<クラシック・輸入盤新譜情報 08−08
 
コメントはメーカー案内書より抜粋です

★ダイレクト・トランスファー CD-R 2008年7月新譜 5点発売★
発売予定:2008年7月下旬 価格:各1枚 \1500(税込)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。
一般店の店頭では入手出来ないのかというお問い合わせを頂いておりましたが、
本年より一部のご協力をいただけるお店での店頭販売を開始いたしましたので、
こちらもご利用下さい

※先月ご案内いたしましたサンプラー(送料込\300)も出来上がりましたので
ご注文をお待ちしております。

●6月現在での店頭取り扱い店
富士レコード社 古書センター店
〒101-0051
東京都千代田区神田神保町2-3 古書センター9階
TEL.03-3264-8546 FAX.03-3264-8256

イディア・クラシック
〒101-0051
東京都千代田区神田神保町3-11 よりたてビル 1F
TEL.03-5275-7806 FAX.03-5275-7807

プレミアムジーク
〒231-0023
神奈川県横浜市中区山下町90-1 ラコスタ横浜山下公園1F
TEL 045-633-6305 FAX 045-633-6306
78CDR-1137
エルガー:チェロ協奏曲ホ短調作品85
パブロ・カザルス (チェロ)
サー・エイドリアン・ボールト指揮BBC交響楽団
英 HIS MASTER'S VOICE DB6338/DBS6341
(1945年10月14日ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ録音)
サー・エドワード・エルガー (1857-1934)はイギリスの作曲家・指揮者。チェロ協奏曲ホ短調は1919年の作品。パブロ・カザルス(1876-1973)は20世紀最大チェリスト。1939年母国スペイン内戦でフランスに亡命、スペインのフランコ政権を認める国では演奏しない宣言を行いスペインとの国境に近いプラドで隠棲していた。1945年6月から演奏活動を再開、同年10月にアビー・ロードで6年ぶりの録音をしたのが、このエルガー。だが各国政府がフランコ政権を容認したことで、11月より演奏活動を再び停止。それは5年後の1950年にプラド音楽祭が開かれるまで続いた。指揮者のボールト(1889-1983)はニキシュの影響を受けたイギリスの指揮者。1930年BBC交響楽団設立時の初代首席指揮者だった。

78CDR-1138
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
(カデンツァ: ヨアヒム)
ヨーゼフ・シゲティ (ヴァイオリン)
ブルーノ・ワルター指揮ブリティッュ交響楽団
英 COLUMBIA LX174/8
(1932年4月18日ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ録音)
ヨーゼフ・シゲティ(1892-1973)はハンガリーのブダペスト生まれ。ブダペスト音楽院でイェノ・フバイ(1858-1937)に師事した。1905年ベルリンでデビュー、大ヴァイオリニスト、ヨアヒム(1831-1907)に認められた。1917年から24年スイスのジュネーヴ音楽院で教え、1940年にアメリカに移住。シゲティは1931年の初来日以後何度も日本を訪れ、SP時代の日本録音も数多い。これはシゲティ40歳の初めてのベートーヴェンの協奏曲録音。英 COLUMBIA のアラン・ブラムラインが開発したMC型録音機による最初の録音。シゲティは後年ニューヨークでもブルーノ・ワルター(1876-1962)と再録音した。

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ラロ:スペイン交響曲作品21
ローラ・ボベスコ (ヴァイオリン)
ウジェーヌ・ビゴー指揮コンセール・ラムルー管弦楽団
仏 COLUMBIA LFX610/13
(1942年7月23日パリ、アルベール・スタジオ録音)
ローラ・ボベスコ (1921-2003)はルーマニアのブカレスト生まれ。パリ音楽院でジュール・ブーシュリ(1878-1962)に師事し1934年13歳で一等賞を得た。同年ポール・パレー指揮コロンヌ管弦楽団でデビューした。1937年ブリュッセルのイザイ国際コンクールで入賞。以後ソリストとして活躍、ブリュッセル音楽院の教授もつとめた。1970年-80年代には日本を数回訪問し録音も多い。これはボベスコ21歳の時の初録音。第2次世界大戦下のパリで録音された。ここでは通常カットされる第3楽章インテルメッツォが演奏されている。指揮者のウジェーヌ・ビゴー(1888-1965)はフランスの名指揮者。SP時代に多くの録音を残していた。

78CDR-1140
ヴィヴァルディ=ダンドゥロー編:
ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品3-9 「調和の幻想」より
フォーレ: 子守歌作品16
ドゥニーズ・ソリアーノ (ヴァイオリン)
シャルル・ミュンシュ指揮管弦楽団
仏 PATHE PAT154/5
(1939年9月5日パリ録音)
ヴァイオリンのドゥニーズ・ソリアーノ(1916-2006)はカイロ生まれのフランスの女流ヴァイオリニスト。パリ音楽院でジュール・ブーシュリ(1878-1962)に師事し、1932年16歳で一等賞を得た。ソリアーノはソロ演奏活動の傍らブーシュリ教授の片腕として後進の指導にあたり、後に結婚してブーシュリ夫人となった。指揮のシャルル・ミュンシュ(1891-1968)はストラスブール生まれのフランスの名指揮者、録音当時パリ音楽院の指揮科の教授だった。ミュンシュは1949年から1962年までボストン交響楽団の首席指揮者をつとめた。

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ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品77
(カデンツァ:ヨアヒム)
オシー・ルナルディ (ヴァイオリン)
シャルル・ミュンシュ指揮
アムステルダム・コセルトヘボウ管弦楽団
英 DECCA AK2055/59
(1948年9月13-14日アムステルダム、コンセルトヘボウ大ホール録音)
オシー・レナルディ(1920-1953)はウィーン生まれのヴァイオリニスト。11歳で演奏旅行をするほどの技量を持っていた。13歳でウィーンに戻り正式にデビュー。1937年にアメリカに渡り、大戦前夜を過ごした。1941年米国陸軍に入隊、2年後に除隊しステージに現れた。レナルディが最も評判をとったのはカーネギーホールの演奏会でプログラム後半に弾いたパガニーニの12の奇想曲だった。このデッカ録音は1948年9月にアムステルダムで行われたレナルディ28歳の時のもの。LP初期にも発売されたがトランスファーが悪くこの演奏を十全に伝えていなかった。指揮はシャルル・ミュンシュ(1891-1968)であることもこの演奏に大きな意味を持つ。レナルディは1953年自動車事故で33歳で世を去った。デッカ社のヴィクター・オロフ(プロデユーサー)、ケネス・ウィルキンソン(レコーディィング・エンジニア)によるFFRR録音。

<Deutsche Grammophon>
4777450 \1850
通常盤
4777948 \2680
限定デラックス仕様盤《特製ハードカヴァー・ブック付き》
バッハ:ヴァイオリン協奏曲 第1番&第2番 BWV1041&1042
グバイドゥーリナ:
ヴァイオリン協奏曲 ""In tempus praesens""(世界初録音)
アンネ=ゾフィー・ムター(Vn) トロンハイム・ソロイスツ(バッハのみ)
ロンドン交響楽団 指揮:ワレリー・ゲルギエフ
録音:2007年2月 ハンブルグ
ムターのDG初、バッハの協奏曲第1番、第2番に加え、グバイドゥーリナの協奏
曲(彼女が作曲家自身に委嘱し、この録音が世界初となる)のカップリングの注
目盤です。
グバイドゥーリナは2007年のルツェルン音楽祭でも初日公演を行い大好評を博
しました。またバッハは、あの世界中で35万枚ものベストセラーを記録した
ヴィヴァルディ「四季」で共演したトロンハイム・ソロイスツとの演奏です。
このアルバムは何か新しいものを聴きたいリスナーの好みにもぴったり合うこ
とでしょう。

4777440 \1850
バルトーク:協奏曲集
1.ヴィオラ協奏曲 Op.post Sz.120
 (ティボール・シェルリ補筆版)
2.ヴァイオリン協奏曲 第1番 Op.post Sz.36
3.2台のピアノ、打楽器と管弦楽のための協奏曲
1&2)ユーリ・バシュメット(Va) ギドン・クレーメル(Vn)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ピエール・ブーレーズ
3)ピエール=ローラン・エマール(Pf) タマラ・ステファノーヴィチ(Pf)
ロンドン交響楽団 指揮:ピエール・ブーレーズ
録音:2008年5月 ロンドン、アビーロード
ピエール・ブーレーズは、この協奏曲集のアルバムで記念碑的なバルトーク・
プロジェクトを完成させました。このかつてない素晴らしい録音について、
ブーレーズは最高のソリストたちを集結させ、また最高のオーケストラにも
協力を要請したのです。
バシュメット、クレーメル、エマール、ステファノヴィチはその芸術性を惜
しみなく発揮し、言葉に尽くせないほどの完成度を曲に与えたのです。20世
紀の最も偉大な作曲家の一人であるバルトークの作品に、最高の解釈を得た
名演の登場に興奮を禁じ得ません!これ以上何を求めましょう?

4777475 3枚組 \3700
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲集
CD1:ピアノ協奏曲第1&3番
CD2:ピアノ協奏曲第2&4番
CD3:ピアノ協奏曲第5番
ミハイル・プレトニョフ(Pf)
ロシア国立管弦楽団 指揮:クリスティアン・ガンシュ
録音:2006年9月 ボン
「プレトニョフのピアニズムは我々をはっとさせる」(デイリーテレグラフ)
2007年は「ベートーヴェンの年」として宣言するほど、様々な演奏家たちの
素晴らしい演奏が録音できました。そして、このプレトニョフ・プロジェク
トの協奏曲全集、とりわけ第5番「皇帝」は2008年にもベートーヴェン演奏の
豊かな実りが実感できる名演です。
プレトニョフと言えば、あの革新的な解釈の交響曲集も記憶に新しいところ
ですが、この協奏曲でも新鮮なベートーヴェンを聴かせます。「曲の全てに
命と驚きがある」とタイムズ誌に評されたように、彼のアプローチはベート
ーヴェンを過去の遺産としてではなく、喜びも情緒も含めて現在の実生活に
即したものとして扱うのです。全ての人としての感情の流れがここにありま
す。

4777471 \1850
スカボロ・フェア-ブリテン諸島の歌
1.鳩の首
2.Marwnad yr ehedydd
3.見逃すこと
4.私の印付きの愛
5.彼女は市場を通って移動した
6.優しいキス
7.スカボロ・フェア
8.Carrickfergus
9.いつも最初に私は見た・・・
10.Cariad cyntaf
11.私の愛は似ている
12.オー、ワリーワリー
13.南に吹く風
14.Cariad cyntaf
15.モリー・マローン
16.ロッホ・ローモンド
17.ダニー・ボーイ
全編曲…クリス・ハーゼル
ブリン・ターフェル(Bs-Br) ケイト・ロイヤル(S) シャロン・コル(Vn)
ロンドン・ボイセス ロンドン交響楽団 指揮:バリー・ワーズワース
録音:2007年12月 ロンドン
前作「シンプル・ギフト」の成功に続き、今回もターフェルは彼の大好きな
ブリテン諸島の民謡を歌います。このアルバムは多くの人に愛好されている
歌を多く収録、アイルランドの古典的名曲「ダニー・ボーイ」から英語の歌
のスタンダード、「スカボロ・フェア」まで編曲者ハーゼル(前アルバム成功
の立役者)の手による絶妙なアレンジでこれらの曲を楽しむことができます。
このアルバムのために、イギリスの名ソプラノケイト・ロイヤルなど何人か
の特別ゲストをフィーチャー。ターフェルの力強くも優しい歌声に花を添え
ています。今回もベストセラー間違いなしの1枚です。

4776665 \1850
「わが母の教えたまいし歌」
1.モラヴィア民謡:Kebych bola jahod?
レオシュ・ヤナーチェク(1854-1928):
53の「歌によるモラヴィア民族詩」より
2.第37曲 Lavecka
3.第12曲 Jabucko
4.第50曲 音楽家たち
アントニン・ドヴォルザーク(1841-1904):ジプシーの歌 Op.55より
5.第4曲 わが母の教えたまいし歌
6.第5曲 弦の調子をあわせて
7.第3曲森はひっそりと静まりかえり
エルヴィン・シュルホフ(1894-1942):テシンスコ地方の民謡と舞曲 WV120より
8.第3曲 ブナの林の外へ
9.第15曲 私の母親の膝の上で
10.第4曲 Sidej na vuz
ペーター・エベン(1929-2007): “Pisne K Loutne“より
11.Milovanie bez vidanie
12.I dare not ask
13.Quand ce beau printemps
14.Ach Gott, wie weh tut scheiden
15.Jakz sem te najprv poznal
16.Stratilat sem mileho
ヤン・ヨゼフ・レシュラー(1771-1813)
17. 離れたところから
ヴィーチェスラフ・ノヴァーク(1870-1949):
歌曲集「心の中のおとぎばなし」Op.8より
18. Pisen melancholicka
19.. Zda neni snem? (transposed)
20. Vecer
21. Podzimni nalada
22.Az prejde den
ドヴォルザーク:夕べの歌 Op.3より
23.第2曲 おまえが死んだ夢を見た
ドヴォルザーク:モラヴィア二重唱曲より
24.第9曲 指環
25.第11曲 とらわれた花嫁
ボフスラフ・マルティヌー(1890-1959):
モラヴィアの民謡詩による7つの歌曲集
26.第1曲 モラヴィアの少女
27.隣人は静かに
28.希望
29.夜警
30.秘密の恋
31.曲がり角
32.Zvolynの若者
レオシュ・ヤナーチェク:「10のシレジアの歌」より
33.第7曲 Aj co to je za slavicek
34.第10曲 V cernym lese
ボーナス・トラック
35.レオポルド・コジェルフ:アリエッテより「愛を感じて」
マグダレーナ・コジェナ(Ms) ドロテア・レシュマン(S)
ミヒャエル・フライムス(リュート&ギター) マルコム・マルティノー(Pf)
録音:2007年3月 ミュンヘン
コジェナの最新アルバムは、彼女が幼い頃より慣れ親しんできたチェコの民謡
を始めとした深く豊富な歌のコレクションです。
「幼い頃、母が私にたくさんの歌を歌ってくれました。母は専門の歌手ではあ
りませんでしたが、歌うのが大好きで多くの歌を知っていました。」とコジェ
ナ自身が語るように、チェコでは各々の家庭で母親が子どもたちに民謡を歌っ
て聞かせるのが慣わしで、コジェナはもちろん、作曲家たちも小さい頃には
民謡を聞いて育っていたのです。
伴奏は長年の歌のパートナーであるマルコム・マルティノー、
ドヴォルザークの「モラヴィアニ重唱曲」ではドロテア・レシュマンが共演し
ています。

●カラヤン・シンフォニー・エディション
定評のある70年代の録音を中心にCD全38枚からなる交響曲集。
今回は分売のみのご案内ですが今秋(11月予定)にはBOXのリリースも予定して
おります。

4777578 6枚組 \5400
ベートーヴェン:交響曲全集・序曲集
CD1:交響曲第1&4番、序曲「エグモント」
CD2:交響曲第2&7番
CD3:交響曲第3番「エロイカ」、序曲「レオノーレ」
CD4:交響曲第5&8番、序曲「フィデリオ」
CD5:交響曲第6番「パストラル」、序曲「コリオラン」
「プロメテウスの創造物」 & 「アテネの廃墟
CD6:交響曲弟9盤
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1965-77年 ベルリン
カラヤンはベートーヴェンの交響曲全集を生涯に4回録音していますが、この
1970年代の演奏が最良のものと言っても過言ではないでしょう。
カラヤンの特徴とも言える豪快さと華麗さに、そろそろ耽美さが加わり絶妙の
ベートーヴェンを聴かせてくれます。

4777579 3枚組 \2700
ブラームス:交響曲全集
CD1:交響曲第1&3番
CD2:交響曲第2&4番
CD3:ハイドンの主題による変奏曲、 悲劇的序曲
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1978年2月 ベルリン
こちらも超名演として知られる70年代のブラームスです。
活力と精力が漲る健康的なブラームス。壮麗な音の輝きがたまりません。
第4番の終楽章などはまさに記念碑的名演です。

4777580 9枚組 \8100
ブルックナー:交響曲全集
CD1&2:交響曲第1&5番.
CD3:交響曲第3番
CD4&5:交響曲第2&8番
CD6:交響曲第4番「ロマンティック」
CD7:交響曲第6番
CD8:交響曲第7番
CD9:交響曲第9番
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1975-81年 ベルリン
発売当時は、「本当はカラヤンはブルックナーが苦手なのではないか?」と
揶揄されてしまった演奏。それは恐らく・・・
当時、ブルックナーをここまでクールで美しく振った指揮者がいなかったか
ら。ブルックナー特有の熱っぽさを排除し、とことん美しい音の建築物を見
せてくれたこちらも記念碑的名演。

4777581 3枚組 \2700
メンデルスゾーン:交響曲全集
CD1:交響曲第1&5番「宗教改革」
CD2:交響曲第2番「讃歌」
CD3:交響曲第3番「スコットランド」&4番「イタリア」
エディット・マティス(S) リゼロッテ・レープマン(S)
ヴェルナー・ホルヴェーク(T) ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団 
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1971&72年 ベルリン
メンデルスゾーンの交響曲全集というのは、思ったほどにCD化されているわけ
でもありません。そんな中、このカラヤン盤はとにかく安心して身を任せられ
る演奏です。悠然とした流れと申し分ない音響。有名な3番、4番だけでなく、
第5番が想像以上の名曲だということにも改めて開眼する人も多いのでは?
ちょっと冗長な第2番も面白く聴けます。

4777917 7枚組 \6300
ハイドン:6つのパリ交響曲と12のロンドン交響曲集
CD1:交響曲第82番「熊」、83番「めんどり」&87番
CD2:交響曲第84、85「王妃」&86番
CD3:交響曲第93、94「驚愕」&100番「軍隊」
CD4:交響曲第95、96「奇蹟」&97番
CD5:交響曲第98&99番
CD6:交響曲第101「時計」&102番
CD7:交響曲第103「太鼓連打」%104番「ロンドン」
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1980-82年 ベルリン
カラヤンのハイドンは、今流行りのオリジナル系の解釈とはまた違った楽し
さがあります。フレーズやアコーギクを強調することは一切なく、あくまで
も流れと響きを重視し、音を全て美しく聴かせようとするカラヤンの意志が
まっすぐに伝わるハイドンです。ハイドン後期の練れた作風が演奏にぴった
りと合っています。

4777925 3枚組 \2700
モーツァルト:後期交響曲集
CD1:交響曲第32(序曲)、33、35「ヘフナー」&36番「リンツ」
CD2:交響曲第29、38「プラハ」&39番
CD3:交響曲第40&41番「ジュピター」
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1965、1976-77年 ベルリン
こちらもオリジナル系の解釈とは対極にある演奏。
確かにこの演奏を聴いていると、「これこそが正しい」と思わずにはいられ
ないほどの説得力がたっぷり。どこもかしこもすべすべに磨きあげられ一点
の曇りもう許されないほどの完璧な音楽。

4777932 3枚組 \2700
シューマン:交響曲全集
CD1:交響曲第1「春」&2番
CD2:交響曲第3「ライン」&4番
CD3:序曲、スケルツォとフィナーレ
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
第4番のみVPO
録音:1971、87年 ベルリン
カラヤンのシューマン交響曲は意外と端正で、しつこくなく、他の現代的な
解釈に比べると一見おっとりしているように見えるかもしれません。しかし、
これが聴きこんでみると本当にすみずみまで計算され尽したものであること
に気がつくはずです。各々の楽器の旋律の美しさ、完璧なハーモニー。すば
らしいの一言です。

4777937 4枚組 \3600
チャイコフスキー:交響曲全集
CD1:交響曲第1「冬の日の幻想」&2番「小ロシア」
CD2:交響曲第3「ポーランド」、「スラヴ行進曲」&「イタリア奇想曲」
CD3:交響曲第4&5番
CD4:交響曲第5&6番「悲愴」
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1966、1975-77年 ベルリン
カラヤンは4-6番までのチャイコフスキーの交響曲は、生涯に何度も録音した
のですが、1-3番までは1回しかしていません。彼特有の美意識があったので
しょうか?しかし全曲まとめて聞いてみるとどれもがカラヤンらしく、はち
きれんばかりの音が溢れています。カラヤンを語るためには外せない1セット
です。

4777958 8枚組 \7200
ベートーヴェン:32のピアノ・ソナタ全集
CD1.第1.2.4番
CD2.第3.5.6.7番
CD3.第8「悲愴」.9.10.11番
CD4.第12.13.14「月光」.15「田園」
CD5.第16.17「テンペスト」.18番
CD6.第20.21「ワルトシュタイン」.22.23「熱情」.24番
CD7.第25.26「告別」.27.29「ハンマークラヴィーア」
CD8.第28.30.31.32番
ヴィルヘルム・ケンプ(Pf)
録音:1964年11月-1965年1月 ハノーヴァー
どんなにいろいろなベートーヴェンのソナタを聴いたとしても結局、バック
ハウスか、このケンプの演奏に戻ってきてしまう・・・・。
そんな愛好家たちの心の拠り所となっている名演です。多少無骨でも、指の
回りが悪くてもハートで聴かせる、そんな人間味溢れる音楽が永遠の人気の
秘密なのかもしれません。

734407(DVD-Video) 2枚組 \6450
ワーグナー:祝典劇「パルジファル」(全曲)
パルジファル・・・クリストファー・ヴェントリス(T)
クンドリー・・・イヴォンヌ・ナーフェ(Ms)
アンフォルタス・・・ミヒャエル・ヴォッレ(Br)
グルネマンツ・・・マティ・サルミネン(Bs)
チュリーッヒ歌劇場管弦楽団&合唱団 
指揮:ベルナルト・ハイティンク
収録:2007年3月
2007年3月に収録されたこの映像は、ハイティンクの魅力ある指揮のおかげで
近年最も素晴らしいワーグナーの演奏として世界中のマスコミからも注目さ
れたものです。ハンス・ホルマンによる演出は極めて厳粛で、この楽劇の神
秘的な側面を強調しています。
舞台美術を担当したハンス・ホッファーは控えめな照明を用い、幾何学的な
図形とブロックを効果的に使用、そのシンプルな装置は美しい音楽に注意を
集中させることに成功しました。題名役を歌うクリストファー・ヴェントリ
スは2008年のバイロイトでもこの役を歌う予定。すでに2004年ケント・ナガ
ノの指揮での映像も発売されていて、恐らく現在最高のパルジファル歌いと
断言できるでしょう。他にベテラン、サルミネンと実力派メゾ・ソプラノ、
ナーフェたちが感動的な舞台を造り上げています。

734454 \3350
メータ/ニューイヤー・コンサート 1990年
1.J・シュトラウスII世:
 喜歌劇「ジプシー男爵」より入場行進曲
2.ヨゼフ・シュトラウス:
 ポルカ・マズルカ「モダンな女」op.282
3.J.シュトラウス:ガロップ「インド人」op.111
4.J.シュトラウス2世:ワルツ「ドナウの乙女」op.427
5.ヨゼフ・シュトラウス:スポーツ・ポルカop.170
6.スッペ(1819-1895):序曲「ウィーンの朝・昼・晩」
7.ヨゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ「思いやり」op.73
8.J.シュトラウス2世:ワルツ「ウィーンかたぎ」op.354
9.J.シュトラウス2世:ポルカ「破壊」op.269
10.J.シュトラウス2世: 突進ポルカop.348
11.J.シュトラウス2世:ワルツ「ウィーンの森の物語」op.325
12.J.シュトラウス2世:トリッチ・トラッチ・ポルカop.214
13.J.シュトラウス2世:爆発ポルカop.43
14.ヨーゼフ・シュトラウス ポルカ「短いことづて」op.240
15.J.シュトラウス2世:ワルツ「美しく青きドナウ」op.314
16. J.シュトラウス:ラデツキー行進曲op.228
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団&バレエ団
指揮:ズービン・メータ
収録:1990年1月
メータが初めてニューイヤー・コンサートを指揮した1990年の映像です。ま
さに伝説的な成功を収め、彼は以降1995, 1998, 2007年とたびたび晴れ舞台
に登場しています。
「ウィーン・フィルがなぜメータを招待し続けるのか?それは簡単です。メ
ータは分別ある指揮で、ウィーン・フィルをその慣習から解き放ち驚くべき
魔法を見せてくれるからです」(BBC)

734493(DVD-Video) \3350
カラヤン/1978年ジルベスター・コンサート
1.ヴェルディ:歌劇「運命の力」序曲
2.ビゼー:アルルの女 第2組曲
3.リスト:ハンガリー狂詩曲 第2番
4.ベルリオーズ:劇的物語「ファウストの劫罰」
 より「ハンガリー行進曲」
5.マスカーニ:歌劇「友人フリッツ」より間奏曲
6.スッペ:気歌劇「軽騎兵」序曲
ボーナス:ヴォチェク・ジャスニーによる映像
「ポートレイト-カラヤン-印象」
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1978年12月 ベルリン・フィルハーモニー
この1978年のジルベスター・コンサートにおいて、カラヤンはとりわけ古典
的で有名曲ばかりのプログラムを組み立てました。どの曲もが親しみ易く、
耳になじんだものばかりです。ヴェルディからスッペまで、ベルリン・フィ
ルの陽気で煌くばかりの美音を堪能してください。まさに「年忘れお楽しみ
大会」の様相を呈した素晴らしい一夜をご家庭で味わえることでしょう。
ボーナス映像の「ヘルベルト・フォン・カラヤンの印象」もファン必見です。
大音楽家カラヤンの指揮姿から、サントロペにおける彼の休日の風景、父親
としてのカラヤンなどさまざまな彼の姿を知ることができます。


4777956 3枚組 \2700
シューベルト/歌曲集
美しき水車小屋の娘 D795、冬の旅 D911、白鳥の歌 D957 (全曲)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ジェラルド・ムーア(Pf)

4777957 6枚組 \5400
シューマン/歌曲集
ミルテの花 作品25(No.1,2,3,5,6,7,8,13,15,16,17,18,19,21,22,24,25,26)、
リートと歌第1巻 作品27、3つの詩 作品30、3つの歌 作品31(No.1&3)、
6つの歌 作品36、「恋の春」よりの12の詩 作品37(No.1,5,8,9)、
リーダークライス 作品39、5つの歌 作品40(No.1&2)、
ロマンスとバラード第1集 作品45(No.1-3)、
リートと歌第3集 作品77(No.1&5)、リーダークライス 作品24、
12の詩 作品35、詩人の恋 作品48、ロマンスとバラード 作品49(No.1&2)、
リートと歌第2集 作品51(No.4)、ロマンスとバラード第3集 作品53、
ロマンスとバラード第4集 作品64(No.3)、
スペインの歌芝居 作品74(No.6,7,10)、
子供のための歌のアルバム 作品79(No.7,13,17,22,23,26,27)、
3つの歌 作品83、6つの歌 作品89(No.1-5)、
6つの詩 作品90(追加、レクィエム)、3つの歌 作品95(No.2)、
リートと歌第4集 作品96(No.1-3)、
ゲーテの「ヴィルヘルム=マイスター」によるリートと歌
作品98a(No.2,4,6,8)、ミンネの歌 作品101(No.4)、
6つの歌 作品107(No.3&6)、4つの驃騎兵の歌 作品117、
3つの歌 作品119(No.2)、5つの陽気な歌 作品125(No.1-3)、
5つのリートと歌 作品127(No.2&3)、スペインの愛の歌 作品138(No.2,3,5,7)、
プロヴァンスの歌 作品139(No.4)、4つの歌 作品142(No.1,2,4)、
美しいヘドヴィヒ 作品106[ピアノ伴奏の朗読]、2つのバラード 作品122、
初期の6つの歌 Woo21
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
クリストフ・エッシェンバッハ(Pf)
フィッシャー=ディースカウの大全集のうち、特に好セールスだった2タイト
ルがバジェット価格で復活!シューベルトのほうは、元々シューベルト全集
第3巻というものでした。シューマンの歌曲集につきましては、曲目後ろに
括弧書きがないものは全曲です。

734477(Blu-ray) \5380
マスネ:歌劇「マノン」
アンナ・ネトレプコ(S)、ローランド・ビリャソン(T)、
アルフレッド・ダザ(Br)、クリストフ・フィッシェッサー(Br)、
レミー・コラツァ(T)、アルットゥ・カターヤ(Br)、
ハナン・アラッター(S)、ガル・ジェームズ(S)、
シルヴィア・デ・ラ・ムエラ(Ms)、マティアス・ヴィーヴェグ(Br)
ベルリン国立歌劇場合唱団(合唱指揮:エーベルハルト・フリードリヒ)
ベルリン国立歌劇場管弦楽団
指揮:ダニエル・バレンボイム
演出:ヴィンセント・パターソン
2007年5月 ベルリン国立歌劇場におけるライヴ収録
既案内同DVDタイトルの「Blu-ray Disc」盤が遂にリリース。
クラシック映像商品が話題の次世代フォーマット「Blu-Ray」にてリリースを
開始します。独グラモフォンとデッカはこの秋のリリース予定として最近の
DVDリリースから好評を博した12タイトルをピックアップ。まず第一弾は「ネ
トレプコ&ビリャソン」のマノン。その他ラインナップは以下の通り。
更に!大容量を誇る「Blu-ray」だから可能な一枚収録で従来の2枚組DVDより
お買い得価格です。

DG
Nikolaus Harnoncourt:MOZART: Le Nozze di Figaro
Anna Netrebko:""The Opera Gala - Live from Baden-Baden""
Anna Netrebko:The Berlin Concert
Anna Netrebko:BELLINI: I Puritani

DECCA
CARLOS ACOSTA:Bolshoi
REN?E FLEMING:Tchaikovsky: Eugene Onegin
JUAN DIEGO FL?REZ:Rossini: Il Barbiere Di Siviglia
ROBERTO ALAGNA:Verdi: Aida
VALERY GERGIEV:Tchaikovsky: Nutcracker
MARIINSKY?GERGIEV:Tchaikovsky: Swan Lake
JONAS KAUFMANN:Bizet: Carmen

<SONY BMG Masterworks> ★ご予約締切日 7月20日
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DHMやSEONのオリジナル楽器演奏から、モダン楽器による名演奏、オーマンディ
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ます。盤によってはハイライト(抜粋)盤となっているものございますが、これ
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によってのバロック音楽の解釈をお楽しみいただくこともできます。
BOXの大きさは、13cm x 13cm x 18.5cm 重さ 約1.8kg (予定)
このBOXには、冊子による解説書は付属いたしません。解説(英語・ドイツ語の
み)は、付録のCD-ROMに収録されておりますPDFファイルでパソコンにて、閲覧
及び印刷が可能です。 (閲覧・印刷には、Adobe Readerが必要となります。
Adobe社のホ-ムページより無料ダウンロード可能です)

●Disc 1:
J.S.バッハ:『ブランデンブルク協奏曲第1-3番』
●Disc 2:
J.S.バッハ:『ブランデンブルク協奏曲第4-6番』
シギスヴァルト・クイケン(指揮) ラ・プティット・バンド
シギスヴァルト・クイケン(Vn,Va)寺神戸亮(Vn,Va)鈴木秀美(Vc)
バルトルド・クイケン(Bfl,Fl-tr)マルセル・ポンセール(ob)
ヴィーラント・クイケン(Vc,gamb)
クロード・モーリー(Hr)ピエール・アンタイ(cemb)他
【録音】1993-1994年 アルセロン(:DHM:DDD)
●Disc 3:
J.S.バッハ:『管弦楽組曲第1&2番』
コレギウム・アウレウム ハンス・マルティン・リンデ(Fl-tr)
【録音】1969年 キルヒハイム城糸杉の間(DHM :ADD)
●Disc 4:
J.S.バッハ:『音楽の捧げ物 BWV.1079 』
グスタフ・レオンハルト(cemb)マリー・レオンハルト(Vn)
バルトルド・クイケン(Fl-tr)
シギスヴァルト・クイケン(Vn) ヴィーラント・クイケン(gamb)
ロベール・コーネン(cemb)
【録音】1974年 アムステルダム(SEON: ADD)
●Disc 5:
J.S.バッハ:【オルガン作品集】 - グスタフ・レオンハルト(org)
コラール「いと高きところにいます神にのみ栄光あれ」BWV.663
コラール「おお罪なき神の小羊よ」BWV.618
コラール「われらキリストのともがら」BWV.710〔偽作〕
前奏曲とフーガ ハ短調 BWV.546 前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.547
前奏曲とフーガ ホ短調 BWV.548 幻想曲ト長調 BWV.572
トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565
【録音】1974年頃 アムステルダム(SEON: ADD)
●Disc 6:
J.S.バッハ:『フーガの技法 BWV.1080』
ヘリベルト・ブロイアー(指揮・編曲)ベルリン・バッハ・アカデミー
【録音】2000年 ベルリン、イエス・キリスト教会(ARTE NOVA: DDD)
●Disc 7:
J.S.バッハ:
『ゴルトベルク変奏曲 BWV.988』 , 『イタリア協奏曲 BWV.971』
グスタフ・レオンハルト(cemb)【録音】 1976年, 1965年(DHM: ADD)
●Disc 8:
J.S.バッハ:『インヴェンションとシンフォニア BWV.772-801』
グスタフ・レオンハルト(cemb)
【録音】 1974年 アムステルダム (SEON: ADD)
●Disc 9:
J.S.バッハ:
『平均律クラヴィーア曲集』より - グスタフ・レオンハルト(cemb)
『第1巻』より、第1,2,3,4,15,17,21,24番
『第2巻』より、第1,6,7,12,13,15,18,19番
【録音】1967, 1972, 1973年 キルヒハイム城糸杉の間 (DHM: ADD)
●Disc 10:
J.S.バッハ:
『リュート組曲 第1番 BWV.996』 『トリオ・ソナタ BWV.525&529』
ジュリアン・ブリーム(g)ジョージ・マルコム(cemb)
【録音】 1965、1969年 ロンドン(RCA: ADD)
●Disc 11:
J.S.バッハ:
『無伴奏ヴァイオリンためのソナタとパルティータ』より
「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番 BWV.1003」
「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 BWV.1004」
「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番 BWV.1006」
ルドルフ・ゲーラー(Vn, バッハ弓使用)
【録音】 1998年 イール(ARTE NOVA: DDD)
●Disc 12:
J.S.バッハ: 『無伴奏チェロ組曲 第1,3,6番』
●Disc 13:
J.S.バッハ: 『無伴奏チェロ組曲 第2,4.5番』
ギド・シーフェン(Vc)【録音】 1996年 ザンドハウゼン(ARTE NOVA: DDD)
Disc 14: J.S.バッハ: 『モテット集 BWV.225-230』
コンラート・ユングヘーネル(指揮)カントゥス・ケルン
【録音】 1995年 マンデルスロウ(DHM: DDD)
●Disc 15:
J.S.バッハ:『カンタータ第56番「われは喜びて十字架を担わん」BWV.56』
『カンタータ第82番「われは満ち足れり」BWV.82』
マックス・ファン・エグモント(Br)
フランス・ブリュッヘン(指揮) バロック室内オーケストラ
【録音】 1977年 ハールレム(SEON: ADD)
●Disc 16: J.S.バッハ:
『カンタータ第202番「いまぞ去れ、悲しみの影よ(結婚カンタータ)」BWV.202』
『カンタータ第209番「悲しみのいかなるかを知らず」BWV.209』
エリー・アメリンク(Sp)コレギウム・アウレウム
【録音】 1964-1968年 キルヒハイム城糸杉の間(DHM :ADD)
●Disc 17:
J.S.バッハ:『クリスマス・オラトリオ BWV.248』より(ハイライト)
アリーン・オジェー(Sp)ユリア・ハマリ(A)
ペーター・シュライアー(T)ヴォルフガング・シェーネ(Bs)
ヘルムート・リリング(指揮)
ゲッヒンガー・カントライ シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
【録音】 1984年 シュトゥットガルト (SONY: DDD)
●Disc 18:
J.S.バッハ:『ヨハネ受難曲 BWV.245』より(ハイライト)
ヘレン・クウォン(Sp)ウルスラ・アイティンガー(Ms)
ローター・オディヌス(T)ペーター・リカ(Bs)他
ヨシャルド・ダウス(指揮)
ヨーロッパ合唱アカデミー ポーランド室内フィルハーモニー
【録音】 1999年 ブレーメン(ARTE NOVA: DDD Live)
●Disc 19:
J.S.バッハ:『マタイ受難曲 BWV.244』より(ハイライト)
ブリッタ・スタルマイスター(Sp) ヘドヴィッヒ・ファスベンダー(A)
アンドレアス・ワーグナー(T:福音史家) アンドレアス・シェイーブナー(B)
フリーデマン・クンダー(B:イエス)
ヨシャルド・ダウス(指揮)
ヨーロッパ合唱アカデミー、ポーランド室内フィルハーモニー、
カルー・アウレリウス少年合唱団、
【録音】 2000年 ブレーメン、ミュンヘン(ARTE NOVA: DDD Live)
●Disc 20:
J.S.バッハ:『ロ短調ミサ BWV.232』(第1部)
●Disc 21:
J.S.バッハ:『ロ短調ミサ BWV.232』(第2部)
トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)
バルタザール=ノイマン合唱団 フライブルク・バロック・オーケストラ
【録音】 1996年10月 ゲニンゲン(DHM: DDD)
●Disc 22;
J.S.バッハ:『マニフィカト BWV.243』
アン・マレイ(Sp)アリーン・オジェー(Sp)ヘレン・ワッツ(A)
アダルベルト・クラウス(T)フィリップ・フッテンロッハー(Bs)
ヴォルフガング・シェーネ(Br)
ヘルムート・リリング(指揮)
ゲッヒンガー・カントライ シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
【録音】 1979年 シュトゥットガルト(SONY: ADD)
ヴィヴァルディ:
『幸いなるかな 変ロ長調 RV.598』『グローリア ニ長調 RV.589』
キャロリン・ワトキンソン(A)ジャスリーン・シャモナン(Sp)
マリー・ブルゲス(Sp)
ジャン=クロード・マルゴワール(指揮)
ラファエル・パスケ声楽アンサンブル
【録音】 1976年 パリ(SONY: ADD)
●Disc 23:
ブクステフーデ: 【オルガン作品集】 - ライナー・オスター(org)
『第1旋法によるマニフィカト BuxWV.203』『パッサカリア ニ短調 BuxWV.161』
『シャコンヌ ホ短調BuxWV.160』『トッカータ ヘ長調 BuxWV.157』
『前奏曲 ニ短調 BuxWV.140』『フーガ ハ長調 BuxWV.174』『前奏曲 イ短調
BuxWV.153』『イエス・キリストよ、讃美を受け給え BuxWV.188』『前奏曲
嬰ヘ短調 BuxWV.146(ト短調移調版)』『カンツォーナ ニ短調 BuxWV.168』
『トッカータ ニ短調 BuxWV.155』
【録音】 1998年 ハンブルク、聖ヤコビ教会(ARTE NOVA: DDD)
●Disc 24:
コレルリ: 『合奏協奏曲集 Op.6』 より 第1, 3, 7, 8, 9,11番
ジーン・ラモン(リーダー)ターフェルムジーク・バロック・オーケストラ
【録音】 1988年 トロント(DHM: DDD)
●Disc 25: コレルリ: 『ソナタ集 Op.5』より 第7-12番
フランス・ブリュッヘン(Bfl)アンナー・ビルスマ(Vc)
グスタフ・レオンハルト(cemb)
【録音】 1980年 ハールレム (SEON: DDD)
●Disc 26:
フランソワ・クープラン:『王宮のコンセール 第1-4番』
フランス・ブリュッヘン(Fl-tr)バルトルド・クイケン(Fl-tr)
イェルク・シェフトライン(ob)
ミラン・トゥルコヴィチ(fg)ジャニーヌ・ルービンリヒト(Vn)
シギスヴァルト・クイケン(Vn, gamb)
ヴィーラント・クイケン(gamb)ロベール・コーネン(cemb)
【録音】 1971年 アムステルダム(SEON: ADD)
●Disc 27:
フレスコバルディ:『主日のミサ(「音楽の花束」より』
ロレンツォ・ギエルミ(org)
クリストフ・エルケンス(指揮) カンティクム
【録音】 1994年 ピアチェンツァ(DHM: DDD)
●Dics 28:
フックス:『死者のためのミサ曲-皇帝レクイエム』
『2つのヴァイオリンのための3声のソナタ ニ調』『オルガンのためのシャコ
ンヌ』『グラーヴェ-3声のソナタ ニ調』『メディア・ヴィータ・イン・モル
テ・スムス(我らは死の只中に生き)』『デ・プロフンディス(深き淵より)モ
テット』『オルガンのためのアダージョ』『モテット:リベラ・メ(我を解き
放ちたまえ)』他
ルネ・クレマンシック(指揮&org)
ヒロ・クロサキ(Vn)クレマンシック・コンソート
【録音】 1991年 ウィーン(ARTE NOVA : DDD)
●Disc 29:
ヘンデル:『水上の音楽』 『王宮の花火の音楽』(全曲)
ジャン=フランソワ・パイヤール(指揮) パイヤール室内管弦楽団
【録音】 1990年 パリ(RCA: DDD)
●Disc 30:
ヘンデル:『オルガン協奏曲集 Op.4-1-6』(全曲)
ルドルフ・エヴァーハルト(org)コレギウム・アウレウム
【録音】 1967年 オットーボイレン修道院(DHM: ADD)
●Disc 31:
ヘンデル: 協奏曲集
『ハープ協奏曲 Op4-6』『オーボエ協奏曲第1番 HWV.301、第2番 HWV.302a、
第3番 HWV.287』『2つのチェロのための協奏曲 ト短調』『フルート協奏曲
ニ長調』
ラッキー・ウェイクフォード(Hp)マルコルム・メシッター(ob)
フェレンツ・スツッチ(Vc)
エドワード・ベケット(Fl)
ロス・ポープル(Vc&指揮)ロンドン・フェスティヴァル管弦楽団
【録音】 1996-1997年 ロンドン(ARTE NOVA: DDD)
●Disc 32:
ヘンデル:
『シャンドス・テ・デウム HMV.281』
『シャンドス・アンセム 第11番 HMV.256』
ゲルハルト・イェーネマン(指揮)
フランクフルト・ゾリステン
ドロットニングホルム・バロック・アンサンブル
【録音】 1994年 イルベンシュタット(ARTE NOVA: DDD)
●Disc 33:
ヘンデル:オラトリオ『メサイア』より(ハイライト)
アイリーン・ファレル(Sp)マーサ・リプトン(A)デイヴィス・カニンガム(T)
ウィリアム・ウォーフィールド(Br)ギルバート・ジョンソン(Tp)
ユージン・オーマンディ(指揮)
フィラデルフィア管弦楽団 モルモン・タバナクル合唱団
【録音】 1958-1959年頃 フィラデルフィア(SONY: ADD)
●Disc 34:
ヘンデル:歌劇『リナルド』 より(ハイライト)
キャロリン・ワトキンソン(A)イレアナ・コトルバス(Sp)
ジャネッテ・スコヴォッティ(Sp)
マリー=フランワーズ・ジャクリーン(Sp)ニコーレ・レポルト(Sp)
ポール・エスウッド(C-T)
ウルリク・コールド(Bs)
ジャン=クロード・マルゴワール(指揮)
ラ・グラン・エキュリー・エ・ラ・シャンブル・デュ・ロワ
【録音】 1977年 パリ(SONY: ADD)
ヘンデル:歌劇『アレッサンドロ』 より(ハイライト)
ギィ・ドゥ・メイ(T)ルネ・ヤーコプス(C-T)リア・ボレン(A)
ゾフィー・ボウリン(Sp)
イサベラ・プールナール(Sp)ジャン・ニルエ(C-T)
スティーヴィン・ヴァーコー(Bs)
シギスヴァルト・クイケン(指揮)
ラ・プティット・バンド
【録音】 1984年 ハールレム(DHM: DDD)
●Disc 35:
ヘンデル:歌劇『ジュリアス・シーザー』より(ハイライト)
モーリーン・フォレスター(コルネリア) ビヴァリー・シルズ(クレオパトラ)
ノーマン・トレイグル(シーザー) ドミニク・コッサ 他
ジュリアス・ルーデル(指揮)
ニューヨーク市立歌劇場管弦楽団&合唱団.
【録音】 1967年 ニューヨーク(RCA: ADD)
ヘンデル:歌劇『タメルラーノ』 より(ハイライト)
イサベラ・プールナール(Sp)ジョン・エルウィス(T)ルネ・ヤーコプス(C-T)
グレゴリー・ラインハルト(Bs)ミーケ・ファン・デル・スルイス(Sp)
アンリ・ルドロワ(C-T)
ジャン=クロード・マルゴワール(指揮)
ラ・グラン・エキュリー・エ・ラ・シャンブル・デュ・ロワ
【録音】 1983年 パリ(SONY: DDD)
●Disc 36: ヘンデル:歌劇『セルセ』より(ハイライト)
ジュディス・マラフロンテ(A)ジェニファー・スミス(Sp)
ディーン・エリー(Bs)リサ・ミルン(Sp)
デイヴィッド・トーマス(Bs)スーザン・ビックリー(Ms)
ブライアン・アサワ(C-T)
ニコラス・マギーガン(指揮)
ザ・ハノーヴァー・バンド
【録音】 1997年 ワットフォード(Conifer: DDD)
●Disc 37:
ラモー:コメディー・バレ『町人貴族』の音楽(第1-13曲)
●Disc 38:
ラモー:コメディー・バレ『町人貴族』の音楽(第14-16曲)
ジークムント・ニムスゲルン(Br) ラシェル・ヤカール(S)
ルネ・ヤーコプス(C-T)、他
グスタフ・レオンハルト(指揮)
シギスヴァルト・クイケン(Vn)ラ・プティット・バンド
【録音】 1973年 フッガー城 糸杉の間(DHM: ADD)
リュリ: 『ディヴェルッシメント集』
スキップ・センペ(指揮&cemb) ラ・ストラヴァガンテ
【録音】 1990年 パリ(DHM: DDD)
●Disc 39:
モンテヴェルディ:『聖母マリアの夕べの祈り』より(ハイライト)
コンラート・ユングヘーネル(指揮) カントゥス・ケルン
【録音】 1994年 ゲニンゲン(DHM: DDD)
シャルパンティエ:『テ・デウム』(全曲)
マリー・ビヴァリー(Sp)ケヴィン・スミス(C-T)ジェームズ・グリフェット(T)
ジャン=クロード・マルゴワール(指揮)
デイヴィッド・トーマス(Br)
ラ・グラン・エキュリー・エ・ラ・シャンブル・デュ・ロワ,
ウォーリック大学セント・メアリー教会合唱団
【録音】 1979年 パリ(SONY: ADD)
●Disc 40:
ペルゴレージ:『スターバト・マーテル』(全曲)
ステファニー・コポインツ(Sp)ガブリエラ・ベッセニー(A)
ヴォルフガング・グレース(指揮)ヨーロッパ・シンフォニー
【録音】 1995年 ウィーン(ARTE NOVA: DDD)
●Disc 41:
ペルゴレージ:歌劇『奥様になった小間使い』(全曲)
マッダレーナ・ボニファッチョ(Sp)ジークムント・ニムスゲルン(Bs)
コレギウム・アウレウム
【録音】 1969年 フッガー城 糸杉の間(DHM: ADD)
●Disc 42:
パーセル:【アンセムと賛歌集】
パーセル:『常に主にありて喜べ』『イェルサレムよ、主をほめたたえよ』
『目覚めて心して聴け』『その聖所にて主をほめたたえよ』
『おんみ、眠らざる羊飼いよ』『今や太陽の光も薄れしからには』
『わが愛する者語りて』『主よ、われ汝に依り頼む』
ロック:『オルガンのための3つのヴォランタリー』
作者不詳:『オルガンのためのヴァース』
デイヴィッド・コルディア(C-T)ジョン・エルウィス(T)
ペーター・コーイ(Bs)ハリー・ファン・デル・カンプ(Bs)
グスタフ・レオンハルト(指揮&org)
テルツ少年合唱団 ピリオド器楽アンサンブル
【録音】 録音日不詳 ハールレム(SEON: ADD)
●Disc 43:
パセール:歌劇『ディドーとエネアス』より(ハイライト)
アンドルー・パロット(指揮)タヴァナー合唱団 タヴァナー・プレーヤーズ
【録音】 1994年 ロンドン(Vivarte: DDD)
パセール:
『アーサー王』『妖精の女王』『インドの女王』より付随音楽集(ハイライト)
ジーン・ラモン(リーダー)ターフェルムジーク・バロック・オーケストラ
【録音】 1994年 トロント(Vivarte: DDD)
●Disc 44:
ラモー: 【バレエと歌劇のための付随音楽集】
ラモー:『インドの優雅な人々』『ダルダニュス』より付随音楽集(ハイライト)
コレギウム・アウレウム
【録音】 1964年、1967年 フッガー城 糸杉の間(DHM:ADD)
ラモー:『イポリトとアリシー』より付随音楽集(ハイライト)
シギスヴァルト・クイケン(指揮) ラ・プティット・バンド
【録音】 1978年 シュライデン (DHM: ADD)
ラモー:『プラテー』序曲
ニコラス・マギーガン(指揮)
フィルハーモニア・バロック・オーケストラ
【録音】 1997年 カリフォルニア(Conifer: DDD)
ラモー:『ピグマリオン』より(ハイライト)
グスタフ・レオンハルト(指揮) ラ・プティット・バンド
【録音】 1980年 ハールレム(DHM: DDD)
ラモー:『ゾロアストロ』より(ハイライト)
シギスヴァルト・クイケン(指揮) ラ・プティット・バンド
【録音】 1983年 オランダ(DHM: DDD)
●Disc 45:
アレッサンドロ・スカルラッティ:カンタータ集
『Poco si poco amore(セレナータ)』『Lisa del foco mio』
『Amica, hora che Aprile』『Ahi, che sara di me?』
クリスティーナ・ブランディス(Sp)ドミニク・ラーベル(Sp)
ニコラス・マギーガン(指揮&org)アカデミアン・アカデミー
【録音】 1999年 カリフォルニア(Conifer: DDD)
●Disc 46:
ドメニコ・スカルラッティ: チェンバロ・ソナタ集
K.141, 118, 119, 454, 455, 198, 203, 501, 502, 518, 519, 516, 517,
108, 490, 491, 492
アンドレアス・シュタイアー(cemb)
【録音】 1990年 リンドラー(DHM: DDD)
●Disc 47:
シュッツ: 『ダヴィデ詩篇集Op.2』より
『主はわが主に言われた』『なにゆえ、もろもろの国びと騒ぎたち』
『深き淵よりわれ汝を呼ぶ』『われ語られしことを、われ喜ぶ』
『われ山に向かって目を上げ』『恵み深い主に向かって感謝せよ』
『主はわが牧者なり』『全霊もて、われ主に感謝す』
『主に向かいて新しき歌を歌え』『主に向かいて歓呼の声をあげよ』
『わが魂よ、主をほめたたえよ』『エフライムはわが親愛の息子ならずや』
『今ぞわが魂よ主をたたえよ』『涙と共に種まく者は』
デイヴィッド・コルディア(C-T)クリストフ・プレガルディエン(T)
ゲルト・テュルク(T)
フランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒ(Bs)ペーター・コーイ(Bs),他
フリーダー・ベルニウス(指揮) シュトゥットガルト室内合唱団
ローランド・ウィルソン(指揮&ツィンク) ムジカ・フィアータ・ケルン
【録音】 1991年 ゲニンゲン(Vivarte: DDD)
●Disc 48:
シュッツ: 『シンフォニア・サクレ第2集』より
『わが魂は主を崇め』『主はわが力であり』『主よ、われ汝に感謝す』
『手を打ち、主に向かいて』『神の聖所で神をほめたたえよ』
『われらの君主たちとすべての主権者に与えたまえ』『神よ、立ち上がれ』
『ルビーのごとく』『主は私の光、私の救い』
『主よ、あなたの天を傾け、降りてきて』『日の昇るところから』
『われ神より離れじ』『正しき者たちよ、主において喜べ』
グンドゥーラ・アンデルス(Sp)モナ・スパケーレ(Sp)
ハリー・ファン・デル・カンプ(Bs)
バス・ラムゼラー(Bs)ヴィルフリード・ヨッヘンス(T)
ニコ・ファン・デル・メール(T)、他
ローランド・ウィルソン(指揮&ツィンク) ムジカ・フィアータ・ケルン
フリーデマン・インマー(バロックTp)【録音】 1995年 ケルン(Vivarte: DDD)
●Disc 49:
テレマン: 【協奏曲集】
『4つのヴァイオリンのみのための協奏曲 ニ長調』
『ヴィオラ協奏曲 ト短調』『オーボエ協奏曲 ホ短調』
『ヴァイオリン協奏曲 イ短調』
『フルートとリコーダーのための協奏曲 ホ短調』
『管弦楽組曲「ドン・キホーテ」』
ペーター・ラングガルトナー(Va)ペーター・タヴェルナロ(ob)
グレゴール・シグル(Vn)
アンドレア・グートマン(Bfl)マリアンネ・ボルシェ(Fl)
ユルゲン・ガイゼ(指揮)
Cis・コレギウム・モーツァルテウム・ザルツブルク
【録音】 1995年 ザツルブルク(ARTE NOVA: DDD)
●Disc 50:
テレマン: 『ターフェルムジーク』より
『3つのヴァイオリンのための協奏曲 へ長調』
『フルートとヴァイオリンのための協奏曲 イ長調』
『2つのホルンのための協奏曲 変ホ長調』
『ヴィオラ・ダ・ガンバと弦楽のための組曲 ニ長調』
ヨハネス・コッホ(gamb) コレギウム・アウレウム
【録音】 1977年 キルヒハイム フッガー城 糸杉の間(DHM: ADD)
●Disc 51:
ヴィヴァルディ: 『協奏曲集「調和の霊感」Op.3-1-6』
●Disc 52:
ヴィヴァルディ: 『協奏曲集「調和の霊感」Op.3-7-12』
ミハイル・ガントヴァルク(指揮)
サンクト・ペテルブルク・ソロイスツ
【録音】 1992年 コンスタンツ(ARTE NOVA: DDD)
●Disc 53:
ヴィヴァルディ: 『協奏曲集「四季」Op.8-1-4』
シギスヴァルト・クイケン(Vn&指揮) ラ・プティット・バンド
【録音】 1979年 ハールレム(SEON: ADD)
ヴィヴァルディ: 『協奏曲集「和声と創意の試み」Op.8』 より第6&12番
ブルース・ヘインズ(バロックob)
フランス・ブリュッヘン(指揮) バロック・オーケストラ
【録音】 1979年 ハールレム(SEON: ADD)
●Disc 54:
ヴィヴァルディ: 『協奏曲集「和声と創意の試み」Op.8』 より第5-12番
ピンカス・ズカーマン(Vn&指揮) ニール・ブラック(ob〈9番のみ〉)
イギリス室内管弦楽団 フィリップ・レッジャー(cemb)
【録音】 1972年 ロンドン(SONY:ADD)
●Disc 55:
ヴィヴァルディ: 『フルート協奏曲集』 -
RV.436, 108, 427, 438, 440, 429
ジェームズ・ゴールウェイ(Fl)
クラウディオ・シモーネ(指揮) イ・ソリスティ・ヴェネティ
【録音】 1988年 モンセリーチェ(RCA: DDD)
●Disc 56: 【バロック・オルガン作品集】
フローベルガー: 『幻想曲 FbWV.201』『トッカータ ト長調 FbWV.107』
『カプリッチョ ト長調 FbWV.507』『トッカータ ハ長調 FbWV.109』
『トッカータ ヘ長調 FbWV.110』
ヨーゼフ・ケレメン(org)
【録音】 2000年 ハイヒンゲン(ARTE NOVA: DDD)
ムファット:『パッサカリア ニ短調』
フローベルガー:『リチェルカーレ ト短調』、
ケルル:『カンツォーナ第5番』
パッヘルベル:『トッカータ ハ長調』『アリアと変奏曲 へ長調』
『われらみな唯一なる神を信ず』『セバルディーナのアリアによる変奏曲』、
ムファット:『トッカータ 第5番』『トッカータ ニ短調』
グスタフ・レオンハルト(org)
【録音】 1995年 クロースターノイブルク(Vivarte: DDD)
●Disc 57:
【J.S.バッハとヘンデルの荘厳なる合唱曲集】
J.S.バッハ:
『カンタータ 第80,140,243,147,4,208,79,140』『ロ短調ミサ曲』、
ヘンデル:
『サムソン』『マカベウスのユダ』『サウル』『エジプトのイスラエル人』
『戴冠アンセム』『メサイア』より合唱楽章
ユージン・オーマンディ(指揮)
フィラデルフィア管弦楽団 モルモン・タバナクル合唱団
【録音】 1958年 フィラデルフィア(SONY: ADD)
●Disc 58:
カリッシミ:オラトリオ『イェフタ』(全曲)
コンラート・ユングヘーネル(指揮) カントゥス・ケルン
【録音】 1994年 マンデルスロウ(DHM: DDD)
ドメニコ・スカルラッティ:『スターバト・マーテル』(全曲)
ジュリー・ケンナルド(Sp)ポール・テイラー(T)
アンソニー・プリース(Vc)フランシス・バインズ(Cb)
ティモシー・ファレル(org)
ジョン・プール(指揮) BBCシンガーズ
【録音】 1976年 ロンドン(SONY: ADD)
●Dics 59:
ベネヴォリ伝(ビーバー作曲?):『53声部のザルツブルク大聖堂祝典ミサ』
『汝ら鼓を打ちならせ(讃歌)』
イレネウ・セガーラ神父(指揮)
モンセラート修道院聖歌隊
テルツ少年cho. コレギウム・アウレウム
【録音】 1974年 ザルツブルク (DHM: ADD LIVE)
●Disc 60: 【バロック小品集】
L.R.デ・バヤリス:『第1旋法のハカラス』
アンドルー・ローレンス=キング(Hp) ザ・ハープ・コンソート
【録音】 1994年 ファルコッホ (DHM: DDD)
作者不詳: 『Diferencias sobre la gayta』
エドゥアルト・ロペス・バンゾ(指揮) アル・アイレ・エスパノール
【録音】 1994年 アムステルダム(DHM: DDD)
カヴァッリ: 『歌劇:「ディドーネ」』より「エネーア」』
トーマス・ヘンゲルブロック(指揮) ピタゴラス・アンサンブル
【録音】 1997年 シュヴェツィンガー(DHM: DDD)
パッヘルベル:『カノンとジーグ ニ長調』
レイモンド・レッパード(指揮) イギリス室内管弦楽団
【録音】 1980年 ロンドン(SONY: ADD)
トレルリ: 『トランペット協奏曲 ニ長調』より「アレグロ」
クロード・リッパス(Tp)
ルドルフ・アッシュ(指揮) グラルナー・ムジークコレギウム
【録音】 1995年 チューリヒ(SONY: DDD)
パーセル: 『アブデラザール』より「ロンドー」
レイモンド・レッパード(指揮) イギリス室内管弦楽団
【録音】 1980年 ロンドン(SONY: ADD)
マルチェッロ: 『オーボエ協奏曲 ニ短調』より「アダージョ」
ニール・ブラック(Ob)
レイモンド・レッパード(指揮) イギリス室内管弦楽団
【録音】 1980年 ロンドン(SONY: ADD)
ヴィヴァルディ:『グローリア ニ長調RV.589』より第1曲
ジャン=クロード・マルゴワール(指揮)
ラファエル・パスケ声楽アンサンブル
【録音】 1976年 パリ(SONY: ADD)
カルダーラ: 『たとえつれなくても』
ラモン・ヴァルガス(T)
【録音】 2002年 イギリス(RCA: DDD)
アルビノーニ:『トランペット協奏曲 変ロ長調 Op.7-3』 より第1楽章
アンドレ・ベルナール(Tp)ジョージ・マルコム(指揮) イギリス室内管弦楽団
【録音】 1979年 ロンドン(SONY: ADD)
アルビノーニ:『弦楽のためのアダージョ ト短調』(レモ・ジャゾット編)
ジャン=クロード・マルゴワール(指揮)
ラ・グラン・エキュリー・エ・ラ・シャンブル・デュ・ロワ
【録音】 1976年 パリ(SONY: ADD)
クラーク:『デンマーク王子の行進(トランペット・ヴォランタリー)』
レイモンド・レッパード(指揮) イギリス室内管弦楽団
【録音】 1980年頃(SONY: ADD)
J.S.バッハ:『メヌエット BWV.Anh.114』 『ミュゼット BWV.Anh.126』
『あなたがそばにいるならば BWV.508』『行進曲 二長調 BWV.Anh.122』
ユージン・オーマンディ(指揮) フィラデルフィア管弦楽団
【録音】 1968年 フィラデルフィア(SONY: ADD)
ヘンデル:
『あなたがどこを歩くとも(「セメレ」より)』
『Martial Symphony(「ベルシャザル」より)』
『シバの女王の入場(「ソロモン」より』 『葬送行進曲(「サウル」より)』
『グラン・アントレ(「アルチェステ」より)』
チャールズ・グローヴズ(指揮) ロイヤル・フィル
【録音】 1969年 ワーウィッシャー(SONY: ADD)
ヘンデル:『アンダンテ・ラルゲット(「ベレニーチェ」より)』
ピエール・ブレーズ(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニック・チェンバー・オーケストラ
【録音】 1978年 ロンドン(SONY: ADD)
グルック: 『精霊の踊り(「オルフェオとエウルディーチェ」より)』
ユージン・オーマンディ(指揮) フィラデルフィア管弦楽団
【録音】 1968年 フィラデルフィア(SONY: ADD)
●Disc 61:
【トラック表と、簡単な英語による解説書(PDFファイル)】 (CD-ROM)




<RCA RED SEAL>
88697338352(SACD-Hybrid) \1680
ベートーヴェン:交響曲第5&1番
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮) 
ドイツ・カンマーフィル
全世界で絶賛!快進撃を続けるパーヴォ・ヤルヴィとドイツ・カンマーフィル
のベートーヴェン第3弾!
2006年5月の来日公演におけるベートーヴェンの交響曲全曲演奏会で、「刺激
に満ちながらも調和の取れたベートーヴェン」「奇跡としか言いようがない
演奏」「知情意すべてが最高水準、比類なき世界最高峰のベートーヴェン」
「ベートーヴェン交響曲全9曲から未知の世界を引き出した」「ベートーヴェ
ン芸術の真髄にふれることができた感動と驚きの3日間」と、最高の賛辞を得、
さらに2007年7月のオール・ベートーヴェン・プロも「さらに進化を遂げた演
奏精度と果敢な表現意欲」と評価され、2007年度の「音楽の友」誌コンサート
・ベスト10では5位にランクインしたパーヴォ・ヤルヴィとドイツ・カンマー
フィル。日本のみならず、ヨーロッパやアメリカにおいても、このコンビの
ベートーヴェン演奏は高い評価を受け続けており、2009年にはベートーヴェン
の街ボンで毎夏開催されるベートーヴェン・フェストでの交響曲全曲演奏が決
まっている。その充実ぶりを緻密なスタジオワークによって刻印し続けている
充実のチクルス録音第3弾として、「運命」のニックネームを持つ有名曲第5番
と第1番のカップリングが登場。ハ短調とハ長調という作品のコントラストを
際立たせた組み合わせである。
前2作同様、弦は6-6-6-4-3という小編成でヴァイオリンを左右に分ける対向配
置、トランペットとティンパニにはオリジナル楽器を使用、また控えめにヴィ
ブラートを使うオリジナル楽器の奏法を取り入れることによって、ベートー
ヴェンがそれぞれの交響曲に詰め込んだ革命的なまでのドラマがくっきりと描
き出されている。
録音エンジニアは、元フィリップスの録音スタッフが創設したオランダ・ポリ
ヒムニア社の総帥エヴァレット・ポーター。最近の内田光子の録音のプロデュ
ーサーとしても知られるポーターが、音響効果抜群のベルリンのフンクハウス
・ケーペニック(旧名称:スコアリング・ステージ・スタジオ=旧東ドイツの
国営放送局の録音用ホール)に鳴り響くドイツ・カンマーフィルの個性的な響
きを鮮明に捉えたDSD録音である。
【録音】 2006年8月27日-29日(第5番)、8月31日-9月1日(第1番)、
ベルリン、フンクハウス・ケーペニック(旧名称:スコアリング・ステージ)

88697318712 \1680
ヘンデル・オペラ・アリア集
ヴェッセリーナ・カサロヴァ(Ms)
アラン・カーティス(指揮) 
イル・コンプレッソ・バロッコ
「オットーネ」より、
「Dove sei, dolce mia vita!」「Un disprezzato affetto」
「クレタのアリアンナ」より、
「O patria! O citadini!」「Sol ristoro di mortali」
「Bella sorge la speranza」
「テレプシコーレ」より、
「Sento brillar nel sen」「Caro amor, sol per momenti」
「アリオダンテ」より、
「Overture, Ballet」「O felice mio core」「Con l'ali di costanza」
「E vivo ancora?」「Scherza infida in grembo al drudo」
「Numi! Lasciami vivere」
「アルチーナ」、より
「「Mi lusinga il dolce affetto」「Verdi prati, selve amene」
モーツァルト、ロッシーニとともにフランス・オペラのレパートリーの斯界
の第一人者カサロヴァ。もちろん、今や、ヘンデルのオペラでも欠かせない
存在でもあります。バロック・アリアの女王の面目躍如。この素晴らしい歌
声は言葉では形容できません。あまり聴く機会のないアリアから、おなじみ
の「アリオダンテ」や「アルチーナ」のアリアまで、悲しみに満ちているか
と思えば挑戦的になる若者の心を柔軟に、かつ自由自在に歌います。一瞬
「カウンターテナー?」と思えるような深い歌声、思い切りのよい表現。し
かし、声自体に漲る女性らしい妖艶さ。これらが相俟って背中がぞくぞくす
るような快感を与えてくれるのです。女王というより「男前」な歌声を堪能
してください。今回は、様々なヘンデル・オペラの復活上演を行っているス
ペシャリスト、アラン・カーティス(指揮) イル・コンプレッソ・バロッコ
をバックにして、歌われます。  
【録音】 2008年3月 Haydn-Auditorium, Bolzena

88697323172 2枚組 \2500
モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番、13番、26番「戴冠式」
(モーツァルト自身による弦楽器のみによる伴奏編曲版)
幻想曲 ニ短調K.397、ピアノ・ソナタ第8番、アダージョ ロ短調K.540
ロンド イ短調K.511、幻想曲 ハ短調K.475、ピアノ・ソナタ第14番
オリヴァー・シュナイダー(P)
エーリヒ・ヘーバルト(指揮&Vn) カメラータ・ベルン
オリヴァー・スナイダー(P)
このアルバム、まずバックのオーケストラの音が素晴らしいの一言です。モ
ダン楽器にガット弦を張った「オリジナル楽器風の響き」(弓もバロック弓を
使用)を存分に堪能いただけます。曲へのアプローチも古楽系の颯爽としたも
ので、ムダなぜい肉をそぎ落とした「脱メタボ」なモーツァルトには本当に
ほれぼれすることでしょう。そのオケに支えられて縦横無尽に走り回るピアノ
にも脱帽です。モーツァルトが自分自身の演奏旅行のために書いた「協奏曲
第12番」は、いかなる状態の伴奏でも対応できるように管楽器軍はオプショ
ンとして書かれていますが、この録音では弦楽合奏のみの伴奏で演奏されて
います。現在カメラータ・ベルンの音楽監督&コンマスに迎えられているの
は、アーノンクールのオケ「ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス」のコ
ンマス、及びモザイクSQのトップでもある、エーリヒ・ヘーバルト。アーノ
ンクールに仕込まれた、アーノンクール語法をここでも発揮しています。ピ
アノと弦楽四重奏という室内楽編成版による録音はありますが、弦楽合奏版
というのは、珍しい録音となります。 ソナタ集は、「短調」のみを集めた
もの。人懐こい表情の「ニ短調幻想曲」に始まり、「小さな悲しみが疾走す
るような」イ短調。そして大規模な「ハ短調」ソナタが収録されています。
一味違うモーツァルトを聴きたい方にぜひお薦めいたします。
【オリヴァー・スナイダー】 
スイス生まれ。10歳に満たない若さでパリのツェムリンスキー弦楽四重奏団
とのデビューを果たし、チューリヒ音楽院にてオメロ・フランセッシュに師
事して最高位で卒業。その後、ウィーン国立音楽院大学、マンハッタン音楽
院でも学位を取得し、ピーバディー音楽院にてレオン・フライシャーに師事、
2001年卒業。ヨーロッパ、アメリカ、日本の各地で演奏活動を積極的に行い、
ヴェルヴィエ音楽祭、チューリヒ祝祭週間など主要音楽祭にも参加。トーン
ハレ管弦楽団をはじめモスクワ・フィルハーモニー、オスロ・カメラ-タ、
ケルン室内管弦楽団との共演も果たす。2004年と2006年にユリア・フィッ
シャーとの共演で来日している。
【録音】 2008年1-2月  チューリヒ放送スタジオ

88697249212(CD+ボーナスDVD) \1780
サラサーテへのオマージュ
「序曲とタランテラ Op.43」「ツィゴイネルワイゼン Op.20」
「マラゲーニャ Op.21-1」「ハバネラ Op.21-2」
「アンダルシアのロマンス Op.22-3」「祈り Op.23-1」
「サパテアード Op.23-2」「バスク奇想曲 Op.24」
「カルメン幻想曲 Op.25」
イリヤ・マリンコビッチ(Vn)
サラ・マリアノビッチ(p)
サラサーテといえば自らもヴァイオリニストとして超絶技巧を披露しながら
ヨーロッパから中近東まで、演奏旅行をして回った人です。当然、曲の聴か
せどころは心得ていて、どの曲にも華やかな見せ場が用意されているのはも
ちろんの事、泣かせる旋律もたっぷりと盛り込まれています。ここでヴァイ
オリンを弾いているのは7歳でベルグラード・フィルと共演、9歳でウィーン
に移住、着々とキャリアを積み重ねているヴァイオリニスト、マリンコビッ
チです。この演奏、例えば「ツィゴイネルワイゼン」などの泥臭い曲は多少
物足りないかもしれません。何しろスマートなのが特徴です。音程の揺れも
全くありません。まるで細密画を見るかのようです。しかし、その奥底に流
れる熱き血潮の滾り。これが素晴らしく魅力的なのです。一瞬ためらうかの
ようなポルタメント、後をひく粘っこい音色。もし、PAL方式再生可能なDVD
プレーヤーやパソコンをお持ちでしたら、ボーナスDVDを観ながら聴いてみる
と、悪戯っぽい笑顔がいつまでも脳裡に焼き付くこと請け合いです。これだ
けサラサーテの曲だけを集めたCDも少ないようです。
ボーナスDVD(PAL方式)では、CDと全く同じ曲の演奏の映像を、全曲視聴でき
ます。
ボーナスDVD付 
注★【PAL方式で収録のため、通常の日本製DVDプレーヤーでは再生できませ
ん。PAL方式再生支援機能付DVDプレーヤー、またはDVD再生可能なパソコン
でのみ、視聴可能です】
【録音】 2005年10月 ベルグラード、 セルビア・モンテネグロ 



<OEHMS CLASSICS>
★OEHMS CLASSICSは今月新譜より価格が値上がりになります。旧譜も8月より
価格変更になりますので、よろしくお願いいたします。

OC631(SACD-Hybrid) \1780
リヒャルト・シュトラウス
交響詩「ドン・ファン」Op.20  
交響的幻想曲ト長調Op.16「イタリアより」
ベルトラン・ド・ビリー(指揮) 
ウィーン放送交響楽団 
絶好調のベルトラン・ド・ビリー&ウィーン放送響のR.シュトラウス登場!
このディスクはそのド・ビリーと手兵ウィーン放送交響楽団との最新レコー
ディング。モーツァルト:ダ・ポンテ3大オペラに始まり、出身地フランスの
近代音楽、オーケストラの本拠地ウィーンのシューベルト、声楽つき大作ベ
ルリオーズ:レクイエム、ベートーヴェンの交響曲ツィクルス、フランスの
名ピアニスト、パスカル・ロジェとのラヴェル&ガーシュウィン、そして今
年初来日するパリ・オペラ座の公演曲デュカス「アリアーヌと青ひげ」やポ
ラスキとのワーグナー「トリスタン」など、立て続けに注目すべき録音を行
ってきたが、このR.シュトラウスで、さらに大きな注目と評価を得るべき充
実の出来映えの録音。豊かな色彩感と性格描写に優れた傑作「ドン・ファン」
とイタリア旅行での印象を元に書き上げた南欧的なものへの憧れを表現した
「イタリアより」という、ともに22-24歳の青年期に作曲された作品を、ウィ
ーンのR.シュトラウス演奏の伝統を踏まえながら、引き締まったアンサンブ
ル、磨き上げたディテールと音の透明性で見事に表現、ウィーンの音楽シー
ンに新風を吹き込んでいるド・ビリーのフレッシュで感動に満ちたものに仕
上がっています。
【録音】2007年6月、2008年2月、ウィーン、
ORFオーストリア放送局ラディアクルトゥーアハウス  
【ハイブリッドSACD仕様:CD 2.0ch./ SACD 2.0ch./ SACD 5.0 ch】

