<クラシック・輸入盤新譜情報 08−04
 
コメントはメーカー案内書より抜粋です

★ダイレクト・トランスファー CD-R 2008年3月新譜 5点発売★

発売予定:2008年3月下旬 価格:各1枚 \1500(税込)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。
一般店の店頭では入手出来ないのかというお問い合わせを頂いておりましたが、本年より一部のご協力をいただけるお店での店頭販売を開始いたしますので、こちらもご利用下さい

●3月現在での店頭取り扱い店
富士レコード社 古書センター店
〒101-0051
東京都千代田区神田神保町2-3 古書センター9階
TEL.03-3264-8546 FAX.03-3264-8256

イディア・クラシック
〒101-0051
東京都千代田区神田神保町3-11 よりたてビル 1F
TEL.03-5275-7806 FAX.03-5275-7807

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78CDR-1117
モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番ニ長調 K.537「戴冠式」
※第2楽章終りにノイズ
モーツァルト:幻想曲ニ短調 K.397
ワンダ・ランドフスカ(ピアノ)
ワルター・ゲール指揮管弦楽団
仏 DISQUE GRAMOPHONE DB3147/50
(1937年ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ録音)
ワンダ・ランドフスカ(1879-1959)はポーランド出身のハープシコード&ピアノ奏者。パリのプレイエル社に2段鍵盤の特注したハープシコードでSPレコードの電気録音初期から多くの録音を残した。この「戴冠式」はランドフスカが初めてピアノを弾いた録音。イギリス国王ジョージ6世(1895-1952、現エリザベス女王の父君)即位を記念した録音と伝えられる。指揮者のワルター・ゲール(1903-1960)はドイツ出身でシェーンベルクについて作曲を勉強した後イギリスに亡命。指揮者として活躍した。

78CDR-1118
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216
ジャック・ティボー(ヴァイオリン)
ポール・パレー指揮管弦楽団
仏 POLYDOR A.6.230/232
(1947年11月パリ録音)
ジャック・ティボー(1880-1953)は20世紀フランス最高のヴァイオリニスト。モーツァルトの作品を得意として生涯プログラムの中心だった。この録音は第2次世界大戦後の1947年、ティボーが67歳の時のもの。指揮者のポール・パレー(1886-1979)は1911年パリ音楽院の作曲部門でローマ賞(審査員の全員の推挙による一等賞)を得て、後に指揮者として活躍した。戦後の1951年アメリカのデトロイト交響楽団の指揮者に就任1963年まで務めた。この録音は78回転再生ではピッチが高く(修正済)、また円盤録音機の回転音が耳障りである。それでもダイレクト・トランスファーによって復刻LPとは違ったティボーのエレガントなヴァイオリンが聴ける。

78CDR-1119
J.S.バッハ:二つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV.1043
※第3楽章終りにゴト音
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調 BWV.1001-アダージョ
アルノルト・ロゼー&アルマ・ロゼー(ヴァイオリン)
室内管弦楽団
チェコ HIS MASTER'S VOICE ES663/5
(1929年5月29日ウィーン録音)
ロゼー父娘による唯一の録音。アルノルト・ロゼー(1863-1946)はウィーン・フィルやウィーン国立歌劇場オーケストラのリーダーを50年間(1881-1931)務め、機械式録音時代にも録音していた名手。アルノルト・ロゼーはグスタフ・マーラーの妹ユスティーネと結婚し、娘のアルマ・ロゼー(1906-1944)をもうけた。アルマはヴァイオリニストとなり、1932年に女性だけのオーケストラ"ウィーン・ワルツ・オーケストラ" を組織し好評を得た。アルマ・ロゼーはチェコ出身のヴァイオリニスト、ヴァーシャ・プシホダ(1900-1960)と1930年に結婚したが1935年に離婚。1938年にナチのウィーン侵攻でロゼー父娘はロンドンに逃れたが、アルマはヨーロッパ大陸の戻りフランスで演奏活動中、ナチのゲシュタボにつかまりアウシュウィッツに送られた。アルマはガス室に送られる人々の僅かの時間を慰めるために楽団を作ることを許されたが、1944年アウシュヴィッツで他界した。ガス室ではなく食中毒が死因とされている。

78CDR-1120
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調作品58
※第1楽章冒頭キズ
ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)
パウル・ファン・ケンペン指揮
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団
(1941年ベルリン録音)
ヴィルヘルム・ケンプ(1895-1991)とパウル・ファン・ケンペン(1893-1955)のベートーヴェン:ピアノ協奏曲はモノLP初期の1953年に録音したベルリン・フィルとの演奏が有名だが、これは第2次世界大戦下の録音。オランダの指揮者ファン・ケンペンが指揮するベルリンのシャルロッテンベルグ・オペラのオーケストラとの共演。

78CDR-1121
シューマン:交響曲第2番ハ長調作品61
ジョルジュ・エネスコ指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
英 DECCA AK1748/52
(1947年9月18-19日ロンドン、キングズウェイ・ホール録音)
ジョルジュ・エネスコ(1881-1955)はルーマニア出身。ヴァイオリニスト、ピアニスト、作曲家、指揮者、教育者として活躍した全能音楽家。この録音は第2次世界大戦後、英国デッカ社に残した極めて貴重な録音。わが国に多いエネスコ・ファンの間でも殆ど知られていないもの。エネスコ65歳の晩年の録音だが、透明で香り立つような親しめるシューマンである。英デッカのFFRR録音。

<Deutsche Grammophon>
4777167 \1850
モーツァルト:ピアノ協奏曲
第12番イ長調K414(385p)
[カデンツァ:モーツァルト]
第24番ハ短調K491
[カデンツァ:シャリーノ]
マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ&指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2007年6月、ムジークフェライン大ホール、ウィーン(ライヴ)
ポリーニがウィーン・フィルを弾き振りしたモーツァルト。この作曲家の生誕
250周年であった2005年に録音され、翌年にリリースされたピアノ協奏曲第17&
21番(K453&467)の続編に当たります。今回はモーツァルトが数年のブランクを
空けた後に再び手掛け始めたピアノ協奏曲である第12番と、2つの短調作品の後
作、第24番が選ばれています。第1弾同様、ソリストとオーケストラが一体とな
って音楽を歌い愉しむ世界が目の前に拡がります。カデンツァは第12番では通
常のモーツァルトの作を使用。対する第24番ではモーツァルト自身のものが残
っていないので、前回の第21番と同じく、イタリアの作曲家サルヴァトーレ・
シャリーノ(1947-)のものが用いられています。レコーディング・エンジニアは
ヴェテラン、クラウス・ヒーマン。

4777099(CD+DVD) \2800
「カラヤン2008」<Limited Edition>
[CD]
リスト:ハンガリー狂詩曲第5番ホ短調
バッハ:2つのヴァイオリンのための
協奏曲ニ短調BWV1043
クリスティアン・フェラス、
ミシェル・シュヴァルベ(Vn)
ブラームス:交響曲第4番ホ短調作品98
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
[DVD]
レオンカヴァッロ:歌劇《道化師》導入部-〈衣裳を着けろ〉
ズッペ:オペレッタ《軽騎兵》序曲
ヴァーグナー:楽劇《ラインの黄金》
ブラームス:
《ドイツ・レクイエム》作品45〈万軍の主よ、あなたのいますところはどれほ
ど愛されているでしょう〉
チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調作品36-第3楽章
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18-第3楽章
ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調作品67
[ボーナスCD]
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調作品92-第2楽章
カラヤン・インタヴュー(インタヴュアー:ヨアヒム・カイザー:ドイツ語/
1977年)
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調作品92-第2楽章
カラヤン・インタヴュー(インタヴュアー:リチャード・オズボーン:英語/
1977年)
カラヤン・インタヴュー(インタヴュアー:ミケーレ・バンゼット)
ブラームス:交響曲第2番ニ長調作品-第1楽章
リハーサル/ヴィヴァルディ:協奏曲集《四季》-〈春〉
ヴィヴァルディ:協奏曲集《四季》-〈春〉
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
カラヤン2008」というアルバム・タイトルは、言うまでもなく、今年2008年が
この世紀の大指揮者の生誕100年に当たるため。カラヤンという指揮者をめぐっ
ては、生前からさまざまな賛否両論が喧しかったのは確かですが、DGのみなら
ず、20世紀後半のクラシック音楽界の殆どすべてを背負って立つような偉大な
功績を遺したのも事実です。CDとDVDが組み合わされた当セットは、彼の業績
をこのメモリアル・イヤーに振り返ろうというもの。フェラスとシュヴァルベ
というカラヤンに愛された名ヴァイオリニスト2名によるバッハのように、今
回のリリースでは新音源が加えられているのも嬉しいところ。リストも一般的
には初と言ってよいものでしょう。また、トータル79分弱のボーナスCDまで付
いており、そちらでは演奏だけでなく、何とも貴重なカラヤンのインタヴュー
を3本も収録。まさにファン垂涎のセットとなっています。

4777364 2枚組 \2950
ベートーヴェン:歌劇《フィデリオ》全曲
クリスタ・ルートヴィヒ(レオノーレ)
グンドゥラ・ヤノヴィツ(マルツェリーナ)
ジョン・ヴィッカーズ(フロレスタン)
ヴァルター・ベリー(ドン・ピッツァロ)
ヴァルター・クレッペル(ロッコ)
ヴァルデマール・クメント(ヤキーノ)
エーバーハルト・ヴェヒター(ドン・フェルナンド)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団 
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1962年、ウィーン国立歌劇場(ライヴ)
ヘルベルト・フォン・カラヤン生誕100年を祝ってのリリース。この《フィデリ
オ》は1962年のウィーン国立歌劇場でのライヴを収録したものです。かつて
NATISEやNUOVA ERAから同年、同一キャストの音源が出されていましたが、こち
らはDGの「ウィーン国立歌劇場ライヴ」シリーズの一環として正規リリースさ
れたものです。カラヤンは何度か《フィデリオ》を録音しており、世に出回って
いるものは7種ほどありますが、ウィーン・フィルとの共演は2つしかなく、本
盤は57年のライヴに次ぐものに当たります。メンバーはルートヴィヒ、ベリー、
ヴィッカーズ、クメントとカラヤンの《フィデリオ》の常連が揃っています。

4576782 3枚組 \3750
リヒャルト・シュトラウス:歌劇《影のない女》全曲
レオニー・リザネク(皇后)
クリスタ・ルートヴィヒ(バラクの妻)
グレイス・ホフマン(乳母)、ジェス・トーマス(皇帝)
ヴァルター・ベリー(バラク)
ルチア・ポップ(神殿の敷居の護衛者、他)
フリッツ・ヴンダーリヒ(若い男の声)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団 
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1964年6月11日(ライヴ)
こちらも「ウィーン国立歌劇場オペラ・ライヴ」シリーズのひとつ。ありそう
に思えながらも実は正規録音が存在しないカラヤンの《影のない女》です。
ウィーン国立歌劇場のアーカイヴズであったこの音源は、まず1998年にカラヤ
ン生誕90周年記念にDGから発売されたもので今回はその貴重盤の再発です。リ
ザネク、ルートヴィヒ、ベリー、ポップ、ヴンダーリヒとまさに垂涎のキャス
トが揃っているのは、さすがカラヤン、さすがウィーンと感嘆する程。ちなみ
に、この6日後に同キャストで行われた演奏も他社から発売されていました。
カラヤンのウィーン国立歌劇場時代の幕を閉じた公演の記録です。

4776590 \1850
「ドミンゴ/スペインの情熱-コプラ集」
マヌエル・ロペス=キローガ・イ・ミケル
[1] !Ay, Maricruz! ああ、マリクルス!
オーケストレイション:フアン・J. コロメル
ヘナロ・モンレアル・ラコスタ
[2] Porque te quiero 君を愛しているから
オーケストレイション:
ガブリエル・フェルナンデス・アルベス
マヌエル・フォン・デ・アンタ
[3] Cruz de Mayo 5月の十字架
オーケストレイション:フアン・J. コロメル
フアン・モスタソ・モラレス
[4] La bien paga 十分な償い
オーケストレイション:フアン・J. コロメル
ヘナロ・モンレアル・ラコスタ
[5] Carino verda 愛しいverda
オーケストレイション:フアン・J. コロメル
フアン・モスタソ・モラレス&フランシスコ・メレンシアノ・ボッシュ
[6] Antonio Vargas Heredia アントニオ・バルガス・エレディア
オーケストレイション:フアン・J. コロメル
マヌエル・ロペス=キローガ・イ・ミケル
[7] Te lo juro yo ぼくは君にそれを誓う
オーケストレイション:エミリオ・アラゴン
フアン・モスタソ・モラレス
[8] Falsa moneda 偽の硬貨
オーケストレイション:エミリオ・アラゴン
マヌエル・ロペス-キローガ・イ・ミケル
[9] Me embrujaste 君はわたしをとりこにした(君はわたしの心を奪った)
オーケストレイション:ガブリエル・フェルナンデス・アルベス
フアン・モスタソ・モラレス
[10] El dia que naci yo わたしが生まれた日
オーケストレイション:フアン・J. コロメル
マヌエル・ロペス=キローガ・イ・ミケル
[11] Ojos verdes  緑の瞳
オーケストレイション:エミリオ・アラゴン
[12] No me quieras tanto そんなにわたしを愛さないで
オーケストレイション:エミリオ・アラゴン
アントニオ・アルバレス・アロンソ
[13] Suspiros de Espana スペインのため息
オーケストレイション:フアン・J. コロメル
プラシド・ドミンゴ(T)
マドリード自治州立管弦楽団 指揮:ミゲル・ロア
録音:2007年7月 マドリッド、スペイン
今なお世界のトップ・テノールとして活躍するプラシド・ドミンゴ。今回のア
ルバムは、彼にとってきわめてパーソナルな意味を持つものです。というのは、
ドミンゴが聴き育った1930年代に流行したスペインの伝統的なポピュラー・ソ
ングが集められているからです。これらの曲はいわゆる「コプラ」と呼ばれる
もので、一種のスペイン歌謡、フォルクローレ歌謡のことでドミンゴはこれら
を「ミニ・オペラ」と呼び愛唱しています。また、1930年代当時はポピュラー
・ソングやライト・クラシック系の作曲家が生み出した作品の多くが、芸術系
歌曲に影響を与えていた時代という意味で、資料的価値も大きいと考えられま
す。今回のリリースは、美しく、ノスタルジー溢れる音楽ジャンルの復活とも
言えるでしょう。なお、今回の録音のために新たに全曲が編曲し直されていま
す。DGが2008年に進めるヒスパニック・プロジェクトの最右翼として、ドミン
ゴ・ファンは勿論、世界中のスペインやラテン・アメリカの人々にとってマス
ト・アイテムになるに違いないでしょう。

4777439 \1850
「フォン・オッター/ボルデマン、ゲフォーシュ、ヒルボリ」
アンデシュ・ヒルボリ:
《... lontana in sonno ...》
(2003)[世界初録音]
ラーシ・ボルデマン:
《4つの墓碑銘》作品10(1952)
ハンス・ゲフォーシュ:
《リディアの歌》
(1994-96, rev. 2003)[世界初録音]
アンネ・ソフィ・フォン・オッター(Ms)
イェテボリ交響楽団 指揮:ケント・ナガノ
録音:2003年12月、コンサートホール、イェテボリ(ライヴ)
フォン・オッターの新作は、フィンランド生まれのラーシ・ボルデマン(1921-
1969)と、彼女の同郷のスウェーデン出身で、現在も素晴らしい活動を続けて
いるアンデシュ・ヒルボリ(1954年生まれ)、それにハンス・ゲフォーシュ
(1952生まれ)の3人の作品で構成。録音自体は2003年に済んでいましたが、今
回ようやくのリリースの運びとなりました。
ヒルボリは、元々合唱出身ということもあり声楽は得意分野。2007年のラ・
フォル・ジュルネ・オ・ジャポンでも彼の作品《ムウヲオアヱエユイユエアオ
ウム》が採り上げられていたのを覚えている方もおいででしょう。多才な作曲
家で、正統派クラシック作品はもとより、映画やポップスまでも手掛けます。
当盤に収録された、メゾ・ソプラノとオーケストラのための《... lontana
in sonno ...》は、2003年の作で、フランチェスコ・ペトラルカのテクストに
付曲したもの。オッターのためにイェテボリ交響楽団が委嘱しました。
続くボルデマンは、ピュアな声楽作品に才能を発揮した作曲家。第2次大戦で
はドイツ軍に所属したため、戦後2年間をアメリカの捕虜収容所で過ごし、その
後、1947年からはスウェーデンに住んでいました。晩年は子供のための作品を
多く手掛けています。1952年に書かれた《4つの墓碑銘》はメゾ・ソプラノと
弦楽オーケストラのための作品で、テキストはアメリカの詩人エドガー・リー
・マスターズによるもの。
ゲフォーシュもオペラや合唱・声楽作品を多く生み出しており。《リディアの
歌》は、メゾ・ソプラノとオーケストラのための全7曲の曲集です。ロイヤル・
ストックホルム管弦楽団がオッターのために委嘱したもので、1996年に書かれ、
2003年に改訂されました。テキストはハイネやヤコブセン、ビヨルンセン他か
ら採られています。ヒルボリとゲフォーシュ作品は共にライヴでの収録、かつ
これが世界初録音となります。
彼女のディスコグラフィとしては珍しいパートナーであるケント・ナガノとの
コラボレイションも楽しみなアルバムの登場です。

4777077 2枚組 \1850
「芸術家の肖像/アンネ・ゾフィ・フォン・オッター」
CD 1
オッフェンバック:歌劇《ホフマン物語》
舟歌
オペレッタ《ジェロルスタイン大公妃》
〈手を取って-あなたは危険がお好き〉
ビゼー:歌劇《カルメン》
〈恋は野の鳥〉[ハバネラ]
ロマの歌〈鈴を鳴らして〉
リヒャルト・シュトラウス:
歌劇《ナクソス島のアリアドネ》
〈先生、お許し下さい-音楽は神聖な芸術です〉
モーツァルト:歌劇《皇帝ティトゥスの慈悲》
〈私は行くが、君は平和に〉
〈神よ、この狂気、私の心は乱れる〉
ヘンデル:歌劇《アリオダンテ》〈ここでは愛を〉
モーツァルト:歌劇《フィガロの結婚》
〈自分で自分がわからない〉
〈恋とはどんなものかしら〉
モンテヴェルディ:歌劇《ポッペアの戴冠》
〈捨てられた皇妃〉
〈さらば、ローマよ!〉
ヘンデル:歌劇《エジプトのジュリオ・チェザーレ》
〈心に呼び覚ませ〉
〈願わしき希望よ〉
CD 2
I let the music speak
ノー・ワンダー(エルビス・コステロ&アンサンブル編)
I Want to Vanish(エルビス・コステロ&アンサンブル編)
シャミナード:ミニョンヌ
ヴァイル:夜勤シフトの相棒に
マイ・シップ
スラバヤ・ジョニー
パヴェル・ハース:民謡に基づく7つの歌曲
グリーグ:《山の妖精》作品n67第8曲〈小川のほとり〉
シューベルト:《夕映えの中に》D799、《魔王》作品1 D328
ブラームス:《ジプシーの歌》作品103
第1曲〈さあ、ジプシーよ、弦をかき鳴らせ〉
第5曲〈日焼けした若者が踊りに行く〉
シューマン:《女の愛と生涯》作品42第6曲〈優しい友よ、君の眼差しは〉
《5つの陽気な歌》作品125第1曲〈海の妖精〉
マーラー:《子供の魔法の角笛》〈ラインの伝説〉
《子供の死の歌》〈ふと思う、あの子たちはちょっと出掛けただけなのだと〉
パーセル:歌劇《ダイドーとイーニアス》
ダイドーの嘆き〈私が土の下に横たわる時〉
ダウランド:《音楽の饗宴》〈暗闇に私は住みたい〉
アンネ・ゾフィ・フォン・オッター(Ms)
今日、人気と実力が共に高く備わっている歌手といえばフォン・オッター。ル
ネサンス、バロックから各国歌曲、オペラ、さらにはマーラーやベルク、コル
ンゴルト、ヴァイルから同時代作品まで、ひとりの歌い手とは信じ難い程に広
範囲なレパートリーを手掛け、かつそれらのどれをも確かなクオリティで歌い
こなしているのは周知のこと。さらにそれだけに留まらず、エルヴィス・コス
テロやアバといったポップス作品も歌うフットワークの軽さも見せています。
そんな彼女の名唱の数々をコンパイルしたのがこのベスト盤。収録作品を一瞥
しただけでそのキャパシティの広さはわかろうというもの。これらの作品が、
オッターの美声で時にダイナミックに、また時に囁くように歌われます。彼女
の魅力に触れるに最適なセットと言えるでしょう。なお、ハースの作品は貴重
な未発表音源。2枚組特別価格でのリリース。


●GRAND PRIX - the world's finest recordings
4777428 \1350
「バルツァ/我が故郷の歌」
ハジダキス[ザルハコス編]:
君の耳の後のカーネイション
都会の子供たちの夢
若い郵便屋さん
テオドラキス[ザルハコス編]:
五月のある日
汽車は8時に発つ
私は飲めるバラ水をあげたのに
ザルハコス編:
オットーが国王だった時
僕たちにだって、いい日が来るさ
バルカローラ(舟歌)
夜汽車は恋人を乗せて
ツィツァニス[ザルハコス編]:我が心の王女
アグネス・バルツァ(Ms)
アテネ・イクスペリメンタル管弦楽団 指揮:スタヴロス・ザルハコス
録音:1985年11月、アテネ
DGの数ある名盤の中でも、世界の批評家から高く評価され、多くの場合権威あ
る賞を受けたアルバムをピック・アップした「GRAND PRIX - the world's
finest recordings」シリーズ。
《カルメン》を筆頭に、《フィガロの結婚》や《ばらの騎士》などのズボン役
が得意……という彼女の評価はもちろん正しいでしょう。しかし、同時に、や
はりバルツァといえばこのアルバム!生まれ故郷ギリシャのフォーク・ソング
を歌ったというだけでなく、歌に込められたギリシャの歴史を伝えようという
使命感にも似た思いの結晶だからです。バルツァの声と歌を楽しみ味わいなが
ら、そんなことにもちょっぴり思いを馳せてほしいアルバムです。

4777429 \1350
J.S.バッハ:
フルート、ヴァイオリンと
チェンバロのための協奏曲イ短調BWV1044
オーボエとヴァイオリンのための
協奏曲ハ短調BWV1060
[2台のチェンバロのための協奏曲より復元]
オーボエ・ダモーレ協奏曲イ長調BWV1055
[チェンバロ協奏曲より復元]
トレヴァー・ピノック(指揮&チェンバロ)
サイモン・スタンデイジ(ヴァイオリン)、
デイヴィド・ライシェンバーグ(オーボエ、オーボエ・ダモーレ)、
リサ・ベズノシウク(フラウト・トラヴェルソ)
イングリッシュ・コンサート
録音:1984年
ピノック/イングリッシュ・コンサートの人気は、日本での一般的なピリオド
楽器・ピリオド演奏理解を推進し、それを定着させた大きな要因のひとつと言
っても過言ではないでしょう。このアルバムは当時の彼らが、80年代前半に録
音した《ブランデンブルク協奏曲》などと共に、その人気を確たるものとした
名盤。木管楽器のたおやかな音色とセンスのある歌は定番の誉れ高いもの。さ
らに当時のイングリッシュ・コンサートのもうひとりの顔、サイモン・スタン
デイジが絶妙なヴァイオリンを聴かせています。

4777430 2枚組 \1980
ベートーヴェン:
CD 1
弦楽三重奏曲変ホ長調作品3
セレナード ニ長調作品8
CD 2
弦楽三重奏曲作品9
第1番ト長調
第2番ニ長調
第3番ハ短調
アンネ=ゾフィ・ムター(Vn)
ブルーノ・ジュランナ(Va)
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)
録音:1988年1月 パリ
アンネ=ゾフィ・ムター、ブルーノ・ジュランナ、ムスティスラフ・ロストロ
ポーヴィチという稀代の名手を揃えたこのベートーヴェン:弦楽三重奏曲全集
は、まさに決定盤。不安定さなど微塵もなく、一見地味な作品から音楽の魅力
とアンサンブルの醍醐味をたっぷりと聴かせてくれています。昨年はロストロ
ポーヴィチもこの世を去ってしまったので、追悼の意味でも貴重でしょう。ち
なみにジュランナはイ・ムジチの創設メンバー。

4777433 \1350
ブラームス:
《プラーテンとダウマーによるリートと歌》作品32
《5つの歌》作品72
《低音のための5つのリート》作品94
リスト:
《ペトラルカの3つのソネット》S270
《ローレライ》(第1稿)S273
《おお、愛し得る限り愛せ》S298
《愛し合うことは素晴らしいだろう》S314
トーマス・クヴァストホフ(Br)
ユストゥス・ツァイエン(Pf)
録音:1999年10月、ベルリン
このブラームス&リストで構成されたディスクは、今から約10年前、トーマス
・クヴァストホフがDGに移籍し、初めて発表したリート・アルバムです(この前
にはアッバード指揮ベルリン・フィルとのマーラー《子供の魔法の角笛》があ
りました)。バッハからジャズまでをも網羅するクヴァストホフが、DGリート・
デビューに当たり、最も得意とするロマンの作品を用意してきたのは本気の証
でしょう。クヴァストホフの超然とした声で聴くドイツ・リートは、また格別
の味わいです。なお、ピアノはDG時代のパートナーとなるユストゥス・ツァイ
エンが務めています。当盤は、2001年のカンヌ・クラシカル・アワードを受賞。

4777434 \1350
プロコフィエフ:
ヴァイオリン・ソナタ ヘ短調作品80
5つのメロディ作品35bis
ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調作品94a
ギドン・クレーメル(Vn)
マルタ・アルゲリッチ(Pf)
録音:1991年3、4月、ブリュッセル
このクレーメルとアルゲリッチという超トップ演奏家同士が組んだプロコフィ
エフ・アルバムは、1992年にディアパゾン・ドールと日本のレコード・アカデ
ミ賞を、さらに翌1993年にはエディソン賞をそれぞれ受賞しました。このコン
ビならではの、どこを切っても血の吹き出るようなぎりぎりまで突き詰めたよ
うな演奏はまさに圧倒的な迫力。この作品のベスト盤と言っても過言ではない
アルバムです。

4777435 2枚組 \1980
ロッシーニ:歌劇《ランスへの旅》全曲
カティア・リッチャレッリ
ルチア・ヴァレンティーニ・テッラーニ
レッラ・クベルリ
フランシスコ・アライサ
ヨーロッパ室内管弦楽団 プラーハ・フィルハーモニー合唱団
指揮:クラウディオ・アバド
録音:1984年8月 ペサロ、イタリア
2008年1月のマリインスキー歌劇場日本公演でも話題を集めた《ランスへの旅》
ある日あるところのホテルで、一堂がランスへ戴冠式を見物に行こうと計画し、
結局断念するというだけのストーリーはあまりといえばあまり。しかし、筋と
言うのも憚られるようなこれだけの話を、極上のオペラに仕上げたロッシーニ
の才は驚異に価するでしょう。さらに、高度な技術を要する歌手を10人以上揃
えなくてはならない破格の作品にしてしまったのもスゴい。おかげで、最早
ヴェローナのフェスティヴァル程の場でなければ、完璧なキャストなど望むべ
くもない、とまで言われる始末です。この作品の価値と魅力を現代の世に知ら
しめたのがクラウディオ・アバドによるこの録音。リッチャレッリとヴァレン
ティーニ・テッラーニというイタリアの名歌手2人をはじめ、ソリストたちが
繰り広げる声の饗宴に酔いしれること間違いありません。1985年ロッシーニ・
ディスク大賞、1986年ドイツ・シャルプラッテン賞、エディソン賞、グラモ
フォン賞、グラン・プリ・デュ・ディスク、オルフェ・ドール、1990年ペン
ギン・ロゼッタ賞と各賞を総なめした名盤。

4777582 \1350
マイヤーズ:カヴァティーナ[ジョン・ウィリアムズ編]
アルベニス:グラナダ作品47-1[セゴビア編]
タルレガ:
マリーア
ロシータ
バリオス:クリスマスの歌
横尾幸弘:さくら変奏曲
リョベート:商人の娘
マイヤーズ:ポートレイト
ラウロ:エル・マラビーノ(ベネズエラの踊り)
ゴメス・クレスポ:ノルテーニャ
パティーニョ:雪が降る
リョベート:
盗賊の歌
聖母の御子
ノイマン:愛のワルツ
作者不詳:愛のロマンス(禁じられた遊び)
マイケル:我が心のジョージア
イョラン・セルシェル(G)
録音:1981年6月 スクールプ、スウェーデン
セルシェルはスウェーデンが生んだ世界的大ギタリスト。同じギタリスト仲間
から世界最高と讃えられることも少なくありません。レパートリーは、ルネサ
ンスからビートルズまで信じ難く広く、それらを弾き分けるテクニックやセン
スも実に鮮やかです。今回のアルバムは映画『ディア・ハンター』に用いられ
て有名になった《カヴァティーナ》や、同じく映画『禁じられた遊び』での
《愛のロマンス》、また《我が心のジョージア》といったポピュラー・チュー
ンから、アルベニスやバリオスまで多彩なプログラムで聴かせます。

4777583 \1350
ショパン:夜想曲集
第1番変ロ短調作品9-1
第2番変ホ長調作品9-2
第4番ヘ長調作品15-1
第5番嬰ヘ長調作品15-2
第7番嬰ハ短調作品27-1
第8番変ニ長調作品27-2
第10番変イ長調作品32-2
第11番ト短調作品37-1
第13番ハ短調作品48-1
第15番ヘ短調作品55-1
第18番ホ長調作品62-2
第20番嬰ハ短調
マリア・ジョアン・ピリス(Pf)
録音:1995年1月、1996年1、4月、ミュンヒェン、1996年4月、ロンドン
ショパンの夜想曲集の中から特に愛されているものを選び、慈しむように奏で
たアルバム。但し、さらりと行き過ぎてゆくようなアプローチは採らず、一篇
一篇に込められた感情の襞を微細なタッチで丁寧に描いています。ピリスの繊
細な情感に耳を澄ませたい1枚。1996年には日本レコード・アカデミー賞を、
1997年にはバルセロナCD賞とフランスのグランプリ・デュ・ディスク賞を受け
ている。

4777584 2枚組 \1980
ヴェルディ:《レクイエム》全曲
シャロン・スウィート
フローレンス・クィーヴァー
ヴィンソン・コウル
サイモン・エステス
エルンスト・ゼンフ室内合唱団
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:カルロ・マリア・ジュリーニ
"録音:1989年4月4日、イエス=キリスト教会、ベルリン
ジュリーニ(1914-2005)の指揮したヴェルディ《レクイエム》は、60年代半ば
に行ったフィルハーモニア管弦楽団との録音をはじめ、5種類前後が世に出回っ
ています。当盤はその中で唯一のベルリン・フィルとの録音。ソロを務める
シャロン・スウィートはアバド指揮の《グレの歌》CDなどでその美声が聴ける
ソプラノ。アルトには、すみだトリフォニーホールのオープニング・コンサー
トで、小澤/新日本フィルと共演したことでも知られるフローレンス・クィー
ヴァがフィーチュアされています。男声陣は、DGのDVD、ネルソン指揮《さまよ
えるオランダ人》でタイトル・ロールを務めているサイモン・エステスに、カ
ラヤンや小澤との録音で知られるヴィンソン・コールという実力派で固められ
ています。さらにベルリン・フィルの重厚な響を得て、ジュリーニは、じっく
りと悠揚迫らぬテンポで作品を歌い抜いています。

4777587 2枚組 \1980
「バーンスタイン/ショスタコーヴィチ:交響曲第1&7番」
ショスタコーヴィチ:
交響曲第1番ヘ短調作品10
交響曲第7番ハ長調作品60《レニングラード》
シカゴ交響楽団 
指揮:レナード・バーンスタイン
録音:1988年6月、シンフォニーホール、シカゴ(ライヴ)
バーンスタインが指揮したこのショスタコーヴィチ・アルバムは、今から20年
前の録音。1991年のグラミー賞を受賞したものです。ショスタコーヴィチのシ
ニカルな面は影を潜め、バーンスタインらしいまさに壮大な熱い世界が拡がり
ます。また、バーンスタインがシカゴ交響楽団を指揮しているのも珍しいとこ
ろ。それもその筈、何と37年振りの客演だったという貴重な演奏の記録でもあ
りました。

4777572 5枚組 \4580 ※価格変更 新価格 \3650
「ムター&カラヤン/DG録音全集 1978-1988」
CD 1
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲
第3番ト長調K216
第5番イ長調「トルコ風」K219
CD 2
ベートーヴェン:
ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
メンデルスゾーン:
ヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64
CD 3
ベートーヴェン:三重協奏曲ハ長調作品56
ヨーヨー・マ(Vc)、マルク・ツェルツァー(Pf)
ブラームス:二重協奏曲イ短調作品102
アントニオ・メネセス(Vn)
CD 4
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品77
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調作品26
CD 5
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
アンネ=ゾフィ・ムター(Vn)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
"1976年に始まったムターとカラヤンとの録音の歴史。当時13歳だったムターの
類稀なる才能を見出し、世界へ紹介したカラヤンの目の確かさは、現在のムタ
ーの地位を見れば明らかでしょう。彼らの2人の音楽的コラボレーションは、カ
ラヤンの亡くなる1998年までの13年間に渡り続くものでした。カラヤンはベル
リン・フィルを起用し、ムターのヴァイオリンによって新しいスタンダードを
作り上げようと試みたのでしょう(カラヤンの最晩年に録音されたチャイコフス
キーだけは、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団との共演となっています)。
当セットは全5枚で構成され、カラヤンとムターとによってDGに録音された協
奏曲のすべてが収められています。なお、ベートーヴェン、ブラームスの複協
奏曲には、メネセス、ツェルツァー、そして若きヨーヨー・マがフューチャー
されています。カラヤン生誕100年を記念してのリリース。

734403(DVD-Video) \3350
ヴェルディ:歌劇《シモン・ボッカネグラ》全曲
シェリル・ミルンズ(シモン・ボッカネグラ)
アンナ・トモワ=シントウ(アメーリア・グリマルディ)
ヴァジレ・モルドヴェアヌ(ガブリエーレ・アドルノ)
パール・プリシュカ(ヤーコポ・フィエスコ)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:ジェイムズ・レヴァイン
収録:1984年12月、メトロポリタン歌劇場(ライヴ)
DGから続々とリリースが続く、レヴァイン&メトロポリタン歌劇場のライヴDVD
シリーズ。今回は、貴族対平民派の対立と、認められぬ愛、さらに親子の絆な
どが複雑に絡み合った歌劇《シモン・ボッカネグラ》です。シェリル・ミルン
ズ、アンナ・トモワ=シントウという当代随一の歌手を、タイトル・ロールと
ヒロイン(生き別れたシモンの娘)にフューチャーするという豪華さが嬉しいと
ころ。演出はティト・カポビアンコ。1931年にアルゼンチンで生まれた演出家
の彼は、自身のデビューをヴェルディの《アイーダ》で飾ったように、この作
曲家に心酔しています。それゆえにシモンや、彼をめぐる人間の心理を深く描
いた舞台が楽しめることでしょう。またこの公演は、彼が1978年にメトにデ
ビューし、再びこの歌劇場に戻ってきた時のものでもあります。彼自身の感慨
もひとしおというわけも頷けるものです。

734433(DVD-Video) \3350
ワーグナー:歌劇《さまよえるオランダ人》全曲
ドナルド・マッキンタイア(オランダ人)
カタリーナ・リゲンツァ(ゼンタ)
ベニュート・ランドグレン(ダーラント)
ヘルマン・ヴィンクラー(エリック)
ルート・ヘッセ(マリー)、ハラルド・エク(舵手)
バイエルン州立歌劇場管弦楽団 
指揮;ヴォルフガング・サヴァリッシュ
収録:1974年、バイエルン・スタジオ、ミュンヒェン
サヴァリッシュ指揮バイエルン州立歌劇場の《さまよえるオランダ人》は、か
つてEMIからライヴ映像がLDで出ていましたが、今回のDVDはオペラハウスは同
じながら、映画ヴァージョンでキャストも異なる別テイクとなります。なお、
サヴァリッシュは、この作品をバイロイトでは3年にわたって17公演も指揮して
いるように、自家薬籠中としていた(この音楽祭にデビューした59年の録音も
リリースされています)。当盤のキャストも豪華で、中でもゼンタを演じるリ
ゲンツァはすぐれたワーグナー歌いとして知られています。タイトル・ロール
のマッキンタイアはティーレマン指揮の《アラベラ》DVDにも出演。この2人は
また、リゲンツァがデッカのベーム指揮《エレクトラ》に、マッキンタイアが
レヴァイン指揮の同作品にそれぞれ出演しているので是非併せてご覧頂いては
いかがでしょう。

734392(DVD-Video) \3350
「カラヤン-生誕100年記念ドキュメンタリー」
監督:ローベルト・ドルンヘルム
収録詳細未定
カラヤン生誕100年を記念しTV放映用に制作された新たなドキュメンタリー映
像。約90分の本編は彼の輝かしいキャリアの裏にも光を当て、人間「ヘルベル
ト・フォン・カラヤン」を浮き彫りにしています。彼がユニテルに遺した20年
以上にわたるプロダクト・アーカイブからはインタビューやコメント、または
リハーサルなどの未出映像を含めた収録内容は一人の天才の生涯を詳らかにし
ています。インタビューは妻エリエッテと二人の娘(イザベルとアラベル)をは
じめ、ムター、ティーレマン、小澤、ラトル、ヤンソンス等、超豪華な面々が
コメントを寄せています。

4777566(CD+DVD) \2680
《UMデラックス・エディション》
「ネトレプコ/オペラ・アリア集」
CD
モーツァルト:
歌劇《イドメネオ》から〈いつ果てるのでしょう…父上、兄弟たち、さような
ら!〉(イーリア)/モーツァルト:歌劇《ドン・ジョヴァンニ》から〈ひどい
人ですって? いいえ、あなた!…おっしゃらないで、わたしのあこがれの方
よ〉〔私はあなたのもの〕(ドンナ・アンナ)/他
DVD
1 プッチーニ:「私が町を歩くと」(ボエーム)
2 グノー:「宝石の歌」(ファウスト)
3 モーツァルト:「ひどい人ですって?
いいえ、あなた!…おっしゃらないで、
わたしのあこがれの方よ」(ドン・ジョバンニ)
4 ベリーニ:「愛しい友よ」(夢遊病の女)
5 ドヴォルザーク:「月に寄せる歌」(ルサルカ)
アンナ・ネトレプコ(ソプラノ)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ジャナンドレア・ノセダ
録音:2003年3月、6月 ウィーン

4777564(CD+DVD) \2680
《UMデラックス・エディション》
「ラン・ラン/ライヴ・アット・カーネギー・ホール」
CD
シューマン:アベッグ変奏曲 作品1
ハイドン:ピアノ・ソナタ 第50番 ハ長調 Hob.XVI:50
シューベルト:幻想曲 ハ長調 D.760《さすらい人幻想曲》
タン・ドゥン:8つの記憶作品1
ショパン:夜想曲 第8番 変ニ長調 作品27の2
リスト:「ドン・ジョヴァンニ」の回想
シューマン:トロイメライ
中国民謡:2頭の馬の競走
リスト:愛の夢第3番
DVD
1 イントロダクション
2 リスト:「ドン・ジョヴァンニ」の回想
3 シューマン:トロイメライ
4 Appearance with father 1’14
5 中国民謡:2頭の馬の競走
6 リスト:愛の夢第3番
インタビュー
7 「カーネギーホールでの演奏」
8 「ハイドン」
9 「シューベルト」
10 「タン・ドゥン」
11 「リスト」
12 「少年時代」
13 「若さと音楽」
ラン・ラン(Pf)
録音:2003年11月7日ニューヨーク
現在ユニバーサルでポピュラーを中心に展開している「デラックス・エディショ
ン」シリーズにドイツ・グラモフォンから2アイテムが登場!
まず第1弾は今や名実ともソプラノ界きってのスーパースター「アンナ・ネトレ
プコ」と今年オリンピックで沸く中国が誇る新進気鋭のピアニスト「ラン・ラ
ン」。ネトレプコは2003年にリリースされた「オペラ・アリア集」をリパッケ
ージしたもので8面パネル仕様の豪華装丁にプロモPV5曲約40分収録のDVD付き。
他方「ラン・ラン」は大成功を収めたリサイタルの模様を収録した「ライヴ・
アット・カーネギーホール」(2004)をリリース。こちらは約一時間の演奏に加
え30分近くに及ぶ本人のインタビューを収録しています。この「デラックス・
エディション」シリーズは次回10月に2タイトルのリリースを予定しています
(タイトル未定)。



<DECCA & PHILIPS>
743277(DVD-Video) \3350
「プッチーニ・ゴールド」DVD
プッチーニ:
歌劇《ラ・ボエーム》
〈冷たい手を〉(パヴァロッティ)
ムゼッタのワルツ〈私が待ちを歩く時〉
(アドリアーナ・マルティノ)
二重唱〈愛らしい乙女よ〉(フレーニ、ライモンディ)
〈もう帰らないミミ〉(ライモンディ、パネライ)
〈私の名はミミ〉(フレーニ)
歌劇《ジャンニ・スキッキ》
〈私のお父さん〉(フォチレ)
歌劇《トスカ》
〈テ・デウム〉(ミルンズ、フェッラーラ)
〈歌に生き、恋に生き〉(カバイヴァンスカ)
〈星は光りぬ〉(ドミンゴ)
〈妙なる調和〉(ドミンゴ)
歌劇《蝶々夫人》
〈ある晴れた日に〉(フレーニ)
〈軍艦です〉(フレーニ、ルートヴィヒ)
〈可愛がって下さいね〉-花の二重唱〈桜の枝をゆすり、花びらを敷き〉
(フレーニ、ドミ ンゴ)
〈愛かそれとも気紛れか〉(ドミンゴ、カーンズ)
〈名誉のために生けることかなわざりし時は、名誉のために死なん〉
(フレーニ)
歌劇《トゥーランドット》
〈誰も寝てはならぬ〉(パヴァロッティ)
〈お聞き下さい、王子様〉(フォチレ)
歌劇《マノン・レスコー》
〈見たこともない素晴らしい美人〉(パヴァロッティ)
[ボーナス・トラック]
歌劇《ラ・ボエーム》
第1幕後半(テ・カナワ、オニール)
歌劇《トスカ》
第2幕抜粋(ターフェル)
ルチアーノ・パヴァロッティ、プラシド・ドミンゴ、ミレッラ・フレーニ、
クリスタ・ルートヴィヒ、ブリン・ターフェル、キリ・テ・カナワ、
シェリル・ミルンズ
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン、ズビン・メータ
2008年に生誕150年を迎えるプッチーニを祝ってリリースされるコンピレイショ
ンDVD。様々なアーカイブから、この作曲家のアリアやアンサンブル・シーン
のおいしいところを抜き集められています。キャストの豪華さはもうはや言う
に及びません。今回は、かつてVHDやLDで発売されていた『プッチーニ・ガラ』
の待望のDVD化である本編に、さらにボーナス・シーンとして2つの映像が追加
され、よりファンをシビレさせる内容となっています。
NTSC方式、リージョン・フリー、DTS 5.1サラウンド。
なお、2007年秋にリリースされた同名のCD2枚組セット(475 9379 9)も発売中。
この映像版と併せてお楽しみください。なおデッカではプッチーニ・イヤーで
ある2008年を通じ、これまでのプッチーニ作品を再発してゆく予定です。

743287(DVD-Video) 3枚組 \4050
《DECCA DVD スペシャル・パッケージ》
フローレス/「連隊の娘」&「ドン・パスクヮーレ」
ドニゼッティ:歌劇《連隊の娘》
トニオ・・・・・・・・・・・・フアン・ディエゴ・フローレス(テノール)
マリー・・・・・・・・・・・・パトリツィア・チオフィ(ソプラノ)
侯爵夫人・・・・・・・・・フランチェスカ・フランチ(メッゾ・ソプラノ)
ホルテンシウス・・・・・・ダリオ・ベニーニ(バス)
スュルピス(軍曹)・・・・ニコラ・ウリヴィエーリ(バス)
カルロ・フェリーチェ歌劇場管弦楽団&合唱団、
指揮:リッカルド・フリッツァ
ボーナスDVD:
バック・ステージ-キャスト、指揮者が紹介するドニゼッティのオペラ/カルロ
・フェリー チェ歌劇場の歴史/フアン・ディエゴ・フローレス:トレーラー/
その他フォト・ギャラリー
ドニゼッティ:歌劇《ドン・パスクヮーレ》
ドン・パスクヮーレ・・ルッジェーロ・ライモンディ(Br)
エルネスト・・フアン・ディエゴ・フローレス(T)
ノリーナ・・イザベル・レイ(S)
マラテスタ・・オリヴァー・ヴィドマー(Br)
チューリヒ歌劇場管弦楽団、合唱団、
指揮:ネッロ・サンティ
フアン・ディエゴ・フローレス(T)
群を抜いた歌唱力と端正なルックスでファンを魅了し続けている<キング・オ
ブ・ハイ・C+>ファン・ディエゴ・フローレス。最近の映像ではキャサリン・
ジェンキンスのライブDVDにも登場しており、話題を呼びました。今回は既に
リリースされ、日本でも高いセールスを記録した2作品「連隊の娘」&「ドン
・パスクヮーレ」をワンボックスにコンパイルしたスペシャル・パッケージで
す。お買い得の特別価格で再リリース!

478421 8枚組 \7200
「ブレンデル/アーティスト・コレクション」
CD 1
ベートーヴェン
[1]-[6] 6つのバガテル op.126
[7]-[9] ピアノ・ソナタ No.30 in E major, op.109
[10]-[11] ピアノ・ソナタ No.32 in C minor, op.111
CD 2
[1]-[3] ピアノ協奏曲 No.4 in G major, op.58
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:サー・サイモン・ラトル
[4]-[6] ピアノ・ソナタ No.21 in C major, op.53 ""Waldstein""
CD 3
ハイドン
[1]-[3] ピアノ・ソナタ in E minor, Hob.XVI: 34
[4]-[5] ピアノ・ソナタ in G major, Hob.XVI: 40
[6]-[7] ピアノ・ソナタ in D major, Hob.XVI: 42
[8]-[10] ピアノ・ソナタ in E flat major, Hob.XVI:52
CD 4
モーツァルト
[1]-[3] ピアノ・ソナタ in F major, K332
[4] 幻想曲 in D minor,K397
[5] ロンド in A minor, K511
[6]-[8] コンサート・ロンド in D major, for piano and orchestra, K382
アカデミー室内管弦楽団 指揮:サー・ネヴィル・マリナー
[9]-[11] ピアノ協奏曲 No.20 in D minor, K466
スコティッシュ室内管弦楽団 指揮:サー・チャールズ・マッケラス
CD 5
リスト
[1]-[3] ピアノ・ソナタ in B minor
[4] 死の舞踏
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ベルナルト・ハイティンク
[5] 巡礼の年
[6]-[9] ピアノ協奏曲 No.2 in A major
CD 6
シューマン
[1]-[8] クライスレリアーナ op.16
[9]-[11] 幻想曲 in C major, op.17
CD 7
シューベルト
[1]-[3] ピアノ・ソナタ in A minor, D784
[4]-5] ピアノ・ソナタ in C major, D840 ""Reliquie""
[6]-[8] ピアノ・ソナタ in G major, D894
CD 8
[1]-[4] ピアノ・ソナタ in A major, D959
[5]-[8] ピアノ・ソナタ in B flat major, D960
アルフレッド・ブレンデル(Pf)
今年2008年12月をもって約60年に及ぶステージキャリアに終止符を打つアルフ
レッド・ブレンデル。当セットは以前<アーティスト・チョイス>という形で
リリースされた2枚組セット4巻を一つにコンパイルしたボックスセットです。
フィリップスに残したベートーヴェン作品集をはじめ、彼自身の選曲とともに
広く知られた秀逸の録音を選りすぐった充実の内容です。
お買い得!バジェット・ボックスでのリリースです。



<L'Oiseau Lyre>
47819(4780019) \1350
ジョン・ブロウ:歌劇《ヴィーナスとアドニス》
キャサリン・ボット(ヴィーナス)
リビー・クラブトリー(キューピッド)
マイケル・ジョージ(アドニス)
ウェストミンスター寺院学校聖歌隊
[合唱指揮:マーティン・ニアリー]
ニュー・ロンドン・コンソート 
指揮:フィリップ・ピケット
録音:1992年9月 ロンドン
ジョン・ブロウ(1649--1708)はウェストミンスター寺院のオルガニストやセン
ト・ポール大聖堂の合唱長を務めた作曲家。パーセルの師としても知られてい
ます。歌劇《ヴィーナスとアドニス》は、ブロウ唯一の舞台作品で、序曲、プ
ロローグと3幕から成る仮面劇。ブロウ自身が奉職したウェストミンスター寺
院の聖歌隊が参加。

47820(4780020) \1350
「マリーニ:エルミニアの涙&ヴァイオリン・ソナタ集」
ビアジオ・マリーニ:
シンフォニア第5番
シンフォニア第2番
エルミニアの涙(1623年)
お告げ
エルミニアとタンクレディ
5つの頌歌
ソナタ第1番
ソナタ第3番
ソナタ第4番
ソナタ第2番
バレット第1番
ガイヤルド第1番
コレンテ第9番
エマ・カークビー(S)、ナイジェル・ロジャーズ(T)
コンソート・オブ・ミュージック 
指揮:アントニー・ルーリー&トレヴァー・ジョーンズ
キャサリン・マッキントッシュ&モニカ・ハジェット(Vn)
トレヴァー・ジョーンズ(バス・ヴィオル)、
アラン・ウィルソン(チェンバロ)、ヤーコプ・リンドベリ(キタローネ)、
アントニー・ルーリー(リュート)
録音;1978年、ロンドン
マリーニ(1587頃-1665)はイタリア・バロック初期に活躍したヴァイオリニスト
で作曲家。モンテヴェルディが楽長を務めるヴェネツィアのサン・マルコ教会
でヴァイオリンを弾いていました。1629年に刊行された《ソナタ、シンフォニ
ア、カンツォーナ、パッサメッツォ、バレット、クラント、ガイヤルドおよび
リトルネッロ》作品8や、1655年に刊行された《様々な楽器のための教会ソナ
タと室内ソナタに分けられたジャンル》という曲集が名高い有名です。

47821(4780021) \1350
モーツァルト:
フルートとハープのための協奏曲ハ長調K299(297c)
ファゴット協奏曲変ロ長調K191(186e)
フルート協奏曲第1番ト長調K313(285c)
リサ・ベズノウシウク(Fl)、フランシス・ケリー(Hp)、
ダニー・ボンド(Fg)
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック 
指揮:クリストファー・ホグウッド
録音:1986年9月、1987年1月、ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン
ホグウッド率いるアカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックとピリオド
界のスター・ソリストたちによるモーツァルトの名協奏曲3題。使用楽器は、
フルートがロデリク・キャメロンが1986年に製作したもの。これは1790年にハ
インリヒ・グレンザーが製作した楽器のレプリカです。また、ハープは1800年
頃の作者不詳のもの。ファゴットはフルートと同じくグレンザー製をオランダ
の製作者ペーテル・デ・コニングが復元したものです。

47822(4780022) \1350
テレマン:
3つのトランペットのための協奏曲ニ長調
四重奏曲変ロ長調
リコーダーとフルートのための協奏曲ホ短調
ポーランド風協奏曲
フルート、オーボエ・ダモーレ、ヴィオラ・ダモーレのための協奏曲ホ長調
フリーデマン・インマー(ナチュラル・トランペット)、
マイケル・レアード(ナチュラル・トランペット)、
イアン・ウィルソン(トランペット)、
キャサリン・マッキントッシュ(ヴァイオリン)、
クリストファー・ハイロンズ(ヴァイオリン)、
トレヴァー・ジョーンズ(ヴィオラ)、ティモシー・メイソン(チェロ)、
ジョン・ターナー(リコーダー)、スティーヴン・プレストン(フルート)、
クレア・シャンクズ(オーボエ・ダモーレ)、
モニカ・ハジェット(ヴィオラ・ダモーレ)
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック 
指揮:クリストファー・ホグウッド
録音:1981年7月、ジュード教会、ハムステッド・ガーデン近郊、ロンドン
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767)はドイツの後期バロックの大家。
彼が書いた作品は数千曲を数えると言われており、その中には一般的なひとつ
の独奏楽器のための協奏曲の他に、複数の楽器をソロに用いる協奏曲も数多く
あります。このアルバムはそれらで編まれたもので、金管、木管、弦楽器など
ヴァラエティ豊かに揃えられています。初リリース時から人気の高かったアル
バムの再発。

47823(4780023) \1350
「ミ・ヴェリー・ジョイ/15世紀の英国世俗歌曲集」
ジョン・ベディンガム:
私のまことの喜びよ(ロンド)
おお美しきバラよ、おお優しきわが心の君よ(バッラータ)
有難いご褒美をいただいた僕[しもべ]として(ロンド)
私の心の喜びよ(ライム・ロイヤル)
あなたに会わずにはいられません(ロンド)
ああ、運命の女神よ
愛の手紙よ、私を悲しませるあの女に言ってくれ
ジョン・ダンスタブル:
愛しい人が私を嫌って(ロンド)
哀れな殉教者となって 病み疲れた私(バラード)
心からのお願いをどうぞお聞きください(キャロル)
ハート:おお美しきバラよ、おお優しきわが心の君よ(バッラータ)
ウォルター・フライ:
ああ,ああ,と私は繰り返すばかり(ライム・ロイヤル)
私の記憶にはこんなに深く刻まれている(ライム・ロイヤル)
姿が見られぬように ただひとりはなれて(ロンド)
ロンドン中世合奏団 
指揮:ピーター・デイヴィス&ティモシー・デイヴィス
録音:1983年1月、ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン
ダンスタブルの代表作とみなされていた《おお、美しき薔薇よ》が、実はジョ
ン・ベディンガムの作であるとし、物議を醸したアルバムの再発。「rhyme
royal」すなわち帝王韻律で書かれた詩や、14世紀にイタリアで流行ったバッ
ラータなど、いくつものスタイルによる作品が収録されています。音楽的にも
資料的にもきわめて貴重なアルバムです。


●DECCA CROSSOVER
4780126 \1850
「アウトサイド・イン」Outside In
1. ラ・カリファ-映画「ラ・カリファ」
2. ワン・モア・タイム 
3. アメイジング・グレイス Feat:ジョセリン・ブラウン
4. ハブ・アイ・トールド・ユー・レイトリー-
5. ジルズ・アメリカ-映画「ウエスタン」
6. 君住む街で-ミュージカル「マイ・フェア・レディ」
7. ベイビー・イッツ・コールド Feat: デニス・ヴァン・オーデ
8. アンフォゲッタブル
9. ラヴ・オン・ザ・ロックス(愛の終わりに)
10. タイム・トゥ・セイ・グッバイ Feat: ヘイリー
11. オ・ホーリィ・ナイト
12. アデステ・フィデレス(賛美歌111番)
13. 誰も寝てはならぬ-歌劇「トゥーランドット」
ラッセル・ワトソン(Vo)
昨年11月に本国UKでリリースされたラッセル・ワトソン最新アルバム。このと
ころかなりポピュラー色を強めた内容に傾いていましたが、本作では映画音楽、
ポピュラー、クラシックに賛美歌までと実にバラエティに富んだ内容となって
います。
言わずと知れたモリコーネの名曲「ラ・カリファ」(映画は日本未公開)から始
まりリチャードマークスの「ワン・モア・タイム」、デニス・ヴァン・オーデ
を迎えて「ベイビー・イッツ・コールド」。ちょっと変わったところでは二ー
ル・ダイヤモンドとジルベール・ベコーの作曲で大ヒットした名曲、「愛の終
わりに」なども聴きどころの一つでしょう。ヘイリーとの「タイム・トゥ-」
やお馴染みの「誰も寝ては-」もファンとしては聞き逃せません。

<RCA RED SEAL>
88697306022 2枚組 \2900
[CD1]
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)/ポール・グリフィス
(b.1947)
(1)ザ・ジェネラル(指令官)(オーケストラ、ソプラノ独唱、合唱と語りのため
の)世界初録音
音楽:ベートーヴェン-悲劇「エグモント」のための音楽Op.84、祝典劇「シュ
テファン王」のための音楽Op.117、劇音楽「レオノーレ・プロハスカ」WoO.96、
奉献歌Op.121bより(全16曲)
脚色&構成:ポール・グリフィス
(1)序曲(「エグモント」序曲)
(2)第1曲:歌「太鼓が鳴ると」(「エグモント」第1曲:「太鼓は響く!笛は
鳴る!」)
(3)第2曲:メロドラマ「私が習得したのは」(「シュテファン王」第7曲:メロ
ドラマ)
(4)第3曲:メロドラマ「情報収集屋やスパイは」(「シュテファン王」第5曲:
メロドラマ)
(5)第4曲:間奏曲1(「エグモント」第6曲:間奏曲4)
(6)第5曲:間奏曲2(「レオノーレ・プロハスカ」:葬送行進曲[ピアノ・ソナ
タ第12番の編曲])
(7)第6曲:間奏曲3-メロドラマ「何かできるはず」(「エグモント」第2曲:間
奏曲1)
(8)第7曲:間奏曲4(「エグモント」第3曲:間奏曲2)
(9)第8曲:間奏曲5(「エグモント」第7曲:クレールヒェンの死)
(10)第9曲:メロドラマ「私は一人の人間だった」(「エグモント」第8曲:メロ
ドラマ)
(11)第10曲:歌「敗北し絶望にくれて」(「エグモント」第4曲:「喜びにあふ
れ、また悲しみに沈む」)
(12)第11曲:間奏曲6(「エグモント」第5曲:間奏曲3)
(13)第12曲:間奏曲7(「シュテファン王」第8曲:宗教的な行進曲)
(14)第13曲:メロドラマ「この人たちに言うべきことは何もない」(「シュテ
ファン王」第8曲:メロドラマ)
(15)勝利のシンフォニア(「エグモント」第9曲)
(16)フィナーレ(「奉献歌」Op.121b)
[Disc1: 歌詞:英語]
[CD2]
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)
(1).交響曲第5番ハ短調Op.67
(2)悲劇「エグモント」への音楽Op.84より
(1)序曲(2)第1曲:クレールヒェンの歌「太鼓は響く!笛は鳴る!」
(3)第4曲:クレールヒェンの歌「喜びにあふれ、また悲しみに沈む」
(3).奉献歌Op.121b [歌詞:独語((2).(2)(3)、(3))]
【演奏】
マクシミリアン・シェル(朗読)[Disc1:(1)]
アドリアンヌ・ピエチョンカ(ソプラノ)[Disc1:(1)、Disk2:(2)(3)]
ケント・ナガノ(指揮)
モントリール交響楽団
モントリール交響楽団合唱団[合唱指揮:マリカ・クズマ][1、4]
【録音】 2007年9月、2008年1月&2月、モントリール、マックギル大学、
MMRスタジオ、2008年2月、モントリオール、プレ・ドザール、
サル・ウィルフリード・ペルティエ(Disc2:(1)のみ)、
2008年3月、オーディオZスタジオ
(Disc1:(1).語りのみ)[レコーディング・プロデュサー]ウィルヘルム・ヘル
ヴェック、カール・タルボット
現在、モントリオール交響楽団、バイエルン国立歌劇場、バークレイ交響楽団
およびバークレイ・アカデミー・アンサンブルの音楽監督のポストを兼任し、
世界で最も多忙な指揮者の一人ケント・ナガノ。オーケストラ曲からオペラま
で古今東西の音楽作品の膨大なレパートリーを渉猟し、そのいずれにも彼独自
の個性を刻印した充実した演奏を聴かせてくれます。そのケント・ナガノが、
2008年よりソニーBMGマスターワークスと契約し、現在音楽監督をつとめるモン
トリール交響楽団を指揮してRCA Red Sealレーベルより継続的なレコーディン
グ・プロジェクトの発信を開始いたします。
プロジェクト第1弾は、ベートーヴェンの「エグモント」をベースに、台本作家
・批評家のポール・グリフィスが脚色を担当して再構成したソプラノ独唱、合
唱と語りを含む作品「ザ・ジェネラル(司令官)」の世界初録音と、交響曲第5番
をカップリングしたこだわりのベートーヴェン・アルバムで、オリジナル・タ
イトルは「ベートーヴェン-フランス革命の理想」。ケント・ナガノは2003年に
東京で、ベートーヴェンの「第9」とリゲティ、ウストヴォリスカヤの合唱曲と
を組み合わせて演奏したこともあり、有名曲を通常とは異なったコンテクスト
の中で提示することに長けており、当アルバムもそうした試みのひとつです。
これまでさまざまなレーベルから膨大なレコーディングを発表してきた彼です
が、ベートーヴェン作品については、ベルリン・ドイツ響との「オリーヴ山上
のキリスト」(HMF)と交響曲第3番「英雄」についてのドキュメンタリー映像
(ARTHAUS)があるのみで、その意味でも当アルバムは大きな価値を持つといえる
でしょう。
■「エグモント」を下敷きに、ルワンダ内戦に舞台を置き換え、話題を呼んだ
「ザ・ジェネラル」は、ナガノの発案・委嘱によって、2007年1月、彼がモント
リールに着任して最初のシーズンに初演され大きな話題を呼びました。ゲーテ
の悲劇「エグモント」の主人公で、16世紀、スペインの圧政下、オランダ独立
を求めて戦ったエグモント伯爵を、1993年-94年のルワンダ内戦時に国連平和
維持軍ルワンダ支援団の司令官として平和調停のために活動したロメオ・ダレ
ールに置き換え、さらに「エグモント」のみならず、同じ劇音楽の「シュテファ
ン王」「レオノーレ・プロハスカ」からも音楽を採用して全16曲の新たな作品
として再構成したものです。
■交響曲第5番「運命」をDISC2に
「苦悩から勝利へ」を音楽化した交響曲第5番、「エグモント」序曲と2曲のア
リア、「ザ・ジェネラル」の最後に使われている「奉献歌」のそれぞれのオリ
ジナル独語版をDISC2にカップリングし、フランス革命に共鳴したベートーヴェ
ンの理想を21世紀によみがえらせているのは、ケント・ナガノならではのプロ
グラミングの妙といえるでしょう。
■今後の録音予定
2008年にソニーBMGマスターワークスとの新しいプロジェクトを発表。伝統の
RCAレッド・シール・レーベルから、モントリオール交響楽団との大規模な録音
プロジェクトが始動します。 今後、マーラー、メシアン、ベルリオーズの作品
集などを予定(2008年3月現在)。
オフィシャル・ホームページ http://www.kentnagano.com/



<OEHMS CLASSICS>
OC 915 2枚組 \3100
ポール・デュカス:歌劇「アリアーヌと青ひげ」(全曲)
デボラ・ポラスキ(Sp)
ステラ・グレゴリアン(Sp)、 イレアーナ・トンカ(Sp)
ニーナ・バーンシュタイナー(Sp)
ジェーン・ヘンシェル(A)クワンチュル・ヨン(BBr)アンテ・ジェルクニカ(Bs)
マルクス・ラープ(Bs)ルクサンドラ・ドノーゼ(Ms)エリック・アルミン(T)
ベルトラン・ド・ビリー(指揮)
ウィーン放送交響楽団
スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団
【録音】 2006年5月5日 ウィーン・コンツェルトハウスでのライヴ
【歌詞】フランス語
いよいよ今年7月、「パリ国立オペラ」が初来日し、この「アリアーヌと青ひ
げ」を上演します。来日時には、もちろんドラマティック・ソプラノのデボラ
・ポラスキが「アリアーヌ」役を歌うのも、話題の1つです。
このオペラ、もちろん話の根源は同じだが台本を書いた作者が違うせいか、良
く知られているバルトークの青ひげとは若干肌ざわりが違うのが面白い。音楽
も話の運びも限りなく神秘的なバルトークに比べ、こちらは明快でフランス風
の流麗さの中に、若干ワーグナーの香りも漂う重厚なもの。
なにより主人公、アリアーヌの描き方が興味深い。怪しい噂のあるにもかかわ
らず、その男に嫁ぐ彼女を満たしているのは(あまり根拠のない)思いこみと溢
れるばかりの探究心(好奇心)。主人「青ひげ」に「好奇心はよくない」といさ
められつつも他の女たちを探し出す。しかし外に出るのを拒否する彼女たち。
暴動一歩手前の群衆と、城の中に漲る不思議な平安。最終的にアリアーヌは自
分の意志を持って、外の世界へ帰っていく・・・。
このオペラが意図するものは何なのか?ポラスキが歌えば、恐らくその答が出
るのだろう。

OC 810 \1550
シューベルト:歌曲集「冬の旅」(全曲)
ロマン・トレーケル(Br)
オリヴァー・ポール(p)
【録音】 2007年6月4-7日 ベルリン、イエス・キリスト教会
最近、どうしてもゲルハーエルの活躍に目が行ってしまう人も多いことだろう。
彼の表現力豊かな歌と柔らかな美声には、すべての人が魅了されているはず。
それに比べると、トレーケルの渋い魅力を語るためには、少し聴きこむことが
必要なのかも知れない。彼の歌には「華やかさ」よりも「際立つ安定性」と
「客観性」があり、決して歌に埋没することなく、歌の姿から精神性までをも
浮き彫りにするのである。
例えば「冬の旅」第1曲目にしても、降りしきる雪の冷たさを言葉で表現するの
ではなく、足元できしむ雪の感触を体感させてくれるような身に迫る歌と言え
るだろうか。感情表現を抑制しながらも心の振幅を劇的に描き出している。真
髄に迫る卓越した演奏。詩の行間に漂う情緒を見事に掬い出したポールのピア
ノも絶品。聴き手をすっぽり包み込むのがゲルハーエルなら、聴き手の心に何
かをねじ込むのがトレーケル。

OC 721 \1450
ショパン:バラード第4番Op.52, 夜想曲第13&14番
アルバン・ベルク:ピアノ・ソナタOp.1
ウェーベルン:ピアノのための変奏曲 Op.27
マンフレート・トロヤーン:「12のプレリュード」より第5&6番
ヒナステラ:ピアノ・ソナタ第2番Op.53
クレメンス・ベルク
【録音】 2007年9月&11月 ロストック音楽演劇専門大学ホール
決してまがい物ではありません。ドイツの若き俊英、クレメンス・ベルクのデ
ビュー・アルバムです。この選曲ただものではないではありませんか。もちろ
んショパンでの個性的な演奏は聴きものですが、これはまず小手調べ。ヒナス
テラ、ウェーベルン、そしてベルクなど彩り豊かな曲を 伸び伸び弾き切ってま
す。とても珍しいマンフレート・トロヤーン(指揮者としておなじみ)の作品ま
で含まれているところが「やられた」って感じでしょう。
新しい才能を感じてください!
【クレメンス・ベルク】
1987年ロストック生まれ。12歳より専門的にピアノを学び、2002年でロストッ
ク音楽演劇専門大学に入学。2005年からはグラーツ音楽大学で学ぶ。既に2004
年から様々な国際コンクールで優勝している。また、2006年には映画俳優とし
てもデビューし、カンヌ国際映画祭で特別賞も受賞した。現在は、ドイツ・オ
ーストリアを中心として、ソリストとして活躍している。 『彼の演奏は、若く
して傑作を生み出します。情熱的解釈であり、嵐の様でもあります。アダージョ
の部分でもひとつひとつの音に感情が込められています。全ての音楽が徹底的
なコントラストは、人々を熱狂的にさせられてしまいます。』と絶賛されてい
ます。


<RCA RED SEAL>
88697222492 \1900
グザヴィエ・ドゥ・メストレ・プレイズ・ドビュッシー
『ベルガマスク組曲』-1)プレリュード 2)メヌエット 3)月の光4)パスピエ
5)『夢』 6)『ロマンティックなワルツ』
『メロディー(歌曲)』 - 7)エトワールの夜(星の輝く夜)8)リラ 9)麦の花
10)月の光 11)マンドリン 12)美しき夕べ 13)まぼろし 14)『2つのアラベスク』
『前奏曲集』より-15)デルフォイの舞姫 16)帆17)亜麻色の髪の乙女
『ハープと弦楽のための舞曲』 - 18)神聖な踊り 19)世俗の踊り
グザヴィエ・ドゥ・メストレ(ハープ)
ディアナ・ダムラウ(ソプラノ)[7]-[13]
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団員 [18]-[19]
グザヴィエ・ドゥ・メストレは1973年フランスのトゥーロン生まれ。9歳から
地元のコンセルヴァトワールでハープを学ぶ。その後パリでジャクリーヌ・ボ
ローとカテリーヌ・ミシェルに師事、同時にロンドンで政治、経済も学ぶ。
16歳の時に、パリ・ハープ・コンクールで優勝、カーディフ(英国)、ミュンヘ
ン、ウィーン、エルサエレムでの主要な国際コンクールでも数々の受賞をする。
1998年、世界で最も権威のあるUSA国際ハープ・コンクール(ブルーミントン)で
優勝し、20歳でロリン・マゼール率いるバイエルン放送交響楽団交響楽団のソ
ロ・ハーピストとなった。その3年後には、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽
団のソロ・ハーピストに就任、2002年5月にはアンドレ・プレヴィンの指揮で
ウィーン・フィルとはじめてハープ協奏曲を演奏したハーピストとなった。

88697279652 \1450
初回生産限定盤
チャーミング・ヴァイル! マックス・ラーベ&パラスト・オーケストラ
「Mile after mile」「Bilbao-Song」「Stay Well」「Life, Love and
Laughter」「My Ship」「Green-up Time」「TheLittle Gray House」
「Blues-Potpourri:1」「September Song」「All at once」「Le roi
d'Aquitaine」「Foxtrot-Potpourri:2」「Alabama-Song」「Lied der Jenny」
「Speak Low」「It Was Never You」「What GoodWould the Moon Be?」
「Tango-Ballade」「Kanonen-Song」
【録音】 2000年6月 ベルリン、エミール・スタジオ
黒田恭一、大推薦の1枚。2006&2007年の来日公演では観客の大喝采を得たドイ
ツの“キャバレー歌手”マックス・ラーベと彼の12人の楽士たち。マックス・
ラーベは昔の“キャバレー劇場”を再現するような歌と踊りで知られる、ドイ
ツの男性ヴォーカリスト。彼が歌うのはジャズやシャンソンがベースになって
いるという、1920-1930年代のドイツの酒場で演奏され、町を歩く人が歌い続け
た“歌謡曲”。ナチス時代には不遇にも退廃芸術と呼ばれ、封印された古い音
楽をよみがえらせています。来日で、1920年代のキャバレー・ソング風にアレ
ンジ。このアルバムでは、当時クルト・ワイルが作曲した、キャバレー・ソン
グを集めた、素晴らしいアルバムです。
『09026635132』と同内容の、ミッドプライスでの再発商品となります。特殊紙
製パッケージ仕様。

88697284002 \1450
初回生産限定盤
クリスタ・ルートヴィヒ、1964年レコーディングズ
R・シュトラウス:
歌劇「エレクトラ」より「何の用ですか、見知らぬ人よ」、歌劇「ナクソス島
のアリアドネ」より「Ein Schones war」、歌劇「影なき女」より「Barak,
mein MannMir anvertraut, dass ich sie hege」、
グルック:
歌劇「アウリスのイフィゲニア」より「Leb wohl! Lasdein Herz treubewahren」
ロッシーニ:歌劇「セヴィリャの理髪師」より「今の歌声は心に響く」
ワーグナー:歌劇「神々の黄昏」より「ラインの岸にたきぎの山を積みあげよ」
ハインリヒ・ホルライザー(指揮)
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団
【録音】 1964年 ベルリン・ドイツ・オペラでのライヴ
クリスタ・ルートヴィヒ、80歳記念! 彼女の録音の中から、オイロディスクに
録音したライヴ録音です。C・ルートヴィヒは、両親ともウィーン・フォルクス
・オーパの歌手で、声楽を母親に学んだ後、フランクフルト音楽大学で学ぶ。
1946年フランクフルトで「こうもり」のオルロフスキー公爵役でデビュー。
1954年にはザルツブルグ音楽祭で「フィガロの結婚」のケルビーノを歌い絶賛
を浴びた。1955年ウィーン国立歌劇場と契約以来ウィーンを中心に活躍し、世
界的な名声を得た。はじめは、ケルビーノ、オクタヴィアン、ドラベッラなど
を得意としたが、60年頃からはドラマティックソプラノにも進出。リート歌手
としても素晴らしい功績を残した。
『09026689512(廃盤)』と同内容の、ミッドプライスでの再発商品となります。
限定盤です。

