<クラシック・輸入盤新譜情報 08−02
 
コメントはメーカー案内書より抜粋です

★ダイレクト・トランスファー CD-R 2008年1月新譜 5点発売★

発売予定:2008年1月下旬 価格:各1枚 \1500(税込)

※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。
一般店の店頭では入手出来ないのかというお問い合わせを頂きますが、今のところそのような予定はございません。当店の通販か、当店の事務所に直接お越しいただく販売となります。

78CDR-1107
ラロ: スペイン交響曲作品21
アンリ・メルケル (ヴァイオリン)
ピエロ・コッポラ指揮
コンセール・パドゥルー管弦楽団
仏 DISQUE GRAMOPHONE L-923/6
(1932年2月パリ録音)
アンリ・メルケル(1897-1969)はパリ・オペラ座の管弦楽団やコンセール・ラムルー管弦楽団の団員を務めた後、1927年にパリで独奏会を開いた。1929年からパリ音楽院管弦楽団のコンサート・マスターになり、その後ソリストとして独立した。このスペイン交響曲はSPレコード時代にカットされることが多かった第3楽章インテルメッツォが収録されている。指揮者のピエロ・コッポラ(1888-1977)はミラノ生まれ。フランスのDISQUE GRAMOPHONE 社の専属指揮者を務め、主として協奏曲の録音で活躍した。大バス歌手フェオドール・シャリアピン(1873-1938)のアメリカ公演に乞われて随行したこともある。メルケルはこのシリーズでベートーヴェン・ヴァイオリン協奏曲(78CDR-1020) が出ている。

78CDR-1108
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第7番ニ長調 K.271a
ドゥニーズ・ソリアーノ (ヴァイオリン)
シャルル・ミュンシュ指揮
管弦楽団
仏 Pathe PAT143/5
(1940年頃パリ録音)
ドゥニーズ・ソリアーノ(1916-2006)はパリ音楽院の名ヴァイオリン教授ジュール・ブーシュリ(1878-1962)に師事したカイロに生まのフランスの女流ヴァイオリニスト。1932年16歳でパリ音楽院の一等賞を得た。1936年にはピアノのマグダ・タリアフェロと録音したフォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番がディスク大賞を受賞した。ソリアーノはソリストとしての活動の傍ら、ブーシュリ教授の片腕として後進の指導にあたり、後に結婚してブーシュリ夫人になった。ソリアーノは2006年3月5日パリの病院で90歳の生涯を閉じた。指揮者のシャルル・ミュンシュ(1891-1968)はストラスブール生まれのフランスの指揮者、録音当時パリ音楽院の指揮科の教授だった。モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第7番ニ長調 K.271a はモーツァルトが21歳の時に作曲されたと伝えられた曲だがオリジナル楽譜は存在せず、19世紀中頃に作成された筆写譜に基づいた楽譜が1927年に出版された。1932年に当時16歳だったユーディ・メニューイン(1916-1999)によって初録音されたが現在ではモーツァルトの作品ではない疑作に分類されている。ソリアーノの演奏はモーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番 K.216 (指揮: ジュール・ブーシュリ)(78CDR-1031) とモーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第40番変ロ長調 K.454(ピアノ: マグダ・タリアフェロ)(78CDR-1027) が出ている。

78CDR-1109
サン=サーンス: 交響曲第3番ハ短調作品78「オルガン付き」
アレックス・スイェ (オルガン)
リュシアン・プティジャン&ドゥニーズ・エルブレシュト (ピアノ)
ピエロ・コッポラ指揮
交響楽団
米 RCA VICTOR 13238/41 (Set: DM100)
(仏 DISQUE GRAMOPHONE W1092/5と同一録音)
(1930年2月パリ録音)
その昔、このオルガンを聴きえた人は居たのだろうか。電気録音初期のこの曲の初レコードで、SPレコードながらオルガンが自然なバランスで録音されている。当時の蓄音機や電蓄などでは再生が難しかったと思われる。またこのディスクは作曲家サン=サーンス (1835-1921)の生前の演奏様式を知ることができる貴重な録音。ライブを彷彿させる熱気溢れる演奏。ピエロ・コッポラ(1888-1977)はミラノ生まれの指揮者で作曲家。フランスのDISQUE GRAMOPHONE社の専属指揮者を務め、主として協奏曲の録音で活躍したほか、大バス歌手フェオドール・シャリアピン(1873-1938)のアメリカ公演に乞われて随行したこともある。

78CDR-1110
サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調作品75
アンドレ・パスカル(ヴァイオリン)
イシドール・フィリップ(ピアノ)
米 COLUMBIA P-71214/6D(仏Pathe PAT 15/7と同一録音)
(1935年頃パリ録音)
フランス近代ヴァイオリン・ソナタの名作フォーレの第1番(1877年作)やフランクのソナタ(1886年作)の間に埋もれている感のあるこのソナタはカミーユ・サン=サーンス(1835-1921)が1885年に作曲した。ピアニストのイシドール・フィリップ(1863-1958)はハンガリー系のフランスのピアニストで、1883年パリ音楽院の一等賞を得てサン=サーンスにも師事した。1903年から1934年まで母校の教授を務め、門下に多くの名ピアニストを輩出した。ヴァイオリンのアンドレ・パスカル (1894- 没年不詳) はパリ音楽院に学び、パリ音楽院管弦楽団の第1ヴァイオリン奏者、フォンテンブローのアメリカ音楽院の教授を務めた。この録音は作曲者サン=サーンスの生誕100年の年に、故人と縁の逢った演奏者によって録音された貴重なもの。この曲の世界初録音であった。

78CDR-1111
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K.218
(カデンツァ:ヨアヒム)
ヨーゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
サー・トーマス・ビーチャム指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
日本コロムビア J8445/7 (原録音: 英COLUMBIA LX-386/8)
(1934年10月8日ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ録音)
ヨーゼフ・シゲティ(1892-1973)はブダペスト生まれのヴァイオリニスト。ブダペスト音楽院でイェノ・フバイ(1858-1937)に師事し、13歳でデビューした。1907から1913年に英国に住みピアノのマイラ・ヘス(1890-1965)やフェルッチョ・ブゾーニ (1866-1924)らとのソナタ演奏から大きな音楽的影響を受け、その後ヨーロッパ大陸に戻り1917年から1924年スイスのジュネーヴ音楽院で教えた。第2次世界大戦前の1932年(昭和7年)と翌1933年(昭和8年)に来日した。その時日本コロムビアに録音もしている。このモーツァルトはシゲティの長い録音経歴で唯一のモーツァルト:ヴァイオリン協奏曲。トーマス・ビーチャム(1879-1961)は英国で最も尊敬された指揮者で1932年ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団を組織し、1947年にはロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団を作った。

<Deutsche Grammophon>
4777346 \1850
シベリウス:
ヴァイオリン協奏曲ニ短調作品47
シェーンベルク:
ヴァイオリン協奏曲作品36
ヒラリー・ハーン(Vn)
スウェーデン放送交響楽団 指揮:エサ=ペッカ・サロネン
録音:2007年5月(シベリウス)、2007年9月(シェーンベルク) ストックホルム
選曲の独自性を求めてレコード会社を移ったハーンらしく、前回のパガニーニ&
シュポアに続き、今回もきわめてユニークなカップリングが実現。ここに選ばれ
たのはイメージとしては遠く離れた2人の作曲家です。けれども、確かにヴァイオ
リン協奏曲自体の完成はシベリウスが1903年(改訂05年)、シェーンベルクが1936
年と時間の隔たりがあるものの、没年に関しては殆ど同時期の1950年代で、シェ
ーンベルクよりもシベリウスの方が後まで長生きしたように、この2人はほぼ同時
期を生きたという共通点もあります。
ハーンはシェーンベルクの作品からロマンティックな味わいを引き出しており、
この協奏曲が弾くにも聴くにも難解だと思われた時代を過去のものにするような
高度な演奏を繰り広げています。ヴァイオリン協奏曲の大傑作シベリウスの協奏
曲は言わずもがなですが、当盤でサロネンが共演しているのも大きな注目点の一
つです。シベリウスも20、21世紀音楽も共に得意とするサロネンらしい見事なサ
ポートと積極的な音楽造りを行っています。
なお、ハーンは、2008年3月にはジャナンドレア・ノセダ率いるBBCフィルとの日
本への演奏旅行が予定されており、シベリウスの協奏曲が披露されることになっ
ています。

4777458 \1850
J Sバッハ:フーガ集
エマーソン弦楽四重奏団
録音:2007年10-11月 ニューヨーク
07年に結成30周年を祝ったエマーソン四重奏団。DGと契約してからも20年となり
ます。その節目となった年に録音されたのが、バッハの《平均律クラヴィーア曲
集》。この「鍵盤の旧約聖書」とまで讃えられる曲集から、4声のフーガを、ハイ
ドンやモーツァルトと同じ時代に活躍したオーストリアの作曲家エマヌエル・ア
ロイス・フェルスターが編曲した弦楽四重奏ヴァージョンで演奏しています。世
界初録音。
彼らは2003年にバッハの《フーガの技法》を録音、リリースしているので、今回
の《フーガ集》はそれに続くバッハ・アルバム第2弾となります。バッハの音楽
技法を讃え、その深淵に触れようという高度に知的で音楽的な試みといえるで
しょう。

4777593 限定盤(ハードカヴァー・ブック仕様盤) \2280
4777224 通常盤(ジュエル・ケース仕様) \1850
「ビリャソン:空と海」 
[収録予定曲]
ポンキエッリ:歌劇《ジョコンダ》より〈空と海〉(エンツォ)
チレーア:歌劇《アドリアーナ・ルクヴルール》より
〈あなたの中に母の優しさと微笑みを〉(マウリツィオ)
メルカダンテ:歌劇《誓い》より〈Dai campi, dai prati〉
ボーイト:歌劇《メフィストーフェレ》より〈野から牧場から〉(ファウスト)
ピエトリ:歌劇《マリステッラ》より〈Il conosco il giardino〉(ジョヴァンニ)
ゴメス:歌劇《フォスカ》より〈Intenditi con Dio!"" 〉(パオロ)
ヴェルディ:
歌劇《シモン・ボッカネグラ》より
〈ああ、地獄だ-Sento avvampar nell'anima〉(ガブリエーレ)
ドニゼッティ:
歌劇《ポリウート》より〈Veleno e l'aura ch'io respiro〉(ポリウート)
メルカダンテ:歌劇《誓い》より〈Compita e omai ? Fu celeste〉
チレーア:
歌劇《アドリアーナ・ルクヴルール》より〈心は疲れて〉(マウリツィオ)
ポンキエッリ:歌劇《放蕩児》より〈Il padre! ? Tenda natal〉(アザエーレ)
ボーイト:
歌劇《メフィストーフェレ》より〈地の果てに近付いた〉(ファウスト)
ヴェルディ:歌劇《ルイーザ・ミラー》より〈?夜が静まった時〉(ロドルフォ)
ヴェルディ:
歌劇《ルイーザ・ミラー》より〈L'ara, o l'avello apprestami〉
(ロドルフォ、ワルター、合唱)
ローランド・ビリャソン(T)
ジアンルーカ・アルファーノ(Br:ワルター/《ルイーザ・ミラー》)
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ合唱団[合唱指揮:ルーベン・ジャイス]
指揮:ダニエーレ・カッレガーリ
録音:2007年3月、ミラノ音楽堂、ミラノ
現在最高の人気を誇るテナー、ローランド・ビリャソンが、満を持して放つDGソ
ロ・デビュー盤。ポンキエッリの《ラ・ジョコンダ》は、ビリャソンが歌手にな
るきっかけとなった作品のひとつ。これをDGデビュー・アルバムの巻頭に飾ると
いうのは、彼が世界的歌手となった今、再び初心・原点に戻って歌うという決意
の表明でしょう。その他の収録作品にもあまり知られていないアリアを集めてい
るのは、オリジナリティへの意識と同時に、有名曲がなくとも自らの歌唱力で聴
かせようという自身の表れともとれます。また、このアルバムは、ベルゴンツィ
やカルーソー、ドミンゴらにビリャソンが捧げたオマージュでもあります。

4777476 2枚組(1枚価格) \1850
「オリジナル・マスターズ/コーガン、ロストロポーヴィチ、ギレリス」
CD 1
ハイドン:ピアノ三重奏曲ト短調Hob.XV:19
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲変ホ長調WoO38
ベートーヴェン:
ピアノ三重奏曲変ロ長調作品97「大公」
CD 2
ハイドン:ピアノ三重奏曲ニ長調Hob.XV:16
シューマン:ピアノ三重奏曲第1番ニ短調作品63
フォーレ:ピアノ四重奏曲第1番ハ短調作品15 *
エミール・ギレリス(Pf)
レオニード・コーガン(Vc)
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)
ルドルフ・バルシャイ(Va)*
2007年にリリースされたロストロポーヴィチの『初期録音集』(477 6505)に続き、
彼の一周忌を迎える今年は、ソリストとしてではなく、室内楽奏者としてのロス
トロポーヴィチの魅力を紹介しています。共演者にはレギュラー・メンバーだっ
たレオニード・コーガンとエミール・ギレリスがフィーチュアされており、また
唯一収められた四重奏曲にはルドルフ・バルシャイがヴィオラで参加。旧ソヴィ
エトが誇った最高峰の演奏者らしい磨き上げられたアンサンブルが心行くまで味
わえるセットです。今回のリリースに当たりリマスターが施されたので、さらに
聴き易くなりました。大音楽たちによる至芸が2時間半を超える収録時間に加え、
1枚の価格で2枚というお買い得。

734398(DVD-Video) \3350
ブラームス:ドイツ・レクイエム作品45
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S)
ジョゼ・ヴァン・ダム(B=Br)
ウィーン楽友協会合唱団[合唱指揮:ヘルムート・フロシャウアー]
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
収録:1978年3月22日、祝祭大劇場、ザルツブルク(復活祭音楽祭/ライヴ)
20世紀を代表する指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤン。今年2008年には生誕100
年を迎える(来年2009年は没後20年)。このアニヴァーサリーを祝い、世界各地で
は様々なイヴェントが企画されています。また、遺された録音や映像など、アー
カイヴの発掘・リリースも進められているのはご存知の通り。当DVDもその一環と
してリイシューされたもの(以前LDで出されており、その後1度DVDでリリースして
います)。収録されているのはブラームスの《ドイツ・レクイエム》。カラヤンは
この作品を公式・非公式併せて10回以上録音しているほど偏愛しており、DGだけ
でも、ベルリン・フィルとの64年盤、ウィーン・フィルとの83年盤、そしてこの
ベルリン・フィルとの78年盤の3種が遺されています。この78年盤はザルツブルク
復活祭音楽祭で行われたコンサートをライヴ収録したもので、カラヤン70歳の記
録でもあります。ソリストは共にカラヤンのお気に入りの2人で、特にヴァン・
ダムはこの後の録音でもずっと起用され続けたので、他の年の演奏でカラヤンや
オーケストラだけでなく、ヴァン・ダムを聴き比べることも可能です。ベルリン
・フィルは、コンサート・マスターのミシェル・シュヴァルベのもと、厚く重厚
な響でブラームスの音楽を十全に表現しています。

