<クラシック・輸入盤新譜情報 09−01
 
コメントはメーカー案内書より抜粋です

★ダイレクト・トランスファー CD-R 2008年12月新譜 5点発売★
発売予定:2008年12月下旬 価格:各1枚 \1500(税込)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

78CDR-1169
グノー:ファウストのバレエ音楽
(1)ヌビア人の奴隷の踊り
(2)昔の踊り
(3)アダージョ
(4)クレオパトラの踊り
(5)トロイ人の娘の踊り
(6)鏡のヴァリエーション
(7)ヘレネの踊り(終曲)
アナトール・フィストラーリ指揮
ナショナル交響楽団
英 DECCA AK1339/40
(1945年9月6日ロンドン、キングズウェイ・ホール録音)
アナトール・フィストラーリ(1907-1995)はロシアのキエフ生まれ。神童とうた
われ8歳の時チャイコフスキーの「悲愴」交響曲を指揮した。その後パリにデビュ
ー、1931年にシャリアピンがグランド・ロシア・オペラの首席指揮者に任命した。
1937年にはモンテカルロのロシア・バレエの指揮者になり、アメリカ公演も行っ
た。第2次世界大戦中にロンドン・フィルの指揮者をつとめ、イギリスの市民権
を得た。フィストラーリはバレエ音楽の権威者で、LP時代にチャイコフスキー
の「白鳥の湖」「胡桃割り人形」の名録音をデッカに残した。このファウストの
バレエ音楽は大戦直後のもの。フィストラーリはSP時代にもデッカに多くの録
音をしていた。FFRR録音。

78CDR-1170
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調作品27-2「月光」
ベートーヴェン=バウアー編:
ガヴォット ヘ長調
ハロルド・バウアー(ピアノ)
米 VICTROLA 6591/2
(1926年6月14日&7月13日アメリカ, ニュージャージー州キャムデン録音)
ハロルド・バウアー(1873-1951)はロンドン生まれ。父親はドイツ人でヴァイオ
リン奏者、母親はイギリス人。父親の手ほどきでヴァイオリンを学び、1883年に
ロンドンでヴァイオリニストとしてデビューし、9年間に渡ってイギリス国内で
演奏活動をした。1892年、19歳の時にパリに行き、大ピアニスト、パデレフス
キ(1860-1941)にすすめられてピアノに転じた。第1次世界大戦(1914-18)以前に
は、主にパリで活動し、ティボーやカザルスとトリオ演奏会を開いたこともあ
る。1917にアメリカに渡りニューヨークに在住し、ベートーヴェン協会を創立
した。この「月光」ソナタは電気録音の最初期のもので、バウアーの特質がよ
く表れた名演奏とされたもの。現在では忘れられた存在の名ピアニストの演奏
に耳を傾けたい。

78CDR-1171
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3番イ長調作品69
ピエール・フルニエ(チェロ)
アルトゥール・シュナーベル(ピアノ)
英 HIS MASTER'S VOICE DB9123/5
(1947年6月6日ロンドン、アビー・ロード第3スタジオ録音)
ピエール・フルニエ(1906-1986)はパリ生まれのチェリスト。幼少より母親の手
ほどきでピアノを学んだが9歳のとき小児麻痺による右足障害のためチェロに転
向。1923年パリ音楽院で一等賞を得て楽壇にデビュー。ヴィオリンのガブリエル
・ブイヨン、ピアノのヴラド・ペルルミュテールとのトリオで注目された。1937
年エコール・ノルマル教授、1941年から1949年までパリ音楽院教授をつとめた。
1942年にヴァイリンのシゲティ、ピアノのシュナーベルとのトリオ、ヴィオラの
プリムローズを加えた四重奏で活動。さらに1945年にはカザルスが抜けたカザル
ス・トリオに加わりヴァイオリンのティボー、ピアノのコルトーと演奏活動をし
た。1954年初来日。その後何度も日本を訪れた。ピアノのアルトゥール・シュナ
ーベル(1882-1951)はオーストリアの大ピアニスト。ウィーンで高名なレシェティ
ツキーに師事した。EMIにベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲を2回録音、ピアノ
・ソナタ全曲を録音した。

78CDR-1172
シューベルト:
幻想曲ハ長調作品159, D.934
レーガー:
ヴァイオリン・ソナタ第5番嬰ヘ短調作品84-第2楽章
アドルフ・ブッシュ(ヴァイオリン)
ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)
米 RCA VICTOR 7562/4(英 HIS MASTER'S VOICE DB1521/3と同一録音)
(1931年5月6日ロンドン、小クイーンズ・ホール)
アドルフ・ブッシュ(1891-1952)はドイツの名ヴァイオリニスト。2歳からヴァイ
オリンを始め1902年ケルン音楽院でウィリー・ヘスやブラム・エルデリンクに師
事した。16歳の時に大作曲家マックス・レーガーに注目された。1912年、20歳の
時ウィーンのコンツェルトフェライン(ウィーン交響楽団)のソロ・ヴァイオリン
に抜擢された。1918年ベルリン高等音楽院のヴァイオリン教授に任命され、弦楽
四重奏団も組織した。1927年以降スイスのバーゼルに住居をかまえ、若きユー
ディ・メニューインの指導をしたこともある。ナチの台頭でユダヤ系のピアニス
ト、ルドルフ・ゼルキン(1903-1991)と共にドイツを去り、アメリカに移住した。
ゼルキンは1920年にアドルフ・ブッシュのデュオ相手に抜擢され、後にブッシュ
の娘イレーネと結婚した。1951年マールボロ音楽学校と音楽祭を創設、主宰した。
このダイレクト・トランスファーにはノイズが少ないアメリカVICTOR盤を使用し
た。

78CDR-1173
ショーソン:協奏曲ニ長調作品21
フォーレ:子守歌作品16
ジャック・ティボー(ヴァイオリン)
アルフレッド・コルトー(ピアノ)
弦楽四重奏団(イスナール、ヴルフマン、ブランパン、アイゼンベルグ)(1-9)
日本 VICTOR DB1649/53(英 HIS MASTER'S VOICE DB1649/53と同一録音)
(1931年7月1-2日パリ、プレイエル音楽堂録音)
ジャック・ティボー(1880-1953)のヴァイオリン、アルフレッド・コルトー
(1877-1962)のピアノと弦楽四重奏によるショーソンの協奏曲ニ長調。作曲者の
ショーソンはパリ音楽院でジュール・マスネ(1842-1912)に師事した。フランス
のエスプリにあふれた作風を完成した人。ヴァイオリン曲の「詩曲」がよく知
られているが、このティボーとコルトーによる協奏曲は、フランスの音楽家の
至芸を聴くことができる名演。これまで良い復刻がなかったこのSPにダイレ
クト・トランスファーでチャレンジした。

<Deutsche Grammophon>
4777460 \1850
「ベル・カント」/ガランチャ
ドニゼッティ:
《ルクレツィア・ボルジア》-幸せでありたい方に、秘密を教えましょう
同:《カレーの包囲》-
同:《ロベルト・デヴリュー》-涙の甘美、それは. 苦しむ者に残された唯一の
慰め
ベッリーニ:《アデルソンとサルヴィーニ》-暗い黒雲の後に
ドニゼッティ:
《マリア・ストゥアルダ》-おみ足が速くて、女王さま
同-ああ雲よ、なんと軽やかに/同-寂しき安らぎの平和も失われ/
同-ああ雲よ、なんと軽やかに
ロッシーニ:
《タンクレディ》-アンダンテ/同-おお祖国よ、この胸の高鳴りに/
同-大いなる不安と苦しみの後で
同:《マホメットII世》-テルツェット
ベッリーニ:
《カプレーティとモンテッキ》-お目にかかれる光栄
同-お聞きください、ロメオが御子息を殺したとしても/同-陣地へ戻り
同-恐ろしい剣の復讐を、他
エリーナ・ガランチャ(メゾ・ソプラノ)他
ボローニャ市立歌劇場管弦楽団 指揮:ロベルト・アバド
録音:2008年11月18-23日 マンゾーニ劇場,ボローニャ,イタリア
ラトビア生まれのメゾ・ソプラノの新星、エリーナ・ガランチャ。DGデビュー盤
『アリア・カンティレーナ』で好評を博した彼女の第2作は、ベッリーニ、ドニ
ゼッティ、ロッシーニらの技巧的で美しい名曲を集めた『ベル・カント』アルバ
ム。彼女の魅力である柔軟なコロラトゥーラと豊かなレガートが、ロベルト・ア
バド&ボローニャ市立歌劇場管弦楽団の好サポートによって、いっそう輝きを増
した1枚です。

4778166 \1850
「無限の愛」/ドミンゴ
良心/ラ・トゥア・センプリチタ(共演:ジョシュ・グローバン)/響きわたる私
の魂/母の驚き(共演:キャサリン・ジェンキンス)/アニマ・ネラニマ/太陽の
歌(共演:アンドレア・ボチェッリ)/パラブラス/愛(共演:プラシド・ドミンゴ
Jr.&ロスアンジェルス少年合唱団,指揮:アンネ・トムリンソン)/讃えるべき
愛/グラティテュード(共演:ヴァネッサ・ウィリアムス)/自由/マドレ
プラシド・ドミンゴ、アンドレア・ボチェッリ、キャサリン・ジェンキンス、
ヴァネッサ・ウィリアムス、他
ドミンゴ自身、「私のキャリアの中で最も重要なレコーディング」と語るアルバ
ムが完成しました。2005年にこの世を去った教皇ヨハネ・パウロ2世(カーロル・
ヴォイティワ)が残した詩篇をもとに書かれた愛の音楽の数々。共演者にもボチェ
ッリ、K.ジェンキンス、V.ウィリアムスなど豪華歌手陣を迎え、愛の調べを世界
中に向けて、高らかに歌い上げます。ドミンゴ・ファンはもちろん、すべての
音楽ファン必携の1枚です。

734525(Blu-ray) \3880
ヴェルディ:歌劇《椿姫》全曲
演出:ヴィリー・デッカー
映像監督:ブライアン・ラージ
アンナ・ネトレプコ(S:ヴィオレッタ)、
ローランド・ヴィリャソン(T:アルフレード)
トーマス・ハンプソン(Br:ジェルモン)、他 
ウィーン国立歌劇場合唱団(指揮:ルパート・フーバー) 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:カルロ・リッツィ
収録:2005年8月 ザルツブルク祝祭大劇場
2005年8月、ザルツブルク音楽祭の話題を独占し、ヨーロッパにおけるTV放映で
も驚異の視聴率を獲得したネトレプコの《椿姫》がブルーレイで登場しました。
今や数ある伝説のディーヴァたちを凌駕する熱狂的な支持を受けているネトレプ
コ。本作の看板は、もちろん彼女ではありますが、現代最高のテノールと目され
るヴィリャソンを相手役に配し、ハンプソンをジェルモン役に抜擢しており、
グラモフォン社の並々ならぬ力の入れようが伺われます。伴奏はリッツィ指揮
ウィーン・フィル、演出にも話題のヴィリー・デッカーを起用したザルツブルク
音楽祭ならではの豪華な陣容になっています。

4778104 \1850
「シチリアン/アラーニャ」
ほら吹き(民謡)/N.ロータ:パルラ・ピウ・ピアノ(映画「ゴッドファーザー」:
愛のテーマ)/眠れずに寝返りを打つ/チウリ・チウリ/カレッティエリ/リ・
ピラ/ア・ル・ミラカツ/うるわしのシシリー/ルゥ・ミー・ シェッカレッ
ドゥ/ジー・マリタウ・ローザ/しゃれこうべの歌/ニンナ・ナンナ/チェ・
ラ・ルナ・メッツォ・マレ、他
ロベルト・アラーニャ(テノール)他
録音:2008年
現代を代表するスター・テノールのアラーニャは、両親がシチリア出身だったこ
とから、傍らにはいつもシチリア民謡がありました。彼自身、「これらの歌は私
の一部です」と熱く語る通り、ここに収められた14曲は、彼の歌唱の原点とも言
えるでしょう。イヴァン・カサールによる名編曲によって、みずみずしさと、親
しみやすさがいっそう増した一枚。アラーニャのあらたな魅力が堪能できるアル
バムです。

4778031 2枚組 \3650
ベッリーニ:歌劇《カプレーティとモンテッキ》全2幕
アンナ・ネトレプコ(S:ジュリエッタ)、エリーナ・ガランチャ(MS:ロメオ) 、
ジョセフ・カレヤ (T:テバルド)、ロバート・グリアドウ(Bs:カペッリオ)、
ティツィアーノ・ブラッチ(Bs:ロレンツォ) 
ウィーン・ジングアカデミー/ウィーン交響楽団/指揮:ファビオ・ルイージ
録音:2008年4月17日-28日 ウィーン・コンツェルトハウス ライヴ録音
ネトレプコのジュリエッタと、ガランチャのロメオ。歌声も、容姿も、現在望み
うる最高の2人が夢の共演を果たした1枚の登場です。2007年にバーデン=バーデ
ン祝祭劇場で行われた「オペラ・ガラ」で初共演した2人は、当時から抜群の相
性を聴かせてくれました。




<DECCA>
4781442 \1850
「ザ・ヴェルディ・テナー」/アルヴァレス
《アイーダ》-清きアイーダ/《仮面舞踏会》-告げておくれ/同-永遠に君を失
えば/《ルイザ・ミラー》-自分の目を信じずにいることができたら/同-穏やか
な夜には/同-用意されているのが祭壇であろうと墓であろうと/《運命の力》
-天使のようなレオノーラ/《トロヴァトーレ》-ついさっきけたたましい武器
の音がしたようですが?/同-おお!エヴァの娘よ、あやまちが/同-神秘な楽
の音が波のうち/同-おそろしい火炙りの火が/《十字軍のロンバルディア人》
-私の喜びで彼女を包みたい/《エルナーニ》-萎れた花に降りた露のように…
ああ私の心が讃える女/同-追放の苦しみの中で/《ドン・カルロ》-私は彼女
を失った/《マクベス》-おお、息子たちよ…おお、父の手は/《オテロ》-私
を恐れる者はない(オテロの死)
マルセロ・アルヴァレス(テノール) 
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団 指揮:ダニエル・オーレン
録音:2008年8月4日-8月11日 ミラノ
ヴェルディ歌唱において現代最高のテノールとして君臨するアルヴァレス。長年
パヴァロッティの十八番だったヴェルディにおいて、寛容と悲哀に満ちたアル
ヴァレスの歌声は、21世紀の新境地を拓いたと言えるでしょう。本作には、彼
が長年歌い親しんだアリアから、今回が初披露となるものまで、ヴェルディ・
テノールの魅力を余すところなく伝える1枚に仕上がっています。オーレン指揮
・ヴェルディ響の好サポートにも要注目です。

743326(Blu-ray) \3880
743323(DVD-Video) 2枚組 \3350
ヘンデル:オラトリオ《セメレ》HWV.58 全曲
チェチーリア・バルトリ(MS:セメレ)、
リリアーナ・ニキテアヌ(MS:イノー)、
ビルギット・レンメルト(A:ジュノー)、
イザベル・レイ(S:アイリス)チャールズ・ワークマン(T:ジュピター&アポロ)、
アントン・シャリンガー(Bs:カドマス&ソムナス)、
トーマス・マイケル・アレン(Br:アタマス) 
チューリヒ歌劇場“ラ・シンティッラ”オーケストラ 
指揮:ウィリアム・クリスティ
収録:2007年1月 チーリュヒ歌劇場
人間の姿に身をやつしたジュピター、彼を愛し子を身ごもるセメレ、そして嫉妬
するジュピターの妻ジュノー。ジュノーにそそのかされたセメレがジュピターに
真の姿を問うた時、彼女はジュピターの雷光に当たって焼け死んでしまいます。
ヘンデルはそんな物語に、本当に神々しい音楽を付けました。バルトリたちの
見事なコロラトゥーラ・アリアと強力な合唱。ヘンデル・イヤーの幕開けにふ
さわしい壮麗な傑作オラトリオです。

743329(DVD-Video) \3350
ブリテン:歌劇《乞食オペラ》Op.43
へザー・ハーパー(S)、デイム・ジャネット・ベイカー(MS)、
ケネス・マッケラー(T)、ブライアン・ ドレイク(Bs) 
イギリス室内管弦楽団 指揮:メレディス・デイヴィス
収録:1963年
2008年5月新譜で4タイトルリリースしたブリテン=ピアーズDVDコレクション第
2弾!『乞食オペラ』は、1728年にジョン・ゲイが書いた3幕のバラッド・オペ
ラ。オーガスタン演劇の中で重大転機となった戯曲のひとつ。かって隆盛を極
めた風刺的なバラッド・オペラの中で現在まで人気の続く唯一の作品です。また
この作品は、後世の様々な作曲家によって編曲もされており、バロックからロマ
ンまで幅広い作風で編まれています。本作は、1948年にイギリスの作曲家ブリテ
ンが編曲を行った現代風《乞食オペラ》です。

743330(DVD-Video) \3350
ブリテン:歌劇《オーウェン・ウィングレイヴ》Op.58
ベンジャミン・ラクソン(Br )、
ジョン・シャーリー=カーク(Br)
ナイジェル・ダグラス(T)、シルヴィア・フィッシャー(S)
ヘザー・ハーパー(S)、ジェニファー・ヴィヴィアン(S)
ジャネット・ベイカー(A)、ピーター・ピアーズ(T&語り) 
ワンズワース・スクール少年合唱団、
イギリス室内管弦楽団  指揮:ベンジャミン・ブリテン
収録:1970年11月
BBCテレビのために作られたブリテンの名作オペラで、原作は日本語訳も出版さ
れたH.ジェームズの有名な怪奇心理小説。この録音はBBCテレビでの初演に先立
って録音されたもので、指揮者はなんとブリテン自身が務めています。演奏が素
晴らしいのはもちろん、作曲と演奏の両面で活躍したブリテンの生前の姿を伝え
る貴重なドキュメンタリーとしてもお楽しみいただける1枚です。

743327(Blu-ray) \3880
ヴェルディ:歌劇《椿姫》
演出:マルタ・ドミンゴ
ルネ・フレミング(S:ヴィオレッタ)
ローランド・ビリャソン(T:アルフレード)
レナート・ブルゾン(Br:ジェルモン)
ロサンジェルス・オペラ/指揮:ジェイムズ・コンロン
収録:2006年
豪華な舞台とキャストで話題になったロサンジェルス・オペラの2006年公演の映
像。ヒロインのヴィオレッタ役にはルネ・フレミング、アルフレード役には、ド
ミンゴからも後継者として指名され、ザルツブルク音楽祭ではネトレプコとの
《椿姫》で大いに話題を呼び、今や時代の寵児となったローランド・ビリャソン
を配しての収録です。指揮を務めるジェイムズ・コンロンはロサンジェルス・
オペラの音楽監督。おりしも今月は2005年のザルツブルクで話題を独占したビ
リャソンとネトレプコによる《椿姫》もブルーレイで登場。2種類の《椿姫》を
ブルーレイの美しい映像で見比べてみるのも一興です。

4781450 2枚組 \1850
「フルート・アダージョ」
CD 1
(1)J.S.バッハ:フルート協奏曲ト長調BWV.1056-第2楽章(ラルゴ)
 ウィリアム・ベネット(フルート)  
アカデミー室内管弦楽団 指揮:ネヴィル・マリナー
(2)モーツァルト:アンダンテ ハ長調K.315
 クロード・モントゥー(フルート)  
アカデミー室内管弦楽団 指揮:ネヴィル・マリナー
(3)プーランク:フルート・ソナタ-第2楽章(カンティレーナ)
 パトリック・ガロワ(フルート)パスカル・ロジェ(ピアノ)
(4)フォーレ:パヴァーヌ-アダージョ&ロンド
 アカデミー室内管弦楽団 指揮:ネヴィル・マリナー
(5)モーツァルト:フルート四重奏曲ニ長調K.285
 ウィリアム・ベネット(フルート)グリュミオー・トリオ
(6)メルカダンテ:
フルート協奏曲ニ長調-第2楽章(アンダンテ・アッラ・シチリアーナ)
 アンドレア・グリミネッリ(フルート) 
アカデミー室内管弦楽団 指揮:ジャン=ピエール・ランパル
(7)ドビュッシー:
フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ-第1楽章(パストラール)
 ロジェ・ブルダン(フルート)ルクアン・コレット(ヴィオラ)
アニー・シャラン(フルート)
(8)ラヴェル:ハバネラ形式の小品
 イレーナ・グラフェナウアー (フルート)マイケル・グラント(ピアノ)
(9)フォーレ:《ペレアスとメリサンド》組曲Op.80-シシリエンヌ
 アカデミー室内管弦楽団 指揮:ネヴィル・マリナー
(10)モーツァルト:
フルート協奏曲第1番ト長調K.313-第2楽章(アダージョ・ノン・トロッポ)
 ウィリアム・ベネット(フルート)  
アカデミー室内管弦楽団 指揮:ジョージ・マルコム
(11)ヘンデル:フルート・ソナタ イ短調HWV.374-第3楽章(アダージョ)
 ウィリアム・ベネット(フルート) ニコラス・クレーマー(通奏低音)
デニス・ヴィゲイ(チェロ)
(12)ベートーヴェン:セレナード ニ長調Op.25-第4楽章(アンダンテ変奏曲)
 マクサンス・ラリュー(フルート)
アルテュール・グリュミオー(ヴァイオリン)ゲオルグ・ヤンツェル(ヴィオラ)
CD2
(1)グルック:精霊の踊り
ロベルト・ドーン (フルート) 
シュトゥットガルト室内管弦楽団 指揮:カール・ミュンヒンガー
(2)ドビュッシー:レントよりおそく
 ティモシー・八ッチンズ(フルート)
ジャネット・クリーザー・ハッチンズ(ピアノ)
(3)J.S.バッハ:
ブランデンブルグ協奏曲第5番ニ長調BWV.1050-第2楽章(アフェトゥオーソ)
 リチャード・アデニー(フルート)
エマニュエル・ ハーウィッツ(ヴァイオリン)
フィリップ・レッジャー・ (ハープシコード) 
イギリス室内管弦楽団 指揮:ベンジャミン・ブリテン
(4)ドビュッシー:シランクス
 ロジェ・ブルダン(フルート)
(5)2つのグノシエンヌ-第1番(ゆっくりと荘重に)
 モントリオール交響楽団 指揮:シャルル・デュトワ
(6)モーツァルト:
フルートとハープのための協奏曲ハ長調K.299-第2楽章(アンダンティーノ)
 クロード・モントゥー(フルート)オシアン・エリス(ハープ)  
アカデミー室内管弦楽団 指揮:ネヴィル・マリナー
(7)フォーレ:コンクール課題曲ヘ長調
 ティモシー・八ッチンズ(フルート)
ジャネット・クリーザー・ハッチンズ(ピアノ)
(8)J.S.バッハ:組曲第2番ロ短調BWV.1067-第3楽章(サラバンド)
 ウィリアム・ベネット(フルート)  
アカデミー室内管弦楽団 指揮:ネヴィル・マリナー
(9)イベール:フルート協奏曲-第2楽章(アンダンテ)
 ティモシー・八ッチンズ(フルート)
モントリオール交響楽団 指揮:シャルル・デュトワ
(10)モーツァルト:フルート四重奏曲ト長調K.285a-第1楽章(アンダンテ)
 ウィリアム・ベネット(フルート)グリュミオー・トリオ
(11)ルーセル:フルートを吹く人たちOp.27-クリシュナ
 イレーナ・グラフェナウアー (フルート)マイケル・グラント(ピアノ)
(12)ヴォーン・ウィリアムズ:グリーンスリーヴスによる変奏曲
 ウィリアム・ベネット(フルート)  
アカデミー室内管弦楽団 指揮:ネヴィル・マリナー
(13)ゴベール:フルート・ソナタ第1番イ長調
 ティモシー・八ッチンズ(フルート)
ジャネット・クリーザー・ハッチンズ(ピアノ)
(14)フォーレ:フルートのための幻想曲Op.79
 ウィリアム・ベネット(フルート)  
アカデミー室内管弦楽団 指揮:ネヴィル・マリナー
(15)ヴィヴァルディ:フルート協奏曲第2番RV.439《夜》
 アンドレア・グリミネッリ(フルート) 
アカデミー室内管弦楽団 指揮:ジャン=ピエール・ランパル
ウィリアム・ベネット、クロード・モントゥー、
パトリック・ガロワ(フルート)他
優美な真珠のように響き渡るフルートの天上の調べ。古典、ロマン、現代、古今
東西のフルート作品の美しいアダージョを集めたコンピレーション・アルバムの
誕生です。演奏家陣にも、ベネット、モントゥー、ガロワ、ハッチンズなど名手
がずらりとならび、手ごたえのある確かな演奏を聴かせてくれます。

4781418 4枚組 \3120
「母へ捧げる-音楽の花束」
For Mother - A Classical Bouquet
CD1
(1)バーバー:弦楽のためのアダージョ
 ボルティモア交響楽団 指揮:デイヴィッド・ジンマン
(2)マスネ:タイスの瞑想曲
 ナイジェル・ケネディ(ヴァイオリン) 
 ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団 
 指揮:リチャード・ボニング
(3)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番-アダージョ・ソステヌート
 ジャン=イヴ・ティボーデ 
クリーヴランド管弦楽団 指揮:ヴラディーミル・アシュケナージ
(4)サティ:2つのグノシエンヌ(ドビュッシー編)
 モントリオール管弦楽団 指揮:シャルル・デュトワ
(5)モーツァルト:クラリネット協奏曲イ長調K.622-アダージョ
 フランクリン・コーエン(クラリネット)
クリーヴランド管弦楽団 指揮:クリストフ・フォン・ドホナーニ
(6)ハチャトリアン:スパルタクスとフリーギアのアダージョ
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:アラム・ハチャトリアン
(7)ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27-2《月光》
 ヴラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)
(8)ブルッフ:コル・ニドライ
 リン・ハレル(チェロ) 
フィルハーモニア管弦楽団 指揮:ヴラディーミル・アシュケナージ
(9)エルガー:《エニグマ》変奏曲-ニムロッド
(10)マーラー:交響曲第5番-アダージェット
 シカゴ交響楽団 指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
CD2
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番K.467-アンダンテ
 ラドゥ・ルプー(ピアノ) イギリス室内管弦楽団 指揮:ウリ・セガル
(2)チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第1番-アンダンテ・カンタービレ
 ロンドン新交響楽団 指揮:レイモン・アグー
(3)ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番-アダージョ
 チョン・キョン・ファ(ヴァイオリン) 
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ルドルフ・ケンペ
(4)ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調《新世界より》-ラルゴ
 クリーヴランド管弦楽団 指揮:クリストフ・フォン・ドホナーニ
(5)ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
ジャン=イヴ・ティボーデ 
クリーヴランド管弦楽団 指揮:ヴラディーミル・アシュケナージ
(6)マスカーニ:《カヴァレリア・ルスティカーナ》間奏曲
ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ
(7)ドビュッシー:月の光
 パスカル・ロジェ(ピアノ)
(8)ロドリーゴ:アランフェス協奏曲-アダージョ
 カルロス・ボーネル(ギター) 
モントリオール交響楽団 指揮:シャルル・デュトワ
(9)サン=サーンス:白鳥
マリー・グーセンス(ハープ)ヤッシャ・ジルヴァースタイン(チェロ)
(10)ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第2番-アンダンテ
 クリスティーナ・オルティス(ピアノ)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ヴラディーミル・アシュケナージ
(11)フォーレ:パヴァーヌ
 モントリオール交響楽団 指揮:シャルル・デュトワ
CD3
(1)J.S.バッハ:組曲第3番ニ長調BWV.1068-エア
 ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン) 
アカデミー室内管弦楽団 指揮:ネヴィル・マリナー
(2)モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488-アンダンテ
 クリフォード・カーゾン(ピアノ) 
ロンドン交響楽団 指揮:イシュトヴァン・ケルテス
(3)ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調
 ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団 
指揮:ヴラディーミル・アシュケナージ
(4)ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13《悲愴》-アダージョ・カンタービレ
 ヴラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)
(5)プッチーニ:菊
 ベルリン放送交響楽団 指揮:リッカルド・シャイー
(6)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77-アダージョ
 ジョシュア・ベル(ヴァイオリン)/
クリーヴランド管弦楽団/指揮:クリストフ・フォン・ドホナーニ
(7)ビゼー:《アルルの女》第1組曲-アダージェット
(8) 同 :《カルメン》組曲-間奏曲
 モントリオール管弦楽団 指揮:シャルル・デュトワ
(9)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調-ラルゴ
 ラドゥ・ルプー(ピアノ) 
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ズービン・メータ
(10)モーツァルト:ホルン協奏曲第4番嬰ホ長調K.495-ロマンツァ
 バリー・タックウェル(ホルン) イギリス室内管弦楽団
(11)ショパン:練習曲第3番ホ長調Op.10《別れの曲》
 ヴラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)
(12)チャイコフスキー:幻想序曲《ロメオとジュリエット》-愛のテーマ
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
CD4
(1)ワーグナー:《トリスタンとイゾルデ》-前奏曲
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
(2)チャイコフスキー:《眠れる森の美女》-バラのアダージョ
 ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:リチャード・ボニング
(3)ベートーヴェン:ロマンス第2番ヘ長調
 アルテュール・グリュミオー(ヴァイオリン) 
ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団 指揮:ベルナルト・ハイティンク
(4)J.S.バッハ:
2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV.1043-ラルゴ・マ・ノン・タント
 ヤープ・シュレーダー、クリストファー・ハイロンス(ヴァイオリン) 
アカデミー室内管弦楽団 指揮:クリストファー・ホグウッド
(5)エルガー:チェロ協奏曲-アダージョ
 ジュリアン・ロイド・ウェバー(チェロ) 
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ユーディ・メニューイン
(6)リスト:愛の夢第3番変イ長 S.541-3
 ミッシャ・ディヒタ
(7)ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
 クリーヴランド管弦楽団 指揮:ヴラディーミル・アシュケナージ
(8)グリーグ:ピアノ協奏曲-アダージョ
 ホルへ・ボレット(ピアノ) 
ベルリン放送交響楽団 指揮:リッカルド・シャイー
(9)ラフマニノフ:ヴォカリーズ
 リン・ハレル(チェロ)ヴラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)
(10)ヴォーン・ウィリアムズ:トーマス・タリスの主題による変奏曲
 ロンドン交響楽団 指揮:ロジャー・ノリント
香り高いクラシックの名曲を集めた全4枚からなる「母のための音楽」。
J.S.バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンをはじめ、ロマン派から現代にまで
及ぶ幅広いレパートリーを完全網羅。当レーベルが誇る名演奏家たちの名録音
で、全収録曲をお届けします。音楽はいつの時代にも、私たちの傍に優しく存在
してくれていたことを、あらためて教えてくれる1枚です。

4781429 7枚組 \6300
CD1
ドヴォルザーク:交響曲第7番ニ短調Op.70
スメタナ:《わが祖国》-モルダウ
シューベルト:交響曲第8番ロ短調D.759《未完成》
CD2
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92
ブラームス:交響曲第3番ヘ長調Op.90
CD3
リスト:祭典の響き
マーラー:交響曲第1番ニ長調《巨人》
CD4
ワーグナー:《トリスタンとイゾルデ》-前奏曲と愛の死
ブルックナー:交響曲第3番ニ短調《ワーグナー》
CD5
R.シュトラウス:交響詩《死と変容》Op.24/ドビュッシー:交響詩《海》
ラヴェル:バレエ《マ・メール・ロワ》
CD6
ストラヴィンスキー:ロシア風スケルツォ/同:バレエ《春の祭典》
バルトーク:管弦楽のための協奏曲
CD7
チャイコフスキー:交響詩《フランチェスカ・ダ・リミニ》Op.32
ショスタコーヴィチ:交響協第10番ホ短調Op.93
アムステルダム・コンセルトへボウ管弦楽団 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ボストン交響楽団 
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ベルナルト・ハイティンク
2009年3月4日に、80歳の誕生日を迎える巨匠ベルナルト・ハイティンク。フィリ
ップスとデッカに50年以上に渡って行ってきた彼の膨大なレコーディングを振り
返る企画です。ちなみにドヴォルザークの交響曲第7番は、ハイティンクのフィ
リップスへの初録音となった記念すべき作品。彼の半生と業績が克明に綴られた
豪華ブックレットにも要注目。2月にシカゴ響と行う来日ツアーの予習にも、最
適のアルバムと言えるでしょう。

4781221 33枚組 \8250 ※日本での発売中止
ハイドン:交響曲全集
交響曲第1番ニ長調-交響曲第104番ニ長調《ロンドン》
協奏交響曲変ロ長調/交響曲“A”変ロ長調/
同 “B”変ロ長調/同 第22番 変ホ長調《哲学者》(第2版)/
同 第53番ニ長調《帝国》-フィナーレ(3種の異版)/
交響曲第103番変ホ長調《太鼓連打》-フィナーレ(異版)
フィルハーモニア・フンガリカ 指揮:アンタル・ドラティ
録音:1969-72年
膨大なハイドンの交響曲を、比較的短期間で全集にまとめあげた歴史的力作。収
録時期が近いため、作風の時系列的な変遷や、グループ別の比較が容易に行なえ
るので、資料的にも、音楽的にも、価値は絶大。ドラティ&フィルハーモニア・
フンガリカの、一貫して端正なアンサンブルと、高度に揃った演奏水準のおかげ
で、各作品ごとの個性をよく理解することができます。

4781122 \1850
「アンコール/デイヴィッド・ギャレット」
スムース・クリミナル/リヴ・フォーエヴァー/月の光/彼こそが海賊(《パイ
レーツ・オブ・カリビアン》のテーマ)/サマータイム/ブラームス:ハンガリ
ー舞曲第5番/チェルシー・ガール./サマー/私のお父さん/エア/サンダー
・ストラック/ニュー・デイ/エイント・ノー・サンシャイン/ロック・プレ
リュード/冬の子守唄/ゾルバ・ダンス(スペシャル・ボーナス・トラック)
デイヴィッド・ギャレット(ヴァイオリン)
録音:2008年6月-9月
1994年に、史上最年少で名門ドイツグラモフォンと契約。録音時には、わずか
13歳であったとされるデビューアルバムをリリースしたデイヴィッド・ギャレッ
ト。いつの間にかクロスオーヴァー・アーティストとしてジャンルの垣根を軽々
と飛び越えて新たな世界で演奏活動を展開しています。彼自身が初めてプロデュ
ースした待望のアルバム『フリー』に続く本作『アンコール』は、クラシックの
名曲はもちろん、映画、ロック、ポップスなど様々な作品を収録。クラシックの
作品を独自にアレンジしたり、映画やクイーン、マイケル・ジャクソン、AC/DC
のナンバーもヴァイオリン1本でカヴァーしています。前作に引き続き、ギャレ
ットの止まることを知らない快進撃を、そして華麗に舞う旋律と指先をたっぷり
お楽しみください。



<UCJ>
4766975 \1850
「そして今は」/ブレイク
 ルック・トゥ・ザ・マウンテンズ(ステファン・リプソン)/そして今は(ビリー
・ジョエル)/チェイジング・カーズ(ゲイリー・ライトボディ)/ワイルド・マ
ウンテン・タイム(フランシス・マクピーク)W/ビコーズ・ウィ・ビリーヴ(ア
ンドレア・ボチェッリ)/愛と青春の旅立ち(ジャック・ニッチェ)/ふたりだけ
の夜(マーク・ウィリアムス)/へヴン・キャン・ウェイト(ジム・スタインマン)
/クローゼット・シング・トゥ・クレイジー(マイク・バット)/ファンタジア・
プレリュード(ピート・マーレー)/ネラ・ファンタジア(エンニオ・モリコーネ)
/タイム・トゥ・セイ・グッバイ( フランチェスコ・サルトーリ)/サンクタ・
マリア(マスカーニ)
ブレイク
本場英国の香りを運ぶ4人の貴公子によるアンサンブル。トヨタのTV-CM「アル
ファード」でその美声を響かせ、日本でも話題沸騰中の「ブレイク」、待望の
新譜が登場です。 学校や聖歌隊での活動で顔見知りだった4人の英国紳士を結ん
だのはインターネットサイト「フェイスブック」でした。意気投合した4人は演
奏活動をスタートし、最初のステージで大成功を収め、すぐにCDデビューを飾り
ました。バンド名「ブレイク」はイギリスの詩人で画家でもあった「ウィリア
ム・ブレイク」に由来しています。


<Deutsche Grammophon>
●Originals
4777561 2枚組 \2550
ベルリオーズ:レクイエム 作品5
ペーター・シュライアー(テノール) 
バイエルン放送交響楽団&同合唱団(ヴォルフガング・シューベルト指揮) 
指揮:シャルル・ミュンシュ
録音:1967年7月6-8日 ヘラクレスザール,ミュンヘン
2008年に没後40年を迎え、今なお世界中で人気が高い名指揮者のシャルル・
ミュンシュ。ベルリオーズを得意とした彼が、最晩年に唯一DGに、しかも
ミュンヘンのオーケストラ(バイエルン放送響)を振った珍しい録音です。
美しくしっかりと歌う合唱、それにソロを歌うのが名テノールのシュライア
ーというのも嬉しい聴きどころ。最晩年のミュンシュが到達した不滅の音楽
世界を記録した名盤中の名盤です。

4777563 \1350
ショパン:
マズルカ
第43番ト短調Op.67-2/第34番ハ長調Op.56-2/第45番イ短調Op.67-4/
第47番イ短調Op.68-2/第46番ハ長調Op.68-1/第22番嬰ト短調Op.33-1/
第20番変ニ長調Op.30-3/第19番ロ短調Op.30-2/第25番ロ短調Op.33-4/
第49番ヘ短調Op.68-4/第25番嬰ハ短調 Op.45/
バラード 第1番ト短調Op.23
スケルツォ第2番変ロ長調Op.31
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)
録音:1971年10月13-18日 ミュンヘン
ミケランジェリの透徹した音響美によって描かれた至高のショパン・ワール
ド。ショパンの素朴な民俗的性格には意を払わず、あくまで抽象的な芸術作
品としてとらえた名盤です。その強靭な打鍵と、繊細を究めた豊かな表情が
作りだす独自の世界は、ピアノ好きをうならさずにはおかない雄弁さ。ミケ
ランジェリの代表盤として知られるドビュッシーの《前奏曲集》&《映像》
とならぶ最高の1枚です。1971年ステレオ録音。

4777560 \1350
パガニーニ:カプリース (全24曲)
シュロモ・ミンツ(ヴァイオリン)
録音:1981年12月13-20日 フリードリヒ・エーベルト・ハレ、ハンブルク
パガニーニの全24曲からなる《2カプリース》には、ヴァイオリンのあらゆる
超絶技巧が詰まっています。イスラエル出身のミンツが、20代中頃に、その
難曲に挑戦したのが当盤。彼の素晴らしく冴え渡ったテクニックと比類なく
美しい音色は、同世代のヴァイオリニストのなかで群を抜いた存在ですが、
この作品でも、彼の特長である明晰さや輝き、それに正確さやヴァイタリティ
などを存分に発揮した演奏を聴かせくれます。

4777559 4枚組 \5100
ワーグナー:楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》
カタリーナ・リゲンツァ(ソプラノ)
クリスタ・ルードヴィヒ(メゾ・ソプラノ)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
プラシド・ドミンゴ(テノール)
ホルスト・R.ラウベンタール(テノール)
ローランド・ヘルマン(バス)
ゲルト・ フェルトホフ(バス)
ペーター・ラガー (バス)
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団&同合唱団 指揮:オイゲン・ヨッフム
録音:1976年
ワーグナー作品の光と影の両面を、温かくかつ的確に描き出し、多くの名演
を成し遂げてきた巨匠オイゲン・ヨッフム。彼の指揮したワーグナーのなか
で最高傑作の一つに数えられる1976年録音の《ニュルンベルクのマイスター
ジンガー》が、初の廉価盤で登場です。キャストに、バリトンのフィッシャ
ー=ディースカウ、テノールのドミンゴ、ソプラノのリゲンツァなど大物歌
手を擁しているのも大きな聴きどころです。

4777562 \1350
ヘンデル:
組曲《水上の音楽》第1番ヘ長調HWV.348
組曲《水上の音楽》第2番ニ長調HWV.349
組曲《水上の音楽》第3番ト長調HWV.350
組曲《王宮の花火の音楽》HWV.351
イングリッシュ・コンサート 指揮: トレヴァー・ピノック
録音:1983年4月18-21日 ヘンリー・ウッド・ホール,ロンドン
1984年8月13-15日 セント・ジョンズ・スミス・スクエア,ロンドン
ピノックとイングリッシュ・コンサートが、ヘンデルの名曲2曲の楽しさや素
晴らしさを、気品ある演奏で聴かせてくれたベストセラー・アルバム。彼ら
はオリジナル楽器を用いながら、先鋭的な表現や解釈を避けて、あくまでも
自然な息遣いを大切にした演奏を繰り広げているので、爽やかな魅力が至る
ところに溢れています。ヘンデルの没後250年にふさわしい、彼の魅力がたっ
ぷり詰まった1枚です。

4778112 \1850
クラシカル・ラヴソング集
プッチーニ:
《トゥーランドット》-誰も寝てはならぬ(テノール:プラシド・ドミンゴ)
ビゼー:《カルメン》-ハバネラ(メゾ・ソプラノ:マリリン・ホーン)
ヴェルディ:
《リゴレット》-あれかこれか(テノール:ローランド・ヴィラゾン)
ヴェルディ:
《椿姫》-不思議だわ、いつも自由に(ソプラノ:アンナ・ネトレプコ)
モーツァルト:
《フィガロの結婚》K.492-恋とはどんなものかしら(メゾ・ソプラノ:チェチ
ーリア・バルトリ)
マルティーニ:愛の喜び(バス・バリトン:ブリン・ターフェル)
サン=サーンス:
《サムソンとダリラ》Op.47-あなたの声に心は開く(メゾ・ソプラノ:エリー
ナ・ガランチャ)
ドニゼッティ:
《愛の妙薬》-人知れぬ涙(テノール:ルチアーノ・パヴァロッティ)
モーツァルト:
《ドン・ジョヴァンニ》K.527-お手をどうぞ(ソプラノ:アンナ・ネトレプコ)
ビゼー:《カルメン》-花の歌(テノール:ヨナス・カウフマン)
バーンスタイン:
《ウェスト・サイド・ストーリー》-ひとつの手、ひとつの心(ソプラノ:キリ
・テ・カナワ&テノール:ホセ・カレーラス)
モーツァルト:
魔笛》K.620-なんと美しい絵姿だろう(テノール:フリッツ・ヴンダーリヒ)
プッチーニ:《蝶々夫人》-ある晴れた日に(ソプラノ:ミレッラ・フレーニ)
ヴェルディ:
《ルイザ・ミラー》-ああ、自分の目を信じずにいることができたら…穏やか
な夜には(テノール:ローランド・ヴィラゾン)
モーツァルト:
《フィガロの結婚》K.492-とうとうその時が来た…恋人よ早くここへ(メゾ・
ソプラノ:マグダレナ:コジェナー)
レハール:
《微笑みの国》-君は我が心のすべて(テノール:プラシド・ドミンゴ)
オッフェンバンク:
《ホフマン物語》-美しい夜、おお恋の夜(ソプラノ:エディタ・グルベロー
ヴァ&メゾ・ソプラノクラウディア・エーダー)
プラシド・ドミンゴ、ルチアーノ・パヴァロッティ、ホセ・カレーラス、フ
リッツ・ヴンダーリヒ、ローランド・ビリャソン(テノール)アンナ・ネトレ
プコ、ミレッラ・フレーニ、エディタ・グルベローヴァ、キリ・テ・カナワ
(ソプラノ)チェチーリア・バルトリ、エリーナ・ガランチャ、マグダレナ・
コジェナー(メゾ・ソプラノ)ブリン・ターフェル(バス・バリトン)他
プッチーニ、ビゼー、ヴェルディ、モーツァルト…。古今東西の名作オペラ
の代名詞として輝くラヴソングを17曲集めた夢のコンピレーション・アルバ
ム。歌手陣にも、3大テノール、ヴンダーリヒ、フレーニ、グルベローヴァと
いったヴェテランから、ヴィラゾン、ネトレプコ、コジェナーなど現代の人
気歌手まで揃えた豪華ラインナップ。他では決して味わえない、華麗でロマ
ンティックな音の宴を、心ゆくまでお楽しみください。

4777635 \1850
けがれなき薔薇
J.タヴナー:神の御母への賛歌
ジョスカン・デ・プレ:アヴェ・マリア、清らかな乙女
ストラヴィンスキー:アヴェ・マリア
G.スウェイン:マニフィカイトI/
J.ムートン:
声のためのカノンの力作/かくも麗しい薔薇はなし(作者不詳、15世紀)
ハウエルズ:けがれなき薔薇
T.アデス:フェアファックス・キャロル
パレストリーナ:スターバト・マーテル
J.マクミラン:聖母マリアへの讃歌
グリーグ:アヴェ・マリス・ステラ
A.バックス:神の御母よ
グレツキ:我はすべて汝のもとにあり
天使ガブリエルが遣わされた(作者不詳、ボーナス・トラック)
ガブリエル・コンソート 指揮:ポール・マクリーシュ
録音:2007年7月 イーリー大聖堂、レディ・チャペル
15世紀のジョスカン・デプレやムートンから、現代のアデスやタヴナーまで、
古今東西の聖母マリア讃歌14曲を集めたアルバム。マクリーシュ指揮、ガブ
リエル・コンソートの演奏による当盤は、スペシャリストたちの豊かな響き
と圧倒的なハーモニ、そして細部まで明瞭な構築力によって、聴き手の耳に
喜びと清浄をもたらしてくれることでしょう。人間の声の美しさの極致を示
した1枚の誕生です。

4778022 \1850
チャイコフスキー:
交響曲第5番ホ短調Op.64
幻想曲《フランチェスカ・ダ・リミニ》Op.32
《くるみ割り人形》組曲Op.71a-トレパック(ボーナス・トラック) ※収録中止
シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ 
指揮:グスターボ・ドゥダメル
録音:2008年1月 カラカス(ライヴ)
2008年12月の初来日公演で、日本の聴衆の前に遂に全貌をあらわす、グスタ
ーボ・ドゥダメル&シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネ
ズエラ。来日記念盤にあたる本作には、来日公演でも演奏するチャイコフス
キーの交響曲第5番を収録。若きカリスマ指揮者と驚異のヤング・スーパー・
オーケストラが奏でる、南米の熱風のようなチャイコフスキー・アルバムを
たっぷりお楽しみください。



734518(DVD-Video) 2枚組 \6450
734521(Blu-ray) \5380
グノー:歌劇《ロメオとジュリエット》全5幕
ニーノ・マチャイーゼ(ソプラノ:ジュリエット)
ローランド・ビリャソン(テノール:ロメオ)
ミハイル・ペトレンコ(バス:ローラン修道士)
ラッセル・ブラウン(バリトン:メルキュシオ)
ファルク・シュトルックマン(バリトン:キャピュレット)他 
ウィーン国立歌劇場合唱団 ザルツブルク・モーツァルト管弦楽団 
指揮:ヤニック・ネゼ=セガン
収録:2008年 ザルツブルク音楽祭(ライヴ) 新録音
2008年のザルツブルク音楽祭で一番人気だった公演のライヴ盤。グノーの歌
劇《ロメオとジュリエット》は、主役の2人が美男美女でないと始まりません
が、本公演ではネトレプコの代役で出演したソプラノのマチャイーゼと、当
代最高のテノールの一人ビリャソンが、見事な歌唱と美しいパフォーマンス
を披露。1975年生まれの若きカナダ人指揮者ヤニック・ネゼ=セガンの、ダ
イナミックでキレのある統率ぶりも光る1枚です。



<Decca>
4781133 2枚組 \1850
「バレンボイム/ニューイヤー・コンサート2009」
<収録予定曲>
※ニューイヤー・コンサート初演奏曲目
CD1
J.シュトラウス2世
1.喜歌劇《ヴェネツィアの一夜》序曲 ※
2.ワルツ《東洋の物語》
3.アンネン・ポルカ
4.ポルカ・シュネル《速達》 ※
5.ワルツ《南国のバラ》
6.ポルカ・シュネル《百発百中》
7.喜歌劇《ジプシー男爵》序曲
8.喜歌劇《ジプシー男爵》より《入場行進曲》
9.宝のワルツ
J.ヘルメスベルガー2世
10.スペイン・ワルツ
CD2
J.シュトラウス1世
1.ザンパ・ギャロップ ※
J.シュトラウス2世
2.アレキサンドリーナのポルカ ※
3.ポルカ・シュネル《雷鳴と電光》
ヨーゼフ・シュトラウス
4.ワルツ《天体の音楽》
J.シュトラウス2世
5.ポルカ・シュネル《ハンガリー万歳!》
ヨーゼフ・ハイドン
6.交響曲第45番嬰ヘ短調《告別》より第4楽章 ※
アンコール
J.シュトラウス2世
7.ポルカ・シュネル《そんなにこわがることはない》
8.ワルツ《美しく青きドナウ》
J.シュトラウス1世
9.ラデツキー行進曲
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ダニエル・バレンボイム
録音:2009年1月1日 ウィーン、ムジーク・フェライン(ライヴ)
ロシア系ユダヤ人の両親の元、1942年にアルゼンチンで生まれたバレンボイムも
今年で66歳。イギリス室内管弦楽団、パリ管弦楽団のシェフを経て、1991年-
2006年はシカゴ交響楽団の音楽監督を務め、1992年からはベルリン国立歌劇場の
音楽監督にも就任し押すも押されぬ巨匠指揮者として世界のオーケストラ、オペ
ラ座で円熟の演奏を聴かせてきました。そして2009年は世界の音楽ファンが注目
するニューイヤー・コンサートに初登場。2009年はハイドン没後200年を記念す
る年!ということで、アンコールの前にハイドンの交響曲第45番《告別》から
第4楽章を演奏する予定です。いつもとは一味も二味も違うニューイヤー・コン
サートになること間違いなし! どうぞ、ご期待下さい!

743317(DVD-Video) \3350
743318(Blu-ray) \3880
「バレンボイム/ニューイヤー・コンサート2009」
DVDはCDより10日ほど遅れのリリース予定。
ブルーレイ・ディスクは2月初旬入荷の予定です。
<収録予定曲は上記CDと同様> 
下の4曲では、美しいバレエの映像が挿入されます。
第1部の9曲目《宝のワルツ》
第2部の3曲目《雷鳴と電光》4曲目《天体の音楽》
アンコール《そんなにこわがることはない》 
休憩時間中も、別映像が挿入される予定。

478650 \1850
J.S.バッハ:
1)2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043
2)ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 BWV1041
3)ヴァイオリン協奏曲第2番 ホ長調 BWV1042
4)ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 ハ短調 BWV1060
ユリア・フィッシャー(Vn)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
25歳にしてすでに「21世紀を代表するヴァイオリニストの一人!」と称され
るユリア・フィッシャーは、スロヴァキア出身のピアニストの母、旧東ドイ
ツ出身の数学者の父のもと、1983年にミュンヘンで生まれました。3歳で母か
らピアノを習い始め、まもなくヴァイオリンに転向。アウグスブルクのモー
ツァルト音楽院でヴァイオリンを学び始めるや、彼女の人生にとってヴァイ
オリンはかけがえの無い大切なものとなります。その後ミュンヘン音楽大学
で名教師アナ・チュマチェンコに師事。(今ではこの母校で彼女自身が教鞭を
とっており、ドイツの最も若いヴァイオリン教授として名を馳せています。)
1995年、11歳の時にユーディ・メニューイン国際コンクールで優勝したほか、
数々のコンクールでの優勝を重ね、その後は世界各地のオーケストラ、指揮
者たちと共演しています。2004年にペンタトーンと専属契約を結び、8枚のア
ルバムをリリース。ペンタトーンでのデビュー盤となったハチャトリアン、
プロコフィエフ、グラズノフの協奏曲集はドイツでのクラシック・チャート
5位にチャートイン、グラモフォン・マガジンのエディターズ・チョイスでも
取り上げられました。デビュー盤に続いてリリースされたバッハ:無伴奏、
モーツァルト:協奏曲、チャイコフスキー:協奏曲、ブラームス:協奏曲の録音
も同様に高い評価を得ています。そして、今回のデッカ・デビューはバッハ
の協奏曲集。なぜか今回の12月リリースはヴァイオリンの強力新譜が続々と
続きますが、このユリア・フィッシャーの清冽なバッハもぜひお聴きのがし
なく!

4781111 \1850
ドビュッシー:ピアノ作品集
前奏曲集 第1集
スケッチ帳より
子供の領分
《ベルガマスク組曲》-月の光
ネルソン・フレイレ(p)
録音:2008年8月 ライプツィヒ、ゲヴァントハウス
際立つ音楽性、あたたかな核心に触れる演奏で音楽愛好家を静かに熱狂させ
るピアニスト、フレイレの新譜はドビュッシーの名曲を集めた一枚。シャイ
ー&ゲヴァントハウス管と録音した前作、ブラームスの協奏曲では2007年の
グラモフォン・レコード・オブ・イヤーを受賞しました。いまさら紹介する
までも無く、フレイレはドビュッシーの音楽とその魔術師的なスタイルに特
別な親近感を感じており、作品の魅力がきらきらと聴き手の心に迫る演奏を
聴かせてくれます。

4780319 3枚組 \2800
ヘンデル:合奏協奏曲集作品6
HWV.319-330(全12曲)
イル・ジャルディーノ・アルモニコ 
指揮:ジョヴァンニ・アントニーニ
1932年の創業以来、オーストラリアの鳥「オワゾリール(琴鳥)」をレーベル
名に冠して、常に古楽界をリードし続けてきた当レーベルの復活第3弾。イタ
リアを代表する古楽アンサンブルのイル・ジャルディーノ・アルモニコのオ
ワゾリール移籍 第一作は、ヘンデルの合奏協奏曲集(Op.6)。また、2009年
が没後250年のアニヴァーサリー・イヤーとなるヘンデルの記念年にデッカが
リリースする、ヘンデル第1弾ともなるアルバムです。

4781374 2枚組 \2550
ヘンデル:
オラトリオ《エジプトのイスラエル人》HWV.54
戴冠式アンセムHWV.258&260
ルースホルトン、エリザベス・プライデイ 、ドンナ・ディーム(ソプラノ)
アシュレイ・スタッフォード、マイケル・チャンス、パトリック・コリン、
ジョナサン・ピーター・ケニー(アルト)
ニコラス・ロバートソン、フィリップ・サマン、ポール・ティンダル、
アンドリュー・トゥーサ(テノール)
ジュリアン・クラークソン、クリストファー・パーヴス(バス) 
イギリス・バロック管弦楽団 モンテヴェルディ合唱団 
指揮:ジョン・エリオット・ガーディナー
録音: 1990年6月、1993年6月
イギリスでのオペラ興行に失敗したヘンデルはオラトリオ(宗教劇)に転向し
ました。これを教会ではなく劇場で演奏したことに、ヘンデルの革命性があっ
たと言えるでしょう。旧約聖書の『出エジプト記』に基づいて書かれた本作
は、「モーゼのエジプト脱出」と「モーゼの十戒」の2部からなる大長編。
本作の決定盤として長らく君臨しているガーディナーの録音が、2009年のヘ
ンデル没後250年を祝ってオリジナルスに登場です。

4781266 \1850
クラシック・ラヴ-
ザ・ロマンティック・バラード・アルバム       
ユア・ソング(エルトン・ジョン)
ハロー(ライオネル・リッチー)
ユー・ウェア・イット・ウェル (ロッド・スチュワート)
アンチェインド・メロディ(ライチャス・ブラザーズ)
ビー・マイ・ラヴ(ホセ・カレーラス)
レディ・イン・レッド(クリス・デ・バー)
カルーソ(ルチアーノ・パヴァロッティ)
思い出のグリーン・グラス(トム・ジョーンズ)
さびしき丘(キャット・スティーヴンス)
マイ・シェリー・アモール(スティーヴィー・ワンダー)
マリア(ヴィットリオ・グリゴロ)
エンドレス・ラヴ(ライオネル・リッチー&ダイアナ・ロス)
ザ・ラスト・ワルツ(エンゲルベルト・フンパーディンク)
ネッラ・ファンタジア(ラッセル・ワトソン)
《カルメン》-花の歌(プラシド・ドミンゴ)
太陽はもう輝かない(ザ・ウォーカー・ブラザーズ)
ザ・プレイヤー(ラッセル・ワトソン&ルル)
サテンの夜 (ムーディ・ブルース)
エルトン・ジョン、ライオネル・リッチー、ロッド・スチュワート、
スティーヴィー・ワンダー、ダイアナ・ロス、
ラッセル・ワトソン(ヴォーカル)
ホセ・カレーラス、ルチアーノ・パヴァロッティ、
プラシド・ドミンゴ(テノール)他
"冬をロマンティックに彩る究極のバラード名曲集をお届けします。エルトン
・ジョン、ライオネル・リッチー、ロッド・スチュワート、ホセ・カレーラ
ス、ルチアーノ・パヴァロッティ、プラシド・ドミンゴ…、ポップスはもち
ろんクラシックまでカバーした豪華出演者と名曲18曲がずらりと並んだ1枚。
デッカからの一足早い豪華なクリスマス・プレゼントです。

0743331(DVD-Video) 2枚組 \3350
0743332(Blu-ray Disc) \5380
ライヴ・フロム・ペトラ-パヴァロッティ・ザ・トリビュート・コンサート
DISC1                                   
ロッシーニ:《セビリャの理髪師》序曲
ラッザーロ:ローマのギター(ホセ・カレーラス)
マラビーリャ:恋人よ、わが命よ(プラシド・ドミンゴ)
デ・クルティス忘れな草(ホセ・カレーラス&プラシド・ドミンゴ)
コープランド:かの川のほとりに(シェリル・ミルンズ)
ウルフ:
シュアリー・ザ・プレゼンス・オブ・ザ・ロード(シェリル・ミルンズ)
プッチーニ:《トスカ》-歌に生き、愛に生き(シンシア・ローレンス)
《ミッション》-ガブリエルのオーボエ(アンドレア・グリミネッリ)
モンティ:チャールダーシュ(アンドレア・グリミネッリ)
シェリル・ミルンズのスピーチ
マルゴーニ:月をごらん(ジョヴァノッティ)
ジョンソン:
あなたは見たのか、輝く百合を(スティング&エディン・カラマーゾフ)
ヴェルディ:《ナブッコ》-行け、わが思いよ、金色の翼に乗って(ズッケロ)
ニコレッタのスピーチ
ララ:グラナダ(アンドレア・ボチェッリ)
ボチェッリのパヴァロッティ紹介
レオンカヴァッロ:マッティナータ(朝の歌)(アンドレア・ボチェッリ)
ズッケロのスピーチ
ズッケロ&ボノ:ミゼレーレ(ズッケロ&ルチアーノ・パヴァロッティ)
ラウラ・パウジーニのスピーチ
ビュッフェ&パウジーニ&サルヴァトーリ:
俺が望む世界(ラウラ・パウジーニ)
モーツァルト:
《ドン・ジョヴァンニ》-お手をどうぞ(スティング& アンジェラ・ゲオルギュ
ー)
プッチーニ:《トスカ》-星は光りぬ(アンドレア・ボチェッリ)
フォルナチャーリ:ソルティ・ドッグ(Nel cosi blu)(ズッケロ)
ジョヴァノッティ: ア・テ(ジョヴァノッティ)
ガーシュウィン:
《ポギーとベス》-マイ・マンズ・ゴーン・ナウ(シンシア・ローレンス)
J.S.バッハ:
協奏曲ハ短調-ヴィヴァーチェ(アンドレア・グリミネッリ&アリーム・カン
ダー)
ビクシオ:生きる(ラウラ・パウジーニ&アンドレア・ボチェッリ)
ダッラ:カルーソ(ラウラ・パウジーニ&ジョヴァノッティ)
プッチーニ:
《ボエーム》- それでは、D30ほんとうにおしまいなんだな!-楽しい朝のめ
ざめも、さようなら!(アンジェラ・ゲオルギュー&アンドレア・ボチェッリ
&シンシア・ローレンス&シェリル・ミルンズ)
プッチーニ:《トゥーランドット》-誰も寝てはならぬ
DISC2
出演アーティストへのパヴァロッティについてのインタビュー
ホセ・カレーラス、プラシド・ドミンゴ、アンドレア・ボチェッリ、
シェリル・ミルンズ、シンシア・ローレンス、スティング、ズッケロ、
アンジェラ・ゲオルギュー、
プラハ・フィルハーモニア 指揮:ユージーン・コーン他
収録:2008年10月12日(ライヴ) 新録音
亡きパヴァロッティの誕生日にあたる10月12日。彼の未亡人とヨルダン王女の
呼びかけで、彼が生前に音楽活動を共にしてきたアーティストたちが、ジャン
ルを超えて集結した大規模な追悼コンサートの記録です。会場は世界遺産のペ
トラ遺跡。壮大で悠久な舞台が幻想的にライトアップされた中、カレーラス、
ドミンゴ、スティングをはじめとした一流アーティストの見ごたえある演奏が
続く、一夜限りのメモリアル・セレモニーです。

4781149 35枚組 \8500
完全限定盤
「ヴァイオリン・マスターワークス」 
CD1
J.S.バッハ:
2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV.1043
ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV.1041/同 第2番ホ長調BWV.1042
ギドン・クレーメル(Vn)
アカデミー・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
CD2
J.S.バッハ:
ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第1番ロ短調BWV.1014
同 第2番イ長調BWV.1015/同 第3番ホ長調BWV.1016
同 第4番ハ短調BWV.1017/同 第5番へ短調BWV.1018
アルテュール・グリュミオー(Vn)/クリスティアーヌ・ジャコッテ(Chemb)
CD3
J.S.バッハ:
ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ 第6番ト長調BWV.1019
同 ト短調BWV.1020/ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタト長調
BWV.1021/同 へ長調BWV.1022/同 ホ短調BWV.1023/
アルテュール・グリュミオー(Vn)/
クリスティアーヌ・ジャコッテ(Chemb)フィリップ・メルムー(Vc)
CD 4
J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番ト短調BWV.1001
同 第2番イ短調BWV.1003/同 第3番ハ長調BWV.1005
ギドン・クレーメル(Vn)
CD5
J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番ロ短調BWV.1002
同 第2番二短調BWV.1004/同 第3番ホ長調BWV.1006
ギドン・クレーメル(Vn)
CD6
バーバー:ヴァイオリン協奏曲
ブロッホ:組曲《バール・シェム》
ウォルトン:ヴァイオリン協奏曲
ジョシュア・ベル
ボルティモア交響楽団 指揮:デイヴィッド・ジンマン
CD7
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲/同 第2番
チョン・キョン・ファ
シカゴ交響楽団&ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
CD8
ベートーヴェン:
ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61/同:ロマンス第1番ト長調Op.40
同 第2番ヘ長調Op.50
ヘンリク・シェリング
アムステルダム・コンセルトへボウ管弦楽団
指揮:ベルナルト・ハイティンク
CD9
ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調Op.12-1/同 第2番イ長調Op.12-2
同 第3番変ホ長調Op.12-3/同 第4番イ短調Op.23
アルテュール・グリュミオー
クララ・ハスキル(ピアノ)
CD10
ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調Op.24《春》
同 第6番イ長調Op.30-1/同 第7番ハ短調Op.30-2
アルテュール・グリュミオー
クララ・ハスキル(ピアノ)
CD11
ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調Op.30-3
同 第9番イ長調Op.47《クロイツェル》/同 第10番ト長調Op.96
アルテュール・グリュミオー(Vn)/クララ・ハスキル(P)
CD12
ベルク:ヴァイオリン協奏曲
ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ調
アルテュール・グリュミオー(Vn)/
アムステルダム・コンセルトへボウ管弦楽団
指揮:イーゴリ・マルケヴィチ&エルネスト・ブール
CD13
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.77
シューマン:ヴァイオリン協奏曲ニ短調
ジョシュア・ベル(Vn)
クリーヴランド管弦楽団 指揮:クリストフ・フォン・ドホナーニ
CD14
ブラームス:
スケルツォ ハ短調(F.A.ソナタ)
同:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78《雨の歌》
同 第2番イ長調Op.100/同 第3番ニ短調Op.108
ピエール・アモイヤル(Vn)/パスカル・ロジェ(P)
CD15
ブルッフ:
ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26
スコットランド幻想曲Op.46
諏訪内晶子(Vn)
アカデミー室内管弦楽団 指揮:サー・ネヴィル・マリナー
CD16
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼンOp.20
同:カルメン幻想曲Op.25
ドヴォルザーク:マズルカOp.49
同:ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.53
諏訪内晶子(Vn)
ブタペスト祝祭管弦楽団 指揮:イヴァン・フィッシャー
CD17
エルガー:
ヴァイオリン協奏曲ロ短調Op.61/同:愛の挨拶Op.12/同:気まぐれ女Op.17
チョン・キョン・ファ(Vn)/フィリップ・モル(P)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
CD18
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ イ長調Op.13/同 ホ短調Op.108/
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
アルテュール・グリュミオー(Vn)
ポール・クロスリー&ジェルジ・シェベック(ピアノ)
CD19
クライスラー:
ウィーン奇想曲/同:美しきロスマリン/同:愛の悲しみ/同:愛の喜び/
同:レチタティーヴォとスケルツォ/同:テンポ・ディ・メヌエット/同:
プレリュードとアレグロ/同:ルイ13世のシャンソンとパヴァーヌ/同:中国
の太鼓/同:メヌエット/同:懐かしき歌(オールド・リフレイン)/同:ロン
ディーノ(ベートーヴェンの主題による)/同:アレグレット(ボッケリーニの
スタイルによる)
ルクレール:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ長調
グルック:メロディ
ロカテルリ:ラビリンス
ヘンリク・シェリング(Vn)/チャールズ・ライナー(P)
CD20
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64
チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォOp.34
グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.82
リーラ・ジョセフォウィッツ(Vn)
モントリオール交響楽団 指揮:シャルル・デュトワ
CD21
モーツァルト:
ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調K.207/同 第3番ト長調K.216/
同 第4番ニ長調K.218/同:アダージョ ホ長調K.261/
同:ロンド ハ長調K.373
アルテュール・グリュミオー(Vn)
ロンドン交響楽団&ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
指揮:サー・コリン・デイヴィス&レイモンド・レバード
CD22
モーツァルト:
ヴァイオリン協奏曲第2番二長調K.211/同 第5番イ長調K.219《トルコ風》
/協奏交響曲変ホ長調K.364
アルテュール・グリュミオー(Vn)/アリゴ・ペリッチャ(Va)
ロンドン交響楽団/指揮:サー・コリン・デイヴィス
CD23
モーツァルト:
ヴァイオリン・ソナタ第24番ハ長調K.296/同 第25番ト長調K.301
同 第26番変ホ長調K.302/同 第27番ハ長調K.303/同 第28番ホ短調K.304
《羊飼いの娘セリメーヌ》による12の変奏曲K.359
ヘンリク・シェリング(Vn)/イングリット・へブラー(P)
CD24
モーツァルト:
ヴァイオリン・ソナタ第29番イ長調K.305/同 第30番ニ長調K.306
同 第32番ヘ長調K.376/同 第33番ヘ長調K.377
ヘンリク・シェリング(Vn)/イングリット・へブラー(P)
CD25
モーツァルト:
ヴァイオリン・ソナタ第34番変ロ長調K.378/同 第35 番ト長調K.379
同 第36番変ホ長調K.380/同 第40番変ロ長調K.454
ヘンリク・シェリング(Vn)/イングリット・へブラー(P)
CD26
モーツァルト:
ヴァイオリン・ソナタ第41番変ホ長調K.481/同 第42番イ長調K.526
同 第43番ヘ長調K.547/同:《泉のほとりで(ああ、私は恋人をなくした》
による6つの変奏曲K.360
ヘンリク・シェリング(Vn)/イングリット・へブラー(P)
CD27
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.6/同 第4番ニ短調
ヘンリク・シェリング(Vn)
ロンドン交響楽団 指揮:サー・アレクサンダー・ギブソン
CD28
パガニーニ:カプリース(奇想曲)Op.1
ルッジェーロ・リッチ(Vn)
CD29
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.19
チャイコフスキー:憂鬱なセレナードOp.26
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番ト長調Op.63
リーラ・ジョセフォウィッツ(Vn)
モントリオール交響楽団 指揮:シャルル・デュトワ
CD30
ラヴェル:ツィガーヌ/同:ハバネラ形式の小品/
同:ヴァイオリン・ソナタ(遺作)/同:フォーレの名による子守歌/
同:ヴァイオリンとチェロのためのソナタ/同:カディッシュ/
同:ヴァイオリン・ソナタ(1923-27)
シャンタル・ジュイエ(Vn)/パスカル・ロジェ(P)/トルルス・モルク(Vc)
CD31
サン=サーンス:
ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調Op.20/同 第3番ロ短調Op.61
ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調Op.37
ショーソン:詩曲Op.25
チョン・キョン・ファ(Vn)
シンフォニエッタ・モントリオール&ロンドン交響楽団&ロイヤル・フィル
ハーモニー管弦楽団 指揮:シャルル・デュトワ&ローレンス・フォスター
CD32
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47
リーラ・ジョセフォウィッツ(Vn)
アカデミー室内管弦楽団 指揮:サー・ネヴィル・マリナー
CD33
ヴィヴァルディ:
ヴァイオリン協奏曲集Op.8-1-4《四季》/同:4つのヴァイオリンとチェロの
ための協奏曲ロ短調Op.3-10,RV.580/同:3つのヴァイオリンのための協奏曲
RV.551
サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)/イ・ソリスティ・ディ・ナポリ
CD34
アンコールI
パラディス:シチリア舞曲(ドゥシュキン編)
モーツァルト:セレナード第7番《ハフナー》-ロンド(クライスラー編)
グルック:メロディ(精霊の踊り)(クライスラー編)
グラナドス:スペイン舞曲第5番《アンダルーサ》(クライスラー編)
クライスラー:美しきロスマリン/同:愛の悲しみ/同:愛の喜び
ヴェラチーニ:ヴァイオリン・ソナタOp.1-7-アレグロ
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲Op.3-11-シチリアーノ
ルクレール:ヴァイオリン・ソナタOp.9-3-タンブラン
ベートーヴェン:メヌエット ト長調WoO.10-2
シューベルト:アヴェ・マリアD.839
ドヴォルザーク:ユモレスク 変ト長調Op.101-7
マスネ:タイスの瞑想曲
チャイコフスキー:感傷的なワルツOp.51-6
ヴェラチーニ:ヴァイオリン・ソナタOp.2-6-ラルゴ
クライスラー:ベートーヴェンの主題によるロンディーノ
同:マルティーニのスタイルによるアンダンティーノ
エルガー:気まぐれの女 Op.17
フォーレ:夢のあとに
アルベニス:タンゴ Op.165-2(クライスラー編)
ヴェチェイ:悲しいワルツ/
ポンス:エストレリータ(ハイフェッツ編)シベリウス:
《ベルシャザール王の饗宴》-夜想曲(プレス編)
アルテュール・グリュミオー(Vn)/イシュトヴァーン・ハイデュ(P)
CD35
アンコールII
ペルゴレージ:アンダンティーノ
シューベルト:セレナード D.957-4
モーツァルト:ディヴェルティメント第17番-メヌエット
シューマン:トロイメライOp.15-7
ドヴォルザーク:ソナチネOp.100-ラルゲット
J.S.バッハ:アヴェ・マリア(グノー編)
パガニーニ:ソナタOp.3-6
ドヴォルザーク:わが母の教えたまいし歌Op.55-4
ヴィエニャフスキ:モスクワの思い出Op.6
ラヴェル:ハバネラ形式の小品(カトリーヌ編)
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
フィオッコ:アレグロ(オニール編)
フォーレ:ゆりかごOp.23-1
ラヴェル:ツィガーヌ
ブロッホ:組曲《バール・シェム》-ニーグン
コダーイ:アダージョ
アルテュール・グリュミオー(Vn)/イシュトヴァーン・ハイデュ(P)
9月に50枚組/特別価格で好評を得た「ピアノ・マスター・ワークス」の姉妹
編。古今東西のヴァイオリン協奏曲、ソナタ、アンコール・ピースを包括的
に収録した全35枚からなる限定盤の登場です。アッカルド、グリュミオー、
シェリング、クレーメル、諏訪内晶子をはじめとしたデッカやフィリップス
を代表する奏者たちが、至高の名演を繰り広げます。ヴァイオリン音楽の百
科辞典として理想的なセットの誕生と言えるでしょう。

<RCA RED SEAL EU DVD>
88697435449(1DVD+ボーナスCD) \2500
GOING AGAINST FATE -「ジンマン&チューリヒ・トーンハレ、
マーラー:交響曲第6番の本質への証言」
マーラー交響曲第6番の演奏と録音背景を探った80分のTV放送用ドキュメンタリ
ーDVD。ジンマン=トーンハレによるこの交響曲の演奏・録音風景、ジンマンや
オーケストラ・メンバーへのインタビューを交えながら、このマーラーの中で
も異形のキャラクターを持つ作品の本質に迫る。 ボーナスCDとして、ジンマ
ン(指揮)チューリヒ・トーンハレ管弦楽団による、マーラー/交響曲第6番の全
曲CD盤付き
【DVDトラック】
1: The Concert Starts 2: About the 6th Symphony
3: Rehearsals 1st Movement 4: Alma-Theme 5: About Conducting
6: About the Tonhalle-Orchestra 7: About Gustav Mahler
8: Andante Moderato 9: Scherzo 10: Finale, Part1
11: Hammer Blow 12: CD-Recordings 13: Finale, Part2
【出演】 デイヴィッド・ジンマン(指揮) 
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
JULIA BECKER(vn:コンサートマスター), MARC LUISONI(vn),
SIMON STYLES(tub), FLORENZ JENNY(fg), THOMAS GROSSENBACHER(vc),
CATHRIN KUDELKA(vn), ANITA LEUZINGER(vc),
ANDREAS BERGER(percussion), BENJAMIN FORSTER(timpani), etc
【収録】 2007年5-6月
【仕様】 NTSC方式カラー 16:9  リージョン:ALL
DTS 5.1/Dolby Digital 5.1/ PCM Stereo
言語:英語とドイツ語 
字幕: 英語とドイツ語 (日本語字幕はついておりません)
【ボーナスCD】 
既に発売済みの最新盤「ジンマン(指揮)チューリヒ・トーンハレ管弦楽団、
マーラー/交響曲第6番」の全曲CD盤付き [※ハイブリッドSACD仕様ではありま
せん。 (ハイブリッドSACD盤では仕様上、収録時間的に不可能だったため2枚
組みとなっておりますが、通常CDではぎりぎり1枚に収録可能のため、1枚に全
曲収録されております)]


