<クラシック・輸入盤新譜情報 08−05
 
コメントはメーカー案内書より抜粋です

★ダイレクト・トランスファー CD-R 2008年4月新譜 5点発売★
発売予定:2008年4月下旬 価格:各1枚 \1500(税込)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。
一般店の店頭では入手出来ないのかというお問い合わせを頂いておりましたが、
本年より一部のご協力をいただけるお店での店頭販売を開始いたしますので、
こちらもご利用下さい

●4月現在での店頭取り扱い店
富士レコード社 古書センター店
〒101-0051
東京都千代田区神田神保町2-3 古書センター9階
TEL.03-3264-8546 FAX.03-3264-8256

イディア・クラシック
〒101-0051
東京都千代田区神田神保町3-11 よりたてビル 1F
TEL.03-5275-7806 FAX.03-5275-7807

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78CDR-1122
ブラームス:交響曲第2番ニ長調作品73
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
英 DECCA AK1875/9
(1948年3月22,24,25日ロンドン、キングスウェイ・ホール録音)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(1886-1954)によるこの曲の唯一のスタジオ録音。フルトヴェングラーはこの録音の翌日フィルハーモニア管弦楽団を指揮してヴァーグナー:楽劇「神々の黄昏」より、ブリュンヒルデの自己犠牲をソプラノのフラグスタートと録音した。この演奏をSP盤のダイレクト・トランスファーで聴いて、初めて周到なリハーサルと録音に 3日間かけた成果が明らかになった。デッカのオロフ=ウィルキンソンのコンビによるFFRR録音である。     

78CDR-1123
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調作品26
ゲオルク・クーレンカンプ(ヴァイオリン)
カール・シューリヒト指揮
チューリッヒ・トンハレ管弦楽団
英 DECCA AK1603/5
(1947年1月23, 27日チューリッヒ放送スタジオ録音)
ゲオルク・クーレンカンプ(1898-1948)はドイツのブレーメン生まれ、第2次世界大戦中ソリストとして活躍する傍らベルリン高等音楽院教授を1943年まで務めた。1944年にスイスのルェツェルン音楽院教授となり、ピアノのエトヴィン・フィッシャー(1886-1960)、チェロのエンリコ・マイナルディ(1897-1976)とのトリオでも活躍した。1948年50歳を迎えて間もなく急逝した。この録音は死の1年前のもので、クーレンカンプの良さがシューリヒトの絶妙なバックで最高に発揮されている。同じ時期に英DECCA にブラームス: ヴァイオリン・ソナタ全3曲をショルティのピアノで録音していた。FFRR録音。

78CDR-1124
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64
パガニーニ:奇想曲作品1より第9番ホ長調「狩り」
ヨーゼフ・シゲティ (ヴァイオリン)
サー・トーマス・ビーチャム指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(パガニーニは無伴奏)
英 COLUMBIA LX262/5 (一部日本コロムビア盤)
(1933年9月28日ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ録音)
ヨーゼフ・シゲティ(1892-1973)はハンガリーのブダペスト生まれ。ブダペスト音楽院でイェノ・フバイ(1858-1937)に師事した。1905年ベルリンでデビュー、大ヴァイオリニスト、ヨアヒム(1831-1907)に認められた。1917年から24年スイスのジュネーヴ音楽院で教えた。1940年アメリカに移住した。シゲティは1931年の初来日以降何度も日本を訪れた。SP時代の日本録音も数多い。メンデルスゾーンはシゲティの唯一のスタジオ録音で、LP時代にも再録音しなかった。

78CDR-1125
フランク:ピアノ五重奏曲ヘ短調
アルフレッド・コルトー (ピアノ)
インターナショナル弦楽四重奏団
(マンジョー、ペッカー、ハワード、ウィザース)
英 HIS MASTER'S VOICE DB1099/1102
(1927年12月12日ロンドン、小クイーンズ・ホール録音)
アルフレッド・コルトー(1877-1962)が電気録音初期に残した貴重な録音。カペー四重奏団とマルセル・シャンピのピアノによる録音(78CDR-1034) の1年前のもの。作曲家フランクを敬愛していたコルトー50歳の演奏である。インターナショナル弦楽四重奏団は1919年にアンドレ・マンジョーによって、イギリスの現代音楽と諸外国の音楽との交歓演奏を目的にロンドンで組織された。マンジョーは1883年パリ生まれのヴァイオリン奏者。

78CDR-1126
モニーク・ドゥ・ラ・ブルショルリSP録音集
サン=サーンス:
6つのエチュード作品111 から第5協奏曲のフィナーレによるトッカータ
シューベルト(I.フィリップ編):
ワルツ作品9 D.365 から第19番&第20番
ハイドン:ピアノ・ソナタ第34番ホ短調作品42
ドメニコ・スカルラッティ(タウジッヒ編):
田園曲 L.413
奇想曲 L.375
モニーク・ドゥ・ラ・ブルショルリ (ピアノ)
英 HIS MASTER'S VOICE DA1888
英 HIS MASTER'S VOICE DB21038
英 NIXA 4001(原録音: 仏 PACIFIC 3720)
1947年ロンドン、アビー・ロード第3スタジオ録音
1948年頃パリ録音
モニーク・ドゥ・ラ・ブルショルリ(1915-72)はパリ生まれのフランスの女流ピアニスト。アルフレッド・コルトー(1877-1962)とイシドール・フィリップ(1863-1958)の弟子。1928年パリ音楽院の一等賞を得た。コンサート・アーティストとして活躍した傍ら母校で後進の指導にあたった。ヨーロッパ各地で演奏をしていた最中に自動車事故でキャリアを断たれた。最近マイナーレーベルに残されたこのピアニストの演奏がCD化されているが、ここに集めた30歳を越えたばかりの演奏は後年のものとは違った華麗な輝やきがある。SP録音末期のもので、スカルラッティは最初期のテープ録音と思われる。

<Deutsche Grammophon>
4776600 2枚組 \3700
プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」(全曲)
ミミ:アンナ・ネトレプコ(S)、
ロドルフォ:ローランド・ヴィリャソン(T)、
ムゼッタ:ニコール・キャベル(S)、
マルチェロ:マリウス・キーチェン(Br)、
ショナール:ボアズ・ダニエル(Bs)、コルリーネ:ヴィタリ・コワリョフ(Bs)
ゲルトナープラッツ国立劇場児童合唱団
バイエルン放送交響楽団&合唱団(合唱指揮:ペーター・ダイクストラ)
指揮:ベルトランド・ド・ビリー
録音:2007年4月
この「ラ・ボエーム」は、2007年4月に行われたミュンヘン・ガスタイクで行
われた公演から収録されていますが、その完成度の高さはまるでスタジオ録音
かのよう。ネトレプコ&ヴィリャソンの名コンビを中心に、若手によるキャス
トも充実した演奏を聴かせ、注目の指揮者ビリーの名タクトと共に、青春の息
吹きに満ち溢れた、新鮮な「ボエーム」を聴かせてくれます。プッチーニの生
誕150年を飾るに相応しい、「ラ・ボエーム」の新名盤の誕生といえるでしょ
う。またこの録音は、2008年2月にロベルト・ドルンハイムによってウィーン
で制作される映画のサウンドトラックとも関連しています。

4777347 \1850
マーラー:交響曲 第10番 嬰ヘ長調
デリック・クック補筆完成全曲版(1976/1989)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ダニエル・ハーディング
録音:2007年10月23日-27日
ハーディングの来日記念盤として2月に国内盤が先行発売され、好評を博して
いるマーラー「10番」の登場。アバド、ラトルにつづく新世代マーラー演奏の
旗手としてハーディングは注目の指揮者です。
かつて「第4番」の清新な演奏が話題を呼びましたが、今回の「10番」も名門
ウィーン・フィルの耽美的なサウンドをバックにしながらも明晰で多彩な音楽
表現による新感覚のマーラーを聴かせてくれます。「10番」の交響曲は、晩年
のマーラーの交錯した心情が投影された“謎”の多い交響曲ですが、未完成で
あるがゆえに評価の定まらない作品でした。しかし近年では、ギーレンやシャ
イー、ラトルなどたくさんの指揮者がこぞって取り上げ、「大地の歌」「第9」
に続く傑作交響曲であることが認識されるようになりました。今回ハーディン
グは、クック版第3稿第2版を使用しています。すでに出ているラトル盤とは異
なり、楽譜を忠実に再現していることも特筆されます。

4777457 \1850
「フィエスタ」
レブエルタス:センセマヤ
カレーニョ:マルガリテーニャ[交響的変奏曲]
エステベス:平原の真昼
マルケス:ダンソン 第2番
ロメーロ:
フーガ・コン・パハリージョ[弦楽のための組曲 第1番(管弦楽版)から]
ヒナステラ:バレエ《エスタンシア》から舞曲 作品8
1.農園で働く人々
2.小麦の踊り
3.大牧場の牛追い人
4.終幕の踊り(マランボ)
カステジャーノス:パカイリグアの聖なる十字架[交響組曲]
バーンスタイン:
マンボ[《ウェスト・サイド・ストーリー》からシンフォニック・ダンス]
シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ
指揮:グスターボ・ドゥダメル
録音:2008年1月 カラカス
若きマエストロ、ドゥダメル&SBYOVによる待望のラテン・アメリカ傑作集
4月に国内盤が先行リリースされたドゥダメル&SBYOVの第3弾、待望のご当地
物、ラテン・アメリカ作品集です。夭折したメキシコの天才作曲家レブエルタ
スがストラヴィンスキーばりの疾走感溢れるリズムで聴かせる『センセマヤ』
を始めとして、官能的な『ダンソン第2番』、活気あふれる『エスタンシア』
など、なじみは薄くても聴けば、必ずハマルこと間違いなしのラテン・アメリ
カ傑作集です。

4777450 \1850
J.S.バッハ:
ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 BWV1041
ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 BWV1042
ソフィア・グバイドゥーリナ(1931- ):
ヴァイオリン協奏曲"In tempus praesens"(世界初録音)
アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)
トロンハイム・ソロイスツ(バッハ)
ロンドン交響楽団/指揮:ヴァレリー・ゲルギエフ(グバイドゥーリナ)
ムターのDGへのバッハ初録音となるヴァイオリン協奏曲第1番と第2番に加え、
自らのインスピレーションの源とバッハを敬愛するロシアの人気女流作曲家、
ソフィア・グバイドゥーリナにムターが委嘱したヴァイオリン協奏曲の世界初
録音をカップリングしました。
バッハの協奏曲では、ヴィヴァルディの『四季』で35万枚以上のセールスを記
録し大成功を収めたトロンハイム・ソロイスツと再び録音しています。(2008
年6月の来日公演もこの組み合わせで、バッハの第2協奏曲と『四季』を演奏す
る予定です。)
グバイドゥーリナの協奏曲は、2007年のルツェルン音楽祭においてムターが
初演し、2008年初めにカリスマ指揮者ゲルギエフ&ロンドン交響楽団と録音
を行いました。

734438(DVD-Video) \3350
ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」(全曲)
レオノーレ:ギネス・ジョーンズ(S)
フロレスタン:ジェイムズ・キング(T)
ロッコ:ヨーゼフ・グラインドル(Bs)
マルツェリーネ:オリヴェラ・ミリャコヴィッチ(S)
ヤキーノ:ドナルド・グローブ(T)
ドン・ピツァロ:グスタフ・ナイトリンガー(Bs)
ドン・フェルナンド:マルッティ・タルヴェラ(Bs)、他
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団&合唱団
指揮:カール・ベーム
1970年 ユニテル制作
グスタフ・ルドルフ・ゼルナー演出による、ベルリン・ドイツ・オペラ・プロ
ダクションのオペラ映画化。
ベームは、『フィデリオ』を自らの“宿命のオペラ”と呼ぶとともに、得意と
しており、これまでにも数種の録音を残しています。中でも有名なのが、1969
年ドレスデンでのセッション録音です。この映像は、その録音と主役3人が同
じ、それ以外は1963年にベルリン・ドイツ・オペラと来日した時とほぼ同じメ
ンバーによるものです。
ゼルナーの演出は1963年のときと基本的には同じですが、撮影・録音技術の進
歩と併せて、燃えるようなベームの白熱した音楽作りによって深い感動を与え
てくれます。映像作品としても語り継がれる名演といえるのではないでしょう
か。
演出:グスタフ・ルドルフ・ゼルナー/映像監督:エルンスト・ヴィルト
字幕:ドイツ語、英語、フランス語、スペイン語、中国語
1970年、ユニテル制作

734445(DVD-Video) \3350
ルービンシュタイン・イン・コンサート
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
ブラームス:ラプソディ
ブラームス:間奏曲
ショパン:スケルツォ
シューベルト:即興曲
+ボーナス:インタヴュー “90歳のルービンシュタイン”
アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、指揮:ベルナルト・ハイティンク
1973年 アムステルダム、コンセルトヘボウ
20世紀を代表する巨匠ピアニスト、ルービンシュタインがハイティンク&コン
セルトヘボウ最盛期の厚みある豊かな響きとともに、得意のコンチェルトを披
露。2001年7月の国内盤(廃盤)以来の久々の再発売です。巨匠最晩年の融通無
碍、円熟の境地を聴かせる協奏曲に加えて、今回は、彼の愛奏曲集ともいうべ
き小品集がフィルアップされています。
1973年、ユニテル制作


<Decca/Philips>
743262(DVD-Video) \3350
プレトン:ラ・パロマの前夜祭
制作:2006年 マドリッド、Teatro Auditorio de San Lorenzo
オール・スペイン勢のキャストでおくる愛すべき珠玉の名作!
サルスエラは、喜劇的要素を持った抒情的オペラ音楽で、スペインの“国民オ
ペラ”として親しまれています。
作曲家のトマス・ブレトン・イ・エルマンデス(1850-1923)は、近代スペイン
音楽の祖ともいわれています。代表作「ラ・パロマの前夜祭」は、スペインの
アパルトマンの住人が繰り広げる“愛とドタバタ劇”を音楽と軽妙な台詞で描
いています。1894年の初演以来、スペイン語圏の人々に愛されている作品です。
今回は、2002年にベルリンで成功した演出を元にして、2006年にマドリッドで
開催された新しいフェスティバルにおける公演が収録されています。キャスト
は、オール・スペイン勢からなり、モダンでウィットにとんだ舞台が話題とな
りました。
特典映像:メイキング・ドキュメンタリー及び演奏者インタビュー付き

743289(DVD-Video) 2枚組 \6450
マゼール:歌劇『1984年』(全曲)
ウィンストン:サイモン・キーンリーサイド(Br)、
ジュリア:ナンシー・グスタフソン(S)、
体育教師&酔っ払い女:ディーナ・ダムラウ(S)、
オブライエン:リチャード・マージソン(T) 他
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団 
指揮:ロリン・マゼール
録音:2005年 ロンドン、コヴェントガーデン王立歌劇場
多彩な才能で知られる指揮者のロリン・マゼールは作曲家としても活躍してい
ますが、今回のオペラ「1984」は、20世紀の最も有名な小説といわれている
ジョージ・オーウェルの「1984」が原作です。1949年に書かれたこの小説は、
35年後のロンドンはオセアニア国の全体主義により統制されているという設定
の下で進行していきます。背景には当時のスターリン政権への批判が込められ
ているといわれています。、オペラは要点を上手く網羅して2幕構成になって
います。
マゼールが書いた音楽は、コンテンポラリーをベースにしながら、エレクトリ
カルな音やジャズ、ナレーションを含めて多彩な表現をみせてくれます。特に
ウィンストンとジュリアの愛の主題が印象的で、その官能的な響きは凶暴の主
題と鮮やかなコントラストを醸し出しています。2005年5月にコヴェントガー
デンで行われた初演は大成功を博し、今回のDVDが発売される5月には、スカラ
座においても再演されることが決まっています。
特典映像:マゼールへのインタビュー(30分)

4780279 33枚組 \9180
バイロイト祝祭歌劇場 ワーグナー名作オペラ集
限定盤
CD1&2:歌劇「さまよえるオランダ人」
(シリア、ウール、グラインドル、クラス、他 指揮:サヴァリッシュ)
CD3-5:歌劇「タンホイザー」
(シリア、ヴィントガッセン、ヴェヒター、他 指揮:サヴァリッシュ)
CD6-8:歌劇「ローエングリン」
(シリア、ヴァルナイ、トーマス、ヴィナイ、他 指揮:サヴァリッシュ)
CD9-11:楽劇「トリスタンとイゾルデ」
(ニルソン、ヴィントガッセン、他 指揮:ベーム)
CD12-15:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
(ボーデ、コックス、ヴァイクル、他 指揮:ヴァルヴィーゾ)
CD16&17:楽劇「ニーベルングの指環」から「ラインの黄金」
(ブルマイスター、ヴィントガッセン、アダム、ナイトリンガー、他 
指揮:ベーム)
CD18-21:楽劇「ニーベルングの指環」から「ワルキューレ」
(ニルソン、リザネク、キング、アダム、他 指揮:ベーム)
CD22-25:楽劇「ニーベルングの指環」から「ジークフリート」
(ニルソン、ヴィントガッセン、アダム、他 指揮:ベーム)
CD26-29:楽劇「ニーベルング指環」から「神々の黄昏」
(ニルソン、ヴィントガッセン、グラインドル、ナイトリンガー、他 
指揮:ベーム)
CD30-33:舞台神聖祝典劇「パルジファル」
(マイヤー、ホフマン、ゾーティン、エステス、他 指揮:レヴァイン)
録音:1961年-1985年
バイロイト音楽祭栄光の記録。「オランダ人」から「パルジファル」まで全10
作品を不滅の名演奏で聴く!衝撃のスペシャル価格で登場!
これまで語り継がれてきたバイロイト音楽祭の名演集が集大成されました。い
ずれの盤も決定盤として高い評価を得てきたものばかりですが、特に、若き日
のサヴァリシュが当時の名歌手と組んだ3作品は久々の再発売であり、ファン
が待ち望んでいました。ワグネリアン必携のBOX商品ではないでしょうか。

4780381 \1850
アルティメット・ヴォイス-
THE MOST BEAUTIFUL MELODIES - THE MOST BEAUTIFUL VOICES
TRACKLISTING
1. O Sole Mio/Luciano Pavarotti
2. Nella fantasia/Russell Watson
3. Time to say goodbye/Katherine Jenkins
4. Passera/Il Divo
5. O mio babbino caro/Hayley Westenra
6. One Fine day/Renee Fleming
7. Maria/Vittorio
8. Be my love/Placido Domingo
9. Pie Jesu/Sarah Brightman
10. Core 'n'grato/Jose Carreras
11. Plaisir d'amor/Charlotte Church
12. O Silver Moon/Anna Netrebko
13. Ebben? Ne andro lontana/Angela Gheorghiu
14. Your tiny hand is frozen/Roberto Alagna
15. Now We are free(Gladiator)/Lisa Gerrard
16. Vissi d'arte/Montserrat Caballe
17. Una furtiva lagrima/Juan Diego Florez
18. Bailero/Kiri te Kanawa
19. Il mio cuore va/Bryn Terfel
20. Nessun Dorma/Luciano Pavarotti
ボチェッリ、ラッセル・ワトソン、パヴァロッティ、イル・ディーヴォ、サ
ラ・ブライトマン、ジェンキンス、ドミンゴ、ネトレプコ、ヘイリー、フレ
ミング、チャーチ、カバリエ、ターフェル、フローレス
話題の歌手達による華麗なる“歌の饗宴”。ジャケもなかなか秀逸です。



<DECCA/Philips>
●Eloquence
ドイツ、オーストラリアとローカル・リリースが続いたエロクァンス・シリー
ズ。音がよくしかも、バジェット盤ということで好評を博していましたが、
今回、DECCA/Philipsの30タイトルがインターナショナル盤としてお目見えしす。

4428196 \780
グリーク:ホルベルク組曲 作品40
同:2つの悲しき旋律 作品34
シベリウス:悲しきワルツ 作品44の1
ニールセン:小組曲 作品1
ヴィレーン:セレナード 作品11
シベリウス:恋人 作品14
ASMIF
指揮:ネヴィル・マリナー

4429486 \780
シベリウス:弦楽四重奏曲 ニ短調 作品56 「親愛なる声」
ディーリアス:弦楽四重奏曲、チェロとピアノのための1楽章のソナタ
フィッツウィリアム弦楽四重奏団
ジョージ・アイザック(Vc)
マーティン・ジョーンズ(Pf)
録音:1971-78年
1stヴァイオリニストであるクリストファー・ローランドの追悼盤

4429788 \780
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
大学祝典序曲
悲劇的序曲
アルト・ラプソディ 作品53
アルテュール・グリュミオー(Vn)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:エドゥアルト・ファン・ベイヌム
録音:1958年

4489932 \780
ヴェニスの栄光-モテットとカンツォーネ
ジョヴァンニ・ガブリエリ&アンドレア・ガブリエリ
[1] Canzon primi toni a 8(1597)
[2] Canzon vigesimasettima a 8(1608)
[3] Sonata a 3(1615)
[4] Canzon ""La spiritata"" a 4(1608)
[5] Canzon a 6(1615)
[6] Andrea Gabrieli: Aria dells battaglia a 8(1590)
[7] Quem vidistis pastores?
[8] Canzon IV a 6(1615)
[9] O Jesu mi dulcissime
[10] Canson per sonar a 4(1608)
[11] Jubilate Deo
[12] In ecclesiis
[13] Timor et tremor
[14] O magnum mysterium
[15] Canzon XII a 8(1615)
ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団
フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル
スティーヴン・クレオバリー
録音:1982-86年

4581782 \780
オルフ:「カルミナ・ブラーナ」
ノーマ・バロウズ(S)
ルイ・デヴォー(T)
ジョン・シャーリー=カーク(Br)
ブライトン祝祭合唱団
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:アンタル・ドラティ

4605902 \780
ロッシーニ:序曲集
歌劇「絹のはしご」序曲、歌劇「セミラーミデ」序曲、
歌劇 「どろぼうかささぎ」 序曲、歌劇 「ウィリアム・テル」 序曲、
歌劇 「セビリャの理髪師」 序曲、歌劇 「アルジェのイタリア女」 序曲、
歌劇 「ブルスキーノ氏」 序曲、歌劇 「シンデレラ」 序曲
モントリオール交響楽団
指揮:シャルル・デュトワ
録音:1991年

4643644 ※番号変更 4643642 \780
R.シュトラウス:
12のオーケストラ伴奏による歌曲
死と変容
★初エロクァンス化
ジークフリート・イェルサレム(T)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
指揮:クルト・マズア
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:ベルナルト・ハイティンク

4643682 \780
ベートーヴェン:
三重協奏曲 ハ長調 作品56
合唱幻想曲 ハ短調 作品80
クラウディオ・アラウ(Pf)
ヘンリク・シェリング(Vn)
ヤーノシュ・シュタルケル(Vc)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
指揮:エリアフ・インバル

4643692 \780
ブラームス:二重協奏曲 イ短調 作品102
メンデルスゾーン:ヴァイオリン、ピアノと弦楽合奏のための協奏曲 ニ短調
★初エロクァンス化
ヘンリク・シェリング(Vn)
ヤーノシュ・シュタルケル(Vc)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:ベルナルト・ハイティンク(以上、ブラームス)
ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(Vn)
ロナルド・ブラウティハム(Pf)
ロイヤル・コンセルトヘボウ室内管弦楽団

4646312 \780
J.S.バッハ&ヘンデル:宗教アリア集
マタイ受難曲、ヨハネ受難曲、クリスマス・オラトリオ、
メサイア、マカベウスのユダ、サムソン、他より
★初エロクァンス化
アーフェ・ヘイニス(A)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:ハンス・ギーレスベルガー

4666662 \780
クライスラーへのオマージュ
序奏とアレグロ
愛の悲しみ
愛の喜び
道化師のセレナード
美しきロスマリン
ウィーン奇想曲
中国の太鼓
メヌエット
奇想曲 変ホ長調
奇想曲 イ短調
ベートーヴェンの主題によるロンディーノ
カルティエによる狩り
ジプシー女
スペイン舞曲 第5番
コレルリの主題による変奏曲
エストレリータ
思い出
タンゴ
真夜中の鐘
歌の翼に
気紛れ女
深い川
故郷の人々
アルフレード・カンポーリ(Vn)
エリック・グリットン(Pf)

4666842 \780
チャイコフスキー:
序曲「1812年」 作品49、スラヴ行進曲 作品31、
幻想序曲「ロメオとジュリエット」、イタリア奇想曲
ロスアンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団(イタリア奇想曲)
指揮:ズービン・メータ

4669042 \780
ニールセン:交響曲 第4番 「不滅」
スクリャービン:交響曲 第4番 「法悦の詩」
ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ズービン・メータ

4669072 \780
ベルリオーズ:交響曲「イタリアのハロルド」
ブロッホ:荒野の叫び
ダニエル・ベンヤミニ(Va)
ヤーノシュ・シュタルケル(Vc)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ズービン・メータ

4676032 \780
ラテン・アメリカン・クラシックス
チャベス:インディオの交響曲
コープランド:キューバ舞曲「ダンソン・クバーノ」
ロルダン:組曲「レバンベランバ」
レブエルタス:センセマーヤ
カトゥーラ:3つのキューバ舞曲
ロルダン:リトミカ 第5番
ピアソラ:タンガーゾ
ヒナステラ:バレエ組曲「エスタンシア」 作品88a
ニュー・ワールド交響楽団
指揮:マイケル・ティルソン・トーマス
録音:1992年4月

4676102 \780
ダンディ:フランス山人の歌による交響曲 作品25
デュカス:交響曲 ハ長調
ジャン=イヴ・ティボーテ(Pf)
モントリオール交響楽団
指揮:シャルル・デュトワ
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ワルター・ウェラー (デュカス)
録音:1974年、1989年

4706622 \780
ドヴォルザーク:
ピアノ四重奏曲 第1番 ニ長調 作品23
ピアノ四重奏曲 第2番 変ホ長調 作品87
ボザール・トリオ
ワルター・トランプラー(Va)
録音:1972年

4762351 \780
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
同:左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調
フォーレ:ピアノと管弦楽のための幻想曲 作品111
フランク:交響的変奏曲
★初エロクァンス化
アリシア・デ・ラローチャ(Pf)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ローレンス・フォスター
録音:1972-73年、キングズウェイ・ホール

4762452 \780
ラヴェル:ボレロ
ドビュッシー(ラヴェル編):サラバンド、舞曲
ムソルグスキー(ラヴェル編):展覧会の絵
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:リッカルド・シャイー
録音:1986年
シャイーのコンセルトヘボウ就任記念レコーディング。

4762519 \780
ハイドン:カンタータ&アリア集
[1] Berenice che fai?(Scena di Berenice)Hob.XXIVa: 10)
[2] Son pietosa, son bonina Hob.XXXIIb: 1
[3] Arianna a Naxos(orchestral version)Hob.XXVIb: 2
[4] Solo e pensoso Hob.XXIVb: 20
[5] Miseri noi, misera patria Hob.XXIVa: 7
アーリン・オジェー(S)
ヘンデル&ハイドン・ソサエティー
指揮:クリストファー・ホグウッド
録音:1988年
オリジナルはオワゾリール。

4762617 \780
グルック:オペラ・アリア集
歌劇「アルミード」、歌劇「アウリスのイフィゲーニア」、
歌劇「アルチェステ」、歌劇「思いがけないめぐりあい(メッカの巡礼)」、
歌劇「パリスとヘレン」、歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」 より
ジャネット・ベイカー(Ms)
イギリス室内管弦楽団
指揮:レイモンド・レパード

4762686 \780
ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」(1947年版)
バルトーク:中国の不思議な役人
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団
指揮:クリストフ・フォン・ドホナーニ
録音:1977年

4762723 \780
チャイコフスキー:
組曲 第3番 ト長調 作品55
組曲 第4番 ト長調 作品61「モーツァルティアーナ」
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ロリン・マゼール (3番)
ルッジェーロ・リッチ(Vn)
スイス・ロマンド管弦楽団
指揮:エルネスト・アンセルメ (4番)

4762971 \780
アルベニス:スペイン狂詩曲
トゥリーナ:交響的狂詩曲 作品66
モンサルバーチェ:
ピアノと管弦楽のための短い協奏曲(コンチェルト・ブレーヴェ)*
スリナッチ:ピアノと管弦楽のための協奏曲*
アリシア・デ・ラローチャ(Pf)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(*)
指揮:ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス
録音:1976年、1983年

4767402 \780
モーツァルト:交響曲 第33番 変ロ長調 K.319
同:交響曲 第39番 変ホ長調 K.543
同:交響曲 第40番 ト短調 K.550
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:イシュトヴァン・ケルテス
録音:1963年、1972年(40番)

4767415 \780
チャイコフスキー:弦楽のためのエレジー
同:マンフレッド交響曲 ロ短調 作品58
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 (エレジー)
フィルハーモニア管弦楽団
指揮:ヴラディーミル・アシュケナージ

4768459 \780
メンデルスゾーン:
交響曲 第3番 イ短調 作品56 「スコットランド」
交響曲 第4番 イ長調 作品90 「イタリア」
ロンドン交響楽団
イスラエフ・フィルハーモニー管弦楽団 (No.4)
指揮:サー・ゲオルク・ショルティ
録音:1952年、1958年

4768477 \780
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61
ヴィオッティ:ヴァイオリン協奏曲 第22番 イ短調
アルテュール・グリュミオー(Vn)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
指揮:アルチェオ・ガリエラ (Beethoven)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:エド・デ・ワールト(Viotti)
録音:1966年、1969年
グリュミオー2回目のベートーヴェン録音。(1回目はベイヌムと)

4768483 \780
ハイドン:
交響曲 第94番 ト長調 「驚愕」
交響曲 第96番 ニ長調 「奇跡」
交響曲 第97番 ハ長調
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:エドゥアルト・ファン・ベイヌム
録音:1951-53年

4769701 \780
モーツァルト:
セレナード 第4番 ニ長調 K.203
セレナード 第9番 ニ長調 K.320 「ポストホルン」
新交響楽団(No. 4)
スイス・ロマンド管弦楽団(No. 9)
指揮:ペーター・マーク

<RCA RED SEAL>
88697295742 20枚組 \6950
プッチーニ:オペラ全集
※当初のご案内から一部変更になっています。
●歌劇「妖精ヴィッリ」(全曲)
プラシド・ドミンゴ ティト・ゴッビ  レナータ・スコット  
レオ・ヌッチ
ロリン・マゼール(指揮) ナショナル・フィル
【録音】1979年 ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール
●歌劇「エドガール」(全曲) 
カルロ・ベルゴンツィ  レナータ・スコット  
グウェンドリン・キルブルー  ビセンテ・サルディネロ
イヴ・クェラー(指揮) オペラ・オーケストラ・オブ・ニューヨーク
【録音】 1977年 カーネギー・ホール
●歌劇「マノン・レスコー」
ニーナ・ラウティオ、ジーノ・キリコ、ペーター・ドヴォルスキー、
ロリン・マゼール(指揮)ミラノ・スカラ座管弦楽団
【録音】1992年 ミラノ・Teatro Abanella
●歌劇「ボエーム」(全曲)
モンセラート・カバリエ(S:ミミ)  プラシド・ドミンゴ(T:ロドルフォ) 
ジュディス・ブレーゲン(S:ムゼッタ)
シェリル・ミルンズ(Br:マルチェッロ)  
ルッジェーロ・ライモンディ(B:コルリーネ)、他
ゲオルク・ショルティ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1973年 ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホール
●歌劇「トスカ」(全曲)
レオンタイン・プライス(S:トスカ)  
プラシド・ドミンゴ(T:カヴァラドッシ)  
シェリル・ミルンズ(Br:スカルピア)
ポール・プリシュカ(B:堂守)、他
ズービン・メータ(指揮)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
【録音】 1972年 ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホール
●歌劇「蝶々夫人」(全曲) 
レナータ・スコット  プラシド・ドミンゴ  ジリアン・ナイト  
イングヴァール・ヴィクセル フロリンド・アンドレオーッリ
ロリン・マゼール(指揮) フィルハーモニア管弦楽団
【録音】 1978年 All Saints' Church, Tooting Graveney, ロンドン
●歌劇「西部の娘」(全曲) 
マーラ・ザンピエリ  プラシド・ドミンゴ  ファン・ポンス 
ロリン・マゼール(指揮) ミラノ・スカラ座管弦楽団
【録音】 1991年 ミラノ・スカラ座でのライヴ
● 歌劇「つばめ」(全曲) 
アンナ・モッフォ、  ダニエーレ・バリオーニ、マリオ・セレーニ、
ピエロ・デ・パルマ
フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ(指揮)
RCAイタリア・オペラ管弦楽団&合唱団.
【録音】 1966年7月 ローマ・RCAイタリア・オペラ・スタジオ
●歌劇「外套」
レナータ・スコット、ジリアン・ナイト、イングバール・ビクセル、プラシド・ドミンゴ、
ロリン・マゼール(指揮)フィルハーモニア管弦楽団
【録音】1997年 ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール
●歌劇「修道女アンジェリカ」
レナータ・スコット、マリリン・ホーン、イレアナ・コトルバス
ロリン・マゼール(指揮)フィルハーモニア管弦楽団
【録音】1997年 ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール
●歌劇「ジャンニ・スキッキ」
イレアナ・コトルバス、アンナ・ディ・スタジオ、ティト・ゴッビ、プラシド・ドミンゴ
ロリン・マゼール(指揮)ロンドン交響楽団
【録音】1997年 ロンドン、EMIスタジオ
●歌劇「トゥーランドット」(全曲) 
ジョヴァンナ・カゾッラ セルゲイ・ラーリン  バルバラ・フリットーリ
セルジョ・スピーナ
ホセ・ファルディーリャ   カルロ・コンバーラ  
ヴィットリオ・ヴィテッリ   アルド・ポッティオン
フランチェスコ・ピッコーリ   カルロ・アレマーノ
ズービン・メータ(指揮)フィレンツェ5月祭管弦楽団・合唱団
【録音】 1998年9月 北京・紫禁城でのライヴ
歌唱:全て原語イタリア語
RCA, SONY, オイロディスクの録音の中から、プッチーニのオペラ全曲を集めた
ボックス・セットの登場です。 完全初回限定生産となります!
80ページの、解説とリブレット(伊・英・独・仏)付き
中身は、オリジナルジャケットを使用した、紙ジャケット仕様 (オリジナル
・ジャケット・コレクションと同様な仕様)
BOXは、13.5cm x 13.5cm x 10-12cm(厚さは予定)の豪華硬質紙製BOX

82876685602 2枚組
ウィリアム・カペル-ラスト・レコーディング(オーストラリア放送録音1953)
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番
バーナード・ハインズ(指揮)
ヴィクトリア交響楽団 【1953年10月1日 メルボルン・タウン・ホール】
J.S.バッハ:組曲イ短調 BWV.818
【1953年7月21日 メルボルン・タウン・ホール、1947年1月7日 ニューヨーク
RCAスタジオ2*】
ムソルグスキー:「展覧会の絵」
【1953年7月21日メルボルン・タウン・ホール、1953年4月1日 フリック・コレ
クション*】
イギリス国歌「神よ女王陛下を守り給え」
【1953年7月25日 メルボルン・タウン・ホール】**
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第17番 変ロ長調 K.570
【1953年7月25日 メルボルン・タウン・ホール】**
ドビュッシー:「ベルガマスク組曲」
【1953年7月28日 メルボルン・タウン・ホール】
ショパン:舟歌 Op.60 【1953年7月28日 メルボルン・タウン・ホール】**
ショパン:夜想曲 Op.55-2 【1953年7月28日 メルボルン・タウン・ホール】
ショパン:スケルツォ第1番 Op.20
【1953年7月28日 メルボルン・タウン・ホール】**
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番
【1953年7月25日 メルボルン・タウン・ホール】**
アメリカの生んだヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして将来を嘱望されながら、
不慮の飛行機事故で31歳の若さで亡くなったウィリアム・カペル。彼がRCAに残
した全録音は、未発表テイクやライヴ音源などとともに、1998年に発売された
CD9枚組の「ウィリアム・カペル・エディション」に結実したが、当アルバムは
そこには含まれていなかったライヴ音源を集めたもの。カペルが1953年7月から
10月にかけてオーストラリアで行なった演奏会の放送録音で、一部VAIレーベル
などでCD化されていたものの、5曲は今回が世界初登場となる貴重な音源。カペ
ルは、このオーストラリア・ツアーのあとサンフランシスコへの帰途、飛行機
事故で亡くなったので、文字通り彼の最後の演奏ということになる。
デジパック仕様。
*)放送音源テープの一部に不備があるため、*印曲の一部の楽章が、RCA及びフ
リック・コレクションの音源に差し代わっております。
**)は、初出。 全て、モノラル録音。

88697203072
SMILE -アミー・ディックソン、サクソフォン・リサイタル
「チャーリー・チャップリン/Smile」「フランツ・ドルドラ/スーヴェニール
(思い出)」「ラフマニノフ/ヴォカリーズ」「ルディ・ウィデフト/はかないワ
ルツ」「フォーレ/無言歌」「アルヴォ・ペルト/鏡の中の鏡」「アストール・
ピアソラ/アヴェ・マリア」「ヒナステラ/小粋な娘の踊り」「ドビュッシー/レ
ントより遅く」「エルガー/愛の挨拶」「チャールズ・ゲーツ・ドーズ/メロディ
ー」「ウジェーヌ・ボザ/アリア」「ジェラルド・フィンジ/エレジー」
アミー・ディックソン(sax)
キャサリン・ミレッジ(p)
【録音】 バンフ・センター、ロルストン・リサイタル・ホール、カナダ
アミー・ディックソンは、シドニー生まれの女流サクソフォン奏者。7歳よりサ
ックスを始め、16歳でデビュー。17歳でシドニー交響楽団と競演、レコーディ
ングを行った。18歳でロンドン、アムステルダムで学び、様々なコンクールで
優勝。現在ヨーロッパを中心として、独奏者として活躍している。また、フィ
リップ・グラスなどの現代音楽作品の初演も、数多く演奏している。このアル
バムでは、クラシカル名曲のをサックスで演奏したものだけでなく、サクソフォ
ンを演奏している方々のための演奏定番作品まで幅広く網羅しています。
「彼女のトーンは放射的で、楽譜を言葉で表現していくようです。最も才能の
あるサクソフォン奏者の一人です。」(バーミンガム・ポスト)「彼女の演奏は、
私が聴いた中で最も興味深いものです。ひとつひとつの音に円熟があり、聴衆
を満足させてくれます。こんなに情熱的な演奏は今まであったでしょうか?」
(クラリネット&サクソフォン・マガジン)「彼女のテクニックは完璧なもので
す。愚かなジャズ奏者の演奏とは次元が異なります。ラフマニノフのヴォカリ
ーズは、まるで人間の美しい声のようです」(ニューヨーク・コンサートレビュ
ー)


88697160442
シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調「ます」
モーツァルト:ピアノ四重奏曲第2番変ホ長調 K.493
イエフィム・ブロンフマン(p)ピンカス・ズカーマン(Vn)
ジェスロ・マーカス(Va)アマンダ・フォーシス(Vc)
ジョエル・キャリントン(cb)
【録音】 2007年5月 モントリオール、マギル大学シューリック音楽院マルチメ
ディア・ルーム
ヴァイオリンの巨匠ピンカス・ズッカーマン久々のRCAレッド・シールへの新録
音は、彼が2002年に有能な若手弦楽奏者4人と創設した「ズッカーマン・チェン
バープレイヤーズ」およびイェフィム・ブロンフマンとのシューベルトの「ま
す」とモーツァルトのピアノ四重奏曲第2番。このアンサンブルはすでに欧米の
主要都市や著名音楽祭に続々出演し高い評価を得ている。彼らの録音は、すで
にAltaraレーベルからモーツァルトとブラームスの室内楽をリリース済してお
り、高い評価を得ています。

88697178602
ダリユス・ミヨー: 独奏楽器と管弦楽のための作品集
「スカラムーシュ(サクソフォンと管弦楽のための)Op.165c」
「打楽器と小管弦楽のための協奏曲Op.109」 「クラリネット協奏曲Op.230」
「エクスの謝肉祭(ピアノとオーケストラのための幻想曲)Op.83b」
ボーナストラック*:
「ピアノ、ヴァイオリンとクラリネットのための組曲 Op.157b」
ファブリス・モレッティ(sax)ゲルト・ヴェルシュレーゲン(打楽器)
エリック・ル・サージュ(p)テディ・パパヴラミ(Vn)*
ポール・メイエ(Cl&指揮)リエージュ国立フィルハーモニー管弦楽団
【録音】 2007年5月 リエージュ(*のみ 1999年 eglise du Bon Secours 、
パリ)
久々のポール・メイエの新録音。名クラリネット奏者としてのメイエは指揮者
としても活躍しており、クラリネット協奏曲の見事な演奏だけでなく、彼の友
人たちでもある独奏者たちとも、寸分のくるいも無い指揮は、彼らの特質を見
出しそれらを引き出すことに成功しています。サックスのファブリス・モレッ
ティはパリ市立ベルリオーズ音楽院の教授であり、日本にも何回来日しており
絶賛を浴びています。「打楽器と小管弦楽のための協奏曲」は7分程度の短い曲
ではありますが、録音も少ない作品です。ゲルト・ヴェルシュレーゲンのティ
ンパニの強弱のつけ方の見事さ。管楽器の特性を完全に身につけたメイエの指
揮で、オーケストラの管楽器軍とのバランスも最高です。もちろんル・サージュ
のピアノも、この作品の楽しさをいたるところに散りばめて、絶品なミヨーと
なっています。

88697276572
モンセラート・カバリエのロマンス
1)Paraules d'amor 2)Hijo de la luna 3)En Aranjuez Con Tu Amor
4)Mediterraneo 5)O mio babbino caro 6)Mon coeur s'ouvre a ta voix
7)Casta diva 8)Cancion Andaluza 9)Musette svaria
10)O letzte Rose - Martha! Herr! Sie lacht zu meinen Leiden
11)D'Amor Sull'Ali Rosee 12)Ebben, Ne Andro Lontana
13)A Rose In December 14)Wishing You Were Somehow Here Again
15)Like A Dream
今年75歳を迎えたカバリエ。このアルバムでは、彼女が今までに録音したポピュ
ラー曲やクオペラの中から、ロマンスを感じる作品ばかりを収録したベスト盤
です。



<DHM(ドイツ・ハルモニア・ムンディ)>
88697281172
J.S.バッハ:2台・3台のチェンバロのための協奏曲集(BWV.1060-1064)
ライナー・オスター, アレクサンドラ・コドレアヌ, ヨン・ラウクヴィク(cemb)
アンサンブル・パルランド(オリジナル楽器使用)
Arte Novaから発売されたバッハ/オルガン作品集など以来、DHMでのCPE・バッハ
のオルガン協奏曲などで、ヨーロッパで非常に評価の高い演奏のライナー・オス
ターが、すべての当時の楽譜を読み直し、現代に問いかけます。 バッハは、イ
タリア形式の音楽の作曲を学ぶために、ヴィヴァルディなどの協奏曲をチェン
バロまたはオルガン・ソロ用に編曲を行って、その様式を取り入れてきました。
ライプツィッヒで学生音楽団体「コレギウム・ムジクム」の指揮を依頼された
バッハは、ツィンマーマンのコーヒー店で、夏は野外で、毎週演奏会を行い、
チェンバロ協奏曲や「コーヒーカンタータ」などの作品で市民を楽しませまし
た。それまで無かったチェンバロのための協奏曲は、バッハが初めて作曲したと
も言われています。ここに収録された作品は、複数のチェンバロのための協奏
曲として現存されていますが、もともと複数のヴァイオリンかオーボエのため
の協奏曲ための作品であったと考えられています。単旋律のソロ楽器からチェ
ンバロに移行する際に、左手パートを付け足さなければならないわけですが、
単なる通奏低音的な音列でなく、左手のためと弦楽パートもバッハ独特な音形
をつけたしており、オスターによる当時の演奏研究によると、それらは強調さ
せて演奏しかるべきであり、今までのイギリスやオランダの古楽器演奏とは違っ
た解釈である、とも語っています。ライナー・オスターは、彼の師であるヨン
・ルクヴィクと、弟子のアレクサンドラ・コドレアヌを起用しての録音にのぞ
んでいます。

88697294572
フォルトゥナート・ケッレリ:シンフォニア集
「シンフォニア第1-6番」「ブリュッセル交響曲変ロ長調」、「ポロネーズ」
ヴァンニ・モレット(指揮)
アタランタ・フーギエンス(オリ
フォルトゥナート・ケッレリ(1690?-1757)は、 1690年頃パルマに生まれオペラ
劇場での仕事をし、その後カッセル、ヴェルツブルクで働きました。その後ス
トックホルムに移動し、彼独自のミラノ・スタイルの音楽は、スウェーデン古
典主義の誕生における重要な役割を果たしました。
指揮者のヴァンニ・モレットは、指揮者としてだけでなく、現代音楽(電子音楽)
作曲家、コントラバス奏者、ヴィオローネ奏者としても活躍しており。イル・
ジャルディーノ・アルモニコのコントラバス奏者も務めていました。また、ジャ
ズ・ベース奏者としても活躍しています。彼はイタリア・バロック作曲家の研
究を行っており、今回も彼独自の研究成果を、ここでも発揮しています。
【録音】 2007年9月 Abbazia di Mirasole di Opera、ミラノ




<OEHMS CLASSICS>
OC918 2枚組 \3100
グルック:歌劇「エツィオ」(全曲)
ルート・サンドホフ(Ms: ヴァレンティニアーノ3世)  
キルステン・ブライゼ(Ms:フルヴィア)
フランコ・ファギオーリ(C-T:エツィオ)  
ソフィー・マラン=ドゥゴール(Sp:オノーリア)
ステファノ・フェラーリ(T:マッシモ)  
ネッタ・オール(Sp:ヴァーロ)
ミヒャエル・ホフシュテッター(指揮)
ルートヴィヒスブルク城芸術祝祭管弦楽団(オリジナル楽器使用)&合唱団
今年もやってまいりました、バーデン=ヴュルテンベルク国際音楽祭の一環とし
て行われる、ルートヴィヒスブルク城芸術祭の2007年ライヴ録音です。この
「エツィオ」は、ローマ皇帝ヴァレンティニアーヌス3世治下の時代、皇帝の
軍の隊長エツィオ、ローマの貴族マッシモ。娘のフルヴィアらを中心とする恋
と陰謀の物語。当時から人気のあったこの台本は、ヘンデル等らもこのオペラ
を作曲しています。 この録音では、最近様々なオペラに出演し絶賛を浴びて
いるルート・サンドホフやキルステン・ブライゼ。また、2003年度世界オペラ
歌唱コンクール優勝者フランコ・ファギオーリが出演しているのも見逃せませ
ん。また、最近バイエルン国立歌劇場、リセウ劇場、ベルリン・コミッシェ・
オーパ、ザルツブルク音楽祭などからの客演、そして古典派の隠れた作品の復
活上演(アイブラーの作品)などを手がける若手指揮者、ホフシュテッターの指
揮によって演奏されています。
【ルートヴィヒスブルク城芸術ファスティヴァル】 
1975年より、毎夏にバーデン=ヴュルテンベルク国際音楽祭の一環として行わ
れる、ルートヴィヒスブルク城芸術祭。フランスのヴェルサイユ宮殿を模して
作られたバロック様式の城館を中心に繰り広げられる音楽祭で、演目は管弦楽、
室内楽、バレエ、演劇、美術展と多彩で、出演者には国際的に活躍する演奏家
が多数参加している。城の中の劇場や大広間で室内音楽などに耳を傾けること
ができ、文字どおり貴族になったような優雅な気分にひたれる。
【録音】2007年7月15-17日、ルートヴィヒスブルク城劇場でのライヴ
リブレット(伊・英・独)付き

OC711 \1450
シューマン:
「弦楽四重奏曲第1番イ短調 Op41-1」 「ピアノ五重奏曲変ホ長調Op.44*」
デリアン・クァルテット  
イゴール・カメンツ(p)*
2007年1月結成されたデリアン・クァルテットは、デビュー・コンサートで「斬
新かつユニークで、最も理想的で情熱的な演奏」と絶賛され、瞬く間にヨーロ
ッパ中に評判が広がりました。彼らは、ドイツ、フランス、ルーマニア出身で、
彼らのモットーは、弦楽四重奏曲による「文学」と「愛」を表現すること。す
でにシュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭に出演し、総立ちの喝采を浴びまし
た。
【録音】2007年3月5-8日 シュトゥットガルト、南西ドイツ放送カンマームジ
ーク・スタジオ

OC713 \1450
ショパン:「12の練習曲集Op.10」「ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調」
ソナ・シャボヤン(p)
ソナ・シャボヤンはアルメニアに生まれ、チャイコフスキー音楽院でピアノを
学び、その後フライブルク音楽大学でも学んだ。レパートリーは広いが、特に
近代から現代ものを得意として、ヨーロッパで話題となりつつあるピアニスト
です。今回は、ピアニストならば誰もが一度はチャレンジしてみたくなる名曲
かつ難曲、ショパンの練習曲とソナタ第2番を選びました。第3楽章に「葬送行
進曲」を持つソナタ第2番は、第1楽章の狂おしいほどの熱気と、第2楽章の諧
謔的な気分、そして陰鬱な第3楽章、とらえどころのない終楽章と聞かせどこ
ろがたっぷり。もちろん申し分のない演奏に仕上がっています。練習曲も華や
かさとテクニックを兼ね備えた見事なもの。これは将来が楽しみなピアニスト
です。
【録音】 2007年5月 スイス、ヴィンタートゥーア・ハードスタジオ

OC813 \1550
アイスランドの現代作曲家によるピアノ作品集
1)Torkell Sigurbjornsson(*1938): Hans-Variationen
2)Johann G. Johannsson(*1947): Eg er ad tala um tig
3)Atli Ingolfsson(*1962): ma la melodia
4)Haukur Tomasson(*1960):Brotnir Hljom
5)Atli Heimir Sveinsson(*1938): Odur Steinsins
6)Atli Heimir Sveinsson(*1938): Af hreinu hjarta
7)Atli Heimir Sveinsson(*1938: )Albumblatt an Sus
8)Victor Urbancic(1903.1958): Caprices Mignons uber ein Kinder
9)Jorunn Vidar(*1918): Meditationen uber islandische Volksthemen(N
10)Haflidi Hallgrimsson(*1941): Lullaby on a Winters’Night
11)Pall Isolfsson(1893.1974
12)Sveinbjorn Sveinbjornsson(1847.1927): Vikivaki
13)Arni Egilsson(*1939): Borealis
14)Jon Leifs(1899.1968): Rimnadanslog op. 11 No. 3
15)Jon Leifs(1899.1968): Rimnadan
16)Jon Leifs(1899.1968): Rimnadanslog op. 11 No. 4
17)Bjork(*1965)/ Leon Milo(*1956):
I Miss You(Transcr Piano and Electronics)
スザンヌ・ケッセル(p)
1993年国際シューベルト・コンクール受賞者でもあるケッセル(1970生)は、現
代音楽のスペシャリストとして高い評価を受けており、2000年ドイツでの20世
紀ピアノ音楽を回顧する50回以上のコンサート・シリーズにもコンタルスキー、
ヘンク等とともに出演し、絶賛を浴びたピアニスト。彼女のアルバムはいつも
のことながら選曲の妙にため息をつくほかありません。この中で比較的よく知
られているのは、大音響を駆使したオーケストラ曲を書くレイフスか、アイス
ランドの国歌を書いたスヴェインビョルンソンでしょうか。他の作曲家の名前
は、かなりのマニアでも耳にしたことがないのではないでしょうか。まずは曲
の興味から。そして次は奥深くまで。1枚で何度でも味わえるアルバムです。
【録音】 2007年4月7-9日 ドイチュランドフンク、カンマームジークザール

<EMI CLASSICS>
CZS-2070632 5枚組 \4950
ザ・キングズ・シンガーズ・コレクション(限定盤)
●CD1 The Beatles Connection
ペニー・レイン; Mother Nature's Son; オブラディ、オブラダ; 
アンド・アイ・ラヴ・ハー; ヘルプ!; イエスタデイ; ア・ハード・
デイズ・ナイト; ガール;Got to Get You into My Life; バック・イン
・ザ・USSR; エリナー・リグビー; ブラックバード; レディ・マドン
ナ; 太陽を追いかけて; ハニー・パイキャント・バイ・ミー・ラヴ; 
ミシェル; 悲しみをふっとばせ; 抱きしめたい
ジャクソン、ヒューム、チルコット、ホルト、キャリントン、メイソン
1986年6月録音(ヴィクター音源)
●CD2 A Tribute to the Comedian Harmonists
Veronika, der Lenz ist da; Liebling, mein Herz lass dich grussen;
ナイト・アンド・デイ; Mein kleine gruner Kaktus; Creole love call;
Eins, zwei, drei, vier; ストーミー・ウェザー; Das ist die Liebe
der Matrosen;セビリアの理髪師-序曲; Wenn der Wind weht; 
Hummelflug; ドンキー・セレナーデ; Guitarren spielt auf; ティー・
フォー・トゥー Du armes girl vom Chor; Wochenend' und Sonnenschein
ジャックマン、ヒューム、アイヴズ、ホルト、キャリントン、メイスン
1984年1月録音
●CD3 ブリテン諸島の民謡
スカボロー・フェアー; スカイ・ボート・ソング; What shall we do
with a drunken sailor?; アニー・ローリー; グリーンスリーヴズ; 
ダニー・ボーイ; The Lincolnchire Poacher; ロッホ・ローモンド; 
The Lass of Richmond Hill; サリー・ガーデンズ; The Ash Grove; 
Aiken Drum; ゴールデン・スランバーズ; Ar Hyd y Nos; Going to
Towyn; 羽生の宿; EriskayLove Lilt; Mairi's Wedding
ハーリー、ヒューム、チルコット、ラッセル、キャリントン、カナリー
1991年5月録音
●CD4 Madrigal History Tour
(イタリー、イングランド、フランス、ドイツ、スペイン)
ガストルディ:Amor vittorioso; 
マントヴァーニ:Lirum bililirum; 
アルカデルト:Il bianco e dolce cigno; 
不詳:La bella Franceschina;
ヴァーデロット:Ultima mei sospiri; 
不詳:Alla cazza; De Wert Or sirallegro il cielo; 
ダウランド:Fine knacks for ladies; 
バード:Who madethee, Hpob, forsake the plough?; 
バートレット:Of all the birds that I do know; 
トムキンズ:To much I once lamented; 
ファーマー:Fair Phyllis I saw; 
ギボンズ:The Silver Swan; 
モーリー:Now is the month of maying; 
ジャヌカン:La Guerre; 
サートン:La, la, la, je ne l'ose dire;
デ・ラッスス:Bon jour et puis, quelles nouvelles; 
不詳:Mignonne, allons voir si la rose; 
パスルー:Il est bel e bon; 
アルカデルト:Morgotlabourez les vignes; 
ル・ジューヌ:Un gentil amoureux
ヴィラールト:Faulte d'argent; 
ムダーラ:La tricotea Samartin la vea;Triste estaba el rey David; 
エンツィーナ:Cucu, Cucu!; 
不詳/フェルナンデス:
Tres morillas m'enamoran; 
エンツィーナ:Fatal la parte; 
フレッチャ:La bomba; 
ハスラー:Tanzen und Springen; 
不詳:Vitrum nostrum gloriosum; 
ゼンフル:Ach Elslein, liebes Elselein; 
ハスラー:Ach, weh des Leiden; 
ゼンフル:Das Glaut zu Speyer; 
ホーフハイマー:HerzliebstesBild
1983年1月&6月録音
●CD5 The King's Singers Believe in Music
Something's coming; You Needed Me; All by Myself; Short People;
Lost in Love; Betty Grable; Because; Della and the Dealer; 
Music-I believe in music-I've got the music in me-Thank you for the
music;Goodbye yellow brick road; Theme from 'Mahogany'(Do you know
where you're going to?); Save your kisses for me-Hasta manana
interpolating Tea for two & We'll meet again; How did we fall in
love;(At the)Copacabana 
ジャックマン、ヒューム、アイヴズ、ホルト、キャリントン、ケイ
キングズ・シンガーズの代表アルバムをまとめた5枚組

CZS-5220852 6枚組 \2780
100ベスト・アダージョ
CD1
アルビノーニ:アダージョ; パッヒェルベル:カノン; アレグリ:ミゼレ
ーレ;ヴィヴァルディ:夜より; 四季より; マンドリン協奏曲より; 
バッハ:クラブサンのための協奏曲より; 2つのヴァイオリンのための協奏
曲より; サラバンド;G線上のアリア; 無伴奏チェロ組曲第5番より; 
ハイドン:交響曲第88番より;ペルゴレージ:スターバト・マーテルより; 
モーツァルト:アヴェ・ヴェルム;ペルト:ソルフェッジョ; タヴナー:
奇跡のヴェールより
CD2
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番より; 第24番より; クラリネット協奏
曲より;アイネ・クライネ・ナハトムジークより; 交響曲第40番より; 
フリーメイソンのための葬送音楽より; クラリネット五重奏曲より; ピア
ノ・ソナタ第8番より;フルートとハープのための協奏曲より
CD3
ベートーヴェン:月光より; 悲愴より; ピアノ協奏曲第4番より; 第5番
「皇帝」より; 交響曲第3番より; ブラームス:交響曲第3番より; ピア
ノ協奏曲第2番より; メンデルスゾーン:真夏の夜の夢より; シューベル
ト:交響曲「未完成」より: 四重奏曲「死と乙女」より; 交響曲第9番よ
り; 三重奏曲第2番より;シューマン:トロイメライ; 交響曲「ライン」
より; R.シュトラウス:朝; ワーグナー:ジークフリート牧歌; マーラ
ー:交響曲第5番より; シェーンベルク:浄められた夜
CD4
サン=サーンス:水族館; 白鳥; ドビュッシー:月の光り; 雪の上の足
跡;沈める寺; フォーレ:エレジー; パヴァーヌ; レクイエムより; 
プーランク:2つのピアノのための協奏曲より; 室内協奏曲より; サティ:
グノシェンヌ第1番;ジムノペディ第3番; ラヴェル:ピアノ協奏曲より; 
ハバネラ形式のヴォカリーズ;マ・メール・ロアより; 死せる王女のための
パヴァーヌ
CD5 
ショスタコーヴィチ:ワルツ; オッフェンバック:舟歌; ラロ:スペイン
交響曲より;マスネ:タイスの瞑想曲; ムソルグスキー:展覧会の絵より;
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番より; 交響曲第2番より; ヴォカリー
ズ; ストラヴィンスキー:プルチネッラより; ショパン:夜想曲(2曲); 
前奏曲Op.28-4; ピアノ・ソナタ第2番より; チャイコフスキー:ピアノ協
奏曲第1番より; ヴァイオリン協奏曲より;交響曲「悲愴」より
CD6
バーバー:アダージョ; ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集; 静かな森; 
グリーグ:ペール・ギュントより; ピアノ協奏曲より; ホルベルグ組曲;
シベリウス:トゥオネラの白鳥; 悲しきワルツ; リスト:コンソレーショ
ン第3番; 愛の夢第3番; ヴォーン・ウィリアムズ:グリーンスリーヴズの
幻想曲; ビラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番; 感傷的なメロディ; 
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲より
ゆったりとしたくつろぎの時を演出する名曲100

DVBW-2067889(DVD-Video) 2枚組 \2850
ベスト・オブ・グレート・レコーディングス・オブ・ザ・センチュリー DVD
ロストロポーヴィチ、リヒテル/
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ ハ長調Op.102-1
カラス、プレートル指揮/プッチーニ:私のお父さん-「ジャンニ・スキッキ」
(1965年収録)
メニューイン、ロンドン・フィル、ボールト指揮
/ベートーヴェン:ロマンス ヘ長調Op.50
(1966年収録)
オイストラフ、BBCSO、シュウォーツ指揮
/ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77-第3楽章
(1958年録音)
ミルシュタイン/パガニーニ-ミルシュタイン編:パガニーニアーナ
シフラ/リスト:小人の踊り; ショパン:ポロネーズ第6番Op.53
ストコフスキー、LSO/ワーグナー:
「ニュルンベルクの名歌手-第1幕への前奏曲
(1972年収録)
カラヤン、パリO/ベルリオーズ:幻想交響曲-舞踏会(1970年収録)
フランソワ/ドビュッシー:トッカータ-「ピアノのために」
シュワルツコップ/シュトラウス:終結部-「ばらの騎士」第1幕
クリュイタンス/ムソルグスキー:ババ・ヤーガ&キエフの大門-「展覧会の絵」
(1960年収録)
クレンペラー、NPO/ベートーヴェン:交響曲第9番-第4楽章(1964年収録)
ジュリーニ:ヴェルディ:「シチリアの夕べの祈り」序曲(1968年収録)
ベルガンサ/ロッシーニ:不安と涙のうちに生まれ-「シンデレラ」
トルトゥリエ/バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番-ブーレーI & II
フィッシャー=ディースカウ/シューベルト:音楽に寄せて; 菩提樹
デ・ロス・アンヘレス/ファリァ:ホタ(1957年収録);モンサルバーチェ:黒
人の子守唄-「黒人の歌」(1967年録音)
チッコリーニ/リスト:葬送; メンデルスゾーン:紡ぎ歌Op.67-4
偉大な演奏家たちの貴重な映像、「Archive」シリーズからのハイライト


CDS-2079922 2枚組 \1980
ジ・エッセンシャル・ヴォーン・ウィリアムズ
CD1
揚げひばり(ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス)
ヒュー・ビーン(ヴァイオリン)、ニュー・フィルハーモニアO.
エイドリアン・ボールト指揮
Linden Lea/
ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)、ジェラルド・ムーア(ピアノ)
グリーンスリーブズの幻想曲/シンフォニア・オブ・ロンドン、 
ジョン・バルビローリ指揮
静かな真昼-「命の家」/イアン・ボストリッジ(テナー)、
ジュリアス・ドレイク(ピアノ)
イギリス民謡組曲(ジェイコブ編)(3曲)/ロンドンSO、ボールト指揮
放浪者-「旅の歌」/アンソニー・ロルフ・ジョンソン(テナー)、
デイヴィッド・ウィルソン(ピアノ)
音楽へのセレナード/ノーマ・バロウズ、シーラ・アームストロング、
スーザン・ロングフィールド、マリー・ヘイウォード(以上ソプラノ)、
アルフリダ・ホッジソン、グロリア・ジェニングス、シャーリー・ミンティ、
ミリエル・ディキンソン(以上コントラルト)、イアン・パートリッジ、 
バーナード・ディカーソン、ウィンフォード・エヴァンス、ケネス・ボウエン
(以上テナー)、リチャード・アンガス、ジョン・キャロル・ケイス、
ジョン・ノーブル、クリストファー・ケイト(以上バス)、
ロンドンPO、ボールト指揮
ウェンロック・エッジで-「ウェンロック・エッジ」/パートリッジ(テナー)、
ミュージック・グループ・オブ・ロンドン、ヒュー・ビーン、
フランシス・メイソン(以上ヴァイオリン)、
クリストファー・ウェリントン(ヴィオラ)、
アイリーン・クロックスフォード(チェロ)、
デイヴィッド・パークハウス(ピアノ)
Rhosymedre-「ウェールズの賛美歌による3つの前奏曲」(フォスター編)
アカデミー室内O、ネヴィル・マリナー指揮
使命-「5つの神秘的な歌」/ジョン・シャーリー=クァーク(バリトン)、
イギリス室内O、デイヴィッド・ウィルコックス指揮
トマス・タリスの主題による幻想曲/シンフォニア・オブ・ロンドン、
バルビローリ指揮
CD2
「すずめばち」序曲/LPO、ボールト指揮
ロッホ・ローモンド(スコットランド民謡-RVW編)
Ca' the Yowes(スコットランド民謡-RVW編)
以上 パートリッジ(テナー)、ロンドン・マドリガル・シンガーズ
クリストファー・ビショップ指揮
「富める人とラザロ」の5つのヴァリアント/ジャックO、
デイヴィッド・ウィルコックス指揮
O taste and see/アイヴァン・シャープ(トレブル)、
ウィンチェスター・カテドラルCho
ジェイムズ・ランスロット(オルガン)、マーティン・ニアリー指揮
ジ・エッセンシャル・ヴォーン・ウィリアムズ
「ヨブ」よりPavane fo the Sons of the Morning/LSO、ボールト指揮
Bushes and Brians(東アングリア民謡-RVW編)
Wassail Song(グロスターシア民謡-RVW編)  
以上 バッコリアン・シンガーズ・オブ・ロンドン
For all the saints/ヨーク・ミンスターCho.フィリップ・ムーア指揮
The Truth from Above(イングランド民謡-RVW編)/キングズ・カレッジCho
デイヴィッド・ウィルコックス指揮
O little town of Bethlehem(イングランド民謡-RVW/アームストロング/
レッジャー編)/キングズ・カレッジCho.フィリップ・レッジャー指揮
The Lamb-「10のブレイクの歌」/パートリッジ(テナー) 他
南極交響曲-第2楽章/LPO、ボールト指揮
Orpheus with his lute/デイヴィッド・ダニエルズ(カウンターテナー)、
マーティン・カッツ(ピアノ)
ミサ曲ト短調-キリエ/ジョン・イートン(トレブル)、
ナイジェル・ペリン(アルト)、
ロビン・ダヴトン(テナー)、デイヴィッド・ヴァン・アッシュ(バス)、
キングズ・カレッジCho.ウィルコックス指揮
The blessed son of God/バッハCho.ウィルコックス指揮
Come down, O love divine 
All people that on earth do dwell/以上キングズ・カレッジCho.
スティーヴン・クローベリー指揮
没後50年記念のヴォーン・ウィリアムズのアンソロジー、2CD

