<クラシック・輸入盤新譜情報 08−03
 
コメントはメーカー案内書より抜粋です

★ダイレクト・トランスファー CD-R 2008年2月新譜 5点発売★

発売予定:2008年2月下旬 価格:各1枚 \1500(税込)

※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。
一般店の店頭では入手出来ないのかというお問い合わせを頂いておりましたが、本年より一部のご協力をいただけるお店での販売を開始いたしますので、よろしくお願いいたします。

●1月現在での取り扱い店
富士レコード社 古書センター店
〒101-0051
千代田区神田神保町2-3 古書センター9階
TEL.03-3264-8546/FAX.03-3264-8256

78CDR-1112
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調作品37
ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)
パウル・ファン・ケンペン指揮
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
独 POLYDOR 67946/50
(1942年録音)
ヴィルヘルム・ケンプ(1895-1991)はドイツのピアニスト。機械式録音時代からステレオ録音の時代まで多くの録音を残した。パウル・ファン・ケンペン(1893-1955)はオランダの指揮者。1932年から1942年までドレスデン・フィルハーモニーの首席指揮者を務めた。ケンプとファン・ケンペン指揮ベルリン・フィルのベートーヴェン: ピアノ協奏曲全5曲はLP初期の1953年の録音が有名だが、これは1942年第2次世界大戦下のドレスデン録音。ケンプ47歳の壮年期の演奏が聴ける。物資窮乏の時代のためプレス枚数が極めて少なく、希少盤である。

78CDR-1113
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216
ジョコンダ・デヴィート(ヴァイオリン)
サー・トーマス・ビーチャム指揮
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
蘭 HIS MASTER'S VOICE DB9570/2
(1949年5月3-4日ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ録音)
ジョコンダ・デヴィート(1907-94)はイタリアの女流ヴァイオリニスト。戦後の1947年にエディンバラ音楽祭に初登場、同時にEMIの専属アーティストになった。この録音はSP時代の末期のもの。指揮者のサー・トーマス・ビーチャム(1879-1961)は英国で最も尊敬された指揮者。1932年ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団を組織し、1947年にはロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団を作った。ビーチャムの指揮するモーツァルトはSP時代最も権威のあるものとして欧米では受け入れられた。デヴィートはこのシリーズでJ.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 BWV1004(78CDR-1019)とJ.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番 BWV1042(78CDR-1052)が出ている。

78CDR-1114
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)
サー・トーマス・ビーチャム指揮
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
英 HIS MASTER'S VOICE DB1913/5
(1949年6月10日ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ録音)
ヤッシャ・ハイフェッツ(1901-87)はロシア生まれのアメリカのヴァイオリニスト。ペテルブルグ音楽院でレオポルド・アウアー(1845-1930)に学び、10歳の春にデビューした。1917年16歳の時に革命を逃れ一家はアメリカに移住し、少年ハイフェッツは一流演奏家として待遇された。その後青年期、壮年期から引退するまで世界最高のヴァイオリン奏者として崇められた。この録音はSP最後期の録音。ハイフェッツ初のメンデルスゾーンであった。指揮者のサー・トーマス・ビーチャム(1879-1961)は英国で最も尊敬された指揮者で1932年ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団を組織し、1947年にはロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団を作った。ハイフェッツはチャイコフキー:ヴァイオリン協奏曲(78CDR-1086)が出ている。

78CDR-1115
ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調作品36
(第1楽章 強音で音ワレあり)
カール・シューリヒト指揮
スイス・ロマンド管弦楽団
英 DECCA AK1610/3
(1947年2月14日ジュネーヴ放送局スタジオ録音)
カール・シューリヒト(1880-1967)はドイツの指揮者。SP時代からベートーヴェンやブルックナーの録音を独ポリドールに残していた。これはシューリヒトがスイス・ロマンドを指揮した珍しいもので、わが国ではほとんど知られていなっかった。LP時代にパリ音楽院やウィーン・フィルを指揮していたこの大指揮者の第2次世界大戦直後のスイス録音は、颯爽とと直進する若々しさが横溢している。英デッカのFFRR録音。

78CDR-1116
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調作品30-2
ヴォルフガング・シュナイダーハン (ヴァイオリン)
フリートリッヒ・ヴューラー (ピアノ)
英 COLUMBIA LX8673/6
(1947年12月1&6日ウィーン録音)
ヴォルフガング・シュナイダーハン(1915-2002)はウィーン生まれ。幼少期に神童と注目されヴォルフィの名でオーストリア・コロンビアに小品の録音もあった。17歳でウィーン交響楽団の第1ヴァイオリン奏者になり、その後ウィーン・フィルハーモニーに入り、1937年から1950年までコンサート・マスターの地位にあった。その時期にシュナイダーハン弦楽四重奏団のリーダーやエトヴィン・フィッシャー・トリオのメンバーとしても活躍した。このSP録音はシュナイダーハンがドイツ・グラモフォン専属になる前のもの。ピアノのフリートリッヒ・ヴューラー(1900-75)はウィーン音楽アカデミーに学び、母校の教授もつとめた。LPの初期に米VOXに録音を残していた。

●昨年ご案内いたしましたカラヤンEMIシリーズですが、今回限りの特別価格
を設定いたしました。入荷数に限りがございますので、予定数に達した場合は
特別価格は終了となります。お早めにご注文をお願いいたします。
※既にご注文いただいているお客様分は特別価格になります。


<EMI CLASSICS>
★HERBERT VON KARAJAN100TH ANNIVERSARY
CZS-5157662 6枚組 \2450
100ベスト・カラヤン
CD1:KARAJAN CONDUCTS MOZART
CD2:THE GREAT CONCERTOS
CD3:THE GREAT SYMPHONIES
CD4:KARAJAN CONDUCTS POPULAR ORCHESTRAL PIECES
CD5:KARAJAN IN THE THEATRE
CD6:VOCAL MUSIC
カラヤン指揮の100名曲のハイライト!
12Pブックレット、 マルチパック

CZS-5158632 5枚組 \2700
ベートーヴェン:交響曲全集(限定盤) (新リマスター)
カラヤン指揮、フィリハーモニアO
スター指揮者として鮮烈に登場したカラヤンの気迫に満ちた記念碑的録音で
す。28Pブックレット、クラッシュメル・ボックス

CZS-5120382(87CD+1CDROM) \21600
カラヤン/完全EMI録音第1集−管弦楽曲編(限定盤)
EMI初の完全全曲ボックス、1946年-1984年のEMI録音の全て登場
マリア・カラス/スタジオ・レコーディング・ボックス(70枚組)と同様の仕様
約320曲収録 100Pブックレット

CZS-5119732(71CD+1CDROM) \18900
カラヤン/完全EMI録音第2集ーオペラ、声楽曲編(限定盤)
EMI初の完全全曲ボックス、1946年-1984年のEMI録音の全て登場
マリア・カラス/スタジオ・レコーディング・ボックス(70枚組)と同様の仕様
約80曲。200Pブックレット

CZS-5160912 8枚組 \3650
カラヤン/グレート・レコーディングス(限定盤)
1970年代のベルリン・フィルとの録音を中心にまとめた絶頂期の名録音集
28Pブックレット、クラッシュメル・ボックス

CMS-5159342 2枚組 \2700
カラヤン/ザ・レジェンド
カラヤンの名曲、名演奏が楽しめるコンパクトな2枚組み
ラヴェル:ボレロ
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
シャブリエ:スペイン
チャイコフスキー:「悲愴」第2楽章
ビゼー:「アルルの女」より
マスネ:「マノン・レスコー」間奏曲
J.シュトラウスII:「こうもり」序曲
ベルリオーズ:ハンガリア行進曲
ウェーバー:「魔弾の射手」序曲
シューベルト「未完成」第1楽章
モーツァルト:交響曲第40番第1楽章; 
ワーグナー:「さまよえるオランダ人」序曲
スメタナ:モルダウ
シベリウス:悲しきワルツ
J.シュトラウスII:トリッチ・トラッチ
ドヴォルザーク:「新世界より」第4楽章
収録楽曲内容は既発売のCMS-5629902と同様です。
12Pブックレット、 マルチパック 両開きサックケース付き
<EMI CLASSICS>
CDC-5193540 \1980
リベラ/ニュー・ドーン(NEW DAWN)
オリノコ・フロウ(エンヤ)
カッチーニ:アヴェ・マリア
Secret
バッハ:G線上のアリア
グローリア(サン=サーンス:オルガン交響曲に基づく)
Sancte
Rest in peace 
ラヴ・アンド・マーシー(ブライアン・ウィルソン)
Mat the road rise up
Never be alone
Jerusalem
タリス:カノン;
The lamb
In paradisum
最新スタジオ録音!EMIでのオリジナル・アルバム第4作
世界で30万以上のセールスを更新中のリベラ最新録音。クラシカルな作品から
エンヤの大ヒット曲「オリノコ・フロウ」、ブライアン・ウィルソンの「ラヴ
・アンド・マーシー」などのポップス曲のアレンジまで、透明感あふれる少年
合唱で聴かせます。ちなみに彼らは「ラヴ….」をクリスマス・シーズンのワ
シントンDCでのコンサートでロバート・デ・ニーロ、キャメロン・ディアスそ
してブライアン・ウィルソン本人を含む聴衆の前で聞かせました。

CDS-5183332 3枚組 \2950
ライヴ・フロム・ルガノ2007
CD1
ベートーヴェン:三重奏曲ニ長調Op.70-1「幽霊」
アルゲリッチ(ピアノ)、R.カピュソン(ヴァイオリン)、マイスキー(チェロ)
モーツァルト/ブゾーニ:幻想曲
アルゲリッチ(ピアノ)、ジルバーシュタイン(ピアノ)
シューマン:アンダンテと変奏曲(2つのピアノのための)Op.46
アルゲリッチ(ピアノ)、モンテーロ(ピアノ)
シューマン:子供の情景Op.15
アルゲリッチ(ピアノ)
CD2
ベートーヴェン:
四重奏曲ニ長調(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノのための)WoO.36-2
レヒナー(ピアノ)、マルグリス(ヴァイオリン)、チェン(ヴィオラ)、
ドブリンスキー(チェロ)
ラヴェル:マ・メール・ロア(4手ピアノのための組曲)
アルゲリッチ&モギレフスキー(ピアノ)
グリンカ:
大六重奏曲(ピアノ、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、バスのための)
モギレフスキー(ピアノ)、ホール(ヴァイオリン)、
マルグリス(ヴァイオリン)、
ロマノフ=シュヴァルツベルグ(ヴィオラ)、ドブリンスキー(チェロ)、
ファゴーネ(バス)
メシアン:主題と変奏曲(ヴァイオリンとピアノのための)
マルグリス(ヴァイオリン)、ピエモンテーゼ(ピアノ)
ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第2組曲(2つのピアノのための-ガルバン編)
ティエンポ(ピアノ)、レヒナー(ピアノ)
CD3
バルトーク:ソナタ第1番(ヴァイオリンとピアノのための)Sz.75
R.カピュソン(ヴァイオリン)、アルゲリッチ(ピアノ)
ドホナーニ:
五重奏曲第1番ハ短調Op.1(ピアノ、2つのヴァイオリン、ヴィオラとチェロの
ための)
アルゲリッチ(ピアノ)、シュヴァルツベルグ(ヴァイオリン)、
ホール(ヴァイオリン)
ロマノフ=シュヴァルツベルグ(ヴィオラ)、ボッソ(チェロ)
ルトスワフスキ:パガニーニの主題による変奏曲
アルゲリッチ(ピアノ)、ヴァッリーナ(ピアノ)
今回のアルバムではアルゲリッチのソロ、「子供の情景」も収録。世界的にま
すます注目度を高めるルガノ・フェスティヴァルの最新録音。
16Pブックレット、マルチケース

CDC-5012262 \1980
パユ/ダルバヴィ、ピンチャー、ヤレル:フルート協奏曲集
ダルバヴィ:フルート協奏曲/エトヴェシュ指揮
ヤレル:「沈黙の時」フルート協奏曲/ロフェ指揮
ピンチャー:フルートと室内オーケストラのためのトランジール
/ピンチャー指揮
エマニュエル・パユ(フルート)
ラジオ・フランス・フィルハーモニー管弦楽団
委嘱の現代作品によりレパートリーの拡大を目指すパユの意欲的新録音
フランス系スイス人として生まれドイツのベルリン・フィルの主席として活躍
するパユのスタンスを象徴するようにフランスのダルバヴィ、ドイツのピン
チャー(パユがルツェルン音楽祭のアーティスト・イン・レジデンスだった時
に完成)、スイスのヤレルによる委嘱新作を完成させました。12Pブックレット

CDC-5002832 \1980
カール・ジェンキンス:スターバト・マーテル
ベリンダ・サイクス(ヴォーカル)
ユルギタ・アダモニテ(メゾ・ソプラノ)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、合唱団
EMOアンサンブル
パシ・ヒェッキ指揮
カール・ジェンキンスの最新作、ギリシャや中東の要素も取り込んだ意欲作
スターバト・マーテル(悲しみの聖母)のオリジナル・ラテン文に加え、ヘブラ
イ、ギリシャアラム語さらに現代英詩も含むテキスト、またそれらの地域の民
族楽器を含むオーケストレーションによる最新作。3月15日にはリヴァプール
のカセドラルでの初演が予定されています。16Pブックレット

CDC-5090932 \1980
カール・ジェンキンス/THIS LAND OF OURS
ジェンキンス:カンティレーナ「山々の魂」
ドヴォルザーク/ジェンキンス:家路
リード/メイスン/ジェンキンス:ディライラ(トム・ジョーンズ)
トラッド/ジェンキンス:Abide with Me
トラッド/ジェンキンス:Suo Gan
トラッド/ジェンキンス:ダニー・ボーイ
ジェンキンス:マリアの子
ジェンキンス:ピエ・イエス-レクイエム
プリチャード/ジェンキンス:Hyfrydol
フンパーディンク/ジェンキンス:Evening Prayer
ジェンキンス:In these Stones Horizons Sing
ドリーブ/ジェンキンス:花のデュエット
パリー/ジェンキンス:Myfanwy
ジェンキンス:アニュス・デイ-The Armed Man
ジェンキンス:ベネディクトゥス-The Armed Man
ロヴァット=クーパー:鷲たちの歌うところ
コーリー・バンド
カントリオン
ウェールズ伝統のブラス・バンドと男性合唱を結合させたユニークなアルバム

CDC-3905282 \1980
ジョン・ロード:
BOOM OF THE TINGLING STRINGS-ピアノと管弦楽のための(2002)*
DISGUISES-弦楽のための組曲(2003)
*ネルソン・ゲルナー(ピアノ)
オデンセ交響楽団、ポール・マン指揮
伝説のロック・スター、ジョン・ロード(ディープ・パープル)の新曲、ピアノ
協奏曲ロックのメガ・スター・グループ、ディープ・パープルの創立メンバー
であるジョン・ロードはロック/クラシカル・クロスオーヴァー・ミュージッ
クのパイオニアでもあります。ディープパープルとロイヤル・フィルとにより
録音された'Concerto for Group and Orchestra'は10万枚以上のセールスを記
録しています。2002年のグループ再結成以降、ジョンは作曲に没頭して完成さ
せたのが’BOOM….’。最終楽章は殊のほか難度が高く、ジョンによればピア
ノの腕でジョンをうらやまがらせてきた「コンサート・ピアニストへの復讐」
をめざした難曲。ピアノのゲルナーは鮮やかに演奏し録音セッションでジョン
を感動させたようです。12Pブックレット

CDC-5148372 \1980
ガブリエラ・モンテーロ/バロック(通常仕様盤)
サンス:カナリオス
ヴィヴァルディ:「秋」-「四季」より
パッヘルベル:カノン
ヘンデル:サラバンド
バロックと私(モンテーロ自作)
ヘンデル:ハレルヤ
アルビノーニ:アダージョ
ヘンデル:ラルゴ
バッハ:プレリュード/ 
ヴィヴァルディ:「冬」-「四季」より
ヘンデル:ホーンパイプ
スカルラッティ:ソナタ
ヴィヴァルディ:「春」-「四季」より
ヴィヴァルディ:「夏」と「冬」-「四季」より
コンティニウム(モンテーロ自作)
ガブリエラ・モンテーロ(ピアノ)
既にご案内のCDC-5148382の通常仕様盤のご案内です。
12Pブックレット、ジュエル・ケース

CZS-5145762 4枚組 \3600
ラトル/シマノフスキ作品集
CD1
おとぎ話の王女の歌Op.31 w/イウォナ・ソボトカ(ソプラノ)(2006年録音)
バレエ・パントマイム「ハルナシェ」Op.55 
w/ティモシー・ロビンソン(テナー)(2002年録音)
ハーフィズの愛の歌 第2集Op.26 
w/カタリナ・カルネウス(ソプラノ)(2004年録音)
以上 バーミンガム市合唱団、交響楽団
CD2
ヴァイオリン協奏曲第1番Op.35
ヴァイオリン協奏曲第2番Op.61
以上 w/トーマス・ツェートマイアー(ヴァイオリン)(1995年録音)
交響曲第4番Op.60(協奏交響曲) w/レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
(1996年録音)
以上 バーミンガム市交響楽団
CD3&CD4-1
歌劇「ロジェ王」
エリズビエタ・シュミトカ(ソプラノ)、ヤドヴィガ・ラッペ(アルト)、
フィリップ・ラングリッジ(テナー)、トマス・ハンプソン(バリトン)
バーミンガム市ユース合唱団
バーミンガム市合唱団、交響楽団 (1998年録音)
CD4-2
スターバト・マーテルOp.53
マリル・パニーの連?Op.59
交響曲第3番Op.27「夜の歌」
以上 エリズビエタ・シュミトカ(ソプラノ)、
フロレンス・クイヴァー(メゾ・ソプラノ)
ジョン・ガリソン(テナー)、ジョン・コネル(バリトン)
バーミンガム市合唱団、交響楽団 (1993年録音)
以上サイモン・ラトル指揮
ラトルが情熱を燃やすシマノフスキ作品の全録音をまとめたボックス 
96Pブックレット クラッシュメル・ボックス 紙ジャケット入り

CZS-5145652 5枚組 \3750
ラトル/ドビュッシー、ラヴェル作品集
CD1
ドビュッシー(ロジェ=デュカス編):「リア王」のための音楽
ドビュッシー:遊戯
ドビュッシー:管弦楽のための映像  以上 1989年録音
ドビュッシー(グレンジャー編):パゴダ-「版画」より 1996年録音
以上 バーミンガム市交響楽団
CD2
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ドビュッシー:海
ドビュッシー(キャプレ編):おもちゃ箱
ドビュッシー(マシューズ編):3つの前奏曲
以上 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団  2004年録音
CD3
ラヴェル:「ジャンヌの扇」のためのファンファーレ
ラヴェル:シェエラザード w/マリア・ユーイング(ソプラノ)
ラヴェル:道化師の朝の歌 以上 1989年録音
ラヴェル(グレンジャー編):鐘の谷-「鏡」より
ラヴェル:マ・メール・ロア 以上1990年録音
以上 バーミンガム市交響楽団
CD4
ラヴェル:バレエ「ダフニスとクロエ」
ラヴェル:ボレロ
以上 バーミンガム市合唱団、交響楽団 1990年録音
CD5
ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲ニ長調
w/アンドレイ・ガヴリーロフ(ピアノ)、ロンドン交響楽団 1977年録音
ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲ニ長調
ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
w/セシル・ウーセ(ピアノ)、バーミンガム市交響楽団 1990年録音
ラヴェル:妖精の庭-「マ・メール・ロア」より
w/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 2002年録音
以上 サイモン・ラトル指揮
ラトルがEMIへ録音したドビュッシー、ラヴェル作品を全収録したボックス
28Pブックレット クラッシュメル・ボックス 紙ジャケット

●GREAT RECORDINGS OF THE CENTURY
CMS-5096482 2枚組 \2900
バッハ:ゴルトベルク変奏曲
イタリア協奏曲 他
ロザリン・チューレック(ピアノ)

CMS-5096562 3枚組 \4350
ベートーヴェン:後期弦楽四重奏曲集
ブッシュ四重奏団

CMS-5096672 2枚組 \2900
ショパン:夜想曲集
夜想曲第1-19番; 舟歌嬰へ短調; 子守唄変ニ長調 
アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)

CDM-5096772 \1450
コルンゴルト&ゴールドマーク:ヴァイオリン協奏曲
イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)
ピッツバーグ交響楽団、アンドレ・プレヴィン指揮

CDM-5096792 \1450
モーツァルト:オペラ・アリア集
ルチア・ポップ(ソプラノ)
ミュンヘン放送局管弦楽団、レナード・スラトキン指揮

CDM-5096912 \1450
パーセル:ディドとエネアス
キルステン・フラグスタート(ソプラノ)、
エリザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
トマス・ヘムスリー(バリトン)、マーメイド・シンガーズ 他
ジェレイント・ジョーンズ指揮

CDM-5096932 \1450
シベリウス:交響曲第7番
タピオラ; 大洋の女神(波の娘); ペレアスとメリザンド
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、 トマス・ビーチャム指揮

CMS-5097032 2枚組 \2900
ワーグナー:アリアとデュエット集
ビルギット・ニルソン(ソプラノ)、ハンス・ホッター(バリトン)
フィルハーモニア管弦楽団、レオポルト・ルードヴィッヒ指揮

CMS-5096822 2枚組 \2900
プッチーニ:トゥーランドット
マリア・カラス(ソプラノ)、エリザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)、
エウジェニオ・フェルナンディ(テナー)、スカラ座管弦楽団、合唱団
トゥッリオ・セラフィン指揮

CMS-5096952 2枚組 \2900
ヴェルディ:椿姫
レナータ・スコット(ソプラノ)、アルフレード・クラウス(テナー)、
レナート・ブルゾン(バリトン)、フィルハーモニア管弦楽団
リッカルド・ムーティ指揮

●GEMINI ※価格変更(値下げ)
CZS-5176642 2枚組 \1250
ベートーヴェン:
荘厳ミサ曲
ハーパー(ソプラノ)、ベイカー(メゾ・ソプラノ)、
ティアー(テナー)、ゾーティン(バス)、
ニュー・フィルハーモニアCho、ロンドン・フィルハーモニーO
ミサ曲ハ長調Op.86
アメリング(ソプラノ)、ベイカー(メゾ・ソプラノ)、
アルトマイアー(テナー)、リンツラー(バス)、
ニュー・フィルハーモニアCho、O
以上ジュリーニ指揮

CZS-5176592 2枚組 \1250
ベートーヴェン;交響曲第4番-第7番
ロイヤル・コンセルトヘボウO
サヴァリッシュ指揮

CZS-5176542 2枚組 \1250
ベルリオーズ:幻想交響曲、レリオ
フランス国立放送管弦楽団
ジャン・マルティノン指揮

CZS-5176492 2枚組 \1250
ビゼー:管弦楽曲集
交響曲ハ長調、「アルルの女」組曲第1番、第2番
/以上 アカデミー室内O、マリナー指揮
美しいパースの娘(4曲)、「祖国」、「カルメン」組曲
「子供の遊び」(5曲)、組曲「ローマ」
/以上 パリ管、バレンボイム指揮

CZS-5176442 2枚組 \1250
シューベルト:ピアノ五重奏曲「ます」w/レオンスカヤ(ピアノ)、
ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲w/ブフビンダー(ピアノ)ブ
ラームス:ピアノ五重奏曲w/レオンスカヤ(ピアノ)
シューマン:ピアノ五重奏曲w/アントルモン(ピアノ)
アルバン・ベルク四重奏団

CZS-5176392 2枚組 \1250
イベール:管弦楽曲集
ディヴェルティメント、海の交響曲、バッカナール、ルイヴィル協奏曲
ボストニアーナ
/以上 フレモー指揮、
フルート協奏曲/パユ(フルート)、ジンマン指揮
寄港地、架空の愛へのトロピズム
/以上マルティノン指揮、
ドン・キホーテの4つの歌/ナガノ指揮

CZS-5176342 2枚組 \1250
ルトスワフスキ:
交響的変奏曲、交響曲第1番、葬送音楽、交響曲第2番、管弦楽のための協奏曲、
ヴェネツィアの遊び、オーケストラの書、ミ・パルティ
ポーランド放送国立交響楽団、 ルトスワフスキ指揮

CZS-5176292 2枚組 \1250
プロコフィエフ:
ピアノ協奏曲第1-第5番
ヘブライの主題による序曲w/パレナンQ 
つかの間の幻影
ベロフ(ピアノ)
マズア指揮、ゲヴァントハウスO

CZS-5176242 2枚組 \1250
グリンカ:「ルスランとリュドミラ」序曲
チャイコフスキー:ロミオとジュリエット/
以上 ボールト指揮、
テンペスト/フィストラーリ指揮、
ヴォエヴォーダ、序曲「雷雨」
以上クラスナポルスキー指揮、
組曲第3番、イタリア奇想曲、スラヴ行進曲、ホパーク/以上ボールト指揮

CZS-5176192 2枚組 \1250
ワーグナー:管弦楽曲集
「恋愛禁制」序曲、交響曲ホ長調、ファウスト序曲、
ヴェーゼンドンク歌曲集
w/リポヴシェク(メゾ・ソプラノ)、
「リエンツィ」序曲/以上サヴァリッシュ指揮 
「コロンブス」序曲/テイト指揮、
「妖精」序曲、表敬の行進曲、皇帝行進曲、大祝典行進曲
/以上ヤノフスキ指揮、
ジークフリート牧歌/マリナー指揮


●ウェルザー=メスト2CDシリーズ 
CMS-5209432 2枚組 \1980
ブルックナー:交響曲第5番、第7番
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
フランツ・ウェルザー=メスト指揮
12Pブックレット

CMS-5209492 2枚組 \1980
モーツァルト:レクイエム、ミサ曲ハ短調*
フェリシティ・ロット(ソプラノ)、デッラ・ジョーンズ(メゾ・ソプラノ)、
キース・ルイス(テナー)、ウィラード・ホワイト(バス)
*エディト・ヴィーンス(ソプラノI)、フェリシティ・ロット(ソプラノII)、
ローレンス・デイル(テナー)、ロバート・ロイド(バス)
ロンドン・フィルハーモニー合唱団、管弦楽団
フランツ・ウェルザー=メスト指揮 20Pブックレット

CMS-5209542 2枚組 \1980
シューマン:交響曲第2番; 第3番「ライン」
メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」; 第4番「イタリア」
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
フランツ・ウェルザー=メスト指揮 12Pブックレット

CMS-5209692 2枚組 \1980
ストラヴィンスキー:エディプス王(1948年改訂版)
ロルフ・ジョンソン(テナー)、リポヴシェク(メゾ・ソプラノ)、
トムリンソン(バス)、マイルズ(バス)、マーク・エインズリー(テナー)、
コールマン=ライト(バリトン)
ロンドン・フィルハーモニー合唱団
火の鳥(1910年版)
管楽器のための交響曲(1947年改訂版)
以上 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
フランツ・ウェルザー=メスト指揮 40Pブックレット

CMS-5209742 2枚組 \1980
ウェルザー=メスト/レハール:メリー・ウィドウ
ロット(ソプラノ)、ハンプソン(バリトン)、スミトゥカ(ソプラノ)、
アラー(テナー)、アツェスベルガー(テナー)、シャシュギング(テナー)、
グラインドボーン合唱団
J.シュトラウスII:
芸術家の生活; 南国のばら; 「ジプシー男爵」序曲; 
ウィーンの森の物語; 皇帝円舞曲; 「こうもり」序曲; 
美しく青きドナウ
以上 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
フランツ・ウェルザー=メスト指揮 12Pブックレット



<VIRGIN CLASSICS>
VC-5021112 \1980
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
6つのバガテルOp.126
ピョートル・アンデルジェフスキ(ピアノ&指揮)
ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
ディアベリ以来、新しい音楽像が創造されたアンデルジェススキのベートーヴェ
ン世界に衝撃を与えた「ディアベリ変奏曲」から数年ぶりにベートーヴェンに
取り組んだアンデルジェフスキ。ベートーヴェンの初期の協奏曲1番と、最後の
ピアノ作品(「第9」や「ディアベリ変奏曲」と同時期)を組み合わせた2作目の
ベートーヴェン録音。今最も注目されるピアニストの新録音です。ちなみにこ
のプログラムで3月から欧米ツアーが実施される模様です。 12Pブックレット

VC-5189982 \1980
ブラームス:
ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15
ハンガリア舞曲集(4手のための)(9曲)*
ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ)
フランクフルト放送交響楽団、パーヴォ・ヤルヴィ指揮
*ニコラ・アンゲリッシュ、フランク・ブラレイ(ピアノ)
各地で高評価を得ているアンゲリッシュのブラームス・シリーズの最新第5作
ヴァージン・クラシックスに2作のリサイタル・アルバムと2作の室内楽アルバ
ムを発表し世界的に評論家筋から評価を得ているアンゲリッシュのブラームス。
ヤルヴィとの共演、ブラレイとの連弾により注目の新作が発表されました。
3月14日、15日に日本フィルとのブラームスの2番の協奏曲、4月には諏訪内晶子
との共演のため来日が予定されています。12Pブックレット

VC-3740872 \1980
カプリッチョ-Virtuoso pieces
メンデルスゾーン:歌の翼にOp.34-2
シューベルト/ヴィルヘルミ編:The Bee、Op.13-9
シューベルト/R.カピュソン編:アヴェ・マリア(エレンの歌 IIID.839)
エルガー/ハイフェッツ編:気まぐれ女Op.17
ドヴォルザーク/ハイフェッツ編:ユーモレスクOp.107-1
スーク:ウン・ポコ・トリステOp.17-3
ドヴォルザーク/クライスラー編:スラヴ舞曲イ短調-Op.46-2,Op.72-1
ディニーク/ハイフェッツ編:ホラ・スタッカート
シマノフスキ/コハンスキ編:ロクサーナの歌-「ロジェ王」より
ドビュッシー/ローレンス編:月の光-「ベルガマスク組曲」より
ストラヴィンスキー/ドゥシュキン編:ロシアの歌
プロコフィエフ/ハイフェッツ編:仮面-「ロメオとジュリエット」より
チャイコフスキー:感傷的なワルツOp.51-6
グルック/クライスラー編:精霊の踊り-「オルフェオとエウリディーチェ」より
コルンゴルト:庭園の場-組曲「空騒ぎ」Op.11より
R.シュトラウス/プルジホダ編:「ばらの騎士」ワルツ
R.シュトラウス/プルジホダ編:さびしい泉のほとりOp.9-2
ポルディーニ/クライスラー編:踊る人形
クライスラー:愛の悲しみ
シューマン:だれにもまさるきみ-「女の愛と生涯」Op.42-2
シューマン:この指につけた指輪-「女の愛と生涯」Op.42-4
ルノー・カピュソン(ヴァイオリン-グァルネリ・デル・ジェス、1737) 
ジェローム・デュクロ(ピアノ)
クライスラー、ハイフェッツ、メニューインなどの巨匠ヴァイオリニストへの
トリビュートとして彼らが愛奏したヴァイオリンの魅力を十全に発揮する小品
集。録音はルガノで行われかつてスターンが演奏したことのある1737年製のグァ
ルネリ・デル・ジェス(ルガノの銀行より貸与)が使用されました。



●既にご案内済みの下記商品2点ですが、限定盤に変更となりました。
ご注文はお早めにお願いいたします。

<EMI>
CZS-5145762 4枚組 \3600
ラトル/シマノフスキ作品集

CZS-5145652 5枚組 \3750
ラトル/ドビュッシー、ラヴェル作品集

<BMG>
JMM24XR05 \3465
ムソルグスキー(ラヴェル編): 組曲「展覧会の絵」
フランク: 「プシュケとエロス」(交響詩「プシュケ」より第4曲)
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)
NBC交響楽団
[録音]1952年1月7日(2)、1953年1月26日(1)、
ニューヨーク、カーネギー・ホール[モノラル]
[オリジナル・プロデューサー]リチャード・モア
[オリジナル・レコーディング・エンジニア]ルイス・レイトン
[リマスタリング・エンジニア]杉本一家(JVCマスタリング・センター)
[マスターテープ・トランスファー]アンドレアス・マイヤー(ニューヨーク・
ソニー・スタジオ)
[LP初出] LM-1838[September 1954]
[国内LP初出] LS-2035[December 1955]
トスカニーニは、ラヴェルにオーケストラ編曲を依頼したクーセヴィツキーの独
占演奏権が切れた直後の1930年に初めて「展覧会の絵」を取り上げている(ニュ
ーヨーク・フィル)。NBC響とは4回演奏し、その最後の演奏会の2日後にRCAによ
るセッションが組まれて収録されたのが当盤の演奏(同日にはJM-M24XR06の「ハ
イドン変奏曲」が収録されている)。いわばトスカニーニ「展覧会の絵」につい
ての総決算といえるだろう。
トスカニーニ自身、このラヴェル編曲版を「オーケストラ編曲における偉大な論
文の一つ」と高く評価しており、強靭なカンタービレを基本に、随所にNBC響の
名手たちのソロを活かしつつ、熱く盛り上げていく手腕はトスカニーニならでは。
また、おそらくムソルグスキーのオリジナル版に順じてラヴェルのオーケストレ
ーションを変更している箇所(「ザムエル・ゴールデンベルクとシュムイレ」の
結びなど)、あるいはトスカニーニ独自の変更(「キエフの大門」の[116]以降
[117]までの金管パートを弦パートに移す)が見られる点も興味深い。
トスカニーニの1951年以降のRCA録音の多くは、指揮者の頭上約5メートルの位置
につるされたコンデンサー・マイク1本によるワンポイント収録で、細部のパー
トまで明晰に収録しながらも直接音を主体にしたバランスによる名録音が多いが、
この「展覧会の絵」はその中でも特に優れたものの一つである。ラヴェルの多彩
なオーケストレーションを余すところなく捉えたこの録音は、発売当初、オー
ディオ装置のデモンストレーションにも多用されるなど優秀録音として知られて
いた。
カップリングは、初出LP通り、フランクのオーケストラ曲の中でも最も官能的な
響きで知られる佳品、「プシュケとエロス」。NBC響時代には2回取り上げており、
その2回目の演奏会の2日後のRCAによるセッションで収録された。同日にはワー
グナー「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死が収録されている。
今回の復刻に当たっては、これまでのXRCD24の原則通り、最もオリジナルなアナ
ログ・マスターテープにさかのぼり、細心の注意を払ってマスタリングを敢行。
それにより、リビングステレオ・シリーズでRCAの録音黄金時代を築き上げたリ
チャード・モアとルイス・レイトンの名コンビが捉えたトスカニーニ=NBC交響
楽団の輝かしく豊潤なサウンドが、前代未聞の明晰さと色彩感を伴って瑞々しく
よみがえっている。特に「展覧会の絵」は、過去の3度にわたるCD化(RCCD1009=
1984年、60287-2RG/BVCC-5156=1991年[全集版]、74321-59484-2/
BVCC-38100-01=1999年[2for1シリーズ])においても聞くことのできなかった、
オリジナル・マスターの圧倒的な鮮明度(特に高音域の輝かしさ)がXRCD24化に
よってよみがえり、カーネギー・ホールの空気感(残響感)までをもが瑞々しく再
現されている。

JMM24XR06 \3465
エルガー: 「エニグマ変奏曲」Op.36
ブラームス: 「ハイドンの主題による変奏曲」Op.56a
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)
NBC交響楽団
[録音]1951年12月10日(1)、1952年2月4日(2)、
ニューヨーク、カーネギー・ホール[モノラル]
[オリジナル・プロデューサー]リチャード・モア
[オリジナル・レコーディング・エンジニア]ルイス・レイトン
[リマスタリング・エンジニア]杉本一家(JVCマスタリング・センター)
[マスターテープ・トランスファー]アンドレアス・マイヤー(ニューヨーク・
ソニー・スタジオ)
[LP初出] LM-1725[March 1953]
[国内LP初出] A-4009(「トスカニーニとロマン派音楽」第2集[LP4枚組])
[February1963]
トスカニーニが「エニグマ変奏曲」を初めて指揮したのは1905年で、作品が作曲
されてから6年後のことであった。1935年にBBC響に客演してロンドンでこの曲を
指揮したとき、指揮者のランドン・ロナルドは「これまで聴いたベストの演奏は
作曲者の自作自演だったが、トスカニーニはそれを上回る」と絶賛し、著名な評
論家アーネスト・ニューマンも「〈ニムロッド〉はイギリス風でないアクセント
もあったが、あれほどの深みを湛えた演奏は聴いたことがない」と賛辞を呈して
いるほど、その解釈は絶対的な評価を得ていた。
当録音は、トスカニーニがこの曲を最後に指揮した演奏会の3ヶ月前に収録され
たもので、いわば彼にとってこの曲の解釈の総決算といえるもの。ここでも、
NBC響のヴィルトゥオジティを最大限に発揮させて、主題と14曲の変奏の多彩さ
な魅力を引き出している。その1週間前にはブラームスの交響曲第4番、その1週
間後にはレスピーギ「ローマの噴水」と、いずれも定評ある名盤を録音している
ことからも、トスカニーニとNBC響が絶頂期にあったことがうかがい知れる。な
おトスカニーニが全生涯で取り上げたエルガー作品は、「エニグマ変奏曲」のほ
かには「序奏とアレグロ」があるのみである。
カップリングは、オリジナルLP通り、ブラームスによる変奏曲の名品「ハイドン
の主題による変奏曲」。NBC響時代には5回演奏しているが、当盤の録音は、それ
とは無関係に純粋なレコード録音を目的として収録されたもので、トスカニーニ
にとっては1936年のニューヨーク・フィルとの歴史的名盤以来のセッション録音
となった。和声変化がそれぞれの変奏を結び付けているという作品の構造を息彫
りにした名演である。


<RCA RED SEAL RCA RED SEAL>
88697271552(SACD-Hybrid) 2枚組 \3100
シューマン:オラトリオ「楽園とペリ」Op.50(全曲)
ドロテア・レシュマン(ソプラノ)[ペリ]
マリン・ハルテリウス(ソプラノ)
レベッカ・マーティン(メゾ・ソプラノ)
ベルナルダ・フィンク(メゾ・ソプラノ)
クリストフ・シュトレール(テノール)
ヴェルナー・ギューラ(テノール)
クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
ゲラルト・ホイスラー(バス)
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
バイエルン放送交響楽団・合唱団
「楽園とペリ」は、アイルランドの詩人トーマス・ムーアの韻文物語『ララ・ル
ーク』の中のペリの物語をもとに1843年、シューマン33歳の時に完成した3部か
らなるオラトリオで、シューマン自身がライプツィヒで指揮した初演は大成功
を収め、出版のオファーが来たのみならず、疎遠になっていた妻クララの父ヴィ
ークとも関係を修復するなど、作曲家としての大きな一歩を踏み出すことのでき
た記念碑的作品。全編にわたって瞑想的で美しい抒情に満たされ、「ゲーテの
《ファウスト》の情景」「ミニョンのためのレクイエム」「バラの巡礼」など
のオーケストラ付き声楽曲と並んで、最近ではシューマン独自の傑作としての
位置付けがなされつつある。
交響曲全曲や主要管弦楽曲・協奏曲のみならず、「ゲノフェーファ」(テルデッ
ク)など、シューマンの声楽曲でも名演を残してきたアーノンクールによる「楽
園とペリ」は、ほかに競合盤の少ないこの曲の決定盤と呼ぶに足る充実ぶり。
この時の演奏は、「アーノンクールの指揮するオーケストラが極めてシューマ
ン的な劇の世界を、それにふさわしい節度を保ちながら描ききった。最後の楽
園に再び迎えられた場面の至福の表現は真に神々しい。数多くの宗教音楽を経
験したアーノンクールならではの表現だ」
(音楽の友/岡本稔氏)と絶賛されたほどの出来だった。初客演となったバイエル
ン放送響との相性も抜群で、2007年5月末には再客演し、ドヴォルザーク「スタ
ーバト・マーテル」を指揮している(RCA Red Sealより2009年発売予定)。
8人の独唱者と混声合唱が必要で、それだけに声楽パートの比重が高いが、主役
のペリを歌うレシュマンンをはじめ、ハルテリウス、フィンク、ギューラ、ゲル
ハーヘルなど、数々の共演でアーノンクールと気心を通じた旬の歌手たちをそ
ろえている。「無垢の心を持った妖精が、2回の挫折によって大きく成長し、楽
園に戻るまでを役そのものになりきって演じた」と称賛されたレッシュマンの
名唱は一聴に値する。
【録音】 2005年10月21日&22日、ミュンヘン、ヘルクレスザールでのライヴ・
レコーディング

88697217612 \1900
ジョン・タヴナー、作品集 「The Repentant Thief」
アンドルー・マリナー(Cl)
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮) ロンドン交響楽団
【録音】 1991年9月21日 ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン
「To a Child Dancing in the Wind」 「Lamentation, LastPrayer and
Exaltation」 「A Mini Song Cycle for Gina」
- パトリシア・ロザリオ(Sp) キャサリン・ルーカス(Fl)
スティーヴン・ティーズ(Va) ヘレン・トゥンスタール(Hp)
イアン・シムコック(ベル) ジョン・タヴナー(p)
【録音】 1994年3月1日ハイゲート聖マイケル教会、ロンドン
「The Repentant Thief」は、1990年作曲の作品。イエスと一緒にはりつけにさ
れた犯罪者の一人へのイエスの言葉を題材としたもので、小編成の弦楽と独奏
クラリネットのための作品。この録音は、以前Collinsから発売されていたもの
と同じものです。

88697160282(ボーナスPAL方式DVD付) \1980
ジャン=マルク・ルイサダ - Le Chant du Piano 【新録音曲も含むベスト】
「リスト/愛の夢 第3番*」「チャイコフスキー/サロン風マズルカ ニ短調
Op.9-3、無言歌 ヘ長調Op.2-3*」「ベートーヴェン/創作主題による6つの変奏
曲 ヘ長調 Op.34*」「ビゼー/ノクターン ヘ長調」「シューマン/アラベスク
ハ長調Op.18」「ショパン/練習曲第3番ホ長調Op.10-3 別れの曲」「グラナドス
/ゴイェスカス」「ハイドン/幻想曲 ハ長調Hob.XVII-4」「ショパン/夜想曲第
17番ロ長調Op.62-1」「フォーレ/夜想曲第1番 変ホ短調Op.33-1」「ショパン/
前奏曲第7番 イ長調 Op.28-7」
「ピアノの詩人」ルイサダ。1985年のショパン・コンクール優勝以来、個性派
の名ピアニストとして活躍、日本でも大きな人気を獲得している。いずれもル
イサダがこれまで何度も取り上げ得意のレパートリーとしている曲を収録。録
音セッションでは、朝10時から夜10時まで食事の時間も惜しんで何度も繰り返
しテイクを重ねて演奏を極限まで練り上げるというルイサダだが、今回アルバ
ムの中の新録音作品も、彼ならではの繊細なピアニズムが一貫する個性的な解
釈を堪能できること間違いなし。
*リスト、チャイコフスキー、ベートーヴェンの作品は新録音。
グラナドスは、DGの録音のもの。 その他は、RCAの既発売のものから。
【「NHKスーパーピアノレッスン」の映像を含む、ルイサダの演奏PAL方式DVD付
き】 御注意・・・ このボーナスDVD は PAL 方式映像につき、NTSC 方式専用
のDVD プレーヤーでは再生できません。パソコンまたはPAL方式が再生可能な
DVDプレーヤーのみにて再生可能です。またこの注意書きシールを貼って出荷さ
せていただきます。

88697272072 2枚組 \1980
Ahn Trio - Lullaby For My Favourite Insomniac
ちょっとアンニュイ、そしてちょっぴりsexy・・・ 三人の美女が織りなす妖し
い音楽。都会のネオン煌く夜のイメージ、混沌するエネルギー渦巻く情熱的な
シーン、そして、ほっと力を抜いてリラックス。今を生きる全ての人にオスス
メします。 http://www.ahntrio.com の中に、このアルバムのコンセプト曲が
数曲試聴できます。まず聴いてみて下さい。
【Ahn Trio】
ソウル生まれの姉妹。ジュリアード音楽院にて学ぶ。EMIより3枚のアルバムを
発売し、アメリカとヨーロッパでベスト・セラーとなり、ECHO賞も受賞した。
現在彼女らは、自作の作品や韓国を中心とした現代作曲家の作品。それらとフォ
トグラファー、デザイナー、舞台演出家、ダンサーなどとのコラボレーション
を行い、絶賛を博している。

88697276512 2枚組 \2480
クリスタ・ルートヴィヒ 80歳記念ベスト
「ロッシーニ/セヴィリャの理髪師」「R・シュトラウス/ばらの騎士」「マーラ
ー/子供の不思議な角笛」「サン=サーンス/サムソンとデリラ」「シューベルト
/冬の旅」「フンパーディンク/ヘンゼルとグレーテル」「マーラー/リュッケル
トの詩による5つの歌」「ワーグナー/パルシファル」より
今年80歳になるクリスタ・ルートヴィヒ。彼女の今までに発売したBMGタイトル
の中から、ベストな名演を収録。

88697217422 10枚組 \5700
ハイフェッツ、オリジナル・ジャケットBOX
※2000セット完全限定盤
Disk 1
バッハ/2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV.1043
モーツァルト/ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調K.364
ブラームス/ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調 Op.102
Disk 2
ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
Disk 3
ブラームス/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
Disk 4
ブルッフ/ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 op.26
ブルッフ/スコットランド幻想曲op.46
ヴュータン/ヴァイオリン協奏曲第5番 イ短調 op.37
Disk 5
シベリウス/ヴァイオリン協奏曲ニ短調op.47
プロコフィエフ/ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調op.63
グラズノフ/ヴァイオリン協奏曲 イ短調op.82
Disk 6
コルンゴルト/ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.35
ミクローシュ・ローザ/
ヴァイオリン協奏曲op.24, 協奏交響曲(主題と変奏) Op29
ワックスマン/「カルメン」幻想曲
Disk 7
バッハ/無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1-3番 BWV.1001,1003,1005
Disk 8
バッハ/無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1-3番 BWV.1002,1004,1006
Disk 9
フランク/ヴァイオリン・ソナタ イ長調
R・シュトラウス/ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調Op.18
Disk 10
ラスト・コンサート 1972
バッハ/
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番ホ長調BWV1006から「ジーグ」
「ルール」「プレリュード」
ブロッホ/組曲「バール・シェム」から第2曲「ニーグン」
ドビュッシー/ロック編)/ レントよりおそく
ラフマニノフ(ハイフェッツ編) /練習曲「音の絵」変ホ長調op.33-4
ファリャ/コハニスキ編「7つのスペイン民謡」から第5番「ナナ」(子守歌)
クライスラー/カルティエのスタイルによる狩り
ラヴェル/ツィガーヌ(演奏会用狂詩曲)
カステルヌオーヴォ=テデスコ(ハイフェッツ編)/
「2つの海の練習曲」から「海のささやき」
【BOXの大きさは、縦 127mm,横128mm, 厚さ40mm、 68ページ、解説書付き】
Disk 1-5 は、LivingStereoSACDと同じDSDリマスター・テープを使用。
Disk 6-10は、24bit/96kによるリマスター。




<OEHMS CLASSICS>
OC709 3枚組 \4350
メンデルスゾーン:交響曲全集(第1-5番)
クリストフ・ポッペン(指揮)
ドイツ放送フィルハーモニー(旧称ザールブリュッケン放送響)
シビラ・ルーベンス(Sp) クラウディア・マーンケ(Ms)
クリストフ・プレガルディエン(T) バイエルン放送合唱団
明晰でありながら過度に強調されることのないロマン性。そして、曲の素の美
しさをストレートに表現。引き締まったテンポと流れの良い運び、曲の立体感
を際立たせるフレージング。これらは彼がメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲の
録音と基本的に変わりないことが判る。ポッペンの、メンデルスゾーンに対す
る実に見通しの良い構成感とオーケストラ・コントロールの確かさが際立つ演
奏です。
【クリストフ・ポッペン】
1956年、ドイツのミュンスター生まれのヴァイオリニスト、指揮者。ヴァイオリ
ニストとして数多くの著名コンクールで入賞。1978年、ケルビーニ弦楽四重奏
団を設立。1981年にはエヴィアン国際弦楽四重奏コンクールでグランプリを受
賞。1988年、デトモルト室内オーケストラの音楽監督。1995年、ミュンヘン室
内オーケストラの音楽監督に就任。1988-95年、デトモルト国立音楽大学の教授
を務め、1996年からベルリン国立音楽大学の学長を務めている。バロック・ヴァ
イオリンも演奏し、ECMから発売されたヒリアード・アンサンブルとの「バッハ
/モリムール」は世界的に話題となった。また、ザルツブルク音楽祭にも多く
出演している。2007年シーズンより、ドイツ放送フィル(旧称ザールブリュッケ
ン放送響)の音楽監督を務める。
【録音】 2006年9月-2007年5月
ザールブリュッケン放送ゼンデザール、
ザールブリュッケン会議場大ホール(2番のみ)

OC593 \1450
シューベルト:
ピアノ・ソナタ第4番イ短調D.537 & 第 18番ト長調「幻想」D.894
ヘルムート・ラッヘンマン:
「シューベルトの主題による5つの変奏曲」 「独奏ピアノのためのグエロ」
ヘルベルト・シュッフ(p)
H・シュッフの2枚目のアルバムは、今年没後180年を迎えたシューベルトの、ピ
アノ・ソナタを2曲。そして、ノーノ、シュトックハウゼンに作曲を学んだシュ
トゥットガルト出身の作曲家ヘルムート・ラッヘンマンによる、シューベルトの
「ドイツ舞曲 嬰ハ短調D.643」を主題とした変奏曲と、彼の代表ピアノ作品「グ
エロ」を収録し、意欲的なプログラムで、彼の新しい面が発揮されています。
彼のシューベルトはすでにヨーロッパで大評判、「まさにルプーや内田光子を
凌ぐ才能」と賛美されているのである。光と暗黒に満ちたシューベルトの音楽
とラッヘンマンの特異な世界を完璧に再現するために必要なもの。それは大い
なる表現力と繊細な音、そして絶妙なバランス感覚だが、もちろんシュッフは
それらを全て満たしている。
【ヘルベルト・シュッフ】
1979年ルーマニア生まれ。1988年ドイツに移住し、ザルツブルク・モーツァル
テウムにて学んだピアニスト。16歳でダブリンでの若人のための国際コンクー
ルで入賞し、ミュンヘン・ガスタイク・ホールでデビュー。「深く機敏な演奏!」
と絶賛されました。2003年からザルツブルク・モーツァルト週間などにも出演
しており、「聴衆を夢中にさせる強烈な音楽家」と称えられ、2005年6月に行わ
れたウィーン・ベートーヴェン国際コンクールでの最終選考では、ド・ビリー
指揮ウィーン放送Oをバックに、ベートーヴェンの協奏曲を弾き、「完璧な超大
家!」と絶賛。エームズ社長も絶賛し、OEHMS CLASSICSと契約。 ファーストア
ルバム 『ラヴェル&シューマン(OC541)』では、ドイツではすでに8000枚以上
のセールスをあげており、「彼の演奏は、迫力と輝きに満ちたもの」とグラモ
フォン・エディターズ・チョイスに選ばれた。また、「ホロヴィッツ、ペライ
ア、内田光子、ルプーなどと並ぶシューマンであり、最も自然体な演奏」と絶
賛されています。2007年5月にブーレーズに認められ、競演を果たしている。
【録音】 2007年9月 ベルリン、テルデックス・スタジオ

OC812 \1550
MEMENTO - ジンガー・プア
オルランド・デ・ラッスス:モテット「わが魂よ、何ゆえに悲しみたるか」
ジョルジュ・ドゥ・ラ・エル(1547-1586):
ミサ「わが魂よ、何ゆえに悲しみたるか」
ヴォルフガング・リーム:
「わが眼は曇り果てたり」「我らが牧者は隠れ給いぬ」「私はその中に数えら
れる」
アルヴォ・ペルト: 「Memento(形見)」
ジンガー・プア
ドイツで絶大なる人気をもつ声楽グループ、ジンガー・プアの、エームス・ク
ラシックスへの5枚目のアルバム。今までエームスから発売した4枚のうち、2
がエコー・クラシック賞を受賞。それぞれがドイツで10000枚以上のセールスと
いう、驚きのスーパー声楽アンサンブルです。男声だけのヒリアード・アンサ
ンブルとは違い、女性ソプラノを配置。1Sp, 3T,1Br, 1Bsという編成にしたこ
とにより、安定したアンサンブルが魅力的です。
今回のアルバムもジンガー・プアの魅力炸裂。思い切りの現代の音楽と、ルネ
サンス時代の音楽の融合・・・。それは聴き手に大いなる楽しみをもたらすこ
と間違いなし。アントワープ生まれのルネサンスの作曲家、ドゥ・ラ・エルの
世界初録音のミサ曲を聴く喜び、そして現代の作曲家たちの深遠な世界に触れ
る喜び、ラッススの静謐な音楽に浸る喜び。これらが渾然一体となった心躍る
1枚です。聴き手の耳を刺激する材料にも事欠かないのである。このジンガー・
プアの演奏を聞いてもわかる通り、調性を持つ前の音と、調性の概念が壊れた
後の音は驚くほど似通っている。600年を超える音の旅を心行くまで楽しみたい。
【録音】2007年7月 レーゲンスブルク、聖ヴィート教会

<NAXOS> ご予約締切日 2月3日 各1枚 \1000
8.557506
ロバート・クラフト・コレクション/ストラヴィンスキー作品集第9集
ストラヴィンスキー:後期バレエ音楽集
1.カルタ遊び
2.協奏的舞曲
3.バレエの情景
4.管弦楽のための変奏曲-オルダス・ハックスリーの追悼のために
5.カプリッチョ
演奏/ロバート・クラフト(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団・・・1
20世紀古典アンサンブル・・・ 2
セント・ルークス管弦楽団・・・3.5
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団・・・4
マーク・ウェイト(ピアノ)・・・5
1.2…Koch International 原盤
3.4.5・・・Music Masters 原盤
以前リリースされていたクラフトのストラヴィンスキーの復刻です。この色彩
感、躍動感、そして緻密なスコアの読み込みはストラヴィンスキーを知り尽くし
ているクラフトならではと言えるでしょう。特に、クラフトが初演を行った「協
奏的舞曲」の表現の濃厚さは類を見ません。クラフト自身による詳細な各曲の
解説(英文)が付いています。

8.557702
ハーマン&ニューマン:
映画音楽「エジプト人」 (ジョン・モーガンによる復元スコア )
演奏/ウィリアム・T・ストロンバーグ(指揮 )モスクワ交響楽団、合唱団
名監督マイケル・カーティスが 1954年に撮影した「エジプト人」は、映画自体
の評価はあまり高くないものの、サントラ界の2大巨頭、バーナード・ハーマン
とアルフレッド・ニューマンが音楽を共作したということで広く知られる事と
なりました。全曲、決められたモティーフに基づいて書かれていますが、各々
の特徴を感じつつ、どちらが書いた曲かを裏面を見ずに聴いてみるのはいかが
でしょう?
原盤 MARCO POLO 8.225078

8.557705
スキナー&ソルター:怪物音楽 (ジョン・モーガンによる復元スコア )
スキナー:フランケンシュタインの息子
スキナー&ソルター:透明人間の復讐
スキナー&ソルター:狼男
演奏/ウィリアム・T・ストロンバーグ (指揮)モスクワ交響楽団
ユニヴァーサル製作の怪奇映画3本立て。何だかタイトルを見ただけでぞくぞく
してしまうこれらの映画。『フランケンシュタインの息子』から9トラック、
『透明人間の復讐(日本未公開)』から8トラック、『狼男(日本未公開)』から8
トラックを収録。どれもが雰囲気たっぷり、ノスタルジックな怖さです。おな
じみのテーマから始まるところも心憎い。
原盤 MARCO POLO

8.557706
ワックスマン:
映画音楽「目標はビルマ!」 (ジョン・モーガンによる復元スコア )
演奏/ウィリアム・T・ストロンバーグ (指揮)モスクワ交響楽団
1906年生まれのワックスマンは、戦乱を逃れパリに亡命、当時すでに映画音楽
の作曲家として知られていたため、すぐにアメリカのハリウッドから誘いが来
たのは言うまでもありません。この「目標はビルマ!」が書かれたのは 1945年、
彼の全盛期にあたり豊かな楽奏に満ちた重厚でロマンティックな音楽がとても
魅力的です

8.559214
ロックバーグ:交響曲第1番(世界初録音)
演奏/クリストファー・リンドン=ギー(指揮)
ザールブリュッケン放送交響楽団
同じロックバーグの作品である「パッヘルベルのカノンの変奏」や弦楽のための
「超絶変奏曲」を聴く限りでは、この人は後期ロマン派の末裔だと思われそう
ですが、1960年代までは、音列技法を用いた難解で激しい作品を書いていまし
た。この交響曲第1番もそうで、この曲の第3楽章を彼の師であるL・マンズに見
せたところ「これは、私がこれまでに見た最も狂った音楽です!」とまで言われ
てしまったほど。彼がこのような作風を捨てたのは愛息の死がきっかけで、以降
は耳当たりのよい調性音楽を書くようになったのです。

8.559263
シエッラ:ニューミュージック・ウィズ・ア・カリビアン・アクセント
1.儀式的な痕跡
2.呪文
3.熱帯のトリオ
4.5つのスケッチ
5.グロサ・ア・ラ・ソンブラ
6.デスカルガ
演奏/コンティヌム
<メンバー>
シェリル・セルツァー&ヨエル・ザッハス指揮
ヴァージニア・グティレス(ソプラノ)・・・2
エレン・ラング(メゾ・ソプラノ)・・・5
デヴィッド・クラカウアー(クラリネット)・・・4.5
マーク・スタインバーグ(ヴァイオリン)・・・3.6
ミア・ウー(ヴィオラ)・・・5
マリア・キツォポウロス(チェロ)・・・3.6
シェリル・セルツァー(ピアノ)・・・1.5.6
ジョエル・ザックス(ピアノ・・・ 1.2.3、指揮・・・ 5.6)
ロバート・シエッラは現代アメリカの作曲家の中でも、最も新しい潮流に属しま
す。彼は若い頃から、カリブ海の多様な伝統民族音楽に惹かれ、自作にそのエキ
スを取り入れ、更に洗練させました。ここに収録されているのもそのような曲ば
かりで、最も初期の作品である「呪文」はアフリカ系キューバ人の儀式の合唱に
基づくもの、クラリネット・ソロのための「5つのスケッチ」はプエルトリコや
カリビアンポップス、そしてカタロニアの伝統音楽からインスピレーションを得
るなど、どれもが不思議な情感に満ちています。

8.559283
エリクソン:管弦楽、室内楽、声楽作品集
1.最近の印象
2.2つの歌(昼と夜/季節 )
3.野心家
4.夏の音楽
演奏/コンティヌム
<メンバー>
シェリル・セルツァー&ヨエル・ザッハス・・・ディレクター
コンティヌム室内管弦楽団・・・1
エレン・ラング(メゾ・ソプラノ・・・2)
デヴィッド・クラカウアー(クラリネット・・・2)
ミア・ウー(ヴァイオリン・・・1.4、ヴィオラ・・・2)
ジェイン・ローゼンフェルト(フルート・・・3)
シェリル・セルツァー(ピアノ・・・1)
ヨエル・ザッハス(ピアノ・・・1.2、指揮・・・1)
作曲家、教師として目覚ましい活躍をしたエリクソンの作品集です。彼はクシェ
ネクに作曲を学び、カリフォルニアで多くの生徒のために音楽を教えました。彼
の書いた音楽は多くの異なるスタイルを持ち、また高度な技巧を要するものです。
フルートのマウスピースを駆使した独特な音色を用いた「野心家」や、電子楽器
の音色が爽快な「夏の音楽」などユニークなものばかりです。1970年代よりアジ
アの音楽の影響を受け、より独自の世界観を追求した作品を残しました。

8.559301
ブルーベック (1920-):夜想曲集
1.-17.夜想曲第1-17番(青いタホ湖/虹を見て/メキシコの郷愁/奇妙なメドー
ラーク/レクエルド/柔らかく、ウィリアム柔らかく/4番目における学習/コ
ラール/舞台の奥のルンバ/ブルエッテ/月は静かに/失われたワルツ/砂漠と
不毛の土地/5本と 10本の小さい指/舞い上がる/子守歌/ローラのいない家)
18.少女の名前はオリィ
19.-22.夜想曲第18-21番(ジョシュア・レッドマン/オードリー/ウィーンの公
園の記憶/琴の歌)
23.ファッツさん
24.-26.夜想曲第22-24番(霧の朝/わかりました、サティ/眠るとき)
演奏/ジョン・サーモン(ピアノ)
往年のジャズ・ピアニスト、デイヴ・ブルーベックと言えば、真っ先に浮かぶの
は、あの「テイク・ファイヴ」でしょうか?少々無骨ながらもノリの良いリズム
感がたまらない名演を聞かせてくれていました。しかし、ここに収録されている
のは少々趣の違う作品です。「ノクターン」と題された洒脱な小品集で、子供た
ちと粋な大人のために書かれたものでどれもがちょっぴりジャジーで、ノスタル
ジックで、味わい深い曲ばかり。アメリカのサティとでも呼びたくなってしまい
ます。