<RCA RED SEAL EU>
88697103362 \1680
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
ニコライ・スナイダー(Vn)
ヴァレリー・ゲルギエフ(指揮) ウィーン・フィル
共に作曲家の死の10年前に書かれ、60年を隔てて生み出されたヴァイオリン協奏
曲の傑作2曲を、秀英スナイダーがゲルギエフ&ウィーン・フィルという理想の
サポートを得てその真価を問う、畢生の録音! 特に、コルンゴルトは絶品!
コルンゴルトはマーラーをして天才と呼ばせしめ、ツェムリンスキーに学び、
またR.シュトラウス、プッチーニに認められて神童の誉れ高く、20世紀のモー
ツァルトとも呼ばれる作曲家。1934年ハリウッドに招かれ、5番目のオペラの上
演がナチス・ドイツに認められなかったためアメリカに定住し、ハリウッドで
多くの映画音楽を書いた。「ロビン・フッド」と「風雲児アドヴァース」の音
楽はアカデミー賞を受賞、戦後再び絶対音楽に戻り、ヴァイオリン協奏曲(ヨア
ヒムの高弟フーベルマンのために作曲。ハイフェッツが完成を勧め初演&1953
年録音:BVCC-37062)、弦楽のため交響的セレナード(フルトヴェングラー初演)
などを作曲した。コルンゴルトはロマン派最後の偉大な作曲家で、その豊穣で
後期ロマン派的な和声、天性の旋律の美しさ、音楽に関する深い感覚性を持ち
合わせていたが、ハリウッド時代に映画音楽を書いていたことで当時はあまり
評価されなかった部分もあり、今日では再評価が進んでいる。
ニコライ・スナイダー:1975年デンマークで生まれ。デンマーク王立音楽院でミ
ラン・ヴィテクに師事し、92年ニールセン国際ヴァイオリン・コンクールで優
勝した。ジュリアード音楽院でドロシー・ディレーにも師事。1994年以来、ウィ
ーンのコンセルヴァトアールでボリス・クシュニールのもとでさらに研鑚を積
んだ。97年エリーザベト王妃国際コンクールで優勝し、一躍世界の注目を集め
る。ユーディ・メニューインは、彼を「イザイの後継者」であると予言し、ス
トラド誌は「圧倒的な技巧に恵まれた芸術家、ヴァイオリン演奏の古き良き黄
金時代を思わせる因習に捕らわれない解釈を提供する勇気を持った芸術家であ
る」と賞賛した。以後、ソリスト、室内楽、リサイタルで目覚しい活躍をして
いる。名器グァルネリ・デル・ジェス「エックス・ゼンハウザー」(1735年製ク
レモナ)を使用している。
【録音】
2006年12月12日-19日、ウィーン、ムジークフェライン・グロッサー・ザール
(オーストリア)


<DHM(ドイツ・ハルモニア・ムンディ)>
88697446412 \1680
ヨハン・フリードリヒ・ファッシュ:序曲と協奏曲集
「管弦楽のための序曲(組曲) ニ長調 FWV K:D3」 「トランペットと2つのオー
ボエ、弦楽のための協奏曲」 「管弦楽のための序曲(組曲) ト短調 FWV k:G3」
 「管弦楽のための協奏曲 ニ長調 FWV I:D4a」
バーゼル室内管弦楽団(ピリオド楽器使用)
没後250年を記念して、ファッシュの作品を、バーゼル室内管弦楽団のメンバー
によっての録音です。バーゼル室内管弦楽団はもともとモダン楽器のオーケスト
ラでしたが、ホグウッドを首席客演指揮者に迎えてから彼の提案により、モダン
楽器によるピリオド奏法を取り入れました。その後アントニーニの提案により、
彼のベートーヴェンの録音では弦楽器の弓や弦、金管楽器に作曲当時の楽器を
使い始め、現在では全ての奏者がモダン楽器とピリオド楽器を使い分ける、世界
的にも珍しいオーケストラとなっています。今年DHMから発売された『ヘンデル
/歌劇「リチャード1世」(レコード芸術特選)』では、ピリオド楽器を完璧に使
いこなしすばらしい演奏となりました。ファッシュでは様々な楽器に超絶技巧が
必要とされていますが、もちろん完璧にこなしています。
【録音】 2008年7月 バーゼル、マルティン教会


<OEHMS CLASSICS>
OC725 \1680
メンデルスゾーン: ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
シューマン:ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲 ハ長調 Op.131
ブルッフ: ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 Op.26
ベンヤミン・シュミット(Vn)
ダニエル・ライスキン(指揮) ライン州立フィルハーモニー管弦楽団
今回の新譜は、メンデルスゾーンとブルッフがメイン。ヴァイオリン協奏曲の
中では「王道」と言える2曲ですが、え?、まだ録音してなかったの?と思って
しまうラインナップ。そこに、彼なりの入念なる準備と大いなる自信が隠され
ていることはもちろん言うまでもありません。伸びやか過ぎるほど良く歌うメ
ンデルスゾーンの第1楽章から耳は釘付け。この曲はもう飽きるほど聴いたはず
の人でも新たな発見が目白押しでしょう。彼のヴァイオリンの音色は、ひとつ
ひとつの音がふくよかな張りがあり、瑞々しさに満ちています。第1主題から
第2主題へと移る時の一瞬の間合いに秘められた美しさ。これだけでもこのアル
バムを聴く価値があると言えそうです。第2楽章の素晴らしさも言葉に尽くせま
せん。冒頭から光の粒が転がるかのような見事な技巧と表現。渋さの中に情熱
を隠したシューマンの「幻想曲」も作品自体の美しさに改めて気付かせてくれ
る誠実な演奏です。(最晩年のシューマンの鬱屈した思いは若干健康的な肉付け
をされて、私たちに提供されます。) 白眉はブルッフ。彼とは何度も共演して
いる気鋭の指揮者ライスキンがまた絶品のサポート。シュミットとはもちろん
息がぴったりなのは言うまでもありませんが、オケのメンバーまでをも伸び伸
び歌わせるためでしょう。彼らの思いは熱き奔流となり、それは終楽章で一気
に噴出します。「燃えるような」とはまさにこの演奏にある言葉。

OC598 \1680
コレルリ: ソナタ集 Op.5-7-12 
(18世紀の作曲家の装飾法によるリコーダー編曲版)
シュテファン・テミング(bfl) オルガ・ワッツ(cemb)
[1] SONATA NO. 11 IN E MAJOR
Preludio: Adagio(Manchester Manuscript)/ Allegro(Dubourg)/
Adagio(Veracini)/ Vivace(Dubourg)/ Gavotta: Allegro(Dubourg)
[2] SONATA NO.7IN G MINOR(originally in D minor)
Preludio: Vivace / Corrente: Allegro / Sarabanda: Largo(Tartini)/
Giga: Allegro
[3] SONATA NO.8IN E MINOR
Preludio: Largo(Manchester Manuscript)/ Allemanda:
Allegro(Manchester Manuscript)/ Sarabanda: Largo(Manchester Manuscript)
/ Giga: Allegro(Babell)
[4] SONATA NO. 10 IN C MAJOR(originally in F major)
Preludio: Adagio / Allemanda: Allegro(Babell)/ Sarabanda: Largo(Babell)
/ Giga: Allegro(Babell)/ Gavotta: Allegro(Blavet)
[5] SONATA NO.9IN A MAJOR
Preludio: Largo(Manchester Manuscript)/ Giga: Allegro(Geminiani/Babell)
/ Adagio / Tempo di Gavotta: Allegro(Geminiani)
[6] SONATA NO. 12 “FOLLIA” IN G MINOR(originally in D minor,
based on the Veracini version)
コレルリのこれらのソナタ集は、もともとヴァイオリンのためのソナタ集であ
り、「ウィリアム・バベル」「ミシェル・ブラヴェ」「ピエトロ・カストゥル
ッチ」「マシュー・デュボーグ」「タルティーニ」「ジェミニアーニ」「ヴェ
ラチーニ」「マンチェスター出版」らの装飾法によった50以上の出版譜によっ
て現代まで伝えられています。ブリュッヘンなど様々なリコーダー奏者がレパ
ートリーを増やすために、当時のこれらの重要な装飾法による楽譜が残されて
いるのにもかかわらず、独自に編曲し演奏・録音されていました。ここでは、
テミングがそれらの重要な貴重な装飾法を守りつつ、当時のもっともすばらし
い装飾法の楽譜を選出し、リコーダーで演奏した世界初録音となります。リコ
ーダーの特性を十分生かすために、あえて通奏低音はチェンバロのみで演奏。
【シュテファン・テミング】 
987年ケープタウン生まれ。ミュンヘンとフランクフルト大学でミヒャエル・
シュナイダーにリコーダーを学ぶ。様々な音楽コンクールで優勝した後、リコ
ーダー・アンサンブル、古楽アンサンブルに参加。様々な現代音楽作曲かも、
彼のために曲を書いている。すでに彼の演奏は「既に巨匠の域」と絶賛されて
います。
【録音】 2007年9月  チューリヒ、ノイミュンスター教会

OC920 2枚組 \3560
ヨハン・ジモン・マイール: 歌劇「フェードラ」(全曲)
カプチーネ・キアウダーニ(Fedra)、トマス・ザゴルスキ(Teseo)、
レベッカ・ネルセン(Ippolito)、  リー・デブン(Teramene)、 
シン・ヒョジン(Atide)、ヨルン・リンデマン(Filocle)
ゲルト・シャラー(指揮)
ブラウンシュヴァイク州立管弦楽団と歌劇場合唱団
ヨハン・ジモン・マイール(1763-1845)は、バイエルン王国で生まれ、神学を学
び、イアリアで活躍した作曲家であり、1802年からベルガモ大聖堂の終身教会
楽長も務めた。彼の門下には、ベッリーニやドニゼッティらおり、ロッシーニ
やヴェルディらも彼をイタリア・オペラの父と尊敬していた。彼は約60ものオ
ペラを作曲したが、残念ながらそのほとんどは忘れられた作品となっている。
この歌劇「フェードラ」は、1820年にミラノ・スカラ座で初演された作品で、
今年2008年にRicordiより校訂新版楽譜が出版されたばかりの作品です。
指揮者のゲルト・シャラーは、1965年バンベルクに生まれ、ハノーファー州立
歌劇場の指揮者を務め、ドイツで最も古い歌劇場の一つであるブラウンシュヴァ
イク州立歌劇場音楽監督を現在務めています。幅広いレパートリーの演奏はど
れも創造的で緻密であり、未知の作品をも取り上げており、絶賛を浴びていま
す。また、彼のマーラーやブルックナーの交響曲演奏も定評を得ています。こ
の録音では主役のフェードラ役に、ヨーロッパでトスカを歌わせたら絶品と評
され、2006年に来日し絶賛を浴びたカプチーネ・キアウダーニを起用していま
す。【録音】  2008年 ブラウンシュヴァイク州立歌劇場でのライヴ



<BMG JAPAN IMPORT>
JMXR24004S【xrcd-SHM-CD: 限定生産】 \3800
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
ヴァン・クライバーン(ピアノ)
キリル・コンドラシン(指揮) RCA交響楽団
[録音] 1958年5月30日、ニューヨーク、カーネギー・ホール 
[マスター] オリジナル3チャンネル・マスター使用
[オリジナル・プロデューサー] ジョン・ファイファー
[オリジナル・レコーディング・エンジニア] ジョン・クロフォード
[リマスタリング・エンジニア] 瀧口博達
[LP初出]  LSC-2252(August 1958)
東西冷戦の中、1958年のチャイコフスキー・コンクールの優勝により一躍アメ
リカの国民的英雄となったヴァン・クライバーン。ソ連から帰国直後に録音し
たチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番は、その若々しい響きをヴィヴィッ
ドに刻印した名演として知られ、クラシック・レコードとしては異例のミリオ
ン・セラーとなった名盤。バックをつとめるコンドラシンの切れ味鋭いロシア
的な音楽作りも印象的。ラフマニノフはライナー=シカゴ響との共演盤であり、
協奏曲のソリストの選択にはうるさかった晩年のライナーが好んで共演したの
がクライバーンだった。お互いに深い信頼感で結びついていた音楽家ならでは
の緊密な名演奏が刻印されている。トスカニーニの名盤をさえ凌駕するライナ
ー&シカゴ響・絶頂期の圧倒的な迫力。
解説:斎藤宏嗣、アラン・ケイズほか

JMXR24021S【xrcd-SHM-CD: 限定生産】 \3800
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
ピエール・モントゥー(指揮)ロンドン交響楽団
[録音] 1958年6月10日、11日、12日、
ロンドン、キングスウェイ・ホール
[マスター] オリジナル2チャンネル・マスター使用
(デッカ・オリジナル)
[オリジナル・プロデューサー] ジェームズ・ウォーカー
[オリジナル・レコーディング・エンジニア] ケネス・ウィルキンソン
[リマスタリング・エンジニア] 瀧口博達
[LP初出]  LSC-2281(1959年2月)
若きシェリングと巨匠モントゥーの邂逅。美しく紡ぎだされるブラームスの抒
情。伝説のエンジニア、ケネス・ウィルキンソンの手がけた見事なサウンドが
蘇る。
その端正で純正な音色、卓越した技巧と音楽性で、20世紀を代表するヴァイオ
リニストとして人気の高かったポーランド出身のヘンリク・シェリング(1918-
1988)。彼がRCAに録音したベートーヴェンとブラームスのヴァイオリン・ソナ
タは巨匠アルトゥール・ルービンシュタインとの共演ということもあって不滅
の価値を持つが、それらと同時期に録音されたのが、やはり巨匠モントゥーと
の唯一の録音となったこのブラームスのヴァイオリン協奏曲である。
モントゥー率いるロンドン交響楽団という温度感の豊かなバックアップを背景
に、シェリングはあくまでも作品に誠実に立ち向かい、内面的感動にあふれた
演奏を聴かせている。シェリングはこの録音のあと、1962年にドラティ指揮ロ
ンドン響、1972年にはハイティンク指揮コンセルトヘボウ管とこのブラームス
の協奏曲を再録音、再々録音し、それらは確かに円熟期ならではの懐の深い名
演であるが、この最初の録音には後の録音には聴くことの出来ないストレート
に作品に核心を衝こうとしていく覇気と情熱のほとばしりがある。それは、こ
のヴァイオリニストにつきまといがちな微温的イメージを一新させる勢いと求
心力にあふれた熱演であり、若き日のシェリングの真価を知らしめるべき名演
といえよう。
解説:諸石幸生、アーヴィング・コロディンほか

JMXR24024S【xrcd-SHM-CD: 限定生産】 \3800
セルゲイ・ラフマニノフ:
1.ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18
フランツ・リスト(1811-1886):
2.ピアノ協奏曲第1番変ホ長調
[演奏]
アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
1. シカゴ交響楽団  指揮:フリッツ・ライナー
2. RCAビクター交響楽団  
指揮:アルフレッド・ウォーレンステイン
[録音] 1956年1月9日、シカゴ、オーケストラ・ホール(1)、
1956年2月12日、ニューヨーク、カーネギー・ホール(2)
[マスター] オリジナル3チャンネル・マスター使用
[オリジナル・プロデューサー]リチャード・モア(1)、
ジョン・ファイファー(2)
[オリジナル・レコーディング・エンジニア]ルイス・レイトン(1)、
セルジョ・マルコトゥッリ(2)
[リマスタリング・エンジニア]瀧口博達
[LP初出] LSC-2068(1957年2月)
ルービンシュタインとライナーという巨匠同士がぶつかり合った緊迫感あふれ
るラフマニノフ。カップリングのリストともに、さらに豊麗なサウンドでよみ
がえる。
20世紀ピアノ界最大の巨匠にして、ホロヴィッツと人気を二分したアルトゥー
ル・ルービンシュタインによる1950年代のピアノ協奏曲2曲を収録。ルービン
シュタインはラフマニノフの第2番を生涯に3度録音しているが、このライナー
との演奏は1956年の録音で、ゴルシュマン指揮の1946年SP録音に続く2度目の
録音となったもので、時にルービンシュタイン69才、まさにピアニストとして
の絶頂期にあたる。テクニック、音色はもとより、解釈、構成のいずれもが傑
出しており、ライナー/シカゴ響の豪壮でスケール雄大なバックアップによっ
て、この曲の代表的名演の一つとされている。
リストもまたルービンシュタインならではの名演で、ここではさらに絢爛たる
技術と音色とが花咲いている。「バルビローリ以降に現れた最高の伴奏指揮
者」とはやや皮肉を込めたルービンシュタインのウォーレンステイン評だが、
ソリスト主体の演奏はかえってルービンシュタインの至芸を浮き彫りにした
素晴らしさがあり、こちらも協奏曲で聴くルービンシュタインの魅力と真価
を満喫させてくれる。
解説:諸石幸生、小林利之ほか

JMM24XR10 2枚組 \5200
【CD1】
リヒャルト・ワーグナー(1813-1883)
楽劇「トリスタンとイゾルデ」:前奏曲と愛の死
1.前奏曲(11:03)
2.愛の死(7:03)
楽劇「神々のたそがれ」より
3.夜明けとジークフリートのラインへの旅(序幕)[トスカニーニ編]
(11:03)
4.ジークフリートの死と葬送行進曲(第3幕)(13:21)
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より
5.第1幕への前奏曲(8:58)
6.第3幕への前奏曲(7:01)
【CD2】
1.ジークフリート牧歌(17:40)
歌劇「ローエングリン」より
2.第1幕への前奏曲(8:42)
3.第3幕への前奏曲 (3:06)
舞台神聖祭典劇「パルジファル」より
4.第1幕への前奏曲 (15:25)
5.聖金曜日の音楽(第3幕) (10:38)
NBC交響楽団
指揮:アルトゥーロ・トスカニーニ
[録音]1946年3月11日(CD1 5)、1949年12月22日(CD1 3、CD2 4-5)、
1951年10月22日(CD2 2-3)、 1951年11月26日(CD1 6)、
1952年1月3日(CD1 4)、1952年1月7日(CD1 1-2)、
1952年7月29日(CD2 1)、ニューヨーク、カーネギー・ホール[モノラル]
[リマスタリング・エンジニア] 杉本一家(JVCマスタリング・センター)
[マスターテープ・トランスファー]
アンドレアス・マイヤー(ニューヨーク、ソニー・ミュージック・スタジオ)
[LP初出] LM-6020(1954年9月)
[国内LP初出] トスカニーニ名盤頒布会「トスカニーニ/ワーグナー名曲集」
(A-2001、LP2枚組)[1961年10月]
1954年、トスカニーニの引退直後に発売された、自選のワーグナー・アルバ
ム。生涯をかけて演奏し続けた最愛のレパートリーの名演を厳選。
RCA所蔵のオリジナル・モノラル・マスターテープ(76cm/sec.)を使用して最高
の状態で復刻する「XRCD24 RCAトスカニーニ・オリジナル・エディション」
の第5回発売は、トスカニーニが生涯愛し、繰り返し演奏し続けたワーグナー
作品の精髄を聴かせてくれる名演集。1954年の引退後に発表された2枚組のLP
のカップリングを再現、戦前のバイロイトやザルツブルクの聴衆をも驚嘆させ
た、20世紀史上に残るワーグナー演奏のかけがえのない記録である。
このワーグナー・アルバムは、1949年12月から1952年7月の間にカーネギー・
ホールでRCAによってセッション収録された9曲に、1946年収録の「マイスター
ジンガー」前奏曲を加えたもので、このLP2枚組が発売された半年前、1954年
4月4日の演奏会を最後に、トスカニーニは指揮活動から引退している(奇しく
も最後の演目はオール・ワーグナー・プログラムであった)。ただ、このLP2枚
組の選曲は、その最後の演奏会の演目を再現するのではなく、トスカニーニの
ワーグナー演奏のうち最も代表的なものを選ぶことに主眼が置かれている。オ
ペラの作曲時代順という単純な並べ方ではなく、LPにして2枚4面分の曲目の配
置が起承転結の面で絶妙な組み合わせとなっている点を考えれば、この選曲に
トスカニーニが関わっているのは間違いないと思われる。
トスカニーニは、11歳の時にパルマで演奏された「タンホイザー」序曲に強く
魅了され、さらに17歳の時にはパルマで上演された「ローエングリン」にチェ
ロ奏者として加わった。このとき、彼は初めてワーグナーの天才ぶりを認識し、
それ以来生涯にわたって、ベートーヴェンおよびヴェルディと並んで、その演
奏レパートリーの中核となった。1895年、トリノでの「神々のたそがれ」のイ
タリア初演を指揮、また1898年、ミラノ・スカラ座での最初のシーズンの開幕
公演にノーカットの「マイスタージンガー」を取り上げるなど、イタリア国内
でのワーグナー上演に尽力しただけでなく、1930年には、イタリア人指揮者と
しては初めてバイロイト音楽祭に招かれ、伝説的な「トリスタン」を指揮して
いる。1937年のザルツブルク音楽祭での「マイスタージンガー」を最後にワー
グナー作品の舞台上演からは手を引いたが、「リエンツィ」から「パルジファ
ル」にいたるオペラ作品から抜粋したオーケストラ曲はそれ以後も最晩年にい
たるまで頻繁に演奏会で取り上げている。それゆえこの2枚組アルバムは、ト
スカニーニが最も敬愛する作曲家ワーグナーに捧げるオマージュそのものであ
る。
1949年12月に収録された「夜明けとジークフリートのラインへの旅」と「パル
ジファル」からの2曲は、RCAがテープ録音を開始した最初期の記録で、有名な
レスピーギの「ローマの祭り」の10日後に収録されたものである。トスカニー
ニのRCAへのセッション録音の多くは、指揮台上に吊るされたマイク1本で収録
されたとされており、最小限の設定で驚嘆に値するほどの見事なバランスと明
晰な再生音が確保されている。今回の復刻に当たっては、これまでのXRCD24の
原則通り、最もオリジナルなアナログ・マスターテープにさかのぼり、細心の
注意を払ってマスタリングを敢行。当時としては驚異的なクオリティで収録さ
れたトスカニーニ=NBC交響楽団の輝かしく豊潤なサウンドが、前代未聞の明
晰さと色彩感を伴って瑞々しくよみがえっている。
また、もともと1946年に収録されたSP録音の「マイスタージンガー」前奏曲も
敢えてオリジナルのLP通りに収録。1954年のLP化にあたって金属原盤から直接
テープにトランスファーされており、従来のCD同様、今回もそのテープ化され
た音源を使用。ディスク原盤特有のチリチリ・ノイズは存在するものの、音質
は十分明晰で歪も少ないので、オリジナルがテープ録音の他の曲と比べてもさ
ほど遜色があるわけではない。
解説 ローレンス・ギルマン、ウィリアム・H・ヤングレン、杉本一家

<VIRGIN CLASSICS>
VC-2121492 \1980
ボッケリーニ:
室内楽作品集
三重奏曲(ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための)第20番ニ長調G98,
Op.14-4
四重奏曲第56番ハ短調G214,Op.41-1(1788)
五重奏曲(チェロ2台)第91番ハ短調G355,Op.45-1(1792)
六重奏曲(ヴァイオリン2台、ヴィオラ2台とチェロ2台のための)第4番ヘ長調
G457,Op.23-4(1776)
エウローパ・ガランテ
ファビオ・ビオンディ(ヴァイオリン)、
アンドレア・ロニョーニ(ヴァイオリン)
ステファノ・マルコッチ(ヴィオラ)、
エルネスト・ブラウケル(ヴィオラ-六重奏)
マウリツィオ・ナッデオ(チェロ)、アントニオ・ファンティヌオリ(チェロ)
ボッケリーニ作品で絶賛されたビオンディ/EGが、作品の真価を問う3作目。
弦楽五重奏曲集(VC-5454212)とギター五重奏曲集(VC-5456072)がいずれも絶賛
されたビオンディ/EGのボッケリーニ室内楽作品シリーズの3作目。現代では不
当に実演の機会にめぐまれないボッケリーニの作品ですが、室内楽の展開の
中心的な存在であり、チェロ2台による113曲の五重奏曲(彼がスタイルの創始
者)、91曲の四重奏曲(やはり創始者の一人)をはじめ三重奏曲や様々な組み合
わせによる楽曲を残したボッケリーニ作品の真価、再評価を世に問う多彩な
形式の室内楽録音です。
ジュエル・ケース 20Pブックレット


<EMI CLASSICS>
CDS-2641872 2枚組 \3980
プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」全曲(限定盤)
蝶々さん/アンジェラ・ゲオルギュー
ピンカートン/ヨナス・カウフマン
スズキ/エンケレイダ・シコーサ
シャープレス/ファビオ・カピタヌッチ
ゴロー/グレゴリー・ボンファッティ
ボンゾ/ライモンド・アチェート
ケイト/クリスティナ・レアル 他
サンタ・チェチーリア国立アカデミア管弦楽団、合唱団
アントニオ・パッパーノ指揮
2008年7月7-19日 ローマ録音
クラムシェルボックス 152Pブックレット テキスト:英、仏、伊、独語
21世紀の蝶々夫人完成! ゲオルギュー/カウフマンの理想的キャストをむか
えパッパーノがプッチーニ生誕150年に完成したスタジオ・セッション録音。
EMIとしてはスコット/ベルゴンツィによる全曲盤の完成以来42年ぶりのスタ
ジオ新録音となる「蝶々夫人」です。’蝶々さん’を録音する夢が遂に実現
したゲオルギューとピンカートンにはドイツ期待のテナー、カウフマン、両
名とも初挑戦となる「蝶々夫人」の全曲プロジェクトです。名歌手、名指揮
者によるオペラ全曲のスタジオ・セッション録音の機会は限られてきていま
すが、EMIとしてもドミンゴ/シュテンメの「トリスタン…」以来となるこの
新録音はクラシック・ファン、オペラ・ファンにとっても大きな話題となる
注目の作品です。

●GEMINI 各 2枚組 \1250(予定)
CZS-2642942
ベートーヴェン:合唱付き
CD1
交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱付き」
マーガレット・プライス(ソプラノ)、
マリャーナ・リポヴシェク(メゾ・ソプラノ)
ペーター・ザイフェルト(テナー)、
ヤン=ヘンドリック・ルータリング(バス)
デュッセルドルフ州立楽友協会合唱団
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
CD2
1.ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」
2.モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調K466
ユーリ・エゴロフ(ピアノ)
フィルハーモニア管弦楽団
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮

CZS-2642992 2枚組
ベルリオーズ:
CD1&CD2-1
レクイエムOp.5
ロバート・ティアー(テナー)、ロンドン・フィルハーモニー合唱団
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
CD2-2
幻想交響曲Op.14
ロンドン交響楽団
以上 アンドレ・プレヴィン指揮

CZS-2643052 2枚組
CD1
ブラームス:
(1.ハンガリー舞曲集(全21曲)
2.愛の歌Op.52(全18曲)
CD2
1.ワルツ集Op.39(全16曲)
ドヴォルザーク
2.スラヴ舞曲集Op.46(全8曲)
3.スラブ舞曲集Op.72(全8曲)
以上 ミシェル・ベロフ&ジャン=フィリップ・コラール(ピアノ) 

CZS-2643562 2枚組
ブルッフ:交響曲集
CD1
1.交響曲第1番変ホ長調Op.28
2.交響曲第2番ヘ短調Op.36
CD2
1.交響曲第3番ホ長調Op.51
以上ギュルツェニッヒ・ケルン・フィルハーモニー管弦楽団
ジェイムズ・コンロン指揮
2.2台のピアノと管弦楽のための協奏曲Op.88a
ネイサン・トゥワイニング(ピアノ)&マーティン・バーコフスキー(ピアノ)
ロンドン交響楽団
アンタル・ドラティ指揮
3.6つの小品Op.12
4.2つの小品Op.14
以上バーコフスキー(ピアノ)

CZS-2643192 2枚組
CD1
ゴルトマルク:
1.縛られたプロメテウスOp.38
ギュルツェニッヒ・ケルン・フィルハーモニー管弦楽団
ジェイムズ・コンロン指揮
2.ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.28
サラ・チャン(ヴァイオリン)
ギュルツェニッヒ・ケルン・フィルハーモニー管弦楽団
ジェイムズ・コンロン指揮
3.&CD2-1交響詩「田舎の婚礼」Op.26
ピッツバーグ交響楽団
アンドレ・プレヴィン指揮
ドホナーニ:
2.童謡の主題による変奏曲Op.25
クリスティナ・オルティス(ピアノ)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
小泉和裕指揮
3.チェロと管弦楽のためのコンツェルトシュティック ニ長調Op.12
ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)
フィルハーモニア管弦楽団
ワルター・ジュスキント指揮

CZS-2643382 2枚組
ヘンデル:
CD1
1.王宮の花火の音楽(マッケラス編)
ロンドン交響楽団
チャールズ・マッケラス指揮
2.水上の音楽(組曲第1番ヘ長調-組曲第3番ト長調-組曲第2番ニ長調)
プラハ室内管弦楽団
チャールズ・マッケラス指揮
CD2
1.ジョージ2世の戴冠式アンセム(1727)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
イギリス室内管弦楽団
フィリップ・レッジャー指揮
2.主はわが主に言われた(詩篇109)
テレサ・ツィリス=ガラ(ソプラノ)、ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)
ロバート・ティアー(テナー)、ジョン・シャーリー=クァーク(バリトン)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
イギリス室内管弦楽団
デイヴィッド・ウィルコックス指揮

CZS-2642892 2枚組
バッハ:オルガン名曲集第1集
CD1
1.トッカータとフーガ ニ短調BWV565
2.トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調BWV564
3.トッカータとフーガ ニ短調BWV538
4.トッカータとフーガ ヘ長調BWV540
5.前奏曲とフーガ ハ長調BWV547
6.前奏曲とフーガ ロ短調BWV544
ライオネル・ロッグ(メッツラー・オルガン)
CD2
1.幻想曲とフーガ ト短調BWV542
2.前奏曲とフーガ ト長調BWV541
3.前奏曲とフーガ イ短調BWV543
ライオネル・ロッグ(マルカッセン=アンデルセン・オルガン)
4.前奏曲とフーガ ハ短調BWV546
5.前奏曲とフーガ イ短調BWV548
ライオネル・ロッグ(メッツラー・オルガン)
6.前奏曲とフーガ ヘ短調BWV534
7.パッサカリアとフーガ ハ短調BWV582
ライオネル・ロッグ(アンデルセン・オルガン)

CZS-2643122 2枚組
ディーリアス:管弦楽名曲集
CD1
1.春を告げるかっこうを聞いて
2.楽園への道 
以上 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴァーノン・ハンドリー指揮
3.ラ・カリンダ-歌劇「コアンガ」
フィルハーモニア管弦楽団
ジョージ・ウェルドン指揮
4.そりすべり
5.歌劇「イルメリン」前奏曲
以上 ロンドン交響楽団
ジョン・バルビローリ指揮
6.間奏曲-歌劇「フェニモアとゲルダ」
7.夜明け前の歌
8.ブリッグの定期市
以上 ハレ管弦楽団
ジョン・バルビローリ指揮
9.夏の庭で
ハレ管弦楽団
ヴァーノン・ハンドリー指揮
CD2
1.夏の夕べ
2.川辺の夏の夜
以上 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴァーノン・ハンドリー指揮
3.夏の歌
4.北国のスケッチ
5.生命の踊り
以上 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
チャールズ・グローヴズ指揮
6.シナーラ
ジョン・シャーリー=クァーク(バリトン)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
チャールズ・マッケラス指揮
7.夏の夜に水の上で歌われる2つの歌
ロバート・ティアー(テナー)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
フィリップ・レッジャー指揮

CZS-2643442 2枚組
マルタン作品集
CD1
1.小協奏交響曲
オシアン・エリス(ハープ)、サイモン・プレストン(ハープシコード)、
フィリップ・レッジャー(ピアノ)
アカデミー室内管弦楽団
ネヴィル・マリナー指揮
2.ポリプティク
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)
メニューイン・フェスティヴァル管弦楽団、チューリッヒ室内管弦楽団
エドモン・ドゥ・シュトウツ指揮
3.バラード
オーレル・ニコレ(フルート)、ヴェルナー・ベルトシ(ピアノ)
チューリッヒ室内管弦楽団
エドモン・ドゥ・シュトウツ指揮
4.バラード
ユーディ・メニューイン(ヴィオラ)
メニューイン・フェスティヴァル管弦楽団
ミヒャエル・ドブスン指揮
CD2
1.「イェーダーマン」よりの6つのモノローグ
ジョゼ・ヴァン・ダム(バリトン)
リヨン・オペラ管弦楽団
ケント・ナガノ指揮
2.アリエルの5つの歌
ストックホルム室内合唱団
エリク・エリクソン指揮
3.ミサ曲
ストックホルム・ラジオ合唱団
エリク・エリクソン指揮
4.4つの短い小品
ジュリアン・ブリーム(ギター)

CZS-2643502 2枚組
マルティヌー:
CD1
1.交響曲第4番(1945)
2.シンフォニエッタ「ラ・ホヤ」(1950)
以上 ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
ワルター・ウェラー指揮
3.フランチェスカのフレスコ(1955)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ラファエル・クーベリック指揮
CD2
1.2群の弦楽合奏とピアノ、ティンパニのための二重協奏曲(1938)
w/ジョン・アリー(ピアノ)、チャールズ・フルブルーク(ティンパニ)
2.弦楽四重奏と管弦楽のための協奏曲(1931)
3.協奏交響曲(1949)
w/ニコラス・ダニエル(オーボエ)、スティーヴン・リエイ(バスーン)
アンドルー・ワトキンソン(ヴァイオリン)、スティーヴン・オートン(チェロ)
エンドリアン弦楽四重奏団
以上 シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア
リチャード・ヒコックス指揮
4.リジツェへの追悼
バンベルク交響楽団
インゴ・メッツマッヒャー指揮



<EMI CLASSICS>
EMIクラシックスの「チューリッヒ・オペラ/フランツ・ウェルザー=メストDVD
・シリーズ」が遂に完結します。最終回の発売は下記でご案内の「ダルベール:
低地地方」と「モーツァルト:フィガロの結婚」の2作。
「ブリテン:ピーター・グライムズ」(DVBW-5009719)、「モーツァルト:ティー
トの慈悲」(DVBW-3774539)「モーツァルト:ドン・ジョヴァンニ」
(DVBW-5009709)、「プッチーニ:ラ・ボエーム」(DVBW-3774529)「シューベル
ト:フィエラブラス」(DVBW-5009699)、「R.シュトラウス:ばらの騎士」
(DV2BW-5442589) 「ワーグナー:タンホイザー」(DV2B-5997339)、「ワーグナ
ー:ニュルンベルクのマイスタージンガー」 (DV2BW-5997369)と合わせて全10
点の発売となります。

DVBW-2344819(DVD-Video) 2枚組 \4500
モーツァルト:フィガロの結婚
アルマヴィーヴァ伯爵/ミハエル・フォレ
アルマヴィーヴァ伯爵夫人/マリン・ハルテリウス
スザンナ/マルティナ・ヤンコヴァ
フィガロ/エルヴィン・シュロット
ケルビーノ/ユディス・シュミット
マルチェッリーナ/イレーネ・フリードリ
バルトロ/カルロス・ショーソン
バジリオ/マルティン・ツァイセット
ドン・クルツィオ/アンドレアス・ヴィンクラー
アントニオ/ジュゼッペ・スコルシン
バルバリーナ/エヴァ・リーバウ
チューリッヒ・オペラ合唱団、管弦楽団
フランツ・ウェルザー=メスト指揮
舞台監督:スヴェン=エリック・ベヒトルフ 
2007年プロダクション
収録時間:192分
歌唱:イタリア語
メニュー画面:英語
字幕:英/仏/独/スペイン/伊
アマレイ・ケース 8Pブックレット
ウェルザー=メストとベヒトルフはアンサンブル・プロダクションの傑作であ
るモーツァルト作品でエキサイティングなステージを作り上げたと絶賛されま
した。

DVBW-2344829(DVD-Video) 2枚組 \4500
ダルベール:低地地方
セバスティアーノ/マティアス・ゲルネ
トマーソ/ラースロ・ポルガー
モルッチョ/ヴァレリー・ムルガ
マルタ/ぺトラ・マリア・シュニッツァー
ペーパ/クリスティアン・コール
アントニア/リューバ・チュクロヴァ
ロザリア/キスマラ・ペッサッティ
ヌーリ/エヴァ・リーバウ
ペドロ/ペーター・ザイフェルト
ナンド/ルドルフ・シャッシング
若者/ミハエル・ムロセク
チューリッヒ・オペラ合唱団、管弦楽団
フランツ・ウェルザー=メスト指揮
制作/監督:マティアス・ハルトマン
2006年プロダクション
歌唱:ドイツ語
メニュー画面:英語
字幕:英/仏/独/スペイン/伊
第2次大戦後、上演の機会に恵まれながった作品の本格的な’ルネサンス’を
成し遂げたと注目されたウェルザー=メストとハルトマンの画期的プロダクショ
ン。1864年にスコットランドでスコットランド人の母と独/仏/伊の血筋を持
つ父との間に生まれロンドンで育ち、ドイツ文化に親近感を持ちしばらくの間
イタリアに暮らし最後はスイスの市民権を獲得した複文化的人生を歩んだダル
ベールの現在もレパートリーに定着している唯一の作品。ヒトラーのお気に入
りの作品として戦前はドイツ圏で盛んに上演されたが戦後は上演が遠ざけられ
ていた。このチューリッヒのプロダクションは本格的にその復活を実現し、ワ
ーグナーの影響が完全に払拭されてはいないもののポスト・ワーグナーのオペ
ラを模索したダルベールの作品をあらためて世に問うプロダクションとして高
く評価された。
作品は改訂後の2幕版での上演。ウェルザー=メストはその色彩豊かなスコアと
洗練された楽器の取り扱いを見事に表現し、さらにマティアス・ゲルネ、ペー
ター・ザイフェルト、ぺトラ・マリア・シュニッツァーがキャスティングされ
ているのも特筆されます。

●ENCORE
CDE-2357292 \900
キリ・テ・カナワ/キリ・シングズバーリン:
Let's face the music and dance
I got the sun in the morning
How deep is the ocean?
What'll I do
Blue skies
It's a lovely day today
They say it's wonderful
Say it isn't so
Cheek to Cheek
Isn't this a lovely day
Always
The song is ended
I've got my love to keep me warm
It only happens when I dance with you
Easter parade
ジ・アビー・ロード・アンサンブル、 ジョナサン・チューニック指揮
ガーシュウィン:
I got rhythm
Love walked
Someone to watch over me
Summertime
By Strauss
ザ・ニュー・プリンセス・シアター管弦楽団、 ジョン・マッグリン指揮
カーン:
The folks who live on the hill
Smoke gets in your eyes
The last time I saw Paris
ロンドン・シンフォニエッタ、  ジョナサン・チューニック指揮
以上 キリ・テ・カナワ

CDE-2357162 \900
ブラームス:
ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78
ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.100
ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108
キョンファ・チョン(ヴァイオリン)、
ピーター・フランクル(ピアノ)

CDE-2357112 \900
ブラームス
弦楽四重奏曲第1番ハ短調Op.51
弦楽五重奏曲第2番ト長調Op.111*
ベルチャ四重奏団、 *トーマス・カクシュカ(ヴィオラ)

CDE-2357192 \900
ヤナーチェク:シンフォニエッタOp.60
「マクロスプロス事件」-前奏曲
「カーチャ・カバノヴァー」-前奏曲
「死の家から」-前奏曲
嫉妬(「イェヌーファ」へのオリジナル序曲)
ヴァインベルガー:「バグパイプ吹きのシュヴァンダ」-ポルカとフーガ
スメタナ:「売られた花嫁」-序曲
プロ・アルテ管弦楽団、 チャールズ・マッケラス指揮

CDE-2357262 \900
ジョプリン:
The Rag-Time Dance
The Easy Winners
Bethena(A Concert Waltz)
Magnetic
The Strenuous Life
The Entertainer
Elite Syncopations
Solace
Pine Apple Rag
Sugar Cane
イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)、
アンドレ・プレヴィン(ピアノ)
プレヴィン:
Look at him
Little Face
Who Reads Reviews
Night Thoughts
A Different Kind of Blues
Chocolate Apricot
The Five of Us
Make Up Your Mind
イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)、 
アンドレ・プレヴィン(ピアノ)、 
シェリー・マン(ドラムス)、ジム・ホール(ギター)、
レッド・ミッチェル(ベース)

CDE-2357322 \900
リスト:
ソナタ ロ短調G.178
パガニーニによる大練習曲G.140
ハンガリー狂詩曲第12番嬰ハ短調
コンソレーション第3番変ニ長調
メフィスト・ワルツ第1番
アグスティン・アニエヴァス(ピアノ)
CDE-2357362
D.スカルラッティ:
テ・デウム
スターバト・マーテル
ミゼレーレ ホ短調(詩篇50)
マニフィカート
ラエタトゥス・スム(詩篇121)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団 他、 
スティーヴン・クローベリー指揮

CDE-2357372 \900
シューベルト:
弦楽四重奏曲第13番イ短調D.804「ロザムンデ」
弦楽四重奏断章ハ短調D.703
弦楽四重奏曲第10番変ホ長調D.87
ベルチャ四重奏団

CDE-2357402 \900
シューマン:
ピアノ・ソナタ第1番Op.11
幻想曲ハ長調Op.17
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)

CDE-2357432 \900
ティペット:
二重弦楽合奏のための協奏曲
モスクワ室内管弦楽団、バース・フェスティヴァル管弦楽団
ルドルフ・バルシャイ指揮
ピアノ協奏曲
ジョン・オグドン(ピアノ)
フィルハーモニア管弦楽団、コリン・デイヴィス指揮
コレルリの主題による協奏的幻想曲
ユーディ・メニューイン、ロバート・マスターズ(ヴァイオリン)、
デレク・シンプソン(チェロ)
バース・フェスティヴァル室内管弦楽団、マイケル・ティペット指揮


CZS-2375682 6枚組 \1980
100ベスト・アンコールズ
100ベスト・シリーズの新企画、コンサートのアンコールで親しまれた名曲を
カテゴリー別に世界的名アーティストの演奏でコレクション
8Pブックレット
CD1:ヴァイオリン・アンコール
バッツィーニ:妖精の踊りOp.25/ヴェンゲーロフ
バッハ:ヴァイオリン・ソナタ ハ長調BWV1005-第4楽章/ケネディ
ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調「春」Op.24-第3楽章/メニューイン
パガニーニ:カプリース第24番イ短調Op.1-24/レビン
ロッシーニ:
アンダンテと変奏曲(ヴァイオリンとピアノのための)/クレーメル
クライスラー:ジプシーの女/リトル
マスネ:瞑想曲(「タイース」)/チョン
ハチャトゥリアン:剣の舞(「ガイーヌ」)/シトコヴェツキー
フォーレ:子守唄Op.16/デュメイ
ブラームス:ハンガリア舞曲第5番ト短調(ヨアヒム編)/リトル
ヴィエニアフスキ:華麗なるポロネーズ第1番ニ長調Op.4/ヴェンゲーロフ
チャイコフスキー:ヴァルス・スケルツォOp.34/オイストラフ
ショスタコーヴィチ:ロマンス(「馬あぶ」)/リトル
サラサーテ:序奏とタランテラOp.43/ヴェンゲーロフ
シューベルト:アヴェ・マリア(ヴィルヘルミ編、ハイフェッツ編)/チョン
モンティ(ケネディ&クローク編):チャルダッシュ/ケネディ
CD2:ピアノ・アンコール
ショパン:華麗なる大円舞曲/アレクセーエフ
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第14番Op.27-2「月光」-第1楽章/リンパニー
ヘンデル:サラバンド(インプロヴィゼーション)/モンテーロ
リスト(ブゾーニ編):
ラ・カンパネラ(パガニーニによる大練習曲第3番)/オグドン
バッハ(ヘス編):主よ、人の望みの喜びよ(カンタータBWV147)/ワイセンベルク
ショパン:幻想即興曲嬰ハ短調Op.66/アドニ
シューマン:トロイメライ(子供の情景Op.15)/リンパニー
ショパン:ポロネーズ変イ長調Op.53「英雄」/アルゲリッチ
ショパン:夜想曲嬰ヘ長調Op.15-2/ポリーニ
ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調Op.3-2/オグドン
ドビュッシー:
ゴリウォーグのケークウォーク(「子供の領分」組曲)/リンパニー
サティ:ジムノペディ第1番/チッコリーニ
グリーグ:トロルドハウゲンの婚礼の日(抒情小曲集、第8集)/アンスネス
アルベニス:グラナダ(組曲「スペイン」)/デ・ラローチャ
ファリャ:火祭りの踊り(恋は魔術師)/リンパニー
ムソルグスキー:キエフの大門(展覧会の絵)/ワイセンベルク
CD3:ソロ・アンコール
クラーク:トランペット・ヴォランタリー/アンドレ(トランペット)
メサジェ:コンクール課題曲/ブリス(クラリネット)
サン=サーンス:
白鳥(動物の謝肉祭)/ナッシュ・アンサンブル-ヴァン・ケンペン
(チェロ)
バッハ(バルサム編):バディネリ(管弦楽組曲第2番BWV1067)/バルサム
(トランペット)
グリエール:タランテラOp.9-2/パラジク(ベース)
ゲディッケ:コンセール・エチュード/アントンセン(トランペット)
ストラヴィンスキー(クラッブ&ドラウクスフォル編):タンゴ/クラッブ&
ドラウクスフォル(アコーディオン)
バッハ(パウエル編):シチリアーノ(カンタータBWV29)/グーセンス(オーボエ)
イベール:スケルツェット(6つのハープ小品)/クリンコ(ハープ)
クレストン:
ソナタ(アルト・サクソフォンとピアノのための)Op.19-第3楽章/
ロンデクス(アルト・サクソフォン)
ヴィラ=ロボス:ショーロ第1番ホ短調/バルエコ(ギター)
プーランク:ソナタ(フルートとピアノのための)-第3楽章/パユ(フルート)
アボット:アラ・カッチャ(1962)/トンプソン(ホルン)
ラヴェル(セイヴリー、フリース&レス編)
道化師の朝の歌/カリー&ウォルトン
(マリンバ)
ヴィラ=ロボス:
ショーロ第2番(フルートとクラリネットのための)/パユ(フルート)、
メイエ(クラリネット)
プライヤー:スコットランドのブルーベル/ブースフィールド(トロンボーン)
ヴィドール:トッカータ(交響曲第5番Op.42)/マーシャル(オルガン)
CD4:管弦楽アンコール
チャイコフスキー:ポロネーズ(エウゲニ・オネーギン)/フランス放送PO、
ヤルヴィ指揮
ショスタコーヴィチ:祝典序曲Op.96/ロンドンPO、リットン指揮
ブリテン:シンプル・シンフォニーOp.4-Playful Pizzicato/ロンドン室内O、
ウォーレン=グリーン指揮
スメタナ:道化師の踊り(売られた花嫁)/ロイヤルPO、ケンペ指揮
ルンビュエ:コペンハーゲンの蒸気鉄道ギャロップ/コペンハーゲンSO,
フリーショルム指揮
グリンカ:
ルスランとリュドミラ-序曲/バイエルン州立O、サヴァリッシュ指揮
シャブリエ:楽しい行進曲/ロイヤルPO、ビーチャム指揮
ドヴォルザーク:
スラヴ舞曲第15番ハ長調Op.72-7/オスロPO、ヤンソンス指揮
ベルリオーズ:
ハンガリー行進曲(ファウストの劫罰)/ベルリンPO、カラヤン指揮
プロコフィエフ:組曲「キージェ中尉」Op.60-トロイカ/ロンドンPO、
テンシュテット指揮
シャブリエ:スペイン/フィルハーモニアO、カラヤン指揮
J.シュトラウスII:ポルカ「浮気心」Op.319/ウィーンPO、ケンペ指揮
バーンスタイン:キャンディード-序曲/ロンドンSO、プレヴィン指揮
ユーマンス(ショスタコーヴィチ編):
タヒチ・トロット(ティー・フォ・トゥー)/
フランス放送PO、ヤルヴィ指揮
テオドラキス:組曲「ゾルバ」-フィナーレ/オスロPO、ヤンソンス指揮
ナッセン:花火の音楽/バーミンガム市SO、ラトル指揮
CD5:歌のアンコール
ドリーブ:カディスの娘/ヘンドリックス(ソプラノ)
アイルランド民謡:ダニー・ボーイ/シュヴァルツコップ(ソプラノ)
フィンジ:
Rollicum-rorum(「大地と大気と雨」第6番)/レマル(バス・バリトン)
バルベルデ:クラベリートス/デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)
サン=サーンス:死の舞踏/ヴァン・ダム(バリトン)
トラディショナル(ブリテン編):
Sweet Polly Oliver/サラ・ブライトマン(ソプラノ)
ロッシーニ:
2匹の猫の滑稽な二重唱/ロット(ソプラノ)、マレイ(メゾ・ソプラノ)
フォスター:金髪のジェニー/ハンプソン(バリトン)
スピリチュアル:揺れよ幌馬車/ヘンドリックス(ソプラノ)
ロッシーニ:踊り/ブラウンリー(テナー)
デュパルク:旅への誘い/ライス(メゾ・ソプラノ)
マイアベーア:軽やかな小船/ハンプソン(バリトン)
シューベルト:シルヴィアにD547/ベイカー(メゾ・ソプラノ)
シューベルト:きけ、きけ、ひばり(セレナード)D889/ボストリッジ(テナー)
プロコフィエフ:婚礼の歌(ロシア民謡Op.104)/ヴィシネフスカヤ(ソプラノ)
リスト:おお愛して下さい、愛しうる限り/プライス(ソプラノ)
ロッシーニ:
ヴェネツィアの競漕(「老いの過ち」第9曲)/デ・ロス・アンヘレス
(ソプラノ)、シュヴァルツコップ(ソプラノ)
シューベルト:別れ(「白鳥の歌」D957第7曲)/フィッシャー=ディースカウ
(バリトン)
ヒメーネス:サパテアード(テンプラニカ)/デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)
CD6:オペラ・アンコール(すべてライヴ録音の音源で編成しています)
ロッシーニ:私は町の何でも屋(セビーリャの理髪師)/ハンプソン(バリトン)
ヴェルディ:花から花へ(椿姫)/アンダーソン(ソプラノ)、クラウス(テナー)
ドニゼッティ:ああ!私の燃えるため息が(ランメルモールのルチア)/
アンダーソン(ソプラノ)、クラウス(テナー)
グノー:おお、清らかな汚れを知らぬこの住居(ファウスト)/クラウス(テナー)
ドヴォルザーク:月に寄せる歌(ルサルカ)/ルークロフト(ソプラノ)
ヘンデル:そなたの赴くところ(セメレ)/エインズリー(テナー)
メサジェ:恋人がふたり(仮面の恋人)/ロット(ソプラノ)
モーツァルト:何と美しい絵姿(魔笛)/ボストリッジ(テナー)
モーツァルト:私は鳥刺し(魔笛)/ベール(バリトン)
レハール:私の唇にあなたは熱いキスをした(ジュディッタ)/ヘンドリックス
(ソプラノ)
モレノ・トローバ:マドリードの夜(La Chulapona)/ドミンゴ(テナー)、
オッペンハイマー(ソプラノ)
J.シュトラウスII:ふるさとの調べよ(チャールダーシュ)(こうもり)/
スチューダー(ソプラノ)
バーンスタイン:着飾って、きらびやかに(キャンディード)/デセイ(ソプラノ)
デ・クルティス:Tu ca nun chlagne/アラーニャ(テナー)
グリゴリュー:Muszica/ゲオルギュー(ソプラノ)
ヴェルディ:
乾杯の歌「陽気に楽しく杯をくみ交わそう」(椿姫)/ドミンゴ(テナー)
スチューダー(ソプラノ)


●20TH CENTURY CLASSICS
CMS-2375952 2枚組 \1450
マヌエル・デ・ファリャ
CD1
三角帽子(全8曲)
デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)、フィルハーモニアO、
フリューベック・デ・ブルゴス指揮
恋は魔術師(全13曲)
デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)、フィルハーモニアO、ジュリーニ指揮
7つのスペイン民謡
デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)、ソリアーノ(ピアノ)
CD2
スペインの庭の夜
ソリアーノ(ピアノ)、パリ音楽院O、フリューベック・デ・ブルゴス指揮
協奏曲(ハープシコードと5つの楽器のための)
ソリアーノ(ハープシコード)、デボスト(フルート)、カシエール(オーボエ)、
ブータール(クラリネット)、ネリーニ(ヴァイオリン)、コルディエル(チェロ)
プシケ
デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)、シャラン(ハープ)、ジェラール(フルート)、
フランス弦楽三重奏団
コルドバのソネット
デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)、シャラン(ハープ)
4つのスペイン小品
ベティカ幻想曲(アンダルシア幻想曲)
以上 ソリアーノ(ピアノ)
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

CMS-2376012 2枚組 \1450
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ
CD1
バルカロール(大管弦楽のための)(1979)
交響曲第7番(1983/84)
バーミンガム市SO、ラトル指揮
CD2
交響曲第9番(混声合唱と管弦楽のための)(1997)
ベルリン放送Cho、ベルリンPO、メッツマッハー指揮
3つのオーデンの歌
ボストリッジ(テナー)、ドレイク(ピアノ)
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

CMS-2376062 2枚組 \1450
レオシュ・ヤナーチェク
CD1
シンフォニエッタOp.60
フィルハーモニアO,ラトル指揮
グラゴル・ミサ
パーマー(ソプラノ)、ガンソン(アルト)、ミッチンソン(テナー)、
キング(バス)
パーカー=スミス(オルガン)、バーミンガム市Cho、SO、ラトル指揮
コンチェルティーノ(ピアノと室内管弦楽団のための)(1925)
ルディ(ピアノ)、パリ国立オペラ・ソロイスツ、マッケラス指揮
CD2
消え去った男の日記
ボストリッジ(テナー)、アデス(ピアノ) 他
思い出
記憶の中で
アンダンテ
モデラート
金の指輪
あなたを待つ
主キリストがお生まれに
以上 アデス(ピアノ)
ソナタ(ヴァイオリンとピアノのための)
アモイアル(ヴァイオリン)、ルディ(ピアノ)
カプリッチョ(左手のピアノと7つの管楽器のための)
ルディ(ピアノ)、パリ国立オペラ・ソロイスツ、マッケラス指揮
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

CMS-2376112 2枚組 \1450
アルヴォ・ペルト
CD1
追悼の辞
交響曲第1番
以上 ロイアル・ストックホルムPO、ヤルヴィ指揮
スターバト・マーテル
タヴァナー・コンソート、フレットワーク、パロット指揮
CD2
Statuit ei Dominus
ミサ・シラビカ
祝福されたペトロニウス
マニフィカトの7つのアンティフォナ
深き淵より、われ汝を呼ぶ(1980)
メメント
カンタータ・ドミノ
ソルフェッジョ
以上 エストニア・フィルハーモニー室内Cho、カリュステ指揮
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

CMS-2376162 2枚組 \1450
セルゲイ・ラフマニノフ
CD1
交響曲第2番ホ短調Op.27
サンクト・ペテルブルクPO、ヤンソンス指揮
死の島Op.29
ロンドンSO、プレヴィン指揮
CD2
ピアノ協奏曲第3番Op.30
アンスネス(ピアノ)、オスロPO、ベルグルンド指揮
交響的舞曲Op.45
ロンドンSO、プレヴィン指揮
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

CMS-2376712 2枚組 \1450
モーリス・ラヴェル
CD1
ボレロ
ベルリンPO、カラヤン指揮
ピアノ協奏曲ト長調
ミケランジェリ(ピアノ)、フィルハーモニアO、グラシス指揮
亡き王女のためのパヴァーヌ
パリO、マルティノン指揮
ダフニスとクロエ-組曲第2番
パリO、ミュンシュ指揮
道化師の朝の歌
パリO、カラヤン指揮
CD2
マ・メール・ロワ
トゥールーズ・カピトールO、プラッソン指揮
序奏とアレグロ(フルート、クラリネット、ハープと弦楽四重奏のための)
メロス・アンサンブル
夜のギャスパール
ガブリーロフ(ピアノ)
シェエラザード
ベイカー(メゾ・ソプラノ)、ニュー・フィルハーモニアO、バルビローリ指揮
ラ・ヴァルス
トゥールーズ・カピトールO、プラッソン指揮
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

CMS-2376762 2枚組 \1450
オットリーノ・レスピーギ
CD1
夕暮れ
ライス(ソプラノ)、サンタ・チェチーリア国立アカデミーO、パッパーノ指揮
ローマの松
ローマの噴水
ローマの祭り
以上 フィラデルフィアO、ムーティ指揮
CD2

ボッティチェッリの三連画
アカデミー室内O、マリナー指揮
感覚
ベイカー(メゾ・ソプラノ)、
シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア、ヒコックス指揮
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

CMS-2376812 2枚組 \1450
ホアキン・ロドリーゴ
CD1
アランフェスの協奏曲
モレーノ(ギター)
夏の協奏曲
アラ(ヴァイオリン)
ギャラント風協奏曲
コーエン(チェロ)
はるかなるサラバンドとビリャンシーコ
以上 ロンドンSO、バティス指揮
CD2
セレナータ協奏曲
アレン(ハープ)
田園協奏曲
ハンセン(フルート)
英雄的協奏曲
オソーリオ(ピアノ)
以上 ロイアル・フィルハーモニーO、バティス指揮
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

CMS-2376862 2枚組 \1450
ドミトリー・ショスタコーヴィチ
CD1
交響曲第1番ヘ短調Op.10
ベルリンPO、ヤンソンス指揮
ピアノ協奏曲第2番ヘ長調Op.102
オグドン(ピアノ)、ロイアル・フィルハーモニーO、フォスター指揮
弦楽四重奏曲第8番ハ短調Op.110
ローレンス弦楽Q
CD2
ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調Op.99
サラ・チャン(ヴァイオリン)、ベルリンPO、ラトル指揮
チェロ協奏曲第1番変ホ長調Op.107
ハンナ・チャン(チェロ)、ロンドンSO、パッパーノ指揮
ジャズ組曲第1番
タヒチ・トロット(2人でお茶を)(大管弦楽のための)
以上 フィラデルフィアO、ヤンソンス指揮
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

CMS-2376912 2枚組 \1450
ジョン・タヴナー
CD1
奇蹟のヴェール
イッサーリス(チェロ)、ロンドンSO、ロジェストヴェンスキー指揮
処女マリアの最後の睡り
チリンギリアンQ、シムコック(ハンドベル)
CD2
天使
受胎告知
ウィンチェスター・カセドラルCho、ヒル指揮
聖母のラメント
クリンゲルボルン(ソプラノ)、ウィンチェスター・カセドラルCho、ヒル指揮
いかづちが彼女に入り
ケンドール(テナー)、ウィンチェスター・カセドラルCho、ヒル指揮
天国の聖歌
ウィンチェスター・カセドラルCho、ヒル指揮
神は我らと共に居ます
ケンドール(テナー)、ウィンチェスター・カセドラルCho、ヒル指揮
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット



<VIRGIN CLASSICS>
VM-2647362 \1450
ベッリーニ:「夢遊病の女」ハイライツ
2007年度「ディアパソン・ドール」受賞の全曲盤からのハイライツ
夢遊病の女(ロッカタリアティとゾッペッリによる校訂版)
アミーナ/ナタリー・デセイ(ソプラノ)
ロドルフォ伯爵/カルロ・コロンバラ(バス)
エルヴィーノ/フランチェスコ・メーリ(テナー)
リーザ/ヤエル・アッツァレッティ(ソプラノ)
テレサ/サラ・ミンガルド(アルト)
アレッシオ/パウル・ゲイ(バス・バリトン)
リヨン・オペラ合唱団、管弦楽団、エヴェリーノ・ピド指揮
新校訂版は2004年、デセイ主演、ピド指揮でサンタ・フェで初上演、その後
リヨンとパリで演奏会形式で上演されリヨンでの上演の際に全曲盤(VCD-
3951382)が収録されました。上演、CDとも大絶賛を世界中で受けた演奏のハ
イライトです。
12Pブックレット/仏/英/独の解説、あらすじ(歌詞は掲載されません)

VC-2348682 \1980
モーツァルト:
交響曲第25番ト短調K.183
交響曲第26番変ホ長調K.184
交響曲第29番イ長調K.201
ル・セルクル・ドゥラルモニー(ジュリアン・ショーヴァン-リーダー)
ジェレミー・ロレール指揮
センセーショナルな注目を集めたダムラウのヴァージン・レーベルの2作、
「モーツァルト、サリエリ、リギーニ(VC-3952502)」、「モーツァルト・ア
リア集(VC-2120232)」で共演デビューした、ロレール/ル・セルクル・ドゥラ
ルモニーの交響曲録音第1作です。
ロレールは1973年パリ生まれ、91年に国立高等音楽院に入学、アナリーゼ、
作曲法、オーケストレーション、クラヴサンの4つのプリミエ・プリを獲得し
た俊才。ミンコフスキーやクリスティーの薫陶を受け、レ・ザール・フロリ
サンと共に、マドリードでの「魔笛」(2003)、ウィーン・フェストヴォッヘ
ンでのヘンデルの「ヘラクレス」(2004)に参加。
ル・セルクル・ドゥラルモニーはヴァイオリンのショーヴァンと一緒に2005
年に創設。2006年ボーヌでのバロック・オペラ国際フェスティヴァル、2007
年9月のシャンゼリゼ劇場への出演で大成功をおさめています。
2007・08のシーズンではダムラウやジャルスキーのツアーに参加、また「セ
ルクル」のオケと共にエクサン・プロヴァンス・フェスティヴァルに参加し
て絶賛されています。フランスから現れた新星の録音にご注目ください。



<VIRGIN CLASSICS>
VC-5193122 \1980
エネスコ:作品集
弦楽八重奏曲ハ長調Op.7(L.フォスターによる管弦楽版)
モンテ・カルロ・フィルハーモニー管弦楽団
ローレンス・フォスター指揮
(ダヴィド・ルフェヴル、マリウス・モカヌ、イリナ・シモン=ルヌ、
ペーター・シュツィッツ-ヴァイオリン、フランソワ・ムルー、
シリル・メルシエル
-ヴィオラ、スタニミル・トドロフ、ティエリー・アマディ-チェロ)
ヴァイオリン・ソナタ第3番イ短調Op.25「ルーマニアの民族様式で」
ヴァレリー・ソコロフ(ヴァイオリン)
スヴェトラナ・コセンコ(ピアノ)
シェーンベルクの「浄められた夜」と比較される傑作、八重奏曲のオケ版、そ
して2005年のエネスコ・コンクール・グラン・プリに輝くソコロフのソナタ。
エネスコ作品に縁の深いアーティストによる弦楽作品の新録音です。
スタイルとスケール感で対象的な2作品の新録音。フォスターはフランスのデ
ィスク・グラン・プリ(1991年度)に輝いた歌劇「オイディプス王」や交響曲
集(3曲)で優れたエネスコ作品の録音を残しています。1900年、エネスコ18歳
で完成し自己の個性が発揮された最初の作と位置づけた「八重奏曲」は、シェ
ーンベルクの「浄められた夜」(1899)と比較される後期ロマン派の色彩をおび
た作品。大きなスケールを持ち、4つの連結した楽章により40分にも及ぶ大作
ですが、作曲者自身の手紙に触れられている、弦楽合奏への編曲のアイディア
からヒントを得てオケ版に編曲し、1980年-1990年に主席指揮者を務めたモン
テ・カルロのオケと録音を完成させました。1986年生まれの俊英ヴァイオリニ
スト、ソコロフはエネスコ・コンクールのグラン・プリを受賞した際、同時に
ヴァイオリン・ソナタ第3番の「ベスト・パフォーマンス賞」と「エネスコ・
ファウンデーション賞」を獲得しており、モンサンジョン監督がドキュメンタ
リー制作(DVBW-3592849)を決意させたのもこの第3番の演奏でした。作品は直
接的に民謡のメロディを引用してはいないものの、ルーマニア民謡の香りが強
く反映された作風の傑作です。 12Pブックレット

VC-5190352 \1980
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調Op.104
ヴィクター・ハーバート:チェロ協奏曲第2番ホ短調Op.30
ゴーティエ・カプソン(チェロ)
フランクフルト・ラジオ交響楽団、パーヴォ・ヤルヴィ指揮
ゴーティエがヤルヴィとの共演で完成させた2作目のソロ協奏曲集。軽やかで
高度なテクニック、高音域でのスィートな音色、その特色が発揮されたドヴォ
ルザークとその作曲のきっかけとなったハーバートのチェロ協奏曲。最高の
作品ともいうべきドヴォルザークのUS時代(1894/5)の名協奏曲と、ドヴォル
ザークにチェロ協奏曲作曲を動機づけた、リリカルで高度な名技性を持つアイ
ルランド系アメリカ人作曲家ハーバートのチェロ協奏曲第2番という興味深い
組み合わせの新録音です。
ハーバートは数々のオペレッタ作品でも知られ、ASCAP(作曲者、著作者&出
版社アメリカ協会)の創設者でもあります。彼は、ドヴォルザークが1892-95
年に校長を務めたニュー・ヨーク国立音楽院の教授でした。ドヴォルザーク
は当初チェロをオーケストラの楽器とみなしていたようですが、1894年3月の
ハーバートの「チェロ協奏曲第2番」初演(ハーバート自身がソロ・チェロ担
当)を聞いて考えを変え、自身の傑作「チェロ協奏曲」を手掛けました。 
12Pブックレット

VC-2361402 \1980
ジュエル・ボックス、44Pブックレット(ノート、歌詞テキスト-英/仏/独)
VC-2361400(豪華ブック付き、限定盤) \2250
ブック装丁パッケージ、84Pブックレット(ノート、歌詞テキスト-英/仏/独)
モンテヴェルディ:愛の劇場
1.トッカータ
2.Ohime ch'io cado/ジャルスキー
3.Pur ti miro/リアル、ジャルスキー
4.Damigella tutta bella/リアル、ジャルスキー、ファン・エルザッカー、
オーヴィティ、フェルナンデス
5.Amor(ニンフのラメント)/リアル、ファン・エルザッカー、オーヴィティ、
アッハテン
6.Si dolce d'l tormento/ジャルスキー
7.シンフォニアとモレスカ
8.Interrotte speranze/オーヴィティ、ファン・エルザッカー
9.Chiome d'oro/リアル
10.Oblivion suave/ジャルスキー
11.Hor ch'el ciel e la terra(第1部)/リーナー、アーミショウ、
ジャルスキー、
ファン・エルザッカー、オーヴィティ、アッハテン、フェルナンデス
12.Tempro la cetra/オーヴィティ、ファン・エルザッカー
13.バッロ
14.Con che soavita(1声と9つの楽器のためのコンチェルタート)/リアル
15.Vago augelletto, che cantado vai/トート、アーミショウ、ジャルスキー、
ファン・エルザッカー、オーヴィティ、アッハテン、フェルナンデス
16.Zefiro torna(チャッコーナ)/リアル、ジャルスキー
ヌリア・リアル(ソプラノ)
フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー)
シリル・オーヴィティ(テナー)
ヤン・ファン・エルザッカー(テナー)
ジォアン・フェルナンデス(バス)
ラルペッジャータ、クリスティナ・プルハール指揮
プルハール&ラルペッジャータのヴァージン・レーベル初録音。ジャルスキー
他のゲストと共にモンテヴェルディの音楽を、感性と学級的なアプローチと即
興との絶妙なブレンドで繰り広げる興奮のバロック・ジャム・セッション
オーストリア生まれのハープ、リュート奏者のプルハールが主宰するラルペッ
ジャータはヨーロッパの名奏者のグループでバロックや伝統音楽の歌手たちも
イレギュラーに参加。彼らは17世紀のフランス、イタリア、ナポリの音楽を中
心に活動しており、過去に他レーベルへの録音はすでに20万枚のセールスを記
録。本録音はモンテヴェルディの作品からのオムニバス的に組み合わせて独自
のアルバムに仕上げている。録音はユトレヒトのヴレデンベルグ・コンサート
・ホール(彼らが2006年のフェスティヴァルでレジデンツ・アンサンブル)で行
われています。


<EMI CLASSICS>
CZS-2427202 6枚組 \1980
100ベスト・テナー・アリアズ
オペラの華、テナーによる名アリアを100選した豪華アルバム
マルチパック 8Pブックレット
CD1: ヘンデル、モーツァルト・アリア集 
ヘンデル:
1.もろもろの谷は高くせられ-「メサイア」/アラー
2.なつかしいこかげ(オンブラ・マイ・フ)-「セルセ」/ヴンダーリッヒ
3.そなたの赴くところ、何処にも-「セメレ」/エインズリー(ライヴ録音)
4.Love sounds th'alarm-「エイシスとガラテア」/ボストリッジ
5.Vani sono I lamenti…Svegliatevi nel core-「エジプトのジューリオ・
チェーザレ」/ドミンゴ
モーツァルト:
6.海の外なる胸の内の海は-「イドメネオ」/ドミンゴ
7.お前とここで会えるのだ、コンスタンツェ-「後宮からの誘拐」/シモノー
8.コンスタンツェよ、また会えるとは-「後宮からの誘拐」/ヴンダーリッヒ
9.Frisch zum Kampfe!-「後宮からの誘拐」/ドミンゴ
10.喜びの涙が流れるとき-「後宮からの誘拐」/シモノー
11.Dalla sua pace-「ドン・ジョヴァンニ」/アルヴァ
12.恋人を慰めて-「ドン・ジョヴァンニ」/アルヴァ
13.いとしい人の愛のそよ風は-「コジ・ファン・トゥッテ」
14.悪しき心に裏切られても、からかわれても-「コジ・ファン・トゥッテ」/
以上 クラウス
15.何と美しい絵姿-「魔笛」/ヴンダーリッヒ
16.Ah, se fosse inforno al trono-「皇帝ティートの慈悲」/ドミンゴ
CD2: ヴェルディ・アリア集
1.O figli, o figli miei!...Ah, la paterna mano-「マクベス」
/カレーラス
2.Oh, tutto di navicelle…Ella in poter del barbero…Cara patria-
「アッティラ」/ドミンゴ
3.夜が静まったとき-「ルイーザ・ミラー」/コレッリ
4.あれかこれか-「リゴレット」
5.頬の涙が-「リゴレット」
6.風の中の羽根のように(女心の歌)-「リゴレット」/以上クラウス
7.ああ、あなたこそ私の恋人-「トロヴァトーレ」
8.見よ、薪の恐ろしい火を-「トロヴァトーレ」/以上コレッリ
9.彼女と離れて・・・燃える心を・・・ああ、残念な!-「椿姫」
/ヴィラゾン
10.Di' tu se fedele-「仮面舞踏会」/ゲッダ
11.永久に君を失えば-「仮面舞踏会」/ドミンゴ
12.おお、天使のようなレオノーラ-「運命の力」/ベルゴンツィ
13.わたしは望みを失った-「ドン・カルロ」/カレーラス
14.清きアイーダ-「アイーダ」/ドミンゴ
15.インジェミスコ-「レクイエム」/パヴァロッティ
16.私を恐れることはない(オテロの死)-「オテロ」/ドミンゴ ライヴ録音
CD3: プッチーニとヴェリズモ・オペラ
プッチーニ:
1.見たこともないすばらしい美人-「マノン・レスコー」/クレイグ
2.冷たい手を-「ラ・ボエーム」/アラーニャ
3.妙なる調和-「トスカ」/ドミンゴ
4.星は光りぬ-「トスカ」/コレッリ
5.愛の家よ、さようなら-「蝶々夫人」/ビョルリンク、セレーニ(バリトン)
6.フィレンツェは花咲く木のように-「ジャンニ・スキッキ」/アラーニャ
7.Una parola sola…Or son sei mesi-「西部の娘」
8.やがて来る自由の日-「西部の娘」/以上 ディ・ステファノ
9.だれも寝てはならぬ-「トゥーランドット」/カレーラス
ジョルダーノ:
10.ある日青空をながめて-「アンドレア・シェニエ」
11.そうだ、私は兵士だった-「アンドレア・シェニエ」
12.5月の晴れた日のように-「アンドレア・シェニエ」/以上コレッリ
13.愛さずにはいられぬこの思い-「フェドーラ」/ジーリ(モノラル録音)
14.チレア:ありふれた話(フェデリーコの嘆き)-「アルルの女」/ヴィラゾン
マスカーニ:
15.酒をたたえて(乾杯の歌)-「カヴァレリア・ルスティカーナ」
16.お母さん、あの酒は強いね-「カヴァレリア・ルスティカーナ」
以上 コレッリ
17.恋よ、心の美しき光よ-「友人フリッツ」/パヴァロッティ
18.レオンカヴァッロ:衣装をつけろ-「道化師」/カレーラス
CD4: イタリアとスペインのアリア集
1.ヴィヴァルディ:All'armi, o guerrieri!-「ジュスティーノ」
/デ・リージ
ベッリーニ:
2.いとしいおとめよ、あなたに愛を-「清教徒」/コレッリ
3.ヴェヌスの祭壇に私とともに-「ノルマ」/コレッリ、デ・パルマ
ロッシーニ:
4.空はほほえみ-「セビーリャの理髪師」/アルヴァ
5.Cujus animam-「スターバト・マーテル」/ギャンビル
6.ドミネ・デウス-「小ミサ・ソレムニス」/コレッリ
ドニゼッティ:
7.王の愛妾?・・・やさしい魂よ-「ファヴォリータ」/コレッリ
8.何というやししさ-「ドン・パスクアーレ」/クラウス
9.何とかわいい人だ-「愛の妙薬」
10.人知れぬ涙-「愛の妙薬」/以上ゲッダ
11.わが祖先の墓よ-「ランメルモールのルチア」
12.やがてこの世に別れを告げよう-「ランメルモールのルチア」
以上クラウス
13.ボイト:野から牧場から-「メフィストーフェレ」/ザイフェルト
14.ポンキエッリ:空と海-「ジョコンダ」/コレッリ
15.ゲレーロ:わたしの村-「はやぶさ」/ドミンゴ
16.ソロサーバル:そんなことはありえない-「港の酒場女」/ヴィリャゾン
CD5: フランス・アリア集
1.マイアベーア:おお、パラダイス-「アフリカの女」/カレーラス
2.ドニゼッティ:
ああ、友よ・・・ぼくにとって何という幸運-「連隊の娘」/ブレイク
3.アレヴィ:ラシェルよ、主の恵みにより-「ユダヤの女」/カレーラス
ロッシーニ:
4.Asile hereditaire-「ウィリアム・テル」/ゲッダ
5.Que les destins prosperes-「オリ伯爵」/ブレイク
6.アダン:友よ、物語を聞け-「ロンジュモーの郵便配達人」/アラー
マスネ:
7.ああ消え去れ、やさしい面影よ-「マノン」/クラウス
8.統べたまい、裁きたもう御父よ-「ル・シッド」/カレーラス
9.春風よ、なぜ私を目覚めさせるのか(オシアンの歌)-「ヴェルテール」/
アラーニャ
グノー:
10.ああ、太陽よ昇れ-「ロメオとジュリエット」/アラーニャ
11.この清らかな住まい-「ファウスト」/ゲッダ
12.ラロ:いとしいひとよ、むなしくも(オーバード)/ジーリ(モノラル録音)
トーマ:
13.さらばミニョン、勇気を出して(ヴィルヘルムのカヴァティーナ)-
「ミニョン」
14.無邪気な彼女は信じなかった(ヴィルヘルムのロマンス)-「ミニョン」/
以上ゲッダ
ビゼー:
15.おまえが投げたこの花は(花の歌)-「カルメン」/ヴィッカース
16.耳に残る君の歌声(ロマンス)-「真珠とり」/ヴァンゾ
オッフェンバック:
17.むかし、アイゼナッハの宮廷にいた(クラインザックのバラード)/
ゲッダ、マラベーラ
18.イダの山には3人の女神がおわし-「美しきエレーヌ」/アラーニャ
CD6: ロシアとドイツのアリア集
チャイコフスキー:
1.彼女の名は知らない-「スペードの女王」/ゲッダ
2.どこへ行ってしまったのか、私の青春の黄金の日々よ(レンスキーのアリア)
ヴィラゾン
3.ベートーヴェン:Gott! Welch Dunkel hier-「フィデリオ」/ヴィッカース
4.フロトウ:
ああ、かくもすなおで愛らしい(ライオネルのアリア)-「マルタ」/
ヴンダーリッヒ
5.ヴェーバー:森をぬけ、草原を越えて-「魔弾の射手」/ショック
6.ロルツィング:父、母、姉妹、兄弟よ-「ウンディーヌ」/シュライヤー
7.ゴルトマルク:魔法の音楽-「シバの女王」/ゲッダ
レハール:
8.君はわが心のすべて-「ほほえみの国」/ヴンダーリッヒ
9.私は女たちにキスをするのが好きだった-「パガニーニ」/ゲッダ
10.J.シュトラウスII:Als flotter Geist…Ja, das alles auf Her'-
「ジプシー男爵」/ザイフェルト
ワーグナー:
11.あなたをたたえて歌おう-「タンホイザー」/ケーニヒ
12.はるかな国に(ローエングリンの名乗り)-「ローエングリン」/ゲッダ
13.ありがとう、愛する白鳥よ-「ローエングリン」/ショック(モノラル録音)
14.朝はばら色に輝き(優勝の歌)-「ニュルンベルクのマイスタージンガー」/
ヘプナー、ヴァイクル(バリトン)、モル(バス)、スチューダー(ソプラノ)
15.冬の嵐は5月に過ぎ去り(ジークムントの愛の歌)-「ワルキューレ」/
ザイフェルト
16.Was am besten er kann…Nothung! Nothung!-「ジークフリート」/
イェルザレム、ハーゲ