CDS-2076342 2枚組 \1980
ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ムター
バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲BWV1043
バッハ:ヴァイオリン協奏曲BWV1041 & BWV1042
サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン&指揮)
イギリス室内管弦楽団
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番
フィルハーモニア管弦楽団、リッカルド・ムーティ指揮
ヴィヴァルディ:秋-「四季」
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
以上 アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)
ムターのEMIへの録音からのアンソロジー

●AMERICAN CLASSICS
EMIクラシックスから新シリーズをご案内。アメリカの作曲家の様々の作品を
まとめた新シリーズ。ヨーロッパ系音楽の単なる追随ではない、アメリカ独自
の存在感を示した、アイヴズ以降のコープランド、バーバー、ハリス、ピスト
ン、カーター、W.シューマン、トムソン、ガーシュウィンなどの作品をまとめ
ています。

CDM-2066272 \1450
ジョン・アダムズ
大きなピアノラの音楽/ソリスティ・ニュー・ヨーク、ランサム・ウィルソン
揺れる音型の環/ロンドン室内Cho.クリストファー・ウォーレン=グリーン指揮
(1990年録音)
主席は踊る-管弦楽のためのフォックストロット
Short Ride n a Fast Machine
以上 バーミンガム市交響楽団、サイモン・ラトル指揮(1993年録音)
1947年2月15日生まれのアダムズは尊敬を集める作曲家の一人。ミニマリスムか
らスタートして管弦楽と和声のスタイルを発展させた。最適の入門アルバム。

CDM-2066252 \1450
サミュエル・バーバー
弦楽のためのアダージョ、Op.11
ノックスヴィル:1915年の夏*
*バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)
ロンドン交響楽団、マイケル・ティルソン・トーマス指揮 (1994年録音)
ヴァイオリン協奏曲、Op.14
エルマー・オリヴィエラ(ヴァイオリン)
セント・ルイス交響楽団、レナード・スラトキン指揮 (1986年録音)
「悪口学校」序曲、Op.5
管弦楽のためのエッセイ、Op.12
復讐の踊り-「メディア」
以上セント・ルイス交響楽団、レナード・スラトキン指揮 (1988年録音)
演奏される機会の多い「弦楽のためのアダージョ」で知られるバーバーの多彩
なジャンルの作品からのアンソロジー。「アダージョ」の管弦楽版と「エッセ
イ」はトスカニーニによって同じコンサートで初演されている。

CDM-2066262 \1450
レナード・バーンスタイン
「キャンディード」序曲
ファクシミリ
オン・ザ・タウン(3つのダンス・エピソード)
以上 セント・ルイス交響楽団、レナード・スラトキン指揮 
シンフォニック・ダンス-「ウェスト・サイド・ストーリー」からの
バーミンガム市交響楽団、パーヴォ・ヤルヴィ指揮(1997年録音)
プレリュード、フーガとリフ
バーミンガム市交響楽団、サイモン・ラトル指揮(1986年、1987年録音)
Seena-ペンシルヴァニア・アヴェニュー1600番地
A Simple Song-ミサ
ブルース・ハバード(バリトン)
セント・ルーカス管弦楽団、デニス・ラッセル・デイヴィース指揮(1989年録音)
「ウェスト・サイド・ストーリー」でアメリカの作曲家の中でも群を抜く知名
度を持つバーンスタインの劇場のための作品をまとめたアルバム。

CDM-2066292 \1450
エリオット・カーター
管弦楽のための3つのオケイジョン(1986-89)
ヴァイオリン協奏曲(1990)
管弦楽のための協奏曲
オーレ・ベーン(ヴァイオリン)
ロンドン・シンフォニエッタ、オリヴァー・ナッセン指揮 (1991年録音)
1908年12月11日生まれで現役で活躍するカーター、アイヴズに触発されて作曲
家をめざした。パリでブーランジェに学び、ストラヴィンスキーとヒンデミッ
トに大きな影響を受けています。1950年代にはスタイルを確立、決して馴染み
やすいとはいえないが精巧な技法による作品は聴く人を刺激してやみません。

CDM-2066342 \1450
アーロン・コープランド
市民のためのファンファーレ/メキシコ・クイダード・フィルハーモニカO、
エンリケ・バティス指揮 (1985年録音)
アパラチアの春 (1985年録音)
エル・サロン・メヒコ (1986年録音)
以上 ダラス交響楽団、エドゥアルド・マータ指揮
アメリカの古い歌
ブルース・ハバード(バリトン)
セント・ルーカス管弦楽団、デニス・ラッセル・デイヴィース指揮(1989年録音)
アメリカン・クラシカル・ミュージックに親しむには絶好の作品を残したコー
プランドの代表作

CDM-2066282 \1450
ジョージ・ガーシュウィン
パリのアメリカ人/セント・ルイス交響楽団、レナード・スラトキン指揮
ラプソディ・イン・ブルー(オリジナル版、グローフェ編) 
ピーター・ドノホー(ピアノ)
バーミンガム市交響楽団、サイモン・ラトル指揮(1986年)
キャットフィッシュ・ロウ(「ポーギーとベス」からの組曲)
子守唄
セント・ルイス交響楽団、スラトキン指揮
キューバ序曲/ロンドン交響楽団、アンドレ・プレヴィン指揮 (1980年録音)
ポール・ホワイトマンのジャズ・オーケストラのための作品「ラプソディ・イ
ン・ブルー」を皮切りに最も成功したミュージカル作曲家となったガーシュ
ウィンの今や世界のオーケストラのレパートリーに定着した名曲集。

CDM-2066242 \1450
ミニマリスム-スティーヴ・ライヒとフィリップ・グラス
ヴァーモント・カウンターポイント/ランサム・ウィルソン(フルート他)
エイト・ラインズ/ソリスティ・ニュー・ヨーク、ランサム・ウィルソン
ニュー・ヨーク・カウンターポイント(クラリネットとテープのための)
アラン・ダミアン(クラリネット)、フランク・ロッシ (1996年録音)
4つのオルガン/マイケル・ティルソン・トーマス 他 (1973年録音)
フィリップ・グラス: ファサード; カンパニー
ロンドン室内管弦楽団、
クリストファー・ウォーレン=グリーン指揮(1990年録音)
第2次大戦後まもなく美術界の用語としてスタートした「ミニマリスム」は60年
代に入り音楽世界の新しい潮流にも転用されてきました。ラ・モンテ・ヤング、
テリー・ライリー、ライヒ、グラスなどの音楽を指し、執拗なリズム反覆と変
容が特徴とされます。

CDM-2066122 \1450
ヴァージル・トムソン
組曲「大平原を破壊した鋤」
秋(ハープ、弦楽とパーカッションのためのコンチェルティーナ) 
w/アンナ・メイソン・ストックトン(ハープ)
組曲「河」
ロサンジェルス室内管弦楽団、ネヴィル・マリナー指揮
ハワード・ハンソン:
交響曲第2番「ロマンティック」
セント・ルイス交響楽団、スラトキン指揮(1986年録音)
1896年生まれで中西部出身の同時代作曲家二人のアルバム。トムソンはカンザ
ス出身パリでブーランジェに学び15年間生活した。一方ハンソンは3年間ローマ
のアメリカン・アカデミーで学んだのを除きアメリカで教育を受けた。トムソ
ンは映像作品への作曲家、批評家、ジャーナリストとして知られた。ハンソン
はアカデミックな作曲家で、イーストマンの目に留まり、1924年-64年イースト
マン音楽学校のディレクターとしても活躍した。

CDM-2066112 \1450
ウィリアム・シューマン、レナード・バーンスタイン
W.シューマン:ヴァイオリン協奏曲 w/リチャード・ホルムズ(ティンパニ)
バーンスタイン:
セレナード(プラトンの「饗宴」によるヴァイオリン、弦楽、ハープ、パーカ
ッションのための) w/ジョン・サンタンブロージオ(チェロ)
以上 ロバート・マクダフィー(ヴァイオリン)
セント・ルイス交響楽団、スラトキン指揮(1989年録音)
W.シューマンはニュー・ヨーク、ブロンクス生まれ。45年以来ジュリアード音
楽院の学長をつとめジュリアードQを創設、61年までリンカーン・センターの
プレジデントとなるなどアメリカの音楽界の大立者としても活躍した。

CDM-2066312 \1450
チャールズ・アイヴズ
最も偉大な人; 川のほとり; アン・ストリート; 
クリスマス・キャロル;水泳をする人々(抜粋); ウェスト・ロンドン; 
ひとりごと; 夕べ; チャーリー・
ラットリッジ; 余興; おり; 故国よさらば; ブース大将の天国入り
以上 マーニ・ニクソン(ヴォーカル)、ジョン・マッケイブ(ピアノ)
(1967年録音)
セット第1番(小オーケストラのための)(6曲)
音の道第1番、第3番
教会の尖塔と山々から
セット第3番(小オーケストラのための)-第1番
Mists
On the Antipodes
The Rainbow(So it may be!)(小オーケストラのための)
池(小オーケストラのための)
The Bells of Yale, or Chapel Chimes
The Gong on the Hook and Ladder(Firemen's Parade on Main Street)
All the Way Around and Back
舗装道路の上を(小オーケストラのための)
セット第2番(小オーケストラのための)第1番、第2番
Aeschylus and Sophocles
劇場または室内弦楽のための曲集(3曲)
以上ヘンリー・ハーフォード(バリトン)
アンサンブル・モダーン、インゴ・メッツマッヒャー指揮
保険会社の経営で大成功した経済的背景からアイヴズは高度に個性的な作品を
作曲しました。生前は一般的な評価は得られず、死後近代アメリカ音楽のパイ
オニアとして高い評価をえています。


<EMI UK>
●CLASSICS FOR PLEASURE
CZS-2134442 2枚組 \1980
ギルバート&サリヴァン:ミカド
ミカド/オーウェン・ブラニガン(バス)
ナンキ・プー/リチャード・ルイス(テナー)
コ・コ/ジェレイント・エヴァンス(バリトン)
プー・バー/イアン・ウォレス(バス)
ピッシュ・タッシュ/ジョン・キャムロン(バリトン)
ユム・ユム/エルシー・モリソン(ソプラノ)
ピッティ・シング/マージョリー・トマス(コントラルト)
ピープ・ボー/ジャネット・シンクレア(ソプラノ)
カティシャ/モニカ・シンクレア(コントラルト)
グラインドボーン合唱団、 プロ・アルテ管弦楽団
マルコム・サージェント指揮 (1956年録音)
ブリリアント、12pブックレット

CZS-2134392 2枚組 \1980
ギルバート&サリヴァン:イオランテ
大法官/ジョージ・ベイカー(バリトン)
マウンタララート伯爵/イアン・ウォレス(バス)
アール・トロラー/アレクサンダー・ヤング(テナー)
兵士ウィリス/オーウェン・ブラニガン(バス)
ストゥレフォン/ジェイムズ・キャメロン(バリトン)
妖精の女王/モニカ・シンクレア(コントラルト)
イオランテ/マージョリー・トマス(コントラルト)
ツェリア/エイプリル・カンテロ(ソプラノ)
レイラ/ヒザー・ハーパー(ソプラノ)
フィリス/エルシー・モリソン(ソプラノ)
グラインドボーン合唱団、 プロ・アルテ管弦楽団
マルコム・サージェント指揮 (1958年録音)
ブリリアント、12pブックレット

CZS-2134332 2枚組 \1980
ギルバート&サリヴァン:軍艦ピナフォア、TRIAL BY JURY
軍艦ピナフォア
ジョセフ・ポーター閣下/ジョージ・ベイカー(バリトン)
キャプテン・コーコラン/ジョン・キャメロン(バリトン)
ラルフ・ラックストロウ/リチャード・ルイス(テナー)
ディック・デッドアイ/オーウェン・ブラニガン(バス)
甲板長/ジェイムズ・ミリガン(バス・バリトン)、
ジェイムズ・キャメロン(バリトン)
甲板長の友/ジェイムズ・ミリガン(バス・バリトン)、
オーウェン・ブラニガン(バス)
ジョセフィーヌ/エルシー・モリソン(ソプラノ)
ヒーブ/マージョリー・トマス(コントラルト)
小さなバターカップ/モニカ・シンクレア(コントラルト)
グラインドボーン合唱団、 プロ・アルテ管弦楽団
マルコム・サージェント指揮 (1958年録音)
TRIAL BY JURY
練達な判事/ジョージ・ベイカー(バリトン)
原告(アンジェリーナ)/エルシー・モリソン(ソプラノ)
被告人(エドウィン)/リチャード・ルイス(テナー)
原告の弁護人/ジョン・キャメロン(バリトン)
アッシャー/オーウェン・ブラニガン(バス)
法廷の陪審長/バーナード・タージェオン(バリトン)
グラインドボーン合唱団、 プロ・アルテ管弦楽団
マルコム・サージェント指揮 (1960年録音)
ブリリアント、12pブックレット

CZS-2134282 2枚組 \1980
ギルバート&サリヴァン:ゴンドラの漕ぎ手
詳細未詳
ブリリアント、12pブックレット

CZS-2134652 2枚組 \1980
ギルバート&サリヴァン:近衛騎兵隊
リチャード・コウルモンドリー卿/デニス・ダウリング(バリトン)
フェアファックス大佐/リチャード・ルイス(テナー)
メリル軍曹/ジョン・キャメロン(バリトン)
レナード・メリル/アレクサンダー・ヤング(テナー)
ジャック・ポイント/ジェレイント・エヴァンス(バリトン)
ウィルフレッド・シャドボルト/オーウェン・ブラニガン(バス)
第1の騎兵/アレクサンダー・ヤング(テナー)
第2の騎兵/ジョン・キャロル・ケイス(バリトン)
エルシー・メイナード/エルシー・モリソン(ソプラノ)
フィーブ・メリル/マージョリー・トマス(コントラルト)
デイム・キャラザース/モニカ・シンクレア(コントラルト)
ケイト/ドリーン・ヒューム(ソプラノ)
グラインドボーン合唱団、 プロ・アルテ管弦楽団
マルコム・サージェント指揮 (1957年録音)
ブリリアント、12pブックレット

CZS-2134592 2枚組 \1980
ギルバート&サリヴァン:RUDDIGORE
ラスヴァン・マーゲイトロイド卿/ジョージ・ベイカー(バリトン)
リチャード・ダウントレス/リチャード・ルイス(テナー)
デスパード・マーゲイトロイド卿/オーウェン・ブラニガン(バス)
アダム・グッドハート老人/ハロルド・ブラックバーン(バス)
ローズ・メイバッド/エルシー・モリソン(ソプラノ)
狂人マーガレット/パメラ・バウデン(コントラルト)
デイム・ハナ/モニカ・シンクレア(コントラルト)
ゾラー/エイリザベス・ハーウッド(ソプラノ)
ロダリック・マーゲイトロイド卿/ジョセフ・ルールー(バス)
グラインドボーン合唱団、 プロ・アルテ管弦楽団
マルコム・サージェント指揮 (1960年、62年録音)
「ヴェニスの商人」組曲
バーミンガム市交響楽団、 ヴィヴィアン・ダン指揮 (1971年録音)
ブリリアント、12pブックレット

CZS-2134542 2枚組 \1980
ギルバート&サリヴァン:ペンザンスの海賊
スタンリー少将/ジョージ・ベイカー(バリトン)
海賊王/ジェイムズ・ミリガン(バス・バリトン)
サミュエル/ジョン・キャメロン(バリトン)
フレデリック/リチャード・ルイス(テナー)
巡査部長/オーウェン・ブラニガン(バス)
メイベル/エルシー・モリソン(ソプラノ)
エディス/ヒザー・ハーパー(ソプラノ)
ケイト/マージョリー・トマス(コントラルト)
ルース/モニカ・シンクレア(コントラルト)
グラインドボーン合唱団、 プロ・アルテ管弦楽団
マルコム・サージェント指揮 (1959年-60年録音)
ブリリアント、12pブックレット

CZS-2134492 2枚組 \1980
ギルバート&サリヴァン:PATIENCE
カルヴァーリー大佐/ジョン・ショウ(バリトン)
マーゲイトロイド少佐/トレヴァー・アンソニー(バス)
ダンスタブル公爵中尉/アレクサンダー・ヤング(テナー)
レジナルド・バンソーン/ジョージ・ベイカー(バリトン)
アーチボルト・グロヴナー/ジョン・キャメロン(バリトン)
レイディ・アンジェラ/マージョリー・トマス(コントラルト)
レイディ・ジェイン/モニカ・シンクレア(コントラルト)
レイディ・サフィアー/エリザベス・ハーウッド(ソプラノ)
レイディ・エラ/ヒザー・ハーパー(ソプラノ)
ペイシャンス/エルシー・モリソン(ソプラノ)
グラインドボーン合唱団、 プロ・アルテ管弦楽団
マルコム・サージェント指揮 (1961年録音)
アイルランド交響曲
ロイヤル・リヴァプール・フィルO、
チャールズ・グローヴズ指揮(1968年録音)
ブリリアント、12pブックレット



<VIRGIN CLASSICS>
VC-5190332 \1980
ロルカの「タマリートのディヴァン」
ヴィセンテ・プラダル(ナレーション)
セルヴァーネ・ソラーナ、アルベルト・ガルシア(ナレーション)
ラファエル・プラダル(ピアノ)、エマヌエル・ジュースメ(チェロ)
エレーヌ・アルンツァン(サクソフォン)、
ルノー・ガルシア・フォンス(ベース)
エドゥアール・コクァール(パーカッション)、
ルイ・リグー(ケーナ、合唱)
パロマ・プラダル(合唱)
ロルカの絶筆の詩に作曲した、プラダルのロルカ・シリーズ最新第3作
「タマリートのディヴァン」はロルカの悲劇的な死の直前に書かれた最後の詩
集。ディヴァンはアラブ/アンダルシアの伝統に基づく詩の形式で、タマリート
は後にグラナダでロルカ公園となった場所の地名。プラダルの音楽は詩と同様
に洗練されエレガントでピュアな作品。パリでの収録に続き2007年10月からフ
ランス各地で上演されています。
20Pブックレット(独、英、仏、スペイン)含歌詞テキスト


<ANGEL>
CDC-5349702
ジョン・ベイレス/CIRCLE OF LIFE(エルトン・ジョン作品集)
Circle of Life
Your Song
Tiny Dancer
Can You Feel the Love Tonight?
Sorry Seems to Be the Hardest Word to Say
Believe
Daniel
Goodby, Yellow Brick Road
The One
Crocodile Rock
Rocket Man(I Think It's Going to Be a Long, Long Time)
Candle in the Wind
The Last Song
ジョン・ベイレス(ピアノ)
クラシカル・クロスオーヴァーのパイオニア、ベイレスの新録音
バッハ・ミーツ・エルトン・ジョン!

●ベイレスのカタログ・アイテム3点も同時にご案内します。

CDC-7548012(発売済) \1980
プッチーニ・アルバム(ピアノのためのアリア集)
前奏曲
「ラ・ボエーム」-冷たき手を;私の名はミミ;愛らしい乙女よ;ムゼッタのワ
ルツ;Son andati?
「トゥーランドット」-泣くな、リュー 
「ジャンニ・スキッキ」-私のお父さん-「つばめ」-ドレッタの夢
「蝶々夫人」-ある晴れた日に;花の二重唱;ハミング・コーラス;
かわいい坊や
「トゥーランドット」-おききください、王子様 
「トスカ」-星は光りぬ
「トゥーランドット」-誰も寝てはならぬ;この宮殿の中で;後奏曲
ジョン・ベイレス(ピアノ)

CDC-5555602(発売済) \1980
ムーヴィー・アルバム
「イル・ポスティーノ」+歌に生き、恋に生き-「トスカ」
El Canto de Ensarria(ベイレス)+「思い出の夏」のテーマ 
+アランフェス協奏曲第2楽章(ロドリーゴ)
「ロミオとジュリエット」愛のテーマ+アルビノーニのアダージョ
「シンドラーのリスト」のテーマ+前奏曲嬰ハ短調(ラフマニノフ)+Hatikva
心の炎(「アメリカ物語」テーマ)+パガニーニ狂詩曲第18変奏(ラフマニノフ)
恋に落ちたとき(「めぐり逢えたら」)+愛の夢(リスト)
ムーン・リヴァー(「ティファニーで朝食を」)+ピアノ協奏曲第2番第1楽章
(ラフマニノフ)
「美女と野獣」+夕べの祈り-「ヘンゼルとグレーテル」(フンパーディンク)
虹の彼方に-「オズの魔法使い」+レジェンド(ベイレス)
ジョン・ベイレス(ピアノ)

CDC-5567192(発売済) \1980
ロマンティカ
プレリュード(ベイレス)/「カヴァレリア・ルスティカーナ」の間奏曲(マスカ
ーニ)/愛の音楽(ベイレス)
「シネマパラダイス」の愛のテーマ
さようならふるさとの家よ-「ワリー」(カタラーニ)
歌に生き、愛に生き-「トスカ」(プッチーニ)
サンタ・ルチア/オーボエ協奏曲第2楽章(マルチェッロ)
人知れぬ涙-「愛の妙薬」(ドニゼッティ)
つれない心(カタリカタリ)(カルディッロ)
マッティナータ(レオンカヴァッロ)
タイム・トゥ・セイ・グッバイ
カルーソー
帰れソレントへ(ディ・クルティス)
ジョン・ベイレス(ピアノ)



<EMI BELGIUM>(発売済)
ベルギーの作曲家ウィム・メルテン(Wim Mertens)のアルバムがEMIベルギーか
ら発売されました。1953年生まれの彼の最新アルバム'Receptacle’とカタログ
9アイテムを同時にご案内いたします。ウィム・メルテンは歌手、ピアニストと
してソロ、アンサンブルで欧州、北・中米、日本、ロシアで演奏活動を続けて
いる。彼の音楽はCM、映画にしばしば取り上げられ、最新作は1月にパリで行わ
れた'Dior for men'のプレゼン用に委嘱されている。

CDC-5087052 \1980
WIM MERTENS/RECEPTACLE
最新アルバム。17人の女性アンサンブルとの共演で新境地をめざしています。

CMS-5163222 2枚組 \2900
WIM MERTENS/CLARIERE
1980年収録のデビューアルバム、スマートボールのためのエレクトリック作品

CDM-5163302 \1450
WIM MERTENS/WITH USURA
メルテンスの最初の記念碑的作品、初のアンサンブルのための作品

CDM-5163322 \1450
WIM MERTENS/MAXIMIZING THE AUDIENCE

CMS-5163352 2枚組 \2900
WIM MERTENS/SONOROUS RESONANCES

CDM-5170102 \1450
WIM MERTENS/A MAN OF NO FORTUNE,

CDM-5170112 \1450
WIM MERTENS/AFTER VIRTUE
ミニマルな作風から離れたリリカルなピアノ・ソロ・アルバム

CDM-5163422 \1450
WIM MERTENS/THE BELLY OF AN ARCHITECT(OST)
ピーター・グリーナウェイの「建築家の腹」(1987)のオリジナル・サウンド
トラック

CDM-5163432 \1450
WIM MERTENS/EDUCES ME
アンサンブルによる作品(1989年収録)


●DEBUT
CDZ-2130382 \1000
ANDREAS BRANTELID/ロココ変奏曲(チェロ協奏曲集)
サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調Op.33
チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲Op.33
シューマン:チェロ協奏曲イ短調Op.129
Andreas Brantelid(チェロ)
デンマーク国立交響楽団、Michael Schonwandt指揮
Andreas Brantleidはスカンディナヴィア地域を代表する若手トップ・チェリス
ト。ユーロヴィジョン・ヤング・ミュージシャンズ・コンペティション(2006)
で1等賞、パウロ国際チェロ・コンペティション(2007)で1等賞、2007年からデ
ンマーク放送局のアーティスト・イン・レジデンスとなり、2008年にはヨーロ
ッパ・コンサート・ホール機構の「ライジング・スター」に選ばれるなどヨー
ロッパ中で注目されている。4歳からチェロを始め、14歳でエルガーのチェロ
協奏曲(共演:王立デンマークO)でソロ・デビュー。今回収録のサン=サーンス
とチャイコフスキーは彼が11歳から愛奏している作品。指揮のMichaelとは子供
のころからの友達でリラックスした雰囲気での録音が完成。Andreasのチェロは
1690年製のジョヴァンニ・グランチノ。間もなくボーレッティ=ブイトーニ基金
からのフェローシップも予定される21歳の新進チェロにご注目ください。

<WARNER>
<WARNER>
2564.69633 \1800
ブラームス:チェロ・ソナタ第2番ヘ長調作品99
ブラームス:
チェロ・ソナタ「雨の歌」(ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調)作品78
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調作品 38
アンリ・ドマルケット(チェロ)&ミシェル・ダルベルト(ピアノ)
フランスの若手実力派チェリスト、アンリ・ドマルケットがブラームスの名曲
に挑む。2007年に続き、 2008年も「ラ・フォル・ジュルネ」に出演するため来
日する、フランスの俊英チェリスト、ドマルケットの好評のアルバム「旅への
誘い」( 2564.69978<輸入盤> /WPCS-12096<国内盤>)に続く、ニューアル
バム。チェリストにとって重要なレパートリーであり、演奏会でも取り上げら
れることの多いソナタ2曲と、ブラームス自身がチェロ用に編曲したヴァイオリ
ン・ソナタ「雨の歌」を収録しています。ピアノのミシェル・ダルベルトは、
フランスを代表する名ピアニストで、「シューベルト:ピアノ・ソナタ全集」
等数々のCDをリリースし、最近ではNHK「スーパーピアノレッスン」にも出演し
ている日本でも人気の高いピアニストです。

2564.69943 60枚組 \70500
J.S.バッハ :カンタータ全集
ニコラウス・アーノンクール、グスタフ・レオンハルト、
レオンハルト・コンソート、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
1971年、アーノンクールとレオンハルトによってスタートしたバッハのカンタ
ータ全集録音のプロジェクトは 10年の歳月をかけて 60枚の CDに結実しまし
た。Das Alte Werkレーベルで制作されたバッハ:カンタータの先駆的偉業。


2564.69739 \1600
ダニエル・ホープ /ポートレイト
J.S Bach: Violin Concerto No.2 in E major BWV1042 : II Adagio
J.S Bach: Violin Concerto No.2 in E major BWV1042 : III Allegro assai
Mozart :
Concerto for Violin and Piano in D major K Anh.56 :
II Andante Cantabile
Mendelssohn :
(Beaux Arts Trio)Piano Trio No.1 in D minor Op.49 :
III Scherzo -Leggiero e vivace
Dvorak :
(Beaux Arts Trio)Piano Trio No.4 in E minor Op.90, 'Dumky' : V Allegro
Foulds :
Music-Poem No.4 Op.18, 'Apotheosis -Elegy' IV Tempo de la prima stanza
City of Birmingham Symphony Orchestra
Berg : Violin Concerto : I Andante -Allegretto
Shostakovich(Beaux Arts Trio):
Piano Trio No.2 in E minor Op.67 : II Allegro con brio
Shostakovich : Violin Concerto No.1 in A minor Op.77 : IV Burlesque
Shostakovich : The Gadfly Suite Op.97a : VIII Romance
Britten : Violin Concerto in D minor Op.15 : III Passacaglia
Shankar : Swara-Kakali : II Gat in Teentala
ダニエル・ホープ(Vn)、
ボザール・トリオ、ヨーロッパ室内管弦楽団他
独奏、室内楽両面で活躍のホープのベスト盤
ソリストとして5枚、ボザール・トリオの一員として2枚のCDをリリースされた
中からベストセレクション。

2564.69689 2枚組 \2180
ビューティフル・アリア ベスト 40
プッチーニ:「トゥーランドット」第3幕  “誰も寝てはならない ”
ビゼー:「カルメン」第1幕 ハバネラ “恋は野の鳥 ”
ドニゼッティ:「愛の妙薬」第2幕  “人知れぬ涙 ”
ビゼー:「カルメン」第3幕  “何を恐れることがありましょう ”
ビゼー:「真珠とり」第1幕  “神殿の奥深く ”
ヘンデル:「セルセ」第1幕  “オンブラ・マイ・フ ” 他
マリア・カラス、プラシド・ドミンゴ、ジェニファー・ラーモア、
キリ・テ・カナワ、ホセ・カレーラス、チェチーリア・バルトリ、
ロベルト・アラーニャ、アンジェラ・ゲオルギウ
イギリス・バロックのパーセルからヘンデル、モーツァルト、ロッシーニ、ビ
ゼー、ヴェルディ、プッチーニと連綿と連なるオペラの中から美しいアリアの
みを厳選。カラス、ドミンゴ、キリ・テ・カナワ、カレーラス、バルトリ、ア
ラーニャ、ゲオルギュー等々演奏陣も mostbeautiful。

7559.79959 \1800
テリー・ライリー :
ザ・カプス・オブ・マジック、仏陀の寝室、子供部屋、
ロイヤル・ウェディング、エミリとアリス、祈りの輪
クロノス・カルテット、ウー・マン(pipa)
テリー・ライリー70歳記念、盟友クロノス・カルテットのための新作。
クロノス・カルテットと長年友情を育んできたテリー・ライリーが2005年、70
歳を記念してクロノス・カルテットのために作曲。録音には pipa(中国風リュ
ート)奏者のウー・マン Wu Manが参加。全員で歌声とさまざまな打楽器、おも
ちゃ、 noiesmakerを演奏。
1978年に初めて会って以来テリー・ライリーは23作品をクロノスに提供してき
た。ノンサッチへの録音は「平和のためのサロメ・ダンス」(1989)、「アダム
のためのレクイエム」(2001)等がある。

2564.697199 \1600
モーツァルト :ホルン協奏曲全曲、ホルン五重奏曲
デイヴィッド・パイアット
ネヴィル・マリナー指揮
アカデミー・オブ・セント・マーチン・イン・ザ・フィールズ

2564.697201 \1600
ヘンデル:合奏協奏曲作品3
マルク・ミンコフスキ
ルーヴル宮音楽隊

2564.697191 \1600
ブラームス :ピアノ協奏曲第2番
R.シュトラウス:ブルレスケ
エレーヌ・グリモー
ザンデルリンク指揮ベルリンシュターツカペレ、
ジンマン指揮ベルリン・ドイツ交響楽団

2564.697186 \1600
ウェーバー :クラリネット協奏曲第 1番 ,2番 ,大協奏曲的二重奏曲
シャロン・カム
マズア指揮ゲヴァントハウス管弦楽団、イタマール・ゴラン(P)

2564.697358 \1600
ワイル :七つの大罪 ,ベルク:ルル組曲
クルト・マズア
ニューヨーク・フルハーモニック

2564.697361 \1600
マーラー :大地の歌
ブリギッテ・ファスベンダー &トマス・モーザー
シプリアン・カツァリス( P)

2564.697197 2枚組 価格未定
マーラー :交響曲第3番
ケント・ナガノ
ベルリン・ドイツ交響楽団、ダグマル・ペツコヴァ(アルト)

2564.697189 \1600
モーツァルト:交響曲第40番,第41番「ジュピター」
ニコラウス・アーノンクール

2564.697195 \1350
ストラヴィンスキー :ヴァイオリン協奏曲
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番
イツァーク・パールマン
バレンボイム指揮シカゴ交響楽団

2564.697193 \1600
シューベルト :歌曲集
アヴェ・マリア、ガニュメート、君よ知るや南の国、私に言わせないで、
大人になるまでこのままに、ただあこがれを知る者だけが、
恋するもののさまざまな姿、野ばら、恋人のそばに、ます、水の上で歌う、
夕映えの中で、聞け青空にいるひばりを、君こそわが憩い、
糸を紡ぐグレートヒェン、塔の中のグレートヒェン、岩の上の羊飼い
バーバラ・ボニー
ジェフリー・パーソンズ(P)

2564.697657 価格未定
ヘンデル:合奏協奏曲 Op.3全7曲
(第1番変ロ長調 HWV312、第2番変ロ長調 HWV313、第3番ト長調
HWV314、第4番ヘ長調 HWV315、作者不詳ヘ長調、第5番ニ短調 HWV316、
第6番ニ長調 HWV317)
録音:1979年-81年
アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス

2564.697298 2枚組 \2280
テレマン:オラトリオ「最後の審判」、カンタータ「イーノ」
録音:1966年、1988年
アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、
G.L.ヘルマン(ソプラノ)、 C.C.メイヤー(アルト)、
K.エクヴィルツ(テノール)、 M.v.エグモント(バス)、
ウィーン少年合唱団、ハンブルク・モンテヴェルディ合唱団、合唱指揮
J.ユルゲンス

2564.697652 価格未定
メキシカン・バロック
録音: 1993年
(1)ヘルサレム:聖ヨセフのレスポンソリオ第2番、
(2)同:デキシット・ドミヌス、
(3)スマーヤ:ペテロのソル=ファ、
(4)ヘルサレム:複合唱によるミサ曲ニ長調、
(5)スマーヤ:預言者エレミアの哀歌、
(6)同:讃えよう、告げ広めよう
シャンティクリア ,シャンティクリア・シンフォニア
指揮ジョゼフ・ジェニングズ

2564.697654 2枚組 価格未定
17世紀イギリス音楽集
録音: 1964年- 67年
CD1
(1)W.ロウズ:組曲第2番ヘ長調
(2)ギボンズ:パヴァンイ長調 
(3)ファーナビ:ファンタジアニ長調
(4)W.ロウズ:ソナタ第7番ニ短調 
(5)バード:パヴァンとガリアードハ長調 
(6)ダウランド:
「ダウランドのラクリメ(涙のパヴァン)」、
ガリアード「彼女は私の過ちを許してくれるだろうか」
(7)トムキンズ:この嘆かわしい時代に捧げる悲しみのパヴァン
(8)W.ロウズ:組曲第3番変ロ長調よりイン・ノミネ
(9)モーリー:ナンシー
(10)ティズドル:
パヴァーナ・クロマティカ(キャスリン・トリージャン夫人のパヴァン)
(11)バード:パヴァンとガリアードニ長調 , BK52
(12)ブル:ファンタジア第1番ト長調「ヘクサコードによるファンタジア」、
CD2
(1)バード:ファンタジアハ長調 , BK27
(2)モーリー:ファンタジア
(3)バード:ファンタジアト短調 , BE17, 12
(4)作者不詳:トイ
(5)ブル:ブランズウィック公爵夫人のトイ
(6)ファーナビ:スパニョレッタ
(7)トムキンズ:パヴァンとガリアードト長調(3声)
(8)バード:父よ、我を明らかにしたまえ
(9)コペラリオ:私のたのしみは死んだ
(10)ヒューム:タバコ
(11)ギボンズ:ファンタジアト長調
(12)ウィールクス:消えよ悲しみ
(13)バード:ファンタジア第1番ハ長調
(14)J.ウィルソン:
「待ってくれ、お前はなぜ去るのか」、「美人は皆のほめるところ」
(15)ヒングストン:
ファンタジア(コルネット、サックバットとオルガンのための)
(16)キャンピオン:来たれ可愛い浮気者
(17)作者不詳:「つまらぬ愛」、「この世には何も無い」
(18)M.ロック:組曲第2番
(19)ルポ:ファンタジア(3つのガンバのための)
(20)R.ジョンソン:悲しみの眠り
グスタフ・レオンハルト(ヴァオジナル、オルガン、ガンバ&指揮)、
レオンハルト・コンソート、
ミュンヒェン古楽スタジオ(Studio der Fruhen Musik)、
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス

2564.697650 \1800
ヴァンハル:交響曲集
(1)交響曲ニ短調( Bryan d1)、(2)交響曲ト短調( Bryan g1)、
(3)交響曲ハ長調「シンフォニア・コミスタ」( Bryan C11)、
(4)交響曲イ短調( Bryan a2)、(5)交響曲ホ短調( Bryan e1)
録音:1996年
コンチェルト・ケルン

2564.697648 \1600
ゼレンカ:
(1)ヒポコンドリアイ長調 ZWV187
(2)トリオ・ソナタ第2番ト短調 ZWV181
(3)序曲ヘ長調 ZWV188
録音:1977年-1979年
アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス

2564.697661 \1800
ヴィヴァルディ:室内協奏曲集-2
ヴィヴァルディ:
(1)協奏曲ハ長調 RV87(2)ソナタニ短調「ラ・フォリア」 Op.1-12, RV63
(3)協奏曲ト短調 RV103(4)協奏曲ハ長調 RV88(5)協奏曲ヘ長調 RV100
(6)協奏曲ニ長調「ラ・パストレッラ」RV95
録音:1991年
イル・ジャルディーノ・アルモニコ

2564.697659 2枚組 \2700
カルミナ・ブラーナ-1300年頃 ,ベネディクト =ボイレン修道院の筆写本による
録音: CD1-1964年、 CD2-1967年
カルミナ・ブラーナ
CD1:
(1)道理と非道理は ,CB19(2)春の楽しき時に , CB85
(3)真夏の暑さのもとで ,CB79(4)ギデオンの支配せる地に , CB37
(5)ただ愛するは故郷のみ , CB119(6)ジュピターとマーキュリー , CB88a
(7)祭典によせる名は , CB52(8)わが運命 , CB116(9)望みなきいのちに , CB31
(10)凍てつく時は去り , CB153(11)祝いの日は輝く , CB153
(12)夜明けに , CB90(13)草むらの中に , CB90(14)言っておくれ , CB131
(15)憎しみのなせる誹謗 , CB12(16)処女マリアの嘆き , CB14
(17)小間物屋さん、紅をください , CB16(18)世は喜びにみちあふれ , CB161a
(19)若者たちに栄えあれば , CB30(20)言ってごらん , CB147a 
(21)小間物屋さん、紅をください , CB16 
CD2:
(1)人びとよ、みよ , CB22(2)みよ、誠実な心は硬化している , CB3
(3)病める者と共に病むがよい , CB8(4)望みなき命に , CB31
(5)すべてを磔に架ける , CB47(6)おお運命の女神の欺瞞よ , CB14
(7)心ではなく居所を , CB15(8)若さにもえている時は , CB30
(9)金の車に乗ったフェブスは , CB71(10)ごらん春が , CB143
(11)大地は花でよそわれ , CB146(12)楽しき時よ , CB179
(13)野はふたたび緑にもえ , CB168a
トーマス・ビンクレー、
ミュンヒェン古楽スタジオ(Studio der Fruhen Musik)、
ミュンヒェン・マリア児童合唱団、
グレイストン・バージェス(カウンターテナー)、
ナイジェル・ロジャーズ&デズモンド・クレイトン(テノール)、
カールハインツ・クライン(バリトン)、ジャック・ヴィリゼシュ(バス)

2564.697308 3枚組 \4050
ラモー:歌劇「カストルとポリュクス」全曲
Z.ファンデルステーネ(カストル&アモール;テノール)、
G.スゼー(ポリュクス;バリトン)、
J.スコヴォッティ(ミネルヴァ&テライール;ソプラノ)、
N.レーレル(プホエベ;アルト)、
J.ヴィリゼック(ジュピター;バス)、
M.シェール(ヴェヌス&一人の惑星;メゾ・ソプラノ)、
R.レアンダーソン(マルス;バリトン)、他
録音:1972年
アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、ストックホルム室内合唱団、

2564.696444 2枚組 価格未定
J.S.バッハ:ヨハネ受難曲全曲
録音:1965年
アーノンクール指揮 ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、
ソロ・ボーイ・ソプラノ&ソロ・ボーイ・アルト(ウィーン少年合唱団員)、
ウィーン少年合唱団、コールス・ヴィエネンシス、
クルト・エクヴィルツ(福音史家;テノール)、
ベルト・ヴァント・ホフ(テノール)、
マックス・ファン・エグモント(イエス;バス)、
ジークフリート・シュネーヴァイス(バス)、
ジャック・ヴィリゼック(バス)、
グスタフ・レオンハルト&ヘルベルト・タヘツィ(オルガン)

<NAXOS> 各1枚 \1000 ※ご予約締切日 4月5日
8.557250
ブクステフーデ:室内楽曲全集第3集
作品番号なしの 6つのソナタ
1.ソナタ ト長調 BuxWV271
2.ソナタ イ短調 BuxWV272
3.ソナタ ヘ長調 BuxWV269
4.ソナタ ニ長調 BuxWV267
5.ソナタ 変ロ長調 BuxWV273
6.ソナタ ハ長調 BuxWV266
演奏/ジョン・ホロウェイ,ウルズラ・ヴァイス(ヴァイオリン)
ヤープ・テル・リンデン,モーゲンス・ラスムッセン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ラルス・ウルリク・モーテンセン(ハープシコード&オルガン)
バッハのように荘厳過ぎることもなく、テレマンの渋さとも違うブクステフー
デ(1637?-1707)の華麗で甘やかな音楽。特に室内楽作品にはその旋律的魅力が
たっぷり詰まっています。素朴だけど独特な和声、凝った通奏低音など全く聴
き手を飽きさせることがありません。最高の名手たちによる夢の饗宴で。
原盤 MARCO POLO 8.224005

8.559346
ハートウェイ:作品集
1.ピアノのための三つの神話
2.空想の生物
3.モガドールの印象
4.結婚式の情景
演奏/ポーリーン・マーティン(ピアノ)…1
パメラ・シッファー(ソプラノ)…2
イマジナリー・クリーチャーズ弦楽四重奏団…2
ウッドランド三重奏団…3
キャサリン・ウィルソン&ロバート・コンウェイ(ピアノ・デュオ)…4
音楽の素晴らしいところは、音に包まれながら聴き手が自由に想像の翼を広げ
られるところにあるのではないでしょうか?このハートウェイ(1944-)の作品は
夢多きあなたにぴったりです。浮かれる鳥、静かな蜘蛛、嫌なヘビ、ほほ笑む
猫などをモチーフにした架空の生物の音による博物誌「空想の生物」での多彩
な音楽表現には目を見張るばかり。新しく、創造的で、楽観的で、わかりやす
いアメリカ現代音楽に浸ってください。

8.559347
フラジェッロ(1928-1994):ミサ・シンフォニカ
ロスナー(1945-):交響曲第5番「サルヴェ・レジーナに基づく歌のないミサ」
演奏/ウクライナ国立放送交響楽団
ジョン・マクラフリン・ウィリアムス(指揮)
このアルバムには「歌のないミサ」とも言える2つの交響曲が収録されています。
どちらもローマカトリック教会の精神に基づいた曲で、作風は「新ロマン主義」
と呼ばれる、心に直接訴えかけてくる感動的な音楽ですが、実はこの2つの作品
の根底に流れる精神はかなり違うようです。伝統的な聖歌を用いてもその使わ
れ方は大きく異なっています。そして出来上がった音楽も全く違う様相です。
2人の作曲家の個性を存分にお楽しみください。

8.559360
ジェフスキ :「不屈の民」変奏曲他
1.「不屈の民」による36の変奏曲
2.「4つのノース・アメリカン・バラード」より第4番
演奏/ラルフ・ファン・ラート(ピアノ)
極めてシンプルなテーマに沿って延々と奏される変奏曲。無調、ミニマル、ジャ
ズ、超絶技巧とありとあらゆる語法を駆使し、その合間を縫って聞こえてくる
人を食った主題に背筋がゾクゾク。1トラック 60分越えと言うのも、聞き手に
とっての試練ですが、一度聴くと病みつきになる人も多い魔力を秘めた作品で
す。ジェフスキ(1938-)の自作自演盤を含めた既存盤にも比肩する名演を聴かせ
るのはオランダの名手ラルフ・ファン・ラートです。

8.559371
コーツ:交響曲第15番他
1.交響曲第15番「モーツァルトを讃えて」
2.カンタータ・ダ・レクイエム
3.トランジション
演奏/ミハエル・ボーダー(指揮)ウィーン放送交響楽団…1(世界初録音)
テリ・ダン(ソプラノ)トロント・タリスカー・プレイヤーズ…2
ヴェルナー・ハイダー(指揮)
ニュルンベルク・アルス・ノヴァ・アンサンブル…3
アメリカの女性作曲家、グロリア・コーツ(1938-)と言えば、その独特な音使い
がたまらない!と隠れたファンの多い人としても知られています。メインの交
響曲第15番は彼女の新作で、「モーツァルトを讃えて」と副題がついています
が、内容は(彼女らしい)グリッサンドを多用したこの世のものとも思われぬ響
きに満たされた曲で、もしかしたら彼女は霊界のモーツァルトと交信したので
はないか・・・と思われますがいかがでしょう?

8.570149
パーセル :劇場音楽集第1集
1.アムフィトリュオン、または 2人のソシア Z.572
2.バーナビー・ウィッグ卿 Z.589
3.ほどかれたゴルディウスの結び目 Z.597
4.キルケー Z.575
演奏/アラディア・アンサンブル
ケヴィン・マロン(指揮)
たった36年の短い生涯に膨大な曲を残したイギリスの天才、パーセル(1659-
1695)。まさにモーツァルトに匹敵する才能の持ち主でした。彼の劇場音楽のほ
とんどは晩年(!)の 5年間に書かれたもので、陽気で騒がしい曲から荘厳な曲
と、あらゆる要素を含んだ楽しい曲ばかりです。ロンド、メヌエット、シャコ
ンヌなど舞曲の宝庫でもあります。

8.570237
バガテルの3世紀
クープラン(1688-1733):クラヴサン組曲第 2集よりバガテル
ベートーヴェン(1770-1827):
エリーゼのために woO 59/バガテル Op.33 No.3,4/
バガテル Op.119 No.9,10,5
サン=サーンス(1835-1921):バガテル Op.3 No.1-6
リャードフ(1855-1914):バガテル Op.30/バガテル Op.53 No.1-3
チェレプニン(1899-1977):バガテル Op.5 No.1-10
デニソフ(1929-1996):バガテル Op.19 No.1-7
リスト(1811-1886):調性のないバガテル S216a
バルトーク(1881-1945):バガテル Op.6 No.14 ワルツ(踊る恋人)
演奏/ユリア・ジルベルクァイト(ピアノ)
フランス語で「ささいな」という意味を持つピアノのための小品がバガテルで
す。とりわけ有名なのはベートーヴェンのあの「エリーゼ」でしょう。他にも
この表題のもとに多くの作曲家が愛らしく、また独創的な作品を書いています。
ここに収録されたのは全36曲。サンーサーンスやデニソフ等の珍しい曲も含ま
れています。クープランからバルトークまで聴き通せば音楽の大きな流れが見
えてくるはずです。

8.570280
ヴァンハル :交響曲集第4集
1.交響曲ホ短調(Bryan e3)
2.交響曲ハ長調(Bryan C1)
3.交響曲ハ長調(Bryan C17)
4.交響曲変ホ長調(Bryan Eb1)
演奏/トロント室内管弦楽団
ケヴィン・マロン(指揮)
近年評価が高まりつつある、知られざる古典派の大家ヴァンハル(1739-1813)の
交響曲集です。彼が残した交響曲は90以上ありますが、ここに収録されている
のはハイドンが称賛したというホ短調と初期の作品3曲、併せ4曲です。大胆で
力強く時には叙情的、なんとも想像力に富んだこれらの作品は聴けば聴くほど
に面白く、ひとたび足を踏み入れたなら熱烈な愛好家への道を突き進むしかあ
りません。

8.570283
R・シュトラウス:四つの最後の歌 他
1-4.四つの最後の歌(春/9月に/眠りに就く時/夕暮れに)
5-10.ブレンターノ歌曲集 Op.68(夜に/花束を編みたかった/ささやけ、愛らし
いミルテよ/あなたの歌が私の心に響くとき アモール/女たちの歌)
11-12.歌劇「ナクソス島のアリアドネ」より(オペラの序曲/オペラのダンス・
シーン)
演奏/リカルダ・メルベート(ソプラノ)
ワイマール・シュターツカペレ
ミヒャエル・ハラース(指揮)
R・シュトラウス(1864-1949)の最高傑作の一つが、この「四つの最後の歌」で
あることに異論のある人はいないでしょう。彼の死の前年に描いたこの落日の
音楽は人生の重みと儚さ、そして郷愁まであらゆるものを含んだ美し過ぎるも
の。「夕暮れに」の最後で聴かれる鳥の囀りに涙せずにはいられません。時代
に相反するかのようなコロラトゥーラの技術が光る「ブレンターノ歌曲」も
シュトラウスらしさ満開です。

8.570325
グラナドス :ピアノ作品集第10集
1.ゴイェスカスより間奏曲-ピアノ独奏のための
2-5.メロディ(若さ/メロディ第 2番/ロラ・ゴンザレスの扇のために/ラウラ
・ゴンザレスの扇のために )
6.マズルカ・アラ・ポラッカ
7.マズルカイ短調
8.アンダンティーノ・エスプレッシーヴォ
9.アンダルーシア・ペテネーラ
10.漁師の歌
11.子守歌
12-14.3つの軍隊行進曲
15-24.村にて-詩曲-ピアノ連弾のための(日の出/朝の祈り/婚礼の行列/祈る
人/婚礼の帰り/叙唱/昼寝/田園の踊り/終曲/日暮れ)
25-26.2つの軍隊行進曲-ピアノ連弾のための
27.アルベニス(1860-1909):イベリア第2集よりトリアーナ(グラナドスによる2
台ピアノ編曲版 )
2-5.6.7.9.10.11.13.14.…世界初録音
ダグラス・リーヴァ(ピアノ)…15-27
ホルディ・マソ(ピアノ)
ダグラス・リーヴァのこのシリーズは、全てのスペイン音楽ファンにとって必
要不可欠と言えるでしょう。今回のグラナドス (1867-1916)も多数の世界初録
音を含む資料としても貴重なもの。まさに落涙必至の1枚です。民俗音楽と自然、
そして女性から多くのインスピレーションを受けたグラナドスの作品はどれも
が若々しく魅力的なのは言うまでもありませんし、珍しい作品も楽しめます。

8.570336
タネーエフ:交響曲第1番,第3番
1.交響曲第3番ニ短調
2.交響曲第1番ホ短調
演奏/ノヴォシビルスク・アカデミック交響楽団
トーマス・ザンデルリンク(指揮)
対位法の魔術師、タネーエフ(1856-1915)の残した4曲の交響曲。そのどれもが
深い味わいを持ちます。今回名指揮者ザンデルリンクが録音に踏み切ったのは、
とりわけ叙情的な第3番と第1番。曲の本質に迫る白熱の演奏で、繊細な弦の響
きと押し寄せる金管の咆哮、押し寄せてくる情緒の高ぶりに五感が満たされま
す。究極の1枚の登場です。

8.570341
チリのギター音楽集
コントレラス(1983-):トナーダ・アクエカーダ
サリナス(1951-):欠けた時間の組曲より「クリスタリーノ」
レストゥッチ(1956-):替わるもの/樫の木/天人花
サンチェス(1965-):チロエティカ
コントレラス(1983-):帰還の歌/感覚と理由/私の母親の歌
パッラ(1961-):5つの古い歌
サンチェス(1965-):ギター・ソナタ「ビオレタ・パッラへのオマージュ」/
別れの歌
演奏/ホセ・アントニオ・エスコバル(ギター)
よほどの音楽好き、またはギター好きでも、ここに収録された作品を耳にする
ことはなかなか難しいのではないでしょうか。チリの現代作曲家たちによる様々
な作品のなんと多彩で楽しいこと!情熱的で複雑なリズム、既存のスタイルを
打破した独創的な音、これらが収束した「新しい音」の噴出です。若き名手エ
スコバルの妙技には全く聴き惚れるしかありません。

8.570361
J・C・バッハ:6つの鍵盤ソナタ集 Op.17
ソナタ ト長調 Op.17 No.1
ソナタ ハ短調 Op.17 No.2
ソナタ 変ホ長調 Op.17 No.3
ソナタ ト長調 Op.17 No.4
ソナタ イ長調 Op.17 No.5
ソナタ 変ロ長調 Op.17 No.6
演奏/アルベルト・ノセ(ピアノ)
若きモーツァルトに多大な影響を与えたと言われるJ・C・バッハ(1735-1782)
は、鍵盤奏者としても革新的で、従来のチェンバロよりも新しいフォルテ・ピ
アノに興味を抱いた最初の人として知られています。作風もどことなくロマン
派を先取りしていてちょっとひねった曲を聴きたい方にはぴったりの1枚と言え
るでしょう。2005年、スペインのサンタンデール国際コンクールのピアノ部門
で金賞を受賞した期待の若手ピアニスト、ノセによる演奏です。

8.570381
シューベルト:ミサ曲第6番他
1.ミサ曲第6番変ホ長調 D.950
2.スターバト・マーテルト短調 D.175
演奏/イモータル・バッハ・アンサンブル
ライプツィヒ室内管弦楽団
モルテン・シュルト=イェンセン(指揮)
シューベルト(1797-1828)が亡くなる年に書かれたミサ曲第 6番はその荘厳な響
きで知られていますが、このイェンセン&イモータル・バッハ・アンサンブル
の演奏は曲の魅力を最大限に引き出し、天上的とも言える美しさで聴き手の心
を揺さぶります。清澄な合唱に涙が溢れてくるかもしれません。意外なことで
すが、NAXOSにシューベルトの合唱曲がレパートリーとして登場するのはこの
アルバムが初となります。

8.570401
20世紀のピアノ・ソナタ集
1.ベルク(1885-1935):ピアノ・ソナタ Op.1
2.ヒンデミット(1895-1963):ピアノ・ソナタ第2番
3.シェーンベルク(1874-1951):3つのピアノ曲
4.ハルトマン(1905-1963):ピアノ・ソナタ「 1945年4月27日」
演奏/アリソン・ブリュースター・フランチェッティ(ピアノ)
20世紀初頭における音楽の変化の激しさは誰もが知る通りです。極限まで肥大
した和声と響き、それを一度壊して新たに構築された音形。流行が繰り返すか
の如く、音の流れも変わっていきました。ここに収録された作品群はそんな流
れの真っただ中にあるものばかり。十二音に行きつく前のシェーンベルクの作
品や多くの示唆に富むハルトマンの作品など興味は尽きません。

8.570438
チャイコフスキー :歌曲全集第5集
1.いいえ、一度も呼ばないOp.28 No.1/2-7.フランス語の歌詞による6つの歌
Op.65(セレナード/失望/セレナード/冬よ来たれ/涙循環詩)/8.おお、お前が
そうできたら Op.38 No.4/9.返事も、言葉も、挨拶もなく Op.28 No.5/10.
新しいギリシャの歌 Op.16 No.6/11.私の甘ったれやさん Op.27 No.6/12.死
者の歌 Op.38 No.5/13.あなたは私の夢だった/14.いいえ、私の美しさを愛さ
ないで/15-17.ハムレット Op.67a(抜粋)/18.おお、その歌をうたっておくれ
Op.16 No.3/19.私は彼女と一度も話をしなかった Op.25 No.5/20.眠る前に
夢見て Op.27 No.1/21.見よ、あそこに雲が Op.27 No.2/22.母は私を産んだ
のか Op.27 No.5/23.みそさざい Op.28 No.2/24.ドン・ファンのセレナード
Op.38 No.1
演奏/リューバ・カザルノフスカヤ(ソプラノ)
リューバ・オルフェノヴァ(ピアノ)
チャイコフスキー(1840-1893)の歌曲を全て網羅するというこのシリーズ。なん
と聴き手にとって大きな喜びをもたらしてくれるのでしょう。興味深い曲が目
白押しですが、とびきり面白いのがトラック10の「新しいギリシャの歌」。こ
の歌では誰もが知っている怒りの日のメロディが効果的に使われています。カ
ザルノフスカヤの歌はますます光り輝いています。

8.570443
ビラ=ロホ:協奏曲集
1.コンシエルト・プラテレスコ
2.セレナータ
3.コンシエルト2(ヴァージョン B)
演奏/ハンスイェルク・シェレンベルガー(オーボエ)…1のみ
アシエール・ポロ(チェロ)…3のみ
ソフィア・オルケスタ・デ・カメラ・レイナ
ニコラス・チュマチェンコ(指揮)
1940年生まれのビラ=ロホ(1940-)は、現代スペインの作曲家のなかでも最もダ
イナミックな作風の持ち主です。スペイン音楽の伝統をきちんと踏襲しつつ、
新しい感覚を溶かしこんだ音は聴き手を不可思議な世界へと誘うのです。ここ
に収録された3曲の作品はどれもが個性的。コンシエルト・プラテレスコでは名
手シェレンベルガーがオーボエを吹いています。

8.570532
カプースチン:ピアノ作品集
1-4.ピアノ・ソナタ第15番 Op.127 「幻想風ソナタ」
5-9.ジャズ・スタイルによる 24の前奏曲 Op.53より抜粋
10-12.8つの演奏会用練習曲 Op.40より抜粋
13-15.10のバガテル Op.59より抜粋
16.ピアノ・ソナタ第2番 Op.54より第2楽章スケルツォ
演奏/ジョン・サルモン(ピアノ)
7-8年ほど前から急激に人気を博したロシアの作曲家カプースチン(1937-)。イ
ンプロヴィゼーションを全て楽譜に書き留めたジャズ風のクラシックとも言え
る独特な音楽が人気です。そのカプースチン作品がついにNAXOSに登場しました。
名手サルモンは冒頭のソナタから飛ばしまくりです。今まで体験していなかっ
た人はぜひこの機会に。とにかくイケます。はまります。

8.570534
バルトーク:バレエ音楽「木製の王子」
演奏/ボーンマス交響楽団
マリン・オールソップ(指揮)
「青ひげ」に続くオールソップのバルトーク(1881-1945)は、バレエ音楽「木製
の王子」です。おとぎ話をそのままバレエにしたこの作品、ストラヴィンスキ
ーやワーグナーの影響を受けたと言われる激しいリズムと重厚な響きを持ち、
バルトークの最高傑作の一つとされています。オールソップの緻密な音作りが
曲の魅力を引き立てています。

8.570554
ゴダール:
1.ヴァイオリン協奏曲第2番 Op.131
2.ヴァイオリンとオーケストラのためのロマンティック協奏曲 Op.35
3.オーケストラのための「詩的な情景」Op.46
演奏/クロエ・ハンスリップ(ヴァイオリン)
チェコスロヴァキア国立コシツェ・フィルハーモニー管弦楽団
カーク・トレヴァー(指揮)
バンジャマン・ゴダール(1849-1895)の名前は訊いたことがなくとも、あの愛ら
しい「ジョスランの子守歌」を聴いたことがある人はいませんか?今ではこの
曲ばかりが有名ですが、他にも多くの美しいメロディを駆使したピアノやヴァ
イオリンの曲を書いた人です。このアルバムでは大作であるヴァイオリン協奏
曲を 2曲収録。甘い旋律に浸ってください。

8.570727
カルメン・シンフォニー他
1-12.ビゼー(1838-1875)=セレブリエール(1938-)編曲:
カルメン・シンフォニー
13.レブエルタス(1899-1940)=セレブリエール編曲:メキシカン・ダンス
14-17.ヒナステラ(1916-1983):エスタンシア組曲 Op.8a
18.セレブリエール:夜の叫び
19-21.ヴィラ・ロボス(1887-1959):
管楽五重奏と管楽オーケストラのための合奏協奏曲
22.スーザ(1854-1932):星条旗よ永遠なれ
13.18…世界初録音
演奏/アメリカ海兵隊バンド
ホセ・セレブリエール(指揮)
大好評、NAXOSの WIND BAND CLASSICSシリーズ最新作は、何と名指揮者セレブ
リエール自ら編曲、指揮したカルメン・シンフォニーです。おなじみのメロディ
が次から次へと現れ、その都度奏者たちが名技を披露します。もちろん、それ
に続く南米音楽集も息を飲むような素晴らしさ。そして、アンコールでの「星
条旗-」の盛り上がり。これぞライヴのお手本です。

8.570797
シベリウス(1865-1957):チェロとピアノのための作品集
1.フィンランディア(マッティ・マッコネン編)
2.10の小品より Op.24 No.8 夜想曲(ライト・カルム編)
3.10の小品より Op.24 No.9 ロマンス(ライト・カルム編)
4.マリンコニア Op.20
5.5つの小品より Op.81 No.2 ロンド
6.5つの小品より Op.75 No.5 樅の木(ライト・カルム編)
7.6つの歌曲より Op.36 No.1 黒いばら
8.5つの歌曲より Op.37 No.5 逢引きから戻った娘
9.5つの歌曲より Op.37 No.4 それは夢か
10.5つの歌曲より Op.37 No.1 初めての口づけ
11.ワルツ・トリステ(フリードリヒ・ヘルマン編)
12.4つの小品より Op.78 No.2 ロマンス
13.8つの小品より Op.99 No.3 思い出
演奏/ユッシ・マッコネン(チェロ)
ライト・カルム(ピアノ)
あの勇壮果敢な名曲「フィンランディア」は聴いているだけで胸が躍ります。
誰もが自分で演奏してみたくなるのも頷ける話です。実際ピアノ版も存在しま
す。しかし、これをチェロとピアノで演奏しているなんて前代未聞ではありま
せんか。このアルバムを聴くときには、まず歌曲の編曲などからどうぞ。泣け
ます。そして最後に「フィンランディア」をどうぞ・・・。熱演です。熱いで
す。演奏することに意義がある。そんな一枚です。

8.559010(日本語帯付)[旧譜新装商品]
マクダウェル:ピアノ作品集第 1集
森のスケッチ Op.51(1.野ばらに寄す/ 2.鬼火/3.昔ひそかに会った所で/
4.秋に/5.インディアンの小屋から/6.水連に寄す/7.リーマスおじさんの話
から/8.荒れ果てた農園/9.草原の小川のほとり/10.日暮れの語らい)
海の小品 Op.55(11.海に寄す/ 12.漂う氷山から/13.西暦 1620年/14.星の光
/15.歌/16.海の底から/17.おうむ貝/18.大洋の真ん中で)
炉端のお話 Op.61(19.古い恋物語/ 20.ラビット兄弟のこと/ 21.ドイツの森
から/ 22.さんしょう魚のこと/ 23.お化け屋敷/
24.くすぶる燃えかすのそばで)
ニュー・イングランドの牧歌 Op.62(25.古い庭園/26.真夏/27.真冬/ 28.
甘いラヴェンダーの花を持って/ 29.深い森で/30.インディアンの牧歌/
31.古いホワイト・パインの木に/32.ピューリタンの時代から/33.丸田小屋
から/34.秋の喜び)
演奏/ジェームス・バルバガッロ(ピアノ)
本商品は、日本語帯なしで流通しておりました商品ですが、この度、日本語帯
を新たに装着してご提供いたします。

<NAXOS HISTORICAL>
8.111092
グレート・ギタリスト・シリーズ/セゴビア
アンドレス・セゴビア第6集:1950年代アメリカ録音集第4集
ルイス・ミラン:パヴァーヌ第3番/ファンタジア第16番
ルイス・デ・ナルバエス:皇帝の歌/牛を見張れ
ムラーダ:ロマネスカ
ダウランド:パイパーのガイヤルド
作者不明:ガリアルド
フレスコバルディ:アリア「ラ・フレスコバルダ」
クープラン:パッサカリア
6つの16世紀の小品集
ヴィセ:組曲ニ短調
ポンセ:組曲第2番より
ラモー:メヌエット
スカルラッティ:ソナタ K.11/L 352
ポンセ:組曲第2番より
演奏/アンドレス・セゴビア(ギター)
セゴビアの名技を楽しむシリーズ、今回はバロック音楽のレパートリーです。
もともとはリュートやテオルボの曲を、セゴビアは独自の味付けでまるで「彼
のために書かれたかのように」演奏します。その説得力たっぷりの解釈は、確
かに現在の古楽演奏のスタイルとは違うかもしれません。しかし、これこそセ
ゴビアの真骨頂。ギターへの愛がひしひしと伝わってきます。

