり、ノーフォーク狂詩曲第1番
マーク・エルダー(指揮)、
リン・フレッチャー(ヴァイオリン)、ハレ管弦楽団&合唱団
「イギリスの風景」と題されたまさにイギリス一色の作品集。フィンジ、
バックス、ディーリアス、エルガー・・・、抒情あふれる美しき旋律の数々
に心を奪われる。
2005年11月5日-6日、マンチェスター新放送センター・スタジオ7での録音。
復刻再案内。

CDHLL 7513 \1780
ドビュッシー:管弦楽のための3つの交響的素描《海》
ドビュッシー(C・マシューズ編曲):
《前奏曲集》より 霧、西風の見たもの、吟遊詩人、カノプスつぼ、音と香り
は夕暮れの大気に漂う、ヴィーニョの門、枯葉、風変わりなラヴィーヌ将軍、
パックの踊り、交代する3度、野をゆく風、亜麻色の髪の乙女
マーク・エルダー(指揮)、ハレ管弦楽団
「冥王星」の作曲者、コリン・マシューズがエルダー&ハレ管のためにアレ
ンジを施した「マシューズ版前奏曲集」収録のベストセラー盤。「海」での
鮮やかな色彩にもウットリ。
2006年7月14日-16日&8月2日、マンチェスター新放送センター・スタジオ7で
の録音。復刻再案内。

CDHLL 7517 \1780
ワーグナー:
歌劇《さまよえるオランダ人》序曲/舞台神聖祝典劇《パルジファル》より
第1幕の前奏曲と聖金曜日の音楽/楽劇《トリスタンとイゾルデ》より前奏曲
と愛の死/楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》より序曲、第1幕
への前奏曲、第3幕への前奏曲
アニヤ・カンペ(ソプラノ)、マーク・エルダー(指揮)、ハレ管弦楽団
ワーグナー歌手として人気の高いソプラノ、アニヤ・カンペが「トリスタン
とイゾルデ」の「愛の死」を歌ったハレ管シリーズ初のワーグナー・アルバ
ム。2007年1月23日&2月4日、マンチェスター新放送センター・スタジオ7で
の録音。復刻再案内。



<Glossa>
GCD 921525 \2300
ヘンデル:イタリアン・カンタータ集Vol.5 ――
ヘンデル:カンタータ《クローリ、ティルシとフィレーノ》HWV.96
ロベルタ・インヴェルニッツィ(ソプラノ)、
イェツァベル・アリアス・フェルナンデス(ソプラノ)、
ロミーナ・バッソ(アルト)、
ファビオ・ボニッツォーニ(指揮&チェンバロ)、
アンサンブル・リゾナンサ
ヘンデルのイタリア滞在時代(1706年-1710年)に作曲された100曲にも及ぶ"カ
ンタータ"の中から、器楽伴奏が付いた約30曲を選りすぐりレコーディングを
行うグロッサの"ヘンデル・イタリアン・カンタータ集"。
最新作の第5集には、イタリア時代のヘンデルの有力なパトロンの1人だった
フランチェスコ・ルスポーリ侯爵のローマ宮殿に招かれた1707年に作曲が行
われたと伝わるカンタータ「クローリ、ティルシとフィレーノ(忠実な心)」
HWV.96を収録。
3人のソリストを必要とするカンタータ「クローリ、ティルシとフィレーノ」
は、"器楽伴奏付きカンタータ"でありながら、小規模の"オペラ"に近い規模
を持ったイタリア時代の傑作の1つである。
ソリストには、第1集&第2集以来の登場となるソプラノのロベルタ・インヴェ
ルニッツィ、キューバ生まれのソプラノ歌手イェツァベル・アリアス・フェ
ルナンデス、イタリアのメゾ・ソプラノ、ロミーナ・バッソという人気、実
力ともに今が旬の古楽の名手たちが集結。
ディレクター兼チェンバロ奏者として大車輪の如き活躍を見せるボニッツォ
ーニの統率力にも期待したい。2008年6月、サン・ミッシェル・アン・ティエ
ラシュ修道院(フランス)での録音。




<Sterling>
CDS 1077-2 \2300
フロート:
ピアノ協奏曲第1番ハ短調/同第2番イ短調/祝典序曲/ホワイトホールの
ヴィルヘルム・フォン・オラーニエン
カール・ペッテション(ピアノ)、
ハンス・ペーター・ヴィースホイ(指揮)、
ピルセン・フィルハーモニック管弦楽団
父はプロイセンの騎兵隊長というメクレンブルクの由緒ある家柄に生まれた
19世紀ドイツの作曲家フリードリヒ・フォン・フロート。音楽を学ぶためパ
リに留学したフロートは、グノーやオッフェンバックと交友を深めており、
後の作曲活動に大きな影響を与える出会いに恵まれている。
フロートは代表作でもある歌劇「マルタ」以外の作品はほとんど知られてお
らず、ここに収録されている2つのピアノ協奏曲と管弦楽作品はフロートの優
れたオーケストレーションを現代に伝える重要な役割を持っている。
華やかな冒頭と旋律が印象的な「ピアノ協奏曲第1番」やウェーバーからの影
響が感じられる「ピアノ協奏曲第2番」は、ハイペリオンのRPCシリーズの
ファンにもオススメしたい作品。

CDS 1078-2 \2300
R・フランク:
交響的幻想曲Op.31
ヴァイオリンと管弦楽のための《セレナーデ》イ長調Op.25
管弦楽のための組曲ニ長調Op.30
《愛と魂》ホ長調Op.40
チェロと管弦楽のための《セレナーデ》ハ長調Op.24
演奏会用序曲ホ長調Op.2
ファビアン・ウェッツシュタイン(ヴァイオリン)、
ティム・ストレーブル(チェロ)、
クリストファー・フィフィールド(指揮)、
ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
メンデルスゾーンの弟子でありピアニスト、教育者としてシューマンや当時
の聴衆から高く評価されたエドゥアルト・フランクの息子にして、ドイツ・
ロマン派の音楽家リヒャルト・フランク(1858-1938)の管弦楽作品集というレ
ア・レパートリー!
父エドゥアルト、ライネッケ、ヤーダスゾーンに作曲を学んだR・フランク。
作曲家、教育者としてだけでなくベートーヴェンの作品の演奏家としても一
目置かれた存在だったR・フランクの作品からは、音楽家として追い続けた
ベートーヴェンの音楽からの影響を感じ取ることが出来る。
歴史の影に隠れたドイツ・ロマン派音楽の知られざる存在がまた1つ表舞台
に戻ってくる。

CDA 1666-67-2 2枚組 \4600
モーツァルト:
ピアノ・ソナタ第8番イ短調K.310(録音:1958年12月22日)/ヴァイオリン・
ソナタ第28番ホ短調K.304(録音:1959年11月3日)/幻想曲ハ短調K.475
(録音:1963年5月5日)/ピアノ・ソナタ第14番ハ短調K.457(録音:
1963年5月5日)/ピアノ協奏曲第19番ヘ長調K.459*(録音:1961年4月29日)
/同第20番ニ短調K.466+(録音:1969年5月27日)
ラーシュ・セレールグレン(ピアノ)、
マヌーグ・パリキアン(ヴァイオリン)、
コリン・デイヴィス(指揮)*、
スウェーデン放送交響楽団*、
カール・ルネ・ラーション(指揮)+、
ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団+
2008年に惜しくもこの世を去ったスウェーデン鍵盤音楽界の重鎮ラーシュ・
セレールグレン(1927-2008)のモーツァルト・アルバム。
1993年までストックホルム王立音楽院で教授を務めていたセレールグレンの
1950年代後半から1960年代後半にかけて収録されたモーツァルトは、北欧の
巨匠の風格を備えた堂々たる演奏。

CDA 1668-2 \2300
シューベルト:即興曲変ト長調
ショパン:
夜想曲第13番ハ短調Op.48-1、ポロネーズ第2番変ホ短調Op.26-2、
スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39
リスト:軽やか、ラ・カンパネッラ
グリーグ:
アリエッタOp.12-1、孤独なさすらい人Op.43-2、小人の行進Op.54-3
ラフマニノフ:楽興の時Op.16より 第3番ロ短調Op.16-3、第4番ホ短調Op.16-4
バラキレフ:イスラメイ
マリア・フェルバイテ(ピアノ)
1992年にリトアニアのカウナスで生まれ、2歳の時に家族とスウェーデンに移
住した現在16歳の若き女流ピアニスト、マリア・フェルバイテのファースト
・アルバム。
カウナスの国際ピアノ・コンクールでの優勝、パリでの第6回ニコライ・ルビ
ンシテイン国際コンクールでも優勝を勝ち取るなど既に実績は十分。フェル
バイテの演奏からは、テクニックだけではなく"心"が感じられる。




<Caprice>
CAP 21813 \2300
エリク・エリクソン室内合唱団-トレジャース ――
ブリテン:神聖と世俗Op.91(録音:1979年5月15日)/エドルンド:2つの詩
(録音:1971年4月17日)/マーラー:私はこの世から姿を消した
(録音:2008年2月23日)/イェンネフェルト&サンドストレム:ただひとと
き(録音:1991年3月19日)/ダニエル=ルシュール:雅歌(録音:1987年6月3日)
/シェーンベルク:地上の平和Op.13(録音:1988年10月23日)
エリク・エリクソン(指揮)、エリク・エリクソン室内合唱団
1918年に北欧のスウェーデンに降り立った"合唱の神様"エリク・エリクソン。
スウェーデン放送合唱団、エリク・エリクソン室内合唱団、オルフェイ・ドレ
ンガルなどの名門合唱団を育て上げ、新たな合唱レパートリーの開拓、後進
の育成など、エリク・エリクソンが合唱界にもたらした功績は計り知れない。
2008年10月で90歳を迎えたエリク・エリクソン。自身の名前を冠するまさに
手兵、エリク・エリクソン室内合唱団とのライヴ録音集には、ブリテンやマ
ーラーからエドルンド、ダニエル=ルシュールなどエリク・エリクソンが開
拓してきた豊富なレパートリーを収録。
中でもマーラーは、2008年2月23日(89歳!)にストックホルムで行われた録音
なのである!"合唱の神様"エリク・エリクソンとエリク・エリクソン室内合
唱団がともに歩んだ合唱史に残る記録と言えるだろう。

CAP 21814 \2300
スウェーデン放送合唱団-トレジャース ――
レーガー:我が息は弱まりOp.110-1(録音:1973年4月26日)/エック:3つの
フランス合唱曲(録音:1969年10月29日)/コダーイ:イエスと商人(録音:
1975年3月21日)/セーデルマン:魂の歌(録音:1969年1月2日)/ブルックナ
ー:アヴェ・マリア、キリストはおのれを低くして(録音:1975年3月21日)
/レーガー:主の祈り(録音:1973年11月27日)
エリク・エリクソン(指揮)、スウェーデン放送合唱団
1952年から1983年までの約30年間にわたって首席指揮者を務め、スウェーデ
ン放送合唱団を北欧の名門から世界屈指の合唱団へとステップアップさせた
エリク・エリクソン。
スウェーデン放送合唱団単独での演奏はもちろんのこと、ベルリン・フィル
との共演に代表される別次元の美しき歌声は、エリク・エリクソンの存在が
あったからこそ。エリク・エリクソンの"合唱の神様"と呼ばれる卓越した手
腕を、首席指揮者在任中のスウェーデン放送合唱団のハーモニーで聴ける歓
び。北欧の合唱芸術の極み、ここにあり。



<Phono Suecia>
PSCD 177 \2300
デュオ・コン・フォルツァ ――
ヘルゲ:エラスティック・チーム/グラス:インターツインド/エークスト
レム:マンダラ/ドミトリーエフ:子供のころの雪は解けてしまった/マロ
シュ:鬼ごっこ/マルムボリ=ウォード:クローニング/シュネルツェル:
サンダーダンス
リズム・アート・デュオ
〔フレードリク・アンデション(打楽器)、ダニエル・ベリ(打楽器)〕
スウェーデンの若手アーティストの演奏を紹介する"コン・フォルツァ"シリ
ーズからパーカッション・デュオが登場。ともにイエテボリ王立音楽院で研
鑽を積んだフレードリク・アンデションとダニエル・ベリのアンサンブルが、
打楽器のみのアンサンブルだからこそ可能な"リズム"と"サウンド"の世界を
展開。その表現力の高さに驚かされる。

PSCD 180 \2300
アンハード・オヴ-アゲイン ――
ストリンドベリ:タイムライン/レーンクヴィスト:試験的な(第2部)/ジヴ
コヴィチ:海辺の墓地/ボリソワ=オラス:影の後ろで/フリド:デジャ・
ヴュ/リュセル:ギルデッド・スプリンターズ/ステルン:深い夜 
アンア・ラーション(アルト)、ソナンサ室内アンサンブル
作曲者たちと良好な関係を築き、250曲以上の新曲初演を任されてきたスウェ
ーデンのソナンサ室内アンサンブルの結成25周年記念リリース。収録作品は
全てスウェーデンの作曲家による新作であり、続々と新作を世に送り出して
きたアンサンブルならではの選曲となっている。


CAP 22063 2枚組 \4600
スウェーデン王立歌劇場アーカイヴスVol.8 ――
レオンカヴァッロ:歌劇《道化師》(抜粋/録音:1959年10月4日)/マスカー
ニ:歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》(抜粋/録音:1959年10月4日)
/プッチーニ:歌劇《トスカ》第1幕と第2幕からの抜粋(録音:1962年5月13日
&1959年2月12日)/シャルパンティエ:歌劇《ルイーズ》(抜粋/録音:
1958年6月6日)/プッチーニ:歌劇《蝶々夫人》(抜粋/録音:1953年)/
メノッティ:歌劇《領事》(抜粋/録音:1952年2月20日)/プッチーニ:
歌劇《ボエーム》(抜粋/録音:1955年)
シーグルド・ビョルリンク(バリトン)、エリク・サーデン(バリトン)、
バルブロ・エリクソン(メゾ・ソプラノ)、
シクステン・エールリンク(指揮)、
スウェーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団、他
ストックホルム王立歌劇場でのライヴ録音やスタジオ録音の貴重な音源を発
掘するアーカイブス・シリーズの第8集は"ヴェリズモ・オペラ"がテーマ。
1952年-1962年の録音。




<Bluebell>
ABCD 107 \2300
偉大なるスウェーデンの歌手たち-グニッラ・アフ・マルムボリ ――
ハルストレム:歌劇《山の王の花嫁》より/リンドブラード:歌劇
《Frondorerna》より/ヴェルディ:歌劇《ナブッコ》より ああ宿命的な文
書よ、歌劇《仮面舞踏会》より あの草を摘みとって、私はあなたのそばに
いる、歌劇《ファルスタッフ》より/プッチーニ:歌劇《トスカ》より マ
リオ、マリオ、マリオ/R・シュトラウス:楽劇《サロメ》より まあ、恐ろ
しい、恐ろしい人だわ/ワーグナー:楽劇《トリスタンとイゾルデ》より
穏やかに静かに
グニッラ・アフ・マルムボリ(ソプラノ)、ニコライ・ゲッダ(テノール)、
ロルフ・ビョルリンク(テノール)、他
グニッラ・アフ・マルムボリ(1933-)は、1960年のデビューから1991年までス
トックホルムの王立歌劇場で、ワーグナー、ヴェルディ、R・シュトラウスの
歌い手として歌声を響かせたソプラノ歌手。

ABCD 108 \2300
偉大なるスウェーデンの歌手たち-ベリト・リンドホルム ――
ウェーバー:歌劇《オイリアンテ》より So bin ich nun verlassen/ベー
トーヴェン:歌劇《フィデリオ》より 悪者よ、どこへ急ぐのだ/プッチー
ニ:歌劇《トゥーランドット》より この宮殿の中で/ワーグナー:歌劇
《タンホイザー》より おごそかなこの広間よ、歌劇《ローエングリン》よ
り 寂しい日々に神に祈り、楽劇《ワルキューレ》より ホーヨートーホー、
私の犯したことは、楽劇《ジークフリート》より 私は永遠だったのです、
楽劇《神々のたそがれ》より ラインの岸にたき木の山を積み
ベリト・リンドホルム(ソプラノ)、
マレク・ヤノフスキ(指揮)、
ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団、
ルドルフ・ケンペ(指揮)、ストッホルム王立管弦楽団、他
ストックホルムの王立歌劇場でデビューを果たし、コヴェント・ガーデン、
バイロイト、サンフランシスコ、METなどで活躍したスウェーデンのソプラノ
歌手ベリト・リンドホルム(1934-)の歴史的録音集(1965年-1979年)。




<Chamber Sound>
CSCD 08038 \2300
リリエホルムの音楽 ――
トーマス・リリエホルム(1944-):
バス・クラリネットとピアノのための《レンズ》/管弦楽のための《ベース
とペンデュラム》/8つの楽器のための《オリゴ》/弦楽四重奏のための《ビ
フラクション》/サクソフォン四重奏のための《相互作用、テュレガータン
53番地》
ボー・ペッエテション(バス・クラリネット)、
マッツ・ペアション(ピアノ)、
ニクラス・ヴィレーン(指揮)、
ムジカ・ヴィタエ、スウェーデン王立海軍軍楽隊、
ストックホルム・サクソフォーン四重奏団、他
スウェーデン南部、スモーランドの小都市ヴェクシェーの地域音楽基金"Musik
i Syd"の下で活動する"CoMA" の芸術監督でもあるスウェーデンの作曲家トー
マス・リリエホルムの作品集。タイトルもユニークな「相互作用、テュレガ
ータン53番地」ではサクソフォン四重奏のダイナミックな表現が面白い。




<Intim Musik>
IMCD 110 \2300
レーンクヴィスト:
ソプラノ、4つの楽器と女声合唱のための協奏曲《燃える手の天使に》
ヘレナ・エック(ソプラノ)、バッカ・カタリナ・エリクソン(オーボエ)、
サラ・リンドルフ(フルート)、アンナ・ウォールグレン(チェロ)、
レオ・スヴェンソン(チェロ)、ヨルゲン・ペッテション(サクソフォン)、
カーリン・エクルンド(指揮)、ラ・カペラ
カーリン・レーンクヴィスト(1957-)は、ストックホルム合唱団"Stans kor"
のディレクター、スウェーデン室内管弦楽団のコンポーザー・イン・レジデ
ンスを務めてきたスウェーデンの女流作曲家。「燃える手の天使に」は女声
合唱を中心として、器楽のサウンドを効果的に散りばめた劇的な作品である。




<C-Y Contemporary>
CY 0801 \2300
ヒューマン・リレイションズ ――
クラーヴェルダール:イントロトアギター/エンストレム:ポートレートIII
/ヨルト:Tobjuhr/ビュール:ヒューマン・リレイションズ/ヨルト:トス
トルム/ストルム:ハッピー・モーメンツ/ヨルト:トラパッキ/ラパッキ:
沈黙/他
ギター・デュオ《ラウリ&パスカル》
1981年ラウリ・カールストレムと1980年生まれのパスカル・ジャルディがタッ
グを組んだギター・デュオ「ラウリ&パスカル」のファースト・アルバム。
近現代作品の演奏に定評があり、ここでも中堅-若手作曲家の珍しい作品が取
り上げられている。



<Onyx>
ONYX 4042 \2180
ウォルトン:チェロ協奏曲
ブロッホ:無伴奏チェロ組曲第1番
リゲティ:無伴奏チェロ・ソナタ
ウォルトン:無伴奏チェロのための10のパッサカリア
ブリテン:無伴奏チェロ組曲第2番より シャコンヌ
ピーター・ウィスペルウェイ
(チェロ/グァダニーニ1760&ストラディヴァリ1698"magg")
ジェフリー・テイト(指揮)、シドニー交響楽団
2007年にオーストラリアで収録(ライヴ録音)され、自身初の録音となったウォ
ルトンの「チェロ協奏曲」では経験豊富なイギリスのマエストロ、ジェフリー
・テイトとオーストラリアの名門シドニー交響楽団との磐石のコンビが実現。
オーストラリアの聴衆に衝撃を与えた"「奇跡の弓」と讃えられるボーイン
グ"、"「奇跡のチェロ」と称されるグァダニーニ"によるウォルトンのチェロ
協奏曲が、今度は全世界の聴衆に衝撃と感動を届けてくれることになる。
ウォルトンの「チェロ協奏曲」とカップリングされているブロッホ、リゲティ、
ウォルトン(10のパッサカリア)、ブリテンの無伴奏4作品(オランダでのスタ
ジオ録音)でウィスペルウェイが弾いているのは愛器グァダニーニではなく、
ストラディヴァリ1698"magg"!
協奏曲での"グァダニーニ"、無伴奏での"ストラディヴァリ"。2つの歴史的銘
器を自在に操るウィスペルウェイの至芸が、"20世紀中期のチェロ作品"が持
つ魅力を強烈にアピールする。

ONYX 4041 \2180
シューマン:ハイネ歌曲集 ――
リーダークライスOp.24/哀れなペーターOp.53-3/2人の擲弾兵Op.49-1/海
辺の夕暮れOp.45-3/憎しみ合う兄弟Op.49-2/ベルシャザル王Op.57/ミルテ
の花Op.25/悲劇Op.64-3/私の愛は輝くOp.127-3/君の頬を寄せたまえ
Op.142-2/あなたの顔はOp.127-2/ぼくの馬車はゆるやかにOp.142-4
フローリアン・ベッシュ(バリトン)、
マルコム・マルティヌー(ピアノ)
これまでにクリスティーネ・シェーファー、バーバラ・ボニー、スーザン・
グラハムなど、超一流の女声歌手たちの録音をリリースしてきた実績を持つ
オニックス。
レーベル初となる男声歌手のレコーディングは、ウィーンでドイツ・リート
の巨匠ロベルト・ホルに声楽を学んだオーストリアのバリトン歌手フローリ
アン・ベッシュのシューマン歌曲集!
ハイネの詩によるシューマンの歌曲を歌うベッシュは、2003年にチューリッ
ヒ歌劇場で本格的なオペラ・デビューを果たし、既にアバド、ビシュコフ、
アーノンクール、ヘレヴェッヘといった大物指揮者と共演を重ねるなど急速
なスピードでキャリアを積み上げている。
また師であるロベルト・ホル直伝のリート演奏が脚光を浴びており、リート
の新たな歌い手として名乗りを上げた注目のバリトン歌手である。



<Aeolus>
AE-10114(SACD-Hybrid) \2850
ルイ・クープラン・エディションVol.2-クープラン氏のパッサカリア ――
組曲ヘ長調/同変ロ長調/同ト短調/同ハ長調/同イ短調/同ニ短調/
デュレス・ド・フレスコバルディ
ボブ・ファン・アスペレン(チェンバロ)
"J・S・バッハ"、"フローベルガー"と並びアスペレンのソロ・レコーディン
グの柱となる重要作としてスタートを切った"ルイ・クープラン・エディショ
ン"。
"大クープラン"フランソワ・クープランではなく、敢えてフランソワの叔父
ルイ・クープランの鍵盤作品を取り上げるという世界的権威ならではの視点
が称賛を浴びてきたシリーズ待望の第2集も、名作「ブラロンシェ氏の墓」
を含む充実のプログラム。
この第2集でアスペレンが弾いているチェンバロは、1681年にパリで製作さ
れた非常に貴重なヴォドリのチェンバロのオリジナルという歴史的銘器。
レコーディングは、このチェンバロが保管されているロンドンのヴィクトリ
ア&アルバート・ミュージアムで行われており、ヴォドリ製チェンバロ1681
の音色を聴くことのできる唯一の録音でもある。
この「クープラン氏のパッサカリア」とは、同じ17世紀フランスで生まれた
作曲者と楽器、アスペレンの学術的研究とレオンハルト直伝の演奏技法とい
う全ての要素がリンクすることによって生まれた芸術品である。

AE-10651(SACD-Hybrid) \2850
オターニョ:
交響的前奏曲/アダージョ/コラール=アンティフォニコ/グレゴリオ聖歌
によるカンシオン/聖霊頌歌/悲歌/グレゴリオ組曲/交響的詩篇
エステバン・エリツォンド・イリアルテ(オルガン)
スペインの音楽家ネメシオ・オターニョ(1880-1956)は、ロヨラのイエズス
修道院でオルガンと人文学を学び、1902年からにバリャドリーへ移ってから
はさらに音楽的才能に磨きをかけ、19曲のオルガン作品を作曲している。
20世紀バスク地方の知られざる音楽にまた1つ光が照らされる。




<Cybele>
SACD 860.501(SACD-Hybrid) \2850
ツィンマーマン:若い詩人のためのレクイエム
クラウディア・ブラインスキー(ソプラノ)、
デイヴィット・ピットマン=ジェニングス(バリトン)、
ベルンハルト・コンタルスキー(指揮)、
オランダ・シンフォニア、ブルノ・チェコ・フィルハーモニック合唱団、
スロヴァキア・フィルハーモニック合唱団、
エウロパ・コール・アカデミー、エリク・ヴロイマンス・クィンテット、
ヤン・ハーゲ(オルガン)、ジョアン・ラファエル(電子楽器)
20世紀オペラの最高傑作とも呼ばれる「軍人たち」の作曲者、ベルント・ア
ロイス・ツィンマーマン(1918-1970)が拳銃自殺で命を落とす前年に完成さ
せた超大作にして問題作、「若い詩人のためのレクイエム」の新録音がいよ
いよ登場!
演奏にはオーケストラ、3つの合唱団、ソプラノ、バリトン、ジャズ・クィ
ンテット、オルガン、電子楽器、テープという250人を超える巨大編成を必
要とするツィンマーマンの「レクイエム」。
テキストにはマヤコフスキーの詩が随所で用いられており、テープからは、
ヨハネ12世、毛沢東、イムレ・ナジ、ヒトラー、スターリン、チャーチル、
チェンバレン、ジョイス、ウィトゲンシュタインなどの肉声が流れ、ベート
ーヴェンの「交響曲第9番」第4楽章の冒頭部分、ビートルズの「ヘイ・ジュ
ード」が突如現れるなど、巨大な編成が次々と繰り広げるカオスの世界にた
だただ呆然とするしかない。
無秩序が作品全体を支配しているのかと思いきや、この構成はツィンマーマ
ンによって全て計算されたものだというのだから恐れ入る(ブックレットに
記載あり)。
死の直前にツィンマーマンが書き上げた「レクイエム」という名のメッセー
ジはあまりにも深い。





<Etcetera>
KTC 1369 \2300
ドゥセック:ピアノと管弦楽のための協奏曲集 ――
ピアノ協奏曲ニ長調/同ハ長調/同変ホ長調(全曲世界初録音)
カレル・コシャレク(ピアノ)、プラハ室内管弦楽団
モーツァルトの友人、ヴァーゲンザイルの弟子として知られ、作曲家、鍵盤
奏者、教育者として成功を収めた18世紀チェコの音楽家フランツ・クサヴァ
ー・ドゥセック(フランティシェク・クサヴェル・デュシェック)。
作曲家としてのドゥセックは、37曲の交響曲や9曲の協奏曲、20曲の弦楽四
重奏曲、49曲の木管楽器のためのパルティータなど器楽のための作品を数多
く作曲するなど、18世紀チェコの器楽音楽の発展に大きな足跡を残している。
ドゥセックのピアノ協奏曲を弾くのは、実績十分の同郷のピアニスト、カレ
ル・コシャレク。後期バロックから古典派初期にかけて誕生したドゥセック
のピアノ協奏曲を収めた貴重な録音の登場である。

KTC 4026
ビンゲン:デンデルモンデの写本より
ドース・マル〔カテリーン・ファン・ラエザム(ヴォーカル)、バルト・コー
エン(リコーダー)、ライアム・フェネリー(フィドル)〕
ベルギーのフランドル地方、デンデルモンデにある聖ピータース&ポール寺
院で発見された"写本"に収められていた世界最古の女流作曲家と伝わるヒル
デガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179)の作品8曲を収録。
パウル・ファン・ネーヴェル率いるウェルガス・アンサンブルのメンバーで
結成されたドース・マルは、このビンゲンの作品集がデビュー録音となる古
楽演奏団体。ファン・ラエザムの神秘的で愁いを帯びた歌声が、ベルギーで
眠っていたビンゲンの音楽を呼び起こす。

KTC 1376
20世紀ヨーロッパのフルート作品集 ――
シュールホフ:フルート・ソナタ
カプレ:即興曲集
デュカス:牧神のはるかな嘆き
ロバノウ:フルート・ソナタOp.38
マデルナ:Honeyreves
カスティリオーニ:Musica Vneukokvhaja
ボウマン:エコー
ヘクスター:アルト・フルートのための《三日月》
コース・フェルフール(フルート)、ヤン・ファン・デル・メール(ピアノ)
コース・フェルフールは、ハーグ・レジデンティ管の首席フルート奏者とし
て活躍し、アムステルダムの名門スヴェーリンク音楽院では教授として後進
の育成に携わってきたオランダのベテラン・フルート奏者。
ピアノのファン・デル・メールとは50年以上にわたってデュオを組み続けて
きており、お互いを知り尽くしたそのコンビネーションは絶妙という他は無
いほど。シュールホフやカプレ、マデルナなどを選りすぐった選曲眼にも恐
れ入る。





<Christophorus>
CHR 77302 \2300
ヘンデル:
組曲《王宮の花火の音楽》/協奏曲第1番変ロ長調HWV.301/
ソナタ第2番変ロ長調/協奏曲第2番変ロ長調HWV.302a/《水上の音楽》
組曲第2番HWV.350/同組曲第3番HWV.350
ヨアヒム・シェーファー(ピッコロ・トランペット)、
トランペット・アンサンブル・ヨアヒム・シェーファー、
プロイセン室内管弦楽団
ヘンデル没後250年の今年、特にトランペット奏者&関係者にオススメした
いアニヴァーサリー・アルバムがこのヘンデル・アルバム。
このヘンデル・アルバムでは、「王宮の花火の音楽」と「水上の音楽」は8
本のトランペット、ティンパニと通奏低音、原曲がオーボエ・ソロの2つの
協奏曲とソナタはそれぞれトランペットがソロという編成になっており、全
編を通じてトランペットが完全な主役!
ピッコロ・トランペットの名手シェーファーとそのアンサンブルによるヘン
デルはさらに輝かしく豪華絢爛!

CHR 77303 \2300
最後のヴィオラ・ダ・ガンバ奏者-
ハンマー:ソナタ ニ長調、同イ長調
アーベル:
無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバのための《アダージョとアレグロ ニ短調》
ハンマー:ソナタ ニ長調、同イ長調、同イ長調
ハンブルク・ラツムジーク〔シモーネ・エッケルト(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ウルリヒ・ヴェデマイヤー(テオルボ)、ドロシー・パルム(チェロ)、カール
=エルンスト・ヴェント(チェンバロ&ハンマークラヴィア)〕
18世紀後半にヴィオラ・ダ・ガンバが歴史から姿を消してしまう前、ガンビ
ストの代表的存在であるアーベルの次の世代の名手として奮闘したフランツ
・クサヴァー・ハンマー(1741-1817)のヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集。
CHR 77223からの新装移行再発売。1999年の録音。

BNL 112959 \2300
コレット:オルガンと管弦楽のための6つの協奏曲
フランソワ・アンリ・ウバール(オルガン)、
ベルナール・トマ(指揮)、ベルナール・トマ管弦楽団
オルガン奏者、作曲家として活躍したフランス・バロックの作曲家ミシェル
・コレット(1707-1795)のオルガンと管弦楽のための協奏曲集。オルガンを
ソロとして完全に独立させておらずオーケストラと対等に扱っているのが特
徴的。1980年の録音。




<BNL>
BNL 112960 \2300
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.6/同第2番ロ短調Op.7
ジャン=ジャック・カントロフ(ヴァイオリン)、
ベルナール・トマ(指揮)、ベルナール・トマ管弦楽団
パリ管のコンサートマスターやオーヴェルニュ室内管の音楽監督を歴任した
フランスの名ヴァイオリニスト、ジャン=ジャック・カントロフが30代後半
に収録したパガニーニの協奏曲集。
壮年期のカントロフによるパガニーニ国際コンクールの覇者の称号に相応し
い凄演と鬼気迫る臨場感はライヴ録音ならでは。1982年12月のライヴ録音。




<Elgar Edition>
EECD 006-7 2枚組(1枚分価格) \2300
エルガー:オラトリオ《ジェロンティアスの夢》Op.38(ドイツ語歌唱版)
ユリウス・パツァーク(テノール)、イラ・マラニウク(メゾ・ソプラノ)、
ロードヴィヒ・ヴェルター(バス=バリトン)、
ハンス・スワロフスキー(指揮)、オーストリア放送交響楽団&合唱団
レコード芸術2008年10月号の海外盤試聴記(291ページ)で紹介され、イギリ
ス音楽ファンやヒストリカル・ファンの間で話題となっていた"ドイツ語版"
の「ジェロンティアスの夢」。
エルガーの結婚祝いとしてニューマン枢機卿から贈られた詩を題材としたオ
ラトリオの"ドイツ語版"は、ドイツ初演を手懸けた指揮者ユリウス・ブーツ
の翻訳によるもの。エルガーの大作のもう1つの姿が鮮やかに蘇る。
1960年1月2日-5日の録音。




<Rondeau>
ROP 6020 \2300
イタリアの修道院の詩篇とモテット ――
ペルコーナ:ガウデ・プラウデ
コッツォラーニ:われ主に感謝せん
ペルコーナ:O superbi mundi machina
コッツォラーニ:
主をほめ讃えよ、Quis audivit unquam tale、主をおそれる
人は幸い、いと高きところには神に栄光、主は言われた
グートルン・シュレーフェル(指揮)、
ハノーファー女声合唱団、ハノーファー・ホフカペレ
ミラノのラデゴンダ修道院の修道女だったキアラ・マルガリータ・コッツォ
ラーニ(1602-ca.1677)と、17世紀ロンバルディアの修道女マリア・クサヴェ
リア・ペルコーナ(1652-1699)の音楽を、
ドイツの女声合唱、ハノーファー女声合唱団が歌った女声合唱による修道女
の教会音楽集。1952年に創設されたドイツ有数の女声合唱団のハーモニーが
荘厳にイタリアの教会音楽を描く。

ROP 7005 \2300
カンタータとモテット ――
J・S・バッハ:カンタータ第106番《神の時は最良の時なり》BWV.106
J・L・バッハ:Unsere Trubsal, die zeit ich und nicht ist
シェレ:ああ主よ、教えたまえ
J・バッハ:われわれの人生は影のごとし
J・S・バッハ:
カンタータ第131番《深き淵から、主よ、汝に呼びかけん》BWV.131
イェルク・ブライディング(指揮)、
ハノーファー少年合唱団、ヒムリッシェ・ カントライ、
バロックアンサンブル・ラルコ
1707年頃の若かりし大バッハが作曲したカンタータ2曲と、大バッハに縁の
あるヨハン・ルートヴィヒ・バッハ、ヨハン・バッハ、ヨハン・シェレ(大
バッハから2代前の聖トーマス教会のカントール)といった3人の音楽家たち
の宗教音楽をハノーファー少年合唱団が歌う。
ハインツ・ヘニッヒの跡を継ぎハノーファー少年合唱団の音楽監督に就任し
たイェルク・ブライディングの的確な指揮が、合唱団から落ち着きと厚みの
あるハーモニーを引き出している。




<Globe>
GLO 5231 \2300
シューベルト:ピアノ作品集Vol.4 ――
ピアノ・ソナタ第17番ニ長調D.850,Op.53/2つのメヌエットD.91/メヌエッ
ト ニ長調D.336/8つのレントラー変ロ長調D.378/3つのメヌエットD.380
/アレグレット ハ短調D.915
トゥルーデリーズ・レオンハルト(フォルテピアノ)
グスタフ・レオンハルトの妹としても知られるオランダの女流ベテラン鍵盤
奏者トゥルーデリーズ・レオンハルトは、シューベルトの録音に1815年-1820
年頃にウィーンのベニグヌス・ザイドナーによって製作されたフォルテピア
ノを使用。
作曲者の晩年に製作された楽器を弾くことにより、作品が持つ本来の姿の再
現を目指している。温かみのある音色が"ピアノ"とは違うシューベルト像を
見せてくれる。

GLO 5234 \2300
ユトレヒトのカリヨンによるバロック音楽 ――
J・S・バッハ:協奏曲
チーマ:ソナタ
ロカテッリ:ソナタ第12番
パーチャム:ソナタ
シャルパンティエ:ヴィオールのための4声のコンセール
カステッロ:ソナタ第2番
パーセル:歌劇《ディドとエネアス》より
アリー・アーベンス(カリヨン)
世界での有数の規模を誇る野外演奏用楽器"カリヨン"。この録音は、カリヨ
ンの鐘の音色でバロック音楽を演奏してしまおうという仰天の作品集なので
ある。
アリー・アーベンスは、カリヨン演奏が盛んなオランダでカリヨネア(カリ
ヨン奏者)としてディプロマを取得したこの道のスペシャリスト。カリヨン
の音色で聴くバロック音楽もユニーク。




<Audiomax>
703 1456-2 \2300
ブエノス・アイレス ――
ピアソラ:オブリビオン
プジョル:ブエノス・アイレス組曲
ウルリッヒ:アルゼンチンの夜
アルベニス:組曲《スペイン》Op.165より
ピアソラ:
リベルタンゴ、タンゴ・エチュード第4番、ブエノスアイレスの夏、
タンゴ・エチュード第3番、天使の死、タンティ・アンニ・プリマ
デュオ・メランジュ〔〔アルムート・ウンガー(フルート&ピッコロ&打楽
器)、トーマス・ラウケル(打楽器)〕
フルートとマリンバという珍しい編成で1998年から活動を始めたドイツのア
ンサンブル、デュオ・メランジェ。
J・シュトラウスのポルカなどをアレンジした「ウィーン」(703 1515-2)に
続く「ブエノス・アイレス」でも、フルートと打楽器が大活躍!アレンジも
演奏や編成と同じくとってもユニーク。

703 1342-2 \2300
アメリカ! ――
バーンスタイン:ディヴェルティメント
ピアソラ:カフェ1930、ナイトクラブ1960
ガーシュウィン:ザ・マン・アイ・ラブ、アイ・ガット・リズム
ホルコンブ:スーパー・フルート・ジャズ組曲第1番
バーリン:アレキサンダーのラグタイム・バンド
エリントン:キャラバン
デスモンド:テイク・ファイヴ
ゴンザーガ:アサ・ブランカ
ジョビン:イパネマの娘
アブレウ:ティコ・ティコ
ヴェネズエラ民謡(ワイ編):ラテン・ブーケ
ピシンギーニャ:カリンホソ
マンデル:いそしぎ
ワイ:Op.1a
クインテセンツ
クインテセンツは、ゲヴァントハウス管、MDR響、シュターツカペレ・ハレ
のフルート奏者たちにより1996年に結成されたライプツィヒのフルート・ア
ンサンブル。
フルート・アンサンブルのためのアレンジされたスウィング、ラグタイム、
ラテンなど様々なスタイルの作品が上品に、また時には熱く展開される。
一糸乱れぬアンサンブル能力は、さすがドイツの一流オケで活躍する奏者た
ち。

703 1326-2 \2300
女流作曲家によるフルートのための作品集 ――
アリュー:ソナチネ
アウビン:水彩画
C・シューマン:3つのロマンスOp.22
タイユフェール:フォルラーヌ
ツィーリッツ:見本市からの絵
レオナルダ:ソナタ第12番
F・メンデルスゾーン:4月
L・ブーランジェ:夜想曲、春の朝に
ベックマン:Yvy
スザンネ・シュレーゲ(フルート)、イナ・オッテ
ファニー・メンデルスゾーンやクララ・シューマンなど収録作品の作曲者全
員が女流作曲家というフルート・アルバム。
タイユフェールやリリ・ブーランジェなどのフルート奏者にとってお馴染み
のレパートリーから、20世紀の女流作曲家ベックマンの作品など収録曲はバ
ラエティ豊か。アーヘンを拠点にソロ、室内楽で活躍する女流フルーティス
ト奏者スザンネ・シュレーゲの演奏も華麗。

703 1330-2 \2300
マリンバ2 ――
ギルバート:マクファーランド・ラグ
グロスマン:妖精
ラリック:スコッツ・チューン
ゴメス:マリンバ・フラメンカ
ジャーヴィス:ジャングル・ウォーク
ブリット:ダンス
スタッドラー:たのしい川べ
サミュ:パタータ・ラグ
ライモン:Of Thoughts and Thinking
ムッサー:練習曲Op.6-9
シュミット:コンパニオン、イージー・ボッサ、忘れられた手紙
スマドベック:ヴァージニア・テイト
ブリット:オフェリング
サミュ:ホンブレ・ドゥット
セジュルネ:ヘネラリフェ
スタウト:アストラル・ダンス
ベイカー:レインミュージック
コルネリア・モンスケ(マリンバ)
マリンバ・ファーストの続編となるマリンバ2(セカンド)は、文字通りドイ
ツの女流マリンバ奏者コルネリア・モンスケとEU青少年音楽コンクール
(EMCY)のタイアップ企画第2弾。
初級者&中級者向けの小品は、エチュードやコンサート・ピースとしても活
用できそうな作品ばかり。ちなみにモンスケは日本を代表するマリンバ奏者
安倍圭子に師事した経歴を持っている。




<Atacca>
ATTACCA 28116&28117 2枚組 \4600
ビール:室内楽作品集 ――
フルートとピアノのための組曲/メティエの歌/フルートとピアノのための
ソナタ/ブイラン!/ピアノ4手のための4つの小品/フーガ・ソプラ/ヴァ
イオリンとピアノのためのムーヴメント/ピアノのための小品/3つのシャ
ンソン/ピアノ・ソナタ/ネグロ・ソングス/ドビュッシーの墓/オランダ
の古い歌
エレオノーレ・パメイエル(フルート)、マルセル・ビークマン(テノール)、
マルヤ・ボン(ピアノ)、イレネ・マエッセン(ソプラノ)、
フランス・ファン・ルート(ピアノ)、ウルスラ・ショッホ(ヴァイオリン)、
マルセル・ウォルムス(ピアノ)
ナディア・ブーランジェに師事した20世紀オランダの作曲家ジャック・ビー
ル(1902-1947)。
45歳という若さでこの世を去ったため、その作品はあまり知られていないが、
フルートやピアノなどの器楽作品を中心にロマン派音楽の影響が見られる優
れた作品を遺している。

ATTACCA 28106 \2300
ノルデン:
バンドのための断章/ほこりを舞わせる歌/おかしなアヒル/やさしき歌/
ブリング・イン・ダ・フォンク/ロンド2
コンバスション・チェンバー、オシリス・トリオ、
マタンギ弦楽四重奏団、他
ジャズ・サクソフォン・プレーヤーとして、またクラシックのクラネット奏
者としてマルチな活躍を展開するオランダのアーティスト、マールテン・
ファン・ノルデンの作品集。
南インドの古典音楽、カルナティック音楽のリズムやテクニックと現代的な
手法のミックスが特徴。




<Gala>
GL 100.660 4枚組 \5120
ジャコモ・ラウリ=ヴォルピ-ポートレートVol.1 ――
オペラ・アリアと歌曲集
ジャコモ・ラウリ=ヴォルピ(テノール)、
ジェンナーロ・ダンジェロ(指揮)、ローマ・イタリア放送管弦楽団、他
1900年代初期から中期にかけて活躍したイタリアのテノール歌手ジャコモ・
ラウリ=ヴォルピのポートレート・アルバム。1920年-1957年の録音。

GL 100.664 4枚組 \5120
ロッシーニ:歌劇《ウィリアム・テル》(要約版)/小ミサ・ソレムニス*
ウィレム・ロホフ(指揮)、オランダ放送管弦楽団&合唱団、
レナート・ファサーノ(指揮)、サンタ・チェチーリア音楽院管弦楽団*、他
「ウィリアム・テル」は1953年4月20日、ヒルヴァーサムでの録音、「小ミ
サ・ソレムニス」は1955年、ローマでの録音。

:GL 100.665 4枚組 \5120
ワーグナー:楽劇《トリスタンとイゾルデ》
(録音:1957年5月21日、フィレンツェ)
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(テノール)、
ビルギット・ニルソン(ソプラノ)、
アルトゥール・ロジンスキー(指揮)、
フィレンツェ五月音楽祭歌劇場管弦楽団&合唱団、他
ロジンスキー&ニューヨーク・フィルの「指輪」(抜粋/録音:1945年11月25
日)、ロジンスキー&ローマ・イタリア放送管の「タンホイザー」(抜粋/録
音:1957年11月)をボーナス・トラックとして収録。

GL 100.808 4枚組 \5120
ジャコモ・ラウリ=ヴォルピ-ポートレートVol.2 ――
アムステルダムでのコンサート(録音:1954年10月10日)
ドニゼッティ:歌劇《ファヴォリータ》(抜粋/録音:1954年10月6日)
ヴェルディ:歌劇《トロヴァトーレ》(抜粋/録音:1954年10月16日)
ジャコモ・ラウリ=ヴォルピ(テノール)、
アルトゥーロ・バシーレ(指揮)、オランダ放送管弦楽団&合唱団、他
A Portrait Vol.2/Various
イタリアのテノール歌手ジャコモ・ラウリ=ヴォルピのポートレート・アル
バム第2集はオランダが舞台。

GL 100.810 2枚組 \2560
スメタナ:歌劇《売られた花嫁》(録音:1954年、フランクフルト)
クルト・ヴォリンスキ(テノール)、ハインツ・レーフス(バス)、
ヴァルター・ゲール(指揮)、フランクフルト歌劇場管弦楽団&合唱団、他
エルメンドルフ指揮のドヴォルザーク「ジャコバン党員」(抜粋/録音:1944
年)、シュトリーグラー指揮のヤナーチェク「カーチャ・カバノヴァー」(抜
粋/録音:1946年)をボーナス・トラックとして収録。

GL 100.812 2枚組 \2560
アントン・デルモタ-ポートレート ――
オペラ・アリア&歌曲集
アントン・デルモタ(テノール)、
クレメンス・クラウス(指揮)、ウィーン国立歌劇場管弦楽団、他
スロヴェニア出身のテノール歌手、アントン・デルモータのポートレート・
アルバム。1941年-1955年の録音。




<Ponto>
PO-2001 4枚組 4750
ヤン・デルクセン-ヴェルディを歌うVol.1 ――
ヴェルディ:歌劇《王国の1日》(抜粋)/歌劇《アッティラ》(抜粋)/歌劇
《ナブッコ》(抜粋)/歌劇《リゴレット》(抜粋)
ヤン・デルクセン(バリトン)、様々なアーティスト
オランダの名バリトン歌手、ヤン・デルクセン(1932-2004)が歌ったヴェル
ディの録音を集めたシリーズ。1963年-1975年の録音。

PO-2002 4枚組 4750
ヤン・デルクセン-ヴェルディを歌うVol.2 ――
ヴェルディ:歌劇《マクベス》(全曲)/歌劇《リゴレット》(第1幕より)/歌
劇《トロヴァトーレ》(第4幕より)/歌劇《マクベス》(第1幕より)/歌劇
《トロヴァトーレ》(抜粋)
ヤン・デルクセン(バリトン)、様々なアーティスト
1973年-1980年の録音。

PO-2003 4枚組 4750
ヤン・デルクセン-ヴェルディを歌うVol.3 ――
ヴェルディ:歌劇《2人のフォスカリ》(全曲)/歌劇《椿姫》(第1幕全曲)/
歌劇《運命の力》(第3幕より)/歌劇《2人のフォスカリ》(第1幕より)/歌
劇《椿姫》(第2幕より)/歌劇《ドン・カルロ》(抜粋)
ヤン・デルクセン(バリトン)、様々なアーティスト
1958年-1977年の録音。

PO-2002 4枚組 4750
ヤン・デルクセン-ヴェルディを歌うVol.3 ――
ヴェルディ:歌劇《シモン・ボッカネグラ》(全曲)/歌劇《ドン・カルロ》
(第1幕&第3幕より)/歌劇《オテロ》(第2幕より)
ヤン・デルクセン(バリトン)、様々なアーティスト
1966年-1978年の録音。




<Signum Classics>
SIGCD 150 \2180
SIGDVD 005(DVD-Video) \3380
キングズ・シンガーズ-ライヴ・アット・ザ・BBCプロムス ――
フランシス・プーランク:フランスの歌
ジョン・マッケイブ:アメリカ砂漠の風景
クレマン・ジャヌカン:戦争
オルランド・デ・ラッスス:ダラスの市場で、毎夜私はあなたなしで床につき
ピエール・パスロー:うちの亭主はお人好し
ジョン・ウィリアム・ホッブス:フィリス、我が喜び
伝承曲(ロヴァット編):リトル・グリーン・レーン
フランク・ブリッジ:ガチョウのひなたち
伝承曲(チルコット編):グリーンスリーヴス
伝承曲(ラングフォード編):樫とトリネコ
伝承曲(ローソン編):キジバト
伝承曲(ラングフォード編):ウィディコム・フェア
アーサー・サリヴァン:長い一日が終わる
キングズ・シンガーズ〔デイヴィッド・ハーリー(カウンタテナー)、ロビン・
タイソン(カウンターテナー)、ポール・フェニックス(テノール)、フィリップ
・ローソン(バリトン)、クリストファー・ガビタス(バリトン)、スティーヴン
・コノリー(バス)〕
1968年にケンブリッジ・キングズ・カレッジで結成され、2008年に結成40周年
という節目の年を迎えた"英国の6人の紳士たち"、キングズ・シンガーズ。
キングズ・シンガーズの結成40周年記念コンサートにもなったBBCプロムス
2008、ロイヤル・アルバート・ホールでのライヴがCD&DVDの2フォーマットで
同時に登場!
このプロムスでは古くは伝承曲からのアレンジ、ラッスス、ジャヌカンからプ
ーランク、そして新しくはマッケイブやブリッジなどが歌われており、キング
ズ・シンガーズの驚異的なレパートリーの広さはここでも健在!
ア・カペラ・グループの礎を築くのと同時に、エンターテイナーとして新たな
道を切り開いたキングズ・シンガーズの歴史と功績がディスクという形で具現
化された重要なリリースと言えるだろう!
※DVD-Videoにはメンバーのインタビュー、バイオグラフィーなどの特典映像
を収録。
収録時間約62分/メニュー原語:英語

SIGCD 145 \2180
ベートーヴェン:リートと歌曲Vol.2 ――
あきらめWoO.149/星きらめく夕べの歌WoO.150/思い出WoO/残酷な女WoO.125
/希望に寄すOp.32/山からの呼びかけWoO.147/悲嘆WoO.135/独りごと
WoO.114/アデライーデOp.46/ゲーテの詩による3つの歌Op.83/遠くからの
歌WoO.137/声高き嘆きWoO.135/生きる喜びOp.82-5/うずらの声WoO.129/
希望に寄すOp.94(第2稿)/遥かなる恋人に寄す
ジョン・マーク・エインズリー(テノール)、イアン・バーンサイド(ピアノ)
アン・マレーとロデリック・ウィリアムスの歌声が記憶に新しいベートーヴェ
ンの"リートと歌曲"シリーズの第2弾では、世界中からオファー殺到中のイギ
リス人テノール、ジョン・マーク・エインズリーが登場。
その活躍は欧米のオペラハウスやレコーディングのみにとどまらず、ここ日本
でも小澤征爾&サイトウ・キネンとのマタイ受難曲(J・S・バッハ)での名唱で
株を上げている。
エインズリーの艶やかで豊かな生命力を感じさせる歌声によるベートーヴェン
がもたらす感動は、マレー&ウィリアムの第1集(SIGCD 139)を凌ぐ。来る2月
に予定されている来日公演が楽しみ。

SIGCD 152 \2180
スペインのヒロインたち ――
ロッシーニ:歌劇《セビリアの理髪師》より 今の歌声は、激しい愛の火
モーツァルト:歌劇《ドン・ジョヴァンニ》より 何というふしだらな
ドニゼッティ:歌劇《ファヴォリータ》より いとしのフェルナンド
ヴェルディ:歌劇《ドン・カルロ》より ヴェールの歌、むごい運命よ
ビゼー:歌劇《カルメン》より ハバネラ、セビーリャの砦のそばで
マスネ:歌劇《ル・シッド》より 泣け泣けわが瞳、
歌劇《ドン・キショット》より アルザ!アルザ!
シルビア・トロ・サンタフェ(メゾ・ソプラノ)、
スザンナ・プッチ・イ・フェレス(ソプラノ)、
ジュリアン・レイノルズ(指揮)、
ナバーラ交響楽団、オルフェオン・パンプローネス
スペインを舞台としたオペラから、文字通り"スペインのヒロインたち"が歌う
アリアを集めたユニークなオペラ・アリア集。ご当地スペインのビゼーはもち
ろん、ロッシーニ、モーツァルト、ドニゼッティ、ヴェルディ、マスネのオペ
ラからのアリアはどれも色濃く情熱的。
このアルバムの主役シルビア・トロ・サンタフェは、バレンシアに生まれホア
キン・ロドリーゴ音楽院では研鑽を積んだスペインのメゾ・ソプラノ歌手。サ
ンタフェの特徴であり魅力でもある硬派で力強い歌声が聴き手をグイグイと
"スペインのヒロイン"の世界に引き込む!