8.559314
古き良き時代のアメリカの愛の歌
アーレン:さようならって何が良いの?/ヴァイル:愛はもやの中/シュワルツ:
あなたと夜と音楽とアーレン:若かった頃の最後の夜/ヴァイル:有効期限内の
ロマンス・・・世界初録音/ガーシュイン:ポピーランド/ヴァイル:アンフォ
ゲッタブル/シュワルツ:暗闇で踊ろう/ガーシュイン:イズント・イト・ア・
ピティ?/アーレン:太陽が出てくる時/ガーシュイン:愛が国を超える/アー
レン:それは星に書いた/ガーシュイン:やれやれ、愛が私にしたことは/アーレ
ン:雨降る権利/アーレン:真実の愛を持っていた/シュワルツ:私の目の前のあ
なたの顔/ヴァイル:川はすごく青い・・・世界初録音/シュワルツ:あなたを
覚えている何か/アーレン:だまされる楽しみ/ヴァイル:壁の絵・・・世界初
録音/ガーシュイン:どれほど長く続いていたの?/ガーシュイン:もうすぐ
演奏/キャロル・ファーリー(ソプラノ) ジョン・コンステイブル(ピアノ)
ガーシュイン、ワイル、アーレン、シュワルツ…彼らによる素晴らしい愛の歌
たち。たとえばフランク・シナトラやエラ・フィッツジェラルド、トニー・ベ
ネットたちによって歌われてすでに不滅の名曲としての輝きを得たものや、ソ
プラノ歌手であるファーリー自身が、各地の図書館と出版社を巡り、探しだし
てきたいくつかの新発見の歌。これらは1920年代から50年代の理想的な世界を
描いた夢のようなひとときをたっぷり味わわせてくれることでしょう。

8.559348
ボルコム:チェロ作品全集
1.カプリッチョ
2.チェロ組曲第1番ハ短調
3.デカラージュ
4.ダーク・ミュージック
5.チェロ・ソナタ
演奏/ノーマン・フィッシャー(チェロ)
ジーニー・キールマン=フィッシャー(ピアノ)…1.3.5
アンドレア・ムーア(ティンパニ)…4
ピアニストとしても知られるボルコムは、作曲家としても 7つの交響曲の他、協
奏曲や室内楽、そして6曲のオペラと多岐に渡った作品を書きました。ここでは
チェロのために書かれた作品を全曲収録しています。ブラームスやミヨーなどの
先人の影響を彷彿させる「カプリッチョ」、陰気で悲劇的な「組曲第1番」、ブ
ーレーズの影響を受けた「デカラージュ」まるで時代を遡ったかのような「チェ
ロ・ソナタ」など彼の自由奔放で多彩な作曲技法が味わえます。
チェロのフィッシャーも白熱の演奏を聴かせます。

8.559366
ハーシュ:演奏会用作品集 2001-2006
1.3つの性格的練習曲
(左手のためだけの夜想曲/小さな糸巻きの歌/チョリンホ)
2.バッハのコラールによる 24の変奏曲
3.叙情的小品
4.ほろ苦いタンゴ
5.サロンの歌
(4部のスロー・ドラッグ/“ラストコール”ワルツ/バワリー街のラグ )
演奏/ナターシャ・パレムスキ(ピアノ)・・・1
ブレア・マクミラン(ピアノ)・・・2.5
ドロシー・ローソン(チェロ)、フレッド・ハーシュ(ピアノ)・・・4
グラマシー・トリオ
サーラン・レーヴェンハル(ヴァイオリン)/ジョナサン・ミラー(チェロ)/
ランダル・ホジキンソン(ピアノ)・・・ 3
名ジャス・ピアニスト、フレッド・ハーシュの 2000年以降の作品集。コンサー
トでは、そのインプロヴィゼーションが高く評価されている彼ですが、楽譜に記
された音楽は思いのほかロマンティック。まるでショパンやラフマニノフ、スク
リャビンを思わせる美しい旋律に満ちています。バッハの「マタイ受難曲」から
のコラールを用いた「24の変奏曲」はまさに21世紀のゴルトベルクと言っても過
言ではないでしょう。「ほろ苦いタンゴ」では作曲家自身がピアノを演奏してい
ます。得も言われぬ味わい…。

8.570210
バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバとハープシコードのためのソナタ集
1.ヴィオラ・ダ・ガンバソナタト長調 BWV 1027
2.トリオニ短調 BWV 583
3.トリオト短調 BWV 584
4.ヴィオラ・ダ・ガンバソナタニ長調 BWV 1028
5.ハープシコードのためのソナタイ短調 BWV 967
6.ハープシコードのためのソナタニ長調 BWV 963
7.ヴィオラ・ダ・ガンバソナタト短調 BWV 1029
演奏/アーポ・ハッキネン(ハープシコード)・・・1-7
ミッコ・ペルコラ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)・・・1.2.3.4.7
ここに収録された作品は、バッハがライプツィヒで活躍していた頃に書かれた
もので、豊かな楽想と緻密なアンサンブル、強烈な表現力が横溢した名曲揃いで
す。ちなみにここに収録された「トリオ」というのは、三重奏のことではなく
「声部が3つ」という意味。本来はオルガンのために書かれた作品です。指揮者
としても活躍中のハッキネンとペルコラの息のあったアンサンブルが見事です。

8.570215
マルティヌー:ピアノ作品全集第4集
1-7.7つのチェコ舞曲“ボロヴァー”
8-13.リトルネッロ集
14.スクラップ・ブックより第1番
15.即興的に
16.ドゥムカ第2番“エレジー”
17.アダージョ“イン・メモリアム”
18.踊りの時
19.スクラップ・ブックより第2番
20.ドゥムカ第1番“熟考”
21.バガテル“やさしい小品”
22.ルヤーナ
23.舟歌
24.ドゥムカ第3番
25-28.4つのムーヴメント
29.前奏曲第1番“マルセイエーズの主題で”
30.前奏曲第2番
31.不安解消のデュオ
32.夜まで続く猫の行列
33.小さなエヴァのための小品
34.マズルカ“パデレフスキーへのオマージュ”
35.T.S.F.のための
36.スケルツォ
37.無題
38.前奏曲
演奏/ジョルジョ・コウクル(ピアノ)
大好評、マルティヌーのピアノ作品集の第4集です。独特の哀愁と作風の変遷が
人気を呼んでいる彼のピアノ曲、今作のメインはパリで活躍した頃に書かれた
「ボロヴァー」です。新古典派からジャズなど当時流行したイディオムを巧みに
取り入れ、なおかつ民族的な味わいも感じさせる才気煥発の小さな組曲。これぞ
若きマルティヌーの面目躍如と言った作品です。晩年に書かれた「アダージョ」
は輝かしくロマンティックな曲。澄み切った心境が窺えます。

8.570279
チマローザ:序曲集第2集
1.歌劇「夢見るアルミダ」序曲
2.歌劇「オレステ」序曲
3-5.歌劇「ロンドンのイタリア女」序曲
6.歌劇「アルタセルセ」序曲
7-9.歌劇「インドのアレッサンドロ」序曲
10.歌劇「女はいつも最悪の選択をする」序曲
11-13.歌劇「キルケー」序曲
14-16.歌劇「古代ローマの狂信者」序曲
17.歌劇「ジャンニーナとバルナルドーネ」序曲
演奏/ケヴィン・マロン(指揮)トロント室内管弦楽団
第1集 8.570508も好評、チマローザのオペラ序曲集です。今回の作品も全曲とし
てはほとんど聴く機会のないものばかりで、ファンならずとも触手が動くこと間
違いありません。チマローザのオペラは当時としては劇的で、斬新なメロディを
駆使し安定した管弦楽法が高く評価されていました。そして序曲は全曲の特徴を
端的に示すものであり、後に続くドラマへの期待を嫌がおうにも高めてくれるの
です。

8.570359
オルウィン:ピアノ作品集第1集
ソナタ・アッラ・トッカータ/緑の丘/クリケッティ・ミル
インドの音階による前奏曲とフーガ/真昼の霞
ハーヴェスト・ホーム/ファンシー・フリー/
4月の朝/幻想的ワルツ
演奏/アシュリー・ウェイス(ピアノ)
オルウィンの創作活動において、ピアノ曲というのはかなり大きなウエィトを占
めています。ここに収録された作品を聴いてもわかるように、オルウィン自身も
並々ならぬ名ピアニストでした。なかでも11の小品からなる「幻想的ワルツ」は
オルウィンの最も素晴らしい創造です。ショパン、ラヴェル、J・シュトラウス、そして作曲直前に訪れ影響を受けたグリーグ。
彼らの面影を残しつつもオルウィン独自の方法でワルツの可能性を極限まで探索
するものです。

8.570372
トーマス:ハープ作品集
1.幼年時代の情景
2.吟遊詩人の祖国への別れの歌
3.4つのロマンス第3番「別離」
4.スタカート・ムーヴメント
5.グラン・デュオ
6.デヴィッドの白い岩
7.秋
8.陽が昇る
9.カンブリア(キャンプ/スケアの女/石が横切る)
演奏/リップマン・ハープ・デュオ(セバスチャン・リップマン、サーヨ・リッ
プマン)・・・1.5.9
セバスチャン・リップマン…2.6.8
サーヨ・リップマン…3.4.7
ウェールズのハープ奏者ジョン・トーマスは、当時最も称賛されたハープ奏者、
作曲家の一人でした。彼はビクトリア女王専属のハープ奏者であり、その洗練さ
れた技巧は高く評価されたのです。彼の作品はウェールズの民俗音楽を用いなが
らも古典的な様式で書かれたもので、分散和音と上昇するアルペジオを巧みに用
いたハープならでは音色が魅力的です。とりわけ「吟遊詩人の祖国への別れの
歌」はハープ奏者なら知らない人がいないほど知られた名作です。

8.570382
D.スカルラッティ:宗教声楽作品集
1-2.テ・デウム
3-14.ミサ・ブレヴィア「ラ・ステラ」 (抜粋)
15.チビタヴィット・ノス・ドミヌス
16.ミサ・ブレヴィア「ラ・ステラ」 (続き)“アニュス・デイ”
17-20.マニフィカト
21-30.スターバト・マーテル
演奏/モルテン・シュルト=イェンセン(指揮)
インモータル・バッハ・アンサンブル
D・スカルラッティは、現在では多数のハープシコード・ソナタの作曲家として
知られています。しかし若い頃は、偉大なる父を見習うべく宗教合唱曲と世俗合
唱曲の作品を多く書いていたのです。とりわけ有名な作品は「スターバト・マー
テル」でしょう。10人の独唱と2つの五部合唱、オルガン、通奏低音のために書
かれた古式ゆかしきスタイルと斬新なスタイルの融合を図った注目すべき曲、も
ちろん全ての声部は独立した動きを持ち、華やかで重厚な雰囲気を醸し出してい
ます。

8.570408
バヨラス:弦楽のための作品集
1-9.交響曲第2番「鐘乳石」
(タトラ山/城/私たちのガイド/マツォッハ/リディチェ/ヴィシェフラド/
ユダヤ墓地/プラハ/デパーチャー)
0-16.動詞のための組曲
17-18.前奏曲とトッカータ
19.標識
演奏/ドナタス・カトクス(指揮)
セント・クリストファー室内オーケストラ
リトアニアの作曲家バヨラスはカウナスで音楽の勉強を始め、最初はヴァイオリ
ニストとして活躍しました。音楽大学を卒業した後、現在のリトアニア国立交響
楽団に入団しましたが、当時からオーケストラのためにポピュラーソングを作曲
し評判となったのです。それから作曲の専門の勉強をはじめたのですが、「堅い
音楽」を書く間にも時折ポピュラーソングを書き続け、彼自身も演奏していたよ
うです。バヨラスの作品はいくぶん自叙伝的な要素を持ち、根源はリトアニアの
民俗音楽にあり、メロディは人間の情感に直接訴えかけるものです。

8.570415
バークリー:弦楽四重奏曲第1-3番
弦楽四重奏曲第1番 Op.6
弦楽四重奏曲第2番 Op.15
弦楽四重奏曲第3番 Op.76
演奏/マッジーニ弦楽四重奏団
バークリーの存在がイギリス音楽の系譜からは微妙に外れているように思うの
は、彼が若いころパリで学び、新古典主義の影響を受けたからかもしれません。
1935年に書かれた弦楽四重奏曲第1番は、ストラヴィンスキーとバルトークの存
在が見え隠れします。1970年に書かれた第3番はそれまで彼が培ってきた作曲技
法の全てが注ぎ込まれた力作で、力強い第1楽章に始まり、快活なスケルツォ、
続く不気味なレント楽章を経て終楽章に至ります。

8.570449
ダウランド:リュート作品集第3集
男と女/憂鬱なガイヤルド/サー・ジョン・スミスのアルマンド/ラッセル夫
人のパヴァーヌ/リッチ夫人のガイヤルド/レイトン夫人のアルマンド/ブリ
ジッド・フリートウッド夫人のパヴァーヌ/ナイト氏のガイヤルド/クリフト
ン夫人のアルマンド/ケイス博士のパヴァーヌ/リール子爵のガイヤルド/ヘ
ンリー・ギルフォード氏のアルマンド/デュランのパヴァーヌ/ダービー伯フェ
ルディナンドのガイヤルド/アルマンド/私のバルバラ/ラウンド・バトル・
ガイヤルド/アルマンドト長調/パヴァーヌハ短調/ダニエル・バチェラーの
ガイヤルド/アルマンドハ短調
演奏/ナイジェル・ノース(リュート)
シェークスピアと同時代を生きたダウランドのリュート作品集の第3集です。今
回はアルマンド、ガイヤルド、パヴァーヌの3つの舞曲を中心に収録しています。
80曲あまりのリュート独奏曲は生前にはほとんど出版されることはありません
でしたが、歌曲との関連性も高く、聴けば聴くほどに味わいが深まる曲ばかり
です。「癒しの音楽」としてもおすすめできます。名手ナイジェル・ノースの
滋味あふれる演奏で。

8.570451
パーソンズ:第一の大礼拝・死者への応答
マニフィカト
第一の大礼拝より「ヴェニテ」
第一の大礼拝より「テ・デウム」
死者への応答より「日々罪を犯す私を」
第一の大礼拝より「ベネディクトゥス」
死者への応答より「リベラ・メ・ドミノ」
第一の大礼拝より「クリード」
死者への応答より「わが贖い主は生きたまう」
第一の大礼拝より「マニフィカト」
第一の大礼拝より「ヌンク・ディミティス」
アヴェ・マリア
演奏/バーナビー・スミス(指揮)ヴォーチェ・カンタービレス
16世紀のイギリスの音楽家、 R・パーソンズの生涯はほとんど知られることが
ありません。わずかな手掛かりはバードの前任者としてリンカーン主教座聖堂
オルガニストの地位にあったこと、40半ばでこの世を去ったこと、そしてこの
ような美しい合唱作品を残したことでしょうか。彼の作品で唯一知られるのは、
このアルバムの最後に収録された「アヴェ・マリア」ですが、このCDのリリー
スによりパーソンズの評価は見直され、ルネサンスの偉大なる作曲家へと列記
されるでしょう。

8.570460
スヴェインビョルンソン
1.牧歌
2・舞曲
3.ピアノ三重奏曲イ短調
4.叙情小品集
5.ピアノ三重奏曲ホ短調
6.ヴァイオリン・ソナタヘ長調
7.舟歌ヘ長調
演奏/アウドゥール・ハフスタインスドーティル(ヴァイオリン)・・3.4.5.6のみ
シクルトゥール・ビャルキ・グンナルソン(チェロ)・・3.5のみ
ニナ・マルケルト・グリムスドッティル(ピアノ)
スヴェインビョルンソン。あまり名前になじみはありませんが実はアイスランド
の国歌を作曲した人物で、アイスランド作曲家の第一人者として讃えられていま
す。ここに収録されたピアノ曲と室内楽曲は、彼の個性が良く表れたもので、同
時代の音楽を敏感に反映し、繊細なタッチでデリケートな心象風景を描いていま
す。2007年作曲家生誕 160周年記念の録音です。

8.570465
リフレクションズ
1.スリーパー(1956-):トランペット協奏曲
2.マスランカ(1943-):交響曲第3番-交響的管楽アンサンブルのための
演奏/ギャリー・D・グリーン(指揮)
マイアミ市フロスト管楽アンサンブル
クレイグ・モリス(トランペット)…1のみ
この2人の作曲家の名前は吹奏楽ファンには既におなじみでしょう。指揮者、作
曲家として活躍するスリーパーの音楽は、「しばしば不可解」「豊かで抒情的」
と評されます。このトランペット協奏曲は快活で技巧的。縦横無尽に動き回るト
ランペットには息を飲むばかりです。マスランカ作曲の「管楽アンサンブルのた
めの交響曲第3番」はロッキー山脈やインドの風景が反映されているという色彩
豊かな曲です。

8.570494
ブクステフーデ:声楽作品集第2集
1.カンタータ「新たに生まれし御子」BuxWV.13
2.カンタータ「主は我と共にありせば」BuxWV.15
3.カンタータ「まことに彼はわれらの悩みを担いたもう」BuxWV.31
4.カンタータ「汝らが言葉と行いで示すすべてを」BuxWV.4
5.マニフィカト BuxWV.追加 1
演奏/ヨハン・ロイター(バス)・・・3.4のみ
エッベ・ムンク(指揮)
コペンハーゲン・ロイヤル・チャペル合唱団
デュファイ・コレクティヴ
オルガン作品で知られるブクステフーデですが、声楽作品も 120曲以上残してい
ます。それらのほとんどがプロテスタントの宗教曲であり、作曲技法も曲によっ
てかなり異なるものです。声楽コンチェルト、アリア、コラールの 3種に分類さ
れるのですが、どれも歌詞の意味を大切に保ち楽器と声の調和を完全なものとし
て構成されているのが見事です。北欧の名手たちによる清澄な響きをお楽しみく
ださい。

8.111091
グレート・ギタリスト・シリーズ/セゴビア
アンドレス・セゴビア第5集:1950年代アメリカ録音集第3集
デルフィン=アラード:芸術的な練習曲 Op.19より第2番
タルレガ:
4つのマズルカ第3番マリエータ/前奏曲第5番ホ長調/前奏曲第2番イ長調/マ
リア/4つのマズルカ第2番ト長調/ 4つのマズルカ第1番ト短調「アデリータ」
/アラビア奇想曲/アルハンブラの思い出
アルベニス:スペイン組曲 Op.47 No.5 アストゥリアス
アギーレ:カンシオン
マラツ:スペインのセレナード
ポンセ:
24の前奏曲よりセゴビアによる番号 No6.7.9.1.3.4./3つのメキシコ民謡第3番
ラ・ヴァレンティーナ/主題, 変奏曲と終曲/ギター・ソナタ第3番/4つの小品
よりマズルカ ,ワルツ
エスプラ:スペイン東部(歌と踊りの音楽) 第2番, 第5番
演奏/アンドレス・セゴビア(ギター)
偉大なるギタリスト、セゴビアの 1959年代アメリカの記録第3集は、19世紀の先
駆者タルレガと、セゴビアの友人でもあったポンセの作品を中心に収録しまし
た。セゴビア自身こう語ります。「1923年、メキシコで初めてポンセに会って以
来、彼は80以上ものギター曲を作曲してくれました。それらは、大きな曲も小さ
な曲もすべて純粋で美しいのです…」他にセゴビアの友人であった、アルベニ
ス、マラツ、アギーレらの作品も収録。スペインの自然な語法による類似性を
表現しています。

8.111268 3枚組
マスネ:マノン全曲
CD1ピエール・モントゥーによる序
マノン:第1幕、第2幕
CD2 マノン:第3幕、第4幕
CD3 マノン:第5幕
ドビュッシー:選ばれた乙女*
ベルリオーズ:夏の夜*
録音1955年4月30日-6月22日
演奏/ピエール・モントゥー(指揮)
パリ・オペラ・コミック座管弦楽団,合唱団
マノン・・・ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)
騎士デ・グリュー・・・アンリ・ルゲ(テノール)
デ・グリューの父・・・ジャン・ボルテール(バス)
マノンの従兄・・・ミシェル・デン(バリトン)
ギヨー・・・ルネ・エレン(テノール)

8.111318 2枚組
ヨーゼフ・シュミット
アリアと歌曲 1929-1936年録音集
CD1
モーツァルト:歌劇「魔笛」より「何と美しい絵姿」
ドニゼッティ:歌劇「愛の妙薬」より「人知れぬ涙」
フロトウ:歌劇「アレッサンドロ・ストラデッラ」より「ストラデッラを讃えて」
歌劇「マルタ」より「夢のように」
アレヴィ:歌劇「ユダヤの女」より「ラシェルよ、主の恵みにより」
マイアベーア:歌劇「アフリカの女」より「おお、楽園よ!」
ヴェルディ:歌劇「リゴレット」より「あれかこれか」
歌劇「リゴレット」より「女心の歌」
歌劇「仮面舞踏会」より「永久に君を失えば」
歌劇「トロヴァトーレ」より「見よ、恐ろしい火を」
プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」より「冷たい手を」「ミミは誰にでも色気を
みせる」
歌劇「トスカ」より「妙なる調和」「星は光りぬ」「ただお前だけのために」
歌劇「西部の娘」より「あれから 6ヶ月たった」「やがて来る自由の日」
歌劇「トゥーランドット」より「泣くなリュー」「誰も寝てはならぬ」
レオンカヴァルロ:歌劇「道化師」より「衣装をつけろ」
マスネ:歌劇「ル・シッド」よりロドリーグの祈り「おお、父なる主よ!」
歌劇「マノン」より「ああ消え去れ、やさしい面影よ」
チャイコフスキー:歌劇「エフゲニー・オネーギン」よりレンスキーのアリア
CD2
アダン:歌劇「ロンジュモーの郵便馬車」より「友よ、物語を聞け」
スメタナ:歌劇「売られた花嫁」より「おいで、私の坊や」
J・シュトラウス II世:歌劇「インディゴと 40人の盗賊」より「移り気な幸せ」
歌劇「ジプシー男爵」より「見捨てられたが陽気に世界をさまよった」
デルリンガー:歌劇「ドン・セザール」より「おお、マドンナ・テレーズ」
レハール:歌劇「ほほえみの国」より「君はわが心のすべて」「私たちの心にだ
れかが恋を沈めたのか」
「りんごの花環を」
メイエル=ヘルムント:不思議な歌
レヴィンネク:もう一度信じます、あなたの愛を
ニーダーベルガー:なぜ通りすぎていくの?
モリー:歌劇「ラ・ヴァリエール」より「はい、あなただけ」
ゲーツェ:歌劇「王の小姓」より「私の歌でした」
メイ:「歌は世界をめぐる」より「歌は世界をめぐる」「尋ねないで」
「もしあなたが若ければ」
セルラーノ:スペイン風に
ロッシーニ:踊り
ビスカルディ:アリエッタ
レオンカヴァルロ:マッティナータ
トスティ:私は死んでしまった
ブッツィ=ペッチャ:ロリータ/愛の痛み
演奏/ヨーゼフ・シュミット(テノール)
ブコヴィナ(現ウクライナ、ダヴィデニ)出身でユダヤの血を引くシュミットは、
1942年、スイスの捕虜収容所でたった 38歳の若さでこの世を去りました。しか
し、1929-1939年の8年の間に多くのオペラ・アリアと当時の流行歌を録音、そ
の歌声はまさに伝説として今も語り継がれているのです。彼の声は優しく、物
悲しく、見事な高音が特徴的です。ここではオペラ、オペレッタから様々な流
行歌まで多岐に渡るもので、瑞々しく張りのある歌声が耳を捉えて止みません。




<CPO>
777221-2(SACD-Hybrid) 2枚組 \5900
リース:オラトリオ「イスラエルの王」
演奏/ネレ・グラムス/ゲルヒルド・ロンバーガー/
エヴァ・ヴォラック/マルクス・シェーファー
ハリー・ファン・デル・カンプ/マレク・ジェプカ/
カイ・フローリアン・ビショフ
ヘルマン・マックス(指揮)
ライニッシェ・カントライ/ダス・クライネ・コンツェルト
ベートーヴェンの弟子として知られるフェルディナント・リースの珍しい声楽作
品です。18歳の時にリースはベートーヴェンの下で学ぶためにウィーンへ旅立ち
ました。当時ベートーヴェンは「オリーヴ山上のキリスト」を仕上げていた頃で
リースも楽譜のコピーなどを手伝ったと推測されています。リースは 4年間を
ウィーンで過ごしましたが、この経験は後の彼の作曲活動に多大なる影響を与え
たことでしょう。このオラトリオはリースの後期の作品で、素晴らしい合唱と劇
的なアリア、素晴らしい音楽で当時大成功を収めたものです。

777227-2 \1700
リース:弦楽四重奏曲集第2集
弦楽四重奏曲第2番ト長調 Op.70-2
弦楽四重奏曲第20番へ短調 WoO48
演奏/シュパンツィヒ弦楽四重奏団
シュパンツィヒ弦楽四重奏団のCPOへの 2枚目の録音として選んだ作曲家はリー
スです。もともとベートーヴェンの演奏で名が知られた団体だけあってリース
の作品は、まさに彼らにうってつけと言えましょう。ここに収録されたのはリ
ースが30代の頃に書かれた弦楽四重奏曲第2番と、20歳になる前に書かれた第20
番の2曲です。拡大された形式とハーモニー、溢れ出るような楽想に満ちた意欲
作です。

999786-2 \2450
ヴィラ=ロボス:
交響曲第10番「アメリンディア」-テノール、バリトン、バス、合唱と管弦楽の
演奏/ローター・オディニウス/ヘンリク・ベーム/ユルゲン・リン
カール・セント・クレアー(指揮)
シュトゥットガルト国立歌劇場合唱団のメンバー
SWR・ヴォーカルアンサンブル・シュトゥットガルト
シュトゥットガルト放送交響楽団
今世紀最大の交響曲作家の一人、ヴィラ・ロボス。このブラジルの天才の作品
はどれも新鮮な驚きに満ちたすばらしいものばかり。1952年に作曲されたこの
交響曲第10番は、テノール、バリトン、バス独唱と大規模な合唱を伴うオラト
リオとして書かれていて、演奏時間に 1時間あまりを必要としますが、全体に
楽しい雰囲気の漂う聴きごたえのある曲です。

777346-2 2枚組 \4900
エルレバッハ:宗教的カンタータ集
演奏/ドロシー・ミールズ/マーガレット・C・ハンター/アレクサンダー・
シュナイダー/アンドレアス・ポスト/マティアス・フィーヴェグ
ルドガー・レミー(指揮)
レサミ・ド・フィリッペ
今からおよそ350年前に生まれたエルレバッハ。J.S.バッハとシュッツを結ぶ宗
教曲の大家です。中部ドイツで活躍し大きな影響力を持っていました。この時
代は多くの宗教的な詩が出版され、エルレバッハもそれに基づいた宗教曲を数
多く作曲したのですが、そのほとんどは現存していません(火災で失われたた
め)。何とも残念なことですが、ここで聴ける作品で彼の偉大さがもっと広まる
ことでしょう

777311-2 \2450
レントヘン (1855-1932):
ゲーテ「ファウスト」より-オーケストラ、オルガン、合唱、独唱のための
演奏/マハテルド・バウマンス/マルセル・ベークマン/アンドレ・モーシュ
アンドレ・ポスト/マーク・リチャードソン/デニス・ウィルヘンホフ
ダヴィッド・ポルセライン(指揮)
エンスヘーデ国立ライスオペラ合唱団
オランダ交響楽団
最近、他レーベルでもリリースが相次ぐオランダの作曲家レントヘン。 CPOレ
ーベルでは2作目となるこのCDは、大作オラトリオ「ファウストより」です。重
厚な響きと、うねるメロディはまさに後期ロマン派の申し子と言える作風です
が、各々の歌などは素朴さが垣間見え、美しいメロディはしっかりと耳に残り
ます。磨き抜かれた合唱と、雄弁なソリスト、そして力強いオーケストラ、彼
らが一体となって、この悲劇を表現します。




<IVORY CLASSICS>
77003 2枚組 \4900
CD1…1970年 9月録音 スタインウェイ使用
パデレフスキ:
1.主題と変奏 Op.16 No.3
2.ピアノ協奏曲 イ短調 Op.17
3.幻想ポロネーズ Op.19
CD2…1969年 1月録音ボルドウィン使用
シャルヴェンカ:
1.ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.32
2.ポーランド舞曲 Op.3 No.1
演奏/アール・ワイルド(ピアノ)
アーサー・フィードラー(指揮)ロンドン交響楽団・・・CD1
エーリッヒ・ラインスドルフ(指揮)ボストン交響楽団・・・CD2
アール・ワイルドの評価を決定的に高めたのがこのパデレフスキとシャルヴェ
ンカの協奏曲でしょう。とにかく華麗でパワフルで、ワイルドの美質が端的に
表れています。

77004 \2450
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
第28番イ長調 Op.101
第16番ト長調 Op.31 No.1
第32番ハ短調 Op.111
演奏/デヴィッド・コレヴァー(ピアノ)

77005 \2450
バッハ:ゴルドベルク変奏曲
演奏/デヴィッド・コレヴァー(ピアノ)
以前から「通な聞き手」に人気のあった実力派ピアニスト、コレヴァーが弾く
ベートーヴェンのソナタとバッハのゴルトベルクです。ワイルドに師事し、ど
ちらかと言うとマニアックなレパートリーで評価されていた彼ですが、正統派
の中の正統派とも言えるベートーヴェンと「ゴルトベルク」にどう立ち向かう
か。ぜひ、ご自分の耳でお確かめください。

77006 \2450
ショパン/スクリャビン/ガーシュイン=ワイルド編曲集
全15曲
演奏/イゴール・ロヴチンスキ(ピアノ)
1984年、ロシアのカザンに生まれたイゴール・ロヴチンスキーは2歳というとて
も幼い時期からピアノを始めたという神童。国際コンクールの入賞歴も多く、
将来を期待される逸材です。このアルバムは彼のデビュー盤で、ショパン、ス
クリャビン、ガーシュイン(ワイルド編曲)の各々の曲を実にのびのび演奏して
いるところに好感が持てます。

77777(DVD-Video) 2枚組 \4350
ワイルド・アバウト・リスト
演奏/アール・ワイルド(ピアノ)
ワイルドが得意とするリストを中心とした演奏会とインタヴューを収録した映
像集。6時間にも渡る彼の演奏がじっくり味わえます。




<ARTHAUS DVD>
101457(DVD-Video) \3480
ローマ教皇ベネディクト 16世のためのコンサート
1. パレストリーナ(1525-1594):汝はペテロなり
2. フリードリヒ・ヴェッター枢機卿によるスピーチ
3. バイエルン放送総監督トーマス・グルーバーによるスピーチ
日本語字幕付き!
4. ベートーヴェン(1770-1827):交響曲第9番「合唱」
日本語帯付き!
5. 教皇ベネディクト 16世による演説
6. ドキュメント-教皇に捧げる神々の麗しき霊感
-本編映像より
収録:2007年 10月 27日ヴァチカン、教皇パウロ 6世オーディエンス・ホール他
演奏:マリス・ヤンソンス (指揮)
バイエルン放送交響楽団
クラッシミラ・ストヤノワ (ソプラノ )
リオバ・ブラウン (メゾ・ソプラノ )
ミヒャエル・シャーデ (テノール)
ミヒャエル・フォッレ (バス)
バイエルン放送合唱団 (合唱指揮…ミヒャエル・グレイザー)
収録時間:146分(ドキュメンタリー 45分含む )
字幕:英語・独語・仏語・スペイン語・伊語・日本語
画面: 16:9/NTSC/Region All(Code:0)
2007年10月27日、ヴァチカン。この日、巨大なホールは満場の聴衆で埋め尽く
されました。その数7000人。全ての人が、音楽と教皇の言葉と音楽に酔いしれ
ました。演奏曲目はパレストリーナとベートーヴェンの第九。神への祈りと人
間愛に満ちた感動的なコンサートです。DVD「ローマ教皇ベネディクト16世のた
めのコンサート」では、この類稀なコンサートの全容を収録します。
いつものことながらヤンソンスの白熱した指揮ぶり、さらに教皇のお言葉など見
どころ満載。コンサートにまつわるドキュメントも付された内容充実の作品です。
ナクソス・ジャパン取り扱いのディスクは、日本語字幕付です。

102089(DVD-Video) 2枚組 \5650
クリスタ・ルードヴィヒ-バースディ・エディション
歌:クリスタ・ルードヴィヒ
収録時間:200分/音声:PCM Stereo/字幕:英語・独語・仏語・スペイン語
画面: 16:9(一部 4:3)
NTSC/Region All(Code:0)
2008年3月で80回目の誕生日を迎えるクリスタ・ルードヴィヒの2枚組記念 DVD。
1枚目はシューベルトの「冬の旅」を収録。2枚目にはチャールズ・スペンサーを
伴奏に迎え、シューベルトやバーンスタイン、マーラー、ヴォルフを歌ったリサ
イタルの模様を収録。特典映像として、ドラベルラを演じた 1970年の「コシ・
ファントゥッテ」や 1982年のヴェルディ「ファルスタッフ」、ウィーンで行わ
れたマスタークラスの模様など、初出映像が満載の200分。94年に引退してもな
お、輝き続けるルードヴィヒ。その暖かい声質と豊かな表現力は20世紀の至宝と
も呼び得ましょう。

102137(DVD-Video) \3480
ドヴォルザーク・チクルス第2巻
1. 聖書の歌 Op.69
2. ヴァイオリン協奏曲 Op.53
3. テ・デウム Op.103
演奏:イルジ・ビエロフラーヴェク (指揮)
プラハ交響楽団
エヴァ・ランドーヴァ (メゾ・ソプラノ ) …1
イヴァン・ジェナティー (ヴァイオリン )…2
イヴァン・クスニエール (バリトン )…3
リヴィア・アグホヴァ(ソプラノ)…3
プラハ・フィルハーモニー合唱団…3
収録時間:81分
画面:4:3/NTSC/Region All(Code:0)
プラハ交響楽団によるドヴォルザーク・チクルスの第2巻(全6巻を予定)です。
収録曲3曲は、いずれもドヴォルザークのエッセンスが詰まった名曲。「聖書の
歌」は録音も少なく、このような名唱で聴けるのは、大変嬉しいことです。ヴァ
イオリンのジェナティーもテレマンの作品からロマン派、現代作品までを幅広く
弾きこなす実力派。現在チェコ音楽界を牽引する彼の15年前の瑞々しい演奏が
魅力です。指揮はおなじみイルジ・ビエロフラーヴェク。フランクフルト・ア
ルテ・オーパーでのライブ収録です。


●WALTER FELSENSTEIN EDITION フェルゼンシュタインそのオペラ芸術の全貌
ヴァルター・フェルゼンシュタイン(1901-1975)。ベルリン・コーミッシェ・オ
ーパーの創設者であり芸術監督であった彼は、20世紀の最も創造的なオペラ監督
のひとりです。190以上のプロダクションを監督したフェルゼンシュタインは、
その芸術をより多くの人々に提供するべく、その代表的なレパートリーの一部を
映像作品として残しました。 そして、2008年。ARTHAUSは、これら7つの映像作
品を現在最高水準の技術でデジタル修復し、オペラを愛する全ての方にお届けい
たします。今回リリースする「ヴァルター・フェルゼンシュタインの芸術」は、
7作品12DVDに、当時の貴重な写真などを含む104ページの解説書付き(英・独語)
のBOXセット。資料的価値も極めて高い、感動のコレクションです。

101305(DVD-Video) 12枚組 \38400
■ヴァルター・フェルゼンシュタインの芸術
【解説書(英語・ドイツ語, 全108ページ)付き特別仕様BOX/完全限定盤】
ベートーヴェン:フィデリオ(1956年)
…1DVD 84分
ヤナーチェク:利口な女狐の物語(1965年)
…2DVD 104分(18分エクストラ映像付き)
モーツァルト:ドン・ジョヴァンニ(1966年)
…2DVD 165分(40分リハーサル映像付き)
ヴェルディ:オテロ(1969年)
…2DVD 121分(20分エクストラ映像付き)
オッフェンバック:ホフマン物語(1970年)
…2DVD 131分(32分ボーナス映像付き)
オッフェンバック:青ひげ(1973年)
…2DVD 139分(30分エクストラ映像付き)
モーツァルト:フィガロの結婚(1975/76年)
…2DVD 166分(50分ボーナス場面集付き)
ボーナス映像&全108ページ解説書には、以下の内容が含まれます。
フェルゼンシュタインの原稿/ピアノによる縮小版と音見本/ステージデザイ
ン原案、スケッチ、草稿/歴史的音声とフェルゼンシュタインへのインタヴュ
ー、スピーチ/「ドン・ジョヴァンニのリハーサル場面」/「ホフマン物語」
のニュース映像と場面集/1945年から1961年までの名場面集
収録時間:1100分(ボーナス映像などを含む)/音声:PCM Stereo/
字幕:独語・英語・仏語・スペイン語/画面:4:3/NTSC
/Region All(Code:0)
BOXセットの各タイトルは、本年秋以降、順次単品で発売予定です。こちらも
お楽しみに! なお、BOXセットに付属する解説書の分売予定はありません。

<EINSATZ RECORDS>
EZCD 013 \2300
ラヴェル:弦楽四重奏曲 へ長調
ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調
パレナン四重奏団
往年のフランスの名カルテット、パレナン四重奏団のメイン・レパートリーで
あるラヴェルとドビュッシーの名作です。1969年のステレオ録音が名盤として
語り次がれていますが、この音源はそれより約20年近くも前の貴重なモノラル
録音です。最高の顔ぶれである当時のメンバーの流麗かつ精緻なアンサンブル
は実にパワフルで、後のステレオ録音では感じ取れない、一音一音の生々しさ
がダイレクトに迫りくる名演です。
原盤:仏PACIFIC LDP-F48からの復刻。
国内盤仕様…日本語帯付、裏面の曲目トラックリストも日本語併記 簡単な解
説も封入しております




<Brilliant Classics>
BRL 8900 \1650
ラフマニノフ(ヴァレンベルグ編):ピアノ協奏曲「第5番」
W.シュミット=レオナルディ(pf)
クチャル指揮、ヤナーチェク交響楽団
★世界初録音
ブリリアントレーベルでも優秀な演奏を多く残している、シュミット・レオナ
ルディとクチャル&ヤナーチェク響がブリリアント社の取り組んだ画期的な作
品に素晴らしい演奏で華を添えています。
●ラフマニノフ ピアノ協奏曲「第5番」発売に寄せて
ピーター・ヴァン・ヴィンケル-ブリリアント社 エグゼクティヴプロデューサー
ブリリアント社では、ラフマニノフ作曲 交響曲第2番をピアノと管弦楽用に編
曲するという企画を2000年から進めてきました。当時のクリスマス時期に思い
ついたものです。
この曲はラフマニノフの作品の中でも特に大きな一曲として有名です。
私は以前から、ラフマニノフを聴くとき、オーケストラなどの編成よりもピアノ
を連想します。ラフマニノフの音楽的な個性は器楽に向いていると考えます。
交響曲を聴くとピアノを連想し続けてしまうのです。こんな素晴らしい曲がピ
アノ曲として存在しないことは残念でなりませんでした。ラフマニノフが残し
たスコアを見て考えていくうちに異論を唱えている訳ではありませんが、何か
足りないのでは…と考えるようになったのです。…ピアノを入れてみるのはど
うだろうか…?
ベートーヴェンやチャイコフスキーの交響曲をこのように編曲するのは馬鹿げ
ていますが、ラフマニノフの交響曲第2番は違います。『正統な協奏曲』ではな
くても、例えばフィナーレの部分はピアノソリストの活躍が想像することがで
きます。私は美しくピアノが奏でる、そんな曲を完成させたいという夢をずっ
と描いていました。
その夢を実現させるためには、ピアニストと編曲者を探さなくてはなりません。
そこで、私の先生であるアレクサンダー・ヴァレンベルク氏にお願いすること
にしました。この曲のイメージを壊さずに新しい協奏曲という形にすることが
出来るのは、豊かな才能と想像力を持った彼しかいないと思ったのです。依頼
に対しヴァレンベルク氏は、『この提案は不可能であり、成功しないであろう』
とさえ言いました。しかしながら私の熱心な依頼を聞き入れ編曲にとりかかっ
てくださいました。私は、今までこれほど具体的にイメージしてプロデュース
したものはこれまでありませんでしたので、まもなく完成してくる作品には期
待と不安を持っていました。ところが、そんな心配をよそにヴァレンベルク氏
は私の目指すものがはっきり理解してくれていたのです。そして新たな形の作
品が誕生したのです。
バランスよくラフマニノフの独特のピアニズムを崩すことなく、どこまでもラ
フマニノフらしくピアノを中心に、そして技巧的に見事にアレンジしたのでし
た。それはコピーでもなく真似でもありません。新たなラフマニノフの姿を完
成させたのです。曲の最初から最後まで実に素晴らしいのです。
発売までには多くの時間がかかりましたが、作曲家の権利財団と孫のアレクサ
ンダー・ラフマニノフの許可を得ることができました。出版にはブージー&ホ
ークス社に協力を得ることもできました。
そして今ここに素晴らしい1曲を完成・発売することができることが大変喜ばし
く思います。

BRL 93654 8枚組 \3880
クレメンティ:ヴァイオリン、フルート、チェロソナタ全集
ヴァイオリンソナタOp.2-Op.6、Op.13、Op.15、Op.30、
ヴァイオリンとチェロとピアノの為のソナタOp.27-Op.29、Op.35、
フルートとチェロとピアノの為のソナタOp.21、Op.22、Op.32、
フルートソナタOp.31
ピエトロ・スパダ(pf)ボロネーゼ(Vln)ビオコティーノ(Flu)ベルガメリ(Vc)

BRL 93646 \540
ジェミニアーニ:チェロソナタ
ヤープ・テル・リンデン(Vc)ラルス・ウルリク・モルテンセン(Cemb)

BRL 93647 7枚組 \3580
パーセル:室内楽曲全集
12の3声のソナタ、10の4声のソナタ、序曲 ト長調、ニ短調、ト短調、
ハヴァーヌ ト短調、イ長調、変ロ短調、イ短調、チャコニー、
トランペットと弦楽の為のソナタ、組曲 ト長調、
リコーダーの為の前奏曲 ニ短調、
ヴァイオリンと通奏低音の為のソナタ ト短調、シベル、3声のファンタジア、
4声のファンタジア、1つの音の上のファンタジア、イン・ノミネ、
ハープシコードの為の8つの組曲、他
ハープシコードの為の作品集
ピーター・ヤン・ベルダー(Cemb)ムジカ・アムフィオン

BRL 93610(SACD-Hybrid) \1050
サンマルティーニ:シンフォニア集 第1集
シンフォニア イ長調JC63、ニ長調JC22、ホ長調JC31、イ長調JC60、
五重奏曲第5番
アレッサンドラ・ロッシ・ルーリック指揮、
アカデミア・ダルアルカディア

BRL 93649 3枚組 \1550
テレマン:パリ四重奏曲
6つの四重奏曲集、6つの組曲からなる新四重奏曲集
イェド・ヴェンツ指揮、ムジカ・アド・レーヌム

BRL 93650 3枚組 \1550
ハイドン:弦楽四重奏曲集 第6集
弦楽四重奏曲Op.1、Op.2
ブッフベルガー四重奏団

BRL 93652 \540
ジェズアルド:5声のためのマドリガル集 第4巻
アンサンブル・アルテ・ムジカ

BRL 93369 3枚組 \1550
ディンディア:二重奏のための音楽集第1巻、独唱のため音楽集第5巻、他
マテルダ・ヴィオラ、パオラ・ロンケッティ(Sop)ジノ・ナッポ(Cemb)、他
バラッツォーニ(Sop)ヴォルタ(リュート、Guitar)、エリマ・アンサンブル、他

BRL 8896 \540
イーヴンソングとヴェスペレ
ステファン・クレオバリー指揮、ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団

●Brilliant Classics THE COLLECTION Series
ブリリアントレーベルの新・ベスト盤ボックス 手頃な6枚組に有名な作品を収録
ジャケットデザインもモダンイメージで今までのクラシックソフトのイメージを
一新。幅広いユーザに対応できる素晴らしいセットです。
日本語帯付きで登場です。

BRL 93625 6枚組 \2300
ザ・コレクションシリーズ:ヴィバルディ集
四季、リコーダー協奏曲、弦楽器による協奏曲、スターバトマーテル、他

BRL 93626 6枚組 \2300
ザ・コレクションシリーズ:J.S.バッハ集
ブランデンブルグ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲全集、オルガン曲集、
ヨハネ受難曲、他

BRL 93627 6枚組 \2300
ザ・コレクションシリーズ:ヘンデル集
水上の音楽、王宮の花火の音楽、メサイア、オルガン協奏曲、合奏協奏曲、他

BRL 93628 6枚組 \2300
ザ・コレクションシリーズ:モーツァルト集
交響曲第40番、第41番、ピアノ協奏曲集、ピアノソナタより、レクイエム、他

BRL 93629 6枚組 \2300
ザ・コレクションシリーズ:ベートーヴェン集
 交響曲第5番、第9番、ピアノ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲、
3大ピアノソナタ、他

BRL 93630 6枚組 \2300
ザ・コレクションシリーズ:ドヴォルザーク集
交響曲第9番、弦楽の為のセレナード、チェコ組曲、スラヴ舞曲集、
チェロ協奏曲、他

BRL 93631 6枚組 \2300
ザ・コレクションシリーズ:チャイコフスキー
後期交響曲集、ピアノ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲、3大バレエ組曲、他

BRL 93632 6枚組 \2300
ザ・コレクションシリーズ:ブラームス集
交響曲第4番、ピアノ協奏曲第2番、ヴァイオリン協奏曲、ドイツレクイエム、他

BRL 8859 6枚組 \2300
ザ・コレクションシリーズ:ラフマニノフ集
ピアノ協奏曲全集、音の絵、ヴェスペレ、交響的舞曲、鐘、他

BRL 8860 6枚組 \2300
ザ・コレクションシリーズ:ショスタコーヴィチ集
交響曲第5番、第7番、チェロ協奏曲、ジャズ組曲、弦楽四重奏曲より、他




<MEMBRAN>
●Membran Classics 10CD series
MEMBRAN 231885 10枚組 \2080
チェリビダッケ(Cond)名演奏集
モーツァルト:交響曲第25番
ハイドン:交響曲第94番、第104番
ベートーヴェン:レオノーレ第3番
ベルリオーズ:序曲「海賊」
メンデルスゾーン:交響曲第4番
ブラームス:交響曲第2番、第4番
チャイコフスキー:
交響曲第2番、第5番、くるみ割り人形組曲より、ロミオとジュリエット
ドビュッシー:海、遊戯
ブゾーニ:ヴァイオリン協奏曲
ヒンデミット:ピアノ協奏曲
ブリテン:シンフォニア・ダ・レクイエム
グリエール:コロラトゥーラ・ソプラノと管弦楽のための協奏曲
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番、第9番
プロコフィエフ:交響曲第1番
ストラヴィンスキー:カルタ遊び
ピエール・フルニエ(Vc)ジークフリート・ボリス(Vln)
ゲルハルド・リイシュー(pf)
ロンドンフィルハーモニー管弦楽団、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団

MEMBRAN 231884 10枚組 \2080
ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 名演奏集
 ヘンデル:王宮の花火の音楽、水上の音楽 レーマン指揮
モーツァルト:交響曲第35番 ベーム指揮
ベートーヴェン:交響曲第6番 シューリヒト指揮
ベートーヴェン:交響曲第3番 ヨッフム指揮
ベートーヴェン:交響曲第8番、ブラームス:交響曲第3番 
クナッパーツブッシュ指揮
メンデルスゾーン:交響曲第4番 チェリビダッケ指揮
シューベルト:交響曲第8番 クナッパーツブッシュ指揮
シューマン:交響曲第4番 フルトヴェングラー指揮
ドヴォルザーク:交響曲第9番 カラヤン指揮
ブルックナー:交響曲第8番 クナッパーツブッシュ指揮
ブルックナー:交響曲第9番 フルトヴェングラー指揮
R.シュトラウス:家庭交響曲、ティルオイレンシュピーゲル 
フルトヴェングラー指揮
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番 チェリビダッケ指揮

MEMBRAN 231883 10枚組 \2080
チャイコフスキー:作品集- A Portrait
交響曲第3番-第6番、1812年、イタリア奇想曲、ロミオとジュリエット、
弦楽の為のセレナード、組曲「くるみ割り人形」「眠れる森の美女」、
ピアノ協奏曲第1番、ヴァイオリン協奏曲、ロココ風の主題による変奏曲、
ピアノ三重奏曲、エフゲニー・オネーギン
ビーチャム、ストコフスキー、フルトヴェングラー、チェリビダッケ、
メンゲルベルク、バルビローリ指揮、
ウィーンフィル、フィラデルフィア、フィルハーモニア、ロンドン響、
コンセルトヘボウ、NBC響、
チェルカスキー(pf)メニューイン(Vln)ハイフェッツ(Vln)、他

MEMBRAN 231882 10枚組 \2080
J.S.バッハ:作品集- Soli deo Gloria
ブランデンブルク協奏曲  ライナー指揮
ヴァイオリン協奏曲BWV.1041、1042 メニューイン(Vln)、
2つのヴァイオリンの為の協奏曲BWV.1043 ブッシュ、マグニス(Vln)
ゴールドベルク変奏曲 ランドフスカヤ(pf)
トッカータとフーガBWV565、プレリュードとフーガBWV.534、541、545、548、
トッカータとアダージョとフーガBWV.564 Aシュヴァイツァー(Org)
無伴奏チェロ組曲より カザルス(Vc)
無伴奏ヴァイオリンパルティータより メニューイン(Vln)
マニフィカトBWV.243 ライナー指揮
カンタータBWV.82 ベルナルド指揮
マタイ受難曲BWV.244 ラミン指揮

MEMBRAN 231756 ※番号変更 231887 10枚組 \2080
J.S.バッハ:声楽を含んだ作品集- Vocalworks
クリスマスオラトリオ 
オーウェン、テッパー、ギュンター 
カール・リヒター指揮、ミュンヘン・バッハ管弦楽団
ヨハネ受難曲 
ギベル、フェフゲン 
ギュンター・ラミン指揮、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
マタイ受難曲
トレッチェル、オイストラティ、ディースカウ
フリッツ・レーマン指揮、ベルリン放送交響楽団
ミサ曲ロ短調
シュワルツコップ、ゲッダ  
カラヤン指揮、フィルハーモニア管弦楽団




<Australia ELOQUENCE>
※ご注文分のみの入荷となります ご予約締切日:2月7日

PO 4428299 2枚組 \1680
アルテュール・グリュミオー シリーズ
フォーレ:ヴァイオリンソナタ第1番、第2番
フランク、ドビュッシー、ラヴェル、ルクー:ヴァイオリンソナタ
イザイ:子どもの夢 op.14/ヴュータン:バラードとポロネーズ op.38
アルテュール・グリュミオー(Vln)ポール・クロスリー(pf)、他

PO 4428291 \1050
アルテュール・グリュミオー シリーズ
テレマン:無伴奏ヴァイオリンのための12の幻想曲
テレマン:ヴァイオリン協奏曲第4番、第11番、第8番、第3番、第9番
アルテュール・グリュミオー(Vln)、他

PO 4428289 2枚組 \1680
アルテュール・グリュミオー シリーズ
モーツァルト:
フルート四重奏曲全集、オーボエ四重奏曲、クラリネット五重奏曲
シューベルト:弦楽五重奏曲
グリュミオー(Vln)ベネット(Flu)ピエルロ(Obe)ピーターソン(Cla)、他

PO 4428240 2枚組 \1680
アルテュール・グリュミオー シリーズ
バロック・ヴァイオリンソナタ集
タルティーニ/クライスラー編:「悪魔のトリル」
コレッリ:ソナタ op.5-12「ラ・フォリア」、シャコンヌ
ヴェラチーニ:ソナタ op.1-3、op.1-7
ルクレール:ソナタ op.9-3
ヴィヴァルディ:ソナタ op.2-2
ナルディーニ:ソナタ ニ長調
アルテュール・グリュミオー(Vln)リカルド・カスタニョーネ(pf)、他

PO 4428561 \1050
アルテュール・グリュミオー シリーズ
サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番
ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第4番、第5番
グリュミオー(Vln)ロザンタール指揮、コンセール・ラムルー管弦楽団

PO 4429788 \1050
アルテュール・グリュミオー シリーズ
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
大学祝典序曲、悲劇的序曲、アルト・ラプソディ
グリュミオー(Vln)ベイヌム指揮、コンセルトヘボウ管弦楽団

PO 4428302 2枚組 \1680
アルテュール・グリュミオー シリーズ
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ集
ヴァイオリンソナタ第1番、第2番、第4番、第5番「春」、第7番、第8番
アルテュール・グリュミオー(Vln)クラウディオ・アラウ(pf)

PO 4428294 \1050
アルテュール・グリュミオー シリーズ
ハイドン:ヴァイオリン協奏曲Hob.VIIa No.1、No.2
モーツァルト:アダージョ K.261、ロンド K.373
グリュミオー(Vln)レッパード指揮、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、他

PO 4428290 \1050
アルテュール・グリュミオー シリーズ
ベートーヴェン:ロマンス第1番、第2番
ベルリオーズ:夢とカプリッチョ op.8
チャイコフスキー:憂うつなセレナード op.26
ヴィエニャフスキ:ロマンス、伝説
スヴェンセン:ロマンス op.26
シューベルト:ロンド D.348
グリュミオー(Vln)デ・ワールト指揮、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、他

PO 4429490 2枚組 \1680
シベリウス:交響曲集
交響曲第1番-第4番
アンソニー・コリンズ指揮、ロンドン交響楽団

PO 4429493 2枚組 \1680
シベリウス:後期交響曲集
交響曲第5番-第7番、交響詩「ポヒョラの娘」「夜の騎行と日の出」、
組曲「ペレアスとメリザンド」より、序曲「カレリア」、他
アンソニー・コリンズ指揮、ロンドン交響楽団

PO 4429487 2枚組 \1680
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲、交響詩集
交響詩「エン・サガ」「タピオラ」「フィンランディア」、
悲しいワルツ、4つの伝説
ヤン・ダーメン(Vln)
エドゥアルド・ファン・ベイヌム指揮、
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団、他

PO 4429486 \1050
シベリウス:弦楽四重奏曲「親愛なる声」
ディーリアス:弦楽四重奏曲、チェロとピアノのための1楽章のソナタ
フィッツウィリアム弦楽四重奏団

PO 4429447 \1050
シベリウス:歌曲集(25曲) 
R.シュトラウス:歌曲集(8曲)
トム・クラウセ(Br)
ペンティ・コスキミエス(pf)ジョン・ウィリアムズ(Guitar)

PO 4428277 2枚組 \1680
エルガー:交響曲第1番、第2番
序曲「コケイン」、歌曲「海の絵」op.37
チャールズ・マッケラス指揮、
ロンドン交響楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

PO 4428335 2枚組 \1680
チャイコフスキー:管弦楽曲集
イタリア奇想曲、エフゲニー・オネーギンより「ポロネーズ」「ワルツ」、
組曲「くるみ割り人形」、フランチェスカ・ダ・リミニ、弦楽セレナード
レオポルド・ストコフスキー指揮、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

PO 4428280 2枚組 \1680
エルガー:チェロ協奏曲、エニグマ変奏曲、他他
「子供の魔法の杖」組曲第1番、第2番、スターライト・エクスプレス、
夢の中の子どもたち、序曲「フロワッサール」
ロバート・コーエン(Vc)
チャールズ・マッケラス指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、

PO 4429446 \1050
J.S.バッハ:
イタリア協奏曲 BWV.971、トッカータ BWV.911
4つのデュエット BWV.802-805、イギリス組曲第6番ニ短調 BWV.811
アンジェラ・ヒューイット(pf)

PO 4429496 \1050
ガーシュウィン(ベネット編):「ポーギーとベス」
グローフェ:組曲「グランド・キャニオン」「ミシシッピ」
アンタル・ドラティ指揮、デトロイト交響楽団、他

PO 4428334 \1050
パーセル:歌劇「ディドとエネアス」全曲
コリン・デイヴィス指揮、アカデミー室内管弦楽団
ジョセフィン・ヴィージー(Msop)ジョン・シャーリー=カーク(Br)
ヘレン・ドナート(Sop)エリザベス・ベインブリッジ(Msop)
トーマス・アレン(Br)、他

PO 442 9629 \1050
ミステリー・オブ・ビザンチン・チャント
ミハエル・ディアコネスク指揮、コンタキオン




<OPUS ARTE>
OA 0988(DVD-Video) 3枚組 \6450
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」
トリスタン(マルケ王の甥・ブルターニュ領主):ロバート・ギャンビル
イゾルデ(アイルランド王女):ニーナ・ステンメ
ブランゲーネ(イゾルデの侍女):カタリーナ・カーネウス
クルヴェナル(トリスタンの家臣:ボー・スコウフス
マルケ王(コーンウォール王):ルネ・パーペ
メロート(マルケ王の家臣):スティーヴン・ガッド
若い水夫/羊飼い:ティモシー・ロビンソン
舵取り:リチャード・モスリー=エヴァンス
指揮:イルジ・ビエロフラーヴェク
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団/グラインドボーン音楽祭合唱団
演出:ニコラウス・レーンホフ
美術:ロランド・エシュリマン  
衣裳:アンドレア・シュミット=フッテラー
照明:ロビン・カーター/ロランド・エシュリマン
2007年8月1・6日、グラインドボーン歌劇場(イギリス)におけるライヴ収録
収録時間 全プログラム353分(本編240分)
字幕 英・仏・独・西・伊
[日本語解説書付] 
グラインドボーン音楽祭初のワーグナー上演! 
同音楽祭創立者ジョン・クリスティ卿の見果てぬ夢だったワーグナー作品の上
演が、新しいオペラ・ハウスの建て替えを経て、ついに実現しました。ヨーロ
ッパ各地でワーグナー演出を手がけるニコラウス・レーンホフの練達の手腕に
よって、時空を超えた男女の不滅の愛が、このうえなく幻想的に描かれます。
ロバート・ギャンビル、ニーナ・ステンメ、ルネ・パーペなど、未来のワーグ
ナー上演を背負って立つ第一人者の歌唱も、充実の一言です。
(解説:広瀬大介)

OA 0991(DVD-Video) 2枚組 \5480
ストラヴィンスキー:歌劇「放蕩者のなりゆき」
アン・トゥルーラヴ:ローラ・クレイコム
トム・レイクウェル:アンドリュー・ケネディ
ニック・シャドウ:ウィリアム・シメル
マザー・グース:ジュリアン・ヤング
トルコ女バーバ:ダグマール・ペツコヴァ
トゥルーラヴ:ダーレン・ジェフリー
セレム:ドナル・J・バーン
精神病院の管理人:シャディ・トルベイ
指揮:大野和士
王立モネ劇場管弦楽団&合唱団
演出:ロベール・ルパージュ
美術: ボリス・フィルケ  
衣裳: フランソワ・バルボー
振付: マイケル・キーガン=ドーラン 
照明: エティエンヌ・ブシェ
2007年4月 王立モネ劇場(ブリュッセル)におけるライヴ収録
収録時間 全プログラム174分(本編149分)
字幕 英・仏・独・西・伊・蘭
[日本語解説書付]
《放蕩者のなりゆき》は、ストラヴィンスキーによる新古典派作品の集大成と
もいえる歌劇。古今のオペラ芸術のパロディが満載のメタ・オペラであり、同
時にエンターテインメントとしても傑出した現代オペラだ。キッチュな舞台を
作り出しているのは、シルク・ド・ソレイユの「KA」や日本でも上演された
「アンデルセン・プロジェクト」の演出で知られるルパージュ。ファウストが
ベースとなっているこのオペラに、聖書や作曲当時のアメリカ文化のメタファ
ーがふんだんに盛り込まれている。アン役のクレイコムや、ニックに扮するシ
メルの歌唱もすばらしいが、何といっても、オペラ指揮者としてヨーロッパで
もひじょうに評判が高い大野和士の充実した音楽が堪能できる注目の映像。
(解説:鈴木淳史)

OA 5005(HD-DVD) \5480
※HD DVD専用プレイヤー以外では再生できません
アリアとデュエット-アット グラインドボーン
[収録曲]
■モーツァルト: 歌劇《フィガロの結婚》より
序曲/〈5…10…20…30…〉/〈もし夜中に奥方様が〉/
〈伯爵様が踊るなら〉
■モーツァルト: 歌劇《皇帝ティートの慈悲》より
〈私は行くが、君は平和に〉
■ロッシーニ: 歌劇《セビリアの理髪師》より
序曲/〈それじゃ私ね〉
■モーツァルト: 歌劇《ドン・ジョヴァンニ》より
〈奥さん、これが旦那の女のカタログです(カタログの歌)〉
■ハイドン: 歌劇《オルフェオとエウリディーチェ》より
〈そなたの幸せは胸に〉
■ドニゼッティ: 歌劇《愛の妙薬》より
〈なんという愛情!〉
■モーツァルト: 歌劇《ドン・ジョヴァンニ》 より
〈あそこで手を取り合って誓いを交わそう(お手をどうぞ)〉
■ヘンデル: オラトリオ《ユダス・マカベウス(ユダ・マカバイ)》より
〈武装せよ、武装せよ汝ら勇士達よ〉
■ロッシーニ: 歌劇《セミラーミデ》より
〈うるわしい光が誘惑する〉
■モーツァルト: 歌劇《魔笛》より
〈パ、パ、パ…〉
チェチーリア・バルトリ(メゾ・ソプラノ) 
ブリン・ターフェル(バス・バリトン)
指揮:チョン・ミョンフン  
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
1999年4月24日 グラインドボーン歌劇場(イギリス)におけるライヴ収録
収録時間 全プログラム87分
字幕 英・仏・独
[日本語解説書付]
チェチーリア・バルトリとブリン・ターフェルの夢の競演をHD DVDの超ハイス
ペック映像でお贈りします。当代最高の二人の名歌手が、チョン・ミュンフン
&ロンドン・フィルの絶妙なサポートを得ながら、モーツァルト、ロッシーニ、
ドニゼッティの珠玉の名曲を華麗に歌い上げます。その驚異的な絶唱のかずか
ずに、グラインドボーンの聴衆がかつてない程の熱狂に包まれた、まさに伝説
の一夜!(解説:吉田光司)