8.111274
グレート・コンダクター・シリーズ/クレンペラー
ブラームス:交響曲第 1番/ワーグナー:作品集
1.ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68
2.ブラームス:大学祝典序曲 Op.80
3.ワーグナー:トリスタンとイゾルデ 第 1幕への前奏曲
4.ワーグナー:ジークフリート牧歌
録音 1927年12月15,20日、1928年2月3日、6月26,27日 ベルリン…1
1927年6月23日 ベルリン・ジンクアカデミー…2
1927年6月23日 ベルリン・ジンクアカデミー…3
1927年 ベルリン…4
演奏/オットー・クレンペラー(指揮)
ベルリン州立歌劇場管弦楽団
「若きクレンペラーの鬼気迫るブラームス」として知られるSP時代の名演です。
1927年から28年をまたぎ、少しずつ録音したものとは言え、全編を通して感じ
られる完璧な集中力には脱帽せざるをえないでしょう。まるで1回限りのライブ
を聴いているような筋の通ったブラームスです。とりわけ、悠々たるテンポで
奏される終楽章の何と感動的なこと。一度は聞いておきたい人類の至宝です。


<MARCO POLO>
8.225287 \1780
ヨハン・シュトラウス1世(1804-1849):管弦楽作品集第11集
ワルツ集
1.「鉄道の喜び」Op.89
2.「ブリュッセル・シュピッツェン」Op.95
3.「ボール・ロケット」Op.96
4.「ライン川の上の巡礼者」Op.98
5.「バンケット・ダンス」Op.99
6.「パリ」Op.101
7.「グレート・ブリテン・ヴィクトリア女王のためのオマージュ」Op.103
8.「気持ちの良い挨拶」Op.105
9.「外来植物」Op.109
演奏/スロヴァキア・シンフォニエッタ・ジリナ
クリスティアン・ポラック(指揮)
多くのファンが待ち望む MARCO POLO「ヨハン・シュトラウス1世作品集」の最
新作が登場しました。今回の収録曲のほとんどは、1837-38年の旅行の際に書か
れたもの。「ヴィクトリア女王のためのオマージュ」はルール・ブリタニアと
イギリス国歌のメロディを巧妙に用いています。あまり耳にする機会のない曲
も多く、貴重な資料としても嬉しい1枚です。


<MARCO POLO(DACAPO)>
6.220522(SACD-Hybrid) \1980
カール・ニルセン(1865-1931):弦楽四重奏曲集第2集
1.弦楽四重奏曲第2番へ短調 Op.5
2.弦楽四重奏曲第3番変ホ長調 Op.14
演奏/デンマーク青年弦楽四重奏団
第1集が高く評価されたデンマーク青年弦楽四重奏団によるニルセンの弦楽四重
奏曲第2集です。ここに収録された作品は、交響曲第1番の成功の後に書かれた
独自の作風が構築されつつある興味深いもので、特に第2番の終楽章はまるでベ
ートーヴェンを思わせる力強く熱い音楽です。

6.220525(SACD-Hybrid) \1980
ランゴー(1893-1952):交響曲第1番「岩の田園詩」
演奏/DRデンマーク国立交響楽団
トマス・ダウスゴー(指揮)
先頃 DACAPOより発売された「交響曲第2番」の驚くほどの美しさは、涙を誘わ
ずにはいられませんでした。本作「第1番」はランゴー17歳の作。それまでデン
マークの作曲家がこれ程に長大な交響曲を書いたことがなく、周囲から「演奏
不可能だ」と言われてしまったそうでが、1913年、マックス・フィードラー指
揮、ベルリン交響楽団による初演は大成功を収め、彼の名も飛躍的に知られる
ようになりました。チャイコフスキー、ワーグナー、ブルックナーを思わせる
重厚で豊かな音楽です。

8.224718 \1780
グラム(1881-1956):管弦楽作品集第2集
1.アバロン Op.16
2.交響曲第2番 Op.25
3.交響曲第3番 Op.35
演奏/アンドレア・ペレリーニ(メゾ・ソプラノ)
南ユトランド交響楽団
マティアス・エシュバッハー(指揮)
当時のデンマーク音楽界で目覚ましい活躍をしていたペーザー・グラムの作品
集第2集です。第1集 8.224713の交響曲第1番を中心とした選曲も注目を集めま
したが、このアルバムは、さらにすばらしく個性的な曲が収録されています。
初期の作品アバロンのきらめく美しさ、そして劇的な交響曲2曲。北欧音楽ファ
ンにはまたとない贈り物です。

8.226514 \1780
ブレスゴー(1955-):作品集
1.私たちは夜、円に入り
2.ピアノ協奏曲
演奏/エスビェア・アンサンブル
ロルフ・ハインド(ピアノ)
ラテン語の回文「我々は夜に旋回し燃え尽きる」に基づくブレスゴーのピアノ
曲はめくるめく音の渦に揉まれるような焼けつくように激しい音楽です。ロル
フ・ハインドはこの音の狂乱を完璧に表現します。同時収録のピアノ協奏曲も
聴くだけで見知らぬ世界に迷い込むかのような錯覚を覚えることでしょう。


<MARCO POLO(OUR Recordings)>
8.226903 \1780
ラロ(1823-1892):スペイン交響曲(ヴァイオリンとギター編曲版)
1.スペイン交響曲 Op.21
2.ノルウェー幻想曲
演奏/キム・シェーングレン(ヴァイオリン)
ラース・ハニバル(ギター)
あのラロの名曲をギターとヴァイオリンのみで演奏してしまうという何とも衝
撃的な(!)1枚です。エキゾチックで荒々しい原曲が、ギターとヴァイオリン
の美しい対話に変貌する様をたっぷりご堪能ください。なお、アンダルシアの
修道院で録音されたこの演奏、静かな場面では鳥の囀りが彩りを添えています。

8.226904 \1780
ジュリアーニ(1781-1829):ヴァイオリンとギターのための作品集
1.デュオ・コンチェルタント Op.25
2.6つの変奏曲 Op.63
3.協奏的大二重奏曲 Op.52
演奏/キム・シェーングレン(ヴァイオリン)
ラース・ハニバル(ギター)
イタリア生まれのギタリスト、作曲家ジュリアーニは 1807年、25歳の時にウィ
ーンに移住、生涯をこの地で過ごすことになります。彼の優美で装飾的な作品
は当時のウィーン市民を熱狂させました。数多くの作品は現在でも広く愛好さ
れています。シェーングレンとハニバルの 2人は心地良い音の応酬でこの美し
い作品を完璧に聴かせます。



<cpo>
777112-2 \2450
ヴァーゲンザイル(1715-1777):交響曲集第2集
交響曲 WV 361, 374, 393, 398, 421, 432
演奏/シュトットガルト室内管弦楽団
ヨハネス・ゴリツキ(指揮)
このヴァーゲンザイルも生前は非常に人気が高かったのに、現在ではほとんど
忘れられてしまった作曲家の一人です。オーストリアの宮廷音楽家として活躍、
ウィーン古典派の基礎を築き、歌劇、器楽曲、教会音楽を多数作曲しました。
ここに収録されている「Symphonies」はまだまだ前古典派の形式を踏襲、どれ
もが3つの部分からなる小規模なものです。イタリア風の優雅な響きと整った形
式は、聴き手に限りない安心感を与えるものかもしれません。

777173-2(SACD-Hybrid) 2枚組 \3400
ハイドン(1732-1809):弦楽四重奏曲集 全6曲 Op.20
ペレグリーニ四重奏団
演奏/ペレグリーニ四重奏団
この作品は俗に「太陽四重奏」と呼ばれますが、その理由は、ある出版社の楽
譜の表紙に太陽が描かれていただけで内容には全く関係ないというのが本当の
ところのようです。従来のディヴェルティメントの様式から、一歩進んだ独自
の形式の構築を目指し意欲的な作品を書くことを目論んだハイドンでしたが、
あまりにも気負い過ぎて以降10年近く弦楽四重奏を書くのは止めてしまったの
でした。そのくらい気合の入った作品です。ここで演奏しているペレグリーニ
四重奏団は、1989年に結成された中堅の団体で、幅広いレパートリーを誇る名
手たちです。

777237-2(SACD-Hybrid) \2950
ハウゼッガー(1872-1948):自然交響曲
演奏/WDR ケルン放送合唱団
WDR ケルン交響楽団
アリ・ラシライネン(指揮)
ブルックナーのハース版交響曲を積極的に指揮したことでも知られるハウゼッ
カーは自身も多くの作品を書いています。この曲は終楽章に合唱を伴う規模の
大きなもの。こういう曲の多くの前例のように、苦難の時を経て大いなる創造
への讃歌が朗々と歌われます。マーラー、ブルックナーなどの好きな人にはた
まらない作品と言えるでしょう。北欧物のオーソリティ、ラシライネンの悠然
流麗な音作りが冴えています。もちろん録音は超優秀です。

777323-2 \1700
ドゥシーク(1760-1812):ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ Op.9 No.1-3&Op.77
演奏/マルクス・ベッガー(ピアノ)
すぐれたピアニスト、ピアノ教師として知られるドゥシーク。クレメンティと
名声を分かちあった人として知られます。実はかなり波乱万丈な生涯を送った
とされ、残された作品も多くベートーヴェンを先取りするかのような劇的なも
のも含まれます。ここに収録されたのは、初期の3つの作品と晩年の大作「祈
り」。中でも、作曲家の死の前年に書かれた「祈り」はまるでシューマンを思
わせる陰影に満ちた楽想に溢れた聴きごたえのある作品です。

777328-2 \2450
ロンベルク(1767-1821):メサイア
演奏/ベロニカ・ヴィンター(ソプラノ)
マルクス・シェーファー(テノール)
エッケハルト・アーベレ(バス)
ベルンハルト・シェッフェル(テノール)
インモ・シュレーダー(テノール)
ライニッシェ・カントライ
ダス・クライネ・コンチェルト
ヘルマン・マックス(指揮)
従弟であるハインリヒの方が若干知名度があるかと思われますが、こちらはヴァ
イオリニスト、アンドレアス・ロンベルクの作品です。生前はヨーロッパ各地
を演奏旅行するなど、名声を誇っていた人ですが、現在ではほとんど忘れられ
てしまい、この作品が残っていたのはまさに奇跡的です。使われているのは、
あのクロプシュトックの詩、曲は荘厳華麗で、終曲のフーガなどにはベートー
ヴェンの影響もどことなく感じられます。この時代の音楽のスペシャリスト、
マックス率いるダス・クライネ・コンチェルトの力演が光ります。

777365-2 2枚組 \4900
ナウマン(1741-1801):イエス・キリストの受難
演奏/モニカ・ブラガディン(メゾ・ソプラノ)
櫻田亮(テノール)
ラファエレ・ジョルダーニ(テノール)
アルフレード・グランディーニ(バス)
コロ・ラ・スタジオーネ・アルモニカ
パドヴァ・エ・デル・ヴェネット管弦楽団
セルジオ・バレストラッチ(指揮)
ドイツ・ザクセンに生まれ、イタリアで学びオペラ上演を精力的にこなし、ス
トックホルムからコペンハーゲンまで活躍の幅を広げたというヨハン・ゴット
リープ・ナウマン(1741-1801)によるオラトリオ「イエス・キリストの受難」
です。この作品のリブレットはピエトロ・メタスタシオが担当、 1767年に完成
したもので、全曲は牧歌的な雰囲気を湛えた清澄な作風に貫かれています。録
音には日本を代表するバロックテノールの櫻田亮氏も参加しています。

<TESTAMENT>
SBT21417 2枚組 \3700
ベルリーニ:歌劇「夢遊病の女」(全曲)
マリア・カラス(S)
ニコラ・モンティ(T)
ニコラ・ザッカリア(Bs)
エディット・マルテッリ(S)
フィオレンツァ・コッソット(Ms)、他
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
指揮: アントニーノ・ヴォットー
録音:1957年8月21日、キングス・シアター、エジンバラ(ライヴ、モノラル)
“奇蹟のカラス”──最上のアミーナが聴ける!!ウォルター・レッグの私的
所有音源に基づく、超ハイ・クオリティな音質!秘蔵写真がふんだんに使用さ
れたアート・ワークもうれしい、全カラス・ファン必携の注目盤!
マリア・カラスは、1950年にレナータ・テバルディの代役としてオペラの殿堂
「スカラ座」の初舞台を飾りますが、本契約を結ぶ1951年まで以後の出演を拒
否してきました。その間、1951年のフィレンツェ5月音楽祭において、「シチ
リア島の夕べの祈り」(指揮:E.クライバー SBT2 1416)が大成功を博します。
そして同じ演目で同年スカラ座のオープニングをセンセーショナルなデビュー
で飾ります。以来、カラスは栄光の道を辿りますが、その中で注目されるの
は、映画監督であり演出家でもあったルキノ・ヴィスコンティと組んで忘れ去
られていた“ベルカント・オペラ”が復活上演されたことです。スポンティー
ニの「ヴェスタの巫女」やドニゼッティの「アンナ・ボレーナ」、そしてベル
リーニの「夢遊病の女」などです。「夢遊病の女」をカラスが初めて歌ったの
は、1955年のスカラ座(指揮は、なんとバーンスタイン)。このオペラを歌うよ
う薦めたのはヴィスコンティだといわれていますが、カラスにとってアミーノ
役を歌うことは、これまで「ノルマ」や「マクベス」などで歌ってきたドラマ
ティック・ソプラノからの少々冒険を伴う転身でもありました。
1957年の3月2日から20日にかけて、ミラノ・スカラ座(ピッコロ・シアター)に
於いて、ヴィスコンティ演出、マリア・カラス主演、アントニーノ・ヴォット
ー指揮によるベルリーニの歌劇「夢遊病の女」が上演されて大好評を博します。
(これと併行して3月3日-9日にかけてEMIでスタジオ録音も行っています。)カ
ラスはこの公演の後、「トゥーランドット」や「マノン・レスコー」のレコー
ディングや他の公演で多忙を極めたために体調を崩し、エジンバラ音楽祭への
参加が危ぶまれますが、結局、カラスは8月19日、21日、26日、29日の4日間だ
け、「夢遊病の女」に出演し、比類なきパフォーマンスでイギリスの聴衆や評
論家を圧倒しました。今回リリースされる演奏は、8月21日に行われたライヴ
録音です。音源は、EMIでレコーディングしていたカラスのプロデューサーで
あったウォルター・レッグが私的に録音し所有していたものを未亡人である歌
手のシュヴァルツコップの許可を得て使用しています。私的な録音とはいえ、
極めてクォリティの高い音源となっており、当時のイギリスの聴衆や評論家
に、“比類なき声”“完璧な歌唱”と強烈な印象を残したカラスの歌声と臨
場感豊かな舞台の雰囲気がよく伝わってきます。カラスが遺した「夢遊病の
女」の録音は、スタジオ盤を始め、1955年スカラ座ライヴ、エジンバラの公
演に先立って7月4,6日に行われたケルン・ライヴなど、いくつかの録音があり
ますが、今回のライヴがカラスの最絶頂期を記録した録音といえます。




<ECM New Series>
4766187 \2180
アンドラーシュ・シフ
ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全集 Vol.6
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ 第22番 ヘ長調 作品54
ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調 作品57 「熱情」
ピアノ・ソナタ 第24番 嬰ヘ長調 作品78 「テレーゼ」
ピアノ・ソナタ 第25番 ト長調 作品79
ピアノ・ソナタ 第26番 変ホ長調 作品81a 「告別」
アンドラーシュ・シフ(Pf)
作品の年代順に、チューリヒ「トーンハレ」にてライヴ録音されているシフの
ベートーヴェン・チクルス。今回は、人気も重要度も特に高い中期後半の作品
です。周知のとおり、既発の5アルバムに対しては、世界各国のレヴューが惜し
みない賛辞を与えています。
興味深いのは、イタリアIl Giornale誌が‘崇高で啓示的’と評すると同時に、
英FMマガジンが‘暖かみがあってきちんと整頓された居心地のよい部屋の様’と
一見正反対と思えるような評が出ているところ。しかし、この両方を含んでいる
ことこそが、シフの音楽の魅力といえるかも知れません。 それはまた、ベート
ーヴェンの作品自身が「神々しさと人間臭さ」を併せ持っている点を浮き彫りに
するかのようです。
シフは2008年、アメリカ、イギリス、スイス、ドイツでベートーヴェン・プログ
ラムのリサイタルを予定。もちろん、このコンサート評が世界中を駆け巡るのは
確実です。ベートーヴェンとは別に、同じくECMからJ.S.バッハ:パルティータ
全曲のリリースも予定されています。そして、2005年に始まったこのチクルスも、
残すところCD2枚分。この全集の完成が、クラシック現代史においてトップ・ニュ
ースとして歓迎されることは間違いありません。

4766353 \2180
ヒリヤード・アンサンブル
AUDIVI VOCEM-我は天の声を聞きぬ
トマス・タリス:断食し泣きながら、光の消ゆる前に、我は天の声を聞きぬ
クリストファー・タイ:手を打ちて、グロリア-「名前のないミサ」より
ジョン・シェパード:喜び給え、全ての人は幸いなり
タイ:クレド-「名前のないミサ」より
タリス:世の救い主よ
シェパード:主の御名を賛美せよ
タイ:サンクトゥス-「名前のないミサ」より
シェパード:至高の永遠の王
タイ:アニュス・デイ-「名前のないミサ」より、平安のうちに,そのうちにこそ
ヒリヤード・アンサンブル
デイヴィッド・ジェイムズ(CT) ロジャーズ・カヴィ=クランプ(T) 
スティーヴン・ハロルド(T) ゴードン・ジョーンズ(Br) 
ロバート・マクドナルド(Bs)
録音:2005年3月、聖ゲーロルド修道院
「清澄を善というならば、彼らを聖者と呼ぼう」-
Jacques Drillon, Nouvel Oberservateur
昨年発売されたJ.S.バッハ:モテット集(476 5776)に対してこんな最高の賛辞
を得たヒリヤード・アンサンブル。今回のアルバムは、彼らのお国物でもある
イギリス・ルネサンス期の作曲家による作品集です。もはや、タリスやシェパ
ードの作品は「珍しいレパートリー」とは言えないだけに市民権を得ています
が、この事実はまさにヒリヤード自身の活動に端を発しているとも言えます。
彼らがオール・タリス・プログラムの「エレミアの哀歌」(833 3082)をリリー
スしたのはなんと1987年。しかもこのアルバムは未だ現役盤で、新たなリスナー
を獲得し続けています。
2008年も精力的にツアーをこなすヒリヤード・アンサンブル。暗いニュースの
多い世の中、もしかしたら徳の高い聖職者よりさらに、人々の心を澄ませてい
くのかも知れません。

4766391 \2180
メレディス・モンク
impermanence-非永久性
last song
maybe 1
little breath
liminal
diswquilibrium
particular dance
between song
passage
maybe 2
skeleton lines
slow dissolve
totentanz
sweep 1
rocking
sweep 2
mieke's melody #5
メデレィス・モンク&ヴォーカル・アンサンブル
録音:2007年1月7-9日、アヴァター・スタジオ、ニューヨーク
1980年から続く、モンク&ECMのコラボレート録音最新盤。
2003年'mercy-慈悲'(472 4682)以来約5年ぶりのニュー・アルバムになります。
'impermancence'は物語性のない音楽的瞑想で、死や人の命のもろさがテーマ
になっており、2004年の7月に初演されました。作品の学際的な構造もさるこ
とながら、近年、ビョークやルロイ・アンダーソン、ケイト・ブッシュなど
様々なジャンルのアーティストにも影響を与え続け、多方向のリスナーから
注目を集めるアルバムになっています。

4765777 \2180
モートン・フェルドマン
ザ・ヴィオラ・イン・マイ・ライフ I-IV
マレク・コンスタンチノヴィチ(Va)
チカダ・アンサンブル (I-III)
ノルウェー放送管弦楽団/指揮:クリスティアン・エッゲン
録音:2001年8月、NRKスタジオ、オスロ
図形楽譜の創始者としてしられるモートン・フェルドマン。「ザ・ヴィオラ
・イン・マイ・ライフ」は彼の作品群のなかでも、最も重要な位置にありま
す。これをノルウェイを代表するチカダ・アンサンブル、そしてノルウェー
放送管弦楽団が取り上げた注目盤。どちらの団体も、演奏会ではフェルドマ
ンの作品を日常的に取り上げており、それらコンサート評も世界的に知られ
ています。
非常に急進的な作風で知られるフェルドマンですが、作品が内包する究極の
美しさもあり、ここ数年、ファン層の広がりが見られます。

4766369 \2180
D'Amore-ダモーレ
Malor me bat(ノックス)
Folies(マライス)
Manners of Speaking (モサー)
Pavan  (フーメ)
Prime Lezione(アリオスティ)
Celtic Dance (伝承音楽)
I once loved a lass Jig (伝承音楽)
…Plainte…(フーバー)
ガース・ノックス(ヴィオラ・ダモーレ)
アグネス・ヴェステルマン(Vc)
録音:2006年9月11-13日、オーストリア
1600年代から現代に至るヴィオラ・ダモーレ作品を集約した作品集。
アルディッティ四重奏団の一員として知られたガース・ノックス(もちろん担
当はヴィオラ)。彼のECMソロ・デビュー盤はヴィオラ・ダモーレをフィーチャ
ーした一枚として仕上がってきました。17世紀初頭に活躍したトビアス・フー
メの作品から、ノックス自身の作品、さらには、ケルトの伝統音楽をアレンジ
した作品など多彩で、「愛のヴィオラ」の名を持つ楽器の甘美な音色を堪能す
るにはもってこいなアルバムです。




<ACCORD>
480441 \2080
シューベルト:即興曲 D899&D935
君こそわが憩い、愛のたより(編曲:リスト)
フィリップ・カッサール(Pf)
録音:2007年9月、シオン、スイス
カッサールといえば、まずどうしてもドッビュシーの名前があがるかも知れま
せんが、シューベルト弾きとして名を馳せていることも忘れてはいけません。
ここ数年ですっかりGWの風物詩にまで知名度をあげた「ラ・フォル・ジュル
ネ」。この音楽祭の今年のテーマはまさにシューベルト(とウィーン)です。
カッサールは世界的にこの音楽祭に招待されており、1月の本家ナントを皮切
りに、スペインそしてもちろん東京でもその演奏が披露されます。しかも公演
曲目!

480442 2枚組 \3200
ブラームス
CD1
ヴィオラ・ソナタ 第2番 変ホ長調 作品120-2
ヴィオラ・ソナタ 第1番 ヘ短調 作品120-1
CD2
2つの歌 作品91
ヴィオラ、チェロとピアノのための三重奏曲 作品114
アルノー・ソレッテ(Va)
ヨハン・ファルヨー(Pf)
ラファエル・メルリン(Vc)
カリーネ・デシェイエス(Ms)
録音:2007年2-3月、パリ
2年前、「テネブレ」(442 8464)というヴィオラのための現代作品集でAccord
デビューしたソレッテ。その後、ヴィオリストとしては異例ともいえる注目を
浴び、フランスを代表する(出身はベルギー)演奏家に成長を果たしました。
前回は、現代音楽作品集でしたが、今回はヴィオラ作品としてははずせない、
ブラームスのソナタ。しかしそこは、新進気鋭のアーティストならでは、ヴィ
オラが登場する歌曲とトリオも併せて収録された2枚組みとなっています。




<MD+G>
34014882 \2080
94014886(SACD-Hybrid) \2950
モーツァルト/ピアノ協奏曲集 Vol. 3
ピアノ協奏曲 第17番 ト長調 K.453
ピアノ協奏曲 第18番 変ロ長調 K.456
クリスティアン・ツァハリアス(Pf&指揮)
ローザンヌ室内管弦楽団
好評を博しているツァハリアスのモーツァルト集、ついに有名どころ(?)の協
奏曲に到達してきました。もちろん一番人気は、20番台前半だとは思われます
が、マニア限定でアンケートをとれば意外と10番台後半の人気のほうが高いの
ではないでしょうか?それはさておき、17番18番といえばどちらも女性に献呈
された作品。17番は彼の教え子、バルバラ・プロイヤー嬢のために、18番は盲
目のピアニスト、マリア・テレジア・パラディスの依頼によって作曲されてい
ます。「モーツァルトと女性」という永遠のテーマの謎にせまる魅力的な一枚
です。
そしてご存知、ツァハリアスは今年のラ・フォル・ジュルネに来日を予定して
おります。(残念ながらMDGには公演曲目のCDはありません。)

34414682 \2080
女性の肖像
Marcos Krieger(b.1967): Lyulyala, lyulyala
Traditional Serbian: A window for her eyes
Dom Dinis(1261-1325): Non sei como me salv’a
Traditional romanceiro, Portugal: Rainha Santa Isabel
Anonymous(Bamberg Manuscript, 13th c.):
Nonne sui, nonne /Quant voi la fl ourette
Comtessa Beatrice de Dia(12th century): A chantar
Sergei Rachmaninoff(1873-1943): Tebye poyem
Ivan Moody(b. 1964): Slova: Anna Akhmatova and Orthodox liturgy
Sergei Rachmaninoff: Sugubaya i Posleduyuschiya Ekteniya
Joan Szymko(b. 1960): Nada te turbe
Rabanus Maurus(776-856): Veni Creator Spiritus
Hildegard von Bingen(1098-1179): Quia ergo Femina, Spiritui Sancto
Margaret McAllister: Grainne Mhaol(Grace O’Malley)
Traditional Irish tunes: Oro ‘Se Do Bheatha‘ Bhaile/Julia Delaney
Traditional Appalachian Folk song: Careless Love
Robert Kyr(b. 1952): Love as a Child
Malvina Reynolds(1900-1978): If you love me
タペストリー
アイルランドの女海賊、ポルトガルの女王、モンテネグロの母親、フランスの
伯爵夫人、ユダヤ系アメリカ人のソーシャリスト、メアリー1世、聖ウルスラ・
・・。実に様々な女性の生き様を描いた音楽作品を3人の女性、タペストリー
のメンバーが描き出した異色の作品集。いつの時代も「謎」とされる女性の存
在に古今東西からアプローチしています。タペストリーはボストンに本拠地を
置く女声ヴォーカル・グループ。TELARCなどにも同種のアルバムを録音してい
ます。

34114352 \2080
ペーター・フィリップス 鍵盤楽器作品集 Vol.2
Fantasia in G
Ecco l’aurora Luca Marenz[io]. a 5 in G
Pavana Anglica. Thomas Tomkins. Collerirt in a
Liquide perle amor(Luca Marenzio)in G
Galliarda in g
Amarilli di Julio Romano in g
Tirsi. Di Luca Marenzio in E
1a Parte
Freno. Seconda Parte
Cosi moriro. 3a Parte
Passamezzo Pavana(1592)& Galiarda Passamezzo in g
Pavana
Galiarda
Galiarde(Passamezzo)in g
Pavana Pagget & Galiarda in c
Pavana
Galiarda
Fantasie in G(A.Striggio: Chi fara fede al Cielo)
Madrigal Horatio Vechi.
Se desio di fugir in d
Fantasie in d
ジークベルト・ランペ(ハープシコード、ヴァージナル、クラヴィコード&オル
ガン)
聖アンドレアス教会 ゾエスト=オステンネン使用
オルガン作品の発掘、録音に並々ならぬ情熱を燃やすMD+G。しかしながら、そ
の道は遠く険しいらしく、第1弾発売より3年に近い歳月が流れています・・・。
なので、作曲家情報を再掲載。第1弾の時のコピペですのであしからず。
ピーター・フィリップスは1560年(or1561年)にロンドンに生まれた鍵盤楽器奏
者兼作曲家。知名度は低いものの、エリザベス朝最大の作曲家であったウィリ
アム・バード(1543-1623)と同時期にイギリスで活躍し、優れた作品を数多く
残しています。現存する声楽作品(モテット約350作品、マドリガル52作品など)
は、当時の偉大な作曲家(パレストリーナ、ラッスス、ガブリエリ、モンテヴェ
ルディ、シュッツ)らの作品に匹敵する内容を内包しています。

31714872 \2080
フランツ・ポール・ラハナー/オルガン作品全集
プレリュードとフーガ ロ短調(1856)
ソナタ ヘ短調 作品175(1877)
フーガ ヘ長調
ソナタ ハ長調 作品176(1877)
プレリュードとフーガ ホ長調/ホ短調
ソナタ ホ短調 作品177
フーガ ホ短調 (ふいごはアシスタントによる操作)
ルドルフ・イニッヒ(Org)
聖ヤーコプス・イルメナウ州立教会 ヴァルッカー・オルガンを使用
偉大なるラインベルガー・オルガン作品全集を完成させたルドルフ・イニッヒ。
彼の次なるアルバムはラハナー3兄弟の長兄、フランツ・ポールの作品集。87
歳の長寿を全うしたフランツ・ラハナーですが、オルガンのためのソナタ3作
を完成させたのは、73歳の時でした。20歳にして教会オルガニストの地位を得
たラハナーのまさにライフ・ワークといえるオルガン作品を俯瞰する一枚です。

3014602 \2080
イグナツ・プレイエル(1757-1831)
木管楽器のためのセレナーデ集
八重奏曲 変ロ長調、六重奏曲 変ホ長調、六重奏曲 変ロ長調、
八重奏曲 変ホ長調
再発売
コンソルティウム・クラシクム
音楽出版社を起業したり、ショパンやコルトーが愛用したことでも知られるプ
レイエル・ピアノの創始者など、いくつもの顔を持つ作曲家、イグナツ・プレ
イエル。モーツァルト偽作集やその他、特に忘れられている古典派作曲家の作
品に光を当てることにおいては、右に出る者のいないコンソルティウム・クラ
シクムによるアルバムのうれしい復活です。




<AMBITUS>
AMB96901 \2180
バルト海周辺のギターと管弦楽のための音楽集
アナトリウス・センデロヴァス:
私は腕を伸ばしている・・・ミラージュより(2006)
エリクス・エセンヴァルズ:沈黙の歌(2006)
アルヴォ・ペルト:
フラトレス(1977/1992)ギターと弦楽合奏のためのヴァージョン(2002)
トゥーヌ・コルヴィッツ:出会いの橋の歌
オスヴァルダス・バラカウスカス:
オデッセイ BからC(2003/ 2005)フルート、ギター、弦楽合奏のためのヴァー
ジョン
ラインベルト・エヴァース(ギター)
ヴィルニウス、聖クリストファー室内管弦楽団
ドナタス・カトクス(指揮)
バルト海周辺の2つの世代の作曲家による、ギターと管弦楽のための作品集で
す。政治的な色彩を帯びたソヴィエト時代の音楽から、もっと自由で独自の文
化を色濃く反映した音楽(十二音技法、ジャズ、ミニマルの影響も含む)まで伝
統と革新に満ち溢れたバルト海周辺の音楽は、最近クラシックの聴き手だけで
なくアヴァンギャルド、ジャズなど幅広いファンから熱い注目を浴びています。
ペルトの神秘性と、バラカウスカスの明快なアプローチの対比、そして若い世
代、コルヴィッツやエセンヴァルズらの伝承音楽を取り入れた懐かしくも新し
いスタイル、これらは別の潮流として受け継がれていくべき音楽語法でしょう。
まさに現代音楽と伝統音楽の交流が確かに感じられます。

AMB96905 \2180
ああ、戻り来たれ-17世紀、イタリアの音楽集
カッチーニ、カプスベルガー、ディンディア、
ラッソ、フェラーリ、ピッチニーニ、ファルコニエーリ、
マイオーネ、サンドリンの作品
アンサンブル・メタモルフォジ
ヴィンセント・ルサージュ(T)
ゼンケ・タムス・フライアー(Br)
カトリン・クラウス(フラウト・ドルチェ)
スザンヌ・ブラウマン(ヴィオラ・ダ・ガンバ、リローネ)
シモン・リンネ(キタローネ、リュート、キターラ・スパノーラ)
ラルス・ヘンリク=ヨハンセン(クラヴィチェンバロ)
モニカ・マンデラルツ(アルパ)
時代が大きく移り変わった17世紀初頭、ヨーロッパの文化もその例外ではあり
ませんでした。カトリック教会の支配、科学的新発見、政治的な論争など人々
は常に問題に直面していたのです。当然、そんな気分は音楽にも反映されまし
た。それまでの音楽の伝統は改革され、調和の取れたポリフォニーよりもテキ
ストを重視し、雄弁なリズムを用いた新しい音楽が生まれてきたのです。
そんな新しい芸術の頂点はオペラで、当時の上流階級の人々はその妙技に陶然
となりました。そして、イタリアから始まったこの新しいスタイルの音楽は、
素晴らしい勢いでヨーロッパ全土に伝播したのです。
このアルバムは、そんな時代の異なる音楽を集めたもので、当時の古き良きも
のから最先端までくまなくカバーしています。




<EBS>
EBS6156(SACD-Hybrid) \2180
天体の音楽-シュトラウス・ファミリーとニュー・イヤー・コンサート
ヨーゼフ・フトラウス:天体の音楽-ハルレキン-ことづて-前進
ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲
ヨハン・シュトラウス2世:
明けの明星-親しき仲-「こうもり」カドリーユ-皇帝円舞曲
エドゥアルト・シュトラウス:「カルメン」カドリーユ
ヨハン・シュトラウス3世(エドゥアルトの息子):シュラウ・シュラウ
ノイエ・フィルハーモニー・ヴェストファーレン
ハイコ・マティアス・フェルスター(指揮)
ドイツ中西部、ドルトムント近郊の都市ゲルゼンキルヒェンにある中堅オーケ
ストラ、ノイエ・フィルハーモニー・ヴェストファーレンによる“シュトラウ
ス・ファミリー”の楽しいワルツ・ポルカ集です。おなじみの「ラデツキー行
進曲」から、少々珍しい曲まで、SACDの高音質でお楽しみいただけます。
1966年生まれの気鋭の指揮者、ハイコ・マティアス・フェルスターによる若々
しいワルツは春爛漫の時期にぴったりです。




<RBM>
RBM463052 4枚組 \7450
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集
CD1
ピアノ三重奏曲 第1番 op.1 No.1
ピアノ三重奏曲 第2番 op.1 No.2
CD2
ピアノ三重奏曲 第3番 op.1 No.3
ピアノ三重奏曲 第4番「街の歌」op.11
ピアノ三重奏曲 第10番「創作主題による14の変奏曲」Op. 44
CD3
ピアノ三重奏曲 第5番「幽霊」op.70 No.1
ピアノ三重奏曲 第6番 op. 70 No. 2
アレグレット 変ホ長調 Hess 48(ピアノ三重奏 断章)
ピアノ三重奏曲 第8番(アレグレットのみ)WoO 39
CD4
ピアノ三重奏曲 第7番「大公」op. 97
ピアノ三重奏曲第11番「10の変奏曲とロンド」 Op.121a
ピアノ三重奏曲 第9番 WoO 38
トリオ・ピカソ
エヴリン・デュブール(P)
エフゲニー・シルキン(Vn)
アレクサンダー・オソーキン(Vc)
ハイドンの時代のピアノ三重奏曲は、そのほとんどがピアノ・パートに重点が
置かれていました。当時のピアノは音が小さかったせいもあり、ヴァイオリン
はメロディを強調し、チェロは低音部を補う形が一番音としてのバランスも良
かったからかも知れません。モーツァルトの初期の三重奏曲もそうでした。し
かし、時代の流れとともにピアノ三重奏曲の概念も変化しました。3つの楽器
は等しく競い合い、語り合うという「同等の役割」で音楽を奏でるようになっ
たのです。ここに収録されたベートーヴェンの三重奏曲集では、その特徴を顕
著に聞き取ることができるでしょう。演奏しているのはトリオ・ピカソ。ピア
ノのデュブールはスクリャビンやショパンを得意とする人ですが近年ベートー
ヴェンも積極的に取り上げています。



<ECM NEW SERIES>
1733930 \2180
マルタン:
ポリプティーク(1973) キリスト受難の6つの印象─
ヴァイオリンと2つの弦楽オーケストラのための
マリア三部作(1967/8) ソプラノ,ヴァイオリンとオーケストラのための
パッサカリア(1944/62) オ-ケストラのための
ミュリエル・カントレッギ(Vn)
ユリアーネ・バンゼ(S)
ドイツ放送フィルハーモニック管弦楽団
指揮クリストフ・ポッペン
録音:2006年2月、6月 ハルベルク
スイスの作曲家フランク・マルタン(1890-1974)が晩年に作曲した曲の中から、
重要な3作品を収録。マルタンはモダンな響きの中に、豊かな抒情性と深い思
索性を持った独自の音楽を築き上げました。
気鋭の指揮者ポッペンがシェフを務める新しいオーケストラ(旧ザール・ブリュ
ッケンo+カイザースラウテルンo)と組んでマルタン再評価の気運を高めます。
カントレッギの妙技や話題のソプラノ、バンゼとの共演も聴きもの。
マルタンのバイオグラフィー付。

4766389 \2180
ヘレナ・トゥルヴェ:Lijnen
NYYDアンサンブル/指揮:オラリ・エルツ
アリアンネ・サヴァール(Voice)
ストックホルム・サクソフォン四重奏団
エマニュエル・オルフィー・ゴーベール、ミケル・ピースク(Fl)
シレジアン弦楽四重奏団
録音:1997年11月、2001年8月、2004年4月、2006年3月、5月、6月
ヘレナ・トゥルヴェ(1972-)は、エストニア出身の若い作曲家。エストニア音
楽アカデミーでエリケ=スヴェン・トゥールに学んだ後、パリ高等音楽院でJ.
シャルパンティエの作曲クラスで研鑽を積んでいます。トゥルヴェは、実験的
な要素の強い作品や幻想的な作品を作曲しており、世界各地の現代音楽祭で大
きな注目を浴びています。今回の作品集がECMに初登場となります。




<ACCORD>
480856 3枚組 \3150
メシアン:ポートレート  
【CD:1】
1.鳩-「前奏曲集」より
2.みずからの栄光を父なる神に求めるキリストの威厳-「キリストの昇天」より
3.父のみもとへ帰るキリストの祈り-「キリストの昇天」より
4.永遠の教会の出現
5.感謝の行為-「ミのための詩」より
6.死と生の戦-「栄光の御体」より
7.V. イエズスの永遠性への讃美-「世の終りのための四重奏曲」より
8.創造のアーメン-「アーメンの幻想」より
9.ノエル-「幼児イエズスにそそぐ20のまなざし」より
10.音価と強度のモード-「リズムの練習曲」より
【CD:2】
1.5つのルシャン
2.愛のまどろみの庭-トゥーランガリラ交響曲
3.こしじろいそひとどり-「鳥のカタログ」より
4.Vそして私は大群衆の声を聞いた-「われら死者の復活を待ち望む」より
5.軽井沢の鳥たち-「七つの俳諧(日本の素描)」
6.汝ガ神殿ノ如何ニ美事ナル-「我らの主イエズス・キリストの変容」
【CD:3】
1.甦りしものとアルバデランの星の歌-「峡谷から星々へ…」より
2.歌劇「アッシジの聖フランチェスコ」より10曲
3.聖体拝受前の祈り-.「聖体の秘蹟の書」
4.天より来たりし都市
5.栄光に包まれたキリストの出現.-「彼方の閃光」
6.キリスト、天国の光-「彼方の閃光」
[主な演奏家]ピエール・ブーレーズ、チョン・ミュンフン、ケント・ナガノ、
ピエール・コシュロー、ジョゼ・ヴァン・ダム、アンタル・ドラティ、
モーリス・ルルー、オリヴィエ・メシアン、イヴォンヌ・ロリオ、
ジャン・ギヨー、ストラスブール・パーカッション 他
20世紀を代表するフランスの作曲家、オリヴィエ・メシアン(1908-1992)の生
誕100年を記念して、メシアンの代表曲をCD3枚に収録しました。メシアンは、
オルガニスト、作曲家、教育者、鳥類学者、カトリック教徒、哲学者と様々な
顔を持っていましたが、特に作曲家として、音楽のあらゆる面において前衛へ
の道を開きました。同時に、教育者としてもシュトゥックハウゼン、ブーレー
ズ、クセナキスといった第二次世界大戦後の重要な作曲家を育成したことなど
から、20世紀最後の偉大な音楽家と評されています。
今回のメシアン・イヤー(www.messiaen2008.com)に関連して、ユニバーサル・
グループの音源の中から、“メシアン再評価”にふさわしい曲を選曲していま
す。演奏者もブーレーズやドラティ、チョン、ロリオ、メシアン自身といった
風に定評のある演奏家が選ばれています。これまで現代音楽に馴染みのなかっ
た音楽ファンの“メシアン入門篇”としても最適のアルバムといえます。
今後、DG・DECCAからもメシアン関連作品が発売となります。カラヤンで大盛
り上がりの2008年ではありますが、メシアン・イヤーとしての注目度も高まっ
てきています。

480793 \2080
ベートーヴェン:ヨーゼフ2世葬送カンタータ WoO.87
同:ミサ曲 ハ長調 Op.86
コルネリア・プタセク(S)、グンタ・ダヴィドシュカ(S)、
マリア・スーリス(Ms)、フレデリック・アンタウン(T)、
アレクサンダー・マルコ=ブフマイスター(Bs)、ミハエラ・コモカー(S)、
ノラ・グビッシュ(Ms)、イヴ・サエレンス(T)、スコット・ワイルド(Bs)、
ピエール・メイ(Org) 
モンペリエ国立管弦楽団&合唱団/指揮:フリードマン・レイヤー
録音:2006年7月29日(ミサ ハ長調)、2007年7月25日(カンタータ)、
ライヴ録音、モンペリエ
「皇帝ヨーゼフ2世の葬送カンタータ」は、ベートヴェンが19歳の時に書いた
カンタータですが、後年の重厚なベートーヴェンらしさはあまり感じられず、
その萌芽とモーツァルトを思わせるような愉悦感に溢れた魅力をもっていま
す。また歌劇「フィディリオ」との関連も指摘されています。一方の「ミサ曲
ハ長調」は、1807年にエステルハージ侯の依頼によって作曲されました。当
時のベートーヴェンは、「第5交響曲」や「ヴァイオリン協奏曲」歌劇「フィ
デリオ」など次々と傑作を生み出していた時代です。それだけにこのミサ曲に
も大変な自信を持っていました。特に歌詞が明瞭に聴こえるように配慮し、明
快な中にも安らぎに満ちた優しい感情が湧いてくる名曲です。今回のCDは、
2006年と2007年において行われたモンペリエ音楽祭のおいて行われたライヴ
録音です。この2曲はそれほど音源があるわけではなく、この新録音は大いに
歓迎されるものです。改めてベートーヴェンの宗教音楽の魅力を再発見できる
アルバムです。

480792 2枚組 \2950
ケクラン:ジャングルブック(キプリングの同名小説に基づく交響詩)
ジャングルの掟Op.175/バンダー=ローグOp.176/三つの詩Op.18/プールン・
バガードの暝想Op.159/春に駆けるOp.95
イリス・ヴァーミリオン(Ms)、ジャック・トゥラッセル(T)
ヴァンサン・ル・テキシエ
モンペリエ国立管弦楽団&合唱団
指揮:スチュワート・ベッドフォード
録音:1996年7月、モンペリエ
フランス近代の作曲家ケクラン(1867-1950)が、イギリスの作家キプリング原
作「ジャングル・ブック」からインスピレーションを得て書いた管弦楽曲集。
40年の長きに亘って作曲された作品です。ファンタジー豊かで異国情緒溢れる
ケクランの世界が新鮮な響きで見事に描出されています。 かつてRCAからジン
マン盤が出ていましたが、今回は、ブリテンの理解者であり、盟友であった
ベッドフォード卿による演奏です。

480823 \2080
ペレス=ラミレス作品集
1.Atacama-ヴァイオリン協奏曲(クセナキスの思い出に)
2.Du Corpus
3.Achachillas
シルヴィア・マルコヴィッチ(Vn) (1)
モンペリエ国立管弦楽団
指揮:エンリケ・マツォーラ(1)、フリードマン・レイヤー(2)、
マルコ・ガダリーニ(3)
録音:2007年1月26日(1)、2003年2月14日(2)、2005年2月11日(3) モンペリエ、
ライヴ録音
マルコ=アントニオ・ペレス=ラミレスは、1964年チリのサンティアーゴに生ま
れたフランスの作曲家。ペレス=ラミレスは、2002年から2005年の12月までモ
ンペリエ国立管弦楽団の委嘱作曲家を務めましたが、これはその際のライヴ録
音です。彼の作る音楽の根底には、生まれ育った故郷の民俗音楽の影響がある
といわれています。一世を風靡した女流ヴァイオリニスト、マルコヴィッチの
演奏が聴けるのはうれしい限り!

480791 \2080
ルネ・コーリン作品集
組曲「ペンテジレア」 Suite Penth?sil?e (1)
後悔の環 Circles of regrets (2)
ペンテジレア Nur P?nthesilea (3)
ソ・オック・キム(Vn) (2)
ラウラ・アイキン(S) (3)
モンペリエ国立管弦楽団
指揮:アラン・アルティノグル、アルミン・ジョルダン(3)
ルネ・コーリン(1940- )は、作曲家であると同時に、音楽プロデューサーとし
ても活躍しており、モンペリエ音楽祭の創設者でもあります。作曲家としては、
前衛的であるというよりも過去の音楽技法や様式を自らの音楽技法の中にうま
く取り入れています。作品も交響曲から協奏曲、室内楽曲にテクノミュージッ
クと融合した作品まで多岐に亘っています。今回のCDには、クライストの悲劇
「ペンテジレア」に触発されて作曲された作品が2曲に、コンチェルタンント
形式で書かれた「後悔の環」が収録されています。

480790 \2080
ピッツェッティ:ピアノ協奏曲「真夏の歌」
同:ヴェネツィアのロンド
アルド・チッコリーニ(Pf)
モンペリエ国立管弦楽団
指揮:フリードマン・レイヤー
録音:2006年7月、モンペリエ
チッコリーニは、80歳を過ぎても現代最高のピアニストとして精力的な活動を
行い、またパリ音楽院では後進の指導も続けています。かつてEMIに多くの録
音を残していますが、今回ACCORDとの新しい録音プロジェクトが始まりました。
その第1弾が、イタリアの作曲家、ピッツェッティ(1880-1968)のピアノ協奏曲
です。このコンビによって、2006年7月にモンペリエ音楽祭で演奏され、大変
な評判となりました。このピアノ協奏曲は、憂愁に溢れたメロディーと馥郁と
したロマンの香りが忘れ難い印象を与えてくれます。まさに秘曲のコンチェル
トとも言うべき作品です。チッコリーニは、巨匠の風格でこの魅力的なコン
チェルトを演奏しています。併曲は、「ヴェネツィアのロンド」です。

4429894 2枚組 \2650
ルイ14世の結婚式の音楽
リュリ:
トゥールーズのバレエ、バレエ「クセルクセス」、バレエ「恋するヘラクレ
ス」ほか
カヴァッリ:歌劇「恋するエルコレ」からプロローグとフィナーレ
ラ・サンフォニー・デュ・マレ
指揮:ユーゴ・レーヌ
録音:2007年3月
好評を博しているACCORDの「リュリ・コレクション・シリーズ」の第9弾。
第8弾発売が、2006年10月で少々時間があいてしまいましたが、今回は、リュ
リの擁護者であり関係の深かった太陽王ルイ14世の結婚式に因んだ作品が演奏
されています。
優れた舞踊家でもあったリュリのバレエ曲や、モンテヴェルディの後継者とし
てイタリア・オペラ史上に名を残しているカヴァッリの作品とそれに併せて作
曲されたリュリの音楽が収録されています。



<Arion>
ARN 68776 \2180
マルコ・ダ・ガリアーノ:音楽寓話劇「ダフネ」(全曲)
ギユメット・ロランス(Ms)、シャンタル・サントン(S)、
ダフネ・トゥーシェ(S)、リナット・シャハム(Ms)、
マテュー・アベッリ(T)、マイケル・ベネット(T)
アンサンブル・フオコ・エ・チェネレ
指揮:ジェイ・バーンフェルド
マルコ・ダ・ガリアーノ(1582-1643)は、バロック音楽揺籃の地フィレンツェで
生まれ、活躍した作曲家で、後半生の35年間はメディチ家の宮廷楽長という、
当時のヨーロッパ音楽界でも有数の地位に君臨しました。後期ルネサンスと初
期バロックの両方の様式で多数の世俗曲と宗教曲を残しています。1607年から
2年間、フィレンツェを離れてマントヴァ公ゴンザーガ家に仕えていたガリアー
ノが、1608年にマントヴァ公の子息の結婚式のために作曲したのが「ダフネ」
で、彼の代表作とされています。前年には同じゴンザーガ家でモンテヴェルディ
の「オルフェオ」が上演されており、何らかの刺激を受けたのでしょうか。
「ダフネ」の台本はオウィディウスの「変身譚」の一つ。「そんな小さな矢で
何ができるの?」とアポロにからかわれたアモール(キューピッド)が、仕返し
にアポロに恋する矢を、ダフネに恋心を奪う矢を打ち込みます。執拗に迫るア
ポロと、逃げ惑うダフネ。ダフネは遂に月桂樹に姿を変え、アポロは愛を失う
・・・という物語。新婚夫婦に対して「愛の神を敬い感謝せよ」との教訓を込
めたのでしょうか?同じ台本で史上最初のオペラを作曲したヤコポ・ペーリは
ガリアーノの音楽の「自然さ」を称賛しました。「ダフネ」の編成は歌手6人に
器楽9人と比較的シンプル。オペラ黎明期の姿を伝える貴重なリリースです。
ニューヨーク生まれのバーンフェルド(ベルンフェルトの表記もあり)は、スキッ
プ・センペ率いるカプリッチョ・ストラヴァンガンテのガンバ奏者として古楽
ファンにはおなじみですが、「カラスやサザーランドの歌に酔い、テバルディ
を理想と仰ぐ」と語るように熱心なオペラ・ファン。年来の宿願を、自ら立ち
上げた「フオコ・エ・チェネレ(炎と灰)」を指揮して実現しました。ベテラン
のロランスがいい味出してます。
初演400年記念盤で、豪華ブックレット付きスリップケース入り!

ARN 68753 \2180
カッツァーティ:カンタータとソナタ集
カンタータ「アブサロン」
シンフォニア
カンタータ「矢に射抜かれて殉教する聖セバスティアン」
ソナタ「ラ・カルカニーナ」
アンティフォナ「サルヴェ・レジーナ」、「うるわしき救い主の御母」
ソナタ「ラ・カルヴァ」、十字架に寄せるマドリガーレ
アンティフォナ「めでたし、天の女王」
同「天の女王、喜びたまえ」
ソナタ「ラ・ペッツォーラ」
カンタータ「聖ステファノの殉教」
カンタータ「悔悛する罪人」
ポーリン・ビュンドゲン(C-T&指揮)
アンサンブル・セラドン
先ごろユニークなポルトガル・ルネサンス音楽(ARN68713)のCDをリリースした
アンサンブル・セラドン。このCDではマウリツィオ・カッツァーティ(1620頃-
1677)に取組みます。
カッツァーティは、当時のイタリアで最も大規模で優れたオーケストラを擁す
るボローニャのサン・ペトローニオ聖堂の楽長に招かれるほどの逸材でした。
しかし急進的な改革(具体的な内容は不明)を強行したために、地元アカデミー
の長老音楽家達と衝突して除名・放逐処分となります。その後は亡くなるまで
マントゥヴァのゴンザーガ家に奉職しているので、やはり抜きん出た才能の持
ち主だったのでしょう。
カッツァーティは数多くの作品を出版していますが、特にヴァイオリンなどの
高音旋律楽器が活躍する器楽作品が高い評価を得ていました。ここでは、そう
した器楽作品に加えて、ソロ・カンタータや聖母マリアのアンティフォナを交
えて作曲家カッツァーティの全体像に迫っています。器楽はヴァイオリン2、ガ
ンバ、トリプルハープ、リュート/テオルボ、オルガンという編成。

ARN 68751 \2180
ショパン:4つのバラード
バラード第1番 ト短調 作品23、第2番 ヘ長調 作品38
第3番変イ長調 作品47、第4番 へ短調 作品52
舟歌 嬰へ長調 作品60、タランテラ 変イ長調 作品43
子守歌 変ニ長調 作品57、前奏曲第25番 嬰ハ短調 作品45
フランソワ・シャプラン(Pf)
フランソワ・シャプランは、ジャン=クロード・ペヌティエやカトリーヌ・コ
ラールに師事し、1989年のクリーヴランド国際コンクールでモーツァルト賞と
ロベール・カサドシュ賞を同時に受けた中堅世代の実力派です。来日もあり、
国際的に充実した活動を続けています。CDではArionのドビュッシー:ピアノ曲
全集が注目されましたが、今回は同じイニシャル(F・C)をもつショパンの王道
プログラムで勝負抒情美と香り立つような色彩、そして。「付け合せ」の選曲
にもセンスを感じます。ピアノはヤマハのCFIIIを使用。

ARN 68749 \2180
チェロで聴くシューマン名曲集
歌曲集「リーダークライス」作品24より 第2曲「何だってそんなにうろうろ、
そわそわするんだ」、第5曲「僕の苦悩の美しい揺りかご」、第7曲「山々や城
が見下ろしている」
歌曲集「ミルテの花」作品25より 第1曲「献呈」、第15曲「ヘブライの歌より
(僕の心は暗い)」、第16曲「なぞなぞ」、第17曲&第18曲「2つのヴェネツィア
の歌」
「スペインの伊達男」作品30の3
「ベルシャザール王」作品57
アベッグ変奏曲 作品1(この曲のみピアノ独奏)
幻想小曲集(原曲:クラリネット&ピアノ) 作品73
民謡風の5つの小品(オリジナル)作品102
3つのロマンス(原曲:オーボエ or ヴァイオリン&ピアノ)Op.94より 第1曲&
第2曲
アダージョとアレグロ(オリジナル)作品70
※歌曲と作品73、作品94の編曲はルノー・デジャルダン
ルノー・デジャルダン(Vc) マルタ・ゴデニー(Pf)
骨の髄からのチェリスト、ルノー・デジャルダンのマルティヌーに続くディス
クは何と、オール・シューマン・アルバム。ドイツ・ロマン派には珍しいチェ
ロ協奏曲や、幻想小曲集、そして何よりアダージョとアレグロから伝わる通り、
シューマンの音楽はチェロと無類の相性を誇ります。晩年に書かれた「5つのロ
マンス」が行方不明なのは残念ですが、それなら今ある曲を編曲しちゃえ!と
なったのがこの曲集。歌モノの編曲を十八番にしているマイスキーもなぜか避
けて来たシューマン。その複雑微妙に屈折して、機嫌を取れば怒り出しそうな
繊細さがうまく伝わりますでしょうか?

ARN 268747 2枚組 \2900
ヴィエルヌ:ピアノ曲全集
CD1 12の前奏曲 作品38、3つの夜想曲 作品35
子供たちのシルエット 作品43(全5曲)
CD2 ブルゴーニュ組曲 作品17(全7曲)
ピアノのための音詩「孤独」作品44(全4曲)
ピアノのための音詩「ツァラトゥストラはかく語りき」作品49
弔いの鐘 作品39、2つの小品 作品7
ジョルジュ・ダルヴァレ(Pf)
フランクとヴィドールに師事し、フランス近代オルガン音楽の系譜を6曲の「オ
ルガン交響曲」を書いたヴィエルヌは、世俗歌曲から宗教作品、ピアノ曲から
管弦楽まで少なからぬ作品を残しましたが、オルガン音楽以外では、ピアノ五
重奏曲がまれに演奏される程度でしょう。このCDは、ヴィエルヌが書いたピア
ノ曲をすべて収めています(作品9の「アルバムのつづり」は自筆譜が散逸)。生
来ほとんど視力がなく、苦学してパリのノートルダム聖堂のオルガニストとな
ったヴィエルヌの音楽には、天衣無縫な喜びよりは内省的な雰囲気が感じられ
ます。中では、「朝の歌」ではじまり「牧歌」「ディヴェルティスマン」・・
と続いて「月の光」で閉じるブルゴーニュ組曲が、明るい田舎の情景を描いて
異色。トゥルヌミールのオルガン作品で素晴らしい録音を残しているジョルジュ
・ダルヴァレのピアノ演奏は、そうしたヴィエルヌらしい繊細な陰影を丁寧に
描いています。これらの作品は2008年から2010年にかけてベーレンライター社
から刊行予定ですので、弾いてみたい!と思った方は挑戦してください。

ARN 68746 \2180
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲ニ長調RV206、イ長調RV339、
ホ短調RV275、変ロ長調RV377、ニ長調RV227、
変ロ長調RV381(全6曲)
マルコ・ペドローナ(Vn&指揮)
アンサンブル・グイタントゥス(ピリオド楽器使用)
録音:2006年3月 ボローニャ
アンサンブル・グイタントゥスは、1995年に発足したバロック・アンサンブル
で、コレッリからヴィヴァルディにかけての時代のイタリア・バロック音楽を
専門にしています。「グイタントゥス」の名前は、ボローニャに存在したヴァ
イオリン製作家にちなんでいます。発足翌年に発表された《四季》
(Stradivariusレーベル)は、特にイタリアで大きな評判となりました。このディ
スクがArion初登場で、ヴィルトゥオーゾ・スタイルのヴァイオリン協奏曲を収
めています。RV275はヴァルターによるオルガン編曲がMERIDIANにあり、また
RV381はRV383a「ラ・ストラヴァガンツァ」第1曲と第1楽章が同一ですが(第2,
3楽章は別物)、オリジナルの形では全曲世界初録音と思われます。
最近の研究では、ヴィヴァルディ時代の協奏曲は、コンチェルト・グロッソ(合
奏協奏曲)以外は1パート1人で演奏されたという説が有力であり、このディスク
もソロ・ヴァイオリンの他は、第1&第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、チェ
ンバロ(通奏低音)各1名、合計6名という室内楽の編成で演奏されています。響
きは透明感を増し、ソロとトゥッティの対比効果が等身大に感じられます。ま
た録音時のマイクロフォン・セッティングもシンプルで済むため、オーディオ
的にもリアリティの非常に高い録音になりました。

ARN 68741 \2180
ジャン=バティスト・ド・ブセ:《バッカスの年代記》
シルヴィー・ド・メ(S)
ファブリス・コナン(俳優)
ミシェル・ヴェルシェーヴ(Brと指揮)
ラ・コンパニ・バロック(ピリオド楽器使用)
フォンテヌブロー宮殿で王家の娯楽のために催された音楽は多彩で華やかなも
のでしたが、このアルバムで聴かれるのは、そういった宮廷内ではなく、歴史
に名を留めない人たち=素人たちが城の外でいつも演奏し、流行していたもの
です。正統派アリアと、バッカスと愛の神を讃美するエール・ド・クールや酒
歌(airs a boire)の数々は、ルイ14世からナポレオン3世の時代、つまり17世紀
後半から18世紀中頃にかけて多く生み出されました。中でもジャン=バティス
ト・ド・ブセ(ブーセ)(1662-1725)はこのジャンルを数多く作曲し、同時代の作
曲家たちに大きな影響を与えたと評されています。このブセの作品に、カンプ
ラ、デマレ、ラモー、ボワモルティエ、ルソー、ベランジェら、あるいは作者
不明の同種の音楽を差し挟んで構成したのが当アルバムです。
ラ・コンパニ・バロックは、1995年にミシェル・ヴェルシェーヴによって結成
された団体。才能がありつつも忘れられてしまった17、18世紀の作曲家の作品
を再発見し、当時の朗唱法や発音を用いたり、音楽のみでなく、歌、演劇、舞
踊といった要素をすべて取り込んだ総合的な上演を志向しています。
ラ・コンパニ・バロックはこのアルバムで、当時の流行歌といういわゆる「は
かない音楽」が、実はとても質の高いものであったことを実証しています。
昨年5月にご案内したまま延期になっておりました。今回、再受注とさせていた
だきます。

ARN 68725 \2180
ギラン:マニフィカトによる4つの組曲
エリック・フェラー(Org)
Arionレーベルで、バッハのパルティータ(全6曲)やゴルトベルク変奏曲を発表
していたエリック・フェラー。珍しく(?)オリジナルのオルガン曲を録音しま
したが、やはり一筋縄ではゆきません。ジャン=アダム・ギラン(本名ジャン・
アダム・ヴィルヘルム・フラインスベルク)は、ドイツに生まれてフランスで活
躍した謎の多い人物。1680年頃に生まれ、1739年以降に亡くなっていますが、
正確な生没年はわかりません。18世紀初頭にはパリで活躍していました。フラ
ンス名のギランは、ヴィルヘルムをフランス語読みしたギヨームから来ていま
す。ルイ・マルシャンに師事し、この作品もマルシャンに献呈されています。
1706年に出版された「8つの教会旋法で書かれた、マニフィカトのためのオルガ
ン曲集」は、後半部分が散逸し、現在はここに収められた第1旋法から第4旋法
の組曲しか伝わっていませんが、作曲家ギランの力量を伝える代表作とされて
います。
オルガン好きなら知る人ぞ知る、南仏サンタガベルの歴史的オルガンを使って
いるのも聞き逃せません。

●FRENCH ESPRIT COLLECTION
なぜか、ヒンデミットが含まれてたりもするアリオンのフランス・エスプリ・
コレクションですが、貴重&優良盤がズラリと並びます。今回も、渋いながら
どれもうれしい復活!オリジナルを見落としていた方は、この機会に是非再
注目してみてください!