734399(DVD-Video) 2枚組 \6450
「カラヤン・イン・コンサート」
DVD 1
ベートーヴェン:序曲《コリオラン》
ベートーヴェン:《エグモント》序曲
ロッシーニ:歌劇《ウィリアム・テル》序曲
ワーグナー:歌劇《タンホイザー》序曲
ヴェーバー:歌劇《魔弾の射手》序曲
ドビュッシー:交響詩《海》
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
DVD 2
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18
ラヴェル:ダフニスとクロエ第2組曲
ポートレイト:ヘルベルト・フォン・カラヤン/インプレッションズ
[監督:ヴォイチェフ・ヤスニー]
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
収録:1975年 ベルリン
カラヤン生誕100年のメモリアル・イヤーを飾るリリース・シリーズのひとつ。
「カラヤン・イン・コンサート」と題したこの2枚組DVDは、オペラなどの序曲や
協奏曲、さらに独特の香を振りまく管弦楽曲などを集め、彼の演奏のマジックを
ヴァラエティ豊かに視聴させてくれます。これらの演奏は、作品の構成を見事に
演出する聴かせ方の巧みさや、ドビュッシー、ラヴェルらの特有の官能的な響を
引き出すことに格別の手腕を発揮するという、カラヤンの天才振りを再確認させ
てくれることでしょう。この時代のベルリン・フィルらしいきわめて高い機能性
と、低い重心で厚くゴージャスに鳴らされる響もこの上なく素晴らしいものです。

734417(DVD-Video) 3枚組 \6450
「ポピュラー・プッチーニ」
プッチーニ:
歌劇《トスカ》
ライナ・カバイヴァンスカ(S:トスカ)
プラシド・ドミンゴ(T:カヴァラドッシ)
シェリル・ミルンズ(Br:スカルピア)
ブルーノ・バルトレッティ指揮
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
歌劇《蝶々夫人》
ミレッラ・フレーニ(S:蝶々夫人)
プラシド・ドミンゴ(T:ピンカートン)
クリスタ・ルートヴィヒ(Ms:スズキ)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
歌劇《ラ・ボエーム》
ミレッラ・フレーニ(S:ミミ)
ジャンニ・ライモンディ(T:ロドルフォ)
アドリアーナ・マルティーノ(S:ムゼッタ)
ジャンニ・マッフィオ(Br:ショナール)
イーヴォ・ヴィンコ(B:コルネーリ)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
Various Artists
プッチーニ(1858-1924)の生誕150周年アニヴァーサリーを祝い、この作曲家の数
あるオペラの中でも最も愛されている3作をまとめたDVDセット。有名作品という
だけではなく、映像と演奏が双方共にきわめて質が高く、DGのアーカイヴの中で
も最もポピュラーな定番的地位を誇っている名盤3枚で構成されています。歌手に
は、ドミンゴ、フレーニ、ルートヴィヒなど、トップ・クラスばかりが揃えられ、
カラヤンやウィーン・フィル、スカラ座管など器楽部門もこの上ない充実振りで
ある。艶やかな音でダイナミックにうねる情熱的な歌の悦びに浸っていただける
ことでしょう。なお、《トスカ》の演出を務めたのはジャンフランコ・デ・ポジ
オ。第1幕はサンタンドレア・デッラ・ヴァッレ教会、第2幕ではファルネーゼ教
会、第3幕ではサンタンジェロ城というように、セットではなく実際に存在する
建物で撮影し、より映画的に作り上げたことが何よりも特徴的な点。ジャン=ピ
エール・ポネルが演出した《蝶々夫人》では、まず障子を突き破って登場するド
ミンゴが印象的。舞台となるのは、西洋人のイマジネーションが創造した幻想と
しての日本。《ラ・ボエーム》ではフランコ・ゼッフィレッリが演出を担当。彼
については説明不要でしょう。そして何と言ってもミミと言えばフレーニ。ミミ
とロドルフォが歌い交わす第1幕後半はあまりの名旋律にたちどころに時間が過
ぎてゆきます。

734426(DVD-Video) \3350
レオシュ・ヤナーチェク:「歌劇《死の家より》」全曲
オラフ・ベーア
エリック・シュトクローサ
シュテファン・マルギータ
ペーター・シュトラーカ
ヴラディーミル・チメロ
イジー・スルジェンコ
ハインツ・ツェドニク
ジョン・マーク・エインズリー
アルノルト・シェーンベルク合唱団[合唱指揮:エルヴィン・オルトナー]
マーラー・チェンバー・オーケストラ 
指揮:ピエール・ブーレーズ
演出:パトリス・シェロー
収録:2007年7月 プロヴァンス、フランス
ヤナーチェク最後のオペラ《死の家より》は、1927-28年に作曲され、没後の30年
にブルノで初演された。完成したのは作曲者の没年である。台本はドストエフス
キーの『死の家の記録』に基づいています。
当DVDに収められた上演は、2007年に、ヴィーン芸術週間とエクサン=プロヴァン
ス音楽祭とで共同制作され、両音楽祭で公開されておおいに評判となったプロダ
クション。制作協力としてオランダ音楽祭とメトロポリタン歌劇場、ミラノ・ス
カラ座がクレジットされているので、引き続き上演されてゆくことになっていま
す(2009年11、12月にはメト、さらに2010年1月にはスカラ座が予定しています)。
当盤の魅力は、ヤナーチェクの貴重なオペラの映像記録というだけに留まりませ
ん。まず何よりも、バイロイトでの《ニーベルングの指環》で一世を風靡したピ
エール・ブーレーズとパトリス・シェローのコンビが3度タッグを組んだという
だけで、見逃すわけにはいかないでしょう。この才長けたコンビが今度はどのよ
うなショックを与えてくれるのか、是非ご覧いただきたいもの。また、マーラー
・チェンバー・オーケストラがピットに入り、ブーレーズのもと精緻で活き活き
とした音楽を生み出しているので、ヤナーチェクのスコアの魅力が一層身近なも
のとなるに違いないでしょう。



<DECCA>
478190 \1850
アンドルー・ロイド・ウェバー/クラシカル・トリビュート
アンドルー・ロイド・ウェバー:
《エビータ》より〈アルゼンチンよ、泣かないで〉
ジュリアン・ロイド・ウェバー(Vc)
バリー・ワーズワース指揮
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
《キャッツ》より〈メモリー〉
ホセ・カレーラス(T)
ロバート・ファーノン指揮管弦楽団
《オペラ座の怪人》より〈オール・アイ・アスク・オブ・ユー〉
ルネ・フレミング(S)&ブリン・ターフェル(Br)
ポール・ジェミニャーニ指揮ウェルシュ・ナショナル・オペラ管弦楽団
《ヨセフと不思議なテクニカラーのドリームコート》より
〈Close Every Door To Me〉
ジュリアン・ロイド・ウェバー(Vc)
バリー・ワーズワース指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
《レクイエム》より〈ピエ・イエス〉
サラ・ブライトマン(S)、ポール・ミルズ=キングズトン
ロリン・マゼール指揮イギリス室内管弦楽団
ウィンチェスター大聖堂聖歌隊、
ジェイムズ・ランスロ(Org)
《サンセット大通り》より〈With One Look〉
キリ・テ・カナワ(S)
スティーヴン・バーロー指揮ロンドン交響楽団
《ジーザス・クライスト・スーパースター》より〈私はイエスがわからない〉
ジュリアン・ロイド・ウェバー(Vc)
バリー・ワーズワース指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
《アスペクツ・オブ・ラヴ》より〈Love changes Everything〉
マイケル・ボール
マイケル・リード指揮ウィーン・Vereinigten Bushnen管弦楽団
《オペラ座の怪人》より〈ミュージック・オブ・ザ・ナイト〉
キャサリン・ジェンキンズ(S)
《オペラ座の怪人》より〈オペラ座の怪人〉
ジュリアン・ロイド・ウェバー(Vc)
バリー・ワーズワース指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
《ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド》より〈ホイッスル・ダウン・ザ・ウィ
ンド〉
サラ・ブライトマン(S)
《ビューティフル・ゲーム》より〈All The Love I Have〉
ルネ・フレミング(S)&ブリン・ターフェル(Br)
ポール・ジェミニャーニ指揮ウェルシュ・ナショナル・オペラ管弦楽団
《ヴァリエイションズ》より〈ヴァリエイション I?IV〉
ジュリアン・ロイド・ウェバー(Vc)
バリー・ワーズワース指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
《レクイエム》より〈オザンナ〉
プラシド・ドミンゴ(T)&サラ・ブライトマン(S)
ロリン・マゼール指揮イギリス室内管弦楽団
ウィンチェスター大聖堂聖歌隊、
ジェイムズ・ランスロ(Org)
《スターライト・エクスプレス》より〈スターライト・エクスプレス〉
ジュリアン・ロイド・ウェバー(Vc)
バリー・ワーズワース指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
《アスペクツ・オブ・ラヴ》より〈The First Man You Remember〉
ジュリアン・ロイド・ウェバー(Vc)
バリー・ワーズワース指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
《テル・ミー・オン・ア・サンデー》より〈テル・ミー・オン・ア・サンデー〉
ジュリアン・ロイド・ウェバー(Vc)
バリー・ワーズワース指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
《キャッツ》や《オペラ座の怪人》などで世界的に知られるミュージカル界の大
人気作曲家アンドルー・ロイド・ウェバーは、今年2008年3月22日で60歳の還暦を
迎える。当アルバムは、それを祝い記念し、彼が書いた数々のヒット・ミュージ
カルやクラシカルな作品の中から名旋律・名アリアを選りすぐったコンピレーシ
ョンです。トラック・リストを見れば、聴く前から舞台やメロディが頭に浮かん
だり、口ずさんでしまっているような作品ばかり。映画化されたものも複数存在
するので、それらをミュージカル版、映画版と両方で楽しんでいるファンも数多
くいるに違いないことでしょう。
演奏には元妻のサラ・ブライトマンをはじめ、アンドルーの弟で、こちらも世界
的に活躍するチェリスト、ジュリアン・ロイド・ウェバーが参加しています。パ
ガニーニの《カプリース》に基づく《ヴァリエーションズ(変奏曲集)》はジュリ
アンのために書かれた作品だけに、特に要注目。ちなみに、この作品はダンスで
構成されたもので、歌だけの《テル・ミー・オン・ア・サンデー》と合わせて、
《ソング&ダンス》という作品にまとめられています。
ドミンゴやマゼール、カレーラス、テ・カナワ、フレミング、ターフェルと、ク
ラシック界のスーパー・スターたちも出演しているのもお聴き逃しなく。

478192 2枚組(1枚価格) \1850
ロメロ兄弟/ゴールデン・ジュビリー・セレブレイション
CD 1
ヴィヴァルディ:
4つのギターのための協奏曲ロ短調
[原曲:《調和の霊感》作品3、
第10曲〈4つのヴァイオリンのための協奏曲〉
作品3-10 RV580]
セレドニオ・ロメロ(G)
ヴィクター・アレッサンドロ指揮
サン・アントニオ交響楽団
セレドニオ・ロメロ:マラガの夜
ロメロ・ギター四重奏団
セレドニオ・ロメロ:ロマンティックな前奏曲
セレドニオ・ロメロ(G)
トロバ:4つのギターとカスタネットのためのソナティナ
ロメロ・ギター四重奏団&アンへリータ・ロメロ
ドメニコ・スカルラッティ:ソナタ ニ長調K391[原曲:ト長調]
アンヘル・ロメロ(G)
ヴィヴァルディ:ギター協奏曲ハ長調[原曲:マンドリン協奏曲ハ長調]
セレドニオ・ロメロ(G)
ヴィクター・アレッサンドロ指揮サン・アントニオ交響楽団
グラナドス:ゴイエスカス?間奏曲
セリン&ペペ・ロメロ(G)
ロドリーゴ:2つのギターと管弦楽のためのマドリガル協奏曲
ぺぺ&アンヘル・ロメロ(G)
ネヴィル・マリナー指揮アカデミー室内管弦楽団
CD 2
ヴィヴァルディ:
2つのギターのための協奏曲ト長調
[原曲:2つのマンドリンのための協奏曲ト長調]
ペペ&セリン・ロメロ(ギター)
ヴィクター・アレッサンドロ指揮サン・アントニオ交響楽団
ファリャ:三角帽子?〈代官の踊り〉〈粉屋の踊り〉
ロメロ・ギター四重奏団
ロドリーゴ:アランフエス協奏曲
アンヘル・ロメロ(ギター)
ヴィクター・アレッサンドロ指揮サン・アントニオ交響楽団
ビゼー:《カルメン》組曲-〈前奏曲〉〈アラゴネーズ〉〈ハバネラ〉
〈セギディーリャ〉〈ロマの歌〉〈間奏曲〉〈闘牛士の歌〉
ロメロ・ギター四重奏団
ロドリーゴ:4つのギターと管弦楽のためのアンダルシア協奏曲
ロメロ・ギター四重奏団
ネヴィル・マリナー指揮アカデミー室内管弦楽団
ロメロ・ギター四重奏団
「ギターのロイヤル・ファミリー」としてギター界では知らない者のいないロメ
ロ一家。彼らは今年2008年に結成50周年を迎えます。この50年間に彼らによって
生み出された様々な作品(自作、委嘱作、被献呈曲、編曲など)は今やギター界、
音楽界になくてはならないものばかりで、それだけでも彼らの存在の価値の高さ
は揺るぐことはありません。
ロメロ・ギター四重奏団は、独学でギターを修めた創始者の父セレドニオ・ロメ
ロを頂点とし、彼の息子セリン、ペペ、アンヘルとで組まれた団体です。1996年
5月にセレドニオが亡くなりましたが、1990年にセリンの息子セリーノが加入し、
世襲団体として活動を継続させています。またペペの息子リトも参加したことに
より、今や四重奏団の枠に収まり切らない団体となっています。
今回の『ゴールデン・ジュビリー・セレブレイション』は、1960年代にマーキュ
リー・レーベルでスタートし、その後フィリップスへと移行したおよそ30年以上
にわたる録音の集成です。セレドニオの自作や《アランフェス》などの定番を含
むオリジナルのギター作品から、ヴィヴァルディやビゼー、スカルラッティ、フ
ァリャなどの編曲作品まで、さらにはソロからアンサンブル、協奏曲までと、作
品・演奏スタイルの両面でヴァラエティに富んだプログラムで、ギターの魅力を
余すところなく味わわせてくれています。
なお、彼らは長年の第一線での活躍が評価され、2007年のグラミー賞でRecording
Academy President’s Merit Awardを受賞しました。