●SIMON RATTLE EDITION
CZSW-2427432 5枚組 \3450(予定)
ラトル/ブリテン(限定盤)
並々ならぬ愛情をそそいできたラトルのブリテン作品の集大成
クラムシェル・ボックス 各CD紙ケース入り 32Pブックレット
CD1
1.アメリカ序曲Op.27
2.英雄のバラッドOp.14 w/ロバート・ティアー(テナー)
3.左手のピアノと管弦楽のための主題と変奏Op.21 
w/ピーター・ドノホー(ピアノ)
4.The Building of the House-Overture Op.79
5.Praise We Great Men(1976)(コリン・マシューズ編) 
w/アリソン・ハーゲン(ソプラノ)、メアリー・キング(コントラルト)、
ティアー(テナー)
ウィラード・ホワイト(バス)
6.イギリス民謡による組曲「過ぎ去りし時」Op.90 
w/ピーター・ウォルデン
(コール・アングレ)
CD2
1.カナダの謝肉祭Op.19
2.若きアポロOp.16 
w/ドノホー(ピアノ)、フェリックス・コック&ジェレミー・
バラード(ヴァイオリン)、ピーター・コール(ヴィオラ)、
マイケル・カズノウスキ(チェロ)
3.フランス語の4つの歌(1928) w/ジル・ゴメス(ソプラノ)
4.スコットランドのバラッドOp.26 
w/ドノホー&フィリップ・フォウク(ピアノ)
5.祝典序曲Op.38
6.シンフォニア・ダ・レクイエムOp.20
以上 バーミンガム市交響楽団、合唱団
CD3
1.イリュミナシオンOp.18
2.セレナードOp.31
3.ノクターンOp.60
3.夜が静まったとき-「ルイーザ・ミラー」/コレッリ
イアン・ボストリッジ(テナー)
ラデク・バボラク(ホルン)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
CD4&CD5-1
戦争レクイエムOp.66
エリザベート・ゼーダーシュトレーム(ソプラノ)、ティアー(テナー)、
トマス・アレン(バリトン)
オクスフォード・クライスト・チャーチ・カセドラル少年合唱団
バーミンガム市交響楽団、合唱団
CD5
2.青少年のための管弦楽入門
3.ロシアの葬送
バーミンガム市交響楽団
以上 サイモン・ラトル指揮


CZSW-2427542 4枚組 \2850(予定)
ラトル/ストラヴィンスキー(限定盤)
三大バレエをはじめ主要管弦楽作品を網羅、ラトルの真骨頂
クラムシェル・ボックス 各CD紙ケース入り 32Pブックレット
CD1
1.火の鳥(1910)
2.ロシア風スケルツォ(ジャズ・バンドのための)(1944)
3.4つの練習曲(1952年版)
4.ロシア風スケルツォ(管弦楽版)(1943-4)
バーミンガム市交響楽団
CD2
1.アポロ(1947改訂版)
2.春の祭典(1947改訂版)
バーミンガム市交響楽団
CD3
1.ペトルーシュカ(1947)
2.3楽章の交響曲
以上 バーミンガム市交響楽団
3.管楽器のためのシンフォニー集
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
CD4
1.プルチネッラ
ジェニファー・スミス(ソプラノ)、ジョン・フライアット(テナー)、
マルコム・キング(バス)
2.組曲第1番
3.組曲第2番
以上 ノーザン・シンフォニア管弦楽団
4.11の楽器のためのラグタイム
5.エボニー・コンチェルト w/マイケル・コリンズ(クラリネット)
6.アゴン(抜粋)
以上 バーミンガム市交響楽団
サイモン・ラトル指揮

<SONY>
8869711274-2 \1800
『Bach: Shall Remain My Gladness』
(1)管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068より エア(G線上のアリア)
(2)オーボエ協奏曲ヘ長調BWV1053a
(3)オーボエ協奏曲ニ短調BWV1059a
(4)復活祭オラトリオBWV249-アダージョ
(5)オーボエとヴァイオリンのための二重協奏曲ハ短調BWV1060a
(6)カンタータBWV147「心と日々のわざもて」-
コラール「主よ,人の望みの喜びよ」
FRANCOIS LELEUX(フランソワ・ルルー)
ヨーロッパ室内管

8869741280-2 \1800
『Szymanowski & Britten: Violin Concertos』
Violin Concerto No. 1, Op. 35
Violin Concerto No. 2, Op. 61
Violin Concerto in D minor, Op. 15
フランク・ペーター・ツィンマーマン
マンフレッド・ホーネック:指揮
スウェーデン放響
アントニ・ヴィト:指揮
ワルシャワ・フィル

<NAXOS> ご予約締切日 12月2日 各1枚 \1000
8.572022
ワイズマン:いろいろな声-子供のための管弦楽入門
演奏:ヘイリー・ウェステンラ(独唱)/スティーヴン・フライ(語り手)/
デビー・ワイズマン(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
新しい“青少年のための管弦楽入門 ”を書いてみたらどうだろう … ロイヤ
ル・フィルハーモニー管弦楽団のジェネラル・マネージャー、イアン・マク
レイの一言で、すべては始まりました。ブリテンの「青少年のための管弦楽
入門」に代わる作品が生まれても良い時期ではないだろうかというこの提案
に、イギリスのテレビ・映画界で積極的な活動を続ける女流作曲家デビー・
ワイズマンが応えて生まれたのが、この「いろいろな声」です。作詞家のド
ン・ブラックが基本ストーリーを構想し、作家のアンドルー・ブレンナーが
それを脚色、さらにロビン・ショーがイメージ豊かなイラスト(初演時に舞台
のスクリーンに投影されました)を描いて作品が完成しました。作曲者自身の
指揮によって行われた初演では、イギリスを代表する俳優スティーヴン・フ
ライがナレーションを担当し、ニュージーランドが生んだ世界的歌姫ヘイリ
ーが純粋無垢な声で主題歌を歌いました。その演奏をライブ収録したのが、
このCDです。
★ヘイリー・ウェステンラ
1987年生まれ。 6歳から歌を歌い始めた彼女は、 12歳の時の路上パフォーマン
スにおいてその天性の才能を披露。地元のテレビ局に出演したところユニバー
サル・ニュージーランドからレコーディングの依頼を受けました。日本で彼女
の名前が知られるようになったのは、何と言ってもテレビドラマ「白い巨搭」
の主題歌に"アメイジング・グレイス"が使われたことでしょうか。そのあまり
にも透き通ったピュア・ヴォイスは、すぐさま日本中の人々を魅了。 DECCAか
らリリースされたアルバムは驚異的な売り上げを記録したのです。

8.572083
ブレイク:ピアノと弦楽器のための作品集
1-3.ヴァイオリン・ソナタ Op.586
4-11.ヴァイオリンとピアノのためのペニリオン Op.571
12-15.ピアノ四重奏曲 Op.179
16-24.ヴァイオリンとピアノのためのジャズダンス Op.520a
マデリーヌ・ミッチェル(Vn)/ハワード・ブレイク(p)/ジャック・ロトスタ
イン(Vn)/ケニス・エセックス(Va)/ペーター・ウィルソン(Vc)
ハワード・ブレイク(1938-)の名前を知らなくても、あの映画「スノーマン」
の物悲しいメロディだったら知っている人も多いのではないでしょうか?映画
音楽の作曲家として高名な人で多数の曲を書いていますが、ここで聴けるのは
どちらかと言うとクラシック寄りの作品です。天性のメロディストらしく、
どれもが美しく伸びやかな旋律に満たされています。ピアノ四重奏曲はまる
でフォーレの作品を聴いているかのような錯覚にとらわれるかも知れません。
静かな癒しをもたらしてくれそうな1枚です。

8.572195
チャピ:ファンタジア・モリスカ 他
ファンタジア・モリスカ/交響曲ニ短調
演奏 :マドリッド・コミュニティ管弦楽団
ホセ・ラモン・エンシナール(指揮)
ルペルト・チャピ(1851-1909)と言えばサルスエラの作曲家だと思っていまし
たが、まさかこのような素晴らしい管弦楽曲を書いていたとは驚きです。ファ
ンタジア・モリスカ(ムーア風幻想曲)は彼が率いていた軍楽隊のために作曲さ
れましたが、6年後に管弦楽ヴァージョンに改訂されたもので、とことん明る
い曲調が魅力です。ウィ-ン古典派の香りも漂う交響曲も聴きもの。豊かなメ
ロディと極彩色の音が踊る素晴らしい作品です。

8.570593
ドイツのフルート協奏曲集
ヴィンター(1754-1825):
フルート協奏曲第2番ニ短調(2楽章カデンツァ・・・B.マイアー)
フルート協奏曲第1番ニ短調(カデンツァ・・・B.マイアー)
ラハナー(1803-1890):フルート協奏曲ニ短調
ロゼッティ(1750?-1792):
フルート協奏曲変ホ長調(カデンツァ・・・B.マイアー)
演奏:ブルーノ・マイアー(フルート)
ヤロスラヴ・トゥーマ(ハープシコード)
プラハ室内管弦楽団
アントニン・ハラディル(指揮)
18世紀から19世紀の半ば、フルートは楽器としても飛躍的な進歩を遂げまし
た。ここに収録された4曲はそんな魅惑的な時代に書かれたものです。マンハ
イムの作曲家ヴィンターは、クラリネット協奏曲の作曲家として知られてい
ますが、こんなにステキなフルート協奏曲をも書いていました。室内楽作品
で有名なラハナーの勇壮で煌びやかな作品、ボヘミア生まれのロゼッティ(本
名アントニーン・レスレル)の端正な作品も聴きものです。14金フルートを見
事に操るマイアーの名技をご堪能ください。

8.557692
エル=コーリー:
1.ヴァイオリンと管弦楽のためのメディテーション・パシティーク
2-4.ピアノ協奏曲 Op.36(1984)
5.ピアノと管弦楽のための詩曲第1番 Op.11(1980)
6.ピアノと管弦楽のための詩曲第2番 Op.22(1981)
7.弦楽合奏のためのセレナード第1番「秋の葉」Op.10(1980)
8.弦楽合奏のためのセレナード第2番 Op.20(1981)
演奏:ジェラール・プーレ(ヴァイオリン )・・・ 1
アブデル・ラーマン・エルバシャ(ピアノ)・・・2-4
デイヴィッド・ライヴリー(ピアノ)・・・5.6
コロン管弦楽団/ピエール・デルヴォー(指揮)
レバノンの作曲家エル=コーリー(1957-)の作品集第3集。このアルバムでは、
彼の内省的で感傷的な面を聴くことができるでしょう。しっとりとした「メ
ディテーション」の悩ましいほどの美しさ、乾いた風を感じさせる「セレナ
ーデ」、そしてピアノと管弦楽のための作品が 3曲収録されています。特に
名手エルバシャによるピアノ協奏曲(彼に捧げられた)は、共感と愛情に満ち
た演奏。これぞ"とっておきの1枚"です。

8.570517
リスト:ピアノ協奏曲集
1-4.ピアノ協奏曲第1番/5-8.ピアノ協奏曲第2番/9.死の舞踏
演奏:エルダー・ネボルシン(ピアノ)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
ヴァシリー・ペトレンコ(指揮)
エルダー・ネボルシンは1974年ウズベキスタン生まれ。サンタンデール国際
ピアノコンクールなどの国際コンクールを制覇し、華々しい活動を行いいく
つかの CDもリリースしている実力派なのです。NAXOSレーベルには既にラフ
マニノフの前奏曲集(8.570327)がありますが、このリスト(1811-1886)も文句
なく素晴らしい演奏です。豪放な1番、真摯な2番、そして「死の舞踏」。
ペトレンコの熱い指揮も嬉しい「燃える」リストをどうぞ。

8.570600
馬思聡(マー・スツォン):ヴァイオリンとピアノのための音楽集第1集
1.跳龍燈・・・龍燈の踊り(1953)/2.山歌(1953)/3.牧歌(1944)/4-6.内蒙
組曲・・・モンゴルの内なる組曲 (1937)/7.揺籃曲・・・子守歌(1935)/
8.跳元宵・・・燈祭の踊り(1952)/9-13.阿美組曲(1981)/14.第一廻旋曲
・・・ロンド第 1番(1937)/15-17.西藏音詩・・・チベットの音詩(1941)
演奏:顧小梅・・・シャオ=メイ・クー(ヴァイオリン)
魯寧・・・ニン・ルー(ピアノ)
マ・シコン(1912-1987)(マー・スツォンとも表記される)は11歳のときにヴァ
イオリンを学ぶためフランスに留学し、1931年にはパリ音楽院に入学してい
ます。中央音楽学院の院長も努めましたが、1966年の文化大革命で迫害を受
け、アメリカに亡命。一生を終えるまでアメリカで過ごしました。彼の功績は
ここで聴けるように五音階を駆使した「いかにも中国のメロディ」をモティ
ーフとし、個性的な音楽を作りあげたこと。フォーレを思わせるトラック7の
美しい「子守歌」も、どことなくエキゾチックな味わいに満ちてます。

8.559615
ラン:ピアス他
1.ピアス(2007)/2.ルー・リードの詩による「ヘロイン」(D.ラン:声とチェロ
のために編曲)/3.不正、嘘つき、盗み(1993/95)/ 4.祈る方法(2002)/
5.水曜
演奏:リアル・クヮイエット〈メンバー〉デヴィッド・コーシン(パーカッショ
ン)・・・1.3.4/フェリックス・ファン(チェロ)・・・1-4/アンドリュー・
ルッソ(ピアノ&シンセサイザー)・・・1.3-5/テオ・ブレックマン(ヴォー
カル)・・・2/イワン・ツィポリン(バス・クラリネット)・・・3/ボストン
・モダン・オーケストラ・プロジェクト・・・1/ジル・ローズ(指揮)・・・1
このアルバムに「クラシック的なもの」を期待してはいけません。ピューリッ
ツァー賞を受賞したカナダの作曲家のデヴィッド・ラン(1957-)作品集です。
ジャズでもなく、ダンス音楽でもない、いわば、まだカテゴリーに属さない
音楽ですが、現代の聴き手の耳には、するっと違和感なく入ってしまう不思
議な味わいを有しています。少々暴力的な音の奔流によって体がぼろぼろに
なるような感覚が心地いい。そんな人にオススメです。

8.570518
モーツァルト:ピアノ三重奏曲集第1集
1-3.ディヴェルティメント変ロ長調 K.254
4-6.ピアノ三重奏曲第1番ト長調 K.496
7-9.ピアノ三重奏曲第3番変ロ長調 K.502
演奏:クングスバッカ・ピアノ三重奏団〈メンバー〉シモン・クラウフォード
=フィリップス(ピアノ)/マリン・ブロマン(ヴァイオリン)/イェスパー・
スヴェドベリ(チェロ)
モーツァルト(1756-1791)の作品の中では、比較的地味な分野に入ってしまう
ピアノ三重奏曲集。しかし形式も曲の完成度の高さも極めて優れた作品群なの
です。ピアノとヴァイオリンとチェロが対等に会話をするというのは、それま
での室内楽作品にはなかったことでもあり、その萌芽が見られる冒頭のチャー
ミングなディヴェルティメントから魅力がたっぷり。まさに宝石の山。ドイツ
物に定評のあるクングスバッカ・ピアノ三重奏団の滋味あふれる演奏で。

8.570560
アルウィン:弦楽四重奏曲集
1-4.弦楽四重奏曲第1番ニ短調/
5-7.弦楽四重奏曲第2番「春の水」/8-9.弦楽四重奏曲第3番
10.ノヴェレッテ
演奏:マッジーニ四重奏団〈メンバー〉ロレーヌ・マカスラン(第1ヴァイオリ
ン)/デヴィッド・エンジェル(第2ヴァイオリン)
/マーティン・ウートラム(ヴィオラ)/ミハウ・カズノフスキ(チェロ)
NAXOSレーベルから精力的にリリースされるアルウィン(1905-1985)の作品集。
今回は弦楽四重奏曲集の登場です。1953年に作曲された第1番はとてもこの時
期に書かれたとは思えないほど叙情的な風情を持っています。ツルゲーネフ
の小説にインスパイアされた第2番は 1975年に作曲されたもの。第1番から22
年の月日を経た貫禄が感じられることでしょう。彼の実質上最後の作品であ
る第3番の強烈な冒頭と、それに反発するかのような穏やかなアダージョ、
そして奇怪な舞曲らしきものも強烈な印象を残します。

8.570778
カステルヌォーヴオ=テデスコ:2台ギターのための音楽全集第1集
1-3.ソナティナ・カノニカ Op.196/4-27.平均律ギター曲集(2台のギターの
ための24の前奏曲とフーガ)Op.199
演奏:ブラジル・ギター・デュオ
ジョアン・ルイス&ダグラス・ローラ
その生涯に 200以上もの作品を書いたカステルヌオーヴォ・テデスコ(1895-
1968)ですが、そのどれもが親しみやすいメロディと明確な形式を用いている
ため、今でも多くの演奏家と聴き手を魅了して止みません。とりわけギター
曲にはすばらしい物が多く聴き応えのある作品が並びます。ここに収録した
のは、快活な「ソナティナ・カノニカ」、そしてJ .S.バッハへの深遠なる賞
賛である「平均律ギター曲集」。これは対位法を極限まで駆使した大作です。

8.570347
ムーン:ピアノ作品集
1-4.ピアノ・ソナタ(2006)/5.沈められた(1999)/6-10.通過(1999)/
11.ゲルニカ(2003)/12-14.インテル=メッ=ツォ(2006)/15.トッカータ
(2000)/16.抒情詩(1998)/17.ピアノ・ファンタジー(1998)/18.育児室
(1996)/19.秘密(2005)/20.前奏曲 (1996)
演奏:ベアタ・ムーン(ピアノ)
韓国系アメリカ人の女性作曲家ベアタ・ムーン(1969-)の自作自演集です。ど
れも過去の慣習にとらわれることのない自由な作風による音楽で、瞑想的な
部分はとことん静かに、躍動的な部分は驚くほどに暴力的にと、さまざまな
情感を湛えた小品の集合体はまるで大都市の風景のようにめまぐるしくその
姿を変えて行きます。1996年から2006年までの10年間、彼女の素晴らしい成
果を味わってください。

8.570966-67 2枚組
ヘンデル(1685-1759):
オラトリオ「エジプトのイスラエル人」(オリジナル楽器使用 )
CD1:1-13.第 1部「ヨセフの死を悼むイスラエルの民の嘆きの歌」/
14-29.第 2部「出エジプト」/
CD2:1-20.第 3部「モーセの歌」
演奏 :ローラ・アルビノ(ソプラノ)/ニルス・ブラウン(テノール)/ジェニ
ファー・エンス・モドロ(メッゾ・ソプラノ)/ペーター・マホン(カウンター
=テナー)/イヴ・レイチェル・マックリード(ソプラノ)/ジェイソン・ネデ
ッキー(バリトン)/バド・ローチ(テノール)/ジェニー・サッチ(ソプラノ)
/シーン・ワトソン(バリトン)/アラディア・アンサンブル/ケヴィン・マ
ロン(指揮)
「メサイア」の3年前に書かれたこの「エジプトのイスラエル人」、初演は大
失敗だったと伝えられています。理由は、華々しいアリアがなくお目当ての
歌手が出なかったせいだ、とか聖書のテキストをそのまま使ったからだとか、
様々あるようですが、逆に言えばこれほどまでに合唱に重点の置かれた作品
もなく、管弦楽の真に迫る描写も見事過ぎると言えましょう。通常カットさ
れる第 1部(キャロライン王妃の葬送アンセム HWV264より流用)も演奏されて
いる貴重な2枚組です。

8.559274
アイヴズ:歌曲集第6集
1.タラント・モス/2.庭がある/3.レーンがある/4.それらはそこにある/
5.われらの祖先が愛したもの/6.ソロー/7.夜の鐘/8.夜と昼の間/9.イー
ディスに/10.寛容/11.トムが船出する/12.音色/13.2輪の可憐な草花/
14.2つの傾斜(クリスチャンと異端者):a.義務/15.2つの傾斜(クリスチャン
と異端者):b.自伝/16.投票のための名前!名前!名前!/17.待ちわびる魂
/18.歩く/19.ウォルト・ホイットマン/20.ワルツ/21.番をする人!/22.
私の上に(瞳は暗く)/23.西ロンドン/24.静かな空に星がある時/25.鷲が見
ることのできない場所/26.白いカモメ/27.献呈/28.調べのように私を通り
抜ける/ 29.子守歌/30.ウィリアム・ウィル/31.世界のハイウェイ/32.世
界の放浪者/33.黄色い葉
演奏:リール・バーマン(ソプラノ)/ロバート・ガードナー(バリトン)/パト
リック・カーフィッツィ(バリトン)/ロバート・ガードナー(バリトン)/ダ
グラス・ディクソン(ピアノ)他
アイヴズ(1874-1954)の歌曲を「タイトルのアルファベット順に聴く」という
壮大なるプロジェクトもついにこの6巻で完結です。もともと曲によって作風
が劇的に違う人であるだけに、このような辞典的な並べ方をしたほうが、先
入観なく曲を楽しむことができるというものです。風刺的な曲も、叙情的な
曲も、民謡風の曲も、どれもが個性溢れるステキな作品であることを改めて
気付かせてくれる素晴らしいシリーズです。

8.572168
J.タヴナー:聖母マリアより
1-10.聖母マリアより(2005)・・・世界初録音/ 11.誕生日の眠り(1999)/
12.おお、動ずることなく(1990)/13.出生(1985)/14.マリアへの賛歌(2005)
・・・世界初録音/ 15.おお、汝の温和な光(2000)/16.天使(1985/96)
演奏:ジェームス・マックヴィニー(オルガン)・・・1-12/スティーヴン・バ
ーキエタ(バリトン)・・・15/サイモン・トーマス・ジェイコブス(オルガン)
・・・16/ケンブリッジ・クレア・カレッジ聖歌隊
ティモシー・ブラウン(指揮)
ずっと昔から、聖母マリアの美しさと気高さは多くの芸術家たちによって表
現されて来ました。現代イギリスの作曲家タヴナー(1944-)も彼独自の神秘的
な音楽語法によって様々な角度から聖母マリアを賞賛します。世界初録音の
「聖母マリアより」は10の部分からなる合唱曲集。聖歌とはまた違う不安気
な音の動きが特徴的な「言葉は肉となり」(トラック 1)が終わると、突然輝か
しい音のシャワーが降り注ぐかのような「ノエル」へと移って行きます。全編
不安と喜びが交錯するかのような、不思議な感覚を味わえることでしょう。


<ナクソス・ヒストリカル>
8.110791
グレート・シンガーズ/ユッシ・ビョルリンク第7集
スウェーデンのロマンティック歌曲集(1929-1953)
1.シェーグレン:夢の中の君はすぐそばに/2.ケールリング:白いばら/3.ペッ
タション=ベリエル:暗い道を一人で歩くとき/ 4.ペッタション=ベリエル:
高い樅の間に/5.シェーベルク:音楽/6.トラディショナル:ああ、ベルムラ
ンド/7.トラディショナル:蒼穹の下に/8.シュレーダー:夏の夜/9.ステン
ハンマル:スウェーデン/10.アルテン:汝は国を祝福せり/11.ヴィーデステッ
ト:あなたの切ない望みを全て歌おう/12.グスタフ王子:学生の幸せな日につ
いて歌おう/13.ヴィーデステット:スウェーデンについて/14.アルヴェーン:
森の眠り/15.エクレフ:朝に/16.ノードクヴィスト:戦時に祈る人/17.ノー
ドクヴィスト:司教トーマスの自由の歌/18.ノードクヴィスト:海へ向かって
/19.サレーン:海の歌/20.サレーン:黒い棘と三日月の歌/21.ペッタション
=ベリエル:菩提樹の下の若い娘
演奏:ユッシ・ビョルリンク(テノール)
ナクソスの大人気シリーズ、名歌手ビョルリンクの歌唱集第7集です。ここに
収録されているのは、彼の全経歴の中でも最も重要な位置を占めるスウェー
デンの愛国的でロマンティックな歌曲ばかりです。中でも「 Tonerna」はア
ンコールとしてしばしば歌われた曲で、「海へ向かって」もストックホルム
群島で魚釣りをするのが好きであったという彼のお気に入りの曲だったに違
いありません。

8.111253
グレート・ヴァイオリニスト・シリーズ/ジョセフ・フックス
ベートーヴェン :ヴァイオリン・ソナタ全集第 3集
1-3.ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調 Op.30-3/4-6.ヴァイオリン・ソナタ
第9番イ長調 Op.47「クロイツェル」
7-10.ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調 Op.96
録音:1952年4月-6月 アメリカニューヨーク ,ピュティア・テンプル
演奏:ジョセフ・フックス(ヴァイオリン)/アルトゥール・バルサム(ピアノ)
アメリカの名ヴァイオリニスト、フックスのベートーヴェン・ソナタ集の完
結編です。今回の目玉は何と言っても「クロイツェル・ソナタ」です。漲る
緊張感、良く歌うヴァイオリン、流麗なピアノ、全てにおいて申し分ありま
せん。冒頭の第8番の悦ばしげな冒頭部分も耳に強く残ることでしょう。そし
て第 10番の驚くほど穏やかな表現にも、しみじみ心打たれます。

8.111298
グレート・コンダクター・シリーズ/カラヤン
ブラームス:交響曲第1番他
1-4.ブラームス:交響曲第1番ハ短調 Op.68/5.ベートーヴェン:レオノーレ序
曲第3番 Op.72a/6.R.シュトラウス:サロメより「7枚のヴェールの踊り」
録音:1943年9月6,17日アムステルダムコンセルトヘボウ
演奏:ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)/アムステルダム・コンセルトヘ
ボウ管弦楽団
カラヤンの魅惑的なライフスタイルについては、すでに多くの書物などで語ら
れていますが、若かりし頃の彼を知りたかったら、やはり残された録音を聴く
のが一番の早道でしょう。このコンセルトヘボウ管との録音は、円熟期に見
られる独特の耽美的な美意識はまだ影をひそめた、慎重な音楽作りを感じさ
せはしますが、やはり野心溢れる若者、至るところで彼らしい熱意の表明が
聞き取れます。

8.111351
グレート・ピアニスト・シリーズ/ミケランジェリ
初期録音集 1939-1948
1-3.J.S.バッハ:イタリア協奏曲 BWV971(録音1943年1月22日)/4.J.S.バッハ
=ブゾーニ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 BWV1004より
「シャコンヌ」(録音1948年10月27日)/5.トメオーニ:アレグロト長調(録音
1943年1月22日)/6.ガルッピ:プレスト変ロ長調(録音1948年10月27日)/
7-10.スカルラッティ:ソナタ k96.27.11.9(録音1941-1943年)/11-36:ブラー
ムス :パガニーニの主題による変奏曲(録音1948年10月26日)/37.グラナドス:
スペイン風ダンスより「アンダルーサ」 Op.37-5(録音1939年11月-12月)/
38.マレスコッティ:幻想曲(録音1939年11月-12月)/39.アルベニス:「旅の思
い出」op.71より「入り江のざわめき」(録音1941年12月-1942年2月)/40.モ
ンポウ:歌と踊り(録音1941年12月-1942年2月)
録音:ウォード・マーストン復刻
演奏: アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)
名ピアニスト、ミケランジェリは大変な録音嫌いとして知られていますが、
ドビュッシーなどの一連の録音は、まさに人類の遺産として大切にされてい
ます。ここで聴ける音は、若かりし彼が挑んだジュネーヴ国際コンクール直
後のものをはじめとしたおよそ10年に渡る録音集です。後年の特徴である
「考え抜かれた冷徹さ」よりも瞬発力に満ちた刺激的な演奏が聴けます。



<cpo>
777163-2 \2450
ブルーノ・ワルター :交響曲ニ短調
演奏:北ドイツ放送交響楽団/レオン・ボットスタイン(指揮)
大指揮者として知られるワルター(1876-1962)ですが、当時の音楽家の常とし
て彼も作曲に勤しんでいたことは案外知られているのではないでしょうか。
今までにも歌曲など若干のリリースがあったのですが、今回はついに大曲
「交響曲」の登場です。この作品は 1907年に作曲されたもので、随所にマ
ーラーの影響が感じられるのは否めませんが、もう少し表現的で柔らかい色
調を持った傑作です。

777218-2 \2450
テレマン:組曲集
リコーダーと弦楽、通奏低音のための組曲 TWV 55:a2/2つのオーボエと弦
楽、通奏低音のための組曲 TWV 55:F14/フルートと弦楽、通奏低音のため
の組曲 TWV 55:Es2
演奏:カリン・ファン・へールデン(リコーダー、オーボエ、指揮)
オルフェオ・バロック管弦楽団
テレマン(1681-1767)時代、のダルムシュタット宮廷楽団で大活躍した、リコ
ーダーおよびオーボエの名手ヨハン・ミヒャエル・ベーム。義兄弟でもあっ
たテレマンはいくつかの素晴らしい作品を彼のために書きました。このアル
バムに収録された3曲の序曲組曲も、実際は協奏曲と言えるほどに独奏楽器が
華麗に活躍します。ケープタウン生まれのファン・ヘールデンはバロック・
オーボエの第一人者。温かい音色が心を満たします。

777254-2 2枚組 \4900
ロゼッティ :宗教作品集
オラトリオ「ゲッセマネのイエス」/カンタータ「ハレルヤ」
サルヴェ・レジーナ
演奏:ガブリエーレ・ヒールダイス(ソプラノ)/ルート・ザントホフ(アルト)
ヤン・コボウ(テノール)/トーマス・E・バウアー(バリトン)
北ドイツ放送合唱団
メックレンブルク・バロック管弦楽団“Herzogliche HofKapelle”
ヨハネス・メーズス(指揮)
ボヘミアに生まれながらも、コントラバス奏者としてドイツ各国で活躍。後
に名前をイタリア風に改め、エッティンゲンの宮廷楽長として君臨したロゼッ
ティ(1750-1792)。彼の名は現在、交響曲や器楽曲作曲家として知られていま
すが、本質はここに聴けるような宗教曲の作曲家であったに違いありません。
劇的かつ神聖な声部の扱い、感動的な音楽、全てが荘重に光り輝く素晴らし
い音楽です。ロゼッティの縁の町、メックレンブルク・バロック管弦楽団の
共感溢れる演奏で。

777281-2 2枚組 \4900
モーツァルト(1756-1791):歌劇「ツァイーデ」 k344
2幕のジンクシュピール(未完)
演奏:イザベル・モナー(ソプラノ)/マルクス・シェーファー(テノール)/
マルクス・ブルツシャー(テノール)/クリスティアン・ヒルツ(バス)
ウィーン・アカデミー
マルティン・ハーゼルベック(指揮)
このオペラ「ツァイーデ」は本来未完の作品で、序曲もなければきちんとし
た終わりも与えられていません。完結したオペラとするために過去にも様々
な工夫が施されていますが、このハーゼルベック盤では序曲に K318のシン
フォニアを使い、結末には k479の四重奏「せめて言って、私がどんな過ち
を犯したのか」を挿入。納得の行く終わり方を見せてくれます。荒削りなが
らも生き生きとした音楽を描くハーゼルベックの手腕に脱帽。

777364-2 \2450
スク:作品集
交響詩「人生の実り」 Op.34/交響詩「冬の夕べの物語」Op.9
演奏:ベルリン・コミッシェ・オーパ管弦楽団/キリル・ペトレンコ(指揮)
ドヴォルザークの義理の息子であり、同名のヴァイオリニストの祖父である
ヨゼフ・スク(1874-1935)(スークの表記が一般的)。最初は国民主義の作風
から出発するも、より多彩な響きを求め、ドイツロマン派風の重厚な作品を
多く書いています。6つの部分からなる「人生の実り」は名指揮者ターリヒが
1918年にチェコ・フィルと初演を行い大成功を収めた曲。ここではベルリン
・コミーシェオーパーの名監督キリル・ペトレンコの熟練の指揮でどうぞ。

777371-2 \1700
オッフェンバック :ピアノ作品集第3集
ミュゼット/アマゾネス/ベルテ その他
演奏:マルコ・ソッリーニ(ピアノ)
オッフェンバック(1819-1880)のピアノ作品集第3集(これで完結)です。この
アルバムでも彼のオリジナル作品と編曲作品をバランスよくお聴きいただけ
ます。最初の曲、「ミュゼット」は予想外に暗い曲想で、ほんとうにあのオ
ッフェンバック?と思ってしまうかも知れませんが、聴き進むうちに、いつ
もの親しみ易さが顔を覗かせてきます。あとは楽しい曲ばかり。最後に収録
されているピアニスト自身の編曲による「オリンピアの歌」が白眉です。



<ARTHAUS>
102117(DVD-Video) \3480
ベルク:ヴァイオリン協奏曲
ドキュメンタリー:アルバン・ベルクの秘密の生涯
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)/バイエルン放送交響楽団/
サー・コリン・デイヴィス(指揮)
収録時間:82分(演奏32分・ドキュメンタリー50分)
字幕:英語・独語・仏語・西語
「ある天使の思い出」と題されたこの曲はマノン・グロピウス(アルマ・マー
ラーの娘)の急逝を悼み作曲されたものですが、結局のところベルクの完成
された最後の作品となり、彼自身へのレクイエムにもなってしまいました。
そんな非業の作品を 20年以上前のクレーメルのカミソリのような冴え渡る
技巧でお聴きください。包容力溢れるデイヴィスの指揮によって醸し出され
るベルク(1885-1935)の濃厚かつ緻密な世界は異様な迫力と官能をもって聴
き手を打ちのめすことでしょう。ルルやヴォツェックの舞台風景を効果的に
挿入した悪夢を見ているかのようなドキュメンタリーも秀逸。彼を知る人た
ちの証言も貴重です。

101286(Blu-ray) \5650
ヴェルディ:歌劇「リゴレット」
●リゴレット・・・レオ・ヌッチ(バリトン )
ジルダ・・・エレナ・モシュク(ソプラノ)
マントヴァ公爵・・・ピョートル・ベチャーラ(テノール)、
他/チューリヒ歌劇場管弦楽団&合唱団
ネルロ・サンティ(指揮)
ギルベルト・デフロ(演出)/ウィリアム・オルランディ(舞台装置)/
ユルゲン・ホフマン(照明)
2006年、チューリヒ歌劇場でのライヴ収録
収録時間:128分
字幕:英語・独語・仏語・西語・伊語
世の中の美味しいところだけを味わって生きるかのようなマントヴァ公爵、
片や、全ての辛酸を舐め尽くし道化として生きるリゴレット。悲劇的な物
語の行く末は、すでに重々しい序曲から暗示されています。ポーランド出
身の俊英、ベッチャーラの輝くような高音、最近人気急上昇のソプラノ、
モシュクの底力を秘めた清純さ、そして芸達者ヌッチのリゴレットがぴり
りと全曲を締めています。幕ごとに変化する照明も見事。歌唱、音楽、視
覚、全てが溶け合った興奮をお届けいたします。

102151(DVD-Video) \3480
オルガンの歴史第3集 黄金時代
収録時間:52分
字幕:スペイン語
マニア垂涎、オルガンの歴史シリーズ第3集です。18世紀前半、まさにオル
ガンにおける黄金時代。この時期の様々なエピソードをご覧ください。演
奏されているのは、ルイ・マルシャン、J.S.バッハ、そしてジャン=フラ
ンソワ・ダンドリューの作品です。登場するオルガニストはグザヴィエ・
ダラース、アンドレ・イゾワール、グスタフ・レオンハルトです。

101261(DVD-Video) 11枚組 \16200
1970年代のカルト・オペラ
1.モーツァルト:フィガロの結婚/2.モーツァルト:魔笛/3.ベートーヴェ
ン:フィデリオ/4.ウェーバー:魔弾の射手/5.ロルツィング:皇帝と船大工
/6.オッフェンバック:地獄のオルフェ/7.ワーグナー:ニュルンベルクの
マイスタージンガー/8.ベルク:ヴォツェック/9.メノッティ:助けて助け
て、宇宙人が来た/10.ペンデレツキ:ルダンの悪魔
収録時間:合計1320分
字幕:独語・英語・仏語・西語・伊語
リーバーマンプロダクションにおけるハンブルク・オペラの遺産シリーズを
豪華BOXセットで。




<Christopher Nupen Films>
A09CND \4500
アシュケナージ素晴らしき音楽家
収録時間:160分
字幕:ドイツ語、スペイン語、フランス語、イタリア語
31歳の若きアシュケナージのあどけなくも堂々とした姿がたっぷり収録さ
れている51分のドキュメンタリー「ロシアの生き生きジュース」を中心と
した映像集。ピアニストとして、指揮者として、そして良き父親としての
アシュケナージを余すことなく伝えます。友人であるパールマンやバレン
ボイムとの白熱の共演も見ものです。これを見れば、一層彼が好きになり
ます。



<WIGMORE HALL LIVE>
WHLive0024 \2100
ロレイン・ハント=リーバーソン・リサイタル
1-8.ブラームス:8つの歌 Op.57/9-12.シューマン:ゲーテの「ヴィルヘル
ム・マイスター」によるリート Op.98a/13-20.シューマン:女の愛と生涯
/21.ドビュッシー:艶なる宴より「操り人形」/22.ヘンデル:歌劇「テオ
ドラ」より"光輝く天使よ
ロレイン・ハント=リーバーソン(メゾ・ソプラノ)
ジュリアス・ドレイク(ピアノ)
1980年代より古楽の世界で活躍していたロレイン・ハント。彼女はアメリカ
の作曲家リーバーソンとの熱愛でも知られています。2004年にリリースされ
たヘンデルのアルバムでイギリスで大ブレイクを果たしますが、惜しくも
2006年、53歳の若さでこの世を去ってしまいます。このアルバムは彼女が
最も幸福であった 1999年のライヴ録音。共感溢れる「女の愛と生涯」の何
と輝かしいことでしょうか。

WHLive0025 \2100
ジェラルド・フィンリー・リサイタル
チャイコフスキー(1870-1893):1.ドン・ファンのセレナード Op.38-1/2.
それは早春のことだった Op.38-2/3.騒がしい舞踏会のなかで Op.38-3/
4.昼の輝きが満ち、夜の静けさが広がっても Op.47-6/5.星は穏やかに私
たちを照らし Op.60-12/6.ただあこがれを知る者だけが Op.6-6/7.灼熱
の灰のあるごとく Op.25-2/8-11.ムソルグスキー :(1839-1881)「死の歌
と踊り」 〈子守歌/セレナード/トレパーク/指令官〉/ネッド・ローレム
(1923-)「戦争の場面」〈夜の戦い/標本の場合/出来事/就任式の舞踏会/実
際の戦争は書物では得られない〉/17-18.アイヴズ:メモリーズ(A)(B)/
19-20.ラウタヴァーラ:あなたを夏の一日と比べてみようか/21-22.チャー
ルズ:緑の瞳の龍
ジェラルド・フィンリー(バス-バリトン)
ジュリアス・ドレイク(ピアノ)
カナダ人のバス-バリトン歌手であるフィンリーは、オタワで学んだ後、イ
ギリスで本格的にオペラ歌手として活躍しています。アイヴズやバーバー
などの近代歌曲から宗教曲まで幅広いレパートリーを持つ彼ですが、この
リサイタルではチャイコフスキーやムソルグスキーなどロシア物をじっく
り歌い込み、また新たな魅力を披露します。ここで伴奏を務めるドレイク
とは、極めて気心の知れた仲。すでに CD録音も多くここでも息のあった演
奏を聞かせます。

<Brilliant Classics>
BRL 8423 2枚組 \1080
バンドゥーラ - ドン・コサックの歌
ミカエル・ミンスキー(Br)ウィーン交響楽団

BRL 9012 2枚組 \1080
タイユフェール:ピアノ曲集、室内楽曲集
即興曲、ロマンス、ドビュッシーを讃えて、シシリエンヌ、フランスの花々、
アルザスの一軒家にて、ラルゲット、パルティータ、三重奏曲、子守歌、
ヴァイオリンソナタ第1番、第2番、アダージョ、パストラール、
ソナチネ、他
クリスティーナ・アリアーノ(pf)マッシモ・マリン(Vln)
マヌエル・ジカンテ(Vc)

BRL 9071 28枚組 \8100
ラフマニノフ:作品全集
Disc. 1-Disc. 2
ピアノ協奏曲全集、パガニーニ主題による狂詩曲
アール・ワイルド(pf)
ヤッシャ・ホーレンシュタイン指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
Disc. 3-Disc. 4
交響曲全集
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮、
ソビエト国立文化省交響楽団、ロンドン交響楽団
交響曲 ニ短調 「ユース・シンフォニー」
レナード・スラットキン指揮、セントルイス交響楽団
Disc. 5-Disc. 6
交響的舞曲、詩曲「鐘」Op.35、幻想曲「岩」Op.7、
交響詩「ロスティスラフ公」、「死の島」、スケルツォ ニ短調、
ジプシーの主題による奇想曲Op.12
ワレリー・ポリャンスキー指揮、ロシア国立交響楽団
Disc. 7
歌劇「アレコ」
サムソン・イソモフ(Br)オレグ・コルコ(Ten)マリナ・ラピナ(Sop)
ローマン・コフマン指揮、ドネツィクフィルハーモニー管弦楽団、他
Disc. 8
歌劇「けちな騎士」
ミカエル・グズホフ(Bs)アンドレイ・バトゥーキン(Br)
ヴィタリー・エファノフ(Bs)
ワレリー・ポリャンスキー指揮、ロシア国立交響楽団、他
Disc. 9
歌劇「モンナ・ヴァンナ」(未完)
シェリル・ミルネス(Br)セス・マッコイ(Ten)ニコラス・カロサトス(Br)
イゴール・ブケトフ指揮、アイスランド交響楽団、他
Disc. 10
歌劇「フランチェスカ・ダ・リミニ」
マリア・ラピナ(Sop)ニコライ・ヴァジリエフ(Ten)
ニコライ・レチェニアク(Br)
アンドレイ・チスティアコフ指揮、ボリショイ劇場管弦楽団、他
Disc. 11
ヴェスペレ
オルカ・ボルゼーネ(Sop)ユーリ・コリンニク、
ミカエロ・ティシュチェンコ(Ten)
イヴァン・サヴァチェク指揮、ウクライナ国立アカデミー合唱団
Disc. 12-Disc. 13
聖ヨハネス・クリュソストムスの典礼、
寝ずに祈れる神の御母、精霊たちの合唱、パンテレイ-施療者
ワレリー・ポリャンスキー指揮、ロシア国立交響合唱団
Disc. 14
カンタータ「春」
ジョルマ・ハイニネン(Br)
ドミトリ・キタエンコ指揮、デンマーク国立放送交響楽団、他
3つのロシアの歌Op.41
ワレリー・ポリャンスキー指揮、ロシア国立交響楽団、他
女声とピアノのための6つの合唱曲Op.15
ティグラン・アリハノフ(pf)、ロシア国立交響合唱団
スケルツォ ヘ長調、ヴォカリーズOp.34-14
レナード・スラットキン指揮、セントルイス交響楽団
Disc. 15-Disc. 17
歌曲全集
聖なる修道院の門前に、君には何も語るまい、心よお前は再び目覚めた
2つの歌「4月!春の祭りの日」「夕闇は迫り」
3つの歌「夢を失った男の歌」「花はしぼんだ」「君は覚えている?あの夕
べを」
6つの歌曲 作品4「恋人よ行かないで」「朝」「神秘の夜のしじまの中で」
「乙女よ私のために歌わないで」「ああ私の畑よ」「そんなに昔だろうか
友よ」
6つの歌曲 作品8「すいれん」「わが子よ、お前は花のように美しい」
「思い」「私は悲しみのために恋をした」「夢」「祈り」
12の歌曲 作品14「私はあなたを待っている」「小さな島」「昔から恋には
慰めは少なく」「私は彼女のところへ行った」「この夏の夜」「あなたは
皆に愛される」「友よ私の言葉を信じるな」「おお悲しまないで」「彼女は
真昼のように美しい」「私の心の中に」「春の奔流」「時は来た!」
君はしゃっくりが出なかったか、夜、
12の歌曲 作品21「運命」「新しい墓の前で」「たそがれ」「彼女たちは答
えた」「ライラック」「ミュッセからの断片」「ここはすばらしい場所」
「べにすずめの死に寄せて」「メロディ」「イコンの前に」「私は予言者で
はない」「何という苦しさ」
15の歌曲 作品26「心の底にはあまたの響きが」「神はぼくからすべてを奪っ
た」「さあ、休もう」「2つの別れ」「愛する人よ、さあ行こう」「キリスト
は蘇った」「子供たちに」「私は許しを乞う」「ひとりでここに休ませて下
さい」「わが窓辺に」「泉」「夜は悲しい」「昨日私たちは会った」「指輪」
「すべては過ぎゆく」K.S.スタニスラフスキーへの手紙
14の歌曲 作品34「ミューズ」「魂の隠れ家」「嵐」「昼を夜にたとえれば」
「アリオン」「ラザロの復活」「そんなことはない」「音楽」「あなたは彼
を知っていた」「その日を私は覚えている」「聖なる旗をしっかりと持ち」
「何という幸せ」「不協和音」「ヴォカリーズ」「ヨハネ福音書より」
6つの歌曲 作品38「夜の庭で」「彼女のもとに」「ひなぎく」「ねずみ取り
の男」「夢」「お、うう」
2つの宗教歌「祈り」「すべての神への賛美」
ジョアン・ロジャース(Sop)マリア・ポペスコ(MSop)
アレクサンデレ・ナウメンコ(Ten)セルゲイ・レイフェルクス(Br)
ハワード・シェリー(pf)
Disc. 18
ピアノ三重奏曲第1番、第2番
ボロディン三重奏団
Disc. 19
2つのサロン風小品Op.6
クリスティアン・ペルシナル(Vln)ニルス・フランケ(pf)
ロマンス ヘ短調、2つの小品Op.2、ヴォカリーズOp.34-14
アレクサンドル・イヴァシュキン(Vc)ルステム・ハイルディノフ(pf)
チェロソナタ
ダニエル・シャフラン(Vc)ヤコフ・フリエール(pf)
Disc. 20
練習曲集「音の絵」Op.33、Op.39
ニコライ・ルガンスキー(pf)
Disc. 21-Disc. 23
前奏曲集Op.23、Op.32、幻想小品集Op.3、3つの夜想曲、無言歌 ニ短調、
コレルリの主題による変奏曲Op.42、ショパンの主題による変奏曲Op.22、
ピアノソナタ第1番、第2番
サンティアゴ・ロドリゲス(pf)
Disc. 24
楽興の時Op.16
アレクサンダー・ギンディン(pf)
サロン小品集Op.10
ミヒャエル・ポンティ(pf)
V.R.のポルカ
ロベルト・グロスロット(pf)
Disc. 25
ピアノ編曲集
メンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」よりスケルツォ
チャイコフスキーの子守歌
クライスラーの愛の喜び、愛の悲しみ
J.S.バッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番
シューベルトの「美しき水車小屋の娘」より どこへ
ビゼーの「アルルの女」第1組曲よりメヌエット
R.コルサコフの熊蜂の飛行
ムソルグスキーの「ソロチンスクの市」よりゴパック
ユモレスクOp.10-5、前奏曲遺作、断片 変イ長調、メロディOp.3-3、
リラの花、ひなぎく
ギャリック・オールソン(pf)
Disc. 26
ロシアからアメリカヘ 1886年-1918年の作品から
レント ニ短調、4つの小品、カノン、組曲ニ短調、前奏曲 ヘ長調、
4つの即興曲、幻想的小品 ト短調、フゲッタ、東洋のスケッチ、
小品 ニ短調、断片 変イ長調、星条旗
ニルス・フランケ(pf)
Disc. 27-Disc. 28
2台ピアノのための作品集
組曲第1番、第2番、6つの小品Op.11、ロシア狂詩曲、
6手のための2つの小品「ワルツ」「ロマンス」、イタリアポルカ、
交響的舞曲、ロマンス ト長調、前奏曲 嬰ハ短調
イングリット・トルソン、ジュリアン・トゥルバー(pf)
※一部収録曲順番が入れ替われる場合があります。ご了承ください。

BRL 93777 7枚組 \3580
メンデルスゾーン:交響曲全集、弦楽の為の交響曲全集
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮、
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
レフ・マルキス指揮、アムステルダム・シンフォニエッタ

BRL 93799 2枚組 \1080
モンテヴェルディ:マドリガル曲集第5巻、第6巻
キリン・コーツフェルト指揮、レ・ヌーボ・ムジケ

BRL 93807 7枚組 \3580
アマデウス四重奏団による名演奏集(1951年-57年録音) 
ハイドン:
弦楽四重奏曲Op.3-5、Op.54-1、2、Op.64-3、Op.74-1、3、Op.77-1、
Op.103、十字架上のキリストの最後の7つの言葉Op.51
シューベルト:
弦楽四重奏曲D.87、D.112、「ロザムンデ」D.804、D.887、
「死と乙女」D.810、D.703
メンデルスゾーン:カブリチオOp.81
ブラームス:弦楽四重奏曲Op.51-1、2、Op.67
アマデウス四重奏団

BRL 93873 2枚組 \1080
テレマン:トリオソナタ全集
ヴァイオリンとフルートと通奏低音のためのトリオソナタTWV42:d10、a1、
f8、f2、a4、f1、オーボエとリコーダーと通奏低音のためのトリオソナタ
TWV42:e6、F9、c7、a6、c2、F15、カンタータ第48番TWV1:531
ファビオ・ビオンディ(Vln)ロレンツォ・カヴァサンティ(Flu)
トリプラ・コンコルディア、他

BRL 9022(DVD-Video) 2枚組 \2050
メシアン:オルガンの書
聖体の秘蹟の書より、聖霊降臨祭のミサより、聖なる三位一体の神秘への瞑
想より、主の降誕より
ウィレム・タンケ(Org)
ロッテルダム 聖ローレンス教会 マルクッセンオルガン

BRL 93701 \540
Les Baricades Misterieuses
D.ケルナー(1670-1748):シャコンヌ
ヴァイス(1687-1750):プレリュード ニ長調、パッサカリア ニ長調
F.クープラン:神秘的な障壁 ロンド 変ロ長調
ジャック・ド・サンリュック(1616-1708):
アントレ ト長調、シャコンヌ ト長調
エヌモン・ゴーティエ(1575-1651):カスケードよりシャコンヌ ヘ長調
ジャック・ガロ:プレリュード イ短調、スペインのフォリア
ミゲル・セルドーラ(Lute)

BRL 93768 3枚組 \1550
ハイドン:歌曲集
おお美しい声よ、6つの創作されたカンツォネッタ「人魚の歌」「追憶」
「羊飼いの歌」「絶望」「楽しい苦痛」「誠実」、6つの創作されたカンツォ
ネッタ第2集「船乗りの歌」「さすらい人」「同情」「彼女は決して恋につ
いて話さない」「するどい目つき」「満足」、精霊の歌、婦人の姿見、
12のクラヴィア伴奏歌曲第1部「編み物をする少女」「キューピッド」
「初めてのキス」「すこぶる平凡な話」「見捨てられた女」「平静」
「イリスに」「テュルジスに」「不幸な恋の慰め」「田舎の楽しみ」
「恋の歌」「母の遅すぎた到着」、すばしこく よく働くプードル犬、かつて
女性の美しさが、この世で何も得ようとは思わない、12のクラヴィーア伴奏
歌曲第2部「自分が選んだ人は」「乙女よ笑わないで」「おお美しい乙女よ
聞いておくれ」「かなえられた恋」「宗教的な歌」「どんな冷たい美人でも」
「おお熱い涙よ、あふれよ」「満足」「人生は夢」「怠けの賛美」「ミンナ」
「父の墓で」、別れの歌、皇帝賛歌、他
エリー・アーメリング(Sop)イェルク・デームス(pf)

BRL 93774 \540
ボッケリーニ:弦楽五重奏曲第7集
ラ・マニフィカ・コムニタ
6つの弦楽五重奏曲 Op.27

BRL 93792 \540
ヘンデル:リコーダーソナタ集
ソナタ ハ長調HWV.365、ロ短調HWV.367a、ト短調HWV.360、変ロ長調HWV.377、
イ短調HWV.362、ニ短調HWV.369、ヘ長調HWV.358
エリック・ボスグラーフ(リコーダー)フランチェスコ・コルティ(Cemb)

BRL 93877 40枚組 \9450
ヘンデル セレブレイション
Disc. 1
ヘンデル:王宮の花火の音楽、水上の音楽
ネヴィル・マリナー指揮、アカデミー室内管弦楽団
Disc. 2-Disc. 5
ヘンデル:合奏協奏曲Op.3、Op.6
イオナ・ブラウン指揮、アカデミー室内管弦楽団
Disc. 6-Disc. 10
オルガン協奏曲Op.4、Op.7、HWV.295、296a、304、305a、
6つのフーガまたはヴォランタリーよりHWV.605、607、608、610、
ハープ協奏曲HWV.294
クリスティアン・シュミット(Org)
シャルロッテ・バルツェライト(Harp)
ニコル・マット指揮、シュトゥットガルト室内管弦楽団
Disc. 11
フルートソナタOp.1-1、5、9、1b
フルートソナタ集「ハレ・ソナタ」HWV.374-376
レコール・ドルフェ
Disc. 12
ヴァイオリンソナタ集、オーボエソナタ集
ソナタ イ長調、ト短調、変ロ長調、ニ短調、ト短調、イ短調、ハ短調、
ヘ長調、ニ長調
レコール・ドルフェ
Disc. 13-Disc. 15
トリオソナタOp.2、Op.5
2つのヴァイオリンと通奏低音のためのトリオソナタ
レコール・ドルフェ
Disc. 16
リコーダーソナタ
レコール・ドルフェ
Disc. 17-Disc. 20
ハープシコード組曲全集、シャコンヌHWV.435、プレリュード、
リナルドより「私は戦を挑み」
ミカエル・ボルグスターデ(Cemb)
Disc. 21
教会音楽集
「司祭ザドク」「わが心はうるわしい言葉にあふれ」「汝の御手は強くあれ」
「主よ、王はあなたの力によって喜び」
オルガン協奏曲Op.7-1
リエン・ヴォスクイレン(Org)
デビッド・ウィルコックス指揮、オランダ・バロックオーケストラ、他
Disc. 22
劇音楽「錬金術師」HWV.43
カンタータ「アポロとダフネ」HWV.122
ニコラ・ウェミュス(Sop)トム・ソル(Br)
イェド・ヴェンツ指揮、ムジカ・アド・レーヌム
Disc. 23-Disc. 24
オラトリオ「メサイア」
スティーブン・クレオバリー指揮、
ブランデンブルク・コンソート、
ケンブリッジ・キングスカレッジ合唱団、他
Disc. 25-Disc. 26
オラトリオ「エジプトのイスラエル人」
アンソニー・ブラモル指揮、
ドイツ・ヘンデル・ゾリステン、ヨーロッパ室内合唱団、他
Disc. 27-Disc. 28
歌劇「リナルド」
チェチーリア・ガスディア(Sop)マリリン・ホーン(MSop)
エルネスト・パラシオ(Ten)ナターレ・デ・カロリス(Br)
ジョン・フィッシャー指揮、フェニーチェ劇場管弦楽団、他
Disc. 29-Disc. 30
カンタータ「アチ、ガラテアとポリフェーモ」
ステファニー・トゥルー(Sop)ルチアナ・マンチーニ(MSop)
ミッチェル・サンドラー(Bs)
マルコ・ヴィターレ指揮、コントラスト・アルモニコ、他
Disc. 31-Disc. 32
オラトリオ「ユダス・マカベウス」
ヒーザー・ハーパー(Sop)ヘレン・ワッツ(Alt)
アレクサンダー・ヤング(Ten)ジョン・シャーリー=カーク(Bs)
ヨハネス・ソマリー指揮、イギリス室内管弦楽団、他
Disc. 33-Disc. 34
オラトリオ「ソロモン」
ジュスティーノ・ディアズ(Bs)シェイラ・アームストロング(Sop)
ロバート・ティアー(Ten)
ヨハネス・ソマリー指揮、イギリス室内管弦楽団、他
Disc. 35-Disc. 36
オラトリオ「セレメ」
シェイラ・アームストロング(Sop)フェリシティ・パーマー(MSop)
ヘレン・ワッツ(Alt)ロバート・ティアー(Ten)
ジュスティーノ・ディアズ(Bs)
ヨハネス・ソマリー指揮、イギリス室内管弦楽団、他
Disc. 37-Disc. 39
オラトリオ「イェフタ」
ジョン・マーク・アインスリー(Ten)マイケル・ジョージ(Bs)
キャサリン・デンリー(Sop)
マルクス・クリード指揮、ベルリン古楽アカデミー、他
Disc. 40(DVD-Video)
オラトリオ「メサイア」
スティーブン・クレオバリー指揮、
ブランデンブルク・コンソート、
ケンブリッジ・キングスカレッジ合唱団、他
※ブックレットはCD-ROM(英語)で封入されています。
※一部収録曲順番が入れ替われる場合があります。ご了承ください。


BRL 93865 50枚組 \9450
バロック・マスターピース
Disc. 1
アルビノーニ:オーボエ協奏曲
Op.9-2、3、5、9、Op.7-2、3、6、8
シュテファン・シーリ、ジョバンニ・デアンジェリ(Obe)
ニコル・マット指揮、シュトゥットガルト室内管弦楽団
Disc. 2
アルビノーニ:ヴァイオリン協奏曲
Op.9-1、4、7、10
ターニャ・ベッカー=ベンダー(Vln)
ニコル・マット指揮、シュトゥットガルト室内管弦楽団
Disc. 3-Disc. 4
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲全曲
ピーター=ヤン・ベルダー、ムジカ・アムフィオン
Disc. 5
J.S.バッハ:2台のチェンバロのための協奏曲BWV.1060-1062
ピーター=ヤン・ベルダー、メンノ・ファン・デルフト(Cemb)
ムジカ・アムフィオン、他
Disc. 6
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲より第1番、第3番、第5番
ヤープ・テル・リンデン(Vc)
Disc. 7-Disc. 8
ビーバー:ミステリーソナタ集、パッサカリア
ワルター・ライター(Vln)アンサンブル・カルダリア
Disc. 9-Disc. 10
コレッリ:合奏協奏曲Op.6
レミー・ボーデ、山縣さゆり(Vln)ピーター=ヤン・ベルダー(Cemb)
ムジカ・アムフィオン、他
Disc. 11-Disc. 12
クープラン:王宮のコンセール全曲、コレッリ讃、リュリ讃
ムジカ・アド・レーヌム
Disc. 13
ディエゴ・オルティス:ヴィオラダガンバ作品全集
ベッティーナ・ホフマン(ヴィオラダガンバ)モード・アンティクォ
Disc. 14
ジェミニアーニ:チェロソナタOp.5
ヤープ・テル・リンデン(Vc)ラース・ウルリク・モルテンセン(Cemb)
Disc. 15-Disc. 16
ヘンデル:ヴァイオリンソナタ集、オーボエソナタ集、トリオソナタ集
レコール・ドルフェ
Disc. 17
教会音楽集
「司祭ザドク」「わが心はうるわしい言葉にあふれ」「王はあなたの力に
よって喜び」
オルガン協奏曲Op.7-1
リエン・ヴォスクイレン(Org)
デビッド・ウィルコックス指揮、オランダ・バロックオーケストラ、他
Disc. 18
ヘンデル:王宮の花火の音楽、水上の音楽
ネヴィル・マリナー指揮、アカデミー室内管弦楽団
Disc. 19
ヘンデル:合奏協奏曲Op.3
イオナ・ブラウン指揮、アカデミー室内管弦楽団
Disc. 20-Disc. 21
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」
スティーブン・クレオバリー指揮、
ブランデンブルク・コンソート、
ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団、他
Disc. 22
レーオ:チェロ協奏曲集
ニ長調L.10、イ長調L20、ハ短調L30
ジュリアス・ベルガー(Vc)
ヴラディスラフ・チャルネツキ指揮、
プフォルツハイム・南西ドイツ室内管弦楽団
Disc. 23-Disc. 24
ロカテッリ:フルート・トラヴェルソと通奏低音のための12のソナタOp.2
イェド・ヴェンツ(トラヴェルソ)ムジカ・アド・レーヌム
Disc. 25
ロカテッリ:ヴァイオリンの技法Op.3より
変ロ長調Op.3-7、ホ短調Op.3-8、ト長調Op.3-9
メラ・テレンバウム(Vln)リチャード・カップ指揮、プロ・ロジカ・プラハ
Disc. 26
ナルディーニ:弦楽のためのソナタ集
アンサンブル・アルディ・コル・ミオ
Disc. 27
ペルゴレージ:スターバト・マーテル、サルヴェ・レジナ ハ短調
アンガラード・グリュフィッド・ジョーンズ(Sop)
ローレンス・ザゾ(C-T)ジュリア・ビショップ、ジョアンナ・パーカー(Vln)
ピーター・ウィスキン(Va)ジョアンナ・レヴィン(Vc)
マーク・レヴィ(Violone)ティモシー・プラウン(Org)
Disc. 28
パーセル:10の4声のソナタ
ムジカ・アムフィオン
Disc. 29
パーセル:室内楽曲集
序曲ト長調Z.770、ニ短調Z.771、4声のパヴァーヌ 変ロ長調Z.750、
ト短調Z.752、チャコニーZ.730、ソナタ ニ長調Z.850、ト短調Z.780、
組曲 ト長調、ファンタジアZ.731、プレリュード ニ短調Z.773
ムジカ・アムフィオン
Disc. 30-Disc. 31
パーセル:歌劇「ティドーとエネアス」、
「アテネのタイモン」よりキューピットとバッカス
ガリアード:パンとシリンクス
イェド・ヴェンツ指揮、ムジカ・アド・レーヌム
Disc. 32
A.スカルラッティ:カンタータ・ダ・カメラ
アンサンブル・アウローラ
Disc. 33
A.スカルラッティ:フルート(リコーダー)協奏曲集
フェデリコ・マリア・サルデッリ(Flu、リコーダー)
ウーゴ・ガラッソ(Flu)モード・アンティクォ
Disc. 34-Disc. 35
シュッツ:シンフォニア・サクラ第1番
マッテオ・メッソーリ指揮、カペラ・アウグスターナ
Disc. 36
タルティーニ:トリオとヴァイオリンソナタ集
ラ・マニフィカ・コムニタ
Disc. 37
6つのソナタOp.6より
エンリコ・カサッツァ(Vln)ロベルト・ロレッジャン(Cemb、Org)
Disc. 38
テレマン:協奏曲集
マルティン・ハーゼルベック指揮、ウィーン・アカデミー
Disc. 39
テレマン:序曲集
TWV.55:D18、TWV.55:G10、TWV.55:c2、TWV.55:D4
パトリック・ペイレ指揮、
コレギウム・インストゥルメンターレ・ブリュージェンス
Disc. 40
テレマン:6つの四重奏曲集
ムジカ・アド・レーヌム
Disc. 41-Disc. 42
テレマン:ターフェルムジーク第1集
ピーター=ヤン・ベルダー指揮、ムジカ・アムフィオン
Disc. 43
リコーダーの芸術
17世紀の作曲家によるリコーダー作品集
ムジカ・アド・レーヌム
Disc. 44
トレッリ:トランペット協奏曲集
トーマス・ハンメス(Trp)ニコル・マット指揮、ヨーロッパ室内管弦楽団
Disc. 45
ヤコブ・ファン・エイク:笛の楽園より
エリック・ボスグラーフ(リコーダー)
Disc. 46
ヴィヴァルディ:チェロソナタ第1番-第5番
ヤープ・テル・リンデン(Vc)ラース・ウルリク・モルテンセン(Cemb)
Disc. 47
ヴィヴァルディ:協奏曲集
ト短調RV.154、変ロ長調RV.367、ト短調RV.578、ニ長調RV.124、
ト短調RV.302、イ短調RV.522
ファビオ・ビオンディ(Vln)コンチェルト・イタリアーノ
Disc. 48
ヴィヴァルディ:フルートソナタ全集
マリオ・フォレナ、ステファニア・マルシ(Flu)コンセルト・ムジコ
Disc. 49-Disc. 50
ヴィヴァルディ:「四季」、ヴァイオリン協奏曲Op.8
エンリコ・カサッツァ(Vln)ラ・マニフィカ・コムニタ
※ブックレットはCD-ROM(英語)で封入されています。
※一部収録曲順番が入れ替われる場合があります。ご了承ください。





<DISC CLASSICA>
国内盤仕様
DCJA 21008 \3000
奏楽堂ライヴ
ドイツ歌曲の夕べ
ベートーヴェン:歌曲集「遙かなる恋人に寄す」(全6曲)
シューマン:リーダー・クライスOp.39 (全12曲)
ブラームス:
エーオルスのハープに寄せて、セレナーデ、われらはさまよい歩いた、
甲斐無きセレナーデ、使い、風もそよがぬ和やかな大気、
歌曲集「四つの厳粛な歌」作品121
多田羅 迪夫(Br)
《遥かなる恋人に寄す》で憧れに打ち震える初々しい恋愛感情と触れあい、
《リーダークライス》で愛と死の暗示と象徴に満ちたロマン的世界を逍遥した
あと、ブラームスの歌曲で愛への洞察を深め、《4つの厳粛な歌》で死と正面
から向かい合う。だが、最後に、多田羅さんがブラームスに共感を寄せつつ
高らかに讃えるのは「愛」である。「いつまでも存続するものは信仰と希望
と愛・・・しかし愛こそは最も偉大なもの」と歌う第4曲の終結部は万感の思
いが込められた絶唱だ。ここに、このリーダー・アーベントに託す多田羅さ
んの思いは完結する。これらの演奏が聴き手の心を大きく動かさぬはずはな
い。 〔岩下眞好-ライナーノートから〕
多田羅迪夫自身による全歌詞&対訳つき



<Harmony>
国内盤仕様
HCC 2045 2枚組 \5000
音霊の詩
ショパン:ノクターン集(全20曲)
遠藤 郁子(pf)
ビクターより発売されている大人気のショパンシリーズ。待望の最新録音盤。

<VENEZIA>
CDVE04343 \1350
プロコフィエフ:
(1)子供の音楽(12のやさしい小品)op.65
イーゴリ・ジューコフ(ピアノ) 1959年
(2)「ピーターと狼」(ニコラーエワ編)op.67
タチアーナ・ニコラーエワ(ピアノ) 1964年
(3)バレエ音楽「ロメオとジュリエット」から10の小品op.75
エカテリーナ・ノヴィツカヤ(ピアノ) 1976年

CDVE04344 \1350
フランク:
(1)ヴァイオリン・ソナタ イ長調 (チェロ・ソナタ編)
ダニール・シャフラン(チェロ)、アントン・ギンスブルク(ピアノ) 1970年
(2)ヴァイオリン・ソナタ イ長調
ダヴィド・オイストラフ(ピアノ)、スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ) 1969年

CDVE04346 2枚組 \1650
バッハ:フーガの技法 BWV.1080
アントン・バタゴフ(ピアノ)1993年
メシアン:幼児イエスズに注ぐ20のまなざし(CDVE04307)で、楽曲への造詣の深さ
とテンポの遅さで聴くものに強烈な印象を与えたバタゴフの興味深いバッハです。
この演奏も、CD2枚分、計148分のテンポが遅い演奏となっており、集中力途切れ
る事無く、祈るように淡々と弾かれる巨大な演奏です。



<MYTO HISTRICAL>
MYTO 149 2枚組 \1750
ヴェルディ:歌劇「エルナーニ」
マリオ・デル・モナコ(エルナーニ)、マリオ・セレーニ(ドン・カルロ)
チェーザレ・シェピ(ドン・ルイ・ゴメス・シルヴァ)
コンスタンティナ・アラウジョ
フェルナンド・プレヴィターリ指揮
RAIローマ交響楽団、合唱団
1958年9月16日 ローマ
良い音質です。

MYTO 159 2枚組 \1750
ヘンデル:「ヘラクレス(エルコーレ:ERACLE)」(イタリア語)
ジェローム・ハインズ(ヘラクレス)、
フェードラ・バルビエリ(デジャニラ:デジャナイラ)
フランコ・コレッリ(ハイラス:イッロ)、
エリーザベト・シュワルツコップ(イオーレ)
エットーレ・バスティアニーニ(ライカス:リーカ)
ロブロ・フォン・マタチッチ指揮
ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団
1958年ミラノでのライヴ
以前Golden Melodramから発売あり。
録音年代の古さを感じさせる音質です。多少の傷が聴かれます。

MYTO 164 2枚組 \1750
ケルビーニ:歌劇「メディア」
マリア・カラス(メディア)、ジョン・ヴィッカーズ(ジャゾーネ)
エリザベス・キャーロン(グラウチェ)、ニコラ・ザッカリア(クレオンテ)
ニコラ・レッシーニョ指揮
ダラス・シビック・オペラ・カンパニー管弦楽団、合唱団
1958年11月8日 ダラスでのライヴ
以前Gala,Melodramレーベルから発売あり。
録音年代の古さを感じさせる音質です。多少の傷が聴かれます。

MYTO 166 2枚組 \1750
ベッリーニ:歌劇「カプレーティ家とモンテッキ家」
ヴィットリオ・タットッツィ(カッペリオ)、
アントニエッタ・パストーリ(ジュリエッタ)
フィオレンツァ・コソット(ロメオ)、レナート・ガヴァリーニ(テバルド)
ロリン・マゼール指揮
RAIローマ交響楽団、合唱団
1958年9月24日 ローマでのライヴ
良い音質です。

MYTO 169 2枚組 \1750
レオンカヴァッロ:歌劇「ラ・ボエーム」
ドロ・アントノイリ(マルチェルロ)、
エットレ・バスティアニーニ(ロドルフォ)
ワルテル・モナケージ(ショナール)、マファルダ・マシーニ(ムゼッタ)
フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ指揮
ナポリ・サンカルロ劇場管弦楽団、合唱団 
1958年11月15日 ナポリでのライヴ
良い音質です。

MYTO 171 2枚組 \1750
プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」
ルシル・ウドヴィック(トゥーランドット)、
レナータ・マティオーリ(リュー)
フランコ・コレッリ(カラフ)、プリニオ・クラバッシ(ティムール)
フェルナンド・プレヴィターリ指揮RAIミラノ交響楽団、合唱団
1958年12月13日 ミラノ
とても良い音質です。

MYTO 177 2枚組 \1750
プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」
リチア・アルバネーゼ(ミミ)、ローレル・ハーリー(ムゼッタ)
カルロ・ベルゴンツィ(ロドルフォ)、マリオ・セレーニ(マルチェルロ)
トーマス・シッパーズ指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1958年2月15日 ニューヨーク、メトロポリタン歌劇場でのライヴ
以前GAOレーベルから発売あり。
良い音質です。

MYTO 179 2枚組 \1750
デル・モナコ(エルナーニ) ヴェルディ:歌劇「エルナーニ」
マリオ・デル・モナコ(エルナーニ)、
エットレ・バスティアニーニ(ドン・カルロ)
アニタ・チェルクェッティ(ドンナ・エルヴィラ)
ボリス・クリストフ(ドン・ルイ・ゴメス・シルヴィア)
ディミトリ・ミトロプーロス指揮フィレンツェ5月音楽祭管弦楽団、合唱団
1957年6月25日ライヴ
強力な歌手陣のもと、ミトロプーロスの熱演が相まってドラマティツクでスケ
ールの大きな演奏と定評ある名演奏です。
名盤の復刻です。音質は良好です。
※以前、MYTOレーベルから発売あり。



<WALHALL>
WLCD0255 2枚組 \1750
初出!
オッフェンバック:オペレッタ「天国と地獄」(ドイツ語)
ハインツ・ホッペ(オルフェ)、マックス・ハンセン(ジュピテル)
アンネリーゼ・ローテンベルガー(エウリディーチェ)
フェリー・グルーバー(プルートー)
パウル・ブルクハルト指揮NDR交響楽団、合唱団
1958年ハンブルクでのスタジオ録音
放送用音源かと思われます。音質はとても良いです。

WLCD0250 3枚組 \2780
ワーグナー:歌劇「ローエングリン」
シャンドール・コーンヤ(ローエングリン)、レオニー・リザネク(ブラバンド)
アストリッド・ヴァルナイ(オルトルート)、
エルネスト・ブランク(テルラムント)
アンドレ・クリュイタンス指揮
バイロイト祝祭歌劇場管弦楽団、合唱団
1958年バイロイトでのライヴ
音質はとても良いです。
※以前、MYTOレーベルから発売あり。

WLCD0251 2枚組 \1750
初出!
モーツァルト:歌劇「後宮からの逃走」
テレサ・シュテッヒ=ランダル(コンスタンツェ)、
エルンスト・ヘフリガー(ベルモンテ)
ロスル・シュヴァイガー(ブロント)、ハーバート・ハンド(ペドリオ)
ペーター・マグ指揮RAIミラノ交響楽団、合唱団
1958年9月10日ボルツァーノ(イタリア)でのスタジオ録音
音質はとても良いです。

WLCD0252 2枚組 \1750
初出!
ニコライ:歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」
ゴットローブ・フリック(ファルスタッフ)、ハンス・ブラウン(フルート)
レオ・ヘッペ(ライヒ)、ヴァルデマール・クメント(フェントン)
クルト・リヒター指揮ウィーン放送大交響楽団、合唱団
1958年ウィーンでのスタジオ録音
音質はとても良いです。

WLCD0253 2枚組 \1750
初出!
ヴェルディ:歌劇「オテロ」(ドイツ語)
ハンス・ホップ(オテロ)、クレア・ワトソン(デズデモーナ)
ヨゼフ・メッテルニヒ(イアーゴ)、リヒャルト・ホルム(カッシオ)
ゲオルグ・ショルティ指揮
ケルン放送交響楽団、合唱団
1958年4月ケルンでのスタジオ録音
音質はとても良いです。

WLCD0254 2枚組 \1750
初出!
ビゼー:歌劇「カルメン」(ドイツ語)
イーラ・マラニウク(カルメン)、アニー・シュレム(ミカエラ)
ハンス・ホップ(ドン・ホセ)、ヴァルタアー・ベリー(エスカミリオ)
アンドレ・クリュイタンス指揮
ケルン放送交響楽団、合唱団
1958年2,3月ケルンでのスタジオ録音
音質は全体的に良好ですが、多少歪み等の傷が聴かれます。




<ANDROMEDA>
ANDRCD9046 \1050
モーツァルト:
(1)クラリネット協奏曲 イ長調 KV.622
シャルル・ミュンシュ指揮ボストン交響楽団
(2)クラリネット五重奏曲 イ長調 KV.581
ボストン交響楽団の主席奏者による弦楽四重奏団
ベニー・グッドマン(クラリネット) 
1956年バークシャーのタングルウッド音楽祭での録音
音質はとても良いです。名盤の復刻です。



<MYTO HISTRICAL>
MYTO 185 3枚組 \2780
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」
ルートヴィヒ・ズートハウス(ジークムント)、
ゴットローブ・フリック(フンディング)
ハンス・ホッター(ヴォータン)、レオニー・リザネク(ジークリンデ)
ビルギット・ニルソン(ブリュンヒルデ)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団
1958年4月29日ミラノ・スカラ座でのライヴ
マスターに起因する欠落、多少の傷がございます。お気をつけください。
録音年代の古さを感じさせる音質です。

MYTO 186 4枚組 3380
初出!
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」
フィリッツ・ヴィントガッセン(トリスタン)、
ビルギット・ニルソン(イゾルデ)
ヨゼフ・グラインドル(マルケ王)、
カール・エルク・セデーン(クルヴェナール)
フリッツ・ウール(メロート)、グレース・ホフマン(ブランゲーネ)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
1958年8月21日バイロイトでのライヴ
良い音質です。
マスターに起因する多少の傷が聴かれます。お気をつけください。

MYTO 187 4枚組 \3380
初出!
クリュイタンス指揮「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
オットー・ヴィーナー(ハンス・ザックス)、ハンス・ホッター(ポーグナー)
トニ・ブランケンハイム(ベックメッサー)、
ヨゼフ・トラクセル(シュトルツィンク)
ゲルハルト・シュトルツェ(ダヴィット)、
エリーザベト・グリュンマー(エヴァ)
アンドレ・クリュイタンス指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
1958年バイロイトでのライヴ
※とても良い音質で、スケールの大きな演奏です。
マスターに起因する多少の傷が聴かれます。お気をつけください。



<ACOUSENCE>
ACOCD10408 \2380
チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」(ナレーション付き)
Herbert Feuerstein(ナレーター)
カテリーネ・リュックヴァルト指揮マインツ州立管弦楽団
2007年12月18/20日ライヴ
ザルツブルグ・モーツァルテウムで音楽を学び後、ドイツでもっとも有名な
コメディアン、エンターテイナーとして知られるHerbert Feuersteinのナレー
ション(ドイツ語)に沿って演奏されます。
指揮は女性指揮者でハンス・ロット:交響曲第1番(ACOCD20104)の演奏で、曲の
持つ深層さや美しさを繊細、且つ表現豊かに演奏したリュックヴァルト。
解説書にナレーションの詳細が無いのは残念ですが、テンポ良く語られる
ナレーションと音楽は、それ自体ひとつの作品として楽しめるアルバムです。

ACOCD21108 2枚組 \2380(1枚分価格)
名演奏集:協奏曲+ピアノ・ソロ
CD.1
(1)ドヴォルザーク:ピアノ協奏曲 ト短調 
ボリス・ブロック(ピアノ)
ジョナサン・ダーリントン指揮デュイスブルク・フィル 
CD.2
(2)ショパン:ピアノ作品集
即興曲第1番 変イ長調 op.29
即興曲第2番 嬰ヘ長調 op.36
即興曲第3番 変ト長調 op.51
幻想即興曲 嬰ハ短調 op.66
(3)チャイコフスキー:ピアノ作品集
ドゥムカ ハ短調 (ロシアの農村風景)
「ナタ・ワルツ」 6つの小品 op.51から第4曲
「夜想曲」 付随音楽「雪娘」 op.12から (A.シロティ編曲)
ボリス・ブロック(ピアノ) (スタジオ録音)
2008年8月27/28日録音 CD.1=ライヴ、CD.2=スタジオ
ボリス・ブロック(Boris Bloch ピアノ:1951-)はモスクワ音楽院でバシュキー
ロフに学び、1974年に西側に亡命。1978年ブゾーニ国際コンクールで1位に成
るなどの実力派ピアニスト。ブロックの名は日本ではあまり知られていません
が、強靭で確かなテクニックとスケールの大きさを感じさせる豊かな音楽性は、
必聴の価値ありです。
価格は1CD分の価格とお求め安くさせて頂きました。



<CARUS>
CARUS 27.076/99 \2380
クリストフ・シェーンヘル:ミサ(テノール独唱、合唱と管弦楽の為の)
Oliver Holzen(テノール)
クリストフ・シェーンヘル指揮
カペラ”NOVANTA"
インターナショナル合唱フェスティバル"C.H.O.I.R"
クリストフ・シェーンヘル(Christoph Schonherr 1952- ドイツ)
現代ドイツの作曲家。ハンブルク音楽大学で教鞭をとっています。
シェーンヘルの作品の特徴である、ジャズとオリエンタル音楽とクラシック音
楽の融合が顕著に現れ、多分にムード音楽的ですが、全体的にとても聴きやす
い作品と成っています。

CARUS 83.217(SACD-Hybrid) \2380
メンデルスゾーン:「主なる神よ、われら汝を讃えん」作品集IX
合唱曲集:
(1)詩篇95番「さあ、主に向かって礼拝しよう」 op.46
(2)カンタータ「ああ神よ、御空より見下ろしたまえ」
(3)賛歌「おお主よ、われを助けたまえ」 op.96
(4)詩篇98番「新しき歌を主に向かって歌え」 op.91
(5)「主なる神よ、われら汝を讃えん:Herr Gott, dich loben wir」
アンドレア・L・ブラウン(Andrea L. Brown:ソプラノ)
モニカ・グローブ(Monica Groop:アルト)
ヴェルナー・ギューラ(Werner Gura:テノール)
ミヒャエル・フォレ(Michael Volle:バス)
フリーダー・ベルニウス指揮ドイツ室内フィル・ブレーメン
シュトゥツトガルト室内合唱団
2008年6月2-7日

CARUS 83.422(SACD-Hybrid) 3枚組 \4600
ヘンデル:オラトリオ「エフタ」
マルクス・シェーファー(テノール)
ミリアム・メイヤー(ソプラノ)
ブリッタ・シュヴァルツ(アルト)
Matthias Grunert指揮ドレスデン・バロックオーケストラ
フラウエン教会室内合唱団
2008年6月22-28日ドレスデン・フラウエン教会でのライヴ

CARUS 83.423(SACD-Hybrid) 2枚組 \3450
ヘンデル:オラトリオ「エジプトのイスラエル」
ホルガー・スペック指揮
ラスタット・ヴォーカル・アンサンブル
古楽アンサンブル
2008年6/9月22-28日録音




<OPERA RARA>
ORC39 2枚組 \4400
メルカダンテ:歌劇「ヴァージニア:VIRGINIA」
スーザン・パターソン、ポール・チャールズ・クラーク
ステファノ・アントヌッチ
マウリツィオ・ベニーニ指揮ロンドン・フィル
ジェフリー・ミッチェル合唱団
メルカダンテの今では滅多に演奏されることのないオペラで、学術的にも意義
ある発売です。
いつもながらの丁寧な装丁と充実した解説書が付いています。

<TESTAMENT>
JSBT8429 \1850
R.シュトラウス:交響詩《死と変容》 作品24
マーラー:交響曲 第1番 ニ短調 《巨人》
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ブルーノ・ワルター
録音:1947年11月、ロイヤル・アルバート・ホール、ロンドン 
(放送用ライヴ音源)
ワルターの初出音源というだけで、その価値は計り知れないものですが、今
回のリリースにはさらに注目して頂きたい重要性があります。ワルターの
《巨人》といえば、2種のスタジオ録音と5種のライヴ録音(そのうちのひとつ
は、この演奏がなされるわずか3週間前のアムステルダムにおけるもの)が残
されており、この録音は同曲の8つめのリリースとなります。ワルターがいか
にマーラー音楽への造詣が深かったかは、今さら書き記す必要がない周知の
事実ですが、この演奏からはワルターのマーラー解釈における新側面を聴く
ことができます。
今でこそ群雄割拠、世界中に優秀なオーケストラが星の数ほどありますが、
戦後間もないこの録音時、ロンドン・フィルはまちがいなく世界最高峰のオ
ーケストラとして君臨していました。デ・サバタやクーセヴィツキーなど、
世界的に著名な指揮者との演奏会が次々行われ、ロンドン・フィルはまさに
最高最新の音楽発信基地的な地位にありました。もちろん、多くのスタジオ
・レコーディングも実施されましたが、なぜかワルターとの録音だけは実現
しませんでした。ワルター&LPOの録音といえば、未認可リリースによる「
第九」が唯一という状態で、きちんとオーソライズされた発売(この辺の事
情に関してはライナーノーツに詳しいです。)としては、驚くべきことに、
これがはじめてといえます。
互いにリスペクトし合いながらも多くの録音機会には恵まれなかった、世界
最高の指揮者と楽団がつむぎ出した集中力と瞬発力に満ちた演奏は、見事に
ワルターのマーラー解釈の深遠をも表出しています。演奏上は、まったく
LPOへの強制や押し付けという場面がなく、ところどころには即興的な柔軟
性まで聴いてとることができるにもかかわらず、表現されているのは作品と
演奏者の「真実」の姿であるところは流石としかいいようがありません。

JSBT8442 \1850
シューマン:幻想曲 ハ長調 作品131 (編曲:クライスラー)*
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
シマノフスキ:神話 作品30
1.アレトゥーザの泉 2.ナルシス* 3.ドリアデスと牧神*
ラヴェル:ツィガーヌ
ダヴィッド・オイストラフ(Vn)
ヴラディーミル・ヤンポルスキー(Pf)
*=ディスコグラフィー初登場作品
録音:1958年9月20日 ブカレストにおけるエネスコ音楽祭でのライヴ録音 
(モノラル)
20世紀の英雄的ヴァイオリニストであるダヴィッド・オイストラフを知るに、
華々しい協奏曲だけでは十分とはいえません。彼の才能は、小さなキャンバ
ス上でも遺憾なく発揮され、オイストラフ自身室内楽を演奏することに至上
の喜びを感じていたとも書き残しています。このアルバムは、長く共演して
きたヤンポルスキーとの信頼関係が最も円熟した頃のライヴ録音で、スタジ
オ録音とは一味違った滋味豊かで伸びやかな表現が聴かれます。
この音源自体、初登場となるものですが、シューマンの幻想曲及びシマノフ
スキの《神話》中の二曲は、オイストラフのディスコグラフィー上も唯一と
大変貴重なものです。巨匠オイストラフの真髄に迫る全ヴァイオリン・ファ
ン必携の一枚です!