<GEBHARDT>
JGCD0064 3枚組 \4380
ヨゼフ・メッテルニヒ(バリトン) 初出を含む貴重な録音集
Disc.1
(1)アリア集(15曲)とデュエット(3曲) 
マイアベーア、ロルツィング、ヴェルディ、チャイコフスキー
レオンカヴァッロ、R.シュトラウス、ヒンデミット、コルンゴルト 他
with マリアンネ・シェヒ(ソプラノ) 1948-57年
Disc.2
(2)ヴェルディ:歌劇「椿姫」から第3幕と歌劇「オテロ」から第1幕から1場面
with エルフリーデ・トレッチェル、ペーター・アンデルス、
ヨゼフ・グラインドル
フェレンツ・フリッチャイ指揮RIAS交響楽団 1951年1月
(3)ヴェルディ:歌劇「オテロ」から2つの場面のハイライト
with ベルント・アルデンホフ
フェレンツ・フリッチャイ指揮バイエルン国立歌劇場管弦楽団 1956年
(4)R.シュトラウス:歌劇「アラベラ」からデュエットと最終シーン
with アンネリース・クッパー
リヒャルト・クラウス指揮バイエルン放送交響楽団 1957年
Disc.3
(5)ワーグナー:楽劇「パルジファル」からアンフォルタス王のモノローグ
アンフォルタス王の嘆き「いや、開けないでおけ」 他
with ホワード・ヴァンデンブルグ(パルジファル)
オイゲン・ヨッフム指揮バイエルン国立歌劇場管弦楽団 1957年
(6)ヨゼフ・メッテルニヒとの対談集 with T.Schneider  2001年5月4日収録
ベルリン国立歌劇場について、カラヤンについて、ショルティについて
ハンブルク国立歌劇場について、ウィーン国立歌劇場について
レオ・ブレッヒについて、メトロポリタン歌劇場について(ドイツ語) 他 44分
ヨゼフ・メッテルニヒ(1915-2005)
ケルン生まれのバリトン。1950年代にベルリン、ウィーンを中心に活躍。ワー
グナーの他、ヴェルディ、R.シュトラウスに定評があります。
今回はボーナストラックとして2001年に収録された対談が収録(ドイツ語)され
ています。(CDに付帯する解説は対談したT.Schneiderによります)
音質は、総じて聴きやすいです。記念すべき集大成3CDセットです。





<ANDROMEDA>
ANDRCD9032 3枚組 \2150
クーベリック指揮 レア・パフォーマンス集
Disc.1
(1)ドヴォルザーク:交響曲第8番 ト長調 op.88
チェコ・フィル 1946年5月19日 プラハ
(2)ヤナーチェク:シンフォニエッタ
ウィーン・フィル 1955年3月3日 ウィーン
Disc.2
(3)プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
(4)ハチャトゥリャン:ヴァイオリン協奏曲 二短調
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
プラハ放送管弦楽団 1947年5月15日 プラハ
(5)ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容
ベルリン・フィル 1957年8月1日 ザルツブルグ
Disc.3
(6)ドヴォルザーク:ピアノ協奏曲 ト短調 op.33
ルドルフ・フィルクスニー(ピアノ)
チェコ・フィル 1944年5月1日 プラハ
(7)スメタナ:交響詩「ボヘミアの森と草原から」
チェコ・フィル 1937年10月30日 ロンドン
(8)スメタナ:歌劇「売られた花嫁」から「道化師の踊り」
フィルハーモニア 1951年9月4日 ロンドン
(9)スメタナ:連作交響詩「我が祖国」から「モルダウ」
チェコ・フィル 1937年10月30日 ロンドン
以上 指揮は全て ラファエル・クーベリック
録音年代もばらばらな為、音質に多少のばらつきがあります。
一部マスターに起因するノイズや音の揺れ(特に古い録音(3)(4)(9))が聴かれ
ます。

ANDRCD9033 3枚組 \2150
Disc.1
(1)マーラー:交響曲第7番 ホ短調
バーデン=バーデン・南西ドイツ放送交響楽団 1957年2月18,20日
Disc.2
(2)マーラー:交響曲第9番 ニ長調
バーデン=バーデン・南西ドイツ放送交響楽団 1954年1月7日
Disc.3
(3)マーラー:「大地の歌」
グレース・ホフマン(メゾ・ソプラノ)、エルンスト・ヘフリガー(テノール)
ケルン放送交響楽団 1955年4月18日
以上 指揮は全て ハンス・ロスバウド
音質は、とても良いです。




<OPERA RARA>
ORC36(SACD-Hybrid) 2枚組 \4400
ドニゼッティ:歌劇「ランベルタッツィのイメルダ」
ニコル・キャベル(ソプラノ)、ジェームス・ヴェストマン
マッシモ・ジョルダーノ、ロバート・フランク
ブリンドリー・シェラット
マーク・エルダー指揮
エイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団
ジェフリー・ミッチェル合唱団
ドニゼッティの名作「アンナ・ボレーナ」と同時期に書かれた非常に立派な作
品です。ストーリーはボローニャにおいて対立する2つの家(ランベルタッツィ
家とジェレメイ家)それぞれの若い恋人2人(イメルダとボニファッチョ)の悲劇
を描いています。初演から数える程の再演が行われた後、現在演奏される機会
はほとんどありません。
今回OPERA RARAは2005年BBCカーディフ国際声楽コンクールの覇者、ニコル・
キャベル(ソプラノ)という旬のアーティストを向かえ、この学術的にも意義の
あるアルバムをリリース致します。




<TACET>
TACET 159 \2380
サン=サーンス自作自演 他 
The Welte Mignon Mystery Vol.IX
(1905年にピアノ・ロールに収録された演奏)
サン=サーンス自作自演
(1)交響曲第2番から一部
(2)のんきなワルツ op.110
(3)歌劇「サムソンとデリラ」から第一幕の終曲
(4)交響詩「オンファールの糸車」から
(5)マズルカ第3番 op.66
(6)オーヴェルニュ狂詩曲 op.73
(7)アルジェリア組曲 op.60から第3曲
(8)組曲へ長調 op.90からガヴォット
(9)かわいいワルツ op.104
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第16番 op.31-1から
他 シューマン、ショパンの小曲 全13曲
カミーユ・サン=サーンス(ピアノ)



<MYTO HISTRICAL>
MYTO 135 \1050
ドニゼッティ:歌劇「リヴァプールのエミリア」
ジョーン・サザーランド(エミリア)、ウィリアム・マカルパイン
ハーヴィー・アラン、エイプリル・カンテロ
ジョン・プリッチャード指揮ロイヤル・リヴァプール・フィル、合唱団
1957年9月8日 スタジオ録音
音質はとても良いです。

MYTO 142 2枚組 \1750
ベッリーニ:歌劇「ノルマ」
アニタ・チェルクェッティ(ノルマ)、フランコ・コレッリ(ポリオーネ)
ジュリオ・ネーリ(オロヴェーソ)、ピエロ・デ・パルマ(フラヴィオ)
ガブリエーレ・サンティーニ指揮ローマ歌劇場管弦楽団、合唱団
1958年1月4日ライヴ
以前MRFレーベルから発売あり。チェルクェッティのスケールの大きな熱演が特
徴的な名盤。新しく発見されたマスターを元に復刻。以前あったカットや大き
なノイズはありません。

MYTO 146 \1050
初出!ベニャミーノ・ジーリ(テノール)イン・ベルリン 1954年
ヘンデル:「なつかしい木陰よ」(歌劇「セルセ」より)
ヴェルディ:「清きアイーダ」(歌劇「アイーダ」より)
プッチーニ:「冷たい手を」(歌劇「ラ・ボエーム」より)
他、ビゼー、グノー、レオンカヴァッロ、マスネ 他 
アリア、リート等 全19曲
エンリケ・シビエリ、ゾルターン・フェケテ指揮RIAS交響楽団
1954年ベルリンでのコンサート・ライヴ
音質は非常に良く、聴きやすいです。

MYTO 150 2枚組 \1750
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」
マリオ・デル・モナコ(ラダメス)、マリア・カラス(アイーダ)
ジュゼッペ・タデイ(アモナスロ)
オリヴェーロ・デ・ファヴリティース指揮メキシコ・ベラスアルテス劇場
管弦楽団、合唱団 1951年7月3日 ライヴ

<ARTS>
47732-8(SACD-Hybrid) \2080
ブクステフーデ:ソナタ集 Op.2
ソナタ 変ロ長調 BuxWV259
ソナタ ニ長調 BuxWV260
ソナタ ト短調 BuxWV261
ソナタ ハ短調 BuxWV262
ソナタ イ長調 BuxWV263
ソナタ ホ長調 BuxWV264
ソナタ ヘ長調 BuxWV265
レストラヴァガンテ〔ステファノ・モンタナーリ(ヴァイオリン),ロドニー・
プラダ(ヴィオラ・ダ・ガンバ),マウリツィオ・サレルノ(チェンバロ)〕
録音:2006年11月8-10日, 2007年1月8-11日
第1集(47731-8)に続く、レストラヴァガンテのブクステフーデ。ソナタ集作品2
の7曲を収録。このソナタ集は1696年に出版されたもので、おそらくは円熟期の
ブクステフーデの作品から選りすぐったものだろう、いずれも生き生きとした
音楽である。レストラヴァガンテの明るさの光る演奏が素晴らしい。





<CEDILLE>
CDR90000 102 \1980
「ポエティック・インスピレーション」-
オーボエ、ヴィオラ、ピアノのための作品集
(1)アウグスト・クルーグハルト(1847-1902):葦の歌Op.28
(2)チャールズ・マーティン・レフラー(1861-1935):
2つの狂詩曲(オーボエ・ヴィオラ、ピアノのための)
(3)フェリックス・ホワイト(1884-1945):小鹿の死に対する妖精の嘆き
(4)マルコ・アウレリオ・ヤノ(1963-1991):モディーニャ
(5)ヒンデミット:ヴィオラ、ヘッケルフォンとピアノのための三重奏曲
アレックス・クライン(ob)、
リチャード・ヤング(Va)
リカルド・カストロ(Pf)
録音:2007年4月、10月,
D元シカゴ響のオーボエ奏者アレックス・クラインのCEDILLEへの5枚目のアルバ
ム。2004年に手の故障で一度引退したものの、見事に復活し精力的に仕事をして
います。今回のアルバムはオーボエとヴィオラ、ピアノのための珍しい作品集で
す。ほの暗い落ち着いたサウンドの大人な作品が揃っています。





<CFM>
CFM23 \1980
アルント・ユーバル・メーリング(1963-):
クリスマス・オラトリオ「聖夜の静寂」
モニカ・フリンマー(S)、ペーター・コーイ(B-Br)
オリヴァー・クルーゲ指揮
バード・ピルモント市立教会聖歌隊、
アンサンブル・ツァイトクラング
録音:2006年12/17初演ライヴ
CFMレーベルで既発売の「フリードリヒ大王-フルートとチェンバロための音楽」
(CFM24)でフルート奏者のメーリング(1963年生まれ)作曲による作品です。クリ
スマス・オラトリオは中東かアジアを思わせる雰囲気がありますが、現代音楽の
難解さはありません。指揮者クルーゲは「フリードリヒ大王-」での共演者です。
ソリストは、コープマンやBCJの常連ソリスト、モニカ・フリンマーとペーター
・コーイが務めております。

CFM37 \1980
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲 第1番ニ短調Op.49
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 第1番変ホ長調Op1-1
ユン・イサン:ピアノ三重奏曲
キム・トリオ:【キム・ナヨン(Pf)、 キム・テヒュン(Vn), キム・チヨン(Vc)】
キム・トリオは、2000年に結成された韓国出身の姉妹の団体です。主にドイツ、
オーストリアで活動し、2005年メンデルスゾーン賞を受賞しています。当盤から
も分かる様に、幅広い年代の作品をレパートリーとしており、古くはJ・ハイド
ン、新しいものでは20世紀のユン・イサンの作品があります。全体的に流れる様
な演奏が印象的で、今後の活躍が期待されます。





<KONTRAPUNKT>
32340 \2380
「現代チェンバロ作品集」
イブ・ネアホルム(1931-):時は去り行くOp.179(2005)
ボー・アンデルセン(1963-):束の間の出会い(2001)
ノアドストロム(1947-):銅版画(1999)
レウコヴィチ(1927-):チェンバロのための習作(2005)
ノアドストロム:ゲンソーキョク(幻想曲)(2002)
ネアホルム:雪道と軋みOp.134(1994)
本間みち代(チェンバロ)
録音:2007年
KONTRAPUNKT久々の新譜。当地で活躍する本間みち代の現代チェンバロ・アルバ
ムです。現代音楽を得意としている彼女ですが、このCDに収められているデンマ
ークの作曲家の作品はすべて彼女に捧げられた作品です。




<VAI>
VAIDVD 4449(DVD-Video) \3380
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73 「皇帝」
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)
ヤン・クレンツ(指揮)デンマーク国立交響楽団
収録:1967年、リージョン・オール、NTSC、39分、白黒、モノラル、4:3
非常に貴重な映像がDVDになった。完璧主義として知られるピアニスト、アル
トゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリが、1967年にデンマーク国立交響楽
団と共演した際の「皇帝」協奏曲の映像だ。47歳のミケランジェリはあらゆる
点で磨き抜かれており、類を見ない独自の世界を築き上げている。白黒映像、
モノラル音声ながら、デンマーク放送のアーカイヴからのライセンス映像で、
状態は悪くない。映像を通してミケランジェリが放つ魔力は絶大だ。ホールで
の映像用収録に、公演でのライヴ収録映像を多少編集したもののようである。

VAIDVD 4437(DVD-Video) \3650
ニールセン:交響曲第2番「四つの気質」
レオポルド・ストコフスキー(指揮)
デンマーク国立交響楽団
収録:1967年、リージョン・オール、NTSC、白黒、モノラル、37分+特典8分
ストコフスキーがコペンハーゲンでニールセンを指揮した映像。おそらくEMIの
「20世紀の大指揮者たち」シリーズでCDになったものと同じか同時期のものだ
と思われる。交響曲第2番は「四つの気質」という表題を持っている。これは、
古代ギリシャ以来の人間の四つの気質分類に基づいたもので、四つの楽章がそ
れぞれ、胆汁質、粘液質、憂鬱質、多血質、と名付けられている。85歳のスト
コフスキーは、鋭い眼光と丁寧な手の動きで、ロマン色豊かな音楽の美しさを
引き立てている。特典に、ストコフスキーとハンス・ハンセンの対談を収録。
また演奏会の前に、結婚したばかりのマルグレーテ王女(現在のデンマーク国王)
と夫の姿が映っている。デンマーク放送のアーカイヴからのライセンス発売。

VAIDVD 4430(DVD-Video) \3380
「レナータ・スコット ブダペスト・ライヴ 1991年」
ヘンデル:《ジューリオ・チェーザレ》-私の運命に涙しましょう
ベルリオーズ:夏の夜
モーツァルト:《皇帝ティートの慈悲》-今はもう、花で美しい愛の鎖を
マスネ:《マノン》-さようなら,私たちの小さなテーブルよ
カタラーニ:《ワリー》-では遠くへ行くわ
ビゼー:《カルメン》-セギディーリャ
プッチーニ:《ジャンニ・スキッキ》-私の愛しいお父さん
チレーア:《アドリアーナ・ルクヴルール》-私は創造の神のささやかな僕
レナータ・スコット(ソプラノ)
エルヴィン・ルカーチ(指揮)
ブダペスト交響楽団
録音:1991年11月11日、リージョン・オール、NTSC、68分、
カラー、ステレオ、4:3
レナータ・スコットがハンガリーのブダペストで行った演奏会の映像。57歳の
スコットは素晴らしい深みを得て、聞く者を惹き入れてしまう。得意のワリー、
アドリアーナは究め付け。加えて、珍しいヘンデルやモーツァルトのアリア、
さらにカルメンまで歌うというサーヴィスもファンには嬉しいだろう。

VAIDVD 4413(DVD-Video) \3380
「マヘリア・ジャクソン ベル・テレフォン・アワー」
(1)ジャクソン:あの荘厳な昇天の朝に/ガーシュウィン:サマータイム
(2)伝承曲:時には母のない子のように
伝承曲:ジェリコの戦い/フォレスト:主は 全ての世をその手に
(3)モーガン:この家に祝福を/ドレイク:感謝に満ちて
ハイン:あなたの何と偉大なことか
(4)ドーシー:そうはかからない/伝承曲:聖者が街にやって来る
ロジャーズ:一人で歩かせはしない/ハンブレン:神の行いは秘密ではない
ラング:誰かあなたや私より大きい人が
マヘリア・ジャクソン(歌)、
収録:(1)1960年、(2)1962年、(3)1962年、(4)1957年ベル・テレフォン・アワー
リージョン・オール、NTSC、カラー&白黒、モノラル、48分、字幕なし
※一部映像の状態が良くないことをご了承ください
伝説的ゴスペル・シンガー、マヘリア・ジャクソン(1911-1972)の貴重な映像。
ジャクソンは、米国はもちろん、ヨーロッパでも大きな人気を博した。このDVD
には、1957年から1962年までの、ベル・テレフォン・アワーの4回の出演映像が
収録されている。

VAIDVD 4440(DVD-Video) \3380
ジェフスキ:「不屈の民」変奏曲
フレデリック・ジェフスキ(ピアノ)
収録:2007年3月26日
リージョン・オール、NTSC、66分、カラー、ステレオ、4:3
米国の作曲家、ピアニストのフレデリック・ジェフスキが、2007年にフロリダ
のアマチューロ劇場で行ったリサイタルの映像。「不屈の民」変奏曲 は、正確
には「結束した人々は決して打ち負かされない!」による36の変奏曲という題名
で、政治闘争歌を主題にした変奏曲。高橋悠治が録音したり、全音楽譜出版社か
ら楽譜が出るなど、ジェフスキの代表作として知られている。自作自演の映像は
貴重である。

VAIDVD 4441(DVD-Video) \3650
「エッカルトシュタイン・イン・リサイタル」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調 Op.53 「ワルトシュタイン」
メンデルスゾーン:
無言歌 変イ長調 Op.53-1 「海辺で」,無言歌 Op.19-5 「挨拶」,
無言歌 ロ短調 Op.30-4 「道に迷い」,無言歌 ロ短調 Op.67-5 「羊飼いの嘆き」
メトネル:悲劇的ソナタ Op.39-5
ヤナーチェク:ピアノ・ソナタ「1905年10月1日」
スクリャービン:
ピアノ・ソナタ第3番 嬰ヘ短調 Op.23,前奏曲嬰ヘ短調 Op.11-8
ゴットシャルク:トーナメント・ギャロップ
ゼフェリン・フォン・エッカルトシュタイン(ピアノ)
録音:2007年5月12日,マイアミ
リージョン・オール、NTSC、85分、カラー、ステレオ、4:3
ゼフェリン・フォン・エッカルトシュタインは、1978年デュッセルドルフに生ま
れたドイツのピアニスト。十代から数々のコンクールを受賞、2003年には権威あ
るエリーザベト王妃国際コンクールのピアノ部門で優勝を収めている。高度の技
巧と瑞々しい感性の両立したピアニストとして、非常に人気が高い。このDVDに
は、フロリダでのリサイタルを収録。ベートーヴェンのソナタ,メンデルスゾー
ンの無言歌といったドイツの基本レパートリーから、得意のメトネル、さらにヤ
ナーチェク、スクリャービンと、エッカルトシュタインの多様なピアノを楽しめ
る。

VAIDVD 4447(DVD-Video) \4050
グラズノフ:バレエ「ライモンダ」
イリーナ・コルパコワ(ライモンダ)
セルゲイ・ベレジノイ(ジャン・ド・ブリエンヌ)
ゲンナーディ・セリュツキー(アブデラクマン)
ヴィクトル・シロコフ(指揮)キーロフ劇場管弦楽団
録音:1980年
リージョン・オール、NTSC、131分、カラー、モノラル、4:3
グラズノフの傑作バレエ「ライモンダ」、そのキーロフ劇場での上演の映像。ソ
連時代の名プリマ、コルパコワによる絶品のライモンダが見物である。オリジナ
ルのマリウス・ペティパの振り付けを、1948年にコンスタンティン・セルゲイエ
フが大幅な手直しして大成功したプロダクションの映像としても貴重。ソ連時代
の映像にありがちなスタジオ収録ではなく、劇場でのライヴを基に編集を加えた
もの。

●CD旧譜再プレスのご案内
VAIA 1002 \1980
「ヨゼフ・ホフマン全集 第1集」
(1)ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調Op.11
(2)ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調Op.21
(3)ヨゼフ・ホフマンとのインタビュー
(4)ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11からの断片
ヨゼフ・ホフマン(ピアノ)
共演:
(1)(2)ジョン・バルビローリ(指揮)
交響楽団
(4)ハミルトン・ハーティ(指揮)
BBC交響楽団
録音:
(1)1938年3月13日、
(2)1936年12月27日
(3)1956年1月21日、
(4)1935年11月6日
ヨゼフ・ホフマン(1876-1957)は、ポーランド生まれで、米国で大活躍した大ピ
アニスト。カーティス音楽院の校長を長く務めたことでも知られている。19世紀
前半で最も偉大なピアニストの一人に含まれることに誰も異存はないだろうが、
録音嫌いだったため、死後は一部のマニアにだけ知られる存在だった。1990年代
にヨゼフ・ホフマン財団によって、商業録音とライヴ録音をCD化するヨゼフ・ホ
フマン全集が進行、ホフマンの再評価が一気に進んだ。中でもこの第1集は、バ
ルビローリとの共演(オーケストラはニューヨーク・フィルハーモニック)のショ
パンの協奏曲ということで、大変に好評だったもの。長らく品切れ状態だったが、
再プレスが完成。

VAIからは、ヨゼフ・ホフマン全集のうち、第4集までが発売されている。
第2集 VAIA 1020(2CD)、第3集 VAIA 1036(2CD)、第4集 VAIA 1047




<GENUIN>
GEN87100 \1980
ブラームス:交響曲第1番Op.68
ブラームス:交響曲第3番Op.90
※日本語解説付き
ラファエル・フリューベック・ブルゴス指揮
ドレスデン・フィル
録音:2007年9月、11月、ドレスデン・ルカ教会
80:51 収録
GENUINで好評のブルゴス&ドレスデン・フィルの名演集。今回のブラームスは
2007年9月と11月のドレスデン・ルカ教会におけるスタジオ・セッションで、ド
レスデン・フィルの美しい響きが堪能できる綿密な仕上がりとなっております。
今や円熟の極みともいえる巨匠ブルゴスらしい、壮大なスケールを誇り、妥当
なテンポ設定で雄大な第1番、そして第3番の目くるめく哀愁あふれるメロディ
運びなどベテランならではの味わいです。80分を超える長時間収録のお徳盤で
す。

GEN 88111 \1980
メンデルスゾーン:
ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 Op.49,
ピアノ三重奏曲第2番 ハ短調 Op.66
ミュンヘン・ピアノ三重奏団
〔ドナルド・スルツェン(ピアノ),ミヒャエル・アールト(ヴァイオリン),
ゲルハルト・ツァンク(チェロ)〕
録音:2006年6月18-19日
メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲2つを収録。いずれも短調で書かれ、豊かな
ロマンの薫りに満ちた名作である。ことに第1番はメンデルスゾーンの室内楽作
品の代表作として知られている。ミュンヘン・ピアノ三重奏団は1982年結成と
いうからもう四半世紀活動を続けるベテラン・トリオ。密度の濃い演奏で、メ
ンデルスゾーンの豊かな情感を引き出している。

GEN 88114 \1980
「お聞きを!」-エルベブレッヒ(金管五重奏団)
ショスタコーヴィチ:祝祭序曲 Op.96
バッハ:フーガ ト短調 BWV 578
テレマン:序曲 ハ長調
メンデルスゾーン:そして主は天使たちに命じた
ルトスタウスキ:ミニ序曲
ケツィア:抒情的五重奏曲
バーンスタイン:舞踊組曲
ベーレ:愚作
ジョビン:イパネマの娘
レーン:オールド・デビル・ムーン
レノン/マッカートニー:イエスタデイ
ポラック:ザッツ・ア・プレンティ(それで十分さ)
エルベブレッヒ(金管五重奏団)
録音:2007年8月21-24日、
エルベブレッヒは、ハンブルク在住の若い金管奏者5人で2004年に結成されたブ
ラスアンサンブル。エルベはハンブルクを流れる大河エルベ川のこと、ブレッ
ヒは英語のブラスに相当する語。バッハからショスタコーヴィチ、最新作、さ
らにビートルズまで収録している。聞けば彼らの技術水準の高さは一発で分か
るだろう。加えて屈託のない明るい音楽作りは実に楽しい。ブラスファン必携。

GEN 88117 \1980
シューベルト:
「美しき水車小屋の娘」D.795 Op.25
アンドレアス・ポスト(テノール)
タティアナ・ドラヴェナウ(ピアノ)
録音:2007年9月3-5日
シューマン「詩人の恋」(GMP 020204)、アリア集(GEN 03028)に続く、アンドレ
アス・ポストとタティアナ・ドラヴェナウのコンビのCD第3弾。二人はエッセン
のフォルクヴァンク高等学院の同窓。絶妙のコンビネーションはさすが。ポス
トの軽く漂うようなテノールと、ドラヴェナウのキビキビしたピアノは、新時
代のリートのあり方を提示していると言えるだろう。

GEN 88525 2枚組 \3960
ジャン・ミシェル・ミュラー(1683-1743):
12のソナタ(世界発録音)
トゥッテ・シュイッテ(ピリオド楽器)
マリアンヌ・リチョアート・プファウ(指揮、バロック・オーボエ)
録音:2007年6月
ジャン・ミシェル・ミュラー(1683-1743)は、ドイツ中部のシュマルカルデンに
生まれた作曲家。1704年から亡くなるまで、ハーナウ(フランクフルト東方の町)
を拠点とし、この地の聖マリア教会のオルガニストとして活躍しました。多数
曲を作曲したミュラーでしたが、今日ではほぼ忘れ去られた存在になってしまっ
ています。このCDに収録されているソナタ集は、実際にはオーボエ・ソロ、木管
楽器、通奏低音によるコンチェルト・グロッソ。低弦以外弦が含まれていないの
で、独特の響きが面白い音楽です。トゥッテ・シュイッテは、オーボエ奏者マ
リアンヌ・リチャート・プファウによって結成されたピリオド団体。フランス
語の団体名ですが、カリフォルニアの団体です。





<ミッテンヴァルト・レーベル>
徳間レーベルで発売されていた幻の名盤、
滝澤三枝子 ピアノ・アルバムI&II、待望の復活!

MTWD99031 \2500
滝澤三枝子 ピアノ・アルバムI-伊福部 昭:ピアノ組曲
(1) 伊福部昭:ピアノ組曲(盆踊、七夕、演伶、佞武多)
(2) 清瀬保二:
「第二ピアノ曲集」より(アンダンティーノ、子守歌、ブルレスケ、秘唱)
(3) 石井真木:彼方へ 作品41
(4) ラヴェル:水の戯れ
(5) ファリャ:「4つのスペイン風小品」より「アンダルーサ」
(6) グラナドス:
「12のスペイン舞曲」より「アンダルーサ」、誌的なワルツ、演奏会用アレグロ
滝澤三枝子(ピアノ) 録音:1991年9月3日、成増アクトホール
豊かな情感と音のきらめき!滝澤のピアノで聴く民族の響き(西 耕一)

MTWD99032 \2500
滝澤三枝子 ピアノ・アルバムII-情熱のファンダンゴ
(1) アルベニス:「スペイン組曲」より「グラナダ」Op.47-1
(2) グラナドス:
「12のスペイン舞曲」より「オリエンタル」Op.37-2、「ゴイェスカス」より
「嘆き、またはマハと夜鳴きうぐいす」「ともしびのファンダンゴ」
(3) ドビュッシー:
ピアノのために(プレリュード、サラバンド、トッカータ)、喜びの島
(4) 田中利光:
童愁 第1集「寺町6番地」(洋燈、東京見物、坊さんの行列、
タドン!バンザイ!、ホライモコ、セレナーデ)
滝澤三枝子(ピアノ) 録音:1995年9月、成増アクトホール




<COL LEGNO>
WWE60004 \2250
ベートーヴェン:
交響曲第4番 変ロ長調 Op.60
交響曲第6番 ヘ長調 Op.68「田園」
グスタフ・クーン(指揮)
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団
録音:2006年3月
グスタフ・クーンのベートーヴェン交響曲全曲録音の第4弾。ハイドン管弦楽団
の本拠地、ボルツァーノやトレントは、アルプスのイタリア側にある山の町。
保養地としても知られるこの町の気持ちの良さがまるで演奏にも反映されたよ
うな、自然体のベートーヴェンである。ことに「田園」が注目すべき演奏だ。

WWE60005 \2250
ベートーヴェン:
交響曲第9番 ニ短調Op.125「合唱」
グスタフ・クーン(指揮)
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団、ハイドン合唱団
ズザンネ・ゲープ(S)
ヘルミーネ・ハーゼルベック(MS)
リチャード・デッカー(T)
コンラート・ヤルノート(Br)
録音:2006年3月
グスタフ・クーンのベートーヴェン交響曲全曲録音の完結編。しばしばお祭り
騒ぎ的に演奏されるこの曲でも、クーンは力みを排し、オーソドックスに徹し
て演奏することで曲自らに語らせている。自分の音楽によほど自信がなくては
できないだろう。高原の清らかな湖のような第3楽章、慈しみの精神に溢れた
第4楽章など、クーンのベートーヴェンの真意が伺える。

WWE60006 5枚組 \11000
ベートーヴェン:交響曲全集
グスタフ・クーン(指揮)
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団、ハイドン合唱団、ソリスト
録音:2005-06年
WWE60001-60005のセット。

WWE60010 \2250
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op.15
ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73 「皇帝」
ジャスミンカ・スタンチュール(Pf)
グスタフ・クーン(指揮)
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団
録音:2007年5月,9月
クーンとハイドン管弦楽団によるベートーヴェン、交響曲に続いて協奏曲を録
音。ピアノのジャスミンカ・スタンチュールは、セルビア生まれでウィーンに
移住したピアニスト。ウィーン音楽大学で学び、1989年、ウィーンの国際ベー
トーヴェンコンクールで優勝。ソリストとして、また室内楽のメンバーとして
幅広く活躍している。彼女は日本では、ウェルナー・ヒンクとの名コンビで知
られているだろう。

WWE20276 \2250
「シェーンベルクとシュランメル・ブリューダー」
シェーンベルク:
セレナーデ Op.24-行進曲,舞踏の情景,言葉のない歌,盗み,フィナーレ
月に憑かれたピエロ Op.21-月に酔い,コロンビーネ,蒼ざめた洗濯女,
ショパンのワルツ,パロディー,赤いミサ,絞首台の歌,
おお, なつかしい香りよ
チェルハ:古い歌-シュルツ夫人の脈が,ワイン,ハイク
シュランメル:燕の挨拶,朝の挨拶,最後の鈴の音
ライヒト:私と月
シュトローマイヤー:踊り
シュテルツミュラー:シュテルツミュラーの踊り
リーダー:わしがいつか死ぬ時
クランクフォルム・ウィーン、
ジェニー・レナーテ(歌)、
ワルター・ラファイナー(歌)
録音:2006年5月18日,2006年12月15日
シェーンベルク、チェルハの作品をバラバラにして、その間にヨハン・シュラ
ンメル、フェルディナント・ライヒト、アロイス・シュトローマイヤー、ヴィ
ンツェンツ・シュテルツミュラー、カール・リーダーといった、ウィーンの民
衆音楽を挟み込んだもの。ウィーンというバックボーンが共通しているためか、
意外なくらい違和感なく不思議な統一感を作っている。ウィーンの音楽の両面
を体験するに最適のCD。




<BIDDULPH>
80223 2枚組 \3960
シューベルト:
弦楽四重奏曲 第13番イ短調 D.804
弦楽四重奏曲 第14番ニ短調 D.811「死と乙女」
弦楽四重奏曲 第15番ト長調 D.887
ピアノ五重奏曲 イ長調 D.667「鱒」
ブダペスト弦楽四重奏団、
ジョルジュ・モロー(Cb)、
ミエチスラフ・ホルショフスキー(Pf)
録音:1953年、
復刻エンジニア:デイヴィド・ハーマン
好評をいただいておりますブダペスト弦楽四重奏団の復刻シリーズ。2枚のベー
トーヴェンやモーツァルトに続き今回はシューベルトの名作「鱒」や「死と乙
女」を含む2枚組です。1953年のこれらの録音が全て復刻されるのは初めて、と
のこと。「鱒」では名ピアニスト ホルショフスキーをフィーチャーしておりま
す。

80227 \1980
ブラームス:
(1)弦楽五重奏曲 ヘ短調(原曲:ピアノ五重奏曲 ヘ短調 Op.34 セバスティアン
・ブラウンによる復元)
(2)ピアノ三重奏曲第1番 ロ長調 Op.8
アマティ・チェンバー・プレイヤーズ〔イゴール・グルップマン(ヴァイオリ
ン),スティーヴン・スミス(ヴァイオリン),ヴェスナ・グルップマン(ヴィオ
ラ),サイモン・モリス(チェロ),ジョン・ヒーライ(チェロ),レオ・デボネ
(ピアノ)〕
録音:1997年
何も知らずにこのCDを聞き始めたブラームス・ファンは、様子がおかしいこと
に驚くだろう。曲は有名なヘ短調のピアノ五重奏曲だが、肝心のピアノがいつ
までたっても聞こえない…。実はここで演奏されているのは、弦楽五重奏曲の
復元版である。ブラームスはこの曲を元々弦楽五重奏曲(ヴァイオリン×2、ヴィ
オラ、チェロ×2)として作曲を始めたのだが、その後考えを変えて2台のピアノ
のためのソナタ ヘ短調 Op.34bとして完成させ、その後さらにピアノ五重奏曲
に直したのである。セバスティアン・ブラウンによる復元は、単なる編曲では
なく、資料を駆使してブラームスのオリジナルに迫ろうという緻密な仕事であ
る。ピアノ三重奏曲第1番ともども、アマティ・チェンバー・プレイヤーズの
豊かな歌い口の演奏も素晴らしい。




<K&K出版(ドイツ)>
ドイツの地味ながら魅力的なレーベル、K&Kを取り扱うことになりました。
なんといっても柱になるシリーズはマウルブロン修道院ライヴ・シリーズでしょ
う。 南ドイツのマウルブロン修道院はユネスコ世界遺産指定されており、演奏
会は1968年から行われています。毎年5月から9月にかけて、修道院内の歴史的会
場(教会堂、食堂、回廊庭園)で催され年に約25もの演奏会が催されています。ヘ
ンデルのオラトリオ・シリーズでは「メサイア」が原典版とモーツァルト版の
2種類が出ていたり、「イェフタ」ではソリストにエマ・カークビーの名前も見
えます。他にも古楽系の著名なソリストが多数出演しています。またアンドレイ
・ガヴリーロフのショパン・リサイタルなど古楽だけではなく多彩な作品が演奏
されています。
ブルガリアのソフィアでのライヴ・シリーズではミラ・ゲオルギエヴァのベート
ーヴェン:ヴァイオリン協奏曲が注目盤でしょう。
また当レーベルは優秀録音でも知られており、オーディオ・ファンにもオススメ
です。

KUK 07 2枚組 \4160
ヘンデル:オラトリオ「ヨシュア」(1748年、未刊行の英語版)
ユルゲン・ブッダイ指揮
ハノーヴァー王宮管弦楽団(ピリオド楽器)、マウルブロン室内合唱団
ミリアム・アラン(S)、デイヴィッド・オールソップ(C-T)、
マルク・ルブロック(T)、ジェイムズ・ルーサーフォード(B)
(2007年5月19、20日マウルブロン修道院、ライヴ)

KUK 20 2枚組 \4160
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」(英語歌唱)
ユルゲン・ブッダイ指揮
ハノーヴァー王宮管弦楽団(ピリオド楽器)、マウルブロン室内合唱団
ミリアム・アラン(S)、マイケル・チャンス(C-T)、
マルク・ルブロック(T)、クリストファー・パーヴェス(B)

KUK 21 \2080
「ルネッサンスの作品(オケゲム)とエストニアの宗教的民謡集」
オケゲム:
サルヴェ・レジナ、アヴェ・マリア、クレド・シネ・ノミネ、サンクトゥス、
アニュス・デイ、
グレゴリオ聖歌:来たれ創造主の聖霊よ/他
マルゴ・ケーラー指揮
ハイナヴァンカー(エストニアの合唱団)
(2005年6月マウルブロン修道院、ライヴ)

KUK 24 \2080
「バロック・イン・ブルー」-古楽とジャズのクロスオーヴァー
シャイト(1587-1654)、ファンティーニ(1600-1675)、
ドラランド(1657-1726)、J.S.バッハ、ドニンガー(1716-1781),
ブリテン(1913-1976),インマー(1948-),
オステルロー(1952-)、ナゲル(1958-)の作品
フリードマン・インマー・トランペット・コンソート:【フリードマン・イン
マー(バロックTrp)、クラウス・オステルロー(バロックTrp)、ヤロスラフ・ロ
ウチェク(バロックTrp)、ティボー・ロビーネ(バロックTrp)、フリトヨフ・
コッホ(バッロク・ティンパニ)、マティアス・ナゲル(Org)】
(2005年6月マウルブロン修道院、ライヴ)

KUK 25 \2080
モーツァルト:セレナーデ第10番「グラン・パルティータ」、
R.シュトラウス:ソナチネ第1番「傷病兵の仕事場より」
タオウス・アンサンブル(管楽アンサンブル)

KUK 26 \2080
ラ・ルミノーサ(アルゼンチン・タンゴ・コンサート)
ヴィリョールド、マグリオ・パッチョ、トロイロ、ラウレンス、
ジスモンティ、ピアソラ、リヴァーノの作品
ガブリエル・リヴァーノ・トリオ:【ガブリエル・リヴァーノ(バンドネオオ
ン)、ヴィクトル・ヴィラドンゴス(G)、モニカ・タラガーノ(fl)】

KUK 27 \2080
プリマヴェーラ・ポルテーニャ(ブエノス・アイレスの春)
ピアソラとバッハの作品集
ピアソラ・クラシック・アンサンブル

KUK 28 \2080
「モーツァルト:ピアノ協奏曲集IV」
ピアノ協奏曲第6番、第25番
フランツ・フォラーバー(Pf)、
モルテン・シュルト=イェンセン指揮
ライプツィヒ室内管

KUK 29 \2080
ドイツとロシアのクリスマス・コンサート
ドン・コサック合唱団

KUK 38 \2080
トルステン・ヴォルマン(1966-):
「水の性質」-フルート、クラリネット、ハープ、マリンバ、ピアノ、弦楽の
ための作品集
(3つの世界/DNA/トルコ石/水晶宮/水の性質/ミケランジェロ)
トルステン・ヴォルマン指揮
ソフィア放送管弦楽団の弦楽奏者達、アンサブル・ピラミッド

KUK 39 \2080
「邂逅」-アルゼンチン・タンゴと弦楽オーケストラの出会い
タンゴ・フエーゴ&ソフィア放送管弦楽団の弦楽セクション

KUK 57 \2080
「目覚めよ、わが魂」-1649年ドレスデンの歌曲集とヨハン・リシュトのヒム
リッシュ歌曲集(1641/2出版)より
ヨハン・ショップ(1590頃-1667)、ゴットフリート・ティールケ(1668-1700)、
クリストフ・ベルンハルト(1627-1692)、クリスティアン・ヘルヴィッヒ(1609
-1663)、アウグスト・クーネル(1645-1700頃)、ヨハン・ルドルフ・アーレ
(1625-1673)の作品
ハンブルク・ラッツムジーク:【クラウス・メルテンス(B-Br)、シモーネ・
エッケルト(ガンバ)、ウルリヒ・ヴェーデマイアー(テオルボ)】

KUK 58 \2080
「ガラスと石」-ウィーン・グラス・ハーモニカ・デュオ
モーツァルト:
ディヴェルティメント第9番K.240よりメヌエット、ドイツ舞曲K.567、
グラス・ハーモニカのためのアダージョK.617a、
ヴィヴァルディ:「冬」よりラルゴ、 他
カール・レーリヒ、G.シェーンフェルディンガー、グリーグ、ペルト、
モリコーネの作品
ウィーン・グラス・ハーモニカ・デュオ:【クリスタ・シェーンフェルディン
ガー(グラス・ハーモニカ)、ゲラルド・シェーンフェルディンガー(ヴェロ
フォン)】

KUK 60 2枚組 \4160
ヘンデル:オラトリオ「イェフタ」
エマ・カークビー(S)、メリンダ・パウルゼン(MS)、
チャールズ・ハンフリーズ(C-T)、
ジュリアン・ポッジャー(T)、
スティーヴン・ヴァーコー(B)
ユルゲン・ブッダイ指揮
マウルブロン室内合唱団、僧院
バロック・コンサート管弦楽団(1998年ライヴ)

KUK 61 2枚組 \4160
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」(モーツァルト版、ドイツ語歌唱)
ユルゲン・ブッダイ指揮
ハノーヴァー王宮管弦楽団(ピリオド楽器)、マウルブロン室内合唱団
マルリス・ペータゼン(S)、
マルゴット・オイツィンガー(A)、
マルクス・シェーファー(T)、マレク・ジェプカ(B)
(2006年10月2、3日マウルブロン修道院、ライヴ)

KUK 62 2枚組 \4160
ヘンデル:オラトリオ「サムソン」
シネアト・プラチケ(S)、マイケル・チャンス(C-T)、
マルク・ルブロック(T)、ライムント・ノルテ(Br)、
デイヴィッド・トーマス(B)、
ユルゲン・ブッダイ指揮
マウルブロン室内合唱団、僧院バロック・コンサート管弦楽団(1999年ライヴ)

KUK 63 2枚組 \4160
グノー:荘厳ミサ曲(「聖セシリア・ミサ」)
ロッシーニ:スターバト・マーテル
スヴェトラーナ・ストレーゼヴァ(S)、
ヨランタ・ミハルスカ=タリアフェロ(MS)、
ヴィリー・シュタイン(T)、ニキタ・ストロジェフ(B)、
ユルゲン・ブッダイ指揮
マウルブロン聖歌隊、南西ドイツ放送交響楽団団員(1999年ライヴ)

KUK 64 \2080
「マウルブロン室内合唱団愛唱聖歌集」
ラッスス、ラインベルガー、メンデルスゾーン、ロルフ・シュヴァイツァー、
シャイン、ヨゼフ・スヴィデル、ペルト、サンドストレーム、レーガーの作品
ユルゲン・ブッダイ指揮
マウルブロン室内合唱団
(1999年ライヴ)

KUK 65 \2080
「アンドレイ・ガヴリーロフ/ショパン・リサイタル」
ショパン:
ピアノ・ソナタ第2番/バラード第1,4番/練習曲「別れの曲」、「黒鍵」、
「革命」
アンドレイ・ガヴリーロフ(Pf)
(1999年9月、マウルブロン修道院、ライヴ)

KUK 66 \2080
シューベルト:弦楽四重奏曲「死と乙女」D.810
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第2番「内緒の手紙」
アマティ四重奏団
(1999年7月マウルブロン修道院、ライヴ)

KUK 67 2枚組 \4160
ヘンデル:オラトリオ「ベルシャザール」(1751年版、英語歌唱)
ミリアム・アラン(S)、マイケル・チャンス(C-T)、
パトリック・ヴァン・ゲーテム(C-T)、
マルク・ルブロック(T)、アンドレ・モルシュ(B)、
ユルゲン・ブッダイ指揮
マウルブロン室内合唱団、僧院バロック・コンサート管弦楽団(2004年ライヴ)

KUK 68 \2080
「管楽五重奏曲集」
ダンツィ:木管五重奏曲Op.56-2
ミヨー:ルネ王の炉辺
ニールセン:木管五重奏曲Op.43
ヴィラ=ロボス:ショーロ形式の五重奏曲
ベルリン室内楽協会
(1999年マウルブロン修道院、ライヴ)

KUK 69 \2080
「ホルンとオルガンのためのコンサート/バロックから現代まで」
バッハ:来たれ聖霊、主なる神
ホミリウス:2つのコラール編曲
作曲者不詳:ドレスデン王宮の音楽
クロール:ミサ・ムータより
サン=サーンス:演奏会用小品op.94
シューマン:BACHによるフーガ第1番
スタンリー・ワイナー:ブレーメン組曲
ヨアヒム・ベンシュ(hrn)
エリカ・クラウター=ブッダイ(org)
(2000年マウルブロン修道院、ライヴ)

KUK 70 \2080
ロセッティ(1750-92):交響曲ト短調
モーツァルト:
交響曲第40番ト短調/ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」
リーヌス・ロート(Vn)、
イェルク・フェルバー指揮
ハイルブロン・ヴュルテンベルク室内管弦楽団
(2000年マウルブロン修道院、ライヴ)

KUK 71 2枚組 \4160
ヘンデル:オラトリオ「ユダス・マカベウス」
シネアト・プラチケ(S)、キャサリン・キング(MS)、
チャールズ・ハンフリーズ(C-T)、
マルク・ルブロック(T)、クリストファー・パーヴェス(B)
ユルゲン・ブッダイ指揮
マウルブロン室内合唱団、ムジカ・フロレア・プラハ(2000年ライヴ)

KUK 72 \2080
「ドン・コサック合唱団によるロシア正教聖歌集」
チャイコフスキー、グレチャニノフ、カスタリスキー、
ボルトニャンスキー、他
ドン・コサック合唱団
(2000年ライヴ)

KUK 73 2枚組 \4160
ヘンデル:オラトリオ「ソロモン」
ナンシー・アージェンタ(S)、ローリー・レヴィオル(S)
マイケル・チャンス(A)、ジュリアン・ポッジャー(T)、
シュテフェン・バルバッハ(B)
ユルゲン・ブッダイ指揮
ハノーヴァー・ホーフカペレ、マウルブロン修道院室内合唱団
(録音:2003年9月27・28日)

KUK 74 \2080
ハイドン(フランソワ・ド・フォッサ編):
2本のギターのためのグランド・デュオ
(原曲:弦楽四重奏のためのディヴェルティメント)
デュオ・ソナーレ:
【トーマス・オッファーマン&イェンス・ワーグナー(gtr)】
(19世紀オリジナル楽器)
(2000年ライヴ)

KUK 75 \2080
プッチーニ:グロリア・ミサ
ヴィリー・シュタイン(T)、トーマス・プファイファー(Br)
ユルゲン・ブッダイ指揮
マウルブロン聖歌隊、バーデンバーデン=フライブルク放送交響楽団
(2001年5月ライヴ)

KUK 76 \2080
「王宮のバロック音楽」
バッハ:
オーボエ・ダモーレ協奏曲イ長調/ヴァイオリン・ソナタ第3番/ブランデン
ブルク協奏曲第2番
トレッリ:トランペット・ソナタ
ストラデッラ:シンフォニア・アヴァンティ
クロール:サンスーシ・トリオ
インゴ・ゴリツキ(ob)、
ヴォルフガング・バウアー・コンソート

KUK 77 \2080
「モーツァルト:ピアノ協奏曲集I」
ピアノ協奏曲第17番ト長調/第23番イ長調
クリストフ・ゾルダン(Pf)
パヴェウ・プシトツキ指揮
カペラ・イストロポリターナ
(2001年マウルブロン修道院、ライヴ)

KUK 78 2枚組 \4160
メンデルスゾーン:オラトリオ「エリヤ」
ペーター・リカ(B)、ハイディ・エリザベト・マイアー(S)、
ヨランタ・ミハルスカ=タリアフェロ(A)、
ハンス・ペーター・ブロホヴィッツ(T)
ユルゲン・ブッダイ指揮
マウルブロン聖歌隊、バーデンバーデン=フライブルク放送交響楽団
(2003年5月ライヴ)

KUK 79 \2080
シューベルト:弦楽四重奏曲第12番「四重奏断章」
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第8番「ラズモフスキー第2番」Op.59-2
シャーンドル・ヴェレシュ:弦楽四重奏曲第1番
オルフェウス四重奏団
(2002年マウルブロン修道院、ライヴ)

KUK 80 \2080
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
ミラ・ゲオルギエヴァ(Vn)
ロッセン・ミラノフ指揮新
ソフィア交響楽団
(1999年ソフィア、ライヴ)

KUK 81 \2080
シューベルト:未完成交響曲
メンデルスゾーン:スコットランド交響曲
ペトコ・ドミトリエフ指揮新
ソフィア交響楽団
(1999年ソフィア、ライヴ)

KUK 82 \2080
「モーツァルト:ピアノ協奏曲集III」
ピアノ協奏曲第16番ニ長調/第20番ニ短調
クリスティナ・マリトン(Pf)、ルーベン・ガザリアン指揮
ハイルブロン・ヴュルテンベルク室内管弦楽団
(2003年マウルブロン修道院、ライヴ)

KUK 83 2枚組 \4160
ヘンデル:オラトリオ「サウル」
ナンシー・アージェンタ(S)、ローリー・レヴィオル(S)、
マイケル・チャンス(C-T)、マルク・ルブロック(T)、
ミヒャエル・ベルナー(T)、
スティーヴン・ヴァーコー(B)、
シュテフェン・バルバッハ(B)
ユルゲン・ブッダイ指揮
ハノーヴァー・ホーフカペレ、マウルブロン修道院室内合唱団
(2002年ライヴ)

KUK 84 \2080
トゥリーナ:ピアノ三重奏曲第1番Op.35(世界初録音)
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第6番Op.70-2
トリオ・フォントネ:【ミヒャエル・ミュッケ(Vn)、イェンス・ペーター・マ
インツ(Vc)、ヴォルフ・ハーデン(Pf)】
(2002年6月1日、マウルブロン修道院、ライヴ)

KUK 86 \2080
「モーツァルト:ピアノ協奏曲集II」
ピアノ協奏曲第21番ハ長調/第26番ニ長調「戴冠式」
クリストフ・ゾルダン(Pf)、
パヴェウ・プシトツキ指揮
カトヴィツェ・シレジア室内フィル
(2002マウルブロン修道院、ライヴ)

KUK 87 \2080
「南米バロック時代のクリスマス合唱曲集」
フアン・ガルシア・デ・セスペデス(18世紀後半)、ガスパル・フェルナンデス
(1570-1629)、フアン・デ・アラウホ(1648-1712)、トマス・デ・トッレホン・
イ・ヴェラスコ(1644-1712)の作品
ネストル・アンドレナッチ指揮
ブエノス・アイレス・グルーポ・カント・コラール
(合唱とバロック・オーケストラ)
(2002年6月1日、マウルブロン修道院、ライヴ)

KUK 88 \2080
「パン・フルートの芸術」-オルガンとパン・フルートによるコンサート
バルビローリ:コレッリの主題による協奏曲
バッハ:シチリアーノ
フランク:前奏、フーガと変奏曲Op.18
エンニオ・モリコーネ:
映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」より「やぶにらみの歌」
ヘルケンホフ:マケドニア組曲
テレマン:オーボエ・ソナタ
モーツァルト:アンダンテK.315
バルトーク:ジェルジョーより
ザンフィル編:ルーマニアのドイナ
ヘルケンホフ編:ルーマニア組曲
ウルリヒ・ヘルケンホフ(パン・フルート)、
マティアス・ケラー(オルガン)
(2002年マウルブロン修道院、ライヴ)

KUK 95 \2080
「ホザナ・イン・エクセルシス」-中世の宗教曲とテキスト
ゲラルデロ・デ・フロレンツィア(1310-1370)、マショー(1300頃-1377)、
ザルツブルグの僧ヘルマン(14世紀後半)、ミューゲルン(14世紀)、デュファイ
(1400-1474)、エル・サビオ(1221-1284)、バッサルト(15世紀)、
ヴォルケンシュタイン(1377頃-1445)、ニコラウス・アペル(1470頃-1537)、
他グレゴリオ聖歌、作者不詳の作品
レ・メネストレルス: 【クラウス・ヴァルター(リュート)、ミヒェル・ヴァル
ター(ツィンク)、ビリギット・クルツ(S)、フロリアン・マイア(C-T)、クルト
・ケンプ(T)、エーリヒ・クルーグ(B)、エヴァ・ブルンナー(高音弦楽器)、
ゲプハルト・ハルプスキー(管楽器)】
(マウルブロン修道院、ライヴ)

KUK 96 2枚組 \4160
ブルッフ:オラトリオ「モーゼ」
ユルゲン・ブッダイ指揮
サンクト・ペテルブルク室内フィル、マウルブロン聖歌隊、
ペーター・リカ(B)、ビルギッテ・クリステンセン(S)、
シュテファン・フィンケ(T)、
(2004年6月、マウルブロン修道院、ライヴ)

KUK 97 \2080
ハイドン:
十字架上のキリストの最後の7つの言葉(管弦楽版、ヴァルター・イェンス教
授による朗読付き)
アラン・ブリバエフ指揮
バイエルン・室内フィルハーモニー、ヴァルター・イェンス(語り)
(2004年6月、マウルブロン修道院、ライヴ)

KUK 98 \2080
「エレクトリック・セラフィム」-声楽とエレキ・ギターによる新しい音風景
ペロタン(1200頃)、フェレデリク・ゼラー(1965-)、ベルンハルト・ヴァイド
ナー(1965-)、マットイス・ピペラーレ(1450頃-1515)、ジョン・ケージ
(1912-1992)、ジェズアルド(1562頃-1613)、ミハエル・ヒルシュ(1958-)、
アルヴォ・ペルト(1935-)、デュファイ(1400頃-1474)の作品
シンガー・プア(声楽アンサンブル)、
ゴー・ギターズ(エレキ・ギター・アンサンブル)
(2003年6月、マウルブロン修道院、ライヴ)

KUK 99 \2080
「無伴奏合唱曲集」
フランツ・ビーブル(?-2001):アヴェ・マリア
ブリテン:聖母賛歌
ペルト:・・・の子であった
モーテン・ラウリドセン(1943-):おお、大いなる神秘
ヤン・サンドストレム(1954-):グローリア
ヴォルフラム・ブッヘンベルク(1962-):我は命の糧
レーガー:3つのモテットOp.138
メンデルスゾーン:時は今
ユルゲン・ブッダイ指揮
マウルブロン室内合唱団
(2006年6月マウルブロン修道院、ライヴ)

<TESTAMENT>
SBT 1418 \1850
ジャン・シベリウス (1865-1957):
I.交響曲第2番 ニ長調 Op.43
II.交響曲第5番 変ホ長調 Op.82
I.ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
II.ハレ管弦楽団
指揮:サー・ジョン・バルビローリ
録音:I.1962年10月 II.1968年8月
1970年7月29日の彼の急死から、バルビローリのディスコグラフィーはかなり
拡大しました。そして私たちは以前にもまして、彼のディスコグラフィと放送
音源の詳細を調べることができるようになりました。彼は1937年から27年間に
渡ってBBCとコンチネンタル放送に膨大な放送音源を残しました。それはハレ
管や他のオーケストラへ客演した際の記録ですが、これらは当時、商業的ディ
スコグラフィーとしては知られることがありませんでした。今回のシペリウス
の2曲の交響曲もその中の記録で、2番と5番のうち、2番は1962年のスタジオ
録音でこちらがロイヤル・フィルとの初めての録音となります。5番は1968年、
ヘンリーウッド・プロムナード・コンサートのライヴ録音です。バルビローリ
のレパートリーの中でも、とりわけシベリウスは重要な位置を占め、若い頃か
ら積極的に演奏会で彼の交響曲を取り上げていました。1940年にはシカゴや
ニューヨークで何度も2番を演奏し、ハレ管の音楽監督に就任してからは全7曲
の交響曲を年代順に演奏、1961年のベルリン交響楽団との初コンサートでも
7番の交響曲を取り上げるなど、常に彼はシベリウスと共に歩んできたといえ
るでしょう。

SBT 1421 \1850
「ライヴ・フロム・エジンバラ音楽祭 11th」
1.ドヴォルザーク(1841‐1904):交響的変奏曲 Op.78
2.マルティヌー(1890‐1959):ピアノ協奏曲第4番「呪文」
3.ベートーヴェン(1770-1827):交響曲第5番 ハ短調 Op.67
ルドルフ・フィルクシュニー(Pf) 2
フィルハーモニア管弦楽団
指揮:ラファエル・クーベリック
録音:1957年8月 アッシャー・ホール 【MONO】
1957年の7月と8月はフィルハーモニア管にとっては、のんびりした時期でし
た。メンバーたちは休日を楽しみ、自由を謳歌しました。しかし8月の末から
はまた音楽に集中し、ロンドンでのリハーサルの2日後には3人の異なる指揮者
の下で3日に3つのコンサートを行なうために8月27日にはエジンバラへと旅立
ったのでした。さて、ここに収録されたマルティヌーのピアノ協奏曲は、こ
の曲のヨーロッパ初演時のものです。ピアニスト、フィルクシュニーはマル
ティヌーの友人でもあり、彼の協奏曲の2番、3番、そしてこの4番の初演者で
もあります。この4番は1956年10月にニューヨークで世界初演を行ない、翌
1957年にヨーロッパ初演を行なったというわけです。クーベリックは1948年
9月にチェコから西側に亡命、活動初期はHMVレーベルにフィルハーモニア管
との記録を多く残しました。1952年にEMIとの契約が切れ、後はDECCAと契約
しウィーン・フィルと集中的に録音を始めたのです。1957年当時はブラーム
ス交響曲全集の録音が進んでいたため、実は彼はフィルハーモニア管の前に
はほとんど姿を見せることはなかったのです。しかしながらこの演奏はとて
も白熱したものです。なんと言ってもドヴォルザークとマルティヌーはクー
ベリックにとっても大切な作曲家であり、フィルクシュニーともしばしば共演
していました。このプログラムがドヴォルザークの「交響的変奏曲」で始まっ
ていることはクーベリックのチェコ魂を燃えさせるに充分なものであったこ
とは間違いありません。

SBT 1419 \1850
グレゴール・ピアティゴルスキー
1.メンデルスゾーン(1809-1847):チェロ・ソナタ第2番 ニ長調 Op.58
2.ショパン(1810-1849):チェロ・ソナタ ト短調 Op.65
3.R・シュトラウス(1862-1949):チェロ・ソナタ ヘ長調 Op.6
グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)
レオナルド・ペンナリオ(Pf)・・1、3 
ルドルフ・フィルクシュニー(Pf)・・2
録音:
1)1965年11月 ハリウッド、2)1965年7月 ハリウッド、
3)1966年9月 ニューヨーク
1903年4月17日、ウクライナのエカチェリノスラフ(現ドニプロペトロウシク)
に生まれ、少年時代からヴァイオリンとピアノを父親に教わったピアティゴ
ルスキーは、初めてコンサートでチェロを聴いた時から「自分はチェリスト
になる」と決意し、2本の棒を使って、想像上でチェロを弾く遊びに夢中にな
ったと言うのです。後に彼は「その魔法の棒があれば私は自由に音の世界で
遊ぶことができた」と著書に書いています。彼が初めて本当のチェロに触れ
たのは7歳の時、9歳の時にはすでに聴衆の前で演奏するほどの進歩でした。
以降、モスクワのコンセルヴァトワールから奨学金を与えられ、グバリョフ
に師事し個人的にはブランドゥコフにも学びつつ、クラブや映画館で父とと
もにアルバイトにも精を出す毎日でした。ロシア革命が勃発した後、レーニ
ン四重奏団で演奏を初め、15歳でボリショイ劇場の首席チェリストに採用さ
れ、グラズノフやシャリアピンなどの多くの芸術家と仕事をし、かけがえの
ない経験を積みました。1921年、ポーランドに亡命する際のエピソードも多
くの人に知られていますが、(家畜列車に乗り、堂々たる体躯のオペラ歌手に
チェロを破壊されたこと!)それからはベルリン・フィルの首席奏者を経て、
アメリカに渡ってからはストコフスキーやメンゲルベルクなど多くの指揮者、
オーケストラと共演し、アメリカの市民権を得て永住したのです。ここに収
録された3つのソナタは、どれもピアティゴルスキーの資質が良く顕れたもの
で、とりわけロシアのアマチュア奏者に捧げられたメンデルスゾーンのソナタ
の解釈は、まるでフォイアマンを思い起こさせるほど自由奔放です。

SBT2 1413 2枚組 \3700
チェザーレ・ヴァレッティ/
ニューヨーク・タウン・ホール・リサイタル 1959、1960年
ザ・アート・オブ・ソング
CD1
ザ・アート・オブ・ソング(part1)
タウン・ホール・リサイタル 1959年10月16日
CD2
ザ・アート・オブ・ソング(part2)
タウン・ホール・リサイタル 1960年10月28日
チェザーレ・ヴァレッティ(T) 
レオ・タウブマン(Pf)
録音:1959年10月&1960年10月 ニューヨーク
1950-1960年代、「テノーレ・ディ・グラツィア(軽妙な声のテノール)」とし
て、チェザーレ・ヴァレッティは並ぶ者のないほど偉大な歌手として活躍し
ました。彼のレパートリーはとても広く、同世代のテノールたちがあまり歌
わないドイツ・リートやフランス歌曲、そしてイタリアのカンツォーネ、さ
らにスペイン、イギリス、ロシア、アメリカの作曲家たちの歌まであらゆる
歌を歌ったのです。この2枚のCDで、その彼のすばらしい歌を堪能することが
できるでしょう。
1953年にメトで歌い、その数年後ニューヨークのタウン・ホールでのコンサ
ートも大成功、モーツァルト、ロッシーニ、ドニゼッティ、ベッリーニなど
のアリアを歌う彼のエレガントで完璧な歌唱に聴衆は大熱狂、口うるさいニュ
ーヨークの批評家たちも我が耳を疑うほどの素晴らしさだったのです。1959
年と1960年のタウン・ホールでの演奏はRCAによって録音されたものです。
2枚のLPに記録された2つのプログラムはコレクターたちの間で飛ぶように売
れ、これが絶版になった以降は「レア・アイテム」とされ好事家たちは手に
入れることに躍起となったといいます。彼の声の魅力はその特徴的なテクス
チャーでした。スキーパやタリアヴィーニのような甘さは若干不足している
かもしれません。しかし、ムラのない発声とその発音の明確さとピアニシモ
は並ぶ者がなく、他のイタリア人歌手とは全く違う「軽妙な声の響き」を活
かした機敏さゆえにヴォルフの歌曲までを易々と歌いこなせたといえるので
す。彼が得意とした役は悲嘆にくれる若い主人公でした。優雅さと、ほんの
少しだけ垣間見せる脆弱さが聴き手の耳を捉えたのでしょう。