OC717 \1680
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調 [ノーヴァク版]
アイヴォー・ボルトン(指揮) 
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
アイヴォー・ボルトンはイギリスのランカシャー生まれ。ケンブリッジ大学、
ロンドンの王立音楽院とナショナル・オペラ・スタジオで学ぶ。1984年セント
・ジェームズ・バロック・プレイヤーズを創設し、イングリッシュ・ツーリン
グ・オペラの音楽監督(1991-92)、グランドボーン・ツーリング・オペラの音
楽監督(1992-97)、スコットランド室内管弦楽団の首席指揮者(1994-96)など
のポストを歴任。バイエルン州立歌劇場(1994)、コヴェント・ガーデン王立
歌劇場(1995)などの主要なオペラ・ハウスにもデビューし、ブエノス・アア
イレス、ボローニャ、フィレンツェ、パリ、ブリュッセルのオペラ・ハウス
やグラインドボーンやザルツブルクなどの音楽祭に客演してきた。バイエル
ン州立歌劇場には頻繁に客演して絶賛を博している。2004/05年のシーズンか
らスダーンの後を継いでザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団の首席指
揮者に就任した。2005年9月にはバイエルン州立歌劇場の日本公演にメータと
ともに同行して初来日を果たして、ヘンデルの「アリオダンテ」(デイヴィッ
ド・オールデン演出)を振り、高い評価を得た。
このCDは伝統を誇るザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団と2004年から
その首席指揮者に就任したアイヴォー・ボルトンによるブルックナー・ツィ
クルスの第3弾となるアルバムで、ブルックナーの第9!これは新首席指揮者
に就任したボルトンが意欲的(野心的?)に定期公演で始めたツィクルスで、
ザルツブルク祝祭大劇場でのライヴ・レコーディング。バロック演奏の経験
(フライブルク・バロック・オーケストラなどにも客演指揮している)を生か
してピリオド楽器演奏の成果を採り入れ、非常に清澄明晰で引き締まった現
代的な演奏で高く評価されているボルトンが、モーツァルテウム管の機能性
と編成を生かし新しい視点で捉え解釈したブルックナー演奏とその成果であ
る。
【録音】2005年11月10&11日、
ザルツブルク、祝祭大劇場でのライヴ・レコーディング

OC718 2枚組 \2700
J・S・バッハ:無伴奏チェロ組曲(全6曲) 
セバスティアン・クリンガー(Vc、Vcピッコロ)
バイエルン放送交響楽団の若きトップ・チェリスト、セバスティアン・クリ
ンガー。本格ソロデビューは、こだわりのバッハの無伴奏!
無伴奏の解釈も時代によって変遷を遂げています。カザルスやリヒターのよ
うに、自身の祈りを込めて奏する時代からできるだけ人間的な感情を排し、
ひたすら楽譜と向き合い音に語らせる求道的な演奏、そして楽器自体に語ら
せ、バッハの時代に懐古するかのような演奏・・・。などが入り乱れた昨今、
このクリンガーの演奏は少しだけ時代が戻ったかのようなノスタルジックな
驚きを与えてくれることでしょう。さらに完全モダン楽器(金属弦&モダン
弓)を使用していながら、バロック語法と音色を再現していく美しさがそのま
ま感動に繋がること。これを改めて認識させてくれるはずです。
『私がバッハの無伴奏を聴いたのは、モーリス・ジャンドロンとパブロ・カ
ザルスの盤でした。しかし音楽の解釈は、時とともに変わっており、この私
の演奏もその瞬間でしかありません。子供の時からこの曲を20年間演奏して
きましたが、当時の通常演奏解釈はロマンティックなものでした。しかし私
に大きな影響を与えたのは、アンナー・ビルスマによるバロック・チェロで
の演奏でした。当時としては珍品として解釈されたビルスマの演奏ですが、
現代においては既に通常の解釈でしょう。更に、私は師であるハンリヒ・シ
フとペルガメンシコフの解釈も取り入れました。バッハの無伴奏は、全て舞
曲によって形成されています。倍音とリズミカルなダンスのテンポと修辞学、
連続した対位法の芸術的なアルペジオによって書かれています。この部分を
強調したいと思います。第5番のバッハの指示による調弦法は演奏を楽にする
ためのものではなく、弦の倍音によって暗い表情の曲調を豊かにさせるもの
です。第6番は、5弦のチェロを使用して録音しました。通常より高い音の弦
を1本追加することにより、この弦を弾かないときでも、いつも共鳴し独特
な倍音を発しています。バッハのこれらの曲には多くの倍音を含み、教会の
ような大きな空間でのビブラートは倍音を濁す原因なので、ビブラートは使
用しません。私が子供のときにチェロを練習していた場所は家の洗濯場で、
そこはまるで教会の響きのようでしたので、ビブラートの使用方法は十分に
身についていると思います。もちろんロマンティックな曲を演奏するときは
多用しますが。私の楽器がこの曲に適した倍音を発するのは、A=420Hzなの
でこのピッチを使用し、最も音響学的にも効果的で美しい響きの、ミュンヘ
ン昇天教会で録音しました。』(S・クリンガーのインタビューより)
【セバスティアン・クリンガー】 
1977年ミュンヘン生まれ。ザルツブルクとウィーンで、ハンリヒ・シフとペ
ルガメンシコフに学ぶ。1988年のバッハ国際コンクールをはじめ、毎年のよ
うに様々なコンクールで優勝。ヨーロッパの主要オーケストラと競演し絶賛
をあびた。彼の演奏を大絶賛しているマリス・ヤンソンスは、彼をバイエル
ン放送SOに迎え入れ、2004年からバイエルン放送SOの主席チェリストを務め
ている。ストラディヴァリとグァルネリに指示したといわれるマントヴァ派
の弦楽器製作者、カミッロ・カミッリの1736年製のチェロを使用。
【録音】2007年6、7、9月 ミュンヘン昇天教会

<EMI CLASSICS>
CDS-2063112 3枚組 \3000
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集
CD1
ピアノ協奏曲第1番ハ短調Op.15
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19
CD2
ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.27
ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
CD3
ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」
エフゲニー・キーシン(ピアノ)
ロンドン交響楽団
コリン・デイヴィス指揮
80年代中盤に’神童’として現れたキーシンも今や現代最高のピアニストとし
て存在感をほしいままにしています。1971年生まれのキーシンが益々充実の時
を向かえ、大家としての高まりを証明するかのように、歴代のピアニストがそ
の記録を残したベートーヴェンの協奏曲を全曲の形で届けてくれました。ピア
ニストの系譜に新世紀をきざむキーシンの最新録音にご期待ください。
マルチパック、20Pブックレット

CDC-2150472 \1980
ハワード・グッドール:エターナル・ライト(ア・レクイエム)
ロンドン・ムジチ
オクスフォード・クライスト・チャーチ・カセドラル合唱団
ナターシャ・マーシュ(ソプラノ)
アルフィ・ボー(テナー)
クリストファー・モルトマン(バリトン)
スティーヴン・ダーリントン指揮
華々しい受賞歴に輝く英国の作曲家グッドールの最新作
ロンドン・ムジチの20周年記念と、クライスト・チャーチ・カセドラル合唱団
及びランバートダンス・カンパニーからの合唱、オケ、ダンスのための作品と
しての同時委嘱を受けて作曲されたグッドールの新作。モーツァルト、ヴェル
ディ、フォーレ、デュリュフレなど過去大作曲家が名作を残してきた「レクイ
エム」の新作は通常のラテン語典礼文に英詩を大胆に組み合わせた曲目構成に
なっています。地元UKでは今秋、初演他70回を越すコンサートが予定されてい
ます。12Pブックレット

CDC-2162130 \1980
フンメル:トランペット協奏曲(変ホ長調)(1806)
ハイドン:トランペット協奏曲変ホ長調Hob.VII e:I
トレッリ:トランペット協奏曲ニ長調"Estienne Roger"
ネルーダ:トランペット協奏曲変ホ長調
アリソン・バルサム(トランペット、指揮)
ブレーメン・ドイツ室内フィルハーモニー
金管の名作フンメルとハイドンのトランペット協奏曲他の待望の4作目
BBCレディオ3のニュー・ジェネレーション・アーティスト、2006年クラシック
・ブリット・アウォードでベスト・ヤング・ブリティッシュ・パフォーマーに
ノミネイト、2006年9月、グラモフォン賞でクラシックFMリスナーズ・アウォ
ードに輝いたアリソン・バルサム。
その卓越したテクニック、音色と美貌で世界中を魅了します。
12Pブックレット

CDC-2172702 \1980
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第21番ハ長調K467
ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K482
ジョナサン・ビス(ピアノ)
オルフェウス室内管弦楽団
ジョナサン・ビスが新録音に選んだのはピアノ協奏曲の傑作中の傑作、モー
ツァルトの2曲の協奏曲、モーツァルトの音楽のエッセンスが詰まっていると
たとえられる作品です。この2曲にはモーツァルト自身のカデンツァは現存し
ておらず、ビスは21番の終楽章でのリパッティのカデンツァを除き、全て自作
のカデンツァを弾いています。09年2月、オルフェウスとの「22番」でのヨー
ロッパ・ツアーも予定され、ビスの新境地が世界中のファンの注目を浴びるの
は間違いありません。12Pブックレット

CZS-2158942 15枚組 \8350
カラス/コンプリート・プッチーニ・スタジオ・レコーディングス
「トスカ」
カラス、ディ・ステファノ、ゴッビ、ミラノ・スカラ座合唱団、管弦楽団
サーバタ指揮(2CD)(1953年8月録音)
「プッチーニ・アリア集」
フィルハーモニア管弦楽団、セラフィン指揮(1CD)
(1954年9月録音)
「蝶々夫人」
カラス、ゲッダ、ダニエリ、ミラノ・スカラ座合唱団、管弦楽団
カラヤン指揮(2CD)(1955年8月録音)
「ラ・ボエーム」
カラス、ディ・ステファノ、モッフォ、ミラノ・スカラ座合唱団、
管弦楽団、ヴォットー指揮(2CD)(1956年8月-9月録音)
「トゥーランドット」
カラス、フェルナンディ、シュヴァルツコップ、ミラノ・スカラ座
合唱団、管弦楽団、セラフィン指揮(2CD)(1957年7月録音)
「マノン・レスコー」
カラス、ディ・ステファノ、ミラノ・スカラ座合唱団、管弦楽団
セラフィン指揮(2CD)(1957年7月録音)
「トスカ」
カラス、ツィオーニ、ゴッビ、コヴェント・ガーデン王立歌劇場合唱団、
管弦楽団、ツィッラリオ指揮(2CD)(1964年1月21日 ライヴ録音)
「トスカ」
カラス、ベルゴンツィ、ゴッビ、国立オペラ座合唱団、パリ音楽院
管弦楽団、プレートル指揮(2CD)(1964年12月録音)(ステレオ)
プッチーニ生誕150年記念企画
偉大なディーヴァ、マリア・カラスのスタジオ録音の全てを集大成した15CD
プッチーニ作品へのカラスの愛と傾倒ぶりをしめす5つのオペラの全曲録音。
「トスカ」はサーバタ指揮のモノーラル盤、パリ録音のステレオ盤に加え、
オペラのステージへ久々に復帰を果たしたゼッフィレッリの新制作によるコ
ヴェント・ガーデンでのライヴも収録。’トゥーランドット’と’リュー’
の2役のアリアを含んだアリア集も名盤の誉れ高いアルバム。
『カラスのプッチーニ』の全てが楽しめます。
各CD紙ケース入り、28Pブックレット、クラムシェル・ボックス

CZS-2154602 17枚組 \9180
プッチーニ-ザ・オペラ(限定盤)
「マノン・レスコー」/カバリェ、ドミンゴ、ニュー・フィルハーモニアO、
バルトレッティ指揮(2CD)
「ラ・ボエーム」
フレー二、ゲッダ、ローマ歌劇場O、シッパース指揮(2CD)
「トスカ」
カラス、ベルゴンツィ、ゴッビ、パリ音楽院O、プレートル指揮(2CD)
「蝶々夫人」
デ・ロス・アンヘレス、ビョルリンク、ローマ歌劇場O、
サンティーニ指揮(2CD)
「西部の娘」
ニルソン、ギビン、スカラ座O、フォン・マタチッチ指揮(2CD)
「つばめ」
アラーニャ、ゲオルギュー
「妖精ヴィルリ」(抜粋)
ロンドン交響O、パッパーノ指揮(2CD)
「外套」-「三部作」
シコフ、グレギーナ、ロンドン交響O、パッパーノ指揮(1CD)
「修道女アンジェリカ」-「三部作」
ガラルド=ドマス、フィルハーモニアO、
パッパーノ指揮(1CD)
「ジャンニ・スキッキ」-「三部作」
ゴッビ、デ・ロス・アンヘレス、ローマ歌劇場O
サンティーニ指揮(1CD)
「トゥーランドット」
ニルソン、コレッリ、スコット、ローマ歌劇場O、
モリナーリ・プラデッリ指揮(2CD)
プッチーニ生誕150年記念企画
オペラの大作曲家、プッチーニの代表作を網羅した名録音の決定盤の集大成
五大オペラを中心に上演機会の比較的少ない作品までも収録してプッチーニ
作品の魅力を十全に楽しめる名録音のボックス。すべてステレオ音源です。
各CD紙ケース入り、32Pブックレット、クラムシェル・ボックス




<VIRGIN CLASSICS>
●BUDGET BOX
VBD-3951532 5枚組 \1980
ジェラール・レーヌ/フランスとイタリアのカンタータ集
CD1
Du Buisson:Plainte sur la mort de Monsieur Lambert
クレランボー:Pirame et Tisbe
クールボア:L'Amant timide
ベルニエ:Aminte et Lucrine
Stuck:Les Festes bolonnoises
CD2*
A.スカルラッティ:.
Questo silenzio ombroso
Filli che esprime la sua fede a Fileno
Marc' Antonio e Cleopatra
E pur vuole il cielo e amore
Ero e Leandro
Clori e Mirtillo
CD3
カルダーラ:
Medea in Corinto
Soffri, mio caro Alcino
室内ソナタ ニ長調Op.2-3
D'improviso
3声のソナタ ホ短調Op.1-5
Vicino a un rivoletto
CD4
ボノンチーニ:
Siedi, Amarilli mia
Lasciami un sol momento
チェロ・ソナタ イ短調
Misero pastorello
トリオ・ソナタ ニ短調
Gia l astagion d'amore
CD5
ヘンデル:
暁よ、東方に輝け
ルクレツィア
トリオ・ソナタ ト長調Op.5-4
私の胸が騒ぐ
つねに栄光に満ち
ジェラール・レーヌ(カウンターテナー)、*サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)
イル・セミナリオ・ムジカーレ
マルチパック、16Pブックレット

VBD-3951642 5枚組 \1980
フレットワーク/イギリスのヴィオール音楽集
CD1
J.ジェンキンズ(1592-1678):
コンソート・ミュージック
組曲第7番 他
CD2&3
ロウズ(1602-1645):
コンソート・セット集(オルガン付きの5つと6つのヴィオールのための)
エール集とダンス集(リラ・ヴィオールのための)
CD4
ロック(1621/2-1677):
4声のモテット
2つのドゥオ(2つのバス・ヴィオールのための)
CD5
パーセル(1659-1695)
ファンタジア集とイン・ノミネ集
フレットワーク
マルチパック、16Pブックレット




<EMI UK>
●CLASSICS FOR PLEASURE
CZS-2283582 2枚組 \1450
バッハ:チェロ・ソナタ集
ポール・トルトゥリエ(チェロ)
ブリリアント・ボックス 4Pブックレット

CZS-2283632 2枚組 \1450
ブラームス:
ピアノ協奏曲第1番 w/ロンドン・フィル、ザンデルリンク指揮
ピアノ協奏曲第2番 w/ロンドン・フィル、イェール・レヴィ指揮
以上 マルティーノ・ティリモ(ピアノ)
ピアノ四重奏曲第1番(シェーンベルク編)
以上 バーミンガム市交響楽団、ラトル指揮
ブリリアント・ボックス 6Pブックレット

CDZ-2283682 \1000
グリーグ、シューマン:ピアノ協奏曲
パスカル・ドヴォイオン(ピアノ)
マクシミウク指揮
ジュエルケース、4Pブックレット

CZS-2283692 2枚組 \1450
ハイドン:交響曲集
交響曲第100番、第102番、第103番、第104番
ジェフリー・テイト指揮
ブリリアント・ボックス 4Pブックレット

CDZ-2283742 \1000
ヒザー・ハーパー/R.シュトラウス:歌曲集
4つの最後の歌 他
ヒザー・ハーパー(ソプラノ)
ロンドン交響O、リチャード・ヒコックス指揮
ジュエルケース、6Pブックレット

CDZ-2283752 \1000
チャイコフスキー:悲愴
ピアノ協奏曲第3番変ホ長調Op.75
フィリップ・フォウク(ピアノ)
ロンドン・フィル、ベトヒャー指揮
アンダンテ・カンタービレ(マリナー編)
アカデミー室内O、マリナー指揮
交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」
ボーンマス交響O、アンドルー・リットン指揮
ジュエルケース、4Pブックレット

CDZ-2283762 \1000
ヴィラ・ロボス:ブラジル風バッハ
詳細未詳
デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)
ジュエルケース 6Pブックレット

CDZ-2283772 \1000
ワーグナー:ニーベルンゲンの指輪(抜粋)
ハイティンク
ジュエルケース 6Pブックレット

CDZ-2283792 \1000
ラスト・ナイト・オブ・プロムス
ヘンデル:祭司ザドク/A.デイヴィス指揮
バターワース:青柳の堤/ネヴィル・ディルクス指揮
エルガー:威風堂々第4番/ボールト指揮
ホルスト:「惑星」-木星/ボールト指揮
ヴォーン・ウィリアムズ:音楽へのセレナーデ/ボールト指揮
バーンスタイン:「キャンディード」序曲/プレヴィン指揮
エルガー:威風堂々第1番/A.デイヴィス指揮
ウッド:ブリテンの海の歌による幻想曲/クーク指揮 他
ジュエルケース、6Pブックレット

CDZ-2283842 \1000
ムーヴィ・クラシックス
R.シュトラウス:「ツァラトゥストラはかく語りき」(開始部)/ケンペ指揮
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番-第2楽章(抜粋)/ハフ(ピアノ)
ヴォーン・ウィリアムズ:
トマス・タリスの主題による幻想曲(開始部)/ボールト指揮
バッハ:アリア-ゴルトベルク変奏曲/ティーポ(ピアノ)
ワーグナー:「ワルキューレ」-ワルキューレの騎行/ヤンソンス指揮
J.ウィリアムズ:「シンドラーのリスト」-テーマ/リトル(ヴァイオリン)
サティ:ジムノペディ第1番/ケフェレック(ピアノ)
バーバー:弦楽合奏のためのアダージョ/オーマンディ指揮
ガーシュウィン/グローフェ:
ラプソディ・イン・ブルー(ジャズバンド版)(開始部)
ラトル指揮
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」-間奏曲/ムーティ指揮
T.ニューマン:Any Other Name(アメリカン・ビューティ)/ブロック(ギター)
ショパン:夜想曲嬰ハ短調(遺作)/プレトニョフ(ピアノ)
マーラー:交響曲第5番-第4楽章:アダージェット(終結部)/バルビローリ指揮
モリコーネ:ニュー・シネマ・パラダイス/モリコーネ指揮
S.マイヤーズ:カヴァティーナ/バルエコ(ギター)
A.ダドリー:クライング・ゲーム/アン・ダドリー
エルガー:「エニグマ変奏曲」-ニムロド/ボールト指揮
ラフマニノフ:
「パガニーニの主題による狂詩曲」-第18変奏/プレトニョフ(ピアノ)
J.ホーナー:
マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン(「タイタニック」の愛のテーマ)/
アベル指揮
ジュエルケース 6Pブックレット


<EMI UK>
CDC-2277922 \1980
ナターシャ・マーシュ
1.夜の女王のアリア「復讐の心は」-「魔笛」(モーツァルト)*
2.私のお父さん-「ジャンニ・スキッキ」(プッチーニ)*
3.Prayer - Featuring Gardar Cortes*
4.遠くへ行かないで-「ワリー」(カタラーニ)
5.Ai Giochi Addio
6.カディスの娘(ドリーブ)
7.枯葉
8.オンブラ・マイ・フ(なつかしい木陰よ)-「セルセ」(ヘンデル)*
9.乾杯の歌-「椿姫」(ヴェルディ)
10.Quando M'en Vo*
11.ブラジル風バッハ第5番-アリア(ヴィラ・ロボス)*
12.Mi Mancherai
13.O Holy Night(アダン)
新曲6曲を含むナターシャ・マーシュのニュー・アルバム



<VIRGIN CLASSICS>
●VIRGO Virgin Classicsのバジェット・シリーズいずれもジュエル・ケース
VB-5220982 \1000
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
スティーヴン・ハフ(ピアノ)
BBC交響楽団、アンドルー・デイヴィス指揮

VB-5220992 \1000
シューベルト:
弦楽四重奏曲変ホ長調D.87
四重奏断章D.703
弦楽四重奏曲イ短調「ロザムンデ」D.804
ボロディン弦楽四重奏団
(ミハイル・コペルマン、アンドレイ・アブラメンコフ-ヴァイオリン、
ドミトリ・シェバーリン-ヴィオラ、ヴァレンティン・ベルリンスキー-チェロ)

VB-5221012 \1000
ガーシュウィン・ソング・ブック
3つのプレリュード
Fascinating rhythm
I love you, Porgy
Theu can't take that away from me
Summertime
Lady, be good
Let's call the whole thing off
Embraceable you
Someone to watch over me
Love walked in
By Strauss
Our love is here to stay
Porgy trio
Clara, clara
I got rhythm
ウェイン・マーシャル(ピアノ)
プレリュードとガーシュウィン作品のインプロヴィゼーション

VB-5221042 \1000
ベスト・オブ・バロック
パッヘルベル:カノン
ジーグ
パーセル:ロンド-「アブデラザール」
以上 タヴァナー・プレイヤーズ、アンドルー・パロット指揮
ヘンデル:
サラバンド(ヘイル編)/アカデミー室内管弦楽団、
アレクシス・ブリガー指揮
祭司ザドク/キングズ・カレッジ合唱団、他 
スティーヴン・クローベリー指揮
シバの女王の到着-「ソロモン」/
タヴァーナー・プレイヤーズ、パロット指揮
ブーレー-「水上の音楽」/
ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ、ノリントン指揮
M.-A.シャルパンティエ:テ・デウム/
レ・ザール・フロリサン、クリスティ指揮
リュリ:近衛騎兵隊の行進曲/
ル・サンフォニー・ドゥ・マレ、ウーゴー・レイヌ指揮
J.S.バッハ:
主よ、人の望みの喜びよ-カンタータ第147番/タヴァナー・コンソート
G線上のアリア-組曲第3番BWV1048/イギリス室内O、レッジャー指揮
チェロ組曲第1番BWV1007-プレリュード/ラルフ・カーシュバウム(チェロ)
ブランデンブルク協奏曲第2番BWV1047/ベケット(フルート)、グッドウィン
(オーボエ)、ベネット(トランペット)、エイジ・オブ・エンライトメントO、
ユゲット(ヴァイオリン、指揮)
ヴィヴァルディ:
フルート協奏曲「夜」RV439-ラルゴ/
カヴァサンティ(リコーダー)、ビオンディ指揮
グローリア-Gloria in Excelsis/
タヴァナー合唱団、コンソート他、パロット指揮
アレグリ:ミゼレーレ(抜粋)/キングズ・カレッジ合唱団、クローベリー指揮
ペルゴレージ:スターバト・マーテル-Stabat Mater dolorosa/
ジャンス(ソプラノ)
レーヌ(アルト)、イル・セミナリオ・ムジカーレ
アルビノーニ:アダージョ(ジャゾット編)/
スコティッシュ・アンサンブル、リーズ指揮

VB-5221122 \1000
合唱名曲集
オルフ:カルミナ・ブラーナ-おお、運命よ/
ボーンマス交響合唱団他、ヒル指揮
モンテヴェルディ:Hor che'l ciel/
コンソート・オブ・ムジケ、ルーリー指揮
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」-喜びの歌/ベルリン・フィルO
シューベルト:水の上の精霊たちの歌/
カペラ・バヴァリアエ、サヴァリッシュ指揮
シューマン:ボーデン湖畔にOp.59-2/ローレンス・エキュベイ指揮
ブラームス:3つの歌Op.42/ローレンス・エキュベイ指揮
ボロディン:「イーゴリ公」-だったん人の踊り/
マリインスキー合唱団他、ヤルヴィ指揮
グリーグ:「ペール・ギュント」-山の魔王の宮殿にて/エラーハイン少女Cho、
エストニア男声Cho、エストニア国立SO、パーヴォ・ヤルヴィ指揮
フォーレ:パヴァーヌ/
エディンバラ・フェスティヴァルCho,パリO、バレンボイム指揮
ドビュッシー:夜想曲-シレーヌ/
トゥールーズ・キャピトルO、プラッソン指揮
モーツァルト:トルコ行進曲/スウィングル・シンガーズ

VB-5221142 \1000
月の光り-フランス・ピアノ作品集
プーランク:
夜想曲第1番
夜想曲第5番
夜想曲第6番
プレスト
即興曲より 第10番
第12番
第15番
間奏曲第2番
ドビュッシー:ピアノのために(3曲)
サティ:
グノシェンヌ第4番
グノシェンヌ第5番
オジーヴ第1番
オジーヴ第2番
船について-「自動記述法」
兜について-「自動記述法」
おしゃべり女-「あらゆる意味にでっちあげられた数章」
エスパーニャ-「太った木の人形のスケッチとからかい」
無柄眼類の胎児-「ひからびた胎児」
柄眼類の胎児-「ひからびた胎児」
ドビュッシー:月の光
プーランク:常動曲(3曲)
サティ:
ジムノペディ第1番
ジムノペディ第2番
ジムノペディ第3番
クン・ウー・パイク(ピアノ)




<EMI FRANCE>
●CHRISTMAS BOX SET
フランスEMIによるクリスマス・パッケージのご案内です。
VBD-2295022 2枚組
ファビオ・ビオンディ
ヴィヴァルディ:スターバト・マーテル他 (VC-5454742)
ペルゴレージ:スターバト・マーテル他(VC-3633402)
以上2点のパッケージ

CZS-2295072 3枚組 \3000
マリア・カラス
LA DIVINA (CDC-7547022)
LA DIVINA 2 (CDC-5550162) (廃盤)
LA DIVINA 3 (CDC-5552162)
以上3点のパッケージ

VMD-2295002 2枚組 \2000
エマニュエル・アイム
バッハ:マニフィカート他 (VC-3952412)
ヘンデル:Arcadian Duets/デセイ、ジャンス、プティボン他(VC-5455242)
以上2点のパッケージ

VMD-2294992 2枚組 \2000
ナタリー・デセイ
イタリア・オペラ・アリア集 (VC-5118722)
フランス・オペラ・アリア集 (VC-5456102)
以上2点のパッケージ

CZS-3707292 2枚組 \2000
ナイジェル・ケネディ
バッハ:ヴァイオリン協奏曲集
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」 他 W/ベルリン・フィルO

VBD-2295032 2枚組 \2000
フィリップ・ジャルスキー
ヒーローズ(ヴィヴァルディ:オペラ・アリア集) (VC-3634142)
ヴィヴァルディ:カンタータ集 (VC-5457212) 
以上2点のパッケージ

VMD-2295012 2枚組 \2000
フィリップ・ジャルスキー
カレスティーニ(カストラートの物語) (VC-3952422)
マザランのためのコンセール (VC-5456562)
以上2点のパッケージ

CZS-2295112 3枚組 \3000
ラヴィ・シャンカール
Portrait of a Genius (X-66918) (廃盤)
West Meets East (7243 5 67180 2 9)
Ravi Shankar at the Monterey International Pop Festival (X-66919)
以上3点のパッケージ

VBD-2295102 3枚組 \3000
ロランド・ヴィラゾン
イタリア・オペラ・アリア集 (VC-5456262)
フランス・オペラ・アリア集 (VC-5457192)
オペラ・リサイタル (VC-3447012)
以上3点のパッケージ

CZS-2295082 2枚組 \2000
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ
ブラームス:二重協奏曲、ベートーヴェン:三重協奏曲 (CDM-5669542)
ハイドン:チェロ協奏曲集 (CDM-5672632)
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番 (CDM-5675942)
以上3点のパッケージ

CZS-2295042 2枚組 \2000
サンソン・フランソワ
ドビュッシー:ピアノ作品集
詳細未詳

CZS-2295092 3枚組 \3000
マキシム・ヴェンゲーロフ
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 他 (CDC-3364032)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第2番、第4番 (CDC-3783742)
ラロ:スペイン交響曲、ラヴェル:ツィガーヌ 他 (CDC-5575932)
以上3点のパッケージ



<EMI>
●COMPOSERS BOX
フランスEMIによる作曲家別パッケージ、ヴィヴァルディとモーツァルトを除
き既に発売済の5CDボックスを1ボックスにまとめて新編成しました。
基本仕様は外装スリップケース、5CDマルチパックX2セット、8Pブックレット
になります。

CZS-2293202 10枚組 \5080
ヴィヴァルディ:協奏曲集、宗教音楽集
四季
協奏曲集
調和の霊感
マニフィカート 他
アルマン(ヴァイオリン)、オーリアコンブ指揮、ファザーノ指揮、
ムーティ指揮 他
下記CZS-2292342と宗教音楽集5CDのパッケージです。

CZS-2292342 5枚組 \2700
ヴィヴァルディ:協奏曲集
四季
マンドリン協奏曲集
ヴィオラ・ダモーレ協奏曲集 他
アルマン(ヴァイオリン)、オーリアコンブ指揮、デボスト(フルート)、
トルトゥリエ(チェロ) 他
このセットはマルチパック、8Pブックレット仕様です。

CZS-2292142 10枚組 \5080
ドビュッシー:ピアノ作品全集 CZS-3675632
サティ:ピアノ作品全集 CZS-3675392
以上2点のパッケージ

CZS-2292072 10枚組 \5080
バッハ:受難曲、ミサ、オラトリオ集
ミサ、オラトリオ集/レッジャー指揮、ヨッフム指揮 CZS-3676682
ヨハネ受難曲、マタイ受難曲/ゲンネンヴァイン指揮 CZS-3676802
以上2点のパッケージ

CZS-2292102 10枚組 \5080
バッハ:ピアノ、ヴァイオリン、チェロ作品集
ピアノ作品集:ゴルトベルク変奏曲、パルティータ集他/ティーポ CZS-3676422
ヴァイオリン・ソナタ集、無伴奏チェロ組曲集/シューターカー他 CZS-5012882
以上2点のパッケージ

CZS-2292132 10枚組 \5080
ベートーヴェン:交響曲、協奏曲集
交響曲全集/クリュイタンス CZS-3675302
協奏曲集/ツァハリアス(ピアノ)、ヘルシャー(ヴァイオリン)、
シフ(チェロ)他 CZS-3675782
以上2点のパッケージ

CZS-2292172 10枚組 \5080
ショパン、リスト:ピアノ作品集
ショパン:ワルツ集、ポロネーズ集/シフラ(ピアノ) CZS-3675572
リスト:ピアノ作品集/シフラ(ピアノ) CZS-3675512
以上2点のパッケージ

CZS-2292152 10枚組 \5080
フォーレ:室内楽、ピアノ作品集
室内楽作品集/フェラス(ヴァイオリン)、トルトゥリエ(チェロ)、
フランソワ(ピアノ)他 CZS-5013512
ピアノ作品全集/コラール(ピアノ) CZS-5017592
以上2点のパッケージ

CZS-2292222 10枚組 \5080
シューベルト:ピアノ・ソナタ、室内楽作品集
室内楽作品集/コラール(ピアノ)、ドゥシャーブル(ピアノ)、
デュメイ(ヴァイオリン)他 CZS-3573512
ピアノ・ソナタ集/ツァハリアス CZS-3675452
以上2点のパッケージ

CZS-2292232 10枚組 \5080
チャイコフスキー:交響曲、バレエ音楽集
くるみ割り人形、白鳥の湖 他/ランチベリー指揮 CZS-3676352
交響曲全集/ムーティ指揮 CZS-5017692
以上2点のパッケージ

CZS-2292322 10枚組 \5080
ツァハリアス/モーツァルト:ピアノ協奏曲、ピアノ・ソナタ集
ピアノ協奏曲集 CZS-2292242 下記アイテムです
ピアノ・ソナタ集 CZS-3675242
以上2点のパッケージ

CZS-2292242 5枚組 \2700
ツァハリアス/モーツァルト:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第8番、第9番、第15番、第17番、第19番-第27番
ツァハリアス(ピアノ)
マルチパック、8Pブックレット


<VIRGIN CLASSICS>
VC-5190372 \1980
バッハ:アリアとカンタータ集
ミサ曲ロ短調BWV232より
Qui sedes
アニュス・デイ
ヨハネ受難曲BWV245より
Von den Stricken
すべては成就した
マタイ受難曲BWV244より
Du lieber Heiland du…Buss' und Reu'
神よ、あわれみたまえ
Erbarm' es Gott!...わが頬の涙届かずば
カンタータ「われは満ち足れリ」BWV82aより
われは満ち足れリ
まどろめ、疲れた目よ
カンタータ「満ち足れる安らい、うれしき魂の悦びよ」BWV170より
満ち足れる安らい、うれしき魂の悦びよ
カンタータ「楽しき狩りこそ、わが喜び」BWV208より
羊は安らかに草をはみ
デイヴィド・ダニエルズ(カウンターテナー)
イングリッシュ・コンソート
ハリー・ビケット指揮
カタリナ・シュプレッケルセン(オーボエ・ダモーレ)
ジョナサン・マンソン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ナジャ・ツヴィーナー(ヴァイオリン)
リサ・ベズノシウク、ガイ・ウィリアムズ(フルート)
現代最高のカウンターテナー、ダニエルズの最新録音
海外の音専誌で絶賛されるダニエルズの、ベルリオーズ:夏の夜(VC-5456462)
(2004年)以来、バロック作品としてはヘンデル:オラトリオ・アリア集
(VC-5454972)(2002年)以来となる最新録音です。収録は2007年9月に行われ、
バロック作品演奏で高く評価されるイングリッシュ・コンサート、その新音楽
監督に就任したバロック・オペラ指揮で定評あるビケットとの共演です。
欧(08年10月)、北米(09年春)での、このセットによるツアーも予定、新アルバ
ムへの注目も世界的に高まりそうです。24Pブックレット

<SONY>
8869733400-2 \1900
ツィンツァーゼ:6つのミニアチュアーズ
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
リサ・バティアシュヴィリ(ヴァイオリン)
ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
グルジア共和国出身のヴァイオリニスト、リサ・バティアシュヴィリ。16歳の
時にシベリウス・コンクール2位入賞の実力派で、その後ベルリン・フィル、
ロンドン響、ロンドン・フィル、ボストン響、シカゴ響、サン・フランシスコ
響、コンセルトヘボウ管、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス、北ドイツ放送響、
ドレスデン・シュターツカペレ、バイエルン放送響、N響など、世界中の一流
オーケストラと共演を重ねているリサの、EMIからソニー・クラシカルに移籍
しての第1弾アルバムと、最新の2作目を同時に取り扱い開始します。最新作は、
ベートーヴェンの名作と、リサの出身国であるグルジアの作曲家ツィンツァー
ゼの作品を組み合わせ、なんと指揮もリサが兼ねるという意欲作です。すでに
2007年暮にデュトワ指揮NHK交響楽団と共演していますが、2009年1月にも、
デイヴィッド・ジンマン指揮のNHK交響楽団とショスタコーヴィチの協奏曲
第1番で共演が決まっています。期待のヴァイオリニストです!

8869712936-2 \1900
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調
リンドベルイ:ヴァイオリン協奏曲
リサ・バティアシュヴィリ(ヴァイオリン)
サカリ・オラモ(指揮)
フィンランド放送交響楽団

8869733943-2 \1900
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:
ロンド ハ長調 K.373
歌劇「魔笛」から4つのアリア(オーボエと管弦楽版)
(2)おいらは鳥刺し
(3)うっとりするほど美しいこの絵姿
(4)恋すりゃ誰でもうれしいさ
(5)娘っ子か、かわいい奥さんをひとり、パパゲーノ様はお望みだ!
(6)-(8)オーボエ協奏曲ヘ長調K.313(フルート協奏曲ト長調のオーボエ版)
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」から4つのアリア(オーボエと管弦楽版)
(9)あそこで手を取り合って
(10)おっしゃらないで
(11)さあ、窓辺においで
(12)みんなが酒で
(13)-(15)オーボエ協奏曲ハ長調K.314
フランソワ・ルルー(オーボエ)
ザルツブルク・カメラータ
パリ・オペラ座管弦楽団-バイエルン放送交響楽団のソロ・オーボエを歴任後
ソロとなり、今もっとも注目されるオーボイスト。ソニー・クラシカルからは
2007年にバッハのオーボエ協奏曲集がリリースされていますが、早くも第2弾、
第3弾が登場します。
第3弾となる本作は管弦楽との協奏曲アルバム。モーツァルトのこれまた名曲
中の名曲、オーボエ協奏曲K.314をメインとし、第2弾の続編的なオペラ「魔笛」
のアリアから、今回はオーボエと管弦楽のためにアレンジされた4曲と、同じ
編曲でオペラ「ドン・ジョヴァンニ」の4つのアリア、そしてフルート協奏曲
第1番K.313のオーボエアレンジ版となっています。

8869728585-2 \1900
(1)-(3)モーツァルト:オーボエ四重奏曲ヘ長調K.370
歌劇「魔笛」から3つのアリア(オーボエとヴァイオリン版)
(4)おいらは鳥刺し
(5)ああ、感じるのです、消えてしまったことを
(6)地獄の復讐が心のなかで煮え返っています
(7)アダージョ ハ短調K.580a(コールアングレと弦楽トリオのための)
(8)-(12)ブリテン:幻想曲 作品2(オーボエと弦楽トリオのための)
(13)-(17)エルンスト・フォン・ドホナーニ:
セレナード ハ長調作品10(弦楽トリオのための)
フランソワ・ルルー(オーボエ)
リサ・バティアシュヴィリ(ヴァイオリン)
ローレンス・パワー(ヴィオラ)
セバスチャン・ クリンガー(チェロ)
第2弾となる本作は室内楽によるアルバムで、モーツァルトの名作、オーボエ
四重奏曲を中心として、オペラ「魔笛」のアリアをオーボエとヴァイオリンの
ためにアレンジした3曲、弦楽トリオとコールアングレのためのアダージョ、
およびブリテンによるオーボエと弦楽トリオのための「幻想曲」、ドホナー
ニの弦楽トリオのための「セレナード」の組み合わせです。

8869711013-2(初回限定盤) \1900
8869735705-2 \1900
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」
タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタ ト短調「悪魔のトリル」
ジョシュア・ベル(ヴァイオリン)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
ジョン・コンスタブル(通奏低音/チェンバロ)
録音:2007年5月 ロンドン
CD(初回限定盤) 仕様:
oftpack/O-Card/四季折々Post Card/12パネル折込2009 Calender封入予定
洗練された技巧と音楽性で人気の高いアメリカのヴァイオリニストが、ついに
あの名曲「ヴィヴァルディ:四季」に挑みました。ベル自ら「この作品は非常
に映画的な内容を持っている」と語るとおり、聴くものにいろいろな情景を思
い起こさせるような、非常にイマジネーション豊かな内容になっています。美
音で知られるベルとこの曲の相性は最高であることは間違いありません。オー
ケストラは、すでに長いツアーをこなし、ベルとも相思相愛と言えるイギリス
の高名な室内管弦楽団、アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・
フィールズで、もともとバロックを得意としたオーケストラですからその音色
はまさに天国的。カップリングのタルティーニ「悪魔のトリル」でも、ベルは
その音色を生かし、音によるスケッチのように仕上げています。数あるこれら
の作品の演奏の中でも、とびきり美しく、情景的な1枚となりました。

8869721423-2 \1900
チャイコフスキー:
ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35
なつかしい土地の想い出 作品42(グラズノフによる管弦楽伴奏版)全3曲
瞑想曲
スケルツォ
メロディ
バレエ音楽「白鳥の湖」作品20より
第2幕「オデットと王子のパ・ダクシオン」
第3幕「ロシアの踊り」
バイバ・スクリデ(ヴァイオリン)
アンドリス・ネルソンズ(指揮)
バーミンガム市交響楽団
ラトヴィア出身のヴァイオリニストのソニー・クラシカルからの5枚目にあた
るアルバムは、「ロシアのおくりもの」というタイトルで、チャイコフスキー
のヴァイオリン協奏曲を中心にしたヴァイオリンと管弦楽のための作品集です。
日本音楽財団から貸与されているストラディヴァリウス「ウィルへルミ」から
生み出される、こぼれるような美しいメロディを堪能できる1枚です。共演の
指揮者ネルソンズは、バイバと同じラトヴィアのリガ出身で1978年生まれ。か
つてサイモン・ラトルが常任指揮をしていたバーミンガム市交響楽団に、サカ
リ・オラモの後任として2008年シーズンから常任をつとめている俊英。フレッ
シュな顔合わせによるこれまで聴いたことのないほどの煌きを秘めた1枚です。

<NAXOS> 各1枚 \1000
8.557794
カバレフスキー&リムスキー=コルサコフ:ピアノ協奏曲他
1-3.カバレフスキー:
ピアノ協奏曲第3番ニ長調 Op.50/「ソヴィエトの若者に捧ぐ」
4.リムスキー=コルサコフ:ピアノ協奏曲嬰ハ短調 Op.30
5.カバレフスキー:歌曲「学生時代」の主題による狂詩曲 Op.75/
「ヴォルガ地区の若き音楽家に捧ぐ」
6.管弦楽と合唱のための「苦闘の詩」Op.12
シン=ニ・リュウ(ピアノ)…1-5
グネーシン・アカデミー合唱団… 6
ドミトリー・ヤブロンスキー(指揮)/ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
運動会の「ギャロップ」でおなじみのロシアの作曲家カバレフスキー。彼の偉
大なる功績のひとつに「音楽教育への貢献」があげられます。ここに収録され
た第3番のピアノ協奏曲はヴァイオリン、チェロ協奏曲とともに「若人のため」
に書かれた三部作の一つ。トランペットの響きが印象的で華やかで快活な作品
です。かたや R=コルサコフ(1844-1908)のピアノ協奏曲は、リストのピアノ
協奏曲を彷彿とさせる単一楽章の作品で輝くような名人芸が楽しめます。

8.557900-01 2枚組
モーツァルト:歌曲全集
CD1
1.春へのあこがれ K.596/2.春のはじめに K.597/3.子どもの遊び K.598/
4.おお、聖なる絆 K.148/5.結社員の旅の歌 K.468
/6.無限なる宇宙の創造者を崇敬する君よ K.619/7.何と私は不幸なことか
K.147/8.来たれ、いとしのツィター K.351/9.
秘めごと K.518/10.クローエに K.524/11.魅惑者 K.472/12.別れの歌
K.519/13.シューベルト:ルイーゼの答え D.319/
14.偽りの世 K.474/15.ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いた時 K.520/
16.自由の歌 K.506/17.鳥よ、年ごとに K.307/18.
寂しい森の中で K.308/19.ミスリヴェチェク:静けさはほほえみ
(モーツァルト編曲 K.152)
CD2
1.満足 K.349(マンドリン伴奏版)/2.満足 K.349(ピアノ伴奏版 )/
3.歓喜に寄す K.53/4.偉人たちの栄光に感謝せよ K.392/
5.孤独に K.391 /6.希望に K.390/7.満足 K.473/8.老婆 K.517/
9.小さな紡ぎ娘 K.531/10.戦場へ出発するとき K.552/
2つの聖なるドイツ歌曲 K.343/(11.おお、神の子羊 /12.エジプトより)/
13.小さなフリードリヒの誕生日 K.529/14.すみれ
K.476/15.夢の中の面影 K.530/16.夕べの思い K.523/
17.私はひとりぼっちで K.Anh.26

演奏:ルート・ツィーザク(ソプラノ)CD1…1.3.7.9.11.13.15.17.19,
CD2…3.5.7.8.9.11.12.13.14.16/
ローター・オディニウス(テノール)CD1…2.4.5.6.8.10.12.14.16.18,
CD2…1.2.4.6.7.10.11.12.15.17/ウルリッヒ・アイゼンロール(ピアノ)
/アリアーネ・
ロルヒ(マンドリン)…CD2 1のみ
人の声をとりわけ愛したモーツァルト(1756-1791)は 6,7歳から亡くなるまで
声を使った作品を書き続けました。彼の歌曲の大部分は友人からのリクエス
トに応じて書かれたものですが、いくつかはフリーメーソンのためにも書か
れたのでした。この演奏、全てが愛らしく、かつ劇的です。ピアノのアイゼ
ンロールの絶妙なフレーズへの装飾もすばらしさの極み。まさに愛聴盤とし
てふさわしい 2枚組です。

8.559269
アイヴズ:歌曲集第1集
1.「1,2,3」/2.主よ、われと共にありませ/3.アイスキュロスとソフォク
レス/4.夕焼け/5.アレグロ/6.いつまでも続くもの/7.アンフィオン/
8.アン・ストリート/9.分岐にて/10.海にて/11.川のほとり/12.9月/
13.秋/14.あなたのために/15.汝の芸術のために/16.子守歌/17.檻/
18.キャンプ・ミーティング/ 19.カノンI/20.カノンII/21.フロリアンの
歌/22.チャーリー・ラトリッジ/ 23.子どもの時間/24.エディのクリスマ
ス・キャロル/ 25.クリスマス・キャロル/ 26.サーカス・バンド/
27.収集/28.天上の国/29.子守歌
演奏:リール・バーマン(ソプラノ)/マリー・フィリップス(メゾ・ソプラノ)
/エリック・トゥルーデル(ピアノ)/ダグラス・ディクソン(ピアノ)他
1900年代前半のアメリカで最先端を行っていた作曲家と言えば、間違いなく
このアイヴズ(1874-1954)の名前が挙がることでしょう。無調、多調、微分音
まで使いこなした彼ですが、実はその作品の根底にはいつもアメリカの民謡
があった事は言うまでもありません。彼が残した歌曲は総数で200にも及びま
すが、このシリーズではタイトルのA-Zの順で収録しています。ひどく難しい
歌があるかと思うと陽気な歌があったり目くるめく世界が広がります。

8.559297
コープランド:ピアノ協奏曲他
1-3.「入札地」組曲/4-5.ピアノ協奏曲/アメリカの古い歌第1集(6.船乗り
の踊り/7.ペテン師/8.遠い昔/9.ささやかな贈り物 /10.私は町から猫を連れ
てきた)/アメリカの古い歌第2集(11.小さな馬たち/12.シオンの壁/13.金色
の柳の木/14.川のほとり/15.チンガリン)
演奏:ベンジャミン・パスターナック(ピアノ)…4.5/セント・チャールズ
・シンガーズ… 6-15/ロバート・ハンソン(指揮)/エルジン交響楽団
コープランド(1900-1990)の書いたオペラ「入札地」は当時の新しい手法を取
り入れたおかげで、グランド・オペラと言うよりミュージカルに近い作品と
なりました。ここでは3つの印象的な曲が並べられています。他には都会的な
ピアノ協奏曲、そして懐かしいアメリカの歌、これらはどれもが強烈な個性
を放つ作品群です。広く知られる「シンプル・ギフト」も含まれます。
何とも味わい豊かな歌に思わず心が熱くなります。

8.559336
ホヴァネス:ギターと弦楽のための協奏曲第2番他
1.ニュー・アトランティスのためのファンファーレ Op.281/2-5.ギターと弦
楽のための協奏曲第2番 Op.394/6-7.交響曲第63番「ルーン・レイク」
Op.411
演奏:ハビエル・カルデロン(ギター)…2-5/スチュワート・ロバートソン
(指揮)/ロイヤル・スコティッシュ国立管弦楽団
20世紀の作曲家の中でも、その作品の多さで 1、2を争うホヴァネス(1911-
2000)。とりわけ67曲ある交響曲は、その作風の多彩さと鮮烈さで現在でも高
い人気を得ています。アルメニア人の父を持ち、若い頃はシベリウスの薫陶を
受け、インド音楽と出会ってからは各国の民謡に興味を持ち、最終的にはアル
メニアの音楽を追求した彼の作品は、神秘的な響きと親しみやすい側面を持
ち合わせています。

8.559353
アイヴズ:管弦楽曲集
管弦楽曲集第1集「ニューイングランドの 3つの場所」(第1版,ジェームス・
B・シンクレア版 )(1.ボストン・コモンのセント=ゴードンズ/2.コネティ
カット州レディングのパトナム・キャンプ/3.ストック・ブリッジのフーザニ
ック川)/管弦楽曲集第2集(4.われらの祖先の悲歌 /5.ロックストルーン・ヒ
ルズよ、戸外の集会に加われ /6.ハノーヴァー広場北停車場から)/管弦楽曲
集第3集(7.アンダンテ・モデラート(D・G・ポーター版)/8.キャンプ・ミーティ
ング週間-ある世俗的な午後に(D・G・ポーター版)/9.アンダンテ(ノース・
ジョセフソン実演版))
7-9.世界初録音
演奏:ジェームス・シンクレア(指揮)/マルメ交響楽団&室内合唱団
アイヴズ(1874-1954)の「セット」と名付けられた曲集は、ひとつひとつが独
立した世界を持つ小さな作品を組み合わせて大きな一つの曲にしたものです。
第1番は 1913年から 14年頃に作られたニューイングランドの風景にインスパ
イアされた曲の集まりで、ドビュッシーを思わせる混沌とした響きの第1曲目、
対照的な第2曲目、そしてたっぷりと美しい第3曲目と、豊かなコントラストを
備えています。未完成となった第3番のセットは、これが世界初録音となります。

8.559357
L・アンダーソン:管弦楽作品集第3集
1.ハーヴァード・スケッチ…*/ 2.2つの音符によるメロディ…*/ 3.マザ
ーズ・ホイッスラー…*/ 4.ペニー・ホイッスル・ソング/5.ファントム・
レジメント/6.プリンク・プレンク・プランク/7.プロムナード/8.サンド
ペーパー・バレエ/9.サラバンド/10.セレナータ/11.マクドナルドじいさ
んは農場を持っていた/12.ウィルソン:76本のトロンボーン(アンダーソン
編)/13.そりすべり/14.ブラス・コアーのためのキャロル組曲/15.ガーシュ
ウイン:ウィンターグリーンを大統領に(アンダーソン編)…*/16.タイプラ
イター/17.トランペット吹きの子守歌/18.シンコペーテッド・クロック
*…世界初録音
演奏:アラスデア・マロイ(タイプライター)…16/キャサリン・ムーア(トラ
ンペット)…17/レナード・スラットキン(指揮)/
BBCコンサート・オーケストラ
みんな大好きアンダーソン(1908-1975)第3集。今回は有名曲が盛り沢山!そ
り滑り、タイプライター、トランペット吹きの子守歌・・・・まさにお約束の
1枚です。もちろん珍しい曲もばっちりです。 2つの音を華麗に彩るオーケス
トレーションが魅力の曲や、どこかで聴いた曲やびっくりするような曲など、
聴けば聴くほど心のイオンが沸き起こります。

8.559364
コリリアーノ :レッド・ヴァイオリン奇想曲他
コリリアーノ(1938-):1-6.レッド・ヴァイオリン奇想曲(ヴァイオリン・ソロ
のための)…世界初録音/7-10.ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
トムソン(1896-1989):11-13.3枚の写真(S・ドゥシュキン編)/14-18.5人の婦
人たち/19-26.8枚の写真
演奏:フィリッペ・クィント(ヴァイオリン)/ウィリアム・ウォルフラム(ピ
アノ)…7-18
コリリアーノ(1938-)が1997年に書いた映画音楽「レッド・ヴァイオリン」。
そのスコアから再構築されたのがこの「レッド・ヴァイオリン奇想曲」です。
哀愁的なテーマ、パガニーニを思わせる超絶技巧、民族的な色調に彩られたメ
ロディ。倒錯的な愛の世界を一艇のヴァイオリンで表現し尽くした魅惑的な音
楽が耳を弄びます。コリリアーノが絶賛した名手クィントの艶やかな音色は
鳥肌ものです。

8.559376
コーン:交響曲第7番&第2番他
1-4.交響曲第7番 Op.45/5-8.交響曲第2番 Op.13/9.「旅する異邦人」によ
る変奏曲 Op.34/10.ワルツニ調 Op.29a
演奏:ヴァフタン・ジョルダニア(指揮)…1-4.9/カーク・トレヴァー(指揮)
…5-8.10/スロヴァキア放送交響楽団
1928年、ニュージャージー生まれのコーンはジュリアード音楽院で作曲を専攻
し、 8曲の交響曲を始め、室内楽、合唱曲、管弦楽曲など多くの作品を生みだ
しています。このアルバムは彼の 80歳記念を記念してリリースされたもので、
まるで風景画をみるように豊かな楽想を持つ「交響曲第7番」や、音によるド
ラマ「交響曲第2番」、ノスタルジックなワルツと変奏曲が収録されています。

8.559377
ウォーリネン :アシュベリヤーナ・フェントンの歌他
1-4.アシュベリアーナ/5.プラグスタトゥム(前もって体験する)/6-9.フェ
ントン・ソングI/10-13.フェントン・ソングII/ 14.ジョスカンのアヴェ
・クリスト/15-20.ジョスカニアーナ
演奏:ダ・カメラ・オブ・ヒューストン
<メンバー>サラ・ローテンバーク(ピアノ)…1-9.14/ルーシー・シェルトン
(ソプラノ)…6-13/ジェームス・ピュー(トロンボーン)…1-4/マーク・ステ
インバーク(ヴァイオリン)…1-4.6-13/デヴィッド・フルマー(ヴァイオリン)
…1-4/ミシャ・エイモリー(ヴィオラ)…1-4/ニナ・マリア・リー(チェロ)
…1-4.6-13/チャールズ・ウォーリネン(指揮)…1-4/アラン・ファインバー
ク (ピアノ)…10-13/ブレンターノ弦楽四重奏団…15-20
「ダンテ三部作」で意表を付いた音楽を聴かせた作曲家ウォーリネン(1938-)。
今作でも、極彩色の音を用いて聴き手の脳髄に酩酊をもたらします。1990年代
の終わりから 2007年までの作品で、愛の告白と天安門広場の恐怖を絡めた
「フェントンの歌」や、指揮者レヴァインに捧げられたピアノ曲、ブレンター
ノ四重奏団のために書かれた「ジョスカニアーナ」などの多彩な作品群です。

8.559379
ヘギー:「見るために、または触れるために」他
1-7.ヘギー:オペラ「見るために、または触れるために」/8.シュウォーツ:
イン・メモリアム/9-13.ライトマン:夢の種子
演奏:モーガン・スミス(バリトン )…1-7/ジュリアン・パトリック(演者)
…1-7/ジュリアン・シュウォーツ(チェロ)…8/エリック・パース(バリトン)
…9-13/ミュージック・オブ・リメンバランス/ミナ・ミラー(芸術監督&ピ
アノ…9-13のみ)
ホロコーストによって永遠に引き裂かれたしまった 2人の恋人の話・・・・。
これは結構ありがちな話なのですが、ヘギー(1961-)のこのオペラ(連作歌曲?)
は一味違います。主人公たちはゲイのカップル。「僕のことを覚えている?」
とつぶやくマンフレッドは 19歳のまま、そしてその恋人は 80歳。物悲しい
音楽とともに自分の存在をアピールするマンフレッド。不思議な感動が胸を打
ちます。

8.570442
J・タヴナー :ピアノ作品集
1.ゾディアックス/2.イパコエ/3.パリン/4.マンドゥードルス/5.プラティ
ルパ/6.2匹の猫へのメモリー
演奏:ラルフ・ファン・ラート(ピアノ)
長い間、神秘主義と正教会の影響(最近改宗したらしい?)を受けた作品を書
き続けているタヴナー(1944-)ですが、彼のピアノ曲はあまり知られていませ
ん。2003年の「プラティルパ」が一番規模も大きくタヴナーらしい音に満ち
ていますが、注目は彼の飼っていた猫マーンドゥからインスピレーションを受
けて書かれた「マンドゥードルス」。愛らしい曲ではありませんが、曲の終
わりに一瞬だけあのメロディが・・・。

8.570447
期待の新進演奏家リサイタル・シリーズ
アルチョム・デルウォード(ギター):ロシアのギター音楽集
1.ビクタシェフ(1963-):「オルフェウス」より詩曲…世界初録音/2.オレク
ホフ(1935-1998):トロイカ変奏曲/3.ルドネフ(1955-):古いライムの木/コ
シュキン(1956-):「王子様のおもちゃ」組曲(4.わんぱく王子/5.機械じかけ
の猿/6.目をぱちぱちする人形/7.おもちゃの兵士たち/8.王子の馬車/9.あや
つり人形の大行進)
演奏:アルチョム・デルウォード(ギター)
新人ギタリストの登竜門、ミケーレ・ピッタルーガ国際クラシック・ギター・
コンクールの 2006年度優勝者、アルチョム・デルウォードのデビュー盤です。
彼はロシア、ロストフ・ナ・ドヌーに生まれ 6歳からギターを始め、数々の
世界コンクールにも入賞、すでに高く評価されている期待の新星です。演奏
するのはもちろんロシアのギター作品集。トロイカ変奏曲にはとにかく泣け
ます。

8.570567
パスクッリ :オーボエとピアノのためのオペラ幻想曲集
1.ドニゼッティ「清教徒」に基づく幻想曲/ 2.ドニゼッティ「ファヴォリー
タ」の主題による協奏曲/ 3.ヴェルディ「シチリア島の夕べの祈り」のテー
マによる大協奏曲/ 4.マイヤーベーア「ユグノー教徒」に基づく幻想曲/
5.「ナポリの思い出」よりスケルツォ・ブリランテ
演奏:イワン・パイソフ(オーボエ)/ナタリア・シチェルバコワ(ピアノ)
パスクッリ(1842-1924)は彼の世代の中で最も有名なオーボエ奏者の一人です。
何しろ彼は、 1860年 18歳の若さでパレルモ・コンセルヴァトワールのオー
ボエとコールアングレの教授に就任するほどでした。その際立つ名人芸は彼
の書いた幾つかのオペラ編曲物をお聴きいただければ容易に想像がつくこと
でしょう。演奏者パイソフはボリショイ出身の名手。どんなパッセージも易々
と吹きこなしてしまいます。

8.570569
ヒナステラ :チェロとピアノのための音楽全集
1.パンペアーナ第2番 Op.21/2-6.5つのアルゼンチン民謡による歌曲集
Op.10/(チェロとピアノ版…マーク・コソワー編)/7-8.プネーニャ第2番
Op.45「パウル・ザッハーへのオマージュ」/9-12.チェロ・ソナタ Op.49
演奏:マーク・コソワー(チェロ)/ジェー・ウォン・オー(ピアノ)…1-6.9-12
20世紀のブエノスアイレスにおけるもっとも重要な作曲家で、ピアソラの師匠
でもあるヒナステラ(1916-1983)。彼の作品はどれもが前衛的ですが、そこは
かとなく郷愁を誘う曲も多くあります。このチェロとピアノのための作品集
はまさに民族的な香りの高いもので、どことなくコダーイの曲も彷彿とさせ
るパンペアーナをはじめ、4つの楽章全てに歌が満ちている晩年の作品チェロ
・ソナタほか、モダンさと懐古趣味の入り混じった不可思議な感触がたまり
ません。

8.570580
ブクステフーデ :ハープシコード音楽集第2集
1-12.アリア「宮廷風に」と 12の変奏曲 BuxWV247/13-16.組曲ト短調
BuxWV242/17.フーガハ長調 BuxWV174/18-25.クーラント・シンプルと 8つ
の変奏曲 BuxWV245/26.カンツォネッタト長調 BuxWV171/27-30.組曲ホ短調
BuxWV235/31.カンツォネッタト長調 BuxWV170/32.わが魂よ、今ぞ主をた
たえよ BuxWV215
原盤 DACAPO:8.224117より移行盤
演奏:ラルス・ウルリク・モーテンセン(チェンバロ)
ブクステフーデ(1637?-1707)と言えばオルガン作品ばかりが有名ですが、ハー
プシコードの作品もすばらしいものがたくさんあります。オルガンよりも各
声部が聴きとり易いため、その複雑な対位法がよく理解できるのも嬉しいで
す。変奏曲でのモティーフ処理、そして組曲での各々の楽曲の統一性、これ
らを聴けば聴くほどにその完成度の高さに唸らざるを得ないでしょう。

8.570582
エネスク:チェロ・ソナタ集
1-4.チェロとピアノのためのソナタ第1番へ短調 Op.26 No.1/5-8.チェロと
ピアノのためのソナタ第2番ハ長調 Op.26 No.2
演奏:ラウラ・ブルイアーナ(チェロ)/マルティン・チバ(ピアノ)
20世紀前半の偉大なるヴァイオリニスト、作曲家エネスク(1881-1955)はその
活動の初期の時代にたくさんの室内楽曲を書きました。このチェロ・ソナタ
第1番も 1898年頃に書かれたにもかかわらず、なぜか 1935年まで公表される
ことはありませんでした。独自の作風が確立された第2番に比べると、ブラー
ムスなどの影響を感じないわけでもありませんが、若々しい情熱に溢れた美
しい作品です。チェロのブルイアーナの共感溢れた美音に心が震えます。

8.570710
クーラウ(1786-1832):ピアノのためのソナチネ集 Op.55&88
1-2.ソナチネハ長調 Op.55 No.1/3-5.ソナチネト長調 Op.55 No.2/6-7.ソナ
チネハ長調 Op.55 No.3/8-10.ソナチネヘ長調 Op.55 No.4/11-12.ソナチネ
ニ長調 Op.55 No.5/13-14.ソナチネハ長調 Op.55 No.6/15-17.ソナチネ
ハ長調 Op.88 No.1/18-20.ソナチネト長調 Op.88 No.2/21-23.ソナチネ
イ短調 Op.88 No.3
演奏:イェネ・ヤンドー(ピアノ)
前回リリース(8.570709)のソナタ・ソナチネ集に続き、今回はソナチネ・ア
ルバムをどどーんとお届けします。 Op.55の多くはソナチネ・アルバムに収
録されていたので、おなじみの方も多いかも。しかし小さい頃にこのくらい
弾けていれば、今の私は超一流ピアニストだったかもと嘆いてしまうくらい
ヤンドーの演奏は説得力満点。しみじみ聴くとすごく良い曲ばかりです。

8.570714
ドヴォルザーク(1841-1904):交響曲第9番他
1.交響的変奏曲 Op.78/2-5.交響曲第9番ホ短調 Op.95「新世界より」
演奏:マリン・オールソップ(指揮)/ボルティモア交響楽団
ボルティモア交響楽団とオールソップによる3枚のドヴォルザーク・シリーズ。
最初のアルバム「新世界」の登場です。ホールに漲る熱気をさらりとかわす
オールソップの粛々とした指揮ぶりをご堪能ください。むやみに感傷に流さ
れ過ぎることのない第2楽章はとりわけ新鮮に感じられることでしょう。美し
いメロディが次々と変容していく「交響的変奏曲」も美しさが満ち溢れてい
ます。

8.570738
C・ニルセン:交響曲集第2集
1-4.交響曲第3番 FS60 Op.27「大らかな交響曲」
5-8.交響曲第2番 FS29 Op.29「四気質」
原盤 DACAPO:8.224126より移行盤
演奏:インガー・ダム・イェンセン(ソプラノ)/
ポール・エルミング(バリトン)…交響曲第3番第3楽章のみ/
ミハエル・シェンバント(指揮)/デンマーク国立放送交響楽団
いかにも北欧らしい響き満載のニルセン(1865-1931)の交響曲。なかでも第3番
「大らか」は第3楽章に加わる男女のヴォカリーズや、ブラームス風の味わい
を持つ終楽章が人気の的です。「胆汁質」「粘液質」「憂鬱質」「多血質」と
名付けられた 4つの楽章を持つ交響曲。標題音楽ではないと言われるものの、
ちょっぴり自分の性格と比較してみるのも面白いかもしれません。

8.570757
カサブランカス :ピアノ作品集
1-3.3つのディヴェルティメント(ピアノ・デュオ )/4-5.2つのピアノピース
/ 6.アルバムの一葉/7-9.幼い頃の 3枚続きの絵/ 10-12.3つのピアノピー
ス/ 13.スケルツォ/14-16.3つの警句/ 17.トンボー/18-24.7つのエピグ
ラム/25-26.前奏曲とフーガハ調/27-29.3つのバガテル
演奏:ホルディ・マソ(ピアノ)…1-3, 7-24/ミケル・ビリャルバ(ピアノ)
…1-3, 4-6, 25-29
カサブランカス(1956-)は現代スペインの作曲家の中でも独自の地位を築いて
います。歌曲や室内楽も作曲しますが、彼が一番好きなのはピアノです。彼
のピアノへ注ぐ愛のある眼差しはショパンやスクリャビン、あるいはアルベ
ニスやモンポウと同じです。ピアノという楽器の持つ可能性を極限まで引き
出すこと、彼はそれを実現すべく曲を書くのです。

8.570777
ライネッケ :ゆりかごから墓場まで
1-4.管楽八重奏曲変ロ長調 Op.216/5-12.ゆりかごから墓場まで Op.202/
(フルートとピアノ版…E・ケーラー編)/13-15.管楽六重奏曲変ロ長調 Op.271
原盤 Etceteraより移行盤
演奏:ボストン交響楽団の奏者たち
メンバー:フェンウィック・スミス(フルート)/若尾圭介(オーボエ)/トー
マス・マーティン(クラリネット)/クレイグ・ノードストローム(クラリネッ
ト)/ジョナサン・メンキス(ホルン)/リチャード・ランチ(バスーン)/ロー
ランド・スモール(バスーン)/ヒュー・ヒントン(ピアノ)
その生涯に、実に 1000曲以上もの作品を書いたライネッケ(1824-1910)です
が、あまりにも堅実な作風のせいか(ブラームスの亜流とも揶揄される)、死
後急速に忘れ去られてしまいました。しかし近年再評価が進み、その良質な
室内楽作品は時々演奏会でも取り上げられるようになってきたのです。「ゆ
りかごから墓場まで」は本来ピアノ曲だったものをケーラーがフルートとピ
アノのために編曲したもの。シューマンを思わせる美しい作品です。

8.570946
アーバン・レクイエム
1.S・リンドロース(1968-):スピン・サイクル/2.サン=サーンス(1835-1921):
序奏とロンド・カプリチオーソ/(フルート、クラリネットと管楽オーケスト
ラ版…L・ブロック編)/3.E・ウィテカー(1970-):10月/4.M・コルグラス
(1932-):4本のサクソフォンと管楽オーケストラのための「アーバン・レクイ
エム」/ 5.ショスタコーヴィチ(1906-1975):ロシアとキルギスの主題によ
る序曲/(G・ドゥカー編)/6.スーザ(1854-1932):聖なる殿堂の貴族たち
演奏:キャスリン・トーマス・アンブル(フルート)…2/ロバート・フィッ
ツァー(クラリネット)…2/ジェームス・アンブル(サクソフォン)…4/アレ
ン・コーディングレイ(サクソフォン)…4/ケント・エンジェルハート(サク
ソフォン)…4/ジョセフ・キャレイ(サクソフォン)…4/スティーヴン・L・
ゲージ(指揮)/ヤングスタウン州立大学シンフォニック・ウィンド・アンサ
ンブル
吹奏楽ファンのみなさま、お待たせしました。またまた注目新譜です。ヤン
グスタウン州立大学では、毎年275人以上の学生が、室内楽からジャズまで各
々好きなジャンルのバンドに参加、多くの作曲家に作品を委嘱したり演奏し
たりと精力的に活動を行うユニークな活動を行っています。メイン収録曲の
「アーバン・レクイエム」を作曲したのはピューリツァー賞を受賞したコル
グラス。サクソフォン・カルテットに限界までの技術を要求した鮮烈な作品
です。

8.570959
ジャクソン :合唱作品集
1.偉大なる聖職者を見よ/2-9.聖なる日のためのミサ/10.タントゥム・エル
ゴ/ 11-22.レクイエム/23.ザ・ロード/ 24.マニフィカト/25.ヌンク・
ディミティス/26.私は感謝を捧げる/27.サルヴェ・レジナ/28.リディア旋
法によるマニフィカト/29.リディア旋法によるヌンク・ディミティス/30.
テ・デウム/31.ユビラーテ
演奏:ローラ・オルドフィールド(ソプラノ)…15.28/エミリー・ビーハン(ソ
プラノ)…17.26.27/ピーター・ダヴォーレン(テノール)…20/フランシス・
ウィリアムス(テノール)…25./ヘンリー・ジョーンズ(アルト)…26./デヴィ
ッド・デ・ウィンター (テノール)…26/ユリアン・デブロイル(バス)…26/
デヴィッド・グード(オルガン)…15.28.29/ジェレミー・フィルセル(オルガ
ン)/ロドルファス合唱団/レイフ・オールウッド(指揮)
オルガン音楽集(8.554773)での深い精神性が高く評価されているイギリスの
作曲家(1934-)ジャクソン。この合唱曲集も彼の好きなフランス音楽の影響が
感じられる感動的な作品が盛り沢山です。フォーレ、デュリュフレの形式を
引き継いだ清冽なレクイエムをはじめ、輝かしい「偉大なる聖職者を見よ」
などとろけるような和声感が美しい小さな合唱曲、近現代の合唱曲が好きな
方にはたまらない 1枚と言えるでしょう。

8.570968
アメリカン・タペストリー
1.J.S.スミス:星条旗(J. ウィリアムズによる吹奏楽編)/2.ジェンキンス:
アメリカ序曲/3-6.ハンソン:「メリー・マウント」組曲(J. ボイドによる吹
奏楽編)/7.ガーシュウイン:ラプソディー・イン・ブルー(D. ハンスバーガ
ーによるピアノと吹奏楽編)/ 8.タッカー:セレモニアル・ファンファーレ
(リメンブランスの主題による)/9.ブライアント:レイディアント・ジョイ
/10-14.ベネット:古いアメリカ舞曲による組曲/15.スーザ:ワシントン・ポ
スト・マーチ
演奏:リチャード・シュスター(ピアノ)…7/ユージン・ミリアーロ・コー
ポロン(指揮)/ローンスター・ウィンド・オーケストラ
このアルバムは吹奏楽好きの方のみならず、全ての音楽好きにおすすめした
い最強の1枚です。 100年に渡るアメリカのウィンド・バンドのレパートリー
の中でもとりわけ注目を浴びそうなのが冒頭のジョン・ウィリアムズ編曲「ア
メリカ国歌」でしょう。そしておなじみベネット、ハンソンの作品が勢揃い。
聴きほれること請け合いです。そしてトリを飾るのはもちろんスーザの名曲
「ワシントン・ポスト」!ガーシュウインの「ラプソディ・ブルー」も忘れ
るな !!