SIGCD 146 \2180
グラナドス:組曲《ゴイェスカス》H.64
アナ=マリア・ヴェラ(ピアノ)
レオン・フライシャーとイルダ・ノヴィックの弟子アナ=マリア・ヴェラは、
アメリカのワシントンで生まれ、オランダ人とボリヴィア人の両親を持つ女流
ピアニスト。
9歳でアーサー・フィードラー&ボストン・ポップスと共演を果たし、フィラ
デルフィア管やクリーヴランド管などの名門オーケストラとの共演も数多い。
ヨーロッパと南米の血を受け継ぎ独特のカラーを持つヴェラのピアノは、あの
イヴリー・ギトリスからの信頼も厚く、共演者として世界中を駆け巡っている。
ここでは"動"と"静"を上手く使い分けた完成度の高いグラナドスが聴ける。

SIGCD 144 \2180
ビンガム:合唱作品集 ――
遥か遠くの世界の輝き/羊飼いの暦/睡蓮/アイルランドのテネブレ/
予測不可能、しかし幸運な/エイリアンの星の下で/アメリカ西部のゴース
ト・タウン
デイヴィッド・ヒル(指揮)、
BBCシンガーズ、リチャード・ベンジャフィールド(打楽器)、
クリス・ブランニック(打楽器)、イアン・ファーリントン(オルガン)、
クリシア・オソストヴィツ(ヴァイオリン)、
オリヴィア・ロビンソン(ソプラノ)
かつてBBCシンガーズのメンバーとして活躍していたイギリスの女流作曲家
ジュディス・ビンガム(1952-)が、"作曲者"と"演奏者"という立場で古巣との
コラボレーションを実現させた合唱作品集。
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊などと幾多の名演を生んできた名匠デイヴィ
ッド・ヒルが、こちらも英国屈指の合唱団BBCシンガーズのハーモニーを巧み
にコントロール。近代的であり、時には神秘的、民族的でもあるビンガムの音
楽の妙を愉しむことができる作品集である。

SIGCD 151 \2180
ハウエルズ:合唱とオルガンのための音楽 ――
Thee Will I Love/Hills of the North/I Love All Beauteous Things/
ミサ・アエディス/オルガンのための6つの小品/This World, my God, is
held within your hand/Haec Dies/A Maid Peerless/Sweetest of Sweets
/O Holy City, seen of John
トリスタン・ラッシャー(オルガン)、
ジュディ・マーティン(指揮)、
ダブリン・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊
教会音楽を含む多くの優れた合唱作品を作曲し、ヴォーン=ウィリアムズに通
ずる手腕と作風の持ち主と評される20世紀イギリスの作曲家ハーバート・ハウ
エルズ(1892-1983)。
フランシス・ポットの合唱作品集(SIGCD 080)を発表したダブリン最古の教会
ダブリン・クライスト・チャーチの聖歌隊が、ミサと合唱作品、オルガン作品
を組み合わせることにより、ハウエルズの音楽の魅力を見事にまとめている。




<Chandos>
CHSA 5068(SACD-Hybrid) \2850
グーセンス:管弦楽作品集 ――
ピアノと管弦楽のための《幻想協奏曲》/交響曲第1番
ハワード・シェリー(ピアノ)、
リチャード・ヒコックス(指揮)、メルボルン交響楽団
昨年11月23日に60歳という若さでこの世を去ったイギリス音楽の達人リチャー
ド・ヒコックス。先だってリリースされた"ホルストの管弦楽作品集Vol.1
(CHSA 5069)"に続き、ヒコックスと、彼がシャンドスに遺した素晴らしき演奏
の数々に対するトリビュートとしてリリースされるのは、 イギリスとオース
トラリアを活躍の舞台とした20世紀の音楽家ユージン・グーセンスの管弦楽作
品集。
アメリカのロチェスター管とオーストラリアのシドニー響などで首席指揮者を
務めるなど、コンダクターとしても豊富なキャリアを築いたグーセンス。
1950年代-60年代以降は時代の流れに取り残されるかのように次第に忘れ去ら
れてしまったグーセンスの音楽だが、カラフルで表現力に満ちた優れた作品は
ホルストやブリスを連想させ、バックス、ブリッジやウォルトンと並ぶ近代イ
ギリスを代表する音楽として再評価を受けている。20世紀スペインの大ピアニ
スト、ホセ・イトゥルビのために作曲され1944年に初演が行われた「幻想協奏
曲」弾くのは、ピアニスト、指揮者として縦横無尽に活躍するハワード・シェ
リー。今は亡きマエストロとの阿吽の呼吸によってグーセンスのピアノ協奏曲
が蘇る。
またメロディアスで創造性に富んだ「交響曲第1番」はヒコックス&メルボル
ン響のコンビにとっての集大成。ヒコックス最後の録音となるグーセンスの管
弦楽作品集にご注目下さい。

CHSA 5070(SACD-Hybrid) 2枚組 \5700
バーンスタイン:ミサ曲
クリスチャン・ヤルヴィ(指揮)、
ウィーン・トーンキュスラー管弦楽団、
ランダール・スカルラータ(バリトン)、
アブソリュート・アンサンブル、コーラス・シネ・ノミネ、
カンパニー・オヴ・ミュージック、テルツ少年合唱団
ベトナム戦争中という混迷の時代にワシントン・ケネディ・センターのこけら
落としのため、また自身が熱心に支持していたJ・F・ケネディ追悼のために委
嘱されバーンスタインが作曲した超大作であると同時に、初演時には激しい論
争の的ともなった「ミサ曲」。
一般的な「ミサ曲」形式という範疇に収まらず、ロックやゴスペルなど様々な
音楽の要素を併せ持ったバーンスタインの「ミサ曲」では、自身が音楽監督と
して率いてきたアブソリュート・アンサンブルでジャンルに縛られない活動を
繰り広げてきたクリスチャン・ヤルヴィの才能爆発!近現代作品、特に大編成
作品のタクト捌き、統率力は父ネーメ、兄パーヴォ以上という評価を受けてき
たクリスチャン・ヤルヴィ。トーンキュスラー管、アブソリュート・アンサン
ブル、コーラス・シネ・ノミネ、テルツ少年合唱団などを総動員して展開され
るバーンスタインの「ミサ曲」。期待大!

CHAN 10487 \2180
デイヴィッド・マシューズ(1943-):管弦楽作品集 ――
夜明けの音楽/青の協奏曲/ビジョンと旅
ガイ・ジョンストン(チェロ)、
ラモン・ガンバ(指揮)、BBCフィルハーモニック
偉大なる先人リチャード・ヒコックスの跡を継ぐイギリス音楽の新たな達人ラ
モン・ガンバの最新録音は、1943年ロンドン生まれの中堅作曲家、デイヴィッ
ド・マシューズの管弦楽作品集という野心作。
ロンドンの王立音楽院で作曲科の主任講師だった名教師アンソニー・ミルナー
から作曲を学び、イギリスのオードブラではベンジャミン・ブリテンのアシス
タントとして経験を積むなど、着実にキャリアをアップさせてきたマシューズ
への評価はこの数年で急上昇。
ブルックナーの「交響曲第9番」第1楽章と、ブリストル海峡に浮かぶランディ
島での休日、青い風景からヒントを得て作曲された「青の協奏曲」など、イギ
リスの伝統的な作曲技法を受け継いだマシューズの音楽が、ガンバ&BBCフィ
ルのコンビによって世界に向けて発信される――。

CHAN 10513 \2180
ハートキ:ピアノと室内楽のための作品集 ――
《ポスト=モダン・オマージュ》からのセレクション/ラベンダー色の目の馬
/太陽の王/ピアノ・ソナタ
ロサンゼルス・ピアノ四重奏団、エレン・ジェウェット(ヴァイオリン)、
リチャード・ファリア(クラリネット)、ハク・ビィエルケン(ピアノ)
現代アメリカのリーディング・コンポーザーとして不動の地位を確立し、斬新
な作品を発表し続ける作曲家スティーヴン・ハートキ(1952-)の室内楽作品の
代表作を網羅したアルバムがなんとシャンドスからリリース。
高村光太郎の詩を題材とした合唱作品「雨にうたるるカテドラル」などが知ら
れるニュージャージー州生まれマンハッタン育ちのハートキ。
中世のポリフォニーなど様々な"言葉"からインスピレーションを得ることによ
り生まれるハートキの音楽は、ジャンルや時代という括りだけでは表現できな
い独特の魅力を備えている。オール・ハートキ・プログラムは、膨大なレパー
トリーを誇るシャンドスでも珍しい。

CHAN 10508 \2180
マコンキー:歌劇《ソファー》/歌劇《出発》
ドミニク・ウィーラー(ディレクター)、インディペンデント・オペラ
イギリス東部のハートフォードシャー州で生まれ、ロンドンの王立音楽院で
ヴォーン=ウィリアムズから作曲を学んだ女流作曲家エリザベス・マコンキー
(1907-1994)のオペラ集。
1957年と1961年にサドラーズ・ウェルズで初演されたマコンキーの1幕のオペ
ラ「ソファー」と「出発」。両作品とも2007年にサドラーズ・ウェルズのイン
ディペンデント・オペラによって久々の再演が行われ、ロンドン・オペラ界に
予想以上の大反響を呼んだ話題作なのである。
また「出発」は世界初録音、「ソファー」も数少ない貴重な音源となるだけに、
レア・オペラのファンは要注目!

CHAN 0756 \2180
アポロ&パンのコンテスト ――
カステッロ:ソナタ第4番、同第7番、同第8番、同第9番、同第10番
メールラ:チャコーナ
マリーニ:ソナタ、バレット第1番
ベルトリ:ソナタ第7番
ブオナメンテ:ガリアルダ、コレンテ
フレスコバルディ:トッカータ第1番、カプリッチョ・ルッジェーロ
ロッシ:ソナタ
ローレ:別れの時
トゥリーニ:ソナタ
アポロ&パン〔タッシオ・エアハルト(バロック・ヴァイオリン)、ベン・サ
ンソム(バロック・ヴァイオリン)、サリー・ホルマン(バロック・バスーン)、
スティーヴン・ディヴァイン(チェンバロ)〕
"アポロ&パン"は、オランダのハーグ王立音楽院で学んだバロック・ヴァイオ
リン奏者タッシオ・エアハルト、バロック・バスーン奏者のサリー・ホルマン
のデュオに1993年ブロードウッド・ハープシコード・コンクールの優勝者であ
る鍵盤奏者スティーヴン・ディヴァインが加わり三重奏となった若きピリオド
・アンサンブル。
"アポロ&パン"のメンバーは、ハノーヴァー・バンドやイ・ファジョリーニ、
アムステルダム・バロック管弦楽団、パーリー・オヴ・インストゥルメンツで
も活躍中。アンサンブルとしては2001年の国際古楽ネットワーク・ヤング・
アーティスト・コンクールを圧倒的な支持で制覇するなど、実力の高さは実
証済!
"ヴァイオリン、バスーン、鍵盤楽器"という編成も含めて今後の活躍が楽しみ
なピリオド・アンサンブルの登場である。




<Timpani>
1C 1158 \2300
クセナキス:管弦楽作品全集Vol.2 ――
藺草が茂る土地/シャール/地衣類/対地星
アルトゥーロ・タマヨ(指揮)、
ルクセンブルク・フィルハーモニック管弦楽団
10段楽譜に記された16声部の演奏を要求される超難曲「シナファイ」を収録し
た第3集(1C 1131)がレーベル最大のベストセラー・タイトルとなったティンパ
ニ(Timpani)のクセナキス作品集。
クセナキスの作品集は第2ピアノ協奏曲の「エリフソン」を収録した第4集まで
がリリースされているが、第3集に次ぐ人気と地位を確保しながらも入手困難
の状況が続いてきた第2集がいよいよ復活!
超高性能オーケストラ、ルクセンブルク・フィルが放つクセナキスの怒濤の如
き音の奔流がすべてのものを跡形もなく押し流す!「シナファイ」、「エリフ
ソン」へと続く衝撃の音楽が再び注目を集める時が来た!
(今回の移行再発売に伴い「1C 1062」は廃盤となります)

1C 1157 \2300
ロパルツ:
交響詩《アーサー王の狩り》/弔いの鐘/ショームの夕べ/4つの短い頌歌/
4つの詩
セシル・ペリン(ソプラノ)、ヴァンサン・ル・テクシエ(バリトン)、
エマヌエル・クリヴィヌ(指揮)、
ルクセンブルク・フィルハーモニック管弦楽団
再評価という枠を遥かに超えた"ロパルツ・ブーム"の火付け役となったティン
パニのロパルツ・シリーズ。
現在2タイトルがリリースされている"交響曲集"(1C 1093&1C 1097)より前に
リリースされていた「アーサー王の狩り」をメインとするロパルツの管弦楽
作品集は、クリヴィヌのティンパニ初登場となった録音でもある。
クリヴィヌ率いるルクセンブルク・フィルの"管弦楽曲集"は、"交響曲集"で
ロパルツにハマったファンの方に改めてプッシュしたい1枚。
1C 1073からの移行新装再発売。
(今回の移行再発売に伴い「1C 1073」は廃盤となります)

1C 1161 \2300
オアナ:チェンバロのための作品集 ――
セレスティーヌの鏡/クラヴサンのための2つの小品/これほどタンゴ/聖な
るイルクス/昼と夜の聖務日課/ティエント/サラバンド
エリザベト・ホイナツカ(チェンバロ)、
ベアトリス・ドーダン(打楽器)、ファブリス・メリナン(オーボエ)、
ミクローシュ・ナジ(ホルン)、
アルトゥーロ・タマヨ(指揮)、ルクセンブルク・フィルハーモニック
モロッコのカサブランカでイギリス人の父とスペイン人の母との間に生まれた
ユダヤ系フランス人作曲家モーリス・オアナも、ティンパニからのリリースに
よって再評価の気運が高まった音楽家。
エリザベト・ホイナツカは、生前のオアナから厚い信頼を受け、作曲家の存命
中には多くの初演を任されたベテラン鍵盤奏者。共演者にも世界最高峰のホル
ン奏者ナジやタマヨ&ルクセンブルク・フィルなど豪華面々が集う。
1C 1069からの移行新装再発売。
(今回の移行再発売に伴い「1C 1069」は廃盤となります)

1C 1155 \2300
オアナ:チェロ協奏曲《暗く青く》
タラーン=ンゴー/ピアノ協奏曲
ソニア・ヴィーダー=アサートン(チェロ)、
ジャン=クロード・ペネティエ(ピアノ)、
アルトゥーロ・タマヨ(指揮)、
ルクセンブルク・フィルハーモニック管弦楽団
カサブランカ、バルセロナ、パリなど多くの地で生涯を過ごし、建築家の道を
捨て音楽家へと転身を果たした"パリの異邦人"オアナの協奏曲集。
師であるジャンドロンとロストロポーヴィチの技巧と音楽性を受け継ぎ、ヨー
ロッパで脚光を浴びる女流チェロ奏者ヴィーダー=アサートンが弾く「チェロ
協奏曲」は、数あるオアナの録音の中でも特に高い評価を得た代表的演奏であ
る。
1C 1039からの移行新装再発売。
(今回の移行再発売に伴い「1C 1039」は廃盤となります)

1C 1137 \2300
オアナ:室内楽作品全集 ――
4つの即興曲/ネウマ/シルト/サウク/夜想曲/サチュロス/キプリス
ルクセンブルク・フィルハーモニック管弦楽団のソリストたち、パスカル・
ドゥヴァイヨン(ピアノ)
スペイン、アフリカなどの民俗音楽にも接し、微分音程や不確定性などの手法
を用いた作品を発表したオアナ。
フルートのプラスマンやブレンニマン、オーボエのメリノンなど超人集団ルク
センブルク・フィルのソリストたちが、オアナの持ち味でもある呪術的な雰囲
気漂う不気味な作風をこれでもかというほど濃厚に仕上げている。
1C 1071からの移行新装再発売。
(今回の移行再発売に伴い「1C 1071」は廃盤となります)

1C 1156 \2300
オーリック:歌曲集 ――
アルファベット/燃える頬/3つの間奏曲/ポール・エリュアールの6つの詩
ソニア・ド・ボーフォル(メゾ・ソプラノ)、
マルシャル・ドフォンテーヌ(テノール)、
アラン・ジャコン(ピアノ)
オネゲル、ミヨー、プーランク、デュレ、タイユフェールと肩を並べた"フラ
ンス6人組"の1人、ジョルジュ・オーリック。
バレエ音楽「フェードラ」と「画家とモデル」(1C 1090に収録)、数々の映画
音楽など多くの傑作を遺した大家の"歌曲集"が復活!
1C 1049からの移行新装再発売。
(今回の移行再発売に伴い「1C 1049」は廃盤となります)



<Guild Historical>
GHCD 2334 \1350
ストコフスキ・ライヴ・レコーディングス1942-1943 ――
チャイコフスキー:
序曲《嵐》Op.76
交響曲第5番ホ短調Op.64
幻想曲《テンペスト》ヘ短調Op.18*
レオポルド・ストコフスキ(指揮)、NBC交響楽団
シュトゥットガルト放送響との1955年ライヴに続き"ギルド・ヒストリカル"か
ら復刻となるストコフスキ2つめの"チャイ5"はNBC交響楽団との1942年ライヴ!
1941年のトスカニーニの突然の辞任を受け、急遽NBC響に招聘されたストコフ
スキ。しかし翌1942年にトスカニーニが復帰したことにより、1つのオーケス
トラに2人の巨匠が並び立つという異例の2頭体制となった中で行われたライヴ
のチャイコフスキーでもストコフスキ節は健在!
変幻自在のデュナーミク、猛烈なアッチェレランドやリタルダンドなど凄まじ
いテンポの変化、練りに練られた各楽器の使い方、そして作品全体を包み込む
オーラは「魔術師」の異名に相応しい。
ストコフスキのNBC響の在任期間は僅か数年ではあったが、ストコフスキとト
スカニーニのオケの共演という1つの時代の存在を証明する圧巻のチャイコフ
スキーである。
1942年11月29日&1943年3月7日*、NBCスタジオ8Hでのライヴ録音。

GHCD 2340 \1350
ニールセン:交響曲第3番Op.27《ひろがりの交響曲》/交響曲第5番Op.50*
ルート・ゴルベク(ソプラノ)、エリク・シェーベリ(バリトン)、
ヨン・フランセン(指揮)、
エリク・トゥクセン(指揮)*、デンマーク国立放送交響楽団
デンマーク国立放送響によるニールセンの交響曲集という"ギルド・ヒストリ
カル"のレパートリーでは珍しいデンマークの歴史的音源が登場!
今回復刻されるのは、ニールセンの名前と作品の知名度を一気に高めるきっか
けとなったエジンバラ音楽祭でのトゥクセンの指揮による「交響曲第5番」の
ライヴ(1950年8月29日の録音)と、ニールセンの歌い手としてその名を知られ
るソプラノのゴルベクとバリトンのショーベリがソリストとして加わったフラ
ンセン指揮の「交響曲第3番」(1955年3月3日-5日の録音)。
この2つの録音は、ニールセンのデンマークを代表する作曲家としての名声、
北欧有数のシンフォニストとしての国際的な評価の確立に大きな影響を与えた
貴重なものなのである。
ニールセンの交響曲の演奏史に刻まれる重要な記録がピーター・レイノルズの
リマスターによって復活する。



<Guild>
GMCD 7321 \2180
バッハ・オン・ザ・イタリアン・リュート ――
J・S・バッハ:前奏曲ハ短調BWV.999、組曲ハ短調BWV.997、
組曲ト短調BWV.995、無伴奏チェロ組曲第1番BWV.1007(クロトン編)
シュテルツェル:あなたがそばにいたら(クロトン編)
ペーター・クロトン(リュート)
アメリカで育ち現在はスイスを拠点に活躍し、指導者としてもバーゼル・スコ
ラ・カントルム、バーゼル音楽院、ベルン音楽院といったスイスの名門で教鞭
を執るリュート奏者ペーター・クロトンのバッハ・アルバム。
クロトンがバッハの演奏で弾いているリュートは、17世紀ヴェネツィアの楽器
製作者マッテオ・セラスによって1640年に製作され、その後ヨハン・ゲオルク
・ハウッケンにより修復が重ねられ1994年に演奏可能な状態として復活した銘
器。
数百年という長き年月を生きてきたイタリアのリュートが、録音場所となった
バーゼル・シティ・スタジオの空気までを含んだ環境の全てを取り込み大バッ
ハの音楽を創造している。クロトンの演奏のレベルの高さはもちろん、17世紀
のリュートとバッハの音楽が醸しだす音色は古楽ファン要注目。

GMCD 7323 \2180
天の門-17世紀リスボンとグラナダの教会音楽集 ――
アヴィラ:Non est inventus
クリスト:Dixit Dominus
コンセイソン:Meio Registo
アヴィラ:In jejunio et fletu、Lamentations
コエリョ:Primeiro Kyrio do Primeiro
アヴィラ:Circumdederunt me
クリスト:Laudate pueri
ドゥアルテ・ロボ:聖母マリアのミサ
コエリョ:Magnificat、Nunc dimittis
クリスト:Versicle & response
フェルナンデス:Benedicamus Domino
D・ロボ:救い主のうるわしき母
シャルロット・フィリップス(オルガン)、
オーウェン・リーズ(指揮)、
オックスフォード・クィーンズ・カレッジ合唱団
スペイン黄金世代の17世紀で、ポルトガルがスペインが独立する1640年頃まで
のリスボンとグラナダで誕生した"教会音楽"にスポットをあてたユニークな合
唱アルバム。
16世紀後半から17世紀前半のポルトガルを代表する作曲家ドゥアルテ・ロボ
(スペインのアロンソ・ロボとは別人)のミサ曲や珍しい作曲家たちの教会音
楽と出会うことが出来る。クィーンズ・カレッジ合唱団の気品あふれるハー
モニーも魅力的。

GMCD 7325 \2180
主に向かって喜ばしき声をあげよ ――
エルガー:詩篇第100番
スタンフォード:ユビラーテ・デオ
ハンフォース:詩篇第81番
バード:神に向かいて喜びもて歌え
マーシャル:詩篇第23番
L・バークリー:主は我が導師
ベアストー:詩篇第55番
メンデルスゾーン:主よ我が祈りを聞きたまえ
ゴス:詩篇第116番
ハーヴェイ:我が神を愛す
ロイド:詩篇第137番
パレストリーナ:バビロンの流れのほとりにて
シュッツ:バビロンの流れのほとりにて
ガレット:詩篇第29番
エルガー:主に帰せよ
チャールズ・ハリソン(オルガン)、
アリク・プレンティス(指揮)、リンカン大聖堂聖歌隊
グレインジャーの吹奏楽作品「リンカンシャーの花束」で知られるリンカン
シャー州の由緒ある大聖堂、リンカン大聖堂の聖歌隊による教会合唱作品集。
エルガーやスタンフォード、バークリーなどご当地イギリスの作曲家による
合唱作品、パレストリーナとシュッツの「バビロン川のほとりにて」などプ
ログラムも充実。



<Guild Light Music>
GLCD 5150 \1650
軽音楽の黄金時代-ストリング・フィーヴァー ――
コスティ:ストリング・フィーヴァー
サイモン:ポインシアーナ
エリス:エピック・ワルツ
シュワルツ:フィドリン・ザ・ブルース
パディーヤ:エル・レリカリオ
ノヴェロ:リープ・イヤー・ワルツ
アブレウ:ティコ・ティコ
ドミンゲス:パーフィディア/他
モートン・グールド&ヒズ・オーケストラ、
ルイス・アラウド・パエス&ヒズ・オーケストラ、
ドン・アモーレ&ヒズ・オーケストラ、他
1940年代から50年代にかけてのライト・ミュージック(軽音楽)の黄金時代に生
まれたオリジナル音源にリマスターを施したファン垂涎の一大シリーズ"ギル
ド・ライト・ミュージック"。
シリーズの記念すべき第50集には、アブレウの「ティコ・ティコ」やパディー
ヤの「エル・レリカリオ」などノリノリのナンバーが!イージー・リスニング
・コーナー、ライト・クラシックス・コーナーを熱くする"ギルド・ライト・
ミュージック"の再度ご注目下さい!

GLCD 5151 \1650
軽音楽の黄金時代-ゴーイング・プレイセズ ――
サンダース:ファンタジー・オン・ナショナル・エアー
ブラウン:ゴーイング・プレイセズ
パリのキャバレー・タイム(セレクション)
ロマン:地中海のセレナーデ
タトゥ:オーフスのいれずみ
モノ:プア・ピープル・オヴ・パリ/他
エリック・ロビンソン(指揮)、
BBCテレビジョン・オーケストラ、
シドニー・トーチ(指揮)、クィーンズ・ホール・ライト・オーケストラ、他
1950年代にBBCで放送されていたライト・ミュージックを集めた"ギルド・ライ
ト・ミュージック"の第51集。地中海の風景が目に浮かぶ「地中海のセレナー
デ」など、楽しくも美しいメロディが満載。

GLCD 5152 \1650
軽音楽の黄金時代-ステージとスクリーンより ――
フェイン:シークレット・ラヴ
ニューマン:アナスタシア
フリード:ウェディング・オヴ・ザ・ペインテッド・ドール
ラーナー:ショウ・ミー
ロジャース:恋の六月
フランケル:2頭立ての馬車/他
ロバート・ファーノン&ヒズ・オーケストラ、
アルフレッド・ニューマン&ヴィクター・ヤング・シンギング・ストリングス、
パーシー・フェイス&ヒズ・オーケストラ、他
シリーズ第52集は、軽音楽の黄金時代のショーや映画音楽からのハイライト。
パーシー・フェイスやロバート・ファーノン、アルフレッド・ニューマン、
ヴィクター・ヤングなどの大御所がズラリ。

<KII>
KDC 21 \1650
(1)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調 作品30
(2)伊福部 昭:七夕-「ピアノ組曲」より
舘野泉(ピアノ)
渡邉暁雄(指揮)日本フィルハーモニー交響楽団
[録音:1980年5月24日/東京文化会館(ステレオ・ライヴ)]
現在左手ピアニストとして活躍する舘野泉が1980年の若き日、デビュー20周
年を記念して行なったコンサート幻のライヴが現れました。LP時代に一度だ
け非売品として世に出はしたものの、レコード会社の消滅などで、音源が行
方不明となっていました。それをついに発見、リマスタリングのうえ日の目
を見ることとなりました。
舘野泉のラフマニノフのピアノ協奏曲第3番はこれしか音源が存在せず極めて
貴重。また、オーケストラが渡邉暁雄指揮日本フィルというのも非常な魅力。
彼のラフマニノフのピアノ協奏曲第3番もここでしか聴くことができません。
演奏は雄大かつ緊張感あふれ、難技巧の要求される名協奏曲を余裕で征服し
ています。渡邉暁雄のサポートも絶妙で、作品の北方的ロマンを存分に描い
ています。二大巨匠によるこれほどの充実の名演が埋もれてきたのは驚きの
限り。
もともとレコード発売を前提としていたため、録音も本格的。会場にいるか
のようなリアルなサウンドを再現しています。
加えて、アンコールとして弾かれた伊福部昭のピアノ小品「七夕」が絶品。
若き舘野の至芸を味わえます。
当盤はキングインターナショナル制作・販売です。輸入盤等はなく、他からは
入手できません。



<radio france>
FRF 002 2枚組 \3780
モノラル
(1)マーラー:交響曲第2番ハ短調「復活」
(2)マリユス・コンスタン:管弦楽のための24の前奏曲(世界初演)
ベルト・モンマール(S)
オラリア・ドミンゲス(Ms)
フランス国立放送合唱団(合唱指揮:ルネ・アリックス)
レナード・バーンスタイン(指)フランス国立放送管弦楽団
録音:1958年11月13日パリ、シャンゼリゼ劇場(ライヴ)
ラジオ・フランス収録、INAアーカイヴ音源による正規初出。1960年の作曲者
生誕100周年が間近に迫った1958年に、巨匠バーンスタインがフランス国立放
送管を振ったマーラーの「復活」ライヴという大注目のタイトルがリリース
となります。
20世紀のマーラー・ブームの火付け役を担ったバーンスタイン。さすがに
「復活」も好んで取り上げており、まず1963年にニューヨーク・フィルとセッ
ション録音で、1973&1974年にはロンドン響とセッション録音、1987年には
ふたたびニューヨーク・フィルとライヴでも録音しています。また、フィナ
ーレのみですが1967年にイスラエル・フィルとコル・イスラエル響とのユダ
ヤ大合同オケを指揮したライヴ、それもヘブライ語歌唱によるという変り種
もありました。
さて、このたびのフランス国立放送管とのライヴが行われた1958年といえば、
ちょうどバーンスタインがニューヨーク・フィルの音楽監督に就任した年で
もあり、これから60年代にかけて充実ぶりをみせる時期と重なります。ここ
での演奏も、じっくりと踏み込んで開始される第1楽章から、楽想が転換する
中間楽章の起伏に富んだ表現といい、大仕掛けなフィナーレの溜めといい、
まぎれもなくバーンスタイン流で、爆発的なエネルギーをダイレクトに音楽
にぶつける個性の魅力が全開。モノラルながらたいへん鮮烈な音質のため、
手に取るように会場のなまなましい気配を感じ取ることができます。なおフ
ランス国立放送管の「復活」ライヴですが、すでに別録音で知られているよ
うに、これより一週間後の20日に再演された際には、指揮がシューリヒトへ
と替わり、ソリストも変更されています。
カップリングには、アメリカのテレビ・シリーズ「トワイライト・ゾーン」
のテーマで有名なコンスタン(1925-2004)の出世作を収録。これが世界初演
となるもので、作曲者によれば24曲のそれぞれが1分から6分ほどの長さの無
調作品で、どこかなぞめいた雰囲気がSFの世界を連想させます。





<ALTS>
ALT 136 \2250
ステレオ
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
笹田和子(Sp) 川崎静子(Alt) 布施隆治(Tn) 中山悌一(Bn)
アサヒコーラス
フランツ・コンヴィチュニー(指)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
録音:1961年5月1日日比谷公会堂 NHK収録 ステレオ・ライヴ
冒頭から味わいのある音色、堂々たるインテンポで進行する、これぞドイツ
本流のベートーヴェンといった趣の大スケール!音質も大変良く、年代を考
えると随分解像度もありながら、あたたかな風合いもある大変良い音です。
そもそも放送局のステレオ収録は世界的にも1965年くらいが本格ですので、
NHKの技術の高さが光ります。またフランツ・コンヴィチュニーは1962年に亡
くなりましたので、この死の1年前のステレオの放送ライヴは大変貴重です。

ALT 164 \2250
モノラル
ブルックナー:交響曲第8番
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指) 
ウィーン・フィルハーモニー
録音:1944年10月17日 ウィーンムジークフェラインザール モノラル・ライヴ
エルプでのレーザー復刻の要望の非常に多かったブルックナーの8番が登場。
鮮烈で目のさめるような音質です。ぜひご一聴を!なおピッチは修正済みで
ございます。ノイズ・リダクションなしの恐るべき至芸、それがこの迫力を
生みます。




<altara>
ALT 1033 \2180
R.シュトラウス:
私の心は迷う Op.48-2
セレナード Op.17-2
ああ 恋人よ、私は行かねばならない Op 21-3
変わらぬものOp.69-3
星 Op.69-1
愛の賛歌Op.32-3
慕わしい光景Op.48-1
万霊節 Op10-8
献呈Op.10-1
花束を編もうと思った Op.68-2
囁け、愛らしいミルテよ Op.68-3
あなたの歌が響いたとき Op.68-4
アモールOp.68-5
わが子にOp37-3
母親の自慢 Op.43-2
子守歌Op.41-1
父が言いました Op.36-3
幸せに満ち足りてOp.37-1
私の眼Op.37-4
黄昏の夢 Op.29-1
高鳴る胸 Op. 29-2
夜の散歩Op.29-3
オフェリアの三つの歌 Op.67-1/3
インガー・ダム=イェンセン(S) マルコム・マルティノー(P)
録音:2007年8月20-22日,ロンドン
デンマーク生まれのインガー・ダム=イェンセンは、今欧州で引っ張りだこ
の人気ソプラノ。バロックから現代オペラまで幅広いレパートリーで高い評
価を得ています。そのダム=イェンセンがR.シュトラウスの歌曲を録音。透
明で潤い豊かな美声と、知性的かつ感性豊かな表現で、新鮮なシュトラウス
を歌い上げています。

ALT 1037 \2180
シューベルト:アヴェ・マリア、ブラームス:子守歌
フォーレ:河のほとりでOp.8-1、グリーグ:早咲きの桜草もて Op.26-4
ファリャ:子守歌 グラナドス:マハのまなざし
ワイル:小声で話すんだ,私の船が
ガーシュウィン:それは素敵,私の愛する人
ロジャーズ:マイ・ファニー・バレンタイン,ご婦人は気まぐれ,魅惑され,
バーンスタイン:「ウエストサイド物語」-素敵な気持ち
ジョヴィン:静かな夜、ウッド:私の唯一の愛
スウェーデン民謡:すべて天空のもとに
ペトラ・ヤブロンスキ(Ms) パトリック・ヤブロンスキ(P) ほか
ペトラ・ヤブロンスキは、スウェーデン出身のメッゾソプラノ。1996年に王
立音楽院を修了。近年、目覚ましい活躍をしている注目株です。このCDでは、
クラシックの歌曲から、ミュージカルナンバー、ボサノバまで、様々なタイ
プの歌に取り組み、いずれも素敵に聞かせてくれています。伴奏は、夫のパ
トリック・ヤブロンスキのピアノを中心に、曲によってギターなどの楽器が
加わっています。

ALT 1038 2枚組(1枚価格) \2180
シューベルト:
(1)ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調D.898, Op.99
(2)ソナタ楽章 変ロ長調D.28
(3)ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調D.929, Op.100
(4)ノットルゥノ 変ホ長調D.897, Op.148
ダーヴィト・トリオ
クラウディオ・トロヴァヨーリ(P) ダニエレ・パスコレッティ(Vn) 
パトリツィオ・セリーノ(Vc)
録音:2008年4月28日-5月1日ロンドン、イースト・フィンチレー、
オール・セインツ・チャーチ
メンバー全員がイタリア出身のダーヴィト・トリオは、ウィーンのフランツ
・ヨーゼフ・ハイドン国際室内楽コンクールで第1位に輝き、2004年4月に国
際的デビューを果たしたアンサンブル。同コンクールではまた、ハイドンの
トリオのベスト・パフォーマンスでベーゼンドルファー財団より特別賞を授
与されています。すぐれた演奏が評判を呼び、プラドのカザルス音楽祭や、
アイゼンシュタットのハイドン音楽祭などに招聘されて演奏もおこなってい
ます。
かれらがAltaraへのデビュー盤で勝負するのはシューベルト。みずみずしい
歌にあふれた演奏は、マスタークラス受講の経歴を持つ同じイタリアのトリ
エステ三重奏団のそれをおもわせる魅力的なものです。
(http://www.davidtrio.com/index.htm)



<DOREMI>
DHR 7946/49 4枚組 \7980
(1)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ(全10曲)
(2)J.S.バッハ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタBWV.1014-1019(全6曲)
ポール・マカノウィツキー(Vn)
ノエル・リー(P)
録音:(1)1955,1956年(2)1958年以上パリ
原盤:(1)LD 3-416/7/8/9(2)LD 3437/8(LUMEN in Paris)
Artistic Director: Jacques Leguerney
Recording engineer : Andre Charlin
ポール・マカノウィツキーは、1920年6月20日ストックホルムでロシア人の両
親の間に生まれ、メイン州フリーポートで1998年2月24日に亡くなったロシア
系アメリカ人のヴァイオリニスト。こころ憎いリリースでマニア心をくすぐ
るDOREMIより、その代表的録音として知られるベートーヴェンとJ.S.バッハ
のソナタ全集がセットで初CD化となります。
後年ジュリアード音楽院やカーティス音楽院、さらに桐朋学園大学でも教鞭
を取ったマカノウィツキーは、わずか4歳で、ちょうど1924年から1937年にか
けてパリのロシア音楽院で教えていた名教師アイヴァン・ガラミアン(1903-
1981)の生徒としてヴァイオリンの手ほどきを受け、さらにジャック・ティボ
ーにも師事しています。
1929年にはパリのサル・ガヴォーでリサイタル・デビュー。一夜にして世界
中を驚嘆させました。ヨーロッパ各地で行われたコンサートでは、“感覚を
麻痺させるような大家”“注目に値する優雅さ”“類希なる感受性”“権威”
“ピュアなスタイル”とおよそ子どもの演奏にはふさわしくないフレーズで
絶賛され、1937年にはニューヨーク・デビューも果たしています。
兵役に従事していた第2時大戦中の1944年に、ルーマニアで撃墜され6ヶ月間
捕虜となったものの、アメリカ国籍を得て戦後はソリストとして活動を再開
し、アメリカのメジャー・オケでモントゥー、パレー、ゴルシュマン、クー
セヴィツキーらと共演。1967年にコンサート活動から引退しています。
1954年にマカノウィツキーが初めてデュオを組み、以後10年間演奏活動を共
にしたノエル・リー(1924年生まれ)とのベートーヴェン全集は、フランスの
LUMEN原盤からの復刻。中古アナログ盤市場では高価な値段で取り引きされて
いるもので、1959年のシャルル・クロ・ディスク大賞に輝いたJ.S.バッハと
ともに、大いに歓迎されるところでしょう。



<Orfeo>
ORFEOR 736081 \2080
MONO
(1)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219
(2)ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 Op.77
ダヴィド・オイストラフ(Vn)
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)レニングラード・フィル
[1956年(1)6月21日、(2)23日、ウィーン・ムジークフェライン・ザール(ライヴ)]
ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番は、オイストラフの独奏、ム
ラヴィンスキー&レニングラード・フィルにより1955年10月29日に世界初演
されました。同じメンバーによる約1年後1956年11月30日レニングラード・ラ
イヴのメロディア音源は名演の誉れ高いですが、その半年前の未知の音源が
出現しました。それも西側ウィーン・ムジークフェラインザールでのライヴ。
メロディア音源以上に音色は鮮明で、オイストラフならではのつやつやとし
た美音、ムラヴィンスキーならではの緊張感あふれる大きな音楽作りなど、
全盛期の二大巨匠の凄さを改めて実感できます。モーツァルトの「ヴァイオ
リン協奏曲第5番」はCetraやStradivariusから発売されたこともありますが、
今回はマスター・テープからの正規発売。端正かつ推進力にあふれ、理想的
なモーツァルト演奏となっています。ムラヴィンスキー・ファン、ショスタ
コーヴィチ・ファン必携の一枚です。

ORFEOR 766082 2枚組 \4160
ステレオ
ヴェルディ:「マクベス」
シェリル・ミルンズ(Br マクベス)
クリスタ・ルートヴィヒ(Ms マクベス夫人)
カール・リッダーブッシュ(Bs バンクォー)
カルロ・コッスッタ(T マクダフ)
エヴァルト・アイヒベルガー(T マルコム)ほか
カール・ベーム(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
1970年4月18日,ウィーン国立歌劇場
ORFEOから非常に興味深いライヴ録音が発掘されました。ウィーン国立歌劇場
でのヴェルディ「マクベス」。指揮はなんと御大カール・ベーム!ベームの
ヴェルディは録音が極めて少なく、それだけでも貴重。テンポはゆったりめ
ながら、緊張感のある音楽で「マクベス」の狂気を掘り出しています。歌手
も豪華。タイトルロールには、当時国際的名声を獲得して間もないシェリル
・ミルンズ。若々しい勢いのある歌です。マクベス夫人は、なんとクリスタ
・ルートヴィヒ、強靭な声で絡みつくようなマクベス夫人は絶品。さらにバ
ンクォーにはカール・リッダーブッシュという贅沢さ。マクダフには1970年
代の重要なイタリア人テノールであるカルロ・コッスッタも加わっています。
海賊盤では流布していたものの、蔵出し音源によって遥かに鮮明な音質にな
りました。



<MEDICI ARTS~EURO ARTS>
20 57308(DVD-Video) \2900
字幕:独、英、仏、西
(言語:独)
シューベルト:美しき水車小屋の娘 D795
+ボーナス(プレガルディエン・インタビュー)
クリストフ・プレガルディエン(T)
ミヒャエル・ゲース(P)
収録:2008年8月25日(ライヴ)
モーツァルトザール(リーダーハレ、シュトゥットガルト)
2008年夏に行われた名テノール、プレガルディエンのリートの夕べの映像。
ピアニストは長年プレガルディエンとコンビを組んでいるミヒャエル・ゲー
ス。ここに傑作歌曲「美しき水車小屋の娘」の名演が誕生しました。客席全
員がプレガルディエンの醸し出す雰囲気に飲み込まれ、独特の緊張感が漂う
コンサート。随所に見える驚きが、豊かな色彩と新鮮な音世界を作り出して
います。長年プレガルディエンと音楽を共にしているミヒャエル・ゲースの
好演も聴き逃せません。2人が奏でる濃密な音楽世界にずっぷり聴き浸るこ
とが出来ます。また真っ暗に照明を落とし、2人に光が照らされる美しい舞
台も見どころです。

20 51888(DVD-Video) \2900
字幕:独,英,仏,西,伊
ヴァルトラウト・マイアーの肖像「内なる衝動の命ずるままに」
ボーナス映像:マーラー:交響曲「大地の歌」
制作・監督:アネッテ・シュライアー
出演者:ダニエル・バレンボイム、
プラシド・ドミンゴ、
ジークフリート・イェルーザレム、
ペーター・ザイフェルト、
マッティ・サルミネン、
ルネ・パーペ、
ハンス・ゾティン、
ユルゲン・フリム 他
ボーナス映像:ヴァルトラウト・マイアー(Ms)
トルステン・ケルル(T)
セミヨン・ビシュコフ(指) WDR交響楽団ケルン
収録:2001年9月15日 ケルン・フィルハーモニー(ライヴ)
メゾ・ソプラノの名花ヴァルトラウト・マイアーの創造の秘密に肉迫する、
アネッテ・シュライアー渾身のドキュメンタリー。マイアーの人柄、芸術性、
音楽性を余すところ無く描いています。ヨーロッパ各地の主要劇場でのリハ
ーサル風景、関係者へのインタビューなど見応えのある構成。特典映像とし
て、ビシュコフ指揮による「大地の歌」全曲を収録。




<VAI>
VAIDVD 4481(DVD-Video) \3980
モノラル
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
ポール・トルトゥリエ(Vc)
収録:1990年7月プラド、サン・ミシェル・ド・キュクサ修道院
(パブロ・カザルス音楽祭ライヴ)
[制作&監督:ペーター・アマン]
いまは亡きフランスの名チェリスト、ポール・トルトゥリエ(1914-1990)が世
を去る5ヶ月前にプラド音楽祭に出演したライヴ映像。同音楽祭の代名詞とい
うべきカザルスによって復活蘇演されたJ.S.バッハの無伴奏チェロ組曲を取
り上げています。
ポール・トルトゥリエは、カザルスが音楽監督を務めた、J.S.バッハ没後200
周年にあたる1950年の第1回プラド音楽祭にも招かれて出演しています。
息子ヤン・パスカル・トルトゥリエのライナー・ノートによると、同音楽祭
を通じて「カザルスとは家族ぐるみの付き合いで、親交が深かった」と述べ
ており、さらにまた「2度にわたるJ.S.バッハの無伴奏チェロ組曲のセッショ
ン録音(1960年、1983年)は父にとってのバイブルであり、カザルスとのコラ
ボレーションがなくしては語れない」とも述べています。
いままた音楽祭の40周年を記念して招聘され、特別の作品を弾くトルトゥリ
エに去来する思いとはどのようなものだったのでしょうか。このライヴ映像
はタイトルが示すとおり、トルトゥリエの「音楽的遺言」というべき、格別
に意義深いものといえるでしょう。




<MIRARE>
MIR 082 \2500
J.S.バッハ:CONTEMPLATION-瞑想
ブゾーニ編:コラール「主イエス・キリストよ、われ汝に呼ばわる」BWV639
カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちにあたって」変ロBWV992
平均律クラヴィーア曲集 第1巻よりプレリュード第4番 嬰ハ短調BWV849
平均律クラヴィーア曲集 第1巻よりプレリュード第22番 変ロ長調BWV867
コーエン編:
カンタータ 第22番「イエスは十二使徒をひき寄せたまえり」BWV22
平均律クラヴィーア曲集 第1巻よりプレリュード第8番 変ホ短調BWV853
ブゾーニ編:トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調BWV564
イギリス組曲 第2番 イ短調よりサラバンドBWV807
ヴィヴァルディ:オルガン協奏曲 ニ短調BWV596
フランス組曲 第1番 ニ短調よりサラバンドBWV812
イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971
マルチェッロ:オーボエ協奏曲 アダージョ ニ短調
平均律クラヴィーア曲集 第2巻よりプレリュード第14番 嬰ヘ短調BWV883
シロティ編:プレリュード ロ短調 BWV855a
シロティ編:プレリュード ホ短調
ゴルトベルク変奏曲よりアリア BWV988
ヘス編:「主よ人の望みの喜びよ」BWV147
イギリス組曲 第3番 ト短調よりサラバンドBWV808
ケンプ編:シチリアーノ フルート・ソナタ第2番 変ホ長調BWV1031
ブゾーニ編:「来たれ、異教徒の救い主よ」BWV659a
クルターク編(連弾):
「神の時は最上の時なり」(哀悼行事のソナティナ)BWV106*
アンヌ・ケフェレック(P) *ガスパール・デヘヌ(P)
録音:2008年9月La Ferme de Villefavard(仏リムザン地方)
「ラ・フォル・ジュルネ」の主要出演者として毎年聴衆を沸かせているアン
ヌ・ケフェレックの久々の新譜がリリースされます。今回は今年の「ラ・フォ
ル・ジュルネ」テーマともなっているバッハ。「CONTEMPLATION 瞑想」と題
されたブゾーニ、コーエン、シロティ、ケンプ、クルターク編曲の作品を含む
J.S.バッハの名曲を収録。効果的なブゾーニの編曲が圧巻の「来たれ、異教
徒の救い主よ」、名曲「主よ人の望みの喜びよ」、原曲の美しい旋律を生か
したケンプ編曲のシチリアーノ、そしてシロティ編曲のプレリュードは、バッ
ハの様式とはかけはなれた非常に美しいロマンティックな作風ですが、原曲
以上の神々しさを持つ作品。ケフェレックの実に純粋無垢な演奏が感動をさ
そいます。ケフェレックの魅力は凛として、透明感のある、美しく端正な音
楽。瞑想的な表現やデリケートな美しさが忘れがたい名演となっています。



<LSO Live>
LSO 0669(SACD-Hybrid) \2180
マーラー:交響曲第8番変ホ長調「千人の交響曲」
ヴィクトリヤ・ヤーストレボワ(SI 罪深き女) 
アイリッシュ・タイナン(SII 贖罪の女)
 リュドミラ・ドゥディーノワ(SIII 栄光の聖母) 
リリ・パーシキヴィ(MsI サマリアの女)
ズラータ・ブルィチェワ(MsII エジプトのマリア) 
セルゲイ・セミシクール(T マリア崇拝の博士)
アレクセイ・マルコフ(Br 法悦の神父) 
エフゲニー・ニキティン(Bs 瞑想の神父)
エルサム・カレッジ合唱団,
ワシントン・コーラル・アーツ・ソサエティ,ロンドン交響合唱団
ワレリー・ゲルギエフ(指)ロンドン交響楽団
録音:2008年7月9 & 10日ロンドン、セント・ポール大聖堂(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:ニール・ハッチンソン&ジョナサン・ストークス
ゲルギエフ&LSOのマーラー・シリーズ第6弾は、2008年7月におこなわれた
「千人の交響曲」ライヴ。その祝祭的な内容と実演でのプロジェクト締め括
りにふさわしく、会場には1675年から18世紀初頭にかけて建設され、300年以
上の歴史を数える名刹セント・ポール大聖堂が選ばれています。
このたびゲルギエフ盤の会場となったセント・ポール大聖堂は、残響控えめ
の本拠バービカンとは大きく異なる音響環境。LSOによるマーラーの第8番の
録音には、1959年のロイヤル・アルバート・ホールでのホーレンシュタイン
盤(BBCL.4001)や、1966年のウォルサムストウ・アッセンブリ・ホールにおけ
るバーンスタイン盤などがありましたが、マーラーがスコアに書き込んだ「エ
コーつきのコーラス」がはからずも成立し得るという特殊な状況もあっての
ことでしょう。このことが演奏面でさまざまな影響を及ぼしているようにお
もわれます。
ゲルギエフは建物の構造に考慮して、大聖堂の横幅全体にわたって2つのコー
ラスを配置するという方法を採用することにより、ふつうのコンサート・ホ
ールの垂直段に傾斜してゆく造りでは消えてしまうアンティフォナ(交唱)の
対話を可能にしています。そのコーラスにはいつもの強力な手兵LSCと並んで、
遠くワシントンDCからもよく訓練されたアンサンブルを迎え、これにエルサ
ム・カレッジの精鋭児童合唱を加えています。ソリストも、前作第2番につづ
いてマリインスキー劇場のメンバーを含め、8人のうち7名までもロシア勢で
固めるという、まさに万全の態勢で臨んでいることが覗えます。
これまでゲルギエフのマーラーといえば、時に過度とも云える急速なテンポ
設定にその傾向が顕れていました。考え抜いて第8番でゲルギエフは、なかで
も、長大で複雑な第2部『ファウスト』の終章において、急に駆り立てる場面
をのぞいて意外にも通常以上に緩やかなテンポを選択しています。結果とし
て音楽にコントラストを生み、スリリングな効果を挙げるこうした判断もま
た、ほかの作品のとき以上に密接な演奏環境の変化に応じたものとみるべき
でしょう。
作曲者自らの指揮による第8交響曲世界初演が「ミュンヘン博覧会1910」と題
された音楽祭のハイライトして催されたのが1910年のこと。ほぼ一世紀の時
を経て、ちょうど同じように、「シティ・オブ・ロンドン・フェスティバル
2008」のメイン・イベントとして、熱狂的興奮に包まれたゲルギエフ&LSO
のライヴ。鳴り物入りでチケットも早々に完売したことや、全2回の公演が
異例の大成功を収めたことも符合してどこか運命的な巡り合わせさえ感じさ
せるものとなっています。




<HUNGAROTON>
HCD 32590 \2080
エルネスト・カヴァッリーニ(1807-1874): 30のカプリス集より(22曲)-
独奏クラリネットのための
第2番ハ長調 / 第3番ハ短調 / 第6番ニ長調 / 第8番ヘ長調 / 第9番ハ長調
/ 第10番イ短調 / 第11番ヘ長調 / 第12番ニ短調 / 第13番ト長調 /
第14番ホ短調 / 第15番ハ長調 / 第16番ハ長調 / 第17番イ短調 /
第20番ニ長調 / 第21番ロ短調 / 第22番ト長調 / 第24番ハ長調 /
第25番変ロ長調 / 第26番変ロ長調 / 第27番ト長調 / 第28番ト長調 /
第29番変ロ長調
チャバ・クレニャーン(Cl)
録音:2008年3月25-30日フンガロトン・スタジオ
イタリアのミラノで生没したカヴァッリーニは、ロッシーニとヴェルディの
お気に入りだった、超絶クラリネット吹きで作曲家。ミラノ音楽院でベネデッ
ト・カルッリに師事して、イタリアをひろく旅したのち、ミラノに戻りスカ
ラ座管のメンバーとなります。当時、その腕前から英国のクラリネット奏者
ヘンリー・ラザルスは「クラリネットのパガニーニ」と呼んだほど。また、
ソリストしても、自作のクラリネットとオケ(またはピアノ)のための練習曲
と演奏会用小品を携えて、ヨーロッパ各地で数多くのコンサート活動を行い
ました。そのなかでもっともひんぱんに取り上げたのが、その名もまさしく
パガニーニの同名曲を思わせる「カプリス」。内容的には純粋に技術の練習
から、イタリア様式のメロディアスで、とびきり美しい‘ベル・カント’
ファンタジアまでを幅広くカバーしています。古典派からロマン派、現代作
品までこなす名手クレニャーンを得て、ここに現代によみがえりました。