88697270722 15枚組 \6800
モンセラート・カバリエ、オリジナル・ジャケット・エディション
●Disk 1:ベルリーニ、ドニゼッティ:オペラ・アリア集
ベルリーニ/「ノルマ」「海賊」より ドニゼッティ/「ロベルト・デヴリュー」
「ルクレツィア・ボルジア」「マリア・ディ・ロアン」より
カルロ・フェリーチェ・チラーリオ(指揮)&オーケストラ
【録音】 1965年8月 ロンドン、 Walthamstow Town Hall(原盤:LSC-2862)
●Disk 2:サルスエラを歌う
「La Cancion del olvido: Marinela, Marinela」 「ElRey que rabi o: Mi
tio se figura」 「Bohemios: No quiero que sepa que aqu ivengo yo」
「El Cabo primero: Yo quiero a un hombre」 「Marina: Pensar en el」
「!Cuando Esta Tan Hondo・」「El Nino judio: De Espana vengo」
「La Rosa del Azafr an: No me duele que se vaya」「Don Gil de Alcal a:
Bendita cruz」
エウジェーニオ・マルコ(指揮)&オーケストラ
【録音】 スペイン(原盤:LSC-2894)
●Disk 3:グラナドスを歌う
「愛の歌曲集」(全7曲)、「トナディーリャス」より10曲
ラファエル・フェラール(指揮)&オーケストラ
【録音】 1964年1月 スペイン(原盤:LSC-2910)
●Disk 4:R・シュトラウス:歌曲リサイタル
「君を愛す Op. 37-2」 「憩え、我が魂 Op. 27-1」「私の心は迷う Op. 48-2」
「たそがれの夢 Op. 29-1」「献呈 Op. 10-1」「二人の秘密ををなぜ隠すのか
Op. 19-4」「子守唄 Op. 41-1」「私は恋を抱いて Op. 32-1」「親しき幻影
Op. 48-1」「悪天候 Op. 69-5」「明日に Op. 27-4」「解き放たれ Op. 39-4」
「夜 Op. 10-3」「チェチーリエ Op. 27-2」
ミゲル・ザネッティ(p)【録音】 1964年12月 スペイン(原盤:LSC-2956)
●Disk 5 : ヴェルディ:オペラ・アリアを歌う
「一日だけの王様」「十字軍のロンバルディア人」「二人のフォスカリ」
「アルツィーラ」「アッティラ」「海賊」「アルロド」、より
アントン・グァダーニョ(指揮)
RCA イタリア・オペラ管弦楽団
【録音】 1967年1月 ローマ、RCAイタリア・スタジオ(原盤:LSC-2995)
●Disk 6:ロッシーニ・アリアを歌う
「オテロ」「アルミーダ」「タンクレーディ」「コリントの包囲」
「湖上の美人」「スターバト・マーテル」、より
カルロ・フェリーチェ・チラーリオ(指揮)
RCA イタリア・オペラ管弦楽団
【録音】 1967年7月 ローマ、RCAイタリア・スタジオ(原盤:LSC-3015)
●Disk 7:カバリエ&B・マルティ: サルスエラ、愛のデュット集
「El Caserio: Buenos dias」「La Generala: Mi dulce sueno de adolescente」
「La Leyenda del beso: Amor, mi raza sabe conquistar」「Luisa Fernanda:
Caballero del alto plumero」「La Dolores: !Dolores mia! ...! Aqu i tu!」
「El Duo de la Africana: Comprende lo grave de mi situacion」
ベルナベ・マルティ(T)
エウジェーニオ・マルコ(指揮)&オーケストラ
【録音】 詳細不明(原盤:LSC-3039)
●Disk 8:カバリエ & シャーリー・ヴァーレット:オペラ・デュエット集
ベッリーニ/「ノルマ」、ロッシーニ/「セミラーミデ」、ドニゼッティ/「アン
ア・ボレーナ」、オッフェンバック/「ホフマン物語」、ヴェルディ/「アイー
ダ」、プッチーニ/「蝶々夫人」、ポンキエルリ/「ジョコンダ」、より
シャーリー・ヴァーレット(Ms)
アントン・グァダーニョ(指揮)ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
【録音】 1969年7月 ロンドン(原盤:LSC-3135)
●Disk 9:ドニゼッティ・リサイタル
「トルクァート・タッソー」 「ジェンマ・ディ・ヴェルジー」
「ベリザーリオ」「パリジーナ・デステ」より
カルロ・フェリーチェ・チラーリオ(指揮)
ロンドン交響楽団
【録音】 1969年9月 ロンドン、 Walthamstow TownHall(原盤:LSC-3164)
●Disk 10: グレイト・オペラ・ヒロインズ
ヴェルディ/「オテロ」「仮面舞踏会」、ドニゼッティ/「アンア・ボレーナ」、
シャルパンティエ/「ルイーズ」、プッチーニ/「トスカ」、より
カルロ・フェリーチェ・チラーリオ(指揮)バルセロナ交響楽団
【録音】 1964-1966年 スペイン(原盤:LSC-3209)
●Disk 11-13: ベッリーニ:歌劇「ノルマ」(全曲)
モンセラート・カバリエ(Sp)プラシド・ドミンゴ(T)
フィオレンツァ・コッソット(Ms)ルッジェーロ・ランモンディ(Bs)
カルロ・フェリーチェ・チラーリオ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 アンブロジアン・オペラ・コーラス
【録音】 1972年9月 ロンドン、 Walthamstow TownHall(原盤:LSC-6202)
●Disk 14-15: リヒャルト・シュトラウス:歌劇「サロメ」(全曲)
モンセラート・カバリエ(Sp)シェリル・ミルンズ(Br)
リチャード・ルイス(T)レオニー・リザネク(Ms)ジェームズ・キング(T)
ユリア・ハマリ(Sp)
エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)ロンドン交響楽団
【録音】 1968年6月 ロンドン、 Walthamstow Town Hall(原盤:LSC-7053)
68ページ解説書付き 初回生産完全限定盤
カバリエ75歳を記念して、彼女の録音した、リサイタル・アルバムとオペラ12
作品を、オリジナル・ジャケット仕様のBOXでの発売となります。
完全初回生産限定盤となります。



<DHM(ドイツ・ハルモニア・ムンディ)>
ドイツ・ハルモニア・ムンディ 設立50周年記念限定BOX
88697281822 50枚組 \6150
初回生産完全限定盤
ドイツ・ハルモニア・ムンディは、1958年、ルドルフ・ルービとDr.アルフレ
ート・クリングス(故人)により創立され、その記念すべき初リリース(1959年)
以来、古楽の名門レーベルとしてその地位を確たるものとしている。
レーベル名の「ハルモニア・ムンディ」とは、ラテン語で「世の音楽」という
意味。当初は「時代を限定せず中世から現代まで、各時代の音楽にマイルスト
ーンを築く」という方針で制作が行われた。1970年にクリングスが西部ドイツ
放送(現在のWDRケルン放送局)の音楽部長へ転出してからは同放送局との共同
制作も活発となり、古楽に焦点を定めて実力のあるアーティストを起用し、ま
たコレギウム・アウレウムやラ・プティット・バンドの結成を促して続々と
ディスクを発表、レーベルとしてカタログを蓄積した。
1989年に創立から深い関係にあったBMG(録音技術&プレスをベルテルスマンの
関連会社ソノプレスが担当)がディストリビューションを開始、1993年にレー
ベルを買収すると、それ以降BMGクラシックスの古楽レーベルとしての機能を
担い、ビルスマやアーノンクール&ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスと
いった巨匠をアーティスト・ロスターに加えながら発展、現在もSONY BMG
Masterworksの古楽の「顔」としてその存在感を強めている。
このBOXは、BMGフランスが企画制作を行っており、以前スプレンダー・シリー
ズとして再発されたものなどから、更にフランスのDHMベストセラー作品を厳選
して集めたものとなっています。よって、日本での好評作品とは大幅に違って
いるのが興味深くなっています。
もちろん、すべてピリオド楽器による演奏です。

●Disk 1: ドゥランテ:「マニフィカト 変ロ長調」、
アストルガ:「スターバト・マーテル」、
ペルゴレージ:
「主よ、あなたに告白します.」
トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)
フライブルク・バロック・オーケストラ バルタザール=ノイマン合唱団
ドイツでチケット入手不可能なくらい人気のあるヘンゲルブロックとFBOのアル
バム。ここに収録された作品は、バッハが影響した、バッハに影響された作品
が収録されています。情熱的な演奏が印象的です。
【録音】1995年12月(原盤:05472773692)
●Disk 2: J.S.バッハ:オーボエ協奏曲集
「ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 BWV.1060」
「オーボエ協奏曲BWV.49&169」
「オーボエ協奏曲 BWV.1055」
「オーボエ協奏曲 BWV.1056」
-ハンス=ペーター・ヴェスターマン(Ob&Ob・ダ・モーレ)
メアリー・ウティガー(Vn)
カメラータ・ケルン
ムジカ・アンティクァ・ケルンとウィーン・コンツェントウス・ムジクスの主
席奏者も務めているバロック・オーボエ奏者ヴェスターマンのソロによる協奏
曲集。彼のコクのあるオーボエの音は、非常に感情的なのが特徴。(実は、元
北ドイツ放送交響楽団主席オーボエ奏者)。ここに収録された作品は、現在
「チェンバロ協奏曲」や「カンタータのシンフォニアの一部」と残っている作
品だが、実際はオーボエ(・ダ・モーレ)の協奏曲であったとされ、その曲を復
元して演奏されています。
【録音】 1992年(原盤:05472772902)
●Disk 3:J.S.バッハ:「ゴルトベルク変奏曲 BWV.988」
グスタフ・レオンハルト(cemb)
レオンハルト3回目の録音。手ざわりを確かめるように、ゆったりとしたテンポ
と堅固な構築された名演。。1730年製ブランシェ作モデルによる、ウィリアム
・ダウドによる1975年製作のチェンバロ使用。
【録音】 1976年(原盤:GD77149)
●Disk 4: J.S.バッハ:「音楽の捧げ物 BWV.1079」
シギスヴァルト・クイケン(Vn)
バルトルド・クイケン(Fl-tr)ヴィーラント・クイケン(gamb)
ロベール・コーネン(cemb)
この曲の名盤の1枚。各楽器が主張しあったトリオ・ソナタは、素晴らしいの一
言につきます。
【録音】1994年12月(原盤:05472773072)
●Disk 5:J.S.バッハ:「モテット BWV.225-230」
-コンラート・ユングヘーネル(指揮&リュート)カントゥス・ケルン
録音当時、各パート一人での初の録音。その清新的な解釈は感動的。【
録音】 1995年10月(原盤:05472773682)
●Disk 6-7:J.S.バッハ:「ロ短調ミサ BWV.232」
トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)
フライブルク・バロック・オーケストラ バルタザール=ノイマン合唱団
この演奏は、1996年に行われた舞台(バレエ)形式で行われたロ短調ミサです。
ソリスト達は合唱団のメンバーが歌いますが、本当にうまいです。そしてテン
ポの速い曲はFBO独特躍動感。そして、ヘンゲルブロックの情熱感が伝わって
くる名盤です。
【録音】1996年10月(原盤:05472773802)
●Disk 8:ヴィヴァルディ:
「歌劇:オリンピア序曲」、「弦楽のためのシンフォニアRV.158」、
「協奏曲Op.3-10」
J.S.バッハ:
「管弦楽組曲第4番BWV.1069」「3つのヴァイオリンのための協奏曲BWV.1064」
「カンタータ第42番よりシンフォニア」
トーマス・ヘンゲルブロック(指揮&Vn)
フライブルク・バロック・オーケストラ
バッハの管弦楽組曲4番は初版の(トランペット&ティンパニ無し版)を使用して
の演奏。通奏低音群の「音楽の喜び」を感じる演奏が、彼らの演奏を支えてい
るのです。
【録音】 1992年9月(原盤:05472772892)
●Disk 9-10 : J.S.バッハ:「無伴奏チェロ組曲 BWV.1007-1012」
鈴木 秀美(Vc&6番はチェロ・ピッコロ)
鈴木秀美1回目の録音。若き時期のバッハ像(この曲は、バッハ30歳代の作曲)を
描き出している。特に3番のプレリュードのテンポは、彼だけの独自解釈でプレ
ストで演奏。名器A・アマティの音色も素晴らしい。
【録音】 1995年9月(原盤:05472773872, BVCD-1908-9)
●Disk 11: 知られざるスペイン・バロック
アントニオ・デ・リテレス:
「Seguidillas」「Los Elementos」「Elestrago en la fineza o Jupiter y
Semele」
作者不詳:
「Ruede la Vola」「Discurso de ecos」「Cancion Franzesa」「Diferencias
sobre la gayta」、
セバスチャン・ドゥローン:
「Veneno es de amor la envidia」「El impossible mayor en amor le venze
Amor」
エドゥアルト・ロペス・バンゾ(指揮&cemb)
アル・アイレ・エスパノール
フランスでベストセラーのアルバム。リテレスは、バロック・スペインの宮廷
作曲家。当時の演奏様式を踏まえての演奏ですが、通奏低音にギターが入り、
カンタータというよりはフラメンコに近いのが特徴。バンゾはスペイン生まれ
のチェンバリストで、レンハルトに学んだ。この古楽軍団アル・アイレ・エス
パノールは、声楽と通奏低音群はスペイン人、弦楽器奏者はオランダ古楽の名
手たちによって編成されている。
【録音】 1994年9月(原盤:05472773362)
●Disk 12: 17世紀のチェロのための作品集
フレスコバルディ:
「カンツォーネ第16番イ短調」「カンツォーネ第8番ト短調」
「カンツォーネ第15番ヘ長調」
D.ガブリエリ:
「リチェルカール第5番ハ長調」「2つのチェロのためのカノン ニ長調」
「リチェルカール第1番ト短調」 「ソナタ・ト短調」
「リチェルカール第4番変ホ長調」「リチェルカール第2番イ短調」
「リチェルカール第3番ニ長調」「リチェルカール第6番ト長調」
「リチェルカール第7番ニ短調」
ジュゼッペ・ヤッキーニ:
「ソナタ・ハ長調」「ソナタ・イ短調」「ソナタ・イ長調」「ソナタ・ト長調」
ジョヴァンニ・バッティスタ・アントニーニ:
「リチェルカール第3番ヘ長調」「リチェルカール第10番ト短調」
「ソナタ変ロ長調」
アンナー・ビルスマ(Vc)
ボブ・ファン・アスペレン(cemb)
リデゥイ・シャイフェス(通奏低音Vc)
この17世紀以前のチェロという楽器は大型で、伴奏程度にしか扱われていな
かったが、時代とともに演奏習慣が変わり、名手のためにチェロのためのソロ
作品が作曲された。それに伴いチェロは小回りが効くようにと小型化され、さ
らに超絶技巧の作品が作られた。ここに収録された作品も、16分音符の連続・
跳躍など技術的に難しいのはもちろん、楽譜見ただけでは理解しがたいもので
すが、当時の音楽演奏法を身につけているビルスマによって、素晴らしい演奏
になっています。
【録音】 1988年5月(原盤:RD77978)
●Disk 13: H.I.F.ビバー:「レクィエム イ長調」
アゴスティーノ・スッテファーニ:「スターバト・マーテル」
-グスタフ・レオンハルト(指揮)
マルタ・アルマジャーノ(S)、ミーケ・ヴァン・デア・スロイス(S)、
ジョン・エルウィス(T)、マーク・バドモア(T)、フランス・ホイツ(Br)、
ハリー・ヴァン・デル・カンプ(Bs)
オランダ・バッハ協会バロック・オーケストラ&合唱団
ビーバーは、レクイエムを2曲作曲しているが、レオンハルトは両方とも録音。
その1枚です。オランダ古楽に徹した粋な演奏が、感動的です。
【録音】 1994年10月(原盤:05472773442)
●Disk 14: ボッケリーニ:チェロ協奏曲とシンフォニア集
「チェロ協奏曲第7番ト長調G480」「シンフォニア 変ロ長調Op21-5G497」
「チェロ協奏曲第10番ニ長調 G483」「シンフォニア ニ短調 Op.12-4 G506
“悪魔の家”」
アンナー・ビルスマ(Vc)
ジーン・ラモン(指揮&Vn)ターフェルムジーク・バロック・オーケストラ
とにかくボッケリーニのチェロ協奏曲は技術的にも難しく、現代楽譜通りに演
奏した場合、全くつまらないものとなってしまうが、古楽の言葉を知り尽くし
たビルスマは、さすがとしか言いようがありません。彼の愛器「ゴフリラー」
とガット弦の、独特な倍音豊かな音色がたまりません。ビルスマ曰く「技術で
はなく、音楽は語り歌うこと。」
【録音】 1988年9月(原盤:RD77867)
●Disk 15: ブクステフーデ:室内楽作品集
「パッサカリア ニ短調BuxWV161」「ソナタ ニ短調 Op1-6 BuxWV257」
「ソナタニ長調BuxWV267」「ソナタ ト長調Op2-3 BuxWV261」
「チャコーナ ホ短調 BuxWV160」「ソナタ へ長調 Op1-1 Bux252」
「ソナタ ハ長調 BuxWV266」「Mit Fried und Freud BuxWV76」
「ソナタト長調 Op1-2 BuxWV253」
スキップ・センペ(指揮&cemb)
カプリッチョ・ストラヴァガンテ
ブクステフーデというと渋めなオルガン作曲の巨匠?っていう感じがしますが、
センペの手にかかれば、刺激的な演奏へ。ハイフェッツなどの手がけた名プロ
デューサー、故ジャック・ファイファー氏によれば、「彼こそ、本当の音楽演
奏家!」といっていたのが印象的。
【録音】 1992年5月(原盤:05472773002)
●Disk 16: カッチーニ: 麗しのアマリッリ-新しい音楽/新しい音楽の書法
「愛の神よ、何を待つのか?」「愛の神よ、我去りゆかん」「翼あれば」
「天にもかほどの光なく」「気高き至福の光よ」「我は見ん、我が太陽を」
「ひねもす涙して」「いとど優しき溜息の」「東の門より」
「麗しのアマリッリ」「憐れみの心動かし」「麗しき真紅のばらよ」
「この苦き涙よ「ああ、戻り来たれ」「輝く麗しの瞳もて」
モンセラート・フィゲーラス(Sp)
ジョルディ・サヴァール(gamb)
ホプキンソン・スミス(バロック・ギター&リュート)、
バーゼル・スコラ・カントールム
サバールの演奏を中心としたアンサンブルによっている。この時代(1600年頃)
としては斬新な音楽であったカッチーニの重要な録音でもあり、名曲「アマリ
ッリ麗し」はこの盤以外入手しにくくなっているようだ。
【録音】 1983年11月(原盤:GD77164)
●Disk 17: フランソワ・クープラン: 室内楽作品集
「四重奏ソナタ“サルタン”」「ヴィオールと通奏低音のための第1組曲」
「ヴィオールと通奏低音のための第2組曲」「子守唄」「荘厳さ」
ジェイ・ベルンフェルド(gamb)
スキップ・センペ(指揮&cemb)
カプリッチョ・ストラヴァガンテ
貴重な、メトロポリタン博物館の名器を使用した録音。この録音はハイフェッ
ツ等の名プロデューサーであったジョン・ファイファー氏によって録音されて
いる。
【録音】 1993年(原盤:05472773152)
●Disk 18: ジャコモ・ファッコ:
「協奏曲集Op.1”和声復興への考察“(全曲6曲)」
ヴィヴァルディ:「弦楽のための協奏曲 ト短調 RV.157」
フェデリコ・グリエルモ(Vn&指揮)
ラルテ・デ・ラルコ
イタリア・バロックの知られざる作曲家ファッコの「ヴァイオリン協奏曲風合
奏協奏曲スタイル」による協奏曲集。ファッコはヴェネチア生まれ、24歳以降
その生涯のほとんどをスペインの宮廷作曲家として過ごした人物。ラルテ・デ
ラルコの鮮烈かつすがすがしい演奏を聞けば、この作曲家がヴィヴァルディに
劣らぬ作曲家であることがわかります。
【録音】1999年1月(原盤:05472775142)
●Disk 19: アントニ・フォルクレイ: ヴィオール小品集とクラヴサン小品集
「Allemande La Laborde」「La Cottin」「La Portugaise」「La Forqueray」
「La R egente」「La Marella」「Sarabande Lad'Aubonne」「La Ferrand」
「La Couperin」「Chaconne La Buisson」「La Leclair」「La Rameau」
「Jupiter」
ジェイ・ベルンフェルド(gamb)スキップ・センペ(cemb)
ヴェルサイユ宮で活躍したヴィオラ・ダ・ガンバの名手。A・フォルクレは、早
くからルイ14世に才能を認められ、17歳でヴェルサイユの宮廷音楽家となる。
イタリア流のヴァイオリン技法をヴィオラ・ダ・ガンバに取り入れたといわれ
ますが、作品はほとんど残っておらず、その真価は、子フォルクレの編曲を通
してうかがい知ることしかできません。 子フォルクレが1747年に出版した
「ヴィオール曲集」は、父の29の小品と子の3つの小品からなりますが、父の作
品にも子フォルクレによる大幅な編曲が加えられていると考えられています。
この曲集はヴィオラ・ダ・ガンバの技法が極限まで高められた作品として、
ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者の重要なレパートリーとなっています。
【録音】 1991年(原盤:RD77262)
●Disk 20: フレスコバルディ: 「音楽の花束Vol.1(主日のミサ)」
ロレンツォ・ギエルミ(org)
クリストフ・エルケンス(指揮)
カンティクム
【録音】1994年(原盤:05472773312)
●Disk 21: フレスコバルディ: 「音楽の花束Vol.2(聖母のミサ)」
ロレンツォ・ギエルミ(org)
クリストフ・エルケンス(指揮)
カンティクム
当時の儀礼に基づき、オルガン・ソロと合唱が交互に演奏される形式で収録さ
れるオルガン・ミサ。明るく華やかな彼のスタイルは、フランスや、特に南ド
イツ圏の作曲家に影響を与えたようで、バッハも賞賛し、この「フィオリ・ム
ジカーリ」のオリジナル楽譜のコピーを所有していた。
【録音】1994年(原盤:05472773452)
●Disk 22: グルック: オペラ・セレナード「中国人」(全曲)
イサベラ・プールナール(Sp)アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(Ms)
ギィ・ドゥ・メイ(T)グロリア・バンディテッリ(Ms)
ルネ・ヤーコプス(指揮)
バーゼル・スコラ・カントールム
18世紀オペラの改革者グルックの貴重なオペラ・セレナードの録音。今をとき
めくフォン・オッターら実力派ソリストを配し、カウンターテナーの泰斗ヤー
コプスが見事な指揮ぶりで知られざる作品を表現しています。
【録音】 1985年(原盤:GD77174)
●Disk 23: オルランド・ラッスス: モテットとミサ曲
「モテット:音楽は神の最良の贈り物」「ミサ曲:途方にくれて」
「ミサ曲:シオンよ、汝の救い主を讃えよ」
ブルーノ・ターナー(指揮)
プロ・カンツォーネ・アンティクァ
フランドル楽派最後の巨匠ラッススの晩年の境地を示した「音楽は神の最良の
贈り物」など宗教作品を集めたディスク。イギリスの古楽復興に大きな足跡を
残した名アンサンブル、プロ・カンティオーネ・アンティクワが完璧なハーモ
ニーで再現しています。
【録音】 1975年6月(原盤:GD77083)
●Disk 24: オルランド・ラッスス:レクィエム、マニフィカト、モテット
「レクィエム」「「モテット:ああ いつくしみ深きイエスよ」
「マニフィカト:正しきいとなみにより」
「モテット :恵み深き救い主の御母」「モテット:アヴェ・マリア」
ブルーノ・ターナー(指揮)
プロ・カンツォーネ・アンティクァ
コレギウム・アウレウム団員 ハンブルク古い音楽のための管楽合奏団
今となっては様々な古楽合唱団が歌っていますが、ほとんど本家古楽合唱団が
歌ったものとしたは初めての録音だった。多少古い歌い方で粋な宗教的な歌い
方ではないにしろ、世俗的な要素が入って、その味わいは絶品なもの。古楽器
管楽器の音色も不思議で面白い。これが当時の本当だったのかも知れない。
【録音】 1971年4月(原盤:GD77066)
●Disk 25: アントニオ・デ・リテレス: 歌劇「四大元素」
エドゥアルト・ロペス・バンゾ(指揮&cemb)
アル・アイレ・エスパノール
スペインや中南米で活躍した作曲家であるリトレスのオペラ。さすがスペイン
の音楽らしく、なにやらフラメンコらしい舞曲が入ったり、通奏低音にもギタ
ー、カスタネットも挿入されている。
【録音】 1997年7月(原盤:05472773852)
●Disk 26: リュリ:「ディヴェルティスマン集」
スキップ・センペ(指揮&cemb)
カプリッチョ・ストラヴァガンテ
「ディヴェルティスマン」とは、主軸となるストーリーの展開が一時的に中断
する部分です。そしてそこで、時に副次的なストーリーを従えながら、歌や踊
りが繰り広げられていくのです。観客を楽しませることを主眼とするこの部分、
耳に快い旋律がいくつも現れてくるのは当然と言えるかもしれません。フラン
ス・バロック時代の栄華を極めた「太陽王」ルイ14世が、ヴェルサイユ宮殿で
お気に入りの楽長リュリと台本作家モリエールのコンビに書かせたディヴェル
ティスマン(余興)の音楽を集めた一枚。優雅で牧歌的、エスプリが利いた音楽
です。
【録音】 1990年(原盤:RD77218)
●Disk 27: マショー: 「ノートルダム・ミサ」
ペロティヌス:「グラドゥアーレ:支配者らは集まりて」
作者不詳:コンドゥクトゥス「あわれみ深きわれらの父よ」
シャンスリエ:「コンドゥクトゥス:言いたまえ,キリストの真実よ」
ペロティヌス:「グラドゥアーレ:地上のすべての国々は」
作者不詳:「アレルヤ,よみがえりたまいしキリストは」「クラウズラ:死は」
ペロティヌス:「アレルヤ,乙女マリアのほまれある御誕生」
アルフレッド・デラー(指揮)
デラー・コンソート コレギウム・アウレウム団員
カウンター・テノールのデラー率いるデラー・コンソートは古楽・声楽復興の
元祖的存在で、この曲の録音の中で最も有名なもので、今でもその価値は高い
と言えましょう。
【録音】 1960-1961年(原盤:GD77064)
●Disk 28: J.S.バッハ以前の聖トーマス教会のカントールの作品集
ゼバスティアン・クニュプファー:
「Ach Herr, strafe mich nicht」「Es haben mir die Hoff artigen」、
ヨハン・シェッレ:
「Das ist mir lieb」「Ach, mein herzliebes Jesulein」「Barmherzig und
gn adig ist der Herr」「Aus der Tieffen rufe ich, Herr, zu dir」、
ヨハン・クーナウ:
「Gott, sei mir gn adig nach deiner Gute」「O heilige Zeit」
コンラート・ユングヘーネル(指揮&リュート)
カントゥス・ケルン
聖トーマス教会のバッハ以前の楽長のによる、宗教作品集。独特な器楽編成を
伴った作品を、各パート一人の声楽編成で、ドイツ括弧たる作品であることを
認識させてくれます。
【録音】 1992年2月(原盤:05472772032)
●Disk 29: マラン・マレ: 三重奏のための幻想的小品組曲集
「組曲ニ長調」「組曲ト短調」「組曲ハ長調」
アンサンブル・ルベル
あのヴィオールのマレの作曲した三重奏曲集。彼自身はヴィオール作品ばかり
が演奏されるが、この作品もフランス・バロック様式を踏まえた、美しい作品
です。2つのヴァイオリン&ヴィオール&クラヴサンの編成で、全てが組曲(舞
曲)形式によって書かれています。
【録音】1996年4月(原盤:05472773582)
●Disk 30: モンテヴェルディと同時代のマドリガーレ集
カルロ・ファリーナ:「カプリッチョ・ストラヴァガンテ」、
アントニオ・イル・ヴェルゾ:「私を死なせて下さい」、
モンテヴェルディ:
「アリアンナの嘆き」「タンクレーディとクロリンダの戦い」、
ガスパーロ・ザネッティ:「カラヴァッゾ候のイントラーダ」、
ギウリーノ・ムッシ:「アマルティア」
スキップ・センペ(指揮&cemb)
カプリッチョ・ストラヴァガンテ
太めで張りのある弦楽器群団の伴奏が劇的さを増しています。特に「タンクレ
ーディ-」の戦いの場面では、弦楽器の使い方が変わっているのが、興味深い
【録音】1991年11月(原盤:05472771902)
●Disk 31-32: モンテヴェルディ: 「聖母マリアの夕べの祈り」(全曲)
コンラート・ユングヘーネル(指揮&リュート)
カントゥス・ケルン コンチェルト・パラティーノ
この作品の隠れた名盤として非常に高い評価を持つアルバム。ユングヘーネル
と音楽学者カーターがこの録音で提案する解釈は「1人1パート」。そもそも王
侯のために書かれた本作は合唱団を用いるようなものではなかった、という学
説に拠っているのですが、そんな学説を現実に演奏できるのも、カントゥス・
ケルンの素晴らしい実力ゆえのことでしょう。これまでの合唱の中で失われて
いた音のテクスチャがくっきりと浮かび上がり、マドリガーレ的な音楽に仕上
がっています。
【録音】 1994年9月(原盤:05472773322)
●Disk 33: パッヘルベルとJ.S.バッハ以前のバッハのモテット集
パッヘルベル:
「Jauchzet dem Herrn」「Nun danket alle Gott」「Exsurgat Deus」
「Troste uns Gott」「Magnificat」「Der Herr ist Konig」
「Gott ist unser Zuversich」「Paratum Cor Meum Deus」
「Singet dem Herrn」「Jauchzet Gott alle Lande」、
ヨハン・クリストフ・バッハ:
「Furchte dich nicht」「Der Gerechte」「Ich lasse dich nicht」、
ヨハン・ミヒャエル・バッハ:「Halt,was du hast」「Furchtet euch nicht」
コンラート・ユングヘーネル(指揮&リュート)
カントゥス・ケルン
JS・バッハのモテットは有名ですが、あのカノンのパッヘルベルのモテットも
絶品の美しさ。JS・バッハの様式とは違いますが、各パート一人の純粋な声が
聞こえてきます。JS・バッハの先祖のモテットも貴重な録音。
【録音】 1993年1月(原盤:05472773052)
●Disk 34: パレストリーナ: 宗教合唱作品集
「幸いなるかな天の女王」「聖土曜日の哀歌」「誇り高い地上の支配者達は」
「ミサ・イン・ミノリブス・ドゥプリチブスII」
ドミニク・ヴェラール(指揮)
アンサンブル・ジル・バンショワ、
コルマー少年合唱団、 バーゼル・スコラ・カントゥルム
3つの合唱団が合同演奏をおこなった、パレストリーナの合唱作品集。コルマー
少年合唱団は、イギリス系やテルツ少年合唱団とは違った独特の声を持ち、こ
の演奏の成功に深く寄与しています。それによって全体としても十分な美しさ
をもった聴き応えのある素晴らしい演奏に仕上がっています。なお、アルト・
パートは、ルネ・ヤーコプスの弟子2人(アンドレアス・ショル&太刀川昭)を起
用して、中声部の深い声でしっかりと支えます。
【録音】 1993年3月(原盤:05472773172)
●Disk 35: ペルゴレージ: 歌劇「奥様女中」(全曲)
マッダレーナ・ボニファッチョ(Sp)ジークムント・ニムスゲルン(Bs)
コレギウム・アウレウム
この作品を契機に「オペラ・ブッファ」がその地位を確立したことでも有名で
す。主人とその女中の掛け合いが魅力ある音楽によって進行していきます。後
のモーツァルトの『フィガロの結婚』につながる作品です。ニムスゲルンの甘
い響きのバス、これにボニファッチョのコミカルな言いまわしもよく決まった
リリカルなソプラノが絶妙にマッチング。フッガー城「糸杉の間」における録
音も秀逸で、その残響も美しくとらえられています。
【録音】 1969年(原盤:RD77184)
●Disk 36:
パーセル:劇音楽「予言者、またはダイオクリージャン」
ヘンデル:カンタータ「うるわしきアマリッリ」、 合奏協奏曲 Op6-6
ナンシー・アージェンタ(Sp)、マイケル・チャンス(C-T)
ゴットフリート・フォン・デル・ゴルツ(指揮&Vn)、
フライブルク・バロック・オーケストラ
2人のイギリスソロ歌手の表現は、このイギリス音楽に最適。ここに収録されて
いる声楽作品はあまり演奏されない曲ですが、なかなか表現を要するもの。特
にM・チャンスの深い表現は絶品。
【録音】 1993年1月(原盤:05472772952)
●Disk 37:
無秩序の喜び-17世紀英国の2声部のコンソート
冷たい地面の上で / 王女の喜び /色目使いのカラリーヌ /なぜそんなに青ざ
めて / 生きる / ジーグのティューン/ ケンプのジーグ /トランペットを模し
たパッセージ・エアーと小品第4番 /イザークのウジ / ウァルハム修道院 /マ
ルボロ / グラネディールのマーチ / 太陽の栄光 /ファンタジー / 組曲イ短調
/魔女の踊り / サチュロスの仮面劇/ シンフォニー /アドソンの仮面劇 /キュ
ーパラリー /サラバンドとスコットランドのテューン /トッカータ・イ短調 /
プラント,グラウンド・イ短調 /静かなグランド・ニ長調による,ダブリンで奏
さわた /ブラック・ジョーク /グラウンド・ニ短調
ペドロ・メメルスドルフ(Bfl)
アンドレアス・シュタイアー(cemb)
天才リコーダー奏者メメルスドルフ。神がかったとさえいいたくなる超絶技巧
が見事です。チェンバロのシュタイアーの絶妙なタッチが秀逸。
【録音】1994年1月(原盤:05472773182)
●Disk 38:
ラモー:歌劇「イポリートとアリシー」組曲
シギスヴァルト・クイケン(指揮)
ラ・プティット・バンド
ラモーの初めて作曲したオペラ作品。組曲としての録音だが、ラモーの優雅な
音楽は既にこの作品から始まっていた。1978当時ラモーの録音は少なかったが、
この録音は画期的なものであった。ラモーのオーケストラ編成とほぼ同じで、
木管楽器が通常より多い編成で演奏されています。
【録音】 1978年6月(原盤:GD77009)
●Disk 39:
ラモー:歌劇「プラテー」「ダルダニュス」より管弦楽組曲
ニコラス・マギーガン(指揮)
フィルハーモニア・バロック・オーケストラ
イギリス古楽器奏者達が口をそろえて素晴らしいアーティストだというN・マ
ギーガン。ここではほとんど演奏されないラモーの作品を演奏しています。さ
すがマギーガンの考えは他の指揮者(クリスティーやガーディナーなど)とは
ちょっと違った観点から作品を見直しています。
【録音】 1997年6月(原盤:75605513132)
●Disk 40: ラモー:バレエ付オペラ「ピグマリオン」
- グスタフ・レオンハルト(指揮)
ラ・プティット・バンド パリ・シャペル・ロワイヤル合唱隊
ラモーならではの端正で調和のとれた作品。ギリシャ神話に基づく、自分が作
った人形に恋する男の物語。各役に特有なリズムを配するなど、それまでのラ
モー作品にない新しい試みがみられます。レオンハルト&ラ・プティット・バ
ンドによる演奏は、レオンハルトの統率力によって細部にまでに神経が行き届
き、優美で生命力に満ちています。合唱にはヘレヴェッヘと彼の合唱団を起用
しています。
【録音】 1980年10月(原盤:GD77143)
●Disk 41: ルベル:表題付きトリオ・ソナタ全集 -アンサンブル・ルベル
「フローレ」「ジュノン」「ヴィーナス」「リュリ氏へのトンボー」「パラス」
「不死」「アポロン」
ルベルといったらバレエ「四大元素」などで、やや混沌とした作品を想像させ
られますが、この曲でもその傾向が見られます。2つのヴァイオリンの音の絡
みが絶妙で、開放弦を多用したり、当時と捨ては斬新な音作りは他の作品には
見られない特徴です。この曲集の中で「リュリへのトンボー」という作品が収
録されていますが、彼の死を偲んでリュリの曲フレーズが主題となっています。
【録音】 1996年4月(原盤:05472773822)
●Disk 42: サント・コロンブ:「哀しみのトンボー」-ヴィオール作品集
「7弦ヴィオールによるプレリュード」「クプレ」「再発見」「語り合い」
「書きかえ」「トンボー」「嵌め込み」「威厳」「大急ぎ」「変化」「心移り」
ヒレ・パール(gamb)リー・サンタナ(テオルボ)
アンドルー・ローレンス=キング(hp)
サント・コロンブの作品は、フランス・ヴィオール音楽の頂点の一つでもある。
このディスクでは、アンドルー・ローレンス=キングのバロック・ハープの伴
奏によって(通常はチェンバロが伴奏に加わることが多いが)、撥弦楽器の余韻
の長い美しい響きによって、ヴィオールの美しさが更に効果的に響きます。
【録音】 1996年3月(原盤:05472773732)
●Disk 43: アッレサンドロ・スカルラッティ: ソロ・カンタータ集
「Ombre tacite e sole」「Il genio di Mitilde mente non v' e」
「Perch e tacete, regolati concenti?」
「O pace del mio cor」「Il Rosignolo」「Infirmata, vulnerata」
デイヴィッド・ダニエルズ(C-T)
ニコラス・マギーガン(指揮&cemb)
アルカディアン・アカデミー
D・ダニエルズは、メトのオーディションに合格。ジュリオチェーザレに出演し
人気を博す。もともとテノールだったが、カウンターテナーに転向してから大
ブレイクした。絶妙のコロラトゥーラを誇る。
【録音】1998年3-4月(原盤:75605513192)
●Disk 44: アレッサンドロ・スカルラッティ:「ヨハネ受難曲」
ルネ・ヤーコプス(指揮&C-T:エヴァンゲリスト)
クルト・ヴィドマー(Br:イエス)バーゼル・スコラ・カントゥルム
カトリック圏内のイタリアでは、典礼との関係から「オラトリオ受難曲」はほ
とんど作られていませんが、この曲は器楽伴奏を伴った珍しい作品。基本的に
は楽器を伴っている以外、テキストには聖書がそのまま用いた伝統的な「応唱
風受難曲」。ヤーコプスの指揮と歌唱が聴きものです。
【録音】 1981年10月(原盤:GD77111)
●Disk 45: テレマン:木管楽器のための協奏曲集
「リコーダーとフルートのための協奏曲ホ短調」「ヴァイオリンとオーボエの
ための協奏曲ハ短調」「2つのリコーダーのための協奏曲イ短調」「フルート協
奏曲ロ短調」「オーボエ・ダ・モーレ、チェロのための協奏曲ニ長調」「オー
ボエ、ヴァイオリン、2つのフルート、2つのヴィオラ、通奏低音のための協奏
曲変ロ長調」
カメラータ・ケルン
テレマンの演奏の定評をもつカメラータ・ケルン。ここではミヒャエル・シュ
ナイダー(Bfl)、カール・カイザー(Fl-tr)、H・P・ヴェスターマン(Ob)の古楽
器木管奏者達の技巧が冴えます。有名な「リコーダーとフルートのための協奏
曲ホ短調」は、結構過激な演奏で楽しませてくれます。珍しい複数の楽器のた
めの協奏曲も収録。
【録音】 1996年2月(原盤:05472773672)
●Disk 46: ヴィヴァルディ:協奏曲集『四季』、『海の嵐』、『喜び』
ゴットフリート・フォン・デル・ゴルツ(指揮&Vn)、
フライブルク・バロック・オーケストラ & ザ・ハープ・コンソート
現在のFBOコンサート・マスターのゴルツの刺激的なヴァイオリンと、AL=キン
グ率いるザ・ハープ・コンソートとの合同演奏。ギター、リュート、ハープ、
リローネ等のの豪華な通奏低音が、四季の表現をさらにアップしています。こ
れだけ多くの通奏低音軍は他にはない演奏。
【録音】 1996年12月(原盤:05472773842)
●Disk 47: ヴィヴァルディ:オペラ序曲集 -
「バヤゼット」「オリンピアーデ」「ためされる真実」「館のオットーネ」
「テンペーのドリッラ」「ファルナーチェ」「ジュスティーノ」各序曲、
「ヴァイオリン協奏曲ハ短調」 「協奏曲ヘ長調RV571」「協奏曲ニ短調 RV148」
「シンフォニア ト長調RV149」
クリストファー・ホグウッド(指揮)
フェデリコ・グリエルモ(Vn)ラルテ・デ・ラルコ
イタリアの古楽器アンサンブル、ラルテ・デル・アルコは、ヴェニスの博物館
が所有する名器を借りて演奏している団体。この録音でもヴィヴァルディ時代
の名器を使用とのこと。
【録音】 1998年(原盤:05472775012)
●Disk 48: ヴィヴァルディ:チェロ・ソナタ集
「ヘ長調」「イ短調」「ホ短調」「イ短調」「ト短調」「変ホ長調」
アンナー・ビルスマ(Vc)鈴木秀美(通奏低音 Vc)、ジャック・オッホ(Cemb)
超絶技巧と表現力を要するヴィヴァルディのチェロ・ソナタ集。その解釈は、
バロックに精通したもののみが演奏しえるものである。ビルスマはそれに徹し
た最高の巨匠である。弟子である鈴木秀美と、オランダの職人チェンバリスト
によって、ヴィヴァルディの作品は最高のものとなった。 この盤のプロデュ
ーサーは、現チャンネル・クラシックス社長C. Jared Sacks氏。
【録音】1986年(原盤:RD77909)
●Disk 49: ゼレンカ:
『神の御子のミサ曲』 ZWV.20、『聖母マリアのためのリタニア』 ZWV.152
ナンシー・アージェンタ(Sp)、マイケル・チャンス(C-T)、
クリストフ・プレガルディエン(T)、ゴードン・ジョーンズ(Bs)、
フリーダー・ベルニウス(指揮)
シュトゥットガルト室内合唱団 、ターフェルムジーク・バロック・O
最近ではゼレンカの音楽はわりと演奏される機会も多くなってきていますが、
10年ぐらい前までは、ボヘミアのバロック作曲家という方が強かったと思う。
でも彼はドレスデンの宮廷に使え、多くの豪華で感動的な宗教作品を作曲して
いた。
【録音】1989年6月(原盤:RD77922)
●Disk 50: ピゼンデル、ゼレンカ:シンフォニアと協奏曲集
「ヒポコンドリア イ長調」「協奏曲ニ長調」「協奏曲ト短調」
「ソナタ ハ短調」「シンフォニア イ短調」
ゴットフリート・フォン・ゴルツ(指揮&Vn)
フライブルク・バロック・オーケストラ
ピゼンデルは、1712年にドレスデンの宮廷楽団にヴァイオリン奏者として雇わ
れる。ヨーロッパ各地へ旅行し、イタリアではヴィヴァルディに師事した。
1730年にはヴォリュミエの後任として楽士長となった。ピゼンデルにはヴィ
ヴァルディ、アルビノーニ、テレマンなどが作品を献呈。ここに収録された協
奏曲は管弦楽による編成によっており、ヴァイオリン・ソロは、超絶技巧を要
します。
【録音】 1994年9-10月(原盤:05472773392)

<EMI CLASSICS>
CZS-2066362 30枚組 \15000(予定)
ヴォーン・ウィリアムズーTHE COLLECTOR'S EDITION
CD1 
海の交響曲
ロジャース(ソプラノ)、シメル(バリトン)、ロイヤル・リヴァプール
フィルハーモニーO、ハンドリー指揮
CD2
ロンドン交響曲、交響曲第8番-RLPO、ハンドリー指揮
CD3
田園交響曲、交響曲第4番-バーロウ(ソプラノ)、RLPO、ハンドリー指揮
CD4
オーボエ協奏曲、交響曲第5番-スモール(オーボエ)、RLPO、ハンドリー指揮
CD5
交響曲第6番、第9番-RLPO、ハンドリー指揮
CD6
音楽へのセレナード(合唱版)、二重弦楽合奏のためのパルティータ、
南極交響曲-
RLPO、他、ハンドリー指揮
CD7
すずめばち組曲、前奏曲とフーガ ハ短調、
ピアノ協奏曲ハ長調-レイン(ピアノ)
ロンドン・フィルハーモニック、RLPO、ハンドリー指揮
CD8
2台のピアノための協奏曲ハ長調、
ヨブ-ヴロンスキー、ベイビン(ピアノ)、LPO
ボールト指揮
CD9
音楽へのセレナード(16人のソリスト版)、イギリス民謡組曲(管弦楽版)、
ノーフォーク狂詩曲、揚げひばり 他-ロンドンSO、
ニュー・フィルハーモニアO、ボールト指揮
CD10
トマス・タリスの主題による幻想曲、イギリス民謡組曲(吹奏楽版)、
合奏協奏曲
チューバ協奏曲
CD11
音楽へのセレナード(管弦楽版)、コール王、5つの神秘的な歌、海の歌 他
ノーザン・シンフォニア・オブ・イングランド、 他 ヒコックス指揮
CD12
ブラス・バンドのための変奏曲(管弦楽版)、アカデミックな協奏曲ニ短調、
弦楽四重奏曲第1番-ボーンマスSO、NSOE、ヒコックス指揮、ブリテンQ
CD13
ヴァイオリン・ソナタ イ短調、弦楽四重奏曲第2番 他
ミュージック・グループ・オブ・ロンドン
CD14
未知の世界、ドナ・ノービス・パーツェム、マニフィカート 他
LPO、ボールト指揮
CD15
オクスフォード悲歌、フロス・カンピ、Whitsunday Hymn、
聖なる市民-キングズ・
カレッジ合唱団、LSO、ウィルコックス指揮
CD16
5つのチューダー朝の肖像、「富める人とラザロ」の5つの異版-NPO,LSO、
ウィルコックス指揮
CD17
Hodie、クリスマス・キャロルの幻想曲(弦楽とオルガン版)-
ベイカー(メゾ・ソプラノ)、バッハCho、LSO,ウィルコックス指揮
CD18
クリスマス・キャロルの幻想曲(管弦楽版)、ウィンザーの森で、旅の歌、
ウェンロック・エッジ
CD19
ミサ曲ト短調、All People that on Earth Do Dwell、テ・デウム ト長調、
ウェールズの賛美歌による3つの前奏曲 他-KCC、ウィルコックス指揮
CD20
4つの讃美歌集、残酷な美、10のブレイクの歌、ウェンロック・エッジ-
パートリッジ(テナー)、ミュージック・グループ・オブ・ロンドン
CD21
命の家、旅の歌(ピアノ伴奏版)-ジョンソン(テナー)、ウィリソン(ピアノ)
CD22
歌曲(ピアノ伴奏)集、合唱曲集(民謡編曲)
CD23
歌曲(民謡編曲)、感謝祭の歌-LPO、ボールト指揮
CD24
Epithalamion, Riders to the Sea-LPO、ウィルコックス指揮、 他
CD25&26
牛追いのヒュー-ティアー、アームストロング、リッポン、ロイド、
聖ポール聖堂合唱団、ロイヤル・フィルハーモニーO、グローヴズ指揮
CD27&28
恋するサー・ジョン
パーマー、ティアー、ロイド、ウォッツ、NPO、デイヴィス指揮
CD29&30
天路歴程、リハーサル
パートリッジ、シャーリー=クァーク、テンパーリー、
ノーブル 他、LPO、ボールト指揮
各CD紙ケース入り、44Pブックレット
没後50年を記念した全貌をまとめたコレクターズ・ボックス

CZS-2065312 7枚組 \4400(予定)
ユーリ・エゴロフ/ザ・マスター・ピアニスト(限定盤)
CD1
ドビュッシー:前奏曲集第1巻
ドビュッシー:映像第1集第1曲 水の反映(以上1983年録音)
ショパン:幻想曲ヘ短調Op.49
ショパン:バラード第1番ト短調Op.23(以上1981年、1982年録音)
CD2
ドビュッシー:前奏曲集第2巻
ドビュッシー:版画(以上1983年録音)
CD3
シューマン:謝肉祭Op.9
シューマン:トッカータOp.7(以上1981年録音)
シューマン:アラベスク
シューマン:「色とりどりの小品」Op.99 より4曲(以上1985年録音)
CD4
シューマン:クライスレリアーナOp.16
シューマン:ノヴェレッテOp.21 より第1曲、第8曲(以上1978年録音)
シューマン:蝶々Op.2(1981年録音)
CD5
ショパン:夜想曲嬰ヘ長調Op.15-2
ショパン:夜想曲変ニ長調Op.27-2
ショパン:夜想曲ホ短調(遺作)Op.72-1
ショパン:スケルツォ第2番変ロ短調Op.31(以上1981年、1982年録音)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」
w/フィルハーモニア管弦楽団、
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮(1982年録音)
CD6(新リマスター)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466(カデンツァ:ベートーヴェン)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番ト長調K.453(カデンツァ:モーツァルト)
w/フィルハーモニア管弦楽団、
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮(1985年録音)
CD7(新リマスター)
バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV903
モーツァルト:幻想曲ハ短調 K.475
ショパン:幻想曲ヘ短調Op.49
ショパン:練習曲変ト長調Op.10-5
ショパン:練習曲ホ長調Op.10-3「別れの曲」(以上1978年録音)
ユーリ・エゴロフ(ピアノ)
30代中ばで夭折した天才エゴロフのEMIへの遺産を集大成
36Pブックレット、各CD紙ケース入り、クラッシュメルボックス

CDC-5148992 \1980
ショパン:作品集
舟歌Op.60
マズルカ(3曲)Op.59-1-3
ワルツOp.64-1
ソナタ第3番Op.58
ワルツOp.18
バラード第4番
ワルツ(3曲)Op.64-1-3
即興曲Op.遺作(幻想即興曲Op.55の第1版)
イングリット・フリッター(ピアノ)
天才フリッター、デビュー!
ギルモア・アーティスト賞獲得して実力は折り紙付き。
4年に一度、覆面委員が多くのコンサートを聴く中で決定するギルモア・アー
ティスト賞2006年度(第5回目)の受賞者。(アンスネス-1998年やアンデルジェ
フスキ-2002年が受賞者)アルゼンチン出身でアルゲリッチの勧めによりヨーロ
ッパで研鑽をつみました。2000年のショパン・コンクール2位を獲得。「フリッ
ターは、今日のショパン弾きの中で最も天分があり聴衆に訴えるピアニスト」
(ザ・テレグラフ)とされ、自信を持って世に問うショパン・アルバムです。

CDC-2063222 \1980
スーフェイ・ヤン/北緯40度(スペインと中国のギター作品)
アルベニス/スーフェイ・ヤン編:セビーリャ-スペイン組曲Op.47
コルドバ-スペインの歌Op.232
セギディーリャ-スペインの歌Op.232
ゴス:
中国の庭(ジャスミンの花-Red flowers blooming all over the mountain-
青い蘭)
タレガ:ヴェネツィアの謝肉祭の変奏曲
Zhanhao HE & Gang CHEN/スーフェイ・ヤン編:
The Butterfly Lovers(ヴァイオリン協奏曲)
グラナドス/スーフェイ・ヤン編:詩的なワルツ集
Huiran WANG/スーフェイ・ヤン編:Yi Dance
中国の民謡/ガルシア編:雪の中のスモモの花-A La Mu Han
スーフェイ・ヤン(ギター)
類まれな才能が注目される中国出身のギタリスト、スーフェイ・ヤンの第2作。
中国出身で初めて本格的にクラシック・ギターを西欧で学んだギタリストとし
て内外の注目を浴びるスーフェイ、今作はスペインと中国のギター作品をまと
めた新録音。北京とマドリード、2国の首都がほぼ北緯40度近くにあることか
らアルバム・タイトルが決められました。

CDC-5178522 \1980
プロコフィエフ:作品集
「ロメオとジュリエット」からの10の小品Op.75
ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調Op.83
つかの間の幻影Op.22
上原彩子(ピアノ)
音楽的な深まりを実感させる上原彩子の真骨頂
国内盤(TOCE-56017)が昨年末発売され絶賛された上原の新録音のインターナ
ショナル発売盤のご案内です。

CZS-2061262 2枚組(1枚価格) \1980
オペラ2008
CD1
ゲオルギュー/プッチーニ:歌に生き、愛に生き-「トスカ」
ヴィラゾン/プッチーニ:冷たい手を-「ラ・ボエーム」
デセイ/モーツァルト:夜の女王のアリア-「魔笛」
アラーニャ/ビゼー:花の歌-「カルメン」
サラ・ブライトマン/ヘンデル-ピーターソン編:
私を泣かせてください-「リナルド」
バルトリ/モーツァルト:恋とはどんなものかしら-「フィガロの結婚」
テ・カナワ/チレア:私は芸術家の下僕-「アドリアーナ・ルクヴルール」
ドミンゴ/プッチーニ:妙なる調和-「トスカ」
カラス/ベルリーニ:清らかな女神よ-「ノルマ」
ヘンドリックス/モーツァルト:
どこへ行ったの?あの頃の喜びと嬉しさは-「フィガロの結婚」
ダニエルズ/ヘンデル:オンブラ・マイ・フ-「セルセ」
カバリエ/プッチーニ:ある晴れた日に-「蝶々夫人」
デ・ロスアンへレス/ビゼー:ハバネラ-「カルメン」
ノーマン/オッフェンバック:舟歌-「ホフマン物語」
ハンプソン/ロッシーニ:私は町の何でも屋-「セビリアの理髪師」 他全20曲
CD2
ドミンゴ/ヴェルディ:清きアイーダ-「アイーダ」
ベルゴンツィ/プッチーニ:星は光りぬ-「トスカ」
カラス/ジョルダーノ:亡くなった母を-「アンドレア・シェニエ」
ディ・ステファノ/ヴェルディ:女心の歌-「リゴレット」
ニルソン/モーツァルト:私の名誉を奪おうとした者-「ドン・ジョヴァンニ」
アレン/モーツァルト:もう飛ぶまいぞ、この蝶々-「フィガロの結婚」
ポップ/ドヴォルザーク:月に寄せる歌-「ルサルカ」
コレルリ、ヴォッツァ/マスカーニ:
お母さん、あの酒は強いね-「カヴァレリア・ルスティカーナ」
カラス/カタラーニ:ああ、わがふるさと-「ラ・ワリー」
ビョルリンク/レオンカヴァルロ:衣装をつけろ!-「道化師」
ゲオルギュー/プッチーニ:私のお父さん-「ジャンニ・スキッキ」
マッサール 他/ビゼー:闘牛士の歌-「カルメン」
ベルガンツァ/モーツァルト:
僕にはもう自分がどうなっているのか分からない-「フィガロの結婚」
シルズ、ゲッダ/ヴェルディ:乾杯の歌-「椿姫」
ジャンス/モーツァルト:あの人でなしは私を欺き-「ドン・ジョヴァンニ」
カレーラス/プッチーニ:誰も寝てはならぬ-「トゥーランドット」 
他全20曲 計全40曲
オペラ名曲を名歌手で!! 豪華な2枚組
12Pブックレット



●ICON
世紀を代表する大アーティストの代表的録音をまとめた決定盤的ボックス・シ
リーズ。今回の5点に続き10月度にも続編が予定されています。


CZS-2060102 4枚組 \3950(予定)
デニス・ブレイン
CD1(新リマスター)
モーツァルト:ホルン協奏曲第4番変ホ長調K495
ハレO サージェント指揮、ターナー指揮(1943年録音)
モーツァルト:ホルン協奏曲第2番変ホ長調K417
フィルハーモニアO ジュスキント指揮(1946年録音)
シュトラウス:ホルン協奏曲第1番変ホ長調Op.11
フィルハーモニアO ガリエラ指揮(1947年録音)
ベートーヴェン:ホルン・ソナタ ヘ長調Op.17
w/マシューズ(ピアノ)(1944年録音)
ワーグナー:ジークフリートのホルン・コール(1947年録音)
シューマン:アダージョとアレグロ変イ長調Op.70 
w/ムーア(ピアノ)(1952年録音)
CD2
モーツァルト:ホルン協奏曲第1番-第4番
フィルハーモニアO カラヤン指揮(1953年録音)
モーツァルト:五重奏曲(ピアノと管楽器のための)変ホ長調K452
ホースリー(ピアノ) デニス・ブレイン管楽アンサンブル(1954年録音)
CD3
シュトラウス:ホルン協奏曲第1番、第2番
フィルハーモニアO サヴァリッシュ指揮(1956年録音)
ヒンデミット:ホルン協奏曲 
w/フィルハーモニアO ヒンデミット指揮(1956年録音)
バークリー:三重奏曲(ヴァイオリン、ホルン、ピアノのための)Op.44
パリキアン(ヴァイオリン)、ホースリー(ピアノ) (1954年録音)
CD4(新リマスター)
モーツァルト:音楽の冗談K522 w/フィルハーモニアO カンテッリ指揮
(1955年録音)
モーツァルト:ディヴェルティメント第14番変ロ長調K270
w/デニス・ブレイン・アンサンブル (1957年録音)
ディッタースドルフ-ハース編:パルティータ ニ長調-メヌエットとトリオ 
ハイドン:交響曲第31番ニ長調「ホルン信号」より(1952年録音)
w/O ウェストラップ指揮
メンデルスゾーン:真夏の夜の夢Op.61-第7曲夜想曲(1954年録音)
イベール:3つの小品(1957年録音)
ジェイコブ:管楽六重奏曲 w/デニス・ブレイン・アンサンブル(1957年録音)
デュカス:ヴィラネッラ(1952年録音)
L.モーツァルト:ホースパイプ協奏曲-第3楽章
モーリー・カレッジSO デル・マール指揮(1956年録音)
以上 デニス・ブレイン(ホルン)
40Pブックレット、各CD紙ケース入り、クラッシュメルボックス

CZS-2060752 3枚組 \2950(予定)
ジュゼッペ・ディ・ステファノ
CD1
トーマ:「ミニョン」より2曲
マスネ:「マノン」より
チレア:「アルルの女」より
ヴェルディ:「椿姫」より
ドニゼッティ:「ランメルモールのルチア」より2曲
ベルリーニ:「清教徒」より
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」より2曲
プッチーニ:「トスカ」より2曲
プッチーニ:「蝶々夫人」より2曲
レオンカヴァルロ:「道化師」より
ヴェルディ:「運命の力」より
プッチーニ:「西部の娘」より2曲
プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」より
プッチーニ:「トゥーランドット」より
CD2
ヴェルディ:「リゴレット」より3曲
ヴェルディ:「イル・トロヴァトーレ」より2曲
ヴェルディ:「仮面舞踏会」より3曲
プッチーニ:「ボエーム」より2曲
プッチーニ:「マノン・レスコー」より2曲
ディ・カプア:オー・ソレ・ミオ
トスティ:マレキアーレ
カルディッロ:コレングレート
ディ・クルティス:帰れ ソレントへ 他 全19曲
CD3(新リマスター)
ベルリーニ:「清教徒」より2曲
ジュゼッペ・ディ・ステファノ
ヴェルディ:「リゴレット」より3曲
ヴェルディ:「イル・トロヴァトーレ」より
ビゼー:「真珠採り」より2曲
プッチーニ:「蝶々夫人」より2曲
*ヴェルディ:「オテロ」より
*マスカーニ:「イリス」より
*ビゼー:「カルメン」より
*グノー:「ファウスト」より
*ミラノSO トニーノ指揮 (1957年録音)
40Pブックレット、各CD紙ケース入り、クラッシュメルボックス

CZS-2062532 4枚組 \3950(予定)
ミレッラ・フレーニ
CD1(新リマスター)
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」より3曲 
w/クレンペラー指揮(1966年録音)
ベルリーニ:「夢遊病の女」より w/ダウンズ指揮(1966年録音)
ドニゼッティ:「ドン・パスクァーレ」より6曲 w/ムーティ指揮(1982年録音)
ドニゼッティ:「愛の妙薬」より3曲 
w/モリナーリ=プラデッリ指揮(1966年録音)
プッチーニ:「ラ・ボエーム」より2曲 w/シッパース指揮
グノー:「ミレイユ」より w/プラッソン指揮(1979年録音)
グノー:「ロメオとジュリエット」より3曲 w/ロンバール指揮(1968年録音) 
CD2(新リマスター)
ヴェルディ:「オテロ」より4曲 w/カラヤン指揮(1973年録音)
モーツァルト:「フィガロの結婚」より
ベルリーニ:「清教徒」より
ヴェルディ:「椿姫」より 以上 w/フェラリス指揮(1964年録音)
マスカーニ:「友人フリッツ」より4曲 w/ガヴァッツィーニ指揮(1968年録音)
ドニゼッティ:「ランメルムーアのルチア」より 
w/ダウンズ指揮(1966年録音)
チレア:「アドリアナ・ルクヴルール」より第2曲 
w/ヴォットー指揮(1966年録音)
CD3(新リマスター)
ビゼー:「カルメン」より
ビゼー:「真珠採り」より
マスネ:「マノン」より 以上 w/ヴォットー指揮(1967年録音)
グノー:「ファウスト」より2曲 w/プレートル指揮(1978年録音)
ヴェルディ:「運命の力」より4曲 w/ムーティ指揮(1986年録音)
プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」より w/マジエラ指揮(1966年録音)
プッチーニ:「つばめ」より w/マジエラ指揮(1966年録音)
シャルパンティエ:「ルイーズ」より w/ヴォットー指揮(1967年録音)
マスカーニ:「ロドレッタ」より w/ヴォットー指揮(1967年録音)
プッチーニ:「トスカ」より
プッチーニ:「マノン・レスコー」より 以上 w/マジエラ指揮(1966年録音)
プッチーニ:「トゥーランドット」より2曲 w/ロンバール指揮(1977年録音)
CD4(新リマスター)
ヴェルディ:「ドン・カルロ」より2曲 w/カラヤン指揮(1978年録音)
プッチーニ:「修道女アンジェリカ」より w/フェラリス指揮(1964年録音)
ヴェルディ:「アイーダ」より11曲 w/カラヤン指揮(1979年録音)
以上 ミレッラ・フレーニ(ソプラノ)
40Pブックレット 各CD紙ケース入り クラッシュメルボックス

CZS-2060052 4枚組 \3950(予定)
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ
CD1
バッハ/ブゾーニ編:パルティータ第2番-シャコンヌ(1948年録音)
スカルラッティ:ソナタ ニ短調Kk.9; ハ短調Kk.11 (以上1942年録音)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第3番ハ長調Op.2-3(1941年録音)
ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲Op.35(1948年録音)
グリーグ:「抒情小曲集」より 憂うつ; ゆにかごにて(1939年録音)
モンポウ:歌と踊り第1番(1942年録音)
アルベニス:入江のざわめき(マラゲーニャ)Op.71-8(1942年録音)
グラナドス:スペイン舞曲Op.37-5-アンダルーサ(1939年録音)
CD2
モーツァルト:ピアノ協奏曲第13番、第23番 w/カラッツィオーロ指揮
(1953年録音)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第15番 w/グラシス指揮(1951年録音)
CD3
ハイドン:ピアノ協奏曲ニ長調Hob.XVIII:11; ト長調Hob.XVIII:4
w/シュトウツ指揮(1975年録音)
シューマン:謝肉祭Op.9(1975年録音)
CD4(新リマスター)
ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.40 
以上 w/グラシス指揮(1957年録音)
シューマン:「子供のためのアルバム」Op.68 より3曲(1975年録音)
ショパン:マズルカ第47番イ短調Op.68-2;スケルツォ第2番変ロ長調Op.31
ワルツ第9番変イ長調Op.69-1 (以上1942年録音)
ドビュッシー:水の反映
以上 アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)
40Pブックレット 各CD紙ケース入り クラッシュメルボックス

CZS-2061022 7枚組 \6900(予定)
ソロモン
CD1(新リマスター)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」 
w/メンゲス指揮(1955年録音)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37(1956年録音)
CD2
グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調Op.16
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54 以上 w/メンゲス指揮(1956年録音)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第27番ホ短調Op.90(1956年録音)
CD3(新リマスター)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13「悲愴」(1951年録音)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27-2「月光」(1952年録音)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53「ヴァルトシュタイン」
(1952年録音)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調Op.81a「告別」(1952年録音)
CD4(新リマスター)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57「熱情」(1954年録音)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調Op.106
「ハンマークラフィーア」(1952年録音)
CD5
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83 
w/ドブロウェン指揮(1947年録音)
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23
w/ドブロウェン指揮(1949年録音)
CD6(新リマスター)
D.スカルラッティ:ソナタ ヘ長調L.384
バッハ/ブゾーニ編:カンタータBWV140-「目覚めよと呼ぶ声あり」
(以上1948年録音)
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331(1952年録音)
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第17番ニ長調K.576
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491 (以上1955年録音)
CD7
リスト:ハンガリー幻想曲 w/ジュスキント指揮(1948年録音)
スクリャービン:ピアノ協奏曲嬰ヘ短調Op.20(1949年録音)
ブリス:ピアノ協奏曲変ロ長調 w/ボールト指揮(1943年録音)
以上 ソロモン(ピアノ)
40Pブックレット 各CD紙ケース入り クラッシュメルボックス

CZS-2073182 7枚組 \6950(予定)
ディヌ・リパッティ(限定盤)
CD1
バッハ:パルティータ第1番変ロ長調BWV825
バッハ/ブゾーニ編:来たれ、異教徒の救い主よBWV599
バッハ/ブゾーニ編:主イエス・キリストよ、われ汝によばわるBWV639
バッハ/ヘス編:主よ、人の望みの喜びよBWV147
バッハ/ケンペ編:シチリアーナ-フルート・ソナタ第2番BWV1031
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番イ短調K.310 (以上1950年録音)
D.スカルラッティ:ソナタ変ホ長調KK.380(L.23)(1947年録音)
D.スカルラッティ:ソナタ ニ短調「田園」KK.9(L.413)
ショパン:夜想曲変ニ長調Op.27-2(以上1947年録音)
CD2
ショパン:ワルツ集(14曲)
ショパン:マズルカ嬰ハ短調Op.50-3(以上1950年録音)
ショパン:舟歌嬰ヘ長調Op.60(1948年録音)
CD3
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58(1947年録音)
リスト:ペトラルカのソネット104番(1947年録音)
ラヴェル:道化師の朝の歌(1948年録音)
ブラームス:
ワルツ集(4手のための)(8曲)w/ブーランジェ(ピアノ)(1937年録音)
エネスコ:ピアノ・ソナタ第3番ニ長調Op.25(1943年録音)
CD4
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54w/カラヤン指揮(1948年録音)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467w/カラヤン指揮
(1950年ライヴ録音)
CD5
グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調Op.16w/ガリエラ指揮(1947年録音)
ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11
ショパン:練習曲ホ短調Op.25-3; 変ト長調Op.10-5(以上1950年ライヴ録音)
CD6
バッハ:ピアノ協奏曲第1番ニ短調BWV1052w/ヴァン・ベイヌム指揮
(1947年ライヴ録音)
リスト:ピアノ協奏曲第1番変ホ長調w/アンセルメ指揮(1947年ライヴ録音)
バルトーク:ピアノ協奏曲第3番Sz.119w/ザッヒャー指揮(1948年ライヴ録音)
CD7
告別リサイタル ブザンソン 1950年9月16日
バッハ:パルティータ第1番変ロ長調BWV825
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番イ短調K.310 
シューベルト:即興曲変ト長調D.899-3; 変ホ長調D.899-2
ショパン:ワルツ集(13曲)
以上 ディヌ・リパッティ(ピアノ)
40Pブックレット 各CD紙ケース入り クラッシュメルボックス


●COLLECTOR'S EDITION
CZS-5194292 7枚組 \4400(予定)
ニールセン:作品選集(限定盤)
CD1
交響曲第1番ト短調(1891-92),FS16(Op.7)(1974年録音)
交響曲第2番「4つの気質」(1901-02),FS29(Op.16)(1974年録音)
ボヘミア=デンマークの民謡(1928),FS130(1975年録音)
CD2
交響曲第3番「ひろがりの交響曲」(1910-11),FS60(Op.27)(1973年録音)
交響曲第4番「不滅」(1914-16),FS76(Op.29)(1974年録音)
若き芸術家の棺の傍らで(1910),FS58(1975年録音)
CD3
交響曲第5番(1921-22),FS97(Op.50)
交響曲第6番「素朴な交響曲」(1924-25),FS116(以上1973年録音)
以上 デンマーク・ラジオ交響楽団、ヘルベルト・ブロムシュテット指揮
CD4
弦楽のための小組曲(1888/89改訂),FS6(Op.1)(1995年録音)
ノルウェー室内管弦楽団、アイオナ・ブラウン指揮
シンフォニック・ラプソディ(1889),FS7
「ヘリオス」序曲(1903),FS32(Op.17)
ヴァイオリン協奏曲(1911),FS61(Op.33)
アルヴェ・テレフセン(ヴァイオリン)
以上 デンマーク・ラジオ交響楽団、ヘルベルト・ブロムシュテット指揮
(以上1975年録音)
CD5
「仮面舞踏会」序曲(1904-06),FS39(1990年録音)
BBC交響楽団、アンドルー・デイヴィス指揮
サガの夢(1907-08),FS46(Op.39)
パンとシリンクス(1917-18),FS87(Op.49)
フルート協奏曲(1926),FS119
フランツ・レムサー(フルート)
狂詩曲風序曲「フェロー諸島への幻想の旅」(1927),FS123
クラリネット協奏曲(1928),FS129(Op.57)
クジェル=インゲ・ステヴェンソン(クラリネット)
以上 デンマーク・ラジオ交響楽団、ヘルベルト・ブロムシュテット指揮
(以上1975年録音)
CD6
愛の讃歌(1896-97),FS21(Op.12)
眠り(1903-04),FS33(Op.18)(以上1974年録音)
デンマーク・ラジオ合唱団、交響楽団、モーゲンス・ヴェルディケ指揮
管楽五重奏曲(1922),FS100(Op.43)(1967年録音)
メロス・アンサンブル
CD7
シャコンヌ(1916),FS79(Op.32)
組曲'Den Luciferiske'(1919-20),FS91(Op.45)
3つの小品(1928),FS131(Op.59)
5つの小品(1890),FS10(Op.3)
6つのユモレスク・バガテル(1894-97),FS22(Op.11)
以上レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)(1995年録音)
デンマークの国民的作曲家、ニールセンの作品選集
36Pブックレット、各CD紙ケース入り、クラッシュメルボックス

CZS-5194932 5枚組 \3380(予定)
チャイコフスキー:交響曲全集(限定盤)
交響曲第1番-第6番
マンフレッド交響曲(以上1976年録音)
幻想序曲「ロメオとジュリエット」
幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」(以上1977年録音)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ指揮
ロストロポーヴィチの祖国への愛横溢!ロシアの音楽性が匂い立つ傑作録音
40Pブックレット、各CD紙ケース入り、クラッシュメルボックス

CZS-5194792 14枚組 \6750(予定)
ワーグナー:ニーベルングの指輪(全曲)
(限定盤)
モリス、リポヴシェク、アダム、ゴールトベルグ、サルミネン、スチューダー、
マルトン、イェルザレム、ハーゲ、テ・カナワ、ハンプソン、他
バイエルン放送合唱団、交響楽団、ベルナルト・ハイティンク指揮
理想の豪華歌手陣で収録されたハイティンクの’リング’
60Pブックレット、各CD紙ケース入り、クラッシュメルボックス