8.660233-34 2枚組
ロッシーニ :幸運な間違い(1812年ヴェネツィア版 )
演奏:ベルトランド…ケニス・ターヴァー(テノール)/イサベッラ…コリンナ
・モローニ(ソプラノ)/タラボット…ロレンツォ・レガッツォ(バス)/バトー
ネ…マルコ・ヴィンコ(バス)/オルモンド…シモン・ベイリー(バス)
アルベルト・ゼッダ(指揮)/ブルノチェコ室内ソロイスツ
全て便宜上ファルサ(笑劇)とされているロッシーニ(1792-1868)の初期 作品の
中でも、とりわけ異彩を放つのが、この「幸運な間違い」です。軽い日常の話
ではなく、いわゆる「救出オペラ」で、ラストにかけての攻防は聴き手をはら
はらさせる事でしょう。大活躍のタラボットを演ずるのは、最近日本でも大人
気のロレンツォ・レガッツォです。ロッシーニを得意とする彼だけに、説得力
のある歌唱を聴かせます。もちろん稀代のロッシーニ指揮者ゼッダの最高の指
揮による弾む音楽も魅力です。

8.556835
ザ・ベスト・オブ・ヴォーン・ウィリアムズ
1.「北緯 49度」前奏曲/ 2.タリスの主題による幻想曲/3.リンデン・リー/
4.交響曲第2番「ロンドン」第1楽章より抜粋/5.「すずめばち」序曲/ 6.
静かな午後/7.「富める人とラザロ」の 5つのヴァリアント(抜粋)/8.交響
曲第1番「海の交響曲」第2楽章/9.「グリーンスリーヴズ」による幻想曲/
10.揚げひばり
のどかな田園風景から敬虔なる大聖堂、そして映画音楽を思わせる豊かな響
き。それらを全て持ち合わせたイギリスの国民的作曲家、ヴォーン・ウィリア
ムズ。この 1枚には彼の音楽の聴きどころがぎっしり詰まっています。押し
つけがましさは一切ないのに、いつの間にか心に棲みついている・・・そん
なさりげなさが愛おしい音楽の数々をどうぞお楽しみください。

8.556836
ザ・ベスト・オブ・フィンジ
1.クラリネット協奏曲 Op.31 第1楽章/2.花輪を捧げよう Op.18より/ 3.7
つのパートソング Op.17より/4.弦楽のためのプレリュード Op.25/5.神は高
みに Op.27-2/6.秋の落ち葉 Op.20よりアンダンテ/ 7.聖チェチリアへ
Op.30より/ 8.チェロ協奏曲 Op.40 第2楽章/9.不朽の暗示 Op.29より/10.
若者への勧告 Op.14より/11.ディエス・ナタエス Op.8より/12.大地と大気
と雨と Op.15より/ 13.地球が朽ちるまで Op.19より/14.ピアノと弦楽のた
めの牧歌 Op.10
他の人があまり聴かない曲を聴いてみたい。そんな人にオススメしたいのが
フィンジの作品です。有名曲を集めたオムニバス盤などにはほとんど登場し
ない極めて地味な作曲家で生涯に書いた作品は40(曲集を含む )ほど。淡い
美しさに彩られた第2楽章が知られる「クラリネット協奏曲」がかろうじて知
られるくらいでしょう。この 1枚でフィンジの世界を堪能してください。

8.556837
ザ・ベスト・オブ・ディーリアス
1.春はじめてのかっこうを聞いて/2.川の上の夏の夜/3.「イルメリン」前
奏曲/ 4.「フロリダ組曲」より/ 5-6.2つの水彩画/ 7.スケルツォ/8.幻
想的な踊り/9.村のロメオとジュリエットより/10.3つの小さい詩曲より第2
番/11.春の牧歌/ 12.「コアンガ」第2幕より カリンダ/13.「コアンガ」
第2幕より終景
ディーリアスといえば、誰もが思い浮かべるのが「春はじめてのかっこうを
聞いて」の印象的な美しさでしょう。冬から春への季節の移ろいをさりげな
く描いたこの小品こそがディーリアスの特質をそのまま具現化したもので、
他のどの曲も決して声を荒立てることなく自分の思いをひっそりと告白して
いるかのような佇まい。そんな作品に心惹かれる人も多いことでしょう。

8.556838
ザ・ベスト・オブ・ブリテン
1.聖チェチリアのための讃歌 Op.27/2.4つの海の間奏曲第2番「日曜の朝」
/ 3.4つの海の間奏曲第3番「あらし」/ 4.キリストによりて喜べ Op.30/
5.シンフォニア・ダ・レクイエム Op.20よりラクリモーザ/ 6.青少年のため
の音楽入門より「テーマ」/7.青少年のための音楽入門より「フーガ」/8.
セレナーデ Op.31より「悲歌」/ 9.グロリアーナ Op.53aより「グロリアー
ナ・モリトゥーラ」/10.シンプル・シンフォニー Op.4より第2楽章/11.イ
ギリス民謡による組曲 Op.90より第1曲/12.フランク・ブリッジの主題によ
る変奏曲 Op.10より第10変奏/13.キャバレー・ソング第1番/14.戦争レクイ
エムより「レクイエム・エテルナム」/ 15.聖母賛歌
ブリテンの音楽の魅力の一つはその多彩な表現と精緻な作曲語法でしょう。
特に声楽の含まれた作品の見事さには思わず舌を巻く他ありません。それは、
生涯の友であった歌手ビアーズとの愛の昇華とも言えるでしょうか。どの曲
も愛と祈りに満ち溢れた、豊かな楽想が耳にのこります。もちろん、有名な
「青少年のための音楽入門」のさわりも収録しています。



<cpo>
777245-2 \2450
ハンブルグ 1600-1800年の聖なる音楽集
ヒエロニムス・プレトリウス :モテット集
演奏:マンフレッド・コルデス(指揮)
ブレーメン・ヴェーザー・ルネッサンス
ハンブルクに生まれ、生涯のほとんどをその地のオルガニストとして過ごした
ヒエロニムス・プレトリウス(1560-1629)のモテット集です。16-17世紀当時
の音楽界を牛耳っていたのはハスラー、ガブリエリをはじめとした北イタリア
の音楽家たちでした。当然彼もヴェネツィア楽派の作曲技法に熟知していたよ
うです。ここで聴かれるモテットはラテン語で書かれてはいるものの、複雑な
声部の動きを持つ精緻な合唱が魅力的。極上のハーモニーが楽しめます。

777268-2 \2450
テレマン:管楽器のための協奏曲集第3集
1.ピッコロ、弦楽と通奏低音のための協奏曲 TWV51 D4 /2.オーボエ、弦楽と
通奏低音のための協奏曲 TWV51 C1 /3.リコーダー、ホルンと通奏低音のため
の協奏曲 TWV42 F14/4.フルート、弦楽と通奏低音のための協奏曲 TWV51 G2
/5.トランペット、弦楽と通奏低音のための協奏曲 TWV51 D7 /6.2つのトラ
ヴェルソ・フルート、バスーン、弦楽と通奏低音のための協奏曲 TWV53 G1
演奏:ミヒャエル・シュナイダー(指揮)/ラ・スタジオーネ・フランクフルト
/カメラータ・ケルン
テレマン(1681-1767)のオーソリティ、カメラータ・ケルンとミヒャエル・シュ
ナイダーによる協奏曲集の第3集です。旧録時代からその素晴らしさはお墨付
き。今作でもふるい付きたくなるような美音と切れ味鋭いアンサンブルで聴き
手を夢幻の境地に誘います。

777312-2(SACD-Hybrid) \2950
ヘンデル :水上の音楽 HWV348-350/王宮の花火の音楽 HWV351
演奏:フェデリコ・グリエルモ(指揮)
ラルテ・デ・ラルコ(古楽器オーケストラ)
ヘンデル(1685-1759)の「水上の音楽」と「王宮の花火の音楽」のオリジナル
楽器による録音です。このアンサンブルのメンバーは、本当に言葉にできない
ほど素晴らしい腕を有しています。 SACDのスペックを最大限に活かした録音
の良さも相まって、各楽器の鳴りの良さは感動的。表情豊かで驚くほどに巧い
ナチュラルホルンを聴いているだけでも幸せになってしまうこと請け合いです。

777340-2 \1700
プラッティ:ソナタとトリオ集
1.ヴァイオリンとオーボエ、通奏低音のためのソナタ(トリオ)ニ長調/2.オー
ボエとチェロ、通奏低音のためのソナタ(トリオ)ト短調/3.ヴァイオリンと
チェロ、通奏低音のためのソナタ(トリオ)ト長調/4.オーボエと通奏低音のた
めのソナタハ短調/ 5.チェロと通奏低音のためのソナタニ短調/ 6.オーボエ
とバスーン、通奏低音のためのソナタ(トリオ)ハ短調
演奏:エポカ・バロッカ
驚くほど多彩な音楽家であったプラッティ(1697?-1793)は歌手でもあり、フル
ート、ヴァイオリン、チェロ、チェンバロを見事に演奏し作曲しました。現在
その作品のほとんどは忘れ去られていましたが、最近になって相次いで良質の
CDがリリースされています。このアルバムに収録されたのはトリオソナタと各
楽器のためのソナタで、どの曲にも伸びやかなメロディが溢れています。聴き
始めた瞬間にその美しさに愕然とするはずです。

777367-2 3枚組 \7350
リュリ:歌劇「プシュケ」
演奏:カロリン・サンプソン(S)/カリーナ・ゴヴァン(S)/エアロン・シーハ
ン(T)/コリン・バルツァー(T)他
ポール・オデット&スティーヴン・スタッブス(指揮)
ボストン祝祭古楽オーケストラ&合唱団
リュリ(1632-1687)の悲劇「プシュケ」の全曲盤の登場です。音楽祭で上演され
た際の録音で、サンプソンらの名唱が話題となったものです。指揮はポール・
オデット&スティーヴン・スタッブスの定評ある共同作業。前作「テゼ」
(777240-2)はグラミー賞にもノミネートされました。

777374-2 \2450
ヴェルフル :ピアノ協奏曲集
1.ピアノ協奏曲第1番 Op.20/2.ピアノ協奏曲第5番 Op.43「大軍隊協奏曲」
/ 3.ピアノ協奏曲第6番 Op.49「鶏」/4.ピアノ協奏曲第4番よりアンダンテ
演奏:ヨルク・クローネンベルク(ピアノ)
ヨハネス・メーズス(指揮)/SWR放送管弦楽団カイザーシュラウテルン
1773年生まれのヴェルフル(1773-1812)は同時代に相当な名声を誇り、同世代
のベートーヴェンともピアノで対決し引き分けた(!)という人物です。2曲の
交響曲が知られますが、このピアノ協奏曲はハイドン風の軽快なモティーフ
が好感触のステキな作品です。良く聴いてみると管弦楽部分が結構凝った書き
方をしていることに気がつくでしょう。第6番のタイトル「かっこう」は終楽
章のメロディに由来するものです。

777403-2 2枚組 \2500
J・S・バッハ:オルガン作品集第21集
1.主なる神、我らの側(かたえ)にいまさずして BWV1128(世界初録音)/2.フー
ガの技法 BWV1080(オルガン版)
演奏:ゲルハルト・ヴァインバーガー(オルガン)
最初の5小節のみが現存していたとされる、バッハ(1685-1750)の初期のオルガ
ン曲「主なる神、我らの側(かたえ)にいまさずして」。今年3月末にこの筆写
譜(19世紀後半のもの )がハレ=ヴィッテンベルク・マルティン=ルター大学
(MLU)音楽研究所楽理科の2人の研究者によって発見されたことは音楽ファンの
間で大きなニュースとなりました。6月10日にハーゼルベックによって公開初
演されましたが、録音としてはこちらが世界初となります。




<TOCCATA>
TOCC0054 \2450
マギ(1922-):管弦楽作品集
1.ヴェスプレ/2-4.ピアノ協奏曲/5.ブクーリカ/6.ピアノとクラリネット、
室内管弦楽団のための変奏曲/7-9.交響曲
演奏:アダ・クーセオク(ピアノ)…2-4/マティ・ミカライ(ピアノ)…6/
タルモ・パジューシャー(クラリネット)…6/エストニア国立交響楽団/アル
ヴォ・ヴォルマー(指揮)1-5/ミケル・クーツォン(指揮)…6-9
エストニア近代音楽の先駆者として知られるエステル・マギ女史の作品集です。
タリンとモスクワの音楽院で作曲法を学び、母校タリン音楽院で音楽理論を教
えました。エストニアの民族音楽のモティーフを効果的に用い、簡潔で力強い
フォルムで書かれた音楽は世界中で愛好され、多くの演奏家が好んでレパート
リーとして取り上げています。初期の「ピアノ協奏曲」から段階を追って熟成
していく彼女の作風を辿れる1枚です。

TOCC0076 \2450
ガリーニン(1922-66):ピアノ作品集第1集
1-3.ソナタ・トリアード/4-8.組曲/9-12.4つの前奏曲/13.ワルツ/14.ダン
ス/15.スケルツォ/16.スペイン風幻想曲/17-19.「じゃじゃ馬馴らしが馴
らされて」より3つの小品/20-24.動物園にて
演奏:アルガ・ソロヴィエヴァ(ピアノ)
1922年にモスクワ近郊で生まれ、1966年にモスクワで没したロシアの作曲家ガ
リーニンのピアノ作品集です。ショスタコーヴィチと比較される事の多い人で
すが、このアルバムを聴く限り、プロコフィエフなどの新古典主義の簡潔でユ
ーモラスな語法を強く感じます。生涯を通じて健康障害に悩まされたという彼
自身の満たされぬ何かを音で表現したのでしょうか。時折現れるユーモラスな
表現が心地良さをもたらします。ほんの小さい5つの曲からなる「動物園にて」
が秀逸です。

TOCC0087 \2450
ヴオリ(1957-):交響曲第1番&第2番
演奏:トーマス・ピリラ(指揮)/ヒュビンカー管弦楽団
多くの現代作曲家と同じように、このフィンランド生まれのヴオリも「交響曲」
という概念に挑戦をしました。この時代における交響曲というものについて彼
なりに出した結論は、この 2つの作品を聴いてみればおわかりかと思います。
従来の形式に沿った 4つ、もしくは 5つの楽章の中に思いきり多彩な色を盛り
込んだ「活きのいい」音楽です。上昇する弦のうねりはどこかしらグロリア・
コーツを彷彿とさせます。




<PHOENIX EDITION>
クリスティーネ・シェーファーやクリストフ・エッシェンバッハなど、多くの
アーティストたちの賛同を得て、ヨハネス・ケルンマイヤーが、2008年春、
ウィーンにて新しいプロジェクトを立ち上げました。レーベルの名前は、
PHOENIX EDITION(フェニックス・エディツィオン)。ドイツ文化放送や西ドイ
ツ放送、北ドイツ放送と幅広いコネクションを持つ彼が、自信を持ってお届け
するファースト・ラインナップをご紹介させていただきます。

PE-101(SACD-Hybrid) \2450
ヨーゼフ・マルティン・クラウス :ソロのためのカンタータ「春」
1.「オリンピア」序曲 VB33/2-5.カンタータ「弁解」 VB43/
6.「オリンピア」ラルゴ/ 7-10.カンタータ「春」 VB47/
11.「オリンピア」ラルゴ/ 12-17.カンタータ「嫉妬」 VB46/
18.「オリンピア」アンダンティーノ/ 19-21.カンタータ「漁師たち」 VB44
演奏:ジモーネ・ケルメス(ソプラノ)
ヴェルナー・エールハルト(指揮)/ラルテ・デル・モンド
最近評価が高まる「北欧のモーツァルト」と評されるヨーゼフ・マルティン・
クラウス(1756-1792)の声楽作品集です。劇的な表現と仄かに散りばめられた
哀愁が何とも魅力的な作品ばかりです。バロック・ソプラノの第一人者、ケル
メスの表現力豊かな歌声は聴き手を至福の境地へと誘います。エールハルトの
引き締まった指揮も曲の魅力を余すことなく伝えています。

PE-102(SACD-Hybrid) \2450
ソプラノとトランペットのためのカンタータ集
1-4.バッハ(1685-1750):
カンタータ第 51番「もろびとよ、歓呼して神を迎えよ」
5.クリーゲル(1649-1725):ソナタ
6.ローゼンミューラー(1619-1684):宗教的協奏曲
7.フィンゲル(1660-1730):ソナタハ長調
8.ローゼンミューラー:宗教的協奏曲
9-11.ゼレンカ(1679-1745):ラウダーテ・プエリ
演奏:ルート・ツィーザク(ソプラノ)
ラインホルト・フリードリヒ(バロック・トランペット)
ベルリン・バロック・カンパニー
バロックの時代において、トランペットは神の声とされ、この楽器が出てくる
のは「特別の場合」に限られていました。この輝かしい音色を響かせているの
は、かつてフランクフルト放送響の首席を務め、ルツェルン祝祭管でも輝かし
い音色を聴かせる世界的名手、ラインホルト・フリードリヒ。ただでさえ演奏
が困難であるバロック・トランペットをここまで完璧に吹きこなせるのには感
嘆する他ありません。ツィーザクのソプラノも、まさに天使の声!

PE-106 \2450
フランツ・クロンマー :
ディヴェルティメントヘ長調 Op.96/ピアノ四重奏曲 Op.95
演奏:コントラスト・ケルン弦楽三重奏団
<メンバー>ジルヴィー・クラウス(ヴァイオリン)/クリスティアン・グーセス
(ヴィオラ)/ヴェルナー・マツケ(チェロ)/アレクサンダー・プリアエフ
(ハンマークラヴィーア)
モーツァルトと同時代の作曲家、クロンマー(1759-1831)はモラヴィアに生ま
れ主にウィーンとハンガリーで活躍した人です。彼は典型的な古典派の特長を
備えた作品を書き、それはハイドン風でもあり、ベートーヴェン風でもありま
す。晩年の作品はロマン派の作風も備えており、この時代の作品を集中して聴
きたい人にはうってつけの1枚と言えそうです。ピアノ四重奏曲でのフォルテ
ピアノの優雅な響きもたまりません。1999年に結成されたコントラスト・ケル
ン弦楽三重奏団は、緊密なアンサンブルと暖かい楽器の音色が魅力的。

PE-107 2枚組 \2450
ベートーヴェン・アカデミーベートーヴェンの作品集
CD1 1.「献堂式」序曲 Op.124
2-4.3つの讃歌(ミサ・ソレムニス Op.123より)(キリエ/クレド/アニュス・デイ)
CD2 1-4.交響曲第 9番「合唱」 Op.125
演奏:ペーター・ライカ(バス)…CD1
2-4/クラウディア・バラインスキ(ソプラノ )/ゲルヒルト・ロンバーガー
(メゾ・ソプラノ)/レイ・M・ウェイド・ジュン(テノール)/ダニエル・ボロ
ウスキ(バス)/コーラス・ムジクス・ケルン/
ダス・ノイエ・オーケストラ
クリストフ・シュペリング(指揮)
1824年5月7日、ウィーンで第9の初演が行われた際のプログラムをそのまま復元
した演奏会です。オリジナル楽器オーケストラの最高峰によるベートーヴェン
(1770-1827)をお聴きください。艶やかな弦の響きと軽快なテンポに思わず心
惹かれます。研究家としても名高いシュペリングの指揮は、細かいところまで
心配りの行き届いた説得力のある演奏。後半若干アンサンブルに乱れが生じま
すが、それもご愛敬と言えるでしょう。

PE-110(SACD-Hybrid) \2450
ルベル:四大元素
ラモー:カストルとポリュックス
演奏:ミヒ・ガイッグ(指揮)/オルフェオ・バロックオーケストラ
ルベル(1666-1747)の「四大元素」は以前からバロック音楽マニアの間ではよ
く知られた作品です。冒頭のこの世とは思われぬ不協和音、これは初めてこの
曲を耳にした人にはかなりのショックを与えること間違いなしです。地球を表
す低弦の響き、フルートは水、ヴァイオリンは大気を表現し、信じられないほ
どに快活な音で地球の神秘を描き出します。

PE-111 \2450
ヨーゼフ・マルティン・クラウス :劇音楽「アンフィトリオン」
演奏:シャンタル・サントン(ソプラノ)/ゲオルグ・ポプルッツ(テノール)
/ボナー室内合唱団/ラルテ・デル・モンド
ヴェルナー・エールハルト(指揮)
「北欧のモーツァルト」マルティン・クラウスが(1756-1792)一番得意とした
分野がこの劇場音楽です。場面に合わせて表現力豊かな音楽が次から次へと湧
きだし、聴き手の耳を楽しませてくれます。このエールハルトのライヴ録音の
素晴らしさは言葉に尽くせません。歌手、合唱、そして管弦楽。全てが最上の
音を奏でます。

PE-112 \2450
ウィーン・ホーフカペレ-ウィーンの宮廷礼拝堂の音楽
1-13. アイブラー、ハーベック、サリエリ、モーツァルト他
演奏:レネーケ・ラウテン(ソプラノ)/ヨハネス・マルティン・クレンツレ
(バリトン)/ダニエル・ベーレ(テノール)/ウタ・クリスティナ・ゲオルグ
(メゾ・ソプラノ)/ケルン WDR放送管弦楽団
ヘルムート・フロシャウアー(指揮)
ウィーンの宮廷礼拝堂が設立されたのは1948年、マクシミリアン1世の統治中
だとされています。多くの作曲家が即位式や祝賀のための音楽を委嘱され、素
晴らしい作品を残しています。この中にはハイドンやモーツァルトなどの良く
知られた作曲家から、アイブラーやハーベックなど現在では忘れられてしまっ
た人など多彩な作品が含まれています。計り知れないほど価値のあるアーカイ
ヴです。

PE-116 2枚組 \2450
モーツァルト :レクイエム・大ミサ曲
CD1 1-13.大ミサ曲ハ短調 K.427
CD2 1-14.レクイエム K.626
演奏:アーリーン・オージェ(ソプラノ)/ドリス・ゾッフェル(メゾ・ソプラ
ノ)/トマス・モーザー(テノール )/シュテファン・ローベルト(バス)/ヴォ
ルフラム・ゲーリング(オルガン)…CD1/クリスティーナ・ラキ(ソプラノ)/
ドリス・ゾッフェル(メゾ・ソプラノ)/ロベルト・スヴェンセン(テノール)
/トーマス・クヴァストホフ(バス)…CD2
ケルン放送合唱団/ケルン放送交響楽団
ガリー・ベルティーニ(指揮)
CAPRICCIOレーベルで好評だったシリーズをそのまま引き継いだ形の今は亡き
巨匠ベルティーニの音源発掘盤。こちらは1986年録音のモーツァルト「大ミサ」
と1991年録音のレクイエムです。鬼気迫るベルティーニの指揮、オージェ、モ
ザーなど当時最高の名歌手たちの歌声と聴きどころ満載です。

PE-121 \2450
アルミランテ
J・S・バッハ、ヘンデル、フックス、パーセルの音楽に基づく3幕のオペラ
演奏:デボラ・ヨーク(ソプラノ)/リディア・フィアリンガー(アルト)
カペラ・レオポルディナ
イェルク・ツヴィッカー(指揮)
本来、新作オペラというものは、その時代の作曲家によって書かれます。しか
し、この作品は過去の名作曲家たちとの素晴らしい共同作業によって生まれた
新作です。このオペラの再構築のためにソプラノとアルトのために書かれた美
しいバロックのデュエットを探しだし、歌詞をチェックしながら注意深く曲を
つなぎ合わせたのです。そして更に新しい「ラブ・ストーリー」を注ぎこみま
した。ヨークとフィアリンガーの2人の名花が妙なる歌声で聴き手を魅了します。

PE-122 4枚組 \3050
ベートーヴェン :ピアノ三重奏曲集
CD1
1.ピアノ三重奏曲第 7番「大公」 Op.97
2. 仕立て屋カカドゥの主題による 10の変奏曲 Op.121a
3.ピアノ三重奏曲第 9番変ホ長調 WoO.38
4.ピアノ三重奏のためのアレグレット変ホ長調 Hess48
CD2
1.ピアノ三重奏曲第 2番ト長調 Op1-2
2.ピアノ三重奏曲第 10番変ホ長調「創作主題による 14の変奏曲」 Op.44
3.ピアノ三重奏曲第 6番変ホ長調 Op.70-2
CD3
1.ピアノ三重奏曲第 1番 Op1-1
2.ピアノ三重奏曲第 4番「街の歌」Op.11
3.ピアノ三重奏曲第 5番「幽霊」 Op.70-1
CD4
1.ピアノ三重奏曲第 3番ハ短調 Op.1-3
2.三重奏曲 Op.38(七重奏曲 Op.20よりベートーヴェン自身による編曲 )
3.ピアノ三重奏曲第 8番変ロ長調 WoO.39
演奏:ハイドン・トリオ・アイゼンシュタット
ベートーヴェンはその生涯のほとんど全ての時期にピアノ三重奏曲を作曲して
います。初期の習作から晩年の円熟した作品までどれもが独創性に富んだ、ま
さに「通のため」の音楽です。ここで演奏しているハイドン・トリオ・アイゼ
ンシュタットは 1992年に結成された団体で古典派から現代音楽まで幅広いレ
パートリーを有しています。全てのパートが均一で輝かしい音色。極上のアン
サンブルです。




<LPO>
JLPO-0026 \2100
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 作品125 「合唱つき」
演奏:クラウス・テンシュテット(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
ルチア・ポップ(ソプラノ)/アン・マレー(メゾ・ソプラノ)
アンソニー・ロルフ・ジョンソン(テノール)/ルネ・パーペ(バス)
昨年のBOX発売時に大変話題となったこのテンシュテットの凄演、分売を心待
ちにしていた方も多いことでしょう。単品販売は世界のどこよりも早く日本
先行でお届けします。1992年10月8日のこの演奏は彼の活動における最期の時
期のもので、良く知られる91年盤に目立つ激しさよりも、穏やかで諦念に満ち
た歌心が随所に見られる魅力的な演奏となっています。もちろんテンシュテッ
トらしく終楽章などは爆裂していますが、オーケストラも当時最高の名歌手た
ちも、その指揮に全身全霊で応え、ホール全てが信じられないような白熱した
空気に包まれるところは感動的。「フルヴェンのバイロイト」にも匹敵する
驚異の名演、ぜひこの感動を日本中、否、世界中の人々と分かち合いたいもの
です。

LPO-0034 \2100
ショスタコーヴィチ:交響曲第10 番 ホ短調 作品93
演奏:ベルナルド・ハイティンク(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
1986年8月28日、ロイヤル・アルバート・ホールでのライヴ録音。
ショスタコーヴィチの交響曲第10番は、スターリンの死の直後、1953年に上演
された作品で、共産主義の抑圧から解放された最初の作品と申せましょう。暗
く重苦しく始まる冒頭から極度の緊張を孕み、最後は輝かしく終わるこの曲は
ロシア国内でも評価が真っ二つに分かれたほどの問題作。ハイティンクはいつ
ものことながら、いかなる時も冷静にLPOをコントロールし、この曲の真価を
問いかけてくるのです。

LPO-0031 \2100
マーク=アンソニー・タネジ:作品集
1.メゾ・ソプラノとアンサンブルのための劇的情景「心を二度通り抜けて」
2.ソプラノ・サクソフォンとオーケストラのための「隠れた愛の歌」
3.バリトンと大アンサンブルのための歌曲集「裂かれたフィールド」
演奏:マリン・オールソップ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
サラ・コノリー(メゾ・ソプラノ)
マーティン・ロバートソン(ソプラノ・サクソフォン)
ジェラルド・フィンリー(バリトン)
このオーケストラにとって大切な作曲家であるマーク=アンソニー・タネジの
3つの作品を収録。「心を二度通り抜けて」では、エキゾチックで強烈な響き
を多用した彼の音楽を、古楽の名手であるサラ・コノリーが歌っています。
往々にして抑制された表現で歌う彼女が、ここまで情感をむきだしにすると
は!「隠れた愛の歌」「裂かれたフィールド」も現代人の心に潜む闇を抉り
出すような独特な語法が魅力です。指揮をするのはオールソップ。ひとつひと
つの音に磨きをかけたような精緻な表現をお聴きください。




<ARTHAUS DVD>
101445(DVD-Video) \3480
アンドレアス・ショル -カウンターテナー
ドキュメンタリー作品
収録時間:86 分/音声:PCM Stereo/画面:16:9
字幕:英語・独語・仏語・スペイン語・日本語
ウリ・アウミュラー監督が稀代のカウンターテナー、アンドレアス・ショルに
スポットを当てた作品。シュヴェッツィンゲン音楽祭での歌唱シーンとショル
自身へのインタビューが中心となるドキュメンタリーを収録。学生に指導する
シーンや自宅でポピュラー音楽の制作を行うシーンなど、意外な一面が垣間
見えるレアな映像満載です。父・クリスティアンへのインタビューは、アンド
レアスの生い立ちから振り返るバイオグラフィカルな興味深い内容で、ファン
のみならず必見の注目作。歌唱シーンは一曲まるごとノーカット収録なので、
しっかり聴きこむことができます。ダウランドやブクステフーデの歌曲をお洒
落に歌い上げています。

101311(DVD-Video) \4350
パーセル:歌劇「ダイドとイーニアス」
コリオグラフィック・オペラ
収録時間:98 分/音声:PCM Stereo/画面:16:9
字幕:英語・独語・仏語・伊語・スペイン語・日本語
カールスルーエ出身のカリスマ振付師、サシャ・アレクザンドラ・ヴァルツが
切り開いた新しい舞台音楽芸術の世界は、まさにダンスと歌唱と音楽の融合。
歌い手、踊り手、演奏家、それぞれが対等な立場からこのオペラを構築してい
ます。ダイド役には歌い手がソプラノのオーロレ・ウゴラン、踊り手はクレモ
ンティーヌ・デリュイ。イーニアス役にはバリトンのルーベン・ウィルコック
スと、踊り手のヴィルギス・プオヅィウナス。ベルリン古楽アカデミーとモダ
ン・ダンスという不思議な融合をぜひ体験してください。

102141(DVD-Video) \3480
ドヴォルザーク・チクルス第4巻
1. チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104
2. 交響曲第9番 ホ短調 Op.95 「新世界より」
演奏:リボル・ペシェク(指揮)
プラハ交響楽団/ミシャ・マイスキー(チェロ)
収録時間:89 分
ドヴォルザーク・チクルス、ついにマイスキーの登場です。サテン地のきらび
やかな青シャツを第3ボタンまで大胆に開き、伴奏するオケにあわせるツモリ
すら見せない真の「独演」状態。まるで「オレを見ろ」といわんばかりの豪快
な歌い方でマイスキー節が炸裂しています。「3」の付く楽章冒頭で完全に○
○になる「世界のマイスキー」。スタジオ録音ではなかなか見せることのない
意外な一面に、大爆笑すること間違いなし。1993年、フランクフルトでのライ
ヴ収録。客も若干ひき気味。

102111(DVD-Video) \3480
オルガンの歴史 第1集 ラテンの起源
ドキュメンタリー作品
収録時間:53 分/音声:PCM Stereo(英、独、仏)
最も古く、最も複雑で、最も壮麗な楽器のうちの1 つがオルガンです。この映
像は、壮大な歴史を内包するオルガンの魅力を多面的に理解するために制作さ
れました。シリーズ第1集は16世紀のスペインから18世紀のフランスに至るオ
ルガンの黄金時代の変遷をたどります。各パーツの説明から、実際の音楽の演
奏風景まで多彩な内容が含まれており、オルガンを愛してやまぬ人にとって至
宝ともなり得る貴重な映像です。フレスコバルディ、カベゾン、アラウージョ、
グリニー、クープランといった作曲家達によるオルガン作品を収録。



<NAXOS DVD>
2.110230(DVD-Video) \5650
1.ワーグナー(1813-1883):歌劇「マイスタージンガー」序曲
2.セレブリエール(1938-):交響曲 第3 番「神秘のシンフォニー」
3.ムソルグスキー(1839-1881):交響詩「禿山の一夜」(ストコフスキー編)
4.ムソルグスキー(1839-1881):展覧会の絵(ストコフスキー編)
5.ビゼー(1838-1875):「アルルの女」組曲よりファランドール
演奏:ホセ・セレブリエール(指揮)
スペイン国立ユース管/キャロル・ファーレイ(ソプラノ…2)
収録時間:84分
「マイスタージンガー」序曲で始まり、セレブリエールの自作の交響曲、スト
コフスキー編曲によるムソルグスキーの2作品と実に凝ったプログラムも興味
深く、色彩感溢れるオーケストラの若々しい響きを存分に堪能いただけます。
とりわけ「展覧会の絵」は通常耳にするラヴェル版との違いを聴くのも楽しい
ことでしょう。柔らかい弦の響きに満たされた素晴らしい演奏です。アンコー
ルに置かれた 「ファランドール」では全ての音が炸裂します。名指揮者でも
あり、作曲家、編曲家としても名高いセレブリエール。音の秘密を知り尽くし
た彼だからこそ成しえた名演と言えそうです。 スペインの若き才能が集結し
たオーケストラの情熱迸る真摯な演奏にも拍手です。

2.110234-35(DVD-Video) 2枚組 \6280
ヴォルフ=フェラーリ:歌劇「抜け目のない未亡人」
出演:ロザウラ(未亡人)…アンネ=リーゼ・ソッリード(ソプラノ)
ルネビフ閣下(英国人)…マウリツィオ・ムラーロ(バス)
ムッシュー・ル・ブロー(フランス人)…エマヌエーレ・ダグアンノ(テノール)
ボスコ・ネーロ伯爵(イタリア人)…マーク・ミルホファー(テノール) 他
カール・マルティン(指揮)
ヴェネツィア・ラ・フェニーチェ歌劇場管弦楽団・合唱団演出・
収録時間:142分
字幕:英語・伊語
「抜け目のない未亡人」はイタリア人の母親とドイツ人の父親の間に生まれた
ヴォルフ=フェラーリの後期のオペラ作品。ゴルドーニ原作で、ローマ歌劇場
の依頼で作曲され、1931年3月6日に初演され好評を得ました。このプロダク
ションは、ゴルドーニ生誕300周年を記念してフェニーチェ座で上演されたも
の。ロザウラ役、ノルウェー出身のソプラノ、ソッリードは、バロック・オペ
ラやモーツァルト作品で実績のある人。ルネビフ閣下役のムラーロは、ブッ
ファもセリアもこなす芸達者のバス。ダグアンノとミルホファーの2人の若い
テノールの美声も見所。チューリッヒ生まれのマルティンのリズム感溢れる
指揮も楽しませてくれます。(酒井章)

<Autralia Eloquensce> ※ご予約締切日 7月24日
PO 480 0475 \1050
プロコフィエフ:
「ピーターと狼」Op.67
L.モーツァルト:おもちゃの交響曲
デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」
サン・サーンス:死の舞踏 
ルーベン・ヨルダノフ(Vln)
ジャクリーヌ・デュ・プレ(ナレーション)
バレンボイム指揮、イギリス室内管弦楽団
ダニエル・バレンボイム指揮、パリ管弦楽団
1979年、伝説のチェリスト、デュプレは難病に侵されながらも「ピーターと
狼」のナレーションの録音を行いました。すでに演奏活動をやめ、教育活動
に力をそそいでいた頃のこの録音は現在までCD化されることなく今日に至っ
ています。彼女ならではの音楽に対する不屈の精神がこの録音を残させたこ
とになります。
また収録曲の「おもちゃの交響曲」に関して、デュプレは1976年、ロイヤル
アルバートホールでの演奏の際、ドラムパートで参加しています。幼少の頃
からテレビのショーで、とても熱心に演奏していた曲でもあります。




<Brilliant Classics>
BRL 93761 35枚組 \8000
アルフレッド・ブレンデル(pf)名演奏集
955年-75年録音
VOX、Vanguard Classicsなどの音源を使用したライセンス盤。
Disc.1
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番K.271「ジュノーム」、第14番K.449
アントニオ・ヤニグロ指揮、ザグレブ室内合奏団
Disc.2
モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番K.453、第25番K.453
ハイドン:ピアノ協奏曲二長調Hob. XVIII No.11
パウル・アンゲラー指揮、
ウィーン・フォルクスオパー管弦楽団/ウィーン・プロ・ムジカ管弦楽団
ウィーン室内管弦楽団
Disc.3
モーツァルト:ピアノ協奏曲第19番K.459、第20番K.466
ヴィルフリート・ベッチャー指揮、
ウィーン・フォルクスオパー管弦楽団
Disc.4
モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番K.482、第27番K.595、ロンドK.382
パウル・アンゲラー指揮、
ウィーン室内管弦楽団/ウィーン・フォルクスオパー管弦楽団
Disc.5
モーツァルト:
ピアノソナタ第8番K.310、幻想曲K.396、ロンドK.511、
デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲K.573
Disc.6
モーツァルト:
2台のピアノのための協奏曲K.365、
2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448、
2台のピアノのためのフーガK.426
ワルター・クリーン(pf)
パウル・アンゲラー指揮、ウィーン・フォルクスオパー管弦楽団
ピアノと管楽のための五重奏曲 変ホ長調 K.452
ハンガリー五重奏団
Disc.7-9
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全曲、合唱幻想曲 Op.80
ヴィルフリート・ベッチャー指揮、
シュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団
ハインツ・ワルベルク指揮、
ウィーン・フォルクスオパー管弦楽団
ハインツ・ワルベルク指揮、ウィーン交響楽団
スービン・メータ指揮、ウィーン交響楽団
Disc.10-18
ベートーヴェン:ピアノソナタ全集
ピアノと管楽器のための五重奏曲Op.16
ハンガリー五重奏団
ロンド 変ロ長調
ヴィルフリート・ベッチャー指揮、
ウィーン・フォルクスオパー管弦楽団
Disc.19
「エロイカ」の主題による15の変奏曲とフーガOp.35、
「ルール・ブリタニア」による5つの変奏曲WoO.79、
イギリス国歌による7つの変奏曲WoO.78、
ヴラニツキーのバレエ「森の娘」のロシア舞踏による12の変奏曲イ長調WoO.71、
創作主題による6つの変奏曲Op.34、
「トルコ行進曲」の主題による6つの変奏曲Op.76
Disc.20
創作主題による32の変奏曲WoO.80、
ヴィンターの歌劇「中止された犠牲祭」の「子供よ、静かにお休み」による
7つの変奏曲WoO.75、
リギーニのアリエッタ「恋人よ来たれ」による24の変奏曲WoO.65、
パイジエッロの喜歌劇「粉屋の娘」の二重唱「ネル・コル・ピウ」による6つ
の変奏曲WoO.70、
ジュスマイアーの歌劇「ゾリマンII世」の「ふざけて、からかって」による
8つの変奏曲WoO.76、
ディッタースドルフの歌劇「赤ずきん」の主題による13の変奏曲WoO.66、
サリエリの「ファルスタッフ」の「まさにその通り」の主題による10の変奏
曲WoO.73
Disc.21
スイスの歌による6つの易しい変奏曲WoO.64、
パイジエッロの「水車屋の娘」の「田舎の恋は」の主題による9つの変奏曲
WoO.69、創作主題による6つの易しい変奏曲WoO.77、グレトリーの歌劇「獅子
王リシャール」のロマンス「燃える情熱」による8つの変奏曲WoO.72、
ロンドOp.51-2、アレグレットWoO.53、6つのエコセーズWoO.83、エリーゼの
ためにWoO.59、ポロネーズOp.89
Disc.22
ディアベッリの主題による33の変奏曲Op.120、11のバガテルOp.119
Disc.23
6つのバガテルOp.126、ロンド・ア・カプリッチョOp.129、ロンドOp.51-1、
7つのバガテルOp.33、アンダンテ・ファヴォリWoO.57、
やや生き生きとWoO.60
Disc.24
シューベルト:
ピアノソナタ第19番D.958、第15番D.840「レリーク」、
16のドイツ舞曲D.783
Disc.25
シューベルト:4つの即興曲D.899、楽興の時D.780、3つの小品D.946
Disc.26
シューベルト:幻想曲「さすらい人」D.760、4つの即興曲D.935
シューベルト(リスト編)ピアノと管弦楽のための「さすらい人」幻想曲
ミヒャエル・ギーレン指揮、
ウィーン・フォルクスオパー管弦楽団
Disc.27
ショパン:
ポロネーズ第6番Op.53「英雄」、第4番Op.40-2、第5番Op.44、
第7番Op.61「幻想」、
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズOp.22
Disc.28
シューマン:幻想曲Op.17、交響的練習曲Op.13
Disc.29
リスト:ピアノ協奏曲第1番、第2番、死の舞踏、呪い
ミヒャエル・ギーレン指揮、ウィーン交響楽団
Disc.30
リスト:
ピアノソナタ ロ短調、
巡礼の年第2年「イタリア」よりソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」、
調性のないバガテル、死のチャルダーシュ、悲しみのゴンドラ、
メフィストワルツ第1番
Disc.31
リスト:オペラの楽曲による編曲集、パガニーニ練習曲
Disc.32
リスト:
巡礼の年第2年「イタリア」よりペトラルカのソネット第47番、第104番、
第123番、「ベェネツィアとナポリ」よりタランテラ、詩的で宗教的な調べ
Disc.33
リスト:
ハンガリー狂詩曲より、第15番、第3番、第2番、第13番、第8番、第17番、
執拗なチャルダーシュ
Disc.34
ムソルグスキー:展覧会の絵
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ
バラギレフ:イスラメイ
Disc.35
シェーンベルク:ピアノ協奏曲Op.42
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第5番
ミヒャエル・ギーレン指揮、
南西ドイツ放送交響楽団
ジョナサン・ステルンベルク指揮、ウィーン国立化劇場管弦楽団
※一部収録曲順番が入れ替われる場合があります。ご了承ください。




<WARNER Box>
WARNER 2564 696118 6枚組 \4180
ヘンデル・エディション第5集
ヘンデル:オラトリオ「セレメ」「復活」「エジプトのイスラエル人」
ガーディナー指揮、イギリス・バロックソロイスツ、他
教会音楽「主は言われた」、アンセム「シオンの道は悲しみ」
「祭司ザドク」
コープマン指揮、アムステルダム・バロック管弦楽団、他

WARNER 2564 696120 6枚組 \4180
ハイドン・エディション第5集
ハイドン:宗教曲集
ミサ曲第7番「戦時のミサ」、第9番ニ短調「ネルソン・ミサ」、
第11番「天地創造」、第12番「ハルモニー・ミサ」、テ・デウム、
スターバト・マーテル、十字架上のキリストの最後の7つの言葉、
マニフィカト、サルヴェ・レジナ、カンタータ「今いかなる疑いが」、他
ニコラウス・アーノンクール指揮、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス

WARNER 2564 695498 5枚組 \3500
ピアノ・ドリームス
ショパン、シューマン、モーツァルト、バッハ、ラフマニノフ、
ドビュッシー、ラヴェル、サティ、ロパルツ、マニャール等の作品より
ヴァリアスアーティスツ

WARNER 2564 695495 5枚組 \3500
アダージョ
アルビノーニ、J.S.バッハ、ベートーヴェンの作品から
ヴァリアスアーティスツ

WARNER 2564 696208 6枚組 \4180
ヘンデル・エディション
ヘンデル:オラトリオ「快活の人、沈思の人、中庸の人」
歌劇「タメルラーノ」、歌劇「アルチーナ」よりバレエ音楽、
歌劇「忠実な羊飼い」、バレエ「テルプシコーレ」
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮、イギリス・バロックソロイスツ、他

WARNER 2564 696206 10枚組 \5500
ハイドン・エディション
ハイドン:ピアノソナタ全集
12の変奏曲 Hob.XVII-3、6の変奏曲Hob.XVII-5、20の変奏曲 Hob.XVII-2、
15の変奏曲 Hob.XVII-7、他
ルドルフ・ブッフビンダー(pf)




<DUX>
DUX 0355 \2080
クラロモンターナの音楽 第29集
I.OSPPE(1727-1790):ミサ曲、ディヴェルティメント
ヤコブ・ブルジンスキ指揮、ラ・テンペスタ

DUX 0358 \2080
クラロモンターナの音楽 第28集
I.OSPPE(1727-1790):ミサ曲 ハ長調、ヴェスプレ
ヤコブ・ブルジンスキ指揮、ラ・テンペスタ

DUX 0626 \2080
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 Op.1-3
ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲「悲しみの三重奏曲」、
ブラームス:ピアノ三重奏曲第3番
クラコヴィア三重奏団




<Tower Records Original VICTOR HERITAGE GOLLECTION>
NCS 622 \1000
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付」
山田一雄指揮、京都市交響楽団、他

NCS 623 \1000
黒人霊歌、ミュージカル・ハイライト
小澤征爾指揮、東京混声合唱団、他
収録曲
「黒人霊歌」より 誰も知らない私の悩み、海を渡れ、
ドライ・ボーンズ、ゆれるよ幌馬車、少年ダビデよ竪琴ならせ、
主はダニエルを救い給う、イエスのもとにのがれよう、人皆祈りぬ、
時には母のない子のように、ゆけモーゼ/
「ミュージカル・ハイライト」 おお美しき朝-オクラホマより/
サマータイム-ポーギーとベスより/セプテンバー・ソング-ニッカポッカ・
ホリディより/君はわがすべて-ベリー・ウォーム・フォー・メイより/
バリ・ハイ-南太平洋より/トゥナイト-ウェストサイド物語より/
人生はひとりじゃない-回転木馬より

NCS 624 3枚組 \2500
柴田南雄の音楽
シンフォニア、コンソート・オブ・オーケストラ、
金管6重奏のためのエッセイ、ピアノのためのインプロヴィゼーション第2番、
カドリール、ソプラノと室内楽のための夜に詠める歌、
優しき歌第2より「また落ち葉林で」「朝に」「また昼に」「午後に」、
優しき歌より「序の歌」「爽やかな五月に」「落葉林で」「さびしき野辺」
「夢のあと」「樹木の影に」、三つの無伴奏混声合唱曲より「水上」
「早春」「風」、徒然草、閏月棹歌-胡弓、三絃、電気音響のための、
萬歳流し
渡辺暁雄指揮、東京都交響楽団、他

<fine NF>
NF-20503(CD) \3000
NF-60503(SACD) \4000 ※ハイブリッドではありません
シューベルト:
(1) ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960
(2)即興曲集 作品90, D899
第2曲 変ホ長調、第3曲 変ト長調、第4曲 変イ短調
★エクスト・トラック 
マテウス・シュタイン(1820年頃ウィーン、ヤマモトコレクション)
スタインウェイとMAシュタインの弾き比べ
楽興の時 D.780 第3曲 ヘ短調
神谷郁代(Pf)
録音:2007年9月24,25,27日 神戸新聞松方ホール(兵庫県)
神谷郁代のfine NFレーベル第3弾は、神谷初のシューベルトです。
ベートーヴェンの演奏と録音には豊富な経験を持つ神谷ですが、ベートーヴェ
ンを尊敬してやまなかったシューベルトを録音したいという、神谷の強い希望
により実現したもので、ピアノ・ソナタ第21番と即興曲集作品90から3曲を収
録しています。第21番は、死の世界を歩いていたシューベルト最後の年のソナ
タですが、神谷は持ち味である、静寂さと透明な響きで、深々と歌い上げてい
きます。
収録は響きの良さで定評のある神戸新聞松方ホール、ホールトーンと一体と
なった天上の響きが随所に聴かれます。
エクストラ・トラックにはシューベルト時代のピアノ・フォルテであるマテウ
ス・シュタインと、スタインウェイD274による「楽興の時」の聴き比べを収録
しています。マテウス・シュタインは弦の張力がスタインウェイの約四分の一
程度(16-20kg)と弱く、タッチは軽く敏感で、指先に細い弦が直接触れるよう
な感触が特色で、この感覚が他のピアノ・ソナタや即興曲にも生かされた演奏
になっています。
なお、fineNFレーベルは創設以来、ハイブリッドSACDを中心に発売してきまし
たが、本ディスクよりCDとSACD(Stereo+5.1 Surround)の2種類を分離して発
売することになりました。

<TACET>
TACET 14 2枚組 \4650
ロッシーニ:小ミサ・ソレムニス
イボリャ・ヴェレビチュ(Ibolya Verebics:ソプラノ)
アネッテ・フランツ(Annette Franz:アルト)
ロベルト・サッカ(Roberto Sacca:テノール)
ホルヘ・エスコバル(Jorge Escobar:バス)
シュトゥットガルト・フィギュラル合唱団、室内アンサンブル
ヨハネス・メスズ(Johannes Moesus)指揮 1990年録音

TACET 131 2枚組 \4650
ドビュッシー:
CD.1
前奏曲 第1集
CD.2
前奏曲 第2集
エフゲニー・コロリオフ(Evgeni Koroliov:ピアノ) 
2003年録音

TACET 155 2枚組 \4650
ブラームス:
CD.1
(1)弦楽四重奏曲第1番 ハ短調 op.51/1
(2)弦楽四重奏曲第2番 イ短調 op.51/2
CD.2
(3)弦楽四重奏曲第3番 変ロ長調 op.67
アウリン弦楽四重奏団(Auryn Quartet)
2007年録音



<OPERA RARA>
ORC38 2枚組 \4380
ベッリーニ:歌劇「異国の女」(La Straniera)
パトリシア・チョフィ(Patrizia Ciofi)、マーク・ストーン(Mark Stone)
エンケレイダ・シュコサ(Enkelejda Shkosa)、グリアム・ブロードベント
ローランド・ウッド、アレッド・ホール
ジェフリー・ミッチェル合唱団
デイヴィッド・パリー指揮ロンドン・フィル
いつもながらの素晴らしい装丁と解説(英語)です。
過去の不実の為に身を隠し名前をアライデと変え一人密かに暮らす美しいフ
ランス王妃アニェーゼをめぐる恋の葛藤と争いのロマンス物語。




<CARUS>
83.264 \2380
世界初録音を含む「Music from the Ospedail」(治療法としての音楽)
(1)ポルポラ(Nicola Porpora 1986-1768)
De Profundis
(2)ハッセ(Johann Hasse 1699-1783)
Laudate pueri
(3)ガルッピ(Baldassare Galuppi 1706-1785)
Dixit Dominus
ドレスデン・インストロメンタル・コンソート、
ヴォーカル・コンソート・ドレスデン
Peter Kopp指揮
2008年1月録音
イタリア、ナポリ楽派の歌劇作曲家でJ.ハイドンの声楽の師としても有名な
ポルポラ、そのポルポラに学んだハッセ、ヴェネツィアのサン・マルコ大聖堂
の楽長で、オペラ・ブッファの父と言われたガルッピの3人の作曲家による作
品から世界初録音を含む癒し、心の病の治療法として生まれた女声合唱音楽を
収録した学術的にも貴重なアルバムです。

83.426 \2380
世界初録音を含むヘンデル、マッテゾンのドイツ語アリア集
(1)ヘンデル(Georg Friedrich Handel 1685-1759)
9つのドイツ語のアリア集
(2)マッテゾン(Johann Mattheson 1681-1764)
3つのドイツ語のアリア集(世界初録音)
モニカ・マウチ(Monika Mauch:ソプラノ)
L'arpa Festante
Rien Voskuilen(チェンバロ、オルガン、指揮)
2008年4月録音
紙ジャケット仕様です。

<Edition HST>
HST-056 \2500
ヴァンハル(1739-1813);疾風怒濤交響曲集第七巻
イ長調 Bryan A5(ca.1763-65)
イ長調 Bryan A3(ca.1772-73)
リーダー:遠藤 雄一(ヴァイオリン)
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
録音:2008年5月、東京ルーテル市ヶ谷センター・ホールでのライヴ録音
交響曲イ長調 Bryan A5
写譜の一つがエステルハージ家に所蔵(現ブタペスト博物館)されていたことか
ら、当時ヨゼフ・ハイドンがヴィーンに発注し、自身が演奏したと伝えられる。
このような形で、エステルハージ家に16曲のヴァンハルの交響曲が現存してい
ることから、ハイドンは必死でヴィーン有名作曲家の情報を得ようとしていた
事が伺える。
交響曲イ長調 Bryan A3
ヴィーンでは20世紀初頭までヨゼフ・ハイドン作Hob.I:267として伝承された。




<CEDILLE>
CDR90000 104 \1980
「ロイヤル・メッツォ/ジェニファー・ラーモア・メゾ・ソプラノ・リサイ
タル」
バーバー:アンドロマケの別れ Op.39
ベルリオーズ:クレオパトラの死
ラヴェル:シェエラザード
ブリテン:フェードラ
ジェニファー・ラーモア(Ms)
カルロス・カルマー指揮
グラント・パーク管弦楽団
録音:2006-2007年
バロックからベルカント・オペラ、現代までこなす稀代のメゾ・ソプラノ、
ラーモアの久々の新録音。しかも普段あまり聴く機会の少ないが非常に魅力的
な曲を集めた。いずれも歌曲というより、ソロ・カンタータ、モノ・オペラと
いってもよいくらい、ドラマティックで歌手の能力を最大限に生かした聴き応
え十分のプログラミング。

CDR90000 106 2枚組(1枚価格) \1980
フランツ・クレメント(1780-1842):
ヴァイオリン協奏曲ニ長調(1805)
ベートーヴェン:(1770-1827)
ヴァイオリン協奏曲ニ長調(1806)
レイチェル・バートン・パイン(Vn)
ホセ・セレブリエール指揮
ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団
録音:2007年
ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は古今のヴァイオリン協奏曲のなかでも
最高傑作と目されているが、その作曲にあたって作曲家にヴァイオリンの技術
上のアドバイスを与え、初演も行ったヴァイオリニスト、フランツ・クレメン
ト自身のヴァイオリン協奏曲とのカップリングという資料的にも価値のある一
枚。クレメントはベートーヴェンの協奏曲に先立つこと一年前に自分の協奏曲
を完成。この間、ベートーヴェンにヴァイオリン技巧上のアドバイスも行って
いることを考えると、作曲はベートーヴェンに自ら実例を示す意味もあったと
考えられる。一聴するとベートーヴェンの作品と言われても信じてしまうほど
和声も管弦楽法もよく似ていて興味深い。レイチェル・バートン・パインは二
人の協奏曲のカデンツァを自ら作曲、共感の深さを示している。




<CAMPION>
RRCD1326/27 2枚組 \3960
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)BWV1007-1012
イエルク・メッツガー(Vc)
録音:1994年
知る人ぞ知るチェリスト、イエルク・メッツガーはそのいぶし銀のような渋さ
で隠れたファンがいるらしい。ヨーヨー・マのような流麗さとは無縁のゴリゴ
リした演奏だが、本当の大人の音楽が聴きたい向きには断然お薦め。

CAMEO2045 \1850
「弦楽アンサンブルのためのイギリス音楽」
アビソン:協奏曲Op.9-11
パーセル:弦楽のためのシャコンヌ(ブリテン校訂版)
ジェンキンス:パストラルとアレグロ
ウォルトン:《ヘンリーV世》から弦楽のための2つの小品
ルイス:ローザ・ムンディ
ダンクウォース:マリポサス
ダーク:ブラザー・ジェームズのアリアによる瞑想曲
ブルックス:トゥ・マイ・ラヴ
エルガー:愛の挨拶
ブリッジ:クリスマス・ダンス
ピーター・フィッシャー(指揮&Vn)
チェンバー・アンサンブル・オブ・ロンドン
録音:2006年
イギリスには弦楽のための愛らしい小品が多い。バロックから近代まで、イギ
リスの田園風景が見えてきそうなこじんまりした素敵な音楽ばかり。

CAMEO2061 \1850
ツァイト・ガイスト(時間の精神)-フィリップ・グレンジの音楽
(1)骨の王宮-メゾ・ソプラノと大アンサンブルのための
(2)安っぽい夢の風景-ブラス・バンドのための
(3)ディプティック-オーボエとハープのための
(4)クラリネット・ラディカルとシンフォニック・ウィンド・バンドのための
協奏曲「生生不息」
(1)リンダ・ハースト(Ms)、
G.トリーチャー指揮ノーザン・ミュージック・シアター
(2)R.ニューサム指揮サンライフ・バンド
(3)J.ショウ(Ob)、L.ウェイクフォード(Hp)
(4)S.ウィリアムソン(Cl)、
P.スコット指揮
グレート・ブリテン・ナショナル・ユース・ウィンドアンサンブル
録音:1984-2005年
フィリップ・グレンジは1956年ロンドン生まれの作曲家で、ピーター・マック
スウェル・デイヴィスに作曲を師事した。現代音楽特有の緊張した無調様式の
なかにも、ほの暗いロマンティシズムを湛えた作風。

CAMEO2070 \1850
「ルシファーの発電機」
カムデン・リーヴズ:ピアノ作品集
魔法使いのピアノ(2006)
地獄の炎からの夜想曲(2005)
インヴェンションと幻想曲(2001)
ルシファーの発電機(2005)
リチャード・ケーシー(Pf)
録音:2006年
リーヴズは1974年生まれで作曲をフィリップ・グレンジに学び、イギリス国内
の多くのオーケストラ、室内アンサンブルで作品が演奏されている。スクリャ
ービンとセリエリズムを折衷させたような耽美的な響きが連綿と続く。





<コンフォート・レーベル(日本)>
CMDA-1002 \3200
「ビューティフル・ワールド」 
エントゥワインメント・オブ・ラブズ・ワンネス-愛はすべて
ダニエル・コビアルカ(ヴァイオリン)
1. BEAUTIFUL WORLD
2. AS BLUE AS THE SKY
3. AS FAR AS WE WISH
4. WISH THE WORLD HAPPY
5. OVER THE SORROW
6. BLUE SKY IN MY HEART
7. SWEET FEELINGS
8. LAST SONG
人智を超えて出会った東洋と西洋のマエストロが、 L.A.の世界最先端のスタ
ジオでハリウッドのスタジオミュージシャンとともにレコーディングした楽曲
をはじめその他MARTHプロデュースによる楽曲の数々を綴りました。このうえ
もなく優美で繊細、そして大胆かつ壮大な宇宙に贈るシンフォニー。自然界の
在りようを彷彿とさせるありあまるほどにゴージャスなヒーリングベストアル
バムです。

CMDA-1003 \3000
「ワールド・ベスト・メロディーズ」
エンバランシング・ザ・ビューティフリケーション・オブ・ユニティー
ダニエル・コビアルカ(ヴァイオリン)
1.星に願いを When You Wish Upon A Star
2.虹の彼方へ Over The Rainbow
3.ダニーボーイ O Danny Boy
4.家路 Going Home Melody
5.アメージンググレース Amazing Grace
6.カノン The Pachelbel Kanon
ダニエル・コビアルカの代表作として長年愛しまれてきた世界の名作6曲を収
録。MARTHプロデュースの全く新しいアレンジにより世界の美しいメロディー
がきらめくばかりに愛しく奏でられます。世界中の人々が思わず口ずさむ時代
や国境を越えた普遍のサウンドが、夢の世界へと誘います。

CMDA-0006 \3000
「パスレス・ジャーニー」
ダニエル・コビアルカ(ヴァイオリン)
1.Moon Gazing on the Interlunar Sea
2.Watercolor L...(Interlude)
3.Gentle Rain Drops Falling on Leaves
4.Watercolor S...(Interlude)
5.Distant Voices
6.Watercolor A...(Interlude)
7.Unfathomed Silence
8.Watercolor I...(Interlude)
9.Pathless Journey
完成まで8年を要した本作は、ときに琴、笙、尺八など日本の古典楽器のサウ
ンドにも似たZETAヴァイオリンの特質を最大限に活かし、奏でられます。沈黙
の中にすべてを見る東洋の文化に見せられたコビアルカが簡潔な俳句を詠むが
ごとく、瞑想的な音楽空間を表現しています。

CMHA-0001 \1500
「ビューティフル・ワールド」-美しき世界へ
HALKA(ヴォーカル)
1. BEAUTIFUL WORLD 美しき世界へ
2. AMAZING GRACE アメージンググレース
3. BEAUTIFUL WORLD 美しき世界へ Original Karaoke
2008.06.27 東京国際フォーラム ホールAにて開催のダニエル・コビアルカ
One World Healing Concert 2008 にて発表された楽曲 美しき世界へ
Beautiful World -Like you always hoped for- のワールドプレミアのシン
ガーとして抜擢され爽やかにデビューしたHALKA。誰の中にもある平和への切
なる願い…美しき未来へ贈る「美しき世界へ」、そして世界的名曲「アメージ
ンググレース」をまさに天使の歌声…HALKAが奏でる豪華ファーストミニアル
バム。
HALKA(遥) プロフィール
5歳、幼少の頃より音楽にめざめ舞台にも子役として出演。中国語、ドイツ語、
英語の曲も独学にて演奏し現在は中学に通いながら音楽の勉強を続けている。
天性のピュアボイスによるその透明な歌声と実力が見いだされ、2008.6.27に
東京国際フォーラム ホールAにて開催された「DANIEL KOBIALKA One World
Healing Concert 2008」のコンサートにおいて発表されたMARTHの新曲「美し
き世界へ」のシンガーの1人に抜擢され、爽やかなデビューを飾る。まさに天
上界からさずかった天使の歌声、ハートフル・ピュア・ヴォイスが世界中を
癒す…。
以下、現在までのコンクール等の実績
NHK ジュニアのど自慢 審査員特別賞 平成12年
童謡コンクール  優秀賞 平成14年
童謡コンクール 決勝大会出場 平成15年
「長江杯」国際コンクール 声楽部門 第3位 平成19年11月
アジア国際文化芸術フェスティバル 新人賞 平成19年10月




<WEITBLICK>
SSS0085/86-2 2枚組(1枚価格) \1980
ブラームス:
ピアノ協奏曲第2番、
交響曲第4番
オイゲン・ヨッフム指揮
シュターツカペレ・ドレスデン、
ミシェル・ベロフ(P)
録音:1979年5月29日 ※訂正5月25日
クルトウア・パラスト、ドレスデン(ライヴ)
ヨッフムはシュターツカペレ・ドレスデンとブルックナー:交響曲全集をスタ
ジオ録音しておりますが、それはEMIの意向であって、ヨッフム自身はドレスデ
ンとは疎遠でした。如何にシュターツカペレ・ドレスデンといえども、西側の
大物指揮者を現地に招くことは容易ではなかったのです。しかし、異例ともい
える共演が79年5月にあり、その貴重な記録です。ヨッフムが真の巨匠になっ
てからのブラ4と言えば、LPOとの演奏がありますが、やはり濃密な表情や音色
の個性という点でシュターツカペレ・ドレスデンにはかないません。ロマン
ティスト、ヨッフムの美質が存分に生かされた名演です。協奏曲のソリストは
フランスの名手ベロフで氏にとっても初音盤レパートリーであります。硬質な
音色の美しさには、特筆すべきものがあります。そしてブラス・ファンの紅涙
を絞るのが第2協奏曲のホルン独奏でしょう、記載はありませんがおそらくペ
ーター・ダムと思われます。まるで山のかなたから聞こえて来るような美音
でこれだけでも感動的です。
英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。




<MARQUIS>
ORION MASTER RECOEDINGシリーズ
※往年のカナダの名レーベルORION RECORDの復刻シリーズです。
MAR83125 \1550
「ランパル&フレンズ」
クレプス:ソナタ ト長調/クヴァンツ:ソナタ ニ長調/
W.F.バッハ:トリオ ニ長調/テレマン:トリオ ハ長調/
ペプシュ:トリオ ト短調/ルイエ:トリオ ト短調 Op.1
ジャン・ピエール=ランパル(Fl)
マリオ・デュシュネ(Fl,リコーダー)、
ケニス・ギルバート(Cemb)
初出:1963年,1964年
20世紀後半の最も偉大なフルーティストの一人、ジャン・ピエール=ランパル
によるバロック曲。チェンバロ復興の立て役者、ケニス・ギルバートが伴奏を
受け持っている。

MAR83121 \1550
「キューバとフィリピンのピアノ作品集」
レクオーナ:コルドバ、アンダルシア、アランブラ、ジプシーの歌、グァダル
キビル川、マラゲーニャ、黒人の踊り、黒人が踊っていた、ニャニゴの踊り、
ルクミ族の踊り、仮装行列、ブエンカミノのピアノ曲(4曲)/アベラルドの
作品(1曲)/サンティアゴの作品(2曲)
アドロヴニ・アコスタ(ピアノ)
初出:1982年、70:22
キューバの作曲家、エルネスト・レクオーナの作品を中心に、フィリピンの作
曲家、フランシスコ・ブエンカミーノ(1883-1952)、ニカノール・アベラルド
(1893-1934)、フランシスコ・サンティアゴ(1889-1947)の珍しい作品を収録し
ている。アドロヴニ・アコスタは、1946年、フィリピン生まれのピアニスト。

MAR83122 \1550
「リスト&ラフマニノフ:練習曲集」
リスト:バッハの主題による変奏曲/前奏曲「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」
/超絶技巧練習曲第10番 ヘ短調/超絶技巧練習曲第11番 変ニ長調 「夕べの
調べ」/スケルツォと行進曲
ラフマニノフ:練習曲「音の絵」-ハ長調,変ホ短調
ロバート・シルヴァーマン(ピアノ)
初出:1976年,1980年、
カナダのベテランピアニスト、ロバート・シルヴァーマンによるリストとラフ
マニノフ。1970年代後半くらいの録音と思われる。

MAR83123 \1550
ブラームス:
チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 Op.38
チェロ・ソナタ第2番 ヘ長調 Op.99
(※トラック3にマスター由来のノイズがあります。ご了承ください。)
ガボール・レイト(チェロ)
アドルフ・ボーラー(ピアノ)
初出:1977年
ガボール・レイトは、1916年ハンガリーのブダペスト生まれのチェリスト。
2年間パブロ・カザルスに学んだ名手である。1939年に合衆国に移住、1987年
に亡くなっている。

MAR83124 \1550
「サティ・フォー・トゥー」-2台のギターによるサティ
サティ:
逃げ出したくなる3つの歌/新冷たい小品集(3曲)/グノシエンヌ(6曲)/サラ
バンド(3曲)/3つのジムノペディ/2つの夜の夢/4つのオジーヴ/うつろな
空想
ピーター・クラウス(ギター)
マーク・バード(ギター)
初出:1974年
ギター2台によるサティ。聞きなれた曲が、ピアノ演奏とは異なった趣味の良
さで響く。

●MARQUISレーベルの新録音
MAR81377 \1980
ブラームス:
ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 Op.25
ピアノ四重奏曲第3番 ハ短調 Op.60
シャイン・ワン(ピアノ)
ジ・アミティ・プレイヤーズ
録音:2007年3月19日,5月1日,ニューヨーク
若い世代の演奏家たちによるブラームスのピアノ四重奏曲。シャイン・ワンは
中国生まれ、1997年から米国に留学。中国、米国ともに活躍している。ジ・ア
ミティ・プレイヤーズは、ヴァイオリンが1982年ハンガリー生まれのベラ・ホ
ルヴァート、ヴィオラがイスラエルのテルアヴィヴ生まれのトム・パルニ、
チェロが1984年パリ生まれのラファエル・デュベというメンバー。

MAR81381 \1980
「オールドバラ・コネクション-アワ・オウン・ソングズ」
ジョン・グリーア:甘い欲求の寓話,愛の苦しみの歌曲集
デレク・ホルマン:心の置き忘れ,大地の上の大気とこだま
ジョン・ベックウィズ:ステイシー
オールドバラ・コネクション:【アドリアンヌ・ピエチョンカ(S)、モニカ・
ウィッチャー(S)、エリザベス・タンブル(MS)、コリン・エンスウォース(T)、
マーク・ペドロッティ(Br)、スティーヴン・ラルス(Pf)、
ブルース・ウルブカタ(Pf)】
録音:2007年
いずれもオールドバラ・コネクションの委嘱による作品。「甘い欲求の寓話」
が1998年、「愛の苦しみの歌曲集」2001年、「心の置き忘れ」が2002年,「大
地の上の大気とこだま」が1998年の作品。ピエチョンカが参加している。

MAR81393 \1980
「リリー・フロスト、ビリー・ホリデイを歌う」
恋人よ我に帰れ/愛さないなら出て行って(ラヴ・ミー・オア・リーヴ・ミー)
/柳が私に同情して泣く(ウィロウ・ウィープ・フォー・ミー)/あなたのため
に泣く(アイ・クライド・フォー・ユー)/孤独(ソリチュード)/私はおかしい
と彼は言う/雨が降り続き/私の全て/ほか(11曲)
リリー・フロスト(ヴォーカル)
ザ・コア・バンド
カナダの歌手、リリー・フォレストが、伝説的ジャズ歌手、ビリー・ホリデイ
の名曲を歌ったアルバム。




<朝日放送/SINFONIA(日本・大阪)>
D-ABC003 \3990
ピョートル・チャイコフスキー
交響曲第4番(1990年10月5日演奏)、
交響曲第5番(1990年11月5日演奏)、
交響曲第6番「悲愴」(1990年12月5日演奏)
<ボーナストラック>
組曲第3番より「主題と変奏」(1990年12月5日演奏)
朝比奈隆(指揮)
大阪フィルハーモニー交響楽団、
大阪ザ・シンフォニーホールに於けるライヴ録音
(147分+22分(ボーナス映像)/片面2層/カラー/16:9レターボックス/NTSC
ALL/リニアPCMステレオ)
この度、朝日放送、シンフォニアレーベルは、本年2008年に生誕百年を迎える
巨匠朝比奈隆指揮大阪フィルハーモニー交響楽団による「チャイコフスキー:
三大交響曲」を映像作品DVDとして発売する運びとなりました。当映像は、
朝日放送が1990年当時としては異例のハイヴィジョン収録で記録していた作品
で、収録は全てザ・シンフォニーホール。今までテレビ放送は「悲愴」交響曲
しかなされなかった幻ともいえる貴重映像です。映像は重厚で厚みがあり極上、
音質もオンマイク気味で物凄い音圧、迫力です(ポニーキャニオン盤CD=廃盤
とは別音源)。
朝比奈隆の恩師であるエマニエル・メッテルは亡命ロシア人であり、朝比奈の
音楽的ルーツはロシア音楽にあるということは広く知られておりますが、これ
までチャイコフスキー演奏の映像は全く市販されず、今回のリリースはマニア
のみならず多くの音楽ファンに訴求するものと思われます。そのエネルギッ
シュで情熱あふれる演奏は、ベートーヴェン、ブラームス、ブルックナーを悠
然と振る普段の巨匠と一味違います。ボーナス収録の「主題と変奏」も初ソフ
ト化レパートリーで朝比奈のスタイリッシュな指揮ぶりも目に鮮やかです。
定価もギリギリまで抑え、税込3,990円という驚異的なサービス価格です。
英語、日本語によるライナーノート付。




<ミッテンヴァルト・レーベル>
MTWD99036 \3000
マルコム・アーノルド:ピアノ三重奏曲ニ短調 Op.54
三木稔:ピアノ三重奏曲 Op.96
フランク・ブリッジ:ピアノ三重奏曲第1番ハ調「ファンタジー」
ベラルティ・トリオ:【印田千裕(ヴァイオリン)、パヴェル・パナシウク
(チェロ)、アグネシュカ・パナシウク(ピアノ)】
録音:2008年2月26日、笠懸野文化ホール,群馬
イギリス近代の名作ピアノ・トリオと三木稔の作品を新進のピアノ三重奏団
「ベラルティ・トリオ」が演奏したアルバム。
平明でウィットに富んだリズムとメロディ、常に斬新な作品を生み出し続けた
アーノルド(1921-2006)のピアノ・トリオは各楽器の普遍的な性格的役割を放
棄し、簡潔ながらも驚きと迫力に満ちた魅力に溢れたもの。日本だけでなく海
外でも高い評価を受けている三木稔の作品は全4楽章で約22分の大作です。また
ブリテンの師としても知られるブリッジの作品は、1907年の室内楽作曲コンク
ールで第1位を獲得したもので、ソナタ主題提示部と再現部の間にアンダンテ、
スケルツォを挟んだ単一楽章の作品です。
※ベラルティ・トリオ
ベラルティ・トリオは2004年、ロンドンにて印田千裕(ヴァイオリン)、パヴェ
ル・パナシウク(チェロ)、アグネシュカ・パナシウク(ピアノ)により、結成。
王立音楽院、トリニティ音楽院在学中に出会ったメンバーは直ちに互いの音楽
性にバックグラウンドを越えた共通の価値観を見出し、レパートリーを広げる
と共にイギリスを始めヨーロッパ各国で演奏活動を行なっている。
※印田千尋(ヴァイオリン)
3歳よりスズキ・メソードでヴァイオリンを始める。東京藝術大学付属音楽高
校を経て、同大学卒業。野村国際文化財団の助成を受けて英国王立音楽院に留
学し、最高位のDiploma of the Royal Academy of Musicを得て卒業。マルシュ
ナー国際コンクール第3位、江藤俊哉ヴァイオリン・コンクール第1位。‘05年
同コンクール入賞記念演奏会で日本フィルハーモニー交響楽団とブラームス:
ヴァイオリン協奏曲を共演する他、ドイツにて作曲者本人指揮によるマルシュ
ナー:ヴァイオリン協奏曲、アメリカにてメンデルスゾーン:ヴァイオリン協
奏曲を演奏するなどソリストとして、また室内楽、オーケストラ奏者としても
幅広く演奏活動を行っている。これまで吉川朝子、澤 和樹、ヴォルフガング・
マルシュナー、ジョルジー・パウクに師事。




<ARTS>
47746-8(SACD-Hybrid) 2枚組 \4160
モーツァルト:「デモフォーンテ」(歌劇の断片)
ブルーノ・ワイル(指揮)
カペラ・コロニエンシス
マティアス・ハービヒ(俳優 デモフォーン)、
エレオノーレ・マルグェーレ(ソプラノ ティマンテ)、
スンハエ・イム(ソプラノ ディルチェア)、
ネッタ・オル(ソプラノ クレウーザ)
録音:2007年5月24、25日、デュッセルドルフ
モーツァルトは、ピエトロ・メタスタージョが書いたオペラ台本「デモフォー
ンテ」の歌詞から、「あなたに希望を、愛する夫よ」 K.440、「岸辺は近いと
願っていた」 K.368、「愛など気にかけない」 K.74b、「もし勇気と希望が」
K.82、「もし私の全ての悩みを」 K.83、「あわれな幼子よ」K.77という独立
したアリアを作曲していた。これら6つのアリアを中心に、さらに交響曲第10番
ト長調 K.74、交響曲 第1番 変ホ長調 K.16、カッサシオン K.63a、カッサシオ
ン K.99、バレエ「レ・プティ・リアン」 K Anh.10などを利用して、ザビーネ
・ラーダーマッヒャーがオペラに仕立てあげたものである。既存の音楽を利用
してオペラを作ることは、18世紀にはごく普通に行われていたことである。6つ
のアリアがドラマの中に入ることで、単独で聞く時よりもずっと奥行きの深さ
を感じることができる。ブルーノ・ワイルの指揮、盟友ハービヒの語りなど、
演奏も優れている。




<ORF>
CD 3019(SACD-Hybrid) 2枚組 \4160
「レゾナンツェン2007」
(1)アルフォンソ10世「賢王」の元で編纂された音楽(5曲)
(2)フィリップス:
フィリップスのパヴァン,フィリップスのパヴァンへのガリアード
作者不詳:グリムストック,夜鶯,陽気な雰囲気
ホルボーン:パヴァナ・クァドロ,老狩人が立っている
アリソン:独身者の楽しみ,窓から行け
バード:オクセンフォード伯のマスク
(3)カプスペルガー:陰に,アネモネ
モンテヴェルディ:苦しみが甘美なものなら,麗しい自由,西風が戻り
カプスペルガー:あなたは偽りの背後で
(4)ファッシュ:ソナタ ニ短調 FWV N:d1
テレマン:協奏曲 ニ長調 TWV 44:D2
(5)ジョスカン・デ・プレ:美しき人よ、あなたの愛のために
イサーク:誰が言うべきなんだ/ほか全6曲
(6)ボッローノ:ファンタジア,パヴァナ“ラ・ゴンベルティーナ”
/サルタレッロ,サルタレッロ“エル・マゾーロ”
リップ:ファンタジア22番,エコー,ファンタジア8番/ほか
(7)ダ・カゼルタ:
バッラーデ「愛が心をくれた」,ロンド「優美なご婦人」/ほか
(1)ミクロログス
2007年1月21日
(2)ポール・オデット(リュート)
ロバート・ミーリ(ヴァイオリン)
ナンシー・ハッドゥン(フルート)

2007年1月27日
(3)ヴィヴァンテ
2007年1月22日
(4)ゼフィーロ
2007年1月28日
(5)カピラ・フラメンカ
2007年1月24日
(6)ポール・オデット(リュート)
2007年1月25日
(7)ペドロ・メメルスドルフ(指揮)
マラ・プニカ
2007年1月26日
好評のレゾナンツ音楽祭の2007年のライヴ録音。2007年は、ミクロログス、
ヴィヴァンテ、ゼフィーロ、カピラ・フラメンカなど注目の団体が参加して
いる。