HCD 32596 \2080
ミヒャエル・ハイドン:聖週間のためのレスポンソリウム集MH 276-278(1778)
聖木曜日 / 聖金曜日 / 聖土曜日(※ラテン語歌唱)
パーセル合唱団
オルフェオ・オーケストラのメンバー(ピリオド楽器使用)
バーリント・マロート(Vc) ジェルジ・ヤンジョー(Cb) 
レヴェンテ・ジェンジェッシ(Org)
ジェルジ・ヴァシェギ(指)
録音:2008年4月22-24日、27-28日フンガロトン、スタジオ
世界初録音で注目を集めるシリーズの最新作。ローマ・カトリックの典礼で
歌われるレスポンソリウムは、「応唱」と訳されるように、もともとは先唱
者に呼応して短い句を会衆が唱えるというスタイルがその始まり。やがて時
代が下るなかで膨大な作品が残され、16世紀後半のビクトリアやインジェニェ
ーリ、ジェズアルド、18世紀中葉のヨンメッリ、ゼレンカが、旋律と高度の
芸術性を加えて独立した宗教曲へと発展させてゆきます。そして、この流れ
に連なるのが、“ザルツブルクのハイドン”とも呼ばれ、18世紀後期に活躍
した宗教音楽の大家ミヒャエル・ハイドン。このアルバムにはア・カペラ、
オルガン伴奏つきの合唱、そしてオルガンとヴィオローネ伴奏つきの合唱と
いう3つの版、全部で27のレスポンソリウムを収められ、パレストリーナを
模倣した厳かで格調高い古様式(Stile antico)による声楽の扱いが秀逸のき
わみ。こころ静かに深く沁み渡ります。

HCD 16887 \2080
ヤーコプ・パツェラー(1869-1957):行進曲集
(1)マニロヴァ・マーチOp.107
(2)ハンガリー歌曲集 ポプリ第1番Op.141
(3)コッシュート・マーチOp.175
(4)ロック・マーチOp.106
(5)ヘルクレス行進曲Op.129
(6)英雄行進曲Op.110
(7)ジュビリー・マーチOp.207
(8)小伍長行進曲OP.126
(9)ヘルクレスバートの思い出Op.124
(10)マティアス(マーチャーシュ)・マーチOp.171
(11)勝利の英雄たちの帰還Op.145
(12)騎兵行進曲Op.183
(13)結婚行進曲Op.118
(14)前衛行進曲Op.207/B
(15)行進曲「ハンガリーの若人」Op.203
(16)「若き血潮」行進曲Op.112
(17)ハンガリー歌曲集 ポプリ第2番Op.142
(18)行進曲Op.214
ハンガリー共和国軍中央ウィンド・オーケストラ
(1)-(6)(8)(10)(11)(15)ティボル・コヴァーチュ、
(7)(9)(12)-(14)(16)(18)ヤーノシュ・ぺーンテク、
(17)ジョルト・チズマディア(指)
録音:2008年1月21-24日ブダペスト、RAZスタジオ
オーストリア北東部のバーデン・バイ・ウィーンに生まれたヤーコプ・パツェ
ラー(1869-1957)は、オーストリア=ハンガリー帝国の楽長を務めたハンガリ
ーの作曲家。ウィーンの音楽院で学んだ後、まずフリードリヒ・シュトラウス
・オーケストラのコンサートマスターに、さらにはさまざまな劇場で指揮者を
務めました。26歳のときにはすでにウィーンのカルル劇場の指揮者の地位に
ありましたが、1896年に帝国=王国軍(独語でkaiserlich und koniglich[省
略形K.u.K.]。オーストリア皇帝でハンガリー国王の意。)に入隊し、かくし
てオーストリア=ハンガリー二重帝国の楽長になりました。この時期、指揮
に作曲にと空前の成功を収めますが、ハンガリー語をほとんど話せない彼は
帝国の崩壊とともに地位を追われ、この際リヒャルト・フリッチャイ(指揮者
フェレンツの父)に身柄を匿われています。以来、ひっそりと暮らしながら
ブダペストで作曲とオーケストレイションの仕事で生計を立てていましたが、
さらなるきびしい政治的騒乱や世界大戦の恐怖は例外なくパツェラーにもお
よび、かれの命運もついに尽きます。第2次大戦終結後は、「鉄のカーテン」
に覆われたハンガリー国内に留まり創作に専念するものの、不遇な余生を送
るうちに作品もすっかり忘れ去られてしまうのです。
オペラ1、オペレッタ2曲をはじめ、ワルツ、間奏曲、歌曲そしてマーチと幅
広いジャンルにかなりの数に上る作品を残したパツェラー。死後50年を経て
再発見された未出版の自筆譜をもとに録音されたマーチの数々は、短期間で
彼の名を世界的なものにした「ヘルクレスバートの思い出」など、その栄華
を偲ばせるものとなっています。

HCD 32335 \2080
(1)レスピーギ:主の降誕への讃歌(1930)
(2)ラースロー・ライタ:その歌はどこへ行ってしまったの?Op.32(1940)-
無伴奏混声合唱のための
(3)同:I夕べの対話Op.16(1932)-無伴奏混声合唱のための
(4)同:II.山岳民族Op.16(1932)-無伴奏混声合唱のための
(5)同:2つの合唱曲Op.23(1936)よりシャンソン
(6)同:2つの合唱曲Op.23よりロンデル
(1)トゥンデ・サボーキ(S)、エヴァ・ラクス(A)、ティモシー・ベンチ(T)
(5)アンドレア・モルナール、マールタ・ステファニク、
アンドレア・バラート・ナジ(S)
(1)室内アンサンブル
カタリン・ロージャ、ヴィクトーリア・ドムヤーン(Fl)
ハイナルカ・キシュ、ガーボル・ビチュケイ(Ob) 
ヨージェフ・ヴィターニ、クラーラ・クバッシ(Fg)
ラースロー・グリュンヴァルト(Perc) シャーンドル・ラク、
シャーラ・アポストル(P)
(1)ペーテル・エルデイ、(2)-(5)イシュトヴァーン・エッラ(指)
デブレツェン・コダーイ合唱団
[歌唱:(1)イタリア語・(2)-(4)ハンガリー語歌唱・(5)フランス語]
録音:(1)2004年9月15-16日
(2)-(6)2008年6月9-12日デブレツェン、デーリ・ミュージアム
コダーイの混声合唱曲シリーズでおなじみ、ハンガリーきっての精鋭コーラ
スによる最新アルバム。「ローマ三部作」を経て、レスピーギが書いたのは
クリスマスを題材にした田園劇の性格をもつカンタータ。独唱者が天使(ソプ
ラノ)、マリア(コントラルト)、羊飼い(テノール)をそれぞれ担い、マドリガ
ル風の合唱、モンテヴェルディ様式のアリオーソ、グレゴリオ聖歌などおお
くの特徴がみられます。いっぽうのライタは、バルトークやコダーイと共同
で民謡の録音や研究をおこなった経緯があるものの、民俗色に染まりきらず
フランスやラテンの文化にも重要性を見出しているところがユニーク。ここ
に収められたものはどれも珍品の部類に属する作品といえますが、合唱学習
者にとってライタはなかでも貴重といえるでしょう。なお、レスピーギはヤ
ーコポーネ・ダ・トーディの詩、ライタではOp.16と最後の無伴奏合唱作品で
あるOp.32が、ともにラヨシュ・アープリの詩に拠り、緩-急と対照的な性格
をもつOp.23はシャルル・ドルレアンの詩によるものとなっています。

HCD 32571 \2080
(1)ジェルジ・オルバーン:マニフィカト
(2)ペーテル・トート:大ハンガリーの女王のための讃歌
(3)ゾルターン・コダーイ:わたしの心は痛む(1917)
(4)同:カールロー村の対舞(1950)
[歌唱;(1)(2)ラテン語・(3)(4)ハンガリー語]
(1)イルディコー・チェルナ(S) ジュジャ・エレケシュ(Org) 
ゼーノー・ラーング(Perc)
(1)(3)アンドレア・メラート(Ms)
(3)(4)アーグネシュ・サカーイ(ツィンバロン)
(4)オルショヤ・サカーイ(ツィンバロン)
ブダペスト・エトヴェシュ・ロラーンド大学
ガーボル・バロシュ(指)ベーラ・バルトーク合唱団&大学管弦楽団
録音:2008年4月、5月フンガロトン・スタジオ
大御所オルバーンによるマニフィカトは、大作「クリスマス・オラトリオ」
(HCD.32546)以前に書かれたもので、ハンガリー語の聖ルカ福音書によるおな
じみのカンティクル。現在のラテン語版は8楽章構成で、演奏時間30分ほど。
起伏に富み、静謐な美しさにもあふれています。トートの作品は2007年11月
に当大学アンサンブルの依頼によって書かれたもの。前衛色とは無縁でシン
プルでたいへんわかり易い内容です。音楽が進むに連れて、テクスチュアは
次第に厚みを増してゆきます。4声の合唱と弦5部という編成。民俗楽器ツィ
ンバロンの採用がユニークなコダーイの2曲は、ジプシーバンドに興味を示し
たあとがうかがえます。
1957年に設立され半世紀以上の歴史を誇る大学オケと、バルトーク家の許し
を得てその名を冠して活動する学生コーラスによる演奏は、アマチュア離れ
した出来栄え。ブダペストの春音楽祭の常連であるかれらは、共通の創設者
でもあり、以来監督を務めるバロシュのもと、2度のアメリカ・ツアーを含む
海外楽旅も回数を重ね、すでにHUNGAROTONにいくつものアルバムを発表して
います。合唱大国ハンガリーを象徴する合唱関係者注目のアルバムといえる
でしょう。

HCD 32540 \2080
ニコラ・シェドゥヴィル(1705-1782):
こころみ(レ・ドゥフィ)、または音楽愛好家の練習曲-
ハーディ・ガーディと数字付低音のための作品集Op.9
ローベルト・マンデル(ハーディ・ガーディ) 
パール・ネーメト(バロック・フルート)
アンサンブル・ル・ベルジェ・フォルチュネ
ピロシュカ・ヴィタリウス(バロック・ヴァイオリン) 
ゾルターン・セープラキ(リコーダー)
オットー・ナジ(チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ) 
アーグネシュ・ヴァーライアイ(ハープシコード)
ガーボル・トコディ(リュート、バロック・ギター)
録音:2007年4月3-5日フンガロトン・スタジオ
ミシェル・コレット(HCD.32102)、ドラヴィーニュ(HCD.32201)、ジャン&ジャ
ック・オットテール(HCD.32334)につづく、ハーディ・ガーディ(手回しオル
ガン)およびミュゼット(袋に風を送りパイプを鳴らす楽器)のシリーズ第4弾。
18世紀の初めにパリ・オペラ座管のオーボエとミュゼット奏者を務めたニコ
ラ・シェドゥヴィル(1705-1782)。かれはみずからミュゼット製作までおこな
い、当時の記録に「フランスの貴婦人たちのミュゼット教師」と呼ばれ、名
家のミュゼット教師として高い人気を得るとともに、ラ・ボルドより「フラ
ンス音楽史上最高のミュゼット奏者」とまで絶賛されたほど。全部で30曲か
らなる作品9は、当時はやっていた、素朴なひなびた様式を試みに取り入れ、
タイトルが示すように演奏の難易度もそれぞれが献呈された弟子たちのテク
ニックに見合ったものとなっており、一世を風靡したこの風変わりな楽器の
魅力が詰まっています。

<harmonia mundi>
HMC 902017 2枚組 \3780
エリック・サティ:最後から2番目の思想
[CD1]ピアノ・ソロ編
(1)グノシェンヌ第1番 (2)舞踏への小序曲 (3)ジムノペディ第1番 
(4)本当にぶよぶよした前奏曲(5)グノシェンヌ第2番 
(6)嫌らしい気取り屋の三つのワルツ (7)グノシェンヌ第3番 
(8)ピカデリー (9)自動記述法 (10)グノシェンヌ第4番 
(11)操り人形は踊っている (12)メドゥーサの罠 (13)冷たい小品 
(14)最後から2番目の思想 
(15)いくぶん生き生きと(モンマルトルのエスキースとスケッチより)
(16)乾からびた胎児 (17)グノシェンヌ第5番 (18)ワルツーバレエ 
(19)世紀ごとの時間と瞬間的な時間 
(20)ばら十字団の最初の思想 昨金の粉 朔グノシェンヌ第6番
[CD2]デュオ編
(1)梨の形をした3つの小品(1台4手のための) (2)ジュ・トゥ・ヴ 
(3)お医者さんのところで (4)僕には友達がいた 
(5)エンパイア劇場のプリ・マドンナ (6)風変わりな美女(1台4手による)
(7)右や左に見えるもの (8)シネマ(ミヨー編曲による1台4手版) 
(9)ダフェネオ (10)リュディオン(潜水人形) 
(11)再発見された像(C管トランペットとピアノのための嬉遊曲) 
(12)シテール島への船出 (13)いいとも、ショショット
[CD1&2]アレクサンドル・タロー(Pf)(※CD1(12)はプリペアード・ピアノ)
[CD2](1)(6)(8)エリック・ル・サージュ(Pf)、(2)(3)(4)(5)ジュリエット(声)、
(7)(12)イザベル・ファウスト(Vn)、
(9)(10)(13)ジャン・ドゥルスクルーズ(T)、(11)ダヴィッド・ゲリエ(Tp)
録音:2008年4、5月
洒落ていて物憂くてエスプリたっぷりでどこか不気味・・・そんなサティの音
楽。考えてみれば、タローほどサティ作品にぴったりなピアニストはそういな
いのではないでしょうか。タローは持ち前の抜群のセンスで、プリズムのよう
に刻一刻と変わる曲のニュアンスや洒落っ気を気持ちよく描いてみせてくれま
す。「指先の魔術師」タローが奏でる独特の音色にはドキッとさせられます。
ピアノ・ソロだけでも充分たのしめますが、disc2の「デュオ」での豪華共演
者陣も注目です。ル・サージュとのデュオは、これ以上ない、と思えてしまう
くらいに息も音色もセンスもぴったり。本当にうまいフランス人がフランスも
のを弾くとこうなるのか、と思わず脱帽。ジュリエットは、タローが「理想の
サティ歌い」と絶賛するシャンソン歌手で、パリのちょっと古びたカフェを連
想させる、雰囲気たっぷりの歌を聴かせてくれます。「右や左に見えるもの」
では、イザベル・ファウストが変幻自在の活躍。ヴァイオリンという楽器がも
つ音色の意外な響きをたのしませてくれます。ゲリエのトランペットも実に見
事。パリっとおしゃれに決まった、サティの新たなる名盤の登場です。
ブックレットの裏表紙に書いてあるサイトにアクセスし、パスワードを入れる
と、ボーナストラックなどが入手できるという趣向もあります。



<IDIS>
IDIS 6564 \1650
Stereo / Mono
バッハ:
ヴァイオリン協奏曲第2番 ホ長調 BWV.1042
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV.1004
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216
ジョコンダ・デ・ヴィート(Vn)
ラファエル・クーベリック(指)
ロンドン交響楽団(BWV.1042),ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(K.216)
録音:1959年(BWV.1042,K.216),1947,50年(BWV.1004)
今日でも人気の高い、イタリア出身のヴァイオリニスト、ジョコンダ・デ・
ヴィートが、ラファエル・クーベリックと共演した録音。おそらく東芝EMI発
売のジョコンダ・デ・ヴィートの芸術でCDになっただけでしょう。バッハは、
1947年に録音したシャコンヌが好評で、3年後に残りの曲を録音して全曲にし
たもの。

IDIS 6560 3枚組 \4950
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集
ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 Op.12-1
ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.12-2
ヴァイオリン・ソナタ第3番 変ホ長調 Op.12-3
ヴァイオリン・ソナタ第4番 イ短調 Op.23
ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調 Op.24 「春」
ヴァイオリン・ソナタ第6番 イ長調 Op.30-1
ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op.30-2
ヴァイオリン・ソナタ第8番 ト長調 Op.30-3
ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 Op.47 「クロイツェル」
ヴァイオリン・ソナタ第10番 ト長調 Op.96
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) エマニュエル・ベイ(P)
ベンノ・モイセイヴィチ(P,Op.47)
録音:1947-52年
ヤッシャ・ハイフェッツによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集。
「クロイツェル」は1960年に再録音されていますが、これは1951年5月にモイ
セイヴィチの伴奏で録音したもの。

IDIS 6563 \1650
Mono
モーツァルト:「牧人の王」,「後宮からの逃走」,「ドン・ジョヴァンニ」
ベートーヴェン:「フィデリオ」
ヴェルディ:「トラヴィアータ」
シャルパンティエ:「ルイーズ」
プッチーニ:「ボエーム」,「蝶々夫人」,「トゥーランドット」
からのアリア,場面
エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)
ヨゼフ・クリップス(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,フィルハーモニア管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,フィルハーモニア管弦楽団
アルチェオ・ガッリエーラ(指)
フィルハーモニア管弦楽団
ほか
録音:1946-54年
エリーザベト・シュヴァルツコップ(1915-2006)のオペラというと、モーツァ
ルトばかりが有名ですが、若い頃は様々なオペラで歌っていました。ここには
比較的若い頃の珍しい録音を集めています。彼女の歌うヴィオレッタ、ムゼッ
タ、蝶々さん、ルイーズなどはいずれも貴重。また「フィデリオ」では、持ち
役のマルツェリーネではなく、レオノーレのアリアを歌っています。



<オーパス蔵>
OPK 2082 \2250
(1)ラロ:スペイン交響曲ニ短調作品21
(2)ショーソン:詩曲 作品25
(3)サン・サーンス:ハバネラ ヘ長調作品83 
(4)サン・サーンス:
序奏とロンド・カプリチオーソ イ短調作品28 (世界初CD化)
(1)エルネスト・アンセルメ(指)スイスロマンド管弦楽団
(2)ビゴー(指)ラムルー管弦楽団
(3)ピエール・モントゥー(指)サン・フランシスコ交響楽団
(4)タッソ・ヤノポーロ(P)
ティボー(Vn)
録音:(1)1941年5月1日(2)1947年 SP: 仏Polydor 
(3)1947年(4)1939年3月20日、パリ
ティボーのディスコグラフィーには海外版にはないが日本版にはあるという録
音がいくつかあります。恐らく原盤が日本に入り海外には出回らなかったこと
と思いますが、1939年3月20日BBCスタジオ録音と言われるアセテート盤、サン
=サーンスの《序奏とロンド・カプリチオーソ》もそのひとつでしょう。
いつも貴重な原盤を提供していただいている広川氏が、今回このアセテート盤
を入手され、CD化が実現しました。ただ英国のPotter氏に照会したところ、そ
の時期にティボーはフランスにいたらしいことがわかり、録音日に疑問が出ま
した。さらにPotter氏がBritish LibraryでBBCの放送記録を調べたところ、確
かにその日にBBCの放送はありました。ただしそのティボーの演奏はパリでな
されたもので、BBCはそれをリレー放送したものでした。このアセテート盤は
誰かイギリスの金持ちかオーディオマニアがラジオ放送をエアチェックしたも
のらしいとわかりました。
録音は12インチ(30cm)盤SPの片面になされており、8分に及んでいます。その
ため溝は細くピアノの音は遠くなっていますが、ティボーの《序奏とロンド・
・・》は電気録音以前のものと最晩年のものしかなく、まだ50歳代のこのエア
チェックの演奏は貴重なものです。(裏面はティボーではありません。)
サン=サーンスと組み合わせるのは、フランスものということで探しましたら、
ティボーにはかなり放送録音がありますので、それらと組みました。またショ
ーソンの《詩曲》のスタジオ録音はCDもないようなのでここに含みました。
まさに「オーパス蔵」の10年目を記念するアルバムとなりました。
(東工大教授 オーパス蔵代表 相原了)

OPK 7043 \2250
バッハ:ヴァイオリン協奏曲集
(1)ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV1041
(2)2台のヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1043
(3)ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調BWV1042
(4)ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲ハ短調BWV1060
(1)デイヴィ・エルリ(Vn) (2)デイヴィ・エルリ、アンリ・メルケル(Vn) 
(3)アンリ・メルケル(Vn)
(4)ラインホルト・バルヒェット(Vn)クルト・カルムス(Ob)
クルト・レーデル(指)ミュンヘン・プロアルテ室内管弦楽団
LP: Ducretet Thomson
一味違ったバッハを聴きたいという声もあり、フランスの2人、エルリとメル
ケルそしてドイツのバルヒェットをまとめてヴァイオリン協奏曲で1枚にしま
した。共通なのはバックを務めるクルト・レーデル指揮のミュンヘン・プロア
ルテ室内管弦楽団です。音源はフランスのデュクレ・トムソンのLPを用いてい
ます。ピリオド奏法はまだ出てこない時代の優雅なフランスのバッハ、きちっ
としたドイツのバッハと一味違ったバッハを楽しめます。
同じ組合せでHyperionから、ピリオド演奏でおなじみのMackintoshを中心にし
たアルバムも出ていますが、アプローチの違いはあってもそれぞれにハイレベ
ルでの特長があります。両方聴いてどちらも楽しむ、これが正解でしょう。
(相原了)



<JILA>
JILA 2065 \3000
「アヴェ・マリア-光の祈り」
1.バッハ/グノー:アヴェ・マリア
2.シューベルト:アヴェ・マリア
3.サン=サーンス:アヴェ・マリア
4.マスカーニ:アヴェ・マリア
5.金井 信:アヴェ・マリア
6.フォーレ:ピエ・イエズ
7.ウェッバー:ピエ・イエズ
8.金井 信:アニュス・デイ
9.バッハ:アリオーソ
10.モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス
11.フランク:天使のパン
12.サン=サーンス:ナイチンゲールと薔薇
13.カッチーニ:アヴェ・マリア
14.作曲者不詳:アメイジング・グレース
みう(Sp,Fl),金井 信(Pf,Tn, 編曲)

JILA EN2001 \2415
エターナル-for your energy
1. ピアソラ:リベルタンゴ
2. カーペンター:イエスタデイ・ワンス・モア
3. カーマイケル:スターダスト
4. ポンセ: エストレリータ
5. ガーシュウィン:ライザ
6. ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
7. ドルドラ:思い出
8. ドヴォルザーク:母が教え給いし歌
9. ヘンデル:私を泣かせてください
10. モーツァルト:すみれ
11. グノー:アヴェ・マリア
12. マスカーニ:アヴェ・マリア
13. エルガー:愛の挨拶
14. マルティーニ:愛の喜び
15. フォーレ:夢のあとに"
工藤紀誉美(Sp)山中裕平(Vn)大導寺錬太郎(Pf)
収録:2008年4月22日 杉並公会堂小ホール




<Soli Deo Gloria>
SDG 703 \2900
(1)ブラームス:アルト・ラプソディop.53
(2)シューベルト:水の上の精霊の歌D714
(3)シューベルト:タルタロスの群れD583
(4)シューベルト:御者クロノスにD369
(5)ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 op.73
ジョン・エリオット・ガーディナー(指)
オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティーク
モンテヴェルディ合唱団
ナタリー・シュトゥッツマン(アルト)
録音:2007年10月、11月/サレ・プレイエル(ライブ)
ガーディナー率いるSDGレーベルのブラームス交響曲シリーズ第2弾は、交響曲
第2番。カップリングにはシュトゥッツマンによるアルト・ラプソディほか、
という魅力的なプログラム。ガーディナー自身、ブラームス交響曲全曲プロ
ジェクトに際し、それぞれどのようなプログラムを組むべきか悩んだとのこと
ですが、この第2番とブラームスの声楽作品、さらに、ブラームスの同時代や
少し前の時代に生きた作曲家の声楽作品を組み合わせることにより、ブラーム
スの第2番に息づく声楽的要素をより鮮やかに浮かび上がらせることができた
といいます。冒頭のアルト・ラプソディは、最近声に柔らかさが加わり魅力を
増したシュトゥッツマンが、旅人の絶望から希望までを真摯に歌い描きます。
聴者は彼女の歌声により、交響曲世界への心の準備ができるのです。メイン
の交響曲では、冒頭のホルンの、オリジナル楽器独特の伸びる響きとあたたか
さが、私たちの五感と心をやわらかくほぐしてくれます。最終楽章では、ガー
ディナーの指揮のもと、古典派の形式とロマン派的愛が至上のバランスで共
存。終結部では管楽器の音色も見事、輝きを放ち勝利のうちに曲をとじます。



<Concept>
―新レーベル・コンセプトのご案内―
ドイツ、ラインガウの音楽出版社カペラ・ムジーク・プロダクションのCD制作
部門としてコンセプト・レーベルは生まれました。プロデューサーのロベルト・
マイカ=トラウトマン氏は現地音楽界の重鎮。またSWRと非常に密接であり、年
間7-8タイトルが予定されています。

CNT 0001 \2080
日本語解説付
(1)ブラームス:交響曲第1番
(2)マルティヌー:交響曲第4番
クラウス・テンシュテット(指)
シュトゥットガルト放送交響楽団
録音:(1)1976年9月24日ゲッピンゲン市立劇場ライヴ
(2)1973年4月26日シュトゥットガルト放送スタジオセッション
今や伝説的巨匠テンシュテットの珍しいチェリ時代のシュトゥットガルトをふ
った驚きの録音。これぞテンシュテットのブラームスといいたくなるような、
厚みのあるあたたかな弦楽器の美音にも打たれますが、木管楽器の美しさも圧
巻です。マルティヌーはテンシュテットの新発見のレパートリーで、第二次大
戦終結の喜ばしい気分で作られた曲のようで演奏が曲を超えるとはこのことで
しょうか。大変な演奏となっております。



<BBC LEGENDS>
BBCL 4251 \2180
ステレオ
(1)ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68
(2)シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
ホルへ・ボレット(P)
クラウス・テンシュテット(指)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:(1)1990年5月6日(2)1984年10月7日以上ロンドン、ロイヤル・フェスティ
ヴァル・ホール(ライヴ)
すべてBBCアーカイヴ音源よりの復刻で正規初出。テンシュテットはブラームス
の第1番を同じく手兵LPOと1983年にスタジオ・セッションで録音していますが、
なんといってもこのたびのポイントは彼らの真骨頂であるライヴという点に尽
きるといえます。ちなみにすでにCD化されている当日前半のプログラム、チョン
・キョンファ独奏のブルッフ第1協奏曲も壮絶きわまりないものですが、ここで
も全身全霊を音楽に傾ける姿勢が、第3番(BBCL.4167)同様に顕著な内容となって
います。
シューマンの協奏曲は、ウェーバーの「オベロン」序曲に続いて、シューベルト
の「グレイト」と同日におこなわれたもの(BBCL.4195)。同曲をシャイーとスタ
ジオ・セッション(1985年)で残すボレットもまたスタジオ録音よりはライヴで
真価を発揮する名うてのヴィルトゥオーゾ。シューマンの狂気は、テンシュテッ
トとの顔合わせであるこちらのほうがはるかに色濃いといえるでしょう。いずれ
も音質良好で、ファンを釘付けにするのは必至と思われます。

BBCL 4249 \2180
モノラル
(1)ニールセン:交響曲第3番ニ短調Op.27「ひろがりの交響曲」
(2)シベリウス:交響曲第5番変ホ長調Op.82
(3)[ボーナストラック]ロバート・シンプソンによるホーレンシュタインへの弔辞
(1)アレクサンドラ・ブラウニング(S),コリン・ホイットレー(Br)
ヤッシャ・ホーレンシュタイン(指)
BBCノーザン交響楽団
録音:(1)1970年10月30日マンチェスター、タウン・ホール(ライヴ)
(2)1970年10月31日シェフィールド、シティ・ホール(ライヴ) (3)1973年
巨匠ホーレンシュタインがスケールゆたかに描く北欧のシンフォニー2題。これ
らは、ホーレンシュタインによるマーラー第3番や第6番の名録音で知られる、
Unicorn社のオーナーでプロデューサー、ジョン・ゴールドスミスによって収録
されたもので、ともにIntaglio(廃盤)よりリリースされたことがありますが、
久々のカタログ復活となります。
ホーレンシュタインにとって、ニールセンは第3番のほか、交響曲では第5番と第
6番、クラリネット協奏曲やオペラ「サウルとダヴィデ」などの録音も残してい
るように、たいへん得意としていた作曲家。いっぽう、ひんぱんに第2交響曲や
ヴァイオリン協奏曲を取り上げていたシベリウスですが、第5交響曲はホーレン
シュタイン唯一無二の録音にあたるものです。なお、ボーナスとして、作曲家で
指揮者の友人でもあったシンプソン(1921-1997)が1973年、ホーレンシュタイン
の死に寄せて述べた弔辞を収録しています。

BBCL 4252 \2180
モノラル
(1)ブラームス:二重協奏曲イ短調Op.102
(2)ベートーヴェン:三重協奏曲ハ長調Op.56
イェフディ・メニューイン(Vn) モーリス・ジャンドロン(Vc) 
へフツィバ・メニューイン(P)
イシュトヴァン・ケルテス(指)ロンドン交響楽団
録音:1964年6月10日コルストン・ホール(バス音楽祭におけるライヴ)
往年の名手ジャンドロンとメニューインはソリストとしてはもちろん、その妹の
ヘフツィバを加えてじつに25年もの間トリオとしての活動でも名を馳せました。
これはかれらが一同に会し、ブラームスとベートーヴェンとによる多重協奏曲の
きわめつけの2作品を取り上げた注目のライヴを収めたものです。この翌年LSOの
首席指揮者に就任するケルテスのダイナミックなアプローチも聴きどころとなっ
ており、モノラルながら迫力も十分です。名エンジニア、リチャード・ランドー
による録音。

BBCL 4253 \2180
モノラル
ストラヴィンスキー:
(1)バレエ「アゴン」
(2)3楽章の交響曲
(3)バレエ「ミューズの神を率いるアポロ」
(4)バレエ「火の鳥」よりフィナーレ
イーゴル・ストラヴィンスキー(指)BBC交響楽団
録音:1958年12月10日ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ライヴ)
BBCアーカイヴ音源よりの正規復刻。ストラヴィンスキーの自作自演はこれまで
にも数多くの録音で知られていますが、これは1958年に作曲者がBBC響を振った
ライヴ。1928年の「アポロ」、1946年の「3楽章の交響曲」、そして1957年の
「アゴン」というように、「火の鳥」をのぞいて、すべてみずからの指揮で初
演した作品を取り上げています。なかでも、前年に完成をみたばかりの「アゴ
ン」では同時代の生々しい香りを感じ取れます。モノラルながらクリアな音質。

BBCL 4250 \2180
ステレオ
正規初出
(1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第7番ニ長調Op.10-3
(2)同:「エロイカ」の主題による15の変奏曲とフーガ 変ホ長調Op.35
(3)スクリャービン:練習曲嬰ヘ短調Op.8-2
(4)同:練習曲嬰ハ短調Op.2-1
(5)同:5つの前奏曲Op.74
(6)ラヴェル:水の戯れ
(7)同:道化師の朝の歌
(8)プーランク:パストゥレル
エミール・ギレリス(P)
録音:1980年11月20日チェルトナム、タウン・ホール(ライヴ)
BBCアーカイヴ音源よりの正規復刻。BBC LEGENDSでは、1957年&1959年ロンドン
・リサイタル(BBCL.4015)以来となる「鋼鉄のピアニズム」ギレリスのアルバム。
1980年といえばギレリスが世を去る5年前、晩年はロシア国内に留まっていたた
め、おそらくは西側における最後の時期の活動を収めたものとしても貴重です。
プログラムはほとんどすべてほかに録音があるものですが、やはりギレリスの
ベートーヴェンは最高。音楽と演奏とがかくも高いレベルで結びついた例は稀と
いうほかありません。おそろしく繊細なニュアンスが絶品のスクリャービン、磨
き抜かれた硬質のタッチで描かれるラヴェルの美しさも際立っています。ここに
は名教師ネイガウス門下でリヒテルと名声を分かち合った偉大な個性の姿が刻ま
れています。これはピアノ好きにはたまらない内容といえるでしょう。




<LSO Live>
LSO 0671(SACD-Hybrid) 2枚組 \3450
ジェイムズ・マクミラン:聖ヨハネ受難曲(世界初演)
クリストファー・モルトマン(Br キリスト)
ロンドン交響合唱団(合唱指揮;ジョセフ・カレン)
ロンドン交響楽団
サー・コリン・デイヴィス(指) *英語とラテン語による歌唱
録音:2008年4月27日ロンドン、バービカンセンター(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン / バランス・エンジニア:ジョナサン
・ストークス
楽団のプレジデント、デイヴィスによるLSO Live最新アルバムは、マクミランの
「聖ヨハネ受難曲」世界初演ライヴ。2007/08のシーズンに80歳の誕生日を迎え
るデイヴィスのためにLSOによって、ロイヤル・コンセルトへボウ管(ベイヌム財
団)、ボストン響そしてベルリン放送合唱団と共同で、マクミランに委嘱された
完全新作です。




<medici arts>
20 50098(DVD-Video) \3700
字幕:伊英独仏西
チレーア:「アドリアーナ・ルクヴルール」
ダニエラ・デッシ(S アドリアーナ・ルクヴルール)
セルゲイ・ラリン(T マウリツィオ)
カルロ・グエルフィ(Br ミショネ)
オルガ・ボロディナ(Ms ブイヨン公妃)
ジョルジョ・ジュゼッピーニ(Bs ブイヨン公爵)
ほか
ロベルト・リッツィ・ブリニョーリ(指)ミラノ・スカラ座管弦楽団,合唱団
演出:ランベルト・プッジェッリ
装置:パオロ・ブレーニ
衣装:ルイザ・スピナテッリ
収録:2000年1月,ミラノ,スカラ座
2001年1月にスカラ座で上演されたチレーアの「アドリアーナ・ルクヴルール」
の映像です。タイトルロールのダニエラ・デッシを筆頭に、オルガ・ボロディ
ナ、カルロ・グエルフィと強力なキャストが集められています。ことに、2008
年1月に51歳の若さで惜しくも亡くなってしまったセルゲイ・ラリンのマウリ
ツィオは、今となっては貴重な記録となってしまいました。ランベルト・プッ
ジェッリの演出は、映像で見ても舞台の豪華さ、美しさに見惚れてしまうほど。
スカラ座で10年以上に渡って用いられたほど好評だったのも頷けます。

20 55728(DVD-Video) \2900
字幕:英、独、仏語
ストラヴィンスキー:春の祭典
振付:ウヴェ・ショルツ
出演:ジョヴァンニ・ディ・パルマ(ソリスト) 木村規予香(ソリスト)
ライプツィヒ・バレエ団
ヘンリク・シェーファー(指) ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
収録:2003年2月、ライプツィヒ歌劇場(ライヴ)
ドキュメンタリー「ソウルスケイプ-振付師ウヴェ・ショルツ」
2004年に45歳の若さで亡くなったドイツ人振付師ウヴェ・ショルツによる「春の
祭典」。振付師としての最後の年となった2003年収録。ソリストは、ウヴェ・
ショルツ氏の信頼が厚かったジョヴァンニ・ディ・パルマと木村規予香。現在の
ライプツィヒ・バレエ団の躍進はウヴェ・ショルツ氏の力によるものが大きかっ
たと言えるでしょう。ドキュメンタリーではウヴェ・ショルツの振り付け観に迫
った見応えのあるもの。
木村 規予香(きむら きよこ)
マリカ・ベゾブラゾバ モンテカルロ王立バレエ学校に留学。ローザンヌ国際バ
レエコンクール日本からの参加者では初のプロフェッショナル賞受賞をきっかけ
に翌年フランクフルトバレエ団に入団。
シュツットガルトバレエ団に入団後ソリスト契約を結ぶ。在団中数多くの海外公
演をこなし、またモーリス・ベジャール、ジョン・ノイマイヤー、マッツ・エッ
ク、ジリ・キリアンなど著名な振り付け家の作品を数多く踊る。日本 冬季長野
オリンピックの開会式イベントでプリンシバルとして出演。ライプチッヒバレエ
団へ移籍ソリスト契約の後、プリンシバル契約を結ぶ。ドイツ国内にとどまらず
世界で高い評価を得る。
ジョヴァンニ・ディ・パルマ(Giovanni Di Palma)
ローマ国立アカデミーにて学ぶ。ローマ歌劇場、ニースオペラ劇場、ドレスデン
バレエ団、ライプツィヒ・バレエ団にて踊る。2001年よりライプツィヒ・バレエ
団監督、ウヴェ・ショルツによってプリンシパルに昇格。



<3RD RECORDS & PUBLISHERS>
3RD 004 \2800
フランス近代ピアノ作品集-ル・ソワール
ドビュッシー:夢想
ラヴェル:鏡より「悲しい鳥」
ドビュッシー:ノクターン
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
フォーレ:夜想曲 第4番 変ホ長調Op36
フォーレ/鈴木美奈子 編:月の光
セヴラック:水の精と不謹慎な牧神
ラヴェル:組曲「クープランの墓」よりフォルラーヌ
ドビュッシー:バラード
フォーレ:夜想曲 第1番 変ホ短調Op33ー1
ドビュッシー:ベルガマスク組曲より「月の光」
ドビュッシー:レントより遅く
鈴木美奈子(P)
録音:2008年9月9、10日 相模湖交流センターホール
鈴木美奈子自信が選曲したコンセプト・アルバム第2弾。今回は、フランス近代
作曲家が描いた夜の世界がテーマ。前回の24節気をフィンランドのピアノ作品で
綴った1st.ソロ・アルバム(3RD 003)も大好評だった鈴木美奈子の粋な選曲は今
回も健在。演奏者自身が編曲したフォーレの月の光はこのアルバムの核となり、
また自らゆかりの地に赴きインスピレーションを得たというフォーレ、ラヴェル、
セヴラックは、音と光を上手く使い静謐さの中に濃厚な闇を感じさせる深みのあ
る演奏です。



<medici arts>~EUROARTS
20 55528(DVD-Video) \2900
PCMステレオ/
字幕:独英仏西
ベートーヴェン:
(1)「レオノーレ」序曲第3番Op.72a
(2)交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱つき」
[ボーナス]
ピクチャー・ギャラリー「ウェスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラ
・イン・リハーサル」
アンゲラ・デノケ(S) ワルトラウト・マイアー(Ms)
ブルクハルト・フリッツ(T) ルネ・パーぺ(Bs)
ベルリン国立歌劇場合唱団(合唱指揮;エーベルハルト・フリードリヒ)
ダニエル・バレンボイム(指)
ウェスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラ
収録:2006年8月27日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
楽団の創設者ダニエル・バレンボイム率いるウェスト=イースタン・ディヴァン
・オーケストラによる第2弾。ブラームスの第1交響曲がメイン・プロだった2006
年8月20日アルハンブラでのライヴ(20.55538)につづいて、その一週間後に舞台
をベルリンに移して行われたライヴの模様を収めています。
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの詩作「西東詩集」より命名された
ウェスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラは、中東諸国(エジプト、イ
スラエル、ヨルダン、レバノン、パレスチナ、シリア)の音楽家で構成されたユ
ース・オーケストラ。その主たる理念「共存への架け橋」の実践を目的として、
アルゼンチン生まれのイスラエルの指揮者ダニエル・バレンボイムとパレスチ
ナ系アメリカ人で文学者、批評家である晩年のエドワード・サイードとによっ
て1999年に設立されました。
アルハンブラ・ライヴでも取り上げた「レオノーレ」序曲第3番のあとにつづい
て取り上げられたのは、ベートーヴェン至高の作、第九交響曲。人類の友愛を
歌い上げて、ただでさえ感動的な内容ですが、かれらが取り上げるに絶好のプ
ログラムといえるでしょう。若く、才能豊かな楽団員たちが、かれらにとって
のカリスマ、バレンボイムの棒に食らい付いて一心不乱に音楽と格闘する様は
自ずと心打たれるものがあります。

20 72338(DVD-Video) \2900
(1)シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調「死と乙女」D810
(2)ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調
ハーゲン弦楽四重奏団【ルーカス・ハーゲン(Vn)
(1)アネッテ・ビク(Vn)
(2)ライナー・シュミット(Vn) ヴェロニカ・ハーゲン(Va) 
クレメンス・ハーゲン(Vc)】
収録:(1)1987年6月26日、7月2日ヴォーラオ・アウグスティノ会司教座聖堂参事
会修道院(オーストリア)
(2)2000年1月26日 モーツァルテウム(ザルツブルク) ライヴ
映像提供:ユニテル
2008年秋の来日も記憶に新しいハーゲン弦楽四重奏団のDVD。発足直後1987年の
ライヴで演奏した「死と乙女」と2000年モーツァルテウムでのラヴェル。「死と
乙女」は今では見ることのできないオリジナル・メンバー、アネッテ・ビクが
参加した演奏。若さ溢れる、初々しい演奏姿が見られます。またラヴェルでは、
作品の持つ夢幻的な雰囲気を実に巧みに表現しています。彼らの研ぎ澄まされた
色彩感覚、圧倒的テクニックで見事な演奏を聴かせてくれます。

20 72298(DVD-Video) \2900
チャイコフスキー:
弦楽四重奏曲 第1番 ニ長調 Op.11、第2番 ヘ長調Op.22
ショスタコーヴィチ:
弦楽四重奏曲 第3番 ヘ長調Op.73、第8番 ハ短調 Op.110
ボロディン弦楽四重奏団
【ミハイル・コペルマン(Vn) アンドレイ・アブラメンコフ(Vn),
ドミトリー・シェバリーン(Va),ヴァレンティン・ベルリンスキー(Vc)】
収録:1987年10月7-9日ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
映像提供:ユニテル
1945年に結成され何度かメンバー変更を行い、60年以上経った現在でも活動を
続けているボロディン弦楽四重奏団。この2時間に渡るプログラムでは、世界の
弦楽四重奏団をリードしている彼らならではの安定した、また充実した演奏を
披露しています。特にチャイコフスキーとショスタコーヴィチの演奏に定評が
あり、結成当初からショスタコーヴィチ直々に指導を受けるなどボロディンQ.
なしではショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲は語れないとも言われています。
この映像でも風格漂う音楽を構築しています。



<RELIEF>
CR 8002 \1980
MONO
オネゲル:交響的詩篇「ダビデ王」(ドイツ語歌唱)
エルフリーデ・トレチェル(S) ロレ・フィッシャー(A)
ワルター・ルートヴィヒ(T) ジークマール・シュナイダー(Bs)
フェレンツ・フリッチャイ(指)
RIAS交響楽団,RIAS室内合唱団,聖ヘドヴィヒ大聖堂聖歌隊
録音:1952年9月29日,10月1日
フリッチャイ指揮のオネゲル「ダビデ王」は、放送録音の存在は知られていたも
のの、今回初めて音盤化されます。ノーツによると、フリッチャイは1952年9月
のベルリン祝祭週間でこの作品を2回上演、その直後にRIASのために放送録音を
行ったそうです。若き日のフリッチャイらしいピリリとした味が作品にピタリで
す。改訂稿を使用し、歌詞と台詞はドイツ語訳を用いています。

CR 8001 2枚組 \3780
MONO
ヘンデル:「メサイア」(ドイツ語歌唱)
アニー・シュレム(S) ロレ・フィッシャー(A) ルドルフ・ショック(T) 
クルト・ベーメ(Bs)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)ケルン放送交響楽団,
ケルンNWDR合唱団,ハンブルクNWDR合唱団
録音:1953年12月6日
ハンス・シュミット=イッセルシュテットが指揮したヘンデルの「メサイア」
全曲、初出です。S-Iらしい、誠実な音楽作りが「メサイア」にピタリとあって
います。しかもアニー・シュレム、ロレ・フィッシャー、ルドルフ・ショック、
クルト・ベーメと、1950年代の名歌手四人が参加しています。

CR 1911 2枚組 \3780
MONO
トマ:「ミニョン」(ドイツ語歌唱)
ヘルタ・テッパー(Ms ミニョン) 
ルドルフ・ショック(T ヴィルヘルム・マイスター)
ミミ・ケルツェ(S フィリーネ) ゴットロープ・フリック(Bs ロターリオ)ほか
ペーター・マーク(指)
ケルン放送交響楽団,ケルン放送合唱団
録音:1956年12月13ー17日,ケルン
“君よ知るや南の国”で有名なトマの「ミニョン」の録音。指揮は日本でもお
なじみの名匠ペーター・マーク。しかも合唱指揮は、「軍人たち」の作曲家ベ
ルンハルト・ツィンマーマンです。歌手はヘルタ・テッパー、ルドルフ・ショッ
ク、ゴットロープ・フリックとかなり豪華。ドイツ語による歌唱で、台詞部分
は役者が受け持っています。

CR 1912 2枚組 \3780
MONO
ロルツィング:「皇帝と船大工」
ヘルマン・プライ(Br ピョートル大帝) 
ヴィリ・ホフマン(T ペーター・イワノフ)
クルト・ベーメ(Bs ヴァン・ベット) 
マックス・プレープストル(Bs シンダム卿)ほか
ヤン・クーツィール(指)
バイエルン放送交響楽団,バイエルン放送合唱団
録音:1956年,ミュンヘン
ロルツィングの「皇帝と船大工」は、1837年にライプツィヒで初演され、たオペ
ラ。ロシアのピョートル大帝が変装して造船所で働いているが、ロシアから出稼
ぎに来ているペーター・イワノフが皇帝に間違われて騒動になる、というような
お話。初演当時大ヒットになり、今日でもドイツでは人気のあるオペラです。
皇帝を若き日のヘルマン・プライが歌っています。指揮はなんと作曲家ヤン・
クーツィール。
※CDの背の片方(表から見て左側)で、品番が「CR 1923」と誤表示されています。
ご注意ください。

CR 1923 2枚組 \3780
MONO
グノー:「ファウスト」(ドイツ語歌唱)
ペトレ・ムンテアヌ(T ファウスト) ロレ・ホフマン(S マルグリート)
アレクサンダー・ヴェリッチュ(Bs メフィスト) 
ホルスト・ギュンター(Br ヴァランタン)ほか
ヴィルヘルム・シュヒター(指)
ハンブルクNWDR交響楽団,合唱団
録音:1949年11月24ー27日
ルーマニア生まれのテノール、ペトレ・ムンテアヌ(1916-1988)は、1950年代に
Westminster社に多くの録音を残したことで日本でもファンの多い歌手です。し
かしオペラの録音は極めて少なく、この「ファウスト」は貴重。戦後N響を鍛え
直した名匠ヴィルヘルム・シュヒターの逞しい指揮も聞き物です。60年前の録音
とは信じられぬ程、かなり良好な録音状態です。

CR 2004 2枚組 \3780
MONO
レハール:「ジプシーの恋」
リザ・オットー(S ツォリカ) ルドルフ・ショック(T ヨッシ) 
ヨエ・フルトナー(Br ペーター・ドラゴティン)
ヤン・レーエ(T ヨネル) 
ヤルミラ・クシロヴァ(S イローナ・フォン・ケレシャツァ)ほか
フリート・ヴァルター(指)
IASウンターハルトゥング管弦楽団,RIAS室内合唱団
録音:1951年12月15,16日
レハールの「ジプシーの恋」は、1910年1月8日、カール劇場で初演されたオペ
レッタ。大地主の娘ツォリカは、ヨネルという裕福な青年と婚約しているが、
自由に憧れジプシーのヴァイオリン弾きヨッシと結婚しようとするが…という
物語。名作「ルクセンブルク伯爵」とほぼ同時期の作品で、一ヶ月前に初演さ
れたそちらの人気の影に隠れてしまいましたが、エキゾティックな音楽が生き
た名作です。リザ・オットーとルドルフ・ショックという名歌手の出演も嬉し
いもの。

CR 3004 \1980
MONO
エルナ・ザック アリア集
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」
ヴェルディ:「リゴレット」
ドニゼッティ:「ドン・パスクワーレ」
プッチーニ:「ボエーム」
フロトウ:「マルタ」
ヘンデル:「セルセ」
レハール:「メリー・ウィドウ」
からのアリア
レーガー:マリアの子守歌
マルクス:マリアの歌
グリーグ:白鳥
ブラームス:子守歌
ほか全22曲
エルナ・ザック(S)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団
ミヒャエル・ラウハイゼン(P)ほか
録音:1934-49年
エルナ・ザック(1898-1972)は、1930年代から50年代にかけて活躍した、ドイツ
のコロラトゥーラ・ソプラノ。「ドイツのナイチンゲール」と称され、全盛期
には4点C音を出したという伝説的な人物です。TELEFUNKEN社への商業録音は復
刻も多くありますが、このCDにはドイツ帝国放送への歌曲(おそらく磁気録音)
や、戦後のDECCA録音といった貴重な音源を多く含んでいます。


CR 5001 2枚組 \3780
“ケルン歌劇場の50年”
ドイツ語以外のオペラでも歌唱は基本的にドイツ語です。原語で歌われている
ものは「原語歌唱」と表示しています。ケルン放送交響楽団(現在のケルンWDR放
送交響楽団)とケルン放送管弦楽団(現在のケルンWDR放送管弦楽団)は別団体です。
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団はケルン歌劇場のピットに入るオーケストラ
で、これらの録音は歌劇場でのライヴ録音と思われます。

J.シュトラウス:「ジプシー男爵」から
アニー・シュレム(S)
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)ケルン放送交響楽団
録音:1951年12月(MONO)

コダーイ:「糸紡ぎ」から
ハイナー・ホルン(Br)
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指)ケルン放送交響楽団
録音:1965年12月(STEREO)

ロルツィング:「刀鍛冶」から
ケーテ・メラー=ジーパーマン(S)
フランツ・マルシャレク(指)ケルン放送管弦楽団
録音:1953年6月(MONO)

トマ:「ハムレット」から
フランス・アンダーソン(Br)
フランツ・マルシャレク(指)ケルン放送交響楽団
録音:1961年12月(MONO)

シャブリエ:「教育欠如」から
リタ・バルトス(S) ゴントラン・フェリ・グルーバー(T)
フランツ・マルシャレク(指)ケルン放送管弦楽団
録音:1965年1月(MONO)

ドニゼッティ:「ドン・パスクワーレ」から
ヘルマン・プライ(Br) ベンノ・クッシェ(Bs)
マリオ・ロッシ(指)ケルン放送交響楽団
録音:1959年2月(MONO)

ワーグナー:「神々の黄昏」から
ゲルト・ニーンシュテット(Bs)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団,
ケルン歌劇場合唱団
録音:1963年11月(MONO)

オッフェンバック:「ホフマン物語」から
ルドルフ・ショック(T)
オイゲン・シェンカー(指)ケルン放送交響楽団
ケルン放送合唱団
録音:1950年9月(MONO)

マイヤール:「隠者の鐘」(「村の龍騎兵」のドイツ語版)から
リゼロッテ・ハンマース(S)
クルト・クレーマー(指)ケルン放送管弦楽団
録音:1970年6月(STEREO)

ヘンデル:「タメルラーノ」から(原語歌唱)
ヘレン・ドナート(S)
フェルディナント・ライトナー(指)
録音:1966年3月(STEREO)

ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房たち」から
エディト・マティス(S)
リヒャルト・クラウス(指)ケルン放送交響楽団
録音:1961年3月(MONO)

オスカー・シュトラウス:「愉快なニーベルンゲン」から
アルベルト・ヴァイケンマイヤー(T)
フランツ・マルシャレク(指)ケルン放送管弦楽団
録音:1953年10月(MONO)

キーンツル:「聖書説教師(エヴァンゲリマン)」から
ヴァルブルガ・ヴェーグナー(S) ヘルムート・クレプス(T)
ヘルマン・ハーゲシュテット(指)ヘルマン・ハーゲシュテット管弦楽団
録音:1954年9月(MONO)

J.シュトラウス:「ヴェネツィアの一夜」から
エディト・ケルテス=ガブリ(S)
クルト・クレーマー(指)ケルン放送管弦楽団
録音:1978年2月(STEREO)

プッチーニ:「マノン・レスコー」から(原語歌唱)
ロベルト・イロスファルヴィ(T)
アルベルト・エレーデ(指)ケルン放送交響楽団
録音:1967年7月(STEREO)