CZS-5221532 6枚組 \2780(予定)
100ベスト・ギター(限定盤)
CD1:バロックとそれ以前
バッハ、D.スカルラッティ、ヴィヴァルディなどバロックの大作曲家作品を中
心に、それ以前のダウランド、ムトン、キャピロラのリュート作品を収録
バッハ:ガヴォットとロンドー(BWV1006a)/イスビン
ダウランド/パークニング編:アレマンド/パークニング
ヴィヴァルディ:ギター協奏曲ニ長調RV93-第2楽章/
パークニング、ブラウン指揮
キャピロラ:'O mia cieca e dura sorte'/ベイレス(リュート)
D.スカルラッティ/ビザンティン編:ソナタ ホ長調Kk380(Longo23)/
ビザンティン
ムトン:小品嬰ヘ短調/ベイレス(リュート) 他
CD2:スペインのギター第1集
スペインの作曲家たちの傑作集。古典派スペイン・ギター音楽の創始者とされ
るサンス19世紀の作曲家、さらにスペイン・ピアノ楽派の確立者でギター作品
への編曲作が知られるアルベニスの作品。
サンス/パークニング編:カタルーニャの歩兵の女房/パークニング
ソル/パークニング編:モーツァルトの「魔笛」の主題による変奏曲/
パークニング
アルベニス/グラナダ、セビーリャ-「スペイン組曲」より/
セゴビア(1939年録音)
タレガ:アルハンブラの思い出/リースケ
マラツ:スペインのセレナード/ビザンティン
リョベート:盗賊の歌/リースケ 他
CD3:スペインのギター第2集 
19世紀後半から20世紀前半のスペインの作品を収録。グラナドス、
トゥリーナ、ファリャ、及びロドリーゴのギター・ソロ作品。
不詳/イエペス編:ロマンス(「禁じられた遊び」より)/ラニオー
ファリャ/バルエコ編:粉屋の踊り、粉屋の女房の踊り-「三角帽子」より/
バルエコ
ロドリーゴ:スペイン風ソナタ/ビテッティ
グラナドス:ゴヤのマハ、アンダルーサ/フィスク
トゥリーナ:タレガを讃えて/ビテッティ 他
CD4:ロドリーゴ、ギターと管弦楽の作品
アランフェスの協奏曲/アンヘル・ロメロ、ロンドンSO、プレヴィン指揮
マドリガル協奏曲 より4曲/
モレーノ、マリオッティ、ロンドンSO、バティス指揮
アンダルシア協奏曲-第1楽章/
モレーノ、ガリバイ、ロペス、ルイス、バティス指揮
ある貴紳のための幻想曲/ビテッティ、フィルハーモニアO、ロス=マルバ指揮
バイエルン放送合唱団、交響楽団、ベルナルト・ハイティンク指揮
CD5:ラテン・アメリカのギター音楽
ヴィラ=ロボス、バリオス=マンゴレを筆頭とするラテン・アメリカ作品、さら
にタンゴに革命をもたらしたピアソラ作品
バリオス=マンゴレ:アコンキーハ、みつばち/フィスク
ヴィラ=ロボス:ショーロ第1番ホ短調/バルエコ
バリオス=マンゴレ:大聖堂/バルエコ
ポンセ:エストレリータ/フィスク
ピアソラ/ブローウェル編:天使の死/バルエコ
ラウロ:黒人の踊り、ワルツ/ビザンティン 他
CD6:現代のギター
アーノルド、E.バーンスタイン、ブリテン、ブローウェル、セゴビアなどの現
代作品とサティ、キース・ジャレット、レノン&マッカートニー作品のトランス
クリプションまで
アーノルド:ギター協奏曲-第1楽章/ブリーム、ラトル指揮
レノン&マッカートニー:ペニー・レイン/バルエコ&タネンバウム
E.バーンスタイン:二人のクリストファーのためのギター協奏曲-第3楽章/
パークニング、ロンドン交響楽団、E.バーンスタイン指揮
ジャレット/バルエコ編:ケルン協奏曲-パートII/バルエコ
ブローウェル:クレオールの田舎者/バルエコ
セゴビア:Estudio sin Luz/ビテッティ
サティ:ジムノペディ第1番/ラニオー
ブリテン:ジョン・ダウランドによる夜の曲/ボネル 他
リョベート:盗賊の歌/リースケ 他
世界的ギターの名手たちによるギター名曲のベスト100シリーズ発売
マルチ・ケース、12Pブックレット




<VIRGIN CLASSICS>
VC-5021132 \1980
シューベルト:
弦楽四重奏曲ハ短調D.703(第1楽章、第2楽章断章)
五重奏曲(2つのヴァイオリン、ヴィオラ、2つのチェロのための)
トゥルルス・モルク(チェロ)
アルテミス四重奏団(プリシェペンコ/ヴァイオリン、ジーグル/ヴァイオリン、
ヴァイグル/ヴィオラ、ルンゲ/チェロ)
ヴァイオリンのグレゴール・ジーグルとヴィオラのフリーデマン・ヴァイグル
の新メンバーに交替して2007年8月、ザルツブルグ音楽祭で絶賛されたコンサ
ート後に収録された弦楽五重奏曲の最新録音です。21世紀の決定盤といっても
過言ではありません。

VBD-5220342 2枚組 \1980
CLASSICS FOR MAY BABY
ショパン:子守唄/ドノホー
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番第2楽章/ポミエ 
バッハ:パルティータ第1番-ジーグ/アンデルジェスフキ
ブラームス:間奏曲変ホ長調Op.117-3/アンゲリッシュ
シュトラウス:朝/ヤノヴィッツ
プーランク:カンティレーナ/デボスト
マスネ:タイスの瞑想曲/カピュソン 他 全31曲
赤ちゃんとお母さんのためのクラシックス、新編成の2枚組

DVBW-5190029(DVD-Video) \2850
ドニゼッティ:「連隊の娘」全曲
マリー/ナタリー・デセイ(ソプラノ)
トニオ/フアン・ディアゴ・フローレス(テナー)
侯爵夫人/フェリシティ・パーマー(メゾ・ソプラノ)
スルピス/アレッサンドロ・コルベッリ(バリトン)
オルタンシウス/ドナルド・マックスウェル(バリトン)
公爵夫人/ドーン・フレンチ
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団、合唱団
ブルーノ・カンパネッラ指揮
(ロンドン王立歌劇場、ウィーン国立歌劇場、ニューヨーク・メトロポリタン
歌劇場の共同制作-舞台監督:ローレント・ペリー)
2007年1月、ロンドン、コヴェント・ガーデン王立歌劇場でのライヴ収録
歌唱:フランス語
収録時間:約132分
メニュー:英語、
字幕:英、仏、独、イタリア、スペイン各語
デセイ、フローレスの顔合わせで英国中にセンセーションを起こした「連隊
の娘」。昨シーズンのコヴェントガーデンでの公演でデセイとフローレスの
キャストは「天国で編成されたオペラの顔合わせ」(フィナンシァル・タイム
ズ)と評され大成功を収めました。そのDVD化が遂に登場。オペラ・ファン大
注目の新発売です。

DVBW-5189999(DVD-Video) 2枚組 \4500
ランディ:「聖アレッシォ」全曲
聖アレッシオ/フィリップ・ジャルスキー(カウンター・テナー)
妻/マックス・エマヌエル・ツェンツィッチ(カウンター・テナー)
エウフェミアーノ/アラン・ブエ(バス)
母/クサヴィエ・サバータ(カウンター・テナー)
クルティオ/ダミアン・ギヨン(カウンター・テナー)
ヌンティオ/パスカル・ベルタン(カウンター・テナー)
マルティオ/ホセ・レモス(カウンター・テナー)
悪魔/ルイジ・デ・ドナート(バス)
乳母/ジャン=パウル・ボネヴェーユ(カウンター・テナー)
ローマ/テリー・ウェイ(カウンター・テナー)
アドラスト/ライランド・エンジェル(テナー) 他
レザール・フロリサン管弦楽団、合唱団
カーン聖歌隊
指揮、ハープシコード、オルガン:ウィリアム・クリスティ
(カーン劇場の新プロダクション、ロレーヌ国立オペラ、シャンゼリゼ劇場、
ルクセンブルグ大劇場、ジュネーヴ大劇場との共同制作)
2007年10月、カーン劇場での収録
歌唱:イタリア語
収録時間:「聖アレッシオ」約162分、クリスティ他インタヴュー27分
メニュー:英語
字幕:英、仏、独、イタリア、スペイン各語
クリスティが遂に映像化した初期バロック・オペラ。
数年前にオーディオ録音を残しているクリスティがフランスの’France 3'
と提携してバロック劇の権威、ベンジャミン・ラザールによる完全プロダク
ションを始めて映像化。ステファノ・ランディ(1587-1639)はイタリアの作曲
家、バロック音楽の教師で彼の「聖アレッシオ」は1632年ローマのパラッ
ツォ・バルベリーニで初演され初期のオペラ作品として知られている。
クリスティは今回のプロダクションではローマの初演に従って、少年合唱と
8名のカウンター・テナーを含む全てを男声歌手によって実現している。


●VERITAS X 2
VBD-5220012 2枚組 \1450
バッハ:ハープシコード協奏曲集
BWV 1052-1059
ボブ・ファン・アスペレン(ハープシコード、指揮)
メランテ・アムステルダム

VBD-5220142 2枚組 \1450
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲集(全5曲)
メルヴィン・タン(フォルテ・ピアノ)
ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
ロジャー・ノリントン指揮

VBD-5220212 2枚組 \1450
シャルパンティエ:テネブレの読誦
ピオー、ハニーマン、ハーヴィー、メロン、ボナ
イル・セミナリオ・ムジカーレ
ジェラール・レーヌ指揮

VBD-5220272 2枚組 \1450
ラモー:ピュグマリオン、モテット集
フーシェクール、デゥ・レイゲール、フルニエ、ピオー、ジャンス、ラミー、
ハーヴィー
ル・コンセール・スピリチュアル
エルヴェ・ニケ指揮

VBD-3858012 2枚組 \1450
Play this Passionate-
ソロ・ヴィオラ・ダ・ガンバの音楽
サラ・カニンガム(ヴィオラ・ダ・ガンバ)

VBD-5190032 2枚組 \1450
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ集&パルティータ集
クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)

VBD-5220392 2枚組 \1450
ドヴォルザーク:交響曲第7番-第9番
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
リボール・ペシェク指揮

VBD-5220452 2枚組 \1450
プーランク:協奏曲集
ピアノ協奏曲/ポミエ(ピアノ); 田園の奏楽/コール(ハープシコード);
オルガン協奏曲/ウェイアー(オルガン); 2つのピアノのための協奏曲/
ポミエ、ケフェレック(ピアノ); オーバード/ポミエ(ピアノ)他; 
シティ・オブ・ロンドン・シンフォニエッタ、
リチャード・ヒコックス指揮

VBD-5220502 2枚組 \1450
サティ:ピアノ作品集
アンヌ・ケフェレック(ピアノ)

VBD-5220552 2枚組 \1450
シベリウス:作品集
「レミンケイネン」組曲; 悲しきワルツ; ペレアスとメリザンド; 
塔の娘
ロイヤル・ストックホルム管弦楽団、エストニア国立交響楽団 他
パーヴォ・ヤルヴィ指揮

<Sony Classical (Germany)>
8869728782-2 \1650
収録予定曲目
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
シベリウス:交響曲第5番
※ボーナストラック
シベリウス:交響曲第5番の冒頭部分 ピアノ・ソロ
グレン・グールド
ヘルベルト・フォン・カラヤン
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
とんでもない音源が、ソニー・クラシカルの正規盤として登場します。
1957年5月24日から26日の3日間、ベルリンのホッホシューレ・ザールにて行わ
れたヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
のコンサートは、ヒンデミットの「交響曲 画家マチス」、ベートーヴェンの
「ピアノ協奏曲第3番」を前半に、後半にはシベリウスの「交響曲第5番」を
置いたものでした。ピアノ・ソロは、すでにデビュー・アルバム「J.S.バッハ
:ゴールドベルク変奏曲」を世に問い、話題を集めていた若きグレン・グール
ド! 1956年に「J.S.バッハ:ゴールドベルク変奏曲」の個性的なLPでCBS(現
ソニー・クラシカル)からレコード・デビューを果たしたカナダのピアニスト、
グレン・グールドは、1964年3月のシカゴ公演を最後に、一切のコンサート活動
を停止します。よって、彼のディスコグラフィのほとんどはスタジオ録音によ
るものなのですが、公式、非公式にはいくつかのライヴ・ディスクが存在しま
す。今回「正規盤」としてリリースされるこの「ベートーヴェン:ピアノ協奏
曲第3番」の録音は、以前からプライヴェート盤のかたちでその存在が知られて
いた演奏です。 また、後半に演奏されたシベリウスの「交響曲第5番」が収め
られていることも注目です。カラヤンによるシベリウスの「交響曲第5番」は、
これまで4種類の録音が知られてきました。シベリウスを得意としてきたカラ
ヤンのこのライヴ音源は、今年生誕100年を迎える巨匠の盤暦において、貴重
なものになることは間違いないでしょう。

<NAXOS> 各1枚\1000 ※ご予約締切日 3月10日
8.570069 \1000
ラウタヴァーラ:
1.アポテオシス-交響曲第6番「ヴィンセンティアーナ」第4楽章の改編
マンハッタン三部作(2.白昼夢/3.悪夢/4.夜明け)
5.交響曲第8番「旅」
ピエタリ・インキネン(指揮)
ニュージーランド交響楽団
1980年生まれ、ヴァイオリンの腕も超一流、もちろん指揮者としても大活躍。
期待の新鋭指揮者インキネンが、ナクソスでシベリウスに続いて取り組んだの
がエイノユハニ・ラウタヴァーラ(1928-)です。中でも、本作の中心をなす交
響曲第8番は、人生を交響的音楽になぞらえたというラウタヴァーラの真情が
ほとばしる雄大さがあります。この第8番は、2009年にインキネンの指揮で日
本初演が予定されている作品。ぜひ一足先に味わってください。

8.557803
ロハムの歌の本
1.目覚めよ我が恋人よ、光の前に
2.冬は去るだろう
3.始まりは優しくて甘い愛
4.熱望が病を引き起こす
5.私の心はひどく喜ぶ
6.私はあなたを熱望するだろう
7.良き年とともに-夏
8.ああ別れよ、切望に満ちた苦痛
9.心の底から私はあなたを望む
10.私の信頼できる友人と私の最も高価な宝物
11.歌なしの曲・・・アナウオイス作
12.歌なしの曲・・・パウムガルトナー作
13.私の歓びはより大きくなった
14.私が抱く全ての思い
15.青いドレスの人影を見た
16.私はこの円の中で踊る
17.木こりが木を切りに
18.私の馬は粗末な馬蹄をはいている
19.本質的に気高い少女
20.歌なしの曲・・・ヴィルヘルム・レグラント作
21.あなたの持つ悲しみ・・・ハックブレットとヴィオラ・ダ・アルコ版
22.その木は今むきだしだ
23.あなたの持つ悲しみ・・・ハックブレットとリュート版
24.中傷された者の妬み
25.祝福しよう、全能の神を
26.彼女と共に
マルティン・フンメル(バリトン)
アンサンブル・ドルチェ・メロス
マーク・レオン(リュート,ギター)
矢板由希子(リコーダー)
1450年代に編纂された、ドイツの最初の歌の本と言われるこの曲集。散逸した
曲や、未発見の曲も多く、未だ全貌が明らかになっているわけではありません
が、歌と楽器のために書かれた最初期の曲集として貴重なものです。単旋律の
歌に絡み合う素朴な楽器の調べを聴くと、当時の人々の暮らしや思いを伺い知
ることができるでしょう。ツェンバロンの前身と言われるハックブレット(ハ
ンマーダルシマー)の美しい音色も楽しめます。

8.559313
L・アンダーソン:管弦楽作品集第1集
トランペット吹きの休日/ブルー・タンゴ/春が来た/舞踏会の美女/ブラッ
ドフォード知事マーチ/クラリネット・キャンディ/キャプテンたちと王様た
ち/ゴールデン・イヤーズ/チキン・リール/フィドル・ファドル/クラシカ
ル・ジュークボックス/チャイナ・ドール/小さなバラード/アリエッタ/
ピアノ協奏曲
ジェフリー・ビーゲル(ピアノ)
レナード・スラットッキン(指揮)
BBCコンサート・オーケストラ
2008年は、ルロイ・アンダーソン(1908-1975)の生誕 100年記念の年です。そ
こで NAXOSレーベルでは、誰もが知ってるチャーミングなメロディの宝庫であ
る彼の管弦楽作品の全てをお届けする予定です。手始めの第1集のメインは「ピ
アノ協奏曲」。 1989年にリバイバルされたこの作品は、すでに一部のファンの
間では根強い人気を誇る名曲です。演奏は名指揮者スラットキンと BBCコンサ
ート・オーケストラ。極上のひとときにしばし酔いましょう。

8.559335
フックス:作品集
1.芸術家たちよ、団結せよ(管弦楽のための)
2.土地の静けさ
3.炎と氷、そして夏のブロンズ
4.秋のリズム
5.太陽への頌歌(フレンチ・ホルンと管弦楽のための協奏曲)
ティモシー・ジョーンズ(フレンチ・ホルン)…3.5
ロンドン交響楽団のメンバーたち…2.3.4
ロンドン交響楽団…1.5
ジョアン・ファレッタ(指揮)
前作(8.559224)で、その豊かな抒情性をたっぷり味わわせてくれたフックス
(1956-)のまた別の表情を楽しむ 1枚です。冒頭の勇ましく晴れやかな行進曲
調の「芸術家たちよ-」、うって変わって極めて叙情的な「土地の静けさ」な
ど聴き進めていけばいくほどにこの作曲家の作品の多彩さに舌を巻かずにはお
れません。もちろん圧巻は「太陽の頌歌」。フレンチ・ホルンの限界に挑戦し
たかのようなスゴイ曲。2007年の都響公演でも大いに話題となった指揮者ジョ
アン・ファレッタが手堅くまとめます。

8.559345
ウォーリネン:ダンテ三部作(室内楽ヴァージョン )
1.ウェルギリウスの使命
2.偉大なる行列
3.光の川
<グループ・オブ・コンテンポラリー・ミュージック>
リチャード・モアダック(ピアノ)…1
キャメロン・グラント(ピアノ)…1
レイチェル・ルディック(フルート&ピッコロ)…2.3
アラン・R・キー(クラリネット&バス・クラリネット)…2.3
カーティス・マコンマー(ヴァイオリン)…2.3
フレッド・シェリー(チェロ)…2.3
フィリップ・ブッシュ(ピアノ)…2&(チェレスタ)…3
トム・コロー&ベンジャミン・ラミレス(パーカッション)…2.3
スティーヴン・テイラー(オーボエ)…3
マイケル・フィン(バスーン)…3
パウル・ノイバウアー(ヴィオラ)…3
ティモシー・コブ(コントラバス)…3
スーザン・ジョルス(ハープ)…3
クリストファー・オールドファーザー(ピアノ)…3
ポール・キャロル(パーカッション)…3
オリヴァー・ナッセン(指揮)…2.3
科学と文学の分野から多くの啓示を受け、たくさんの作品を書いているウォー
リネン(1938-)の最も野心的な作品と言われる「ダンテ三部作」です。「神曲」
からインスピレーションを受けた 3つの部分からなるバレエ曲で各々の曲は原
作の世界をきっちりと描きだしています。室内楽版といえども極限までに拡大
された音楽は、自らを「マキシマリスト」と称した彼にしか描き得ないもので
す。

8.559349
ハッター:管弦楽、ピアノ作品集
1.エレクトリック・トラクション
2.幻想的小品集
3.スティル・ライフ
4.摩天楼
5.メランコリー・ラグ第1巻
モラヴィア・フィルハーモニア管弦楽団
アンドレアス・エルム・バウムガルトナー(指揮)…1.3
島田俊行(指揮)…4
ミクロスラフ・シャファジュ(オーボエ)…3
ウィンストン・チョイ(ピアノ)…2.5
アメリカの作曲家の中でも最も若い世代に属するグレゴリー・ハッター(1971-)。
彼の作品は本当に多種多彩で、近未来的な都市のイメージを喚起する「エレク
トリック・トラクション」や、不協和音を多用した「幻想的商品集」、そして
まるで肩すかしを食らうかのように軽い「メランコリー・ラグ」などどれが彼
の真の姿なのかをつかむことは恐らく不可能です。流暢な音楽語法と、多彩な
音楽は世界中で人気沸騰注。特に北アメリカ、ヨーロッパと中近東などで多く
演奏されています。

8.559361
クーマン:宗教合唱作品集
アダムは縛られ横たわり/始めに言葉ありき/宇宙に祈る人/新世界のキャロ
ル-アメリカのクリスマス三部作/キリストを築く者たち/おお、愛の完全な
る生涯/プレマト・ムンドゥス/方法、真実、生活/神よ、あなたは我らの間
を動く/イースターの勝利、イースターの喜び/ミサ・ブレヴィス/私は自ら
の精神について語る/居合わせたまえ。神聖なる三位一体よ/おお、神聖なる
イエス/詩篇第66番/慈善の灯/ノーウィッチのユリウスの祈り/マニフィカ
トとヌンク・ディミティス
ロンドン大学、ロイヤル・ホロウェイ合唱団
ルーパート・ゴフ(指揮)
サミュエル・ラスボーン(オルガン)
アメリカ現代作曲家の中でも最も若い世代に属するクーマン(1982-)ですが、
すでに膨大な量の作品を書き、そのどれもが高く評価されています。ここに収
録されたのは「宗教的合唱曲」ですが、全てが実際の典礼のために書かれたも
ので、テキストへの深い読みと、斬新な響きの融合が見事なものばかりです。
未来永劫、繰り返し演奏されることでこれらの曲たちは普遍の価値を帯びてい
くことでしょう。

8.559362
カーター:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第1番
弦楽四重奏曲第5番
パシフィカ弦楽四重奏団
<メンバー>
シミン・ガナトーラ(第1ヴァイオリン)
シッビ・バーンハードソン(第2ヴァイオリン)
マスミ・パー・ロースタッド(ヴィオラ)
ブランドン・ヴァモス(チェロ)
2004年に来日して、カーター(1908-)の弦楽四重奏曲全曲演奏という偉業を成
し遂げたパシフィカ弦楽四重奏団による極めつけのアルバムです。この、調性
もリズムも混迷化した難解な音楽に耳を傾けていると、多様化している「現代
音楽」の概念について改めて考えたくなるかも知れません。一緒に口ずさむこ
とは難しいですが、ある種の癒しさえ感じられるような突き抜けた作品である
ことは間違いありません。

8.570068
シベリウス:歴史的情景
組曲「歴史的情景」第1番(1.序曲風に/2.ある場面/3.祭り)
組曲「歴史的情景」第2番(4.狩猟/5.愛の歌/6.はね橋にて)
クリスチャン2世より組曲
(7.夜想曲/8.エレジー/9.ミュゼット/10.セレナーデ/11.バラード)
ニュージーランド交響楽団
ピエターリ・インキネン(指揮)
1899年、当時の帝政ロシアによる新聞への弾圧に対して企画された「新聞祭典
の催し」。この時に書かれた愛国記念劇のための音楽は後に、この「歴史的情
景第1番」と「フィンランディア」へと形を変えました。どちらもフィンラン
ド人の愛国心をかきたてるものとして知られます。しかし「第2番」はその
12年後に書かれたもので内容的にも音楽的にも大きなつながりは認められませ
ん。「クリスティアン 2世」はシベリウス(1865-1957)の後期の書法を予感さ
せる雄大な曲。とりわけ夜想曲の濃厚な美しさがたまりません。

8.570201
英国歌曲シリーズ第17集
アルウィン :6つの夜想曲他
バリトンとピアノのための歌曲集「蜃気楼」
(1.ウンディーネ/2.水族館/3.ハニーサックル/4.メトロノーム/5.楽園/
6.鏡の中の肖像)
バリトンとピアノのための「6つの夜想曲」
(7.全ては今/8.夏の雨/9.変奏曲:アンダンティーノ/10.夏の夜/11.環/
12.返答)
スラム・ソング(13.スラム・ソング)
ソプラノとピアノとアルト・リコーダーのための歌曲集「海の風景」
(14.海の夜明け/15.海霧/16.溺れた男の歌/17.黒いカモメ)
歌曲集「祈り」
(18.数世紀もの間/19.夜を抱く/20.分離/21.欠乏/22.春の雨/23.月光の
女王への祈り/24.私たちの魔法の馬)
ジェレミー・ヒュー・ウィリアムス(バリトン)…1-13
エリン・マナハン・トーマス(ソプラノ)…14-24
ジョン・ターナー(アルト・リコーダー)…14-17
イアン・バーンサイド(ピアノ)
多才、多作で知られるアルウィン(1905-1985)ですが、歌曲の主要作品のほと
んどは後半生に書かれたものです。ここに収録された歌曲は、どれもが彼自身
が詩を選びぬいて丁寧に作曲されたものでまるでフォーレの歌曲を思わせるデ
リケートで儚い美しさを湛えています。「海の風景」と「祈り」を歌っている
マナハン・トーマスは、その透明な美声で最近急激に注目を浴びている若手ソ
プラノ。NAXOSではラターのレクイエムのソロで知られています。


8.570231
モーツァルト :
オラトリオ「悔悛するダヴィデ」K.469
アンティフォナ「天の女王」K.108
トリーネ・ウィルスベリ・ルンド(ソプラノ)
クリスティナ・ヴァーリン(ソプラノ)
ローター・オディニウス(テノール)
イモータル・バッハ・アンサンブル
ライプツィヒ室内管弦楽団
モルテン・シュルト=イェンセン(指揮)
1785年に「ウィーン音楽家協会」から慈善コンサートのための曲を依頼された
モーツァルト(1756-1791)ですが、当時の彼は時間的余裕がなく、未完で終わっ
た「ハ短調ミサ」の素材をほとんどそのまま転用、 2曲のアリアを加えて完成
させたのが、この「悔悛するダヴィデ」です。いわばリサイクル作品ですが、
当時ではよくあることで、この曲に対するモーツァルトの愛着の深さが伺いし
れるというものです。

8.570313
ラインベルガー:オルガン作品集第6集
ソナタ 第14番 ハ長調 Op.165
ソナタ 第15番 二長調 Op.168
ソナタ 第16番 嬰と短調 Op.175
ヴォルフガンク・リュプサム(オルガン)
フルダ大聖堂 リーガー=ザウアー製オルガン
リヒテンシュタインで生まれミュンヘンで学び、ピアニスト、オルガニストと
して活躍したラインベルガー(1839-1901)は生涯に渡って多くの作品を残しま
したが、やはりその中心を占めるのはオルガン作品です。ソナタだけでも 20
曲あり、作風は穏健ですがロマン派の作曲家らしく凝った和声も見られ、どれ
もが壮麗で渋い美しさを湛えています。今回もリュプサムの名演でお聴きくだ
さい。フルダ大聖堂の由緒あるオルガンの響きは感動ものです。

8.570316
ショスタコーヴィチ :女ひとり Op.26
マーク・フィッツ=ジェラルドによる復元スコア
イリーナ・マタエワ(ソプラノ)
アンナ・キクナーゼ(メゾ・ソプラノ)
ドミトリー・ヴォロパエフ(テノール)
マルク・ファン・トンヘレン(歌)
バルバラ・ブッフホルツ(テルミン)
フランクフルト放送交響楽団
マーク・フィッツ=ジェラルド
その生涯に数多くの映画音楽を作曲したショスタコーヴィチ(1906-1975)。この
「女ひとり」は第2作目にあたる 1930年の作品です。メロディは「これでもか」
と言うくらいに分かり易くシンプルでアイロニーに満ちています。とは言え、
巨大ナオーケストラと多くの歌手、合唱、当時登場したばかりのテルミンまで
使用するという大がかりな編成は当時の聴衆の度肝を抜いたことは間違いあり
ません。今回の演奏にあたって、イリーナ夫人の公式承認を受けたフィッツ=
ジェラルドの復元スコアを用い、その際には失われた序曲も加えています。

8.570326
ファッシュ :イエス・キリストの受難
1.序曲(組曲)ニ短調 FWV k:d5
2.イエス・キリストの受難 FWV F:1(ブロッケスによる受難曲)
/エヴァンゲリスト…ゾルタン・メジェシ(テノール)
イエズス…ペーター・チェール(バス)
シオンの娘…マリア・ザードリ(ソプラノ)
スコラ・カントルム・ブダペスト(タマーシュ・ブブノー…合唱指揮)
カペラ・サヴァリア・バロック・オーケストラ
マリー・テイレイ=スミス(指揮)
この「イエス・キリストの受難」のテキストはJ・ファッシュというドイツの
詩人が書いたもので 1700年当時大流行したものです。感傷的で芝居がかった
話の運びには賛否両論がありますが、ファッシュ(1688-1758)の他にもヘンデ
ルやテレマンなど何人もの作曲家が曲を付けたと言うだけあって、なかなか
興味をそそられるものと言えるでしょう。曲は堅固でドラマティック。
そして華やかさも持ち合わせています。

8.570354
シューベルト :4手のためのピアノ作品集第5集
ソナタハ長調 D812 Op.posth 140「グラン・デュオ」
4つのレントラー D814
創作主題による変奏曲 D813 Op.35
6つの大行進曲とトリオ D819 Op.40より
第2番 ト短調
第3番 変ロ短調
アラン・シラー(ピアノ)
ジョン・ハンフリーズ(ピアノ)
シューベルト(1797-1828)のピアノ連弾曲の多くは、夏の間に書かれました。
そのほとんどは彼が弟子(恐らく良家の娘)と連弾するためのものですが、中に
はここに収録された「グラン・デュオ」のような大作も含まれます。この曲は
連弾用としてよりも、交響曲の下案として書かれたのではないか?とも言われ
ているほど規模が大きく確固たる構造を持つ作品で、全曲を弾きこなすのは至
難の業です。

8.570377
ストラヴィンスキー :ピアノ作品集
ピアノ・ラグ・ミュージック
サーカス・ポルカ
ピアノ・ソナタ
セレナーデ イ調
タンゴ
4つの練習曲 Op.7
スケルツォ
ピアノ・ソナタ 嬰へ短調
ヴィクトル・サンジョルジョ(ピアノ)
ストラヴィンスキー(1882-1971)のピアノ曲と言えば「ペトルーシュカ」あたり
しか知られていないと言っても過言ではないでしょう。しかし彼は 40年間に
渡って常に異なった作風でピアノ曲を書き続けていました。どの曲も興味深い
のですが、とりわけ最初期のスケルツォやソナタでのロマンティックな風景
が、5年程経過しただけで「 4つの練習曲」のような複雑なリズム・パターン
に変容するのには驚くばかりです。
原盤 Collins Classics

8.570409
チャイコフスキー:声楽作品全集第4集
愚かな者と言われつづけて Op.25 No.6/共に歩く時間もなく/昨日の夜 Op.60
No.1/私はお前に何も話すまい Op.60 No.2/許して Op. 60 No.8/木陰の窓
の向こうにちらりと Op.60 No.10/夜 Op.60 No.9/ナイチンゲール夜 Op.60
No.4/飾らない言葉 Op.60 No.5/ただ一つの言葉のために/カナリア Op.25
No.4/春のように青いその瞳/なぜそんなに Op.16 No.5/おお、おまえが知っ
ていたら Op.60 No.3/おお、その歌を歌ってくれ Op.26 No.4/和解 Op.25
No.1/祝福あれ、森よ Op.47 No.5/夕べ Op.27 No.4/それは早春のことだっ
た Op.38 No.2/騒がしい舞踏会の中で Op.38 No.3/偉業 Op.60 No.11/ミ
ニョンの歌 Op.25 No.3
リューバ・カザルノフスカヤ(ソプラノ)
リューバ・オルフェノヴァ(ピアノ)
100曲以上も書かれているのに、交響曲や管弦楽曲などに比べあまり知られる
ことのないチャイコフスキー(1840-1893)の歌曲たち。しかし、どの曲も情感
に満ちた語句を用い、細やかな感情を織り込みながら丹念に書かれています。
まさに「オペラ作曲家」としての技量を全て注ぎ込んだ完成度の高い小宇宙の
ような曲を、カザルノフスカヤが深い共感を持って歌います。

8.570418
チャイコフスキー :バレエ組曲(4手のためのピアノ編曲版 )
1-5.眠りの森の美女 Op.66a(セルゲイ・ラフマニノフ編、ズィロティ&チャイ
コフスキー修正版)
6-11.白鳥の湖(エドゥアルト・ランガー編)
12-19.くるみ割り人形 Op.71a(スティーブン・エシポフ編)
オーロラ・デュオ
ユリア・セーヴルス(ピアノ)&アリーナ・ルシェツチズカヤ(ピアノ)
チャイコフスキー(1840-1893)のバレエ音楽は、その美しさと親しみやすさか
ら多くの人によってピアノ連弾版(もしくは2台ピアノ版)へと姿を変えさせられ
ています。まるで白鳥が美しい娘に変身するように。原曲の持ち味を生かした
上で更にデリケートな味わいを見せる各々の曲の何と魅力的なことでしょう!
ぴったりと息のあったオーロラ・デュオの見事な演奏でお楽しみください。

8.570450
ペンデレツキ:交響曲第8番
1.交響曲 第8番「はかなさの歌」
2.怒りの日
3.ダヴィデの詩篇より
ミカエラ・カウネ(ソプラノ)
アグニエスカ・レーリス(メゾ・ソプラノ)
ヴォイテック・ドラボヴィチ(バリトン)
アンナ・ルバンスカ(メゾ・ソプラノ)
リシャルド・ミンキエヴィチ(テノール)
ヤロスラフ・ブレク(バス・バリトン)
ワルシャワ国立フィルハーモニー合唱団
(合唱指揮…ヘンリク・ヴォイナロウスキ)
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団
アントニー・ヴィト(指揮)
この盤が世界初録音となるペンデレツキ(1933-)の交響曲第8番です。19世紀か
ら 20世紀のドイツの詩人のテキストに基づいた声楽付きの作品(テクストはド
イツ語)で、まるでマーラーの時代に先祖返りしたようなこの曲を、ペンデレ
ツキはどのような思いで書いたのでしょうか?初期の作品「ダヴィデ詩篇より」
と名作「怒りの日」との比較も興味深いでしょう。 2007年 3月に事故死した
バリトン、ドラボヴィチを偲んで…。

8.570535
ブリュメル:声楽作品集
三位一体の哲学をたたえよ
祝福された聖母のミサ
父の御母にして娘
栄光のおとめをたたえよ
スペキュラム・アンサンブル
ロベルト・ディ・チェコ(カウンターテノール)
クリスティアーノ・ヴァヴァーリャ(テノール)
ニコラ・ボナッツィ(テノール)
ステファーノ・シチアーレ(バス)
オケゲムに学び、フランス、イタリアで活躍したフランドル楽派中期の作曲家
ブリュメル(1460?-1515?)は、同時期の最も優秀な作曲家として人気を集めて
いました。彼はパリのノートルダム聖歌隊の指導者として、またフェラーラ宮
廷の聖歌隊長として活躍し、高名な作曲家オブレヒトの跡を継ぎました。しか
しフェラーラの礼拝堂が解散された 1510年以降の足取りはつかめず、ローマ
で過ごした痕跡がわずかに認められる程度です。恐らくこの頃に書かれたの
が、この「祝福された聖母のミサ」だと言われていますが真相はわかりません。

8.570596
ロシアのオーボエ
ルフト(1813-1877):1.ロシア民謡の主題による幻想曲
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
2.オーボエのための変奏曲ト短調(オーボエとピアノ版)
グリエール(1875-1956):小品集 Op.35より
3.第3番「歌」/ 4.第4番「アンダンテ」
アサフイェフ(1884-1949):5-8.オーボエとピアノのためのソナタ
チェレプニン(1873-1945):管楽器のためのスケッチ Op.45より
9.第3番/10.第4番
ドラニシニコワ(1929-1994):11.詩曲
ゴルロフ(1926-):12-14.組曲
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
15.歌劇「皇帝サルタンの物語」より「熊蜂の飛行」
イワン・パイソフ(オーボエ)
ナタリア・シチェルバコワ(ピアノ)
150年以上に渡るロシアのオーボエ音楽の流れを楽しむ 1枚です。 19世紀のロ
シア・オーボエ界の重鎮だったルフトは、現在ではオーボエの練習曲のみが知
られますが、ここで聴ける「ロシア民謡の主題による幻想曲」は、あの「赤い
サラファン」を元にしたまばゆいばかりの作品です。他にはR・コルサコフか
ら現代の作品まで抒情性と妙技を併せ持つものばかり。「熊蜂の飛行」の目も
眩むような音の動きは感動ものです。

8.570715
ウルクッル :ギター作品集
1.友情
2.ロッシーニ「ウィリアムテル」の主題による序奏と変奏とコーダ
3.主題と変奏 Op.10
4.ドニゼッティ「ベリサリオ」より「カヴァティーナ」
5.嘆き
6.ベッリーニ「異国の女」、ドニゼッティ「ローマの追放者」のアリアによる
カプリッチョ
7.ベッリーニ「海賊」より序奏と変奏曲
エウヘニオ・トバーリナ(ギター)
このウルクッル(不明、1830-1843年頃活躍)という偉大なる作曲家については、
スペインで活躍した事と、素晴らしいギターのための作品を書いた事以外、何
もわかりません。恐らくソルと同じ時代に活躍したのでしょうが、なぜ彼がこ
こまで不当に忘れ去られてしまったのかさえもわからないのです。しかし、ど
うぞこのアルバムに収録された作品に耳を傾けてください。確かなる存在感を
持って迫る音楽だけがあります。

8.660211-13 3枚組
ヴィヴァルディ:グリセルダ
グリセルダ RV718(3幕の音楽劇 )
CD1 シンフォニア、第1幕/CD2 第2幕/CD3 第3幕
演奏/グァルティエーロ…ジャイルズ・トムキンス(バス)
グリセルダ…マリオン・ニューマン(メゾ・ソプラノ)
コンスタンツァ…カルラ・ホウテネン(ソプラノ)
ロベルト…リンヌ・マックマートリー(メゾ・ソプラノ)
コッラード…ジャソン・ネデツキー(バリトン)
オットーネ…コリン・エインズワース(テノール)
オペラ・イン・コンサートアレイディア・アンサンブル
ケヴィン・マロン(指揮)
最近、復興が著しいヴィヴァルディ(1678-1741)のオペラの中でもとりわけ劇
的な内容で知られる「グリセルダ」です。愛と忍耐と美徳をテーマにした物語
ですが、超絶技巧を駆使したアリアや生き生きした音楽が散りばめられた聴き
ごたえのある大作です。ベテラン、ケヴィン・マロンの棒の下に名歌手たちの
声の饗宴が繰り広げられます。

8.660235-36 2枚組
ロッシーニ :湖上の美人
エレナ…ソニア・ガナッシ(ソプラノ)
ウベルト…マキシム・ミロノフ(テノール)
マルコム…マリアンナ・ピッツォラート(メゾ・ソプラノ)
ロドリーゴ…フェルディナンド・フォン・ボートマー(テノール)
ダグラス…ヴォヨテク・ギエルラッハ(バス)
アルビーナ…オルガ・ペレチャトコ(ソプラノ)
セラーノ…ステファン・シフオレッリ(テノール)
プラハ室内合唱団(合唱指揮…アドルフ・メリヒャー)
トュービンゲン祝祭バンド(指揮…マルティン・アンバーガー)
SWR放送管弦楽団
ウォルター・スコットの恋愛詩を原作にしたロッシーニ(1792-1868)の中期の
傑作オペラです。あまり録音には恵まれておらず(以前、ピアニストのポリー
ニが指揮したことで話題となりましたが)久々の名演登場と言ったところでしょ
うか。ガナッシ、ミロノフらの実力派を起用しゼッダが生き生きとした音楽を
作り上げています。マニア垂涎!

●ナクソス・ヒストリカル(日本語帯付き)
8.111271
グレート・ピアニスト・シリーズ/ルービンシュタイン
1.ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
アルバート・コーツ(指揮)ロンドン交響楽団
録音:1929年 10月 22,23日
ロンドンキングスウェイ・ホール
2.チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
ジョン・バルビローリ(指揮)ロンドン交響楽団
録音:1932年 6月 9,10日
ロンドン EMIアビーロード第1スタジオ
アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
ルービンシュタインの40代の血気盛んな演奏ぶりを堪能できる1枚です。とり
わけブラームスの激しさは特筆ものですが、この録音自体は、演奏にしろ、録
音にしろ、彼自身の満足の行くものではなかったようで、本来ならば発売され
ることはなかったというのも有名な話です。しかし瑞々しい情感に溢れたチャ
イコフスキーとともに、永遠の名演として愛されていくことは間違いないで
しょう。マーク・オーバート=ソーン復刻

8.111275
グレート・シンガー・シリーズ/カラス
プッチーニのヒロインたちと抒情的なアリア集
プッチーニ:
1.歌劇「マノン・レスコー」第2幕この柔らかなレースの中で
2.歌劇「マノン・レスコー」第4幕捨てられて、ひとり寂しく
3.歌劇「蝶々夫人」第2幕ある晴れた日に
4.歌劇「蝶々夫人」第3幕かわいい坊や
5.歌劇「ボエーム」第1幕私の名前はミミ
6.歌劇「ボエーム」第3幕ミミの別れ
7.歌劇「修道女アンジェリカ」母さんもなしに
8.歌劇「ジャンニ・スキッキ」私のお父さん
9.歌劇「トゥーランドット」第1幕お聞きください、王子さま
10.歌劇「トゥーランドット」第2幕この宮殿の中で
11.歌劇「トゥーランドット」第3幕氷のような姫君の心も
チレア:
12.歌劇「アドリアーナ・ルクブルール」第1幕私は創造の神のしもべ
13.歌劇「アドリアーナ・ルクブルール」第4幕哀れな花
ジョルダーノ:
14.歌劇「アンドレア・シェニエ」私の亡くなった母が
カタラーニ:
15.歌劇「ラ・ワリー」さようなら、ふるさとの家よ
ボイト:
16.歌劇「メフィストフェレ」いつかの夜、暗い海の底に
録音 1954年 9月 15-21日
ロンドンワットフォード・タウン・ホール
マリア・カラス(ソプラノ)
トゥリオ・セラフィン(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
マリア・カラスの偉大さに触れたかったら、まずこのアルバムを聴くのが良い
でしょう。発声法、フレージング、そして各々のヒロインへの性格の描き分け
…などなど何度聴いても飽きることなく、その素晴らしさに嘆息するばかりで
す。声の美しさだけでは伝えることのできない歌心、それを完璧に表現し得た
のは彼女だけと言っても過言ではないでしょう。
マーク・オーバート=ソーン復刻

8.111278-79 2枚組
ナクソス・ヒストリカル・シリーズ/カラス/ディ・ステファノ/ゴッビ
ヴェルディ :仮面舞踏会
録音 1956年9月4-9日
ミラノ・スカラ座劇場
演奏/アントニオ・ヴォット(指揮)
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
リッカルド…ジュセッペ・ディ・ステファノ(テノール)
レナート…ティト・ゴッビ(バリトン)
アメリア…マリア・カラス(ソプラノ)
ウルリカ…フェドーラ・バルビエリ(メゾ・ソプラノ)
オスカル…ユージニア・ラッティ(ソプラノ)
サミュエル…シルヴィオ・マイオニカ(バス)
トム…ニコラ・ザッカーリア(バス)
マリア・カラスの「仮面舞踏会」と言えば、この録音の他に1957年のライヴ録
音がありどちらも名演として名高いものです。名指揮者ガヴァッツェーニによ
ると、彼女の声は落ち着きすぎていたため、アメリアをうまく歌うためには声
に悲しみの色をつけなくてはいけなかったそうで、そのため歌には一層深い表
現力が備わり、まさにこの世のものとも思われぬ素晴らしさになったのです。
彼女なしには成り立たない完璧なヴェルディです。マーク・オーバート=ソー
ン復刻

8.111280-81 2枚組
ナクソス・ヒストリカル・シリーズ/カラス/ディ・ステファノ/パネライ
ヴェルディ:トロヴァトーレ
録音 1956年8月3.4.6-9日
ミラノ・スカラ座劇場
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
マンリーコ…ジュセッペ・ディ・ステファノ(テノール)
レオノーラ…マリア・カラス(ソプラノ)
ルーナ伯爵…ロランド・パネライ(バリトン)
アズチェーナ…フェドーラ・バルビエリ(メゾ・ソプラノ)
フェルランド…ニコラ・ザッカーリア(バス)
ルイズ…レナート・エルコラーニ(テノール)
通常、このオペラにおいてレオノーラの存在感はあまり大きくありません。な
ぜなら人はマンリーコの高音とアズチェーナの恨み節に酔うからです。しかし、
カラスが加わると全く様相は変わります。彼女がいればこそ伯爵とマンリーコ
は激しい炎を燃やし、アズチェーナはどす黒い復讐の念を燃やすのです。若き
カラヤンのタクトの下、緊迫のドラマの幕が開きます。
マーク・オーバート=ソーン復刻

8.111322-24 3枚組
ナクソス・ヒストリカル・シリーズ/カラス/タッカー/タリアブエ
ヴェルディ:運命の力
録音 1954年8月17-21,23-25,27日
ミラノ・スカラ座劇場
トゥリオ・セラフィン(指揮)
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
レオノーラ・・・マリア・カラス(ソプラノ)
ドン・アルヴァーロ・・・リチャード・タッカー(テノール)
ドン・カルロ・・・カルロ・タリアブエ(バリトン)
グァルディアーノ神父・・・ニコラ・ロッシ=レメーニ(バス)
修道士・・・レナート・カペッキ(バリトン)
どんな役でも易々と歌いこなすカラスですが、この「運命の力」はあまり歌う
機会に恵まれなかったようです。舞台でも5回、録音は1回のみという少なさで
すが、ここで聴けるレオノーラには、他の歌手を圧倒する力強さと輝かしさが
存分にあるのです。とりわけ第4幕のアリア「神よ平和を与えたまえ」での凄
味は絶品。共演者たちの名唱も聴きどころです。
マーク・オーバート=ソーン復刻



<CPO>
777181-2(SACD-Hybrid) \2950
メルヒオール・フランク(1580-1639):ニュルンベルク1615年
贖罪のための詩篇集
詩篇 5番.32番.38番.51番.102番.130番.143番
ブレーメン・ヴェーザー・ルネサンス
マンフレード・コルデス(指揮)
ドイツのプロテスタント教会音楽作曲家、メルヒオール・フランク。特に声楽
曲を多く残し、600曲ほどのモテットで知られています。当時の宗教曲はラッス
スなどの後期ルネサンスの様式に則って書かれているものが多く彼の作品もシ
ンプルで厳格な曲調を保っています。静かで敬虔な調べを最高の音質でお楽し
みください。

777224-2 \1700
クラリネット三重奏曲集
ベートーヴェン(1770-1827):三重奏曲 Op.11「街の歌」
ランノイ(1787-1853):三重奏曲 Op.15 変ロ長調
ルドルフ・フォン・エステーリッヒ(1788-1831):三重奏曲変ホ長調
ディーター・クレッカー(オーボエ)
グィド・シーフェン(チェロ)
オラフ・ドレスラー(フォルテピアノ)
明るく気品ある音色と絶妙の表現が人気の名クラリネット奏者、ディーター・
クレッカーによるベートーヴェン時代の3つのクラリネット三重奏曲を集めた
1枚です。1936年、ヴィッパータールに生まれ、ヨスト・ミヒャエルスに師事。
知られざるレパートリーの発掘や、自らの編曲でクラリネットのレパートリー
を各段に増やした人としても知られ、多くの人に愛される名奏者です。

777300-2 \2450
ブラームス :セレナード集
セレナード第1番ニ長調
セレナード第2番イ長調
カペラ・アウグスティナ(オリジナル楽器使用)
アンドレアス・シュペリング(指揮)
若きブラームス(1833-1897)の力作、セレナード2曲。交響曲とはまた違った清
々しい楽想と巧みな筆致が人気の佳曲です。このシュペリング盤は、何とオリ
ジナル楽器でこの2曲を演奏してしまいました。研ぎ澄まされた音色と暖かみの
ある響きがたまりません。冒頭のホルンを聴くだけで「ただ者ではないな!」
と引き込まれること間違いなし!

777335-2 \1700
ヘルツォーゲンベルク :ピアノ三重奏曲集
ピアノ三重奏曲第1番 Op.24
ピアノ三重奏曲第2番 Op.36
アトス三重奏団
オーストリアの貴族・作曲家・指揮者・音楽教師、ヘルツォーゲンベルク(1843
-1900)はその作風からしばしば「ブラームスの模倣者」と呼ばれてきました。
確かにここに収録されたトリオを聴いても、最初の部分は「う-ん、ブラームス
だな」と思えるに違いありません。しかし、曲が進むにつれて、彼の中での
「燃え上がる何か」をありありと感じることができるはずです。

777348-2 \2450
フェルレンディス :オーボエ協奏曲集&トリオ集
オーボエ協奏曲第2番ハ長調
オーボエ協奏曲第3番ハ長調
オーボエ協奏曲第1番ヘ長調
オーボエ・トリオ第1-6番
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団
ディエゴ・ディニ・チアッキ(オーボエ、指揮)
フランチェスコ・ダイネーゼ(フルート)
フラヴィオ・バルッツィ(バスーン)
ベルガモで生まれたフェルレンディス(1755-1810)は、当時最も知られたオーボ
エ奏者の一人です。(モーツァルトの K271のオーボエ協奏曲も彼のために書か
れたものです)そんな彼自身もオーボエのための曲をいくつか書いていますが、
そのほとんどは現在聴く機会がありませんので今回のリリースはまさに渇望を
癒すものとして歓迎されることでしょう。その楽章も南国の風を思わせる優美
で明るい曲調が魅力的です。

999988-2 \2450
チマローザ :デキシート・ドミヌス
シンツィア・リッツォーネ(ソプラノ)
シルヴィア・ロッテンスタイナー(メゾ・ソプラノ)
グレゴリー・ボンファッティ(テノール)
イ・ムジチ・カントーリ(合唱)
ヴォーチ・ロヴェレターネ(合唱)
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団
ファビオ・ピローナ(指揮)
数多くのオペラ(それも序曲ばかり)が知られているチマローザ(1749-1801)で
すが、宗教曲にもなかなかの名曲があるようです。とは言え、レクイエム以外
はほとんど聴く機会もなく、もちろん録音もほとんど見当たりません。しかし
ながら、このデキシート・ドミヌス。何とも軽快で華やかな味わいの作品です。
モーツァルトの同時代の人とは言え、明らかに様式が違うの面白いところです。


<ナクソス DVD>
2.110225-26(DVD-Video) 2枚組 \6280
ヴェルディ:ルイーザ・ミラー
フリードリッヒ・クリストフ・フォン・シラー(1759-1805)原作の戯曲《たく
らみと恋》(1784)をもとにサルヴァトーレ・カンマラーノ(1801-1852)の台本
による全三幕の悲劇的メロドラマ
ルイーザ(ミラーの娘)・・・・・ダリーナ・タコーヴァ(ソプラノ)
ロドルフォ(ヴァルテル伯爵の息子)・・・・・
ジュゼッペ・サッバティーニ(テノール)
ヴァルテル伯爵(チロルの領主)・・・・・
アレクサンデル・ヴィノグラドフ(バス)
ミラー(退役軍人)・・・・・ダミアーノ・サレルノ(バリトン)
フェデリーカ(オストハイム公爵未亡人)・・・・・ウルスラ・フェッリ
(メゾソプラノ)
ヴルム(ヴァルテル伯爵の秘書官)・・・・・アルチュン・コチニャン(バス)
ラウラ(百姓娘)・・・・・エリザベッタ・マルトラーナ(ソプラノ)
農夫・・・・・ルカ・ファヴァロン(テノール)
マウリッツィオ・ベニーニ(指揮)
ヴェネツィア・ラ・フェニーチェ歌劇場管弦楽団・合唱団
(エマニュエラ・ディ・ピエトロ:合唱指揮)
演出・・・アルノー・ベルナール
舞台・・・アレッサンドロ・カメラ
収録時間:158分
字幕:英語・伊語
「ルイーザ・ミラー」はヴェルディ(1813-1901)のオペラ作品としては、初期の
愛国心を煽り、リソルジメント(イタリア統一運動)の気運を高めた諸作品、す
なわち「ナブッコ」「第一回十字軍のロンバルディア人」「レニャーノの戦い」
等とは一線を画したもので、その後の中期の傑作群、「リゴレット」「トロ
ヴァトーレ」「ラ・トラヴィアータ」へ繋がる作品です。ナポリのサン・カル
ロ歌劇場で1849年12月に初演され、聴衆はそれまでのヴェルディ作品との違い
に最初は戸惑ったのですが、それでも初演当時から好意的な反応で迎えられま
した。このプロダクションは、ロドルフォ役を得意とするヴェテランのサッバ
ティーニ、ルイーザ役にはブルガリア出身のリリコ・スピント・ソプラノのタ
コーヴァを配し、ベニーニの雄弁な指揮とベルナルド・ベルトリッチ監督の名
作映画《1900年》からインスピレーションを得たベルナールの演出が相俟って
印象的な舞台となっています。脇を固める男性低音陣の充実度も特筆される出
来映えです。(酒井 章)

2.110228(DVD-Video) \5650
ロッシーニ :結婚手形
ガエターノ・ロッシ台本による全一幕のファルサ・コミカ(笑劇)
トビア・ミル(イギリスの商人)・・・・・パオロ・ボルドーニャ(バリトン)
ファニー(ミルの娘)・・・・・デジレ・ランカトーレ(ソプラノ)
エドアルト・ミルフォート(ファニーの恋人)・・・
サイミール・ピルグ(テノール)
スルック(ミルのカナダの取引先)・・・
ファビオ・マリア・カピタヌッチ(バリトン)
ノートン(ミルの出納係)・・・エンリーコ・マリア・マラベッリ(バリトン)
クラリーナ(小間使い)・・・マリア・ゴルチェフスカヤ(ソプラノ)
ウンベルト・ベネデッティ・ミケランジェリ(指揮)
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団
演出・・・ルイージ・スカルツィーナ
舞台・衣裳・・・ジョヴァンニ・アゴスティヌッチ
収録時間:83分
字幕:英語・伊語
エンツォ・ダーラを継ぐブッファ・バリトンとして人気を高めているボルドー
ニャ、スカラ座でも活躍中のカンタンテ・バリトンのカピタヌッチ、アルバニ
ア出身の新進リリコ・レッジェーロ・テノールのピルグ、そしてリリック・コ
ロラテューラ・ソプラノとして人気爆発中のランカトーレという若手実力派歌
手を揃え、素晴らしい演奏になっています。アゴスティヌッチの色づかいの美
しい衣装にも注目。この年ロッシーニ・フェスティヴァルへデビューしたミケ
ランジェリが練達の指揮ぶりで音楽を引き締めています。(酒井 章)



<The Christopher Nupen Films>
A08CND(DVD-Video) \4500
イツァーク・パールマン-超絶技巧のヴァイオリニスト
ドキュメンタリー部に加え、J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパル
ティータホ長調 BWV1006/同ニ短調 BWV1004
演奏/イツァーク・パールマン
収録時間:165分
字幕:独語・スペイン語・フィンランド語・仏語・伊語
ハンディを抱えつつも、その明るい人柄と素晴らしい音楽性で全ての人を魅了
するパールマン。このドキュメンタリーは彼の素顔を克明に捉えています。普
段はユーモアたっぷりでにこやかな彼ですが、ひとたび楽器を構えると、その
表情は瞬時に変貌します。熱く深い音楽を奏でる彼の姿の何と感動的なこと。
大切な家族を見守る父としての表情の柔らかさも見所でしょう。アシュケナー
ジ、ズッカーマンをはじめとした数多い友人たちの言葉と彼自身の言葉で綴る、
「音楽への愛」に満ち溢れた心温まるフィルムです。




<LPO>
JLPO-0032 \2100
ブルックナー:交響曲第8番
クラウス・テンシュテット(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
録音 1981年 10月 29日ライヴ録音ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
1981年と言えば、テンシュテットが“急病”のため北ドイツ放送響との演奏旅
行をキャンセル。そのおかげであの凄絶なコンドラシンのマーラーが世に出た
年です。若干の月日も経過し、ロンドン・フィルの前に現れたテンシュテット
ですが、こちらは目の覚めるような素晴らしいブルックナーを聴かせます。こ
の翌年には EMIとのセッション録音を行いましたが、やはりテンシュテットの
魅力はライヴにあると言えましょう。音質は若干古めかしいですが、それを超
えた迫力が聴き手を魅了します。

<WARNER Box>
WARNER 2564 696817 9枚組 \4580
セレブレーション・セット-チェロ協奏曲集
フレスコバルディ(カサド編):トッカータ
マルチェロ(J.S.バッハ編):オーボエ協奏曲 ニ短調
ラインベルガー:ヴァイオリンとオルガンのための6つの組曲
ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲RV.406
タルティーニ:チェロ協奏曲 ニ長調
チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲
プロコフィエフ:交響的変奏曲
ハルフテル:チェロ協奏曲第2番
ジョリヴェ:チェロ協奏曲第2番
ショスタコーヴィチ、ミヨー:チェロ協奏曲第1番
C.P.E.バッハ、ドヴォルザーク、オネゲル:チェロ協奏曲、他
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)

WARNER 2564 696755 4枚組 \2850
プロコフィエフ:交響曲全集
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ指揮、フランス国立管弦楽団

WARNER 2564 696532 6枚組 \4180
ヘンデル・エディション第1集
ヘンデル:歌劇「アルチーナ」全曲、「オルランド」全曲
ウィリアム・クリスティ指揮、
レザール・フロリサン
フレミング、デセイ、ラスカッロ(Sop)クールマン(Alt)ロビンソン(Ten)
ジョシュア、マニヨン(Sop)サマーズ(Alt)デル・カンプ(Bs)、他

WARNER 2564 696506 5枚組 \2980
ハイドン・エディション第1集
ハイドン:交響曲集、協奏曲集
交響曲第6番「朝」、第7番「昼」、第8番「晩」、第30番「アレルヤ」、
第31番「ホルン信号」、第45番「告別」、第53番「帝国」、
第59番「火事」、第60番「うかつ者」、第69番「ラウドン」、
第73番「狩り」、協奏交響曲 Hob.I-105、ピアノ協奏曲 Hob.XVIII-11
ニコラウス・アーノンクール指揮、
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス 
ミラン・トゥルコヴィチ(Fgt)
デイヴィッド・ライヒェンバーグ(Obe)
ヘルベルト・タヘツィ(pf)

WARNER 2564 696751 7枚組 \4180
チャイコフスキー:ピアノ曲全集
ヴィクトリア・ポストニコワ(pf)




<Brilliant Classics>
BRL 8812 \540
マイク・オールドフィールド(1953-):チューブラー・ベルズ
ピアノアンサンブル
独特の音楽で知られているオールドフィールドの作品を複数台のピアノ用に
アレンジしたもの

BRL 93366 3枚組 \1550
タルティーニ:ヴァイオリンソナタ集、トリオソナタ作品6より
ラ・マニフィカ・コムニタ、カサッツァ(Vln)、ロレギアン(Cemb)

BRL 93368 \540
アンドレア・ガブリエーリ/ジョバンニ・ガブリエーリ:オルガン作品集
ルイジ・フェルディナンド・タリアヴィーニ、リウヴェ・タミンガ(Org)

BRL 93653 3枚組 \1550
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集
フリードリヒ・グルダ(pf)
ホルスト・シュタイン指揮、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ニ長調 op.61(原曲:ヴァイオリン協奏曲) 
杉谷昭子(pf)
ジェラルド・オスカンプ指揮、ベルリン交響楽団

BRL 93665 2枚組 \1080
ヘンデル:セレナータ「アチ、ガラテアとポリフェーモ」HWV.72
マルコ・ヴィターレ指揮、コントラスト・アルモニコ

BRL 93681 2枚組 \1080
レオナルド・レーオ(1694-1744):チェロ協奏曲集
ジュリアス・ベルガー(Vc)
ヴラディスラフ・チァルネツキ指揮、
プフォルツハイム南西ドイツ室内管弦楽団

BRL 93682 \540
クルーセル:クラリネット四重奏曲第1番-第3番
ヘンク・デ・グラーフ(Cla)
ダニエル弦楽四重奏団

BRL 93684 2枚組 \1080
ベートーヴェン:クラリネット三重奏曲(七重奏曲Op.20の編曲版)
フェルディナント・リース(1784-1838):クラリネット三重奏曲Op.28
アンサンブル・アルテ・ムジカ
リース:クラリネットソナタOp.29、Op.169 
リースはベートーヴェンの弟子として有名なピアニスト

BRL 93685 3枚組 \1550
クレメンティ:ピアノソナタ集 第2集
コンスタンティーノ・マストロプリミアーノ(pf)、他
Op.1、Op.2より、21の変奏曲付きブラック・ジョーク ト長調 wo2、他

BRL 93686 3枚組 \1550
ジュリアーニ:ロッシニアーナ全曲、ポプリ全曲、他
クラウディオ・マッカーリ、パオロ・プリエーゼ(Gutar)

BRL 93688 \540
サン・サーンス:自作歌曲によるオーボエのための編曲版、
オーボエソナタOp.166
バルト・シュネーマン(Obe)パオロ・ジャコメッティ(pf)

BRL 93689(SACD-Hybrid) \1050
コーリ・スペッツァティ-ベネティアン・ポリコラールミュージック
二コル・マット指揮、ヨーロッパ室内合唱団




<EINSATZ RECORDS>
EZCD 011 \2300
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番K.467、第22番K.482
ピエール・バルビゼ(pf)
ジャン=ピエール・ランパル指揮、室内管弦楽団
フランスの名ピアニスト、ピエール・バルビゼ(1922-1990)はソリストとして
より室内楽においての活動が目立ち、特にかの天才ヴァイオリニスト、クリス
チャン・フェラスの伴奏者として有名です。このディスクは唯一のモーツァル
トの協奏曲録音で、ソリストとしてのバルビゼが聴ける貴重な音源です。また、
伴奏指揮はあの偉大なるフルーティスト、ジャン=ピエール・ランパルで、堅
実な指揮でバルビゼの煌びやかで典雅なピアノを盛り立てています。
原盤:仏BAM LD-078からの復刻。録音:1950年代
国内盤仕様…日本語帯付、裏面の曲目トラックリストも日本語併記 簡単な解
説も封入しております




<OPUS ARTE>
OA 0989D 2枚組 \5480
ムソルグスキー:歌劇《ホヴァンシチナ》(ショスタコーヴィチ版)
リセウ大歌劇場2007
イヴァン・ホヴァンスキー公: ウラディーミル・オグノヴェンコ
アンドレイ・ホヴァンスキー公: ウラディーミル・ガルーシン
ヴァシーリイ・ゴリーツィン公: ロバート・ブルベイカー
シャクロヴィートゥイ: ニコライ・プチーリン
ドシフェイ: ウラディーミル・ヴァネエフ
マルファ: エレーナ・ザレンバ
代書屋: グレアム・クラーク
エンマ: ナターリア・ティムチェンコ
指揮:ミヒャエル・ボーダー
リセウ大歌劇場管弦楽団&合唱団
演出:シュタイン・ヴィンゲ
美術・装置:クロエ・オボレンスキー
衣裳:クラウディ・ガスティーヌ
照明:デヴィ・カニングハム
振付:インゲル=ヨハンヌ・ルッター
合唱指揮:ホセ・ルイス・バッソ
2007年5月26、29日 リセウ大歌劇場(バルセロナ)にてライヴ収録
収録時間 全プログラム190分(本編177分)
字幕 英・仏・独・西・伊・カタルーニャ
極上の澄んだ響きで奏される「モスクワ河の夜明け」で幕が開くと、そこに
待っている光景は……。その構想があまりにも壮大だったためか、未完成のま
ま作曲家が他界してしまった、ムソルグスキーのロシア版大河オペラ《ホヴァ
ンシチナ》。ボリショイやマリンスキーなどロシアの歌劇場の十八番であり、
その重厚な演奏が魅力となっている作品だが、このバルセロナでのプロジェク
トでは、その陰影の深さに重点を置いた舞台に仕上がっている。ホヴァンスキ
ー公やドシフェイなどの主要な役柄をロシアの重量級で固めながら、改革派ゴ
リーツィンには頭が切れそうだが精神的に弱そうなアメリカ人テノール、ブル
ベイカーを、そして"いじめられキャラ"全開、現代屈指のミーメ歌いであるク
ラークを代書屋に器用するなど、キャスティングもすばらしい。マルファを歌
うザレンバの表現力には要注目だ。(解説:鈴木淳史)

OA BD7003 D 2枚組 \5480
「夏の夜の夢」(全2幕・バランシン版)
パシフィック・ノースウェスト・バレエ1999
オベロン(妖精の王) ポール・ギブソン
タイタニア(オベロンの妃) パトリシア・バーカー
パック(オベロンに仕える小妖精) セス・ベリストン
ヘレナ(デメトリアスが好き) リサ・アップル
ハーミア(ライサンダーが好き) ジュリー・トビアソン
ライサンダー(ハーミアが好き) ロス・イヤースリー
デメトリアス(ハーミアが好き) ジェフリー・スタントン
シーシアス(アテネの大公) バトクフレル・ボールド
ヒポリタ(シーシアスの許婚) アリアナ・ラローン
蝶 中村 かおり
タイタニアの騎士 チャールズ・ニュートン
ボトム ティモシー・リンチ 他
振付: ジョージ・バランシン
音楽:フェリックス・メンデルスゾーン
演出:フランシア・ラッセル
芸術監督:ケント・ストーウェル
演奏:スチュワート・カーショー指揮
BBCコンサート管弦楽団
リビー・クラブトリー(ソプラノ) ジュディス・ハリス(メゾ・ソプラノ)
収録:1999年2月 ロンドン、サドラーズ・ウェルズ劇場
【特典映像】 ◇キャストギャラリー
製品仕様
収録時間 全プログラム94分
字幕 なし
ディスク仕様 Blu-ray Disc
※通常のDVDプレーヤーではご覧になれません
夏の夜、妖精王と悪戯好きな小妖精と恋人たち………
惚れ薬が巻き起こした恋のハプニング。おなじみシェイクスピアの人気喜劇に
メンデルスゾーンの軽妙な音楽を付けた、ユーモアと詩情あふれるバレエ作品
で、「結婚行進曲」も挿入曲として使われています。バランシン版は2幕仕立
てで、2幕はディヴェルティスマンが入ります。
昨年のHD-DVD発売に続く、バレエ作品初のブルーレイディスク商品です。

<TESTAMENT>
SBT13 1426 13枚組 \11250
ケンペ/リング コヴェントガーデン・ライヴ 1957
ワーグナー:「ニーベルングの指環」(全曲)
《ラインの黄金》(1957年9月25日)
ヴォークリンデ・・・・ジョーン・サザーランド
ヴェルグンデ・・・・ウネ・ハーレ
フローシルデ・・・マルジョリー・トーマス
アルベリヒ・・・・オタカール・クラウス
フリッカ・・・・ゲオルギーネ・フォン・ミリンコヴィチ
ヴォータン・・・ハンス・ホッター
フライア・・・・エリザベート・リンダーマイアー
ファーゾルト・・・・・クルト・ベーメ
ファーフナー・・・・・フレデリック・ダルベルク
フロー・・・・エドガー・エヴァンス
ドンナー・・・・ローベルト・アルマン、
ローゲ・・・・エーリッヒ・ヴィッテ
ミーメ・・・・ペーター・クライン、
エルダ・・・・・マリア・フォン・イロスヴァイ
《ヴァルキューレ》(1957年9月27日)
ジークムント・・・ラモン・ヴィナイ、
ジークリンデ・・・・ジルヴィア・フィッシャー
フンディング・・・・フレデリック・ダルベルク、
ヴォータン・・・ハンス・ホッター
ブリュンヒルデ・・・・ビルギット・ニルソン、
フリッカ・・・・・ゲオルギーネ・フォン・ミリンコヴィチ
《ジークフリート》(1957年10月1日)
ミーメ・・・・ペーター・クライン、
ジークフリート・・・ヴォルフガング・ヴィントガッセン
さすらい人・・・・ハンス・ホッター、
アルベリヒ・・・オタカール・クラウス
ファーフナー・・・・フレデリック・ダルベルク、
森の小鳥・・・ジャンネッテ・ジンクレール
ブリュンヒルデ・・・・ビルギット・ニルソン
《神々の黄昏》(1957年10月4日)
第1のノルン・・・マリア・フォン・イロスヴァイ、
第2のノルン・・・コンスタンチェ・シャックロック
第3のノルン・・・エイミー・シュアルド、
ブリュンヒルデ・・・ビルギット・ニルソン
ジークフリート・・・ヴォルフガング・ヴィントガッセン、
グンター・・・ヘルマン・ウーデ
ハーゲン・・・クルト・ベーメ、
グートルーネ・・・エリザベート・リンダーマイアー
ヴァルトラウテ・・・マリア・フォン・イロスヴァイ、
アルベリヒ・・・オタカール・クラウス
ヴォークリンデ・・・ジョーン・サザーランド、
ヴェルグンデ・・・ウネ・ハーレ
フローシルデ・・・マルジョリー・トーマス
ロイヤル・コヴェントガーデン管弦楽団&合唱団
指揮:ルドルフ・ケンペ
録音:1957年9,10月 コヴェントガーデン(ライヴ)mono
1950年代、様々な歌劇場で毎年のように上演されていた「指環」の全曲演奏。
このケンペ&コヴェントガーデンの1957年ライヴは、一連のクナ&バイロイト
とともに最高の名演として高く評価されているものです。まず歌手たちの顔ぶ
れをご覧下さい!主役にはホッター、ニルソン、ヴィントガッセン、ヴィナイ
・・・・など当時最高のワーグナー歌手を配置し、ベーメ、ウーデ、クラウス、
ミリンコヴィチなどの実力派がしっかりと脇を固めます。当時30歳のサザーラ
ンドのヴォークリンデも非常に魅力的です。そして、何と言っても素晴らしい
のがケンペの指揮でしょう。1953年にコヴェント・ガーデンに登場、その後20
年に渡り数々のオペラ上演を行いロンドンの聴衆、歌手、楽団員から絶大なる
信頼を受けたケンペ、(とは言え、音楽監督の座は辞退)前年(1956年)は病気の
ために一時休養を取ったものの、この年、1957年はシーズン開始から精力的に
活動し、「蝶々夫人」「エレクトラ」そして「指環」を立て続けに振ったので
した。もちろんこの「指環」は聴衆からも批評家からも大絶賛、溢れるような
音の洪水と高らかな歌声に全ての人が歓喜したという伝説の公演記録です。後
にケンペは1960年にバイロイトに登場、そこでの一連の「指環」でも素晴らし
い演奏を残しているのは言うまでもありません。
なおこの復刻は、ヘアウッド卿(エリザベス女王のいとこで、イギリスを代表
するオペラ専門家)の所蔵する高音質、高品質の原盤を使用したものです。

<TUDOR>
TUDOR7147(SACD-Hybrid) \2080
マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」
ジョナサン・ノット(指揮)
バンベルク交響楽団
録音:2005-06年
ジョナサン・ノットとバンベルク交響楽団による、マーラーの交響曲第2集。
このコンビの最初のCDがマーラーの5番でした。この5番は好録音も相まって
2004年の発売依頼コンスタントに売れ続ける名演です。
ノットは、現代音楽を好んで指揮するバリバリの前衛指揮者でもありますが、
当録音では、じっくりと遅めのテンポが採用されており、古き良きヨーロッパ
・ロマンの香りが満ちております。バンベルク響のマーラーも珍しいものです
が、当演奏では音色も輝かしくマッシブなパワーにも不足はなく、現代のヴィ
ルトウオーゾ集団として実力を示しております。録音も距離感のはっきりした
もので、近くの楽器は近くから、遠くの楽器は遠くから聴こえる実演に限りな
く近い優秀録音で好ましいです。

TUDOR7153 \2080
ロルフ・ウルス・リンガー(1935-):
ピアノ作品集(全21曲収録)
マウリツィオ・バリーニ(Pf)
録音:2007年6月
リンガーはチューリヒ生まれのスイスの作曲家。チューリヒ音楽院で学んだあ
と1956年ダルムシュタット講習会に参加。作曲をアドルノやヘンツェに学んだ。
このCDでは1975年から2005年までのピアノ作品を収録。作風は無調で落ち着い
た雰囲気ながら、時折聴けるきらめくような色彩豊かな音が美しい。