ARN 63757 \2180
ラヴェル:弦楽四重奏曲ヘ長調
フォーレ:弦楽四重奏曲ホ短調 作品121
ロザムンデ四重奏団
録音:1999年2月 オルネー・スー・ボア
ロザムンデ四重奏団という名前ゆえか、シューベルトのスペシャリスト?とい
ったイメージがあるかもしれませんが(最近は、ECMに登場したりして、現代音
楽のスペシャリスト?って感じもしますが)、パリ音楽院の同窓生(全員プルミ
エ・プリ)で1981年に結成されたフランスのグループです。室内楽の登竜門、
1983年のエヴィアン・コンクールに優勝しました。
このCDはピエール・ヴェラニーから出ていたもの(PV799052)のレーベル移行・
再発売。ラヴェルのカップリングにドビュッシーではなく、作風が大きく異な
るフォーレを持ってきたところに注目。ラヴェルの方が20年も早く作曲されて
いますが斬新で軽妙。
もう一つの注目点は音の美しさ。もともと音の美しいグループなのでしょうが、
音響に恵まれた会場に立てたワンポイント・マイクロフォンから、調整卓を通
さずに24ビット・デジタルレコーダーに直結して録音。接続にはテフロン・シ
ールドを使用したHI-FIケーブル社のハイエンド・ケーブルを使っています。豊
かな響きと鮮明なデイテールが両立。フォーレ晩年の作品さえも、美しいサウ
ンドで酔わせてくれます。

ARN 63777 \2180
ラドミロー:交響詩集
交響詩「森にて」
ピアノと管弦楽のための「悲しきワルツ」
交響詩「朝のブロデリアンド」(歌劇「ミルダン」第2幕前奏曲)
交響詩「ラ・ブリエール」
ブルターニュ管弦楽団
指揮:シュテファン・ザンデルリング
少数ながら熱心なラドミロー・ファンの間で高く評価されていたピエール・
ヴェラニーPV700021のレーベル移行再発売。
ポール・ラドミロー(1877-1944)はナント生まれ。パリでフォーレに学び、その
才能は同窓のラヴェルやフロラン・シュミットが羨むほどでしたが、その音楽
は遠慮がちな性格を反映した穏健なもので、20世紀前半のヨーロッパ音楽界で
は余りにも保守的に映ったようです。
ケルト色豊かなブルターニュ地方を心より愛したラドミローの音楽には、アイ
ルランドやスコットランドの伝承音楽にも通じる気配がある一方、その管弦楽
法はドビュッシーを思わせる響きを持っており、印象派好きはもちろん、イギ
リス音楽でもバックスあたりのファンならば「おお、ドーヴァー海峡対岸の同
志よ!」とばかりに泣いて喜びそうな内容です。演奏も高水準。

ARN 63683 \2180
ルネ王の宮廷-歌と舞踊
バンショワ: Filles A Miarier I & II,Deuil Angoisseus
作曲者不詳:La Spagna
デュファイ:La Belle Se Siet - Alons Ent Bien Tost Au May
ブロッロ:
J'Ay Grant Desir De Vostre Amour、Vivere Et Recte Reminiscere
ピアチェンツァ:Jelosia
デュファイ:J'Ay Mis Mon Cuer Et Ma Pensee
フェラギュ:Ave Maria
デュファイ:Quel Fronte Signorille
ピアチェンツァ:Lioncello
作曲者不詳:Je Ne Prise Point Telz Baisiers
デュファイ:Pour L'Amour De Ma Douce Amie
デ・プレ:Fortuna Desperata - Adieu Mes Amours、Une Mousse De Biscaye
ロレンツォ・デ・メディチ:Lauro
オケゲム:Ma Bouche Rit
エブレオ:Falla Con Misuras Ou La Bassa Castiglia
作曲者不詳:Mon Cuer Vit En Esmoy
ピアチェンツァ:Mercantia
ギゼゲム(ヒゼヘム):De Tous Biens Playne
アンサンブル・ペルスヴァル
指揮:ギ・ロベール
1998年に発売した、15世紀ルネサンス音楽集(オリジナル品番はARN68104)待望
の復活。 色々な呼び名を持つルネ王ですが、レナート1世が正式名称(?)、音
楽ファンにはミヨーの「ルネ王の暖炉」でこそ有名かも知れません。政治的手
腕はさておき、当時の文化人を集めたサロンを主催者し、自身も作品を残すな
ど、芸術の擁護者として知られています。ジョスカン・デ・プレはルネ王の音
楽団の一員だったことも確認されており、ルネ王のサロンはまさにこのアルバ
ムの音楽に溢れていたと思われます。興味深いのは、ナポリ王となったルネと
同様、実質フィレンツェを統治し、やはり芸術のパトロンとして知られるロレ
ンツォ・デ・メディチの作品が含まれている点。(時代は少し後)ルネサンス期
のイタリア、フランスでどういった文化交流があったのかに空想を巡らさずに
はいられません。
と、歴史的背景を語りだせばキリがないのですが、人生を謳歌する芸術家たち
の作品の数々は、本当に踊りだしたくなるような魅力に満ちています。ルネサ
ンス期に思いを馳せながらも、純粋に楽しんで頂きたい一枚です。

ARN 60685 \1450
バロックを歌う女たち-
女性歌手によるバロック名アリア集
1.カッチーニ:わたしは一日中泣いている
2.カンプラ:詩篇によるモテット「私が主に呼びかけた時」
3.グフェ:第1日目(聖水曜日)、第1のルソン・ド・テネブル
4.グランヴァル:「オロンヌ公爵夫人」(無伴奏の朗読)
5.ヘンデル:カンタータ「残酷な暴君、愛」HWV97
1.ギユメット・ロランス(Ms)
2.ラファエル・ケネディ(S)
3.ステファニー・レヴィダット(S)
5.サロメ・アラー(S)
既発売音源からのコンピレーションで、一言で言えばバロック女声音楽コレク
ションですが、かなり凝った内容となっています。
1と5はバロック声楽ファンの間では有名、2と3は熱心なバロック宗教音楽ファ
ンなら「おおっ」と唸る作品ですが、無伴奏の朗読が10分余り続く4は、某サイ
トで「極めて限られたマニア向け」と評されたアルバムから採られたもので、
いずれにしても非常にフランス的な選曲ではあります。




<TESTAMENT>
SBT2 1422 2枚組 \3700
マーラー:
交響曲第3番
亡き子をしのぶ歌 
CBC放送におけるキャスリーン・フェリアーのインタビュー
(1950年3月10日)
キャスリーン・フェリアー(Contralto)
BBC交響楽団
指揮:サー・エードリアン・ボールト(Sym.3)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:オットー・クレンペラー
録音:1947年11月29日 BBC放送録音(Sym.3)
1951年7月12日 ライヴ、コンセルトヘボウ(Kindertoten)
1950年3月10日(interview)
モノラル
イギリス放送初演となったボールトのマーラー「3番」&クレンペラーとの
「亡き子をしのぶ歌」。コントラルト歌手のフェリアーは、1953年に41歳とい
う若さで亡くなったために、その演奏活動は非常に短かいものでした。それで
も、多くの音楽ファンに極めて強い印象を与え、今なお、熱烈なファンを持っ
ています。特に、マーラー歌手として高い評価を受けており、ワルターとの共
演による「大地の歌」(DECCA 466 5762)は名盤として知られています。今回
はまさにそのマーラー2作品が、甦ります。しかも、共演はボールト&クレン
ペラーという2大指揮者!交響曲第3番は、1947年11月29日に行われたBBCの放
送録音です。この演奏は、イギリスにおける放送初演となりました。ボールト
のマーラー演奏といえば、「巨人」やいくつかの歌曲集がありますが、彼の芸
風からみると少し違和感を感じるかもしれません。しかし若き日に、名指揮者
ニキシュに師事し(ニキシュは3番の初演者)、ボールト自身常にマーラーの音
楽を高く評価していました。またマーラーの直弟子ワルターとも親友であった
など、実は深い関係があります。世界的にみてもマーラー・ルネサンスが起こ
ったのは1960年代のことですが、それに先立つ13年も前に、イギリスでマーラ
ーを紹介しようとしたボールトの心意気は高く評価出来るのではないでしょう
か?イギリスにおけるマーラー指揮者として名高いバルビローリとは違う、ド
イツ音楽の伝統に裏打ちされたアプローチによる演奏です。絶頂期にあった
フェリアーの歌唱も若々しく、輝かしさに満ち溢れています。
一方の「亡き子・・」ですが、1951年にコンセルトヘボウで行われた、マーラ
ー追悼演奏会のライヴ録音です。同じ時に演奏された「復活」はCD化されてい
ますが(現行UKクリティクス・チョイス 476 5762)、「亡き子・・・」は正規
盤として初登場となります。懐の深いクレンペラーの指揮のもとで、フェリア
ーは、詩とマーラーの音楽を深く掘り下げており、陰影の濃い素晴らしい歌唱
を聴かせてくれています。付録として、CBC放送が行なったフェリアーのインタ
ビューも収録されており、貴重な彼女の肉声とそこから溢れ出てくる豊かな人
間性にふれることが出来ます。




<MD+G>
30714952 \2080
プッチーニ:菊
レスピーギ:夕暮れ-弦楽四重奏とメゾ・ソプラノのための
ワーグナー:アルバムの綴り
フンパーディンク:弦楽四重奏曲 ハ長調
ヴェルディ:弦楽四重奏曲 ホ短調
ライプツィッヒ弦楽四重奏団、ルート・ツィーザク(S)
録音:2007年5月17-19日
このCDに登場する作曲家は、オペラや管弦楽曲の作曲家として知られており、
室内楽の分野においてそれほど高い評価を受けている訳ではありません。(レ
スピーギを同じオペラ作曲家に括っていいかは自信がありません。)しかし、
作曲家の手慰みというには惜しい魅力的な作品が並んでいます。ワーグナーの
優しい人間性の一面を伝えた「アルバムの綴り」を始め、ヴェルディ、プッチ
ーニなど、オペラ作家らしい歌心に溢れた四重奏曲となっています。レスピー
ギの「夕暮れ」では、ソプラノのツィーザクが名唱を聴かせて、花を添えてい
ます。

61314962 \2080
アウグスト・シュトラムへのオマージュ
シュライエルマヒャー:
Die Menschheit (2000) 声とプリペイド・ピアノのための
ハイジヒ:MARS SAUGT MUT (2006) フォノーラとサンプラーのための
リーム:ソプラノとピアノのための歌曲 作品1より
リューム:Urtod (1978) ピアノのための音画より
バーロウ:Textmusik (1971)  アウグスト・シュトラムの「Urtod」に基づく
フォーゲル:A.シュトラムの3つの詩(1922) バリトンとピアノのための
ヴァルデン:Heeresmarsch f?r August Stramm (1915)
シュライエルマヒャーによるフォノーラ・ヴァージョン
ラインホルド:Diamanten wandern ?bers Wasser(2001/2003)
メゾ・ソプラノとピアノのための
シュライエルマヒャー:
Frage! an August Stramm (2005/06) バス・フルートのための
バビット:Mehr Du (1991) メゾ・ソプラノ、ヴィオラとピアノのための
ステファン・シュライエルマヒャー(Pf)
ヒルデガルト・ヴィーダーマン(Ms)
フォルガー・ファルク(Br)
ラルフ・ミールケ(BassFlute)
ドロテア・ヘムケン(Va)
ヴォルフガンク・ハイジヒ(Phonola)
録音:2007年6月26-27日、7月12日
ピアニスト、作曲家として今日の現代音楽のシーンにおける第一人者である
シュライエルマヒャーの“オマージュ”シリーズ。それにしても「讃える人」
があまりにマニアックで、音楽分野でない部分でも色々勉強になります・・。
今回は、ドイツ表現主義の劇作家・詩人として名高い(らしいです。)アウグ
スト・シュトラムの詩にインスパイアされた作品集。シュライエルマヒャー
自身の作品に加え、ハイジヒ、リーム、バーロウ等、9人の現代作曲家の作品
が演奏されています。音響的にも様々な実験的な試みが行なわれており、聴
き応えのある内容です。

61414972 2枚組 \4160
シャイト:タブラトゥーラ・ノヴァ 第2集
コラール前奏曲「キリストは死の絆につかせ給えり」/同・「イエス=キリスト
よ、汝は讃えられよ」/反進行フーガ 他
フランツ・ラムル(Org&Harpsichord)
録音:2006年6月22-24日、タンゲルムンデ、聖シュテファン教会(Org)、
2007年7月22-23日、Rot a. d.Rot、聖ヴェレーナ教会
覚えていてくれた方がいれば、とてもうれしい。2003年に発売となったラムル
の「シャイト:タブラトゥーラ・ノヴァ 第1集」(614 11552)に続く第2集。
「タブラトゥーラ・ノヴァ」は“ドイツ・オルガンの父”と称されたザムエル
・シャイトの代表作です。演奏者のフランツ・ラムルは、1964年生まれ。ト
ン・コープマンにオルガンとチェンバロを師事し、1990年からはハーグ王立
音楽院のバロック・オルガンの教授を務め、演奏家としても精力的に活躍し
ています。

33712092 \2080
93712096(SACD-Hybrid) \2950
ショスタコーヴィチ:交響曲 第11番 ト短調 作品103「1905年」
ボン・ベートーヴェン管弦楽団
指揮:ローマン・コフマン
録音:2006年3月28-30日
"好評裡の内に着々と進行しているコフマン&ボン・ベートーヴェンO.による
ショスタコーヴィチ交響曲全集。今回は、「1905年」の副題を持つ「第11番」
の交響曲です。この交響曲は、1905年に起きた「血の日曜日事件」題材とし
て、交響曲というよりは、標題音楽として交響詩的な印象の強い作品です。
コフマンは必要以上に劇的な演奏効果を求めるのではなく、楽譜がそのまま
語り出してくるような味わい深い演奏を聴かせてくれます。残響の多い刺激
のない柔らかな録音もその表現と見事にマッチしています。




<ARION>
今回のアリオンは、名盤の復活が3タイトル。「出直りか・・・」と侮ること
なかれ!アリオンの代表盤といってもいい大注目盤です。

ARN268772 2枚組 \2900
J.S.バッハ:
無伴奏ヴェイオリンのためのソナタとパルティータBWV.1001-1006(全曲)
ジェラール・プーレ(Vn)
録音:1994-95年、サン・ピール聖堂、リュクスイス、フランス
“ディアパソン・ドール”を受賞したあの名盤が、大幅値下げでスリム・ボッ
クスに収められて再発売になります!プーレはARIONの看板アーティストです
が、最近では、東京芸大で教鞭を執ったり、日本のヴァイオリン・コンクール
の審査員を務めるなど、日本との関係性がより親密になっています。温かみの
ある優しい音色を持ったプーレのヴァイオリンは、確かなテクニックに裏打ち
された豊かな音楽性がバッハの名作の魅力をあますところなく堪能させてくれ
ます。
(オリジナル品番 ARN268640)

ARN468781 4枚組 \4800
シューベルト:四手のためのピアノ連弾曲集
CD1:幻想曲ヘ短調 D.940、ソナタ ハ長調 D.812、序曲 ヘ長調 D.675
CD2:創作主題による8つの変奏曲 D.813、4つのレントラー D.814、
アレグロ イ短調「人生の嵐」 D.947、2つのフランスのモティーフによるディ
ヴェルティメント D.823(作品63の1/作品84の1&2)
CD3:ハンガリー風ディヴェルティメント D.818、ソナタ 変ロ長調 D.617、
ロンド ニ長調 D.608、フランスの歌による変奏曲 D.624
CD4:ロンド イ長調 D.951、6つの大行進曲とトリオ D.819、
2つの性格的な行進曲 D.886、英雄的な大行進曲 D.885、
ドイツ風舞曲 第1番 D.618、軍隊行進曲 D.733、
創作主題による序奏と変奏曲 変ロ長調 作品82の2 D.603
ノエル・リー&クリスチャン・イヴァルディ(Pf)
リリースが少々遅れますが、“ラ・フォル・ジュルネ”のメイン・テーマに即
した再発売。シューベルトが作曲した四手のためのピアノ連弾曲集の中から有
名な作品をほとんど網羅した魅力のアルバムです。ARIONでもお馴染みのリー
&イヴァルディによる連弾は、ここでも息の合った演奏で楽しい“楽興の時”
を演出してくれます。オリジナル盤と較べると、こちらも大幅値下げです!

ARN268778 2枚組 \2900
ボエリー:ピアノ作品集
CD1:ソナタ 作品1の1、ソナタ作品1の2、モデラート・モルト・レガート
作品46の21、アレグロ 作品49の2*、小品 作品48の11、ソナタ 作品1の2*、
ジーグ 作品54の11*、モデラート 作品50の4*、テンポ・モデラート
作品52の11
CD2:カプリース 作品2の7, 9*,12,16,17,19,23,30、練習曲
作品6の12,13,15,18,23、組曲 作品16の2、練習曲 作品13の8-10,16,19,24
*=初CD化!
ジャクリーヌ・ロバン(Pf)
これを再発といって片付けていいとはちょっと思えない、非常に重要なアルバ
ム。ロバンの残した、(多分)世界で唯一のボエリー:ピアノ作品集。作品の録
音自体、非常に貴重なボエリーではありますが、現在流通しているほとんど全
てはオルガン作品だと思われます。94年に発売となったARN68260は、彼女の録
音の約半分をCD1枚に収めたものでした。今回、2枚組みでその完全な形が明ら
かになります。ですので、約半数の作品は初CD化!しかも特別価格でのリリー
スとなります。
ベートーヴェンの崇拝者であり、バッハ演奏の優れた解釈家でもあったアレク
サンドル・ピエール・フランソワ・ボエリー(1785-1858)。このピアノ作品を
一聴するところ「もうひとりのベートーヴェン!」と感じる方がいるかも知れ
ません。しかし、いずれの曲においても独特で詩的な香りを漂わすところは
ヴェルサイユ生まれのボエリーならでは。さらに、プッチーニやメシアンのア
ニヴァーサリー・イヤーとして知られる今年2008年は、実はボエリーの没後
150周年でもあります。
そして、これは悲しいニュースですが、まさにフランス的なピアニストとして
名を馳せたジャクリーヌ・ロバンは昨年亡くなったとのこと。このリイシュー
は彼女の追悼盤でもあるのです。

ARN68759 \2180
フォンターナ:1,2,3声のソナタ集
ソナタ 9番 (Vn+Fg)
ソナタ 2番 (Vn Solo)
ソナタ 4番 (Vn Solo)
ソナタ 5番 (Vn Solo)
ソナタ 3番 (Vn Solo)
ソナタ 11番 (2Vn)
ソナタ 13番 (2Vn+Fg)
ソナタ 6番  (Vn Solo)
ソナタ 12番 (Vn+Fg)
ソナタ 15番 (2Vn+Fg)
アンサンブル・アルマジェステ
エレーヌ・ヒューゼル(Vn)、マリー・ガルニエル=マルツゥッロ(Cor)、
ジェレミー・パパセルジオ(Fg)、エマニュエル・ガイゲス(Viola da gamba)、
フレデリック・バルダサーレ(Vc)、
アンジェリック・マウイロン(Triple harp)、
レミ・カッシーネ(Gt&Theorbo)、
セバスチャアン・デーリン(Harpsichord、Regal&Org)
ジョヴァンニ・バティスタ・フォンターナ(1589-1630頃)は、イタリア初期バ
ロックの作曲家であり、ヴァイオリニストでした。ソロや二重奏による本核的
な作品を作ったパイオニアだといわれています。このソナタ集は、彼の死後に
様々な曲種を組み合わせた形で出版されました。どの作品も単一楽章で書かれ
ており、テンポや性格の異なる曲想が交互に現われてきて変化に富んだ音楽の
魅力を味わうことが出来ます。




<AMBITUS>
AMB96908 \2180
ザイフェルト:鍵盤作品全集
「我、主を誉め讃えん」(オルランド・ディ・ラッソのモテットより) 
第1部&第2部、「ベツレヘムの幼子」による変奏曲
ファンタジア、他
マティアス・シュナイダー(Org)
ピエトロ・ナッキーニ・オルガン Ospedaletto(Santa Maria Derelitti) in 
Venice
バロック初期にオランダで活躍したスウェーリンクに師事したダンツィッヒ
出身のオルガニスト、パウル・ザイフェルト(1586-1666)による鍵盤楽器のた
めの作品全集。宗教音楽の声楽曲をベースに書かれたこれらの作品は、オル
ガンの幻想的な響きを生かして色彩的な音楽を聴かせてくれます。

AMB96907 \2180
コントラバスとピアノのためのコンサート
ヒンデミット:コントラバス・ソナタ
プロット:ソナタ 「1963」
トロヴァヨーリ:“Sconcerto”-コントラバスとピアノのための組曲 
*世界初録音
ジェンス・ボンハルト(Cb)
ロベルト・パルッツォ(Pf)
なぜか、やたらとコントラバス録音に積極的なAmbitus。美人女性ベーシスト、
フックによるピアソラ(AMB96870)や、ライネッケのVnとCbのデュオ作品集
(AMB96882)などご記憶にあるかと思います。なので、なんてったってオリジ
ナルのヒンデミットのコントラバス・ソナタが出てきたからといって、いま
さら驚いたりしません。それでもやっぱり、ちょっと珍しいコントラバスと
ピアノのデュオ作品集です。ヒンデミットから、映画音楽作家としても名高
いトロヴァヨーリや“カルメン・ファンタジー”のジャズ風アレンジが有名
なプロートのソナタまで、三つの異なった性格の音楽が楽しめます。トロヴァ
ヨーリの作品は世界初録音。

AMB96911 \2180
クレムスタイン:室内楽作品集
五重奏曲(2Vn、2Va、Vc)、トリオ(Pf、Vn、Vc)、四重奏曲(Pf、Vn、Va、Vc)、
序奏、主題と変奏曲(String Trio)
シルヴィア・ラインハルト、ホルガー・グロース、
アレクサンダー・クレムスタイン(Vn)
エヴァーフェルト・クレムスタイン、ウルス・スティーラー、
アントン・ボネフ(Va)
ヘルマール・スティーラー、エミル・ベッキル、
フィリップ・ハーグマン(Vc)
エレナ・ポリャコーヴァ、カティア・ボースカラット(Pf)
クレムスタインはレーガー四重奏団のヴィオリストとしてそのキャリアをスタ
ートし、室内楽団を設立するなど教育やマネージメント分野でも活躍していま
す。作曲を始めたのは1985年。それまでのキャリアを生かし、特に弦楽器を含
む室内楽作品を多く手がけています。前作は「ヴァイオリンのための作品集」
(AMB96814 2001年発売)でしたが、今回は、様々な楽器による組み合わせを楽
しめる室内楽作品集。もちろんご本人も登場しています。約7年ぶりのリリー
スとなりますが、スペインやラテン・アメリカ的なモティーフが後期ドイツ・
ロマン主義的語法で表現され、室内楽を知り尽くした強みを発揮しています。

AMB96912 \2180
J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調BWV.565
スタンレー:ヴォランタリー
モーツァルト:幻想曲ヘ短調 K.608
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲
エルガー:威風堂々第1番 ほか全9曲
トーマス・トロッター(Org)
2005年6月30日 ライヴ録音
古典的なオルガン作品から、ワーグナーやエルガーの作品を編曲した作品まで
幅広い演奏でオルガンの醍醐味を味合わせてくれるトロッターによる演奏を収
録。2005年ムジカ・サクラのニュルンベルク国際オルガン週間でのライヴ。




<CADENZA>
CAD800856 \2180
フィンクベイナー:
33の小品、ビルケナウ、暴力!-暴力?、始まりからの疑惑
エルンスト・ブライデンバッハ(Pf)、ルッディガー・ヤコブセン、
カリーナ・フォーゲル(Fl)、ステファン・バートマン(Cl)、
ウーヴェ・ディルクセン(Tb)、他
オルガンをヴァルヒャに、作曲をヘッセンベルクとヘルマン・ヘイスに師事
したフィンクベイナー(1929- )の代表作を収録。

<Brilliant Classics>
BRL 93554 60枚組 \12400
ブラームス:作品全集
今度はブラームス。ブリリアントレーベルが誇る名演奏が集結。
管弦楽曲
Disc. 1
交響曲第1番
ヤープ・ファン・ズヴェーデン指揮、
ネザーランド・フィルハーモニー管弦楽団
Disc. 2
交響曲第2番
ヤープ・ファン・ズヴェーデン指揮、
オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
Disc. 3
交響曲第3番、第4番
ヤープ・ファン・ズヴェーデン指揮、
ネザーランド・フィルハーモニー管弦楽団
Disc. 4
大学祝典序曲、悲劇的序曲、ハイドン主題による変奏曲Op.56a、
セレナーデ第2番
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮、
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴァーノン・ハンドレー指揮、
アルスター管弦楽団
エイドリアン・ボールト指揮、
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
Disc. 5
セレナーデ第1番
フランス・ブリュッヘン指揮、
オランダ放送室内管弦楽団
Disc. 6
ハンガリー舞曲集(管弦楽版)
ネーメ・ヤルヴィ指揮、ロンドン交響楽団
Disc. 7
ピアノ協奏曲第1番
カーリン・レヒナー(ピアノ)、ベルリン交響楽団
Disc. 8
ピアノ協奏曲第2番
カーリン・レヒナー(ピアノ)、ベルリン交響楽団
Disc. 9
ヴァイオリン協奏曲、ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲
ボリカ・ファン・デン・ボーレン(ヴァイオリン)、ベルリン交響楽団
エミー・ヴェルヘイ(ヴァイオリン)、ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)、
アルパド・ヨー指揮、アムステルダム・フィルハーモニー管弦楽団
室内楽曲
Disc. 10
ピアノ四重奏曲第1番、第3番
デレク・ハン(ピアノ)、イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)、
ブルーノ・ジェランナ(ヴィオラ)、アラン・ミュニエール(チェロ)
Disc. 11
ピアノ四重奏曲第2番
デレク・ハン(ピアノ)、イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)、
ブルーノ・ジェランナ(ヴィオラ)、アラン・ミュニエール(チェロ)
Disc. 12
弦楽五重奏曲集
ブレット・ディーン(ヴィオラ)、ブランディス弦楽四重奏団
Disc. 13
クラリネットソナタ集
カール・ライスター(クラリネット)、フェレンツ・ボクナー(ピアノ)
Disc. 14
クラリネット五重奏曲、弦楽四重奏曲第2番
カール・ライスター(クラリネット)、ブランディス弦楽四重奏団
東京弦楽四重奏団
Disc. 15
弦楽四重奏曲第1番、第3番
東京弦楽四重奏団
Disc. 16
ホルン三重奏曲、ピアノ五重奏曲
ナッシュ・アンサンブル
Disc. 17
ヴァイオリンソナタ集
ジェルジ・パウク(ヴァイオリン)、ロジャー・ヴィニョールズ(ピアノ)
Disc. 18
チェロソナタ集
ヘレ=ヤン・ステゲンガ(チェロ)、フィリップ・アントルモン(ピアノ)
Disc. 19
弦楽六重奏曲集
アルバーニ弦楽四重奏団
Disc. 20
ピアノ三重奏曲第1番、第3番
ヨーゼフ・カリクシュタイン(ピアノ)、ハイメ・ラレード(ヴァイオリン)、
シャロン・ロビンソン(チェロ)
Disc. 21
ピアノ三重奏曲第2番、クラリネット三重奏曲
ヨーゼフ・カリクシュタイン(ピアノ)、ハイメ・ラレード(ヴァイオリン)、
シャロン・ロビンソン(チェロ)
カール・ライスター(クラリネット)、ヴォルフガング・ベッチャー(チェロ)、
フェレンツ・ボグナー(ピアノ)
Disc. 22
ヴィオラソナタ集、ピアノ三重奏曲Op. Posth.、
ヴァイオリンとピアノのためのスケルツォ
今井信子(ヴィオラ)、ハリス・ゴールドスミス(ピアノ)
レオナルド・トリオ
Disc. 23
二台のピアノのためのソナタ
ベゴニャ・ウリアルテ、カール=ヘルマン・ムロンゴヴィウス(ピアノ)
Disc. 24
ハイドンの主題による変奏曲Op.56b、シューマンの主題による変奏曲、
ワルツ集、ピアノ連弾曲集
ブラーシャ・イーデン、アレクサンダー・タミール(ピアノ)
Disc. 25
ハンガリー舞曲集(ピアノ連弾版)
ヘクトル・モレノ、ノルベルト・カペッリ(ピアノ)
ピアノ独奏曲集
Disc. 26
4つのバラード、2つの狂詩曲、8つの小品Op.76
ホーカン・アウストボ(ピアノ)
Disc. 27
幻想曲集、3つの間奏曲、6つの小品Op.118、4つの小品Op.119
ホーカン・アウストボ(ピアノ)
Disc. 28
ピアノソナタ第1番、スケルツォOp.4
カメラン・トゥラン(ピアノ)
Disc. 29
ピアノソナタ第2番、第3番
アラン・ワイス(ピアノ)
Disc. 30
パガニーニの主題による変奏曲、ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ
ヴォルフラム・シュミット=レオナルディ(ピアノ)
Disc. 31
創作主題による変奏曲、ハンガリー民謡による変奏曲、
シューマンの主題による変奏曲
ヴォルフラム・シュミット=レオナルディ(ピアノ)
Disc. 32-33
ピアノ小品集
ルイス・デミトリアス・アルヴァニス(ピアノ)
声楽曲集
Disc. 34
ドイツ・レクイエム
アンナ・トモワ・シントウ(ソプラノ)、ギュンター・ライプ(バリトン)、
ヘルムート・コッホ指揮、ベルリン放送交響楽団
Disc. 35
勝利の歌、アヴェ・マリア、運命の歌、悲歌、葬送歌
ボー・スコウフス(バリトン)、
ゲルト・アルブレヒト指揮、デンマーク国立放送交響楽団、合唱団
Disc. 36
運命の女神の歌、アルト・ラプソディ、カンタータ「リナルド」
アンナ・ラルッソン(アルト)、
ゲルト・アルブレヒト指揮、デンマーク国立放送交響楽団、合唱団
Disc. 37-44
合唱曲集
ニコル・マット指揮、ヨーロッパ室内合唱団
Disc. 45-57
歌曲集
クリスティアン・エルスナー(テノール)、
インゲボルク・ダンツ(アルト)、
ミヒャエル・フォレ(バリトン)、
シュテファニー・イラーニ(メゾ・ソプラノ)、
ロベルト・モルヴァイ(テノール)、レネケ・ルイテン(ソプラノ)、
ミヒャエル・ナギー(バリトン)、レベッカ・シュテール(メゾ・ソプラノ)、
アントニア・ブルヴェ(ソプラノ)、レティツィア・シェラー(ソプラノ)、
フランツィスカ・ゴットヴァルト(アルト)、シモーネ・ノルト(ソプラノ)
ヘルムート・ドイチュ、ブルクハルト・ケーリング、ゲロルト・フーバー、
カール=ペーター・カンメルランダー、フェレンツ・ボグナー、
エイドリアン・バイアーヌ、アンドレアス・ルセヴィチ、
ハンス・アドルフセン、トビアス・ハルトリープ(ピアノ)
Disc. 58-59
女声合唱曲集
ニコル・マット指揮、ヨーロッパ室内合唱団
Disc. 60
オルガン作品集
ニコラス・ダンビー、クリスティアン・シュミット(オルガン)
※一部収録曲順番が入れ替われる場合があります。ご了承ください。




<EINSATZ RECORDS>
EZCD 016 \2300
ハイドン:交響曲第45番「告別」、第96番「奇蹟」
アンドレ・クリュイタンス指揮
パリ音楽院管弦楽団
ベルギーに生まれた名匠クリュイタンスは1955年にフランス人系指揮者とし
て初めてバイロイト音楽祭に登場、またベルリン・フィルとベートーヴェン
の交響曲全集を完成させるなど、フランス音楽のみならずドイツ音楽にも手
腕を発揮しました。しかし遺した録音は、やはりフランス系作品が多く、独
墺系レパートリーは決して多いとは言えません。その中で、古典派交響曲の
傑作であるこのハイドンの2曲はまさに貴重な音源であり、ドイツ的な重厚さ
とフランス的な優美さを併せ持った、クリュイタンスのみが成し得る類稀な
ハイドン演奏であります。
原盤:仏COLUMBIA FCX-462からの復刻。
録音:1950年代
国内盤仕様…日本語帯付、裏面の曲目トラックリストも日本語併記 簡単な
解説も封入しております



<MEMBRAN>
MEMBRAN 231555 5枚組 \3380
グリーグ:ピアノ曲集
抒情小品集より、ソナタOp.7、4つの小品Op.1より、詩的な音の絵Op.3より、
人々の生活の情景Op.19より、25のノルウェーの民謡と踊りOp.17より、
4つのアルバムの綴りOp.28、2つのノルウェー民謡による即興曲Op.29、
組曲「ホルベアの時代から」Op.40、バラードOp.24、
伝承によるノルウェー民謡のピアノ編曲Op.66より、
ノルウェーの農民舞曲Op.72より、気分Op.73より
イザベル・モウラオ(pf)

MEMBRAN 231557 5枚組 \3380
シューベルト:交響曲全集
序曲 変ロ長調D.470、イタリア風序曲 ハ長調D.591
ペーター・マーク指揮、フィルハーモニア・フンガリカ

MEMBRAN 231556 5枚組 \3380
チャイコフスキー:ピアノ曲全集
2つの小品Op.1、ピアノソナタOp.80、ヴァルス・カプリースOp.4、
ヴァルス・スケルツォOp.7、カプリッチョOp.8、3つの小品Op.9、
2つの小品Op.10、6つの小品Op.19、ひとつの主題による6つの小品Op.21、
四季Op.37、ピアノソナタOp.37、子供のためのアルバムOp.39、
中くらいの難しさの12の小品Op.40、6つの小品Op.51、ドゥムカOp.59、
18の小品Op.72、他
マイケル・ポンティ(pf)

MEMBRAN 231566 4枚組 \2980
ドビュッシー:管弦楽曲集
ピアノと管弦楽のための幻想曲、牧神の午後への前奏曲、夜想曲、海、
管弦楽のための「映像」、バレエ曲「カンマ」「遊戯」「おもちゃ箱」、
聖セバスティアンの殉教、狂詩曲、レントより遅く、
民謡の主題によるスコットランド行進曲、英雄的な子守歌、放蕩息子、
春、バッカスの勝利、リア王
ルイス・デ・フロメント指揮、ルクセンブルク放送交響楽団

MEMBRAN 231723 4枚組 \2980
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集全曲
マルティン・ガリング(Cemb)




<WARNER Box>
WARNER 2564 696898 16枚組 \6750
ミャスコフスキー:交響曲全集
エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮、
ロシア国立交響楽団、他

WARNER 2564 696735 5枚組 \4750
ザ・リゲティ・プロジェクト-リゲティ作品集
室内協奏曲、ピアノ協奏曲、ロンターノ、アトモスフェール、アパリシヨン、
サンフランシスコ・ポリフォニー、チェロ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲、
ハンブルク協奏曲、レクイエム、アヴァンチュール、チェロソナタ、他
シェーンベルクアンサンブル、ベルリンフィル、ジョナサン・ノット、他

WARNER 2564 696734 5枚組 \3500
シャロン・カム(Cla)コレクテッド レコーディングス
モーツァルト、クロンマー、ウェーバー、コープランド、ペンデレツキらの
クラリネット協奏曲、他

WARNER 2564 696943 6枚組 \4050
モーツァルト:ピアノソナタ全集
アレクセイ・リュビモフ(pf)

WARNER 2564 696519 6枚組 \4050
ヘンデル・エディション第2集
オラトリオ「時の真理の勝利」、歌劇「テゼオ」「ゴールのアマディージ」
マルク・ミンコフスキ指揮、グルノーブル・ルーヴル宮音楽隊、他

WARNER 2564 696503 5枚組 \3500
ハイドン・エディション第2集
ハイドン:ピアノ三重奏曲集
トリオ・フォントネ、他
シュレーダー(Vln)メラー(Vc)アスペレン(Cemb)

WARNER 2564 696869 5枚組 \3500
モーツァルト:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第9番K.271、第12番K.414、第13番K.415、第14番K.449、
第17番K.453、第19番K.459、第20番K.466、第21番K.467、第23番K.488、
第26番K.537、第27番K.595、ロンドK.382、K386、K511
マリア・ジョアン・ピリス(pf)



<Opus Arte DVD>
OA 0990(DVD-Video) 2枚組 \5480
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」
フィガロ: アーウィン・シュロット
スザンナ: ミア・パーション
バルトロ: ジョナサン・ヴェイラ
マルチェッリーナ: グラシエラ・アラヤ
ケルビーノ: リナート・シャハム
アルマヴィーヴァ伯爵: ジェラルド・フィンリー
ドン・バジーリオ: フィリップ・ラングリッジ
アルマヴィーヴァ伯爵夫人: ドロテア・レッシュマン
アントーニオ: ジェレミー・ホワイト
ドン・クルツィオ: フランシス・エジャートン
バルバリーナ: アナ・ジェームス
最初の花嫁介添人: グレニス・グローヴス
二番目の花嫁介添人: ケイト・マッカーニー
指揮:アントニオ・パッパーノ
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
演出:デイヴィッド・マクヴィカー
美術・衣裳: タニア・マッコーリン  
照明: ポーレ・コンスタブル  
演出補: レア・ハウスマン 
2006年2月13、17日 コヴェント・ガーデン王立歌劇場(ロンドン)における
ライヴ収録
字幕 英・仏・独・西・伊
ロイヤル・オペラによるモーツァルト生誕250周年の目玉として上演されたの
が、この《フィガロの結婚》だ。オペラ指揮者として着実にその頂点に立ちつ
つあるパッパーノ、現在もっとも英国で人気の高い演出家マクヴィカー、そし
て、若々しくフィガロを歌うシュロット、高度な歌唱と演技を余裕たっぷりに
披露する伯爵役のフィンリーなど実力派の歌手陣を揃え、記念年にふさわしい
豪華な舞台となった。召使たちのパントマイムで始まる序曲から最終場面ま
で、無駄なく、流暢にまとめた機能的な演出もすばらしい。(解説:鈴木淳史)

OA 7002BD(Blu-ray-DISC) \5480
モーツァルト:歌劇「魔笛」
タミーノ:ヴィル・ハルトマン
パミーナ:ドロテア・レッシュマン
夜の女王:ディアナ・ダムラウ
ザラストロ:フランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒ
パパゲーノ:サイモン・キーンリーサイド
パパゲーナ:アイリッシュ・タイナン
モノスタトス:エイドリアン・トンプソン
第一の侍女:ジリアン・ウェブスター
第二の侍女:クリスティーン・ライス
第三の侍女:イヴォンヌ・ハワード
弁者:トーマス・アレン
指揮:コリン・デイヴィス
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
演出:デイヴィッド・マクヴィカー
2003年1月27日 コヴェント・ガーデン王立歌劇場(ロンドン)におけるライヴ
収録
本編:英語・フランス語・スペイン語
特典:ドイツ語・フランス語・イタリア語
オペラ作品初のブルーレイディスク、オーパス・アルテよりリリース! 同月
発売の国内盤DVD、コヴェント・ガーデンの《魔笛》のブルーレイ・バージョ
ンです。英BBCのスタッフが総力を結集して収録したハイビジョン映像を、大
容量ハイスペックディスク、ブルーレイの高精細映像で楽しめます。その驚く
べき解像度と臨場感をぜひとも体感してください!
※同月当社より発売の国内盤DVD《魔笛》(TDBA-5016-7)と同一映像。こちらは
直輸入盤につき日本語字幕はついておりません。
※本ディスクはブルーレイ専用プレイヤー以外では再生できません。

<CARUS>
83.215(SACD-Hybrid) 2枚組 \3450
メンデルスゾーン:オラトリオ「エリア」
レティツィア・シェレール(Letizia Scherrer:ソプラノ)
ルネ・モロク(Renee Morloc:アルト)
ヴェルナー・ギューラ(Werner Gura:テノール)
ミヒャエル・フォレ(Michael Volle:バス)
シュトゥツトガルト室内合唱団、シュトゥットガルト・クラシック・フィル
フリーダー・ベルニウス指揮 2007年1月録音

83.218(SACD-Hybrid) 2枚組 \3450
ューベルト:歌劇「シャクンタラ (Sakontala)」 D.701(ラスムーセン版)
ジモーネ・ノルト(Simone Nold:シャクンタラ:ソプラノ)
ドナート・ホーヴァール(Donat Havar:ドウシャンタ王:テノール)
マーティン・スネル(Martin Snell:バス)
スティーヴン・ロージス(Stephan Loges:バス)
シュトゥツトガルト室内合唱団、ブレーメン・ドイツ室内フィル
フリーダー・ベルニウス指揮 2006年10月録音
古代インドの戯曲をもとにフォン・ノイマンが書き下ろしたドイツ語の魔法劇
を3幕のオペラとしてシューベルトが作曲(未完)。今回、デンマークの作曲家
カール・オーエ・ラスムセン(Karl Aage Rasmussen b1947)によって2幕のオペ
ラとして完結された版を使用して演奏。世界初録音と成ります。

83.405(SACD-Hybrid) \2380
ヴィエルヌ:オルガン交響曲第4、5番
ヴィエルヌ(Louis Vierne 1870-1937):
(1)オルガン交響曲第3番 嬰ヘ短調 op.28
(2)オルガン交響曲第5番 イ短調 op.47
サミュエル・クンマー(Samuel Kummer:オルガン) 2007年11月録音
Frauenkirche Dresden(ドレスデン聖母教会)オルガンを使用

83.415 \2380
ライプツィッヒ・バッハ・コレギウムによるソナタとコンチェルト集
(1)ウィリアム・コーベット(William Corbett:1675-1748) 
(2)J.S.バッハ
(3)ゴットフリート・フィンガー(Gottfried Finger:1660-1730)
(4)A.ヴィヴァルディ (5)J.C.バッハ (6)T.アルビノーニ 他
トランペットを中心とした室内楽のソナタとコンチェルトの名曲を集めたオム
ニバス盤です。
ライプツィッヒ・バッハ・コレギウム Leipziger Bach-Collegium
ルートヴィヒ・ギュトラー(Ludwig Guttler:トランペットと指揮) 
2007年10月録音



<ACOUSENCE>
ACO-CD20808 \2380
ジョリヴェ:ピアノ協奏曲(赤道地方協奏曲)
(1)ジョリヴェ(Andre Jolivet : 1905-1974)
ピアノ協奏曲
パスカル・ガレ(ピアノ)
(2)ラヴェル
「夜のガスパール」 マリユス・コンスタン Marius Constant (1925-2004)
により1990年に編曲された管弦楽版
(3)ドビュッシー
「喜びの島」 ベルナルド・モリナーリ Bernardo Molinari (1880-1958)
により1990年に編曲された管弦楽版
ジョナサン・ダーリントン指揮デュイスブルグ・フィル ライブ録音
ジョリヴェのピアノ作品に精通しアルバムも出すピアニスト、パスカル・ガレ
を迎えたピアノ協奏曲。
※ジョリヴェ:ピアノ協奏曲
フランス国営放送からの依頼で熱帯地域におけるフランス植民地の音楽が多く
の民族的打楽器と共に全3楽章(アフリカ、極東、ポリネシア)にそれぞれ用い
られている1950年に作曲されたパワフルで呪術的な曲です。



<TACET>
TACET 987 \2380
イグムノフ他、歴史的名ピアニストによるブラームス小品集 Vol.2
Welte-Mignon(ピアノ・ロール)
1. オルガ・サマロフ(Olga Samaroff : 1882-1948)
2. エリー・ナイ(Elly Ney : 1882-1968)
3. ヨゼフ・ペンバウアー(Joseph Pembaur, Jr : 1875-1950)
4. エミル・パウル(Emil Paur : 1855-1932)
5. エルンスト・フォン・ドホナーニ(Ernst von Dohnanyi : 1877-1960)
6. カール・フリートベルク(Carl Friedberg : 1872-1955)
7. コンスタンチン・イグムノフ(Konstantin Igumnov : 1873-1948)
8. ファニー・デイヴィス(Fanny Davies : 1861-1934)
9. アルトゥール・シュナーベル(Artur Schnabel : 1882-1951)
10. アルトゥール・ニキシュ(Arthur Nikisch : 1855-1922 )
11. ジョゼフ・レヴィーン(Josef Lhevinne : 1874-1944)
以上、12人の歴史的名ピアニストにより1905-1919年の間、ピアノロールに残
されたブラームスの小品集16曲を収録

TACET 990 \2380
ニキシュ他、歴史的名ピアニストによるブラームス小品集 Vol.1
Welte-Mignon(ピアノ・ロール)
1. エミル・パウル(Emil Paur : 1855-1932)
2. ファニー・デイヴィス(Fanny Davies : 1861-1934)
3. ヴァルター・ギーゼキング(Walter Gieseking : 1895-1956)
4. ヴァルター・レーベルク(Walter Rehberg : 1900-1957)
5. ルドルフ・ガンツ(Rudolf Ganz : 1877-1972)
6. オシップ・ガブリローヴィチ(Ossip Gabrilovich : 1878-1936)
7. カール・フリートベルク(Carl Friedberg : 1872-1955)
8. アルトゥール・ニキシュ(Arthur Nikisch : 1855-1922 )
9. Hubert Folhr : 1869-1922、10. Hans Haass : 1897-1955
11. Richard Singer、12. George Zscherneck
以上、12人の歴史的名ピアニストにより1905-1923年の間、ピアノロールに残
されたブラームスの小品集16曲を収録




<MYTO HISTRICAL>
この2アイテムは、アーティスト自身からの特別なサポートを得て発売に至っ
ております。つきましては通常のMYTO HISTRICALシリーズよりも価格が高くな
っておりますが、ご理解頂けますよう宜しくお願い致します。

MYTO 154 \1550
マーラ・ザンピエーリ(ソプラノ) ヴェリズモ・ヒロインズ
プッチーニ:「もし、あなたが可愛かったら」(「ヴィッリ」より)
「この柔らかなレースの中で」(「マノン・レスコー」より)
「歌に生き、恋に生き」(「トスカ」より)
「ソレダートにいたとき」(「西部の娘」より)
マスカーニ:
「ママも知るとおり」(「カヴァッレリア・ルスティカーナ」より)
レオンカヴァッロ:「大空を晴れやかに」(「道化師」より)
カタラーニ:
「遠くへ行かないで」「今は安らぎもなく」(「ラ・ワリー」より)
ジョルダーノ:「私の亡くなった母が」(「アンドレア・シェニエ」より)
他 名アリア20曲を収録(ステレオ録音)
太く強靭な声で、力強く輝かしい高音域から豊かな中、低音域を持つリリコ・
スピント・ソプラノとして活躍するマーラ・ザンピエーリ(Mara Zampieri
1952- )による、オペラのアリア集(新作)です。

MYTO 156 \1550
ジャン・ジャコモ・グェルフィ(バリトン) アリアとデュエット集
ロッシーニ:「動くんじゃないぞ」(「ウィリアム・テル」より)
ヴェルディ:
「ユダヤの神よ」(「ナブッコ」より)、「裏切り者め」(「マクベス」より)
「伴侶を選ぶ事は、聖なる事」(「ルイーザ・ミラー」より)、
「クレド」(「オテロ」より)
「アルヴァーロ、隠れても無駄だ」(「運命の力」より)
プッチーニ:「ミニー、家を出てから俺は」(「西部の娘」より)
他 名アリアとデュエット21曲を収録
力強く豊かな声質を持ったイタリア生まれのバリトン、ジャン・ジャコモ・
グェルフィ(Gian Giacomo Guelfi 1929- )によるアルバム(新作)です。


<MYTO HISTRICAL>
MYTO 153 2枚組 \1750
マリア・カラス ベッリーニ:歌劇「ノルマ」
マリア・カラス(ノルマ)、マリオ・デル・モナコ(ポリオーネ)
シュリエッタ・シミオナート(アンダルジーザ)、
ニコラ・ザッカリア(オロヴェーゾ)
ガブリエッラ・カルトゥラン(クロティルデ)、
ジュゼッペ・ザンピエーリ(フラーヴィオ)
アントニーノ・ヴォットー指揮
ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団 1955年12月7日
年代の古さを感じさせる音質です。

MYTO 155 2枚組 \1750
マリア・カラス ロッシーニ:歌劇「アルミーダ」
マリア・カラス(アルミーダ)、フランチェスコ・アルバネーゼ(リナルド)
マリオ・フィリッペスキ(ジョルナンド)、
アレッサンドロ・ジリアーニ(ゴッフレード)
ジャンニ・ライモンディ(カルロ)、
アントニオ・サルヴァレッツァ(ウバルド)
トゥリオ・セラフィン指揮
フィレンツェ五月祭管弦楽団、合唱団 1952年4月26日
年代の古さを感じさせる音質です。

MYTO 157 2枚組 \1750
ボリス・クリストフ マスネ:歌劇「ドン・キホーテ」
ボリス・クリストフ(ドン・キホーテ)、
カルロ・バディオーリ(サンチョ・パンサ)
テレサ・ベルガンサ(ドゥルシネ)
アルフレード・シモネット指揮
RAIミラノ交響楽団、合唱団 1957年5月25日
良い音質です。

MYTO 160 2枚組 \1750
ベッリーニ:歌劇「清教徒」
リーナ・パリウーギ(エルヴィーラ)、マリオ・フィリッペスキ(アルトゥーロ)
ローランド・パネライ(リッカルド)、
セスト・ブルスカンティーニ(ジョルジョ)
フランコ・カラブレーゼ(ヴァルトン卿)
フェルナンド・プレヴィターリ指揮
RAIローマ交響楽団、合唱団 1952年1月5日
以前、CERTRAレーベル他で発売あり。年代の古さを感じさせる音質です。

MYTO 161 2枚組 \1750
ヨッフム指揮 ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」
ハンス・ホップ(フロレスタン)、レオニー・リザネク(レオノーレ)
フェルディナント・フランツ(ドン・ピツァロ)、
ルートヴィヒ・ヴェーバー(ロッコ)
ハンス・ブラウン(ドン・フェルナンド)
エリーザベト・リンダーマイアー(マルツェリーネ)
オイゲン・ヨッフム指揮RAIローマ交響楽団、合唱団 1957年12月22日
良い音質です。




<ARCHIPEL>
ARPCD0379 \1050
ベートーヴェン:
(1)ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 op.15
(2)ピアノ協奏曲第4番 ト長調 op.58
エミール・ギレリス(ピアノ)
クルト・ザンデルリング指揮レニングラード・フィル 1957/58年
良い音質です。

ARPCD0380 \1050
ベートーヴェン:
(1)ピアノ協奏曲第5番「皇帝」 変ホ長調 op.73
ロベール・カサドシュ(ピアノ) 1955年9月19日
(2)ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.61
ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン) 1952年10月26日ライヴ
ディミトリ・ミトロプーロス指揮ニューヨーク・フィル
「皇帝」にマスターに起因する音の濁り等が聴かれます。
ヴァイオリン協奏曲の音質はとても良いです。

ARPCD0382 \1050
(1)シューベルト:交響曲第9番「グレイト」 ハ長調 D.944
SDR交響楽団 1957年10月シュトゥットガルトでのスタジオ録音
(2)ベートーヴェン:交響曲第2番 ニ長調 op.36
ウィーン・フィル 1952年5月
カール・シューリヒト指揮
良い音質です。
シューベルトは初出かと思われます。

ARPCD0403 2枚組 \1750
(1)エルガー:オラトリオ「ゲロンティアスの夢」 op.38
ジョン・ヴィッカーズ(テノール)、
コンスタンス・シャクロック(メゾ・ソプラノ)
マリアン・ノヴォコフスキ(バス)
ジョン・バルビローリ指揮
RAIローマ交響楽団 1957年11月20日ライブ
(2)ベルリオーズ:幻想交響曲
ジョン・バルビローリ指揮
ハレ交響楽団 1947年1月2日ライヴ
良い音質です。
エルガーは初出かと思われます。




<ANDROMEDA>
ANDRCD5127 3枚組 \2150
ブラームス:
Disc.1
(1)ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 op.25 1949年
ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)、アドルフ・ブッシュ(ヴァイオリン)
フーゴー・ゴッテスマン(ヴィオラ)、ヘルマン・ブッシュ(チェロ)
(2)ピアノ四重奏曲第2番 イ長調 op.26 1932年
ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)、アドルフ・ブッシュ(ヴァイオリン)
カール・ドクトル(ヴィオラ)、ヘルマン・ブッシュ(チェロ)
Disc.2
(3)ピアノ五重奏曲 ヘ短調 op.34 1938年
ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)、ブッシュ弦楽四重奏団
(4)ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 op.100 1932年
アドルフ・ブッシュ(ヴァイオリン)、ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)
Disc.3
(5)ヴァイオリン・ソナタ第1番「雨の歌」 ト長調 op.78 1931年
アドルフ・ブッシュ(ヴァイオリン)、ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)
(6)ホルン三重奏曲 変ホ長調 op.40 1932年
オーブリー・ブレイン(ホルン)、アドルフ・ブッシュ(ヴァイオリン)
ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)
非常に古い録音が含まれています。マスターに起因する傷やノイズが聴かれま
す。ご注意ください。

ANDRCD5129 2枚組 \1750
モーツァルト:
(1)ピアノ協奏曲第10番(2台のピアノの為の)変ホ長調 K.365 1955年
(2)ピアノ協奏曲第12番 イ長調 K.414 1955年
(3)ピアノ協奏曲第18番 変ロ長調 K.456 1956年
(4)ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466 1956年
ロベール・カサドシュ(ピアノ)、ギャピー・カサドシュ(ピアノ)
ジョージ・セル指揮コロンビア交響楽団
とても良い音質です。ボーナス・トラックとしてロベール・カサドジュのピア
ノでベートーヴェン:ソナタ第26番「告別」、シューベルト:ソナタ第13番
(1932/39年録音)を収録

ANDRCD9037 2枚組 \1750
ハイドン:オラトリオ「天地創造」
アンネリース・クッパー(ガブリエル)、ヨゼフ・トラクセル(ウリエル)
ヨゼフ・グラインドル(ラファエル)、ヴァルター・ベリー(アダム)
ヨゼフ・カイルベルト指揮
ケルン放送交響楽団、合唱団 1957年12月21日
初出!非常に良い音質です。ボーナス・トラックとしてドヴォルザーク:交響
曲第9番「新世界」ヨゼフ・カイルベルト指揮聖チェチーリア音楽院管弦楽団
(1952年録音)を収録



<VENEZIA>
CDVE04307 3枚組 \2000
メシアン:幼子イエスにそそぐ20の眼差し
CD.1 第1-6曲
CD.2 第7-14曲
CD.3 第15-20曲
アントン・バタゴフ(ピアノ) 1989年
1曲、1曲にとても時間をかけた重厚で巨大な演奏です。

CDVE04308 4枚組 \2700
ブラームス:室内楽作品集
(1)ヴィオラ・ソナタ第1番 ヘ短調 op.120-1
(2)第2番 変ホ長調 op.120-2
ユーリ・バシュメット(ヴィオラ)、
ミハイル・ムンチャン(ピアノ)
1984年3月
(3)チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 op.38 
(4)第2番 ヘ長調 op.99
ダニエル・シャフラン(チェロ)、
フェリックス・ゴットリーブ(ピアノ)
1980年6月
(5)クラリネット五重奏曲 ロ短調 op.115
イワン・モズゴヴェンコ(クラリネット)
ボロディン弦楽四重奏団 1974年
(6)ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 op.25
(7)第2番 イ長調 op.26 
(8)第3番 ハ短調 op.60 
リューボフ・イェドリーナ(ピアノ)
ボロディン弦楽四重奏団 1974年
(9)ヴィオラ三重奏曲 イ短調 op.114
ユーリ・バシュメット(ヴィオラ)、ミハイル・ムンチャン(ピアノ)
ヴァレンチン・ベルリンスキー(チェロ) 1983年
CDVE04282(#2700000 042823)ヴァイオリン・ソナタ全集、交響曲全集に続く
アルバム。

CDVE04312 3枚組 \2000
チャイコフスキー:室内楽作品集
(1)ピアノ三重奏曲「偉大な芸術家の思い出」 イ短調 op.50
イーゴリ・ジューコフ(ピアノ)、
グレゴリー・フェイギン(ヴァイオリン)
ヴァレンティン・フェイギン(チェロ) 1973年
(2)弦楽四重奏曲 第1番 ニ長調 op.11 
(3)第2番 ヘ長調 op.22
(4)第3番 変ホ短調 op.30 
ボロディン弦楽四重奏団 1978/79年
ミハイル・コペリマン(ヴァイオリン)
アンドレイ・アブラメンコフ(ヴァイオリン)
ドミトリー・シェバーリン(ヴィオラ)
ヴァレンティン・ベルリンスキー(チェロ)
(5)弦楽四重奏曲 変ロ長調
(6)弦楽六重奏曲「フィレンツェの思い出」 二短調 op.70
ゲンリフ・タラリアン(ヴィオラ)、
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
ボロディン弦楽四重奏団 1952-65年録音
ロスティスラフ・ドゥビンスキー(ヴァイオリン)
ドミトリー・シェバーリン(ヴィオラ)
アレクサンドロフ・ヤロスラフ(ヴァイオリン)
ヴァレンティン・ベルリンスキー(チェロ)
CDVE04277(#2700000 042779)交響曲集、CDVE04305(#2700000 043059)協奏曲集
に続くアルバム。

CDVE04313 8枚組 \4750
チャイコフスキー:バレエ音楽全集
CD.1,2,3 (1)バレエ音楽「眠りの森の美女」 OP.66 1980年
CD.4,5  (2)バレエ音楽「くるみ割り人形」 op.71 1988年
CD.6,7,8 (3)バレエ音楽「白鳥の湖」 op.20 1988年
(4)交響的バラード「ヴォエヴォーダ」 op.78 1987年
エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮
ソビエト国立交響楽団
既に廃盤のCDVE84001(#2700000 840016)の再発売です。
カタログ番号、ジャケット装丁、マスターリングが新しく成っています。

<Brilliant Classics>
BRL 8949 17枚組 \7580
メシアン エディション 第1集
ウィリアム・タンケ(org)イングリット・カペレ(Sop)ペーター・ヒル(pf)
既発品番8639:オルガン作品全集(8枚組)、
品番7448:声楽曲全集(2枚組)にピアノ作品集(7枚組)をあわせたもの

BRL 8974 5枚組 \2550
アルヴェーン:交響曲全集
ネーメ・ヤルヴィ指揮、ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団
収録曲:スウェーデン狂詩曲全曲、ドラパ 「オスカル2世王の追憶に」Op.27、
黙示録カンタータOp.31よりアンダンテ・レリジョーソ、
バレエ組曲「放蕩息子」、バレエ音楽「山の王」Op.37、
交響詩「岩礁の伝説」Op.20、羊飼いの娘の踊り

BRL 8975 9枚組 \4380
ヒストリカル・ロシアン・アーカイヴ集
ヴラディーミル・ソフロニツキー(pf)名演奏集
収録曲:スクリャービン:ピアノソナタ第2番、第3番、第9番「黒ミサ」、
第10番、詩曲 作品32-2、作品44-1、皮肉 作品56-2、あこがれ 作品57-1、
ポロネーズ 作品21、練習曲 作品42-4、作品42-6、ワルツ 作品38、前奏曲
作品11-1-13、15-17、19-22、24、前奏曲 作品9-1、作品13-1、3、6、
作品15-1、作品16-2、4、5、作品22-2、詩曲 作品52-1、作品59-1、
2つの詩曲 作品69、翼のある詩曲 作品51-3、やつれの詩曲 作品52-3、
仮面 作品63-1、悪魔的詩曲 作品36、2つの舞曲 作品73、たよりなさ
作品51-1、アルバムの綴り 作品45-1、練習曲 作品42-5、作品8-12、
マズルカ 作品40-2
ボロディン:小組曲
プロコフィエフ:歳をとった祖母のおはなし
ラフマニノフ:
楽興の時 作品16-3、5、絵画的練習曲 作品33-2、8、作品39-2、4-6、8
ショパン:
マズルカ 作品67-4、作品6-3、4、作品41-1、2、作品17-1、作品33-1、3、
作品63-1、2、作品68-1-3、作品30-3、4、作品24-1、作品64-1、3、
作品70-2、3、バラード第3番、スケルツォ第1番、24の前奏曲 作品28、
ポロネーズ第1番、第6番「英雄」、練習曲 作品10-3、6、作品25-3、
夜想曲 作品9-2、作品37-2、作品48-1
ベートーヴェン:ピアノソナタ第15番「田園」
メンデルスゾーン:厳格な変奏曲 作品54
リスト:
巡礼の年 第1年スイスより 牧歌、第2年イタリアより 婚礼、物思い沈む人、
サルヴァトール・ローザのカンツォネッタ、ペトラルカのソネット第123番
シューベルト(リスト編):
都会、若き尼僧、浜辺にて、春の想い、水の上で歌う、影法師、魔王
シューベルト:
ピアノソナタ第21番D.960、第14番D.784、即興曲 作品90-3、
さすらい人幻想曲D.760
シューマン:色とりどりの小品 作品99、謝肉祭 作品9

BRL 93696 \540
モーツァルト(レヒトマン編):グランパルティータ(弦楽八重奏曲編曲版)
アマティ四重奏団、他

BRL 93698 4枚組 \2050
ダウランド:リュートのための作品全集
ヤコブ・リンドベルイ(Lute)

BRL 93699 2枚組 \1080
ベルワルド:交響曲全集
トマス・ダウスゴー指揮、デンマーク国立放送交響楽団

BRL 93700 3枚組 \1550
リスト:ピアノと管弦楽のための作品全集
ルイ・ロルティ、ネルソン・フレイレ(pf)
プラッソン指揮、ドレスデンフィルハーモニー管弦楽団、他
収録曲:ピアノ協奏曲、呪い、ベルリオーズの「レリオ」の主題による交響的
幻想曲、深き淵より、死の舞踏、ベートーヴェンの「アテネの廃墟」による
幻想曲、悲愴協奏曲、ハンガリー幻想曲、シューベルト(リスト編):さすらい
人幻想曲、他

BRL 93703 \540
ヴィヴァルディ:フルートソナタ全集
マリオ・フォレナ(Flu)、ロベルト・ロレッジャン(Cemb)、

<WEITBLICK>
SSS0076-2 \1980
ショスタコーヴィチ: 交響曲第10番
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ指揮
ベルリン・ドイツ交響楽団
録音:2003年5月4日フィルハーモニー・ベルリン・ライヴ、デジタル録音
巨匠スクロヴァチェフスキが、近年客演を繰返すドイツの名門ベルリン・ドイ
ツ響(旧西ベルリン放送響)の優秀さを存分に活かし、稀に見る緊張感を孕んだ
強烈な演奏の登場です。スクロヴァチェフスキは、当曲をマンチェスターのハ
レ管弦楽団とも録音しておりますが、オーケストラの能力には如何ともし難い
部分があったのは事実です。
スクロヴァチェフスキは、オーケストラに対し非常に要求の厳しい指揮者であ
り、その指示命令を完璧にこなすには、相当の技量を持ったオーケストラでな
いと上手くいかないことは、ファンなら良く知る所と言えましょう。ムラヴィ
ンスキーを想起させる辛口でキリリと引締った快速テンポが採用され、変幻自
在な棒さばきにドイツ響が見事に反応する様子は魔術のようです。音量の強弱、
大小のコントラストの強さは、凄絶を極めます。英語、日本語、ドイツ語のラ
イナーノート付。




<VAI>
VAIDVD 4448(DVD-Video) \3650
(1)レオンカヴァッロ:「道化師」ハイライト
(2)ビゼー:「カルメン」ハイライト
(1)マリオ・デル・モナコ(T カニオ)
レオカディア・マスレンニコワ(S ネッダ)
アレクス・イワノフ(Br トニオ)
カイサル・ファブリサノフ(T ベッペ)
エフゲニ・ヴェスコフ(Br シルヴィオ)
バシリエフ・ティエスコヴィニ(指揮)
ボリショイ劇場管弦楽団,合唱団
1959年6月、ボリショイ劇場
(2)イリーナ・アルヒポワ(Ms カルメン)
マリオ・デル・モナコ(T ドン・ホセ)
パヴェル・リシチアン(Br エスカミーリョ)他
アレクサンドル・メリク=パシャエフ(指揮)
ボリショイ劇場管弦楽団,合唱団
1959年6月、ボリショイ劇場
リージョン・オール、NTSC、白黒、4:3、MONO、
字幕:英仏独西伊、91m
マリオ・デル・モナコが1959年にモスクワのボリショイ劇場に客演した際の収
録。いずれもデル・モナコだけがイタリア語、その他は歌手も合唱もロシア語
での歌唱。デル・モナコは1959年2,3月に来日、「オテッロ」と「カルメン」
を歌った半年後。ここでも非常に熱の入った歌唱と演技である。加えて当時の
ボリショイ劇場の非常に高い水準が上演を白熱したものにしている。特に戦後
ソ連を代表するメッゾソプラノ、アルヒポワのカルメンはデル・モナコのホセ
に一歩も引けを取らない。

VAIDVD 4394(DVD-Video) \4050
グルック:「オルフェとユリディス」
レオポルド・シモノー(T オルフェ)
ピエレット・アラリー(S ユリディス)
クレール・ガニエ(S アムール)
オットー=ウェルナー・ミュラー(指揮)
カナダ放送管弦楽団,合唱団
収録:1961年、リージョン・オール、NTSC、白
黒、4:3、MONO、字幕:独英仏伊、88m
往年のカナダを代表するテノール、レオポルド・シモノーと、その妻のソプラ
ノ、ピエレット・アラリーによるグルックの「オルフェとユリディス」の映像。
この作品は、ウィーンで初演された「オルフェオとエウリディーチェ」を1774
年にのパリでの上演に改作したもの。このカナダ放送製作の映像では初演当時
を偲ばせる優美な衣装と典雅な舞踊が楽しめる。

VAIDVD 4444(DVD-Video) \3380
「ヴィオレットとミスターB」(ドキュメンタリー)
ヴィオレットの指導風景(1960-1970年)
(バランシン振り付け:フォーレ「エメラルド」、ショパンの音楽による「集会
の踊り」、ブラームスの音楽による「愛の歌のワルツ」、チャイコフスキーの
音楽による「パ・ド・ドゥ」、ジェローム・ロビンス振り付け:ショパンの音
楽による「夜に(イン・ザ・ナイト)」)

ヴィオレット・ヴェルディ(バレリーナ)
制作:2001年
リージョン・オール、NTSC、カラー、4:3、MONO、字幕:英仏、75m
ヴィオレット・ヴェルディを中心としたドキュメンタリー。ヴィオレット・ヴェ
ルディは、1933年生まれのフランスのバレリーナ。1950年代から70年代にかけ
て国際的な活躍をした。この映像では、彼女がエリザベート・モラン、イザベ
ル・ゲラン、エリザベート・プラテル、ニコラ・ル・リシュといったバレリー
ナを指導している様子を収録。題名のミスターBとはジョージ・バランシンのこ
と。彼の振り付けの、フォーレの音楽による「エメラルド」、ショパンの音楽
による「集会の踊り」、ブラームスの音楽による「愛の歌のワルツ」、チャイ
コフスキーの音楽による「パ・ド・ドゥ」の練習風景と、ジェローム・ロビン
ス振り付けの、ショパンの音楽による「夜に(イン・ザ・ナイト)」の練習風景
を収録。