JSBT8440 \1850
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 作品23
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 作品30
カバレフスキー:ロンド イ短調 作品59
ヴァン・クライバーン(Pf)
モスクワ・フィルハーモニー交響楽団
指揮:キリル・コンドラシン
録音:1958年4月11日 モスクワでの第1回チャイコフスキー国際コンクール本
選のライヴ録音 (モノラル)
冷戦時代のアメリカとロシアを音楽の力だけで結びつけてしまったピアニス
ト。底知れぬ芸術の力を思い知らされる究極のライヴ!
第1回チャイコフスキー国際コンクールのファイナルの模様を収録した初登場
音源。このコンクールの凱旋リリースとなった、同じくコンドラシンとのチャ
イコフスキー:ピアノ協奏曲第1番のリリースは、ビルボードのポップアルバ
ムチャートで7週連続1位を獲得するという驚異的な記録を打ち立てたことで
知られていますが、今回のこの録音は、「凱旋公演」ではなく、まさにコン
クールの最終選考演奏を記録した歴史的なものなのです。
冷戦まっただ中、ソ連が国の威信を誇示するために企画した第1回チャイコフ
スキー・コンクール。そこに現れたのは、最大のライヴァル国アメリカから
やってきたひとりの青年でした。24歳のクライバーンです。驚くことに、リ
ヒテルやショスタコーヴィチを筆頭にロシア側も完全に納得するかたちで、
記念すべきこの第1回の優勝はクライバーンが勝ち取ることとなるのです。
この一大事件は、ソ連とアメリカの国交にまで影響を与えたといわれ、武器
ではなく音楽が、世界平和に貢献するという事実を全世界に知らしめること
となりました。この歴史的快挙により、前述したように彼のアルバムはビル
ボード・ポップチャートをも席捲し、音楽家としての成功を超え、クライバ
ーンは時代のヒーローとまでなったのです。
そうした熱狂が、逆にクライバーンの演奏史には負の影響を与え、その後の
キャリアは悲運ともいえるものとなりますが、だからといって彼の芸術性と
超絶技巧を否定することはできません。この歴史的大快挙といえるコンクー
ル本戦の録音には、敵対国民すら魅了した、音楽芸術の持つ絶大な力を聴い
てとれます。




<MD+G>
90415386(SACD-Hybrid) \2950
ブラームス:初期ピアノ作品集Vol.2
ピアノ・ソナタ第1番ハ長調Op.1
ピアノ・ソナタ第3番へ短調Op.5
ハーディ・リットナー(1849-50年製ベーゼンドルファー・ピアノ)
録音:2008年4月7-9日 マリエンミュンスター修道院
シュトライヒャー・ピアノの響きをいかした前作の成功により、若くして世
界的なトップ・ピアニストの仲間入りをしたリットナー。ブラームスの初期
ピアノ作品集の第2弾には、第1番と第3番のソナタを収録。今回の使用楽器は、
2作が書かれたのとほぼ同年の1849-50年に製作されたベーゼンドルファー。
前作同様、ウィーンの歴史的ピアノ収集家ゲルト・ヘッヒャーの個人コレク
ションで、彼自身によって修復された名器です。

30115092 \2080
フランチシェク・レッセル:管楽六重奏曲集
六重奏曲第4番
六重奏曲第3番
六重奏曲第1番
コンソルティウム・クラシウム
録音:2007年10月22-24日 マリエンミュンスター修道院
フランチシェク・レッセルは、ウィーンでハイドンに師事したポーランドの
作曲家。なかでも彼のピアノ協奏曲ハ長調Op.14は、ショパン以前のポーラ
ンドにおける最も傑出したピアノ協奏曲に位置付けられているほど。今回は、
名門コンソルティウム・クラシウムのクラリネット奏者、ディーター・クレ
ッカーがプラハ国立博物館から発掘してきた珠玉の管楽六重奏曲集が、彼ら
の親密で高性能なアンサンブルによって現代に蘇ります。

30714722 \2080
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲
第1番《クロイツェル・ソナタ》&第2番《ないしょの手紙》
ドヴォルザーク:弦楽四重奏のための《糸杉》B.152
ライプツィヒ弦楽四重奏団
録音:2007年2月12-14日 ライプツィヒ、パウル・ゲルハルト教会
今年で結成200周年を迎えた名門・ゲヴァントハウス弦楽四重奏団。1808年の
結成当時、ウィーンではまだベートーヴェンが活躍中だったというから驚き
です。以来今日まで、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のコンサー
トマスターと首席奏者たちによって、途切れることなく引き継がれてきた世
界最古のカルテット。今回はヤナーチェクとドヴォルザークが「永遠の愛」
を歌った名曲を、万全の資質と準備で聴かせてくれます。

90515406(SACD-Hybrid) \2950
フルートとギターによる暁のセレナード集            
ブルクハルト:セレナードOp.71
ハウ:カプリッチョ
カステルヌオーヴォ=テデスコ:ソナチネOp.205
ボザ:ポリディアフォニー
ロドリーゴ:暁のセレナード
ヴィラ=ロボス:花を分ける
<ボーナス・トラック>
2008年4月30日 午後10時46分03秒
2008年4月30日 午後10時46分03秒
サラウンド・ウォーク
アンドレア・リーバークネヒト(フルート)&(バス・フルート:15-18)
フランク・ブンガルテン(ギター)
録音:2008年4月28-30日 マリエンミュンスター修道院
フルート奏者としての活躍のかたわら、現在はハノーファー音楽大学教授も
務めるアンドレア・リーバークネヒトと、ドイツの実力派ギタリストとして
知られるフランク・ブンガルテン。そんな2人の名手の初共演となった本作で
は、20世紀に書かれたフルートとギターのための暁のセレナードを6曲収録。
めずらしい組み合わせのデュオから生まれる驚きと充実のアンサンブルをた
っぷりお楽しみください。

60115392 \2080
90115396(SACD-Hybrid) \2950
マルタン:管弦楽作品集Vol.2             
ポリプティーク(1973)キリスト受難の6つの印象
-ヴァイオリンと2つの弦楽オーケストラのための
パッサカリア(1944)
クラヴサンと小管弦楽のための協奏曲
ウィリー・ツィンマーマン(ヴァイオリン)
ルドルフ・シャイデッガー(ハープシコード) 
ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム管弦楽団 
指揮:ジャック・ヴァン・ステーン
録音:2005年9月26-27日、2007年3月1日 2008年4月21-22日 
ヴィンタートゥール市立文化センター
ヴァン・ステーン指揮ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム管弦楽団に
よるマルタン管弦楽作品集の第2弾。J.S.バッハに深く傾倒していたマルタン
らしいハープシコードやヴァイオリンの音色を堪能できる1枚です。1875年創
設の当団は、シェルヘン、ウェルザー=メスト、フュルスト、H.シフらがシェ
フを務めてきた名門。1956年生まれのヴァン・ステーンは、2002-03年のシー
ズンから当団の首席指揮者を務めています。

34015292 \2080
94015296(SACD-Hybrid) \2950
モーツァルト:ピアノ協奏曲集Vol.4
ピアノ協奏曲第19番ヘ長調K.459
ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466
クリスティアン・ツァハリアス(ピアノ&指揮) 
ローザンヌ室内管弦楽団
録音:2007年11月12-14日 メトロポール,ローザンヌ
好評裡に着々と進行しているツァハリアス&ローザンヌ室内管の「モーツァ
ルト・ピアノ協奏曲全集」。第4弾には、28歳のモーツァルトが斬新なアイ
ディアのかぎりを尽くして、ウィーンの聴衆と自分自身に挑戦した傑作2曲
(19&20番)を収録。常にフレッシュでありながら考え抜かれたツァハリアス
のピアノの魅力とともに、近年はカントロフやコープマンを客演指揮者に迎
え、成長著しいオーケストラにもぜひご注目ください。

60315352 \2080
「スペイン」
ボッケリーニ:グラーヴェ・アッサイとファンタンゴ
タルレガ&サグレラス:アルハンブラの思い出
トゥリーナ:5つのジプシー娘の踊りOp.55
アルベニス:コルドバ/イベール:寓話
トローバ:マドリード/アルベニス:グラナダ
同:セビーリャ/同:カタルーニャ
エスプラ:スペイン東部(踊りの歌と音楽)
ヒメネス:ルイス・アロンソの舞踏会
ハインリヒ・アルベルト・デュオ
録音:2006年12月2日 2007年9月15-16日 アンドレアス教会,ベルリン
アルベルト・ハインリヒ・デュオの第4弾は、アルベニス、ボッケリーニ、
タルレガ、イベールなど、スペインを代表する作曲家の名作を集めた、その
名も「スペイン」。実力派のギター・デュオが、聴き手の耳と心をフラメン
コ、フルボディ・ワイン、原色の地中海など…、多くの魅力にあふれたイベ
リア半島に誘ってくれることでしょう。広大な音楽冒険の旅をたっぷりお楽
しみください。

61015362 \2080
91015366(SACD-Hybrid) \2950
「クラシカ・クバーナ」
エル・カレテーロ(荷馬車引き)/メレンゲ・クレルチ/マリア・エウヘニア
/教えて/母に捧げるグァヒーラ/クチナシの花をふたつ-/レトーナ/
カチータ/黒い涙/Un cubanito en Hallein/ミ・ニーナ/
ジュラメント(宣誓)
クラシカ・クバーナ:
ホアキン・クレルチ(ギター)
パンチョ・アマート(トレス)
アネッテ・マイブルク(フルート)
アレクサンダー・ライマット(パーカッション)
オマー・ロドリゲス・カルヴォ(ダブル・ベース)
録音:2008年5月4-6日 マリエンミュンスター修道院
キューバ・ギター界の大御所ホアキン・クレルチたちが贈る、珠玉のキュー
バ音楽。日本とキューバ、旅をしてみると確かに遠く離れた二つの国ですが、
感じ方や考え方がどこか似ているような気がします。お互いに島国で、融合
と対立をくりかえした歴史、島国により育まれ広く世界に認められたそれぞ
れの知恵と創造力。そんな遠い海と歴史を越えて、日本とキューバの幸せな
出会いをもたらす1枚です。

34115372 \2080
ヘンデル:鍵盤作品集
組曲ニ短調HWV.428/シャコンヌ ト短調HWV.430Anh./2段鍵盤ハープシコ
ードのためのソナタ ト長調HWV.579/シャコンヌ ト長調HWV.435/前奏曲
ヘ長調HWV.567/組曲第2番ヘ長調HWV. 427/カプリッチョ ト長調HWV.483
組曲第7番ト短調HWV.432
ジークベルト・ランペ(ハープシコード)
録音:2008年8月11日 マリエンミュンスター修道院
2005年から始まった「モーツァルト鍵盤作品全集録音」で知られるランペが
今回挑んだのはバロックの巨匠ヘンデル。彼は鍵盤作品の大半を1703-06年
に集中して作曲しています。そんな名作の数々を、16-footの音域を出せる
チェンバロを使用して演奏するという、誰も考えつかなかった試みは、古楽
器に精通しているランペならではの発想の賜物。ハイドンの優美な名作たち
が、みずみずしくいきいきと現代に蘇ります。

31612922 \2080
デュプレ:オルガン作品集Vol.10
4つの小品Op.19-第2番/詩篇第50番Op.46/ラメントOp.24/79のコラール
Op.28/3つの前奏曲とフーガOp.36
ベン・ヴァン・オーステン(オルガン)
録音:2008年8月 バーミンガム・タウンホール
フランスの高名なオルガニスト&教育者、マルセル・デュプレのオルガン作
品集の第10弾。演奏者のベン・ヴァン・オーステンは、1955年オランダ・ハ
ーグ出身。アムステルダムのスウェーリンク音楽院で学び、オルガニストと
して録音や演奏会で活躍する一方、ロッテルダム音楽院教授も務めています。
今回の録音にはイングランドで最も重要なヒストリカル・オルガンと言われ
るバーミンガム・タウンホールの名器を使用しています。




<Accord>
480 1435 \2080
リシャール・デュビュニョン:神秘交響曲Op.30
モンペリエ国立管弦楽団 
指揮:フリードマン・レイヤー、エンリケ・ディーメッケ、
アラン・アルティノグリュ
録音:2004-2007年 モンペリエ
リシャール・デュビュニョン(1968-)は、スイスとフランスの二重国籍を持
つ新進作曲家。バルトークやメシアンを連想させる作品は、イギリスやフラ
ンスで注目を集めています。現在モンペリエ国立歌劇場&管弦楽団のコンポ
ーザー・イン・レジデンスを務める彼が、当団と3年かけて録音した本作に
は、タロットカードの大アルカナ(神秘)からインスピレーションを受けて書
いた、多彩で精緻な《神秘交響曲》が収録されています。

480862 2枚組 \2950
20世紀ピアノ作品の回想-Regards sur le XXe siecle
デュティユー:3つの前奏曲
バルトーク:戸外にてSz.81
シェーンベルク:3つのピアノ曲Op.11
ブーレーズ:12のノタシオン(ピアノのための)
メシアン:4つのリズムの練習曲
アイヴス:
ピアノ・ソナタ第2番《マサチューセッツ州コンコード、1840-1860》X-19
Gilles トランブレ:ピアノのための2つの小品
ジョラス:ピアノのための2つの小品
ロジェ・ムラロ(ピアノ)
録音:2004年7月、2006年7月 ラ・グラーヴ(メシアン・フェスティヴァル) 
2001年2月 ラジオ・フランス(パリ・プレザンス現代音楽祭)
一部ライヴ
メシアンをはじめとした現代音楽のスペシャリストとして、まるで針先で音
を磨くように、水晶のように澄んだ音色を生み出し続けているロジェ・ムラ
ロ。本作は、現代音楽の擁護者として長年活躍した名ピアニスト、クロード
・エルフェへのオマージュとして企画されました。バルトーク、シェーンベ
ルク、メシアン、ブーレーズなどの名作が、ムラロ持ち前の豊かな響きと鍵
盤に切り込むような鋭いリズムで描かれた豪華2枚組です。




<ECM>
1772713(DVD-Video) \2950
エレニ・カラインドルー:《絶滅に寄せる哀歌》
祈り/難民のテーマ/ザ・ウィーピング・メドウ/踊り/涙のほめ歌/フリ
ギアの国に大いなる悲しみが/海辺で/出発と永遠のテーマ/ローザの歌/
想い出/へカベーの嘆き-ヘカベーの主題II/テラモン、あなたは町を征服
するために来た/おまえを生んだ町は焼き尽くされた/涙のほめ歌/難民の
テーマI/ザ・ウィーピング・メドウII/船出/シテール島への船出/オン
・ザ・ロード/パレード/リターン/アンドロマケーの主題/パロドス
《祖国と呼ぶ国》/同《わが祖先たちの国々》/同《願わくはかの国に》
/難民のテーマ/カモメ/湖の歌/アダージョ(父のテーマ)/第3スタシモ
ン《犠牲もなく》/同《愛しいひと、あなたの亡霊はあてどなくさまよう》
/決意/別れのテーマ/湖のテーマ/ヘカベーの主題II/アステュアナクス
への悲歌《ああ、何という苦い悲しみ、哀れな御子》/エクソドス(出帆)
/ヘカベーの主題II/ザ・ウィーピング・メドウ/湖の歌
マリア・ファランドゥーリ(ヴォイス)
ヴァンゲリス・フリストプロス(オーボエ)
ソクラティス・シノポウロス(コンスタンティノプル・ライエラ)
マリア・ビルディア(ハープ)
コンスタンティノス・ラプティス(アコーディオン)
セルジュ・ナスタサ(ヴァイオリン)
レナート・リポ(チェロ)
ステラ・ガデディ(フルート)
ニコス・グィノス(クラリネット)
ソクラティス・アンスィス(トランペット)
スピーロス・ カジアニス(ファゴット)
ヴァンゲリス・スコウラス(フレンチ・ホルン)
アリストテリス・ディミトリアディス(マンドリン)
エレニ・カラインドルー(ピアノ)
クリストス・ツァムーリス(ネイ)
パノス・ディミトラコプロス(カノナキ)
アンドレアス・カツィイアニス(サントゥーリ)
アンドレアス・パッパス(パーカッション) 
ギリシャ放送合唱団(指揮:アントニス・コントゲオルギオウ) 
アテネ・カメラータ管弦楽団 
指揮:アレクサンドロス・ミラ
収録:2005年3月27日(ライヴ) アテネ
舞台と映画のために様々な音楽を書いてきたギリシャの女流作曲家、エレニ
・カラインドルーの業績を讃えて、アテネのコンサート・ホールで開かれた
ライヴの記録。オーケストラ、合唱、ギリシャの伝統楽器によるアンサンブ
ル、数多くの独奏者に加え、作曲者自身もピアノで参加しています。演目は
全てカラインドルーの代表作で、このコンサートのために新たに彼女自身が
アレンジし直した形で演奏されています。
カラインドルーの故郷、アテネで3日間にわたって行われたこのコンサート
はギリシャ国内はもちろん、ヨーロッパ中で話題となり、チケットはソール
ド・アウト。コンサート後の評も非常に高く、2006年にリリースされたこの
コンサートのCDも大きな話題を呼びました。「全滅、出国、流浪そして帰郷」
カラインドルーはこのテーマを今までもその音楽の中で語り続けてきました。
一流アーティストたち(ECMのマンフレッド・アイヒャーもアーティスティッ
ク&ミュージカル・ディレクターとして参加)により演じられたこの一大叙
事詩でもまたこのテーマが繰り返されます。過去のECM作品に現れたモチー
フが次々に再現され、まさに彼女の音楽人生すべてをかけて訴えられてきた
メッセージが浮き彫りになります。このコンサートの模様が、ついに映像で
登場!



<DELOS>
DE 3326 \2080
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV.1007
ベートーヴェン:《魔笛》の主題による7つの変奏曲 変ホ長調WoO.46
メンデルスゾーン:協奏的変奏曲Op.17
ショパン:序奏と華麗なるポロネーズOp.3
フランクール:チェロ・ソナタ ホ長調
ヴュータン:アメリカの思い出Op.17
ズイル・ベイリー(チェロ)
シモーヌ・ディナースタイン(ピアノ)
クラシックとクロスオーバーの両面で活躍しているアメリカのチェリスト、ベ
イリーの驚異的なデビュー盤。J.S.バッハをはじめとした名曲の心和むチェロ
の調べが最高に幸せな時を刻みます。音楽一家に生まれた彼は、名門ジュリア
ード学校を早々と卒業し、スクロヴァチェフスキ、パールマン、A.リットンな
どの巨匠と競演して、多くの賞にも輝いています。その甘くて香りの良いワイ
ンのような音色をたっぷりお楽しみください。

DE3368 \2080
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集 Vol.1
チェロ・ソナタ第1番 Op.5-1
チェロ・ソナタ第2番 Op.5-2
チェロ・ソナタ第3番 Op.69
ズイル・ベイリー(チェロ)
シモーネ・ディナースタイン(ピアノ)
ベートーヴェンが残した5曲のチェロ・ソナタは、彼の室内楽曲のなかで、16
曲の弦楽四重奏曲に次いで重要視されている傑作です。それに少しも怯むこと
なく、早々と取り組んだ若き天才チェリスト、ズイル・ベイリー。ピアニスト
にテラークから魅力的な《ゴルトベルク変奏曲》をリリースして絶賛を博した
名手シモーネ・ディナースタインを迎えて、ベートーヴェンのチェロ・ソナタ
全曲録音を行いました。彼らは長年にわたって共演を重ねており、今年で10周
年を迎えるとのこと。まずは初期-中期に書かれた第1番-第3番をリリースしま
す。時期は未定ながら、後期の第4番と第5番も「Vol.2」として近くリリース
予定なので、乞うご期待。

DE3344 \2080
ボッケリーニ:弦楽五重奏曲ハ長調Op.47-8
シューベルト:弦楽五重奏曲ハ長調D.956
ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)
ズーヴィン・キム(ヴァイオリン)クルト・ニッカネン(ヴァイオリン)
キルステン・ジョンソン(ヴィオラ)ズイル・ベイリー(チェロ)
録音:2004年2月28日 エル・パソ(ライヴ)
2004年に80歳を迎えた巨匠シュタルケル。エル・パソを基点に世界中で活躍す
る後輩、ベイリーの呼びかけで実現した記念コンサートを収録したライヴ盤で
す。ソリストとして多忙な彼が室内楽に参加するのは稀ですが、愛する2曲を
若く実力のある演奏家たちと共演できて、この上ない喜びだったと語っていま
す。シュタルケルの彼らに寄せる期待と信頼も感じられ、音楽の本来あるべき
姿そのものといえる演奏を聴かせてくれます。

DE 3378 \2080
ズイル・ベイリー・イン・コンサート-
サン=サーンス:チェロ協奏曲集
チェロ協奏曲第1番イ短調Op.33
チェロ協奏曲第2番ニ短調Op.119
《動物の謝肉祭》-白鳥
マスネ:《タイス》の瞑想曲
ズイル・ベイリー(vc)
ラオノーク交響楽団 指揮:デイヴィッド・ワイリー
録音:2005年10月17日(ライヴ)
若き天才チェリスト、ズイル・ベイリーが、サン=サーンスのチェロ協奏曲と
小品などを弾いた白熱のライヴ録音。その音楽性と驚異的なテクニックは、
管弦楽と渡り合う協奏曲においても健在で、みずみずしく伸びやかな演奏が記
録されています。デイヴィッド・ワイリー指揮ラオノーク交響楽団の華麗で巧
みな伴奏にも要注目です。

DV 7005(DVD-Video) \4800
名バリトン歌手ホロトフスキーの里帰りライヴ2006
ホロストフスキー/トゥ・ロシア・ヴィズ・ラヴ
-サンクトペテルブルク・ライヴ
バスナー=シャーロフ:ザ・ホワイト・アメリカズ・フレイグラント・フレイ
クス/アバザ=ツルゲーネフ:ミスティ・モーニング/ブラーホフ:ドゥ・
ノット・アウェイクン・メモリーズ/タマリン:タペストリー/シシュキン:
ブライト・イズ・ナイト/ゲルマン=フォミン:オンリー・ワンス/ゴドロフ
スカヤ:イン・メモリー・オブ・セルゲイ・エセニン/グリロフ=マカロフ:
ザ・ロンリー・コーチ・ベル・リングス/ブラーホフ=ビャーゼムスキー:
トロイカ/ババジャニアン=イヴツシュネンコ:ドゥ・ノット・ハリー/ババ
ジャニアン=ロジェストヴェンスキー:アイム・グレイトフル・トゥ・ユー
/ショスタコーヴィチ:映画《馬あぶ》-スペインの踊り/パフムートワ:テ
ンダネス/オルベリアン=ラザレフ:ザ・ウィスパー・オブ・バーチェス /
ハチャトゥリアン:《仮面舞踏会》組曲-ワルツ/パフムートワ=ドブロヌラ
ーボフ:ユー・アー・マイ・メロディ/同:ハウ・ヤング・ウィ・アー /
ディ・カプア:オ・ソレ・ミオ /ダーク・アイズ/ソロヴィヨフ=セドイ:
イヴニング・ソング-レニングラード
ドミトリー・ホロストフスキー(バリトン) 
モスクワ室内管弦楽団
録音:2006年9月15日 
オクチャーブリ・ホール,サンクトペテルブルク(ライヴ)
現代最高のバリトン歌手の一人であるドミトリー・ホロストフスキーは、毎
年夏になると故郷ロシアに戻ってコンサートを行っています。本作には、そん
な彼の2006年の里帰りコンサートの模様を収録。彼が愛してやまないロシアの
ロマンスと歌曲を中心に、全20曲が収録されています。




<KLEOS>
KL 5151 \2080
ラモーレ・イタリアーノ
オーボエ協奏曲(マリオ・ロンバード)/ガブリエルのオーボエ(エンニオ・モ
リコーネ)/《ガブリエルのオーボエ》による狂詩曲(グレン・ロジャー・デ
イヴィス)/ベッリーニ:協奏曲変ホ長調/《ミッドナイトクロス》-サリー
とジャック(ピノ・ドナジオ)/ヴェルディの《リゴレット》の主題による幻
想曲(ジュゼッペ・ダエリ)/プッチーニの《つばめ》-ドレッタの夢(グレン
・ロジャー・デイヴィス)
アンドレア・ジェイン・リディッラ(オーボエ&オーボエ・ダモーレ)
ソフィア・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:リッカルド・エーヴァーバッハ
録音:2008年5月10-12日 ブルガリア・コンサートホール,ソフィア
イタリアを訪れたことがある人で、滞在中に「愛」を感じなかった人は、おそ
らく皆無に近いことでしょう。本作は、そんな愛にあふれたイタリアのオペラ
や映画の名旋律を集めたアルバム。ノスタルジックなオーボエの音色が、聴き
手を束の間のイタリア旅行にご招待します。オーボエを吹くリディッラは、マ
イアミ大学の教授を務めながら、ソロやオーケストラで活躍する実力派。本作
でも、モダンと古楽器を巧みに吹き分けています。

KL 5150 \2080
クラシック・サクソフォーン協奏曲集
グラズノフ:協奏曲変ホ長調
ビゼー:《カルメン》幻想曲(ルイ編)
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
マルタン:アルト・サクソフォーンと管弦楽のためのバラード
シューマン:トロイメライ(F.ハドソン編)
ガリー・ルイ(サクソフォーン)
サンクトペテルブルク国立アカデミー管弦楽団 
指揮:ヴラディーミル・ランデ
録音:2007年5月28-30日 
聖エカテリーナ・ルーテル教会,サンクトペテルブルク
現代のサクソフォーン界を牽引する天才奏者、ガリー・ルイの才能と魅力が詰
まった珠玉のアルバム。収録曲はグラズノフ、ビゼー、ラフマニノフ、マルタ
ン、シューマンと多岐に渡っており、どの演奏も芯の通った明晰な解釈と、の
びやかでふくよかな音色を聴かせてくれます。「この人に吹けない曲はないの
かもしれない…」と思ってしまうくらい、圧倒されること間違いなしの1枚で
す。



<Accord>
4801704 \2080
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調K.333
ハイドン:ピアノ・ソナタ第60番ハ長調Hob.XVI.50
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第7番ハ長調K.309
ハイドン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Hob..XVI.46
クレール=マリ・ル・ゲ(ピアノ)
録音:2008年7月 パリ
ル・ゲの「ハイドン&モーツァルト:ピアノ作品集」の待望の第3弾。本作も、
過去2作同様、捻りの効いた副題が添えられており、聴き手のイメージを膨ら
ませてくれます。本作の副題は「ミラー・ゲーム」。モーツァルトとハイドン
のソナタを交互に弾きながら、それがまるで鏡に映したように近しい存在であ
ることを示しつつ、同時に、それぞれに個性も描き出しています。古典派音楽
を統合的に捉えた、彼女の知性が光る1枚です。

ARN 68483 \2180
フランソワ・カンピオン:Nouvelles decouvertes sur la gitare
ギター小品集ホ短調/同 ニ短調/同 ハ短調/フーガ集/
ギター小品集ト短調/同 ハ長調/同 ニ短調/同 ニ長調
ミシェル・アモリック(バロック・ギター)
録音:1978年
フランソワ・カンピオンは、近年再評価が高まりつつあるバロック時代の作曲
家。本作は、世界初CD化となる彼のギター小品集です。楽譜には1705年の日付
があり、技巧的にはとても難解なハーモニーを要求されますが、聴き手には柔
らかく滑らかに聴こえる美しい作品ばかり。バロック・ギター界の巨匠、ミ
シェル・アモリックの妙技と、今回の初CD化に対する熱い意気込みが伝わって
くる意欲作です。

<WEITBLICK>
SSS0096-2 \1980
ブルックナー: 交響曲第8番(ノヴァーク版)
ジョルジュ・プレートル指揮
ウィーン交響楽団
録音:2008年2月20,21日ムジークフェラインザール・ウィーン、
デジタル・ライヴ録音
今やブレイク中のマエストロ、プレートル。ついに世界中の交響曲の中で聳え
立つ傑作ブル8の登場です。プレートルはマーラーと同様にブルックナーにつ
いても並々ならぬ意欲を見せており、ウィーン響とは第1番、第4番、第5番、
第9番を取り上げておりますがディスクは無論初登場です。ニューイヤーコン
サートで沸かせに沸かせたムジークフェラインに一ヶ月をおいて戻ってきた
プレートルが、頻々とテンポを動かし、ドラマを楽想に抽入しアグレッシヴ
なブルックナーを聴かせます。火の玉のようなプレートルの情熱には脱帽で
す。ウィーン響の献身的な演奏もこの名演の大きな魅力と申せましょう。




<Edition HST>
HST-055 \2500
ヴァンハル(1739 ‐1813):フルート四重奏曲集(ca.1770)
フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、バスと2つのホルン(任意)のためのノッ
テュルノ集
(1)ニ長調W. III:D4
(2)ニ長調W. deest.
(3)へ長調W. III:F4
丸田悠太(フルート)
福本 牧(ヴァイオリン)、ほか
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
録音:2008年4月、川崎市多摩市民会館にて録音
ヴァンハルが作曲したフルートを含む室内楽曲は、 カッサシオン、ノッテュ
ルノ(フルート四重奏曲);13曲 Weinmann. III: フルート四重奏曲;19曲
Weinmann.Vb: フルート三重奏曲;7曲 Weinmann. VI:c: 計39曲がヴァインマ
ン・カタログ(1986)に記載されている。(交響曲、協奏曲、ソナタを除く) さ
らに今年編者がプラハで発見したニ長調を含めると40曲になる。
作曲年代は、ブライトコプフ・カタログから1770年前後と推定される。 プラ
ハでは6曲セットのノッティルノ集として写筆譜の形で保存されている。
20才代でヴィーン・デビューした若きヴァンハルの意欲的な作品集として位
置づけられる。




<OTAKEN RECORDS>
TKC-321 \2080
ベートーヴェン:
交響曲 第9番「合唱」ニ短調 作品125
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ティラ・ブリーム(ソプラノ)、エリーザベト・ヘンゲン(メゾソプラノ)、
ペーター・アンデルス(テノール)、ルドルフ・ヴァッケ(バリトン)、?
ブルーノ・キッテル合唱団
録音:1942年3月22-24日 旧ベルリン・フィルハーモニー
音源: M10 10851 009 用メタル原盤からの初回プレス品(小石忠男氏所蔵)
当CDの音源を提供して下さいましたのは、皆様よくご存知の音楽評論家、小石
忠男先生です。ソ連邦崩壊と前後して、メロディア社からフルトヴェングラ-の
多くの戦中録音がLPレコードで復活したのは、私どもの記憶に新しいところです
が、そのためにご尽力されたお一人が、他でもなく小石先生その御方であられ
たそうです。このシリーズは、最新の研究によって非フルトヴェングラ-演奏と
されているものや、一部戦後の演奏までも含む膨大なもので、今日でも愛蔵し
ておられるファンの方も多いのではないでしょうか?ただM10シリ-ズと言われ
る本シリーズの復刻となると、少々疑問に思われる方もあるやも知れません。
かく言う小生も先生からこのシリーズを譲り受けた時、ありがたい気持ちと同時
に、正直戸惑いを覚えたのも事実です。ところが聴いてびっくり玉手箱!何と
これらのレコードはクリアーに鳴り響いていることでしょう!小生手持ちの同
シリーズの何点かと聴き比べても明らかに違うのです。早速先生に問い合わせ
たところ、今回ご提供いただいたレコードは、このシリーズ用に新たに製作され
たメタル原盤からのファーストプレス品だからではないか、とのことです。な
らば、アナログレコードは、製造ナンバーが若いほど高密度、高精度なのです
か?とお聞きしましたところ、間違いなくそうです、とのことでした。フルト
ヴェングラ-の戦中録音と言えば、フォルテでのビリツキや音の混濁は避けられ
ないと思っておりましたが、ここではそれが最小限に止められているだけでは
なく、特に今回リリース致します第九など、レコードとしては、ヘッドホン試
聴レベルで特に第3楽章までは小さなプチノイズすらほとんどなく、まさにマス
ターテ-プを聴いているのではないかと思わせる程のクオリティで、驚くばかり
です。あまりの綺麗さに、デジタル的にいじったのではないかと疑う方もおら
れるかもしれませんが、当社がそれをしないのは皆様ご存知の通りですし、マ
スターをデジタル的にいじったものをメロディア社がLPにしたのでは?との先
生へのさらなる問い合わせにも、それはない、とのことでした。つまりこれが
現在入手できる真正にして最新の戦中、旧フィルハーモニ-の音響情報と考えて
ほぼ間違いないと言えましましょう。それにつけても驚くべきは、旧フィルハ
ーモニーの音響のすばらしさと、当時の帝国放送局のすぐれた録音技術です。
通常スピーカー再生のブラインドテストなら、今の録音と言っても充分通用す
るのではないか、と思ってしまいます。これでこそ、フルトヴェングラ-の名演
も生きるのではないでしょうか?フルトヴェングラ-再生に新次元をご提供いた
だきました小石先生に、この場をお借りして、改めて厚く御礼申し上げます。
オタケン・レコード 太田憲志

<Glossa>
GCD 920410 \2300
カール・フリードリヒ・アーベル(1723-1787):ドレクセルの写本 ――
組曲ニ長調/組曲ニ短調/組曲ニ長調/2つの小品イ長調
パオロ・パンドルフォ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
イタリアが生んだヴィオラ・ダ・ガンバの革命家、パオロ・パンドルフォの
"サント・コロンブ"(GCD 920408)以来となる久々のリリースは、ドイツ古典派
の天才ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者アーベルの作品集!
バロックから古典派へと移り変わる時代のドイツとイギリスで作曲家として、
そしてヴィオラ・ダ・ガンバの名奏者としてその名を轟かせていたアーベル。
アーベルの音楽人生はヴィオラ・ダ・ガンバと一心同体と言っても過言ではな
いほどの結びつきを見せており、そこから生まれた優れた作品がヴィオラ・ダ
・ガンバの発展と復権に及ぼした影響力は計り知れない。
"ソロ"と名付けられたヴィオラ・ダ・ガンバによる西洋音楽の旅、J・S・バッ
ハの「無伴奏チェロ組曲」(ヴィオラ・ダ・ガンバ版)、マラン・マレの「膀胱
結石切開手術の図」&「グラン・バレ」、サント・コロンブの「ヴィオールの
ための作品集」、そして超絶の"即興演奏"など、常に古楽界に大きな衝撃をも
たらし、新たな世界を切り開いてきたパンドルフォが、アーベルの音楽にたど
りつたのは必然だったのかもしれない。
2008年2月、フラン=ワレ教会(ベルギー)での録音。

GCD P32302 \2300
エッサイの木-グレゴリオ聖歌と中世のポリフォニー ――
ラマの声/主よ、御身は祝福されたもう/神を讃えて歌おう/スブメルスス
・ヤーチェト・ファラオ/バラムは言った/アレルヤ、イスラエルはエジプ
トより/ウツの地にヨブと名乗る人ありき/哀れみの母/罪と我らの父/預
言者ヨナは言った/我らのために生まれた方が/ソロモン王/ルカ福音書に
よるセクエンシア/エッサイのひこばえは花咲く
ドミニク・ヴェラール(指揮)、
アンサンブル・ジル・バンショワ〔アンヌ・ドラフォス(ソプラノ)、アンヌ
・マリー・ラブロード(ソプラノ)、ゲルト・テュルク(テノール)、ドミニク
・ヴェラール(テノール)、ジョセプ・キャブレ(バリトン)〕
ドミニク・ヴェラールが作曲した5つの宗教作品を収めた"声楽のための新しい
音楽"(GCD P32301)でグロッサ(Glossa)デビューを果たしたアンサンブル・ジ
ル・バンショワ。
ヴェラールの自作自演という独創的であり意外でもあった前作に続くグロッサ
からのリリース第2弾では、前作から180度転換した"グレゴリオ聖歌と中世の
ポリフォニー"というアンサンブル・ジル・バンショワが得意とする時代、作
品を取り上げている。
ステンドグラスに描かれた"エッサイの木"、すなわちキリストの家系図が大
きなテーマとしてアルバムの根幹を成しているアンサンブル・ジル・バンショ
ワの「エッサイの木」。
ヨブ、ヨナ、ソロモン、ラケル、バラム、モーセなど聖書に登場する人物たち
にまつわる聖歌によって1つのストーリーが形成されており、厳粛なるグレゴ
リオ聖歌と高貴なるポリフォニー、そしてアンサンブル・ジル・バンショワ
の柔らかなハーモニーが音楽による「エッサイの木」を創造する。
2008年6月&7月、モン・サン・ヴァンサン教会(フランス)での録音。




<Channel Classics>
CCSSA 26509(SACD-Hybrid) \2850
ハイドン:後期ピアノ作品集 ――
ピアノ・ソナタ第49番変ホ長調Hob.XVI-49/皇帝讃歌《神よ、皇帝を護り給
え》による変奏曲ト長調/ピアノ・ソナタ第48番ハ長調Hob.XVI-48/変奏曲
ヘ短調Hob.XVII-6/ピアノ・ソナタ第52番変ホ長調Hob.XVI-52
ゲイリー・クーパー(フォルテピアノ)
レイチェル・ポッジャーとのコンビによるモーツァルトのヴァイオリン・ソナ
タ集でお馴染みの鍵盤奏者、ゲイリー・クーパーの本格的なソロ・レコーディ
ング活動がいよいよ始動!
チャンネル・クラシックスからスタートするソロ・アルバムのリリース第1弾
は、2009年で没後200周年を迎えるハイドンの後期ピアノ作品集という意欲的
で魅力的なレパートリー。
クーパーは、収録されている5作品の作曲年(1789年-1794年)とほぼ同時期に製
作された1785年頃ウィーン製(製作者不詳/エドウィン・ベウンク・コレクショ
ン)の歴史的銘器を弾いており、作品の作曲当時のありのままの姿を再現、表
現するという大きなテーマに挑んでいるのである。

CCSSA 25408(SACD-Hybrid) \2850
リュートの騎士-さまざまなリュート練習曲集(1610)からの音楽
マシュー・ワーズワース(リュート)
師であるナイジェル・ノース直伝の美しい調べを生む盲目の天才リュート奏者、
マシュー・ワーズワースの"マスターズ・オヴ・ザ・リュート"(CCSSA 24206)
に続くチャンネル・クラシックスでのセカンド・アルバム。
ジョン・ダウランドの息子ロバート・ダウランドが編纂したリュートのための
曲集"さまざまなリュート練習曲集(The Varietie Of Lute Lessons)"には、
J・ダウランド、フェッラボスコ、モーレイ、そして現在もベールに包まれて
いる"リュートの騎士"と名乗る作曲家など、様々な作曲家の作品42曲が収めら
れている。
ワーズワースがこの録音のために全42曲の中から厳選した作品の中にも"リュ
ートの騎士"の作品が含まれており、"ローマのローレンツィーニ"とも"ヴィン
チェンツォ・ピンティ"言われるその真の姿を追い求めるのも面白い。

CCSSA 28209(SACD-Hybrid) \2850
ハイドン:弦楽四重奏曲集Vol.2 ――
弦楽四重奏曲第34番ニ長調Op.20-4/同第68番変ホ長調Op.64-6/
同第81番ト長調Op.77-1
アムステルダム弦楽四重奏団
前作となるハイドンの弦楽四重奏曲集Vol.1(CCSSA 25907)でレコーディング
・デビューを飾ったオランダ、アムステルダムを活動拠点とするピリオド楽器
によるアンサンブル、アムステルダム弦楽四重奏団のハイドン・シリーズ第2
弾。メンバーには、2003年から2006年までコープマン率いるアムステルダム・
バロック・オーケストラのコンサート・ミストレスを務めたヴァイオリンのア
リダ・シャット、ロック・コンソートの創設メンバーでもあるヴァイオリンの
ジョン・ウィルソン・マイヤー、ダンディン・コンソートやキングズ・コンソ
ートなどでも活躍するヴィオラのジェーン。ロジャース、そしてコンチェルト
・コペンハーゲン、オランダ・バロック協会からソリストとして招かれている
チェロのトーマス・ピットなど、古楽界の第一線で活躍する実力者がズラリ。



<Hyperion>
CDA 67642 \2180
ロマンティック・ヴァイオリン・コンチェルト・シリーズVol.7 ――
アレンスキー:ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.54
タネーエフ:ヴァイオリンと管弦楽のための《協奏的組曲》Op.28
イリヤ・グリンゴルツ(ヴァイオリン)、
イラン・ヴォルコフ(指揮)、BBCスコティッシュ交響楽団
現在第46集までリリースされている"ピアノ"、ゲルハルトの2タイトルが輝き
を見せる"チェロ"、そしてもう1つのロマンティック・コンチェルト・シリー
ズである"ヴァイオリン"。
サン=サーンス、スタンフォード、フバイ、カルウォヴィチ、コールリッジ
=テイラーなどの知られざる素晴らしき"ヴァイオリン協奏曲"が取り上げら
れてきた"ロマンティック・ヴァイオリン・コンチェルト・シリーズ"の最新
巻となる第7集は、シリーズ初となるロシアン・プログラム!
巨匠にして名教師、レオポルト・アウアーに献呈されたアレンスキーの「ヴァ
イオリン協奏曲」とタネーエフの「協奏的組曲」。
作品の形式こそは違うものの、アウアーの超絶技巧を活かすために散りばめ
られた高度な技巧を要する難解なパッセージ、ロシア・ロマン派ならではの
哀愁漂う旋律など共通点は数多い。
また献呈者のアウアー、作曲者のアレンスキー、タネーエフの3人それぞれ
がチャイコフスキーにまつわるエピソード、親交を持っているという点も興
味深い。
ソリストは、エルンストのヴァイオリン作品集(CDA 67619)で衝撃的な登場を
飾ったロシアの若き鬼才イリヤ・グリンゴルツ。
1995年メニューイン国際ヴァイオリン・コンクール優勝、98年に弱冠16歳でパ
ガニーニ国際コンクール優勝を勝ち取るなど凄まじい実力と経歴を持つグリ
ンゴルツが、祖国ロシアの2つのヴァイオリン協奏曲を制覇する!

CDA 67690 \2180
ダンディ:管弦楽作品集 ――
交響詩《ヴァレンシュタイン》Op.12/ヴィオラと管弦楽のための《コラール
・ヴァリエ》Op.55/交響詩《花咲くサルビア》Op.21/ヴィオラと管弦楽の
ための《歌》Op.19
ローレンス・パワー(ヴィオラ)、
ティエリー・フィッシャー(指揮)、
BBCナショナル・オーケストラ・オヴ・ウェールズ
"三十年戦争"の英雄ヴァレンシュタインを主人公としたシラーの戯曲に基づ
く"交響詩「ヴァレンシュタイン」"は、ダンディのドイツとその文化に対す
る敬意と親近感を反映した大作であり、この作品集のメイン・プログラム。
またワーグナーの影響とフランスの作曲技法が同居する「花咲くサルビア」
の巧みなオーケストレーションも魅力的。
そして「コラール・ヴァリエ」と「歌」の2作品では、ソリスト、ナッシュ・
アンサンブルのメンバーとして大活躍する次代の巨匠候補ローレンス・パワ
ーがヴィオラ・ソロで参戦。
20世紀フランス管弦楽作品の演奏で破竹の快進撃を展開しているティエリー
・フィッシャー&BBCNOWの快演が楽しみ。

CDA 67653 \2180
バード:宗教音楽集第11巻 ――
天より主が降りたまいぬ/あなたは羊飼い/主よ、われを憐れみたまえ/死
の悲しみがわれをとりまく/汝が地にてつなぐものはみな/主よ、御身の契
約を思い起こしたまえ/主よ、立ち上がりたまえ、何ゆえ眠りたもうや/リ
タニア/今こそわれは真に知る/御身は彼らを長となしたもう/汝はペテロ
なり/われらは天の主に手とともに心を上げん/きょう、シモン・ペテロは
/ペテロよ、神の命によりこの世の鎖を解け/主はかく言いたもう
アンドルー・カーウッド(指揮)、カージナルズ・ミュージック
タリス・スコラーズのメンバーでもあるアンドルー・カーウッドが音楽監督
として率いるイギリスのア・カペラ・グループ、カージナルズ・ミュージッ
クのバード・エディション最新盤!
前作の第10巻(CDA 67568)が2007年英グラモフォン賞の古楽部門賞を獲得する
など、ハイペリオン移籍後も絶好調を維持し続けているバードの代弁者たち
が歌うのは、1585年に国教会忌避者とされた後のバードの宗教作品。
ロンドンからエセックスに移住したバードが生んだ1591年の「聖歌集第2巻(カ
ンティオネス・サクレII)、1607年の「グラドゥアリアまたは宗教声楽曲集第
2巻」からカージナルズ・ミュージックが選りすぐった15の宗教曲。
イギリス国教会とカトリックを巡る騒乱の中を生き抜いたバードの音楽に、
カーウッド&カージナルズ・ミュージックの歌声が新たな息吹きを吹き込む。

CDA 67667 \2180
R・シュトラウス:歌曲全集Vol.4 ――
マドリガルOp.15-1/冬の夜Op.15-2/苦悩の讃歌Op.15-3/悲しみの歌から
Op.15-4/帰郷Op.15-5/静かな散歩Op.31-4/労働者Op.39-3/わが子への歌
Op.39-5/岸辺にてOp.41-3/ひそやかな歌Op.41-5/詩人の夕べの散歩Op.47-2
/石切り人の歌Op.49-4/見つけた花Op.56-1/あなたの青い瞳でOp.56-4/
夜ふけの船でOp.56-3/近づく老年Op.87-1/創造と生命を与えることOp.87-2
/もはやそれ以上はOp.87-3/陽の光の中にOp.87-4
クリストファー・マルトマン(バリトン)、アラステア・マイルズ (バス)、
ロジャー・ヴィニョールズ(ピアノ)
作曲者の死後に出版されたリュッケルトとゲーテの詩による「歌曲集Op.87」
など、シリーズ全体で共通しているセンスを感じさせるプログラミングもこ
のシュトラウス歌曲集の人気の秘密。
クリスティーネ・ブリューワー(Vol.1)、アンネ・シュヴァネヴィルムス
(Vol.2)、アンドルー・ケネディ(Vol.3)といった実力者たちに続き第4集を歌
うのは、イギリス期待のバリトン歌手クリストファー・マルトマン!
コヴェント・ガーデン王立歌劇場、メトロポリタン・オペラ、バイエルン州
立歌劇場などでのオペラ出演や世界各地でのリサイタルが称賛を受けており、
そのスタイリッシュな歌声への注目度は日増しに高まりを見せている。
ハイペリオンからのリリースでは、シューベルト歌曲集、フォーレ歌曲集、
ドビュッシー歌曲集などに参加しており、録音面での実績も抜群!

CDA 67719 \2180
ハイドン:ピアノ三重奏曲集Vol.1 ――
ピアノ三重奏曲第24番ニ長調Op.73-1,Hob.XV-24
同第25番ト長調Op.73-2,Hob.XV-25《ハンガリー風》
同第26番嬰ヘ短調Op.73-3,Hob.XV-26
同第27番ハ長調Op.75-1,Hob.XV-27
フレスタン・トリオ〔スーザン・トムズ(ピアノ)、
アンソニー・マーウッド(ヴァイオリン)、リチャード・レスター(チェロ)〕
ロンドンのギルドホール音楽院の卒業生によって結成され、2000年のロイヤ
ル・フィルハーモニック協会室内楽部門賞に輝くなど、ハイペリオンの歴史
を語る上で欠かすことのできない世界有数のピアノ三重奏団、フロレスタン
・トリオ。
このフロレスタン・トリオによるハイドンの第1集には、イギリス滞在時代に
書かれた傑作「ピアノ三重奏曲第25番《ハンガリー風(ジプシー・ロンド)》」
が収録されており、アニヴァーサリーの"ハイドン"とハイペリオンの本拠地
"ロンドン"を収録曲でリンクさせているところもユニーク。

CDS 44371/4 4枚組 \8380
ハイドン:ロンドン交響曲集 ――
交響曲第93番ニ長調Hob.I-93/同第94番ト長調《驚愕》Hob.I-94/
同第95番ハ短調Hob.I-95/同第96番ニ長調《奇跡》Hob.I-96/
同第97番ハ長調Hob.I-97/同第98番変ロ長調Hob.I-98/
同第99番変ホ長調Hob.I-99/同第100番ト長調《軍隊》Hob.I-100/
同第101番ニ長調《時計》Hob.I-101/同第102番変ロ長調Hob.I-102/
同第103番変ホ長調《太鼓連打》Hob.I-103/
同第104番ニ長調《ロンドン》Hob.I-104
ハワード・シェリー(指揮)、スイス・イタリア語放送管弦楽団
ペーター・ザロモンの招きでロンドンを訪れたハイドンが、1791年から1795年
にかけて作曲を行った12の交響曲の中からは、「驚愕」や「軍隊」、「時計」、
「ロンドン」などの後期作品の代表作が生まれている。
演奏はハワード・シェリー&スイス・イタリア語放送管弦楽団のコンビ、しか
も2007年-2008年の新録音。"シュポアの交響曲集(CDA 67616&CDA 67622)"で
一気に株を上げているだけに、ドイツ作品の演奏への期待度は高い。
テムズ川に架けられたウェストミンスター橋の絵画を使ったジャケット・ア
ートワークもグッド!




<Helios>
CDH 55315 \1280
デミジェンコ・プレイズ・メトネル ――
メトネル:夕べの歌ヘ短調Op.38-6/おとぎ話変ロ長調Op.20-1/ソナタ・エ
レジー ニ短調Op.11-2/朝の歌ハ短調Op.39-5/主題と変奏嬰ハ短調Op.55/
酒神賛歌変ホ長調Op.10-2/回想ソナタOp.38-1
ニコライ・デミジェンコ(ピアノ)
オニックス(Onyx)からショパンの新録音をリリースするなど、進化を続ける
ロシアの重戦車ニコライ・デミジェンコ。
デミジェンコにとってロシア作品は、十八番ショパンと双璧を成す自身の重
要なレパートリー。デミジェンコに流れるロシアの血が、メトネルの作品が
持つ古典的な美を解き放つ。1992年9月3日-4日の録音。
CDA 66636からの移行再発売。




<Clarinet Classics>
CC 0056 \2180
バス・クラリネットとピアノのリサイタル ――
ボザ:バラード
ディース:ロマンス
ペルト(ワッツ編):鏡の中の鏡
ガブリエル:バス・クラリネット・ソナタ
テルモス:新しい音楽
カトラー:都市伝説
クレア:スコーフェル
サラ・ワッツ(バス・クラネット)、アントニー・クレア(ピアノ)
ロンドンの王立音楽院、オランダのロッテルダム音楽院で研鑽を積んだイギ
リスの若手女流奏者、サラ・ワッツのバス・クラリネット・アルバム。バス
・クラリネットの名手ヘンリ・ボックに師事したサラ・ワッツは、イギリス
随一のバス・クラリネット奏者として脚光を浴びるこの道のスペシャリスト。
伴奏楽器、縁の下の力持ちと認識されやすい低音楽器の持つソロ楽器として
の魅力を演奏で証明した意義深いアルバムである。静寂の中にある美が印象
的なペルトの「鏡の中の鏡」は、コンサート・レパートリーに加わる可能性
大!




<Omnibus Classicas>
CC 5001 \2180
クリス・ウィリアムズ:
ツナミ・レクイエム/金管五重奏のための《マラバール》/
コロマンデル海岸の歌
ジェイムズ・ギルクリスト(テノール)、
グレアム・ウィリィ(指揮)、
イングリッシュ・フィルハーモニア&合唱団、
エルサム・カレッジ合唱団、イングリッシュ・ブラス
クラシックのオーケストラ、室内楽、コンテンポラリーの新作、ジャズ、ワ
ールド・ミュージックのライヴ録音をリリースする新レーベル"オムニバス・
クラシックス(Omnibus Classics)"がスタートします。
リリース第1弾は、ベアフォード・アーツ・センターのミュージシャン・イン
・レジデンスなどを歴任したイギリスの作曲家クリス・ウィリアムズの作品
集。2004年に起きたスマトラ沖大地震と大津波で命を落とした人々への鎮魂
歌として作曲された「ツナミ・レクイエム」の荘厳で哀しきな響きが胸を打
つ。2008年5月12日、ロンドン・フェスティヴァル・ホールでのライヴ録音。




<Cavalli>
CCD 287 \2300
クラリモニア-オン・スウィト ――
ヘンデル:序曲ニ長調HWV.424
プランツァー:トリオ第2番ハ長調
クロイツァー:トリオ
ブルーメンタール:アッベ・フォーグラーのオペラによるトリオ
シュタルク:トリオ ト短調Op.49
クラリモニア
デンナーのD管クラリネット(1720年頃)、ハンミッヒJr.のバセットホルン
(1800年頃)、グレンザーのB管クラリネット(1810年頃)、ビューナー&ケラー
のC管クラリネット(1800年頃)、オッテンシュタイナーのB管クラリネット、
シュヴェンク&セゲルケのバセットホルン(1996年)、ヤークトホルン(狩猟用
のホルン/1700年頃)という7本の歴史的楽器を用いたクラリネットの歴史絵
巻。音色と楽器の発展に改めて驚かされる。

CCD 454 \2300
セレモニアル ――
ジョリヴェ:セレモニアル-ヴァレーズへのオマージュ
ライヒ:6つのマリンバ
タン・ドゥン:悲歌-6月の雪
コブレンツ:サルペトリエール
H/F/Mパーカッション・ アンサンブル、
アレクサンドル・フルスホス(チェロ)
ヴッパータールを拠点に活動中のドイツのパーカッション・アンサンブルに
よるジョリヴェ、ライヒ、タン・ドゥン、コブレンツの作品集。
ヴァレーズのオマージュとして書かれたジョリヴェの鮮烈な音楽、6つのマリ
ンバが繰り広げるライヒのミニマル・ミュージックなど、打楽器の可能性の
限界を追求したユニークなアルバム。




<Thorofon>
CTH 2548 \2300
R・フックス:9つの幻想的小品Op.89
J・J・フックス:パルティータ第2番ヘ長調
クルシェネク:小組曲Op.13a
ドビュッシー:スティリー風タランテラ
リスト:メフィスト・ワルツ イ長調
フランツ・フォーラバー(ピアノ)
シューマンのピアノ独奏作品全集でシューマン弾きとしての名声を得たグラ
ーツ出身のピアニスト、フランツ・フォーラバーが弾くフックスやクルシェ
ネク。これまでのレパートリーからすると意外なプログラムだが、ベーゼン
ドルファー賞、オーストリア連邦省賞、ハンス=ヨアヒム・エアハルト賞な
どの輝かしい実績はダテではない。




<Antes Edition>
BM-CD 31.9253 \2300
エストニアのチェロ ――
エッレル:前奏曲ト短調、詩曲変イ長調
A・カップ:前奏曲変ホ長調
トビアス:無言歌
リュディグ:バラード ニ短調
オヤ:時の三部作
ライド:ラルゴ
マギ:詩篇
トビアス=デュスベリ:夜の歌
ペルト:フラトレス
トゥビン:13世紀の吟遊詩人の歌、チェロ協奏曲より 第1楽章
テート・ヤルヴィ(チェロ)、ヴァルド・ルメセン(ピアノ)
テート・ヤルヴィは、エストニアの音楽一家ヤルヴィ一族の長、ネーメ・ヤ
ルヴィの甥にあたるエストニアのチェリスト。濃厚でありながらも洗練され
たエストニアのチェロ作品をじっくりと楽しめる。北欧音楽ファン要チェッ
ク盤。

BM-CD 31.9252 \2300
フランツ・ミクサ(1902-1994):
アイスランド狂詩曲/交響曲第2番イ短調
トリトナス・ディアボロス・ドミタス
マンフレッド・ミューザウアー(指揮)、
ドナウ・フィルハーモニー・ウィーン
1902年にウィーンで生まれ、ウィーン国立音楽大学でマルクス、マンディチェ
フスキ、ハーガーに師事した作曲家フランツ・ミクサの管弦楽作品集。時折
マーラーの面影が顔を見せる「アイスランド狂詩曲」など佳作揃い。




<Centaur>
CRC 2950 \2080
J・S・バッハ:
無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV.1007/同第2番ニ短調BWV.1008/
同第3番ハ長調BWV.1009
マイルス・ジョーダン(バロック・チェロ)
ダポンテ弦楽四重奏団のチェリスト、マイルス・ジョーダンが従来の解釈で
はなく、18世紀のソースに基づいて再建された新たな解釈を用いたバッハの
無伴奏チェロ組曲集。
ジョーダンは5弦のピッコロ・チェロで無伴奏チェロ組曲第1番の第3曲クーラ
ントを全てピツィカートで弾くなど、一般的に聴かれる演奏とは一風違った
"バッハの無伴奏チェロ組曲"の姿が収められている。

CRC 2958 \2080
2台ピアノによるベートーヴェンの交響曲全集Vol.1 ――
ベートーヴェン(リスト編):交響曲第9番ニ短調Op.125《合唱付き》
ポール・キム(ピアノ)、マシュー・キム(ピアノ)
ジュリアード音楽院、マンハッタン音楽院を優秀な成績で卒業し、メシアン
のピアノ作品全集の録音を発表した韓国系アメリカ人ピアニスト、ポール・
キム。
息子マシュー・キムとのデュオによる2台ピアノでの"ベートーヴェンの交響
曲全集"の第1弾は"第九"。2台ピアノという編成ならではのスマートな演奏が
持ち味。

CRC 2945 \2080
パガニーニ:ギターのための作品集 ――
5つのソナチネMS.85/グランド・ソナタ イ長調MS.3/ソナタ第1番/同第2番
/同第8番/同第10番
スコット・モリス(ギター)
アメリカのギター奏者スコット・モリスは1998年にカーネギー・ホール・デ
ビューを果たし、中国では北京中央音楽学院のアーティスト・イン・レジデ
ンスを務めるなど、
欧米、アジアの各国で活躍中。ボストン・ギター・フェスティヴァル、中国
の無錫芸術祭などの音楽祭へのゲスト出演、著作の発表など活動範囲は幅広
い。清々しい風を吹き込んでくれるパガニーニのギター作品の音色が心地よ
い。

CRC 2946 \2080
ラフマニノフ:
練習曲《音の絵》Op.33より 第2曲ハ長調、第3曲ハ短調、第1曲ヘ短調
プロコフィエフ:思い出Op.4-1、悪魔的暗示Op.4-4、サルカズムOp.17
スクリャービン:前奏曲Op.11
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.36
メイロン・ツォン(ピアノ)
スタインウェイ・アーティストに名を連ねる女流ピアニスト、メイロン・ツォ
ンのロシアン・アルバム。
2008年のカーネギー・ホール・リサイタルやクロノス・クヮルテット、ブレ
ンターノ弦楽四重奏団との共演、またロシア、アメリカ、カナダのオーケス
トラにソリストとして招かれるなど世界規模での活躍を展開中。流麗なタッ
チが生み出す艶やかな音色がロシアの抒情を描く。

CRC 2952 \2080
ファリャ:ピアノ作品集 ――
バレエ音楽《恋は魔術師》より(作曲者によるピアノ編曲版)/讃歌/アンダ
ルシアの幻想曲/歌/アンダルシアのセレナータ/4つのスペイン風小品/
《三角帽子》からの3つの踊り/ポール・デュカスの墓碑銘
プーランク:ノヴェレット第3番ホ短調(ファリャの主題による)
ジェイソン・カットモア(ピアノ)
ジェイソン・カットモアは、マイラ・ヘス・メモリアル・コンサートでシカ
ゴでのデビューを飾ったアメリカのコンサート・ピアニスト。
北米、ヨーロッパ、そしてインドを活動拠点としており、ボンベイやニュー
デリーでのリサイタルは特に熱狂的な支持を得ている。ファリャの音楽が持
つ情熱的な一面と陰の部分を上手く捉えた力演である。

CRC 2955 \2080
ドナルド・マーティノの音楽 ――
ドナルド・マーティノ(1931-2005):
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ/ヴァイオリン・ソナタ第2番/無伴奏ヴァイオ
リンのためのロマンス/幻想的変奏曲
ミランダ・クックソン(ヴァイオリン)、ブレア・マクミラン(ピアノ)
ダラピッコラの弟子であり、ピュリツァー賞の受賞経験を持つアメリカの作曲
家ドナルド・マーティノのヴァイオリン作品集。
代表作「ピアニッシモ」が知られるマーティノの晩年の作品(幻想的変奏曲の
み1962年作曲)でも、得意としていた十二音技法などの現代的手法が用いられ
ている。




<Prima Voce>(Prima Voceはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
NI 7871 \1700
キルステン・フラグスタート(1895-1962)-
イン・ソングス(録音:1936年-1940年) ――
ベートーヴェン:自然における神の栄光Op.48-4、君を愛す
R・シュトラウス:
あなたの眼差しが私を見た時からOp.17-1、万霊節Op.10-8、
ツェツィーリエOp.27-2
アルネス:Lykken Mellem To Mennesker
グリーグ:波に揺れる小舟、連作《山の娘》/他
キルステン・フラグスタート(ソプラノ)、
エドウィン・アクアーサー(ピアノ)
ニンバスのテクノロジーによって78回転のSP盤の演奏をマイクロフォンで拾
い、デジタル化を行う復刻シリーズ「プリマ・ヴォーチェ」は往年の名歌手
たちの歌声を聴くことができる貴重な録音。
20世紀ノルウェーの偉大なるワーグナー歌手キルステン・フラグスタートが
歌うドイツ・リートと北欧の歌曲。弊社初紹介。

NI 7870 \1700
ティト・スキッパ(1888-1965)-イン・ソングス(録音:1926年-1939年) ――
スカルラッティ:私は悩みに満ちて、すみれ、私は心に感じる
ヘンデル:オンブラ・マイ・フ
グルック:歌劇《オルフェオとエウリディーチェ》より
リスト:愛の夢/他
ティト・スキッパ(テノール)、様々なアーティスト
イタリアの大テノール、ティト・スキッパの歌曲集。「オンブラ・マイ・フ」
などの感動的な歌声は今も色褪せない。弊社初紹介。

NI 7869 \1700
リセウ大劇場の名歌手たち(録音:1905年-1930年) ――
ビゼー:歌劇《カルメン》より(マリア・ゲー&ジョヴァンニ・ゼナテッロ)
ヴェルディ:歌劇《リゴレット》より 女心の歌(ティト・スキッパ)
トマ:歌劇《ミニョン》より 君よ知るや南の国(コンチータ・スペルヴィア)
/他
様々なアーティスト
スペイン、バルセロナのオペラ・ハウス、リセウ大劇場で20世紀前半に活躍し
た歌い手たちの貴重な記録。




<Etcetera>
KTC 1380 10枚組 \5750
フランドル楽派の巨匠たち-15世紀&16世紀のポリフォニー ――
CD1-アドリアン・ヴィラールトとイタリア ――
ヴィラールト:
めでたし乙女、エルサレムよ主をほめたたえよ、苦しみが私をさいなみ、
Vecchie Letrose、Quante Volte Diss'io、他/
CD2-フィリップ・ロジエとスペイン ――
《フェリペII世のミサ》より キリエ、アニュス・デイ、天の元后,
喜び給え、我が心, 安からず、Amour et la beaute、Leal amour、
主をほめたたえよ、他/
CD3-オルランド・デ・ラッスス ――
ラッスス:
第8旋法のマニフィカト、主に対し、すべての快楽の、歌は悲しみも涙も、
いつか私はあなたをこの手に迎える、寒くて暗い夜、修道女のような人でした、
恐れとおののきが、最後の時に、玉座に座したもう神よ、他/
CD4-16世紀フランドルの歌曲と舞曲 ――
スザート:
《ラ・ドンナ》パヴァーヌとガリアルド、《Mille Ducas》パヴァーヌ、
ガリアルドとロンド、バス・ダンスとリプライズ、
作曲者不詳:Druck en verdriet 、Wie sach oit、
ラ・リュー:Mijn hert altijt heeft、他/
CD5-フィリップ・デ・モンテとハプスブルク家 ――
デ・モンテ:おお、優しく甘きものよ、ベネディクトゥス・デウス、
Fu preda d'empio Nume、Assai fervida Amante、Clamavi de tribulatione
mea、ドミニ・エスト・テラ、
ファート:サルヴェ・レジナ、ライトン:カンツォーナ、他/
CD6-ニコラ・ゴンベールと皇帝カール5世 ――
ゴンベール:
アレルヤ、主の霊は全地を満たす、トリステ・デパール、
Plaisir n'ay plus、われはわが目を御身に対し上げ奉りぬ、天の后、
喜びたまえ、御身いとうるわし、
クレキヨン:
突然天より風音が、来たれよ創り主なる聖霊よ、はかない喜びのために、
ノン・パパ:聖霊降臨祭の夕食礼拝、Hortens-Lutens-Hortens、Forbons、他
CD7-イザーク、オブレヒト、ド・ラ・リュー ――
オブレヒト:サルヴェ・レジナ、聖母マリア、パルセ・ドミネ、
イザーク:神の御名のもとに、In meinem Sinn、Alla battaglia、
ラ・リュー:
Il viendra le jour desire、Autant en emporte le vent、
今はただ死を待つばかり、他/
CD8-ジョスカン・デ・プレ ――
ジョスカン:
苦しみが私をさいなみ、世の中のあまたの悲しみ、
Fortune destrange plummaige、ジョスカンのファンタジー、
いと聡明なる乙女、主よ, 御身の怒りにて、ああ, マリオンが、
愛さずにはいられない、私を救っておくれ、私はもの思いに沈んだ、
金がないのは何よりつらい、わが愛よさらば(リュートによる演奏)、
わが愛よさらば(合唱による演奏)、すべての人の心は乱れ、A l'eure、
われらを解き放ちたまえ、御身の定めは驚くべきものなり/
CD9-ヨハンネス・オケゲムとフランス ――
コンペール:
マニフィカト、Gaude prole regia 、Vous me faites morir、
オケゲム:
めでたし つぐない主の御母、私の口は笑う、可愛いカミュゼット、
クレド、ディヴィティス:めでたし女王、他/
CD10-ギョーム・デュファイとブルゴーニュ ――
デュファイ:
聖霊よ来たりたまえ、 めでたしトスカナ人の花、このフィレンツェの町は、
美しい人が塔の下に、いと高きところには神に栄光、仇なす嫉妬よ、
さあ、友だちよ、目を覚まそうよ、バンショワ:われに注ぎたまえ、他/
エリク・ファン・ネーヴェル(指揮)、
カペラ・サンクティ・ミヒャエリス、クレンデ・コンソート
ベルギーのレーベル "Eufoda" からリリースされていた古楽ファン注目の好企
画シリーズ "フランドルのポリフォニー" がボックス・セットとなって新装登
場!15世紀-16世紀のフランドル地方で隆盛を誇ったフランドル楽派。この"フ
ランドル楽派の巨匠たち"には、ジョスカン、ラ・リュー、オケゲム、イザー
ク、ゴンベール、デ・モンテ、オブレヒト、ヴィラールトなど、ルネサンス
時代を代表する大作曲家が次々と登場したフランドル楽派のポリフォニー音
楽がテーマ別にまとめられており、当時のフランドル地方で生まれた"音楽"
を網羅できる貴重なボックス・セットとして仕上がっている。
また、かつてフランドル楽派と共にネーデルランド楽派を形成していたブル
ゴーニュ楽派からも、デュファイやバンショワらの作品が収められるなど充実
度は非常に高い。
ベルギー古楽界の名匠エリク・ファン・ネーヴェルと手兵クレンデ・コンソ
ート、カペラ・サンクティ・ミヒャエリスの演奏も秀逸。古楽ファン要チェッ
クです。