<NORTHERN FLOWERS>
NF/PMA9954 \1980
ニコライ・ミャスコフスキー(1881-1950):
弦楽四重奏曲全集第5集
弦楽四重奏曲第12番ト長調Op.77
弦楽四重奏曲第13番イ短調Op.86
タネーエフ四重奏団
録音:1981-82年
今回が完結編となるミャスコフスキー弦楽四重奏曲の第5集。この全集は以前
RUSSIAN DISCから発売されていた名盤です。2曲ともミャスコフスキー晩年の
作品で、この頃に作曲された他の作品同様、比較的分かりやすいのが特徴です。
特に第13番第4楽章はエネルギッシュでリズム、テンポのバランスが良く演奏
されております。

NF/PMA9957 \1980
ボリス・チャイコフスキー(1925-96)歴史的録音集
(1)ロシア民謡の主題による幻想曲
(2)弦楽オーケストラの為のシンフォニエッタ
(3)イギリスの主題による奇想曲
(4)スラヴ狂詩曲
(1)-(3)アレクサンドル・ガウク指揮
モスクワ放送交響楽団
(4)サムイル・サモスード指揮
モスクワ・フィルハーモニー管
録音:(1)1952年、(2)1955年、(3)1954年、(4)1957年
最近さかんに録音が行われるようになったボリス・チャイコフスキーをロシア
の大物ガウクの演奏で聴ける歴史的録音です。
ボリス・チャイコフスキーはショスタコーヴィチに師事していたこともあり、
その影響が随所に見受けられます。現代音楽とは全く無縁とも言える作風です。

NF/PMA9955 \1980
ガヴリーリン(1939-1999):歌曲集
(ロシアのノート/オフィーリアの2つの歌/都市の眠り/許して/四季)
ミラ・シュキルティル(MS)
ユーリ・セロフ(P)
録音:2007年7月28-29日、
ヴァレリー・アレクサンドロヴィチ・ガヴリーリンは1999年の60才で亡くなっ
た作曲家。ガヴリーリンの歌曲はトラック1では古風な作風と思いきや、トラッ
ク2では驚かされ、従来の歌曲とは違います。部分部分で、歌というより声を発
しています。

NF/PMA9956 \1980
「ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリン -19世紀の超絶技巧作品集」
ヴィエニャフスキ:演奏会ポロネーズ/伝説曲/創作主題による変奏曲
エルンスト:ロッシーニの「オテロ」のアリアによる幻想曲
パガニーニ:変奏曲「魔女たちの踊り」/カンタービレ/ラ・カンパネラ
サラサーテ:バスク奇想曲
リディア・コヴァレンコ(Vn)
イゴール・ウリアシュ(P)
録音:2007年9月1-4日、
有名なものからそうでない曲まで、いずれも難易度が高い作品ばかり収録され
たアルバム。ヴァイオリンを余すことなく弾ける人のための曲であり演奏者を
選ぶ曲とも言えるでしょう。コヴァレンコはこれらの超絶技巧作品を難なく弾
きこなしています。




<ミッテンヴァルト・レーベル>
MTWD99028 \3000
伊福部 昭:ヴァイオリン協奏曲(ピアノ・リダクション)
(1) ヴァイオリンと管絃楽のための協奏風狂詩曲
(ヴァイオリン協奏曲第1番)(1948/1971)
(2) ヴァイオリン協奏曲第2番(1978)
佐藤久成(ヴァイオリン)、岡田 将(ピアノ)
録音:2006年6月5日、秩父ミューズパーク音楽堂
この録音は伊福部昭が2006年2月に亡くなり、その直後の6月に録音されたもの
です。このピアノ伴奏版は伊福部が自らアレンジしたもので、出版もされてお
り(全音楽譜出版社)この版では初録音となります。聴きなれたこの作品がフレ
ッシュに蘇りました。
腕のたつ若い演奏家、佐藤久成と岡田将による演奏についてミッテンヴァルト
の稲原氏は「二人は荒削りな部分がありながらも、最後まで緊張感を失わず、
ひたすら伊福部音楽に向き合った。その演奏は私の想像をはるかに超え、まさ
に私の心を揺さぶる音楽となった。」とライナー・ノートで述べています。





<SION RECORDSレーベル(日本)>
SCD-016 \3150
『三絃 野澤徹也 4 パッセージ』
水野修孝:ソロ三味線のための「パッセージ3章」
松岡政長:「冬の夢」-三味線・箏・17絃箏の三重奏
新実徳英:「をとこ・をんな」-三絃とボーカリーズによる音楽
木山光:「D・T・TRAIN」-for Shamisen & Shakuhachi
杵屋正邦:「風」-三絃独奏曲
三木稔:「月の兎」-わらべ語り風 歌楽
野澤徹也 (三絃)
今回集められた作品は、作曲家が自己の原点と未来をしっかりと見つめるとこ
ろから生まれているように思う。阿部定事件を題材に邦楽発声を駆使し、恐ろ
しいほどの迫真力で聴く者を虜にする新実徳英の「をとこ・をんな」。無駄な
く考え抜かれた楽器法と歌の自在さで色彩豊かに構成する三木稔の「月の兎」。
この2作品は日本語の発声と物語への取り組みを。水野修孝はジャズと日本音楽
の親和性を「ソロ三味線のためのパッセージ3章」に。木山光は原始的なまでの
エネルギーをロックやノイズ音楽の語法を用いて「D・T・TRAIN」を。松岡政長
は一つ一つの音を大切に美しいメロディーを愛しむように「冬の夢」を儚げに
描く。この3作品は音楽の多様な同時代性を、それぞれ聴かせる。そして音楽の
目まぐるしい変遷を邦楽と洋楽の狭間で体験し作曲を行った杵屋正邦作品「風」。
どれも三味線が持っている独自の響きや民族、文化、時代が育ててきた特性を
自分なりに音楽へ響かせて新しい作品に仕上げている。(音楽評論 西耕一)
野澤徹也(三味線)
三絃を西潟明子氏に師事。現代邦楽研究所研究科修了。花園大学文学部史学科
卒業。’99年、’00年の全国邦楽コンクールにて二年連続優秀賞受賞。’00年、
ビクター伝統文化振興財団邦楽技能者育英賞受賞。’05年東京邦楽コンクール
第1位受賞。同世代の作曲家への委嘱活動も活発に行い、現代三味線音楽の普
及発展に力を注ぐ。NHK教育TV全国放送「日本音楽の祭典」、NHKFM「邦楽百番」、
「邦楽のひととき」、TOKYO FM「トランス・ワールド・ミュージック・ウェイ
ズ」等、テレビ、ラジオへの出演多数。洗足学園音楽大学・現代邦楽コース非
常勤講師。




<QUERSTAND>
VKJK0731(SACD-Hybrid) \2380
ヴォーン=ウィリアムズ:
海の交響曲(交響曲第1番、テキスト:ウォルト・ホイットマン)
ハワード・アーマン指揮
MDR交響楽団(ライプツィヒ放送交響楽団)、MDR放送合唱団
ジェラルディン・マクグリーヴィ(S)、
トンミ・ハカラ(Br)
録音:2007年2月4日(ライヴ録音)
QUERSTAND/MDRエディション第19弾。指揮は以前このシリーズで同じヴォーン=
ウィリアムズのフロス・カンピ(VKJK0324)で名演を聴かせたハワード・アーマ
ン。アーマンは合唱指揮者としては第1級の評価を得ており、現在MDR放送合唱
団の芸術監督。最近はMDR交響楽団も振って好評を得ている。指揮者がイギリス
人とはいえドイツのオーケストラ(あのケーゲルが振っていたオケ!)が大作
「海の交響曲」を演奏するのは珍しい。

VKJK0802 \1680
「シューマン:合唱作品集II」
5つの歌Op.55、4つの二重合唱曲Op.141、
ロマンスとバラード第3集Op.145、第4集Op.146
ハワード・アーマン指揮
MDR放送合唱団
MDRエディション20は好評のシューマン合唱作品集第2弾。これは合唱指揮の評
価が高いハワード・アーマンのライフ・ワークのひとつで、ちなみに2010年は
シューマン生誕200年。緻密な構成力ときめの細やかな音つくりがシューマン
の合唱曲に新鮮な息吹を与える。

VKJK0610 \1680
世界のクリスマス(アーマン編曲によるクリスマス・ソング集)
ハワード・アーマン指揮
MDR交響楽団(ライプツィヒ放送交響楽団)、MDR放送合唱団、MDR児童合唱団

VKJK0704 \1680
「エホバよ、汝に向かってわれ歌わん」
レーガー:朝の歌op.138-2
J.S.バッハ:
モテット「イエス,我が喜び」BWV.227/「エホバよ、汝に向かってわれ歌わん」
/「魂の慰め、わが喜び」
ラモー:モテット「務め励み」
グリーグ:4つの詩編から/
ラインベルガー:モテット「夕べの歌」op. 69-3/他
カルムス・アンサンブル
録音:2001-2006年
カルムス・アンサンブルの代表的録音(VKJK 0204)にバッハのモテット「イエ
ス,我が喜び」を追加しての再発売。5・6人による美しい声楽アンサンブルで
す。VKJK0204は廃盤となります。

VKJK0707 \1680
「喜べ!」-降臨節とクリスマスのための歌曲集
メンデルスゾーン:前奏曲ト長調、「喜べ主は地に民を住まわせる」、
クリューガー:「私が受け取るべき」、
ブラームス、レーガー、プレトリウス、コーネリウス、
他全21曲
グレゴル・マイアー指揮
ヴォーカル・コンソート・ライプツィヒ
ディーター・ベルマン(語り)
ヨハネス・ウンガー(オルガン)
録音:2007年1月
来年設立10周年を迎えるヴォーカル・コンソート・ライプツィヒの最新録音。
やや旬を外したリリースだが清冽なオルガンと歌声に癒される。

VKJK0716 \1680
「ザクセンのオルガン第4集-ポムセンのリヒター・オルガン」
ハンス・レオ・ハスラー:2声のリチェルカーレ
ガブリエリ:ファンタジア・アレグラ
プレトリウス:聖歌
ブクステフーデ:既に明日のように星は照る
バッハ:カンツォーナ ニ短調
シャイト:聖歌
他パレグリーニ、コレア・デ・アラウホ、ファン・カバニーリェス、
デ・ヘレディア、ゲラウ、トゥンダー、ブクステフーデの作品、全19曲
ローラント・ベールガー(Org)
録音:2007年
ドイツ・ザクセン地方にあるポムセン教会にある17世紀の由緒あるオルガンに
よりドイツ・スペインの作曲家を中心とした珍しいオルガン曲ばかりを収録。

VKJK0727 \1680
「ジークフリート・カルク・エラート:歌曲と室内楽曲集」
フルート・ソナタOp.121/印象と詩/「8つの歌」Op.11より/「傾向と意見」
-「幻」/フルートとピアノのための「エキゾティックな印象」/「私の子供」
Op.40より」/「古い歌」より/フルートとピアノのための「交響的カンツォ
ーネ」/フルート、クラリネット、ホルンとピアノのための「若い音楽」
ジュリー・カウフマン(Sop)
イルメラ・ボスラー(Fl)
アンドレアス・レーネルト(Cl)
ベルンハルト・クルーク(Hrn)
ベルンハルト・カストナー(Pf)
録音:2004/06年
バロック様式と印象派の手法をミックスした多数のオルガン曲で知られるカル
ク=エラートの歌曲と室内楽曲を一堂に集めた珍しいアルバム。後期ロマン派、
フランセ、プーランクを折衷したような軽やかで耽美的な世界。

VKJK0733 \1680
「チェチーリア・ミサ-レーゲンスブルク大聖堂少年合唱団」
グノー:
聖チェチリア祝日のためのミサ・ソレムニスOp.12(聖チェチリア・ミサ)
メンデルスゾーン:「エリア」-「あなたの目を放棄しなさい」、
ルイ・ヴィエルヌ:オルガン交響曲第3番-カンティレーヌとフィナーレ
ローラント・ビュッフナー指揮
レーゲンスブルク大聖堂少年合唱団
エルツゲビルグ・フィルハーモニー
ヨハネス・クリューザー(Ten)
メヒティルト・キーンドル(Sop)
ヴォルフガング・クローゼ(B)
フランツ・ヨゼフ・シュトイバー(Org)、
録音:2007年5月11日
ウィーン少年合唱団は言うまでもなく有名だが、Domspatzen(大聖堂の雀たち)
と呼ばれるレーゲンスブルク少年合唱団はウィーンに負けていないヨーロッパ
の名門少年合唱団。大作グノーのチェチーリア・ミサで天使の歌声を聴かせて
くれる。




<MARQUISレーベル(カナダ)>
カナダのMarquis(マーキス)を取り扱うことになりました。このレーベルは
1981年に設立され、クラシックやジャズを中心にワールドミュージックなども
扱っており、タイトル数も200を超えています。Marquis は優秀なカナダ人演
奏家ならびに海外のクラシック演奏家を抱えており、トランペットのジェンス
・リンドマンや、サンクト・ペテルスブルク弦楽四重奏団などがいます。彼ら
のレコーディング作品は世界各地で認められています。また、世界屈指の美声
と非凡な歌唱力によって、ソロのボーイ・ソプラノとして発掘されたアレッド
・ジョーンズや、カナダ出身でトロント交響楽団、カナダ放送交響楽団で活躍
したフルート奏者ロバート・ エイトケンなどのオリジナル音源もあり、また、
品番でMAR83000台はORION RECORDの復刻で、往年の巨匠の録音も取り扱ってお
ります。尚、今回、ご紹介する商品はクラシック系のみとなっておりますので、
あらかじめご了承下さい。

MAR81101 \1980
「2人の遊び」-フルート名曲集
ゴセック:タンブーラン/サティ:ジムノペディ/クープラン:ティク・トク
・ショク/グルック:精霊の踊り/ドビュッシー:小さな羊飼い、月の光/
フォーレ:シシリエンヌ、子守歌/イベール:間奏曲/ゴーベール:オリエン
タル/リュリ:ガヴォット/ゴーベール:マドリガル/ラヴェル:ハバネラ
形式の小曲
ロバート・エイトケン(fl)
エリカ・グッドマン(Hrp)

MAR81115 \1980
「黒人霊歌集」
エルマ・アイゼラー・シンガーズ

MAR81117 \1980
「サルゼードが編曲したハープ作品集」
サルゼード、ヘンデル、ペスチェッティ、コレッリ、ハイドンの作品
ジュディ・ローマン(Hrp)

MAR81119 \1980
「クラリネットのための作品集」
グレインジャー:岸辺のモリー/ダニー・ボーイ/ストラスペイとリール/
グリーグ:ソルヴェイグの歌/アニトラの踊り/ディーリアス:水彩画/エル
ガー:朝の歌/ヴォーン=ウィリアムズ:イギリス民謡集/デイヴ・ブルーベッ
ク:ブルー・ロンド・アラ・トルコ/シドニー・ベチェット:小さな花/アレ
ック・テンプルトン:バッハ・ゴーズ・トゥ・タウン/ピエトロ・ヨン:ユモ
レスク/ジョン・ブラットン&ジェイムズ・ケネディ:テディ・ベアのピク
ニック
ジェイムズ・キャンベル(cl)
アレグリ・クァルテット

MAR81127 \1980
「ブリテン&ヴォーン=ウィリアムズ:歌曲集」
ブリテン:ウィリアム・ブレイクの歌と格言/サリーの園/鋤で耕す少年/お
前はニューキャッスル生まれではないのか/とりねこの林/若く朗らか未亡人
ヴォーン=ウィリアムズ:ローリング・イン・ザ・デュー/子羊を探しに/5つ
の神秘的な歌/他
ケヴィン・マクミラン(Br)

MAR81129 \1980
「ヘンデル、スカルラッティ、ヴィヴァルディ:声楽作品集」
ヘンデル:「ルクレチア」より
D.スカルラッティ:「サルヴェ・レジーナ」より
ヴィヴァルディ:「主が建て給うのでなければ」より
キャサリーン・ロビン(MS)
サーティーン・ストリングス

MAR81137 \1980
「ギター作品集」
ホルヘ・モレル、フェルナンド・ブスタマンテ、アントニオ・ラウロ、
ファリャ、ルイス・ピポ、レオ・ブローウェル、デラマーサの作品
レイチェル・ゴーク(G)

MAR81149 \1980
海のためのケルトのミサ
イハリファックス・カメラータ・シンガーズ

MAR81151 \1980
シューベルト:白鳥の歌 D. 957、他
ケビン・マクミラン(Br)
レフ・ナトチェニー(P)

MAR81153 \1980
「クラリネット作品集」
プーランク:無窮動/エリントン:カム・サンデイ/グールド:パヴァーム/
ニモンズ:島/ラヴェル:ハバネラ/シェアリング:3分間/タイユフェール:
アラベスク/グリック:祈人/ディノヴィ:プリティ・レディ・ブルース/
シックリー:3つの哀歌/ベイカー:踊り/ファン:奇想曲/ディノヴィ:ディ
ヴェルティメント/ジャンゴ・ラインハルト:ヌアージュ
ジェイムズ・キャンベル(cl)
ジーン・ディノヴィ(P)

MAR81155 \1980
「ベンジャミンのための子守歌」
民謡、フィンレイ、シューマン、オッフェンバック、ポルガー、シューベルト、
ブラームス、シャーマン兄弟、フンパーディンク、ドビュッシー、R.シュトラ
ウスの子守歌に限らない作品
ドナ・ベネット(S)
ブライアン・フィンレイ(P)

MAR81157 \1980
「ホルンのための室内楽作品集」
グノー:ホルンとピアノのための6つのメロディー
ライネッケ:ホルンとオーボエ、ピアノのための三重奏曲Op.188
ライネッケ:ホルンとピアノのための夜想曲Op.112)
ジェームズ・サマーヴィル(Hr)
レナ・シャロン(P)
ジェイムズ・メイソン(ob)

MAR81161 \1980
「パーラー・グランドVol.1」
ベートーヴェン:エリーゼのための/メンデルスゾーン:紡ぎ歌/シューマン:
トロイメライ/シンディング:春のささやき/シュット:夢/ヘンゼルト:も
しも私が小鳥なら/ルビンシテイン:ロマンス/リスト:愛の夢/エルガー:
愛の挨拶/カルガノフ:アラベスク/パデレフスキ:古風なメヌエット/マス
ネ:メロディ/マクダウェル:野ばらに寄す/フォーレ:無言歌/ラフマニノ
フ:前奏曲/ドヴォルザーク:ユモレスク/ゴッチョーク:瀕死の詩人/ゴー
ティエ:秘密
ロバート・シルバーマン(P)

MAR81165 \1980
「20世紀のハープ作品集」
トゥルニエール/ヒンデミット/タイユフェール/ブリテン/ビューアの作品
ジュディ・ローマン(Hrp)

MAR81169 \1980
「ケルトの記憶」
ジョン・ライド将軍:組曲/ハミッシュ・マッカン:3つのスコットランド舞曲
/ヘブリディーズの伝承曲:スカイ島のボート・ソング、他/エリック・ロバ
ートソン:スコットランドの聖歌による3つの前奏曲/3つのスコットランド・
リール
バーンズ・ミュージカル・ソサエティ

MAR81171 \1980
「How do I love thee?」-ジョン・アクセルロッド:ブラウニング、バイロン、
キーツ他による歌曲集

MAR81173 \1980
ブリテン:弦楽四重奏曲第三番
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第三番
ペンデレツキ四重奏団

MAR81175 \1980
賛美歌集「Joy of God」
ヨークミンスター・パーク合唱団

MAR81179 \1980
「アメリカン・アフェアー」
コープランド:ホー・ダウン
アイヴズ:ヴァイオリン・ソナタ第2番
グアルニエリ:カンティガ・デ・ニナール
伝承曲(ミッシャ・エルマン編):深い川
コリリアーノ:ヴァイオリン・ソナタ
アッパー・ヴァレー・デュオ:
【ティム・シュワルツ(Vn)、ダン・ワイザー(P)】

MAR81181 \1980
「バッハ・ミーツ・ケープブレトン」
ソナタ組曲/少女の為のうるさい舞曲集/ピンキー・ハウス・メドレー/イー
・ビー・ジグ/チェイサー付のパーセル/シャコンヌ/マブー炭鉱からの音楽
/ホエー・ガー・ギター/ニール・ゴーのラメント/バッハ・ミーツ・ケープ
・ブレトン/別離
デイヴッド・グリーンバーグ(バロックVn)

MAR81183 \1980
ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏曲Op.57
シュニトケ:ピアノ五重奏曲
レフ・ナトチェニー(P)
ペンデレツキ弦楽四重奏団

MAR81185 \1980
ブリテン:カンティクル(全5曲)
パーセル(ブリテン編):3つの賛美歌
オールドバラ・コネクション

MAR81187 \1980
シューベルト:ピアノ・ソナタ第20番イ長調D.959
ブラームス:ピアノ五重奏曲 ヘ短調Op.34
レフ・ナトチェニー(P)
ペンデレツキ四重奏団

MAR81191 \1980
「パノラマ-スペインと南米の音楽」
トローバ、ポンセ、ラウロ、ブローウェル、ダニエルのギター作品
レイチェル・ゴーク(G)

MAR81193 \1980
「情熱と敬虔」
ハイドン:ナクソスのアリアンナHob. XXVIb:2/C.P.E.バッハ:5つの宗教歌
曲/ベートーヴェン:ゲレルトの詩による6つの歌Op.48/シューベルト:ゲー
テの詩による歌曲
キャサリーン・ロビン(MS)
ポール・ニコルソン(P)

MAR81197 \1980
「エロティコス・ロゴス」
クリストス・ハツィス(1953-):
サッフォーの詩による3つの歌曲、エロティコス・ロゴス、アルカナ
モニカ・フィッチャー(S)、
ロナルド・グレイダナス(C-T)、
ロバート・エイトケン(指揮)

MAR81199 \1980
「我が心の飛翔」-カナダの作曲家の合唱曲集
トロント少年少女合唱団

MAR81201 \1980
「パーラー・グランドVol. 2」
シューベルト:セレナーデ/メンデルスゾーン:春の歌/アルベニス:タンゴ
/ブリッジ:ローズマリー/ダカン:かっこう/リャードフ:音楽玉手箱/グ
ルック:聖霊の踊り/ピエルネ:小さな鉛の兵隊行進曲/ゴダール:朝に/
シャミナード:スカーフの踊り/ウェーバー:舞踏への招待/ゴドフスキー:
古きウィーン/トーメ:かざらぬ告白/グレインジャー:カントリー・ガーデ
ンズ/バダジェフスカ:かなえられた祈り/ネヴィン:ナルキッソス/ラヴァ
レー:蝶々/ショパン:ワルツ嬰ハ短調
ロバート・シルバーマン(P)

MAR81205 \1980
「チャーム・アンド・パッション・オヴ・ユース」
シベリウス:
序曲へ短調、金管七重奏のための小組曲、金管七重奏のためのアレグロ、
ティエラ
メリライネン:パルティータ
ラウタヴァーラ:我らが時代のレクイエム
ユッカ=ペッカ・サラステ指揮
フィンランド・ブラス・アンサンブル

MAR81207 \1980
「マレ:ヴィオール曲集」
マルック・ルオラヤン=ミッコラ(ヴィオール)、
コンティヌオ・グループ・バッタリア

MAR81209 \1980
「マイ・エンジェル」
オマー・ダニエル:ギター作品集
レイチェル・ゴーク(G)

MAR81211 \1980
「キンロックの幻想」-ケルトのフィドルからバロックのソナタまで
ポータ・バロック:【デイヴィッド・グリーンバーグ(Vn)、テリー・マッケナ
(G)、デヴィッド・サンダール(Cemb)】

MAR81217 \1980
「ユーカリ」
サティ、プーランク、クルト・ワイルの歌曲
パトリシア・オキャラガン(MS&Vo)、ジェニー・クローバー(P)

MAR81219 \1980
「優雅な炎」
リンダ・ブシャール:優雅な炎/軽業師へ捧げる歌/めまい
トレヴァー・ピノック(指揮)
ナショナル・アーツ・センター管弦楽団

MAR81221 \1980
「青いクチナシ」
ハル・イスビッツ:ラグタイム集
ジョン・アーピン(ピアノ)
※ラグタイム

MAR81223 \1980
「さすらい人の帰還」-ケルトとバロックの融合
デイヴィッド・グリーンバーグ(Vn)&ポータ・バロック

MAR81225 \1980
「ギャラクシー・トリオ」
※クロスオーバー
ギャラクシー・トリオ(クラシックとジャズのヴァイオリン・トリオ)

MAR81227 \1980
「ノエル-古いカナダのクリスマス音楽」
エルマ・アイゼラー・シンガーズ

MAR81229 \1980
「バンフからの音楽」
メンデルスゾーン、バリオス、ブラームス、アクロン、グノー、マルタン、
バルトーク、ヘザー・シュミットの器楽曲、室内楽曲
様々な演奏家

MAR81231 \1980
「アガメムノンとの滑空」-マルコム・フォーサイス作品集
アマンダ・フォーサイス(Vc)

MAR81233 \1980
「スロー・フォックス」
パトリシア・オキャラガン(MS&シンガー) ※クロスオーバー

MAR81237 \1980
「フォールに学ぶ」-グレン・ビューア作品集
3つの詩/弦楽四重奏曲第1番、第2番/リチョット・ミサ
ペンデレツキ四重奏団
アンネ・マリー・ドノヴァン(MS)

MAR81239 \1980
「エネスコ:インプレッションズ」
ヴァイオリン・ソナタ「遺作」/ヴァイオリン・ソナタ第3番Op.25/子どもの
心象/フォーレの名による断片/奉献曲
オルフェオ・デュオ(Vn&P)

MAR81241 \1980
「ピアノのためのロマンティックな舞曲集」
レーガー:ワルツ 第1,4,6番Op.22/ワルツ第7,9番Op.9/シューベルト:2
つのトリオを持つドイツ舞曲と2つのレントラー D.618/6つのポロネーズ
D.824 第6番/ブラームス:ハンガリー舞曲 第5-8番/モシュコフスキ:ポー
ランド舞曲より I-III. IV/ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第8番/グリーグ:
ノルウェイ舞曲 第1-4番
デュオ・タージオン(Pデュオ)

MAR81243 \1980
「Bless Ye The Lord(賛美歌)」
ヨークミンスター・パーク合唱団

MAR81245 \1980
「チューン・アンティル・ドーン」
デイヴッド・グリーンバーグ(バロックVn)、ダグ・マカフィー(P)

MAR81249 \1980
「ウェールズの歌」
ブリン・ターフェル(B/Br)

MAR81253 \1980
「ソング・オブ・ザ・ライツ(オーストラリア&ニュージーランド・ライブ)」
トロント少年少女合唱団

MAR81255 \1980
「Come Ye Makers of Song(オーストラリア&ニュージーランド・ライブ)」
トロント少年少女合唱団

MAR81265 \1980
「忘れられた歌、忘れられた愛」
ドヴォルザーク/ツェムリンスキー/チャイコフスキー/ドホナーニの歌曲
ウエンディ・ニールセン(S)

MAR81269 \1980
「ファンファーレ-スタットフォードからのシェークスピアの音楽」
様々な演奏家

MAR81271 \1980
ウェーバー:
クラリネット協奏曲第1番、グラン・デュオ・コンチェルタンテOp.48
ハインリヒ・ベールマン(1784-1847):クラリネット五重奏曲
ジェイムズ・キャンベル(cl)
ポール・フリーマン指揮
ロンドン交響楽団、アレグリ四重奏団

MAR81273 \1980
「ナイチンゲールの便り」-クラリネット作品集
ポール・リード:「ヴィクトリア・キッチン・ガーデン」組曲/ゲルハルト・
ヴエンシュ:イン・モード・アンティコ/ジェルジ・アラーニ:ラプソディア
/プーランク:クラリネット・ソナタ/ドン・ハダッド:アンダンテとアレグ
ロ/アーノルド:ソナチネ
ジェローム・サマーズ(cl)
ロバート・コートガード(P)

MAR81277 \1980
「窓から外に捨てなさい」-16-18世紀のポピュラー音楽
テリー・マッケナ(ギター・リュート・マンドリン)

MAR81279 \1980
「ボウファイア」
リチャード・ウッド(ケルティック・フィドル) ※クロスオーバー

MAR81285 \1980
「飛べよ、青い鳥」-南米の歌曲集
グァスタビーノ、グァルニエリ、ヒナステラ、ブチャルド、
ヴィラ=ロボスの作品
アガーテ・マーテル(S)
マルク・ボルドー(P)

MAR81289 \1980
「ジュディ・ローマン・フェイヴァリッツ」
サルゼード:古い様式の主題による変奏曲Op. 30/ヒンデミット:ハープ・
ソナタ/ヴァインツヴァイク:15の小品(抜粋)/サルゼード:飛行、田園詩的
な詩、不安/ビューア:5つの舞曲(抜粋)/ブリテン:ハープ・ソナタOp.83
(抜粋)/マレイ・シェーファー:アリアドネの冠
ジュディ・ローマン(hrp)

MAR81291 \1980
「トリオ・ノルテ」
トリオ・ノルテ(スパニッシュG、ギプシーVn、アコーディオン)

MAR81293 \1980
「羊の声を聞け」-ナサニエル・デット(1882-1943):合唱作品集
ナサニエル・デット合唱団

MAR81295 \1980
「フライング・ソロ」-ジェンズ・リンデマン(トランペット)
ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女/ファッツ・ウォーラー:ハンドフル・オヴ
・キーズ/ウィリアムス&ヘンダーソン:シュガー・ブルース/オブラドルス
:エル・ヴィート/ヘンダーソン:「アメージング・グレイス」変奏曲/グレ
インジャー:ダニー・ボーイ/ガーシュイン:3つの前奏曲/他リスト、ショ
パン、フバイ、バーバー、アベス、トロウプ、アルチュニアン、パリッシ&マ
クリーンの小品
ジェンズ・リンデマン(Trp)
※カナディアン・ブラス・メンバー
ジェニファー・スノー(P)
ブラッド・エリス(P)

MAR81297 \1980
「イルミネーションズ」
スルール・アーヴィング・グリック:ダヴィデ王ソナタ/マレイ・シェーファ
ー:ワイルド・バード/グレン・ビューア:抽象的な踊り/ケリー=マリー・
マーフィ:イルミネーションズ/レイモンド・リューディーク:オルフェウス
の竪琴
ジュディ・ローマン(Hrp)

MAR81299 \1980
「ファンタジー・フランセーズ」
フランソワ・ボルネ:華麗なる幻想曲/アンリ・ビュッセル:前奏曲とスケル
ツォOp.35/シャミナード:コンチェルティーノOp.107/エネスコ:カンター
ビレとプレスト/フォーレ:幻想曲Op.79/ルイ・ガンヌ:アンダンテとスケ
ルツォ/ゴーベール:幻想曲/ゴーベール:夜想曲とアレグロ・スケルツァン
ド/アルベール・ペリロウ:バラード/タファネル:アンダンテ・パストラル
とスケルツェッティーノ
スーザン・エップナー(fl)
リディア・ワン(P)
エップナーはジュリアード音楽院卒業後、日本、カナダ、フランス、ポルトガ
ル、イギリス、ハンガリー、クロアチア、米国などのオーケストラと競演。
ソロのリサイタルも行っている。

MAR81301 \1980
「セレナーデ」-弦楽伴奏によるフルート小品集
ハンソン、フォーレ、ヘンデル、グルック、ラヴェル、ブロッホ、
ラフマニノフ、バルトークの小品
スーザン・エップナー(fl)
小松長生指揮
カナダ室内アンサンブル

MAR81303 \1980
「ラテン・アメリカン・ジャーニー」 ミニョーネ、ナザレー、
グァスタビーノ、ピアソラ、ピント、ポンセ、レクオーナのピアノ作品
デュオ・タージオン(ピアノ・デュオ)

MAR81305 \1980
「ライジングサン」
民謡:マラゲーニャ/ビル・フェーラン:リヴァー・ダンス/アレン・ヴィズ
ッティ:ライジング・サン(富士山/京都の寺院/新幹線)/ガーシュイン:サム
ワン・トゥ・ウォッチ・ミー/クインシー・ジョーンズ:ソウル・ボサ・ノヴ
ァ/ロドリーゴ:アランフェス協奏曲/ザクセ:コンチェルティーノ/カール
・ヘーネ:スラヴ幻想曲/黒人霊歌:ジェリコの戦い/ジョセフ・ホロヴィッ
ツ:2本のトランペットのための古典コンチェルティーノ/民謡:約束に立つ
こと、エリスケイの愛の歌
ジェンズ・リンデマン(Trp)
※カナディアン・ブラス・メンバー

MAR81307 \1980
「リメンバランス(記憶)」
ブリテン、ブルグミュラー、トマジ、ティーフェンバック、ジョン・バージ、
ホヴァネス、アレクシナ・ルーイー、ハワード・ケーブル、マレイ・シェー
ファー、民謡
スチュアート・ロートン(Trp)
スチュアート・ロートンはカナディアン・ブラスのオリジナル・メンバー(当
時19歳)のひとり。カナディアン・ブラスが活動し始めてまもなくグループを
去りました。理由は大学進学のためでしたが、カーチス大学を卒業するとすぐ
に、指揮者のクラウディオ・アバドによってイタリアのスカラ座の主席に任命
され、そして、ついに2003年カナディアン・ブラスに復帰。

MAR81309 \1980
「ライネッケとその友達の作品集」
ライネッケ:三重奏曲Op.274(クラリネット、ホルン、ピアノ)
ノルベルト・ブルグミュラー:二重奏Op.15(クラリネットとピアノ)
シューマン:3つのロマンスOp. 94
メンデルスゾーン:3つの小品(クラリネット、ホルン、ピアノ)
ジェイムズ・キャンベル(cl)
ジェームズ・サマーヴィル(Hr)
レナ・シャロン(P)、
ステファン・シルヴェストレ(P)
ジェイムズ・キャンベルは現代のクラリネット名演奏家として世界的に有名な
奏者。録音もメジャー・レーベルからマイナー・レーベルまで数多くある。ま
た、初演者として作曲家から信頼され、数多くの曲を献呈されている。
現在、インディアナ音楽大学教授。
ジェームズ・サマーヴィルはカナダ出身のホルニストで、ミュンヘン国際コン
クールの最高位を受賞。ソリストとしてドイツ・グラモフォンやTelarcに録音
を残している。カナダのメジャー・オーケストラを経て1998年シーズンより
ボストン交響楽団の主席奏者を務めています。

MAR81311 \1980
「ソング・フォー・オール・シーズン」
バッハ、エルガー、ホルスト、ウィルコックス、ペンデレツキ、
ドビュッシー、ペーリニッツ、ハットフィールド、ダーレー、ハレイの合唱曲
トロント少年少女合唱団

MAR81315 \1980
「ネイキッド・ビューティ」
パトリシア・オキャラガン(MS&シンガー)
※クロスオーバー

MAR81323 \1980
「フランスの室内楽作品集」
ドビュッシー:フルート・ヴィオラとハープのためのソナタ/ラヴェル:序奏
とアレグロ/ルーセル:フルートとハープのためのセレナーデOp.30/ジョリ
ヴェ:リノスの歌
ヴァルデペニャス(Cl)、エリカ・ラウム(Vn)、パティパタナコーン(Vn)、
スティーヴィン・ダン(Va)、アマンダ・フォーシス(Vc)

MAR81325 \1980
「スプリング・エニー・デイ・ナウ」
デイヴッド・グリーンバーグ(バロックVn)

MAR81327 \1980
「キャロルの祭典」
ブリテン:キャロルの祭典Op.28/ジョン・ラター:ダンシング・デイ
他プレトリウス、民謡、ケーブル、、ホルスト、バッハの作品
トロント少年少女合唱団

MAR81329 \1980
「ブラームス:ピアノ三重奏曲」
ブラームス:ピアノ三重奏曲 第1番Op.8/第3番Op.101
トリオ・ソリスティ

MAR81333 \1980
「モザイク」
キュイ:5つの小品Op.56/イベール:2つの間奏曲/ミルトン・バーンズ:
タンゴ99/モーツァルト:トリオ・ソナタ(原曲:ヴァイオリンとヴィオラの
ための二重奏ト長調)/モゼティヒ:グッバイ・マイ・フレンド
トリオ・ライラ(フルート、ヴィオラ、ハープ)

MAR81335 \1980
「プレトリウス:クリスマスの祈り」
トロント・コンソート

MAR81337 \1980
「午後の空想」
ドビュッシー、ルクレール、バッハ、ベイカー、メンデルスゾーン、デュボア、シ
ューマン、グリエール、チャイコフスキー、モシュコフスキー、マクダウェル、
の小品と伝承曲
ジェイムズ・キャンベル(cl)
チャールズ・ウェッブ(Org)

MAR81341 \1980
「ベスト・オブ・アレッド・ジョーンズ」
モーツァルト、ヘンデル、メンデルスゾーン、グイン・ウィリアムス、
ジョルダーニ、ヒューズ、バッハ、グノー、フォーレ、カッチーニ、
シューベルト、フランク、の他伝承曲
アレッド・ジョーンズ(ボーイ・ソプラノ)

MAR81343 \1980
「バロック・ハープ」
C.P.E.バッハ:ソナタ ト長調Wq.139/J.S.バッハ:フランス組曲第1番
スカルラッティ:ソナタ(K.15/K.33/K.53/K.11/K.27/K.208/K.2/K.1/
K.380/K.14/K.9)
ジュディ・ローマン(Hrp)

MAR81347 \1980
「クラシック・トランペット」
バルダサール:コルネット・ソナタ第1番/ヘルテル:トランペット協奏曲
第1番/マルチェロ:協奏曲第3番/タルティーニ:トランペット協奏曲/ネル
ーダ:トランペット協奏曲/バッハ:アリア/ヘンデル:トランペットのた
めの組曲
ジェンズ・リンデマン(Trp)
ジョン・ジルベル(Hr)
ジュリー・フォトー(Hr)
他、弦楽器奏者
リンデマンは、カナディアン・ブラス・メンバー。ジョン・ジルベルは、モン
トリオール響首席ホルン奏者。

MAR81349 \1980
「ユダヤのラプソディ」
ティモフェーエフ・アンサンブル(G、Vc、cl、アコーディオン、打楽器)

MAR81351 \1980
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲 イ短調Op.13
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲 第12番 「アメリカ」
チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ
サンクト・ペテルスブルク弦楽四重奏団

MAR81357 \1980
「ダヴィンチ・コレクション-レオナルドの時代のイタリア音楽」
トロント・コンソート

MAR81359 \1980
「ロシアのミュージック・ボックス」
バラキレフ:ピアノ・ソナタ、トッカータ/リャードフ:前奏曲(6曲)、おど
けたワルツ、ロシアの主題、4つの断片op.64、マズルカop.57-3/メトネル:
4つのおとぎ話/プロコフィエフ:年取った祖母のお話op.31
アニヤ・アレクセーエフ(P)

MAR81361 \1980
「ハウ・スィート・ザ・サウンド」
ガルッピ、ハイドン、フォーレ、ドビュッシー、ブラームス、ロバート・エ
ヴァンス、スルール・アーヴィング・グリック、エレノア・デーリー、コダ
ーイ、ハレイの作品
トロント少年少女合唱団

MAR81365 \1980
「シューベルトと友人たち」 シューベルト:歌曲集
オールドバラ・コネクション

MAR81367 \1980
グレン・ビューア:傷ついた空によって
ジル・フルニエ(Cb、エレキB)、ケン・ゴールド(sax)、
スコット・グッド(Trb)、グレッグ・ロウ(G)、リチャード・ムーディ(Va)、他

MAR81369 \1980
「イントロデュース・シャイン・ワン」
バッハ(マルチェロ編):協奏曲BWV.974/モーツァルト:ピアノ・ソナタK.330
/ラヴェル:ラ・ヴァルス/スクリャービン:詩曲Op.32、ワルツOp.38、詩曲
「炎にむかって」Op.72/ガーシュイン(アール・ワイルド):練習曲第3番「わ
たしの好きな人」、第4番 「エンブレイサブル・ユー」/ガーシュイン:アイ
・ガット・リズム、前奏曲第1番
シャイン・ワンXiayin Wang(P)

MAR81371 \1980
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第3番(作品73)
ブリテン:弦楽四重奏曲 第2番 ハ長調
ジュピター弦楽四重奏団

MAR81373 \1980
「リフレクションズ」
マスネ:タイスの瞑想曲/フォーレ:シシリエンヌ/サン=サーンス:白鳥/
ゴダール:スケルツォ/ショパン:夜想曲Op.9-.2/ラフマニノフ:ヴォカリ
ーズ/ドホナーニ:ハンガリー牧歌/ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女/ラ
ヴェル:無き王女のためのパヴァーヌ、ハバネラ形式の小品/ドン・トンプソ
ン:リフレクションズ/グラナドス:「ゴイェスカス」間奏曲/カサド:レク
イエブロス
コーンラード・ブレーメンダル(Vc)
エリカ・グッドマン(Hrp)

MAR81390 \1980
「リアル・エモーショナル・ガール」
パトリシア・オキャラガン(MS&シンガー) ※クロスオーバー

MAR81503 2枚組 \3960
「星降る、星降る夜(2-CD set)」
[CD1] ショパン:舟歌Op.60/子守歌Op.57/夜想曲(Op.9-1、Op.9-2、Op.
15-2、Op.27-1、Op.32-1、Op.48-1、Op.62-1、Op.72-1)
[CD2] リスト:夕べの調べ/ドビュッシー:音と香りは夕べの大気の中に漂う、
そして月は荒れた寺院に落ちる、月の光がそそぐテラス、花火、月の光、ジャ
ンボの子守歌/ラヴェル:絞首台/フォーレ:夜想曲第1番/グリフェス:夕べ
の湖/シューマン:夕べに、トロイメライ、眠っている子供、詩人のお話
ロバート・シルバーマン(P)

MAR82501 2枚組 \3960
「パーラー・グランドVol.1&2(2-CD set MAR161 & MAR201)」
曲目:MAR161 & MAR201を参照
ロバート・シルバーマン(P)

MAR83101 \1550
「ローリンド・アルメイダの芸術」
ガリレイ:小組曲/ヴィゼ:組曲ニ短調
J.S.バッハ:「主よ、人の望みの喜びよ」、無伴奏チェロ組曲第6番-ガヴォッ
ト、フルート・ソナタBWV.1031-シチリアーナ、小フーガ ト短調、「羊たちは
安らかに草を食み」、平均率クラヴィーア曲集-前奏曲ハ長調、「眠れる人よ、
目覚めよ」、マニフィカト-「身分の低い私を」、パルティータBWV.825-「メヌ
エットI & II」、G線上のアリア
ローリンド・アルメイダ(G)
ガット弦を使ったクラシカル・スタイルのギタリストだが、ハーモニーのセン
スはモダンで、リズムはスウィングすら感じさせる。クラシック・ギターのテ
クニックに支えられたアルメイダであるが、その音楽性はサンバ、ボサノヴァ、
ジャズなど非常に幅広いことで知られる。ホワイト・ハウスの多くの催事に招
かれている事や、クラシック・ギターの録音でグラミー賞を受賞するなど華々
しい経歴もある。また作編曲家としても優れ、非常に多くの映画音楽も手掛け
ている。

MAR83102 \1550
ベートーヴェン:
(1)ヴァイオリンとチェロのための3つのデュオ
(2)チェロ・ソナタOp.17、魔笛の主題による7つの変奏曲
(1)ルッジェーロ・リッチ(Vn)
ミハーイ・ヴィリツライ(Vc)
(2)ボニー・ハンプトン(Vc)
ネイザン・シュワルツ(P)

MAR83103 \1550
ボッケリーニ:フルートとハープシコードのための6つのソナタOp.5
シェリドン・ストークス(fl)
ベス・カープ(Cemb)

MAR83104 \1550
リスト:ヴァイオリンとピアノのための作品全集
エンドレ・グラナート(Vn)
フランソワーズ・レグナ(P)
エヴェリンデ・トレンクナー(P)
エンドレ・グラナート(スウェーデン)は、ハイフェッツ門下。公式記録では、
エリザベート王妃国際音楽コンクール(1967年)ヴァイオリン部門9位。最近の
ハリウッド映画のサントラに「エンドレ・グラナート」の名前がクレジットさ
れていることがあるが、同一人物と思われる。

MAR83105 \1550
サミュエル・コールリッジ=テイラー:24の黒人の旋律集Op.59
フランセス・ウォーカー(P)
1875年ロンドン生まれの混血のイギリス人作曲家。アメリカ合衆国において作
曲する指揮者として名を馳せ、「黒いマーラー」とも呼ばれた。近年、再評価
されつつある作曲家のひとり。

MAR83106 \1550
ロゼッティ:ハープのための6つのソナタ(作品2)
デュセック:
ソナタ(Op.34-1、Op.34-2、「リッチモンド・ヒルの少女」、Op.21-1)
スーザン・マクドナルド(Hrp)

MAR83107 \1550
ヴィヴァルディ:主を怖れるものは幸いなりRV.597
モンテヴェルディ:われ喜びに満てり/カンターテドミノ
ヴィクトリア: おお、大いなる神秘/ヴィクトリア:すべて道ゆく人よ
ギボンズ:来たれ、創造主よ
ハイドン:神なる聖ヨハネの小ミサ(小オルガンミサ)
シャンドル・シャルゴ(指揮)
カルメル・バッハ祝祭合唱団&管弦楽団
ポール・ヒル合唱団&室内管弦楽団

MAR83108 \1550
モーツァルト:ホルン五重奏曲 ホ短調K.407
モーツァルト:オーボエ四重奏曲 ヘ長調K.370
モーツァルト:ピアノと管楽のための五重奏曲 変ホ長調K.452
ジョン・バロウズ(Hr)、
レイ・スティル(Ob)
フランク・グレイザー(P)
ファイン・アーツ弦楽四重奏団
ニューヨーク木管五重奏団

MAR83109 \1550
チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲 イ短調Op.50
ダンディ:ヴァイオリン・ソナタ ハ長調Op.59
アンリ・テミアンカ(Vn)
ジェフリー・ソロウ(Vc)
ドリス・スティーヴンソン(P)
アンリ・テミアンカは、1906年生まれのイギリス出身のヴァイオリニスト。
1935年(当時28歳)ワルシャワの第1回ヴィエニアフスキー国際コンクールで
第3位を獲得。(ちなみに、その時の第1位はジネット・ヌヴーで、第2位は
ダビッド・オイストラフ)

MAR83110 \1550
バッハ:ヴァイオリン・ソナタBWV.1020-1023
ロカテルリ:ソナタ ト短調Op.5-2/ナルディーニ:ソナタ ニ長調
スティーヴン・スタリック(Vn)
ケネス・ギルバート(Cemb)

MAR83111 \1550
「スティーヴン・スタリックの芸術」
フィオッコ、ヘンデル、モーツァルト、シューマン、ブラームス、パガニーニ、
プロコフィエフ、ファリャ、シマノフスキ、ノヴァチェク、サン=サーンス、
サラサーテ、ルクレール、ハイドンの小品
スティーヴン・スタリック(Vn)
エロワーズ・ニワ(P)、リズ・バウチャー(P)、
ダグラス・ガムレイ(指揮)
ロンドン祝祭管弦楽団
スティーヴン・スタリックは、1960-1962年の間、アムステルダム・コンセル
トヘボウ管弦楽団の第一コンサートマスターを務めていた名ヴァイオリニスト。
オーケストラでもソリストとしても彼の名録音は多く、特に知られているもの
ではリムスキー=コルサコフ:シェエラザード(ビーチャム指揮/ロイヤル・
フィル)があります。そして、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の
彼の後任は、あのクレバースが起用されています。

MAR83112 \1550
コープランド:ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ/パッサカリア/4つのピアノ・ブルース/猫とねずみ
ロバート・シルバーマン(P)

MAR83113 \1550
「バロック・オルガン・マスターズ」
ブクステフーデ:前奏曲・フーガとコラール ハ長調、シャコンヌ
ベーム:コラール・パルティータ、前奏曲とフーガ ニ短調
ヴァルター:協奏曲(トレッリ作品の編曲)、コラール・パルティータ「イエス、
我が喜び」
ケネス・ギルバート(Org)
ケネス・ギルバートは、1931年カナダ出身のハープシコード・チェンバロ奏者
で音楽教師でもある。オルガンをモーリス・デュリュフレらに、チェンバロを
グスタフ・レオンハルトらに師事。ひたむきに古楽器演奏に献身しており、と
りわけフランス・バロック音楽の権威として名高い。演奏会や録音には、歴史
的な銘器を用いていることで知られ、非常に人気が高い。現在はフランス古楽
界の重鎮としての地位を確立している。

MAR83114 \1550
「マレ&ハイドンの組曲とソナタ」
マレ:フォリア/組曲ト短調/ヒューム:ヒューム大佐のガリアルド
ハイドン:ソナタ(イ長調、変ホ長調、ヘ長調、ホ長調)
ペギー・サンプソン(Gamb)
スザンヌ・シャピロ(Cemb)

MAR83115 \1550
プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調Op.119
ウォード=ステインマン:チェロとピアノのためのデュオ
エドガー・ラストガーデン(Vc)
ジョン・ウィリアムズ(P)

MAR83116 \1550
ボニファシオ・アシオリ:鍵盤楽器のためのソナタ ト長調、ハ長調
モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第11番 イ長調Op.331、変奏曲Op.455
カスリン・デガイアー(シエナのピアノフォルテ)
ウラジミール・プレシャコフ(1785年製ブロードウッドグランドピアノ)

MAR83117 \1550
「ヴィルトゥオーゾ・チェロ」
セルヴェ:セヴィリアの理髪師、ドニゼッティの連隊の娘、温泉の思い出/
ショパン:夜想曲 ホ短調Op.9-2/ダヴィドフ:噴水にて/フォーレ:夢のあ
とに/ポッパー:ピンニング・ソング/サン=サーンス:白鳥/ウェーバー:
ロンド
ジョエル・クロスニク(Vc)
キャメロン・グラント(P)

MAR83118 \1550
R.シュトラウス:ピアノ・ソナタ ロ短調Op.6、情緒のある風景Op.9
アイスラー:ピアノのための小品Op.3
カサドシュ:ピアノ・ソナタ 第2番Op.31
キャロル・コルバーン(P)

MAR83119 \1550
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ニ長調Op.94 bis
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ハ長調BWV.1005
レオニード・コーガン(Vn)
エフライム・ケーニヒ(P)
言わずと知れたヴァイオリン界の至宝レオニード・コーガン。20世紀の最も偉
大なロシア人ヴァイオリニストの中のひとり。このCDに収録されている2曲を
カタログを使って探したが、見つけられなかった。

MAR83120 \1550
グラナドス、クライン、マルティヌー:ピアノ三重奏曲
ゴッサム・トリオ

MAR89020 \1980
「ロマンティック・フルート」
フォーレ:子守歌/カタロニアの歌:アメリアの遺言/ライネッケ:ウン
ディーネ/モーツァルト:フルート四重奏曲ハ長調K.285b/クーラウ:
三重奏曲Op.119/ゴーベール:マドリガル/ドビュッシー:月の光/
ペスチェッティ:ハープ・インタリュード/カステルヌオーヴォ=テデス
コ:ソナチネOp.205/フット:夜の小品/グルック:メヌエットと聖霊の
踊り/ジョン・ラター:ダンシング・デイ/サティ:ジムノペディ第1番/
フォーレ:シシリエンヌ/宮城道雄:春の海/カタロニアの歌:盗賊の歌
ロバート・エイトケン、レイチェル・ガウク、エリカ・グッドマン、
スーザン・ヘップナー、ジュディ・ローマン、グロリア・サーリネン、
リディア・ワン




<KAIROS>
12712KAI(SACD-Hybrid) \2250
ルカ・フランチェスコーニ(1956b):
(1)エティモ(1994)
(2)ダ・カーポ(1985-86)
(3)炎に、スタジオの思い出第4番(A fuoco, 4 studio sulla memoria)(1995)
(4)アニムス(1995)
スザンナ・マルッキ指揮
IRCM、アンサンブル・アンテルコンタンポラン
(1)バーバラ・ハンニガン(S)
(3)パブロ・マルケス(G)
(4)ベニー・スルチン(Trb)
録音:2006-07年
フランチェスコーニはミラノ音楽院で学び、後にローマでシュトックハウゼン
にも指導を受けている。「エティモ」はせかせかした音の中にソプラノのシュ
ールな歌唱が幻想的な効果を生んでいる。「アニムス」はトロンボーンとエレ
クトロニクスのための作品で、トロンボーンの音をリアルタイムに加工し電子
音と組み合わせる手法は見事。彼の代表作と言えるだろう。

12722KAI \2250
ブルーノ・マントヴァーニ(1974b):
(1)7つの教会(2002)
(2)ストリート(2007)
(3)月の閃光
スザンナ・マルッキ指揮
IRCM、アンサンブル・アンテルコンタンポラン
録音:2007年
マントヴァーニはパリ・コンセルヴァトワールで学んだのち、IRCAMで電子音
楽を研究。その成果は生楽器のアンサンブルに生かされている。メタリックで
鮮やかな色彩、パワフルな音運動はエドガー・ヴァレーズを思わせる。圧倒的
なトゥッティからソロ奏者の妙技を堪能する部分まで、聴き手の生理を考えた
エンターテイメント性を兼ね備えた現代曲である。




<NEOS>
NEOS10720(SACD-Hybrid) \2650
ジョン・ケージ(1912-92):
(1)セヴン(1988)
(2)カルテッツI-VIII-24の楽器のための(1976)
ダニエル・グロスマン指揮
ミュンヘン・ヤコプスプラッツ管弦楽団
録音:2007年4月、5月
セヴンはフルート、クラリネット、打楽器、ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、
チェロのための作品で、ピアノで奏される旋法的、調性的な和音に導かれて各
楽器が長い音をたなびかせる。終始静かで穏やかな雰囲気に包まれた佳品。カ
ルテッツは24楽器のために書かれているものの使われる楽器は常に4パートの
み。セクションによって楽器の組み合わせが変わる。素材は古いアメリカのコ
ラールが使われているせいか、作曲法の新しさにもかかわらず、どこかコープ
ランド調の、のどかで懐かしい響きがする。

NEOS40706 \2500
(NEOS JAZZ-エリオット・シャープ・エディション第4集)
エリオット・シャープ:レオ-ウンブラ(RHEO-UMBRA)
オーケストラ・カーボン、
エリオット・シャープ(フレットレスG)、
ソルジャー弦楽四重奏団
録音:1996年4月、ライヴ、ニューヨーク
エリオット・シャープはNEOSが注目するニューヨーク・アンダーグラウンドの
巨匠。フリー・ミュージック、アヴァン・ポップ、現代音楽ファン必聴。強烈
なビートを背景にノイズの嵐が吹き荒れる。ヴァレーズ、ストラヴィンスキー
が好きな人にもお薦め。

NEOS40708 \2500
(NEOS JAZZ-エリオット・シャープ・エディション第5集)
エリオット・シャープ:
(1)スプリング&ニープ
(2)RE:ITERATIONS
(1)エリオット・シャープ(指揮)、
八木美知依(17弦筝)、田中悠美子(太棹三味線)、藤尾佳子(細棹三味線)、
ジーナ・パーキンズ(吟遊詩人のハープ)、野村誠(Pf)、澤民樹(Vn)、
阿部美緒(Vn)、坂本弘道(Vc)、菊池正晃(Cb)、伊藤憲司(Perc)、
熊田グアム(Perc)
録音:1996年10月東京、ライヴ
(2)ソルジャー弦楽四重奏団、ラッツォ・B.ハリス(Cb)
録音:1986年6月
日本のニュー・ミュージック・シーンを代表するアーティスト総出演。軋み、
唸り、咆哮し、もだえ、嗚咽し、やがて恍惚のあえぎ声を発するかのような全
編、ノイズの嵐。かなりいけます。

NEOS10172(SACD-Hybrid) \2650
クラウス・オスパルト(1956b):
(1)チャッピーナ変奏曲-アンサンブルのための(2001)
(2)ヴァイオリン協奏曲(2003/2004)
ペーター・ヒルシュ指揮
チューリヒ・コレギウム・ノヴム
(2)ベッティナ・ボラー(Vn)
録音:(1)2007年、(2)2006年
オスパルトはウルリッヒ、フンメル、そしてラッヘンマンに師事したドイツの
作曲家。グリッサンドを多用したねじれるような音塊が特徴。ラッヘンマンの
弟子らしく特殊な音響が頻出するが、劇的な緊張感を保ちつつ全曲を澱みなく
まとめ上げる力量はさすが。 チャッピーナ変奏曲は同じ指揮者で別のオーケ
ストラによる2005年ドナウエッシンゲン音楽祭のライヴもCD化されている
(Col legno 20246)。

NEOS10713(SACD-Hybrid) \2650
ダン・デデュ(1967b):ピアノ作品集
(1)「牧歌とゲリラ」-四手のための(1998)
(2)「バッタ」-左手のための、そして・・・(2006)/ピアノ曲集「レヴァン
ティック」(1997)より(ノスタルジックな動物/トランシルヴァニアの風/ボ
ゴミル派のロックン・ロール)/ピアノ・ソナタ第4番(1996)/神秘的なバリ
ケード=リローデッド(2006)
ダン・デデュ(Pf)
(1)ヴァレンティナ・サンドゥ=デデュ(Pf)
録音:2007年
デデュはルーマニア生まれ、ブカレスト音楽院で学び、1991年ジョルジュ・エ
ネスコ国際作曲コンクールで優勝した。激しいクラスターとリズムが時にヘン
リー・カウエルを思わせる。

NEOS10719 \2500
ステファン・ウォルペ(1902-1972):歌曲集
(アンナ・ブルーメに/アッバウの歌/抑圧された階級/労働と資本/意思第2
番/女中アマリエの手紙/「暴動」ですか?/彼女の悲しみを知れ/小さな偉
業ですら/明後日の幻想曲/ホステスへの挨拶/我々は解雇された/ブレヒト
による3つの歌曲/世界の貴族たち/生活の疲れ/戦いの作品)
グンナー・ブラント=ジーグルトソン(T,Vo)、
ヨハン・ボッセルス(P)
録音:2007年1月
ウォルペはフランツ・シュレーカーに学ぶなど、後期ロマン派の影響を受けて
出発したが、後に12音技法と表現主義、そしてブレヒト劇の影響を受けた独自
の歌曲を多数作曲した。ウォルペの主要な歌曲を収録。モノ・オペラとも言え
る演劇性の高い歌曲。

NEOS40707 \2500
(NEOS JAZZ)
イェンス・ヨネライト:イン=ビトゥイーン(ブルース・ピース)
(rise /impasse /plosion /lapse /submerged /rite out /washed over /cwm
/in-between)
イェンス・ヨネライト(ドラムス、ベース、ピアノ)
録音:2004年1月・2月
こちらはより伝統的なモダン・ジャズ。冷たい抒情が廃墟の都市に響く。

NEOS40709 \2500
(NEOS JAZZ)
イェンス・ヨネライト:MAZE(ドラム・ソロ)
イェンス・ヨネライト(ドラムス)
録音:2004年2月
全編ドラム・ソロ。静けさから荒れ狂う嵐。ヨネライトはクラシックの作品も
書いており、ベルリン・フィルのためにも作曲している。




<BRIDGE>
BCD9229 \1980
「語りとオーケストラのための子供のための作品集」
ダニエル・ドルフ(1956-):
発進!/3匹のくま/ビリーと謝肉祭/3つの楽しいお伽噺(狐とカラス,よく
ばりな犬,ウサギとカメ)
ロッセン・ミラノフ(指揮)
シンフォニー・インC、
マリア・アビスハウス(語り)、
アン・クラム(語り)、
ウキー・ワシントン(語り)、
ハッチンソン小学校合唱団
録音:2006年2月19,26日、
いずれも子供を対象にした親しみやすい音楽。ダニエル・ドルフは、1956年ニュ
ーヨーク生まれの作曲家。いずれもナレーションをはさみつつ、オーケストラ
が物語の場面を描写することで、子供にオーケストラを理解し、楽しんでもら
おうというもの。「ウサギとカメ」や「よくばりな犬」、「3匹のくま」など、
日本人にも親しまれている童話の音楽は、英語の語りが分からなくても楽しめ
るはず。

BCD9240 \1980
「デイヴィッド・フルーム(1951-)の音楽」
フルーム:アミハイ歌曲集/幻想舞曲集/旋回/エマーソン歌曲集/
クラリネット三重奏曲
クリスティン・シャドバーグ(ソプラノ)
ウィリアム・シャープ(バリトン)
クリストファー・ケンドール(指揮)
21世紀コンソート
デイヴィッド・フルームは1951年、カリフォルニア生まれの作曲家。アミハイ
歌曲集は、現代イスラエルの詩人イェフダ・アミハイの詩に基づいた3つのアン
サンブル伴奏の歌曲。幻想舞曲集フルート、ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、
チェロに打楽器が加わったアンサンブル曲。「旋回」は、フルートとクラリネ
ットの二重奏曲。エマーソン歌曲集は、ラルフ・ワルド・エマーソンの詩によ
る3つの歌曲。

BCD9242 \1980
ドヴォルザーク:
(1)ピアノ三重奏曲 ヘ短調 Op.65
(2)ピアノ四重奏曲第2番 変ホ長調 Op.87
(1)デイヴィッド・ゴルブ(ピアノ)
ジェイムズ・クリーガー(チェロ)
グレン・ディクテロー(ヴァイオリン)
1970年8月,マールボロ音楽祭
(2)リリック・ピアノ四重奏団: 【ジェラルド・ロビンズ(ピアノ)グレン・
ディクテロー(ヴァイオリン)カレン・ドレイファス(ヴィオラ)ジェイムズ・
クリーガー(チェロ)】
1991年,ニューヨーク
グレン・ディクテローは、1980年からニューヨーク・フィルハーモニックのコ
ンサートマスターを務め、度々ソリストも務めている名手。彼と、ジェイムズ
・クリーガーは十代の頃からの仲間で、二人を中心に頻繁に室内楽を演奏して
いた。ピアノ三重奏曲は、そんな彼らの青春時代の記録。ピアノを担当してい
るデイヴィッド・ゴルブは2000年に50歳で亡くなり、このCDは彼に捧げられた
もの。

BCD9243 \1980
「セッションズ&シェイピー:ピアノ作品集」
セッションズ:ピアノ・ソナタ第1番/ピアノ・ソナタ第3番/ シェイピー:
変異/変異2/21の変奏曲
デイヴィッド・ホルツマン(ピアノ)
2007年1月16-19日、
ロジャー・セッションズ(1896-1985)とラルフ・シェイピー(1921-2002)のピア
ノ作品集。セッションズのピアノ・ソナタ第1番は1930年作曲の単一楽章の曲。
第3番は1964-65年の作。第3楽章に「1963年11月22日の記憶に」とあり、この日
ダラスで暗殺されたジョン・F・ケネディ大統領を追悼する内容になっている。
シェイピーの「変異」は1956年、「変異2」は1966年、21の変奏曲は1978年の作
品。デイヴィッド・ホルツマンは1949年、ニューヨーク生まれ。近現代ものを
得意とする。

BCD9246 2枚組 \3960
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻
アンドルー・ランゲル(ピアノ)
録音:2006年7、8月、
アンドルー・ランジェルが大作平均律クラヴィーア曲集の録音を開始。まず第1
巻がリリースされた。ランジェルは1948年シカゴ生まれ。バッハのピアノ演奏
では今日最も注目されているピアニストで、ピアノの特徴を生かしつつ最新の
研究成果を踏まえた演奏は高く評価されている。

BCD9247 2枚組(1枚分価格) \1980
ドビュッシー:ピアノ作品全集 第4巻
ドビュッシー:バラード/マズルカ/夜想曲/ロマンティックなワルツ/版画
(全3曲)/前奏曲集第1巻(全12曲)
(以下はドビュッシーに捧げられた作品)
バルトーク:ハンガリー農民の歌による即興曲第7番
デュカス:牧神の遥かな嘆き
ファリャ:讃歌
フローラン・シュミット:そして牧神は月光を浴びた麦畑のなかに横たわる
ベネット・ラーナー(ピアノ)
録音:2007年4月11、12、14日、
ベネット・ラーナーによるドビュッシー・ピアノ作品全集の第4巻。ラーナーは
クラウディオ・アラウの高弟で、1985年にコープランドのピアノ協奏曲の初演を
務めるなど、極めて高い評価を受けていたピアニスト。1990年にタイに移住、
現在もここに住んでいる。ラーナーのドビュッシーには、米国的な機能美に、
彼がタイに求めた東洋的神秘感がほのかに漂っている。ドビュッシー以外の4曲
は、いずれもドビュッシーに捧げられた作品。

<OPERA RARA>
ORC37 2枚組 \4380
アンブロワーズ・トマ:歌劇「La Cour de Celimene」
(Celimene's Court:セリメーヌの法廷)
ローラ・クレイコム、アラステア・マイルズ
ジョーン・ロジャーズ
ジェフリー・ミッチェル合唱団
アンドルー・リットン指揮フィルハーモニア管弦楽団
フランス・ロマン派歌劇の作曲家で、歌劇「ミニョン」で有名なトマ(1811-
96)により1855年に作曲されたオペラ・コミック。1750年舞台はパリ近郊、
14人もの男性から求婚される若くして未亡人と成った伯爵夫人を取り巻く物
語です。素晴らしいキャストによる、とても珍しい作品のスタジオ録音CD化。
学術的にも貴重なアルバムです。いつもながらの丁寧な解説と、豪華な装
です。

ORR244 \2380
ジーモン・マイア REDISCOVERED(再発見)
歌劇:「エリーザ」、「スコットランドのジネヴラ」、
「アロソンとコラ」「アデラジアとアレラーモ」、「コリントのメディア」、
「エレーナ」、「フェードラ」他 からアリア等を下記の素晴らしいアーティ
ストにより演奏。
ブルース・フォード、アイズウェン・ハーリー、
デッラ・ジョーンズ、イヴォンヌ・ケニー
ダイアナ・モンタギュー、ダニエラ・バルチェッローナ
アントニーノ・シラグーザ、ジェフリー・ミッチェル合唱団
フィルハーモニア管弦楽団、ジュゼッペ・ヴェルディ歌劇場管弦楽団
ティツィアーノ・セヴィリーニ、デイヴィッド・パリー指揮
ジョヴァンニ・ジーモン・マイア(マイール)1763-1845 ドイツ、バイエルン
生まれ。26歳の時にベルガモに旅立ちその後、イタリアで定住。1805年には
音楽院を設立しドニゼッティ等多くの後進を育てました。調和がとれた古典
的な作風ですが、同世代のイタリア人作曲家に比べオーケストレーションに
独特の感があります。



<VENEZIA>
CDVE04309 \1350
シューマン:
(1)ピアノ・ソナタ第1番 嬰へ短調 op.11 1961年10月10日ライヴ録音
(2)4つの夜曲 op.23 1967年1月26日ライヴ録音
エミール・ギレリス(ピアノ)
(3)ピアノ・ソナタ第2番 ト短調 op.22 1965年スタジオ録音
ラザール・ベルマン(ピアノ)

CDVE04310 \1350
ラフマニノフ:
(1)ピアノ協奏曲第1番 嬰へ短調 op.1
クルト・ザンデルリンク指揮ソビエトRTV大交響楽団 1955年
(2)ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18
クルト・ザンデルリンク指揮レニングラード・フィル 1959年
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)

CDVE04311 \1350
タネーエフ:
(1)序曲「オレステイア」 op.6 1973年
(2)交響曲第4番 ハ短調 op.12 1962年
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮
ソビエトRTV大交響楽団
エネルギッシュなブラスと甘く切ない木管、美しいメロディを奏でるヴァイ
オリンと、聴くものを飽きさせない豪快な曲をロジェストヴェンスキーの爆
演でお楽しみください。

CDVE 04304 3枚組 \2000
リヒャルト・シュトラウス:作品集
CD.1
(1)歌劇「サロメ」からサロメの舞「7つのヴェールの踊り」
(2)歌劇「ばらの騎士」から管弦楽の為の組曲
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮モスクワ・フィル 1966年
(3)組曲「町人貴族」
ドミトリー・キタエンコ指揮モスクワ・フィル 1987年
CD.2
(4)交響詩「英雄の生涯」 op.40
ドミトリー・キタエンコ指揮モスクワ放送交響楽団 1984年
CD.3
(5)「アルプス交響曲」 op.64
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィル 1962年
CD.3のアルプス交響曲は音質の良さで定評ありました。
CDVE03216(既に廃盤)と同一のものです。

CDVE 04306 3枚組 \2000
ゲオルギー・スヴィリドフ(1915-1998 ロシア):作品集
CD.1
(1)室内オーケストラの為の音楽
ルドルフ・バルシャイ指揮モスクワ室内オーケストラ 1965年
(2)「時よ前進!」 1968年
(3)「吹雪」-プーシキンの物語への音楽の挿入- 1975年
ヴラジーミル・フェドセーエフ指揮ソビエトRTV大交響楽団
CD.2
(4)カンタータ「Wooden Russia」 1970年
(5)カンタータ「雪が降る」 1971年
ユルロフ・ルシアン合唱団
ロジェストヴェンスキー指揮ソビエトRTV大交響楽団
(6)「エセーニン追悼の詩」
ユルロフ・ルシアン合唱団
ユーリー・テルミカーノフ指揮レニングラード・フィル 1975年
CD.3
(7)「クールスクの歌」 1990年
(8)「プーシキンの花輪」 1980年
ヴラジーミル・ミーニン指揮モスクワ室内合唱団
レニングラード音楽院でショスタコーヴィチに学んだ作曲家。ロシア民謡を基
礎にし簡素な様式で、わかりやすく、親しみ易い作風が特徴です。




<ANDROMEDA>
ANDRCD5115 3枚組 \2150
バーンスタイン指揮 1953年アメリカDECCA録音集
Disc.1
(1)ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 変ホ長調 op.55
(2)シューマン:交響曲第2番 ハ長調 op.61 第1,2楽章
Disc.2
(2)シューマン:交響曲第2番 ハ長調 op.61 第3,4楽章 
(3)ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 op.98 
(4)ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」 ホ短調 op.95 第1楽章
Disc.3
(4)ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」 ホ短調 op.95 第2,3,4楽章
(5)チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」 ロ短調 op.74 
レナード・バーンスタイン指揮
ニューヨーク・スタジアム交響楽団
1953年6,7月 録音

ANDRCD5126 2枚組 \1750
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョバンニ」 1937年
エツォ・ピンツァ(ドン・ジョヴァンニ)、
エリーザベト・レートベルク(ドンナ・アンナ)
ディーノ・ボルジョーリ(ドン・オッターヴィオ)、
マルギット・ボコール(ツェルリーナ)
ヴェルジリオ・ラッザーリ(レポレロ)、
ルイゼ・ヘレツグルーバー(ドンナ・エルヴィーラ)
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィル
ブルーノ・ワルター指揮
1937年8月2日 ザルツブルグ ライヴ録音
MELODRAMレーベルから発売あり。
音質は古めかしく、一般的ではありません。
若き日のワルターを知る上で貴重なアルバムです。

ANDRCD9035 2枚組 \1750
マルケヴィチ指揮 名演奏集
Disc.1
(1)ベルリオーズ:幻想交響曲 op.14
RIAS交響楽団 1952年9月18日  ※URANIAレーベルから発売あり。
(2)モーツァルト:交響曲第34番 ハ長調 KV.338
ベルリン・フィル 1954年2月  ※DGレーベルから発売あり。
Disc.2
(3)ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
ベルリン・フィル 1953年1月31日  ※TAHRAレーベルから発売あり。
(4)モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」 ニ長調 KV.504
ベルリン・フィル 1954年2月  ※DGレーベルから発売あり。
指揮は全て イゴール・マルケヴィッチ
良い音質です。




<WALHALL>
初出!ワーグナー:楽劇「ニューベルングの指輪」全曲
ルドルフ・ケンペ指揮 1957年9、10月
※所々でマスターに起因する、雑音(シャリシャリした音)、音の揺れ、
傷が聴かれますが、演奏そのものの音は良く聴ける状態です。

WLCD0227 2枚組 \1750
ワーグナー:楽劇「ラインの黄金」(ニューベルングの指輪) 1957年
ハンス・ホッター(ヴォータン)、ロバート・オールマン(ドンナー)
エドガー・エヴァンス(フロー)、エーリッヒ・ヴィッテ(ローゲ)
ゲオルギーネ・フォン・ミリンコヴィッチ(フリッカ)、
クルト・ベーメ(ファジルト)
オタカール・クラウス(アルベリヒ)、ペーター・クライン(ミーメ)
エリーザベト・リンダーマイアー(フレイア)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団、合唱団
ルドルフ・ケンペ指揮 1957年9月25日

WLCD0228 3枚組 \2780
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」(ニューベルングの指輪) 1957年
ラモン・ヴィナイ(ジークムント)、
ゲオルギーネ・フォン・ミリンコヴィッチ(フリッカ)
ビルギット・ニルソン(ブリュンヒルデ)、ハンス・ホッター(ヴォータン)
シルヴィア・フィッシャー(ジークリンデ)、
フリードリヒ・ダルベルク(フンディング)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団、合唱団
ルドルフ・ケンペ指揮 1957年9月27日

WLCD0229 3枚組 \2780
ワーグナー:楽劇「ジークフリート」(ニューベルングの指輪) 1957年
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(ジークフリート)、
ペーター・クライン(ミーメ)
ビルギット・ニルソン(ブリュンヒルデ)、
オタカール・クラウス(アルベリヒ)
フリードリヒ・ダルベルク(ファフナー)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団、合唱団
ルドルフ・ケンペ指揮 1957年10月1日

WLCD0230 4枚組 \3380
ワーグナー:楽劇「神々の黄昏」(ニューベルングの指輪) 1957年
ビルギット・ニルソン(ブリュンヒルデ)、クルト・ベーメ(ハーゲン)
エリーザベト・リンダーマイアー(グートルーネ)、
ヘルマン・ウーデ(グンター)
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(ジークフリート)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団、合唱団
ルドルフ・ケンペ指揮 1957年10月4日




<MYTO>
MDCD0007 2枚組 \3050 ※取り扱い中止
ベッリーニ:歌劇「ノルマ」
ジャンフランコ・チェッケーレ(ポリオーネ)、
イヴォ・ヴィンコ(オロヴェーゾ)
エレーナ・スリオティス(ノルマ)、
フィオレンツァ・コッソット(アダルジーザ)
アンナ・ディ・スタジオ(クロティルデ)、
フランコ・カステッラーナ(フラーヴィオ)
ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団
オリヴィエーロ・デ・ファブリティース指揮 1971年8月30日 東京
良い音質です。

MDCD0008 2枚組 \3050
ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」
ジョルジョ・メリーギ(リッカルド)、ピエロ・カプッチッリ(レナート)
レイラ・ジンチェル(アメーリア)、アドリアーナ・ラッツァリーニ(ウルリカ)
ジョヴァンナ・サンテッリ(オスカル)、カルロ・メリチアーニ(シルヴァーノ)
ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団
ニーノ・ヴェルキ指揮 1973年4月8日
良い音質です。





<TACET>
TACET 163 \2380
ヴィヴァルディ:
(1)ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 op.8-1~4 「四季」
(2)6つのヴァイオリン協奏曲 op.12から第1番 ト短調 RV.317
(3)ヴァイオリン協奏曲 変ホ長調 RV.257
ダニエル・ゲーデ(ヴァイオリン)
ポーランド室内フィル
ヴォイチェフ・ライスキ指揮 2007年6月録音
真空管使用の機器のみで録音されたTACETレーベルが得意とする高音質盤です。

<Linn>
CKD 310(SACD-Hybrid) \2580
トランペットの仮面劇 ――
L・マルシャン:第5旋法によるグラン・ディアログ
F・クープラン:テノールでのクロモルヌ
G・ガブリエリ:カンツォン第2番
J・カバニーリェス:分割鍵盤のためのティエント第36番
H・シュッツ:主は偉大であるSWV.286
C・モンテヴェルディ:主をほめたたえよ
D・ブクステフーデ:コラール《われらが神はかたき砦》BuxWV.184
G・ベーム:天にましますわれらの父よ
J・ダウランド:あわれな足萎え
A・ホルボーン:鳩小屋パヴァン&ガリアルド
H・パーセル:4声のファンタジア
J-P・スヴェーリンク:《緑の菩提樹の下で》による変奏曲
J-B・リュリ:いざ打て
H・I・ビーバー:ソナタ第8番
G・ムファット:ソナタ第5番ト長調
ジョナサン=フリーマン・アットウッド(トランペット)、
ダニエル=ベン・ピエナール(ピアノ)
トランペットのジョナサン=フリーマン・アットウッドは、演奏家、ライタ
ー、教育者、そしてレコーディング・プロデューサーとしても活躍中の音楽
家であり、来る2008年9月から多くの著名な音楽家を輩出してきたイギリス
の名門、英国王立音楽院の院長に就任する英国楽壇の重鎮なのである!
フリーマン・アットウッドはレコーディング・プロデューサーとしてもその
優れた手腕は世界的に定評があり、チャンネル・クラシックスのベストセラ
ー、レイチェル・ポッジャーのヴァイオリンによるヴィヴァルディの協奏曲
集「ラ・ストラヴァガンツァ」(CCS 19598)や、ポッジャー&ピノックによ
るバッハのソナタ集(CCS 14798)など数多くの名盤でプロデューサーとして
辣腕を振るっている。
もちろん英国王立音楽院院長に選出されるだけあってトランペットの腕前も
相当のもの。輝かしく紳士的なトランペットのサウンドとピアノのベン・ピ
エナールのアレンジが16世紀-17世紀の宮廷、教会音楽をトランペットとピ
アノのデュオのための作品として見事に仕立てている(全曲編曲:ダニエル
=ベン・ピエナール)。




<Glossa Platinum>
GCD P32103 \2300
愛の力-13世紀ブラバントの神秘家、修道僧と吟遊詩人 ――
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン、ゴスヴィン・デ・ボシュ、
ブラバントのハデウェイヒ、ブラバント公アンリIII世、タサン、
カラサウス、ジルベール・ド・ベルヌヴィル、ペラン・ダンジクール、
ジャン・エラールの作品
ヴィレース修道院のグレゴリオ聖歌
ナザレト修道院のグレゴリオ聖歌
作曲者不詳の作品を収録
ビョルン・シュメルツァー(ディレクター)、
アンサンブル・グランドラヴォア
グロッサ(Glossa)がその秘めたる才能と無限の可能性を見出し、瞬く間に檜舞
台に登場したビョルン・シュメルツァー率いるベルギーの声楽&古楽器アンサ
ンブル「アンサンブル・グランドラヴォア」。
デビュー盤であり、古楽シーンに新たな風を吹き込んだフランドル楽派の巨匠
オケゲムの作品集「Caput(頭)」(GCD P32101)、同じくフランドルの大作曲家
バンショワの作品集「Joye(喜び)」(GCD P32102)に続くグランドラヴォアのリ
リース第3弾はオケゲムとバンショワから時代を遡った「13世紀ブラバントの
音楽」の再現という壮大なプロジェクト。
13世紀ブラバントの文化や経済の繁栄の中から生まれ、人々の生活と密接に結
びついていた当時の“音楽”。神秘家であり歴史上初の女性作曲家と言われる
ビンゲン、同じく13世紀の神秘家ハデウェイヒ、吟遊詩人エラール、そして
ヴィレースとナザレトの2つの修道院で歌われたグレゴリオ聖歌など、「神秘
家」、「修道僧」、「吟遊詩人」という3つの幅広いグループの“音楽”を1つ
に結び付けることにより13世紀ブラバントの音楽の再現を成功させているので
ある!
またシュメルツァー&グランドラヴォアはこれらの音楽が多く演奏されたので
はないかと推測されているルーヴェンのドメニコ会修道院をレコーディングの
舞台に選ぶなど、「13世紀ブラバントの音楽」に対する飽くなき探究心は計り
知れない。
これらのまだまだ謎の多い中世の音楽が現代に広まるのも、妥協無き姿勢で向
き合うアーティストがいるからこそ。音楽史の視点から見ても非常に意義深い
録音である。
2008年1月、ルーヴェン・ドメニコ会修道院(ベルギー)での録音。
アーティスト紹介-
ビョルン・シュメルツァー&アンサンブル・グランドラヴォア
「アンサンブル・グランドラヴォア」は、ベルギーの民族音楽学者であり音楽
家でもあるビョルン・シュメルツァー(写真右)によって1999年に結成された声
楽と古楽器によるベルギーの芸術家集団。
レパートリーこそ違えども、モンテヴェルディ&ジェズアルドのマドリガーレ
で大ブレイク中の「ラ・ヴェネクシアーナ」と肩を並べるアンサンブルとして
急速に注目を集めている古楽ファン要注目のアーティストである。




<Channel Classics>
CCSSA 26408(SACD-Hybrid) \2850
エミリー・バイノン-フルート&フレンズ ――
ヒラリー・タン(1947-):
フルート、ヴィオラとハープのための《アマージンの歌より》
アミー・ビーチ(1867-1944):フルートと弦楽四重奏のための《主題と変奏》
サリー・ビーミッシュ(1956-):
フルートとピアノのための《私の娘に贈る言葉》
セア・マスグレイヴ(1928-):フルートとオーボエのための《即興曲》
ルイーズ・ファランク(1804-1875):
フルート、チェロとピアノのための《三重奏曲》Op.45
エミリー・バイノン(フルート)、ヘンク・ルービング(ヴァイオリン)、
マリイン・ミーンダース(ヴァイオリン)、ローランド・クラーマー(ヴィオラ)、
ダニエル・エッサー(チェロ)、セプ・フローテンハウス(ピアノ)、
アレクセイ・オグリンチュク(オーボエ)、
ペトラ・ファン・デル・ハイデ(ハープ)
首席トロンボーン奏者ヨルゲン・ファン・ライエンの登場でスタートしたチャ
ンネル・クラシックスの「ロイヤル・コンセルトへボウの首席奏者シリーズ」
待望の第2弾は、首席フルート奏者エミリー・バイノン!
帝王マリス・ヤンソンスとのコンビにより、新たな黄金期を迎えているロイヤ
ル・コンセルトヘボウ管の木管セクションを支える現在唯一の女性首席奏者が
録音に望むにあたって最も悩んだのは70分の収録時間を構成するプログラムだ
ったという。悩みぬいたバイノンが膨大な数のフルートのレパートリーの中か
らこの録音のため選び出したのは、イギリスとオランダの女流作曲家によって
書かれた5作品!フルートのための新たなレパートリーを最高の演奏と最高の
録音で知ることの出来る新たなバイブルの登場だ!フルート&管楽器関係者
必聴!