CD 3007(SACD-Hybrid) \2080
ジョヴァンニ・プリウリ(1575-1626):
サクロルム・コンチェントゥウム
エッチェ・グレックス!
録音:2006年2月
ジョヴァンニ・プリウリ(1575-1626)は、ヴェネツィアの有力貴族の出身で、
ジョヴァンニ・ガブリエリに学んだ作曲家。グラーツのフェルディナント2世
に仕えた。「サクロルム・コンチェントゥウム」はその時期の作品。

CD 3011 2枚組 \4160
フーゴ・フォン・モントフォルト(1357-1423):
歌曲集(全10曲)
エーベルハルト・クンマー(歌,ショスハルフェ,ハーディ・ガーディ)
フーゴ・フォン・モントフォルト(1357-1423)は、中世オーストリアの吟遊詩
人。有能な政治家でもあった。
※特典DVDがついていますが、PAL仕様のため日本の一般的なDVDプレイヤーで
は再生できません。

CD 3032 \2080
「オペレッタ・ライヴ 第3集」
(1)スッペ:「ボッカチオ」から
(2)“サルスエラ・ガラ” ソロサバル:「一輪のバラ」,「港の居酒屋」
トローバ:「マラヴィージャ」
カバレロ:「アフリカの二人組」/他からの音楽
(3)オッフェンバック:「地獄のオルフェ」
ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団
(1)ダニエラ・ファリー(ソプラノ フィアメッタ)
アンティゴネ・パポウルカス(メッゾソプラノ ボッカチオ)
アンドレアス・シューラー(指揮)
2007年11月7日
(2)カルロス・アルバレス(バリトン)
イズマエル・ジョルディ(テノール)
メルバ・ラモス(ソプラノ)
ジョゼフ・カバリエ=ドメネチュ(指揮)
2007年4月7日
(3)ジェニファー・バード(ソプラノ ユリディス)
ゼバスティアン・ラインタラー(テノール オルフェ)
カルロ・ハルトマン(バリトン ユピテル)
クリスティアン・バウムゲルテル(テノール プルート)、他
フローリアン・ルートヴィヒ(指揮)
2007年9月8日
6月に来日したウィーン・フォルクスオーパーの2007年の公演から選ばれたも
の。「ボッカチオ」のアンティゴネ・パポウルカスは来日公演と同じ。メルバ
・ラモスは「マルタ」のレディ・ハリエットに出演していた。サルスエラ・ガ
ラには、カルロス・アルバレスが出演している。

CD 3033 2枚組 \4160
ジャケ=ド=ラ=ゲール:
歌劇「セファールとプロリス」
ラファエル・ケネディ(ソプラノ プロクリス)
アヒム・シュルツ(オートコントル セファール)
カミラ・デ・ファレイロ(ソプラノ ドリーヌ)
リサンドロ・アバディエ(バス アルカス)

ダニエラ・ドルチ(指揮)
ムジカ・フィオリータ
2005年4月7,8日
エリザベト=クロード・ジャケ=ド=ラ=ゲール(1665-1729)は、パリに生ま
れた女性音楽家。ルイ14世の愛人、モンテスパン侯爵夫人に保護され、宮廷で
の華々しく音楽活動をした。「セファールとプロクリ」は1694年に初演された
オペラ。
※CD EXTRAになっており、フランス語台本及び独訳のPDFファイルがダウンロ
ードできます。

NOCD 032 \2080
「マニフィカト」
ブクステフーデ:第一旋法によるマニフィカト
プファイファー:
ソステヌート,「神の子羊」の主題によるファンタジー,カンタービレ
メンデルスゾーン:「深淵からあなたを呼ぶ」より
ダンドルー:マニフィカト組曲 イ長調
ほか
ブルーノ・オーベルハンマー(オルガン)
コーラル=スコラ
2007年3月
オーストリア、ザイテンシュテッテンにあるベネディクト派修道院のオルガン
を演奏したアルバム。ブルーノ・オーベルハンマーは、1946年にオーストリア
最西の町ガイサウに生まれたオルガニスト、作曲家。

NOCD 034 \2080
シューベルト:ミサ曲 変イ長調 D678
マルティン・ジークハルト(指揮)
スピリット・オヴ・ヨーロッパ
ブルノ・チェコ・フィルハーモニー合唱団
イングリット・ハーバーマン(ソプラノ)
ヘルミーネ・ヘーゼルベック(アルト)
ミヒャエル・ノヴァーク(テノール)
ヨーゼフ・ワーグナー(バス)
2007年4月
シューベルトのミサ曲の中でも人気の高い変イ長調 D678の録音。スピリット・
オヴ・ヨーロッパは、2004年結成のオーストリアのオーケストラ。マルティン
・ジークハルトは、ウィーン生まれの指揮者。2005年からスピリット・オヴ・
ヨーロッパの芸術監督を務めている。




<OTAKEN RECORDS>
TKC-314 \2080
ベートーヴェン:
(1)交響曲第7番 イ長調 作品92
(2)交響曲第8番 ヘ長調 作品93
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 指揮
ウィーン・フルハーモニー管弦楽団
録音:
(1)1950年1月18日及び19日ウィーン・ムジークフェラインザール
(2)1954年8月30日ザルツブルク祝祭劇場
音源:
(1)EMIによる商業用録音、(2)オーストリア放送局による実況録音
のだめカンタービレに出てきたベートーヴェンの第7交響曲で、初めてクラシッ
ク音楽に興味をもたれ、その第1楽章のテーマの出だしの部分を携帯電話の着
信メロディーに使われておられるような方に、安心して聴いていただける音質
で、フルトヴェングラーのベートーヴェン7番を再現できないか?これは大変
むつかしいテーマでした。フルトヴェングラーのベートーヴェン7番と言えば、
1950年録音のEMI盤と相場は決まっているのですが、これは昔から音が悪いこ
とでも有名でした。この録音は、最初78回転レコードで出され、その後のLP,
CDはその78回転盤をテープにコピーしたものをマスターにしており、そのマス
ターテープの経年変化が音質劣化の原因となっているのではないかと考えられ
ます。これを解決するため、通常、状態の良い78回転レコードや初期プレスの
LPを復刻するという手法が使われますが、どうしてもプチプチ、パチパチとい
うノイズが残ってしまい、どなた様でもどうぞというわけには行きません。そ
こで今回、CD製作用にリマスタリングされた良質マスターを借り受け、それを
当社の擬似ガラスCDの手法を用いて、スタンパー製作、CDプレスをするという
方法をとりました。これにより、初めての方でも無理なく音楽に入って行くこ
との出来る音質で、フルトヴェングラーのベートーヴェン7番の再現に成功致し
ました。もちろんこれは、ファンの方にもご満足いただける音質であることは、
言うまでもありません。今回の擬似ガラスCD化で判明したことを1点。この録音
は、第4楽章の3分半付近に、人の声が混入していることが知られていますが、
今回、4楽章が始まって1分半付近から3分半付近まで、持続的に人の声が混入し
ていることがわかりました。これは78回転レコードからLP用のマスターテープ
を作るときに、モニタールームの人の声が何らかの理由で混入したものと思わ
れます。音楽と直接関係なく、音楽鑑賞に支障をきたす程のものでもありませ
んが、興味のある方はご確認くださいませ。
オタケン・レコード 太田憲志




<ISODAレーベル>
IE-2012 \2500
「シンディングの組曲」
シンディング:
ヴァイオリンとピアノの組曲第1番(プレスト、アダージョ、テンポ・ジュスト)
チャイコフスキー:なつかしい土地の思い出(瞑想曲、スケルツォ)
ヴィエニアフスキ:物語(伝説曲)
ショーソン:詩曲
シマノフスキ:タランテラ(夜想曲とタランテラより)
ザルチスキ:マズルカ
ブラームス:ハンガリー舞曲第8番イ短調
サラサーテ:ホタ=ナバーラ
フバイ:ヘイレ=カティ
辻井 淳(ヴァイオリン)
藤井 由美(ピアノ)
録音:2007年8月 滋賀県高島市ガリバーホール
プロデューサー・エンジニア:太田憲志(オタケン・レコード)
オタケン・レコードの太田憲志氏が自らミキシングコンソールに入りサウンド
メイキングした知る人ぞ知るヴァイオリニスト、辻井淳の小品集シリーズ最新
作。今回はシンディングの組曲をメインに有名無名を問わず名作品を集めまし
た。京都市響のコンサート・マスターや新日本フィルのゲスト・コンサート・
マスターなどを務めていた辻井淳は、しっかりした技術、奇をてらわない解釈
で高く評価されており、このアルバムもレコード芸術7月号で準推薦となって
おります。




<ALBANY>
TROY1009 \1980
ジャック・ビーソン(1921-):
(1)対話形式の歌劇「ごめんなさい、電話番号間違えた」
(2)オペリーナ「芸術的発声法の練習」
(1)リチャード・マーシャル指揮現代オペラ・センター、マリア・ベド、
ルーズヴェルト・アンドレ・ヅレディット、パトリシア・デル、他
(2)ウェンディ・ヒル(S)、ジェラルド・スタイチェン(Pf、俳優)
ビーソンはインディアナ生まれの作曲家。(1)は同じ電話ネタのプーランクの
「声」やメノッティの「電話」とは違い2人づつの組み合わせで登場人物が大
勢出てきます。(2)は2人だけの小さなオペラですが35分もある大作です。

TROY1011 \1980
「アメリカの歌」
子供と歩こう/私は長い間嵐の中にいた/この川/シオンの壁/アメージン
グ・グレイス/他
オーラル・モーゼス(B-Br)
ロザリン・フロイド(Pf)
ティモシー・ハレイ(Vc)
オーラル・モーゼスはアフリカ系アメリカ人のベテラン歌手。「ポギーとベス」
のポギーなどを得意とし、アフリカ系アメリカ人作曲家の歌曲などを録音し
ています。このアルバムでもアフリカ系の伝承曲を中心に歌っています。上質
なゴスペルといった趣です。

TROY1014 \1980
ピアノ・ソロによるラプソディ・イン・ブルー
「ジェイムズ・アドラー・プレイズ・シコペーテッド・リズム」
ゴットショーク:パスキナード
ジョプリン(アドラー編):「トリーモニシャ」より3つの断章
オーンスタイン:9つの小品Op.7より3曲
アンタイル:小さなシミー,ベン・ヘクト・ワルツ
メノッティ:リチェルカーレとトッカータ
アドラー:前奏曲とトッカータ
アンタイル:トッカータ第2番
コープランド:「ロデオ」より「土曜の夜のワルツ」,「ホー・ダウン」
アドラー:一度に2つの踊り
ガーシュイン:ラプソディ・イン・ブルー
ジェイムズ・アドラー(Pf)
録音:2007年12月,ニューヨーク
16才でシカゴ響と共演したというピアニスト、作曲家のジェイムズ・アドラー。
このアルバムはゴットショークやアンタイル、メノッティにコープランドと
いった名作曲家の軽めなノリの作品やジャジーなものを中心にしたアルバムで
自作も交えています。最後はピアノ独奏版ラプソディ・イン・ブルーで締めて
います。

TROY1016 \1980
「ソロ・エクリプス」
(1)ギジェルモ・クライン(1696-):ソーラー・リターン組曲
(2)ラン・ブレイク(1935-)(ケネス・アミス編):
ペール・ラシェーズ墓地の幽霊、死の興行師
(3)ケネス・アミス(1970-):チューバ協奏曲
フレデリック・ハリスJr指揮
MITウィンド・アンサンブル
(1)ビル・マクヘンリー(テナーSax)
(2)(3)ケネス・アミス(Tuba)
録音:2005-2007年、(1)(3)ライヴ
吹奏楽とソロ楽器による協奏的作品集。1999年にフレデリック・ハリスJrに
よって創設された吹奏楽団「MITウィンド・アンサンブル」は積極的に新作を
依頼しており、2001年以来18もの作品を初演しています。このアルバムに収録
された作品もこのアンサンブルのための作品で(1)と(3)は初演のライヴです。

TROY1017 \1980
リー・アクター(1952-,デンヴァー):
(1)ヴァイオリン協奏曲(2005)、
(2)交響曲第2番(2006)、
(3)ティンパニ協奏曲(2005)
カーク・トレヴァー指揮
スロヴァキア放送交響楽団
(1)ピップ・クラーク(Vn)
(3)スチュアート・シャフェッツ(ティンパニ)
録音:2007年5月,6月ブラティスラヴァ
指揮者でもあるアクターの作品集です。アクターはオルバニー交響楽団のヴァ
イオリン奏者でもありましたが、現在は作曲に専念しています。ここに収録さ
れている作品は全て21世紀のものです。しかしいずれも明快で巨大編成の20世
紀初期の音楽を思わせます。特にヴァイオリン協奏曲が顕著で、映画音楽のよ
うです。ロマン派好きの方は、すんなりと聴くことができるCDです。又、編成
の珍しいティンパニ協奏曲も要注目です。

TROY1019 \1980
フロレンシオ・アセンホ(アルゼンチン):
(1)レゾナンス-ソリストと管弦楽のための交響曲(2006)
(2)オデッセイ(2006)
(3)さいころ投げ(2006)
カーク・トレヴァー指揮
カペラ・イストリポリターナ
録音:2007年5月,6月ブラティスラヴァ
管弦楽作品集(TROY822)に続くアセンホ作品集第2弾。(1)は協奏交響曲という
わけではなく各楽章でオーケストラ奏者の中から二人づつのソリストをフィー
チャーしている作品です。全般的に穏やかな作品です。(2)はバロック風なと
ころもある穏やかな作品。(3)タイトルから想像されるようなふざけた曲では
ありません。

TROY1020 \1980
「ザ・コンポーザーズ・ヴォイス ニューミュージック・フロム・ボーリング
・グリーン 第5集」
(1)スティーヴン・ブライアント:ルーズID
(2)フアン・ルオ(黄若):リーヴィング・サオ
(3)サミュエル・アドラー:かなえられた願望
(4)シュラミット・ラン:勇気と希望の船
(5)ジョン・ロス:境界線の後ろで
(6)マイケル・ドアティ:大騒ぎ(2003)
それぞれの作品の前に各作曲家のコメントを収録
エミリー・フリーマン・ブラウン(指揮)
ボーリング・グリーン・フィルハーモニア
(2)フアン・ルオ(Vo)
(5)ジェーン・シューンメイカー・ロジャーズ(S)
(6)ロジャー・シュップ(ティンパニ)
(1)は暴力的で猛烈なハイテンションで突き進む4分半の小品。(2)は中国の海
南島生まれの若手作曲家でこの作品はソプラノか中国民謡歌手をフィーチャー
した怪しげな作品。クレジットでは作曲家(男)が歌っていることになっている
がどう聴いても女声なので裏声なのか?(4)はシカゴ響のコンポーザー・イン
・レジデンスを務めたイスラエル出身の女性作曲家で、「伝説」「ヴァオリン
協奏曲」のアルバムが発売になっています。(6)はご存知マイケル・ドアティ
の作品でティンパニが大活躍の都会的な「大騒ぎ」です。

TROY1024/25 2枚組 \3960
クリストファー・テオファニディス:歌劇「避難所」
(プロローグ/アフリカ/ベトナム/メキシコ/パキスタン/インド/ソヴィエト時
代のユダヤ人/中央アメリカ/フィナーレ)
パトリック・サマーズ指揮
ヒューストン大歌劇場管弦楽団・合唱団
録音:2007年11/10、世界初演ライヴ
「避難所」とは世界の難民や移民を受け入れて、多くの人種が住むヒュースト
ンのことです。移民の人たちのルーツやヒューストンに家庭を築く様子などを
各国の民族音楽風のメロディが使われたりして表現されています。

TROY1026 \1980
「マーガレット・シェルトン・マイアー:合唱作品集」
(1)テ・デウム(1987)/(2)生涯の(2007)
(3)苦痛の後(2007)/(4)SOCSAのキルト(1997)
(1)-(3)ブルース・ロジャース指揮サン・アントニオ山大学室内シンガーズ
(4)アンドレアス・H.バウムガルトナー指揮
アルス・ブルネンシス合唱団(ダン・カロウシェク合唱指揮)、
モラヴィア・フィルハーモニー管弦楽団
アメリカの女性作曲家マイアーの合唱作品集。(1)-(3)は美しく輝かしい作品
で(1)には金管アンサンブルの伴奏が入ります。(4)SOCSAとはSurvivors Of
Childhood Sexual Abuseのことで、45分もかかる深刻な大作です。

TROY1027 \1980
「チャイコフスキー6とチャイコフスキー6.1」
ピーター・ボイヤー:祝典序曲、シルヴァー・ファンファーレ
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
ピーター・ボイヤー:チャイコフスキー6.1
ローレンス・ゴラン指揮
モラヴィア・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2007年6月
ボイヤーは1970年生まれの若手作曲家です。個人的にコリリアーノに師事。映
画音楽、テレビ音楽も手掛けています。祝典序曲、シルヴァー・ファンファー
レは明るい曲です。この2曲を聴く限り明快な音楽がボイヤーの作風のように
思われます。「チャイコフスキー6.1」は世界初録音で、「悲愴」が終わり、
そのまま曲が続くように始まります。曲が変わったことが分からないほど自然
に続きます。次いで和風の雰囲気と移り、最後に「悲愴」の第1楽章の有名な
旋律がボイヤー風に低音金管楽器で派手に流れます。

TROY1028 \1980
リー・ホイビー(1926-):
(1)一幕の歌劇「ボナペティ(たっぷり召し上がれ!)」
(2)一幕の歌劇「これはリルが言ったこと」
ベントン・ヘス指揮イーストマン歌劇場管弦楽団
(1)カスリン・チャドウィック(MS)
(2)ケイト・ハンニガン、ジョーダン・ウィルソン、他
ホイビーは1926年生まれのアメリカの作曲家でメノッティに学びました。
ALBANYにはオペラ「村のひと月」(TROY747-78)のほか様々な作品が録音されて
います。このディスクにはホイビーの穏健な作風の一幕もののオペラが2作品
収録されています。(1)は台所で一人だけで演じられる作品。(2)も家族の会話
によるオペラです。




<GENUIN>
GEN88125 \1980
「パウル・バドゥラ=スコダ/シューベルト・ソナタ集」
シューベルト:
ピアノ・ソナタ イ短調D.784(第14番)、
ピアノ・ソナタ イ長調D.959(第20番)
パウル・バドゥラ=スコダ(Pf)
録音:2008年2月22-23,ウィーン
昨年のワールド・ツアーの一環で来日し、日本もツアーで回って元気なとこ
ろをみせてくれた御年81歳の巨匠バドゥラ=スコダの最新録音。GENUINレーベ
ルではバドゥラ=スコダのシューベルトが2タイトル発売になっています。今回
は得意としているシューベルトのソナタ2曲で、第20番は昨年の来日公演でも
演奏した得意中の得意です。年齢を全く感じさせないテクニック、鮮やかな音
色、強靭なタッチに驚嘆する。老練、枯淡の境地とは無縁のみずみずしいシュ
ーベルト。

GEN88109 \1980
「世界へのリターン/アルゼンチン、ブラジル、スペイン、イタリア、ロシア、
グルジア」
ピアソラ:
カフェ1930、タンティ・アンニ・プリマ、リベルタンゴ、忘却、
ル・グラン・タンゴ
ヴィラ・ロボス:ブラジル風バッハ第5番より《アリア》
ファリャ:7つのスペイン民謡、
ストラヴィンスキー:イタリア組曲、
ジンザーゼ:サチダオ
ニコラス・アルトシュテット(Vc)
エルスベト・モーザー(バヤン&編曲)
録音:2008年
バヤンはアコーディオンに似たロシアの民族楽器で、それにチェロを加えた
デュオ。たったこれだけでピアソラからファリャ、ストラヴィンスキーまで
やってしまう。編曲も優秀で楽しめること間違いなし。チェロのアルシュタッ
トはドイツ音楽コンクール2005受賞者で、ベートーヴェン、リゲティ、ウェー
ベルンの作品でアルバムを作っている。

GEN88119 \1980
「ベース!どこまで低く弾けるんだい?-ダブル・ベースとピアノのための作
品集」
R.フックス(1847-1927):コントラバス・ソナタOp.97、
K.ライナー(1910-1979):コントラバス・ソナタ
F.プロト(1941-):ソナタ1963、
A.ミシェック:コントラバス・ソナタOp.7
シルヴィオ・ダラ・トーレ(Cb)
マティアス・ペーターゼン(Pf)
録音:2007年
シルヴィオ・ダラ・トーレはドイツに生まれたイタリア系のダブル・ベース奏
者。ヨーロッパのダブル・ベース奏者の中で中心的存在で現在オーケストラか
らソロまで幅広く活躍している。ダブル・ベースのための数少ないオリジナル
作品集。

GEN88132 \1980
アンリ・ボナミ/ピアノ・リサイタル
ブラームス:幻想曲Op.116、
ブラームス:ラプソディOp.79
シューベルト:ピアノ・ソナタD.850(第17番)
アンリ・ボナミ(Pf)
録音:2007年
ボナミはパリ音楽院でジャック・ルヴィエらに師事し、その後、数々の国際コ
ンクールに入賞し、今勢いに乗っているフランスのピアニスト。若手とは思え
ない堂に入った落ち着きのある演奏は将来の巨匠を予感させる。

GEN88526 \1980
「シューベルティアーデ・シュナッケンブルクのソリスト達」
モーツァルト:弦楽五重奏曲第4番ト短調KV.516
ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏曲ト短調Op.57
イリヤ・コノヴァロフ(Vn)
アンネッテ・ウンガー(Vn)
V.クラスノフ&V.ブカーチ(Va)
L.ゴロホフ(Vc)、A.ゼンジパー(Pf)
録音:2007年ライヴ
シューベルティアーデ・シュナッケンブルクはドイツの夏の地方音楽祭のひと
つ。これは昨年のライヴから収録。登場する演奏家たちはいずれも30代前後の
若手。溌剌としたモーツァルトがすばらしい。




<NORTHERN FLOWERS>
NF/PMA 9961 \1980
ボリス・イヴァノヴィッチ・ティシチェンコ(b.1939)
(1)ダンテ交響曲第1番「生きているなかで」
(2)ダンテ交響曲第2番「望みを捨てよ、ここに入る者たちよ」
(1)ユーリ・コチネフ指揮(1)
(2)ニコライ・アレクセーエフ指揮
サンクト・ペテルスブルク・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1998年(1)、2001年(2)
ショスタコーヴィチ、ウストヴォルスカヤの弟子ティシチェンコは多数の管弦
楽曲、室内楽を作曲している。今年ダンテ交響曲第3番(FUGA LIBERAレーベル)
が発売になった。師のショスタコーヴィチに映画音楽的な派手さを加えたよう
なこの作品は、哲学的な構想を持つものの、オーケストラの効果を存分に発揮
した極上のエンターテイメントに仕上がっている。

NF/PMA 9958/59 2枚組 \3960
「セルゲイ・タネーエフ:三重奏曲全集」
ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための三重奏曲ニ長調(1880)
2つのヴァイオリンとヴィオラのための三重奏曲ニ長調Op.21(1907)
ピアノ三重奏曲ニ長調Op.22(1908)
ピアノ三重奏曲変ホ長調Op.31(1910-1911)
タネーエフ弦楽四重奏団
タマラ・フィドラー(Pf)
録音:1969/1978年
タネーエフ四重奏団による弦楽四重奏曲全集、五重奏曲全集に続きタネーエ
フ:弦楽三重奏曲全集です。タネーエフ弦楽四重奏団のメンバーが入れ替わ
り立ち替わりパートを担当したトリオ全集。チャイコフスキー的な抒情が横
溢する名品ぞろい。

NF/PMA 9960 \1980
「アントン・ルービンシテイン:歌曲選集第1集」
プーシキンの詩による6つの歌曲
レールモントフの詩による5つの歌曲
カラヂッチの詩による《セルビアの旋律》より5つの歌曲/ほか
ミラ・シュキルティル(Ms)
ミハイル・ルコニン(Br)
ユーリ・セロフ(Pf)
録音:2007年2月
ルービンシテインの珍しい歌曲集。ロシア特有の野太い旋律が堪能できます。




<VARS>
VA0165 \1980
「ダーヴィト・ポッパー:チェロと管弦楽のためのヴィルトゥオーゾ作品集」
小さなロシアの歌による幻想曲
スコットランド幻想曲
スペイン舞曲
コンチェルト・ポロネーズ
ドミニカ・ホシュコヴァ(Vc)
イルジー・マラット指揮
プルゼニ放送交響楽団
録音:2008年
ポッパー(1843-1913)はチェコ生まれのユダヤ人作曲家で生前はヴィルトゥオ
ーゾ・チェリストとして活躍した。グリーグとほぼ同年代だが、チェロのパガ
ニーニとでもたとえられるような、チェロの妙技を駆使した華麗で優雅な作風
が特徴。若手チェリスト、ホシュコヴァはなかなかの名手で、柔らかく艶やか
な音色が魅力。

VA0166 \1980
「バッハ・ファミリーのチェロ協奏曲」
J.S.バッハ:チェロ協奏曲ト長調BWV592
C.P.E.バッハ:チェロ協奏曲第2番変ロ長調
J.C.バッハ:チェロ協奏曲ハ短調
J.S.バッハ:G線上のアリア-チェロと管弦楽のための版
イルジー・ホシェック(Vc)
イルジー・マラット指揮
プルゼニ放送交響楽団
録音:2008年
チェコの中堅世代に属するチェリスト、ホシェックのバロック協奏曲。ホシュ
コヴァと対照的に太くたくましい音色はバッハの印象を覆す。



<OPUS ARTE>
OA3020BD(DVD-Video) 4枚組 \8350
モーツァルト ダ・ポンテ オペラ3部作
歌劇《コジ・ファン・トゥッテ》 歌劇《フィガロの結婚》 
歌劇《ドン・ジョヴァンニ》
ネーデルラント・オペラ2006-2007
ネーデルラント・オペラ、2006/2007シーズンの目玉として上演されたダ・ポ
ンテ3部作を完全収録。演出家にヴィーラーとモラビトのコンビ、指揮者には
メッツマッハー、そしてドゥ・ニースやスパニョーリなどの人気上昇中の歌手
を揃えた、ヨーロッパ最先端の公演です。《コジ・ファン・トゥッテ》は、学
校の林間学校のような舞台で、十代の男女がオトナになっていく過程を描き、
《フィガロの結婚》では、伯爵は自動車会社のオーナーとなり、社会性を交え
た人間関係が浮き彫りになります。また、すべての出来事が寝室で起きる《ド
ン・ジョヴァンニ》の主人公は、それぞれの「夢」のなかで闊達に生きるヒー
ローとして描かれます。アイディア満載のヴィーラー&モラビトの演出は、
3作品ともモーツァルトやダ・ポンテの意図を外すことなく、男女のあいだに
流れる機微を明確に捉え、一つのチクルスとして完成度の高いものに仕上げら
れているのです。(解説:鈴木淳史)
指揮:インゴ・メッツマッハー
ネーデルラント室内管弦楽団 ネーデルラント・オペラ合唱団
演出:ヨシ・ヴィーラー&セルジオ・モラビト
美術・装置:バルバラ・エーネス  衣裳:アニア・ラベス
照明デイヴィッド・フィン
Disc1
モーツァルト:歌劇《コジ・ファン・トゥッテ》
収録時間:3時間28分
フィオルディリージ:サリー・マシューズ
ドラベッラ:マイテ・ボーモン
グリエルモ:ルカ・ピサロー二
フェルランド:ノーマン・シャンクル
デスピーナ:ダニエル・ドゥ・ニース
ドン・アルフォンソ:ガリー・マギー
通奏低音:マルティン・カーイ(ギター)
Disc2
モーツァルト:歌劇《フィガロの結婚》 収録時間:3時間18分
アルマヴィーヴァ伯爵:ガリー・マギー
アルマヴィーヴァ伯爵夫人:チェリア・コステア
スザンナ:ダニエル・ドゥ・ニース
フィガロ:ルカ・ピサロー二
ケルビーノ:マイテ・ボーモン
マルチェッリーナ:シャルロッテ・マルヒオーノ
バルトロ:マリオ・ルペーリ
ドン・バジーリオ:マルセル・ライヤンス
ドン・クルツィオ:ノーマン・シャンクル
バルバリーナ:フロー・ヴァン・デア・スロイス
アントーニオ:ロベルト・アックルソ
二人の村娘:メラニー・フラーヴェ、ファン・ファン・コン
通奏低音:インゴ・メッツマッハー(シンセサイザー)
Disc3
モーツァルト:歌劇《ドン・ジョヴァンニ》収録時間:3時間
ドン・ジョヴァンニ:ピエトロ・スパニョーリ
騎士長:マリオ・ルペーリ
ドンナ・アンナ:ミルト・パパタナシウ
ドン・オッターヴィオ:マルセル・ライヤンス
ドンナ・エルヴィーラ:シャルロッテ・マルヒオーノ
レポレッロ:ジョセ・ファルディーリャ
マゼット:ロベルト・アックルソ
ゼルリーナ:コーラ・ブルッフラーフ
通奏低音:ペーター・ロックウッド(ヴァージナル)
ロベルト・フェルナンデス・デ・ラリノア(チェロ)
収録:2006年(《コジ》&《フィガロ》)、2007年(《ドン・ジョヴァンニ》) 
アムステルダム音楽劇場(オランダ)
Disc4
特典映像
3部作総体、および各オペラについての、出演者・演出家・指揮者へのインタ
ビューや、リハーサル風景などを収録した90分に及ぶ詳細なドキュメンタリー
映像。大胆かつ過激なヴィーラー&モラビトの演出を歌手たちが時に受け入
れ、時に反発する様をカメラが捉えたスリリングなドキュメント!
収録時間   全プログラム11時間34分
(本編9時間46分)
本編字 英・蘭

OA 0992D(DVD-Video) \4550
アシュトンの傑作として知られるコメディ・バレエ。若い恋人たちをアコスタ
&ヌニェスが好演!
「ラ・フィーユ・マル・ガルデ」(全2幕)
(振付:フレデリック・アシュトン)
英国ロイヤル・バレエ団2005 []
1960年初演のフレデリック・アシュトンの最高傑作の一つで、「リーズの結婚」
としても知られる作品。フランスの田舎の農村で繰り広げられる、若い恋人た
ちと親子ののどかな情景を描く喜劇。主演のヌニェスはとても愛らしく、原題
訳どおり“わがまま娘”を茶目っ気たっぷりに演じている。対するアコスタは、
弾けるような跳躍など素晴らしいテクニックを十二分に披露し、リーズを優し
くサポートする恋人を好演している。男性ダンサーが演じるリーズの母シモー
ヌと金持ち息子のアランの軽妙なやりとり、ニワトリたちの踊りやリボンを
使った踊り、マイムなどアシュトン作品らしい演出がとても楽しい作品だ。
ランカスターの衣装デザインも華やかで目を楽しませてくれる。
〔出演〕
リーズ(富農の娘):マリアネラ・ヌニェス
コーラス(リーズの恋人、農夫):カルロス・アコスタ
シモーネ(リーズの母、未亡人):ウィリアム・タケット
アラン(金持ちの息子):ジョナサン・ハウエル
トーマス(アランの父):デヴィッド・ドリュー
若い雄鶏:ジャコモ・チリアーチ
雌鳥たち、リーズの友達、村人たち
英国ロイヤル・バレエ団、英国ロイヤル・バレエ学校生徒たち
振付:
フレデリック・アシュトン  
音楽:フェルディナン・エロール
編曲:ジョン・ランチベリー
演奏:アンソニー・トウィナー指揮 
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
収録:2005年2月、 コヴェント・ガーデン王立歌劇場
【特典映像】  
○映像によるストーリー解説
○キャスト・ギャラリー
字幕 フランス語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語
[日本語解説書付]

OA BD7001D(Blu-ray Disc) \5480
「白鳥の湖」(全4幕・ヌレエフ版)
パリ・オペラ座バレエ2005
様々な振付がなされてきた名作「白鳥の湖」ですが、ヌレエフ版は王子と家庭
教師の関係にスポットをあてた独特な演出。家庭教師は父親のような存在で王
子を支配し、オデットは王子の夢の中の存在として描かれています。
オデット/オディールを演じるのはアニエス・ルテステュ。匂い立つような美
しいオーラが輝き溢れ、王子役のジョゼ・マルティネズとの息もぴったりです。
第3幕の黒鳥のパ・ド・ドゥはロットバルトが加わったパ・ド・トロワで踊ら
れ、カール・パケットが絶対的な悪の美を見事に演じます。オペラ座ならでは
のコール・ド・バレエの美しさも見どころです。
オデット/オディール:アニエス・ルテステュ
ジークフリート王子:ジョゼ・マルティネズ
ロットバルト/家庭教師:カール・パケット
王妃:ミュリエル・アレ
パ・ド・トロワ:ノルウェン・ダニエル、ドロテ・ジルベール
エマニュエル・ティボー
小さな白鳥たちの踊り:ドロテ・ジルベール、ファニー・フィアット
マティルド・フルステー、ミリアム・ウルド=ブラーム
白鳥たちの踊り:エミリー・コゼット、ステファニー・ロンベール
オーレリア・ベレ、ローレンス・ラフォン
ほか パリ・オペラ座バレエ
振付: ルドルフ・ヌレエフ
原振付:マリウス・プティパ、レフ・イワーノフ
音楽:ピョートル・チャイコフスキー
演奏:ヴェロ・パーン指揮 パリ・オペラ座管弦楽団
装置:エツィオ・フリジェリオ
衣装:フランカ・スカルシャピノ
収録:2005年12月、パリ・オペラ座 バスティーユ
【特典映像】 ◇シノプシス ◇キャストギャラリー
字幕 英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・イタリア語
※通常のDVDプレーヤーではご覧になれません

OABD7005D(Blu-ray Disc) \5480
モーツァルト: 歌劇《フィガロの結婚》より
序曲/〈5…10…20…30…〉/〈もし夜中に奥方様が〉/
〈伯爵様が踊るなら〉
モーツァルト: 歌劇《皇帝ティートの慈悲》より
〈私は行くが、君は平和に〉
ロッシーニ: 歌劇《セビリアの理髪師》より
序曲/〈それじゃ私ね〉
モーツァルト: 歌劇《ドン・ジョヴァンニ》より
〈奥さん、これが旦那の女のカタログです(カタログの歌)〉
ハイドン: 歌劇《オルフェオとエウリディーチェ》より
〈そなたの幸せは胸に〉
ドニゼッティ: 歌劇《愛の妙薬》より
〈なんという愛情!〉
モーツァルト: 歌劇《ドン・ジョヴァンニ》 より
〈あそこで手を取り合って誓いを交わそう(お手をどうぞ)〉
ヘンデル: オラトリオ《ユダス・マカベウス(ユダ・マカバイ)》より
〈武装せよ、武装せよ汝ら勇士達よ〉
ロッシーニ: 歌劇《セミラーミデ》より
〈うるわしい光が誘惑する〉
モーツァルト: 歌劇《魔笛》より
〈パ、パ、パ…〉
チェチーリア・バルトリ(メゾ・ソプラノ) 
ブリン・ターフェル(バス・バリトン)
指揮:チョン・ミョンフン  
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
1999年4月24日 グラインドボーン歌劇場(イギリス)におけるライヴ収録
字幕 本編:英・仏・独
※通常のDVDプレーヤーではご覧になれません




<若林工房レーベル(日本)>
WAKA-4127 \2400
「ショパン:幻想ポロネーズ」
ショパン(1810-1849):
ロンド 変ホ長調 作品16 / 3つのワルツ 作品34 /
3つの新練習曲 (遺作) / 前奏曲 嬰ハ短調 作品45 /
ポロネーズ 第6番 変イ長調 作品53 《英雄》 /
3つのマズルカ 作品59 /
幻想ポロネーズ 変イ長調 作品61
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
録音: 2008年5月14-16日、新川文化ホール(富山県魚津市)
日本での活動歴も10年を超え、充実した活躍を続けるイリーナ・メジューエワ
の最新録音。ショパン・アルバムとしては通算4枚目となる今作は、《幻想ポ
ロネーズ》と《英雄ポロネーズ》をメインに晩年の傑作マズルカ(作品59)や初
期の隠れた名曲「ロンド(作品16)」などを配した好プログラムです。メジュー
エワらしい繊細かつ大胆なタッチ、薫り高い詩情、堅牢な造型、堂々たるスケ
ール感などの魅力に溢れた秀演。明晰な論理と深い情感を持って献身的に作品
と対峙するその姿は、新しい時代のショパン弾きとして、そしてロシア・ピア
ニズムの名門ネイガウス流派の継承者の一人として面目躍如たるものあります。




<VAI>
VAIDVD 4443(DVD-Video) \3650
「ネーメ・ヤルヴィ、70歳記念コンサート」
(1)ヴィレム・カップ:北海岸
(2)ヴェリヨ・トルミス:3つの美しい言葉
(3)シベリウス:フィンランディア
(4)ヘイノ・エッレル:3つの小品(フルートと弦楽のための)
(5)ニールセン:「アラジン」組曲より3曲
(6)リスト:ファウスト交響曲
ネーメ・ヤルヴィ(指揮(1)(2)(6))
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮(3))
クリスティアン・ヤルヴィ(指揮(4)(5))
マーリカ・ヤルヴィ(フルート(2)(4))
エストニア国立交響楽団&男声合唱団
収録:2007年,エストニア・コンサート・ホール,タリン(ライヴ)、
エストニア出身の名指揮者ネーメ・ヤルヴィは昨年70歳になりました。そこで
音楽家の子供たちが全員集まって祝賀コンサートがふるさとのエストニアで行
われました。オーケストラは今や世界トップ・クラスの売れっ子パーヴォが北
欧ものの録音で共演の多いエストニア国立交響楽団です。(1)(2)(4)ではエス
トニアの作品を取り上げているこの一家らしいプログラムです。
まずはネーメ自身の指揮により男声合唱の力強い作品(1)で開幕。(2)はフルー
ト・ソロと男声合唱のための作品。パーヴォが指揮する「フィンランディア」
では男声合唱も入ります。美しい(4)をはさんでメインはリストの大作「ファ
ウスト交響曲」です。

VAIDVD 4468(DVD-Video) \4050
「エミール・ギレリス、モスクワ・ライヴ第3集」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第12番変イ長調Op.26
プロコフィエフ:
ピアノ・ソナタ第3番Op.28「古い手帳から」、「束の間の幻影」Op.22-8曲、
10の小品Op.12-前奏曲
ラフマニノフ:
ひな菊Op.38-3、前奏曲嬰ハ短調Op.3-2、 ヴォカリーズ、
前奏曲 変ロイ長調Op.23-2、 前奏曲 変ト長調Op.23-10、
前奏曲 ロ長調Op.32-11、 前奏曲 ト短調Op.23-5
(以下アンコール)
スクリャービン:練習曲嬰ハ短調Op.2-1
バッハ(シロティ編):前奏曲 ロ短調
エミール・ギレリス(ピアノ)
収録:1978年,モスクワ音楽院
大ホール(ライヴ)、
エミール・ギレリス(1916-1985)が、1978年のモスクワ音楽院で行ったリサイ
タルを丸ごと収録したライヴ映像。ギレリスの重要なレパートリーであるベー
トーヴェン、プロコフィエフ、ラフマニノフを演奏。画質はやや古いものの、
舞台の上からのアングルなど見とれてしまいます。強靭なタッチで正確無比な
音楽は聴くものを圧倒します。

VAIDVD 4469(DVD-Video) \4050
「エミール・ギレリス、モスクワ・ライヴ第4集」
シューマン:4つのピアノ小品Op.32
ブラームス:4つのバラードOp.10
ショパン:ポロネーズ ハ短調Op.40-2、ピアノ・ソナタ第3番、
練習曲 変イ長調 Op.なし、英雄ポロネーズOp.53
エミール・ギレリス(ピアノ)
収録:1978年,モスクワ音楽院
大ホール(ライヴ)、
「第3集」と同様1978年のモスクワ音楽院大ホールでのライヴ。こちらはシュ
ーマン、ブラームス、ショパンを弾いたもの。ギレリスの脂の乗り切った時期
の演奏だけに特にショパンのソナタや英雄ポロネーズは圧巻です。

VAIDVD 4452(DVD-Video) \3650
「ヴァン・クライバーン・イン・モスクワ第1集」
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
(以下アンコール)
ショパン:幻想曲Op.49
リスト:ハンガリー狂詩曲第12番S.244
ヴァン・クライバーン(ピアノ)
キリル・コンドラシン指揮モスクワ・フィル
収録:1962年モスクワ音楽院大ホール、
ヴァン・クライバーンは1958年の第1回チャイコフスキー国際コンクールで優
勝して以来アメリカ人としては例外的に何度もソビエトを訪れ演奏を行いまし
た。コンドラシンはチャイコフスキー・コンクールでの共演以来クライバーン
のアメリカ凱旋の演奏会にも登場以来度々共演しています。
この映像は1962年収録でモノクロですが、まだ27歳くらいの若々しいクライバ
ーンの輝かしい演奏です。

VAIDVD 4453(DVD-Video) \3650
「ヴァン・クライバーン・イン・モスクワ第2集」
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
グリーグ:ピアノ協奏曲
ヴァン・クライバーン(ピアノ)
キリル・コンドラシン指揮モスクワ・フィル
収録:1972年モスクワ音楽院大ホール、
第1集の10年後1972年にソ連を訪れた際のライヴ映像です。ここに収録された
演奏はたっぷり時間を取ってじっくり弾きこんでゆくような成熟してきたクラ
イバーンを見ることができます。コンドラシンも10年前より恰幅がよくなって
おり、オーケストラ部分も雄大な巨匠風演奏になっており、これがクライバー
ンにも影響しているのかもしれません。

VAIDVD 4460(DVD-Video) \3650
「驚異のモイセーエフ・ダンス・カンパニー第1集」
夏、カルムイクの踊り、ロシアの踊り、ウズベクの踊り、だったん人の踊り、
ほか
モイセーエフ・ダンス・カンパニー
収録:1975年モスクワ、ライヴ
カラー、4:3、モノラル、102m

VAIDVD 4461(DVD-Video) \3650
「驚異のモイセーエフ・ダンス・カンパニー第2集」
夏、ベネズエラの踊り、メキシコの踊り、モルヴィアの踊り、ギリシャ組曲、
ほか
モイセーエフ・ダンス・カンパニー
収録:1988年、1975年(2トラックのみ)、モスクワ、
カラー、4:3、モノラル、80m
ロシアの民族舞踊を芸術の領域まで高め非常に人気のあったモイセーエフ
(1906-2007)が率いるダンス・カンパニー(モイセーエフ・バレエ)のライヴ映
像が2タイトル発売になります。ソロから群舞まで様々な形態があり、特にア
クロバティックな踊りやコミカルな踊りを得意としているようで、観客も
大うけです。第1集では最後に得意としているボロディンの「だったん人の踊
り」で締めています。第2集比較的新しい1988年の映像をメインに2トラック
ほど1975年の映像を織り交ぜています。




<BRIDGE>
BCD9262 \1980
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集第6集
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調Op.106《ハンマークラヴィーア》
ピアノ・ソナタ第16番ト長調Op.31-No.1
ギャリック・オールソン(Pf)
録音:1998年
1970年の第8回ショパン国際ピアノ・コンクール優勝のピアニスト、ギャリッ
ク・オールソンのベートーヴェン・ソナタ・シリーズ最新巻。今回の2タイト
ルはARABESQUEレーベルで出ていた名盤の復活です。鮮やかな音色と確かなテ
クニックで、ベートーヴェンの大作に正攻法でどっしりと取り組んでいます。

BCD9265 \1980
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集第7集
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調Op.22
ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調Op.27-No.1
ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110
ギャリック・オールソン(Pf)
録音:1999年
好調なオールソンのベートーヴェン:ピアノ・ソナタ・シリーズの第7集は
ARABESQUEレーベルで出ていた名演奏の復刻です。ベートーヴェンの初期、
中期、後期のソナタから一曲ずつ選び、しかも調性関係が五度間隔(A♭-E♭
-B♭)に配列された周到なプログラミング。確かなテクニックと済みきった
タッチ、音楽性で作品に誠実に向き合っています。

BCD9263 \1980
J.L.デュセック(1760-1812):
ピアノ・ソナタ変ホ長調Op.44《告別》
J.B.クレーマー(1771-1858):
魔笛の主題による変奏曲
J.ハイドン(1732-1809):
ピアノ・ソナタ変ホ長調Hob52
マルコム・ビルソン(Pf)
録音:2007年9月CBCグレン・グールド・スタジオ,トロント
かつてアルヒーフでガーディナーとモーツァルトのピアノ協奏曲全集録音の
偉業を達成したフォルテ・ピアノの権威ビルソンがBRIDGEレーベルに登場。
2007年の最新録音で、普段あまり聴く機会のない珍しい作品を収録。デュセッ
クは日本の「ソナチネ・アルバム」でも有名なチェコの作曲家。

BCD9255 \1980
《息へのオマージュ》-スティーヴン・ジャッフェ(1954b):管弦楽作品集
(1)カット・タイム(2004)/
(2)チェロ協奏曲(2003)/
(3)ピエドモントの詩(2006)/
(4)息へのオマージュ(2001)
(1)(3)グラント・ルレウェリン指揮
ノース・カロライナ交響楽団
(2)デヴィッド・ハーディ(Vc)
ポウル・マン指揮オーデンセ交響楽団
(4)ミラグロ・ヴァルガス(Ms)
クリストファー・ケンダル指揮21世紀コンソート
録音:2007年
ジャッフェは米国ノース・カロライナ州を中心に活動する作曲家でジョージ・
クラム、ジョージ・ロックバーグに師事した。バルトーク的な語法、音列技
法、調性を折衷しつつ時にジャズ的なノリをも加味した、シリアスなかにエ
ンターテイメント性を感じさせる親しみ易い現代曲。チェロ協奏曲は鳥の声
を模したチェロ独奏で始まるユニークな佳作でレナード・スラットキンによ
り初演されたジャッフェの代表作。

BCD9260 \1980
「クアトロ・マーニ/気心の合う二人」
-ピアノ・デュオのための新作
J.ノヴァチェク:2台のピアノのための3つのラグタイム(2005)
スティーヴン・ジャフェ:カット・タイム・シャウト(2004)
P.ランスキー:「それで全ての合計があいます」-6つの前奏曲(2005)
W.ブランド:気心の合う二人(2005)
ランス・ヒューム:躁病の音楽-2人の熱狂的なピアニストのための(1995)
J.ディストラー:小銭(2005)
クアトロ・マーニ:
【スーザン・グレイス&アリス・ライバック(ピアノ・デュオ)】
録音:2006年
いずれも二人のピアニストのために作曲された2台ピアノのための新作でラグ
タイム、ジャズ、ミニマル風と親しみやすいスタイルで書かれた小品が集め
られている。

BCD9264 \1980
「マーシー・ローゼン/後期ロマン派チェロ・ソナタ集」
(1)ルードヴィヒ・テュイレ(1861-1907):チェロ・ソナタ
(2)サー・ドナルド・フランシス・トヴェイ(1875-1940):
2つのチェロのためのソナタ
(3)エルンスト・フォン・ドホナーニ(1877-1960):チェロ・ソナタ
マーシー・ローゼン(Vc)
(1)(2)フランセス・ローウェル(Vc)
(1)(3)リディア・アルティミフ(Pf)
録音:2008年
19世紀後半から20世紀半ばにかけて活躍した作曲家たちの珍しいチェロ作品
集。世代的には後期ロマン派ということになろうが、作風は意外に保守的で
ブラームス、フランクあたりを思わせる。トヴェイの作品は2つのチェロとい
う編成が珍しい。チェリストのローゼンはBIS、DG、ノンサッチ、ソニーなど
で数多くの録音を行っている。

<VENEZIA>
CDVE04323 \1350
シューマン:ヴァイオリン協奏曲、チェロ協奏曲(ショスタコーヴィチ編)
シューマン:
(1)ヴァイオリン協奏曲 二短調
イーゴリ・オイストラフ(ヴァイオリン)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮
ソビエトRTV大交響楽団 1969年ライヴ
(2)チェロ協奏曲 イ短調 op.129 (D.ショスタコーヴィチ編)
フョードル・ルザノフ(チェロ)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮
ソビエト国立文化省交響楽団 1983年

CDVE04324 \1350
ハチャトゥリャン:コンチェルト・ラプソディ集
アラム・ハチャトゥリャン(Aram Il'ich Khachaturyan):
(1)ピアノと管弦楽の為のコンチェルト・ラプソディ
ニコライ・ペトロフ(ピアノ)
アラム・ハチャトゥリャン指揮
ソビエトRTV大交響楽団 1975年スタジオ録音
(2)ヴァイオリンと管弦楽の為のコンチェルト・ラプソディ
レオニード・コーガン(ヴァイオリン)
キリル・コンドラシン指揮
モスクワ・フィル 1962年11月3日ライヴ録音
(3)チェロと管弦楽の為のコンチェルト・ラプソディ
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
アラム・ハチャトゥリャン指揮
ソビエトRTV大交響楽団 1973年ライヴ録音

CDVE04327 3枚組 \2000

グリエール(Reingol'd Moritsevich Glier 1875-1956):
CD.1
(1)バレエ音楽「赤いけしの花」(The Red Poppy)
ユーリー・ファイエル(Yuri Fayer)指揮
ボリショイ劇場管弦楽団 1963年
(2)交響的絵画「ザポロージュのコサック」 op.64(The Zaporozhy Cossacks)
ドミトリー・リス(Dmitri Liss)指揮
ウラル・フィル 1994年
CD.2
(3)バレエ組曲「青銅の騎士」(The Bronze Horsemann)
ドミトリー・リス(Dmitri Liss)指揮
ウラル・フィル 1994年
CD.3
(4)交響曲第3番「イリヤ・ムーロメッツ(Ilya Muromets)」 ロ短調 op.42
イーゴリ・ゴロフチン(Igor Golovchin)指揮
モスクワ国立交響楽団 1993年
スクリャービンやラフマニノフと同世代であるグリエールによる75分にのぼる
壮大な表題交響曲「イリヤ・ムーロメッツ」(キエフ・ロシアのウラジーミル
大公の時代にいたとされる伝説上の英雄)ロシア革命前、帝政時代の代表作と、
革命後の代表作となるアジアの民族音楽をふんだんに取り入れた聴きやく親し
みやすい「赤いけしの花」。グリエールを知る上で代表的な曲を収録したお買
い得なアルバムです。




<CARUS>
83.414 \2380
(1)ブルックナー:ミサ ホ短調 WAB.27
(2)ブルックナー:リベラ・メ、ドミネ WAB.22
(3)ラインベルガー:レクイエム op.84 (世界初録音)
ザールブリュッケン室内合唱団
ゲオルグ・グリュン指揮
マンハイム室内フィル 2008年2月録音
人気のラインベルガー(Josepf Gabriel Rheinberger 1839-1901)による世界初
録音と成るレクイエムを収録した学術的にも意義あるアルバムです、




<MYTO>
MDCD0004 2枚組 \3050
ヴェルディ:歌劇「リゴレット」
コーネル・マクニール(リゴレット)、
レイラ・ジェンチェル(ジルダ)
ジャンニ・ライモンディ(マントヴァ伯爵)、
カルメン・ボレッロ(マッダレーナ)
アルジェオ・クァドリ指揮コロン劇場管弦楽団、合唱団 1961年6月21日
ライヴ
以前、GOPレーベルから発売あり。
良い音質です。

MDCD0005 2枚組 \3050
ドニゼッティ:歌劇「カテリーナ・コルナーロ」
レイラ・ジェンチェル(カテリーナ・コルナーロ)、
ジャコモ・アラガル(ジェラルド)
レナート・ブルゾン(ルジニャーノ)、
ブリニオ・クラバッシ(モチェニーゴ)
カルロ・フェリーチェ・チラーリオ指揮 
聖カルロ・ナポリ劇場管弦楽団、合唱団 
1972年5月28日 ライヴ
良い音質です。




<MYTO HISTARICAL>
MYTO 170 3枚組 \2780
ヴェルディ:歌劇「ドン・カルロ」
チェーザレ・シェピ(フィリッポII世)、
アンジェロ・ラフォレーゼ(ドン・カルロ)
エットレ・バスティアニーニ(ロドリーコ)、
ジュリオ・ネーリ(宗教裁判所長)
アニタ・チェルクェッティ(エリザベッタ)
アントニーノ・ヴォット指揮フィレンツェ5月祭管弦楽団、合唱団 
1956年6月16日
以前、MELODRAMレーベルから発売あり。
とても良い音質です。





<ANDROMEDA>
ANDRCD5116 3枚組 ¥2150
シューマン:
DISC.1
(1)交響曲第1番「春」 変ロ長調 op.38
ウィーン・フィル 1951年10月29日
(2)交響曲第4番 二短調 op.120
ルツェルン祝祭管弦楽団 1953年8月26日
DISC.2
(3)交響曲第4番 二短調 op.120
ベルリン・フィル 1953年5月14日
(4)チェロ協奏曲 イ短調 op.129 から終楽章
ピエール・フルニエ(チェロ) ベルリン・フィル 1943年11月13/16日
(5)マンフレッド序曲
ウィーン・フィル 1951年1月24/25日
DISC.3
(6)ピアノ協奏曲 イ短調 op.54
ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ) ベルリン・フィル 1942年3月1/3日
(7)チェロ協奏曲 イ短調 op.129
ティボル・デ・マヒュラ(チェロ) ベルリン・フィル 1942年10月25/28日
(8)マンフレッド序曲
ベルリン・フィル 1949年12月18日
以上、指揮は ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
録音年代、場所も大きく違いますのでアルバムとしての音質の統一感はあり
ません。マスターに起因する傷が多少聴かれます。お気をつけください。

ANDRCD9039 3枚組 \2150
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」
エリーナー・スティーバー(伯爵夫人)、
ナディーン・コナー(スザンナ)
チェーザレ・シェピ(フィガロ)、
フランク・グァレーラ(アルマヴィーヴァ伯爵)
ジーン・マデイラ(マルチェリーナ)、
フェルナンド・コレナ(バルトロ)
フリッツ・シュティードリー指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1955年1月15日ライヴ録音
全体的に音質は良く、声やオーケストラの輪郭はくっきり聴こえます。
マスターに起因する音のゆれや傷が聴かれます。お気をつけください。

ANDRCD9040 2枚組 \1750
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」
エツィオ・ピンツァ(ドン・ジョヴァンニ)、
アレクサンダー・キプニス(レポレロ)
ヤルミナ・ノヴォトナー(ドンナ・エルヴィーラ)、
ローズ・バンプトン(ドンナ・アンナ)
チャールズ・カルマン(ドン・オッターヴォ)、ビドゥ・サヤン(ツェルリーナ)
ブルーノ・ワルター指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1942年3月7日ライヴ録音
セッコの伴奏はピアノです。
音質の古さを補って余りある気迫のこもった名演奏の復刻です。




<ARCHIPEL>
ARPCD0383 \1050
チャイコフスキー:
(1)交響曲第6番「悲愴」 ロ短調 op.74 1948年5月24/27日
(2)ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 op.23
コンスティア・コンスタンティノフ(ピアノ) 1941年4月17/21日
シャルル・ミュンシュ指揮
パリ音楽院管弦楽団
DECCA録音です。年代の古さを感じさせる音質です。

ARPCD0385 \1050
(1)ブルックナー:交響曲第9番 
バイエル国立歌劇場管弦楽団 1958年2月1日ライヴ
(2)ワーグナー:楽劇「神々の黄昏」から管弦楽作品
ウィーン・フィル 1956年6月
以上、指揮は ハンス・クナッパーツブッシュ
※録音年代の古さを感じさせる音質です。

ARPCD0406 \1050
ワーグナー:
(1)歌劇「リエンツィ」から序曲
NBC交響楽団 1953年1月3日
(2)楽劇「神々の黄昏」からジークフリートのラインの旅
ニューヨーク・フィル 1953年3月22日
(3)楽劇「パルジファル」から聖金曜日の音楽
ニューヨーク・フィル 1956年4月1日
(4)ファウスト序曲
ニューヨーク・フィル 1953年3月22日
(5)歌劇「リエンツィ」から序曲(リハーサル風景:24分)
NBC交響楽団 1949年12月29日
以上、指揮は グイード・カンテッリ
※貴重なリハーサル音源含む感動的なアルバムです。

ARPCD0407 \1050
初出! 
(1)ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 op.83
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
ジョン・バルビローリ指揮ブカレスト・フィル 1958年モノラル:ライヴ
(2)ドビュッシー:「海」
ジョン・バルビローリ指揮ブカレスト・フィル 1958年ステレオ:ライヴ
※良い音質です。

ARPCD0408 \1050
初出!
(1)ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調 
モニク・アース(ピアノ) パリ音楽院管弦楽団 1958年 ライヴ
(2)ムソルグスキー:「展覧会の絵」
パリ音楽院管弦楽団 1958年 ライヴ
(3)ラヴェル:「ラ・ヴァルス」
ケルン放送交響楽団 1955年11月7日
以上、指揮は アンドレ・クリュイタンス

<PentaTone>
PTC 5186 191(SACD-Hybrid) 2枚組 \4250
ベルリオーズ:レクイエムOp.5
ロナルド・ダウド(テノール)、
コリン・デイヴィス(指揮)、
ロンドン交響楽団&合唱団、ウォンズワース・スクール少年合唱団
大オーケストラ、大合唱、ブラス・セクションのバンダを要するなど超巨大編
成の代名詞的な作品でもあるベルリオーズの「レクイエム」。
この大作を重要なレパートリーとしてきたコリン・デイヴィスはこれまでに
3度収録を行っており、1971年のグラミー賞を獲得したこのフィリップス音源
は1回目、すなわちコリン・デイヴィスの「ベルリオーズのレクイエム」の元
祖となるもの。
凄まじいまでの音圧による劇的なサウンド、死者を追悼する神聖にして厳粛
なハーモニー。
様々な要素を備えた名演の真の姿が明らかになる。1969年の録音。

PTC 5186 097(SACD-Hybrid) \2850
モーツァルト:
行進曲ニ長調K.249/セレナード第7番ニ長調K.250《ハフナー》
ゴルダン・ニコリッチ(ヴァイオリン&指揮)、
オランダ室内管弦楽団
イギリスの名門ロンドン響を牽引する現役のコンサートマスターであり、オ
ランダ室内楽団の音楽監督を兼務するなどエネルギッシュな活動を繰り広げて
いるゴルダン・ニコリッチ。
ブリテン、バルトーク、ハルトマンの作品集(PTC 5186 056)、ハイドンの作
品集(PTC 5186 300)やユリア・フィッシャーとの共演(PTC 5186 098)、マー
ティン・ヘルムヘンとの共演(PTC 5186 305)など、ペンタートーンにおける
重要な役割を担ってきたニコリッチの新作は、自らがソリストを務める「ハ
フナー」をメインとしてモーツァルト・アルバム。
オランダ室内楽団を見事に統率しながらハフナーではカントロフによるカデ
ンツァを弾きこなすなど、ニコリッチが縦横無尽の活躍を魅せる!

PTC 5186 153(SACD-Hybrid) \2850
ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調Op.27
リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲Op.34
エド・デ・ワールト(指揮)、
ロッテルダム・フィルハーモニック管弦楽団
ラフマニノフはデ・ワールトの十八番なだけに、ロッテルダム・フィルとの
録音に対する評価は依然として高い。1976年4月の録音。



<Eufoda>
EUFODA 1371 \2300
ヴェニスへのオマージュ ――
アルビノーニ:オーボエ協奏曲二短調Op.9-2
ヴィヴァルディ:オーボエとファゴットのための協奏曲ト長調RV.545
プラッティ:チェンバロ協奏曲ハ短調
ペルゴレージ:フルート協奏曲ト長調
タルティーニ:協奏曲イ長調
アルビノーニ:2つのオーボエのための協奏曲ト長調Op.9-6
ヤン・デ・ウィンネ(フラウト・トラヴェルソ)、
マルセル・ポンセール(オーボエ)、
アン・ファンランクール(オーボエ)、
アラン・デ・リケレ(ファゴット)、
ロレンツォ・ギエルミ(チェンバロ)、
ヴィットリオ・ギエルミ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
イル・ガルデリーノ
オーボエ奏者のマルセル・ポンセールの提唱によって、アムステルダム・バ
ロック・オーケストラ、ラ・プティット・バンド、シャペル・ロワイヤル、
コレギウム・ヴォカーレなどに参加する名手たちが集結して1988年に結成さ
れた「イル・ガルデリーノ」の最新作!
ヴィヴァルディの協奏曲ニ長調「ごしきひわ(Gardellino)」RV.90をグルー
プ名の起源とするベルギーのアンサンブル「イル・ガルデリーノ」。
アルビノーニやヴィヴァルディ、タルティーニなどイタリアの大御所の作品
が収録された今回の『イタリア・バロックの協奏曲集』のソリストには、ア
ンサンブルの主宰者であるマルセル・ポンセール、ヤン・デ・ウィンネはも
ちろんのことロレンツォ&ヴィットリオのギエルミ兄弟が招かれるなど、世
界に名立たる一流奏者たちの演奏はまさに絶品。バロック・ファンのみなら
ず是非ともご注目いただきたいディスク。

EUFODA 1370 \2300
ドヴォルザーク:
ピアノ四重奏曲ニ長調Op.23/同変ホ長調Op.87
テトラ・リラ〔ヤン・ミヒエルス(ピアノ)、
ヘールト・デ・ビエーヴル(チェロ)、川村奈菜(ヴァイオリン)、
トニ・ニス(アルト)〕
ベルギーの名ピアニスト、ヤン・ミヒエルスを中心として、日本人ヴァイオ
リニスト川村奈菜などベルギーを拠点に活躍中の音楽家たちによって結成さ
れたアンサンブル「テトラ・リラ」によるドヴォルザーク。
ミヒエルスは1884年製ベーゼンドルファーを弾いたドヴォルザークのピアノ
作品集(Eufoda 1348)をリリースしているが、このピアノ四重奏曲集で使用し
ているピアノもベルギーのクリス・マーネ・コレクションから貸与された
1875年製のスタインウェイという貴重な楽器。上質の演奏で作曲者と同じ時
代に生まれた楽器の音色を愉しむことができるアルバムである。

EUFODA 1369 \2300
後期中世ヨーロッパの愛の詩 ――
カピローラ:いとも美しきパドアーナ
ジョスカン:われに口づけを
アグリコラ:L'home banni、Je n'ay duel
作曲者不詳:恋のとりこ、Ick Byn Zo Elende
ダルツァ:カラタ・アラ・スパニョラ
コンペール:Le grand desir
作曲者不詳:スタンゲッタ
ムトン:James, james, james
オブレヒト:T'sat Een Meskin
コンペール:Lourdault lourdault、Nous sommes de l'orde de Saynt Babuyn
カピローラ-アグリコラ:Alez regret
スピナチーノ:リチェルカーレ
アグリコラ-ジョスカン-作曲者不詳:O venus bant
ジョスカン:われに口づけを
ダルツァ:タスタール・デ・コルデ
カピラ・フラメンカ
ユーフォダ(Eufoda)から多くの演奏をリリースしてきた声楽とピリオド楽器に
よるベルギーのアンサンブル、カピラ・フラメンカ。
2007年2月に収録されたカピラ・フラメンカの最新録音のテーマは、フランド
ル地方からイタリアにかけて1500年前後に演奏された愛の歌。カピローラや
ジョスカン、アグリコラ、オブレヒトなど当時の音楽の発展に大きな足跡を
遺した偉人たちの作品が並ぶ。




<Etcetera>
KTC 1361 \2300
吟遊詩人と修道女 ――
デ・ボルネーユ:Reis Glorios
ビンゲン:アヴェ・ジェネロサ
デ・ディア:嫌なことでも歌わなければ
ビンゲン:おお、光り輝く御母
作曲者不詳(14世紀頃イタリア):トリスタンの哀歌
ビンゲン:おお青々とした小枝よ
ベンタドルン:ひばりがはばたく時に
作曲者不詳(15世紀頃イギリス):Bryd One Brere、Edi be thu heven-queene
ダウランド:君よまだ帰らないでくれ、わが恋人の涙
ラニエー:Like hermit poor
ヒューム:死
キング:The Given Heart
ダウランド:憂鬱なガリアード
ジョンソン:Have you seen but a white lily grow?
エヴェリン・タブ(ソプラノ)、
マイケル・フィールズ(ハープ、リュート、テオルボ)、
デイヴィッド・ハッチャー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
中世、ルネサンスの時代に吟遊詩人によって奏でられた「世俗曲」、修道女
によって聖母マリアのために歌われた「聖歌」という両極に位置する音楽を
集めたアルバム。ビンゲンやダウランドから作曲者不詳の作品を歌うのは、
エマ・カークビーと並ぶ世界的バロック歌手エヴェリン・タブ。フィールズ
の奏でる中世ハープやルネサンス・リュート、テオルボ、ハッチャーの弾く
ヴィオラ・ダ・ガンバが、タブの情緒に満ちた歌声と、作品それぞれが持つ
儚き香りを引き出している。

KTC 1321 \2300
ユップ・フランセンス(1955-):管弦楽と合唱のための作品集 ――
ローリング・ロッテルダム(世界初録音)/天体のハーモニー(第1部)*/**/
マニフィカト(世界初録音)*/***
ゲルト・アルブレヒト(指揮)、トヌ・カリユステ(指揮)*、
オランダ放送フィルハーモニック管弦楽団、オランダ室内合唱団**、
エルマ・ファン・デン・ドール(ソプラノ)***、オランダ放送合唱団***
1955年オランダのフローニンゲン出身の作曲家、ユップ・フランセンスのポ
ートレート・アルバム。ハーグ王立音楽院ではルイ・アンドリーセンに作曲
を師事するなど、現代音楽の手法にとらわれない自由な作風が評価を高めて
いる。読売日響の前常任指揮者で日本でもお馴染みのアルブレヒト、合唱界
の名匠カリユステなど豪華なアーティスト陣もこのシリーズの魅力。
1997年-1999年の録音。




<Raumklang>
RK 2703 \2300
ハンブルクの胡椒袋の音楽 ――
テレマン:序曲《オンファール》ホ短調、《オンファール》からのアリア
ヘンデル:シンフォニア 変ロ長調、協奏曲変ロ長調
カイザー:組曲《ヘラクレスとエベ》
イェリー・サー(ソプラノ)、
ハンブルク・エルビポリス・バロック・オーケストラ
「胡椒袋」とは、17世紀にかけて隆盛を誇ったヨーロッパの都市同盟「ハン
ザ同盟」で芸術家たちに経済援助を行った貿易商を指す1つの呼び名のこと。
ソウルに生まれバロックの分野で頭角を現している韓国のソプラノ歌手イェ
リー・サーとハンブルクを拠点とするエルビポリス・バロック・オーケスト
ラが、当時のハンブルクで活躍したテレマン、ハイドン、カイザーの作品を
録音。
ハンザ都市ハンブルクに響いた音楽が溌剌とした演奏で再現される。

RK 2705 2枚組 \4600
エレメント-トリゴナーレ古楽音楽祭2007 ――
ラ・フェニーチェ-
カッツァーティ:Factum est praelium magnum in coelis、
ファルコニエリ:Battalla de Barabaso, Yerno de Satanas、
ロニョーニ:星に対して彼は打ち明けた、
メールラ:シャコンヌ
アンサンブル・ユニコーン-
作曲者不詳:Qui d’amours veult avoir、Pour haut et liement chanter、
Pour haut et liement chanter、Je la remire la belle
ヒリアード・アンサンブル-マショー:
Puisque la douce rousee、Fins cuers doulz、Noster cetus、Felix virgo、
Romeo and Juliet
ハーモニー・オヴ・ネーションズ・バロック・オーケストラ-
テレマン:序曲《昔と今の諸国民》ト長調
コンチェルティーノ・アマリッリ-マンシーニ:
Quanto dolce e quell'ardore、
プラッティ:オーボエとファゴットのためのソナタ
イル・ジャルディーノ・アルモニコ-
W・F・バッハ:シンフォニア ヘ長調、
モーツァルト:ディヴェルティメント ヘ長調K.138
クリスティーネ・ショルンスハイム-
ハイドン:ソナタ ハ短調Hob.XVI-32
ラ・フェニーチェ、アンサンブル・ユニコーン、ヒリアード・アンサンブル、
ハーモニー・オヴ・ネーションズ・バロック・オーケストラ、
コンチェルティーノ・アマリッリ、イル・ジャルディーノ・アルモニコ、
クリスティーネ・ショルンスハイム
世界的な名声を誇る音楽家たちの出演で大きな注目を集めている「トリゴナー
レ古楽音楽祭」。
2003年からオーストリアのケルンテンを舞台としてスタートしたこの古楽音
楽祭の2007年のハイライトを収録したライヴ盤がドイツのレーベル、ラウム
クラングから登場!ヒリアード・アンサンブル、イル・ジャルディーノ・ア
ルモニコ、クリスティーネ・ショルンスハイムなど古楽界のスターたちによ
るライヴ・パフォーマンスはファン必聴。2007年7月の録音。




<Marc Aurel Editon>
MA SA 024(SACD-Hybrid) \2850
ヘンデル:リコーダーのためのソナタ集 ――
トリオ・ソナタ ハ短調Op.2-1a,HWV.386a/ソナタ ニ短調HWV.367a
ソナタ ヘ長調Op.1-11,HWV.369/ソナタ変ロ長調HWV.377/
ソナタ イ短調Op.1-4,HWV.362/ソナタ ハ長調Op.1-7,HWV.365/
ソナタ ト短調Op.1-2,HWV.360/トリオ・ソナタ ヘ長調Op.2-4,HWV.389
ドロテー・オベルリンガー(リコーダー)、アンサンブル1700
1997年にSRP・Moeck国際リコーダー・コンクールでの優勝をきっかけとして
世界有数の女流リコーダー奏者としての地位を築いた1969年アーヘン出身の
ドロテー・オベルリンガー。「MA 20024」としてリリースされているヘンデ
ルの作品集が今回SACD Hybrid盤でも登場。リコーダー・ファン要チェック。




<Olive Music>
om 014 \2300
サントネ・ライヴ ――
トレボル:He, Tres doulz Roussignol
マショー:Foy Porter、Mors sui
作曲者不詳:Indescort、Adyen matres belle
サンレーシュ:このうららかな美しい季節に
ソラージュ:Helas! je voy mon cuer
ペルージャ:
Cogliendo per un prat'ogni fior bianco、O sommo specchio、La fiera
Testa
バンショワ:
Je loe amours et ma dame mercye、Tristre Plaisir et douleureuse joie、
Filles a marier
デュファイ:もし私の顔が青いなら、美しい人よどんな過ちを犯したのか
アンサンブル・サントネ〔ユリア・シュミット(ソプラノ)、エロディ・ウィ
マー(フルート)、オリ・ハーメリン(リュート)、シラード・シェレジ(フィ
ドル)
ジル・フェルドマンとケース・ブッケを中核として、演奏、パッケージの両
方で質の高いアルバムを発表しているオリーヴ・ミュージック。ワインの名
産地としても知られるブルゴーニュ地方コート・ドゥ・ボーヌ地区のサント
ネ村を自らの名前に冠した「アンサンブル・サントネ」は、トロッシンゲン
の州立音楽大学で出会った4人の音楽家たちにより結成された古楽アンサン
ブル。
ドイツ期待の若きソプラノ、ユリア・シュミットの愁いを帯びた歌声が印象
的な演奏。



<Pavane>
ADW 7337 \2300
2台のハープのための協奏曲集 ――
ゴセック:協奏交響曲ニ長調
ドビュッシー:神聖な舞曲と世俗的な舞曲
ラヴェル:序奏とアレグロ
マレツキ:古風な形式による小協奏曲
フランセ:2台のハープのための協奏曲
スザンナ・ミルドニアン(ハープ)、カトリーヌ・ミシェル(ハープ)、
アラン・モグリア(ヴァイオリン&指揮)、トゥールーズ室内管弦楽団
バロック音楽からロマン派音楽へと移り変わる時代を生きたゴセック、フラ
ンス印象派の最重要人物ドビュッシー&ラヴェル、20世紀フランスの天才フ
ランセとワルシャワ生まれのマレツキといった音楽家たちによる18世紀から
20世紀にかけて誕生した「2台のハープのための協奏曲」を収録。
共にパリ国立高等音楽院でフランスの巨匠ピエール・ジャメから薫陶を受け
たミルドニアンとミッシェルのハープ・デュオは華麗にして絶妙。時折り登
場する名手アラン・モグリアのヴァイオリンが良きスパイスとなっている。
1995年の録音。

ADW 7335 \2300
フランスのメロディ ――
サン=サーンス:ジャン王の軍隊の行進、死の舞踏
フォーレ:歌曲集《幻想の水平線》Op.118
ヴェローヌ:5つの墓碑
ラヴェル:ドゥルシネア姫に思いを寄せるドン・キホーテ
ロパルツ:4つの詩
フランセ:シャンフォールの8つの逸話
イベール:ドン・キホーテの4つの歌
プーランク:歌曲集《動物詩集》、歌曲集《陽気な歌》
ジュール・バスティン(バス)、ポール・ファン・デン・ドリーシュ(ピアノ)
サン=サーンス、ラヴェル、フォーレ、プーランク、そこにフランセやロパ
ルツなどが加わった、ユニークなプログラムのフランス歌曲集。
サン=サーンスのオーケストラ作品の代表作の1つとして知られている「死の
舞踏」の歌曲バージョンは、実は管弦楽版よりも早い1872年に発表されてい
る。1995年の録音。