R.シュトラウス:「サロメ」から
フェリシア・ウェザーズ(S)
イシュトヴァーン・ケルテス(指)ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
録音:1965年9月(MONO)

モーツァルト:「ティートの慈悲」から(原語歌唱)
ヴェルナー・ホルヴェーク(T)
ジョン・プリッチャード(指)ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
録音:1978年5月(STEREO)

シューマン:「ゲノフェーファ」から
ルチア・ポップ(S)
マルティン・メルツァー(指)ケルン放送交響楽団
録音:1976年12月(STEREO)

スメタナ:「キス」から(原語歌唱)
ルチア・ポップ(S)
マルティン・メルツァー(指)ケルン放送交響楽団
録音:1976年12月(STEREO)

ドヴォルザーク:「ルサルカ」から
マンフレート・シュミット(T)
ロベルト・ヴォルフ(指)フィルハーモニア・フンガリカ
録音:1969年9月(STEREO)

スメタナ:「売られた花嫁」から
アニー・シュレム(S)
ラースロー・ショモジ(指)ケルン放送交響楽団
録音:1958年11月(MONO)

ヴェルディ:「マクベス」から
ヘルベルト・シャハトシュナイダー(T)
マリオ・ロッシ(指)ケルン放送交響楽団
録音:1963年2月(MONO)

チャイコフスキー:「スペードの女王」から
ヴォルフガング・アンハイサー(Br)
ラルフ・ヴァイケルト(指)ケルン放送交響楽団
録音:1970年2月(STEREO)

グノー:「ザモラの貢ぎ物」から(原語歌唱)
イルゼ・グラマツキ(A)
マルティン・メルツァー(指)ケルン放送交響楽団
録音:1976年12月(STEREO)

フロトウ:「マルタ」から
ヘルマン・ヴィンクラー(T)
クルト・クレーマー(指)ケルン放送管弦楽団
録音:1968年2月(STEREO)

ドスタル:「最愛の人」から
ゲルリンデ・ローレンツ(S)
クルト・クレーマー(指)ケルン放送管弦楽団
録音:1971年9月(STEREO)

モーツァルト:「コジ・ファン・トゥッテ」から(原語歌唱)
デイヴィッド・キューブラー(T)
ジョン・プリッチャード(指)ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
録音:1978年5月(STEREO)

モーツァルト:「後宮からの逃走」から
マルティン・フィンケ(T)
ウルリヒ・ヴェーダー(指)ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
録音:1978年5月(STEREO)

ハイドン:「フィレモンとバウシス」から
ゲオルギーネ・レシック(S) ヨゼフ・プロチュカ(T)
ギュンター・ケール(指)マインツ室内管弦楽団
録音:1982年2月(STEREO)

ボロディン:「イーゴリ公」から
クラウディオ・ニコライ(Br)
ヤーノシュ・クルカ(指)北西ドイツ・フィルハーモニー
録音:1983年1月(STEREO)

オッフェンバック:「ホフマン物語」から
エッダ・モーザー(S)
ジョン・プリッチャード(指)ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
ケルン歌劇場合唱団
録音:1980年10月(STEREO)

ドイツを代表する歌劇場の一つ、ケルン歌劇場は、1957年に現在のモダンな建物
に移りました。このCDはそれから50年を記念して、ケルン放送局に残る貴重な録
音を集めたもの(ただし大半は歌劇場のライヴではなく、放送局での録音と思わ
れます)。名歌手や名指揮者の貴重な録音がたくさん含まれています。
注目はクナッパーツブッシュ指揮の「ジプシー男爵」。これは完全な初出音源。
ついでサヴァリッシュ指揮の「神々の黄昏」から。ケルン歌劇場でのサヴァリッ
シュの録音は少なく、これは貴重。さらにクリストフ・フォン・ドホナーニや、
フェルディナント・ライトナー、マリオ・ロッシなどの名指揮者が多数。歌手で
は、ヘルマン・プライ、ルチア・ポップ、エディト・マティス、エッダ・モーザ
ーなどの人気歌手から、残された録音の少ない貴重な実力派まで多数。放送局の
蔵出し音源だけに、音質も上



<DOREMI>
DHR 7942/44(2CD+DVD) \5980
「シルヴィア・マルコヴィチVol.1 / ヴァイオリン協奏曲集」
[CD 1]
(1)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
(2)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
(1)クリスティアン・マンデール(指)SWR南西ドイツ放送交響楽団
(2)ガルシア・ナヴァロ(指)SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
録音:(1)1996年5月(ライヴ)(2)1988年2月12日(ライヴ)
[CD 2]
(1)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
(2)サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調Op.61
(1)エリアフ・インバル(指)フランクフルト放送交響楽団
(2)マルチェロ・ヴィオッティ(指)ザールブリュッケン放送交響楽団
録音:(1)1979年10月(ライヴ)(2)1993年6月27日(ライヴ)
【DVD】(NTSC / Region All)
(1)ラロ:スペイン交響曲Op.21
(2)ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26
(3)バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番Sz.112
(1)クリスティアン・マンデール(指)(2)指揮者不詳(指)
(1)(2)ブカレスト・ジョルジェ・エネスク・フィルハーモニー管弦楽団
(3)エーリヒ・ベルゲル(指)ハンガリー放送交響楽団
収録:(1)1994年(ライヴ)(2)1990年(ライヴ)(3)1991年(ライヴ)
シルヴィア・マルコヴィチ(Vn)
1952年ルーマニアのバカウに生まれたシルヴィア・マルコヴィチは、テクニッ
クはもとより容姿端麗なことでもたいへんな人気を博すヴァイオリニスト。
ネーメ・ヤルヴィとのシベリウスのコンチェルト(BIS)でも名高い彼女の近況
を窺い知るのにうってつけのセットがDOREMIよりリリースとなります。
彼女は、ブカレスト音楽院でダヴィド・オイストラフの弟子、ステフェン・
ゲオルギューに師事。13歳でキャリアをスタートさせ、16歳のときブルーノ・
マデルナ&ハーグ・フィルとの共演で国際的なデビューを果たしています。
さらに1969年にはロン=ティボー国際コンクールで第1位に輝き、翌1970年に
はジョルジェ・エネスク国際コンクールでも第1位を獲得。
ストコフスキーの大のお気に入りであった彼女ですが、なかでも1972年6月15日
にロイヤル・アルバート・ホテルで行われた、ストコフスキー&ロンドン響
のさよならコンサートで弾いたグラズノフは有名で、以降最重要レパートリー
に挙げられています。ベートーヴェン、ブラームス、チャイコフスキー、ラロ
といったヴァイオリン協奏曲の傑作ばかりをまとめた上に、映像まで収めたこ
のたびのセット。そのグラズノフと並んで、1971年にアバド指揮のロンドン
響、さらにミラノ・スカラ座管との共演以来、同じく重要なレパートリーと
されるバルトークの第2番が収められているのも注目。
祖国エネスク(エネスコ)以来の伝統を今に受け継ぐマルコヴィチのあざやか
な演奏をたっぷりと楽しむことが出来ます。




<harmonia mundi>
HMX 2968096 2枚組 \2180
J.S.バッハ・エッセンシャル
[CD1]
(1)ブランデンブルク協奏曲第5番第1楽章/ベルリン古楽アカデミー
(2)マタイ受難曲第2部最終部/ヘレヴェッヘ
(3)無伴奏チェロ組曲第5番-プレリュード/ケラス
(4)平均律クラヴィーア曲集第1巻より前奏曲とフーガ
(5)トッカータとフーガ ニ短調(Vn編曲版)/マンゼ(Vn)
(6)カンタータBWV 170より第1番アリア/
 フィンク(A)、フライブルク・バロック・オーケストラ、ミュレヤンス(指)
(7)復活祭オラトリオBWV249より合唱
(8)「おお神よ、汝義なる神よ」BWV767/シュタイアー(Cem)
(9)フーガの技法 コントラプンクトゥス1(4声)/フレットワーク
(10)カンタータ「新たに生まれし嬰児」BWV 122より第4曲アリア/
 ヘレヴェッヘ(指)コレギウム・ヴォカーレ、イェゾフセク(S)
(11)カンタータ「わがうちに憂いは満ちぬ」BWV21
/シャペル・ロワイヤル、ヘレヴェッヘ(指)
(12)管弦楽組曲第3番ニ長調よりエア
(13)管弦楽組曲第2番ロ短調よりバディヌリー
[CD2]
(1)カンタータ「泣き、嘆き、憂い、怯え」BWV12/ヘレヴェッヘ
(2)ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ ト短調BWV 1029よりI.ヴィヴァーチェ
/クインターナ
(3)ゴルトベルク変奏曲BWV 988よりアリアと変奏16/エガー
(4)バスのためのカンタータBWV 158よりアリア/コーイ(Bs)、ヘレヴェッヘ
(5)マニフィカトニ長調 BWV243より/ヘレヴェッヘ
(6)パルティータBWV 1079/オデット
(7)クリスマス・オラトリオBWV 248より/ヤーコプス
(8)モテット「来ませ、イエスよ、来ませ」BWV 229/ヤーコプス
(9)「いざやもろびと神に感謝せよ」ロッグ
(10)ロ短調ミサ曲より「サンクトゥス」/ヘレヴェッヘ
(11)パストラーレBWV 590/タロー(Pf)
2009年5月のゴールデンウィークに開催されるラ・フォル・ジュルネ2009のテ
ーマ作曲家は「バッハとヨーロッパ」。ハルモニアムンディもこれに合わせ
てスペシャルセットを作りました。名曲の聴きどころや、ムンディが誇る名
録音がずらりと入ってこの価格、かなりのお値打ちもの。バッハの音楽宇宙
を1枚や2枚のCDなんぞで語れるわけはありませんが、やはりこうやってまと
めて聴いてみると、「音楽の父」なんだな、と実感してしまいます。




<MIRARE>
MIR 064 \2500
Stella Matutina-朝の星
ヴォクス・クラマンティス
ウィークエンド・ギター・トリオ
なんともなんとも不思議な世界です。旧約聖書の詩篇などに基づく聖歌と、
エレクトリック・ギターが交じり合って響くと、この世のものとは思えない
瞑想世界が広がります。異次元世界にそびえたつ聖堂の中に迷い込んだよう
で、トランス状態に陥ります。
聖歌ははじめは口頭伝承、そして後に楽譜という形態で脈々と受け継がれ、
何世紀ものときを経て今なお私たちに不思議なパワーを与えてくれます。そ
れでは、今なお生み出されていて現代の我々に様々なパワーを与えてくれる
エレクトリック・ギターは将来どうなるのだろう?というのが、このCDの出
発点です。この21世紀初頭という今の時代に、聖歌と電気を用いた楽器ギタ
ーなどによるコラボをすれば、生命力倍増となって、今を生きる人にも伝わ
るだろうし、また何百年後の人類にも何らかの力を及ぼすだろうと考えた演
奏者たちが集まって、このCDが生まれました。私たちの子孫がこれを聴いて
何を感じるかと、気持ちが未来へと向けられる不思議なCDです。




<Zig-Zag Territoire>
ZZT 080403 \2480
カーゲル:アクースティカ(1968-1970)
(1)第1回目
(2)第2回目
TAMシアター
電子音テープ:カーゲル自身
録音:2007年3,4月
1931年のクリスマス・イブに生まれ、2008年9月18日に亡くなったカーゲル。
この「アクースティカ」は、「音楽は沈黙から生まれ、沈黙へと還る」「音
の発し手が音楽(楽音)として意識して発していれば、それは音楽である」と
いった、音楽というものを定義しようとする試みに対する挑戦のような作品。
カーゲルの代表作とする人もいます。題名のとおり、アコースティックな様々
な音が様々な奏者によって奏でられる中、バックではあらかじめ収録された
電子音のテープが断続的に流れている作品。楽器は実に様々で、鍵盤のよう
に調律・整頓されたカスタネット、親指ピアノ、さらには風船の口にトロン
ボーンのマウスピースをつけたものや、髪の毛をとかす櫛に薄い紙をあわせ、
吹いたりこすったりして音を出す楽器、3ひねりくらいある「楽器」が登場し
ます。これらの奏法指定が書かれた200ものカードがあり、奏者たちはそれら
を選んで相互即興のように様々に演奏していくもの。聴いていて、歯に響く
音や頭痛がしそうな音もありますが、それでも音の発信者は「音楽」として
奏でているわけで、でも、これを音楽としてよいのか、と真剣に悩んでしま
うような、「音楽とは何ぞや」という問題をあらためて考えさせられる、カ
ーゲルから私たちへの永遠の挑戦状のような作品です。ちなみに、偶然性の
音楽という要素もあるため、ここでは2つの演奏が収録されています。違い
を探しながら聴いてみるのも面白いかもしれません。




<Aliud>
ACDHN 022(SACD-Hybrid) \2250
プラッティ:ソナタ ト長調 Op.3-6
ヴィヴァルディ:ソナタ ホ短調 RV.50
ジェミニアーニ:ソナタ ホ短調
ヴェラチーニ:三声のソナタ ニ短調
コレッリ:ソナタ ニ長調 Op.5-1
ラ・バルカ・ライデン{レイモンド・ホーニング(フラウト・トラヴェルソ)、
キース・ファン・デア・ポエル(Cemb,Org)、カッサンドラ・ルックハルト(Vc)}
ラ・バルカ・ライデン(ライデンの船)はオランダの若い古楽器奏者3人による
アンサンブル。イタリアバロックの名曲をフレッシュな感覚で聴かせてくれま
す。コレッリの作品はヴァイオリン・ソナタの編曲。録音も超優秀。

ACDHD 024(SACD-Hybrid) \2250
フレスコバルディ:
カンツォーナ「ルッケジーナ」、「トロンボチーナ」、「カッポチーナ」、
「アンビティオーザ」、
「ベルナルディーナ」ほか
アリア「そよ風吹けば」、「ロマネスカ」、「パッサカリア」ほか全20曲
アンサンブル・ブラッチォ、ナンシー・マイヤー(Ms)
フレスコバルディはバロック初期の最も重要なオルガン音楽作曲家。バロッ
ク-ソナタ、パルティータの原型となる形式を発展させた。カンツォーナ集は
「さまざまな楽器の演奏のための」との副題を持ちオルガン以外の器楽合奏
でも演奏される。

ACDHN 014(SACD-Hybrid) \2250
グラズノフ:吟遊詩人の歌 Op.71
シューマン:ロマンスとアレグロOp.70
ウォルター・ハートレイ(1927-):ポエム(1967)
ドミトリー・スミルノフ(1948-):夕べの歌Op.56(1990)
フランク・マルタン:バラード
フローラン・シュミット:コッペリウスの歌Op.30-11
ロバート・ウォード(1917-):コンチェルト
ニールス・ビィル(Tenor Sax) ハンス-エリク・ディクストラ(Pf)
グラズノフとシューマンのオリジナルはそれぞれチェロとホルンのための作
品ですがビィル自身の編曲によりテナーサックスで演奏されています。テナ
ーサックスで演奏されると特にこの2曲の叙情性が際立つようです。名曲の
名演と申せましょう。

ACDHN 023(SACD-Hybrid) \2250
トリオ4ドール
ヴラド・ウェヴェルベルグ(Cl)イオアン・バランガ(Db)
マテ・シューツ(Va)ミシェル・ランベール(Accordeon)
4人なのにトリオとは?ルーマニアの血を引くベルギーのクラリネット奏者
ウェヴェルベルグによって1992年に結成されたトリオ・ドール(ルーマニア
語の「ノスタルジー」)はヨーロッパを中心に活躍している4人組。17トラッ
クのうち4トラックはそれぞれマテ、ヴラド、ミシェル、イオアンのタイト
ルを持ちそれぞれ自分の楽器で同じモチーフを30秒ほど演奏していますが最
後のイオアンのソロでCDが終わると不思議な感慨にとらわれます。クストリッ
ツァの映画を何本もじっくり見たような。

ACDHD 027(SACD-Hybrid) \2250
アローン・トゥゲザー、ファンカレロ、時さえ忘れて、枯葉、Lover man,
Cherokee
ほか全10曲
アラルド・ブワルダ(Saxes) マルティン・ソイエー(Trb) 
ジョー・ディンケルバッハ(Pf)
フランス・ヴァン・ギースト(Db) ハンス・デッカー(Dr)
オランダのJazzプレイヤーによるアルバム。トロンボーンやサックスをやっ
ているブラバン少年少女にも聞いていただきたい歌心に溢れた演奏!

ACDHN 021(SACD-Hybrid) \2250
クルト・ワイル:マリー・ギャラント組曲
小さな三文音楽
石油音楽
ペーター・クライネ・シャールス:クルト・ワイルの3つの眺め
ペーター・クライネ・シャールス(指) 
リスベット・リーメルスマ(At) 三文オーケストラ
ワイルの3つの時代(パリ、ベルリン、アメリカ)を代表する作品をまとめたア
ルバム。
指揮者のシャールスによるそれぞれの時代のエッセンスの音楽も興味深く聴
けます。



<AUDITE>
AU 92544(SACD-Hybrid) \2580
(1)-(14)ジジスムンド・トドゥツァ(1908-1991):
ルーマニアの歌“コリンデ”のヴォーカルの序奏に基づく7つのコラール前奏曲
(1)「主をほめたたえ」(コラール) (2)「主をほめたたえ」 
(3)「星は輝き」(コラール)(4)「星は輝き」(5)「主よ命ぜよ」(コラール)
(6)「主よ命ぜよ」(7)「すばらしき夕暮れ」(コラール)
(8)「すばらしき夕暮れ」 (9)「神が降り立つ」(コラール)
(10)「神が降り立つ」 (11)「3人の羊使い」(コラール) 
(12)「3人の羊使い」(13)「吉報」(コラール) (14)「吉報」
(15)-(18)パウル・リヒター(1875-1950):オルガン・ソナタ作品36 ニ短調
(19)ミリアム・ルチア・マルベ(1931-1997):Schafers Pavane mit Vogeln II
イリーナ・ウングレアーヌ(ソプラノ) 
ニコレッタ・パラシベスク(オルガン)
録音:2008年7月15-17日
1曲目は、ジジスムンド・トドゥツァ(1908-1991)作曲、ルーマニアの歌“コ
リンデ”のヴォーカルの序奏に基づく7つのコラール前奏曲です。トドゥツァ
はルーマニア民俗音楽の旋法やリズムの特質を徹底的に突き詰めたいわば研
究者で、その研究はルーマニア民俗音楽のヘテロフォニーと、ヨーロッパ音
楽の伝統を統合させることになりました。透明感ある美しきソプラノによる
コリンデ(ルーマニアの伝統的なクリスマス・キャロル)で始まり、その後に
トドゥツァのオルガン曲が挟みこまれている曲順で収録されており、この構
成による録音は世界初です。
2曲目はパウル・リヒター(1875-1950)作曲のオルガン・ソナタ作品36ニ短調
は、伝統的なロマン主義に影響を受けた、演奏時間30分を越える、4楽章構成
の交響的な壮大な作品です。
3曲目のミリアム・ルチア・マルベ(1931-1997)作曲のSchafers Pavane mit
Vogeln IIは瞑想的なパッセージとは対照的に驚くほど簡潔なモチーフで展開
されるすばらしい作品です。
これらトランシルバニアの音楽は「東洋の門扉」ともいうべき、ルーマニア、
ドイツ、スラヴ、アルメニア、ユダヤの音楽の融合です。このCDはそれらの
要素をモザイク状に散りばめ、その旋律が楽しめるオルガン作品を集めた決
定盤ともいうべき内容です。
オルガン独奏のニコレッタ・パラシベスクはルーマニアのゲオルゲ・ディマ
音楽アカデミー、スイスのバーゼル・スコラ・カントルム、ドイツのシュトゥ
ットガルト音楽演劇大学で研鑽を積み、ヨーロッパ各地でソロの演奏会を行っ
ています。現在、バーセルのテオドール教会専属オルガニストです。
ソプラノのイリーナ・ウングレアーヌはルーマニア生まれ。チューリヒの芸
術大学で声楽を学び、2006年にスイスで最も権威のある現代作品のコンクー
ルにてファイナリストに選ばれました。彼女は故郷のルーマニア民謡をこよ
なく愛し、誇りをもって歌い上げます。



<Medici arts>~medici MASTERS
MM 031 \2080
モノラル
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱付」
マリア・シュターダー(S) グレース・ホフマン(Ms) 
ヴァルデマール・クメント(T) ハンス・ホッター(Br)
ケルン放送合唱団
オットー・クレンペラー(指)
ケルン放送交響楽団
録音:1958年1月6日ケルン、WDRフンクハウス、第1ホール
WDRの正規音源からの復刻。クレンペラーといえばベートーヴェンにとどめを
刺すのはまず疑いのないところですが、ケルン放送響とは1954年2月の「エロ
イカ」、1954年10月の第4番(以上ANDANTE)、1955年5月の第8番(TAHRA)の録音
が知られています。
正規初CD化となる1958年1月の第9番は、クレンペラー美学の真骨頂ともいえ
る対位法処理、その雄渾きわまりない造形の打ち出しで、ファンの間ではか
ねてより高い評価を得ていたものです。ソリストも充実していて、なかでも
クメントとホッターは前年に行われたフィルハーモニア管とのスタジオ盤と
同一のキャスト。当レーベルにおける一連のリリースで実証済みですが、驚
異的な高音質でよみがえったことはなによりの朗報といえるでしょう。

MM 032 \2080
モノラル
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調KV.488
(2)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」
(3)ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲ニ長調
ロベール・カサドシュ(P)
ケルン放送交響楽団
(1)ゲオルク・ルートヴィヒ・ヨッフム(指) 
(2)クリストフ・フォン・ドホナーニ(指)
(3)ヘルマン・シェルヘン(指)
録音:(1)1956年3月7日(2)1965年1月29日
(3)1957年3月11日以上ケルン、WDRフンクハウス、第1ホール
すべてWDRアーカイヴからの正規音源復刻。現状ではカサドシュにとってモー
ツァルトが3種目、「皇帝」とラヴェルが5種目となるもので、いずれも正規
初出という注目の内容です。多くの共演を通じて作曲者より薫陶を授かった
ラヴェルに、輝かしくデリケートな表情にも事欠かない「皇帝」。そして、
すでにセルとの第24番、第27番(MM.010)でもみせたように、絶品というほか
ないモーツァルト。‘フランスのエスプリ’という表現がカサドシュほどぴっ
たりなピアニストもいないでしょう。それぞれ個性的な指揮者との顔合わせ
がまた演奏内容を引き立てています。

MM 033 \2080
モノラル
ショパン:
(1)幻想曲ヘ短調Op.49
(2)スケルツォ第2番変ロ短調Op.31
(3)ワルツ第1番変ホ長調Op.18「華麗なる大円舞曲」
(4)ワルツ第4番ヘ長調Op.34-3「華麗なる円舞曲」
(5)即興曲第3番変ト長調Op.51
(6)バラード第4番ヘ短調Op.52
(7)ポロネーズ第6番変イ長調Op.53「英雄」
リスト:
(8)スペイン狂詩曲S.254
(9)ポロネーズ第2番ホ長調S.223
(10)半音階的大ギャロップS.219
 (11)ハンガリー狂詩曲第6番変ニ長調S.244
ジョルジュ・シフラ(P)
録音:1964年4月23日東京
ことし2009年に歿後15周年を迎えるハンガリーの名ピアニスト、ジョルジュ・
シフラ(1921-1994)。ここではともにかれの代表的なレパートリーながら、ひ
たすら華麗にして凄絶なリストと、センシティヴに歌いこまれたショパンと
いう、ある意味で対極をなすプログラムを楽しめます。とくに、リストは聴
き手を引きずり込む悪魔的名演。アルバム最後からの3曲では、そのスピード
感、急激な跳躍をものともしないテクニックを目の当たりにされるはず。リ
スト再来とあだ名され、超絶の代名詞的存在としていまなおファンを魅了し
続けるシフラを偲ぶに格好の内容となっています。

MM 034 \2080
ステレオ
(1)のみモノラル
(1)チャピ:「人騒がせな娘」前奏曲
(2)ソウトゥリョ:「キスの言い伝え」前奏曲
(3)チュエカ:「大通り」序奏
(4)ルナ:「ユダヤの子」前奏曲
(5)ブレトン:アルハンブラにて
(6)同:演奏会用ボレロ
(7)グリーディ:10のバスクの旋律
(8)グラナドス:「ゴイェスカス」間奏曲
(9)アルベニス:ナバーラ
(10)トゥリーナ:交響詩「ロシーオの行列」
(11)同:闘牛士の祈り
アタウルフォ・アルヘンタ(指)
(1)(5)(6)グラン・オルケスタ・シンフォニカ(大交響楽団)
(2)-(4)(8)-(11)スペイン国立管弦楽団
録音:1954-1957年マドリード
ファリャ(MM.025)につぐ、スペインの名匠アルヘンタによるお国もの。あふ
れる生命感と極彩色のサウンドは相変わらずで、このたびはパブロ・ルナ
(1880-1942)、トマス・ブレトン(1850-1923)、フェデリコ・チュエカ(1846-
1908)など、いずれもサルスエラのナンバーが並んでいるのが目を引きます。
Deccaに残したベルリオーズやチャイコフスキーなどの爆演が根強い人気の
アルヘンタですが、ここでの作品もまた情熱的な演奏にかけては相通じるも
のがあります。




<K617>
K617 210 \2250
シギスムント・ノイコム(1778-1858):
(1)レクイエム (2)葬送行進曲、ミゼレーレ
ジャン=クロード・マルゴワール(指)
ラ・グランド・エキュリ・エ・ラ・シャンブル・デュ・ロワ
(王室大厩舎・王宮付楽団)、
カンターレユニオン・アンサンブル・ヴォーカル・ドゥ・ル・オーシャン・
インディアン(インド洋声楽アンサンブル)
録音:2008年7月、公開録音
ノイコムは幼い頃からザルツブルクのオルガニストなどとして活躍。ハイドン
の弟子でもあり、「天地創造」などの編曲を手がけ、その才能はハイドンにも
高く評価されました。ヨーロッパ中、そしてブラジルを旅した作曲家で、モー
ツァルトのレクイエムをブラジルの神父に依頼され補筆、いわゆる「リオ・デ
・ジャネイロ版」をのこした人物でもあります。ノイコムがこのレクイエムを
作曲したのは1838年のことでした。世界を旅し、モーツァルトのレクイエムも
探求しつくした末に生み出された「レクイエム」。男声合唱が活躍、そして厚
めのブラス・アンサンブルやタムタムも用いられており、暗さと荘重感に満ち
ています。インド系の人々の合唱団のパワーは圧倒的です。価値ある貴重な名
演、名録音となっております。




<WAON RECORDS>
WAONCD 6030 \2080
オキャロラン作品全集vol.3
守安功(アイリッシュ・フルート)
守安雅子(アイリッシュ・ハープ、バゥロン)
録音:2008年1月
バロック音楽の語法をしっかりと学び、かつアイルランドの大地と風土、そし
て人々に造詣の深い守安功と雅子によるオキャロラン全集第3弾。タイトルに
もなっている聖体奉挙という作品は、オキャロランの作品中唯一の宗教的題材
に基づく曲。オキャロラン自身、敬虔なカトリック教徒で、ミサの中でハープ
を演奏し歌を歌っていたという記録がいくつも残されているだけに、興味津々
です。




<MEDICI ARTS>~IDEALEAUDIENCE
30 85298(DVD-Video) 2枚組 \3780
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲(全5曲)
DVD1:協奏曲第1,2,3番
DVD2:協奏曲第4、5番
マレイ・ペライア(P)
サー・ネヴィル・マリナー(指) 
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
収録:1988年ロイヤル・フェスティバル・ホール(BBC アーカイヴ)
マレイ・ペライアがマリナー率いる名門アカデミー室内管と共演したベートー
ヴェン:ピアノ協奏曲全曲収録。ペライアにとってはハイティンク&コンセル
トヘボウ管との全曲録音を終えた2年後、1988年の全曲演奏。ペライアは2000
年からアカデミー室内管の首席客演指揮者を務めています。ペライアが生み出
すガラスのように繊細な音の響きと、マリナーの斬新なスタイルがこれ以上な
いほど聴き応えのある名演を生んでいます。

30 78548(DVD-Video) \2180
ルービンシュタイン モスクワ・リサイタル1964
ショパン:ポロネーズ 嬰ヘ短調 Op.44、即興曲 第3番 変ト長調 Op.51、
ノクターン第8番 変ニ長調 Op.27-2、ソナタ 第2番 変ロ短調「葬送」 Op.35、
舟歌 嬰 ヘ長調 Op.60、練習曲 変イ長調 Op.25-1、練習曲 変ト長調
Op.10-5、練習曲 第17番 ホ短調 Op.25-5、練習曲 第4番ハ短調Op.10-4、
ワルツ第3番 イ短調 Op.34-2、ポロネーズ第6番変イ長調「英雄」Op.53
-アンコール-
シューマン:幻想小曲集 Op.12 第1曲「夕べに」
ショパン:ワルツ第2番 変イ長調 Op.34-1
ドビュッシー:前奏曲集第2集「オンディーヌ」
ヴィラ=ロボス:赤ちゃんの家族第1集「道化人形」
ボーナス:練習曲 第17番 ホ短調 Op.25-5、練習曲第2番へ短調Op.25-2
アルトゥール・ルービンシュタイン(P)
収録:1964年10月1日 モスクワ音楽院大ホール(ライヴ) 
ボーナス/1928年(カナダ)
1964年のモスクワにおけるルービンシュタインのライヴDVD。代名詞ともいえ
るショパン・リサイタルとアンコール全曲。観客の熱狂とともに盛り上がって
いく演奏会、最高の感情の昂ぶりを見せる「葬送ソナタ」、舟歌では、ショパ
ンの語法を知り尽くしたルービンシュタインだからこそ演奏できる絶妙のルバ
ートはいつまでも浸っていたくなる演奏。当時77歳のルービンシュタインが聴
かせるこれぞ鍵盤の王者の風格と圧倒される映像です。

30 78578(DVD-Video) \2180
(1)ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲
(2)ラヴェル:クープランの墓よりトッカータ
(3)ショパン:練習曲 イ短調Op.25-11、マズルカ イ短調 Op.17-4
(4)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第31番Op.110
(5)フォーレ:主題と変奏Op.73
ボーナス:
シューベルト:高雅なワルツD.969 ヘプツィバー・メニューイン(P)
収録:1968年8月11日パリ
ショパン:ノクターン ホ長調 Op.62-2 ディノ・チャーニ(P)
収録:1967年11月21日パリ
(1)(2)(3)ヴラド・ペルルミュテール(P) 
(1)ジャック・ボードリー(指) ORTF管弦楽団
(4)イヴォンヌ・ルフェビュール(P) (5)ロベール・カサドシュ(P)
収録:(1)1966年1月29日メゾン・ド・ラジオ・フランス(INAアーカイヴ)
(2)(3)1964年6月4日ロンドン(BBCアーカイヴ)
(4)1963年4月26日パリ(INAアーカイヴ) 
(5)1971年カサドシュ邸にて(INAアーカイヴ)
このDVDはフランス・ピアニズムの歴史的流れを、傑出した3人のピアニストの
演奏で特徴付けたもの。ラヴェル直系のペルルミュテール。精緻で透明感に溢
れた音色、ラヴェルの意図を忠実に再現したペルルミュテール独自の演奏を
たっぷりと堪能出来ます。イヴォンヌ・ルフェビュールはコルトー直系の女流
名教師。演奏活動よりも教育者として音楽人生を送っていたルフェビュールの
録音は稀少ですが、歌心に満ちた豊かな音楽を聴かせてくれるピアニスト。
そしてカサドシュのフォーレ「主題と変奏」はスマートな充実したタッチで
描き出されています。ボーナスではヘプツィバー・メニューインと ディノ・
チャーニの演奏を観ることができます。




<harmonia mundi France>
HMU 807480(SACD-Hybrid) \2500
デュリュフレ:
(1)レクイエム Op.9-合唱、小管弦楽とオルガン版
(2)顕現節の入祭唱への前奏曲 Op.13
(3)アンリ・ラボーの主題によるフーガ
(4)グレゴリオ聖歌による4つのモテット Op.10
(5)ジャン・ギャロンを讃えて
(6)瞑想曲
(7)ミサ曲「クム・ユビロ」Op.11
ビル・アイヴス(指)
オックスフォード・マグダレン・カレッジ合唱団、
エングリッシュ・シンフォニア
純にして高貴、心洗われる世界にファンも多いデュリュフレ。彼の美しいレク
イエムをはじめとする宗教合唱曲と、オルガン独奏曲を集めたアルバム。イギ
リスの名門オックスフォード・マグダレン・カレッジ合唱団が中世的な癒しの
世界を創りあげています。

HMU 901985 \2450
(1)リゲティ:ルクス・エテルナ(永遠の光)
(2)同:ヘルダーリンによる3つの幻想曲
(3)同:無伴奏ヴィオラソナタより第1,2,3楽章
(4)ロベルト・ヘッペナー:岩の(パウル・ツェラン詩)(全6曲)
ダニエル・ロイス(指)カペラ・アムステルダム、
スザンヌ・ヴァン・エルス(Va)
リゲティの「ルクス・エテルナ(永遠の光)」は、キューブリック監督の映画
「2001年宇宙の旅」に使用され、リゲティの名を世界的にした作品。この曲が
欲しいという映画ファンからの問い合わせも多いので大歓迎のリリースと申せ
ましょう。それもフォル・ジュルネ等でおなじみ、評価の高いロイス率いるカ
ペラ・アムステルダムによるので嬉しさ倍増。さらに「ヘルダーリンによる3
つの幻想曲」や無伴奏ヴィオラソナタの冒頭3楽章まで、倒錯のリゲティ・ワ
ールドにひたれます。




<Praga Digitals>
PRDDSD 250253(SACD-Hybrid) \2780
ワインベルク:
(1)弦楽三重奏曲 Op.48
(2)チェロソナタ第1番 Op.21
(3)同第2番 Op.63
(4)無伴奏チェロソナタ第1番 Op.72
ミハル・カニュカ(Vc)、ミゲル・ボルヘス・コエーロ(Pf)、
ベートーヴェン弦楽三重奏団
最近各社からリリースが相次いでいる旧ソ連の作曲家ミェチスワフ・ワインベ
ルク。ついにPragaレーベルも参戦しました。プラジャークSQの名チェロ奏者
カニュカがピアノ伴奏付きの2篇のソナタと無伴奏ソナタに挑戦、実に味わい
深い美演を繰り広げています。注目は世界初録音の弦楽三重奏曲。弦の国チェ
コならではの響きを満喫させてくれます。



<haenssler>
93 233 \2250
(1)ワインベルク:子供の雑記帳(全3巻23曲)
(2)ショスタコーヴィチ:アフォリズム Op.13
(3)ザラ・ネムツォフ:20のスケッチ
ヤーシャ・ネムツォフ(Pf)
ワインベルクの「子供の雑記帳」は1944/5年作曲の23曲から成る小品集で、タ
イトルとは似つかわしくない過激で技巧的な曲が続く傑作。英Olympiaに録音
がありましたが、入手不可能になったので嬉しいリリースと申せましょう。ロ
シアのユダヤ系作品普及に情熱を傾けるヤーシャ・ネムツォフが説得力満点の
大熱演を見せています。カップリングの「20のスケッチ」は彼の愛妻にして新
進作曲家のザラ・ネムツォフ(1980年生まれ)の作品。かなり前衛的な作風で、
不思議な世界に浸れます。



<Profil>
PH 09005 \2180
シェンデロヴァス:
(1)チェロと打楽器のためのソナタ(1972/1992)
(2)カントゥスI-チェロとピアノ(1993)
(3)シュラミスの歌-チェロ、バヤン、打楽器、テープ(1992/2001)
(4)カントゥスII-チェロ独奏(1993)
(5)ダヴィデの歌-チェロと弦楽四重奏(2006)
ダヴィド・ゲリンガス(Vc)、パヴェル・ギュンター(Perc)、
タチヤナ・ゲリンガス(Pf)、
ゲイル・ドラウグスヴォル(バヤン)、ヴィリニュスSQ
アナトリユス・シェンデロヴァスは1945年生まれのリトアニアの作曲家。彼は
ゲリンガスの最初のチェロの師の子息にして幼なじみ。それもあってゲンリン
ガスが積極的に紹介していることで、世界的に知名度があがっています。作風
はそれほど前衛的でなく情感豊か。当アルバムはチェロを主役にした室内楽作
品集。ゲリンガスならではの名人芸が光ります。




<audite>
AU 20023 \2280
「舞曲とトッカータ-17世紀北ドイツのオルガン音楽」
(1)ブクステフーデ:
前奏曲ハ長調BuxWV137 / 前奏曲ニ長調BuxWV139 / マニフィカート第1旋法
BuxWV203
(2)プレトリウス:「テレプシコーレ」より6つの舞曲
(3)ブルーンス:前奏曲第1番ホ短調
(4)リューベック:プレアンブルム ホ長調
(5)シャイト:
新タブラトゥーラ第1集よりベルギーの歌と変奏「ああ汝素晴らしき騎手」
(6)J.S.バッハ:トッカータ ホ長調
マルティン・ザンダー(Org;ニーダーザクセン州ザルツギッターハイム=リン
ゲルハイム/元・聖アプドン・ウント・ゼンネン修道院会堂の1696 /1707年製
シュヴァインプ=ジョン・オルガン使用)
録音:1995年9月12-14日
旧品番FER.20023よりの移行再発リリース。このアルバムは現auditeの社主に
してトンマイスターであるルトガー・ベッケンホーフが、吸収合併以前の
FERMATE時代にみずから録音を手掛けたもの。オルガン特有の重低音と教会の
残響をみごとに捉えております。




<ACCENT>
ACC 24196 2枚組 \3780
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲
第1番ト長調 BWV.1007 第2番ニ短調 BWV.1008 第3番ハ長調 BWV.1009
第4番変ホ長調 BWV.1010 第5番ハ短調 BWV.1011 第6番ニ長調 BWV.1012
シギスヴァルト・クイケン(ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ)
録音:2007年
遂にヴィオロンチェロ・ダ・スパッラによる無伴奏チェロ組曲をシギスヴァル
ト・クイケンが録音しました。ラ・プティット・バンドの四季(ACC 24179)で
も登場し、2008年の来日公演でも組曲第1番を実演、昨年発売された寺神戸亮
による同内容のアルバムでその姿を明らかにしたヴィオロンチェロ・ダ・ス
パッラ。「肩のチェロ」と呼ばれるこの楽器は、ヴァイオリンやヴィオラと同
じ構えで演奏すル小型チェロ。この楽器はドミトリー・パディアロフによって
2004年製作完成、その直後からS.クイケンはステージで演奏していました。
S.クイケンは以前から、バッハの音楽は現在のチェロ(膝に挟む)で演奏されて
いたのだろうかと疑問を抱き、1740年前後まではこの「肩のチェロ」が存在し
ていたのではないかと確信していました。実際にJ.S.バッハのカンタータでは
チェロのパートが通常の声部ではなく、ヴァイオリン声部に書かれていたこと
など、様々な記録を元にヴィオロンチェロ・ダ・スパッラは復元されました。
新鮮な音の響き、新しい効果、滋味深い、味わいのあるヴィオロンチェロ・
ダ・スパッラでの演奏は必聴です。




<DYNAMIC>
DYNDVD 33580(DVD-Video) \3780
字幕:伊英独仏西
マルティン・イ・ソレル:「善良な心をしたぶっきらぼうな男」
エレナ・デ・ラ・メルセド(S アンジェリカ)
ヴェロクニ・ジャンス(S ルチッラ夫人)
セシリア・ディアス(Ms マリーナ)
サイミール・ピルグ(T ジョコンド)
ファン・フランシスコ・ガテル(T ヴァレーリオ)
ルカ・ピサローニ(Br ドルヴァル)
カルロス・ショソン(Bs フェラモンド)
ほか
クリストフ・ルセ(指)
マドリッド・レアル劇場管弦楽団(マドリッド交響楽団)
演出:イリーナ・ブルック
収録:2007年11月14-18日
非常に注目すべきオペラの映像が登場しました!ビセンテ・マルティン・イ・
ソレル(1754-1806)は、ウィーン宮廷歌劇場でのモーツァルトのライバルとし
て有名で、近年そのオペラも復活しつつあります。「善良な心をしたぶっきら
ぼうな男」(あるいは「気難しいけれど根は善良」など)は、1786年にウィーン
で初演されたオペラ。原作は、ゴルドーニが1771年にルイ16世とマリー・アン
トワネットとの結婚祝賀に書いたフランス語の喜劇。これをもとに、ロレン
ツォ・ダ・ポンテが台本を作成。1786年1月4日にブルク劇場で初演され、大成
功を収めました。再演に際してモーツァルトが2曲の追加アリア(K582とK583)
を作曲したことでも知られています。音だけでも出回ったことのなかったこの
傑作を、マドリッドのレアル歌劇場が上演、その舞台をDVDに収録しています。
指揮は古楽界の雄、クリストフ・ルセというから驚き。そして歌手は、名ソプ
ラノ、ヴェロクニ・ジャンスを筆頭に、ウィーンで大人気のテノール、サイミ
ール・ピルグ、新世代のモーツァルト・バリトンとして確固たる地位を築いた
ルカ・ピサローニ、そして「善良な心をしたぶっきらぼうな男」であるフェラ
モンド役にはベテランのバス、カルロス・ショソンなど充実しています。演出
は、かのピーター・ブルックの娘で、女優、演出家、映画監督としても活躍し
ているイリーナ・ブルック。程よくモダナイズした舞台作りです。

DYNDVD 33600(DVD-Video) \3780
字幕:伊英独仏西
モスカ:「ゴルドーニ氏」
バーバラ・ハニガン(S デスピーナ)
アルダ・カイエッロ(S 天使ラファエル)
クリスティーナ・ザヴァッローニ(S ミランドリーナ)
サラ・ミンガルド(Ms デズデーモナ)
マイケル・ベネット(T アルレッキーノ)
ロベルト・アッボンダンツァ(Br ゴルドーニ)
ほか
アンドレア・モリーノ(指)フェニーチェ歌劇場管弦楽団,合唱団
演出:ダヴィデ・リヴァモア
収録:2007年9月21-29日,ヴェネツィア,フェニーチェ歌劇場
18世紀ヴェネツィアの劇作家、カルロ・ゴルドーニ(1707-93)の生誕300周年を
記念して上演された新作オペラです。ルカ・モスカは1957年ミラノ生まれの作
曲家。ゴルドーニ本人が主役となり、アルレッキーノ、ミランドリーナ、オセ
ロウ(実はシェイクスピア)、デズデーモナなどが活躍する2幕の喜劇です。

CDS 603 2枚組(1枚分価格) \1980
“パトリツィア・チョーフィ ライヴ”
トラエッタ:「イッポリートとアリチア」
マイヤベーア:「悪魔ロベール」,「エジプトの十字軍」」
ロッシーニ:「オテッロ」
ドニゼッティ:「ピーア・デ・トロメイ」,「連隊の娘」
ピッチンニ:「アメリカ人」
マスネ:「シェリュバン」
ヴェルディ:「トラヴィアータ」
からのアリア,場面
パトリツィア・チョーフィ(S)
録音:1996-20007年
日本でもすっかりおなじみのソプラノ、パトリツィア・チョーフィ。1967年、
シエナ近郊のカーゾレ・デルザの生まれ。1990年代から急速に名声を高め、現
在ではプリマドンナとして世界中で活躍しています。ことにロッシーニから
ヴェルディにかけてのイタリアオペラで悲劇のヒロインで、独特の魅力を発揮
します。このCD2枚には、彼女がメジャーブレイクする前後、1996年から2007
年までのライヴ録音を集めています。「連隊の娘」は2005年のジェノヴァでの
ライヴ録音で、これは完全に初出。他のほとんどはDynamicからオペラ全曲CD
として発売されていますけれども、チョーフィだけが目当ての人には非常に便
利なセットでしょう。しかも嬉しい1CD価格!




<Profil>
PH 04071 \2180
ショパン:
(1)スケルツォ第1番ロ短調Op.20
(2)スケルツォ第2番変ロ短調Op.31
(3)スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39
(4)スケルツォ第4番ホ長調Op.54
(5)幻想曲ヘ短調Op.49
(6)子守歌変ニ長調Op.57
(7)舟歌嬰ヘ長調Op.60
エフゲニー・ムルスキー(P)
録音:2007年7月26-28日NDRハノーファー、放送局スタジオ大ホール
004年のバラード全集(PH.04065)以来、2010年ショパン生誕200周年のアニ
ヴァーサリーに向けて注目を集めるムルスキーによるシリーズ第5弾。スケ
ルツォ第2番に聴く、スタインウェイDを鳴らし切る豪腕は、ガヴリーロフや
リュビーモフ、シチェルバコフを世に送り出した名教師レフモフによって鍛
えられたもの。加えて磨き抜かれた美音も強烈な魅力。NDRハノーファーと
の共同制作。

PH 08034 \2180
「ファンタジーにも理あり」
(1)J.S.バッハ:
ソナタBWV.529-リコーダー、ディスカント・ヴィオール、チェロとテオルボ
(2)同:
ソナタBWV.1027/1039-リコーダー、リラ・ヴィオール、チェロとテオルボ
(3)同:
フーガBWV.952-リコーダー、ディスカント・ヴィオール、チェロとテオルボ
(4)モーツァルト:
アダージョとフーガK.404a-リコーダー、リラ・ヴィオール、チェロとリュー

アダージョ / フーガ(J.S.バッハ:フーガBWV.853)/ アダージョ /
フーガ(J.S.バッハ:フーガBWV.883)/ アダージョ / フーガ(J.S.バッハ:
フーガBWV.882)
(5)J.S.バッハ:
ソナタBWV.1037-リコーダー、ディスカント・ヴィオール、チェロとテオルボ
アダージョ(モーツァルト:カノン風アダージョK.410)/ アッラ・ブレーヴェ
/ ラルゴ / ジグクアドロ・ヒポテーシス(オリジナル楽器使用) レオポルド
・ダゴスティーノ(リコーダー)
シンシア・ゾッティ(ヴィオラ・ダ・ガンバ) 
クラウディア・ポズ(バロック・チェロ)
ウーゴ・ナストゥルッチ(テオルボ、リュート) 
リラ・ヴィオール
録音:2006年2月フランス、ガール、ヴァルボンヌのシャルトル会修道院
J.S.バッハのトリオ・ソナタ、ガンバ・ソナタ、オルガン曲を、当時は楽器
編成など必ずしも絶対的な意味を持たなかったのではというコンセプトに遵
い、原曲とは異なるユニークな形で取り上げています。とくに、ガンバのパ
ートを、比較的高域を担うディスカント・ヴィオール、低域を担うリラ・
ヴィオールと、曲に応じて重心をシフトさせていたりとじつは考え抜かれた
楽器の組み合わせがされています。さらに、真作かどうか疑わしいK.404a
(オリジナルはバッハの鍵盤作品)を、モーツァルトの弦楽三重奏版からまた
またバロック風に変更というのも、ややこしくて混乱してきそうですが、こ
れが結構いけるのだから、つくづく音楽とは奥深いものです。

PH 09002 \2180
(1)モーツァルト:
アンダンテ ヘ長調KV.616(ウルフ=グイド・シェーファー編)
(2)同:セレナード ハ短調KV.388&KV.406(モルデハイ・レヒトマン編)
(3)同:アレグロとアンダンテKV.608(ウルフ=グイド・シェーファー編)
(4)ベートーヴェン:五重奏曲変ホ長調Op.4(モルデハイ・レヒトマン編)
シャンティリ木管五重奏団
ピルミン・グレール(Fl)、フローリアン・グルーベ(Ob)
ヨハネス・ズール(Cl)、ベンチェ・ボガーニ(Fg)、ドミトリ・ババノフ(Hrn)
録音:2008年5月2-4日ミュンヘン、バヴァリア・ムジークスタジオ
シャンティリ・クインテットはベルリン響のグレール、ミュンヘン・フィル
のボガーニらを中心に結成された木管五重奏団。アルバム1曲目と3曲目はオ
リジナルのオルガン曲を編曲したもの。

PH 08035 3枚組 \5400
グルック:歌劇「アルセスト」(1767年ウィーン原典版)
キルステン・フラグスタート(S アルセスト)
ラウル・ジョバン(T アドメート)
アレグザンダー・ヤング(T エヴァンドロ)
マリオン・ローヴェ(S イズメーネ)
トマス・ヘムズリー(Br 大祭司 / アポロ / 死の神)
ジョアン・クラーク(S エウムーロ)
ローズマリー・セイヤー(S アスパージア)
ジェイムズ・アトキンス(Br 預言者 / 神託の声)
ゲライント・ジョーンズ(指)
ゲライント・ジョーンズ・シンガーズ&管弦楽団
録音:1956年(Decca Londonオリジナル・スタジオ)
リマスタリング:2008年(ドアマーゲンTHSスタジオ、ホルガー・ジードラー)
「オルフェオ」に次ぐ、グルックによる改革オペラ第2作として名高い「アル
セスト」。この録音は1956年にデッカがオリジナル・セッションで行ない、
表題役に20世紀の生んだ大ソプラノ、フラグスタートを起用したことでも広
く知られるものです。本家デッカでもCD化(1993年)されていますが、現在入
手難となっております。いま聴いてもフラグスタートの崇高な佇まいは比類
がありません。イェンス=ウヴェ・フェルメッケ氏のコレクションより、
2008年にTHSスタジオのホルガー・ジードラーがリマスタリングを施していま
す。イタリア語歌唱。



<Ondine>
ODE 1134 2枚組 \2300(特別価格)
グスタフ・マーラー(1860-1911):交響曲第2番 ハ短調 「復活」
第1楽章 [22'35]/第2楽章 [11'14]/第3楽章 [10'34]/ 
第4楽章 [05'50]/第5楽章 [37'14]
クリストフ・エッシェンバッハ(指)
フィラデルフィア管弦楽団
シモーナ・シャトゥロヴァー(S) イヴォンヌ・ナエフ(Ms) 
フィラデルフィア・シンガーズ合唱団
録音:2007年5月 ヴェリゾンホール(フィラデルフィア)(ライヴ)
制作:マーサ・デ・フランシスコ 
録音:ジャン=マリー・ジャイサン、チャールズ・ギャグノン
フィラデルフィア管弦楽団とエッシェンバッハのヴェリゾンホール・ライヴ
録音シリーズ第8弾、マーラー「復活」がリリース。彼らが録音したマーラー
の交響曲第6番(KDC 5014)は、インターネットのサイト、Classics Today の
デイヴィッド・ハーヴィッツに絶賛され、Gramophone誌 からも「音と解釈に
おいて、おそらく第6番のファーストチョイス」と高い評価を受けました。
フィラデルフィア管にとって「復活」の録音は、1970年オーマンディー以来
37年ぶり。フィラデルフィア管の充実した音響、エッシェンバッハが端正に
描き出す音楽的美しさも特筆すべきものがあります。現代のマーラー指揮者
としての評価も高まりつつあるエッシェンバッハの「復活」は注目です。
ソプラノには2006年、パリのプレイエルホールの再開コンサートでもエッ
シェンバッハの指揮する「復活」で共演したスロヴァキア生まれのシモーナ
・シャトゥロヴァーが参加。第4楽章「原光」を歌うのは、スイスのメッツォ
ソプラノ歌手イヴォンヌ・ナエフ。ワーグナー、シェーンベルク、バッハの
他、マーラーのスペシャリストとして、エッシェンバッハ、ブーレーズ、
ビシュコフ、ヴェルザー=メスト、ケント・ナガノらの指揮で交響曲と歌曲
を歌ってきました。

ODE 1132(SACD-Hybrid) \2300
ヨセフ・スーク(1874-1935):
交響曲第2番 ハ短調 作品27「アスラエル」(1905-06)
ヴラディーミル・アシュケナージ(指)
ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団 
録音:2008年4月 フィンランディアホール(ヘルシンキ)(ライヴ)
[制作:セッポ・シーララ  録音:エンノ・マエメツ]
チェコと縁のあるアシュケナージがヘルシンキ・フィルハーモニックを指揮
したコンサートのライヴ。この作品の初 SACD 録音です。チェコ、クレチョ
ヴィーチェの生まれ。プラハ音楽院でドヴォジャークに学んだ作曲家でヴァ
イオリニスト、ヨセフ・スークが 大管弦楽のために書いた交響曲第2番は、
「ドヴォルザークとオチルカの気高き思い出に」捧げられた曲。1904年、
ドヴォルザークの死をきっかけに作曲に着手。3つの楽章が完成した翌年、
こんどはドヴォルザークの娘だった妻オチルカの死に遭遇します。死者の
魂を永遠の地に導く死の天使、アスラエルの名が副題につけられました。
この5楽章構成の大作をヘルシンキ・フィルのクリアーなアンサンブルとア
シュケナージのスケール大きい指揮が感動的に仕上げています。