<PentaTone>
PTC 5186 332(SACD-Hybrid) \2850
ムソルグスキー:
組曲《展覧会の絵》(ラヴェル編)
交響詩《はげ山の一夜》(リムスキー=コルサコフ編)
歌劇《ソロチンスクの定期市》より 序奏(リャードフ編)
歌劇《ホヴァンシチナ》(リムスキー=コルサコフ編)より
モスクワ河の夜明け、ペルシャの女たちの踊り
カルロ・ポンティ(指揮)、ロシア・ナショナル管弦楽団
レーベルの創設から現在に至るまで抜群のコンビネーションを築き上げてき
たペンタトーン(PentaTone)とロシア・ナショナル管弦楽団。
最新盤となるムソルグスキーの管弦楽作品集でロシア・ナショナル管の指揮
台に登壇するのは、20世紀イタリアの名映画監督カルロ・ポンティと大女優
ソフィア・ローレンの長男、カルロ・ポンティ・ジュニア!
パリで音楽の勉強をスタートさせたポンティ・ジュニアは、カリフォルニア
大学ロサンゼルス校、ウィーン音楽大学でズービン・メータやレオポルド・
ハーガーに指揮法を師事。
2001年に音楽監督兼首席指揮者として迎えられたアメリカのサンバーナーディ
ーノ交響楽団とは、2014/2015年までの長期契約を結ぶなど俊英のタクトに対
する期待は急速な高まりを見せている。
2000年から副指揮者を務めているロシア・ナショナル管とのムソルグスキー
は、ポテンシャルの高さと大器の片鱗を窺わせる堂々たる演奏。異色のサラ
ブレッドの今後に期待したい。

PTC 5186 152(SACD-Hybrid) \2850
メンデルスゾーン:
ロンド・カプリチオーソOp.14/ピアノ・ソナタ第3番変ロ長調Op.106/
厳格な変奏曲ニ短調Op.54/3つの幻想曲、またはカプリスOp.16
イルゼ・フォン・アルペンハイム(ピアノ)
1927年インスブルック生まれの女流ピアニストであり、アンタル・ドラティ
の妻でもあるイルゼ・フォン・アルペンハイムのメンデルスゾーン。「無言
歌集」に代表されるようにアルペンハイムのメンデルスゾーンは高く評価さ
れている。1975年11月、オランダでの録音。




<Passacaille>
Passacaille 948 \2300
スウェルツ:ヘンリー8世の6人の妻たち
フランダース・リコーダー四重奏団、
パトリック・ファン・フーテム(カウンターテナー)
1987年の結成から約20年。世界最高峰のリコーダー・アンサンブルとしての地
位を築き上げてきたフランダース・リコーダー四重奏団が、ベルギーのレーベ
ルからベルギーの作曲家の作品集をリリース!
吹奏楽作品の作曲家としても知られるベルギーの作曲家ピート・スウェルツ
(1960-)が音楽で描くのは、イギリス絶対王政の象徴、ヘンリー8世の6人の妻
たちがたどった悲劇の人生。
アラゴン、ブーリン、シーモア、クレーヴズ、ハワード、パーと名付けられた
6つのセクションでは、6人の妻それぞれの王妃としての絶頂時代から悲劇的な
最期までが、フランダース・リコーダー四重奏団の一糸乱れぬ超絶のアンサン
ブルで描写されている。
またリコーダー演奏の合間に時折響くカウンターテナー、ファン・フーテム
の儚い歌声が最後のピースとして作品、演奏を完成へと導く。リコーダー・
アンサンブルがたどるチューダー朝の歴史にご注目下さい。




<Musique En Wallonie>
MEW 0844-0845 2枚組 \4600
イザイ:歌劇《坑夫ピエール》
ギレーヌ・ジラール(ソプラノ)、アラン・ガブリエル(テノール)、
パトリック・デルクール(バリトン)、
ジャン=ピエール・ヘック(指揮)、ワロン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
1858年ベルギーのリエージュに生まれたヴァイオリンの世界的巨匠ウジェー
ヌ・イザイ。
ここでは、話題盤"イザイに献呈されたヴァイオリン・ソナタ"(MEW 0528-0531)
に収録された作品など、数々の初演を行った"ヴァイオリン奏者"としてではな
く"作曲家"としての姿に焦点をあてており、録音された作品はイザイの珍しい
オペラ「坑夫ピエール」!
1931年3月4日に初演が行われたものの未出版のため演奏機会に恵まれてこな
かった「抗夫ピエール」だったが、2005年にアメリカのケース・ウェスタン
・リザーブ大学のフィリップ・シストがクリティカル・エディションを発表
したことにより今回の録音が実現の運びとなったのである。
イザイの作品といえば「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」などが知られている
が、母国ベルギーのアーティストたちによって貴重なオペラがその姿を現す
ことになる。2006年11月25日の録音。





<Cybele>
SACD AB 005(SACD-Hybrid) \2850
シェーンベルク:お姫さま(世界初録音)
アルノルト・シェーンベルク(語り)、ヌリア・シェーンベルク(語り)、
ロナルド・シェーンベルク(語り)、ローレンス・シェーンベルク(語り)、他
シェーンベルクが自分の3人の子供たちに語り聞かせた物語「お姫さま」を収
録した珍しいオーディオブック。
しかもこの音源はただのオーディオブックではなく、シェーンベルクの3人の
子供たちの語り、そしてアルノルト・シェーンベルク本人による語りを収録し
た貴重な記録なのである!
12音技法の創始者が自らの子供たちのために語った物語。貴重なシェーンベル
クの研究資料としても注目されることだろう。




<Raumklang>
RK 2704 \2300
舞曲さまざま ――
パーセル:歌劇《妖精の女王》からの組曲
コレッリ:合奏協奏曲Op.6-4
ルベル:舞曲さまざま
アルビノーニ:オーボエ協奏曲ニ短調Op.9-2
テレマン:7声の序曲
アルフレッド・ベルナルディーニ(オーボエ&指揮)、
ハーモニー・オヴ・ネーションズ・バロック・オーケストラ
才能溢れるヨーロッパの若手奏者が集結するEUバロック・オーケストラで出
合った演奏家たちによって2004年に結成された新進気鋭の古楽器演奏団体、
ハーモニー・オヴ・ネーションズ・バロック・オーケストラ。
2007年のトリゴナーレ古楽音楽祭での大成功によって、ヨーロッパでの"ハー
モニー・オヴ・ネーションズ"への期待と注目度は一挙に高まっている。アン
サンブル・ゼフィロの創設メンバーにしてバロック・オーボエの名手ベルナ
ルディーニの統率力とソロが、若きピリオド奏者たちの持ち味を最大限に引
き出している。

RK 2702 \2300
ドレスデン宮廷礼拝堂の音楽 ――
ハスラー:第9旋法によるトッカータとフーガ、カンツォン
ミヒャエル:4声の前奏曲
シャイト:マニフィカト
エルバッハ:第4旋法による4声のカンツォン、カンツォン ハ長調
フローベルガー第15番ト短調
ヴェックマン:パルティータ ニ短調
フローベルガー:ファンタジア第7番
ヴェックマン:ファンタジア
フローベルガー:悲しみとトンボー
ヴェックマン:トッカータ ニ短調
ミヒャエル:4声のトッカータ イ短調
クレム:フーガ第22番
ケルル:トッカータ第8番
J・プレトリウス:ドイツのマニフィカト
シャイデマン:Jefu wollft uns weifen、前奏曲ト長調
セバスチャン・クネーベル(オルガン&チェンバロ)、
ブリッタ・シュヴァルツ(アルト)
ザクセン選帝侯の下でその才能を発揮したハスラーやヴェックマン、ヴェッ
クマンとお互いに影響を与え合ったフローベルガーなど、ドレスデン宮廷に
縁のある音楽家たちの作品を、ザクセン州のゴスヴィヒにある旧教会で演奏
したラウムクラング(Raumklang)らしい好企画。
ドレスデンとワイマールで教会音楽を学んだ鍵盤奏者セバスチャン・クネー
ベルは、コープマン、フォーゲルから古楽奏法を伝授されたドイツ教会音楽
のスペシャリスト。テレマニッシェス ・コレギウム・ミヒャエルシュタイン
のチェンバロ奏者として活躍し、2007年からはヒューストン・バッハ協会の
客演オルガニストに招聘されている。




<Raumklang Souvenir>
RKs 59603 \1780
バッハ一族の室内楽 ――
ヨハン・ベルンハルト・バッハ:管弦楽組曲ホ短調
J・S・バッハ:ソナタ ト長調BWV.1021
J・C・バッハ:四重奏曲イ長調
W・F・バッハ:ヴィオラ二重奏曲ト長調
C・P・E・バッハ:チェンバロ協奏曲イ短調
クールザッハジッシェ・カペレ・ライプツィヒ
これまでリリースされてきたラウムクラング・レーベルの人気タイトルをミッ
ド・プライス&ジュエル・ケース仕様でリリースする"スーヴェニア"シリーズ
がスタート!
大バッハと根幹とするバッハ一族の室内楽を演奏するクールザッハジッシェ
・カペレ・ライプツィヒは、1994年にゲヴァントハウス管、ハレ・ヘンデル
音楽祭管などのメンバーで結成された古楽アンサンブル。トラヴェルソのディ
ーンやチェロのマクギヴレイ、チェンバロのレミーなど実力者がズラリと勢
揃い。1996年4月の録音。RK 9603からの移行再発売。

RKs 59802 \1780
ヒルデガルト・フォン・ビンゲンとビルギッタ・フォン・シュヴェーテン
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:
《天啓の調和のシンフォニア》より
ビルギッタ・フォン・シュヴェーテン《カントゥス・ソノルム》より
レ・フランヴォヤン
歴史上最初の女性作曲家と伝えられている中世ドイツの聖職者ヒルデガルト・
フォン・ビンゲンと、14世紀スウェーデンの修道女ビルギッタ・フォン・シュ
ヴェーテンの聖歌集。3人の女性ヴォーカルの清らかな歌声とシンプルな器楽
の音色が神秘的な空間を創り出す。
1998年1月の録音。RK 9802からの移行再発売。

RKs 59301 \1780
13世紀-15世紀の歌と舞曲集 ――
マショー:良き人に会っての帰り
ロイエンタール:草木の枯れた牧場
作曲者不詳:王のエスタンピー、スタンタイプス
モールンゲン:私はずっと物思いに沈んでいた
作曲者不詳:王のエスタンピー第2番、王のダンス、ラ・ヴィエール
ダミアン:これでおしまい
作曲者不詳:3つの泉、トロット/他
ヨクラトーレス
1984年にライプツィヒで結成された古楽演奏団体ヨクラトーレスの最初のアル
バム。中世の舞曲、シャンソン、吟遊詩人の歌などを取り上げており、優秀録
音盤としてサウンド面でも好評価を獲得してきた録音である。
1993年5月の録音。RK 9301からの移行再発売。

RKs 59901 \1780
中世のユダヤ人たち-セファルディムとアシュケナジム
ヤルダ・レープリング(ヴォーカル)、
ハンス=ヴェルナー・アーペル(リュート)、
シュテファン・マース(リュート)、スザンネ・アンソルク(フィドル)、
ザビーネ・ヘラー(ハープ)、ファイト・ヘラー(ポルタティフ・オルガン)、
ミヒャエル・メツラー(打楽器)
中世のイベリア半島、スペインやポルトガルに定住したユダヤ人"セファル
ディム"と、東欧やドイツ語圏に定住したユダヤ人"アシュケナジム"によって
演奏されていたと伝わる伝承曲を収録。女性ヴォーカル、レープリングの愁
いを帯びた歌声がしみる。1999年2月の録音。RK 9901からの移行再発売。

RKs 59601 \1780
古いニグン-イディッシュ語のユダヤ歌曲集
ヤルダ・レープリング(ヴォーカル)、
ハンス=ヴェルナー・アーペル(ギター)、シュテファン・マース(ギター)、
ヘルムート・アイゼル(クラリネット&バス・クラリネット)、
ミヒャエル・メツラー(打楽器)
ユダヤ系古楽の発掘、復刻に情熱を注いできたレープリングを中心とした古
楽演奏トリオによるユダヤの歌曲集。今村泰典に師事したアーペルとユング
ヘーネルに師事したマースが弾くギターのさり気ない音色がレープリングの
歌声の魅力をさらに高める。1995年12月の録音。RK 9601からの移行再発売。




<Solo Musica>
SM 105 \2300
ラストレッリ・チェロ四重奏団Vol.1 ――
ストロク(ドラプキネ編):ラプソディ・タンゴ
ソコロフ:メロディ
アンダーソン:シンコペーテッド・クロック
ピアソラ:忘却
ドラプキネ:007、ロシア風の合奏協奏曲、パガニッシモ
チャイコフスキー:秋の歌
バーンスタイン:《ウェストサイド・ストーリー》より
ショスタコーヴィチ:ポルカ
ボーマン:12番街のラグ
ヴォロヴェス:"ムー・ムー"
ラストレッリ・チェロ四重奏団〔キラ・クラフツォフ、セルギオ・ドラブキ
ネ、ミシャ・デグチャレフ、キラ・ティモフェイエフ)
ラストレッリ・チェロ四重奏団は、18世紀に活躍したイタリア生まれのロシ
アの建築家、バルトロメオ・ラストレッリの名を冠するその名の通り"チェロ
のみ"のアンサンブル!
ロシアのサンクトペテルブルクとベラルーシのポロツク出身の4人のチェリス
トによって、2002年にドイツのシュトゥットガルトで結成されたという経歴
も編成同様どこかユニーク。
チャイコフスキーやショスタコーヴィチ、ピアソラ、バーンスタイン、メン
バーのドラブキネのアレンジによる007などバラエティ豊かなプログラムも魅
力的。これぞ低音楽器の醍醐味也!弊社初紹介。

SM 102 \2300
協奏風大二重奏曲 ――
カステルヌオーヴォ=テデスコ:ファンタジアOp.145
ハウク:ファンタジア
モシュレス&ジュリアーニ:協奏風大二重奏曲Op.20
ルイス・オルランディーニ(ギター)、ベアトリス・ベルトールド(ピアノ)
チリのギタリストとドイツの女流ピアニストによるデュオ・アルバムがドイツ
のソロ・ムジカ(Solo Musica)から登場。ルイス・オルランディーニは、ケル
ン音楽大学では名匠エリオット・フィスクに師事し、1989年のミュンヘン国際
音楽コンクールでは第1位を獲得しセンセーションを巻き起こしたチリのギタ
リスト。
名ソプラノ歌手アンネリーゼ・ローテンベルガーで見出され一躍脚光を浴び
たドイツのピアニスト、ベアトリス・ベルトールドとのデュオの最大の聴き
どころは、モシュレスとジュリアーニの共作にして「大作協奏風大二重奏曲」
ギターとピアノの超絶技巧の競演は、かなり聴き応えアリ。
2005年7月の録音。

SM 101 \2300
オペラ・ファンタジー ――
フロロフ:
ガーシュウィンの《ポーギーとベス》の主題による演奏会用大幻想曲
ヴュータン:
ヴェルディの《エルナーニ》の主題によるファンタジー・ブリランテ
カステルヌオーヴォ=テデスコ:
ロッシーニの《セヴィリアの理髪師》による演奏会用トランスクリプション
ドルドラ:オッフェンバックの《ホフマン物語》による幻想曲
バッツィーニ:ヴェルディの《椿姫》の主題による幻想曲
ガーシュウィン(ハイフェッツ編):《ポーギーとベス》より 5つの小品
ナターシャ・コルサコワ(ヴァイオリン)、キラ・ラトナー(ピアノ)
最初にヴァイオリンのレッスンを受けた祖父はモスクワ放送響の元コンサー
トマスター、ボリス・コルサコフ、
そして父は今は亡きロシアのヴィルトゥオーソ、アンドレイ・コルサコフと
いう、ロシアの偉大なる系譜を受け継ぐ女流ヴァイオリニスト、ナターシャ
・コルサコワのソロ・アルバム。
オペラをテーマとしたこのアルバムでは、ガーシュウィン、ヴェルディ、
ロッシーニ、オッフェンバックの作品を題材としてアレンジされた難曲を巧
みに弾きこなしており、その血筋が伊達ではないことを自らの演奏で証明し
てみせている。確実に受け継がれた巨匠のDNAのさらなる進化に期待!
2005年7月の録音。





<Christophorus>
CHR 77291 \2300
ルネサンス時代の管楽アンサンブルの音楽 ――
作曲者不詳:Vil liber zit uff diser erde
ビュノワ:絶望した幸福の女神
アグリーコラ:Dites moy
ジョスカン:王様万歳
コンペール:Au Travail Suis
オケゲム:D'un autre amer
ジョスカン:ビスケーのマスク
オブレヒト:Staat een Meskin
ストッケム:Hor Oirez/他、全21曲
アンサンブル《レゾーゼ・レバ》
ショームとサックバットという編成の15世紀の合奏形態"アルタ"。ここでは
作曲者不詳の作品からジョスカンなど、15世紀の宮廷でアルタによって演奏
されたとされる作品を取り上げている。
オーボエ属のボンバルド、ショーム、スライド・トランペット、サックバッ
トといった古楽管楽器が奏でる独特のハーモニーと、現代の管楽アンサンブ
ルの演奏の共通点を探すのも面白い。数々の古楽管楽器を使い分けるアンサ
ンブルの実力も相当なもの。

CHR 77301 \2300
クレルヴォーのベルナール(c.1090-1153)-シトー修道会の中世の音楽 ――
ユビラス・リズミクス(Jubilus rhythmicus)、他
ウィルフリート・ロンバッハ(ディレクター)、
アンサンブル・オフィチウム
クレルヴォーのベルナールは、シトー修道会を大きく発展させ、クレルヴォー
修道院の院長、カトリックの指導者としてなど絶大な影響力を持った12世紀フ
ランスの神学者。
シトー修道会の聖歌の復権にも力を注いだベルナールのものとされる作品、
改定や編纂に携わったと伝わる作品を歌うのは、ドイツのア・カペラ・グル
ープ、アンサンブル・オフィチウム。12世紀の神聖で神秘的なハーモニーが
現代に蘇る。

CHR 77300 \2300
サンテイアゴ巡礼の道-中世サンテイアゴ巡礼の音楽 ――
別れ、巡礼(2部)、到着、神殿にて
アウグスブルク古楽アンサンブル
キリスト教の聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の道を、中世
ヨーロッパ各地に伝わる音楽、カリクスティヌ写本からの音楽でたどる。
CHR 77264からの移行新装発売。1986年3月の録音。




<Passacaille>
Passacaille 949 \2300
ファン・ペテゲムのオルガン ――
C・P・E・バッハ:ソナタ第1番
ヴァンハル:フーガ ヘ長調、同ハ長調
ムファット:トッカータ
クレランボー:第2旋法による組曲
ガルッピ:ソナタ ニ短調
カテリナ・チロボコワ(オルガン)
カテリナ・チロボコワは、2000年に行われたイギリス・アウンドル国際オル
ガン音楽祭での優勝、アニマ・エテルナやヤナーチェク室内管、モラヴィア
・フィルとの共演などで活躍中の女流オルガニスト。
ベルギーのハリンゲにある聖マルティヌス教会の1778年製ファン・ペテゲム
・オルガンで、C・P・E・バッハやヴァンハル、クレランボーなど異なるスタ
イルを持った作品のリサイタル・プログラムを披露。18世紀ベルギーで生ま
れたどこか柔らかなオルガンの音色が癒しになる。




<Audiomax>
706 1530-2 \2300
リューベック聖ヤコブ教会のオルガン ――
シュテルワーゲン・オルガン
ブクステフーデ:トッカータ ニ短調BuxWV.155、
トゥンダー:主よわれ汝に望みを抱けり、
ブクステフーデ:パッサカリア ニ短調BuxWV.161、
ダンクザクミューラー:エスタンピー、
ブクステフーデ:トッカータ ヘ長調
ポジティブ・オルガン
スヴェーリンク:Esce mars、
フローベルガー:ファンタジア・ソプラ
グランド・オルガン
J・S・バッハ:
トリオ・ソナタ第1番変ホ長調BWV.525、前奏曲とフーガ ト短調BWV.542
アルヴィド・ガスト(オルガン)
ハンザ同盟の代表として隆盛を誇ったリューベック。
この都市にある聖ヤコブ教会に設置されているシュテルワーゲン・オルガン
(1637年製)、ポジティブ・オルガン(2003年製)、グランド・オルガン(1504年
製)を、メンデルスゾーン音大やリューベック音大で教鞭を執る名教授アルヴィ
ド・ガストが演奏。
グランド・オルガンやシュテルワーゲン・オルガンと同時代を生きた作曲家た
ちの音楽が当時の音色で再現される。




<Cybele>
SACD 960.308(SACD-Hybrid) \2850
クラレンス・バーロウ:ピアノ作品集 ――
ルーダス・ラガリス-ピアノのための13の前奏曲とフーガ
プレイヤー・ピアノのための小品
ピアノ四重奏のための《Cogluotobusisletmesi》
ヘルマン・クレッチュマー(ピアノ)、
クラレンス・バーロウ(プレーヤー・ピアノ)、
ジェイムズ・エイヴリー(指揮)、
イルメラ・レルケ(ピアノ)、ユルゲン・クルーゼ(ピアノ)、
ベンジャミン・コブラー(ピアノ)
1945年インドのコルコタ出身で、ツィマーマン、グロボカール、シュトックハ
ウゼンといった現代音楽の巨匠たちから作曲法を学んだクラレンス・バーロウ
のピアノ作品集。
バーロウは、インドのラーガの旋律的な特色とヨーロッパの伝統的手法を織り
交ぜた「ルーダス・ラガリス」、4台のピアノが東洋的な旋律などを絶え間な
く奏でる「Cogluotobusisletmesi」など、民族音楽を取り入れた新しい音楽
の発表を続けている。




<Pavane>
ADW 7321 \2300
ヨーロッパの新しいハーモニー ――
スポルケン:序曲風に
カブス:2つのゴイセンの歌
ルデュック:イントラーダとダンスリー
カペレッティ:ミ・コンペア
レグリィ:断章
シモニス:寄港とアルガルヴェ
ヴァンデルロースト:百万回の歓迎を
ミシェル:橋
ウェステルリンク:スケルツォ・テデスコ
ベイリー:ダフネ
セリス:イル・カント・デラ・ピッチーナ・シレーナ
フェルドバスク:スプレーン
スウェルツ:ソルチーコ
アルテ・デル・スォーノ弦楽四重奏団
"アルテ・デル・スォーノ"は、現在も根強い人気を保ち続けるルーマニア出身
のベルギーの女流ヴァイオリン奏者ローラ・ボベスコ(1921-2003)が第1ヴァイ
オリンを務める弦楽四重奏団。
日本でもお馴染みのヴァンデルローストやスウェルツなどベルギーの12人の
作曲家たちが、ヨーロッパ12ヶ国をテーマとして作曲した弦楽四重奏曲12作品
を収録。「序曲風に」ではいきなりシャルパンティエのテ・デウムが登場する
などユニークな作品が並ぶ。1994年6月の録音。

ADW 7316 \2300
ブゾーニ:ピアノ作品集 ――
ショパンのハ短調前奏曲による変奏曲とフーガOp.22/6つの練習曲Op.16/
変奏曲形式のエチュード Op. 17
ダニエル・ブルメンタール(ピアノ)
作曲者の名前を冠した1984年の第34回ブゾーニ国際ピアノ・コンクールで3位
入賞(1位なし)を果たしたブルメンタールのブゾーニ・アルバム。
約30分の演奏時間を要するショパンの前奏曲に基づく「変奏曲とフーガ」は、
魔法のようなブゾーニの手法が発揮された"これぞブゾーニ!"と言える代表作
の1つ。J・S・バッハのシャコンヌのピアノ編曲などアレンジが特に知られる
ブゾーニだが、Op.16とOp.17の2つの練習曲も秀逸である。

ADW 7317 \2300
ジョプリン:ラグ&ワルツ ――
メープル・リーフ・ラグ/イージー・ウィナーズ/ジ・エンターテイナー/
ストレニュアス・ライフ/カスケーズ/ベセーナ/ビンクス・ワルツ/ヘリ
オトロープ・ブーケ/グラジオス・ラグ/パイナップル・ラグ/ウォール・
ストリート・ラグ/ソレース/ユーフォニック・サウンズ/パラゴン・ラグ
/フェリシティ・ラグ/スコット・ジョプリン・ニュー・ラグ/マグネティッ
ク・ラグ
ダニエル・ブルメンタール(ピアノ)
ダニエル・ブルメンタールは、1981年のシドニー、リーズ、1982年のジュネー
ヴ、ブゾーニ、1983年のエリザベス王妃国際など、数々の国際コンクールでの
入賞実績を持つドイツ生まれ、パリ育ちのアメリカ人ピアニスト。
ブルメンタールのピアノが過剰な表現に走らず、ストレートなアプローチで祖
国の"ラグタイム王"ジョプリンのラグとワルツを存分に楽しませてくれる。

ADW 7313 \2300
シューマン:謝肉祭Op.9、アベッグ変奏曲Op.1
ブラームス:3つの間奏曲Op.117、2つのラプソディOp.79
ロベルテ・マムー(ピアノ)
チュニジアで生まれ、チュニス音楽院を経てヨーロッパへ渡りアントワープと
パリで研鑽を積んだ女流ピアニスト、ロベルテ・マムーが弾くドイツ・ロマン
派のピアノ作品集。
ベルギーを拠点としているマムーは、ソリストとしてのディアパゾン賞受賞
や、ヨーロッパ、母国チュニジアの音楽祭で音楽監督を務めるなどその活動
は多岐に渡る。

ADW 7330 \2300
ガイスラー・ヴィガノフスキ(1913-1989):ヴァイオリンのための作品集 ――
幻想ポロネーズ/牧歌/カンタービレ/モンタニャールの踊り/幸福な思い出
/テレサ・ハバネラ/気まぐれなガヴォット/子供とかっこう/ユダヤの歌
/夢/子守歌/ゆっくりな歌/歌とロシアの踊り/悲歌
ジョナサン・モートン(ヴァイオリン)、
ミハイル・ベズヴェルフニー(ヴァイオリン)、
オルガ・ベズヴェルフニー(ピアノ)
1913年パリ出身のユダヤ系音楽家ガイスラー・ヴィガノフスキ。
ポーランドの作曲家パヌフニクと親交が厚く、ソリストとしても活躍したヴィ
ガノフスキのヴァイオリン作品は、シマノフスキへのオマージュとして書かれ
た「幻想ポロネーズ」など秀作揃い。優美なメロディも美しい。
1994年9月の録音。




<Nimbus>(Nimbusはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
NI 7707 \1700
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 ――
ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13《悲愴》
同第14番嬰ハ短調Op.27-2《月光》
同第21番ハ長調Op.53《ワルトシュタイン》
同第26番変ホ長調Op.81a《告別》
バーナード・ロバーツ(ピアノ)
英国屈指のベートーヴェン弾き、バーナード・ロバーツがニンバスに録音を
行ったベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集から人気作品をチョイスしたベ
スト・アルバム。
スケールの大きさを感じさせる落ち着いたベートーヴェンは大ベテランだか
らこそなせる業。1982年-1985年の録音。弊社初紹介。

NI 7716/7 2枚組 \3400
シベリウス
交響曲第2番ニ長調Op.43/交響詩《フィンランディア》Op.26
交響詩《エン・サガ》Op.9/組曲《ペレアスとメリザンド》Op.46*
ロマンス ハ長調Op.42*/アンダンテ・フェスティーヴォ*
悲しいワルツ*/田園組曲Op.98b*/組曲《恋する者》Op.14*
かわいい組曲Op.98a*
ウィリアム・ボートン(指揮)、
ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団、イギリス弦楽オーケストラ
フィンジやメンデルスゾーンなど、弦楽オーケストラのための作品を数多く
録音したイギリスの指揮者ウィリアム・ボートンのシンフォニック・レパー
トリー。
シベリウスの「交響曲第2番」や「フィンランディア」ではオーケストラを
しっかりと歌わせており、管楽器セクションの使い方も独自色豊かで佳演に
仕上げている。1988年&1990年の録音。

NI 7712 \1700
ウェディングのために ――
ワーグナー:結婚行進曲
J・S・バッハ:主よ人の望みの喜びよ
ヘンデル:メヌエット
メンデルスゾーン:結婚行進曲
シャルパンティエ:前奏曲
ヘンデル:アリア
ボエルマン:聖母への祈り
ワーグナー:楽劇《ニュンベルクのマイスタージンガー》より第1幕の前奏曲
ヘンデル:序曲、アリア、ホーンパイプ
クラーク:デンマーク王子の行進曲
J・S・バッハ:羊は安らかに草を喰み
ライト:前奏曲
ヘンデル:シバの女王の入場
スタンリー:トランペット・ヴォランタリー
J・S・バッハ:G線上のアリア
ヴォーン=ウィリアムズ:グリーンスリーヴス
ウォルトン:王冠
パーセル:トランペット・チューン
グノー:アヴェ・マリア
ウィドール:トッカータ
ケヴィン・ボウヤー(オルガン)
長大なJ・S・バッハのオルガン作品集の録音でお馴染みのオルガニスト、ケ
ヴィン・ボウヤーの演奏によるウェディング・アルバム。ウォルトンの「王
冠」など英国作曲家の作品がしっかり取り上げられているところは流石。ア
ルバムの最初が"ワーグナー"の結婚行進曲というところはご愛嬌!?
1995年の録音。

NI 5486 \2080
タイの音楽 ――
チャオ・プラヤ協奏曲/カンボジアの夜の音楽/イニスエーション/ピグミ
ー族の踊り/Cherd Nawk/フォン・ナアム
フォン・ナアム
タイの伝統音楽と西洋のクラシック音楽の融合を試みたエスニックなアルバ
ム。「チャオ・プラヤ協奏曲」でのピアノの超絶テクニックと伝統音楽の旋
律のコラボレーションがこれまた面白い!1995年の録音。

NI 5483 \2080
ブラジル北東部の弦楽四重奏曲 ――
ペレイラ:3つの小品
伝承曲:ムレール・レンデイラ
マドゥレイラ:トレ
カピバ:トアダとデサフィオ
マシエル:ペドラ・ド・レイノ
ペレイラ:変奏曲
マドゥレイラ:プレグイサ、ゲレイロ
アルメイダ:Rasga do Nordeste
マドゥレイラ:Baque de Luanda、Toada e Dobrado da Cavalhada
パライバ弦楽五重奏団
ブラジルの弦楽アンサンブルによるブラジルの弦楽作品集。サンバのような熱
いリズムが全編で展開されるかと思いきや、抒情的な旋律が次々と現れる。
一般的なブラジル音楽のイメージとはまた違ったスタイルを知れる。
1995年の録音。



<Gimell>
CDGIM 042
ジョスカン・デ・プレ(c.1440-1521):
ミサ曲《不幸が私を襲い》(ミサ・マルール・ム・バ)
ミサ曲《絶望的な運命の女神》(ミサ・フォルトゥーナ・デスペラータ)
ピーター・フィリップス(指揮)、タリス・スコラーズ
1987年の英グラモフォン賞年間最優秀賞獲得という快挙を達成した永遠の名唱
「ミサ・パンジェ・リングァ」(CDGIM 009)に代表されるように、アレグリの
「ミゼレーレ」と並ぶタリス・スコラーズの代名詞でもあるジョスカンのミサ
曲。2007年の来日時のインタビューでは「キャリアを終えるまでにはジョスカ
ンのミサ曲全曲録音を完成させたい」と語るなど、ジョスカンのミサ曲全曲録
音に並々ならぬ意欲を見せていたピーター・フィリップス。
そして「ミサ・パンジェ・リングァ」、「ミサ・ロム・アルメ」(CDGIM 019)か
ら長い月日を経て遂にリリースされた全集第3弾、「無名のミサ&フーガによる
ミサ」(CDGIM 039)での完璧なハーモニーがこれまで以上に絶大な反響を巻き起
こすなど、タリス・スコラーズの歌う"ジョスカン"への評価はさらなる高まり
を見せている。
「無名のミサ&フーガによるミサ」に続いてリリースされるタリス・スコラー
ズのジョスカンのミサ曲全集第4弾は、枢機卿アスカニオ・スフォルツァのため
に作曲されたという説を持つ「ミサ曲《不幸が私を襲い》」、「ミサ曲《絶望
的な運命の女神》」の2作品。
「ミサ曲《不幸が私を襲い》」は、オケゲムやマルティーニの作品とも伝えら
れている3声の世俗歌曲「不幸が私を襲い」に基づいた通作ミサ曲であり、「ミ
サ曲《絶望的な運命の女神》」ではビュノワの作と言われる3声の世俗歌曲「絶
望的な運命の女神」が用いられている。
独特の書法と多様な工夫が散りばめられたジョスカンのミサ曲の真の姿を、タ
リス・スコラーズの完璧なハーモニーが鮮明に浮かび上がらせる。




<Onyx>
ONYX 4038(CD+DVD-Video) \3380
オマージュ ―― 12の世界的銘器へのトリビュート
ヴァイオリン-バッツィーニ:
妖精の踊り(アントニオ・ストラディヴァリ 1715"Marsick")
ファリャ(コハンスキ編):
《スペイン民謡》組曲 ―
ムーア人の衣装(ジュゼッペ・グァルネリ 1737"King Joseph" )
ナナ(アントニオ・ストラディヴァリ 1733"Sassoon")
カンシオン(アントニオ・ストラディヴァリ 1719"Duke of Alba")
ポロ(ジュゼッペ・グァルネリ 1742"Lord Wilton")
アストゥリアーナ(アントニオ・ストラディヴァリ 1709"La Pucelle")
ホタ(アントニオ・ストラディヴァリ 1715"Baron Knoop")
エルガー:気まぐれな女(ピエトロ・グァルネリ 1698"Shapiro")
スコット(クライスラー編):
ロータス・ランド(ジュゼッペ・グァルネリ 1737"King Joseph" )
ディニーク(ハイフェッツ編):
ホラ・スタッカート(アントニオ・ストラディヴァリ 1713"Baron d'Assignies")
ラヴェル:
ハバネラ形式による小品(アントニオ・ストラディヴァリ 1715"Marsick")
ヴィエニャフスキ(クライスラー編):
エチュード・カプリース(ピエトロ・グァルネリ 1698"Shapiro")
シベリウス:
マズルカOp.81-1(アントニオ・ストラディヴァリ 1719"Duke of Alba")
モシュコフスキ(サラサーテ編):
ギター(アントニオ・ストラディヴァリ 1713"Baron d'Assignies")
エルガー:愛の挨拶(アントニオ・ストラディヴァリ 1709"La Pucelle")
クライスラー:
ルイ13世の歌とパヴァーヌ(アントニオ・ストラディヴァリ 1733"Sassoon")
チャイコフスキー:メロディ(ジュゼッペ・グァルネリ 1742"Lord Wilton")
ファリャ(クライスラー編):
スペイン舞曲(アントニオ・ストラディヴァリ 1715"Baron Knoop")
ヴィオラ-ヴォーン=ウィリアムズ:
グリーンスリーヴズによる幻想曲(ガスパロ・ダ・サロ ca.1560)
ベンジャミン(プリムローズ編):
ジャマイカン・ルンバ(ジュゼッペ・グァダニーニ 1793"Rolla")
ダヴィード(ヴュータン編):
夜(アンドレア・グァルネリ 1676"Count Vitale, ex Landau")
ボーナス・トラック(音色の比較のために)-
ブルッフ:《スコットランド幻想曲》からの抜粋(9種類のヴァイオリン)
ベルリオーズ:交響曲《イタリアのハロルド》からの抜粋(3種類のヴィオラ)
ジェームズ・エーネス(ヴァイオリン&ヴィオラ)、
エドゥアルド・ローレル(ピアノ)
2008年度のグラミー賞&グラモフォン賞の栄誉に輝き、欧米のメディアからは
「地球上に存在する4-5人の完璧なヴァイオリン奏者の1人」、「エーネスこそ
ハイフェッツ、メニューイン、オイストラフ、スターン、そしてミルシュタイ
ンの後継者に相応しい」と激賞されるなど、巨匠への道を確実に歩むカナダの
ヴァイオリニスト、ジェームズ・エーネス。
飛躍を続けるエーネスの新たなプロジェクトは、"12の世界的銘器"とのコラボ
レーション。このプロジェクトは、世界有数の弦楽器コレクターとしてその名
を知られ、シカゴ大学交響楽団のコンサートマスターとしての経歴も持つデイ
ヴィッド・フルトンが所有する世界的銘器、すなわち"フルトン・コレクショ
ン"を1枚のディスクの中で弾き分けるという画期的でゴージャスなリサイタル
・プログラムなのである!
それぞれの楽器が持つ音色の魅力を最大限に活かすことの出来る作品を選りす
ぐったエーネスがストラディヴァリやグァルネリなど9種類のヴァイオリン、
グァダニーニなど3種類のヴィオラと共に繰り広げるリサイタルはまさに至福の
一時。ボーナス・トラックとして収録されている9種類のヴァイオリンで弾き比
べた「スコットランド幻想曲」、3種類のヴィオラで弾き比べた「イタリアのハ
ロルド」では、それぞれの楽器が持つ音色を"同じフレーズ"で聴き比べること
が出来るようになっており、長い年月によって育まれた銘器の特色を存分に味
わえる。
また約100分収録のDVD-Videoには、楽器を中心としたアングルでのCD収録曲全
曲の演奏と解説、エーネスのインタビュー、デイヴィッド・フルトンのインタ
ビュー、12の世界的銘器の詳細映像(クローズアップ映像)などが収められてお
り、"フルトン・コレクション"の現在を伝える貴重な記録に仕上がっている。
天才ジェームス・エーネスの"演奏"とフルトン・コレクションの"銘器"による
素晴らしき"オマージュ"にご期待下さい!
DVDフォーマット-リージョン・コード:0/NTSC/16:9/ステレオ、
5.1サラウンド



<Chandos>
CHSA 5069(SACD-Hybrid) \2850
ホルスト:管弦楽作品集Vol.1 ――
新年の朝Op.45-2/バレエ音楽《ルール》/金色のガチョウOp.45-1/
歌劇《どこまでも馬鹿な男》Op.39からのバレエ音楽
リチャード・ヒコックス(指揮)、
BBCナショナル・オーケストラ・オヴ・ウェールズ、
ジョイフル・カンパニー・オヴ・シンガーズ
去る11月23日に心臓発作で60歳という若さで急逝という衝撃のニュースが飛
び込んできたイギリス音楽の達人リチャード・ヒコックス。
生前のヒコックスが抜群のコンビネーションを構築していた新たなパートナ
ー、BBCナショナル・オーケストラ・オヴ・ウェールズ(BBCNOW)と遺したホル
ストの管弦楽作品集が奇しくも最新盤として登場に。
敢えてホルストの管弦楽作品を取り上げたヒコックスは、これまでに演奏、
録音を行ってきたレパートリーをさらに掘り下げた"イギリス音楽の達人"の
本領発揮とも言えるレアな4作品を新たに収録。
ホルストの管弦楽作品は、「惑星」や「エニグマ変奏曲」だけではないとい
うことをヒコックスのタクトが証明してくれる。イギリス音楽の発掘に情熱
を注いだ達人の遺した記録を是非ともお聴きいただきたい。

CHAN 10505 \2180
マルクス:管弦楽伴奏付き歌曲&合唱作品集 ――
舟歌/つつましい羊飼い/愛がお前の心に宿ったなら/5月の花/マリアの歌
/ピエモンテ州の民謡/幸せな夜/夏の歌/セレナーデ/昨日彼は私にバラ
の花を贈った/森の幸せ/ジプシー/牧神の秋の合唱/新年の賛歌/山の賛
歌/朝の歌
クリスティーネ・ブリューワー(ソプラノ)、
イルジー・ビエロフラーヴェク(指揮)、
BBC交響楽団&合唱団、トリニティ少年合唱団、アポロ・ヴォイセズ
20世紀オーストリアを生きた後期ロマン派の作曲家ヨーゼフ・マルクスの作
品集でイルジー・ビエロフラーヴェクがシャンドスに久々の登壇!
家族から法律家としての道を歩むことを強く望まれながらも、音楽の道を突
き進んだマルクス。マルクスは本格的な作曲活動を開始したのは26歳からだ
ったが、1908年から1912年という僅か4年間で約120曲の歌曲を作曲するなど、
底知れぬ音楽的才能の持ち主だったことを窺わせるエピソードを持つ。
ハイペリオンのR・シュトラウス歌曲集での歌声が話題となったソプラノ歌手
ブリューワーをソリストに迎えての首席指揮者ビエロフラーヴェク&BBC響の
マルクスの声楽作品集。
2つの合唱団、トリニティ少年合唱団、アポロ・ヴォイセズも加わり、この作
品集がマルクスの声楽作品の大家という名声と正統な評価、そして"マルクス
・スタイル"の存在を改めて世に示すという重要な役割を果たすことになる。

CHAN 0757 \2180
パーセル:歌劇《ディドとエネアス》
サラ・コノリー(メゾ・ソプラノ)、ジェラルド・フィンリー(バリトン)、
ルーシー・クロウ(ソプラノ)、パトリシア・バードン(メゾ・ソプラノ)、
ウィリアム・ピュアフォイ(カウンター・テナー)、
サラ・ティナン(ソプラノ)、ジョン・マーク・エインズレー(テノール)、
カリス・レーン(ソプラノ)、レベッカ・アウトラム(ソプラノ)、
スティーヴン・デヴァイン(ディレクター)、
エリザベス・ケニー(ディレクター)、
エイジ・オヴ・エンライトメント管弦楽団&合唱団
来る2009年は、17世紀イギリスの天才作曲家ヘンリー・パーセル(1659-1695)
の生誕350周年という節目の年。僅か36年という短い生涯の中で数多くの傑作
を生み出し、音楽史に大きな足跡を遺したパーセルのアニヴァーサリー・イ
ヤーを祝うシャンドスの記念リリースは、歌劇の代表作「ディドとエネアス」!
ザ・シックスティーンでの活躍やシューマン歌曲集(CHAN 10492)での歌声が
記憶に新しいソプラノ歌手サラ・コノリー、2008年グラモフォン賞の声楽部
門賞に輝くなど勢いに乗る注目のバリトン歌手ジェラルド・フィンリー、そ
してエイジ・オヴ・エンライトメント管などアニヴァーサリーに相応しい豪
華なキャストが実現、。
またこの録音では、2006年にミラノ・スカラ座で上演されたバレエに改定を
加えた版が使用されるなど、聴きどころは数多い。約70分というオペラとし
ては短い時間の中に凝縮されたパーセルの天才的手腕が、現在を輝くアーティ
ストたちの演奏によって1つの芸術となる。

CHAN 10506 \2180
ボーウェン:ピアノ作品集Vol.3 ――
短いソナタOp.35-1/バラード第2番イ短調Op.87/トッカータOp.155/3つの
小品Op.44/3つのシリアスな舞曲Op.51/3つの無言歌Op.94/3つの小品Op.81
より 第2番、第3番
ヨープ・セリス(ピアノ)
ピアノ協奏曲集(Hyperion/CDA 67659)のリリースなどによって急速に再評価
が進む"イギリスのラフマニノフ"ことヨーク・ボーウェン。ヨーク・ボーウェ
ンのピアノ作品の再発掘にいち早く取り組み、再評価の先駆けとなったオラ
ンダの名手ヨープ・セリスの演奏による作品集の第3集には、初期作品から晩
年の作品「トッカータ」などを幅広く収録。
1977年第29回ブゾーニ国際ピアノ・コンクールでは3位(1位なし)を獲得する
など、実績十分の女流ピアニスト。第1集(CHAN 10277)&第2集(CHAN 10410)
の前2作とも、ボーウェンのピアノ作品の魅力を伝える優れた演奏として高く
評価されただけに、第3集の完成度も楽しみ。

CHSA 5072(SACD-Hybrid) \2850
マクミラン:胎動/歌劇《生け贄(The Sacrifice)》より 3つの間奏曲
ヒリアード・アンサンブル、
ジェイムズ・マクミラン(指揮)、
BBCフィルハーモニック、バーミンガム市交響合唱団&青年合唱団
今や現代イギリスのリーディング・コンポーザーとしての地位を確立したス
コットランド生まれの作曲家ジェイムズ・マクミラン。自身が作曲家兼指揮
者のポストに就いているBBCフィルを率いての50歳記念リリースでは、ヒリア
ード・アンサンブルやバーミンガム市交響合唱団などを加えた大編成作品を
発表!
コリン・デイヴィスも賛辞を贈った「イゾベル・ゴーディの告白」に代表さ
れるように、スコットランド神秘主義とも称されるマクミランの音楽。作曲
者の現代社会に対する強いメッセージが作品から放たれる。

CHAN CAT 091(CD+2009年最新カタログ付き特別仕様) \1450
シャンドス2009年最新カタログ付き特別限定仕様盤VOl.1 ――
ドヴォルザーク:ミサ曲ニ長調Op.86/テ・デウムOp.103
マリーナ・メシチェリャコーワ(ソプラノ)、
セルゲイ・ミアスニコフ(バリトン)、
ワレーリー・ポリャンスキー(指揮)、
ロシア国立交響楽団&シンフォニック・カペレ
アニヴァーサリー・ボックス"マイルストーンズ"(ANNI 0030)に続くシャンド
ス創立30周年記念リリース第2弾は、2009年最新カタログ付き限定盤2タイト
ル!
持ち運び&収納に便利なCDサイズ&フルカラーのシャンドス最新カタログが
入手できるのは、この特別限定仕様盤2タイトル、もしくは"マイルストーン
ズ"のみ!しかも特別価格でのご提供。英国音楽愛好家必携です。
ショスタコーヴィチやプロコフィエフ、グラズノフなど、シャンドスのロシ
アン・レパートリーの中核を担ってきたポリャンスキー&ロシア国立響。
このドヴォルザークのミサ曲&テ・デウム(CHAN 9505)は、同コンビの隠れた
名盤として好評を博している録音。カタログ付き&特別価格の今がお得です。
1995年2月14日&3月23日の録音。

CHAN CAT 092(CD+2009年最新カタログ付き特別仕様) \1450
シャンドス2009年最新カタログ付き特別限定仕様盤VOl.2 ――
レスピーギ:教会のステンドグラス/ブラジルの印象
ジェフリー・サイモン(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
シャンドスのベストセラー・アイテム、レスピーギの「教会のステンドグラ
ス」(CHAN 8317)もカタログ付き特別限定仕様盤で登場!
レスピーギの人気作品の参考音源+選曲&アレンジ用の最新カタログのセッ
トは吹奏楽関係者ならば見逃せません!1984年1月の録音。

CHAN 10507X \1780
モーツァルト:
2台のピアノのための協奏曲変ホ長調K.365/協奏交響曲変ホ長調K.364
ホーヴァル・ギムセ(ピアノ)、
ヴェービョルン・アンヴィーク(ヴァイオリン)、
ラース・アネルス・トムテル(ヴィオラ)、
イオナ・ブラウン(ヴァイオリン&ディレクター)、
ノルウェー室内管弦楽団
ピアノのギムゼやヴァイオリンのアンヴィーク、ヴィオラのトムテルなどノ
ルウェーのアーティストたちによるモーツァルトが、24bit/96kHzデジタル
・リマスターを施されクラシックス・シリーズから新装再発売。
1995年11月&1996年10月の録音。CHAN 9695からの移行再発売。

CHAN 4555 \1500
クラシック・ブラス ――
J・シュトラウスII世(ウィンター編):喜歌劇《こうもり》序曲
シューベルト(ラングフォード編):軍隊行進曲
グレッグソン:交響的練習曲《プランタジネット朝》
クニッペル(ラングフォード編):コサック・パトロール
ニューサム:コンコード
ボール:黒人霊歌による狂詩曲第2番
シャブリエ(ラングフォード編):楽しい行進曲
ドニゼッティ(ラングフォード編):歌劇《連隊の娘》序曲
オッフェンバック(ラングフォード編):歌劇《ホフマン物語》より 舟歌
シャブリエ(ラングフォード編):狂詩曲《スペイン》
ジェフリー・ブラント(指揮)、ロイ・ニューサム(指揮)、
ブラック・ダイク・ミルズ・バンド
イギリスが誇る名門ブラス・バンドの1つ、ブラック・ダイク・ミルズ・バン
ドのアレンジ&オリジナル作品集が「シャンドス・ブラス」シリーズでリニュ
ーアル。ブラック・ダイク、やはり上手すぎです。
CHAN 6539からの移行再発売(ADD)。




<Signum Classics>
SIGCD 142 \2180
メイキング・ウェーヴス-ボブ・チルコット合唱作品集 ――
チルコット:
サークルズ・オヴ・モーション/ライク・ラ・レインボウ/オール・シング
ス・パス/メイキング・ウェーヴス/ユリとバラ/ソー・フェア・アンド・
ブライト/キャッチ・ア・フォーリング・スター/白鳥の歌I/ライク・ア
・シンギング・バード/白鳥の歌II/オール・フォー・ラヴ・オヴ・ワン/
女声合唱とピアノのための《ディス・デイ(This Day)》/リトル・ジャズ・
ミサ(A Little Jazz Mass)*
ボブ・チルコット(指揮)、
サイレンス、イアン・ファリントン(ピアノ)、
アレキサンダー・ホーキンス(ピアノ)*、
マイケル・チルコット(ダブル・ベース)*、
デレク・スキュール(ドラムス)*
日本でも絶大な人気を誇るイギリスの作曲家、合唱指揮者ボブ・チルコット
の合唱作品集作品集第2弾には、待望の「リトル・ジャズ・ミサ(A Little
Jazz Mass)」を収録!
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ聖歌隊、キングズ・シンガーズのメンバ
ーとして活躍し、1997年に作曲家へと転身を遂げたチルコット。
続々と話題作を発表するなど、合唱界の最先端を行くチルコットの作品の中
でも大ブームを巻き起こしている「リトル・ジャズ・ミサ」は、アメリカの
ニューオーリンズで行われた「クレセント・シティ・コーラス・フェスティ
バル2007」のために作曲された話題作。
ミサ曲の通常文にジャズ・テイストを加えた斬新な作風、合唱とピアノ・ト
リオという大胆な編成で演奏される「リトル・ジャズ・ミサ」。チルコット
が創設した若きプロフェッショナルの女声合唱団サイレンスによる録音の登
場は話題必至。合唱ファン&関係者必携です!

SIGCD 139 2枚組 \3500
ベートーヴェン:リートと歌 ――
6つの歌Op.75/ゲレルトの詩による6つの歌Op.48/4つのアリエッタとひとつ
の二重唱曲Op.82/恋人に/あこがれ/秘密/恋人が別れようとした時/くち
づけOp.128/あこがれ/約束を守る男Op.99/片思いの男のため息と愛の返答
/この暗い墓のうちに/8つの歌Op.52
アン・マレー(メゾ・ソプラノ)、ロデリック・ウィリアムス(バリトン)、
イアン・バーンサイド(ピアノ)
シグナム・クラシックスから楽聖ベートーヴェンの"リートと歌曲"シリーズ
がスタート。第1集の歌い手は、アイルランドの才女アン・マレーと、イギリ
スのオペラハウスを中心に大活躍中のバリトン歌手ロデリック・ウィリアム
ス。もちろんそれぞれの独唱も見事だが、「4つのアリエッタとひとつの二重
唱曲Op.82」のデュエットでは、ワールドクラスの歌声が生み出すドラマティ
ックな世界に感嘆させられる。バーンサイドの絶妙の伴奏も2人の歌声を引き
立てている。

SIGCD 143 \2180
エレクトリック・カウンターポイント ――
ライヒ:エレクトリック・カウンターポイント
クラフトワーク:ツール・ド・フランス、放射能、電卓
バージェス&フェアクロー:カーボン・コピー
アルバレス:テマスカル
フェアクロー:オーディオテクトニクスIII
パワープラント、エリジアン・クヮルテット
打楽器とエレクトリック・サウンド、ビジュアルの3要素を組み合わせて作品
を構築するイギリスのコンテンポラリー・アンサンブル、パワープラントの
デビュー・アルバム。
パワープラントはデビュー作に、ライヒの「エレクトリック・カウンターポ
イント」、ドイツのテクノ・バンド「クワフトワーク(クラフトヴェルク)」
などの作品を選曲。エンハンスト仕様として収録されているアルバレスの
「テマスカル」の演奏映像にパワープラントの全てが凝縮されている。

SIGCD 140 \2180
エクスプレシア-タンゴ&ファンタジー ――
ピアソラ:
鮫、悪魔のロマンス、悪魔のタンゴ、ポエム、天使の死、五重奏のためのコ
ンチェルト
ガルデル(ババハニアン編):タンゴ・ポル・ウナ・カベーサ
ザリフィアン:タンゴ・エクスプレシア
スタンポーニ(ババハニアン編):タンゴ・エル・ウルティモ・カフェ
ガーシュウィン(ババハニアン編):ポーギーとベスの主題による幻想曲
カデンス・アンサンブル
ピアノ、ギター、ヴァイオリン、コントラバス、アコーディオン&バンドネ
オンによる五重奏団カデンス・アンサンブルは、リーズ国際、ヴァン・クラ
イバーン国際などの難関コンクールで数々の入賞を果たしてきたアルメニア
のピアニスト、アルメン・ババハニアンによって結成された異色のアンサン
ブル。
アルメニアの作品集(SIGCD 129)に続くリリース第2弾も、ピアソラやガルデ
ルの"タンゴ"、ババハニアンのアレンジによるガーシュウィンの"幻想曲"な
ど民族色豊かなプログラム。ユニークな編成で聴くタンゴも情熱的で格別。




<Christophorus>
CHE 0140-2 \1250
ツェルニー:
4手ピアノと管弦楽のための協奏曲ハ長調Op.153/交響曲第2番ニ長調Op.781
リウ・シャオ・ミン(ピアノ)、ホルスト・ゲーベル(ピアノ)、
ニコス・アティネオス(指揮)、ブランデンブルク州立管弦楽団
ピアノ・エチュードの作者としてあまりにも有名な19世紀オーストリアの音
楽家カール・ツェルニー。「4手ピアノのための協奏曲」と「交響曲第2番」
(なんとOp.781!)は、"ピアノ練習曲の作曲家"というイメージからツェルニ
ーを脱却させるロマン派の優れた大規模作品である。
1996年6月24日-28日の録音。

CHE 0136-2 \1250
ツェルニー:ピアノ三重奏曲第4番イ短調Op.289
オンスロウ:ピアノ三重奏曲ハ短調Op.26
ベルリン・ゲーベル・トリオ
カラヤン時代のベルリン・フィルとの共演や、ベルリン・フィルのオーケス
トラ・アカデミーの室内楽部門で活躍したピアニスト、ホルスト・ゲーベル
(-2002)が主宰していたピアノ三重奏団によるツェルニーとオンスロウ。同世
代のオーストリアとフランスの作品の対比が如実に現れている。
1997年5月の録音。

CHE 0137-2 \1250
狩りの音楽 ――
エンドラー:交響曲ニ長調
フォーグラー:狩人たち
モーツァルト:ホルン協奏曲第1番ニ長調K.412
ハイドン:交響曲第73番ニ長調《狩り》
クリスティアン=フリードリヒ・ダルマン(ホルン)、
ヴォルフガング・ゼーリガー(指揮)、
ダルムシュタット・ホフカペレ
ドイツとオーストリアの"狩りの音楽"をテーマとしてピリオド・オーケスト
ラによる管弦楽作品集。クリスティアン=フリードリヒ・ダルマンが吹くナ
チュラル・ホルンのサウンドが当時のヨーロッパの"狩り"の風景を浮かび上
がらせる。CHR 77220からの移行再発売。1998年10月の録音。

CHE 0138-2 \1250
マネッセ写本-大ハイデルベルク歌謡写本 ――
カンティガス・デ・サンタ・マリア(聖母マリアのための頌歌集)より
ヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデ:
Alrerst lebe ich mir werde
フリードリッヒ・フォン・ハウゼン:
Min herze vnde min lip die wellent scheiden/他
イ・チャルラターニ 
14世紀前半の中世ドイツ、ハイデルベルク地方のミンネゼンガーの詩歌を収
めた「大ハイデルベルク歌謡写本」からの未出版の歌曲集。ドイツの古楽ア
ンサンブル、イ・チャルラターニが歌う中世の愛の歌はどこか儚い。
1995年の録音。




<Syrius>
SYR 141420 \2300
キリニャーゴ、ヴェネツィア ――
カポッチ:スケルツォ、フーガ ト短調
レンツィ:トッカータ ホ短調
ラヴァネッロ:オルガンのための7つのコラールOp.29
ペロージ:オッフェルトリオ
C・A・ボッシ:オルガンのための6つの小品Op.37より
M・E・ボッシ:6つの小品Op.70、スケルツォ ト短調
ドメニコ・セヴェリン(オルガン)
オペラが隆盛を誇っていた19世紀-20世紀のイタリアで生まれたオルガンのた
めの音楽を紹介するシリーズの第12集。
オルガニスト、作曲家として活躍したボッシ兄弟などの作品がキリニャーゴ
(ベネツィア)のサン・ジョルジオ教会に設置されている歴史的オルガン(マッ
シオーニ・オルガンOp.300)によって演奏されている。

SYR 141414 \2300
ウィドール:オルガン交響曲第5番/同第6番
マッシモ・ノゼッティ(オルガン)
イタリアのメッシーナにあるメッシーナ大聖堂のグランド・オルガンによる
ウィドールのオルガン交響曲集。
地中海に浮かぶシチリア島の大聖堂のオルガンと、19世紀後期から20世紀前
半のフランスを代表するウィドールの音楽の組み合わせが面白い。

SYR 141415 \2300
メッシーナ大聖堂のオルガンVol.4 ――
J・S・バッハ:汝の慈愛によりてわれらを死なしめたまえ
カンプラ:リゴードン
L・クープラン:シャコンヌ
モランディ:ベル・ロンド
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番ハ短調《悲愴》Op.13より アダージョ
サン=サーンス:白鳥
エルガー:エニグマ変奏曲より ニムロッド
ケテルビー:修道院の庭で
R・シュトラウス:ヨハネ騎士団騎士の荘重な入場
ブラームス:大学祝典序曲
バーバー:アダージョ
マッシモ・ノゼッティ(オルガン)
歴史的建造物でもあるメッシーナ大聖堂の中にあるオルガンが奏でる大作曲
家たちの作品のオルガン・アレンジ集。
ベートーヴェンの「悲愴」のアダージョやサン=サーンスの「白鳥」などの
優しく包むような響きが印象的。メッシーナ大聖堂のオルガンが持つスケー
ルの大きさを実感。



<Etcetera>
KTC 1367 \2300
シメオン・テン・ホルト(1923-):カント・オスティナート(2台ピアノ版)
ケイス・ウィーリンガ(ピアノ)、ポロ・デ・ハース(ピアノ)
作品が進行するに従い少しずつ変化を加えていく1つのフレーズ、すなわち
"カント(歌)" が繰り返し奏でられていく現代オランダ音楽界の巨星、シメ
オン・テン・ホルトの超大作「カント・オスティナート」。
美しく叙情的で、そして儚い "カント(歌)" が "オスティナート(反復)" し
ながら途切れることなく演奏される106のセクション。
さざなみのように穏やかに広がる"カント(歌)"が生み出すアコースティック
な癒しの空間には、クラシックやコンテンポラリー、ミニマルなどのジャン
ルや時代を超越した究極美が存在する。
古くは17世紀から用いられてきた"オスティナート技法"と現代の作曲家が持
つ無尽蔵のアイディアの融合による"カント(歌)"を聴くと、レーベルのお膝
元であるオランダで15000枚以上の売上を記録したという実績にも納得。
2台のピアノによって創造される新しく、またどこか懐かしい癒しの音楽が心
に安らぎをもたらしてくれる ――。1996年5月17日-18日、マリア・ミノーレ
教会(ユトレヒト)での録音。




<Melodiya>
MELCD 1001065 11枚組 \10390
ショスタコーヴィチ:交響曲全集 ――
交響曲第1番ヘ短調Op.10(1972年)
交響曲第2番ロ長調Op.14《10月革命》(1972年)
交響曲第3番変ホ長調Op.20《メーデー》(1972年)
交響曲第4番ハ短調Op.43(1966年)
交響詩《10月革命》Op.131(1967年)
交響曲第5番ニ短調Op.47《革命》(1967年)
交響曲第6番ロ短調Op.54(1967年)
交響曲第7番ハ長調Op.60《レニングラード》(1975年)
交響曲第8番ハ短調Op.65(1967年)
カンタータ《わが祖国に太陽は輝く》Op.90(1967年)
交響曲第9番変ホ長調Op.70(1965年)
交響曲第10番ホ短調Op.93(1973年)
交響曲第11番ト短調Op.103《1905年》(1973年)
交響曲第12番ニ短調Op.112《1917年》(1972年)
詩曲《ステンカ・ラージンの処刑》Op.119(1965年)
交響曲第13番変ロ短調Op.113《バビ・ヤール》(1967年)
交響曲第14番ト短調Op.135《死者の歌》(1974年)
交響曲第15番変ホ短調Op.144(1974年)
ヴァイオリン協奏曲第2番嬰ハ短調Op.129(1967年)
キリル・コンドラシン(指揮)、
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団、
アレクサンドル・ユルロフ(合唱指揮)、
ソヴィエト国立アカデミー・ロシア合唱団&少年合唱団、
ヴィターリ・グロマツキー(バス/Op.119)、
アルトゥール・エイゼン(バス/Op.113)、
エフゲニア・ツェロワリニク(ソプラノ/Op.135)、
エフゲニー・ネステレンコ(バス/Op.135)、
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン/Op.129)
数あるショスタコーヴィチの交響曲全集の中でも旧ソ連時代を象徴する代表
的名盤として高い人気を誇るコンドラシン&モスクワ・フィル盤。
20世紀ソヴィエト(ロシア)の巨匠キリル・コンドラシンが1976年まで率いた
モスクワ・フィルとのショスタコーヴィチは、旧ソ連体制下での緊迫感が作
品を通じてストレートに表現され、鋼のようであり壮絶で強烈。
まさに旧ソ連時代のショスタコーヴィチの演奏を代表する記念碑的演奏であ
る。また、交響詩「10月革命」やカンタータ「わが祖国に太陽は輝く」のカッ
プリング、本家ならではのリマスターもこのメロディア盤のポイント。
スリムボックス仕様。

MELCD 1000808 2枚組 \3760
マーラー:交響曲第3番ニ短調(全曲)
/第4楽章(ドイツ語歌唱版)*/第5楽章(ドイツ語歌唱版)*
キリル・コンドラシン(指揮)、
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団、
ワレンティーナ・レフコ(メゾ・ソプラノ)、
モスクワ国立合唱団&児童合唱団、
イルガ・ティクヌセ(コントラルト)*、
ラトヴィア国立フィルハーモニック合唱団&児童合唱団*
マーラーの交響曲を積極的に取り上げたことでも知られるコンドラシン。惜
しくも全集完結とはならなかったものの、ロシアのオーケストラによるマーラ
ー録音の先駆者として、その録音の存在感は今でも絶大。
第4楽章&第5楽章は、1975年のラトヴィアのリガで録音されたドイツ語歌唱
の別ヴァージョン(1961年の録音はロシア語歌唱)も収録されており、"言葉"
の違いが演奏にもたらす変化にも注目したい。
1961年(モスクワ)&1975年(リガ)*の録音。ディジパック仕様による新装発売。

MELCD 1000050 \1880
プロコフィエフ:バレエ音楽《道化師》Op.21
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)、
ソビエト国立文化省交響楽団
エルムレル&ボリショイ歌劇場の「戦争と平和」(MELCD 1001444) に続くプロ
コフィエフ録音の復刻リリースは、ロジェストヴェンスキーとソビエト国立
文化省響の名コンビによる「道化師」。
ディアギレフからの委嘱を受けてロシア・バレエ団のために作曲された「道
化師」は、膨大なレパートリーを持つロジェストヴェンスキーならではの選
曲。1985年の録音。ディジパック仕様による新装発売。




<Cala>
CACD 0117 \2180
ギヴ・イット・ワン-ロンドン・ホルン・サウンド ――
リチャード・ビッシル:ロス・ヤラネロス
ジェレミー・ルボック(ビッシル編):ノット・ライク・ディス
ファーガソン&ダウニー(ビッシル編):ギヴ・イット・ワン
リチャード・ビッシル:ファット・ベリー・ブルース
マーティン&ブレイン(ビッシル編):ザ・トロリー・ソング
エリントン&ストレイホーン(ラティガン編):デイ・ドリーム
ジム・ラティガン:カセオーソ
ティモシー・ジャクソン:スリー・ポイント・ターン、ラナの子守歌
マーヴィン・ハムリッシュ(シムコック編):追憶
ホリデイ&ハーツォグ(シムコック編):神よ恵みを
グウィリム・シムコック:ブルース・フォー・ヒューイー
ジェフリー・サイモン(指揮)、
ロンドン・ホルン・サウンド・ビッグ・バンド、
グウィリム・シムコック(ピアノ&ホルン)、
サム・バージェス(ダブル・ベース)、マーティン・フランス(ドラムス)、
クリス・バロン(マリンバ)、ジョン・パリセリ(ギター)
前代未聞の編成、圧巻のサウンド、優れたアレンジが話題を呼び、世界的な
ベストセラーとして大人気を博しているヒット・シリーズ"ロンドン・サウン
ド(London Sound)"。
"ロンドン・チェロ・サウンド"からスタートした"ロンドン・サウンド"シリ
ーズの通算第11作目にして、ホルン&管楽器関係者待望の"ロンドン・ホルン
・サウンド"第2弾は、なんとホルンのビッグ・バンド!
カナダのジャズ・トランペッター、メイナード・ファーガソンのヒット・ナン
バー「ギヴ・イット・ワン」では、咆哮するホルンのハイノートと熱く刻まれ
るリズム・セクションに卒倒すること間違いなし!
またエリントン&ストレイホーンの「デイ・ドリーム」では、ソロ・ホルンの
デイヴ・リーとジム・ラティガンが奏でるセンチなメロディー、イギリス注目
の若手ジャズ・ピアニスト、シムコックのピアノがしっとりと響く。
イギリスの猛者たちが、フレンチ・ホルンはもちろんのこと、ワーグナー・
チューバまでを駆使して結成したホルン・セクションのみのビッグ・バンド。
これは話題沸騰必至です!

<EGEA/LIMEN>
CDE08 C009 \2080
ショパン:
マズルカ イ短調Op.59-1、変イ短調Op.59-2、嬰へ短調Op.59-3 
舟歌 嬰ヘ長調Op.60
夜想曲 ヘ短調Op.55-1、変ホ長調Op.55-2
バラード第4番 へ短調Op.52
即興曲第3番 変ト長調Op.51
ポロネーズ第6番 変イ長調Op.53「英雄」
ワルツ イ短調Op.34-2
吉川隆弘(Pf)
2008年ミラノ録音。11月下旬から12月上旬にかけて帰国し各地のコンサートが
評判になった吉川隆弘のショパン録音。吉川は1973年西宮生まれ。1999年東京
藝術大学大学院修士課程終了。イタリアではアルフレッド・コルトーやアル
トゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリの高弟のアニタ・ポリーニ女史に師
事する傍ら、ミラノ・スカラ座アカデミーにおいてスカラ座フィルハーモニー
の首席奏者たちに室内楽を学ぶ。現在ではミラノを拠点に、ヨーロッパ、アメ
リカ、日本においてソロ・室内楽で活躍中。




<CSO・RESOUND>
CSOR 901902 \2700
CSOR 901904(SACD-Hybrid) \3250
マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」
ベルナルド・ハイティンク(指)シカゴ交響楽団
録音:2008年5月1、2 & 3日シカゴ、シンフォニーセンター、オーケストラ・
ホール(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:クリストファー・ウィリス
首席指揮者ハイティンクと最強の手兵シカゴ響(CSO)によるマーラー・シリー
ズ第3弾。CSOリザウンド最新アルバムは、第6番「悲劇的」より半年あまりを
経た2008年5月、前作ショスタコーヴィチ第4番(CSOR.901814)にわずか1週間ほ
ど先立っておこなわれた第1番「巨人」ライヴ。
円熟の巨匠が導く世界最強のオケという、厚い信頼に結ばれた理想的な関係性。
首席指揮者就任より3シーズン目に入り、つい先ごろ11月にもマーラー「復活」
の公演で圧倒的な成功を収め、いよいよ2009年2月にはマーラー「悲劇的」を携
えての来日公演が待望されるハイティンクとCSOとの相性の良さはいまさら申し
上げるまでもないでしょう。
「ほかの数多くの指揮者は、われわれにシカゴ響をただヴィルトゥオーゾ・オ
ケというものとして提示してきた。ハイティンクは彼ら全員がどんなに立派な
音楽家であるかということをわたしたちに教えてくれるのだ。」(フィナンシャ
ル・タイムズ)
「ハイティンクの解釈は、あたたかく開放的でみごとなものだった。」(シカ
ゴ・トリビューン)
「ハイティンクとシカゴ響は、確信と活力とゆとりをみせつけ、(中略)満員の
聴衆を5分間にもおよぶスタンディング・オべーションさせるに十分だった。」
(シカゴ・サン・タイムズ)
ハイティンクにとって、またCSOにとっても6種目となるマーラー「巨人」。
完璧とまで騒がれた第3番、とてつもなく長大なスケールで描かれ深い味わい
を残した第6番と、前2作の出来栄えを踏まえると当然の流れといえそうですが、
各誌レビューが伝える当夜の模様からも、演奏内容はおおいに期待の持てるも
のといえそうです。



<CALLIOPE>
CAL 3703 15枚組 \10800
J.S.バッハ:オルガン作品集大成
アンドレ・イゾワール(Org)
カリオペの至宝オルガニスト、イゾワールが遺したバッハの作品の集大成ボッ
クス。




<harmonia mundi>
HMU 807460(SACD-Hybrid) \2500
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲集
(1)弦楽四重奏曲第10番変ホ長調 op.74「ハープ」
(2)弦楽四重奏曲第11番へ短調op.95「セリオーソ」
東京クヮルテット
録音:2007年11月
場所:アカデミー・オブ・アーツ&レターズ(ニューヨーク)
東京クヮルテットによるベートーヴェン・ツィクルス第3弾。ベートーヴェン
中期と後期の狭間に書かれた名曲「ハープ」と、「セリオーソ」二曲を収録。
「ハープ」の題名の由来ともなったピツィカートも、東京クヮルテットのメン
バーが使用している、かのパガニーニが四重奏用にと組み合わせたというスト
ラディヴァリの銘器で聴くとひときわ印象的です。「セリオーソ」でも、冒頭
のユニゾンでの息の合い方、集中はものすごいものがあります。ハルモニアム
ンディレーベルでのベートーヴェン全集の完成を間近に控え、ますますこの
クヮルテットが円熟の極みにあることを存分に感じさせる、見事な出来栄えで
す。

HMU 907436 2枚組 \3780
(KDC 5035の直輸入盤)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲集作品18
[CD1]第1番ヘ長調op.18-1、第2番ト長調op.18-2、第3番ニ長調op.18-3
[CD2]第4番ハ短調op.18-4、第5番イ長調op.18-5、第6番変ロ長調op.18-6
東京クヮルテット
録音:2006年5月、2007年2月
BMGの全集から15年の時を経ての、ベートーヴェンの初期四重奏曲集の再録盤。
ボルテージの驚くべき高さと円熟で奇跡の演奏となっています。


HMX 2968302 2枚組 \2960
ハイドン・セレブレーション1809-2009
[CD1](1)交響曲第6番「朝」よりアダージョ-アレグロ/
ミュレヤンス(指)フライブルク・バロック・オーケストラ
カンタータHob.XXIV1:3/シュペリング(指)
ファンタジー ハ短調Hob.XVI:4/プラネス(Pf)
弦楽四重奏曲op.33-2よりスケルツォ・アレグロ/カザルス弦楽四重奏団
チェロ協奏曲第2番ニ長調より第2楽章/ケラス
ピアノ三重奏曲第38番ニ長調より/コワン、ヘーバルト、コーエン
ピアノ協奏曲ニ長調Hob.XVIII:11シュタイアーほか
[CD2]弦楽四重奏曲「ひばり」/エルサレム弦楽四重奏団(第1,2,4楽章)
ピアノ・ソナタ第61番ニ長調/プラネス
「四季」より夏/ヤーコプス
交響曲第92番「オックスフォード」/ヤーコプスほか
ハイドンの生涯と彼の作品についての美しいフルカラーブック+彼の音楽の聴
きどころがぎゅっと集まった2枚CDから成る、スペシャル・エディション。

HMX 2961829 2枚組 \2960
ハイドン:オラトリオ「四季」
マルリス・ペーターゼン(Sp) ヴェルナー・ギュラ(Tn)
ディートリヒ・ヘンシェル(Br) 
ルネ・ヤーコプス(指)フライブルク・バロック管弦楽団,RIAS室内合唱団
録音:2003年8月、インスブルック
ハイドンの傑作オラトリオ「四季」。ハイドン自身が「天地創造」の方が優れ
ているなどという言葉を残したもので、今日まで評価が今一つ…しかしさすが
ヤーコプス、誰が聞いても「四季」が傑作であることを納得させる大名演をや
ってくれました!時代楽器オーケストラをフル稼働させ、晩年のハイドンの恐
るべき旨み成分たっぷりの表現力を万全に引き出しています。特に狩の場面
(鉄砲炸裂!)とワイン祭のある「秋」の大胆かつユーモアたっぷりの音楽!
これでこそハイドン!!加えて歌手も素晴らしいです。要のシモンは男っぷり
もかっこいいヘンシェル!当代最高美声テノールのギューラに、バロックから
ルルまで幅広く大活躍のソプラノ、ペーターゼン!実にいい!