478165 11枚組 \9900
「マリリン・ホーン/コンプリート・デッカ・リサイタル」
CD 1「黄金時代の思い出」
ロッシーニ:歌劇《セビーリャの理髪師》より
今の歌声は心に響く(ロジーナ)
ベッリーニ:歌劇《カプレーティ家とモンテッキ家》より
ロミオが御子息を死に至らしめたのなら(ロミオ)
ジュネーヴ大劇場合唱団
ベートーヴェン:歌劇《フィデリオ》より
悪者よ、何処へ急ぐ(レオノーレ)
ロッシーニ:歌劇《オテロ》
柳の下に佇んで(デズデモーナ)
ロッシーニ:歌劇《タンクレディ》
こんなに胸騒ぎが(タンクレディ)
ロッシーニ:歌劇《セミラーミデ》より
麗しい光が誘惑する(セミラーミデ)
ヘンリー・ルイス指揮スイス・ロマンド管弦楽団
ジュネーヴ大劇場合唱団(2、6)
CD 2
ロッシーニ:歌劇《アルジェのイタリア女》より
?祖国のことを考えなさい(イザベッラ)
ジュネーヴ大劇場合唱団
グルック:歌劇《オルフェオとエウリディーチェ》より
我、エウリディーチェを失えり(オルフェオ)
グノー:歌劇《サフォー》より
ここはどこ??不滅のリラよ(サフォー)
マイヤベーア:歌劇《預言者》より
ああ、我が子よ!(フィデ)
グルック:歌劇《アルチェステ》より
ああ地獄の神々よ(アルチェステ)
ヴェルディ:歌劇《イル・トロヴァトーレ》より
炎は燃えて?彼女は足枷をされて(アズチェーナ)
ヘンリー・ルイス指揮スイス・ロマンド管弦楽団
ジュネーヴ大劇場合唱団(1)
CD 3「バッハ&ヘンデル:アリア集」
バッハ:
《マニフィカト》ニ長調BWV243aより
〈喜び讃えます〉
〈飢えた人〉
《クリスマス・オラトリオ》BWV248より
〈眠り給え、我が尊びまつる者〉
《マタイ受難曲》BWV244より
〈憐れみ給え、我が神よ〉
《御身は我が傍に》[スミス編曲]
ヘンデル:
オラトリオ《メサイア》より
〈おお、よき訪れをシオンに伝える者よ〉
〈我は知る、我が贖い主の生き給うことを〉
歌劇《ロデリンダ》より
ヘンリー・ルイス指揮ウィーン・カンタータ管弦楽団
CD 4「オペラ・アリア集」
ロッシーニ:歌劇《セミラーミデ》より
私はバビロニアで見た?ああ、いつの日も憂い(アルサーチェ)
マイヤベーア:歌劇《預言者》より
モーツァルト:歌劇《皇帝ティトゥスの慈悲》より
私は行くが、君は平和に(セスト)
マイヤベーア:歌劇《ユグノー教徒》より
御領主様方、御機嫌いかが?(ユルバン)
ロッシーニ:歌劇《アルジェのイタリア女》より
酷い運命よ、儚い恋よ(イザベッラ)
ドニゼッティ:歌劇《連隊の娘》より
ロッシーニ:歌劇《チェネレントラ》より
不安と涙のうちに生まれ-悲しみよ、去りゆけ(チェネレントラ)
ヘンリー・ルイス指揮コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
CD 5「ロッシーニ:アリア集」
歌劇《コリントの包囲》より
歌劇《湖上の美人》より
-胸の想いは満ち溢れ(エレーナ)
ヘンリー・ルイス指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
アンブロジアン・オペラ合唱団(1、2、4)
CD 6「フランス・オペラ・アリア集」
マスネ:歌劇《ウェルテル》より
手紙のアリア?ウェルテル! ウェルテル!
トマ:歌劇《ミニョン》より
君よ知るや、南の国
ガヴォット〈それは私?〉
彼女はそこ!
ビゼー:歌劇《カルメン》より
恋は野の鳥(ハバネラ)
セビーリャの砦の側のリリャス・パスティアの酒場で(セギディーリャ)
サン=サーンス:歌劇《サムソンとデリラ》より
春は目覚めて
あなたの声に私の心は開く
ヘンリー・ルイス指揮
ウィーン国立歌劇場管弦楽団
CD 7「マーラー歌曲集」
《リュッケルトによる5つの歌》(《最後の7つの歌》より)
私は快い香を吸い込んだ
美しさをあなたが愛するなら
私の歌を覗き見しないで
真夜中に
私はこの世に見捨てられ
《さすらう若人の歌》
ズビン・メータ指揮ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団
CD 8「マーラー&ヴァーグナー歌曲集」
マーラー:子供の死の歌(亡き子を偲ぶ歌)
ヴァーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集
ヘンリー・ルイス指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
CD 9「ドイツ歌曲集」
シューベルト:
春に D882
夜と夢 D827
若い尼僧 D828
漁夫の歌 D881
シューマン:
《ミルテの花》作品25より
〈蓮の花〉作品25-7
〈ヘブライの歌:私の心は重く〉作品25-
《3つの歌》作品31より
〈トランプ占いの女〉作品31-2
《6つの歌》作品107より
〈夕べの歌〉作品107-6
ヴォルフ:
《メーリケ歌曲集》より
〈旅先にて〉
〈苦悩から癒えて希望に寄せる〉
《ハイゼによるイタリアの歌曲集》第1部より
〈私の恋人はおチビちゃん〉
《ゲーテ詩集》より
ミニョン〈君よ知るや南の国〉
R.シュトラウス:
《蓮の花びらより6つの歌》作品19より
〈美しく、しかし冷たい空の星よ〉作品19-3
《4つの歌》作品36より
〈15ペニヒで〉作品36-2
《5つの歌》作品39より
〈解き放たれて〉作品39-4[オリジナル・ヴァージョン]
マルティン・カッツ(Pf)
CD 10「フランス&スペイン歌曲集」
ビゼー:
《4月の歌》作品21-1
〈別れを告げるアラビアの女主人〉作品21-4
《古い歌》
《君なくて》
ドビュッシー:《ビリティスの歌》
ファリャ:《7つのスペイン民謡》
ニン:
〈カスティーリャのビリャンシーコ〉
〈ナザレのイエス〉
〈アストゥリアスのビリャンシーコ〉
〈アンダルシアのビリャンシーコ〉
マルティン・カッツ(Pf
CD 11「グレイト・アメリカン・ソングブック」
フォスター:金髪のジェニー
夢見る人(夢路より)
フォスター:あなたに口ひげさえあったなら
フォスター:キャンプタウンの競馬(草競馬)
時には母のない子のように
I’ve Just Come from the Fountain
The Lord’s Prayer
シェナンドー(星の娘)
Billy Boy
出て行けよ、僕のその窓から
《古いアメリカの歌曲集》から5つの歌[コープランド編曲]
You're a Grand Old Flag
ジョニーが帰る時(ジョニーの凱旋)
アメリカに神の祝福あれ
兵隊に送るため息子を育てたのではない
リパブリック讃歌
カール・デイヴィス指揮イギリス室内管弦楽団
マリリン・ホーン(Ms)
今を去ること2004年は、アメリカの大メゾ・ソプラノ歌手マリリン・ホーンの記
念の年でした。1月には70歳の誕生日を迎え、さらには彼女のプロ・デビュー50周
年にも当たりました。彼女は1998年に現役を退いたので、今年2008年ではや10年
目となります。
1954年ロサンジェルスにデビューした彼女は、同年に公開された1954年の映画
『カルメン・ジョーンズ』(監督はオットー・プレミンジャー)で主演のドロシー
・ダンドリッジの吹替えを担当し、一躍名声を博しました(ちなみにこの映画の邦
題は『カルメン』)。その後、1960年には《ヴォツェック》のマリーを歌いサン・
フランシスコ歌劇場にデビュー。1964年には同役でコヴェント・ガーデンにもデ
ビューしました(この時は英語歌唱)。
マリリン・ホーンは、デッカ・レーベルで名高いディーヴァ、ジョーン・サザー
ランドとのコラボレーションでも知られています。彼女たちは、ロッシーニやベ
ッリーニ、ドニゼッティらのベル・カント・オペラの傑作群を得意とし、まさに
完璧なパートナーシップとも言うべき名唱を繰り広げ、1960年代、および70年代
前半のオペラ界を席巻しました。また、彼女の長く傑出したキャリアは、オペラ
のみならずシューベルトやシューマン、マーラーからアメリカ民謡にいたる歌曲
の分野でも、きわめて高い評価を受けています。
今回リリースされるこのセットは、マリリン・ホーンがデッカで行ったすべて−
オペラ全曲録音の数々(その中にはサザーランドとの《ノルマ》《セミラーミデ》
も含まれる)や10種におよぶリサイタル・プログラム−の中からリサイタル編を
集成したものです。彼女の幅広いレパートリーを万遍なく堪能するのに、これ以
上のものはありません。また、古くからのファンのためにオリジナルのLP時のス
タイルを尊重し、各ディスクの内容そのままのCD11枚組にまとめています。もち
ろん、カヴァー・アートもCDのスリーヴに復刻。マリリン・ホーンのファンには
言うまでもなく必携のセットです。

743226(DVD-Video) \3350
ドニゼッティ:歌劇《愛の妙薬》全曲
ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール:ネモリーノ)
ジュディス・ブレゲン(ソプラノ:アディーナ)
セスト・ブルスカンティーニ(バリトン:ドゥルカマーラ)他
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:ニコラ・レッシーニョ
収録:1981年、メトロポリタン歌劇場、ニューヨーク
昨年2007年9月6日に亡くなった世界的大テノール歌手、ルチアーノ・パヴァロッ
ティのための追悼記念リリース。
歌劇《愛の妙薬》はドニゼッティのコメディ・オペラで、タイトルの「愛の妙薬」
とは、ワーグナーの《トリスタンとイゾルデ》に登場する「惚れ薬」のこと。ア
ヤシイ薬売りの調合したこの薬で、主役ネモリーノが恋人の気持ちを自分に向け
させようとする楽しいドタバタ喜劇でです。パヴァロッティはこのネモリーノを
当たり役のひとつとしており、舞台で何度も歌ったのはもちろん、これまでに複
数のテイクをリリースしてもいます。DGからは、バトル、アップショウ、ヌッチ
らを共演者にフィーチュアしたレヴァイン指揮による89年録音のCD、および似た
キャストによる91年収録のDVD、さらにデッカからはサザーランドと組んだ70年の
ボニング盤CDなどがあります。今回登場するのは81年に収録されたもので、パヴ
ァロッティ40代半ばの、まさに絶頂期の記録です。
恋人のアディーナ役にはジュディス・ブレゲン。1970年にメトロポリタン歌劇場
にデビューしたアメリカのソプラノ歌手で、DGでは、バーンスタインがウィーン
・フィルと録れたマーラー《交響曲第8番》やレヴァインのメンデルスゾーン《真
夏の夜の夢》、ロバート・ショウ指揮によるテラークのフォーレ《レクイエム》、
オルフ《カルミナ・ブラーナ》などを録音していました。
演出はカーク・ブラウニングが担当。彼はニューヨーク生まれのTV映画、オペラ
映画の監督で、ルネ・フレミングが主演したアンドレ・プレヴィンのオペラ《欲
望という名の電車》のTV映画版(98)も監督していました(その他にも数多くのオ
ペラ映画を手掛けています)。この《愛の妙薬》では、伝統とエンターテインメン
ト性をほどよくミックスさせた舞台が印象的。
なお、当盤はアメリカでのみ先行リリースしていましたが、今回ついに世界発売。
エクストラ(特典)として、フォト・ギャラリーが付いているのもお楽しみに。

743227(DVD-Video) 2枚組 \6450
ヴェルディ:歌劇《仮面舞踏会》全曲[ボストン版]
ルチアーノ・パヴァロッティ(T:リカルド)
カティア・リッチャレッリ(S:アメーリア)
ジュディス・ブレゲン(S:オスカール)
ビアンカ・ベリーニ(Ms:ウルリカ)
ルイ・キリコ(Br:レナート)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団 
指揮:ジュゼッペ・パターネ
収録:1980年、メトロポリタン歌劇場、ニューヨーク(ライヴ)
パヴァロッティを追悼するメトロポリタン歌劇場のシリーズ。今回が初DVD化。
このオペラ《仮面舞踏会》は、17世紀のスウェーデン国王グスタフ3世が、あらぬ
不義の嫌疑をかけられ、嫉妬に狂うレナートによって暗殺された事件を扱った作
品。しかし、国王暗殺という過激な内容ゆえにナポリで上演拒否にあってしまっ
たため、舞台を独立戦争前でイギリスの植民地時代である1774年のボストンに移
し、またグスタフ3世を知事リカルドというように登場人物たちも変更して改訂さ
れました。当盤はそのアメリカ版での上演を収録しています。
パヴァロッティは、この《仮面舞踏会》も得意な演目としており、デッカからは
ショルティ指揮ナショナル・フィルとの82年録音(共演はプライス、ブルゾン、ル
ートヴィヒ、バトル)、DGからはヌッチ(レナート)、クィーヴァー(ウルリカ)らが
共演した91年収録のDVD、と複数のテイクを遺しています。
当盤は、イライジャ・モシンスキーによる1980年のプロダクションをライヴ収録
したもの。モシンスキーは、英国で学んだ演出家で、ドミンゴの《サムソンとデ
リラ》やショルティの《オテロ》、レヴァインの《ナブッコ》(UCBG-1130)、《オ
テロ》などのオペラの映像作品、また、映画『終わりよければすべてよし』(80)
の監督としても知られるベテランです。2003年には新国立劇場の《オテロ》も担
当しました。
なお、エクストラ(特典映像)として、パヴァロッティをはじめ、リッチャレッリ
やレヴァインのインタヴューも併録されており、本編とエクストラで計169分とた
っぷり収録されています。