<世界文化社>
DVD決定盤オペラ名作鑑賞シリーズ8
DVD2枚組(日本語字幕付き)+解説BOOK
八千草薫の幻のオペラ映画「蝶々夫人」がこの眼で見れる喜び!
SBKI 8(2DVD+解説BOOK) \4800
DVD決定盤 オペラ名作鑑賞シリーズ8  プッチーニ:「蝶々夫人」
[Disc 1]ミラノ・スカラ座 1986年 
[Disc 2]オペラ映画 1955年
[解説書]オペラの知識を深めるの鑑賞マニュアル。(64ページ) 
[DISC1]
チョーチョーさん:林 康子(Sp) 
ピンカートン:ペーター・ドヴォルスキー(Tn)
スズキ:ハク=ナム・キム(Sp)
ロリン・マゼール(指) ミラノ・スカラ座 1986年
演出:浅利慶太
[DISC2]
チョーチョーさん:八千草薫、
ピンカートン:ニコラ・フィラクリーディ
スズキ:田中路子
オリヴィエロ・ファブリティース(指)
監督:カルミネ・ガッローネ オペラ映画 1955年
助監督:増村保造 (「卍」、「刺青」、「巨人と玩具」)
撮影:クロード・ルノワール
 (「大いなる幻影」、「ピクニック」、「河」、「バーバレラ」)
撮影助手:ジュゼッペ・ロトゥンノ
 (「若者のすべて」、「山猫」、「サテリコン」、「アマルコルド」)
美術:マリオ・ガルブリラ (「山猫」、「家族の肖像」)
八千草薫をはじめ宝塚歌劇団の女優たちが多数出演した日本・イタリア合作、
総天然色オペラ映画と浅利慶太演出、林康子主演の定評の有るミラノ・スカ
ラ座公演の2枚組み。なんといっても八千草薫は歴史上、最も美しく可憐な
蝶々さんといえるでしょう。一部、日本映画ファンの間ではカルト的な人気
のある映画です。助監督や撮影監督の名前を見ただけでどれほど重要な作品
かが知れるでしょう。




<BIS>
BIS SA 1711(SACD-Hybrid) \2500
J.S.バッハ:カンタータ全集 Vol.42
(1)第72番「すべてはただ神の御心のままに」BWV72
(2)第32番「いと尊きイエス、わが憧れよ」BWV32
(3)第13番「わがため息、わが涙は」BWV13
(4)第16番「主なる神よ、汝をわれらは讃えまつらん」BWV16
レイチェル・ニコルズ(Sop) ロビン・ブレイズ(A) 
ゲルト・テュルク(Ten)、ペーター・コーイ(Bs)
鈴木雅明(指)バッハ・コレギウム・ジャパン
カンタータ第42集は1726年新年顕現節のために作られた4篇。第32番など、
どのオペラ作品も及ばない華やかさと美しさに息を呑むほど。声楽の充実ぶ
りはいつもの通りですが、今回は第16番でのホルン、13番での2本のリコー
ダーやオーボエ・ダ・カッチャの妙技も光ります。

BIS SA 1644(SACD-Hybrid) \2500
アメリカ残像
(1)マイケル・ドアティ:日没の街路
(2)ジョン・ウィリアムズ:
いたずら-映画「キャッチ・ミー・イフ・ユーキャン」より
(3)ネッド・ローレム:ライオン(夢)-ジャズ・カルテットと管弦楽
(4)クリストファー・ラウス:フリアンディーズ(菓子)
グラント・ルウェリン(指)ノース・カロライナ響
ブランフォード・マルサリス(Sax)、ブランフォード・マルサリスQ
1963年から2005年までの間に作られたアメリカのオーケストラ作品4篇が収め
られています。ラウス以外はジャズの影響が濃厚で、ヨーロッパの作品とは
一線を画する個性に満ちています。ディカブリオとトム・ハンクスが共演し
たスピルバーグ監督作品「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」は大御所
ジョン・ウィリアムズの音楽。「いたずら」はサクソフォンを独奏とした協
奏的なナンバーとなっていて、映画から切り離されても聴き応え満点の魅力
作です。

BIS SA 1812(SACD-Hybrid) \2500
ハイドン:祝祭劇「アチデ」Hob.XXVIII:1
アチデ:ベルナルト・リヒター(Ten) 
ガラテア:ラファエラ・ミラネージ(Sop)
ガウチェ:ジェンファー・オローリン(Sop) 
ポリフェーモ、ネットゥーノ:イヴァン・パレイ(Br)
テティデ:アドリネ・シモニヤン(Ms)
マンフレート・フス(指)ハイドン・シンフォニエッタ・ウィーン
ハイドンは交響曲や弦楽四重奏など、もっぱら器楽曲に人気がありますが、
オペラを21も作曲しています。1763年にエステルハージ候の結婚式で初演さ
れた最初期の「アチデ」は、断片しか現存しない幻の作品となっています。
オウィディウスの「変身物語」中のアーキスとガラテイアの話に基づき、ハ
イドンならではの明るく溌剌とした音楽が魅力。ハイドンに心血を注ぐ指揮
者マンフレート・フスが研究の末に再構築して、64分の作品に蘇らせました。
ハイドン・イヤーの幕開けにふさわしい重要作の登場です。

BIS 1796/8 6枚組 \7140
ハイドン:エステルハージ公とナポリ王のための音楽集
6つのスケルツァンド Hob.II:33-38/7つのバリトン八重奏曲 Hob.X:1-6
/バリトン五重奏曲Hob.X:10/2本のリラのための協奏曲(全5曲)
Hob.VIIh:1-5/8つの夜曲 Hob.II:25-32
マンフレート・フス(指)
ハイドン・シンフォニエッタ・ウィーン
ハイドンが仕えていたエステルハージ家とナポリ王のために作った管弦楽曲
をCD6枚にまとめたアルバム。主人の嗜んでいたリラとかバリトンといった、
今日一般的に用いられなくなった楽器を主役にしたものが多いのも興味津々。
いずれも明るく快活、極上の娯楽作品となっています。ここに集めたフス&
ハイドン・シンフォニエッタ・ウィーンの音源は、かつてKoch / Schwann
からリリースされていたもの。BISから非常にお買い得な価格での再登場登
となりました。

BIS 1734/5 4枚組 \4760
カークビーの至芸
アレッサドロ・スカルラッティ:常になく我が心を占めるはいずれか」/
同:クリスマス・カンタータ「おお、ベツレヘムの誇り高き貧しさ」/
J.S.バッハ:カンタータ第61番より「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」/
同:同147番よりアリア/ダウランド:おお優しき森/同:私は見た、あの人
が泣くのを/同:ダフネはあまり純潔ではなかった/同:さようなら、あま
りに美しく貞淑な人/同:時の長男/同:言葉で訴えるべきか/ヘンデル:
新発見のグローリア/同:サルヴェ・レジーナ/同:おお、天からの声のご
とく/同:天にいます者が息を吐くならば/同:詩篇112「子らよ、主を讃え
よ」/クープラン:聖水曜日のためのルソン・ド・テネブレ第1番/同:
同第3番/ドラランド:同第3番/アモデーイ:地平に夜明けの光が/同:あな
たが私にしたことが/同:足元に光を、荘重な歩みで/アリオスティ:優しい
アルフィンに/ベデッカー:イエスがお生まれになった/グラウプナー:カン
タータ「ああ、神と主よ」/ジョンソン:五尋深き水底に/ディンディア:私
の涙の海から/シンメルプフェニック:懐かしい昔/シュッツ:神よ、我を助
けに急ぎたまえ/ムリニエ:穏やかな暗い夜/ボエセ:フィリスは呑気者/
ブロウ:愛の女神に寄せるサッフォー/ロウズ:オルフェウスの神への賛歌/
グリーン:リュートを持つオルフェウスほか
エマ・カークビー(Sop) 
ロンドン・バロック、ヤコブ・リンドベルイ、
アンソニー・ルーリー(Lute)
ラーシュ・ウルリク・モルテンセン(Cem) 
シアター・オヴ・アーリー・ミュージック、
アニエス・メロン(Sop) 
ロイヤル・アカデミー・オヴ・ミュージック・バロックオーケストラ
バロック声楽界の女王エマ・カークビーが還暦を迎えたのを記念して、BIS
の音源から彼女の魅力を最大限に生かした作品を選りすぐり、4枚組で発売
します。バッハのカンタータからイギリスのリュート歌曲まで、その老練な
巧さはさすが大ベテラン。共演陣の豪華さも注目です。未リリース音源、
グラウプナーのカンタータ「ああ、神と主よ」が入っているのもBISならで
はの大サービスです。




<Aurora>
ACD 5054 \2280
ウーレ=ヘンリク・ムー(1966-):弦楽四重奏曲
【待て(Vent)、少し(Litt )、より長く(Lenger)*】
アルディッティ四重奏団 ウーレ=ヘンリク・ムー(Vn)*
録音:2008年3月5日-6日 ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
[制作・録音:フランソワ・エケール]
ウーレ=ヘンリク・ムー(1966-)はオスロ生まれ。オスロとパリでヴァイオ
リンと作曲法、オスロ大学で生物物理学、認知科学、音楽学を学びました。
コンサートレパートリー、ダンス、劇と映画のための音楽を作曲。ヴァイオ
リニストとしても活動しています。弦楽四重奏曲のための3部作「待て」
「少し」「より長く」。続けると<もう少し待て(Vent litt lenger)>のタ
イトルになります。作曲者の記憶にある特定の響きを出発点とする<響きの
記憶の痕跡>。響きの陰影と色調のさまざまな変化。独創的で真に革新的な
演奏スタイルと聴き方の求められる音楽、とアルディッティ四重奏団のリー
ダー、アーヴィン・アルディッティは語りました。弦楽四重奏の響きを拡大
するため、最後の曲ではヴァイオリンが1本追加されています。

ACD 5055 \2280
Djanki-Dong(ジャンキ=ドング)
ラッセ・トゥーレセン(1949-):ディフォニー I 作品39
アスビョルン・ショートフン(1961-):変容(2002)
ヘンリク・オーデゴール(1955-):おお、大いなる神秘
ダーヴィド・ブラトリ(1972-):哀歌(2005)
セシーリ・オーレ(1954-):旋回
コーレ・コルベルグ(1936-):プリム=プリム(1967)(6声のための)
ノルディック・ヴォイセズ
録音:2008年1月11日-12日、25日-27日 リス教会(オスロ)
[制作:ヨールン・ペーデシェン  録音:アルネ・アクセルベルグ]
ヴォーカルアンサンブル、ノルディック・ヴォイセズ。ノルウェー国立音楽
アカデミーとオスロのオペラ・アカデミーを卒業した男女6人が1996年に結
成しました。中世から現代の音楽をレパートリーとしています。2005年、京
都で行われた世界合唱シンポジウムにノルウェー代表として参加。ノルディ
ック・ヴォイセズと共同作業を行ってきた作曲家たちに委嘱した作品を収め
たアルバムDjanki-Dong(ジャンキ=ドング)。単なる実験から新しいステッ
プに移った、今日のヴォーカル音楽。ダーヴィド・ブラトリ(1972-)の曲は
キング・ジェイムズ版『旧約聖書』の「エレミアの哀歌」、セシーリ・オー
レ(1954-)の「旋回」はロベルト・ムージルの『ハエ取り紙』がそれぞれテ
クスト。"Plym-Plym" は、コーレ・コルベルグがヴォーカル四重唱と合唱団
のために書いた1967年の作品を作曲者の許可を得て改作。6声で歌っています。

<VERSO>
VRS 2047 2枚組 \3650
マリア・テレサ・プリエト(1896-1982):交響的作品全集
交響的印象(1940)/交響曲第1番「アストゥリア交響曲」(1942)
交響詩「チチェン・イツァ」(1944)
交響曲第2番「短い交響曲」(1945)/アダージョとフーガ(1948)(*)
交響曲第3番「ダンサ・プリマのための交響曲」(1951)
バレエ組曲「パロ・ベルデ」(1967)/静物画(1965/1967)
十二音技法による主題変奏とフーガ(1967)
カルロス・プリエト(チェロ(*))
コルドバ管弦楽団
ホセ・ルイス・テメス(指揮)
録音:2005-2006年、コルドバ大劇場(スペイン)
マリア・テレサ・プリエトはスペイン、アストゥリアスのオビエドに生まれた
女性作曲家。内戦を避けメキシコに移住、それでも故郷アストゥリアスの音楽
語法を取り入れた作品を書き続けましたが、帰国を果たせぬまま亡くなりまし
た。彼女の音楽はエーリヒ・クライバー、アタウルフォ・アルヘンタ、カルロ
ス・チャベス、マヌエル・ポンセ、ストラヴィンスキーらから高く評価されて
いましたが、最近祖国スペインでも再評価が進み、このたびフル・オーケスト
ラのための全作品が世界初録音されました。メキシコのチェロ奏者、カルロス
・プリエトは甥にあたります。

VRS 2050 \2450
ホセ・マヌエル・ロペス・ロペス(1956-):ピアノ作品集
一定のものと変動するもの(ピアノとエレクトロニクスのための;1994)
敬具[Bien a toi](2000)/キジアーナの窓(2000)
ジュアキン・オムスの記念に(2005)/ヒュブリス[Hybris](2002)
オクタンドル(エドガー・ヴァレーズ(1883-1965)の作品(1923)の編曲;2001)
入口・出口(2004)/その時の一瞬間(ピアノと操作者のための;2006)
アルベルト・ロサド(ピアノ)
録音:2006年9月8-10日、マドリード、ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス専門
音楽院
ホセ・マヌエル・ロペス・ロペスはマドリードに生まれ、ルイス・デ・パブロ、
ルイジ・ノーノ、アントン・ガルシア・アブリルらに師事したスペインの作曲
家。

VRS 2052 \2450
トマス・マルコ(1942-):ピアノ作品集
お守り(1967-1968)/バンデルビラの悲歌(1997-1998)/孤独(1982)
大西洋ソナタ(1999)/3つの小品(1999)/バッハグラウンド(2001)
エスペリデスの庭園(2002)
マヌエル・エスカランテ(ピアノ)
録音:2003年1月、マドリード、スペイン国営放送スタジオ

VRS 2056 \2450
それは愛、ああ、ああ スペイン・バロックの世俗的トノ集
フアン・イダルゴ(1614-1685):Dulce ruisenor / Ay amor, ay ausencia
フアン・セルケリア・デ・リマ(?-1726頃):Mares, montes, vientos
フアン・アラニェス(?-1650頃):Digame un requiebro
セバスティアン・ドゥロン(1660-1716):Sosieguen, descansen
フアン・デル・バゴ(1625頃-1691):Con amor se paga el amor
フアン・イダルゴ:Ay que si, ay que no
不詳:Ay, amargas soledades
フアン・イダルゴ:? Por que mas iras buscas ?
フアン・ロメオ(活躍:1675頃?):Ay de quien de amor es el fuego
ホセ・デ・ネブラ(1702-1768):Ay, Dios aleve
クレマンデ・イマニャ(活躍:17世紀後半?):Filis, yo tengo un dolor
フアン・セルケリア・デ・リマ:Atiende y da
フアン・イダルゴ:Ay triste que a sus rayos
トマス・トレホン・イ・ベラスコ(1644-1728):Cuando el bien que adoro
ホセ・マリン(1619頃-1699):No se yo como es
不詳(17世紀終盤):Es el amor, ay, ay
音楽の冗談「El Barrocson」から Es el amor, ay, ay
レヒナ・イベリカ
マリア・ヘスス・プリエト(ソプラノ) ミゲル・ベルナル(テノール)
ギリェルモ・M・コンセプシオン(チェロ) ラウラ・カサノバ(チェンバロ)
ラウラ・カサノバ(指揮)
録音:2007年9月、マドリード県(スペイン)、ヘタフェ専門音楽院ホール
トノは17-18世紀にスペインで流行した1-数声部の短い歌のこと。

VRS 2057 \2450
51年世代のスペインの作曲家たち
ルイス・デ・パブロ(1930-):「描写と転写」第2巻(2001/2002)から 軽い-重い
クリストバル・アルフテル(1930-):カデンツァ(1983/1993)
アントン・ガルシア・アブリル(1933-):遠景(2005)
トマス・マルコ(1942-):ベスペリアのソナタ(1977)
ジュアン・ギンジュアン(1931-):さようならバロック(1979/1980)
オラシオ・ラバンデラ(ピアノ)
録音:2007年9月13-14日、マドリード県(スペイン)、ヘタフェ専門音楽院ホール

VRS 2060 \2450
ホアキン・ニン=クルメル(1908-2004):トナダ集
第1巻-第4巻(全48曲)
ペドロ・ピケロ(ピアノ)
録音:2007年9月3-5日、グラナダ(スペイン)、マヌエル・デ・ファリャ・ホール
ニン=クルメルはスペインの作曲家ホアキン・ニン(1879-1949)とキューバの歌
手ロサ・クルメルの間に生まれた作曲家。トナダ(トナーダ)はスペイン語の
「小唄」とでも称すべきジャンルですが、収録作品はそれをピアノで表現した
ものです。




<NUMERICA>
NUM 1169 \2080
プロジェクト・クロスオーヴァー
ジョアン・ペドロ・オリヴェイラ:Zzapping(*)
サラ・カルヴァリョ:Cleave II
アントニオ・シャガス・ロザ:Cassandra's Song(+)
エフゲニー・ズディルキン:Revelacao [Revelation]
サラ・カルヴァリョ:Sound Bridges
イザベル・ソヴェラル:Pinos Baja Cross Worlds(#)
ペルフォルマ・アンサンブル
イザベル・ノゲイラ(声) ジョルジェ・サルガド・コレイラ(フルート)
ルイス・カルヴァリョ(クラリネット) エレナ・マリニョ(ピアノ)
アントニオ・シャガス・ロザ(ピアノ(+))
ヴァルテル・マテウス(チェロ) マリオ・テイシェイラ(打楽器)
[賛助参加]
ポール・ルディ(声(*))
エミディオ・コウティニョ(チェロ(#)) 
アレシャンドレ・アルヴェス(打楽器(#))
ジョルジェ・レイス(ソプラノサクソフォン(#)) 
ルイス・ピント(ヴィブラフォン(#))

NUM 1172 \2080
ルゾフォニアの歌
ペドロ・デ・クリスト(?-1618):Ay mi Dios(ポルトガル)
不詳:Hanacpachap cussicuinnin(ペルー;リマの祈祷書(1631)から)
ガスパル・フェルナンデス(1570-1629):Tleycantimo choquiliya(メキシコ)
不詳(16世紀):Dadme albr&iacute;cias(スペイン)
ガスパル・フェルナンデス:Toquen, toquen los rabeles(メキシコ)
不詳(16世紀):Sa qui turo zente pleta
(ポルトガル、コインブラのサンタクルス修道院)
エウリコ・カラパトゾ(1962-):Tiko funa(モザンビーク)
シマン・バレト(1940-):Bastiana(マカオ)
エイトル・ヴィラ=ロボス(1887-1959):Balaio(ブラジル)
シマン・バレト:Kole Lele Mai(東ティモール)
カルロス・エウジェニオ・フェレイラ:Bailados do Concao(ゴア)
ロウディニョ・バレト(1938-1997)校訂:Ruzari saibinni(ゴア)
カイミ/グラエスホルム:Saudade da Bahia(ブラジル)
ヴァスコ・マルティンス(1956-):Niscimento d'morna(カボ・ヴェルデ)
マテウス・ダス・ネヴェス(1907-1984):
Nina, boboi, nina(マラッカ)/Gingli Nona(マラッカ)
エウリコ・カラパトゾ:Coral B(&Oacute; Serpa)(ポルトガル)
ジャック・シャイー(1910-1999):Vira do Minho(ポルトガル)
アンサブル・ペレグリナサン
テレジタ・グティエレス・マルケス(指揮)
録音:2008年1月、リスボン国立音楽院、サロン・ノブレ
「ルゾフォニア」とはポルトガルから見た「ポルトガル語圏」のことで、ここ
では時代も地域も様々な新旧ポルトガル語圏の合唱曲が集められています。ア
ンサンブルには一部ピアノや打楽器も含まれています。

NUM 1173 \2080
世紀の表現
カロル・シマノフスキ(1882-1937):ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.9
エルネスト・ブロッホ(1880-1959):ヴァイオリン・ソナタ第1番
エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(1897-1957):
劇付随音楽「空騒ぎ」Op.11 から ヴァイオリンとピアノのための4つの小品
ブルノ・モンテイロ(ヴァイオリン)
ジョアン・パウロ・サントス(ピアノ)
録音:2008年2月、カシアス

NUM 1174 \2080
パレデスの中に
カルロス・パレデス(1925-2004):
ディヴェルティメント/ティティに/ファンタジア第2番(*)
作用/ダンス/緑の年(+)/あやつり人形/ファンタジア第2番(*)
セデ・エ・モルテ[渇きと死」/手紙-アナ・リタ・カニャン(#)
根/二人の田舎者の踊り(*)/思い出/人生を変える(底の音楽)/無窮動
クアルテット・アルテサックス
ジョアン・ペドロ・シルヴァ(ソプラノサクソフォン)
ジョアン・ペドロ・コルデイロ(アルトサクソフォン)
ルイ・コスタ(テナーサクソフォン) ウゴ・ガイト(バリトンサクソフォン)
パウロ・ソアレス(ポルトガル・ギター(*))
アナ・ブランダン(歌(+)、朗読(#))
録音:パルメラ(ポルトガル)、サンティアゴ教会、サン・ジョアン映画館
ポルトガル・ギターの巨匠カルロス・パレデスが書いた作品をサクソフォン・
クァルテットで演奏したユニークなアルバム。

PS 5008 6枚組 \6280
ミシェル・ジャコメッティ(1929-1990)、
フェルナンド・ロペス=グラサ(1906-1994)音源収集・監修:
ポルトガル各地方の音楽
CD-1:ポルトガルの歌と踊り
CD-2:ミーニョ地方の音楽
CD-3:トラス=オス=モンテス地方の音楽
CD-4:ベイラス地方の音楽
CD-5:アレンテジョ地方の音楽
CD-6:アルガルヴェ地方の音楽
ポルトガル各地方に伝わる民俗音楽を収録した資料的にも貴重なディスク。ポ
ルトガル国民楽派が素材とした旋律やリズムが聞こえてくるかもしれません。

PS 5009 2枚組 \3650
アントニオ・テイシェイラ(1707-1759)/
アントニオ・ジョゼ・ダ・シルヴァ(1705-1739)台本:
オペラ「プロテウスの変容」(全3幕;1737)
マリオ・ジョアン・アルヴェス(テノール:プロテウ[プロテウス])
スザナ・テイシェイラ(ソプラノ:シレーヌ)
マリア・レパス・ゴンザルヴェス(ソプラノ:マレジア)
アルマンド・ポッサンテ(バリトン:カランゲージョ)
パウラ・ピレス・デ・マトス(ソプラノ:ドリンダ)
ルイ・バエタ(バリトン:ポント王)
カルロス・ギリェルメ(テノール:ポリビウス)
ア・エスコラ・デ・レトリカ・メトリカ・エ・アルモニカ(管弦楽)
ステファン・ブル(指揮)
録音:2005年6月、リスボン、ベレン文化センター
ポルトガルソム久々の新録音は、ローマで学んだポルトガルの作曲家テイシェ
イラのポルトガル語オペラというレアもの。オーケストラはピリオド楽器を使
用しています。ブックレットに解説・歌詞の英訳を記載。

PS 5010 \2080
ルイス・デ・フレイタス・ブランコ(1890-1955):カモンイス・マドリガル集
無伴奏混声合唱のためのカモンイス・マドリガル集(10曲;1930-1943)
無伴奏男声合唱のためのカモンイス・マドリガル集(10曲;1943-1949)
無伴奏女声合唱のためのカモンイス・マドリガル集(8曲;1943-1949)
グルベンキアン合唱団
フェルナンド・エルドロ(指揮)
録音:2006年6月、リスボン、英国人墓地教会
名門グルベンキアン合唱団による、ポルトガル音楽ファン&合唱ファン注目要
の新録音。ポルトガル史上最大の詩人ルイス・デ・カモンイス(Luis de
Camoes;1524頃-1580)の詩をテキストとした古風なマドリガルです。

PS 5011 \2080
フェルナンド・ロペス=グラサ(1906-1994):合唱作品集
2つの古いロマンス(1956)/太陽をたたえて(2曲;1956)
コインブラの娘たちに(1951)
カモンイスの4つのレドンディーリャ(女声合唱のための;1951-1953)
カモンイスの3つのカスティーリャ語詩(1954-1955)
3つの呪文(1956)/水夫の歌(7曲;男声合唱のための;1978)
グルベンキアン合唱団
ジョルジェ・マッタ(指揮)
録音:リスボン、グルベンキアン財団ホール
名門グルベンキアン合唱団による、ポルトガル音楽ファン&合唱ファン注目要
の新録音。特記以外は混声合唱のための作品です。

PS 5012 \2080
ルイ・コエーリョ(1889-1986):
バレエ「鉄の靴をはいたお姫様」(*)/夏の散歩(*)
ヴァイオリン・ソナタ第1番(+)/同第2番(+)
RDP交響楽団(*)
シルヴァ・ペレイラ(指揮(*))
ヴァスコ・ヴァルボザ(ヴァイオリン(+))
グラジ・バルボザ(ピアノ(+))
録音:1980年12月11、12、16、19日、メルセス教会
ルイ・コエーリョはリスボン音楽院で学んだ後、ベルリンでシェーンベルクら
に、パリでヴィダルに師事し多調・無調の技法を身につけましたが、帰国後は
ポルトガル民族主義を前面に出した作風を貫きました。「鉄の靴をはいたお姫
様」はポルトガルで最初の民族主義的バレエ音楽とされています。

PS 5013 \2080
アルマンド・ジョゼ・フェルナンデス(1906-1983):
三重奏ソナタ
ピアノ四重奏曲(*)
ボンテンポ三重奏団
マヌエル・ヴィルエンダス(ヴァイオリン) クレリア・ヴィタル(チェロ)
ネラ・マイサ(ピアノ)
バルバラ・フリードホフ(ヴィオラ(*))
録音:1981年5月25日-6月2日、スタジオ・ジョルソム
アルマンド・ジョゼ・フェルナンデスはリスボンに生まれ、リスボン音楽院で
フレイタス・ブランコらに、さらにパリでブランジェらに師事、帰国後は主と
してポルトガル国営放送関連の仕事に携わり、室内楽を好みました。

PS 5014 \2080
ジョゼ・ヴィアナ・ダ・モタ(1868-1948):リート集
小川 Op.3 No.1/春の雨 Op.3 No.2/日曜日 Op.3 No.3/子守歌 Op.4
見出され Op.5 No.1/おやすみなさい Op.5 No.3/民謡調で Op.8 No.1
森の中の乙女 Op.8 No.3/黄昏時に Op.8 No.4/成就 Op.10 No.3
悲しみに包まれて Op.13 No.2/聖ヨハネの日 Op.15 No.1
ファルケンシュタインの歌 Op.15 No.2/覚え書き Op.15 No.3
モニカの夢 Op.15 No.4/星(*)/最後の歌(*)
エルヴィラ・アルシェル(ソプラノ)
アントン・イレンベルゲル(ピアノ)
録音:1981年5月25日-6月26日、スタジオ・ジョルソム
ジョゼ・ヴィアナ・ダ・モタはリスボン音楽院で学んだ後ドイツに渡りシャル
ヴェンカ、リスト、ビューロに師事、傑出したピアニストとして名を成し、と
くにバッハとベートーヴェンの権威と見なされました。収録曲はポルトガル語
の2曲(*)以外すべてドイツ語のテキストによる歌曲。彼がドイツ・リートの書
法をも習得していたことをうかがわせます。




<Opus3>
OPUS3CD 22080(SACD-Hybrid) \2300
ベスト・オヴ…オーディオファイル・クラシックス
J・S・バッハ(1685-1750):トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
マッティアス・ヴァーゲル(オルガン)
ブラームス(1833-1897):
クラリネット三重奏曲イ短調 Op.114 から アダージョ
シェル・ファゲーウス(クラリネット) マッツ・リードストレム(チェロ)
ベンクト・フォシュベリ(ピアノ)
シューベルト(1797-1849):
ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調 Op.99 D898 から
アンダンテ・ウン・ポーコ・モッソ
ストックホルム・アーツ三重奏団
ショパン(1810-1849):ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 から ラルゴ
ステファン・リンドグレン(ピアノ)
ラヴェル(1875-1937):亡き王女のためのパヴァーヌ
ストックホルム・ギター四重奏団
ラーシュ=エーリク・ラーション(1908-1986):
コントラバス小協奏曲 Op.45 No.11 から バラード(モデラート)
トゥーヴァルド・フレーディン(コントラバス)
オスカースハムン・アンサンブル ヤン=オラヴ・ヴェーディン(指揮)
フランク・ザッパ(1940-1993):インカの道
オムニバス木管アンサンブル
ベートーヴェン(1770-1827):交響曲第2番ニ長調 Op.36 から ラルゲット
ストックホルム・シンフォニエッタ オッコ・カム(指揮)
ジョン・ラター(1945-):キャンドルライト・キャロル
エーリク・ヴェストベリ・ヴォーカルアンサンブル 
エーリク・ヴェストベリ(指揮)
アンデシュ・オストランド(1962-):Rauk - Part 1
グローバル・パーカッション・ネットワーク
既発売音源編集盤。

OPUS3CD 22082(SACD-Hybrid) \2300
ベスト・オヴ・オムニバス・ウインド・アンサンブル
モーツァルト(1756-1791):オペラ「フィガロの結婚」K.492 から 序曲
ユーハン・ヘルミク・ルーマン(1694-1758):
ドロットニングホルムの音楽 から アレグロ・コン・スピリト
ヴィリアム・セイメル(1890-1964):スローガ Op.11 No.3
ジャコモ・ロッシーニ(1792-1868):
オペラ「セヴィーリャの理髪師」 から フィガロとロジーナの二重唱,序曲
エイエ・テーリン(1938-1990):チルコ・デラ・ヴィタ
トゥール・アウリン(1866-1914):4つの水彩画 から 牧歌,子守歌,ポルカ
ユーセフ・マッティン・クラウス(1756-1792):
劇付随音楽「アンピトリュオーン」から アンダンテ,タンブラン
ユーハン・ヨアシム・アグレル(1701-1765):
2つのフルートのための二重奏曲イ長調 から プレスト
ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル(1897-1942):
「フローセの花」から フローセの教会で,夏の歌
ビゼー(1838-1875):オペラ「カルメン」から 前奏曲
モーツァルト(1756-1791):オペラ「ドン・ジョヴァンニ」K.527 から
序曲,窓辺においで(ドン・ジョヴァンニのセレナード)
モーツァルト:オペラ「魔笛」K.620 から 僧たちの行進
ロッシーニ(1792-1868):オペラ「アルジェリアのイタリア女」から 序曲
オムニバス木管アンサンブル
既発売音源編集盤。




<CORO>
COR 16066 \2080
ヘンデル(1685-1759):
戴冠式アンセム(1727)
司祭ザドク HMV258/汝の御手は強くあれ HMV259
王は喜び HMV260/わが心は歌う HMV261
オラトリオ「ソロモン」HWV67 から シバの女王の入場
オラトリオ「メサイア」HWV56 から
ハリー・クリストファーズ(指揮)シックスティーン
ヘンデルが英国王ジョージ2世の戴冠式のために書いた音楽。なかでも「司祭ザ
ドク」は歴代国王の戴冠式で必ず演奏されてきた重要な曲です。

COR 16062 3枚組 \4050
【旧譜・再案内】
2009年《MIDEM Classiacal Award》合唱部門受賞!
ヘンデル(1685-1759):オラトリオ「メサイア」HWV56(CD 1-2)
キャロライン・サンプソン(ソプラノ)
キャサリン・ウィン=ロジャース(アルト)
マーク・パドモア(テノール)
クリストファー・パーヴズ(バス)
ハリー・クリストファーズ(指揮)
シックスティーン
録音:2007年11月、ロンドン、デットフォード、聖ポール教会
[ボーナス](CD 3)
ヘンデル:
オラトリオ「ソロモン」HWV67 から シバの女王の入場
オラトリオ「エステル」HWV50 から 主はわれらの敵を滅ぼしたもうた(*)
カンタータ「忘却の甘美さの中で」HWV134(+)
ハープ協奏曲変ロ長調 Op.4 No.6 HWV294(#)
オペラ「アリオダンテ」BWV33 から
シンフォニア(第2幕への)
Scherza infida - Dopo notte(アリオダンテのレチタティーヴォとアリア)(**)
オラトリオ「サムソン」HWV57 から 輝けるセラフィムたちを(++)
リンダ・ラッセル(ソプラノ(*)) マイケル・チャンス(男性アルト(*))
マーク・パドモア(テノール(*)) サイモン・バーチャル(バス(*))
エリン・マナハン・トマス(ソプラノ(+)) ケイティ・バーチャー(フルート(+))
アンドルー・ローレンス=キング(トリプルハープ(#))
スティーヴン・スタブズ(アーチリュート(#)) エリン・ヘドリー(リローネ(#))
サラ・コノリー(メゾソプラノ(**))
リン・ドーソン(ソプラノ(++))
クリスピアン・スティール=パーキンス(トランペット(++))
ハリー・クリストファーズ(指揮)
シックスティーン
COROレーベル既発売音源


<CORO Acoustic World>
コーロから意外にもワールド・ミュージックのシリーズが登場。アコースティ
ックに限った構成で、コアな民族音楽ファン向けではなく、ワールド・ミュー
ジック初心者のクラシック・ファンでも抵抗なく聴ける内容です。

COR 16058 \2080
アコースティック・ワールド ブラジル
Alma Brasileira(Brazilian Soul)- samba de gafieira: Zeca Freitas
Carabina(Rifle)- frevo de rua: Luis Bandeira arr. F Rangel
Degenerado(Degenerate)- choro: Valdomiro Ferro
Bamboleando(Swinging)- choro: Romualdo Miranda arr. M Cezar
Manha de Carnaval(Morning of the Carnival)- samba-cancao
Theme from Black Orpheus, 1959: Luiz Bonfa & Antonio Maria arr. F
Rangel
Sonho da Boemia(Dreams of a Bohemian life)- modinha: ?/Castro Alves
Que nem jilo(Bitter fruit)- baiao: Humberto Teixeira & Luis Gonzaga
Tenha do(Have pity)- forro: Antonio Barros
Retrato en branco e preto(Black & white portrait)- bossa nova:
Tom Jobin /Chico Buarque
Tico-Tico No Fuba(Tico-Tico bird in the cornmeal)- choro: Zequinha de
Abreu
Voltando a Recife(Coming back to Recife City)- frevo: traditional
Meu cariri(My Patch of Land)- baiao: Rozil Cavalcanti & Dilumelo
Tareco e Mariola(Sweets and Candy)- xote: Petrucio Amorim
Noites Cariocas(Nights in Rio)- choro: Jaco do Bandolim
Vespers - waltz: Ernesto Nazareth
Se essa viola dissesse(If this guitar could say)- modinha: traditional
Carolina - choro: Chico Buarque
Isto e bom(This is good)- lundu: Xisto Bahia/?
Segura-ele(Hold him!)- choro: Pixinguinha
Um bandolim no samba(A bandolim plays samba)- samba: Niquinho
ブラジルのクラシカル・ポップス集といった趣です。

COR 16061 \2080
アコースティック・ワールド 中国
Nzer-tso(Dance tune): Wang Chaoxin(leizi bili)
Dengjue jiaohui(Lanterns and moon competing in brilliance): Wu Man
(pipa)
Pingsha luoyan(Wild geese descending on the sandbank): Lin Youren(qin)

Kaitan Bo(Cymbals to inaugurate the altar):
Zhang Yuije(gu), Zhang Shicai(nao), Pan Shizhong(bo),
Li Jinwen(gezi), Wang Fengrui(dangzi)
Xiyang xiaogu(Flute and drum at sunset): Wu Man(pipa),
Tien-Juo Wang(erhu/gaohu), Yang Yi(zheng), Liu Qi-Chao
(dizi/xiao/suona)
Wannian hua(Eternal flowers): The Dayan Ancient Music Association
Niao ton Un(Birds in the forest): Wu Man and ensemble
Improvisation for Michael Owen: Lin Youren
Yan guo nanlou(Geese crossing over the southern mansion)- sung:
Li Jinwen(voice - sung Gongche)
Yan guo nanlou(Geese crossing over the southern mansion)- played:
Li Jinwen(guanzi), Wang Fengrui(sheng), Zhang Shicai(sheng),
Zhang Shenglu(dizi),
Pan Shizhong(yunluo), Zhang Yujie(gu)
Shimian maifu(Ambush on all sides): Wu Man and ensemble
Shoujing jie(Closing ode): The Dayan Ancient Music Association
いわゆる中国的な音楽です。

COR 16063 \2080
アコースティック・ワールド アイルランド
The Noisy Curlew, Farewell to Erin - Reels
Stirling Castle, Miss Ramsey - Strathspey & Reel
Tom McElvogue's - Jig, New Irish Barndance, Untitled - Reel
The Harvest Home - Hornpipe, The Foxhunter's - Reel
Horse Keane's - Hornpipe, The Rath Cairn Reel, The Charleston - Reel
Lad O'Beirne's, The Silver Spear - Reels
The Wounded Hussar - Slow Air, Charlie Lennon's - Reel
The Three Sisters(Moneymusk, Drowsy Maggie, Untitled)- Reels
Irish Lasses, St Patrick's, Jerry's Beaver Hat, The Chorus Jig - Jigs
The Turnpike, The Shetland Fiddler, The Boys of Malin - Reels
Willie Coleman's, The Connachtman's Rambles - Jigs
Untitled - Slow Air
Waking up in Wonderful Wark, Untitled - Jigs
Two Jigs
John J. Kimmell's Favourite -
Clog My Love is in America, The Diamond Ring - Reel
The Swaggering Jig, London Lasses - Jigs
The Wise Maid, Macleod's Reel, The Boys of Malin - Reels
どこか懐かしさを感じる音楽です。

COR 16065 \2080
アコースティック・ワールド ペルシア
DASTGAH-E CHAHARGAH
Pishdaramad / Daramad / Kharaman / Zabol / Zarbi /
Muyeh, Hesar, mokhalef / Zarbi-e mokhalef and mansuri /
Zanguleh / Tasnif-e sareban
Se-Pa
DASTGAH MAHUR
Saghi-Nameh & Soufi-Nameh(Radif)/ Daramad(Improvised)
Chaharmezrab inspired by a piece by Master Saba(Hossein 'Omoumi)
Neyriz(improvised)/
Pish Zangouleh based on the Radif(Hossein 'Omoumi)&
Neyriz text by Mirza Nassir Esfahani(Radif)/
Zangouleh(Radif)& Tasnif Mahur(Sheyda)/
Delkash & Chaharmezrab(Improvised)
シンプルな印象です。



<LIGIA DIGITAL>
Lidi 0202196-08 \2300
ジャン・ジル(1668-1705):
レクィエム
歌え、ヨルダンの民よ(モテット)
アンヌ・マグエ(ソプラノ)
ヴァンサン・リエヴル=ピカール(ハイ・テナー)
ブルーノ・ボテルフ(テノール)
アラン・ビュエ(バリトン)
レゼルマン室内合唱団
ジョエル・シュービエット(合唱指揮)
レ・パシオン(モントバン・バロック管弦楽団)
ジャン=マルク・アンドリュー(指揮)
録音:2008年
ジャン・ジルは南フランス、アヴィニョン近郊のタラスコンに生まれ、エクサ
ンプロヴァンスのサン=ソヴール大聖堂聖歌隊学校でポワトヴァン(カンプラの
師でもある)に師事した作曲家。37歳で亡くなるまで南フランスを離れず、エク
サンプロヴァンス、アヴィニョン、トゥールーズ等で活躍しました。彼は死期
を悟り自分の葬儀のためにこのレクィエムを書いたといわれています。没後、
この作品は名声を博し、ラモーの葬儀(1764)、国王ルイ15世の葬儀(1774)でも
演奏されるなど、18世紀のフランスにおいて最も愛好されるレクィエムとなり
ました。「ディエス・イレ」や「リベラ・メ」のような重暗くなりがちな楽章
を持たないこともあり、音楽はプロヴァンスの陽光と柔らかな空気、そして純
朴な祈りの雰囲気に満ちています。現代人の心をも癒すレクィエムの名作とい
えるでしょう。




<LA BOTTEGA DISCANTICA>
DISCANTICA 148 \2180
レクレアシオン
アントン・ガルシア・アブリル(1933-):6つのソナタ
(アントニオ・ソレール(1729-1783)原曲)
クリストバル・アルフテル(1930-)編曲:
ティエント第1旋法と皇帝のバターリャ
(アントニオ・デ・カベソン(1510-1566)原曲)
クラウディオ・プリエト編曲(1934-):
ファンダンゴ(アントニオ・ソレール原曲)
ホセ・ルイス・トゥリーナ(1952-)編曲:
アロンソ・ムダーラのファンタジアによるファンタジア
(アロンソ・ムダーラ(1510-1580))
マラガ・フィルハーモニー管弦楽団
アルド・チェッカート(指揮)
録音:2006年12月、スペイン、マラガ・フィルハーモニー管弦楽団本部
スペインのルネサンス・バロック時代に書かれたチェンバロやビウエラのた
めの作品の、20世紀スペインの作曲家による大胆な管弦楽用編曲を集めた珍
曲集。スペイン最南部マラガのオーケストラとその音楽監督チェッカート
(1934年ミラノ生まれ)による胸のすくような演奏を楽しめます。

DISCANTICA 175 \2180
ノルウェー、コングスベルグ教会のグローガー製オルガン
J・S・バッハ(1685-1750):
トッカータとフーガ ニ短調(ドリア旋法)BWV538
ようこそ、慈悲深きイエスよ(コラール変奏曲)BWV768
暁の星のいと美しきかな BWV739/幻想曲とフーガ ニ短調 BWV549a
パストラーレ ヘ長調 BWV590/パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582
アドアルド・ベロッティ(オルガン)
録音:2008年1月28日、ノルウェー、コングスベルグ教会
使用楽器:1764年、ゴットフリート・ハインリヒ・グローガー製

DISCANTICA 176 \2180
パウル・ヒンデミット(1895-1963)/
ヘートヴィヒ・ミヒェル&フランツィスカ・ベッカー台本:
子供のためのクリスマス劇「トゥッティフェントヒェン」
(1922;クイリーノ・プリンチペ翻訳によるイタリア語版)
クイリーノ・プリンチペ(語り)
ミラノ・ジゼッペ・ヴェルディ交響楽団
ファブリツィオ・ドルシ(指揮)

DISCANTICA 180 \2180
ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710-1784):
シンフォニア ヘ長調 Fk67
チェンバロと弦楽のための協奏曲イ短調 Fk45
シンフォニア ニ短調 Fk66
チェンバロと弦楽のための協奏曲ホ短調 Fk43
ミケーレ・ベヌッツィ(チェンバロ)
アルコメロ・アンサンブル
録音:2007年9月3-6日、イタリア、クレモナ県パラッツォ・ピニャーノ、
聖マルティノ教区司祭教会

DISCANTICA 181 \2180
レクレアツィオーニ
ジャンフランチェスコ・マリピエロ(1882-1973):
ヴィヴァルディアーナ(ヴィヴァルディの音楽による)
ルイジ・ダッラピッコラ(1904-1975):
タルティーニアーナ(タルティーニのヴァイオリン・ソナタによる
ヴァイオリンと管弦楽のためのディヴェルティメント)
アルフレード・カゼッラ(1883-1947):
パガニニアーナ(パガニーニの音楽によるディヴェルティメント)Op.65
オットリーノ・レスピーギ(1879-1936):
ロッシニアーナ(ロッシーニの小品による管弦楽のための組曲)
マラガ・フィルハーモニー管弦楽団
アルド・チェッカート(指揮)
録音:2008年2月18-22日、スペイン、マラガ・フィルハーモニー管弦楽団本部
DISCANTICA 148 のイタリア版ともいえる内容ですが、収録曲の知名度はこち
らのほうがかなり高いでしょう。活動時期が重なる4人の作曲家のオーケスト
レーションにおける個性の比較も楽しめます。

DISCANTICA 182 \2180
小さな仕立屋の物語
ティボル・ハルシャーニ(1898-1954):
「小さな仕立屋の物語」(グリムの童話による音楽寓話;イタリア語版)(*)
ジャン・フランセ(1912-1997):
休暇(2つのヴァイオリン、チェロとピアノのための)(+)
ピエール・ヴェローヌ(1889-1938):
子象ババールの冒険(ピアノ四手連弾のための7つの平易な小品)(#)
エウジェニオ・フィナルディ(語り(*))
アントラクト(器楽アンサンブル)
アンドレア・ペコーロ、エレーナ・ファッカーニ(ヴァイオリン(*/+))
ヤコプ・ルートヴィヒ(チェロ(*/+)) 
パオラ・フレ(フルート、オッタヴィーノ(*))
デニス・ザンケッタ(クラリネット(*)) 
エヴァンドロ・ダッローカ(ファゴット(*))
マウロ・エダンティッペ(トランペット(*)) 
エリオ・マルケジーニ(打楽器(*))
アンドレア・カルカーノ(ピアノ(*/#)) 
アンドレア・レバウデーニョ(ピアノ(#))
カルロ・ボッカドーロ(指揮(*))

DISCANTICA 184 \2180
モーツァルト(1756-1791):
オペラ「皇帝ティトゥスの慈悲」K.621 から 序曲,夢に見し花嫁姿(*)
バセットホルン協奏曲(クラリネット協奏曲)ヘ長調 K.622(+)
フリーメイソンの葬送音楽 ハ長調 K.477
バセットホルン(クラリネット)と弦楽のための五重奏曲 K.581b(断章)(#)
カルメーラ・レミージョ(ソプラノ(*))
デニス・ザンケッタ(バセットホルン(+))
イ・ポメリッジ・イ・ムジカーリ管弦楽団(#以外)
アントネット・マナコルダ(指揮(#以外))
アントラクト(#)
録音:2007年6月1日、ミラノ、ダル・ヴェルメ劇場




<SOMM>
SOMMCD 082 \2180
フランク・ブリッジ(1879-1941):ピアノ作品集 Vol.2
おとぎ話の組曲/秋に/牧歌的小品 第1集/狂詩的練習曲/グラツィエッラ
劇的幻想曲/3つの小品/海の牧歌(第1番)/小品組曲/性格的小品集
マーク・ベビントン(ピアノ)
録音:2007年1月4-5日、CBSOセンター

SOMMCD 083 \2180
ジュリオ・カッチーニとそのサークル
クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):こうして少しずつ私は
ジュリオ・カッチーニ(1551-1618):
私の苦しみを哀れんでおくれ/この苦き涙/いとも甘いため息
ベレロフォンテ・カスタルディ(1580-1649):軽い指慣らし
ジュリオ・カッチーニ:アモールよ、私は去る
クラウディオ・モンテヴェルディ:
星に打ち明けたものだった/もう戦いはやめてくれ
ジュリオ・カッチーニ:もう戦いはやめてくれ
ジローラモ・カプスベルガー(1580-1651):
トッカータ集第1巻 から トッカータ
クラウディオ・モンテヴェルディ:この上なく不実な顔
ジュリオ・カッチーニ:この上なく不実な顔
ジローラモ・カプスベルガー:トッカータ第10番
ジュリオ・カッチーニ:わが太陽を見ん/わが麗しのアマリッリ
クラウディオ・モンテヴェルディ:つれないアマリッリ
ピーター・フィリップス(1560-1628):ジュリオ・ロマーノのアマリッリ
ジュリオ・カッチーニ:星に打ち明けたものだった/幸せの小鳥
クラウディオ・モンテヴェルディ:あのさえずる小鳥は
ジュリオ・カッチーニ:
されば死なねばならぬのか/フィッリ、空を見上げて/筆舌に尽くせぬ熱情
ラ・ヌオーヴァ・ムジカ
エリザベス・ワイスバーグ(ソプラノ) レイチェル・ロイド(メゾソプラノ)
デイヴィッド・ベイツ(カウンターテナー、指揮)
サイモン・ウォール、ケヴィン・カイル(テノール) 
ジェイムズ・アーサー(バスバリトン)
リチャード・スウィーニー(キタローネ) 
ジョゼフ・マクハーディ(チェンバロ)
録音:2007年1月8-10日、英国、ハートフォードシャー州グレートマンデン、
聖ニコラス教会
カッチーニの「新音楽」に収められた独唱マドリガーレ全曲と、モンテヴェ
ルディのマドリガーレ集第3、4、5巻から選ばれた楽曲を中心に構成された
アルバム。

SOMMCD 071 \2180
【旧譜・再案内】
ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1959):交響曲第5番ニ長調(*)
カンタータ「われらに平安を与えたまえ」(+)
ルネ・フリン(ソプラノ(+))
ロイ・ヘンダーソン(バリトン(+))
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(*)
BBC交響楽団&合唱団(+)
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(指揮)
録音:1952年9月3日、ロイヤル・アルバート・ホール、
プロムナード・コンサート、ライヴ(*)
1936年11月、BBCスタジオ、放送初演(+)
2008年英国グラモフォン賞・歴史的録音(Historic Archive)部門受賞ディスク。

SOMM-BEECHAM 24 \2180
ビーチャム・コレクション
アーネスト・ジョン・モーラン(1894-1950):シンフォニエッタ(1944)(*)
ヴァンサン・ダンディ(1851-1931):交響詩「山の夏の日」Op.60(1906)(+)
ロード・バーナーズ(1883-1950):
バレエ組曲「ネプチューンの勝利」(1926)(#)
トレヴァー・アントニー(バス(#))
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(*/#)
BBC交響楽団(+)
トマス・ビーチャム(指揮)
録音:1947年4月26日、ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール、
ロイヤル・フィルハーモニック・ソサイエティ(*)
1951年10月6日、ロンドン、マイダ・ヴェール・スタジオ(+)
1946年11月10日、サウス・ロンドン、クロイドン、デイヴィス劇場(#)
初CD化音源。(#)の第8曲は演奏の段階で割愛されたため収録されておりません。



<ARTA>
F 10162 \2080
ブジェフノフ修道院のオルガン
不詳(オクセンハウゼンのオルガン曲集 から):
Pedale di Pleno Coro/Postilion
ヴァレンティン・ラートゲーバー(1682-1750):
アリア 13 exト長調/アリア 14 exト長調
ヨゼフ・メンツェル:シンフォニア ニ長調(1762)(**)
ヴェンツェル・グンター・ヤーコプ(1685-1734):
イエスとマリアの告別の対話(*/#/**)
ヴァレンティン・ラートゲーバー:アリア 49 exニ短調
不詳:フーガ(ニ短調)
ゲオルク・クリストフ・ヴァーゲンザイル(1715-1777):
ディヴェルティメント Op.3 から
アレグロ-アダージョ-メヌエット-アレグロ・アッサイ
不詳(オクセンハウゼンのオルガン曲集 から):
Quintath&ouml;n com tremulant, Allmande
ヴァレンティン・ラートゲーバー:アリア1exヘ長調
不詳(オクセンハウゼンのオルガン曲集 から):夜のホルン
ゲオルク・クリストフ・ヴァーゲンザイル:
ディヴェルティメント Op.3 から ラルゲット
ヴァレンティン・ラートゲーバー:アリア8exヘ長調
不詳:めでたし、贖い主の御母(+/**)
エラスムス・メンチェル(?-1758):ソナタ ex嬰ニ長調
ヴェンツェル・グンター・ヤーコプ:聖霊降臨祭の歌(#/**)
ヨゼフ・メンツェル/フランチシェク・クサヴェル・ブリクシ(1732-1771):
フーガ ハ長調
ロベルト・フゴ(オルガン、アーティスティック・ディレクター)
カペラ・レジア・プラハ(**)
ハナ・ブラジーコヴァー(ソプラノ(*)) 
マルケータ・ツクロヴァー(アルト(+))
ヤロミール・ノセク(バス(#))
ユリエ・ブランナー(フラウト・トラヴェルソ) 
ヴォイチェフ・ヨウザ(オーボエ)
マグダレナ・マラー、イジー・シハ(ヴァイオリン) 
ズザナ・ペジノヴァー(ヴィオラ)
ペトル・ハモウツ(チェロ) ラドヴァン・ヘチ(コントラバス)
録音:2008年3月、プラハ近郊、ブジェフノフ修道院、聖マルケータ教会堂
使用楽器:2007年、カーンスキー&ブラフトル製
(モデル:1725年、トビアス・マイスナー製)