<TELARC>
CD 80681 \2080
SACD 60681(SACD-Hybrid) \3350
チャイコフスキー:
交響曲第6番「悲愴」
幻想的序曲「ロメオとジュリエット」
シンシナティ交響楽団 指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
録音:2007年1月 シンシナティ
パーヴォ・ヤルヴィとシンシナティ交響楽団のTELARCへの12作目の録音となる
今作は、チャイコフスキーの名作2曲です。音で綴るラブ・ロマンスである「ロ
メオとジュリエット」、チャイコフスキーの心の声とも言える「交響曲第6番」。
これらはとても劇的で極めて感情豊かな作品で、ヤルヴィと手兵シンシナティ
交響楽団は、卓越した技術と豊麗な響きでこの2つの名曲を最高の形で表現、
話題沸騰の1枚です。

CD 80683 \2080
SACD 60683(SACD-Hybrid) \3350
プロコフィエフ:
交響曲第5番 変ロ長調 Op. 100
「キージェ中尉」組曲 Op. 60
シンシナティ交響楽団 指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
録音:2007年3月 シンシナティ
こちらは、パーヴォ・ヤルヴィとシンシナティ交響楽団のTELARCレーベルへの
13枚目の録音です。プログラムはオール・プロコフィエフ。劇的で重厚な「交
響曲第5番」と、風刺に満ちた「キージェ中尉」という性格の全く異なった2曲
をカップリングしたものです。「いつも交響曲第5番は録音したかった」とヤル
ヴィは渇望していました。なぜなら、彼はこの曲を20世紀の最高のシンフォニ
ーの一つと考えていたからです。音楽語法、そして構造ともの素晴らしいと彼
が讃える作品だからこそ、演奏も力の入ったもので、まさにプロコフィエフの
「ロシアの誇り」を音で表現した素晴らしい音楽に仕上がっています。かたや、
トゥイニャーノフの小品に基づく映画音楽「キージェ中尉」からの組曲は、存
在しない中尉にふりまわされる人々を面白おかしく描いた作品で、特に第2曲目
の「ロマンス」はスティングが取り上げたことでも知られる名曲です。こちら
も曲の性格を見事に描いた秀演です。

CD 80690 \2080
SACD 60690(SACD-Hybrid) \3350
ディム・サム(飲茶)
1. Song of the Ch'in
2. Shuo
3. 静かな寺院 II
4. 静かな寺院 IV
5. Fu
6.弦楽四重奏のためのピッチカート
7. ゴビ砂漠のグローリア
8.レガリエッツァ
9.ラルゲット・ノスタルジーコ
10.太鼓と鐘
11. 曇り空
12. Red Sona
イン四重奏団
ティモシー・イン(1st.vn)、ジャネット・イン(2nd.vn)、
フィリップ・イン(va)、デイヴィッド・イン(vc)
録音:2007年5月 ニューヨーク
イン四重奏団のTELARCレーベル第2弾は、お洒落な小品集です。中国とアメリカ
の作曲家たちの作品集で、いくつかの曲は世界初録音となります。昨年、チャ
イコフスキーの「フィレンツェの思い出」と弦楽四重奏曲でTELARCにデビュー
したイン四重奏団、彼らは1992年に結成されたアメリカの弦楽四重奏団で、メ
ンバーの名前から推察できるように兄弟姉妹の団体です。中国の民族音楽から、
モンゴルの民族音楽など、悠久の時間を超越したメロディ、そしてアジアの特
徴的な音、琴やガムラン、これらを彷彿させる不思議な感覚、感動的で息を飲
むような緊迫した音楽、これらが渾然一体となった素晴らしい作品集は本当に
革新的で聴き手に素晴らしい感動をもたらすことでしょう。

CD 80674 \2080
SACD 60674(SACD-Hybrid) \3350
チャイコフスキー:くるみ割り人形より名場面集
1.序曲
第1幕 
第1場
2.クリスマス・ツリー、3.行進曲、
4.子どもたちのギャロップとお客様の到着 、
5.パ・ド・ドゥ、6.魔法の呪文の始まり
第2場
7.冬の松林にて、8.雪たちの踊り
第2幕
9.魔法のお城 、10. クララと王子、
11. チョコレートの精(スペイン風の踊り)、
12. コーヒーの精(アラビア風の踊り) 、13. お茶の精(中国風の踊り)、
14. トレパーク(ロシア風の踊り) 、15. あし笛の踊り 、
16. ジゴーニュおばさんとピエロ、17. 花のワルツ 、
18. 王子と砂糖漬けプラムの妖精の踊り、
19. ヴァリエーションI-タランテラ 、
20. ヴァリエーションII:砂糖漬けプラムの妖精の踊り、21. コーダ 、
22. 最後のワルツとアポテオシス
シンシナティ・ポップス・オーケストラ 指揮:エリック・カンゼル
カンゼルの「くるみ割り人形」名場面集です。通常の組曲版よりも曲の多い
「名場面集」は、まるで絵をみているような鮮やかさ。シンシナティ・ポップ
スの目の覚めるような極彩色の音響が、美しい音楽をこの上なく極上に聴かせ
てくれるのです。42年の長き歴史を誇るシンシナティ・ポップス・オーケスト
ラ。巨匠カンゼルとのTELARCレーベルへの録音は実に83を数えるまでになりこ
の先例のない膨大なカタログは常に聴き手と市場を刺激し続けます。
2007-08年のシーズンはカンゼルのプロデビュー50回目の記念日で、アメリカ
のみならず世界中で祝祭となることでしょう。

CD 80686 \2080
SACD 60686(SACD-Hybrid) \3350
ブラジル-L.A.G.Q
1.マス・ケ・ナーダ
2.サンバ・ノーヴォ
3.O Morro nao tem vez
4.モディンハ
5.ア・フェリシダーデ
6.石の花
7.カボークロの伝説
8.Bluezilian
9.サンバダール
10.カフェジーニョ
11.デ・サバード・プラ・ドミンギーニョス
12.前奏曲
13.ガンゴッラ
14.カルロスの踊り
15.ア・フリオーザ
ロス・アンジェルス・ギター・クァルテット
ルシアーナ・ソウザ(Vo)、カティス・バッキンハム(Sax)、
ケヴィン・リチャード(Perc.)
彼らL.A.G.Qはほぼ30年間、常に音楽の革新を目指し異文化との交流を続けて
います。今回のアルバムはギター音楽の宝庫、ラテンの遺産を追求します。こ
のアルバムは、ベテラン、アンドリュー・ヨークに替わりマシュー・グライフ
が新メンバーに加わりました。「彼は信じられないほど気楽でポジティブです」
とメンバーの一人、カネンガイザーは言います。本当に素晴らしいギタリスト
で、アンサンブルに洗練された新風を吹き込みました。
そして忘れてはならないのが、ジャズ・ヴォーカリスト、ルシアーナ・ソウザ
です。「2006年と2007年のL.A.G.Qツアーにも参加した彼女の存在こそがこのア
ルバムを作ることを決意させた」とカネンガイザーが語るように、このアルバ
ムにおいての彼女の存在感は尋常ではありません。もちろん彼女にとっても、
L.A.G.Qと仕事をしたことは大変刺激的だったそうです。純粋主義と革新の融
合、この独創的なインスピレーションこそが彼らの特質です。

CD 80677 \2080
SACD 60677(SACD-Hybrid) \3350
「ブリタニア」
1.エルガー:威風堂々 第4番
2.マックスウェル・デイヴィス:
 オークニーでの結婚式と日の出
 (バグパイプ、スコット・ロン)
3.ターネジ:3人の叫ぶ教皇
4.マクミラン:ブリタニア
5.ブリテン:シンフィニア・ダ・レクイエム
6エルガー:威風堂々 第1番
アトランタ交響楽団 指揮:ドナルド・ラニクルズ
20世紀のスコットランドとイギリス音楽を集めた愛すべき1枚。エルガーの威風
堂々第4番で始まり、ターネジ、マクミラン、ブリテン、マックスウェル・デイ
ヴィスの英国音楽の縮図とも言える名曲を並べ、最後に威風堂々第1番で締めく
くるというもの。オペラの演奏で高く評価されるラニクルズらしく、色彩豊か
で芳醇な響きをオーケストラからふんだんに引き出しています。「オークニー
での結婚式と日の出」で参加しているバグパイプの名手、スコット・ロンにも
注目。鄙びた音色が郷愁を誘います。歴史あるアトランタ交響楽団はTELARCに
多くの録音があり、以降も様々な作品の録音が予定されています。

CD 80688 \2080
CD 60688(SACD-Hybrid) \3350
ヘンデル:合奏協奏曲 Op.6より第7番-第12番
ボストン・バロック 指揮:マーティン・パールマン
マーティン・パールマンとボストン・バロックは、1992年にヘンデルの合奏協
奏曲の前半第1番-第6番をリリースしています。これはTELARCレーベルへの彼ら
のデビュー盤でもあり「後半の6曲は?」と誰もがその録音を待ち望んでいまし
たが、16年の年月を経てようやくその全曲録音が達成されました。この12の合
奏協奏曲 Op.6は、当時の協奏曲の形式に基づいて書かれたヘンデルの初期の
作品で、コレッリをはじめとした当時の作曲家たちの様々な影響が認められま
すが、とにかく密度が高く、スケールの大きな魅力的なもので、研究家として
のパールマンの探究心を大いに満足させるものでもあったようです。そんな彼
の渾身の演奏は、第1集をはるかに上回る仕上がりで、ヘンデル演奏の新しい
潮流と目されることは間違いありません。

CD 80691 \2080
「サルゼード/ハープ作品集」
1.古風なスタイルの主題と変奏曲
2.ボレロ
3.ルンバ
4.タンゴ
5.セギディーリャ
6.シンチレーション
7.夜のうた
8.デシラード
9.ハープとピアノのためのソナタ
ヨランダ・コンドナシス(Hp)
このアルバムのための曲を選ぶ際、私はサルゼードの独創性あふれる作品を集
めました。各々の曲は多彩で独特、彼ならではの音楽です」
コンドナシス自身がライナーで語るように、彼女はサルゼードの作品をこよな
く愛しています。サルゼードの音楽は大きく3つのスタイルに分かれます。すな
わち、伝統的、現代的、そしてその移行期。「古風なスタイル-」では伝統的な
フォーマットによって書かれています。そしてハープ奏者に必要不可欠なテク
ニックも内包されています。ルンバやタンゴは魅力的なリズム(ラテン系)と動
機が用いられており、ソナタや「夜のうた」はとてもアバンギャルドです。サ
ルゼードはハープに関して一切妥協しませんでした。作曲、教育、そしてハー
プに関する著書。現代のハープ音楽のレパートリーを拡大し、進化させること
に情熱を注ぎました。彼が認めたハーピスト、アリス・シャリフーから教えを
受けたコンドナシス、彼女の演奏はサルゼードの真髄を継承していることは間
違いありません。

CD 80666 \2080
ピーター・シックリー
P.D.Q. バッハ: 「ジキルとハイド」ツアー
1. Long Live The King
2. Introduction to Four Next-To-Last Songs
3. Das kleines Birdie 4. Der Cowboykonig
5. Gretchen am Spincycle
6. Es war ein dark und shtormy Night
7. Introduction to ""The Moose""
8. Allegro ma non troposphere
9. Largo alla Fargo
10. Menuetto no sweato
11. Grave e molto deepo; Allegro con brie
12. Hedi McKinley
13. Introduction to D'Indy's Turkey
14. D'Indy's Turkey
15. Introduction to Two P.D.Q. Bach Rounds
16. The Mule
17. Introduction to O Serpent
18. O Serpent
19. If Love Is Real
20. Introduction to Cyndi
21. Cyndi
22. Introduction to Songs from Shakespeare
23. Macbeth's Soliloquy
24. Hamlet's Soliloquy
25. The Three Witches from "Macbeth"
26. Juliet's Soliloquy
27. Funeral Oration from "Julius Caesar"
28. Introduction to "Listen Here, Tyrannosaurus Rex"
29. "Listen Here, Tyrannosaurus Rex
ピーター・シックリー
「P.D.Q. バッハ、Telarcにおける初のライヴ録音!」
TELARCへ最後のレコーディングから12年、ゴードン・センターにP.D.Q. バッハ
が帰ってきました。「なぜそんなに長く姿を見せなかったの?」と尋ねる皆様
・・・シックリー教授はラジオ番組で多忙だったようです。「バッハは二重人
格だった」そんな、あり得ない!まあ、このアルバムを聴いてみてください。
全29曲の仕掛けたっぷりの作品群、シェークスピアをはじめとしたあらゆるも
ののごった煮の音楽。相変わらず抱腹絶倒、そしてちょっとした皮肉。伝説の
才能P.D.Q. バッハは今日も健在です。

CD 80713 \1350
Breathe-リラクシング・バロック
1. ヘンデル:水上の音楽より「サラバンド」
2.バッハ:メヌエット第1番&第2番
3.バッハ:チェンバロ協奏曲第5番より「ラルゴ」
4.バッハ:平均律クラヴィア曲集第1集より「プレリュード 第1番」
5.ヘンデル:王宮の花火の音楽より「ラ・ペ」
6.バッハ:ゴルトベルク変奏曲より「アリア」
7.バッハ:コラール前奏曲「目覚めよと呼ぶ声聞こえ」
8.バッハ:管弦楽組曲第3番より「エア」
9.ヴィヴァルディ:ギター協奏曲より「ラルゴ」
10.ヘンデル: 合奏協奏曲 Op. 6, No. 2より「アンダンテ・ラルゲット」
11.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第6番より」アダージョ・マ・ノン・タント」
12.ヘンデル :合奏協奏曲 Op. 6, No. 3より「ポロネーズ」
13.バッハ:主よ人の望みの喜びよ
ボストン・バロック 指揮:マーティン・パールマン
アンヘロ・ロメロ、ジョン・オコーナー、シモーネ・ディナースタイン、
デヴィッド・ラッセル、ジャック・ルーシェ
大好評、TELARCのコンピレーション・シリーズ第8作目「リラクシング・バロッ
ク」です。遅く起きた休日、ベッドで読む新聞、そして軽めのブランチ・・・
・そんなひとときにぴったりの1枚。赤ちゃんもにっこり・・・・もちろん仕事
に疲れた企業戦士にも。

CD 80714 \1350
Breathe-リラクシング・ピアノ・フォー・ラヴァーズ
1.ベートーヴェン:エリーゼのために
2.グルック=スアンバーティ:精霊の踊り
3.サティ:ジムノペディ 第1番
4.ドビュッシー:月の光
5.リスト:コンソレーション 第3番
6.バッハ:ゴルトベルク変奏曲-第21変奏
7.ベートーヴェン:月光ソナタ-第1楽章
8.ベートーヴェン:悲愴ソナタより
9.チャイコフスキー:夜想曲 嬰ハ短調 Op. 19, No.4
10.ラフマニノフ:リラの花 Op. 21, No. 5
11.ドビュッシー:アラベスク 第1番
12.ショパン:アンダンテスピアナート, Op. 22(抜粋)
13.ショパン:夜想曲 ホ短調 Op. 72, No. 1
マイケル・チャートック、ウェイン・シュタンケ、ジョン・オコーナー、
シモーヌ・ディナースタイン、ラン・ラン、マルコム・フレージャー
こちらのBreatheシリーズは「恋人たち」のための1枚。
「音楽は愛の糧」とかのシェイクスピアも言うように、恋人たちの愛の語らい
には音楽は欠かせません。このコレクションはベートーヴェンからサティまで、
TELARCの豊富なカタログのなかから宝石のような珠玉の名作を集めました。子
どもはベッドへ・・・そしてワインを傾けながらこのアルバム「Breathe」を
聴きましょう。恋人、そして愛し合う2人のためのリラクシング・ピアノ。2人
のために言葉は要りません。




<MD+G>
64314242 \2080
メル・ボニス(1858-1937):
ピアノ四重奏曲 第1番 Op.69
ピアノ四重奏曲 第2番 Op.124
夜と朝 Op.76
モーツァルト・ピアノ四重奏団
録音:2006年1-2月 バート・アーロルゼン
メル・ボニス(本名メラニー・ボニス)は音楽界では長く忘れ去られていた存在
ですが、フランスのベルエポック期の最も重要な女性作曲家です。2008年は彼
女の生誕150年にあたり、このアルバムを皮切りに評価が高まることでしょう。
幼い頃から音楽の才能を示し、かのセザール・フランクがパリのコンセルヴァ
トワールで学ぶように口添えをしても、職人気質であった彼女の両親はそれを
良しとせず、彼女が音楽の道を歩むことに対しては常に反対の姿勢をとり続け
たといいます。そのため、彼女はピアニスト、オルガニストとして多くの賞を
獲得し、学友のエティックと恋仲になっても最終的には両親により実家に引き
戻され、親の決めた相手と結婚しなくてはいけなかったのです。しかしその後、
さまざまな障害を乗り越え、また自らの愛も貫きとおし、作曲家として活動す
るためにあえて「メラニー」ではなく「メル」という男名前を用いて300もの
作品を発表、その独創的な作風はサン=サーンスも驚愕したというほどの素晴
らしいものです。今回、モーツァルト・ピアノ四重奏団という的確な表現者を
得て、彼女の作品は新たな光を発します。

63214912 \2080
ヨーゼフ・ボフスラフ・フェルステル(1859-1951):
交響曲全集 第1集
交響曲第1番
交響曲第2番
オスナブリュック交響楽団 指揮:ヘルマン・ボイマー
録音:2007年3、5月
ハンブルク音楽院、プラハ音楽院、そしてウィーン新音楽院で教鞭をとり、20
世紀チェコの作曲家を多く排出した教育者として、そしてマーラーやR・シュト
ラウスの作品の批評家として、また170以上もの作品を書いた作曲家として、ま
た画家、文筆家として活躍したフェルステル。しかし、その作品は穏やかで内
省的であったためか現在ではほとんど演奏される事がありません。画家として
も素晴らしい才能を持っていたフェルステルの音楽は、例えそれが表題音楽で
なくとも作曲家の人生の経験をつぶさに味わうことができるのです。1888年に
書かれた最初の交響曲は彼の母の死を追悼して書かれたもの、緊張感と哀悼に
みちた美しい作品です。1890年に書かれた第2番の交響曲は、彼の友人でもあっ
たマーラーが高く評価したといわれる作品で、葬送行進曲とスケルツォが見事
な対比を描いた力作と言えるでしょう。今回、ボイマーとオスナブリュック交
響楽団によって、この素晴らしい作品群が音として表現されることは聴き手に
とっても大きな喜びであることは間違いありません。

91214896(SACD-Hybrid) \2950
歌の翼に-ロマン派ピアノ作品集
メンデルスゾーン:厳格な変奏曲
メンデルスゾーン=リスト:歌の翼に
リスト:ローレライ
シューマン:幻想曲 ハ長調
マーラー:さすらう若人の歌
クラウディウス・タンスキ(Pf)
録音:2007年6月
愛、幸せ、情熱、別れ、これらの要素は「愛」を音で綴る上で重要な役割を演
じます。これまで、ブゾーニやプフィッツナー、そしてスメタナなど、どちら
かというとマニア度の高い作品の録音で高い評価を得ているクラウディウス・
タンスキの最新アルバムは、メンデルスゾーンからリスト、シューマン、そし
てマーラーまで情熱と想像力と歌心に満ちた作品を集めたものです。表題にも
なっている「歌の翼に」は、伴奏部のアルペジョと歌の部分が完全に独立、か
つ融合したものでリストの編曲の妙をじっくり味わうことができるでしょうシュ
ーマンの幻想曲の見事さは誰もが知るとおりです。マーラーの「さすらう若人
の歌」は、マーラー自身の演奏を記録したピアノ・ロール(Welte-Mignon)を基
にタンスキ自身が編曲し、1901年製のコンサート用スタインウェイで演奏した
という変り種。SACDというフォーマットを最大限に生かした広がりのある音も
聴き所と言えるでしょう。

31612912 \2080
マルセル・デュプレ(1886-1971):
オルガン作品集 第9集
24のインヴェンション Op.50
3つの讃歌 Op.58
ベン・ヴァン・オーステン(Org)
パリ 聖エティエンヌ・ドゥ・モン教会のオルガン
録音:2007年10月 パリ
ヴィドールやヴィエルヌに師事し、メシアンやマリー=クレール・アラン、
ヴァージル・フォックス、ピエール・コシュローらを輩出した名オルガニスト、
マルセル・デュプレの作品の集大成となる今シリーズもついに第9集を数えるこ
ととなりました。1934年に、ヴィドールの後任オルガニストとして、サン・
シュルピス教会のオルガニストとなったデュプレですが、そのポストに就いた
まま1954年から1956年までパリ音楽院院長に就任したため、彼はほとんど作曲
のための時間を持つことができなかったようです。そんな中で書かれたのが
「24のインヴェンション」で、バッハの先例に基づいた24の調性からなる曲集
で、果てしなく豊かな想像力と見事な構成によって書かれています。古い聖歌
のメロディーに基づいた「3つの讃歌」も極めて難易度の高い技巧を必要とする
素晴らしい作品です。1636年に建立された聖エティエンヌ・ドゥ・モン教会の
オルガンは34のストップと4つの鍵盤を有していましたが、それは時代ととも
に拡大され続け、19世紀にカヴァッリ=コルによって完全に改造を施され83以上
ものストップを持った輝かしい音色となり。1956年になってようやく完成、ま
さにデュプレの音楽を演奏するにふさわしい音色を備えています。

3097092 \2080
ヨハン・ゴットリープ・ゴルトベルク(1727-1756):室内楽作品集
トリオ・ソナタ
2つのヴァイオリン、ヴィオラと通奏低音のための四重奏曲
ポロネーズ
ムジカ・アルタ・リパ
録音:1996年2、11月 ボン
ヨハン・ゴットリープ・ゴルトベルク。彼はすぐれたクラヴィア奏者であり、
J・S・バッハの弟子でもありました。彼の名前が劇的に知られることになった
のは何と言っても、あの名曲「ゴルトベルク変奏曲」でしょう。(彼のために
書かれたとされるこの曲ですが、真偽のほどはわかっていません。)ゴルトベ
ルクはバッハの死後、室内楽作曲家として活躍を始めましたが、その6年後、
わずか29歳の若さでこの世を去ってしまうのです。このアルバムには、そんな
ゴルトベルクの珍しい作品を収録しています。東プロイセン生まれのゴルトベ
ルクは、少々変わり者で潔癖症、そして常に憂鬱であったそうです。彼は自分
の作品の出来に満足せず、いくつかは彼自身の手で破棄されてしまったとも言
われます。ここで聴かれる曲にも、バッハの影響、そこからの脱却、独自の対
位法、などなど多くの興味深い面が聞き取れることでしょう。テレマンの演奏
で高い評価を得ているハノーバーの団体、ムジカ・アルテ・リパの演奏で。





<MUSICONTACT>
BR 100326(SACD-Hybrid) 2枚組 \5080
BAYER RECORDS
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲
ブルカルト・シュリースマン(Pf)
録音 2007年7月 テルデック・スタジオ
ドイツの中堅ピアニスト、シュリースマン。堅牢剛健なブラームスを聞かせる
かと思えば、リストやゴドフスキなどの目も眩むばかりの超絶技巧を駆使した
曲を披露、その多彩な音楽性がファンのあいだで高く評価されるピアニストで
す。そんな彼の最新録音は、ピアニストなら誰もが憧れる「小宇宙」ゴルトベ
ルク変奏曲。かのグールドがこの曲の一つの極限に到達して以来、数多くのピ
アニストがこの難曲に挑んでいます。もちろんシュリースマンの演奏も個性的
なもので、ゴルトベルクに新しい光をあてるものとして注目されること間違い
ありません。SACDのスペックを最大限に活かした贅沢な音もききものです

EBS 6153(SACD-Hybrid) \2950
フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847):
ヴェイオリンとピアノのための協奏曲 ニ短調
ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
ウルズラ・ショッホ(Vn)、ニナ・ティヒマン(Pf)
ヴェストファーレン・ノイエ・フィルハーモニー 
指揮:テオ・ヴォルタース
"メンデルスゾーンの有名過ぎるヴァイオリン協奏曲と、ほとんど知られていな
いヴァイオリンとピアノのための協奏曲のカップリング。(後者のSACD録音は世
界初)EBSレーベルらしい1枚です。ここでヴァイオリンを演奏しているショッホ
は1971年ルードヴィッヒスブルク生まれ、4歳でヴァイオリンを始め、ケルン音
楽学校で学び、アルバンベルク弦楽四重奏団にも師事しました。アバドの時代
のベルリン・フィルに3年間在籍した後、アムステルダム・コンセルトヘボウで
も演奏しています。

<Hyperion>
CDA 67656 \2180
イン・ア・ステイト・オヴ・ジャズ ――
フリードリヒ・グルダ(1930-2000):
エクササイズ第1番-「プレイ・ピアノ・プレイ」より
ニコライ・カプースチン(1937-):ピアノ・ソナタ第2番Op.54
フリードリヒ・グルダ:エクササイズ第4番-「プレイ・ピアノ・プレイ」より
アレクシス・ワイセンベルク(1929-):ジャズ・ソナタ
フリードリヒ・グルダ:
エクササイズ第5番-「プレイ・ピアノ・プレイ」より、前奏曲とフーガ
アレクシス・ワイセンベルク:
シャルル・トレネによって歌われた6つの歌曲のアレンジ/
ジョージ・アンタイル(1900-1959):ジャズ・ソナタ
マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)
独自のスタイルを貫き、歴史に新たなページを刻んだ音楽家であるグルダ、カプ
ースチン、ワイセンベルク、そしてアンタイル。
この4人の巨星が「ジャズ」からインスピレーションを得て生み出した「ジャズ
・スタイル」の作品を集めた衝撃のアルバムこそが、今回登場する“スーパー
・ヴィルトゥオーソ・ピアニスト”マルク=アンドレ・アムラン待望の最新作!
東京オペラシティで開催された2000年のリサイタルでアムランが圧倒的名演を
残し、のちのカプースチン・ブームの火付け役となったカプースチンの「ピア
ノ・ソナタ第2番」。2005年の来日公演でアンコールとして演奏され、聴衆の度
肝を抜いたアンタイルの「ジャズ・ソナタ」など、熱望されていたアムランの
演奏によるレコーディングが遂に実現!
また「ジャズ・スタイル」の作品を語る上で外せないワイセンベルクの「ジャ
ズ・ソナタ」や、フランスを代表する往年のシャンソン歌手シャルル・トレネ
のヒット・ナンバーのアレンジ集。
そして世紀の奇才グルダが遺した傑作「ピアノ・プレイ・ピアノ」や「前奏曲と
フーガ」など、アムランの演奏を想像しただけで身震いをしてしまいそうな凄
まじいプログラミングには驚嘆の一言。




<Linn>
CKD 313(SACD-Hybrid) 3枚組 特価 \3850
J・S・バッハ:マタイ受難曲BWV.244(1742年頃バッハ最終演奏版)
ニコラス・マルロイ(福音史家/テノール)、
マシュー・ブルック(イエス/バス)、
スーザン・ハミルトン(ソプラノ)、
セシリア・オズモンド(ソプラノ)、
クレア・ウィルキンソン(アルト)、
アニー・ギル(アルト)、マルコム・ベネット(テノール)、
ブライアン・バナタイン=スコット(バス)、
ジョン・バット(指揮)、ダンディン・コンソート&プレーヤーズ
その存在が噂されながらもベールに包まれていた『ヘンデルの「メサイア」の
1742年ダブリン初演版』の録音を実現させ、音楽史に新たな1ページを刻んだ
ジョン・バットとダンディン・コンソート・プレーヤーズが新たに打ち出すの
はバッハの「マタイ受難曲」。
通常「マタイ受難曲」の演奏に用いられるのは「1736年版」が一般的となって
いるが、今回バット&ダンディン・コンソートが取り上げたのは「1736年版」
とは異なる「1742年頃バッハ最終演奏版」!この「1742年頃バッハ最終演奏版」
は、バッハ自身によって声楽、器楽の両部分に改定が加えられ1742年頃に行わ
れた上演で用いられたと伝えられている版なのである。
またバット&ダンディン・コンソートは前作ヘンデルの「メサイア」でも初演
版となる「1742年」の楽譜を用いており、今回のマタイ受難曲の録音と
「1742年」でリンクしているところも興味深い。
超一流のソリスト陣が集った演奏の仕上がりや価値はもちろんのこと、前作「メ
サイア」でも大絶賛を受けたリン・レコーズが世界に誇るハイクオリティ・サ
ウンドも見逃せない重要なポイント。




<Avie>
AV 2149 \2180
ユダヤ人の生活より-チェロと管弦楽のための作品集 ――
E・ブロッホ:ヘブライ狂詩曲《シェロモ》、祈り-ユダヤの生活より
D・ダイアモンド:チェロと管弦楽のための《カディッシュ》
G・シュワルツ:チェロと弦楽オーケストラのための《イン・メモリアム》
M・ブルッフ:チェロと管弦楽のための《コル・ニドライ》Op.47
ジョナサン・アースゴー(チェロ)、
ジェラード・シュワルツ(指揮)、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック管弦楽団
イギリスの古豪ロイヤル・リヴァプール・フィルのアヴィー(Avie)からのリ
リース第8弾となる最新盤は、同オーケストラの首席チェロ奏者ジョナサン・
アースゴーが主役を務める“ユダヤ”のチェロ作品集。
ユダヤ人作曲家ブロッホの代表作である「シェロモ」や、ドイツの作曲家ブ
ルッフがユダヤの旋律を題材として作曲した「コル・ニドライ」など“ユダ
ヤ”を大きなテーマとして構成され、美しい旋律が止め処なく溢れるアルバ
ムとなっている。
ソリストのアースゴーは、1974年オスロ生まれの若き名手。オスロとロンド
ンでチェロを学び、1999年にロイヤル・リヴァプール・フィルの首席チェロ
奏者に就任。また同年には広上淳一の指揮でハイドンのチェロ協奏曲を披露
しコンチェルト・デビューも飾っている。
アースゴーがチェロを通じて放つ精神性の表現と前首席指揮者ジェラード・
シュワルツのオーケストラ・コントロールによって濃密な美が創造されてい
る。2004年10月20日-21日&2005年10月31日の録音。

AV 2124 \2180
ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲集 ――
Z・コダーイ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲Op.7
J・J・F・ドッツァウアー:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲Op.124
R・グリエール:8つの小品より 第1番、第3番、第4番、第7番
N・パガニーニ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲第1番
A・F・セルヴェ:《神よ、王を守りたまえ》による華麗なる変奏曲Op.38
ルーデンス・トゥルク(ヴァイオリン)、ウェン=シン・ヤン(チェロ)
アヴィーが強力にプッシュしている1978年アルバニア生まれのルーデンス・
トゥルクは、アナ・チュマチェンコ教授の門下生であり第1弾のソロ・アルバ
ム(AV 2080)では大器の片鱗を感じさせてくれた若き天才ヴァイオリニスト。
2002年10月にはベルリンで行われたビル・クリントン氏出席の式典で演奏を
任されるなど、次代を担う逸材として注目を集めている。またこのアルバム
でトゥルクとデュオを組んでいるチェリストのウェン=シン・ヤンは、1989
年に24歳でバイエルン放送交響楽団の首席チェロ奏者に就任した凄腕の持ち
主。現在はソリスト、室内楽奏者として活動を続け、ブランディスやチュマ
チェンコ、シュテフェンス、ブルンナーといった著名なアーティストと共演
を重ねている。

AV 2143 \2180
G・カトワール:ヴァイオリンとピアノのための作品全集 ――
ソナタ第2番《詩曲》Op.20、悲歌Op.26、ソナタ第1番Op.15
M・ラヴェル:ハバネラ形式による小品、ハバネラ形式による小品
ヘルヴィヒ・ツァック(ヴァイオリン)、ベルント・ツァック(ピアノ)
ドイツのデュオ、ツァック兄弟が発表するアムランも取り上げた19世紀ロシ
アの作曲家カトワールのヴァイオリンとピアノのための作品集。特にソナタ
第2番「詩曲」は傑作として知られており、ロシアのヴァイオリン作品の中で
も希に見る美しさを持った名作である。
ヘルヴィヒ・ツァックは1982年から1995年までシュトゥットガルト室内管の
第1コンサートマスターを務めるなど、第1線で活躍してきたドイツのヴァイ
オリニスト。リューベック、ロストックで教鞭を執るピアノのベルント・ツァ
ックとのデュオで度々日本にも訪れている。




<Guild Historical>
GHCD 2337/38 2枚組 \2700
トスカニーニ-オール・ブラームス・プログラム ――
J・ブラームス:
セレナード第1番ニ長調Op.11(録音:1935年4月7日)
セレナード第2番変イ長調Op.16(録音:1935年3月31日)
大学祝典序曲ハ短調Op.80(録音:1936年3月15日)
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83(録音:1936年1月30日)
4声の合唱曲(録音:1936年1月30日)
ロベール・カサドシュ(ピアノ)、
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)、
ニューヨーク・フィルハーモニック、ニューヨーク女声合唱団
ギルド・ヒストリカル(Guild Historical)の看板として絶大な評価を獲得し
てきた巨匠トスカニーニの放送音源シリーズに「ボイト・メモリアル」
(GHCD 2307/08)以来となる久々の新譜が登場!
2曲の「セレナード」と「ピアノ協奏曲第2番」を中心としたオール・ブラー
ムス・プログラムはトスカニーニがニューヨーク・フィルハーモニックの指
揮台に立ち、1935年から1936年の2年間の間に演奏、収録が行われた音源。
特に「ピアノ協奏曲第2番」ではフランスの名ピアニスト、カサドシュとトス
カニーニ、そしてニューヨーク・フィルハーモニックの共演による至芸を堪
能することが出来る。定評あるリマスターはもちろんこれまでと同じくピー
ター・レイノルズが担当。音質面も要チェック!

GHCD 2332 \1350
パウル・ブルクハルト・コンダクツ・ハンス・ショイブレ ――
ハンス・ショイブレ(1906-1988):
管弦楽のための賛歌Op.29(録音:1952年10月16日)
管弦楽のための小交響曲《オンブラ・アドラタ》Op.38(録音:1955年3月13日)
管弦楽のためのディヴェルティメント《様相と展望》(録音:1958年11月11日)
ピアノ協奏曲Op.34*(録音:1952年1月22日)
パウル・ブルクハルト(指揮)、
ベロミュンスター放送管弦楽団、
カール・ゼーマン(ピアノ)*、
ハンス・ロスバウト(指揮)*、
チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団*
「クレツキ」(GHCD 2319)、「マルクジンスキ」(GHCD 2323)に続く「チュー
リッヒ中央図書館所蔵の歴史的録音シリーズ」第3弾は、20世紀スイスの名匠
ブルクハルトのタクトによる20世紀スイスの作曲家ハンス・ジョイブレの管
弦楽作品集!
ストラヴィンスキー、ヒンデミット、バルトーク、マルタンからの影響を受
け、セリー技法が用いられたショイブレの作品は、シューリヒトの指揮する
ベルリン・フィルによっても演奏が行われている。
またカップリングされているロスバウト&チューリッヒ・トーンハレによる
「ピアノ協奏曲」もショイブレの大規模作品を知る上で重要な音源となるだ
ろう。

GHCD 2333 \1350
ライナー・ライヴ録音集1943-1957 ――
W・A・モーツァルト:歌劇《劇場支配人》序曲(録音:1947年)
S・プロコフィエフ:ピーターと狼Op.67(録音:1949年6月19日)
D・ショスタコーヴィチ:交響曲第6番ロ短調Op.54*(録音:1943年8月15日)
P・I・チャイコフスキー:軍隊行進曲+(録音:1957年3月13日)
C・ドビュッシー:《夜想曲》より 祭+(録音:1957年3月13日)
J・S・バッハ(カイリエ編曲):小フーガ ト短調+(録音:1957年11月29日)
ラウリッツ・メルヒオール(語り)、
フリッツ・ライナー(指揮)、
NBC交響楽団、ニューヨーク・フィルハーモニック*、シカゴ交響楽団+
シカゴ響の第1次黄金期を築いたハンガリー生まれの巨匠フリッツ・ライナー
がNBC響、ニューヨーク・フィル、そしてシカゴ響を振り分けた1943年から
1957年にかけてのライヴ録音集。
ライナーと言えばシカゴ響とのバルトークやR・シュトラウスの名演の印象が
非常に強いだけに、ここに収録されたラウリッツ・メルヒオールが語りを務
める「ピーターと狼」や手兵シカゴ響との「小フーガ ト短調」などのレパー
トリーの復刻は嬉しいところ。

GHCD 2335 \1350
ストコフスキ・ライヴ録音集1941-1943 ――
S・プロコフィエフ:
組曲《3つのオレンジへの恋》Op.33a(録音:1941年11月18日)
E・マクダウェル:ピアノ協奏曲第2番ニ短調Op.23(録音:1942年4月7日)
J・ブラームス:交響曲第4番ホ短調Op.98(録音:1941年11月18日)
D・テイラー:
《ラムンチョ》より 序奏と第3幕のバレエ音楽(録音:1943年12月26日)
フランセス・ナッシュ(ピアノ)、
レオポルド・ストコフスキ(指揮)、NBC交響楽団
前回のリリースで1955年に収録されたシュトゥットガルト放送響とのチャイ
コフスキーなど、インパクト絶大の演奏がピーター・レイノルズのリマスタ
ーによって復刻されたストコフスキ。
今回のライヴ録音集は、NBC交響楽団とのコンビで1941年から1943年にかけて
収録された音源の復刻。ブラームスの交響曲第4番といった定番だけでなく、
マクダウェルやテイラーなどのレア・レパートリーを取り上げているところ
は、魔術師ストコフスキの名に相応しい粋な選曲と言えるだろう。




<Signum Classics>
SIGCD 119 \2180
スペイン黄金世紀 ――
ジョン4世(1604-1656):神聖なる十字架よ
クリストバル・デ・モラレス(ca.1500-1553):キリエ
トマス・ビクトリア(1548-1611):我が竪琴は悲しみに
ディオゴ・ディアス・メルガス(1638-1700):
断食し泣きながら、ピア・エト・ドロローサ・マーテル
セバスティアン・デ・ビバンコ(ca.1550-1622):我が竪琴は悲しみに
フアン・グティエレス・デ・パディラ(ca.1590-1664):我が竪琴は悲しみに
アロンソ・ロボ(1555-1617):
エレミアの哀歌、我が竪琴は悲しみに、リベラ・メ
キングズ・シンガーズ
1968年にケンブリッジ・キングズ・カレッジの学生6人によって結成されて以
来、世界トップクラスの男声ア・カペラ・アンサンブルとして君臨してきた
“イギリスの紳士”キングズ・シンガーズのニュー・アルバム!2007年5月30
日から6月2日にかけてレコーディングが行われた新録音のテーマは「スペイ
ン黄金世紀(Siglo de Oro)」。
スペインの芸術が最も輝いた15世紀から17世紀、すなわち「スペイン黄金世
紀」を生きた作曲家たちによる宗教合唱作品10曲を収録。モラレスやビクト
リア、ロボといった大作曲家だけでなく、1640年にスペインから独立を果た
したポルトガルの統治者ジョン4世の作品も興味深い。
40年間にわたって世界に感動を与え続けてきたハーモニーが、スペイン黄金
世紀の芸術を現代に呼び覚ます。

SIGCD 127 \2180
おお聖なる晩餐 ――
W・バード:彼、彼らをやしなう
T・ビクトリア:大いなる神秘
T・ウィールクス:
アレルヤ,われとどろける声を聞けり、ダヴィデがアブサロムの殺されしを聞
きしとき
A・ペルト:マニフィカト
G・ホルスト:ヌンク・ディミッティス
G・ジャクソン:おお聖なる晩餐
A・ブルックナー:キリストはおのれを低くして
C・ウッド:ヌンク・ディミッティス
R・ウォーカー:リンゴの木
C・V・スタンフォード:汝ら新エルサレムの聖歌隊
サムエル・ラスボーン(オルガン)、
ルパート・ガフ(指揮)、ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校合唱団
ハイレベルの合唱団を数多く擁するシグナム・クラシックス(Signum Classics)
に新しく加わるのは、1848年に創立されたロンドン大学のロイヤル・ホロウェ
イ校の合唱団。
ロイヤル・ホロウェイ校合唱団は、タリス・スコラーズ、ザ・シックスティー
ン、テネブレ、ガブリエリ・コンソートなどの世界的アンサンブルに卒業生を
輩出するなど、その実力は一級品。バラエティ豊かなプログラミングからも意
欲の高さが窺える。




<Guild>
GMCD 7316 \2180
無言歌-フルートとハープのための作品集 ――
F・メンデルスゾーン:無言歌集より
W・A・モーツァルト:2つの歌曲
P・I・チャイコフスキー:ロマンス
P・マスカーニ:シシリアーナと間奏曲
G・フォーレ:4つの歌曲
F・プーランク:ギターに寄す
M・デ・ファリャ:ナナ、コルドバに寄せるソネット
N・リムスキー=コルサコフ:アラブの歌
ルーマニア民謡:ゆりかごの歌
アンドレア・コーレ(フルート)、ジャスミン・フォルマー(ハープ)
アムステルダムに生まれバーゼルで世界的名手オーレル・ニコレの下で研鑽
を積んだアンドレア・コーレは、現在スイスのチューリッヒ歌劇場管弦楽団
で活躍する女流フルート奏者。
ドイツ生まれの女流ハープ奏者フォルマーとは2005年からデュオとして活動
を始めており、フルートとハープが紡ぐ透き通った音色が心にしみる。




<Guild Light Music>
GLCD 5142 \1650
軽音楽の黄金時代-1950年代の軽音楽Vol.5 ――
デ・シルヴィア:サニー・サイド・アップ
ケンプファート:ラスベガス
ガリェーミ:チェリー・ピンク&アップル・ブロッサム・ホワイト
ラヴァシーニ:バッフィ
グッドウィン:レッド・クローク
ブーランジェ:ピッチカート・ポルカ
フィリップス:プラクティカル・ジョーカー
トーチ:ロンドン・トランスポート組曲/他
ロバート・ファーノン&ヒズ・オーケストラ、
ロン・グッドウィン&ヒズ・オーケストラ、
フランク・シナトラ&シンフォニー・オーケストラ、他
人気急上昇中のギルド・ライト・ミュージック・シリーズ最新作。1950年代
の軽音楽を集めてきたシリーズも今回で第5集。演奏者には英国楽壇最大のエ
ンターテイナー、グッドウィンやシナトラの名前も!

GLCD 5143 \1650
軽音楽の黄金時代-気まぐれな動物たち ――
ウェイン:ダンス・オヴ・リトル・ピンク・ホース
アンダーソン:踊る子猫
フリムル:ドンキー・セレナーデ
ステック:モーニング・カンター
ロスナー:ナイチンゲール
アンダーソン:フラミンゴ
ウィリアムス:蛇使い
ファン・デル・リンデン:ペリカン・パレード
ファーノン:鳥使い
ハミルトン:タイガー・タンゴ/他
ルロイ・アンダーソン&ヒズ・ポップス・オーケストラ、
パーシー・フェイス&ヒズ・オーケストラ、
ロバート・ファーノン(指揮)、デンマーク国立放送管弦楽団、他
シリーズ通算43枚目となるのがこの「気まぐれな動物たち(アニマル・アン
ティクス)」。動物にちなんだタイトルを持った楽しく軽快な作品が詰まった
アルバムである。



<Timpani>
1C 1139 \2300
C-V・アルカン:室内楽作品集 ――
ヴァイオリンとピアノのための《協奏的大幻想曲》
チェロとピアノのための《演奏会用ソナタ》
ピアノ三重奏曲
オリヴィエ・ギャルドン(ピアノ)、ドン=スク・カン(ヴァイオリン)、
イヴァン・シフォロー(チェロ)
文字通りマルク=アンドレ・アムランの“手”によって一躍世に知られるこ
とになったフランス・ロマン派の作曲家アルカンの室内楽作品集。
アルカン自身もヴィルトゥオーソ・ピアニストとして活躍していたため、そ
の作品の大多数はピアノ作品であり、室内楽作品自体が少ないため録音も貴
重なのである。
韓国のトップ・ヴァイオリニスト、ドン=スク・カンなど実力派アーティス
トたちの共演も色褪せない。
1C 1013からの移行再発売。(今回の移行再発売に伴い「1C 1013」は廃盤とな
ります。)

1C 1140 \2300
A・オネゲル:歌曲全集 ――
4つの詩/ポール・フォールの3つの詩/静物画/アポリネルの6つの詩/コク
トーの6つの詩/ヴォカリーズ・エチュード/おお 救い主なるいけにえよ/
クローデルの3つの詩/3つの詩篇/倫理学の小講義/6つの田園詩曲/天使の
パン/おお、時間よ、飛翔をとどめよ/低声部のための4つのシャンソン/
メマーマクイム
ブリジット・バレイス(メゾソプラノ)、
ジャン=フランソワ・ガルデイユ(バリトン)、
ビリー・エイディ(ピアノ)
4枚に及ぶ室内楽作品集をセット化するなど、ティンパニ・レーベルがその作
品の発掘に力を注いできたフランス6人組の1人オネゲルの歌曲集。
ラインスドルフの指揮の下、1987年にウィーン国立歌劇場デビューを果たし、
アーノンクールやアバドとも共演を重ねるスイスのヴァレー地方生まれのソ
プラノ奏者ブリジット・バレイスが
先に復刻となったショーソンの歌曲全集(2C 2132)に引き続いて歌声を響かせ
ている。
1C 1015からの移行再発売。(今回の移行再発売に伴い「1C 1015」は廃盤とな
ります。)

1C 1141 \2300
E・サティ:ソクラテス/6つの夜想曲/最初のメヌエット
ジャン・ベリアール(テノール)、ビリー・エイディ(ピアノ)
このサティもティンパニ初期の意欲作の1つ。
ジョン・ケージを魅了したと言われるサティの「ソクラテス」は本来4人の女
声と弦楽オーケストラという編成のために書かれた劇音楽だが、ここでは3部
からなるテノールとピアノという編成での演奏を聴くことが出来る。
またピアノのための「6つの夜想曲」をカップリングされており、サティの手
腕が発揮された“歌曲”と“ピアノ作品”を聴き比べも面白い。
1C 1020からの移行再発売。(今回の移行再発売に伴い「1C 1020」は廃盤とな
ります。)

1C 1142 \2300
D・ミヨー:リュシール・ド・シャトーブリアンの3つの詩Op.10
ユージェニー・ド・ゲランの未刊のノートよりOp.27/2つの恋歌Op.30/
アリサOp.9
フローランス・カッツ(メゾソプラノ)、
セルジュ・シフェルシュタイン(ピアノ)
オネゲルと同じくフランス6人組に数えられていたダリウス・ミヨーの歌曲集。
フランス6人組やエマニュエル、サクル、デュポンなど19世紀-20世紀のフラン
ス歌曲をレパートリーとしており、その歌唱力や驚異的なレパートリーの広さ
に定評があるメゾソプラノ、フローランス・カッツがミヨーを歌う。
1C 1022からの移行再発売。(今回の移行再発売に伴い「1C 1022」は廃盤とな
ります。)

1C 1143 \2300
A・ジョリヴェ:
弦楽のための交響曲/陰と陽/アダージョ/時の矢/アンダンテ
マーク・フォスター(指揮)、サヴォア地方オーケストラ
難曲中の難曲としてプレーヤーの前にそびえ立つ「トランペット協奏曲第2番」
など、斬新な作品を発表し続けた20世紀フランスの異才ジョリヴェの弦楽オー
ケストラのための作品全集。
このジョリヴェの作品集で指揮を振るマーク・フォスターは、メルボルンに
生まれた近現代音楽のスペシャリスト。またフランス東部のサヴォワ地方を
拠点とするサヴォワ地方オーケストラによる演奏はマイナーオーケストラ・
ファンにオススメ!
1C 1027からの移行再発売。(今回の移行再発売に伴い「1C 1027」は廃盤とな
ります。)

1C 1144 \2300
E・シャブリエ:歌曲集 ――
暗い小径/幸福な島/リード(de Banville)/セレナード/ジャンヌの歌/
マリエッテのカップル/デュ・ロワの兵隊/Que les amants ont de peines
/旅への誘い*/リード(C.Mendes)/鳥の歌/太った七面鳥のバラード/せみ
/子あひるたちのヴィラネル/ばら色の豚たちのパストラル/さらば、シュ
ゾン/不遜な願い/君の青い瞳/子供/ルイ・ブラス/すべての花/
愛のクレド
アニュエス・メロン(ソプラノ)、
フランク・レグエリネル(バリトン)、
フランソワ・ティラール(ピアノ)、
フランソワ・シャイール(バスーン)*
最近ではアンジェラ・ヒューイットがそのピアノ作品を取り上げるなど、狂
詩曲「スペイン」以外の作品も再び脚光を浴びることになった近代フランス
の名匠シャブリエ。
管弦楽曲でも見られる巧みな手法は歌曲でもされており、シャブリエの歌曲
はフランス歌曲の中でも重要な地位を占めている。
1C 1038からの移行再発売。(今回の移行再発売に伴い「1C 1038」は廃盤と
なります。)

1C 1145 \2300
L・ヴィエルヌ:
歌曲集《嘆きと絶望》Op.38/4つのギリシャの詩Op.60/
ボードレールの5つの詩Op.45
ミレイユ・デランシュ(ソプラノ)、
クルスティーヌ・イカール(ハープ)、
フランソワ・ケルドンクフ(ピアノ)
ノートルダム教会のオルガニストを務め、作曲家としては「ウェストミンス
ターの鐘」などの優れたオルガン作品を数多く遺した盲目の音楽家ルイ・ヴィ
エルヌ。
ティンパニ・レーベルではオルガン以外の作品にスポットを当てており、この
珍しい歌曲集は「交響曲」(1C 1127)に続く復刻となる。
1C 1040からの移行再発売。(今回の移行再発売に伴い「1C 1040」は廃盤とな
ります。)

1C 1146 \2300
F・プーランク:
バレエ音楽《模範的な動物たち》-ラ・フォンテーヌの寓話による
シンフォニエッタ
ジョナサン・ダーリントン(指揮)、
ルクセンブルク・フィルハーモニック管弦楽団
前出のオネゲル、ミヨーと同じくフランス6人組に名を連ねていた大作曲家プ
ーランク。室内楽作品に比べると管弦楽作品の実演に接する機会は非常に少
ないため、ダーリントン&ルクセンブルク・フィルによる作品集の復活は嬉
しいところ。
ラ・フォンテーヌの寓話を題材とし豊かな作品性を持ったバレエ音楽「模範
的な動物たち」は組曲版が用いられることが多いが、ここでは8曲で構成され
る全曲版が収録されている。
1C 1041からの移行再発売。(今回の移行再発売に伴い「1C 1041」は廃盤とな
ります。)

1C 1147 \2300
M・オアナ:
クロード・ドビュッシーの墓/沈黙者/クラヴサンのための暗号
エリーザベト・ホイナツカ(チェンバロ)、
クリスティアン・イヴァルディ(ピアノ)、
シルヴィ・スレ(ソプラノ)、ラウレ・モラビト(ツィター)、
アルトゥーロ・タマヨ(指揮)、
ルクセンブルク・フィルハーモニック管弦楽団
ユダヤの血筋をルーツに持ち、モロッコのカサブランカに生まれたフランス
の作曲家モーリス・オアナの作品集ではツィターが加わる「クロード・ドビュ
ッシーの墓」など3作品を収録。
各国の音楽雑誌から高評価を獲得したこの録音からは、民族的な作風や呪術
的な雰囲気、そして微分音の使用など革新的な手法を繰り出したオアナの突
出した才能を確認できる。
1C 1044からの移行再発売。(今回の移行再発売に伴い「1C 1044」は廃盤とな
ります。)

1C 1148 \2300
L・ブーランジェ:
詩篇第24番/兵士の埋葬のために/詩篇第129番/哀しき夕べに/春の朝に
/詩篇第130番/仏教の古い祈り
ソニア・ド・ボフォール(ソプラノ)、
マルシャル・ドフォンテーヌ(テノール)、
ヴァンサン・ル・テキシエ(バリトン)、
マーク・ストリンガー(指揮)、
ナミュール交響合唱団、ルクセンブルク・フィルハーモニック管弦楽団
高名なブーランジェ姉妹の妹であり「ローマ大賞」受賞という栄誉に輝きな
がらも、わずか24歳でこの世を去った夭折の天才作曲家リリ・ブーランジェ
の合唱と管弦楽のための作品集。
ローマ大賞の受賞作「ファウストとエレーヌ」に並ぶ代表作である3つの「詩
篇」を中心とした作品の完成度は圧倒的であり、高性能オーケストラ、ルク
センブルク・フィルの演奏もポイント。
1C 1046からの移行再発売。(今回の移行再発売に伴い「1C 1046」は廃盤と
なります。)

1C 1149 \2300
E・ブロッホ:交響詩《冬-春》/秋の詩/夜に/2つの詩篇/詩篇第22番
ミレイユ・デランシュ(ソプラノ)、
ブリジット・バレイス(メゾソプラノ)、
ヴァンサン・ル・テキシエ(バリトン)、
デイヴィッド・シャローン(指揮)、
ルクセンブルク・フィルハーモニック管弦楽団
ヘブライ狂詩曲「シェロモ」などで知られるユダヤ系スイス人作曲家ブロッ
ホの管弦楽作品と管弦楽伴奏付き歌曲集。「夜に」以外の4作品は、20代-30
代の頃のブロッホがアメリカに移住する前に手懸けた初期の作品である。
またこのブロッホの作品集は、2000年に客演のため訪れていた日本で急死し
たデイヴィッド・シャローンとルクセンブルク・フィルのコンビにとって最
初の録音となったもの。
1C 1052からの移行再発売。(今回の移行再発売に伴い「1C 1052」は廃盤と
なります。)

2C 2150 2枚組 \4600
A・ルーセル:歌曲全集 ――
4つの詩Op.3/4つの詩Op.8/炎/2つの中国の詩Op.12/2つの歌曲Op.19/
2つの歌曲Op.20/ロンサールの2つの詩Op.26/アナクレオンの頌歌Op.31/
アナクレオンの頌歌Op.32/2つの中国の詩Op.35/ヴォカリーズ(第1番)/
夜のジャズOp.38/ヴォカリーズ・エチュード(第2番)/わが娘に与えた花
/2つの牧歌Op.44/2つの中国の詩Op.47/2つの歌曲Op.50/2つの歌曲Op.55
/凶兆
マリー・ドゥヴェロー(ソプラノ)、
ヤン・ブーロン(テノール)、ローラン・ナウリ(バリトン)、
エティエンヌ・プラスマン(フルート)、ビリー・エイディ(ピアノ)、
ジャン=イヴ・オッソンス(指揮)、
ルクセンブルク・フィルハーモニック管弦楽団
「バッカスとアリアーヌ」、「蜘蛛の饗宴」が代表作として有名なフランス
の作曲家ルーセルの作品番号付き歌曲を網羅した歌曲ファン必携の作品集。
フランス印象主義から、原始主義を経て新古典主義へと移り変わるルーセル
の作風の変化がここに収録された数々の歌曲によって実証されている。
2C 2064からの移行再発売。(今回の移行再発売に伴い「2C 2064」は廃盤とな
ります。)

2C 2065 2枚組 \4600
J-G・ロパルツ:歌劇《故郷》(全曲)
ミレイユ・デルンシュ(ソプラノ)、ジル・ラゴン(テノール)、
オリヴィエ・ラルエット(バリトン)、
ジャン=イヴ・オッソンス(指揮)、
ルクセンブルク・フィルハーモニック管弦楽団
ティンパニ・レーベルからリリースされている一連の作品集によってブーム
を巻き起こしたロパルツの珍しいオペラ録音。ジャケット・デザイン変更に
よる新装再発売で世界初録音となった「故郷」の全曲が復活!




<Musica Rediviva>
MRCD 013 \2300
我がリュートとの旅 ――
L・ミラン:ファンタジア、パヴァーナ
A・ムダーラ:ファンタジア
L・ナルバエス:
あなたと別れた千々の悲しみ、ウナ・バハ・デ・コントラプンクト
A・カベソン:変奏曲
F・スピナチーノ:リチェルカーレ
F・ミラーノ:2つのリチェルカーレ
S・モリナーロ:2つのファンタジア
J・ダウランド:
1日でもあるとすれば、エセックス伯のガリヤルド、ファンタジー
W・ブレード:Rothshenken Tanz
J・カプスベルガー:トッカータ第4番、ガリアルダ第3番
J・S・バッハ:プレリュード、ガヴォットとロンドー
L・ヴァイス:パッサカリア
C・F・アーベル:ガンバのための小品
N・ブルグミュラー:貴婦人の乗馬
C・ドビュッシー:プレリュード
スウェーデン民謡:空に輝く星のように、サルタレロ
サンス&ムルシア:マリサパロス
坂本龍右 (リュート) 
東京大学の文学部出身の坂本龍右は、古楽器奏者の両親を持つサラブレッド。
H・スミス、J・リンドベリ、P・オデット、W・クイケンからリュート、ガン
バの指導を受けている。アルバムの中で、様々な時代と国々を巡るまさに旅
を感じることの出来るアルバムである。日本語解説付き。

MRCD 016 \2300
ローフスタ・ブリュークでのバッハ ――
J・S・バッハ:幻想曲ト長調BWV.572/種々の技法による6つのコラール/
前奏曲とフーガ ハ長調BWV.545/トリオ・ソナタ ホ短調BWV.528/4つのパ
ルティータ/幻想曲とフーガ ト短調BWV.542
ハンス・ファーギウス(オルガン)
ハンス・ファーギウスはデンマークの王立音楽院の教授を務め、王立音楽ア
カデミーの会員、ルンド市文化功労賞受賞など様々な要職と栄誉を経験して
きたスウェーデンを代表するオルガニスト。演奏されているローフスタ・ブ
リュークのオルガンは1727年から28年にかけて製作され、数度に渡って修復
が施された歴史的にも非常に貴重なオルガンである。日本語解説付き。




<Deux-Elles>
DXL 311
童謡の新しいアレンジ集-
ラウンド・アンド・ラウンド(デイヴィッド・スミス編曲) ――
I wish I was a bird up in a tree/Tom he was a piper's son/Bananas
in Pyjamas/Bobby Shaftoe/I hear thunder/The animals went in two by
two/Frog went a-courtin'/Cockles and mussels/Polly put the kettle
on/The wheels on the bus/Doctor Foster/Stand on one leg/Drunken
Sailor/Jamaica Farewell
様々なアーティスト
イギリスのドゥーゼル(Deux-Elles)レーベルの子供向けシリーズ。
イギリスで親しまれている童謡に軽音楽、古楽、ジャズ、バラードなどのテ
イストを加えた新しいアレンジ集は、日本でも幼児期からの英語教育にピッ
タリかも!?

DXL 317 \2180
童謡の新しいアレンジ集-
フクロウと子猫ちゃん(デイヴィッド・スミス&レベッカ・ヴィカリー編曲)
The Owl and the Pussycat/The Marvellous Toy/I Went for a Walk/
Daddy's taking us to the Zoo/Rainbow Song/I Went to the Pictures
Tomorrow/See Saw Margery Daw/The Water is Wide/Pussycat, Pussycat
/Morningtown Ride/Hush Little Baby/Golden Slumbers/El Cocqui/
Cushlamochree
様々なアーティスト
リズミカルな歌からしっとりとしたメロディーまでを広くカバーしており、
親子でじっくりと楽しめる。

DXL 331 \2180
童謡の新しいアレンジ集-カウチポテト(デイヴィッド・スミス編曲) ――
Couch Potato/Animal Fair/Wind The Bobbin/This Old Man/The Princess
/Boa Constrictor/The Farmer's In His Den/Miss Polly/Five Little
Speckled Frogs/Happy and You Know It/I'm A Little Teapot/Coming
Round The Mountain
様々なアーティスト
ジャズテイストの「カウチポテト」や愉快なリズムの「アニマル・フェア」な
どを歌う「イギリスの歌のお兄さん&お姉さん」から楽しさが伝わってくる!