ADW 7334 \2300
シューマン:おとぎ話Op.132
ブルッフ:8つの小品Op.83
ミシェル・ルティエック(クラリネット)、
ウラディミール・メンデルスゾーン(ヴィオラ)、
ロベール・マモウ(ピアノ)
パブロ・カザルス音楽祭の現音楽監督にしてフランスの名クラリネット奏者、
ミシェル・ルティエックが主役を務めるシューマンとブルッフの三重奏曲集。
ルティエックの伸びやかで豊かな音色と陰影を巧みに使い分けた表現力は、
改めて聴いても色褪せない。ヴィオラのメンデルスゾーン、マモウのピアノ
によるサポートも秀逸。
1995年3月の録音。

ADW 7336 \2300
モーツァルト:レクイエム 二短調K.626
マリー=ルイーズ・ガセール(ソプラノ)、
カトリーヌ・マルグリス(メゾ・ソプラノ)、
フランシス・ガセール(テノール)、ミシェル・オルミエール(バス)、
ジャン=フィリップ・サルコス(指揮)、
パレ・ロワイヤル管弦楽団&合唱団
テルツ少年合唱団の音楽監督、ゲルハルト・シュミット=ガーデンから合唱
指揮を伝授されたフランスの指揮者ジャン=フィリップ・サルコスのタクト
によるモーツァルトのレクイエム。
1994年の11月のフランス・カストルのノートルダム寺院で収録されたこの
「モツレク」では、2つのマイクロフォンを用いて教会全体に広がる響きを捉
えている。ちなみにここではジュスマイヤー版ではなくランドン版が用いら
れている可能性が高い。

ADW 7331 \2300
フランソワ・ヴェルケン(1928-):リュセルネール
ジャン=フランソワ・デュシャン(指揮)、リヨン少年合唱団、他
「リュセルネール」は、フランスの長老作曲家フランソワ・ヴェルケンによ
る1994年の声楽作品。モダンなスタイルの作品を歌う合唱に加わるティンパ
ニ、トランペット、オルガンが劇的な表現を生み出している。1994年の録音。




<Ameson>
ASCP 0712 \2300
コントラバスと人 ――
サーリアホ:フォリア
マタロン:ラ・ロサ・プロフォンダ
ヨドロフスキ:ヴォラ
ヤフレノー:Les Tentations de l'anachorete
ジルドン&エタジェ:Unes, voix de basse
ローリン:スペース・バード
ハダッド:Ce qui dort dans l'ombre sacree
ジャン=ピエール・ロベール(コントラバス)、
パトリック・ファーブル(トランペット)
リヨン国立高等音楽院でコントラバスを学び、コントラバスの持つ可能性、
特に近現代音楽での演奏を追及しているフランス人奏者ジャン=ピエール・
ロベールのソロ・アルバム。
コントラバスの低音と様々な特殊奏法による独特な雰囲気の世界が空間に広
がる。




<Danacord>
DACOCD 661 \2300
ヨアヒム・アンデルセン(1847-1909):フルートのための作品全集第6集
国民的幻想曲Op.59より デンマーク、
ロシアオペラのトランスクリプションOp.45-モーツァルトの「魔笛」による、
ボイエルデューの「白衣の婦人」による
3つのサロンの小品Op.52-第1巻&第2巻
2つの小品Op.28
2つのサロンの小品Op.6
つばめOp.44
アルバムのページOp.19
再会Op.46
トマス・イェンセン(フルート) フローゼ・ステンゴー(ピアノ)
フルートの作品や教則本の作者としてもその名を知られ、自身も19世紀を代
表するフルート奏者として活躍したヨアヒム・アンデルセンの作品を網羅す
るシリーズの第6弾。
ロマンティックで美しい小品や、モーツァルト、ボイエルデューのオペラか
らのアレンジなどを1949年デンマーク出身で南ユラン交響楽団のソロ・フル
ート奏者として活躍するイェンセンがレベルの高い演奏で披露してくれる。

DACOCD 666 \2300
ヨアヒム・アンデルセン:フルートのための作品全集第7集 ――
ガヴォットOp.23/4つの小品Op.62/オペラのトランスクリプションOp.45-
ウェーバーの「魔弾の射手」による、ニコライの「ウィンザーの陽気な女房
たち」による/あきらめOp.22-1/ポロネーズOp.22-2/国民的幻想曲Op.59
より スウェーデン/3つの小品Op.57/カンツォーネOp.53-1/追憶Op.53-2
/モート・ペルペトゥオOp.8  
トマス・イェンセン(フルート) フローゼ・ステンゴー(ピアノ)
2000年から2007年にかけてレコーディングが行われ、ヨアヒム・アンデルセ
ンのフルート作品を網羅した全集もこの第7集で遂に完結。1枚1枚の参考音
源、資料的な価値はもちろんのこと、7枚のシリーズ全てがフルート関係者
にとってのバイブルとなることだろう。




<Paula>
PACD 161 \2300
セレクテッド・ピーシーズ ――
ドビュッシー:前奏曲集第1巻より 帆、沈める寺、吟遊詩人
ショパン:マズルカ第32番嬰ハ短調Op.50-3、幻想曲ヘ短調Op.49
リスト:ワレンシュタット湖、サルヴァトール・ローザのカンツォネッタ
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110
シューマン:ロマンス第2番嬰ヘ長調Op.28-2、夜想曲第1番ハ長調Op.23-1
イェンス・ラムシング(ピアノ)
デンマークのレーベル「パウラ(Paula)」からは、リスト(PACD 124)、バルト
ーク(PACD 156)の2タイトルをリリースしているイェンス・ラムシングの最新
録音となるリサイタル・プログラム。
確かなテクニックに支えられ、よくアナリーゼされた好演を聴かせてくれる。

PACD 160 \2300
ヴァイルビ教会の夕暮れの祈り ――
イザーク:今すべての森は眠り、Nu lukker sig mit oje
ニールセン:重く暗い夜空の雲
デンマーク民謡:Lille Guds barn/他 全19曲
ヤコブ・エーヴァル(テノール)、
パトリシア・ファン・ドゥーレン(オルガン)
ヤコブ・エーヴァルは、デンマークのユスケ音楽院で声楽を学び多彩な分野
で活躍するテノール歌手。
オルガン伴奏との共演で歌われている歌曲は、2006年から2007年にかけてデ
ンマーク・オーフスのヴァイルビ教会で収録されたもの。夕暮れの黄昏時の
雰囲気が醸し出された歌曲集である。





<Channel Classics>
CCSSA 26208(SACD-Hybrid) \2850
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全集Vol.6 ――
ソナタ第32番ヘ長調K.376(374D)/第24番ハ長調K.296/第12番ト長調K.27/
第33番ヘ長調K.377(374E)
レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン)、
ゲイリー・クーパー(フォルテピアノ)
このモーツァルト・プロジェクトについて「これは私にとって、現在進行形の
発見の旅である」と語っていたバロック・ヴァイオリンの天女レイチェル・
ポッジャー。
絶妙のコンビネーションを確立しているイギリスの鍵盤奏者ゲイリー・クー
パーとのコンビで2004年から始動したモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ
・プロジェクトの第6弾が早くも登場!
イングリッシュ・コンソートのコンサート・ミストレス、パラディアン・アン
サンブルのヴァイオリン奏者など重要なポジションを務めてきたレイチェル・
ポッジャー。
バッハ、テレマン、ラモー、ヴィヴァルディなどの名盤に続いてスタートと
なったポッジャーのモーツァルトは、リリースの度にフランスのディアパゾ
ン賞や英グラモフォン誌のエディターズ・チョイス、英サンデー・タイムズ
紙のCD of the Weekを獲得するなど、世界中のメディアやリスナーから数多
くの賞と称賛の声が寄せられ続けている。
また「ヴァイオリン伴奏付きピアノ・ソナタ」とも呼ばれるモーツァルトの
ヴァイオリン・ソナタ。ピアノが担う役割の大きさはヴァイオリンと同等、
もしくはそれ以上とも言えるだけに、名手ゲイリー・クーパーの存在がポッ
ジャーの名演を支えていると言っても過言ではないだろう。
今回の第6集ではこれまでと同様に、ポッジャーが1739年ジェノヴァのペザリ
ニウス製のバロック・ヴァイオリン、クーパーはデレック・アドラム1987年製
アントン・ワルター1795のレプリカを使用しており、“使用楽器”という部分
でも第1集から第5集にかけて築き上げられた流れが大切に継続されている。




<Onyx>
ONYX 4032 \2180
レミニセンス ――
マレ:組曲二短調
ベンダ:グラーヴェ
ブラームス:《F.A.E.ソナタ》より スケルツォ 、子守歌
ストラヴィンスキー:歌劇《マヴラ》より ロシアの歌
プロコフィエフ:
《ロメオとジュリエット》より 別れの場面とジュリエットの死
マレ:5つの古いフランス舞曲
ラヴェル:パヴァーヌ
サティ:ジムノペディ第1番
ラモー:村人
ユーリ・バシュメット(ヴィオラ)、ミハイル・ムンチャン(ピアノ)
長年にわたって共演を重ねてきたロシアの名ピアニスト、ミハイル・ムンチャ
ン(ショスタコーヴィチのヴィオラ・ソナタの初演時にはピアノを担当!)を迎
えてのソロ・アルバム「レミニセンス」で取り上げられているのは、バシュ
メットが選りすぐった珠玉の小品の数々。マレやベンダ、ラモー、ブラームス
から、フランスのサティやラヴェル、お国物のストラヴィンスキーやプロコ
フィエフなど、「ロシアのカリスマ」の名に相応しい豊富で個性的なレパート
リーは実に見事。
これまでのキャリアの中でバシュメットがリサイタル・プログラムとして、ま
たアンコール・ピースとして演奏を行ってきた作品を収めたこの「レミニセン
ス」は、バシュメットの集大成の1つと言っても過言ではないだろう。




<Glossa>
GCD 921615 2枚組 \3450
ジャン=バティスト・リュリ(1632-1687):音楽悲劇《プロセルピーヌ》
サロメ・アレール (ソプラノ)、ベネディクト・トラン(ソプラノ)、
ステファニ・ドゥスラック(メゾソプラノ)、
ブランディーヌ・スタスキェヴィチ(メゾソプラノ)、
ョルディス・テボー(メゾソプラノ)、シリル・オビティ(テノール)、
フランソワ=ニコラ・ジェスロ(カウンターテナー)、
ブノワ・アルヌール(バリトン)、マルク・ラボネ(バリトン)、
ピエール=イヴ・プリュヴォ(バリトン)、
ジョアン・フェルナンデス(バリトン)、
エルヴェ・ニケ(指揮)、コンセール・スピリチュエル
貴重な1743年版を用いたデトゥシュの音楽悲劇「カリロエ」(GCD 921612)、
復元版全曲世界初録音の快挙となったマレの音楽悲劇「セメレ」(GCD 921614)
を発表するなど、フランス・バロック音楽の発掘、再発見に並々ならぬ意欲
と情熱を注いできた鬼才エルヴェ・ニケとコンセール・スピリチュエル。
前述の「カリロエ」&「セメレ」に続くニケ&コンセール・スピリチュエルの
フランス・バロック・オペラ最新作は、フランスにおける「音楽悲劇」の始祖
ジャン=バティスト・リュリの大作「プロセルピーヌ」の全曲録音!
冥府の神プルートに誘拐され、冥府の女王となってしまったローマ神話に登場
する悲劇の女神「プロセルピーヌ」(ギリシャ神話ではペルセポネ)を描いた
音楽悲劇「プロセルピーヌ」は、ジャン=バティスト・リュリの音楽と当時有
数の作家フィリップ・キノーの台本が融合を果たしたフランス・バロック・
オペラの傑作である。
1680年2月3日に「サン=ジェルマン=アン=レー」で初演が行われてから3世
紀という長い月日を経てニケ&コンセール・スピリチュエルにより新たに記
録される「プロセルピーヌ」では、世界に名立たるフランス・バロックのス
ペシャリストたちがソリストとして集結するなど環境は万全。
2006年9月&2007年11月、ヴェルサイユ&ポワシーでの録音。




<Capriccio>
49586(8CDs+Bonus DVD) \6080
スクリャービン:ピアノ独奏作品全集 ――
CD-1&CD-2 - ピアノ・ソナタ第1番-第10番
CD-3&CD-4 - 前奏曲Op.11、Op.13、Op.15、Op.16、Op.17、Op.22、Op.27、
Op.31、Op.33、Op.35、Op.37、Op.39、Op.48、Op.67、Op.74
CD-5 - 3つの小品Op.2、12の練習曲Op.8、8つの練習曲Op.42、
3つの練習曲Op.65/
CD-6 - マズルカ&ワルツ ― ワルツ ヘ短調Op.1、マズルカOp.3、
同Op.25、ワルツ変イ長調Op.38、マズルカOp.40、ワルツ風にOp.47
CD-7 - 即興曲&詩曲 ― 2つのマズルカ風即興曲Op.7、2つの即興曲Op.10、
同Op.12、同Op.14、2つの詩曲Op.32、悲劇的詩曲Op.34、悪魔的詩曲Op.36、
詩曲変ニ長調Op.41、2つの詩曲Op.44、同Op.63、同Op.69、同Op.71、
詩曲《焔に向かって》Op.72
CD-8 - アレグロ・アパッショナートOp.4、2つの夜想曲Op.5、
前奏曲嬰ハ短調Op.9-1、前奏曲と夜想曲Op.9、演奏会用アレグロOp.18、
ポロネーズ変ロ短調Op.21、幻想曲ロ短調Op.28、3つの小品Op.45、
スケルツォ ハ長調Op.46、3つの小品Op.49、4つの小品Op.51、
3つの小品Op.52、4つの小品Op.56、2つの小品Op.57、
アルバムのページOp.58、2つの小品Op.59、2つの舞曲Op.73
ボーナスDVD - ミステリウム ――
レットベリの弾くスクリャービンとインタビュー
(NTSC/16:9/リージョン・コード:0/収録時間:約55分)
マリア・レットベリ(ピアノ)
生まれはバルト三国の小国ラトヴィアの首都リガで国籍はスウェーデン、そし
て現在はベルリンを拠点として活躍中の女流ピアノ奏者マリア・レットベリ
が完成させたスクリャービンのピアノ独奏作品全集がカプリッチョから登場!
作品番号付きのピアノ独奏作品の全てを網羅したこの作品集は2004年から
2007年にかけてじっくりと時間をかけたレコーディングによって完成されて
おり、スクリャービンのピアノ独奏作品の全容を捉えることのできる貴重な
リリースとなるだろう。
レーベルのお膝元ドイツはもちろん、イギリスの「グラモフォン誌」や「ミュ
ージックウェブ・インターナショナル」などで好レビューを続々と獲得する
など『レットベリのスクリャービン』に対する評価は急上昇中。
サンクトペテルブルク音楽院、王立ストックホルム音楽院、シベリウス音楽
院などヨーロッパの名門で研鑽を積んだ美しきピアニストが、自らが創造す
るスクリャービンの世界に聴き手を誘う ――。





<KML Recordings>
KML 1119 \2300
フエゴ・イ・アグア-火と水 ――
伝承曲:カプリチョ・ポル・ブレリアス
マイテ・マルティン:愛のソネット
ホセ・ルイス・モントン:インテンタロ・エンコントラル
マイテ・マルティン:アカリシアメ・ポル・デントロ
パコ・デ・ルシア:愛の歌
ロドリーゴ:アデラ
グラナドス:嘆きにくれるマハ
ファリャ:ナナ
ロドリーゴ:聖なる羊飼い
伝承曲:ムーアの娘に恋をする
マイテ・マルティン:ガゼル・デル・アモール・インプレビスト
カルロス・ガルデル:スス・オホス・セ・セラーロン
ファン・バルデラマ:ビダリータ
伝承曲:バリアシオーネ・ソブレ・ウン・ソロンゴ
マイテ・マルティン(ヴォーカル)、
カティア・ラベック(ピアノ)、マリエル・ラベック(ピアノ)
現代を代表するピアノ・デュオの代名詞ラベック姉妹の自主レーベル
「KML Recordings」の最新作は、バルセロナ生まれの天才カンタオーラを迎
えてのフラメンコとピアノ・デュオのコラボレーション・アルバム!
「カンタオーラ」とは「カンテ」(歌)を歌う女性フラメンコ歌手のことであ
り、1965年バルセロナ出身のマイテ・マルティンはフラメンコの世界に新た
な風をもたらした世界有数のカンタオーラである。
このマイテ・マルティンとラベック姉妹のコラボレーション・アルバムで取
り上げられているのは、ファリャ、グラナドス、ロドリーゴといったスペイ
ンの音楽史にその名を刻む巨匠たちからアルゼンチンの幻のタンゴ歌手カル
ロス・ガルデルの作品などが並ぶ熱きレパートリー。
マイテ・マルティンとラベック姉妹の持ち味である熱き情熱がほとばしる
「フエゴ・イ・アグア」。フラメンコとピアノ・デュオのクロスオーバーが
新たな世界を切り開く。




<Aeolus>
AE-10146(SACD-Hybrid) \2850
喜びを与えん-麗しき乙女 ――
パレストリーナ:野山は花のにぎわい
チプリアーノ・デ・ローレ(c.1515-1565):Non e ch'il duol mi scemi
ヴィンチェンツォ・ルッフォ(c.1508-1587):3声のカプリッチョ
ジャック・アルカデルト(1505-1568):おお、幸せな私の目
ディエゴ・オルティス(c.1510-c.1570):おお、幸せな私の目
パレストリーナ:私は傷ついた
ジョルジオ・マイニエロ(c.1535-1582):
パッサメッツォ・アンティコ、サルタレッロ
デ・ローレ:別れの時は
ジョヴァンニ・バッサーノ(c.1558-1617):リチェルカータ第1番
ジョヴァンニ・パオロ・チーマ(c.1570-1622):ソナタ
デ・ローレ:麗しき乙女
ルッフォ:麗しき乙女
アリアンナ・サヴァール(ソプラノ)、イル・デシデリオ
ルクセンブルク市音楽院の指導者も務めているフルート奏者トーマス・クグ
ラーの下に集まったアーリー・ミュージックのスペシャリスト集団イル・デ
シデリオのシリーズ、『Joyssance vous donneray(喜びを与えん)』の第2集
となるのが今回の「麗しき乙女」。
フランスの15-16世紀のシャンソンを集めた第1集(AE-10066)に続く第2集のテ
ーマは“イタリア”であり、巨星パレストリーナを中心にデ・ローレ、ルッ
フォ、バッサーノらの室内楽作品をイル・デシデリオが優しく柔らかなサウ
ンドで堪能させてくれる。またジョルディ・サヴァールの愛娘アリアンナ・
サヴァールの歌声がイル・デシデリオのサウンドと溶け合い表現の幅をさら
に広げてくれている。

AE-10023(SACD-Hybrid) \2850
聖エメラムの写本 ――
ブラッサール:Christi nutu sublimato
ルレ:サンクトゥス
リーベルト:アニュス・デイ
バンショワ:Virgo rosa、Aliud Esclaphe
ランディーニ:キリエ
ランティンス:すべてが美しいお方
デュファイ:人にとって最もよきもの
作曲者不詳:クレド、サンクトゥス/他
シュティムヴェルク、レオン・ベルベン(オルガン)
1430年代から1440年代の前半にかけてヨーロッパ全土から集まった写本がヘル
マン・ペッツリンガーの手によって編集されて生まれた「聖エメラムの写本」。
現在はバイエルン州立図書館に所蔵されているこの写本には、デュファイ、
ランティーニ、ダンスタブル、バンショワと同世代の音楽家たちによる250を
超える作品が収められている。
シュティムヴェルクは、ルネサンス時代の新たな作品の発掘や紹介を目指し
て2001年にミュンヘンで結成されたア・カペラ・グループ。カウンターテナ
ー、2人のテノール、バスという四重奏を編成の基本としており、僅か4人と
は思えぬ豊かなハーモニーは要チェック。

AE-10511(SACD-Hybrid) \2850
ジークフリート・カルク=エラート(1877-1933):オルガン作品集Vol.4
万華鏡Op.144/コンスタンス湖からの7つのパステルOp.96/ロンド・アラ・
カンパネラOp.156/ヘンデルへのオマージュOp.75
エルケ・フェルカー(オルガン)
ドイツ後期ロマン派の音楽家で特にオルガン分野の発展に大きな影響を及ぼし
たカルク=エラートのオルガン作品の網羅を目指す作品集の第4集。この第4集
では、カルク=エラート・シリーズで一貫して演奏を担当しているドイツの女
流オルガニスト、エルケ・フェルカーが、ルクセンブルクのデュドランジュに
あるサン=マルタン教会に設置されてるオルガンを演奏している。

AE-20111 \2300
バッハ・リサイタル ――
J・S・バッハ:前奏曲とフーガ ハ長調BWV.547/コラール《人はみな死すべ
きさだめ》BWV.643/コラール《われ、汝を呼ぶ、主イエス・キリストよ》
BWV.639/コラール《いざ来たれ、異教徒の救い主よ》BWV.599/コラール
《いざ来たれ、異教徒の救い主よ》BWV.699/コラール《いざ来たれ、異教
徒の救い主よ》BWV.659/コラール《いと高きところにいます神にのみ栄光
あれ》BWV.711/コラール《われ神より離れじ》BWV.658/シュープラー・コ
ラール集BWV.645-650/コラール《これぞ聖なる十戒》BWV.679/コラール
《ただ神の御旨に従う者は》BWV.691/コラール《ただ神の摂理にまかす者》
BWV.690/コラール《ただ神の御旨に従う者は》BWV.642/オルガン協奏曲
第5番ニ短調BWV.596/コラール《われら悩みの極みにありて》BWV.668
シュテファン・シュミット(オルガン)
長い歴史を持つデュッセルドルフの聖フーベルトゥス教会に設置されている
貴重な歴史的オルガン(Weimbs-Orgel)によるバッハ・プログラム。シュテファ
ン・シュミットは、地元デュッセルドルフ生まれのオルガニスト。1991年か
らはデュッセルドルフの聖ペーター教会のカントールという要職にある。




<Christophorus>
CHR 77294 \2300
ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699-1783):フルート協奏曲 ――
協奏曲ロ短調/ソナタ イ長調/5声の協奏曲ト長調/三重奏曲ホ短調/協奏
曲ハ長調/協奏曲ニ長調/5声のシンフォニア ト長調
ローレンス・ディーン(フラウト・トラヴェルソ)、
クリスティーナ・アーレンス=ディーン(フラウト・トラヴェルソ)、
ハノーファー・ホフカペレ
18世紀のドイツ、イタリアで数多くの優れたオペラを生み出し、貴族や宮廷
から厚い信頼を寄せられたヨハン・アドルフ・ハッセ。ハッセのフルート作
品は当時のフリードリヒ大王が感嘆の声をあげたほどの傑作であり、その大
半はロンドンで出版され、残る一部の作品はドレスデン時代のものと伝えら
れている。バルトルド・クイケンの弟子ローレンス・ディーン、ウィルベル
ト・ハーツェルツェットに師事したアーレンス=ディーンが紡ぐハッセの音
楽からは、本当の笛の音色とトラヴェルソの魅力が伝わってくる。
ちなみにこのタイトルは、惜しくも2006年に他界したローレンス・ディーン
の追悼のために製作されたものである。

CHR 77295 \2300
舞踏会-初期バロック時代の社交ダンス ――
作曲者不詳/プレトリウス:ブルターニュのパスピエ
プレトリウス:教会のブランル
マンジャン:ブランル
コーディエ:ブランル
プレトリウス:ロレーヌのブランル
作曲者不詳:クーラント/他
レジナ・カビス(ソプラノ)、ベノワ・ハラー(テノール)、
クラウス・ヴィンクラー(指揮)、イ・チャルラターニ
ここではルイ14世時代のヴェルサイユ宮殿でのバレエやダンスに比べて、あ
まり知られていないルイ14世以前の1600年頃フランスで流行した社交ダンス
に着目。小編成アンサンブルにヴァイオリンなどの独奏や歌が加わるなど、
宮廷の華やかなバレエやダンスとは違った素朴ながらも洗練された当時の宮
廷や貴族の文化が垣間見える。

CHR 77296 \2300
中世音楽と打楽器 ――
作曲者不詳:ダンス、ラウダ・ノヴェラ・シア・カンタータ、エスタンピー
アルフォンソ・エル・サビオ(1221-1284):聖マリアはお許しにならない
バルトロメ・カステレス(16世紀):
Tau garco, la durundena、ダンス、サンタ・マリア・ステラ・ド・ミア
オズワルド・フォン・ヴォルケンシュタイン(ca.1377-1445):
Wer ist die da durchleuchtet
ヨハンネス・チコーニア(ca.1370-1412):
栄光の女王、ファンタジア・デル・ペレグリン/他
シュピーレイト-アーリー・ミュージック・フライブルク
トルコのケトルドラム、タンブレロ、ヒストリカル・カスタネット、ガッタ
ム、フリーハンド・ドラムなど様々な種類の中世の打楽器が活躍する作品集。
中世の愛の歌からトレチェント音楽、初期バロックの室内楽までをレパート
リーとするフライブルクの古楽アンサンブル「シュピーレイト」が、中世の
打楽器と古楽器、そして声楽が組み合わさることによって生まれた「中世の
音楽」を現代に蘇らせてくれている。

CHR 77299 \2300
使徒パウロのテキストによるグレゴリオ聖歌集
フラウエンスコラ
教皇ベネディクト16世によって使徒パウロの生誕2000年を記念して定められ
た「パウロ年(2008年6月28日-2009年6月29日)」のためにフライブルクの女
声合唱によって録音が行われたグレゴリオ聖歌集。

CHE 0135-2 \1250
モシュレス:
序曲《オルレアンの乙女》Op.91/ピアノ協奏曲第6番変ロ長調Op.90/
交響曲ハ長調Op.81
リウ・シャオ・ミン(ピアノ)、
ニコス・アティネオス(指揮)、
フランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団
ハイペリオンのロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズでも作品
の発掘が進められ、サリエリに師事しメンデルスゾーンらを育てた19世紀チェ
コの音楽家モシュレス。
ピアノ協奏曲や室内楽作品に比べると接する機会の少ない管弦楽作品の録音
は、モシュレスのまた違った一面を知ることの出来る貴重なものと言えるだ
ろう。上海生まれのピアニスト、リウ・シャオ・ミンの健闘も光る。1998年
の録音。

CHE 0134-2 \1250
シジスモンド・ディンディア(c.1582-1629):アリア、マドリガーレと悲歌
La Virtu、Vaghe faville、Da L'onde del mio pianto、Intemerite voi、
Odel cielo d'amor
ジョヴァンニ・カプスベルガー:前奏曲第4番
アレッサンドロ・ピッチニーニ:
トッカータ第9番、シャコンヌ、トッカータ第4番/他
グンドゥラ・アンデルス(ソプラノ)、
シグルン・リヒター(アーチリュート&キタローネ)、
ヒレ・パール(ヴィオラ・ダ・ガンバ&リローネ)
モンテヴェルディと同世代のイタリアの作曲家、シジスモンド・ディンディ
アの声楽と器楽のための作品集。モンテヴェルディやジェズアルドの作風を
自らの作品に取り入れるなど、マドリガーレを中心とするディンディアの声
楽作品は当時のイタリア音楽の中でも突出した完成度を見せている。
フランクフルト生まれのドイツ人ソプラノ、グンドゥラ・アンデルスはレネ
・ヤーコブス門下の実力者。また今を輝くヴィオラ・ダ・ガンバ奏者ヒレ・
パールの参加も見逃せない。2000年の録音。

CHE 0131-2 2枚組 \2500
アントン・エーベルル(1765-1807):ピアノ三重奏曲集 ――
ピアノ三重奏曲変ホ長調Op.8-1/同変ロ長調Op.8-2/同ハ短調Op.8-3/
同イ短調Op.10-1/ロシアの主題による変奏曲Op.17/大ソナタ ト短調Op.39
/ピアノ三重奏曲変ロ長調Op.10-2
サンクトペテルブルク・プレイエル・トリオ
モーツァルトに師事したと伝わる18世紀後期ウィーンのピアニスト、作曲家
アントン・エーベルル。1807年に早世してしまったエーベルルは、神童とし
て幼い頃から才能を発揮するなどモーツァルトとの共通点も多い。
代表作のピアノ三重奏曲を演奏するのは1999年創設のロシアのアンサンブル
「プレイエル・トリオ」。特にピリオド楽器を用いてのロマン派作品の演奏
に対する評価は高い。2000年&2002年の録音。

CHE 0132-2 \1250
ロマン派ドイツの民謡集(全28曲)
ヴォルフガング・ゼーリガー(指揮)、
コンツェルトコール・ダルムシュタット
コンツェルトコール・ダルムシュタットは、その名の通りドイツの都市ダル
ムシュタットを本拠として1977年に結成されたドイツの合唱団。
ここではレーガーやメンデルスゾーン、ブラームスといったロマン派の作曲
家たちが編曲を行ったドイツ民謡で美しいハーモニーを生み出している。
1994年の録音。





<Rondeau>
ROP 6021 \2300
J・S・バッハ:
カンタータ第21番《わがうちに憂いは満ちぬ》BWV.21より/カンタータ第23番
《汝まことの神にしてダヴィデの子よ》BWV.23より/カンタータ第38番《深
き苦しみの淵から、汝に叫ばん》BWV.38より/コラール《われら悩みの極み
にありて》BWV.641/コラール《深き悩みの淵より、われ汝に向かいて呼ばわ
る》BWV.686/モテット第1番《主に向かいて新しき歌を歌え》BWV.225/アラ
・ブレーヴェ ニ長調BWV.589/コラール《ただ神の御旨に従う者は》BWV.642
/カンタータ第64番《見よ、父なる神の大いなる愛を》BWV.64より/カンタ
ータ第28番《感謝せん、今ぞ年は終わり》BWV.28より/カンタータ第101番
《われらより取り去りたまえ、主よ》BWV.101より
クラウス・アイヒホルン(オルガン)、
ホルガー・アイヒホルン(指揮)、ムジカリッシェ・コンパニー
シュッツやラッススでの素晴らしい演奏で評価を高めてきた1972年創設の声
楽とピリオド楽器によるベルリンのバロック・アンサンブル、ムジカリッシェ
・コンパニーがバッハの作品集を発表。
ここではカンタータの1部分やモテット、オルガン・コラールを組み合わせ
ており、伸びやかな声楽陣の歌声、柔らかな古楽器の響き、堂々としたオル
ガンの音色が崇高な音世界を創り上げている。




<Cavalli>
CCD 336 \2300
ペルシャとヨーロッパの古楽 ――
カスタルディ:勝利のアモール
カプスベルガー:コラシオーネ、アルペジアータ
マレ:ペルシャの行進
カレスターニ:ランディ:こんなに長く、あなたを愛してきたけれど
作曲者不詳(スペイン):カラタ
作曲者不詳(1492):フォリア/他
アンサンブル・セレステ・シレーネ
アンサンブル・セレステ・シレーネは4人の音楽家たちによって1996年に結成
されたドイツの古楽アンサンブル。歌(テノール)とハープのニールス・バー
デンホップ、ヴィオラ・ダ・ガンバとパルドシュ・ド・ヴィオールを弾くク
リスティアーネ・ゲルハルトなど各メンバーが一人二役以上をこなし、古楽
器の多彩なサウンドを楽しませてくれる。





<Thorofon>
CTH 2489 \2300
リスト&ロイプケ-ピアノ・ソナタ集 ――
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
ユリウス・ロイプケ(1834-1858):ピアノ・ソナタ変ロ長調
クラウス・シュティッケン(ピアノ)
クラウス・シュティッケンは、チューリッヒのトーンハレ、モスクワ音楽院
大ホール、アテネのメガロン、ベルリンのコンツェルトハウスなどの檜舞台
で活躍するドイツのピアニスト。
リストとその弟子ロイプケのピアノ・ソナタに正面から向ったシュティッケ
ンの演奏は、作品の持った様々な表情や感情をしっかりと伝えてくれる好演
である。夭折の作曲家ロイプケの作品も新たな発見と言えるだろう。

CTH 2545 \2300
ハラルド・ゲンツマー(1909-2007):フルートのための音楽 ――
フルート四重奏曲/2本のフルートのためのソナタ嬰ヘ短調/2本のフルート
のためのディアローグ/2本のフルートのためのディアローグ・インターナ
ショナル/2本のフルートとチェロのための三重奏曲/2本のフルートのため
のソナタ第2番/3本のフルートのための三重奏曲
エリザベート・ヴァインツィエル(フルート)、
エドムント・ヴェヒター(フルート)、
マリア・ロッテンワルナー(フルート)、
ダニエラ・ヴァイツェ(フルート)、
ティルマン・シュティーラー(チェロ)
100歳を目前にして2007年にこの世を去った20世紀ドイツ作曲界の大御所ハラ
ルド・ゲンツマー。近年ドイツのレーベルを中心にゲンツマーの作品集が続々
とリリースされていることからも、その存在の大きさが窺える。大規模作品
も手懸けたゲンツマーだが、多くの器楽、弦楽のための室内楽作品こそが最
大の魅力という評価も多い。ミュンヘン・フルート・デュオをメインとした
このフルート作品集からも、管楽器の使い方の巧さが感じられる。

CTH 2547 \2300
J・S・バッハ:2声のインヴェンションBWV.772-786
シューベルト:4つの即興曲D.899,Op.90
フランツ・フォーラバー(ピアノ)
フランツ・フォーラバーは、ベーゼンドルファー賞、オーストリア連邦省賞、
ハンス=ヨアヒム・エアハルト賞などの受賞実績を持つグラーツ出身のピア
ニスト。
トロフォン(Thorofon)からリリースされたシューマンのピアノ独奏作品全集
でシューマン弾きとしての株を上げたが、この勉強用のイメージを払拭した
バッハやきめ細かいシューベルトも質が高い。

CTH 2549 \2300
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲ヘ短調Op.65
スメタナ:ピアノ三重奏曲ト短調Op.15
ゲリウス・トリオ
「ゲリウス・トリオ」は、チェリビダッケの時代からミュンヘン・フィル
(MPHIL)のコンサートマスターとして活躍してきたヴァイオリンのスレテン・
クルスティク、同じくMPHILで1981年から首席チェロ奏者を務めているミヒャ
エル・ヘル、アウグスブルク音大で教鞭を執り特にシューマンの演奏に定評
のある女流ピアニスト、ミカエラ・ゲリウスといったミュンヘンを拠点とす
る一流奏者たちによる三重奏団。ボヘミアの民族色豊かな作品でピアノ三重
奏曲の妙を味わらせてくれる。

CTH 2550 \2300
メシアン:アーメンの幻影
ウーテ・ガレイズ(ピアノ)、クラウス=ゲオルク・ポール(ピアノ)
1943年に2台ピアノのために作曲された「アーメンの幻影」は、聖書やカトリ
ックといった言葉だけでは補いきれないメシアンの野心作。
ガレイズ&ポールのデュオは、この「アーメンの幻影」でイタリアの銘器ファ
ツィオーリを使用。ファツィオーリの響きとメシアンの音世界の融合が興味
深い。





<Antes Edition>
BM-CD 31.9251 \2300
スクリャービン:9つのマズルカOp.25
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲Op.34
ダニエラ・ミュラー=ユング(ピアノ)
名匠メナヘム・プレスラーからもピアノの指導を受けたドイツの女流ピアニ
スト、ダニエラ・ミュラー=ユング。スクリャービンのマズルカでのリズム
感やショスタコーヴィチの緩やかな楽章での陰鬱な雰囲気は、綿密な楽曲研
究の成果によるものだろう。





<Bella Musica>
BM 31.2412 \2300
フローラ・マジカ ――
カール・コムツァーク(1850-1905):国民歌劇《エーデルワイス》
カール・ミヒャエル・ツィーラー(1843-1922):ブルーメン・ポルカ
ロベルト・シュトルツ(1880-1975):20の花の歌
レハール:ワルツ《野ばら》
J・シュトラウスII世:ワルツ《南国のばら》Op.388
ウィルマ・マレール(ソプラノ)、カリン・パグマー(メゾ・ソプラノ)、
マンフレート・ミューザウアー(指揮)、
ドナウ・フィルハーモニー・ウィーン
ベラ・ムジカ(Bella Musica)のシリーズ“オマージュ”の最新盤は、「花」を
テーマとした作品集。ちなみにウィーンの作曲家シュトルツの「20の花の歌」
に付けられた作品番号はなんと「Op.500」!その生涯で2000曲を超える作品
を書いたというのだから「Op.500」にも思わず納得。

BM 31.2413 \2300
ショパン:
前奏曲第15番変ニ長調Op.28-15《雨だれ》/幻想即興曲嬰ハ短調Op.66/
練習曲第3番ホ長調Op.10-3《別れの曲》/同第5番変ト長調Op.10-5《黒鍵》
/子守歌変ニ長調Op.57/練習曲第2番イ短調Op.10-2/
バラード第3番変イ長調Op.47/ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58/
ポロネーズ第6番変イ長調Op.53《英雄》
ペーター・シュマルフス(ピアノ)
あの「Pilz(ピルツ)」の録音にもその名がクレジットされていたベルリン生
まれのベテラン・ピアニスト、シュマルフスのショパン・アルバム。ケンプ、
ギーゼキング、エッシュバッハーから学んだ技がベテランらしい味のあるショ
パンが聴ける。

BM 31.2414 \2300
ベートーヴェン:
交響曲第3番変ホ長調Op.55《英雄》/大フーガ変ロ長調Op.133
カール・アウグスト・ビュンテ(指揮)、ベルリン交響楽団
チェリビダッケの弟子であり、関西フィルの名誉指揮者として日本でもその
名を知られるドイツの指揮者カール・ビュンテと当時の手兵ベルリン交響楽
団のコンビによるベートーヴェン。「英雄」は1959年5月2日の録音、「大フ
ーガ」は1961年5月21日の録音。





<Clarinet Classics>
CC 0053 \2180
センプリーチェ-クラリネット ――
ウィットム:デイジー/リード:無言歌/ガーデ:アンダンティーノOp.43/
ピリング:7つのシンプルな小品より/ヴィンター:最初の歌/ローズ:バラ
ード/ファーガソン:4つの短い小品/ホワイト:バガテル第2番/レイド:
サッド・カフェ/ハリス:組曲より IV、V/ウィルソン:ヘレン/ワッツ:
2つの夜想曲/ノートン:なんて上品な/レッドバリー:ショートカット/
ストークス:黄色い影/ガニング:あるハンガリー人の話し/バルトーク:
ルーマニア民族舞曲より/レファニュ:夜空の歌/カバレフスキー:古い
舞曲Op.27-7/フリス:女王の花輪/ジャーマン:ロマンス/ドビュッシー
(ライオンズ編):夢/シューマン:君に捧ぐOp.25-1/ラヴェル(ハリス編):
眠りの森の美女/チャールトン:子守歌/ワーロック:低い踊り/マクド
ウォール:3つの模倣/ローズ:ホーンパイプ/ケリー:スウィングス/アイ
ルランド民謡:シューラルーン/コウルズ:リトル・ロスト・テンダー/
アーレン:虹の彼方に/ヤロー&リプトン:パフ/レヴィン:リードへのセ
レナーデ/ハリス:カルーセル/伝承曲:グリーンスリーブス/
ヴィクトリア・ソームズ・サメク(クラリネット)、ティム・ワッツ(ピアノ)




<Saxophone Classics>
SC 4001 \2180
センプリーチェ-サクソフォン ――
ルビンシテイン:メロディ/チャイコフスキー:悲しき歌Op.40-2/ドヴォル
ザーク:ロマンティックな小品/ラフマニノフ:ロマンス/ショスタコーヴィ
チ:ロマンス/R・R・ベネット:ニコルのテーマ/ストリート:リフレクショ
ンズ、レイジー・アフタヌーン/マクギャリー:無言歌/クリスティ:夜想曲
/ヒース:ジェントル・ドリーム/アルベニス:タンゴOp.165-2/スコット:
タンゴ/ウィルソン:タンゴ ニ長調、7つのチャクラより/バログ:パロタ
シュとフリス/グールウィッチ:チャルダッシュ/フォーレ:夢のあとに
Op.7-1、5月Op.1-2/ルイギ:バラ色の人生/メンデルスゾーン:春の歌/
ノートン:ヤング・アット・ハート/ノレ:ココノート/ベンジャミン:
ジャマイカン・ルンバ/ベズウィック:フェアウェル・フォー・ア・フォッ
クス/ワッツ:秋のワルツ、うなぎの燻製のセレナーデ/クレパン:セリー
ヌ・マンダリン/マルシャク:ラ・プティット・キャナル/ウィルソン:
チャンプス・ヒル
ジェフリー・ウィルソン(サクソフォン)、ティム・ワッツ(ピアノ)
イタリア語で「シンプル」を意味する「センプリーチェ」。
今回「クラリネット」と「サクソフォン」の2タイトルが登場するこの「セン
プリーチェ」は、楽器の演奏を勉強中の初心者から中級者、管楽器の演奏に
はあまり馴染みが無いというリスナーのために生まれた画期的、そして要注目
の新シリーズ!
管楽器を練習するうえで欠かせない要素の1つに挙げられるのが「理想の音を
イメージすること」。この「センプリーチェ」には、クラリネット&サクソ
フォンのオリジナル作品だけでなく、大作曲家たちの小品からのアレンジな
どを数多く収録。
ゆったりとしたバラードからリズミカルなタンゴなど様々なスタイルの作品
をカバーしており、演奏をじっくりと聴きながらサウンド、テクニックの両
面を参考にすることができるという大きな魅力を備えたシリーズなのである。
「CC 0053」、「SC 4001」の両タイトルともエンハンスト仕様になっており、
特典としてPDFファイルで収録されている“楽譜”の存在も見逃せない!
「CC 0053」には「ワッツ:2つの夜想曲」、「SC 4001」には「ウィルソン:
チャンプス・ヒル」のパート譜、ピアノ伴奏譜が収録されており、『「セン
プリーチェ」を聴いて音をイメージ-楽器を練習-楽譜をプリントしてピアノ
伴奏付きの演奏に挑戦!』、など用途は自由自在!
クラリネットのヴィクトリア・ソームズ・サメクは、クラリネット・クラシッ
クスの主宰も務めているイギリスの凄腕アーティスト。ソリスト、室内楽奏者
としての経験も豊富でトリニティ・カレッジのクラリネット科教授としても
活躍中。
また、サクソフォンのジェフリー・ウィルソンは、クラシックはもちろんの
こと、ポップス、ジャズ、コンテンポラリーのシーンでも活躍するイギリス
有数のマルチ・プレーヤー。百戦錬磨の名手と呼ぶに相応しい実力者による
「センプリーチェ」。管楽器関係者要注目!
※「CC 0053」、「SC 4001」は、「クラリネット・クラシックス」、「チェロ
・クラシックス」、「ブラス・クラシックス」などのハイライトを収録した
サンプラー封入特別仕様(数量限定)でご提供させていただきます!なお、サン
プラー封入特別仕様はサンプラーが無くなり次第終了となります。お早めの
ご注文をお願いします!




<LIR Classics>
LIR 007 \1780
涙の聖母-17世紀イタリアの聖歌とカンタータ ――
ディンディア:Piange Madonna 、O del cielo d'amor
ガリアーノ:
E morto, il tuo Signore、Tu languisci e tu mori、Gioite, gioite
モンテヴェルディ: 聖母の嘆き
フレスコバルディ:
Dove, dove Signor、Oscure selve、Aria di passacaglia、Dopo si lungo
error、A pie della gran croce
サラチーニ:Tra le pompe di Morte、Aspra fu la ferita
カッチーニ:Vedro'l mio sol、 Fillide mia、Filli, mirando il cielo
カリッシミ:Ferma lascia ch’io parlo
ナンシー・ロング(メゾ・ソプラノ)、トラジコメディア
アーティストから提供された録音のCD化を行い、新人アーティストやアンサン
ブルの世界進出をサポートするイギリスのインディペンデント・レーベル
「LIR Classics」。
「LIR Classics」を通じて世界に発信されるさらに飛躍するであろうアーティ
スト、録音の機会に恵まれてこなかったアーティストたちのクォリティの高い
演奏にご期待下さい。
ハイペリオンからリリースされているシュトックハウゼンのシュティムンク
(CDA 66115)の録音にも参加しているアメリカのメゾ・ソプラノ歌手ナンシー
・ロングと、1987年にリュートのスティーヴン・スタッブス、ハープのアン
ドルー・ローレンス=キング、ヴィオラ・ダ・ガンバのエリン・ヘッドリー
の3人によって結成された「トラジコメディア」の初共演盤。
当時のヨーロッパの中でも特に隆盛を誇った17世紀イタリアの音楽という揺
るぎないコンセプトがアルバムの価値をさらに高めている。バロック・ファ
ン要チェック!1988年1月19日&20日の録音。

LIR 015 \1780
サムシング・ニュー-金管五重奏のための近現代作品集 ――
ヘスフォード:チャックス・ビッグ・リープス/ナイマン:マスク・アリア
/バック:ロンドと舞曲/マッケイブ:ホーク・イン・ウインター・ライト
/ワディントン:4つの小品
マルディ・ブラス
「5人の金管楽器奏者のための5人の作曲家による5つの作品」を収録した金管
五重奏のための新しい作品集。マイケル・ナイマンやジョン・マッケイブなど
大物作曲家の作品など、新たなレパートリーの発掘に役立つことも間違いなし。
マルディ・ブラスはロンドンの王立音楽院に在籍する学生たちによって1992年
に結成された金管五重奏団。脈々と続くイギリスの伝統を受け継ぐ若き奏者た
ちによるアンサンブルの実力はまさに一級品。2007年1月6日-9日の録音。




<Raumklang edition apollon>
RK ap 10107 \2300
フレンチ・アルバム ――
プーランク:アッシジの聖フランシスコの4つの小さな祈り
ロッシーニ:ほどほどの葬送歌、祈り
ミヨー:詩篇121番Op.72
プーランク:パドヴァの聖アントニオのラウダ
クラ:モンターニュの踊り
サン=サーンス:冬のセレナード
プーランク:美しい人がいるなら、カタコト木靴の踊り、酒飲み歌
サン=サーンス:サルタレッロ
アンサンブル・アマコード〔ヴォルフラム・ラットケ(テノール)、マルティ
ン・ラットケ(テノール)、ディートリヒ・バルト(テノール)、フランク・
オツィメク(バリトン)、ダニエル・クナウフト(バス)、ホルガー・クラ
ウゼ(バス)〕
J・S・バッハがカントール(音楽監督)を務めた由緒あるドイツのライプツィ
ヒ聖トーマス教会少年合唱団の元メンバーたちによって1992年秋に結成された
ア・カペラ・グループ、アンサンブル・アマコード。アンサンブル・アマコー
ドはドイツのフランクフルター・ルンドシャウ紙で「アマコードはヒリヤード
・アンサンブルに対するドイツの答えだ。」と激賞されるなど、声楽界に登場
した新たなワールドクラスのア・カペラ・グループとして各方面から絶大な評
価を博している。
来る11月に待望の初来日が予定されているアンサンブル・アマコードの最新盤
は、プーランク、ロッシーニ、サン=サーンス、ミヨー、そしてジャン・クラ
の作品を収録したフランスの合唱作品集。
プーランクの「アッシジの聖フランシスコの4つの小さな祈り」など日本でも
馴染みの深いフランスの名作で響くハーモニーと非凡な表現力は、間違いなく
世界屈指。
ドイツの精鋭6人の歌声が1つとなることによって生まれるアンサンブル・アマ
コードの極上のハーモニーが「ア・カペラ」の素晴らしさと楽しさ、そして深
い感動をもたらしてくれる。




<Passacaille>
Passacaille 942 \2300
J・S・バッハ:室内楽作品集 ――
トリオ・ソナタ ト長調BWV.1038/前奏曲ハ短調BWV.921/ロンドによる幻想曲
ハ短調BWV.918/フルートとチェンバロのためのソナタ ト短調BWV.1020/前奏
曲ト長調BWV.902/アダージョ ト長調BWV.968/ヴィオラ・ダ・ガンバとチェ
ンバロのためのソナタ第2番ニ長調BWV.1028/フルートとチェンバロのための
ソナタ ロ短調BWV.1030
ラ・ディヴィナ・アルモニア〔ロレンツォ・ギエルミ(チェンバロ&ピアノ
フォルテ)、ヤン・ドゥ・ヴィネ(バロック・フルート)、イサベッラ・ビ
ソン(ヴァイオリン)、ヴィットリオ・ギエルミ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)〕
イル・ジャルディーノ・アルモニコのメンバーとして活躍し、現在はミラノの
サン・シピリチアーノ教会のオルガニストやバーゼル・スコラカントルムのオ
ルガン科教授などの要職にあるイタリアの名匠ロレンツォ・ギエルミが主宰す
るバロック・アンサンブル「ラ・ディヴィナ・アルモニア」のバッハ・アルバ
ム!2005年に結成された「ラ・ディヴィナ・アルモニア」は、オルガンとピア
ノフォルテを担当するロレンツォ・ギエルミを筆頭に、ギエルミ兄弟の弟で兄
に勝るとも劣らぬ名声と実力を誇る世界的ガンバ奏者のヴィットリオ・ギエル
ミ、ベルギーのアンサンブル「イル・ガルデリーノ」の中核メンバーでもある
バロック・フルートのヤン・ドゥ・ヴィネ、カルミニョーラ門下でトン・コー
プマン指揮のEUバロック・オーケストラでも活躍したイタリアの俊英イサベッ
ラ・ビソンといった古楽界屈指のメンバーが顔を揃える超一級のアンサンブル
なのである。収録曲にはソロ、ソナタ、トリオ・ソナタなどアンサンブルの特
色を存分に活かすことのできる様々な編成の作品が選ばれており、「ラ・ディ
ヴィナ・アルモニア」の奏でるバッハは絶品と呼ぶに相応しい。また息遣いが
伝わってくるようなクリアな録音も秀逸。2007年1月の録音。

Passacaille 943 \2300
ソレル:チェンバロのためのソナタ集 ――
ソナタ変二長調/同変ニ長調R.88/同嬰へ長調R.85/同嬰へ長調R.90/
同ニ短調R.54/同ニ短調R.15/同ニ長調R.86/同ニ長調R.84/ファンダンゴ
ニコラウ・デ・フィゲイレド(チェンバロ)
来日公演やレコーディングによって日本でも特に古楽ファンの中でお馴染みの
存在となったブラジル生まれの鬼才ニコラウ・デ・フィゲイレド。レオンハル
トの下でチェンバロを学び、スコット・ロス最後の弟子でもあったフィゲイレ
ドがベルギーのレーベル「Passacaille」から新たに送り出すのは18世紀スペ
インの楽壇を代表するソレルの鍵盤作品集。
150曲にも及ぶ鍵盤楽器のためのソナタを作曲し、スカルラッティよりも自由
な形式と言われるソレルの鍵盤作品は、躍動するリズムとテンポが特に魅力的。
追尾を飾る「ファンダンゴ」で解放されるフィゲイレドの熱きパッションに脱
帽!

Passacaille 945 \2300
ハンス・ノイジードラ-新しく整理された芸術的なリュート曲集(1536) ――
ノイジードラ:
とても上手なオルガン奏者の前奏曲、イタリア舞曲、
Ein sehr kunstreicher Preambel oder Fantasey、プレアンベル、美しき女、
イタリア舞曲パッサメッツォ
イザーク:ベネディクトゥス、ラモーラ
ラピシーダ:タンネルナック
ホフハイマー:Mein einigs A、Ach lieb mit leid
センフル:愛しのエルスライン
ヒセリン:アルフォンシーナ
ラ・リュー:Mein hertz alzeyt hat gross verlangen
オブレヒト:Andernacken up dem Rhin
ジョスカン:さようなら、いとしい女よ
バート・ローゼ(リュート)
ブラティスラヴァで生まれニュルンベルクで没した16世紀ドイツの作曲家、
リュート奏者のハンス・ノイジードラ(1508/1509-1563)。ここでは1536年に
ニュルンベルクで出版されたノイジードラの「新しく整理された芸術的なリュ
ート曲集」に収められた作品を中心として、16世紀前半のドイツで演奏された
リュートのための作品を取り上げることにより1つのアルバムを創り上げてい
る。バート・ローゼは、1962年オステンド生まれのベルギー人リュート奏者。
リュート、ビウエラ、バロック・ギターを弾きこなすローゼは、ソリスト、
指導者としての活動だけでなくアンサンブル・パンドラの音楽副監督やクレ
ンデ、テレマン・コンソートとの共演でソリストを務めている。





<Musique a la Chabotterie>
MC 003 2枚組 \2300
ジャン=フェリ・ルベル(1666-1747):音楽悲劇《ウリッセ》
ギュメット・ロランス(メゾ・ソプラノ)、
ステファニー・レヴィダ(ソプラノ)、ベルトラン・チュベレ(バリトン)、
セリーヌ・リッチ(ソプラノ)、ウジェニー・ヴァルニエ(ソプラノ)、
ヴァンサン・リエーヴル=ピカール(アルト)、
トーマス・ファン・エッセン(バリトン)、ベルナール・デレトレ(バス)、
ユーゴ・レーヌ(指揮)、
ラ・サンフォニー・デュ・マレ、ラ・クール・デュ・マレ
ラモーのオペラ「オシリスの誕生、またはパミリーの祭り」が古楽ファンの間
で大きな話題となったリコーダーの名手ユーゴ・レーヌ率いるピリオド・オー
ケストラ「ラ・サンフォニー・デュ・マレ」。
ラモーに続く新たなリリースは、「四大元素」の作曲者としてその名を知られ
るフランス・バロックの音楽家ジャン=フェリ・ルベルの音楽悲劇「ウリッセ」
の全曲録音!
リュリを師と仰ぐルベルの創作時期は大きく3つに分類されており、このギリ
シャ神話の「ウリッセ」を題材とした5幕のオペラは初期の1703年に作曲され
ている。オーケストラのパフォーマンスはもちろんのこと、ソプラノのギュ
メット・ロランスを筆頭にソリストも実力者揃い。ルベルの「ウリッセ」の全
曲を知るまたとない機会になることだろう。
2007年7月9日-10日の録音。

MC 004 \2300
ヘンデル:リコーダーのための6つの協奏曲 ――
協奏曲ト長調(Op.3-3,HWV.314)/協奏曲変ロ長調(Op.4-6,HWV.294)/協奏曲
ヘ長調(Op.4-5,HWV.293)/協奏曲ト短調(Op.4-3,HWV.291)/4声の協奏曲ニ
短調/4声の協奏曲変ロ長調/アンダンテ・アレグロ/タンブーノ・アルチー
ナ/水上の音楽より メヌエット
ユーゴ・レーヌ(リコーダー&指揮)、
ラ・サンフォニー・デュ・マレ
パリ・バロック・アンサンブルやレザール・フロリサンでの活躍、ソリストと
しての幅広い演奏活動によって当代屈指のリコーダー奏者としての地位を確立
したフランスの名手ユーゴ・レーヌ。
指揮者としても自らが創設したラ・サンフォニー・デュ・マレはもちろんのこ
とボルドー・アキテーヌ管などの指揮台に登壇するなど、指揮活動にも並々な
らぬ意欲を注いでいる。
レーヌがソリスト、指揮者という1人2役を見事にこなしているこのヘンデルの
作品集には6曲の協奏曲を収録。合奏協奏曲、オルガン協奏曲からアレンジさ
れたものから、ドイツのロストック大学のライブラリーから発見された未出版
の作品まで多岐に渡っており、レーヌの豊かなアイディアが反映された興味深
いプログラムとなっている。
バロック音楽ファン、リコーダー・ファン、要チェック!2006年9月の録音。




<Audiomax>
●ドイツのレーベル『Audiomax』の取り扱いを開始します
名門デトモルト音楽大学で知られるドイツ北東部の都市デトモルトのレーベル、
「Audiomax(オーディオマックス)」の取り扱いを開始します。ドイツのレーベ
ルらしい堅実な作りと上質なサウンドが特徴のオーディオマックスにご期待下
さい。

705 0459-2 \2300
ムファット:調和の捧げもの(1682) ――
ソナタ第1番ニ長調/第2番ト短調/第3番イ長調/第4番ホ短調/第5番ト長調
アンドルー・マンゼ(リーダー&ヴァイオリン)、
ラ・ストラヴァガンツァ・ケルン
バロック・ヴァイオリンの巨星アンドルー・マンゼをリーダーをとして1988年
に結成されたケルンのピリオド・オーケストラ、「ラ・ストラヴァガンツァ・
ケルン」の録音が登場!
ラ・ストラヴァガンツァ・ケルンが1992年にオーディオマックス・レーベルに
録音を行った「調和の捧げもの」は、初期の合奏協奏曲の様式を持ったムファ
ットの代表作の1つとして知られている。
流れるような穏やかな旋律、厚みのある豊かなハーモニー、旋律を際立たせる
通奏低音など、ラ・ストラヴァガンツァ・ケルンのムファットはどれをとって
も一級品。1992年7月20日-22日の録音。

706 1151-2 \2300
トランペットとオルガンのためのバロック音楽 ――
ムーレ:ファンファーレ・シンフォニー
ヘントのルイエ:ソナタ 二短調
クレプス:Es ist gewislich an der Zeit
C・P・E・バッハ:オルガン前奏曲ニ長調Wq.70-7
A・スカルラッティ:シンフォニア ニ長調
ヴィヴァーニ:ソナタ第1番
ヘンデル:シバの女王の入場
パーセル:組曲ニ長調
J・S・バッハ:
コラール《われを憐れみたまえ、主なる神よ》BWV.721、主よ人の望みの喜びよ
テレマン:協奏曲
クラーク:組曲
ヨアヒム・プリケット(トランペット&コルネット)、
アルヴィド・ガスト(オルガン)
インゴ・メッツマッヒャーが音楽監督に就任したベルリン・ドイツ交響楽団の
首席トランペット奏者ヨアヒム・プリケットと、メンデルスゾーン音大やリュ
ーベック音大で教鞭を執る名教授アルヴィド・ガストのデュオによるバロック
音楽集。
ブランデンブルク大聖堂を舞台として、バッハやヘンデル、パーセル、テレマ
ンなどの定番レパートリーが輝かしいサウンドに乗って荘厳に響く。ちなみに
プリケットは、ピッコロ・トランペット&コルネットはタイン製、C管トラン
ペットはバック製の楽器を使用している。2002年4月17日-19日の録音。

707 1148-2 \2300
マリンバ・ファースト ――
ゴメス:メキシコの風景
ジヴコヴィッチ:愛の歌?
ゴメス&ライフ:雨の歌
ホウリフ:ザット・グッド・オーレ・カントリー・ワルツ
ラング:マリンバのための新しい小品
シンスタイン:ラヴリー・レディ
ハッチ:エチュード1955
シュナイダー:ザイロ・モーメンツ
ホウリフ:クロマティック・ケイパー
ジヴコヴィッチ:孤独者の音楽
ハッチ:ヒップポロリポップスの踊り
ホウリフ:キャメル
デランシー:ローズウッド・ブルース
シンスタイン:カンガルー・ジャンプ/他 全37曲
コルネリア・モンスケ(マリンバ)
この「マリンバ・ファースト」は、EU青少年音楽コンクール(EMCY)とコルネリ
ア・モンスケとのタイアップによって製作されたマリンバのための易しい作品
を集めたアルバム。
初級者から中級者向けの小品がギッシリと収録されており、マリンバを始めた
ばかりのプレーヤーのお手本としてだけでなく講師の手助けをする教材として
も存分に活用できる内容となっている。またエクセル・ファイルで収録されて
いるマリンバの作品リストも選曲に一役買うこと間違いなし!
2002年10月18日-20日の録音。

944 1371-6(SACD-Hybrid) \2850
ディアベリ変奏曲 ――
ディアベリ:主題
ツェルニー:ディアベリ変奏曲
フンメル:ディアベリ変奏曲
カルクブレンナー:ディアベリ変奏曲
リスト:ディアベリ変奏曲
モシュレス:ディアベリ変奏曲
ゼヒター:ディアベリ変奏曲
ベートーヴェン:ディアベリ変奏曲
ピクシス:ディアベリ変奏曲
ルドルフ:ディアベリ変奏曲
トマシェク:ディアベリ変奏曲
シューベルト:ディアベリ変奏曲
ヴォルジーシェク:ディアベリ変奏曲
ツェルニー:コーダ
ヤン・ミヒエルス(ピアノ)
ヤン・ミヒエルスは、ブリュッセル王立音楽院で研鑽を積み1991年エリザーベ
ト王妃国際音楽コンクールでの入賞実績を持つベルギーのピアニスト。
ミヒエルスは母国ベルギーのレーベル、「Eufoda」に多くの録音を行っており、
その堅実な演奏が根強い人気を誇っている。このベートーヴェンを中心とした
「ディアベリ変奏曲」では1901年製のスタインウェイ・モデルDを使用してい
る。2006年1月23日-25日の録音。




<Solo Musica>
SM 119 \2300
劇的な歌 ――
ヴァスクス:ピアノ四重奏曲
ブラームス:ピアノ四重奏曲ハ短調Op.60
アンサンブル・ラロ〔ダイアナ・ケトラー(ピアノ)、
アレクサンドル・シトコヴェツキー(ヴァイオリン)、
ラズヴァン・ポポヴィッチ(ヴィオラ)、
ベルンハルト・直樹・へーデンボルク(チェロ)〕
去る2008年7月15日から19日にかけて神戸国際芸術祭への出演のために来日し
ていた「アンサンブル・ラロ」は、ロンドンの王立音楽で教授の任にある女流
ピアニスト、ダイアナ・ケトラーや、ロンドン・フィルとの共演を果たしたア
レクサンドル・シトコヴェツキーなどこれからの音楽シーンを担うであろう
4人のアーティストたちによって結成されたピアノ四重奏団。
アンサンブル・ラロの名前はシューマンの「ダヴィッド同盟」に登場するラロ
博士をその名の由来としており、ヨーロッパの伝統と革新的なプログラムの融
合をテーマとするアンサンブルの方向性と見事にリンクする。ヴァスクスとブ
ラームスの対比という独創的なプログラミングはアンサンブル・ラロ、そして
ソロ・ムジカならではのクォリティと言える。




<BNL>
BNL 112953 \2300
ギリシャの神話と空想 ――
アルカン:縛られたプロメテウス、イソップの饗宴
サティ:3つのジムノペディ
セヴラック:水の妖精と不謹慎な牧神
ドビュッシー:デルフィの舞姫、喜びの島
ルーセル:ミューズたちのもてなし
フローラン・シュミット:牧神は月光を浴びた麦畑の中に横たわる
デュカス:牧神の遥かな嘆き
レダ・マソウラ(ピアノ)
アルカンやフローラン・シュミットなど19世紀-20世紀フランスの作曲家によ
る「ギリシャ」に関連性を持つ作品を集めたユニークなピアノ・アルバム。
冒頭からうごめく低音が迫り来るアルカンの「縛られたプロメテウス」、古
代ギリシャの祭典が由来の「ジムノペディ」、なかなか耳にする機会に恵ま
れないセヴラックやフローラン・シュミットの珍しいピアノ作品など、優れ
た選曲眼が光るアルバムのコンセプトはお見事!
レダ・マソウラは、首都アテネを中心に活動するギリシャの女流ピアニスト。
アテネ国立管弦楽団、ラヴェル・アカデミー・オーケストラ、バイヨンヌ管
弦楽団などからソリストとして招聘されるなど、ギリシャ内外からそのピア
ノに注目が集まっている。





<Syrius>
SYR 141416 2枚組 \4600
クープラン:教区のためのミサ曲/修道院のためのミサ曲
ピエール・バルドン(オルガン)、アンサンブル・ヴォクス・カントリス
クープランが1685年から1723年にかけてオルガニストを務めたパリのサン・
ジェルヴェ教会のために作曲され、1690年に出版されたクープランの珍しい
オルガン・ミサ曲2作品を収録。
フランスのベテラン・オルガニスト、ピエール・バルドンが演奏しているの
は、マグダラのマリアの聖遺物が眠るとされるサン・マキシマン大聖堂の壮
大な歴史的オルガン。オルガンから響くクープランの音楽はまるで神々しい
光のよう。





<Attacca>
ATTACCA 28113&28114 2枚組 \4600
ヤン・ロークス・ファン・ローセンダール(1960-2005):
タラ/イラマ/ウィンドウズ/ステイティック・モーション/スペース・オ
ヴ・タイム/エコー/フェイステン/詩篇139番/ビーティチュード
エド・デ・ワールト(指揮)、
オランダ放送フィルハーモニック管弦楽団、
エド・スパニャールト(指揮)、
ニュー・アンサンブル、
ラインベルト・デ・レーウ(指揮)、
アーネム・フィルハーモニック管弦楽団、
ウーヴェ・グロノスタイ(指揮)、スティーヴン・レイトン(指揮)、
オランダ室内合唱団、他
オランダのコンテンポラリー・ミュージックの世界において、アンドリーセン
の次の世代を担う存在として期待を受けながらも2005年に44歳で亡くなったヤ
ン・ロークス・ファン・ローセンダールの作品集。デ・ワールト&オランダ放
送フィルによる「タラ」、オランダ室内合唱団の演奏でグロノスタイの指揮に
よる「詩篇139番」、レイトンの指揮による「ビーティチュード」など、世界
の第一線で活躍するアーティストたちによる演奏がローゼンダールの大きな
存在感を証明している。1984年-2002年の録音。

ATTACCA 27111&27112(CD+DVD-Video-PAL) \4600
エレクトラ-エイブル・トゥ・ビー ――
CD
デイヴィッド・ドラム:バトン・ルージュ・マサカー、
ルイ・アンドリーセン:ニュー・マス、
JacobTV:エイブル・トゥ・ビー、
ロン・フォード:シーズ・オヴ・パラダイス、
コリー・ファン・ビンスバーゲン:フィフス・エレメント、
ドナシャ・デネヒー:ウェザーリング
DVD
ピオトル・スフラーフェサンデ:ミート・エレクトラ、
ルイ・アンドリーセン:ショッピング・リスト・オヴ・ポイゾナー、
ロン・フォード:シーズ・オヴ・パラダイス、
ドナシャ・デネヒー:ウェザーリング、
ミヒィエル・ファン・ダイク:ヴィネックス・プロダクションズ
エレクトラ
オランダのアンサンブル「エレクトラ」は、ヴァイオリンと打楽器、ヴォーカ
ル、リコーダーという4つの異なる楽器、4つの異なる国籍の女流アーティスト
たちによって1999年に結成された近現代音楽のスペシャリスト集団。
シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭やベルゲン国際音楽祭にも招待され、
オランダ現代音楽の巨匠ルイ・アンドリーセンからも一目置かれている才色兼
備のスーパーウーマンたちである。DVD-Video(PAL方式)にはエレクトラの演奏
の模様が収録されており、その独特なスタイルから音楽が生み出される道筋を
視覚で捉えることができる。

<col legno>
WWE 60011 \2250
ベートーヴェン:荘厳ミサ曲 ニ長調 Op.123
グスタフ・クーン(指)
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団
チロル・フェスティヴァル合唱協会
イングリット・カイザーフェルト(Sp) ヘルミーネ・ハーゼルベック(At)
ヴォルフラム・ヴィテキント(Tn) リャン・リー(Bs) 
ステファノ・フェラーリオ(Vnソロ)
(2008年10月10-16日 イタリア ボルツァーノ、
ハイドン・オーディトリアム録音)
2005-2006年の交響曲全曲演奏、2007年5月、9月のピアノ協奏曲に続き、遂に
グスタフ・クーンによるベートーヴェン晩年の最高峰「荘厳ミサ曲」の登場
です。




<audite>
=ドイチュラントラジオ・クルトゥーア=
AU 95589 \2280
モノラル
(1)チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調Op.36
(2)サン=サーンス:ピアノ協奏曲第4番ハ短調Op.44
(2)ロベール・カサドシュ(P)
ユージン・オーマンディ(指)RIAS交響楽団
録音:(1)1954年9月6日ベルリン高等音楽院(現ベルリン芸術大学)大ホール
(ライヴ) (2)1952年9月24日ベルリン、ティタニア・パラスト(ライヴ)
ともに1899年に生まれで、おもに渡米後のキャリアで名を残すオーマンディと
カサドシュ。ベルリンRIAS収録によるドイチュラントラジオ・クルトゥーアの
正規音源からの復刻で、すべて完全初出となるライヴがauditeより登場します。
フランス生まれの名手カサドシュにとってサン=サーンスの第4番はきわめつ
けの一曲。このことは録音歴が如実に物語っており、1939年のライヴ(モン
トゥー)に始まり1968年のライヴ(ムーティ)まで、さらに、この間1946年(ロ
ジンスキ)と1961年(バーンスタイン)のスタジオ録音を加えると、これまでに
トータル4種の録音が存在します。なかでもスタジオ盤はいずれもこの曲の代
表盤に挙げられる内容ですが、さて、5種目の当ライヴ。カサドシュはコン
ディションも万全で要求される超絶技巧をほとんど完璧にクリア、しかもオ
ケとの対話への気配りも忘れず、全曲を通じてかれのシックでスタイリッシュ
なスタイルがくっきり浮かび上がるという驚異的な名演。なお、オーマンディ
ではほかにアントルモン(1961年)との録音もありますが、これは特別。
オーマンディ6種目となるチャイコフスキーの第4番は、1953年のフィラ管と
1955年のケルン放送響ライヴとのあいだに位置するもので、オケがRIAS響と
いう異色の顔合わせ。わずか6歳でフランツ・リスト音楽院のヴァイオリン科
の学生として入学を許され、ヴァイオリニストとしてデビューした経歴をも
つオーマンディだからこそ、‘フィラデルフィア・サウンド’のベースとい
える弦のゴージャスな鳴りっぷりが、オケを見紛うほどに聞かれるのもユニ
ークなところ。‘クセのない’演奏はかえって楽曲の魅力をストレートに伝
え、いかにもこの名匠の真の偉大さを示しています。




<Polskie Radio>
PRCD 891/2 2枚組 \2700
(1)モーツァルト:交響曲第35番ニ長調K.385「ハフナー」
(2)同:同第40番ト短調 K.550
(3)同:同第41番ハ長調 K.551「ジュピター」
(4)ダンコフスキ:交響曲ニ長調
(5)ミルヴィド(クレンツ編):オーボエと管弦楽のための協奏交響曲
(6)ドブジンスキ:交響曲第1番変ロ長調 Op.11
ヤン・クレンツ(指)ポーランド放送響、マリウシュ・ペンジャウェク(Ob)(5)
録音:2003-2005年
ポーランドの巨匠指揮者ヤン・クレンツの新録音集。大きな音楽作りながら贅
肉のない響き、正統的ながら大胆な解釈と、マニア心をくすぐる演奏を聴かせ
てくれます。モーツァルトが絶品です。

PRCD 181/2 2枚組 \2700
MONO
(1)ルトスワフスキ:ブコリキ/3つの易しい小品/舞踏前奏曲
(2)同:ロンサールのソネットへの付帯音楽
(3)同:春-4つの子供の歌より
(4)同:交響曲第1番
(5)ハイドン:交響曲第92番ト長調「オックスフォード」-第1楽章
(6)ルトスワフスキのインタビュー(ポーランド語):
1.「懺悔・反省・展望」、2.「社会主義リアリズム時代」、
3.「作曲家の仕事」
ヴィトルド・ルトスワフスキ(Pf(1))、(Cem(2))、
ルドヴィク・クルキェーヴィチ(Cl)
ルトスワフスキ(指)
ヤニーナ・ゴドレフスカ(Ms)、ポーランド放送室内Cho(3)、
ポーランド放送響
20世紀最大の作曲家のひとりヴィトルド・ルトスワフスキ(1913-94)。彼は作
曲家としてだけでなく、ピアニスト、指揮者としてもひとかどの技量を持って
いました。ここではポーランド放送のアーカイヴから、演奏家ルトスワフスキ
の貴重な音源をCD化。お宝はハイドンのオックスフォード交響曲の第1楽章。
ルトスワフスキが振っているのかと思うとありがたさひとしおです。また、
ラジオのための音楽「ロンサールのソネットへの付帯音楽」という作品表に
も載っていない珍品では、チェンバロ演奏まで披露しています。さらに肉声
(ポーランド語)まで入っているというマニア心をくすぐるアイテムです。

PRCD 184/5 2枚組 \2700
MONO
フィテルベルクの芸術
(1)モニューシコ:演奏会用序曲「おとぎ話」【1952年録音】
(2)ノスコフスキ:交響詩「ステップ地帯」【1952年録音】
(3)フィテルベルク:交響詩「鷹の歌」【1949年ライヴ録音】
(4)カルウォーヴィチ(フィテルベルク補筆):
交響詩「仮面舞踏会のエピソード」【1951年ライヴ録音】
(5)ルトスワフスキ:小組曲【1951年ライヴ録音】
(6)シマノフスキ:交響曲第2番変ロ長調 Op.19【1951年ライヴ録音】
(7)同:ヴァイオリン協奏曲第1番 Op.35【1951年録音】
(8)同:バレエ音楽「ハルナシエ」より4つの断章【1952年録音】
(9)同:
歌劇「ロジェ王」よりロクサーナの歌(フィテルベルク編)【1952年録音】
(10)同:タランテラ Op.28(フィテルベルク編)【1953年ライヴ録音】
グジェゴシュ・フィテルベルク(指)
ポーランド国立放送響、エウゲニア・ウミンスカ(Vn)(7)
シマノフスキらと一緒にポーランド音楽の近代化を推し進めたグジェゴシュ・
フィテルベルク(1879-1953)。名指揮者としてシマノフスキの管弦楽曲の大半
を初演したほか、ワルシャワ・フィルやモスクワのボリショイ劇場で働き、
ポーランド放送響を結成するなど、ポーランド音楽史に多大な貢献をしまし
た。フィテルベルクの指揮ぶりは、いくぶん強引で乱暴ながら豪快かつ作り
が大きく、ネチョ--とした濃厚なポルタメントと音楽を自在にうねらせる点
など、同時代のロシアの怪人指揮者ゴロワーノフを彷彿させるものがありま
す。ゴロワーノフ・ファンなら興奮すること間違いなしの演奏です。