CCSSA 25508(SACD-Hybrid) \2850
ティンブランド ――
S・レブエルタス(ネルソン編):ラジオ向きの
A・ピアソラ(スチュワート編):オブリビン
コスタリカ民謡(ネルソン編):カバリート・ニコヤーノ
C・ヴェローソ(モレレンバウム編):ミケランジェロ・アントニオーニ
D・プリート:エコー・ディメンションズ
H・ヴィラ=ロボス(スチュワート編):
ブラジル風バッハ第5番より アリア、ブラジル風バッハ第1番
T・レオン:サオコ
A・ララ:En par de los levantes de la aurora
H・パスコアル:ティンブランド
ピシンギーニャ&ラセルダ(スチュワート編):1×0
メリディアン・アーツ・アンサンブル
金管五重奏+ドラムという編成で画期的かつ独創的なアルバムを打ち出してき
たメリディアン・アーツ・アンサンブル。
通算9枚目にして結成20周年記念リリースは、レブエルタスやピアソラ、ヴィラ
=ロボスからブラジルの超個性派ミュージシャン、パスコアルの作品など、ラ
テン・アメリカと南米の個性豊かな作品がズラリと揃ったユニークなアルバム
に仕上がっている。
1997年に招かれたマイアミの亜熱帯音楽祭で触れたラテンの文化からの影響を
受けたというメリディアン・アーツ・アンサンブルの燃え上がるような熱演に
期待!




<Nimbus>(Nimbusはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
NI 5815 \2080
20世紀のチェロと弦楽のための作品集 ――
W・ルトスワフスキ:グラーヴェ-チェロと弦楽のためのメタモルフォーゼ
E・マコンキー:エピリオン
P・ヒンデミット:葬送音楽
P・パターソン:チェロ協奏曲Op.90
M・コピィトマン:カディッシュ
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)、
ウィリアム・ボートン(指揮)、南西ドイツ室内管弦楽団
母国イギリスを代表するチェリストとしての責務を背負いながら国際的な舞台
に立ち続ける名手ラファエル・ウォルフィッシュの最新録音となる弦楽オーケ
ストラの伴奏を伴う近現代作品集。
ルトスワフスキ、ヒンデミットといった大御所からイギリスのマコンキーとパ
ターソン、イスラエルのコピィトマンといった5人の作曲家の作品をウォルフィ
ッシュがチェロを通じて紐解いていく。ウォルフィッシュの近現代作品の解釈
は世界的に高く評かれており、近年ではツェムリンスキーの世界初録音
(NI 5806)が記憶に新しいところ。2006年11月22日-24日の録音。




<Amon Ra>(Amon Raはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
CD-SAR 16 \2180
L・V・ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集第2巻 ――
ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調Op.47《クロイツェル》
同第8番ト長調Op.30-3
ラルフ・ホームズ(ヴァイオリン)、
リチャード・バーネット(フォルテピアノ)
ディーリアスやハーティ、シベリウスなどの名演で一世を風靡しながらも47歳
という若さでこの世を去ったイギリスのヴァイオリニスト、ラルフ・ホームズ
が死の数ヶ月前に録音を行ったベートーヴェン。1736年クレモナ製のストラ
ディヴァリによる演奏。1984年1月の録音。

CD-SAR 12 \2180
J・N・フンメル:ヴァイオリンとピアノのための作品集 ――
ソナタ ニ長調Op.50/同変ホ長調Op.5-3/夜想曲Op.99
ラルフ・ホームズ(ヴァイオリン)、
リチャード・バーネット(フォルテピアノ)
ラルフ・ホームズがベートーヴェンの1年前、すなわち死の約1年前に収録を行
ったフンメル。ホームズが奏でるストラディヴァリとバーネットの弾くフォル
テピアノの一体感が有無を言わさぬ説得力を醸しだしている。
1983年1月の録音。

CD-SAR 11 \2180
2本のフルートのための音楽 ――
J・S・バッハ:トリオ・ソナタ ト長調BWV.1039
G・F・ヘンデル:ソナタOp.2-5
J・ハイドン:三重奏曲第1番
W・A・モーツァルト:恋とはどんなものかしら
L・ドゥルーエ:パイジェッロの《うつろな心》による変奏曲
E・ケーラー:花のワルツOp.87
プレストンズ・ポケット
スティーヴン・プレストンとリザ・ベズノシウクのコンビが、バロック・フル
ートとクラシカル・フルートを用いて温もりに満ちた音楽を聴かせてくれる。
ちなみに初リリースの際にはピリオド楽器の模範的演奏と高く評された演奏で
もある。1983年1月の録音。

CD-SAR 50 \2180
17世紀の愛の諸相 ――
R・ジョーンズ:Now what is love?
L・ロッシ:Guardatevi Ola
作曲者不詳:愛らしく美しい瞳
A・ピッチニーニ:トッカータ第1番
A・ストリッジョ:Se piu del canto mio
J・ダウランド:行け輝く涙、男ひとりに女ひとり
J・ダニエル:Grief keep within
E・ムリニエ:Enfin la beaute
G・バタイユ:Ma bergere non legere
P・ゲドロン:Cesses mortels de soupirer
H・パーセル:
愛はチェリアの眼差しに身を固める、もし恋が甘いものなら、
おお平和な物陰に、こだまする歌を聞け
N・マッテイス:組曲ニ長調
グレンダ・シンプソン(メゾソプラノ)、
バリー・メイソン(リュート&バロック・ギター&キタローネ)
16世紀から17世紀のイギリス、フランスとイタリアで生まれた“愛の歌”をメ
ゾソプラノとギターの二重奏で届けてくれるアルバム。グレンダ・シンプソン
の歌声とバリー・メイソンのギターが愛に揺れる複雑な心情を巧みに表現して
いる。1990年4月の録音。




<Quartz>(Quartzはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
QTZ 2058 \2180
ダニエル・パールのための歌 ――
デイヴィッド・ヒース(1956-):
ダニエル・パールのための歌/モロッコ幻想曲/真実があなたを自由にする
/ピアノ協奏曲《情熱》より 緩序楽章/ケルト/ゴットリーブ/憎しみに勝
てるのは愛だけ
J・コルトレーン(ヒース編):ナイマ/自由の展望
E・エルガー(ヒース編):希望と栄光の国/ダニエル・パールのための悲歌
ジョン・アンダーソン(オーボエ)、アンドルー・ルーカス(オルガン)、
サイモン・ハラーム(サクソフォン)、
チャールズ・ハーツェルウッド(指揮)、
BBCコンサート・オーケストラ、
デヴィッド・ヒース(フルート&ピアノ&指揮)、他
ジョン・コルトレーンとマイルス・デイヴィスの音楽を自らの基盤として1975
年から作曲を始めたデイヴィッド・ヒースの作品集。
アルバムの最初と最後に収録された「歌」と「悲歌」は、2002年にパキスタン
で誘拐され命を落としたウォールストリート・ジャーナルの記者ダニエル・パ
ールに捧げられている。ジャンルの枠にとらわれないヒースの作風が印象的。




<Prima Voce>(Prima Voceはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
NI 7947 \1700
ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレス(1923-2005) ――
グラナドス:トナディーリャスH.136より
ファリャ:7つのスペイン民謡/タラゴのアレンジによるスペイン民謡集/他
ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)、様々なアーティスト
「プリマ・ヴォーチェ」のニュー・リリースはスペインの名ソプラノ、アンヘ
レスの1949年から1953年にかけての録音の復刻。同郷のグラナドス、ファリャ、
そして民謡集からは熱きスペインの血潮が伝わってくる。
「プリマ・ヴォーチェ」は、歴史にその名を残す名歌手たちの歌声が収録され
た78回転のSP盤の演奏をマイクロフォンで拾い、デジタル化を行う復刻シリー
ズ。ニンバス・レーベルのテクノロジーが実現させた貴重な音源の宝庫である。

NI 7946 \1700
ティート・ゴッビ(1913-1984) ――
モーツァルト:歌劇《ドン・ジョヴァンニ》よりおいで窓べに可愛い娘、
歌劇《フィガロの結婚》より、もう飛ぶまいぞこの蝶々、さあ眼をあけろ
ロッシーニ:歌劇《セヴィリアの理髪師》より 私は町のなんでも屋/他
ティート・ゴッビ(バリトン)、様々なアーティスト
同じく「プリマ・ヴォーチェ」のニュー・リリースとなるティート・ゴッビの
アリア集。モーツァルト、ロッシーニ、ヴェルディなどイタリアの大作曲家た
ちによるオペラ・アリアは1942年から1950年にかけての録音。

NI 7887 \1700
ティト・スキーパ(1889-1965)-ナポリ民謡を歌う(録音:1925年-1938年) ――
民謡:海に来たれ!/プッツィ=ペッツィア:愛の苦しみ/ファルヴォ:ガッ
パーリア/ディ・カプア:オ・ソレ・ミオ/他
ティト・スキーパ(テノール)、ミラノ・スカラ座管弦楽団、他
祖国イタリア、アメリカを活躍の舞台とした名リリック・テノール、ティト・
スキーパのイタリア歌曲集。特に「オ・ソレ・ミオ」での優美な歌声は絶品。

NI 7885/6 2枚組 \2580
アレクサンドル・キプニス(1891-1978)-
オペラ・アリアと歌曲集(録音:1922年-1939年) ――
ヴェルディ:歌劇《シモン・ボッカネグラ》より 悲しい胸の思いは、
歌劇《ドン・カルロ》より 彼女は決してわしを愛していない
シューベルト:野ばら、魔王、さすらい人/他
アレクサンドル・キプニス(バス)、様々なアーティスト
アレクサンドル・キプニスは、アメリカのチェンバロ奏者イーゴリ・キプニス
(1930-2002)の父であり、メトロポリタン歌劇場で名演を生んだウクライナ生ま
れのバス奏者。

NI 7881 \1700
ローレンス・ティベット(1896-1960)-
ブロードウェイからハリウッドまで(録音:1927年-1936年) ――
ガーシュウィン:《ポーギーとベス》より/グルーエンバーク:《皇帝ジョー
ンズ》より/他
ローレンス・ティベット(バリトン)、様々なアーティスト
分厚く豊かな歌声で大スターとして名を馳せたアメリカのバリトン、ローレン
ス・ティベット。「ポーギーとベス」での圧倒的存在感は他の歌手の存在が薄
れてしまうほど。




<VMS>
VMS 200 \2300
ハープのための協奏曲集 ――
K・D・ディッタースドルフ:ハープ協奏曲イ長調
J-G・アルブレヒツベルガー:
ハープ協奏曲第1番ハ長調、ハープと管弦楽のためのパルティータ ヘ長調
スザンナ・クリンチャロワ(ハープ)、
プラメン・デュロフ(指揮)、ソフィア・ソロイスツ
Cスザンナ・クリンチャロワはパリを拠点としているブルガリア、ソフィア出
身の女流ハープ奏者。
ベルギー国立管、ソフィア・フィル、東京都響、関西フィル、サンフランシス
コ室内管などに招待されるなどソリストとして国際的な規模での活動を展開中。
艶やかで輝かしいハープの音色がデッタースドルフとアルブレヒツベルガーの
作品に生命力を与えている。




<Extraplatte>
EX-ED 026 2枚組 \4600
トーマス・ペルネス(1956-):歌劇《魔笛06》
アレクサンダー・カイムバッハー(テノール)、
レベッカ・ネルセン(ソプラノ)、
ヴァルター・コベラ(指揮)、
アマデウス・アンサンブル・ウィーン、ウィーン・ノイエオーパー合唱団、
モーツァルト・イヤーに沸いた2006年。本場ウィーンのウィーン・モーツァル
ト・イヤー2006のために現代オーストリアの中堅作曲家トーマス・ペルネスに
よって作曲されたオペラ「魔笛“06”」。
もちろんモーツァルトの「魔笛」をもじっているのだが、一般的なオペラのス
タイルにとどまらず、語りあり、叫びあり、効果音あり、ジャズあり、といっ
た斬新な現代の「魔笛」が繰り広げられている。

EX 760-2 \2300
カペラ・インコグニタ-夜 ――
G・ムファット:合奏協奏曲第12番
G・F・ヘンデル:歌劇《アルチーナ》からの劇音楽
H・I・F・ビーバー:セレナーダ第5番
H・パーセル:歌劇《妖精の女王》からの場面
A・ヴィヴァルディ:協奏曲《夜》
L・センフル:Tag und auch Nacht、Ich stuend an einem Morgen
G・P・テレマン:序曲《眠り》
カペラ・インコグニタ
1997年に結成されたオーストリアの若手奏者たちによる新進気鋭のバロック・
アンサンブル、カペラ・インコグニタ。
ヘンデルやテレマン、パーセル、ヴィヴァルディなどバロック時代の大作曲家
たちの作品を収録したこのアルバムのコンセプトは「夜の闇による空間」であ
るという。

EX 707-2 \2300
エンボディメント
ミア・ザベルカ&ワン・ナイト・バンド
2002年から活動を始めたエレクトロニック・バンド、ミア・ザベルカ&ワン・
ナイト・バンドによるオーストリアのコンテポラリー・アルバム。




<Jecklin>
JS 308-2 \2300
無伴奏クラリネットのための現代スイスの作品集 ――
ルドルフ・レンヘル(1960-):ラルレッキーノ
アルフレッド・ケラー(1907-1987):カンツォネッタ
ペーター・エッシャー(1915-):小品
ジャック・ウィルドベルガー(1922-):ディアーリオ
ステファン・バウムガルトナー(1946-):デボラ
レネ・アームブラスター(1931-1991):4つの小品
フーゴ・プフィスター(1914-1969):組曲
クラウディオ・カヴァディーニ(1935-):プロ・ジリ
ダニエル・シュナイダー(クラリネット)
20世紀-21世紀スイスの作曲家による作品を紹介する「スイスの風景(Szene
Schweiz)」シリーズ。ソリスト、室内楽奏者として活躍しながらヴィンター
トゥーア音楽院で後進の指導にもあたっているスイスのクラリネット奏者ダニ
エル・シュナイダーが高度な表現力を必要とする無伴奏作品を披露。
1994年5月の録音。

JS 307-2 \2300
ウルバン・マーダ(1955-):スプレン
ラート・トシュップ(指揮)、カメラータ・チューリッヒ、他
M「スイスの風景」シリーズ。エドウィン・フィッシャー財団作曲賞の受賞経
験を持つ1955年生まれのスイス人作曲家ウルバン・マーダの作品集。
1996年の録音。

JS 306-2 \2300
チューリッヒ中央図書館の楽譜部門 ――
ウラディミール・フォーゲル(1896-1984):
Horformen、Varietude、インターバル
オトマール・シェック(1886-1957):ピアノのための2つの小品op.29
チェスワフ・マレク(1891-1985):トッカータOp.27-2、Landliche Szenen
ジャネット・フィッシャー(ソプラノ)、ヴェルナー・ベルチ (ピアノ)、
ラート・トシュップ(指揮)、カメラータ・チューリッヒ
「スイスの風景」シリーズ。貴重な資料を数多く所蔵していることでも有名な
チューリッヒ中央図書館蔵書の楽譜がテーマ。スイスの国民的作曲家シェック
の作品を忘れずに組み込むところはさすが。1993年12月&1994年12月の録音。

JS 295-2 \2300
エルマノ・マッジーニ(1931-1991):室内楽作品集 ――
トルソIII/同VIII/同IX/同X/カントXI/アテム/カントI-III
トリオ・ツェムリンスキー
「スイスの風景」シリーズ。イタリアのイントラーニャで設立されたエルマノ
・マッジーニ財団の主導によって紹介が行われているマッジーニの室内楽作品
集。1993年の録音。

JS 304-2 \2300
パーカッション ――
エリク・ゴーディベール(1936-):フォイヤージュ
ジェラール・ザンスタグ(1941-):ディフラクションズ
ダニエル・オット(1960-):Zampugn
ミヒャエル・ジャレル(1958-):アソナンスVII
ピエール・ファヴレ(1937-):サウンド・テイル
セルジオ・メノッツィ(1960-):Quand les Tenebres Viendront
アンサンブル・ドゥ・CIP・ジュネーヴ、他
「スイスの風景」シリーズ。ジュネーヴの打楽器アンサンブルによるスイスの
作曲家たちの作品を収録したパーカッション・アルバム。
1992年&1994年の録音。




<Chandos>
CHAN 10455 \2080
グレインジャーによる吹奏楽のための編曲作品集 ――
作曲者不詳(13世紀):乙女は天使に
G・de・マショー:バラード第17番
ジョスカン・デ・プレ:ラ・ベルナルディーナ
A・d・カベソン:ドリア旋法による前奏曲
A・フェッラボスコ:4つの音符のパヴァーヌ
J・ジェンキンス:5声のファンタジー第15番
J・S・バッハ:
行進曲BWV Anh.122、カンタータ第85番《われはよき牧人なり》BWV.85より、
コラール《おお人よ、汝の罪の大いなるを嘆け》BWV.622
F・リスト:ハンガリー幻想曲S.123
C・フランク:コラール第2番
G・フォーレ:トスカナのセレナードOp.3-2
E・グーセンス:民謡
K・パーカー:ダウン・ラングフォード・ウェイ
イヴァン・ホヴォラン(ピアノ)、
クラーク・ランデル(指揮)、
ロイヤル・ノーザン・カレッジ・オヴ・ミュージック・ウィンド・オーケストラ
1年に1度のペースで1つの“テーマ”に沿った独創的なアルバムを打ち出すなど、
日本でも高い人気を誇るイギリス・トップ・クラスの吹奏楽団ロイヤル・ノー
ザン・カレッジ・オヴ・ミュージック・ウィンド・オーケストラ(以下RNCM)
の2008年最新作は同楽団にとって3度目となるパーシー・グレインジャーの作品
集!第3巻となる今回のグレインジャー作品集は、吹奏楽のためのオリジナル作
品を収録した第1巻(CHAN 9549)&第2巻(CHAN 9630)とは趣きを変え、グレ
インジャー自身が他の作曲家の作品にアレンジを施した編曲作品を“テーマ”
としている。
リストとパーカー以外の収録曲は、グレインジャーのアレンジによる23曲の編
曲作品を集めた「ウィンド・バンドのための宝石(Gems for Winds)」と題さ
れた編曲集に収められている作品。
13世紀の作曲者不詳の作品に始まり、マショー、ジョスカン、バッハ、フラン
ク、フォーレ、グーセンスなど中世から近現代までの音楽史を、グレインジャ
ーの魔法のような編曲術でたどることが出来るのである。
またグレインジャーによる編曲版としてはほとんど録音が存在していなかった
作品を数多く収録されており、吹奏楽の新たなコンサート・レパートリーの発
掘にも一役買うことになるだろう。

CHAN 0750 \2080
F・シューベルト:ミサ曲第6番変ホ長調D.950
スーザン・グリットン(ソプラノ)、
パメラ・ヘレン・スティーブン(メゾソプラノ)、
マーク・パドモア(テノール)、ジェイムス・ギルクリスト(テノール)、
マシュー・ローズ(バス)、
リチャード・ヒコックス(指揮)、コレギウム・ムジクム90
自他共に認める現代最強のイギリス音楽の達人、リチャード・ヒコックスがも
う1つの大きな柱としているウィーン古典派の作曲家によるミサ曲シリーズから
シューベルトが登場!
ハイドン、ベートーヴェン、フンメルと続き、国際的な評価を得てきたヒコッ
クス&コレギウム・ムジクム90のシリーズに加わるシューベルトの第1弾は最晩
年の作品「ミサ曲第6番」。
既に病に冒されていたシューベルトが死の直前となる1828年の夏に完成させた
最後のミサ曲は、不安や祈りといった深い精神性を備えながらも劇的で、そし
て力強さすら感じさせる名曲中の名曲である。
ヒコックス&コレギウム・ムジクム90は2007年7月25日に行われたプロムスのコ
ンサートで「ミサ曲第6番」を取り上げて大喝采を浴びており、直後の2007年7月
26日&27日に同じキャストで収録されたこの録音に対する期待は非常に大きい。
当代きっての名テノール、マーク・パドモアやヒコックスからの信頼も厚いス
ーザン・グリットンなどソリスト陣も超一級。ヒコックスとコレギウム・ムジ
クム90の新たなページがここから始まる。
ちなみにこの録音は長年にわたってコレギウム・ムジクム90のマネージャーを
務め、2007年11月に他界したフランチェスカ・マクマヌスに捧げられている。

CHSA 5061(SACD-Hybrid) 2枚組 \5700
フランツ・シュミット(1874-1939):オラトリオ《7つの封印の書》
ヨハネス・チャム(テノール/ヨハネ)、
ロベルト・ホル(バス・バリトン/神の声)、
サンドラ・トラットニック(ソプラノ)、
ミシェル・ブリート(メゾソプラノ)、
ニコライ・シュコフ(テノール)、
マンフレート・ヘム(バス)、ロベルト・コヴァチ(オルガン)、
クリスチャン・ヤルヴィ(指揮)、
ウィーン・トーンキュスラー管弦楽団、ウィーン楽友協会合唱団
父は巨匠ネーメ・ヤルヴィ、兄には快進撃を続けるパーヴォ・ヤルヴィを持つ
エストニアの音楽一家ヤルヴィ一族の若き異端児クリスチャン・ヤルヴィがフ
ランツ・シュミットの大作を携えシャンドスに初登場!
新約聖書、ヨハネ黙示録の最後の審判を描いたオラトリオ「7つの封印の書」
は、フランツ・シュミット最晩年の代表作。演奏には多くの声楽ソリスト、オ
ルガン、大編成オーケストラ、混声合唱を要するなど、壮大なスケールで描か
れた「最後の審判」は近代オラトリオを代表する傑作として名高い。
自身が創設したアブソリュート・アンサンブルの音楽監督、ノールランド歌劇
場交響楽団(スウェーデン)の首席指揮者などのポストを歴任してきたクリス
チャン・ヤルヴィは、現在オーストリアの名門トーンキュスラー管弦楽団の首
席指揮者と音楽監督を兼務しており、急速なスピードでの進化を世に示してい
る。特に近現代作品、大編成作品の演奏と解釈においては父ネーメと兄パーヴォ
をも凌ぐ世界的評価と実績を持つクリスチャン・ヤルヴィ。このフランツ・
シュミットがさらなる飛躍の大きな契機となるだろう。
2005年9月29日&10月2月、ウィーン・ムジークフェラインザールでのライヴ録音。

CHAN 10460 \2080
エドガー・レスリー・ベイントン(1880-1956):
ピアノと管弦楽のための《幻想的協奏曲》/組曲《ゴールデン・リヴァー》/
パヴァーヌ、牧歌とバッカナール/管弦楽のための3つの小品
マーガレット・フィンガーハット(ピアノ)、
ポール・ダニエル(指揮)、BBCフィルハーモニック
スタンフォードに作曲を学び、ダイソンと親交を深めながらも1934年からのシ
ドニー赴任が1つのきっかけとなり、英国楽壇から次第に姿を消していった不遇
の作曲家エドガー・ベイントン。
オーストラリアに移住する前には第1次世界大戦で抑留を経験し、帰国後はニュ
ーカッスル・アポン・タイン音楽院の院長も務めたベイントン。ここには移住
前の1900年代初頭に作曲されたメロディックでロマン派音楽的要素を持った4つ
の重要作が収録されている。
独創的なアプローチを見せる注目作「幻想的協奏曲」のソリストは、シャンド
スでもお馴染みの名女流ピアニスト、マーガレット・フィンガーハット。歴史
に埋もれていたイギリスの傑作が再び陽の目を見ることとなる。

●Chandos Classics
CHAN 10457X \1780
A・バックス:管弦楽作品集Vol.9 ――
バレエ音楽《ロシアの踊り子の実態》/黄昏から夜明けまで
ブライデン・トムソン(指揮)、ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
今は亡きスコットランドの名匠ブライデン・トムソンが初期のシャンドスに遺
したバックスの復刻盤。
ディアギレフのロシア・バレエ団のために書かれたバレエ音楽「ロシアの踊り
子の実態」はほとんど録音が存在しておらず、トムソン盤の復活はバックスの
舞台音楽の妙を現代に伝える大きな役割を果たすことだろう。
24bitデジタルリマスターによるCHAN 8863からの移行再発売。


●Chandos Opera In English
CHAN 3155 \1780
偉大なオペラ・アリア集(英語版)Vol.19-トーマス・アレン ――
W・A・モーツァルト:
歌劇《魔笛》より 私は鳥刺し、歌劇《フィガロの結婚》より もう飛ぶまいぞ
この蝶々
G・ヴェルディ:
歌劇《ファルスタッフ》より これは夢か?まことか?、
歌劇《ドン・カルロ》より われらの胸の友情を/他
トーマス・アレン(バリトン)、
デイヴィッド・パリー(指揮)、
フィルハーモニア管弦楽団、
クレア・ラター(ソプラノ)、スーザン・グリットン(ソプラノ)、
グィン・ヒューズ・ジョーンズ(テノール)、他
シャンドスとピーター・ムーア財団の共同制作による英語オペラ・シリーズの
最新作。“ナイト”の称号を持つイギリスの名バリトン奏者、トーマス・アレ
ンのアリア・アルバムもこれが第2集。ちなみに第1集はCHAN 3118としてリリー
スされている。




<Avie>
AV 2148 2枚組(1枚分価格) \2180
パースペクティブIII ――
L・V・ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第15番ニ長調Op.28《田園》、同第23番ヘ短調Op.57《熱情》
F・シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D.960
アンドレアス・ヘフリガー(ピアノ)
2007/08シーズンにはサロネン&ロサンゼルス・フィル、ドホナーニ&フィルハ
ーモニア管などとの共演が決まっているスイスのピアニスト、アンドレアス・
ヘフリガー。
3枚目となるソロアルバム「パースペクティブIII」はベートーヴェンとシュー
ベルトの二本立て。抑揚のある感情表現、包み込むような温かいピアノの音色
など、豊かな音楽的才能は偉大なる父エルンストのから譲り受けたものなのだ
ろう。





<Signum Classics>
SIGCD 117 2枚組 \3500
フィリップ・グラス(1937-):弦楽四重奏曲全集 ――
弦楽四重奏曲第3番《ミシマ》/同第2番《カンパニー》/
同第3番《バクザック》/同第1番/同第5番
スミス・クァルテット
三島由紀夫を描いた映画作品「MISHIMA(ミシマ)」のサウンドトラックを弦楽四
重奏のために書き換えた弦楽四重奏曲第3番「ミシマ」など、フィリップ・グラ
スの弦楽四重奏曲を網羅した注目盤。グラス=ミニマル専門という先入観は
「ミシマ」や「バクザック」など才気のほとばしる作品によって一変させられ
る。スミス・クァルテットはライヒのディファレント・トレインズ(SIGCD 064)
や現代イギリスの作品を収録したゴースト・ストーリーズ(SIGCD 088)など現代
作曲家の作品のスペシャリスト集団。現代音楽の取り組みに対する世界的評価
は非常に高い。




<Deux-Elles>
DXL 1118 \2180
全ての都市の花 ――
パーソンズ:The Song Called Trumpets
ホルボーン:Wanton、Paradizo、My Selfe
バード:The Bells
J・ベネット:Venus' Birds
バード:The Queen's Good Night
作曲者不詳:Pakington's Pownde
バード:Miserere、Christe Qui Lux
ダウランド:Flow my Teares、Semper Dowland, Semper Dolens
アドソン:Courtly Masquing Ayre
ハウスマン:All ye who love
ウィグソープ:Rowland
作曲者不詳(ライオンズ編):Fortune My Foe
作曲者不詳:Fortune My Foe
ファーナビー:Pawles Wharfe
バード:The Leaves be Green
アドソン:The Bull Maske、Adson's Maske
バード:Fair Britain Isle
バッサーノ:Fantasia
モーリー(ライオンズ編):O Mistris Myne
ファーナビー(ライオンズ編):The Lord Zouche's Maske
ファーナビー:Grayes Inne Maske
アドソン:Courtly Masquing Ayre(2種)
イングリッシュ・コルネット・アンド・サクバット・アンサンブル
イギリス音楽の黄金時代(1580-1620)にロンドンで演奏されていた作品をコル
ネットとサクバットの心地よい音色で奏でたルネサンスの作品集。
1999年にダンディン・コンソートとの共演によりエジンバラとアバディーンで
演奏されたモンテヴェルディの「聖母マリアの夕べの祈り」によって一躍その
名を広めたイングリッシュ・コルネット・アンド・サクバット・アンサンブル
(ESCE)。
デビュー盤「アチェンド」(DXL 913)で成功を収めたESCEは、他の世界的ピリ
オド・アンサンブルとの共演など新たなプロジェクトを推し進めるなど脚光を
浴びている。演奏だけでなく録音面も非常に優秀。





<Gala>
GL 100.633 3枚組 \3840
R・シュトラウス:楽劇《ばらの騎士》
マルガレーテ・ボイマー(ソプラノ)、ティアナ・レムニッツ(メゾソプラノ)、
ウルズラ・リヒター(ソプラノ)、クルト・ベーメ(バス)、
ルドルフ・ケンペ(指揮)
ドレスデン国立歌劇場管弦楽団&合唱団、他
リヒャルト・シュトラウスを自らの十八番としていた巨匠ケンペがドレスデン
国立歌劇場の音楽監督を務めていた時代に収録された「ばらの騎士」。手兵を
率いての貴重な記録と言える。1950年12月21日-23日、ドレスデンでの録音。

GL 100.627 3枚組 \3840
P・I・チャイコフスキー:歌劇《オルレアンの少女》(ロシア語歌唱)
イリーナ・アルヒポワ(メゾソプラノ)、
ヴラディスラフ・ピアヴコ(テノール)、
ジャン・ピエール・マルティ(指揮)、
フランス放送フィルハーモニック管弦楽団&合唱団、他
1975年パリでの録音。カップリングとして1983年3月22日にウィグモア・ホール
で録音されたアルヒポワとピアヴコが歌うアリアが収録されている。

GL 100.629 3枚組 \3840
ノエル・カワード(1899-1973):カンバセーション・ピース(全曲)
様々なアーティスト
俳優、作家、脚本家、映画監督など多才な顔を持ったノエル・カワードの舞台
作品。リリー・ポンスやリチャード・バートン、イヴォンヌ・プランタンらが
出演。1951年1月26日の録音。

GL 100.802 2枚組 \2560
R・ワーグナー:歌劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》(抜粋)
ルドルフ・ゴンサール(バリトン)、ゲオルク・シュテルン(バス)、
ウタ・グラーフ(ソプラノ)、カール・リーブル(テノール)、
カール・バンベルガー(指揮)、
フランクフルト州立歌劇場管弦楽団&合唱団、他
1956年、フランクフルトでの録音。ボーナス・トラックとしてフェルディナント
・ライトナーの指揮によるもう1種の演奏(1951年-53年の録音)を収録している。

GL 100.805 2枚組 \2580
インゲ・ボルク-第2集 ――
R・シューマン:歌劇《ゲノヴェーヴァ》(抜粋/録音:1950年5月16日)
R・シュトラウス:歌劇《エレクトラ》(抜粋/録音:1965年2月22日&1999年)
D・ショスタコーヴィチ:歌劇《ムチェンスク群のマクベス夫人》
(抜粋/録音:1964年10月5日)
インゲ・ボルク(ソプラノ&語り)、
アンタル・ドラティ(指揮)、ローマ歌劇場管弦楽団&合唱団、他
インゲ・ボルクの代名詞でもある「エレクトラ」は演奏の抜粋だけでなく、
1999年にローマで収録されたインゲ・ボルク自身による語りも収録されている。




<Hyperion>
CDA 67655 \2180
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ第45集 ――
フェルディナント・ヒラー(1811-1885):
ピアノ協奏曲第1番へ短調Op.5(世界初録音)
同第2番嬰へ短調Op.69
同第3番変イ長調《コンチェルト・エスプレッシーヴォ》Op.170(世界初録音)
ハワード・シェリー(ピアノ&指揮)、
タスマニア交響楽団
裕福なユダヤの商人の息子として生まれ幼少の頃から音楽に突出した才能を見
せたヒラーは、ワイマールでフンメルに師事。フンメルの下でさらに才能を開
花させたヒラーは、親交の厚かったシューマンからもピアノ協奏曲に対して称
賛を受けるなど、歴史に名を残す同世代の大音楽家たちからも一目置かれた存
在として成功を収めたことでも知られている。またメンデルスゾーン、ブラー
ムス、ベルリオーズ、ショパン、ワーグナー、アルカン、そして前述のシュー
マンらとの親交を深め名声を確立したヒラーであったが、その作品はロマン派
音楽の作風の変遷によって次第に埋もれてしまうことになる。
作曲家「フェルディナント・ヒラー」を語るうえで外すことのできない3つのピ
アノ協奏曲。特に「ピアノ協奏曲第2番」に関してはハイペリオンが長きにわた
って録音の機会を模索していたものであり、忘れられた本物の傑作であるとし
て強力に推薦している作品なだけに同曲の決定盤誕生の予感が漂う。また「ピ
アノ協奏曲第1番」、「ピアノ協奏曲第3番」の2作品は今回のリリースが世界
初録音となる。
ヒラーの遺した3つのピアノ協奏曲を世に送り出すのは、このシリーズを代表
するコンビとして獅子奮迅の活躍を見せるハワード・シェリー&タスマニア響。
これまでにリリースされたモシュレス、エルツ、カルクブレンナー、ベネット
&ベイシュでも披露してきたシェリーの見事な弾き振りはもちろん健在!乞う
ご期待!

CDA 67602 \2180
R・シュトラウス:歌曲全集Vol.3 ――
なにも!Op.10-2/サフランOp.10-7/もの言わぬ花Op.10-6/あなたの眼差し
が私を見た時からOp.17-1/セレナードOp.17-2/秘めごとOp.17-3/暗いヴェ
ールに覆われてOp.17-4/さあ、勇気を!Op.17-5/舟歌Op.17-6/それがなん
の役に立つのOp.19-1/星影は美しく、しかし冷たくOp.19-3/希望と失望
Op.19-5/ああ、何と不幸な私Op.21-4/女たちも時にはつつましくOp.21-5/
ひそかなる誘いOp.27-3/愛を抱いてOp.32-1/憧れOp.32-2/愛の讃歌Op.32-3
/ああ、うるわしい5月よ!Op.32-4/天の使者Op.32-5/15ペニヒでOp.36-2
/愛慕Op.36-4/冬の捧げものOp.48-4/冬の愛Op.48-5/したしき幻影op.48-1
アンドルー・ケネディ(テノール)、
ロジャー・ヴィニョールズ(ピアノ)
アンドルー・ケネディは欧州の歌劇場を中心としたオペラへの出演やオーケス
トラとの共演を重ね、2006年には権威あるロイヤル・フィルハーモニック協会
のヤング・アーティスト賞を受賞するなど実力だけでなく既に実績も十分のテ
ノール歌手である。
テノールが歌うリヒャルト・シュトラウスの歌曲集は非常に珍しく、有名な交
響詩が書かれた期間とほぼ同時期(1882年-1900年)の歌曲を収録しているこの
第3集ではこれまでのイメージとは一味違った作品の“色”を感じ取ることがで
きるかもしれない。
伴奏のピアノは第1集、第2集と同じく名手ロジャー・ヴィニョールズが担当し
ており、アンドルー・ケネディの歌声の魅力を最大限に引き出してくれること
だろう。

CDA 67601 \2180
ヴェルヨ・トルミス(1930-):合唱作品集 ――
エルンスト・エンノの詩による2つの歌/3つのエストニアの遊び歌/叙事詩
《カレヴィポエグ》による3つの歌/リーブ語の遺産/船上に歌う/秋の風景
/4つのエストニアの子守歌/幼き日の想い出
スティーヴン・レイトン(指揮)、ホルスト・シンガーズ
合唱作品で知られるヴェルヨ・トルミスは、アルヴォ・ペルトと並び、北欧の
合唱王国エストニアを代表する巨匠の1人。
エストニアの民族音楽の専門家としての一面も持つトルミスは母国に伝わる伝
統音楽を作品の礎とするなど卓越した合唱作品を数多く生み出しており、音楽
と言葉が密接に結びついたその作品は世界中で親しまれている。
トルミスの合唱作品はここ日本でもプロからアマチュアまでの幅広い層で歌わ
れるなど、根強い人気を誇っているだけにハイペリオンからの新しい録音のリ
リースは広く歓迎されることだろう!
ヴィレッテの合唱作品集(CDA 67539)に続いて2度目のタッグとなるレイトン&
ホルスト・シンガーズ。レイトンは手兵ポリフォニーとのコンビによるペルト
の合唱作品集「トリオディオン」でエストニアの合唱作品に対する造詣の深さ
を実証しているだけに、今回のトルミスに懸かる期待は大きい。

CDA 67680 \2180
ウェストミンスター寺院の昇天祭 ――
C-V・スタンフォード:Caelos ascendit hodie
B・ローズ:プリーシーズ
J・バーンビー:詩篇第24番
B・ブリテン:祝祭テ・デウム
H・シュッツ:詩篇第100番
B・ローズ:応唱
R・ヴォーン=ウィリアムズ:O clap your hands
W・ウォルトン:ミサ・ブレヴィス
G・フィンジ:神は上れり
P・フィリップス:神は歓呼のうちに
G・マクファーレン:詩篇第93番
W・ウォルトン:チチェスター・サーヴィス
P・ゴワーズ:ガリラヤ人たちよ
B・ローズ:The Dismissal
F・ポット:トッカータ
ロバート・クウィニー(オルガン)、
ジェームズ・オドンネル(指揮)、ウェストミンスター寺院聖歌隊
ハイペリオンがウェストミンスター寺院とのコラボレーションで進めているレ
コーディング・プロジェクトの第6弾。教会歴の9月29日(祝日)である「聖ミカ
エルおよび諸天使の日」をテーマとした前作(CDA 67643)に続く最新録音のテ
ーマは「キリストの昇天祭」。ウェストミンスター寺院聖歌隊が歌う16世紀の
フィリップス、17世紀のシュッツだけでなく、20世紀のウォルトンやブリテン、
フィンジ、スタンフォードなど自国の多才なレパートリーが、現在のイギリス
教会音楽の充実度を示している。

CDA 67654 \2180
ライオネル・モンクトン(1861-1924):ショーからの歌曲 ――
Charming weather/All down Piccadilly/Under the deodar/Yo ho, little
girls, yo ho!/Try again, Johnnie/The sly cigarette/The boy guessed
right/When I marry Amelia/Keep off the grass/Maisie/Liza Ann/My
cinnamon tree/Pearl of sweet Ceylon/A simple little string/
Beautiful bountiful Bertie/The Temple Bell/A bad boy and a good girl
/The little grey bonnet/Tony, from America/Two little sausages/
Mary/Moonstruck
キャサリン・ボット(ソプラノ)、リチャード・スアート(バリトン)、
ロナルド・コープ(指揮)、
ニュー・ロンドン管弦楽団、
ニュー・ロンドン・ライト・オペラ・コーラス
「イギリスのライト・ミュージック・クラシックス・シリーズ」を完成させた
コープ&ニュー・ロンドン管弦楽団にとって久しぶりの新録音は、19世紀後半
から20世紀初期にかけてのイギリスで最も存在感を放ったミュージカル・コメ
ディの作曲家ライオネル・モンクトンの歌曲集。
キャサリン・ボットとリチャード・スアート、そしてコープ&ニュー・ロンド
ン管が描く楽しさにあふれたモンクトンの世界が目の前に広がる。ちなみにエ
ンジニアはトニー・フォークナーが担当。



<Helios>
CDH 55272 \1280
G・デュファイ:聖ヤコブのための音楽 ――
聖ヤコブの祝日のためのミサ/偉大なるヤコブをわれらに正しくたたえん/
バルサムと上品なる蝋が/グローリア=クレド/誉れある使徒に
アンドルー・カークマン(指揮)、バンショワ・コンソート
1999年のグラモフォン賞で見事に古楽部門年間最優秀賞に輝いたカークマン&
バンショワ・コンソートの代表的名盤。
ルネサンスの巨匠の崇高な音楽が素晴らしきハーモニーで響く。
1997年7月16日-18日の録音。CDA 66997からの移行再発売。

CDH 55300 \1280
R・シューマン:ピアノ・ソナタ第1番嬰へ短調Op.11/同第3番へ短調Op.14
ニコライ・デミジェンコ(ピアノ)
1978年のチャイコフスキー国際コンクールの覇者デミジェンコが1996年にレコ
ーディングを行ったシューマンがヘリオス(Helios)から復刻!
シューマンの“言葉”をロシアの重戦車がピアノを通じて代弁する。
1996年1月22日-24日の録音。CDA 66864からの移行再発売。





<APR>
APR 6006 2枚組 \4360 価格訂正※新価格 2枚組 \2180
パデレフスキ-初期録音集 ――
DISC-1
ショパン:
ワルツ第2番変イ長調Op.34-1《華麗なる円舞曲》、
夜想曲第5番嬰ヘ長調Op.15-2、ワルツ第7番嬰ハ短調Op.64-2
ストヨフスキ:愛の歌Op.26-3
シューベルト(リスト編):きけ、きけ、ひばり
シューマン:夜想曲第4番ヘ長調Op.23-4
ショパン:
ポロネーズ第3番イ長調Op.40-1《軍隊》、夜想曲第18番ホ長調Op.62-2、
練習曲第21番変ト長調Op.25-9《蝶々》、同第15番ヘ長調Op.25-3
パデレフスキ:メヌエット ト長調Op.14-1、夜想曲変ロ長調Op.16-4
メンデルスゾーン:
無言歌第22番ヘ長調Op.53-4《心の悲しみ》、
同第3番イ長調Op.19b-3《狩りの歌》
ドビュッシー:水に映る影
リスト:ラ・カンパネラ
パデレフスキ:幻想的クラコヴィアクOp.14-6
ショパン:夜想曲第5番嬰ヘ長調Op.15-2
DISC-2
ショパン:
練習曲第12番ハ短調Op.10-12《革命》、同第7番ハ長調Op.10-7、
同第13番変イ長調Op.25-1《エオリアンのハープ》、同第14番ヘ短調Op.25-2、
同第3番ホ長調Op.10-3《別れの曲》
パデレフスキ:幻想的クラコヴィアクOp.14-6
シューベルト(リスト編):きけ、きけ、ひばり
シューマン:夕べにOp.12-1、飛翔Op.12-2、なぜにOp.12-3
ショパン:
ワルツ第2番変イ長調Op.34-1《華麗なる円舞曲》、
マズルカ第13番イ短調Op.17-4
ショパン(リスト編):乙女の願い
ショパン:練習曲第19番嬰ハ短調Op.25-7
リスト:ラ・カンパネラ
ストヨフスキ:愛の歌Op.26-3
リスト:演奏会用練習曲第2番ヘ短調
ショパン(リスト編):乙女の願い
ショパン:子守歌変ニ長調Op.57
メンデルスゾーン:無言歌第3番イ長調Op.19b-3《狩りの歌》
ルビンシテイン:ワルツ・カプリース変ホ長調
イグナツ・ヤン・パデレフスキ(ピアノ)
ピアニスト、作曲家、そして第2次世界大戦後のポーランドで首相を務めたこ
とがあまりにも有名なパデレフスキ。
1913年にアメリカへと渡る前の1911年から1912年にかけてヨーロッパで録音さ
れたショパンを中心とするこの作品集には、パデレフスキ自身の作品だけでな
く弟子のストヨフスキの作品などが収められている。
またこのリリースは、メリーランド大学のインターナショナル・ピアノ・アー
カイヴに保管されていた未発表のテスト・プレス盤からの復刻によるもので全
曲世界初出となるヒストリカル・コレクターの必需品!

APR 5650 \1880
ロナルド・スティーヴンソン(1928-):
DSCHによるパッサカリア-ドミトリー・ショスタコーヴィチのために
ロナルド・スティーヴンソン(ピアノ)
この3月で80歳を迎える1928年ブラックバーン生まれのコンポーザー=ピアニ
スト、ロナルド・スティーヴンソンの生誕80年記念リリースとなる自作自演集。
1962年に完成した約75分の演奏時間を要する「DSCHによるパッサカリア」は、
翌年の1963年に作曲者自身の演奏により南アフリカのケープ・タウンで世界初
演が行われたスティーヴンソンの代表作。
今回復刻された1964年収録の音源は、当時2枚組みのLPとしてリリースされた
ものの100セット限定ということもあって入手困難を極めた貴重な録音なので
ある。伝説的な録音がまた1つ復活を遂げる!




<Brass Classics>
BC 3007 \2180
ホディエ・グロリオーサ ――
W・A・モーツァルト:ディヴェルティメント第5番ハ長調K.187
エドワード・チャンス(1947-):ローバー、屑屋と主人
セシリア・マクドウォール(1951-):今日、常に誉れある乙女マリアが
L・V・ベートーヴェン:3つのエクアール
マイケル・バークリー(1948-):ユリの咲くところで
ハリソン・バートウィッスル(1934-):ホケトゥス・ペトルス
リチャード・ハーヴェイ(1953-):武装した人
W・A・モーツァルト:ディヴェルティメント第6番ハ長調K.188
ポール・アーチボールト(指揮)、
ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ・ブラス・アンサンブル
シャンドス(Chandos)からリリースされているマティアス・バーメルトとの「モ
ーツァルトと同世代の作曲家シリーズ」、ハワード・シェリーとの「フンメル
・シリーズ」などで目覚しい活躍を展開している「ロンドン・モーツァルト・
プレーヤーズ」の金管セクションによるブラスの祭典!
2本のフルートが加わるモーツァルトの「ディヴェルティメント」やトロンボー
ン三重奏によるベートーヴェンの「3つのエクアール」といった永遠の名曲から
現在のイギリスをリードする作曲家たちによる斬新な作品までを幅広く収録す
るなど、「古典的作品」と「新しい作品」の両面にスポットをあてた華々しい
レパートリーは魅力満点。
輝かしいサウンドと基礎能力の高さは、お見事!

BC 3008 \2180
ワン・クリア・コール-チューバのための新しい作品集 ――
デイヴィッド・パウエル:オン・ザ・クリア・コール
D・ショスタコーヴィチ(ミラー編):前奏曲組曲
ベンジャミン・エリン:ダマス
G・マーラー(エドニー編):3つの歌曲
ジョン・オニール編曲:ザ・バンド・フロム・アンクル
ニック・エスリッジ(チューバ)、40人のイギリスの若手奏者たち
ロンドンのトリニティ・カレッジで研鑽を積み、ギリシャのアテネ国立管弦楽
団で首席チューバ奏者を務めたイギリスのチュービスト、ニック・エスリッジ
をフューチャーしたチューバによるチューバのための作品集。
エスリッジがこのレコーディングのために立ち上げたプロジェクト「チューバ
ギリティ」に賛同した40人の若き実力者たちが集まり実現した「ワン・クリア
・コール」は、既存のスタイルにとらわれない斬新な編成による作品が特徴的。
チューバを主役に据えたアンサンブルのための新しいレパートリーが目白押し
の1枚!




<Tactus>
TC 681906 \2180
D・スカルラッティ:
マドリードのミサ(4声のミサ)/スターバト・マーテル/ミサ・ブレヴィア
《ラ・ステラ》
エレーナ・サルトーリ(指揮)、メロディ・カントレス
500曲以上のソナタを作曲したバロック時代の大作曲家ドメニコ・スカルラッ
ティの宗教声楽作品集。ローマ時代に作曲された合唱と通奏低音のための「ラ
・ステラ」、晩年のマドリード時代となる1754年に作曲されたとされる「マド
リードのミサ」、そしてスカルラッティの宗教作品の代表作「10声のためのス
ターバト・マーテル」の3作品を収録。2001年に結成されイタリア内外の音楽
祭などで活発な活動を展開するメロディ・カントレスが母国イタリアのアンサ
ンブルならではの深い解釈を聴かせてくれる。

TC 562201 \2180
ロドヴィコ・ダ・ヴィアダーナ(1560-1627):
死者のための聖務曲集/死者のためのミサ曲
ジョヴァンニ・バティスタ・コランブロ(指揮)、
カペラ・ムジカーレ・ディ・ヴィアダーナ、ヴォカーレ・コンソーシアム
16世紀イタリア音楽の教会音楽の分野において、通奏低音付きの声楽作品に大
きな影響を与え次の世代への道を敷いたヴィアダーナ。時には合唱のハーモニ
ーに重なり、時にはオブリガートとして響くサックバットやコルネットの絶妙
な存在感がヴィアダーナの優れた作曲技法を物語っている。16世紀イタリアの
傑作と呼ぶに相応しい宗教作品である。

TC 210001 \2180
聖なる十字架を賛美せよ-灰の水曜日の礼拝 ――
Madia vita in morte sumus/Pange melos lacrimosum/Misereris omnium
donune/Bonum est confidere/Kyrie/Dirigatur oratio mea/O homo
considera/Processio in die veneris sancti/Di, por que mueres en
cruz?/Dios te salve, Cruz preciosa
ランフランコ・メンガ(指揮)、
アンサンブル・オクトエコス、スコラ・グレゴリアーナ・ディ・ヴェネツィア
キリスト教の復活祭の16日前にあたり、四旬節の初日となる「灰の水曜日」。
指揮者のメンガが率いるイタリアの団体によって2007年の「灰の水曜日」に歌
われた作曲者不詳の中世の宗教声楽作品を収録した荘厳な作品集。6世紀頃か
ら中世にかけて四旬節は断食の期間と厳格に定められていたこともあり、中世
当時の「灰の水曜日」の音楽の旋律と歌詞自体が敬虔な祈りとして響き渡る。

TC 731301 \2180
ジョヴァンニ・メネゲッティ(c.1730-1794):協奏曲とソナタ ――
ヴァイオリン協奏曲イ長調/同へ長調/ヴァイオリン・ソナタ イ長調/ヴァ
イオリン協奏曲ハ長調/同へ長調/同ニ長調/チェンバロ・ソナタ 変ロ長調
/同ト短調(全曲世界初録音)
アルキチェンバロ・アンサンブル、
ジョヴァンニ・グリエルモ(ヴァイオリン)、
エンリコ・ザノヴェッロ(チェンバロ&オルガン)
音楽家ガエターノ・メネゲッティの息子として1730年頃に生を受けた知られざ
るイタリアの作曲家ジョヴァンニ・メネゲッティ。ヴィチェンツァのアカデミ
ア・アルモニカのために作曲されたカンタータなどの宗教声楽作品がメネゲッ
ティの作品の中核と伝えられているが、ここに収録された「協奏曲とソナタ」
もイタリア北東部のヴィチェンツァの宝石と例えられる素晴らしい作品である。
全曲世界初録音。

TC 681907 \2180
D・スカルラッティ:
ソナタ ハ長調、同ト短調、同K.82、同K.77、同ト長調、同ハ長調
ロレンツォ・デ・ロッシ(1720-1794):ソナタ第1番-第6番
マルコ・ギロッティ(オルガン)
ドメニコ・スカルラッティとその同世代の作曲家であるロレンツォ・デ・ロッ
シのオルガンのための作品集。同じ時代を生きた2人のイタリア人作曲家が生
んだ“ソナタ”の違いを聞き比べることが出来る。このスカルラッティとデ・
ロッシの作品からはイタリアの鍵盤音楽、特にオルガン音楽の充実度を改めて
知らされる。

TC 940401 \2180
ドナーティ・プレイズ・ドナーティ ――
グイド・ドナーティ(1949-):
ケパサ?/前奏曲/小さなフーガ/トゥ・チューン/セルヴァ・キアラ/レク
イエム/インBとインS/即興曲/インC♭/イル・カント・デル・マティーノ
/グランド・オッフェルトリオ・ブリランテ/アウェク・トゥ・ライフ!/ス
ケルツォ・ファンタジア/練習曲/トッカータ/シンフォニア・オルガニカ
第1番/前奏曲とブーギー
グイド・ドナーティ(オルガン)
イタリア北部の都市ベルガモのモッツォで生まれた現代イタリアを代表するオ
ルガンの巨匠グイド・ドナーティによる自作自演集。トリノのジュゼッペ・
ヴェルディ音楽院で後進の育成にもあたっているドナーティの作品は難解な現
代音楽ではなく、伝統的な手法を用いながらも「前奏曲とブーギー」のように
ユニークな表現を組み込むなど独自色を打ち出している。

TC 834101 \2180
ヴィンチェンツォ・アントニオ・ペトラーリ(1832-1889):
Sei Versetti/グランド・ソナタ/アダージョ ホ短調/ソナタ へ長調/アダ
ージョ変イ長調/ソナタ ニ短調
マルコ・リモーネ(オルガン)
1832年にクレモナで誕生したペトラーリは、19世紀イタリアのオルガン音楽の
発展に寄与するなど歴史に足跡を残している。劇的で堂々たる作風を備えたペ
トラーリのオルガン作品を弾くマルコ・リモーネは、グイド・ドナーティ教授
にオルガンを師事した期待のオルガニストである。

TC 780301 \2180
ヴィンチェンツォ・コッラ(1784-1861):フルートのための室内楽作品集 ――
ピアノとフルートのための幻想曲Op.25/フルートとギターのための二重奏曲
/フルート、ヴァイオリン、ヴィオラとギターのための四重奏曲
マリオ・カルボッタ(フルート)、カルロ・バルツァレッティ(ピアノ)、
グイド・フィクトナー(ギター)、マルコ・ビアンキ(ヴァイオリン)、
アリス・ビサンティ(ヴィオラ)
19世紀前半のイタリアで器楽作品に取り組んだヴィンチェンツォ・コッラは、
イタリアのシヴィック・テアトル・ヴォゲラでオーケストラの指揮者、チェン
バロ奏者を務めていたとされている。マリオ・カルボッタはイ・ポメリッジ・
ムジカーリ管弦楽団ではプレーヤー、ミラノ・クラシカ室内管弦楽団では芸術
監督として活躍するイタリアのフルーティスト。





<New World>
80677-2 2枚組 \4160
V・パーシケッティ:ピアノ・ソナタ全集 ――
ピアノ・ソナタ第1番Op.3(世界初録音)/同第2番Op.6(世界初録音)/同第3番
Op.22/同第4番Op.36/同第5番Op.37(世界初録音)/同第6番Op.39(世界初録音)
/同第7番Op.40(世界初録音)/同第8番Op.41(世界初録音)/同第9番Op.58/
同第10番Op.67/同第11番Op.101/同第12番Op.145
ジェフリー・バールソン(ピアノ)
「ディヴェルティメント」や「仮面舞踏会」など吹奏楽作品が広く知られてい
る20世紀アメリカの作曲家パーシケッティがその生涯で作曲した12のピアノ・
ソナタ全曲を収録。
第1番-第2番、第5番-第8番はこのバールソンの演奏が世界初録音となる。

<Hungaroton>
HCD 32466 \2080
フーゴー・ヴォルフ:ピアノ曲集
(1)ワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」によるパラフレーズ
(1880)
(2)ワーグナーの「ワルキューレ」によるパラフレーズ(1880)
(3)変奏曲 Op.2(1875)
(4)フモレスケ(1877)
(5)幼年時代より(1878)
エメシェ・ヴィラーク(Pf)
リートの世界に名作を残したフーゴー・ヴォルフ。歌曲伴奏部の念入りかつ雄
弁なピアノ書法を考えれば、おのずとピアノ独奏曲にも興味が行きますが、何
故かほとんど音源が存在していませんでした。その待望のアルバムが登場です。
ヴォルフは多数のピアノ曲を手掛けはしたものの、途中で熱が冷めてしまう気
質ゆえか、大半が未完で、演奏可能なものはここに収められた位しかありませ
ん。しかも音楽の勉強を始めた15歳から20歳までの初期作品のみ。なかでもワ
ーグナーのオペラの主題に基づくパラフレーズは、熱烈なワグネリアンだった
ヴォルフの思いが込められた力作。「ワルキューレ」によるパラフレーズは演
奏時間27分の大作で、おなじみの動機が次々と現れます。ハンガリーの名伴奏
者ヴィラークの説得力に満ちたピアノが魅力です。

HCD 32524 \2080
バルトーク:ピアノ曲全集 Vol.1
(1)4つのピアノ曲 BB27 (2)葬送行進曲 BB31 
(3)狂詩曲 Op.1(ピアノ独奏版) (4)2つの小品 BB38
(5)3つのチーク地方の民謡 BB45b(ピアノ独奏版) (6)2つの悲歌 Op.8b
ゾルターン・コチシュ(Pf)
バルトークのピアノ曲は高度な技巧に加え、激しさとハンガリー的なリズム感
が必要とされます。それらをすべて兼ね備えた理想的演奏家といえば、やはり
ゾルターン・コチシュと申せましょう。当アルバムは、1990年代後半に彼が
フィリップス社で行なった録音をフンガロトン社がライセンス、さらに「2つ
の小品 BB38」を最新録音で加えました。バルトーク演奏の極限が味わえます。

HCD 32525 \2080
バルトーク:ピアノ曲全集 Vol.2
(1)14のバガテル Op.6 (2)10のやさしいピアノ小品 BB51 
(3)7つのスケッチ Op.9b (4)3つのブルレスカ Op.8c 
(5)2つのルーマニア舞曲 Op.8a (6)4つの哀歌 Op.9a
ゾルターン・コチシュ(Pf)
コチシュのバルトーク・ピアノ曲全集の第2巻。いずれも1990年代後半にフィ
リップス社で行なわれた録音をフンガロトン社がライセンス発売。狂的なまで
に研ぎ澄まされた感性が光ります。





<Profil>
PH 08014 \2180
ショスタコーヴィチ:
(1)交響曲第15番 Op.141a-デレヴャンコ編によるピアノ三重奏と打楽器版
(2)ピアノ三重奏曲第1番 Op.8
(3)同第2番ホ短調 Op.67
トリオOpus8【ミヒャエル・ハウバー(Pf)、エックハルト・フィッシャー(Vn)、
マリオ・デ・セコンディ(Vc)】
ギドン・クレーメルとクレメラータ・アンサンブルも録音しているショスタコ
ーヴィチの交響曲第15番のピアノ三重奏版がドイツのトリオOpus8の最新録音
で登場。こちらはクレーメルのような強烈さこそないものの、ショスタコー
ヴィチらしい軽妙さと毒を前面に出した美演となっています。2曲のピアノ三
重奏曲も激しさと闇を兼ね備えていて見事です。






<Anima Records>
新規取り扱いを始めます。ピアニストのベルトラン・ジロー氏が主催するフラ
ンスのレーベル。ベルトラン・ジロー氏自身の録音やフランスの若手音楽家の
演奏などを積極的に録音、リリースしています。ベルトラン・ジロー氏はアン
ドラーシュ・シフ、ブルーノ・カニーノらに師事、その後数々の音楽祭に出演、
近年はジャン・フランセ国際音楽コンクールの芸術監督を勤めるなど後進の才
能の発掘にも尽力しています。

ANM 71200001 \2350
アルフレート・トカイヤー(1900-1943):作品全集
(1)交響組曲「我が子の一日」
(2)晩夏-Sopとorch版
(3)過去の女-Sopとorch版
(4)チェンバロと弦楽オーケストラのための小音楽
(5)弦楽三重奏曲「黙祷」
(6)同「サトネー聖歌」
(7)ピアノ連弾のための2つの行進曲
(8)ピアノ伴奏歌曲【酒の栄光の歌/夕べ/晩夏/過去の女/だからお前は行
くのか、いとしい人/憑依/放浪者/世界は荒れている】
(9)黙祷-vnとpf版
(10)交響組曲「我が子の一日」-Sopとpf版
アモリ・ドゥ・クロゼル(指)
ルーマニア室内管(1)-(4)、エルザ・レヴィ(Sop)(1)-(3)(8)(10)、
ベルトラン・ジロー(Pf, Cem)(4)(7)-(10)、ソフィ・リヴ(Pf)(7)、
セシル・プイロル(Vn)(5)(6)(9)、
ダニエル・ヴァグネル(Va)(5)(6)、アニエス・ヴェステルマン(Vc)(5)(6)
アルフレート・トカイヤーは豊かな才能に恵まれながらも、ナチスに命を奪わ
れた作曲家。1900年ドイツのケーテン生まれ。母がブルーノ・ワルターの従妹
という血筋で、エルンスト・トッホに師事した後、1930年までブレーメンの歌
劇場で指揮者として活躍。日本の音楽界に貢献したマンフレッド・グルリット
と同僚でもありました。その後ベルリン・フォルクスオパーのヴォイス・トレ
ーナーを務めますが、ナチスの台頭でパリに逃れ、レイナルド・アーンやロラ
ン・マニュエルと親交を結びます。1936年には初期トーキー映画の名作「盗賊
交響曲」(フェーエル監督)の音楽も担当しますが、ナチスに追われ、43年にア
ウシュヴィッツかマイダネクの強制収容所で亡くなったとされます。
残念ながらトカイヤー作品は当アルバムに収められたものしか現存していませ
ん。第三帝国時代の作曲家らしい退廃的な華やかさに加え、ラヴェルやプーラ
ンクを思わすフランス的な繊細さも感じられます。確かな才能が存在していた
ことを伝えてくれます。