<コンフォート・レーベル(日本)>
“星に願いを”から10年・・・。世界のリラクゼーションシーンをリードして
きたクラシック界が生んだヒーリング音楽の世界的第一人者ダニエル・コビア
ルカが奏でる美しいメロディが空間を彩ります・・・。
※ダニエル・コビアルカ
ヒーリング音楽家として知られるダニエル・コビアルカは、現在サンフランシ
スコ交響楽団に首席第2バイオリニストとして在籍し、カリフォルニア大学バー
クリー校、ミルズカレッジで教鞭をとっている。
幼少時から天才的な演奏で8歳にて初のコンサートにたち、19歳にてカーネギー
ホールで開いたリサイタルは大成功をおさめニューヨークタイムズ紙で絶賛さ
れ、輝かしいソロデビューを飾った。のち、世界一流のオーケストラで活躍す
る中、コンサートマスターとして実力を証明し、マエストロ(巨匠)の仲間入り
を果たした。単なる演奏者のみに留まることなくもうひとつのライフワークと
して、"音楽による癒し"に着目し、クラシックで得た素養を充分に生かし、ニュ
ーエイジ・癒しのための音楽をつくり続けてきた。自社レーベルから生み出さ
れた代表作「星に願いを」はヒーリング音楽の世界的ベストセラーとなった。
長野オリンピックでは小澤征爾に指名され来日し、演奏。かのバーンスタイン、
武満徹らが絶賛するほどの世界的ヒーリング音楽の第一人者である。 コビアル
カの音楽は、幼少時のトラウマを癒すインナーチャイルドセラピーや、外科手
術、出産時、ホスピスでのペインクリニックや瞑想法、ガン療法等に有効な瞑
想のBGMとして、著名な心理療法家であるジョン・ブラッドショー氏をはじめ多
くの専門医師やセラピスト達により推奨されている。日本においてはホリスティ
ック医学研究所の国際特別顧問をつとめるなど、ミュージックセラピーや音楽
療法のプロデュースにその才能を発揮している。

CMDA-0001 \3000
ベスト・オブ・コビアルカI BEST OF KOBIALKA I
1. 星にねがいを(ディズニー映画“ピノキオ”より)
2. 虹の彼方へ(“オズの魔法使い”より)
3. ダニーボーイ(アイルランド民謡)
4. 愛の喜び(マルティーニ)
5. ピース・イン・ザ・メドゥ(バッハ)
6. ラレド(アメリカ民謡)
7. パッヘルベル作曲カノン

CMDA-0002 \3000
ベスト・オブ・コビアルカII BEST OF KOBIALKA II
1. 歓喜の歌-瞑想のための交響曲第九番(ベートーベン)
2. アメージンググレース(ジョン・ニュートン)
3. ヴァイオリン協奏曲集「四季」-「冬」よりラルゴ(ヴィヴァルディ)
4. ワイドウォーターズフロー(アメリカ民謡)
5. 家路-交響曲「新世界」より(ドヴォルザーク)
6. 青い影-G線上のアリア(プロコル・ハルム/バッハ)

CMDA-0003 \3000
コビアルカ・ヒーリング KOBIALKA HEALING
1. 美しき目覚めの予感(バッハ)
2. ララバイ・オブ・ジ・エイジズ(ブラームス)
3. 天使の眠り(バッハ)
4. 泣き虫赤ちゃん(アメリカ民謡)
5. コラール変奏曲(パッヘルベル)
6. ダッタン人の踊り(ボロディン)
7. アリアと変奏(ヘンデル)

CMDA-0004 \3000
コビアルカ・ケルティック KOBIALKA CELTIC
1. マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン(ホーナー&ジェニングス)
2. ザ・ラーク・イン・ザ・クリア・エア(ケルト伝承音楽)
3. タートルダブ(ケルト伝承音楽)
4.アナシー・ゴードン(ケルト伝承音楽)
5.グリーンスリーブズ(ケルト伝承音楽)
6. コンスタント・ビリー/マイラブトゥーマイブライド(フェアヤングメン)
7.ブレイブハート(ジェイムス・ホーナー)
8.スリーブラックバーズ(ケルト伝承音楽)
9.キルト(コビアルカオリジナル)
10.ケルティックメドレー
(アメージンググレース、蛍の光、ロッホ・ローモンド)

CMDA-0005 \3000
コビアルカ・メディテーション KOBIALKA MEDITATION
1. シャネンドア(アメリカ民謡)
2. 太陽のスペース(コビアルカ)
3. ララバイ(コビアルカオリジナル)
4. タイムレス・モーション(コビアルカ)
5. タイムレス・スパイラルズ(コビアルカ)




<朝日放送制作シンフォニア・レーベル(日本)>
DABC001(DVD-Video) \3990
(1)ドヴォルジャーク:交響曲第9番「新世界より」
(2)リャードフ:「8つのロシア民謡」Op.58より第3曲「エレジー」
(3)スメタナ:「わが祖国」より「モルダウ」
(ボーナス・トラック)
朝比奈隆「新世界より」演奏会直前インタビュー(聞き手:林順子)
朝比奈隆指揮
大阪フィルハーモニー交響楽団
収録:
(1)(2)1977年10月11日大阪フェスティヴァル・ホール
(3)1996年7月14日ザ・シンフォニー・ホール
(※一部の収録映像には、当時の撮影環境に起因するノイズが入っています。)
2001年12月29日、93歳で逝去したマエストロ・朝比奈隆氏と、大阪フィルのコ
ンサート映像DVDです。朝日放送が直販用に2002年に制作したもので、一般流
通は限定的なものでした。在庫が切れておりましたが、この度再プレスされた
ものです。
このDVDは、半世紀以上に渡って指揮台に立ち続けた朝比奈氏の魅力を余すとこ
ろなく伝えるもので、ドヴォルジャーク「交響曲第9番"新世界より"」、リャー
ドフ「8つのロシア民謡」から「エレジー」、スメタナ「連作交響詩・わが祖
国」から「モルダウ」の3曲が収録されております。
「新世界より」は、昭和52年(1977年)10月のフェスティバルホールでのMIN-ON
公演を収録したもの。30年前に収録され、その後、諸般の事情により一度も放
送されることのなかった"幻の名演"をお届けします。また、この日のコンサー
トで、アンコール曲として演奏されたのが、リャードフの「エレジー」です。
「モルダウ」は、平成8年(1996年)7月、ザ・シンフォニーホールでの「バース
デイコンサート」で演奏されたものです。大阪フィルが「ハッピーバースデー」
の演奏でマエストロを迎えるという、心温まるシーンから収録されています。
さらに、ボーナス・トラックとして、「新世界より」直前リハーサルの際の、
朝比奈氏のインタビューを収録しました。




<若林工房レーベル>
WAKA-4126 \2400
「17世紀ドイツ・バロックの鍵盤音楽」
フローベルガー:トッカータ ト調/組曲 ハ調/組曲 ニ調/
ブランシュロシュ氏を悼むトンボー
ヴェックマン:組曲 ハ調/トッカータ ニ調/トッカータ ホ調
ケルル: 組曲 ニ長調/チャッコーナ(シャコンヌ)ハ長調
ブクステフーデ: 組曲 ホ短調 BuxWV236
中野振一郎(チェンバロ)
録音:2007年12月12-13日、新川文化ホール
使用楽器: Single manual German harpsichord after Michael Mietcke
MOMOSE HARPSICHORD 2004
ピッチ:a’=415Hz
STEREO/24bit Digital録音、発売元:若林工房
日本を代表するチェンバロ奏者、中野振一郎の最新作。大バッハとその先輩作
曲家たちの「組曲」を通じて18世紀前半のドイツ鍵盤音楽の流れを俯瞰するこ
とを試みた前作 “18世紀ドイツの「組曲」集”(WAKA-4114/レコード芸術特
選盤)に続く今回のアルバムでは、さらに時代を遡った17世紀中葉のドイツ音
楽がテーマになっています。三十年戦争(1618-1648)を経て政治的に混沌として
いたこの時代のドイツにおける芸術活動は、「まさにゼロ地点からの出発であ
り、ある種悲壮な探求の連続だったと思う」と語る中野振一郎。フローベルガ
ー、ヴェックマン、ケルル、ブクステフーデという、この時代のドイツ語圏を
代表する作曲家4人の作品を通じて、J.S.バッハの誕生前夜のドイツ音楽の「胎
動」とでもいうべき、ダイナミックな動きにスポットを当てた1枚です。2007年
12月、若林工房の本拠地魚津にある新川文化ホールでの収録。
24ビット+96kHzハイ・サンプリングによる鮮烈な録音にもご注目ください。




<R's ART DISCレーベル(日本)>
RAD-521004 \1600
(1)ハトヤのカルメン幻想曲
(2)アイネ・クライネ・3分クッキング
(3)軍隊行進曲(ラグタイム・ヴァージョン)
(4)美しき青きドナウ河のさざなみ殺人事件
(5)ソーランジムノペディ 第1番
(6)無伴奏 パルティータ 第2番-携帯編
(7)犬のおまわりさんの運命
(8)おもちゃによるおもちゃの行進曲
(9)ブルース・ユモレスク
(10)ハトヤのカルメン幻想曲(ピアノコンチェルト・ヴァージョン)
(11)別れの曲(スウィート・ソウル・ヴァージョン)
「アニクラ」「刑事クラ」「電クラ」と続々新譜を出し続ける杉ちゃん&鉄平
の記念すべき第1作のCDを弊社で取扱うことになりました。弊社取扱いのアニク
ラ同様、ご愛顧のほどよろしくお願いします。

●好評発売中! 「アニクラ」 “アニメソング・THE・室内楽”
RAD-126006 \1600
ルパン三世 1970年代-
タッチ 1980年代
美少女戦士セーラームーン 2000年代
アタックNo.1 1970年代
キューティーハニー 1970年代
新世紀エヴァンゲリオン 1990年代
キテレツ大百科 1980年代
魔女っ子メグちゃん 1970年代
機動戦士ガンダム 1980年代
タイムボカン 1970年代
一休さん 1970年代
うる星やつら 1980年代
ケロロ軍曹 2000年代
キャンディキャンディ 1970年代
ふたりはプリキュア 2000年代
杉ちゃん&鉄平【杉浦哲郎(P,アレンジ)、岡田鉄平(Vn,アレンジ)】




<BMC>
BMC CD141 \1980
コダーイ:「ハーリ・ヤーノシュ」組曲/夏の夕べ/
ハンガリー民謡「くじゃく」による変奏曲
アダム・フィッシャー指揮
ハンガリー放送交響楽団
録音:2007年5月、ハンガリー放送
ハンガリーの名指揮者アダム・フィッシャーがBMCレーベル初登場です。現在
ハンガリー放送交響楽団、ハンガリー国立歌劇場、オーストリア・ハンガリー
・ハイドン・フィルの音楽監督を務めている多忙な指揮者で、イヴァン・フィ
ッシャーの兄としても知られています。アダムは大偉業であるハイドンの交響
曲全集やバルトーク、コダーイの管弦楽曲集など誇大な録音をおこなっており、
「ハーリ・ヤーノシュ」と「くじゃく変奏曲」はハンガリー国立交響楽団との
1989年録音(NIMBUS)以来の18年ぶりの再録音となります。ハンガリー放送交響
楽団は録音の際ブダペスト交響楽団を名乗っていましたが、今回は本名でのリ
リースとなります。ローカルな味わいと洗練が入り混じった魅力的な演奏です。

BMC CD127 \1980
「トリアログ-トリオ・リグヌム」
(1)オケゲム:ミサ・シネ・ノミネ
(2)ツォルト・シェライ:ドリーム・ドローイングス
(3)ヨジェフ・シャーリ:トリアログ
(4)タリス(アダム・コンドール編):御身はまことに幸いなる者
リグヌム三重奏団:【チャバ・クレニュアーン(cl)、ラヨシュ・ロスマン(cl)、
ジェルジ・ラカトシュ(fg)】
(4)イルディコ・ヴェコニー(ツィンバロン)
録音:(1)2007年5月、(2)-(4)2006年10月
クラリネットとファゴットによるリグヌム三重奏団2枚目のアルバム。1枚目の
「オッフェルオリウム」(BMCCD090)も古楽と現代作品をほぼ交互に演奏してい
ましたが、前作は短い作品を15曲も集めたのに対し、今回のアルバムではオケ
ゲムのミサまる1曲とタリス作品の2曲で現代もの挟む構成になっています。ま
た(4)ではツィンバロンでバッハを演奏したCDが話題のヴェコニーがゲスト参
加しています。




<GENUIN>
GEN 88112 \1980
ラフマニノフ:
(1)ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 Op.30,
(2)交響的舞曲 Op.45
ピエトロ・マッサ(ピアノ)
ダニエレ・ジョルジ指揮
ブルーノ・マデルナ管弦楽団
録音:2006年5月28日
イタリアのピアニスト、ピエトロ・マッサ(1973年生まれ)によるラフマニノフ
のピアノ協奏曲第3番です。マッサはパリでピアノをチッコリーニに学び、ミ
ラノで作曲をベッティネッリに学びました。現在はベルリンを中心に活躍して
おります。このCDはマッサがプログラミングしたもので、曲目の関連を考えピ
アノ協奏曲ではない交響的舞曲をあえて入れたこだわりをみせています。イタ
リアのピアニスト、指揮者、オーケストラのフレッシュな演奏です。

GEN 88113 \1980
ブラームス:
クラリネット・ソナタ第1番 ヘ短調Op.120-1
クラリネット・ソナタ第2番 変ホ長調Op.120-2
ニコレ・ケルン(クラリネット)、
ステファノ・ヴィスマラ(ピアノ)
録音:2007年7月19-21日ライプツィヒ・ゲヴァントハウス
ニコレ・ケルンは1978年生まれのドイツの女性クラリネット奏者。バイエルン
州立歌劇場、ブレーメン・ドイツ・カンマー・フィル、ベルリン・コミシェ・
オパーなどのソロ・クラリネット奏者を務めたあと現在シュトゥットガルト州
立管弦楽団の主席奏者を務めています。

GEN 88115 \1980
「ドイツ音楽コンクール2006受賞者-ニルス・メンケマイアー」
ベートーヴェン:ノットゥルノ ニ長調 Op.42
ペルト:フラトレス
ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタ Op.147
ニルス・メンケマイアー(ヴィオラ)
ニコラス・リンマー(ピアノ)
録音:2007年8月28-30日ベルリン、
メンケマイアーは1978生まれのヴィオラ奏者。この世代では最も期待されてい
る逸材で、2006年のドイツ音楽コンクールの他、2005年ORF国際ヴィオラ・コ
ンクール優勝、2005年カール・フレッシュ賞、プリムローズ・ヴィオラ・コン
クールで優勝など輝かしい受賞暦があります。2007/2008年にはあのバシュメッ
ト率いるモスクワ・ソロイスツのヨーロッパ・ツアーにも帯同します。

GEN 88118 \1980
メンデルスゾーン:初期作品集
カンタータ「ただ愛する神の摂理にまかす者」(1828/29)
キリエ ハ短調(1823)
弦楽のための交響曲第3番(1821)
「われら人生の半ばにありて」(1830)
マニフィカト(1822)
ゲオルク・マイアー(指揮)
ライプツィヒ・メンデルスゾーン管弦楽団、ゲヴァントハウス合唱団、
ゲジーネ・アドラー(S)、マライケ・シェレンベルガー(A)、
バルカヴィッツ(T)、トビアス・ベルント(B)
録音:2007年10月-11月ライプツィヒ・ゲヴァントハウス
2009年には生誕200周年を迎えるメンデルスゾーン。最近録音も増えてきてい
ます。ライプツィヒのレーベルGENUINもメンデルスゾーン縁のこの地のアー
ティストを起用し珍しい作品集を発売。早熟なメンデルスゾーンが12歳-21歳
までに書いた作品を集めています。




<ALBANY>
TROY970 \1980
シュラミット・ラン:
(1)伝説(1992-93)
(2)ヴァイオリン協奏曲(2002-03)
(1)ダニエル・バレンボイム指揮
シカゴ交響楽団
録音:2004年6月3-8日ライヴ、シカゴ
(2)チャールズ・ヘイズルウッド指揮
BBCコンサート・オーケストラ、
イッタイ・シャピラ(ヴァイオリン)
録音:2003年6月5日、ロンドン
シュラミット・ラン(1949-)はイスラエル出身の女性作曲家。イスラエルでボ
シュコヴィッチやベン=ハイムに学んだのち、アメリカでデロ=ジョイオに学び
ました。1990-1997年シカゴ交響楽団のコンポーザー・イン・レジデンスにな
り、彼女の作品はバレンボイムやブーレーズなど錚々たる指揮者たちにより演
奏されました。作風は調性にはよらないもののメロディ・ラインのようなもの
が高らかに歌われたりするなどそれほど難解ではなく、大オーケストラを用い
た様々な音色や広いダイナミック・レンジによって聴かせるものとなっていま
す。

TROY998 \1980
「フレーム・ダンス」-ランス・ヒューム(1960b)の音楽
(1)炎を盗む(Stealing Fire)
(2)フレーム・ダンス
(3)電子音詩「魔女」
(4)このブドウからできるワイン
(5)2001年9月11日の犠牲者への哀悼歌
(6)オデッセイの隠喩
(1)大野和士(指揮)バーデン州立歌劇場管
1999年5月録音
(2)クリスティナ・ジェニングス(fl)、ジョアンナ・コックス(ob)、
マシュー・デーン(Va)、デイヴィド・ヘルムス(Perc)、
(3)電子音楽、
(4)クララ・オブライエン(MS)、ハワード・ルビン(P)、
(5)(6)ランス・ヒューム指揮、
(5)哀悼歌合唱団&管弦楽団、
(6)アンドレア・スミス(fl)、アーマンド・アンブロジーニ(cl)、
サラ・プラム(Vn)、ジョナサン・ラック(Vc)、ステファニー・シェームス(P)、
デイヴィド・ヘルムス(Perc)、リー・パーハム(Perc)、
アメリカの作曲家ヒュームはジャズ・フュージョン・バンドでキーボード奏者
をしていたこともある。現在はドイツにも活動拠点を持ちジャズ・オペラから
シリアスな作品まで精力的に作品を発表している。大野和士が演奏している
「炎を盗む」はプロメテウスの神話に基づく作品で1998年のルトスワフスキ作
曲コンクールで優勝した作品で、いたってシリアスな密度の濃い作品です。東
京フィルで演奏されたこともある作品です。「フレーム・ダンス」はドイツの
「アンサンブル・サプライズ」のために作曲された作品で彼の代表作となって
おります。他に歌曲あり、電子音楽あり、9.11テロの犠牲者のための沈痛な作
品、ジャズの要素が入った作品とヒュームの色々な面が味わえる作品集です。

TROY990 \1980
メノッティ:歌劇「泥棒とオールドミス」(全曲初録音)
ヴィクトリア・ボンド指揮
ローン・スプリング・アーツ管弦楽団
ナタリー・アーデュイノ(MS)、リン・パー・モック(S)、
ニコール・フランクリン(S)、ブレイク・デイヴィドソン(Br)
メノッティはたくさんのオペラを書いていますが、これはラジオのために書か
れたオペラです。全曲版は世界初録音。日本でもときおり上演される楽しい風
刺オペラです。ローン・スプリング・オーケストラはダラス交響楽団の首席奏
者たちにダラス歌劇場のメンバーが加わったオーケストラです。

TROY992 \1980
「チャールズ・ウォリネン・シリーズ」
(1)ウォリネン:ヒュペリオン(1975)
(2)ウォリネン:始祖鳥(1978)-バス・トロンボーンと10人の奏者のための
(3)シェーンベルク(ウェーベルン編):
管弦楽のための5つの小品(2台のピアノ版)
(4)シェーンベルク(ウォリネン編):管弦楽のた曲(2台のピアノ版)
(1)(2)チャールズ・ウォリネン指揮セント・ルーク室内アンサンブル
(2)デイヴィド・テイラー(バスTrb)、
(3)ジェイムズ・ウィン(P1)、キャメロン・グラント(P2)、
(4)リチャード・モアドック(P1)、キャメロン・グラント(P2)
録音:(1)(2)1991年6月14、17日ニューヨーク
(3)1995年1月、(4)1998年9月
((1)-(3)KOCHレーベルで発売されていたもの)
ALBANYのチャールズ・ウォリネン・シリーズの第7集。KOCHレーベルから出て
いた名曲「ヒュペリオン」と「始祖鳥」の自作自演が嬉しい復活です。さらに
カップリングはウォリネンとウェーベルンが2台ピアノ用に編曲したシェーン
ベルクの管弦楽曲です。なぜウェーベルン編曲ものが入ってるのかよくわかり
ませんが、おまけということで楽しみましょう。

TROY1000(SACD-Hybrid) \1980
ドン・ギリス:
(1)すばしこい人/(2)ハープと管弦楽のための狂詩曲
(3)アンコール・コンチェルト
(4)書かれていないオペラのための短い序曲
(5)トランペットと管弦楽のための狂詩曲
イアン・ホブソン指揮
シンフォニア・ヴァルソヴィア、
(2)アナ・シコルザク=オレク(Hrp)、
(5)クシシトフ・ベドナルチク(Trp)
アメリカのライト・クラシックの大家ドン・ギリス・シリーズ最新盤。10曲プ
ラス番外編の2曲の交響曲シリーズの録音が発売済ですが、まだ続きます。ド
ン・ギリスは1955年のシンフォニー・オヴ・エアの来日公演で指揮者として来
日し交響曲第5-1/2番も演奏しました。NBC交響楽団(あのトスカニーニのオケ)
のプロデューサーでもあったギリスは(2)(3)をNBC響団員のために書きました。
(5)ではボンゴが活躍するなどちょっとモダンなサウンドが楽しめます。

TROY1002 \1980
「クリスタル・ドロップス」-キム・ヒヒョンの音楽
(1)大洋の縁で(2001/2003)/(2)水晶のしずく(2003)
(3)トリオ、ソリ(2002)/(4)太古の踊り(1999)
(1)アンサンブル・パラレル
(2)高橋アキ(P)、レエ・イマムラ(P)
(3)ス・センミ(デグム*韓国の竹の横笛)、
ジョン・サケット(cl)、ジャン=ミシェル・フィンテノー(Vc)
(4)アレクサンダー弦楽四重奏団
キム・ヒヒョンは韓国出身でアメリカ在住の女性作曲家。韓国の伝統音楽と西
洋音楽の融合を目指しているとのことで、硬派な中にも確かに打楽器の使い方
やちょっとしたフレーズに民族性を感じさせる作風です。(2)では高橋アキが
日系アメリカ人のレエ・イマムラと共に弾いています。

TROY950(SACD-Hybrid) \1980
「ダニエル・マッカーシー:弦楽四重奏曲集」
ストンプ!(弦楽四重奏曲第5番)/聖別の幻影(弦楽四重奏曲第4番)/
臆病者の幻影(弦楽四重奏曲第3番)
ハーリントン弦楽四重奏団
マッカーシーはアメリカの作曲家で近年注目を浴びています。USAトゥデイ紙
でも「ポップ・ミュージックの活力、ジャズの自発性を持つ音楽」と高く評さ
れています。またALBANY、CENTAUR、KALVIERなどのレーベルによって録音も行
われています。無調とは無縁の、ノリのよいカッコいい作品です。

TROY978 \1980
ジョシュア・ローゼンブラム:
(1)様々な詩へのソネット集(シェイクスピアの偽作による)
(2)「どうぞ、真面目になって」(弦楽四重奏のための)
(3)5×4=20/(4)スカリオンによる3倍の喜び
(5)遠足/(6)ピアノ三重奏のための6つの小品
(7)トッカータとブルース
(1)ジョアン・レスナー(S)、ミサ・イワマ(MS)、
(1)(3)ローラ・チェコラトヴァ&オーフラ・イザーキ(ピアノ)、
(2)エセル(弦楽四重奏団)、
(7)ヘイム・アヴィツァー(Trb)、ジョシュア・ローゼンブラム(P)、他
ローゼンブラムはミュージカルの作曲家としても知られ、オフ・ブロードウェ
イではかなりのヒット作を作っています。さらに指揮者。ピアニストとしても
活躍するマルチ・プレイヤーです。

TROY979 \1980
「プレイシズ・イン・タイム」
(1)リー・T・マッキラン(1950-):スイート・ホーム組曲
(2)アーマンド・クオリオティン(1954-):悲しい私たち、失意のペン
(3)クリストファー・モンゴメリー:2つの都市(再生、ニューヨーク1948/アメ
リカのアトランティス、ニュー・オーリンズ2200)/
(4)ヘルムート・フックス(1931-):シカゴ幻想序曲
(5)アーマンド・クオリオティン:彼の入り江は今は大空だ
ジュリアス・P・ウィリアムズ指揮
ドヴォルザーク交響楽団
ルーシー・イエイツ(S)
保守的なアメリカの作曲家の近作管弦楽作品集。(1)は「コーヒー・ハウス」
で始まる分かりやすい作品。(2)(5)のクオリオティンは思索的な作風。(3)は
ジャジーな感じがいい感じ。

TROY981 \1980
ウィリアム・クラフト(1923-,シカゴ):作品集
3人の協奏曲/呪文/ヴィンテージ・ルネサンスとビヨンド/出会い./半透明/ス
トラヴィンスキーの思い出に/カンディンスキー変奏曲
シェリル・ステイプルス(Vn)、ブライアン・ヘッド(G)、
ミッチェル・フェネル指揮
カリフォルニア州立大学ウィンド・シンフォニー、
ジェフリー・パーゾンズ(Hrp)、グロリア・チェン(P)、他
ウィリアム・クラフトはシカゴ生まれの作曲家。ロサンゼルス・フィルの打楽
器奏者・首席ティンパニストを務めたあと、ロサンゼルス・フィルのコンポー
ザー・イン・レジデンスになったこともある。このアルバムには1972年から
2006年までの室内楽、ピアノ曲、吹奏楽曲とあらゆる分野の作品が収められて
いる。

TROY982 \1980
ジーン・バーガー(1909-2002):歌曲集
メラニー・エメリオ(S)、ビヴァリー・ミン(Pf)
ドイツ出身でアメリカの作曲家・合唱指揮者バーガーの歌曲集。

TROY983 \1980
フランク・レウィン:管弦楽作品集
(1)シレジアの主題による協奏曲(1966)
(2)コンチェルト・アルモニコ(1962)
(3)喚起(1960)
ロッセン・ミラノフ指揮ソフィア新交響楽団
(1)(2)ブレット・ドゥーブナー(Va)
アメリカのベテラン作曲家フランク・レウィンのALBANYレーベル何と6枚目の
アルバム。これまでのアルバムは歌曲やオペラ、映画音楽などでしたからレ
ウィン入門編にはいいかもしれません。いずれもいわゆる現代音楽とは無縁の
聴きやすい作品ですが、どこか影のある作風です。(1)(2)とも実質ヴィオラ
協奏曲です。

TROY987 \1980
「イレアナ・ペレス・ベラスケスの音楽風景」
(1)翼のある子鬼たち/(2)野生の藤/(3)魔法/(4)優しさと濃い青の間に/
(5)私たちの神聖な場所/(6)シプレス/
(7)神秘的なもの、しょっぱい水、無限の石・・・
(1)フラックス四重奏団、(2)ミケーレ・グラナドス(Hrp)、
ジュリア・マルコヴァ(Va)、(3)サリー・ピンカス(P)、
(4)ナサニエル・パーク(Vc)、(5)イリアナ・マトス(G)、
(6)アンサンブル・ポルティーク、(7)シリアムス室内プレイヤーズ
ペレス・ベラスケスはキューバ生まれの女性作曲家。楽器編成のせいかどこと
なくドビュッシーを思わせる作品が多い。

TROY988 \1980
「愛の河」-シェーカー教の音楽とシェーカーの主題による作品集
シェーカー教の音楽/コープランド(1900-1990)、
ウィリアム・カッター(1956-)、エリック・ソーヤー(1962-)、
ジェイコブ・ドラックマン(1928-96)の作品
マルコム・ホーリデイ指揮
ニュー・イングランド・ヴォイシズ
エミリー・ブラウダー(S)、パメラ・デロール(MS)、
アンドルー・レナード(T)、ロバート・ハニーサッカー(Br)、ビル・ゲハ(P)
アメリカのキリスト教から分派したシェーカー教徒に伝わる歌や合唱曲にそれ
らを元にした作品を挟んだアルバム。

TROY989 \1980
コープランド:ピアノ作品集
ピアノ変奏曲(1930)/ピアノ・ソナタ(1939-41)/ピアノ幻想曲(1955-57)
ロバート・ウェイリッチ(P)
アメリカ音楽には今なお絶大な影響を残しているコープランドのピアノ作品集。
このアルバムではシリアスな大作が集められています。ウェイリッチはアメリ
カで作曲家、著述家、教師としても活躍するピアニストです。

TROY991 \1980
アメリカの男声合唱曲集
ランダル・トンプソン(1899-1984)、チャールズ・フッセル(1938-)、
ジョン・ハービソン(1938-)、レナード・バーンスタイン(1918-90)、
ダリウス・ミヨー(1892-1974)、クリス・トラパーニ(1980-)、
コープランド(1900-1990)他多数の合唱曲
ジェイムソン・マーヴィン指揮
ハーヴァード・グリー・クラブ
録音:1983-2007、ライヴ
2008年のハーヴァード・グリー・クラブ創立150年記念CD

TROY993/94 2枚組 \3960
オッフェンバック:喜歌劇「青ひげ」(英語版)
マイケル・ボロウィッツ指揮オハイオ・ライト・オペラ
録音:2006年、2007年
好調なオハイオ・ライト・オペラによるオッフェンバックの「青ひげ」。珍し
い英語歌唱です。

TROY995 \1980
「すずめの目」-カール・モールツバイ合唱作品集
カール・モールツバイ指揮リジョイスアンサンブル!
セント・バーツ・シニア少女聖歌隊
モールツバイは音楽、テレビ、映画、レコード等など、現代のルネサンス・ア
ーティストと呼ばれているほど多彩な活動をしているそうです。

TROY996 \1980
イリノイ州立大学ウィンド・シンフォニーによるスタンプ、マスランカの交響曲
(1)ジャック・スタンプ(1954b):
交響曲第1番「デイヴィッド・ダイアモンドの思い出に」(2006)
(2)ケヴィン・クルーメンナウアー(1977b):ブルー・オン・レッド(2005)
(3)マスランカ(1943b):交響曲第2番
スティーヴン・K・スティール指揮
イリノイ州立大学ウィンド・シンフォニー
吹奏楽の名門イリノイ州立大学ウィンド・シンフォニーによる新作2曲と吹奏
楽界の大御所マスランカの交響曲第2番を収めたアルバムです。

TROY997 \1980
ジョン・ハービソン:モンターレ・オケージョンズ
ジャニス・フェルティ(MS)、
ジュディス・ゴードン(P)
アメリカでは人気の作曲家ハービソンがイタリアの詩人モンターレの詩を題材
にした歌曲集。

TROY999 \1980
「デリヴェーションズ」
マルコ・ピュッツ:起源
伊藤康英:シンガポール・シンフォニー
ジョン・エスタシオ:フレナジー
マイケル・トーキー:キス
シュワントナー:打楽器のための協奏曲
グレン・D・プライス指揮
カルガリー大学ウィンド・アンサンブル
録音:2006-2007年カルガリー大学エックハルト=グラマッテ・ホール
カナダを代表する吹奏楽団カルガリー大学ウィンド・アンサンブルの新録音。
伊藤康英のシンガポール・シンフォニーやシュワントナーの打楽器協奏曲など
名作が楽しめる。

TROY1001 \1980
「エレメンツ」
フィリップ・ボディン:内なる旗(2004)
トム・フラハーティ:リヴァーウィング(1984)/ナイトスターズ(1996)/
上機嫌のヴァリアンツ(2004)
ジェネヴィーヴ・フェイエン・リー(P)
フィリップ・ボディンはフランスのカレに生まれた作曲家。ルトスワフスキ国
際作曲コンクールなど様々な賞を受賞。現在イェール大学教授を務めている。
ドビュッシーやメシアンなどフランスのピアノ音楽の伝統を引き継いだ作品と
言えるでしょう。フラハーティはアメリカの作曲家で近年評価も高くアメリカ
の様々なレーベルからCDが発売されている。こちらはやや点描的な表現が多い
もののキラキラしたやはりフランスの影響のみえる作風です。

TROY1003 \1980
「フロム・ザ・バック・ロウ」-ピッツバーグ交響楽団低音金管楽器奏者たち
アルカディ・ドゥベンスキー:
3つのトロンボーンとチューバのためのコンチェルト・グロッソ
バッハ:前奏曲変ロ短調BWV.867/トッカータとフーガ ニ長調BWV.656
ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女/ガブリエル・グロヴレス:小連祷
ラヴェル:ボレロ(抜粋)/トマジ:生きるべきか死ぬべきか
ジョー・サリヴァン:フロム・ザ・バック・ロウ
ブルックナー:交響曲第7番(抜粋)、タントゥム・エルゴ
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番より「アダージョ・カンタービレ」
フレスコバルディ:トッカータ
ヒンデミット:画家マチス(抜粋)、朝の音楽、交響的変容(抜粋)
ピッツバーグ交響楽団低音金管奏者達(トロンボーン&チューバ)
ピッツバーグ交響楽団のトロンボーン・チューバ奏者達がやりたい放題のアル
バム。ボレロ抜粋(笑)やブルックナー、ヒンデミットの大作の抜粋からバッハ、
ドビュッシー、ベートーヴェンの名旋律までをどう料理するか。

TROY1004 \1980
ジェイ・ライズ:室内楽作品集
(1)地平線を横切って/(2)オープン・ナイト/(3)記憶の繰り返し
(1)チャールズ・アブラモヴィッツ(P)、アリソン・ハーツ(cl)、
カレン・ベントレイ・ポリック(Vn)、マイケル・シュミット(Vc)
(2)フレッシュ・インク・プレイヤーズ、(3)カサット四重奏団
ライズのALBANY2枚目のアルバム。ジョージ・クラムやジャズのアーティスト
に影響を受けています。

TROY1005 \1980
トーマス・パサティエリ:喜歌劇「ホテル・カサブランカ」(2007)
ジョン・ノラドリリョ指揮
ケンタッキー大学歌劇場
パサティエリはシリアスなものから今回のコミック・オペラまで、オペラを勢
力的に発表している作曲家です。ALBANYからも「かもめ」(TROY579-80)、「マ
ルゴット夫人」(TROY965-66)のオペラ全曲が発売になっています。

TROY1006 \1980
「喜ばしい機会のための音楽」
(1)ウィリアム・オルウィン:喜ばしい機会のためのファンファーレ、
(2)オルウィン:フルートと8つの管楽器のための協奏曲
(3)コンスタント・ランバート:「テレイシアス」組曲
(4)ガンサー・シュラー:アイネ・クライネ・ポザウネムジーク
ドナルド・デロッシェ指揮
デポール大学ウィンド・アンサンブル
(4)チャールズ・ヴァーノン(バスTrb)
イギリスとアメリカの作曲家による吹奏楽作品集。シュラーの作品ではソリス
トとしてシカゴ響のバス・トロンボーン奏者チャールズ・ヴァーノンがゲスト
出演しています。

TROY1007 \1980
「愛と叱責」-愛についての現代版イタリア・アート・ソング
リチャード・ピアソン・トーマス、ラッキー・ロバート、ハロルド・アーレン、
ヴァーノン・デューク、ジョージ&アイラ・ガーシュイン、マイケル・レナ
ード、リチャード・ロジャーズ、バート・カルマー、コール・ポーター、デ
イヴィド・シャイアー、スティーヴン・ソンドハイム、の歌曲
ジョン・ムレイロ(Br)、
リチャード・ピアソン・トーマス(P)
現代(といってもミュージカル作曲家が多いですが)の歌曲とイタリア・アート
・ソングについての類似性に注目し、現代の古典歌曲集のようにまとめたアル
バムです。

TROY1008 \1980
ボリス・ブラッハー:歌劇「ロメオとジュリエット」
ジェフリー・シルバーシュラグ指揮
チェサピーク室内管弦楽団、
デイヴィド・ロニンソン、ヌケンジ・シンプソン、キャスリーン・ウィルソン、
アーヴィン・パターソン、ルネイダ・クロフォード、ラリー・ヴォート、
マイケル・トレイド
ボリス・ブラッハーの珍しいオペラ「ロメオとジュリエット」です。1943年に
書かれたこのオペラは戦後の1947年に初演されました。この作品はストラヴィ
ンスキーの「兵士の物語」と類似していると言われています。

TROY1012-13 2枚組 \3960
ツェラー:喜歌劇「小鳥売り」
ナサニエル・モッタ指揮
オハイオ・ライト・オペラ合唱団&管弦楽団
カール・ツェラー(1842-98)の代表的オペレッタ「小鳥売り」です。




<Edition HST自主制作>
HST-053 \2500
ヴァンハル(1739 ‐1813):疾風怒濤交響曲集第一巻
変ロ長調 Bryan B2(ca.1771-72)
変ホ長調 Bryan Es5(ca.1772-73)
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ(リーダー:松井利世子)
指揮;室伏 正隆
録音:2008年2月、東京オペラシティ・リサイタルホールでのライヴ録音
変ロ長調交響曲Bryan B2は、カタログ記載年などから、イタリア留学時代また
は直後の作曲と想定される。
1775年パリ、ブリュー社よりOp.18-3として出版され、他人の作品をよく利用し
ていたモーツァルトはさっそくハ短調モティーフを自身のソナタへ転用した。
またロンドンでは、20世紀までヨゼフ・ハイドン作( Hob.I:B13 )として伝承
された。

HST-054 \2500
ヴァンハル(1739 ‐1813):後期ピアノ作品集
3つのピアノ・ソナタ変ホ長調、ト短調、ト長調(1812)
アダージョ ニ長調(1799)/ファンタジー ニ長調(1808)
変奏曲イ長調(1787)/カンタービレ-交響曲ヘ長調(1780)
江間理恵(ピアノ)
録音:2008年3月、三鷹文化センター風のホールでのライヴ録音
ヴァンハルは、1780年代後半、精神病完治から交響曲や弦楽四重奏曲などの世
俗音楽作曲を断筆し、それ以降は教会音楽や弟子生徒たちの教材としてのソナ
チネやソナタ作曲に専念した。




<メキシコ州立交響楽団>
752435 18141 2枚組 \2700
CD1「シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭2002」
(1)ボッケリーニ:交響曲第4番ニ短調「悪魔の家」
(2)ポンセ:エストレリータ
(3)ポンセ:ガヴォット
(4)ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
(5)シューベルト:楽興の時第3番(アンコール)
CD2「マンハイム・ローゼンガルテンハレ2003」
(8)プーランク:2台のピアノ協奏曲
(9)ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
(10)ヒメネス:ルイス・アロンソの婚礼 (アンコール)
エンリケ・バティス指揮
メキシコ州立交響楽団
(4)アルフォンソ・モレノ(ギター)
(8)ノラ・エメディ&アーメド・アブ=ザーラ(ピアノ)
録音:
CD1:2002年6月21日
CD2:2003年10月3日
1枚目は、あのバティスが由緒あるシュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭に出
演した記録。CDでは初レパートリーとなるボッケリーニの「悪魔の家」では転
げるような凄まじい前進力でいきなりエキサイト。お得意のアランフェスでは
お馴染みのアルフォンソ・モレノが聴かせます。アンコールではドイツを意識
してかシューベルトの楽興の時。楽しいですね。
2枚目は2003年マンハイムでの録音。これもCD初レパートリーのプーランク:
2台のピアノのための協奏曲を収録。メインは得意のベートーヴェン:「田園」
です。

752435 18142 2枚組 \2700
(1)チャベス:交響曲第2番「インディオ」
(2)プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番
(3)スクリャービン:左手のための夜想曲(アンコール)
(4)ブクステフーデ(チャベス編):シャコナ
(5)レブエルタス:センセマヤ、
(6)マルケス:ダンソン第2番、
(7)コープランド:エル・サロン・メヒコ、
(8)モンカージョ:ウアパンゴ
(9)リスト:ハンガリー狂詩曲第2番
(10)ショスタコーヴィチ:祝典序曲
エンリケ・バティス指揮
メキシコ州立交響楽団
(2)(3)マーク・ゼルツァー(Pf)
録音:2005年9月5日北京、ライヴ
2005年9月5日、手兵メキシコ州立響を引き連れた我らがバティスは日本を素通
りして、北京にいた。ソリストにはカラヤン、ムター、ヨーヨー・マとブラー
ムスの3重協奏曲を入れたこともあるマーク・ゼルツァーがパリ・ライヴ
(752435 18129)に引き続き登場。2枚目は小品集でお得意のレブエルタスに始ま
り、本当のメキシコ人による「エル・サロン・メヒコ」など挟みつつショスタ
コの祝典序曲で盛り上がります。

752435 18143 2枚組 \2700
エンリケ・バティス2006スペイン・ライヴ
(1)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番
(2)ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
(3)ブクステフーデ(チャベス編):シャコナ
(4)ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
エンリケ・バティス指揮
メキシコ州立交響楽団
(1)(2)レオネル・モラレス(Pf)
録音:2006年1月15日サラゴサ、スペイン、ライヴ
スペインのサラゴサでの2006年1月の演奏会ライヴ録音。1枚目はキューバ出身
でスペイン在住のピアニスト、モラレスを迎えてのラフマニノフのピアノ協奏
曲。ピアノの調律がちょっと惜しいですが、かなりの盛り上がりです。軽いラ
テン系なトランペットがいい味出しています。2枚目はいつものブクステフーデ
の後、得意のベートーヴェン:エロイカ。小気味よい快速テンポでクライマッ
クスに突き進み、繰り返しありなどバティス節健在ですが全集盤より洗練され
た演奏になっています。

752435 18149 2枚組 \2700
シルベストレ・レブエルタス:管弦楽作品集
(1)センセマヤ -蛇殺しの唄- (1937年)[管弦楽団:3]
(2)トッカータ(1933年)[管弦楽団:2]
(3)森の入口 -クァウナウァク- (1930年)[管弦楽団:1]
(4)会話のための音楽(鉄道敷設/砂漠)(1938年)[管弦楽団:1]
(5) 窓(1931年)[管弦楽団:1]
(6)組曲「網」(1935年)[管弦楽団:3]
(7)ハニツィオ(1936年)[管弦楽団:1]
(8)オチョ・ポル・ラディオ(ラジオ向きの八重奏曲)(1933年)[管弦楽団:2]
(9)ガルシア・ロルカへの賛歌(1936年)[管弦楽団:3]
(10)道(1934年)[管弦楽団:1]
(11)「マヤ族の夜」(リマントールの編曲)マヤ族の夜/どんちゃん騒ぎの夜/
ユカタンの夜/呪術の夜(1939年)[管弦楽団:1]
エンリケ・バティス指揮
[管弦楽団:1]
メキシコ・シティ・フィルハーモニー管弦楽団
[管弦楽団:2]
ロイヤル・フィル
[管弦楽団:3]
メキシコ州立交響楽団
バティスの「メキシコ音楽シリーズ」(ASV)からレブエルタス作品を集めたも
の。今までオムニバスでしか聴けなかったためレブエルタスを聴きたい方には
ありがたい。
メキシコの鬼才シルベストレ・レブエルタスが作曲した管弦楽作品の数々。妖
しいムードがいっぱいの音楽ばかりと思われがちだが、実は至極まともな作品
もある。一方、気が狂ったかのように叩かれる打楽器、猛々しく咆哮する金管
楽器...レブエルタスの最高傑作とまで言われている「マヤの夜」をご存知の方
も多かろう。時にはコープランドの影響を伺わせ、執拗に繰り返されるリズム
・オスティナートなどは、ストラヴィンスキーなどの影響も伺わせる。また、
とりわけ重要な作品として取り上げられるのが「センセマヤ」だ。この作品は
ニコラス・ギレンの詩に基づくもの。メキシコの鬼才エンリケ・バティスは、
爆演系指揮者として定着しているが、作品によっては非常にセンシティブな演
奏を披露し、我々聴衆を嬉しい形で裏切ってくれる指揮者だ。このレブエルタ
スの作品集の中にも、色んな表情を持った作品があり、情緒不安定な作曲家の
心の内を見事に再現していると言えよう。

752435 18154 2枚組 \2700
「グアナフアト大学交響楽団2007年中国ライヴ」
ガリンド:マリアッチの響き
チャイコフスキー:交響曲 第5番 作品64
ヨハン・シュトラウス二世:
「ジプシー男爵」序曲/「こうもり」序曲/春の声/美しく青きドナウ/ピチ
カート・ポルカ
(以下アンコール曲)
レブエルタス:組曲「マヤ族の夜」-どんちゃん騒ぎの夜
モンカージョ:ウアパンゴ
ビゼー:「アルルの女」より ファランドール
ヨハン・シュトラウス二世:ラデツキー行進曲
エンリケ・バティス指揮
グアナフアト大学交響楽団
録音:2007年北京、ライヴ
このアルバムはお馴染みのメキシコ州立響ではなくメキシコの名門グアナフア
ト大学のオーケストラと中国にお目見えしたアルバム。
指揮者のバティスによるチャイコフスキーの交響曲第5番は、これまでロンド
ン・フィルハーモニー管弦楽団と、メキシコ州立交響楽団の録音があった。ロ
ンドン・フィルとは正攻法の、メキシコ州立響とは爆演と言える内容のものだ
ったが、このあまり耳にしない交響楽団の演奏は、2007年の録音らしく、やは
り「爆演系」である。最近の録音のメキシコ州立響と同じスタイル。シュトラ
ウス二世もさることながら、お楽しみはアンコールの4曲だろうか。
オケのテクニックは、メキシコの学生オケということで「ご愛嬌」なところも
あるが、内容自体はバティス節全開で楽しめます。




<ALTARUS>
AIRCD9034 \2080
サムイル・フェインベルク(1890-1962):
(1)ピアノ協奏曲第1番ハ長調(1930)
(2)幻想曲第2番(1919)/練習曲Op.11-1、Op.11-4(1919)/前奏曲Op.8-2、
Op.8-4(1917)/3つの前奏曲(1923)/子守歌(1927)/夢(1955)子供のためのアル
バム(1961-62)より抜粋
クリストフ・シロドー(Pf)、
(1)レイフ・セーゲルスタム指揮
ヘルシンキ・フィル
録音:(1)1998年4月ライヴ
サムイル・フェインベルクはロシア・ソヴィエトの作曲家で生前はヴィルトゥ
オーゾ・ピアニストとして名声を博した。作曲家としては後期ロマン派から無
調への接近がみられるが、19世紀型のコンポーザー・ピアニストの資質を持つ
彼の音楽は半音階的な語法によりつつもドラマティックなロマン派である。ス
クリャービン、ベルクへの近親性を持ちつつ、私見ではロシア音楽に愛着を持
っていたイギリスの作曲家アーノルド・バックスを強く想起させる。世界初録
音となるピアノ協奏曲第1番は冒頭の半音階的モティーフが繰り返され徐々に
クライマックスを築いてゆく。暗い北方の叙情を感じさせる名作である。
シロドーはモスクワ音楽院で学んだフランスのピアニスト・作曲家。フェイン
ベルクのソナタ集のCDも出している(BIS)。





<ARTS>
47735-8(SACD-Hybrid) 2枚組 \4160
ビーバー:ロザリオのソナタ(ソナタ第1-15番、パッサカリア)
リッカルド・ミナーシ(Vn)
ビッツァリエ・アルモニケ
録音:2005年9月、2006年1月、
大作『ロザリオのソナタ』に新たな注目盤が登場。演奏のリッカルド・ミナー
シは、イル・ジャルディーノ・アルモニコの元メンバーで現在はビッツァリエ
・アルモニケやアカデミア・ビザンティナでも活躍するヴァイオリニスト。鮮
やかな妙技をSACDのみずみずしい音質で堪能してください。

47722-8(SACD-Hybrid) \2080
「グァテマラとボリヴィアのヴェネツィアの作曲家」
バルダッサーレ・ガルッピ(1706-1785)、
ジャコモ・ファッコ(1670-1757)、
アントニオ・ガエターノ・パンパーニ(1705?-1775)
のアリア集
アニバル・E.・チェトランゴロ指揮
アルバロンガ
ロベルタ・ポッツァー(S)
シルヴァ・ポッツァー(S)
ヴィンチェンツォ・ディ・ドナート(T)
録音:2007年6月イタリア、パドヴァ
ガルッピをはじめとしてヴェネツィアを中心に活躍した作曲家たちの作品を収
録。 彼らの作品はヨーロッパのみならず新大陸へも楽譜が持ち込まれ、盛んに
演奏された。しかしその後、楽譜は散逸し忘れられてしまった。このCDは新大
陸で発見され、ヨーロッパでも忘れられていた作品の楽譜に基づいた演奏。イ
タリア語で日の出の丘を意味するアルバロンガのみずみずしい演奏が素晴らし
い。




<ENSENBLE MODERN>
EMCD003 2枚組 \4160
CD1)
ヘルムート・ラッヘンマン:
アウスクラング(終焉)-ピアノと管弦楽のための(1984-85)
CD2)
リヒャルト・シュトラウス:アルプス交響曲
マルクス・シュテンツ指揮
アンサンブル・モデルン・オーケストラ
ウエリ・ヴィゲット(Pf/CD1)
録音:2005年10月20日(CD1)、
2005年9月20日(CD2)、ともにライヴ
ラッヘンマンとR.シュトラウス!? 妙なカップリングだが、アンサンブル・モ
デルンがアルプス交響曲をやるということの方が驚き。いつもガリガリ、キコ
キコと特殊奏法ばかりやらされている鬱憤が溜まってシュトラウスのようなよ
く鳴るオーケストラ曲をやりたくなったんだろうか?特に金管パートはやりが
いがあるだろう。
ラッヘンマン作品は管弦楽とピアノといっても協奏曲ではなく、関係は対等の
ようであり、オケとピアノの、ぽつぽつといった禁欲的な音のやりとりが続く
と思いきや、突然クラスターの楔が打ち込まれるといった、例によって例のラ
ッヘンマン節である。東洋の書を思わせるモノクロームの響きには凄惨な美し
さがある。さてアルプス交響曲だが、現代音楽の名手ばかりがそろったオーケ
ストラがクラシックのしかも華麗なオーケストラ曲を演奏すると一体どうなる
かという好奇心をみたしてくれる大変シャープでクリアな名演である。こうし
た試みは今後もぜひやってもらいたい。

EMCD004 \2080
ヘルムート・ラッヘンマン:ヌン
ディートマー・ヴィースナー(Fl)
ウーヴェ・ディエルクセン(Trb)
スコラ・ハイデルベルク
マルクス・シュテンツ指揮
アンサンブル・モデルン・オーケストラ
録音:2005年10月20日ライヴ
大管弦楽と独奏フルートと独奏トロンボーン、そして混声ヴォーカル・アンサ
ンブルのための大作。こちらもスタティックな音の運びのなかに独自の緊張し
た時間が続く。管楽器の風奏、ノイズ、プリペアード・ピアノ、などオーケス
トラを完全に解体した巨大なカオスが延々と広がる。




<RCD>
RCD30111 \1850
ウラディミール・ゲーニン(1958b)室内楽作品集
(1)2つの流動的なパントマイム付きの間奏曲(ヴァイオリンとピアノのための
トリプティーク)
(2)ラスト・モーメンツ(X.エヴァンゲリスタの詩によるソプラノ、チェロと
ピアノのための7つの歌)
(3)オ・デュオ・オ...(チェロとヴァイオリンのための)
(4)ダブル・エスプレッソ・プラス(ヴァイオリン、チェロとピアノのための)
(2)タチアナ・クインジ(Sop)、
(1)(3)(4)タチアナ・ユーリエワ(Vn)、
(2)(3)(4)アルセニー・コトリアレフスキー(Vc)、
(1)(2)(4)ウラディミール・ゲーニン(Pf)
録音:2007年
ゲーニンはロシアの中堅世代に属する作曲家で、いわゆるヨーロッパの前衛音
楽世代とは大きく異なる。調性、無調、旋律、民族音楽などを折衷させつつ独
自のロマン的な音楽を作る。時にシュニトケ、ヘンリー・カウエル、アラン・
ホヴァネス、佐藤聡明を思わせ、アイデアも大変興味深く、ECMが好みそうな
作曲家である。

<PentaTone>
PTC 5186 313(SACD-Hybrid) \2850(4月19日までのご注文特価 \2550)
ベートーヴェン:
交響曲第1番ハ長調Op.21/同第3番変ホ長調《英雄》Op.55
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)、
ロイヤル・フランダース・フィルハーモニック管弦楽団
古楽演奏の世界的権威として不動の地位を築き上げてきたベルギーの名匠フィ
リップ・ヘレヴェッヘ。
モダン・オーケストラにピリオド・アプローチを取り入れるだけでなく、斬新
な解釈や大胆な仕掛けで聴き手を沸かせたロイヤル・フランダース・フィルと
のベートーヴェン第3弾(ペンタトーンからは2枚目)は、第1番と第3番の組み合
わせで登場!
1997年の音楽監督就任からスタートしたヘレヴェッヘとロイヤル・フランダー
ス・フィルとのコンビネーションは日を重ねることに進化を遂げており、前作
「第5番&第8番」(PTC 5186 316)以上のパフォーマンスが期待される。
今回の新作でも前作と同じくアンドレアス・ノイブロンナー率いる世界最強録
音チーム「トリトナス」がレコーディングの一切を担当。
録音会場をベルギーのブルージュ・コンセルトヘボウに移すなど、録音面にも
期待が懸かる。2007年6月26日-29日の録音。




<Hyperion>
CDA 67681/2 2枚組 \4360
ヘンデル:オラトリオ《時の悟りと勝利》HWV.46a
ロベルタ・インヴェルニッツィ(ソプラノ)、
ケイト・オールドリッチ(メゾソプラノ)、
マルティン・オロ(カウンターテナー)、
イェルク・ダルミュラー(テノール)、
アレッサンドロ・デ・マルキ(指揮)、
アカデミア・モンティス・レガリス
ハイペリオン移籍第1弾となったストラデッラのオラトリオ「洗礼者聖ヨハネ」
(CDA 67617)で鮮烈な演奏を聴かせてくれた名匠アレッサンドロ・デ・マルキ
&アカデミア・モンティス・レガリス。
新たな活躍の場を得た同コンビがストラデッラに続く第2弾として選んできた
のは、イタリア時代の若きヘンデルが枢機卿ベネデット・パンフィーリの歌詞
を用いて1707年にローマで作曲したとされる最初のオラトリオ「時の悟りと勝
利」。
20代前半のヘンデルがイタリアで開花させたあふれんばかりの才能が凝縮され
た「時の悟りと勝利」は、初期の作品らしく若々しくみなぎる力を存分に感じ
させてくれる傑作である。
イタリア・バロックの権威としての絶対の自信を見事に作品へと昇華させるデ
・マルキと古楽器の若き精鋭アカデミア・モンティス・レガリスに加えてソリ
ストも見事。
ベレッツァ役を歌うソプラノのロベルタ・インヴェルニッツィは、グロッサ
(Glossa)からリリース中のヘンデル・イタリアン・カンタータ集でもソリスト
を務めるまさにヘンデルのスペシャリスト。

CDA 67673 \2180
マルティヌー:ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集Vol.3 ――
ヴァイオリンと管弦楽のための《協奏的組曲》H.276(初稿版/世界初録音)/
ヴァイオリンと管弦楽のための《協奏的組曲》H.276a(第2稿版)/ヴィオラと
管弦楽のための《ラプソディ・コンチェルト》
ボフスラフ・マトウシェク(ヴァイオリン&ヴィオラ)、
クリストファー・ホグウッド(指揮)、
チェコ・フィルハーモニック管弦楽団
貴重なレパートリーと高いクォリティの演奏を兼ね備え、これまでにリリース
された第1巻(CDA 67671)、第2巻(CDA 67672)が世界的評価を獲得しているマル
ティヌーの「ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集」の第3巻。
この全集録音では、世界初録音となる作品や祖国チェコ以外では演奏機会に恵
まれていない傑作など豊富なレパートリーが取り上げられており、マルティヌ
ーの知られざる作品の発掘にも貢献している。
第3巻には、ヴァイオリンのための「協奏的組曲」の世界初録音となる「初稿
版」と改定が加えられた「第2稿版」が収録されており、1つの作品の2つの異
なる版が持つそれぞれの魅力を聴き比べることが出来る。数少ないヴィオラ協
奏曲の重要レパートリーである「ラプソディ・コンチェルト」の登場もポイン
ト。演奏は第1巻&第2巻と同じく、ミルシテインの門下生で1970年代には読売
日本交響楽団のコンサートマスターとしても活躍したチェコの名匠マトウシェ
クとホグウッド&チェコ・フィルのコンビが継続して担当。今回も大きく期待
できそうだ!

CDA 67561 \2180
シュポア:クラリネット協奏曲集Vol.2 ――
クラリネット協奏曲第3番へ短調WoO.19/同第4番ホ短調WoO.20
マイケル・コリンズ(クラリネット)、
ロビン・オニール(指揮)、スウェーデン室内管弦楽団
ハワード・シェリー&スイス・イタリア語放送管弦楽団の演奏による交響曲集
が好評を博しているシュポア。19世紀前半のドイツで活躍したシュポアの重要
作「クラリネット協奏曲」の続編が、第1集と同じくマイケル・コリンズのク
ラリネットでリリースに。
当時の名奏者ヨハン・サイモン・ヘルムシュタットのために作曲された4つの
協奏曲。今回の第2集には、ヴィルトゥオージティが全ての局面で要求される
第3番、シュポアの作品の中でも傑作と評される第4番の2作品を収録。
当時の名クラリネット奏者のために書かれた作品を、現代を代表するイギリス
のクラリネット奏者マイケル・コリンズが演奏するという繋がりも面白い。

CDA 67658 \2180
フィリップ・デ・モンテ(1521-1603):
神よ我を憐れみたまえ(ミゼレーレ)、ミサ・ウルティミ・ミエイ・ソスピリ、
第6旋法によるマニフィカト、あなたに向けてわが魂を、兄弟らよわれは主に
対し、我に注ぎたまえ、御空には喜びあり、おそれるなマリアよ
フィリップ・ヴェルドロ(1470/80-b.1552):わたしの最後のため息
チンクエチェント
イタリア語で「500」を意味する名前を持つチンクエチェントのサード・アル
バムは、フィリップ・デ・モンテの宗教作品集。
皇帝マクシミリアンII世の宮廷楽長を務めたフィリップ・デ・モンテは16世紀
のフランドルを代表する作曲家の1人であり、世俗歌曲を中心に膨大な作品数
を遺した多作家でもある。
チンクエチェントは、2004年10月に結成され「マクシミリアンII世時代の宮廷
音楽」(CDA 67579)でデビューを飾った男声のルネサンス・ヴォーカル・アン
サンブル。繊細な表現と豊かなハーモニーで急激に株を上げている注目のアン
サンブルである。

CDA 67666 \2180
ブクステフーデ:オルガン作品全集Vol.1 ――
前奏曲ニ長調BuxWV.139/コラール《いまぞ喜べ、愛するキリスト者の仲間よ》
BuxWV.210/フーガ ハ長調BuxWV.174/コラール《ああ主よ、哀れな罪人なる
われを》BuxWV.178/コラール《われ神より去らじ》BuxWV.221/コラール
《汝の御子によりてのみわれ汝に感謝す》BuxWV.195/カンツォーナ ニ短調
BuxWV.168/コラール《いざ我ら、聖霊に願わん》BuxWV.208/前奏曲ト短調
BuxWV.150/シャコンヌ ハ短調BuxWV.159/トッカータ ヘ長調BuxWV.157/
第9旋法によるマニフィカトBuxWV.205/前奏曲ト長調BuxWV.162/コラール
《わがいとしの神に》BuxWV.179/コラール《われらが神はかたき砦》
BuxWV.184/前奏曲イ長調BuxWV.151
クリストファー・ヘリック(オルガン)
「オルガン・ファイヤーワークス」シリーズやJ・S・バッハの「オルガン作品
集」など数多くのレコーディングを行ってきた名オルガニスト、クリストファ
ー・ヘリックの演奏による新シリーズはブクステフーデのオルガン作品全集。
収録曲は序曲、フーガ、トッカータなどの「オスティナート形式」による作
品、コーラルと単旋律聖歌に基づく作品という2つのカテゴリーに区分されて
いる。シリーズのスタートとなるこの第1集ではデンマークのヘルシンゲル大
聖堂のオルガンが使用されている。

CDA 67641 \2180
ケネス・レイトン(1929-1988):
オール・セインツのシークエンスOp.75/ロッキンガムのコラール前奏曲/
おお神よ、日なたで我を包みたまえ(世界初録音)/朝のカンティクル(世界初
録音)/ワールド・デザイアOp.91(世界初録音)
デイヴィッド・ベドナル(オルガン)、
マシュー・オーウェンス(指揮)、ウェルズ大聖堂聖歌隊
20世紀イギリスの作曲家ケネス・レイトンがキャリアの後期に作曲を行った世
界初録音を含む教会音楽集。特にメイン・プログラムの「ワールド・デザイア
(The World's Desire)」は、主顕節を祝う祭りのために東方教会、西方教会そ
れぞれの典礼を反映させた作品の作曲依頼を受けて書かれた約30分の演奏時間
を要する大作である。
西暦700年に初めてウェルズに教会が建てられ、西暦1180年に大聖堂となり今
日まで800年という長大な歴史を持つ由緒あるウェルズ大聖堂。ハイペリオン
でのマシュー・オーウェンスとのコンビの録音は、バーゴンの合唱作品集
(CDA 67567)に続いて2枚目となる。

CDD 22054 2枚組(1枚価格) \2180
セルゲイ・ボルトキエヴィチ(1877-1952):ピアノ作品集 ――
嘆きと慰め Op.17/アンデルセンの童話よりOp.30/10の前奏曲Op.33/バラー
ド嬰ハ短調Op.42/エレジー嬰ハ長調Op.46/4つの小品Op.3/4つの小品 Op.65
/ピアノ・ソナタ ロ長調Op.9
スティーヴン・クームズ(ピアノ)
ハイペリオンにロシア作品の見事な演奏の録音を数多く残しているクームズの
代表盤でありながら、廃盤となっていた2枚のボルトキエヴィチのピアノ作品
集が装いも新たにグッドプライスで復活!
ラフマニノフと同世代でピアニスト兼作曲家として広く認められていたボルト
キエヴィチ最大のソロ作品である「ピアノ・ソナタ」、知る人ぞ知る傑作「バ
ラード」と「エレジー」などには濃厚なロマンと洗練された音楽性が同居して
いる。1996年&1998年の録音。
(CDA 66933&CDA 67094からの移行再発売。)

<Helios>
CDH 55230 \1280
17世紀ドイツの教会音楽 ――
シュッツ:憐れみたまえ、おお主よSWV.148
ベルンハルト:何を悲しむのか、私の魂よ
ローゼンミュラー:指導者なるキリストを、2声のソナタ第2番ホ短調
ブクステフーデ:カンタータ《イエスはわが喜び》BuxWV.59
ガイスト:天にまします我らの父よ
ブクステフーデ:カンタータ《主において喜べ》BuxWV.64
G・H・バッハ:ソナタ第1番
J・C・バッハ:カンタータ《いざ打てかし、願わしき時の鐘よ》
J・M・バッハ:さあ、主をたたえよ
G・H・バッハ:ソナタ第2番ヘ長調
クリーガー:おおイエス、わが命
ホフマン:いざ来たれ、待ち望みたる時よ
ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)、
パーリー・オブ・インストゥルメンツ
17世紀ドイツのルター派教会のために書かれた宗教作品をロビン・ブレイズの
歌声で。シュッツ、ブクステフーデといった大きな影響力を放った作曲家たち
だけでなく、バッハ一族の中でもヨハン・クリストフやハインリッヒなどの珍
しい作品が聴けるのも嬉しい。1998年9月の録音。
(CDA 67079からの移行再発売。)

CDH 55316 \1280
ヴィラ=ロボス:
ブラジル風バッハ第1番/声楽とヴァイオリンのための組曲/前奏曲とフーガ
/ブラジル風バッハ第5番
ジル・ゴメス(ソプラノ)、ピーター・マニング(ヴァイオリン)、
プリース・チェロ・オクテット
ヴィラ=ロボスの代表的作品である「ブラジル風バッハ」からの2作品に加え
て、バッハの「平均律クラヴィーア曲集」をチェロ・オーケストラのためにア
レンジした「前奏曲とフーガ」などを収録。1987年5月の録音。
(CDA 66257からの移行再発売。)




<Chandos>
CHAN 10465 \2180
ヴォーン=ウィリアムズ:
ウェンロック・エッジで/ピアノ五重奏曲ハ短調/ロマンス/パストラール
マーク・パドモア(テノール)、シューベルト・アンサンブル
世界屈伸と名高いイギリスのピリオド・オーケストラ、エイジ・オブ・エンラ
イトメント管弦楽団のリーダーとしての来日が記憶に新しい名テノール、マー
ク・パドモア。
シャンドス・デビュー25周年を迎えたイギリスの老舗室内楽団、シューベルト
・アンサンブルとパドモアによるヴォーン=ウィリアムズ(以下RVW)は、イギ
リス音楽の発信地として重要な役割を担ってきたシャンドスが世界に向けて贈
るRVWの没後50年記念リリースとして位置づけられている。
マーク・マドモアの歌う連作歌曲集「ウェンロック・エッジで」はもちろんの
こと、RVWの未亡人の演奏のために2002年に出版された「ピアノ五重奏曲ハ短
調」、1923年に出版されたリリカルな小品「ロマンスとパストラール」など、
節目の年に相応しい充実の内容を誇っている。

CHAN 10464 \2180
ダンディ:管弦楽作品集Vol.1 ――
魔の森Op.8(ウーラントのバラードによる伝説交響曲)/山の夏の日Op.61/
想い出Op.62
ラモン・ガンバ(指揮)、アイスランド交響楽団
マルコム・ウィリアムソンの管弦楽作品集(CHAN 10359&10406)で抜群のパフォ
ーマンスを披露してくれた音楽監督ラモン・ガンバ率いる北欧のハイレベル・
オーケストラ、アイスランド交響楽団の新プロジェクトはダンディの管弦楽作
品集!
フランスのティンパニ(Timpani)レーベルからリリースされた作品集によって
ロパルツに続くブームを呼んでいるものの、まだまだ復権途上のダンディ。
シャンドスとガンバ&アイスランド響がダンディの作品の録音に乗り出したの
は、さらに再評価の気運を高めダンディの音楽を世界に広げるためなのである。
フランクを師と仰いたダンディはドビュッシー、ラヴェルと同世代の音楽家で
あり、その作品はベートーヴェンとワーグナーからの影響を色濃く窺わせてい
る。シャンドスならではの期待のシリーズがいまスタートを切る!