<Onyx>
ONYX 4028 \2180
C・ドビュッシー:ピアノ作品全集Vol.3 ――
映像第1集/映像第2集/喜びの島/スケッチ帳より/ピアノのために/
英雄の子守歌/アルバムの1ページ/舞曲(スティリー風のタランテラ)/
ハイドンを讃えて/夢
パスカル・ロジェ(ピアノ)
「前奏曲集第1巻&第2巻」を収録した第1集(ONYX 4004)、「版画」や「子供
の領分」、「ベルガマスク組曲」といった名作を堪能できる第2集(ONYX 4018)
の2タイトルは、「レコード芸術特選」(第1集/レコード芸術)、「素晴らし
いディスク」(インデペンデント)、「年間最優秀録音」(サンデー・タイム
ズ)、「ピアノ録音の模範」(デイリー・テレグラフ)など世界中のリスナー、
メディアから多数の称賛を浴びており、現代屈指のドビュッシー演奏として絶
賛を博している。
今回新たに登場する第3集では、ドビュッシーの才能を証明する不朽の名作「映
像」の第1集&第2集を中心に「喜びの島」や「アルバムの1ページ」、「夢」な
どの小品を収録。
ロジェ自らが「無限の発見への素晴らしい旅」と述べるドビュッシーのピアノ
作品。新たな発見がロジェのピアノによる究極のドビュッシーをさらに進化を
させる。




<Hyperion>
DVDA 68001(DVD-Video) 2枚組 \3380
アンジェラ・ヒューイット-バッハ・パフォーマンス・オン・ザ・ピアノ
DISC-1(約148分)
アンジェラ・ヒューイットのリサイタル講座(レクチャー)-ピアノによるバッハ
演奏
チャプター1:イントロダクション/チャプター2:要点/チャプター3:解釈/
チャプター4:バッハの“舞曲”/チャプター5:フーガの学習/
チャプター6:装飾音/チャプター7:実用的なアドバイス
DISC-2(約62分)
アンジェラ・ヒューイット・ライヴ・イン・コンサート
J・S・バッハ:パルティータ第4番ニ長調BWV.828/イタリア協奏曲BWV.971/
半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV.903
アンジェラ・ヒューイット(ピアノ)
1994年にスタートした一大事業、「バッハの鍵盤作品集」のレコーディング・
プロジェクトが11年という歳月を経て2005年に完結となった鍵盤の女神アンジェ
ラ・ヒューイット。
現在ヒューイットが全精力を注いでいる「バッハ・ワールド・ツアー」は、
2007年8月から2008年10月にかけて世界6大陸25ヶ国で開催され、室内楽公演を
除く全てのコンサートのプログラムがバッハの「平均律クラヴィーア曲集」で
統一されるなど、現代最高のバッハ弾きの称号に相応しい唯一無二のコンサー
ト・ツアーとして全世界から称賛を浴び続けている。
今回、遂に登場となるヒューイットのDVDは、「ピアノによるバッハ演奏のため
のレクチャー」、「コンサートのライヴ(もちろんバッハ!)」という超充実の
豪華二本立て!しかも日本語字幕付き!
DISC-1に収録されているレクチャーでは、ヒューイットが映像を通じてマスタ
ー・クラスを開催。ピアノでバッハを演奏するための7つのポイントをヒューイ
ットが直々に伝授してくれるという濃密で貴重な内容となっている。
またコンサートのライヴを収めたDISC-2では、ヒューイットの演奏によるオー
ル・バッハ・プログラムという至福の時間を味わうことが出来るのである。
DVDフォーマット
All Regions/NTSC/16:9
DISC-1 ― DVD9/片面二層/ドルビー・デジタル2.0
DISC-2 ― DVD5/片面一層/ステレオ、DTS5.1、ドルビー・デジタル5.1
字幕:日本語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、
中国語、ロシア語

CDA 67581/2 2枚組 \4360
M・レーガー:チェロ・ソナタ&無伴奏チェロ組曲集 ――
チェロ・ソナタ第1番へ短調Op.5/無伴奏チェロ組曲第1番ト長調Op.131c-1/
チェロ・ソナタ第2番ト短調Op.28/無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調Op.131c-2/
チェロ・ソナタ第3番ヘ長調Op.78/無伴奏チェロ組曲第3番イ短調Op.131c-3/
チェロ・ソナタ第4番イ短調Op.116
アルバン・ゲルハルト(チェロ)、マルクス・ベッカー(ピアノ)
このゲルハルトのレーガーでは、演奏はもちろんのことプログラミングにも要
注目。初期の作品ながら成熟したスタイルを見せている「チェロ・ソナタ第1番
へ短調Op.5」をスタートとしてピアノ伴奏付きの「チェロ・ソナタ」と無伴奏
の「チェロ組曲」を番号順に交互に配置しており、作風の変遷と作品の対比を
演奏を通じて感じ取ることが出来るなどゲルハルトのこだわりと作品に対する
深い信念が窺い知れる。
レーガーのドイツ・後期ロマン派音楽に対する情熱と、新古典主義音楽への閃
きが同居する「チェロ・ソナタ&無伴奏チェロ組曲」。
バッハ、ベートーヴェン、ブラームスの作品から大きな影響を受け「ドイツ三
大B」の後継者に位置づけられるなど、現在も再評価が進むレーガーの作品を
ゲルハルトがその価値と評価をさらに高めることになるだろう!
去る2007年4月には音楽監督サイモン・ラトルの強い希望で実現したティーレ
マン&ベルリン・フィルとの共演(シューマンのチェロ協奏曲)で大喝采を浴び
たゲルハルト。
共演のピアニストにはこれまでに12枚に及ぶレーガーの作品集をリリースして
いるレーガーのスペシャリスト、マルクス・ベッカーを迎えるなど布陣は万全。
生命力に満ちあふれる生きた音楽を奏でる希代のチェリストがドイツの音楽家
レーガーの真髄に迫る!

CDA 67598 \2180
スティーヴン・ハフ-モーツァルト・アルバム ――
W・A・モーツァルト:
幻想曲ハ短調K.475、ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調K.333、
幻想曲ハ短調K.396(シュタードラー補完)
ヨハン・バプティスト・クラマー(1771-1858):
練習曲《モーツァルトへのオマージュ》Op.103-6
イグナツ・フリードマン(1882-1948):
メヌエット ニ長調(モーツァルトのディヴェルティメント第17番ニ長調K.334
より)
スティーヴン・ハフ:モーツァルトの3つの変容
F・リスト(ブゾーニ編曲):
モーツァルトの《フィガロの結婚》の2つの主題による幻想曲
スティーヴン・ハフ(ピアノ)
「ニュー・ピアノ・アルバム」(CDA 67043)、「イングリッシュ・アルバム」
(CDA 67267)、「スパニッシュ・アルバム」(CDA 67565)の続編となるハフのコ
ンセプト・アルバム第4弾はモーツァルト!
名作「幻想曲ハ短調K.475」でスタートするハフのモーツァルト・アルバムは、
モーツァルト自身の作品はもちろんのこと、モーツァルトの作品を題材とした
アレンジ、モーツァルトに対するオマージュを表現した作品、そしてハフの自
作などバラエティに富んだプログラミングが特徴的。
ちなみにピアニストとしてだけでなく作曲家、指揮者としても活躍するハフは、
2007年3月にイッサーリスをソリストに迎えて自らのチェロ協奏曲の世界初演
を行い新境地を切り開いている。
ハフの並外れた芸術的手腕の結晶でもある「モーツァルト・アルバム」が驚き
と新たな発見をもたらしてくれる。

CDA 67623 \2180
F・プーランク:
グローリア/サルヴェ・レジナ/悔悟節のための4つのモテット/クリスマス
のための4つのモテット/エクスルターテ・デオ
スーザン・グリットン(ソプラノ)、
スティーヴン・レイトン(指揮)、
ポリフォニー、
ブリテン・シンフォニア、ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団
前作ブルックナーのミサ曲第2番&モテット集(CDA 67629)での神秘的なハーモ
ニーが深い感動を呼び込んだイギリス合唱シーンの黄金コンビ、レイトン&ポ
リフォニーの最新作は20世紀合唱作品の名作「グローリア」を含むプーランク
の宗教作品集!
1959年に60歳のプーランクがクーセヴィッツキー財団からの委嘱によって作曲
を行った「グローリア」。
プーランク自身が「天使たちが舌を出しているゴッツォーリのフレスコ画や、
敬虔なベネディクト会修道士たちがサッカーに興じる姿を想像しながら作曲を
行った。」と語っており、輝かしく華やかな「グローリア」、陽気な雰囲気に
満ちた「ラウダムス・テ」などでユニークな手法が見られる反面、全曲を通し
てプーランクの深い信仰心を感じることも出来る傑作である。
ベルトの合唱作品集(CDA 67375)がハイペリオンの2003年度ワールド・セール
スのトップに輝くなど、ハーモニー、レパートリーの両面が合唱ファンを含む
幅広い層から支持されているレイトン&ポリフォニー。イギリスの黄金コンビ
によるプーランクの「グローリア」が同曲の新たなスタンダードとしての地位
を築く可能性は非常に高い。

CDA 67619 \2180
ハインリッヒ・ヴィルヘルム・エルンスト(1814-1865):
ヴァイオリンのための作品集 ――
ロッシーニの《オテロ》のアリアによる幻想曲Op.11/6つの多声的練習曲/
エレジーOp.10/シューベルトの《魔王》による大奇想曲Op.26
イリヤ・グリンゴルツ(ヴァイオリン)、アシュリー・ウェイス(ピアノ)
パガニーニの後継者の最右翼と目されるなど、その生涯自体が伝説となってい
るモラヴィア生まれのヴィルトゥオーソ・ヴァイオリニスト、ハインリッヒ・
ヴィルヘルム・エルンスト。
ベルリオーズやメンデルスゾーン、ヨアヒムなどからも絶賛されたエルンスト
は、パガニーニとリストを彷彿させるようなヴィルトゥオーソ色の濃い作品を
生み出すなど作曲家としての豊かな才能を自らの作品で証明している。
演奏に超人的な技巧を要するエルンストの難曲に正面から挑んだのは、これが
ハイペリオンからのリリース第1弾となるロシアの若き天才イリヤ・グリンゴ
ルツ!1998年に弱冠16歳でパガニーニ国際コンクールを制覇した恐るべき才能
は、エルンストの目もくらむような難曲の理想的な演奏者と言える。パガニー
ニを驚かせたモラヴィアの天才の作品と、ロシアが生んだ天才奏者のコラボレ
ーションに胸が高鳴る!

CDA 67622 \2180
ルイ・シュポア(1784-1859):
カンタータ《解放ドイツ》序曲(世界初録音)/交響曲第4番へ長調《音の奉献》
Op.86/同第5番ハ短調Op.102
ハワード・シェリー(指揮)、スイス・イタリア語放送管弦楽団
交響曲第1番と第2番を収録した第1集(CDA 67616)が話題となったハイペリオン
が贈るシュポアの交響曲全集第2巻では交響曲第4番と第5番を収録。
クラリネット協奏曲やヴァイオリン協奏曲、宗教作品に比べるとあまり演奏機
会に恵まれていないシュポアの交響曲だが、9曲の交響曲(第10番は未完)には
伝統的なスタイルと独創的なスタイルの作品が連なるどドイツ・ロマン派音楽
の傑作集として評価されている。
また交響曲第4番で見られる終楽章を「Larghetto-Allegretto」とした手法は
当時では非常に画期的であり、後のチャイコフスキーやマーラーに影響を与え
たとされる。1814年に書かれた「解放ドイツ」序曲は世界初録音。

CDA 67646 \2180
L・ボッケリーニ:6つのフルート五重奏曲Op.19 ――
フルート小五重奏曲第1番変ホ長調G.425/同第2番ト短調G.426/
同第3番ハ長調G.427/同第4番ニ長調G.428/同第5番変ロ長調G.429/
同第6番ニ長調G.430
アウセル・ムジチ
これまでイタリアのタクトゥス(Tactus)に録音を行っていたイタリアの声楽&
器楽アンサンブル、「アウセル・ムジチ」のハイペリオン・デビュー・ディス
ク。数集類存在しているボッケリーニのフルート五重奏曲の中でもあまり知ら
れていない作品19は、18世紀イタリア音楽の研究を進めるアウセル・ムジチに
とって格好のレパートリーである。
アウセル・ムジチはボッケリーニに続いてリダルディとポルポラの録音が予定
されるなど、ハイペリオンでの飛躍が期待される。




<Helios>
CDH 55220 \1280
R・ヴォーン=ウィリアムズ:ミサ曲ト短調
H・ハウエルズ:レクイエム、地よ, 慈しみもてこの人を収め給え
マシュー・ベスト(指揮)、コリドン・シンガーズ
同時代を生きた2人のイギリス人作曲家による厳かで美しい宗教作品。
このヴォーン=ウィリアムズとハウエルズのカップリングはハイペリオン初期
の名盤の1つであり、合唱ファンからも復活が待たれていたもの。
CDA 66076からの移行再発売。




<Signum Classics>
SIGCD 116 \2180
E・エルガー:チェロ協奏曲ホ短調Op.85
N・ミャスコフスキー:チェロ協奏曲ハ短調Op.66
ジェイミー・ウォルトン(チェロ)、
アレクサンダー・ブリガー(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
イギリスの若手チェリストの筆頭株、ジェイミー・ウォルトンの「サン=サー
ンスのチェロ協奏曲」(QTZ 2039)に続く協奏曲アルバム第2弾。ウィーン新聞
から「素晴らしく卓越した技術」との評価を受け、ロリン・マゼールからもそ
の実力に太鼓判を押されたジェイミー・ウォルトンの才気がみなぎるエルガー
とミャスコフスキーはまさしく威風堂々。熱のこもった充実の演奏を聴くと、
グァルネリ1712のチェロを駆使する若き実力者のさらなる進化が楽しみにな
る。2006年9月13日-14日の録音。

SIGCD 115 \2180
ヒアー・マイ・ワーズ ――
H・パリー:Hear my words, ye people
W・バード:Teach me, O Lord
C・V・スタンフォード:マニフィカト ト長調
J・ハイドン:ベネディクトゥス
M・ボイル:Thou, O God, art praised in Sion
M・グリーン:Lord, let me know mine end
H・レイ:A Prayer of King Henry VI
W・A・モーツァルト:主を崇めよ
T・トムキンズ:深き淵より
C・V・スタンフォード:A Song of wisdom
C・フランク:天使のパン
F・メンデルスゾーン:わが祈りを聞きたまえ
L・バークリー:The Lord is my Shepherd
H・パリー:I was glad
デイヴィッド・グード(オルガン)、
ラルフ・オールウッド(指揮)、イートン・カレッジ・チャペル聖歌隊
1440年に創設され長い歴史と伝統を持つイギリスの名門パブリック・スクール、
イートン・カレッジの聖歌隊が歌う珠玉の宗教作品集。主唱者と音楽監督を兼
務しているラルフ・オールウッドとの演奏では、バード、ハイドン、モーツァ
ルトなどの大作曲家の作品からパリー、スタンフォード、バークリーといった
近現代のイギリス人作曲家までの作品を幅広く選曲するなど、伝統の中にも新
しい流れを呼び込んだ意欲的な姿勢を感じ取ることができる2006年12月5日、
2007年1月14日&21日の録音。

SIGCD 114 \2180
バッキンガム宮殿ボールルームのオルガン ――
J・S・バッハ:パッサカリア ハ短調BWV.582
R・ヴォーン=ウィリアムズ:ロシメドル
F・メンデルスゾーン:ソナタ第3番イ長調
T・デュボワ:トッカータ
N・ローススーン:舞踏組曲
ジョセフ・ノーラン(オルガン)
ウェストミンスター大聖堂、ロイヤル・アルバート・ホールなどイギリス音楽
には欠かせない名所のオルガン演奏をリリースしてきたシグナム・クラシック。
今回は女王陛下の王室礼拝堂付きオルガニスト、ジョセフ・ノーランの演奏で、
英国王室の社交場であるバッキンガム宮殿ボールルームに設置されているオル
ガンのサウンドを収録!2006年11月の録音。




<Deux-Elles>
DXL 923 \2180
ロマンティックな小品 ――
P・ゴーベール:
フルート・ソナタ/同第2番/同第3番/マドリガル/オリエンタル/
3つの水彩画/ロマンティックな小品
キャスリン・トーマス(フルート)、リチャード・ショウ(ピアノ)、
フォーブ・スコット(チェロ)
自身もフルートの名手であり、現在のフルート奏者にとっても外すことのでき
ない重要なレパートリーを生み出したフィリップ・ゴーベールのフルート作品
集。3つのソナタ、ロマンティックな小品、3つの水彩画などゴーベールの代表
的な作品がプログラミングされている。
キャスリン・トーマスはフリーランスのソリストとして活躍するイギリスの若
手女流フルート奏者。20世紀フランス作品を得意としており、このゴーベール
も各メディアから高い評価を受けている。2000年4月の録音。

DXL 911 \2180
カウンターテナーのためのデュエットと歌曲 ――
H・パーセル:
トランペットを吹き鳴らせ、もし音楽が恋の糧なら、束の間の音楽、
In vain the am'rous flute、ここに神々が示された、おお豊かなる保護者、
One charming night、No resistance is but vain、
彼女はどこにいても私を避ける、O ravishing delight、
愛しいアストレアから、夕べの讃歌
P・ハンフリー:父なる神への賛歌
J・ブロウ:
Ah heav'n! What is't I hear?、Quam diligo legem tuam、
わが心は定まりて
ライランド・エンジェル(カウンターテナー)、
マーク・チャンバース(カウンターテナー)、
ローレンス・カミングス(チェンバロ&オルガン)
イギリス屈指のカウンターテナー、ライランド・エンジェルとマーク・チャン
バースが歌うパーセルとその同世代の作曲家たちの作品による17世紀の歌曲集。
バス・ヴィオールの市瀬礼子、リュートなどの竹内太郎が通奏低音として演奏
に加わっているところもポイント。1999年9月の録音。

DXL 853 \2180
ヴァース・アンセム集 ――
J・ブル:全能の神
T・ウィールクス:おお主よ、耳を傾けたまえ
T・トムキンズ:神の栄光を上に高く
M・ロック:Lord, let me know mine end
O・ギボンズ:This is the record of John
P・ハンフリー:Hear O heavens
W・チャイルド:Behold, how good and joyful
M・ワイズ:主の道を整えよ
H・パーセル:主を恐るる者は幸いな
M・グリーン:Lord, let me know mine end
W・ボイス:O where shall wisdom be found?
エドワード・バルビエリ(指揮)、コンソーシアム
指揮者のバルビエリによって結成されたロンドンを拠点とする合唱団コンソー
シアムが歌うオルガン伴奏の付いたヴァース・アンセム集。16世紀のジョン・
ブルから18世紀のウィリアム・ボイスの作品を年代順に収録しており、ガレス
・プライスのオルガンが表現の幅を広げている。1998年8月の録音。、

DXL 853 \2180
名高き人々をいざ讃えん ――
E・ベアストー:生けるものすべて、I sat down under his shadow、嘆き
S・ウェスリー:
Thou judge of quick and dead、Blessed be the God and Father、
Thou wilt keep him
G・フィンジ:
名高き人々をいざ讃えん、神は上れり、見よ満ち足りた最後の生贄/
エドワード・バルビエリ(指揮)、コンソーシアム
ウェスリー、ベアストー、そしてフィンジ。18世紀から20世紀までの3世紀に
跨るのイギリスの合唱作品集。特に名曲との誉れが高いフィンジの作品での息
をのむような美しいハーモニーが特筆もの。1998年6月27日-28日の録音。




<Onyx>
ONYX 4027 \2180
譚盾(1957-):琵琶協奏曲(世界初録音)
武満徹(1930-1996):
ノスタルジア-アンドレイ・タルコフスキーの追憶に、弦楽のための3つの映画
音楽 ―― 映画《ホゼー・トレス》より 訓練と休息の音楽、映画《黒い雨》
より 葬送の音楽、映画《他人の顔》より ワルツ
林光(1931-):ヴィオラ協奏曲《悲歌》
呉蛮(中国琵琶)、
ユーリ・バシュメット(指揮&ヴィオラ&ヴァイオリン)、
ロマン・バラショフ(指揮)、モスクワ・ソロイスツ合奏団
ユーリ・バシュメット&モスクワ・ソロイスツ合奏団のオニックス(Onyx)3枚目
となる最新作では、ロシアのカリスマが極東の音楽に敬意を表したこれまでで
最も進取的なプログラムが実現!
日本の武満徹と林光、中国の譚盾(タン・ドゥン)といった日本と中国がアジア
から世界に誇る現代の大作曲家たちの作品で、バシュメットが指揮者、ヴィオ
ラ独奏、ヴァイオリン独奏へと姿を変え大車輪の如き活躍を繰り広げるなど、
バシュメット&モスクワ・ソロイスツの底力とも言うべき圧巻の演奏が展開さ
れている。
武満徹によって旧ソ連の天才映画監督タルコフスキーの追悼のために作曲され、
武満が愛した同氏の映画「ノスタルジア」と同名のタイトルが付けられたのが
ヴァイオリンと弦楽合奏のための「ノスタルジア」。ここではヴァイオリニス
トとしてのバシュメットの姿に接することが出来る。
また「3つの映画音楽」でのモスクワ・ソロイスツの緊迫感にあふれた鬼気迫る
演奏も聴き逃せない。
ヤナーチェクとバルトークのスコアからヒントを得て作曲された林光の「悲歌」
では、バシュメット自らがヴィオラ独奏として登場。
圧倒的な説得力、豊かな創造性に富んだ演奏は世界最高のヴィオラ奏者の名に
相応しい。
ヨーヨー・マが立ち上げたシルクロード・プロジェクトの中心メンバーである
ピパ(中国琵琶)奏者、呉蛮(ウー・マン)がソリストを務める譚盾の琵琶協奏曲
は1999年のPMFで初演が行われた作品であり、今回のレコーディングが世界初
録音となる。
2007年9月26日-28日、ベルリンの録音。




<Channel Classics>
CCSSA 27108(SACD-Hybrid) \2850
J・S・バッハ:6つのモテット ――
モテット第1番《主に向かいて新しき歌を歌え》BWV.225/モテット第2番《御霊
はわれらが弱きを助け給う》BWV.226/モテット第3番《わが喜びなるイエスよ》
BWV.227/モテット第4番《恐るるなかれ、われ汝とあり》BWV.228/モテット
第5番《来たれ、イエス、来たれ》BWV.229/モテット第6番《すべての国よ、
主を讃美せよ》BWV.230
ピーター・ダイクストラ(指揮)、オランダ室内合唱団
日本でも絶大な人気を誇り、世界中で旋風を巻き起こしたオランダの男声ヴォー
カル・アンサンブル「ジェンツ」を世界最高峰の声楽アンサンブルへと育て上
げた若き名匠ピーター・ダイクストラ。
「ジェンツ」での音楽監督(2006年に退任)としての手腕が世界中から熱い眼差
しを浴び、2005年9月からはミヒャエル・グレーザーの後任として弱冠26歳でド
イツの名門バイエルン放送合唱団の音楽監督に就任。
2006年にはオランダ室内合唱団の首席客演指揮者に迎えられ、2007年9月にはス
ウェーデン放送合唱団の首席指揮者に着任するなど、3つの世界的名門の要職を
任されるという前代未聞の快挙を果たしている。まだ30歳という若さながら世
界最高の合唱指揮者の称号を確立したと言っても過言ではないだろう。
今回ダイクストラがオランダ室内合唱団とのレコーディングで取り上げたのは、
永遠の名作として燦然と輝く大バッハの6つのモテット。
作品の根底に存在する作曲者の意図、深遠な精神性を表現したダイクストラと
オランダ室内合唱団が、我々に新たな感動を与えてくれることは間違いない。




<Glossa>
GCD 921614 2枚組 \3450
マラン・マレ(1656-1728):音楽悲劇《セメレ》(復元版全曲世界初録音)
シャノン・メルセル(ソプラノ)、ベネディクト・トラン(ソプラノ)、
ジャエル・アザレッティ(ソプラノ)、ヒョルディス・テボー(メゾソプラノ)、
アンデッシュ・J.ダーリン(テノール)、トマ・ドリエ(バリトン)、
リサンドロ・アバディ(バリトン)、マルク・ラボネ(バリトン)、
エルヴェ・ニケ(指揮)、コンセール・スピリチュエル
ヴィオールの巨星サント=コロンブから教えを受け、太陽王ルイ14世時代のフ
ランスで最高の宮廷ヴィオール奏者としての名声を得たマラン・マレ。
ヴィオールではなく、マレのオペラの作曲家としての名声を高める大きな要因
となった「アルシード」(1963)、「アリアーヌとバッカス」(1696)、「アルシ
オーヌ」(1706)に続く4作目にして最後の大作となった音楽悲劇「セメレ」。
プロローグと5つの幕で構成され1709年にパリで初演が行われた「セメレ」だが、
楽譜が完全な形で現存していなかったために「アルシーヌ」などの陰に隠れる
形でその全貌はベールに包まれてきた。
そこで一切の妥協を許さぬフランス・バロックの奇才エルヴェ・ニケが新たに
発見された楽譜を用いて復元と再構成に着手。そして2006年にフランスのボー
ヌで開催されたボーヌ・バロック音楽祭において「セメレ」復元版全曲の世界
初演という偉業が実現したのである!
またニケ&コンセール・スピリチュエルはコンサートでの初演だけでなく、フ
ランス・バロックに適した実力派のソリストたちを迎えてレコーディングに臨
むなど「セメレ」の復活に懸ける意気込みは凄まじいものがある。
フランス・バロックの開拓者ニケ&コンセール・スピリチュエルが音楽の歴史
に新たな1ページを刻む。
2007年2月、ノートル・ダム・デュ・リバン教会(パリ)での録音。

GCD P31904 \2300
ギョーム・デュファイ(c.1397-1474):
人にとって最もよきもの-モテット集第2巻 ――
人には平和が最高のもの/偉大なるヤコブをわれらに正しくたたえん/おお、
祝福されしセバスティアヌスよ/おお、聖セバスティアヌスよ/度量ある人々
の称賛を/めでたし、天の女王(I)/幸いあれ、乙女よ/神の教会の輝ける星
/このフィレンツェの町は/めでたし、天の女王(II)/おお輝きわたる宝石/
おお、イスパニアの後裔/キリストと生死を共にするヨハネ/めでたし、天の
女王(III)
ジュゼッペ・マレット(ディレクター)、カンティカ・シンフォニア
2005年にリリースされたモテット集の第1巻「クアドリヴィウム」(GCD P31902)、
2006年にリリースされた「シャンソン集」(GCD P31903)では、洗練された美し
いハーモニーによって新たなデュファイ象を打ち出したマレット&カンティカ
・シンフォニア。
大きな反響を呼んだ前2作の続編であると同時に、グロッサの「デュファイ三部
作」の完結編となるモテット集第2巻がいよいよ登場!
デュファイのモテットとシャンソンの作品集によって一気に檜舞台に躍り出た
カンティカ・シンフォニアは、ラ・ヴェネクシアーナの中心メンバーとして活
躍中のテノール奏者ジュゼッペ・マレットがディレクターを務めているイタリ
アのヴォーカル&器楽によるイタリアのアンサンブル。
中世&ルネサンス時代の作品の演奏と解釈に多方面から称賛の声が寄せられる
など、特にデュファイの作品を現代に伝える代弁者として急速に注目を集めて
いる。
またスペインのトップ・デザイナー、ヴァレンティン・イグレシアスによる斬
新なジャケット・デザインはもちろん今回も健在。
2005年-2006年、イタリアでの録音。




<PentaTone>
PTC 5186 308(SACD-Hybrid) \2850
J・ブラームス:交響曲第2番ニ長調Op.73/同第3番へ長調Op.90
マレク・ヤノフスキ(指揮)、ピッツバーク交響楽団
2008年9月からはマンフレッド・ホーネックを音楽監督として迎える予定のピ
ッツバーク交響楽団。
アンドルー・デイヴィス、ヤン=パスカル・トルトゥリエと共に2005年から敷
いてきたトロイカ体制の集大成となるのが、このヤノフスキのタクトによるブ
ラームス・チクルスなのである。
ハインツ・ホール(ピッツバーク)でのライヴ録音。

PTC 5186 030(SACD-Hybrid) \2850
A・ブルックナー:交響曲第9番ニ短調
マレク・ヤノフスキ(指揮)、スイス・ロマンド管弦楽団
ヤノフスキが2005年より首席指揮者を務めているスイスの名門オーケストラ、
スイス・ロマンド管弦楽団との2枚目のリリースはブルックナーの交響曲第9
番!ヤノフスキはスイス・ロマンド管とのペンタトーン(PentaTone)デビュー
盤となった前作(PTC 5186 078)で敢えて巨匠アンセルメが得意としていたフラ
ンク&ショーソンを取り上げるなど、スイス・ロマンド管の新時代の構築に向
けた並々ならぬ意気込みを感じさせている。
今回新たに「交響曲第9番」でスタートするスイス・ロマンド管とのブルック
ナー・チクルスは今後数年かけて録音が進められていく予定となっており、
ヤノフスキの十八番であるブルックナーの解釈やオーケストラ・ビルダーと
しての手腕に注目が集まることは必至!
ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ)での録音。




<Sterling>
CDS 1073-2 \2300
フランツ・クサヴァー・シュニーダー・フォン・ヴァルテンゼー(1786-1868):
序曲ハ短調/交響曲第3番変ロ長調《軍隊交響曲》
クリストファー・フィフィールド(指揮)、
ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
後期古典派から初期ロマン派にかけてのスイスで卓越した才能を発揮し、アル
ペンホルンのための独奏作品、優れた声楽作品を生み出すなど同国の音楽の
発展に大きな貢献を果たしたシュニーダー・フォン・ヴァルテンゼーの管弦楽
作品集。希望していたベートーヴェンへの弟子入りはかなわなかったが、一気
に頭角を現したシュニーダー・フォン・ヴァルテンゼーはスイスだけでなく
ウィーンとドイツにも足跡を残している。
典型的な初期ロマン派の作風を持ち、シューベルトとハイドンからの影響を感
じさせるシュニーダー・フォン・ヴァルテンゼーの管弦楽作品を南ドイツの名
門ヴュルテンベルク・フィルが現代に伝えてくれる。





<Pavane>
ADW 7521 \2250
A・ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番ホ短調Op.90《ドゥムキー》
B・スメタナ:ピアノ三重奏曲Op.15
トリオ・カルロ・ファン・ネステ
20世紀のベルギーを代表する世界的ヴァイオリン奏者カルロ・ファン・ネステ
がリーダーを務めていた「トリオ・カルロ・ファン・ネステ」の名称をベルギ
ー女王から授けられ、2005年に誕生した新生「トリオ・カルロ・ファン・ネス
テ」。
ベルギーを拠点に活躍するピアノのセバスティアン・リエナール、ヴァイオリ
ンのノエ・イマイ、チェロのアレクサンドル・ドゥブリュの3人がアンサンブ
ルの名に相応しい貫禄十分の演奏を披露。ボヘミア楽派の情景に満ちあふれた
ドヴォルザークとスメタナは、新たな時代の到来を確実に感じさせてくれる演
奏である。2007年6月の録音。

ADW 7518 \2250
ロバート・ヤンセンス(1939-):室内楽作品集 ――
チェロ・ソナタ/フルート・ヴァイオリンとチェロのための《シルバー・トリ
オ》/フルートとギターのための《主題と変奏》/ピアノのための《Jaire》
/バスーン・ソナタ/フルート、クラリネット、ホルンとファゴットのための
《カンヴァセーション》
アレクサンドル・ドゥブリュ(チェロ)、
セバスティアン・リエナール(ピアノ)、マーク・グローウェルズ(フルート)、
アンドレ・シヴィ(ヴァイオリン)、イヴ・ストームス(ギター)、
ヨーコ・キクチ(ピアノ)、ピエール・オリヴィエ・マルテンス(バスーン)、
レオナルド・アングラーニ(ピアノ)、グィ・ファン・ワース(クラリネット)、
クロード・モーリー(ホルン)、ユーグ・ケステマン(ファゴット)
ベルギー作曲家協会、ベルギー・ロイヤル・アカデミー、ブリュッセル王立音
楽院などからその功績に対して多くの表彰を受けてきたベルギーの重鎮作曲家
ロバート・ヤンセンス。
ソナタからデュオ、木管四重奏などの室内楽作品を集めたこの作品集では、ベ
ルギーのトップ・アーティストであるフルートのグローウェルズ、ベルギーで
活躍するヴァイオリンのシヴィ、ヨーコ・キクチなど実力者たちによってヤン
センスの作品が演奏されている。

ADW 7519 \2250
ロバート・ヤンセンス:協奏曲集 ――
クラリネット協奏曲/ホルン協奏曲第1番/ヴァイオリン協奏曲第2番/
ホルン協奏曲第2番/ファゴット協奏曲
ロナルド・ファン・スパンドンク(クラリネット)、
フランシス・オルヴァル(ホルン)、アンドレ・シヴィ(ヴァイオリン)、
ユーグ・ケステマン(ファゴット) 、
ロバート・ヤンセンス(指揮)、
ブリュッセル・シンフォニック・アンサンブル、他
ロバート・ヤンセンス2枚目の作品集は管楽器、弦楽器のための協奏曲集。
BBCニュー・ジェネレーション・アーティストにも選出されたクラリネットの
スパンドンクや、グリュミオーとのブラームスのホルン三重奏曲で知られるオ
ルヴァルなど、強力なソリスト陣が高度な技巧を要するヤンセンスの協奏曲で
見事なパフォーマンスを展開している。





<BNL>
BNL 112922 \2250
ゲオルク・ムファット(1653-1704):
シャコンヌ、パッサカリア、新しきサイクロプスのハーモニー
ヨハン・ハインリッヒ・シュメルツァー(1623-1680):
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ第1番-第6番
アンサンブル・クロマティカ
ともに17世紀ウィーンの宮廷で活躍したシュメルツァーとムファット。シュメ
ルツァーの6曲のソナタは、ヴァイオリンとリュート、オルガンのために書か
れおり、3つの声部が絡み合うことによって生まれる音楽が安らぎを与えてく
れる。フランス、イタリアの様式を取り入れたムファットのオルガン作品も優
れた技法が発揮されている。

BNL 112924 \2250
G・ビゼー:
喜歌劇《ミラクル博士》/ボヘミアの風景/序曲イ長調/スケルツォ
オルガ・パシシュニク(ソプラノ)、ヒョルディス・テボー(メゾソプラノ)、
ヤニス・クリストプーロス(テノール)、
ピエール=イヴ・プルヴォー(バリトン)、
ディディエ・タルパン(指揮)、ルブリン・フィルハーモニー
ビゼー18歳の作品でありオッフェンバック主催の懸賞で一等賞に輝き、その後
の飛躍を予感させたオペレッタ「ミラクル博士」を含むレアなレパートリーを
収録。ビゼーは「カルメン」や「アルルの女」だけの作曲家ではないというこ
とをポーランドのオーケストラの演奏で証明してくれるユニークなアルバムと
なっている。





<Hortus>
HORTUS 016 \2250
サン=サーンス-オルガン作品とモテット集Vol.4 ――
C・サン=サーンス:
幻想曲第2番変ニ長調Op.101/白鳥(ギルマン編)/オラトリオ《ノアの洪水》
-前奏曲(ギルマン編)/前奏曲とフーガ第3番ハ長調Op.109-3/即興曲第1番
ホ長調Op.150-1/糸杉と月桂樹Op.156/即興曲第2番ロ短調Op.150-2/前奏曲
とフーガ第2番ト長調/幻想曲第1番変ホ長調
ヴァンサン・ジャンヴラン(オルガン)
サン=サーンスのオルガンとモテットをテーマとした作品集の追尾を飾る第4
巻。サン=サーンスのオリジナルにギルマン編曲の2曲を加えた9作品で、スペ
インのアスコイティア、ラトヴィアのリーガ、フランスのパリの教会や寺院に
設置された3種類のオルガンを使い分けている。1998年の録音。

HORTUS 017 \2250
ロイク・マリー(1947-):バイロイトへの回帰
ロイク・マリー(オルガン)
パリ国立高等音楽院などでメシアンやファルシネリ、リュエフといった現代フ
ランス音楽界の看板たちから作曲とオルガンを学んだロイク・マリー。「バイ
ロイトへの回帰」はワーグナーの作品の主題を題材としたオルガンのための即
興作品である。1998年の録音。

HORTUS 027(特別価格) \1650
トン=ツァ・ティエ(1933-):仏陀の微笑
ジョエル・スービエット(指揮)、レゼレマン室内合唱団
「仏陀の微笑み」はパリ音楽院でジャン・リヴィエとアンドレ・ジョリヴェに
作曲を師事したベトナムの作曲家トン=ツァ・ティエが、8世紀詩人の王維な
どの詩を題材とした生み出した合唱作品。





<Cybele>
Cybele 550.301 \2250
C・ライネッケ:子供のための歌曲全集第1巻
カロリーネ・メルツ(ソプラノ)、マルタ・マルケス(メゾソプラノ)、
トーマス・レアンダー(ピアノ)
ゲヴァントハウス管の指揮者、ライプツィヒ音楽院の院長などの要職を歴任し
たハンブルク(旧デンマーク領)アルトナ生まれのライネッケ。105曲という膨
大な曲数を収めた「子供のための歌曲」は親しみやすい曲想を持っており、短
い作品の中にライネッケ特有の美しい旋律が凝縮されている。

Cybele 550.302 \2250
C・ライネッケ:子供のための歌曲全集第2巻
カロリーネ・メルツ(ソプラノ)、カロラ・グーバー(メゾソプラノ)、
トーマス・レアンダー(ピアノ)
続いて第2集。フルート・ソナタ「水の精」などの名作を書き上げたライネッ
ケは、その生涯に1000曲を上回る作品を作曲したと言われており、その中でも
歌曲がこれだけまとまったアルバムは珍しい。マリンバ版バッハの無伴奏チェ
ロ組曲などを世に出したシベーレ(Cybele)ならではの好企画!





<Syrius>
SYR 141394(CD+dts) \4500
J・S・バッハ:
トッカータとフーガ 二短調/わが心からの望み/目覚めよ、わが心よ/最愛
なるイエス/汝らキリスト者、こぞりて神をたたえよ/シュープラー・コラー
ル集/トッカータとフーガ ヘ長調
ピエール・バルドン(オルガン)
フランスのベテラン・オルガニスト、ピエール・バルドンが地下礼拝堂に納め
られているマグダラのマリアの聖遺骨でその名を知られるフランスのサン・マ
キシマンのオルガンで奏でたバッハの作品集。バルドンはアルバムの中で2つの
トッカータとフーガとコラール集を対比させている。2005年10月の録音。
(このCDはノーマルCD+同内容の5チャンネルdts盤がセットになっております。
/dts盤は専用の再生機器でないと再生することができません。ご注意下さい)

SYR 141368 \2250
イギリスのオルガン作品集Vol.1 ――
S・ウェスリー:コラール・ソングとフーガ ハ長調
C・H・パリー:コラール前奏曲
H・ブリューワー:英雄的行進曲
N・コッカー:チューバ・チューン
H・ハウエルズ:狂詩曲第3番
G・S・ボール:悲歌
P・ホワイトロック:プリマス組曲
J・ホーズ:スケルツォ&メヌエット
K・レイトン:賛歌
マッシモ・ノゼッティ(オルガン)
ロンドンのホーリー・トリニティ教会にあるグランド・オルガンを演奏に使用
した本格的なイギリス作品集。この第1集にはモーツァルトと同世代のウェスリ
ーからレイトンといった19世紀-20世紀の作曲家たちによるオルガン作品を収録
している。2001年9月の録音。

SYR 141366 \2250
D・ブクステフーデ:オルガン作品集Vol.4 ――
前奏曲嬰へ短調BuxWV.146/ああ主よ、哀れな罪人なるわれをBuxWV.178/
前奏曲ホ短調BuxWV.143/コラール《アダムの罪によりすべてはそこなわれぬ》
BuxWV.183/シャコンヌ ハ短調BuxWV.159/コラール《ああ主なる神よ》
BuxWV.177/前奏曲ト短調BuxWV.150/コラール《わが許に来たれ、かく神の子
は語り》BuxWV.201/前奏曲ト長調BuxWV.147/コラール《わが愛する神に》
BuxWV.179/カンツォネッタ ホ短調BuxWV.169/コラール《われ神より離れじ》
BuxWV.220/コラール《われ神より離れじ》BuxWV.221/トッカータ ヘ長調
BuxWV.156/コラール《主イエス・キリストよ、我は知れり》BuxWV.193/
前奏曲ヘ長調BuxWV.144/カンツォネッタ ト短調BuxWV.173/カンツォネッタ
ハ長調BuxWV.167/カンツォネッタ イ短調BuxWV.225/カンツォネッタ ト長調
BuxWV.172/前奏曲ホ短調BuxWV.142
ヘルガ・シャウエルテ(オルガン)
バロック時代の北ドイツ・オルガン楽派最大の巨匠、ブクステフーデのオルガ
ン作品集第4巻は、ベルリン南部の街ルッカウにあるクリストフ・ドナト製作の
歴史的な芸術品とも言えるグランド・オルガンによる演奏。2001年9月の録音。





<Ostblocket>
OBL 003 \2300
オストブロケット-ギフト ――
V.D./ヘイ・ソ・ランゲ/リレ・ヴァン/ウスティ・ウスティ・バボ/ハッピ
ー・コセク/コックム・キオチェク/ミシュ・ファディラク/ミネト・アヴ・
エット・アナート・ランド/スル・コセク/スヴェリゲ‐ルマニエン,エト・
リカ/ヴァンピレン/マネン・フロン・ザラゴザ/テュティ・フルティ/
アモーレ
ソフィア・バーグ=ボーム(ヴォーカル)、オストブロケット
力強く、また艶やかな女性ヴォーカル、「バーグ=ボーム」のヴォーカルとス
ウェーデンのジプシー・ブラス・バンド「オストブロケット」とのコラボレー
ションがアルバムの中心となっており、ジプシー、東洋、クレツマー、ブルガ
リアの音楽などの要素を取り入れた民族色の色濃いパフォーマンスが満載!
どちらかと言えばワールドミュージックのカラーが強いアルバムだが、冒頭の
「V.D」などではオストブロケットが単独で超絶テクニックを炸裂させるなど聴
きどころは尽きない。ワールミュージックとブラス。血潮が沸き立つ興奮のク
ロスオーバー・アルバムがスウェーデンから登場!





<Vanguard Music Boulevard>
VMBCD 105 \2300
アンナ=レナ・ラウリン:沈黙からの小品/弦楽四重奏曲第1番
ペア=オット・ヨハンソン(指揮)、
マルメ歌劇場管弦楽団、アニアラ弦楽四重奏団
スウェーデン南部のハルムスタッドで生まれたラウリンはモナコで行われたジャ
ズの国際作曲家コンクールで3位入賞を果たし、ジャズ・ミュージシャン、ヴォ
ーカリストとして活躍を続けアルバムのリリースも手懸ける女流アーティスト。
日本風の旋律やジャズのテイストが盛り込まれた「沈黙からの小品」は、ラウ
リンのクラシック・コンポーザーとしての才能と可能性を窺い知ることができ
る興味深い管弦楽作品である。





<Bluebell>
ABCD 106 \2300
偉大なるスウェーデンの歌手たち-ヨエル・ベリルンド(1937-1959) ――
W・ステンハーマル:
《フローレスとブランセフロール》- Nar Aftonrodna'n...*
R・ワーグナー:
楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》-
にわとこの花が何とかぐわしく*、さて!さて!
M・ムソルグスキー:歌劇《ボリス・ゴドゥヌフ》-Dostig Ya Vyshey Vlasti*
J・ブラームス:《ドイツ・レクイエム》-主よ、わが終わりと*
T・ラングストレム:
《古きスウェーデン》-Skytteln ska ga*、《王の花嫁》-Hor nu Lilla barn*
G・ロッシーニ:歌劇《セヴィリアの理髪師》-かげ口はそよ風のように*
W・A・モーツァルト:
歌劇《フィガロの結婚》-3尺4尺5尺、奥様がお呼びの時は、もし殿様も踊りな
さるなら
L-E・ラーション:Jag Har En Borg Som Skimrar*
R・ワーグナー:楽劇《ワルキューレ》-ローゲよ聞け!*
ヨエル・ベリルンド(バス・バリトン)
20世紀のスウェーデンを代表するバリトン奏者、ヨエル・ベルリンドの歴史的
録音集。*=は初出音源。1937年-1959年の録音。





<Romeo & Julia Koren>
RJ 007 \2300
うるわしの乙女 ――
G・ド・マショー:Dame se vous m'estes
作曲者不詳(15世紀):Pusique je suy amoureux de vous
C・ジャヌカン:ある日奥さんが眠っていた時
ジョスカン・デ・プレ:はやく私にキスしておくれ、スカラメッラ
C・ジャヌカン:ヴェルノンの粉ひき娘は、愛と死と人生は
J・ダウランド:来たれ深き眠り、羊飼いが木蔭で
J・ファーマー:美しいフィリス
作曲者不詳:Amor Mi Fa Cantar A La Francesca、Eh vatene segnor mio
J・バスケス:De los akamos vengo
T・スザート:パッサ・メディオ
ベノワ・マルンベリ(指揮)、
ロメオ&ジュリエット合唱団、ピエール・ノルダール(リュート&打楽器)、
ラウリ・アンティラ(ダブル・ベース)
ストックホルムを拠点に活動中のマルンベリ&ロメオ&ジュリエット合唱団が
アレンジを施したマショーやジョスカン、ダウランドなど14世紀-16世紀の作品
集。思わず耳を傾けてしまう創造性豊かなアレンジと絶妙のハーモニー特徴的。





<nosag records>
nosag CD2126 2枚組 \4600
ラウディスラウス・ホラティウス:作品集 ――
ジャーニー・トゥ・ディス/瞑想曲/トランスムテイション/スターネンモー
ラル/リメンバー・モーツァルト/67%スウィング/ウィーン・ウィーン/ディ
ヴェルティメント/ミラージュ/他
ラウディスラウス・ホラティウス(ピアノ&シンセサイザー)、
ダン・ラウリン(リコーダー)、マグヌス・ラニング(チェロ)、
ストックホルム・ストリング・アンサンブル、他
スウェーデンの音楽学者ラウディスラウス・ホラティウスの作曲家としての一
面を記録した作品集。作品、演奏だけでなくDVDサイズのケースと同サイズの
ブックレットも音楽学者らしい独特の仕上がり。




<Euridice>
EUCD 40 \2300
影の歌 ――
オレ・オルセン(1850-1927):ユーモレスク、山にて、イルメリンの薔薇
ゲルハール・シュルデルプ(1859-1933):五月、我が人生、ブラーマンを求めて
カタリヌス・エリング(1858-1942):
素晴らしき五月に、彼女の絵、毎晩私はあなたに会う、
アグネス, 私の美しき蝶々
ヨハンネス・ホールクロウ(1847-1925):
ハウケリのカッコー、愛の強さ、赤い薔薇と、トラの歌
アーネ・アッゲン(1881-1955):ポピュラー、若さ、スールファーゲル
ヤルマール・ボルクストレム(1864-1925):
フィドラー、小さな少女、ギリュウモドキ、つばめ、あなたは私の心を撫でる、
私が聖母マリアを夢で、夕暮れの歌
ヒルデ・ハラルドセン・スヴェーン(ソプラノ)、
ハーラル・ビョルコイ(テノール)、
シグネ・バッケ(ピアノ)、
ジャン・ホフデン(ピアノ)
19世紀後半から20世紀前半にかけてオペラ作曲家としてその名を馳せた6人のノ
ルウェーの作曲家による歌曲集。2001年のノルウェー王立歌劇場にデビュー以
来、目覚しい活躍を見せるスヴェーンと、経験豊富なベルゲン大学グリーグ・
アカデミー教授のビョルコイがノルウェーの歌曲を歌う。

EUCD 41 \2300
フルートとギターのための音楽 ――
カーステン・ブルスタッド(1959-):
小組曲/共謀/キメラ/蓮華/プロトラクトゥス/ジェントル・タッチ/
夜明けがすべてを課すならば
マリアンヌ・アーラム(フルート)、
ゲルムント・ティトルスタッド(ギター)
トロムソ音楽院、マルメ音楽院でフルートを学び現在はフリーランスとして活
動中の女流奏者アーラムと、ノルウェーやイギリスで研鑽を積んできたギタリ
スト、ティトルスタッドによるデュオ・アルバム。息もピッタリのコンビネー
ションで新たなレパートリーを披露してくれている。

EUCD 42 \2300
1723年のオルガン ――
J・P・スヴェーリンク:われらに御子が生まれたもう
D・ブクステフーデ:
トッカータ ト長調BuxWV.165、フーガ ト長調BuxWV.175、コラール《いかにう
るわし暁の星》BuxWV.223、カンツォーナ ハ長調BuxWV.166、フーガ変ロ長調
BuxWV.176、前奏曲とフーガ ト短調BuxWV.163
G・ベーム:3つのパルティータ
W・ボイス:ヴォランタリー ニ長調
J・S・バッハ:パストラーレ ヘ長調BWV.590
ビョルン・ボイセン(オルガン)
18世紀当時はトーテン・ホフ教会に設置されており、現在はノルウェー民族博
物館に所蔵されている歴史的オルガンの演奏による作品集。




<Bergen Digital>
BD 7054CD \2300
オヴェ・クリスティアン・サンドベリ:
合唱とオルガンのためのカンタータ《La Livets Kilde Rinne》/他
マグナル・マンゲルスネス(指揮)、ベルゲン大聖堂聖歌隊
現代ノルウェーの作曲家サンドベリのオルガンと合唱を効果的に用いた荘厳な雰
囲気を持った合唱作品集。ベルゲン大聖堂聖歌隊の神秘的な歌声が印象に残る。




<Glossa>
GCD 921203 2枚組 \3450
A・ヴィヴァルディ:12のトリオ・ソナタ集Op.1
エンリコ・ガッティ(ヴァイオリン)、
アンサンブル・アウローラ〔ロゼッラ・クローチェ(ヴァイオリン)、ジュ
ディス=マリア・ベッカー(チェロ)、モニカ・プスティルニク(アーチリュ
ート)、グィド・モリーニ(チェンバロ&オルガン)〕
デンマーク王フレゼリク4世に献呈された「ソナタ集Op.2」(GCD 921202)に続
いてガッティ&アンサンブル・アウローラが取り上げたのは、当時のヴェネツ
ィアの貴族であるアンニーバレ・ガンバラ伯に献呈され、1705年にヴェニスで
出版された12曲で構成される「トリオ・ソナタ集Op.1」。
ヴィヴァルディの代表作の1つとして知られる「トリオ・ソナタ第12番ニ短調
《ラ・フォリア》」を曲集の最後となる12曲目に含んでいる「トリオ・ソナタ
集Op.1」の全曲盤は貴重であり、このガッティによる録音が新たな決定盤とし
て輝くことは想像に難くない。
タルティーニの録音では敢えて「悪魔のトリル」を録音から外すなど、選曲に
も深いこだわりを見せるガッティ。
その揺るぎ無い信念は、自らが生を受けた母国イタリアのバロック音楽に対す
る愛情と言っても過言ではないだろう。



<Lyrita>(LyritaはレーベルオフィシャルのCD-R盤となります)
SRCD.293 2枚組 \4360
ウィリアム・オルウィン(1905-1985):
バリトンとピアノのための歌曲集《幻影》/無伴奏フルートのためのディヴェ
ルティメント/フルートとハープのための幻想的ソナタ《ナイアデス》/幻想
的ワルツ*/ソナタ・アラ・トッカータ*
ベンジャミン・ルクソン(バリトン)、
デイヴィッド・ウィルソン(ピアノ)、
クリストファー・ハイド=スミス(フルート)、
マリサ・ローブル(ハープ)、シェイラ・ランデル(ピアノ)*
日本では交響曲や映画音楽などシャンドスからリリースされた一連の録音によ
って一気にその名を広めたイギリスの音楽家オルウィンの歌曲&室内楽作品集。
オルウィンは作曲家としてだけでなく、名門ロンドン響の首席フルート奏者を
務めるなど20世紀のイギリスを代表するフルート奏者として活躍した経歴の持
ち主でもある。自らの演奏経験に基づいたフルート作品や、器楽、歌曲、室内
楽作品にも交響曲に匹敵する優れた作品が存在している。またこの作品集には、
LP時代に「RCS品番」でリリースされていたモノラル録音の音源から「幻想的
ワルツ」、「ソナタ・アラ・トッカータ」の2作品が復刻収録されており、LP
時代のリリタ・ファンも要チェック。全曲世界初CD化。

SRCD.233 \2180
アーノルド・バックス(1883-1953):交響曲第2番/交響曲第5番嬰ハ短調*
メイヤー・フレッドマン(指揮)、
レイモンド・レッパード(指揮)*、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
現在では2003年にシャンドスからリリースされたハンドリーの指揮による「交
響曲全集」が代表盤として輝いているが、最初に「アーノルド・バックス」の
名前を世界規模で広める大きな役割を果たしたのは、巨匠ボールトによる管弦
楽作品集(SRCD.231)と、このフレッドマン&レッパードのコンビによる交響
曲集。フレッドマン&レッパードのバックスは「第1番&第7番」(SRCD.232)
に続いて2枚目となる。全曲世界初CD化。

SRCD.274 \2180
ロベルト・ジェラール(1896-1970):
交響曲第4番《ニューヨーク》/ヴァイオリン協奏曲
イフラ・ニーマン(ヴァイオリン)、
コリン・デイヴィス(指揮)、BBC交響楽団
20世紀スペインのカタルーニャ人作曲家でありながら、フランコ政権時代に内
乱の煽りを受けイギリスへと亡命。1970年に没するまでイギリスで活動を続け
たロベルト・ジェラールの作品もリリタのレパートリーを形成する重要なピー
ス。ジェラールの代表作の1つ「交響曲第4番」はシャンドス盤が入手困難なだ
けに、名匠コリン・デイヴィス&ロンドン響の録音の復活は大いに歓迎される
だろう。全曲世界初CD化。

SRCD.256 \2180
レノックス・バークリー(1903-1989):
ヴァイオリンとピアノのためのソナチナOp.17、
クラリネット、ホルンと弦楽四重奏のための六重奏曲Op.47
アラン・ブッシュ(1900-1995):
ピアノ三重奏のための3つの練習曲Op.31、クルーエル・シー・キャプテン、
組曲Op.54より ガリアード、エアー、Corentyne Kwe-Kwe Op.75
アラン・ロースソーン(1905-1971):クラリネットと弦楽のための四重奏曲
ジャック・ブライマー(クラリネット)、アラン・シヴィル(ホルン)、
ミュージック・グループ・オヴ・ロンドン、シア・キング(クラリネット)、
エオリアン弦楽四重奏団のメンバー
ほぼ同時代を生きたイギリスの同世代の作曲家、バークリー、ロースソーン、
ブッシュの室内楽作品集。バークリーの「六重奏曲」では何と言っても往年の
名奏者ジャック・ブライマー&アラン・シヴィルの参加がセールスポイント!
またロースソーンの「四重奏曲」でのソリストがシア・キングというところも
嬉しい。イギリス音楽ファン、管楽器関係者の両方にオススメ。全曲初CD化。




<Nimbus>(NimbusはレーベルオフィシャルのCD-R盤となります)
NI 5600 \2080
J・ブラームス:
クラリネット三重奏曲イ短調Op.114/
クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調Op.120-1/同第2番変ホ長調Op.120-2
カール・ライスター(クラリネット)、フェレンク・ボーグナー(ピアノ)、
ヴォルフガング・ベッチャー(チェロ)
1993年までベルリン・フィル首席クラリネット奏者として君臨し、カラヤンの
時代を支え続けたクラリネット界の帝王カール・ライスター。
ライスターは、これまでにブラームスのソナタ&トリオを数度録音しており、
このニンバス盤はベルリン・フィル引退後の1997年2月にベルリンのテルデック
・スタジオで収録されたもの。
盟友ボーグナーと、ライスターと同じくベルリン・フィルに首席奏者として在
籍したベッチャーとのトリオは格別。この1997年盤はクラリネット奏者のバイ
ブルとして誉れ高い。

NI 5644 \2080
M・レーガー:
弦楽四重奏団変ホ長調Op.109/クラリネット五重奏曲イ長調Op.146
カール・ライスター(クラリネット)、フォーグラー弦楽四重奏団
ハンス・アイスラー音楽院出身の奏者たちによって1985年にベルリンで結成さ
れ、退廃音楽や現代音楽の演奏に定評のあるフォーグラー弦楽四重奏団のニン
バスでの最初の録音。
カール・ライスターがソリストとして加わったクラリネット五重奏曲はライス
ターにとって2度目の録音であり、演奏、解釈ともこの作品の決定盤として相応
しい評価を得ている。1999年4月の録音。

NI 5595/8 4枚組 \4360
スペインのピアノ作品集第1巻 ――
E・グラナドス:
組曲《ゴイェスカス》、わら人形-ゴヤ風な情景、間奏曲-歌劇《ゴイェスカ
ス》より、インプロヴィゼーション、アラゴン狂詩曲、オリエンタル、組曲
《ロマンティックな情景》、演奏会用アレグロ
I・アルベニス:
組曲《イベリア》(全曲)、ナバーラ(ジョーンズ補完)、タンゴ、スペイン
(想い出草)、ラ・ベーガ(草原)、アスレーホス、スペイン組曲Op.47
マーティン・ジョーンズ(ピアノ)
驚異的レパートリーを誇るニンバスのメイン・ピアニスト、マーティン・ジョ
ーンズ。このスペインのピアノ作品集第1巻では、19世紀後半のほぼ同時期を生
きたグラナドスとアルベニス、作品はゴイェスカスとイベリアといった両者の
代表作を中心に収録。
全ての音符やリズムからスペインの熱き情熱がほとばしる会心のパフォーマン
スを聴くことが出来る。1995年-1998年の録音。

NI 5643 \2080
ジョージ・ベンジャミン(1960-):
広がる地平に囲まれて/冬の心/最初の光/パノラマ/アンターラ
ロス・ポプル(チェロ)、
マーク・エルダー(指揮)、BBC交響楽団、
ペネロペ・ウォームズレー=クラーク(ソプラノ)、
ジョージ・ベンジャミン(指揮)、ロンドン・シンフォニエッタ
メシアン、ブーレーズにその才覚を見出された現代イギリスを代表する作曲家
の1人ジョージ・ベンジャミンの作品集。「広がる地平に囲まれて」以外の作
品は、全て作曲者自身が指揮者を務めた演奏が収録されている。
ニンバスのベンジャミン作品集は「3つのインヴェンション」(NI 5505)がオ
ランダのエディソン賞を獲得するなどクォリティの高さが光る。
1985年-1989年の録音。

NI 5599 \2080
M・デュリュフレ:
レクイエムOp.9/4つのモテットOp.10/ミサ・クム・ユビロ/われらの父よ
クリストファー・ロビンソン(指揮)、
ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ聖歌隊、
イアン・ファリントン(オルガン)
現在の音楽監督デイヴィッド・ヒルとのコンビでハイペリオン(Hyperion)か
らヨンゲンやベアストー、メンデルスゾーンの作品集を次々と打ち出している
ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ聖歌隊が前音楽監督クリストファ
ー・ロビンソンの指揮でニンバス時代に録音を行ったデュリュフレの作品集。
1998年の録音。




<Amon Ra>(Amon RaはレーベルオフィシャルのCD-R盤となります)
CD-SAR 18 \2180
ギター・コレクション ――
A・ムダーラ:第4旋法によるファンタジア、ロマネスカ
作曲者不詳:ブランル、ピモントワーズ
L・ナルバエス:カンシオン
L・ミラン:第4旋法によるファンタジア
F・コルベッタ:2声のシンフォニア
G・サンス:パッサカリアとカナリオス
R・ド・ヴィゼー:組曲ニ短調
M・ジュリアーニ:大序曲Op.61
F・ソル:モーツァルトの主題による序奏と変奏曲
F・カルーリ:変奏曲
J・K・メルツ:無言歌
ナイジェル・ノース(ヒストリカル・ギター)、
マギー・コール(ヴァージナル&フォルテピアノ)
イギリスのリュート界最大の実力者ナイジェル・ノースが、ルネサンス・ギタ
ー、ヴィウエラ、3種の五弦ギター、19世紀フランスのギター、3種の19世紀の
ギターなど世にも貴重な9種類のギターを使い分けたギター関係者必携の名盤!
歴史的価値を持った楽器の音色の違いや、ナイジェル・ノースの情感豊かな演
奏など充実の内容を備えたギター・アルバムである。1984年の録音。

CD-SAR 17 \2180
W・A・モーツァルト:
クラリネット五重奏曲イ長調K.581/アレグロ(クラリネット五重奏曲K.516c
の断章)/アレグロ(クラリネット、バセットホルンと弦楽のための五重奏曲
K.580bの断章)
アラン・ハッカー(クラリネット&バセットホルン)、
レスリー・シャッツベルガー(バセットホルン)、
ザロモン弦楽四重奏団
ロンドン・フィルのメンバーとしてだけでなく指揮者としても活躍するなど、
イギリス・クラリネット界のパイオニアとして一時代を築いた名手アラン・ハ
ッカーが、19世紀初期に製作されたC管、B♭管、バセットホルンといった3種類
のピリオド楽器を用いて録音を行ったモーツァルト・アルバム。作曲当時に近
い形での演奏を追及したハッカーの熱意の結晶である。

CD-SAR 20 \2180
ミニチュアの音楽 ――
J・ハイドン:
ピアノ・ソナタ第12番イ長調Hob.XVI-12、音楽時計のための作品Hob.XIXより、
変奏曲ハ長調Hob.XVII-5
M・クレメンティ:ソナチネ第1番ハ長調、同第2番ハ長調、同第3番ト長調
L・V・ベートーヴェン:舞曲集より、ロンド ハ長調Op.51-1
リチャード・バーネット(スクウェア・ピアノ)
「フィンチコックス古楽器博物館コレクション」に所蔵されているアントン・
ワルターによって1800年頃のウィーンで製作されたスクウェア・ピアノによる
作品集。宮廷で重宝された小型ピアノの素朴で愛らしい音色が流れてくる。
1982年の録音。




<Saydisc>(SaydiscはレーベルオフィシャルのCD-R盤となります)
CD-SDL 262 \2180
スペクトラム ――
G・ヴィンター:スペクトラム、Variations On a Ninth
J・ブラームス(ライト編):大学祝典序曲
L・ベールマン(バール編):ゴシック組曲Op.25
ワルター・ハーグリーヴス(指揮)、
サン・ライフ・スタンショー・バンド
イギリス南西部の都市ブリストルで1968年に結成され、BBCバンド・オヴ・ザ・
イヤーの獲得や様々なコンクールで賞を勝ち取ってきた金管バンドの古豪サン
・ライフ・スタンショー・バンド。
現在でもイギリスの金管バンドは圧倒的な実力を誇っているが、1974年に収録
された当盤の演奏も凄まじいテクニックに驚かされる。素晴らしきかな、イギ
リス金管バンドの歴史。

CD-SDL 356 \2180
セント・クレメント・デーンズ教会の音楽 ――
シドウェル:詩篇23番
J・S・バッハ:How shall I fitly meet Thee
ビクトリア:大いなる神秘
グルーバー:きよしこの夜
伝承曲:三隻の船
スタンフォード:今日、昇りたまいぬ
アイアランド:グレーター・ラヴ/他
セント・クレメント・デーンズ教会聖歌隊、
マーティンダール・シドウェル(オルガン)、
ジョン・ウィルブラハム(トランペット)
鐘の音色がマザーグースの「オレンジとレモン」の旋律になっているという説
があり、9世紀に建造されたセント・クレメント・デーンズ教会の聖歌隊による
作品集。スタンフォードやアイアランドの作品が含まれているあたりはさすが
イギリス。1985年の録音。