<EUROARTS>
20 72158(DVD-Video) \2900
音声:独・英・仏・西
(1)バーンスタインによるショスタコーヴィチの交響曲第1番リハーサル
(2)ショスタコーヴィチ:交響曲第1番ヘ短調Op.10
レナード・バーンスタイン(指)
シュレスヴィヒ=ホルシュタイン祝祭管弦楽団
[(1)1988年7月ザルツァウ(2)1988年7月16日ノイミュンスター、ホルステン
ハレ(ライヴ)、
以上シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭における収録]
(映像制作:ユニテル・クラシカ)
「ますます老いを迎えようという時期に...私は、音楽に仕える最善の方法の
選択をしなければなりません...私の決断は、あまりに多くを考えすぎず、主
によって私に授けられ、残されたエネルギーと時間の大半を、できるだけ若い
人たちと分かち合う、つまり教育に費やすことでした。」-レナード・バーン
スタイン,1990年不世出の音楽家バーンスタインが遺した貴重なライヴ演奏が
またひとつリリースされます。初商品化となるショスタコーヴィチは、シュレ
スヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭でのライヴ。いまではドイツ有数の音楽祭の
ひとつとして知られるこの音楽祭は1986年の開始以来、毎夏に行われているも
ので、上記のコメントを裏付けるように、翌1987年にはバーンスタインの肝い
りで若き音楽家たちの教育の場としてのオーケストラ・アカデミーがザルツァ
ウ城で設立されています。バーンスタインでは3種目にあたる交響曲第1番です
が、ここではライヴ演奏にまして興味深いのがリハーサル。かれこそはまさに
全身音楽家。PMFでのシューマンもそうでしたが、若き音楽家たちに熱く語り
かける姿には心底打たれます。リハーサルでのひとことが実演に反映され、音
楽が作り上げられてゆくさまを目の当たりにするのは得難い体験。これはバー
ンスタインの遺言ともいえる内容です。



<haenssler>
=SWR MUSIC=
93 207 \2250
「ブラームスと同時代の作曲家による作品集Vol.2」
(1)R.シュトラウス(1864-1949):チェロ・ソナタ ヘ長調Op.6
(2)ハインリヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルク(1843-1900):
チェロ・ソナタ第3番Op.94
(3)ブラームス(1833-1897):チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38
ヨハネス・モーザー(Vc)、パウル・リヴィニウス(P)
録音:2006年6月21日、12月19-21日SWR
ドイツの俊英チェリスト、モーザーがブラームスと同時代のソナタを弾くシリ
ーズの続篇。ブラームスの第1番ほか、その弟子で生涯にわたる親交を結んだ
ヘルツォーゲンベルク、そしてシュトラウスの作品を収めています。ヘルツォ
ーゲンベルクが多分に師をモデルにしているのは想像どおりですが、シュトラ
ウスが初期に独自の作風を確立する以前に書いた唯一のチェロ・ソナタもまた、
メンデルスゾーンやシューマンとくにブラームスの影響が強く感じられるもの。
英雄的に開始され、たいへん劇的で変化に富む色彩が魅力となっています。モ
ーザーとリヴィニウスのデュオはカチッとした理性の抑えとスケールのおおき
な音楽を聴かせており、アルバムのコンセプトが明快に分かる仕組みです。






<SUPRAPHON>
SU 3944 4枚組 \5920
アルフレート・トカイヤー(1900-1943):作品全集
[CD 1]
(1)ブリテン:青少年のための管弦楽入門Op.34
(2)イリヤ・フルニーク(1922):室内組曲「四季」(1952)
(3)同:バレエ音楽「オンドラーシュ」(1951)
[CD 2]
(1)ヴァーツラフ・ドビアーシュ(1909-1978):
祖国を建てよ、平和を築け-フランティシェク・ハラースの詩に寄せるカンタ
ータ(1947)
(2)ヤン・カプル(1914-1988):
ソ連にて-ヴィーチェスラフ・ネズヴァルの詩に寄せるカンタータ-バリトン、
合唱と管弦楽のための(1950)
(3)ユリウス・カラシュ(1902-1967):
夜鳴きうぐいすとバラ-オスカー・ワイルドの戯曲にもとづく交響的物語
Op.81(1956)
[CD 3]
(1)ヴィクトル・カラビス(1923-2006):
ヴァイオリン協奏曲第1番Op.17(1958-59)
(2)ヤン・サイデル(1908-1998):オーボエ協奏曲第2番(1955)
(3)イヴァン・イルコ(1926-1978):ピアノ協奏曲第3番ト長調(1958)
[CD 4]
(1)ペトル・エベン(1929-2007):ピアノ協奏曲(1961)
(2)パヴェル・ボシュコヴェツ(1894-1972):
大管弦楽のための交響曲第2番(1955)
カレル・アンチェル(指)チェコ・フィル
録音:プラハ、ルドルフィヌム
[CD 1](2)ヴラフ四重奏団
[CD 2](1)プラハ・フィルハーモニー合唱団、キューン児童合唱団 
(2)プラハ放送合唱団
[CD 3](1)ヴァーツラフ・スニーティル(Vn  (2)ヨゼフ・シェイバル(Ob) 
(3)ヴィクトリー・シュヴィフリーコヴァー(P)
[CD 4]フランティシェク・ラウフ(P)
没後30周年にあたる2003年にスタートした、スプラフォンの大企画「アンチェ
ル・ゴールド・エディション」。全42タイトルで完結しましたが、ことし2008
年の指揮者生誕100周年を記念して追加リリースが決定。ブリテンをのぞいて、
アンチェルと同時代の作曲家の名前がずらりと並ぶチェコ現代作品集。時代背
景を反映して社会主義路線の作風が共通するなか、教育用歌曲で知られたエベ
ン、シュレジエンの民俗舞曲を用いたフルニークの代表作「オンドラーシュ」
など、親しみ易いものも含まれています。
アンチェルの芸術を深く敬愛する方にはもちろん、音楽を愛する全ての方にと
って最高の贈り物となる当シリーズ。この機会にあらためて手に取られてはい
かかでしょうか。




<ROYAL OPERA HOUSE HERITAGE SERIES>
ROHS 008 4枚組 \6200
ワーグナー:《ニュルンベルクのマイスタージンガー》
ジョン・トムリンソン(Br ザックス)
エスタ・ヴィンベルイ(T ワルター・フォン・シュトルツィング)
ナンシー・グスタフソン(S エファ)
カスリーン・ウィン・ロジャース(Ms マグダレーネ)
ヘルベルト・リッペルト(T ダーヴィット)
トーマス・アレン(Br ベックメッサー)
グウィン・ハウエル(Bs ポーグナー)

ベルナルト・ハイティンク(指)
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1997年7月7日
ついにこの録音が登場!ハイティンク指揮の「マイスタージンガー」のライヴ
です!ハイティンクは、1987年から2002年まで、コヴェントガーデン王立歌劇
場の音楽監督を務めていました。その任期中でも、語り草になるほど大評判だ
ったのが、この「マイスタージンガー」でした。ハイティンクの資質からして
「マイスタージンガー」が打ってつけなのは容易に想像がつくでしょう。明る
く柔らかく自然体でありながら、大らかな豊かさに溢れ、しかも説得力が強い。
さらにライヴならではの起伏や昂揚もあって、まさに「充実している」としか
言い様のない演奏です。幕切れ後の大喝采も当然の大名演。また、惜しくも
2002年に亡くなってしまった、スウェーデンの名テノール、エスタ・ヴィンベ
ルイの瑞々しいワルターが今となっては極めて貴重なワーグナー役の録音にな
ってしまいました。その他、トムリンソン、アレン、グスタフソン、リッペル
ト、ハウエルと、当時のロイヤル・オペラ最高の布陣です。録音も良好。

ROHS 009 2枚組 \3100
MONO
ヴェルディ:「仮面舞踏会」
エイミー・シュアード(S アメーリア)
ジョン・ヴィッカース(T グスターヴォ)
エットレ・バスティアニーニ(Br レナート)
レジーナ・レズニク(Ms ウルリカ)
ジョーン・カーライル(S オスカル)
マイケル・ラングドン(Bs ホーン)
デイヴィッド・ケリー(Bs リッビング)

エドワード・ダウンズ(指)
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1962年2月23,27日
なんと言っても、バスティアニーニのレナートが魅力です。バスティアニーニ
は英国とはあまり縁がなく、コヴェントガーデン王立歌劇場への出演はこれ一
回だけだったそうです。しかし、バスティアニーニのノーブルなレナートは、
英国の紳士たちをも唸らせたと伝えられています。録音の存在は知られていた
ものの、これが初出です。もう一つの魅力は、ヴィッカースがグスターヴォは
これが唯一の録音。シュアードは、1924年ロンドン生まれの純英国ソプラノ。
1950-60年代の英国を代表するドラマティック・ソプラノで、1968年にはバイ
ロイトでクンドリーを歌っています。

ROHS 010 2枚組 \3100
グルック:「アルセスト」
ジャネット・ベイカー(Ms アルセスト)
ロバート・ティアー(T アドメート)
ジョナサン・サマーズ(Br ヘラクレス)
モールドウィン・デイヴィス(T エヴァンドル)
ジョン・シャーリー=クワーク(Br 大祭司)
マシュー・ベスト(Br 預言者)
フィリップ・ジェリング(Bs 伝令官)

チャールズ・マッケラス(指)
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1981年12月12日
グルックのフランス語のオペラは、今でこそ人気がありますが、かつては上演
が非常に珍しいものでした。この1980年の上演では、ジャネット・ベイカーと
ロバート・ティアーという、1980年代のロイヤル・オペラを代表する名歌手が
共演、さらに知性派のマッケラスが指揮した、当時最先端の上演でした。ベイ
カーの気品ある歌は、四半世紀以上経った今聞いても実に感動的です。





<ALIUD>
ACDHA 008(SACD-Hybrid) \2250
「サルタレッロ」
ガスパロ・ザネッティ:
1 喜びのバス・ダンス/ガリアルダ、
2「イル・マタチーノ」/「ツォッパ」、
3「優美なるラウラ(大公のアリア)」[パヴァーナ/ガリアルダ/サルタレッ
ロ/カナリオ]、
4 パッソ・エ・メッツォ/サルタレッロ/リプレーザ、
5 イントラーダ、バレットと「カラヴァッツォ侯爵」のガリアルダ、
6「哀れなるリカルド」のサルタレッロ、
7「帝国」のサルタレッロ、
8「フラスカーダ」のサルタレッロ、
9「イル・ロマッツォ」のサルタレッロ、
10「亜麻の花」のサルタレッロ、
11「男爵」のサルタレッロ、
12「バタッリャ(戦争)」のサルタレッロ、
13パヴァニッリャ、
14「ラ・マントヴァーナ」、
15「キューピッドの通廊」/ガリアルダ/カナリオ、
16「帝国」のバス・ダンス/「ニンフ」のバス・ダンス、
17「美しきペドリーナ」、
18ベルガマスカ
サンティーノ・ガルシ(1542-1604):
19「ラ・ニンファルディーナ」、
20ガリアルダ、
21「ラ・リスフェルティーナ」のガリアルダ、
22ガリアルダ、
23コッレンタ、
24「ムッツァの小聖像」のガリアルダ
アンサンブル・ブラッチョ
録音:2005年11月14-17日オランダ、フリースランド州ヤウレ、メノ派(再洗礼
派)教会
ザネッティは17世紀前半のミラノで活躍したヴァイオリニスト。唯一の作品集
である「生徒-ヴァイオリンとその他の楽器の奏法を習得するための」(1645)
は、当時の運指法、運弓法など、ヴァイオリン属の技法を伝えています。ガル
シは16世紀後半パルマで活躍したリュート奏者。17世紀前半にも作品が知られ
ており、ザネッティの作品集に編曲された作品が3曲収録されています。
サルタレッロは早い動きと跳躍を特徴とする舞曲。特に有名な「大公のアリア」、
「美しきペドリーナ」など、17世紀前半の名曲の編曲や、その旋律を取り入れ
た作品からなるザネッティの曲集から、アンサンブル・ブラッチョは、当時の
躍動感あふれる雰囲気を見事に引き出しています。

ACDHN 017(SACD-Hybrid) \2250
「セポルクロ」
シュメルツァー:レクイエム
(1レクイエム・エテルナム/キリエ・エレイソン、2サンクトゥス/オザンナ
/ベネディクトゥス、3アニュス・デイ)、
4 フェルディナント3世の死によせる哀歌、
5 5声のためのソナタ第8番(宗教的・世俗的合奏曲集より)、
6-16「セポルクロ(愛情の濃さ)」、
17 5声のためのソナタ第7番(宗教的・世俗的合奏曲集より)、
18 4声のためのソナタ第10番(宗教的・世俗的合奏曲集より)
ヨーシー・リーアン(S)、エリーザベート・ドッビン(S)、
エルスベート・ゲルリトセン(A)、クーン・ファン・スターデ(T)、
ハンス・ショリング(Bs)、イル・コンチェルト・バロッコ
録音:2006年10月26-28日オランダ、ヘルダーランド州ワルンスフェルド、プロ
テスタント教会
17世紀後半、ハプスブルク宮廷で活躍したシュメルツァーは、ドイツの器楽曲
発展の流れの中で欠くことのできないヴァイオリニスト、作曲家。このアルバ
ムは、器楽曲の評価が高い彼には珍しい、声楽曲を主とした収録となっていま
す。彼の声楽曲は、皇帝一家のみの親密な雰囲気の中で演奏されたと思われ、
小編成の引き締まった構成が特徴です。
なお、表題となっている「セポルクロ」という語は、本来「埋葬地、墓地」を
意味しますが、17世紀後半のウィーンでは、キリストの受難を題材とし、聖週
間に演奏された、宗教的音楽劇の独特な形式を意味していました。

ACDHA 009(SACD-Hybrid) \2250
「テレマン組曲集」
テレマン:
組曲イ短調、コンチェルト ニ短調TWV43:d2、5声のための組曲TWV55:d6
イル・コンチェルト・バロッコ
録音:2005年10月6、10、11日オランダ、オーバーライセル州ウェールセロ、
司教区プロテスタント教会
クッサー、ムファットから始まり、テレマン、J.S.バッハで頂点を迎えた組曲
という曲種は、18世紀前半のドイツ・バロック音楽を特徴付けるものでした。
中でもテレマンの作品は華やかさに満ちており、楽器の使用法などにも他に見
られない工夫が施されています。例えば、1曲目の第2曲や第6曲の中間部にお
いて、通奏低音なしで、独奏フルートと2挺のヴァイオリンの伴奏だけで演奏
させ、また、3曲目において、組曲では通常ソロには使わないヴィオラ・ダ・
ガンバを独奏に用い、第1ヴァイオリンと重ねて響きを豊かにしています。


ACDHA 007(SACD-Hybrid) \2250
J.S.バッハ:
ソナタ ロ短調BWV1030、ソナタ ニ短調(原調:ハ短調)BWV1017、
ソナタ イ長調BWV1032、ソナタ ヘ長調(原調:ホ長調)BWV1016
ロナルド・メルカー(Bfl)、福田理子(Cemb)
録音:2005年8月2、3日オランダ、グローニンゲン州コルハム、プロテスタン
ト教会
ソロ、アンサンブルを問わず、多くのコンクールで優勝し、レパートリーも古
楽から現代音楽までと幅広い名手メルカー。いまや中堅世代となった彼が持て
る技術を注ぎ込んだバッハの作品集は、作曲家の精神世界を垣間見せてくれる
渾身の演奏。元来、フルートのために書かれたソナタ2曲のほかに、ヴァイオ
リンのために書かれたソナタ2曲を移調して録音している点にも、作品に対す
る彼の強い意欲が感じられます。

ACDHN 018(SACD-Hybrid) \2250
「ルビオ・ハープシコード」
バード:パヴァーヌ、ガイヤルド
シルト:パドゥアーナ・ラクリメ
フレスコバルディ:「アリア(ラ・フレスコバルディ)」(5つの変奏曲)
シャイデマン:ガリアルダ ニ調(2つの変奏曲)
フローベルガー:
組曲ハ長調(フェルディナンド4世の哀歌、クラント、サラバンド、ジグ)
シャンボニエール:シャコンヌ
パーセル:ア・ニュー・グラウンド
ゲオルク・ベーム:前奏曲、フーガと後奏曲
J.S.バッハ:アンダンテ ヘ長調、半音階的幻想曲とフーガ ニ短調より11曲、15曲
ヨハン・ブロウワー(Cemb)
録音:1995年5月10、11日オランダ、グローニンゲン州、ウェステルワイトウェ
ルデ、教会
デイヴィッド・ルビオはイギリスの楽器製作者。この録音では彼が製作した4種
のコピー楽器(リュッケルス、ジュスティ、ヴォドリ、タスカン)が、作曲家の
時代に合わせて演奏されています。ヨハン・ブロウワーはレオンハルト、コー
プマン、インマゼールに師事した俊才。ルビオの楽器とは1979年に出会い、以
来、その楽器を用いて演奏活動を展開しています。この録音では、その楽器の
選択によって、作曲家各々の曲が持つ特徴を丹念に表現しています。

ACDHL 005(SACD-Hybrid) \2250
「流れよ、わが涙」
オルティス:
「甘き記憶は」
(ピエール・サンドラン(1490-1561頃)作シャンソンの器楽編曲)、
「甘き記憶は」によるレセルカーダ第2番、レセルカーダ第3番、
レセルカーダ第1番、レセルカーダ第2番
ギボンズ:ファンタジア(ラ・サンポーニャ)、ファンタジア(イル・ラメント)、
ファンタジア
シンプソン:前奏曲、ディヴィジョン
ヒューム:「タッチ・ミー・ライトリー」、「タバコ」
カプスベルガー:カナリオ
サンス:フォリア(即興による前奏曲付き)
ラクリメ・アンサンブル:フォリア即興
ファルコニエリ:
ブランド「りんごの木について言うと」、「快い調べ」、「流れの上に」、
「ラ・ベネデッタ」、ブランド「ロ・スピリティッロ」
ダウランド:
ラクリメ・パヴァーヌ、「流れよ、わが涙」、
「流れよ、わが涙」(ファン・アイク編装飾的変奏)
ラクリメ・アンサンブル
録音:2005年8月2-4日オランダ、グローニンゲン州コルハム、プロテスタント
教会
時代を彩った旋律、この録音で言えば「甘き記憶は」、「ラ・フォリア」、
「流れよ、わが涙」など、その旋律を引用したり変奏したりして作られた器楽
曲が集められた録音です。リコーダーのメルカーをはじめとするラクリメ・ア
ンサンブルの面々は、その様々な変奏技法や曲種の持つ特徴を生かし、当時の
器楽曲が持つ多様な世界を表現してくれています。

ACDHA 006(SACD-Hybrid) \2250
「ヘヴン(天国)」
作曲者不詳(14世紀):「トリスターノの嘆き」
作曲者不詳(14世紀):サルタレッロ
アウレリオ・ヴィルジリャーノ(16世紀後半):リチェルカータ
ファン・エイク:「人は夜何をする」(1649)
J.S.バッハ:パルティータ イ短調BWV1013(1717)
アントン・ヘベルル:ソナタ・ブリランテより(1811)
テレマン:ファンタジア第3番ニ短調(1732)
フランス・ブリュッヘン:エチュード第4番(1957)
ロナルド・メルカー:
「チベット」(2004)、「タルド」(2004)「ヘヴン(天国)」(2006)
ガーシュウィン:「サマータイム」(1934/35)
ジョン・レノン&ポール・マッカートニー:「イエスタデイ」(1965)
ロナルド・メルカー(Bfl、Perc)、カリン・ファン・ヴェッツェル(Perc)、
メレル・メルカー(Vo)、アンドリュー・リード(ベース)、
ライナウト・ヴェーバース(Syn)、ボ・メルカー(Syn)
録音:2005年8月2、3日オランダ、グローニンゲン州コルハム、プロテスタント
教会
中世から現代まで様々な曲を取り上げたこの録音では、主にリコーダー・ソロ
の作品を取り上げ、自由な発想による様々なアプローチで演奏し、リコーダー
の可能性に挑戦したメルカーの力演が光ります。一転して、自作3曲と「サマー
タイム」、「イエスタデイ」では、珍しい打楽器やシンセサイザー、ヴォーカ
ル、ベースと、それまでの世界とは180度異なったアプローチで作品を表現し
ています。


ACDHA 011 \2250
「アースクェイク(地震)!」
アルフレッド・ウィラリング:ソリドゥス
ピーター・グラハム:ザ・レッド・マシーン
イヴォール・ボサンコ:マイ・アンチェンジング・フレンド
トルステイン・オーゴード=ニルソン:夜想曲
リチャード・フィリップス:「喜びの歌」
ヤン・デ・ハーン:「アースクェイク(地震)!」
ロバート・バーナット:「ダンラップス・クリーク」(CDレイヤーのみ収録)
リアンヌ・ボトマ(ヘンドリク・デ・ベーア編):
「メロディー・バイ・メロディー」
アラン・フェルニー:「スウィング・ロウ」
ポール・ゾーン:「コパニスタ」
フランス=エールト・ブルフグレーフ(指)、ソリ・ブラス
録音:2006年5月24、26、27日オランダ、フリースランド州ゴルレダイク、
デ・スカンス
オランダ・ブラスバンド・チャンピオンシップで4回の優勝経験を持つソリ・ブ
ラス。(ちなみに、ソリ・ブラスのソリはソリ・デオ・グロリアのソリです。)
今回の録音は、ブラスバンドが持つ、表現についての様々な可能性の追求をテ
ーマに構成されています。表題の「アースクェイク(地震)!」は、かつて、ソ
リ・ブラスの指揮者だったデ・ハーンによって書かれた、2005年チャンピオン
シップの委嘱作であり、この大会において、ソリ・ブラスが特別演奏を披露し
た作品でもあります。
バラエティにとんだ収録曲ですが、どの曲も、ブラスバンドが持つかっこよさ
を共通して持っており、ソリ・ブラスがそのよさを十全に生かして演奏してい
ます。




<CAvi-music>
4260085 530984 \2450
シューベルト:
ピアノ・ソナタ変ロ長調 D.960、3つの小品D.946
ラルス・フォークト(P)
ラルス・フォークトは1970年ドイツ生まれ。1990年リーズ国際コンクールで第
2位を獲得。以来、世界各地で演奏活動を行い、各国の名オーケストラと共演。
サイモン・ラトルをはじめ多くの指揮者、共演者から高い評価を受けているピ
アニスト。また彼の主宰する室内楽音楽祭、シュパヌンゲン音楽祭も毎年多く
の一流アーティストたちが参加しCDも定期的に発売されています。彼はこれま
でEMI専属演奏家として録音してきましたが、彼も信頼するアンドレアス・フォ
ン・イムホフ氏が主催するCAvi-musicレーベルへ移籍し、今後録音活動を行い
ます。第1弾はシューベルト。1音1音丁寧に歌い上げた感情豊かな演奏で、じ
わじわと心に染み入る感動的な音楽を聴かせてくれます。考え抜かれた音楽に
豊かなニュアンス、細部まで磨き込まれた完成度の高い演奏です。名演も名録
音も多くある作品ですが、フォークトの演奏は一聴の価値あり!

4260085 531226 \2450
プロコフィエフ:
ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ短調Op80、第2番ニ長調Op94b、
「三つのオレンジの恋」-行進曲(ハイフェッツ編)、
「ロミオとジュリエット」-仮面(ハイフェッツ編)、
「シンデレラ」-ワルツ(フィヒテンゴルツ編)
エリック・シューマン(Vn)ヘンリ・シーグフリードソン(P)
4エリック・シューマンは1982年生まれ、母は日本人でピアニスト、父はデュッ
セルドルフ・オペラハウスのヴァイオリン奏者という音楽一家で育った新進気
鋭のヴァイオリン奏者。4歳よりデュッセルドルフの鈴木メソード、その後、
父より手ほどきを受け、9歳よりロシアの大家、ザハール・ブロン教授の下で
学ぶ。11歳で全ドイツ学生音楽コンクールにて最年少、最高点で優勝。その後
もロシア、ポーランド、ギリシャの国際コンクールで優勝、ロン=ティボー国
際コンクール入賞、スイス・シオンの国際ヴァイオリン・コンクールで第2位
と輝かしい受賞歴を持っています。12歳でステージ・デビューを飾った時には
「天才少年」と評され多くの聴衆を魅了しました。その後も世界を舞台に活躍、
日本でも度々コンサートを行い高く評価されています。またクリストフ・エッ
シェンバッハが音楽監督を務めるシュレースヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭に
ソリストとして招かれ大絶賛を受け、以後クリストフ・エッシェンバッハとも
度々共演、2008年5月には王子ホールでのリサイタルで共演予定。
彼の音楽は現代的なさらりとした演奏ではなく、特筆すべき美音と圧倒的な集
中力で、若さだけではない真の実力を感じさせるヴァイオリニストです。

4260085 531196 2枚組 \4050
ルール・ピアノ・フェスティヴァル エディションVol.18
CD1:ベートーヴェン:
(1)序曲「コリオラン」Op62 
(2)合唱幻想曲(ピアノ、合唱、管弦楽のための)Op80 
(3)ピアノ・ソナタ第29番Op106「ハンマークラヴィーア」
CD2:
(1)グルック:精霊の踊り 
(2)サン=サーンス:ピアノ協奏曲第5番Op103 
(3)R.シュトラウス:
歌劇「サロメ」Op.54より「サロメの舞―7つのヴェールの踊り」 
(4)フランツ・リスト:死の舞踏
CD1:(2)ヘルベルト・シュッフ(P)(3)アレクサンダー・ロンクィッヒ(P)
(1)(2)ドルトムント・コンツェルトハウス・コールアカデミー交響合唱団、
デュイスブルク・フィルハーモニカー、ジョナサン・ダーリントン(指)
ライヴ録音:(1)(2)2007年5月12日(デュイスブルク)
(3)2007年5月25日(ゲルゼンキルヘン)
CD2:(1)(2)(3)(4)ボーフムシンフォニカー、スティーブン・スローン(指)
(2)(4)マルク=アンドレ・アムラン(P)
ライヴ録音:2007年6月30日(デュイスブルク)
昨年2007年に行われたルール・ピアノ・フェスティヴァルからオーケストラと
ピアノの作品を中心に収録。1979年ルーマニア生まれ、現在ドイツに移住し活
躍しているピアニスト、ヘルベルト・シュッフと地元デュイスブルク・フィル
ハーモニカーによる演奏のベートーヴェンの合唱幻想曲。弱冠16歳でアントニ
オ・カーサグランデ・ピアノコンクール第1位を獲得し、卓越した技巧と並々
ならぬ表現力で各地の音楽祭などに出演しているアレクサンダー・ロンクィッ
ヒによる「ハンマークラヴィーア」。2枚目は言わずと知れたヴィルトゥオー
ゾピアニスト、マルク=アンドレ・アムランによるサン=サーンスのピアノ協
奏曲第5番とリストの死の舞踏。アムランの華麗な妙技が炸裂しています。


4260085 531158 3枚組 \5600
ルール・ピアノ・フェスティヴァル エディションVol.17
CD1:
ベートーヴェン:
(1)ピアノ・ソナタ第4番Op.7 
(2)パウル・ウラニツキーのバレエ「森の娘」のロシア舞踊による12の変奏曲
WoO.71 
(3)ピアノ・ソナタ第10番Op.14-2 
(4)ピアノ・ソナタ第25番Op.79 
(5)バガテルOp.119より第3番ニ長調、第6番ト長調、第7番ハ長調、
第10番イ長調、第11番変ロ長調、Op.126より第6番変ホ長調
CD2:
(1)ハイドン:ピアノ・ソナタ変ホ長調 Hob. XVI:49
(2)シューマン:3つの幻想小曲集 Op.111
(3)ショパン:
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調 Op22
(4)メトネル:忘れられた調べ 第1集より回想ソナタ Op.38-1
(5)アルフレッド・カセッラ:
スカルラッティアーナOp.45(2台ピアノのための編曲)
CD3:
(1)チェン・イ(1953-):
2台のピアノのための組曲「チャイナ・ウエスト」(世界初演)
(2)ヤン・ミューラー=ヴィーラント(1966-):
ピアノのための6つの変奏「黒から白への離脱」(世界初演)
(3)カイヤ・サーリアホ(1952-):前奏曲(世界初演)、バラード(ドイツ初演)
(4)ウィルヘルム・キルマイヤー(1927-):
エードゥアルト・メーリケの詩による歌曲集
(5)ヴォルフガング・リーム(1952-):ゲーテ歌曲集(世界初演)
CD1:(1)(2)アレクサンダー・ロンクィッヒ(P)
(3)イリーナ・ザッハレンコヴァ(P)(4)(5)タマラ・ステファノヴィッチ(P)
ライヴ録音:(1)(2)2007年6月25日(3)2007年7月8日 (4)(5)2007年6月21日
CD2:(1)タマラ・ステファノヴィッチ(P) (2)ベン・キム(P) 
(3)キム・ソンウク(P) (4)オルガ・シェプス(P) 
(5)ヤアラ・タール(P)&アンドレアス・グロートホイゼン(P)
ライヴ録音:(1)2007年6月21日(2)2007年7月7日(3)2007年7月8日
(4)2007年5月24日(5)2007年6月19日
CD3:(1)滑川真希(P)&デニス=ラッセル・デイヴィス(P) 
(2)タマラ・ステファノヴィッチ(P) (3)ローランド・ペンティネン(P) 
(4)(5)クリストフ・プレガルディエン(T)ジークフリート・モーゼル(P)
ライヴ録音:(1)2007年6月4日(2)2007年6月21日(3)2007年7月2日
(4)(5)2007年6月3日



<HUNGAROTON>
HCD 32486 \2080
ジェルジ・コーシャ(1897-1984):
「ホーム・コンサート-歌曲&室内楽曲集」
(1)天地創造の礼賛に-シャーンドル・ヴェレシュの詩にもとづく-アルトとチェ
ロのための(1936)
(2)モノマネ-シャーンドル・ヴェレシュの詩にもとづく-声楽とピアノのため
の(1976)
(3)アンダンテとヴィヴァーチェ-チェロとピアノのための(1948)
(4)無常の反駁-ガーボル・デヴェチェリの遺作詩集による歌曲集-声楽とピア
ノのための(1972)
(5)ディヴェルティメント-ピアノのための(1960)
(6)余生-アンナ・ハイナルの詩による3つのカンタータ-ソプラノとハルモニウ
ムまたはオルガンのための(1978)
(7)“ハッピー・ナンセンス”-エドゥヴァルト・リアー(アンナ・ハイナル訳)
の詩による(1978・1979)
アンナ・コロンディ(S) ユッタ・ボコル(Ms) 
ユディト・キシュ=ドモンコシュ(Vc)
ガーボル・コーシャ(ハルモニウム、P &打楽器)
[ハンガリー、フンガロトン・スタジオにおける収録]
10歳でバルトーク門下となりピアノを師事、さらにドホナーニのもとでも研鑽
を積んだコーシャは、同郷の名手フバイやシゲティ、フーベルマンらの伴奏を
務めた名手。大戦間期の1920年代にピアニストとして、同時に作曲家として
ヴェイネルやライタと一緒に独創的な才能を開花させ、自国ハンガリーでは
バッハ演奏の権威としても知られています。
コーシャにとって舞台やリハーサル室が限られた創作の場というわけではなく、
日曜の午後、自宅で家族や友人、音楽院の学生とともに開いた“コーシャの室
内楽コンサート”が重要な役割を担いました。語り草となったこの催しは、中
断を経たものの1936年からコーシャが亡くなるまで続きました。
ホーム・コンサートと題されたこのアルバムはまさに、その模様を再現したも
の。演奏スペースからくる楽器編成の制約もあって、傾向としては劇的な効果
を狙ったものというよりも、むしろしっとり静かに沁みる内容となっています。
1995年に“ホーム・コンサート”を復活蘇演し、作曲者の息子で自身もマルチ
プレーヤーとして活躍するガーボル・コーシャがここでも演奏を担当していま
す。歌曲はすべてハンガリー語歌唱。

HCD 32482 \2080
ペーテル・トート(b.1965):合唱作品集
(1)ハンガリーのマドリガル集-伝承詩による(11曲) 
(2)スターバト・マーテル(シャーンドル・ヴェレシュ) 
(3)アヴェ・マリス・ステラ 
(4)グローリア・イン・エクセルシス(シャーンドル・カーニャーディ) 
(5)悲しいワルツ(シャーンドル・ヴェレシュ) 
(6)炎(イェネー・ドゥシダ) 
(7)シャルム(ラースロー・ナジ) 
(8)カンティオ(ミハーイ・チョコナイ・ヴィテーズ) 
(9)愛、おお、大いなる愛(ラースロー・ナジ) 
(10)眠れぬ夜(シャーンドル・ヴェレシュ)
(1)(6)ラースロー・タマーシ(指)
デブレツェン・ケルチェイ合唱団
(2)(4)(7)(8)ジュジャーンナ・ミンドセンティ(指)
ムジカ・ノストラ合唱団
(3)(5)(10)マーテー・サボー・シポシュ(指)
デブレツェン・コダーイ合唱団
(9)カールマーン・シュトラウス(指)
ハンガリー放送合唱団
録音:(1)(3)(6)(10)2007年4月13-16日デブレツェン、デーリ・ミュージアム
(4)(8)2007年5月17日フンガロトン・スタジオ (7)(9)ハンガリー放送
日本でもおなじみ、ハンガリー合唱界の大御所ミクローシュ・コチャールに作
曲を師事したトートの合唱作品をまとめたもの。アヴェ・マリス・ステラのみ
ラテン語、ほかはすべてハンガリー語歌唱。

HCD 32418 \2080
ラースロー・ドゥブロヴァイ(b.1943):
(1)祝祭音楽
(2)トランペット協奏曲第2番
(3)打楽器とオーケストラのための協奏曲
(4)Timbre Symphony(音色のシンフォニー)
ベンチェ・ホルヴァート(Tp) ゾルターン・ミハーイ・ヴァルガ(Perc.)
ラースロー・コヴァーチュ((1)(3)(4)指)
フィリップ・ドゥ・シャランダル((2)指)
ハンガリー放送O.[ハンガリー放送収録]
ドゥブロヴァイは民俗楽器をさかんに取り入れた独自の作風で現代ハンガリー
を代表する作曲家。自身書下ろしのライナーノートによると、ステレオ効果満
点のファンファーレが印象的な祝祭音楽は、ハンガリーの千年紀を記念して書
かれた4つの管弦楽作品のひとつ。ここでの演奏は当初のブラス・バンド用で
はなく、フルオケ用に編曲された版によるもの。
1990年代ハンガリーから優秀な演奏家が次々と輩出されるようになったことが
作曲動機と語る第2トランペット協奏曲は、とくにフィナーレのロンド楽章で奏
者に超絶技巧を要求する難曲。1998年ハンガリー有数のアマディンダ打楽器ア
ンサンブルのために書いたパーカッション・シンフォニーで、ここでも演奏に
参加するヴァルガの驚異的なソロに強く打たれ、かれのために書こうと決意し
た打楽器協奏曲。マリンバ、シロフォンほかいろいろな楽器へとソロが交替し
てゆくおもしろさが光ります。
音色に強いこだわりをもつ作曲者の持ち味が前面に出ている‘音色のシンフォ
ニー’。2000年という20世紀最後の節目の年に合せて書かれたこの作品は、そ
れぞれにタイトルをもつ全6楽章からなり、音色に対するイマジネーションが
自由に展開されてゆきます。

HCD 32460 \2080
ラースロー・ドゥブロヴァイ(b.1943):
(1)語りと管弦楽のための交響的絵画「1956」-ティボル・ジュルコヴィチュの
詩集による
(2)バレエ「彫刻家」(概要:ヨージェフ・ガーティ作)
ガーボル・コンツ(語り)
ハンガリー放送SO.
(1)フィリップ・ドゥ・シャランダル(指) 
(2)ラースロー・コヴァーチュ(指)
録音:2002年&2006年ハンガリー放送、第6スタジオ
1956年はハンガリーの人びとにとってはけっして忘れることができない特別な
年。それはハンガリーで起きた反政府デモに始まる民主化の動きがソ連軍の武
力介入によって鎮圧された、いわゆるハンガリー動乱の起きた年だから。当時
のドゥブロヴァイも例外ではなく、多感な少年時代にこの事件を目の当たりに
して強い衝撃を受けたひとり。それから半世紀を経て、ハンガリーに生まれた
作曲家としてあらためて向き合った渾身の作がこの1956。終曲のマエストーソ
にいたる40分ほどの楽曲は、事件をそのまま連想させる“自由”や“葬送行進
曲”と銘打たれた6つの楽章の間に、それぞれインテルルディウム(短い間奏)
が挿入され交互に演奏されるというスタイルとなっています。もちろんハンガ
リー語による歌唱。



<ALTUS>
ALT 150 \2450
日本語解説書付
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
ガリー・ベルティーニ(指)ケルン放送交響楽団
録音:1989年8月31日
精度の高さと各楽器間のバランスは絶妙だ。細部まで磨き上げられたフレージ
ングと音程の統一感は素晴らしい。それでいて恣意的な所は微塵も見られない。
音楽にすべて自然に語らせている。作品全体が大きく深い呼吸を保ちつつ、一
瞬たりとも緩むところがない。それでいて、温かさにあふれたこの演奏は、聞
くものに大きな感銘を与える。

ALT 151 \2450
日本語解説書付
ブルックナー:交響曲第7番
ガリー・ベルティーニ(指)
ケルン放送交響楽団
録音:1988年5月14日
この演奏の精緻さからは、ひょっとしたらマーラーが指揮したらこんなブルッ
クナーが鳴り響いたのでは、と思う。

ALT 152 \2450
日本語解説書付
リヒャルト・シュトラウス:「英雄の生涯」
ガリー・ベルティーニ(指)
ケルン放送交響楽団
録音:1984年2月4日
冒頭から大きく深く包み込むような響きには驚かされる。マエストロがオーケ
ストラに対していつも求めていた、響きの柔らかさと透明感がまさしく表出さ
れる様は誠に心地よい。多くの指揮者、オーケストラが陥る、技術のデモンス
トレーションとは一線を架す。この全体像は、チェリビダッケと並び、この作
品の内包したエネルギーを表出した稀有な演奏ではないだろうか。
コメント(井上喜惟:指揮者)

ALT 149 \2450
ベートーヴェン:(1)交響曲第8番 (2)交響曲第7番
ローター・ツァグロゼク(指)
ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団(旧ベルリン響)
(1)録音:2006年 11月(2)録音:2007年 9月
コンツェルトハウス(旧シャウスピールハウス) ベルリン(ライヴ)
4斬新かつドイツ的なベートーヴェン。恐るべき切れ味の鋭さはゾーリンゲン
のナイフのごとく。躍動するリズム感はガトリング砲のごとし。ツァグロゼク
・コンツェルトハウス管の渾身の決定的名演です。音響面を改修されたコン
ツェルトハウスの響きの美しさも特徴的です。




<Arte Verum>
バーバラ・ヘンドリックスのレーベル、Arte Verumは、2006年1月、ヘンドリッ
クス自身によって設立されました。レパートリーは、リートから歌曲、室内楽、
オーケストラ歌曲からジャズにいたるまで、多岐に渡ってリリースされる予定
です。

ARV 199 \1250 ※5月末までの入荷分特価 \1080
シューベルト:歌曲集
(1)「私に言わせないで」ミニョンの歌op.62-2
(2)「大人になるまでこのままに」ミニョンの歌op.62-3
(3)君よ知るや南の国D.321
(4)「ただあこがれを知る者だけが」ミニョンの歌op.62-4
(5)アヴェ・マリア
バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)
ローランド・ペンティネン(ピアノ)
録音:2003年、2007年
今年5月のラ・フォル・ジュルネに来日が決定しているソプラノの名花、ヘン
ドリックス。演奏曲目ばかりが収められているシューベルトの歌曲集がリリー
スされます。ヘンドリックスの、真珠を思わせる愛らしい声は健在。「アヴェ
・マリア」など、敬虔な雰囲気に心打たれる名演となっています。ペンティ
ネンの好サポートも注目に値します。




<haenssler>
=SWR MUSIC=
93 217 \2250
ブルックナー:交響曲第3番ニ短調(1873年第1稿)
サー・ロジャー・ノリントン(指)SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
録音:2007年5月22日シュトゥットガルト・リーダーハレ、ベートーヴェンザ
ール(ライヴ)
ことし2008年1月末から2月の初めにかけて、当コンビでは3度目となる日本全国
8か所におよぶ列島縦断ツアーを敢行して、一大旋風を巻き起こしたノリントン
&手兵シュトゥットガルト放送響。練り上げられた演奏のすばらしさはもとよ
り、楽章の合間に指揮台から客席に向けて汗を拭うポーズをとって笑いをとる
などのサービス精神満点のステージ・マナーでも、マエストロは天性のエンタ
ーテイナーぶりを発揮して会場に詰め掛けた多くのファンを魅了したのは記憶
にあたらしいところ。この興奮も冷め遣らぬうちに、はやくも当コンビが着手
するのは衝撃のブルックナー・シリーズ。第1弾の第3交響曲では、ノリントン
による前回のロンドン・クラシカル・プレイヤーズ(95年)のときと同じく、作
曲者が崇拝するワーグナー作品からの引用が顕著な第1稿を採用しています。
オリジナル楽器による旧盤も刺激に満ちたものでしたが、今回はそれにもまし
て、ポイントといえるのが響きのこのうえない透明感。オケの精度が格段に向
上しているため、ノリントンの意図はよりすみずみまで徹底されています。と
りわけ、「ワルキューレ」の眠りの主題や「タンホイザー」を想わせる音型が
現れる第2楽章の静けさと佇まいは絶品。ふんわりと夢のように浮遊するやわ
らかい弦の感触。いっそう研ぎ澄まされたピュアトーンの威力が最高に発揮さ
れた場面は一度聴いたら忘れられません。なお、前回の録音ではその急速テン
ポも刺激的な要因として評判となりましたが、それでも旧録音との比較では演
奏時間も全体で3分以上長くなっているのも新録音の特徴といえます。
オルガン的とたとえられ従来分厚い響きの魅力が語られ、ともすればピリオド
・アプローチの鬼門とさえいわれてきたブルックナーのシンフォニー。ノリン
トンは長年の手兵シュトゥットガルトを随え、ここにまったくあたらしいブル
ックナー像を打ち立てたといっても言い過ぎではありません。





<赤渋楽譜出版>
AGCD 125 \2250
「エボニー・フォレスト」-クラリネットてんこ盛り
(1)ハロルド・オーウェン:4本のBbクラリネットのための室内音楽
(2)シャロン・デイヴィス:クラリネットとピアノのためのデュオ・ソナタ、
 ソプラノ(歌)、Bbクラリネットとピアノのための 「人からは自由だと呼ば
れるけど」
(3)ボリス・ピリン:バスクラリネットのためのスケルツォ・バルバロ
(4)ウィリアム・シュミット:
コントラバスクラリネットとピアノのためのソナチネ
(5)ライナー・ブラウン:クラリネットクワイアのための「交響曲」
録音(1)1971年8月26日 カルフォルニア州ハリウッド、ウィルシャー・ユナイ
テッド・メソジスト教会
(2)1986年3月25日 カルフォルニア州ラミラダビオラ大学
(3)1976年1月30日(4)1977年11月21日(5)1976年2月6日(6)1971年10月18日
カルフォルニア州ハリウッド、ウィルシャー・ユナイテッド・メソジスト教会
演奏は、ジュリアン・スピアー始め、ダイアン・ラング、デビッド・アトキン
ス、ロサンゼルス・クラリネットソサエティなど、アメリカトッププレイヤー
による録音。クラリネットクワイアの定番、R・ブラウン氏の「交響曲」も収録
されている貴重な音源。
3オクターブ以上の音域を誇る、最も普及したBbクラリネットからオーケストラ
でしばしば使用される甘美な音色のバスクラリネット、アルトクラリネット(バ
セットホルンとともに失われてしまった低音域をカバー)そして、最も遠い親戚
にあたるコントラバスクラリネット(コントラアルトとも呼ばれる)に至るまで、
このアルバムでは様々な組み合わせによる作品が勢ぞろいし、クラリネットの
森のさざめきが聴こえてきそうです。





<FABULA CLASSICA>
FAB 12076 \1350
(1)ムレ:トランペットと弦楽合奏のための二つのシンフォニア
(2)ヴィヴァルディ:マンドリン協奏曲 ニ長調RV93
(3)アントニオ・パスクッリ(1842-1924):
オーボエと弦楽のための「椿姫」のヴィオレッタに寄せる同情
(4)ロッシーニ:
クラリネットと弦楽のための「モゼ」と「湖上の美女」の主題による変奏曲
(5)ショパン:ピッコロと弦楽のための「シンデレラ」の主題による変奏曲
(6)モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハト・ムジークK525
(7)パガニーニ:ヴァイオリンと弦楽のための「モゼ」の主題による変奏曲
(8)ドリゴ:セレナード
(9)ボッケリーニ:マドリードの通りの夜の音楽
(10)グリーグ:弦楽合奏のための「春」Op.34
(11)シャルパンティエ:「テ・デウム」-序曲
クラウディオ・シモーネ(指)イ・ソリスティ・ヴェネティ
弦楽の魅力だけでなくトランペット、マンドリン、オーボエ、クラリネット、
ピッコロと弦楽合奏のアンサンブルが楽しめます。特にオペラのテーマに基づ
くパラフレーズは興味深く、パスクッリの「ヴィオレッタに寄せる同情」は
「椿姫」ファンは聴き逃せません(10分弱の曲)。

FAB 12035 \1350
モノラル
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番 ニ長調BWV.1050
シューベルト:交響曲第3番 ニ長調D.200
ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調op.60
ウォルフガング・サヴァリッシュ(指)RTSI管弦楽団録音:1964年(ライブ)
1964年、この演奏が放送用としてスイスのイタリア語圏向けラジオ放送局によ
って録音された時点でサヴァリッシュはドイツ指揮界の巨匠の地位を継承する
存在として誰もが認める存在でした。なにしろこの7年前の1957年には、それ
までの最年少でバイロイト・デビューを飾っていたのですから。ここで聴ける
演奏でも、端正であり同時にふくよかさを持つ彼の音楽の特質をはっきりと覗
うことができます。シューベルトの第3交響曲のようなある意味、取り扱い注
意の難曲で、決して単調さを感じさせない手腕にはまさに脱帽もの!
録音もモノラルながら、オリジナルの録音が良いため細部まで明瞭に聴き取る
ことができます。

FAB 12049 \1350
(1)J.S.バッハ:
パルティータ第4番 ニ長調BWV.828、コラール「主よ、人の望みの喜びよ」
(2)ハイドン:ピアノ・ソナタ第52番 変ホ長調op.82
(3)シューマン:交響的練習曲op.13、5つの変奏曲
(4)J.S.バッハ:コラール「主よ、人の望みの喜びよ」
アレクシス・ワイセンベルク(P)録音:1982年(ライブ)
早めのテンポ、胸がすくような素晴らしいテクニック、まるでトップアスリー
トの引き締まったボディのようなワイセンベルクの演奏をたっぷり味わってい
ただける1枚です。虚飾を排したバッハ、ハイドンの爽快さ。そしてシューマ
ンの怒涛のフィナーレまで憎らしくなるほどクールに徹した演奏は独墺系の重
厚な演奏とは一線を画するものですが、とにかく目くるめくようなスパテクに
圧倒されることは間違いありません。しかもこれはライブ演奏。なのにこの綻
びのなさはいったい何?快速だけど、けっして軽量ではない彼ならではの演奏
をお楽しみください。

FAB 1250 \1350
モノラル
ブラームス:(1)間奏曲 変ホ短調op.118-6 (2)狂詩曲 ト短調op.79-2
ベートーヴェン:(3)ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調「熱情」op.57
ショパン:
(4)夜想曲 ハ短調op.48-1 (5)バラード第3番 変イ長調op.47 
(6)マズルカ ハ長調op.24-2 (7)マズルカ 変ロ短調op.24-4 
(8)スケルツォ 嬰ハ短調op.39 (9)マズルカ イ短調op.67-4 
(10)ワルツ 変ト長調op.70-1 (11)練習曲 ハ短調「革命」op.10-12
ヴィトルト・マルクジンスキ(P)録音:1963年(ライブ)
ポーランド出身の往年の名ショパン弾き、マルクジンスキ(1914-1977)が1963年
スイスで行った演奏会を収録した興味深いライブレコーディング。ブラームス
とベートーヴェンでは「地上の人」だったマルクジンスキが後半のショパン・
プログラムに入ると大変身!天がける天使のように軽やかで滋味深い演奏を繰
り広げ始めます。特にマズルカの自然な息遣いは作品と演奏者が一体となった
稀有な例といってよいでしょう。

FAB 1256 \1350
モーツァルト:(1)幻想曲 ハ短調 K.475(2)ピアノ・ソナタ ハ短調K.457
リスト:
(3)コンソレーション第1番-第6番、(4)葬送、(5)ウィリアム・テルの礼拝堂
(6)リゴレット・パラフレーズ
アルド・チッコリーニ(Pf)録音:1981年(ライブ)
今月来日予定のチッコリーニ、56歳のアブラの乗り切った頃の録音。




<ORFEO D'OR>
ORFEOR 756081 \2080
レオンカヴァッロ:「道化師」
プラシド・ドミンゴ(T カニオ)
イレアナ・コトルバス(S ネッダ)
マッテオ・マヌグエッラ(Br トニオ)
ハインツ・ツェドニク(T ベッペ)
ヴォルフガング・シェーネ(Br シルヴィオ)

アダム・フィッシャー(指)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1985年6月6日,ウィーン
凄いライブが出てきました!1985年、ウィーン国立歌劇場での「道化師」です。
なんと言ってもカニオがドミンゴ!しかも1980年代半ばという、ドミンゴ全盛
期のカニオです。気迫の歌唱には唯圧倒!そしてネッダはなんとコトルバス、
これは珍しい記録です。トニオをマヌグエッラが渋く好演。さらにベッペに
ツェドニク、そしてシルヴィオにはシェーネという、ウィーンらしい配役がま
た嬉しいもの。指揮は、当時まだ35歳だったアダム・フィッシャー。翌年スカ
ラ座にデビューするなど、国際的な名声を高めている頃で、勢いが感じられま
す。充実の「道化師」、オペラファンならぜひ!





<2L>
2L 48SACD(SACD-Hybrid) \2280
ウーラ・ヤイロ(1978-):ピアノのための音楽
ニューヨークの雪、北国、ミシェール、線、ハドソン川、
ロクスベリー・パーク、ストーン・ローズ、一月、舗道、マンハッタン、
四月、マディソン、シエナ、北国 II、のどかな日
ウーラ・ヤイロ(P) トム・バーバー(フリューゲルホルン)
ダーヴィド・クシュロン(Vn) ヨハンネス・マッテンス(Vc)
録音:2007年8月5日-8日 ソフィエンベルグ教会(オスロ)
様々なスタイルの作曲家でにぎわっている現代ノルウェーの音楽界。近年、合
唱音楽ファンから「これ誰?」と注目されているのが、ウーラ・ヤイロです。
ヤイロは、ジャズとクラシカルのピアノと作曲を学び、ノルウェー音楽アカデ
ミーを卒業後、ロンドンの王立音楽大学とニューヨークのジュリアード音楽院
に留学しています。現在、ニューヨーク・シティ在住。作曲のほか、ピアニス
トとしてソロ、あるいはみずからのアンサンブル、ウーラ・ヤイロ・グループ
を率いたグローバルな音楽活動を行っています。
フリューゲルホルン、ヴァイオリン、チェロとの共演曲を含むピアノ作品集。
心から愛する ニューヨーク、そして2年間を過ごしたロサンジェルス。その経
験と思い出から生まれた15曲が録音されました。ジャズとクラシカルとポピュ
ラーミュージックが握手。アメリカの都会で書かれながらルーツは祖国ノル
ウェーにある音楽。人なつこさと温もり、そして秘めた情熱が感じられるで
しょう。

2L 47SACD(SACD-Hybrid) \2280
スティーグ・ニルソン - SOLO+
オイスタイン・ソンメルフェルト(1919-1994):
ユキノシタ・ソナタ 作品69A(1985)
シェティヴ・ヴォスレフ(1939-):ヴァイオリン・ソロ(1980 rev.1989)
ヴォルフガング・プラッゲ(1960-):決闘(2007)(2つのヴァイオリンのための)
シェル・モルク・カールセン(1947-):
ヴァイオリン・ソロのためのファンタジア・レリジョーザ
ビョルン・クルーセ(1946-):メメント・モリ(2004)
テリエ・ビョルクルン(1945-):
2つのヴァイオリンのための3つのコントラスツ(2007)
スティーグ・ニルソン(Vn) アンデシュ・シェルベリ・ニルソン(Vn)
録音:2006年11月、2007年3月ウッレンスヴァング教会
(ロフトフース、ハルダンゲルフィヨルド)
スティーグ・ニルソンはスウェーデン生まれ。エンドレ・ヴォルフ、ティボー
ル・ヴァルガ、フランコ・グッリにヴァイオリンを学び、1971年にノルウェー
国立オペラの首席奏者に就任しました。1977年からはオスロ・フィルハーモニ
ック管弦楽団のコンサートマスター。ソロイスト、室内楽奏者として北欧の音
楽シーンに欠かせないヴァイオリニストのひとりです。ニルソンが演奏したこ
とで名前を広く知られるようになった作曲家たちも多く、たくさんの作品が彼
に献呈されています。
デュオ2曲を含むニルソンのソロアルバム「SOLO+」。山腹のゴツゴツした地面
にしっかりと根を張る小さなユキノシタを描くソンメルフェルトの標題的なソ
ナタ。息の長い旋律がさまざまに変容するヴォスレフの「ヴァイオリン・ソ
ロ」。ノルウェーとハンガリーの民謡からインスピレーションを得たモチーフ
をもつプラッゲの「Duels(決闘)」 では、2つのヴァイオリンがユーモラスな
"追跡" をくりひろげます。カールセンの「ファンタジア・レリジョーザ」
(宗教的幻想曲)は雰囲気ゆたかな小品。ニルソンとの共同作業から生まれまし
た。クルーセの「メメント・モリ」(死を想え)。生まれた時から死ぬ時まで、
人生がいかに貴重なものかを語る同名のバレエの一部として作曲されました。
テリエ・ビョルクルンの曲では2つのヴァイオリンが対話。繊細なメロディと
リズミカルなモチーフ、ジャズとクラシック、さまざまな対照がみられます。
アンデシュ・シェルベリ・ニルソンはスティーグの子。オスロのバラット=
ドゥーエ音楽学校で学んだ後、ベルリンに留学。ストックホルムでウルフ・
ヴァリーンに師事。2008年にノルウェー国立音楽アカデミーのディプロマ・
コースを修了する予定です。 ニルソン父子のヴァイオリンをリアルに、そ
の場の空気とともに捉えた録音は、ハルダンゲルフィヨルドにあるウッレン
スヴァング教会で行われました。

2L 45SACD(SACD-Hybrid) \2280
グリーグ:合唱のための作品集
男声合唱のためのアルバム 作品30、子供の歌 作品61〔子供の歌、家畜を呼
ぶ声、ハリング、働きものの馬のためのおやすみの歌、クヴォーリングのハ
リング、海、クリスマスツリーに寄せる歌、この世で一番愚かなこと、 スプ
リングダンス「夜になって出かけると」、若者オーレ、漁師の歌、もっとも
美しい女、大きな白い群、ならず者、ロットナムのクヌート、ノルウェーの山、
寝過ごしてしまった、祖国を讃える歌、小さなトーラ〕、春 作品33-2(トマス
・ベック 編曲)、聖霊降臨祭の賛美歌 作品23-25、アヴェ・マリス・ステッ
ラ EG150、4つの詩篇 作品74〔美しきかな神の子よ、神の子は安らぎを与え
給えり、イエス・キリストはよみがえり給えり、天つみ国に〕
グレクス・ヴォーカリス 
カール・ホグセット(指) 
マグヌス・スターヴェラン(T)
録音:2007年2月、5月 リス教会(ノルウェー)
ライプツィヒ学生時代の「ドナ・ノビス・パーチェム」(1862)と 白鳥の歌「4
つの詩篇」。グリーグの合唱作品には最初と最後の曲で44年の開きがあります。
その間にグリーグの音楽はどう展開し、どのように発展していったか。土の香
りのする音楽からノルウェーの宗教家を新しい音楽に再生した芸術作品まで。
グリーグの合唱曲には、ピアノのための作品や歌曲と同じように、彼の作曲家
人-生がそのまま反映しています。「大いなる神秘」でノルウェーと世界の人々
の心をとらえたグレクス・ヴォーカリスとカール・ホグセットのグリーグ・ア
ルバム。19の歌が組み替えられ、人生の歓びと悲しみの表情がくっきりと浮か
び上がってくる2つの歌集「男声合唱のためのアルバム」と「子供の歌」(グリ
ーグによる女声合唱のための編曲)。「春」と「アヴェ・マリス・ステッラ」
はエバーグリーン。「ペール・ギュント」のフィナーレ近くで歌われる賛美歌。
ノルウェー民俗音楽の隠れたハーモニーに気づかせる「4つの詩篇」。熟考さ
れたアルバム構成により、グリーグという作曲家のダイナミックな姿が見えて
きます。リス教会で行われた録音には、アナログ・クオリティをもたらすとさ
れるDXD(Digital eXtreme Definition)フォーマットが使われました。
11.2896Mbit/s はDSD録音の4倍のデータ量。DSDに量子化する前段階で余裕を
もって編集することも可能になりました。教会に響いた音楽が臨場感と空気感
をもって伝わってくる素晴らしい録音です。

2L 44SACD(SACD-Hybrid) \2280
モッテン・ゴートハウグ(1955-):室内楽作品集
弦楽四重奏曲第2番 イ長調 作品31(1986)、
イェンス・ビョルネボーの詩による6つの歌 作品56(2002)*
【見知らぬ男の顔/ばら/永遠の戦場/油、パンとワイン/ブレンダン・ビーアン
の担架の側で/わが心】
ピアノ五重奏曲 嬰ヘ短調 作品59(2005)**
アンサンブル・ビョルヴィーカ
シェル・トムテル(Vn) ドミニク・グリフィス(Vn)
ヴィトルド・セラフィン(Va) ヤン・クープ(Vc)
ペール・アンドレアス・トンデル(B)* エレン・ウゲルヴィーク(P)*
トゥーレ・ディングスタード(P)**
録音:2007年4月 ソフィエンベルグ教会(オスロ)
「ゴートハウグの音楽を聴くと、人生のもつ数知れない表情を想い描いてしま
う」(ヴォルフガング・プラッゲ)。モッテン・ゴートハウグはノルウェーの作
曲家。鳥の歌に美を感じ、自然へ深い関心を寄せる。プロコフィエフをはじめ
とするネオクラシカルの作曲家に共感しています。表現の手段よりも内容を大
切に考えるタイプの作曲家。モダニストの音楽から距離を置き、伝統的な音楽
語法で聴き手とコミュニケートする姿勢を貫いています。さまざまなジャンル
の音楽を手がけ、とりわけ室内楽曲と歌曲に興味を持っています。新古典的、
イ長調という調性をもつ弦楽四重奏曲第2番。有機的なつながりのある4つの楽
章から構成された作品です。嬰ヘ短調のピアノ五重奏曲ではスケルツォのトリ
オに、リンデマンの収集した『古いまた新しいノルウェーの山のメロディ』の
旋律が素材として使われています。6つの歌曲のテクストとなる詩を書いたイェ
ンス・ビョルネボーは画家、教師としても活動したノルウェーの作家。ノル
ウェー社会や西洋文明に対する強い社会批評的内容の小説や戯曲や詩やエッセ
イを残しました。6つの歌曲のためにはビョルネボーの作品のうちでも抒情的
性格の強い詩が選ばれています。




<Disc Auvers>
DAS 001 \1550
(1)モーツァルト:ピアノ・ソナタ ニ長調 K.576
(2)シューベルト:ピアノ・ソナタ D.959 イ長調
(3)プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第2番 ニ短調 op.14
河村尚子(ピアノ)
録音:2002年7月
河村は、兵庫県西宮生まれ。1986年家族と渡独後、数々のコンクールで優勝を
かさね、2006年9月には難関のミュンヘン国際コンクールにて第2位を獲得、入
賞記念演奏会では、バイエルン放送交響楽団と共演し、高い評価を得ました。
ドイツをはじめヨーロッパ各国、そして日本でもリサイタルを行っています。
ここにおさめられているのは、彼女が20歳のときの録音。オーヴェル・シュル
・オワーズ音楽祭のレーベル、「Disc Auvers」(発音のディスコヴェールは、
英語のdiscoverと同じ)のサポートを得て制作されました。彼女のまばゆいば
かりにフレッシュな感性に満ちたシューベルトは絶品です。モーツァルトも
大変きちんとしており、すでに大家の風格。プロコフィエフでは、彼女のテク
ニックと構成力の確かさを認識できます。これからも度々日本での公演も予定
されている、期待のピアニストです。





<haenssler>
98 506 \2080
サリエリ:
(1)「アルミーダ」(1771)シンフォニア・イン・パントミーマ
(2)「ダリーゾとデルミータ」序曲(1776)*世界初録音
(3)「パフィオとミッラ、またはチプロの囚人たち」(1778)*世界初録音
マエストーソ / アダージョ-アレグロ・マエストーソ / アレグロ-ラルゲット
-アレグロ・マ・ノン・タント-アレグロ・スピリトーソ / アンダンテ・マエ
ストーソ-アンダンティーノ・コン・モト-アレグロ・スピリトーソ / ノン・
タント・アレグロ-ガヴォッタ-[ノン・タント・アレグロ]
(4)「煙突掃除人」序曲(1781)*世界初録音
(5)「ダナオスの娘たち」(1784)より
序曲 / 舞曲 ウン・ポコ・アダージョ / 舞曲 ウン・ポコ・アンダンテ /
アレグレット / アレグレット / アレグロ・ブリリアンテ / パントミメ
アンダンティーノ・ソステヌート
(6)「オラース兄弟」序曲(1784)*オリジナル版による世界初録音
(7)「カティリーナ」序曲(1790-92)*世界初録音
トーマス・ファイ(指)マンハイム・モーツァルトO.
録音:2007年1月28、29日&9月28、29日&10月28、29日
ハイデルベルク、プファッフェングルント・ゲゼルシャフツハウス
「ハイデルベルクのニューイヤー・コンサート」(98.269)にただ一曲収録され
ていた「タラール」第2幕序曲が鮮烈な印象を残したファイのサリエリ。こんど
は、モーツァルトとマンハイム楽派の作曲家に特化した新設のアンサンブルを
率いて、世界初録音をふくむ本格的なシリーズをスタートさせます。
サリエリ初の出世作で、師グルックの作品をリフォームした「アルミーダ」。
途中、壮麗なファンファーレが鳴り渡る「パフィオとミッラ」は、音楽劇「見
知られたエウローパ」の間に演奏されたバレエ音楽。皇帝ヨーゼフ2世の委嘱
で着手され、サリエリ初のドイツ語オペラとして大成功を収めた「煙突掃除
人」。いつもながらファイの超過激演奏は、これらの重厚なひびきと陰影に富
んだ音楽の魅力を伝えるもので、サリエリの評価を一新するほどの衝撃的内容。
なお、これが第1集となっており、続篇も大いに期待できそうです。

=SWR MUSIC=
93 197 \2250
「ディアギレフとロシア・バレエ団の音楽Vol.2」
(1)ラヴェル:バレエ「ダフニスとクロエ」全曲
(2)プーランク:バレエ「牡鹿」組曲(5曲)
(1)ミヒャエル・ギーレン(指)SWR南西ドイツ放送交響楽団、
ヨーロッパ合唱アカデミー(合唱指揮:ヨスハルト・ダウス)
(2)マルチェロ・ヴィオッティ(指)SWR南西ドイツ放送交響楽団
録音:(1)1997年9月(2)1990年7月
世にも有名な興行師ディアギレフ率いるロシア・バレエ団の委嘱によって、世
に生み出された傑作の数々をたどるシリーズの第2弾。オケは固定で、指揮が
前回のカンブルランからギーレンとヴィオッティにチェンジ。プーランクが書
いた最初のバレエ「牡鹿」は親しみやすい曲想で人気の高い作品。このところ
新録音にめぐまれなかったので、名匠ヴィオッティのセンスの良い演奏の登場
はうれしいところです。ギーレンによる「ダフニスとクロエ」はかねてより知
られる内容。かつての現代モノでならしたキレ味一辺倒から、ふくよかなサウ
ンドへと移行しつつある時期のもので、ラヴェルが凝らした緻密なオーケスト
レーションを極上のサウンドで堪能できます。




<dB Productions>
DBCD 120 \2300
アンドレイ・シフラ(1773-1850):エチュード第1番
ニコライ・アレクサンドロフ(c.1818-1884):
バラード、マズルカ、夢想、スケルツォ
ヴァシリー・サレンコ(1814-1881):
エチュード第1番、無言歌、エチュード第4番、幻想曲
アレクサンドル・ヴェトロフ(c.1812-1877):カンツォーナ
ニコライ・パヴリスチェフ(1802-1879)/モッテン・ファルク編:
夜想曲 作品41
スラヴコ・フミチ(1912-1945):前奏曲、ズルカ、夜想曲
ヨハン・カスパル・メルツ(1806-1856):夕べのハーモニー
モッテン・ファルク(G)
[使用楽器:ペール・ハルグレン製作8弦ギター(1994年)、河野賢製作6弦ギター
(1978年)]
録音:2006年11月21日-23日 ドゥンケル教会
7本の弦をもちスパニッシュギターとは調律も異なるロシアンギター。長い伝
統をもちながら、西欧に知られることのなかったロシアのロマンティック・ギ
ター音楽。その再生を試みるのはスウェーデンのモッテン・ファルク(1973-)。
スタンダード曲と委嘱作のプログラムにより来日公演を行い、優れたテクニッ
クと深い音楽が聴衆に強い印象を与えました。

DBCD 71 \2300
W・A・モーツァルト:
ピアノ協奏曲第11番 ヘ長調 K413、
ピアノ協奏曲第14番 変ロ長調 K449
ペール・テングストランド(P) 
リーヴォン・チリンギリアン(指)
カメラータ・ノルディカ

DBCD 93 \2300
W・A・モーツァルト:
ピアノ協奏曲第15番 変ロ長調 K450、
ピアノ協奏曲第17番 ト長調 K453
ペール・テングストランド(P) 
リーヴォン・チリンギリアン(指)
カメラータ・ノルディカ
ペール・テングストランド(1968-)とチリンギリアン指揮カメラータ・ノルディ
カ(旧カメラータ・ルーマン)が共演するモーツァルトのピアノ協奏曲。第8番・
第9番(DBCD67)につづく第2作と第3作。テングストランドは1968年、スウェー
デンのヴェクシェー生まれ。ドミニク・ヴェーバー、ロムアルド・ステルン、
ドミニク・メルレ、ハンス・ポールソンらの下でピアノを学びました。1997年
クリーヴランド国際ピアノ・コンペティションの第1位受賞が、国際的キャリ
アの出発点になっています。テングストランドのモーツァルトは、第11番と
第14番のディスクが2007年スウェーデン・グラミー賞にノミネートされました。
ひとつ音、ひとつひとつのフレーズが慈しむように弾かれる、落ち着いた佇ま
いの音楽。コンサート効果を狙わない演奏。モーツァルト協奏曲のこうしたス
タイルの録音は、あるようでいてなかなかなさそうなので貴重です。

DBCD 113 \2300
ジャック・デュフリ(1715-1789):クラヴサン曲集(選集)-三美神
クラヴサン曲集 第1巻(1744)
【アルマンド、クラント、ラ・ダマンジ、ラ・ブソン、メヌエット】
クラヴサン曲集 第2巻(1748)
【ラ・ヴィクトワール、ラ・フェリクス、ラ・ダマンジ】
クラヴサン曲集 第3巻(1758)
【ラ・ド・ヴィエヌーヴ、ラ・フォルクレ、シャコンヌ、三美神、ラ・ド・
ブロンブル、メヌエット】
クラヴサン曲集 第4巻(1768)
【ラ・ポトゥワン、ラ・デュ・ビュク、ラ・ド・ヴォカンソン】
アンデシュ・ダンマン(ハープシコード)
使用楽器:フランダース=フランス・モデル(シールストレムによる複製)
(1996年)
ダジャンクールに学び、主にラモーのクラヴサン音楽をモデルにしたとされる
デュフリ(1715-1789)のクラヴサン曲集。アンデシュ・ダンマンはスウェーデ
ンのヘルシングボリ生まれ。音楽の様式を忠実に守りながらも自由な音楽作り
をする新しい世代のハープシコード奏者のひとりに数えられます。マルメ音楽
大学でピアノを学んだ後、コペンハーゲン大学でヤン・メゴーの作曲法と対位
法のクラスに参加。ルンド大学で音楽学を研究史、ヨーテボリ大学のレイフ・
グラーヴェ=ミュラーについてハープシコード演奏を学びました。レオンハル
ト、シェティル・ハウグサン、コープマンのレッスンも受け、オランダ、ベル
ギー、フランス、ドイツでは歴史的楽器のコレクションを訪ね歩いています。
独奏活動の他、イル・コンチェルティーノ、コンチェルト・コペンハーゲンの
録音やコンサートにも参加してきました。リズム感とテンポ感のいい演奏。
デュフリの書いたさまざまなポートレートが瑞々しい音楽として描かれます。

DBCD 68 \2300
ユハンネス・ユーハンソン(1951-):室内アンサンブルのための作品集
(1)スウィフト・オーバー・ザ・ダーク・ケイヴ(1996)
(室内アンサンブルとテープのための)
(2)フィネガンズ・サークル(1996)
(フルート、ヴィオラ、ギターとコンピュータのための)
(3)ウッドン・ウェイヴズ・アンド・シンバル・ストップス(1994)
(オルガンと室内アンサンブルのための)
(4)ソネット(2003)(ソプラノ、室内アンサンブルとコンピュータのための)
(1)フレードリク・マルムベリ(指)アンサンブル・アルス・ノーヴァ
(2)HOT 3【テリエ・ティヴォング(Fl) トゥールビョーン・ヘーランデル(Va) 
ステファン・オステルシェー(G)】
(3)ハンス・ヘルステーン(Org) ユハンネス・ユーハンソン(指)
アンサンブル・アルス・ノーヴァ
(4)サラ・ヴィレーン(S) アンドレ・シーニ(指)
アンサンブル・アルス・ノーヴァ
ユハンネス・ユーハンソンは、ルンド大学で哲学、科学史、音楽学、マルメ音
楽大学で教会音楽、合唱指揮、作曲法を学びました。スヴェン=エーリク・ユ
ーハンソン、ハンス・エークルンド、ヤン・W・モッテンソン、ブライアン・
ファーニホウに作曲を教わり、コンピュータを使った作曲、エレクトロ=アク
ースティック音楽、視覚芸術との共同作業など、ジャンルにとらわれない音楽
活動を行っています。コンテンポラリーミュージック・グループ、アンサンブ
ル・アルス・ノーヴァを創立し、1996年まで音楽監督を務めました。シェイク
スピアのソネットとマラルメの詩による「ソネット」をはじめとする、想像を
大きく羽ばたかせたサウンドの音楽によるポートレートアルバム。

DBCD 121/122 2枚組 \4600
ヨーゼフ・ハイドン:ピアノソナタ集
ピアノソナタ第12番、第19番、第46番、第30番、第36番、第37番、第48番、
第49番、第50番、第52番、
アンダンテと変奏曲 ヘ短調 HobXVII/6 
ハンス・レイグラーフ(P)
ストックホルム生まれのピアニスト、ハンス・レイグラーフ(1920-)。1972年
から2007年までザルツブルクのモーツァルテウム音楽院の教授を務め、多くの
ピアニストを育てたことで知られます。モーツァルトのピアノソナタ全曲
(DBCD 75/79, DBCD 108)とドビュッシーの前奏曲(DBCD 107)につづく録音はハ
イドン。スウェーデン放送アーカイヴに保存されていた1960年ラジオ録音と、
レイグラーフの希望によりる2007年の再録音がそれぞれ1枚のディスクに収め
られています。87歳のピアニストの穏やかな音楽。普通のことを正確にやれば、
おのずとハイドンの音楽が語ってくれる。そう言いたげなピアノです。




<CALLIOPE>
CAL 9393 \2180
サン=サーンス:ピアノ協奏曲集
(1)第2番 ト長調 op.22 (2)第1番 ニ長調 op.17
アブデル・ラーマン・エル=バシャ
パスカル・ヴェロ(指)ピカルディ管弦楽団
録音:2007年7月
鋼のピアニズムと、熱くたぎる音楽で常に私たちをうならせるピアニスト、エ
ル・バシャの新譜がカリオペレーベルから登場します。エル・バシャは1958年
生まれ、アラブ系レバノン人で、ベイルート出身。マルグリット・ロンの弟子
でもあったアルメニア人のサルキシアンに師事、19歳で国際エリザベート王妃
コンクールに入賞、以来世界中から高く評価されています。今回の曲目はまさ
に華麗なサン=サーンス。第2番の冒頭の彷徨うように始まり、次第に情熱的
に激しくうねるピアノ・ソロから一気に引き込まれてしまいます。第1番のオ
ケとピアノ・ソロの掛け合いは一転して軽妙。エル・バシャの表現とテクニッ
クの幅広さを存分に堪能できる1枚です。

CAL 9388 \2180
ポール・デュカス:ピアノ作品全集
(1)ラモーの主題による変奏曲、間奏曲および終曲
(2)ピアノ・ソナタ 変ホ短調
(3)牧神のはるかな嘆き
(4)ハイドンの名による悲歌的前奏曲
オリヴィエ・シャウズ(ピアノ)
デュカスというと、「アリアーヌと青ひげ」や「魔法使いの弟子」ばかりが取
り上げられますが、ここに収められたのは彼の貴重なピアノ作品。ドビュッシ
ーと親交をもち、ラヴェルよりも少し先輩にあたるデュカスは、きわめて寡作
の人でした。ピアノ曲も、ここに収められているものしか残されていません。
しかし、そのどれもがフランス・ピアノ音楽の極上のエッセンスをもっている
と評され、演奏者に高度なテクニックを要求するもので、今なおピアニストた
ちにとって特別な存在の作曲家です。オリヴィエ・シャウズはフランス出身、
ガブリエル・タッキーノやジャン=クロード・ペヌティエらに師事しました。
あらゆるピアノ曲のなかでも、5本の指に入る難しさといわれることもある、
(1)のラモーの主題による変奏曲をはじめ、見事な演奏を聴かせてくれています。

CAL 9385 \2180
J.S.バッハ:3つの組曲
(1)リュートのための組曲BWV 995(1011)
(2)組曲BWV 1012
(3)リュートのための組曲 BWV 997
パスカル・ベール(ギター)
何度聴いても心に沁みる、バッハのリュート曲。ギターで聴いてもやはり格別
の趣があります。リュートで聴くときよりもひとつひとつの音がどちらかとい
うと力強い感じ。

CAL 9402 \2180
フォーレ:レクイエム
サン=サーンス:ピエ・イエズ、アヴェ・ヴェルム
ル・プティ・シャントゥール・ドゥ・サン=クロワ・ドゥ・ヌイイ
カルロ・カネ(S)、トマ・ルフェーブル、ニコラ・カンブルナ(A)、
エルヴェ・ラミ(T)ジャン=フランソワ・ハットン(Org)
フランソワ・ポルガー(指)
パリ・オペラ座管弦楽団ソリスト
ヌイイの教会の少年合唱のコーラスによる、フォーレとサン=サーンスの世に
も美しい宗教作品集。フォーレのレクイエムの美しさはいうまでもありません
が、サン=サーンスのピエ・イエズのソロも天上から聴こえてくる天使の声の
ように澄みきっており、心が洗われます。

CAL 9374 \2180
女声のための作品集(1870-1940年代)
(1)ブーランジェ:セイレーヌ 
(2)ドビュッシー:春のあいさつ 
(3)ポール・ル・フレム:愛の薄明かり 
(4)ルイ・オーベール:知恵 
(5)フォーレ:小川 
(6)アルフレート・ブリュノー:ノートル・アムール 
(7)クロード・アリュ:クレマン・マロの3つのロンドー 
(8)ショーソン:エレーヌ、夜 
(9)メル・ボニ:レジーナ・チェリ 
(10)カプレ:3声のミサ
カリオペ女声合唱団
レジーヌ・テオドレスコ
フランスが誇る作曲家、ドビュッシーをはじめとする作曲家たちによる合唱曲
集。女流作曲家のメル・ボニによる貴重な作品も含んでいます。

CAL 9384 \2180
(1)ベートーヴェン:七重奏曲op.20 変ホ長調
(2)アドルフ・ブラン(1828-1885):七重奏曲op.40
フランス八重奏団(ジャン=ルイ・サジョ(Cl)、Yuriko Naganuma(Vn)、
ローラン・ジョアンヌ(Va)、ポール・ブロウティン(Vc)、
ミシェル・フォーク(Cb)、
ジャック・タロー(Fg)、アントワーヌ・デグレモン(Hrn))
ベートーヴェンとそのすぐ後の時代に生きた、フランスの作曲家ブランによる
七重奏曲集。ベートーヴェンの作品におけるクラリネットの果たす役割はきわ
めて重要なものですが、名手サジョは見事に優美に演奏しています。




<LSO Live>
LSO 0623(SACD-Hybrid) 2枚組 \3450
ベルリオーズ:
オペラ「ベンヴェヌート・チェッリーニ」H.76a, Op.23
グレゴリー・クンデ(チェッリーニ) ローラ・クレイコム(テレーザ)
ジョン・レリア(教皇クレメンス7世) アンドルー・ケネディ(フランチェスコ)
イザベル・カルス(アスカーニオ) ジャック・インブライロ(ポンペーオ)
ダーレン・ジェフリー(バルドゥッチ) 
ピーター・コールマン=ライト(フィエラモスカ)
アンドルー・フォスター=ウィリアムズ(ベルナルディーノ)
アラスデア・エリオット(カバラティア)
サー・コリン・デイヴィス(指)
ロンドン交響楽団&ロンドン交響合唱団
録音:2007年6月26 & 29日ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン /
エンジニア:ジョナサン・ストークス & ニール・ハッチンソン
巨匠デイヴィスがキャリアの総仕上げともいうべき段階に入り、手兵LSOを率
いていままた手がけるベルリオーズ。シリーズ最新作の「ベンヴェヌート・
チェッリーニ」は、前作「キリストの幼時」に先立ち2007年6月に演奏会形式
で上演され、あらためて巨匠の傾ける情熱と驚くほど生き生きとした音楽づく
りがガーディアン紙ほかでも大きく扱われて話題になりました。
ルネサンス時代に実在したフィレンツェの彫金師ベンヴェヌート・チェッリー
ニ(1500-1571)の自叙伝にもとづくこのオペラ。その波乱に富んだ生涯を綴っ
た内容に劣らず、ローマ帰りのベルリオーズが徹底的に自らのやりたいことを
やりつくした結果、初演からたった4回で公演が打ち切りとなり大失敗に終わっ
ています。
ヴァイイーとバルビエの台本は、主人公チェッリーニとテレーザの恋愛模様を
軸に、これに横恋慕するフィエラモスカらの陰謀、さらに教皇より制作を依頼
された像の行く末も絡み、見た目にも絢爛たる謝肉祭の描写さらには流血シー
ンありと、すべてが大団円を迎えるラストまでドキドキハラハラのストーリー
展開が用意されています。
誰もがみとめるベルリオーズの音楽の真髄、すなわち爆発的なエネルギーの原
動力となる鮮明で大胆なリズムおよび、華麗な色彩効果と密接な対位法処理に
象徴される、驚くべき独創性は、本作にしっかりと息づいています。にもかか
わらず、初演の折に聴衆がそうしたのとまったく同じように、その演奏至難さ
ゆえに演奏家からも長らく遠ざけられ、上演はおろか配役することさえもほと
んど不可能とされたのです。そして、デイヴィスによる旧録音(BBC響・1972年)
から30年以上の時を経た今でさえ録音もけっして多いとはいえず、ましてや実
演でかかることは稀というのが現状の「ベンヴェヌート・チェッリーニ」。
ところで、無念のベルリオーズがオペラのエッセンスを掬い取り、あらたに生
み出された序曲「ローマの謝肉祭」にはいくつかの重要な主題が登場します。
これらチェッリーニとテレーザによる愛の二重唱、謝肉祭の場面におけるサル
タレッロのリズムと旋律などはそれでもほんのごく一例にすぎません。こんな
ものではまだまだとても収まり切らないほどオペラ全体は聴きどころの宝庫。
そしていま、このオペラの異常なテンションとほんとうの魅力を伝えることが
出来るのは、まさしく巨匠デイヴィスをおいてほかにいないでしょう。しかも
なんともすばらしいタイミングで、いまのかれはそれが実現可能なLSOとロン
ドン交響合唱団という願ってもない武器を手中に収めているのですから。さら
にソリストについても云うことなし。タイトル・ロールにはネルソン盤でも同
役を務めたクンデに、ノリントン盤でのテレーザ役も高評価のクレイコムと経
験ゆたかなふたりを筆頭に、よくぞここまで揃えたという強力な布陣です。
デイヴィス会心の作、LSOとのあらたなる「ベンヴェヌート・チェッリーニ」。
これぞベルリオーズのスタンダードにふさわしい傑作であることを教えてくれ
るアルバムがついに誕生となります。

<Harmonia Mundi France>
HMC 901988 \2450
マティアス・ゲルネ・シューベルト・エディション第1集
シューベルト:
冥府への旅 D.526,沈むよろこび D.700,涙する D.926,
漁夫の愛の幸せ D.933,冬の夕べ D.938,メムノン D.541,
双子座に寄せる舟人の歌 D.360,舟人 D.536,あこがれ D.636,
小川のほとりの若者 D.638,エンマに D.113,巡礼者 D.794,
タルタルスの群れ D.583,希望 D.295,人間の限界 D.716
マティアス・ゲルネ(Br)
エリザーベト・レオンスカヤ(P)
録音:2007年2-3月,ベルリン
今日最も人気の高いリート歌手といえば、マティアス・ゲルネを外すわけには
行きません。若々しいのに深みのある美声と、丁寧に掘り起こし言葉の意味を
具現化する知性。あらゆる点で現代におけるリート歌手の模範といって良いで
しょう。そのゲルネが、HMFにシューベルト・エディションを開始。この第1集
では、ヨハン・マイアホファー、カール・ゴットフリート・フォン・ライトナ
ー、フリードリヒ・シラー、そしてヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
の詞をバランスよく配置、詩によって微妙に変化するシューベルトの姿を多面
的に描いています。特筆すべきは伴奏、何とエリザーベト・レオンスカヤ!こ
の偉大なピアニストが、出しゃばらず、しかし恐ろしいほど意味と存在感を感
じさせる伴奏を弾き、世界を一層高めています。リート・ファンだけのものに
してはもったいない名盤の登場です!