CHAN 10446 \2180
バックス:交響詩集Vol.2 ――
3つの《北方のバラード》/薄明の中で/幸せな森/管弦楽のための自然詩
《ニンフォレプト》/赤い秋
ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、BBCフィルハーモニック
第1集(CHAN 10362)が2007年のBBCミュージック・アウォードにノミネートされ
るなど、バックス・コンダクターとしての健在振りを見事にアピールしたハ
ンドリーが再びタクトを執るバックスは今回も興味深い。
当初はピアノ独奏として作曲され、バックス自身の手で2台ピアノ版に編曲が
行われた「赤い秋」。ここに収録された管弦楽版の「赤い秋」は、2006年に
グレアム・パーレットによって編曲された版であり、もちろん録音としても
非常に貴重なもの。
また1933年にオーケストレーションが施され、「荘厳な式典のための前奏曲」
というタイトルも持った「北方のバラード第3番」など、第1集や交響曲全集
(CHAN 10122)に比肩する濃密な内容はイギリス音楽ファンならば絶対に外せ
ない!

CHAN 0751 \2180
ヨハン・フリードリヒ・ファッシュ(1688-1758):管弦楽作品集 ――
協奏曲ニ長調/協奏曲変ロ長調/アンダンテ ニ長調/合奏序曲二長調
(全曲世界初録音)
テンペスタ・ディ・マーレ
2007年1月、フィラデルフィアのセント・マークス教会を舞台として同地のバ
ロック・オーケストラ「テンペスタ・ディ・マーレ」の手により現代に復活し
たファッシュの4つの作品。
大バッハやテレマンと同時代を生きたファッシュの遺された楽譜はドレスデ
ンの大爆撃で大きなダメージを負ってしまったものの、「テンペスタ・ディ
・マーレ」のコンサートのために復元が施されている。
今回リリースとなる録音は2007年1月に行われたコンサートのライヴを収録
したものであり、ファッシュの没後250年を記念したバロック、古楽ファン
要チェックのリリースと言えるだろう。全曲世界発録音。

CHAN 10463 \2180
ノーウィッチ大聖堂のオルガンによるチェコのオルガン音楽 ――
ノヴァーク:聖ヴァーツラフ三部作
ヤナーチェク:《グラゴル・ミサ》より 後奏曲
イルジー・ロペック(1922-2005):
《ヴィクティマエ・パスカリ・ラウデス》による変奏曲
マルティヌー:ヴィジリア(クリスマスイヴ)
ドヴォルザーク:フーガ ト短調
スメタナ:オルガンのための6つの前奏曲
イアン・クイン(オルガン)
イアン・クインは、アメリカのニュー・メキシコ州最大の都市アルバカーキ
のセント・ジョン大聖堂でオルガニスト兼音楽監督を務めるウェールズ出身
のオルガン奏者、合唱指揮者、作曲家。
これまでにも「ロシアのオルガン音楽」(CHAN 10043)などユニークな内容の
レコーディングをリリースしており、今回の「チェコのオルガン音楽」もド
ヴォルザークやスメタナ、ヤナーチェクの作品が並ぶ多彩で民族色豊かなプ
ログラミングに仕上がっている。ちなみに次回作は「アメリカのオルガン音
楽」が予定されているとのこと。

●Chandos Opera In English
CHAN 3152 3枚組 \3560
モーツァルト:歌劇《コシ・ファン・トゥッテ》K.588(英語版)
ジャニス・ワトソン(ソプラノ)、レスリー・ガレット(ソプラノ)、
ダイアナ・モンタギュー(メゾソプラノ)、トビー・スペンス(テノール)、
クリストファー・マルトマン(バリトン)、トーマス・アレン(バリトン)、
チャールズ・マッケラス(指揮)、
エイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団、ジェフリー・ミッチェル合唱団
ベートーヴェンの交響曲全集(Hyperion/CDS 44301/5)、モーツァルトの後期
交響曲集(Linn/CKD 308)という芸術作品を創り上げ、その円熟の至芸に称賛
の声が鳴り止まない巨匠マッケラス。
モーツァルトの権威としての世界的名声を誇る巨匠が新たにシャンドスで取り
上げたのは、名作「コシ・ファン・トゥッテ」。
マッケラスは今回の「コシ・ファン・トゥッテ」では、レフ・ブラウンによっ
て翻訳され1890年にスタンフォードの指揮によってロンドン初演が行われた英
語版のスコアを用いている。
エイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団に加えて、注目のキャストにもバリ
トンのトーマス・アレンや、ソプラノのジャニス・ワトソン、レスリー・ガレ
ットなど超一流の歌い手たちが集うなど豪華布陣が実現。
ジャケットの充実感に満ちたマッケラスの表情が、その音楽の充実度を物語っ
ていると言っても過言ではないだろう。80歳を超えてなお進化を続ける巨匠
マッケラスの新たな境地に注目したい。2007年1月&8月の録音。




<Channel Classics>
CCSSA 26708(SACD-Hybrid) \2850
サックバット-17世紀と18世紀のトロンボーン ――
アルブレヒツベルガー:トロンボーン協奏曲
ベルタリ:3声のソナタ第1番ニ短調、同第3番イ短調
カステッロ:2声のソナタ第4番
L・モーツァルト:トロンボーン協奏曲
シュメルツァー:3声のソナタ
マリーニ:4声のソナタ第4番
ヴァーゲンザイル:トロンボーン協奏曲
ヨルゲン・ファン・ライエン(サックバット)、
ヤン・ウィレム・デ・フリント(指揮)、
コンバッティメント・コンソート・アムステルダム
帝王マリス・ヤンソンスの率いるコンセルトヘボウ管弦楽団の首席奏者を務め
るなど、いま最も注目を集めているオランダのトロンボーン奏者ヨルゲン・
ファン・ライエンが再びチャンネル・クラシックス(Channel Classics)に登
場!コンセルトヘボウ管やニュー・トロンボーン・コレクティヴなどでの活躍
はもちろんのこと、2004年にはオランダ音楽賞、2006年にはボルレッティ=ブ
イトーニ・トラスト賞を授与されるなど、現在のトロンボーン界を代表する若
き盟主としての地位を確立したライエンのセカンド・アルバムはサックバット
(バロック・トロンボーン)の演奏による17世紀-18世紀の作品集。
当時の金管楽器の中で唯一、ヴァイオリンなどの弦楽器と同じように半音階進
行を表現することの出来る構造を持っていたサックバット。このアルバムでは、
現在アルト・トロンボーンの主要レパートリーとして重要な位置を占めるアル
ブレヒツベルガーやL・モーツァルト、ヴァーゲンザイルなどの協奏曲を、作曲
当時の楽器であるサックバットの演奏で作曲者の意図した姿に最も近い作品象
を知ることが出来る。
またサックバットのソロ・アルバムは決して多くはないだけに、現在を輝くラ
イエンのサックバット演奏は重宝されることだろう!トロンボーン関係者はも
ちろんのこと、古楽ファンにも強くお薦めしたいサックバット・アルバムであ
る。

CCSSA 80908(SACD-Hybrid) \2850
中国の歌 ――
My Sentiment to the Yangtze River/Homeland Nostalgia/How Can I Not
Miss Her/The Moon Reflection/Emei Mountain Air/Tristesse at the
Yangguan Pass(Tunes of Guqin)/In the Silvery Moonlight(Tatar folk
song)/The Sorrowful Shepherdess/Mama in the Candlelight/Gaolitai
(Xinjiang folk song)/A Lovely Rose(Kazak folk song)/Swallow(Kazak
folk song)/Mayeela(Kazak folk song)/The Running Stream(Yunnan folk
song)/Mongolian Madrigal/Grassland Serenade/Mama in the Candlelight
/Mayeela(Kazak folk song)/Homeland Nostalgia/Gaolitai(Xinjiang
folk song)
ジンマ・ファン(テノール)、レイニルド・メース(ピアノ)
中国のアーティスト、伝統音楽を紹介する「チャンネル・オヴ・チャイナ」シ
リーズの最新作は、ヨーロッパや北米への進出も果たした15年の演奏家キャリ
アを持つ中国人テノール奏者ジンマ・ファンが歌う中国の歌曲集。
中国以外のリスナーに「中国の歌」を発信するために、中国語ではなく“英
語”で美しい中国の旋律が歌われる。北京オリンピックに向けて中国の音楽を
楽しむのもまた一興?




<Timpani>
1C 1113 \2300
ヤニス・クセナキス(1922-2001):管弦楽作品全集Vol.5 ――
メタスタシス/ピトプラクタ/ST/48/アホリプシス/シルモス/ヒケティデス
アルトゥール・タマヨ(指揮)、
ルクセンブルク・フィルハーモニック管弦楽団
「シナファイ」に匹敵する空前の難易度を持ったピアノ協奏曲「エリフソン」
を収録した第4集の発売から早や数年。タマヨ&ルクセンブルク・フィルの超高
性能コンビの演奏で遂に登場するクセナキスの管弦楽作品集第5巻!
1958年のブリュッセル万博フィリップス館の建設にも携わるなど建築家として
も高い名声を誇ったクセナキスが、1954年から1964年にかけて生み出した初期
の管弦楽作品を収めたこの第5巻。
フランスの建築家コルビュジエが提唱した建築物の基準数法の数列である「モ
デュロール」に基づいて作曲され、ロスバウトの指揮により初演が行われたク
セナキスのデビュー作「メタスタシス」。
確率論を作曲に取り入れた「ピトプラクタ」や「ST/48」など文字通り計算し尽
くされたクセナキスの野心作が所狭しとひしめいており、第1集から第4集に勝
るとも劣らない強烈な音圧と衝撃が次々と押し寄せる。
大井浩明の壮絶な演奏が作品の代名詞ともなった「シナファイ」、「エリフソ
ン」の2大ピアノ協奏曲へと続くクセナキスの世界が、タマヨとルクセンブルク
・フィルという最良の理解者たちによって繰り広げられていく。2006年の録音。

1C 1121 \2300
ジョセフ・ギイ・ロパルツ(1864-1955):弦楽四重奏曲全集Vol.3 ――
弦楽四重奏曲第1番ト短調/アルベリク・マニャールの名による小幻想曲
スタニスラス弦楽四重奏団
クセナキスの管弦楽作品集と並ぶティンパニ(Timpani)・レーベルの支柱として
定着したロパルツのシリーズ。このロパルツ・シリーズの1つとして2006年に始
動した「弦楽四重奏曲全集」も今回の第3集で完結!
最終巻となる第3巻には、師であるフランクからの影響を色濃く受けた最初の弦
楽四重奏曲である「第1番」。第1次世界大戦の影響によって非業の死を遂げた
親友、アルベリク・マニャールに対するトリビュートとして書かれた「小幻想
曲」の2作品をカップリング。
ロパルツに縁の深いフランスの都市ナンシーを拠点とするアンサンブル、スタ
ニスラス弦楽四重奏団は第1巻、第2巻に引き続きここでも健在。ティンパニ・
レーベルとスタニスラス弦楽四重奏団によるロパルツの弦楽四重奏曲全曲録音
という記念碑がここに完成する。




<Hortus>
HORT 536 \2250
ラファエル・セヴェール-リサイタル ――
プーランク:2本のクラリネットのためのソナタ*
サン=サーンス:クラリネット・ソナタOp.167
ドビュッシー:狂詩曲第1番
ショーソン:アンダンテとアレグロ
プーランク:クラリネット・ソナタ
ピエルネ:セレナーデOp.7
ラファエル・セヴェール(クラリネット)、ツンデ・ハイドゥ(ピアノ)、
イヴ・セヴェール(クラリネット)*
6シーズンに渡ってパリ・オペラ座管の奏者を務めたフランスのベテラン奏者
イヴ・セヴェールを父に持つラファエル・セヴェールは、なんと1994年9月15日
生まれの弱冠13歳!
セヴェールは既にフランスのピカルディー・ヨーロッパ音楽コンクールや東京
で行われた第4回ヤング・クラリネッティスト・コンクールの制覇など世界各地
のコンクールで優勝、入賞の実績を残しており、フランスに現れた神童として
急速に注目を集めている恐るべき13歳なのである。
セヴェールの伸びやかなサウンド、研ぎ澄まされたテクニックが存分に発揮さ
れたフレンチ・プログラムは、トップシーンで活躍するベテラン奏者たちも顔
負けの堂々たる演奏。しかもこのレコーディングは2007年6月23日に行われたリ
サイタルを収録したもの、すなわちセヴェールが12歳の時の演奏というのだか
ら驚きが止まらない。
カルボナーレやギュイオ、ダンガンといった世界的クラリネット奏者たちがこ
ぞって称賛する驚異の才能。
しかも『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2008』への
出演も決定しており、フランスの至宝が日本で旋風を巻き起こすこと必至!
2007年6月23日、ショレ・サン=ルイ教会(フランス)でのライヴ録音。




<Chandos>
CHAN 10466 \2180
OCHAN 10466(国内仕様盤) \2800
須川展也-サクソフォン協奏曲集 ――
吉松隆(1953-):
ソプラノ・サクソフォン協奏曲《アルビレオ・モード》Op.93(世界初録音)
本多俊之(1957-):
コンチェルト・デュ・ヴァン-風のコンチェルト-(世界初録音)
ジャック・イベール(1890-1962):11の楽器のための室内小協奏曲
ラーシュ=エリク・ラーション(1908-1986):サクソフォン協奏曲
須川展也(サクソフォン)、
佐渡裕(指揮)、BBCフィルハーモニック
録音:2007年10月23日-24日、マンチェスター新放送センター・スタジオ7
世界規格の実力を持つ日本で最も優れた管楽器奏者の1人であり、名実ともに
世界最高のサクソフォニストとしてその一挙手一投足に注目が集まる須川展也
のコンチェルト・アルバムがシャンドスから衝撃の登場!
しかも、ほとばしる熱気と情熱が圧倒的存在感を放つ日本で最も熱きマエスト
ロ佐渡裕と、首席指揮者ノセダの指揮の下でさらなるスケールアップを果たし
たBBCフィルハーモニックのコンビが須川展也をバックアップするという実力、
話題性共に抜群の陣容が実現!
「ソプラノ・サクソフォンのための作品」という須川展也の提案により迷いを
捨てて作曲の筆を取った吉松隆。
ジョン・コルトレーンとヤン・ガルバレクという対極に位置する2人のジャズ
・プレーヤーの存在、二重性や二連性から構想が発展して誕生したのが世界で
も数少ないソプラノ・サクソフォンのための協奏曲、「アルビレオ・モード」
なのである。またジャズ・サクソフォン奏者、作曲家として活躍する盟友、本
多俊之が2005年に書き下ろしたジャズのテーマをモチーフとする「コンチェル
ト・デュ・ヴァン-風のコンチェルト-」も今回の録音が世界初録音となる。
須川展也自身が吉松隆と本多俊之に委嘱した世界初録音となる2つのコンチェル
トと、サクソフォンの重要なコンサート・レパートリーである2つのコンチェル
トを組み合わせるなど、「モード(旋法)」をキーワードとしたこの「サクソ
フォン協奏曲集」が持つ魅力と可能性の大きさは計り知れない。




<Signum Classics>
SIGCD 118 \2180
E・エルガー:
交響曲第3番Op.88(ペイン補筆完成版)
行進曲《威風堂々》第6番(ペイン補筆完成版)
尾高忠明 指揮
札幌交響楽団
前作「ドヴォルザークの交響曲集」(SIGCD 110)に続く尾高忠明&札幌交響楽
団の創立45周年記念プロジェクト第2弾が登場!
プロジェクトの第2弾にしてシグナム・クラシックスからの2枚目となるニュー
・リリースは、マエストロ尾高の十八番であるエルガー。しかも日本のオーケ
ストラとして初の録音となる「交響曲第3番」&「威風堂々第6番」の組み合わ
せ!
未完の交響曲第3番に対して「誰も手を付けてはならない」という言葉を残して
この世を去ったエルガーだったが、その死から数十年。BBCの委嘱を受けたイギ
リスの作曲家アンソニー・ペインの補筆により1997年に完成となった「交響曲
第3番」。同じくエルガーの死によって未完となり1996年までそのスケッチすら
陽の目を見ることが無かった「威風堂々第6番」は、2005年にアンソニー・ペイ
ンによって補筆が着手され2006年のプロムスでその全容が明らかとなった幻の
作品である。
尾高忠明&札幌交響楽団は2004年に「交響曲第3番」の日本初演を実現させるな
ど、エルガーの音楽に対する造詣の深さは日本のみならず世界屈指。まったく
同じ収録内容で一足先に昨年シャンドスからリリースされ大きな話題を呼んだ
ヒコックス&BBCナショナル・オーケストラ・オヴ・ウェールズ盤(CHSA 5057)
が英国代表ならば、こちらは日本代表。日英それぞれを代表するエルガーの聴
き比べも非常に興味深いところ。北の大地から響くエルガーが、日本のオーケ
ストラの持つ可能性と底力を世界中に向けて発信する!
2007年3月30日〜31日、札幌コンサートホールKitaraでの録音。



<PentaTone>
PTC 5186 326(SACD-Hybrid) \2850
シューマン:交響曲第1番変ロ長調《春》Op.38/同第2番ハ長調Op.61
ローレンス・フォスター(指揮)、
チェコ・フィルハーモニック管弦楽団
NHK交響楽団や東京都交響楽団への客演で日本でもお馴染みのアメリカ人指揮者
ローレンス・フォスターと、東欧チェコが世界に誇るチェコ・フィルのコンビ
がシューマンの交響曲を携えてペンタトーン(PentaTone)に初登場!
堅実な音楽造りとストレートな表現で世界的に評価を受けているローレス・フォ
スターはチェコと同じ東欧のルーマニアをルーツとしており、目に見えない精
神的な部分でのチェコ・フィルとのリンクが演奏に反映されていても不思議で
はない。好感度の高い充実のシューマンの登場である。2007年10月、「芸術の
家」ドヴォルザーク・ホール(プラハ)での録音。

PTC 5186 171(SACD-Hybrid) \2850
リスト:超絶技巧練習曲集S.139
クラウディオ・アラウ(ピアノ)
高音質の復刻盤として活発なリリースを続けるクァドラフォニック(RQR/4チャ
ンネル録音)シリーズの最新作。フィリップス録音の歴史的名盤として親しまれ
続けてきたシェリングのパガニーニがSACDハイブリッド盤で新たに復活!
南米のチリに生まれ、リストの弟子であるクラウゼの門下生でもあった20世紀
を代表するピアノ界の巨匠アラウの「超絶技巧練習曲集」。風格漂うアラウの
リストが高音質のサラウンドで蘇る。1974年3月の録音。




<Etcetera>
KTC 1358 \2250
18世紀ラテン・アメリカのヴィリャンシーコ ――
フアン・デ・アラウホ(1646-1712):Avecillas sonoras
ドメニコ・ツィポリ(1688-1726):Verso 14, 15
セバスチャン・ドゥロン(1660-1716):Duerme Rosa y descansa
サンティアゴ・デ・ムルシア(1682-1740):Los imposibles
作曲者不詳(17世紀ペルー):
Entre dos alamos verdes、Yo se que no he de ganar
マヌエル・コレア(?-1653):Dime Pedro
トマス・デ・トレヨン・ヴェラスコ(1644-1728):De esta Rosa tan bella
ドメニコ・ツィポリ:Quitasol
ロケ・ジャチント・チャヴァリア(1688-1719):Con tan tierno llanto
マヌエル・ホセ・デ・キーロス(?-1765):
Jesus, Jesus, Jesus, y lo que sube
サンティアゴ・デ・ムルシア:Al verde retamar
フアン・ヒダルゴ(1614-1685):Disfrazado de pastor
アントニオ・デ・サラザール(1615-1715):Tarara, qui yo soy Anton
アントニオ・ドゥラン・デ・ラ・モタ(1672-1736):Pasitico arroyuelos
サンティアゴ・デ・ムルシア:Cumbee
ペドロ・ヒメネス(fl.1646-1668):Cavallero de armas blancas
アントニオ・ドゥラン・デ・ラ・モタ:Gemid con el llanto
マヌエル・メサ・カリーソ(18世紀後期):Oigan, escuchen atiendan
アドリアン・ロドリゲス・ファン・デル・スプール(指揮)、
マリス・パヴォン(ソプラノ)、セニア・マイヤー(メゾソプラノ)、
ムジカ・テンプラーナ
今ヨーロッパで話題沸騰中!オランダ発!ラテン・アメリカのバロック音楽演奏
の精鋭集団が登場!
「村人の歌」という意味を持ち中世の舞踊歌を起源とする「ヴィリャンシーコ」
は、16世紀の後半から宗教的な意味合いが重要視されはじめると祝祭日の礼拝
などに用いられるようになるなどスペインやラテン・アメリカで盛ん用いられ
た音楽である。
ハイペリオンから3枚のディスクがリリースされている「ラテン・アメリカのバ
ロック音楽」シリーズや、チャンネル・クラシックスの「ボリヴィアのバロッ
ク」シリーズなどによってその音楽の実態に接する機会が増えてきているラテ
ン・アメリカのバロック音楽。
ファン・デル・スプール&ムジカ・テンプラーナによる「ヴィリャンシーコ」
をテーマとしたこの作品集には、アラウホやツィポリ、デ・ムルシアなどラテ
ン・アメリカの大物作曲家たちの作品が収められており、「ヴィリャンシーコ」
が当時のラテン・アメリカに深く浸透していたという史実が窺い知れる。
アルゼンチンのブエノス・アイレスに生まれ、現在はオランダを拠点としてい
るアドリアン・ロドリゲス・ファン・デル・スプール。
ブエノスアイレス時代から古楽アンサンブルを率いて活発な音楽活動を展開し
ていたファン・デル・スプールによって2001年に結成されたが、ラテン・アメ
リカのバロック音楽の精鋭集団ムジカ・テンプラーナである。
ボリヴィアやグァテラマの国立図書館に所蔵されていた楽譜や、南米各地で発
見された手稿譜から当時の音楽を再現させるファン・デル・スプール&ムジカ
・テンプラーナ。古楽&バロック・ファン要注目コンビの登場である!
ちなみにファン・デル・スプールは来る5月-6月に開催される目白バ・ロック
音楽祭2008に来日。話題の鍵盤奏者、西山まりえ氏とのコンビによる公演が予
定されている。

KTC 1311 \2250
ハインリッヒ・シャイデマン(c.1595-1663):チェンバロのための作品集 ――
前奏曲ニ短調/3つの変奏(Betrubet ist zu dieser Frist)/バレエと変奏曲
ヘ長調/アルマンドとクーラント ト長調/Omnia quae fecisiti/2つの変奏
(O Gott wir danken deiner Gut)/涙のパヴーヌ/Mio cor, se vera sei
salamandra/イギリス風のマスカラードと変奏/マスカラード ハ長調/フラ
ンス風アルマンド ニ短調/バレエと変奏曲ニ短調/ファンタジア ト長調/ア
ルマンド ニ短調/クーラントと変奏曲二短調/前奏曲とカンツォン 二短調/
パヴァーヌ ヘ長調/ガリアルドと変奏曲二短調(全曲世界初録音)
ピーター・ダークセン(チェンバロ)
先の来日公演が多くの話題を呼んだフェルトホーフェン率いるオランダ・バッ
ハ協会のメンバーであり、デ・フリントが音楽監督を務めるオランダのピリオ
ド・オーケストラ、コンバッティメント・コンソート・アムステルダムのメン
バーにもその名を連ねているピーター・ダークセン(デュルクセン)。
チェンバロやオルガンなど鍵盤楽器奏者としての実力はもちろんのこと音楽学
者としても非常に高名なダークセンは、現存する資料に基づき研究を重ねバッ
ハの「ヨハネ受難曲」1724年初演版を完成させるなど、その名は全世界に響き
渡っている。また1742年頃初稿版のバッハ「フーガの技法」(KTC 1348)やシャ
イデマンに関する著作など、その研究成果の功績は計り知れないものがある。
スヴェーリンクの高弟であり北ドイツ・オルガン楽派の創始者の1人でもある
ドイツの音楽家ハインリッヒ・シャイデマンは、17世紀のオルガン作品の重要
な作曲家に数えられており、特にコラールに基づいた作品は傑作として名高い。
1996年にユトレヒトでセバスティアン・ヌネスによって製作された名工ヨハネ
ス・ルッカース1638のレプリカによって奏でられるシャイデマンのチェンバロ
作品は全曲世界初録音。ダークセンの学術的アプローチと、17世紀ドイツ音楽
の融合が新たな作品象を浮かび上がらせる。

KTC 1319 \2250
スヴェーリンク:合唱作品集第2集 ――
詩篇122番《わたしは喜びました》/詩篇42番《鹿が音を立てるのを聞くよう
に》/人よあなたのためにわたしが耐えていることを見てください/詩篇43番
《わたしに変わって争ってください》/わたしに語る者は皆/主よ、御もとに
身を寄せ/わたしについてきたい者は/貧しい人は幸いである/詩篇108番《神
よ、わたしの心は確かです》/詩篇23番《神はその大きな力のもとでわたしを
養います》/詩篇137番《バビロンの流れのほとりに座り》/新しい歌を主に
向って歌え/詩篇110番《全能者はわたしの主人に》/天の元后よ、喜べ/
詩篇99番《さていまこそ》
ヤン・ブッケ(指揮)、
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)、
ピーター・フィリップス(指揮)、
オランダ室内合唱団
第1集では、ピーター・フィリップス、トン・コープマン、ウィリアム・クリス
ティといった宗教音楽の世界的権威たちが指揮を振ったスヴェーリンクの合唱
作品集の第2弾。第1集でもタクトを振るったタリス・スコラーズのディレクタ
ー、ピーター・フィリップス、言わずと知れた巨匠フィリップ・ヘレヴェッヘ、
レオンハルトの門下生でカペラ・アムステルダムの創設者ヤン・ブッケがタク
トを執るなど、前作にも増して豪華な指揮者陣が実現!
詩篇に基づく宗教的なポリフォニー作品、ジュネーヴ詩篇歌集の旋律を定旋律
として用いた作品などを生み出した16世紀末から17世紀初頭におけるネーデル
ランド楽派最大の作曲家スヴェーリンクは、宗教作品やオルガン作品に特に優
れた作品を遺している。ピーター・ダイクストラの首席客演指揮者就任でさら
なるレベルアップを遂げ欧州屈指の名門オランダ室内合唱団による1988年の録
音である。

KTC 1359 2枚組 \4500
レオン・オルテル(1905-1985):管弦楽作品集&室内楽作品集 ――
エヴォケイション/交響曲第3番*/同第4番+/エチュード・カプリース/
歌曲集Op.33/ソナチネ第5番/歌曲集Op.54/奇想曲/歌曲集Op.26/ソナチネ
第6番/形式的な練習曲へのオマージュ
アンク・ラインダース(ソプラノ)、
ルート・ファン・デル・メール(バス・バリトン)、
ジョアン・ベルクヘメール(ヴァイオリン)、
コール・デ・グロート(ピアノ)、セップ・グローテンフイス(ピアノ)、
ジャック・ヘンドリクス(ピアノ)、ルドルフ・ヤンセン(ピアノ)、
レオン・オルテル(ピアノ)、
ジャン・フルネ(指揮)+、アントン・ケルシェス(指揮)、
ウィレム・ファン・オッテルロー(指揮)*、
オランダ放送フィルハーモニック管弦楽団、
アムステルダム・フィルハーモニック管弦楽団
レオン・オルテルは、多調や無調という時代の流行とは違う独自の作風の確立
に挑んだ20世紀オランダの作曲家、ピアニスト。またハーグ音楽院ではピアノ
科教授、アムステルダム音楽院では作曲家教授を務めるなど教育者としても後
進の育成にも携わってきたことも知られている。
このオルテルの作品集には1965年から1996年にかけて収録された様々な音源が
収められており、フルネやオッテルローなど、歴史に名を刻む往年の巨匠たち
の貴重な録音に出会うことができる。

KTC 1332 2枚組 \4500
シューベルト:フォルテピアノのための作品集Vol.3 ――
ソナタ第16番イ短調D.845,Op.42/同第3番ホ長調D.459/
同第21番変ロ長調D.960/同第9番ロ長調D.575,Op.147
ヤン・フェルミューレン(フォルテピアノ)
19世紀初頭にウィーンで最も高い評価を受けたナネッテ・シュトライヒャーに
よって1826年に製作されたシリアルナンバー(2090番)入りの銘器を使用したシュ
ーベルト・シリーズの第3集。
ベルギー鍵盤界の重鎮ヤン・フェルミューレンは、ヴィーラント・クイケンな
ど祖国を同じとする大物アーティストたちとの関係も深い。ソナタ第16番の冒
頭部分からベテランらしい味わい深い演奏が展開される。
2007年7月-8月の録音。

KTC 4024 \2250
フレミッシュ・コネクションVII
アウグスト・デ・ブーク(1865-1937):管弦楽作品集 ――
ダホメニアン狂詩曲/ヴァイオリン協奏曲/夜想曲/納屋で/交響的組曲《ラ
インの小さな王》/2つのフランドル地方の民謡による幻想曲
ニン・カム(ヴァイオリン)、
マルク・スーストロ(指揮)、フランダース放送管弦楽団
フランダース地方の作曲家による管弦楽作品を中心に紹介を行ってきたエトセ
トラ(Etcetera)のシリーズ、「フレミッシュ・コレクション」の第7集。
1865年5月9日にベルギーのメルヒテムで生まれたデ・ブークはブリュッセル王
立音楽院で音楽を学び、ポール・ジルソンから作曲を学んだベルギー国民楽派
の作曲家である。ドラマティックな作風を持つデ・ブークの作品は、近代のオ
ーケストラ作品や吹奏楽ファンにおすすめ。




<Hortus>
HORTUS 056 \2250
ノートルダム大聖堂の音楽-めでたし元后(サルヴェ・レジナ) ――
アンティフォナ:めでたし元后
イヴ・カスターネ(1964-):ミサ・サルヴェ・レジナ
オッフェルトリウム:乙女マリアよ、御身は祝福されたもう
コムニオン:レジナ・ムンディ
プーランク:黒い聖母像への連祷
オリヴィエ・ラトリー(1962-):めでたし元后
オリヴィエ・ラトリー(オルガン)、イヴ・カスターネ(オルガン)、
リオネル・ソウ(指揮)、パリ・ノートルダム聖歌隊
2007年5月に開催された日仏クラシック音楽ビジネス・コンヴェンションで紹介
され、日本の関係者から称賛の声と大きな期待を集めた「ノートルダム大聖堂
(寺院)」での「パリ・ノートルダム聖歌隊」の録音がいよいよ登場。1枚目の
「めでたし元后」はそのタイトルにあるように、荘厳であり厳粛な「めでたし
元后(サルヴェ・レジナ)」が大きなテーマ。
ここではグレゴリオ聖歌による宗教作品とオルガン奏者として録音に参加して
いるラトリー、カスターネの作品を1つに融和させると同時に、1000年という永
き時間を隔てて生み出されたノートルダム大聖堂のための音楽を結び付けてい
る。ノートルダム大聖堂で捧げられるパリ・ノートルダム聖歌隊の聖母マリア
への祈りが音楽という形で込められた崇高な芸術作品である。
2007年10月8日-12日、28日-31日、パリ・ノートルダム大聖堂での録音。

HORTUS 055 \2250
ノートルダム大聖堂の音楽-20世紀の大ミサ曲 ――
ルイ・ヴィエルヌ(1870-1937):
2つのオルガンと合唱のための《荘厳ミサ》Op.16
ジャン=ピエール・ルゲ(1939-):ミサ《デオ・グラティアス》
フィリップ・ルフェーヴル(オルガン)、ジャン=ピエール・ルゲ(オルガン)、
イヴ・カスターネ(オルガン)、
ニコレ・コルティ(指揮)、パリ・ノートルダム聖歌隊
「めでたし元后」と同じく「ノートルダム大聖堂の音楽」銘打たれたこの「20
世紀の大ミサ曲」に収録されているのは、ノートルダム大聖堂の音楽と密接に
結びついた2人の音楽家によるミサ曲。
「ウェストミンスターの鐘」が特に知られているヴィエルヌと、現在もオルガ
ニスト、作曲家として活躍中のルゲは、時代こそ違えども共にノートルダム大
聖堂のオルガニストという要職を担っていたという共通点を持っている。
ヴィエルヌの「荘厳ミサ」が1900年に初演されてから100年後となる2000年にル
ゲのミサ曲の初演が行われたというのも、運命のいたずらではなく定められた
宿命だったのかもしれない。

HORTUS 047 \2250
ミシェル・コレット(1707-1795):修道女のためのミサ
カトリーヌ・グルゥイレ(ソプラノ)、エマニュエル・マルタン(ソプラノ)、
ジュリー・ロバール(ソプラノ)、
フレデリック・ブルダン(指揮)、
ダミアン・コロンブ(オルガン)、ル・コンセール・デ・ダーメ
「修道女のためのミサ」は、ソリスト、女声合唱とオルガン伴奏のために18世
紀後期に作曲されたと伝わるコレットの宗教作品。
18世紀当時の伝統的な技法を用いて作曲された女声合唱とオルガンのみで演奏
されるコレットのミサ曲は、合唱とオルガン独奏が入れ替わりながら奏でられ
る。特に女声合唱団「ル・コンセール・デ・ダーメ」の美しきハーモニーは特
筆もの。神々しさを醸しだす歌声がコレットのミサ曲の価値をさらに高めている。

HORTUS 051 \2250
エディト・キャナ・ド・シズィ(1950-):
時祷書/昇天小ミサ曲/ヴェガ/即興曲
ロイク・マリー(オルガン)、
ニコレ・コルティ(指揮)、ブリテン合唱団、レ・タン・モデルヌ
エディト・キャナ・ド・シズィは、ソルボンヌ大学で哲学、パリ音楽院では音
楽を学んだ1950年生まれの女流作曲家。
モーリス・オアナとの出会いや師であるイヴォ・マレクの下での日々が現在の
ド・シズィの作風を創り上げており、その作品はローラン・コルシアやアナ・
ベラ・チャベス、エッシェンバッハ&パリ管などに取り上げられるなどフラン
スを中心に熱い視線を浴びている。




<Pavane>
ADW 7520 \2250
ドビュッシー:室内楽作品集 ――
ヴァイオリン・ソナタ/夢/ピアノ三重奏曲ト長調/月の光/チェロ・ソナタ
トリオ・ポルティチ〔ダミアン・パルドン(ヴァイオリン)、ルク・トーテン
(チェロ)、ステファネ・デ・メイ(ピアノ)〕
フランク(ADW 7500)、ショパン(ADW 7512)に続くベルギーの強力トリオ「トリ
オ・ポルティチ」のリリース第3弾はドビュッシー。トリオ・ポルティチは、
クセナキスの作品集でお馴染みのルクセンブルク・フィルでヴァイオリン奏者
を務めるパルドン、フランダース放送管のソロ・チェロ奏者トーテン、コルト
ーの教えを受け継ぐデ・メイというベルギーの実力者たちによって2004年に結
成されたアンサンブル。
日の出の勢いを見せるベネルクスの音楽シーンの充実期をこのドビュッシーを
通じて堪能することが出来る。2007年8月の録音。

ADW 7359 \2250
フンメル:ピアノ小品集 ――
奇想曲Op.49/グルックの《アルミーダ》の主題による変奏曲Op.57/バガテル
Op.107より 第1番、第3番、第5番/《3つのカプリース形式の気晴らし》Op.105
より 第2番/ロンドOp.11/ポロネーズOp.55
ジョアンナ・トルチアク(ピアノ)
ショパンに影響を与え、自らも作曲家としてだけでなくピアニストとしても高
名だったフンメルのピアノ小品集。フンメルのピアノ作品の演奏、レコーディ
ングに力を注ぐトルチアクはポーランドの女流ピアニスト。
ポーランド政府のスカラシップでモスクワに留学などを経験したトルチアクは、
1980年のポーランド・ピアニスト・フェスティヴァルで優勝を果たすなど確実
に実績を残している。1996年7月4日-6日の録音。

ADW 7358 \2250
20世紀のフルート・ソナタ集 ――
マルティヌー:フルート・ソナタ第1番
シュールホフ:フルート・ソナタ
インドルジフ・フェルト(1925-):ソナタ
プロコフィエフ:ソナタ ニ長調Op.94
カルロ・ヤンス(フルート)、ダニエル・ブルメンタール(ピアノ)
パヴァーヌには20世紀チェコの作曲家フェルトの作品集(ADW 7469)などの録音
を残しているルクセンブルクのフルート奏者カルロ・ヤンス。
名匠レイモン・ギヨーの門下生でもあるカルロ・ヤンスは、ラトヴィアでの活
動を経て現在はソリスト、室内楽奏者、指揮者、そして母国ルクセンブルク音
楽院の教授として多方面に渡って活躍中。

ADW 7355 \2250
アメリカの春 ――
ジョアンナ・ブルズドヴィチュ(1943-):
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ《アメリカの春》、
ヴァイオリン、チェロとピアノのための《2つの世界の三重奏曲》
ジョージ・アンタイル(1900-1959):ヴァイオリン・ソナタ第1番、同第2番
ロベルト・シレデル(ヴァイオリン)、
ボグスラフ・ヤン・ストローベル(ピアノ)、
トマス・ストラール(チェロ)
クラシック、テレビ、映画など広い分野に優れた作品を送り出している現代ポ
ーランドの大物女流作曲家ブルズドヴィチュと、アメリカの奇才アンタイルの
室内楽作品をカップリング。
どちらの作品も伝統的な手法だけでなく、ジャンルの垣根を取り払った個性に
あふれた音楽が展開されていく。ちなみにブルズドヴィチュの2作品は、この
録音が世界初録音となったもの。

ADW 7354 \2250
R・シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調Op.18
ブラームス(クライスラー編):ハンガリー舞曲第17番
グルック:精霊の踊り
ファリャ(クライスラー編):スペイン舞曲
サン=サーンス:ハバネラOp.83
サラサーテ:ザパティアートOp.23-2
サン=サーンス(イザイ編):奇想曲
リヴィア・プルナル(ヴァイオリン)、ルク・デヴォス(ピアノ)
リヴィア・プルナルは、1969年にルーマニアで生まれ1991年にはロドルフォ・
リピツァー賞ヴァイオリン・コンクールで1等賞に輝くなど神童として早くから
その才能を発揮してきたヴァイオリニストである。プルナルは、このリヒャル
ト・シュトラウスのソナタをメインとして高い技巧を必要とする小品を加えた
プログラムで1676年製のグァルネリを弾きこなしている。1995年3月の録音。

ADW 7351 \2250
カストルでのオルガン・リサイタル ――
ニコラウス・ブルーンス(1665-1697):前奏曲ホ短調
ブクステフーデ:
シャコンヌ ホ短調BuxWV.160、コラール《甘き喜びのうちに》BuxWV.197、
トッカータ ニ短調BuxWV.155
J・S・バッハ:
コラール《ああ人よ、汝の大きな罪を嘆け》BWV.622、
幻想曲とフーガ ト短調BWV.542
デュプレ:前奏曲とフーガ ロ長調Op.7-1
ジャン・アラン(1911-1940):ジャヌカンの主題による変奏曲、アリア、祈り
ヴィエルヌ:オルガン交響曲第1番Op.14より 終曲
ジャン=ピエール・レコウディ(オルガン)
パヴァーヌ・レーベルのオルガン部門の支柱的存在であるレコウディがフラン
ス、トゥールーズ近郊のカストルで収録を行ったリサイタル・プログラム。
バッハ、ブクステフーデからアラン、ヴィエルヌまでを広くカバー。
1994年の録音。




<BNL>
BNL 112907 \2250
疾風怒濤期の協奏曲 ――
J・C・バッハ:協奏曲集イ長調、同変ホ長調
C・P・E・バッハ:協奏曲ニ短調Wtq.23
W・F・バッハ:協奏曲ト短調
マレク・トポロフスキ(チェンバロ)、
ディディエ・タルパン(指揮)、
コレギウム・ムジケ・アンティクェ・ヴァルソヴィエンセ
「コレギウム・ムジケ・アンティクェ・ヴァルソヴィエンセ」はポーランド国
立ワルシャワ室内歌劇場の弦楽器奏者たちによって1961年に結成されたピリオ
ド・アンサンブル。
この18世紀後半の「疾風怒濤期」に大バッハの息子たちが生み出した4曲のチェ
ンバロと弦楽のための協奏曲集では、ポーランドの名手トポロフスキの妙技を
存分に味わえる。古楽ファンからの根強い支持を得ているタルパンのコントロ
ールも秀逸。2000年3月の録音。

BNL 112919 \2250
テオドール・デュボワ(1837-1924):
オラトリオ《キリストの最後の7つの言葉》/6つモテット
ベルナール・ラルマン(指揮)、パリ仏独合唱団、ボン青少年オーケストラ
デュボワは、トマの下で作曲を学び1861年のローマ賞を獲得。そして1896年に
は師であるトマの後任として名門パリ音楽院の院長に就任するなど19世紀-20世
紀初期のフランス音楽シーンの重要人物である。
ローマ大賞でのいわゆる「ラヴェル事件」で有名となってしまったデュボワだ
が、当時のフランス古典派を代表する音楽家としての確かな実力がこのオラト
リオから聴き取れる。2002年3月の録音。

BNL 112895 4枚組 \6750
フランス地方の歌
ベルナール・ラルマン(指揮)、パリ仏独合唱団、他
フランスに古くから伝わる歌や、カナダのケベックやアカディに伝わる歌など、
124曲に及ぶフランスの「シャンソン」をラルマン&パリ・フランコ=アルマン
ド合唱団が歌う。




<Cybele>
Cybele 960.207 \2250
DEGEM-CD7 ――
ハビエル・アレサンドロ・ガラヴァーニャ(1960-):
Overture(in memoriam T.A.T.)
ハンス・ミッテンドルフ=ラビシュ(1952-):Invisble Worlds
スヴェン=インゴ・コッホ(1974-):sax
ハリー・エド・ローラン(1950-):N.A.M.A: booty! don't walk
ウェルナー・シー(1953-):Cities’Drift
カール・フリードリヒ・ゲルバー(1954-):Stream
フランク・ニーフスマン(1960-):Arbeit
フリードヘルム・ハルトマン(1963-):Electric Symphony(Fuge)
ロベルト・ドアーティ(1953-):Felix Regula IV
電子楽器による演奏
DEGEM-CD7/Various
「DEGEM」シリーズは、ドイツ電子音楽作曲家協会(DEGEM)に所属する作曲家た
ちの作品集。「DEGEM」にはヨーロッパだけでなく様々な国籍の作曲家たちが
名を連ねている。全曲世界初録音。

Cybele 960.205 \2250
DEGEM-CD5 ――
ハンス・ミッテンドルフ=ラビシュ:Gesang der Winde
ハルトムート・イェンチュ(1965-):bleistift music
イシイ・ヒロミ:Dreaming Stones
ゲオルク・カッツァー(1935-):Die Landschaft von Vineta
ティルマン・クラウス(1954-):
...woraus Begegnung fliest... Giordano Bruno
ギュンター・ハインツ(1954-):keep on the move
インゲ・モルゲンロート: Requiem fur ein Schwein
フランク・シュヴァイツァー(1962-):Beginner's mind
電子楽器による演奏
DEGEM-CD5/Various
「DEGEM」の第5集には武蔵音楽大学からドレスデン音楽大学へと渡った日本の
女流作曲家、イシイ・ヒロミの作品も収録。

Cybele 960.204 \2250
DEGEM-CD4 ――
ウィルフリード・イェンチュ(1941-):Kyoto Bells
アンドレ・ルスチョコフスキ(1959):Nasoma
ハインツ=ヨーゼフ・フローリアン(1955-):Hannah's Tapesession IIa
クリスティアン・バナシク(1963-):Begegnung VI
ヨハネス・S. システルマンス(1955-):XIX MIKADO 2
マティアス・キルシェク(1952-):Masae
ハンス・トゥチュク(1966-):extremites lointaines
電子楽器による演奏
DEGEM-CD4/Various
「Kyoto Bells」や「XIX MIKADO 2」など日本を連想させる電子音楽も含まれて
いる。

Cybele 960.203 \2250
DEGEM-CD3 ――
フリードヘルム・ハルトマン:Sirenes
ラルフ・R. オラーツ(1964-):Unacres
ユタ・ラヴェンナ(1960-):LeiseLaute
ヘルムート・ツァップ(1956-):Canto del Aria
ハリー・エド・ローラン:Prayer Meeting: EO
マルティン・スッペル(1947-):DH2
ギュンター・ハインツ:Changes
ゲルハルト・ベールズ(1969-):Silicea
グランディアン・ルツ(1954-):Sudlich von Alexandreia
電子楽器による演奏
DEGEM-CD3/Various
ミニマル・サウンドで知られる「モノレイク(Monolake)」の創設者の1人、ゲル
ハルト・ベールズも「DEGEM」のメンバー。




<Gala>
GL 100.806 2枚組 \2560
マーラー:
交響曲第8番変ホ長調《千人の交響曲》(録音:1954年11月29日-30日)、
歌曲集《さすらう若人の歌》*(録音:1951年8月19日)、
歌曲集《亡き子をしのぶ歌》#(録音:1955年6月6日)
ヴォルフ:ゲーテ歌曲集+(録音:1955年9月13日)
ヘンツェ:5つのナポリ民謡+(録音:1956年9月19日)
ヴィンフリート・ツィリヒ(指揮)、
ハンブルク・北ドイツ放送交響楽団、ケルン放送合唱団、
ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウ(バリトン)*#、
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)*、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団*、
ヘルマン・プライ(バリトン)+、
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指揮)+、他
ツィリヒ&北ドイツ放送響の「千人」、フィッシャー・ディースカウの「マー
ラー」、プライの歌う「ヴォルフ」や「ヘンツェ」など希少価値の高い音源が
セットで登場。

GL 100.634 3枚組 \3840
ヴェルディ:歌劇《アイーダ》
ステッラ・ローマン(ソプラノ)、ジーノ・サーリ(テノール)、
シルヴィア・ソウヤー(メゾ・ソプラノ)、
アントニオ・マンカ・セッラ(バリトン)、
アルベルト・パオレッティ(指揮)、ローマ歌劇場管弦楽団&合唱団、他
1952年、ローマでの録音。ボーナス・トラックには、グィド・ピッコ&メキシ
コ国立歌劇場のアイーダ(抜粋)とステッラ・ローマンのハリウッド・ボウル・
コンサートを収録。

GL 100.636 3枚組 \3840
ビゼー:歌劇《カルメン》
リーゼ・スティーヴンス(メゾ・ソプラノ)、
リチャード・タッカー(テノール)、
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)、
フランク・グァレーラ(バリトン)、
ティボール・コズマ(指揮)、メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団、他
1954年4月3日、ニューヨークでの録音。ジェンナーロ・パーピの指揮、メトロ
ポリタン歌劇場の演奏によるカルメン(抜粋/1937年1月9日の録音)がボーナス
・トラックとして収録されている。

GL 100.796 2枚組 \2560
ドニゼッティ:歌劇《ドン・パスクァーレ》
フェルナンド・コレナ(バス)、アフロ・ポーリ(バリトン)、
アゴスティーノ・ラッザーリ(テノール)、
アルマンド・ラ・ロサ・パロディ(指揮)、
ミラノ・スカラ座歌劇場管弦楽団&合唱団、他
1951年、ミラノでの録音。ニーノ・サンツォーノ&ミラノ・イタリア放送響に
よるロッシーニの「トルコのイタリア人」(抜粋/1958年2月25日の録音)も併録。

GL 100.803 2枚組 \2560
モーツァルト:歌劇《フィガロの結婚》
セスト・ブルスカンティーニ(バリトン)、
グラツィエッラ・シュッティ(ソプラノ)、ウーゴ・トラーマ(バス)、
ニコラ・レッシーニョ(指揮)、
ダラス・シビック・オペラ管弦楽団&合唱団、他
1967年11月19日、ダラスでの録音。

GL 100.804 2枚組 \2560
ルコック:オペラ・コミック《アンゴー夫人の娘》
リーナ・パリューギ(ソプラノ)、
ジュゼッピーナ・サルヴィ(メゾ・ソプラノ)、
トマーゾ・ソレイ(バス)、
セザーレ・ガリーノ(指揮)、トリノ・イタリア放送交響楽団&合唱団、他
1952年1月24日、トリノでの録音。1900年代前半のイタリアを代表する歌い手で
あるアリーナ・パリューギの歌曲集をボーナス・トラックに収録。



<Glossa>
GCD 920921 \2300(4月22日までのご注文特価 \2080)
モンテヴェルディ:マドリガーレ集第1巻(1587) &第9巻(1651)――
マドリガーレ集第1巻-
私が私の生命を愛しても、あなたの事を切実に思うと、なぜ愛しい人を、あ
の勝ち気な彼女の所へお行き、甘く優しい口づけよ、たとえあなたが許さな
くとも、愛しいフィッリ、私の苦しみを吸い上げて、羊飼いの娘フーミア、
もしあなたと別れることで、無数の炎と鎖の中で、さあニンフよ外へ行こう、
この美しい手が罠を編んだ、美しい羊飼いの娘が、いとしい女よあなたの刃
は、美しい人よあなたを見る時、私はこんなに燃えているがあなたを愛さな
い/マドリガーレ集第9巻- 素敵な羊飼い、西風は帰り、誰の意見も聞くまい、
常に変わらぬ喜び、お前の胸の中に、もう恋はしない、今日のそよ風は何と
やさしく、踊りに、私を憎んでいたのなら、ええ, あなたを愛します、さあ
素敵な羊飼いたちよ、おお恋人よ, おお私の命よ
クラウディオ・カヴィーナ(指揮)、ラ・ヴェネクシアーナ
作曲者不詳のルネサンス喜劇の題名をアンサンブルの名前に冠し、特にイタリ
アのマドリガーレの演奏で世界最高と謳われるほどの地位を確立した鬼才クラ
ウディオ・カヴィーナ率いるイタリアのヴォーカル・アンサンブル「ラ・ヴェ
ネクシアーナ」。
1998年のグロッサ(Glossa)デビューからレコーディング&リリースが続けられ
たラ・ヴェネクシアーナの代表作であり、代名詞となったモンテヴェルディの
マドリガーレ集(モンテヴェルディ・エディション)がこの第1巻のリリースに
よっていよいよ完結!
クレモナ時代の1587年に、弱冠20歳という若き頃のモンテヴェルディが出版を
実現させた「マドリガーレ集第1巻」。
生涯を通して作曲が続けられた「マドリガーレ」の原点となるこの第1巻は、
作曲の師であるマルカントニオ・インジェニェーリから伝授された伝統的な
対位法を基盤としながらも、大胆な不協和音や半音進行を織り交ぜるなど既
に円熟の気配を漂わせている最初期の傑作である。
またモンテヴェルディ・エディションの最終巻となるこの「マドリガーレ集
第1巻」には作曲者の死後1651年にヴェネツィアで出版された「マドリガーレ
集第9巻」が加えられており、イタリアの天才作曲家によるマドリガーレの
“最初”と“最後”の曲集から歴史の変遷によるモンテヴェルディ自身の作
風の変化や発展を知り得ることができるだろう。
カヴィーナ&ラ・ヴェネクシアーナが届け続けてきたモンテヴェルディのマ
ドリガーレ集の完結に相応しい素晴らしい録音の登場である。
2006年7月、サン・カルロ教会(モデナ/イタリア)

GCD 920923 \2300
モンテヴェルディ:マドリガーレ集第3巻(1592) ――
若々しい木は/ああ、苦痛は何と大きいことか/柔らかい草と白い花の上で
/愛しい人よ/私の心を引き裂いて下さい/おお、夜うぐいす/激しい情熱
が心を死に追いやるならば/去れ、むごき者/おお、春よ/何と不実な顔よ
/もし私か愛さなくなったら/かつては私の命であった瞳よ/苦悩の日々を
生きよう/美しき瞳よ/安心しておくれ
クラウディオ・カヴィーナ(指揮)、ラ・ヴェネクシアーナ
入手困難の状態が続いていたカヴィーナ&ラ・ヴェネクシアーナの黄金コンビ
によるモンテヴェルディの「マドリガーレ集第3巻」がシリーズの完結に合わ
せて復活の新装発売!
パッケージ・デザイン、ブックレット解説、品番などがリニューアルされ新
たな姿となって蘇った「マドリガーレ集第3巻」。
GCD 920903からの新装移行再発売。

<HUNGAROTON>
HCD 32581 \2080
「フバイ:ヴァイオリンとピアノのための作品集Vol.11」
フバイ:
(1)6つのハンガリーの詩曲Op.27
(2)5つの小品Op.51
シシリエンヌ / ガヴォット / ボレロ / アルプスのこだま / 悪魔的スケルツォ
(3)フランソワ・コぺのための3つの詩曲Op.56
(4)6つの新しいハンガリーの詩曲Op.76
(5)秋の詩(1924)
(6)アルルカン-スケルツォOp.81
(7)2つの小品Op.110 春のロンド / スズメバチ
フェレンツ・セチェーディ(Vn) イシュトヴァーン・カッシャイ(P)
録音:2007年4月14-17日フンガロトン・スタジオ
ヴァイオリン好きが注目するフバイのシリーズ第11弾。リストの高弟で、フバ
イとも親交のあったカーロイ・アッグハージによる同名のピアノ・デュオ作品
に触発された作品27に始まり、未出版で公開演奏された記録もない「秋の詩」
まで、このたびのテーマは“詩(poemes)”。ふたつの「ハンガリーの詩曲」は、
タイトルに反して民俗色は薄めでドイツ・ロマン派風。それぞれ6曲は緩と急と
が交互に配置され、全体にリズムを与えています。このほか、大自然の目覚め
と生茂る草木の再生を呼び起こす、うきうきとした気分あふれる「春のロン
ド」。対照的に「スズメバチ」はある種常動曲の性格を持つ超絶技巧曲で、青
春の日のサロン音楽に比して複雑で成熟した筆致がみられます。これまでとあ
わせて、ヴィルトゥオーゾ、フバイによるヴァイオリン音楽の真髄に迫る内容
となっています。

HCD 32498 \2080
トンマーゾ・ジョルダーニ(1733-1806):
フルート・トラヴェルソ、ヴィオラとチェロのための6つのトリオ集Op.12
(1775-1776)
第1番ニ長調 / 第2番ト長調 / 第3番ニ長調 / 第4番ト長調 / 第5番ハ長調 /
第6番ヘ長調
オルショイヤ・カチャンデル(木製Fl;クリストファー・アベル2006年製作)
ペーテル・バールショニ(Va) ペーテル・サボー(Vc)
録音:2007年6月15-21日フンガロトン・スタジオ
ナポリに生まれ、ロンドンとダブリンで活躍したトンマーゾ・ジョルダーニは、
同時代のJ.C.バッハとおなじく、ギャラント・スタイルを代表する多作家でし
た。オペラ作曲家として成功を収めるかたわら、ソノリティの秀逸なセンス、
確信に満ちた様式の扱いから、管弦楽組曲やチェンバロやフォルテピアノのた
めの協奏曲やソナタも人気を博していたと伝えられています。
おそらく弟子や学習者のために書かれたであろう6つのフルート・トリオは、ロ
ンドンでキングズ・シアター・カンパニーを率いていたころに書かれた作品。
金銭的に高いリスクを抱えることの多いオペラ製作との釣り合いをとるため、
多くの音楽家と同じくジョルダーニもまた教えることで生計の下支えをしてい
たと考えられます。6曲は2楽章形式の第4番をのぞいて、第1、第3 & 第5番が
急-緩(ラルゴまたはラルゲット)-急の、そして第2と第6がフィナーレにメヌエ
ットのテンポ指定のある3楽章形式となっています。とりわけセレナードのよう
な、美しくやわらかい緩徐楽章はリラグゼーション効果満点。世界初録音です。

HCD 32408 \2080
モーツァルト:
3つのソナタ集K.Anh.166-ヨハン・アンドレによる弦楽四重奏用編曲
(1)弦楽四重奏曲ト長調Op.32-1(-ピアノ三重奏曲ト長調KV.564)
(2)弦楽四重奏曲ハ長調Op.32-2(-4手のためのソナタ ハ長調KV.521)
(3)弦楽四重奏曲ヘ長調Op.32-3(-4手のためのソナタ ヘ長調KV.497)
ルイジ・トマジーニ四重奏団(ピリオド楽器使用)
ラースロー・パウリク、エルジェーベト・ラーツ(Vn)
エヴァ・ポシュヴァネツ(Va)バラージュ・マーテー(Vc)
録音:2007年3月7-10日ブダペスト、フンガロトン・スタジオ
プレイエル編曲(HCD.32343)につづいて、トマジーニ四重奏団がまたもやモー
ツァルト作品の編曲アルバムをリリース。ここで編曲を手掛けているのは、プ
レイエルとも親交があり、彼の作品の楽譜出版を任されていた有力な音楽出版
者ヨハン・アンドレ(1741-1799)。作曲家としてのかれは、“アマチュアの独
創的才人”ともいうべきかなりの腕前の持ち主であったと伝えられ、ここに聴
く1793年に出版された3曲もパートの巧みな置き換えほかアレンジのセンスも冴
えています。インマゼール率いるアニマ・エテルナにも参加するパウリクをは
じめ、ピリオド一線の名手で構成されたアンサンブルの力もあり、モーツァル
トのオリジナルを知らなくても、また聴き比べでは一段と楽しみも膨らみます。
演奏にあたってはブダペストにあるフェレンツ・リスト音楽院のアーカイヴに
所蔵されていた、初版楽譜を使用しています。





<INTEGRAL>
INTEG 221158 \2350
(1)サン・ジョルジュ:弦楽四重奏曲 作品14の1-5
(2)モーツァルト:弦楽四重奏曲第5番
アンタレス四重奏団

INTEG 221101 \2350
(1)サン・ジョルジュ:弦楽四重奏曲 作品1の1-5
(2)モーツァルト:弦楽四重奏曲第4番
(3)モーツァルト:弦楽四重奏曲第5番
アンタレス四重奏団
熱狂的ファンが多いサン・ジョルジュ!
春一番の弦楽四重奏曲2タイトルついに追加登場。




<haenssler>
93 209 \2250
ジムロ、頓挫したコンサート・ツアー-新ユダヤ楽派の六重奏曲
(1)プロコフィエフ:ユダヤ主題による序曲
(2)グリゴーリ・クレイン:前奏曲
(3)アクロン:子供の組曲
(4)ハイェス:パレスチナ組曲
(5)アクロン&ベリソン:シェル
(6)アクロン:ショーレム・アッシュの「殉教」のための付随音楽から2つの小品
(7)スティルマン:ハシディック狂詩曲
ヘン・ハレヴィ(Cl)、フォーグラーSQ、ヤーシャ・ネムツォフ(Pf)
革命でロシアを離れたペテルブルグ音楽院出身のユダヤ人音楽家たちが、エル
サレムに音楽寺院(?)を設立しようという志で、資金調達のため結成した合奏
団ジムロ。クラリネット、弦楽四重奏とピアノという六重奏で、アメリカで再
会した学生時代の級友プロコフィエフに「ユダヤ主題による序曲」を書かせた
ことで名が残っています。しかしクラリネット奏者シメオン・ベリソンがあま
りに頭角を現しすぎてスターになってしまい、合奏団は自然解散となりました。
当アルバムは、ジムロゆかりの曲と、同じ編成で書かれたロシアおよびポーラ
ンド系ユダヤ人作曲家の作品が集められています。クレズマー・バンドを思わ
す編成の生み出す特異な響き、ムンムンと立ち昇る異教的匂いと哀調に満ちた
ユダヤの調べが胸に染み入ります。




<radio france>
FRF 001 \2780
タンスマン:歌劇「誓い」
伯爵夫人:マリー・ドヴェルロー(Sop)、
伯爵:ジャン=セバスティアン・ブー(Br)、
ホセ:ファブリス・ダリ(Ten)、ゴランフロ:アラン・ガブリエル(Ten)、
ロザリー:デルフィーヌ・エダン(Ms)、エリック・ジェノヴェーズ(語り)、
フランス放送Cho、
アラン・アルティノグリュ(指)
フランス放送フィル
昨今ようやく本領の交響曲や器楽曲の録音が出始め、ギター一色だったディス
コグラフィに彩が加わった感のあるタンスマン。ついにオペラの登場です。2場
から成る「誓い」はバルザックの「ラ・グランド・ブルテッシュ」に基づき、
妻の浮気相手のスペイン男を殺害して壁に塗りこむ伯爵の話。1953年に作曲さ
れ、翌年クリュイタンスの指揮で放送初演されました。タンスマン自身は「叙
情的挿話」と命題しており、作風的にはヴィリズモ風。血なまぐさく狂気に満
ちた世界が色彩豊かな管弦楽法で描かれます。アーンやオッフェンバックのオ
シャレな歌唱で最近注目のドヴェルローが迫真の演技を披露、ピアニストとし
ても知られる指揮者アルティノグリュの統率力も光ります。





<harmonia mundi France>
HMC 901990 \2450
シューベルト:
(1)弦楽四重奏曲第12番「四重奏断章」
(2)同第14番「死と乙女」
エルサレムSQ
イスラエルのフレッシュなイケメンたちによるエルサレムSQ。彼らの第5弾は
シューベルトの名作2篇。年齢的には若くとも、1993年結成なので、アンサン
ブルとしては完璧なまでに息のあったところを見せてくれます。ちょうどシュ
ーベルトがこれらの曲を作曲したのと同年代の彼らが、シューベルトの闇と深
みよりも、ナイーヴな心の動きや悩みを等身大に描いていて心打たれます。