CD-SDL 341 \2180
スコットランドのカリヨン
ロナルド・レイス(カリヨン)、レイモンド・アルディントン(カリヨン)、
エイドリアン・ゲブルーワーズ(カリヨン)
オランダで生まれた複数の鐘(ベル)を組み合わせて音楽を奏でるカリヨンの
演奏集。ここにはスコットランドのセント・ジョンズ教会、セント・マーノッ
クス教会、セント・ニコラス教会のカリヨンの演奏が収録されている。




<Prima Voce>(Prima Voceはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
NI 7884 \1700
エンリコ・カルーソー・イン・ソングスVol.2 ――
ブッチ-ペチア:ロリータ
ヌティレ:マンマ・ミア
トスティ:アディオ
カルーソー:ティエンポ・アンティコ
ガスタルドン:禁じられた歌
ブラッコ:セレナータ/他
エンリコ・カルーソー(テノール)、様々なアーティスト
「プリマ・ヴォーチェ」は、歴史にその名を残す名歌手たちの歌声が収録され
た78回転のSP盤の演奏をマイクロフォンで拾い、デジタル化を行う復刻シリー
ズ。ニンバス・レーベルのテクノロジーが実現させた貴重な音源の宝庫である。
カルーソーが歌う歌曲を集めた復刻盤。トスティの歌曲などでのカルーソーの
歌声はやはり絶品。1908年-1920年の録音。

NI 7883 \1700
ハインリヒ・シュルスヌス(1888-1952)-シューベルトの歌曲を歌う
(録音:1927年-1952年) ――
F・シューベルト:
魔王D.328/さすらい人の夜の歌D.224/さすらい人の夜の歌(第2作)D.768
/生きる勇気D.883/好奇心の強い男D.795-6/他
ハインリヒ・シュルスヌス(バリトン)、様々なアーティスト
19世紀後期から20世紀前半にかけて活躍したドイツの大バリトン奏者シュルス
ヌスのシューベルト。音質も良好。

NI 7882 \1700
マリアン・アンダーソン(1902-1993)-オラトリオと黒人霊歌
(録音:1936年-1946年) ――
J・S・バッハ:
カンタータ第81番、同112番、同第12番、マタイ受難曲より、
ヨハネ受難曲より、クリスマス・オラトリオより
G・F・ヘンデル:メサイアより/黒人霊歌(11曲)
マリアン・アンダーソン(ソプラノ)、様々なアーティスト
トスカニーニからも絶賛され、黒人歌手の地位を劇的に変化させたマリアン・
アンダーソンの40歳前後の録音。





<Immortal>
IMM 960017(DVD-Video) \2580
バレエ・ミニチュアズ ――
A・アレンスキー:バレエ・フィルム《エジプトの夜》
R・シューマン:バレエ・フィルム《謝肉祭》
P・チャイコフスキー:バレエ・フィルム《ロメオとジュリエット》
ファルフ・ルジマートフ(バレエ)、
ヴィクトル・フェドートフ(指揮)、
キーロフ歌劇場管弦楽団、
ドミトリー・キタエンコ(指揮)、
モスクワ・フィルハーモニック管弦楽団
ロシアの名ダンサー、ルジーマトフの演技や、フェドートフ、キタエンコの伴
奏などロシア好きに持って来いのバレエ・フィルム集。




<Gala>
GL 100.786 2枚組 \2560
J・オッフェンバック:オペレッタ《ペリコール》
マリア・ユーイング(ソプラノ)、ニール・ローゼンシャイン(テノール)、
マルク・スーストロ(指揮)、
スイス・ロマンド管弦楽団、大劇場合唱団、他
「カルメン」や「サロメ」でその名を馳せたソプラノ、マリア・ユーイングが
タイトルロールを務めるオッフェンバックのオペレッタ。

<EURO ARTS>
20 72328(DVD-Video) 2枚組 \4250
モーツァルト:弦楽四重奏曲集「ハイドン・セット」
第14番ト長調 K.387「春」、第15番ニ短調 K.421、第16番変ホ長調 K.428、
第17番変ロ長調 K.458「狩り」、第18番イ長調 K.464、
第19番ハ長調 K.465「不協和音」
ハーゲン弦楽四重奏団
【ルーカス・ハーゲン(Vn) ライナー・シュミット(Vn)
ヴェロニカ・ハーゲン(Va)クレメンス・ハーゲン(Vc)】
録音:1998年1月26日 モーツァルテウム 大ホール
ハーゲン弦楽四重奏団による「ハイドン・セット」の映像が発売されます。
1998年ザルツブルクのモーツァルト週間で演奏されたものを収録。歯切れの良
いアンサンブル、拡大する音楽のスケール、4人がお互いに競い合うように演奏
する様が見応えのある映像です。最高傑作群と言われる「ハイドン・セット」
は、モーツァルトからハイドンに献呈され、そのハイドンから絶賛された弦楽
四重奏曲。伸びやかな印象の14番はハーゲンQ.の生き生きとした演奏が際立ち、
セット唯一の短調15番では濃厚な歌心が溢れ、現代的な感性、高い洞察力に支
えられた19番「不協和音」など、瑞々しい演奏を披露しています。結成から四
半世紀を越える兄弟クヮルテットだからこそ表現しえる弦楽四重奏の醍醐味を
感じさせてくれるDVDです。

●旧譜のご案内
20 55768(DVD-Video) \2900
世界のピアニスト/ローランド・ペンティネン
【リスニング・トゥー・ユアセルフ】
クープラン:神秘なバリケード、
ラモー:ガヴォットと変奏曲、
ブゾーニ:
アルバムブラット/悲歌集より「トゥーランドットの居間」、「夜のワルツ」、
サーリアホ:前奏曲/バラード、
ショパン:バラード第4番、
アルベニス:イベリアより「ロンデーニャ」、「トリアーナ」
ラフマニノフ:幻想的小品集より「セレナーデ」
ラヴェル:鏡より「悲しい鳥たち」
【特典映像:ペンティネン・インタビュー(字幕:英語、独語、仏語、西語)】
ローランド・ペンティネン(P)
収録:2007年7月2日 (ルール・ピアノフェスティヴァルでのライヴ)




<harmonia mundi>
HMU 807446(SACD-Hybrid) \2500
ヘンデル:オルガン協奏曲op.4
(1)第1番ト短調 (2)第2番変ロ長調 (3)第3番ト短調 (4)第4番ヘ長調 
(5)第5番ヘ長調 (6)第6番変ロ長調
リチャード・エガー(オルガン&指揮)
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック
使用オルガン:Robin Jennings/4ストップの室内オルガン(2005年)
6月に来日が予定されているエガーの弾き振りによる、オルガン協奏曲。オルガ
ンの音色は、リコーダーの重奏を聴いているような、心に染入る実にあたたか
なもの。有名な第6番も、ゆったりとしたテンポ設定が、曲のもつ愛らしさを
200パーセント引き出しており、思わずにっこりしたくなる出来栄え。エガー自
身、ライナーノーツに書いていますが、イギリスのオルガンはドイツのとは違っ
て、荘厳で重厚な響きというよりも、甘くあたたかな音色が特徴的。ロンドン
の教会にあるオルガンを用いた結果、大変心あたたまる協奏曲集が出来上がり
ました。もともと細かな部分まで指定のないヘンデルの協奏曲の楽譜ですが、
エガー自身と、通奏低音(リュート)の名人、ウィリアム・カーターが見事な対
旋律や装飾を施しており、合奏とオルガンの絡み合いは実に色っぽく、それで
いて上品で、たまらなくセンシュアルな仕上がり。録音も秀逸で、オルガンの
ほっこりとした音色から、弦楽器の擦弦の生々しいリアルな音まで見事にとら
えられており、オーディオ的にもたのしめる1枚です。

HMC 901979 \2450
W.A.モーツァルト:歌曲とピアノ作品集
(1)秘めごとK.518 (2)別れの歌K.519 (3)何と私は不幸なことかK.147 
(4)孤独に(私の慰めであってください)K.391 (5)幻想曲 ニ短調K.397 
(6)結社員の旅のための歌K.468 (7)偽りの世K.474 (8)小さなジーグK.574 
(9)春へのあこがれK.596 (10)春の初めにK.597 (11)すみれK.476 
(12)ロンド ヘ長調K.494 (13)夢のなかの面影K.530 
(14)寂しい森の中でK.308 
(15)「わがいとしのアドーネ」による6つの変奏曲K.180 
(16)クローエに寄すK.524 (17)満足K.473 
(18)ラウラに寄せる夕べの思いK.523
ヴェルナー・ギューラ(テノール) 
クリストフ・ベルナー(ピアノフォルテ/ Streicher)
録音:2007年
モーツァルトの歌曲は、彼の人生の重要な節目(大切な人との別れや、フリーメ
イソンへの入会など)にあわせて作曲されたものが多く、彼の人生の絵本のよう
な存在といえるでしょう。ギューラは、歌詞のひとつひとつに繊細な超琢を施
した表情豊かな歌唱を繰り広げていて、一曲一曲小さな歌曲でありながら、見
事な広がりを見せています。1971年生まれのウィーン出身のベルナーは、2003
年チューリッヒのゲザ・アンダコンクールで、シューマンとモーツァルトの演
奏で特に高い評価を得たピアニスト。ギューラの清潔感のある美しい声と、ピ
アノフォルテのやさしい音色が見事に融けあった、魅力的なモーツァルト・ア
ルバムとなっています。




<SUPRAPHON>
SU 3937 \1780
「戯れ-マルチヌー:ピアノ小品集」
(1)戯れI H.205(1931)*世界初録音
(2)戯れII 6つのやさしい小品H.206(1931)
(3)4つの楽章H.170(1929)
(4)ミニチュアのフィルムH.148(1925)
(5)春 H.127(1921)*世界初録音
(6)恐るべき列車H.258(1937)
(7)第5の月の第5の日 H.318(1948)
(8)調理場のレビュー H.161(1927)*ピアノ版による世界初録音
(9)アダージョ-思い出 H.362(1957)
カレル・コシャーレク(P)
録音:2006年8月15-18日クロムニェジーシュ
来年2009年が没後50周年にあたるマルチヌーは生涯に膨大な数の作品を遺しま
した。ピアノ曲は200曲以上にもおよび、なかにはゼルキンやフィルクシュニー
といった大家に捧げられたものもあります。これまで多くのピアニストによっ
て、これらの作品はヴァラエティゆたかな内容にふさわしく大きな関心が払わ
れてきましたが、小品については手付かずのままでした。このアルバムでは重
要なパリ時代の作品を中心に、ジャズを取り入れたことで有名なバレエ「調理
場のレビュー」のピアノ版の世界初録音のほか、小品に光があてられています。
世界遺産にも登録されたクロムニェジーシェ生まれのコシャーレクは、同郷の
コジェナーのリサイタルでもおなじみのピアニスト。マルチヌーの録音も多い
彼の起用はまさにぴったりといえます。

SU 3941 \1780
(1)スーク:交響曲 ホ長調Op.14
(2)ドヴォルザーク:序曲「自然の王国で」Op.91
(3)同:序曲「謝肉祭」Op.92
トマーシュ・ネトピル(指)
プラハSO.
録音:2007年10月23-24日
プラハ、市庁舎スメタナ・ホール(ライヴ)
ビエロフラーヴェクの弟子で、クリーヴランド管弦楽団、ロンドン・フィル、
ウィーン・フォルクスオーパーそしてNHK交響楽団にデビューを果たし注目され
る指揮者ネトピル(1977年生まれ)のスプラフォン・デビュー盤。ドヴォルザー
クとその弟子スークによる、祖国への深い愛情と民族色の濃厚な作品を熱くフ
レッシュな感性で歌い上げています。




<Profil>
PH 07068 \2180
(1)ヴィヴァルディ:草原にて歌えRV 623
(2)ヘンリー8世:良き友との気晴らし
(3)伝承曲トラディショナル:グリーンスリーヴス
(4)ウィリアム・コーニッシュ:狩人よ、汝の角笛を吹き鳴らせ
(5)プレトリウス:テレプシコーレより燭台のブランル
(6)ホルボーン:メランコリア像
(7)プレトリウス:ヴォルタ
(8)ヨハン・ミヒャエル・バッハ:そは偉大なる勝利
(9)モンテヴェルディ:愛しきクローリ
(10)モンテヴェルディ:私の甘いため息
(11)モンテヴェルディ:おお、バラ色の小さなバラよ
(12)A.スカルラッティ:愛するクローリから遠く
(13)ヴィヴァルディ:いと公正なる怒りの激しさにRV 626
カッペッラ・ストラヴァガンテ
カタリン・フレイブルク(S) クリスティアン・ハギッテ(Cem)
カトリン・ハギッテ(Fl & ポジティヴ・オルガン)
ユリア・プリッゲ(Vn1) マルギット・ライニッケ(Vn2) 
ステファノ・マコル(Va)
ローリー・ランドルフ(Gamb, G & Perc.)
ラインハルト・エゲル(Vc)
カッペッラ・ストラヴァガンテ・アンサンブルのデビュー盤。このレコーディ
ングにあたり、ルネッサンスからバロックの絶頂期までのきわめて広範囲に及
ぶ様式を網羅した、イタリア、イギリスそしてドイツの作品を選んでいます。




<メイ・コーポレーション>
三枝氏の事務所が制作。アイヴィー消滅により、やむなく休止となったナクソ
ス日本作曲家シリーズの次の録音予定であった三枝氏の作品集。なんと自らナ
クソス価格で世に問う、傑作群!

KDC 5038/9 2枚組 \2000
日本語解説付
三枝成彰(1942-)セレクション Vol.1 「二つの幻」
(1)木管五重奏曲 (2)弦楽四重奏曲のためのノヴェレッテ
(3)ユダヤの3つの星 (4)六声のマドリカル
(5)ラジエーション・ミサ(ライヴ・ヴァージョン)
(1)山本真(Hr) 佐久間由美子(Fl) 真田伊都子(Ob) 山本正治(Cl) 他
(2)横山奈加子、大森潤子(Vn) 松実健太(Va) 唐津健(Vc)
(3)釜洞祐子(Sp) 中川賢一(P)
(4)(5)YUKI MORIMOTO(アドヴァイザー、指)他
芸大時代に音友社から楽譜出版された五重奏で早くも天才ぶりを発揮。自ら会
心の出来と語るユダヤ。過激すぎて評価の低かったノヴェレッテ。また出世作
ラジエーション・ミサのライヴ版などすこぶる充実の三枝初期作品集。

KDC 5040 \1000
日本語解説付
三枝成彰セレクション Vol.2 「レクイエム」
レクイエム-曾野綾子のリブレットによる(混声合唱版)
大友直人(指)東京交響楽団、東響コーラス
佐藤美枝子(Sp) 吉田浩之(TN)
4誉れ高い名作レクイエムの混声合唱版がついに初CD化!フォーレのレクイエム
のような甘美な美しさに満ち満ちた名品で思わず涙を誘います。実際の葬儀で
演奏することを想定して書かれました。本作、大変な聴きものです。

KDC 5041 \1000
日本語解説付
三枝成彰セレクション Vol.3 「太鼓について」
(1)太鼓協奏曲「太鼓について」
(2)フルート協奏曲
大友直人(指)東京交響楽団、
林英哲(太鼓) 大倉正之助(能楽太鼓)他
人気曲の全て初CD化!「ボレロ」の形式に和太鼓をあてはめた快作の太鼓協奏
曲を収録。林英哲の太鼓が炸裂!




<ONDINE>
ODE 1109(SACD-Hybrid) \2300
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番Op.47
アレクサンダー・ブロックの詩による7つのロマンスOp.127*
クリストフ・エッシェンバッハ(指&P*) 
フィラデルフィア管弦楽団
イェヴォンヌ・ナエフ(Ms) ジュリエット・カン(Vn) ハイ=イエ・ニ(Vc)
ライヴ録音:2006年9月ヴェリゾン・ホール(Op.47)、
2007年5月パールマン・シアター(Op.127)
エグゼクティヴ・プロデューサー:ケヴィン・クラインマン
プロデューサー:マーサ・デ・フランシスコ
エンジニア:チャールズ・ギャニオン
2008年5月クリストフ・エッシェンバッハがフィラデルフィア管弦楽団を率いて
来日。その演目ともなっているショスタコーヴィチ交響曲第5番がONDINEレーベ
ルより発売されます。2006年9月ヴェリゾン・ホールでの収録。ショスタコー
ヴィチの作品の初演も行っている作曲家にゆかりのある楽団でもあるフィラデ
ルフィア管と独特の音楽の輪郭を持つエッシェンバッハの演奏に注目です。社
会主義の苦悩から歓喜、勝利を描いた交響曲第5番。エッシェンバッハの緩急自
在な表現で聴き手を心地よい混乱に導き、52分28秒という長時間の演奏の中で
圧倒的な響きの緊迫感と妖しく美しい音楽を聴かせます。フィラデルフィア管
の技術水準の高さ、豪華絢爛なサウンド、そしてエッシェンバッハの只ならぬ
感性が生み出すショスタコ5番は必聴。
またショスタコーヴィチは歌曲も多く作曲しており、ここに収録されている
「アレクサンダー・ブロックの詩による7つのロマンス」もその一つであります
が、ソプラノとピアノ三重奏(Pf, Vn, Vc)という珍しい編成で演奏されます。
イェヴォンヌ・ナエフの透明感のある歌声とフィラデルフィア管のメンバーで
もあるジュリエット・カン、ハイ=イエ・ニ、そしてエッシェンバッハのピアノ
が柔らかく紡ぎだされ、珠玉の演奏を披露しています。

ODE 1107 \2080
アルベール・ルーセル:
交響曲第3番 ト短調 作品42、蜘蛛の饗宴作品17
クリストフ・エッシェンバッハ(指)
パリ管弦楽団
録音:2005年3月ライヴ(交響曲)、7月(作品17)
パリ管弦楽団とエッシェンバッハのルーセル。先にリリースされた交響曲第1番
と第4番 (ODE 1092)、交響曲第2番と「バッコスとアリアドネ」組曲(ODE 1065)
は、フランスのオーケストラのすばらしい響きと演奏、そして録音の音質が欧米
のマスメディアから高く評価されました。シリーズを締めくくるのは、ルーセル
の管弦楽曲でもっとも人気のある2曲です。ボストン交響楽団が初演し、真の傑
作と讃えられてきた交響曲第3番とエネルギッシュで独創的、豊かな旋律をもつ
バレエ〈蜘蛛の饗宴〉。バレエの全曲は27のトラックに分けられ、情景を想像
する助けとするため、「庭。巣の中にいる蜘蛛が周囲を見渡している」といっ
た振付の注釈がトラックリストに記載されています。

ODE 1111 \2080
オスカル・メリカント:歌曲集
フィンランド語歌詞、英語訳付
リンゴの花 作品53-2、教会墓地の鳥に 作品52-2、夏の夕べのそよ風 作品87-2、
思い出すとき作品11-2、なぜ私は歌うか 作品20-2、金のかたまり 作品20-1、
海で 作品47-4、嵐の鳥 作品30-4、ラドガの湖 作品83-1、夕べの鐘 作品106-1、
歌曲集「墓場から」 作品74、白い十字架、天国の門の歌うたい、
夕べの教会墓地で、墓地は日の出に輝く、さようなら 作品87-3、
おやすみ作品75-1、たそがれに作品96-1、人生に 作品93-4、
アンニーナ 作品51-2、日暮れに作品69-2、夜想曲 、バラッド 作品69-4、
青春賛歌 作品69-3、やさしく響け、わが悲しみの調べ 作品36-3、
わたしは生きている 作品71-1
ヨルマ・ヒュンニネン(B) イルッカ・パーナネン(P)
録音:2007年4月 ヤルヴェンパー・ホール
2007年、東京・紀尾井ホールのコンサートでフィンランド歌曲の奥深い魅力を
伝えたバリトン歌手、ヨルマ・ヒュンニネン (1941-) がオスカル・メリカンの
歌曲を録音しました。メリカントはシベリウスと同時代のフィンランドの作曲
家。オペラのほかロマンティックな作風のピアノ曲や歌曲を書き、シベリウス
に匹敵する人気を誇っていました。メロディ・メーカーのメリカント。「リン
ゴの花」「なぜ私は歌うか」「人生に」「アンニーナ」など、このアルバムで
歌われる曲の多くが時代を超え、今も歌いつがれています。ヒュンニネンはオ
ペラと歌曲の両方の分野で国際的な活躍をしてきた、20世紀フィンランドを代
表する歌手。現代フィンランドの作曲家サッリネンの「クッレルヴォ」やラウ
タヴァーラの「アレクシス・キヴィ」は彼のために作曲されたオペラです。ア
ルバムの録音は、来日に先立つ2007年4月、ヤルヴェンパーで行われました。
ニューヨークやロンドンのコンサートでもヒュンニネンと共演したイルッカ・
パーナネンがピアノを弾いています。




<TAHRA>
TAH 634 \2300
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37
ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58
クララ・ハスキル(P)
シャルル・ミュンシュ(指)ボストン交響楽団
エーリヒ・シュミット(指)ベロミュンスター・スタジオ管弦楽団
録音:1956年11月3日(第3番),1959年1月25日(第4番)
第3協奏曲は、ボストンでシャルル・ミュンシュと共演したもの。ミュンシュの
骨太の音楽に押されてか、いつものハスキルよりも熱が上がっているような演
奏です。ベロミュンスターでの第4協奏曲はおそらく初出の音源。音の状態は良
好です。エーリヒ・シュミット(1907-2000)は、チューリヒ・トーンハレ管弦楽
団の首席指揮者も勤めたことがあるスイスの指揮者。

TAH 640 \2300
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 Op.53
ギラ・ブスタボ(Vn)
ウィレム・メンゲルベルク(指)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(ベートーヴェン)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
NDR交響楽団(ドヴォルザーク)
録音:1943年5月6日(ベートーヴェン),1955年3月21日(ドヴォルザーク)
ギラ・ブスタボ(1919-2002)は、米国生まれのヴァイオリニスト。1934年に渡欧、
ドイツを中心に大変に活躍し、ヴォルフ=フェラーリからヴァイオリン協奏曲
を献呈されるほどでした。しかし米国人がナチス時代のドイツで活躍したこと
が禍し、戦後の活動は下火になってしまいました。このCDには彼女の録音を2種
収録。ベートーヴェンは、ブスタボがメンゲルベルクと共演したライヴ。まだ
二十代半ばのブスタボがいかに優れたヴァイオリニストだったか伝わってくる
名演。ドヴォルザークはおそらくこれが初出。ブスタボの戦後の録音として非
常に貴重です。ボーナスに、亡くなる前年、2001年のインタビューを収録。

TAH 641 \2300
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 Op.53
ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲
ゲルハルト・タシュナー(Vn)
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(ドヴォルザーク)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
NDR交響楽団(ハチャトゥリアン)
録音:1942年11月26日(ドヴォルザーク),1955年5月8,9日(ハチャトゥリアン)
ここ数年、ゲルハルト・タシュナー(1922-1976)の録音が多数発掘されています。
TAHRAからまた新たに貴重な音源が登場です。ドヴォルザークのヴァイオリン協
奏曲は、タシュナーがベルリン・フィルのコンサートマスターを務めていた
(1941-1945)時期の録音。しかも伴奏はマタチッチ!音は1942年ながらかなり聞
きやすいもの。ハチャトゥリアンは、以前アルトゥール・ローターの指揮した
1947年の録音が出ていました(TAH350/351)が、ここに収録されているのはシュ
ミット=イッセルシュテットとの共演の1955年の録音。こちらは戦後の放送録
音だけに音は良好です。




<audite>
AU 97537 \2280
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
(2)ハイドン:交響曲第94番ト長調Hob.I-94「驚愕」
ヴィルヘルム・ケンプ(P)
ロリン・マゼール(指)ベルリン放送交響楽団
録音:(1)1971年4月5日(2)1975年6月8日
ベルリン、放送局スタジオ・第1ホール(ライヴ)
ドイチュラントラジオ・クルトゥーアの正規音源からのCD化。キャリアの最初
期より天才の名をほしいままにして、押しも押されぬ現代の巨匠指揮者となっ
たロリン・マゼール。ベルリン放送交響楽団(現:ベルリン・ドイツ交響楽団)
の首席指揮者時代(1964-1975)、J.S.バッハの管弦楽組曲やブランデンブルク
協奏曲をはじめ、おもに当時のフィリップスやオイロディスクに多くの録音を
残しましたが、ことライヴとなるとほとんど知られていないのでは。
オピッツの師で屈指のベートーヴェン弾きケンプとのベートーヴェン。覇気に
満ちたマゼールのヒロイックな指揮ぶりと、あじわい芸のピアノとの個性の対
照が、協奏曲を聴くおもしろさを体現したかのような演奏です。カデンツァは
ケンプ自作。
いまはめずらしくなったモダン・オケによる「驚愕」。輝かしい鳴りっぷりと
ピシッと揃ったアンサンブルにたしかにただものではないマゼールの才気を感
じさせます。ベートーヴェンの前に拍手入り。

=エディション・ゲザ・アンダ=
AU 23410 2枚組 \2700
モノラル
「エディション・ゲザ・アンダVol.4 / バルトーク」
[CD 1]
(1)バルトーク:ピアノ協奏曲第1番
(2)同:ピアノ協奏曲第2番
[CD 2]
(1)バルトーク:コントラスツ
(2)同:ピアノのための組曲Op.14
(3)同:2台のピアノと打楽器のためのソナタ
ゲザ・アンダ(P)
[CD 1](1)ミヒャエル・ギーレン(指) (2)フェレンツ・フリッチャイ(指)
ケルン放送交響楽団
録音:(1)1957年4月29日ケルン、WDRフンクハウス第1ホール(ライヴ)
(2)1952年6月27日ザルツブルク(ライヴ)
[CD 2]ゲオルク・ショルティ(P) ティボル・ヴァルガ(Vn) 
パウル・ブレッヒャー(Cl)
カルル・パインコファー、ルートヴィヒ・ポルト(Perc.)
録音:(1)1953年1月8日(2)1955年7月22日
(3)1953年1月9日ケルン、WDRフンクハウス第2ホール
すべてWDRアーカイヴのオリジナル・マスターによる復刻。2つの協奏曲がライ
ヴ、そのほかが放送用スタジオ録音。シリーズ最終巻は、第1弾のモーツァルト
(AU.23407)とならぶアンダの代名詞、バルトークばかりをたっぷりと収めてい
ます。ここで聴けるのは、1921年生まれのアンダがバルトークを同時代の音楽、
いわば生きた現代音楽として捉えている姿。しかも共演者の顔ぶれが当を得て
いるうえに豪華。あまりにも有名なフリッチャイとの全集(59、60年)をはじめ、
ブール&バイエルン放送響盤(57年4月26日ライヴ)などが知られる協奏曲では、
そのフリッチャイのほか、先鋭に走った芸風で注目されはじめていた当時29歳
のギーレンがバックを務めているのに注目です。
さらにソナタでは、ショルティのピアノがまた強烈。アンダとルーツを同じく
する若き日の巨匠は後年にペライアと組んだスタジオ盤(87年)でもみごとな腕
前を披露していますが、たがいに触発され白熱してゆくさまは壮絶。ほかにコ
ントラスツではやはりハンガリーの名手ヴァルガも参加していたりと、これは
どこをとってもたいへん貴重。シリーズの白眉といえる内容です。




<WERGO>
WER 6706 \2180
ジョン・ケージ&ハンス・オッテ:東洋と西洋
(1)オッテ:響きの書-2
(2)ケージ:ソナタ第7番
(3)ケージ:ソナタ第8番
(4)オッテ:響きの書-9
(5)ケージ:インターリュード第1番
(6)オッテ:響きの書-8
(7)ケージ:ソナタ第2番
(8)オッテ:響きの書-6
(9)ケージ:ジェミニ
(10)オッテ:時の本-39
(11)オッテ:時の本-13
(12)ケージ:ソナタ第3番
(13)オッテ:時の本-16
シェーンベルク:ピアノのための6つの小品よりop.19-2
オッテ:時の本-17
(14)ケージ:ソナタ第5番
(15)オッテ:時の本-24
(16)ケージ:ソナタ第11番
(17)オッテ:時の本-19
(18)ケージ:ソナタ第16番
(19)オッテ:響きの書-10
(20)オッテ:時の本-25-ケージ:ソナタ第6番-オッテ:時の本-48
フィリップ・ヴァンドレ【ピアノ(1)(4)(6)(8)(10)(11)(13)(15)(17)(19)/
プリペアド・ピアノ(20)】
エルマー・シュランメル【プリペアド・ピアノ(2)(3)(5)(7)(9)(12)(14)(16)
(18)/ピアノ(20)】
このCDに収められているのは、もともと、ハンス・オッテの80歳の誕生日のた
めに催されたコンサートで演奏されたのとほぼ同じ内容。ヨハネ福音書は「初
めに、言葉があった。」と書き起こしますが、少なくとも、音楽においては、
初めにあるのは「音」。音楽に言葉がつけられたものも存在するが、それは、
音楽の内容を異口同音に反復しているにすぎないのであって、あくまでも音そ
のものだけで何らかの意味を成さない音楽は、不完全である、という考えのも
とに組まれたコンサートでした。静寂に自然に溶け込む音が、我々に西洋と東
洋のバックグラウンドを想起させます。
オッテの「響きの書」は、催眠術のようなミニマルミュージック。実に美しい
響きがはてしなく繰り返される中で少しずつアクセントの位置やハーモニーが
変わってゆき、まさにヒーリングやニューエイジずばりそのもの。西洋音楽の
新しい潮流の音楽。「時の本」は、西洋音楽の礎である調性を脱した「無調」
で書かれている、ちょっと禅の空気を含む作品。禅の研ぎ澄まされた世界と、
西洋音楽の究極の進化形のひとつの世界があわさっています。ケージのソナタ
の数々は、プリペアド・ピアノのために書かれており、ガムラン音楽のような
呪術的要素を感じさせるもの。ヒーリングといってもお手軽なものではなく、
耳も心もやさしくマッサージされるような気分になれます。

WER 6569 \2180
セバスティアン・スティーア(1970-):作品集
(1)ダブル(2001)-20人の演奏家のための 
(2)尽線(2004)(ヴァイオリンとギターのための)
(3)あちら こちら(2004/04)(Es管Cl、ヴァイオリン、アコーディオンのための)
(4)二つの歌曲(1994)(児童ソプラノとヴィオラのための) 
(5)der und die(2002)(ソプラノ、クラリネットとチェロのための)
(6)風の逃亡者II(1998)(アルトフルートのための)
(1)アンサンブル・モデルン/ドミニク・マイ(指)(2)Duo10
(3)アンサンブル・クラリネット・アコーディオン・プラス
(4)アルナス・ブロイティガム(S)、マルティン・フラーダ(Vla)
(5)ペトラ・ホフマン(S)、アンサンブル・レシェルシェ 
(6)ミヒャエル・シュミット(Fl)
爆発的なエネルギーを秘めた、スティーア作品集。作品の中でも音のエネルギ
ーが自在に伸縮しているのを感じます。プリミティヴな感じもしますが、魂が
開放されるような気がします。




<HOMA DREAM>
HR 1141 \2730
宮下祥子 ヴィルトゥオーゾ -19世紀ギター作品集
ソル:(1)悲歌風幻想曲op.59 (2)ワルツop.32-2 (3)ギャロップop.32-6 
(4)幻想曲op.54bis[コスト編] (5)ディヴェルティメントop.61-1
ジュリアーニ:(6)ロッシニアーナ第3番op.121 (7)前奏曲第4番op.83-4 
(8)前奏曲第1番op.83-1
アグアド:(9)練習曲第18番 (10)練習曲第24番 (11)練習曲第3番
宮下祥子(Gt)
(4)(5)パヴェル・シュタイドル(Gt)
「パッション」に続く、待望の2ndアルバム。古典期の3大巨匠ソル、ジュリアー
ニ、アグアドの作品だけでまとめている。
近年の19世紀ギターの復興にともない、古典期の作品は19世紀ギターで弾かれ
ることが増えている。しかし、このアルバムではあえてモダンギターで演奏さ
れている。当時の社交界サロンの雰囲気を再現するのではなく、現代のコンサ
ートホールに適した音楽として、聴き馴染んだ名曲は再構築され、逞しく表現
されている。ベートーヴェン、ショパン作品と同じく、ようやくギター古典作
品も現代に通用する解釈を得たと言ってよいだろう。
さらには、アグアドの有名な教則本からとられた練習曲、録音の少ないジュリ
アーニの前奏曲、そして何よりもチェコのギターの名手パヴェル・シュタイド
ルとの二重奏は話題を呼ぶことだろう。




<SUPRAPHON>
SU 3940 3枚組 \4500
マルチヌー:交響曲全集
[CD 1](1)交響曲第1番H.289(1942) (2)交響曲第2番H.295(1943)
[CD 2](1)交響曲第3番H.299(1944) (2)交響曲第4番H.305(1945)
[CD 3](1)交響曲第5番H.310(1946) 
(2)交響曲第6番「交響的幻想曲」(1951-53)
ウラディーミル・ヴァーレク(指)
プラハ放送SO.
録音:2006年11月プラハ、チェコ放送スタジオA
ヴァーレク&手兵プラハ放送響が母国マルチヌーの交響曲を一息に全集でリリ
ース。多作家で知られるマルチヌーですが、第1から第5までの交響曲は5年以内
という非常に短期間に集中的に書かれました。6曲中最長の第1番は裸一貫の状
態でアメリカに辿り着いてから1年以内に書かれ、クーセヴィツキーが妻ナタリ
ーの思い出に委嘱した作品として知られます。このほかラインスドルフ初演の
第2番、シェイナ初演の第3番、オーマンディ初演の第4番、クーベリック初演の
第5番と、カメレオンとあだ名されたストラビンスキー以上にとらえどころのな
い多彩な作風がみられます。ただ5曲に共通する戦時から戦後まもなくという時
期が重要で、全てに少なからず戦争が影を落としている点も見逃せません。さ
らに、交響曲という枠組みから離れて3つの独立したファンタジーのスタイルを
とる第6番。6曲中随一の人気作は初演者ミュンシュに献呈されています。
ヴァーレクらによるセットは、当レーベルでは70年代のノイマン&チェコ・フィ
ルの記念碑的録音以来となるもので、あらたなるスタンダードとしておおいに
期待されます。



<EUROARTS>
20 72358(DVD-Video) 2枚組 \4800
字幕:英独仏西
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
ローベルト・ホル(Bs ザックス)
マティアス・ヘレ(Bs ポーグナー)
ペーター・ザイフェルト(T ヴァルター・フォン・シュトルツィング)
エミリー・マギー(S エーファ)
ビルギッタ・スヴェンデン(Ms マグダレーネ)
アンドレアス・シュミット(Br ベックメッサー)
エンドリク・ヴォトリヒ(T ダーヴィット)他
ダニエル・バレンボイム(指)バイロイト祝祭管弦楽団,合唱団
演出:ヴォルフガング・ワーグナー
収録:1999年6月21-30日、バイロイト
1999年バイロイト音楽祭での「マイスタージンガー」がDVDになりました。音楽祭
期間中のライヴではなく、6月に劇場内で上演したものを収録。バイロイトで長く
指揮したバレンボイムと、ホル、ザイフェルト、シュミットなど、当時最も充実
していたキャスト、伊達に年季の入っていないヴォルフガング・ワーグナーの豊
かな演出と相まって、大変な評判となったものでした。「マイスタージンガー」
のDVDは多く出回っていますが、スタンダードに据えられるべきものでしょう。





<IDIS>
IDIS 6538 \1650
モノラル
シューベルト:交響曲第9番 ハ長調 D.944 「グレイト」
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
レナード・バーンスタイン(指,Pラヴェル)
ボストン交響楽団(シューベルト),
フィルハーモニア管弦楽団(ラヴェル)
録音:1957年,ボストン(シューベルト),
1946年7月1日,ロンドン(ラヴェル)
バーンスタインの珍しい音源が2つ登場1946年夏、バーンスタインは初めて海を
渡り、5月にはプラハでチェコ・フィルを指揮、7月にはロンドンでの演奏会で
指揮しています。ラヴェルはこの時のライヴ。後におなじみとなる弾き振りでの
演奏です。ボストンでのシューベルトのグレイト交響曲は既発CDあり。

IDIS 6537 \1650
モノラル
モーツァルト:
交響曲第35番 ニ長調 K.385 「ハフナー」
交響曲第36番 ハ長調 K.425 「リンツ」
交響曲第40番 ト短調 K.550
フリッツ・ライナー(指)
ピッツバーグ交響楽団(第35番,第40番),シカゴ交響楽団(第36番)
録音:1945年,ピッツバーグ(第35番),1954年,シカゴ(第36番),
1947年,ピッツバーグ(第40番)
第35番と第40番が米COLUMBIA録音、第36番がRCA録音。データによると、第35番
は1946年2月2日、第36番は1954年4月26日、第40番は1947年4月1日の録音。

IDIS 6535 2枚組 \3300
モノラル
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ,パルティータ集
ソナタ第1番 ト短調 BWV.1001(2種収録)
パルティータ第1番 ロ短調 BWV.1002
ソナタ第2番 イ短調 BWV.1003
パルティータ第2番 ニ短調 BWV.1004
ソナタ第3番 ハ長調 BWV.1005
パルティータ第3番 ホ長調 BWV.1006
ハイフェッツ(Vn)
録音:1952年,1935年
ハイフェッツの有名なバッハの無伴奏ソナタ&パルティータの録音。データによ
ると、1952年21-29日、ハリウッドでの録音。ボーナスに、ソナタ第1番の旧録音
を収録。1935年12月11日、ロンドンでの録音。





<DOREMI>
DHR 7616/19 4枚組 \6240
シモノー&アラリー 第1集
モーツァルト:
「コジ・ファン・トゥッテ」-もうすぐ抱擁されましょう
「後宮からの逃走」-何という運命/君は僕のせいで死ななけないのだ,
「偽の女庭師」-私をおいて行くのかい?
「私には言葉では言えません、おお、神よ」 K.489
レチタティーヴォとアリア「哀れな男よ、夢なのか!/
あたりに吹く微風よ」 K.431
アリア「お願いです、聞かないでください」 K.420
レチタティーヴォとロンド「私のいとしの希望よ!」 K.416
アリア「いえ、あなたにはできない」 K.419
ピエレット・アラリー(S)
レオポルド・シモノー(T)
ウォルター・ゲール(指)
アムステルダム・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1959年
モーツァルト:
「後宮からの逃走」からコンスタンツェのアリア(3曲)
「フィガロの結婚」からスザンナのアリア
ピエレット・アラリー(S)
アルベルト・ビットナー(指)
ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1952年
バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV232
ピエレット・アラリー(S)
グレース・ホフマン(A)
レオポルド・シモノー(T)
ハインツ・レーフス(Bs)
ウォルター・ゲール(指)
アムステルダム・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1959年
モーツァルト:
静けさはほほえみつつ K.152
喜びは胸に踊り K.579
男たちはいつもつまみ食いしたがる K.433
ピエレット・アラリー(S)
ジョン・ニューマーク(P)
録音:1956年
鳥たちよ、お前たちは毎年 K.307
クローエに寄す K.524
夕べの想い K.523
レオポルド・シモノー(T)
ジョン・ニューマーク(P)
録音:1956年
シューマン:
彼と彼女 Op.78-2
恋する者のセレナード Op.34-2
君を思う Op.78-3
夜に Op.74-4
窓の下で Op.34-3
子守歌 Op.78-4
愛の花園 Op.34-1
踊りの歌 Op.78-1
千回の挨拶をあなたに送る Op.101-7
ピエレット・アラリー(S)
レオポルド・シモノー(T)
ジョン・ニューマーク(P)
録音:1962年
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 Op.125 「合唱」第4楽章
ピエレット・アラリー(S)
モーリーン・フォレスター(A)
レオポルド・シモノー(T)
ジョゼフ・ルルー(Bs)
ウィルフリード・ペルティエ(指)
モントリオール交響楽団
録音:1967年4月29日,モントリオール万国博覧会
ストラヴィンスキー:「エディプス王」
レオポルド・シモノー(T エディプス王)
エウジェニア・ザレスカ(S ヨカスタ)
ベルナール・コットレ(Br クレオン)
ジェラール・セルコヤン(Bs ティレシアス)
ミシェル・アメル(T 羊飼い)
ジョルジュ・アブドゥン(Br 使者)
ジャン・コクトー(語り)
イゴール・ストラヴィンスキー(指)
フランス国立管弦楽団,フランス放送合唱団
録音:1952年5月19日
おしどり夫妻として知られた、ソプラノのピエレット・アラリー(1921-)とレオ
ポルト・シモノー(1916-2006)の様々な録音を集めています。DGなどからも録音
が復刻されていますが、ここに収録されているのはそれらとは別録音。モーツァ
ルトの大半とバッハのロ短調ミサ曲は、幻のレーベル、CONCERT HALL SOCIETYの
録音。アラリーの歌うモーツァルトのアリア集はTELEFUNKEN録音。モーツァルト
の歌曲、コンサート・アリア、シューマンはCBC録音。そしてストラヴィンスキ
ーはシャンゼリゼ劇場でのライヴ録音。いずれも入手の難しくなっていた録音
ばかりなので、まとまっての復刻はありがたいものです。もちろん、夫婦どちら
も名歌手だけに、どの録音も聞き応え十分。しかも4CDで3枚価格という価格設定
です。





<MIRARE>
MIRAREレーベルキャンペーン!
ラ・フォル・ジュルネ音楽祭アーティスティック・ディレクター、ルネ・マルタ
ン氏主宰レーベル「MIRARE」毎年魅力的なテーマで楽しませてくれるラ・フォル
・ジュルネ音楽祭の今年のテーマは「シューベルトとウィーン」。音楽祭に合わ
せて続々と新譜が発売します。今回ご案内する新譜5タイトルと旧譜47タイトル
を合わせMIRAREレーベルキャンペーンを開催します。新譜5タイトルは5月30日
までセール価格で販売いたします。その後は通常価格に戻ります。

※旧譜セール期間 2008年4月21日〜5月30日。当店HPにリストがございます。
http://home4.highway.ne.jp/goodies/mirare_sale2008.html


MIR 051 \2080(セール価格) ※通常価格 \2500
シューベルト:ミサ第6番D.950
ミシェル・コルボ(指) ローザンヌ室内管弦楽団、合唱団
ブリジット・フルニエ(S) ジャッキー・カーン(A)
イェルク・デュルミュラー(T)  アンドレアス・カラシアク(T)
ガストン・シスター(B)
録音:2007年10月29、30日
シューベルト最後のミサ曲、第6番。世界屈指の合唱、宗教音楽の指揮者である
ミシェル・コルボによる演奏。今年のフォルジュルネの大注目のプログラムにな
ることでしょう。
数あるシューベルトのミサ曲の中で最も人気のある作品。シューベルトの最晩年
の音楽性を感じさせる、内面から滲み出る祈り、願い、不安、味わい深い旋律美
など人々を魅了する傑作です。コルボの安定したアンサンブル、抑制感のあるソ
リストたち、神々しいまでに美しい演奏は、聴くものを深い感動に導きます。

MIR 025 \2080(セール価格) ※通常価格 \2500
シューベルト:ピアノ・ソナタ21番変ロ長調 D.960、3つの小品
エマニュエル・シュトロッセ(P)
録音:2005年6月
エマニュエル・シュトロッセは生まれ故郷であるストラスブールの音楽院でフラ
ンスの女流ピアニスト、エレーヌ・ボッシに師事。その後パリ国立高等音楽学院
でピアノをジャン=クロード・ペネティエに室内楽をクリスチャン・イヴァルディ
の元で学ぶ。日本ではラ・フォル・ジュルネ・オなどで数回来日しています。
シュトロッセのシューベルトは淡々として、そして美しい。この最後のソナタ21
番ではシューベルトの深淵を覗かせ、3つの小品もシューベルトらしい哀愁を絶
妙に描き出し、流麗な叙情を湛えた音楽、潤いのある音色で聴き手を引き込んで
いきます。

MIR 045 \2080(セール価格) ※通常価格 \2500
シューベルト:交響曲第9番「グレート」D.944
クワメ・ライアン(指) ボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団
若手有望株の指揮者、クワメ・ライアンは1970年トロント生まれのトリニダード
・トバコ系カナダ人。1999年から2003年までフライブルク・フィルハーモニック
・オーケストラの音楽総監督を務めており数々のオペラに取り組み、またペーテ
ル・エトヴェシュと親交を深め彼のオペラ「三人姉妹」、「バルコニー」をフラ
イブルクで演奏しています。このアルバムは2007年に音楽監督就任したばかりの
ボルドー・アキテーヌ国立管を率いてのシューベルト「グレート」。クワメ・ラ
イアン、今年のラ・フォル・ジュルネ大注目の指揮者です。

MIR 052 \2080(セール価格) ※通常価格 \2500
シューベルト:弦楽五重奏Op.114「ます」、ピアノ三重奏第2番Op.100
トリオ・ショーソン ペネロペ・ポアンシュヴァル(コントラバス) 
井上典子(Va)
数々のコンクールでの優勝歴を持ち、ヨーロッパ、ニューヨークで注目を集めて
いる新鋭、トリオ・ショーソンとフランスを中心に活躍する井上典子とペネロペ
・ポアンシュヴァルによるシューベルトの「ます」。爽やかなアンサンブル、抜
群のテクニック、快活な疾走感が心地よい演奏です。ピアノ三重奏第2番も色彩
豊かに聴かせます。

MIR 043 \1480(セール価格) ※通常価格 \1980
シューベルト:
即興曲 第3番 変ト長調 D.899/Op.90、クッペルヴィーザー・ワルツ、
ハンガリー風のメロディ ロ短調 D.817、さすらい人幻想曲 ハ長調 D760/Op.15、
リスト=シューベルト歌曲トランスクリプション:
影法師、都会、海辺にて、すみか、セレナーデ、春の想い、連祷、
水車小屋と小川、さすらい
ブリジット・エンゲラー(P)
録音:2007年9月
ブリジット・エンゲラーはパリ音楽院でリュセット・デカーヴに師事。モスクワ
音楽院ではスタニスラフ・ネイガウスに教えを受け、1978年エリザベート王妃国
際コンクール第3位。数々のコンクールで受賞歴を持ち、録音も多いベテラン女
流ピアニスト。シューベルトの珠玉の作品とリストの歌曲トランスクリプション
を収録したアルバム。音楽的深み、流麗なピアニズム、歌心溢れるフレーズ感な
ど、エンゲラーの魅力が余すと来なく発揮した演奏です。前回のラ・フォル・
ジュルネでは惜しくも来日中止となりましたが、今年はこのアルバムのプログラ
ムで大いに楽しませてくれることでしょう。




<Opus蔵>
OPK 2072 \2250
(1)グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調作品16
(2)シューマン:ピアノ協奏曲イ短調作品54
(3)リパッティ:コンチェルティーノ作品3
ディヌ・リパッティ(ピアノ)
(1)アルチェオ・ガリエラ(指)フィルハーモニア管弦楽団
(2)ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)フィルハーモニア管弦楽団
(3)ハンス・フォン・ベンダ(指)ベルリン室内管弦楽団
録音:(1)1947年 (2)1948年 (3)1943年
「まずグリーグから聴く。誰がなんと言っても、耳をそばだたせてほしいのが、
第1楽章の出だし!無音の静寂の中からティンパニの連打がクレッシェンド。全
管弦楽のトゥッティを裂帛の気迫で打ち破るソロの強靭な下降楽句の連続が4オ
クターヴのA音に落ちついた瞬間、まるで音の響きが床と空気を揺るがせるよう
な感じの超低音ではじまったアルペッジョが一気に鍵盤をかけのぼる。グリーグ
が考えついた、この曲の最高に忘れがたい切り札。「このカデンツァの超低音が、
どれ程パンチのきいた鳴りをするかどうかで、だいたいあとの演奏の予想がつく」
(柴田南雄)とさえ言われるこの音こそ、譜面では左手のヘ音記号で下の加線6本
の下の音。ピアノの鍵盤の最低音Aだ。それは、27Hzの音なのだが、リパッティ
のタッチの凄みが、すごく音楽的で、無類の魅惑をたたえており、それが一瞬の
音としての感覚だけに、ついくりかえして聴きたくなった。」(小林利之)
リパッティのSP録音はずっと気になっていましたが音のよい英国HMV盤はノイズ
が大きいのであきらめていました。最近ノイズの小さい盤に出会えたのでマスタ
リングしてみたところこれなら満足してもらえるだろうという音が得られました。
グリークはピアノのそばで聴いているようなバランス、シューマンは客席で聴く
バランスになっており、SPからLPに移行してゆく頃の録音思想が感じられます。
リパッティが残したスタジオでの協奏曲録音は3曲であり、CD1枚にちょうどよい
長さです。そこで自作のコンチェルティーノをアンコール的に付けました。これ
はそのときの気分に合わせて単独で聴いた方がよいと思います。(相原 了)

OPK 2073 2枚組 \3380
[CD1]
(1)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
(2)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K218
[CD2]
(1)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品77
(2)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64
(3)アンダンテ-メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲より
(mat. Edison-Bell CK4021-22)
フリッツ・クライスラー(Vn、[CD1][CD2]の(1)、(2))
[CD1]
(1)レオ・ブレッヒ(指)ベルリン国立歌劇場管弦楽団 
(2)ランドン ロナルド指揮管弦楽団
[CD2](1)、(2)レオ ブレッヒ(指)ベルリン国立歌劇場管弦楽団
 (3)ブルメスター(ヴァイオリン)、ピアニスト不明
録音:[CD1](1)1926年 (2)1924年 [CD2](1)1927年 (2)1926年 (3)1932年
「旧吹き込みのモーツァルトはSP時代に日本盤が発売されずに終わり、彼のディ
スコグラフィの中では目立たぬ存在だが、オーパス蔵盤で聴くクライスラーの音
は輝かしく、滴るような美しさであり、ポルタメントを絡めた甘美な節回しにま
ったく酔わされてしまった。(中略)
ベートーヴェンの協奏曲を少し聴いただけで、モーツァルトよりもオーケストラ
がずっと澄んだ響きで捉えられていることに気付かれることだろう。冒頭のティ
ンパニが深みのある音で、余韻を伴って立体的に鳴り響くところから見事だが、
筆者が感じ入ったのは第2主題が呈示されたあと、主題が展開的に確保される部
分だ(51-64小節)。ヴァイオリンが主題を歌うのに対し、ヴィオラとチェロが三
連音の連続でさざなみのように絡んでゆき、その背後をティンパニが運命の足音
のように忍び寄るさまが、実に明瞭に捉えられているからだ。指揮のブレッヒが
三声部を対等に響かせて影の濃い響きを生み出し、それをHMVの録音技師が見事
なバランスで捉えていたことが、オーパス蔵のリアリスティックな復刻により初
めてCD盤上で再現されたのである。」(板倉重雄)
ヴァイオリンのCDでスタートしたオーパス蔵としては、クライスラーとブレッヒ
による協奏曲録音は長年の課題でした。これらの曲にはWard Marston(Biddulph)
の復刻という高い壁がありそれを超えることは復刻にかかわるものとしては大き
な目標でした。何度かの試行を行い復刻とマスタリングの両輪がうまくかみ合い
やっと満足のゆく音が得られたと思います。復刻に用いた盤は英、米、独、日、
濠と多岐にわたりましたがヴァイオリンのきれいな盤を中心にまとめました。
ブルメスターはクライスラーに匹敵するヴァイオリニストであり、彼のメンデル
ゾーンは極めて珍しい盤でもあり、クライスラーとの比較が可能なように付録と
してつけました。(相原 了)

OPK 2075
スメタナ:我が祖国 (全曲)
ヴァーツラフ ターリヒ(指)チェコ・フィル
録音:1929年 プラハ
「46歳のターリヒの指揮は、後年の録音に較べてやはり若々しい。全曲の演奏時
間は後の二回の録音よりも長いのだが、緩急の幅を大きくとった、意欲的な表現
をしている。弦のポルタメントなど、後には「古めかしい」と考えられた演奏法
も聴かれるが、粘っこくない、リズミックですっきりした進行は、いかにも20世
紀前半のスタイルである。熱く明朗な響きで通し、暗く悲愴な雰囲気がさほどに
感じられないことも、後年の演奏とは異なっている。若い独立国の、伸びざかり
の指揮者と団体が、気合を入れて初めてのレコーディングに臨んでいる様子が、
この音楽から感じられる気がする。(山崎浩太郎)」
いまは消えてしまったローカルなオーケストラの音として話題になるのはフラン
スの音と、チェコの音だと思います。フランスは自分の意思で変えたといえます
が、チェコはナチスの併合によって亡命した音楽家も多く、戦後は共産国として
存在していたため第2次世界大戦前とは音楽も変えられてしまいました。カザル
スのドヴォルジャークチェロ協奏曲(OPK2043)を復刻した際に「これが昔のチェ
コの音か」という声を多く耳にしました。そこでターリッヒとチェコ・フィルの
音の復刻を企画しました。その第1弾として1929年HMVがプラハで録音した「我が
祖国」を選びました。この成功がその後のロンドンにおけるドヴォルジャークの
録音につながったのでしょう。弱音部のきれいな録音で十分に楽しめます。
(相原 了)




<harmonia mundi>
HMC 902002 2枚組 \2850
シューベルト:ピアノ三重奏曲集
[CD1]
(1)ピアノ三重奏曲第1番op.99 D.898 変ロ長調 
(2)ノットゥルノ 変ホ長調 D.897
[CD2]
(1)ピアノ三重奏曲第2番 op.100 D.929 変ホ長調 
(2)ソナタ楽章 変ロ長調 D.28
トリオ・ワンダラー
【原盤:LDC 2781132録音:2000年7月】
今年のラ・フォル・ジュルネ音楽祭のテーマは「シューベルトとウィーン」。
これにあわせて、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭の人気者、トリオ・ワンダラーの
超名盤、シューベルトが再登場します。トリオ・ワンダラーは、2007年に結成20
周年を迎えた大家トリオ。一人一人をとっても物凄い名手、そんな三人による
音楽は、どこまでも自然で、横の流れの美しいもの。お互いの音楽性を認め合っ
て、お互いの音楽性を知り尽くしているからこその結晶といえるでしょう。トリ
オ第2番の2楽章冒頭、「バリー・リンドン」でも使われた有名な旋律は感涙も
の。名手ヴァンサン・コックによるピアノは、でしゃばることは決してありま
せんが、抗いがたい魅力を放ち続けます。もちろんヴァイオリンもチェロも、
その高貴な音色は特筆に価します。こんなすごいトリオの生演奏が低価格で聴
けてしまうのですから、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭、おそるべし。




<audite>
AU 97535 \2280
(1)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調KV.219「トルコ風」
(2)R.シュトラウス:家庭交響曲Op.53
(1)ピンカス・ズーカーマン(Vn)
ウラディーミル・アシュケナージ(指)ベルリン・ドイツ交響楽団
録音:(1)1998年9月19日(2)1996年10月20日
ベルリン、フィルハーモニー・大ホール(ライヴ)
ドイチュラントラジオ・クルトゥーアの正規音源からのCD化。アシュケナージが
首席指揮者在任中(1989-1999)に行ったベルリン・ドイツ交響楽団とのライヴを
収めた注目のアルバムが登場します。アシュケナージは一連のシュトラウスの管
弦楽作品を、同じく首席指揮者を務めたチェコ・フィルと録音していますが、と
りわけ高い評価を得ていたのが家庭交響曲(97年)でした。よほどこののびやかな
曲調をベースとする標題音楽をお気に入りらしく、前年のライヴでもていねいに
描写することに心を砕いています。
カップリングは、ソナタや室内楽での多くの共演でおなじみの名手ズーカーマン
とのモーツァルト。気心の知れた仲間を迎えてのコンチェルトは、どこかアシュ
ケナージ自身が弾き振りでもみせる絶妙なニュアンスを思い起こさせるもので、
このうえない美演。両曲とも終演後に拍手入り。




<harmonia mundi>
HMU 907430 \2450
ブラームス:クラリネット・ソナタop.120
(1)第1番 変ホ長調
(2)第2番 ヘ短調
ジョン・マナシー(Cl)、ジョン・ナカマツ(Pf)
ブラームスは晩年(1891年)に、名クラリネット奏者ミュールフェルト(1856-1907)
と出会います。彼の奏でるクラリネットの音色に虜になったブラームスは、彼が
クラリネットを練習しているのを何時間もじっと聴いていて、楽器のもつ可能性
や限界を知ったといいます。このop.120のソナタ2曲は、ミュールフェルトとブ
ラームス自身によって1895年に初演され、その後も2人でしばしば演奏していま
した。ブラームスは、ミュールフェルトに共演した際の出演料を全額渡し、さら
に、ミュールフェルトの生存中は、このソナタ2曲の演奏権は彼にある、と定め
ていたといいますから、いかに彼のことを認めていたかということが窺われます。
アメリカの人気者、ジョン・ナカマツとジョン・マナシーによるこの演奏、目を
閉じれば、晩年のブラームスとミュールフェルトが演奏しているのではと思わせ
るような、ほどよく鄙びたクラリネットの音色と、それを、穏やかに熱く支える
ナカマツのピアノが絶妙のアンサンブルを聴かせます。かの二人の美しき友情が
鮮やかにここに蘇るような演奏です。クラリネットのジョン・マナシーは、メト
ロポリタン歌劇場やアメリカン・バレエ・シアターのオーケストラの首席クラリ
ネット奏者をつとめ、また、現在ではアメリカの様々な音楽学校で教鞭をとって
います。

HMI 987080 \2450
シューベルト:
4つの即興曲op.90(全曲)、アレグレットD.915、3つの小品D.946
ハビエル・ペリアネス(ピアノ)
2007年の秋に初来日を果たし、若くしてすでに巨匠の風格をそなえた名人芸の
ベートーヴェンで我々を魅了したペリアネスの新譜はシューベルト。即興曲op.90
は、ピアノ学習者が比較的早い段階で取り組む曲でもありますが、その内容は追
求すれば追及するほど深いもの。4番の変イ短調のものなど、ひとつひとつのパッ
セージは大変美しいですが、ペリアネスは、作品に秘められた心の闇の部分を浮
かび上がらせており、ちょっと病的ともいえるシューベルト作品集に仕上がって
います。





<ZIG ZAG TERRITOIRES>
KDC 5044/49 6枚組 \6750
ジョス・ファン・インマゼール氏による日本語解説付き
ベートーヴェン:交響曲、序曲全集
CD1:
序曲「プロメテウスの創造物」Op.43 (4'32)
交響曲第1番Op.21 (24'56)
交響曲第2番Op.36 (33'07)
CD2:
交響曲第3番Op.55「英雄」 (46'39)
「コリオラン」序曲Op.62 (6'43)
「エグモント」序曲Op.84 (7'09)
「アテネの廃墟」Op.113 -序曲(4'03)、
トルコ行進曲 (2'00)
CD3:
交響曲第5番Op.67 (29'40)
交響曲第4番Op.60 (32'01)
CD4:
交響曲第6番Op.68「田園」 (40'20)
交響曲第8番Op.93 (24'01)
CD5:
交響曲第7番Op.92 (38'29)
「献堂式」序曲Op.124 (10'53)
CD6:
交響曲第9番Op.125 (64'44)
ジョス・ファン・インマゼール(指)アニマ・エテルナ
アンナ・クリスティーナ・カーポラ(S) マリアネ・ベアーテ・シェラン(A)
マルクス・シェーファー(T) トーマス・バウアー(B) アニマ・エテルナ合唱団
録音:2005年12月10-12日(Sym.4&8、Op.43)/ミドリ・ザイラー(コンミス)
2006年5月1-4日(Sym.2&3、Op.113序曲、Op.84)/ブライアン・ディーン(コンマス)
2006年11月13-16日(Sym.6&9、Op.62)/ミドリ・ザイラー(コンミス)
2007年4月20-21日(Sym.1)/ミドリ・ザイラー(コンミス)
2007年4月18日(Op.113トルコ行進曲) 
(ブルージュ、コンセルトヘボウ)
本当に素晴らしい全集が完成しました。革新的な演奏、斬新な解釈でリリースの
度に驚きを提供してくれるインマゼール&アニマ・エテルナによるベートーヴェ
ン:交響曲、序曲全集。シューベルトの交響曲全集(SONY)でオリジナル楽器によ
る刺激的な演奏をしていたインマゼールですが、このベートーヴェンの全集もか
なり手の込んだこだわりの演奏となっています。スコアはシューベルトの交響曲
全集と同様ベーレンライター版を用い、ウィーン楽友協会の史料に基づいたイン
マゼール自身の独自の研究によるもの。すでに1998-1999年のシーズンに行った
ベートーヴェン交響曲全曲演奏会でのセッションで第9、5&6番は録音がありま
すが、インマゼール自身も解説で語っているように、その後も繰り返しベートー
ヴェンの作品を演奏、研究してきたことによりこの全集は新しい解釈、音色が提
示されています。その解説も実に興味深く、楽器、ピッチ、編成、音響、速度な
ど細かく記載してあります。テンポについてはベートーヴェンの定めた指示に従
って演奏されているので速めに感じますが、楽曲の全体像を掴んだインマゼール
だからこそ出来る表現力で、インマゼール&アニマ・エテルナの目指す理想のベ
ートーヴェンを聴くことが出来ます。