PRCD 065/6 2枚組 \2700
MONO
STEREO
(1)ハイドン:チェロ協奏曲ニ長調(1964年録音)
(2)ブラームス:交響曲第1番ハ短調 Op.68(1957年録音)
(3)シマノフスキ:バレエ音楽「マンドラゴーラ」Op.43(1954年録音)
(4)ヘンリク・チシ:民謡主題による交響変奏曲(1987年ステレオ録音)
(5)同:ピアノ協奏曲(1990年ステレオ録音)
(6)同:弦楽セレナード(1989年ステレオ録音)
ヘンリク・チシ(指)
ポーランド国立放送響(1)(2)(3)、クラクフ・ポーランド放送響(4)、
ポーランド放送響(5)(6)、ダニール・シャフラン(Vc)(1)、
ヤン・ザクジェフスキ(Pf)(5)
ポーランドの名指揮者ヘンリク・チシ(1923-2003)の貴重な録音を集めたアル
バム。ハイドンのチェロ協奏曲はロシアの名手シャフランの独奏というのも
魅力的。注目は自作。チシは作曲家としても優れていますが、作品を聴く機
会はほとんどありませんでした。作風はルトスワフスキ的なものから、ピア
ノ協奏曲の緩徐楽章「エルヴィーラのために」はまるでリチャード・クレイ
ダーマン、弦楽セレナードはヴィクター・ヤングの映画音楽のような世界ま
で幅広く、非常に楽しめます。

PRCD 141/2 2枚組 \2700
パデレフスキ:
(1)ピアノ協奏曲イ短調 Op.17
(2)ポーランド幻想曲 Op.19
(3)交響曲ロ短調「ポローニア」Op.24
イアン・ホブソン(Pf)
イエジー・マクシミウク(指)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
20世紀初頭を代表するピアニストにして、1919年に独立したポーランドの初
代首相を務めた政治家でもあるパデレフスキ。彼の大規模な作曲3篇を集めた
アルバム。交響曲「ポローニア」は演奏時間67分に及ぶ大作。無二の愛国者
だったパデレフスキが祖国の歴史と未来への希望を描いていて、非常なボル
テージの高さに驚かされます。またパデレフスキの代表作として録音も多い
ピアノ協奏曲も民族的色彩が個性的。マクシミウク指揮のシンフォニア・
ヴァルソヴィアが重苦しさの全くない新世代の祖国愛を示しています。

PRCD 147/8 2枚組 \2700
(1)J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番BWV1048(1978年録音)
(2)ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調 Op.60(1988年録音)
(3)キラール:交響詩「コシチェレツ1909年」(1978年録音)
(4)マクシミウク:アルボル・ヴィタエ(2002年録音)
(5)同:田園風間奏曲(1988年録音)
(6)パデレフスキ(マクシミウク編):夜想曲変ロ長調 Op.16の4(2001年録音)
イエジー・マクシミウク(指)
ポーランド室内管(1)(5)、シンフォニア・ヴァルソヴィア(2)、
ポーランド国立放送響(3)、
カンティカ・カンタムスCho(4)、ビアウィストク・フィル(4)、
ポーランド放送響(6)
指揮者として日本でもおなじみのイエジー・マクシミウク。彼は非常に多才
で、指揮ぶりも才気煥発ながら、実力ほどには評価されているとは言いがた
い状況です。しかし、このアルバムを聴けば彼の推進力とリズム感、統率力
の凄さを再認識させてくれます。今後の巨匠候補と申せましょう。

PRCD 777/8 2枚組 \2700
ユゼフ・ゼイドレル(1744-1806):
(1)来たれ創造主の聖霊よ(1790)
(2)処女マリアの連祷(1789)
(3)田園ミサ(1896)
(4)スターバト・マーテル(1790)
アンナ・ミコワイチュク=ニェヴィエジャウ(Sop)、ピオトル・オレフ(A)、
アレクサンデル・クーナフ(Tem)、マレク・ピチ(Bs)、
コンチェルト・ポラッコ、
アダム・ミツキェーヴィチ大学合唱団、アンサンブル・リコルダンツァ、
マレク・トポロフスキ(指)
ユゼフ・ゼイドレル(1744-1806)はポーランド古典派の宗教音楽作曲家。
2006年まで200年間、完全に忘れられた存在となっていました。その生涯も全
く不明ですが、モーツァルトを思わす清明さとオラトリオ的な構築感に満ち
た、まさに隠れた傑作ばかりです。純な祈りに満ちた合唱が感動的です。

PRCD 1104/5 2枚組 \2700
グレツキ:無伴奏合唱曲集
(1)私のヴィスワ Op.46(民謡編曲) (2)とうとうたる流れ Op.39(全5曲) 
(3)5つのクルピエ地方の歌 Op.75 (4)来たれ聖霊よ Op.61 
(5)すべてあなたのもの Op.60 (6)マリアの歌 Op.54 
(7)カティンの犠牲者の家族の歌 Op.81 (8)アーメン Op.35
ヴォジミェシュ・シェドリク(指)
クラクフ・ポーランド放送合唱団
かつての大ブームがうそのように、今日では名前を出す人もすくなくなって
しまったグレツキ。彼の作品のなかでも質・量的に重要な無伴奏合唱曲を集
めたアルバムの登場です。民謡の編曲と宗教作品が主で、かの交響曲第3番と
共通する静かで浄化された癒しの世界が広がります。

PRCD 076/8 2枚組 \2700
ウルシュラ・マズレク(ハープ)の芸術
(1)ドビュッシー:神聖な舞曲と世俗的な舞曲 
(2)同:フルート、ヴィオラ、ハープのためのソナタ 
(3)ハイドン(サルセード編):主題と変奏曲 
(4)作者不詳:2つのポーランド舞曲 
(5)ヤクブ・ポラク:クーラント 
(6)ドゥーゴライ:ヴィラネッラ、ファンタジア、フィナーレ 
(7)ベートーヴェン:スイスの歌による変奏曲 WoO64 
(8)デュセック:ソナチネ 変ホ長調 
(9)イベール:間奏曲-フルートとハープのための 
(10)ラヴェル:序奏とアレグロ 
(11)パヌフニク:協奏交響曲-フルート、ハープ、弦楽のための 
(12)ルトスワフスキ:フルートとハープのための3つの断章 
(13)ボグスワフ・シェッフェル:4つの小品 
(14)プタシンスカ:陣取り遊び 
(15)シャロネク:3つのスケッチ 
(16)ボグスワフスキ:即興曲-フルート、ヴィオラ、ハープのための 
(17)マウェツキ:古い様式による協奏曲
ウルシュラ・マズレク(Hp)
ルチアン・ラプルス(指)クラクフ・ポーランド放送響(1)(10)、
バルバラ・シヴョンテク(Fl)(2)(9)(12)(16)、
ヴォジミェシュ・トマシェフスキ(Va)(2)(16)、
イェジィ・カトレーヴィチ(指)カトヴィツェ・ポーランド放送響(11)、
ミェチスワフ・ノヴァコフスキ(指)ワルシャワ・ポーランド放送響(17)
1937年生まれのポーランドのベテラン・ハープ奏者ウルシュラ・マズレクの
芸術をまとめました。ドビュッシーやラヴェルの名作での貫禄あふれる演奏
もさることながら、パヌフニク、プタシンスカ、シャロネクら母国の同時代
の作曲家の作品の解釈は他の追随を許しません。まさに女王の風格と申せま
しょう。

PRCD 1003/4 2枚組 \2700
電子声のデュエット
ドゥフノフスキ:
モナーダ2/モナーダ3/だらしない草/シンボルスカの詩による即興
ズベル:話/パルランド
アガタ・ズベル(Vo)、チェザーリ・ドゥフノフスキ(Pf, コンピューター)
ポーランド人は世界で最も流行に敏感な民族といわれ、かつて共産圏ながら
前衛音楽の最先端を行っていました。当然電子音楽も盛んで、ポーランド放
送の実験スタジオは50年の歴史を持っています。このアルバムでは若い音楽
家ドゥフノフスキとズベルが限りなくポップスに近い実験音楽を繰り広げて
います。



<DYNAMIC>
CDS 552(24CD+1CD-ROM) \10800
ベッリーニ:オペラ全集
「アデルソンとサルヴィーニ」
ブラッドリー・ウィリアムズ(サルヴィーニ)
アリシア・ナフェ(ネリー)
ファヴィオ・プレヴィアーティ(アデルソン卿)
アウリオ・トミチク(ボニファーチョ)
ルチア・リッツィ(ファニー)
アンドレア・リカータ(指)
カターニャ・ベッリーニ・マッシモ劇場管弦楽団,合唱団
録音:1992年9月21-27日,カターニャ(ライヴ)
「ビアンカとフェルナンド」
ユン・オク・シン(S ビアンカ)
グレゴリー・クンデ(T フェルナンド)
アウリオ・トミチク(Bs カルロ)
ハイジン・フー(Br フィリッポ)

アンドレア・リカータ(指)
カターニャ・ベッリーニ・マッシモ劇場管弦楽団,合唱団
録音:1992年9月26日-10月6日,カターニャ(ライヴ)
「海賊」
ルチア・アリベルティ(S イモージェネ)
スチュアート・ネイル(T グアルティエーロ)
ロベルト・フロンターリ(Br エルネスト)
ホセ・グアダルペ・レイエス(T イトゥルボ)
ケリー・アンダーソン(Bs 隠者)
マルチェッロ・ヴィオッティ(指)
ベルリン・ドイツオペラ管弦楽団,合唱団
録音:1994年7月,ベルリン
「異国の女」
レナータ・スコット(S アライデ)
エレナ・ツィーリオ(イゾレッタ)
エンリーコ・カンピ(モントリーノ)
レナート・チョーニ(アルトゥーロ)
ドメニコ・トリマルキ(ヴァルデブルゴ)
ニーノ・サンツォーニョ(指)
カターニャ・ベッリーニ・マッシモ劇場管弦楽団,合唱団
録音:1968年12月10日,カターニャ(ライヴ)
「ザイラ」
カーティア・リッチャレッリ(S ザイラ)
シモーネ・アライモ(オロスマーネ)
ラモン・ヴァルガス(コラスミーノ)
アレクサンドラ・パパジャコウ(ネレスターノ)
ルイージ・ローニ(ルジニャーノ)
パオロ・オルミ(指)
カターニャ・ベッリーニ・マッシモ劇場管弦楽団,合唱団
録音:1990年9月,カターニャ(ライヴ)
「カプレーティとモンテッキ」(1830年ミラノ版)
パトリツィア・チョーフィ(S ジュリエッタ)
クララ・ポリート(S ロメオ)
ダニロ・フォルマッジャ(T テバルド)
フェデリーコ・サッキ(Br カペッリオ)
ニコラ・アモーディオ(Bs ロレンツォ)
ルチアーノ・アコチェッラ(指)
イタリア国際管弦楽団,ブラティスラヴァ室内合唱団
録音:2005年8月,マルティーナ・フランカ(ライヴ)
「夢遊病の女」
パトリツィア・チョーフィ(S アミーナ)
ジュゼッペ・モリーノ(T エルヴィーノ)
ジョヴァンニ・フルラネット(Bs ロドルフォ伯爵)
マリア・コスタンツァ・ノチェンティーニ(S リーザ)

ジュリアーノ・カレッラ(指)
イタリア国際管弦楽団,ブラティスラヴァ室内合唱団
録音:1994年7月,マルティーナ・フランカ(ライヴ)
「ノルマ」
ディミトラ・テオドッシュウ(S ノルマ)
ダニエラ・バルチェッローナ(Ms アダルジーザ)
カルロ・ヴェントレ(T ポリオーネ)
シモン・オルフィラ(Bs オロヴェーゾ)
ロベルタ・ミンヌッチ(Ms クロティルデ)
ジャンカルロ・パヴァン(T フラーヴィオ)
パオロ・アッリヴァベーニ(指)マルケ地方財団管弦楽団,
マルケ“ヴィンチェンツォ・ベッリーニ”合唱団
録音:2007年8月、マチェラータ(ライヴ)
「ベアトリーチェ・ディ・テンダ」
ルチア・アリベルティ(S ベアトリーチェ・ディ・テンダ)
パオロ・ガヴァネッリ(Br フィリッポ・マリア・ヴィスコンティ)
カミッレ・カパッソ(Ms アニェーゼ)
マーティン・トンプソン(T オロンベッロ)
ファビオ・ルイージ(指)
ベルリン・ドイツオペラ管弦楽団,合唱団
録音:1992年6月,ベルリン
「清教徒」
マリエッラ・デヴィーア(エルヴィーラ)
ウィリアム・マテウッツィ(アルトゥーロ)
クリストファー・ロバートソン(Br リッカルド・フォード卿)
パオロ・ワシントン(Bs ジョルジョ卿)

リチャード・ボニング(指)
カターニャ・ベッリーニ・マッシモ劇場管弦楽団,合唱団
録音: 1989年9月24-30日,カターニャ(ライヴ)
「夢遊病の女」
マリア・カラス(S アミーナ)
チェーザレ・ヴァレッティ(T エルヴィーノ)
ジュゼッペ・モデスティ(Bs ロドルフォ伯爵)
エウジェーニア・ラッティ(S リーザ)
レナード・バーンスタイン(指)
ミラノ・スカラ座管弦楽団,合唱団
録音:1955年3月5日,ミラノ(ライヴ,モノラル)
「ノルマ」
モンセラ・カバリエ(S ノルマ)
ロブレート・メロッラ(T ポリオーネ)
フィオレンツァ・コッソット(Ms アダルジーザ)
イーヴォ・ヴィンコ(Bs オロヴェーゾ)
ジョルジュ・プレートル(指)RAIトリノ管弦楽団,合唱団
録音:1971年,トリノ(モノラル)
DYNAMICがすごい企画を出してきました!ベッリーニの全オペラをまとめた
セットです。ベッリーニは、35年弱の生涯で、10のオペラを作曲しています。
ここではそれらを、自社録音、各社からのライセンス、放送録音など、いず
れも定評のある録音ばかりを利用してまとめています。いずれも定評のある
名演ばかり。また、長いこと廃盤だった、若い頃のパトリツィア・チョーフィ
が歌っている「夢遊病の女」がこのセットで復活しています。さらに、カラ
スがスカラ座で歌った「夢遊病の女」と、おそらくCDでは初登場のカバリエ
の歌う「ノルマ」の放送録音が加えられ、全部で12の全曲録音、24CD。さら
に伊語台本を収録したCD-ROMまでついています。これは空前の企画です。
ベッリーニをお好きな方も、まだよく知らない方も、このセットが一つあれ
ばバッチリ!

CDS 594 \1980
ロッラ:フルートのための室内楽作品集
ディヴェルティメント BI 433
ディヴェルティメント BI427a
フルート四重奏曲 ホ短調 Op. 2-1 BI 418
フルート四重奏曲 ハ長調 Op.2-2 BI 415
マリオ・カルボッタ(Fl) エンリコ・カサッツァ(Vn) 
カルロ・デ・マルティーニ(Va)
アリス・ビサンティ(Va) マルチェッロ・スカンデッリ(Vc) 
カルロ・バルザレッティ(P)
録音:2007年11月22日,パヴィア
アレッサンドロ・ロッラ(1757-1841)は、18世紀末から19世紀始めにかけて活
躍したヴァイオリン、ヴィオラの名手で、作曲家としても知られていました。
若き日のパガニーニが彼を訪ねて教えを乞い、後年まで交流が続いたといい
ます。また1833年までスカラ座のオーケストラでコンサートマスター兼指揮
者を務めていました。ロッラのヴァイオリン作品は、ここ数年で優れた録音
が登場しますが、フルートの作品はまだ珍しいでしょう。マリオ・カルボッ
タは、ピアチェンツァ出身のフルーティスト。イタリアの作曲家のフルート
作品を積極的に録音しており、ここでも素晴らしい腕前を披露しています。

MIECIO 632726(Book+1CD) \4750
160ページ+ポストカード120枚
30cm×21cm
ヤニナ・ロザ・ホルショフスカの手紙 1900-1904 +CD
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op.15
モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番 ニ長調 K.537「戴冠式」
ショパン:ボレロ Op.19
ミエチスワフ・ホルショフスキ(P)
マウリッツ・ヴァン・デン・ベルク(指)
オランダ放送室内管弦楽団(ベートーヴェン)
フレデリク・ウォルドマン(指)ムジカ・アエテルナ(モーツァルト)
録音:1958年1月19日(ベートーヴェン),1966年4月15日(モーツァルト),
1973年5月22日(ショパン)
ホルショフスキ未亡人編による書籍です。ホルショフスキの母、ヤニナ・ロ
ザ・ホルショウスカが1900年から1904年に書いた手紙をまとめたもの。もち
ろん、ホルショフスキ少年についても多く触れられていますし、また19世紀
から20世紀へと移り変わる激動期の証言として重要です。今回もCDが付いて
います。貴重な録音ばかりで、ホルショフスキ・ファンには逃がせないもの
です。



<BIS>
BIS SA 1671(SACD-Hybrid) \2500
J.S.バッハ:カンタータ全集 Vol.40
(1)第137番「主を讃えよ、」 BWV137
(2)第164番「汝らキリストのものと自称する者たちよ」BWV164
(3)第168番「申し開きをなせ、とは雷鳴のごとき言葉」BWV168
(4)第79番「主なる神は太陽にして盾なり」BWV79
野々下由香里(Sop)、ロビン・ブレイズ(A)、櫻田亮(Ten)、
ペーター・コーイ(Bs)
鈴木雅明(指)バッハ・コレギウム・ジャパン
BCJのカンタータ・シリーズもついに40集に至りました。今回は1725年作の4篇
が選ばれています。いずれも力強く明るいものばかり。コラールに重点を置
いたものが多く、BCJの魔術的な合唱にひたれます。


BIS SA 1573(SACD-Hybrid) \2500
ベートーヴェン:ピアノ曲全集 Vol.6
(1)ピアノソナタ第21番ハ長調 Op.53「ワルトシュタイン」
(2)同第22番ヘ長調 Op.54
(3)同第23番ヘ短調 Op.57「熱情」
(4)同第24番嬰ヘ長調 Op.78「テレーゼ」
(5)同第25番ト長調 Op.79「かっこう」
ロナルド・ブラウティハム(フォルテピアノ)
世界中で極めて評価の高いブラウティハムのフォルテピアノによるベートー
ヴェン。今回は1819年製のグラーフピアノ(複製)を使用して「熱情」や「ワ
ルトシュタイン」など人気作に挑戦しています。インターナショナル・レコ
ード・レビュー誌で「切れば血の出るような演奏だ。楽器の限界までに挑み
ながらも、いつもコクのある結晶化した響き…」と絶賛されています。

BIS SA 1705/6(SACD-Hybrid) 3枚組 \5000
ヘンデル:コンチェルト・グロッソ集 Op.6(全12曲)
マルタン・ジュステル(指)
アルテ・デイ・スオナトーリ
ヘンデルはオペラや宗教作品など声楽曲が代表的ですが、初期のコンチェルト
・グロッソもみずみずしくて颯爽としていて非常に魅力的です。いずれもヘ
ンデルならではの甘いメロディ、活気と明るさに満ち、いつまでも聴いてい
たくなります。1993年創設のポーランドの古楽器がフレッシュきわまりない
演奏を繰り広げています。

BIS 1689 \2380
(1)ヘンデル:フルートソナタ ロ短調HWV367b
(2)J.S.バッハ:
フルートソナタ イ長調 BWV1032(テレンス・チャールストン完成版)
(3)同:同 ホ短調 BWV1034
(4)同:同 変ホ長調 BWV1031
(5)同:同 ホ長調 BWV1035
(6)テレマン:フルートソナタ ヘ長調 TWV41:F4
シャロン・ベザリー(Fl)、テレンス・チャールストン(Cem)、
チャールズ・メドラム(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
シャロン・ベザリーが本格的バロックに挑戦しました。バッハの名作に加え、
第1楽章が不完全にしか残っていないBWV1032をチェンバロ奏者チャールスト
ンが補筆完成させたものまで収録しているのが興味津々。さすがシャロン、
バロックを演奏しても凄いのひとことに尽きます。

BIS 1554 \2380
スカルコッタス:
(1)2つのヴァイオリンのための協奏曲(1944/5)
(コスティス・デメルツィスのオーケストレーションによる)
(2)2台のピアノのための協奏曲(1935)
(3)夜の愉しみ(1949)-木琴と管弦楽のための
ゲオルギオス・デメルツィス、シモス・パパナス(Vn)、
マリア・アステリアドウ、
ニコラオス・サマルタノス(Pf)、ドミトリウス・デシラス(Xyl)、
ヴァシリス・フリストプーロス(指)テッサロニキ国立響
BISが全貌紹介に心血を注ぐギリシャの奇才作曲家スカルコッタス。シェーン
ベルクの弟子にして十二音主義者だった彼の作品はかなり過激ですが、ここ
に収められた3作はギリシャの旋律を用いたり、軽かったりと聴きやすいもの
ばかり。未完で残されたものを、スカルコッタス研究の第一人者デメルツィ
スが完成させているのも注目です。




<altara>
=Classic=
ALT 1035 \2180
「ザ・ダーク・パストラル-第1次世界大戦の歌曲&詩集」
(1)ウィリアム・デニス・ブラウン(1888-1915):
To Gratiana / Had I the Heaven's embroidered cloths / T
o Rupert Brooke(*)/ Dream Tryst / Diaphenia
(2)ルパート・チョウナー・ブルック(1887-1915):Safety(*)
(3)W.D.ブラウン:The Isle of Lost Dreams
(4)エドワード・トーマス(1878-1917):Lights out(*)
(5)アイヴァー・ガーニー(1890-1937):By a Bierside
(6)シャーロット・メアリー・ミュー(1869-1928):May 1915, June 1915(*)
(7)I.ガーニー:
Severn Meadows / in Flanders / To His Love(*)/ Even Such is Time
(8)アルフレッド・エドワード(A.E.)ハウスマン(1859-1936):
Bredon Hill(*)
(9)I.ガーニー:On Wenlock Edge
(10)エドムンド・チャールズ・ブランデン(1896-1974):
The Midnight Skaters
(11)I.ガーニー:The Ghost / Tarentella / Watching Music(*)
(12)サー・ユージン・エインズリー・グーセンス(1893-1962):
Threshold / A winter-night Idyll / A woodland Dell / Seascape
(13)ジェイムズ・オーガスティン・アロイジアス・ジョイス(1882-1941):
Love came to us(*)
(14)グーセンス:Gentle Lady
(15)ブルック:Kindliness(*)
(16)グーセンス:Dear Heart / O cool is the Valley
(17)トマス・ハーディ(1840-1928):The Darkling Thrush(*)
(18)グーセンス:All day I hear the noise of waters / I hear an army
(19)ヴェラ・メアリー・ブリテン(1893-1970):Perhaps(*)
(20)グーセンス:When thou art Dead
アンドルー・ケネディ(T) ジュリアス・ドレイク(P)
サイモン・ラッセル・ビール(*語り)
録音:2007年10月29日-11月1日ロンドン、ケンティッシュ・タウン、
セント・サイラス・プレイス、セント・サイラス殉教者記念顕彰聖堂、
(*語りのパートのみ2007年10月20日)
第1次大戦はヨーロッパに未曾有の戦禍をもたらし、おおくの詩人や作曲家た
ちの内面にも癒しがたい爪痕を残しました。このアルバムには第1次大戦中の
兵役で心身ともに深い傷を負ったガーニーや指揮者グーセンスの作品をはじ
め、ジョイスやハーディの詩作までも収めています。ドレイクの名伴奏のも
と、しっとりやさしく歌い上げるのはイギリスの若手アンドルー・ケネディ。
ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーのアソシエイト・アーティスツ、ビ
ールの朗読も味わい深いものです。




<TAHRA>
TAH 659 \2300
ドビュッシー:祭り
シューベルト:交響曲第9番 ハ長調 D.944「グレイト」
ピエール・モントゥ(指)
ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団(ドビュッシー),
ボストン交響楽団
録音:1944年11月5日(ドビュッシー),
1956年9月9日、モスクワ(シューベルト)
ピエール・モントゥの珍しい録音が二点発掘。ドビュッシーの「祭り」は、
1944年11月5日のニューヨーク・フィルとの演奏会のライヴで、Vディスク(第
二次世界大戦中、米国で戦地の兵士のために作られた78回転ビニールディス
ク)で発売されたことがあったのみ。
「グレイト」は、ボストン交響楽団とモスクワ楽旅の際の録音。MelodiyaのL
Pや、いくつかのCDで発売されていました。今のところモントゥが指揮した
「グレイト」はこれしかないので、貴重。

TAH 660 \2300
モーツァルト:レクイエム K.626
アグネス・ギーベル(S) ヴィエラ・ソウクポヴァ(A)
ゲオルク・イェルデン(T) ハインツ・レーフス(Bs)
カレル・アンチェル(指)プラハ・フィルハーモニー管弦楽団,チェコ合唱団
録音:1966年9月14日,モントルー音楽祭
アンチェル指揮のモーツァルトのレクイエムがついに登場!1966年9月14日の
モントルー音楽祭でのライヴ録音です。アンチェルが精力的に活動していた
時期だけに、緊張感溢れる演奏です。あまり広がりがありませんが、ステレオ
で収録されています。

WEST 3007 2枚組 \4600
リスト:ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調,ピアノ協奏曲第2番 イ長調
バルトーク:ピアノ協奏曲第2番,第3番
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
エディト・ファルナディ(P)
ヘルマン・シェルヘン(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
録音:1953年7月(バルトーク),1952年10月(ラフマニノフ),
1951年頃(リスト)
名盤の待望の復活です!エディト・ファルナディ(1921-1973)は、ブダペスト
生まれのハンガリーのピアニスト。彼女は神童として知られ、十代ではもう
偉大なピアニストに数えられるほどでした。しかし第二次世界大戦のため、
本格的に国外で知られるようになったのは戦後のこと。1950年代前半に
Westminster社にいつかの録音をし、ファルナディの鮮やかな音楽は世界的に
話題になりました。これらの録音はステレオ時代になって埋もれてしまい、
CDにもならなかったので、今回の復活は待望のもの。Westminster社の音源を
引き継いだDG=ユニヴァーサル社からのライセンスを得ての発売です。


TAH 653 2枚組 \4600
ショパン:子犬のワルツ 変ニ長調 Op.64-1,ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-2
ゴダール:マズルカ第4番
メンデルスゾーン:スケルツォ ホ短調 Op.16-2,
ロンド・カプリチオーソ ホ長調 Op.14,無言歌 ハ長調 Op.67-4「紡ぎ歌」
リスト:ハンガリー狂詩曲第11番 イ短調,ハンガリー狂詩曲第13番 イ短調
エメ=マリー・ロジェ=ミクロス(P)
録音:1905年頃
ショパン:マズルカ イ短調 Op.17-4,夜想曲 嬰ハ短調
モーツァルト(偽作):田園変奏曲
アルベニス:グラナダ
マリー・パンテ(P)
録音:1934-36年
ショパン:
マズルカ ハ長調 Op.56-2,マズルカ 嬰ハ短調 Op.6-2,
マズルカ ヘ短調 Op.7-3,
マズルカ ヘ短調 Op.63-2,マズルカ イ短調,マズルカ 変イ長調 Op.7-4,
マズルカ ニ長調 Op.33-2,マズルカ 変ニ長調 Op.30-3,
マズルカ ヘ短調 Op.68-4,
マズルカ ロ長調 Op.41-3,マズルカ 嬰ハ短調 Op.50-3
ユーラ・ギュラー(P)
録音:1956年6月25-28日
デュフリ:クラヴサン曲集第3巻-第12番「ラ・ド・ヴァルマレット」
スカルラッティ:ソナタ ニ長調 K.96,ソナタ ホ長調K.380,
ソナタ イ長調 K.39
クープラン:キタイロンのカリヨン,花盛り、または優しいナネット,
目覚まし時計,神秘的な障壁,ティク・トク・ショク、
またはオリーブしぼり機,小さな風車
マドリーヌ・ドゥ・ヴァルマレット(P)
バッハ(ブゾーニ編):シャコンヌ
リスト:メフィスト・ワルツ第1番,スペイン狂詩曲,
シューマン:幻想小品集 Op.12-夕べに,なぜに
アニュエル・ブンダヴォエ(P)
録音:1954-57年
エメ=マリー・ロジェ=ミクロス(1860-1950)は、トゥールーズ生まれ。19世
紀の大ヴィルトゥオーゾ、アンリ・エルツ(1803-1888)晩年の弟子として知ら
れています。長命した割に録音が極端に少なく、1905年頃のFonotipia録音は
非常に貴重。
マリー・パンテ(1871-1955)はオデッサ生まれ。パリ音楽院で学び、パリと
ジェノヴァで活動しました。ロマンティックな演奏で人気があった人です。
ユーラ・ギュラー(1895-1980)は、晩年になって再び話題になったので割と知
られているでしょう。若い頃は大変人気のあったピアニストでしたが、病気
のためキャリアが途切れ、1970年代になって再び脚光を浴びました。ここに
は大戦後に復帰した直後のショパンのマズルカが収録されています。
マドリーヌ・ドゥ・ヴァルマレット(1899-1999)は、長命し、教育者としても
知られていますが、肝心の録音は僅か。バロック音楽の録音が収録されてい
ます。
アニュエル・ブンダヴォエは、1922年の生まれと新しい世代の人。しかし彼
女も録音が極端に少なく、幻のピアニストと呼ばれています。バッハ/ブゾ
ーニ編のシャコンヌは大変な名演として知られています。




<audite>
=ドイチュラントラジオ・クルトゥーア=
完全初出
AU 95593 \2280
モノラル
ベートーヴェン:
(1)交響曲第7番イ長調Op.92
(2)交響曲第8番ヘ長調Op.93
(3)「レオノーレ」序曲第3番Op.72a
フェレンツ・フリッチャイ(指)RIAS交響楽団
録音:(1)1953年1月19、20日(2)1954年1月11、12日(3)1952年10月27日
以上すべてベルリン-ダーレム、イエス・キリスト教会(スタジオ)
ベルリンRIAS収録によるドイチュラントラジオ・クルトゥーアの正規音源から
の復刻ですべて完全初出。フリッチャイのベートーヴェンといえば、晩年にベ
ルリン・フィルと残したスタジオ録音が有名で、なかでも第7番(1960年)は
「運命」とならんで、クレンペラーばりの悠然としたテンポ設定が導き出す
巨大な演奏が特徴的でした。白血病発病を境にフリッチャイのスタイルは大
きく変貌を遂げましたが、ここに聴く手兵RIAS響との第7番(1953年)では違い
も際立ち、前のめりの疾走感と造形の打ち出しに独自の魅力を備えています。
ついでながら第8番は、ベルリン・フィル盤(1953年4月)との比較では全体で
2分あまり長いというのも興味深いところです。こうした聴き比べも含めてい
ろんな発見をもたらしてくれる当アルバムの登場はファンには福音といえる
でしょう。



<Zig Zag Territoires>
ZZT 080101 \2480
バッハ/コルトレーン
J.S.バッハ:
フーガの技法-コントラプンクトゥスI(ラファエル・アンベール即興)
J.コルトレーン:クレッセント
J.S.バッハ:
クラヴィーア協奏曲第5番 BWV1056 より 「ラルゴ」
(オルガン演奏Ver. Sax演奏Ver.)
黒人霊歌「He nevuh said a mumbalin' word」
J.S.バッハ:幻想曲 BWV 542(byアンドレ・ロッシ)
J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調 BWV232”Crucifixus”
J.S.バッハ:フーガの技法-コントラプンクトゥスIX(byマンフレッドQ.)
J.コルトレーン:Song of Praise/ J.S.バッハ:
モテット「イエスよ、わが喜びよ」BWV 227
J.S.バッハ:カンタータ第170番「満ち足りた安らぎ、魂の愉悦」
R.アンベール:B-A-C-H/ J.コルトレーン:
The Father, the Son and the Holy Ghost
M.ルター:喜びと平安もて我は死なん
J.コルトレーン:Revernd King
A.ロッシ:コラール
J.S.バッハ:カンタータ BWV 45「人よ、汝に善きこと告げられたり」
ラファエル・アンベール(Sax)アンドレ・ロッシ(Org)
ジャン=リュック・ディ・フレイヤ(Perc)ミシェル・ペレス(Cb)
マンフレッド・クヮルテット ジェラール・レーヌ(C-T)
録音:2007年7月
モダン・ジャズ史上、最高のサックス奏者ジョン・コルトレーン。2007年の
彼の没後40年に録音されたアルバム。フランスのジャズ・サックス奏者ラファ
エル・アンベールとオルガニストのアンドレ・ロッシの素敵な出会いにより
この企画は生まれました。バッハとジャズが相性の良いのは広く知られたこと
ですが、この演奏はその想像をはるかに上回る面白いもの。
バッハの作品の主要な部分はマンフレッド・クヮルテットとアンドレ・ロッシ
によって演奏され、ジャズ陣営のラファエル・アンベール、ジャン=リュック
・ディ・フレイヤ、ミシェル・ペレスらが即興的に聴かせます。逆にコルトレ
ーンのテーマをジャズ・マンが奏でマンフレッド・クヮルテットとの親密な対
話を繰り広げています。バッハとコルトレーンの祈りの歌をリンクさせ神秘的
な曲に仕上げ、幅広いジャンルの音楽を歌いこなすカウンターテナー、ジェラ
ール・レーヌがカンタータ第170番「満ち足りた安らぎ、魂の愉悦」を官能的
に歌い上げるなど、絶妙な選曲と配置で心地よいが強い意志の感じられるアル
バムです。

ZZT 070901 \2480
COLORS
Grey/Green/Yellow/White/Brown/Orange/Purple/Red/Blue/Cream
ジェラール・レーヌ(CT)ブルーノ・アンジェリーニ(P)
ジャン・フィリップ・ヴィレ(Cb)ラモン・ロペス(Prec)
*作曲:ブルーノ・アンジェリーニ(Creamのみジャン・フィリップ・ヴィレ)
*作詞:ジェラール・レーヌ
音楽界の既成の概念や慣習にとらわれることのない音楽活動を繰り広げている
進歩的な4人のミュージシャンによるアルバム。作詞をしているジェラール・
レーヌは特異なキャリアをもった歌手。初期はロックミュージシャンとして活
動し、後に古楽の大家クリスティ、ヘレヴェッヘとカウンターテナー歌手とし
て共演するなど類稀な才能の持ち主。フランスの個性派ジャズ・ピアニスト、
ブルーノ・アンジェリーニ。衝撃のコントラバス奏者ジャン・フィリップ・
ヴィレなど高名なジャズ・プレイヤーと共演。夏の日差しのような、グリー
ン、イエロー、オレンジのカラーサウンドが眩しい1枚です。




<naive>
V 5075 \2280
ジャン=フランソワ・ジジェル/インプロヴィゼーション
カリヨン、バリ、ロマンティーク、エピファニーほか
ジャン=フランソワ・ジジェル(Pf)
フィリップ・ベロ(Cl)、トーマス・ブロッホ(グラスハーモニカ)、
ジャン・ブコール、ジョニー・ラッセ(鳥の声)
ジャン=フランソワ・ジジェルは、フランスで大人気の教育者にして、テレビ
でもひっぱりだこのピアニスト。彼が出演する番組は毎回100万人以上の人が
視聴していると言われます。ちょっと違うかもしれませんが、さしずめ「フラ
ンスの青島広志」といったイメージでしょうか。そんな彼はこれまた即興演奏
の達人でもあります。ここに収められているのはすべて即興演奏。鳥の声やグ
ラスハーモニカも加わり極めてかわいらしくそれでいてスタイリッシュな、新
しい感覚の一枚です。





<AEON>
AE 0866 \2450
ステファーノ・ジェルヴァゾーニ(b.1962):作品集
(1)Least Bee-小さき蜜蜂-エミリー・ディキンソンの詩による
(2)Anあるひとつの-5つの楽器のための-シューベルトのセレナードのように
(3)アニマート-8つの楽器のために
(4)アンティテッラ-12の楽器のために
(5)エピカデンツァ-打楽器、二つのトリオとツィンバロンのために
(6)Godspell-フィリップ・レヴィンのテクストに
バーバラ・ザニケッリ(S) シルヴァーナ・トルト(Ms)
フランソワ・ヴォルペ(打) ルイージ・ガッゲーロ(ツィンバロン)
杉山洋一(指)
アンサンブル・ミディ
ジェルヴァゾーニ(1962年生まれ)は、ノーノの勧めで作曲の勉強を始め、その
後リゲティの下でも研鑽を積んだ人物。今年のサントリー音楽財団サマーフェ
スティバルでも来日が予定されており、委嘱作品も世界初演されるなど、今一
番輝いている、熱い作曲家といえるでしょう。指揮の杉山洋一氏はフェスティ
ヴァルでも実際に演奏することになっており、色々な面で注目の一枚の登場で
す。ジェルヴァゾーニの音作りはどちらかというとシャープなタイプですが、
緊張と弛緩、人間の高揚と沈静、人が満たされたり空虚になったりすること
・・・すべての対照的な事物間に存在している距離感を表現しています。実
に奥深い世界が展開されています。

AE 0752 \2450
ミカエル・ジャレル(1958-):作品集
(1)...プリズム/投射...(ヴァイオリンとオーケストラのための)
(2)航跡(または残り香)
(フルート、クラリネット、オーボエとオーケストラのための)
(3)3つのエチュード-ドビュッシーによる
(4)別れ
エマニュエル・パユ(Fl) ポール・メイエ(Cl) フランソワ・ル・ルー(Ob) 
ハエ=スン・カン(Vn) モリノ・フェルメンティ(Pf)
パスカル・ロフェ(指)
スイス・ロマンド管弦楽団
ジャレルは、1958年ジュネーヴ生まれの作曲家。様々な楽器の能力、そしてそ
れを演奏するアーティストの潜在能力を最大限に引き出すような楽器の書き方
をしています。1曲目の「...プリズム/投射ノ」は、太陽に照らされるプリズ
ムの微妙な光の変容する様を、様々な楽器の微妙な音色を駆使して表現してい
ます。オーケストラもソリストも名人ばかり、豪華な1枚となっています。

AE 0861 2枚組 \4900
[CD1]デュティユー:
(1)はるかなる世界すべて。。。-チェロとオーケストラのための 
(2)3つのストローフェ
アンドレ・カプレ:
(3)エピファニー
[CD2]インタビュー(デュティユー、ジャン=ミシェル・ネクトゥ、マルク・
コッペイ)
マルク・コッペイ(Vc)
パスカル・ロフェ(指)
リエージュ・ワロニー・ブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団
夢から生まれ出でたような幻想的な世界が広がるデュティユー作品。「静けさ
を聴く」、という日本のわび・さびの世界のようでもあり、しかし一つ一つの
音の韻律はきわめて明瞭。くっきりとした筆づかいながら、幻想的な世界が
広がるなんとも独特なデュティユー・ワールドを堪能できます。そして、ド
ビュッシーの同時代人カプレの作品では近代の和声による中世ポリフォニー
的な世界が広がります。インタビューでは、デュティユーがそれぞれの作品
について語っている、興味深い内容となっています(英語訳のブックレットあ
り)。

AE 0864 \2450
アタウアルパ・ユパンキ(1908-1992):作品集
エル・トゥルンバーノ、エル・アディオスほか(全15曲)
ロベルト・アウセル(Gt)
録音:2006年
ユパンキは、アルゼンチンのギタリスト、歌手、そして作家。60年代から70年
代にかけてギタリストとして来日もしている人物です。ここでギターを奏でる
アウセルは同じくアルゼンチンが生んだ世界的ギタリスト。ピアソラから作品
を献呈されているほどの腕前です。熱く、それでいて哀愁漂う独特の世界に
引きずりこまれる一枚です。





<WERGO>
WER 6694 \2180
レベッカ・サウンダース(b.1967):作品集
(1)blaauw (2)ブルー・アンド・グレー (3)デュオ (4)ヴァーミリオン
(5)興奮した静けさ
ムジーク・ファブリーク
管楽器が活躍する作品ばかり。どれも絶妙な「間」を感じさせる作品で、決し
てやかましい音楽ではないのですが、心臓をわしづかみにされるような鬼気迫
る感じが漂う一枚です。





<DOREMI>
DHR 7940/1 2枚組 \3960
「リヒテル第15集 / 1965年4月15日カーネギー・ホール・リサイタル」
(1)シューベルト:ピアノ・ソナタ第9番ロ長調D.575
(2)ブラームス:バラード集Op.10より第1番ニ短調、第2番ニ長調
(3)同:
6つのピアノ小品Op.118より間奏曲イ短調、バラードト短調、間奏曲変ホ短調
(4)ショパン:
スケルツォ第1番ロ短調Op.20、第2番変ロ短調Op.31、第3番嬰ハ短調Op.39、
第4番ホ長調Op.54
(5)ラヴェル:「鏡」より、悲しい鳥
(6)ラフマニノフ:前奏曲嬰ト短調Op.32-12
(7)同:練習曲集「音の絵」Op.39より嬰へ短調、ニ長調
(8)シューベルト:ピアノ・ソナタ第3番ホ長調D.459
(9)同:即興曲集D.899より第3番変ト長調、第4番変イ長調
(10)同:楽興の時第1番ハ長調D.780-1
(11)同:行進曲ホ長調D.606
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
録音:(1)-(7)1965年4月15日ニューヨーク、カーネギー・ホール(ライヴ)
(8)1980年6月18日ホーエネムス(ライヴ) (9)1967年8月27日
(10)1958年2月11日ブダペスト(ライヴ) (11)1978年5月3日モスクワ(ライヴ)
巨人リヒテルが行った1965年4月15日の「クラシックの殿堂」カーネギー・ホ
ールにおけるリサイタルの模様を完全収録。これは1960年10月の歴史的デビュ
ー(DHR.7864)以来となるもの。DOREMIより既出のショパンのスケルツォ
(DHR.7724)をのぞくすべてが初出。このたびショパンもより状態の良い音源か
らリマスタリングされ音質改善が施されているとのこと。余白には複数のリサ
イタルからシューベルトばかりを選曲。すべて完全初出ですが、なかでもシュ
ーベルティアーデで知られるホーエネムスでのソナタ3番と、同じくモスクワ
での行進曲はこれが現状リヒテルの弾いた唯一の録音。




<MEDICI ARTS>
-EUROARTS \4800
20 72368(DVD-Video) 2枚組
字幕 :伊英独仏西
W.A.モーツァルト:歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」
フィオルディリージ:バルバラ・フリットリ
ドラベッラ:アンゲリカ・キルヒシュラーガー
グリエルモ:ボー・スコウフス
フェルランド:ミヒャエル・シャーデ
デスピーナ:モニカ・バチェッリ
ドン・アルフォンゾ:アレッサンドロ・コルベッリ
リッカルド・ムーティ(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団、合唱団
録音:1996年 ウィーン国立歌劇場(ライヴ)
演出:ロベルト・デ・シモーネ
ウィーン国立歌劇場&ムーティによる豪華歌手陣で実現した「コシ・ファン
・トゥッテ」。1983年のザルツブルク音楽祭での伝説的な演奏と比べるとキャ
ストが超豪華。姉妹には今や大人気のメゾ、キルヒシュラーガーとムーティ
の秘蔵っ子として活躍中の抜群の美貌を誇る若きソプラノ、バルバラ・フリ
ットリの2人が出演。拍手喝采のバルバラ・フリットリが歌う「岩のように動
かずに」。キルヒシュラーガーが無邪気に歌う「恋は盗賊」は奔放なドラベ
ッラを可愛く魅力的に演じています。二人の声が美しく溶け合い、フリット
リのテクニック、キルヒシュラーガーの存在感は見事!またムーティのしっ
かりとした音作り、完璧な支えをみせるオケ、舞台の流れを失わない素晴ら
しい演出で熱狂的な成功を収めています。今年秋にはマエストロ・ムーティ
がウィーン国立歌劇場と来日予定。このDVDとほぼ同じキャストで待望の「コ
シ・ファン・トゥッテ」を上演します。




<haenssler>
98 396 \2080
ベートーヴェン:交響曲集
(1)第4番変ロ長調Op.60
(2)第6番ヘ長調Op.68「田園」
トーマス・ファイ(指)
ハイデルベルク交響楽団
‘過激路線のベートーヴェン’と音楽評論家の安田和信氏もかねて激賞して
いたファイのベートーヴェン。長らくカタログ落ちしていたタイトル、第4番
&「田園」が、お店からの強いリクエストを受けた弊社による交渉の結果、
ふたたび流通可能となりました。なかでも第4番は、聴いた方が口を揃える必
聴の演奏でございます。この機会にぜひオーダーをお願い致します。

<Claves>
KDC 5056 \2250
日本語解説帯付
シルヴィウス・レオポルト・ヴァイス:
ソナタ第18番ニ長調、プレリュード、ソナタ第51番ト短調
今村泰典(lute)
使用楽器:マルティン・ブルナー(1764年)モデル、
ジャーマン・バロックリュート(チェーザレ・マテウス2007年製)
録音:2007年10月
ヨーロッパを拠点に世界的に活躍するリュート奏者、今村泰典によるリュー
トの父、ヴァイスのリュート作品集第2集。ロンドン手稿譜とドレスデン手稿
譜から1曲ずつ2つソナタとプレリュードを収録。今村氏自身が冒頭に新たな
楽章を加え、別のソナタのものと入れ替えることによりヴァイスの作品をより
大規模で構成感のある作品に仕上げました。一昨年に発売された第1集
(50-2613)はディアパソン誌賞受賞するなど評価も高く、また古楽グループ、
フォンス・ムジケのメンバーとして2007年の来日コンサートも成功を収め、
2008年秋にはこの第2集を引き下げてソロ・コンサートを日本各地で行うなど
大活躍のリュート奏者です。通奏低音奏者としての豊富な経験に基づき、
ヴァイスのスタイルを隅々まで熟知した今村氏ならでは創造力と音楽性でま
さに現代のヴァイスが復活したかのようです。



<haenssler>
=SWR MUSIC=
93 219 \2250
ブルックナー:交響曲第6番イ長調 WAB 106
サー・ロジャー・ノリントン(指)SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
録音:2007年7月11-13日シュトゥットガルト、リーダーハレ、
ベートーヴェン・ザール(ライヴ)
ノリントン&シュトゥットガルト放送響が取り組む、あらたなブルックナー
・シリーズ。第2弾は第3交響曲(93.217)から一ヶ月あまりのち、2007年7月に
行われた第6番ライヴ。ノリントンにとって、初出のレパートリーという点で
も大いに注目されるところです。弱音で開始される第1楽章の冒頭から、ピュ
ア・トーンの生み出す驚くべき透明感。そのままアダージョに受け継がれて
ゆきますが、低弦にのせて首席レンチェシュのオーボエ・ソロが哀切きわめ
るパッセージを奏でるこのあたり、グッと息を呑むほどの美しさです。すっ
きりとしているのに、陰影にも富んでいるのが独特の魅力。すでに前作第3番
で未知のブルックナー体験を提示してみせたこのコンビだけに、第6番もかつ
て聞いたこともないような瞬間の連続でわたしたちを圧倒してくれるにちが
いありません。これはじつに意欲的なアルバムの誕生といえるでしょう。





<LSO Live>
LSO 0594(SACD-Hybrid) \2180
ベートーヴェン:
(1)ミサ曲 ハ長調Op.86
(2)「フィデリオ」第1幕より、囚人の合唱
サリー・マシューズ(S) サラ・ミンガルド(A)
ジョン・マーク・エインズリー(T) アラステア・マイルズ(Bs)
サー・コリン・デイヴィス(指)ロンドン交響楽団&ロンドン交響合唱団
録音:(1)2006年2月26日(2)2006年5月23-25日ロンドン、
バービカンセンター(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:ジョナサン・ストークス&ニール・ハッチンソン
2005年11月にスタートし、作曲者歿後180周年を翌年に控えた2006年のシーズ
ンを通して行われたLSOによるベートーヴェン・シリーズ。このプロジェクト
はゆかりの巨匠ふたりが演目を振り分ける形でも話題を集めました。すなわち
ハイティンクがすべてのシンフォニー(LSO.0598)を振ったのに対して、デイ
ヴィスの受け持ったのが「フィデリオ」(LSO.0593)とミサ・ソレムニス、そし
てこのたびリリースとなるハ長調ミサ。先人ハイドンのお株であるジャンルに
挑み、ベートーヴェンの革新性がおおきく開花したハ長調ミサは、ちょうど
書かれた時期からもいわゆる「傑作の森」に列せられる作品。デイヴィスは
以前に同じLSOと録音(1977年スタジオ)済みですが、ほぼ30年近い時を隔てて、
ここに「ベートーヴェン・プロジェクト」という絶好の機会を得て、ふたたび
手兵LSOとともに臨んだ当夜のライヴ。あえてハイティンクにシンフォニーす
べてを託してまでこれに取り組んだことも、かえって巨匠の異常な燃え上がり
に圧倒される大演奏を生み出すことになりました。
ここでのLSOは交響曲でもみせたように、ピリオド・スタイルを踏まえながら、
ときにアグレッシヴに鋭く切り込むところも新鮮な魅力。ソリストには若い
世代からマシューズ、デイヴィスからの起用も多いエインズリーとマイルズ。
さらにアンサンブルに厚みを加えるのは、やわらかく高貴な美声が申し分な
いコントラルト、ミンガルド。そして、いまや看板となったLSCも驚異的な充
実ぶりでベストを尽くしています。なお、フィルアップにはそのコーラスの
実力がいかんなく発揮された、既出「フィデリオ」全曲盤より第1幕フィナー
レ、囚人たちの合唱をアンコール収録しています。




<DOREMI>
DHR 7937/9 3枚組 \5940
モノラル
ベートーヴェン:
(1)ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
(2)ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19
(3)ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
(4)ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
(5)ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」
[ボーナス・トラック]
(6)ピアノ・ソナタ第17番ニ短調Op.31-2「テンペスト」
(7)ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調Op.31-3
コール・デ・フロート(P)
ウィレム・ヴァン・オッテルロー(指)
(1)‐(4)ウィーン交響楽団 (5)ハーグ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1950-1954年
アムステルダムに生まれたコール(またはコルネリウス)・デ・フロート
(1914-1993)はオランダを代表するピアニスト。18歳でアムステルダム音楽院
をトップクラスの成績で卒業し華々しくデビュー。1959年に右手の麻痺を発症
したのちは、ピアノ曲を左手用に編曲するかたわら、作曲家として自らも左手
のための作品を書いています。ピアニストして蘭Philipsに多くの録音を残し
ていますが、右手の故障以前、同郷の名匠オッテルローがバックを務めるベー
トーヴェンの協奏曲全集はフロートの代表的な録音とされるもの。地元オラン
ダではCD化されローカル・リリースされましたが、すでに廃盤で入手難の状態
が続いていたため、DOREMIによる復活は喜ばれるでしょう。




<ATMA>
●Naturally...ナチュラリー・シリーズ
古楽から現代曲まで幅広いレパートリーを持つカナダ・ケベックを本拠とする
レーベルATMA Classiqueから、有名曲をピックアップした新しいシリーズが
発売されます。

ACD2 3002 \1480
Naturally Faure
ガブリエル・フォーレ:
揺りかご Op.23-1/夢のあとで Op.7-1/ 3つの無言歌よりOp.17-3/秘密Op.23-3
/シシリエンヌ Op.78/この世 Op.8-3/エレジー Op.24/ネルOp.18-1/あけぼの
Op.39-1/水のほとりにて Op.8-1/ある日の詩【めぐりあい/いつの日も/さらば】
Op.21/漁師のうた Op.4-1/ひそやかに Op.58-2/月の光 Op.46-2/墓地にて
Op.51-2/祈りながら/秋の歌Op.5-1/夜想曲 Op.43-2/ピアノ三重奏Op.120より
第2楽章/シシリエンヌ Op.78
ヤニク・ネゼ=セガン(P)フランシーヌ・シャボー(P) 
ステファーヌ・ルムラン(P)
ベノワ・ロワゼル(Vc)アンヌ・ロバート(Vn)テレーズ・ライアン(Vc)
アラン・トゥルーデル(Tb)
フォーレは生涯に100曲を越える歌曲を残し、フォーレはその長い作曲人生の
間歌曲を書き続けました。このナチュラリー・フォーレはフォーレの有名な
歌曲「夢のあとで」「月の光」などのチェロとピアノの編曲、そしてトローン
ボーン編曲の「シシリエンヌ」を収録。

ACD2 3003 \1480
Naturally Schubert
シューベルト:
ピアノ五重奏曲イ長調 D.667「ます」、
アダーショとロンド・コンチェルタンテ ヘ長調 D.487、
岩の上の羊飼いD.965、君はわが憩い(編:リスト)、影法師(編:リスト)
カナダ室内合奏団
アンドリュー・チュニス(P)ルイーズ=アンドレ・バリル(P)
ダヴィド・フレイ(P)
アリヌ・クータン(S) アンドレ・モワザン(Cl)
シューベルトは交響曲、ピアノ曲、歌曲と多くの作品を残していますが、彼の
心のうちを最もよく表現しているのは室内楽作品なのではないでしょうか。
ナチュラリー・シューベルトではATMAが誇るアーティスト、カナダ室内合奏団
の演奏で名曲「ます」を収録。シューベルトのもう一つの形の室内楽作品と
言っても良いクラリネット・ソプラノ・ピアノという構成による「岩の上の羊
飼い」、そしてF.リストの歌曲編曲による作品を2つ収録しています。シュー
ベルトの本当の顔が垣間見れる1枚です。

ACD2 3004 \1480
Naturally Beethoven
ベートーヴェン:
交響曲第7番、七重奏曲Op.20、別れWoO.124、この暗い墓のうちに WoO.133
レ・ヴェン・ド・モントレアル
アンドレ・モワザン(Cl) デイヴィッド・DQ・リー(CT) 
ヤニク・ネゼ=セガン(P)
ナチュラリー・ベートーヴェンは親しみやすいベートーヴェンをモットーにし
ています。ウィンド・アンサンブルのための作品を収録。ベートーヴェン自身
が編曲した2本のオーボエ、2本のクラリネット、2本のホルン、2本のファゴッ
トとコントラバスのための交響曲第7番。七重奏曲はイジー・ドルジェツキー
編曲とアンニーン・ミスリク校訂の版を使用。また最後に韓国生まれのカウン
ターテナー、デイヴィッド・DQ・リーによる2つの歌曲を収録しています。

ACD2 3005 \1480
Naturally Handel
ヘンデル:
イェフタ、ロターリオ、ユダス・マッカベウス、アルチーナ、オットーネ、
アターリア、忠実な羊飼い、アチスとガラテア より
マーク・ブリーク(T) スージー・ルブラン(S)
レ・ボレアデ フランシス・コルプロン(指) 
モントリオール・バロック・オーケストラ
バッハと並ぶバロック期の大作曲家ヘンデルの有名なオペラ、オラトリオから
美しい作品を選んで収録。 スージー・ルブランの質の良い歌声と静謐で美し
いマーク・ブリークのカウンターテナーが心地よい1枚。

ACD2 3006 \1480
Naturally Telemann
テレマン:
フルートとヴァイオリンソロ、弦楽、バッソコンティヌオのための協奏曲、
フルートとヴィオールのためのソナタ ホ短調、
カンタータ「Seele, lerne dich erkennen」 TWV 1:1258、ソナタ 変ロ長調
アンサンブル・カプリス マティアス・マウテ(フルート・トラヴェルソ)
レ・ボレアデ フランシス・コルプロン(フルート・トラヴェルソ)
マンフレッド・クレイマー(バロック・ヴァイオリン) モニカ・マウフ(S)
テレマンのエレガントで美しく、また技巧的な作品を収録したナチュラリー・
テレマン。フルート・トラヴェルソの素朴な音色が心に優しく響きます。

ACD2 3007 \1480
Naturally Bach
J.S.バッハ:
オーボエ・ダモーレ協奏曲BWV1055、オーボエ協奏曲ヘ長調 BWV1053a
リュート組曲第3番ト短調 BWV995、プレリュード、フーガとアレグロ」BWV998
マタイ受難曲よりアリア「神よ、あわれみたまえ」
ダ・ソナール ブルース・ヘインズ(Ob) ダニエル・テイラー(C-T)
ステファン・スタッブズ(Lute)
バッハは異なる趣のオーボエのための協奏曲を2つ書いています。この作品に
は美しい旋律が多数含まれており、他のバッハの曲にも度々登場します。また
ステファン・スタッブズの演奏で収録されているリュート組曲は、バッハ自身
もリュートの響きを気に入っており、組曲4曲のほかにもソロの作品を書いて
います。アルバムの最後には美声カウンター・テナーのダニエル・テイラー
で締めくくられています。




<Altara>
ALT 1030 \2180
ショパン:マズルカ Op.6の1-4/Op.24の1-4/Op.50の1-3/Op.68の1-4
シマノフスキ:マズルカ Op.50の1-4/Op.62の1-2
マチェイェフスキ:マズルカ第6番/第9番「タトラ山のこだま」/第10番
ペーテル・ヤブロンスキー(Pf)
かつて「ピアノ界の貴公子」としてアイドル的人気を誇ったペーテル・ヤブロ
ンスキー。彼がポーランドのマズルカを興味深い角度から考察した辛口ディス
クが登場します。ポーランドの民族舞曲マズルカは、弱拍のない3拍子のリズ
ムを持つのが特徴ですが、ポーランド南部タトラ山の民には2拍子だったり、
不思議なアクセントを持つものがあります。そこに目をつけたシマノフスキが
個性的なピアノ連作に仕上げました。さらにスウェーデンに住んだポーランド
人作曲家ロマン・マチェイェフスキのマズルカもシマノフスキの伝統を受け継
ぐタトラ山系音楽です。ヤブロンスキーならではのリズムの良さで、会心の出
来となっています。

ALT 1026 5枚組 \5480
モーツァルト:ピアノソナタ全集
ピーター・ケイティン(P)
録音:1988/9年ノルウェー
15年くらい前までオリンピアレーベルで売られていて、通好みの名演として名
高い名盤がついにヤブロンスキーのレーベル、アルタラから復活。ヤブロンス
キーの眼力恐るべし。徹底して誠実な演奏ですがピアノ好きをハッとさせる芸
のきいた名録音でした。ケイティンは1930年イギリス生まれの今や巨匠。




<DENON/JVC>
JMXR 24209 \3180
日本語解説・帯付
2chオリジナルマスター使用
「ランパル=ラスキーヌ /
日本の旋律-フルートとハープによる日本旋律集(編曲:矢代秋雄)」
(1)春の海 (2)中国地方の子守唄 (3)赤とんぼ (4)ちんちん千鳥 
(5)南部牛追い唄 (6)出船 (7)この道 (8)花嫁人形 (9)荒城の月 
(10)城ヶ島の雨 (11)花 (12)さくらさくら
ジャン=ピエール・ランパル(Fl) リリー・ラスキーヌ(Hrp)
矢代秋雄(編曲)
オリジナル録音:1969年6月3 & 4日パリ
レコーディング・エンジニア:ミシェル・ガルサン
xrcd24リマスタリング:2008年6月6日横浜
日本がアナログ期に残した世界に誇る宝、選曲・演奏・録音のすべてが揃った
アルバムがついにXRCDで復刻されます。超一流のフルーティスト、ランパルが
全盛期に、ハープ界の第一人者ラスキーヌとの絶妙なコラボで作り上げた「日
本の旋律」。日本コロムビアから録音を委嘱されたフランスERATOの名エンジ
ニア、ガルサンの音作りも当時、大きく話題になりました。
日本人なら誰でも聞いたことのある調べの数々に対して、違和感どころか、ま
るでふつうにわたしたち日本人が口ずさむのとすこしも変わらぬ感覚で、日本
のこころをみごとに歌い尽くしています。ここで編曲を手掛けたのは日本を代
表する作曲家、矢代秋雄。
なお、このたびは初回発売のみにしか収録されなかった宮城道雄の「春の海」
を収録、オリジナルの形で復刻いたします。





<WERGO>
INT 3378 \2180
resistance
(1)ソング・オブ・レジスタンス
(2)包囲網の状態
(3)魂の行進
朗読、歌:ミキス・テオドラキス
ギリシアの音楽機関などに対するレジスタンス活動を展開したテオドラキス
(b.1925)。彼の影響力はあまりに大きく、彼の主張は、音楽界のみならず、
詩や映像や演劇にまで浸透しました。彼の影響力をおそれた政府は、1967年
にギリシアが軍事政権になった際、彼の音楽を禁止し、彼を捕らえました。
このディスクに収められているのは、テオドラキスが捕らえられていた期間
に彼が語ったり朗読したり、歌ったりした詩や音楽。自由について、また、
捕らえられている部屋の壁の向こうを思いながら歌ったものなど実に様々。
尚、通常のカセットテープにシンプルに録音されたものが音源なので、音質
はやや古めかしい感じです。

INT 3377 \2180
First Songs
テオドラキス:若き日の作品集
私がほしいもの(1939);まなざしをかわすより(1939);
秋(1942);平和(1947);夜のミサ(1939)
他(全15曲+1ボーナストラック)
歌:ミキス・テオドラキス、マリア・ファラントゥーリ他
録音:1999年
テオドラキスの20代の作品も収められた歌曲集。合唱つきで軽快なリズムの
伴奏がついており、どれも耳に心地よく、「みんなの歌」風なつくりになっ
ているものから、しんみりと聴かせるものまで様々です。




<RADIO SERVIS>
CR 0412 \1980
ドヴォルザーク:交響詩集
(1)「水の精」Op.107 (2)「真昼の魔女」Op.108 
(3)「金の紡ぎ車」Op.109 (4)「野鳩」Op.110
ウラディミール・ヴァーレク(指)(1)(3) 
スタニスラフ・ボグニア(指)(2)(4)
プラハ放送交響楽団
録音:2006年(1)(3)、2002年(2)(4)
チェコを代表する巨匠ヴァーレクによるチェコの国民詩人、K.J.エルベンのバ
ラード「民話の花束」に基づいて作曲されたドヴォルザークの交響詩。指揮者、
オケに高い表現力が要求さ、ドラマティックで魅惑的な旋律が次々と現れる名
曲群。力みのない熟達した演奏で、さすがヴァーレク&プラハ放響と納得させ
られる1枚。また今回はピアニス、ボヘミア交響楽団、ヤナーチェクフィルハ
ーモニー交響楽団始めチェコ有数のオーケストラの首席・常任指揮者、音楽監
督を務めるなど、指揮者としても広く活躍しているスタニスラフ・ボグニアに
よる演奏とのカップリング。

CR 0360 \1980
プロコフィエフ:
スキタイ組曲Op.20、バレエ「ロメオとジュリエット」より第1組曲、第2組曲
ウラディミール・ヴァーレク(指)
プラハ放送交響楽団
録音:2006年(ライヴ)

CR 0368 \1980
プロコフィエフ:チェロと管弦楽のための交響的協奏曲 Op.125
マルティヌー:チェロ協奏曲第2番
ウラディミール・ヴァーレク(指)
プラハ放送交響楽団 ミハル・カニュカ(Vc)
録音:2005&1999年(ライヴ)

CR 0353 2枚組(1枚価格) \1980
ダリボル・C・ヴァーチカーシュ(1906-1984):
(1)弦楽四重奏曲のための協奏曲 (2)管弦楽と合唱のための「Appelatio」
(3)ピアノのための2つの詩「Monogramy」 
(4)管弦楽のための3つのエッセイ「Extempore 84」
(5)縫い物をするときの歌 (6)交響曲第3番「スモーキング・シンフォニー」
(7)死んだ兵士のための祈り (8)人間の伝説
(9)映画「高慢な王女」より<開くな、花よ>
(10)友情に乾杯
(1)スーク弦楽四重奏団(録音:1978年)
(2)ズデニェク・コシュラー(指)
チェコ・フィル プラハ・フィルCho.(録音:1977年)
(3)フランチチェク・ラウフ(P)
(4)ヴィート・ミツカ(指)オロモウツ・モラヴィア・フィル(録音:1986年)
(5)ミロスラフ・ヴェンホダ(指)プラハ・マドリガル・シンガーズ
(6)カレル・アンチェル(指)チェコ・フィル(録音:1962年)
(7)ヤロスラフ・トヴェルシスキー(Org)
ミロスラフ・ケイマル(Tp)(録音:1988年)
(8)アロイス・クリーマ(指)チェコスロヴァキア放送交響楽団(録音:1967年)
(9)ヤン・フラーヴェク(指)プラハ弦楽合奏団 ベジンキー(Vo)(録音:1978年)
(10)パヴェル・スメターチェク(指)
様々なジャンルで活躍したチェコの作曲家ダリボル・C・ヴァーチカーシュ。
2006年に生誕100年を迎えたときに記念して発売されたアルバム。

CR 0408 \1650
(1)ニコラ・グリニー:パンジェ・リングァ
(2)クロード・バルバートル:ノエル変奏曲第4番「陽気な羊飼いはどこへ?」
(3)J.S.バッハ:目覚めよと呼ぶ声はありBWV645
(4)J.S.バッハ:前奏曲とフーガハ長調BWV547
(5)アルカン:スケルツォ ホ短調 Op.423
(6)アルカン:「カンテムス・ドミノ」によるトッカータOp.323
(7)フランク:3つの小品から「英雄的小品」
(8)ペトル・エベン(1929-2007):オルガンと打楽器のための「パトモスの風景」
マリー=クレール・アラン(Org)(1)-(6) イレナ・フシプコヴァー(Org)(7)(8)
マルティン・オプルシャール(Per)(8)
録音:2007年聖ヤコブ教会(プラハ)
半世紀にもわたり演奏活動を続け80歳を越えた今でもオルガン探求への旅を続
けているマリー=クレール・アランのプラハでのライヴ演奏を収録。

CR 0403 \1650
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第21番 ホ短調K.304
サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ短調Op.75
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ短調Op.45
フランティシェック・ノボトニー(Vn) 伊藤ルミ(P)
録音:2006年9月

CR 0399 \1980
(1)ベートーヴェン:三重協奏曲 ハ長調Op.56
(2)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
伊藤ルミ(P)フランティシェック・ノボトニー(Vn)ミハル・カニュカ(Vc)
イジー・ビエロフラーヴェク(指)
プラハ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2003年(1)、2002年(2)
※ピアニスト、伊藤ルミ
神戸市生まれ。幼少より故東貞一氏に師事し、18歳でデビューする。
以来ソリストとして数多くのリサイタルを開くとともに、故朝比奈隆氏指揮に
よる大阪フィルをはじめ多くのオーケストラとの共演でも活躍。1988年-92年、
ヤナーチェク弦楽四重奏団とヨーロッパ・日本で共演し好評を博す。
1993-2002年は、その第一ヴァイオリン奏者であったB・スメイカル、アマティ
弦楽四重奏団のチェリストであったJ・デーゲンと「パールトリオ」を結成し、
スメタナ音楽祭でデビュー、チェコフィルハーモニックの定期演奏会はじめヨ
ーロッパと日本で活躍している実力派ピアニスト。




<haenssler>
98 507(SACD-Hybrid) 2枚組 \3500
ブリテン:戦争レクイエムOp.66
アンネッテ・ダッシュ(S) ジェイムズ・テイラー(T) 
クリスティアン・ゲルハーヘル(Br)
カルブ・アウレリウス少年合唱団[ヨハネス・ソルイ(児童合唱指揮)]
シュトゥットガルト祝祭アンサンブル
[クラウス・ブロイニンガー、ヘルムート・リリング(合唱指揮)
ロビン・エンゲレン(室内オケ指揮)]
ヘルムート・リリング(総指揮)
録音:2007年9月9日リーダーハレ、
ベートーヴェンザール(シュトゥットガルト・ヨーロッパ音楽祭)
“わたしのテーマは戦争であり、戦争の悲哀です。詩は悲哀の中にあります。
・・・現在、詩人ができるたったひとつのことがあります。それは警告するこ
とです。”-ウィルフレッド・オーウェン
第1次大戦中に25歳で戦死した詩人のこの一節を、作曲家ベンジャミン・ブリ
テンは、自作、戦争レクイエムのスコア冒頭に置きました。この近代に生まれ
たレクイエムはオーウェンの戦争詩と、古来のラテン語のテキストを結びつけ
た形をとり、戦争の凶暴性を決然と非難しています。1962年、ドイツの爆撃に
よる壊滅から再建されたコヴェントリー教会での初演の折、また、翌年の作曲
者自演による世界初録音でも、ソリストにロシアのヴィシネフスカヤ(初演時
は急遽ハーパーが代役)、英国のピアーズ、ドイツのフィッシャー=ディース
カウと、第2次大戦の当事国を代表する顔ぶれが、しかも東西の冷戦構造下で
意識的に配されたことも、この作品を語る上で外せぬエピソードして知られて
います。
ブリテンとしては異例とも云えるほどメッセージ性の強いこの作品。当時から
時代も大きく様変わりしましたが、反戦という普遍的なテーマを扱っているこ
とから作品の価値は色褪せることはなく、あらたな世紀を迎えたいまでも作品
の演奏そのものがモニュメンタルなイベント。その意味では、シュトゥットガ
ルト・ヨーロッパ音楽祭2007におけるリリングの戦争レクイエムも例外ではあ
りません。合唱音楽のスペシャリストのもと、次世代を担う期待のゲルハーヘ
ルを筆頭に3人ともミュンヘンで学んだ点が共通するソリストたちがいずれも
求心力の強い表現を聴かせています。別働の室内オケを担当するエンゲレン
は1974年ケルン生まれ。ヴォルフ=ディーター・ハウシルトやギュンター・
ヴァントのもとで指揮を学び、シュトゥットガルト州立オペラではローター
・ツァグロセクのアシスタント(2004-2006)を務める気鋭の指揮者です。




<MIRARE>
MIR 070(1CD+1DVD) \2500
ラフマニノフ:
2台のピアノのための組曲第1番Op.5「幻想的絵画」
2台のピアノのための組曲第2番Op.17*
チャイコフスキー:組曲「眠れる森の美女」(4手版=ラフマニノフ編)
ブリジット・エンゲラー(P) ボリス・ベレゾフスキー(P)
特典DVD(PAL):ドキュメンタリー「SHARED SECRETS」-「眠れる森の美女」録音
風景より
言語:フランス語 字幕:英語 
DVDトータル・タイム:18分
録音:2006年7月、2007年12月*
※初回生産のみ録音風景満載のDVDがついた特別仕様
今年のラ・フォル・ジュルネ音楽祭でも人気の高かった2人による新譜が発売
されます。ヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして着実に地位を築いてきたロシ
アのピアニスト、ベレゾフスキー。フランス系のピアニストながらモスクワ
音楽院でネイガウス師事していたエンゲラーの二人の共演による4手のための
ラフマニノフ・アルバム。さらにこのアルバムの録音風景やインタビューが楽
しめる映像を収録したDVD(PAL方式)が付いた特別仕様。エンゲラーとベレゾフ
スキーの見応えのある演奏姿や仲の良い様子が伺える和やかな録音風景が満載
のDVDです。ラフマニノフが20歳の時の作品でチャイコフスキーに捧げられた
「組曲第1番」。あの有名なピアノ協奏曲第2番と同時期に作曲された「組曲
第2番」。歯切れの良い技巧を持つベレゾフスキーと豊麗な音色で全てを包み
込む音楽を奏でるエンゲラーとの演奏で、いずれも高度な演奏技術を要する
ラフマニノフの難曲を見事に弾ききっています。また組曲「眠れる森の美女」
は、最初から連弾曲だったのではないかと思わせるピアニスティックな魅力
溢れる作品。息の合った二人ならではの躍動感、色彩感に満ちた演奏です。




<harmonia mundi>
HMU 907479 \2450
ダニエル典礼劇
デュファイ・コレクティブ
ジョン・ポッター(T/ダニエル)、
ハーヴェイ・ブラフ(T/ダリウス)、
ヴィヴィアン・エリス(S/女王)ほか、
サウスウェル・ミンスター合唱団団員
典礼劇とは、10世紀くらいの教会で、イースターのミサの導入に起源があると
されています。このダニエル典礼劇は、13世紀初頭には成立していたとされる
最古の典礼劇のひとつで、旧約聖書のダニエル書に由来します。物語の構成の
巧みさ、そして音楽的洗練の度合いから、音楽史上最も有名な典礼劇であると
いえるでしょう。預言者ダニエルが、壁に書かれたなぞの言語を読み解く場面、
ライオンの洞窟に投げ込まれても神の力によって助けられる場面が音楽劇に仕
立てられています。当時実際にどのような舞台で上演されていたかという資料
は充分に残されていませんが、若い聖職者によって上演されたといわれていま
す。オペラの誕生の遥か以前から、教会内では劇的な要素を伴う音楽が既に所
作を伴って上演されていたのです。遥か遠い昔に思いを馳せながら聴けば心は
一気に中世です。