743229(DVD-Video) \3350
「パヴァロッティ&サザーランドの夕べ」
ヴェルディ:
歌劇《椿姫》、《リゴレット》より抜粋
ドニゼッティ:
歌劇《ランメルムーアのルチア》より抜粋
ジョーン・サザーランド(ソプラノ)
ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団 
指揮:リチャード・ボニング
収録:1988年、メトロポリタン歌劇場、ニューヨーク
声の偉大さを圧倒的に認識させてくれた20世紀最高峰のオペラ歌手2名が共演。
この2人は、パヴァロッティがサザーランド(とボニング)によってスターダムに
駆け上るきっかけを与えられたこともあり、長きにわたって芸術上のパートナー
として活躍した間柄。舞台上での共演はもちろん、録音もいくつも遺しています。
当ライヴ盤は88年の収録で、イタリアの傑作オペラから《ランメルムーアのルチ
ア》第1幕と第3幕から、また、《椿姫》第3幕、《リゴレット》第3幕からの計4
つの有名なシーンが歌われ、演じられます。オペラのすべてを知り尽くしたサザ
ーランドと、50歳を超え人気を不動のものとしたパヴァロッティによるこれら4
つのシーンは、まさに極上の瞬間以外の何ものでもありません。その上、イタリ
アの名バリトン歌手レオ・ヌッチが共演し、さらなる奥行きを与えているという
贅沢。指揮を務めるのはサザーランドの夫君リチャード・ボニングです。
なお、サザーランドはこの4年後の92年にオペラから引退。彼女の引退記念コン
サートにはパヴァロッティやマリリン・ホーンも参加しました。

743253(DVD-Video) \3350
ピッツェッティ:歌劇「大聖堂の殺人」全曲
ルッジェーロ・ライモンディ(大主教トマス・ベケット)
パオレッタ・マッロク(第1合唱ソリスト)
ソニア・ザラメッラ(第2合唱ソリスト)
ルカ・カザリン(伝令)
サヴェリオ・フィオーレ、フィリッポ・ベットスキ、エリア・ファビアン(司祭)
サルヴァトーレ・コルデッラ、マッシミリアーノ・ヴァレッジ、
アントニオ・デ・ゴッビ、イシュトヴァン・コヴァーチ(騎士)
マッシモ・ポルヴェラリ(英国王)
ファブリツィオ・バルトルッチ(若き大主教)
映像監督:ティツィアーノ・マンキーニ
演出:ダニエーレ・ドノフリオ
バーリ県立交響楽団 
指揮:ピエルジョルジョ・モランディ
収録:2007年、聖ニコラオス大聖堂(バーリのニコラ)、イタリア
《大聖堂の殺人》は、近代イタリア音楽界で重要な役回りを担ったピッツェッティ
(1880-1968)が遺した13のオペラの内のひとつ。T.S.エリオット(1888-1965)が
1935年のカンタベリー祝祭のために書き下ろした現代詩戯曲に基づき、ヘンリー
2世の騎士たちによるトマス・ベケット殺害が描かれています。亡命先のフランス
から英国に戻ってきたベケットの前に4人の誘惑者が次々と現われ、彼の運命を選
ばせようとする。そして最後に選んだ運命の通り、4人の暗殺者たちによって殺害
されてしまうというこの物語に、ピッツェッティは、ルネサンスやドビュッシー、
さらにはオネゲルやヒンデミットといったヨーロッパ同時代作曲家たちの作風を
ミックスさせたような音楽を書きました。また、パルランド様式(語るようなスタ
イル)を採用しています。このオペラは1958年にスカラ座で初演。録音はその年に
作曲者自身が指揮したものがある他、カラヤンが1960年にハンス・ホッターを起
用して行ってもいます。しかしながら、映像化されたのは今回が初めてであり、
ピッツェッティやイタリア近代のオペラを知る上できわめて貴重な映像資料の登
場と言えるでしょう。
主役の大主教ベケットをルッジェーロ・ライモンディが演じているのはきわめて
重要。何故ならライモンディは、この作品を2000年から定期的に上演してきてい
るので、彼以上に作品を知り尽くした最適なキャストはあり得ないからです。ま
た、バーリの聖ニコラオス大聖堂で上演された公演を収めた映像の美しさも特筆
もの。イタリアの歴史的建造物に関心のある方にもお薦め。

743254(DVD-Video) \3350
バルトーク:歌劇《青ひげ公の城》全曲
コロシュ・コヴァーチュ(B:青ひげ公)
シルヴィア・シャシュ(S:ユーディト)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ゲオルグ・ショルティ
演出:ミクローシュ・シネタール
《青ひげ公》は作曲者30歳の比較的若い時に書かれ、最初の妻マールタに捧げた
作品。バルトーク唯一のオペラでもあります。ショルティはシカゴ交響楽団との
《管弦楽のための協奏曲》&《弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽》の名
盤をはじめ、バルトーク作品を好み、その名演に事欠かないオーソリティ。この
《青ひげ公》も例外ではなく、今回の映像作品の他に、79年にもLPを録音してい
ます。
オペラの元となった青ひげ公の物語は、ヨーロッパにあまねく知れ渡ったもので、
多くのヴァリアント(異稿)が存在します。バルトークは、その中からシャルル・
ペローが1697年に著わしたヴァージョンをもとに、象徴主義作家のベーラ・バラ
ージュが起こしたリブレットに付曲しました。
配役は、青ひげ公と妻ユーディト、そしてプロローグを告げる語り手という僅か
3人のみによっており、ユーディトが青ひげ公の秘密が隠された部屋の扉を開け、
城に秘められた真相を詳しく知りたがるという物語(男女の間に横たわる巨大
で深い淵の問題)が描き出されます。バルトークは作曲に当たり、パルランド=
ルバート(「話すようなルバート)など、ハンガリーの言語特有の朗読風な抑揚を
適用し、新しい音楽語法を生み出そうとしています。ハンガリーの歌手と、同じ
くハンガリー出身のショルティによる演奏が最適たる由縁でもあります。美貌の
シャシュがユーディトを演じているのもファンには嬉しい限りです。

743255(DVD-Video) 2枚組(1枚価格) \3350
R.シュトラウス:歌劇《アラベラ》作品79全曲
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(アラベラ)
ベルント・ヴァイクル(マンドリーカ)
マルタ・メートル(占い師)
ソーナ・ガザリアン(ズデンカ)
ルネ・コロ(マッテオ)
エディタ・グルベローヴァ(フィアカーミリ)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ゲオルグ・ショルティ
監督:オットー・シェンク
"《アラベラ》は作曲者が「3幕の抒情的コメディ」と称したオペラ。社交界を舞
台としたウィーンの情緒溢れる作品で、思いやりや誤解によって登場人物たちが
翻弄される愛情物語です。ホーフマンスタールとの最後のコラボレーションとな
った作品でもあり、《バラの騎士》にも通ずる美しさや魅力を持っています。
ショルティは生前のリヒャルト・シュトラウスに会った思い出を生涯大切にして
いたこともあり、この作曲家を自らのレパートリーの中心のひとりに位置付けて
いました。デッカのカタログを見れば、シカゴ響やウィーン・フィルとの数多く
の交響詩やオペラはもちろん、果ては(?)キリ・テ・カナワのピアノ伴奏まで務
めているほどの愛着振りは一目瞭然です。この《アラベラ》もご多分に漏れず、
2種録音しています。ひとつは1957年録音のCD、そしてもうひとつは以前にLDと
VHDで出ていたもののDVD化であるこの映像版。オケは共にウィーン・フィルで、
57年盤では、デラ・カーザ、エーデルマン、デルモータらが出演していたもの
(4757731)。この旧盤の香り高い味わいもさることながら、当盤はやはり映像作品
として更なる魅力が加わっています。それは、監督のオットー・シェンクがこだ
わり抜いた19世紀半ばのウィーンを模したセット、伝統的な衣裳です。こちらに
も要注目。
なお、現在リリースされている数少ない《アラベラ》のDVDの中には、キリ・テ・
カナワ、ヘルガ・デルネシュ、ヴォルフガング・ブレンデルらが出演したティー
レマン指揮の94年ライヴ盤(DG:0730059)もあるので、是非ともこのショルティ
盤と併せてお楽しみ下さい。

743252(DVD-Video) 2枚組(1枚価格) \3350
「マリア/バルトリ」
マヌエル・ガルシア:《風の娘》
セミラーミデのアリア〈で、彼は見えない〉-〈私は女王です〉
ジュゼッペ・ペルジアーニ:歌劇《イネス・デ・カストロ》
イネスのアリア〈いとおしい日々よ〉
メンデルスゾーン:演奏会用アリア《不幸な女よ》作品94
ロッシーニ:
歌劇《チェネレントラ》-〈不安と涙のうちに生まれ〉
歌劇《オテッロ》-〈柳の下に佇んで〉?〈ああ、神様お願い〉[柳と祈りの歌]
バルフ:歌劇《アルトワの乙女》
フンメル:チロル風アリアと変奏曲
ベッリーニ:歌劇《夢遊病の女》-
アミーナのアリア〈おお花よ、お前に会えるとは思わなかった〉
アミーナのアリア〈ああ、この思いを乱さないで〉
マリア・マリブラン:ドニゼッティの歌劇《愛の妙薬》のための挿入歌
マリア・マリブラン:ラタプラン
マヌエル・ガルシア:
《目端の利く詩人》- 詩人のアリア〈私こそ華の密輸入者〉
チェチーリア・バルトリ(S)
スキンティッラ管弦楽団 指揮:アダム・フィッシャー
"収録:2007年、カタルーニャ音楽堂、バルセロナ
圧倒的な歌唱能力とチャーミングな容姿が相俟って、世界中の人気と注目を集め
続けているチェチーリア・バルトリ。近年は、『サリエリ・アルバム』やマイナ
ー・オペラのアリアを集めた『禁じられたオペラ』を大ヒットさせ、2007年にも、
これまた個性的なテーマを扱った『マリア』を発表し話題を集めました。
タイトルの「マリア」とは19世紀に活躍し、今年2008年に生誕200年を迎えるスペ
イン出身の大メゾ・ソプラノ歌手マリア・マリブラン(1808-36)のこと。ちなみ
に、彼女が活躍した当時は、は男声テノールのジョヴァンニ・ルビーニも登場し、
近代声楽が始まったとされる時期に当たります。マリブランは、30歳を前にして
落馬のため早世してしまったが、時代を代表する歌手であることに変わりはあり
ませんでした。その名声はきわめて高く、たとえば、ヴェネツィアにあるマリブ
ラン劇場とはもちろんこの歌手の名にちなんで付けられたもの。また、作曲家ロ
バート・ラッセル・ベネットは歌劇《マリア・マリブラン》(1935)を書いている
し、オペラ好きな映画監督ヴェルナー・シュレーターも『マリア・マリブランの
死』(1972)という作品を撮っています。ちなみに、マヌエル・ガルシアはマリブ
ランの父で、《セビーリャの理髪師》の初演でアルマヴィーヴァ伯爵を歌ったこ
とでも知られる19世紀前半に活躍した名高いテノール歌手。
バルトリは、このアルバムを、スペインのフラメンコからチロルのヨーデルまで、
言語にしてイタリア、フランス、スペイン、英語と実に多彩な作品で構成してい
ます。それは、大歌手マリブランにオマージュを捧げるとともに、ベル・カント
歌手としての自分のルーツと更なる可能性を探ろうとしているためと言えるでし
ょう。
伴奏のスキンティッラ管弦楽団とは、チューリヒ歌劇場のオーケストラのこと。
但し、その中で、17、18世紀音楽上演用として1996年に特化したピリオド・オー
ケストラ部門を指します。指揮者は『サリエリ・アルバム』でもタッグを組んだ
アダム・フィッシャーなので、気心の知れた阿吽の呼吸が約束されていたという
わけです。
なお、DVD2枚組の1枚目には、アルバム『マリア』発売を記念し2008年1月-6月に
行われるツアー「リヴォルーツィオーネ・ロマンティカ(ロマン派革命)」の前哨
戦として、2007年に行われたバルセロナ公演を収録(ちなみに、マリブランの誕
生日である2008年3月24日にはパリでスペシャル・ガラ公演も行われる)。カタル
ーニャ音楽堂で行われた80分のプログラムでは、『マリア』アルバムからハイラ
イトが歌われました。さらにロッシーニの《柳の歌と祈り》をDVDの特典として
収録しています。2枚目はバルトリによるマリブランの生涯のリサーチと、アル
バム録音の風景が『マリブラン再発見』と題され、約70分収められています。
NTSC方式、リージョン・フリー。DTS 5.1サラウンド。なお、字幕にはカスティ
ーリャ語のみならず、カタラン語(カタルーニャ語)の字幕も付いている。
なお、マリリン・ホーンが1965年に録音した同種のアルバムも再発されているの
で併せてお聴き下さい(『黄金時代の想い出/オペラ・アリア集』475 8493 、も
しくは478 0165 )。

<UCJ International>
1755169 \1850
キャサリン・ジェンキンス 「リジョイス」
<収録予定曲>
リジョイス
アイ(フー・ハヴ・ナッシング)
マスカーニ:聖なるマリアよ
シークレット・ラヴ
Le Cose Che Sei Per Me
 (ザ・シングス・ユー・アー・トゥ・ミー)
ハウ・ドゥ・ユー・リーヴ・ジ・ワン・ユー・ラヴ
レクイエム・フォー・ア・ソルジャー
サムウェア-アルバム・ヴァージョン
シャウト・イン・サイレンス
ビー・スティル・マイ・ソウル
キス・フロム・ア・ローズ
アイ・ウィル・プレイ・フォー・ユー
ヴィヴァ・トゥナイト
キャサリン・ジェンキンス(Ms)
録音:2007年8-9月
日本でも「グラマラス・ディーヴァ」として知名度の高いウェールズ出身のメ
ゾ・ソプラノ「キャサリン・ジェンキンス」。スタジオ録音アルバム第5弾は
よりポップ色を濃くしつつもクラシック・キャリアを十分に滲ませた秀逸なク
ラシック・クロスオーヴァー・アルバムです。先行リリースとなった本国UKで
は発売初週に早くもUKアルバム・チャート3位をマーク。これまでの自己最高
位「セレナーデ(2007)」の5位を超える最高の滑り出しを見せました。(ちなみ
に彼女の過去作品はいずれもUKクラシック・チャートでは1位を獲得)今年の来
日も期待しつつ、今回同時にリリースされる映像商品も併せてお楽しみ下さい。