<RCO Live>
RCO 08001(SACD-Hybrid) \2280
(1)ドビュッシー:交響詩「海」
(2)デュティユー:ヴァイオリン協奏曲「夢の樹」
(3)ラヴェル:ラ・ヴァルス
ドミトリー・シトコヴェツキー(Vn)
マリス・ヤンソンス(指)ロイヤル・コンセルトへボウO.
録音:(1)(3)2007年2月1、2 & 4日(2)2007年6月7、8日
アムステルダム、コンセルトへボウ(ライヴ)
今秋に予定される3度目の来日公演がおおいに注目を集めるヤンソンス&手兵ロ
イヤル・コンセルトへボウ管弦楽団(RCO)。快進撃を続ける当コンビによるRCO
Live最新アルバムは、すべてヤンソンスにとって初のレパートリーとなるフラン
ス近現代音楽集。とにかくオケを華麗に鳴らすことにかけては当代並ぶもののな
い手腕をみせるヤンソンス。たとえばドビュッシーの「海」。第1楽章、夜明け
からやがて正午を迎えるまでの、やわらかく繊細な弦から紡ぎだされるグラデー
ションの妙。さらにダイナミックにうごめく音響が圧巻の第3楽章“風と海の対
話”。それにしても驚かされるのは鮮やかに色彩を描き分けるパレットのなんと
もふんだんなこと。これにはドビュッシー、ラヴェルとも50年代にはベイヌム、
70年代のハイティンクと録音のみならず、RCOがこれまでに幾度となく実演で取
り上げてきたゆかりの演目ということもあるのでしょう。
公演曲目にも組まれているラ・ヴァルスもまた、酔っ払ったようなリズムのうね
りと溜めがなんともおどろどろしくなまなましいかぎり。ヤンソンスによる聴か
せどころを心得たドラマづくりのうまさもますます堂に入って、いつものように
興奮度満点の出来栄えです。
そして目を引くユニークなカップリングはフランス現代の大御所デュティユーの
傑作「夢の樹」。フランス国立放送の委嘱作で、被献呈者アイザック・スターン
によって初演されたこのヴァイオリン協奏曲は全体が大きく4つの部分からなり、
それらを間奏がつないで切れ目なく演奏されます。ドライで幻想的な無調作品か
らなんともいえない色気を漂わせるのは、黄金のひびきを誇るこのコンビならで
はのなせるわざ。作曲者とのつながりも深い名手シトコヴェツキーのソロも冴え
ています。
2004年以来、一年おきのお約束としてすっかり定着したジャパン・ツアーを控え、
美とスリルがぎっしり詰まったフランス・アルバムは回を重ねるごとに確実にパ
ワーアップして帰ってくるかれらのいまを知るまたとない内容といえるでしょう。





<haenssler>
98 517 \2080
ハイドン:交響曲集
(1)第70番ニ長調Hob.I-70
(2)第73番ニ長調Hob.I-73「狩り」
(3)第75番ニ長調Hob.I-75
トーマス・ファイ(指)ハイデルベルクSO.
録音:(1)(2)2007年3月13-15日(3)2007年5月9-11日
以上ハイデルベルク、プファッフェングルント・ゲゼルシャフトハウス
“わたしとハイデルベルクのメンバーたちにとって、ハイドンのシンフォニーを
演奏することはとりわけ興味の尽きない作業であると同時に、重大な挑戦でもあ
ります。いっぽう、この意欲的なプロジェクトはじかに古典派のシンフォニーの
発展を体験する機会をもたらすものです。音楽上の、また社会的な変化の時代に、
ハイドンは「疾風怒涛」世代のひと、つまり探求者で発見者であり、そしてたい
へん情緒ゆたかなひとでした。…”と熱く語るピリオド・アプローチの革命児
トーマス・ファイ。弦と木管はモダン、ブラスと仔牛の皮を張ったケトル・ドラ
ムをピリオド楽器という編成によるオケは、鋭利で清新な響きがみごとにマッチ
してたまらない魅力。シリーズ第9作となるアルバムでは、題名から連想される
ようにフィナーレでホルンが活躍する「狩り」、エステルハージで多忙をきわめ
た時期に合間をぬって書かれた75番をふくむ3曲を収録しています。

<Profil>
PH 08019 \2180
シューベルト:
(1)イタリア風序曲第1番ニ長調D.590
(2)交響曲第3番ニ長調D.200
(3)交響曲第8番ロ短調D.759「未完成」
サー・ロジャー・ノリントン(指)カメラータ・ザルツブルク
録音:2002年5月31日、6月1日ザルツブルク、モーツァルテウム、
大ホール(ライヴ)
ことし2008年1月末から2月の初めにかけて、手兵シュトゥットガルト放送響と
ともに3度目の来日公演中のサー・ロジャー・ノリントン。1997年から2006年
まで首席指揮者を務め、現在は桂冠指揮者のポストにある“もうひとつの手兵”
カメラータ・ザルツブルクとのシューベルト・ライヴがProfilより登場します。
ノリントンが振ったシューベルトの録音ではこれまでにも、かつての手兵ロン
ドン・クラシカル・プレイヤーズと「グレイト」(88年ライヴ)、第5番&「未
完成」(89年スタジオ)、第4番&第6番(90年)、また「グレイト」については
シュトゥットガルト放送響とのライヴ(01年)が知られています。
すでに50年以上の伝統を有する室内編成のモダン・オケを起用した当ライヴで
も、ノリントンのアプローチはまったくいつもどおり。ノンヴィブラート奏法
による弦は舞台両翼に振り分けたヴァイオリンに、中央後方一列にならぶコン
トラバス、右手にはケトル・ドラムという楽器配置。ただし、編成については
旧録音では第1、第2ヴァイオリンがともに10、ヴィオラ8、チェロとコントラ
バスが各6、ホルンの3をのぞいて管楽器はすべて各2であったのに対して、今回
はわずかに弦のパートで縮小変更がみられます。コンパクトなサイズの選択が
奏功していることは確かに認められ、たとえば「未完成」。シャープなフォル
ムでありながら、第1楽章における不気味なコントラバスの動きはかえって際立
ち、音を割ったホルンの咆哮をふくめて迫力にも不足しません。そしてもちろ
ん、アンダンテはいっそう透明で研ぎ澄まされ、あたたかく美しいピュア・ト
ーンの本領が申し分なく発揮されています。
録音について。2本のマイクによるワンポイント収録のため、クリアでリアル
なおかつ自然な定位が得られ、ノリントンの志向に適ったものとなっています。
なお、交響曲第3番の終演後にのみ拍手入り。

PH 08018 \2180
C.P.E.バッハ:
(1)シンフォニア ト長調Wq.182-1
(2)チェンバロ協奏曲ハ長調Wq.20
(3)シンフォニア ト長調Wq.173
(4)シンフォニア ホ長調Wq.182-6
(5)シンフォニア 変ホ長調Wq.179
フローリアン・ビルザク(Cem)
[2001年シュタウフェン・イム・ブライスガウ、
クリストフ・カーン製作フランコ=フレーミッシュ・モデル]
サー・ロジャー・ノリントン(指)カメラータ・ザルツブルク
録音:2004年12月20日ダルムシュタット、市教会(ライヴ)
2004年12月メルク・フィルハーモニーの招聘により、ノリントンと手兵カメラ
ータ・ザルツブルクが‘ダルムシュタット音楽の秋’で行ったライヴはオール
・エマヌエル・バッハという意欲的なプログラムでした。
大胆で独創的、快活で生命力ある音楽が持ち味のエマヌエル・バッハ。近年さ
まざまな団体が取り上げるようになり再評価の機運が盛り上がりをみせていま
すが、なによりノリントンらによる極上の演奏で聴けるというのが価値あると
ころ。“同時代の演奏様式により可能なかぎり作品の再創造を標榜する”とい
うノリントンによるテーマが、ほぼ理想的な形で具現化されています。ときに
優美にときに攻撃的に前進するアレグロに、深い詩情をたたえた緩徐楽章も魅
力のシンフォニア。そして作曲者の名手ぶりがそのまま内容に反映されたコン
チェルト。すべてノリントンにとって初レパートリーとなるものです。
=ノリントン&カメラータ・ザルツブルク、C.P.E.バッハの楽器編成=
第1ヴァイオリン6、第2ヴァイオリン5、ヴィオラ4、チェロ3、コントラバス2、
ファゴット1、
通奏低音1(※Wq.179のみオーボエ、ホルン各2を追加)

PH 04030 \2180
ステレオ
モーツァルト:
(1)弦楽四重奏曲第20番ニ長調KV.499
(2)弦楽四重奏曲第21番ニ長調KV.575「プロシャ王第1番」
クレンケ四重奏団
アンネグレート・クレンケ(Vn1)ベアーテ・ハルトマン(Vn2)
イヴォンヌ・ウーレマン(Va)ルート・カルテンホイザー(Vc)
ハイドン・セット(PH.04032)につづいて、クレンケ・カルテットのモーツァル
トに最新作が登場します。巧みな転調と短調のアクセントが効いたアレグレッ
トや、内省的で奥深いアダージョの魅力で存在感を放つ第20番。被献呈者のプ
ロシャ王がよくしたチェロを念頭に書かれていることや、シンプルで洗練され
た様式に特徴がある第21番。クレンケ四重奏団は、メンバーすべてがワイマー
ルのフランツ・リスト音楽大学で学んだ麗しき女性たちによって1994年に結成
されたアンサンブル。演奏の美しさはもちろん、ビジュアル面でも注目される
団体です。

PH 04070 \2180
ショパン:
(1)練習曲Op.10
(2)練習曲Op.25
(3)3つの新しい練習曲 遺作(ヘ短調 / 変ニ長調 / 変イ長調)
エフゲニー・ムルスキー(P)
1975年ウズベキスタンのタシケント生まれのムルスキーによるショパン第4弾。
このたびの内容はかれを知るのにうってつけのエチュード・アルバム。師レフ
・ナウモフの薫陶を受けた呆れるほどのテクニックの冴えは、同門のガヴリー
ロフやシチェルバコフのそれを思わせます。





<CSO・RESOUND>
CSOR 901804 \2700
CSOR 901807(SACD-Hybrid) \3250
マーラー:交響曲第6番イ短調「悲劇的」
ベルナルド・ハイティンク(指)
シカゴ交響楽団
録音:2007年10月18、19、20 & 23日
シカゴ、シンフォニーセンター、オーケストラ・ホール(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:クリストファー・ウィリス
シカゴ響のあらたなシェフとなったハイティンクが、首席指揮者就任コンサー
トでマーラーの第3交響曲を取り上げて圧倒的な成功を収めたのが2006年10月。
それからちょうど一年後、ここにまたマーラーとともに巨匠がシカゴ響に帰っ
てきました。CSOリザウンド最新アルバムは、ほとんど完璧とまで大絶賛された
第3番を受けてコンサートのスケジュール段階から早くもリリースが切望されて
いたマーラーの第6番ライヴ。
ハイティンクにとってはRCOと2種(68年ライヴ、69年スタジオ)、ベルリン・
フィル(89年)、フランス国立管(2001年ライヴ)につづいて、じつに5種目とな
るCSOとのマーラーの第6番。歳月を重ねて音楽に深みを増しているともっぱら
評判のハイティンクは、同じ第6番で大きな話題を集めるゲルギエフ&LSO
(LSO.0661)とは対照的に、ここでは終始遅めのテンポでじっくりと描いてゆき
ます。ライヴの熱を帯びながらも、いつもとまったく同じように誇張を排し、
マーラーのスコアの指示を忠実に守るのがいかにもハイティンク。ちなみにこ
れまでの録音でも一貫してそうしているように第2楽章スケルツォ、第3楽章ア
ンダンテの順に演奏、フィナーレでのハンマー打撃は2度実行しています。
いっぽうのシカゴ響も、第6番についてはドラティによる楽団初演(68年)に始
まり、録音ではショルティ(70年)、アバド(79年)以来とあっていよいよ機も熟
してのことでしょう。心服を置く巨匠の意図に十全に応えます。なかでも印象
に残るソリストの顔触れをあげてゆくと、あたたかく優美な音色を聴かせた
チューバのジーン・ポコルニーに、メローに沁みるバス・クラリネットのJ・
ローリー・ブルーム。そして、首席打楽器奏者のシンシア・イエ・シュトラウ
ス。彼女はフィナーレでハンマー打撃を必死にこなし、立派に大役を果たして
います。
じっさい演奏の内容が期待に違わぬものであったことは各紙レビューからもう
かがえます。
「破格で決然として…(フィナーレのハンマー打撃による)運命の叫びがこんな
にも恐ろしく聞こえることはめったにありえない。」(シカゴ・トリビューン)
「シカゴ響はいままさに絶頂期にある。(中略)マーラーの巨大で重厚な第6交響
曲は、ハイティンクとシカゴ響により明解にかつきめこまやかに演奏された。
それは時を止めているかのようにおもわれるものだった。」(シカゴ・サン・
タイムズ)
ハイティンクの首席指揮者就任から一年を経て、シカゴ響が着実に黄金時代を
迎えつつあることを実感させるマーラーの第6番。やはり大きな反響を呼んだ
RCOとの第4番ライヴや先述の第3番の再現ともいうべき完成度の高さと圧倒的な
手ごたえを感じさせるものとなっています。




<EUROARTS>
30 77968(DVD-Video) \2900
(1)ラヴェル:道化師の朝の歌
(2)ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
(3)ラヴェル:スペイン狂詩曲
(4)ドビュッシー:管弦楽のための「映像」よりイベリア
(5)ラヴェル:ボレロ
セルジウ・チェリビダッケ(指)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
収録:1994年5月13-14日
ケルン、フィルハーモニー
(ケルン・ミュージック・トリエンナーレにおけるライヴ)
「フランス音楽を振れるフランス人の指揮者などひとりもいない」との挑発的
な発言をしたこともあるチェリビダッケ。1994年、巨匠が最晩年に手兵ミュン
ヘン・フィルとともに行ったケルンでのライヴは、ブルックナー演奏と並びフ
ランス音楽の権威としても名を馳せた巨匠最円熟期のユニークな唯美的音響世
界にたっぷりと浸れるもの。
人工的スペイン情緒の極限ともいえる描写力で評判をとった「イベリア」。そ
してきわめつけは「ボレロ」。これがあの聴き慣れた作品とは…。すべてが壊
れてしまいそうなくらいに繊細、特徴的なスタイルである超時間的なテンポ設
定と、チェリ一流の美学が徹底されたものばかり。途方もなくマニエリスティ
ックな手法で音楽を構築していくプロセスを目の当たりにできる体験はあらた
めて貴重といえるでしょう。
かつて国内でライセンス発売されていたこともある内容ですが、すでに廃盤と
なって久しかったため復活は広く歓迎されるところです。音質・画質ともきわ
めて良好。




<harmonia mundi>
HMU 907449 \2450
ラフマニノフ:
(1)息がつげるでしょう Op.26の3 (2)キリストは立ち上がりぬ Op.26の6 
(3)指輪 Op.26の14 (4)私はあなたを待っている Op.14の1 (5)思い Op.8の3
(6)いや、お願い、行かないで Op.4の1 (7)おお、悲しまないで Op.14の8 
(8)すべては過ぎ去り Op.26の15 (9)何という苦さ Op.21の12 
(10)私の胸のうちに Op.14の10 (11)朝 Op.4の2 (12)夢 Op.8の5 
(13)夜の静けさに Op.4の3
ショスタコーヴィチ:
スペインの歌 Op.100(全6曲)/ドルマトフスキーの詩による5つの歌 Op.98
イリス・オヤ (Ms) ロジャー・ヴィニョールズ (Pf)
1977年エストニア生まれのメゾソプラノ、イリス・オヤ初のソロ・アルバム。
ヒリアー率いるエストニア・フィル室内合唱団のリーダーとしても活躍する期
待の星です。透明ながら非常に深々とした声質が独特で、多くのエストニア作
曲家たちが新作を彼女のために書き下ろしています。ここではラフマニノフと
ショスタコーヴィチをロシア語で歌唱。ロシアの歌手とはひと味異なる微妙な
陰影づけが素晴らしく、思わずひきつけられます。

HMC 901960 \2450
J.S.バッハ:Early Works-初期作品集
(1)トッカータ ニ長調 BWV 912(1707/13頃)
(2)パルティータ「おお神よ、汝義なる神よ」BWV 767
(3)トッカータ ホ短調 BWV 914(1707/13頃)
(4)組曲 イ短調 BWV 818a(1720年頃)
(5)トッカータ ト長調 BWV 916(1707/03頃)
(6)カプリッチョ 変ロ長調(「最愛の兄の旅立ちに寄せて」)BWV 992
(1704または03頃)
アンドレアス・シュタイアー(チェンバロ)使用楽器:
Anthony Sidey d'apres Hass
「行進できない」トルコ行進曲(HMC 901856)で我々の度肝を抜き、モーツァル
トの転調の妙技、さらにはショルンスハイムとの連弾で我々を楽しましてくれ
た(HMC 901941「am Stein Vis-a-vis (1777)」)シュタイアー、待望のソロは
堂々、若き日のバッハ作品集と相成りました。
「音楽の父」として音楽史上に大きく聳え立つ存在の大バッハ。シュタイアー
は、ここに収められた初期作品の演奏を通して、バッハが若くしてすでに尋常
ならざる気魄を備えた究極の音楽家であったことを我々に示してくれています。
若き日の名曲として有名な「最愛の兄の旅立ちに寄せて」のアリアなど、シュ
タイアーの鬼才ぶりが遺憾なく発揮された名演。また、パルティータ「おお神
よ、汝義なる神よ」の8曲目の半音階が多用された楽曲など、聴いていると足
下の地面がぐんにゃりと変形して、異次元へと迷い込んでしまったかのような
気分になる異様な半音階ぶりとなっています。





<Hungaroton>
HCD 16885 \2080
ラテン・ハ-プ
(1)ボリビア伝承曲:クエカ-アルゼンチン伝承曲:エル・ガト(2 Hps, perc) 
(2)アルゼンチン伝承曲:ミロンガ(2 Hps, perc) 
(3)イラディエル:ラ・パロマ(Trp, Hp) 
(4)グラナドス(サルセード編):アンダルーサ(3 Haps) 
(5)オルティス:平原、ギャロップ(2 Hps, perc) 
(6)ビロルド:タンゴ「チョクロ」(Hp, Accd) 
(7)ベラスケス:ベサメ・ムーチョ(ソロ) 
(8)サルセード:タンゴ(Hp, perc) 
(9)アルベニス:セレナータ、グラナダ(ソロ) 
(10)ピアソラ:悲しきゴルド、リベルタンゴ(Hp, Accd, Vn Cb) 
(11)ゲイル・バーバー:スパニッシュ・ブルース(ソロ) 
(12)サルトリ:別れの時(Hp, perc) 
(13)ジョビン:イパネマの娘(Hp, Vn, perc) 
(14)ニーノ・ロータ:ゴッドファーザー愛のテーマ(Hp, Accd, Cb)
チッラ・グヤーシュ (Hp)、リエベ・ノーラ、コラリチ・キンガ(ハープ)、
デリ・ジョルト(アコーディオン)、フェケテ=コヴァーチ・コルネール(トラ
ンペット)、
ポータ・ジェルジ (Vn)、ステフコー・ミハーイ (Cb)、
ヴァルガ・ゾルターン (Perc)
「オレのハープ」に続くハンガリーの美人ハープ奏者グヤーシュの第2弾。今
回はラテン系のポピュラー作品を集めた魅力盤。情熱的なリズムの熱さから、
むせび泣く歌ごころまでハープで表現。様々な共演楽器が華を添えています。

HCD 32485 \2080
マーテー・ホローシュ作品集
(1)私は世界を放浪する-テープ、バス・フルート、ピアノのための 
(2)わが唇より浮きし歌-ヴィオラ独奏のための 
(3)双子座ギター-2本のギターのための 
(4)アダージョとアパッショナート-Vn, Fl, Pfのための 
(5)賛歌第2番(イシュトヴァーン・ヴァーントゥス追悼に)-室内管弦楽のための
(6)カエタン・ティル(リルケ詩)-バリトンと室内楽のための 
(7)夢のなさ、ついに夢-管弦楽のための
タマーシュ・ヴァーシャリ(指)ハンガリー放送響(7)、
リハールト・ヴェニンゲル(指)ヴェイネル室内管(5)、
ペーテル&ゾルターン・カトナ(ギター)(3)、リフカ・ゴラニ(ヴィオラ)
(2)ほか
マーテー・ホローシュ(1954-)はブダペストのリスト音楽院で学び、97年にエル
ケル賞、98年にバルトーク・パーストリ賞を受賞するなど高い評価を受ける作
曲家。ところが彼にはフンガロトン社社長というもうひとつの顔があります。
その権限(?)でかくも豪勢な個人アルバムを誕生させました。音楽自体は聴き
やすく、詩的な風情も漂う佳品揃いです。

HCD 32465 \2080
ルフェーヴル:
(1)クラリネットソナタ第1番変ロ長調 (2)同第2番ト短調 
(3)同第3番ヘ長調 (4)同第4番変ホ長調 (5)同第5番ハ短調 
(6)クラリネット二重奏曲ヘ長調 (7)同変イ長調
チャバ・クレニャーン (Cl)、ホリア・ドゥミトラヘ (Cl)(6)(7)、
ペーテル・キッシュ (Pf)
ジャン=グザヴィエ・ルフェーヴル(1763-1829)はスイス出身のクラリネット
奏者で作曲家。30歳でパリ・オペラ座管の首席クラリネット奏者に任命され
たり、パリ音楽院クラリネット科初代教授を務めるなど、この楽器の発展に
多大な貢献をしました。ここに収められた7作品はいずれも学習者がかかわる
もので、大歓迎の参考演奏の登場となります。

HCD 32464 \2080
現代ハンガリー・ピアノ曲集
ジェルジ・オルバーン:ピアノソナタ第3番 (1988)
ペーテル・ヴェルメシー:
ネニア(B.B追悼) (1970)/夜曲 (1976)/ソナチネ (1977)/
5つのスケッチ (1963)/後奏曲(K,Z追悼)(1978)
ヤーノシュ・ケミーヴェシュ:9の反対前奏曲
ヤーノシュ・ヴァイダ:易しいソナチネ (1988/9)
ジェルジ・シェルメツィ (Pf)
当アルバムの作曲家たちはオーケストラ曲や声楽曲で知られていますが、さす
がリストやバルトークを生み出した国ハンガリー、実に立派なピアノ曲も書い
ていました。ヴェルメシーの「ネニア」はバルトークの歿後25年に捧げた管弦
楽曲のピアノ版で、「弦チェレ」のフーガ主題が用いらています。同じく「後
奏曲」はコダーイ追悼で、「孔雀変奏曲」と「ハンガリー詩篇」のメロディが
用いられています。ヴァイダの曲はスコット・ジョップリン風で超カッコイイ
です。作曲家としても知られるシェルメツィの名手ぶりが光ります。

HCD 32457 \2080
現代ハンガリーのミサ曲
(1)チェミツキー、ジェンジェシ、シェルメツィ、ヴァイダ、オルバーン共作:
五人のミサ
(2)ジェンジェシ:マニフィカト
(3)ヴァイダ:ミサ曲ニ長調
(4)チェミツキー:万物の創世者たる神/アヴェ・ヴェルム・コルプス
(5)オルバーン:永遠の光
ジェルジ・シェルメツィ、ペーテル・エルデイ、
カールマーン・シュトラウス(指)
ハンガリー放送合唱団、アウロス・アンサンブル、
バラージュ・レーティ (Pf)
現代ハンガリーを代表する5人の大作曲家が2006年に共作したミサ曲。ハンガ
リーは合唱大国としても知られていて、魅力的な作品と実力のある団体も多い
ですが、この曲も合唱ならではの効果に満ちて感動的です。オルバーンの「永
遠の光」のみハンガリー語歌唱、他はすべてラテン語です。

HCD 32551 \2080
ヤーノシュ・ヴァイダ:
(1)マニフィカト
(2)聖ペテロと傭兵隊
(3)変奏曲
アンドレア・メラート (Ms)、チャバ・グリュンフェルデル (Ten)、
チャバ・ゲルジェニ(Br)、ダーニエル・ソモジ=トート (Org)、
ガーボル・ホッレルング(指)ブダペスト・アカデミー合唱協会、
ブダペスト青年合唱団、
ホノヴェート男声合唱団、
ブダフォク・ドホナーニ管弦楽団ハンガリー放送合唱団
現代ハンガリー作曲界の巨匠ヤーノシュ・ヴァイダ (1949-)の合唱曲集。ヴァ
イダは現代の作曲家ですが、この3篇はバッハ等のバロック音楽の様式で書か
れ、「マニフィカト」では大バッハの同名作の、「聖ペテロと傭兵隊」では
ラッススの引用がみられます。またハンガリーの童謡に基づく「変奏曲」は
大人のための作品ながら子供の世界を描いていてユニークです。

HCD 32483 \2080
レヴェンテ・ジェンジェシ:
(1)ミサ曲「光と起源」
(2)兄弟たる太陽の賛歌(アッシジのフランチェスコによる15章)
アンドレア・チェレクエイ (Sop)、
アタラ・シェック、ガブリエラ・レーム(コントラルト)、
ラースロー・カールマーン (Ten)、
ダーヴィド・チズマール (Br)、
イシュトヴァーン・コヴァーチ (Bs)、
ジェルジ・ヴァシュヘジ(指)オルフェオ管弦楽団、パーセル合唱団
1975年生まれ、将来を嘱望される若手作曲家レヴェンテ・ジェンジェシ。ジェ
ルジ・オルバーンの愛弟子である彼は、師と同様に合唱作品に意欲を燃やして
います。また、24歳からずっとオルフェオ管弦楽団で通奏低音を務めてきたた
め、バロックや古典派音楽にも精通しています。「光と起源」はルネサンス様
式により、全体にグレゴリオ聖歌が用いられています。「兄弟たる太陽の賛歌」
はアッシジのフランチェスコの言葉による大作。祝祭的で華やかです。

HCD 32546 \2080
ジェルジ・オルバーン:クリスマス・オラトリオ
イイディコー・チェルナ (Sop)、クザヴィエ・リヴァデネイラ (Ten)、
チャバ・ガアール (Br)、タマーシュ・セレ (Bs)、
ガボール・バロッシ(指)
ロラーンド・エトヴェシュ管弦楽団、ベーラ・バルトーク合唱団
1947年生まれのハンガリー作曲界の重鎮ジェルジ・オルバーン。彼のクリスマ
ス・オラトリオは73分にも及ぶ大作。全体に現代的なところはなく、非常に聴
きやすく感動的な作品です。ハンガリー語歌唱。




<claves>
50 2610/12 3枚組 \6540
「ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集」
[CD 1]第1番ニ長調Op.12-1 / 第3番変ホ長調Op.12-3 /
第9番イ長調Op.47「クロイツェル」
[CD 2]第2番イ長調Op.12-2 / 第5番ヘ長調Op.24「春」/
第6番イ長調Op.30-1 / 第8番ト長調Op.30-3
[CD 3]第4番イ短調Op.23 / 第7番ハ短調Op.30-2 / 第10番ト長調Op.96
コーリー・セロヴシェク(Vn) パーヴァリ・ユンパネン(P)
録音:2006年
1972年バンクーバー生まれのセロヴシェクは、ジョセフ・ギンゴールドの弟子。
つまり大ヴァイオリニスト、イザイの門下にあたるかれが、ベートーヴェンの
ソナタを一気に全集でリリース。ピアノとヴァイオリンの両方を学び、驚くこ
とに1997年まではリサイタルで両方の楽器を弾きこなしたという逸材は数学の
学位も取得しています。ここに聴くヴァイオリンは音の出し入れが絶妙という
か、ピアノ・パートにも目の行き届いた非凡なバランス感覚をのぞかせます。
セロヴシェクの弾くのは、1728年製作ストラディヴァリウス“ミラノッロ”。
ヴィオッティやパガニーニ、クリスチャン・フェラスも弾いた名器です。この
アルバムはカンヌ・クラシカル・アワード2008室内楽部門に輝きました。



<haenssler>
93 187 \2250
ハンス・クリスチャン・ロンビ:コペンハーゲン蒸気鉄道ギャロップ
コープランド:ジョン・ヘンリー、鉄道のバラード
アロイス・パッヒャーネグ:出発進行!列車は通り過ぎた
イベール:交響組曲「パリ」-地下鉄
ダンディ:交響組曲「海辺の詩」 作品77-緑の水平線、ファルコナーラ
E.シュトラウス:ギャロップ「テープは切られた!」 作品45
ドヴォルザーク/ボフスラフ・レオポルト編:
ユモレスク 変ト長調 作品101-7 B187-7
ヴィラ=ロボス:バキアナ・ブラジレイラ 第2番-カイピラの小さな列車
E.シュトラウス:ポルカシュネル「蒸気をあげて!」作品70
シルベストレ・レブエルタス:鉄道敷設 から
ヒルディング・ルーセンベリ:
抒情劇「アメリカ旅行」交響組曲(1932)-鉄道のフーガ
J・シュトラウス:ポルカシュネル「観光列車」 作品281
バーンスタイン:
ミュージカル「オン・ザ・タウン」 地下鉄乗車と空想のコーニー・アイランド
オネゲル:パシフィック231(交響的運動第1番)
イジー・スターレク (指)
カイザースラウテルン南西ドイツ放送管弦楽団
録音:2005年10月13日-14日、11月29日-12月2日、2006年2月21日
1847年デンマークの最初の鉄道が開通した、これを記念して作られたのがハン
ス・クリスチャン・ロンビの「コペンハーゲン蒸気鉄道ギャロップ」です。ロ
ンビはティヴォリ公園の音楽家として活躍。 ティヴォリのオーケストラのため
だけでも約700曲のギャロップ、ポルカ、ワルツなどのダンスミュージックを作
曲しました。北欧のシュトラウスと呼ばれる由縁です。鉄道にちなんだ曲を集
めたカイザーステルンの南西ドイツ放送管弦楽団とイジー・スターレクのアル
バム<鉄道のリズムに乗って>は、ロンビのこの曲から出発します。パリはメ
トロ。「ユモレスク」は、蒸気機関車ファンだったドヴォルジャークへのオマ
ージュとして。ニューヨークで休日を楽しむ水兵さんたちの足は地下鉄でしょ
う。終着駅へ運んでくれるのは、もちろん〈パシフィック231〉 です。ルーセ
ンベリの「鉄道のフーガ」 は、これが初めてのCD録音。コープランド、イベ
ール、ダンディの曲も録音が少ないようです。とってもいい音楽なんですけど
ね。




<Grappa>
GRCD 4250 \2280
アリア
シューベルト/クヌート・アネシュ・ヴェスタード編:アヴェ・マリア、
ヘンデル:涙の流れるままに(ヴァイオリン・ソロと管弦楽Ver.)、
カール=アンドレアス・ネース:今、天の客がこの世に、
ヴォーン・ウィリアムズ/ラルフ・グリーヴズ編:
グリーンスリーヴズ(ヴァイオリン・ソロと管弦楽Ver.)、
ジョン・ラター:選ばれた花婿のように、
ヴィリアム・クリストフェシェン/ヘンニング・ソンメロ編:クリスマスの笛、
マスカーニ:オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲、
クニュート・ニューステット:わたしは、平和をあなたがたに残し 作品43-2、
W・A・モーツァルト:レクイエム K626より ラクリモーザ、
パブロ・カザルス:
カタルーニャ民謡「鳥の歌」
(オイヴィン・ヴェストビ&アルヴェ・テレフセン編)、
チャールズ・H・パリー:天にいますわれらが父なる神よ、
エギル・ホーヴラン:ダヴィデの家の小さな子、
アンデシュ・オールヴァル:クリスマスの朝が輝くと、
ブラームス/オイヴィン・ヴェストビ編:子守歌 作品49-4、
リチャード・ロジャーズ/オイヴィン・ヴェストビ編:
ミュージカル「回転木馬」より〈You'll Never Walk Alone〉
アルヴェ・テレフセン(Vn) 
アドリアン・スコール・ヘストネス(ボーイソプラノ)
ビョルン・ムー(指)ニーダロス大聖堂少年合唱団 トロンハイム交響楽団員
シェティル・ビェルケストラン(Org) カーリ・フリスヴォル(Org)
ノルウェーを代表するヴァイオリニスト、アルヴェ・テレフセンと900年の歴史
を持つニーダロス大聖堂少年合唱団によるアルバム。トロンハイムはノルウェ
ー第3の都市。オラヴ・トリグヴァソンが基礎を作り、中世ノルウェーの首都と
して栄えました。町のシンボルとなっているのが聖オラヴ二世をまつったニー
ダロス大聖堂です。バロック様式のこの大聖堂には彫刻家ヴィーゲランの作品
や、ストーレ・クライベルグが室内アンサンブルと朗読のための作品を書いた
「ばらの窓」と呼ばれるステンドグラスをはじめとする美術品が多く、大聖堂
は芸術の殿堂としての役割も担っています。ニーダロス大聖堂少年合唱団は市
立の音楽学校で教育を受けた45人のボーイソプラノとボーイアルトに、成人の
テノールとバス25人を加えたアンサンブル。アルバム「Aria」にはリチャード
・ロジャーズとオスカー・ハマースタイン二世のミュージカル「回転木馬」の
ナンバー「You'll Never Walk Alone」を収録。イングランドのリヴァプール
FCのクラブ・アンセムとなり、今では世界各地のサッカーチームのサポーター
たちに歌われています。日本ではFC東京のサポーターソングです。



<naive>
OP 30453 \2680
ヴィヴァルディ:
(1)主が家を建てられるのでなければ(Nisi Dominnus)RV 608
(2)十字架にはりつけられ(Crucifixus)-クレド ト長調RV 592より
(3)スターバト・マーテルRV 621
ジャン=クリストフ・スピノージ(指)アンサンブル・マテウス
フィリップ・ジャルスキ(カウンターテナー)
マリー=ニコル・ルミュー(アルト)
録音:2007年7月
飛ぶ鳥を落とす勢いの指揮者スピノージと、うるおいをたっぷりと湛えながら、
一音一音が鋭利な刃物のように耳と心に突き刺さってくるような鮮烈な音色の
アンサンブル・マテウスの最新盤はヴィヴァルディ。「Nisi Dominus」は、詩
篇に基づくカウンターテナー(アルト)のためのソロ・カンタータ。オペラ作曲
家としても名高いヴィヴァルディならではの声楽パートのドラマティックな書
法、また、歌を支える弦楽オーケストラの洗練された書法、そして神に対する
信仰の深さ、すべてが一体となって感動を呼び起こします。(3)のスターバト・
マーテルは世に様々な録音がありますが、これは新たな名演の誕生と断言でき
ます。ルミューの美しい声は言うまでもありませんが、カウンターテナー界の
新星ジャルスキの、深く力強いパッションを内に秘めながらもまっすぐで澄ん
だ声が、見逃すことのできない輝きを放っています。もちろん、スピノージ率
いるアンサンブル・マテウスの潤いをたっぷりと湛えた弦の音色の美しさもあ
ますところなくとらえられた、鮮やかな録音となっています。




<Dynamic>
DYNDVD 33559(DVD-Video) 2枚組 \4180
字幕:伊英独仏西
ヘンデル:「アリオダンテ」
アン・ハレンベリ(Ms アリオダンテ)
マリー=エレン・ネシ(Ms ポリネッソ)
ラウラ・ケリーチ(S ジネーヴラ)
マルタ・ヴァンドーニ・イオーリオ(S ダリンダ)
ツァカリー・ステンス(T ルルカーニオ)
カルロ・レポーレ(Bs 国王)
ヴィットーリオ・プラート(Br オドアルド)
アラン・カーティス(指)イル・コンプレッソ・バロッコ
演出,装置,衣装:ジョン・パスコエ
収録:2007年7月,スポレート
ヨーロッパのヘンデルのオペラのブームは大変な盛り上がりを見せており、映
像も多数DVDになっています。「アリオダンテ」は1735年に初演されたイタリ
アオペラで、近年非常に人気の高い作品です。この映像は、スポレート音楽祭
での上演のライヴ収録。アリオダンテ役に、バロックオペラで大活躍のメッゾ、
アン・ハレンベリを始め、近年ヘンデルの男装役として活躍するモントリオー
ルのメッゾ、マリー=エレン・ニシや、イタリアのベテラン・ソプラノ、ラウ
ラ・ケリーチ、バスのカルロ・レポーレなど、実力派が集められています。大
御所、アラン・カーティスの指揮の堅固な音楽も立派。ジョン・パスコエの演
出は、現代的な舞台にしつつも、すっきりとおしゃれで見やすいものです。

CDS 566 2枚組 \3780
ロッシーニ:「イタリアのトルコ人」
マルコ・ヴィンコ(Bs セリム)
アレッサンドラ・マリアネッリ(S フィオリッラ)
アンドレア・コンチェッティ(Bs ジェローニオ)
フィリッポ・アダミ(T ナルチーゾ)
ブルーノ・タッディア(Bs 詩人プロスドーチモ)
エレナ・ベルフィオーレ(Ms ザイダ)
ダニエレ・ザンファルディーノ(T アルバザール)
アントネッロ・アッレマンディ(指)
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団
プラハ室内合唱団
録音:2007年8月15-18日
恒例となったDynamicのロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルの録音です。
2007年の演目から「イタリアのトルコ人」がCD化。音楽祭ではおなじみのマル
コ・ヴィンコがタイトルロールに、期待の新進アレッサンドラ・マリアネッリ
がヒロインに抜擢。その他、若手中心の溌剌とした演奏を繰り広げています。

CDS 531 2枚組 \3780
パイジェッロ:「アグリジェントの競技会」
マルチェッロ・ナルディス(T エラクリーデ)
ラツェク・フンソワ・ビタール(CT クレアルコ)
マリア・ラウラ・マルトラーナ(S アスパジア)
マリア・ランフランキ(S エジェスタ)
ヴィンチェンツォ・タオルミナ(Br クレオーネ)
ニコラ・アモディコ(T フィロッセーノ)
ヴラディメル・メボニア(Bs エルペノーレ)
ドロレス・カルルッチ(S デイフィーレ)
ジョヴァンニ・バッティスタ・リゴン(指)イタリア国際管弦楽団、
スロヴァキア室内合唱団
録音2006年7月
おなじみマルティーナ・フランカでのイトリアの谷音楽祭のライヴ、今回も極
レアオペラが復活上演!パイジェッロの「アグリジェントの競技会」は、1792
年5月16日、ヴェネツィアのフェニーチェ歌劇場の柿落としに上演されたこと
で名前は知られていたものの、実態は全く知られていませんでした。物語はシ
チリア島の都市アグリジェント。王エラクリーデが競技会の優勝者に王女エ
ジェスタとの結婚を認め、ロクリの王子クレアルコが優勝するが、両者とも別
の人を愛していて、という物語。オペラブッファのパイジェッロとは違った、
力の入ったパイジェッロの音楽を楽しめます。

CDS 460 \1980
G.B.サンマルティーニ:シンフォニア集
ソナタ ハ長調 JC 7、アヴェルトゥーラ ニ長調 JC 14、
オヴェルトゥーラ ヘ長調 JC 33、ソナタ イ長調 JC 65、
オヴェルトゥーラ ヘ長調 JC 36、オヴェルトゥーラ ハ長調 JC 9、
シンフォニア ト長調 JC 39、シンフォニア ト長調 JC 15、
オヴェルトゥーラ ヘ長調 JC 37
ロベルト・ジーニ(指)ミラノ・クラシカ室内管弦楽団
録音:2005年1月12-15日
ジョヴァンニ・バッティスタ・サンマルティーニは1700年頃ミラノに生まれ、
生涯ここを拠点に活動し、1775年に没しました。18世紀半ばのミラノを代表す
る音楽家で、交響曲,器楽作品、オペラ、宗教作品と多様な作品を書き、ボッ
ケリーニ、グルックに多大な影響を与えています。彼はハイドンよりも実質的
に「交響曲の父」と言える位置にある作曲家で、オペラの序曲であったシン
フォニアを独立した管弦楽作品として発展させた功績は大です。このCDには、
名前こそソナタ、アヴェルトゥーラ、オヴェルトゥーラ、シンフォニアと様々
ですが、8曲を収録。交響曲の萌芽を楽しめます。モンテヴェルディ研究家と
しても高名なイタリア古楽界の重鎮、ロベルト・ジーニの充実した演奏でお楽
しみください。

CDS 568 \1980
モシェレス:
ピアノ・ソナタ第1番 ト長調 Op.4(ソナチネ)
ピアノ・ソナタ 第2番 ニ長調Op.22
幻想曲 ハ長調
幻想曲 変ホ長調 Op.13
幻想曲 ニ長調 Op.57
ロレダーナ・ブリガンディ(P)
録音:2006年6月8日,ローマ
イグナーツ・モシェレス(1794-1870)は、プラハに生まれ、ライプツィヒに亡
くなったピアニスト、作曲家。ピアノ教本「メトードのメトード」や、ショパ
ンとの交流で知られる人ですが、作曲家としても近年人気が高まっています。
ロレダーナ・ブリガンディは、1984年以来レッジョ・カラブリア音楽院の教師
を務めており、ピアニストとしてだけでなく、研究者としても知られている人。
1996年にモシェレスのOp.70の練習曲全曲を出版、録音し、高い評価を収めて
います。このCDも、ブリガンティの探求の成果だけに、隅々まで理解し尽くし
た演奏です。




<ZIG ZAG TERRITOIRES>
ZZT 080301 2枚組 \3780
アントワーヌ・フォルクレ:
クラヴサン曲集組曲 第5番、組曲 第2番、組曲 第1番、組曲 第3番、
組曲 第4番
ブランディーヌ・ランヌー(Cemb)
録音:2007年11月
使用楽器:アンソニー・サイデイ1988年製
(アンドレアス・ルッカース(1636)/アンリ・エムシュ(1763)モデル)
ヴィオールの名手アントワーヌ・フォルクレのヴィオール曲集をアントワーヌ
の死後、息子のジャン=バティスト・アントワーヌがクラヴサン用に編曲した曲
集。悪魔のようにヴィオールを弾いたと言われるアントワーヌ・フォルクレ。
ヴィオールからの編曲ということもあり、典雅なラモーなどの作品と異なり、
厚みを増した音域の幅を感じさせる重厚、荘厳といった言葉がぴったりとくる
ような作品です。ブランディーヌ・ランヌーの自由でファンタジーに溢れた独
特の演奏が充分に発揮され、静かな情熱を感じさせる魅力的な内容。この録音
に使用された楽器の製作者、アンソニー・サイデイは徹底した製作復元で定評
のある人物。モデルとなったのは1636年にアンドレアス・ルッカースが製作し
たチェンバロを1763年にアンリ・エムシュが大幅改造したもの。美しさと力強
さを兼ね備えた音色が印象的な楽器です。

ZZT 071001 \2480
ルッツァスコ・ルッツァスキ、ルドヴィコ・アゴスティーニ、
ジュリオ・チェーザレ・バルベッタのマドリガーレ集
ドニ・レザン=ダドレ(指) アンサンブル・ドゥルス・メモワール
イタリア北部の都市フェラーラは13世紀に入るとエステ家が支配するように
なっていました。エステ家は代々、芸術・文化を手厚く保護し、数多くの芸術
家たちがここに傑作を残しています。フェラーラが公国となった15世紀後期か
らは、華やかなルネサンス文化が花開くこととなりました。フェラーラ公エル
コレ1世はヨーロッパ中から優れた音楽家を集めていて、ジョスカン・デ・プ
レもその一人でした。そして16世紀になるとフェラーラはイタリア一華やかな
文化都市となり、フェラーラ公で一番の芸術好きのアルフォンソ2世はかつて
ないほどの規模で音楽家を呼び芸術に享楽していました。その中で彼は3人の
ソプラノによるアンサンブル「コンチェルト・デッレ・ドンネ・ディ・フェラ
ーラ」を結成。彼女たちはアルフォンソ2世お気に入りの秘密の女声アンサン
ブルとなり、宮廷内で極秘に演奏を行っていました。その時にルッツァスキ、
アゴスティーニなどが彼女たちを指導し作品を提供しています。このアルバム
はそうした当時の華やかさと、彼女たちの秘密のコンサートを味わうことので
きる1枚。




<BBC LEGENDS>
BBCL 4232 \2180
ステレオ
マーラー:交響曲第9番ニ長調
クルト・ザンデルリング(指)BBCノーザンSO.
録音:1981年2月21日マンチェスター、BBCスタジオ7(ライヴ)
2002年5月の引退表明からはや5年あまりを経過したいまもつぎつぎとライヴが
発掘され、その人気が衰えることを知らない‘最後の巨匠’クルト・ザンデル
リング。このたびBBC LEGENDSより正規のリリースでは4種目となるマーラーの
第9番が登場します。この作品に対するザンデルリングの思い入れの深さは、手
兵ベルリン響(79年)やフィルハーモニア管(92年)とのスタジオ録音、BBCフィル
とのライヴ盤(82年・廃盤)からもうかがえます。
おそらくはライヴという条件がプラスに働いているのでしょう。BBCノーザン響
とのライヴも破格のスケールとなんとも有機的な音の溶け合いに、ザンデルリ
ングの決定盤との呼び声が高いBBCフィル盤をほうふつとさせる内容となってい
ます。情緒型のアプローチとは方向性もまったく異なるザンデルリングの冷徹
なるマーラー。聴きこむほどに彼岸のひびきを感じさせる不思議な演奏です。

BBCL 4229 \2180
ステレオ
(1)ロック:国王陛下のサックバットとコルネットのための音楽
(2)シューマン:交響曲第1番変ロ長調Op.38「春」
(3)ブラームス:交響曲第2番ニ長調Op.73
イシュトヴァン・ケルテス(指)ロンドンSO.
録音:(1)(3)1966年2月15日(2)1965年11月30日
以上ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ライヴ)
LSO第10代首席指揮者ケルテスがその在任中(1965-68)におこなった興味深いラ
イヴ集。かれに対するLSOの信頼が厚かったことはつとに知られ、そのことは
シューベルトの「未完成」やドヴォルザークの第6番(66年ライヴ・AN.4100)で
もはっきりと確かめられますが、ここでも気力の漲った音楽運びがまことに壮
快。ことにシューマンは初レパートリーとなるためたいへん貴重です。さらに
また、チャールズ2世の戴冠式のために書かれたとされるロックでは、LSOご自
慢のブラス・セクションの輝かしいサウンドが耳に残ります。

BBCL 4233 \2180
ステレオ
(1)R=コルサコフ:序曲「ロシアの復活祭」Op.36
(2)ラフマニノフ:交響曲第1番ニ短調Op.13
(3)プロコフィエフ:戦争終結に寄せる頌歌Op.105
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指)BBC SO.
録音:(1)1979年8月31日(2)1979年8月23日(3)1978年10月11日
以上、すべてロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール(ライヴ)
すべてBBCアーカイヴ音源からの復刻。ロジェストヴェンスキーが第8代首席指
揮者(1978-81)を務めたBBC響とのライヴは、十八番のロシアものばかりを集め
たきわめつけの内容です。まさに指揮者として絶頂期に差し掛かっていたころ
で、アルバム一曲目R=コルサコフから目もくらむような華麗なるサウンドが大
爆発。ラフマニノフはLSOとの第2番がすばらしかっただけにおおいに期待され
るかたも多いはず。ソビエト国立文化省響との録音(84年)もある「戦争終結に
寄せる頌歌」は、第2次大戦終結時に政府におもねって書かれましたが失敗に
終わったいわくつきの作品。さらに、コントラバス8本、ハープ8台、ピアノ4台、
吹奏楽編成のブラス・セクション、打楽器と巨大な編成を擁することもあって
滅多に聴く機会もありませんが、それにしてもこの演奏はじつに痛快で立派。

BBCL 4231 \2180
ステレオ
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」
(2)ガーシュウィン:ピアノ協奏曲ヘ調
シューラ・チェルカスキー(P)
(1) ロナルド・ゾールマン(指)BBCスコティッシュSO.
(2) ヴァーノン・ハンドリー(指)BBC SO.
録音:(1)1992年1月29日エジンバラ、アッシャー・ホール(ライヴ)
(2)1985年9月14日ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール(ライヴ)
19世紀の流れを汲む最後のヴィルトゥオーゾ、チェルカスキー。これまでに
BBC LEGENDSでは5枚のアルバムを数えることからも根強い人気がうかがえます。
ノリのよさが天下一品のガーシュウィンは、曲調も相俟って文句のない出来栄
え。いっぽうで古典派作品は不向きとの評を抑えて、「皇帝」はたいへんロマ
ンチックなピアノが聴けるところがチェルカスキー流。ちょっとほかでは聴い
たことのない味わいです。ともに録音状態が良好なのもうれしいポイント。

BBCL 4230 \2180
ステレオ
(1)カザルス:プレリュード
(2)ショパン:ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
(3)バッハ / リスト編:前奏曲とフーガ イ短調BWV.543
(4)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調KV.332
(5)ヴィラ=ロボス:満ち潮 / だれでも通るこの橋
(6)ショパン:マズルカ変ロ短調Op.24-4
(7)同:マズルカ ハ長調Op.56-2
(8)メンデルスゾーン:無言歌ハ長調「紡ぎ歌」Op.67-4
ミエチスワフ・ホルショフスキ(P)
録音:(1)(2)1984年6月9日(3)-(8)1987年6月21日以上オールドバラ(ライヴ)
伝説とまで謳われたカザルス・ホールでのライヴが行われたのが1987年12月9日。
これより半年ほど前、ホルショフスキがおこなったオールドバラでのリサイタ
ルは、その東京公演と同じ年ということもあり、モーツァルト、ヴィラ=ロボ
ス、メンデルスゾーンとプログラムが重なりますが、それにしても美しい。こ
こに聴く奇跡のようなピアノはどれもこれももはや尽くす言葉がありません。
アルバム前半のカザルスとショパンのソナタは、既出「子供の領分」
(BBCL.4203)と同日のライヴ。カザルスの曲を取り上げているのが、ふたりの
ゆかりの深さをあらためて思い起こさせます。音楽好きの静かな感動を呼ぶ
一枚。




<EUROARTS>
30 56808(DVD-Video) 2枚組 \4250
字幕:英・独
(1)ワーグナー:「パルジファル」第1幕前奏曲
(2)ベルク:管弦楽のための3つの小品Op.6
(3)マーラー:カンタータ「嘆きの歌」(1880年原典版)
[ボーナス]
・ ユロフスキのインタヴュー
・ 演奏風景集
マリソル・モンタルヴォ(S)
ヘドヴィグ・ファスベンダー(Ms)
マイケル・ヘンドリック(T)
アンソニー・マイケルズ=ムーア(Br)
ウラディーミル・ユロフスキ(指)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
収録:2007年9月19日
ロンドン、サウスバンク・センター、
ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ライヴ)
1972年モスクワ生まれ、2007年9月よりロンドン・フィル第11代目の首席指揮者
に就任して、いま話題の指揮者ウラディーミル・ユロフスキ。就任後初のシー
ズンに手兵を率いて、改修後初となる本拠ロイヤル・フェスティヴァル・ホー
ルでおこなったライヴの模様を完全収録。
ただものではないということを予感させるようにクセのあるプログラムがなら
ぶなかで、メインの「嘆きの歌」。大幅な改訂が加えられるなどの紆余曲折を
経たとはいえ、交響曲と歌曲がたがいに重要なポジションを占めるマーラーの
デビュー作。ユロフスキがロンドン・フィルとのスタートに取り上げたのも、
自身のキャリアにおける出発点に重ね合わせてのことかもしれません。ここで
はカットされた第1曲を戻して3部構成とした初稿による演奏。ユロフスキは気
鋭という形容こそふさわしく、今後このコンビによるマーラー・チクルスの実
現にも大いに期待をつなぐ出来栄えとなっています。なお、ボーナス・ディス
クにはユロフスキのインタヴュー(50分)と演奏風景を収録。指揮者の位置に備
え付けたカメラにより、さながらオケの一員であるかのような気分を味わうこ
ともできます。

20 54414(HD DVD-VIDEO) \4550
字幕:英・独・仏・西
マーラー:交響曲第2番ハ短調「復活」
ディアナ・ダムラウ(S)
ペトラ・ラング(Ms)
ピエール・ブーレーズ(指)
ベルリン国立歌劇場合唱団
シュターツカペレ・ベルリン
収録:2005年3月26-27日
ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
ブーレーズの「復活」ライヴが高品位フォーマットHD DVDでリリース。生演奏
以上に生々しく、才色兼備のダムラウもずっと身近に感じられるのは、1080と
いう圧倒的な高画素数だからこそ。ということで、とことん絵と音にこだわり
抜きたいという方への福音といえるソフトです。




<united archives>
UAR 026 \1650
モノラル
シューベルト:
(1)ピアノ五重奏曲イ長調D.667, Op.114「ます」
(2)弦楽五重奏曲ハ長調D.956, Op.163
(1)ミエチスワフ・ホルショフスキ(P) ジョルジュ・E・モルー(Cb)
(2)ベナー・ハイフェッツ(Vc)
ブダペスト四重奏団
[ヨーゼフ・ロイスマン、アレクサンダー・シュナイダー(Vn) ボリス・クロ
イト(Va) ミッシャ・シュナイダー(Vc)]
使用楽器:ストラディヴァリウス(ガートルード・クラーク・ウィットール寄贈)
録音:(1)1950年5月8日ワシントン、アメリカ議会図書館、クーリッジ・オー
ディトリアム
(2)1941年9月16日ニューヨーク、リーダークランツ・ホール
極上のリマスタリングと的確なリリースで着実にファンのこころを掴み、ヒス
トリカル復刻の風雲児となりつつあるユナイテッド・アーカイヴス。ベスト・
セラー、ベートーヴェン全集(UAR.001)以来のレーベルの顔、ブダペスト四重奏
団のシューベルトが登場します。
録音が行われた1950年代はじめ、アンサンブルがすべてにおいて類例をみない
ほどの高みに達していたといわれるブダペスト四重奏団の「ます」。ゲストも
申し分なく豪華でボストン響のモルーに、ピアノにはカザルスとのコラボでも
絶妙なニュアンスを聴かせたホルショフスキ。このブダペスト絶頂期を代表す
る名録音はすでにBiddulphでも復刻されているとはいえ、止めを刺すのはユナ
イテッド・アーカイヴスのリマスタリング。そして、かのコーリッシュ四重奏
団創設時のメンバーであり、渡米後はブダペストの共演も数多いB.ハイフェッ
ツを迎えた弦楽五重奏は、ようやく初CD化となるためさらに貴重。
画期的ともいえる各パートのバランスのとれた音楽運びに、19世紀来のロマン
チックな歌いまわしにおぼれることなく、いわゆる新即物主義的なスタイルで
弦楽四重奏演奏に革命をもたらしたブダペスト四重奏団の至芸。ユナイテッド
・アーカイヴスの決定打によって不滅の輝きを放ち続けることでしょう。




<harmonia mundi>
HMU 807470(SACD-Hybrid) \2500
ベートーヴェン:
(1)交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
(2)12のコルトルダンス WoO 14
(3)バレエ「プロメテウスの創造物」Op.43 よりフィナーレ
アンドルー・マンゼ(指)
ヘルシンボリ交響楽団
なんとも驚きのリリース。古楽演奏からモダンへと活動の場を広げていった先
人はガーディナー、アーノンクールと数知れませんが、ついにわれらがマンゼ
も名乗りをあげました。2006年に首席指揮者に就任したヘルシンボリ響を率い
ての「エロイカ」が登場です。
颯爽としたテンポが作りだす無類の格好よさ。いたずらに重くなりすぎず引き
締まった葬送行進曲。フィナーレでは変奏ごとのゆたかな表情もまた魅力的。
カップリングはこの「エロイカ」のフィナーレの主題つながりで、「プロメテ
ウスの創造物」のフィナーレと同主題を第7曲目に使ったコルトルダンス。
マンゼみずからがバロック・ヴァイオリンを駆るときにみせる、音楽にとびき
りみずみずしくフレッシュないのちを吹き込む作業は、モダンオケを振っても
すこしもかわるところがありません。これは注目度満点のアルバムといえましょ
う。




<naive>
V 5122 \2280
(1)フランク:ヴァイオリンソナタ イ長調
(2)ショスタコーヴィチ:ヴァイオリンソナタ Op.134
セルゲイ・ハチャトリャン (Vn)、ルシーネ・ハチャトリャン (Pf)
アルメニア出身の天才ヴァイオリニスト、ハチャトリャン待望の第3弾はフラン
クとショスタコーヴィチの名作ソナタ。演奏者に深い精神性が求められるフラ
ンクと、内面的に屈折した炎が燃えるショスタコーヴィチという難物2篇を22歳
のハチャトリャンが驚くべき成熟ぶりで再現。艶のある美音、異常なまでの集
中力と激しさ、さらにフレッシュな感性と、いかなる巨匠にも負けぬ世界を創
りあげています。実姉ルシーネの好サポートも聴きものです。




<HUNGAROTON>
HCD 12052 \2080
シャーンドル・バラッシャ(b.1935):
「ザ・マン・アウトサイド」-5章のオペラOp.27
シャーンドル・パルチョー(T ベックマン) イロナ・トコディ(S 少女)
ラースロー・ポルガール(Bs 片足の男)ほか
ハンガリー放送Cho.
ジェルジ・レヘル(指)ブダペストSO.
録音:1977年6月1日ハンガリー放送
ヴォルフガング・ボルヒェルトの戯曲にもとづく、原作は夢も希望も妻も家庭
も失ったロシアからの帰還兵、ベックマンの絶望を描いています。ささくれ立っ
た不気味な音響は疎外された人間の孤独を表現するのにこれ以上ない効果を上
げています。ゲーザ・フォドル台本。ハンガリー語歌唱。

HCD 32434 \2080
ゾルターン・イェネイ(b.1943):フルート作品集
ソリロキウム第1番 / ヘラクレイトス水位標 / ソリロキウム第1番a /
フンギ-ジョン・ケージの墓碑銘 / 世界中の墓地の壁に沿って /
ラースロー・シャーリのための60の音(60パート版)/
ハード・エッジ-アール・ブラウンの思い出に / アルバムブラット /
ため息をつくように / ラースロー・シャーリのための60の音(1パート版)/
どこへ? / ラースロー・シャーリのための60の音(4パート版)
イシュトヴァーン・マトゥズ(Fl)
録音:2006年10月30日-11月13日、2007年1月23日フンガロトン・スタジオ

HCD 32339 \2080
ターロガトーの奏でる「17-18世紀のハンガリー舞曲集」
(1)シェぺシセントジェルジ写本のハンガリー舞曲
(2)アポニ写本のハンガリー舞曲(5曲)
(3)バルコーチ写本のハンガリー舞曲(6曲)
(4)ウンガレスカI
(5)サルトゥス・フンガリクス(5曲)
(6)ウンガレスカII
(7)ボジョニ舞曲(3曲)
(8)ウンガレスカIII
(9)ハンガリー舞曲(5曲)
(10)フェレンツ・ファルカシュ:チーク郡の別れの歌
(11)ラースロー・ダローチ:コロンド舞曲集
チャバ・ナジ(ターロガトー)
(1)(3)(5)(7)(10)ペーテル・エッラ(Cem)
(2)(9)(11)ヴィクトーリア・へレンチャール(ツィンバロン)
(4)(6)(8)イシュトヴァーン・ネーメト(Cl)
録音:2005年4月16-19日フンガロトン・スタジオ
ハンガリーの民俗楽器ターロガトーの名手による舞曲集。

HCD 32450 \2080
エデン・パールトシュ(1907-1977):
(1)ヴィオラ協奏曲第1番「讃歌」(1949)
(2)ヴァイオリン協奏曲(1958)
(3)フュージョンズ-ヴィオラと室内オーケストラのための(1970)
ヴィルモシュ・サバディ(Vn) ペーテル・バールショニ(Va)
アンドラーシュ・リゲティ(指)ハンガリーSO.
録音:2006年9月8-12日、2007年1月17-19日、
2月22&23日ブダペスト、テレコム・ミュージック・ハウス
ブダペストに生まれ、1938年の移住後はイスラエルの音楽文化の発展に貢献し
テル・アヴィヴに没したパールトシュ。ヴァイオリン協奏曲は緩-急-緩の3楽章
形式。第1部前奏曲に、主題と9つの変奏にエピローグという第2部からなるヴィ
オラ協奏曲。ブダペスト音楽院ではフバイとコダーイの弟子だったパールトシュ
による協奏曲を、いまのハンガリーを代表するふたり、1975年生まれのバール
ショニと1959年生まれのサバディが弾いています。

HCD 32537 \2080
ジェルジ・ヴカーン:木管アンサンブルのための作品集
ミカン色の月 / 3つのバガテル / 3つの舞曲 / ワイン・ダーク・シー / フォ
ー・エヴァー・アンド・ア・デイ
ジェール・ボレロ木管アンサンブル、ジェール・パーカッション・グループ
ガーボル・ボルドツキ(Tp)
ジェルジ・ヴカーン(指 & ピアノ、シンセサイザー)
録音:2007年2月9-11日ジェール、リヒター・ホール
1941年ブダペスト生まれのヴカーンは、140以上の映画音楽にテレビやラジオの
仕事でも有名な作曲家。このアルバムに収められた作品も前衛的というよりは
劇伴を思わせるつくり。 “モーリス・アンドレの後継者”ともいわれ、リーズ
・ドゥ・ラ・サールの弾くショスタコ1番の協奏曲(V.5053)でソロをとるなど、
活躍めざましい名手ボルドツキがゲスト参加しているのも注目。

HCD 32552 \2080
ヨハン・ジギスムント・クッサー(1660-1727):
管弦楽組曲「ミューズの祭り」より
第4番ハ長調 / 第5番変ロ長調 / 第6番イ短調
バラージ・マーテー(指)アウラ・ムジカーレ(ピリオド楽器使用)
録音:2007年6月27-30日ハンガリー、トルダシュ・ルター派教会
当時ハンガリー領ブラティスラヴァで活躍していた著名なカントルで作曲家の
息子として生まれたクッサー。リュリと親交のあったかれはのちにオペラでも
名をあげますが、まず人気を博したのは器楽曲。壮麗なるひびきに満ちた「ミュ
ーズの祭り」はこのジャンルの代表作で、これは第3番までを収めた第1集
(HCD.32337)につぐ完結篇となるアルバムです。