<haenssler>
98 508 \2080
(1)ピアソラ:タンゴの歴史
(2)同 / ミュラー=ペリング編:天使のミロンガ
(3)同 / M.ビダル編:デカリシモ
(4)エグベルト・ジスモンチ(b.1947):水とワイン
(5)イベール:間奏曲
(6)アルベニス / ミュラー=ペリング編:マリョルカ
(7)ファリャ / コハンスキ&リョベート編:スペイン民謡組曲(7曲)
(8)ファリャ / コハンスキ編:「恋は魔術師」よりパントマイム
フリーデマン・アイヒホルン(Vn) 
トーマス・ミュラー=ペリング(G)
録音:2006年9月24-27日ワイマール、フランツ・リスト音楽大学、フュルステ
ンザール
「ピアソラ:ル・グラン・タンゴ」(93.205)でシックなヴァイオリンを聴かせ
たアイヒホルンが続篇ともいえるアルバムをリリース。編成が前作のピアノ・
トリオからヴァイオリンとギターのデュオへと変わっています。タンゴといえ
ば真っ先に思い浮かぶのはアルゼンチンですが、タンゴの受容については独自
の伝統を持つドイツだけに、ここでの演奏は本場も顔負けの魅力。アレンジも
さまになっています。
マヌエル・バルエコとのコラボによるグラナドスのスペイン舞曲集など、数多
くのアルバムでも知られるギターのミュラー=ペリングは1958年ケルン生まれ。
ケルン音楽大学アーヘン校で佐々木忠に師事。在学中にバルエコやジョン・
ウィリアムズらのマスタークラスを受講。1983年にチリのビーニャ・デル・マ
ルにおける音楽演奏国際コンクールで第1位に輝いています。国際的なコンサ
ート活動のかたわら、卒業と同時に1980年から1998年までは母校の教壇に立ち、
1994年よりワイマールのフランツ・リスト音楽大学で教鞭をとり始め、1997年
には教授に就任しています。

=SWR MUSIC=
93 192 \2250
ブロッホ:
(1)交響的協奏曲
(2)コンチェルト・グロッソ第1番
(3)スケルツォ・ファンタスク
ジェニー・リン(P)
イジー・スターレク(指)SWRカイザースラウテルン放送O.
録音:2006年カイザースラウテルン、SWRスタジオ
ブロッホによるピアノと管弦楽のための作品を集めたもの。演奏時間40分強、
1949年9月にエジンバラ音楽祭で作曲者の指揮で初演された交響的協奏曲は、
ピアノの重厚なオスティナートで開始され、マッシヴでパワフルな両端楽章が
ハリウッド映画「ベン・ハー」や「十戒」のサントラみたいな味わい。まさに
極彩色の世界が拡がります。
プレリュード-挽歌-田園曲と田舎の踊り-フーガからなるコンチェルト・グロッ
ソ第1番は録音も多く、「シェロモ」に代表されるユダヤ的な作風のあとにく
る新古典主義的美学の典型といえる作品。さらにスケルツォ・ファンタスクは
1950年12月、作曲者70歳の誕生日という流れで日の目を見たもので、技巧的な
ソロ・パートが特徴。全体を通して「シェロモ」ばかりがブロッホではないと
いうことを分からせてくれる、ヴァラエティに富んだ内容となっています。





<BIS>
BIS SA 1539(SACD-Hybrid) \2500
モーツァルト:フルート協奏曲全集
(1)フルート協奏曲第1番ト長調 K.313
(2)同第2番ニ長調 K.314
(3)フルートとハープのための協奏曲ハ長調 K.299
(4)アンダンテ ハ長調 K.315
(5)ロンド ニ長調 K.Anh.184
シャロン・ベザリー(Fl)、ジュリー・パロック(Hp)、
ユハ・カンガス(指)オストロボスニア室内管
シャロン・ベザリーのモーツァルトの協奏曲は、2005年にカタログ付CDとして
発売され、ベストセラー商品となりました。今回、2篇の協奏曲に加え、名作
「フルートとハープのための協奏曲」、オーケストラ伴奏付の小品ふたつも加
え、80分を超える長時間収録盤として再登場します。ハープ独奏は、もとウィ
ーン・フィルのジュリー・パロック。シャロンとともにモーツァルトならでは
の溌剌とした音楽を聴かせてくれます。各協奏曲のカデンツァはフィンランド
の大作曲家カレヴィ・アホ書き下ろし。

BIS 1440 \2380
ヴィラ=ロボス:ショーロ全集 Vol.1
(1)ショーロ第1番(1928)-PfとOrchのための
(2)同第5番(1926)-Pf独奏のための
(3)同第7番(1924)-管楽とVn, Vcのための
クリスティーナ・オルティス(Pf)、
ジョン・ネシリング(指)
サンパウロSO
ヴィラ=ロボスの「ブラジル風バッハ」シリーズで、お国物ならではの演奏が
注目されたネシリングとサンパウロ響。次なるシリーズは同じヴィラ=ロボス
の「ショーロ」。ショーロとは19世紀中頃にリオデジャネイロで生まれた大衆
音楽。ヨーロッパの舞曲がアフリカの要素で様変わりしたもので、非常に個性
的。ブラジルの音楽家ならではの血の通った演奏が楽しめます。また、かつて
人気のあったブラジルの美人ピアニスト、オルティスが健在ぶりを示してくれ
ます。

BIS 1757 \2380
グリーグ:歌曲集 Vol.7
(1)王女様 EG133 (2)クララの歌 EG124 (3)復活祭の歌 EG146 
(4)学校での朝の祈り EG139 (5)ブロンドの少女 EG130 & 138(2種) 
(6)山にとらわれし者 Op.32 (7)逢引き(Op.67の4の初稿)(8)ため息 EG134 
(9)5つの詩 Op.69 (10)5つの詩 Op.70 (11)ラインヒルド EG181 
(12)歌う会衆 EG122 (13)選挙の歌 EG149 (14)悪魔へ EG154
モニカ・グロープ(Ms)、ロジャー・ヴィニョールズ(Pf)
グリーグ歌曲集シリーズも7枚目となりました。フィンランドの実力派グロープ
は近年発見されたものを含め、当シリーズに172篇ものグリーグ歌曲を録音して
います。それゆえグリーグ歌曲の性格と美点を知り尽くしてして、当アルバム
も美しさに引き込まれます。大半は初めて接する作品ですが、グリーグならで
はの優しさと爽やかさに満ちています。

BIS 1637 \2380
マルタン:
(1)チェロ協奏曲(1966)
(2)バラード-VcとPfのための(1949)
(3)8つの前奏曲-Pf独奏のための
クリスティン・ポルテラ(Vc)、
トゥオマス・オッリラ=ハンニカイネン(指)
マルメSO、キャスリン・ストット(Pf)
スイスの作曲家によるチェロ作品のCDをリリースし続けるポルテラ。今回はフ
ランク・マルタン(1890-1974)の作品。現代的な書法を用いつつも、独特のひん
やりとした感触がくせになる一枚。あまりディスクに恵まれない「8つの前奏
曲」も、名手ストットの演奏で大歓迎と申せましょう。

BISDVD 1678(DVD-Video) \2500
字幕:英
マルチ音楽家リンドベルイ
2篇のドキュメンタリー映画
演奏映像(サンドストレム:オートバイ協奏曲/ベリオ:セクエンツァV/カー
ゲル:アテム/ケージ:ソロ)
2篇の音楽映画(ボンベイ湾のバラクーダ/ブラスボーンズ)
クリスチャン・リンドベルイ(Trb)、チャールズ・ヴァーノン(バスtrb)、
オーレ・エドヴァルド・アントンセン、ホーカン・ハーデンベルガー(Trp)、
ミゲル・ハース=ベドヤ(指)
シカゴSO、スウェーデン・ウィンド・アンサンブル、
ノルディック室内管ほか
ついにBISもDVDに進出を果たしました。その第1弾はトロンボーンの超人リンド
ベルイ。3時間40分に及ぶ長時間収録の中には、1時間もののドキュメンタリー
映画2篇、演奏姿など、お宝映像満載。アントンセンやハーデンベルガーなど豪
華共演陣にも注目。で、何とSACD一枚価格! トロンボーン関係者必携の一枚
です。




<ACCENT>
ACC 25306(SACD-Hybrid) \2580
J.S.バッハ:カンタータ集Vol.6
第1番「輝く曙の明星のいと美しきかな」BWV1、
第18番「天より雨くだり雪おちて」BWV18、
第23番「汝まことの神にしてダビデの子よ」BWV23
シギスヴァルト・クイケン(指)
ラ・プティット・バンド
シーリ・トルンヒル(S) ペトラ・ノスカイオヴァ(A)
マルクス・ウルマン(T) ヤン・ファン・デル・クラッベン(B)
2011年までに全20巻をリリースする予定で進んでいる、S・クイケンとラ・プ
ティット・バンドによるOVPP方式による(各声部1人)カンタータ集シリーズの
第6弾。第18番は復活節前第8主日用でJ.S.バッハの教会音楽家として最初期の
作品。第3曲のレチタティーヴォと合唱の掛け合いは、信仰に迷い苦しみを継
いでゆくテノールとバスに合唱が天上の声で答える場面は印象的です。第23番
は小規模ながら人気の高い名作。第1曲のソプラノとアルトの二重唱は慰めに
満ちた美しい名曲です。コラールカンタータ年巻の最後の作品カンタータ第1番
は3月25日の聖母マリアの受胎告知の祝日用。4人のソリストそれぞれの個性が
調和し、優しく柔和な演奏を繰り広げています。優秀録音。

ACC 24180 \2300
ベートーヴェン:
バガテル全曲(作品.33、119&126)、アンダンテ・ファヴォリWoO57、
ロンド・ア・カプリッチョ(なくした小銭への怒り)Op.129、
バガテル変ロ長調WoO60、
アレグレットロ短調WoO61、バガテル「エリーゼのために」WoO59
リンダ・ニコルソン(フォルテピアノ)
ヨハン・フリッツ(1815年頃、ウィーン)のクリストファー・クラークによる複製
リンダ・ニコルソンはバロック、古典派、初期ロマン派の作品のピリオド楽器
による演奏のスペシャリスト。ベストセラーとなったヴァイオリンのヒロ・ク
ロサキと組んだ「モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全集」(Erato)など録音
も多い。また演奏活動も積極的に行いリンダ・ニコルソンは久々の来日となる
コンサート・ツアーが3月に予定されています。ここに収録されているのはベー
トーヴェンのバガテル全曲と小品集。リンダ・ニコルソンの絶品のフォルテピ
アノ演奏、完璧なテクニックと細やかな音楽作りには脱帽です。今後はACCENT
レーベルからも彼女音楽を聴く機会が増えそうです。

ACC 24198 2枚組 \4650
ヨハン・ベルンハルト・バッハ:管弦楽組曲(序曲)
【ト短調、ト長調、ホ短調、ニ長調】
ゲオルグ・フィリップ・テレマン:
組曲ホ長調TWV 55:E2、ホ短調TWV 55:e10、ヘ長調TWV 55:F14
バッハ・コンセントゥス エーヴァルト・デメイエル(音楽監督)
鍵盤奏者エーヴァルト・デメイエルとジュリオ・ダレッシオ率いるバッハ・コ
ンセントゥスは、古楽器演奏のスペシャリストたちによって2006年に結成され
ました。ヨハン・ベルンハルト・バッハはJ.S.バッハの又従兄弟でエアフルト、
マグデブルク、アイゼナハでオルガニストを務めていました。彼の作品のほと
んどが消失していますが、残っているこの管弦楽組曲は、J.S.バッハのいくつ
かの作品に転用されています。

ACC 24203 特価 \1880
(1)テレマン:無伴奏フルートのための12のファンタジーより第7番ニ長調
(2)クープラン:王宮のコンセールより第1コンセール
(3)J.S.バッハ:フルート・ソナタホ短調BWV1034
(4)C.P.E.バッハ:フルートと通奏低音のためのソナタニ長調Wq.131/H561
(5)モーツァルト:フルート四重奏曲ニ長調K.285
(6)シューベルト:序奏と「しおれた花」による変奏曲
(1)(2)(3)(4)(5)(6)バルトルト・クイケン(フラウト・トラヴェルソ)
(2)ヴィーラント・クイケン(Gamb)ロベルト・コーネン(Cemb)
(3)エーヴァルト・デメイエル(Cemb) 
(4)エーヴァルト・デメイエル(フォルテピアノ)
(5)シギスヴァルト・クイケン(Vn)ルシー・ファン・ダール(Va)
ヴィーラント・クイケン(Vc))
(6)ルーク・デヴォス(フォルテピアノ)
【使用楽器:(1)G.A.ロッテンブルク1740年製
(2)A.ヴィーマール1999年製(ブリュッセル)、オトテール1710年製 モデル
(3)ルドルフ・トゥッツ(インスブルック)、I.H.ロッテンブルク1730年製
(4)A.ヴィーマール 2005年製、A.グレンザー1750年製(ドレスデン)モデル
(5)ルドルフ・トゥッツ、A.グレンザー1780年製
(6)ヴィルヘルム・リーベル1830年製(ドレスデン)&ルドルフ・トゥッツ
1997年製】
古楽界で常に第一線で活躍しているクイケン三兄弟。末弟であるフラウト・ト
ラヴェルソの名手バルトルド・クイケンとACCENTレーベルの良き関係の中で生
み出された名録音の数々を1枚に収録。
B.クイケンだからこそ伝えられるフラウト・トラヴェルソの魅力が詰まった内
容です。



<audite>
AUD 10016 \1250
完全限定盤
(1)チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64
(2)シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
(3)[ボーナス・トラック]フリッチャイのスピーチ-
1957年1月24日ベルリン放送交響楽団創立10周年記念祝祭コンサートに際して
(2)アルフレッド・コルトー(P)
フェレンツ・フリッチャイ(指) (1)ベルリン放送交響楽団 (2)RIAS交響楽団
録音:(1)1957年(2)1951年ベルリン(ライヴ)
アウディーテが、驚きのお試し価格で毎年お届けするカタログつきCD。2008年
度版の内容に選ばれたタイトルは、昨年の大ベストセラーを記録したコルトー
&フリッチャイのシューマン・ライヴがはやくも登場です。
メロドラム盤以来のあまりにスリリングな内容で知られる大演奏は、評論家宇
野功芳氏がかねて大絶賛してきたもの。ドイチュラントラジオ・クルトゥーア
提供の正規音源使用により大幅に音質改善が施されたこともポイントとなりま
した。
カタログつきCDという性格のため、基本的に追加再プレスはありませんのでお
早めに。
(※AU.95498としてリリースされているものとディスクは同内容。ただし、レ
ギュラー盤のブックレットは付属しません)




<United Archives>
UAR 022 4枚組 \3250
[CD1]
(1)モーツァルト:交響曲第34番ハ長調 K.338(1940年3月18,19日)
(2)ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 op.67(1949年)
(3)シューベルト:交響曲ロ短調「未完成」(1945年1月3日)
[CD2]
(1)ベルリオーズ:ファウストの劫罰op.24(1936年5月8日)
(2)ベルリオーズ:イタリアのハロルドop.16(1944年11月28日)
(3)チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」(1936年12月28日)
[CD3]
(1)ブラームス:交響曲第4番ホ短調 op.98
(1938年11月30日、12月3日/39年11月8日)
(2)ブラームス:大学祝典序曲op.80(1947年4月2日)
(3)ワーグナー:さまよえるオランダ人-序曲(1947年4月4日)
(4)R.シュトラウス:ティル・オイゲンシュピーゲルの愉快ないたずらop.28
(1945年4月24日)
[CD4]
(1)リスト:メフィスト・ワルツ(1936年5月8日)
(2)ラフマニノフ:交響詩「死の島」(1945年4月23日)
(3)ラフマニノフ:ヴォカリーズ(1945年4月24日)
(4)シベリウス:交響曲第2番ニ長調op.43(1950年11月29日)
ウィリアム・プリムローズ(Va)、
セルゲイ・クーセヴィツキー(指)
ボストン交響楽団
ロシア出身で、25年にわたってボストン交響楽団に君臨したクーセヴィツキー。
彼は同時代の指揮者のなかでは録音に積極的で、かなりの数が残されています。
ここでは1936年から50年までのボストン交響楽団との名演が第1弾として4枚に
まとまって登場。クーセヴィツキーはやはりロシアの指揮者、ゴージャスなサ
ウンド、速目のテンポ、グヮ--という迫力と熱気が明瞭です。音質も改善され
鮮明になり、彼の芸風をしっかり味わえます。特にチャイコフスキーとラフマ
ニノフは絶品と申せましょう。




<audite>
AU 92560(SACD-Hybrid) \2580
「キリストは死の絆につきたまえり」
J.S.バッハ:
コラール「キリストは死の絆につきたまえり」によるファンタジアBWV695、
トリオ・ソナタ第5番ハ長調BWV529、トッカータとフーガ ヘ長調BWV540
ブクステフーデ:前奏曲ハ長調BuxWV138
シャイデマン:「キリストは死の絆につきたまえり」
ヴェックマン:第1旋法による5声のプレアンブルム
トゥンダー:「キリストは死の絆につきたまえり」
ゲオルク・ベーム:「キリストは死の絆につきたまえり」
ブルーンス:前奏曲ト長調
ヨハンネス・シュトロープル
(Org;スイス,アールガウ州ムーリ,修道院所属教会の大オルガン使用)
録音:2006年10月16-18日スイス,アールガウ州ムーリ,修道院所属教会
続唱「ヴィクティメ・パスカリ(過ぎ越しの犠牲をたたえよう)」からドイツ語
の宗教歌「主はよみがえり給う」へ、そしてルターのコラール「キリストは死
の絆につきたまえり」へと受け継がれた旋律を用いている、北ドイツ楽派のオ
ルガン作品を集めた録音。北ドイツ楽派の中でも、師弟関係(シャイデマンと
ヴェックマン、ブクステフーデとブルーンス)や姻戚関係(ブクステフーデが
トゥンダーの娘と結婚)など、お互いに深い関わりがある作曲家が選ばれてい
ます。
それらの曲の間に前奏曲を挟んで、ムーリにある修道院所属教会の大オルガン
を用いたシュトロープルの演奏は、この楽派に特徴的な荘厳な響きを余すこと
なく伝えてくれます。

AU 92546(SACD-Hybrid) \2580
シューベルト:
(1)ピアノ・ソナタ第17番ニ長調Op.53 D 850 (2)3つの小品D 946
セルゲイ・クドリャコフ(P)
録音:2007年10月10-12日ベルリン-ダーレム、イエス・キリスト教会
古典派とロマン派、さらに前衛的な性格を併せ持つシューベルトのピアノ曲を、
ロシアの注目株クドリャコフが弾いた一枚。かつて日本のレーベルからアレン
スキーのアルバムをリリースしたこともあるクドリャコフは1978年モスクワ生
まれ。グネーシン音楽学校、さらにモスクワ音楽院では日本にも門下の多い名
教授ミハイル・ヴォスケレンスキーのマスタークラスを受講、現在は助手を務
めています。国際的なコンクールでの入賞歴も豊富で、2006年にはチューリヒ
のゲザ・アンダ・コンクールで第1位、同時にモーツァルト賞も受賞しています。
かれの才能に惚れ込んで当アルバムはそのグラティアン・アンダ基金のほか、
アリス・ロズナー財団、ベルリンのスタインウェイのサポートを得ています。




<ALIA VOX>
AV 9857 \2280
AVSA 9857(SACD-Hybrid) \2750
「エスタンピーとダンス・レアル/王の写本 (c1270-1320):
パリ国立図書館所蔵fr844」
1 舞曲(1)、
2 エスタンピー(・ロワイヤル)第1番、
3 ラインバウト・デ・ヴァケイラス(c1150-1207)作「カレンダ・マイア」による
古いエスタンピー、
4 エスタンピー(・ロワイヤル)第2番、
5 エスタンピー(・ロワイヤル)第3番、
6 ギラウト・デ・ボルネイユ(1175-1220)作「悲しみゆえに耐えることができな
い」によるシャンソン、
7 エスタンピー(・ロワイヤル)第4番、
8 エスタンピー(・レアル)第5番、
9 ラインバウト・デ・ヴァケイラス作「私は冬もまた好めず」による古いエス
タンピー、
10 舞曲(2)、
11 エスタンピー(・レアル)第6番、
12 エスタンピー(・レアル)第7番、
13 マルカブリュ(1100-1150?) 作「平安あれ、主の御名のもとに」によるプラ
ンクトゥス、
14 エスタンピー(・レアル)第8番、
15 ダンス・レアル
ジョルディ・サヴァール(指、ヴィエール、弓奏リラ、レバブ)、
エスペリオンXXI
録音:2007年8月29日-9月2日サンテス・クレウス修道院(カタルーニャ州タラ
ゴナ県)
パリ国立図書館所蔵の「王の写本」の中にある器楽用エスタンピーの例は、こ
の曲種の最古の史料で、14世紀初頭の記録と推定されています。この録音では、
この写本にある8曲のエスタンピーとダンス3曲に加え、トルバドゥールが用い
た旋律による4曲によってアルバムを構成しています。トルバドゥールは、一部
の作品にエスタンピーの旋律を用いており、特に、カレンダ・マイアは、その
「解題」で言及されていることで知られています。
録音が行われたサンテス・クレウス(聖十字架の意)修道院は、12世紀、当時イ
スラム教徒から領地を回復したバルセロナ伯爵が建てたシトー会修道院で、世
界遺産でもあり、聖杯伝説やテンプル騎士団とも縁の深い場所です。




<BONGIOVANNI>
AB 20006(DVD-Video) \4950
字幕:伊英日 日本語字幕付き
モーツァルト:「アルバのアスカーニオ」
マリアンナ・ピッツォラート(Ms アスカーニョ)
チンツィア・フォルテ(S シルヴィア)
エリーザベト・ノルベルイ・シュルツ(S ヴェーネレ)
デジレ・ランカトーレ(S ファウノ)
ベルンハルト・ベルヒトルト(T アチェステ)
オッターヴィオ・ダントーネ(指)ボローニャ市立歌劇場管弦楽団,合唱団
演出:ミハウ・ズナニェツキ
収録:2005年12月16,18,20日,ボローニャ歌劇場
モーツァルト15歳の時のイタリアオペラ「アルバのアスカーニョ」です。
2005年のボローニャ歌劇場での上演を収録したもの。バロック音楽でおなじみ
のオッターヴィオ・ダントーネが指揮に当たり、ピリオド・アプローチのキビ
キビしたモーツァルトを聞かせてくれます。タイトルロールのアスカーニョに
は、ロッシーニ・メッゾの新星、マリアンナ・ピッツォラート。アスカーニョ
が愛するシルヴィアには、チンツィア・フォルテ。女神ヴェーネレにはエリー
ザベト・ノルベルイ・シュルツ。そして脇役のファウノにデジレ・ランカトー
レという、非常に豪華なキャストです。ミハウ・ズナニェツキは、ポーランド
出身の演出家。18世紀風の衣装に、青い光を活用した幻想的な舞台が美しいも
の。うれしい日本語字幕付き。

AB 20007(DVD-Video) \4950
字幕:仏伊英日 日本語字幕付き
マスネ:「ドン・キショット」
ジャコモ・プレスティア(Bs ドン・キショット)
アレッサンドロ・コルベッリ(Bs サンチョ)
ラウラ・ポルヴェレッリ(Ms ドゥルシネ)
マリー・ドゥヴェレロー(S ペドロ)
トゥッリア・マンチネッリ(S ガルシアス)
チェーザレ・ルータ(T ロドリゲス)
ジャンルカ・ソレンティーノ(T ファン) ほか
ドワイト・ベネット(指)
トリエステ・ジュゼッペ・ヴェルディ歌劇場管弦楽団,合唱団
演出:フェデリーコ・ティエッツィ
収録:2006年2月
マスネ後期の傑作「ドン・キショット」のDVDです。2006年2月に、トリエステ
のジュゼッペ・ヴェルディ歌劇場で上演されたライヴ映像。ドン・キショット
役は、今イタリア人バスでも最も人気の高い一人、ジャコモ・プレスティア。
1991年デビューという若さだというのに、ドン・キショットが驚くばかりのハ
マリ役。朗々とした声と堂々とした存在感で、すでに貫禄が漂うほど。そして
サンチョには、イタリアのバッソブッフォの至宝、アレッサンドロ・コルベッ
リ。さらにドゥルシネにはラウラ・ポルヴェレッリと、最上級のキャスト。ド
ワイト・ベネットは1945年、カナダ、オンタリオ州ピーターバラ生まれの指揮
者。フェデリーコ・ティエッツィの演出は、舞台役者たちの物語にし、老俳優
が現実と虚構が入り混じってドン・キショッテになりきり、ドゥルシネ役の女
優に恋してしまう、というようなもの。良く考えられた演出です。装置や衣装
もモダンでおしゃれ。これぞ21世紀の「ドン・キショット」です。

GB 5150 \2180
クレメンティ:
ピアノ・ソナタ ニ長調 Op.26-3
ピアノ・ソナタ 変ト長調 Op.47-2
ピアノ・ソナタ ト長調 Op.25-2
ピアノ・ソナタ イ長調 Op36-1
ピアノ・ソナタ ト長調 Op.39-2
ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Op.12-4
レオーネ・マジエラ(P)
録音:2007年6月23-25日,ボローニャ
レオーネ・マジエラと言えば、パヴァロッティを始め、数々の大歌手の伴奏を
務めた名伴奏ピアニスト。この分野では高い名声を築いた人ですが、ソロ活動
は極めて稀。そのマジエラが、クレメンティのソナタを録音。これがとても生
き生きした演奏でビックリ。モーツァルトにやっかみで酷評されたせいで、長
年「凡庸」とみなされてきたクレメンティですが、やはり腕のある人の手にか
かると違います。クレメンティのピアノ・ソナタ演奏の規範を示したといって
もいい名演です。

GB 2430 \2180
ペロージ:
イン・パトリス・メモリアム
レクイエム
エミーリア・ベルトンチェッロ(S)
アルトゥーロ・サッケッティ(指)
ミラノ・ヌオーヴァ・カメリスカ交響楽団,
ジェノヴァ・イ・ポリフォニチ合唱団(イン・パトリス・メモリアム)
イ・ヴィルトゥオージ・イタリアーニ,
アヴィオ・ポリフォニコ・カステルバルコ合唱団(レクイエム)
録音:2001,2003年
BONGIOVANNIのペロージ・シリーズの新刊。イン・パトリス・メモリアム(父の
思い出に)は、1909-10年の作曲。父の死を悼むオラトリオです。レクイエムは、
1897年5月に亡くなった教え子の少年合唱団員の死を悼み、僅か一週間で作曲、
初演された曲。男声合唱による渋く、そして心優しいレクイエムです。




<CASCAVELLE>
VEL 3101 \2080
(1)リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
(2)同:バラード第2番 ロ短調
(3)同:調性のないバガテル
(4)ワーグナー / リスト編:イゾルデの愛の死
(5)リスト:メフィスト・ワルツ第1番
ネルソン・ゲルネル(P)
録音:2007年4月ワルシャワ、ポーランド放送局ヴィトルド・ルトスワフスキ・
スタジオ
ことし5月の別府アルゲリッチ音楽祭にも出演が決まっているゲルネルは、アル
ゲリッチが絶賛して一躍その名を知られるところとなったヴィルトゥオーゾ・
ピアニスト(1969年アルゼンチン生まれ)。つい先ごろロック・バンド「ディー
プ・パープル」のキーボード、ジョン・ロード作品を集めた異色のアルバムを
発表して、驚異的な腕前を披露していたのはまだ記憶に新しいところです。さ
て、ホームグラウンドに戻っての最新アルバムは、超絶技巧練習曲集(99年 /
VEL.3029)以来となる、クラシックのヴィルトゥオーゾといえばこのひと、リ
ストのピアノ曲集。メフィスト・ワルツなど超絶技巧を絵に描いたような難曲
から、いっぽうでただ指が廻るだけではどうにもならないソナタの長丁場も、
甘美な面や宗教的沈潜といった複雑な要素をみごとにまとめあげています。




<naive>
V 5130 \3580 価格変更※新価格 \2700
★120ページ豪華フルカラーブックレット付き
ビゼー:
「アルルの女」組曲,
「カルメン」前奏曲と間奏曲
マルク・ミンコフスキ(指)
レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル,リヨン歌劇場合唱団
録音:2007年
ミンコフスキがnaiveに移籍!デビューCDは、ビゼーの「アルルの女」と「カ
ルメン」!ミンコフスキは近年「カルメン」を積極的に取り上げて大好評を得
ていました。このビゼーの二大傑作の録音も大名演!「アルルの女」は、通常
演奏される第1組曲(4曲),第2組曲(4曲)に加え、合唱曲を伴なった音楽などを
7曲を両組曲の間に置き、劇附随音楽の主要な音楽をあらかた網羅しています。
有名なファランドールの熱狂はさすがミンコフスキ!「カルメン」は、前奏曲
と、間奏曲3つを収録。2008年のミンコフスキはますますの飛躍間違いなし!
今後naiveでの活躍にご期待ください!

V 5116(DVD-Video) \3580
accentus transcriptions
アクサントゥス-トランスクリプション集
【第1部】
(1)「恋人の青い眼」-マーラー:『さすらう若人の歌』より第4曲
(2)「魅惑の笛」-ラヴェル:歌曲集『シェエラザード』より
(3)マーラー:
「いかなるドイツの空も」〔原曲:交響曲第5番第4楽章アダージェット〕
(ジェラール・ペソン編1958年)
(4)「つれない人」-ラヴェル:歌曲集『シェエラザード』より
(5)「温室にて」-ワーグナー:『ヴェーゼンドンク歌曲集』より第3曲
(6)「葬送の歌」-シューベルト:『死と乙女』
(7)「夜と夢」-シューベルト:『夜と夢』D 827
(8)バーバー:
「アニュス・デイ」〔弦楽のためのアダージョOp.11を作曲者本人が編曲〕
【第2部】
(1)「冬」-ヴィヴァルディ:『四季』より「冬」
(2)ドビュッシー:「夕べの鐘」(クリュトゥス・ゴットヴァルト編)
(3)「妖精の園」-ラヴェル:『ラ・メール・ロワ』より第5曲
(4)「眠りの森の美女のパヴァーヌ」-ラヴェル:
『マ・メール・ロワ』より第1曲
(5)「死の大地」-プロコフィエフ:『アレクサンドル・ネフスキー』より
(6)「別離と忌避」-マーラー:『若き日の歌』第12曲
(7)「雪の上の足跡」-ドビュッシー:『前奏曲集』第1集より第6曲
(8)「私はこの世に捨てられて」-マーラー:
リュッケルトの詩による歌曲集より
(9)「ラクリモーサ」-ショパン:練習曲変ホ短調op.10-6
ロランス・エキルベイ(指)アクサントゥス
録音:2001年&2006年
2007年のラ・フォル・ジュルネ音楽祭で来日し、その端正な指揮姿で聴衆を魅
了したロランス・エキルベイ率いる、名人ヴォーカル集団アクサントゥス。
「トランスクリプションズ」(V 4947、V 5048)は、ヨーロッパを中心に大ブレ
イクしたタイトル。クラシックの名曲を合唱用に編曲し、様々な詩人が詩をつ
けたものですが、その独特のいやしの世界と声の重なりの魅力に誰もがとりこ
になりました。2枚リリースされている「トランスクリプション集」から選り
すぐりの作品たちを、アンディ・ゾマー監督の美しい映像で目でも耳でもたの
しんでしまえるのがこのDVD。幻想的な風景、演奏シーンがうまくコラージュ
されており、見ていて心が浄化されてゆき、日常のいやなことが身体から抜け
出て、昇華してゆくのを感じます。




<Bel Air>
BAC 032(DVD-Video) \4950
プルースト-失われたときを求めて【バレエ】
振付:ローラン・プティ
コーエン・ケッセルス(指)パリ・オペラ座管弦楽団
アルベルティン:エレオノーラ・アッバニャート
若き日のプルースト:エルヴェ・モロー、
シャルリュス男爵:マニュエル・レグリ
サン・ルー:マチュー・ガニオ、
ヴェルデュラン夫人:ステファニー・ロンベール
収録:2007年3月/パリ・オペラ座(ガルニエ)/ライヴ収録
今年の5月に来日も決定している、今もっとも熱いバレエ、パリ・オペラ座。
これは、プルーストの「失われた時を求めて」のいくつかのシーンをバレエに
したてたもの。音楽も、物語や時代背景と縁のあるものが選ばれています。
今をときめくダンサー達が勢ぞろいしている舞台。小説の中では、パリの社交
界における淫らな男女関係のことも書かれていますが、バレエの中にもどきど
きしてしまう官能の世界が広がっています。男性3名と女性1名の4人によって
踊られる「知られざる世界との出会い」では、女性が上半身裸身で登場。舞台
のバックスクリーン全体が白く明るくなっているので、ほとんどシルエット
しか見えませんが、ドビュッシーのハープと弦楽のための舞曲の音楽と共に、
ミステリアスな中に官能の世界が広がっています。また、特筆すべきはマチュ
ー・ガニオの妖しい美しさでしょうか。彼は、小説中に登場するサン・ルー役
で登場しています。サン・ルーは非常に好ましい性格の青年で、男性の勇気と
美しさの象徴のような存在ですが、結婚していながら同性愛の傾向もある人物。
「背徳」の恋に迷いながらも溺れてゆくさまを、アクロバティックな動きもし
ながら、フォーレの「エレジー」のメロディーとともにマチューは見事に演じ
ています。社交界の華やかなシーンや、社交界の美しい女性たちによる華麗な
群舞なども多く見られ、非常に見ごたえのある一大物語です。





<HUNGAROTON>
HCD 32542 \2080
ラースロー・ライタ(1892-1963):弦楽四重奏曲全集Vol.1
(1)第1番[二重フーガとロンド]Op.5(1923)
(2)第3番Op.11(1929)
(3)第4番Op.12(1930)
アウアー四重奏団
ヴィルモシュ・オラー、ガーボル・ベラーン(Vn)
チャバ・ガールフィ(Va)
アーコシュ・タカーチュ(Vc)
録音:2007年11月15-20日ハンガリー、フンガロトン・スタジオ

HCD 32543 \2080
ラースロー・ライタ(1892-1963):弦楽四重奏曲全集Vol.2
(1)第5番Op.20(1934)[弦楽四重奏のための5つのエチュード]
(2)第7番Op.49(1950)
(3)第9番Op.57(1953)
アウアー四重奏団
ヴィルモシュ・オラー、ガーボル・ベラーン(Vn)
チャバ・ガールフィ(Va)
アーコシュ・タカーチュ(Vc)
録音:2007年ハンガリー、フンガロトン・スタジオ
20世紀前半のハンガリーにおけるずば抜けた作曲家、民俗音楽学者、教師のひ
とりと考えられているライタ(1892-1963)。バルトークの親密な仲間で、ハンガ
リー音楽の研究に多大な影響を及ぼしました。総数69の作品は映画音楽にいた
るまで全ジャンルにおよび、パリでダンディに師事した経験もあり、作風はみ
ずから公言するようにフランス印象派に、また同様にハンガリーや東欧の民俗
音楽にも通じたもの。
このたび全集シリーズとして2枚同時リリースとなる弦楽四重奏は、創作活動を
通じてひんぱんに書かれ、1953年の作品58まで全部で10曲を数えます。時期も
ほとんど重なることからバルトークの弦楽四重奏に大いにインスパイアされて
書かれ、ハンガリー内外のアンサンブルによって演奏されてきました。ちなみ
に1920年代にライタはまたアメリカのロート、自国ではヴェーグ、タートライ
といったカルテットを指導しています。
ライタの国際的名声を得るきっかけをつくった弦楽四重奏第3番。アメリカン・
エリザベス・スプラーグ=クーリッジ財団から賞金を授与され、欧米の多くの
都市で初演されています。このほか息子のアベル夫婦に捧げられた第9番では、
フィナーレにトランシルヴァニアの舞曲による主題が聞こえるなど、じつに多
彩。バルトークが書いた不滅の6曲に次ぐ充実の内容となっています。演奏を
手がけるアウアー四重奏団は1990年リスト音楽院の学生たちによって結成され
たアンサンブルで、幾多のコンクール入賞歴のほかすでに録音も多数。

HCD 32462 \2080
エマヌエル・モール(1863-1931):チェロ・ソナタ集
第1番ハ短調Op.22 / 第2番イ短調Op.53 / 第3番イ短調Op.76
ペーテル・サボー(Vc)
アドリエンネ・クラウス(P)
録音:2007年1月29日-2月2日ハンガリー、フンガロトン・スタジオ
いまではほとんど忘れるにまかせたままのモールは、ハンガリーに生まれたピ
アニスト、オルガニストで作曲家。自身の名前を冠した楽器のデザインも考案
しています。ちなみに、かのリリー・レーマンが欧米で演奏旅行する際に、伴
奏者、ピアニスト、指揮者として同行したのがかれ。作曲家としては8つの交響
曲、3つのピアノ協奏曲、4つのヴァイオリン協奏曲のほかオペラもいくつか書
くほど、かなりの多作家でもありました。
彼はまたカザルスのお気に入りで、才能を高く買っていた師をはじめ、クライ
スラー、イザイ、フレッシュらからも作曲を依頼されています。その‘カザル
スの楽器’のために書かれたソナタは、急-緩-急の3楽章形式、ロマン派の様
式、ピアノ・パートに比重を置くところが共通していて、すべて世界初録音。
名手アルフレート・ピアッティに捧げられた第1番は、アダージョがブラーム
スの間奏曲のねっとりした世界観を思わせるもの。これも名手ルートヴィヒ・
ルベルに献呈された第2番は、作品番号がかぶる、未出版の同じ調性による交
響曲と主題、着想が同じだと考えられています。正式には“ピアノとチェロの
ためのソナタ”というタイトルをもち、ピアノが主役となっている第3番は、
カザルスの一番弟子でマネージャーとなる、チャールズ・キースゲンに捧げら
れています。リスト音楽院でクルターグ、ラドシュに同じく師事したデュオに
よる息の合った演奏でどうぞ。



<harmonia mundi>
HMU 807463 \2500
「天上のハーモニー」
トマス・タリス:大司教パーカーのための9つの詩編歌
ウィリアム・バード:モテット、ペンテコステのためのミサ曲
スティレ・アンティコ
録音:2007年5月(All Hallows教会/ロンドン)
「終祷のための音楽」(HMU 807419/ 907419)でデビュー、美しいハーモニーで
私たちの心を浄化した古楽のヴォーカルアンサンブル、スティレ・アンティコ
の第2弾は、タリスほかのミサ曲。教会の素晴らしい音響空間の中で、タリス
やバードの美しい多声音楽が鳴り響くさまは感動的です。タリスの「大司教パ
ーカーのための9つの詩編歌」は、プロテスタントの音楽美学の結晶のような
作品で、禁欲的で、何よりも聖書の言葉がくっきりと響くことが重視されてい
ます。一方、カトリックのバードの作品は、強い表現力で、言葉のもつ感情に
訴える要素を極限まで表現しつくしています。ここに収められている作品は比
較的小規模の合唱グループを想定して書かれており、テーブルを囲んで、また、
個人所有のチャペルなどで演奏されることが多かったようです。スティレ・ア
ンティコは、曲によって編成を変えながら、ピュアで美しい歌を聴かせてくれ
ています。

HMA 195335 \1280
カルミナ・ブラーナ-12世紀のオリジナル手稿譜による
ルネ・クレマンシック(指)
クレマンシック・コンソート
録音:1974年2月
0712世紀のカルミナ・ブラーナの手稿譜をルネ・クレマンシックが丹念に調査
・精査してセレクトされた曲集。激しい調子で時代を非難する歌のほかにも、
カルミナ・ブラーナには、優雅な愛の歌、春の歌、内面的な感情を歌った歌、
そして淫らな歌・・・実に様々な内容のものがあります。旋律にも、グレゴリ
オ聖歌、トルヴェールやミンネゼンガーの歌の影響がみられます。様々な趣味
のものが収められた興味深々の1枚です。

HMA 1951402 \1280
ボッケリーニ:2つのヴィオラのための五重奏曲集
(1)五重奏曲ハ長調Op.60-1 G.391
(2)五重奏曲ハ長調Op.62-1 G.397
(3)五重奏曲ト長調Op.60-5 G.395
アンサンブル415
〔ヴァイオリン:キアラ・バンキーニ、エンリコ・ガッティ、ヴィオラ:エミ
リオ・モレンツォ、ヴィム・テン・ハーヴェ、チェロ:ケーティ・ゲール〕
録音:1993年
ここに収録された五重奏曲は、1801年頃の作品で、ボッケリーニがもっともあ
ぶらの乗った時期の作品であり、同時に、持病と家庭内のいざこざで疲弊し、
さらにパトロンを失って最も困窮をきわめたという、彼にとって非常に困難な
時期のものでもあります。いくばくかの感傷があるかもしれませんが、新鮮で
澄み切ったスペイン趣味はまったく損なわれていません。作品60と62は、まさ
に古典派の純粋な結晶のような存在として音楽史上燦然と輝いています。アン
サンブル415のメンバーによる、新鮮でうるおいをたたえた音色も魅力。

HMA 1951738 \1280
アントワーヌ・ブリュメル(1460頃-1515):
12声のミサ曲「見よ、大地が多く揺れ動き」
ドミニク・ヴィス(指)
クレマン・ジャヌカン・アンサンブル
レ・サックブーティエ
録音:2002年
ブリュメルは、今日ではあまり知られていませんが、彼が生きた16世紀に非常
に高く評価された作曲家でした。彼は、音楽のスタイルが根底から変化する時
期に活躍しました。その変化とは、旋律線中心の音楽が和声的なものへと変わ
るというものであり、また、歌詞にあまり縛られることのなかった、抽象的で
メリスマを多用したポリフォニーが、歌詞の内容に注意を払い、言葉のリズム
に根差したシラビックな作曲法へと移行していくというものでした。特に彼の
中期以降の作品は、縦の響きが明確で、和声進行も予測できるものとなってい
ます。この作品は各3声部ずつのソプラノ、アルト、テノール、バスという12声
部編成で書かれており、ここでは各パート1名ずつ、12名で演奏しいています。
3声部でカノンを展開している周りを、他の声部が修飾してゆくという手の込ん
だ作品です。クレマン・ジャヌカンの面々の巧さが際立つ1枚です。器楽パート
を、古楽管楽器の名手たち「レ・サックブーティエ」が担当しているのも魅力
です。

HMA 1951543 \1280
マヌエル・カルドーゾ(1566-1650):
ミサ曲「主よ、われを憐れみ給え」
マニフィカト
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)
ヨーロッパ合唱団
ヘレヴェッヘの本領、バロック無伴奏合唱曲。マヌエル・カルドーゾ(1566-
1650)は、バロック時代のポルトガルの作曲家。パレストリーナ様式による宗教
合唱曲を数多く残しており、それらは世界で指折りの反映に浴していた当時の
ポルトガルの文化が反映された美しさに満ちています。ヘレヴェッヘの指揮は
いつもながらの柔軟でしなやかなうちに静かな感動を引き出しています。

HMA 1951350 \1280
レバノン地方のカトリック聖歌集
-クリスマス-受難-復活-
マリー・キーロウズ修道女
アンサンブル・デ・ラ・ペ
録音:1990年
079中近東の古代聖歌と関わりが深いことが感じられる旋法で書かれているマロ
ナイト(マロン)派の聖歌を中心とした、シリア教会の典礼音楽。

HMA 1951706 \1280
ロヴェッタ(1596-1668):ルイ14世の誕生のためのヴェネツィアの晩祷
コンラート・ユングヘーネル(指)
カントゥス・ケルン
録音:2000年6月
1638年、フランスの大使は、王位継承者の誕生を、世に高らかに知らしめ盛大
に祝うために、ヴェネツィアに「もっとも荘厳で、洗練された音楽を」と依頼
しました――このとき誕生した王こそ「太陽王」だったのです。ヴェネツィア
に当時ひしめいていた音楽家たちの中で、作曲者と楽団の指揮者として白羽の
矢がたったのが、ジョヴァンニ・ロヴェッタでした。ロヴェッタは、巨匠モン
テヴェルディの右腕として働き、間もなく彼の後継者となった人物。バロック
の協奏曲のもつ劇的表現の可能性を究極のかたちで提示することに成功してい
ます。

HMA 1951616 \1280
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」(1874)
ストラヴィンスキー:2台ピアノ版「春の祭典」*(作曲者自身による編曲版)
アンドレイ・ヴィエルー、ダン・グレゴール*(P)
録音:1996年9月
オーケストレーションの極限を追求したことで有名なロシアの2大傑作〈展覧会
の絵〉と〈春の祭典〉が、ピアノ版で登場。とは言っても、こちらが正真正銘
のオリジナル版。ルーマニア出身で「リパッティの再来」と称される名人アン
ドレイ・ヴィエルが個性的ピアニズムを聴かせてくれます。4手用の〈春の祭
典〉では同郷の大物ダン・グリゴーレが共演。オケにひけをとるどころか、オ
ケにはできない壮絶な世界を描いていて、満足度100%と申せましょう。

HMA 1951045 \1280
ジャン=ジョセフ・モンドンヴィル(1711-1772):
声またはヴァイオリン付きのクラヴサン曲集op.5
ウィリアム・クリスティ(Cemb)
ユディット・ネルソン(ソプラノ) スタンリー・リッチー(Vn)
1752年から1762年にかけて、コンセール・スピリチュエルの音楽監督を務めた
モンドンヴィルは、当時のパリにおける最重要作曲家の一人でした。規模の大
きな「グラン・モテ」の作曲と演奏で一躍当時の音楽会の話題をさらったこと
で知られますが、彼の重要な足跡は室内楽にあります。その一つが、ここに収
められている「声またはヴァイオリン付きのクラヴサン曲集」。題名が示すと
おり、奏者は、声かヴァイオリンのいずれかを選択できますが、一曲だけ声と
ヴァイオリンの両方が必要なものがあります。どの楽章も独創性に溢れたテク
スチュアで書かれており、後のモーツァルトやベートーヴェンが歩むこととな
るソナタ形式の礎となっているといわれています。

HMA 195201 \1280
ジョン・ブロウ(1649?-1708):
(1)結婚頌歌
(2)クロエは横たわるアミンタスを見つけた
(3)ヘンリー・パーセルの死を悼む頌歌
アルフレート・デラー(カウンターテナー、指揮)
フィリップ・トッド(テノール) モーリス・ブヴァン(バリトン)
デラー・コンソート、ストゥール音楽祭室内管弦楽団
録音:1970年
07ヘンリー・パーセル(1659頃-1695)の師としても名高いブロウの作品集。3曲
目の「ヘンリー・パーセルの詩を悼む頌歌」は、英国のジョン・ドライデンの
優れた詩に作曲されています。このドライドンは、パーセルとよく一緒に仕事
をしていたといいます。偉大な芸術家の思い出に捧げられたモニュメント的作
品です。

HMA 1955184 \1280
イザベル・モレッティ-ハープ・リサイタル
(1)C.P.E.バッハ:ソナタ ト長調 Wotq139
(2)デュセック:ハープのためのソナタ
(3)ヒンデミット:ハープのためのソナタ
(4)カセッラ:ハープのためのソナタop.68
(5)タイユフェール:ハープ・ソナタ
イザベル・モレッティ
録音:1986年
ハープのために書かれたオリジナル作品を収録。今なおハープ界の女王として
君臨しているモレッティによる演奏はいつ聴いても典雅かつ精確。豊かな音色
にうっとりしてしまいます。



<MIRARE>
完全限定生産・日本限定発売
MIR 073 \2180
シューベルト/レネゲイズ:
(1)3つの軍隊行進曲D733より
(2)楽興のときD.780より
(3)セレナードより
(4)即興曲より
(5)スケルツォD593より
(6)弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」D810より
(7)交響曲「未完成」より
(8)「魔王」D328
(9)アヴェ・マリアD839
レネゲイズ・スティール・バンド・オーケストラ
(2008年2月、ナントにおけるラ・フォル・ジュルネ音楽祭のライヴ録音)
今年のラ・フォル・ジュルネ音楽祭のテーマは「シューベルトとウィーン」。
室内楽から交響曲、歌曲、ピアノ作品集まで、シューベルトの魅力を骨の髄ま
で味わいつくそうという音楽祭ですが、ひときわ目を引くのが、スティール・
バンド・オーケストラによるシューベルト作品のコンサート。シューベルトと
スティール・バンド???という感じですが、これが聴いてびっくり、実にた
のしく愉快なものなのです。完全限定盤、在庫終了次第廃盤となります。

MIR 061 \2180 ※2008年5月までの期間限定特価 以降は通常価格 \2500
スクリャービン:
(1)ピアノ・ソナタ第4番 嬰ヘ長調 op.30
(2)2つの詩曲op.32
(3)ピアノ・ソナタ第5番 op.53
(4)2つの詩曲op.69
(5)ピアノ・ソナタ第8番op.66
(6)2つの詩曲op.71
(7)ピアノ・ソナタ第9番「黒ミサ」op.68
(8)詩曲「炎に向かって」op.72
アンドレイ・コロベイニコフ(Pf)
ポゴレリッチの代役を務めた新星、1986年生まれのアンドレイ・コロベイニコ
フによる待望のソロ・アルバム。彼は法律の学問も修めており、法律関係の本
を出版、さらにそれらは海外でも翻訳されているという頭脳派。彼の奏でるス
クリャービンは、熱いタッチでいながら、きわめて明晰で見通しのよい音楽と
なっています。「若き怪物」コロベイニコフの才能がヴェールを脱ぎます。




<ZIG-ZAG TERRITOIRES>
ZZT 080201 \2480
フェルナンド・ソル:12のセギディーリャス・ボレラス
グザヴィエ・ディアス=ラトール(G) ラベリントス・インジニオソス
録音:2007年11月13-16日(カタロニア)
ギター奏者のグザヴィエ・ディアス=ラトールと彼が率いるアンサンブル、ラ
ベリントス・インジニオソスによるスペイン音楽集のガスパル・サンスのギタ
ー作品(ZZT 061002)に続く第2弾。古典派ギターの第一人者フェルナンド・ソ
ルのギター伴奏による歌曲、セギディーリャス・ボレラスを収録しています。
セギディーリャスはスペインに広く伝わる舞曲の形式。辛らつな歌詞とスペイ
ンの伝統的な舞曲はヨーロッパのサロンに取り入れられ流行しました。このア
ルバムは主にギター曲で知られているソルの新たな一面を教えてくれます。
ソルはもちろんギター作品で高い評判を得ていましたが、このセギディーリャ
スも大変人気があった作品群。1976年にブライアン・ジェファリ氏の編成によ
り刊行されたギター伴奏による楽譜に基づいた演奏。次回のグザヴィエ・ディ
アス=ラトールのスペイン音楽シリーズはフランシスコ・ゲラウの作品を録音
予定。

ZZT 080302 \2480
サント=コロンブのトンボー-作曲家たちの肖像
サント=コロンブ:プレリュード/二つのヴィオールのための協奏曲第1番
マラン・マレ:
サント=コロンブ氏を悼むトンボー/リュリ氏を悼むトンボー/マリアンヌ
J.B.フォルクレ:ラボルド/ラモー/クレール/フォルクレ/クープラン
デニス・ゴーチェ:ゴーチェのトンボー、ラモー:ラモー/フォルクレ
マリアンヌ・ミュレ(指&Gamb) アンサンブル・スピラーレ
録音:2007年11月12-17日
このアルバムは17世紀フランスのヴィオールの名手サント=コロンブと同時代
のフランスの作曲家たちの肖像を描いた内容。17世紀から18世紀のフランスの
作曲家たちがトンボーを軸に同時代の作曲家や自身の思い出を作品に残してい
ます。マリアンヌ・ミュレ率いるアンサンブル・スピラーレは、このアルバム
を「響きの博物館」として偉大な作曲家たちの作品に敬意を評し、彼らたちへ
のトンボーとして大切に作られた1枚。

ZZT 080203 \2480
ピエール・ダニカン・フィリドール(1681-1731):
オーボエと通奏低音のための組曲【ニ短調/ト短調/ハ長調/ニ短調/ト短調】
アントワーヌ・トゥレンチーク(Ob) アルフレード・ベルナルディーニ(Ob)
ラッサンブレ・デ・オネスト・キュリュ
ピエール・ダニカン・フィリドールは17から18世紀に活躍したフランスの音楽
家一族フィリドール家の一員。一族の中ではフランソワ=アンドレ・ダニカン
・フィリドールが有名ですが、その大叔父ミシェル・ダニカン・フィリドール
はオーボエ奏者としても活躍しジャン・オトテールとショーム(オーボエの前
身)を元として楽器の改良を行った人物です。オーボエ奏者のアントワーヌ・
トゥレンチークは、オーボエの発展に大きく貢献したフィリドール家の一人
であるピエール・ダニカンの作品に光を当てるべく、このアルバムを発表し
ました。ピエール・ダニカンはオーボエ奏者、フルート奏者としても活躍し
ていましたが、宮廷の正式なポストがなかったためヴィオール奏者として在
籍していたこともあったとのこと。流麗ながらも悲哀を感じさせる美しい音
楽です。

<haenssler>
98 252 \2080
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集Vol.2
第25番ト長調KV.301(293a)/ 第30番ニ長調KV.306(300l)/
第32番ヘ長調KV.376(374d)/ 第42番イ長調KV.526
ドミトリ・シトコヴェツキー(Vn)
コンスタンチン・リフシッツ(P)
録音:2007年ハイデルベルク、トンスタジオ・ヴァン・ギースト /
ザントハウゼン、クララ・ヴィーク・オーディトリアム
名手シトコヴェツキーが弾くモーツァルトのシリーズ第2弾。ピアノが前回の
パッパーノから、来日公演でも注目度満点の才人リフシッツに交替しています。
「ヴァイオリンの伴奏によるピアノ・ソナタ」とよく云われるモーツァルトの
このジャンル。マンハイム・パリ旅行の折に書かれた7曲に属する第25番と第30
番では、それまでとはヴァイオリンの比重がすこしだけ大きくなり、さらにウィ
ーンで書かれた第32番ではヴァイオリンの役割がより強められ、ついに第42番
で両者が対等になるという具合に、ふたつの楽器のバランスには変化がみられ
ます。それでもいきいきと弾けるアレグロに、優美な緩徐楽章はすべてに共通
する魅力。アルバム1曲目の25番からピンと気持ちが張り、とくにリフシッツの
理知的なピアノが強烈な存在感をみせます。ソリストとして頭角を現す個性の
強いかれが、おとなしく伴奏に甘んじているはずもなく、繊細に旋律を紡いで
ゆこうとするヴァイオリンをときにリードし、さまざまな表情を引き出してた
いへんおもしろいことになっています。



<EURO ARTS>
20 55238(DVD-Video) \2900
字幕:独英仏語
オーボエ・ファンタジー
モーツァルト:オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K.370
ブリテン:幻想四重奏曲 Op.2
ホリガー:オーボエ・ソナタ
マルティヌー:テルミン、オーボエ、弦楽四重奏とピアノのための幻想曲
ボーナス・トラック:イントロダクション-ハインツ・ホリガーについて
ハインツ・ホリガー(Ob)
ケラー四重奏団【アンドラーシュ・ケラー(Vn) ヤーノシュ・ビルツ(Vn) 
ゾルターン・ガル(Va)ユディト・サボー(Vc)】
カロリーナ・エイク(テルミン) ロベルト・コリンスキー(P)
収録:2005年11月22日バーゼル音楽院(スイス)
現代最高のオーボエ奏者ハインツ・ホリガーの至芸を堪能できるDVD。1939年生
まれのホリガーはバリバリの現役奏者、また作曲家としてもその才能を発揮し、
数々の名作を生んでいます。このDVDは2005年にバーゼル音楽院で行われたプラ
イヴェート・コンサートを収録したもの。モーツァルト、ブリテン、ホリガー
自身のソロ作品、そしてマルティヌーの電子楽器テルミンを使用した作品など
興味深いプログラムです。マルティヌーの幻想曲は作曲者55歳の円熟期の作品。
テルミンの別世界にいざなう幽玄的な音、演奏する手の動きや姿に釘付けにな
ります。ホリガーのソナタは彼がオーボエを始めた17歳で作曲されました。ス
トイックなホリガーの芸風の片鱗をうかがえる1作。これらの個性的な楽曲を存
分に聴かせてくれる実力派のケラー四重奏団の切れ味鋭い演奏も見逃せません。




<Ondine>
ODE 1121 \2080
ユハ・ウーシタロ、ワーグナー・アルバム
リヒャルト・ワーグナー(1813-1883):
「さまよえるオランダ人」-序曲 オランダ人のモノローグ「期限は切れた」
「パルジファル」
-アンフォルタスの嘆き「いや、開けないでおけ」、第3幕「悲しや!悲しや!
この身の上!」
「タンホイザー」-夕星の歌「死の予感のようにノおお汝、優しい夕星よ」
「ジークフリート」-第3幕第1場「愚か者のお前の耳に叫ぼう」
「ヴァルキューレ」-ヴォータンの別れ「さようなら、勇ましく立派なわが子」
ユハ・ウーシタロ(B)
レイフ・セーゲルスタム(指)ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団
録音:2007年10月 フィンランディアホール(ヘルシンキ)
ドイツ語歌詞・英訳付き
フィンランドのバス・バリトン歌手、ユハ・ウーシタロ(1964-)。フルート奏者
としてフィンランド国立オペラをはじめとするオーケストラで演奏した後、
1997年、国立オペラの「ファルスタッフ」でタイトルロールを歌い、歌手デビュ
ーしました。同オペラの「さまよえるオランダ人」とウォルトンの「熊 」に出
演。バイエルン国立オペラの2002年・2003年のシーズン、「ラインの黄金」と
「神々の黄昏」を歌って国際的キャリアをスタートさせます。ミラノ・スカラ
座、サンフランシスコ・オペラと出演がつづき、ウィーン国立オペラで歌った
「ヴァルキューレ」は高く評価されました。同オペラがヴェルザー=メストの
指揮で上演する「指輪」への出演も決まり、2008年10月にはシュトラウスの
「サロメ」でヨカナーンを歌い、メトロポリタン・オペラにデビューする予定
です。日本では2007年新国立劇場で「さまよえるオランダ人」に登場、話題を
呼びました。ラシライネンが指揮したシベリウスの「クッレルヴォ」で悲劇の
主人公を歌ったウーシタロ。はじめてのソロアルバムではオランダ人、アン
フォルタス、ヴォルフラム、さすらい人、ヴォータンを歌います。声をひけら
かさず、巧みにコントロールした歌。オペラ経験の豊富なセーゲルスタムがヘ
ルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団を指揮して共演。美しい響きと、おお
らかな気分の音楽でウーシタロの歌を支えます。




<nited archives>
UAR 023 3枚組 \3250
モノラル
[CD 1]
(1)シェーンベルク:弦楽四重奏曲第1番ニ短調Op.7
(2) 同:弦楽四重奏曲第2番嬰ヘ短調Op.10
[CD 2]
(1)シェーンベルク:弦楽四重奏曲第3番Op.30
(2) 同:弦楽四重奏曲第4番Op.37
[CD 3]
(1)ベルク:抒情組曲
(2)ウェーベルン:弦楽四重奏のための5つの楽章Op.5
(3)ベルク:弦楽四重奏曲Op.3
※CD 1(2)ウタ・グラーフ(S)
ジュリアード四重奏団
[ロバート・マン,ロバート・コフ(Vn),ラファエル・ヒリアー(Va),
アーサー・ウィノグラード(Vc)]
録音:1950-1952年
現代最高峰のアンサンブルとして偉大な足跡を残し、メンバーの交替を経てい
まなお歩みを続けるジュリアード四重奏団は、1946年、当時ジュリアード音楽
院の院長であった作曲家ウィリアム・シューマンの提唱で、すべて同音楽院の
教授たちによって結成されました。
1949年に、このアンサンブルは晩年のシェーンベルクをロサンジェルスに訪問
して、弦楽四重奏曲のアプローチについて意見をたたかわせています。さらに
翌1950年には御前演奏も行っており、このときの模様をロバート・マンは次の
ように述懐しています。
「シェーンベルクの予想した以上に、私たちの解釈はワイルドでした。そして、
私たちが彼のために最初のカルテットを演奏すると、彼はそれが自分の予想も
していなかった解釈であると明かしました。わたしたちはショックを受けまし
たが、シェーンベルクは笑い出し、加えてこう云いました。『でも、そのよう
に演奏してください、それでいいのです!』」
それから間もなく、作曲者が歿した1951年から翌52年にかけて収録されたシェ
ーンベルクをふくむ、ジュリアード四重奏団による新ウィーン楽派の弦楽四重
奏曲集。作曲者から高い評価と厚い信頼を獲得したオリジナル・メンバーによ
る不滅の録音が、ユナイテッド・アーカイヴスより完全初CD化となります。完
璧をきわめた合奏精度、緻密で明快なアプローチ、そして多彩な表現は、以降、
現代モノにめっぽう強いとの呼び声を決定的なものにしたのも当然というべき
圧倒的な内容です。
初出時の衝撃がきわめつけの復刻によって鮮烈によみがえります。




<indesens>
INDE 006 \2450
(1)プーランク(1899-1963):
ホルン、トランペット、トロンボーンのためのソナタ
(2)デュティユー(1916-):
コラール、カデンツァとフーガ(トロンボーン、ピアノ)
(3)マルク・デルマー(1885-1931):Ballade f仔rique(ホルン、ピアノ)
(4)ピエリック・ウーディー(1928-):
ディヴェルティメント(トランペット、ホルン、ピアノ)
(5)アンドレ・チペリッチ(1962-):
ヘトロクライト組曲【世界初録音】(トランペット、ピアノ)
(6)ピエール・ガベイ(1930-):
リクリエーション(トランペット、ホルン、トロンボーン、ピアノ)
フレデリク・メラルディ(トランペット)、フランソワ・オーヴァル(ホルン)、
ギョーム・コテ=ドゥムリン(トロンボーン)、ミクロス・シェーン(ピアノ)
パリ管といえば管楽器がうまいことでも知られていますが、ここに集結したの
はパリ管の首席奏者ばかり。一曲目のプーランクからいきなり衝撃。プーラン
ク作品でパリ管メンバーといえば、RCAからリリースのある、かの名盤なくして
は語れませんが、ここではホルン奏者にフランソワ・オーヴァルを迎え、さら
にパワーアップ。丁々発止のアンサンブルで、実にあざやかなプーランクです。
新進気鋭の作曲家たちによる新作も収録されており、新たなレパートリーまで
をも提示した、なんとも豪華な内容となっています。