751958(DVD-Video) \3350
キャサリン・ジェンキンス 「ライヴ・イン・ザ・パーク」
<収録予定曲>
序曲-歌劇「フィガロの結婚」より
ザ・ミュージック・オブ・ザ・ナイト
ネッラ・ファンタジア
サムウェア
インタビュー:マーガム・パークでのライブにて
オルガン・フーガ(ア・カペラ)
Yr Arglwydd a Fendithied
アモーレ・セイ・トゥ
ウェールズ・メドレー
女心の歌-歌劇「リゴレット」より<※>
アイ(フー・ハヴ・ナッシング)
レクイエム・フォー・ア・ソルジャー
タイム・トゥ・セイ・グッバイ
オンリー・メイク・ビリーヴ<※>デュエット
グラナダ<※>
アメイジング・グレイス
アイ・クゥドゥ・ハヴ・ダンス・オールナイト
ウィ・ミート・アゲイン
Non Ti Scordar Di Me(忘れな草) <※>デュエット
ウィ・キープ・ア・ウェルカム
ランド・オブ・マイ・ファザー
エンド・クレジット / キャサリン・イン・ザ・パーク
アヴェ・マリア Extras
ラウダテ・ドミヌム Extras
Calon Lan Extras
ネッラ・ファンタジア(プロモーション・ビデオ) Extras
キャサリン・ジェンキンス(Ms) ファン・ディエゴ・フローレス(T)-(※)
収録:2007年7月 ウェールズ、マーガム・パーク(ライヴ)
最新アルバムとともにリリースされるキャサリン・ジェンキンスの最新映像作
品は昨年(2007年)の夏にウェールズ、スワンシーのマーガム・パークで行われ
たライヴ模様を収録。内容は、「アメイジング・グレイス」「ミュージック・
オブ・ザ・ナイト」や「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」などの定番はもちろ
ん最新アルバムからも多く取り上げられています。さらに今作では現在誰もが
認める最も優れたテナーの一人「ファン・ディエゴ・フローレス」との競演も
大きな見所といえるでしょう。ヴァラエティ満載の内容に加え、ボーナス映像
が3トラックというファン必携のアイテムです。




<UMG International>
1757712(DVD-Video+CD) \3880
「ヴィヴェーレ-ライヴ・イン・トスカーナ」
タイム・トゥ・セイ・グッバイ
 -デュエット:サラ・ブライトマン
 (最新ライヴ・ヴァージョン)
プレイヤー(祈り)
 -デュエット:ヘザー・ヘッドリー
 (最新ライヴ・ヴァージョン)
イタリア-デュエット:クリス・ボッティ
 (未発表音源)
ロマンツァ
メロドラマ
ア・テ-フューチャリング:ケニー・G(S-sax)
彼女のために生きる(Vivo Per Lei)-デュエット:ヘザー・ヘッドリー
Io Ci Saro-ラン・ラン(Pf)
ハンガリー狂詩曲第2番-ラン・ラン(未発表音源)
静かなる声(La Voce Del Silenzio)-デュエット:エリサ
大いなる世界(Canto Della Terra)-デュエット:サラ・ブライトマン
美しい星(Bellissime Stelle)
メドレー(ベサメ・ムーチョ-貴方に贈る愛の歌-愛さずにはいられない)
ビコーズ・ウィ・ビリーヴ
生きる-Dare To Live (Vivere) -デュエット:ローラ・パアウジーニ
愛の香り(Sogno)
夕べの静かな海(Il Mare Calmo Della Sera)
※DVDボーナス・トラック(フォト・ギャラリー、インタビュー他)
CD<限定盤のみ>ライヴ収録
イタリア-デュエット:クリス・ボッティ
静かなる声(La Voce Del Silenzio)-デュエット:エリサ
メドレー(ベサメ・ムーチョ-貴方に贈る愛の歌-愛さずにはいられない)
大いなる世界(Canto Della Terra)-デュエット:サラ・ブライトマン
Mille Lune Mille Onde (DVD未収録)
Se La Gente Usasse Il Cuore (DVD未収録)
Domani (DVD未収録)
アンドレア・ボチェッリ 他
収録:2007年7月
昨年10月に発表されたアルバム「ヴィヴェーレ」のライヴ収録作品。ボチェッ
リの故郷、トスカーニにて一夜限りで行われたライヴは彼の代表曲に最新作を
取り混ぜた非常にヴァラエティに富んだ内容ですがさらに多彩なゲスト(クリ
ス・ボッティ、ヘザー・ヘッドリー、ケニー・G、ラン・ラン、サラ・ブライ
トマン)による競演は超豪華の一言に尽きます、すでにアルバムを楽しまれた
方もきっと満足されることでしょう。
今回はDVD+CDの限定盤とDVDのみ(通常盤)の2種仕様にてリリース。

1758216(DVD-Video) \3350
「ヴィヴェーレ-ライヴ・イン・トスカーナ」
上記商品の通常盤(DVDのみ)




<ECM new series>
4765780 \2180
ザ・ダウランド・プロジェクト
ロマーニア
1.Got schepfer aller dingen:13世紀の文書起草官
2.ヴェリス・ドルチス:カルミナ・ブラーナ写本より(1230年)
3.美しき薔薇:フラヌス写本より(15世紀後期)
4.われらのために祈りたまえ:12世紀アキテーヌ
5.La lume:イベリア、ペニンシュラ地方の民謡
6ドルチェ・ソルム:カルミナ・ブラーナ写本より(1230年)
7.Der oben swebt:ヴォルケンシュタイン(1377?-1445)
8.オ・ベアタ・インファンティア(断章):グレゴリオ聖歌より
9.おお、薔薇よ:イベリア、ペニンシュラ地方の民謡
10.サウダーデ:ヴァレント/サーマン/スタッブス
11.イン・フラジェリス:ジョスカン・デ・プレ(1450-55?-1521)
12.主,イエスは横切られ:フィルミヌス・カロン(作曲家不詳 c1460-75)
13.オ・ベアタ・インファンティア:グレゴリオ聖歌より
14.クレド・ラウダーテ・ドミヌム:ラッスス(1532-1594)
15.Ein gut Preambel(ビウエラ独奏):ノイシドラー(1508-1563)
16.聖なるかな,御身ただ一人:ジョスカン・デ・プレ(1450-55?-1521)
17.Ein iberisch Postambel:ヴァレント/サーマン/スタッブス
ジョン・ポッター(T)、ミロス・ヴァレント(Vn.Vl)
ジョン・サーマン(ソプラノ・サキソフォン.バス・クラリネット.テノール&
バス・リコーダー)
スティ-ヴン・スタッブス(バロック・ギター.ビウエラ)
録音:2006年1月
「ダウランド・プロジェクト」は元ヒリヤード・アンサンブルのジョン・ポッ
ターが、サックスのジョン・サーマンたち、ジャズ畑のメンバーと共に16世紀
末?17世紀初めの英国の作曲家ジョン・ダウランドの作品を取りあげたことで
時を越えた音楽の融合として話題になった一連のシリーズです。今回は13世紀
の音楽を中心に、グレゴリオ聖歌や、カルミナ・ブラーナ写本などのメロディ
を交え、変幻自在な音楽を作りだしています。メンバーもおなじみのミロス・
ヴァレントやスティーブン・スタッブスなど名手揃い。時折聞こえてくる「彼
らの音楽」にも耳を傾けてください。

4766188 \2180
ハイドン:交響曲第39番&45番「告別」
ユン・イサン:室内交響曲I
ミュンヘン室内管弦楽団
指揮:アレクサンダー・リープライヒ
録音:2007年5月 ミュンヘン
1950年に設立され、ほぼ30年間、H・シュタードルマイヤーが率いてきたこの
楽団は、常に革新的なプログラミングと斬新なコンサートで聴衆を魅了してき
ました。1996年に名ヴァイオリニスト、クリストフ・ポッペンが引き継ぎまし
たが、このリープライヒが2006/07年もシーズンから首席指揮者・芸術監督に
就任したのです。1968年レーゲンスブルクで生まれた彼は、96年からエト・デ
・ワールトの助手を務め、その翌年彼の代役としてアムステルダム・コンセル
トヘボウを振り大絶賛されました。アバドやギーレンからも芸術的な薫陶を受
け、自らも合唱団を設立し指揮をするなど目覚しい活動を行なっている現在最
も注目を浴びている若手指揮者の一人です。このアルバムはECMレーベルへの
ミュンヘン室内管弦楽団の8枚目の作品となります。いままでに、ハルトマン、
グバイドゥーリナ、バッハ/ウェーベルン(リチェルカーレ)、マンスーリア
ン、ガイ、シェルシ、シルヴェストロフと録音してきた彼らですが、今回は
「さようなら」と題されたハイドンとユン・イサンの交響曲集です。ハイドン
の初期の作品の中でもとりわけ魅力的な「告別」と、リープライヒが自ら北朝
鮮を訪れた際に作曲家とその家族に会ったという思い入れのあるユン・イサン
の交響曲を並べることで、若き指揮者の意欲が見えてはこないでしょうか?

4766149 \2180
「アストリアス」-スペインとアルゼンチンの歌曲たち
マニュエル・デ・ファリャ(1876-1946):
1.アストゥリアーナ
エンリケ・グラナドス(1867-1916):トナディーリアスより
2.美しい女の流し目
3.忘れられた伊達男
4.嘆きのマハIII
5.控え目な伊達男
カルロス・グアスタヴィーノ(1912-2000):
6.ばらと柳
アルベルト・ヒナステラ(1916?1983):5つのアルゼンチン民謡より
7.悲歌
ハビエル・モンサルヴァーチェ(1912?2002):
8.小さな黒人のための子守歌
9.すばらしい!
10.ピアノの中のキューバ
11.ハバネラの調べで
マニュエル・デ・ファリャ(1876-1946):7つのスペイン民謡
12.ムーア人の衣装
13.ムルシア地方のセギディーリャ
14.アストゥリアス地方の歌
15.ホタ
16.ナナ
17.歌
18.ポーロ
アルベルト・ヒナステラ(1916?1983):
19.悲歌
カルロス・グアスタヴィーノ(1912-2000):
20.鳩のあやまち
21.癒しがたき渇き
22.パンパマパ
23.柳の美しい枝
24.ばらと柳
カルロス・ロペス・ブチャルド(1881-1948)
25.かよわくつないだ手
26.私の泣き声を聞け
キム・カシュカシャン(Va)、ロバート・レヴィン(P)
録音:2006年9月 チューリッヒ
カシュカシャンの演奏は力強い生命力と無限のダイナミック、そして彼女の素
晴らしい弓は微妙な言葉のニュアンス、大胆な歌心を雄弁に伝えます。モー
ツァルトの演奏で知られるレヴィンの演奏も等しく自信に満ちています。本来
スペイン語で書かれたこれらの歌は、多彩な言葉の響きを駆使した色彩とヴォ
リュームを持っていましたが、カシュカシャンとレヴィンの対話は言葉を超え
た音楽を奏でます。川、子守歌、月の光、愛そして憎しみ、挨拶、別れ、これ
らの気持ちを空間に解放します。グローブ誌でこのように絶賛されたカシュカ
シャンとレヴィンの最新アルバムです。
カシュカシャンは「歌はすべての治療の中で最も強力なものです」とリブレッ
トに記しました。彼女の父が歌ったフォークソングは彼女にアーティストとし
ての生命を授けました。
「声がもたらす旋律的で感情的な情報を弦におきかえる魅力」を知った彼女は
現代音楽の分野で活躍しているときも、歌に対する愛情を一時も忘れなかった
のです。
今回のアルバムは、スペインとアルゼンチンの作曲家たちの歌曲をカシュカ
シャン自身が編曲したもので、もともと情熱的で郷愁を誘う歌たちが、一層美
しく滑らかに生まれ変わっている様は見事というほかありません。まさに「言
葉を超えた音楽」がここにあります。

<EMI CLASSICS>
CDS-5012282 \1980
マーラー:交響曲第9番
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サイモン・ラトル指揮
87年からスタートしたEMIへのラトルのマーラー交響曲全曲録音企画は2002年の
ベルリン・フィルの音楽監督就任のお披露目の定期公演での第5番の録音で完
成しました。そのシリーズではウィーン・フィルとの録音で第9番が録音され
ましたが、5年後の07/08年シーズンの開幕プログラムでとりあげたのがマーラ
ーの第9番です。その機会に収録されラトルとしては2度目の録音となります。
ウィーン・フィルとベルリン・フィルという最高峰のオケを指揮して録音を完
成させたラトルの最高峰の指揮者としての存在感をしめす録音です。勿論演奏
は強力な全奏、ソリスティックな名人わざをベルリン・フィルから引き出し作
品の魅力をすみずみまで伝える新録音です。