HMX 2961854 \1480
ハイドン:
クラヴィーア協奏曲 ト長調 Hob.XVIII-4、
クラヴィーアとヴァイオリンのための協奏曲ヘ長調 Hob.XVIII-6、
クラヴィーア協奏曲 ニ長調 Hob.XVIII-11
アンドレアス・シュタイアー(フォルテピアノ)
ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ(指)
フライブルク・バロック・オーケストラ
録音:2004年3月、ベルリン
古典派以前のピアノ、いわゆるフォルテピアノを演奏したら並ぶもののいない
名手、アンドレアス・シュタイアーがハイドンの協奏曲を録音しました!1785、
ウィーンのワルター製ピアノのレプリカを使用、いわゆるウィーン式のメカニ
ズムだけが持つ細やかで木目の温もりのある音をシュタイアーは完璧に理解し
操り、ハイドンの音楽から今まで聞いたことのないような豊かな感受性、湧き
上がって止まらない霊感を奏でることに成功しています。知性的な演奏であり
ながら、全て感情表現に注がれているようで、森の奥の泉のように清鮮な音楽。
21世紀のハイドンの向かう方向を、フォルテピアノのあり方を明確に示した、
画期的な演奏の登場です。

HMX 2961765 \1480
ハイドン:エステルハージ家のためのカンタータ集
(1)世俗カンタータ「目覚めよ、我を信ずる者たち」Hob.XXIVa:2 
(2)同「主君の幸運の帰還を祝い」Hob.XXIVa:3 
(3)同「今やいかなる疑いが」Hob.XXIVa:4 
(4)交響曲第12番ホ長調Hob.I:12
(1)-(3)アンドラーシュ・シュペリング(指) 
スンハエ・イム、ヨハンナ・ストイコヴィチ(S)、マックス・チョレク(T)、
ケルン声楽アンサンブル、カペッラ・コロニエンシス(西ドイツ放送)、
(4)ニコラス・クレーマー(指)
ハイドンの声楽曲の中ではレアな存在のカンタータですが、大半はエステルハ
ージ家のために書かれており、なかなか興味深い仕上がりの曲です。今回録音
されたものは、63 年と64 年のニコラウス・エステルハージ侯命名日用のため
とみられる2 曲((1)(3))と67 年と思われるパリからの帰還を祝した1 曲((2))
です。演奏陣も曲の特徴をよく捉え、誠実に歌い込んでいます。

HMX 2968298 2枚組 \2960
ハイドン:ピアノ三重奏曲集
no.32、33、34、35、36、37
パトリック・コーエン(フォルテピアノ) エーリッヒ・ヘーバルト(Vn) 
クリストフ・コワン(Vc)
ハイドンのピアノ三重奏曲は、当時生まれて間もなかったこのジャンルの布石
となりました。楽器三種それぞれが独立し、そして美しく調和し、時代にあっ
た音楽言語で生き生きと語っています。作品が書かれてから200年余後、名手
三人がピリオド楽器でこれらの名曲を生き返らせています。

HMX 2961767 \1480
ハイドン:交響曲第6番「朝」、同第7番「昼」、同第8番「晩」
ペトラ・ミュレヤンス(コンサートマスター) 
フライブルク・バロック・オーケストラ
ハイドンのこれらの交響曲は、各曲ともソロの技巧的な聴かせ所が多く、メン
バー全員がソリスト級のフライブルク・バロック・オーケストラの面々が大活
躍。奏者一人一人が役者のように雄弁に主張していて、メリハリの効いた見事
な音楽が展開されています。

HMX 2961823 \1480
ハイドン:弦楽四重奏曲
(1)ニ長調Op.64-5「ひばり」 (2)ニ短調Op.76-2「五度」 
(3)ト長調Op.77-1
何度か来日も果たしており、玄人筋からの評判もよい、ユダヤ人演奏の真髄を
聴かせるイェルサレム四重奏団。美しい音色、弾むリズム。モダン楽器でなく
てはなし得ない素晴らしい表現でハイドンに迫ります。「ひばり」の最終楽章
など、ぴちぴちとしておりとても魅力的です。
イェルサレム弦楽四重奏団は1993年にイェルサレムで結成。グラ-ツ国際コン
クールで認められ、BBCより援助を受け、ブイトーニ・トラストよりも資金援
助。実に嘱望されている団体。



<ALTUS>
ALT 165 \2250
モノラル
新復刻
ベートーヴェン:交響曲第9番
ティラ・ブリーム(Sp) エリザベート・ヘンゲン(Alt)
ペーター・アンダース(Tn) ルドルフ・ヴァツケ(Br)
ブルーノ・キッテル合唱団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)ベルリン・フィル
録音:1942年3月22-24日 ベルリン・フィルハーモニー
この録音、年代を考えると想像を絶するクオリティで驚かされますが、おな
じみ中山実氏の入魂の復刻でおそろしいほど鮮烈な仕上がりです。フルトヴェ
ングラーフィギュアにも同演奏が付属していましたが、今回新たに電源状況
などを見直し、強化をはかり、採音し直したところ、すこぶる好結果となり、
よりすばらしい音で甦りました。ティンパニーの音も、随所で聴かれる物凄
いフォルティッシモも圧巻です。




<DOREMI>
=Legendary Treasures Series=
DHR 7888 \1980
モノラル
「ジノ・フランチェスカッティ第3集 / 協奏曲ライヴ1958年」
(1)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
(2)ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調Op.102
(3)ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26より第3楽章
(4)アイルランド民謡 / クライスラー編:ロンドンデリーの歌
(5)クライスラー:美しきロスマリン
ジノ・フランチェスカッティ(Vn)
(2)サミュエル・メイズ(Vc)
(1)(2)シャルル・ミュンシュ(指)ボストン交響楽団
(3)-(5)ドナルド・ヴォーヒーズ(指)ベル・テレフォン・アワー管弦楽団
録音:(1)1958年7月27日(2)1956年4月14日(ライヴ) 
(3)-(5)1952年4月28日NBCベル・テレフォン・アワー
貴重な音源の発掘で定評のあるDOREMIより、往年の名手フランチェスカッティ
とミュンシュ&ボストン響との顔合わせによる協奏曲ライヴという注目のア
ルバムが登場します。このうえなくゴージャスなバックに支えられ、のびの
びと甘美な音色で歌われるチャイコフスキーに、ボストン響首席のメイズと
の掛け合いが楽しめるブラームスと、いずれもファンにはたまらない内容と
いえるでしょう。フィルアップに収められた人気番組ベル・テレフォン・ア
ワーの放送音源も貴重なものです。

DHR 6606 \1980
ステレオ
メンデルスゾーン:
(1)ピアノ協奏曲第1番ト短調Op.25
(2)ピアノ協奏曲第2番ニ短調Op.40
(3)華麗なるカプリッチョ ロ短調Op.22
アントン・クエルティ(P)
ポール・フリーマン(指)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
以前にIMPよりリリースされていた、ウィーン生まれのカナダの名手クエル
ティによるメンデルスゾーンが、来年の生誕200周年アニヴァーサリーに合わ
せてDOREMIから復活。
クエルティはボストンのロンジー音楽学校のほか、クリーヴランド音楽院、
カーティス音楽院で研鑽を積み、アーサー・レッサー、ルドルフ・ゼルキン、
ミエチスワフ・ホルショフスキらに学んでいます。
クエルティのディスコグラフィには、メンデルスゾーンのほかにもベートー
ヴェンのコンチェルトやソナタ、ブラームスやシューマンのコンチェルト、
そしてシューベルトのソナタ全集の録音などがあり、いずれもファンファー
レ誌、ロンドンのCDレビュー誌やフォノ・フォルム誌、グラモフォン誌で高
い評価を得ていました。




<TAHRA>
TAH 663 \2300
(1)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
(2)J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 BWV1042
ヘルマン・シェルヘン(指)
(1)アイダ・シュトゥッキ(Vn)
チューリッヒ・ベロミュンスタースタジオ管(1949年12月30日)
(2)ワルター・バリリ(Vn)ウィーン国立歌劇場管(1953年7月)
カール・フレッシュの弟子、アイダ・シュトゥッキは日本ではさほど有名で
はありませんが「ヴァイオリン演奏の技法」の著者で名ヴァイオリニストを
何十人も育てたカール・フレッシュの弟子でアンネ=ゾフィー・ムターの先
生。録音はアイダ・シュトゥッキ個人蔵のSP盤のため必ずしも超優秀とは言
えませんが(盤の替わり目での音質の変化やゆがみ等)ヴァイオリンの音自体
は非常に良く録れています。バリリのバッハも素晴らしい聞き物ですが、あ
らためてヘルマン・シェルヘンのすごさを思い知らされました。

TAH 650 \2300
(1)シューマン:交響的練習曲Op.13
(2)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58
(3)アルベニス:イベリア-トリアーナ
ヨウラ・ギュラー(Pf)
(2)エルネスト・アンセルメ(指)スイス・ロマンド管
録音:(1)1962年4月6日 (2)1958年1月15日 (3)1961年4月7日
そのあまりの美貌のため映画界からも出演依頼があり、断った役がグレタ・
ガルボにまわっていったという伝説もある、ギュラーのシューマンとベート
ーヴェン、アルベニス。
音質良好!



<2L>
2L 56SACD(SACD hybrid) \2280
ヴィヴァルディ:カンタータと協奏曲
カンタータ「ため息をついて何になろう」RV679(
ソプラノ、2つのヴァイオリン、ヴィオラとバッソのための)、
カンタータ「蝶々は光の中をさまよい」 RV660
(ソプラノと通奏低音のための)、
バスーン協奏曲 ホ短調 RV484、
カンタータ「心なく生きるも」 RV664(ソプラノと通奏低音のための)、
リコーダー協奏曲 ハ短調 RV441、
カンタータ「疑惑の陰に」RV678
(ソプラノ、フラウトトラヴェルソと通奏低音のための)
バロッカネルネ
トゥーネ・ヴィーク(S) ペール・ハンニスダール(Fg) 
アレクサンドラ・オプサール(A-rec)
録音:2008年4月 ヤール教会(ベールム、ノルウェー)
初めてのソロアルバム<このうえなく甘いため息>(2L 19)がノルウェー国内
とヨーロッパの新聞と雑誌から高く評価されたソプラノ、トゥーネ・ヴィー
クが、ピリオド楽器アンサンブルのバロッカネルネと共演するヴィヴァルディ
の魅力的なカンタータと協奏曲のコレクション。「18世紀ヴェネツィア。そ
こはハリウッドとラスヴェガスの交わるところ。ヨーロッパ中の暇を持て余
した人々が訪れ、正体を仮面の奥に隠しながらコンメディア・デッラルテの
見せかけの世界に身を投じる」(2L 56SACD) 芝居じみた美しさに憧れたヴェ
ネツィアの人たちを思い、アルバムのタイトルは<ベレッツァ・クルデール
(むごい美しさ)>。




<Simax>
PSC 1244 \2280
ノルウェーのオルガン 第3集-Organum Norvegica
マルセル・デュプレ(1886-1971):
3つの前奏曲とフーガ 作品7、オルガン交響曲第2番 作品26
ルイ・ヴィエルヌ(1870-1937):組曲第1番 作品51
テリエ・ヴィンゲ(Org) [シーエン教会のヨルゲンセン・オルガン(1894年、
1936年、1954年)]
録音:2006年3月10日-13日 シーエン教会(シーエン、テレマルク)
ノルウェーの歴史的オルガンを紹介するシリーズの第3作。シリーズを任され
たテリエ・ヴィンゲが、劇作家ヘンリク・イプセンの生まれたテレマルクの
町、シーエンの教会に設置されたヨルゲンセン・オルガンを弾いています。
この楽器は、シーエン教会が建立になった1894年、クリスチャニア(現オスロ)
のオルセン&ヨルゲンセンが製作。この最初のオルガンは、ストップ数31、
2段鍵盤とペダルの大きさ。1936年、ヨルゲンセンによる拡張工事が行われ、
3段目の鍵盤が追加されました。1954年に再改装。70のストップと4段の鍵盤
をもつ現在の楽器ができあがりました。このアルバムで演奏されるのは、と
もにシャルル=マリー・ヴィドールに学び、友人からライバル関係になったふ
たりのオルガニスト、ルイ・ヴィエルヌとマルセル・デュプレの作品。
「1870年から1940年、フランスにおけるオルガンの黄金時代」(テリエ・ヴィ
ンゲ)にオルガンをコンサート楽器として発展させた功績で知られます。ヴィ
エルヌが1927年のアメリカ・ツアーで演奏した「組曲第1番」は、前奏曲、ア
ンダンティーノ、カプリース、間奏曲、レクイエム・エテルナム、結婚行進
曲の5つの部分に分かれます。デュプレの「3つの前奏曲とフーガ」のうち
ト短調の作品は、彼の書いたもっとも人気のあるオルガン曲のひとつ。オル
ガン交響曲第2番は、前奏曲、間奏曲、トッカータの3つ楽章からなり、新し
い音楽語法により書かれています。アルバムの制作と録音をジェフ・マイル
ズが担当。

PSC 1234 \2280
ダーヴィド・モンラード・ヨハンセン(1888-1974):
ピアノ協奏曲 変ホ長調 作品29(1954)、交響詩「パン」作品22(1939)
ヨハン・クヴァンダール(1919-1999):ピアノ協奏曲 作品85(1998)
ホーヴァル・ギムセ(P)
クリスチャン・エッゲン(指) オーレ・クリスチャン・ルード(指)
オスロ・フィルハーモニック管弦楽団
録音:2005年8月10日-12日、2007年5月15日-16日 オスロ・コンサートホール
ノルウェー音楽の伝統と新しい潮流の融合に成功した、父ダーヴィド・モン
ラード・ヨハンセン。父から離れたところで芸術表現を評価されることを望
み、父方の姓を名乗らなかった息子、ヨハン・クヴァンダール。モンラード
・ヨハンセンのピアノ協奏曲はエネルギッシュな音楽が特徴。ピアニストに
技巧が求められる作品です。交響詩<パン>は、ノーベル賞作家クヌート・ハ
ムスンの80歳誕生日記念のためにノルウェー放送局から委嘱を受け、作曲さ
れました。題材となったハムスンの小説『パン(Pan)』は、森の小屋に住む
元軍人の狩人と、商人の娘の恋の顛末を語り、文明と自然の対立を表現した
作品とされます。グリーグ以来のノルウェー音楽に印象主義の色彩を加えた
音楽。モンラード・ヨハンセンの国際的にもっともよく知られた作品です。
クヴァンダールのピアノ協奏曲は彼の最後の作品。リズミカルな推進力のあ
る最初の楽章は、小さな動機にノルウェー的要素が感じられ、クヴァンダー
ルがゲイル・トヴェイトに学んだことが思い起こされます。簡潔なトッカー
タで音楽を締めくくることを提案したのは、ホーヴァル・ギムセ。ギムセは
初演のソロイストを務めただけでなく、彼の貢献がなければクヴァンダール
が作品を完成させることはできなかったと言われています。クリスチャン・
エッゲンとオーレ・クリスチャン・ルードがオスロ・フィルハーモニックを
指揮。20世紀ノルウェーを代表する父子作曲家の作品をジェフ・マイルズが
豊かで鮮やかな音に捉えています。

PSC 1802 \2280
コンラード・バーデン(1908-1989):管弦楽作品集
(1)イントラーダ・シンフォニカ 作品78(1969)(管弦楽のための)、
(2)クラリネットと弦楽のための小協奏曲 作品37(1954)
(3)田園詩とフーガ 作品46(1958)(室内管弦楽のための)
(4)民話組曲 作品49(1960)(管弦楽のための)
 昔むかし/親指小僧/ソリア=モリアのお城/若者と悪魔/流れに向かう老婆
/青い山の王女
(5)ピアノ協奏曲 作品118(1979)
(6)管弦楽のための変奏曲 作品60(1963)
(1)カシュテン・アンデシェン(指)ハルモニエン音楽協会管弦楽団
(2)ビョルン・ハルヴォシェン(Cl) 
カシュテン・アンデシェン(指)ハルモニエン音楽協会管弦楽団
(3)ハインツ・フロイデンタール(指)オスロ・フィルハーモニック管弦楽団
(4)スヴェッレ・ブルーラン(指)ハルモニエン音楽協会管弦楽団
(5)ゲイル・ヘンニング・ブローテン(P) 
アルフ・オールダール(指)オスロ・フィルハーモニック管弦楽団
(6)シェル・インゲブレトセン(指)オスロ・フィルハーモニック管弦楽団
録音:(1)(2)1972年(3)1959年11月4日 NRK放送録音(ライヴ、モノラル)
(4)1976年12月7日 NRK放送録音(ライヴ、モノラル)(5)1963年8月23日 NRK
(6)1983年12月19日 NRK放送録音(ライヴ)
ライプツィヒとオスロの音楽院で学んだ教会音楽家、オルガニスト、音楽批
評家。コンラード・バーデンは20代の終わりになって初めて作曲を手がけま
した。宗教作品と室内楽作品を中心に作曲。作品番号をもつ147曲のうち20曲
が管弦楽のための作品と協奏曲です。祝祭的性格の「イントラーダ・シンフォ
ニカ」。「クラリネットと弦楽のための小協奏曲」は、パリでジャン・リヴィ
エに学んだ後に書かれたネオクラシカルな作品。『エドヴァルド・グリーグ』
の共著者フィン・ベネスターは、「ノルウェーの作曲家が近年、作曲したもっ
ともユーモラスな協奏曲のひとつ」 と呼びました。ノルウェーの高原に伝わ
る<家畜を呼ぶ声>を思わせる主題をもった「田園詩とフーガ」。ノルウェ
ー民話をテーマに、バルトークと 6人組から影響を受けた語法で書かれた6曲
で構成する「民話組曲」。農民舞曲のリズムが推進力となるピアノ協奏曲。
ハンス・イェリネクの十二音音楽から学び、テクスチュアと線を重視した構
成的な音楽、「管弦楽のための変奏曲」。PhilipsのためのLP録音と、一部
モノラルを含むNRK(ノルウェー放送)の録音をアウドゥン・ストリーペが整音、
マスタリング。紹介される機会の少ないバーデンの音楽をじっくり楽しめる
アルバムになりました。



<Ondine>
ODV 4007(DVD) \2380
PAL
ヤーコ・クーシスト(1974-):
ファミリーオペラ「犬のカレヴァラ(Koirien Kalevala)」(2003)
ヤーコ・クーシスト(指)クオピオ交響楽団 合唱団
トニ・ヴァールストレム(T レンミンカイネン、猫) 
ユッカ・ロム(B ヴァイナモイネン、犬)
ユハ・ホスティッカ(T イルマリネン、犬) 
エイヤ・アハヴォ(Ms レンミンカイネンの母、猫)
ティーナ・シンコネン(A ロウヒ、狼) マリ・パロ(S ポホヤの娘、狼)
コイリエン・カレヴァラ(犬のカレヴァラ)
サミ・ヴァルティアイネン(ダンス、ミスター・クラターバック)
ロッタ・クーシスト(ダンス、スズメバチ)
収録:2007年7月 サヴォンリンナホール(サヴォンリンナ、フィンランド)
サヴォンリンナ・オペラフェスティヴァル・ライヴ
演出:ミンナ・ヴァイにカイネン
歌詞:フィンランド語 字幕:英語
この DVD-video は PAL 規格の映像で収録されています。PAL/NTSC 変換機能
をもった DVD プレーヤーか PC でご覧ください。PAL/NTSC 変換機能のない
プレーヤーではご覧になれませんので、ご注意ください。
外は寒い。雪も降っている。でも家の中は温かく、犬は、薪をくべた暖炉の
前でうたた寝をしている。犬は、どうやって人間のペットとなり、快適な暮
らしを手に入れることができたのか?...
フィンランドのコミック作家、マウリ・クンナスは、子どもたちの疑問に答
えるため、民族叙事詩『カレヴァラ』の物語に基づくコミックを書き上げま
した。それが『犬のカレヴァラ』 です。「昔むかし、まだ世界ができて間も
ないころ、毛におおわれた野生の犬が、遠いカレヴァラに住んでいました。
お隣の北の国、陰気なポホヤには意地悪な狼がいて、そのとちゅうには、た
くましい猫の一族が住んでいました。」 民族の叙事詩、子どもたちの大好
きな犬。クンナスのコミックブックは、たちまちのうちにフィンランドの子
どもたちのお気に入りになりました。ファミリーオペラ「犬のカレヴァラ」
は、このコミックブックをベースにサミ・パルッキネンが台本を書き、伝統
の語法にジャズの手法も加えた音楽をヤーコ・クーシストが作曲。子どもの
ために書かれながら子どもの音楽になっていないオペラを、サヴォンリンナ
ホールの大人も子どもたちと一緒に楽しんでいます。ヤーコ・クーシストは、
ラハティ交響楽団のコンサートマスターを務めるヴァイオリニスト。

ODE 1129 \2080
ヨーナス・コッコネン(1921-1996):交響曲第1番、交響曲第2番
オプス・ソノルム(1964-65)(管弦楽のための)*
サカリ・オラモ(指)フィンランド放送交響楽団
録音:2008年3月10日-11日*、12日-14日(第1番)、5月26日-27日(第2番) 
文化の家(ヘルシンキ)
フィンランド放送交響楽団とサカリ・オラモによるコッコネン第2集。第1集
(ODE 1098)と同様、欧米のメディアから注目を集める1枚。ヨーナス・コッコ
ネンの邸宅は、20世紀フィンランドを代表する建築家アルヴァル・アールト
が設計を担当しました。ふたりを結びつけたのは、"質への情熱" が創造の作
業を支配するという考え方。コッコネンとアールトは、それぞれの分野に優
れた業績を残しました。コッコネンの交響曲第1番は、フィンランド音楽が
モダニズムの流れに乗り、交響曲が時代遅れとみなされた時代に作曲されま
した。シベリウスの交響的思考に共感したコッコネンは、シベリウスとは違
う作品構造により、新しい交響的音楽の形を追求。簡潔な十二の音列を基礎
とする作品を作り上げました。初期のネオクラシカルな作風から十二音技法
による作曲に移ったコッコネンは、「J・S・バッハの2声のインヴェンション
は、音列技法の最良の教科書」と冗談っぽく語ったこともあったとされます。
第2番の交響曲は、さらに内省的、悲劇的、禁欲的な音楽。4つの楽章を、
第1楽章アダージョ・ノン・トロッポと第2楽章アレグロ、第3楽章アンダンテ
と第4楽章アレグロ・ヴィヴァーチェの2つのグループにまとめ、交響的思考
の一層の展開を図っています。3楽章の短い作品「オプス・ソノルム(響きの
作品)」 は、Jean Sibeliusの名前からとった5つの音が曲の中心モチーフ。
打楽器を除く代わりに、打楽器的な音を作り出すためピアノが用いられてい
ます。




<ALIA VOX>
AVSA 9863(SACD-Hybrid) 2枚組 \4750
「エルサレム-2つの平和の都市:天上の平和と地上の平和」
[CD1]
1ジョルディ・サヴァール:
「エリコ(ジェリコ)のファンファーレ」(紀元前1200年頃)
<I天上の平和:黙示録と最後の審判の預言者たち>
2「シビュラの預言」(紀元前3世紀、ユダヤ起源のギリシャ語テキストとアラム
の音楽)
3導入曲[ネイ・アンブン]
4「コーラン-ビ=スミ=ッ=ラーヒ=ッ=ラフマーニ=ッ=ラヒーム(慈愛あま
ねく慈悲深きアッラーの御名において)」(7世紀、コーラン第1章「アル=ファ
ーティハ(開扉)」第2-7節「慈悲深く慈愛あまねき御神・・・」)(スーフィ起源)
5後奏曲[カヌーン]
6「聞け、おお、海よ・・・」(ラス・ウエルガス写本)(「ヨハネの黙示録」
第6章第12-3節(12世紀)[カタリ派の、偽ヨハネの福音書第5章第4節に基づく])
7後奏曲[中世ハープ]
<IIエルサレム、ユダヤの都市、紀元前1000年-紀元後70年-ダヴィデ王が、
ユダ・イスラエル統一王国の首都、エルサレムを作った>
8「ショーファルの音」
9「エルサレムへの祈り」(詩篇第121番第1-4節「目を上げて、わたしは山々を
仰ぐ」)
10舞曲(器楽曲)[ウードと打楽器][紀元前164年:マカベアのユダによるエル
サレム奪還]
11「エルサレムの平和」(詩篇第122番第6-9節「エルサレムの平和を求めよう」)
12「ラビ・アキバ・ベン・ヨセフは、エルサレムに行った」(タルムードより
マッコート24b「かつて、ラビ・アキバは・・・」、ヘブライ語による朗読)
13「流浪の歌」(詩篇第137番第5-6節「エルサレムよ、もしも、わたしがあなた
を忘れるなら」)[紀元70年:寺院の破壊と民族離散]
14ラメント(器楽曲)[ショーファル]
<IIIエルサレム、キリスト教の都市、326-1244年-ローマ皇帝コンスタンティ
ヌスの母、ヘレナ女王のエルサレム訪問(326年)>
15伝東ローマ皇帝レオーン6世(賢帝)(在位886-912年):「スタヴロテオトキア
(十字架生神女讃詞)」(十字架の下の処女(聖母マリア)への讃歌)
16ファンファーレ「平安あれ、主の御名のもとに」
17「教皇ウルバヌス2世、十字軍への最初の呼びかけ」(1095年、フランス語に
よる朗読)
18マルカブリュ(1100―50年):十字軍の歌「平安あれ、主の御名のもとに」
[第1回十字軍]
19作曲者不詳(12世紀):十字軍の歌「騎士たちよ、全て請合え」(1146年)[第2
回十字軍]
20作曲者不詳(13世紀):コンドゥクトゥス「おお、全アジアの栄光、アレクサン
ドリアの王の娘」
21プランクトゥス「平安あれ、主の御名のもとに」(器楽曲)[1187年、十字軍
はサラディンにエルサレムを奪還される]
<IVaエルサレム、巡礼の都市、383-1326年>
22「岩のドーム(ウマル・モスク)」(イブン・バットゥータ(1304-77頃)著「大
旅行記」第2章シリアより)
23「シオニーダ」(イェフダ・ベン・シェムエル・ハ=レヴィ(1075-1141年):
「イェフ・ノフ(美しい都市、世界の喜び、偉大なる王の都市)」)
[CD2]
<IVbエルサレム、巡礼の都市、383-1326年(承前)>
1アルフォンソ10世賢王(1121-84年)編:聖母マリアのカンティガ集より383番
「おお、とても平らな海の底は」(CSM383)
<Vエルサレム、アラビアとオスマン・トルコの都市、1244-1917年>
[アラビアの都市、1244-1516年]
2前奏曲[ウードと打楽器]
3「コーラン-ムハンマド(マホメット)は山上の寺院(岩のドーム)から昇天し」
(コーラン第17章「夜の旅」第1節「(アッラーは)ムハンマド(マホメット)を連
れて夜(空)を逝き、メッカの神殿から、かの、(アッラーに)一帯を浄められた
エルサレムの神殿まで旅して」)
4「ソマの踊り」[ドゥドゥクと打楽器]
5「サラートゥ・アッラー(アッラーへの祈り)」(アラビア伝承曲)
[オスマン・トルコの都市、1517-1917年]
6.「鶴」(マカーム「ウザル・サキル」)(オスマン・トルコ、カンテミルオウル
手稿譜(17世紀)より)
7「スレイマン大帝の夢」(1520年、オスマン・トルコの伝説、トルコ語による
朗読)
8「戦士の行進」(作曲者不詳、オスマン・トルコ)[1517年、オスマン・トルコ
のエルサレム征服]
<VIエルサレム、避難と流浪の地、15-20世紀>
9「美しく聖なるパレスティナ」(セファルディ伝承曲、サラエボ)
10「パレスティナ人の嘆き」(パレスティナ伝承曲)
11「古都アニへの嘆き」(アルメニア伝承曲)
12「エル・マレ・ラハミム(天にまします慈悲深き神よ)」(アウシュヴィッツの
犠牲者への讃歌、1941年)[1950年、シュロモ・カッツによる歴史的録音]
13葬送行進曲(器楽曲)[ショーファル・アンサンブル]
<VII地上の平和:義務と希望>
[平和の誓願]
14楽器による対話[プサルテリウムとウード]
15アラビア語での平和の誓願「主の御名の下・・・」
16ヘブライ語での平和の誓願「アドナイ(主よ)」
17アルメニア語での平和の誓願
18ラテン語での平和の誓願「平安を与えたまえ」(グレゴリオ聖歌)
[歌の対話(作曲者不詳の伝承された旋律)]
19「アポ・クセノ・メロス(遠く離れた異国の地より)」(ギリシャ語)
20ガザル「おお、愛しき」(アラビア語)
21ガザル「トーラーを賛美するため」(ヘブライ語)
22ガザル「おお、神の預言」(アラビア語パレスティナ方言)
23「シエンテ・エルモーサ(愛しき人よ、私のギターの音をお聞き)」
(ラディノ語)
24「アポ・クセノ・メロス(遠く離れた異国の地より)」(ギリシャ語)[サヴァ
ールによる合唱版]
25「ドゥルメ、エルモーサ・ドンセッラ(眠れ、眠れ、麗しき処女)」
(ラディノ語)
26ガザル(アラビア語、ギリシャ語、ヘブライ語)
27ガザル(器楽曲、モロッコ伝承曲)
28最後のアンサンブル(総奏)
29ジョルディ・サヴァール:最後のファンファーレ「精神の障壁に抗して」
(2008年)
録音:2007年11月22-24日、2008年3月30日-4月4日、27日、28日
カタルーニャ自治州カルドーナ城参事会教会、
4月9-10日モーゼル県メス、サン=ピエール・オ・ノナン教会、およびメス海軍
工廠、
8月5日オード県フォンフロワ修道院
毎年恒例のブックCD、今年のテーマはエルサレムです。3大宗教の伝統を背負い、
対立と融和の歴史を重ねてきた都市エルサレム。このエルサレムを主題として、
それに関連する音楽や文章によって構成された録音です。一見関係のなさそう
に見える「スレイマン大帝の夢」も、エルサレムの城壁再建に関連する文章。
歴史という縦糸と、瞑想的探求を感じさせるサヴァールの演奏という横糸が組
み合わさり、知識ではなく耳に触発された思考が、平和への希求へと無理なく
繋がって行く。そこに音楽の力の奥深さを感じます。
最初と最後に置かれたサヴァール作曲の、ショーファル(角トランペット)を中
核としたファンファーレは、この録音に荘重さを与えており、また、ナチスの
親衛隊員たちがその歌声に感動したことで、生き残ることになったアウシュヴィ
ッツの捕囚、シュロモ・カッツによる1950年の歴史的録音が収録されているこ
とは、現実の底知れない重みについて考えさせてくれます。



<DOREMI>
DHR 7955/58(3CD+DVD) \5950
「セゴビアとその同時代人たち第11集 / バリオス、リョベート、セゴビア他」
[CD 1]
バリオス:
ロマンス / パラグアイ民謡の調べ / 妖しき光 / パラグアイ舞曲 / クエカ
/ アコンキーハ / ワルツ第2番(おまえの魂とともに)/ マヒーへ / サリータ
(マズルカ)/ 夢の思い出
J.S.バッハ:ルール
タレガ:アラビア風奇想曲
ベートーヴェン:メヌエット
シューマン:トロイメライ
コンセイソン:タランテラ
アグスティン・バリオス(g)
収録:1928年(オデオン原盤)
ジェロニモ・ビアンキ・ピネロ:カルナバリート
マヌエル・アコスタ・ビジャファーニェ:エル・ボラチート(バイレシート)
[酔っ払い]
ソル:メヌエット
タレガ:ムーア風舞曲(第1稿)/ ムーア風舞曲(第2稿)/ アラビア風奇想曲
ロス:サパテアード
ホアキン・マラツ:スペインのセレナード
ネリー・エスカライ(g)
収録:1941-1944年(ビクター、RCAビクター原盤)
P.キハーノ:アルゼンチン民謡エスティーロ
ポンセ:2つの歌
ミゲル・リョベート(g)
収録:1925年(オデオン原盤)
[CD 2]
アルベニス:アストゥーリアス
フリアン・アギーレ:悲歌第4番(コルドバ)
ラモー:メヌエット
ウリセス・カシネッリ:Gato
グラナドス:ゴヤのマハ
サンス:パバーナス
ロドリーゴ:小麦畑にて
マリア・ルイーザ・アニード(g)
収録:1950年頃(オデオン原盤)、ビクター原盤(1930年代)
フリアン・アギーレ:ウエジャ
マリア・ルイーザ・アニード&ミゲル・リョベート(g)
収録:1929年(オデオン原盤)
フェデリコ・モレノ=トローバ:セレナータ・ブルレスカ
ショパン:前奏曲Op.28-7
ショパン:マズルカ
ヴィラ=ロボス:前奏曲第3番
グリーグ:アニトラの踊り
ポンセ:メキシコ民謡第3番
J.S.バッハ:パルティータ第1番BWV.1002よりドゥブル
マリア・アンへリカ・フュネス(g)
収録:1950年頃(オデオン原盤)
アルベニス:朱色の塔
タレガ:アラールの華麗なる練習曲
ラリータ・アルミロン(g)
収録:1931年(オデオン原盤)
カステルヌオーヴォ=テデスコ:タランテラ
バリオス:練習曲「みつばち」
ヴィラ=ロボス:練習曲第1番ホ短調
アベル・カルレバーロ(g)
収録:1940年代後半(パルロフォン オデオン原盤)
パガニーニ:ソナチネ
J.S.バッハ:
組曲ホ短調BWV.996よりブーレ / アンナ・マグダレーナ・バッハのための音楽
帳よりミュゼッタ
ヒラルド・ヒラルディ:ビダーラ(ビダリータ)
アベル・フロウリー:Mudanzas
ラモン・アジェスタラン(g)
収録:1955年(ソンドル原盤)
ヴィラ=ロボス:練習曲第7番ホ長調 / ヴィラ=ロボス:練習曲第1番ホ短調
ホルヘ・ゴメス=クレスポ:ノルテーニャ(夜想曲)
アンドレス・セゴビア(g)
収録:1949年(コロムビア原盤)
[CD 3]
A.シノポリス:ペリコン / ビダリータ
アベル・フロウリー:エスティーロ・パンペアーノEstilo Pampeano
オヤングレン:ホタ
ファン・アライス:刹那Un momento
フリオ・マルティネス・オヤングレン(g)
収録:1932年(ビクター原盤)、1940年代(オルフェオ原盤)
アルフォンソ・ガリアーノ:Cortas Olvidados
ジェローム・カーン:Quien
R.M.マッフィア:十二夜
パルド:ビダリータ・ポルテーニャ
エドゥアルド・アローラス:デレーチョ・ビエホ(わき目もふらず)
アルベニス:グラナダ
マリオ・パルド(g)
収録:1920年代-1930年代(オデオン原盤)
チャサレータ:Pampa Taquella / Siete de Abril / バルガスのサンバ
アンドレス・チャサレータ(g)
収録:1920年代中盤(オデオン原盤、ディスコ・エレクトラ原盤)
アギラール:Las Madreselvas / Manos Brujas
アギラール&ペイジ・デュオ(g)
収録:1920年代中盤(ビクター原盤)
R.ペソア:サンバCarinitos
A.ロセンド:エル・エントレリアーノ / Pericon por Maria
イリアルテ&ペソア・デュオ(g)
収録:1920年代中盤(ビクター、オデオン原盤)
ギジェルモ・アギラール:ガウチョ・リンド
スピーナ&バウディーノ・デュオ(g)
収録:1930年代初頭(ビクター原盤)
R.イリアルテ、R.ペソア & A. ページ:De Rompe y Roja
トリオ・オデオン[R.イリアルテ、R.ペソア & A.ページ]
収録:1928年頃(オデオン原盤)
アベル・フロウリー:Pajaros en el Monte / Sobretarde(悲歌)
アベル・フロウリー(g)
収録:1947年(オデオン原盤)
アタウアルパ・ユパンキ:La Churquena / Vidala del Silencio
アタウアルパ・ユパンキ(g)
収録:1946年(ビクター原盤)
DV.ロンバルディ(アンドレス・チャサレータ編):バルガスのサンバ
エドゥアルド・ファルー(g)
収録:1950年代初頭(TK原盤)
パスクァーレ・タラッフォ:プロスペロ / ソナチネ
パスクァーレ・タラッフォ(g)
収録:1929年(コロムビア原盤)
【DVD】
アギラール:Anoranzas
ホセ・マリア・アギラール(g)[カルロス・ガルデル(Vo)、
バルビエーリ&リヴェロール(g)]
収録:1930年
O.キロセッティ(編曲):
前奏曲 / ビアンカ・フィオーレ / 踊り / ガリアルダ / カンツォーネ /
サルタレッロ
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第6番BWV.1012よりガヴォットI&II
ソル:ソナタ(グラン・ソロ)Op.14よりアレグロ
ボッケリーニ(カサド編):チェロ協奏曲第2番よりアンダンテ・カンタービレ
アンドレス・セゴビア(g)
“祝祭弦楽四重奏団”
フェリックス・ガリミール、マーヴィン・モルゲンシュタイン(Vn)、
ヤコブ・バーンスタイン(Vc)、アルテュール・ガニック(Va)
収録:1962年
O.キロセッティ(編曲):サルタレッロ / カンツォーネ / 踊り
アルベニス:グラナダ
モーツァルト:メヌエット
アニード(?):踊り
タレガ:夢
マリア・ルイーザ・アニード(g)
収録:1982年
ピアニストのリヒテルとならぶDOREMIの看板シリーズのひとつ、セゴビアとそ
の同時代人たち。前作に引き続いて第11集もDVDつきとなっている点がギター・
ファンには見逃せません。CDパートではお目当てのセゴビアはわずかに3曲なが
ら、DVD映像のほうではセゴビアの演奏姿をしっかりと楽しむことができます。
まさに当セットはギター演奏の百科事典。往年の名手たちによる歴史的録音を
よくぞこれだけと言うほかないほどに収めています。



<haenssler>
98 536 \2080
メンデルスゾーン:
(1)弦楽のための交響曲第1番ハ長調
(2)弦楽のための交響曲第2番ニ長調
(3)弦楽のための交響曲第3番ホ短調
(4)弦楽のための交響曲第4番ハ短調
(5)弦楽のための交響曲第9番ハ長調
トーマス・ファイ(指)ハイデルベルク交響楽団
録音:(1)2008年6月2日(2)2008年1月22日(3)2008年5月29日
(4)2008年6月3日バート・ドュルクハイム、ナトゥールホルン・アカデミー
(5)2008年6月20、21日バルツフェルト、ルートヴィヒ=エングレルト=ハウス
ファイによるメンデルスゾーン第3弾は、すべて弦楽のためのシンフォニアばか
り5曲を収録しています。
13曲のシンフォニアは、第6番までがわずか12歳のときの作品で、神童メンデル
スゾーンの若い才気がほとばしります。これらはいずれも偉大なる先人の影響
がはっきりとあらわれており、たとえば第3番、第4番ではヘンデルとJ.S.バッ
ハの対位法の痕跡がみとめられます。そして、ほぼすべての面で完成の域に達
する第9番では、スイス民謡を題材にしたスケルツォ、つづくフィナーレに自作
「真夏の夜の夢」を先取りした音楽を聴くことができるのも興味深いところと
いえるでしょう。ファイとその手兵の奏でる音楽はいつもながら新鮮。ときに
過激に切り込み、またアンダンテの美しさにも心惹かれます。



<naive>
OP 30474 \2280
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集vol.3 「Il ballo-ザ・バレエ」
(1)RV 352イ長調 (2)RV 307ト長調 (3)RV 268ホ長調 (4)RV 333ト短調 
(5)RV 210ニ長調 (6)RV 312ト長調 (7)RV 350イ長調
ディエゴ・ファゾリス(指)イ・バロッキスティ
ドゥイリオ・M・ガルフェッティ(Vn)
録音:2007年11月、2008年1月
ヴィヴァルディ・エディションの人気シリーズ、ヴァイオリン協奏曲集第3弾の
登場。今回のソリストは、マンドリンも華麗に奏でるヴァイオリン弾き、ガル
フェッティ。冴え渡る華やかな技巧は胸がスッとする気持ちよさです。乗りの
よいリズム、そしてぶんぶんうなる低音は、ジャズかと思ってしまうほど。
ヴィヴァルディ自身も気に入っていたとされるRV 210(1725年頃の作)は、最近
まで出版されていなかった版を採用しての演奏。強弱のコントラストが鮮やか
であること、また、最後の部分にファンタジアが挿入されていることから、こ
こで採用された版は、オペラの幕間に演奏されたものではないかとされていま
す。大掛かりなヘミオラのリズムや特徴的なアクセントなど、リズムの要素が
非常に凝っているのが特徴で、耳に残ります。他にも、田舎のお祭り騒ぎを思
わせるにぎやかなRV312など、名曲ばかり。はっとさせられる即興、見事なリズ
ム。聴き所満載、実に楽しめる1枚となっています。録音もいつもながら瑞々し
く秀逸です。



<col legno>
WWE 60015 3枚組 \6680
ブラームス:
(1)交響曲第1番ハ短調Op.68
(2)交響曲第2番ニ長調Op.73
(3)交響曲第3番ヘ長調Op.90
(4)交響曲第4番ホ短調Op.98
グスタフ・クーン(指)
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団
録音:(1)2007年2月26日-3月1日(2)2007年3月6-29日
(3)2007年4月12、13、16 & 17日
(4)2007年5月14、15 & 17日以上、イタリア、ボルツァーノ、
ハイドン・オーディトリアム
プロデューサー:アンドレアス・ノイブロンナー(第1番-第3番)、
マルクス・ハイラント(第4番)[TORITONUS]
バランス・エンジニア:マルクス・ハイラント(第1番、第3番)、
ダグマル・ビルヴェ(第2番)、シュテファン・シェルマン(第4番)[TORITONUS]
クーンと手兵ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団がcol legnoと共同制
作で進める録音プロジェクト。ベートーヴェン全集(2005、2006年収録)は、な
により演奏と録音の質の高さに驚かされるものでしたが、なおもこのコンビに
よるプロジェクトは進行中で、こんどはブラームスの全集が登場します。
巨匠の道を着実に歩むクーンのもと、鍛え抜かれたこのオケの機能美は抜群で、
ベートーヴェン同様にこのブラームスでも全曲を通じて正攻法のアプローチが
特徴となっています。
このたび録音を手掛けたTORITONUSは、1987年にシュトゥットガルトで創設され
た録音製作チーム。所属する4人のトンマイスター(マルクス・ハイラント、シュ
テファン・シェルマン、アンドレアス・ノイブロンナー、ペーター・レンゲル)
は、メンバー全員がデトモルトの北西ドイツ音楽アカデミーでトンマイスター
の学位を修めた精鋭。これまでにメジャーからインディペンデントにいたる幅
広い録音に携わっているプロ集団の音作りは、美しいホールトーンもとらえた
プレゼンスで大きな魅力といえるでしょう。



<BIS>
BIS 1918/20 5枚組 \7140
日本語解説書付
シベリウス完全全集 その7 歌曲全集
セレナード JS167/セレナード JS167(初稿)/5つのクリスマスの歌 Op.1/
雪は深く積もって Op.1の5(作曲者による二重唱編曲)/アリオーソ Op.3/
クレルヴォの嘆き Op.7(作曲者によるピアノ伴奏版1917/8)/クレルヴォの嘆
き Op.7(原典版1892)/7つの歌 Op.13/キスの願い Op.13の2(初稿)/心のあ
けぼの Op.13の3(初稿)/夢 Op.13の5(初稿)/7つの歌 Op.17/あれ以来私は
Op.17の1(草稿)/夕べに Op.17の6(草稿)/愚者の蜘蛛の歌 Op.27の4(作曲
者によるピアノ伴奏版)/急流下りの名人の花嫁 Op.33(作曲者によるピアノ
伴奏版)/2つの歌 Op.35/テオドラ Op.35の2(初稿)/6つの歌 Op.36/5つの
歌 Op.37/5つの歌 Op.38/3人の盲目の姉妹 Op.46の4(作曲者によるピアノ
伴奏版)/6つの歌 Op.50/ユダヤ人の少女の歌 Op.51の2(作曲者によるピアノ
伴奏版)/ユダヤ人の少女の歌 JS48の2b(原典版)/8つの歌 Op.57/シェイク
スピアの「十二夜」による2つの歌 Op.60/8つの歌 Op.61/シェイクスピアの
「十二夜」による2つの歌 Op.60(オリジナル・ギター伴奏版)/8つの歌 Op.61
/暇を楽しむ Op.61の6(初稿)/大気の精 Op.70/4つの歌 Op.72/百の道
Op.72の6(初稿)/6つの歌 Op.86/6つの歌 Op.88/6つの歌 Op.90/昔々(田園
風情景 Op.96b/田園曲 Op.96b(作曲者による二重唱編曲)/ファーストキス
JS57(1891/2)/おいでおいで、いとしい人 JS211(1892)/喪失(1906)/タイス
への賛歌(1909年初版)/タイスへの賛歌(1948年改訂版)/帆走(1899)/泳げ、
青鴨よ(1899)/森の精 JS171(1889)/相似 JS120(1890)/ひとつの歌 JS71
(1888)/北風が荒れる間(1888)/水の精 JS138(1888)/世がまだ創られていな
かった頃 JS56(1888)/太陽が空を赤らめ(1888断片)/酒神祭 JS143(1888)/
秋の宵 JS71(1888断片)/乙女は冬の朝出て行った(1890/2断片)/俺はお前に
飽きずキスする(1889/91)/知恵は家なし(1890/1)/アンダンティーノ
変ホ短調 JS42(1900)/日の出 JS87(1902)/私がインドにいたならば(1903/4)
/友情の花 JS215(1909)/思い(1915)/おばあさんの誕生日の歌 JS136(1919)
/若い娘たち JS174(1920)/水仙 JS140(1925)
ヘレナ・ユントネン(Sop) アンネ=ソフィ・フォン・オッター、
モニカ・グロープ(Ms)
ダン・カルルストレム(Ten) ガブリエル・スオヴァネン、
ヨルマ・ヒュンニネン(Br)
フォルケ・グラスベック、ベングト・フォシュベリ、
ルーヴェ・デルヴィンエル(Pf)
ヤーッコ・クーシスト(Vn) マルコ・イーロネン、
ヨエル・ラークソ(Vc) ラッセ・ポイスティ(朗読)
シベリウスには驚くほど美しい歌曲が多く、当盤にも収められているオッター
のアルバムは1988年度レコード・アカデミー賞声楽部門を受賞しています。
当BOXは5枚組ですが3枚価格。さらに日本語解説まで付いています(*歌詞訳
は付いていません)。既発の盤だけでなく、多くの新録音が含まれているのが
注目です。それもすべてが世界初録音で、これを買わねば聴けません。演奏
もオッター、グロープ、ヒュンニネンといった北欧のベテラン揃い。冬の日
に静かで極上の時を与えてくれます。

BIS SA 1712(SACD-Hybrid) \2500
ラフマニノフ:
(1)交響曲第2番ホ短調 Op.27
(2)ヴォカリーズ Op.34の14
ラン・シュイ(指)
シンガポールSO
チェレプニンやリムスキー=コルサコフのシリーズで注目されたシンガポー
ル交響楽団。予想外の巧さと熱い爆演が魅力です。今回は甘美なメロディと
エネルギーに満ちた傑作を、シンガポール響の輝かしい音色でたっぷり堪能
させてくれます。

BIS 1137 \2380
シマノフスキ:
(1)ピアノソナタ第3番 Op.36
(2)仮面劇 Op.34
(3)メトープ Op.29
(4)2つのマズルカ Op.62
(5)マズルカ Op.50より第9-12番
ローランド・ペンティネン(P)
シマノフスキのピアノ曲は、独特のひんやりとした感触と神秘的な響きが特
徴ですが、技法的には複雑で、その演奏には恐ろしく高度な技巧を要求され
ます。そのシマノフスキにピッタリなピアニストはペンティネンをおいて考
えられないほど。余裕の技巧、いつも冷静で計算され尽くした造形美、理想
的演奏を味わうことができます。

BIS 1675 \2380
アリオスティ:ストックホルム・ソナタ集 Vol.3
(1)ソナタ第15番ヘ短調 (2)第16番ト長調 (3)第17番変ロ長調 
(4)第18番ニ短調 (5)第19番イ短調 (6)第20番ト短調 (7)第21番イ短調 
(8)カンタータ「やさしいアルフィンに」
トマス・ゲオルギー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ルーカス・ハリス (アーチリュート、バロックギター)、
ミメ・ヤマヒロ・ブリンクマン(Vc) エマ・カークビー(Sop)
イタリア出身でロンドンで活躍した作曲家アッティリオ・アリオスティ
(1666-1729)。彼の「ストックホルム・ソナタ集」も今回で完結です。イマジ
ネーションと生気に富む音楽は非常な見つけ物。カークビーの登場によるソ
プラノとヴィオラ・ダ・ガンバのためのカンタータが絶品です。

BIS 1630 \2380
日本の恋歌
(1)夏田昌和:良寛による二つの詩(2005)
(2)細川俊夫:恋歌I-III(2004)
(3)伊福部昭:アイヌの叙事詩に依る対話体牧歌(1956)
(4)棚田文紀:デュオ-メゾソプラノとサクソフォンのための
(5)野田燎:インプロヴィゼーションI(1971-3)
(6)野平一郎:舵手の書(2003)
(7)ハセン・ラルビ:松風(2006)
(8)ベルトラン・デュブドゥ:それを起動させると、開始されます(2004)
(9)島崎藤村:君が心は(日本語朗読)
小林真理(Ms) クロード・ドゥラングル(Sax) ジャン・ジオフロワ(打楽器)
小林真理は東京藝術大学卒業後フランスで活躍するメゾソプラノ歌手。彼女
が日本オタクのフランス人サクソフォン奏者・ドゥラングルと組んで邦人及
びジャポニスム作品に挑戦。ティンパニーのみで伴奏する伊福部昭の名作、
和泉式部の詩による細川俊夫作品、超絶技巧の要求される野平一郎作品まで
盛りだくさん。最後に島崎藤村の片思いの詩を朗読しているのも聴きものです。



<Medici arts>~Euro arts
20 51849(DVD-Video) \2900
「舞踏への勧誘-
バレンボイム&ベルリン・フィル、ジルヴェスター・コンサート2001」
(1)J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番BWV.1068よりガヴォットI&II
(2)モーツァルト:ディヴェルティメントK.334よりメヌエット
(3)同:ピアノと管弦楽のためのロンドK.382
(4)ヴェルディ:「アイーダ」第2幕第1場より若いムーアの奴隷たちの踊り
(5)ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第8番ト短調Op.46-8
(6)チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形」Op.71より花のワルツ
(7)シベリウス:悲しいワルツOp.44
(8)J.シュトラウス2世:皇帝円舞曲Op.437
(9)コダーイ:ガランタ舞曲
(10)オラシオ・サルガン / ホセ・カルリ編:ア・フエゴ・レント
(11)ゼキーニャ・ジ・アブレウ / アロイジオ・オリヴェイラ編:
ティコ・ティコ
(12)J.シュトラウス2世:ポルカ「雷鳴と電光」Op.324
(13)ホセ・カルリ:タンゴ「エル・フィルレテ」
(14)ブラームス:ハンガリー舞曲第1番ト短調
ダニエル・バレンボイム(指&(2)P)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
収録:2001年12月31日ベルリン(ライヴ)
大晦日恒例行事のベルリン・フィルによるジルヴェスター・コンサート。巨匠
バレンボイムが振った2001年のテーマは“ダンス”。バッハからアルゼンチン
・タンゴまで、ヨーロッパの音楽史を彩るヴァラエティ豊かな舞曲の数々。ふ
だんのベルリン・フィルでは聴けないタンゴもムード満点。世界最高のオケが
奏でる極上の名曲アルバムに仕上がっています。

20 57238(DVD-Video) \2900
J.S. バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988
エフゲニー・コロリオフ(P)
収録:2008年6月20日(ライプツィヒ・バッハ音楽祭ライヴ)
偉大な作曲家リゲティが「無人島の一枚」に選んだエフゲニー・コロリオフ。
2008年春待望の来日を果たし、ゴルトベルク変奏曲を演奏し聴衆を熱狂させ
ました。この映像は彼がライプツィヒ・バッハ音楽祭で行ったライヴの模様。
装飾音の的確な扱い、躍動感あふれたリズムと音色の豊かさは、近年のピア
ノ演奏の中でも群を抜いています。コロリオフの持つ多彩なパレット、各声
部は立体的に、飾りすぎない装飾音は洗練されおり、その知的で幾何学的な
演奏にやみつきになるでしょう。

20 55798(DVD-Video) \2900
ワールド・オブ・ザ・ピアノ 「レガート」-ピエール・ローラン・エマール-
J.S.バッハ:「フーガの技法」から 12度のカノン(2声)、コントラプンクトゥ
ス3、コントラプンクトゥス4、反行と拡大によるカノン(2声)、コントラプン
クトゥス 12-1(転回形)、コントラプンクトゥス 12-2(転回形)、コントラプ
ンクトゥス 10
エリオット・カーター:マトリビュート、「2つのディヴァージョン」から 
第1、2番、カテネール
ジョージ・ベンジャミン :「シャドウラインズ」から 第1、2、3、4、5&6番
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110
ピエール・ローラン・エマール(P)
収録:2008年3月5日バイエルン芸術アカデミー  75分
ドキュメンタリー(ポートレート) 30分
ボーナス:エマールのインタビュー(ジャン・シュミット・ガレとの対話) 73分
字幕:英、独、仏、西
鬼才ピエール・ローラン・エマールによるドキュメンタリー付きコンサート映
像。2008年来日コンサートの演目とほぼ同様の曲で、2008年3月にドイツで行
われたコンサートのライヴです。今回は現代中心ではなくカーター、ベンジャ
ミンを挟みバッハ、ベートーヴェンを組み入れたプログラム。音楽作品を深く
研究しそれを表現する力は現代最高のエマール。自身を「通訳者」と絶妙な言
葉で表しているように、エマールの解釈と試みは聴くものを強烈に圧倒します。
フーガの技法では作品を咀嚼しながら食い入るように演奏し、ベートーヴェン
31番のソナタは自由に響かせ激しく聴かせます。




<EGEA>
SCA 138 \2180
ODUSIA-オデュシア-
即興演奏/ODUSIA
ジョヴァンニ・ソッリマ:SPASIMO
ヘブライの歌/EL MOLE RAHAMIM
即興演奏/EL MIDA
ファリャ:7つのスペイン民謡-第5曲「ナナ」
トルコ民謡/11’LI
アナ・ソコロヴィチ:VEZ
即興演奏/ODUSIA
マリオ・ブルネロ(Vc)
オーケストラ・ダルキ・イタリアーナ
北イタリアに住むブルネロが現在最も興味をそそられている事は、音楽と自然
を融合させる「チェロ・トレッキング」。富士山頂で演奏するなどユニークな
活動を行っているブルネロの今回のアルバムはサハラ砂漠で演奏したもの。タ
イトルのODUSIAはオデュッセイアのラテン語。「オデュッセイア」は英雄オ
デュッセウスの10年にもおよぶ長い放浪・冒険の旅の話ですが、ブルネロはこ
のシリーズを長い音楽の旅と位置付けスタートさせました。ブルネロの盟友、
ジョヴァンニ・ソッリマはチェリスト兼作曲家で地中海周辺の地域の音楽を取
り入れた独自の様式で世界中の様々なジャンルのアーティストからも注目を集
める存在。「SPASIMO」は彼の故郷パレルモのテアトロ・マッシモからの委嘱
作品。またユーゴスラヴィア出身のアナ・ソコロヴィチの作品や、トルコ民
謡、ヘブライの歌など地中海、中東地域の音楽要素を取り入れた意欲的な内容
となっています。

SCA 147 \2180
ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲集
チェロ協奏曲 ニ短調 RV.405
チェロ協奏曲 イ短調 RV.419
チェロ協奏曲 ヘ長調 RV.412
チェロ協奏曲 ハ長調 RV.400
チェロ協奏曲 ホ短調 RV.409
チェロ協奏曲 変ロ長調 RV.547
マリオ・ブルネロ(Vc) ラルテ・デラルコ
録音:2007年4月12-14日
豊かな音楽と独創的な演奏で熱狂的なファンを持つマリオ・ブルネロが気鋭
のアンサンブル、ラルテ・デラルコを率いてのヴィヴァルディのチェロ協奏
曲集。チェロのソロで奏でられる美しい旋律は、改めてヴィヴァルディのバ
ラエティ豊かな音楽性を発見させてくれます。ブルネロが作り出す音世界に
包み込まれる快感を味わうことができる1枚。




<NIFC>
NIFCD 008 \2700
ショパン:
(1)マズルカ イ短調Op.17の4 
(2)同嬰ハ短調Op.30の4 
(3)同ト短調Op.24の1 
(4)同ハ長調Op.24の2 
(5)同ホ短調Op.41の1
(6)ピアノソナタ第2番変ロ短調Op.35「葬送」
(7)ノクターン ホ短調Op.72 
(8)同嬰ハ短調(遺作)
(9)スケルツォ第2番変ロ短調Op.31
(10)ワルツ ホ長調(遺作) 
(11)同第7番嬰ハ短調 Op.64の2
ヤヌシュ・オレイニチャク(フォルテピアノ:1849年製エラール)
[録音:2007年9月]
アンジェイ・ジュワフスキ監督の映画「ソフィ・マルソーの愛人日記」で、役
者としてショパン役を演じたヤヌシュ・オレイニチャク。そのなかでショパン
時代のピアノを奏し、ショパン・ファンたちを驚愕させました。当アルバムで
は葬送行進曲付ソナタや嬰ハ短調のワルツなど人気作を1848年製エラールの
フォルテピアノで披露してくれます。聴きものは凄まじい速さと軽さによるソ
ナタのフィナーレ。ショパンの頭に響いていた世界を実感させてくれます。

NIFCD 010 \2700
ショパン:
(1)前奏曲嬰ハ短調Op.45/同変イ長調
(2)4つの即興曲
(3)スケルツォ第3番嬰ハ短調 Op.39
(4)2つのノクターン Op.32
(5)ポロネーズ ハ短調 Op.40の2
(6)3つのマズルカ Io.59
ケヴィン・ケナー(フォルテピアノ:1848年製プレイエル)
[録音:2008年3月]
1990年に行なわれた第12回ショパン・コンクールで、1位なし2位に輝いたケ
ヴィン・ケナー。彼が古楽器に挑戦した驚きのアルバム。幻想即興曲ももちろ
ん含む即興曲全4曲をはじめ、こだわりの選曲で、繊細極まりない世界を創り
あげています。




<Profil>
PH 08031 \2180
チェロ・フィエスタ!
(1)ハイドン:チェロ協奏曲ハ長調
(2)チャイコフスキー:奇想的小品 Op.62
(3)アザラシヴィリ:チェロと室内管弦楽のための協奏曲
(4)ヒナステラ:パブロ・カザルスの主題による注解 Op.46
(5)チック・コリア:ラ・フィエスタ
マリー=エリザベート・ヘッカー(1)(5)、
ギオルギ・ハラーゼ(2)(3)(4)(5)(Vc)、クレメラータ・バルティカ
ギドン・クレーメルがその才能を愛でている若手チェロ奏者ふたり、ヘッカー
とハラーゼの協奏作品アルバム。古典派のハイドンから現代ジャズまで驚異的
な懐の深さを示しています。聴きものはグルジアの作曲家アザラシヴィリとチ
ック・コリア作品。溌剌としたフレッシュな音楽性が輝いています。




<VAI>
VAIA 1259 \1780
グレゴリー・クンデ、ロッシーニ・アリア集
ロッシーニ:
「アルジェのイタリア女」
「エルミオーネ」
「タンクレーディ」
「イタリアのトルコ人」
「湖上の美人」
「リッチャルドとゾライデ」
「セミラーミデ」
「チェネレントラ」
からのアリア
スターバト・マーテル-悲しみに沈む魂に
グレゴリー・クンデ(T)
マルコ・ザンベッリ(指)
プラハ・メトロポリタン交響楽団、プラハ・メトロポリタン合唱団
2008年11月のロッシーニ・オペラ・フェスティヴァル来日公演で、「オテッ
ロ」のタイトルロールを歌って絶賛されたグレゴリー・クンデの、ロッシーニ
・アリア集です。クンデは1954年、米国イリノイ州カンカキー生まれ。1980年
代にメトロポリタン歌劇場など米国で成功を収めた後、1990年代にヨーロッパ
に進出し、ロッシーニやベッリーニなど19世紀前半のイタリアオペラでセンセ
ーションを巻き起こしました。50歳を越えた今日でも至難なロッシーニのテノ
ール役を歌う第一人者として極めて高い評価を受けています。活躍のわりにク
ンデの録音は少なく、これが始めてのアリア集。「タンクレーディ」のアルジ
ーリオ、「エルミオーネ」のオレステ、「セミラーミデ」のイドレーノのよう
に得意とする役のアリアだけでなく、「チェネレントラ」のドン・ラミーロ、
「アルジェのイタリア女」のリンドーロ、「イタリアのトルコ人」のナルチー
ゾのように、珍しい役のアリアまで収録しています。ハイCどころかハイDまで
輝かしく響かせる妙技がたっぷり味わえます。




<Voice Factory>
VFCR 0002 \2100
「輝く日を仰ぐとき-ベー・チェチョル」
1.アヴェ・マリア(シューベルト)
2.主は我が羊飼い(聖歌・Woo Na Young作曲)
3.アメイジング・グレイス (讃美歌)
4.主の祈り(聖歌)
5.主は我が羊飼い(聖歌・Woo Na Young作曲)
6.アヴェ・マリア(カッチーニ)
7.輝く日を仰ぐとき(聖歌・韓国語歌唱)
8.ボーナストラック 輝く日を仰ぐとき(聖歌・日本語歌唱)
ベー・チェチョル(Tn)、1,2,6松崎充代(Pf)
人類史上例のない奇跡の復活を遂げて収録した「歴史的CD」。
ヨーロッパで目覚しい活躍を続け、「アジアのオペラ史上最高のテノール」と
まで評されながら、甲状腺がんに侵され、その摘出の際声帯と横隔膜の神経を
切断。歌声と共に片方の肺の機能を完全に失うという、音楽史上最も過酷な運
命を受けたオペラ歌手ベー・チェチョル。舞台復帰にかける彼の姿を追った
NHKのドキュメンタリーは、4度にわたる再放送の後、NHK「プレミアム10」と
してもオンエアーされ大きな反響を得ました。また韓国KBSが同番組を韓国内
でも放送、更に日韓両国の新聞などでも取り上げられ、関心が高まっていまし
た。そのなかで、まさに奇跡としか言いようのない回復を見せたベー・チェ
チョルが、この度歴史的にも例のないCDをリリースします。(ベー・チェチョ
ルの情報はvoicefactory HPに詳しく掲載しております
http://www.voice-factory.com)



<HUNGAROTON>
HCD 32555/56 2枚組 \4160
コダーイ:
(1)歌唱集-民俗伝承詞による16の連作歌曲集Op.1
(2)ベーラ・バラージュの詩による3つの歌曲、遺作
(3)4つの歌曲
(4)7つの遅れてきたメロディーOp.6
(5)ヒムフィの歌(詞:シャーンドル・キシュファルディ)
(6)2つの歌曲Op.5
(7)5つの歌曲Op.9
(8)3つの歌曲Op.14
(9)エピグラム-9つのヴォカリーズ(テクスト:メリンダ・キシュテーテーニ)
(10)ヨアンニシュ・フニャディの墓碑銘(ヤヌス・パンノニウス)
[※(1)-(4)、(9)ハンガリー語歌唱、(10)ラテン語歌唱]
アンドレア・メラート(Ms) アンナ・コロンディ(S) ジュラ・オレント(Br)
サボルチュ・ブリックネル(T) チャバ・セゲディ(Br) 
イシュトヴァーン・コヴァーチュ(Bs)
ユディト・ネーメト(Ms) イェネー・ヤンドー、エメシェ・ヴィラーグ(P)
録音:2007年11月21日-2008年9月1日フンガロトン・スタジオ
わずか4歳で即興的に歌を作ったといわれるコダーイ。のちにすぐれた合唱作
品を残すかれの本分は終生、声楽にありました。このアルバムでは、コダーイ
が創作活動の最初の20年間に、器楽による室内楽と並行して取り組んだ、ピア
ノ伴奏つきの芸術歌曲を収録しています。民俗詩による作品1のハンガリー語
原題Enekszo(エーネクジョー)は、強いて英訳するとSong-wordあるいは
Singing-wordとなることが象徴的なように、そしてまた詞をアラニ、モーリ
ツ、ベルジェニ、ケルチェイ、チョコナイ・ヴィテーズ、アディ、バラッシら
ハンガリー人による詩作に付曲していることから、じっさい、どのナンバーに
おいてもハンガリー語と、そこに根ざしたゆたかな旋律美の関係性を見て取る
ことができます。

HCD 32588 \2080
「ヴァンハル:3つのピアノ五重奏曲Op.12」
(1)ソナタ第1番ト長調
(2)ソナタ第2番ニ短調
(3)ソナタ第3番変ロ長調
ミクローシュ・シュパーニ(フォルテピアノ;アントン・ワルターにもとづく、
2003年クリス・マーネ製作)
オーセンティック四重奏団(ピリオド楽器使用)
ジョルト・カッロー、バラージ・ボザイ(Vn) ガーボル・ラーツ(Va)、
チッラ・ヴァーリ(Vc)
録音:2008年2月21-24日フンガロトン・スタジオ
ボヘミア生まれでウィーン古典派の中心作曲家として、当時、人気を博したヨ
ハン・バプティスト・ヴァンハル(1739-1813)。当時のハンガリー領のポジョ
ニ(現在のブラチスラヴァ)に居住していたこともあるかれは、ウィーンに出た
モーツァルトの「小ト短調」交響曲成立に大きな影響をあたえたと云われてい
ます。
1784年にベルリンで出版された作品12は、別名“2つのヴァイオリン、ヴィオ
ラとチェロ伴奏つきの(任意指定)クラヴサンのためのトリオ・ソナタ集”とい
い、ここでの演奏はその弦楽四重奏を伴う形となっています。これにより表現
の幅も大きく拡がり、協奏曲風の趣きさえ感じさせます。また、心地よいハー
モニー、雄雄しく自由な様式はヴァンハルのほかの作品とおなじで、アダー
ジョの序奏つきで急-緩-急の3楽章形式というところが3曲に共通しています。
フォルテピアノはBISのC.P.E.バッハのシリーズでおなじみ、名手シュパーニ。

HCD 32585 \2080
シャーンドル・バラッシャ(b.1935):交響作品集
(1)ビハール県での旅Op.93(2005)
(2)デブレツェンのチヴィシュ町Op.91(2005)
(3)騎士道の誉れOp.100(2007)
アーダーム・メドヴェツキー(指)MR交響楽団(ハンガリー放送交響楽団)
録音:2008年2月28日フンガロトン放送第6スタジオ
1935年ブダペスト生まれ、ボストン響やクーセヴィツキー財団、BBC響などの
委嘱で作品を発表し、現代のハンガリーを代表する作曲家として知られるバラ
ッシャの管弦楽作品を収めたアルバム。2005年12月に完成した「ビハール県で
の旅」は、ヴァーラドとビハール県の風景に捧げられた曲。フルオケのための
4つの楽章からなる組曲で、ナジヴァーラド・フィルハーモニー管弦楽団のた
めにカルヴァン派の主教ラースロー・テーケーシュが委嘱し、2006年12月メド
ヴェツキーの指揮、ナジヴァーラド・フィルによって初演されました。現実の
時間における景色と、青春時代の記憶の中の心象風景とを旅するという、バラ
ッシャの自叙伝ともいうべき内容となっています。
ほかに、ビハール県の中心都市で、作曲者と長年に渡りゆかりの深いデブレ
ツェンを題材にした「デブレツェンのチヴィシュ町」、ティボル・エルケルに
献呈され、同時にまたハンガリー最初の大作曲家フェレンツ・エルケルへのオ
マージュでもある「騎士道の誉れ」を収録。

HCD 32586 \2080
「8+1 - フリジェシュ・ヒダシュ(1928-2007):管楽器のための室内楽曲集」
(1)8+1-8つの管楽器とコントラバスのための(2006)
(2)5つのミニアチュール-管楽器のための(1986)
(3)オクラバ-トリオ(2006)
(4)ゾゾのための絶望的な祈り(2004)[ゲーザ・フューケ編]
(5)ディヴェルティメント-木管八重奏のための(1985)
ラースロー・マロシ(指)ジェール・ボレロ・ウインド・アンサンブル
録音:2008年3月9-11日ジェール、リヒテル・ホール
管楽器のための協奏曲と吹奏楽作品の数々でとりわけ人気を集め、ハンガリー
国内にとどまらず、その名を海外にも知られたフリジェシュ・ヒダシュ(1928
-2007)。実力も認められて、2度(1959年、1980年)にわたり栄誉あるフェレン
ツ・エルケル賞を授与され、1993年にはバルトーク=パーストリ賞を授与され
ています。
楽器編成をそのまま表す「8+1」は、作曲家と特別な関係にあったボレロ・ウ
インド・アンサンブルの委嘱作。三部構成で単一楽章、スケルツォ風の作品で、
ヴィヴァーチェのあと、“ビッグ・バンド”音楽を思わす大きくアーチ状を描
くモデラートを経て、効果的なコーダで結ばれます。名手カールマン・ベルケ
シュのアンサンブルのために書かれた「ディヴェルティメント」は中央に緩徐
楽章、2つのスケルツォを有するブリッジ構造の5楽章形式の作品。そして、風
変わりなタイトルを持つ「オクラバ(Oclaba)」。このかろうじて自筆譜で残さ
れていた作品名はトリオを構成する楽器の、短縮された英語表記(oboe,
clarinet and bassoon)に由来します。20世紀前半のフランス新古典主義のミ
ヨー、フランセを思わせるディヴェルティメント風の内容で、7つの楽章間に
独奏楽器が交替するのも特色となっています。

HCD 32344 \2080
ジュラ・バーンケヴィ(1966):
(1)銀翅の蝶々(1999)-バーンケヴィ・ドモンコシュの詩によるサウンド・ファ
ンタジー
(2)ミゼレーレ(2001)
(3)地獄の門-オーギュスト・ロダンの彫刻による弦楽四重奏とエレクトロニク
のためのサウンド・フレスコ
(4)意識(Consciousness)-レーリンツ・サボーの詩による歌曲集
(5)アコーディオン協奏曲(Accord(ion)Concerto)
(1)イシュトヴァーン・マトゥズ(Fl)、バラージュ・カーントル(Vc)
(2)ヴォーチェス・エクァレス
(3)ベンチェ・ガズダ、バラージュ・ゲルゲイ(Vn) ジェルジ・グヤーシュ=
ナジ(Va)
バラージュ・カーントル(Vc) 
イシュトヴァーン・ホルヴァート(バランス・エンジニア)
(4)アーコシュ・アンブルシュ(Bs) 
ジョルト・シェレイ(指)
コンポナンサンブル
(5)エルニエイ・ラースロー(アコーディオン) 
ゲルゲイ・ヴァイダ(指)ハンガリー放送交響楽団
録音:2000-2002年(ハンガリー放送収録)
1966年ハンガリー中西部フェイェール県ドゥナウーィヴァーロシュに生まれた
ジュラ・バーンケヴィの作品集。彼は作曲をベーラ・バルトーク音楽院のミク
ローシュ・コチャール、フェレンツ・リスト音楽院のアッティラ・ボザイに学
び、2000年に「銀翅の蝶々」でベネデク・イシュトヴァーンフィ賞、2004年に
はエルケル賞を獲得しています。小編成の室内アンサンブルや合唱団、独奏楽
器から、バレエや大規模な交響楽団のためにも作品を書いており、その音楽世
界は広範囲に及びます。



<Ambroisie>
AM 182 2枚組 \2700
モーツァルト:交響曲集
[CD1](1)交響曲第31番 ニ長調 K297「パリ」 (2)第39番 変ホ長調 K543
[CD2](1)第40番 ト短調 K550 (2)第41番 ハ長調 K551「ジュピター」
ジョン・ネルソン(指)アンサンブル・オルケストラル・ドゥ・パリ
ベートーヴェンの交響曲集が好評だった、ジョン・ネルソン率いるオリジナル
楽器編成のアンサンブル・オルケストラル・ドゥ・パリによるモーツァルトの
有名交響曲を集めた2枚組の登場。ネルソンは、この演奏の中で、今まで惰性
的に継承されてきた悪しき演奏習慣を排除するよう心がけたといいます。第40
番の冒頭は、アッラ・ブレーヴェでありながら、モルト・ヴィヴァーチェと記
されており、矛盾のあるテンポ指定がなされています。これにどうネルソンが
アプローチしているかは注目。そして、「ジュピター」の終楽章のフーガでも、
音符たちがかつてないほど生き生きと語っています。ネルソンと楽団による最
後のコンサートと録音レパートリーとして選ばれたこれらの作品、指揮者と楽
団両者の特別な思いが込められた秀演です。




<naive>
OP 30410 3枚組 \5180
ヴィヴァルディ:歌劇「忠実な(貞節な)ニンファ」RV714
サンドリーヌ・ピオー(S,リコリ)
ヴェロニカ・カンヘミ(S,モラスト)
マリー=ニコル・ルミュー(コントラルト、エルピーナ)
ロレンツォ・レガッツォ(B、オラールト)
フィリップ・ジャルスキ(カウンターテナー、オズミーノ)
トピ・レーティプー(T、ナレーテ)
サラ・ミンガルド(コントラルト、ジュノーネ)
クリスティアン・セン(バス=バリトン、エオーロ)
ジャン=クリストフ・スピノージ(指)
アンサンブル・マテウス
録音:2008年4、5月
ヴィヴァルディ・エディション最新盤は、シリーズ9作目となるオペラ。なん
といっても歌唱陣の豪華さが目立ち、このヴィヴァルディ・エディションがい
よいよ音楽界の重要プロジェクトとなっていることを感じさせます。オズミー
ノ役のジャルスキの長大なオペラは思わず息をのんで聴き入ってしまいます。
スピノージの演奏は、エレガントさを失わず、しかし極めて鮮やかな見事な出
来栄えです。
このオペラの物語の舞台はナクソス島、海賊オラールトの領地。二人の兄弟オ
ズミーノとティルシは幼い頃に誘拐され、お互いが兄弟であることも知らぬま
ま海賊に育てられます。海賊オラールトが他の島から羊飼いのネレーテ、そし
て彼の娘リコリとエルピーナを新たな捕虜として連れてきます。若き男女の恋
の物語をはさみつつ、最後は二人が兄弟であることが判明、神々の助けをかり
て、海賊の支配からも逃れるといった内容です。




<Ambroisie>
AM 175 \2500
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番
ヨッシフ・イヴァノフ(ヴァイオリン)
ピンカス・スタインバーグ(指)ロイヤル・フランダース・フィル
使用ヴァイオリン:ストラディヴァリウス(ピアッティ、1717年)
太く歌う音色が魅力のイヴァノフ最新盤は、バルトークとショスタコーヴィ
チ。イヴァノフは16歳でモントリオールでの音楽コンクールで優勝、18歳でエ
リザベート国際コンクールで第2位、ならびに聴衆賞に輝きました。太い音色
で土臭さたっぷりで野生味もあるバルトーク、そしてショスタコーヴィチでみ
せる機転。スタインバーグが手堅い伴奏をつけています。

AM 163 \2500
EUROPA
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ
シマノフスキ:神話op.30
エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ第3番
バルトーク:狂詩曲第1番
デイヴィッド・グリマル(ヴァイオリン)
ジョージ・プルーデルマッヒャー(ピアノ)
中央ヨーロッパで生み出されたヴァイオリン名曲集。ヴァイオリニストのセン
スと技量が問われる作品ばかりが並びます。ファンも多いヴィルトゥオーゾ・
ピアニスト、プルーデルマッヒャーが伴奏しているのも注目。