F 10174 \2080
スヴァター・ホラ、聖母マリア被昇天教会の内陣オルガン
2つの鍵盤楽器、三・四手&二・三・四脚連弾のための音楽
アルレリオ・ボネッリ(1569頃-1620):トッカータ・クレオパトラ(8声)
不詳(18世紀):二人のための協奏曲
ヨハン・ルートヴィヒ・クレープス(1713-1780):協奏曲イ短調
ヨセフ・ブランコ(1775-1811 / 1750-1841):2台のオルガンのための協奏曲
ヨハン・クリストフ・ケルナー(1736-1803):四重奏曲(*)/フーガ ニ短調(+)
エルンスト・フリードリヒ・ガブラー(1807-1893):
序奏とフーガ ハ短調 Op.10
カレル・パウケルト、ヤロスラフ・トゥーマ:リズムズ&カラーズ(即興演奏)
ピンク・パンサーの足跡の上で,リズムズ&カラーズ,お気に召すまま,
リゲティの思い出,ニルス・ヴィルヘルム・ゲーゼに
カレル・パウケルト、ヤロスラフ・トゥーマ(オルガン)
録音:2008年8月、チェコ、プシーブラム、スヴァター・ホラ、
聖母マリア被昇天教会
使用楽器:2007年、ヴラディミール・シュライフ製
チェコの巡礼地スヴァター・ホラ(聖なる山)の教会の内陣に新たに設置され
たオルガンを演奏。このオルガンは2台に分けることができるというユニーク
なもので、収録作品も1曲目から(*)までは2台オルガン、(+)から最後までは
1台連弾で演奏されています。即興演奏はもちろん、クラシカルな楽曲もかな
りおもしろく聴けます。



<NIBIRU>
NIBIRU 0148-2 \2080
ヤン・ヨセフ・イグナーツ・ブレントネル(1689-1742):
晩課(5つの詩篇とマニフィカト)
Dixit Dominus / Confitebor / Beatus vir / Laudate pueri /
Laudate Dominum / Magnificat
神への賛歌 Op.3 から
Domine non sum gignus / In te confido / Oderit me totus mundus /
Parce mihi Domine / Gloria et honore / O beata
ガブリエラ・エイベノヴァー(ソプラノ)
レスター・ラルデノイエ(男性アルト)
ヤロミール・ブジェジナ(テノール)
トマーシュ・クラール(バス)
アンサンブル・イネーガル
プラハ・バロック・ソロイスツ
アダム・ヴィクトラ(指揮)
録音:2008年9月6-9日、プラハ、鎖の下の聖母マリア教会
ブレントネル(ブレントナー)は後期バロック的なコンチェルタート様式を得
意としたボヘミアの作曲家で、「神への賛歌」はその特徴がよく表れていま
す。ゼレンカの前作2枚で好評を博したアダム・ヴィクトラ&アンサンブル・
イネーガルの精緻な演奏はここでもみごとです。



<REGIS>
RRC 1305 \880
カルロ・ベルゴンツィ ヴェルディ&プッチーニ:オペラ・アリア集
ヴェルディ(1813-1901):
「アイーダ」から 清きアイーダ
「ルイザ・ミラー」から 夜が静まったとき
「運命の力」から 天使のようなレオノーラ
「トロヴァトーレ」から ああ、あなたこそ私の恋人
「仮面舞踏会」から 永久に君を失えば
マイアベーア(1791-1864):「アフリカの女」から おお、楽園よ
ジョルダーノ(1867-1948):
「アンドレア・シェニエ」から 五月の美しい日のように
チレア(1866-1950):
「アドリアーナ・ルクヴルール」から あなたの中に母の優しさと微笑みを
プッチーニ(1858-1924):
「トスカ」から 妙なる調和,星は光りぬ
「マノン・レスコー」から 見たこともないすばらしい美人
カルロ・ベルゴンツィ(テノール)
ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ(指揮)
録音:1958年 原盤:Decca
[ボーナス・トラック]
ヴェルディ:
「シモン・ボッカネグラ」から O Inferno!...Sento avvampar nell’anima(*)
「二人のフォスカリ」から Ah si, ch’io senta ancora...Dai pi?
remoto esillo(+)
「ジャンヌ・ダルク」から
Trascorrere m’intesi...Sotto una quercia parvemi...Pondo ? letal(#)
カルロ・ベルゴンツィ(テノール)
ローマRAI管弦楽団(*)
フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ(指揮(*))
ミラノRAI合唱団(#)&管弦楽団(+/#)
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮(+))
アルフレード・シモネット(指揮(#))
録音:1951年

RRC 1306 \880
プッチーニ(1858-1924):オペラ「修道女アンジェリカ」
ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ:アンジェリカ)
フェドーラ・バルビエリ(メゾソプラノ:公爵夫人)
ローマ歌劇場管弦楽団&合唱団
トゥリオ・セラフィン(指揮)
録音:1956年 原盤:EMI
[ボーナス・トラック]
プッチーニ:オペラ「ボエーム」から
私の名はミミ,愛らしい乙女よ,さようなら、あなたの愛の呼ぶ声に
ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)
ユッシ・ビョルリング(テノール)
RCAビクター管弦楽団
トマス・ビーッチャム(指揮)
録音:1956年

RRC 2082 2枚組 \1760
プッチーニ(1858-1924):歌劇「トゥーランドット」
マリア・カラス(ソプラノ:トゥーランドット)
エウジェニオ・フェルナンディ(テノール:カラフ)
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ:リュー)
ジュゼッペ・ネッシ(テノール:皇帝)
ニコラ・ザッカリア(バス:ティムール) 他
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
トゥリオ・セラフィン(指揮)
録音:1957年
[ボーナス・トラック]
プッチーニ:オペラ「トゥーランドット」から
お聞きください、王子様,氷のような姫君の心も
マリア・カラス(ソプラノ)
フィルハーモニア管弦楽団
トゥリオ・セラフィン(指揮)
録音:1954年

RRC 2083 2枚組 \1760
ヴェルディ(1813-1901):オペラ「シモン・ボッカネグラ」
ティト・ゴッビ(バリトン:シモン・ボッカネグラ)
ボリス・クリストフ(バス:フィエスコ)
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ:アメリア)
ジュゼッペ・カンポーラ(テノール:ガブリエーレ) 他
ローマ歌劇場管弦楽団&合唱団
ガブリエーレ・サンティーニ(指揮)
録音:1958年 原盤:EMI



<PNEUMA>
PN-700 \2450
聖母マリアのカンティガ あまたのバラの中のバラ
アルフォンソ10世(1221-1284)編纂:聖母マリアのカンティガ集 から
第371番「難破に遭った女」/第412番「あまたの暁の中の暁」
第41番「われらの主の母なる処女」/第233番「あの世の騎士たち」
第376番「ドン・マヌエルの指輪」/第358番「細工の歌」
第18番「蚕」/第97番「讒言に遭ったマテオ」
第111番「溺死した聖職者」/第12番「トレドのユダヤ人たち」
ムシカ・アンティグア
マリア・ルス・アルバレス、パウラ・ベガ、パトリシア・パス、
クララ・セラノ(ソプラノ)
ルイス・ビセント(カウンターテナー、カンノ)
セサル・カラソ(テノール、ビオラ・デ・ブラソ) 
ヘルマン・トレリャス(バス) ハイメ・ムニョス(アハベバ、リコーダー)
エンリケ・アルメンドロス(三穴縦笛&太鼓、ダルシマー、バグパイプ、ハープ)
ベゴニャ・オラビデ(プサルテリウム) ワフィル・シェイク(リュート)
ルイス・パニアグア(ビオラ・オリエンタル) マヌエル・パスクアル(ツィンク)
ルイス・デルガド(パンデロ、リュート、トロンバ・マリーナ、鍵盤ビオラ、
シトロン、サントゥル、カンタラ、タンボル・コン・テンソレス、タンバリン)
エドゥアルド・パニアグア(シタラ、プサルテリウム、ダルシマー、
サントゥル、斜笛、パルメアド・ソブレ・アグア、パンデロ、
ツィンバロム、鐘)
エドゥアルド・パニアグア(指揮)

PN-1020 \2450
ムデハルの芳香 15世紀アンダルシアの様式によるモーロのロマンセと歌曲
モーロの王は散策していた(ロマンセ)
イシビリヤ(フェリペ・サンチェス・マスクニャノ作曲;器楽)
聖ヨハネの朝(ロマンセ)/それらは私のもの(歌曲)
私のただ一人のラウレオラ(器楽)/アンテケラから(ロマンセ)
ため息[リフカン](歌曲)/三人のモーロの娘(歌曲)
アヒビル・アルハミア
セサル・カラソ(歌、フィドゥラ) シュルショ・バレラ(歌、弓奏ビウエラ)
ワフィル・S・ジブリル(打楽器、ウード)
ハイメ・ムニョス(ネイ、カバル、アハベバ、バグパイプ、コルナムサ、
シャリュモー)
ハビエル・パシャリーノ(フラウタ・トラベセラ・デ・カニャ、シャリュモー)
ホタ・マルティネス(ハーディ・ガーディ) ペドロ・エステバン、
ダビド・マヨラル(打楽器)
フェリペ・サンチェス・マスクニャノ(リュート、中世ギター)
[賛助参加] エドゥアルド・パニアグア(カヌン)
フェリペ・サンチェス・マスクニャノ(指揮)
ペドロ・サンス(フラメンコのカンテ)
録音:2008年2月、スタジオ・インフィニティ

PN-1040 \2450
恋の虜 エジプトにおけるアル=アンダルスのムワッシャハ
イブン・サナ・アル=ムルク(1155-1211):
恋に絶望して(器楽)/夢の中で君に行き着いた
これほどの甘美/恋の妄想に取り憑かれて(器楽)
芳醇なワイン(器楽)/恋、苦き甘美/恋の虜
ムシカ・アンティグア
サレーブ・ファウジ(歌、タブラ) アミン・サヒン(アルグル)
エル・ワフィル・シャイクヘルディネ(リュート、デルブカ、レク、
コーラス、手拍子)
エドゥアルド・パニアグア(ベルブカ、タル、コーラス、手拍子)
[賛助参加]
ダビド・マヨラル(デルブカ) 
ハイメ・ムニョス(ミズマル[ボンバルダ]、カヴァル)
録音:2008年、カイロ、マドリード

PN-1050 \1250
アル=アンダルスの水
エドゥアルド・パニアグア、他
スペイン、グラナダのアルハンブラ宮殿、パルタル宮、ヘネラリフェ宮にある
泉(噴水)の音をバックに、当レーベル既発売音源から選ばれリミックスされた
11トラックが続いていくというコンピレーション企画盤。

PN-1100 \1250
水とアラブ
エドゥアルド・パニアグア、他
スペイン、グラナダのアルハンブラ宮殿、パルタル宮、ヘネラリフェ宮にある
泉(噴水)の音をバックに、当レーベル既発売音源から選ばれリミックスされた
14トラックが続いていくというコンピレーション企画盤。




<RTVE>
CD 65293 \2300
フランシスコ・アロンソ(1887-1948):サルスエラ「クロ・エル・デ・ロラ」
ホセ・フリアン・フロンタル(バリトン:クロ)
エリサベテ・マトス(ソプラノ:ロラ)
ルト・ロシケ(ソプラノ:トリニ)
アウレリオ・プエンテ(テノール:リッチモンド)
トメウ・ビビロニ(バリトン:エシハノ)
エスペランサ・フェルナンデス(フラメンコのカンタオラ:アングスティアス)
エスコラニア・デ・ヌエストラ・セニョラ・デル・レクエルド(児童合唱)
スペイン放送交響楽団&合唱団
フアン・デ・ウダエタ(指揮)
録音:2007年9月3-8日、マドリード、モヌメンタル劇場、ライヴ




<ARS PRODUKTION>
ARS 38043(SACD-Hybrid) \2700
フィルム・ミュージック サウンズ・オヴ・ハリウッド
クラウス・バデルト(1968-)/テッド・リケッツ編曲:
パイレーツ・オブ・カリビアン
ジョン・ウィリアムズ(1932-)/ジェリー・ブルーバッカー編曲:
ハリー・ポッターと炎のゴブレット
ジェイムズ・ニュートン・ハワード(1951-)/テッド・リケッツ編曲:
キング・コング
ジョン・ウィリアムズ:ターミナル
ジョン・ウィリアムズ/ジョン・C・ホイットニー編曲:スター・ウォーズ
ハワード・ショア(1946-)/ジェリー・ブルーバッカー編曲:
ロード・オブ・ザ・リング
ハンス・ジマー(1957-)/ジョン・ワッソン編曲:グラディエーター
ジョン・ウィリアムズ:シンドラーのリスト
ジョン・ウィリアムズ/ジョン・モス編曲:ジュラシック・パーク
アラン・シルヴェストリ(1950-)/カルヴィン・カスター編曲:
フォレスト・ガンプ、一期一会
カルヴィン・カスター編曲/
モンティー・ノーマン(1928-):007 ジェームズ・ボンドのテーマ
ビル・コンティ(1942-):007 ユア・アイズ・オンリー
ポール・マッカートニー(1942-):007 死ぬのは奴らだ
ジョン・バリー(1933-):007 ゴールドフィンガー
ホイト・カーティン(1922-)/ボブ・セルッリ編曲:フリントストーン
フォクトラント・フィルハーモニー
(グライツ=ライヒェンバッハ・フォクトラント・フィルハーモニー管弦楽団)
シュテファン・フラース(指揮)
録音:2008年7月14-17日、ドイツ、ライヒェンバッハ、ノイベリンハウス

ARS 38044(SACD-Hybrid) 2枚組 \4050
ハイドン(1732-1809)/ルイーゼ・リンザー(1911-2002)台本:
われらの救い主の十字架上での最期の七つの言葉(朗読付き管弦楽版)
アニヤ・シッフェル(朗読)
カペラ・コロニエンシス
ブルーノ・ヴァイル(指揮)
録音:2008年3月21日、ドイツ、エッセン・フィルハーモニー、
アルフリート・クルップ・ザール、ライヴ
1954年にケルンにて創設以来すでに半世紀以上に渡って活動しているピリオド
楽器オーケストラ、カペラ・コロニエンシスによるハイドンの管弦楽大作のラ
イヴ録音。ドイツの社会派女性作家ルイーゼ・リンザーの著作から引用された
テキストの朗読(もちろんドイツ語)が楽章間に挿入されています。

ARS 38048(SACD-Hybrid) \2700
クララ・シューマン、シューマン、リーム:ピアノ三重奏曲集
クララ・シューマン(1819-1896):ピアノ三重奏曲ト短調 Op.17(1846)
ローベルト・シューマン(1810-1856):ピアノ三重奏曲ト短調 Op.110(1852)
ヴォルフガング・リーム(1952-):見知らぬ情景 III(1983/1984)
ブーランジェ三重奏団
カルラ・ハルテンヴァンガー(ピアノ) ビルギット・エルツ(ヴァイオリン)
イローナ・キント(チェロ)
録音:2008年3月、ベルリン、ジーメンスヴィラ
2006年ハンブルクで創設された女性トリオ、ブーランジェ三重奏団のデビュー
・ディスク。

ARS 38707 \1980
歌唱の伝説 Vol.7 アストリッド・ヴァルナイ(1918-2006)
ワーグナー(1813-1883):
マティルデ・ヴェーゼンドンクの詩による5つの歌曲(*)
楽劇「トリスタンとイゾルデ」から イゾルデの語り(+)
楽劇「ジークフリート」から
太陽に祝福を、光に祝福(ブリュンヒルデの目覚め)(#)
楽劇「神々の黄昏」から
ラインの岸に薪の山を積み上げよ(ブリュンヒルデの自己犠牲)(**)
アストリッド・ヴァルナイ(ソプラノ)
ヘルタ・テッパー(メゾソプラノ(+))
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(テノール(#))
バイエルン放送交響楽団
レオポルト・ルートヴィヒ(指揮(*))
ヘルマン・ヴァイゲルト(指揮(+/#/**))
録音:1955年6月5、9日(*)、1954年6月(+)、1954年6月3日(#)、
1954年6月2日(**)、
ミュヘン、ヘルクレスザール
原盤:Deutsche Grammophon Gesellschaft

ARS 38908 \2180
ティミー、オペラを発見
オペラハウスで/ティミー、「魔笛」を発見/ティミー、
「魔弾の射手」を発見
ティミー、「ヘンゼルとグレーテル」を発見/使用された音楽とその出典
アンドレアス・ハース(台本作者、語り、フルート、歌)
マティアス・ハーケ(ピアノ) 他
ガビ・フンク(挿絵)
録音:2008年4月11-13日、ドイツ、デュッセルドルフ、ラインラント、ムーフ
おそらくドイツ語圏の子供のために制作された、音楽と語り(ドイツ語)による
アルバム。絵本のようなブックレットもドイツ語のみの表記となっています。



<ALMAVIVA>
DS 0148 \2450
マヌエル・カスティリョへのオマージュ
フアン・アルフォンソ・ガルシア(1935-):墓碑銘(2006)(*)
インマクラダ・アルメンドラル、マリア・デ・アルコス、テレサ・カタラン、
ピラル・フラド、ラケル・フラド、エレナ・メンドサ=ロペス、
マリア・ルイサ・オサイタ、ディアナ・ペレス、イルミナダ・ペレス、
ドロレス・セラノ共作:女性たちのカスティリョ(2006)(+)
マヌエル・デ・ファリャ管弦楽団(*)
ホセ・マリア・サンチェス・ベルドゥ(指揮(*))
マリア・フロリスタン(ピアノ(+))
コルドバ管弦楽団(+)
ジュアン・ルイス・ペレス(指揮(+))
録音:2006年11月16日(*)、24日(+)、カディス(スペイン)、ファリャ大劇場、
ライヴ
セビーリャ生まれのスペインの作曲家マヌエル・カスティリョ(1930-2005)を
記念する2作品。(+)は女性作曲家10人の共作。




<COLUMNA MUSICA>
1CM 0166 \2450
マティルデ・サルバド(1918-2007):対岸の声 歌曲集
5つの子守歌/対岸の声(アメリカの女性詩人たちへのオマージュ;4曲)
3つの子守歌/つるぼらん[蔓穂蘭](7曲)/他
イザベル・モナル(ソプラノ)
マック・マクルーア(ピアノ)
録音:2007年10月26-27日、リェロナ(スペイン)、アルベルト・モラレダ・ス
タジオ

1CM 0174 \2450
世紀カタルーニャの作曲家の木管三重奏曲集
ジョアキン・オムス(1906-2003):
オーボエ、クラリネットとファゴットのための三重奏曲
フルート、クラリネットとファゴットのための三重奏曲
シャビエ・ボリアルト(1948-):
動物寓話集(オーボエ、クラリネットとファゴットのための)
ジュアン・アルベルト・アマルゴス(1950-):
フルート、イングリッシュホルンとクラリネットのための三重奏曲
アントニ=オラフ・サバテル(1959-):
That's(フルート、オーボエとクラリネットのための)
ドメネク・ゴンサレス・デ・ラ・ルビア(1964-):
オーボエ、クラリネットとファゴットのための田園三重奏曲
クリスティアン・ファローニ(フルート)
ディサ・イングリッシュ(オーボエ、イングリッシュホルン)
ラリー・パッシン(クラリネット)
シルビア・コリセリ(ファゴット)
録音:2006年1-2月、バルセロナ、スタジオ・テディサウンド

1CM 0182 \2450
ホセ・ルイス・グレコ(1953-):
ブードゥー・イン・ニューヨーク
モア・ミュージック・フォー・ダンス(1990-2007)
青[Azul]
(バスクラリネット、アルトサクソフォンとチェロのための;1995)(*)
ホルモンの状態[Estado hormonal](4つの女声のための;1998)(+)
熟した果実[Fruta Madura](2001)/ベル組曲[Belle Suite](2007)
もう遅い[It's Late Now](テノールのための;1992)(#)
タイムレス[Timeless](1990)/ブードゥー・イン・ニューヨーク(1990)
ある男の夢[The Dream of a Man](メゾソプラノのための;1990)(**)
マイケル・ムーア(バスクラリネット、アルトサクソフォン(*))
エドゥアルト・ファン・レヒテレン・アルテナ(チェロ(*))
エリザ・モリス、ドゥニーズ・ペルディキリス、
マーガレット・ジョヴァ、テレサ・ニエト(声(*))
ブライアン・ギャリフォード(テノール(#))
ミーケ・ドゥスホット(メゾソプラノ(**))
表記されている以外にも様々な楽器や音響が使われています。

1CM 0185 \2450
シェーンベルクとバルセロナ
アルノルト・シェーンベルク(1874-1951)
/エドゥアルト・シュトイアマン編曲:
浄められた夜 Op.4(ピアノ三重奏版)
ロバート・ジェラード(1896-1970):ピアノ三重奏曲
ジュアキン・オムス(1906-2003):2つの即興曲(*)
カンディンスキー三重奏団
コラド・ボルシ(ヴァイオリン) アンパロ・ラクルス(チェロ) 
エミリ・ブルガリャ(ピアノ)
録音:2007年7月27、29-30日、バルセロナ、リセウ高等音楽院
1932年、シェーンベルクは教え子のジェラードに招かれバルセロナに6ヵ月間
滞在、その間に「浄められた夜」を指揮しました。ジェラードの教え子オムス
の(*)は世界初録音。

1CM 0186 \2450
私は巡礼者 中世音楽の道
Gloria'n cielo[天には栄光](コルトーナのラウダ集(13世紀)から)
Laude novella[新しいラウダを](同上)
In Taberna[酒場にて](カルミナ・ブラーナ(13世紀)から)
Ich was ein chint so wolgetan[かつては無垢な少女だった](同上)
Totus floreo[私は花盛り](同上)
Wer daz elend bauen will(サンティアゴの歌;14世紀ドイツ)
Quant voi la flor nouvelle[新しい花を見ると]
(トルヴェールの歌;13世紀)
Fi, Maris, de vostre amour(アダン・ド・ラール(1230-1287)作曲)
Byrd one brere(13世紀イングランド)
Edi beo thu Hevene Queene[祝福あれ、天の女王](同上;器楽)
Dum pater familias(サンティアゴ賛歌;カリクストゥス写本(12世紀)から)
La rosa enflorese[バラの花](セファルディムのロマンス)
Durme, durme[おやすみ、おやすみ](同上)
Para que quiero yo mas vivir(セファルディムのエンデチャ)
Io son un pellegrin
(バッラータ;ジョヴァンニ・ダ・フィレンツェ(1350年頃活躍)作曲)
Il Lamento di Tristano[トリスターノの嘆き](14世紀イタリア;器楽)
Rotta de Il Lamento di Tristano[トリスターノの嘆きのロッタ](同上)
Ecco la primavera[春が来た]
(バッラータ;フランチェスコ・ランディーニ(1325-1397)作曲)
カピリャ・アンティグア・デ・チンチリャ
ルイサ・マエッソ、フアン・フランシスコ・サンス(歌、打楽器)
ホセ・フェレロ(歌、シンフォニア、ドレーライアー、ラベル、中世ハープ)
マリア・ホセ・ロペス(ラベル、レベック、ビオラ・ダ・ブラッチョ)
アナ・ロペス・ピントル(フィドゥラ)
セルヒオ・アロンソ(ラベル、トロンバ・マリーナ、コーラス) 
ミゲル・モレル(ウド、シトラ)
アルフォンソ・サエス
(笛、アハベバ、シャリュモー、スルナ、角笛、クルムホルン、コーラス)
ミゲル・アンヘル・オレロ
(打楽器、サントゥル、オーボエ・ダ・カプスラ、コーラス)
ホセ・フェレロ(指揮)
録音:2007年9月23-30日、チンチリャ・デ・モンテアラゴン(スペイン)、
聖フリアン教会

1CM 0187 \2450
ジョルディ・セルベリョ(1935-):ピアノ作品集
アラベスク(2002)/プレルディアンド[Preludiando](2004)
フランツ・シューベルトに(1993)/学習幻想曲[Studio-Fantasia](1982)
楽興の時(1996)/小組曲(1996)/思考(2007)/間奏曲(2007)
ため息(1995)/バラード-ルービンシュタインへのオマージュ(1973)
ホセ・エンリケ・バガリア(ピアノ)
録音:2007年11月7-8日、バルセロナ、カタルーニャ音楽堂

1CM 0188 \2450
アルベルト・ギノバルト(1962-)/ジョルディ・ガルセラン台本:
クリスマス・カンタータ「羊飼いたち」
ジョルディ・ボシャデラス(語り)
ヴィヴァルディ合唱団[カタルーニャ少女合唱団]
器楽アンサンブル
エドゥルネ・ビラ(ヴァイオリン) フランセスク・ピュチ(クラリネット)
フェラン・アルメンゴル(打楽器) ギリェルモ・プラッツ(コントラバス)
アルベルト・ギノバルト(ピアノ)
オスカル・ボアダ(指揮)
録音:2007年11月10-11日、
バルセロナ、アクサ・ウィンタールトゥール・ホール




<DIES>
DIES 200714 \2450
このように子供たちは歌う
ヘスス・グリディ(1886-1961):
このように少年たちは歌う(3曲)/子供の6つの歌
アントン・ガルシア・アブリル(1933-):子供の歌集(10曲)
キニト・バルベルデ(1875-1918)&トマス・L・トレグロサ(1863-1913):
サルスエラ・コミカ「小学校の子供たち」
エル・エスコリアル修道院聖歌隊
アルベルト・パドロン(ピアノ)
ハビエル・マルティネス・カルメナ(指揮)
録音:2006年6月、エル・エスコリアル修道院講堂




<LINDORO>
MPC 0118 \2450
音楽の高貴なるざわめき イギリス・ルネサンスの声楽&器楽名曲集
ジョン・ブル(1562頃-1628):In Nomine IV(**)
トマス・タリス(1505頃-1585):Iam lucis orto sidere(#)
ジョン・レドフォード(1486頃-1547):O lux beata Trinitas(#)
リチャード・アリソン(1560頃-1610頃):Quadran Pavan(+)
不詳(16世紀イングランド):In Paradise(*/++)/ I love unloved(++)
ウィリアム・ミュア・オヴ・ローラン(1594-1657):
Kathrein Bairdie(+)/ Gypsies Lilt(+)/ Ouer the Dek Davie(+)/ Corn
Gaird(es)(+)
ウィリアム・バード(1543-1623):Fantasia I a 6(++)
アントニー・ホルボーン(1545頃-1602):
Galliard The Teares of the Muses(++)
ウィリアム・バード:Ave verum corpus(#)
ジョン・コプラリオ(1570頃-1626):Fortune and glory(*/+)
ジョン・ダニエル(1564-1626頃):
Can doleful notes ?(**)/ Time, cruel time(##/+)
トマス・キャンピオン(1567-1620):Author of light(*/+)
トマス・タリス:When shall my sorrowful sighing slack(#)
エドワード・コラード(活躍:1598年頃):Go from my window(+)
ジョン・ブル:English toy(**)/ Irish toy(**)
不詳(16世紀イングランド):Farewell the Bliss(*/++)
クリストファー・フィールド(カウンターテナー(*))
イスラエル・ゴラーニ(リュート(+))
マティアス・ハフィンハ(オルガン(#))
ヨハン・ホーフマン(ヴァージナル(**))
ロイヤル・ウインド・ミュージック(++)
パウル・レーンハウツ(指揮(++)、リコーダー(##))
録音:2004年6月21-25日、フランスム(オランダ)、改革派教会
2004年6月26日、ウットゥム(ドイツ)、改革派教会




<ENCHIRIADIS>
EN 2022 \2450
ビウエラのコンパスで
ラファエル・ボナビータ:
聖ヨハネの朝(ピサドル原曲)/即興によるファンタジア
ルイス・デ・ナルバエス(1500頃-1555/1560):
ファンタジア第4旋法/牛の見張り
ルイス・デ・ミラン(1500頃-1561):イタリアのパヴァーヌ
アロンソ・ムダラ(1500頃-1580):
クラロス伯爵-不詳(イングランド):クラロス伯爵
ルイス・デ・ナルバエス:リカフォルテの憂鬱
アロンソ・ムダラ:ルドヴィコ
ミゲル・デ・フエンリャナ(1535-1578):モラレスのデュオ
ルイス・デ・ナルバエス:クラロス伯爵
アロンソ・ムダラ:パヴァーヌ-ガイヤルド
ルイス・デ・ミラン:様々な旋法によるファンタジア/別のパヴァーヌ
ナルバエス:対位法のバス
クローダン・ド・セルミジ(1490頃-1562)/
ミゲル・デ・フエンリャナ:花咲く齢に生きるかぎり
ジョスカン・デプレ/ナルバエス:皇帝の歌
エンリケス・デ・バルデラバノ(1500-1556):ソネット
ラファエル・ボナビータ:私の歌(ボーナス・トラック)
ラファエル・ボナビータ(ビウエラ)
録音:2007年11月、マドリード

EN 2023 \2450
フランシスコ・ゲレロ(1528-1599):ビリャネスカ集 Vol.3
「宗教的カンシオンとビリャネスカ集」(1589)から
Dios los estremos condena / La tierra s'esta gozando /
Vana speranca / Adios, verde ribera / Alma, mirad vuestro Dios /
Dexo del mundo / Quiere Dios que le ofrezcamos /
Alma, si sabes d'amor / Prado ameno, gracioso / Virgen Santa /
Claros y hermosos ojos / Esclarecida madre / ! O grandes pazes ! /
Juycios sobre una estrella / Sanctissima Maria / ! O que nueva ! /
Si del jardin del cielo / que plazer! / Dios inmortal /
Pastores, si nos quereis / Acaba de matarme / Oyd, oyd una cosa
ムジカ・フィクタ
オラリャ・アレマン、マグダレナ・パディリャ(ソプラノ)
マルタ・インファンテ(メゾソプラノ)
グァルディオラ(テノール) ルイス・ビセンテ(バス)
アンサンブル・フォンテガラ
マヌエル・ビラス(ハープ) ラファエル・ボナビータ(テオルボ)
ラウル・マリャビバレナ(指揮)
録音:2007年8月、マラガ県ロンダ(スペイン)、跣足カルメル会旧修道院

EN 2024 \2450
ヨハン・クリストフ・ペープシュ(1667-1752):
テノールのためのカンタータとリコーダー・ソナタ集
カンタータ第1番「美しいマイラの瞳の中で愛の神が眉をひそめる」(*)
リコーダーと通奏低音のためのソナタ第1番ハ長調
オルガンのためのヴォランタリー第2番ハ長調
カンタータ第5番「コリドン」(*)
リコーダーと通奏低音のためのソナタ第4番ヘ長調
オルガンのためのヴォランタリー第14番/同第9番
カンタータ第2番「クレオーラ」(*)
オルガンのためのヴォランタリー第11番/同第1番
リコーダーと通奏低音のためのソナタ第5番変ロ長調
カンタータ第3番「愛の神に穏やかな熱情があったとき」(*)
オルガンのためのヴォランタリー第12番
フェリクス・リーント(テノール(*))
ラ・テペスタ・バーゼル
フィリップ・ミクォー(ファゴット)
ロミーナ・リシュカ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ロブベルト・ブロッジーニ(チェンバロ、オルガン)
ムリエル・ロハート・リーント(リコーダー、指揮)
録音:2006年9月、ベートベルク教会(ドイツ)
英国で活躍し「乞食オペラ」で知られるドイツ人作曲家ペープシュ。英語カ
ンタータを歌うフェリクス・リーント(1970-)とリコーダー&指揮のムリエル
・ロハート・リーント(1971-)の夫妻は共にスイスのバーゼル生まれ。



<IVM(バレンシア音楽協会)>
PMV 004 \2450
天使の歌
アルフォンソ10世(1221-1284)編纂:聖母マリアのカンティガ集 から
Ben Pode, Santa Maria(第189番;竜とバレンシアの男のカンティガ)
En quantas guisas os saeus acorrer(339番;アリカンテのカンティガ)
聖母被昇天の神秘劇(13-14世紀)から Stella Maris Fulgentis
ベルナルト・デ・ヴェンタドルン(活躍:1147-1170):Misterios Asuncionistas
エルス(エルチェ)の聖母被昇天の神秘劇(15-16世紀)から
Ai, triste vida corporal(Llanto de Maria)
モンセラートの朱い本(14-15世紀):
Cuncti simus concanentes: Ave Maria/Polorum Regina
バレンシアの聖クララ会修道院の合唱歌集 から Gaude, flori virginali
シビラの歌(15世紀):
Iudicii signum(アラゴンのドン・マルティン1世(在位:1396-1410)の祈祷文)
カペリャ・デ・ミニストレルス
バレンシア自治州合唱団
カルレス・マグラネル(指揮)
録音:2006年5月16-17、19日、バレンシア(スペイン)、
ラ・ベネフィセンシア文化センター、
アルフォンス・エル・マグナニム・ホール
リカヌス・レーベルでおなじみのカペリャ・デ・ミニストレルスが登場。ス
ペインの地中海沿岸地方(カタルーニャ、バレンシア、ムルシア)に関係のあ
る音楽が集められています。

PMV 005 \2450
フランシスコ・クエスタ(1890-1921):ピアノ作品集&3つの歌曲
前奏曲/バレンシアの歌/バレンシア舞曲イ長調/同ト長調
オリエンタル舞曲/子供の情景/擲弾兵/5つの前奏曲
ガヴォット/スペイン奇想曲/セレナード
エル・ココ(子供をさらう妖怪)(*)/詩的モチーフ(*)/戻る恋人の歌(*)
マルタ・マテウ(ソプラノ(*))
リカルド・ロカ(ピアノ)
録音:2006年7月10日、2007年7月5日、トレント(スペイン)、ラウディトリ
夭折したバレンシア・ナショナリズムの作曲家クエスタの作品。

PMV 006 \2450
ビセント・ガルセス(1906-1984):バレンシアの5つの歌 作品選集
バレンシアの5つの歌(ソプラノと管弦楽のための)(*)
バレエ「マリナダ」からの舞曲集(ピアノのための)(+)
ルイス・ミランに捧げる組曲(ピアノのための)(+)
歌と舞曲(ギターのための)(#)
カンティガ(合唱のための)(**)/合唱の祭壇画(**)
田園詩集(ソプラノとピアノのための)(++)
エリカ・エスクリバ・アスタブルアガ(ソプラノ(*/++))
バレンシア自治州青年管弦楽団(*)
マヌエル・ガルドゥフ(指揮(*))
リカルド・ロカ(ピアノ(+))
ジョセ・ルイス・ルイス・デル・プエルト(ギター(#))
バレンシア自治州合唱団(**)
フランセスク・ペラレス(指揮(**))
ミゲル・アンゲル・ゴレア(ヴァイオリン(++))
録音:2006年6月23-25日2007年6月4-6日、リリア(スペイン)、
音楽会館コンサートホール(+)
2006年12月27-28日(+/#/++)、2007年6月4-6日(**)、
バレンシア(スペイン)、音楽&議事堂(+/#/**/++)
寡作の人、バレンシアの作曲家ガルセスの作品。



<LICANUS>
CDM 0822 \2450
聖母の誉を称えるために アラゴン王国のアルス・アンティクァ
タラゴナ、サンタ・クレウス[聖十字架]修道院(13世紀)
Ab hac familia(器楽)
聖母の謙虚さが世に救いをもたらした[Sospitati dedit mundum]
サンクトゥス/天の軍団はこぞりて御身をたたえる[Te laudant agmina]
罪を除きたまえ[Crimina tollit]
タラゴナ県エスカラデイの修道院長
神の御母よ[Mater Dei]
タラゴナ、サンタ・クレウス[聖十字架]修道院(13世紀)
聖母マリアの生誕を[Nativitas Marie virginis]
御身はあまたの称賛に値し[Promeneris summe laudis]
栄光に満てる神の御母は[Gloriose matris Dei]
ジロナ県リポイの聖マリア修道院(13世紀)
冬の寒さが緩み[Cedit frigus hiemale]
タラゴナ県トルトザの大聖堂(13世紀)
イザヤは歌った[Isaias cecinit]
春の花の姿で[Veri floris sub figura]
忠信を捧げる者たちよ、喜べ[Gaudeat devotio fidelium]
バルセロナ県ムルタのサン・ジェロニ[聖ジェロニモ]修道院(14世紀)
至高の父の誉を称えるために[Ad honorem summi Patris]
シビラの歌(ジローナ 12世紀)
審判の徴[Iudicii Signum]
カペリャ・デ・ミニストレルス
ピラル・エステバン(ソプラノ)
アルベルト・グァルディオラ、ホセ・ピサロ(テノール)
ダビド・アンティク(リコーダー) カルレス・マグラネル(ヴィエール)
エフレン・ロペス(中世リュート、ギテルナ)
イグナジ・ジュルダ(オルガン) パウ・バリェステル(鈴、打楽器)
リュイス・ビク・ヴォカーリス(男声合唱)
カルレス・マグラネル(指揮)
録音:2007年12月29-30日、バレンシア(スペイン)、
ラ・ベネフィセンシア文化センター、アルフォンス・エル・マグナニム・
ホール
アラゴン王国に併合されたカタルーニャにおける、古い技法(ars antiqua)
による教会ポリフォニー音楽。

<DUX>
DUX 0639 \2080
アレクサンデル・タンスマン(1897-1986):
ヴァイオリンと小管弦楽のための5つの小品(1930)(*)
ヴァイオリン協奏曲(1937)(*)
バロック組曲(室内管弦楽のための;1958)
バルトシュ・ツァイレル(ヴァイオリン)
ビャウィストク・ポドラシェ・オペラ&フィルハーモニー管弦楽団
マルチン・ナウェンチ=ニェショウォフスキ(指揮)
録音:2008年4-8月、ビャウィストク(ポーランド)、
ポドラシェ・オペラ&フィルハーモニー・コンサートホール
「5つの小品」はヨゼフ・シゲティのために書かれた作品。バルトシュ・ツァ
イレルは1980年ワルシャワに生まれ、ショパン音楽アカデミーを栄誉賞付き
で卒業後、ストックホルム王立音楽院で学んだヴァイオリニスト。

DUX 0650 10枚組 \13500
ショパン生誕二百年記念
ショパン(1810-1849):ピアノ独奏作品全集
[CD-1]
ロンド Op.1/ソナタ第1番 Op.4/マズルカ風ロンド Op.5
4つのマズルカ Op.6/5つのマズルカ Op.7
[CD-2]
3つの夜想曲 Op.9/12の練習曲 Op.10(*)/変奏曲 Op.12
3つの夜想曲 Op.15
[CD-3]
ロンド Op.16/4つのマズルカ Op.17/ワルツ Op.18/ボレロ ハ長調 Op.19
スケルツォ Op.20(*)/アンダンテ・スピアナートとポロネーズ Op.22
バラード Op.23(*)
[CD-4]
4つのマズルカ Op.24/12の練習曲 Op.25(*)/2つのポロネーズ Op.26
2つの夜想曲 Op.27/2つの夜想曲 Op.27
[CD-5]
24の前奏曲 Op.28/即興曲 Op.29/4つのマズルカ Op.30
スケルツォ Op.31(*)/2つの夜想曲 Op.32
[CD-6]
4つのマズルカ Op.33/3つのワルツ Op.34/ソナタ第2番 Op.35(*)
即興曲 Op.36/2つの夜想曲 Op.37/バラード Op.38(*)
[CD-7]
スケルツォ Op.39(*)/2つのポロネーズ Op.40/4つのマズルカ Op.41
ワルツ Op.42/タランテラ Op.43/ポロネーズ Op.44
演奏会用アレグロ Op.46/バラード Op.47(*)
[CD-8]
2つの夜想曲 Op.48/幻想曲 Op.49(*)/3つのマズルカ Op.50
即興曲 Op.51/バラード Op.52(*)/ポロネーズ Op.53
スケルツォ Op.54(*)/2つの夜想曲 Op.55
[CD-9]
3つのマズルカ Op.56/子守歌 Op.57(*)/ソナタ第3番 Op.58(*)
3つのマズルカ Op.59/舟歌 Op.60(*)/ポロネーズ Op.61
[CD-10]
2つの夜想曲 Op.62/3つのマズルカ Op.63/3つのワルツ Op.64
幻想即興曲 Op.66/4つのマズルカ Op.67/4つのマズルカ Op.68
2つのワルツ Op.69/3つのワルツ Op.70
タチアナ・シェバノワ(ピアノ)
録音:ワルシャワ、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート
・スタジオ、
ポーランド放送スタジオ No.2
1980年のショパン国際ピアノ・コンクール第2位、現在ポーランドを本拠に活
躍しているシェバノワから、2010年のショパン・イヤーに向けてのビック・
プレゼント。作品番号順の収録となっています。(*)はポーランド放送からの
ライセンス音源。10枚組で6枚半分の価格です。

DUX 0657 \2080
スタニスワフ・モニュシュコ(1819-1872):
ラテン語ミサ 変ニ長調(1870)
葬送ミサ ト短調(1871)
聖ペテロのミサ 変ロ長調(1872)
マルタ・ボベルスカ(ソプラノ)
アグニェシュカ・レフリス(アルト)
ラファウ・バルトミンスキ(テノール)
ヤロスワフ・ブレンク(バス)
ワルシャワ・フィルハーモニー合唱団
アンジェイ・ビャウコ(オルガン)
ヘンリク・ヴォイナロフスキ(指揮)
録音:2008年5-8月、ワルシャワ国立フィルハーモニー・コンサートホール

DUX 0659 \2080
ダリウシュ・パラドフスキ 歌曲集
モーツァルト(1756-1791):
夕べの思い K.523/来たれ、いとしのツィター K.351/クローエに寄す K.524
ベートーヴェン(1770-1827):アデライーデ Op.46
シューベルト(1797-1828):
死と乙女 D.531/万霊節の連祷 D.343/音楽に寄す D.547
ラフマニノフ(1873-1943):夢 Op.8 No.5
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):高嶺に吹く風もなく Op.43 No.2
チャイコフスキー(1840-1893):ただ憧れを知る者だけが Op.6 No.6
ミェチスワフ・カルウォヴィチ(1876-1909):
広い広い海の上で Op.3 No.9/もっと私に話して Op.3 No.1
夜の輝きの中に眠る Op.3 No.5
ショパン(1810-1849):リトアニアの夜 Op.74 No.16/消え失せろ Op.74 No.6
ヤン・アントニ・ヴィフロフスキ(1942-):葉
フェルナンド・J・オブラドルス(1897-1945):
エル・ビト/しなやかな髪/クロ・ドゥルセのコプラ
R・シュトラウス(1864-1949):明日! Op.27 No.4/献身 Op.10 No.1
ダリウシュ・パラドフスキ(男性メゾソプラノ)
ジェフ・コーエン(ピアノ)
録音:2008年11月、ワルシャワ、ポーランド放送スタジオS2
これまでソプラニスタ(男性ソプラノ)を名乗ってきたパラドフスキですが、
声域が下ったのでしょうか。

DUX 0675 \2080
チャイコフスキー(1840-1893):
ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35(*)
幻想序曲「ロミオとジュリエット」
コンスタンティ・アンジェイ・クルカ(ヴァイオリン(*))
シロンスク・フィルハーモニー管弦楽団
ミロスワフ・ヤツェク・ブワシュチク(指揮)
録音:2008年6月、カトヴィツェ(ポーランド)、
シロンスク・フィルハーモニー・カロル・ストリヤ・コンサートホール
ポーランドの巨匠クルカ(1947年生まれ)によるチャイコフスキー。

DUX 0676 \2080
アニュス・デイ ポーランドの初期と現代の教会音楽
クシシュトフ・ペンデレツキ(1933-):アニュス・デイ(レクィエム より)
ミコワイ・ジェレンスキ(1550頃-1616頃):マニフィカト(三重合唱のための)
フシャヌフのミコワイ(1485頃-1562頃):Protexisti me, Deus
ヘンリク・ミコワイ・グレツキ(1933-):Totus Tuus
ミコワイ・ジェレンスキ:Viderunt omnes fines terra
マレク・ヤシンスキ(1949-):詩篇100
シャモトゥワフのヴァツワフ(1524頃-1560頃):Juz sie zmierzka
ミコワイ・ジェレンスキ:Magna est gloria Eius(二重合唱のための)
アンジェイ・コシェフスキ(1922-):Zdrowas, Krolewno Wyborna
ユゼフ・シフィデル(1930-):Cantus gloriosus
ヴォイチェフ・キラル(1932):アニュス・デイ
シロンスク・フィルハーモニー合唱団
ヴァルデマル・ストリク(指揮)
録音:2008年8月、カトヴィツェ(ポーランド)、
シロンスク・フィルハーモニー・コンサートホール

DUX 0677 \2080
リトル・ビッグ・ミュージック
ブリテン(1913-1976):フランク・ブリッジの主題による変奏曲 Op.10
ホルスト(1874-1934):セントポール組曲 Op.29 No.2
ヴィトルト・ルトスワフスキ(1913-1994):5つの民謡
ヴォイチェフ・キラル(1932):オラヴァ(室内管弦楽のための;1986)
シロンスク室内管弦楽団
マッシミリアーノ・カルディ(指揮)

DUX 0678 \2080
クシシュトフ・ペンデレツキ(1933-):室内管弦楽作品集
「失楽園」から アダージェット
(イングリッシュホルンと弦楽合奏のための版;1979)(*)
シャコンヌ(ヨハネ・パウロ2世の記念に;2005)
アニュス・デイ(レクィエム より、
ボリス・ペルガメンシコフ編曲による弦楽合奏のための版;1994)
24の弦楽器のための間奏曲;1973)
エルサレムの七つの門(1998)から 深き淵より
弦楽合奏のためのセレナード(1996-1997)
バロック様式による3つの小品(映画「The Sargasso Manuscript」の
サウンドトラックによる、弦楽合奏のための;1963)
弦楽のためのシンフォニエッタ(1992)(+)
アルブレヒト・マイヤー(イングリッシュホルン(*))
ヤクプ・ハウファ(ヴァイオリン(+))
アルトゥル・パチョルキェヴィチ(ヴィオラ(+))
イェジ・クロツェク(チェロ(+))
シンフォニア・ヴァルソヴィア
クシシュトフ・ペンデレツキ(指揮)
録音:2008年9月、ワルシャワ生命科学大学クリスタル・ホール

DUX 0679 \2080
エルジビェタ・シコラ(1943-):ソロ&エレクトロニクス
オルフェウスの頭 II(フルートとテープのための;1981-1982)(*)
チェロとテープのための組曲(1990)(+)
チェンバロとテープのための組曲 II(1993)(#)
虹色の反映[Reflets Iris&eacute;s]
(ピアノとエレクトロアコースティック・サウンドのための;2005)(**)
エマニュエル・オフェール(フルート(*))
デイヴィッド・シンプソン(チェロ(+))
ゴシカ・イスフォルディング(チェンバロ(#))
ヴィレム・ラチューミア(ピアノ(**))
録音:2008年11月25日-12月1日、パリ、IRCAM、他

DUX 0680 \2080
ヴィヴァ・ヴィヴァルディ
ヴィヴァルディ(1678-1741):
ギター、弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ長調 RV93
ヴァイオリン、ギターと通奏低音のための協奏曲イ長調 RV82(*)
ギター、弦楽と通奏低音のための協奏曲ハ長調 RV425
ヨハン・ジギスムント・ヴァイス(1690-1737):
ギター、弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ短調
クシシュトフ・メイシンゲル(ギター、指揮)
ヴァルデマラ・コシミェヤ(ヴァイオリン(*))
カペラ・ビドゴスティエンシス(室内管弦楽団)
マウゴジャタ・ヴェングレルスカ=ポサジ(チェロ:通奏低音)
カタジナ・トムチャク=フェルトリン(チェンバロ)
録音:2007年1月、ビドゴシュチ(ポーランド)、
ポモジェ・フィルハーモニー・コンサートホール、ライヴ
クシシュトフ・メイシンゲル(1984年生まれ)はポーランドの若手有望ギタリ
スト。モダーン楽器使用。

DUX 0681 \2080
ミコワイ・ジェレンスキ(1550頃-1616頃):
「奉献唱集」(1611)、「聖体拝領唱集」(1611)から
Anima Nostra / Ave Maria / Video Caelos Apertos(*)
Desiderium Animae Eius / Deus Firmavit / Ego sum pastor bonus
Elegerunt Apostol / Inveni David / Responsum Accepit(*)
Iustus Ut Palma Florebit / Laetentur caeli / Confundantur Superbi(*)
Posuisti Domine / Reges Tharsis / Gustate Et Videte(*)/ Terra Tremuit
Principes Persecuti Sunt(*)/ Tui Sunt Caeli
エマ・カークビー(ソプラノ(*))
カペラ・クラコヴィエンシス
アンジェイ・ビャウコ(オルガン)
スタニスワフ・ガウォンスキ(指揮)
録音:2008年8月18-21日、クラクフ(ポーランド)、ファティマの聖母教会
ジェレンスキはポーランドの作曲家・オルガニストで、ローマで学んだとい
う説もありますが、その生涯について詳しいことはほとんどわかっておらず、
彼の名を伝えるものは「奉献唱集」と「聖体拝領唱集」の2巻の曲集のみで
す。「奉献唱集」には複合唱形式による壮大な作品、「聖体拝領唱集」には
小編成の作品が収められています。




<FONORUZ>
CDF 2117 \2300
宮廷の奏楽、喜劇の中の舞曲集
スペイン・バロックのガイヤルド、ハカラ、ホタ、セギディリャ、
ファンダンゴ、他
不詳:
ゴンゴラのハカラ/ゴンゴラのガイヤルド/ゴンゴラのパッサカリア/
フォリア
チャコナ[シャコンヌ]/ビリャノ/エル・アマブレ・バリアド/
セギディリャ
サンティアゴ・デ・ムルシア:ホタ
不詳:ラ・ファボリタ
サンティアゴ・デ・ムルシア:サランベケス/ファンダンゴ
ホセ・レクエロ:スペインのタランテラ
シンコ・シグロス
ミゲル・イダルゴ(ギター、アーチリュート、ディレクター)
アントニオ・トラルバ(リコーダー) ガブリエル・アレリャノ(ヴァイオリン)
ホセ・イグナシオ・フェルナンデス(バンドゥリア)
ダニエル・サエス(コラチョン) アントニオ・サエス(打楽器)
録音:2008年7月、スペイン、カサリャ、カルトジオ会教会




<CARPE DIEM>
CARPE 16272 \2180
CRADLE OF CONCEITS
アントニー・ホルボーン(1545-1602):ファンタジー、エア&舞曲集
Cradle pavan(+)/ As it fell on a holly eve(*)/ Cradle of conceites(*)
Fantasia No.3(*)/ Prelude(#)/ Tres choses(#)/ Pavane No.2(*)
Galliard No.2(*)/ Pearl(*)/ Muy linda(*)/ Pavane quadro(**)
What you will(**)/ The oulde almaine(++)/ Pavane passamezzo(++)
Galliard passamezzo(++)/ Heartes ease(*)/ Heigh ho holiday(*)
Jast(*)/ Fantasia No.1(#)/ Last will and testament(#)
The new yeares gift(*)/ The teares of the muses(*)
Mr.D.Bonds galliard(*)/ Playfellow(*)/ Responce galliard(*)
Night watch(#)/ Lullaby(#)
リー・サンタナ
(リュート(*)、バス・リュート(+)、バンドーラ(#)、チターン(**)、
ツィターライン(++))
録音:ドイツ、デートリンゲン
フロリダ生まれのリュート奏者リー・サンタナが5種類の撥弦楽器を弾き分け
て、イングランド・ルネサンスの作曲家・リュート奏者ホルボーンの作品を演
奏。アルバム・タイトルになっている「Cradle of conceit(e)s」は「奇想の
揺りかご」とでも訳したらよろしいのでしょうか。