CZS-5176082 5枚組 \3000
クリスタ・ルードヴィヒの芸術(限定盤)
CD1
ブラームス:
サッフォー風頌歌Op.94-4; 愛のまことOp.3-1; 鍛冶屋Op.19-4;
5月の夜Op.43-2/以上ムーア(ピアノ)(57年録音)
おまえの青い瞳よOp.59-8; 永遠の愛についてOp.43-1; おとめは語るOp.107-3;
おお、帰り道さえわかればOp.63-8; 調べのように私を通り抜けるOp.105-1;
おとめの歌Op.107-5; 甲斐なきセレナードOp.84-4; 死は冷たい夜Op.96-1;
湖上でOp.59-2; 野の寂しさOp.86-2; 静かな夜に(ドイツ民謡集第42番)
お姉さん、私たちはいつ家に帰るの(ドイツ民謡集第15番); 私の眠りはますま
す浅くなりOp.105-2; セレナードOp.106-1/以上パーソンズ(ピアノ)(69年録音)
秘めたるあこがれOp.91-1; 聖なる子守唄Op.91-2/パーソンズ、
ダウンズ(ピアノ)(65年、66年録音)
アルト・ラプソディOp.53/
フィルハーモニアO&Cho.クレンペラー指揮(62年録音)
CD2
マーラー:
「若き日の歌」より 私は緑の森を楽しく歩いた; ハンスとグレーテ;
春の朝; 「子供の魔法の角笛」より 美しいトランペットが鳴り響く所;
番兵の夜の歌; 「若き日の歌」より いたずらな子をしつけるために; 「5つ
のリュッケルトの歌」より 私は快い香りを吸い込んだ; 美しさをあなたが愛
するなら; 真夜中に; 「子供の魔法の角笛」より この世の生活; だれがこの
歌を作ったのだろう; 高い知性への賛美/以上ムーア(ピアノ)(57年録音)
「5つのリュッケルトの歌」より 私はこの世に捨てられて; 「子供の魔法の
角笛」より 魚に説教するパドヴァの聖アントニウス; ラインの伝説/
以上ムーア(ピアノ)(57年録音)
シューマン:「女の愛と生涯」Op.42(全8曲)/ムーア(ピアノ)(59年録音)
レーガー:一通の手紙を書こうOp.76-8; 森の孤独Op.76-3/ムーア(ピアノ)
(65年録音)
CD3
シューベルト:
全能の神D.852; 漁夫の歌D.881/ムーア(ピアノ)(57年録音)
音楽に寄すD.547; ミューズの息子D.764; ガニュメートD.544;
水の上で歌うD.774; エレンの歌 その3(アヴェ・マリア)D.839; ますD.550;
糸を紡ぐグレートヒェンD.118; 春のおもいD.686; 死とおとめD.531; 笑いと
涙D.777; 万霊節の日のための連?D.343; 魔王D.328/以上パーソンズ(ピアノ)
(61年録音)
岩上の羊飼/パーソンズ(65年録音)
ヴォルフ:メーリケ詩集より ヴァイラの歌; 旅路;
R.シュトラウス:
夜Op.10-3;万霊節Op.10-8/以上ムーア(57年録音)
悪天候Op.69-5/ムーア(ピアノ)(65年録音)
CD4
ラヴェル:
3つのマダガスカル先住民の歌/ホイッタカー(フルート)、フレミング(チェロ)
パーソンズ(ピアノ)
サン=サーンス:見えない笛/ホイッタカー(フルート)、パーソンズ(ピアノ)
ラフマニノフ:美しい人よ、私のために歌わないで 他1曲
パーソンズ(ピアノ)(以上65年、66年録音)
ロッシーニ:ヴェネツィアの競艇(3曲)/ムーア(ピアノ)(65年録音)
ワーグナー/モットル編:ヴェーゼンドンクの歌(全5曲)/フィルハーモニアO.
クレンペラー指揮(62年録音)
ヘンデル:「ユリウス・カエサル」第1幕より'Es blaut die Nacht'/
ベルリン交響楽団
シュタイン指揮(62年録音)
バッハ:ヨハネ受難曲BWV245第58曲「すべては成就した」/ベルリン交響楽団、
フォルスター指揮(61年録音)
バッハ:マタイ受難曲BWV243より「神よ、あわれみたまえ」/
フィルハーモニアO.クレンペラー指揮(61年録音)
CD5
ヴェルディ:レクイエムより'Liber scriptus/
フィルハーモニアO&Cho.ジュリーニ指揮 (63年、64年録音)
マーラー:
「大地の歌」より「秋に寂しき者」; 「美について」/フィルハーモニアO.&
ニュー・フィルハーモニアO.クレンペラー指揮(64年、66年録音)
ベッリーニ:
「ノルマ」第1幕より'Sgombra e la sacrfa selva'/ミラノ・スカラ座O.
セラフィン指揮(60年録音)
ビゼー:「カルメン」第1幕より「恋は野の鳥(ハバネラ)」(ドイツ語歌唱)
/ベルリン交響O.シュタイン指揮(61年録音)
ワーグナー:
「トリスタンとイゾルデ」より「優しくかすかな彼のほほえみ(イゾルデの
愛の死)」/フィルハーモニアO.クレンペラー指揮(62年録音)
モーツァルト:
「ドン・ジョヴァンニ」第2幕より「何というふしだらな」/ニュー・フィル
ハーモニアO.クレンペラー指揮(66年録音)
モーツァルト:「コジ・ファン・トゥッテ」第2幕より「恋はくせもの」/
フィルハーモニアO.ベーム指揮(62年録音)
シュトラウス:「ばらの騎士」第3幕より終結部/
シュティッヒ=ランダル(ソプラノ)、
シュワルツコップ(ソプラノ)、ヴェヒター(バス)、
フィルハーモニアO.カラヤン指揮
(56年録音)
以上 クリスタ・ルードヴィヒ(メゾ・ソプラノ)
生誕80年記念!偉大なドイツのメゾ・ソプラノの絶頂期のアンソロジー。
3月16日で80歳をむかえるクリスタ・ルードヴィヒの50年代-60年代の名唱をま
とめたボックス。バッハ、モーツァルト、からシュトラウスまでのドイツ歌曲、
さらにフランス、ロシア、イタリア歌曲、そしてオペラと幅広いレパートリー
から選ばれた5CD、20Pブックレット、クラッシュメル・ケース入り


<EMI>
●EMI Great Recordings of the Century ニッパー盤(犬マーク)
★ご予約締切日:1月29日 限定発注品
※追加入荷の予定は今のところありません

EMI 5096472 2枚組 \2300
J.S.バッハ:
イタリア協奏曲、フランス風序曲、他
ロザリン・テューレック(pf)

EMI 5096552 3枚組 \3450
ベートーヴェン:後期弦楽四重奏曲集
ブッシュ四重奏団

EMI 5096682 2枚組 \2300
ショパン:ノクターン集、4つのスケルツォ
アルトゥール・ルービンシュタイン(pf)

EMI 5096762 \1150
コルンゴールド:ヴァイオリン協奏曲、他
イッツァーク・パールマン(Vln)
アンドレ・プレヴィン指揮、ピッツバーグ交響楽団

EMI 5096802 \1150
モーツァルト:オペラアリア集
ルチア・ポップ(Sop)
レナード・スラトキン指揮、ミュンヘン放送交響楽団、他

EMI 5096902 \1150
パーセル:歌劇「ディドとエネアス」
ジェレイント・ジョーンズ指揮、マーメイド・シンガース、管弦楽団
フラグスタート、シュヴァルツコップ(Sop)ヘムズリー(Br)ロイド(T)

EMI 5096922 \1150
シベリウス:交響曲第7番、タピオラ、海の精、ペレアスとメリザンド
トーマス・ビーチャム指揮、ロイヤルフィルハーモニー管弦楽団

EMI 5097022 \1150
ワーグナー:オペラアリア集、二重唱集
ニルソン(Sop)ホッター(Br)
L.ルートヴィヒ指揮、フィルハーモニア管弦楽団

EMI 5096832 2枚組 \2300
プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」全曲
マリア・カラス、シュワァルツコップ(Sop)フェルナンディ(Ten)
トゥリオ・セラフィン指揮、ミラノ・スカラ座管弦楽団

EMI 5096942 2枚組 \2300
ヴェルディ:歌劇「椿姫」全曲
レナータ・スコット(Sop)レナート・ブルソン(Br)
アルフレッド・クラウス(Ten)
リッカルド・ムーティ指揮、フィルハーモニア管弦楽団



<EMI UK>
★価格変更のご案内★
以前ご案内いたしました下記シリーズの価格が変更になりましたので、再度
ご案内させていただきます。

●RECOMMENDS
ご好評頂いたRECOMMENDSシリーズの第2回発売のご案内です。今回は第1回と同
様ジュエルケース入りの1枚ものに加え、ブリリアント・ケース入りの2枚組み
アイテムも編成、Virgin Classicsの音源も参加しています。名演から若手ア
ーティストの録音まで見逃せないアイテム10点です。
各12Pブックレット付き

★1月23日までのご注文分は特別価格1枚あたり\1280となります。それ以降は
通常価格となりますので、よろしくご検討ください。

CDM-5181842 \1450
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番、第2番
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
アントニオ・パッパーノ指揮

CDM-5181822 \1450
シューベルト:
弦楽四重奏曲第8番、第12番「四重奏断章」、第13番「ロザムンデ」
ベルチャ四重奏団

CDM-5181892 \1450
プロコフィエフ:交響的協奏曲、チェロ・ソナタ
ハンナ・チャン(チェロ)
ロンドン交響楽団
アントニオ・パッパーノ(指揮&ピアノ)

VM-5181792 \1450
ヘンデル:オペラ・デュエット集
パトリツィア・チョーフィ(ソプラノ)
ジョイス・ディドナート(メゾ・ソプラノ)
イル・コンプレッソ・バロッコ、アラン・カーティス指揮

CDM-5181732 \1450
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
シューベルト:ロンド D,438
ナイジェル・ケネディ(ヴァイオリン)
イギリス室内管弦楽団
ジェフリー・テイト指揮

VMS-5181862 2枚組 \2900
D.スカルラッティ:ピアノ・ソナタ集
ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)

CDM-5181752 \1450
バーンスタイン:ワンダフルタウン
クリズウェル(ソプラノ)、マクドナルド(ソプラノ)、ハンプソン(バリトン)他
バーミンガム・コンテンポラリー・ミュージック・グループ
サイモン・ラトル指揮 32Pブックレット

CMS-5181582 2枚組 \2900
バッハ:無伴奏チェロ組曲
ムスティスラフ・ロストロポーヴィッチ(チェロ)

VM-5181772 \1450
バルトーク:
ヴァイオリン・ソナタ第1番、第2番、無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)

CDM-5181712 \1450
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番
スケルツォ集(4曲)
サイモン・トルプチェスキ(ピアノ)


●EMI TRIPLESシリーズ第2回発売のご案内です。CD3枚組みにまとめた名曲作
品アルバム、今回は10点の発売です。昨秋の第1回と同様に16Pブックレット付
きのマルチパッケージの仕様になります。

★3枚組 \1880に変更になりました。
こちらは通常にご注文をお受けいたします。

CZS-5093932 3枚組 \1880
バッハ:オルガン名曲集
パルティータ「ようこそ、慈悲あつきイエスよ」BWV768
トッカータとフーガ ハ長調 BWV564
トリオ・ソナタ第3番ニ短調BWV527
協奏曲イ短調BWV593
トッカータとフーガ ニ短調BWV565
幻想曲ト長調BWV572 他
ウェルナー・ヤコブ(オルガン)

CZS-5094072 3枚組 \1880
バルトーク:協奏曲集
管弦楽のための協奏曲/ロイヤル・フィル、クーベリック指揮
ヴァイオリン協奏曲第2番/チョン(ヴァイオリン)、ラトル指揮
ピアノ協奏曲第2番/リヒテル(ピアノ)マゼール指揮
ピアノ協奏曲第3番/アルゲリッチ(ピアノ)、デュトワ指揮; 
ヴァイオリン協奏曲第1番/シトコヴェツキー(ヴァイオリン)、ペシェク指揮他

CZS-5094002 3枚組 \1880
ベルク:「ルル」全曲
パトリシア・ワイズ(ソプラノ)、
ブリギッテ・ファスベンダー(メゾ・ソプラノ)、
ヴォルフガング・シェーネ(バリトン)、ハンス・ホッター(バス)、
フランス国立管弦楽団
ジェフリー・テイト指揮

CZS-5094142 3枚組 \1880
ビゼー:管弦楽曲集
交響曲ハ長調; 組曲「ローマ」; 序曲「祖国」; アルルの女
カルメン組曲第1番; 「アルルの女」組曲; 子供の遊び(小組曲)
序曲イ長調 他
トゥールーズ・カピトール管弦楽団
ミシェル・プラッソン指揮

CZS-5094212 3枚組 \1880
ブラームス:協奏曲作品集
ピアノ協奏曲第1番、第2番/アラウ(ピアノ)、ジュリーニ指揮
ヴァイオリン協奏曲 オイストラフ(ヴァイオリン)、クレンペラー指揮
二重協奏曲
/オイストラフ(ヴァイオリン)、フルニエ(チェロ)、ガリエラ指揮 他

CZS-5094282 3枚組 \1880
ショスタコーヴィチ:協奏曲集
ピアノ協奏曲第1番
/ルディ(ピアノ)、アントンセン(トランペット)、ヤンソンス指揮
ピアノ協奏曲第2番/ルディ(ピアノ)、ヤンソンス指揮
ピアノ五重奏曲/ナッシュ・アンサンブル
チェロ協奏曲第1番/トルトゥリエ(チェロ)、ベルグルンド指揮
ヴァイオリン協奏曲第1番
/オイストラフ(ヴァイオリン)、M.ショスタコーヴィチ指揮他

CZS-5094352 3枚組 \1880
チャイコフスキー:交響曲第4番-第6番
幻想序曲「ロミオとジュリエット」
フランチェスカ・ダ・リミニ
1812年
フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ指揮

CZS-5094492 3枚組 \1880
ヴィヴァルディ:協奏曲集
協奏曲集「四季」(全4曲); フルート協奏曲第3番「ごしきひわ」
ヴァイオリン協奏曲「海の嵐」; 協奏曲集「調和の霊感」(全12曲) 他
ヴィルトゥオージ・ディ・ローマ
レナート・ファザーノ指揮

CZS-5094562 3枚組 \1880
ツェムリンスキー:管弦楽作品集
人魚姫; シンフォニエッタ; 抒情交響曲; 昔あるとき; 
Cymbeline Suite Fruhlingsbegrabnis; Ein Tanzpoem 他
ケルン・フィルハーモニー・ギュルツェニッヒ管弦楽団
ジェイムズ・コンロン指揮

CZS-5094422 3枚組 \1880
チェロ名協奏曲集
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲/グートマン(チェロ)
エルガー:チェロ協奏曲 コーエン(チェロ)
ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲ト長調、 ト短調/ハレル(チェロ) 
ハイドン:チェロ協奏曲第1番、 第2番/トルトゥリエ(チェロ)
モン:チェロ協奏曲 デュ・プレ(チェロ)
シューマン:チェロ協奏曲/グートマン(チェロ) 他

<OEHMS CLASSICS>
OC623(SACD-Hybrid) \1550
ガーシュイン:「パリのアメリカ人」
「ラプソディー・イン・ブルー」
ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調
パスカル・ロジェ (p)
ベルトラン・ド・ビリー (指揮) ウィーン放送交響楽団
20世紀初頭の同時代に生き、時代の寵児として活躍したラヴェルとガーシュ
ウィンのピアノ協奏曲をフランスの名手ロジェが快演した話題の録音、第2弾!
パスカル・ロジェは、フランスのピアニズムを代表する名演奏家として地位を
確立している。プーランク、サティ、フォーレ、サン=サーンス、特にラヴェ
ルの演奏は、その優雅さ、美しさ、デリケートなフレージングによって特徴
づけられ、いまや彼の名は“フランス・レパートリーの名演奏”と同等の意味
を持つ。
このディスクはそのロジェが、ラヴェルとガーシュウィンの記念イヤーに向け
て満を持して録音した「ガーシュウィン&ラヴェル:ピアノ協奏曲」(OC601)
に続く第2弾。同時代を生き、1928年に初めてアメリカを訪れたラヴェルが53
歳の誕生日プレゼントの代わりに「ガーシュウィンに会って演奏を聴きたい」
と希望したことで実現した2人の邂逅、同年のパリでの再会、ガーシュウィン
がラヴェルに弟子入りを希望した等々、2人には接点や共通点(脳手術後1937年
没、生涯独身、存命中から人気作曲家、今もなおその作品が愛され続けている
こと)も多く、2人の作品を並べて収録することによって、同じ時代に生み出さ
れたそれぞれの作品の本質を、ラヴェルを最も得意とするロジェのヴィルトゥ
オジティが鮮やかに切り拓いた新たな名演がここに登場。2007年2月にウィー
ン放送交響楽団の日本公演で初来日を果たし、日本でも大きな注目を浴びたフ
ランスの指揮者ベルトラン・ド・ビリーの、絶妙なサポートも見事な必聴のア
ルバムです。