<SUPRAPHON>
=アンチェル生誕100周年アニヴァーサリー=
SU 7015(DVD-Video) \2980
モノクロ 字幕:英・独・仏
(1)スメタナ:連作交響詩「わが祖国」
(2)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
(3)[ドキュメンタリー]“カレル・アンチェルとはだれ?”
ヘンリク・シェリング(Vn)
カレル・アンチェル(指)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
収録:(1)1968年5月12日プラハ、市庁舎、スメタナ・ホール(ライヴ) 
(2)1966年5月28日(ライヴ) (3)1969年プラハTV製作
チェコが誇る世界的な指揮者カレル・アンチェルが生まれて、ことし2008年で
ちょうど100年。これを記念するにふさわしいビッグタイトルが母国SUPRAPHON
からリリースされます。1968年「プラハの春」オープニング・コンサートにお
ける「わが祖国」ライヴ。すでに同一内容のCD(CR.0292)が出ており、そのすば
らしさは広く知られるところですが、映像作品としては「高い城」のみが映像
化されているものの、全曲ではもちろんはじめて。このライヴ映像は単なる演
奏会の記録にとどまらず、本来の言葉通り、1968年に起きた自由化改革運動で
ある「プラハの春」の貴重なドキュメントであり、歴史的にはかりしれない意
味合いを持つものとして永らく記憶され続けることでしょう。
カップリングのシェリングとのベートーヴェンは、こちらも内容の同じアルバ
ムが以前PRAGA(廃盤)で出たことがありますが、映像としては初のリリース。
ファンには堪えられないものといえそうです。



<EUROARTS>
20 72138(DVD-Video) \2900
字幕:英・独・仏・西
「タングルウッドのバーンスタイン」
(1)ブラームス:交響曲第2番ニ長調Op.73
(2)同:交響曲第4番ホ短調Op.98
(3)[特典映像]タングルウッドのバーンスタイン
レナード・バーンスタイン(指)
ボストン交響楽団
収録:1972年8月タングルウッド(ライヴ)
[映像制作:ユニテル・クラシカ]
生誕90周年を記念してリリースが活況を呈する巨匠バーンスタイン。シューベ
ルトの「ザ・グレイト」(20.72168)、ショスタコーヴィチの第1番(20.72158)に
つづいて、このたびEUROARTSより登場するのは、タングルウッド音楽祭におけ
るブラームスのライヴ。
“タングルウッドに戻るたびにいつも、私はなつかしい気持ちで満たされます、
でも、1972年のこの夏は、こよなく愛したブラームスのシンフォニーを振って
いたクーセヴィツキーのことがとりわけ鮮明な思い出となっています。”
-レナード・バーンスタイン1972年
1940年に若き日のバーンスタインはクーセヴィツキーのもと、ここタングルウ
ッド音楽祭から指揮者としての第一歩を踏み出しました。また、かれは当ライ
ヴより2年後の1974年には、クーセヴィツキー生誕100周年記念コンサートをタ
ングルウッドでボストン交響楽団を指揮しています。こうした背景も絡んでの
ことでしょうか。第2番のフィナーレに、第4番でのパッサカリアと、ここでの
レニーは憑かれたように燃えに燃えまくっています。やはりライヴによるウィ
ーン・フィルとの全集(1981、1982年)もそうでしたが、バーンスタインのたい
へん情熱的なアプローチとブラームスとの相性の良さを当ライヴにより再認識
されることでしょう。

20 72388(DVD-Video) \2900
字幕:英・独・仏・西
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」 全曲
[ボーナス]開演前説
ラファエル・クーベリック(指)
バイエルン放送交響楽団
収録:1984年ミュンヘン、レジデンツ・ヘルクレスザール(ライヴ)
(映像制作:ユニテル・クラシカ)
スペシャリスト、クーベリックによる「わが祖国」といえば、90年のチェコ・
フィルとの記念碑的ライヴや、弦の美しさが際立つボストン響とのセッション
録音ほか、それぞれが特徴ある名演揃い。このたびEUROARTSから登場する長年
の手兵バイエルン放送響とのライヴ映像は、すでにCD(ORFEO.115841)でも知ら
れるとおり、クーベリックの数ある同曲異演のなかでも燃焼度と完成度の高さ
によってほまれ高い内容です。ライヴでは燃え上がる巨匠の指揮姿を目の当た
りにすると、よりいっそうの興奮と感動をおぼえます。




<audite>
AU 23415 2枚組 \2700
モノラル
ヴェルディ:レクイエム
ヒルデ・ツァデク(S) マルガレーテ・クローゼ(Ms)
ヘルゲ・ロスヴェンゲ(T) ボリス・クリストフ(Bs)
ウィーン楽友協会合唱団
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1949年8月14日ザルツブルク音楽祭ライヴ(ベルリンRIASによる収録)
生誕100年を記念してauditeからもカラヤンのシリーズがスタートします。
第1弾は1949年ザルツブルク音楽祭におけるヴェルディのレクイエム。戦後ま
もない復興期に行われたこのライヴはレクイエムという内容もあり、荒廃した
人びとのこころに深い感銘を与えたモニュメンタルな演奏として記憶されてい
ます。ここで迫真の演奏が生み出された背景には、戦争協力の廉による演奏活
動の禁止がようやく明けて、カラヤンとしてもほかに例を見ないほど異常なテ
ンションとエネルギーが漲っていることもその一因に挙げられるでしょう。加
えて、ソリストもヴェルディには欠かせない大バスのクリストフと名テナーの
ロスヴェンゲのふたりをはじめ、ウィーン国立歌劇場のメンバーだったツァデ
クに、ベルリン国立歌劇場のメンバーでザルツブルク音楽祭にもたびたび客演
したクローゼと、当時のベスト・メンバーが揃い踏み。気合のこもったアンサ
ンブルを聴かせています。
過去にも複数のレーベルから出ていましたが、このたびドイチュラントクル
トゥーアのオリジナル・マスター使用による正規初CD化。なによりかつてない
良好な音質は感銘もあらたにしてくれることでしょう。
なお、今後auditeのカラヤンのシリーズではベルリン・フィルとのライヴで、
モーツァルトのピアノ協奏曲第20番(ケンプ独奏)とジュピター、ベートーヴェ
ンの「エロイカ」と「合唱」のリリースが予定されています。




<AEON>
AE 0858 \2450
マーラー:リュッケルト歌曲集
ワーグナー:
ヴェーゼンドンク歌曲集、「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と「愛の死」、
ピアノ四重奏伴奏版/クリスチャン・ファーヴ編
フェリシティ・ロット(S)
シューマン四重奏団
【テディ・パパヴラミ(Vn) クリストフ・シラー(Va) フランソワ・ギュイエ
(Vc) クリスチャン・ファーヴ(P)】
ワーグナーの作品で最も甘美で濃厚な魅力にあふれている作品、「トリスタン
とイゾルデ」前奏曲と「愛の死」の珍しいピアノ四重奏による編曲版。演奏は
イギリスが誇る名ソプラノ、フェリシティ・ロットと名手テディ・パパヴラミ
が第一ヴァイオリンを務めるシューマン四重奏団。ピアニストのクリスチャン
・ファーヴによる編曲で、ワーグナーの響きの秘密が浮き上がるよう。官能的
で甘美な旋律の魅力に惚れ薬を飲まされたような酔いを感じます。またマーラ
ーのリュッケルト歌曲、ワーグナーのヴェーゼンドンク歌曲のピアノ四重奏伴
奏版も収録。フェリシティ・ロットの清廉な歌声、芸達者たちが揃ったシュー
マン四重奏団の濃厚なアンサンブルも聴き所です。

AE 0859 \2450
ブラームス:
ヘンデルの主題による24の変奏曲とフーガ Op.24、
スケルツォ 変ホ短調Op.4、ガヴォット イ長調、
ピアノ・ソナタ第1番 ハ長調 Op.1
ラウラ・ミッコラ(P)
録音:2006年7月12-14日
澄みきった音色と切れ味鋭い技巧が魅力のフィンランド出身の女流ピアニスト、
ラウラ・ミッコラによるブラームスの作品集。妻クララの誕生日に贈ったと言
われている難曲、ヘンデルの主題による24の変奏曲とフーガ、若きブラームス
の情熱が注ぎ込まれた大作、ピアノ・ソナタ第1番、また初期の作品スケルツォ
Op.4やグルックの「パリスとヘレネ」より編曲したガヴォット(これもクララに
献呈)など聴き応えのある内容。ブラームスの陽の部分に光を当てた演奏です。




<BIS>
BIS 1655 \2380
ドビュッシー:ピアノ曲全集 vol.4
(1)12の練習曲(1915) 
(2)新発見の練習曲(「組み合わされたアルペジオのための練習曲」の初稿)
(1915) (3)間奏曲(ピアノ三重奏曲からの編曲)(1880/1882) 
(4)6つの古代の墓碑銘(1914/15) (5)燃える炭火に照らされた夕べ(1917)
小川典子(ピアノ)
日本語仕様盤(KDC5037)がひと足先にリリースされ、「レコード芸術」4月号で
特選かつ大絶賛されている小川典子のドビュッシー第4集。難物として知られ
る練習曲集に小川が挑戦。技巧の鮮やかさはいつもながら、曲の良さを再認識
させられる語り口の巧さが光ります。近年発見された2篇も含め、ドビュッシ
ー・ファン必聴の一枚です。

BIS 1545 \2380
17世紀のトリオソナタ集
(1)フィアダンク:組曲イ長調 
(2)ニコラウス・ア・ケンピス:シンフォニア第2番「ドロローサ」
(3)シュメルツァー:ランターリー 
(4)ベッカー:ソナタ第26番イ長調 
(5)ローゼンミュラー:ソナタ ホ短調 
(6)ヴェックマン:ソナタ ト長調 
(7)ハッカルト:ソナタ第6番ニ短調 
(8)ブクステフーデ:トリオソナタ ト長調 
(9)ケルル:トリオソナタ ヘ長調/ビーバー:パルティータ第6番ニ長調
ロンドン・バロック【イングリッド・ザイフェルト、リチャード・グィルト
(Vn)、チャールズ・メドラム(バスヴィオール)、テレンス・チャールストン
(Cem, Org)】
名人集団ロンドン・バロック最新譜はドイツ圏作曲家のトリオソナタ集。BIS
でリリースされている彼らのイギリス、フランスに次ぐ「17世紀トリオソナタ
集」第3弾です。あえて大バッハを避けているのが彼らのこだわりでしょう。
いずれも滋味に満ちた逸品ばかりで、ロンドン・バロックのいぶし銀の芸風が
光ります。

BIS 1658 \2380
作曲家クリスチャン・リンドベルイII
(1)Asa-エレキ・ヴァイオリン、トロンボーン、増幅されたチェンバロと弦楽
のための 
(2)ジョー・ジャック・ビングルバンディット-トロンボーン独奏のための 
(3)アクバンク・ブンカ-トランペットと管弦楽のための 
(4)ジプシー・キングダム-トロンボーンと弦楽四重奏のための 
(5)血がとっても赤いから 
(6)ボンベイ湾のバラクーダ-トロンボーンとテープ
クリスチャン・リンドベルイ(Trb、指揮、朗読)、
リチャード・トニェッティ(Vn)、
ニール・ペレス・ダ・コスタ(Cem)、
ウーレ・エドヴァルド・アントンセン(Trp)、
オーストラリア室内管、ノルディック室内管、スウェーデン室内管
リンドベルイの作品、といってもマグヌスではなく、最近すっかり作曲づいて
いるトロンボーンの超人クリスチャンの方。トロンボーンの機能を追及したも
の中心なのは当然ですが、陽気で健康的な性格のリンドベリらしく、音楽も深
刻なところはなく、どこか不真面目な感さえ漂わせてなかなかのもの。ストリ
ンドベリ原作による「血がとっても赤いから」では朗読までこなす多才ぶり。
天才、といわざるを得ないと申せましょう。

BIS 1522 \2380
ファッテイン・ヴァーレン:管弦楽曲集 Vol.1
(1)パストラール Op.11 (2)ミケランジェロのソネット Op.17の1 
(3)感謝の祈り Op.17の2(4)交響曲第1番 Op.30 (5)ヴァイオリン協奏曲
エリセ・バトネス(Vn)、クリスチャン・エッゲン(指)スタヴァンゲルSO
近代ノルウェーの作曲家ファッテイン・ヴァーレン(1887-1952)。存在の重要
さに比べ、あまり録音に恵まれているとは言えない彼の管弦楽曲を、BISが全
3枚のシリーズでお送りします。その第1弾は1930-32年に作られた比較的小規
模な作品集。コラール「イエスはわが信条」に基づくヴァイオリン協奏曲な
ど感動的です。




<CSO・RESOUND>
CSOR 901810 \2700
CSOR 901812(SACD-Hybrid) \3250
(SACD Hybrid)
(1)プロコフィエフ:交響曲第3番ハ短調Op.44
(2)スクリャービン:法悦の詩Op.54
(3)ラヴェル:ボレロ
リッカルド・ムーティ(指)シカゴ交響楽団
録音:2007年9月14、15、16、19、20 & 21日
シカゴ、シンフォニーセンター、オーケストラ・ホール(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:クリストファー・ウィリス
シカゴ響2007/08年のシーズンは、1975年以来32年ぶりに‘凱旋’(シカゴ・サ
ンタイムズ紙)を果たした巨匠ムーティとともに幕を開けました。当コンビは
シカゴでの6公演に引き続いて、ローマ、ミュンヘン、パリ、ロンドンなどヨ
ーロッパの7つの都市を巡る楽団史上33度目のワールド・ツアーを敢行して大
成功を収めています。意外にもムーティとシカゴ響との初顔合わせとなるCSO
リザウンド最新アルバムでは、今シーズンのオープニングを飾り、またツアー
でも取り上げられたプログラムのうち、近年、巨匠が傾倒する強烈な色彩を放
つロシアものが選ばれています。
タイトルそのままにエロスを前面に出したスクリャービンの傑作と、スキャン
ダラスな自作オペラ「炎の天使」からの素材をふんだんに扱ったプロコフィエ
フの交響曲。ともに前衛的で神秘的、ときに凶暴でさえある官能と陶酔が支配
するふたつの作品は、ムーティにとってはフィラデルフィア管音楽監督時代
(1980-1992)のすぐれた録音(1990年)でも知られるように大のお気に入り。こ
こで世界有数の剛直なオケをリードする巨匠は、長年オペラで劇的なカンター
ビレと天性のリズムにより名を馳せただけに、こうした妖艶なる美をしなやか
な感性で歌い上げることにかけては天下一品。セクシーなまでに抗い切れない
魅力という点では、前回の華麗をきわめた演奏にもまして、CSOの肉感的なサ
ウンドがロシア勢に引けをとらない濃厚な味わいを醸し出しています。
なお、両作品でとりわけ光るのがトランペット・ソロ。名技といえばカップリ
ングのボレロがまた強烈。おあつらえ向きに各パートに見せ場が受け継がれて
ゆく屈指の名曲は、ムーティのライヴでの評判を踏まえればその白熱ぶりとい
い、フィラ管との旧録(1982年)を大きく凌ぐもの。スーパープレイヤー軍団
CSOの驚異的な実力にはもはやあきれるほかありません。
シカゴ・トリビューン紙でも、2006年以降空席のままとなっているCSO音楽監
督のポストへの最短距離にいるひとりとも目されている巨匠ムーティ。このた
びのアルバムはCSOとの確かな結びつきを裏付けるに十分な内容といえるで
しょう。





<Praga Digitals>
PRDDSD 250247(SACD-Hybrid) \2780
ウェーバー:
(1)ピアノソナタ第3番ニ短調 Op.49
(2)舞踏への勧誘 Op.65
(3)ピアノソナタ第2番変イ長調 Op.39
ジャン=フランソワ・エッセール(フォルテピアノ:1874年エラール)
ウェーバーのピアノ曲は、彼一流のオペラ的旋律美に富み、ロマン的な雰囲気
に満ち、華麗な技巧を駆使した逸品ばかりですが、残念なことにあまり演奏さ
れません。かねて待たれていたオリジナル楽器によるディスクがついに登場し
ました。それもフランスの名手エッセールの演奏となると、期待するなという
方が無理でございましょう。夢にあふれた「舞踏への勧誘」、大規模なソナタ
など、軽やかなパッセージはさらに軽やかに、歌わせるところはよりたっぷり
と、何とも華に満ちた世界を繰広げています。エッセールは「ラ・フォル・
ジュルネ・ア・ジャポン」で「舞踏への勧誘」と「ソナタ第2番」を演奏
(5月6日 15:00)予定です。





<Calliope>
CAL 9369 \2180
ブラームス:
(1)弦楽六重奏曲第1番変ロ長調 Op.18
(2)同第2番ト長調 Op.36
ターリヒSQ、ヨゼフ・クルソニュ(Va)、ミハル・カニュカ(Vc)
ターリヒSQがついにブラームスの弦楽六重奏曲を録音。ブラームスの作品のな
かでもとりわけ甘美で、ルイ・マルの映画「恋人たち」にも使われ人気があり、
是非ターリヒSQの演奏で聴いてみたいもののひとつでした。プラジャークSQか
らヴィオラのクルソニュ、チェロのカニュカが助演、艶に満ちた音楽に仕上げ
ています。

CAL 9749 \2180
アルボラーダ-オルガンとギター
(1)スヴェーリンク:愚か者シモン (2)ソレール神父:協奏曲ト長調 
(3)モンサルバーチェ:ゆりかごの歌、ディヴェルティスマン第2番 
(4)ジャン・アラン:空中庭園、走馬灯、旋律課題
(5)グラナドス:オリエンターレ 
(6)アンドレ・イゾワール:タンゴ、ヴァルス、ハンガリー風
(7)ストラヴィンスキー:タンゴ (8)クープラン:恋のうぐいす 
(9)トルドラ:マリネラ、サルダーネ 
(10)グリーディ:物語、エレジアーカ (11)バルトーク:9つの農民歌 
(12)モンポウ:内なる印象 
(13)エルネスト・ハルフテル:羊飼いの踊り、ハバネラ
トリオ・アルボラーダ【アンドレ・イゾワール(Org)、パトリック・ギエム&
ディディエ・マーニュ(guit)】
フランスの名オルガン奏者イゾワールが1987年に結成したトリオ・アルボラー
ダ。2本のギターとポータブル・オルガンという異色の組み合わせでバロック
から20世紀までのレパートリーを聴かせます。タンゴではバンドネオン、バル
トークではバグパイプのような響きで意外な馴染みよう。スヴェーリンクやア
ラン作品ではポータブル・オルガン独奏で、イゾワールの神業を堪能できます。




<BBC LEGENDS>
BBCL 4234 \2180
ステレオ
ブラームス:ドイツ・レクイエムOp.45
ルチア・ポップ(S)トーマス・アレン(Br)
ロンドン・フィルハーモニー合唱団
クラウス・テンシュテット(指)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1984年8月26日ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール(ライヴ)
BBCアーカイヴ音源からの復刻。いまやレーベルの顔となったテンシュテット
がことし没後10周年を迎えるのに合わせて、ファンのあいだでは名高いドイツ
・レクイエムがBBC LEGENDよりリリースされます。
演奏内容はこの指揮者らしく精魂をすべて注いだ迫真の出来栄え。深深と開始
される第1曲から歌詞の一語一句を噛んで含むようなテンポで進みますが、高
揚する場面では熱く激し、そうかと思えば、つぎの瞬間にはマーラーでもみせ
る底知れぬ暗さという具合に、途方もない落差が印象的。直前に収録されたス
タジオ盤(1984年8月19、20、23、24、25日)でのノーマン&ヒュンニネンに替
わって、ソリストに起用された英国の誇りアレンと、とりわけいまは亡きポッ
プがチャーミングな彩りを添えている点も聴きどころといえるでしょう。

BBCL 4235 \2180
ステレオ
(1)ウェーバー:歌劇「オイリアンテ」序曲
(2)ティペット:コレルリの主題による協奏的幻想曲
(3)ブラームス:交響曲第4番ホ短調Op.98
(2)エリ・ゴレン,ベラ・ダカニ(Vn)・ヴィゲイ・デニス(Vc)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)BBC交響楽団
録音:(1)1971年4月11日ロンドン、メイダ・ヴェイル、BBCスタジオ(ライヴ) 
(2)(3)1971年4月14日ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ライヴ)
すべてBBCアーカイヴ音源の復刻。ドイツ本流の巨匠シュミット=イッセルシュ
テット(1900-1973)が最晩年に行なった貴重なライヴがBBC LEGENDよりリリー
ス。ベルリンに生まれ、1945年ハンブルク北ドイツ放送響を創設、以後26年間
に渡り同オケを率いた巨匠は、地元ハンブルクやミュンヘンのほか、コヴェン
ト・ガーデンやグラインボーンといった英国のオペラハウスにもひんぱんに登
場しています。ここではドイツ音楽を語る上で欠かせないウェーバー、さらに
手兵北ドイツ放送響(73年)とのライヴでも誉れ高いブラームスが強靭でエネル
ギッシュなアプローチで最高の聴きもの。ティペットでは、同時代の作品を取
り上げることにも積極的だったかれの一面をうかがい知ることができます。

BBCL 4236 \2180
ステレオ
(1)エルガー:チェロ協奏曲ホ短調
(2)ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための協奏曲イ短調Op.102
(3)ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調
ポール・トルトゥリエ(Vc)
(1)サー・エイドリアン・ボールト(指)BBC交響楽団
(2)ヤン・パスカル・トルトゥリエ(Vn)
サー・ジョン・プリッチャード(指)BBC交響楽団
(3)アーネスト・ラッシュ(P)
録音:
(1)1972年11月14日ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ライヴ) 
(2)1974年4月17日ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ライヴ) 
(3)1959年2月10日ロンドン、BBCスタジオ(ライヴ)
ドビュッシーを除きすべてBBCアーカイヴ音源の復刻。大御所カザルスとも親密
な間柄にあったポール・トルトゥリエは、同じ時代を生きたフルニエやジャン
ドロンとともに20世紀フランスのチェロ界をリードしたひとりでした。このア
ルバムではトルトゥリエによる貴重なライヴの数々を楽しむことができます。
大権威ボールトの棒によるという点も魅力のエルガーは、ほかに2種のスタジオ
盤を残すトルトゥリエにとっては唯一のステレオによるライヴ。現在指揮者と
して活躍中の息子ヤン・パスカルとの親子共演が実現したブラームスでは、ス
タジオ盤でのフェラスとはまた違った趣きで聴かせます。

BBCL 4237 \2180
ステレオ
(1)ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第4番ヘ短調
(2)シベリウス:交響曲第4番イ短調Op.63
サー・マルコム・サージェント(指)BBC交響楽団
録音:(1)1963年8月16日(2)1965年9月2日ロンドン、ロイヤル・アルバート・
ホール(ライヴ)
すべてBBCアーカイヴ音源よりの復刻。英国の名匠サージェント(1895-1967)が
その晩年に、もっとも得意としていたシベリウスとヴォーン・ウィリアムズを
振ったライヴ。いずれもスタジオ盤を残さなかったプログラムで、ヴォーン・
ウィリアムズは以前にもストコフスキーによる第8番とのカップリング(BBCラ
ジオクラシックス・廃盤)でリリースされたことがありますが、BBC響とは第1、
第2そして第5交響曲、また「フィンランディア」や「ポホヨラの娘」をウィー
ン・フィルと録音したシベリウスは完全初出のため、さらに貴重です。
英国に独自の演奏の伝統がいきづくシベリウスに、自国の大作曲家ヴォーン・
ウィリアムズによるふたつの第4交響曲。作品成立と同じ時代を生きたサージェ
ントがここで率いるのは、首席指揮者時代(1950-1957)を通じて、亡くなるま
で信頼の厚かった手兵BBC響。英国きってのすぐれた合唱指揮者としても知ら
れた腕前は美しいハーモニーで確かめられます。

BBCL 4238 \2180
ステレオ
(1)シューベルト:3つの小品D.946
(2)マルチヌー:ファンタジーとトッカータH.281
(3)ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
(4)ショパン:マズルカOp.63-3
(5)スメタナ:フリアント
(6)同:演奏会用練習曲
ルドルフ・フィルクシュニー(P)
録音:1980年2月21日ロンドン、クィーン・エリザベス・ホール(ライヴ)
0すべてBBCアーカイヴ音源の復刻。シューベルト、ハイドン&ブラームスを弾
いた1969年のリサイタル(BBCL.4173)につぐ、フィルクシュニーのBBC LEGENDS
第2弾。前回から11年後、場所も同じクィーン・エリザベス・ホールでのリサイ
タルは、得意の「展覧会の絵」をはじめ、自国チェコのスメタナと、友人であ
り熱心な紹介者として知られたマルチヌーなど、きわめつけのレパートリーが
ならんでいます。1994年に世を去ったいまもファンの多いフィルクシュニー。
なるほど、高貴なピアニズムは一度聴いたら忘れがたい味わいを湛えています。




<MA RECORDINGS>
M 076A \2940
J.S.バッハ:オルガン小曲集(オルゲルビュヒライン)
いざ来ませ,異邦人の救い主BWV599(2Ver.)
神よ,汝の慈しみによりてBWV600
主キリスト,神の独り子BWV601
全能の神に讃美あれBWV602
みどり児ベツレヘムに生まれぬBWV603
讃美を受けたまえ,汝イエス・キリストよBWV604
かくも喜びに満てるこの日BWV605
高き天より われは来たれりBWV606
天より御使の軍勢 来たりBWV607
甘き喜びに包まれBWV608
神を讃えまつれ,汝らキリストの徒よ,こぞりてBWV609
イエスよ,わが喜びBWV610
キリストをわれらさやけく頌め讃うべしBWV611
われらキリストの徒に今や喜び来たれりBWV612
われとともに神の慈しみを讃えよBWV613
古き年は過ぎ去りぬBWV614
汝にこそ喜びありBWV615
平安と歓喜もて,われはいまBWV616
主なる神よ,いざ天の扉を開きたまえBWV617
おお 神の小羊,罪なくしてBWV618
キリストよ,汝 神の小羊BWV619
われらに救いを賜うキリストはBWV620
イエス十字架につけられたまいし時BWV621
おお 人よ,汝の大いなる罪を悲しめBWV622
主イエス・キリストよ,われら汝に感謝すBWV623
神よ,われを助けて成させたまえBWV624
キリストは死の縄目につながれたりBWV625
われらの救い主なるイエス・キリストはBWV626
キリストは甦りたまえりBWV627
聖なるキリストは甦りたまえりBWV628
栄光の日は現れたりBWV629
今日 神の御子は勝利の凱旋をなしたもうBWV630
来ませ,造り主なる聖霊の神よBWV631
主イエス・キリストよ,われらを顧みてBWV632
いと尊きイエスよ,われらはここに集いてBWV634(2Ver.)
これぞ聖なる十戒BWV635
天にまします われらの父よBWV636
アダムの堕落によりて ことごとく腐れたりBWV637
われらに救いの来たれるはBWV638
われ 汝に呼ばわる,主イエス・キリストよBWV639
われは汝に依り頼む,主よBWV640
われら悩みの極みにありてBWV641
尊き御神の統べしらすままにまつろいBWV642(3Ver.)
人はみな死すべきさだめBWV643
ああ,いかにはかなく,いかにむなしきBWV644 
全49トラック
アンサンブル・マレノストルム
【アンドレア・デ・カルロ、レオナルド・ガルシア・アラルコン(ポルタティ
ーフ・オルガン/エテンヌ・ドゥベジュ製作)、マーティン・ツェラー(バロッ
ク・チェロ)、セリーヌ・シェーン(S)、モニカ・パストゥルニク(アーチリュ
ート)、セルジオ・アルバレス(Gamb)、ブライアン・フランクリン(Gamb)、
シモン・ボーモン(ボーイ・ソプラノ)】
J.S.バッハの名作オルガン小曲集は賛美歌(コラール)に基づき、当時の教会歴
に倣って編曲されています。演奏者には楽譜上だけでは捕らえきれない深い音
楽的アプローチ、熟考が必要となります。アンサンブル・マレノストルムのリ
ーダー、アンドレア・デ・カルロは原歌詞と賛美歌について、また他のオルガ
ン作品、カンタータとの関連性を検証し作品によっては数パターンの演奏を考
え出し収録しています。演奏はMA Recordingsではお馴染みのマーティン・ツェ
ラーやリチェルカーレ・コンソートのメンバーでありジョルジュ・サヴァール
とも共演するなど古楽界では引っ張りだこのソプラノ、セリーヌ・シェーンな
ど実力者揃い。レオナルド・ガルシア・アラルコンが演奏するポルタティーフ
・オルガンは携帯用パイプオルガン。右手で鍵盤を、左手で鍵盤の裏側にある
フィゴを動かし空気を送り込みます。ベルギーのオルガン製作家エテンヌ・
ドゥベジュによる中型の楽器を使用しています。




<BONGIOVANNI>
GB 2426 2枚組 \4360
モネータ:「ポリクローニオ伯爵」
アレッサンドロ・ルオンゴ(Br ポリクローニオ伯爵)
エレナ・チェッキ(S ジューリア)
アニーチョ・ゾルジ・ジュスティニャーニ(T シルヴィオ)
エレナ・バルトロッツィ(S フェリチャーナ伯爵夫人)
アレッサンドロ・カラマイ(Bs ピッローネ侯爵)
シモーナ・ボッターリ(Ms ドンナ・ポルツィア)
ニッコオ・アイロルディ(Br ストッピーノ)
リッカルド・チルリ(指)イ・ソリスティ・フィオレンティーニ
録音:2007年12月8-9日,ポッジョ・ア・カイアーノ,メディチ荘
非情に珍しい作品の録音です。ジュゼッペ・モネータ(1754-1806)は、フィレ
ンツェに生まれ、トスカーナ地方を中心に活躍した作曲家。1770、80年代に
広く活動しました。「ポリクローニオ伯爵」は喜劇。ポリクローニオ伯爵は
実は詐欺師。彼は、ピッローネ侯爵と、その嫌々ながらの婚約者ジューリア、
その母ポルツィアを騙そうと、夢が叶う不思議な儀式を取り行います。三人
に秘薬を飲ませて、若いジューリアを攫おうとしたものの、シルヴィオとフェ
リチャーナに邪魔されます。こんどは三人を目隠しして金品を盗もうとしま
すが、今度はシルヴィオが兵隊を連れてきて御用。オペラブッファではなく、
曲と曲の間が地の台詞で繋がれているフランスのオペラコミーク風の作風で
す。ロレンツォ・ディ・メディチに縁のあることで知られる、ポッジョ・ア・
カイアーノのメディチ荘での上演の収録。

GB 2425 \2180
マシャンジェロ:「シュナミの女」
レオナルド・ガレアッツィ(Bs ダヴィド)
マルコ・パウルッツォ(Bs ナタン)
マウラ・マウリツィオ(S アビサグ・スナミティデ)
シルヴァーノ・マランドラ(T アドニア)
マリアンジェラ・ステッラ(S 使者)
ドナート・レンゼッティ(指)アブルッツォ青年管弦楽団
録音:2003年9月5,7日
フランチェスコ・マシャンジェロ(1823-1906)は、イタリア中南部のアブルッ
ツォ州、アドリア海に面したランチャーノという町の生まれ。ナポリで音楽
を学んだ後、1847年に生地に戻り、教会の楽長を務め、そして亡くなってい
ます。作品は多数残していますが、オペラではなく宗教劇、あるいはオラト
リオ。「シュナミの女」は1874年に初演されたもの。シュナミの女とは、旧
約聖書に登場する、老齢となった古代イスラエルの王ダビデの体を温める役
を担った美少女アビシャグのこと。その美しさに、ソロモン王の異母兄アド
ニアが彼女を愛してしまった、というエピソードに基づいています。宗教劇
ですが、音楽はほとんどヴェルディ中期。生地ランチャーノでの蘇演の録音。
イタリアオペラ界の重鎮、レンゼッティの指揮がダイナミックな音楽で作品
の魅力を引き出しています。

GB 1205 \2180
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」
プッチーニ:「外套」
ポンキエッリ:「ジョコンダ」
ヴェルディ:「仮面舞踏会」
ビゼー:「カルメン」
プッチーニ:「トスカ」
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」
からのアリア,場面
エットレ・バスティアニーニ(Br)
録音:1954-1958年
8往年の名バリトン、エットレ・バスティアニーニのライヴ録音集。「セビリ
アの理髪師」は、1954年、ドイツのものと、1956年、ナポリのライヴと2種。
「外套」は1955年、フィレンツェ。「ジョコンダ」は1956年、フィレンツェ。
仮面舞踏会は1957年、フィレンツェ。「カルメン」は1958年、ナポリ。「ト
スカ」は、1958年、ブリュッセル。「アンドレア・シェニエ」は1958年の録音。

GB 2557 \2180
ヘンデル:「ベレニーチェ」
ロッシーニ:「セミラーミデ」
ヴェルディ:「シモン・ボッカネグラ」
ベルリオーズ:「ファウストの劫罰」
からのアリア
モーツァルト:アリア「お前と別れようとする時」K513
ラヴェル:「ドゥルシネア姫に思いをよせるドン・キホーテ」
トスティ:君なんかもう,最後の歌
ドニゼッティ:さらば、ブルネットの娘
カーン:オール・マン・リヴァー
ほか
ミルコ・パラッツィ(Bs) ホン・ジュ・フン(P)
録音:2007年9月2日
イタリアオペラ好きの間では既に名の知られたバス、ミルコ・パラッツィ。
1978年、リミニ生まれ。今年で30歳という若さで、なかなかの二枚目。ところ
が出てくる声は、見た目からは想像もつかないほど重厚で立派なバス。少なく
ともここ5年ほどは各地で引っ張りだこで、日本にも2005年のサンカルロ歌劇
場来日公演でのヴェルディ「トロヴァトーレ」のフェルランド役を歌っていま
す。あれを歌ったのが20代半ばの青年だとは、誰も思わなかったことでしょう。
このCDは、2007年9月2日に、マルケ州のアドリア海沿いの小さな町、モンテコ
ーザロで行われた演奏会のライヴ。ヘンデルからカーンまで、多彩な曲目を揃
えています。

GB 5151 \2180
テレマン:ヴァイオリン、オルガン、通奏低音のための協奏曲集 TWV42 全曲
協奏曲第1番 ニ長調 TWV42:D1
協奏曲第2番 ト短調 TWV42:g2
協奏曲第3番 イ長調 TWV42:A3
協奏曲第4番 ホ短調 TWV42:e4
協奏曲第5番 ロ短調 TWV42:b5
協奏曲第6番 イ短調 TWV42:a6
ファブリツィオ・アンメット(Vn)
ロドルフォ・ポンス・モンテロ(Org)
アンジェロ・シルヴィオ・ロザーティ(Cemb)
録音:2006年8月2-7日
たくさんの作品を残したテレマンには、まだまだ未知の楽しみがどっさり残っ
ています。このCDには、TWV42の協奏曲6曲全てを収録。協奏曲といっても、
ヴァイオリンと小型オルガンにチェンバロという編成。オルガンはソロ楽器扱
いで、通奏低音も兼務といった感じです。いずれも気持ちの良い曲ばかり。も
ちろんピリオド楽器による演奏。ファブリツィオ・アンメットとアンジェロ・
シルヴィオ・ロザーティはペルージャの演奏家。ロドルフォ・ポンス・モンテ
ロはメキシコ出身の奏者。




<DYNAMIC>
DYNDVD 33567(DVD-Video) 2枚組 \4180
字幕:伊英独仏西
ロッシーニ:「泥棒かささぎ」
ミケーレ・ペルトゥージ(Bs 代官)
マリオラ・カンタレロ(S ニネッタ)
ディミトリ・コルチャク(T ジャンネット)
マヌエラ・クステル(Ms ピッポ)
アレックス・エスポジト(Br フェルナンド)
ポオロ・ボルドーニャ(Br ファブリツィオ)
クレオパトラ・パパテオロゴウ(Ms ルチア)
ステファン・チフォレッリ(T イザッコ)
ほか
リュウ・ジャ(指)
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団,
プラハ室内合唱団
演出:ダミアーノ・ミキエレット
収録:2007年8月
2007年、ペーザロでのロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルで話題騒然とな
った「泥棒かささぎ」がDVDで登場です。ロッシーニ・バスの重鎮、ペルトゥ
ージを筆頭に、スペインの若きプリマドンナ、カンタレロのニネッタ、ロシア
の新鋭テノール、コルチャクのジャンネットなど、非常に優れたキャストが揃
えられています。フェルナンド役のアレックス・エスポジトは、2008年4月の
ザルツブルク音楽祭制作「フィガロの結婚」日本公演でフィガロを歌う予定。
ジャは上海出身の指揮者。ミキエレットはイタリアの新進演出家。物語を少女
の夢の中の世界にするという大胆な発想が大評判になりました。序曲ばかりが
有名で、オペラ本体は上演も珍しいもの、このDVDは歓迎されることでしょう!

CDS 548 2枚組 \3780
タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲全集第14集
協奏曲 ハ長調 D 7
協奏曲 ニ長調 D 28
協奏曲 ト長調 D 78
協奏曲 ニ長調 D 34
協奏曲 イ長調 D 103
協奏曲 イ長調 D 102
協奏曲 ヘ長調 D 68
協奏曲 イ長調 D 107
協奏曲 ニ長調 D 33
協奏曲 ヘ長調 D 65
協奏曲 ニ長調 D 31
カルロ・ラザーリ(Vnと指,D7, D68, D65)
ジョヴァンニ・グリエルモ
(Vnと指,D28, D78, D34, D103, D102, D107, D33, D31)
ラルテ・デッラルコ
録音:2006年9月17-19日,2007年6月24-26日
DYNAMICの進めるタルティーニのヴァイオリン協奏曲全集の新刊です。今回は
CD2枚、11曲が登場。このうち、D7、D103、D103、D102、D68、D107、D33、D65、
D31の、実に9曲が世界初録音!これだけでも大変貴重です。もちろん演奏は
ジョヴァンニ・グリエルモが中心となった高い水準のもの。CD2枚、タルティ
ーニをたっぷり楽しめます!



<HAENSSLER>
98 509 \2080
ハイドン:(1)テレジア・ミサ (2)戦時のミサ
ヘルムート・リリング(指)
シモーナ・シャトゥロヴァー(S)、ルート・ツィーザク(S)、
ロクサーナ・コンスタンティネスク(A)、インゲボルク・ダンツ(A)、
コービー・ウェルシュ(T)、クリストフ・プレガルディエン(T)、
ヨーク・フェリクス・シュペーア(Bs)、ミシェル・ブロダール(Bs)、
ゲヒンガー・カントライ・シュトゥットガルト室内O、オレゴン祝祭O&Cho
録音:(1)2007年7月7-9日オレゴン州ユージーン、ハルト・センター・シルヴィ
ア・ホール、(2)1992年1月レオンベルク・シュタートハレ
円熟味を増すリリングによる、ハイドンのミサ曲。オレゴン音楽祭で録音され
たテレジア・ミサは、ライブ録音らしく、熱気にあふれたもの。また、少し前
の録音になる、戦時のミサは、隅々まで配慮の行き届いた、完成度の高い演奏
となっています。この2曲とも晩年の作品群に属しますが、晩年のミサ曲群の
中で交響曲の様式が存分に発揮できたので、ロンドンから帰国後、ハイドンは
交響曲を書かなかったという研究もあるほど。ハイドンが晩年に到達した、至
高な響きの音楽世界をリリングが示しています。




<IDIS>
IDIS 6539 \1650
シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D.960
クレメンティ:ピアノ・ソナタ ロ短調 Op.40-2
ラザール・ベルマン(P)
録音:1972年11月12日,ミラノ
IDISがライヴ録音を発掘したことで、ラザール・ベルマンの再評価が進んでい
ます。これは1972年11月12日にミラノで行われたリサイタルのライヴ録音。
シューベルトの長大なD.960は、ベルマンらしくスケールが大きくロマンティシ
ズムに溢れた名演。クレメンティは、意外にもベルマンの十八番で、頻繁に弾
いている得意曲。どちらもベルマンの美点が発揮された名演です。ベルマンの
家族からの承認を受けての発売です。

IDIS 6545 \1650
シューマン:
交響曲第4番 ニ短調 Op.120
交響曲第1番 変ロ長調 Op.38 「春」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(第4番),
ウィーン・フィルハーモニ-管弦楽団(第1番)
録音:1953年5月14日,ベルリン(第4番),
1951年10月29日,ミュンヘン(第1番)
フルトヴェングラーが指揮したシューマンの交響曲2曲を1枚に。第4番はDG録
音。第1番はウィーン・フィルとのツアー中のミュンヘンでのライヴ。


IDIS 6541 2枚組 \3300
ヴェルディ:「トラヴィアータ」
マリア・カラス(S ヴィオレッタ)
チェーザレ・ヴァレッティ(T アルフレード・ジェルモン)
マリオ・ザナージ(Br ジョルジョ・ジェルモン)
マリア・コリアー(S フローラ)
リー・ロバーツ(Ms アンニーナ)他
ニコラ・レッシーニョ(指)
コヴェントガーデン王立管弦楽団,合唱団
録音:1958年6月20日,ロンドン
マリア・カラスの歌った「トラヴィアータ」は数種類ありますが、その中でも
最も円熟しているものとして知られているのが、このロンドン・ライヴ。しか
もチェーザレ・ヴァレッティのアルフレード、マリオ・ザナージのジェルモン
と、共演者にも恵まれています。

IDIS 6540 \1650
ブラームス:
ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 Op.78
ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.100
ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op.108
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)
エマニュエル・ベイ(P 第1番,第2番) 
ウィリアム・カペル(P 第3番)
録音:1936年(第1番,第2番),1950年(第3番)
名手ヤッシャ・ハイフェッツの弾くブラームスのヴァイオリン・ソナタ3曲。
第1番は珍しい音源で、3曲が1枚にまとまったCDはこれが初めてでしょう。





<LA DOGANA>
782940 055556(BOOK+CD) \4750
シューマン:
「女の愛と生涯」 Op.42
ゲーテの「ヴィルヘルム・マイスター」にもとづくリートと歌 Op.98a
メアリー・ステュアートの詩 Op.135
レクィエム Op.90-7
「ミルテの花」 Op.25-君に捧ぐ,くるみの木,はすの花,ズライカの歌
愛の歌 Op.51-5
兵士の花嫁 Op.64-1
新緑 Op.35-4
捨てられた乙女 Op.64-2
悲劇 Op.64-3
隠者 Op.83-3
アンゲリカ・キルヒシュラーガー(Ms)ヘルムート・ドイチュ(P)
録音:2006年,ウィーン
天下の名メッゾ、アンゲリカ・キルヒシュラーガーがシューマンの「女の愛と
生涯」他の歌曲を録音。2006年、シューマン没後150年を記念した企画です。
キルヒシュラーガーの美しいメッゾの声と、繊細かつ豊かな歌が、シューマン
に新鮮な命を吹き込んでいます。ヘルムート・ドイチュの伴奏も万全。約100
ページの本体冊子(14.5cm×20cm)にCDが附属しています。

782940 055449(BOOK+CD) \4750
ヴォルフ:
アナクレオンの墓
ある娘の初めての愛の歌
子どもと蜜蜂
夜明け前の一時
飽くことを知らぬ恋
捨てられた娘
巡り会い
ミニョンI 語れとはいわないで
ミニョンII ただ憧れを知る人だけが
ミニョンIII この姿のままで
ミニョン あの国をご存知じですか
ジプシーの娘
災難
夜の魔法
眠れぬものたちの太陽
あらゆる美しいものよりも
隠棲
春に
さようなら
思ってみるのだ、心よ
旅先で
お入りなさい、立派な軍人さん
恋人がひわのように歌う
若い坊っちゃん
朝霜の中をさすらう
炭焼きの女房が酔っぱらって
明るい月の何と輝かしいことか
アンゲリカ・キルヒシュラーガー(Ms)ヘルムート・ドイチュ(P)
録音:2003年8月26-29日,ウィーン
今や世界でも屈指の人気のメッゾソプラノ、アンゲリカ・キルヒシュラーガー
が録音したヴォルフの歌曲集。レパートリーの広いキルヒシュラーガーにして
も、ヴォルフの歌曲は今のところこれが唯一の録音。温かみのあるメッゾの響
きが心地よいもの。ヘルムート・ドイチュの熟練の伴奏と相まって、女声によ
るヴォルフとしては近年稀なほど充実したアルバムです。本体は120ページ超
のハードカバー書籍(14.5cm×20cm,仏語。別冊独訳小冊子付き)。CDは裏表紙
の見返しに収容されています。




<HUNGAROTON>
HDVD 32440(DVD-Video) \4850
字幕:伊英仏独洪
グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」
デレク・リー・レイギン(CT オルフェオ)
アドリエンネ・チェンゲリ(S エウリディーチェ)
アンナ・パーンティ(S アモーレ)
ジェルジ・ヴァシェジ(指)
コンチェルト・アルモニコ,
ブダペスト・トムキンス・ヴォーカル・アンサンブル
演出:ドモコシュ・モルドヴァーン
収録:1991年4月,ブダペスト
グルックの傑作「オルフェオとエウリディーチェ」の映像が登場。1991年4月に
ブダペスト室内歌劇場が上演した折りに収録されたもの。オルフェオ役は、当
時のトップ・カウンターテナー、リー・レイギン。エウリディーチェ役は、ブ
ダペスト歌劇場のプリマドンナ、チェンゲリ。初演当時を思わせる衣装と、
ウィーン高等音楽院教授エヴァ・カンピアヌによる18世紀のスタイルの舞踊な
ど、復古を主眼に置いた舞台も見ものです。

HCD 32538 2枚組 \2080
ガルッピ:「ティートの慈悲」
ゾルターン・メジエシ(T ティート)
モニカ・ゴンザレス(S ヴィテッリア)
ジタ・ヴァーラディ(S セルヴィーリャ)
アンドレア・メラート(Ms セスト)
バルナバーシュ・ヘジ(CT アンニョ)
タマーシュ・コーボル(T ポブリオ)
ファビオ・ピローナ(指)
サヴァリア・バロック・オーケストラ(ピリオド楽器使用)
録音:2007年7月8-14日,ブダペスト
「ティートの慈悲」と言えば、モーツァルトのオペラが有名。その元となった
メタスタージョの台本は、多くの作曲家によってオペラ化されたことが知られ
ています。オリジナルのカルダーラのオペラ(BONGIOVANNI GB 2360 2CD)に続
いて、バルダッサーレ・ガルッピ(1706-1785)のオペラが世界初録音。1760年
の謝肉祭シーズンにトリノで初演され、大変大きな人気を博しました。およそ
30年後のモーツァルトのオペラと比べると、違いはあるものの、物語の大筋は
変わりません。ガルッピの音楽は、初期古典派ならではの新鮮な魅力を湛えた
もの。アリアはどれも魅力的です。ハンガリーを代表する古楽系ソプラノのモ
ニカ・ゴンザレスを始め、比較的若い世代の優秀な歌手が集められています。
ファビオ・ピローナは、ヴェネツィアのベネデット・マルチェッロ音楽院出身。
ガルッピの権威として知られています。サヴァリア・バロック・オーケストラ
は、ハンガリー古楽界の大御所、パール・ネーメトが芸術監督を務めるオーケ
ストラ。




<King International>
KDC 19 \2500
日本語解説書付
国内制作盤
街の歌-アリスタ・トリオのアンコール集
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第4番変ロ長調 作品11「街の歌」
シューベルト:ノットゥルノ 変ホ長調 D.897
リスト(作曲者編):ハンガリー狂詩曲第9番変ホ長調「ペストの謝肉祭」
サン=サーンス(アレックス・フレイザー編):白鳥
クライスラー(作曲者編):ウィーン風小行進曲、シンコペーション
ヴィクター・ハーバート:セレナーデ
ヨゼフ・スーク:エレジー 作品23
幸松 肇編曲:ピアノ・トリオのための「八木節」
アリスタ・トリオ【鳥羽泰子(ピアノ)、ダニエル・フロシャウアー(ヴァイオ
リン)、ラファエル・フリーダー(チェロ)】
[録音:2008年2月/ウィーン]
アリスタ・トリオは音楽の感動をよりきめ細かく味わい深いものにしてくれま
す。技術的完璧さもさることながら音楽の大きな流れを常に大切にしていると
いう芸術体験を必ずされますこと間違いありません。/クレメンス・ヘルスベ
ルグ(ウィーン・フィル団長)

KDC 18 \2500
日本語解説書付
国内制作盤
大地の旋律-盛中国
郭 祖栄:金色の秋/沙 漢昆:牧歌/瞿 小松:谷/廖 勝京:紅河山歌/
張 靖平:慶豊収(豊作のお祝い)/施 光南:瑞麗江の辺/馬 思聡:思郷曲
/馬 思聡:春天舞曲/秦 咏誠:海浜音詩/馬 耀先 & 李 中漢:新疆の春
/陳 鋼 何 占豪/盛 中国:梁山伯と祝英台
盛 中国(ヴァイオリン)、瀬田 裕子(ピアノ)
[録音:1995年8月/キングレコード第1スタジオ]
長らく入手困難だった盛中国の中国ヴァイオリン曲集が再発売されます。同国
ヴァイオリン曲の名作中の名作〈梁山伯と祝英台〉、国際的に活躍した天才・
馬 思聡の作品などヴァラエティに富んだ内容をベテランならではの説得力に
満ちた魔術で聴かせてくれます。




<PRAGA DIGITALS>
PRD 350030 4枚組 \6200
シューベルト(1797-1828):初期弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲
[CD1](1)第1番D18 (2)第2番ハ長調D32 (3)第3番 変ロ長調D36
[CD2](1)第4番ハ長調D46 (2)第5番変ロ長調D68 (3)第6番ニ長調D74
(4)四重奏断章ハ短調D103
[CD3](1)第7番ニ長調D94 (2)第8番変ロ長調D112 (3)第9番ト短調D173
[CD4](1)第10番 変ホ長調op.125-1, D87 (2)第11番ホ長調op,125-2, D353 
(3)四重奏断章ハ短調D703+アンダンテ
ツェムリンスキー弦楽四重奏団
1815年までに、10代のシューベルトは少なくとも10の弦楽四重奏曲を書いたと
いわれています。最初の7曲ほどは、サークルのたのしみのために書かれた家
庭用音楽的要素が強いものでしたが、次第に専門の演奏者を意識したものが書
かれるようになりました。どの作品も、若きシューベルトの才能を感じさせる、
自然で美しい旋律に満ちています。四重奏断章ハ短調D703(第12番)は、細かく
動くほの暗いトレモロに始まる密度の濃い内容が、熟慮された構成の中で展開
されていて、いつ聴いても胸を打たれます。第2楽章にあたる未完のアンダン
テ(41小節)も演奏されており、充実の初期作品4枚組となっています。

PRDDSD 250241(SACD-Hybrid) \2780
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲集
(1)第2番ニ長調op.8 「セレナーデ」
(2)第3番ト長調op.9-1
(3)第5番ハ短調op.9-3
ベートーヴェン・ストリング・トリオ(ベートーヴェン弦楽三重奏団)
ベートーヴェン・ストリング・トリオはプラジャーク弦楽四重奏団のメンバー
などによって構成されるグループです。19世紀から現代ものにかけてをレパー
トリーの中心に据えています。見通しのよいアンサンブルが魅力です。




<STEINWAY JAPAN>
SJLNH 001 \2500
モーツァルト:
(1)ロンド ニ長調 K.485 (2)ソナタ ニ長調 K.311 (3)幻想曲 ニ短調 K.397
スカルラッティ:
(4)ソナタ K.380(L.23) ホ長調 (5)ソナタ K.33(L.424) ニ長調
スクリャービン:(6)24の前奏曲 Op.11
林 直美(Pf)
録音:2007年9月11-12日 Hakuju Hall
林直美は東京生まれ。桐朋学園大学、ハノーファー音楽大学、ベルリン・ハン
ス・アイスラー音楽大学院、ライプツィヒ音楽大学院卒、2003年ドイツ国家演
奏家資格を審査員満場一致の最優秀で取得。
毎日新聞主催学生コンクール、ピティナコンクール入選、イタリア・イブラコ
ンクール入賞、モーツァルト賞をはじめ数々の賞を受賞。
カーネギーホールリサイタルをはじめ、アメリカ、ドイツを中心としたヨーロ
ッパ各国、アフリカ(ナミビア)、および日本にて、ソリスト、室内楽奏者とし
て演奏活動を行う。またコレペティトアとして、歌手の伴奏、オペラ公演にも
携わり、歌曲伴奏の分野でも高く評価されている。現代曲の分野においても、
ベルリン・コーミッシェ・オーパーとの共同企画の現代オペラ初演、ベルリン
の現代音楽シリーズへのソロ及び室内楽での出演など、様々な初演を手掛け積
極的に活動している。





<Coviello Classic>
COV 20708(SACD-Hybrid) 2枚組 \4600
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
マーティン・オステルターグ(Vc)
録音:2006年7月14-20日
J.S.バッハの最高傑作またチェロ奏者のバイブルとして君臨する無伴奏チェロ
組曲。ドイツを中心に活躍するチェロ奏者マーティン・オステルターグが
Coviello ClassicからSACD Hybrid盤でリリース。様々な楽器を試したどり着い
たというエルセン・エイケン制作(2005)のモダン楽器を用い、簡潔ながらも高
度な音楽性を追求した演奏です。マーティン・オステルターグは、カールスル
ーエ音楽大学でレオ・コスチェルニー氏に学び、同様にパリ音楽院とデトモル
ト音楽院でアンドレ・ナヴァラ女史に師事。イラク国立交響楽団、デュッセル
ドルフ・シンフォニカのソロ・チェロ奏者を経て現在はバーデン・バーデン・
フライブルク南西ドイツ響の第1ソロ奏者です。

COV 40801(SACD-Hybrid) \2350
エルンスト・ペッピング(1901-1981):マタイ受難曲
ステファン・パークマン(指)ベルリン放送合唱団
録音:2007年11月20-23日
エルンスト・ペッピングは主にプロテスタント教会音楽の分野で活躍したドイ
ツの作曲家。ベーム&フルトヴェングラーが交響曲を初演するなど当時は評価
されていましたが、現在は忘れられた作曲家となってしまっています。ペッピ
ングの音楽は厳格なポリフォニー、テクストによって音楽が規定される手法を
用いて、厳密に設計された大規模な形式を作り上げました。このア・カペラに
よるマタイ受難曲もポリフォニー音楽における彼の類稀なる才能とイメージ豊
かなマドレガーレ様式とが結びついた作品。




<Haenssler>
98 284 \2080
お星様いくつ/二人のこども/バレエ/小鳥は来たよ/インスブルックよさらば/
フランス風アリア/愛は大きな喜びをもたらす/泉のほとりに/、月は昇りぬ/
さすらいは水車職人の楽しみ/おねえちゃん、ぼくたちはいつおうちへ帰るの/
最も美しき高原で/思いは自由/何がそうさせるのかはわからないが(ローレラ
イ)/冬は終わりぬ 他全25曲
ヨアヒム・ヘルト(Lute)ベッティナ・パーン(S)
何世紀もの間大切に歌い継がれてきたドイツ民謡。ドイツ人の心に深く刻み込
まれた美しいメロディーの数々を、Hansslerが誇るリュート奏者ヨアヒム・ヘ
ルトとバロック歌手ベッティナ・パーンによる演奏で世界中の人々を魅了する
素晴らしいアルバムとなって登場しました。

98 233 \2080
べヒト&カーン=ニクラス:私は生きたい,宙に浮かぶことができたら
トレネ:海
ロウ:「マイ・フェア・レディ」-一晩中でも踊れたのに
グローテ:「皇帝と踊れば」-ウィーンの春
シュトルツ:「プラター公園の春」-プラター公園は花ざかり
モーツァルト:証聖者の盛儀晩課 K.339-主を称えよ
シューベルト:アヴェ・マリア Op. 56-6 D. 839
レハール:「メリー・ウィドウ」-唇は語らずとも
シュトルツ:「白馬亭にて」-私の愛の歌はワルツでなければ
カールマン:「チャールダーシュの女王」-踊りたい
ショパン:別れの曲
ツェラー:「小鳥売り」-僕のおじいちゃんが二十歳の時
メンデルスゾーン:おお遙かな谷間よ丘よ
ブラームス:子守歌 Op.49-4
エヴァ・リント(S)
ヨハネス・カルパース(T) フォルカー・ベングル(T)
ほか
インスブルック生まれのオーストリアの名花、エヴァ・リントは、オペラ、オ
ペレッタだけでなく、テレビ番組でも人気の高い国民的スターです。これは彼
女が歌った名曲を様々な音源から集めたCD。モーツァルト、メンデルスゾーン、
ブラームスはもちろん、さすがはウィーンで大人気のソプラノ、ツェラー、レ
ハール、カールマン、シュトルツといったオペレッタものはお手の物。また
ミュージカルナンバーもお見事。




<Altus>
ALT 153 \2450
日本語解説 許 光俊 氏
(1)エルガー:弦楽のためのエレジー
(2)ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68
(3)ショパン(ムラヴィンスキー編曲):練習曲ホ長調、Op.10-3「別れの曲」
井上喜惟(指)ジャパン・シンフォニア
録音:(1)(2)2007年11月10日(3)2005年11月12日
晴海トリトンスクエア・第一生命ホール
井上が指揮するジャパン・シンフォニアを聴いた誰もが、特に弦楽合奏の美し
さに驚く。彼らの非常に丁寧な音楽作りは、すでに衆目の一致するところだ。
音楽評論家 許 光俊(慶応大学教授)





<claves>
50 2719 \2180
「フランスのフォリア-クープラン、ドビュッシー&メシアン」
(1)F.クープラン:クラヴサン第13組曲よりフランスのフォリア、またはドミノ
純潔(見えざる色のドミノ)/ 羞恥(薔薇色のドミノ)/ 熱情(とき色のドミノ)/
希望(緑色のドミノ)/ 貞節(青色のドミノ)/ 忍耐(亜麻色のドミノ)/ 倦怠(紫
のドミノ) / 嬌艶(色とりどりのドミノ)/ 老いた伊達男たちと色あせた金持ち
のご婦人たち(緋色と枯葉色のドミノ)/ お人好しのかっこうたち(黄色のドミ
ノ)/ 物言わぬ嫉妬(鳶色のドミノ)/ 狂乱、または絶望(黒のドミノ)
(2)ドビュッシー:前奏曲集第2巻(全曲)
(3)F.クープラン:クラヴサン第25組曲
空想にふける人 / 神秘的な人 / モンフランベール夫人 / 勝ち誇るミューズ /
さまよう亡霊たち
(4)メシアン:「鳥のカタログ」第7巻よりダイシャクシギ
セドリク・ペシャ(P)
録音:2007年11月22-25日ベルリン、テルデックス・スタジオ
ゴルトベルク変奏曲(50.2407)で注目を浴びたペシャの最新アルバムは、フラン
スの鍵盤作品集。繊細なタッチが印象に残るドビュッシーは、デビュー盤でも
印象的だったように力み返るところのない自然な音楽とすでに大家の風格。ピ
アノによるクープランでは先頃タローが新境地を開いたように、表現の幅が格
段に拡がり瞑想にも似た沈潜するひびきが魅力。ちなみに、おなじスタイン
ウェイでもクープランでは現代の等分平均律ではなく、作曲者が使っていた音
律に調音された楽器を使用しています。

50 2808 \2180
(1)ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26
(2)パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.6
アレクサンドラ・スム(Vn)
ゲオルク・マルク(指)ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー
録音:2007年10月5-9日ルートヴィヒスハーフェン、フィルハーモニー
2002年より「プロジェクト・マルタ・アルゲリッチ」が、室内楽と若手の育成
を目的として毎年6月に開催しているルガーノ・フェスティヴァル。2006年この
音楽祭に登場したアレクサンドラ・ソムは、1989年ウクライナに生まれたヴァ
イオリニスト。
アルゲリッチが見出した若き美女の演奏スタイルには、情熱の迸りに自分と似
たものを感じたのか、どこか相通じるものがあります。アルバム・デビューに
あたっては世界的な大財閥ロスチャイルド・グループも全面的にバックアップ
しています。使用楽器は1735年ストラディヴァリウス・オモボノ。




<クリエイティヴ・コア(旧TDKコア)>-アルテ・デラルコ
CCAD 028 \2450
ハイドン:交響曲第5番イ長調Hob.I-5
モーツァルト:交響曲 第41番 ハ長調 K. 551「ジュピター」
ハイドン:交響曲第47番ト長調Hob.I-47第2楽章(アンコール)
鈴木秀美(指)オーケストラ・リベラ・クラシカ
録音:2008年2月21日 東京・浜離宮朝日ホールでのライヴ収録
音声収録編集:櫻井卓  ライナーノーツ:鈴木秀美
記念すべき第20回OLC定期演奏会で演奏されたのは、待望のモーツァルト交響曲
第41番「ジュピター」。絶妙なテンポ設定と素晴らしきアンサンブル、自由で
しなやかな音楽は心に残る名演といえるでしょう。また久々に取り上げられた
ハイドン初期の交響曲、第5番も聴く人に「春風のような心地よさ」を運んでく
れる、すがすがしい秀演。満員の会場を熱狂させたOLC渾身のライヴ収録です。




<claves>
50 2802 \2180
(1)ブラームス / E.コーザ編:6つの歌曲(ヴィオラ&ピアノ版)
歌の調べのように何かがよぎりOp.105-1 / まどろみはいよいよ浅くOp.105-2
/ 失望Op.72-4 / 野に独りいてOp.86-2 / 航海Op.96-4 / わたしは改めて、
虐げのすべてを見たOp.121-2(「4つの厳粛な歌」より)
(2)ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調Op.120-1
(3)同:ヴィオラ・ソナタ第2番変ホ長調Op.120-2
エットーレ・コーザ(Va) マルク・パンティヨン(P)
録音:2007年10月9-11日スイス、グリミズア、ティボル・ヴァルガ・スタジオ
前作のヴィオラ編曲集(50.2609)にもいくつか含まれていたブラームスのリー
ト。このたびもまたコーザ自らアレンジを手がけた円熟期のナンバーは、渋い
内容とヴィオラの陰影ゆたかなひびきがしっくりしてたまらない魅力です。こ
のムードを引き継ぐ形で始まるヴィオラ・ソナタがやはりしんみりとした味わ
いと、時に熱も帯びて聴かせます。ピアノは、clavesにバラード集ほか
(50.2508)のアルバムがあるパンティヨン。

50 2804 \2180
(1)シューベルト:クラリネット・ソナタ ニ長調D.384
(2)同:クラリネット(ヴァイオリン)・ソナタ イ短調D.385
(3)同 / レート・ビエリ編:10のドイツ舞曲
D.783第12番 / D.783第10番 / D.783第13番 / D.426第8番 / D.783第15番
/ D.420第11番 / D.420第5番 / D.783第16番 / D.783第2番 / D.783第7番
(4)同:クラリネット(ヴァイオリン)・ソナタ ト短調D.408
(5)同:セレナードD.957-4
レート・ビエリ(Cl) ジェラール・ワイス(P)
録音:2007年10月22-24日スイス、ボスヴィル、旧教会
1975年スイスのツークに生まれたビエリは、クラリネットをまず、バーゼル音
楽院でフランソワ・ベンダに、次いでジュリアード音楽院でチャールズ・ナイ
ディックに師事しています。さらに作曲家ジェルジ・クルターグとピアニスト
のクリスティアン・ツィンマーマンに、室内楽のレッスンを受けたことがたい
へん大きな影響を受けたとも自ら語っています。のびやかに歌う楽器の特性を
活かして、このアルバムでは歌謡性を特色とするシューベルトの世界を自然に
聴かせています。




<HUNGAROTON>
HDVD 32560(DVD-Video) \4850
音声:ハンガリー語
字幕:英独仏
モーツァルト:
(1)フルート協奏曲第1番ト長調KV.313
(2)フルート協奏曲第2番ニ長調KV.314
(3)アンダンテ ハ長調KV.315
(4)フルートとハープのための協奏曲ハ長調KV.299
[特典映像]
・(アンコール)グルック:オルフェオとエウリディーチェより「精霊の踊り」
-フルートとハープによる演奏
・ ドラホシュとヴィグのインタビュー
アンドレア・ヴィグ(Hrp) 
ベラ・ドラホシュ(Fl & 指) ブダペスト交響楽団
収録:2006年12月23日ブダペスト、フェレンツ・リスト音楽院(ライヴ)
クリスマス・シーズンに首都ブダペスト有数の会場で行われたコンサートの模
様が収められた映像作品。ハンガリーきっての名手ドラホシュの演奏でたっぷ
りとモーツァルトの名曲を楽しめます。画質、音質ともすぐれています。