INDE 005 \2450
OR NOTES BRASS
(1)ミシェル・ブデ:ミーチャの太陽
(2)ジャン・バッハ:ラウデ
(3)マルセル・ランドフスキ:白と炎
(4)エドワルド・グレグソン:管楽器のための五重奏曲
(5)ショスタコーヴィチ:
ジャズ組曲第1番-ワルツ、ポルカ、フォックストロット
オア・ノーツ金管五重奏団
【トランペット:ジュリアン・レール、アンソニー・シェヴィヨン, トロン
ボーン:エティンヌ・ラマテル, ホルン:ピエール・ルモンディエール, 
テューバ:シルヴァン・ティロウ】

INDE 007 \2450
ロッシーニ/オペラ座のトランペット吹き
「泥棒かささぎ」、「ウィリアム・テル」、「タンクレーディ」、
「オテッロ」、「アルジェのイタリア女」、「チェネレントラ」、
「ブルスキーノ氏」、「絹のはしご」よりアリア集
エリック・オービエ(tp)
アマウリ・ドゥ・クローセル(指)
ルーマニア放送フィルハーモニー管弦楽団
抜群のテクニックで常に我々を魅了するトランペット奏者、エリック・オービ
エ。今回のアルバムは、ロッシーニの名オペラの中から選りすぐりのアリアを
お届けします。




<Disc Auvers>
FAE 005 \1780
「パトリシア・プティボン」
ストラデッラ(1639-82):
「洗礼者ヨハネ」より‘Vaghe ninse del giordano’,
‘Queste lagrime e sospiri’,‘Su, su, su coronatemi per la vittoria’
ヴィヴァルディ:モテット「正しい怒りの激しさに」 RV626
A.スカルラッティ:シンフォニア第2番 ニ短調
ラモー:
「優雅なインド」より‘愛の神よ、運命の厳しさを感ずるとき’、
「プラテー」よりフォリーのアリア
パーセル:「ディドーとエネアス」よりシャコンヌ
ヘンデル:
「ジューリオ・チェーザレ(ジュリアス・シーザー)」より‘もしあなたが私に
憐れみを感じてくださるなら’、「アリオダンテ」より‘Neghittosi or voi’
パトリシア・プティボン(ソプラノ)
パトリック・コーエン=アクニーヌ(指)
レ・フォリー・フランソワーズ
録音:1998年6月(ライヴ)
フランスが生んだおそるべきソプラノ、パトリシア・プティボンの貴重なライ
ヴ音源の登場。パトリシア・プティボンは、フランスのモンタルジー生まれ。
音楽学で学士号を取得した後にパリ高等音楽院で声楽の勉強を開始しました。
1995年に一等賞で卒業。ウィリアム・クリスティにその才能を見出され、エク
サンプロヴァンス音楽祭、バスティーユ・オペラ座、ミラノ・スカラ座などで
共演を重ねています。この録音は、1998年、デビューして早い段階で出演した
オーヴェル・シュル・オワーズ音楽祭のライヴ録音。お得意のバロックものを
中心としたプログラムで、彼女の巧さと、機転の利いた歌いまわし、もちろん
その美声が存分に味わえる1枚となっています。4月上旬から日本でも来日公演
が予定されています。麗しい舞台姿とその歌声で、私たちを魅了してくれるこ
とでしょう。




<DYNAMIC>
DYNDVD 33564(DVD-Video) \3780
字幕:伊英独仏西
プッチーニ:「ボエーム」
ノルマ・ファンティーニ(S ミミ)
マッシミリアーノ・ピサピア(T ロドルフォ)
ガブリエーレ・ヴィヴィアーニ(Br マルチェッロ)
ドナータ・ダヌンツィオ・ロンバルディ(S ムゼッタ)
マッシミリアーノ・ヴァッレッジ(Br ショナール)
アンドレア・パトゥチェッリ(Bs コッリーネ)
フランコ・ボスコロ(Bs ベノワ,アルチンドロ)
リッカルド・デル・ピッキア(T パルピニョール)
ステュワート・ロバートソン(指)プッチーニ音楽祭管弦楽団,合唱団
演出:マウリツィオ・スカパロ
装置,衣装:ジャン=ミシェル・フォロン
収録:2007年8月,トッレ・デル・ラーゴ
近年注目度が高まっている、ヴィアレッジョのトッレ・デル・ラーゴのプッチ
ーニ音楽祭のライヴ映像が登場です。ヒロインのミミを歌うは、2008年3月新
国立劇場の「アイーダ」のタイトルロール、ノルマ・ファンティーニ。日本で
も人気の高い彼女のミミは大歓迎されることでしょう。ロドルフォ役には、今
大注目のトリノ出身の若いテノール、マッシミリアーノ・ピサピア。2009年1月
に新国立劇場での「蝶々夫人」に出演予定。さらに、サントリーホールのホー
ルオペラでおなじみのガブリエーレ・ヴィヴィアーニがマルチェッロ、美人ソ
プラノ、ドナータ・ダヌンツィオ・ロンバルディがムゼッタと、かなり充実し
たキャストです。指揮のステュワート・ロバートソンは、スコットランド出身
の指揮者で、現在フロリダ・グランド・オペラの首席指揮者。マウリツィオ・
スカパッロの演出はとてもカラフルでお洒落。装置と衣装は、2005年10月に亡
くなったベルギーのジャン=ミシェル・フォロン。パレットを模した舞台に、
背景にスクリーンを活用したりと、野外劇場の大舞台で映えています。数多い
「ボエーム」の映像の中でも、非常に見応えのあるものです。

CDS 574 \1980
マスカーニ:「アミーカ」
アンナ・マラヴァージ(S アミーカ)
ダヴィド・ソトジュ(T ジョルジョ)
ピエルルイジ・ディレンジーテ(Br リナルド)
マルチェッロ・ロジエッロ(Bs カモワーヌ)
フランチェスカ・デ・ジョルジ(Ms マグデローヌ)
マンリオ・ベンツィ(指)イタリア国際管弦楽団
録音:2007年8月,マルティーナ・フランカ
「カヴァレリア・ルスティカーナ」で知られるピエトロ・マスカーニは、生前
は決して一発屋ではなく、結構ヒットを放っていました。「アミーカ」は1905
年3月15日、モンテカルロで初演。アミーカ役はジェラルディン・ファラーで、
成功を収めました。このオペラは、マスカーニがフランス語台本に音楽をつけ
た唯一のものでした。続いてイタリア語版が4年で30プロダクションあったほど
好評を博したものの、やがて下火に。今回、マルティーナ・フランカのイトリ
アの谷音楽祭で、オリジナルのフランス語で復活、この形体では世界初録音で
す。注目は、ペルージャ出身のテノール、ダヴィド・ソトジュ。まだ若手の、
リリカルな美声の持ち主です。既に2005年夏のマチェラータ音楽祭で「ドン・
カルロ」のタイトルロールを歌っているというから、只者じゃありません。ア
ミーカ役のアンナ・マラヴァージは、マントヴァ出身の若いソプラノ。2005年
のサンカルロ歌劇場来日公演で《ルイーザ・ミラー》のラウラを歌っていたの
で、覚えている方もいるでしょう。

CDS 573 \1980
ジョルダーノ:「マルチェッラ」
セレーナ・ダオリオ(S マルチェッラ)
ダニロ・フォルマッジャ(T ジョルジョ)
ピエルルイジ・ディレンジーテ(Br ドラスコ)
ナタリツィア・カローネ(S クララ)
アンジェリカ・ジラルディ(S ライモンダ)
マーラ・ダンティーニ(S エリアーナ)
マリア・ローザ・ロンディネッリ(S レーア)
マルチェッロ・ロジエッロ(Br ヴェルニエル)
ジョヴァンニ・コレッタ(T バルテメリ)
グラツィアーノ・デ・パーチェ(Br フラメント)
マンリオ・ベンツィ(指)イタリア国際管弦楽団
録音:2007年8月,マルティーナ・フランカ
ジョルダーノの「マルチェッラ」は、1907年11月9日にミラノで初演されたオペ
ラ。3幕ものですが、上演時間は1時間強という短いもの。人気を博しました。
ところが第二次世界大戦の爆撃によって上演資料が焼失し、上演も途絶えてし
まいました。幸い、自筆譜が残っていたため、新たに楽譜が揃えられ、初演100
周年に復活されました。舞台はパリ。若い絵描きジョルジョと、惨めな境遇だ
けれども純朴な娘マルチェッラが偶然出会い、恋に落ちる。二人は別荘で愛の
生活を送る。しかしジョルジョは実は某国の王子の世を忍ぶ姿。国は悪大臣の
圧制に苦しみ、事態の解決には彼が戻るしかない。二人は泣く泣く別れる。マ
ルチェッラ役は、近年プッチーニのリリカルな役で人気急上昇のダオリオ。
ジョルジョ役は、ミラノ生まれの若手テノール、フォルマッジャ。爆撃に失わ
れたはずのオペラの奇跡の復活を楽しみましょう。




<TAHRA>
TAH 636 2枚組 \4600
ベートーヴェン:
(1)ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58
(2)交響曲第6番 ヘ長調 Op.68 「田園」
(3)交響曲第8番 ヘ長調 Op.93
(4)ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68
オットー・クレンペラー(指)(1)(2)ベルリンRIAS交響楽団,
(3)(4)ケルン放送交響楽団
レオン・フライシャー(P)
録音:(1)1956年2月27日,(2)1954年2月15日,(3)1955年5月28日,
(4)1955年10月17日
オットー・クレンペラーが指揮したベートーヴェンとブラームスの録音。ベル
リンRIAS交響楽団との「田園」、ケルン放送交響楽団との第8交響曲は珍しい
音源です(初出かも?)。交響曲第8番は、録音状態も良く、演奏もこの時期の
クレンペラーの良さが出た名演で、クレンペラー・ファンなら必聴です。

TAH 649 \2300
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op.15
ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37
ヴィルヘルム・ケンプ(P)
カール・シューリヒト(指)フランス国立放送管弦楽団(第1番)
カール・ミュンヒンガー(指)フランス国立放送管弦楽団(第3番)
録音:1955年9月14日(第1番),1957年9月26日(第3番)
ヴィルヘルム・ケンプのベートーヴェンの協奏曲のライヴ2種。第3番はおそら
く初出。ケンプのピアノは強い意志を感じさせつつ、細かいニュアンスも生き
たさすがの演奏。バロック音楽で有名なミュンヒンガーが、意外なほど恰幅の
良いベートーヴェンを演奏するのにも驚き。一方、第1協奏曲では、シューリヒ
トの前進性の強い音楽にケンプが乗って、白熱した演奏になっています。

TAH 645 \2300
(1)シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 Op.129
(2)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104
ピエール・フルニエ(Vc)
(1)ハンス・ロスバウト(指)南西ドイツ放送交響楽団
(2)ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)北ドイツ放送交響楽団
録音:(1)1957年4月14日,(2)1956年5月14日
シューマンもドヴォルザークも初出のようです。シューマンは、ロスバウト
共々、引き締まった演奏。シュミット=イッセルシュテットとのドヴォルザー
クは、ロマン色豊かなイッセル=シュテットの伴奏に乗って、じっくりと味わ
いが広がるような演奏。それぞれ名演です。

TAH 651 \2300
(1)スメタナ:「モルダウ」
(2)ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲
(3)チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 Op.36
ヘルマン・シェルヘン(指)
(1)(3)ウィーン国立歌劇場管弦楽団,(2)ケルン放送交響楽団
ロベール・カサドシュ(P)
録音:(1)1957年5月,(2)1957年2月11日,(3)1951年7月
名手ロベール・カサドシュとのラヴェルの左手協奏曲は初出音源。カサドシュ
の気品あるピアノに、シェルヘンの隈取りのきつい伴奏の組み合わせがスリリ
ング。「モルダウ」とチャイコフスキーの第4交響曲は、共にWESTMINSTER録音。
「モルダウ」はおそらく初CD化と思われます。情緒に流されない知性的な「モ
ルダウ」が優れもの。

TAH 647 2枚組 \4600
ハイドン:
弦楽四重奏曲 変ロ長調Op.76-4「日の出」 Hob.III-78
弦楽四重奏曲 ニ短調 Op.76-2 「五度」 Hob.III-76
ホフシュテッター(伝ハイドン):弦楽四重奏曲 ヘ長調 「セレナード」
ボッケリーニ:弦楽四重奏曲 イ長調 Op.39-3
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第10番 変ホ長調 Op.74 「ハープ」
イタリア四重奏団
録音:1953年3-4月,1955年1月,1956年6月
20世紀後半を代表する名弦楽四重奏団、イタリア四重奏団の比較的初期の録音
です。結成十年前後の頃ですが、定評ある優秀なアンサンブルは既に確立。そ
してイタリア人らしい伸びやかさと歌心はさすがです。




<ORDEO D'OR>
ORFEOR 733082 2枚組 \4180
MONO
ビゼー:「カルメン」
クリスタ・ルートヴィヒ(Ms カルメン) 
ジェイムズ・キング(T ドン・ジョゼ)
エバーハルト・ヴェヒター(Br エスカミーリオ) 
ジャンネッテ・ピロウ(S ミカエラ)
ルチア・ポップ(S フラスキータ) 
マレー・ディッキー(T レメンダド)
エーリヒ・クンツ(Br ダンカイロ) 他
ロリン・マゼール(指)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1966年2月19日,ウィーン
ORFEOがまた貴重な音源を世に出してきました。1966年にウィーン国立歌劇場
で上演された「カルメン」です。これが驚くばかりの豪華キャスト。カルメン
には、名メッゾ、ルートヴィヒ。当時37歳のルートヴィヒのカルメンは、意外
やかなり奔放なカルメン。ジョゼは名ヘルデン、キング。そしてエスカミーリ
オにはヴェヒター。ミカエラには、この役を当たり役としたギリシャ系イタリ
ア人のピロウ。フラスキータには26歳のポップ。そして56歳のベテラン、クン
ツがダンカイロ。さすがは天下のウィーン国立歌劇場です。指揮は、ベルリン
・ドイツオペラの音楽監督に就任したばかりの若きマゼール。切れ味鋭い怪し
く光る「カルメン」になっています。モノラルながら、録音も比較的聞きやす
いもの。

ORFEOR 758083 3枚組 \6000
クリスタ・ルートヴィヒ 1955-1994
[収録曲一覧]
※明記ないものは、ウィーン国立歌劇場管弦楽団(およびウィーン国立歌劇場
合唱団),ウィーン国立歌劇場でのライヴ録音。
モーツァルト:「フィガロの結婚」から
クリスタ・ルートヴィヒ(Ms ケルビーノ)
カール・ベーム(指)ウィーン・フィルハーモニ-管弦楽団
録音:1957年7月30日,ザルツブルク音楽祭

R.シュトラウス:「ナクソス島のアリアドネ」から
クリスタ・ルートヴィヒ(Ms 作曲家)
カール・ベーム(指)ウィーン・フィルハーモニ-管弦楽団
録音:1955年8月6日,ザルツブルク音楽祭

モーツァルト:「コジ・ファン・トゥッテ」から
ヒルデ・ギューデン(S フィオルディリージ)
クリスタ・ルートヴィヒ(Ms ドラベッラ)
ワルデマール・クメント(T フェランド)
ワルター・ベリー(Br グリエルモ)
カール・デンヒ(Br ドン・アルフォンソ)
カール・ベーム(指)
録音:1966年4月2日

モーツァルト:「コジ・ファン・トゥッテ」から
クリスタ・ルートヴィヒ(Ms ドラベッラ)
ワルター・ベリー(Br グリエルモ)
ヨゼフ・クリップス(指)
録音:1968年9月22日

ロッシーニ:「チェネレントラ」から
クリスタ・ルートヴィヒ(Ms チェネレントラ)
ワルデマール・クメント(T ドン・ラミーロ)
ワルター・ベリー(Br ダンディーニ)
ルートヴィヒ・ウェルター(Bs アリドーロ)

アルベルト・エレーデ(指)
録音:1962年9月3日
※ドイツ語歌唱

ベートーヴェン:「フィデリオ」から
クリスタ・ルートヴィヒ(S レオノーレ)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
録音:1962年5月25日

ワーグナー:「タンホイザー」
ハンス・バイラー(T タンホイザー)
クリスタ・ルートヴィヒ(Ms ヴェーヌス)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
録音:1963年1月8日

ベルク:「ヴォツェック」から
ワルター・ベリー(Br ヴォツェック)
クリスタ・ルートヴィヒ(S マリー)
レオポルド・ルートヴィヒ(指)
録音:1963年5月19日

R.シュトラウス:「影のない女」
ワルター・ベリー(Br バラク)
クリスタ・ルートヴィヒ(S 染め物屋の妻)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
録音:1964年6月11日

R.シュトラウス:「カプリッチョ」
クリスタ・ルートヴィヒ(Ms クレロン)
リーザ・デラ・カーザ(S 伯爵夫人)
ワルター・ベリー(Br オリヴィエ)
オットー・ヴィーナー(Bs ラ・ロシュ)
ロバート・カーンズ(Br 伯爵)
ジョルジュ・プレートル(指)
録音:1964年3月21日

プフィッツナー:「パレストリーナ」から
セーナ・ユリナッチ(S イギノーノ)
クリスタ・ルートヴィヒ(Ms シッラ)
ロベルト・ヘーガー(指)
録音:1964年12月16日

ワーグナー:「ローエングリーン」から
クレア・ワトソン(S エルザ)
クリスタ・ルートヴィヒ(Ms オルトルート)
ワルター・ベリー(Br テルラムント)
カール・ベーム(指)
録音:1965年5月16日

ビゼー:「カルメン」から
ロリン・マゼール(指)
録音:1966年2月19日

R.シュトラウス:「ばらの騎士」から
クリスタ・ルートヴィヒ(S 元帥夫人)
ギネス・ジョーンズ(S オクターヴィアン)
レナード・バーンスタイン(指)
録音:1968年4月13日

R.シュトラウス:「ばらの騎士」から
クリスタ・ルートヴィヒ(S 元帥夫人)
ヒルダ・デ・グローテ(S ゾフィー)
ヨゼフ・クリップス(指)
録音:1971年10月3日,モスクワ

ヴェルディ:「マクベス」から
クリスタ・ルートヴィヒ(S マクベス夫人)
シェリル・ミルンズ(Br マクベス)

カール・ベーム(指)
録音:1970年4月18日(ステレオ)

アイネム:「老婦人の訪問」
クリスタ・ルートヴィヒ(Ms クレア)
エバーハルト・ヴェヒター(Br アルフレート・イル)
カール・テルカル(T コビー)
録音:1971年5月23日(ステレオ)
※初演

ヴェルディ:「ルイーザ・ミラー」
フランコ・ボニゾッリ(T ロドルフォ)
クリスタ・ルートヴィヒ(Ms フェデリーカ)
アルエルト・エレーデ(指)
録音:1974年1月23日(ステレオ)

ベルリオーズ:「トロイの人々」から
ギィ・ショベ(T エネ)
クリスタ・ルートヴィヒ(Ms ディド)
ニコラ・ギュゼレフ(Bs ナルバル)

ゲルト・アルブレヒト(指)
録音:1976年10月17日(ステレオ)

ワーグナー:「ラインの黄金」から
ハンス・ゾーティン(Bs ヴォータン)
ブリギッテ・ファスベンダー(Ms フリッカ)
ヨゼフ・ホプファーヴィーザー(T フロー)
クリスタ・ルートヴィヒ(Ms エルダ)
ズービン・メータ(指)
録音:1981年3月22日(ステレオ)

チャイコフスキー:「スペードの女王」
クリスタ・ルートヴィヒ(Ms 伯爵夫人)
ディミトリ・キタエンコ(指)
録音:1982年11月22日(ステレオ)
※ドイツ語

ヴェルディ:「ファルスタッフ」
ワルター・ベリー(Br ファルスタッフ)
クリスタ・ルートヴィヒ(Ms クイックリー夫人)
ロリン・マゼール(指)
録音:1983年2月22日(ステレオ)

ドビュッシー:「ペレアスとメリザンド」
フランスオワ・ル・ルー(Br ペレアス)
ニコライ・ギャウロフ(Bs アルケル)
クリスタ・ルートヴィヒ(Ms ジュヌヴィエーヴ)
クラウディオ・アッバード(指)
録音:1988年6月11日(ステレオ)

R.シュトラウス:「エレクトラ」
ヒルデガルト・ベーレンス(S エレクトラ)
ジュヌヴィエーヴ(Ms クリテムネストラ)

ハインリヒ・ホルライザー(指)
録音:1994年12月14日(ステレオ)
※ルートヴィヒの最後のオペラの舞台。

20世紀後半を代表する名メッゾソプラノ、クリスタ・ルートヴィヒ。ベルリン
生まれですが、ウィーン国立歌劇場を愛し、長く出演し続けました。このCD3枚
には、1955年から引退する1994年までの様々なライヴを収録しています。しか
も初めて表に出る音源も多数。最も注目すべきは、1968年のバーンスタイン指
揮による「ばらの騎士」でしょう。第1幕の元帥夫人のモノローグから幕切れ
前まで、たっぷり24分弱収録。またベーム指揮の「マクベス」も、3場面を計
およそ20分収録。そして、とてもオペラ引退の舞台とは思えないほど堂々とし
たクリテムネストラを歌う「エレクトラ」。さらに、珍しいロッシーニの
「チェネレントラ」や、短い期間のドラマティック・ソプラノ時代の録音と、
ルートヴィヒ・ファンならずとも大満足の充実した内容です。




<haenssler>
=SWR MUSIC=
93 199(SACD-Hybrid) \2300
(SACD Hybrid)
ブルックナー:
(1)正しい者の口は知恵を語りWAB 30(1879)
(2)エッサイの若枝は花開き WAB 52(1885)
(3)この所は神により作られた WAB 23(1869)
(4)乙女たちは王の前に招き入れられるWAB 1(1861)
(5)アヴェ・マリアWAB 6(1861)
(6)キリストは従順であられたWAB 11(1884)
(7)ミサ曲第2番ホ短調WAB 27(第2稿・1882)
(8)パンジェ・リングァWAB 33(1868)
マーカス・クリード(指)
SWRシュトゥットガルト声楽アンサンブル
SWRシュトゥットガルト放送交響楽団のメンバー
録音:2007年3月26-30日シュトゥットガルト-ジッレンブーフ、聖ミカエル
教会大聖堂
ブルックナーというと、どうしても交響曲作家のイメージで語られがち。けれ
ども、ザンクト・フローリアンのオルガニストを務めていたこともある経歴を
踏まえれば自然なことともいえますが、世俗のほかとくに、かなりの数に上る
宗教声楽曲を遺しています。ジャンルの筆頭に挙げられるミサ曲第2番をはじ
め、このアルバムではそのエッセンスに触れることができます。
シンフォニーにおけるアダージョの美しさにも似たブルックナー一流の静謐な
世界。合唱界の第一人者クリード率いる実力派アンサンブルの演奏は、まさに
声による“ピュア・トーン”。メインのミサ曲で加わる管はシュトゥットガル
ト放送響の精鋭メンバー。ノリントンのもと、ヴィブラートフリーの心得がす
っかり浸透しているのでしょう。美しくやわらかく、幾重にも織り成す調べは
静かに疲れた心を落ち着かせてくれます。なお、第1稿からもっとも多くの改訂
が加えられたクレドでは、開始から40秒過ぎあたりから、かれのシンフォニー
で聴かれるスケルツォもどきの音型が現われてハッとさせられます。
SACDマルチチャンネル再生では、包み込まれるような音響を体感することもで
きます。強くおすすめします。




<SUPRAPHON>
SU 3942 2枚組 \3500
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲集BWV.1046-1051(全曲)
マレク・シュトリンツル(指)
ムジカ・フロレア[ピリオド楽器使用]
録音:2006年6月27-28日(第3番-第6番)
2006年11月5-6日(第1番、第2番)プラハ
いまをときめく名花コジェナーが歌うJ.S.バッハのアリア集で生き生きとした
音楽を聴かせたムジカ・フロレア。コジェナーと同じく、チェコ屈指のオリジ
ナル楽器によるアンサンブルは、チェリストで指揮者のマレク・シュトリンツ
ルによって1992年に結成されています。新録のブランデンブルク全曲はなんと
いっても驚くべきテンポ設定に意気込みが表れていて刺激満点。しかも刺激一
辺倒ではなく、しっかり優美も保たれていて、オリジナル楽器による演奏も出
尽くしたと思われる向きにも、きっとあらたな発見を約束してくれるアルバム
です。

<MEMORIES>
MR2049/50 2枚組 \3380
ブラームス:交響曲全集
第1番(1940年10月13日ライヴ)
第2番(1940年4月9-11日スタジオ録音
第3番(1931年5月10日スタジオ録音)
第4番(1938年11月29-30日スタジオ録音)
メンゲルベルク指揮
コンセルトヘボウ管
今までありそうでなかったメンゲルベルク+コンセルトヘボウ管によるブラー
ムス:交響曲全集。長時間収録が可能になり2枚のCDに収まっており、お買い
得です。演奏は、第1番フィナーレに見られるような、コーダをどこまでも延
ばすような過激な表現意欲に満ちており、この辺りはミュンシュなどに強い影
響を与えていることが分ります。第3番は、一番録音年代が古いものの実に良
い音質で、トロトロに甘美なロマン主義演奏の最右翼です。第4番は、古典的
風格を守っておりグイグイと引張る推進力に敬服致します。第2番も圧倒的な
逞しさを誇る名演です。既出の盤があるものはノイズの取り過ぎで、真の音が
削がれているのに対し、MEMORIES盤はノイズをむしろ残してエコーを付けたり
しない誠実な復刻に好感が持てます。

MR2051/52 2枚組 \3380
シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレート」
(コンセルトヘボウ管、1943年5月録音)
「ロザムンデ」序曲(ドレスデンフィル、1940年録音)
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」
(オランダ放送フィル、1950年スタジオ録音)
パウル・ファン・ケンペン指揮
今や忘れられかけているオランダの巨匠パウル・ファン・ケンペン。メンゲル
ベルク時代からコンセルトヘボウ管に出演し、戦後もベルリンフィルと見事な
ベートーヴェン、コンセルトヘボウとの剛直なチャイコフスキーは名盤の誉れ
高いものです。当盤の演奏は、いずれも堂々たる風格で立派な演奏で、「ザ・
グレート」における雄大なスケールは特筆すべきものがあります。「ロマン
ティック」は、かつてレコード芸術誌上で諸井誠氏が「幼少の頃メンゲルベル
ク指揮コンセルトヘボウのロマンティックを愛聴」と記述しておられましたが、
そんなディスクは存在せず、SPでロマンティックの全曲と言えば、オランダ繋
がりで当ケンペン盤と勘違いされたものと思われます。これも快速のテンポで
押し切った名演。既出のTAHRA盤が入手困難な状況にあり、この復活はマニアに
は喜ばれることでしょう。

<SAPHIR>
LVC 1071 \2300 ※3月24日までの新譜ご注文分特価 \2180
【新譜・初回特価】
フィリップ・ゴベール(1879-1941):フルート・ソナタ集
第1番(1917)/第2番(1924)/第3番(1933)/幻想曲(1912)
パトリック・ガロワ(フルート)
セシリア・レーフストランド(ピアノ)
録音:2007年3月5-7日、フランス、
カリエール=シュール=セーヌ市立ジャン=フィリップ・ラモー音楽院
フランスの指揮者・フルート奏者・作曲家・教育者フィリップ・ゴベール。
パリ音楽院管弦楽団、パリ・オペラ座管弦楽団の首席フルート奏者および指揮
者を務め、パリ音楽院フルート科教授としてマルセル・モイーズをはじめ数多
くの優秀な奏者を輩出しました。
フルート・ファンや学習者ならば聴き逃せないゴベールのソナタを、フランス
の巨匠パトリック・ガロワが吹いた最新録音が登場。スウェーデン出身のピア
ニスト、セシリア・レーフストランドとの共演です。




<COLOSSEUM>
COL 9202.2 \2080
ジョージ・ガーシュウィン(1898-1937):ピアノ協奏曲ヘ調(1925)(*)
クルト・ライマー(1920-1974):ピアノ協奏曲第4番(1955)(+)
クルト・ライマー(ピアノ)
ギュンター・ナイトリンガー(指揮(*))
スカイライン交響楽団(*)
レオポルド・ストコフスキー(指揮(+))
シンフォニー・オヴ・ジ・エア(+)
録音:1972年(*)、1959年3月(+) 原盤:EMI-Electrola(*)
ワルター・ギーゼキングの師カール・ライマーの甥にあたる作曲家・ピアニス
ト、クルト・ライマーの録音を復刻。
自作自演の単一楽章作品(演奏時間約36分)(+)は巨匠ストコフスキーとの豪華
共演。





<TANIDOS>
SRD 347 \2180
教え、感動させ、楽しませる 17世紀ドイツの鍵盤音楽
ディートリヒ・ブクステフーデ(1637-1707):クラント・サンブル BuxWV245
マティアス・ヴェックマン(1619-1674):
トッカータ ニ短調/パルティータ ニ短調
ディートリヒ・ブクステフーデ:アリア BuxWV249
ヨハン・ヤコプ・フローベルガー(16116-1667):
ローマ王フェルディナント4世陛下のいとも悲しき崩御に寄せる哀歌
不詳:パッサカリア
ディートリヒ・ブクステフーデ:トッカータ ト長調 BuxWV165
ヴィルヘルム・カルゲス(1613-1699):前奏曲
ヨハン・パッヘルベル(1653-1706):アリア第5番
ヨハン・ヤコプ・フローベルガー:
ブランシュロシュ氏の死を悼みパリで作曲されたトンボー
ゲオルク・ベーム(1661-1733):カプリッチョ
不詳:シャコンヌ
J・S・バッハ(1685-1750):何故にわれは悩む BWV422(コラール)
アンドレス・アルベルト・ゴメス(チェンバロ)
録音:2007年1月2-3日、カタルーニャ高等音楽学校[E.S.M.U.C.]
使用楽器:ジュアン・マルティ製(モデル:クリスティアン・ツェル製)

SRD 358 \2180
J・S・バッハ(1685-1750):
無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV1007
無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調 BWV1010
無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調 BWV1012
バネッサ・フェルナウド(チェロ)
録音:1986年?、マドリード?
ベネズエラ出身のバネッサ・フェルナウドが、おそらくマドリッド在住時に録
音していたもの。

SRD 290 \2180
【旧譜・再案内】
J・S・バッハ(1685-1750):
無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調 BWV1008
無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV1009
無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調 BWV1011
バネッサ・フェルナウド(チェロ)
録音:1986年、マドリード

SRD 360/1 2枚組 \3450
タンゴ.2 2台のピアノによるタンゴ・ライヴ!
アストル・ピアソラ(1921-1992):
天使の死/ミケランジェロ 70/天使のミロンガ/ブエノスアイレスの夏
組曲「シルフォとオンディーヌ」;孤独,フガータ,タンガータ
フーガと神秘/エル・グラン・タンゴ
パブロ・シーグレル:
ミロンゲータ
組曲「ブエノスアイレス」;アスファルト,マリア・シウダード,石畳
カトゥロ・カスティージョ:たそがれのオルガニート(アンコール曲)
オスバルド・ルッジェーロ:ボルドネオ 900(アンコール曲)
アンヘル・ウイドブロ・ベガ、ホルヘ・ガルシーア・エランス(ピアノ)
録音:2007年1月15日、スペイン、バリャドリード、マドリード銀行講堂





<MV CREMONA>
MVC 007-020 \2180
J・S・バッハ:オルガン独奏のためのイタリア様式の協奏曲
ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):
トッカータ集第2巻(1627)から トッカータ第1番
ベルナルド・パスクイーニ(1637-1710):
トッカータとかっこうのスケルツォ(17世紀ロンドンの写本より)
アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713)/トマス・ビリントン編曲:
合奏協奏曲 Op.6 No.8「クリスマス協奏曲」(オルガン版;1790)
ヘンデル(1685-1759):チェンバロ組曲第2番 HWV427(1790)
ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター(1684-1748):
トマゾ・アルビノーニ氏の協奏曲のオルガンへの編曲
(18世紀ベルリンの写本より)
J・S・バッハ(1685-1750):
ヴィヴァルディの Op.3 No.8による協奏曲 BWV593
目覚めよ、と呼ぶ声あり BWV645/フーガ ト短調 BWV578
ああ、われらがもとにとどまれ、主イエス・キリストよ BWV649
フーガ BWV576/トッカータとフーガ BWV565
ダヴィデ・ポッツィ(オルガン)
録音:2007年12月14日イタリア、ミラノ県ブレッソ、聖カルロ教会
※外装には規格番号表記がございません。あらかじめご了承ください。

MVC 007-021 \2180
ルイジ・ロッシ:聖週間のオラトリオ
ジローラモ・カプスベルガー(1580-1651):
シンフォニア集第1巻(1615、ローマ)から 4声のシンフォニア第14番
ドメニコ・マッツォッキ(1592-1665):
対話とソネット集(1638、ローマ)から 涙に訴えるマグダレーナ(*)
ルイジ・ロッシ(1597-1653):聖週間のオラトリオ(+)
ヌリア・リアル(ソプラノ(*/+))
ジャンルカ・ブラット(バリトン(+))
ディエゴ・カンタルーピ(指揮)
アンサンブル・ラウラ・ソアーヴェ
フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア合唱団(+)
録音:2006年3月19-20日、イタリア、ウディーネ県ロザッツォ修道院
17世紀中盤のローマを代表する声楽作曲家ルイジ・ロッシの「聖週間のオラト
リオ」は当時のローマにおけるオラトリオの典型を示しています。器楽による
序奏に始まり、アリア、アリオーソ、レチタティーヴォ、合唱(補助的ではな
く重要な役割を担う)が物語を進め、終曲としてマドリガーレが置かれるとい
う構成で、いわゆる語り手は登場しません。
スペインの歌姫ヌリア・リアルが、(*)でマグダラのマリアを、(+)では聖母マ
リアを演じています。

MVC 008-022 \2180
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):オルガンのための24のソナタ
ニ短調「ガヴォッタ」K.64/ニ長調 K.33/ニ長調「バッロ」K.430
イ長調 K.101/イ短調 K.148/イ短調 K.149/ト長調 K.152
ハ長調「ラ・カッチャ」K.159/ト長調 K.169/ハ長調 K.406
イ長調 K.175/イ長調 K.181/ニ長調 K.443/ヘ短調 K.187
ヘ長調「フーガ」K.82/ヘ短調 K.239/ト長調 K.235/ト長調 K.55
ホ長調 K.380/ホ長調 K.395/ハ長調 K.420/ヘ短調 K.387
ヘ長調 K.445/ニ長調 K.492
マルコ・ルッジェーリ(オルガン)
録音:2006年12月14日、イタリア、レッジョ・エミリア県、グアルティエーリ
司教座聖堂
使用楽器:1784年、アゴスティーノ・トラエーリ製

MVC 005-011 \2180
【前回ご案内】
ジャコボ・バゼーヴィ・チェルヴェット(1682頃-1783):
3つのチェロのための6つのソナタ Op.1(1741)
第1番イ短調(*),第2番変ロ長調,第3番ト短調(*),
第4番ハ長調,第5番イ長調,第6番ハ短調(*)
マルティン・ツェラー、マルコ・フレッツァート(チェロ)
ニコラ・ダル・マーゾ(ヴィオローネ)
ロベルト・ベヴィラックァ(コントラバス(*))
ステファノ・デミキエーリ(チェンバロ、オルガン)
録音:2005年5月20-25日、イタリア、ヴェネト州パドヴァ県モンセリーチェ、
大聖堂




<CLASSICAL RECORDS>
CR 078 \1780
ヴァイオリン名曲をチェロで
J・S・バッハ(1685-1750):
管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV1068 から アリア(*)
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調 BWV1004 から シャコンヌ
パガニーニ(1782-1840):ロッシーニの主題による一弦のための変奏曲
(オペラ「エジプトのモーゼ」の主題による変奏曲)(*)
サラサーテ(1844-1908):ツィゴイネルワイゼン Op.20(+)
ブラームス(1833-1897):F・A・E・ソナタ から スケルツォ ハ短調(*)
J・S・バッハ:
ヴァイオリン・ソナタ第4番ハ短調 BWV1017 から シチリアーノ(*)
ルスタム・コマチコフ(チェロ)
ナターリャ・アルダシェワ(ピアノ(*))
イリーナ・クリコワ(ピアノ(+))
録音:国立テレビ&ラジオ放送会社「文化」、第1および第5スタジオ

CR 081 \1780
ラヴェル(1875-1937):
ソナティネ/亡き王女のためのパヴァーヌ
古風なメヌエット/水の戯れ/鏡
イ・ヘギョン(ピアノ)

CR 082 \1780
モーツァルト(1756-1791):
ピアノ・ソナタ第10番ハ長調 K.330
ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調 K.333
ピアノ・ソナタ第17番ニ長調 K.576
イ・ヘギョン(ピアノ)

CR 083 \1780
ゲンリフ・ネイガウスの芸術 Vol.3
ショパン(1810-1849):
練習曲ヘ短調 Op.posth.No.1/同変ニ長調 Op.posth.No.2
同変イ長調 Op.posth.No.3/子守歌 Op.57
マズルカ
変ホ短調 Op.6 No.4/嬰ハ短調 Op.41 No.1/ホ短調 Op.41 No.2
嬰ハ短調 Op.50 No.3/ロ長調 Op.56 No.1/ハ短調 Op.56 No.3
イ短調 Op.59 No.1/変イ長調 Op.59 No.2/ヘ短調 Op.63 No.2
嬰ハ短調 Op.63 No.3
夜想曲嬰ハ短調 Op.27 No.1/同ロ長調 Op.32 No.1
マズルカ ヘ短調 Op.68 No.4
夜想曲
ヘ短調 Op.55 No.1/変ホ長調 Op.55 No.2/ホ長調 Op.62 No.2
ロ長調 Op.9 No.3/嬰ヘ長調 Op.15 No.2
ワルツ変イ長調 Op.42
ゲンリフ・ネイガウス(ピアノ)

CR 084 \1780
ゲンリフ・ネイガウスの芸術 Vol.4
ショパン(1810-1849):
ポロネーズ幻想曲変イ長調 Op.61
幻想曲ヘ短調 Op.49
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58
ゲンリフ・ネイガウス(ピアノ)

CR 085 2枚組 \3560
チャイコフスキー(1840-1893):バレエ「眠れる森の美女」
ヴィクトル・フェドートフ(指揮)
サンクトペテルブルク国立アカデミー・フィルハーモニー交響楽団
録音:1980年、サンクトペテルブルク・レコーディング・スタジオ
バレエ指揮の名人フェドートフ(1933-2001)。オーケストラは当時のレニング
ラード・フィルなのでしょうか・・・

CR 086 \1780
シューマン(1810-1856):
幻想的小品集 Op.12
クライスレリアーナ Op.16
イ・ヘギョン(ピアノ)

CR 087 \1780
ベートーヴェン(1770-1828):
ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調 Op.12 No.3
ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調 Op.23
ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 Op.24
マクシム・フェドートフ(ヴァイオリン)
ガリーナ・ペトロワ(ピアノ)

CR 088 \1780
サムエル・フェインベルクの芸術 Vol.3
J・S・バッハ(1685-1750):
オルガン・ソナタ ハ長調 BWV529 から ラルゴ(サムエル・フェインベルク編曲)
トッカータ ニ長調 BWV912/半音階的幻想曲とフーガ BWV903
コラール幻想曲(サムエル・フェインベルク編曲)
いと高きにある神にのみ栄光あれ BWV662
ただ神の摂理に任す者 BWV647
いと高きにある神にのみ栄光あれ BWV663/同 BWV711
前奏曲とフーガ ホ短調 BWV548(サムエル・フェインベルク編曲)
イタリア風アリアと変奏曲 BWV989/幻想曲とフーガ イ短調 BWV904
サムエル・フェインベルク(ピアノ)

CR 089 2枚組 \3560
ベートーヴェン(1770-1828):ピアノ・ソナタ集
第7番ニ長調 Op.10 No.3/第9番ホ長調 Op.14 No.1
第14番嬰ハ短調「月光」Op.27/第23番ヘ短調「熱情」Op.53
第26番変ホ長調「告別」Op.81/第32番ハ短調 Op.111
ヴェラ・ゴルノスタエワ(ピアノ)

CR 090 \1780
ワレーリー・カステルスキー・プレイズ・スクリャービン
スクリャービン(1872-1915):
ピアノ・ソナタ第3番嬰ヘ短調 Op.23/5つの前奏曲 Op.15 から Nos.1,2,4,5
5つの前奏曲 Op.16/7つの前奏曲 Op.17 から Nos.1-3,5-7
4つの前奏曲 Op.11/2つの前奏曲 Op.27/4つの前奏曲 Op.31
4つの前奏曲 Op.33/3つの前奏曲 Op.25/4つの前奏曲 Op.37
4つの前奏曲 Op.39/4つの前奏曲 Op.48/3つの前奏曲 Op.49
2つの前奏曲 Op.67/炎に向かって(詩曲)
ワレーリー・カステルスキー(ピアノ)

CR 091 \1780
ピアノの三世紀
アレッサンドロ・マルチェッロ(1684-1747)/
J・S・バッハ(1685-1750):アダージョ
モーツァルト(1756-1791):幻想曲ニ短調 K.397
ショスタコーヴィチ(1906-1975):格言集 Op.13
ショパン(1810-1849):子守歌 Op.57
シューマン(1810-1856):トッカータ Op.7
ムソルグスキー(1839-1881):組曲「展覧会の絵」
ワシーリー・シチェルバコフ(ピアノ)

CR 092 \1780
シューマン(1810-1856):
クライスレリアーナ Op.16
幻想曲ハ長調 Op.17
ミハイル・ヴォスクレセンスキー(ピアノ)
録音:2003年5月14、16日、モスクワ音楽院大ホール

CR 093 \1780
ラフマニノフ(1873-1943):
絵画的練習曲集 Op.39
楽興の時 Op.16
アンナ・シェレスト(ピアノ)

CR 094 \1780
ニキータ・ムンドヤンツ ピアニスト&コンポーザー
リスト(1811-1886):ピアノ協奏曲第1番変ホ長調(*)
ニキータ・ムンドヤンツ(1989-):
変奏曲(2002)/福音書の寓話による三部作(2002)
序奏とフーガ(2000)/ベラルーシ民謡の主題による変奏曲
チェロとピアノのためのソナティナ(1999)(+)/ピアノ・ソナタ(2004)
ピアノ、ヴァイオリン、クラリネットとチェロのための四重奏曲(2005)(#)
プロコフィエフ(1891-1953):
交響曲第5番 から スケルツォ(ニキータ・ムンドヤンツ編曲;2004)
ニキータ・ムンドヤンツ(ピアノ)
ウラディーミル・ジーワ(指揮(*))
モスクワ交響楽団(*)
エフゲニー・トンハ(チェロ(+))
オリガ・ヴォルコワ(ヴァイオリン(#))
ドミートリー・オストロフスキー(クラリネット(#))
リム・ドン・クク(チェロ(#))
録音:2002年1月2日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ(*)/
2006-2007年(*以外)

CR 095 \1780
ムソルグスキー(1839-1881):組曲「展覧会の絵」
バルトーク(1881-1945):ハンガリー農民の15の歌
プロコフィエフ(1891-1953):ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調 Op.83
アレクサンドル・ムンドヤンツ(ピアノ)

CR 096 \1780
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ
ト長調 K.124 L.232/ト短調 K.476 L.340/ト長調 K.470 L.304
ロ短調 K.87 L.33/ト長調 K.125 L.487
ベートーヴェン(1770-1828):15の変奏曲とフーガ変ホ長調(エロイカ変奏曲)
シューマン(1810-1856):6つの間奏曲 Op.4
リスト(1811-1886):メフィスト=ワルツ
ニキータ・ムンドヤンツ(ピアノ)

CR 097 \1780
ミハイル・ウトキン(1952-):チェロのための編曲集
[チェロと弦楽合奏のための編曲](*)
J・S・バッハ(1685-1750):アリア(管弦楽組曲第3番 から)
ハイドン(1732-1809):セレナード(弦楽四重奏曲 Op.17 から)
パラディス(1759-1824):シチリアーナ変ホ長調
ヴァレンティーニ(1681-1753):メヌエット ト長調
サンマルティーニ(1698-1775):
アリオーソ(ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ から)
ラモー(1683-1764):タンブーラン(コンセール第3番 から)
マスネ(1842-1912):悲歌
F・クープラン(1668-1733):トランペット(組曲ニ長調 から)
サン=サーンス(1835-1921):白鳥(「動物の謝肉祭」から)
ドヴォルジャーク(1841-1904):ユモレスク Op.101 No.7
シューマン(1810-1856):トロイメライ Op.15 No.7
[チェロとピアノのための編曲](+)
シューマン:子供のためのアルバム Op.68 から
無題,勇敢な騎手,無題,収穫の歌
チャイコフスキー(1840-1893):子供のアルバム Op.39 から
木製の兵隊の行進,ワルツ,イタリアの歌,楽しい夢,バーバ=ヤーガ
カレン・ハチャトゥリアン(1920-):バレエ「チポリーノ」(1974)から
かぼちゃの踊り,花のワルツ,メヌエット,ギャロップ
[クラリネット、チェロとピアノのための編曲](+/#)
ドビュッシー(1862-1918):
アンダンテ・エスプレッシヴォ(ピアノ三重奏曲ト長調 から)
スケルツォ-インテルメッツォ(ピアノ三重奏曲ト長調 から)
吟遊詩人(前奏曲集第1巻 から)
ゴリウォッグのケークウォーク(「子供の領分」から)
ミハイル・ウトキン(チェロ)
アンドレイ・イストミン(指揮(*))
カンテリーナ室内管弦楽団(*)
マリーナ・ゴロホリンスカヤ(ピアノ(+))
ワレーリー・ゴロホリンスキー(クラリネット(#))
録音:2002-2007年、ライヴ

CR 098 \1780
ブラームス(1833-1897):
8つのピアノ小品 Op.76
ピアノ・ソナタ第2番嬰ヘ短調 Op.2
エリザヴェータ・ブルーミナ(ピアノ)

CR 100 \1780
モーツァルト(1756-1791):
ピアノ協奏曲第13番ハ長調 K.415
ピアノ協奏曲第19番ヘ長調 K.459
ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488
ミハイル・ヴォスクレセンスキー(ピアノ)
レオニード・ニコラーエフ(指揮)
パーヴェル・スロボトキン・センター・モスクワ室内管弦楽団
録音:2007年3月20日、モスクワ音楽院マリー・ホール、ライヴ




<MELODIYA>
MELCD 1000156 \1780
グラズノフ(1856-1936):
幻想曲「森」Op.19
幻想曲「海」Op.28
東洋的狂詩曲 Op.29
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団
録音:1990年

MELCD 1000194 \1780
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲第2番ハ短調 Op.17(改訂版)(*)
弦楽セレナード ハ長調 Op.48(+)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団
録音:1967年(*)/1970年(+)

MELCD 1000196 \1780
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲第4番ヘ短調 Op.36(*)
交響詩(幻想曲)「運命」Op.77(+)
イタリア奇想曲(#)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団
録音:1967年(*)/1970年(+)/1987年(#)

MELCD 1000197 \1780
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲第5番ホ短調 Op.64(*)
交響的幻想曲「テンペスト」Op.18(+)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団
録音:1967年(*)/1970年(+)

MELCD 1000198 \1780
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲第6番ロ短調「悲愴」Op.74(*)
交響的バラード「ヴォエヴォダ」Op.78(+)
アンダンテ・カンタービレ(+)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団
録音:1967年(*)/1989年(+)

MELCD 1000547 \1780
ハイドン(1732-1809):
ピアノ三重奏曲ト短調 Hob.XV:19(*)
モーツァルト(1756-1791):
ピアノ三重奏曲ト長調 K.564(+)
シューマン(1810-1856):
ピアノ三重奏曲ニ短調 Op.63(#)
エミール・ギレリス(ピアノ)
レオニード・コーガン(ヴァイオリン)
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
録音:1952年(*)/1953年(+)/1958年(#)

MELCD 1000660 \1780
ロシアのクリスマス
チャイコフスキー(1840-1893):バレエ「くるみ割り人形」から 5曲(*)
チャイコフスキー/ガウク編曲:「四季」Op.37bis から 十二月「クリスマス」(#)
ウラディーミル・レビコフ(1866-1920):
オペラ「クリスマス・ツリー」から ワルツ(+)
グラズノフ(1856-1936):バレエ「四季」Op.37 から 冬(#)
プロコフィエフ(1891-1953):オペラ「戦争と平和」から ワルツ(**)
チャイコフスキー:
伝説 Op.54 No.5(++)
混声合唱のための9つの教会音楽作品 から ケルビムの歌 第3番(++)
不詳:ウクライナのクリスマス・キャロル(##)
永遠なる神生まれたもう(リュトケヴィチ編曲)
今日、歌いながら(ステツェンコ編曲)
チェドリク(レオントヴィチ編曲)
おお、早く、早く(ストゥプニツキー編曲)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮(*))
ボリス・ハイキン(指揮(+))
ボリショイ劇場管弦楽団(*/+)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮(#))
ソヴィエト国立交響楽団(#)
ユーリー・レーントヴィチ(指揮(**))
ボリショイ劇場ヴァイオリン・アンサンブル(**)
ワレーリー・ポリャンスキー(指揮(++))
ソヴィエト国立文化省室内合唱団(++)
エフゲニー・サヴチュク(指揮(##))
ウクライナ国立アカデミー合唱団ドゥムカ(##)

MELCD 1000962 \1780
モーツァルト(1756-1791):
ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調(*)
ブラームス(1833-1897):
ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ Op.24(+)
チャイコフスキー(1840-1893):カンタータ「モスクワ」(#)
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン(*))
キリル・コンドラシン?(指揮(*))
ソヴィエト国立交響楽団?(*)
マリア・ユーディナ(ピアノ(+))
ニコライ・ゴロワーノフ(指揮(#))
モスクワ放送交響楽団&合唱団?(#)
録音:1948年(*/+)/1947年(#)
(*)(#)の演奏者についてはオイストラフ、ゴロワーノフ以外記載されていない
ため、同一音源の可能性の高い既発売盤のデータから推測しております。

MELCD 1001175 \1780
チャイコフスキー(1840-1893):バレエ「白鳥の湖」 Op.20 抜粋
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団
録音:1988年

MELCD 1001253 \1780
J・S・バッハ(1685-1750):オルガン作品集 Vol.2
おお、神、まことなる神よ BWV767/フーガ ト短調 BWV578
前奏曲とフーガ変ホ長調 BWV552/同ハ短調 BWV549/同ホ短調 BWV533
和声の小迷宮 BWV591/前奏曲とフーガ ハ短調 BWV546
レオニード・ロイズマン(オルガン)
録音:1962-1964年、モスクワ音楽院大ホール

MELCD 1001261 \1780
2台のピアノのための作品集
J・S・バッハ(1685-1750):
2台のピアノのための協奏曲ハ長調 BWV1061(*)
モーツァルト(1756-1791):
弦楽のためのアダージョとフーガ ハ短調 K.546(+)
モーツァルト/ブゾーニ編曲:
自動オルガンのための幻想曲ヘ短調 K.608(+)
ストラヴィンスキー(1882-1971):バレエ「春の祭典」(+)
ニコライ・ペトロフ、アレクサンドル・ギンディン(ピアノ)
録音:2003年10月6日、チャイコフスキー国立音楽院大ホール、ライヴ(*)
2006年3月17日(+)

MELCD 1001300 \1780
世紀の偉大な指揮者たち ゴロワーノフ、フルトヴェングラー
ベートーヴェン(1770-1828):
交響曲第5番ハ短調「運命」Op.67 から 第3楽章(*)
交響曲第7番イ長調 Op.92 から 第2楽章(*)
メンデルスゾーン(1809-1847):
「真夏の夜の夢」から 序曲 Op.21,スケルツォ Op.61 No.1(+)
ヘンデル(1685-1759):合奏協奏曲ニ短調 Op.6 No.10(#)
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
オペラ「サルタン皇帝の物語」から くまばちの飛行(+)
モーツァルト(1756-1791):
セレナード第13番ト長調「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」K.525(**)
チャイコフスキー(1840-1893):序曲「1812年」Op.49(++)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮(*/#/**))
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(*/#)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(**)
ニコライ・ゴロワーノフ(指揮(+/++))
モスクワ放送交響楽団(+/++)
録音:1943年(*)/1952年(+)/1944年(#)/1949年(**)/1948年(++)

MELCD 1001319 2枚組 \3560
ロシアの作曲家たちによるワルツとポロネーズ集
リャードフ(1855-1914):
ポロネーズ ハ長調「プーシキン記念」Op.49/同ニ長調 Op.55
アレンスキー(1861-1906):組曲第3番 Op.33 から ポロネーズ
ナプラヴニク(1839-1916):オペラ「ドゥブロフスキー」から ポロネーズ
グリンカ(1804-1856):オペラ「皇帝に捧げし命」から ワルツ
アレンスキー:組曲第3番 Op.33 から ワルツ
チャイコフスキー(1840-1893):
バレエ「白鳥の湖」Op.20 から ワルツ
バレエ「眠れる森の美女」Op.66 から ワルツ
バレエ「くるみ割り人形」Op.71 から ワルツ
グリンカ:オペラ「皇帝に捧げし命」から ポロネーズ
チャイコフスキー:
バレエ「白鳥の湖」Op.20 から ポロネーズ
オペラ「エフゲニー・オネーギン」Op.24 から ポロネーズ
グラズノフ(1865-1936):
バレエ「ライモンダ」Op.57から 大ワルツ(*)
バレエ「恋愛合戦(お嬢さん女中)」Op.61 から ワルツ
組曲「バレエの情景」Op.52 から ワルツ
ルビンシテイン(1829-1894):ヴァルス・カプリス Op.86(1870)
チャイコフスキー:オペラ「エフゲニー・オネーギン」Op.24 から ワルツ
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
オペラ「クリスマス・イヴ」から ポロネーズ
オペラ「パン・ヴォエヴォーダ」から ポロネーズ
ムソルグスキー(1839-1881):
オペラ「ボリス・ゴドゥノフ」から 序奏とポロネーズ(+)
グラズノフ:組曲「バレエの情景」Op.52 から ポロネーズ
チャイコフスキー:
オペラ「チェレヴィチキ」から ポロネーズ
バレエ「眠れる森の美女」Op.66 から ポロネーズ
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団
録音:1963年(*)/1974年(+)/1982年(*,+以外)




<VISTA VERA>
VVCD 00149 \1780
ザーラ・ドルハノワ Vol.1
シューマン(1810-1856):歌曲集「女の愛と生涯」Op.42
シューベルト(1797-1828):
子守歌 Op.98 No.2/ます Op.32
歌曲集「美しい水車屋の娘」Op.25 から どこへ?,水車屋と小川
アヴェ・マリア Op.52 No.6/糸を紡ぐグレートヒェン Op.2(*)
水に寄せて歌う Op.72(*)/魔王 Op.1(*)
グリーグ(1843-1907):小屋 Op.18 No.7/君を愛す Op.5 No.3
ラヴェル(1875-1937):
「シェエラザード」から 魔法の笛/ハバネラ形式のヴォカリーズ
ファリャ(1876-1946):7つのスペイン民謡(*)
ザーラ・ドルハノワ(メゾソプラノ)
B・コゼル(ピアノ(*以外))
N・スヴェトラノワ(ピアノ(*))
録音:1950-1963年、モスクワ音楽院大ホール、他

VVCD 00150 \1780
偉大なるロシアの指揮者たち Vol.6 
コンスタンチン・シミョーノフ(1910-1987)
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲「マンフレッド」ロ短調 Op.58
幻想序曲「ロミオとジュリエット」
コンスタンチン・シミョーノフ(指揮)
モスクワ放送交響楽団
録音:1960年3月5日、モスクワ、チャイコフスキー・コンサートホール、
ライヴ

VVCD 00152 \1780
アルファ&オメガ Vol.1 管弦楽小品名曲集
オギンスキ(1765-1833):祖国への別れ(ポロネーズ)
サムイル・サモスード(指揮) 〔1952〕
ナプラヴニク(1839-1916):ファンダンゴ
アレクサンドル・オルロフ(指揮) 〔1946〕
ムソルグスキー(1839-1881):
オペラ「ホヴァンシチナ」から モスクワの川の夜明け(序奏)
ニコライ・ゴロワーノフ(指揮) 〔1952〕
チャイコフスキー(1840-1893):バレエ「眠れる森の美女」から ワルツ
サムイル・サモスード(指揮) 〔1953〕
ラフマニノフ(1873-1943):ヴォカリーズ Op.34 No.14
セルゲイ・ラフマニノフ(指揮) フィラデルフィア管弦楽団 〔1937〕
リャードフ(1855-1914):キキモラ Op.63/バーバ=ヤーガ Op.56
アレクサンドル・ガウク(指揮) 〔1948〕
プロコフィエフ(1891-1953):プーシキン・ワルツ第2番
サムイル・サモスード(指揮) 〔1951〕
ムソルグスキー:スケルツォ変ロ長調
アレクサンドル・オルロフ(指揮) 〔1946〕
リャードフ:音楽玉手箱 Op.32
ボリス・ハイキン(指揮) 〔1953〕
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
オペラ「サルタン皇帝の物語」から くまばちの飛行
ニコライ・ゴロワーノフ(指揮) 〔1952〕
レビコフ(1866-1920):オペラ「クリスマス・ツリー」から ワルツ
ボリス・ハイキン(指揮) ボリショイ劇場管弦楽団 〔1961〕
チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」から 白鳥のひなたちの踊り
アレクサンドル・ガウク(指揮) 〔1948〕
グリンカ(1804-1857):
オペラ「ルスランとリュドミラ」から チェルノモールの行進
サムイル・サモスード(指揮) ボリショイ劇場管弦楽団 〔1953〕
グリンカ:オペラ「ルスランとリュドミラ」序曲
ウラディーミル・フェドセーエフ(指揮) 〔2002〕
スヴィリドフ(1915-1998):劇付随音楽「吹雪」から ワルツ
チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」から
アンダンテ・ノン・トロッポ、ダ・ダクシオン,スペインの踊り
ハチャトゥリアン(1903-1978):バレエ「ガヤネー」から 剣の舞
ウラディーミル・フェドセーエフ(指揮) 〔1988〕
モスクワ放送交響楽団(特記以外)
〔録音年〕

VVCD 00153 \1780
マリア・ユーディナの遺産 Vol.15
ストラヴィンスキー(1882-1971):
2台のピアノのための協奏曲(*)
ピアノとヴァイオリンのための協奏的二重奏曲(+)
2台のピアノのためのソナタ(#)
サーカス・ポルカ(**)
ピアノ、管楽器、コントラバスとティンパニのための協奏曲(++)
マリア・ユーディナ(ピアノ)
ヴィクトル・デレヴャンコ(ピアノ(*))
ヴィクトル・ピカイゼン(ヴァイオリン(+))
マリーナ・ドロズドワ(ピアノ(#))
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮(++))
モスクワ放送交響楽団(++)
録音:1963年(*/+)/1962年(#)/1964年(**)/1968年(++)

VVCD 00154 \1780
偉大なるロシアの指揮者たち Vol.7 レオ・ギンズブルク(1910-1987)
J・S・バッハ(1685-1750):
ブランデンブルク協奏曲第1番 BWV1046(*)
トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564(L・ヴェイネル編曲)(+)
パッサカリア ハ短調 BWV582(L・ヴェイネル編曲)(#)
ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV1042(**)
ボリス・ゴルトシテイン(ヴァイオリン(**))
レオ・ギンズブルク(指揮)
モスクワ放送交響楽団
録音:1952年(*)/1951年(+)/1959年11月25日(#/**)

VVCD 00155 \1780
ウラディーミル・ソフロニツキー Vol.12
ベートーヴェン(1770-1827):
アンダンテ・ファヴォリ ヘ長調/ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調「熱情」Op.57
ショパン(1810-1849):バラード第3番変イ長調 Op.47
リスト(1811-1886):
「詩的で宗教的な調べ」から 葬送曲/忘れられたワルツ 第1番嬰ヘ長調
メフィスト=ワルツ 第2番
ショパン:練習曲ホ長調 Op.10 No.3/同嬰ハ短調 Op.10 No.4
リスト:
「巡礼の年 第2年 イタリア」から ペトラルカのソネット 第104番
小人の踊り(演奏会用練習曲)
ウラディーミル・ソフロニツキー(ピアノ)
録音:1960年10月22、28日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ




<SVETLANOV FOUNDATION>
SVET 38-003/1-3 3枚組 \5340
グリンカ(1804-1857):管弦楽作品集
愛国の歌(アレクサンドル・ガウク編曲)/祈り
友情の思い出(夜想曲 Op.99 よりフンメル編曲)
序曲ト短調/序曲ニ長調/カマリンスカヤ
2つのロシアの主題による序曲
スペイン序曲第1番「ホタ・アラゴネーサ」
スペイン序曲第2番「マドリッドの夏の夜」(スペインの主題による幻想曲)
幻想的ワルツ/劇付随音楽「ホルムスキー公」
ポルカ第1番変ロ長調(バラキレフ編曲)
オペラ「イワン・スサーニン」から
序曲,クラコヴィエンヌ,マズルカ,ワルツ
オペラ「ルスランとリュドミラ」から
序曲(*),ナイナ城での踊り,トルコ舞曲,アラブ舞曲,レズギンカ,
チェルノモールの行進
アンダンテ・カンタービレとロンド ニ短調
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団(*以外)
ボリショイ劇場管弦楽団
録音:1957-1990年





<ART CLASSICS>
ART 088 \1780
指揮者イワン・シュピレル Vol.1
ラフマニノフ:
交響曲第1番ニ短調 Op.13(*)
ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.18(+)
ワディム・ルジェンコ(ピアノ(*))
イワン・シュピレル(指揮)
クラスノヤルスク交響楽団
録音:1994年(*)/2002年、ライヴ(+)

ART 089 \1780
指揮者イワン・シュピレル Vol.2
ラフマニノフ:
交響的舞曲集 Op.45(*)
2つの絵画的練習曲 Op.37 Nos.2, 7(レスピーギ編曲)(+)
イワン・シュピレル(指揮)
クラスノヤルスク交響楽団
録音:2003年、ライヴ(*)/1994年(+)

ART 090 \1780
指揮者イワン・シュピレル Vol.3
リャードフ(1855-1914):
プーシキン生誕百年記念ポロネーズ Op.49
古い時代から Op.21
スケルツォ第1番 Op.16
挽歌 Op.67/音楽玉手箱 Op.32
アマゾネスの踊り Op.65
黙示録より Op.66
アントン・ルビンシテイン像除幕式祝賀ポロネーズ Op.55
8つのロシア民謡 Op.58
キキモラ Op.63
魔法にかけられた湖 Op.62
バーバ=ヤーガ Op.56
イワン・シュピレル(指揮)
クラスノヤルスク交響楽団
録音:1994年

ART 091 \1780
指揮者イワン・シュピレル Vol.4
ラフマニノフ:交響的幻想曲「岩」Op.7(*)
チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調「悲愴」Op.74(+)
イワン・シュピレル(指揮)
クラスノヤルスク交響楽団
録音:1994年(*)/2001年、ライヴ

ART 092 \1780
指揮者イワン・シュピレル Vol.5
ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 Op.90(*)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58(+)
ニコライ・ルガンスキー(ピアノ(+))
イワン・シュピレル(指揮)
クラスノヤルスク交響楽団
録音:2003年(*)、2001年(+)、ライヴ

ART 093 \1780
指揮者イワン・シュピレル Vol.6
リスト:ファウスト交響曲 R.425
ドミートリー・ヴォロパエフ(テノール)
イワン・シュピレル(指揮)
クラスノヤルスク交響楽団
サンクトペテルブルク・スモーリヌイ大聖堂合唱団
録音:2001年、ライヴ

ART 094 \1780
指揮者イワン・シュピレル Vol.7
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37(*)
リスト:「ファウスト」からの2つのエピソード R.427
ワディム・ルジェンコ(ピアノ(*))
イワン・シュピレル(指揮)
クラスノヤルスク交響楽団
録音:2002年、ライヴ

ART 095 \1780
指揮者イワン・シュピレル Vol.8
チャイコフスキー/アレクサンドル・ガウク編曲:「四季」Op.37bis(*)
R・シュトラウス:オペラ「ばらの騎士」Op.59 からの組曲(+)
イワン・シュピレル(指揮)
クラスノヤルスク交響楽団
録音:1994年(*)/2001年、ライヴ

ART 096 \1780
指揮者イワン・シュピレル Vol.9
リスト:ピアノ協奏曲第2番イ長調(*)/死の舞踏(*)
R・シュトラウス:ブルレスケ ニ短調 Op.27(+)
デニス・マツーエフ(ピアノ)
イワン・シュピレル(指揮)
クラスノヤルスク交響楽団
録音:2003年(*)、2002年(+)、ライヴ

ART 097 \1780
指揮者イワン・シュピレル Vol.10
ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.23
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.83
ニコライ・ルガンスキー(ピアノ)
イワン・シュピレル(指揮)
クラスノヤルスク交響楽団
録音:2003年、ライヴ

<ARENA>
AR 06005 \2180
シェル・モルク・カールセン(1947-):
ヴァイオリン協奏曲第2番 Op.141
ヴィヴァルディへのオマージュ Op.137
室内交響曲(交響曲第9番;2つのヴァイオリンと室内管弦楽のための)Op.148
イサーク・シュルツマン(ヴァイオリン)
アンナ・マルグレーテ・ハウグラン・ニルセン(ヴァイオリン)
インゴ・エルンスト・ライール(指揮)
ミンスク室内管弦楽団
録音:2004年9月、ヴィーダルオーセン・ホール
シェル・モルク・カールセンがベラルーシ共和国のミンスク室内管弦楽団のた
めに作曲し、ノルウェー・ツアーで初演された作品集。オイスター教会
(Oyetad kirke)建立850年記念演奏会でヴィヴァルディの「四季」とともに演
奏された「ヴィヴァルディへのオマージュ」。ヴァイオリン協奏曲第2番は、
「世界でもっとも美しい曲のひとつ〈弦楽のためのアダージョ〉」(カールセ
ン)を書いたサミュエル・バーバーへのオマージュ。ジョスカン・デプレとル
ネサンスの巨匠に捧げる「室内交響曲」(交響曲第9番)。中世、ルネサンス、
バロックの響きに現代の響きを重ね、軽やかな気分の「音楽の歓び」が表現
されます。

AR 06007 \2180
アガーテ・バッケル・グロンダール(1847-1907):ピアノ作品全集 Vol.1
ノルウェー民謡と民族舞曲集 Op.30(11曲)
ノルウェー民謡と民族舞曲集 Op.33(8曲)
ナターリャ・ストレルチェンコ(ピアノ)
録音:2006年5月、Baerum、Jar Church
ノルウェーの女性作曲家・ピアニスト、アガーテ・バッケル・グロンダールの
ピアノ作品全集録音がスタート。

AR 07008 \2180
アガーテ・バッケル・グロンダール(1847-1907):ピアノ作品全集 Vol.3
6つの牧歌 Op.24/3つのピアノ小品 Op.25/3つの練習曲 Op.32
3つの小品 Op.35/幻想的小品集 Op.36(2部、10曲)
スケルツォ Op.37/ハンガリー風練習曲 Op.38(3曲)
ナターリャ・ストレルチェンコ(ピアノ)
録音:2006年5月、Baerum、Jar Church
Vol.2 の発売が遅れております。

AR 07015 \2180
アガーテ・バッケル・グロンダール(1847-1907):ピアノ作品全集 Vol.4
幻想的小品集 Op.39(2部、10曲)
おとぎ話組曲「In the Blue Mountain」Op.44(6曲)
幻想的小品集 Op.45(5曲)/3つの練習曲 Op.47
3つの小品 Op.53/幻想的小品集 Op.55(2部、12曲)
ナターリャ・ストレルチェンコ(ピアノ)
録音:2007年8月、Baerum、Jar Church




<CORO>
COR 16055 \2080
デュファイ:ミサ「もしも顔が青いなら」
ギヨーム・デュファイ(1400頃-1474):
ミサ「もしも顔が青いなら」から キリエ,グローリア
花のなかの花[Flos florum](モテット)
ミサ「もしも顔が青いなら」から クレド
わが魂は萎え[Anima mea liquefacta est](アンティフォナ)
ミサ「もしも顔が青いなら」から サンクトゥス,ベネディクトゥス
美しい乙女[Vergene bella](カンツォン)
幸あれ、天の元后[Ave Regina celorum](モテット)
ミサ「もしも顔が青いなら」から アニュス・デイ
天はほめたたえ、喜び踊れ[Exultet celum laudibus](賛歌)
ヒリアード・アンサンブル
録音:1998年1月、ロンドン、ブルック・ストリート、聖アルバン教会、
ライヴ
初出:Hilliard Live, HL 1004
ヒリアード・アンサンブルの自主レーベル「ヒリアード・ライヴ」からの移行
再発売。

COR 16056 \2080
テューダー朝イングランドの至宝
ロバート・パーソンズ(1530頃-1570):
アヴェ・マリア/良きイエス[O bone Jesu]
ロバート・ホワイト(1538頃-1574):
光にして日なるキリスト IV[Christe qui lux IV]
預言者エレミヤの哀歌[Lamentations]
クリストファー・タイ(1505頃-1572?):
ミサ「よくぞ成せり、良き僕」[Mass Euge bone]から アニュス・デイ
Peccavimus cum patribus nostris
ハリー・クリストファーズ(指揮)
シックスティーン
新録音。タリス、バードと同時代に活躍したイングランドの作曲家による教会
音楽の名作を収録しています。

COR 16057 \2080
フォーレ:レクィエム
モーツァルト(1756-1791):
アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618/証聖者の荘厳晩課 K.339(*)
フォーレ(1845-1924):レクィエム(+)
エリン・マナハン・トマス(ソプラノ(*/+))
ルース・マッシー(メゾソプラノ(*))
マーク・ドベル(テノール(*))
ロデリック・ウィリアムズ(バリトン(*/+))
ハリー・クリストファーズ(指揮)
シックスティーン
アカデミー・オヴ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
[(セント・マーティン・)アカデミー室内管弦楽団]
録音:2007年、ロンドン、バービカン・ホール、
モストリー・モーツァルト・フェスティヴァル、ライヴ
モダーン楽器オーケストラと共演した注目のライヴ録音です。





<ARS PRODUKTION>
ARS 38023(SACD-Hybrid) \2700
ブラームス(1833-1897):オルガン作品全集
前奏曲とフーガ イ短調 WoO 9
コラール前奏曲とフーガ「おお、悲しみよ、おお、心の苦しみよ」WoO 7
フーガ変イ長調 WoO 8/前奏曲とフーガ ト短調 WoO 10
11のコラール前奏曲 Op.posth.122
マルティン・シュメーディング(オルガン)
録音:2006年9月13-16日、ドイツ、アンナベルク=ブーフホルツ、
聖アンネ教会
使用楽器:1884年、ヴァルカー[Walcker]製

ARS 38028(SACD-Hybrid) \2700
シューベルト、シュニトケ:チェロのためのソナタ&歌曲集
シューベルト(1797-1828)/
フリードリヒ・クラインハプル&アンドレアス・ヴォイケ編曲:
魔王 Op.1/好きな色 Op.25 No.16/おやすみ Op.89 No.1/音楽に Op.88
アルフレート・シュニトケ(1934-1998):チェロ・ソナタ第1番(1978)
シューベルト:アルペッジョーネ・ソナタ イ短調
フリードリヒ・クラインハプル(チェロ)
アンドレアス・ヴォイケ(ピアノ)
録音:2007年2月、オーストリア、グラーツ、ヘルムート=リスト=ハレ



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