OC808 \1550
偉大なる指揮者による歌曲集
ハンス・フォン・ビューロー:「5つの歌 Op.5*」 「3つの歌 Op.30」
ブルーノ・ワルター:「アイヒェンドルフの詩による3つの歌*」
「ハイネの詩による3つの歌Op.12 -4-6*」
クレメンス・クラウス:「リルケの詩による8つの歌」
ペトラ・ラング(Sp) ミヒャエル・ヴォレ(Br)* エイドリアン・バイナウ(p)
往年の指揮者は、ほとんどが作曲もしていた(マーラーも本業は指揮者で、作
曲は副業と考えていた)・・・と言っても過言ではないのでしょうか。「大指
揮者ハンス・フォン・ビューローこそが指揮者と作曲家の仕事を分けた」と言
われていますが、実はかなりたくさんの曲を書いていたのです。ワルターの
歌曲は、自作自演盤や、最近のCDにも録音されていてお聞きになった方もいら
っしゃるのではないでしょうか?
師匠であるマーラーの影響も垣間見えるまさに後期ロマン派の申し子のような
歌曲です。ここでは、他にクレメンス・クラウスやハンス・フォン・ビューロ
ーの歌曲も収録されています。クレメンス・クラウスは、R・シュトラウスの
「カプリッチョ」での台本作家としては知られていますが、このような素敵な
歌曲を残していたとは意外です。歴史に埋もれてしまった作品に、名歌手ラン
グとヴォレが光を当てます。
【録音】 2004年9月、2007年5月バイエルン放送第2スタジオ

OC916 \1550
モーツァルト:
ミサ曲「コシ・ファン・トゥッテ」K.253e(編曲者不詳)【世界初録音】
行進曲 ハ長調K.408/3 交響曲第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」
シリ・キャロリン・トルンヒル(Sp) ウルスラ・アイティンガー(Ms)
フーベルト・ネッティンガー(T) シュテファン・ゲイヤー(Bs)
フランツ・ラムル(指揮)
ジャーマン・モーツァルト・オーケストラ(ピリオド楽器使用)
実は、「モーツァルト:コシ・ファントゥッテ」のメロディーを使ったミサ曲
(編曲者不詳)なのです。ミヒャエル・ハイドンの弟子であったろうと考えられ
ているニコラウス・ベッチャー(1745-1811)によって写譜されたものが、ベル
リン国立図書館とフィレンツェ音楽院に所蔵されています。ニコラウス・ベッ
チャーは、ウッパー・スワビワ修道院長を務めました。ミヒャエル・ハイドン
とヨーゼフ・ハイドンは、この修道院のためにいくつかの作品を作曲したと言
われています。しかしモーツァルトはこの近くのベネディクト派修道院のため
に曲を書きましたが、ウッパー・スワビワ修道院のためには作曲しませんでし
た。そこでニコラウス・ベッチャーは、当時流行っていたモーツァルトのオペ
ラのメロディーを使ったミサ曲を誰かに依頼し、1800年頃に修道院で演奏した
のではないかと考えられています。
「この作品は、最高のパロディ音楽であると考えます。(ここで使われるパロ
ディは、現代のパロディと意味が異なります。) 古典派になると、特にウィー
ンでは神聖な場所で劇場的な音楽は批判的にとらえられた時期もありました。
しかし、「宗教は、天才的な新しい芸術を取り入れることによって、高尚な精
神を奮い立てなければならない」という考えもありました。「コシ・ファン・
トゥッテ」には、「フィガロ」や「ドン・ジョヴァンニ」に比べて有名なソロ
・アリアは少ない代わりに、アンサンブルが主体であることは、彼のミサ曲の
形式に非常に似ています。修道院でのミサの改革をもたらそうとしたベッチャ
ーにとってこの曲を基にした作品を演奏することは、最も良い選択だったで
しょう。もちろんそのまま言葉を典礼文に置き換えただけでなく、それぞれの
セクションに2つのアリア(アンサンブル)を繋ぎ合せたり、典礼文通りの雰囲
気にするためにパッセージや運弓方の変更、使用楽器や調性の変更も多く見ら
れます。通常典礼形式の曲に含まれる「オッフェトリウム」は発見されていな
いため、「ティトの慈悲」のアリア「もしも私の気に入られたいなら」を、や
はり同じように19世紀中頃に編曲された編曲者不詳のオッフェトリウムを挿入
しました。」(フランツ・ラムル)
実際に聞いてみると、やはり「おなじみのメロディ」に、違う歌詞がついて
いるのには若干の違和感がありますが、考えてみれば、ビゼーの「アルルの
女」の間奏曲にギローが歌詞をつけた「アニュス・デイ」や、マスカーニの
「カヴァレリア・ルスティカーナ」の間奏曲-「アヴェ・マリア」など、そう
いう事例は結構多いことに思い当たります。ならば、これもOK。「高尚な替え
歌」とでも名付けましょうか。 「ジュピター」は、決して楽譜をいじるよう
なことはなく、確固たるしっかりした作りの上に歯切れの良いテンポを乗せて
いくというもので、ドイツで高い評価を得ている演奏です。
【フランツ・ラムル】 1964年生まれ。トン・コープマンにオルガンとチェン
バロを学んだ。1990年からはハーグ王立音楽院のバロック・オルガンの教授を
務め、ハスラー・コンソートの音楽監督も務める。この彼が新しく設立したジ
ャーマン・モーツァルト・オーケストラは、古典派からロマン派の音楽を演奏
するためのピリオド楽器の団体。すでにブラームスやブルックナーの演奏まで
も試みています。
【録音】2006年6月ロッゲブルク修道院でのライヴ



<RCA RED SEAL>
88697168522(SACD-Hybrid) \1450
マーラー:交響曲第4番 ト長調
(ラーツ/フュッスル校訂・全集版[Universal Edition])
ルーバ・オルゴナソーヴァ (Sp)
デイヴィッド・ジンマン(指揮)
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
「私にとってのマーラーは、分厚い壁のような感情ではなく、もっとバランス
のとれた、また形式感もはっきりと聴き手に伝わるような音楽」と考え、「バ
ーンスタイン等の解釈は主観的で、私のマーラー観とは異なるもの」と言い切
るジンマンのマーラー解釈は、巨大な3管編成を基本としたマーラーのオーケ
ストレーションを精緻に再現し、爛熟した後期ロマン派・世紀末の申し子マー
ラーが極限まで拡大させた古典形式の作品構造を聴く者にはっきりと認識させ
るという点において、これまでのさまざまなマーラー演奏とは異なる次元に立
つ、まさに21世紀のマーラー像といえる。第2ヴァイオリンに独自の役割を与
えることの多かったマーラーのオーケストレーションを考慮して、ヴァイオリ
ンを左右に振り分けるほか(左から第1ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、第2
ヴァイオリン、コントラバスという配置)、金管別働隊の空間性を重視し、録
音(SA-CDハイブリッド)でもそれを緻密に再現している。
録音面でも、ベートーヴェンの交響曲全集以来(より正確にはその直前の英デ
ッカへのオネゲル・アルバム以来)、一貫して録音を担当するクリス・ヘイゼ
ル=サイモン・イーデンの名コンビが音響効果抜群のトーンハレに鳴り響く名
門オーケストラのサウンドを見事に再現。このジンマンのマーラー・チクルス
の録音は、専門家の録音評だけでなく多くのユーザーからも「今までとは次元
の違った高い録音」と高い評価を得ています。「ホール、オーケストラ、スタ
ッフ、レコード会社とすべてに理想的な状況の中で、長年温めつづけた私のフ
ァンタジーが飛翔するのです」と自身を持ってジンマンが語る通り、演奏そし
て録音が一体となった名盤の登場です。
【録音】 2006年11月13-15日 チューリヒ・トーンハレ

88697234552 \1980
オッフェンバック:アリア集
「ラ・ペリコール」「ポンム・ダピ」「ホフマン物語」
「ジェロルスティン大公妃」「美しきエレーヌ」
「青ひげ」「天国と地獄」より
ヴェッセリーナ・カサロヴァ (Ms)
ウルフ・シルマー(指揮) ミュンヘン放送管弦楽団
モーツァルト、ロッシーニとともにフランス・オペラのレパートリーの斯界の
第一人者カサロヴァ。「ティトの慈悲」「チェネレントラ」に続くカサロヴァ
が主役の、毎年恒例のミュンヘン・コンサート・ライヴ録音。今回は、彼女の
得意としている、粋で「いなせ」なオッフェンバックのアリア集です。ただ歌
うだけでは、この絶妙な世界観を出すことは不可能です。最近では、フェリシ
ティ・ロットやフォン・オッターが素晴らしい歌を聴かせてくれていますが、
この盤でのカサロヴァも「素晴らしい!」の一言です。低音から高音まで豊か
な美声と音楽性。そしてフランス語の発音。ここには定番のアリアだけでなく
難曲のアリアまで収められ、卓越した技巧と幅広い表現力が遺憾なく発揮。上
品、かつウィットに富んだしっとりとした歌い口は聴けば聴くほどに味わいが
増すでしょう。
【録音】 2007年10月7日 ミュンヘン、ガスタイクでのライブ

88697168172 \1980
リーダークライス-シューマン歌曲集II
『「メランコリー」-スペインの歌芝居Op.74-6』 『リーダークライスOp.39』
『5つの歌曲Op.40』 『6つの詩 Op.36』
『「竪琴弾きの歌」Op.98bより第4,6,8曲』
『歌曲集「スペインの愛の歌」Op.138より第2曲』
『「3つの歌」Op.83より第3曲「隠者」』
クリスティアン・ゲルハーヘル(Br)
ゲロルト・フーバー(p)
世界が注目するドイツのバリトン歌手クリスティアン・ゲルハーヘル(1968年
生まれ)が、2003年度レコード・アカデミー賞を受賞した「冬の旅」を含む
シューベルト3大歌曲、それから約1年ぶりに満を持して放った「詩人の恋」に
続く、シューマン歌曲集第2弾となるニュー・アルバム。ドイツ・リートの優
れたディスクを続々と発表し、日本での評価と人気も揺ぎないものとした彼だ
が、日本でのリーダー・アーベントの初ツアーがようやく実現する2008年年頭
を飾るリリースとなる。今までのCDでの素晴らしいサポートで高い評価を得た
フーバーのピアノと一体となって繊細かつ優美な世界を創り出し、「詩人の
恋」と並んでシューマンの代表的歌曲集である「リーダークライスOp.39」か
ら、心の静寂、苦悩、愛情、憧憬などを見事に表出。ゲルハーヘルの評価をさ
らに引き上げるレコーディングである。


<DHM (ドイツ・ハルモニア・ムンディ)>
88697214722 \1980
ヘンデル:オペラ・アリアとデュエット集
「インド王ポーロ」「セルセ」「テッサリアの王アドメート」
「ムツィオ・シェーヴォラ」「ロデリンダ」「アルミニオ」「テゼオ」より
ヌリア・リアル(Sp) ローレンス・ザッゾ(C-T)
ローレンス・カミングス(指揮) バーゼル室内管弦楽団(ピリオド楽器使用)
若手美形&美声古楽系ソプラノ歌手の中でも特に注目されている、バルセロナ
生まれのソプラノ、ヌリア・リアル。そして、オペラを中心に活躍しているア
メリカ出身カウンターテナー、ローレンス・ザッゾによる、ヘンデルのアリア
とデュエットを収録しました。この二人が出演した「ヘンデル/リチャード一
世(88697174212)」での見事なテクニックと表現は、最近の古楽歌手の中では
素晴らしい逸材歌手といわれていることがわかるでしょう。
【ヌリア・リアル】 カタロニアで声楽部門で賞を取った後、バーゼルでクル
ト・ヴィドマーに師事。様々なバロック・オーケストラと共演。ルネ・ヤーコ
プスに認められ、彼の「フィガロの結婚」に抜擢され、現在ではバロック声楽
作品だけでなくオペラにも多数出演し、評価を高めている。2006年の「熱狂の
日」で来日している。
【ローレンス・ザッゾ】 アメリカ出身。フィラデルフィアとロンドン・キン
グズ・カレッジで声楽を学び、ロンドンで「ブリテン/真夏の夜の夢」でデビュ
ー。その後ベルリン国立歌劇場、シャンゼリゼ劇場、バイエルン国立歌劇場、
ネザーランド・オペラ、コヴェントガーデン、等コンサート歌手としてではな
く、主にオペラ歌手として出演している。また、ルネ・ヤーコプス、アラン・
カーティス、W・クリスティー指揮の録音にも多く参加している。
※このディスクはエンハンスドCDとなっており、歌詞カード(伊語)と、英語・
独語・仏語対訳は、PDF形式のファイルにて収録されております。パソコンに
て、閲覧、印刷が可能です。
【録音】2007年8月11-15日 ラントガストホフ・リーエン、 バーゼル