HCD 32491 \2080
ドルシェツキー:オーボエ四重奏曲集
ヘ長調 / ト短調 / 変ホ長調 / ハ長調
ラヨシュ・レンチェシュ(Ob)
ジョルト・セフチク(Vn)アーグネシュ・チョマ(Va)バーリント・マロート(Vc)
録音:2006年12月6-7日、2007年3月24日ハンガリー、フンガロトン・スタジオ
チェコの作曲家ゲオルク・ドルシェツキー(1746-1819)はオーストリアで25年間、
そののち30年以上に渡ってハンガリーで活躍しています。世代的にはハイドン
とモーツァルトとの間にあたり、ウィーン古典派の作風が特徴。これはドレス
デンで若いころにオーボエを学んだ経歴をもつかれが晩年に書いたオーボエ四
重奏を集めたもの。ト短調をのぞいてすべてが世界初録音。ここでは名手レン
チェシュがソロを受け持ち魅力満点。弦はすべてエルデーディ管のメンバーで
オリジナル楽器使用です。

HCD 32495 \2080
ヨハン・ゲオルク・アルブレヒツベルガー(1736-1809):3つの弦楽四重奏曲集
ハ長調Op.7-4 / ト短調Op.7-5 / 変ホ長調Op.7-6
オーセンティック四重奏団(ピリオド楽器使用)
録音:2007年1月11-14日フンガロトン・スタジオ
ハイドンが作曲教師としての手腕を高く評価し、ベートーヴェンを弟子入りさ
せたことで知られるアルブレヒツベルガー。教会オルガニストとして聖シュテ
ファン大聖堂の楽長にまで登りつめたかれはまた、ウィーン古典派有数の教師、
理論家でもありました。たいへんな多作家ながら今日その作品のほとんどは忘
れ去られたまま。アルブレヒツベルガーの弟子リックルのカルテットを録音
(HCD.32220)した極上のアンサンブルが再発見するのは、1787年に書かれたカル
テット。いずれにも配された優美なメヌエットと力の入った緩徐楽章が聴きど
ころとなっています。




<GRAND SLAM>
GS 2027 \2250
(1)フランク:交響曲ニ短調
(2)モーツァルト:交響曲第39番変ホ長調KV.543
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
(1)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
(2)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:(1)1945年1月28日(29日)、ウィーン、ムジークフェランザール
(2)1942年/1943年、ベルリン
制作:平林 直哉
* おことわり
LPからの復刻ですので、LP特有のノイズが混入します。また、フランクの第2楽
章の冒頭は原盤に起因する音の欠落、ドロップ・アウトが生じますのでご注意
下さい。また、モーツァルトはドイツ・グラモフォン 431006-2、ユニバーサ
ルミュージック UCCG-3682等で出た音源と同一です。
■制作者より■
フルトヴェングラーがスイスに亡命する直前にウィーン・フィルの定期演奏会
で指揮をしたフランクの交響曲は、フルトヴェングラーの数あるライヴ録音の
中でも最も悪魔的な演奏として知られています。この演奏は1952年に初めてア
メリカ・ヴォックスよりLP化され、その後数々のレーベルよりLPやCDも発売さ
れました。しかし、このヴォックス盤LPは第2楽章冒頭に音の欠落があるのに
もかかわらず、その音質は最も優れていると言われ、現在、オリジナルのLPは
15-30万円の高値で取引されています。ところが、このヴォックス盤は復刻に
耐えうる状態のものが非常に少ないため、当GSレーベルでもなかなか手を出せ
ない状態にありました。しかし、最近になってこの貴重盤を2枚もお借り出来
る機会を与えていただいたので、急きょCD制作を行いました。
モーツァルトの交響曲第39番はドイツ・グラモフォンやエテルナ等のレーベル
で発売されていた聴衆不在の放送録音です。GS-2020で復刻したベートーヴェン
の交響曲第4番と同様、旧東ドイツの放送録音がもっともオリジナルに近いと
判断し、このモーツァルトも旧東ドイツのレーベル、エテルナのLPを復刻の素
材としました。
(平林 直哉)
■解説書の内容■
ヴォックスのフランクについてはかねてから謎めいた話が伝えられていますが、
解説ではそのヴォックス盤を中心に、初発売から最近のCDにいたるまでの歴史
を整理し、読み物としての充実もはかっています。





<KING INTERNATIONAL>
KDC 7007 \2450
(原盤番号:BIS 602)
宇野功芳の音盤棚「これがUNO!」Vol.7
モーリス・デュリュフレ(1902-1986):
(1)レクイエム 作品9(合唱とオルガン、チェロ独奏版)
(2)グレゴリオ聖歌の主題による4つのモテット 作品10
(3)ミサ曲「クム・ユビロ」作品11
ゲイリー・グラーデン(指)聖ヤコブ室内合唱団
マティアス・ヴァイェル(Org)ペーテル・マッティ(B)
パウラ・ホフマン(Ms)エレメール・ラヴォタ(Vc)
録音:1992年11月9日/12日(1)(3)、12月2日(2)
シリーズ第7弾は宇野氏が以前から絶賛している「デュリュフレのレクイエム」。
フォーレの流れをくむ美しい作風で人気の作品です。宇野氏はコルボ/ベルリン
交響楽団の演奏が「フォーレのレクイエム」の最美としていますが、その絶賛
の一点は美しいボーイ・ソプラノにあるとしています。このデュリュフレも美
しい声が重要なポイントとされ、ここで演奏している1980年創設の聖ヤコブ室
内合唱団の女声合唱が白眉。ハーモニーの透明感は当代随一。また、ここには
名作レクイエムのほか、デュリュフレの合唱作品がすべて収められています。
恒例の無能日記では宇野功芳版ミシュランガイド?を思わせる宇野氏お気に入
りのフランス料理店を紹介。




<audite>
=エディション・ゲザ・アンダ=
AU 23409 2枚組 \2700
モノラル
[CD1]
シューマン:
(1)クライスレリアーナOp.16
(2)交響的練習曲Op.13
(3)謝肉祭Op.9
(4)ロマンス嬰ヘ長調Op.28-2
[CD2]
ショパン:
(1)24の前奏曲Op.28
(2)練習曲集Op.25
ゲザ・アンダ(P)
[CD1]録音:(1)(2)1954年4月6日ケルン、WDRフンクハウス第1ホール
(3)1960年4月5日(4)1960年4月6日ケルン、WDRフンクハウス第2ホール
[CD2]録音:(1)1957年11月17日
(2)1955年7月22日ケルン、WDRフンクハウス第2ホール
すべてWDRアーカイヴのオリジナル・マスターによる復刻。アルバム一枚目の
シューマンは、謝肉祭&クライスレリアーナ(55年)、交響的練習曲(53年)とス
タジオ録音で名を馳せた演目。ライヴでは、初出レパートリーとなるロマンス
を除いてここに収められたすべてのレパートリーが重なる56年のザルツブルク
・リサイタル(ORFEOR.295921)のほか、同じザルツブルクでの72年の謝肉祭
(ORFEOR.742071)、55年エジンバラでの交響的練習曲(BBCL.4135)などもありま
した。また、後年には交響的練習曲(63年)、クライスレリアーナ(66年)をステ
レオでも再録しています。いっぽう、2枚目に収録されたショパンの練習曲
(57年 / EMI)と前奏曲集(59年ステレオ)もまたスタジオ盤がすでに高い評価を
得ているもの。
驚異的な音質でアンダのピアニズムを再現するシリーズ第3弾は、1950年代キャ
リアの初期から、レコーディングやリサイタルを通じてレパートリーの根幹に
あったシューマンとショパンという魅力たっぷりのプログラムとなっています。

<CHALLENGE CLASSICS>
CC 72190 \2300
ゴティエ・デピナール:思い出
ゴティエ・デピナール(1205/1230-1272):
Aymans fins et verrais[至純の恋人は](*)/Quand je voi l'erbe menue
不詳:「フォーヴェル物語」から シャンソン(ロンド)(*)
ゴティエ・デピナール:
Desconfortez et de joie parti[心は屈し、喜びは去り]
Puis qu'il m'estuet de ma dolour(*)
コラン・ミュゼ(13世紀):Trop volontiers chanteroie
ゴティエ・デピナール:
Aymans fins et verrais/Outrecuidiers et ma fole pensee
不詳:「フォーヴェル物語」から エスタンピー(*)
ジャック・ド・シソワン(13世紀中盤):シャンソン(*)
ゴティエ・デピナール:
Par son dolz comandemant[その優しい命(めい)により]
Commencement de douce saison bele[甘やかな季節の初め](*)
ジュアンノ・ド・レスキュレル(?-1304):エスタンピー(*)
ゴティエ・デピナール:
Amours et bone volontez[愛と良い望みは]/Quand je voi l'erbe menue
ゴティエ・ド・コワンシ(1177-1236):シャンソン(*)
アレクサンドル・ダニレフスキ(指揮)
アンサンブル・シンタグマ
太刀川昭(カウンターテナー)
アンネミーケ・カントール(メゾソプラノ)
ベルンハルト・シュティルツ(リコーダー)
アンナ・ダニレフスキ(リコーダー、ボウド・フィドル) 
マルクス・ヴェッシェ(中世リュート)
ブノワ・スタシアチック、ペン・シャオボ(打楽器)
ソフィア・ダニレフスキ(トロンバ・マリーナ)
パスカル・ヴァン・コッペノル(オルガネット)
アレクサンドル・ダニレフスキ(中世リュート、ギターン、ボウド・フィドル)
エミリア・ダニレフスキ(ナレーター)
フランスのトルヴェール、ゴティエ・デピナールの作品を中心に構成されたアル
バム。(*)は器楽演奏。シンタグマは1995年に創設されたアンサンブルです。

CC 72188 2枚組 \3500
J・S・バッハ(1685-1750):ラテン語の教会音楽 Vol.1
ミサ ヘ長調 BWV233/ミサ ト短調 BWV235
マニフィカト ニ長調 BWV243(*)/ミサ イ長調 BWV234
カンタータ第191番「いと高きにある神にのみ栄光あれ」BWV191
ミサ ト長調 BWV236/ミサ ロ短調 BWV232 から サンクトゥス ニ長調(*)
ヨハネッテ・ゾマー、リサ・ラーション、デボラ・ヨーク、
カロリーネ・スタム、エリーザベト・フォン・マグヌス(ソプラノ)
ボグナ・バルトシュ(アルト)
イェルク・デュルミュラー、ポール・アグニュー、ゲルト・テュルク(テノール)
クラウス・メルテンス(バス)
トン・コープマン(指揮)
アムステルダム・バロック管弦楽団&合唱団
「J・S・バッハ:カンタータ全集」からの編集盤ですが、(*)はチャレンジ・ク
ラシックからは初出となるエラート・レーベル音源です。

CC 72281 \2300
J・S・バッハ(1685-1750):聖母マリアの祝日のためのカンタータ集
第1番「暁の星はいと麗しきかな」BWV1
第125番「安らぎと喜びもてわれは逝く」BWV125
第161番「来たれ、汝甘き死よ」BWV161
デボラ・ヨーク(ソプラノ)
ボグナ・バルトシュ、エリーザベト・フォン・マグヌス(アルト)
ポール・アグニュー、イェルク・デュルミュラー(テノール)
クラウス・メルテンス(バス)
トン・コープマン(指揮)
アムステルダム・バロック管弦楽団&合唱団
「J・S・バッハ:カンタータ全集」からの編集盤。

CC 72282 \2300
J・S・バッハ(1685-1750):アルトとテノールのための独唱カンタータ集
第170番「喜ばしい安息、好ましい魂の歓喜」BWV170
第169番「神のみにぞわが心を捧げん」BWV169
第54番「いざ、罪に抗すべし」BWV54
第55番「われは貧しき者、われは罪の僕」BWV55
第200番「われは彼の名を告げん」BWV200
ボグナ・バルトシュ(アルト)
アンドレアス・ショル(男性アルト)
クリストフ・プレガルディエン(テノール)
トン・コープマン(指揮)
アムステルダム・バロック管弦楽団&合唱団
「J・S・バッハ:カンタータ全集」からの編集盤。

CC 72283 \2300
J・S・バッハ(1685-1750):バスのための独唱カンタータ集
第82番「われは満ち足れり」BWV82
第56番「われ喜びて十字架を担わん」BWV56
第158番「平安が汝とともにあれ」BWV158
「不実な愛」BWV203
クラウス・メルテンス(バス)
トン・コープマン(指揮)
アムステルダム・バロック管弦楽団&合唱団
「J・S・バッハ:カンタータ全集」からの編集盤。

CC 72284 \2300
J・S・バッハ(1685-1750):結婚カンタータ集
第195番「正しき者に光を」BWV195
第196番「主はわれらを思いたもう」BWV196
第197番「神はわれらの確信なり」BWV197
第202番「今ぞ去れ、悲しみの影よ」BWV202
ヨハネッテ・ゾマー、サンドリーヌ・ピオ、バルバラ・シュリック、
リサ・ラーション(ソプラノ)
ボグナ・バルトシュ、アンネッテ・マルケルト(アルト)
ジェイムズ・ギルクリスト、ギー・ド・メイ(テノール)
クラウス・メルテンス(バス)
トン・コープマン(指揮)
アムステルダム・バロック管弦楽団&合唱団
「J・S・バッハ:カンタータ全集」からの編集




<SOMM>
SOMMCD 072 \2180
フィリップ・グラス(1937-):
アナザー・ルック・アット・ハーモニー パート 4
(混声合唱[SATB]とオルガンのための)
ハワード・ウィリアムズ(指揮)
21世紀合唱団
クリストファー・バワーズ=ブロードベント(オルガン)
録音:2007年7月3-5日、ロンドン、グレイズ・イン・チャペル

SOMM-BEECHAM 22 \2180
ビーチャム・コレクション
ボッケリーニ(1743-1805):序曲ニ長調(*)
グレトリ(1741-1813):オペラ「ゼミールとアゾール」から バレエ組曲(#)(*)
リスト(1811-1886):ローレライ(*)
フランク(1822-1890):交響詩「呪われた狩人」(**)(+)
エルガー(1857-1934):エニグマ変奏曲(+)
ロジーナ・レイズベック(ソプラノ(#))
アラン・シヴィル(ホルン(**))
トマス・ビーチャム(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1956年8月23日、エジンバラ、アッシャー・ホール、エジンバラ音楽祭(*)
1954年11月22日、ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、
聖セシリアの日の演奏会(+)




<ARS PRODUKTION>
ARS 38027(SACD-Hybrid) \2700
忘れられた至宝 Vol.6
秋の歌 フランスのホルン音楽
カミーユ・サン=サーンス(1835-1921):
演奏会用小品 Op.94(+)/ロマンス Op.36(*)
ジャン=トゥサン・ラドゥー(1825-1889):瞑想(+)
エミール・ペサール(1843-1917):森で Op.130(+)
ポール・ジャンジャン(1874-1928):夜想曲(+)
エイメ・クンツ(1877-1958):夜想曲(+)
ポール・ジャンジャン:ロマンス(+)
ロベール・ギユミン(?-1945):秋の歌(+)
ジョージ・テンプルトン・ストロング(1856-1948):Hallali(+)
エマニュエル・シャブリエ(1841-1894):ラルゲット(*)
テオドール・デュボワ(1837-1924):カヴァティーナ(+)
ジュール・マスネ(1842-1912):海(シューベルトの歌曲)(*)
アドルフ・ブラン(1828-1885):ロマンス Op.43bis(*)
カミーユ・サン=サーンス:ロマンス Op.67(*)
ウルリヒ・ビューブナー(ナチュラルホルン(*)、ヴァルヴホルン(+))
マイケル・アレグザンダー・ウィレンズ(指揮)
ケルン・アカデミー
録音:2007年1月2-6日、ドイツ、ヴッペルタール、インマヌエル教会
ホルン愛好者、ピリオド楽器ファン、フランス音楽ファン、そして珍曲マニアに
も歓迎されそうな好企画アルバム。ウルリヒ・ビューブナーはアニマ・エテル
ナ、コンチェルト・ケルン、バルタザール・ノイマン・アンサンブル、ラ・スタ
ジオーネ・フランクフルト等に参加しているドイツのピリオド・ホルン奏者。

<STRADIVARIUS>
STR 33792 \2180
アレッサンドロ・ストラデッラ(1639-1682):
オラトリオ「聖ペラージャ」(4声と器楽のための;1673)
ラウラ・アントナス(ソプラノ)
アレッサンドロ・カルミニャーニ(男性アルト)
ファビオ・フルナーリ(テノール)
ヴァルター・テストリン(バス)
マウリツィオ・フォルネーロ(指揮)
イ・ムジチ・ディ・サンタ・ベルージャ
アンサンブル・ヴォカーレ・フェスティーナ・レンテ

STR 57007 \2180
ルイジ・ノーノ(1924-1990):死の間近な時
A Pierre. Dell'azzurro silenzio, inquietum(G管コントラバスフルート、
コントラバスクラリネットとライヴ・エレクトロニクスのための;1985)(*)
Quando stanno morendo, Diario polacco n.2
[死の間近な時、ポーランド日記第2番]
(4人の女声、フルート、チェロとライヴ・エレクトロニクスのための;1982)(+)
Post-Prae-Ludium per Donau[ドナウのための後=前=奏曲]
(テューバとライヴ・エレクトロニクスのための;1987)(#)
ロベルト・ファブリチアーニ(フルート(*/+))
チーロ・スカルポーニ(クラリネット(*))
ルイジ・ノーノ(ライヴ・エレクトロニクス(*/+))
イングリート・アーデ、モニカ・バイア=イフェンツ、
モニカ・ブルストマン(ソプラノ(+))
スザンネ・オットー(アルト(+))
クリスティーネ・トイス(チェロ(+))
ロベルト・チェッコーニ(指揮(+))
ジャンカルロ・スキャッフィーニ(テューバ(#))
アルヴィーゼ・ヴィドリン(ライヴ・エレクトロニクス(#))

STR 57906 \2180
全方向 天使のミロンガ
エグベルト・ジスモンチ(1947-):人アデラルド/道化役者/カラテ
チック・コリア(1941-):チルドレンズ・ソング Nos.1,4,6,7,20
シモーネ・ザンキーニ(1973-):ねじれたワルツ
エルメート・パスコアル(1936-):彼に捧げるショーロ
エルネスト・ナザレ(1863-1934):カヴァキーニョ
アストル・ピアソラ(1921-1992):
天使のミロンガ/天使の死/リベルタンゴ/忘却/鮫
マリオ・マルツィ(サクソフォン)
シモーネ・ザンキーニ(アコーディオン)
パオロ・ザンニーニ(ピアノ)
マッテオ・スカイオリ(タブラ)




<LA BOTTEGA DISCANTICA>
DISCANTICA 162 \2180
メタモールフォジ ピアノ・デュオのための音楽
シューマン(1810-1856):2台のピアノのためのアンダンテと変奏曲 Op.46
ブラームス(1833-1897):
ハイドンの主題による2台のピアノのための変奏曲 Op.56b
グリーグ(1842-1907):
2台のピアノのためのノルウェーの古いロマンスと変奏曲 Op.51
ヴィットリオ・フェッレガーラ(1927-):
メタモールフォジ[変形](バッハ作曲の断片による、ピアノ四手連弾のための)
ティツィアーナ・モネータ、ガブリエーレ・ロータ(ピアノ)
録音:2007年7月、ヴィチェンツァ音楽院ホール

DISCANTICA 164 \2180
アウローラ 20世紀のポリフォニー合唱作品集
ハビエル・ブスト(1949-):O Magnum mysterium(1998)
ヴィタウタス・ミシュキニス(1954-):O salutais(1991)/Regina Coeli(1989)
ブルーノ・ベッティネッリ(1913-2004):Aurora(1997)
ピエトロ・フェッラーリオ(1967-):
Panis angelicus(2003)/O sacrum convivium !(2005)/Jubilate Deo(2002)
リハルズ・ドゥブラ(1964-):Salve Regina(1992)
リャン・カヤビャブ(1954-):Gloria(1982)
セルジオ・センティネッリ(1958-):
The warning moon(2005)/Scivolando sui muri dei nostri grigi corpi(1992)
エリック・ウィテカー(1970-):Sleep(2000)
クロード・M・ショーンバーグ(1944-)/Roxanne Roque編曲:Bring him home
ホール・ジョンスン(1880-1970):Ain't got time to die
ピエトロ・フェッラーリオ(指揮)
アンサンブル・ヴォカーレ・カリカントゥス(合唱)
録音:2007年4月14-15日、5月5日、イタリア、イヴレア、SMC、バロック・ホール

DISCANTICA 165 \2180
ヴィクトール・デ・サバタ(1892-1967):ピアノ作品集
黙想詩「ゲッセマネ」(*)/舞踏曲「ピレネーにて」から 大ワルツ
舞踏曲「パリの学生たち」から 行進曲,ワルツ,ポルカ
王子(フォックストロット)(+)
舞踏曲「リボンと帽子の間に」から 大ワルツ,マリナレスカ,
ポルカとギャロップ
3つの小品;カリーネ,ハバネラ,Do you want me ?/交響詩「青年」(*)
アレッサンドロ・マランゴーニ(ピアノ)
録音:2007年7月14-16日、イタリア、ロンバルディア州パヴィーア県、
チッタ・ディ・モルターラ・ホール
イタリアの名指揮者デ・サバタは作曲家でもありました。(*)は管弦楽作品から
作曲者が編曲したもの。(+)は手稿譜に基づいて演奏された未出版曲。




<EMEC>
E 074 \2180
アルハンブラの思い出 ギター・ソロ・フェイヴァリッツ
フランシスコ・ターレガ(1852-1909):アルハンブラの思い出
不詳:ロマンス(禁じられた遊び)
ホセ・ビニャス(1823-1888):夢(練習曲)
ラウリンド・アルメイダ(1917-1995):ブラジランセ(ショーロ)
エイトール・ヴィラ=ロボス(1887-1959):
ショーロス・ティピコ/壊れたギター[ビオラ・ケブラーダ]
ジョアン・ギマランイス(1883-1947):カリヨンの音
マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):鬼火の歌[狐火の踊り]
ポール・コールズ(1952-):夜想曲
ティエリー・ティスラン(1956-):
ミロンガ・セレーナ/ヴァガボンド・ワルツ/ヴァガボンド組曲
アルトゥール・ボスマンス(1908-1991):ブラジレイラス
ロドリーゴ・リエーラ(1923-1999):カンシオン・カロレーニャ
ビセンテ・エミリオ・ソホ(1887-1974):エンデーチャ
マヌエル・エンリケ・ペレス・ディアス(1912-1984):冗談
ホセ・アントニオ・サン・セバスティアン(1886-1956):バスク前奏曲「苦痛」
ホルヘ・マルティネズ・サラテ(1923-1993):舞曲
アルバート・ハリス(1918-2005):ワルツ
マリオ・ガンジ(1924-):
コン・タンタ・テネレッツァ[多くの優しさをもって]
スタンリー・マイヤーズ(1933-1993):カヴァティーナ
フランツ・カセーウス(1915-1993):ロマンス 1978
フランシスコ・タラルン(1963-):悲しい歌
マリア・リンネマン(1947-):ジュリエット
アグスティン・マルーリ(ギター)
録音:2007年9月16-18日、スペイン、パレンシア県オルモス・デ・オヘーダ、
聖エウフェミア・デ・コソリョス教会

E 075 \2180
スペインの思い出 チェロとギターのための音楽
ホアキン・ロドリーゴ(1901-1999):
アランフェス、わが思い(アランフェス協奏曲 第2楽章より)
エンリケ・グラナドス(1867-1916):
スペイン舞曲集 Op.37 から アンダルーサ(No.5)
フェデリコ・モレーノ・トローバ(1891-1982):4つのスペインの歌
ホアキン・ニン(1879-1949):スペインの歌
マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):
スペイン民謡組曲(7つのスペイン民謡 から)/オペラ「はかない人生」から
舞曲
イサーク・アルベニス(1860-1909):スペインの歌 Op.232 から コルドバ
エイトール・ヴィラ=ロボス(1887-1959):
ブラジル風バッハ 第5番 から アリア(カンティネーラ)
ポール・コールズ(1952-):スペインの思い出
デルフィン・コロメ(1949-):鳥の(「鳥の歌」による)(*)
田中聰(1956-):
サン・イデルフォンソの夜想曲[Nocturno de San Idelfonso](*)
ジョーンズ&マルーリ・チェロ=ギター・デュオ
マイケル・ケヴィン・ジョーンズ(チェロ)
アグスティン・マルーリ(ギター)
録音:2007年10月17-19日、スペイン、パレンシア県オルモス・デ・オヘーダ、
聖エウフェミア・デ・コソリョス教会
2007年の日本ツアーが招聘元の倒産により大幅に縮小され、多くの日本のファン
へのお披露目がかなわなかったジョーンズ&マルーリ・チェロ=ギター・デュオ
(招聘時の名称はロマンティック・チェロ&ギター・デュオ)。(*)はジョーン
ズ&マルーリ・チェロ=ギター・デュオへの献呈作品です。




<VOICE OF LYRICS>
VOL IC 215 \2180
グリエール、最後のロシア・ロマン派の発見
レインゴリド・グリエール(1874-1956):
ピアノのための前奏曲 Op.30 No.5/同 Op.30 No.20
ピアノのためのスケッチ Op.17 No.1/同 Op.47 No.12/同 Op.56 No.3
ピアノ四手連弾のための12の小品 Op.48
2台のピアノのための6つの小品 Op.41
ホルンとピアノのための小品集 Op.35 から Nos.6,7,10,11
クリストフ・シュトルツェネッガー:
ルカのための2つの伝説 Op.7(ホルンとピアノのための)
デュオ・スフォルツァンド
ジュリー・フォルティエ(ピアノ)
クリストフ・シュトルツェネッガー(ピアノ、ホルン)
録音:2007年8月、フランス、モンペリエ、Le Corum

VOL MM 131 \2180
B5山の道 コルシカの伝承音楽
Le lion de Roccapina / Furtunatu / Mauresca
Muntagnera(ジャン・クロード・アクアヴィーヴァ作曲)
Baddu a rievula / Ad amore / Golu(フェリ作曲)
Lamentu di J. Camellu / Bal sartenais / Lorme sanguine
Lettera a mamma / Malcunciliu(ジャン・ポール・ポレッティ作曲)
Girandulla / Serinatu / Ormai per la macchia
フィウメ
ジャン=ピエール・ジョルジェッティ(歌)
ロラン・フェランディ(セテラ、ギター)
カトリーヌ・パシュ(ヴィオラ)
ポール・ルクレルク(低声歌唱、ポリフォニスト)[ゲスト]
録音:2006年7月、フランス、ローニュ、聖マルスラン礼拝堂
ワールド・ミュージックのカテゴリーに入りますが、クラシック・ファンにも
聴きやすいシンプルな音楽で、中世のトルバドゥールを思い起こさせる曲もあ
ります。フィウメはコルシカを中心とした地中海地域の伝承音楽を専門とする
フランスのグループ。

VOL LP 904 \2180
ライナー・マリア・リルケ(1875-1927)著:
「セザンヌ書簡」(1907/フィリップ・ジャコテ訳、フランス語版;1991)
アラン・シモン(朗読)




<CORNETTO>
COR 10027 \2180
すべての後悔 マルグリット・ドートリッシュの宮廷の音楽
ヨハネス・ギゼリン(1455-1511):Fors Seullement[ただ死ぬのを待つ以外]
ヨハネス・オケゲム(1410-1497):Fors Seullement
フランチェスコ・スピナチーノ(1507頃活躍):Je pris amour
アントワーヌ・ブリュメル(1460-1515):Tous les regrets[すべての後悔]
ジョスカン・デ・プレ(1440-1521):
Plus mulz regrets[もはやいかなる哀惜もなく]
ピエール・ド・ラ・リュー(1460-1518):Pour ung jamais
ハインリヒ・イザーク(1455-1517):Si dormiero[かく眠り続けん]
アントワーヌ・ビュノワ(1430-1492):
Je ne fay plus[何もしない、何も言わない]
フランチェスコ・スピナチーノ:Je ne fay plus
不詳:Je ne fay plus
ヴィンチェンツォ・カピローラ(1474-1548):
De tous bien playne[幸せに満ちて]
不詳:De tous bien playne
アレクサンドル・アグリーコラ(1446-1506):De tous bien playne
ガスパル・ファン・ウェールベック(1440-1518):
Anima mea liquefasta est[わが魂は衰え]
ハインリヒ・イザーク:ラ・ミ・ラ・ソ
ジョスカン・デプレ:Playne de duel[悲嘆に満ちて]
ヨハネス・オケゲム:Petite camusette[かわいいカミュゼット]
モデナ・コンソート
ウルリケ・ホーフバウアー(ソプラノ)
ボアズ・バーニー、サラ・ファン・コルネワル、
クラウディオ・サンタンブロジオ、
スズキ・ヒロコ(ルネサンス・フラウト・トラヴェルソ)
イスラエル・ゴラーニ、ルネ・ジェニス(リュート)
録音:2005年8月、オランダ、テシンヘ、修道院教会
マルグリット・ドートリッシュ(マルガレーテ・フォン・エスターライヒ;
1480-1530)は神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世とブルゴーニュ女公マリーの
長女として生まれ、スペイン王太子フアンの妃、サヴォイア公フィリベルト2世
の妃となり、兄の遺児カールの皇帝選出に尽力、ネーデルラント17州の総督も
務めました。音楽を愛し、主としてシャンソンを収めた楽譜集も残しています。




<MPV>
AM 0045.1 \2180
シャイエルン修道院の珍しい交響曲集 II
アレッシオ・プラーティ(1750-1788):オペラ「アルミーダ」序曲ニ長調
ピエトロ・グリエルミ(1728-1804):交響曲ト長調
フランツ・アントン・ホフマイスター(1754-1812):交響曲変ホ長調
ピエトロ・グリエルミ:交響曲ニ長調
ヨハン・メルヒオール・ドライアー(1747-1824):交響曲第1番ニ長調
ゲオルク・ブルンナー(指揮)
アルサティウス・コンソート
録音:2005年4月1-2日、ドイツ、シャイエルン修道院、ヨハネス礼拝堂
アルサティウス・コンソートは指揮者ゲオルク・ブルンナーによって創設され
たピリオド楽器オーケストラで、17-18世紀の音楽をレパートリーとしていま
す。前篇「シャイエルン修道院の珍しい交響曲集」は Musica Bavaricaレーベ
ルより発売されていますが、輸入に関しては目下交渉中です。

AM 9108.1 \2180
シャイエルン修道院の食卓の音楽
アントニオ・カンメル(1730-1788頃):弦楽四重奏曲ニ長調 Op.4 No.3
フランチェスコ・ガスパリーニ(1668-1727):
フラウト・トラヴェルソ、2つのヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲イ短調
ヨハン・バプティスト(ヤン・クシチテル)・ヴァンハル(1739-1813):
チェンバロのためのアンダンテ ニ短調
ジュゼッペ・マルティーニ(1703-1779):
ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲イ長調
ヨハン・ゲオルク・アルブレヒツベルガー(1736-1809):
オルガンのためのフーガ へ長調
アントニオ・ラッハ(?-?):フラウト・トラヴェルソ二重奏曲ニ長調
ヨハン・バプティスト(ヤン・クシチテル)・ヴァンハル:
チェンバロのためのアンダンテ へ長調
作曲者不詳(18世紀):2つのホルン、2つのヴァイオリン、
ファゴット・オブリガートと低音のためのパントマイム ト長調
ゲオルク・ブルンナー(指揮)
アルサティウス・コンソート
録音:1998年8月、シャイエルン、バジリカ教会

AM 00401 \2180
音楽の競争[Certamen Musicum]
マリアヌス・ケーニヒスペルガー(1708-1769):
オルガン協奏曲集 Op.18
第1番ト長調/第2番へ長調/第3番変ロ長調
第4番変ホ長調/第5番ト長調/第6番ハ長調
パストレッラ第1番ト長調
パストレッラ第2番へ長調
ノルベルト・デュヒテル(オルガン)
ゲオルク・ブルンナー(指揮)
アルサティウス・コンソート
録音:2000年4月、ヘルリング、巡礼教会

AM 00821 \2180
教会のオルフェウス
修道院長ガルス・ツァイラー(1705-1755):
16のマリア・アンティフォナ集「マリアのキタラ」から
レジナ・チェリ第1番-第4番
二部のマリア・カンティクム集 XII から マニフィカト第2番
「使途と殉教者の尊敬のハーモニー」第1部 から 第1曲-第4曲
「崇拝の音楽、デオ・エウカリスティコ・サクラ」から 小テ・デウム
ロスヴィタ・シュメルツル(ソプラノ)
アルベルト・フライ(カウンターテナー)
セバスティアン・ヒュブナー(テノール)
クリスティアン・ヒルツ(バス)
アルベルト・フライ(指揮)
フュッセン・モテット合唱団
ゲオルク・ブルンナー(指揮)
アルサティウス・コンソート
録音:2001年8月、2002年2月、フュッセン、聖マング教会

AM 01033 \2180
メッテン修道院の珍しい交響曲集
モーツァルトの時代のバイエルンとベーメンの音楽
レオポルト・コジェルフ(1747-1818):交響曲ニ長調
ランベルト・クラウス(1729-1790):交響曲第12番ニ長調(Op.12から)
作曲者不詳(カンナビヒ?;1765年頃):交響曲ニ長調
ランベルト・クラウス:セレナード第2番ニ長調(Op.12から)
アントニオ・ロゼッティ(1750頃-1792):交響曲ニ長調
ゲオルク・ブルンナー(指揮)
アルサティウス・コンソート
録音:2003年9月19-21日、ホーエンヴァルト修道院





<C.A.B. RECORDS>
CAB 0702 \1850
トリスキリアン Do durch der Werlde...
不詳(13世紀):Ave donna santissima(コルトーナのラウダ集 から)
マイスター・アレクサンダー(13世紀):
Do durch der Werlde...(イェーナ歌集(14世紀)から)
ラインバウト・デ・ヴァケイラス(1150/60頃-1207):Kalenda Maia
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179):O viridissima virga
不詳(13世紀):Fol &eacute; a desmesura(聖母マリアのカンティガ集 から)
マルティン・コダス(13世紀):
Eno sargado en Vigo(カンティガス・デ・アミーゴ から)
トリスキリアン
ユーレ・バウアー(歌、テノールハルパ、ポンマー)
ディルク・キリアン(歌、ニッケルハルパ、フィデル、ネイ、
手回しオルガン、ハープ、ウード、ツォウラス、バグパイプ、歌)
シルヴィア・レーマイアー(ハープ、歌、ニッケルハルパ)
トーマス・ヴァラート(タル、ベンディル、ドゥフ、ダラブカ、シュルティ、
スプーン)
制作:2007年
収録時間約29分のミニ・アルバム。

<MEMORIES>
MR2045/46 2枚組 \3380
ブラームス:交響曲全集
第1番=バイエルン国立管1956年1月16日ライヴ、
交響曲第2番=ライプツィヒ放送響1952年3月3日スタジオ録音、
交響曲第3番=ライプツィヒ放送響1952年3月17日スタジオ録音、
交響曲第4番=ライプツィヒ放送響1954年12月8日スタジオ録音
アーベントロート 指揮
当盤は第1番を爆演として名高いバイエルン国立管で収録しております。ウィー
ンフィルで言えば数少ない定期演奏会にあたるバイエルン国立歌劇場管に於け
るアカデミー・コンサートライヴで、ミュンシュも驚く劇場的な名演で広く知
られたもので、終楽章など聴いて元気が出ます、音質良好。第2番は極めて珍し
い演奏で、ウルトラフォン原盤と見られ、SP復刻で音量の不統一なども修正さ
れております。第3、第4番は元来が放送用のスタジオ録音であり、こちらも音
質は極上。Berlin Classicsではエコーが異常に付加され妙なステレオ管があり
ましたが、当盤は完璧モノラルで、却って音が塊でぶつかって来るようです。

MR2047/48 2枚組 \3380
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
ギラ・ブスタボ(vn)、1943年5月6日ライヴ
シューマン:ピアノ協奏曲
エミール・フォン・ザウアー(P)
1940年10月10日ライヴ
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲、
ヘルマン・クレバース(Vn)、1943年4月13日
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲、
モーリス・ジャンドロン(Vc)、1944年1月16日ライヴ
メンゲルベルク 指揮
コンセルトヘボウ管、フランス国営放送響(ドヴォルザークのみ)
メンゲルベルクの希少な協奏曲録音集。鬼才女流ブスタボとのベートーヴェン
は、かつてメンゲルベルク・アーカイヴ・ドキュメンツで出て、廃盤になって
マニアが血眼になって捜していたものです。テクニックと情熱溢れる表現には
熱狂的なファンが今も堪えません。当演奏はその後セット物に含まれたことも
ある模様ですが、今回の復刻はフランスのマニアが精魂込めたもので、明るい
音質が素晴らしいものです。リストの高弟、ザウアーと組んだシューマンは、
有名なコルトー+フリッチャイ盤と並ぶ世紀の大ロマン的演奏で、とろける様
な色気が凄いです。ブラームスのソロを務めるクレバースは、コンセルトヘボ
ウ管のコンマスを長く務めた名手で、ハイティンクともスタジオ録音を残して
おります。活動晩年ではコンドラシンの「シェエラザード」に於けるソロが有
名です。音色が透き通っており、充分に腰のあるテクニックで実に結構です。
珍しくフランスに客演フランス国営放送響に客演し、フランスの名手ジャンド
ロン(晩年は群馬響指揮者)の伴奏を務めるドヴォルザークでもメンゲルベル
クが主役です。メランコリックな旋律を歌い上げます。どの楽曲でもメンゲル
ベルクが指揮棒で指揮台をコツコツと叩いて気短な処を見せ、オケに開始を促
す音が聞こえ興味深いです。




<ハノーヴァー音楽大学自主制作盤>
HMTH 0515 \2180
ワーグナー:「名歌手」前奏曲
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」2007年5月17日ライヴ録音
大植英次指揮
ハノーヴァー音大管
どちらも初登場のレパートリー。大植の日頃の表現からは想像もつかなかった
意外な演奏スタイルです。両曲ともに、これでもかと言う程、ゆっくりとした
テンポと重厚な表現で驚かされます。「悲愴」第1楽章は20分を超えております。
これは故朝比奈隆へのオマージュなのでしょうか。そんなことを想起してしま
う驚きの名演です。オーケストラもライヴだけに大熱演で、大植のエネルギッ
シュな指揮振りが目に浮かぶようです。録音はゼンハイザーの新製品マイクを
使用し、クリアで硬質な響きです。

●今回の新譜発売を機に旧譜のご注文もお受けいたします。この機会をお見逃し
なくご検討下さい

HMTH 0513 \2180
マーラー:交響曲第5番
2003年6月ハノーヴァー音大大ホールライヴ
大植英次指揮
ハノーヴァー音大管
ミネソタ管との凱旋公演でも取り上げた、マーラーの第5番は大植の切り札。
全曲を通じて70分強というかなりの快速です。びしっと引き締まった演奏です
が教条的な詰まらなさは皆無。その情熱的なアプローチは、とかく内省的演奏
に評価が偏りがちな状況に一石を投じるもので、若き日のメータを思わせる新
鮮でグラマラスなマーラー像を打ち出しております。

HMTH 0514 \2180
ショスタコーヴィッチ:交響曲第5番「革命」、
ベルク:ヴァイオリン協奏曲2006年5月26,27日
大植英次指揮
ハノーヴァー音大管、アンドレイ・ビエロフ(Vn)
大阪フィルでもショスタコーヴィッチを熱心に取組んでおりますが、畢生の名
作「革命」ライヴの登場は嬉しい限りです。そのエネルギッシュで華麗なサウ
ンドは正に新時代を代表するマエストロ大植の真骨頂。カプリングがベルクの
協奏曲というのも泣かせます。ソリストのビエロフは、1981年ウクライナ出身
でドイツに移住。ハノーヴァー国際コンクールで優勝。2002年のロン・ティボ
ー・コンクールでは2位という実力で、今年3月には来日公演も行っております。
アメリカ・ツアーではあのボルボがスポンサーとなっており、注目されていま
す。

HMTH 0500 \2180
ブラームス:ドイツ・レクイエム
リュッツ・コーラー教授指揮ハノーヴァー音大管
リュッツ・コーラー氏はハノーヴァー音楽大学指揮課教授。大植とともにドイ
ツを代表する音楽大学の教育指導に粉骨砕身しております。

HMTH 0501 \2180
ベートーヴェン:「エグモント」よりの音楽、交響曲第7番
リュッツ・コーラー教授指揮ハノーヴァー音大管
リュッツ・コーラー氏はハノーヴァー音楽大学指揮課教授。大植とともにドイ
ツを代表する音楽大学の教育指導に粉骨砕身しております。

HMTH 0502 \2180
ドヴォルザーク:交響曲第8番
ウェーベルン:夏の風の中で
リュッツ・コーラー教授指揮ハノーヴァー音大管

HMTH 0503 \2180
ハノーヴァー音楽大学ピアノ課教授による演奏
曲目、演奏家多数

HMTH 0504 \2180
シュッツ・ゼレンカ、ハイドン、メンデルスゾーン他収録曲多数
ハノーヴァー音楽大学室内合唱団

HMTH 0505 \2180
バルトーク:管弦楽のための協奏曲他
リュッツ・コーラー教授指揮ハノー ヴァー音大管

HMTH 0506 \2180
ケージ:ピアノ作品集
Music for Marcel Duchamp, Experience No.1 (for 2 Pianos),Two pieces,
Etudes Aus-trales no.1, Mysterious adventure, In a landscape,
Music for amplified toy pianos, Music of changes III, Dream,
The perilous night, No. 1, 2, 5, 6, 14.10.99 (Water Music),
Five, 0:00 Darl n Bakke . Martin D rrie . Bernd Goetzke.
Christof Keymer. Tim Ovens. Tatjana Prelevic . Gerrit Zitterbart
イェデ・メンゲ(P)

HMTH 0507 \2180
ヴィオレタ・ディネスク作品集
ルーマニア出身の女流現代作曲家の名作集

HMTH 0508 \2180
Klaus Becker - Oboe, Dag Jensen - Fagott, Andrea Lieberknecht - Fl te,
Zvi Meniker -Cembalo
バロック名作集
Telemann, Bach, Quantzの作品

HMTH 0509 \2180
ハノーヴァー音楽大学ジャズ課ビックバンド
ジャズ・ビックバンドの名曲

HMTH 0510 2枚組 \4360
ハノーヴァー音楽大学ピアノ課教授による演奏
収録曲目多数

HMTH 0511 \2180
ハノーヴァー音楽大学ジャズ合唱団
ジャズ合唱の名曲集

HMTH 0512 \2180
詳細不詳
詳細不詳




<BRIOSO>
カリフォルニアに本拠地を構えるBRIOSOレーベルを新規取扱いします。ロシア
とコネクションがあるらしく、シナイスキー指揮盤やモスクワ国立放送響のバ
ッハ:ブランデンブルクなどマニアなら注目のアイテムと申せましょう。いず
れも自慢の高音質デジタル収録です。

BR118(DVD-Video) \4050
「黄金のピアノ−カルロス・セサール・ロドリゲス、スペイン音楽を弾く」
ソレル、グラナドス、アルベニス、ファリャ、モンポウの作品
CDのBR118にはモンポウの作品が収録されていないので、内容が同じか不明です。
カルロス・セサール・ロドリゲス(P)

BR131(DVD-Video) \4050
「スヴェトラーナ・ポタニナ、シューマンとショパンを弾く」
CDのBR131と内容が同じか不明です。
スヴェトラーナ・ポタニナ(P)

BR000 \2080
「失われて…見つけられた愛−エリザベス朝イギリスのリュート伴奏歌曲と独
奏曲集」
ダウランド:
彼女は私の過ちを許してくれるだろうか/もう泣かないで、悲しみの泉よ
モーリー:
恋のとりこになった私の私の生命/ティルシスとミルラ
キャンピオン:彼女が飛んでいく所を見よ他
バーバラ・ホリンシェッド(Ms)、ハワード・バス(Lute)

BR100 2枚組 \4160
ベートーヴェン:「チェロとピアノのためのソナタと変奏曲集」
ソナタ第1-5番/変奏曲WoO46/WoO45/op. 66
ルドルフ・メッツマッヒャー(Vc)、
アイナール・シュテーン=ネークレベルグ(P)

BR101 \2080
ブラームス:「チェロとピアノのためのソナタ集」
第1番ホ短調/第2番ヘ長調
ルドルフ・メッツマッヒャー(Vc)、
アイナール・シュテーン=ネークレベルグ(P)

BR102 \2080
クレメンティ:「ピアノのための3つのソナタ」
ニ長調op. 40-3/ト短調op. 7-3/ニ短調op. 50-2
ミヒャエル・ロイシュナー(P)

BR103 \2080
「歌曲集」
シューマン:16の連作歌曲集
ワーグナー:5つの歌曲
シベリウス:歌曲選集
カレヴィ・オリ(Br)、ウルリヒ・コネフケ(P)、
イングリッド・ビョネル(S)、
アイナール・シュテーン=ネークレベルグ(P)

BR104 \2080
「未来からのクリスマス」
神が喜びを下さるように/ジングル・ベル/久しく待ちにし/我ら3人の王/
神の御子は/牧人羊を他
折衷的カメレオン(C.A. リンド)(電子オーケストラ)

BR105 \2080
「ロシア作品集」
パラフレーズ(24の変奏曲と15のピアノ小品)
ショスタコーヴィチ:格言集/前奏曲とフーガ変ニ長調op. 87-15
スクリャービン:5つの前奏曲/ソナタ第5番嬰ヘ長調
オレグ・ヴォルコフ(P)

BR106 \2080
「モスクワでのライヴ」
シューベルト:
ソナタイ短調op. 164/即興曲変イ長調op. 90-4/楽興の時第3番ヘ短調
プロコフィエフ:風刺
スクリャービン:6つの前奏曲
クライスラー(ラフマニノフ編曲):愛の悲しみ/愛の喜び
リスト:小人の踊り
シューマン:トロイメライ
オレグ・ヴォルコフ(P)

BR107 \2080
ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル:「ピアノ作品集」
ソナタホ長調/ピアノのための6つの旋律op. 4, op. 5から/
ピアノのための4つの歌op. 8からno. 4「さすらい人の歌」/
「一年」(12の性格的小品)から/ピアノのための4つの歌op. 6
ゾントラウト・シュパイデル(P)

BR108 \2080
「楽しいクリスマス」
柊飾ろう/清しこの夜/神の御子は今宵しも/ああベツレヘムよ/夜を守る友よ/
クリスマスの12日他
折衷的カメレオン(C.A. リンド)(電子オーケストラ)

BR109 \2080
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番ハ短調
シュニトケ:ピアノと弦楽オーケストラのための協奏曲
オレグ・ヴォルコフ(P)、
ヴァシーリ・シナイスキー指揮
モスクワ・フィル

BR110 \2080
ゴーベール:ソナタ第1番
ドビュッシー:パンの笛
ルーセル:フルートを吹く人たち
ヴァレーズ:比重21.5
メシアン:黒つぐみ
デュティユー:ソナティナ他
ミシェル・ベラヴァンス(Fl)、マルク・ブルド(P)

BR111 \2080
ラフマニノフ:
ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調/パガニーニの主題による狂詩曲/
ヴォカリーズop. 34-14(エドワード・J. ライター編曲)
オレグ・ヴォルコフ(P)、
アンドレイ・チスティアコフ指揮
モスクワ・フィル

BR112 \2080
「アメリカの歌曲集」
ヒナステラ:忘却の木の歌/5つのアルジェンティン民謡
ヴィラ・ロボス:サントス公爵夫人の嘆き/さようなら、エマ
バーンスタイン:私は音楽が嫌い
バーバー:4つの歌op. 13
アイヴズ:朝に/サーカス・バンド他
リン・コムトワ(Ms)、マルク・ブルド(P)

BR113 \2080
ラフマニノフ:絵画的練習曲集op. 39
スクリャービン:ソナタ第3番嬰ヘ短調
リャードフ:前奏曲ロ短調op. 11-1
スティーヴン・プルッツマン(P)

BR114 \2080
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番ト短調
オレグ・ヴォルコフ(P)、
アンドレイ・チスティアコフ指揮
モスクワ・フィル

BR115 \2080
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第16番ト長調/32の変奏曲ハ短調/ピアノ・ソナタ第3番ハ長調
/ヴラニツキーのバレエ「森の乙女」のロシア舞曲の主題による12の変奏曲
イ長調WoO71
オレグ・ヴォルコフ(P)

BR116 2枚組 \4160
ラフマニノフ:
ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調/パガニーニの主題による狂詩曲/
ヴォカリーズop. 34-14(エドワード・J. ライター編曲)/
ピアノ協奏曲第2番ハ短調/前奏曲op. 23-2/op. 23-5/
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調
オレグ・ヴォルコフ(P)、
アンドレイ・チスティアコフ指揮
モスクワ・フィル

BR117 \2080
リヒャルト・シュトラウス:チェロ・ソナタヘ長調
プフィッツナー:チェロ・ソナタ嬰ヘ短調
イェゴーリ・ディアチコフ(Vc)、アンリ・ブラッサール(P)

BR118 \2080
「心の中のスペイン」
ソレル:ソナタニ長調R. 84/嬰ヘ長調R. 90
アルベニス:
「イベリア」から喚起/港/アルメリア/ロンデーニャ/トリアーナ
グラナドス:アンダルーサ/嘆き、またはマハとナイチンゲール
ファリャ:「はかない人生」から舞曲第1番/「恋は魔術師」組曲
カルロス・セサール・ロドリゲス(P)

BR119 \2080
ショスタコーヴィチ:
ピアノ協奏曲第2番ヘ長調/24の前奏曲/ピアノ・ソナタ第1番op. 12
オレグ・ヴォルコフ(P)、
アンドレイ・チスティアコフ指揮
モスクワ・フィル

BR120 \2080
ジョン・タヴァナー:良き牧人イエス・キリスト
ラフマニノフ:三位一体への栄光
リゲティ:永遠の光
チャイコフスキー:三位一体への賛歌
ペルト:主に向かって新しい歌を歌え/
タリス:もし汝我を愛さば他
T. ハーバート・ディモック指揮
ボルティモア・ヘンデル合唱団

BR121 \2080
「中央・東ヨーロッパの音楽」
バルトーク:ハンガリー農民組曲
タクタキシヴィリ:ソナタ
プロコフィエフ:ソナタニ長調op. 94
マルティヌー:ソナタH. 308
ミシェル・ベラヴァンス(Fl)、マルク・ブルド(P)

BR122 \2080
「愛すべき音楽」
ピエール・マックス・デュボワ(1930-):ソナティナ
ポール・モーリス(1910-1967):
プロヴァンスの絵/若い娘のファランドール
ジャニーヌ・リュエフ(1922−1999):
アルト・サクソフォンのためのソナティナ
ポール・ボノ(1918-1995):協奏的小品(「ジャズ」の精神で)
ドビュッシー:狂詩曲他
ピエールパオロ・イアコピーニ(Sax)、アレッサンドラ・ラッタンツィ(P)

BR123 \2080
「ロシアの悲歌」
アレクサンドル・グリレフ(1803-1858):彼女を夜明けに起こさないで
グリンカ:
マズルカハ短調/イ短調/ロシア民謡「谷で」による変奏曲/夜想曲「別れ」
チャイコフスキー:四季
スクリャービン:
練習曲嬰ハ短調op. 2-1/マズルカホ短調op. 3-7/ホ短調op. 25-3
ラフマニノフ:幻想的小品集/絵画的練習曲ト短調op. 33-8
スヴェトラーナ・ポタニナ(P)

BR124 \2080
「クリスマス」
神の御子は(18世紀のキャロル)
メンデルスゾーン:聴け、天使の歌声を/ツィターのキャロル(チェコ民謡)
J.S. バッハ:
カンタータ第146番から「私の魂は喜ぶ」/クリスマスの12日(民謡)
G. ガブリエリ:おお大いなる奇跡
コレッリ:合奏協奏曲ト短調op. 6-8「クリスマス」/クリスマスが来る他
ハーバート・ディモック指揮
ボルティモア・ヘンデル合唱団

BR125 \2080
ショパン:「思い出」
夜想曲ホ短調op. 72-1/嬰ハ短調/変ホ長調op. 9-2/ハ短調op. 48-1/
嬰ヘ短調op. 48-2/マズルカロ短調op. 30-2/ロ短調op. 33-4/変イ長調op. 50-2
/ト短調op. 67-2/3つのエコセーズop. 72-3/ワルツ嬰ハ短調op. 64-2/
ロ短調op. 69-2/変ニ長調op. 64-1/ホ短調遺作/スケルツォ第2番変ロ短調
スヴェトラーナ・ポタニナ(P)

BR126 \2080
「良く知られた旋律集」
パーシー・グレンジャー:
「フォスターへの賛歌」から子守歌(「草競馬」による)
ピーター;フィリップス:
フリオ・ロマーノのアマリリ(カッチーニの「アマリリ」による)
グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」からフルートの旋律
クライスラー:ベートーヴェンの主題によるロンディーノ
メンデルスゾーン:「夏の名残のばら」による変奏曲
ハイドン:「皇帝賛歌」による変奏曲他
ジョゼフ・スミス(P)

BR127 \2080
ラヴェル:ソナティナ/水の戯れ
ドビュッシー:
「映像」第1集から「水の反映」/「映像」第2集から「金色の魚」/版画/
喜びの島
ラヴェル:夜のガスパール
マリネー・ペリス(P)

BR128 2枚組 \4160
J.S. バッハ:フーガの技法
ポール・ジョーダン(Org)

BR129 \2080
シューマン:
ピアノ協奏曲イ短調
小協奏曲(序奏とアレグロ・アパッショナータ)ト短調op. 92
序奏と協奏的アレグロニ短調op. 134
スヴェトラーナ・ポタニナ(P)、
イルマー・ラピンシ指揮
ロシア・フィル

BR130 \2080
シューベルト:冬の旅
ジュリアナ・ラピンシュ(Ms)、スヴェトラーナ・ポタニナ(P)

BR131 \2080
「ロマン派傑作集」
ショパン:
ワルツ変イ長調遺作/イ短調op. 34-2/変イ長調op. 69-1/夜想曲ハ短調
リスト:「超絶技巧練習曲集」から雪嵐
アルベニス:セレナードop. 165-4/子守歌op. 201/アラビアのセレナード他
スヴェトラーナ・ポタニナ(P)

BR132 2枚組 \4160
J.S. バッハ:ブランデンブルク協奏曲第1-6番
モスクワ国立放送響

BR133 2枚組 \4160
J.S. バッハ:ゴルトベルク変奏曲
ベートーヴェン:ディアベッリのワルツによる33の変奏曲
ジョアン・コン(P, Cemb)

BR134 \2080
J.S. バッハ:「2台のピアノと室内管弦楽のための協奏曲集」
ハ短調BWV1060/ハ長調BWV1061/ハ短調BWV1062
ミハイル・ペトゥホフ(P)、スヴェトラーナ・ポタニナ(P)、
ドミトーリ・ロース指揮
ボリショイ室内管

BR135 \2080
「外国の三重奏曲集」
トゥリーナ:円
ラフマニノフ:悲愴三重奏曲
カウエル:3つの楽器の4つの組み合わせ
ブリッジ:ミニチュア
カンディンスキー三重奏団

BR136 \2080
「スヴェトラーナ・ポタニナと友人たち」
モーツァルト:
ピアノ(原曲クラリネット)三重奏曲変ホ長調K. 498「ケーゲルシュタット」
シューベルト:岩の上の羊飼い
ブラームス:
ピアノ、クラリネット(又はヴィオラ)とチェロのための三重奏曲
イ短調op. 114
スヴェトラーナ・ポタニナ(P)、アレクセイ・ルンディン(Vn)、
セルゲイ・オフシアニコフ(Va)、ジュリアナ・ラピンシュ(Ms)、
ウラディーミル・ペルミャコフ(Cl)、ヴャチェスラフ・マリニュク(Vc)

BR137 \2080
「ノルウェーの宝」
グリーグ:
ピアノ協奏曲イ短調/「ペール・ギュント」組曲第1番op. 46/第2番op. 55
スヴェトラーナ・ポタニナ(P)、
パヴェル・ソロキン指揮
モスクワ国立放送響

BR138 \2080
「ポルトガルからブラジルへ」
カルロス・デ・セイシャシュ(1704-1742):ソナタニ短調/ニ短調
ジョアゥン・ドミンゴス・ボンテンポ(1775-1842):ファンダンゴと変奏
アルモンド・ホセ・フェルナンデス(1906-1983):5つの前奏曲
ルイス・デ・プレイトス・ブランコ(1890-1955):15の前奏曲から5曲
オスカル・ロレンツォ・フェルナンデス(1897-1948):
古い歌/悔やまれるセレナード
ヴィラ=ロボス:ショーロ第5番/シランダ(わらべ歌)第1・2・6・14番他
マリネー・ペリス(P)

BR139 \2080
「ウィーンの感覚」
ハイドン:ピアノ協奏曲ニ長調
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調
モーツァルト:ピアノと管弦楽のためのロンドニ長調K. 382
スヴェトラーナ・ポタニナ(P)、
ジョナサン・ブレット指揮
ボリショイ室内管

BR140 2枚組 \4160
J.S. バッハ:「鍵盤楽器用協奏曲第1-7番」
第1番ニ短調/第2番ホ長調/第3番ニ長調/第4番イ長調/第5番ヘ短調/第6番ヘ長調
/第7番ト短調
スヴェトラーナ・ポタニナ(P)、
ウラディーミル・アンドロポフ指揮

BR141 \2080
「夜想曲集」
フィールド:夜想曲(18曲)
イワン・ラスコフスキー:
即興曲ヘ短調/無言歌変ロ長調op. 10/メヌエットニ長調op. 24/
子供の歌変ホ長調op. 13他
スヴェトラーナ・ポタニナ(P)

BR142 \2080
「ピアノによるワルツ集−ベートーヴェンからプーランクまで」
ベートーヴェン:ワルツニ長調
バルトーク:「14のピアノ小品」から「踊る恋人」op. 6-14
フォーレ:ワルツ・カプリス第3番変ト長調
ヒンデミット:組曲「1922年」から「ボストン」op. 26-4
ウェーバー:舞踏への勧誘
ドビュッシー:レントより遅く
グリーグ:ユモレスクop. 6-1
チャイコフスキー:「18の小品」から5拍子のワルツop. 72-16他
ジョゼフ・スミス(P)

BR143 \2080
ラフマニノフ:WRのポルカ
スカルラッティ:ソナタイ短調L. 469
ブラームス:ワルツop. 65-3
チャイコフスキー:騒がしい舞踏会の中でop. 38-3
J.S. バッハ:オルガン・ソナタハ短調BWV526
フォーレ:組曲「ドリー」から「子守歌」
シューベルト:「冬の旅」から「おやすみ」他
トビアス・ビッガー(P)

BR144 \2080
「スヴェトラーナ・ポタニナと友人たち第2集、ショパン」
ポロネーズイ長調op. 40-1/コントルダンス変ト長調/カンタービレ変ロ長調/
アルバムの綴りホ長調/ラルゴ変ホ長調/フーガイ短調/
17ノポーランドの歌op. 74から
スヴェトラーナ・ポタニナ(P)

BR145 \2080
ショパン:「珍しい傑作集」
チェロ・ソナタト短調op. 65/マイヤーベーアの「悪魔のロベール」の主題に
よる協奏的大二重奏曲(フランショムとの共作)/
序奏とポロネーズハ長調op. 3
ニコライ・スジロフスキー(Vc)、スヴェトラーナ・ポタニナ(P)

BR146 \2080
ファリャ:「はかない人生」から舞曲
ハイドン(フェルディナンド・カルッリ編曲)交響曲「ロンドン」
ソル:ロシアの思い出
コープランド:「ロデオ」から「ホーダウン」他
プロヴォスト・クラシック・ギター二重奏団
アラン・ゴールドスピール、リチャード・プロヴォスト

BR147 \2080
エルガー:ヴァイオリン・ソナタホ短調
ブリッジ:ノルウェーの伝説/思い出/安心/アマリリス
ヴォーン・ウィリアムズ:ヴァイオリン・ソナタイ短調
カレン・ジョンソン(Vn)、ジョアン・コン(P)

BR148 \2080
「スペインからメキシコまで」
トゥリーナ:ロマンティックなソナティナ/スケルツォ/終曲
ファリャ:バエティカ(アンダルシア)幻想曲/夜想曲
ミゲル・ベルナル(1910-1956):夜/お祭り騒ぎ
チャベス:10の前奏曲から第1番/親密なワルツop. 12-2/子守歌op. 5-12
ポンセ:メキシコの主題による4つの変奏曲他
マリネー・ペリス(P)

BR149 \2080
エルネスト・カブール(1941-):上昇
トマス・シュッテンヘルム(1970-):控えめな取り消し
ダン・ロマン(1974-):大きなマンボ
ヴィラ・ロボス:ブラジル風バッハ第5番からアリア
ベラ・バルトル(1881-1945):ルーマニア民俗舞曲集
ハイメ・ロメロ(1966-):ラテンの血他
アルトゥラス二重奏団
スコット・ヒル(G)、カルロス・ボルテス(Va、チャランゴ)

BR150 \2080
「ショパンと愛」
ショパン:
幻想即興曲op. 66/ポロネーズ嬰ト短調遺作/夜想曲ハ短調op. 48-1/
ホ短調op. 72-1/変ホ長調op. 9-2/マズルカト短調op. 67-2/ロ短調op. 30-2/
ワルツ変イ長調op. 69-1/変ニ長調op. 64-1/嬰ハ短調op. 64-2/ホ短調遺作
/3つのエコセーズ/スケルツォ第2番変ロ短調他
スヴェトラーナ・ポタニア(P)

BR151 \2080
「歌曲集」
C.P.E. バッハ:
ゲッセマネのイエス/神の愛/イエスの死の前の暗黒について
ヴォルフ:ねずみ捕り/隠遁/めぐり会い/火の騎士/別れ
チャイコフスキー:
祝福あれ、森よop. 47-5/ただあこがれを知る者だけがop. 6-6/
私はお前と一緒に座っていたop. 73-1
スヴィリドフ:風見鳥/追放他
ジャン・ジョー(Br)、ジョアン・コン(P)



modoru