CARPE 16273 \2180
JOHN COME KISS ME NOW
17世紀イングランドの様々な楽器のための組曲、ディヴィジョンと舞曲集
ジョン・プレイフォード(1623-1686):ノバディズ・ジグ
マシュー・ロック(1621-1677):「小コンソート」から 組曲第7番ト短調
デイヴィッド・メル(1604-1662):ジョン、私にキスして
ジョン・プレイフォード:
「イングランドの舞踏教師」から 陽気な乞食たち-シメロンの踊り
フランチェスコ・コルベッタ(1615-1681):スペインのパヴァン(ギター独奏)
マシュー・ロック:
「ブロークン・コンソート」第2部 から 組曲第2番ニ短調
「2部のコンソート、友人たちのための」から 組曲第4番ホ短調(原調:イ短調)
ソロモン・エクルズ(1618-1683):グラウンド上のディヴィジョン
ヘンリー・パーセル(1659-1695):グラウンド ハ短調(チェンバロ独奏)
マシュー・ロック:
「2部のコンソート、友人たちための」から 組曲第6番イ短調/イ長調
ジョン・プレイフォード:
アイルランドのブレ/スコッツ・ラント/ウォリングフォード・ハウス/
女王の喜び
ラ・ベアタ・オランダ
クラウディア・ホフマン(ヴァイオリン、ポシェット)
ゲラルト・シュテンプフェル(リコーダー、ヴィオル)
トルステン・ブライヒ(テオルボ、アーチリュート、ギター、キタローネ)
ティナ・シュペックホーファー(チェンバロ)
録音:2008年8月9-12日、ドイツ、アウハウゼン
ラ・ベアタ・オランダはオランダのハーグ王立音楽院でシギスヴァルト・クイ
ケン、寺神戸亮に師事したクラウディア・ホフマンによって1992年にドイツの
フライブルクで創設されたアンサンブル。ディヴィジョンは17世紀にイングラ
ンドで流行した変奏曲の一種です。

CARPE 16271 \2180
【廃盤・数量限定 ※入手出来ない場合もございます】
イメージ ギター・デュオのためのフランス音楽
セザール・フランク(1822-1890):前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18
ピエール・プティ(1922-2000):トッカータ
フランシス・プーランク(1899-1963):フランス組曲
ジャック・イベール(1890-1962):15の影像による組曲
ピエール・プティ:タランテラ
デュオ・ファンダンゴ
クラウディア・ハイン、カトリン・レートリヒ(ギター)
録音:2002年、ヴィルヘルムザウエ、ファハベルク教会
ピエール・プティ以外は編曲作品。プティはパリ音楽院でナディア・ブーラン
ジェに師事した作曲家・ピアニストで、25年にわたって「フィガロ」誌に批評
を執筆、またテレビ番組のホストも務めました。収録された彼の2作品は、イ
ダ・プレスティとアレクサンドル・ラゴヤのギター・デュオのために書かれた
ものです。




<CORELIA>
CC 802880 \2300
信号旗 金管楽器と吹奏楽のための協奏曲集
アンデシュ・ソルド(1955-):
フランク・プルチーニ氏の人生におけるある一日
(トランペットと吹奏楽のための組曲)(*)
イダ・ゴトコフスキー:トロンボーンと吹奏楽のための協奏曲(+)
アンデシュ・ソルド:激情的協奏曲(ホルンと吹奏楽のための)(#)
ジョフロワ・タミジエ(1973-):
ブエノスアイレスの眠れない夜(テューバと吹奏楽のための)(**)
ティエリー・ティボー:信号旗(金管四重奏と吹奏楽のための)(++)
フランク・プルチーニ(トランペット(*))
ブリュノ・フラウ(トロンボーン(+))
ジャン=ピエール・セネデス(ホルン(#))
ティエリー・ティボー(テューバ(**))
アンサンブル・エプシロン(++)
ブレスト艦隊軍楽隊
クロード・ケメッケル(指揮)

CC 892712[CD-R] \2300
オープン・バット
ギー・クタンソン、J・L・グルネイ:オープン・バット
フランク・アンドレ:カステル・パレード
ピエール・サーオルボルグ[Pierre Saaorborg]:ウォーキング
アンドレ・ブルエ:ラヴリー・ドリーム
ベルナール・ブリュイェール:反射[Reflets]
J・L・クテュリエ:リトルネッロ[Ritournelle]
ピエール・ビゴ:金管四重奏のための小組曲
ジャック・ドヴォージェル:テューバ・メロディック
ギー・リュイペール:ドミンゴ
ギー・クタンソン:ヴィヴァ・カリーナ
ギー・クタンソン、J・L・グルネイ:榴弾
フランク・アンドレ、ジャン=マリー・ブスケ:トレードマーク
ギー・リュイペール:ジャンボリー
ジャン・ブルキエール:ナインティーワン
フランス国家警察金管打楽器バンド
ギー・クタンソン、セルジュ・ペスティ(指揮)

CC 898826[CD-R] \2300
マルク・ステッカル/ジャン=クロード・ドカロンヌ台本:
音楽劇「トニー・テューバ」(童声、テューバ・アンサンブルと打楽器のための)
ミトリ・モリー音楽院の児童たち(語り、合唱)
テューバパック
マルク・ステッカル(指揮)
録音:1998年3月31日-4月2日、フランス、ミトリ・モリー、
ジャン・ヴィラール・ホール

CC 804892[CD-R] \2300
フレデリク・ジャックマン(作曲・台本):音楽劇「ラ・フォンテーヌと子供」
(ラ・フォンテーヌの寓話による、児童合唱とオーボエ・オーケストラのための)
シュノーヴ音楽院&ポール・ベール小学校の児童たち
シュノーヴ音楽院管弦楽団
ドミニク・ジャックマン(指揮)

※[CD-R]表示商品の最新供給盤はCD-Rとなっております。ご注意ください。
CDプレス盤が入荷する可能性が無いとは申し上げられませんが、CDプレス盤に
限定して受注することはできません。なにとぞお許しください。




<DISCMEDI BLAU>
DM BOX 25 4枚組 \6240
アラガル
【DM 862-02】
ジャウメ・アラガル つれない心
カルディッロ:つれない心(カタリ、カタリ)
ファルヴォ:彼女に告げて
トスティ:マレキアーレ
カプア:君に口づけを!
ペンニーノ:なぜ?
ベッリーニ:光差す窓辺
タリアフェッリ:プジレコの漁師
クルティス:泣かないお前(君を求めて)
トスティ:セレナータ
チョッフィ:五月の夜
マリオ:遥かなるサンタ・ルチア
ガスタルドン:禁じられた音楽
レオンカヴァッロ:朝の歌
クルティス:帰れソレントへ
カプア:オー・ソレ・ミオ
ジャウメ・アラガル(テノール)
リセウ大劇場交響楽団
ハビエル・ペレス・バティスタ(指揮)
録音:1996年6、9、10月、サンクガート文化センター劇場ホール
【DM 859-02】
ジャウメ・アラガル オペラ・アリア・リサイタル
レオンカヴァッロ:「道化師」、
プッチーニ:「外套」、「ヴィッリ」、「西部の娘」、
「トゥーランドット」、
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」、
ヴェルディ:「ルイザ・ミラー」、「エルナーニ」、「運命の力」、
「アイーダ」、
ポンキエッリ:「ジョコンダ」から
ジャウメ・アラガル(テノール)
イギリス室内管弦楽団
ハビエル・ペレス・バティスタ(指揮)
録音:1997年夏、ロンドン、ブラックヒース・コンサートホール
【DM 725-02】
ジャウメ・アラガル 君への愛ゆえに-カタルーニャの歌
ジュゼプ・リバス:君の愛のために
アマデウ・ビベス:移民
アペレス・メストレス:居酒屋の歌
フェデリク・モンポウ:君の上には花ばかり
エンリク・モレーラ:ああ、マルガリーダ/デマーティの星/つばめ
エドゥアルド・トルドラ:
サンタ・ルシアのロマンス/五月/見習い水夫の歌/別れの歌/小唄
シャビエ・モンサルバージェ:民謡の主題によるマドリガル(鳥の歌)
ジャウメ・アラガル(テノール)
バルセロナ交響楽団
サルバド・ブロトンス(指揮)
【DM 916-02】
ジャウメ・アラガル 憐れみたまえ、主よ(友のために)
ストラデッラ:憐れみたまえ、主よ
ピエトリ:マリステッラ
フランク:天使の糧
カルダーラ:たとえつれなくても/太陽の光のように
マスカーニ:アヴェ・マリア
カルダーラ:親愛なる森よ
ビゼー:アニュス・デイ
デンツァ:妖精の瞳
グノー:アヴェ・マリア
B・マルチェッロ:私を燃え上がらせる炎
ジャウメ・アラガル(テノール)
マルコ・エヴェンジェリスティ(ピアノ)
録音:バルセロナ、B+Bスタジオ
既発売盤のセット化。4枚組で3枚分の価格です。

DM BOX 31-02 3枚組 \4160
カレーラス、ポンス、アラガル 3つの声
【DM 4229-02】
ホセ・カレーラス T'estim i t'estimare
T'estim i t'estimare(Antoni Mus / Antoni Parera)
Pais petit(Lluis Llach)
Canco de Sants(Guillem d'Efak / Antoni Parera)
Veles e vents(Ausias march / Raimon)
Sota un cirerer florit(Joan Manuel Serrat)
La meva ciutat(Josep Ma Andreu / Antoni Parera)
Se'n va anar(Josep Ma Andreu / Lleo Borrell)
Dia i nit(Night and Day- Cole Porter)(*)
L'arbre(Josep Ma Andreu / Lleo Borell)
Boig per tu(Carles Sabate / Pep Sala / Joan Cpadevila)
Els vells amants(Joan Manuel Serrat)
Com he fet sempre(My Way - Anka / Francois / Treyaux / Thibaut)(+)
ホセ・カレーラス(テノール)
バルセロナ交響楽団
ダビド・ヒメネス・カレーラス(指揮)
録音:2006年6月12-14日、バルセロナ、アウディトリ
2006年9-11月、バルセロナ、ポブレノウ、アリアンサ・カジノ劇場
「昼も夜も」(*)、「マイ・ウェイ」(+)の他はカレーラスの故郷カタルーニャ
のポピュラー・ソングと思われます。カタルーニャ語による歌唱。
ジュアン・ポンス 友と歌う
オルテガ・モナステリオ:Escolta es vent
J・M・トマス:Aubada
リュイス・リャック:特別な愛(*)
民謡/デゼアード・メルカダル編曲:Sa Nuvia d'algendar
マヨルカ民謡/Ll・ビダル編曲:ナポリの都(+)
民謡/アントニ・ロス・マルバ編曲:6つのディヴェルティメント風歌曲
Els fadrins de Sant Boi,El maridad,Muntanyes regalades(#),
Els tres tambors,El ball de la civada,L'Hereu Riera
メノルカ民謡/マヌエル・カンプ編曲:ロゼタ夫人のロマンス(**)
カタルーニャ民謡/サルバド・ブロトンス編曲:漁師の歌
同/アントニ・ロス・マルバ編曲:海の静けさ(+)
同/ジュアン・アルベルト・アマルゴス編曲:アメリアの遺言
ビエル・マジョラル:幻想の歌(++)
カタルーニャ民謡/ジュアン・アルベルト・アマルゴス編曲:アラゴンの貴婦人
メノルカ民謡/サルバド・ブロトンス編曲:Son teus ullets
ジュアン・ポンス(バリトン)
リュイス・リャック(歌(*))
ニーナ(歌(+))
ホセ・カレーラス(テノール(#))
マリア・デル・マル・ボネート(歌(**))
ビエル・マジョラル(歌(++))
アントニ・ロス・マルバ(指揮)
バルセロナ交響楽団
メノルカ大聖堂カペーリャ・ダビーディカ(合唱)
録音:サン・クガート・デル・バイェス・ホール/メノルカ島
【DM 725-02】
ジャウメ・アラガル 君への愛ゆえに-カタルーニャの歌
ジュゼプ・リバス:君の愛のために
アマデウ・ビベス:移民
アペレス・メストレス:居酒屋の歌
フェデリク・モンポウ:君の上には花ばかり
エンリク・モレーラ:ああ、マルガリーダ/デマーティの星/つばめ
エドゥアルド・トルドラ:
サンタ・ルシアのロマンス/五月/見習い水夫の歌/別れの歌/小唄
シャビエ・モンサルバージェ:民謡の主題によるマドリガル(鳥の歌)
ジャウメ・アラガル(テノール)
バルセロナ交響楽団
サルバド・ブロトンス(指揮)

DM 4051-02 \2080
【未案内旧譜】
17-18世紀カタルーニャのオルガン音楽
ジュアン・バプティスタ・カバニリェス(1644-1712):
トッカータ第6番/ガイヤルド第5番
アントニオ・ソレール(1729-1783):フーガ ヘ長調
ミケル・ロペス(1669-1723):エコーとコントラエコーの練習曲
アンセルム・ビオラ(1738-1798):16のヴァース第7旋法
アントニオ・ソレール:パルティータ
カルレス・バゲル(1768-1808):シンフォニア ニ長調
ミケル・ゴンザレス(オルガン)
録音:2003年11月、スペイン、マヨルカ島、ミニムス・デ・カンポス修道院
使用楽器:1823年、ガブリエル・トマス製

DM 4052-02 \2080
【未案内旧譜】
アンセルム・ビオラ(1738-1798):
ミサ・アルマ・レデンプトーリス・マーテル[ミサ「救い主のうるわしき御母」]
オルガンのためのパルティータ
主を畏れる者は幸いなり/われは満ち足れり/マニフィカト(7声)
モンセラ修道院聖歌隊
アンティクス・エスコランス合唱団&管弦楽団
グレゴリ・エストラダ(オルガン)
イレネウ・セガラ(指揮)
録音:1989年2月、スペイン、モンセラ修道院教会堂
アンセルム・ビオラはモンセラ(モンセラート)合唱学校および修道院で学び、
モンセラで音楽教師を務めた作曲家。

DM 4053-02 \2080
【未案内旧譜】
ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ(1525-1594):
ミサ・デ・ヴェアタ・ヴィルジネ[聖母のミサ](6声)
立ち出でよ[Surge propera](4声)/アヴェ・マリア(5声)
鹿のように-何と美しい[Sicu cervus - Quam Pulchri sunt](5声)
アヴェ・マリア(4声)/われは色黒し[Nigra sum](5声)
幸いなるかな[Beata es](8声)/サルヴェ・レジナ(8声)
モンセラ修道院聖歌隊
カペリャ・デ・ムジカ・デ・モンセラ
イレネウ・セガラ(指揮)
録音:1994年5月、スペイン、モンセラ修道院教会堂

BLAU CD 283 \2080
【未案内旧譜】
ジャウメ・アラケル(1785-1823):レクイエム(1818)
ラケル・ピエロッティ(メゾゾプラノ)
ルカ・カザリン(テノール)
ジュアン・ポンス(バリトン)
サン・アントニ・デマオ合唱団
メノルカ室内管弦楽団
ジュアン・コンパニー(指揮)
録音:2000年11月、スペイン、メノルカ島、マオ、サンタ・マリア教区教会、
ライヴ
メノルカ島のマオに生まれ、38歳足らずで没したスペインの作曲家アラケル
の、おそらく生誕125年を記念して行われた演奏会のライヴ録音。



<ACTE PREALABLE>
AP 0175 \2080
ロムアルト・トファルドフスキ(1930-):オルガン作品集
幻想曲(1982)/主題と変奏曲(1982)/カンツォーナ(2005)
悲歌(1982)/コラール(2006)/トッカータとコラール(2002)
3つの間奏曲(2004)/祝典音楽(2002)/復活祭三部作(2005)
ミロスワフ・ピェトキェヴィチ(オルガン)
録音:2007年12月28日、ワルシャワ音楽アカデミー

AP 0178 \2080
フランチシェク・レッセル(1780-1838):
2つのフルートのための3つの大二重奏曲 Op.1
エルジビェタ・ガイェフスカ、ハンナ・トゥロネク(フルート)
録音:2007年12月、スタジオ・ラスキ

AP 0179 \2080
ロムアルト・トファルドフスキ(1930-):
ヴァイオリン協奏曲(2006)(*)/ヘブライの旋律(1977)(+)
ピアノ協奏曲第1番(1956)(#)/バレエ「裸の王子」からの3つの断章(1960)(**)
アンジェイ・ゲンプスキ(ヴァイオリン、指揮(*))
ゼノン・ブジェフスキ・ワルシャワ弦楽合奏団(*)
ロムアルト・ゴウェンビオフスキ(クラリネット(+))
エルスネル青年交響楽団(+)
ピオトル・ヴァイラク(指揮(+))
ヨアンナ・ワヴリノヴィチ(ピアノ(#))
ビャウィストク・ポドラシェ・オペラ&フィルハーモニー管弦楽団(#)
ヴォイチェフ・ライスキ(指揮(#))
オーフス交響楽団(**)
カロル・ストリヤ(指揮(**))
録音:2007年1月(*)、11月(+)、12月(#)、1982年1月(**)

AP 0182 \2080
カロル・シマノフスキ(1882-1937):ピアノ作品集
9つの前奏曲 Op.1/変奏曲変ロ短調 Op.3/練習曲変ロ短調 Op.4 No.3
メトープ Op.29/20のマズルカ Op.50 から Nos.1-4
岩本恵里(ピアノ)
録音:2008年1月29、31日、ワルシャワ、ポーランド放送スタジオS1

AP 0189 \2080
ヴェルディ(1813-1901):歌曲集
亡命者(1839)/誘惑(1839)/乞食(1847)/ストルネッロ(1869)
6つのロマンス(1838)
墓に近寄らないでほしい,エリーザよ、疲れた詩人は死んでいく,
孤独な部屋で,暗い夜を恐れて,私の安らぎは失せて,悲しみに沈んで
6つのロマンス(1845)から ジプシー女,乾杯
クリスティナ・ロルバフ(ソプラノ)
エルジビェタ・ティシェツカ(ピアノ)
録音:2003年7月、ポーランド、ウーチ放送スタジオ

AP 0190 \2080
トマシュ・カミェニャク(1981-):ピアノ作品集
日の際に[Am Range des Tages]Op.40(2008)
幻影の書 Op.32(2004)/瞑想 Op.38(2006)/組曲 Op.37(2005-2006)
トマシュ・カミェニャク(ピアノ)
録音:2008年7月7-8日、ワルシャワ、ポーランド放送スタジオS1

AP 0192 \2080
レシェク・クワコフスキ(1955-):ミサ・ミゼリ・コルディス(2007)
マグダレナ・グルシュチンスカ=ヴォイトチャク(ソプラノ)
ヴィエスワヴァ・マリシェフスカ(アルト)
ピオトル・クシェヴィチ(テノール)
ピオトル・レンパ(バス)
ユベントゥス・カンタンス合唱団
P.S.M.II St.合唱団
カコフォニア合唱団
シンタグマ合唱団
ポーランド・フィルハーモニー管弦楽団「シンフォニア・バルティカ」
ボフダン・ヤルモウォヴィチ(指揮)
録音:2008年4月2日、ポーランド、スウプスク
前ローマ法王ヨハネ・パウロ2世に捧げられた作品。

AP 0193 \2080
ロムアルト・トファルドフスキ(1930-):
金口イオアン聖体礼儀(聖ヨハネス・クリュソストモスの典礼)
「キイフスカ」(2007)
ペトロ・フレコフ(バス:先唱者)
ロマン・プフコ(テノール:司祭)
室内合唱団「キエフ」
ミコラ・ホブディフ(指揮)
録音:2007年9月、ウクライナ、キエフ、三位一体教会



<POLSKIE NAGRANIA>
PNCD 1201 \2080
新世代 ヤツェク・コルトゥス
ショパン(1810-1849):ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35
リスト(1811-1886):ピアノ・ソナタ ロ短調
ヤツェク・コルトゥス(ピアノ)
録音:2007年10月30日、11月2日、
ワルシャワ、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタ
ジオ
1988年7月12日生まれ、録音当時は19歳という若さながら、すでに10年にわたっ
て名教授ヴァルデマール・アンジェイェフスキに師事しているというポーラン
ドのピアニスト、ヤツェク・コルトゥスのデビューCD。

PNCD 1227 \2080
ハリナ・チェルニ=ステファンスカ
ショパン(1810-1849):
ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11(*)
アンダンテ・スピアナートと大ポロネーズ変ホ長調 Op.22(*)
ポロネーズ変ロ長調 Op.71 No.2(+)/ポロネーズ ハ短調 Op.40 No.2(+)
マズルカ イ短調 Op.17 No.4(#)/練習曲ハ短調「革命」Op.10 No.12(#)
ハリナ・チェルニ=ステファンスカ(ピアノ)
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団(*)
ボフダン・ヴォディチコ(指揮(*))
録音:1957年、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサートホール(*/+)
1951年、ライヴ(#)
ハリナ・チェルニ=ステファンスカ(1922-2001)による歴史的録音。(#)はアン
コールと表記されています。

PNCD 966 \2080
ブラームス(1833-1897):
ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための二重協奏曲イ短調 Op.102(*)
ヴィトルト・ルトスワフスキ(1913-1994):
チェロ協奏曲(+)/グラーヴェ(チェロとピアノのための)(#)
ロマン・ヤブウォンスキ(チェロ)
コンスタンティ・アンジェイ・クルカ(ヴァイオリン(*))
スタニスワフ・ヴィスウォツキ(指揮(*))
ヴィトルト・ルトスワフスキ(指揮(+))
ポーランド国立放送交響楽団(*/+)
サボルチ・エステーニュイ(ピアノ(#))
録音:1980年2月8-11日(*)、1976年6月(+)、カトヴィツェ(*/+)
1981年11月18-27日、ワルシャワ、「ワルシャワの秋」国際現代音楽祭、
ライヴ(#)
ロマン・ヤブウォンスキはルトスワフスキに信頼され国内外の現代音楽を積極
的に演奏したポーランドのチェリスト。(*)では名手クルカと共演。



<Polskie Radio>
PRCD 1072 \3250 ※1月18日までのご注文特価 \2700
カスパル・フェルスター・Jr 教師と生徒
ジャコモ・カリッシミ(1605-1674)
:ヴァニタス・ヴァニタートゥム[Vanitas vanitatum](*/+)
マルコ・スカッキ(1600頃-1662):
すべての民よ、手を打ち鳴らせ[Omnes gentes, plaudite manibus](#/++)
聖ラウレンティウスは[Beatus Laurentius](*/+/#/++)
主に向いて歌え[Cantate Domino](#/++)
カスパル・フェルスター・Jr(1616-1673):
ペリシテ人は兵を集め[Congregantes Philistei agmina sua](+/#/++)
おお、なんと甘美な[O quam dulcis](*/#)
イエス、甘美なる記憶[Jesu dulcis memoria](++)
ソナタ「ラ・シドン」[Sonata "La Sidon"]
不幸のうちにわれ何を行うべきや[Quid faciam misera ?](*/+/++)
ソナタ ハ短調
ああ、重き罪人らよ[Ah, peccatores graves](*/+/#/**/++)
オルガ・パシェチニク(ソプラノ(*))
マルタ・ボベルスカ(ソプラノ(+))
カイ・ヴェッセル(男性アルト(#))
クシシュトフ・シュミト(テノール(#))
ヤツェク・ヴィスウォツキ(テノール(**))
ディルク・スネリングス(バス(++))
イル・テンポ
アガタ・サピエハ、マリア・ドゥジク(ヴァイオリン)
マルチン・ザレフスキ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
リリアナ・スタヴァルツ(ポジティヴ・オルガン)
[ゲスト]
アンナ・シリヴァ、マルタ・バリツカ(ヴィオラ) 
ウィム・マセーレ(テオルボ)
ラファウ・セヴェリニャク(ヴィオローネ)
トマシュ・ドブジャンスキ、チェスワフ・パウコフスキ、
マルチン・スコトニツキ、
シモン・ユゼフォフスキ(リコーダー)
録音:2000年11月1-4日、ワルシャワ、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフ
スキ・コンサート・スタジオ
ポーランドのダンツィヒ(現グダンスク[グダニスク])に生まれたドイツの作
曲家カスパル・フェルスター(父親も同名の作曲家)と、彼の師であるイタリア
の作曲家カリッシミ、スカッキの教会音楽作品集。



<ARTESMON>
AS 724-2 \2300
知られざるチェコのヴィオラ
ヤン・クシュチテル・ヴァンハル(1739-1913):ヴィオラ協奏曲ハ長調(*)
フランチシェク・クサヴェル・ブリクシ(1732-1771):ヴィオラ協奏曲ハ長調(+)
ヨセフ・プシュマン(1738-1794):ヴィオラ協奏曲ハ長調(#)
ヤン・ピェルシュカ(ヴィオラ)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団員による室内管弦楽団
アンドレアス・セバスティアン・ヴァイザー(指揮)
録音:2006年9月7日(*)、16日(+)、2007年4月1日(#)、
プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルジャーク・ホール
ヤン・ピェルシュカ(1951年生まれ)は1977年から1985年までプラハ交響楽団首
席を務め、1985年以来スタミツ(シュターミッツ)弦楽四重奏団のメンバーとし
て活躍しているチェコのヴィオラ奏者。

AS 725-2 \2300
ヴァイオリン名曲集
サラサーテ(1844-1908):カルメン幻想曲 Op.25(*)
マスネ(1842-1912):タイスの瞑想曲(+)
サン=サーンス(1835-1921):序奏とロンド・カプリチョーソ Op.28(+)
ラフマニノフ(1873-1943):ヴォカリーズ Op.34 No.14(#)
チャイコフスキー(1840-1893):ワルツ=スケルツォ Op.34(#)
フォーレ(1845-1924):夢のあとに Op.7 No.1(#)
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン Op.20(**)
イジー・ポスピーハル(ヴァイオリン)
チェコ・フィルハーモニック・コレギウム
録音:2007年1月25-26日(*)、2月16-17日(**)、4月13日(+)、6月12日(#)、
プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルジャーク・ホール
イジー・ポスピーハル(1976年生まれ)は現在チェコ・フィルハーモニー管弦楽
団コンサートマスター代理を務めているチェコのヴァイオニスト。

AS 726-2 \2300
アンドルー・ダウンズ(1950-):
ヴァイオリン、ホルンとピアノのためのソナタ Op.93
ハインリヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルク(1843-1900):
ヴァイオリン、ホルンとピアノのための三重奏曲ニ長調 Op.61
ブラームス(1833-1897):
ヴァイオリン、ホルンとピアノのための三重奏曲変ホ長調 Op.40
プラハ・ブラームス三重奏団
モニカ・ヴラプツォヴァー(ヴァイオリン) 
オンドジェイ・ブラヴェツ(ホルン)
ダニエル・ヴィエスネル(ピアノ)
録音:2007年9月12-14日、ドイツ、レーゲンスブルク、

AS 728-2 \2300
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1776):
弦楽と通奏低音のための組曲「昔と今の諸国民」ト長調 TWV55:G4
フルート、ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ長調 TWV42:D4
ファゴットと通奏低音のためのソナタ ヘ短調 TWV41:f1
2つのヴァイオリンと通奏低音のためのコレッリ風ソナタ第5番ト短調
TWV42:g4
弦楽と通奏低音のための組曲「ラ・ピュタン」TWV55:G1
ヴェンティ・ディヴェルシ・アンサンブル
ダニエラ・ソウチコヴァー、くろしま・あき(ヴァイオリン)
イジー・ポスレドニー(ヴィオラ) ペトル・リエス(コントラバス)
ハナ・ブロジョヴァー(フルート) ヤン・トゥリ(オーボエ)
マルチン・ペトラーク(ファゴット、アーティスティック・ディレクター)
イジナ・マレショヴァー(オルガン、打楽器) 
フィリプ・ドヴォジャーク(オルガン)
ヤン・ケレル、パヴェル・ポリーフカ、ミハエル・クロウティル、(打楽器)
録音:2007年10月20-23日、プラハ、チェコスロヴァキア・フス派教会
ヴェンティ・ディヴェルシはチェコ・フィルのファゴット奏者マルチン・ペト
ラークによって2006年春に創設された、モダーン楽器で17-18世紀の音楽を演
奏するアンサンブル。

AS 729-2 \2300
アンドルー・ダウンズ(1950-):ホルンとワーグナー・テューバのための音楽
4つのホルンのための Op.22(*)
6つのホルンのための組曲 Op.69(+)
8つのワーグナー・テューバのための5つの劇的小品 Op.80(#)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団ホルン・セクション
オンドジェイ・ヴラベツ、ヤン・ヴォボジル、スタニスラフ・スハーネク、
ズデニェク・ディヴォキー、ペトル・ドゥダ、インドジフ・コラーシュ、
ペトラ・チェルマーコヴァー、イジー・ハヴリーク
録音:2008年3月19-20日、4月13日(#)、3月21日(+)、4月8、10日(*)、
プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルジャーク・ホール
アンドルー・ダウンズは英国バーミンガム生まれの作曲家。このCDはホルン
奏者であった彼の父フランク・ダウンズを記念して制作されたものです。ワ
ーグナー・テューバは作曲家ワーグナーが「ニーベルングの指環」の上演の
ために考案した楽器で、外観はテューバの小型版のようですがホルン奏者に
よって演奏されます。



<OUT OF THE FRAME>
OUT 026 \2300
ドヴォルジャーク(1841-1904):ヴァイオリン協奏曲イ短調 Op.53
シベリウス(1865-1957):ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.47
ヤクプ・ユネク(ヴァイオリン)
チェコ・ナショナル交響楽団
ヤン・ハルペツキー(指揮)
録音:2007年11-12月、スタジオCNSO、ギャラリー No.1
1988年プラハ生まれのヴァイオリニスト、ヤクプ・ユネクのデビューCD。現在
プラハ音楽院およびプラハ音楽アカデミーに在学中の彼はこの録音の時点で
19歳の若さ。




<ROSA>
RD 1638 \2300
フィリポフ、聖母マリア教会堂のオルガン
ディートリヒ・ブクステフーデ(1637-1707):
前奏曲、フーガとシャコンヌ ハ長調
ヘンリー・パーセル(1659-1695):トランペット・チューンとエア
ディートリヒ・ブクステフーデ:トッカータとフーガ ヘ長調
ジェレマイア・クラーク(1674-1797):デンマーク王子の行進曲
J・S・バッハ(1685-1750):幻想曲とフーガ ハ短調 BWV537
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):
コラール編曲「暁の星のいと美しきかな」
ブラームス(1833-1897):コラール前奏曲「おお、慈悲深き神よ」Op.122 No.7
マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925):
アントレ・ポンティフィカーレ[Entr&eacute;e Pontificale]
エドゥアルト・ヤルシェル(1879-1956)/イジー・フルム編曲:
病の癒し[Salus infirmarum]
シークフリート・カルク=エーレルト(1877-1933):
アンティフォン「われ御身に感謝す、愛する主よ」Op.65 No.37
イジー・フルム(オルガン)
録音:2007年7月13-14日、チェコ、フィリポフ、聖母マリア教会堂
使用楽器:1888年、ヘルマン・オイレ[Hermann Eule]製



<VIXEN>
V1-5001 \2180
ヤナーチェク(1854-1928):弦楽のための組曲
シューベルト(1797-1828)/マーラー編曲:
弦楽四重奏曲第14番ニ短調「死と乙女」D.810
カメラータ・ボヘミカ・プラハ
グンディ・A・エミルソン(指揮)
録音:2007年10月13-14日、プラハ、ヴィノフラディ合唱スタジオ
カメラータ・ボヘミカ・プラハは2002年に若手奏者たちによって創設された室
内管弦楽団。グンディ・A・エミルソン(1964年生まれ)はアイスランド出身の
指揮者。




<IM LAB>
※未案内旧譜
IMLCD 04 \1780
ロシア鍵盤音楽史 Vol.1 18世紀サンクトペテルブルクのチェンバロ音楽
ジョヴァンニ・マリア・ルティーニ(1730-1797):ソナタ イ長調 Op.1 No.4
バルダッサーレ・ガルッピ(1706-1785):ソナタ ヘ長調/ソナタ ハ短調
ジュゼッペ・サルティ(1729-1802):ソナタ ト長調
バルダッサーレ・ガルッピ:ソナタ イ長調/ソナタ ニ長調
ジョヴァンニ・マリア・ルティーニ:ソナタ ト長調 Op.1 No.6
ウラディーミル・ラトチェンコフ(チェンバロ)
録音:2000年6月27-28日、サンクトペテルブルク、
エカテリーナ・ルター派教会

IMLCD 05 \1780
ロシア鍵盤音楽史 Vol.2
ヴィンチェンツォ・マンフレディーニ(1737-1799):
皇帝エカテリーナ2世に献呈された6つのチェンバロ・ソナタ(1765)
ウラディーミル・ラトチェンコフ(チェンバロ)
録音:2000年6月28-29日、サンクトペテルブルク、
エカテリーナ・ルター派教会

IMLCD 06 \1780
世紀のロシア女帝・皇后のために書かれた音楽
不詳:ピョートル大帝の死を悼みエカテリーナ1世の即位を祝う歌(1725)(*)
不詳:皇帝アンナ・ヨアノヴナの戴冠記念日に際し
カール=エルンスト・ビロンより贈られたアリアまたはメヌエット(1734)(*)
ビセンテ・マルティン・イ・ソレール(1754-1806):
オペラ「フェドゥルとその子供たち」(1791)から
村で、ポクロフスコエ村で(ドゥニャーシャのアリア)(*)
ワシリー・トルトフスキー(1740頃-1810頃):
ロシア民謡「森でたくさんの蚊が生まれた」の主題による
チェンバロのためのアリアと変奏曲
ドミトリー・ボルトニャンスキー(1751-1825):
皇后マリア・フョードロヴナに献呈されたアルバム(1793)から 3つの歌曲(*)
ヴィンチェンツォ・マンフレディーニ(1737-1799):
皇帝エカテリーナ2世に献呈された6つのチェンバロ・ソナタ(1765)から
ソナタ ニ短調
ダニラ・カーシン(1770-1841):ロシアの3つの歌
(皇后マリア・フョードロヴナ、同エリザヴェータ・アレクセーエヴナに献呈)(*)
ヨハン・ヴィルヘルム・ヘスラー(1747-1822):
大公アレクサンドル・パーヴロヴィチと
大公女エリザヴェータ・アレクセーエヴナの婚礼のためのカンタータ
「Cari ore fortunati」(1793)(*)
マリーナ・フィリポワ(メゾソプラノ(*))
ウラディーミル・ラトチェンコフ(チェンバロ)

IMLCD 08 \1780
プーシキンの詩による同時代の音楽
アリャビエフ、ヴェルストフスキー、ゲディケ、ゲニシュタ、グリンカ、
カーシン、N・A・チトフ、N・S・チトフ、ヤコヴレフ作曲の歌曲(全20曲)
マリーナ・フィリポワ(メゾソプラノ)
イワン・ミハイロフ(ピアノ)
録音:1999年1月

IMLCD 09 \1780
グリンカ(1804-1857):ハープ、ハープ伴奏歌曲&室内楽作品集
夜想曲変ホ長調/モーツァルトの主題による変奏曲/キターラに寄せて(*)
私はあのすばらしい一時を覚えている(*)/あなたと共にいる楽しさ(*)
夜想曲「別れ」/ヴァネツィアの夜(+)/モリーに(+)/疑い(+)
祈り(シェスタコフ編曲)(#)
グリンカのオペラ「ルスランとリュドミラ」の主題による幻想曲(シェスタコフ
作曲)
ドニゼッティのオペラ「アンア・ボレーナ」の主題によるセレナード(**)
イリーナ・ドンスカヤ(ハープ)
ネリー・リー(ソプラノ(*))
アンドレイ・スラヴニー(バリトン(+))
サンクトペテルブルク室内ソロイスツ
ゲンナジー・ニコノフ(トランペット(#))
ナタリア・アルスマノワ(ピアノ(**)) 
コンスタンチン・シェフチュク(ファゴット(**))
アナトリー・チェプコフ(ホルン(**)) アンドレイ・ドガディン(ヴィオラ(**))
レオニード・シュカーエフ(チェロ(**)) キリル・カリコフ(コントラバス(**))
録音:1994、1998年
使用楽器(ハープ):
1900年代、Lyon & Healy製(サンプトペテルブルク国立音楽院所蔵)

IMLCD 010 \1780
ロシア名歌集
ユリエフ、トルストイ、グエルチア、グリレフ、グリンカ、ズーボフ、
ドリゾ、アリャビエフ、チャイコフスキー、ブラーホフ、コズロフスキー、
デュビュク、シェレメチェフ、アバザの作品(全27曲)
エレーナ・マトヴェーエワ(ソプラノ)
コンスタンチン・コテリニコフ(テノール)
サンクトペテルブルク・サロン古典音楽アンサンブル
録音:1997、1999年

IMLCD 011 \1780
ダルゴムイシスキー(1813-1869):女の愛と生涯 歌曲集
まだ彼を愛している/十六歳/人生の困難な時に/レズギンカの歌
東洋のロマンス/ヴェルトグラード/翼を与えよ/私は誰にも言わない
子守歌とおやすみなさい/私は言った、なぜ?/他(全26曲)
マリーナ・フィリポワ(メゾソプラノ)
イワン・ミハイロフ(ピアノ)

IMLCD 012 \1780
チャイコフスキー(1840-1893):
幻想曲(詩曲)「運命」ハ短調(1868)(*)
幻想序曲「ロミオとジュリエット」ロ短調(1869)(+)
幻想曲「テンペスト」Op.18(1873)(#)
アンドレイ・アニハーノフ(指揮)
サンクトペテルブルク交響楽団
録音:1993年(+)/1994年(#)/1995年(*)

IMLCD 015 \1780
チャイコフスキー(1840-1893):
子供のための16の歌 Op.54
フランス語の歌詞による6つの歌 Op.65
マリーナ・フィリポワ(メゾソプラノ)
ドミトリー・バルバシン(ピアノ)

IMLCD 016 \1780
バラキレフ、リャプーノフ:歌曲集
バラキレフ(1837-1910):10の歌(1895-1896)
リャプーノフ(1859-1924):
バラキレフの記念に/4つの歌 Op.14/4つの歌 Op.72
ウラディーミル・ミレル(バリトン)
セルゲイ・ウリュバエフ(ピアノ)
録音:2000年

IMLCD 017 \1780
ロシア歌曲集
グリンカ(1804-1857):冬の旅/舟歌
ラフマニノフ(1873-1943):私は予言者ではない Op.21 No.11
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):八行詩 Op.45 No.3
チャイコフスキー(1840-1893):
祝福あれ、森よ Op.47 No.5/騒がしい舞踏会の中で Op.38 No.3
ドン・ファンのセレナード Op.38 No.1
ダルゴムイシスキー(1813-1869):夜のそよ風/九等文官
ムソルグスキー(1839-1881):牝山羊/蚤の歌
エドゥアルト・ナプラヴニク(1839-1916):ドン・ファンのセレナード
グリンカ:疑惑
レオニード・マラシキン(1842-1902):おお、わが悲しみを言葉にできたなら
ラフマニノフ:
いや、お願いだ、行かないで Op.4 No.1/私はすべてを奪われた Op.26 No.2
夜の静けさに Op.4 No.3/夢 Op.8 No.5
チャイコフスキー:再び、前のように、ただ一人 Op.73 No.6
リムスキー=コルサコフ:予言者 Op.49 No.2
ボロディン(1833-1887):遠い祖国の岸へ
カバレフスキー(1904-1987):シェイクスピアのソネット第30番 Op.52 No.4
アレクサンドル・モロゾフ(バス)
イリーナ・ソボレワ(ピアノ)
録音:1999年11月24、30日、12月7日、サンクトペテルブルク、
エカテリーナ・ルター派教会

IMLCD 019 \1780
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
スペイン奇想曲 Op.34(*)
交響組曲「シェエラザード」Op.35(+)
ペテルホ管弦楽団(*)
レオ・コルヒン(指揮(*))
サンクトペテルブルク放送交響楽団(+)
スタニスラフ・ゴルコヴェンコ(指揮(+))
録音:1994年(+)/1995年(*)

IMLCD 021 \1780
ロシアのバラライカ
ワシリー・アンドレーエフ:(*)
ポロネーズ/ガチーナの思い出(ワルツ)/牧神(ワルツ)
蝶(ワルツ)/流星(ワルツ)
ロシア民謡:(*)
月は輝いている(ワシリー・アンドレーエフ編曲)/コロベイニキ
ヴォルガ川の崖/バリューニャ(情婦)
ボリス・フォーミン:Once fort a life may be a luck encounter(+)
ニコライ・シシュキン:気が向いたら聴いて(+)
ヤコフ・ゲリマン:御者よ、馬を駆りたてるな(+)
ロシア民謡:(+)
ライムの古木/おお、ナスターシャ/ステンカ・ラージンの歌
ヴォルガの舟歌/ピテルスカヤ通りに沿って/夕べの鐘が鳴る
ボリス・シュトコロフ(バス(+))
V・アンドレーエフ・ロシア・バラライカ楽団
ウラディーミル・ポポフ(指揮)
録音:1978年(*)/1980年、ライヴ(+)

IMLCD 022 \1780
チャイコフスキー、ラフマニノフ:歌曲集
チャイコフスキー(1840-1893):
子守歌 Op.16 No.1/カナリア Op.25 No.4/そんなに早く忘れて(1870)
彼は私をそれほどに愛した Op.28 No.4/それは早春のことだった Op.38 No.2
騒がしい舞踏会の中で Op.38 No.3/もし私が知っていたら Op.47 No.1
ジプシーの歌 Op.60 No.7/星は穏やかに私たちを照らし Op.60 No.12
セレナード Op.63 No.6/太陽は沈んだ Op.73 No.4
ラフマニノフ(1873-1943):
美しい人よ、私のために歌わないで Op.4 No.4/睡蓮 Op.8 No.1
夢 Op.8 No.5/小島 Op.14 No.2/彼女たちは答えた Op.21 No.4
リラの花 Op.21 No.5/私の窓辺に Op.26 No.10/夜は悲しい Op.26 No.12
夜更けに私の庭で Op.38 No.1/ひな菊 Op.38 No.3
ねずみ捕りの男 Op.38 No.4
ネリー・リー(ソプラノ)
エフゲニー・シェンデロヴィチ(ピアノ)
録音:1990年

IMLCD 026 \1780
サンクトペテルブルクのコサック
カリンカ/黒い瞳/ステンカ・ラージンの歌/バルトの海辺より/マルーシャ
わが恋人/コサックに栄光あれ/他、ロシア民謡、コサックの歌、等(全19曲)
アレクサンドル・ムキエンコ(指揮)
ロシア北西地区コサック歌謡舞踊アンサンブル・ソロイスツ、
合唱団&ロシア民族楽器楽団

IMLCD 027 \1780
グリンカ(1804-1857):イタリア語歌曲&ヴォカリーズ集
望み(1832)/見渡せばどこも(1828)/考えてごらん、今この時を(1828)
大切な人を私は失った(1828)/泣けばまた生まれ変わったようになる(1828)
よこしまな誓い(1832)/アルトのための7つのヴォカリーズ(練習曲;1830)
ああ、思い出しておくれ、美しいイレーネよ(1828)/おまえは娘(1828)
心を突き刺される思い(1828)/恋人よ、覚えていておくれ(1828)
おお、ダフニス、この魂を(1828)/眠りのうちにも(1828)
マリーナ・フィリポワ(メゾソプラノ)
イワン・ミハイロフ(ピアノ)
録音:1997年

IMLCD 028 \1780
ロシア民謡集
暗い森で/恋人が私に言った/母なるヴォルガを下りて/他(全19曲)
サンクトペテルブルク・フィルハーモニー独唱者合唱団「ロジュジェストヴォ」
オリガ・スプトゥネワ(指揮)
録音:1999年

IMLCD 030 \1780
17-18世紀ロシアの合唱音楽
ロシアの伝統におけるキリストの受難
「修道士クリストフォルの手写本」(1604;アルビーナ・フルチニナ校訂)から/
ウラディスラフ・チェルヌシェンコ編曲:アンティフォン1、2、3、5、15、他
初期ロシア聖歌(V・ブラジニコフ校訂)
わが魂よ、主をたたえよ/それはまことにふさわし/聖なる主
ワシリー・チトフ(1650頃-1710):
喜べ、すべての悲しむ者らよ(12部合唱のためのコンチェルト)
ポルタヴァ戦祝勝のための頌歌
ロシアの鷲/われを護りたまえ、おお、主よ/今日、誇れる獅子の終焉は
そしてわれらは声を上げ/万歳
マクシム・ベレゾフスキー(1745-1777):
われ老いたとき、御身われを拒まざるや(4部合唱のためのコンチェルト)
アルテミー・ヴェーデリ(1770頃-1808):
今ぞ御身の僕を安らかに逝かせたまえ(4部合唱のためのコンチェルト)
ドミトリー・ボルトニャンスキー(1751-1825):
ケルビムの歌 第7番/われら御身をたたえん、われらの主よ
サンクトペテルブルク国立カペラ(合唱)
ウラディスラフ・チェルヌシェンコ(指揮)
録音:1986、1987年、サンクトペテルブルク国立カペラ・コンサートホール

IMLCD 032 \1780
ラフマニノフ(1873-1943):晩祷 Op.37
ジャンナ・ポレフツォワ(メゾソプラノ)
セルゲイ・ロコジツァ(テノール)
サンクトペテルブルク国立カペラ(合唱)
ウラディスラフ・チェルヌシェンコ(指揮)
録音:1992年

IMLCD 036 \1780
ラフマニノフ(1873-1943):
聖金口イオアン聖体礼儀[聖ヨハネ・クリュソストムスの典礼]Op.31
サンクトペテルブルク・フィルハーモニー独唱者合唱団「ロジュジェストヴォ」
オリガ・スプトゥネワ(指揮)
録音:2001年

IMLCD 037 \1780
聖合唱コンチェルト集(Vol.1)
アレクサンドル・グレチャニノフ(1864-1956)/
パーヴェル・チェスノコフ編曲:
主をたたえよ、おお、わが魂よ
パーヴェル・チェスノコフ(1877-1944)/イーゴリ・ウシャーコフ編曲:
幸いなり/御身の目前にてわが祈りを述べさせたまえ
われ老いたとき、われを捨てたもうな
パーヴェル・チェスノコフ:賢い泥棒
パーヴェル・チェスノコフ/イーゴリ・ウシャーコフ編曲:
Pre-eternal Counsel
コンスタンチン・ニキーチン:賢い泥棒
パーヴェル・チェスノコフ:永遠の記憶
ドミトリー・ボルトニャンスキー(1751-1825):
御身の慈悲のもとにわれらは憩う、聖母よ/助けにして守り
セルゲイ・トルバチョフ:天より預言者は告げぬ
バラキレフ(1837-1910)/コンスタンチン・ニキーチン編曲:
天より預言者は告げぬ
アレクサンドル・ニコリスキー(1874-1943):Pre-eternal Counsel
コンスタンチン・ニキーチン:われら御身に歌う
セルゲイ・トルバチョフ:われらの救い主は天より来たりぬ
パーヴェル・チェスノコフ/イーゴリ・ウシャーコフ編曲:
神はわれらとともにあり
ワラーム合唱学校男声合唱団
イーゴリ・ウシャーコフ(指揮)
録音:1994年

IMLCD 038 \1780
北ロシアの修道院の聖歌集
コンスタンチン・ニキーチン:
聖使徒アンドレイへのトロパリオン/それはまことにふさわし
聖霊によりて正され(聖アルセニー・コネフスキーへのトロパリオン)
われら御身をたたえん、聖母よ(コーネフの神の御母のイコンへの賛歌)
セルゲイ・トルバチョフ:
聖なるシオン山に上り/主の変容祭のための賛歌
ニコペアの聖母のイコンへのコンタキオン
ロシアの衆聖人の主日のためのコンタキオン
S・ザイツォフ:今ぞ天の力が
ステファン・スモレンスキー:ケルビムの歌
A・ポポフ:聖使徒アンドレイへのコンタキオン
ワラーム修道院聖歌、ソロフスキー修道院聖歌、
キリロ=ベロゼルスク修道院聖歌
ワラーム合唱学校男声合唱団
イーゴリ・ウシャーコフ(指揮)
録音:1996年

IMLCD 041 \1780
神よ、ツァーリを護りたまえ! ロシア帝国軍の賛歌&軍歌集
リヴォフ:神よ、ツァーリを護りたまえ!(ロシア帝国国歌)
N・シューロフスキー/イーゴリ・ウシャーコフ編曲:
おお、全能なるツァーリ(ロシア皇帝賛歌)
ロシア民謡/コンスタンチン・ニキーチン編曲:オレグ公の伝説
他、ロシア帝国軍各連隊の歌、軍歌、ロシア民謡等(全22曲)
ワラーム合唱学校男声合唱団
イーゴリ・ウシャーコフ(指揮)
録音:1997年

IMLCD 042 \1780
主の御名をたたえよ ワラーム修道院聖歌集
セルゲイ・トルバチョフ:
おお、喜ばしき光輝/御身の復活、イエス・キリストよ
バラキレフ(1837-1910)/イーゴリ・ウシャーコフ編曲:
聖金口イオアンへのコンタキオン/天使は叫びぬ(復活祭の儀式から)
コンスタンチン・ニキーチン:
今日、聖母は(クリスマスのためのコンタキオン)
N・ケドロフ:正しき者は永遠に記憶されん(The holy community verse)
セルゲイ・トルバチョフ:聖霊降臨祭のトロパリオン
コンスタンチン・ニキーチン:
復活の祈祷の第9の歌のヘイルモス/主よ、正しき者を護りたまえ
万軍の主よ、われらとともにとどまりたまえ
(Great Evening のためのトロパリオン)
葬送のスティヒラ/永遠の記憶/三倍聖なる
わが目を開きたまえ(Great Evening のためのトロパリオン)
めでたし、聖母、神を産みし御方(トロパリオン)
イーゴリ・ウシャーコフ:いと高きにある神をたたえよ(小ドクソロジー)
コンスタンチン・ニキーチン:それはまことにふさわし(トロパリオン)
K・フェドロフ:平和への投票/もたらされしの唯一のみどり児
セルゲイ・トルバチョフ:
永遠の光輝(主の変容祭のためのExapostilation)
コンスタンチン・ニキーチン:
味わい、主の良きを知れ(The holy community verse)
セルゲイ・トルバチョフ:
夜明け前に(復活祭の祈祷のオイコス)/復活祭の祈祷のヒュパコエー
コンスタンチン・ニキーチン:めでたし、おお、命の源なる十字架よ
(聖セラフィム・サロフスキーへの Litia・スティヒラ)
ワラーム合唱学校男声合唱団
イーゴリ・ウシャーコフ(指揮)
録音:1993-1994年

IMLCD 045 \1780
キリロ=ベロゼルスキー修道院聖歌集
ズナメニ聖歌(キリロ=ベロゼルスキー修道院伝承の旋律)/A・ポポフ校訂:
幸いなり/おお、喜ばしき光輝
われらが聖なる父キリル(聖キリルへのスティヒラ)
キエフ聖歌/イーゴリ・ウシャーコフ編曲(和声付け):
主よ、今ぞ御身の僕を安らかに逝かせたまえ
ズナメニ聖歌(キリロ=ベロゼルスキー修道院伝承の旋律)/A・ポポフ校訂:
わが若きより(アンティフォン)
ズナメニ聖歌/パーヴェル・チェスノコフ編曲:主の御名をたたえよ
ズナメニ聖歌(キリロ=ベロゼルスキー修道院伝承の旋律)/A・ポポフ校訂:
それはまことにふさわし/この栄光の王は誰か?
もたらされしの唯一のみどり児
ズナメニ聖歌/ステファン・スモレンスキー編曲(和声付け):ケルビム賛歌
S・ザイツォフ/N・ウスペンスキー編曲:今ぞ天の力が
セルゲイ・チルバチョフ編曲(和声付け):それはまことにふさわし
コンスタンチン・ニキーチン:大終課の賛歌
ズナメニ聖歌(キリロ=ベロゼルスキー修道院伝承の旋律)/
イーゴリ・ウシャーコフ校訂:
来たれ、おお、兄弟よ、最後の口づけを与えよ/花がしぼむ如く
イーゴリ・ウシャーコフ編曲(和声付け):
聖なる父キリル(聖キリルへのスティヒラ)
ワラーム合唱学校男声合唱団
イーゴリ・ウシャーコフ(指揮)
録音:1995-1996年