HMU 907478 \2450
オーランド・ガフ:Birds on Fire
サラモン・ロッシ(エブレオ):祈り
フレットワーク
ヴィオールの名人集団フレットワークによる新譜は、英国のユダヤをテーマに
しています。英国では1290年にユダヤ人追放令が出され、ユダヤ人は国家をあ
げて迫害されました。しかし、イギリス王朝に仕えた音楽家には、ユダヤの血
が流れる音楽家たちが多数存在していたことが調査で明らかになってきていま
す。そして、特に1550年から1650年頃、イタリア系ユダヤ人の家系、バッサー
ノ家とルポ家が輩出した優秀な音楽家たちは、宮廷で音楽的隆盛を誇っていま
した。ここに収められているのは、当時英国で活躍したユダヤ系の音楽家たち
による音楽です。同時収録されている現代作曲家、ガフの作品は、ユダヤのク
レズマー音楽にインスパイアされて書かれたものです。当時の音楽家たちが夜
密かに仲間で集い、禁じられている自分たちの音楽を演奏している集会を思い
描いていると語っています。クレズマー音楽とジャズの要素も少し感じられる
独特な世界を、フレットワークが哀愁を漂わせながらも粋に演奏しており、
きわめて印象的に響きます。




<WERGO>
WER 6709 \2180
サロミックス・マックス salomix-max
(1)コール・ポーター:マイ・ハート・ビロングス・トゥ・ダディ
(2)ルチアーノ・ベリオ:セクエンツィアIII
(3)モーツァルト:老婆
(4)カローラ・バウクホルト:老婆/エミール
(5)タルクィニオ・メールラ:Hor ch'e il tempo di dormire
(6)アルバン・ベルク:四つの歌op.2
(7)ハロルド・アーレン:オーヴァー・ザ・レインボウ
(8)ルーディ・スプリング:二つの断章
(9)クルト・ヴァイル:私は哀れな親戚(「鏡の湖」より)/マトローゼン氏が
言ったこと;スラバヤ=ジョニー(「ハッピー・エンド」より)
(10)ヘルムート・エーリング:1つの声と拡声器のための「2」
(11)リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
サロメ・カンマー(声)
ルーディ・シュプリング(Pf, Cem, 編曲)
ミヒャエル・リースラー(Cl, Sax)
マリア・ライター(acc.)
ベッティーナ・フックス(Fl)
ついに出ました!声による「熊蜂の飛行」。といっても、さすがにあの急速
なパッセージをずっと声のみで演奏するわけではないのですが、相当がんばっ
ています。単なるヴォカリーズ(母音唱法)や高速スキャットではなく、ズーズ
ー言ったり、アワアワホヨホヨ言ったり、聴く者に息つくヒマも与えません。
クライマックスではものすごい超絶技巧の超高音域でノックアウト。この夏こ
れを聴き逃してはならないでしょう。
サロメ・カンマーはフランクフルト出身の歌手・女優・チェリスト。ジャズか
らミュージカル、クラシック歌唱、さらにお芝居の世界でも活躍しています。
実に多彩な彼女、ミュージカル・ナンバーは爽やかに歌いますし、ベリオ作品
ではエッジの効いた表現で我々の度肝をぬき、メールラではクラシックの歌唱
で聴かせます。「熊蜂の飛行」は、はっきり言って笑えますが、しかし途轍も
なく上手いことに驚かされます。モーツァルトの「老婆」も、女版志村けんを
思わせる、爆笑モノの名演技&名歌唱でございます。

WER 6807 \2180
神秘の踊り-mythical dances
ジョージ・クラム:
ケンタウロス星-アルファ、白鳥座-ベータ、ドラコニス-ガンマ、
オリオン-デルタ(「マクロコスモスIV/天界のメカニック」-増幅されたピア
ノ、4手のための宇宙のダンスより)
ストラヴィンスキー:「春の祭典」第1部&第2部
ベッリ・ピアノ・デュオ
独特の音作りで我々を魅了するクラムの「マクロコスモスIVと、ストラヴィン
スキーの「春の祭典」という組み合わせ。この「マクロコスモスIV」は4手の
ために書かれていて、特殊奏法が用いられる作品。聴覚が清められ、研ぎ澄ま
されるような感覚をおぼえると同時に、宇宙のような広い空間に包み込まれて
浮遊しているような感覚をおぼえます。この状態で「春の祭典」を聴くと、な
んだかまったく違う曲に聴こえてくるから不思議です。クラムの作品は、我々
が今生きている「時」とほぼ同時に、しかし我々とは別の世界に存在している
宇宙の神秘を、そしてストラヴィンスキーの作品は、我々が生きている「時」
よりかなり以前に確かに存在していて、しかし今は手が届かなくなってしまっ
た大地の神秘を描いているといえるでしょう。

WER 6695 \2180
トビアス・ピッカー(b.1954):作品集
(1)ウルスラのための4つのエチュード (2)古い失われた川
(3)ピアノのための3つの作品
(4)川の流れ着くところ (5)ノ甘き声が息絶えるときノ (6)ブルー・フラ
(7)キーズ・トゥ・ザ・シティ
ウルスラ・オッペンス((1)-(7))&トビアス・ピッカー((7)のみ)(ピアノ)
現代ものの名手、ウルスラ・オッペンスによるピッカーの作品集。ドライにな
りすぎず、しかしポリリズムなども的確に演奏しており、芯が一筋通った説得
力のある演奏です。終曲のキーズ・トゥ・ザ・シティ(keys to the city)はマ
ンハッタン島とニューヨークのブルックリン区を結ぶ、ブルックリン橋にまつ
わる様々なエピソードを音楽化したものといわれています。


WER 6571 \2180
ハンス・トマッラ(b.1975):作品集
(1)楽興のとき (2)野性的。事物 (3)チェロ対位法 (4)性格的小品タチ
アンサンブル・レシェルシェ、ルーカス・フェルス(Vc)
トマッラ自身の人柄はわかりませんが、日頃ストレスが溜まっているのか、か
なり即席爆発系の音世界が展開されています。突然叫びだしたくなることの多
い方は少し共感できるかもしれない音楽です。(3)のチェロ対位法も、想定外
の高音や思いもかけない重音が次々と怒涛のように押し寄せる、叫び声のよう
な、発泡スチロールでガラスをキキキとこするような、耳をふさぎたくなる
一歩手前の世界です。

WER 6705 \2180
ペトリス・ヴァスクス(b.1946):作品集
(1)ムジカ・アドヴェントゥス (2)ヴィアトーレ 
(3)コンチェルト(イングリッシュホルン協奏曲)
ノルムント・シュネ(指&コールアングレ((3)))
シンフォニエッタ・リガ
時代劇映画のBGMのような、そして大河ロマンのような、様々な熱さや優しさ
を内包しているヴァスクス作品集。何か大切なものを抱きしめているような音
楽です。どちらかといえばヒーリング系の音楽といえますが、そのスケールと
包み込むような深い音色は他ではなかなか得られないものといえるでしょう。




<CSO RESOUND>
=シカゴ交響楽団ライヴ=
CSOR 901814(1CD+1DVD VIDEO) \2700
ショスタコーヴィチ:交響曲第4番ハ短調Op.43
ベルナルド・ハイティンク(指)
シカゴ交響楽団
録音:2008年5月8-11 & 13日シカゴ、シンフォニーセンター、オーケストラ
・ホール(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:クリストファー・ウィリス
*[ボーナスDVD]“Beyond The Score”
NTSC Region Free 57’ 音声:英 字幕:日西仏独伊露
エグゼクティヴ・プロデューサー:マーサ・ギルマー
クリエイティヴ・ディレクター:ジェラルド・マクバーニー
ハイティンクのCSOへのデビューは1976年3月のこと。このときのプログラムが
ショスタコーヴィチの第4交響曲、しかもこれが当作品のCSOにとっての楽団初
演でした。それから30年あまり、首席指揮者となったハイティンクによるCSO
RESOUND最新作は、その再現ともいうべきショスタコーヴィチの第4番。シカゴ
・トリビューン紙によると‘連日2,566席のホールを満たし、終演後しばらく
大喝采が鳴り止まなかった’と伝えられる2008年5月の最新ライヴです。
西側初となる交響曲全集録音の完成という偉業を通じて、ショスタコーヴィチ
のエキスパートとして広く認められることになるハイティンク。第4番の録音
はCSOデビューののち、その全集プロジェクト開始まもなく1979年にロンドン
・フィルと行なわれました。いっぽうのCSOも楽団初演の翌年にはプレヴィン
の指揮でスタジオ録音(1977年)を果たしています。ともに再録となるこのたび
のアルバムは、まさにかれらにとって運命的なもの。ハイティンクにしても、
あまりにも過激で凶暴、そして複雑な作品の性格にたいして前回より明らかに
格上とおもわれるパワフルな手兵を起用した効果ははかり知れないものがあり
ます。地力の差をみせつけるCSO戦慄のパワー。これでこそこの問題作が孕む
狂気と暴力が浮き彫りになるというもの。ましてや、当曲ゆかりのマエストロ
をようやく迎えられたCSOにとって、格別に意義深い内容となっているのはい
うまでもありません。
なお、ボーナスとして“スコアを越えて”と題されたショスタコーヴィチのド
キュメンタリー映像作品のDVDが付属します。作曲家とその友人たちの言葉を
ふくむニュース映画や関係者の証言で構成されるほか、15分ずつ2本のインタ
ビューが含まれ、うち一つはハイティンクのもの(※インタビュー・パートは
英語音声のみで日本語字幕はつきません)という充実の中身。タイトルにも謳
われているように音楽にとどまることなく、取り巻く政治的、社会的な背景や
意味合いも込められて製作されており、ここでハイティンク&CSOがみせた破
格の演奏内容と合わせていわくつきの作品の理解に大きく寄与するものとおも
われます。



<Medici arts>
=EURO ARTS=
20 72418(DVD-Video) \2900
字幕:英独仏西
チン・ウンスク(陳銀淑):オペラ「不思議の国のアリス」(世界初演)
ケント・ナガノ(指)
バイエルン国立管弦楽団、バイエルン国立歌劇場合唱団
サリー・マシューズ(アリス) ピーア・コムシ(チェシャ猫)
ディートリヒ・ヘンシェル(アヒル/気狂帽子屋) 
アンドリュー・ワッツ(白ウサギ/アナグマ) 
ギ・ド・メイ(ねずみ/ヤマネ/パット/料理人/透明人間)
シンシア・ジャンセン(醜い公爵夫人/フクロウ/2) 
グウィネス・ジョーンズ(ハートの女王)
スティーヴン・ヒュームズ(ハートの王/老人2/カニ)
クリスチャン・リーガー(老人1/子鷲/5/死刑執行人/魚足男)
シュテファン・シュナイダー(いも虫)
収録:2007年6月27日ミュンヘン(ライヴ)
演出・美術・照明:アヒム・フライヤー
衣装・仮面・人形:ニーナ・ヴァイツナー
2007年ミュンヘン・オペラ祭での初演ライヴ映像。昨年ミュンヘンで初演され
成功を収めた韓国出身の女流作曲家チン・ウンスクの新作オペラ「不思議の国
のアリス」。ルイス・キャロル原作の「不思議の国のアリス」を題材にしたオ
ペラ。指揮はチン・ウンスクを非常に高く評価しているケント・ナガノ。彼の
依頼によりソプラノとアンサンブルによる「鏡の国のアリス」を作曲、また彼
はチン・ウンスクの主な作品の初演を手がけ彼女が作曲した作品は必ずケント
・ナガノが担当すると言われるほど、良き音楽パートナーとして親交を深めて
います。チン・ウンスクはリゲティの弟子、2004年音楽界のノーベル賞と呼ば
れるグラーベマイア賞を受賞し注目の現代音楽作曲家です。チン・ウンスクの
巧みな場面転換、鮮やかな色彩感で表現し、また斬新な舞台演出で名の知られ
たアヒム・フライヤーの独創的で幻想的世界、サリー・マシューズなど質の高
い歌手陣によりファンタジー色溢れる世界を目と耳で楽しむことができます。




<MNRecords>
MNRCD 113 \2250
1. In Re Don Giovanni
2. Revisiting the Don
3. Trysting Fields
4. Not Knowing the Ropes [otherwise known as 2M6]
5. Wedding Tango
6. Wheelbarrow Walk
7. Fish Beach
8. Knowing the Ropes
9. O my Dear Papa
10. I am an Unusual Thing
11. Profit and Loss
マイケル・ナイマン(指)マイケル・ナイマン・バンド
*すべて新録音
このアルバムの始まりは、2006年のモーツァルト生誕250年記念にあたり、
BBCがナイマンに何かモーツァルトにちなんで1枚のアルバムを、と依頼した
ことでした。2年経過したのでタイトルが「Mozart 252」となっているのは
ご愛嬌。モーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」に登場する「カタログ
の歌」をフィーチャーし、クラシック・テイストとミニマル主義、さらにロ
ックンロールのテイストを融合させたあの伝説の「In Re Don Giovanni」の
新録音が登場。ナイマンの手がけた映画音楽で「数に溺れて」にもモーツァ
ルトの音楽がしばしば引用されていましたが、そういったものも新たに録音
しなおして、充実の1枚となっています。

MNRCD 114 \2250
8つのエロティックな歌
マリー・エンジェル(ソプラノ)
マイケル・ナイマン&マイケル・ナイマン・バンド
ヴェネチア・ビエンナーレ音楽祭の委嘱作品。2007年10月に作曲者自身の指
揮で世界初演されました。きわめてエロティックな詩は、ルネッサンスの詩
人ピエトロ・アレーティノによるもので、当時「カーマ・スートラ」ともて
はやされていた、いわゆる春画にインスピレーションを得て書かれたとされ
ています。マリー・エンジェルは男役と女役の一人二役を歌います。いやら
しいというより、むしろユニークな歌曲集となっています。




<ORFEO ORFEO D'OR>
ORFEOR 734082 2枚組 \4160
mono
R.シュトラウス:「カプリッチョ」
リーザ・デラ・カーザ(S 伯爵夫人)
ロバート・カーンズ(Br 伯爵)
ワルデマール・クメント(T フラマン)
ワルター・ベリー(Bs オリヴィエ)
オットー・ヴィーナー(Bs ラ・ロシュ)
クリスタ・ルートヴィヒ(Ms クレロン)
ペーター・クライン(T トープ氏)
ルチア・ポップ(S イタリア人女声歌手)
フリッツ・ヴンダーリヒ(T イタリア人テノール)
アロイス・ペルネストルファー(Br 執事長)
ジョルジュ・プレートル(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1964年3月21日
凄いライヴ音源が登場です!1964年3月21日にウィーン国立歌劇場で上演され
たシュトラウスの「カプリッチョ」。窮めつけの伯爵夫人、デラ・カーザを
筆頭に、カラヤンお気に入りのバリトン、カーンズの伯爵、そしてクメント、
ベリー、ヴィーナー、ルートヴィヒ、クラインとウィーンの名歌手が並び、
トドメはポップとヴンダーリヒの超豪華脇役!指揮は当時39歳のプレートル。
プレートルは「カプリッチョ」を得意とし、度々取り上げています。ここで
も、知的かつ骨太というプレートルの特徴が作品を大いに生かしています。
モノラルながら良好な録音状態です。




<naive>
V 5158 2枚組 \2380
ヴェルディ:「ナブッコ」
レナート・ブルゾン(Br ナブッコ)
マリア・グレギーナ(S アビガイッレ)
ファビオ・アルミリアート(T イズマエーレ)
フェルッチョ・フルラネット(Bs ザッカリア)
エレナ・ザレンバ(Ms フェネーナ)
ほか
ダニエル・オーレン(指)
東京交響楽団,東京オペラ・シンガーズ
録音:1998年4月,サントリーホール
いまだに語り草になるサントリーホールでの「ナブッコ」が、お求め安い価
格で再登場。当時破竹の勢いだったグレギーナのド迫力のアビガイッレに対
し、ベテラン、ブルゾンのナブッコがぶつかり合い、しかもアルミリアート、
フルラネットが脇を固める、という超豪華キャスト。そしてオーレンの巧み
な指揮によって、歌手、オーケストラ、合唱がいったいになって盛り上がっ
ていくという、物凄い演奏です。廃盤になっていましたが、なんと2CDで1枚
価格なみという非常に嬉しい価格で再発!
オペラ・ファンなら必携の名演です!



<harmonia mundi>
HMC 901981 \2450
ブラームス:
ホルン三重奏曲 変ホ長調
ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調「雨の歌」
幻想曲集op.116
イザベル・ファウスト(Vn)/
ストラディヴァリウス「スリーピング・ビューティー」(1704)
トゥーニス・ファン・デア・ズヴァールト(ナチュラル・ホルン)/
ローレンツ(1845)
アレクサンドル・メルニコフ(Pf)/ベーゼンドルファー(1875年)
ホルン三重奏曲が完成した1865年、ブラームスは、母を亡くしました。この
作品は母に捧げる悲歌とも言われています。第1楽章冒頭、慈しむような優し
さに満ち溢れた旋律が、ヴァイオリンから他の楽器に受け継がれてゆくとこ
ろから、一気に引き込まれてしまう集中した熱演。終楽章の疾走するパッセ
ージの見事さはまさに圧巻。とにかく上手い!ブラームス当時のサウンドを
蘇らせようと、それぞれのアーティストが思いを込めて、丁寧に音楽を構築
しているのがよくわかります。新時代の巨匠達の誕生を感じずにはいられな
い、名演奏が誕生しました。
ブラームスは幼い頃からホルンに親しみ、その音色を愛していました。これ
は彼の交響曲などでも、ホルンが極めて重要な役割を果たしていることから
もよくわかります。ホルンが登場する室内楽は、唯一この作品のみ。ブラー
ムスはここで、ナチュラル・ホルンが、豊かな音色や柔らかなレガート効果
も得られること、そしてブラームス自身がこの楽器に親しんでいたことから
ナチュラル・ホルンを指定しています。フライブルク・バロック・オーケス
トラの首席ホルン奏者を務めている世界的な名手スヴァールトが、素晴らし
い音色とテクニックで聴かせます。ピアニストのメルニコフはこの録音のた
めに、19世紀のベーゼンドルファーを購入したということ。これがまた素晴
らしいピアノで、音色の玉手箱のような楽器で、メルニコフのタッチの多彩
さと的確さが冴え渡ります。もちろんファウストの磨き抜かれたヴァイオリ
ンの音色と、音楽の推進力はますますパワーアップ。「雨の歌」が入ってい
るのも泣かせるところです。なんとも嬉しい内容とメンバーによるブラーム
ス作品集です。




<PRAGA DIGITALS>
PRDDSD 250245(SACD-Hybrid) \2780
フランス・ロマン派のチェロ・ソナタ集
(1)サン=サーンス:チェロ・ソナタ第1番ハ短調op.32
(2)レオン・ボエルマン:チェロ・ソナタ イ短調op.40
(3)C.フランク:ソナタ イ短調(チェロ編曲版)
ミハル・カニュカ(Vc) イヴァン・クランスキー(Pf)
録音:2007年11月
フランスのロマン派時代に書かれたチェロ・ソナタ集。サン=サーンスとフ
ランクの名曲に挟まれているボエルマン作品は、哀愁漂う名曲です。どこか
哀愁が漂うような、それでいて土臭いような薫りが時折感じられる独特の和
声感が魅力的です。カニュカは、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭でもおなじみ
のプラジャーク弦楽四重奏団のチェリスト。抜群の安定感と熱さで聴かせます。

PRDDSD 250249(SACD-Hybrid) \2780
ドホナーニ(1877-1960):室内楽作品集
(1)ピアノ五重奏曲第1番 ハ長調 op.1
(2)チェロ・ソナタ 変ロ短調 op.8
(3)ピアノ五重奏曲第2番 編ホ長調 op.33
コチアン弦楽四重奏団、ミハル・カニュカ(Vc) 
ヤロミール・クレパーチ(Pf)
ハンガリーの国民楽派の要素と、ブラームスに代表されるドイツ・ロマン派
のスタイルが渾然一体となったドホナーニの作品集。どのパートもソリスト
のように語らせる手法は見事。現代チェコの至宝とも称されるコチアン弦楽
四重奏団による演奏は、押し寄せるうねりと、熱く薫る叙情がなんとも魅力
です。

PRDDSD 350037(SACD-Hybrid) \2780
インドジヒ・フェルド(1925-2007):
(1)弦楽四重奏曲第5番 J.126(1929)
(2)弦楽五重奏曲J.87(1972)
(3)弦楽四重奏曲第6番J.181(1993)
プラハ・シティ弦楽四重奏団、
スメタナ・クヮルテット、ヤン・ターリヒ(Vla)、
プラジャーク弦楽四重奏団
たまらなくドライな和声。弦楽イ四重奏曲第5番の冒頭から、不気味に下降を
繰り返し、その後も錯綜する各声部に、聴き手の精神は早くも不安の絶頂に
達します。その後複雑なフーガ風な曲想へと変化していきますが、いつも何
かに追い立てられているような焦燥感漂う作品です。

PRDDSD 250248(SACD-Hybrid) \2780
シュニトケ:室内楽作品集
(1)ピアノ三重奏曲(1992) (2)ア・パガニーニ(1982) 
(3)マドリガル(1990) (4)ピアノ・ソナタ第1番(1987)
ヤナーチェク・トリオ
Helena Jir kovsk (Vn)Marek Nov k(Vc) Mark ta Jan ckov (Pf)
0シュニトケの作品集。ア・パガニーニの鬼気迫る感じ、ピアノ・ソナタの
極限まで研ぎ澄まされた感じ、極寒の見渡す限り地平線の大地に取り残され
たような錯覚をおぼえる一枚です。

PRD 350029 \2080
ツェムリンスキー(1871-1942):弦楽四重奏曲第1番op.4、第3番op.19
ツェムリンスキー弦楽四重奏団
ラ・フォル・ジュルネ音楽祭にも来日し、その切れ味鋭くかつ的確で知的な
アンサンブルで人々を魅了したツェムリンスキー弦楽四重奏団。名を冠した
ツェムリンスキー作品だけに気合も充分、濃密な世界を展開しています。




<Ambroisie>
AM 157 \2500
メディアの怒り
(1)ゴーティエ・ドゥ・マルセイユ:シンフォニア
(2)クレランボー(1676-1749):カンタータ「メデ」(第1巻)
(3)ジャック・デュフリ(1715-1789):
チェンバロのための作品集第3巻(抜粋)-フォルクレ、メデ
(4)ゴーティエ・ドゥ・マルセイユ:
組曲ト短調より前奏曲、二声のシンフォニア&リュリ:メデのアリア
(5)ジョヴァンニ・アントニオ・ジャネッティーニ(1648-1721):
アテネのメディア(抜粋)&D.ガブリエッリ:バレエop.1より器楽曲
(6)ニコラ・ベルニエ(1665-1734):
カンタータ「メデ」&ミシェル・ドゥ・ラ・バレ:器楽作品集第3巻より
ステファニー・ドゥストラック(Ms)
アンサンブル・アマリリス
〔エロイーズ・ガイヤール(指)、リコーダー&バロック(Ob)〕、
ヴィオレーヌ・コチャール(声楽指揮、鍵盤)、
ジローヌ・ゴーベール=ジャック(Vn)、
アンヌ=マリー・ラーラ(Gamb)
王女メディア(フランス語では「メデ」)の物語にまつわる音楽集。メディアは、
祖国を捨て、実の弟を殺害までして愛する男イアソンと一緒になりました。し
かしすべてをささげた男イアソンは、権力に惹かれ他国の王の娘と結婚します。
裏切られたメディアは復讐を誓い、まず女性を殺し、イアソンの義父にあたる
王を殺害。さらに、自分とイアソンとの間に生まれた子ども2人を殺害し、す
べてを失って悲嘆にくれるイアソンを尻目に立ち去る、という強烈なストーリ
ー。この強烈な女性の物語は、多くの作曲家の心を奪い、この物語に基づくオ
ペラや器楽作品が多く書かれました。メディアの狂おしいまでの嫉妬、強烈な
愛情が入り混じった感情を、女性によるアンサンブルが濃厚に強烈に表現。激
しい作品ばかりで、ドラマティックな1枚となっています。

AM 167 \2500
ヴェルサイユの音楽大噴水
リュリ:「ロラン」より序曲/ラモー:「ナイス」より序曲/ラモー:「ザイ
ス」より序曲/ラモー:「アカントとセフィーズ、または同情」より序曲/
リュリ:「ペルセ」より序曲/デマレ:ヴィーナスとアドニスより(抜粋)/
リュリ:「ロラン」より(抜粋)/グルック:「バウチとフィルモーネ」より/
ポルポラ:「ポリフェーモ」より
クリストフ・ルセ(指)レ・タラン・リリク
毎年夏になると、今でも、ヴェルサイユ宮殿の贅沢な庭園で噴水を見ながら野
外で音楽を鑑賞するイベントが人気だとか。まさにそんな雰囲気を味わうこと
のできる一枚です。どれも一度はリリースされたことのある音源ですが、こう
して集めて聴いてみるとやはり小気味よいルセの指揮ぶりに、暑さも忘れて酔
いしれてしまいます。噴水のそば、マイナスイオンをたっぷりと浴びながら音
楽を聴く気分を、是非ご自宅で。




<harmonia mundi>
HMX 2907212 \1550
★カタログ付
ムルシア:
(1)ハラカス (2)ラ・ホタ (3)マリサパロス (4)ガリャルダス
(5)タランテラ (6)プレリュード・グラーベ (7)ラ・カデーナ
(8)コレルリのジーグ (9)サランベーケス (10)パサカーリェス
(11)ファンダンゴ (12)マリオーナス (13)クンベエス (14)パイサーノス
(15)イタリア風フォリーアス (16)ラス・ペーナス (17)アレグロ
(18)グラーヴェ (19)アレグロ (20)オトロス・カナリオス 昨カナリオス
ポール・オデット(バロック・ギター)、
アンドルー・ローレンス=キング(ハープ・プサルテリウム)、
ペドロ・エステバ(打楽器)、
スチーブン・プレイヤー(バロック・ギター)
録音:1997年9月7- 11日、オランダ
ハルモニアムンディが誇る名リュート奏者、オデットの名盤がカタログ付で復
活!18世紀スペインを代表するギターの巨匠、サンチャゴ・デ・ムルシア
(1685-?)。ここに収められている作品には、ヨーロッパに伝わるバロックの
伝統と、西アフリカとラテン・アメリカの、外向的なスタイルが息づいていま
す。タイトルにもなっている「ハカラス」とは、夜中に町を歩き回って騒ぎ、
通りで大声で歌う不良の集まりや、高尚な精神の持ち主のこと。
ポール・オデットはバロック・ギターを持ち、打楽器やハープ、プサルテリウ
ムなどの楽器を加えて、当時の人々のどんちゃん騒ぎやフラメンコの空気を再
現します。静かに熱く掻き鳴らされるギターに知らず知らず引き込まれます。
時折挟み込まれるしんみりとした音楽もまた絶品の名盤です。




<BIS>
KDC 5052(SACD-Hybrid) \3000
日本語解説・歌詞訳付・国内仕様盤
J.S.バッハ:カンタータ全集 Vol.32
(1)第111番「わが神のみこころが、常に成就しますように」 BWV111
(2)第123番「最愛のイマヌェル、敬虔なる者の君主よ」 BWV123
(3)第124番「私のイエスを離さない」 BWV124
(4)第125番「平安と喜びをもって、私は逝こう」 BWV125
野々下由香里(ソプラノ)、ロビン・ブレイズ(アルト)、
アンドレアス・ヴェラー(テノール)、ペーター・コーイ(バス)、
鈴木雅明指揮 バッハ・コレギウム・ジャパン
今回はバッハ音楽の真髄とも言うべき「愉悦」と「祈り」の魅力を存分にお楽
しみいただきます。名人芸的フルートが活躍し、かのシュヴァイツァー博士も
「神秘家バッハの最も素晴らしい作品のひとつ」と評した第123番、華やかな
二重唱が魅力の第111番と124番、メランコリックな美しさに満ちた名作125番
など、心揺さぶる感動の響きの連続です。

KDC 5053(SACD-Hybrid) \3000
日本語解説・歌詞訳付・国内仕様盤
J.S.バッハ:カンタータ全集 Vol.33
(1)第41番「イエスよ、今賛美を受けたまえ」 BWV41
(2)第92番「私は、神の心とみ旨に」 BWV92
(3)第130番「主なる神よ、我ら皆あなたを讃えます」 BWV130
野々下由香里(ソプラノ)、ロビン・ブレイズ(アルト)、
ヤン・コボウ(テノール)、ドミニク・ヴェルナー(バス)、
鈴木雅明指揮 バッハ・コレギウム・ジャパン
第33集は1725年作のカンタータ集。第41番は新年の祝日用で、トランペット、
オーボエ各3本を伴う華やかな作品。チェロ・ピッコロが彩りを添えるテノー
ルの美しいアリアも聴きものです。第92番は優美なコラール旋律がさまざまな
形で現れる秀逸な作品。天使ミカエルの祝日用カンタータである第130番とあ
わせてお楽しみください。




<audite>
=ドイチュラントラジオ・クルトゥーア=
AU 23414 2枚組 \2700
モノラル
[CD1]ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
[CD2]ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱つき」
[CD1]ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1953年9月8日ティタニア・パラスト(ライヴ)
[CD2]エリーザベト・グリュンマー(S) マルガ・へフゲン(A) 
エルンスト・へフリガー(T)
ゴットロープ・フリック(Bs) 聖ヘトヴィヒ大聖堂合唱団
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1957年4月25日ベルリン高等音楽院(現ベルリン芸術大学)大ホール
(ライヴ)
auditeによるカラヤン生誕100年記念シリーズ第3集はベルリン・フィルとのベ
ートーヴェン。カラヤンでは現状、それぞれ14種と17種の録音を数える「エロ
イカ」と「第九」。前者がベルリン・フィルとの第二次大戦後初めてのライヴ、
後者は首席指揮者および芸術監督に就任後、ベルリン・フィル創立75周年記念
のガラ・コンサートのライヴであり、数ある当コンビによる同曲の録音の中で
も歴史的な意味をもつ内容です。いずれもすでに複数のレーベルから出ており、
若々しく直線的な表現の惚れ惚れするような格好よさや、未だカラヤン色に染
まりきる以前のベルリン・フィルのひびきなどに特徴が顕れています。
同じく正規初CD化されたヴェルディのレクイエム(AU.23415)もそうでしたが、
ドイチュラントクルトゥーアの看板は伊達ではなく、すさまじい改善効果を音
質からはっきりと確かめることが出来ます。真に演奏の印象を一新するほどの
ちがいなので買い直す価値もおおいにあるというべきでしょう。なお、audite
のポリシーとしてオリジナル・マスターをそのままトランスファーしているた
め、両曲とも演奏前後に拍手が入ります。




<Reference Recordings>
RR 906SACD(SACD-Hybrid) \2380
(1)リムスキー=コルサコフ:「雪娘」-道化師の踊り
(2)チャドウィック:交響的組曲
(3)ロン・ネルソン:ロッキー・ポイントの休日
(4)(5)ストラヴィンスキー:バレエ「火の鳥」組曲より子守歌&終曲
(6)モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番より第2楽章
(7)ポール・パレー:交響曲第1番より第2楽章
(8)ブルックナー:交響曲第9番より第2楽章
(9)ヴィヴァルディ:協奏曲ヘ長調RV.569よりアレグロ
(10)アーノルド:パドストウ・ライフボードOp.94
(11)イベール:寄港地
(12)R.シュトラウス:一日の詩
(13)ヤナーチェク:交響的組曲「マクロプロス事件」より第2幕
(14)大植英次:E.C.F. from Presque Isle (世界初演)
(15)(16)ムソルグスキー/ラヴェル編:
展覧会の絵より「バーバ・ヤーガの小屋」「キエフの大門」
(1)(4)(5)(11)(14)(15)(16)大植英次(指)ミネソタ管弦楽団
(2)(13)ホセ・セレブリエール(指)チェコ国立ブルノフィルハーモニー管弦楽団
(3)(10)ジェリー・ジャンキン(指)ダラス・ウィンド・シンフォニー
(6)ユージン・イストミン(P) ジェラード・シュワルツ(指)シアトル交響楽団
(7)ジェームス・ポール(指)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル・オーケストラ
(8)スクロヴァチェフスキ(指)ミネソタ管弦楽団
(9)ニコラス・マッギガン(指)フィルハーモニア・バロック・オーケストラ
(12)ティモシー・シーリグ(指)
フォート・ワース室内管 タートル・クリーク合唱団
その録音の凄さでオーディオーファイルとして有名でオーディオマニア御用達
のレーベル、リファレンス・レコーディングス。リファレンス・レコーディン
グスの通常のCDでも文句なしの優秀録音揃いですが、遂にSACDが発売!以前通
常CD(RR906)で発売されていた大植英次&ミネソタ管など数々の録音の聴き所
を集めた「Tutti!」のSACD Hybrid盤。

RR 115 \1880
サー・アーサー・サリヴァン:付随音楽「テンペスト」(全7曲)
シベリウス:付随音楽「テンペスト」Op.109
【前奏曲、第2組曲、第1組曲(全34曲)】
マイケル・スターン(指)
カンザスシティ・シンフォニー
シェイクスピアの戯曲「テンペスト」を題材にしたサリヴァンとシベリウスの
付随音楽を収録。シベリウスの「テンペスト」は後期作品に見られる深い静寂
と優艶さを持った曲で、シベリウスが仕掛けた美しい響きのマジックをおりま
ぜながら精度の高い音楽が展開されます。サリヴァンは19世紀後半に劇作家の
ウィリアム・ギルバートと組んで多くの劇音楽を作ったイギリスの作曲家。イ
ギリス喜歌劇の最高傑作と言われている架空の日本を舞台とした作品「ミカド」
が代表作。この「テンペスト」はサリヴァンが学んだライプツィヒ音楽院の卒
業コンサートで自ら指揮を行い初演されたといいます。
演奏は20世紀で最高のヴァイオリニスト、アイザック・スターンの息子で現在
指揮者として活躍するマイケル・スターンとリファレンス・レコーディングス
初登場のカンザスシティ・シンフォニー。スターン氏はニューヨーク・フィル
ハーモニックでデビュー、バーンスタインの下に学びクリーヴランド管の副指
揮者を務めた後、1996年-2000年にザールブリュケン放送響の首席指揮者に就
任、その後世界各地で活躍を続け2005年からこのカンザスシティ・シンフォニ
ーの音楽監督に就任。HDCD録音




<medici srts>
MM 030 \2080
モノラル
(1)ブルックナー:交響曲第7番ホ長調
(2)ワーグナー:
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
オットー・クレンペラー(指)
(1)バイエルン放送交響楽団 (2)トリノRAI交響楽団
録音:(1)1956年4月12日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)
(2)1956年12月17日トリノ、RAIトリノ・オーディトリアム(ライヴ)
第4番(MM.001)、第8番(MM.021)につづいて、クレンペラーによるブルックナー
がmedici MASTERSに登場します。バイエルン放送響との第7番は現状確認され
る5種のうちもっとも古く、演奏時間も1960年のフィルハーモニア盤65分に対
し、4年前の当演奏は58分と全楽章を通じてかなりの快速テンポを採用してい
るのがその特徴。アーカイヴのマスターから起こした驚異的な音質はこれまで
のリリースで実証ずみですが、このたびも期待を裏切らない出来栄え。さらに
こちらも正規初出となるカップリングのワーグナー。巨匠がもっとも充実して
いたといわれる1954年から1958年までの5年間にはさまれたライヴは、よりオ
ケの条件のよい後年の録音にはない、限られたこの時期ならではの充実ぶりも
聴きどころとなっています。ブルックナーがバイエルン放送、ワーグナーが
RAIの正規音源からの復刻。

MM 028 \2080
モノラル
(1)エルガー:チェロ協奏曲ホ短調Op.85
(2)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調Op.104
(3)ベートーヴェン:「魔笛」の主題による12の変奏曲ヘ長調Op.66
ピエール・フルニエ(Vc)
(1)ハンス・ロスバウト(指)ケルン放送SO.
(2)ジョージ・セル(指)ケルン放送SO.
(3)フランツ・ホレチェク(P)
録音:(1)1955年3月7日
(2)1962年11月16日以上ケルン、WDRフンクハウス、第1ホール(ライヴ)
(3)1957年4月6日ケルン、WDRフンクハウス、第2ホール
すべてWDRアーカイヴからの正規音源復刻で完全初出。フルニエのドヴォコン
といえば、同年6月、やはり同じセルとの顔合わせによるスタジオ録音がこの
名曲にとどめをさすものとして広く知られています。そして、そのスタジオ盤
の再現というべき5ヶ月後に行われた注目のライヴも、スタジオ盤の内容から
考えておおいに期待が持てるところです。また、これはセルの数少ないライヴ
録音としても貴重。名手にとって3種目となるエルガーも、チェリストあがり
のウォーレンスタインが指揮を務めたベルリン・フィル盤(66年)とはだいぶ
印象のちがう仕上がりに。こちらは現代作品のスペシャリストとしても名を
馳せた知匠ロスバウトの指揮に注目。怜悧なアプローチのもと“チェロのプリ
ンス”と呼ばれた節度と気品あるフルニエのソロがいっそう際立ちます。さら
に、このほかではケンプとのライヴで知られる「魔笛」変奏曲も、うれしいお
まけです。

MM 027 \2080
モノラル
(1)ベートーヴェン:「フィデリオ」序曲Op.72b
(2)シューベルト:交響曲第9番ハ長調D.944「ザ・グレイト」
(3)ベルク:「ヴォツェック」からの3つの断章
(3)アンネリーズ・クッパー(S)
エーリヒ・クライバー(指)
ケルン放送交響楽団
録音:(1)1956年1月7日
(2)(3)1953年11月23日ケルン、WDRフンクハウス、第1ホール(ライヴ)
mediciMASTERSのエーリヒ・クライバー第4弾。このうえなく雄渾なる「フィデ
リオ」序曲はWDRの放送用オペラ全曲録音からのもので、これがクライバー
唯一の録音。その血が脈々と息子カルロスにも流れるベルクは、作曲者と親交
のあったエーリヒにとって重要なレパートリー。そのさきがけとして1930年代
に作品普及に努めました。メインの「グレイト」はかねてより折り紙つきの内
容として知られていますが、ここにようやくはじめて本来の姿を伝える高音質
でよみがえりました。すべてWDRアーカイヴからの正規復刻。

MM 026 \2080
ステレオ
(1)ラヴェル:「ジャンヌの扇」のためのファンファーレ
(2)フランク:交響曲ニ短調
(3)プロコフィエフ:カンタータ「アレクサンドル・ネフスキー」Op.78
(3)ゾフィー・ヴァン・サンテ(Ms)、オランダ放送合唱団
レオポルド・ストコフスキー(指)
ヒルヴェルスム・オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
録音:1970年8月22日ロッテルダム、ドーレン
起伏の大きな表現で聴かせるフランクと、持ち前のドラマ作りのうまさが冴え
渡るプロコとすべてがファンにはかねてより知られる内容。なにもかもテン
ションがけた違いで、どんなオケも手中に収めてしまうストコフスキー・マジ
ックが炸裂。ただ、演奏効果を狙う編曲魔ストコフスキーにしては例外的に、
ここではすべてストレートな形で演奏されています。プロコフィエフのみ正規
初CD化、当日のコンサートを完全な形で収録。このたびヒルヴェルスムの
AVRO提供のオリジナル・マスターを使用し、リマスタリング・エンジニアには
Calaのレオポルド・ストコフスキー協会盤でもおなじみのパスカル・バーンを
起用。大幅な音質改善が施されています。

MM 029 \2080
モノラル
(1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57「熱情」
(2)ブラームス:間奏曲変ロ短調Op.117-2
(3)シューマン:謝肉祭Op.9
(4)ショパン:バラード第1番ト短調Op.23
(5)同:練習曲ホ短調Op.25-5
(6)リスト:ハンガリー狂詩曲第12番嬰ハ短調
(7)[アンコール]ヴィラ=ロボス:「赤ちゃんの一族」より道化人形
アルトゥール・ルービンシュタイン(P)
録音:1963年4月20日オランダ、ナイメーヘン(ライヴ)
WDRアーカイヴによる正規復刻で完全初出。20世紀を代表するピアニスト、ル
ービンシュタインは自身と母国ポーランドが味わった戦争の痛ましい記憶か
ら、1914年を最後にドイツでは決して演奏することはありませんでした。け
れども、ドイツとの国境沿いにあるオランダの古都ナイメーヘンで行われた
このリサイタルには、ドイツからも多くのファンが詰め掛け歴史的に重要な
出来事としていまも記憶されています。そのことのみならず、プログラムと
しても目を引くのは、ルービンシュタインが‘とても自分には弾けない’と
公言してついに商業録音を残さなかった「ショパンのエチュード」がわずか
一曲とはいえ、取り上げられていること。かくいう巨匠も同曲だけは特別で
あったようで、1958年11月ロンドンBBCスタジオでの放送用録音(BBCL.4216)
の演奏も残されています。もちろんシューマン、そしてかれに献呈されたア
ンコールのヴィラ=ロボスまでいずれもわすれがたいものです。



<ALIA VOX>
KDC 5054/55(SACD-Hybrid) 2枚組 \5500
豪華フルカラー
日本語解説付
東洋への道-音楽で辿るザビエルの生涯
[CD1]人文主義のヨーロッパ
1.フランシスコ・ザビエルの誕生と幼年時代
2.フランシスコ・ザビエルの青年時代
3.パリ大学での勉学
4.イタリアとイエズス会の創設
5.リスボンからアフリカとインドへ
[CD2]日本へ到着
6.文化の新しい世界 日本へ到着
7.中国の閉ざされた扉へ 
ジョルディ・サヴァール(指)
エスペリオンXXI/ラ・カペッラ・レイアル・デ・カタルーニャ
アリアボックスの名盤(AVSA 98569)、国内盤仕様化。
黄金時代のイベリア半島に生を受けた、日本とかかわりの深いスペイン、バス
ク地方の聖人フランシスコ・ザビエル。彼の生誕500年(2006年)に録音された
このCDブックは、彼が経験した様々な音楽世界を、その足跡を辿って訪れる音
のドキュメンタリーです。解説前文でサヴァール(カタルーニャ語の発音通り
「サバイ」と表記される)が詳しく述べているように、ザビエルの人生を音楽
によって説明するのではなく、音楽自身が歴史的事件を語り、その場の魂と
雰囲気を示してくれます。
また、その時代を代表する文章、その時代の音楽についての記事、彼の手紙
の抜粋を収載することで、彼が東洋への道程で出会い、現在も生きている音
楽文化を紹介する、音と言葉による壮大な伝記ともなっています。録音全体
を統一する役割を果たしている「オ・グロリオサ・ドミナ」は、16世紀スペ
インの作曲家に好まれたスペイン地方独自の賛歌で、長崎の隠れキリシタン
に伝わる歌おらしょ「ぐるりよざ」の原型と推定されているもの。近年サヴァ
ールが指向する主題である「異なる文化の邂逅と和解」にもつながる太い縦
糸となっています。




<audite>
=ドイチュラントラジオ・クルトゥーア=
AU 95602 \2280
モノラル
モーツァルト:
(1)ピアノ協奏曲第20番ニ短調KV.466
(2)交響曲第41番ハ長調KV.551「ジュピター」
(2)ヴィルヘルム・ケンプ(P)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1956年1月21日ベルリン-ツェーレンドルフ、
パウロ派教区信徒会館(ライヴ)
auditeによるカラヤン生誕100年記念シリーズ第2集。モーツァルトの生誕200
周年アニヴァーサリーにあたる1956年のライヴで、1月21日からの三日間とも
同一演目で行われたオール・モーツァルト・プログラム。
威厳と確信に満ちた第1楽章の出だしに、アンサンブルの多少の乱れはお構い
なしというスポーティなフィナーレがひときわ印象深い「ジュピター」。壮麗
にしてエレガントな曲想がよほどカラヤンの志向と合っているのか、モーツァ
ルトでは第39番とならんで生涯にもっとも録音を多く残したのも分かるような
気がします。
さらに、ほかにカラヤンではこの数日後の1月28日、ハスキルとのライヴしか
録音のないピアノ協奏曲第20番。もとよりモーツァルトのピアノ協奏曲そのも
のの録音が極端に少ないカラヤンですが、ここでの独奏は名匠ケンプ。第2楽
章ロマンスの至福の表情などわすれがたい場面です。ドイチュラントラジオ・
クルトゥーアの正規音源からの復刻。




<ZIG ZAG Territoires>
ZZT 080502 \2480
40ページ、フル・カラーのブックレット付
美麗化粧箱入り
タルティーニ(1692-1770):
1.作者不詳:Lieto ti prendo e poi(Aria del Tasso)*
2-5.ソナタ 第17番ニ長調
6.作者不詳:Depo Clorinda le sue spoglie inteste*
7-11.ソナタ 第24番ニ長調
12-14.ソナタ 第13番ロ短調
15.作者不詳:Intanto Erminia fra l’ombrose piante
16-20.ソナタ(ブレイナードA3)イ短調
21.パオロ・ロリ:Solitario bosco ombroso*
22-24.ソナタ 第2番ロ短調
25.タルティーニ:Solitario bosco ombroso
キアラ・バンキーニ(Vn)パトリツィア・ボヴィ(S)*
録音:2006年、2007年
バロック・ヴァイオリン界を牽引するキアラ・バンキーニによるタルティー
ニのソナタ集。難曲「悪魔のトリル」で有名なイタリア後期バロックの巨匠
タルティーニ。作品の多くがヴァイオリン・ソナタとヴァイオリン協奏曲で
同時代のイタリアの作曲家と異なり宗教音楽やオペラなどの作品はありませ
ん。ヴァイオリンの奏法に関する著書も残しているなど自身もヴァイオリン
の名手でありました。キアラ・バンキーニのしなやかなボウイング、鮮やか
な技巧をみせ、聴き応えのある1枚となっております。またイタリアの叙事
詩人タッソのアリアを曲間に収録。歌はアッシジ生まれのソプラノ、パトリ
ツィア・ボヴィ。彼女は幼いときから音楽の才能を見出されペルージャの音
楽院でセルジオ・ペゼッティに師事。古楽アンサンブル・ミクロログスのメ
ンバー、また各地の音楽祭で引っ張りだこの注目の古楽ソプラノ歌手です。
伸びやかな息づかい、まろやかな音色が魅力的です。

ZZT 080503 \2480
モーツァルト:
クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581
クラリネット四重奏曲 変ホ長調 K.380/374f
(原曲:ヴァイオリン・ソナタ第36番K.380)、
変ロ長調 K.378/317d(原曲:ヴァイオリン・ソナタ第34番 K.378)
フローラン・エオー(Cl)
マンフレッド弦楽四重奏団【ルイジ・ヴェッキオーニ(Vn)マリー・ビュロー
(Vn) ヴィンシャン・ベランジェ(Va)クリスチャン・フォルフ(Vc)】
録音:2007年3月
モーツァルトの室内楽の最高峰作品、クラリネット五重奏曲を含むクラリネッ
トの音色を存分に味わうことのできる1枚。フローラン・エオーはフランスの
若手のなかでも抜群の腕前とセンスを持ったクラリネット奏者。1991年パリ
高等音楽院卒業。同年、トゥーロン国際コンクール優勝。その後ヨーロッパ
各地のオーケストラ、フェスティヴァルなどに招かれ、ソリスト、室内楽奏
者として活躍。現在、ルュイユ・マルメゾン音楽院教授。

ZZT 080701 \2480
ビーバー(1644-1704):宗教的・世俗的弦楽曲集(全12曲)
レ・プレジール・デュ・パルナッス【ダヴィッド・プランティエ(Vn)マーヤ
・アムライン(Vc)アンドレア・マルキオル(Cemb) 野入志津子(Lute)】
録音:2007年9月
古楽ヴァイオリン界の寵児ダヴィッド・プランティエ率いるレ・プレジール・
デュ・パルナッスの新録音。ヨーロッパを中心に活躍する日本人リュート奏者、
野入志津子やスコラ・カントルムで学んだヴィルトゥオーゾにより2004年に
結成されたアンサンブル。
17世紀の名匠ビーバーは、ヴァイオリン音楽や室内楽、宗教音楽などに斬新か
つ技巧的な手法を用い、なお且つ神秘性や深みもある傑作を書いています。
この宗教的・世俗的弦楽曲集もビーバーらしい美しく清らかな旋律としっかり
とした楽曲構成が見事に融合した作品。レ・プレジールの演奏も素晴らしく
古楽ファン必聴のアルバムです。

ZZT 071002 \2480
オルフェ-カンタータとエール
ランベール、ルイ=ニコラ・クレランボー、F.クープラン、ラモー、
シャルパンティエらの作品
シリル・オヴィディ(T)イリアード・アンサンブル
録音:2007年4月
ウィリアム・クリスティに見出されバロック界へと転身した若手テノール歌手
シリル・オヴィディと2003年に結成された古楽グループ、イリアード・アンサ
ンブル。シリル・オヴィデは美しいフランス語の響きを活かした多彩な歌声と
変幻自在な音色を使い分けています。




<KING INTERNATIONAL>
KDC 7009 \2500
(原盤番号: ORFEO 001811)
宇野功芳の音盤棚「これがUNO!」 Vol.9
フランツ・シューベルト:名歌曲集
秘密(フランツ・シューベルトに寄せて)D491
ロマンス D797/3b、水の上にて歌えるD774、冬の夕べ D938、
静かな国へ D403a わたしのクラヴィーアに D342、夕映えの中で D799、
ナイチンゲールに寄す D497母なる大地 D788、草原の歌 D917、
恋する者のさまざまな姿 D558、岩上の羊飼 D965
マーガレット・プライス(S) 
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(P)ハンス・シェーネベルガー(Cl)
録音:1981年9月9-11日 ゼーオン修道院ホール
演奏解説/unauの無能日記(エッセイ):宇野功芳氏
以前からその歌声に魅了され宇野功芳氏が絶賛していたマーガレット・プライ
ス。可憐さと強さというソプラノ歌手にとって重要な要素を兼ね備えた稀有な
才能を持った名歌手。ピアノ伴奏はドイツ・オーストリア音楽を代表する指揮
者の一人、また名ピアニストでもあるヴォルフガング・サヴァリッシュ。彼は
2008年8月26日で85歳になり、このCDが彼の偉業を称える宇野氏からのプレゼ
ントとなることでしょう。ORFEOレーベルも納得の宇野氏の熱烈解説の一部を
ご紹介致します。
注目のunauの無能日記は愛弟子、有山麻衣子とのオーディオ探索編です。
マーガレット・プライスは低域から高域までムラのない美声を誇り、音程の正
確さとフレージングの巧みさも光っている。CDはオペラ全曲盤が多く、歌曲は
少ない。本CDはその数少ない貴重な一枚で、1981年、プライス47歳、最円熟期
のレコーディングであり、ピアノ伴奏を指揮者サヴァリッシュが受け持ってい
るのも価値を増している。ぼくはこの「シューベルト歌曲集」が発売されたと
きから口を極めて絶讃し、愛聴して来た。とくに「夕映えの中に」は名唱中の
名唱といえるだろう。【宇野功芳氏ライナーノーツより】

<CHALLENGE CLASSICS>
CC 72286 \2300
J・S・バッハ(1685-1750):葬送カンタータ集
第198番「侯妃よ、さらに一条の光を」BWV198
第131番「深き淵より、主よ、われは汝を呼ぶ」BWV131
リサ・ラーション(ソプラノ)
エリーザベト・フォン・マグヌス(アルト)
ポール・アグニュー、ギー・ド・メイ(テノール)
クラウス・メルテンス(バス)
トン・コープマン(指揮)
アムステルダム・バロック管弦楽団&合唱団
「J・S・バッハ:カンタータ全集」からの編集盤。

CC 72288 \2300
J・S・バッハ(1685-1750):対話カンタータ集
第49番「われ希望を持ちて歩み求めん」BWV49
第60番「おお、永遠よ、汝恐ろしき言葉」BWV60
第140番「目覚めよ、と呼ぶ声あり」BWV140
第59番「われを愛する者は、わが言葉を守らん」BWV59
シビッラ・ルーベンス、サンドリーヌ・ピオ、ルート・ツィーザク(ソプラノ)
ボグナ・バルトシュ(アルト)
イェルク・デュルミュラー、ジェイムズ・ギルクリスト(テノール)
クラウス・メルテンス(バス)
トン・コープマン(指揮)
アムステルダム・バロック管弦楽団&合唱団
「J・S・バッハ:カンタータ全集」からの編集盤。

CC 72289 \2300
J・S・バッハ(1685-1750):哀悼行事
第106番「神の時は最上の時なり」BWV106
第21番「わが心には憂い多かりき」BWV21
バルバラ・シュリック(ソプラノ)
カイ・ヴェッセル(男性アルト)
ギー・ド・メイ(テノール)
クラウス・メルテンス(バス)
トン・コープマン(指揮)
アムステルダム・バロック管弦楽団&合唱団
「J・S・バッハ:カンタータ全集」からの編集盤。




<ARS PRODUKTION>
ARS 38488 \2180
シューマン(1810-1856):ピアノ作品集
クララ・ヴィークの主題による即興曲 Op.5(1833)
ベートーヴェンの主題による練習曲(1833-1835)
ショパンの主題による変奏曲 Op.15 No.3(1835/1836)
ピアノ小品変ニ長調(花の曲 Op.19 冒頭部の初稿;1838)
花の曲 変ニ長調 Op.19(1838/1839)/3つのロマンス Op.28(1839)
3つの幻想小品 Op.111(1851)/暁の歌 Op.133(1853)
アレクサンドル・ゾロタレフ(ピアノ)
録音:2007年2月、モスクワ放送
Schumann: Piano Works / Alexander Zolotarev
Legenden des Gesanges
歴史的声楽録音をCD化する「歌唱の伝説」シリーズ

ARS 38701 \1980
歌唱の伝説 Vol.1 フリッツ・ヴンダーリヒ
シューベルト(1797-1828):歌曲集「美しい水車屋の娘」Op.25 D.795
フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール)
クルト・ハインツ・シュトルツェ(ピアノ)
録音:1957年8月12、15日、ベルリン、ホテル・エスプラナーデ

ARS 38702 \1980
歌唱の伝説 Vol.2 ハインリヒ・シュルスヌス
ヴォルフ(1860-1903):
愛する人に/君の魅力がすべて描き出されますように/ほら吹き大将
移ろわぬ春/公現祭/郷愁/少年鼓手/秘めた愛/時は春
ビーテロルフ (以上(*))
ヴァイラの歌/アナクレオンの墓/こうのとりの使い/セレナード
祈り/散歩/小さいものでも/庭師/問わず語り/出会い/隠棲
考えてもみよ、ああ、心よ/別れ (以上(+))
アナクレオンの墓(#)/ねずみ捕りの男(#)/友(**)
夜の間に(ボーナス・トラック;シュルスヌス最初の録音)(+)
ハインリヒ・シュルスヌス(バリトン)
フランツ・ルップ(ピアノ(*))
セバスティアン・ペシュコ(ピアノ(+))
ゲアハルト・シュテーガー(指揮(#))
ベルリン国立歌劇場管弦楽団(#)
クルト・シュレーダー(指揮(**))
ヘッセン放送管弦楽団(**)
録音:1927-1949年

ARS 38703 2枚組 \3960
歌唱の伝説 Vol.3 エルナ・ベルガー
ヴォルフ(1860-1903):アイオロスの竪琴に寄せて(*)
シューベルト(1797-1828):糸を紡ぐグレートヒェン(+)/岩の上の羊飼い(*/#)
ブラームス(1833-1897):(+)
僕たちはさまよい歩いた/夢は去り/死、それは冷たい夜/ひばりの歌
傷ついた私の心/まどろみはいよいよ浅く/子守歌
シューマン(1810-1856):月夜(*)/時は春(*)
プフィツナー(1869-1949):
「古い歌」Op.33(ゴットフリート・ケラーの8つの詩)(+)
ロベール・オブシエ(1900-1957):クロプシュトックによる3つのアリア(**)
[1948年、メルボルンにおける「歌曲の夕べ」のリハーサルより](++)
ブラームス:眠りの精
シューベルト:ズライカ
シューマン:くるみの子
ヴォルフ:つれない娘
J・シュトラウス II:春の声(ワルツ)
プッチーニ:オペラ「ボエーム」から 私の名はミミ
フロトウ:オペラ「マルタ」から 夏の名残りのばら
トーマス・フォイクトによるインタービュー(1990年)
エルナ・ベルガー(ソプラノ)
ハインリヒ・ゴイザー(クラリネット(#))
エルンスト・ギュンター・シェルツァー(ピアノ(*))
ミヒャエル・ラウヒャイゼン(ピアノ(+))
エタ・ハーリヒ=シュナイダー(チェンバロ(**))
ハンス・ヴァルター・シュライフ(オーボエ(**))
Henri Penn(ピアノ(++))
録音:1938-1957年

ARS 38704 \1980
歌唱の伝説 Vol.4 エルフリーデ・トレッチェル オペラ・アリア集
モーツァルト(1756-1791):「フィガロの結婚」(*)、
スメタナ(1824-1884):「売られた花嫁」(+)、
ドヴォルジャーク(1841-1904):「ジャコバン党員」(*/**)、
チャイコフスキー(1840-1893):「エフゲニー・オネーギン」(*)、
レオンカヴァッロ(1857-1919):「道化師」(+)、
プフィツナー(1869-1949):「パレストリーナ」(#)、
R・シュトラウス(1864-1949):「ばらの騎士」(*/++)から
エルフリーデ・トレッチェル(ソプラノ)
ホルスト・ギュンター(バリトン(**))
ローレンツ・フェーエンベルガー(テノール(#))
マルガレーテ・クローゼ(アルト(#))
リタ・シュトライヒ、アニー・シュレム(ソプラノ(#))
ゲオルギーネ・フォン・ミリンコヴィチ(メゾソプラノ(++))
ティアナ・レムニッツ(ソプラノ(++))
フェルディナント・ライトナー(指揮(*))
ヴュルテンベルク国立歌劇場権限楽団(*)
ローベルト・ヘーガー(指揮(+/#))
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団(+)
ベルリン・コーミッシェ・オパー管弦楽団(#)
録音:1949-1952年




<REGIS>
RRC 1299 \880
トゥリーナ(1882-1949):管弦楽作品集
幻想的舞曲集 Op.22/セビーリャ交響曲 Op.23/交響的狂詩曲 Op.66
交響詩「ロシーオの行列」Op.9/闘牛士の祈り Op.35
エンリケ・バティス(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
メキシコシティ・フィルハーモニー管弦楽団
原盤:IMP / ASV

RRC 1300 \880
ハチャトゥリアン(1903-1978):
ヴァイオリン協奏曲ニ短調(*)
ピアノ協奏曲変ニ長調(+)
ボリス・グートニコフ(ヴァイオリン(*))
コンスタンチン・イワーノフ(指揮(*))
ソヴィエト国立交響楽団(*)
アネット・サーヴァデイ[アンネッテ・セルヴァデイ](ピアノ(+))
ジョゼフ・ジュンタ(指揮(+))
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(+)
原盤:Hyperion(+)
ボリス・グートニコフ(1931-1986)は1962年の第2回チャイコフスキー国際コン
クール・ヴァイオリン部門優勝者。教育者としても高名で、来日演奏歴もあり
ますが、ソ連崩壊前に50代半ばで亡くなってしまったこともあり、「幻の巨匠」
的存在となっています。(*)も「西側」初出音源とのことです。

RRC 2080 2枚組 \1760
プッチーニ(1858-1924):オペラ「西部の娘」
エリナー・スティーバー(ソプラノ)
マリオ・デル・モナコ(テノール)
ジャン・ジャコモ・グェルフィ(バリトン)
ディミトリス・ミトロプーロス(指揮)
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団
原盤:Cetra




<CORO>
COR 16062 3枚組 \4180
ヘンデル(1685-1759):オラトリオ「メサイア」HWV56
キャロライン・サンプソン(ソプラノ)
キャサリン・ウィン=ロジャース(アルト)
マーク・パドモア(テノール)
クリストファー・パーヴズ(バス)
ハリー・クリストファーズ(指揮)
シックスティーン
【リリース速報】
クリストファーズ&シックスティーンの最新録音。3枚組(3枚目はボーナス盤、
内容未詳)で2枚分の価格です。詳細判明次第ご案内いたしますが、今回を初回
受注といたします。

COR 16059 \2080
涙の流れ
フアン・グティエレス・デ・パディーリャ(1590頃-1664):教会音楽集
Deus in adiutorium / Mirabilia testimonia tua
Stabat Mater / Transfige, dulcissime Domine
Lamentations / Tristis est anima mea
Versa est in luctum / Missa Ave Regina caelorum
Pater peccavi / Salve Regina / Ave Regina caelorum
ハリー・クリストファーズ(指揮)
シックスティーン
スペインのマラガに生まれたフアン・グティエレス・デ・パディーリャはメ
キシコに渡り、プエブラの大聖堂で活躍した作曲家。

COR 16060 \2080
マザランのための音楽
オラツィオ・ミーキ(1594-1641):Spera mi disse Amore
マルカントワーヌ・シャルパンティエ(1643-1704):Ah! Qu'ils sont courts
ジャン=バティスト・リュリ(1632-1687)/ヴィゼ編曲:Assez de Pleurs
ピエール・ゲドロン(1564-1619):Aux plaisirs
ジャン=バティスト・リュリ/ダングルベール編曲:Ritournelle des Fees
ジャコモ・カリッシミ(1605?-1674):Deh, memoria
ルイジ・ロッシ(1597-1653):Mio core languisce
ルイ・クープラン(1626頃-1661):Chaconne la Bergeronnette
ジャン=バティスト・リュリ:Deh, piangete - from Psyche
不詳/デイヴィッド・ブランデン編曲:
La chasse donnee a Mazarin par les paysans des bourgs et des villages
sur le tocsin(Mazarinade)
ドマシ(?-1692頃):Allemande
マルカントワーヌ・シャルパンティエ:Tristes deserts
ミケランジェロ・ロッシ(1601頃-1656):Toccata Settima
ルイジ・ロッシ:Non pianga e non sospiri - from Orfeo
ジャン=バティスト・リュリ:
Tranquilles coeurs - from Le Triomphe de L'Amour
マルカントワーヌ・シャルパンティエ/デイヴィッド・ブランデン編曲:
Sans frayeur
マルカントニオ・パスクァリーニ(1614-1691): Si ch'io voglio sperare
不詳/デイヴィッド・ブランデン編曲:
Avertissement des enfarinez a Mazarin sur ce qu'il doit craindre
(Mazarinade)
ジャン=バティスト・リュリ:Le perfide Renaud me fuit - from Armide
ジャン=バティスト・リュリ(1632-1687)/ヴィゼ編曲:
Chaconne des Harlequins
アンドレ・カンプラ(1660-1774):Ad un cuore - from L'Europe Galante
ル・ジャルダン・スクレ
エリザベス・ドビン(ソプラノ)
デイヴィッド・ブランデン(チェンバロ)
ソフィー・ヴァンデン・アインデ(テオルボ)
ロミナ・リシュカ、マリアン・ミネン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
バーゼル、ハーグ、ブリュッセルの音楽院で学んだ若い演奏家たちにより結成
され、2007年ニューヨークで行われた「若いアーティストのためのアーリー・
ミュージック・ネットワーク国際コンクール」で聴衆賞を獲得したル・ジャル
ダン・スクレのデビュー・アルバム。
フランス国王ルイ14世(1638-1715、在位:1643-1715)の幼少から青年期にかけ
て実質的に宰相を務めた政治家・枢機卿ジュール・マザラン(1602-1661)。イ
タリア出身である彼は宮廷音楽家にリュリを迎えるなど、王室の宮廷にイタリ
ア音楽を持ち込みました。

<Soli Deo Gloria>
SDG 702 \2900
(1)ブラームス:埋葬の歌Op.13
(2)メンデルスゾーン:われら、人生のただ中にありてOp.23-3
(3)ブラームス:運命の歌Op.54
(4)同:交響曲第1番ハ短調Op.68
ジョン・エリオット・ガーディナー(指)
モンテヴェルディ合唱団,
オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティーク
録音:2007年秋ロンドン、パリ(ライヴ)
ガーディナー自らが運営するモンテヴェルディ・プロダクションズのレーベ
ル“ソリ・デオ・グローリア”から、「バッハのカンタータ巡礼」シリーズ
の大成功を受けて、いよいよ念願のブラームス・プロジェクトがスタートし
ます。これは従来のモンテヴェルディ合唱団に加えて、ガーディナーが古典
派とロマン派作品を演奏する際の手兵オルケストル・レヴォリューショネル
・エ・ロマンティーク(ORR)を率いて、2007年秋から向こう2年間にわたり実
演と並行して4つのシンフォニーのほかに、主要な合唱作品を録音してゆくと
いうものです。
「ブラームスの大規模な音楽は生気、ドラマそしてはげしい情熱であふれて
います。」と語るガーディナー。ガーディナーによると、このシリーズのユ
ニークな特徴としては、交響曲を、ブラームスのほかの作品(すぐれていなが
らもしばしば顧みられない合唱音楽)と、ブラームスがたいへん賞賛した巨匠
たち(シュッツやとりわけJ.S.バッハ)や、より最近のブラームスにとっての
英雄たち(メンデルスゾーンやシューベルト、シューマン)の文脈のなかに置
くことで、あらたな視点からブラームスの音楽を探ることにあります。
まさしくこのコンセプトに従って、第1弾のカップリングと構成もたいへん
個性的。アルバム前半には実演と同じく合唱作品が配され、まず、このあた
りはモンテヴェルディ合唱団の真骨頂。過去にドイツ・レクイエム(1990年)
や愛の歌などでもとびきり美しく透き通るハーモニーを聴かせてくれた記憶
があざやかに蘇ります。




<BONGIOVANNI>
AB 20009(DVD-Video) \4950
字幕:伊英
パイジェッロ:「セヴィリアの理髪師」
ミルコ・グァダニーニ(T アルマヴィーヴァ伯爵)
ドナート・ディ・ジョイア(Br フィガロ)
ステファニア・ドンツェッリ(S ロジーナ)
マウリツィオ・ロ・ピッコロ(Bs ドン・バルトロ)
パオロ・ボルドーニャ(Bs ドン・バジーリオ)
ほか
ジョヴァンニ・ディ・ステーファノ(指)
ジョヴァンニ・パイジェッロ音楽祭室内管弦楽団
演出:ロゼッタ・クッキ
装置,衣装:ルイージ・スコーリオ
収録:2005年11月23,25日,オルフェオ劇場,ターラント
18世紀後半の最大のオペラ作曲家、ジョヴァンニ・パイジェッロの代表作と言
えば、この「セヴィリアの理髪師」。後にロッシーニが同じ題材のオペラ(で
も展開は結構異なります)を作曲、大人気となったために影が薄くなってしま
いましたが、パイジェッロの「セヴィリアの理髪師」だって素敵な名作です。
録音は数種あったものの、DVDはこれが初登場。パイジェッロの生地ターラン
トで行われるジョヴァンニ・パイジェッロ音楽祭でのライヴ収録です。アル
マヴィーヴァ伯爵のミルコ・グァダニーニはミラノ出身のテノールで、現在
メキメキと頭角を現している注目株。フィガロ役のドナート・ディ・ジョイ
アは、カンポバッソ出身。ロッシーニ、ドニゼッティなどを得意とするバリ
トン。ロジーナ役のステファニア・ドンツェッリは、娘役、スーブレット役
で大活躍のソプラノ。さらにロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルでも活
躍のマウリツィオ・ロ・ピッコロとパオロ・ボルドーニャと、適材適所の配
役。演出を手掛けるロゼッタ・クッキは、伴奏ピアニストとして高名な人。
ルイージ・スコーリオの品の良い装置ともども、作品の特性を良く生かした
舞台になっています。
日本語のあらすじが付いていますので、この作品を全く知らない人でも安心
です。

GB 1207 \2180
ジーノ・ペンノ 録音集
ベッリーニ:「ノルマ」,
ヴェルディ:
「アロルド」,「アッティラ」,「トロヴァトーレ」,
「シモン・ボッカネグラ」,「運命の力」,「アイーダ」
からのアリア、場面
ジュゼッペ・カンポーラ 録音集
ヴェルディ:「リゴレット」,「トラヴィアータ」,「アイーダ」
プッチーニ:「ボエーム」,「蝶々夫人」
ポンキエッリ:「ジョコンダ」
からのアリア、場面
ジーノ・ペンノ(Tn) 録音:1951-55年
ジュゼッペ・カンポーラ(Tn) 録音:1952-55年
1950年代を中心に活躍した二人のテノール、ジーノ・ペンノ(1920-1998)と、
ジュゼッペ・カンポーラ(1923-2004)の録音集。ペンノの方は、一部を除き
ライブ録音。カンポーラの方は、スタジオ録音。




<世界文化社>
DVD決定盤
オペラ名作鑑賞シリーズ3
DVD2枚組(日本語字幕付き)+解説BOOK
SBKI 3(2DVD+解説BOOK) \4800
DVD決定盤 オペラ名作鑑賞シリーズ3 プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」
[Disc 1]サンフランシスコ歌劇場 1988年上演 (116分) 
[Disc 2]プッチーニ・トッレ・デル・ラーゴ野外大劇場 2007年上演 (111分)
[Disc 1]ティツィアーノ・セヴェリーニ(指)サンフランシスコ歌劇場O&Cho
演出:フランチェスカ・ザンベッロ
装置:ダヴィド・ミッチェル
ミミ:ミレッラ・フレーニ,ロドルフォ:ルチアーノ・パヴァロッティ
ムゼッタ:サンドラ・パチェッティ,マルチェッロ:ジーノ・キリコ 
コッリーネ:ニコライ・ギャウロフ,ショナール:スティーヴン・ディクソン
ベノワ/アルチンドーロ:イタロ・ターヨ
[Disc 2]スチュワート・ロバートソン(指)
プッチーニ・フェスティバルO&Cho,プッチーニ・フェスティバル少年Cho
演出:マウリツィオ・スカパッロ
装置/衣裳:ジャン・ミシェル・フォロン
ミミ:ノルマ・ファンティーニ,ロドルフォ:マッシミリアーノ・ピザピーア
ムゼッタ:ドナータ・ダヌンツィオ・ロンバルディ
マルチェッロ:ガブリエーレ・ヴィヴィアーニ,
ショナール:マッシミリアーノ・ヴァッレッジ
コッリーネ:アンドレア・パトゥチェッリ,
ベノワ/アルチンドーロ:フランコ・ボスコロ
[解説書]永竹由幸 監修・著
パヴァロッティ&フレーニという「ラ・ボエーム」あたり役、黄金コンビの
サンフランシスコでの絶頂期の華麗なる競演とプッチーニゆかりの地、トッ
レ・デル・ラーゴ(フィレンツェの西95km,ピサの北14km、ここでプッチーニ
は「トスカ」「蝶々夫人」「ラ・ボエーム」等を作曲しました)でのプッチー
ニ音楽祭の最新盤の2枚組み。




<MEDICI ARTS-EUROARTS>
20 72468(DVD-Video) \2900
音声:英・独・仏・西
(1)ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調Op.21
(2)シューベルト:交響曲第6番ハ長調D.589
(3)同: 交響曲第8番ロ短調D.759「未完成」
[特典映像]
・ショルティによるシューベルトの交響曲へのイントロダクション
(英語、字幕なし)
サー・ゲオルグ・ショルティ(指)シカゴ交響楽団
収録:(1)1978年ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール(ライヴ)
(2)(3)1979年シカゴ、オーケストラ・ホール(ライヴ)
(映像制作:ユニテル・クラシカ)
(映像監督:ハンフリー・バートン)
昨年の歿後10周年を機に、いまふたたび偉大な足跡に光りがあてられている
20世紀を代表する巨匠ショルティ。medici artsからも全盛期に手兵CSOと手
掛けたライヴ映像作品がリリースされます。ベートーヴェンの第1番は、同じ
CSOとの2度におよぶ全集録音中にそれぞれ、1974年と1989年の録音があり、
当ライヴはそのあいだに位置するもの。そして、巨匠とCSOとの長きにわたる
関係からおもえば意外なことに、シューベルトの2曲はCSOとの初レパートリ
ー。さらに、第6番についてはこれがショルティにとって唯一の録音。ショル
ティでは、後年のウィーン・フィルとの「未完成」や「グレイト」も味わい
深いものでしたが、やはり息の合った手兵との演奏はまた格別。ベートーヴェ
ン、シューベルトいずれについてもいえることですが、究極の合奏精度に裏
打ちされた、がっしりした構造と抜群の運動性にあらためて興奮を覚えます。
なお、ここに収録されたシューベルトのふたつの交響曲についてあたたかい
調子で語るショルティの姿も印象深いものです。




<ATMA classique>
SACD2 2514(SACD-Hybrid) \2180
ブルックナー:交響曲第9番(ノヴァーク版)
ヤニック・ネゼ=セガン(指)
グラン・モントリオール・メトロポリタン管弦楽団
録音:2007年9月
ヤニック・ネゼ=セガンは1975年生まれのカナダ人指揮者。ダニエル・ハー
ディング、ウラディミール・ユロフスキと同世代の次世代指揮者。今夏には
ザルツブルグ音楽祭デビュー。そして9月からはゲルギエフの後任としてロッ
テルダム・フィルの音楽監督、ロンドン・フィルの首席客演指揮者に就任。
また12月にフィラデルフィア管、2009年2月にボストン響などアメリカデビュ
ーも決まり、まさに今世界中が注目する32歳の若手指揮者の一人。今年6月に
は鮮烈な日本デビューを飾っています。ヤニック・ネゼ=セガンは既に2000
年から率いているグラン・モントリオール・メトロポリタン管弦楽団とATMA
レーベルからブルックナーの第7番(SACD2 2512)を発売。遅めのテンポで丁寧
に描いていました。今回の第9番は、たっぷりと構築される濃い内容と素晴ら
しい表現力、よどみなく流れる音楽でじっくりと聴かせます。2009年には
第8番を録音する予定。今後の彼の活躍に目が離せません。