<KING INTERNATIONAL>
KDC 7008 \2180
(原盤番号 haenssler 98 146)
宇野功芳の音盤棚「これがUNO!」 Vol.8
モーツァルト:
レクイエムKV.626(レヴィン版)
キリエ ニ短調KV.341
ヘルムート・リリング(指)
ゲヒンゲン聖歌隊 シュトゥットガルト・バッハ合奏団
クリスティーネ・エルツェ(S) インゲボルク・ダンツ(A)
スコット・ウィア(T) アンドレアス・シュミット(Bs)
録音:1991年12月、ヘッセン放送局大ホール
以上の物足りなさをレヴィンはかなりの慎ましさをもって補足している。ジュ
スマイヤーはなんといってもモーツァルトの弟子であり、彼の死の枕元で同曲
の完成を依頼された人である。その際、終曲は「入祭文」と「キリエ」の音楽
を再現させることを指示されたのかも知れない。レヴィンはもう少し補足した
いのを我慢し、最小限の補筆にとどめ、成功したのだ。
【宇野功芳氏ライナー・ノーツより】
モーツァルトの「レクイエム」の版については様々な復元版が出版され(ジュ
スマイヤー版、バイヤー版、モーンダー版、ランドン版など)、話題を呼びま
した。このCDでは1991年、モーツァルトの没後200年に新たにロバート・D・レ
ヴィンによって補筆されたレヴィン版を使用。モーツァルト自筆の「アーメン
・フーガ」のスケッチに基づいて補筆されているのが特徴です。その他は、ラ
クリモサ、ベネディクト、オザンナの修正、挿入など音の変更は細部にわたり、
新たな姿を発見することができます。この版の初演にあたりヘルムート・リリ
ングが尽力し、彼の演奏により1991年8月24日に初演、このアルバムはその直
後に録音されたもの。宇野氏はこれまでのジュスマイヤー版の不満を一気に
解消してくれる版は登場したことはまことに嬉しいことだと語っています。
また今回のエッセイは読書編。愛読書、松浦寿輝著「川の光」(中央公論新社)
について。作者への熱いメッセージがしたためられています。





<DOREMI>
DHR 7933/5(2DVD+1CD) \5980
※DVDパート仕様:NTSC &PAL
両面コンパチブル
Region Free
「アニー・フィッシャー第1集 / 協奏曲ライヴ集」
[DVD 1]
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
(2)同:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」
(3)同:ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
(4)ヘンデル:シャコンヌ
[DVD 2]
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番変ホ長調KV.482
(2)リスト:ピアノ協奏曲第1番変ホ長調
(3)ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11
(4)メンデルスゾーン:ロンド・カプリチオーソ ホ長調Op.14
[CD]
(1)シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
(2)モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調KV.491
アニー・フィッシャー(P)
[DVD 1](1)(2)ペテル・ムラ(指)(3)アンタル・ドラティ(指)
(1)-(3)ハンガリー放送交響楽団
[DVD 2](1)-(3)ペテル・ムラ(指)ハンガリー放送交響楽団
以上すべて、1960年代ハンガリー放送ビデオ・アーカイヴスによる収録
[CD](1)ウォルデマール・ネルソン(指)ハンブルク北ドイツ放送交響楽団
(2)マルク・アンドレーエ(指)スイス=イタリア語放送管弦楽団
録音:(1)1984年ごろ(ライヴ)(2)1978年ごろ(ライヴ)
かのリヒテルも絶賛したアニー・フィッシャー(1914-1995)はあまり録音には
積極的ではなかったことで知られるハンガリーの名手。そんな彼女の貴重なラ
イヴがなんともぜいたくに映像で楽しめるアルバムがDOREMIよりリリースされ
ます。わずか8歳でデビューの折に弾いたというベートーヴェンの第1番ほか、
モーツァルトにシューマンときわめつけのレパートリーが並んでおり、これは
ファンを大いに喜ばせる内容といえるでしょう。



<MIRARE>
MIR 065 \2180
ハイドン:
弦楽四重奏曲 ト長調Op.54-1、ト短調「騎手」Op.74-3、
変ロ長調「日の出」Op.76-4
モディリアーニ弦楽四重奏団
フィリップ・ベルナール(Vn)ロイック・リオ(Vn)
フランソワ・キエフェル(Vc)ローラン・マルフェング(Va)
モディリアーニ弦楽四重奏団は2003年に結成。イザイ弦楽四重奏団に師事。
2006年にはメンデルスゾーン&シューマン弦楽四重奏曲(NS 01)でCDデビュー
を果たし、高い芸術性、確かな才能を感じさせる力作でした。このハイドンも
絶妙なアンサンブルで生き生きとした演奏を聴かせてくれます。




<INTEGRAL>
INTEG 221161 \2350
ルイーズ・ファランク(1804-1875):ヴァイオリンとピアノのための作品全集
ソナタ第1番ハ短調、第2番イ長調、スイスの主題による協奏的変奏曲
ガエターヌ・プルヴォスト(Vn)ローラン・カバッソ(P)
録音:2007年
19世紀のフランス女流作曲家、ルイーズ・ファランク。ファランク作品は彼女
の存命中に広く流布し、夫アリスティドの楽譜出版社によって出版されていま
したが、彼女の死後は演奏される機会がほとんどありませんでした。このアル
バムには、世界初録音のソナタ第1番を含むヴァイオリンとピアノの作品を収
録。日本語訳付。

INTEG 221159 \2350
フランス・ハープ作品集
グランジャニー:子供の時間
ピエルネ:即興的奇想曲
カプレ:フランス風ディヴェルティメント、スペイン風ディヴェルティメント
フォーレ:塔の中の姫君、即興曲
ルーセル:即興曲
トゥルニエ:ソナチネ
イザベル・ペラン(Hp)
録音:2005年5月
フランス国立管弦楽団のハープ奏者として活躍中のイザベル・ペラン女史によ
る19世紀後半から20世紀前半のフランスのハープ作品集。柔らかく透明感ある
音色が美しく響き渡ります。イザベル・ペランはエコールノルマル音楽院教授
でもあり、後進の指導にも力を入れています。

INTEG 221160 \2350
ティエリー・ペクー(1965-):水を渡る者たち(アマゾンのカンタータ)
ティエリー・ペクー(指)アンサンブル・ゼリーグ、ヤキ・カンドルー(Vo)
録音:2005年12月
ティエリー・ペクーはパリ音楽院で学んだ現代音楽家。鋭い感性と西欧音楽へ
の反骨心から生まれる独特の世界を作り出しています。この作品はペクーが最
も関心を示しているラテン・アメリカ先住民の音楽を題材にしています。



<ORFEO>
=ORFEO D'OR=
ORFEOR 729081 \2080
モノラル
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱つき」
リーザ・デラ・カーザ(S) ヒルデ・レッスル=マイダン(A)
ヴァルデマール・クメント(T) オットー・エーデルマン(Bs)
ウィーン楽友協会合唱団
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)ウィーン交響楽団
録音:1955年6月25日ウィーン、ムジークフェラインザール(ライヴ)
[ロート・ヴァイス・ロート放送グループによる収録 / ウィーン交響楽団
アーカイヴからの正規復刻]
生誕100年を記念してORFEOからカラヤンの超強力タイトルがリリースされます。
壮年期のカラヤンがウィーン響と行った第九のライヴは、ウィーン響のアーカ
イヴに収蔵されていた、ロート・ヴァイス・ロート放送グループ収録のオリジ
ナル・マスターからの復刻ということで音質も万全です。1955年といえばカラ
ヤンがフルトヴェングラーの後任としてベルリン・フィルの芸術監督および常
任指揮者に就任した記念すべき年。また翌年からはザルツブルク音楽祭の芸術
監督を務めるなど、まさに輝かしい前途が約束されていた時期だけに覇気に満
ちた表現が特徴となっています。
ソリストには女王デラ・カーザを筆頭に当時のベスト・メンバーが、また前年
のフィルハーモニアとの録音にも参加していたエーデルマンやウィーン楽友協
会合唱団なども参加してこの上ない充実ぶり。これはファンならずとも絶対に
見逃すことの出来ないアルバムといえるでしょう。




<Ondine>
ODE 1122(SACD-Hybrid) \2300
ジャン・シベリウス:交響詩<クレルヴォ> 作品7
レイフ・セーゲルスタム(指)
ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団
ソイレ・イソコスキ(S) トンミ・ハカラ(B) ヘルシンキ大学男声合唱団(YL)
録音:2007年12月 フィンランディアホール(ヘルシンキ)
制作:セッポ・シーララ  
録音:エンノ・マエメツ [フィンランド語歌詞・英訳付き]
セーゲルスタム(1944-)にとって2度目となる<クレルヴォ>の録音。今回のオー
ケストラは、シベリウス交響曲全曲録音(ODE 1075)のヘルシンキ・フィルハー
モニック。ギリシャ悲劇のコロスの役割を担い情景を語る男声合唱が、ヘルシ
ンキ大学男声合唱団(YL)。オスモ・ヴァンスカとラハティ交響楽団の東京公演
と録音(BIS 1215)に参加したグループです。ヒュンニネンの後を継ぐバリトン
のひとり、トンミ・ハカラがクッレルヴォを歌い、クッレルヴォの妹にはセー
ゲルスタムの最初の録音と同じイソコスキが起用されています。この録音には、
ブライトコプフが2005年に出版した「ジャン・シベリウス作品全集」ではなく、
ヘルシンキ・フィルハーモニックのライブラリー所蔵の楽譜が使われました。
セーゲルスタム自身が修正を入れており、これまで聴いたことのない響きの聴
こえる瞬間があります。セッポ・シーララの制作、エンノ・マエメツが担当し
た録音が、切迫した空気と雰囲気をリアルに伝えてくれます。
フィンランド民族叙事詩『カレヴァラ』(第31章-第36章)の悲劇に題材をとった
交響詩<クレルヴォ>はシベリウスが26歳で発表した作品。伝統の吟唱法を暗示
するスタイルも導入され、真にフィンランド的な音楽がロシア支配下にあった
フィンランドの人々を熱狂させました。「それまで耳にしたことはなかったに
しろ、これこそ、われらフィンランド人の旋律だとわかった」という、初演を
聴いた作曲家のオスカル・メリカントの言葉が残っています。




<BIS>
BIS SA 1641(SACD-Hybrid) \2500
J.S.バッハ:カンタータ全集 Vol.39
(1)第68番「げに神はかくまで世を愛して」BWV68
(2)第175番「彼はおのれの羊の名を呼びて」BWV175
(3)第28番「神は頌むべきかな! いまや年は終り」BWV28
(4)第183番「人々汝らを除名すべし」BWV183
(5)第85番「われは善き牧者なり」BWV85
キャロリン・サンプソン(Sop)、ロビン・ブレイズ(A)、
ゲルト・テュルク(Ten)、
ペーター・コーイ(Bs)、コンチェルト・パラティーノ、
鈴木雅明(指)
バッハ・コレギウム・ジャパン
このところソロ・カンタータの続いていた同シリーズ、久々の通常編成版の登
場です。1725年作の5篇が収められていますが、各曲とも変化に富み飽きさせま
せん。特に183番では4本のオーボエのほか、ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ
というヴァイオリンのように弾く小型チェロが用いられているのがユニーク。
この楽器の当代一の名手・バディアロフが妙技を聴かせてくれます。また、お
なじみの名人金管集団コンチェルト・パラティーノが壮麗な響きを作り出し、
声楽陣もサンプソン、ブレイズが堂に入った歌唱を披露しています。

BIS SA 1580(SACD-Hybrid) \2500
(1)ムソルグスキー:展覧会の絵
(2)ラヴェル:夜のガスパール
(3)バラキレフ:イスラメイ
フレディ・ケンプ(Pf)
6月に来日公演が予定されている人気ピアニストのフレディ・ケンプ。待望の最
新譜はピアノ・レパートリーのなかでも難曲として恐れられている3作品。技巧
派ケンプは余裕で曲を征服しているだけでなく、こうしたものでの巧さは他の
追随を許さないものがあります。特に「イスラメイ」はかつて浜松国際コンク
ールで弾いて、審査員たちの度肝を抜いた自信作。轟き渡るピアノ、華麗な演
奏姿、いずれもケンプ芸術の真骨頂と申せましょう。


BIS SA 1692(SACD-Hybrid) \2500
ベートーヴェン:
(1)ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15
(2)同第3番ハ短調 Op.37
ロナルド・ブラウティハム(Pf)、
アンドルー・パロット(指)
ノールショピングSO
フォルテピアノでベートーヴェンのピアノ独奏曲全集を刊行中のブラウティハ
ムが、協奏曲全集も始めました。意外にもモダン・ピアノとモダン・オーケス
トラという組合せ。ブラウティハムはモダン・ピアノの機能を最大に生かしつ
つも、オーケストラとのバトルというよりは室内楽的親密さの絶妙な名人ぶり
を繰り広げています。

BIS 1317 \2380
チェレプニン:
(1)ピアノ協奏曲第1番 Op.12 (2)同第3番 Op.48 (3)祝祭音楽 Op.45a 
(4)交響的行進曲 Op.80
小川典子(Pf)
ラン・シュイ(指)
シンガポールSO
小川典子とシンガポール響のチェレプニン・シリーズの第4弾。ピアノ協奏曲は
これで全部揃いました。戦前の上海に住み、たびたび日本を訪れて伊福部昭、
早坂文雄、江文也、松平頼則などの民族主義作曲家を教えたアレクサンドル・
チェレプニンは、まさに日本作曲界の大恩人。当シリーズで大規模な管弦楽作
品に触れることができるようになり、急速に再評価が進んでいます。ピアノ協
奏曲第1番は後期ロマン派的、第3番にはナイル川の船乗りの歌が引用されてい
ます。いずれもヴィルトゥオーゾ的な作品ですが、小川典子の華麗な演奏が光
ります。日本の民族主義作曲家に興味のある方ははずせない一枚。

BIS 1433 \2380
シベリウス:男声合唱曲集
無伴奏合唱曲;
(1)6つの無伴奏合唱曲 Op.18 (2)賛歌「苦しみの世界に生まれたもう」Op.21 
(3)月光を浴びて (4)祖国に (5)異郷にいる兄弟 (6)海辺へ Op.84の5 
(7)2つの合唱曲 Op.108 (8)フィンランディア賛歌
伴奏付合唱曲;
(9)恋する人 Op.14 (10)急流下りの名人の花嫁たち Op.33 
(11)火の起源 Op.32 (12)カンタータ「放たれた女王」Op.48 
(13)お前に勇気があるか Op.31の2 (14)レミンカイネンの歌 Op.31の1 
フィンランド白軍行進曲 Op.91の1
マッティ・ヒヨッキ(指)
YL(ヘルシンキ大学男声合唱団)、
オスモ・ヴァンスカ(指)
ラハティSO、トム・ナイマン(Ten)、トンミ・ハカラ(Br)
フィンランドの名門YL(ヘルシンキ大学)男声合唱団は1883年創立で、シベリウ
スもごく若い頃から意気投合し、「クレルヴォ交響曲」を含む多くの魅力的な
男声合唱曲を彼らのために書き下ろしました。シベリウスといえば交響曲や管
弦楽曲に人気が集まりがちですが、実は男声合唱こそシベリウスの心の声だっ
たといわれています。いずれも力強く、オトコの哀しみに満ちた作品ばかり。
YLの自信に満ちた演奏も超魅力です。

BIS 1909/11 5枚組 \7140
シベリウス完全全集 その4 ピアノ曲I
スケルツォ JS134a/コン・モト・センプレJS52/アンダンテ JS74/メヌエット
JS5/テンポ・ディ・ヴァルスJS2/スケルツォ JS134b/11の変奏曲/ワルツ
とアンダンティーノ(118の和声課題より)/主題カタログ(50の小品)/あこがれ
JS293(朗読付)/アンダンテ JS30a/朝の歌 JS46/黄昏に JS47/テンポ・ディ
・メヌエット 嬰ヘ短調/アレグロ ホ長調/モデラート ヘ短調/ヴィヴァー
チェ 変ホ長調/アンダンティーノ ハ長調/アンダンティーノ ロ長調JS44/
アレグレット 変ロ短調 JS18/アレグロ ヘ短調/ワルツ ホ長調/ピウ・レン
ト-テンポ・ディ・ヴァルス JS150/ワルツ断片ヘ短調/アンダンティーノ
ホ長調JS41/2つのスケッチJS6/アレグレット JS24/モデラート-プレスト
JS133/アレグロ断片ホ長調/ああ、あなたが見たなら JS141(朗読付)/ラル
ゴ JS117/ヴィヴァーチェ JS221/アダージョ JS11/3つのフーガ呈示部/
ポルカ JS75/組曲「フロレスタン」JS82/アレグレット JS21/ワルツ「ベッ
ツィ・ルルーシュのために」JS1/ソナタ・アレグロ ニ短調(呈示部と展開部)
JS179a/ベッケルのためのソナタ断片(1889)/2つのソナタ・スケッチ/11の
ソナタ・スケッチ/ソナタ・アレグロ ヘ短調(呈示部)JS179b/ソナタ・アレ
グロ ハ長調(呈示部)JS179c/ソナタ・アレグロ ホ長調JS179d/ソナタ・アレ
グロ ハ短調(呈示部)JS179e/ポルカ断片/マズルカのスケッチ/スケルツォ
JS164/メヌエット 変ロ長調/ワルツ 変ニ長調/6つの即興曲 Op.5/「カレ
リア組曲」より間奏曲とバラード Op.11/ピアノソナタ ヘ長調 Op.12/森の
精 Op.15/アレグレット JS23/カプリッチョ 変ロ短調/レント JS119/アレ
グレット JS225/カプリス ロ短調/アンダンティーノ Op.24の7(初稿)/メヌ
エット 変ロ長調/悲しき行進曲 JS124/アレグロ ト短調/騎士 JS109/アン
ダンティーノ ヘ長調/10の小品 Op.24/牧歌 Op.24の6(第2稿)/フィンラン
ディア Op.26/付随音楽「クリスチャン2世」Op.27/3つのスケッチ/ラルガ
メンテ ニ短調/お前に勇気があるか? Op.31の2/アテネ人の歌 Op.31の3/
フィンランド民謡集のピアノ編曲 JS81/私の恋人の何と美しきこと/アダー
ジョ ハ長調/ポルカ「アイノ」ハ短調/クプレ Op.34の4(初稿)/10のバガテ
ル Op.34/アンダンテ 嬰ハ短調(交響曲第1番第2楽章の試作的スケッチ)/10
の叙情的瞑想 Op.40/キュリッキ Op.41/悲しきワルツ Op.44の1(編曲試作)
/悲しきワルツ Op.44の1(編曲決定稿)/森の精 Op.45の1/舞踏間奏曲
Op.45の2
フォルケ・グラスベック(Pf)、ラッセ・ポイスティ(朗読)
大好評のシベリウス完全全曲シリーズ第4弾はピアノ曲その1。5枚組3枚価格な
うえ、初期の習作、あるいはスケッチや断片まで収めるというBISならではの
偏執狂ぶりが嬉しい限り。この巻、ただありものをまとめたのではなく、
「フィンランディア」や「悲しきワルツ(複数稿)」などポピュラーな作品、さ
らに交響曲第1番第2楽章の試作的スケッチなどというお宝中のお宝の新録音が
多数含まれています。




<BelAir>
BAC 033(DVD-Video) \4950
ドニゼッティ:「ドン・パスクワーレ」
シモーネ・アライモ(Br ドン・パスクワーレ)
パトリツィア・チョーフィ(S ノリーナ)
マルツィオ・ジョッシ(Br マラテスタ)
ノーマン・シャンクル(T エルネスト)
エヴェリーノ・ピド(指)
スイス・ロマンド管弦楽団,ジュネーヴ大歌劇場合唱団
演出:ダニエル・スレイター
装置、衣装:フランシス・オコナー
収録:2007年5月
3ドニゼッティの「ドン・パスクワーレ」に優れた映像が加わりました!
2007年5月に、スイス、ジュネーヴ大歌劇場で上演されたもの。名バッソブッ
フォ、アライモは品の良いパスクワーレを演じ、一方のチョーフィは気の強そ
うなノリーナを好演。シャンクは米国出身、モーツァルトを得意とするテノー
ル。若々しく伸びのある声が魅力です。ドニゼッティには極めて評判の高いピ
ドの指揮も高水準。英国の演出家、スレイターは舞台を20世紀半ばくらいに据
え、モダンでオシャレな雰囲気が抜群。「ドン・パスクワーレ」のDVDの中で
も、個性的な魅力に溢れた映像です。



<ORFEO>
=ORFEO D'OR=
初出
ORFEOR 728082 2枚組(1枚価格) \2080
モノラル
ヴェルディ:レクイエム
アントニエッタ・ステッラ(S) オラリア・ドミンゲス(A)
ニコライ・ゲッダ(T) ジュゼッペ・モデスティ(Bs)
ウィーン楽友協会合唱団
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
ウィーン交響楽団
録音:1954年11月26日ウィーン、ムジークフェラインザール(ライヴ)
[ロート・ヴァイス・ロート放送グループによる収録 /
ウィーン交響楽団アーカイヴからの正規復刻]
スタジオ、ライヴ合わせて、少なくとも17種の録音が確認されているカラヤン
の「ヴェルレク」。ウィーン響とは初顔合わせという点も注目される1954年の
ヴェルレクは、1955年の第九(ORFEOR 729081)同様にウィーン響のアーカイヴに
収蔵されていた、ロート・ヴァイス・ロート放送グループ収録のオリジナル・
マスターからの復刻による完全初出という超強力な内容です。
カラヤンがN響に初来日した1954年、この時期ウィーン響とは10月にブルックナ
ーの5番(ORFEOR.231901)、演奏会形式で「カルメン」を、さらに11月に入り当
「ヴェルレク」公演の直前にはチャイコフスキーの4番(ORFEOR.275921)を取り
上げており、両者が密接な関係にあったことがうかがえます。なにより公演当
時46歳のカラヤンが生み出す熱くエネルギッシュな音楽は、たしかに人を惹き
つけてやまないカリスマの魔力。このカラヤンを強力にバックアップする声楽
陣も魅力的な顔ぶれ。テノールには前述の「カルメン」でドン・ホセ役のゲッ
ダ。ソプラノはヴェルディ歌いとして華開くことになる、デビューまもない当
時25歳のステッラが抜擢されています。そして、ライヴのみならず録音にもひ
んぱんに起用されていたウィーン楽友協会合唱団がここでも存分に力を揮って
います。
まさに生誕100年のアニヴァーサリーを飾る価値あるアルバムの登場といえる
でしょう。



<ONDINE>
ODE 1131(SACD-Hybrid) \2300
チャイコフスキー:
(1)交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」
(2)ドゥムカOp.59*(9'43")
クリストフ・エッシェンバッハ(指&P*) フィラデルフィア管弦楽団
録音:(1)2006年10月フィラデルフィア ヴェリゾン・ホール、
(2)2006年11月パールマン・シアター
エグゼクティヴ・プロデューサー:ケヴィン・クラインマン
プロデューサー:マーサ・デ・フランシスコ
レコーディング・エンジニア:チャールズ・ギャニオン
2008年5月、いよいよクリストフ・エッシェンバッハがフィラデルフィア管弦楽
団を率いて来日。
ショスタコーヴィチ交響曲第5番(ODE 1109)が発売されたばかりの彼らが、急遽
新譜をリリース。今回はエッシェンバッハのアプローチが最も活きてくる作品
であろうチャイコフスキーの「悲愴」。エッシェンバッハ独特の粘りや表情付
けが濃厚に染み出し、逃げ出したくなるような緊迫感のもと、非常に完成度の
高い演奏となっています。第1楽章の第2主題の美しさはフィラデルフィア管な
らでは。また第3楽章の疾走感、第4楽章の激しく聴かせる盛り上がり方など、
エッシェンバッハの思い描く「悲愴」を実現しています。その昔、若き日のホ
ロヴィッツが得意としていたドゥムカは、チャイコフスキーのピアノ曲の中で
も特に演奏の難しいことで知られる作品。哀愁の旋律が華麗な中間部を挟み、
エッシェンバッハの味わいのピアノが堪能できます。

KDC 5050(SACD-Hybrid) \2450
日本語帯解説付
(歌詞訳付)
ショスタコーヴィチ:
(1)交響曲第5番Op.47 
(2)アレクサンダー・ブロークの詩による7つのロマンスOp.127* 
クリストフ・エッシェンバッハ(指&P*) 
フィラデルフィア管弦楽団
イェヴォンヌ・ナエフ(Ms)ジュリエット・カン(Vn)ハイ=イエ・ニ(Vc)
ライヴ録音:(1)2006年9月ヴェリゾン・ホール、
(2)2007年5月パールマン・シアター
2008年5月クリストフ・エッシェンバッハがフィラデルフィア管弦楽団を率いて
来日。その演目ともなっているショスタコーヴィチ交響曲第5番が日本語解説付
き仕様盤として発売いたします。ショスタコーヴィチの作品の西側初演も数多
くおこない、この作曲家にゆかりのある楽団でもあるフィラデルフィア管と、
独特の音楽の輪郭を持つエッシェンバッハの演奏に注目です。

<LA BOTTEGA DISCANTICA>
DISCANTICA 163 \2180
モーツァルト(1756-1791):歌曲集
ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いたとき K.520/夕べの思い K.523
希望に K.390(340c)/クローエに K.524/ロンド K.494(ピアノ独奏)
満足 K.473/夢のなかの面影 K.530/小さな紡ぎ娘 K.531/すみれ K.476
ロンド K.485(ピアノ独奏)/子供の遊び K.598/子守歌 K.530(フリース作曲)
来たれ、いとしのツィター K.351(367b)(マンドリン伴奏)
満足 K.349(367a)(マンドリン伴奏)/ロンド K.511(ピアノ独奏)
鳥よ、年ごとに K.307(284d)/寂しい森の中で K.308(295b)
静けさはほほえみ K.152(210a)/われ心に躍らんばかりの喜びを感じ K.579
老婆 K.517
ジェンマ・ベルタニョッリ(ソプラノ)
アントニオ・バッリスタ(フォルテピアノ)
アヴィ・アヴィタル(マンドリン)
録音:2007年1月8-11日、イタリア、イヴレア、バロック・ホール-SMC

DISCANTICA 167 \2180
リスト(1811-1886):
コラール「われらに、救いを求める者たちに」による幻想曲とフーガ
(マイアベーアのオペラ「予言者」の主題による)(ブゾーニ編曲)
「巡礼の年 第1年 スイス」から オーベルマンの谷
超絶技巧練習曲集 から マゼッパ/慰め[Consolations]から Nos.3, 4
演奏会用パラフレーズ「リゴレット」/変奏曲(1880)
シモーネ・ペドローニ(ピアノ)
録音:2005年11月29-30日、イタリア、ノヴァーラ、聖ガウデンツィオ・バジ
リカ教会

DISCANTICA 168 \2180
ガエターノ・アミガッツィのオルガン 1737
グレゴリオ・ストロッツィ(1615頃-1687):
王宮のナポリ騎士団のマスカーラ・ソナタとバッラータ
トッカータ・デ・パッサカリア/エウフォーニア(アリアとパルティータ)
バルナルド・パスクィーニ(1637-1710):
オクターヴの第8番/スコットランド人のためのパッサカリア
気まぐれな変奏曲ハ長調、ト短調、ハ短調
カルロ・フランチェスコ・ポッラローロ(1653頃-1723):
ソナタ ニ短調-前奏曲、ソナタ
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):
トッカータ・アペルタ/フーガ第1旋法/オブリガート・バスに基づくパルティ
ータ
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):
ソナタ(フーガ)ニ短調 K.41/ソナタ ロ短調 K.87(イ短調へ移調)
ソナタ(パストラーレ)ハ長調 K.513
ベネデット・マルチェッロ(1686-1739):
フーガ ホ短調(ニ短調へ移調)/ソナタ ト長調
バルダッサーレ・ガルッピ(1706-1785):ソナタ ニ短調
ルカ・スカンダーリ(オルガン)
録音:2007年2月2-3日、イタリア、ヴェローナ県アルバレード・ダディジェ、
ミケロリエ、
救いの聖母マリア教会
使用楽器:1737年、ガエターノ・アミガッツィ製

DISCANTICA 169 \2180
ヴィヴァルディ(1678-1741):
グローリア RV589(*)
スターバト・マーテル RV621
ディクシト・ドミヌス RV807(*)
アレッサンドラ・ガルディーニ、クリスティーナ・パオルッチ(ソプラノ(*))
グロリア・バンディテッリ(アルト)
マリオ・チェキェッティ、パオロ・マチェドニオ(テノール(*))
ファビオ・チョフィーニ(指揮)
アッカデーミア・バロッカ・ヘルマンス
エンリコ・ガッティ(コンサートマスター)
カンティクム・ノーヴム合唱団
録音:2007年7月2-4日、イタリア、ペルージャ県コルチアーノ、聖アゴスティ
ーノ教会

DISCANTICA 170 \2180
マンドリン協奏曲集
ジョヴァンニ・パイジェッロ(1740-1816):
マンドリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲変ホ長調
ヴィヴァルディ(1678-1741):
マンドリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲ハ長調 RV425
アヴネル・ドルマン(1975-):マンドリン協奏曲(2006)
桑原康雄(1946-2003):マンドリン独奏のための即興詩
フェデリコ・ガルデッラ(1979-):マンドリン協奏曲(2007)
アヴィ・アヴィタル(1978-):ケドマ[即興曲](変則調弦マンドリンのための)
アヴィ・アヴィタル(マンドリン)
カルロ・ボッカドーロ(指揮)
ポメリッジ・ムジカーリ管弦楽団
録音:2007年9月25-28日、ミラノ、ダル・ヴェルメ劇場




<STRADIVARIUS>
STR 33706 \2180
ショスタコーヴィチ(1906-1975):ピアノ三重奏作品全集
ピアノ三重奏曲第1番 Op.8(1923)
アレクサンドル・ブロークの詩による
ソプラノとピアノ三重奏のための7つのロマンス Op.127(1967)(*)
ピアノ三重奏曲第2番 Op.67(1944)
ユリア・コルパチェワ(ソプラノ(*))
パルマ三重奏団
イヴァン・ラバーリャ(ヴァイオリン) エンリコ・ブロンジ(チェロ)
アルベルト・ミオディーニ(ピアノ)

STR 33781 \2180
アンドレア・ファルコニエーリ(1585-1656):甘美なる旋律
Gallarda/Rinen/La suave melodia/Sua corrente/Il spiritello brando
La Benedetta/Sinfonia seconda/Corrente dicha la Cuella
Brando d’abril/Brando dicho el Melo/Occhietti amati
Alemanna dicha la Villega/La Monarca/Gallarda d’Arroyo
Corrente detta l’Avellina/E vivir e morir
ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー、ジュリオ・バンフィ、
フランチェスコ・コルベッタ、アレッサンドロ・ピッチニーニ、不詳の作品
マッシモ・ロナルディ(アーチリュート)
マッテオ・メーラ(バロックギター)
ロレンツォ・ミケーリ(テオルボ)

STR 33790 \2180
ニーノ・ロータ(1911-1979):即興詩
フルート、ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲(1958)
フルートとハープのためのソナタ(1936)
ヴァイオリンとピアノのための即興詩[Improvviso](1968)
2つのフルートのための3つの小品(1973)
フルートとピアノのための5つの易しい小品(1972)
アレグロ・ヴェローチェ(1971)/ヴァイオリン・ソナタ(1936)
アルバトロス・アンサンブル
フランチェスコ・パッリーノ(ヴァイオリン) 
アレッサンドロ・マランゴーニ(ピアノ)
アレッシャ・ルイーゼ(ハープ) ジョヴァンニ・クローラ(フルート)



<SWEDISH SOCIETY>
SSACD 1132(SACD-Hybrid) \2300
ブー・リンデ(1933-1970):管弦楽作品集 Vol.2
陽気な序曲 Op.14(*)
ムジカ・コンチェルタンテ Op.27(1963)(+)
多様な組曲 Op.21(1959)(*)
ブーローニュ組曲 Op.32(1966)(*)
ペッテル・スンドクヴィスト(指揮)
ヤヴレ交響楽団
録音:2002年19-22日(*)、2003年3月5-6日(+)、スウェーデン、ヤヴレ、




<PROPRIUS>
PRSACD 2041(SACD-Hybrid) \2300
イェオリ・グリヤース・プレイズ・バッハ
J・S・バッハ(1685-1750):
シャコンヌ BWV1004 No.5
組曲ホ短調 BWV996
組曲ロ短調 BWV997(ハ短調より移調)
イェオリ・グリヤース(ギター)
録音:2007年1月23-24日、2月28日、Lycke教会
イェオリ・グリヤースはストックホルム王立音楽アカデミー、ニューヨークの
ジュリアード音楽院で学んだスウェーデンのギター奏者。

PRCD 2042 \2180
アヴェ・マリア
トロン・クヴェルノ(1945-):アヴェ・マリス・ステラ
ヤコブ・アルカデルト(1505頃-1568):アヴェ・マリア
ハビエル・ブスト(1949-):
アルマ・レデンプトーリス・マーテル[うるわしき救い主の御母]/サルヴェ
・レジナ
ブルックナー(1824-1896):アヴェ・マリア
アンブロシュ・チョピ(1973-):すべてを汝に[Totus tuus]
クヌート・ニューステット(1915-):マリアの歌
デイヴィッド・ハミルトン(1955-):アヴェ・マリア
ブリテン(1913-1976):聖母讃歌
プーランク(1899-1963):
アヴェ・マリア/アッシジの聖フランチェスコの4つの小さな祈り
デュリュフレ(1902-1986):あなたはすべてが美しい[Tota pulchra es]
モーテン・ラウリゼン(1943-):おお、大いなる神秘[O magnum mysterium]
デイヴィッド・マッキンタイア(1952-):アヴェ・マリア
フランツ・ビーブル(1906-2001):アヴェ・マリア
アリス・テグネール(1864-1943):オー・サルヴェ・レジナ/アヴェ・マリア
エリック・ウィテカー(1970-):黄金の光[Lux Aurumque]
エヴァ・スヴァンホルム・ブーリーン(指揮)
コーラレルナ(少女合唱)
カントーレス・カテドラーレス(男声合唱)
ルンド大聖堂少年合唱団
録音:2007年4月27-29日、5月4-6日、スウェーデン、ロンマ教会
往年のヘルデンテノール、スウェーデンのセト・スヴァンホルム(1904-1964)の
娘であるエヴァ・スヴァンホルム・ブーリーンは合唱指導者・指揮者として活
躍しており、ルンド室内合唱団、少女合唱団コーラレルナおよびコリンテルナ、
ルンド大聖堂少年合唱団、男声合唱団カントーレス・カテドラーレスとその発
展団体スヴァンホルム・シンガーズを創設し第一級の水準へと育て上げました。
当アルバムではそのうち3団体を指揮し、合唱ファン垂涎のレパートリーを披露
しています。




<ARTA>
F 10160 \2080
ヴァーツラフ2世の時代の音楽(1271-1305)
[ヴァーツラフ2世の戴冠式]
Hinc ac inde gyra / Conductus; Baculi sollempnia
Cantio; Hospodine, pomiluj ny / Antifona; Domine, in virtute tua
Conductus; Sol sub nube latuit
[ズブラスラフの教会堂の定礎式]
Ordo, cui cor do / Lectio de fundacione nove ecclesie in Aula Regia
Introitus; Rorate, celi, desuper / Kyrie; Immense conditor
Graduale; Prope est Dominus / Conductus; Nove geniture
[ズブラスラフ修道院の創設]
Christo servite, fratres / Lectio de fundacione Aula Regia nominata
Conductus Si Deus est animus / Antifona; O pietatis Deus
Moteto; Congaudeant catholici
[国王ヴァーツラフ2世の死]
Heu me ! O dolor, o plus quam dolor /
De lamentatione Jeremiae prophetae
Conductus; Pange melos lacrimosum / Lectio de fletu in Aula Regia
Tropus; Ach, homo fragilis
[国王の間、慈悲深き元后]
Gloria; Spiritus et alme / Antifona; Salve, nobilis virga Yesse
Antifona; Salve, regina
イジー・ホンダ(指揮、朗読)
スコラ・ベネディクタ
プシェミスル朝のボヘミア王ヴァーツラフ2世(1271-1305、在位1278-1305)の、
プラハ近郊のズブラスラフにおけるシトー派修道院の創設にまつわるプログラ
ムを収録。スコラ・ベネディクタは8名の女性歌手から成るヴォーカル・アン
サンブルです。




<ARS PRODUKTION>
ARS 38464 \2180
ショパン(1810-1849):ポーランド歌曲集 Op.74(全19曲)
アンナ・ハッセ(メゾソプラノ)
ウルリヒ・シュテルク(ピアノ)
録音:2007年4月、ドイツ、プッパータール、インマヌエル教会

ARS 38468 \2180
ルイーズ・エリット=ヴィアルド(1841-1918):
ピアノ四重奏曲イ長調 Op.1/同ニ長調 Op.11/同ニ短調(作品番号無し)
アンサンブル・ヴィアルド
アレクサンダー・バルタ(ヴァイオリン) ユリア・マイ(ヴィオラ)
トーステン・エンケ(チェロ) シュテファン・キーファー(ピアノ)
録音:2005年3月3-7日、ドイツ、ブレーメン放送ホール
ルイーズ・エリット=ヴィアルドはショパンのマズルカを歌曲に編曲したこと
でも知られる歌手・作曲家ポリーヌ・ヴィアルド(1821-1910)の娘で、作曲家
・歌手として活躍しました。

ARS 38469 \2180
ユリウス・レントゲン(1855-1932):
チェロ・ソナタ第13番嬰ハ短調(1931)(*)
無伴奏チェロ・ソナタ(1928)
チェロ・ソナタ第11番ニ短調(1930)(*)
チェロ・ソナタ第1番変ロ長調 Op.3(1872)(*)
ジャン・ドゥクロース(チェロ)
ダニエル・ドゥシェンヌ(ピアノ(*))
録音:2007年2月1-4日、ドイツ、プッパータール、インマヌエル教会

ARS 38473 \2180
アルトゥール・ダンゲル(1931-):3つの歌曲集
ローゼ・アウスレンダー歌曲集 Op.99(2004/2005)(*)
ハイネ歌曲集(Zur Pllea)Op.101(2005)(*)
トゥリーニ歌曲集 Op.87(2000)(+)
ドミニク・ヴェルナー(バスバリトン)
ジーモン・ブーハー(ピアノ(*))
フェリツィタス・シュトラック(ピアノ(+))
録音:2006年7月6-7日、11月13-16日、ドイツ、プッパータール、インマヌエル
教会

ARS 38476 \2180
フェスティヴォ! ピッコロトランペットとオルガンのための音楽
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):協奏曲ニ長調
J・S・バッハ(1680-1750):
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番 BWV1006 から
ロンド風ガヴォット
アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713):
ソナタ ニ短調 Op.5 No.12「ラ・フォリーア」
トマゾ・アルビノーニ(1671-1750):アダージョ ト短調
J・S・バッハ:カンタータ第147番 BWV147 から 主よ、人の望みの喜びよ
ジュゼッペ・トレッリ(1658-1709):シンフォニア ニ長調
ジャンバッティスタ・マルティーニ(1706-1784):トッカータ ニ長調
トマゾ・アルビノーニ:協奏曲変ロ長調
ヘンリー・パーセル(1659頃-1695):ソナタ
フランツ・ヴァーグナーマイヤー(ピッコロトランペット)
ロベルト・コヴァーチ(オルガン)
録音:2007年7月10-13日、オースストリア、ザンクトフロリアン参事会聖堂

ARS 38478 \2180
Incontri[出会い] チェンバロとアコーディオンのための音楽
アルマン=ルイ・クープラン(1727-1789):
2台のチェンバロのためのサンフォニー(*/+)
レオニード・バシュマコフ(1927-):
アコーディオンとチェンバロのための4つのインヴェンション(1985)(*/+)
フランソワ・クープラン(1668-1733):
「クラヴサン奏法」から 前奏曲第2,4,7番(*)
レイフ・カイサ(1919-2001):即興曲(1991)(+)
ヨハン・マッテゾン(1681-1764):2台のチェンバロのための組曲(*/+)
ティメ・エアヴァズ(1943-):Incontri[出会い](*/+)
パンチョ・ヴラディゲロフ(1899-1978)/アンカ・ズラテヴァ編曲:
シュメン小品集 Op.29 から 歌,ラチェニスタ(*/+)
デュオ・ディアゴナル
アンカ・ズラテヴァ(チェンバロ(*)) アダム・エアヴァズ(アコーディオン(+))
録音:2007年9月22-25日、ドイツ、プッパータール、インマヌエル教会

ARS 38480 \2180
春の月夜に
マクシミリアン2世時代、エマヌエル・ガイベルと
ミュンヘン派詩人グループ・メンバーの詩によるロマンティック歌曲集
フランツ・ラハナー(1803-1890):
私は行かねばならない/ムート/夜の歌/物静かな睡蓮
ペーター・コルネリウス(1824-1874):春に/一つの音/月夜に
リスト(1811-1886):
f青春の幸福/再びあなたに会えるだろうか/物静かな睡蓮
フランツ・ラハナー:けだるい夕べの歌/浮気者
アドルフ・イェンセン(1837-1879):別れ/ばらの季節/深夜に小枝の下で
マックス・ブルッフ(1838-1879):タンホイザー
ヨゼフィーネ・ラング(1815-1888):
私があなたに初めて会ったとき/そうであってはならない
固い椅子を私は見下してきた
ヴィンツェンツ・ラハナー(1811-1893):最後のイクチオサウルス
マルティン・ブルンス(バリトン)
クリストフ・ハンマー(フォルテピアノ)
録音:2006年5月4-7日、バイエルン放送スタジオ1
使用楽器:
1843/1847年、ウィーン、ヨハン・バプティスト・シュトライヒャー製

ARS 38481 \2180
J・S・バッハ(1685-1750):チェロとピアノのための作品集
チェロ・ソナタ ニ長調 BWV1028(*/+)
無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV1007(*)
無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV1009(*)
フーガ イ短調(+)/前奏曲とフーガ(コダーイ編曲)(*/+)
ドゥオ・ポスティリョーネ・シュトッゥトガルト
ヴォルフガング・シュルツ(チェロ(*)) 
ギネッテ・コステンバーダー(ピアノ(+))
録音:2007年8月30日-9月1日、ドイツ、プッパータール、インマヌエル教会

ARS 38483 \2180
テオドール・ブルーマー(1881-1964):弦楽三重奏曲 Op.55
マックス・レーガー(1873-1916):弦楽三重奏曲 Op.77b
新ヴッパータール弦楽三重奏団
ヤコプ・シャッツ(ヴァイオリン) ミヒャエル・ゲールマン(ヴィオラ)
デニス・クロトフ(チェロ)
録音:2007年5月、ドイツ、エルバーフェルト市教会

ARS 38811 \2180
プレイエル博物館の珍曲コンサート Vol.1
イグナツ・ヨゼフ・プレイエル(1757-1831):協奏交響曲ヘ長調 Ben113(1792)
ヨハン・バプティスト・ヴァンハル(1739-1813):交響曲ハ長調 Bryan C17
イグナツ・ヨゼフ・プレイエル:交響曲イ長調 Ben155(1792?)
パウル・ヴァイゴルト(指揮)
ジェール・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2007年11月11日、オーストリア、イプス・アン・デア・ドナウ、
Mag.Adi・ショーバー音楽スタジオ

ARS 38901 \2180
ティミーはどんなふうに音楽好きになったの? 子供のための音楽の時間旅行
J・S・バッハの作品、他
アンドレアス・ハース(台本作者、語り、フルート)、他
ガビ・フンク(挿絵)
録音:2003年11月1-3日、ドイツ、ラインラント、ムーフ
おそらくドイツ語圏の子供のために制作された、音楽と語り(ドイツ語)による
アルバム。絵本のようなブックレットもドイツ語のみの表記となっています。

ARS 38902 \2180
フレデリク・ショパン 音楽と朗読によるポートレイト
ソンヒ・キム=ヴュスト(ピアノ)
ハンス・ヴェルナー・ヴュスト(台本作者、朗読)
録音:2004年3月25-26日、2007年5月1日
シューマンのピアノ曲と朗読(ドイツ語)で構成されたアルバム。「聴く本 Ein
Horbuch」シリーズの一枚で、ブックレットもドイツ語のみの表記となっています。

ARS 38903 \2180
フリードリヒ・フォン・シラー(1759-1805)原作/
ゴットフリート・ブルーメンシュタイン台本:Tausendsakerlott
「群盗」、「たくらみと恋」、「ヴァレンシュタイン」、「Balladenjahr」、
「メッシーナの花嫁」、「ヴィルヘルム・テル」、「デメートリウス」から、

ニュー・エリジウム・シュプレッヒクヴァルテット
シュターツシャウシュピール・ドレスデン
「ゴットフリート・ブルーメンシュタインにより巧妙に短縮され大胆に書き直
された全作品」とのことで、全編ドイツ語のラジオ番組のようなアルバム。
ブックレットもドイツ語のみの表記となっています。

ARS 38904 \2180
ティミーとヨーロッパの音楽 子供のための音楽の幻想旅行
ヴィヴァルディ:「四季」、他
アンドレアス・ハース(台本作者、語り、フルート)、他
ガビ・フンク(挿絵)
録音:2005年5月27-29-3日、ドイツ、ラインラント、ムーフ
おそらくドイツ語圏の子供のために制作された、音楽と語り(ドイツ語)による
アルバム。絵本のようなブックレットもドイツ語のみの表記となっています。




<SOMM>
SOMMCD 073 \2180
ジョージ・ウェルドン・コンダクツ・エルガー
エドワード・エルガー(1857-1934):
演奏会用序曲「南国にて」(アラッショ)Op.50(*)
海の絵 Op.37(#/*)
創作主題による変奏曲(エニグマ)Op.36(+)
グラディス・リプリー(アルト(#))
ジョージ・ウェルドン(指揮)
ロンドン交響楽団(*)
フィルハーモニア管弦楽団(+)
録音:1954年、アビーロード・スタジオ1(*)
1953年、ロンドン、キングズウェイ・ホール(+)
原盤:EMI(オリジナル・テープからのリマスター)
ジョージ・ウェルドン(1908-1963)はチチェスターに生まれ、マルコム・サー
ジェントに師事した英国の指揮者。1944年にバーミンガム市交響楽団首席指揮
者に就任し楽団の技量を高めましたが、1951年突然解雇され(直前に辞任した
という説もあり)、この件に憤慨したジョン・バルビローリのはからいでハレ
管弦楽団の副指揮者となりました。国際的知名度は高いとは言えませんが、英
国ではいまだに人気があり、EMIに残した録音がかなりCDで復刻されています。

SOMM-BEECHAM 23 \2180
ビーチャム・コレクション
モーツァルト(1756-1791):交響曲第29番イ長調 K.201(*)
ウィリアム・オルウィン(1905-1985):交響曲第3番(+)
グリーグ(1843-1907):4つの交響的舞曲 Op.64(+)
トマス・ビーチャム(指揮)
BBC交響楽団(*)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(+)
録音:1956年10月10日、ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(*)
1955年12月クリスマス・ナイト、マイダ・ヴェール・スタジオ1(+)
オルウィンの交響曲第3番はこれが初演です。

<TRITO>
TD 0026 \2300
ダビード・デル・プエルト(1964-):アリオ・モード
アリオ・モード(2002)(*)/アコーディオンのための幻想曲(2005)(+)
子供たちのためのノート(2004)(*)/日記(2001)(*/+)
イントラータ(1995)(*)/ロンド(2004)(*)/喜べ[Rejoice](1999)(*)
夜について(2003)(#/+)/詩句 IV(1996)(*)
アナンダ・スカルラン(ピアノ(*))
アンヘル・ルイス・カスターニョ(アコーディオン(+))
カルメン・グリアラン(ソプラノ(#))
録音:2005、2006年

TD 0034 \2300
フアン・クリソストモ・デ・アリアーガ(1806-1826):
序曲ヘ長調(九重奏曲」Op.1
カンタータ「エルミーミア」(ホルヘ・サンチョ校訂)(*)
序曲ニ長調 Op.20
交響曲ニ短調
アイノア・アルテータ(ソプラノ(*))
ネヴィル・マリナー(指揮)
カダケス管弦楽団
録音:2006年8月、スペイン、サンセバスティアン、クールザール
交響曲は10年ぶりの再録音(旧録音:TD 0001)。

TD 0038 \2300
メンデルスゾーン(1809-1947):交響曲第4番イ長調「イタリア」Op.90
ショスタコーヴィチ/ルドルフ・バルシャイ編曲:室内交響曲 Op.110a
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)
カダケス管弦楽団
録音:2005年7月30日、スペイン、カダケス教会、ライヴ

TD 0039 \2300
アルベルト・ギノバルト(1962-):秘密の生活
エンリク・モレーラ(1865-1942):街頭の歌集(*)
チャイコフスキー(1840-1893):
組曲第4番ト長調「モーツァルティアーナ」Op.61
ロザ・マテウ(ソプラノ(*))
ワシーリー・ペトレンコ(指揮)
カダケス管弦楽団
録音:2006年7月29日、ライヴ

TD 0040 \1880
ストラヴィンスキー(1882-1971):
子供のための音楽物語「プルチネッラ」
(ダビード・ネッロ台本、カタルーニャ語)
ダビード・ネッロ(声優)
ネヴィル・マリナー(指揮)カダケス管弦楽団
音楽部分は TD 0011(1992年録音)の音源を転用しています。
収録時間は約40分。

TD 0041 \2300
ショスタコーヴィチ:交響曲第4番ニ短調 Op.43
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)
カスティーリャ・イ・レオン交響楽団
カダケス管弦楽団
録音:2007年3月30日、スペイン、バリャドリード、アウディトリオ
スペインの2つのオーケストラによる合同演奏です。

TD 0042 \2300
アルベニス(1860-1909):
「愛の歌集」(ポール・アルマン・シルヴェストルの詩による、フランス語)(*)
ヘスス・ルエダ(1961-)編曲:
「イベリア」から エボカシオン,トリアーナ,ラバピエス(+)
イザベル・ブレス(朗読(*))
ワシーリー・ペトレンコ(指揮(*))
ジャナンドレア・ノセダ(指揮(+))
カダケス管弦楽団
「愛の歌集」はメロローグまたはメロドラマと呼ばれる形式で、音楽に合わせ
て詩が朗読されます。

TD 0043 \1880
ゲオルク・リーデル/リュイス・カバル編曲:
歌付き物語「長靴下のピッピ」
(アストリッド・リンドグレーン原作;カスティーリャ語版)
リディア・リヌエーザ(語り)
劇団ラッジガグス(声の出演、歌)
リュイス・カバル(指揮)
ヘカテロス・ビッグ・バンド
児童文学の名作のミュージカル版から抜粋・編曲して歌付き物語とした作品で
す。カタルーニャ語版(TD 0027)の好評を受け、カスティーリャ語(スペイン
標準語)版も登場しました。収録時間は約40分。

TD 0002 \2300
エンリケ・グラナドス(1867-1916):歌劇「ゴイェスカス」
(アルベルト・ギノバルトによるオーケストレーション改訂版)
カルメン・ゴンサーレス(ソプラノ:ロサリオ)
マイテ・アルアバレーナ(メゾソプラノ:ペパ)
ジュゼプ・ルイス(テノール:フェルナンド)
アルフォンソ・エチェベリーア(バリトン:パキーロ)
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)
カダケス管弦楽団
ビルバオ合唱団
録音:1997年4月21-22日、スペイン、リェイダ、エンリケ・グラナドス・オ
ーディトリアム、
リェイダ大学創立700周年記念演奏会、ライヴ
ゴヤの絵によるピアノ曲集「ゴイェスカス」に基に構成されたオペラで、間奏
曲が比較的よく知られています。再発売にあたり仕様がスリム化され、ブック
レット表記はスペイン語のみとなっております。

<MEMORIES>
MR2059/60 2枚組 \3380
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第27番(ベーム指揮ウィーンフィル1956年1月ライヴ)
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第4番(クナッパーツブッシュ指揮ウィーンフィル1957年1月ライヴ)、
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第4番(カンテルリ指揮ニューヨークフィル1956年3月ライヴ)
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
(カイルベルト指揮シュトウットガルト放送響1953年3月ライヴ)
ウィルヘルム・バックハウス(P)
スタジオ録音が膨大にあり、それらの出来も素晴らしいためにイマイチライヴ録
音の発掘がされていない鍵盤の獅子王バックハウスの希少ライヴ集。いずれも珍
しい音源で、モーツァルトなどは表情が厳しすぎるかもしれませんが、潔癖な名
演。カイルベルトとの「皇帝」は、かつてクナ指揮と誤記されてレコ芸特選にも
輝いた超名演。カンテルリの伴奏は、ニューヨークフィルがまるでドイツの名門
のような重厚な響きで感涙ものです。

MR2061/62 2枚組 \3380
ベートーヴェン:
交響曲第2番(スイス・ロマンド管1957年ライヴ)、
交響曲第3番「英雄」(シュトウットガルト放送響1952年2月ライヴ)、
交響曲第6番「田園」(シュトウットガルト放送響1957年2月ライヴ)、
交響曲第7番(ウィーンフィル、1956年12月ライヴ)
シューリヒト指揮
ほとんど手兵というくらいに密接な関係だったシュトウットガルト放送響とのベ
ートーヴェンはいずれもヘンスラーのシリーズとも重複しない演奏で、クライバ
ー級に快速な「田園」など、大胆な名演と申せましょう。「英雄」もトスカニー
ニと並ぶスピードで自由なアゴーギグがシューリヒトらしい名演。第7番は、
クリュイタンスとコンビで回ったウィーンフィル戦後最初の全米ツアーからのラ
イヴ。国連会議場人権の日記念コンサートで極上音質で、凄い気迫です。

MR2053/54 2枚組 \3380
モノラル
ベルリオーズ:ローマの謝肉祭序曲、
ドビュッシー:牧神前奏曲、
ファリャ:恋は魔術師(管弦楽版)、
ブラームス:交響曲第2番
(コンセルトヘボウ管、1951年7月オランダ音楽祭ライヴ)
チャイコフスキー:交響曲第5番、
ムソルグスキー:歌劇「ホヴァンシチナ」第4幕への音楽
(シュトウットガルト放送響、1955年5月ライヴ)
ストコフスキー指揮
今なお、狂信的なファンを持つ、鬼才レオポルド・ストコフスキーが、ヨーロ
ッパに客演した珍しいライヴを集めました。特にコンセルトヘボウ管と共にオ
ランダ音楽祭に登場したライヴは、ストコフスキーとしては、オーソドックス
な曲目でもあり、ブラームスでは堂々たる風格も垣間見せてくれますが、やは
り、ローマの謝肉祭のこれでもかという寛治のコーダなど、ビックリ仰天です。
シュトウットガルト放送響とのチャイコフスキーは、奇演中奇演と名高い演奏
で、スコア改変など当り前のストコ流が、透徹しています。カルロス・クライ
バーもストコフスキー・マニアで多くのライヴ録音を収集していたと言います。

MR2055/56 2枚組 \3380
モノラル
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第5番(ピアノ:コル・デ・グロート、1942年11月9日ライヴ)、
「エグモント」序曲(1943年4月29日ライヴ)、
「フィデリオ」序曲(1940年4月28日ライヴ)、
交響曲第9番「合唱」(1938年5月31日ライヴ)
ウィレム・メンゲルベルク指揮
コンセルトヘボウ管他
鬼才メンゲルベルクのベートーヴェン録音の中でも珍しいライヴを集大成した
ものです。ピアノ協奏曲「皇帝」はメンゲルベルク唯一の録音です。ピアニス
トのコル・デ・グロートは、活動年代の長い名手で、ショパン演奏でも著名で
す。ここでは、やはり巨匠メンゲルベルクの強烈な個性に寄り添い、オーケス
トラの一部として、端正な表情を見せております。第9は、有名なベートーヴェ
ン・ツィクルスライヴより二年前の演奏で、これも迫力満点の名演ですが、現
在では入手困難な演奏ですから復活は喜ばしい限りです。序曲集もライヴだけ
に火の玉のような情熱たっぷりで聴き手に迫ります。

MR2057/58 2枚組 \3380
モノラル
ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」全曲(1948年8月3日ライヴ)
ウィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ウィーンフィル、
エルナ・シュリューター、ユリウス・パツァーク、
ヘルベルト・アルセン、オットー・エーデルマン、
フェルディナント・フランツ、ルドルフ・ショック、リザ・デラ・カーザ
フルトヴェングラーが愛し、演奏を繰返したベートーヴェン唯一のオペラ「フィ
デリオ」その中でも最も珍しい演奏と言えるのが、当48年ザルツブルク音楽祭
に於ける公演ライヴです。この前年に公職追放解除になったフルトヴェングラ
ーが、復帰後初めてザルツブルク音楽祭で指揮したのがこの演奏です。かつて
は、メロドラムの劣悪音質のCDが知られておりましたが、当演奏は、出演者提
供のテープコピーからの復刻との事で、思いの外音質が優れております。残念
なのは、第一幕から4曲が、録音上欠落していることで、その欠点を除けば有
名なスタジオ録音をしのぐ出来栄えではないでしょうか。レオノーレ序曲第3番
のド迫力は、今聴いても圧倒されますが、当日の聴衆の拍手も鳴り止みません。



<MUSIC&ARTS>
M&A 723 \1980
モノラル
リスト:
ノルマの回想、3つの演奏会用練習曲から「軽やかさ」、「ため息」、
ポロネーズ第2番、詩的で宗教的な調べから「孤独の中の神の祝福」、
ドン・ジョヴァンニの回想
マルカンドレ・アムラン(P)
現代最高のヴィルトウオーゾ、マルカンドレ・アムランがHYPERION専属になる
前の名盤。アクロバティックなテクニックが耳に心地よいピアノファン必携の
大ヒット名盤が復活です。

M&A 1036 \1980
モノラル
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第11番Op.22(1978年11月11日パリ)、
ピアノ・ソナタ第12番Op.26(1982年4月13日ロンドン)、
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番Op. 35(1973年10月29日)
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(P)
音色の魔術師ミケランジェリの大ヒット商品の再発売で、M&A社長はミケラン
ジェリ側から許可をちゃんと貰った正真正銘の正規盤であると申しております。

M&A 1210 \1980
ボリス・ゴルツ:ピアノソロ作品全集
スケルツォホ短調、24の前奏曲
セルゲイ・ポドベドフ(P)
スクリアビン、ラフマニノフの伝統を受け継ぐロマンティック・コンポーザー
ボリス・ゴルツのピアノソロ作品全集。世界初録音

M&A 4941 4枚組 \4650
モノラル
ブラームス:交響曲全集
交響曲第1番(NDR、1951年10月27日)、
交響曲第1番第4楽章(BPO、1945年1月23日)、
交響曲第2番(VPO、1945年1月28日)、
交響曲第3番(BPO、1954年4月27日)、
交響曲第4番、ハイドン変奏曲(BPO、1943年12月12-15日)、
ピアノ協奏曲第2番(BPO、P:エドヴィン・フィッシャー 1942年11月8日)、
ハイドン変奏曲(1951年10月27日)
フルトヴェングラー指揮
巨匠フルトヴェングラーのブラームス:交響曲全集。当演奏は、複数ある録音
の中でもベストと思われる演奏を選り抜きした好企画で、TAHRAレーベルなど
がエコー付加などで評判の悪い中、非常に評価の高い音質で知られていた名盤
です。




<WEST HILL RADIO ARCHIVES>
WHRA 6016 3枚組 \5880
ステレオ&モノラル
ルス・ポセル(Vn)
CD1
ブロッホ:ユダヤ神秘主義生活の三つの絵
(リチャード・バージン指揮フロリダ市立室内管1967年10月17日ライヴ・ステ
レオ)、
エドワード・バーリンゲイム・ヒル:ヴァイオリン協奏曲
(1938年11月11日世界初演ライヴ、クーセヴィツキー指揮ボストン響)、
ヒンデミット:ヴァイオリン・ソナタ、
ヴィラ=ロボス:五つのメロディ、
フェルナンデス・アルボス:タンゴ
CD2
ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲
(リチャード・バージン指揮ボストン響1955年10月28日ライヴ)、
ヒンデミット:ヴァイオリン協奏曲
(ラッセル・スタンガー指揮ハーヴァード・ラドクリフ管1951年3月25日ライヴ)
インタビュー抜粋
CD3
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
(リチャード・バージン指揮スプリングフィールド響1944年5月7日ライヴ)、
バーバー:ヴァイオリン協奏曲
(リチャード・バージン指揮ボストン響1962年4月13日ステレオ・ライヴ)
ルス・ポセル(1911-2007)は、アメリカを代表する女性ヴァイオリニストで、
クーセヴィツキーから高く評価され、共演を重ねました。パリではティボーに
も師事し、その後ボストン響のコンサートマスター兼補助指揮者のリチャード
・バージンと結婚し、活動の場を全米に広げました。女性ヴァイオリニストと
言えば何を置いても食指が動くマニアの多い日本のこと、これから再評価が進
むと思われます。

WHRA 6017 5枚組 \7850
モノラル
ミュンシュ指揮ボストン響
CD1
シューマン:チェロ協奏曲(ピエール・フルニエ、1957年12月6日ライヴ)、
交響曲第4番(1956年10月26日ライヴ)、
シュトラウス:死と変容(1951年10月6日ライヴ)
CD2
ブラームス:二重協奏曲
(フランチェスカッティ、マイエス1956年4月13日ライヴ)、
交響曲第2番(1955年9月30日ライヴ)
CD3
ブラームス:大学祝典序曲(1957年12月6日ライヴ)、
ピアノ協奏曲第1番(1956年1月20日ライヴ)
CD4
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界」(1954年10月8日ライヴ)、
シュトラウス:ドン・ファン(1955年9月30日ライヴ)
CD5
シュトラウス:
四つの最後の歌(ゼーフリード1954年11月12日ライヴ)、
英雄の生涯(1957年2月15日ライヴ)、
ディヴェルティメント(1953年7月26日ライヴ)
ミュンシュのロマン派レパートリーライヴ。初出レパートリーも多く、豪快で
輝かしいミュンシュの芸風にぴったりであろう「英雄の生涯」、「四つの最後
の歌」など痺れる選曲ばかりです。WHRAならではの好企画でマスターテープを
細心な処理を施しマスタリングしたと発表されています。

WHRA 6018 4枚組 \5880
モノラル
セル指揮
CD1
ニューヨークフィル、デビューコンサート
アメリカ国歌、
ベートーヴェン:交響曲第7番、
スメタナ:モルダウ、
ワーグナー:タンホイザー序曲、
スーザ:星条旗よ永遠なれ(NYP1943年7月4日)
CD2
アメリカ国歌、
ウェーバー:オベロン序曲、
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」、
シュトラウス:ドン・ファン、
ガーシュイン:ラプソディー・イン・ブルー(P=ユージン・リスト)
以上、NYP1943年7月11日
CD3
クリーヴランド管、デビュー・コンサート
スメタナ:売られた花嫁序曲、
スメタナ=セル編曲:弦楽四重奏曲「我が生涯」、
シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲル 
以上、CO 1944年11月2日、
シューマン:交響曲第4番(NYP、1945年3月18日)
CD4
リムスキー=コルサコフ:スペイン希想曲(CO 1957年12月7日)、
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
(NYP1945年3月18日、Vn:ヨゼフ・シゲティ)、
ブラームス:交響曲第2番(CO 1957年12月28日)
セル・ファンでなくても必携のアイテムの第1集です。何とニューヨークフィ
ル、クリーヴランド管デビューのコンサートが聴けるとは夢のようです。活動
の拠点をアメリカに移し、じっくりと腰を据えてオケを鍛えると同時に自らの
芸術を比類無きまでに高めていった巨匠。初出演奏がずらりと並び、曲目もセ
ルでこそ聞きたくなる名曲にして得意レパートリーばかりです。他レーベルで
は不可能なWHRAならではの好企画です。

WHRA 6019 4枚組 \5880
モノラル
セル指揮
CD1
ラロ:スペイン交響曲(NYP、Vn:アルフレッド・カンポーリ1953年12月6日)、
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番(NYP、P:クリフォード・カーゾン、1953年1月)
CD2
ウェーバー:「オイリアンテ」序曲(CO、1957年12月14日)、
ワーグナー:「パルジファル」より前奏曲と聖金曜日の音楽、
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」(CO、1957年4月21日)
CD3
ハイドン:交響曲第97番(CO、1957年12月14日)、
モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲、
シューベルト:交響曲第9番「グレイト」(CO、1957年12月21日)
CD4
フランク:交響曲(NYP、1953年12月6日)、
シベリウス:交響曲第2番(NYP、1953年1月18日)
セル・ファンでなくても必携のアイテムの第2集です。フランクの交響曲とい
うセルならば、どう裁くかが興味つかない曲目、気難しいカーゾンが繰り返し
共演したのもセルだったということが納得のブラームス:ピアノ協奏曲第2番
などなど。他レーベルでは不可能なWHRAならではの好企画です。



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