AM 173 \2500
From Shtetl to New York
A Yiddish mame/ベサラビ(ユダヤ伝統)/マイ・ファニー・ヴァレンタイン
(リチャード・ロジャース)/ラプソディー・イン・ブルー、アイ・ガット・
リズム(ガーシュウィン)ほか
ジルバ・オクテット
イザベル・ジョージ(歌)
ユダヤ人たちにとって、「アメリカ」という国は、すべての人々が皆平等な
チャンスを持つことができる、まさに「夢」の国でした。Schtetlとはユダヤ
系移民が最初に住んだアメリカの町の名前。環境が整備されていないところ
ではありましたが、夢の国アメリカに住んだという希望が満ちた場所でもあ
りました。ユダヤの伝統音楽と、アメリカに住んで活躍したユダヤ系作曲家
作品のミックスです。こうして聴いていると様々な思いが伝わってくるよう
です。



<col legno>
WWE 60014 \2250
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番「ジュノーム」KV271, 第27番KV595
グスタフ・クーン(指)
ボルツァーノ&トレント ハイドン管
ヤスミンカ・スタンツル(Pf)
11月のロッシーニ・フェスティヴァルの「オテッロ」で素晴らしい演奏を聴か
せてくれたクーンのこれまた素晴らしいモーツァルト!カップリングも極上!
ピアノのヤスミンカ・スタンツルはユーゴスラヴィア出身で1989年、ベートー
ヴェン国際ピアノ・コンクールで第一位。ちなみにこのコンクールの第3回
(69年)は内田光子が一位。
Col legno レーベルはグスタフ・クーンがレーベル運営に加わり始めてから、
現代音楽から徐々に後期ロマン派、ロマン派、古典派へと射程距離を延ばし日
本人にも親しみやすいレーベルへと変貌しつつあります。今後もブラームスの
交響曲全集は発売決定、ブルックナー、マーラーも一部、録音完了とのことで
ますます、目が離せなくなりました。




<KING INTERNATIONAL>
KDC 7011 \2180
(原盤番号:TAH 230)
宇野功芳の音盤棚「これがUNO!」 Vol.11
ベートーヴェン:交響曲第9番 作品125「合唱付」
ヘルマン・アーベントロート(指)ベルリン放送交響楽団、合唱団
ティッラ・ブリーム(S) ディアナ・オイストラリ(A)
ルートヴィヒ・ズートハウス(T) カール・パウル(B)
1950年12月31日/放送局ホール(ライヴ/モノラル)
今回で11枚目となる宇野功芳の音盤棚「これがUNO!」シリーズ。今回のタイトル
はドイツ正統派指揮者として知られているアーベントロートの「第9」。以前タ
ーラ社から発売されていた音源(TAH 230)は既に廃盤となっておりますが、宇野
功芳氏はこの演奏をアーベントロートの「第9」では最高の演奏と評しています。
★アーベントロートは「第9」を偏愛していたようで、現在確認されているだけ
でも6種類のライヴCDが出ており、録音年代は1943年から52年、そのほかに4楽章
だけの1939年盤もある。本CDは1950年12月31日のジルヴェスター・コンサート
の記録で、彼の「第9」のベスト・ワンに挙げられよう。
【宇野功芳氏 解説より】




<HUNGAROTON>
HSACD 32506(SACD-Hybrid) \2300
バルトーク:
(1)組曲第2番Op.4, BB 40, Sz.34(1942年版)
(2)ルーマニア舞曲BB 61, Sz.47a
(3)ルーマニア民俗舞曲BB 76, Sz.68
(4)舞踏組曲BB 86, Sz.77
(5)組曲第2番(1921年版)より第3曲アンダンテ、第4曲コモド
ゾルターン・コチシュ(指)ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団
録音:(1)2007年9月23日(2)(3)2008年3月5日(5)2007年9月26日
ブダペスト、バルトーク国立コンサート・ホール、パレス・オブ・アーツ
(4)2002年9月15日ブダペスト、イタリア会館
HUNGAROTONが推し進める大事業、バルトーク新全集で柱を務めるコチシュ。指
揮者として手兵ハンガリー国立フィルを率いての第6集は、初期のオーケストラ
作品を収めています。当初セレナードと題され、すぐに自筆譜では組曲と改めら
れた「組曲第2番」は、初期の最重要作に数えられるもの。ここでは改訂版のほ
かに、オリジナル版の第3、第4楽章も別に収めており、大全集ならではのこだわ
りといえるでしょう。長年ピアニストとしてバルトークの研究に取り組んできた
コチシュのアプローチは的を射たものといえ、また、オケのひびきとリズムの冴
えも抜群です。なお、舞踏組曲のみ既出の録音(HSACD.32187)と同一となります。

HCD 32578 \2080
「ハンガリー・フルートの近過去」
(1)ヤーノシュ・デチェーニ(1927):田園風ソナチネ-フルートとピアノのための
(2)マーチャーシュ・シェイベル(1905-1960):
パストラーレとブルレスケ-フルートと弦楽のための
(3)ジェルジ・コーシャ(1897-1984):ノットゥルノ
(4)チャバ・サボー(1936-2003):
舞踏のリズムによるソナタ-フルートとピアノのための
(5)エンドレ・セルヴァーンスキー(1905-1960):
ソナチネ-フルートとピアノのための
(6)カミッロー・レンドヴァイ(1928):4つの二重奏曲-フルートとピアノのための
(7)フェレンツ・ファルカシュ(1905-2000):瞑想-フルートとピアノのための
(8)パール・ヤールダーニ:(1920-1966):ソナチネ-フルートとピアノのための
ゾルターン・ジェンジェッシ(Fl) ジュジャンナ・コッラール(P)
録音:2008年2月28日-4月3日ブダペスト、フンガロトン・スタジオ
共産体制下のハンガリーで生み出された、フルート作品の数々がいかに高い水準
であったかを実証するアルバム。ヤールダーニとセルヴァーンスキーのソナチネ
は1952年に作曲。ともに当時の高名なフルート教師ゾルターン・イェネイ(1915-
1981)に献呈されています。それらのソナチネに関連付けて1956年に作曲された
のが、デチェーニの田園風ソナチネ。すべてフルートを専攻する学生への教育的
見地に立って書かれているのが特徴。このほかにも、トランシルヴァニア生まれ
という背景を感じさせるサボー、2楽章からなるシェイベルではジャズに対する
志向が聞かれたりと、思いのほか多彩なつくりとなっています。
フルートは1958年生まれのジェンジェッシ。ピアノは、ブダペストのフェレンツ
・リスト音楽院でカタリン・ネメシュとイェネー・ヤンドーに師事し、アルフォ
ンス・コンタルスキーやジェルジ・セボクにも師事したコッラール。

HCD 32608 \2080
レオー・ヴェイネル:交響詩「トルディ」Op.43
-ヤーノシュ・アラニの叙事詩にもとづく12の管弦楽的情景
ラースロー・コヴァーチュ(指)ミシュコルツ・北部ハンガリー交響楽団
録音:2008年6月30日-7月4日ミシュコルツ、ハウス・オブ・アーツ
1952年から1957年にかけて、ヴェイネルが足掛け6年の歳月を費やした交響詩
「トルディ」は全12部からなる大作。ヤーノシュ・アラニの叙事詩にもとづく
その内容は、シュトラウスの「英雄の生涯」を思わせるように、‘詩人は瞑想
する’に始まり‘ミクローシュは母に再会する’まで、各曲にはそれぞれ標題
が付けられています。また、国民的ロマン主義に根ざした作風という点では、
有名な「チョンゴルと悪魔」とも共通する親しみ易さがあります。なお、創作
上最後の時期に属するこの作品を、ヴェイネル自身も代表作と考えていました
が、交響詩のほかに、管弦楽組曲、そしてピアノのための描写音楽と、3つの
版が存在します。
このたび作品の全容と真の魅力を伝える新録音が登場となります。

HCD 32597 \2080
「イン・メモリアム-ホロコーストの犠牲になったハンガリーの作曲家たち」
(1)ラースロー・ヴェイネル(1916-1944):デュオ
(2)パル・ブダイ(?-1945):バレエ「人形医者」より短い踊り(5曲)
(3)シャーンドル・クティ(1908-1945):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
(4)ジェルジ・ユストゥス(1898-1945):ジャズ組曲
(5)エレメール・ジュライ(1904-1945?):
子守歌-A.キヴィ作、G.ケーペシュによるハンガリー語訳の詩による
(6)シャーンドル・ヴァーンドル(1901-1945):エア
(7)エレメール・ジュライ:エア
(8)シャーンドル・クティ:セレナード-弦楽三重奏のための
(1)(3)(8)ヴィルモシュ・サバディ(Vn) (1)ペーテル・バールショニ(Va)
(2)エメシェ・マリ(P)(2)(4)(5)(5)(7)マールタ・グヤーシュ(P) 
(5)ベルナデット・ヴィーデマン(Ms)(6)(8)ディッタ・ローマン(Vc) 
(8)ペーテル・バールショニ(Va)
録音:2008年7月7-11 & 17日フンガロトン・スタジオ
このアルバムは、第2次世界大戦によってなんらかの形で未来を絶たれた、ハン
ガリーの作曲家たちの作品を収めたものです。英国に渡り世界的に人気を博し
た歌手ヴェラ・ロージャの夫であったことで、今日かろうじて記憶されるラー
スロー・ヴェイネル。作曲家として同窓のショルティと肩を並べる才能とみな
されていたクティ。彼らのほとんどは、悲運にもナチによるホロコーストの犠
牲になっています。
ほとんどデータが残っておらず、おそらくは教師として、合唱団を指揮したこ
とくらいしか分かっていないブダイ。鉛の兵隊の行進-コサックの踊り-ワルツ-
羊飼いの歌-ファランドールの5曲からなるピアノ曲は、すばらしく技巧的で表
現力ゆたかであり、いま聴いても一級のエンターテインメントとして通用する
もの。
20世紀前半はハンガリー音楽にとって躍進のときでしたが、世界的名声を獲得
しているバルトークやコダーイのみならず、ほかにもすぐれた多くの才能を生
み出しました。このアルバムを通じて、戦渦による損失がいかに大きなものだ
ったかを思い知らされます。

=Great Hungarian Voices=
HCD 12444 \2080
オッフェンバック:「ホフマン物語」(ハイライト)
ローベルト・イロシュファルヴィ(T) ジェルジ・ラドナイ(Br)
カロラ・アーガイ(S) ユーリア・オロス(S) ガブリエラ・デーリ(S)
ミクローシュ・エルデーイ(指)ハンガリー放送管弦楽団&合唱団
ハンガリー放送アーカイヴによる録音。ハンガリー語歌唱。




<naive>
V 5145(2CD+Book) \3780
バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV 232(10人の独唱者版)
ルーシー・クロー(S) ジョアン・ラン(S)
ユリア・レージネヴァ(S) ブランディーヌ・スタスキェヴィチ(S)
ナタリー・シュトゥッツマン(A) テリー・ウェイ(A)
コリン・バルザー(T) マークス・ブルチャー(T)
クリスティアン・インムラー(Bs) ルカ・ティットート(Bs)
マルク・ミンコフスキ(指)レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル
録音:2008年7月,スペイン、サンティアゴ・デ・コンポステーラ、
サン・ドミンゴス・デ・ボナバル教会
お待たせいたしました!ミンコフスキのnaiveレーベル第2弾は、なんとバッハ
のロ短調ミサ曲です!2008年7月、ミンコフスキとレ・ミュジシャン・デュ・ル
ーヴルは、世界遺産で知られるスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラ
で行われるヴィア・ステラエ(ラテン語で「星の道」)音楽祭に参加、7月10日に
サン・ドミンゴス・デ・ボナバル教会でロ短調ミサを上演しており、それと並
行して収録されたものです。ミンコフスキは、成立の複雑なこの曲を再検討し、
合唱ではなく、10人のソリストを起用しています。彼らの優れた歌唱が緻密に
絡み合う演奏は、従来にない新鮮なロ短調ミサ曲を打ち立てることに成功して
います。CD2枚に加え、ミンコフスキのインタビューを収録した100ページの解
説冊子付きです。




<GRAND SLAM>
GS 2032 \2250
モノラル
日本語解説付
ロベルト・シューマン(1810-1856):
(1)交響曲第3番 変ホ長調、作品97「ライン」 
(2)交響曲第2番 ハ長調、作品61
フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847):
(3)序曲「フィンガルの洞窟」、作品26
カール・シューリヒト(指)
(1)(2)パリ音楽院管弦楽団 (3)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:(1)1953年6月、パリ、共済組合会館 (2)1952年7月、パリ、共済組合会館
(3)1954年4月26、27日、ウィーン、ムジークフェラインザール
使用音源:Decca(U.K.)(1) LXT2985、(2)LXT 2745、(3)LXT 2961
■制作者より
2007年平林直哉にシューリヒト/VPOのブラームスの交響曲第2番、ベートーヴェ
ンに同第1番(GS-2007)を発売して以来、シューマンの交響曲のリクエストをいた
だいておりました。復刻に耐えうるLP盤が用意出来ずに手間取りましたが、最近
になってやっと取りかかれる条件が整いました。LPからの復刻ゆえに多少のノイ
ズは避けられませんが、録音して間もない頃のマスター・テープの活きの良い鮮
烈な音が再現されます。
余白にはメンデルスゾーンの序曲「フィンガルの洞窟」を加えました。本来なら
ばシューマンの「序曲、スケルツォとフィナーレ」を加えるべきですが、そうす
ると総演奏時間79分を超えてしまいます。最近ではこの程度の長時間収録は珍し
くありませんが、それでも「再生が出来ない」という苦情が出る確立はゼロとは
言えません。また、一方ではこうした長時間収録は音質に悪影響を与えるとも言
われております。以上の点を考慮して当GSレーベルでは過度な長時間CDは制作し
ない方針でおりますので、ご理解いただきたいと思います。
(平林 直哉)
■解説書の内容
『マーラー/未来の同時代者』(白水社)の著作でも知られる音楽学者、音楽評論
家のクルト・ブラウコップフKurt Blaukopfはフルトヴェングラー、ワルター、
クナッパーツブッシュなど、戦前戦後に活躍した指揮者たちの評伝『 GROSSE
DIRIGENTEN』( Verlag Arthur Niggli, 1954)を著していますが、この中のシュ
ーリヒトに関する記述の全文を邦訳して掲載します。シューリヒトの生前に書か
れた貴重な文献のひとつです。




<Altus>
ALT 163 \2250
日本語解説付
メンデルスゾーン:
(1)序曲『フィンガルの洞窟』 第4版(ロンドン第2稿)
(2)交響曲第3番「スコットランド」ブライトコップ新版2006年版
(3)交響曲第4番「イタリア」
内藤彰(指)東京ニューシティ管弦楽団
録音:2007年6月(3番)、2008年6月(4番、序曲) 
東京オペラシティ・コンサートホール(ライヴ)
東京ニューシティ管は20年若の歴史を持つプロオケで内藤彰音楽監督のもと近
年評価がうなぎのぼりの団体。指揮者内藤氏のノンヴィブラート奏法に対する
こだわりはかなりのもので、1月には毎日新聞でその内容の書籍が発売される学
究の徒でもあります。注目はめずらしい「フィンガル」の第4版。従来版との違
いはテーマ伴奏のチェロとヴィオラの扱いや、メロディーの切れ目などなかなか
に味わうほど違う様です。何より、在京プロオケが全く違和感なくピリオド奏法
で美しい演奏を展開していることに感動でございます。




<TAHRA>
TAH 665 \2300
フランソワ・クープラン:「スルタン妃」(ミヨーによるオーケストレーション)
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」
ピエール・モントゥ(指)フランス国立放送管、フランス国立放送合唱団
マリア・シュターダー(Sp) エレーヌ・ブヴィエ(Ms)
リベロ・デ・ルカ(Tn) ヨーゼフ・グラインドル(Bs)
録音:1958年11月6日 パリ シャンゼリゼ劇場
モントゥ最晩年、1962年のロンドン響との録音に先立つこと4年、83歳のモン
トゥの最後のパリ公演の貴重な記録。音質良好、演奏を楽しむのになんの不足も
ありません。
明快でたくましく力強い、男性的でいてマッチョ、マッチョしていない。そして
ユーモアを失わず、女性や子供、弱者に限りなくやさしいベートーヴェンの姿が
この演奏から見えてきます。
大指揮者、ヘルマン・シェルヘンの娘、TAHRAレーベルのオーナー、ミリアム・
シェルヘンによる日本における興味深い、「第九」についてのエッセイがブック
レットにあります。



<haenssler>
=SWR MUSIC=
93 232 2枚組 \1350
「ロジャー・ノリントン / ベスト・オブ・シュトゥットガルトサウンド」
[CD1]
(1)メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」より第1楽章
(2)モーツァルト:交響曲第29番より第4楽章
(3)ベートーヴェン:交響曲第2番より第3楽章
(4)エルガー:弦楽のためのセレナードより第1楽章
(5)ベルリオーズ:
「ベンヴェヌート・チェッリーニ」より第1幕第2景のカヴァティーナ
(6)マーラー:交響曲第1番よりスケルツォ
(7)モーツァルト:交響曲第25番より第1楽章
(8)ワーグナー:「パルジファル」より聖杯の動機と第3幕終曲
(9)チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」より第2楽章
(10)マーラー:交響曲第5番よりアダージェット
(11)ベートーヴェン:交響曲第8番より第2楽章
(12)モーツァルト:交響曲第22番より第3楽章
[CD2]
(1)ベルリオーズ:幻想交響曲より第2楽章「舞踏会」
(2)シューベルト:「ロザムンデ」序曲
(3)ホルスト:組曲「惑星」より水星
(4)モーツァルト:交響曲第40番より第1楽章
(5)ブルックナー:交響曲第3番(第1稿)よりスケルツォ
(6)メンデルスゾーン:交響曲第1番より第3楽章
(7)ベルリオーズ:レクィエムより第5曲「われをさがし求め」
(8)ベートーヴェン:交響曲第5番より第1楽章
(9)マーラー:交響曲第4番より第2楽章
(10)シューベルト:交響曲第9番ハ長調「ザ・グレイト」より第4楽章
録音:[CD1]2001-2008年 [CD2]2001-2007年
サー・ロジャー・ノリントン(指)SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
ノリントンが手兵シュトゥットガルト放送交響楽団の首席指揮者に就任して、
ことし2008年で10周年。弦のヴィブラート・フリーによる「ピュア・トーン」
を基調とする、いわゆるシュトゥットガルト・サウンドを武器に、当コンビは
つねに音楽に新鮮な風を吹き込んできました。この間3度の来日公演を果たし、
着実にファン層をひろげてきたのもご存知の通り。
このたびhansslerが、クラシック界を席捲してきたかれらの足跡をたどるベス
ト盤をリリース。CD2枚分、トータル2時間半弱の内容は、2003年レコード・
アカデミー賞を獲得したベートーヴェン以下、衝撃的にすっきりとしたマー
ラーに、つい最近も大きな話題を集めたモーツァルトまで、どれも聴きどこ
ろばかりを収めています。
2009年には75歳を迎える巨匠ノリントンの入門篇としても最適で、お求めや
すい特別価格でのご提供です。

93 230 6枚組 \8100(2009年3月までの特別価格 \6080)
「モーツァルト:交響曲集(19曲)」
[CD 1]第1番K.16 / 第25番K.183 / 第41番K.551「ジュピター」
[CD 2]第12番K.110 / 第29番K.201 / 第39番K.543
[CD 3]第8番K.48 /「ポストホルン」セレナードKV.320による交響曲 /
第40番K.550
[CD 4]第22番K.162 / 第33番K.319 / 第38番K.504「プラハ」
[CD 5]第19番K.132 / 第34番K.338 / 第36番K.425「リンツ」
[CD 6]第28番K.200 / 第32番K.318 / 第31番K.297「パリ」/
第35番K.385「ハフナー」
サー・ロジャー・ノリントン(指)SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
録音:2006年シュトゥットガルト、ヨーロッパ音楽祭(ライヴ)
2007年秋にスタートして2008年新春の来日公演に合わせてリリースされた、
ノリントン&シュトゥットガルト放送響によるモーツァルトの交響曲シリー
ズ。2009年にノリントンが75歳を迎えるのをお祝いして、分売第1集から第6
集までをひとつにまとめたセットが登場、しかも完全期間限定による超破格
値でのご提供となります。
後期6大を含む、ぜんぶで19曲のシンフォニーは、2006年のモーツァルト生誕
250周年のアニヴァーサリーに演奏されたもので、一貫して同時代の演奏様式
により作品の再創造を標榜するポリシーが徹底されています。すべての反復
の指示に遵ったスコア。ヴァイオリンをステージ左右両翼に、通奏低音を中央
に据えた楽器配置。加えて、編成も初演時のサイズを踏襲して曲ごとに変更
するという念の要りよう。この結果、出てきた内容については、やはり同じ
顔合わせによる不滅のベートーヴェン全集以来、最高の成果との呼び声が高
いものとなりました。ピュア・トーンと呼ばれる、このうえなくあたたかく
透明感を保持した美しいひびき。革新的なまでに音楽は活き活きとしている
のに、どこまでも普遍性を感じさせるという驚き。しかも面白いのだから文
句のつけようがありません。
ノリントン&シュトゥットガルトが到達したかつてないモーツァルト。この
チャンスをくれぐれもお見逃しなく。



<naive>
OP 30466 \2280
“1600年イタリア 1900年アルゼンチン”
ポルポラ:
「ポリフェーモ」-偉大なジュピターよ,
「ヘスペリデスの園」-私は海の只中に
ヴィヴァルディ:
「ウティカのカトーネ」-荒れ狂う海のように,
「忠実なニンフ」-言ってください,ああ
モンテヴェルディ:苦しみはとても甘く
ピアソラ:アイ短調のミロンガ
ヘンデル:
「リナルド」-泣くがままにさせてください,
「時と悟りの勝利」-神によって選ばれた天の使者よ,私の心は決して
(スペイン語のカンタータ),
カッチーニ:「エウリディーチェ」-翼を持つ愛の神よ
グアスタヴィーノ:鳩は間違えた
ブロスキ:私はあの船のように
パイジェッロ:「水車小屋の娘」-私は心に感じない
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番-アリア
ヴェロニカ・カンジェミ(S)
ウナ・ステッラ・アンサンブル〔ティボー・ノアリ(Vn),ニコラス・マッツォ
レーニ(Vn),ナディーヌ・ダヴァン(Va),フィリップ・スピノージ(G),
アンヌ=ガランス・ファブル・ディト・ガルス(Vc,バスヴィオル),ニコラウ
・デ・フィゲイレド(Cemb)〕
アルゼンチン出身で、いま充実真っ盛りのソプラノ、ヴェロニカ・カンジェ
ミ。バロック音楽で高い評価を得ている彼女が、ユニークなアルバムを発表
しました。基本は、カッチーニからパイジェッロまでのイタリアの作曲家の
作品。そこに、ピアソラ、グアスタヴィーノ、ヴィラ=ロボスの作品を入れ
るというもの。これが不思議に違和感がなく楽しめてしまうのですから不思
議。ヴィラ=ロボスのブラジル風バッハ第5番からの有名なアリアは、フィ
リップ・スピノージの編曲による室内楽編成の演奏。趣味の良い編曲で、原
曲とはまた違った素敵な魅力を醸しています。




<medici arts>
-EURO ARTS
20 57358(DVD-Video) 4枚組 \4550
[DVD1] 
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
ギル・シャハム(Vn)
クラウディオ・アバド(指)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
収録:2002年5月1日パレルモ・マッシモ劇場(ライヴ)
[DVD2] 
ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調「新世界より」
クラウディオ・アバド(指)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
収録:2002年5月1日パレルモ・マッシモ劇場(ライヴ)
[DVD3] 
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調
フランク・ミヒャエル・エルベン(Vn)
クルト・マズア(指)ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
収録:1997年5月4日 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス(ライヴ)
[DVD4] 
シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調
マルタ・アルゲリッチ(P)
リッカルド・シャイー(指)ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
収録:2006年6月1、2日 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス(ライヴ)

20 57388(DVD-Video) 4枚組 \4800
シュヴェツィンゲン音楽祭ライヴ ーミヒャエル・ハンペ演出作品ー
[DVD1] 
ロッシーニ:歌劇「ブルスキーノ氏」全曲
アレッサンドロ・コルベッリ(Br) アメリア・フェッレ(S) 
アルベルト・リナルディ(Bs) 他
収録:1989年5月7-9日、シュヴェツィンゲン宮殿内ロココ劇場(ライヴ)
[DVD2] 
ロッシーニ:歌劇「結婚手形」全曲
ジョン・デル・カルロ(Br)ジャニス・ホール(S) 
デイヴィッド・キューブラー(T) 他
収録:1989年5月6-9日、シュヴェツィンゲン宮殿内ロココ劇場(ライヴ)
[DVD3] 
ロッシーニ:歌劇「なりゆき泥棒」全曲
ステュアート・ケイル(T) スーザン・パターソン(S) 
ロバート・ギャンビル(T) 他
収録:1992年5月 ドイツ、シュヴェツィンゲン宮殿内ロココ劇場(ライヴ)
[DVD4] 
ロッシーニ:歌劇「絹のはしご」全曲
デイヴィッド・グリフィス(T) ルチアーナ・セッラ(S) 
ジェーン・バネル(Ms) 他
サイモン・ヤング(ハープシコード、フォルテピアノ)
収録:1990年5月6-8日、シュヴェツィンゲン宮殿内ロココ劇場(ライヴ)
ジェルメッティ(指)シュトゥットガルト放送交響楽団



<INTEGRAL>
-Maguelone-
MAG 111110 \2250
「マクス・ドローヌ:歌曲集Vol.1」
ディディエ・アンリ(Br)
パトリス・ドローヌ(P)

MAG 111112 \2250
「マクス・ドローヌ:歌曲集Vol.2」
エルザ・マウルス(Ms)
ディディエ・アンリ(Br)
パトリス・ドローヌ(P)
生前は指揮者、批評家としても著名であったマクス・ドローヌ(1875-1959)は、
ブザンソンに生まれ、パリで没した作曲家。楽壇の数々の要職を歴任し、フォ
ンテンブロー音楽院院長、パリ音楽院教授を経て、オペラ・コミック座の音楽
監督に就任しています。マスネの弟子であったドローヌは、人の声につよく魅
せられたこともあり、オペラや宗教カンタータ、そして、このアルバムに収録
されているような無数の歌曲によって成功を収めました。

MAG 111116 \2250
「ミヨー:悲しみ-歌曲集」
ジャン=フランソワ・ガルデイユ(Br)
イレーヌ・クデラ(P)
アルバム・タイトル曲の「かなしみ」Op.355(1956年 / フランシス・ジャム
詞)ほか、「ペトログラードの宵」Op.55(1919年)など、多作家ミヨーの歌曲
に光をあてた価値あるアルバム。

MAG 111114 \2250
「シャミナード&フェジャール:歌曲集」
ギレーヌ・ラファネル(S)
シモーヌ・フェジャール(P)
ピアニストとして活躍したシャミナード(1857-1944)による、サロン風の歌曲
を収めたアルバム。

-Polymnie-
POL 160519 \2250
「フィリップ・ゴベール:歌曲集(24曲)」
フロレンス・モンタナ(S)
ピエール=アラン・ヴォロンダ(P)
クリストフ・ジョヴァニネッティ(Vn)
パスカル・グレッセ(Fl)
タファネルに師事、世界的なフルーティストとして知られたゴベール。フル
ート曲を収めたアルバムに比べ、歌曲を収めた内容はめずらしいとおもわれ
ます。




<claves>
50 2810 \2180
ファリャ:
(1)バレエ「三角帽子」第1組曲、第2組曲
(2)「きつね火」-ショパンの主題による管弦楽組曲
(編曲;アントニ・ロス・マルバ)
(1)マリサ・マルティンス(Ms)
アントニ・ロス・マルバ(指)
ガリシア王立フィルハーモニー(レアル・フィルハモニア・デ・ガリシア)
録音:2007年9月15-18日スペイン、サンチャゴ・デ・コンポステッラ、
アウディトリオ・デ・ガリシア
1918-1919年にファリャが手掛けた3幕のコミック・オペラ「きつね火」。内
容はファリャが幼い頃からあこがれていたショパンの音楽にもとづくもので
したが、上演されないまま未出版に終わっています。ようやくこの幻の作品
に光が当てられるのは半世紀以上も過ぎた1976年のこと。9曲からなる組曲と
して復活初演されています。そのときにオーケストラ編曲と初演を務めたの
が、ほかならぬマルバでした。
ショパンの甘く切ないメロディが、ファリャのあざやかな色彩で描かれるの
はたいへん魅力的。カップリングの「三角帽子」と合わせて、ファリャの地
元スペインのオケによる演奏ということで申し分ありません。

50 2801 \2180
(1)ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第5番イ短調Op.37
(2)ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番ニ短調Op.22
(3)同:グノーの「ファウスト」の主題による華麗なる幻想曲Op.20
コーリー・セロヴシェク(Vn)
ハンヌ・リントゥ(指)ローザンヌ室内管弦楽団
録音:2008年6月13-15日ローザンヌ、サル・メトロポル
デビュー盤、ベートーヴェンのソナタ全集(50.2610/12)がカンヌ・クラシカ
ル・アワード2008室内楽部門に輝き、一躍大きな期待を集めるセロヴシェク。
第2弾は協奏曲、それも19世紀のほぼ同じ時代を生きたヴァイオリン・ヴィ
ルトゥオーゾふたり、ヴュータンとヴィエニャフスキによる代表作という、
その腕前を披露するのに絶好の一枚となっています。
旋律の美しさと独創性によりベルリオーズが絶賛したヴュータンの第5番に、
こちらも第2楽章ロマンスが単独で演奏されるほど、美中の美とでもいうべ
き内容が魅力のヴィエニャフスキの第2番。名器1728年製作ストラディヴァ
リウス“ミラノッロ”を駆るセロヴシェクは、イザイ門下にあたる看板に偽
りなし。絶品のリリシズムとともに速いパッセージの技巧も完璧で、これは
ヴァイオリン好きを興奮させずにはおかないものといえるでしょう。ちなみ
にこのアルバムは師ギンゴールドに捧げられています。

50 2811 \2180
(1)ブゾーニ:ヴァイオリン・ソナタ第2番ホ短調Op.36a
(2)エネスコ:
ヴァイオリン・ソナタ第3番イ短調Op.25「ルーマニアの民俗風に」
ヌリット・スターク(Vn)
セドリク・ペシャ(P)
録音:2008年3月22日、6月25日ベルリン、テルデックス・スタジオ
大ヴァイオリニストであったエネスコと、すぐれたピアニストとして活躍し
たブゾーニが書いたヴァイオリン・ソナタを収めたアルバム。なかでも、エ
ネスコの第3番はヴァイオリンにハーモニクスとポルタメントが多用され、
時おり民俗楽器ツィンバロンを思わせるピアノの扱いなど、副題の示す通り、
異国情緒満点の力作として知られます。
ここでの演奏は実演でもデュオを組むふたり、「ゴルトベルク変奏曲」以降、
意欲的なリリースを続けるペシャと、1979年テル・アヴィヴ生まれのスター
ク。彼女はジュリアード音楽院でロバート・マンに師事、さらにケルン音楽
大学でアルバン・ベルク四重奏団にも師事したのち、いくつものコンクール
で優秀な成績を収めています。また、ソリストとして活動するいっぽうで、
ローザンヌ室内管の客演コンミスにも就任。使用楽器はミラノの製作者カル
ロ・アントニオ・テストーレ(1688or1693-c.1765)のもの。

50 2904 \2180
(1)クララ・シューマン:
くらい夢のなかにいた / 海岸で / ああ、この別れの痛みはあの人のせい
/ 美しさのために愛するなら / ワルツ / 民謡 / 穏やかな蓮の花が /
愛の魔法 / なぜ、ほかの人にたずねるのか / おやすみの言葉を
(2)リリ・ブーランジェ:反映 / 夢想 / 限りなき悲しみ / 帰路
(3)アルマ・マーラー:
頌歌 / わたしは花の下をさすらう / なま暖かい夏の夜を待ちわびて /
収穫の歌 / あなたの傍らでは心おきなく / 激情 / 静かな街 / 見分ける
/ わたしの夜を知っていますか
マリア・リッカルダ・ヴェッセリング(Ms) ナタリー・ダン(P)
録音:2008年5月2-6日ジュネーヴ、エルネスト・アンセルメ・スタジオ
スイスのグラウビュンデン出身のメッゾ、ヴェッセリングによるソロ・アル
バム。音楽史上名高い3人の女性作曲家による歌曲を取り上げています。才
気あふれロマンティックな作風のアルマ・マーラー。ドビュッシーの強烈な
影響を感じさせる夭折のリリ・ブーランジェ。女性らしい繊細なニュアンス
のクララ・シューマン。濃やかな表現で三者三様の世界を歌い分けます。

50 2803 \2180
マルチヌー:
(1)チェロ・ソナタ第1番H.277(1939)
(2)チェロ・ソナタ第2番H.286(1941)
(3)チェロ・ソナタ第3番H.340(1952)
マッティア・ザッパ(Vc)
マッシミリアーノ・マイノルフィ(P)
来年2009年はマルチヌーが世を去ってちょうど50年。チェロをこよなく愛し
たマルチヌーは、政治的緊張と社会の激変が著しかった15年間に、この楽器
のために3曲のソナタを書いています。1940年にパリで作曲された最初のソナ
タは、ナチス・ドイツによる母国チェコスロバキアの解体を認めたミュンヘ
ン協定に対する彼なりの反応でした。ソナタ第2番はアメリカ亡命中に書か
れた最初の作品のうちのひとつ。そして最後のソナタは、まず1952年の夏、
フランスのヴュー・ムーランでの休暇の間に着想され、同年の秋にニューヨ
ークで完成されています。1973年スイス・ロカルノ出身のザッパはチューリ
ヒ・トーンハレ管のメンバー。イタリア生まれのマイノルフィとデュオを組
んで、ほかに5枚のアルバムをリリースしており、2001年には殿堂カーネギ
ーホールにおけるデビューを果たしています。



<harmonia mundi>
HMC 901996 \2450
ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ(1697-1763):
(1)コレッリに基づく合奏協奏曲第10番ヘ長調(544)
(2)チェロ・オブリガートをともなう合奏曲(VIII)ニ長調
(3)コレッリに基づく合奏協奏曲第4番ヘ長調(540)
(4)「オーボエのための」協奏曲ト短調(644)
(5)コレッリに基づく合奏協奏曲第5番ト短調(541)
ベルリン古楽アカデミー
シェニア・レッフラー(Ob)、セバスティアン・ヘス(Vc)
ゲオルク・カルヴァイト(コンサートマスター、独奏Vn)
録音:2007年11月
プラッティは、イタリアに生まれ、ドイツのヴュルツブルクの宮廷に仕えた
作曲家。自身、オーボエのとてつもない名手であったため、最初はオーボエ
奏者として雇われたそうですが、ほどなくして作曲家としても才覚を発揮し
た人物です。オススメはトラック6から始まる(2)のチェロ・オブリガートを
伴う協奏曲。痛快なテンポで刻まれる弦楽器による前奏を経て、チェロが上
下にめまぐるしく動く旋律を奏でてゆきます。ベルリン古楽アカデミーの面
々の一糸乱れぬアンサンブルは見事。そしてオーボエ協奏曲は、多感様式を
思わせるような雰囲気を漂わせる豊かな表情が印象的です。

HMC 901986 \2450
グリーグ:
チェロ・ソナタ イ短調op.36/叙情小品集よりop.12-1, op.43-5,
op.54-3, op.68-3, op.43-4, op.62-5, op.57-4, op.54-2, op.57-6,
op.57-1, op.71-7/アレグレット ホ長調/インテルメッツォ イ短調
エマニュエル・ベルトラン(チェロ)
パスカル・アモワイヤル(ピアノ)
録音:2007年7月
たまらなく濃密なグリーグ作品集の登場。2001年にコンクールで優勝して以
来、徐々に人気上昇中のチェリスト、ベルトラン。デュティユーにも一目お
かれた彼女は、ベリオの作品の世界初演を手がけたこともある実力者です。
彼女をささえるアモワイヤルもフランスの実力派ピアニスト。ソナタで見せ
る二人の熱い掛け合い、二人で奏でるクライマックスは、思わずクラクラし
てしまうような歌に満ちています。

HMC 901997 \2450
ユーゴーの詩による歌曲集
リスト:わが子よ、私が王ならば/おお!僕がまどろむ時
フォーレ:五月/君なくて
アーン:星のない夜は/私の歌に翼があったなら/Viens!
サン=サーンス:朝/エクスタシー/鐘/ジャン王の軍隊の行進
ほか(全19曲)
コンスタンティン・ヴォルフ(バリトン=バス)
トゥルング・サム(ピアノ)
録音:2007年11月
ユーゴーの詩は、激しく荒れ狂う波を連想させたかと思えば、どこまでもは
てしなく続く大地を感じさせるものなど、そのスケールがあまりにも大きい
ものが多い。個人的な感情を歌うものが多い歌曲のジャンルの詩にしては
「破天荒」とすら言えます。それでも作曲家たちはユーゴーの詩を愛し、こ
れらの優れた曲が生み出されたのです。詩とメロディーの両方の世界を見事
に制したバリトン、ヴォルフは1978年生まれのホープ。カールスルーエに学
び、ヨーロッパの歌劇場で活躍の場を広げており、徐々に人気を博しつつあ
ります。

HMC 901991 \2450
シューベルト:歌曲集
(1)シラーの「ギリシアの神々」の一節D677 (2)音楽に寄すD547 
(3)ガニュメートD544 (4)ミニョンの歌op.64-4 
(5)糸を紡ぐグレートヒェンD118 (6)悲しみの喜びD260 
(7)たゆみなき愛D138 (8)湖上でD543b (9)愛はいたるところにD239/6 
(10)シルヴィアにD891 (11)ナイチンゲールに寄すD196 (12)月に寄すD193
(13)はなだいこんD752 (14)子守歌D527 (15)星の世界D307 
(16)ロマンツェop.26 (17)若い尼僧D828 (18)リーゼン山頂に立ってD611
(19)春にD882 (20)挨拶を送ろうD741 (21)それらがここにいたことはD775
(22)君こそわが憩いD776 (23)笑いと涙D777
(24)沈みゆく太陽に寄せてD457 (25)夕映えの中でD799
ベルナルダ・フィンク(メゾ・ソプラノ)
ゲルハルト・フーバー(ピアノ)
録音:2007年9月
女性らしい深い優しさ、そして同時に力強さをたたえた歌声のフィンクによ
るシューベルト。彼の天才の煌きというよりも、心の闇がそこかしこにフッ
と翳る演奏。何も足さない、何も引かない、シューベルトの世界がここに見
事に存在しています。

HMU 807490(SACD-Hybrid) \2500
ターリック・オレガン(1978-):作品集
(1)私は太陽を永らく見ていない (2)エクスタシーの上にあるもの 
(3)夜の入口 (4)Tal vez tenemos tiempo (5)Care Charminge Sleepe 
(6)3枚つづきの絵画 (7)憎む暇などない
コンスピラーレ
録音:2007年10月
声によるプリズムや万華鏡を思わせる、独特の声楽作品を得意とするオレガ
ンの最新盤。近未来的宇宙を思わせるような、星と星の間で不思議に停滞し
ながら響き合う声のような作品が続きます。


●ヘンデル・スペシャル・エディション
来年2009年は、ヘンデル(1685-1759)の没後250周年にあたります。ヘンデル
・スペシャル・エディションでは、ハルモニアムンディが誇るヘンデルの名
録音から選りすぐりを、とっておきの特別価格でご案内。さすがハルモニア
ムンディ、充実の内容、美しい装丁、充実したブックレットでこのお値段。
どうぞお見逃しなく!

HMX 2908241 \4500
(9CD+「1CD:収録オペラのリブレット[英・独・仏語]のpdf収録」)
90頁ブックレット:英・独・仏語による、それぞれのオペラの概説&あらすじ
ヘンデル:オペラ集
CD1-3「リナルド」
ヴィヴィカ・ジュノー(Ms リナルド) インガ・カルナ(S アルミーダ) 
ローレンス・ザゾ(C-T ゴッフレード) ミア・パーション(S;アルミレーナ) 
ジェイムズ・ラザフォード(Bs アルガンテ) 
クリストフ・デュモー(C-T エウスターツィオ) 
ドミニク・ヴィス(C-T キリスト教徒の魔法使いの隠者)
ルネ・ヤーコプス(指)フライブルク・バロック・オーケストラ
録音:2002年
CD4-5「フラーヴィオ」
ジェフリー・ギャル(フラーヴィオ) デレク・リー・ラギン(グイード) 
レナ・ローテンス(エミーリア) ベルナルダ・フィンク(テオダータ) 他
アンサンブル415/キアラ・バンキーニ
録音:1989年10月
CD6-9「ジューリオ・チェーザレ」
ジェニファー・ラーモア(チェーザレ) バルバラ・シュリック(クレオパトラ) 
ベルナルダ・フィンク(コルネリア) マリアンヌ・レルホルム(セスト) 
デレク・リー・ラギン(トロメオ) ドミニク・ヴィス(ニレーノ)他
ルネ・ヤーコプス(指)コンチェルト・ケルン
録音:1991年7月
※CD9にはボーナス・トラックとして、室内二重唱&カンタータが収録
(Tanti Straliほか)
参加アーティスト:ユディット・ネルソン(S)、ルネ・ヤーコプス(C-T)、
クイケン(Vc)、
クリスティ(Cem)、ユングヘーネル(テオルボ)&コンチェルト・ヴォカーレ
録音:1977年11月
ヤーコプスの熱く鋭い指揮、ヴィスの名優ぶりが発揮された不思議な仙人役
・・・思い出すだけで血が沸く「リナルド」。そしてバンキーニ女史による
貴重な名演「フラーヴィオ」。そしてなんとなんとの超名盤、若きラーモア
が全力疾走の「ジューリオ・チェーザレ」。ヘンデルのオペラの極上の粋の
粋が集まったお買い得のボックスです!

HMX 2908292 4枚組 \3250
ヘンデル:協奏曲集
[CD1-2]合奏協奏曲op.6(全12曲)
アンドルー・マンゼ(指,Vnソロ)エンシェント室内管弦楽団
録音:1997年8月
[CD3] 合奏協奏曲op.3(全6曲)、5声のソナタHWV288
リチャード・エガー(指)アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック
録音:2006年1月
[CD4] オルガン協奏曲op.4(全6曲)
リチャード・エガー(オルガン&指揮)
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック
使用オルガン:Robin Jennings/4ストップの室内オルガン(2005年)
録音:2006年11月
マンゼ不朽の名盤、合奏協奏曲op.6にop.3とオルガン協奏曲までついてこの
お値段!マンゼの合奏協奏曲op.6は録音から実に10年以上経ちますが、いつ
聴いても色褪せることのない鮮やかさと刺激的なリズム。そして非常に快速
ながらも心地よいテンポ。見事です。エガーのオルガンの音色もホコホコし
ていてホッとします。

HMX 2908280 4枚組 \3250
118頁ブックレット*英独仏による歌詞つき
ヘンデル:オラトリオ集
[CD1-2]オラトリオ「サウル」
ギドン・サックス(Bs サウル) ローレンス・ザゾ(CT ダビデ) 
ジェレミー・オヴェンデン(T ヨナタン) 
ローズマリー・ジョシュア(S ミカル) 
エンマ・ベル(S メラブ) ほか
ルネ・ヤーコプス(指&チェンバロ)コンチェルト・ケルン、RIAS室内合唱団
録音:2004年11月
[CD3-4]オラトリオ「メサイア」
シャスティン・アヴェモ(S) パトリシア・バードン(A) 
ローレンス・ザゾ(CT) 
コビー・ヴァン・レンズブルク(T) ニール・デイヴィス(Bs)
ルネ・ヤーコプス(指)
フライブルク・バロック・オーケストラ、クレア・カレッジ合唱団
録音:2006年1月
ヤーコプスによる大作オラトリオもスペシャル・エディションで登場。旧約
聖書サムエル物語に基づく劇的かつ深刻な内容のオラトリオ「サウル」。ユ
ダヤの指導者サウルは、若き英雄ダビデに激しく嫉妬し、息子ヨナタンの訴
えも聞かずダビデを殺そうとしますが、結局破滅してしまう、という人間の
心の弱さを深くえぐった傑作です。ちりばめられているレチタティーヴォも
充実の表情。ヤーコプス自身によるチェンバロに耳を奪われる瞬間も多々あ
ります。「メサイア」は、意外なまでにバロック味濃厚。名人集団のバリバ
リ派、フライブルク・バロック・オーケストラの優しさを驚きとともに目の
当たりにした冒頭部分は今も脳裏に焼きついています。

HMX 2908289 4枚組 \3250
ヘンデル:有名アリア集
[CD1]アリア集
「オットーネ」、「アリアンナ」、「スザンナ」、「メサイア」、
「アグリッピーナ」他のためのアリア集
ロレイン・ハント(ソプラノ、メゾ・ソプラノ)
ニコラス・マギーガン(指)
フィルハーモニア・バロック・オーケストラ、録音:1990年11月
[CD2]ドイツ・アリア集
ヘンデル:
「先なる日々の思いわずらい」HWV202/「うす暗い墓穴から来たおまえたち」
HWV208/「戯れる波のきらめく輝き」HWV203/「快い静けさ、安らぎの泉」
HWV205/「歌え魂よ、神をたたえて」HWV206/「燃えるばら、大地の飾り」
HWV210/「快い茂みの中に」HWV209/「私の魂は見つつ聞く」HWV207/
「かわいい矢車草の花」HWV204, 
テレマン:
フルート、ヴァイオリン、チェロと通奏低音のための四重奏曲ホ短調
フルート、オーボエ、ヴァイオリンと通奏低音のための四重奏曲ト長調
ドロテア・レーシュマン(S) ベルリン古楽アカデミー、録音:1998年12月
[CD3] “オンブラ・マイ・フ”-アリア、レチタティーヴォ、名場面と管弦
楽集
(1)歌劇「アドメート、テッサリアの王」序曲「閉じよわが瞳」 
(2)歌劇「セルセ」-シンフォニア、「オンブラ・マイ・フ(懐かしい緑の木
陰よ)」 
(3)歌劇「ジュリアス・シーザー」-「美しく花咲く牧場で」, ジグ, 
「静かに秘かに獲物を狙う狩人は」 
(4)ラダミスト組曲 
(5)歌劇「ロデリンダ、ロンゴバルドの女王」-シンフォニア, 「あなたは
何処」, 「混乱は彼女を捉える」 
(6)歌劇「アルチーナ」-「緑の牧場」 
(7)合奏協奏曲「アレクサンダーの饗宴」ハ長調
アンドレアス・ショル(C-T)、ベルリン古楽アカデミー、録音:1998年10月
[CD4]テノールのための場面とアリア集
「アルチェステ」、「セメレ」、「時と悟りの勝利」、「タメルラーノ」、
「サムソン」、「ロデリンダ」、「エステル」、「イェフタ」、「陽気な人、
憂鬱な人、中庸な人」からのアリア集
マーク・パドモア(T) ルーシー・クロー(S) ロビン・ブレイズ(CT) 
アンドルー・マンゼ(指)イングリッシュ・コンソート、録音:2006年10月
昨年秋に惜しまれつつ世を去ったロレイン・ハントの珠玉のアリア集、レー
シュマンの力強い歌唱が印象的なドイツ・アリア集、そしてショルの大名盤
「オンブラ・マイ・フ」、そしてパドモアのアリア集・・・。 4枚組でこの
価格は、かなりお得といえましょう。

HMX 2908284 4枚組 \3250
ヘンデル:Arias for...
[CD1]フランチェスカ・クッツォーニ(ソプラノ)のためのアリア集
歌劇「ロデリンダ」、「オットーネ」、「フラーヴィオ」、
「タメルラーノ」他からのアリア
[CD2]ドゥラスタンテ(メゾ・ソプラノ)のためのアリア集
歌劇「アグリッピーナ」、「ラダミスト」、「ムツィオ・スケヴォラ」、
「オットーネ」、「アリアンナ」他からのアリア
[CD3] セネシーノ(アルト)のためのアリア集
「ジュリアス・シーザー」「ロデリンダ」「フラーヴィオ」他からのアリア
[CD4]モンタニャーナ(バス)のためのアリア集
「エツィオ」、「ソサルメ」、「エステル」、「オルランド」他からのアリア
フィルハーモニア・バロック・オーケストラ&ニコラス・マギーガン(指揮)
[CD1]ソプラノ:リサ・サッファー(録音:1990年11月)
[CD2]メゾ・ソプラノ:ロレイン=ハント(録音:1991年10月)
[CD3]カウンターテナー:ドリュー・ミンター(録音:1986年11月)
[CD4]バス:デイヴィッド・トーマス(録音:1989年9月)
ヘンデルのオペラ作曲家としての活躍は、優れた歌手の存在なしに語ること
は到底できません。当時のロンドン中の人気をかっさらった彼(女)たちのた
めに書かれたヘンデルのオペラのアリア集。一枚目のソプラノ、イタリアか
らやってきたクッツォーニは、当時の聴衆から「お腹にナインチンゲールを
飼っている」と絶賛されたほど、美しくかわいらしい声、そして感情豊かな
演技力、そしてテクニックとすべてを兼ね備えていました。彼女の声を念頭
において書かれたアリアはどれも「聴かせ所」に満ちています。2枚目のドゥ
ラスタンテもイタリア出身、ヘンデルはオペラのアリアのほかにも、天地創
造やカンタータなどのアリアも彼女に歌わせるために書いています。セネシ
ーノは、映画「カストラート」のモデルと言われる伝説のカストラート歌手、
ファリネッリと並び称された人物。モンタニャーナは広い音域と確実なテク
ニックの持ち主で、ヘンデルは彼のために2オクターブにわたる超絶のアリ
アを書いています。当時最高の歌手のために書いただけあって、どれも手の
込んだアリアばかり。もちろんここで歌っている歌手も皆すばらしい。当時
の歌劇場の興奮を疑似体験できるセットです。マギーガン率いるフィルハー
モニア・バロック・オーケストラの気品とメリハリに満ちた演奏も印象にの
こります。



<haenssler>
=SWR MUSIC=
93 220 \2250
「ケクラン:ピアノ曲集Vol.1」
(1)アンダンテ・クアジ・アダージョ(1895)-‘はるかに’の第1稿Op.20,II
(2)ソナチネOp.87-1(1923-24)
(3)リリアンのアルバム第1巻Op.139(1934)より第2番、第3番&第5番
(4)ソナチネOp.87-2(1923-24)
(5)陸景と海景Op.63(1915-16)
(6)ソナチネOp.87-3(1923-24)
(7)リリアンのアルバム第2巻Op.149(1935)より第2番、第4番&第8番
(8)ソナチネOp.87-4(1923-24)
ミヒャエル・コルスティック(P)
録音:2007年12月17-19日シュトゥットガルト、室内楽スタジオ
hansslerの人気シリーズ最新作はピアノ曲。12の小品からなる陸景と海景は、
のちに室内楽版にも編曲された作品。リリアンのアルバムは、1930年代に活
躍した女優リリアン・ハーヴィーの映画よりインスパイアされた曲集で、タ
イトルにはリリック(抒情的)という意味も掛詞になっています。未出版のア
ンダンテ・クアジ・アダージョが世界初録音というのも目を引きます。ピア
ノは学究肌として知られるコルスティック。

93 227 \2250
ヴォルフガング・リーム(1952-):
(1)交響曲第1番Op.3-管弦楽のための(1969)“カール・アマデウス・ハルト
マンの思い出に”
(2)交響曲第2番-大管弦楽のための(1975)
(3)Nachtwach-8人の独唱、混声合唱、4本のトロンボーンとウッドブロック
のための(1987/1988)
(4)大河交響曲に向かってIII-管弦楽のための(1992/1995) *
(5)Raumauge-混声合唱とパーカッションのための(1994) *
(1)(2)ジョナサン・ストックハマー(指)SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
(3)バルバラ・ヴァン・デン・、アレクサンドラ・ルスティグ(S)
ウテ・ヴィッレ、シュザンヌ・マイスナー=シャウフェルベルガー(A)
リュディガー・リン、ユベール・メイエ(T)
ベルンハルト・ハルトマン、ミハイル・シャシコフ(Bs)
アンゲリカ・フライ、マルタン・ユベール、ミヒャエル・ポイゼ、
ハインリヒ・ゲルツェンロイヒター(Tb)
SWRシュトゥットガルト声楽アンサンブル
マーカス・クリード(指、ウッドブロック)
(4)ジャンルイジ・ジェルメッティ(指)SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
(5)SWRシュトゥットガルト声楽アンサンブル、ヴァリアンティ、
ルペール・ユベール(指)
*世界初録音
録音:(1)(2)2007年11月5-8日ジンデルフィンゲン、シュタットハレ
(3)2004年9月14、15日シュトゥットガルト、ヴィラ・ベルク
(4)1995年10月25日シュトゥットガルト・リーダーハレ、
ベートーヴェンザール
(5)1994年1月20日シュトゥットガルト、テアーターハウス
リーム・エディションの第3集。1969年作、弦の官能的なひびきが印象的な
交響曲第1番、第2番の精緻な演奏につづいて、演奏時間23分弱でアルバム中
最長の曲「大河交響曲に向かってIII」と、合唱と打楽器が過激に交錯する
Raumaugeという、ふたつの世界初録音を収めており、現代音楽ファン注目の
アルバムです。




<ENZO Recordings>
MOCP 10006 \2940
ベートーヴェン:
フォルテピアノのための交響曲第1番、第2番-Plaudite Amici VI
ベートーヴェン/L.ヴィンクラー編曲:
弦楽四重奏曲第1番Op.18-1 より第1楽章 
ベートーヴェン/F.リスト編曲:
交響曲第1番ハ長調Op.21 R 128/1, SW 464/1 [全4楽章]
ベートーヴェン/F.リスト編曲:
交響曲第2番ニ長調Op.36 R 128/2, SW 464/2 [全4楽章]
大井浩明(フォルテピアノ)
[使用楽器: ヨハン・バプティスト・シュトライヒャー(1846年ウィーン製、
修復/山本宣夫)
85鍵(AAA-a4)、アングロジャーマン・アクション]
録音:2008年京都、東京におけるライヴ収録
ジャケット・アートワーク:Sosen Mori 森狙仙(1747-1821)/高松良幸(静岡
大学情報学部教授)提供
このシリーズはベートーヴェン自身の楽器の変遷に合わせフォルテピアノ都
合8台を弾き分けて32曲のソナタと交響曲9曲(リスト編)に挑む奇才:大井浩
明の、現在進行型ドキュメンタリーとでもいうべき画期的プロジェクト。
10月に発売されたソナタ集2タイトルは、その革新的なアプローチで話題と
なりました。今回はリスト編曲の交響曲に挑んでおります。
古楽奏者・ファンのあいだで使用楽器やピッチ、調律法などに過度に拘る風
潮へのアンチテーゼとして、リスト編曲によるベートーヴェン;交響曲全曲
を、リスト時代のフォルテピアノ(J.B.シュトライヒャーならびにエラール)
で、しかも「古楽的アプローチ」で取り上げる、その注目の第一弾。大井は
「いわば、修辞学的アーティキュレーションによる、『一人バロック・オー
ケストラ』の試み」であると語っている。リスト編曲は過去にカツァリスを
はじめ、いくつか全集が出ているが、オーセンティックなアプローチはもち
ろんこれが初。しかも、交響曲全集を完結し、ソナタも全集に取り組んだピ
アニストは(交響曲を「指揮」したバレンボイムを例外として)まだいない!



<ZIG-ZAG TERRITOIRES>
ZZT 080901 \2480
サティ:ピアノ作品集
グノシエンヌ( No.1, 2,3)、星たちの息子への3つの前奏曲、「天国の英雄的
な門」への前奏曲、ばら十字団のファンファーレ、3つのジムノペティ、4つ
のオジーヴ
クレール・シュヴァリエ(P) 使用楽器:1905年エラール製
録音:2008年4月4日、3月31日 スタジオ・セクエンツィア(モントレイユ、
パリ)
インマゼールとの共演などで知られる女流ピアニスト、クレール・シュヴァ
リエがエラール製ピアノで演奏したサティの作品集。エラールの持つ典雅で
高貴な響き。無駄な音を省いた音色勝負のサティの音楽。そして、シュヴァ
リエが丹念に音楽を作り込み生まれた演奏は、数多ある録音の中でも最上級
の美しさを誇っています。

ZZT 080902 \2480
ヤナーチェク:ピアノ作品集
草陰の小道を通って 第1集(10曲)
ピアノ・ソナタ 変ホ長調「1905年10月1日、街頭にて」(2楽章)
霧の中で(4曲)
エレーヌ・クヴェール(P)
録音:2006年11月27日、12月1日
世界の音楽誌から注目を集めたエレーヌ・クヴェールのデビューCD、ハイド
ンのソナタ集(ZZT 030502)、ベートーヴェン・ソナタ集(ZZT2041001)から一
段と成長を見せるエレーヌ・クヴェールが聴かせるヤナーチェク作品集。故
郷モラヴィアの民謡を採譜した成果が見て取れる「草陰の小道を通って 
第1集」。民族復興運動に関心を示し、政治にインスパイアされた作品「ピア
ノ・ソナタ」。幻想的な美しさを持つ「霧の中で」。ヤナーチェク独特の色
彩とリズムをすんなりと体に染み込ませ、悲痛なまでの激情をストレートに
表現しています。
エレーヌ・クヴェールはパリ音楽院を卒業後、レオン・フライシャー、アン
ドレアス・シュタイアー、アリシア・デ・ラローチャ、そして名教師ディミ
トリー・バシキーロフ、マリー=フランソワーズ・ビュッケらに師事。その
後もリスボンのラ・フォル・ジュルネやラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ
・フェスティバルなどで活躍している若手ピアニスト。

ZZT 080801 \2480
ゼレンカ:ミサ・ヴォティヴァZWV 18
コレギウム 1704 ヴァーツラフ・ルクス(指)
フランス、サブレ・バロック音楽祭の30周年を祝うアルバム。ミサ・ヴォティ
ヴァはゼレンカ晩年の1739年に作曲。この頃ゼレンカは重病に侵されていま
したが、その後回復することができ神への感謝の気持ちを表したのがこの作
品です。それまでの作品に比べ長大であり、典礼上では長すぎる程の曲とな
っており、それまでの宮廷の縛りから解き放たれたゼレンカ自身の神への捧
げものとも言える作品でしょう。ゼレンカ最高のミサ曲とも言える「ミサ・
ヴォティヴァ」をヴァーツラフ・ルクス率いるコレギウム1704が、ゼレンカ
の祈りと想いを感動的に表現しています。コレギウム 1704はチェコの鍵盤
古楽器奏者ヴァーツラフ・ルクスが1991年に創設したピリオド楽器アンサン
ブル。



<世界文化社>
SBKI 7(2DVD+解説BOOK) \4800
DVD決定盤 オペラ名作鑑賞シリーズ7
DVD2枚組(日本語字幕付き)+解説BOOK 
プッチーニ:「トゥーランドット」
[Disc 1]ウィーン国立歌劇場 
[Disc 2]イタリアRAI放映版
[解説書]オペラの知識を深めるの鑑賞マニュアル。(64ページ) 
[Disc 1]
エヴァ・マルトン(トゥーランドット) ホセ・カレーラス(カラフ)
マゼール(指)
演出:ハロルド・プリンス
収録:1983年 ウィーン国立歌劇場
[Disc 2]
ルチッレ・ウドヴィック(トゥーランドット) 
フランコ・コレッリ(カラフ)
プレヴィターリ(指)
収録:1958年 イタリアRAI放映版
[解説書]永竹由幸 監修・著
オペラ史上、ポピュラーな人気を持つ最後の名作。20世紀の超近代的な和声
と、耳に馴染みやすい美しい旋律、幻想的な古代中国の物語と、非常にリア
ルなリューの物語という相反するテーマをプッチーニが感動的に盛り上げる。
なんと言っても「誰も寝てはならぬ」のアリアが一番の聴きどころだ。この
アリアの旋律は、まず第2幕で王子が結婚をしたがらぬ姫に、「では今度は
私の方から謎を出しましょう」と言う時にライトモティーフのように聞こえ
てくる。
甘い旋律は王子の愛の告白のメロディーであり、最後で「必ず勝つ」と叫ぶ
ところでクライマックスに達する。だからオリンピックや、フィギュア・ス
ケートの音楽に使われたりするのにピッタリなのだ。



<naive>
OP 30480 \2280
ヴィヴァルディ:「新発見」
(1)アリア「Se lento ancora il fulmineまだ光が遅いなら」
(2)協奏曲ト短調RV478a(2つのヴァイオリン、チェロ、弦と通奏低音のための)
(3)ソナタ ト短調RV806(フラウト・ドリットと通奏低音のための)
(4)モテット「Vos invito私はあなたを喚ぶ」(アルト、弦と通奏低音のための)
(5)ソナタ ニ長調RV798(ヴァイオリン、通奏低音のための)
(6)協奏曲 ト短調(オーボエ、チェロ、弦と通奏低音のための)
(7)アリアRV749.32「Se fide quanto belle星よ、おまえたちが美しいのと
同じくらいに誠実ならば」
(8)ソナタ ニ長調RV810
モード・アンティコ、フェデリコ・マリア・サルデッリ(指)
ロミーナ・バッソ(Ms) パオロ・パッラストリ(Ob)
エンリコ・カサッツァ(Vn) ベッティーナ・ホフマン(Vc)
録音:2008年5月
サルデッリが2007年に発見したヴィヴァルディの作品集。サルデッリは膨大
な資料にあたり、これらがヴィヴァルディの真作であることを証明。新たな
RV番号つきヴィヴァルディ作品の誕生、そして録音のはこびと相成りました。
サルデッリは、これらの作品は、ヴィヴァルディの未発掘作品群の氷山の一
角に過ぎず、いたるところにまだまだ解明されるべき資料が散在していると
言っています。
この録音の目玉のひとつであるモテットは、アッシジの図書館にのこされて
いた楽譜のもので、ヴィヴァルディ自身も1712、1713年に演奏したもの。超
絶技巧のパッセージが散りばめられた楽章、しっとりとしたレチタティーヴォ
とアリアをはさみ、最後は極端に音域の広い「アレルヤ」で華やかに幕を閉
じます。ほかにもヴィヴァルディ・ファンならずとも興味をそそられる作品
ばかり。ヴィヴァルディのさらなる作品発掘に期待したいところです。



<WERGO>
INT 3424 \2180
テオドラキス:作品集-エーゲ海の東
(1)音楽に満ちた海 (2)日は沈む (3)あなたの海なる髪 (4)火のとき 
(5)スプリング・ミュージック (6)あなたを待つ海 
(7)日がな一日あなたを愛す (8)水と戯る (9)海がつづくかぎり 
(10)海のうた (11)水の循環 (12)海の色 (13)ナイト・フライト 
(14)波のリズム (15)神秘なるエーゲ (16)あなたの身体の川 
(17)ビザンツ遺跡 (18)太陽のあしあと (19)欲望に火がついて 
(20)水の音楽とともに (21)燃え盛る7月の風
ジェン・ナウミルカ(Vc) ヘニング・シュミート(Pf)
録音:2007年2月
人間の深い声、チェロの音色、ピアノの澄み切った宝石のような音色・・・
音楽が「語る」ものというのは、人間の心でとらえきることはできない。
とテオドラキスは語ります。テオドラキスの音楽のもつ豊かな情景、きらき
らとした光・・・掬おうとしても指の間からこぼれてしまう、砂のかけら、
夢のかけらといったものに満ちた音楽。暖かな気分に浸れる幸せな一枚です。

INT 3400 2枚組 \3250
テオドラキス:
ディオニュソスの変容(2幕のオペラ)
(ヘンニク・シュミートによる室内楽オケ版)
テオドラキス(指)
オルケストラ・ディ・ムジカ・ディフィシーレ(グダニスク)
コンチェントゥス合唱団
テオドラキスはオペラを数曲書いていますが、その第1号である作品がこれ。
ギリシア神話のディオニュソス神が登場します。ディオニュソスは神として、
そしてまた人間としてこの世に現われます。物語は詩人によって語られ、時
は1900年代半ばから古代まで、そして所も様々に飛躍しながら進められます。
最後は詩人が観客にむかってピストルをかまえ、「私は未来を撃つ」と言っ
て幕となる、幾重もの物語から構成されるやや複雑なストーリーではありま
すが、音楽自体は非常に明快。

WER 6568 \2180
アンドレアス・ドーメン:
(1)テンポ・ジュスト(2)Kuhlmannkommentar(3)フロッタゲス
(4)ゲルハルト・リヒテルのための音楽
打楽器四重奏団、WDRケルン放響ほか
ドーメンは、「もっと速く、もっと速く」が口癖の作曲家。(1)の「テンポ
・ジュスト(正確なテンポで)」では、演奏者は可能な限り高速で演奏するこ
とを求められます。パッセージが様々な楽器で受け継がれていく部分や、マ
リンバの超絶技巧など、かつてない早口音楽が展開されています。

WER 6593 2枚組 特価\1080
特価!
[CD1]
(1)エンノ・ポッペ:Knochen(1999/2000) 
(2)スティーグラー:お手軽ソナタ(1992/93) 
(3)ヘヒトレ:スクリーン(2001) 
(4)フィンネンダール:レクルス(1997/98) 
(5)ヘンニヒ:マッセン(2005) 
(6)トマッラ:楽興のとき(2003/04)
[CD2]
(1)クラーレン:チャームス(2004)
(2)シュナイト:
部分的組織の再創造的側面についてのある孤独な僧の思考(2001)
(3)ヴィンクラー:グリンカンビ(1994/95) 
(4)ヨネライト:全か無か(2003/2004)
(5)オニャ:Euler Sonaten II&III(2001) 
(6)シュティーア:ダブル
ドイツを中心に活躍する現代作曲家たちの作品の中から選りすぐりを集めた
究極の2枚。阿鼻叫喚系から、ぽよんぽよんとした音色が面白い作品、強迫
観念的世界が繰り広げられる作品など、実に様々。20世紀末から21世紀初頭
にかけての現代音楽シーンを早足で振り返るのに最適の2枚となっております。

WER 6565 \2180
カールステン・ヘンニヒ:
(1)Sing-Singの後の遠足 (2)aperioden mit7faltungen 
(3)カデンツァ―13のわな (4)マッセン (5)シノニム
ルクセンブルク・シンフォニエッタ
マルセル・ヴェングラー(指)
モニカ・ジョルダン(S)、アンサンブル・アレフ
トラック4の「マッセン」は、自然界の二つの現象-砂嵐と昆虫の大群の動き-
を音にしたもの。砂嵐を形成する砂の一粒一粒までが見えるような、遠近感
が少しおかしくなるような錯覚を覚える作品です。



<Alba>
ABCD 251 \2300
ヨーゼフ・ハイドン:十字架上のキリストの最後の七つの言葉 作品49
アーポ・ハッキネン(クラヴィコード)
[使用楽器:J・H・ジルバーマン(1775年)]
録音:2005年6月13日-15日 ドイツ国立博物館(ニュルベルク)
ハイドンの「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」は、管弦楽のための
作品がオリジナル。弦楽四重奏と鍵盤楽器の版は、ハイドン自身は編曲を行
わず、確認と修正の作業を行っただけ、と推測されています。3つの版は1787
年ウィーンで出版され、後にオラトリオに改作されました。作品49の楽譜表
紙に記された楽器はクラヴィチェンバロまたはフォルテピアノ。ハッキネン
が選んだのはクラヴィコード。ニュルンベルクのドイツ国立博物館リュック
・コレクション所蔵、ヨハン・ハインリヒ・ジルバーマンの手になるとされ
る、およそ1775年製の楽器です。「音楽の構造、語法、主題が節約して使わ
れたことで逆説的に、内面の表現がより強固なものになった」 と語るハッ
キネン。彼の弾くクラヴィコードの「音」と音楽に誘われ、最後まで耳を傾
けてしまいます。

ABCD 252 \2300
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179):
カレヴァラの歌 あの人が来ればのに、イングリア民謡:島の創世/愛しい人
が死んでしまった、
ヘンミンキ・マスクライネン1605年賛美歌集:
わたしに欠けるものは/おお神よ!われら慈しみの御心に感謝します 他
ウリ・コントゥ=コルホネン(S、ダルシマー、シンフォニー、5弦カンテレ)
録音:2007年4月23日-26日 ナーンタリ修道院教会(フィンランド)
[ラテン語、フィンランド語、エストニア語 英訳付]
中世ドイツの修道女ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの聖母マリアの賛歌を
初めとする単旋歌曲、フィンランド伝統の歌、ネヴァ川流域のイングリア地
方の民謡、ヘンミンキ・マスクライネン編纂の1605年賛美歌集から。ウリ・
コントゥ=コルホネンは中世音楽アンサンブル、オリファント(Oliphant)の
ソロイスト。エヴリン・タッブ、マイケル・フィールズ、スティーヴン・ス
タッブズ、スージー・ルブラン、ヒリヤード・アンサンブルらのアーリーミュ
ージック・マスタークラスに学び、シベリウス・アカデミー修士号を取得し
ました。まじりけのないソプラノの声は、天使の高みとも形容されています。

ABCD 253 \2300
ロッタ・ヴェンナコスキ(1970-):作品集
(1)わたしのノスタルジー Nosztalgiaim(2006-07)
(2)雨に開かれ Sade avaa/Rain Opens(1998-99)
(バスクラリネットと室内オーケストラのための)
(3)歌のゆりかご Culla d'aria(2004)(弦楽四重奏のための)
(4)女の愛と生涯 Naisen rakkautta ja el確滑(2003)
(1)(2)(4)アヴァンティ!室内管弦楽団
(1)トゥオマス・ハンニカイネン(指) 
(2)ドミートリー・スロボデニューク(指) 
(4)ピエタリ・インキネン(指)
(2)ヘイッキ・ニクラ(Bs-Cl)
(3)エンマ・ヴァハラ(Vn) アンナ=レーナ・ハイコラ(Vn) 
トゥーラ・リーサロ(Va) ミッコ・イヴァルス(Vc)
(4)エイヤ・ライサネン(S) タニヤ・カウッピネン=サヴィヨキ(S) 
リーッカ・ランタネン(Ms)
フィンランドの作曲家ロッタ・ヴェンナコスキ。モダニズム的な手法を最小
限にとどめた、抒情的で緻密な音楽づくり、そして音のカラーに対する磨か
れたセンスに特色があるとされます。カレヴァラ協会の委嘱により作曲され
た「Nosztalgiaimわたしのノスタルジー」を含む作品集。

ABCD 262 \2300
伝承曲/ヤルッコ・キーシ編:ディンドン、空高く
メンデルスゾーン/ティモ・フォシュストレム編:天にはさかえ
アダン/ヤルッコ・キーシ編:クリスマスの歌「聖らに星すむ今宵」
シチリア民謡/エスコ・ヘイッキネン編:おお、なんじ喜ばしき
ラルフ・ブレイン/エスコ・ヘイッキネン編:
ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス
ホルスト/ユルキ・コスキネン編:木枯らしの風、ほえたけり
アールノ・ライニネン/ティモ・フォシュストレム編:
おいで、輝くクリスマス
シベリウス/ライネ・アムプヤ編:シベリウスと一緒にクリスマス
ダグラス/ヤルッコ・キーシ編:この素晴らしき世界
ヘンデル/エスコ・ヘイッキネン編:栄光は汝に
カスキ/ユリヨ・イェルト編:小屋は雪の下に眠る
メイソン/エスコ・ヘイッキネン編:もろびとこぞりて
シベリウス/(ユハ・ピスト編:
クリスマスの歌「私には富も名声もいらない」 作品1-3
ブレイク/カイ・スクラッブ編:
ウォーキング・イン・ジ・エアー『スノーマン』から
伝承曲/ライネ・アムプヤ編:コヴェントリー・キャロル
グルーバー/ヤルッコ・キーシ編:聖しこの夜
ルター:高き天より
ヨウコ・ハルヤンネ(Tp)
ペトリ・ユンナ(指)ポホヤ・ミリタリーバンド
トランペットとウィンドバンドのための新しい編曲によるクリスマスのキャ
ロル。北欧を代表するトランペット奏者、1984年からフィンランド放送交響
楽団のソロ奏者を務めるヨウコ・ハルヤンネ(1962-)がペトリ・ユンナ指揮
ポホヤ・ミリタリーバンドと共演します。

NCD 33 \2300
青の魔法
イルッカ・クーシスト:歌の国から
エルッキ・ヌルミネン:熊の歌
ペッカ・コスティアイネン:花嫁を待って
スルホ・ランタ/サイマ・ヒュオッキ編:民謡
ユッシ・シュデニウス:欲望に駆られて、青の魔法
エッシ・ヴオレラ:甘い夢
ラッセ・モッテンソン/ヴィルピ・エロマ編:『嵐の岩礁のマヤ』のテーマ
ヴィルピ・エロマ:心
カルロス・ガルデル:想いの届く日
マルユッカ・リーヒマキ(指)グレクス・ムジクス
録音:2007年2月9日-11日、4月9日-10日 シベリウス高等学校(ヘルシンキ)
[フィンランド語、スペイン語歌詞 英訳なし]
ボブ・チルコットの合唱作品集「The Making of the Drum(太鼓作り)」
(NCD13)を録音したグレクス・ムジクス。ヘルシンキのシベリウス高等学校で
教えるマルユッカ・リーヒマキが1991年に創設した混声合唱団です。現代曲
から民謡まで。グレクス・ムジクスのレパートリーの広さは新しいアルバム
にも示されます。イルッカ・クーシスト、エルッキ・ヌルミネン、ペッカ・
コスティアイネンの3つの組曲。2006年春のギャラコンサートのために行った
作曲コンペティションから生まれ、グレクス・ムジクスのレパートリーにな
りました。創設当初のメンバー、ユッシ・シュデニウスは10周年記念コンサ
ートのために「青の魔法」と「欲望に駆られて」を作曲。「最高の合唱団を
めざす!」 というグレクス・ムジクス。彼らの歌からは歌う歓びも伝わって
きます。

<ZIG-ZAG>
ZZT 080702 \2480
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第10番変ホ長調 op.74「ハープ」
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第5番変ロ長調 op.92
アトリウム弦楽四重奏団
アレクセイ・ナウメンコ(Vn) アントン・イリューニン(Vn)
ドミトリー・ピツルコ(Va)アンナ・ゴレヴァ(Vc)
録音:2008年2月18-22日
世界的な2つの弦楽四重奏国際コンクールで優勝経験のあるロシア出身の若手
カルテット、アトリウム弦楽四重奏団。2000年にターネフQ.のチェリスト、
ジョセフ・レヴィンソン氏のもとで学んでいたサンクト・ペテルブルク音楽院
の学生4人により結成。2003年にはロンドン、2007年にはボルドー国際弦楽四
重奏コンクールで優勝し世界的に注目を集めています。世界レベルの演奏家の
みが持つ、音楽性、高度な技術、安定したアンサンブルを聴かせてくれます。
2009年秋には初の来日公演も予定されており、今後ますます活躍が期待され
ます。

ZZT 081002 \2480
シルヴェストロ・ガナッシ(1492-1557):
どんな時も君を愛していた(Io amai sempre)
マドリガーレ、モテット、リチェルカーレ、
トッカータ&ファンタジー(1520年&1550年)
ピエール・ボラーニョ(リコーダー) マリアンヌ・ミュレール(ヴィオール)
マッシモ・モスカルド(リュート) フランシス・サン-ティヴ(クラヴサン)
録音:2008年5月12-16日
シルヴェストロ・ガナッシは1500年代初頭の聖マルコ大聖堂のリコーダー奏
者。ガナッシはリコーダーの聖書とも言うべき「ラ・フォンデガーラ」(1535
年)を刊行。現在でもリコーダー練習者の最も手本となる入門書です。またガ
ナッシは「レグーラ・ルベルティーナ」(ヴィオールのため)、「レッティオ
ーネ・セコンダ」(ヴィオールとリュートのための)の奏法本も出版していま
す。ここでは、マドリガーレ、リチェルカーレを中心にリコーダー奏者のピ
エール・ボラーニョの研究を元に収録しています。