<HOMA DREAM>
KCCW 4003 \2500
メロディア・センチメンタル
1.ラミレス:アルフォンシーナと海*
2.オヴァーレ:アズラオ(青い鳥)*
3.ファリャ:ナナ(子守歌*)
4.ファリャ:カンシオン*
5.M=トローバ:トリーハ* [ギターソロ]
6.ピアソラ:チキリン・デ・バチン*
7.ヴィラ=ロボス:メロディア・センチメンタル*
8.ペルナンブーコ:鐘の音* [ギターソロ]
9.沖縄民謡:花ぬ風車* [ギターソロ]
10.熊本民謡:五木の子守歌*
11.小椋 桂:木戸をあけて*
12.ギャニオン:めぐり逢い**
13.リヴグレン:ダスト・イン・ザ・ウインド*、**、***
Akemi(Vo)
[共演]*竹内永和(ギター)、**大島久美江(ピアノ)、
***石井有子(ヴァイオリン)
オペラ歌手として、また様々なジャンルのレコーディング歌手として、数多く
の経験を積んだAkemiのファーストアルバムは、ヴィラ=ロボスやオヴァーレ、
ラミレスらの南米歌曲やファリャのスペイン民謡、さらには五木の子守歌ま
でをも含んだ、バラエティー豊かなものとなった。
今までのソプラノ歌手の常識を覆すような軽やかで味わいの深い歌の数々、
このアルバムを通じて、Akemiの作り出す新しい歌曲の世界を存分に味わって
いただきたい



<harmonia mundi>
●美麗日本語帯つきシリーズ
HMA 1951741 \1280
フォーレ(1845-1924):ヴァイオリンとピアノのための作品全集
ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調Op.13、同第2番ホ短調Op.108、
子守歌Op.16、ロマンス Op.28、アンダンテ Op.75、初見用小品
イザベル・ファウスト(Vn) フロラン・ボファール(Pf)
録音:2001年1月
ヴァイオリン・ソナタ第1番では、湧きあがるようなピアノの前奏から一気に
引き込まれます。イザベル・ファウストの熱く揺れるヴァイオリンも薫り高
く見事。子守歌のフレッシュな歌いまわしも好感がもてます。伴奏のボファ
ールも好演。ヴァイオリンの震えるような微妙な音色から、ピアノの音色ま
でもらさず暖かくとらえられた、優秀録音です。

HMA 1951692 \1280
アンリエット・ルニエ(1875-1956):作品集
(1)伝説(1901) (2)妖精の踊り(1911) (3)瞑想(1898) (4)交響的作品(1913)
(5)ハープ、ヴァイオリンとチェロのためのトリオ (6)幻想的バラード
グザヴィエ・ドゥ・メストレ(Hrp) インゴルフ・トゥルバン(Vn) 
ウェン=シン・ヤン(Vc)
録音:1999年
グザヴィエ・ド・メストレは、ウィーン・フィルのソロ・ハーピストを務め、
また、ソリストとして世界の名だたるオーケストラとも多数共演、来日公演
も多く、今もっとも輝いているハープ奏者の一人です。ここに収められてい
るのは、フランスの女性ハープ奏者にして作曲家、ルニエの作品。彼女は、
11歳で音楽院で首席の座を獲得。和声、そして作曲のクラスへの参加を認め
られた初めての女性です。最終トラックの幻想的バラードは、エドガー・ア
ラン=ポーの不気味な物語「告げ口心臓」を音画化したもので、ハープのあ
らゆる楽曲のなかで最も難曲とされているもの。メストレが豊かな語り口と
確かなテクニックで聴かせます。

HMA 1951475 \1280
ベートーヴェン:
(1)ピアノ三重奏曲第3番op.1-3ハ短調
(2)ピアノ三重奏曲第8番WoO 39変ロ長調
(3)ピアノ三重奏曲第4番「俗歌」op.11 変ロ長調
ヴォルフガング・マイヤー(Cl(3))、パトリック・コーエン(フォルテP,
ワルター1986年)、エーリッヒ・ヘーバルト(Vn) クリストフ・コワン
(バロックVc)
録音:1993年4月
なんとも豪華なメンバーによるピアノ三重奏曲集です。弦楽器は、モザイク
弦楽四重奏団のヴァイオリニストとしてもおなじみの名手エーリッヒ・ヘー
バルトと、バロック・チェロの帝王コワン。そして、ソロでもアンサンブル
でも人気者のコーエン、そして現代ものも含め幅広い活躍を展開している
ヴォルフガング・マイヤーをクラリネットに迎えています。ベートーヴェン
お得意のハ短調による第3番ではたしかなアンサンブルに思わず聴き惚れ、
第8番の清澄な世界に心打たれ、第4番の生き生きとした歌いくちのうまさに
酔いしれる一枚です。

HMA 1951381 \1280
ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764)
バレエ劇「ピュグマリオン」(全1幕)
バレエ劇「ネレとミルティス」(全1幕)
ウィリアム・クリスティ(指)レザール・フロリサン
「ピュグマリオン」/ハワード・クルック(T;ピュグマリオン) 
サンドリーヌ・ピオー(S;愛) アニェス・メロン(S;セフィーズ) 
ドナティエンヌ・ミシェル=ダンサック(像) 
「ネレとミルティス」/アニェス・メロン(S;ミルティス) 
ジェローム・コレア(Br;ネレ) 
フランソワーズ・スメラ(S;カロリーヌ) 
ドナティエンヌ・ミシェル=ダンザック、
カロリーヌ・ペロン(S;二人のアルゴス人) 
録音:1991年
クリスティによる珠玉のラモー。

HMA 1951642 \1280
R.シュトラウス:ピアノ作品集
5つの小品Op.3,
ピアノ・ソナタ ロ短調 Op.5,
4つの情緒のある風景Op.9
フランク・ブラレイ(ピアノ)
ここに収められているのは、R.シュトラウスが17-18歳の時に書いたピアノ作
品。シュトラウスのオペラや交響詩を思わせる華麗な世界が、ピアノ1台に
見事に集約されています。フランスのスター・ピアニスト、フランク・ブラ
レイが演奏するR.シュトラウス作品は、うねるような官能と豊かな色彩を漂
わせつつ、きわめて流麗にして端正。R.シュトラウスのピアノ作品に新たな
光をあてた一枚といえるでしょう。

HMA 1951364 \1280
ラヴェル:
(1)ヴァイオリン・ソナタ(1897)
(2)ヴァイオリン・ソナタ(1923-27)
(3)カディッシュ 4'59
(4)ツィガーヌ 10'16
(5)ハバネラ 3'16
(6)フォーレの名による子守歌 2'53
パスキエ(Vn) エンゲラー(P)
録音:1990年
パスキエは度々来日もしており、フランス流の軽やかに薫るヴァイオリンで
多くの人々を魅了しています。また、エンゲラーもラ・フォル・ジュルネ音
楽祭などでしばしば来日、その濃密な音楽性で人々を魅了しています。この
アルバムは、そんな二人によるラヴェル作品集。エンゲラーの熱く煌めくピ
アノの上で、パスキエが自由に舞う様はまるで一枚の絵画を見ているかのよ
う。「ツィガーヌ」の冒頭のソロの部分で、パスキエは余裕たっぷり、異国
情緒たっぷりに音色を豊かに響かせます。実に巧みに聴かせます。続いて入
るエンゲラーのピアノも、ミステリアスな薫りが濃厚に漂い、絶品です。

HMA 1951710 \1280
20世紀のフルート作品集
(1)ブーレーズ:フルートとピアノのためのソナチネ
(2)メシアン:黒つぐみ
(3)ジョリヴェ:5つの呪文
(4)デュティーユ:フルートとピアノのためのソナチネ
(5)ヴァレーズ:質量21.5
フィリップ・ベルノール(Fl) アレクサンドル・タロー(Pf)
録音:2000年
今やフルートのみならず、フラウト・トラヴェルソ奏者、そして教育者とし
ても世界中で広く知られるフィリップ・ベルノールによる20世紀音楽集。20
世紀は、フルートが大きく変化を遂げた世紀だったといえるでしょう。20世
紀初頭、ドビュッシー作の「牧神の午後への前奏曲」は、フルートという楽
器のもつ音色の色彩の豊かさを人々に気付かせました。1936年、ヴァレーズ
の「質量21.5」と、ジョリヴェの「5つの呪文」で、激しく上下に揺れる音型、
たたきつけるような奏法など、フルートの表現性はさらに追及されます。そ
の後多くの作曲家がフルートに魅了され、独創性に富んだ作品が多く書かれ
てきました。誕生から100年も経たずして既にレパートリーとして定着して
いる名作を存分に愉しむことができる1枚です。フランスの人気ピアニスト、
タローによる硬質な音色による切れ味鋭い伴奏にも注目です。

HMA 1951062 \1280
ブラームス:室内楽作品集
(1)ピアノ四重奏曲 第1番 op.25
(2)ヴァイオリン・ソナタ 第3番 op.108 ニ短調
ジャン=クロード・ペヌティエ(Pf) レジス・パスキエ(Vn) 
ブリュノ・パスキエ(Vla) ロラン・ピドゥ(Vc)
録音:1980年((1))、1982年((2))
フランスの巨匠たちが勢ぞろいしたブラームスの作品集。録音から実に20年
以上の歳月が経っていますが、フランス流の音楽演奏が骨の髄まで沁み込ん
でいる名手たちによる演奏は、濃厚にして精緻。ピアノと弦楽器奏者ピアノ
四重奏曲の終楽章のロンドは、極めてダイナミックで熱い演奏が展開されま
すが、決して重くなく、こってりと豊かに響くのは、さすがです。ヴァイオ
リン・ソナタでは、名手パスキエが奏でる、甘くふくよかな旋律に耳を奪わ
れてしまいます。もちろんペヌティエの手堅いサポートは見事の一語に尽き
ます。

HMA 195957 \1280
ドビュッシー:2台ピアノと4手のための作品集
2台ピアノのための作品 (1)白と黒で (2)リンダラハ
1台2手のための作品 (3)スコットランド行進曲 (4)小組曲 
(5)6つの古代墓碑銘
クロード・エルフェ&ホーコン・アウストボー(ピアノ)
録音:1979年
ドビュッシーの4手のための作品を収めた充実の一枚。ルイ・マル監督の名画
「鬼火」で使われていたサティの音楽を演奏したエルフェと、メシアン弾き
として高名なアウストボーという顔合わせ。フランス・ピアニズムの粋とも
いえる二人によるドビュッシーは実に華麗で鮮烈。独特の和声の世界を磨き
抜かれた音色とセンスで一息に描ききっています。

HMA 1951186 \1280
ロベール・ドゥ・ヴィセ(c.1656- ca.1732):ギター組曲
ラファエル・アンディア(ギター)
録音:1985&86年
ギターという楽器の奏法や音楽が発展させ、ライバルであったリュートと違
う道を歩み始めさせたのは、イタリアとスペインでした。間もなくギターと
いう楽器は流行し、ヴィセという優れた作曲家の作品のおかげで、フランス
のルイ14世の宮廷でも愛される存在となりました。宮廷スタイルの舞曲組曲
の中にもラテンの薫り漂う高雅な作品が魅力的です。

HMA 1951755 \1280
シューベルト:
(1)ピアノ・ソナタ第19番D 958 ハ短調
(2)ピアノ・ソナタ第14番D 784 イ短調
ポール・ルイス(ピアノ)
録音:2001年
徐々にその存在が日本でも知られるようになったポール・ルイスの初期の録
音。精確なテクニックと、曲を物語のように聴かせる音楽作りは師匠のブレ
ンデルを思わせます。

HMA 1951500 \1280
ロベルト・ジェラルド(1896-1970):作品集
(1)組曲「アグレリアス」(1943) (2)ペドレルに寄せる賛歌(1941-42)
(3)7つの俳句(1922/58) (4)パンドラ組曲(1944/50)
ジョゼプ・ベネット(T)
ジョゼプ・ポンス(指)テアトル・リウレ室内管弦楽団
録音:1993年
0ペドレルは、ファリャとジェラルドの作曲の師匠であった人物。熱い血が通
った音楽に高揚感をおぼえる一枚です。



<ambroisie>
AM 168 \2500
(1)シュニトケ:ヴィオラ協奏曲
(2)ショスタコーヴィチ:ヴィオラソナタ Op.147
アントワーヌ・タメスティ(Va) 
ドミートリー・キタエンコ(指)
ワルシャワ・フィル(1)、
マルクス・ハドゥラ(Pf)(2)
2001年プリムローズ国際コンクールをはじめ、世界の名だたるコンクールを
軒並み制覇したタメスティ。将来を最も嘱望されているヴィオラ奏者のひと
りです。彼のヴィオラはたっぷりと鳴り響くつややかな音色、ヴィオラなら
ではの低音の迫力、自由なフレージングなど、まさにこの楽器のために生ま
れてきた天才。そのタメスティでもっとも聴いてみたかったショスタコーヴィ
チのソナタがついに登場します。20代の若さでここまで深遠な音楽性をみせ
ているのは只者でありません。ひさびさに鳥肌のたつショスタコーヴィチの
ソナタを聴くことができます。シュニトケも凄いのひとことで、大物キタエ
ンコの指揮ぶりも堂に入っています。




<Calliope>
CAL 9383 \2180
ストラヴィンスキー:
(1)ペトルーシュカ
(2)火の鳥組曲(1919年版)
イサーク・カラプチェフスキー(指)
フランス国立ロワール管
カラプチェフスキーはロシア系ブラジル人のベテラン指揮者。1995年から
2001年までイタリアのフェニーチェ劇場の音楽監督を務めて名を売りました。
2004年以降、フランス国立ロワール管の音楽監督を務めています。豪快かつ
ものものしい音楽作りが独特で、カルト的な人気を誇っています。当アルバ
ムのストラヴィンスキーも興味津々。最近珍しい濃厚な音楽を堪能。




<naive>
E 8918 \1780
J.S.バッハ:カンタータ集
「わがもとにとどまれ、はや夕べとなれば」BWV 6/「イエスよ、いまぞた
たえられん」BWV 41/「かくのごとく神は世を愛したまえり」BWV 68
バーバラ・シュリック(S) アンドレアス・ショル(C-T) 
クリストフ・プレガルディエン(T) ゴットホルト・シュワルツ(Bs)
クリストフ・コワン(指,ピッコロVc)
アンサンブル・バロック・ド・リモージュ, アクサントゥス室内合唱団
何度聴いても偉大なるバッハのカンタータ集。ショルの声とコワンのチェロ
が絡み合って織り成されるハーモニーは絶品です。

OP 30464 \1780
ハッセ:
(1)レクイエム ハ長調
(2)ミゼレーレ ホ短調
イル・フォンダメント、パウル・ドンブレヒト
ハッセは、彼が生きていた当時からヨーロッパで非常に有名な作曲家でした。
あらためてハッセの素晴らしさを感じさせてくれる名演奏です。

OP 30463 \1780
シャルパンティエ:
「テ・デウム」、モテット「ガリア国王聖ルイをたたえるカンティクム」、
モテット「ガリア国王聖ルイをたたえて」、詩篇第75番
サロメ・アレル(S) ステファン・ヴァン・ダイク(T) 
アルノ・マルゾラティ(Bs)
マルタン・ジェステル(指)
ブルターニュ聖歌隊
ル・パルルマン・ド・ミュジーク
シャルパンティエの「テ・デウム」は冒頭ばかりが有名ですが、あらためて
通して聴いていただきたい名演奏。

E 8919 \1780
ダウランド:アリア集
「わが過ちを許してくれようか?(エセックス伯のガリアード)」、
「もし罪人の溜め息が」, 「静かな夜から」、「さあもういちど、愛が呼
んでいる」、「溢れよ、わが涙」、「おいで、さあかわいい人」、「暗闇に
住まわしておくれ」、「力強き神よ」、「行け、水晶の涙」、「ご婦人向き
の素敵な小間物」、「晴れても曇っても」、「言葉であの人に訴えるべきか」、
ファンタジー「来たれ、深き眠り」、「悲しみよ来たれ」、リュートのため
のプレリュード、「私の嘆きで人の心が動かせるものなら」、「このふるえ
る影の中で」、「この生命を捨てて」、「言っておくれ、まことの愛よ」、
「今こそ別れねばならぬ(蛙のガリアード)」、「目覚めよ、愛、追放は終
わった」
ジェラール・レーヌ(C-T)
アンサンブル・オルランド・ギボンズ
レーヌの澄んだ歌声によるダウランドのアリア集。哀しい曲調の曲など、ロ
マン派の作品かと思わせるような表現に満ちています。

OP 30462 \1780
コントラルトのためのアリア集
メールラ:子守歌による宗教的カンツォネッタ「さあ眠りなさい」
サルヴァトーレ:カンタータ「ティルシが聞いたとき」
カリッシミ:カンタータ「ああ、思い出よ」,愛の手紙
モンテヴェルディ:二重唱「あなたに口づけしたい」
カヴァッリ:「カリスト」第2幕から
レグレンツィ:カンタータ「この女は顔の中に」
ヘンデル:カンタータ「私から離れて、むごい思いよ」HWV 125a
ヴィヴァルディ:「涙、嘆き、そして慈悲の求め」ヘ長調RV.676
サラ・ミンガルド(Ms)
リナルド・アレッサンドリーニ(指)コンチェルト・イタリアーノ
バロック時代に、低めの女声パートが確立されました。深く少し謎めいても
いる声の妙技を堪能できる1枚です。

OP 30465 \1780
モンテヴェルディ:マドリガーレ集第8巻より
「ニンフの嘆き:太陽がまだ昇らぬうちに」ほか
アレッサンドリーニ(指、Cemb)
コンチェルト・イタリアーノ
きわめてドラマティックなマドリガーレ集。濃縮された劇的な表現がつづき、
胸をうたれます。

E 8920 \1780
バロック時代のサルスエラ・アリア集
ボッケリーニ:「クレメンティーナ」、
マルティン・イ・ソレール:「マドリエーニャ」他
ネブラ・ブラスコ,ロドリゲス・デ・イタの作品からのアリア
マリア・バーヨ(S)
クリストフ・ルセ(指)
レ・タラン・リリク
サルスエラとは本来19世紀から20世紀にかけて書かれたスペイン色のつよい
オペラのことですが、ここに収められたバロック時代のスペイン風の作品は、
すでに当時からスペイン趣味が独自の様式として存在していたことを感じさ
せます。バロック好きだけでなく、スペイン好きの方にもお勧めしたい1枚
です。




<Musica Rediviva>
MRSACD 017(SACD-Hybrid) \2080
日本語解説付
J.S.バッハ: フーガの技法 BWV1080
ベンクト・トリブカイト(Org) 
レウヴスタ・ブリューク教会のカーマン・オルガン(1728年製)
録音:2007年4月12日-15日レウヴスタ・ブリューク教会(スウェーデン)
制作:藤本=ベリエル・里子、オオバ・ミカ 
録音:トゥルビョーン・サミュエルソン
「バッハ・カーマン・トリブカイト」(MRCD 009)に次いで今回はバッハの最
大傑作の一つ、「フーガの技法」が発売。ベンクト・トリブカイトの正確な
演奏技術がこの作品のカウンターポイントをくっきりと刻み込んで行きます。
今回は同じカーマン製作のオルガンながらずっと規模の大きいローフスタ・
ブリュークのバロック・オルガンを使用。大学都市ウプサラの近郊、18世紀
に鉄鋼業で栄えた町レウヴスタ・ブリューク(ローヴスタブリューク)。この
町の教会に設置されたオルガンは、当時スウェーデンで最高の技術をもって
いたヨハン・ニクラス・カーマンが1727年から1728年にかけて造りました。
20世紀に入り何回か改修。1997年、できるかぎり本来の姿に戻すことを目標
にオーケルマン&ルンドとマッツ・アルヴィドソンが共同で修復作業するこ
とになりました。ナイトハルト調律法。2006年6月奉献。響きの美しい楽器が
蘇りました。ベンクト・トリブカイト(1964-)はフリーランスのオルガニスト、
室内楽奏者、伴奏者。ストックホルムの王立音楽アカデミーのトゥールヴァ
ルド・トレーンとハンス・ファーギウス、イギリスのデイヴィッド・サンガ
ーに学びました。

MRCD 001 \2080
アルボー先生のダンス教室(1589年)第1集-
フランス・ルネサンスのダンス音楽と歌
コンヴィヴィウム・ムジクム スヴェン・ベリエル(リーダー)
コンヴィヴィウム・ヴォカーレ ミカエル・パウルソン(リーダー)
コンヴィヴィウム・ムジクム(リーダー:スヴェン・ベルイェル)は古楽を歴
史的に正統な楽器を使って演奏することを目標としているアンサンブルで、
メンバーは主に、スウェーデン、イェーテボリィ音楽大学の教師、学生、元
学生達で構成されています。

MRCD 002 \2080
春が来た-中世、ルネサンスの音楽をギターと歌で綴る
アンサンブル・ヴィラネラ(2ソプラノ+ギター+オブリガート)
アンサンブル・ヴィラネラは1987年に北欧スウェーデンの西海岸、ヨーテボ
リィ市の音楽大学で結成されました。当時の音大生3人(ソプラノ2人、ギタ
ー)とその教師(管楽器各種)という組み合わせです。




<CORELIA>
CC 876845 \2300
フランスの鼓手隊レパートリー
Marches reglementaires 1884 / Reveil des Ailes francaises(Goute)
Marches roulees(Goute)/ Joyeux matin(Goute)
Retraites francaises Marches de l'Air no.2(Goute)
Rigaudon artistique(Goute)/ Marches rythmiques(Vernier)
Marches roulees(Reynaud)/ Chante clair(Vernier)
Marches par frises(Raynaud)/ Taptoe(Goute)
Le rigodon panache(Raynaud)/ Bataillon 117(Goute)/ Duo(Goute)
Reflexes(Goute)/ Self control(Goute)/ Fantaisie percutante(Goute)
ロベール・グート(指揮)
フランス空軍軍楽隊鼓手隊

CC 886541 \2300
フランス帝政時代の鼓手隊楽曲と軍歌集
[ナポレオン時代の鼓手隊楽曲](*)
Le reveil au bivouac(La Diane, Le Rigodon)/ Le drapeau d'Austerlitz
Le champ d'honneur / Batterie d'Austerlitz / Les retraites francaises
Retraite de pied ferme(theme, variations)/ La marche des eclopes
La grenadiere / Le pas cadence des Sans-Culottes /
Le rigaudon d'honneur
[フランス陸軍軍歌と騎兵隊の歌](+)
Napoleon avait 500 soldats / Fanchon / Le depart du grenadier
Le vieux soldat francais / Te souviens-tu? / Les houzards de la Garde
Dans les hussards / La Chamborant(Constant)
エリック・コンラッド(指揮(+))
フランス陸軍装鞍ラッパ隊(合唱、吹奏(+))
(*)の演奏者に該当する表記はございません。

CC 891704 \2300
リトミーク
Trois marches roulees(Raynaud)/ Tam'Mat(Mathieu)
Clin d'oeil(Pohier)/ Le Train(Agostini)/ Marches rythmiques
(Vernier)
Valse du Mexique(White; Agostini)/ Quick...March(Mathieu)
Avec les Tambours Bretons(Marseille)/ Salsa Leslie(Marseille)
Les retraites francaises(tradition)/ Mexicana(Mathieu)
Marches petillantes no.1(Vernier)/ Dualite(Goute)
Folies binaires(Hauquier)/ B.F.Marches(Mathieu)
Percut Melodie(Lepage; Varetz)/ Fanfare for percussion(Heim)
Saint-Louis marche(Hauquier; Lefebvre)
ミシェル・マテュー(指揮)
パリ空軍軍楽隊鼓手隊

CC 894751 \2300
フランス外人部隊の軍歌集
Le Caid / Le Boudin / Eugenie / Aux Legionnaires / Le Fanion de la
Legion
Legionnaire de l'Afrique / Pour faire un vrai Legionnaire /
Adieu, Adieu

Le soleil brille / Quand on a une fille dans l'cuir
Nous sommes de la Legion / La Lune est claire /
Chant du 4eme Escadron-Monica / Massari Marie / Souvenir qui passe
La petite piste / Dans la brume, La rocaille
En Afrique, malgre le vent, la pluie
Nous sommes tous des volontaires(1' RE)/ C'est le 4(4' RE)
La Colonne(1' EC)/ Sous le soleil brulant d'Afrique(13' BLE)
Sapeurs, mineurs et batisseurs(6' REG)/ J'avais un camarade
フランス陸軍外人部隊第6工兵連隊(合唱)

CC 897813 \2300
アレクシス・オリジェ:
「アッシジの聖フランチェスコのクリスマス」
(エロワ・ルクレルク台本・作詩)
アンドレ・デューチ(指揮)
アゲノー・ミッション・アフリケーヌ合唱団
ミシェル・オルフェラン(語り) 他
あまりクラシカルではなく、ラジオ・ドラマのような雰囲気です。

CC 898831 \2300
ジャン・アプシル(1893-1974):「空飛ぶサーカス」(*)
ロジェ・カルメル(1920-1998):「副知事が野原で」(+)
ジャニーヌ・プロスペ(指揮)
ブーシェ=デュ=ローヌ少年少女合唱団
ジェニ・メリア(ピアノ)
ジェラール・ジェルマン(語り(*))
ベルナール・ブーランジェ(打楽器(+))
録音:1998年6月26-28日、フランス、マルセイユ、ヴィジタシオン修道院




<Musicon>
MCCD 18 \2180
ヤスナ・グラ修道院の古楽 Vol.18
フランチシェク・ペルネックヘル(?-1769):クリスマスのミサ イ長調(*)
ツィリル・フロリアン・ギェチンスキ(1793-1866):牧者の晩課(*)
フィリプ・ゴトシャルク(?-1809):クリスマスのためのパストレッラ
マジェナ・ルバシュカ(ソプラノ)
ヨアンナ・ドブラコフスカ(アルト)
マチェイ・ガラス(テノール(*))
ヤツェク・オジムコフスキ(バス)
ヤン・トマシュ・アダムス(指揮)
カペラ・ヤスノグルスカ[カペラ・クラロモンターナ]
録音:2005年12月、チェストホヴァ、
ヤスナ・グラ聖パウロ修道院、アウグスティン・コルデツキ神父ホール
Acte Prealable、Duxレーベルと発売元を分担しているシリーズ。

MCCD 20 \2180
ヤスナ・グラ修道院の古楽 Vol.20
ヨゼフ・リーペル(1709-1782):行列のためのソナタ
ユゼフ・ダウベック(18世紀):来たれ、キリストの花嫁(*)
ルドヴィク・マーデル(18世紀):
聖母マリアのためののリタニア ホ長調(+)/サルヴェ・レジナ(+)
ヤン・エンゲル(?-1778):交響曲ロ長調(II)
フィリプ・ゴットシャルク(?-1809):サルヴェ・レジナ(*)
アマンド・イヴァンチッチ(1727-1790?):
聖母マリアのためののリタニア ト長調(+)
カロル・フェルトネル(1803-1879):
サルヴェ・レジナ(*/#)/おお、わが愛するイエス(*)
ウルスラ・フィードラー(ソプラノ(*/+))
イヴォナ・サコヴィチ(アルト(+))
ヤン・ペトリカ(テノール(+/#))
ミハウ・カハルコ(バス(+))
トマシュ・ヴァブニツ(指揮)
カペラ・チェストホヴィエンシス
録音:2006年1、2月、チェストホヴァ、

MCCD 31 \2180
ヤスナ・グラ修道院の古楽 Vol.31
ヤン・ルタ(18世紀):
シオンよ、ほめたたえよ(s1/a/t1/b)/悪魔の詐欺によりて(a)
イエス、甘美なる記憶(a)
グジェゴシュ・ゲルヴァジ・ゴルチツキ(1665?-1734):
われは水を見たり(a/t2)
ヤン・ポニコフスキ(16-17世紀):
おお、救いのいけにえよ(s2/a/t2/br)
ある人が大いなる宴を催し(s2/s3/a/t2/br)
シオンよ、ほめたたえよ(s3/a/t1/t2/b)
ヴワディスワフ・レシュチンスキ(1616-1680):
Missa per Octavas[大祝日の八日間のためのミサ(?)](s2/a/t1/t2/br)
主は言われた(s2/a/t3/br)
アグニェシュカ・ボヘネク=オシェツカ(ソプラノ(s1))
グラジナ・シャリ(ソプラノ(s2))
エルジビェタ・スタルチノフスカ(ソプラノ(s3))
アンナ・パトリス(アルト(a))
ボグスワフ・コヴァルスキ(テノール(t1))
クシシュトフ・コヴァルスキ(テノール(t2))
ウカシュ・ノヴァク(テノール(t3))
ウカシュ・スモウカ(バリトン(br))
ヤヌシュ・スティシュコ(バス(b))
アンナ・ショスタク(指揮)
カメラータ・シレジア(合唱)
カペラ・チェストホヴィエンシス
マレク・トポロフスキ(ポジティヴオルガン)
録音:2007年5月、チェストホヴァ、
ヤスナ・グラ聖パウロ修道院、アウグスティン・コルデツキ神父ホール




<ポーランド放送 Polskie Radio>
PRCD 1017 \3250
【高価格帯】
ショパン(1810-1849):ポロネーズ集
変ロ短調「別れ」Op.posth.(1826)(*)/ト短調 Op.posth.(1817)(+)
変ロ長調 Op.posth.(1817)(+)/変イ長調 Op.posth.(1821)(+)
嬰ト短調 Op.posth.(1822/1824)(+)/変ト長調 Op.posth.(1829)(+)
嬰ハ短調 Op.26 No.1(1829)(#)/変ホ短調 Op.26 No.2(1835)(#)
イ長調 Op.40 No.1(1838)(#)/ハ短調 Op.40 No.2(1839)(#)
幻想ポロネーズ変イ長調 Op.61(1846)(+)
バルバラ・ヘッセ=ブコフスカ(ピアノ)
録音:1960年6月29日(*)、1968年8月22日(+)、1970年7月4日(#)、
ワルシャワ、ポーランド放送スタジオ
バルバラ・ヘッセ=ブコフスカ(1930年生まれ)は1949年の第4回ショパン国際
ピアノ・コンクールで第2位(第1位はベラ・ダヴィドヴィチとハリーナ・チェ
ルニー=ステファンスカ)に入賞したポーランドのピアニスト。


PRCD 777-778 2枚組 \2580
ムジカ・サクロモンターナ(シフィエンタ・グラ教会堂の音楽)
ユゼフ・ゼイドレル(1744頃-1806):
来たれ、創造主なる聖霊よ ニ長調(1790)
聖母マリアのリタニア ニ短調(1789)
田園ミサ ホ長調(1786)
アンナ・ミコワイチク=ニェヴィエジャウ(ソプラノ)
ピオトル・オレフ(男声アルト)
アレクサンデル・クナフ(テノール)
マレク・ピチ(バス)
マレク・トポロフスキ(指揮)
コンチェルト・ポラッコ
シネ・ノミネ(合唱)
ユゼフ・ゼイドレル:スターバト・マーテル(1790)
マルゼナ・ミハウォフスカ(ソプラノ)
ピオトル・コチニェフスキ(男声アルト)
パヴェウ・アンジェイェフスキ(テノール)
ヤロスワフ・ブレンク(バス)
ヤツェク・シクルスキ(指揮)
リコルダンツァ[ヴロツワフ器楽ソロイスツ]
ポズナン・アダム・ミツキェヴィチ大学合唱団
録音:2006年9月23日-10月12日、ポーランド、ゴスティン近郊、シフィエンタ
・グラ教会堂
「ポーランドのモーツァルト」と称されながら忘れ去られてしまった作曲家ゼ
イドレルの没後200年を記念して制作されたアルバム。

PRCD 1101-1102 2枚組 \4350
【高価格帯】
ムジカ・サクロモンターナ(シフィエンタ・グラ教会堂の音楽)
ヤン・ヴァンスキ(1756-1830頃):イエスの聖なる御名のリタニア
ユゼフ・ゼイドレル(1744頃-1806):
ベネディクトゥス/めでたし、息子らよ(パストレッラ・ブレヴィス)
レクイエム(未完) から レクイエム・エテルナム,ディエス・イレ
サルヴェ・レジナ/アブラハムの神(雨乞いの歌)
アンナ・カラシンスカ(ソプラノ)
ピオトル・オレフ(男声アルト)
アレクサンデル・クナフ(テノール)
ヤツェク・オジムコフスキ(バス)
マレク・トポロフスキ(指揮)
コンチェルト・ポラッコ
マクシミリアン・コペルスキ(1812-1886):ミサ・ソレムニス ロ長調
マルゼナ・ミハウォフスカ(ソプラノ)
アグニェシュカ・レフリス(メゾソプラノ)
ラファウ・バルトミンスキ(テノール)
マチェイ・ストラブジンスキ(バス)
マルチン・ナウェンチ=ニェショウォフスキ(指揮)
ベートーヴェン・アカデミー管弦楽団
ルブリン・カトリック大学ヨハネ・パウロ2世合唱団
録音:2007年10月4-9日、ポーランド、ゴスティン近郊、シフィエンタ・グラ
教会堂

PRCD 1104-1105 2枚組 \2580
ヘンリク・ミコワイ・グレツキ(1933-):無伴奏合唱作品集
わがヴィスワ川、灰色のヴィスワ川 Op.46(*)/大河 Op.39(*)
クルピエ地方の5つの歌 Op.75(+)/来たれ、聖霊よ Op.61(#)
すべて御身のもの Op.60(#)/マリアの歌 Op.54(**)
カティン事件犠牲者遺族の歌 Op.81(++)/アーメン Op.35(#)
ヴウォジミェシュ・シェドリク(指揮)
クラクフ・ポーランド放送合唱団
録音:2003年3月17日(*)、2004年9月21日(+)、
ポーランド、ニェポウォミツァフ(*/+)
2003年6月6日(#)、2006年2月23日(**)、ポーランド、クラクフ(#/**)
2006年5月2日、コシツェ(++)

PRCD 141-142 2枚組 \2580
【未案内旧譜】イグナツィ・ヤン・パデレフスキ(1860-1941):
ピアノ協奏曲イ短調 Op.17(*)
ポーランド幻想曲(ピアノと管弦楽のための)Op.19(*)
交響曲「ポローニア」ロ短調 Op.24(+)
イアン・ホブソン(ピアノ(*))
イェジ・マクシミウク(指揮)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
録音:1995年(*)、1991年(+)、
ワルシャワ、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・
スタジオ
PRCD 141(*)、142(+)で分売されていた2枚を組み合わせたものです。




<ARSIS>
ARSIS 4212 \2180
コンタリーニ写本の世俗歌曲集
ホセ・マリーン(1619-1699)?:
Apostemos / Filis, el miedo ha de ser / Recibe, adorada ausente
Qu&eacute; dulcemente suena / Clar&iacute;n del prado
Pensamiento que en tu dano / Flores, ya contra vos
フアン・イダルゴ(1614頃-1685)?:
Entre bato y flora / Perdone el amore / En los floridos par&aacute;mos
フアン・デル・バド(1625頃-1691):Ruise&ntilde;or que volando vas
不詳:
Que muero contento / Presto me desenga&ntilde;aste, Belilla
De nubes de una tristeza / Ay que soy tamborilero
Quiero y no saben que quiero / Por la salud de Amarilis
Tanta capia de hermosura / Durmiendo estaba una tarde
Con Ant&oacute;n se cas&oacute; Gila
エストレーリャ・エステーベス(ソプラノ)
マヌエル・ビラス(ピアノ)
録音:スペイン、ウエスカ県ボレーア、聖トマス教会
ヴェネツィアのサン・マルコ寺院図書館所蔵の「コンタリーニ写本」に収めら
れた、17世紀後半にイベリア半島で隆盛していた世俗歌曲("tono umano",
"tonada")28曲のうち20曲を世界初録音。

ARSIS 4213 \2180
ロマンス 17世紀イタリア、スペイン、ポルトガル、フランスの歌曲集
不詳:
Que he o que vejo - Pues quexar s&eacute;(「エルヴァスの歌集」から)(*)
アントニオ・マルケス・レスビオ(1639-1709):
Ay dolor, qu&atilde;o mal me tratas(*)
ベネデット・フェッラーリ(1597頃-1681):Quando prendon riposo(*)
ジュリオ・カッチーニ(1550頃-1618):Tu ch'hai le penne amore(*)
クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):
Si dolce &egrave;'l tormento(*)
ジローラモ・カプスベルガー(1580頃-1651):トッカータ第2番
クラウディオ・モンテヴェルディ:Oblivion soave(*)
ベネデット・フェッラーリ:Amor, io mi ribello(*)
アレッサンドロ・ピッチニーニ(1566-1683):トッカータ
ベネデット・フェッラーリ:Deggio amarvi(*)/ Al fin del mar d'amore(*)
ジュリオ・カッチーニ:Dolcissimo sospiro(*)
ホセ・マリーン(1619-1699):Ojos(*)
不詳:A qui&eacute;n me quejar&eacute;(*)
フアン・イダルゴ(1614頃-1685):Qui&eacute;n es amor ?(*)
ジョゼフ・シャバンソー・ド・ラ・バル(1633-1678):
Si c'est un bien que l'esp&eacute;rance(*)/ Sospiri(*)
ロベール・ド・ヴィゼ(1650頃-1700?):前奏曲
ジョゼフ・シャバンソー・ド・ラ・バル:
Quand on vous dit, que l'on vous ayme(*)
マルティン・オロ(カウンターテナー(*))
モニカ・プスティルニク(アーチリュート、バロックギター)
録音:2006年11月、スペイン、ウエスカ県アレーレ、サンティアゴ教会
マルティン・オロとモニカ・プスティルニクはともにアルゼンチンのブエノス
アイレスに生まれ、バーゼルのスコラ・カントールムで学びました。オロはル
ネ・ヤーコプス、リチャード・レヴィット他、プスティルニクはホプキンソン
・スミスに師事。両者ともすでに数々のレーベルに録音を行っています。

ARSIS 4214 \2180
モーツァルトをアコーディオンで
モーツァルト(1756-1791)/アンネ・ランダ編曲:
オルガンのためのアンダンテ ヘ長調 K.616
ピアノのための幻想曲ハ短調 K.475
ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調 K.333
オルガンのための幻想曲ヘ短調 K.594
グラスハーモニカのためのアダージョ ハ長調 K.356
アンネ・ランダ(アコーディオン)
録音:2007年3月27-29日、スペイン、ウエスカ県アレーレ、サンティアゴ教会
アンネ・ランダは1971年スペインのサンセバスティアンに生まれ、フランスの
グルノーブル音楽院で勉強を終えました。彼女はアコーディオン音楽の知名度
を上げるためには現代作曲家への作品の委嘱ばかりでなく、他の楽器のために
書かれた既存の作品に取り組むことも必要と考え、このアルバムを制作しまし
た。

ARSIS 4217 \2180
とてつもない驚き
17-18世紀中南米のビリャンシーコ、サイネーテ、カンターダ&バターリャ
バルタサル・デル・アルカサル(1530-1606)の詩による即興:
Comienza la Fiesta con una Xacara al vuelo
ホセ・デ・ネブラ(1702-1768):
Que es esto vengativa ardiente sana ?
不詳:Batalla Farmosa / Un Monsiur y Estudiante
エステバン・ポンセ・デ・レオン修道士(1692-175?):
Venid, venid, Deydades
ロクェ・チェルーティ(?-1760):A cantar un Villancico
マティアス・ドゥランゴ(1636-1698):Pues mi Dios ha nacido
ホセ・デ・オレホーン・イ・アパリシオ(1705-1765):Ah del gozo
フォルマ・アンティクァ
マリビ・ブラスコ、オラーリャ・アレマーン(ソプラノ)
シャビエ・サバータ(男性アルト)
フアン・サンチョ(テノール)
リュイス・コイ(コルネット[ツィンク])
ジュアキン・ゲラ(ファゴット、ソプラノ・シャリュモー)
アレハンドロ・ビリャール(リコーダー)
チュス・カストロ、ジュリアーノ・ブオージ(ヴァイオリン)
アントニオ・クラレス(ヴィオラ)
ウルコ・ララニャーガ、ルート・ベローナ(ヴィオローネ)
フェデリコ・アブラハム(コントラバス)
エンリケ・ソリニース(アーチリュート)
アンドレス・ゴメス(チェンバロ)
ダビド・バルデース(打楽器)
ダニエル・サピーコ(テオルボ)
パブロ・サピーコ(スパニッシュギター、チャランゴ)
アーローン・サピコ(チェンバロ、ディレクター)
録音:2006年11月9-13日、スペイン、ウエスカ県アルケサル、聖ミゲル教会

ARSIS 4218 \2180
サルヴェ・レジナ アルカラ・デ・エナーレス大聖堂のオルガン
J・S・バッハ(1685-1750):
前奏曲とフーガ BWV543/いざ来たれ、異教徒の救い主よ BWV659
ニコラウス・ブルーンス(1665-1697):前奏曲ホ短調
メンデルスゾーン(1809-1847):
オルガン・ソナタ ニ短調/ニ長調 Op.65 No.6
アントン・ハイラー(1923-1979):「サルヴェ・レジナ」による幻想曲
J・S・バッハ:
おお、人よ、汝の罪の大いなるを嘆け BWV622
パッサカリア ハ短調 BWV582
ロベルト・フレスコ(オルガン)
録音:2006年1月17-20日、スペイン、アルカラ・デ・エナーレス大聖堂
使用楽器:2001年、Blancafort, Orgueners de MOntserrat製

ARSIS 4219 \2180
甘き旋律
17&18世紀のリコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのための音楽
ディエゴ・オルティス(1510頃-1570頃):
ラ・フォリアによるレセルカーダ[リチェルカーレ]第8番
ラ・スパーニャによるレセルカーダ第2番
ラ・スパーニャによるレセルカーダ第3番
ラ・スパーニャによるレセルカーダ第4番
「甘き記憶」(ピエール・サンドラン作曲)によるレセルカーダ
ラ・フォリアによるレセルカーダ第4番
アントニオ・デ・カベソン(1510-1566頃):
アヴェ・マリス・ステラによるディフェレンシアス[変奏曲]第11番
イタリアのパヴァーヌによるディフェレンシアス
ルイス・ベネガス・デ・エネストローサ(1510頃-1557)/
アントニオ・デ・カベソン:
「牛の見張りをしておくれ」によるディフェレンシアス
ジョヴァンニ・バッサーノ(1585頃-1617?):
リチェルカーレ第1番/スザンナはある日(オルランドゥス・ラッスス作曲)
リチェルカーレ第5番
ジョヴァンニ・パオロ・チーマ(1622頃活躍):3声のソナタ
アウレリオ・ヴィルジリアーノ(1590頃活躍):
「春は丘を彩り」(パレストリーナ作曲)によるリチェルカーレ
ジョヴァンニ・バッサーノ/リッカルド・ロニョーニ(1550頃-1620以前):
「別れの時」(チプリアーノ・デ・ローレ作曲)
アンドレア・チーマ(1606-1627頃活躍):カプリッチョ
ダリオ・カステッロ(1590頃-1630頃):2声のソナタ第4番
アンドレア・ファルコニエーリ(1585/1586-1656):
「甘き記憶」とコッレンテ[クーラント]
バルトロメ・デ・セルマ・イ・サラベルデ(1580頃-1638以降):
カンツォン第3番
マシュー・ロック(1630頃-1677):組曲第4番
フェルナンド・パス(リコーダー)
ラウラ・サリーナス(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
アルムデナ・ミエルゴ(チェンバロ)
録音:2007年7月16-20日、スペイン、ウエスカ県アレーレ、サンティアゴ教会

ARSIS 4220 \2180
フォルテピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重奏曲集
ハイドン(1732-1809):三重奏曲変ホ長調 Hob.XV:29(1797)
クレメンティ(1752-1832):三重奏曲ヘ長調 Op.27 No.1(1791)
モーツァルト(1756-1791):三重奏曲変ロ長調 K.502(1786)
アカデーミア・ムジチ・デイ・ルーミ
カルメン・レオーニ(フォルテピアノ)
オビディウ・シンボティン(ヴァイオリン)
ダニエーレ・ボーヴォ(チェロ)
録音:2007年2月21-24日、イタリア、ピアチェンツァ県コルテマッジョーレ、
市立エレオノーラ・ドゥーゼ劇場
アカデーミア・ムジチ・デイ・ルーミはカルメン・レオーニとダニエーレ・
ボーヴォにより創設された、イタリアのヴェローナに本拠を置くピリオド楽器
アンサンブル。




<CLARTON>
CQ 0081-2 \1980
ヤナーチェク(1854-1928):
弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」(1923)
弦楽四重奏曲第2番「内緒の手紙」(1928)
ヤナーチェク弦楽四重奏団
ミロシュ・ヴァチェク(第1ヴァイオリン) 
ヴィチェスラフ・ザヴァディリーク(第2ヴァイオリン)
ラディスラフ・キセラーク(ヴィオラ) 
ブジェチスラフ・ヴィビーラル(チェロ)
イトカ・モラヴツォヴァー、アルフレト・ストレイチェク(朗読)
録音:2007年9月12-13日、チェコ、フルディム、会議堂
ヤナーチェクと彼が思いを寄せた38歳年下の若き人妻カミラ・シュテスロヴァ
ーの間で交わされた書簡からの抜粋が、第1楽章の前後と第4楽章の前に朗読さ
れます。




<OUT OF THE FRAME>
OUT 005 \2300
スメタナ(1824-1884):連作交響詩「わが祖国」
ズデニェク・コシュレル[コシュラー](指揮)
チェコ・ナショナル交響楽団
録音:1994年9月1-4日、プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルジャーク・ホール

OUT 011 \2300
ドヴォルジャーク(1841-1904):
交響曲第8番ト長調 Op.88
交響曲第9番ホ短調「新世界より」Op.95
リボル・ペシェク(指揮)
チェコ・ナショナル交響楽団
録音:2004年11月18-19日、プラハ、ルドルフィヌム、
ドヴォルジャーク・ホール

OUT 012 \2300
チャイコフスキー(1840-1893):交響曲第5番ホ短調 Op.64
ポール・フリーマン(指揮)
チェコ・ナショナル交響楽団
録音:1998年3月22日、プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルジャーク・ホール、
ライヴ

OUT 014 \2300
ブロードウェイ! ミュージカル・ハイライト集
レナード・バーンスタイン(1918-1990):「ウェストサイド・ストーリー」
リチャード・ロジャース(1902-1979):「サウンド・オヴ・ミュージック」
カルヴィン・カスター:サリュート・トゥ・ビッグ・バンズ
フレデリック・ロウ(1901-1988):「マイ・フェア・レディ」
アンドルー・ロイド・ウェバー(1948-):「オペラ座の怪人」
レオ・ドリーハイス(指揮)BR> チェコ・ナショナル交響楽団
録音:2001年3月9日、プラハ、ルドルフィヌム、ライヴ

OUT 019 \2300
ムソルグスキー(1839-1881)/ラヴェル編曲:組曲「展覧会の絵」
ラヴェル(1875-1937):
ラ・ヴァルス/亡き王女のためのパヴァーヌ/ボレロ
マルチェッロ・ロータ(指揮)
チェコ・ナショナル交響楽団
録音:2006年4月、プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルジャーク・ホール




<ICN POLYART>
ICN 001 \2300
モーツァルト(1756-1791):
ディヴェルティメント第5番 K.187
ディヴェルティメント第6番 K.188
ディヴェルティメント K.138(*)
セレナード第12番ハ短調 K.388
オルドジフ・ヴルチェク(指揮(*))
ヴィルトゥオージ・ディ・プラーガ
録音:1990年11月13-16日、プラハ、プラトネーシュスカー・スタジオ
外装に規格番号表記がございません。あらかじめご了承ください。

ICN 003 \2300
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):トランペット協奏曲集
トランペット、弦楽と通奏低音のためのソナタ(協奏曲)ニ長調(**)
トランペット、弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ長調(**)
2つのトランペット、弦楽と通奏低音のための協奏曲ロ長調(*/**)
3つのトランペット、2つのオーボエ、
ティンパニ、弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ長調(*/+/**)
トランペット合奏のためのトッカータ(*/+/#)
4つのトランペットのための協奏曲(*/+/#)
ヤン・ハーズネル[ハーゼンエール](トランペット)
クラリーノ・コンソート
ヤン・ブリアン(トランペット(*))
ウルバン・F・ヴァルザー=ホフマン(トランペット(+))
フランチシェク・ヴラサーク(トランペット(#))
オルドジフ・ヴルチェク(指揮(**))
ヴィルトゥオージ・ディ・プラーガ(**)
録音:1990年3月27-29日、6月25-27日、プラハ、
プラトネーシュスカー・スタジオ

ICN 005 \2300
ユニヴァーサル・ブラス はじめに、そして・・・?!
J・S・バッハ(1685-1750):ミサ ロ短調 BWV232 から グローリア
ボフスラフ・マチェイ・チェルノホルスキー(1684-1742):フーガ イ短調
ヴァレリウス・オット(1579-1612頃):
「新パヴァーヌ、ガリアルド、イントラーダ、クーラント集」(1611)から
バレット,パヴァーヌ,ブランル「イザベッラ」,クーラント,イントラーダ
ヘンデル(1685-1759):オラトリオ「メサイア」から ハレルヤ
J・S・バッハ:
ブランデンブルク協奏曲第3番 BWV1048 から 2つのアレグロ楽章
モーツァルト(1756-1791):オペラ「魔笛」序曲(K.620)
ラヴェル(1875-1937):亡き王女のためのパヴァーヌ
ボフスラフ・マルチヌー(1890-1959):庭園の春
ロッシーニ(1792-1868):オペラ「ウィリアム・テル」序曲 から アレグロ
ユニヴァーサル・ブラス・プラハ
ヤン・ハーズネル[ハーゼンエール]、ヨセフ・マチェイカ、
パヴェル・コホウト(トランペット)
カレル・シメク(ホルン) イジー・プシビル(トロンボーン)
カレル・マリマーネク(テューバ) リブシェ・ヴァーハロヴァー(ハープ)
録音:1991年、プラハ、スタジオ・モーツァルテウム

ICN 006 \2300
インディラ・コッホ ヴァイオリン・リサイタル
ブラームス(1833-1897):ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108
ベートーヴェン(1770-1827):ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調 Op.30 No.2
プロコフィエフ(1891-1953):ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調 Op.94bis
インディラ・コッホ(ヴァイオリン)
ジェラール・ヴィス(ピアノ)
録音:1992年1月6-8日、プラハ、ドモヴィナ・スタジオ

ICN 007 \2300
モーツァルト(1756-1791):オペラからのターフェルムジーク
ヤン[ヨハン]・ネポムク・ヴェント(1745-1801)編曲:「フィガロの結婚」
ヨゼフ・ハイデンライヒ(1736?-1821)編曲:「魔笛」
ヨゼフ・トリーベンゼー(1772-1846):
「ドン・ジョヴァンニ」の「酒がまわっているうちに」による変奏曲
ジョヴァンニ八重奏団
ヤン・コラーシュ、ラデク・フラビェ(オーボエ)
ルボミール・レゲムザ、ドゥシャン・ミヘリ(クラリネット)
ヤン・カラス、インドジフ・コラーシュ(ホルン)
エミル・ポラーフ、ミラン・スラーデク(ファゴット)
録音:1992年、プラハ、コルンニー通りの福音教会

ICN 009 \2300
ヤン・ヴァーツラフ・スタミツ(1717-1757):ヴァイオリン協奏曲ハ長調
カレル・スタミツ(1745-1801):ヴァイオリン協奏曲ト長調
アントニーン・ヴラニツキー(1761-1820):ヴァイオリン協奏曲変ロ長調
石川静(ヴァイオリン)
ヤロスラフ・クルチェク(指揮)
カペラ・イストロポリターナ
録音:1992年5月17-18日、プラハ、ドモヴィナ・スタジオ

ICN 020 2枚組 \3450
J・S・バッハ(1685-1750):ミサ ロ短調 BWV232
ズデナ・クロウボヴァー(ソプラノ)
マルタ・ベニャチコヴァー(アルト)
イェルク・デュルミュラー(テノール)
ペテル・ミクラーシュ(バス)
スデニェク・コシュレル[コシュラー](指揮)
チェコ・ナショナル交響楽団
キューン混声合唱団
録音:1994年9月29日、プラハ、ルドルフィヌム、ライヴ

ICN 020 \2300
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):交響組曲「シェエラザード」Op.35
レオ・ドリーハイス(指揮)
チェコ・ナショナル交響楽団
録音:2000年1月14日、プラハ市民会館スメタナ・ホール、ライヴ

ICN 032 \2300
マーラー(1860-1911):交響曲第1番ニ長調「巨人」
ポール・フリーマン(指揮)
チェコ・ナショナル交響楽団
録音:2000年2月2日、プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルジャーク・ホール、
ライヴ




<ACTE PREALABLE>
AP 0163 \2080
ヘンリク・メルツェル(1869-1928):
ピアノ協奏曲第1番ホ短調(1892-1894)
ピアノ協奏曲第1番ホ短調(1898)
ヨアンナ・ワヴリノヴィチ(ピアノ)
ルーベン・シルヴァ(指揮)
コシャリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2007年11月19-21日、ポーランド、コシャリン
メルツェルはポーランドのピアニスト・作曲家・指揮者・音楽教師。作風的
には後期ロマン派に属しています。
ヨアンナ・ワヴリノヴィチはワルシャワのショパン音楽院を卒業後、ハリー
ナ・チェルニー=ステファンスカ(1922-2001)に師事、彼女の最後の教え子の
一人となったポーランドのピアニスト。ルーベン・シルバはボリビア出身・
ポーランド在住の指揮者。

AP 0163a \2080
AP 0163の別ジャケット(ヨアンナ・ワヴリノヴィチのアップ写真)仕様。バー
コードを含め内容は同一、外装表記はこちらも「AP 0163」となっております。
将来的には現地から区別なく出荷される可能性がございますので、あらかじ
めご了承ください。

AP 0167 \2080
ポーランドのファゴット音楽
アレクサンドル・タンスマン(1897-1986):
ファゴットとピアノのためのソナティネ(*)
タデウシュ・バイルト(1928-1981):
ファゴットとピアノのための4つの前奏曲(*)
ミハウ・スピサク(1914-1965):
オーボエ、クラリネットとファゴットのためのソナティネ(+)
アレクサンドル・タンスマン:ファゴットとピアノ伴奏のための組曲(*)
チェスワフ・グルジンスキ(1911-1992):ファゴット・ソナタ第2番(#)
アレクサンドル・タンスマン:
オーボエ、クラリネットとファゴットのための三重奏曲(+)
ズビグニェフ・スウォヴィク(1972-):無伴奏ファゴットのための2つの舞曲
カタジーナ・ピョトロフスカ=ヴィルチェフスカ(ファゴット)
アグニェシュカ・コパツカ(ピアノ(*))
ウカシュ・ジコフスキ(オーボエ(+))
クリスティーナ・サコフスカ(クラリネット(+))
ドミニク・ヴィルチェフスキ(ピアノ(#))
録音:2007年7月11-13日、ワルシャワ、ポーランド放送スタジオS1
カタジーナ・ピョトロフスカ=ヴィルチェフスカ(1978年生まれ)は2005年より
ポーランド放送管弦楽団(ワルシャワ)の奏者を務めているポーランドのファ
ゴット奏者。

AP 0170 \2080
ヘンリク・ヴィエニャフスキ(1835-1880):
新しい手法(エチュード=カプリス)Op.10
エチュード=カプリース Op.18(*)
ユスティーナ・ヤラ(ヴァイオリン)
ヴォイチェフ・コプロフスキ(ヴァイオリン(*))
録音:2007年8月13、16-18日、ワルシャワ音楽アカデミー・コンサートホール
ユスティーナ・ヤラ、ヴォイチェフ・コプロフスキともに1987年生まれという
ポーランドの若手ヴァイオリニスト。

AP 0180 \2080
ヤスナ・グラ修道院の音楽 Vol.25
アマンド・イヴァンチッチ(1727-1758):
ミサ・ソレムニス ハ長調
チェチーリアのミサ ハ長調
ウルズラ・フィードラー(ソプラノ)
カタリーナ・ボリツ(アルト)
ヤン・ペトリカ(テノール)
ギュンター・ハウマー(バス)
トマシュ・ヴァブニツ(指揮)
カペラ・チェストホヴィエンシス
録音:2007年3月、ウィーン
ポーランド国民のカトリック信仰の拠り所として巡礼者の絶えない、「黒い
聖母」の聖画で有名なヤスナ・グラ(クラロモンターナ)聖パウロ修道院の書
庫に収められた楽譜を校訂し、演奏・録音していくというプロジェクト。CD
の発売元は、Acte Prealable、Dux、Musiconレーベルが分担しています。イ
ヴァンチッチはクロアチア人で本名はマティアス・レオポルト・イヴァンチッ
チ。1744年にパウロ修道会に入り僧名アマンドゥス(アマンド)を授かり、
1755年よりオーストリア、グラーツ近郊のマリア・トロスト修道院で聖職者
・音楽家として活躍しました。最近、資料の発見により没年が確定したよう
です。
当盤は当シリーズとしては珍しくポーランドの外で録音されており、ウルズ
ラ・フィードラーらポーランド人以外の演奏家も参加しています。

AP 0185 \2080
八十分間世界一周 フルートのための音楽
アンドレ・ジョリヴェ(1905-1974):フルートと弦楽合奏のための協奏曲(*)
タデウシュ・シェリゴフスキ(1896-1963):フルートとピアノのための組曲(+)
プロコフィエフ(1891-1953):フルート・ソナタ Op.94(#)
アンリ・デュティーユ(1916-):フルートとピアノのためのソナティネ(**)
クリストバル・ハルフテル(1930-):Debra(無伴奏フルートのための;1980)
ヴィヴァルディ(1678-1741):
フルート・ソナタ ト短調 Op.13 No.6 から シチリアーノ(+)
レオナルド・デ・ロレンツォ(1875-1962):
「Il Non plus ultra del Flautista」(無伴奏フルートのための)Op.34 から
カプリッチョ第17番「未来派的な夢」
ユージン・スキーフ[Eugene Skeef]:アフリカン・ルネサンス(++)
J・S・バッハ(1685-1750):前奏曲 BWV997(##)
クシシュトフ・カチカ(フルート)
アンリ・ボナミ(指揮(*))
アンリ・ボナミ室内管弦楽団(*)
インゴ・クァスト(ピアノ(+))
ソフィア・ブガヤン(ピアノ(#))
ジュリア・イトー(ピアノ(**))
ユージン・スキーフ&バンフ・センター・レジデンツ(++)
ペリー・シャック(ギター(##))
録音:2004-2007年、ライヴ

AP 0200 \2080
ヨアンナ・ワヴリノヴィチ ショパン・リサイタル
フリデリク・ショパン(1810-1849):
ポロネーズ イ長調 Op.40 No.1/同ハ短調 Op.40 No.2
変奏曲ホ長調 Op.posth./ロンド ハ短調 Op.1
4つのマズルカ Op.30;ハ短調,ロ短調,変ニ長調,嬰ハ短調
バラード変イ長調 Op.47/3つの夜想曲 Op.9;変ロ短調,変ホ長調,ロ長調
スケルツォ変ロ長調 Op.31
ヨアンナ・ワヴリノヴィチ(ピアノ)
録音:2005-2007年、ワルシャワ、ポーランド放送スタジオS1
ブックレットに日本語解説が記載されています。

AP 0052 \2080
【旧譜・再発売】
ミウォシュ・マギン(1929-1999):ピアノ作品集 Vol.1
ポーランド三部作/3つの性格的小品/ソナタ第2番
ポーランド小品集/子供たちの印象/5つの前奏曲
マグダレーナ・アダメク(ピアノ)
録音:2000年4月1-2、5日、ワルシャワ、ポーランド放送スタジオS2
新装再発売にて廃盤より復活




<SOLITON>
SCD 011-3 \2180
アヴェ・マリア フロンボルク大聖堂で
ジュゼッペ・ジョルダーニ(1751-1798):
いとしきわが恋人[カロ・ミオ・ベン](*)
ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ(1710-1736):
スターバト・マーテル から(*)
Fac, ut portem Christ mortem,Quae moerebat et dolebat
J・S・バッハ(1685-1750):ミサ ロ短調 BWV232 から Qui sedes(*)
ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ:スターバト・マーテル から(*)
Eja mater, fons amoris
フランク(1822-1890):天使の糧(+)
ジャン=バティスト・フォーレ(1830-1914):十字架にかけられ(*)
メンデルスゾーン(1809-1847):オルガン・ソナタ ニ短調 Op.65 No.6
グノー(1818-1893):アヴェ・マリア(*/+)
ヨゼフ・アルベルト・アウアー(1856-1911):アヴェ・マリア(*/+)
ルイジ・ルッツィ(1828-1876):アヴェ・マリア(+)
A・ドス:アヴェ・マリア(+)
レナータ・ドボシュ(ソプラノ(*))
ヴィエスワフ・オフマン(テノール(+))
ロマン・ペルツキ(オルガン)
録音:2007年6月23-24日、ポーランド、フロンボルク大聖堂

SCD 065-2 \2180
ポーランドの四旬節の哀歌
アリーナ・コヴァルスカ=ピンチャク(指揮)
カペラ・ジェダネンシス
パヴェウ・ボルコフスキ(祈り)

SCD 075-2 \2180
オリヴァ大聖堂の大オルガン
ヘンデル(1685-1759):オラトリオ「メサイア」から ハレルヤ(*)
不詳:オリヴァ大聖堂のタブラチュア譜集から ダンス組曲(*)
J・S・バッハ(1685-1750):
われら苦しみの極みにあるとき BWV641(+)/前奏曲イ短調 BWV543(+)
J・S・バッハ/グノー(1818-1893):アヴェ・マリア(#)
J・S・バッハ:
トッカータとフーガ ニ短調 BWV565(*)/目覚めよ、と呼ぶ声あり BWV645(**)
テオドール・デュボワ(1837-1924):トッカータ(**)/イン・パラディスム(*)
ジャック・ニコラ・レメンス(1823-1881):ファンファーレ(#)
シューベルト(1797-1828):アヴェ・マリア(++)
シャルル・マリー・ヴィドール(1844-1937):
オルガン交響曲第5番 から トッカータ(##)
アレクサンドル・ギルマン(1837-1911):
ヘンデルの「頭を上げよ」の主題による行進曲(*)
サミュエル・セバスティアン・ウェスリー(1810-1876):コラール・ソング(##)
レオン・ボエルマン(1862-1897):ゴシック組曲 から トッカータ(*)
ロマン・ペルツキ(オルガン(*))
ブワジェイ・ムシャウチク(オルガン(+))
ハンナ・ディス(オルガン(#))
カタジナ・オルシェフスカ(オルガン(**))
スタニスワフ・クフャトコフスキ(オルガン(++))
ゲディミン・グルッバ(オルガン(##))

SCD 086-2 \2180
フロンボルク大聖堂のオルガン
トランペット、ヴァイオリンとオルガンのためのロマンティック作品集
ジュリオ・カッチーニ(1545-1618)/
ヤヌシュ・シャドヴィアク&ロマン・ペルツキ編曲:アヴェ・マリア(+/#)
ウィリアム・コーベット(1675-1748):
トランペット、ヴァイオリンとオルガンのためのソナタ ハ長調
Op.1 No.12(*/#)
ヘンリー・パーセル(1659-1695)
ヤヌシュ・シャドヴィアク&ロマン・ペルツキ編曲:
トランペットとオルガンのための組曲(*)
J・S・バッハ(1685-1750)/ヤヌシュ・シャドヴィアク&ロマン・ペルツキ編曲:
目覚めよ、と呼ぶ声あり BWV645(+/#)
J・S・バッハ:前奏曲とフーガ ホ短調 BWV548
J・S・バッハ(1685-1750)/ヤヌシュ・シャドヴィアク&ロマン・ペルツキ編曲:
カンタータ第68番 BWV68 から 信仰深きわが心よ(*)
チャイコフスキー(1840-1893)/
ヤヌシュ・シャドヴィアク&ロマン・ペルツキ編曲:
アンダンテ・カンタービレ(+)
エンニオ・モリコーネ(1928-):
映画「ミッション」より ガブリエルのオーボエ(+)
アレクサンドル・アルテュニアン(1920-)/
ヤヌシュ・シャドヴィアク&ロマン・ペルツキ編曲:
フリューゲルホルンとオルガンのための悲歌(+)
タデウシュ・パチョルキェヴィチ(1916-1998):
ヴァイオリンとオルガンのためのアンダンテ(#)
ズビグニェフ・プニェフスキ(1946-):
ムジカ・サクラ(トランペット、ヴァイオリンとオルガンのための)(*/#)
ミシェル・ロンド(1948-)/ヤヌシュ・シャドヴィアク&ロマン・ペルツキ編曲:
バロック様式による2つのヴォランタリー(*)
ヤヌシュ・シャドヴィアク(トランペット(*)、フリューゲルホルン(+))
マリア・ペルツカ(ヴァイオリン(#))
ロマン・ペルツキ(オルガン)

SCD 095-2 \2180
ルイジ・ボッケリーニ(1743-1805):スターバト・マーテル G.532(初版;1781)
アグニェシュカ・トマシェフスカ(ソプラノ)
カペラ・ジェダネンシス弦楽五重奏団
カタジーナ・コヴァチ、カタジーナ・ロガルスカ(ヴァイオリン)
マウゴジャタ・ホミチ(ヴィオラ) アリツィア・ラフ=オフシャニ(チェロ)
ダミアン・ヴジェンコンスキ(コントラバス)
ピリオド楽器使用

SCD 004-2 \2180
【未案内旧譜】
ロマンティック・クラシックス
ヤコブ・ゲーゼ:嫉妬(タンゴ)
ルロイ・アンダーソン:プリンク・プランク・プランク
P・ゼレナイ:ジャズ・コンセプション
ジェリー・ボック:
ミュージカル「屋根の上のヴァイリン弾き」より もし金持ちなら
ピエトロ・フロシーニ:愛の微笑(タンゴ)
ルロイ・アンダーソン:ジャズ・ピツィカート
ホセ・パディーリャ:エル・レリカリオ
ヨハン・シュトラウス II:トリッチ=トラッチ・ポルカ
P・ピッツィゴーニ:光と影(ミュゼット=ワルツ)
チャイコフスキー:弦楽セレナード から ワルツ
アルカンジェロ・コレッリ:スケルツォ
ヴィヴァルディ:「四季」から 夏の嵐
ジェイムズ・ラスト:ロンリー・シェファード
M・コムチャック:無窮動
R・ネルソン:ダンス
ヴィットリオ・モンティ:チャルダーシュ
アンドルー・ロイド=ウェバー:メモリー
リッカルド・コッチャンテ:
ミュージカル「ノートルダム・ド・パリ」より 美女
セルゲイ・ブルコ(指揮)
リヴィウ・ヴィルトゥオーソ室内管弦楽団




<FUTUREX CLASSICS>
未案内旧譜
FCD 726-2 \1980
ロマンツァ・クラシカ(Vol.1) ヴァイオリンとオルガン
ワーグナー(1813-1883):
オペラ「ローエングリン」から 結婚行進曲(婚礼の合唱)
J・S・バッハ(1685-1750)/グノー(1818-1893):アヴェ・マリア(*)
J・S・バッハ:カンタータ第147番 BWV147 より 主よ、人の望みの喜びよ
J・S・バッハ:管弦楽組曲第3番 BWV1068 より アリア(*)
ヘンリー・パーセル(1659-1695):トレンペット・チューン
トマゾ・アルビノーニ(1671-1751)/ジャゾット編曲:アダージョ(*)
マスネ(1842-1912):オペラ「タイス」より 瞑想曲(*)
ルイ・ジャメ・アルフレッド・ルフェビュール=ヴェリー(1811-1885):行進曲
ジュゼッペ・ジョルダーニ(1751-1798):
いとしきわが恋人[カロ・ミオ・ベン](*)
レオン・ボエルマン(1862-1897):ゴシック組曲 から 祈り,トッカータ
シューベルト(1979-1828):アヴェ・マリア(*)
メンデルスゾーン(1809-1847):劇付随音楽「真夏の夜の夢」より 結婚行進曲
ナターリャ・ストラルスカ(ヴァイオリン(*))
ロマン・ペルツキ(オルガン)
録音:2001年、ポーランド、グダンスク、聖ブリジディ教会

FCD 740-2 \1980
ロマンツァ・クラシカ Vol.2
マスネ(1842-1912):オペラ「タイス」より 瞑想曲
シューベルト(1979-1828):アヴェ・マリア
クライスラー(1875-1962):愛の悲しみ
J・S・バッハ:管弦楽組曲第3番 BWV1068 より アリア
シューベルト(1979-1828):セレナード
フランク(1822-1890):天使の糧 H・クルツィウス:二人の幸せ
ヤコブ・ゲーゼ:嫉妬(タンゴ)
E・ヴァレンティン:ヤノシュ
民謡:二つのギター/ジプシー
グリゴラシュ・ディニク(1889-1949):ひばり
カプリッチョ
レオポルト・グジェゴシュ・ロマノフスキ(第1ヴァイオリン)
グジェゴシュ・ホレヴィンスキ(第2ヴァイオリン)
ピオトル・グジェラク(ヴィオラ)
クシシュトフ・パヴロフスキ(チェロ)
ダリウシュ・ヴォイチェホフスキ(ピアノ)
録音:2001年夏、ポーランド、グダンスク放送スタジオ

FCD 742-2 \1980
ロマンツァ・クラシカ Vol.3 ギター
アストル・ピアソラ(1921-1992):天使のミロンガ
パガニーニ(1782-1840):奇想曲 Op.1 No.24
フェルナンド・ソル(1778-1840):
モーツァルトの「魔笛」の主題による変奏曲 Op.9
イサーク・アルベニス(1860-1909):伝説「アストゥリアス」
J・S・バッハ(1685-1750):
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 BWV1004 から シャコンヌ
アグスティン・バリオス(1885-1944):大聖堂
ベンヴェヌート・テルツィ(1892-1984):カリヨン
アストル・ピアソラ:ブエノスアイレスの夏
フリオ・S・サグレーラス(1879-1942):Coliber
ローラン・ディアンス(1955-):タンゴ・アン・スカイ
アンジェイ・ヘイモフスキ(ギター)
録音:ポーランド、グディニャ音楽劇場ホール

<MEMORIES>
MR2067/68 2枚組 \3380
モノラル
プロコフィエフ:
交響曲第6番(ニューヨークフィル、アメリカ放送初演1949年12月4日ライヴ)、
交響曲第5番(モスクワ放送響、1950年代ライヴ)
ワーグナー:
「オランダ人」序曲(ニューヨークフィル、1949年2月ライヴ)、
「リエンチ」序曲(ニューヨークフィル、1949年4月ライヴ)、
バッハ:
パッサカリアとフーガ(ニューヨークフィル、1949年12月ライヴ)、
キリストは死の絆につき給えり(ニューヨークフィル、1947年4月ライヴ)、
イエスよ私は主の名を呼ぶ、われらみな、唯一なる神を信ず
(ニューヨークフィル、1949年2月ライヴ)
ストコフスキー指揮
ストコフスキーが最も充実していたのはフィラデルフィア時代でしょうが、辞
任してからのニューヨーク時代も素晴らしい名演を聞かせます。現代音楽、プ
ロコフィエフを果敢に取り上げて、第6番というマニアには最も評価されてい
る作品も見事な指揮ぶりです。ワーグナーも壮麗華麗。バッハもストコフスキ
ー編曲の雄大なスケールを誇り、正に陶酔の巨匠ストコフスキーの面目躍如で
す。

MR2069/70 2枚組 \3380
モノラル
ミュンシュ指揮
ボストン響
モーツァルト:
交響曲第31番(1954年4月2日)、
第41番「ジュピター」(1952年12月26日)、
ブルックナー:交響曲第7番(1958年2月8日)
驚きのミュンシュのブルックナー。第7番という点にトスカニーニとの共通性
を感じますが、やはり当時としても多少は聴衆に馴染みある曲目ということ
なのかもしれません。演奏は快速で異質のブルックナーと言えます。フルト
ヴェングラーの影響を強調されるミュンシュですが、トスカニーニの影響す
ら感じさせます。モーツァルトも元気いっぱいのライヴで爽快です。

<DELTA CLASSICS>
DCCA-0050 \2415
ブルックナー:交響曲第9番
(自筆原稿に基づくオーレル版)
(17,Mar,1946rec at Carnegie Hall)
ワルター(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニック
弊社初のワルターのCDです。ワルターはフルトヴェングラーやトスカニーニ
などと並びCDも多く、発売するのを躊躇しておりました。しかし、今回ある
コレクターの方からArmed For-ces Radio 16"Transcription Diskという貴重
な音源を提供頂いたのをきっかけに取り組みを開始しました。この音源の元
になったのはどうやらラジオ放送で使用する盤らしく、収録時間もきっちり
60分という放送を意識した仕様です。その為曲の前にはアナウンサーによる曲
目や演奏家紹介などが入り、第9交響曲終了後はワルター指揮のブラームスの
第4交響曲から第3楽章の抜粋など明らかに時間調整の為行った構成でした。
盤起こしの為どうしても針音や特有のノイズ、レベル変動などが所々あります
が視聴するうえでは全く問題にならない範囲です。1946年アメリカではブルッ
クナーも度々演奏されていたと思いますが、日本では終戦直後そんな余裕すら
なく1970年代後半に入ってから本格的に聞かれ始めた作曲家ですが、ワルター
/NYPの演奏を聴いていると、とても戦争直後とは思えない実に深いそして既に
ブルックナーを自分たちの物にしており演奏終了後の拍手からもお客様の感動
が伝わってきます。
録音日は一般的に知られている日を明記しております。ご了承下さい。



modoru