IMLCD 046 \1780
16-17世紀ロシアの聖歌集 Vol.2
N・ウスペンスキー校訂:偉大なるエカテリーナ(初期3声聖歌)
M・ブラジニコフ校訂:おお、喜ばしき光輝(初期2声聖歌)
ズナメニ聖歌/I・ラトコワ再構成:シメオンは叫びぬ(スティヒラ)
ズナメニ聖歌/イーゴリ・ウシャーコフ校訂:
昔モーゼに語った彼は(スティヒラ)
デメストヴェニー聖歌/N・ウスペンスキー校訂:バビロン川のほとりで
プチェヴォイ聖歌/N・ウスペンスキー校訂:聖母被昇天をたたえる歌
M・ブラジニコフ校訂:わが若きより(初期3声聖歌)
ズナメニ聖歌(ソロフキー修道院伝承の旋律):われは眼差しを上げて天を仰ぐ
プチェヴォイ聖歌/N・ウスペンスキー校訂:
天使らは御身の復活を歌う(スティヒラ)
N・ウスペンスキー校訂:悔悛の門をわれにわれに開け(初期2声聖歌)
ズナメニ聖歌(ソロフキー修道院伝承の旋律):それはまことにふさわし
N・ウスペンスキー校訂:主の御名をたたえよ(初期3声聖歌)
M・ブラジニコフ校訂:もたらされしの唯一のみどり児(初期2声聖歌)
N・ウスペンスキー校訂:おお、来たりて崇めん(初期3声聖歌)
ズナメニ聖歌/N・ウスペンスキー校訂:主の御声(トロパリオン)
N・ウスペンスキー校訂:三倍聖なる(初期3声聖歌)
ズナメニ聖歌(キリロ=ベロゼルスキー修道院伝承の旋律)/A・ポポフ校訂:
それはまことにふさわし
N・ウスペンスキー校訂:おお、すべての人が賛美する御母(初期2声聖歌)
N・ウスペンスキー校訂:もたらされしの唯一のみどり児(初期3声聖歌)
M・ブラジニコフ校訂:わが口を御身への称賛もて満たさん(初期2声聖歌)
M・ブラジニコフ校訂:主の御名はたたえられよ(初期3声聖歌)
ワラーム合唱学校男声合唱団
イーゴリ・ウシャーコフ(指揮)
録音:1996-1997年

IMLCD 048 \1780
聖合唱コンチェルト集
パーヴェル・チェスノコフ(1877-1944):主の祈り
アレクサンドル・カスタリスキー(1856-1926):おお、喜ばしき光輝
アレクサンドル・グレチャニノフ(1864-1956):それはまことにふさわし
アレクサンドル・ニコリスキー(1874-1943):主の御名をたたえよ
セミョン・パンチェンコ(1867-1937):3つの王国で
パーヴェル・チェスノコフ:ケルビム賛歌
ミハイル・ストロキン(1832-1887):ヨルダン川の上で
セルゲイ・トルバチョフ:
毎日毎時にたたえられよ(ベルゴロドのイオアサフの毎時の祈り)
神の愛をたたえて
A・ポポフ:聖使徒アンドレイ(トロパリオン)
セルゲイ・トルバチョフ:彼は不死鳥の如く栄えり
(Exapostilarion;ラドネジの聖セルゲイへの礼拝から)
コンスタンチン・ニキーチン:
聖セラフィム・サロフスキーへの礼拝 から オイコス
主の栄光の内に輝く(モスクワ大主教聖イオナのためのトロパリオン)
神聖なるロシアの使徒の伝統の真の保護者
(モスクワの諸聖人のためのトロパリオン)
V・リムシャ:
正教信仰の保護者(クロンシュタットの聖イオアンのためのトロパリオン)
セルゲイ・トルバチョフ:今日、ロシアが神の御前に現れる
(ロシアの全聖人への礼拝のためのトロパリオン)
パーヴェル・チェスノコフ:われらを護りたまえ、聖母よ
ステファン・スモレンスキー:御身において歓喜あり
コンスタンチン・ニキーチン:今日、太陽は最も輝き
(ティフヴィンの神の御母のイコンへの礼拝のためのトロパリオン)
パーヴェル・チェスノコフ:主の御名をたたえよ
セルゲイ・トルバチョフ:
主において汝の魂を歓喜させよ/司教として長年(トン・デスポチン)
ワラーム合唱学校男声合唱団
イーゴリ・ウシャーコフ(指揮)
録音:1998年

IMLCD 051 \1780
ヴィヴァルディ(1671-1741):6つの室内協奏曲
フルート、2つのヴァイオリン、
チェロとチェンバロのための協奏曲ニ長調「パストレッラ」RV95
フルート、ヴァイオリン、チェロとチェンバロのための協奏曲ト短調 RV106
フルート、ヴァイオリン、チェロとチェンバロのための協奏曲ニ長調 RV91
フルート、2つのヴァイオリン、
チェロとチェンバロのための協奏曲ニ長調「ごしきひわ」RV90
フルート、ヴァイオリン、チェロとチェンバロのためのトリオ ニ長調 RV86
リコーダー、オーボエ、
ヴァイオリン、チェロとチェンバロのための協奏曲ヘ長調 RV99
ノヴァヤ・ゴランディヤ(サンクトペテルブルク・バロック音楽アンサンブル)
パーヴェル・アンドレーエフ(フラウト・トラヴェルソ)
ユリア・ルリエ、ヴィクトリア・ジョロボワ(ヴァイオリン)
ターヴィ・マッツ(オーボエ) レート・スック(リコーダー)
コンスタンチン・クチェロフ(チェロ) ミハイル・ブレーヘル(チェンバロ)
録音:1995年
ピリオド楽器使用。

IMLCD 053 \1780
ロシア帝国近衛連隊の歌
われらはトルコ人とスウェーデン人に知られ
われらはロシアのツァーリに忠実に仕え 他(全16曲)
ワラーム合唱学校男声合唱団
イーゴリ・ウシャーコフ(指揮)
録音:1998年

IMLCD 054 \1780
ジャック・オトテール(1674-1763):6つのトリオ・ソナタ Op.3
第1番ト短調/第2番ニ長調/第3番ロ短調(*)
第4番ホ短調/第5番イ長調/第6番ト短調
ノヴァヤ・ゴランディヤ(サンクトペテルブルク・バロック音楽アンサンブル)
パーヴェル・アンドレーエフ(フラウト・トラヴェルソ)
ユリア・ルリエ(ヴァイオリン) ミハイル・ブレーヘル(チェンバロ)
コンスタンチン・クチェロフ(チェロ(*)) 
リューボフ・パヴロワ(チェロ(*以外))
録音:1997年
ピリオド楽器使用。

IMLCD 055 \1780
タチアナ・ラヴロワ Vol.1 アリア集
マスネ(1842-1912):オペラ「マノン」から
レッタティーヴォとガヴォット(*),マノンのアリエッタ(+)
ヴェルディ(1813-1901):オペラ「リゴレット」から ジルダのアリア(#)
ベートーヴェン(1770-1827):劇付随音楽「エグモント」Op.84 から
クレールヒェンの2つのアリア;太鼓は響く(**),喜びに満ち、悲しみに満ち(**)
ドリーブ(1836-1891):オペラ「ラクメ」から
ラクメのアリオーソ(第1幕)(*),ラクメのアリオーソ(第2幕)(*)
ロルツィング(1801-1851):オペラ「ロシア皇帝と船大工」から マリアのアリア(#)
リムスキー=コルサコフ(1844-1809):オペラ「皇帝の花嫁」から
マルファのアリア(第2幕)(#),マルファのアリア(第4幕)(#)
リムスキー=コルサコフ:オペラ「雪娘」から 雪娘のアリオーソ(*),
最後の場面(*)
チャイコフスキー(1840-1893):
オペラ「イオランタ」から イオランタのアリオーソ(*)
ダルゴムイシスキー(1813-1869):
オペラ「エスメラルダ」から 牢獄でのエスメラルダのアリア(+)
プロコフィエフ(1891-1953):
オペラ「戦争と平和」から 場面とナターシャのアリア(第3幕)(*)
イサーク・ドゥナエフスキー(1900-1950):
映画音楽「モスクワは笑う」から アニュータの歌
映画音楽「サーカス」から 乾杯の歌
タチアナ・ラヴロワ(ソプラノ;1911-?)
レニングラード・マールイ歌劇場管弦楽団(++以外)
エドゥアルト・グリクーロフ(指揮(*))
ゲオルギー・エルジェムスキー(指揮(+))
ゲオルギー・ドニアフ(指揮(#))
ニコライ・ラビノヴィチ(指揮(**))
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団(++)
イサーク・ドゥナエフスキー(指揮(++))
録音:1950年代 音源:タチアナ・ラヴロワのアーカイヴから

IMLCD 056 \1780
タチアナ・ラヴロワ Vol.2 様々な時期の録音
ドリーブ(1836-1891):
オペラ「ラクメ」から ラクメとジェラールの二重唱(第1幕)(md/++/*)
ダルゴムイシスキー(1813-1869):オペラ「エスメラルダ」から
エスメラルダとフェブの場面(第1幕)(vt/++/+),
牢獄の場面(第1幕)(as/++/+)
チャイコフスキー(1840-1893):
オペラ「イオランタ」から 場面と二重唱(md/ss/++/*)
グリーグ(1843-1907):
劇付随音楽「ペール・ギュント」Op.55 から ソルヴェイグの歌(##/#)
ロシア民謡/ニコライ・ラーコフ(1908-1990):
花が咲いていた(##/**)/亜麻(##/**)
レインゴリト・グリエール(1875-1956):ナイチンゲールの歌(##/**)
アレクサンドル・デュビュク(1812-1898):鳥(##/**)
スロヴァキア民謡:泣いている柳(***)
リュドミール・ルジツキー(1884-1953):カトンの歌(カサノヴァ)(+++)
トセッリ(1883-1926):セレナード(+++)
タチアナ・ラヴロワ(ソプラノ)
ミハイル・ドヴェンマン(テノール(md))
ウラディーミル・チュイコ(テノール(vt))
アレクサンドル・スチアギン(バリトン(as))
セルゲイ・シャポシニコフ(バリトン(ss))
レニングラード・マールイ歌劇場管弦楽団(++)
エドゥアルト・グリクーロフ(指揮(*))
ユリー・ボガノフ(指揮(+))
ロシア民族楽器楽団(##)
セミョン・ブローグ(指揮(#))
アヴェニール・ミハイロフ(指揮(**))
器楽四重奏(***)
管弦楽団(+++)
ミハイル・ヴォロヴァツ(指揮(+++))
録音:1950年代 音源:タチアナ・ラヴロワのアーカイヴから
アルバム・タイトルから考えると録音時期の記載には疑問があります。

IMLCD 057 \1780
タチアナ・ラヴロワ Vol.3 オペラからの場面と二重唱
マスネ(1842-1912):オペラ「マノン」から 修道院での場面(*),最後の場面(*)
チャイコフスキー(1840-1893):ロミオとジュリエット(二重唱曲)(+)
ヴェルディ(1816-1901):オペラ「トラヴィアータ」から 場面(第2幕)(#)
チャイコフスキー(1840-1893):
オペラ「イオランタ」から イオランタとヴォデモンの二重唱(*)
タチアナ・ラヴロワ(ソプラノ)
ミハイル・ドヴェンマン(テノール(*))
セルゲイ・レメシェフ(テノール(+))
セルゲイ・シャポシニコフ(バリトン(#))
レニングラード・マールイ歌劇場管弦楽団(**/+)
エドゥアルト・グリクーロフ(指揮(**))
ゲオルギー・ドニアフ(指揮(+))
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(#)
サムイル・サモスード(指揮(#))
録音:1950年代 音源:タチアナ・ラヴロワのアーカイヴから

IMLCD 058 \1780
タチアナ・ラヴロワ Vol.4 歌曲
ダルゴムイシスキー(1813-1869):空の雲/十六歳/私は何度聞くのか(*)
グリンカ(1804-1857):むだに誘いをかけないで
バラキレフ(1837-1910):抱いて、キスして
アレクサンドル・グリーリョフ(1803-1858):サラファン
セルゲイ・ドナウロフ(1839-1897):愛
アレクサンドル・ヴァルラーモフ(1801-1848):山頂
カルル・ゲディケ(?-1865):乙女よ、もう悲しい歌を歌わないで(*)
メトネル(1880-1951):
ワルツ/しおれるバラ/しおれた花/スペインのロマンス
私にはこの鳥の声が聞こえない
ベートーヴェン(1770-1827):ミニョン Op.75 No.1
ブラームス(1833-1897):
ナイチンゲール Op.97 No.1/乙女の歌 Op.85 No.3
ナイチンゲールに寄す Op.46 No.4/菩提樹に霜が降りて Op.106 No.3
嘆き Op.69 No.2
ポーランド民謡/A・メローヴィチ編曲:小鳥
ショパン(1810-1849):彼女の好きな場所 Op.74 No.5/美しい若者 Op.75 No.8
ロッシーニ(1792-1868):競艇の後
グリーグ(1843-1907):待ちながら Op.60 No.3/白鳥 Op.25 No.2
ドビュッシー(1862-1918):巷に雨の降る如く(*)/木馬(*)/木陰にて(*)
タチアナ・ラヴロワ(ソプラノ)
エフゲニー・レベデフ(ピアノ(*以外))
ウラディーミル・セルデチコフ(ピアノ(*))
録音:1950年代 音源:タチアナ・ラヴロワのアーカイヴから

IMLCD 059 \1780
タチアナ・ラヴロワ Vol.5
チャイコフスキー(1840-1893):オペラ「イオランタ」Op.69
タチアナ・ラヴロワ(ソプラノ:イオランタ)
V・アンドリアーノフ(バス:ルネ王)
ミハイル・ドヴェンマン(テノール:ヴォデモン)
セルゲイ・シャポシニコフ(バリトン:ローベルト) 他
レニングラード・マールイ歌劇場管弦楽団&合唱団
エドゥアルト・グリクーロフ(指揮)
録音:1950年代 音源:タチアナ・ラヴロワのアーカイヴから

IMLCD 061 \1780
BC: 4607053329612 勝利の雷鳴よ、轟け! ロシア帝国軍の軍歌と行進歌
ムロムの勇士イリヤの民話/黒雲集まり/オレグ予言公の伝説
ポルタワの戦い/勝利の雷鳴よ、轟け!/二人の巨人/他(全25曲)
ワラーム合唱学校男声合唱団
イーゴリ・ウシャーコフ(指揮)
録音:1997年

IMLCD 062 \1780
コーカサス戦争の歌
コーカサスにおけるエルモーロフ将軍/道の上にほこりが渦巻く
さらば、恋人よ/アンデレーヴォ村の戦い/他(全23曲)
ワラーム合唱学校男声合唱団
イーゴリ・ウシャーコフ(指揮)
録音:1997年

IMLCD 067 \1780
ロシアの鐘
ロシアのチャイム/ペレズヴォン(鎖鐘)/ブラゴヴェスト
葬送のチャイム/祝祭のチャイム/ペトロパヴロフスキー・チャイム
北方のチャイム/「クルスク」/イリメンのチャイム/冬のチャイム
ユリエフのチャイム
アレクセイ・ウトキン(鐘)

IMLCD 068 \1780
サンクトペテルブルク国立音楽博物館の楽器コレクション
モーツァルト(1756-1791):
フルート四重奏曲第1番ニ長調 K.285 から アレグロ(ft/vn/va/vc1)
フルート四重奏曲第3番ハ長調 K.Anh.171(285b) から アレグロ(ft/vn/va/vc1)
J・S・バッハ(1685-1750):
無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV1009 から 前奏曲(vc2)
無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV1007 から クラント,サラバンド(vc2)
無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調 BWV1012 から ジグ(vc2)
フランソワ・クープラン(1668-1733):王宮のコンセール 第2番ニ長調 から
アルマンド・フーガ,エール・タンドル(ft/vg/cm)
ジャック・オトテール(1650-1738):
組曲第3番 Op.8 から ミュゼット(vi/vl)/同 から シュット,ジグ(ft/vl)
組曲第1番 Op.5 から 前奏曲(ft/vg/cm)
マラン・マレ(1656-1728):音階(部分)(ft/vg,cm)/夢見る女(vg/cm)
J・S・バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 BWV1004 から シャコンヌ(vn)
ヴィターリ(1663-1745):シャコンヌ ト短調(vn/cm)
ノヴァヤ・ゴランディヤ(サンクトペテルブルク・バロック音楽アンサンブル)
パーヴェル・アンドレーエフ(フラウト・トラヴェルソ(ft))
ユリア・ルリエ(ヴァイオリン(vn)、ヴィオル(vl)、ヴィオラ・ダ・ガンバ(vg))
エフゲニー・ブロドツキー(ヴィオラ(va))
リューボフ・パヴロワ(チェロ(vc1))
エフゲニー・ブロドツキー(チェロ(vc2))
ウラディーミル・コシェレフ(ヴィエール(vi))
ミハイル・ブレーヘル(チェンバロ(cm))

IMLCD 069 \1780
サンクトペテルブルク・カペラ・コンサートホールのヴァルカー製歴史的オル
ガン
J・S・バッハ(1685-1750):
深き淵より、われ御身を呼ぶ BWV745(コラール前奏曲)(*)
愛するイエスよ、われらはここにあり BWV706(コラール前奏曲)(*)
前奏曲とフーガ ロ短調 BWV544(+)
フランク(1822-1890):コラール第2番ロ短調(#)
メシアン(1908-1992):主の降誕 から 永遠の摂理,神はわれらの内に(**)
クリストフォル・クシナリョフ(1890-1960):
パッサカリアとフーガ嬰ヘ短調(++)
ニーナ・オクセンティアン(オルガン(*/#/++))
ウラディーミル・シュリャプニコフ(オルガン(+/**))
録音:1979年(#)、1982年(++)、2002年(*/+/**)、
サンクトペテルブルク・カペラ・コンサートホール

IMLCD 070 \1780
ロシア鍵盤音楽史 Vol.3
バルダッサーレ・ガルッピ(1706-1785):7つのチェンバロ・ソナタ
ニ長調/ト短調/ト長調/ハ長調/ニ長調/ヘ短調/ハ長調
ウラディーミル・ラトチェンコフ(チェンバロ)
録音:2002年7月3-4日、2003年7月29日、サンクトペテルブルク、エカテリーナ
・ルター派教会

IMLCD 072 \1780
ワレリア・バルソワ コロラトゥーラ・ソプラノ
アリャビエフ(1787-1851):ナイチンゲール[夜鳴きうぐいす]
シャルル・ルコック(1832-1918):ガヴォット
S・マチュシェヴィチ(ピアノ) 録音:1937年
ジャン=バティスト・ヴェケルレーヌ(1821-1910):パストラール/メヌエット
N・ミローノフ(ピアノ) 録音:1952年
ルイジ・アルディーティ(1822-1903):ワルツ
ヨハン・シュトラウス II(1825-1899):春のワルツ/春の声
S・マチュシェヴィチ(ピアノ) 録音:1937年
グノー(1818-1893):オペラ「ロミオとジュリエット」から ワルツ
トマ(1811-1896):オペラ「ミニョン」から フィリーネのポロネーズ
ボリショイ劇場管弦楽団 サムイル・サモスード(指揮) 録音:1938年
オーベール(1782-1871):オペラ「フラ・ディアボロ」から ツェルリーナのア
リア
ソヴィエト国立交響楽団 A・オルロフ(指揮) 録音:1939年
グリンカ(1804-1857):
オペラ「イワン・スサーニン」から アントニーダのカヴァティーナとロンド
ボリショイ劇場管弦楽団 サムイル・サモスード(指揮) 録音:1938年
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):オペラ「雪娘」から 雪娘のアリア
ボリショイ劇場管弦楽団 ワシリー・ネボリシン(指揮) 録音:1947年
グリンカ:オペラ「ルスランとリュドミラ」から リュドミラのカヴァティーナ
ボリショイ劇場管弦楽団 サムイル・サモスード(指揮) 録音:1938年
マスネ(1842-1912):オペラ「バザンのドン・セザール」から セビリャーナ
マスネ:オペラ「マノン」から マノンのアリア
ソヴィエト国立交響楽団 A・オルロフ(指揮) 録音:1939年
ヴェルディ(1813-1901):オペラ「トラヴィアータ」から ヴィオレッタのアリア
ボリショイ劇場管弦楽団 アレクサンドル・メリク=パシャエフ(指揮)
録音:1939年
ロッシーニ(1792-1868):
オペラ「セビーリャの理髪師」から ロジーナのカヴァティーナ
ボリショイ劇場管弦楽団 
マクシミリアン・シテインベルク(指揮) 録音:1937年
アリャビエフ:ナイチンゲール[夜鳴きうぐいす]
ボリショイ劇場管弦楽団 アレクサンドル・メリク=パシャエフ(指揮)
録音:1931年
ワレリア・バルソワ(ソプラノ;1892-1967)

IMLCD 073/74 2枚組 \3560
ワディム・サルマーノフ(1912-1978):4つの交響曲
第1番ニ短調(*)/第2番ト長調(+)/第3番イ短調(#)/第4番ロ短調(**)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
録音:1957年3月20日(*)、1960年9月30日(+)、1964年5月24日(#)、
1977年1月28日(**)、
レニングラード・フィルハーモニー大ホール、ライヴ

IMLCD 078 \1780
モスクワ-正教のロシアの心臓 祖国戦争(1812年)当時の歌と聖歌
二人の巨人/ナポレオンはロシアと戦争中だった
コサックの英雄プラートフ族長に栄光あれ!/勇敢なるドン・コサック!
廃墟となったモスクワ/大祝宴/バグラチオン将軍葬送行進曲/ボロディノ
ボロディノの戦闘の日はフランス軍にとって苛酷なものだった!
フランス軍によるモスクワ制圧/ツァーリと神聖なるロシアのために!
フランス兵たちは敗走した/壊された道/ロシア軍がパリに至らんとした時
モスクワよ、歓呼せよ!スラヴ人がパリに!/北の英雄たちに栄光あれ!
あなたは帰還される、恵まれしツァーリよ!/泡立て、健康のゴブレットよ!
脅しの合言葉は「モスクワ!」/モスクワ/歓呼せよ、首都よ!
ワラーム合唱学校男声合唱団
イーゴリ・ウシャーコフ(指揮)
録音:1998年

IMLCD 083 \1780
ピョートル大帝、全ロシアの専制君主
[ピョートル大帝の時代の賛歌集]
われらはトルコ人とスウェーデン人に知られ
われらはロシアのツァーリに忠実に仕えている
歓呼せよ、おお、ロシアよ/小さき母なるネヴァ川の上で/春がやって来る
技術者がクロンシュタットの丘を歩いていた/海上の嵐/おお、巨大な光
ロシアの連隊に/歓呼せよ、首都よ!/ポルタワでの勝利をたたえる歌
今日、ロシアの鷲は/ポルタワの戦い(1709年6月27日)
リガはスウェーデンとの講和を懇願する/儀式の歌
ロシアはあまねく悲涙の淵に沈んだ
[ロシア正教会聖歌]
パーヴェル・チェスノコフ(1877-1944):永遠の記憶
ズナメニ聖歌:ダルマチアの聖イサークへのコンタキオン
キエフ聖歌:ダルマチアの聖イサークへのほめ歌
キエフ、ペチェルスク修道院の聖歌:
聖使徒ペテロとパウロのためのトロパリオン
コンスタンチン・ニキーチン:聖使徒ペテロとパウロのためのコンタキオン
コンスタンチン・ニキーチン:聖使徒ペテロとパウロへのほめ歌
[ボーナス・トラック〕
グリエール(1875-1956)/コンスタンチン・ニキーチン編曲:
偉大なる都市への賛歌
ワラーム合唱学校男声合唱団
イーゴリ・ウシャーコフ(指揮)
録音:2003年

IMLCD 084 \1780
ロシア軍学校の賛歌、行進歌&歌集
(全18曲)
ワラーム合唱学校男声合唱団
イーゴリ・ウシャーコフ(指揮)
録音:2003年
外装、ブックレット、本体ともキリル文字のみの表記。

IMLCD 112 \1780
英雄たちへの賛歌 日露戦争開戦百周年記念
信仰のために、ツァーリのために!/君たちをたたえん、勇敢なる男たちよ!
ヴァリャーグ、英雄的巡洋艦の記念に/他(全18曲)
ワラーム合唱学校男声合唱団
イーゴリ・ウシャーコフ(指揮)
録音:1997、2003年

IMLCD 115 \1780
汝をたたえん、ロシアのパスケーヴィチ!
対イラン戦争(1826-1828)、対トルコ戦争(1828-1829)、
ポーランド反乱鎮圧(1831)当時のロシアの歌
(全16曲)
ワラーム合唱学校男声合唱団
イーゴリ・ウシャーコフ(指揮)
録音:2002年
外装、ブックレット、本体ともキリル文字のみの表記。



<KVADRO-DISK>
※未案内旧譜
KTL 03-765 \1780
チャイコフスキー(1840-1893)/グリゴリー・ザボーロフ編曲:
四季(12の性格的描写)Op.37bis(ヴァイオリン合奏&ピアノ版)
4つの歌曲(ヴァイオリン合奏&ピアノ伴奏版)(*)
なぜ?/それは早春のことだった/騒がしい舞踏会の中で/支配するのは昼か
アナトリー・ソロヴャネンコ(テノール(*))
シベリア・ヴァイオリニスト・アンサンブル
リタ・ボブロヴィチ(ピアノ)
ミハイル・パルホモフスキー(指揮)
録音:1990年

<DELTA CLASSICS>
DCCA-0056 \2415
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲(*)
フルトヴェングラーも良いのですが、20世紀は大指揮者が大勢いた黄金の世紀
と言って良いと思うほど名指揮者による名演奏が数々残されています。先に挙
げたフルトヴェングラーだけではなくトスカニーニ、ワルター、クナッパーツ
ブッシュ、メンゲルベルク等は色々と録音が復刻されていますが、今回取り上
げたデ・サバタは残念ながら多いとは言えない部類かもしれません。しかし、
交響曲や管弦楽の分野ではそうかもしれませんが、オペラでは逆に頭一つ抜け
た存在としてその名は記憶されています。特にマリア・カラスと録音したプッ
チーニのトスカはこの曲の代表盤と言っても良いでしょう。デ・サバタの活動
は主に母国のイタリアを中心としたヨーロッパでしたが、戦後はアメリカにも
度々訪れ今回演奏のニューヨーク・フィルやシカゴ響の指揮台にも上がってお
り、トスカニーニの後にスカラ座の指揮を任され、後年退くまでその重責を担
ったデ・サバタは実力はトスカニーニとならぶものであったと容易に想像がつ
きます。この「運命」にしても通り一辺倒の堅苦しい演奏ではなく、重く暗い
この曲の中にもロマンティックな響きがあり美しささえ感じる程です。ミルシ
テインをソロに迎えたブラームスの協奏曲に至ってはミルシテインの歌う様な
ソロは最高であり、そのバックのデ・サバタ&ニューヨーク・フィルは見事な
までのサポートを行っています。これらを名演と呼ばずにはいられない程で
ず。古いテープをマスターとした為ノイズ等があります。予めご了承下さい。
録音日は一般的に知られている日です。

<Cherry Red>
ACMEM159CD ¥1780
Adventures In Sound
エレクトロ・アコースティック
Pierre Schaeffer/ Cinq etudes de bruits(Five Studies
of Noises)(ピエール・シェフェール)
1. Etude aux chemins de fer
2. Etude aux tourniquets
3. Etude violette
4. Etude noire
5. Pathetique
Karlheinz Stockhausen(カールハインツ・シュトックハウゼン)
6. Studie No.1
7. Studie No.2
8. Gesang der Junglinge
Iannis Xenakis(ヤニス・クセナキス)
9. Diamorphoses
10. Concret PH
Edgard Varese(エドガー・ヴァレーズ)
11. Poeme electronique
Pierre Henry(ピェール・アンリ)
12. Voile d'Orphee(Veil of Orpheus)

ACMEM95CD ¥1780
Hurrah For Malcom Arnold
マルコム・アーノルド(英国)
管弦楽の為の狂詩曲「サウンド・バリアー」op 38




<VIDEOLAND>
VLD141(DVD-Video) ¥3780
Purim-Carmen
ハンガリー国立バレエ「The Casting Of Fate」による創作ダンス「Purim」
旧約聖書エステル記を現代版にバレエ化した作品。
ハンガリー・ジュール国立バレエによるパフォーマンス
メーキング・オブ・プーリムを収録
「Purim」
出演者:
Szabina Cserpak(エステル)
Balazs Patkai(アハスヴェロス)
Otto Demcsak(モルデカイ)
Ervin Mubler(ハマン)
Hajnauka Szantai(ヴァスティ)
Budapest Klezmer Band(ブダペスト・クレズマー・バンド
(伝統的なユダヤの楽団)
Istvan Juhos(振付)
Ferenc Javori(音楽)
Ingrid Gottlicher(衣装)
Peter Hecz(照明)
「Carmen」
Timea Pinter(カルメン)
Balazs Patkai(ドン・ホセ)
Otto Demcsak(ガルシア)
William Fomin(闘牛士)
Istvan Horvath
Tamas Tarnoki
小説からのオリジナルの話として紹介されたカルメン。
小編成のハンガリーのバンド。
メーキング・オブ・カルメン収録。
モダン・ダンスとクラシック・ダンスの融合された内容。



<NEW WORLD>
80684-2 \1700
1. tyvarb(B’rey’sheet)(Cantillation Study #1)
2. Four Voice Canon #3
3. Epitaph(Four Voice Canon #21)(tmfg)
4. Four Voice Canon #23b(freeHorn canon)
5. Simple Actions/Rules of Compossibility
6. Psaltery
演奏:
ラリー・ポランスキー(ライブ・コンピューター)
フイル・バーク(ライブ・コンピューター)
ジュディ・ダイアモンド(voice)
クリス・マン(voice)
ロビン・ヘイワード(tuba)
ラリー・ポランスキー作品
1954生まれミルズ・カレッジでジェイムズ・テニーに師事。
ジャワ・ガムラン音楽に傾倒していき出版社「フロッグ・ピーク」を興す。
米国コンピューター音楽の祖の一人と言われている。



<KICCO CLASSIC>
KCOU9016(DVD-Video) \3850
ビゼー:歌劇「カルメン」全3幕
指揮:Elisabetta Maschio(エリザベッタ・マスキオ)
監督:Giovanna Nocetti(ジョヴァンナ・ノチェッティ)
Orchestra of Teatro Coccia(コッチア歌劇場管弦楽団)
カルメン: Angela Bonfitto(アンジェラ・ボンフィット)
ドン・ホセ: Jevgenij Taruntsov(エフゲニー・タルンツォフ)
エスカミ-リヨ: Guseppe Altmare(ジュゼッペ・アルトマレ)
ミカエラ: Silvia Dalla Benetta(シルヴィア・ベネッタ)
メルセデス: Monica Tagliasacchi(モニカ・タリアサッキ)
フラスキート(エスター・アンダローロ)
ダンカイロ(マルコ・フィリッポ・ロマノ)
レメンダード(ヴィンセンツィオ・マリア・サリネッリ)
モラレス(エヴァンス・トノン)
2008.4 テアトロ・コッチア ライブ映像

KCOU9017(DVD-Video) \3850
カルロ・ロンバルド:オペレッタ「チン・チ・ラ」
昨夏、伊トリエステで上演された作品。
エリザベッタ・マスキオ(指揮)
トリエステ劇場管弦楽団、合唱団、バレエ団
マウリツィオ・ナイケッティ(監督)
マリア・ピア・アンジェリーニ(衣装)
サンディヤ・ナガラヤ(振付)
キャスト:
チン・チ・ラ(エレーナ・ロッシ)
プチ・グリ(マウリツイオ・ミケリ)
チクラミーノ(レオナルド・カイミ)
ミオゾティス(ジュゼッピーナ・ブリデッリ)
ブルム(グルティエロ・ジオルジーナ)
フォンキ(マウリツィオ・ザッキーニャ)
2008 トリエステ劇場 ライブ映像



<DG-Millenaire(仏)>
DG 4767814 \1300
J.S.バッハ:オルガン作品集
トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565
幻想曲 ト長調 BWV.572
カンツォーナ ニ短調 BWV.588
さまざまな手法による6つのコラール BWV.645-650 他
トン・コープマン(Org) 1982,1983

DG 4694782 \1300
ベルリオーズ:幻想交響曲、
ロメオとジュリエットより「愛の情景」
小沢征爾指揮 ボストン交響楽団
ニューイングランド音楽院合唱団
1973,1976

DG 4767829 \1300
ビゼー:
「アルルの女」第1組曲、第2組曲
交響曲 ハ長調
ビゼー:組曲「こどもの遊び」
クラウディオ・アバド指揮 ロンドン交響楽団(アルルの女)
ジャン・マルティノン指揮 フランス国立放送交響楽団
1980,1971

DG 4767704 \1300
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番、バラード集 op.10
ゲザ・アンダ(P)
フェレンツ・フリッチャイ指揮 ベルリン・フィル 1960
エミール・ギレリス(P)(バラード) 1976

DG 4591972 \1300
ショパン:24の前奏曲、ポロネーズ第6番 変イ長調「英雄」
ゲザ・アンダ(P) 1959
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調
タマーシュ・ヴァーシャリ(P) 1965

DG 4762152 \1300
ドビュッシー:前奏曲集 第1集、第2集
モニク・アース(P) 1962,1963

DG 4592132 \1300
ロシア管弦楽作品集
グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
ボロディン:だったん人の踊り
ボロディン:交響詩「中央アジアの草原にて」
ムソルグスキー:交響詩「はげ山の一夜」
リムスキー=コルサコフ:「ロシアの復活祭」序曲
ハチャトゥリアン:バレエ「ガイーヌ」組曲(8曲)
ロリン・マゼール、ルイ・フレモー、イゴール・マルケヴィッチ、
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮



<ERATO>
2564620922 34枚組 \18250
スカルラッティ全集
チェンバロ・ソナタ K.1-K.555
室内ソナタ K.81、88、89、90、91、287、288、328
スコット・ロス(Cemb)
モニカ・ハゲット(Vn)(室内ソナタ)
クリストフ・コワン(VC)(室内ソナタ)
ミシェル・アンリ(Ob)(室内ソナタ)
マルク・ヴァロン(Fg)(室内ソナタ)
1984-85年



<DOMO VIDEO>
DMM-BB501(DVD-Video) 5枚組 \6880
Arena di Verona Collection
アレーナ・ディ・ヴェローナのライブ・コンサートより
DVD.1
ヴェルディ:歌劇「ナブッコ」
ピエトロ・カプッチッリ(ナブッコ)
ヌンツィオ・トディスコ(イスマエーレ)
ロベルト・スカンディウッツイ(ザカリア)
リンダ・ストラマー(アビガイル)
アントン・グアダーニョ(指揮)
アレーナ・ディ・ヴェローナ  ライブ映像
1992年 122分 カラー Dolby Digital
DVD.2
ミキス・テオドラキス:バレエ「その男はゾルバ」2幕
1990年8月 アレーナ・ディ・ヴェローナでのライブ映像
ウラディミール・ヴァシリエフ(ゾルバ)
ゲオルグ・イアンク(ジョン)
ルチアナ・サヴィナーノ(マリナ)
ロザルバ・ガラベリ(オルテンス夫人)
ディエゴ・キアヴァツティ(ヨルゴス)
ソフィア・ミカイリド(歌手)
衣装:フェルッチオ・ヴィラジロッシ
振付:ロルカ・マッシーネ
音楽:ミキス・テオドラキス
指揮:ミキス・テオドラキス
アレーナ・ディ・ヴェローナ管弦楽団、合唱団
アレーナ・ディ・ヴェローナ・バレエ団
合唱指揮:アルド・ダニニリ
1990年8月 117分 カラー Dolby Digital ライブ映像
DVD.3
ヴェルディ:レクイエム
指揮:ロリン・マゼール
モスクワ交響楽団
3000人のワールド・フェスティヴァル合唱団
合唱指揮:ヤン・ジェンセン
テノール:ルチアーノ・パヴァロッティ
ソプラノ:シャロン・スイート
メゾ・ソプラノ:ドローラ・ザジック
バス: ポール・プリシュカ
1990年8月5日 96 分 カラー Dolby Digital  ライブ映像
DVD.4
ベニアミーノ・ジーリの生誕100年を記念して
14人のテノール歌手達が歌う。
カルロ・ベルゴンツィ:愛の妙薬「人知れぬ涙」 
ピエトロ・バッロ:リゴレット「女心の歌」
フランコ・ボニゾッリ:ウイリアム・テル「おお、もの言わぬ涙の隠れ家よ」
アルベルト・クピード:ラボエーム「なんて冷たい手/ああ」
ピーター・ドヴォルスキー:マノン「ああ、マノン、君の愚かさが」
サルヴァトーレ・フィジケッラ:ラボエーム「なんて冷たい手」
エミール・イワノフ:オテロ「私を恐れる者はない」(
マリオ・マラニーニ:レニャーノの戦い「母のいたわりの手が」
ジャンフランコ・パスティネ:ルイザ・ミラー「穏やかな夜には」
ホセ・センペレ:仮面舞踏家「永久に君を失えば」
アナトリー・ソロヴィアネンコ:カヴァレリア・ルスティカーナ
「お母さんあの酒は強いね」
ヴィンセンツィオ・スクディエリ:西部の娘「やがて来る自由の日」
ギョルジオ・ティエッポ:トスカ「エ・ルーチェアン・レ・ステレ」
ヌンツィオ・トディスコ:カルメン「花の歌」
アントン・グァダーニョ (指揮)
アレーナ・ディ・ヴェローナ管弦楽団
1990年8月 カラー Dolby Digital ライブ映像
DVD.5
ポンキエルリ:歌劇「ラ・ジョコンダ」
アンドレア・グルーバー(ラ・ジョコンダ)
マルコ・ベルティ(エンツォ)
アルベルト・マストロマリノ(バルナバ)
カルロ・コロンバイア(アルヴィーゼ)
ドナト・レンゼッティ(指揮)
アレーナ・ディ・ヴェローナ管弦楽団、合唱団、バレエ団
2005年 162分 カラー Dolby Digital  ライブ映像

DMM518(DVD-Video) \3150
ミキス・テオドラキス/ バレエ「その男はゾルバ」2幕
1990年8月 アレーナ・ディ・ヴェローナでのライブ映像
ウラディミール・ヴァシリエフ(ゾルバ)
ゲオルグ・イアンク(ジョン)
ルチアナ・サヴィナーノ(マリナ)
ロザルバ・ガラベリ(オルテンス夫人)
ディエゴ・キアヴァツティ(ヨルゴス)
ソフィア・ミカイリド(歌手)
衣装:フェルッチオ・ヴィラジロッシ
振付:ロルカ・マッシーネ
音楽:ミキス・テオドラキス
指揮:ミキス・テオドラキス
アレーナ・ディ・ヴェローナ管弦楽団、合唱団
アレーナ・ディ・ヴェローナ・バレエ団
合唱指揮:アルド・ダニニリ
1990年8月 117分 カラーDolby Digital ライブ映像
ギリシャの作曲家ミキス・テオドラキスの代表的な作品「その男はゾルバ」
の初バレエ全曲映像の発売。

DMM517(DVD-Video) \3150
ヴェルディ:レクイエム
指揮:ロリン・マゼール
モスクワ交響楽団
3000人のワールド・フェスティヴァル合唱団
合唱指揮: ヤン・ジェンセン
テノール: ルチアーノ・パヴァロッティ
ソプラノ: シャロン・スイート
メゾ・ソプラノ: ドローラ・ザジック
バス: ポール・プリシュカ
96分 カラーDolby Digital  ライブ映像
1990.8.5




<SONY-ESSENTIAL CLASSICS>
★今回ご注文分を海外に一括発注いたします。締切日までにご注文下さい。
円高が反映されてお買い得な価格設定になっています。
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●ご注文締切日:1月19日

SB2K 62946 2枚組 \1480
バッハ:ブランデンブルグ協奏曲全曲
ブリュッヘン、ビルスマ、レオンハルト、クイケン兄弟

SBK 87741 \850
バルトーク:
管弦楽のための協奏曲、弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽
バーンスタイン/ニューヨーク・フィル

SB4K 87949 4枚組 \2300
バルトーク:ピアノ独奏曲作品集
シャーンドル

SB4K 89979 4枚組 \2300
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲全集
スターン、ローズ、イストミン

SB5K 93045 5枚組 \2580
ベートーヴェン:交響曲全集
マゼール/クリーヴランド

SBK 46549 \850
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」、三重協奏曲
フライシャー(P) セル/クリーヴランド イストミン、スターン、ローズ

SBK 47659 \850
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 
フランチェスカッティ、ワルター
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 
D・オイストラフ、オーマンディ

SB2K 89905 2枚組 \1480
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番、第2番、大学祝典序曲、悲劇的序曲
ゼルキン(P) セル/クリーヴランド

SBK 89899 \850
ブラームス:セレナード第1番、第2番 
ティルソン・トーマス/ロンドン響

SBK 47652 \850
ブラームス:交響曲第2番、第3番
セル/クリーヴランド

SBK 46330 \850
ブラームス:交響曲第4番、大学祝典序曲、悲劇的序曲
セル/クリーヴランド

SBK 46335 \850
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲、二重協奏曲 
スターン、ローズ  オーマンディ/フィラデルフィア

SB2K 87743 2枚組 \1480
ブルックナー:交響曲第8番、第0番 
メータ/イスラエル・フィル

SBK 63063 \850
カントルーブ:オーヴェルニュの歌
フォン・シュターデ、アルメイダ

SBK 46336 \850
ショパン:ピアノ協奏曲第1番、第2番
ギレリス、ワッツ(P) オーマンディ、シッパーズ

SB4K 87744 4枚組 \2300
ドビュッシー:ピアノ独奏曲全集
クロスリー

SBK 48174 \850
ドビュッシー:ピアノ作品集
アントルモン

SX5K 87342 5枚組 \3650
ディーリアス:管弦楽作品集
ビーチャム/ロイヤル・フィル

SBK 48161 \850
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲全集
セル/クリーヴランド

SBK 46331 \850
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」、弦楽セレナード
オーマンディ/フィラデルフィア、ケンペ/ミュンヘン・フィル

SBK 46337 \850
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲、チェロ協奏曲
スターン、ローズ  オーマンディ/フィラデルフィア

SB2K 63247 2枚組 \1480
エルガー:
エニグマ変奏曲、行進曲「威風堂々」、ヴァイオリン協奏曲、チェロ協奏曲
オーマンディ、A・デイヴィス、バレンボイム、デュ・プレ他

SBK 87950 \850
フランク:交響曲、交響的変奏曲
クロスリー、ジュリーニ/ウィーン・フィル

SBK 89369 \850
ガーシュウィン:ラプソディー・イン・ブルー(管弦楽版、ソロ・ピアノ版)、
3つの前奏曲、ソング・ブック
アントルモン、ワッツ、オーマンディ

SBK 89898 \850
グリーグ:ペール・ギュント(抜粋)
ヘンドリックス(S) サロネン

SBK 62743 \850
ヘンデル:マスターワークス
レッパード他

SB2K 90379 2枚組 \1480
ハイドン:ミサ曲第7番-第10番
ヴァイル/ターフェルムジーク

SB3K 87746 3枚組 \2080
アイヴズ:交響曲全集、他 
ティルソン・トーマス/シカゴ響 他

SBK 89903 \850
ヤナーチェク:グラゴル・ミサ、シンフォニエッタ
ティルソン・トーマス/ロンドン響

SB14K 87874 14枚組 \8400
マーラー:交響曲全集
マゼール/ウィーン・フィル

SBK 48281 \850
マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」
ギーレン/フランクフルト歌劇場

SB2K 89893 2枚組 \1480
マーラー:交響曲第3番
マゼール/ウィーン・フィル

SBK 89289 \850
マーラー:交響曲第5番
マゼール/ウィーン・フィル

SBK 46536 \850
メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」、第4番「イタリア」他
A・デイヴィス/バイエルン放送響、セル/クリーヴランド

SBK 89900 \850
メシアン:トゥーランガリラ交響曲
サロネン/フィルハーモニア

SBK 48162 \850
ムソルグスキー(ラヴェル):組曲「展覧会の絵」、
コダーイ:ハーリ・ヤーノシュ、プロコフィエフ:キージェ中尉
セル/クリーヴランド

SBK 63037 \850
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番、第24番、2台のピアノのための協奏曲
カサドシュ(P) セル/クリーヴランド、オーマンディ/フィラデルフィア

SBK 62424 \850
モーツァルト:フルート協奏曲第1番、第2番、クラリネット協奏曲
E・ズッカーマン(Fl) P・ズッカーマン/イギリス室内、マルセルス(Cl)セル

SBK 89777 \850
モーツァルト:ミサ ハ短調 K.427
オジェー、ボニー  アバド/BPO

SBK 46333 \850
モーツァルト:交響曲第35番、第40番、第41番
セル/クリーヴランド

SBK 46540 \850
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番、第5番、アダージョ、ロンド
ズッカーマン(Vn、指揮)セントポール室内

SBK 47668 \850
オルフ:カルミナ・ブラーナ
オーマンディ/フィラデルフィア

SB2K 87953 2枚組 \1480
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲全集、ヘブライの主題による序曲
ブロンフマン(P) メータ/イスラエル・フィル、
フリードマン(Cl)ジュリアードSQ

SBK 62638 \850
プロコフィエフ:ピーターと狼、サン=サーンス:動物の謝肉祭、
ブリテン:青少年のための管弦楽入門
オーマンディ/フィラデルフィア

SBK 89740 \850
プロコフィエフ:ロメオとジュリエット(抜粋)
サロネン/ベルリン・フィル

SB5K 93051 5枚組 \2580
ラフマニノフ:ピアノ独奏曲全集
ラレード

SBK 60311 \850
レスピーギ:組曲「鳥」、教会のステンド・グラス他
オーマンディ

SBK 48267 \850
レスピーギ:ローマ三部作 
オーマンディ/フィラデルフィア

SBK 46537 \850
リムスキー=コルサコフ:
シェエラザード、「ロシアの復活祭」序曲、
スペイン奇想曲
オーマンディ/フィラデルフィア

SBK 47655 \850
サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付」、動物の謝肉祭 他
オーマンディ/フィラデルフィア アントルモン、ギャビー・カサドシュ(P)

SBK 62425 \850
ギター・リサイタル-スカルラッティ、パガニーニ 他
J・ウィリアムス

SB4K 90380 4枚組 \2300
シューベルト:ミサ曲全集、ドイツ語ミサ
ヴァイル/ターフェルムジーク

SB4K 90375 4枚組 \2300
シューベルト:交響曲全集
バレンボイム/ベルリン・フィル

SBK 90377 \850
シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番、第2番
インマゼール、ベス、ビルスマ

SB2K 89978 2枚組 \1480
シューベルト:弦楽四重奏曲第12番-第15番
ジュリアードSQ

SBK 48268 \850
シューベルト:交響曲第8番「未完成」、第9番「グレート」
セル/クリーヴランド

SBK 48269 \850
シューマン:交響曲第1番「春」、第2番
クーベリック/バイエルン放送

SBK 90481 \850
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番、第2番、ピアノ五重奏曲
ブロンフマン(P) サロネン/ロス・フィル  ジュリアードSQ

SBK 89904 \850
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番「レニングラード」
バーンスタイン/NYP

SBK 48271 \850
シベリウス:管弦楽作品集
オーマンディ、バーンスタイン

SBK 89894 \850
ストラヴィンスキー:春の祭典、火の鳥
サロネン/フィルハーモニア

SBK 87955 \850
ストラヴィンスキー:詩篇交響曲、交響曲 ハ調、3楽章の交響曲
ティルソン・トーマス/ロンドン響

SBK 89284 \850
チャイコフスキー:3大バレエ組曲
オーマンディ/フィラデルフィア

SB2K 89778 2枚組 \1480
チャイコフスキー:くるみ割り人形
ティルソン・トーマス/フィルハーモニア

SBK 46339 \850
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番、ヴァイオリン協奏曲
ギレリス(P) メータ/NYP 
D・オイストラフ(Vn)オーマンディ/フィラデルフィア

SBK 87797 \850
ベルリオーズ:夏の夜、ラヴェル:シェエラザード
フォン・シュターデ

SBK 62645 \850
ヴォーン=ウィリアムズ:管弦楽作品集
レーン、オーマンディ

SBK 89779 \850
ヴォーン=ウィリアムズ:交響曲第4番 他
バーンスタイン/NYP

SBK 63013 \850
ヴェルディ:オペラ・アリア集、合唱曲集
レヴァイン、オーマンディ 他

SBK 48175 \850
ワーグナー:管弦楽曲集
セル/クリーヴランド

SBK 90376 \850
ワイル:7つの大罪、小さな三文音楽
ティルソン・トーマス/ロンドン響

SBK 46347 \850
バリオス、ポンセ-スペイン・ギター音楽集
ジョン・ウィリアムス

SBK 62973 \850
バッハ:リュート組曲Vol.2
ジョン・ウィリアムス



<URANIA>
URN22.378 2枚組 \2700
ビゼー:歌劇「カルメン」
コンスエロ・ルビオ(カルメン)
レオポルド・シモノー(ドン・ホセ)
ピエレット・アラリー(ミカエラ)
ハインツ・レーフス(エスカミーリョ)
ピエール=ミシェル・ル・コント指揮
コンセール・ド・パリ管弦楽団、同合唱団
1958年

URN22.379 \1350
R.シュトラウス:歌曲「4つの最後の歌」
バッハ:ロ短調ミサより3曲
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より
"Gut'n Abend, Meister!"
モーツァルト:歌劇「後宮からの誘拐」より「コンスタンツェの
アリア」
モーツァルト:歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」より「岩のように
動かずに」
J.シュトラウス:喜歌劇「こうもり」より「公爵様、あなたのような
お方は」、「ふるさとの調べよ」
フンパーディンク:歌劇「ヘンゼルとグレーテル」より
「私と踊りましょう」
エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
フィルハーモニア管弦楽団、ウィーン・フィル
1946-1956年
*URN22.296の再発売と思われます。

URN22.380 \1350
マーラー:亡き子をしのぶ歌
シューマン:女の愛と生涯
シューベルト:6つの歌曲集
ブラームス:3つの歌曲集
キャスリーン・フェリア(M.S)
ブルーノ・ワルター指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
1949年
*URN22.321の再発売と思われます。

<WHRA>
WHRA 6022 8枚組 \11800
モノ、ステレオ
モントゥー指揮ボストン響
CD1
メンデルスゾーン:「フィンガルの洞窟」1957年4月13日
ハイドン:交響曲第94番「吃驚」
シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレート」1956年2月24日
CD2
シューマン:交響曲第3番「ライン」1955年1月28日
チャイコフスキー:交響曲第5番1957年4月12日
CD3
エルガー:「エニグマ」変奏曲1957年1月18日
ストラヴィンスキー:「春の祭典」1957年4月13日
ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」1955年1月28日
CD4
チャイコフスキー:幻想曲「ハムレット」
モーツァルティアーナ1955年2月4日
プロコフィエフ:交響曲第1番1958年1月3日ステレオ
CD5
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」1955年2月4日
ダンディ:イスタール変奏曲1956年2月17日
CD6
バルトーク:
ヴァイオリン協奏曲第2番(Vn:トシ・スピヴァコフスキー)1954年2月6日
シマノフスキ:
ヴァイオリン協奏曲第1番(Vn:ロマン・トーテンベルク)1955年1月28日
CD7
ワグナー:「パルジファル」前奏曲
ドビュッシー:「聖セバスチャンの殉教」
ワグナー:「神々の黄昏」ラインへの旅、葬送行進曲
ドビュッシー:映像よりジーク、イベリア以上、1951年12月1日
CD8
チャイコフスキー:交響曲第4番1958年1月3日
ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」1958年1月3日ステレオ
モントゥー協会と密接なWHRAが、門下生とともに選曲しついに一般発売とな
った「モントゥー・ボストン・ライヴ」。ボストン響もミュンシュとともに
盛り上がっていた時期だけにRCAへもスタジオ録音も少なからず行われました
がライヴならではの熱気には抗し難い魅力があります。チャイコフスキー三
大交響曲が収録されており、ハイドン、シューマン、ワグナーなどドイツ音
楽においても深みがありコクのあるサウンドで魅了する巨匠モントゥー。ま
さに万能マエストロの面目躍如です。音質も当時のスタジオ収録と比べ遜色
のないところです。8枚組みでありながら6枚価格という嬉しいプライス設定
です。*ストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」2種類のうち1955年1月28
日録音は、「組曲」の表記がありますが、通常の選曲とことなりモントゥー
独自の選曲で抜粋とも言えるヴァージョンです。

modoru


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