ZZT 081001 \2480
古いローマの聖歌集-クリスマスのミサ
徹夜祭のミサ、真夜中のミサ、暁のミサ、日中のミサ
マルセル・ペレス(指)アンサンブル・オルガヌム
録音:2008年3月
浸透しつつあるグレゴリオ聖歌に対して、それ以前のカトリック音楽はまだ
まだ認知されておりません。ここではグレゴリオ聖歌と区別するために「古
いローマの聖歌集」と題してアンサンブル・オルガヌムによるクリスマス・
ミサを収録。前半が深夜のミサ、後半が日中のミサという構成。マルセル・
ペレスの熱心な研究・復元演奏は、エルサレムとギリシアの音楽由来を示す
重要な鍵となり、初期のキリスト教の唱法、コーランの詠唱との違い、後の
グレゴリオ聖歌へと変貌していく旋律線を辿る貴重な資料となるでしょう。

ZZT 080601 \2480
マルセル・ペレス:コンテンプレイション(オルガンのための作品集)-
古代エジプトの死者の書に基づく
L'aube de la Nuit, Les lueurs de la Paix, Heliopolis, Le Vougernail
de l'Orient
Le Faucon d'Or, Le passage, L'ancien des jours
マルセル・ペレス(Org)
1973年に刊行された古代エジプト人の死後の世界観を浮かび上がらせた「死
者の書」。マルセル・ペレスは、この「死者の書」からペレス独自に読み取
り1つの感覚で音の調和と光の幾何学を悟る訓練を行い、その結果独自の記譜
法を考案。この作品では、その記譜法に則り、それぞれの楽章は「古代エジ
プトの死者の書」の章に基づき作曲されています。



<harmonia mundi>
HMC 901998 \2450
J.S.バッハ:カンタータ集
「イエス十二弟子を召寄せて」BWV22、「汝まことの神にしてダビデの子よ」
BWV23、「主イエス・キリスト、真の人にして神よ」BWV127、「見よ、われら
エルサレムにのぼる」BWV159
ヘレヴェッヘ(指)コレギウム・ヴォカーレ
ドロテー・ミールズ(S) マシュー・ホワイト(A) ヤン・コボウ(T)  
ペーター・コーイ(Bs)
円熟の極み、ますますの充実をみせるヘレヴェッヘによるカンタータ最新盤。
BWV22、23は、トーマス教会のカントル採用試験のために書かれた作品で、試
験提出用作品ということもあり、凝りに凝った作品となっています。22番は
優美な作品、23番は厳粛な作品で、バッハの作曲の能力の幅広さを示してい
ます。127番も、「ヨハネ受難曲」の改訂稿上演を控えていた時期に作曲され
たため、受難と復活の預言を主題とするものになっており、充実した作品と
なっています。ヘレヴェッヘならではの陶器を思わせるしっとりとした合唱と
管弦楽の音色に心打たれる一枚です。

HMC 902000 \2450
ブラームス:弦楽四重奏曲集
(1)弦楽四重奏曲第1番 ハ短調 op.51-1
(2)ピアノ五重奏曲 へ短調op.34
アルカント弦楽四重奏団(アンティエ・ヴァイトハース、ダニエル・ゼペック
(Vn)、タベア・ツィンマーマン(Va)、ジャン=ギアン・ケラス(Vc))
ジルケ・アーヴェンハウス(Pf)
ジャン=ギアン・ケラス率いるアルカント・クヮルテットのCD第2弾は、ブラ
ームス。ブラームスにとって、交響曲と同様、弦楽四重奏というジャンルに
おいても、ベートーヴェンという存在はとてつもなく大きなものでした。ベ
ートーヴェンの影から逃れるために長い年月をかけて作曲された第1番は、そ
れだけに重厚で充実した作品となっています。時に弦楽四重奏、弦楽器とい
う枠を超えているかのような大きな音楽で、様々な音色が求められる各パー
トですが、そこはさすが名手揃いのアルカント、見事なアンサンブルで聴か
せます。ピアノ五重奏曲も、冒頭のユニゾンの暗い旋律から、ものすごい求
心力で一気に作品に引き込まれます。ピアノのアーヴェンハウスも、ヴァイ
オリンのヴァイトハースとの共演も多く、メンバーとも気心の知れた仲間と
して、熱く融けあった見事なアンサンブルを展開しています。




<Ambroisie>
AM 138 \2500
シューベルト:
(1)プロメテウスD674
(2)ガニュメートD544
(3)自らの意志で沈みゆくD700
(4)タルタロスの群れD583
(5)楽園D584
(6)白鳥の歌D957(全14曲)
ディートリヒ・ヘンシェル(バリトン) 
フリッツ・シュヴィングハマー(ピアノ)
録音:2007年10月
コントロールの行き届いた歌声、詩の内容を眼前に浮かび上がらせる、知性と
伝達力に長けたヘンシェルによるシューベルトの登場。「白鳥の歌」はシュー
ベルトの死後出版された歌曲集。当時これを「曲集」として出版した人物は、
シューベルトの最期の歌曲としてこれらをまとめて出版することによって、
利益が得られるとしか考えずに出版した、とされることもあります。しかし、
ヘンシェルはこの演奏で「この考えに真っ向から立ち向かいたい」としてい
ます。ヘンシェルの演奏によって、この歌曲集は有機的なつながりを明確に
もち、一人の人間の回想、思い出への感傷、そしてそれらの感傷の克服といっ
た大きな物語となって立ち上ってきます。




<WERGO>
MV 0803(PAL方式DVD) \3500
言語:ドイツ語
字幕:英・仏
約260分
ヴォルフガング・リーム-in the moment-ポートレイト
リームの作品の初演時の模様の映像の一部(アバド指揮、ベルリン・フィルな
ど)、リームの音楽のハイライトが収められています。リームの音楽について
の考察、また、リームの音楽が流行して売れっ子作曲家となり多忙を極めた
時期の写真映像などが満載。※このDVDはPAL方式です。

WER 2061(PAL方式DVD) \3500
ホルヘ・E・ロペス-マウンテン・WAR・プロジェクト
クラングフォーラム・ウィーン
具体音楽と器楽のサウンドと、映像との夢のコラボレーション。キューバ=
アメリカ=オーストリアの作曲家ロペスによる作品。山の映像、そして戦禍
を映した歴史映像がオーバーラップする映像に、トーンクラスターやヴァイ
オリンによるヒュンヒュン言う音が重なり、えもいわれぬ恐ろしさがかもし
出されてきます。音楽のピークでは映像が真っ暗になります。この恐怖に耐
えられるかどうか、一度お試しいただければ幸いです。





<naive>
V 5162 2枚組(1枚分価格) \2280
アルベニス、モレンテ、サティ、ファリャ、モンポウ、ラヴェル、
グラナドス、ストラヴィンスキーらの音楽
多数の演奏家
ピカソが好んで聴いた音楽、ピカソの世界を具現化しているような音楽、そし
てスペイン色濃厚な音楽・・・ピカソをめぐる音楽が、ここにあります。





<audite>
AU 10020 \1250
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
ラファエル・クーベリック(指)バイエルン放送交響楽団
録音:1981年6月12日ミュンヘン、ヘルクレス・ザール(ライヴ)
いまから10年前の1999年にリリースされ、クーベリックの真価をみせつけたマ
ーラーの第5交響曲ライヴ。毎年auditeが驚きのお試し価格でお届けするカタ
ログつきCDに、2009年度版の内容としてついに決定打ともいえるタイトルが登
場します。
ファンのあいだではかねてたいへん評価の高かった当ライヴですが、バイエル
ン放送提供の正規音源使用により極上の音質でひろく楽しめるようになったの
がなによりのポイントとなりました。演奏、曲目、録音の三拍子が揃い大ベス
トセラーを記録した、このマーラー第5番を皮切りにクーベリックのライヴ・
シリーズがつぎつぎとリリースされ、現在進行中のWDRアーカイヴや、ドイチュ
ラント・クルトゥーアの復刻に連なる流れをつくりました。auditeの名を不動
のものにした意味でも、忘れるわけにはいかない一枚といえるでしょう。
カタログつきCDという性格のため、基本的に追加再プレスはありませんのでお
早めに。
(※カタログ仕様、4色112ページ。ディスクはAU.95465としてリリースされて
いるものと同内容ですが、レギュラー盤のブックレットは付属致しません。)




<harmonia mundi>
HMX 2908238 \3780
1CD+30組60枚の美麗カード
Musical Instruments音・楽器絵あそび
-収録楽曲-
[ヴァイオリン]J.S.バッハ:トッカータ ニ短調(アンドルー・マンゼ編)/
[チェンバロ]F.クープラン:ティク・トク・ショク(クリストフ・ルセ)/
[トランペット]J.S.バッハ:
ブランデンブルク協奏曲第2番より(ベルリン古楽アカデミー、
フリーデマン・インマー(Tp))ほか(全30トラック)
30組(60枚)のイラストカードによる神経衰弱ゲームとしておたのしみいただけ
ます。
CDには、打楽器、各種弦楽器、鍵盤楽器など様々な楽器が活躍する楽曲が収録
されています。CDを鑑賞してたのしむこともできます。
CDをかけて、演奏されている楽器が描かれている絵を選んで遊ぶことができま
す。
CDのクラシック音楽・イントロクイズとして遊ぶことができます。
ブックレットには、それぞれのイラストに描かれている楽器についての説明が
書かれていてお勉強できます
ブックレットには、それぞれのイラストの全景、作者、題名もきちんと掲載さ
れており、美術についても知ることができます。
上記のように、1セットでいかようにもお楽しみいただくことができる、画期
的な商品です。

HMU 807461(SACD-Hybrid) 2枚組 \4450
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全曲)
リチャード・エガー(指&Cem)
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック
録音:2008年5月
骨太で過激なチェンバリスト、エガー弾き振りの「ブランデン」の登場。ア
カデミー・オブ・エンシェント・ミュージックは、いつもリズミカルでエッ
ジの効いた演奏で私たちを愉しませてくれてきましたが、ついにここで、ブ
ランデンブルクの登場です!しかもチェンバロはエガー自身!とくれば、ま
ずなんと言っても外せないのが第5番。楽器とのかけあいは丁々発止、さらに
ソロのカデンツァ部分では鬼才ぶりが200%炸裂しています。曲の展開は知っ
ていますが、思わず手に汗握ってしまう迫力。かつて一人のチェンバリスト
がここまでの存在感を示したことがあったでしょうか・・・。いつもながら
のハルモニアムンディUSAサウンドの美しさも満開、いや、待った甲斐があっ
たとしかいいようのない最高の「ブランデン」でございます。




<K617>
K617 211 2枚組 \3380
カヴァッリ:歌劇「アポロとダフネの愛」
アンダース・ダーリン(アポロ)、ローザ・ドミンゲス(ダフネ)他
ガブリエル・ガッリード(指)アンサンブル・エリマ
録音:2007年11月、2008年4月
ヴェネツィアで、オペラの黎明期に、モンテヴェルディの弟子であったカヴァ
ッリは、詩人のブゼネッロと組んで、「アポロとダフネの愛」を作りました。
これは、モンテヴェルディの「ポッペアの戴冠」と並んで、ヴェネツィアでの
オペラの誕生時の歴史に燦然と輝きを放つ大作。冒頭のシンフォニアから、全
体的にしっとりとした風合いのオペラです。ガッリード率いるアンサンブル・
エリマが美しく愛の物語を紡ぎあげてゆきます。

K617 206 \2250
ニコラス・ラドフォード(c.1485-1557):
(1)アヴェ・クイユス・コンセプティオ 
(2)ミサ・ベネディクタ・エ・ヴェネラビス 
(3)ドミネ・イエズ・クリステ
ニューカレッジ・オックスフォード合唱団
エドワード・ヒギンボトム(指)
イギリスの作曲家ルドフォードの作品は、5世紀近くも歴史に埋もれた存在と
なっていました。しかしこれらの作品はとても充実した手法で書かれており、
入り混じり響き合う声に包まれる至福のときを味わえる1枚です。

K617 200 \2250
ポリツィアーノ:オルフェオの物語
ラ・コンパーニャ・デル・オルフェオ
フランシス・ビッギ(指)
ポリツィアーノは、音楽家だけでなく詩人としても名を残しており、ボッティ
チェリの名画「春」も彼の詩に構想を得ているといわれています。彼による
「オルフェオ」の物語。有名なオルフェオとエウリディーチェの物語が、音楽
劇仕立てで語りを交えながら進行します。シンプルな器楽による彩りが、オル
フェオの悲劇を優しく滋味深く包み込んでいて魅力的です。

K617 207 \2250
ブクステフーデ:われらがイエス・キリストの四肢
タニア・アスペルマイアー、ステファニー・レヴィダ、サロメ・ハラー(Sop)
ロルフ・エーラース(Alt)、ジュリアン・プレガルディエン(T)、
ブノワ・アルノール(Bs)
ラ・シャペル・レーナン、アルレッテ・シュタイヤー(指)
K617ならではの木の薫りのする録音により、あたたかみのあるブクステフーデ
となっています。



<audite>
AU 92529(SACD-Hybrid) \2580
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集Vol.4
第10番変イ長調Op.118 / 第12番変ニ長調Op.133 / 第14番嬰ヘ長調Op.142
マンデルリング四重奏団
セバスチャン・シュミット、ナネッテ・シュミット(Vn)
ローラント・グラースル(Va) ベルンハルト・シュミット(Vc)
録音:2008年4月23-25日クリンゲンミュンスター
2008年に結成25周年を迎え、念願の初来日公演も果たしたマンデルリング四重
奏団が進めるショスタコーヴィチ・シリーズの第4弾。
同じ1964年の作曲ながら前回収録されていた第9番とは打って変わり、第10番
はたのしくオプティミスティックな作風と簡潔な手法に特徴があります。なか
でもパッサカリア形式のアダージョは絶品で、この作品は親友ワインベルクに
捧げられています。
かわって、演奏時間30分弱、2楽章からなる第12番は、長大な後半楽章のシン
フォニックな規模と起伏の大きなつくりが特徴で、さらに12音技法を採り入れ
ている点も注目。さらに、被献呈者がチェリストということが示すとおり、
チェロが主役の第14番は構造上低域から高域に掛けての流れに重点が置かれて
いることや、やはりシンプルな書法によるどこか思索的味わいが聴き取れます。
これらの2曲はベートーヴェン四重奏団のツィガノフとシリンスキーにそれぞ
れ献呈されています。
実演でも聴かせたように、マンデルリング四重奏団の演奏はうまさと手堅さが
光るもの。ショスタコーヴィチ全集シリーズも完成まで残すところあと一枚と
なりました。




<BISCOITO FINO>
BC 233 \2080
チャイコフスキー:
(1)交響曲第4番ヘ短調(45'03)
(2)イタリア奇想曲Op.45(14'05)
ジョン・ネシリング(指)サンパウロ交響楽団
ネシリング率いる手兵サンパウロ響のチャイコフスキーといえば、BISのスド
ビン独奏によるピアノ協奏曲第1番(BIS SA.1588)でも精度の高いアンサンブル
を聴かせていましたが、思いがけぬことに当コンビによる交響曲が地元ブラジ
ルのレーベル、BISCOITO FINOより登場致します。全篇激情ほとばしる作風が
魅力の第4番ですが、フィナーレでも熱い爆発一辺倒に陥ることなく、決して
破綻することのないところにこのオケの地力を実感することができます。また、
カップリングのイタリア奇想曲では、一転して陽気なラテンの気質が相通じる
のか、開放的な気分を満喫させてくれます。

BC 231 \2080
シューマン:
(1)交響曲第1番変ロ長調Op.38「春」(32'53)
(2)交響曲第3番変ホ長調Op.97「ライン」(31'53)
ジョン・ネシリング(指)サンパウロ交響楽団
ヴィラ=ロボスやグアルニエリなど、BISではおもにブラジルの作曲家のアル
バムで知られる地元ネシリングと手兵サンパウロ響。ここではドイツ・ロマン
派の大家シューマンを取り上げているのに注目。作曲家シェーンベルクと指揮
者ボダンツキーの甥の孫にあたるジョン・ネシリングは1947年リオ・デ・ジャ
ネイロ生まれの指揮者。ウィーンでハンス・スワロフスキーに、タングルウッ
ドでレナード・バーンスタインに師事しています。
サラブレッドであるかれが1997年より音楽監督のポストにあるサンパウロ響は
すでに半世紀を越える歴史あるオーケストラ(1954年創設)。楽団の水準を飛躍
的に高めたかれの手腕は、きびきびとしたリズムと美しく磨き上げられたサウ
ンドがすばらしい、このアルバムでもあきらかです。




<BONGIOVANNI>
AB 20012(DVD-Video) \4950
ヴェルディ:「ルイーザ・ミラー」
ラケーレ・スタニッシ(S ルイーザ)
フランチェスコ・デムーロ(T ロドルフォ)
アルベルト・ガザーレ(Br ミラー)
アントーニオ・デ・ゴッビ(Bs ワルテル伯爵)
パク・タイファン(Br ヴルム)
サラ・マリア・プンガ(Ms フェデリーカ)ほか
カルロ・モンタナーロ(指)
サッサリ“マリアリーザ・デ・カロリス”コンサート協会管弦楽団、
ルイージ・カネーパ合唱団
演出:マルコ・スパーダ、装置,衣装:トンマーゾ・ラガットッラ
収録:2007年12月5,7日,サッサリ
イタリア、サルデーニャ島最北部の町サッサリには、ヴェルディ劇場という
歌劇場があり、こんな田舎の地方劇場とは思えないほど活発な公演を行って
います。このDVDには、2007年12月に上演されたヴェルディの「ルイーザ・ミ
ラー」を収録。ルイーザ役のラケーレ・スタニッシは、南イタリア、プーリ
ア州ブリンディジ生まれのソプラノ。しっかりした質感のある声の持ち主で、
ヴェルディソプラノとして着実にキャリアを伸ばしています。ロドルフォ役
のフランチェスコ・デムーロは、1978年、サルデーニャ島のポルト・トレス
に生まれた今注目されている若手テノール。2008年10月、パルマでのヴェル
ディ・フェスティヴァルでの「リゴレット」で、レオ・ヌッチ相手にマント
ヴァ公を歌っています。これに、日本でもおなじみのアルベルト・ガザーレ、
ベテランのアントーニオ・デ・ゴッビが加わり、予想を遥かに越える水準に
なっています。マルコ・スパーダの伝統的で安定感のある演出も日本のオペ
ラファンには歓迎されることでしょう。嬉しい日本語あらすじ付きです。

GB 5155 \2180
ソレル:6つのコンシエルト集
マリア・クロティルデ・シエーニ(Cenb)
カーティア・ロッチ(Cenb)
録音:2008年9月
スペインの作曲家、アントニオ・ソレル(1729-1783)の代表作の一つが、「2
つのオルガンのための協奏曲」。これを2つのチェンバロで演奏したもの。当
然、よりチャキチャキした歯切れの良い演奏です。マリア・クロティルデ・
シエーニとカーティア・ロッチは、モーツァルトの2つのチェンバロのための
ソナタ集(GB 5632)で見事なコンビネーションを聞かせてくれました。このソ
レールも、ウキウキするような楽しさです。

AB 20011(DVD-Video) \4950
「皆で仮面をつけて」
パオロ・ボルドーニャ(Br アブダル)
ダヴィド・ソトジュ(T 騎士エミーリオ)
ヨランダ・アウヤネット(S ヴィットーリア)
ドメニコ・コライアンニ(Bs ドン・グレゴーリオ)
アンナリタ・ジェンマベッラ(Ms ドロテア)
マッシミリアーノ・ヴィアピアーノ(Bs マルテッロ)ほか
ジョヴァンニ・ディ・ステーファノ(指)
サンレモ=リグリア交響楽団
演出:ロゼッタ・クッキ
装置:フェデリーコ・ビアンキ
衣装:クラウディア・ペルニゴッティ
収録:2007年10月12-14日,サヴォナ、キアブレラ劇場
カルロ・ペドロッティ(1817-1893)は、ヴェローナ生まれの作曲家。後年は、
トリノのレージョ歌劇場の監督になり、この歌劇場の水準を飛躍的に高めた
ことでも知られています。「皆で仮面をつけて」は、ヴェローナを拠点に活
発な作曲活動をしていた時期の作品。「皆で仮面をつけて」は、1856年11月
4日にヴェローナで初演され成功を収めた、ペドロッティの代表作です。台本
は、ゴルドーニの喜劇「スミルネの興行主」を翻案したもの。プリマドンナ
のヴィットーリア、彼女を愛する騎士エミーリオ、ヴィットーリアのライバ
ル歌手ドロテアとその夫で音楽マネージメント業のドン・グレゴーリオとい
った面々が、ダマスカスの大金持ちアブダラからトルコ巡業を持ちかけられ、
それに端を発して起こるドタバタ模様の物語。ペドロッティはヴェルディと
ほぼ同時代人で、1856年というと、ヴェルディの「トラヴィアータ」の3年後、
「シチリアの晩鐘」の翌年というイタリアオペラの傾向が大きく動き始めた
頃。しかしペドロッティの「皆で仮面をつけて」は、そんなことにはお構い
なしといった、ドニゼッティのブッファを思わせるような軽快ぶりで、ヴェ
ルディの独走の陰には、まだまだこうした「昔ながら」のオペラが生きてい
たことを忍ばせます。ヴィットーリア役のヨランダ・アウヤネットは、スペ
イン、カナリア諸島のラス・パルマス・デ・グラン・カナリア出身のソプラ
ノ。晩年のアルフレード・クラウスから実力を認められた逸材です。娘役を
得意としています。対するドロテア役のアンナリタ・ジェンマベッラはロッ
シーニなどで活躍するメッゾ。騎士エミーリオ役のダヴィド・ソトジュは、
ペルージャ出身の若手。2005年夏のマチェラータ音楽祭で「ドン・カルロ」
のタイトルロールを歌っています。アブダル役のパオロ・ボルドーニャは、
若手のバッソブッフォとしてここのところ活躍が目覚ましい人。ロゼッタ・
クッキの優しい感性の演出も作品にぴったりです。もちろん世界初収録。日
本語あらすじ付きです。

GB 5154 \2180
ペトラーリ:オルガンのための荘厳ミサ ヘ長調
パオロ・ボッティーニ(Org)
ミウラ・ヒロコ(S)
録音:2006年9月20,28日
ヴィンチェンツォ・アントーニオ・ペトラーリ(1830-1889)は、当時の偉い音
楽評論家から「イタリアのオルガニストの王子」と讃えられた作曲家。彼自身
はオペラや器楽曲も作曲していますが、オルガンで大いに認められた人でした。
1時間を超す大作ですが、曲は当時のイタリア音楽の趣味を反映した聞きやす
いもの、所々に加わるソプラノソロが素敵なアクセントになっています。カ
ステルヴェトロ・ピアチェンティーノのクローチェ・サンタ・スピリト地区
教区教会の、1865年フラテッリ・リンジャルディ製オルガンを使用。ソプラ
ノ独唱のミウラ・ヒロコは、京都市立芸術大学卒業後、イタリアに渡って十
年近く活躍しています。




<DYNAMIC>
DYNDVD 33545(DVD-Video) 2枚組 \4180
字幕:伊英独仏西
ガルッピ:「オリンピアーデ」
マーク・タッカー(T クリステーネ)
ルース・ロジク(S アリステア)
ロベルタ・インヴェルニッツィ(S アルジェーネ)
ロミーナ・バッソ(Ms メガークレ)
フランツィスカ・ゴットヴァルト(Ms リチーダ)
フリオ・ザナージ(Bs アルカンドロ)
フィリッポ・アダミ(T アミンタ)
アンドレア・マルコン(指)ヴェニス・バロック・オーケストラ
演出:ドミニク・プーランジェ
装置、衣装:フランチェスコ・ジート
収録:2006年10月,ヴェネツィア,マリブラン劇場
18世紀半ばの極めて重要な作曲家、バルダッサーレ・ガルッピ(1706-1785)の
「オリンピアーデ」がDVDになりました。このオペラは、1747年12月26日、ミ
ラノのデュカーレ劇場で、シーズン開幕演目として初演され、大成功を収めま
した。現在ミラノに残る楽譜は完全なものではなく、今回、アンドレア・マル
コンが、ドイツの音楽学者クライレ・ゲネヴァインと協力して、レーゲンスブ
ルクやロンドンに伝わっていた欠落部分の楽譜を発見し、補筆を完成させ、ガ
ルッピ生誕400年の記念に生地ヴェネツィアで上演された者です。台本はメタ
スタージョを元にしており、ヴィヴァルディの同名オペラ(naive OP30316で発
売)とほぼ同じ展開です。
記念上演だけに歌手は優れています。主役のアステリアのルース・ロジクは、
近年台頭著しいバルセロナ出身のソプラノ。メガークレには、大人気の古楽メ
ッゾ、ロミーナ・バッソ。リチーダ役のフランツィスカ・ゴットヴァルトは、
コープマンに認められバッハのカンタータ全集にも参加した若いドイツのソプ
ラノ。さらにマーク・タッカーやフリオ・ザナージといった強力なベテランも
参加。アンドレア・マルコン率いるVBOの演奏が高水準なのは言うまでもあり
ません。優れた上演で、ガルッピの幻の名作の復活を祝いましょう!

CDS 618 2枚組 \3780
アリエタ:「グラナダ征服」
マリオラ・カンタレロ(S ズレマ)
アナ・イバラ(S イザベル)
ホセ・ブロス(T ゴンザーロ)
アンヘル・オデナ(Br ララ)
ほか
ヘスス・ロペス・コボス(指)マドリッド交響楽団,合唱団
録音:2006年7月7日,マドリッド王立歌劇場
貴重な作品の録音が登場。エミリオ・アリエータ(1823-1894)は、スペイン、
ナバラ州プエンテ・ラ・レイナ出身の作曲家。19世紀半ばにサルスエラの作曲
家として大活躍した人です。しかし今日ではほとんど忘れ去られていて、クラ
ウスが全曲録音を入れたスペイン語のオペラ「マリーナ」で知られている程度。
サルスエラの作曲家の常として軽く見られがちですが、しかしアリエータは若
い頃ミラノ音楽院に留学し、最優秀の成績で終了したという筋金入り。1848年
には、若くしてスペイン女王イザベル2世によって王立歌劇場の作曲家として
取り立てられています。1849年、新築された王宮歌劇場のためにイタリアオペ
ラ「イルデゴンダ」を作曲、続いて作曲されたのがこの「グラナダ征服」で、
1850年10月10日に初演され、好評を博しました。どちらも台本は、ヴェルディ
「ナブッコ」の台本作家として名高いテミストークレ・ソレーラ。ちょうど
「アッティラ」の台本執筆を放り投げてマドリッドに逃亡していた時期でし
た。ですから、「グラナダ征服」は、ヴェルディと同時代の作曲家のオペラの
一例としても、大変意味のある作品です。このCDは、2006年に、およそ150年
ぶりに上演された際の録音です。物語は、15世紀末、スペイン最後のイスラム
勢力の拠点だったグラナダをスペイン王国が陥落させ、レコンキスタを完了さ
せた史実に基づいたもの。「カバリエの再来」と名声も高いソプラノ、マリオ
ラ・カンタレロのヒロインに、先日のウィーン国立歌劇場来日公演での「ロベ
ルト・デヴェリュー」でグルベローヴァの相手役を堂々歌ったホセ・ブロス、
さらに指揮が名匠ヘペス・コボスという、ビックリするほどの豪華さです。

CDS 620 2枚組 \3780
ヴィオッティ:フルートとピアノのための作品集
3つの夜想曲
6つのセレナード Op.23
マリオ・カルボッタ(Fl) カルロ・バルツァレッティ(P)
録音:2007年10,12月,ミラノ
ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィオッティ(1755-1824)といえば、ヴァイオ
リン作品で有名ですが、ここにはフルートとピアノのための作品が収録されて
います。「3つの夜想曲」は、ヴィオッティがパリで活躍してた1820年頃に出
版されたもの。その数年前に発表された、「チェロとピアノのための3つのディ
ヴェルティスマン」に基づいた作品です。「6つのセレナード」、ピアノのた
めの作品で、そこにフルートかヴァイオリンの“伴奏”が加わるタイプの作
品。これは、1802-04年頃の「2つのヴァイオリンのためのセレナード」を手直
ししたもの。どちらも、ヴァイオリン曲とは違ったヴィオッティの魅力が味わ
えます。マリオ・カルボッタは、ソロのフルーティストとして世界的に活躍す
ると同時に、埋もれた作品の発掘にも力を入れており、ここに収録された曲
はいずれも世界初録音。です。



<Hr musik>
HRMN 03607 \2350
ジョン・ケージ:弦楽四重奏のための30の作品(1983)
ヤコブ・ウルマン:弦楽四重奏のためのコンポジション第2番(1998/99)
アルディッティ弦楽四重奏団
アーヴィン・アルディッティ(Vn) グレアム・ジェニングス(Vn)
ドヴ・シンドリン(Va) ローハン・デ・サラム(Vc)
録音:2001年6月20-24日
アルディッティ弦楽四重奏団は1974年にアーヴィン・アルディッティによって
結成。ケージ、カーター、デュサパン、フェルドマンなどの多くの作品を世界
初演し、現代音楽と20世紀初頭の作品においては世界的な名声を獲得していま
す。ジョン・ケージ:弦楽四重奏のための30の作品もアルディッティ弦楽四重
奏団によって初演されています。弦楽四重奏曲として最も難しいとされる作品
の一つ。4人が違った時間軸で進行し、曲に明確な輪郭はなく複雑ないくつか
のプロセスで構成されています。またカップリングされているヤコブ・ウルマ
ンはケージの作品を確定楽譜化する作品を書いていることで知られるドイツの
現代作曲家。

HRMK 03707 \2350
ハイドン:チェロ協奏曲第2番
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番
ラースロー・フェニェー(Vc 使用楽器:マッティオ・ゴフリラー1695年)
グラント・ ルウェリン(指)hr交響楽団
録音:2006年5月22-26日
ハンガリー出身のチェロ奏者、ラースロー・フェニェー。彼は2004年から 
hr交響楽団のソロ・チェロ奏者を務めるほか、パブロ・カザルス国際チェロ・
コンクールで優勝、その後ハンガリーはもちろん世界中の各メディア、オーケ
ストラから共演オファーが絶えません。hr交響楽団はヘッセン放送協会所属の
オケ(2005年までフランクフルト放送交響楽団)。グラント・ ルウェリンは
1960年サウス・ウェールズ出身の期待の若手指揮者。それぞれのエネルギーに
溢れた演奏を聴かせてくれます。

HRMK 03506 \2350
G,シンメルプフェニヒ:Io canto/Io moro,ecco,io moro 他
カッチーニ:麗しのアマリッリ、(リュート・ソロVer.含む)
作曲者不詳:バレエ、In me non e piu vita/Paduana 他
エンリコ・ラデスカ・ディ・フォッジャ:
Donna gentil/Duro mio cor/Chi mi sente cantar/Moriro di dolor 他
ランドグラフ・モリッツ・・フォン・ヘッセン:バレエ/クーラント 他
ラウレンチーニ・ダ・ローマ:プラエルディウム(前奏曲)
ダウランド:悲しみのパヴァーヌのラクリマ
クラウス・メルテンス(Bs-Br) ヨアヒム・ヘルト(Lute)
録音:2005年7月6-9日
17世紀初頭にエリーザベト・フォン・ヘッセンはランドグラフ・モリッツの長
女の書からリュート作品とマドリガーレを収集しました。このアルバムはカッ
セル大学の図書館の425周年記念を祝うために発表された1600年頃とヘッセン
家に基づいたリュート音楽から選出して収録しています。美しく安定した歌唱
で定評のあるクラウス・メルテンスとドイツの中堅リュート奏者ヨアヒム・ヘ
ルトによる演奏です。

<DELTA CLASSICS>
DCCA-0055 \2415
ベートーヴェン:交響曲第1番
(29,Nov,1952 rec)
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」(*)
(23,May,1954 rec)
フルトヴェングラー
ウィーン・フィル/ベルリン・フィル(*)
フルトヴェングラーが残した録音を聞くと、年代、オーケストラ、場所、ホー
ル、ライヴかセッションかなどの様々な要因でどれも一つとして同じなものが
ない。(但し、一日違いなどは除きますが)今回のベートーヴェンの第1番は録
音として残されているのは6種類あり、EMIへの録音を除けばどれも戦後のライ
ヴであり、ライヴならではの出来はどれも面白い。特に今回の52年のウィー
ン・フィルとの演奏は切れも良く、交響曲としては小曲な第1番を単なる「小
曲」で終わらせない気持ちの良い演奏に仕上がっている。特筆すべきは、録音
が良く当時の状況や環境を考えれば奇跡的な音質かもしれない。ベルリン・
フィルとの「運命」はフルトヴェングラー最晩年の演奏である。そして12種類
残されている「運命」の一番最後のものであり、こちらは堂々とした「運命」
を聞くことが出来る。まさかこの演奏の数ヶ月後にこの世を去るなど、この演
奏を聴いていた人は誰一人として思わなかったであろう。
最晩年の演奏であるが解釈としては1947年の演奏に近いかもしれないが、スケ
ールの大きな演奏でテンポもはまっている。この演奏をフルトヴェングラーの
「運命」のベストに推す方がいても全く不思議ではない。それどころか、この
演奏を聞けば聞くほど聞かなければ損をする演奏だと感じるから不思議であ
る。温故知新といえる名演を聞きまったりと過ごす休日。そんな休みがあって
も良いのでは?古いテープをマスターとした為ノイズや第3楽章で軽い音飛び
があります。予めご了承下さい。録音日は一般的に知られている日です。

<CHALLENGE CLASSICS>
CC 72309 \2300
J・S・バッハ(1685-1750):音楽の捧げ物 BWV1079
トン・コープマン(チェンバロ)
アムステルダム・バロック管弦楽団のメンバー
ウィルベルト・ハーゼルゼット(フラウト・トラヴェルソ)
キャサリン・マンソン、ダヴィド・ラヴィノヴィチ(ヴァイオリン)
ジェーン・ロジャース(ヴィオラ) ジョナサン・マンソン(チェロ)
クリスティーネ・シュティヒャー(ヴィオローネ) ティニ・マト(チェンバロ)
録音:2008年7月、アムステルダム、フランス改革派教会
ブクステフーデ全曲録音に邁進中のコープマンにとっては久々となるバッハの
器楽作品の録音が登場。

CC 72313 \2300
ニコラウス・ファン・クルフト(1778-1818):
ファゴットとピアノのためのソナタ集
ピアノとファゴットのオブリガートのためのソナタ ヘ長調(1807)
ピアノとファゴットのオブリガートのための大ソナタ変ロ長調 Op.34(1818)
ワウター・フェルスフーレン(ファゴット(*))
キャスリン・コック(フォルテピアノ(+))
録音:2008年5月14-16日、オランダ、メインスヘーレンラント、
ラウレンティウス教会
使用楽器:1810年頃、Cuvillier &agrave; St.Omer、10 keys(*)
2007年、ユトレヒトにてGerard Tuinman製
(モデル:1805年頃、Walter und Sohn製、5 1/2オクターヴ)(+)
国務大臣の息子としてウィーンに生まれたニコラウス・ファン・クルフトはアル
ブレヒツベルガーに作曲を師事しましたが、ウィーン大学で哲学と法学を学び文
官として宮廷と政府に仕えました。彼は39歳という若さで亡くなり、伝記作家は
それを、夜寝る間を惜しんで作曲に没頭したことによる過労死だったとしていま
す。収録作品はいずれも世界初録音。
ワウター・フェルスフーレンは王立ハーグ音楽院でドンナ・アグレルに師事、
アムステルダム・バロック管弦楽団の首席を務めるファゴット奏者。合衆国ニュ
ーヨークに生まれたキャスリン・コックは王立ハーグ音楽院でトン・コープマン
とティニ・マトの夫妻にチェンバロを、バルト・ファン・オールトにフォルテピ
アノを師事。




<CORO>
COR 16064 4枚組 \5080
ヒリアード・ライヴ ザ・コレクション
ペロティヌスとアルス・アンティクァ 〔COR 16046〕
不詳(13世紀):
Vetus abit littera/Deus misertus hominis/Veni Creator Spiritus
ペロティヌス(1200頃活躍):すべての人は見た[Viderunt omnes]
レオニヌス(1163-1190頃活躍):
わが贖い主に栄光あれ[Gloria, redemptori meo]
不詳(13世紀):
Hec dies/Stirps lesse/Mundus vergens/Procurans odium
不詳/ペロティヌス:Allelulia. Nativitas
グレゴリオ聖歌(13世紀):Christus surrexit
ペロティヌス:王たちは座り[Sederunt principes]
ヒリアード・アンサンブル
録音:1996年8月、ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ、ライヴ
初出:Hilliard Live, HL 1001
オケゲムに捧ぐ〔COR 16048〕
ヨハネス・オケゲム(1410頃-1497):
ミサ・ミ・ミ[ミサ「ほとんど死にかけて[Presque transi]」)から
キリエ,グローリア
アントワーヌ・ビュノワ(1430頃-1492):ヒュドラリウスに
ヨハネス・オケゲム:ミサ「次第に[De plus en plus]」から クレド
ロワゼ・コンペール(1445-1518):
あらゆる善きものに満ちた[Omnium bonorum plena]
ヨハネス・オケゲム:ミサ・カプト から サンクトゥス
ヨハネス・ルピ(1506頃-1539):Ergone continuit
ヨハネス・オケゲム:ミサ・プロラツィオヌム から アニュス・デイ
ヒリアード・アンサンブル
ボブ・ペック(朗読)
録音:1997年以前、ハムステッド・ガーデン、セント・ジュード=オン=ザ=ヒ
ル教会、ライヴ
初出:Hilliard Live, HL 1002
ブリュメル:ミサ「過越の生贄を讃美せよ」 〔COR 16052〕
アントワーヌ・ブリュメル(1460頃-1515頃):
ミサ「過越の生贄を讃美せよ」から キリエ,グローリア
不詳:「コルトーナのラウダ集」から おお、神の処女、花よ
アントワーヌ・ブリュメル:幸あれ、栄光に満てる処女
不詳:「コルトーナのラウダ集」から めでたし、慈悲深き処女
アントワーヌ・ブリュメル:父の御母/ミサ「過越の生贄を讃美せよ」から クレド
アントワーヌ・ブリュメル:喜びから誕生-あなたの誕生は、神の御母よ
不詳:「コルトーナのラウダ集」から 至上の元后よ
アントワーヌ・ブリュメル:
ミサ「過越の生贄を讃美せよ」から サンクトゥス,ベネディクトゥス
不詳:「コルトーナのラウダ集」から Oi me lasso
アントワーヌ・ブリュメル:おお、十字架、幸あれ、唯一の希望よ
アントワーヌ・ブリュメル:ミサ「過越の生贄を讃美せよ」から アニュス・デイ
ヒリアード・アンサンブル
録音:1997年6月、ロンドン、ブルック・ストリート、聖アルバン教会ライヴ
初出:Hilliard Live, HL 1003
デュファイ:ミサ「もしも顔が青いなら」 〔COR 16055〕
ギヨーム・デュファイ(1400頃-1474):
ミサ「もしも顔が青いなら」から キリエ,グローリア
花のなかの花[Flos florum](モテット)
ミサ「もしも顔が青いなら」から クレド
わが魂は萎え[Anima mea liquefacta est](アンティフォナ)
ミサ「もしも顔が青いなら」から サンクトゥス,ベネディクトゥス
美しい乙女[Vergene bella](カンツォン)
幸あれ、天の元后[Ave Regina celorum](モテット)
ミサ「もしも顔が青いなら」から アニュス・デイ
天はほめたたえ、喜び踊れ[Exultet celum laudibus](賛歌)
ヒリアード・アンサンブル
録音:1998年1月、ロンドン、ブルック・ストリート、聖アルバン教会、ライヴ
初出:Hilliard Live, HL 1004
既発売盤のセット化。




<STRADIVARIUS>
STR 33774 \2180
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):
音楽の練習帳[Essercizi Musici]から
リコーダーと通奏低音のための独奏曲ハ長調
リコーダー、ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ・ソナタ イ短調
リコーダー、チェンバロのオブリガートと通奏低音のためのトリオ・ソナタ
イ長調
ヴァイオリンと通奏低音のための独奏曲ヘ長調
チェンバロのための独奏曲ヘ長調
リコーダー、
チェンバロのオブリガートと通奏低音のためのトリオ・ソナタ変ロ長調
ステファノ・バリャーノ(リコーダー)
クラウディオ・アストロニオ(チェンバロ)
フェデリコ・グリエルモ(ヴァイオリン)
コレギウム・プロ・ムジカ
ピエトロ・ボスナ(チェロ) マルコ・ファッキン(チェンバロ)
ピエトロ・プロッセル(テオルボ)

STR 33811 \2180
ガブリエル・エルコレカ(1969-):独奏者と管弦楽のための作品集
Afrika(マリンバと管弦楽のための;2002)
Kantak(ピッコロと室内管弦楽のための;1996)
Jukal(ギターと室内管弦楽のための;2000)
Akorda(アコーディオンと管弦楽のための;1999)
ペドロ・カルネイロ(マリンバ)
ミヒャエル・シュミット(ピッコロ)
ネレケ・テル・ベルグ(ギター)
イニャキ・アルベルディ(アコーディオン)
ホセ・ラモン・エンシナル(指揮)
マドリード市立管弦楽団
ガブリエル・エルコレカはスペイン、バスク地方ビルバオに生まれ、英国でマ
イケル・フィニシー師事した作曲家。

STR 57009 \2180
ジャコモ・マンツォーニ(1932-):自画像
エミリー・ディッキンソンの10の詩句
(ソプラノ、弦楽四重奏、2つのハープと10の弦楽器のための;1988)
ファウストのための交響的情景(合唱と管弦楽のための;1984)
前奏曲-グラーヴェ-フィナーレ
(クラリネット、3つの弦楽器と女声のための;1956)
Percorso GG(クラリネットとテープのための;1979)
夜の音楽(5つの管楽器、ピアノと打楽器のための;1966)
ジョスカンへのオマージュ(女声と5つの楽器のための;1965)
リリア・ショメイ(ソプラノ)
ダニエル・パチッティ(指揮)
モルドヴィア国立フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
エミリオ・ポマリコ(指揮)
エコー・アンサンブル
「ジョスカンへのオマージュ」はジョスカン・デプレ(1450/1455-1520)の
「オケゲムの死を悼む挽歌」のトランスクリプション作品。

STR 57908 \2180
GATES TO EVERYWHERE
チック・コリア(1941-):チルドレンズ・ソングズ(1984)
カーラ・ブレイ(1936-):ロマンティック・ノーションズ(1989)
フレッド・ハーシュ(1955-):左手のためのノクターン(2001)
エマヌエーレ・アルチウリ(ピアノ)
ジャズ・ピアノの巨匠たちの作品集。




<PROPRIUS>
PRCD 2045 \2180
地球の人間
クヌート・ニューステット(1915-):
私は平和をあなたがたに残し Op.43 No.2/叫び声をあげ(1955)
エドヴァルド・グリーグ(1843-1907):アヴェ・マリス・ステラ EG150
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1540-1611):おお、大いなる神秘
スヴェン=エーリク・ユーハンソン(1919-1997):
地球の人間とは何だ?/思考/雨だれ/秋の葉
ヒルドル・ルンドヴィーク(1885-1951):
ヴェルレーヌの気分で/花咲くアーモンドの木のように
オーケ・マルムフォシュ(1918-1951):枝垂れ柳
オスカル・リンドベリ(1887-1955):君の瞳は星のきらめき
ペーテル・ニューグレン:ざくろの香り
マッティン・バッゲ(1958-):
小さなマドリガル/夕暮の二つの月/ぼくの妹の友だち、ラウリータへ
ぼくの妹、イザベリータへ/娘の耳の中に
トロン・クヴェルノ(1945-):聖体拝領のキャロル
ヘンニング・ソンメッロ(1955-):
3つのグレゴリオの思い/アヴェ・マリア
見よ、乙女は身ごもって/天よ、露をしたたらせ
マッティン・ユンストランド:地に咲く花
オスカル・リンドベリ(1887-1955):聖霊降臨祭
スールヴィグ・オーグレーン(指揮)
ステッラ(スールヴィグ・オーグレーン室内合唱団)
録音:スウェーデン、レンゲブルー、イェーンブオース、テュスリンゲの教会
スールヴィグ・オーグレーン率いる室内合唱団ステッラのセカンドアルバム。
ルネサンスから現代まで幅広いレパートリーから、「ヨハネによる福音書」、
「イザヤ書」、「雅歌」にテクストを求めた宗教的内容の曲、ガルシア・ロル
カの詩による歌を中心とするプログラム。本拠とするオレブルー大学のペーテ
ル・ニューグレンマッティン・ユンストランド

PRCD 2046 \2180
ヴァリエーションズ
ハインリヒ・イグナツ・フランツ・ビーバー(1644-1704):ガリアルダ
Hook:Polonesse
トマス・モーリー(1557-1602):手をつなごう/おお、わが愛しの女よ
クリストファー・シンプソン(1605頃-1669):ディヴィジョン・CS
不詳:リュートのガヴォット
H&ouml;&ouml;k:Serra K&ouml;:ningsberg
ジョン・プレイフォード(1623-1686)編纂:ノーフォーク公
ルイジ・ボッケリーニ(1743-1805):メヌエット
M・S・スヴェノニウス:Polonesse - Proportio - Serra
伝承曲/エードルンド:愉快な夜
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):
アッフェトゥオーソ/ヴィヴァーチェ
ジャン=マリー・ルクレール(1697-1764):タンブラン
民謡:O'Mary's
トマス・モーリー:蛙のガリアード
民謡/バッハ/エードルンド:Rebens Opfer
マリア・リンダル(指揮)
REバロック
録音:2008年2月7-9日、ストックホルム、スウェーデン・ラジオ・スタジオ3
ルネサンス・バロック音楽と民俗音楽の境目を探究したアルバム。REバロック
は1998年にストックホルム・バロック管弦楽団として創設され改称したピリオ
ド楽器オーケストラ。

PRCD 2050 \2180
十二月
スウェーデン民謡/ペール=ヘンリク・ホルゲション編曲:
Mitt Hjerte Altlid Vanker
ジェイムズ・ピアポント/エーリク・ヴェストリング編曲:ジングル・ベル
ヨアキム・ホルゲション編曲:冬の国(*)
B・リンデボリ:Hej Mitt vinterland -
F・コーリング:Nej se det sn&ouml;ar -
ウォルター・ロリンズ&スティーヴ・ネルソン:雪だるまのフロスティ -
ルロイ・アンダーソン:そりすべり
ウェールズ民謡/ジーン・プアリング編曲:ひいらぎ飾ろう
伝承曲/A・エクダール編曲:Staffansvisan
ペギー・リー、ソニー・バーク/ヨアキム・ホルゲション編曲:
ベラ・ノッテ(*)-
リー・ハーライン/ヨアキム・ホルゲション編曲:星に願いを(*)
ジョン・ラター:降誕のキャロル
A・ニーベア:Den Signade Dag
ミヒャエル・プレトリウス/ヨアキム・ホルゲション編曲:エサイの根より(*)
ジョン・ラター:キャンドルライト・キャロル
フランツ・グルーバー/アニタ・ケール編曲:聖しこの夜
シロンスク民謡/アンドレアス・フリッフェト編曲:Harlig Ar Jorden
ヨアキム・ホルゲション編曲:Nu T&auml;ndas Tusen Juleijus(*)
ハンナ・ホルゲション(ソプラノ(*))
ペール=ヘンリク・ホルゲション(指揮)
ラウデス(合唱)
様々な器楽奏者
録音:2007-2008年、スウェーデン、トーンゾーン・スタジオ、オーデンサラ
教会
1990年代初めに指揮者ペール=ヘンリク・ホルゲションによって創設された混
声合唱団。現在ストックホルムを本拠地としており、当録音では団員43名。
ややポップな味付けが施され、楽しく聴けるクリスマス・アルバムに仕上がっ
ています。



<SWEDISH SOCIETY>
SCD 1140 \2180
ニルス・リンドベリ(1933-):
組曲「ダーラナ反映」(ダーラナの旋律による管弦楽のための変奏曲)(*)
レークサンドの歌,フルーダの旋律,踊りのゲーム,
マールングのバラード,ガグネフの婚礼歌,
トゥーン・エーリクのポルスカ,モックフィエードの結婚の調べ
組曲「神話の肖像」(ソプラノサクソフォンと管弦楽のための協奏曲)(+)
プロローグ,家のトムテ、トムプカル,森の女ランダ,
水の精フォスカル,エピローグ
アンデシュ・パウルソン(ソプラノサクソフォン(+))
ビャッテ・エンゲセット(指揮)
ダーラナ・シンフォニエッタ
オーショッタ・シンフォニック・ウィンドアンサンブル(+)
録音:2007年9月20日-21日、スウェーデン、ファールン、
クリスティーネ・ホール(*)
2005年9月29日、スウェーデン、リンショーピング、コンサートホール(+)
ニルス・リンドベリはスウェーデンのジャズピアニスト・作曲家。(+)はリン
ドベリが生まれ育ったダーラナ地方の民謡を基に作曲、ビャッテ・エンゲセッ
ト(1958-)とダーラナ・シンフォニエッタが初演した作品。民話から得たイン
スピレーションによる協奏曲(+)は、スウェーデンを代表するソプラノサック
ス奏者、アンデシュ・パウルソン(1961-)のために書かれた作品で、トムテの
トムプカル、森の女ランダ、水の精フォスカルは、ダーラナ地方の子どもた
ちがよく知っている妖精たち。ファールンでの初演に続き、スウェーデン・
ノルウェー連合解消(ノルウェー独立)100周年を記念して、同じメンバーに
よりスウェーデンとノルウェーの都市で演奏されました。




<ARS PRODUKTION>
ARS 38037(SACD-Hybrid) \2700
オリヴィエ・メシアン(1908-1992):
天上の宴(聖餐式)
主の降誕
ヴォルフガング・ジーバー(オルガン)
録音:2007年12月23日、ドイツ、エッセン・フィルハーモニー、アルフリート
・クルップ・ザール
使用楽器:2004年、キューン製

ARS 38438 \2180
バルトーク(1881-1945):ヴァイオリン協奏曲第2番(*)
ベートーヴェン(1770-1827):ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61(+)
ノラ・チャステイン(ヴァイオリン)
リュディガー・ボーン(指揮(*))
シンフォニエッタ・テュービンゲン(*)
ルドルフ・ルッツ(指揮(+))
ザンクトガレン室内アンサンブル(+)
(P)1991(*)/2006(+)

ARS 38812 \2180
プレイエル博物館の珍曲コンサート Vol.2
ヨハン・バプティスト・ヴァンハル(1739-1813):
交響曲ハ短調 Bryan c2(1764/1767)
イグナツ・ヨゼフ・プレイエル(1757-1831):
交響曲ニ長調 Benton126(1785)
交響曲変ホ長調 Benton152(ロンドン、1792)
クリスティアン・ビルンバウム(指揮)
ウィーン・コンツェルト=フェライン(ウィーン交響楽団員)
録音:2007年6月10日、
イグナツ・プレイエル協会(IPG)主催プレイエル生誕250年記念演奏会、
ライヴ



<ARTA>
F 10152 \2080
赤い死の仮面 打楽器のための音楽
スヴァトプルク・ハヴェルカ(1925-):312 Azusa Street L.A.(*)
イヴァナ・ロウドヴァー(1941-):荒野の声(+)
ミッコ・ヘイニオ(1948-):冬(#)
フリオ・ロロフ(1951-):打楽器奏者のための変奏曲(**)
ルボシュ・フィシェル(1935-1999):E・A・ポーへのオマージュ(++)
ラデク・クランプル(マリンバ、ヴィブラフォン(*))
トマーシュ・モフル(ドラム(+))
トマーシュ・コウベク(ドラム(+/**))
カテジナ・ウレフロヴァー(ハープ(#))
マルケータ・マゾウロヴァー(マリンバ、ヴィブラフォン(#))
ダナ・ヘゲロヴァー(フルート(++))
ダニエル・ミコラーシェク、マルチン・ヒブネル、
イヴォ・ヘルマノフスキー、ヤン・ホルヴァト(ドラム(++))
録音:2004年11月22日、2006年4月27-28日、6月26日、2007年4月14日、
プラハ芸術アカデミー音楽学部音響スタジオ

F 10165 4枚組 4160
J・S・バッハ(1685-1750):
平均律クラヴィーア曲集第1巻 BWV846-869(*)
平均律クラヴィーア曲集第2巻 BWV870-893(+)
ヤロスラフ・トゥーマ(クラヴィコード)
録音:2000年1月(*)、2002年8月(+)、Stud&eacute;nky u Jihlavy
使用楽器:
1999年、マルティン・ケーター[Martin Kather]製
(ダーヴィト・タンネンベルクが1761年頃に記した手書き図面による)(*)
1997年、マルティン・ケーター製(モデル:ドイツの製作家のフレンチ・スタイル
作品)(+)
チェコを代表するオルガニスト・歴史的鍵盤楽器奏者の一人でありアルタ・レー
ベルの顔でもあるトゥーマが、クラヴィコードで聴かせる「平均律」。(*)はス
プラフォンからのライセンス音源。4枚組で2枚分の価格です。

F 10169 \2080
暗闇に私は住みたい
ジョン・ダウランド(1563-1626):今こそ別れねば(*)
チェコ語訳詩朗読:流れよ、わが涙
ジョン・ダウランド:流れよ、わが涙(+)
ジョン・ダウランド:さあもう一度、愛が呼んでいる(*)
チェコ語訳詩朗読:行け、透明な涙よ
ジョン・ダウランド:行け、透明な涙よ(+)
ジョン・ダウランド:もし私の嘆きが
チェコ語訳詩朗読:私は見た、あの人が泣くのを
ジョン・ダウランド:私は見た、あの人が泣くのを(+)
ジョン・ダウランド:愛に望みを託す者は
チェコ語訳詩朗読:彼女は許してくれようか
ジョン・ダウランド:彼女は許してくれようか(*)
民謡:グリーンスリーヴズ(チェコ語訳詩)
民謡:V&iacute;m ja jeden h&aacute;jecek
チェコ語訳詩朗読:騒ぎ立つ思いよ
ジョン・ダウランド:騒ぎ立つ思いよ
チェコ語訳詩朗読:悲しみよ、とどまれ
ジョン・ダウランド:悲しみよ、とどまれ
フランシス・ピルキントン:眠れ、うるわしのニンフらよ
チェコ語訳詩朗読:暗闇に私は住みたい
ジョン・ダウランド:暗闇に私は住みたい
ヤナ・レヴィトヴァー(歌、朗読、ヴィオラ、ハープ)
ウラディミール・メルタ(歌、朗読、リュート、バロック・ギター、
12弦ギター、ヴィオラ・ダ・ガンバ、フルート、打楽器)
ズデンカ・コペチナ(歌(*))
ハナ・フレコヴァー(ヴィオラ・ダ・ガンバ(+))
録音:2007年夏、チェコ、ホテツ、聖カテジナ教会
2008年冬(初頭?)、ウラディミール・メルタ・スタジオ
ダウランドのリュート歌曲のチェコ語訳詩朗読(BGM付き)を交えたユニークなア
ルバム。

<PONTO>
PO-2001 4枚組 \3380
Jan Derksen Sings Verdi Volume 1
ヴェルディ:歌劇「王国の一日」(抜粋)
ヤン・デルクセン、エリー・アメリング、ロバート・ブルインス
ヘンク・スミット  アントン・ケルシェス指揮
オランダ放送管弦楽団  1974/3/16
ヴェルディ:歌劇「アッティラ」(抜粋)
ヤン・デルクセン、ウーゴ・トラーマ、ジャンパオロ・コッラーディ
フルヴィオ・ヴェルニッツィ指揮  オランダ放送管弦楽団 1963
ヴェルディ:歌劇「ナブッコ」全曲
ヤン・デルクセン、ポーリン・ティンズリー、ヘンク・スミット
ヤン・ブリンコフ、ネリー・モルプルゴ
ハンス・フォンク指揮 オランダ歌劇場管弦楽団 1972/12/10
ヴェルディ:歌劇「リゴレット」(抜粋)
ヤン・デルクセン、ヴィットリオ・テッラノーヴァ
ヤナ・ヨナーショヴァー、ソフィア・ヴァン・サンテ
ボフミル・グレゴル指揮 オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
1975/9/15

PO-2002 4枚組 \3380
Jan Derksen Sings Verdi Volume 2
ヴェルディ:歌劇「マクベス」全曲
ヤン・デルクセン、ポーリン・ティンズリー、オーゲ・ハウグランド
ヤン・ブリンコフ
ミヒャエル・ギーレン指揮 オランダ歌劇場管弦楽団 1976/4/4
ヴェルディ:歌劇「リゴレット」より二重唱(第1幕)
ヤン・デルクセン、クリスティナ・ドイテコム
レナート・サッビオーニ指揮  1973/10/28
ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」より二重唱(第4幕)
ヤン・デルクセン、ミッツィ・ヴァン・デア・ランス
ガイスベルト・ニューヴランド指揮  1977/10/28
ヴェルディ:歌劇「マクベス」より二重唱(第1幕)
ヤン・デルクセン、クリスティナ・ドイテコム
レナート・サッビオーニ指揮  1973
ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」(抜粋)
ヤン・デルクセン、アドリアーン・ヴァン・リンプト
アントン・ケルシェス指揮 オランダ歌劇場管弦楽団 1980/11/11
ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」(抜粋)
ヤン・デルクセン、チャールズ・クレイグ、クリスティナ・ドイテコム
アレクサンダー・ギブソン指揮 オランダ歌劇場管弦楽団
1974/11/19

PO-2003 4枚組 \3380
Jan Derksen Sings Verdi Volume 3
ヴェルディ:歌劇「二人のフォスカリ」全曲
ヤン・デルクセン、ルイジ・レガ、アンヘラ・グリン、ウーゴ・トラーマ
フルヴィオ・ヴェルニッツィ指揮  オランダ放送管弦楽団 
1968/12/7
ヴェルディ:歌劇「椿姫」より第1幕
ヤン・デルクセン、マリリン・タイラー、ミケーレ・モレーゼ
ベルナルト・ハイティンク指揮 
オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団  1958/2/1
ヴェルディ:歌劇「運命の力」より第3幕の情景とアリア
ヤン・デルクセン
サー・チャールズ・マッケラス指揮 1961/7/3
ヴェルディ:歌劇「二人のフォスカリ」より二重唱(第1幕)
ヤン・デルクセン、クリスティナ・ドイテコム
レナート・サッビオーニ指揮  1973/10/28
ヴェルディ:歌劇「椿姫」より二重唱(第2幕)
ヤン・デルクセン、ソーニャ・ポート  指揮者、録音年不明
ヴェルディ:歌劇「ドン・カルロ」(抜粋)
ヤン・デルクセン、ネイル・シコフ、アントイネッテ・ティーメッセン
エリザベス・コンネル、ウィラード・ホワイト、リーウウェ、ヴィッセル
ハンス・フォンク指揮 オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
1977/4/9
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」(抜粋)
ヤン・デルクセン、ポーリン・ティンズリー、ジョアン・ギビン
エド・デ・ワールト指揮 オランダ歌劇場管弦楽団 1973/7/2

PO-2004 4枚組 \3380
Jan Derksen Sings Verdi Volume 4
ヴェルディ:歌劇「シモン・ボッカネグラ」全曲
ヤン・デルクセン、ロバート・ロイド、ソーニャ・ポート
ミハイル・スヴェトレフ、ピーター・ヴァン・デン・ベルク
ハンス・フォンク指揮 オランダ歌劇場管弦楽団 1978/4/20
ヴェルディ:歌劇「ドン・カルロ」より二重唱(第1幕、第3幕)
ドーロ・アントニオーリ、ヤン・デルクセン
フルヴィオ・ヴェルニッツィ指揮  1967
ヴェルディ:歌劇「シモン・ボッカネグラ」(抜粋)
ヤン・デルクセン、ピーター・グロッソップ、ウーゴ・トラーマ
オリアンナ・サントゥニオーネ、アンジェロ・モーリ
フルヴィオ・ヴェルニッツィ指揮  オランダ放送管弦楽団 
1966/3/26
ヴェルディ:歌劇「オテロ」よりアリア(第2幕)
ヤン・デルクセン  アントン・ケルシェス指揮 1970年代
ヴェルディ:歌劇「ファルスタッフ」(抜粋)
ヤン・デルクセン、ガブリエル・バキエ、ダヴィッド・ヒルマン
アンティーゴネ・スグルダ、ソフィア・ヴァン・サンテ
ミヒャエル・ギーレン指揮 
ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団  1974/2/8




<仏FGL PRODUCTION>
★ボリショイ劇場の名作DVDが激安にて発売
11600(DVD-Video) \1550
ムソルグスキー/ 歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」
エフゲニー・ネステレンコ(ボリス・ゴドゥノフ)(バス)
ウラディスラフ・ビアフコ(グレゴリー、偽ディミトリ)(テノール)
イリーナ・アルヒーポワ(メゾ・ソプラノ)(マリーナ)
ガリーナ・カリニーナ(クセーニャ)
オリジナル製作:レオニード・バラトフ
演出:レオニード・バラトフ
監督:バラニコフ
ミハイル・ハイキン(指揮)
ボリショイ劇場管弦楽団、合唱団
1978 ボリショイ劇場 ライブ映像

11601(DVD-Video) \1550
チャイコフスキー/ 歌劇「スペードの女王」
ヴラジーミル・アトラントフ
エレーナ・オブラスツォワ
ユーリ・マゾウロク
原作:プーシキン
ユーリ・シモノフ(指揮)
ボリショイ劇場管弦楽団、合唱団
1982-83 ボリショイ劇場 ライブ映像

11602(DVD-Video) \1550
ハチャトゥリャン/ バレエ「スパルタクス」全3幕
エカテリーナ・マクシーモワ(フリーギア)
ウラジーミル・ワシーリエフ(スパルタクス)
音楽:アラム・ハチャトゥリャン
振付:ユーリー・グリゴローヴィッチ
初演:1968.4.9 ボリショイ・バレエ団
ボリショイ劇場管弦楽団
ボリショイ劇場 ライブ映像 1979, 139分
初演当時に踊ったマクシーモワとワシーリエフの素晴らしい踊りは観る人を飽
きさせません。

11603(DVD-Video) \1550
チャイコフスキー/ バレエ「白鳥の湖」
ナターリャ・ベスメルトノワ(オデット/オディール)
アレクサンドル・ボガティリョフ(ジークフリート王子)
原振付:マリウス・プティパ,レフ・イワノフ
振付:ユーリー・グリゴローヴィッチ
アリギス・ジュライティス(指揮)
ボリショイ劇場管弦楽団
ボリショイ劇場 ライブ映像 1983, 114分

11604(DVD-Video) \1550
チャイコフスキー/ バレエ「くるみ割り人形」
エカテリーナ・マクシーモワ(マーシャ)
ウラジーミル・ワシーリエフ(くるみ割り人形・王子)
原作:E.T.A.ホフマン
原振付:マリウス・プティパ
初演:1892.12.18 マリインスキー・バレエ団
振付:ユーリー・グリゴローヴィッチ
A・コピロフ(指揮)
ボリショイ劇場管弦楽団
ボリショイ劇場 ライブ映像 1978, 98分
マクシーモワの可憐さ、くるみ割り人形ワシーリエフの跳躍力、ダイナミック
な踊り、どれをとっても楽しめます。




<ATEMMUSIK>
ATMUCD12392 \2250
ハイドン:「天地創造」より
モーツァルト:ミサ曲 ハ短調 K.427より
アルブレヒツベルガー:二重フーガ
ベートーヴェン:三重奏曲(2Ob,E.H)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ「悲愴」よりアダージョ・カンタービレ
ブラームス:ハンガリア舞曲第6番
ヨゼフ・シュトラウス:ピツィカート・ポルカ
ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「浮気心」
コシャット:恋する少年
ウィーン・トロンボーン四重奏団
ウィーン・フィルのバス・トロンボーン首席であるハンス・シュトレッカーを
リーダーに結成された四重奏団。ウィーン特有のやわらかい響きが作品に合っ
ています。

ATMUCD94005 \2250
THE NATIONAL SLIDE QUARTET "TROMBANIA"
収録曲
1. Lassus Trombones
2. South Of The Border Suite
3. Chameleon
4. Trombania Suite
5. Someone To Watch Over Me
6. Slidelock
7. Impression Of A Parade
8. Stardust
ナショナル・スライド・カルテット
バス・トロンボーンのマイク・スーター率いる四重奏団。センスが光るレパー
トリーです。




<SONY>
★すべてカラヤン指揮のDVDで、超特価でのご案内です。代理店への入荷数が
非常に少ないものも予想され、入手出来ない場合もございますので、お早めに
ご注文下さい。

SVD45983(DVD-Video) \1480
BACH:VIOLIN CONCERTO

SVD45984(DVD-Video) \1480
R.STRAUSS

SVD45985(DVD-Video) \1480
NEW YEAR'S CONCERT VIENNA 1987

SVD45986(DVD-Video) \1480
NEW YEAR'S CONCERT BERLIN 1988

SVD46363(DVD-Video) \1480
BEETHOVEN:SYMPHONY No.1 & 8

SVD46364(DVD-Video) \1480
BEETHOVEN:SYMPHONY No.9 "CHORAL"

SVD46365(DVD-Video) \1480
BEETHOVEN:SYMPHONY No.2 &3"EROICA"

SVD46366(DVD-Video) \1480
BEETHOVEN:SYMPHONY No.4 & 5

SVD46367(DVD-Video) \1480
BEETHOVEN:SYMPHONY No.6 & 7

SVD46380(DVD-Video) \1480
VIVALDI:THE FOUR SEASONS

SVD46382(DVD-Video) \1480
MOZART:CORONATION MASS

SVD46383(DVD-Video) \1480
MOZART:DON GIOVANNI

SVD46385(DVD-Video) \1480
BEETHOVEN:VIOLIN CONCERTO

SVD46388(DVD-Video) \1480
Opening Concert Berlin: 750 Years

SVD46389(DVD-Video) \1480
R.STRAUSS:DON QUIHOTTE

SVD46401(DVD-Video) \1480
NEW YEAR'S EVE CONCERT BERLIN 1983

SVD46402(DVD-Video) \1480
NEW YEAR'S EVE CONCERT BERLIN 1985

SVD46403(DVD-Video) \1480
BRUCKNER:SYMPHONY No.8

SVD48309(DVD-Video) \1480
TCHAIKOVSKY:SYMPHONY NO.4

SVD48310(DVD-Video) \1480
TCHAIKOVSKY:SYMPHONY NO.5

SVD48311(DVD-Video) \1480
TCHAIKOVSKY:SYMPHONY NO.6 "PATHETIQUE"

SVD48313(DVD-Video) \1480
R.STRAUSS:DER ROSERNKAVALIER

SVD48420(DVD-Video) \1480
DVORAK:SYMPHONY NO.8

SVD48421(DVD-Video) \1480
DVORAK:SYMPHONY NO.9 "FROM THE NEW WORLD"

SVD48422(DVD-Video) \1480
VERDI:FALSTAFF

SVD48434(DVD-Video) \1480
JUBILEE CONCERT 100 YEARS(1882-1982)

SVD53479(DVD-Video) \1480
DEBUSSY/RAVEL

SVD53480(DVD-Video) \1480
MUSSORGSKY

SVD53485(DVD-Video) \1480
BRAHMS:EIN DEUTSCHES REQUIEM



<SONY>
88697112742 \1580
J.S.Bach:BLEIBET MEINE FREUDE
バッハ:アリア(管弦楽組曲第3番BWV.1068-)
バッハ:オーボエ協奏曲 ヘ長調 BWV.1053a
バッハ:オーボエ協奏曲 ニ短調 BWV.1059a
バッハ:アダージョ(復活祭オラトリオBWV.249-)
バッハ:オーボエとヴァイオリンのための二重協奏曲 
ハ短調 BWV.1060a
バッハ:コラール「主よ、人の望みの喜びよ」BWV.147
フランソワ・ルルー(Ob、指揮)
リーザ・バティアシヴィリ(Vn)
SACDでは昨年発売されています。



<GOLDEN MELODRAM>
再プレスされた商品がCD-Rでしたが、CDプレス仕様で再々プレスされました!

GM1.0053 4枚組 \6600
ワーグナー:楽劇「パルジファル」
ハンス・ホッター(アンフォルタス)
テオ・アダム(ティトゥレル)
ヨーゼフ・グラインドル(グルネマンツ)
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(パルジファル)
グスタフ・ナイトリンガー(クリングゾル)
マルタ・メードル(クントリー)
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮 バイロイト 1954

GM4.0066 3枚組 \4950
フリードリヒ・グルダ/ライヴ
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番
カイルベルト指揮 シュトゥットガルト放送響 1959
ハイドン:アンダンテと変奏Hob.XVII-6  1959
モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番
ショルティ指揮 フランス国立放送管 1956
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番「ジュノーム」
ベーム指揮 ミュンヘン放送響 1967
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番
カイルベルト指揮 ミュンヘン放送響 1962
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番  1959




<XCP>
XCP5038/39 2枚組 \3560
ニコラ・ドゥ・グリニー(1672-1703):
1曲のミサ曲と一年の主要祝日の賛歌を含むオルガン曲集第1巻
CD1: La Messe  全23トラック
CD2: Les Hymnes  全20トラック
演奏:オディル・バユ(Org)  1983年10月
ニコラ・ドゥ・グリニーはフランスの大聖堂のオルガニスト。
フランス・バロックのすぐれた作品を残し、J.S.バッハも彼の曲を手写して学
んだと言われています。オルガンのオディル・バユは1990年ごろERATOレーベル
にアラウホの作品を録音している。さらに前の1977年にノールトの作品をSTIL
レーベルに残しているが、未CD化。




<EDITION RZ>
RZ 1015/16 2枚組 \3650
イヤニス・クセナキス作品集
1.ST/48-1
2.Polytope de Montreal
3.Nomos Gamma
4.Terretektorh
5.Syymos
6.Achorripsis
1.Persepolis
2.Polytope de Cluny
オーケストラのグリッサンドや、クラスターの演奏技法で音空間を作り、クセ
ナキスの世界へと引き込まれていきます。



<MEMBRAN>
230122(DVD-Video) 10枚組 \2380 ※新価格でご案内
GREAT CONCERTOS
DVD1:
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」、ブラームス:交響曲第3番
演奏:ホメロ・フランチェスク(p)
セルジュ・ボド(指揮)スイス・イタリア語放送管弦楽団
DVD2:
ショパン:ピアノ協奏曲第1番、ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
演奏:シモン・バルト(p)
ロデリック・ブライドン(指揮)スイス・イタリア語放送管弦楽団
DVD3:
フォーレ:ベルガマスク組曲、フランク:交響的変奏曲
ビゼー:子供の遊び、サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番
ネルソン・フレイレ(p)
ダヴィッド・シャロン(指揮)スイス・イタリア語放送管弦楽団
DVD4:
ハイドン:交響曲第103番「太鼓連打」、モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番
演奏:マリア・ティーポ(p)
ペーター・マーク(指揮)スイス・イタリア語放送管弦楽団
DVD5:
ルブラン:オーボエ協奏曲第1番、モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」
演奏:オマール・ゾボリ(ob)
フランス・ブリュッヘン(指揮)
スイス・イタリア語放送管弦楽団
DVD6:
モーツァルト:歌劇「皇帝ティートの慈悲」序曲
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番、シューベルト:交響曲第3番
演奏:ミハイル・ルディ(p)
クリストフ・エッシャー(指揮)
スイス・イタリア語放送管弦楽団
DVD7:
R.シュトラウス:「ばらの騎士」よりワルツ組曲第2番、ブルレスケ
ブラームス:交響曲第2番
演奏:ベルンド・グレムザー(p)
ニコラス・カーシー(指揮)
スイス・イタリア語放送管弦楽団
DVD8:
モーツァルト:幻想曲第3番、ベートーヴェン:ピアノソナタ第32番
シューベルト:ピアノソナタD960
演奏:ゾルタン・コチシュ(p)
DVD9:
ラッスス:マドリガル「聖ペテロの涙」
オケゲム:死者の為のレクイエム
演奏:ヒリアード・アンサンブル/ザ・コンソート・オブ・ムジーク
DVD10:
マリリン・ホーンが歌う有名なアリア集
グルック/マイヤーベア/サンサーンス/ロッシーニ/ビゼー
マーティン・カッツ(指揮)スイス・イタリア語放送管弦楽団
オーディオ・スペシャル:ロッシーニ/モーツァルト/ブラームス/シューベルト
ハイドン/ビゼー/ベートーヴェン



<MEMBRAN>
MEMBRAN 231672 \1150
モーツァルト:レクイエム
イルムガルト・ゼーフリート(S)
ゲルトルーデ・ピッツィンガー(A)
リヒャルト・ホルム(T)
キム・ボルイ(B)
オイゲン・ヨッフム指揮 ウィーン交響楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団  1955年

MEMBRAN 232579 \1150
ワイル:舞台音楽「承諾者」(2幕、学校オペラ)
Der Knabe / Joseph Protschka(Tenor)
Die Mutter / Lys Bert(Mezzo-Sopran)
Der Lehrer / Willibald Vohla(Bariton)
Erster? Student / Walter Jenckel(Tenor)
Zweiter Student / Hans Markus(Tenor)
Dritter Student / Alfons Holte(Bariton)
Siegfried Kohler / conductor 1954

MEMBRAN 232580 \1150
ワイル:舞台音楽「7つの大罪」
Anna: Lotte Lenya(Sopran)
Familie: Julius Katona(Tenor)
Fritz Gollnitz(Tenor)
Siegmund Roth(Bass)
Ernst Poettgen(Bass)
Wilhelm Bruckner-Ruggeberg /conductor 1956

MEMBRAN 232582 \1150
ディヌ・リパッティ/最後のコンサート
バッハ:パルティータ第1番 変ロ長調 BWV.825
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番 イ短調 K.310
シューベルト:即興曲第3番 変ト長調 D.899-3
シューベルト:即興曲第2番 変ホ長調 D.899-2
ショパン:ワルツ第5番、第6番、第9番、第7番、第11番、
第10番、第14番、第3番、第4番、第12番、第13番、第8番、
第1番
ディヌ・リパッティ(P) 1950/9/16



<URANIA>
URN22.375 2枚組 \2700
アルベニス:スペイン組曲より「グラナダ」「アストゥリアス」「セビーリャ」
グラナドス:スペイン舞曲集より「メランコリカ」「アンダルーサ」
マラツ、ポンセ、ロドリーゴ、ソル、ターレガ、トローバ、
トゥリーナ、ヴィラ=ロボスの作品(詳細不明)
アンドレス・セゴヴィア(g)
1927-1950

URN22.376 2枚組 \2700
BENIAMINO GIGLI/
The BBC Recordings, The South-America Live,
The Vitaphone 78s
運命の力、トロヴァトーレ、リゴレット、カヴァレリア・ルスティ
カーナ、ランメルモールのルチア、ジョコンダより
3つのBBCコンサート(1949-1952)
ベニアミーノ・ジーリ(T)
1927-1952

URN22.377 \1350
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
エフゲニ・ムラヴィンスキー指揮 レニングラード・フィル
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
クルト・ザンデルリンク指揮 レニングラード・フィル
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
1959

modoru