<RCA RED SEAL Germay>
74321736602 5枚組 \6250
ドイツ現代音楽作品集 BOX16限定盤
マニア向け商品・ドイツ現代音楽作品集 BOX 16巻目となります。限定盤です
のでお早めにどうぞ。今回は、ドイツに流れる合唱音楽の系譜をたどる、現代
音楽だけでなく合唱マニアにも垂涎のBOXです。宗教曲の伝統を踏まえた作品、
はたまた声を究極の実験材料として扱った曲など、ありとあらゆる表情を見せ
る曲集です。
【Disk 1】
● Arnold Schonberg: De Profundis op. 50b〜 Bernd Zimmermann(cond) Kolner Rundfunkchor (Jan 29, 1954)
● Paul Dessau: An die Mutter und an die Lehrer
〜 Dietrich Knothe(cond) Siegfried M uller(Vocal) Manfred Reinelt(p) Gerhard Berge(p) Walter Kauerauf(Tp)
Fritz Bachmann(Tp) Rudi Lehmann(Tp) Heinz Dinter(Bass Drum) Rundfunkchor Leipzig (Mar 8, 1959, Funkhaus Leipzig)
● Gunter Kochan: 1848 - Sechs Stucke fur gemischten Chor a cappella
〜 Helmut Koch(cond) Solistenvereinigung des Deutschlandsenders Berlin (Jul 8, 1957 Studio Berlin)
● Luigi Nono: Cori di Didone fur gemischten Chor und Schlagzeug
〜 Bernd Zimmermann(cond) K olner Rundfunkchor, Schlagzeuger des Kolner Rundfunk-Sinfonieorchesters (Sep 6, 1958, Koln)
● Wilhelm Weismann: Zwei Lieder fur Chor a cappella nach Dichtungen des 12. Jahrhunderts
〜 Solistenvereinigung des Deutschlandsenders Berlin (Sep 16, 1968 Deutsche Staatsoper, Berlin)
● Sylvano Bussotti: Teil IV from 「Cinque fragmenti all'Italia f ur Gesangsensemble, Chor, Klavier, Schlagzeug」
〜 Helmut Franz(cond) NDR-Cho (Feb 9, 1971 NDR Studio 10, Hamburg )
● Mauricio Kagel: Die Mutation fur Mannerstimmen und obligates Klavier
〜 Herbert Schernus(cond) Aloys Kontarsky(p) K olner Rundfunkchor (May 13, 1972, Koln)
● Tilo Medek: Kindermesse zum Gedenken der im Dritten Reich ermordeten Kinder fur Kinderchor a cappella
〜 Manfred Roost(cond) Rundfunk-Kinderchor Berlin (Jun 12, 1995, Studio Berlin)
【Disk 2】
● Gerhard Rosenfeld: Rifugio d'ucelli notturni fur Sopran, Oboe, schlagzeug und Chor nach Texten von Salvatore Quasimodo
〜 Burkhard Glaetzner(Ob) Werner Legutke(Drums) Hans-Joachim Naumann(Drums) Gerd Schenker(Drums)
Rundfunkchor Leipzig (24.-27. Juni 1976, Leipzig)
● Gerard Zinsstag: Trauma fur Doppelchor a cappella
〜 Klaus Martin Ziegler(cond) Karl Stanzl(Co-Cond) SWR Vokalensemble Stuttgart (Apr 14, 1981, Stuttgart)
● Annette Schlunz: Zarte Knopfe fur Frauenchor
〜 Erika Ruggeberg(cond) Chor des Bayerischen Rundfunks (1988, Dom zu Regensburg)
● Annette Schlunz: Zarte Knopfe fur Frauenchor
〜 Michael Glaser(cond) Chor des Bayerischen Rundfunks (1998, Dom zu Regensburg)
● Sandeep Bhagwati: Die Gesange der Ghat-Biwa-Rituale eines fernen Archipels. Musiktheaterinstallation
〜 Rupert Huber(cond) SWR Vokalensemble (Feb 3, 1999, Theaterhaus Stuttgart)
● Harrison Birtwistle: Vision II: "O bone Jesu" from 「Three Latin Motets f ur 18-stimmigen gemischten Chor a cappella」
〜 Marcus Creed(cond) RIAS Kammerchor Berlin (7./8. Marz 2000, Berlin)
● Nikolaus A. Huber: Ach, das Erhabene... betaubte Fragmente fur 2 verschrankte Chore a
36 Stimmen mit Coda
〜 Rupert Huber(cond) WDR Rundfunkchor K oln, Vokalensemble Stuttgart (Jan 30, 2000, Klaus-von-Bismarck-Saal, Koln )
【Disk 3】
● Siegried Reda: Chorbuch fur das Jahr der Kirche - Das Psalmbuch fur gemischten Chor a cappella
〜 Klaus Martin Ziegler(cond) Kantorei an St. Martin, Kassel (Nov 30, 1973, St. Martin, Kassel)
● Ernst Pepping: Passionsbericht des Matthaus fur Chor a cappella
〜 Martin Behrmann(cond) Spandauer Kantorei (Oct 24, 1976, Marktkirche Hannover)
● Siegfried Strohbach: Funf Galgenlieder fur Mannerchor a cappella
〜 Brigitte Siebenkittel(cond) Mannerchor des Neuen Knabenchores Hamburg (Mai 1994, Fulda)
● Karlheinz Stockhausen: Chore fur Doris fur gemischten Chor a cappella〜 Peter Schwarz(cond) Ars-Nova-Ensemble, Berlin (Jan 27, 1994, Akademie der Kunste, Berlin )
● Harald Genzmer:
Italienisches Liederbuch fur gemischten Chor a capella〜 Ernst Senff(cond) Ernst Senff Chor (Dec 7, 1972, Saal I RBB, Berlin)
● Johann Nepomuk David: Sechs Evangelienmotetten fur grosen Chor a cappella
〜 Helmuth Rilling(cond) G achinger Kantorei (November 1961, Stuttgart)
● Heinz-Werner Zimmermann: Weihnacht from「Vier Motetten f ur gemischten Chor und Kontrabass」
〜 Christoph Dombrowski(cond) Uwe Gronostay(cond)
Kammerchor der Hochschule fur Musik und Darstellende Kunst Frankfurt am Main (Jan 28, 1989, St. Leonard, Frankfurt)
● Andre Asriel: Sechs Fabeln nach Asop fur gemischten Chor a cappella
〜Friedrich Krell(cond) Rundfunk-Jugendchor Wernigerode
(Nov 1, 1976, Studio der Gerhart-Hauptmann-Oberschule Wernigerode)
● Rainer Lischka: Stimmen der Tiere fur Kinderchor a cappella
〜 Claus Hahnel(cond) Gothaer Kinderchor (Mai 1998, Regensburg)
● Siegfried Matthus: Funf Liebeslieder des Catull fur gemischten Chor a cappella
〜 Dietrich Knothe: Berliner Singakademie (5.-6. M arz 1983, Funkhaus Nalepastrase, Berlin)
● Jurgen Golle: An den Fruhling fur gemischten Chor a cappella
〜 Gert Frischmuth(cond) Kammerchor der Hochschule f ur Musik "Franz Liszt" Weimar (Mai 1994,Fulda)
【Disk 4】
● Kurt Hessenberg: Mitten in dem Leben sind wir vom Tod umfangen op. 97 - Motette fur 8-stimmigen Doppelchor a cappella
〜 Helmuth Rilling(cond) Frankfurter Kantorei (Dec 2, 1975, Sendesaal Hessischer Rundfunk)
● Wilhelm Killmayer: Lazzi - Funf Scherzi fur Frauenchor a cappella
〜 Carola Bischoff(cond) Pf alzische Kurrende (Mai 2002, Osnabruck )
● Lothar Voigtlander: Teil I from「 Antike Epigramme f ur gemischten Chor a cappella nch Worten von Catull, Sulpicia undAusonius」 〜 Gert Frischmuth(cond) Kammerchor der Hochschule f ur Musik "Franz Liszt" Weimar (24.-26. Februar
1984, Funkhaus Nalepastrase, Berlin)
● Alfred Koerppen: Zauberwald fur Frauenchor a cappella
〜 Alfred Koerppen(cond) M adchenchor Hannover
● Gunter Erdmann: Sommermadchenkussetauschelachlebeichte (Kitsch-Idylle) fur gemischten Chor a cappella
〜 Hans-Peter Schurz(cond) FDJ-Chor der Erweiterten Oberschule "Ernst Th almann" Neuruppin
(Mar 19, 1989, Funkhaus Nalepastrase, Berlin)
● Gunter Bialas: Chorlieder nach Gedichten von Heinrich Heine fur gemischten Chor a cappella 〜 Kurt Suttner(cond) via-nova-chor (Jul 13, 1997, Aula der Hochschule fur Musik, Munchen)
● Stefan Kalmer; When Shall We Three Meet Again
〜 Stefan Kalmer(cond) Voices In Time (Mai 1998,Regensburg)
● Wolfram Buchenberg: Ich bin das Brot des Lebens, from「Vier geistliche Ges ange fur gemischten Chor und Orgel」
〜 Max Frey(cond) Madrigalchor der Hochschule f ur Musik und Theater Munchen
(Feb 26, 1998, Hochschule fur Musik und Theater, Munchen)
● Heinrich J. Hartl: Der Pharisaer und der Zollner op. 83 fur Mannerchor a cappella
〜 Jurgen Fasbender(cond) Cantabile Limburg (Mai 1998, Regensburg)
● Bernd Franke: Significatio - Gesualdo - Cinque madrigali a cinque voci
〜 Helko Siede(cond) Hallenser Madrigalisten (19.-21. Oktober & 2.-4. November 2001, Paul-Gerhardt-Kirche, Leipzig)
【Disk 5】
● Emanuel Vogt: Nunc dimittis - Motette fur 4-6-stimmigen Chor a cappella
〜 Karl Friedrich Beringer(cond) Windsbacher Knabenchor (20.-21. Juni 2000, Kirche Gumbertus)
● Siegfried Strohbach: Jesus, der Retter im Seesturm - Motette
〜 Karl Friedrich Beringer(cond) Windsbacher Knabenchor (20.-21. Juni 2000, Kirche Gumbertus, Ansbach)
● Gustav Gunsenheimer: Die Heilung des Blinden - Motette fur 4-6-stimmigen Chor a cappella
〜 Friedrich Beringer(cond) Windsbacher Knabenchor (20.-21. Juni 2000, Kirche Gumbertus, Ansbach)
● Alfred Koerppen: Da gekommen waren die Tage der Pfingsten - Motette fur Tenor und gemischten Chor a cappella
〜 Heinz Hennig(cond) Knabenchor Hannover (May 14, 1999, Thomaskirche Leipzig, Bachfest Leipzig )
● Georg Ratzinger: Sanctus, from 「Missa l'anno santo f ur Chor a cappella」
〜 Roland Buchner(cond) Regensburger Domspatzen (Jul 28, 2005, Wolfgang-Saal der Regensburger Domspatzen)
● Rolf Schweizer: Psalm 23 "Der Herr ist mein Hirte" fur 4-8-stimmigen Chor a cappella
〜 Raimund Hug(cond) Freiburger Domsingknaben (Fruhjahr 2003. Domsingschule Freiburg)
● Max Baumann:
Pater noster op. 51 - Motette fur 8-stimmigen Chor a cappella
〜 Reinhard Kammler(cond) Augsburger Domsingknaben (Jan 5, 1981, Violau)
● Erhard Mauersberger: Die Heilung des Blinden von Jericho - Motette fur Chor a cappella〜 Hans-Joachim Rotzsch(cond) Thomanerchor Leipzig (Apr 3, 1989, Paul-Gerhardt-Kirche, Leipzig)
● Volker Brautigam: Improvisation uber Perotinus fur gemischten Chor zu 8 Stimmen
〜 Georg Christoph Biller(cond) Thomanerchor Leipzig (Nov 29, 1999, Lutherkirche Leipzig)
● Rudolf Mauersberger: Unruh der Zeit fur Chor a cappella
〜 Rudolf Mauersberger(cond) Dresdner Kreuzchor (Oct 25, 1960, Dresden)
● Christian Munch: Teil I, from 「 Ein vliessende lieht miner gotheit f ur Kanbenchor」
〜 Roderich Kreile(cond) Dresdner Kreuzchor, musica-viva-ensemble dresden (Feb 13, 2000, Kreuzkirche Dresden)

★ご予約締切日:1月10日
<NAXOS> 各1枚 \1000
8.570505
偉大なる映画音楽集
ジョン・ウィリアムス:レイダース/失われたアーク《聖櫃》メイン・テーマ
ジョン・バリー:愛と哀しみの果て
ダニー・エルフマン(ジョン・ワッソン編):スパイダーマン
ジョン・ウィリアムス:シンドラーのリスト
ハンス・ジマー(ジョン・ワッソン編):グラディエーター
カール・ディヴィス:チャンピオンズ-
「チャンピオンのテーマ」「グランド・ナショナル」
ハワード・ショア:ロード・オブ・ザ・リング-組曲「2つの塔」
ヴァンゲリス(アンディ・ヴィンター編):炎のランナー
モンティ・ノーマン(ニック・ライン編):ジェームス・ボンドのテーマ
ジェームズ・ホーナー:タイタニックメイン・テーマ
アラン・シルヴェストリ(カルヴァン・クースター編):フォレスト・ガンプ
ジョン・バリー(ニック・ライン編):ダンス・ウィズ・ウルブス
ジョン・ウィリアムス:ハリー・ポッターと賢者の石より組曲
カール・デイヴィス(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
絵空事とはわかっていても、ついつい涙し興奮してしまう名映画の名場面。
そしてそれを彩る美しいメロディの数々。「レイダース」の冒頭を聞けば誰も
が冒険家。「愛と哀しみの果て」でのきめ細かくしっとりした厚みのある弦の
響きに涙して、お約束「タイタニック」の調べを聴いてついつい腰に手を回し
てしまいましょう。極上の一時をお約束いたします。

8.555845
ロドリーゴ:管弦楽曲全集第10集
4つの愛のマドリガル/愛と戦争の歌/モーセン・シントの三連画/
オカーニャの中級勲爵士のロマンス/カタルーニャ語による 4つの歌/
ロサリアナ/花嫁の歌
ラケル・ロヘンディオ(ソプラノ)
マキシミアーノ・バルデス(指揮)/アストゥーリアス交響楽団
はるか彼方の世界へ聴き手の感情を連れていくのがロドリーゴ(1901-1999)の音
楽。この歌とマドリガルの曲集もその例にもれません。一抹の哀愁を帯びつつ
も伸びやかで美しいソプラノ、そして切なくなるほどに憂いを含んだ管弦楽。
16世紀のスペインの栄光と現代的なセンスがマッチした名曲揃いです。
美貌ソプラノ、ロヘンディオの甘い歌声で。

8.557711
レスピーギ:教会のステンドグラス/ブラジルの印象他
交響的印象「教会のステンドグラス」
(エジプトへの逃避/大天使ミカエル/聖クララの朝の祈り/聖グレゴリウス
・マグヌス)
ブラジルの印象
(熱帯の夜/ブタンタン/歌と踊り)
ロッシーニアーナ
ジョアン・ファレッタ(指揮)
バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団
レスピーギ(1879-1936)と言えば多くの人は「ローマ三部作」の華麗で重厚なメ
ロディを思い起こすことでしょう。しかしこの「教会のステンドグラス」は更
に精緻でエキゾチックで不思議な味わいの作品です。彼が生涯をかけて研究し
た古代の旋法をふんだんに使いつつ近代的なオーケストレーションを施した曲
で原曲はピアノ曲ですが、最近は吹奏楽版にも編曲され絶大な人気を誇ってい
ます。

8.557831
シューベルト:シューベルト・ドイツ語歌曲全集第25集
ロマン派の詩人による歌曲集第2集
リーゼンコッペの山頂にて D.611/死と乙女 D.180/歌びとの朝の歌 D.163
(第1作)/歌びとの朝の歌 D.165(第2作) /愛のたわむれ D.206/子守歌 D.304
/それは私だった D.174/愛の陶酔 D.179(第2作)/妨げられた幸福 D.309/
「ラクリマス」より 2つの場面 D.857-フィオリオの歌/紅ひわの求愛 D.552/
ヒッポリートの歌 D.890/挨拶を送ろう D.741/郷愁 D.456/盲目の子 D.833
/愛の言葉 D.410/囚われの歌人たち D.712/再会 D.855/
遥かな人に寄せる夕べの歌 D.856
マルクス・シェーファー(テノール)
ウルリッヒ・アイゼンロール (ピアノ)
その短い生涯に 115人もの詩人の作品に曲を書いたシューベルト (1797-1828)。
もちろん詩人の顔ぶれは様々で大ゲーテからクロプシュトック、果ては名前も
定かでない彼の友人まで多岐に渡っています。ここに取り上げたのはシューベ
ルトの同時代人の中でも先鋭的な作品を書いた詩人たちによる曲です。特にケ
ルナーは愛国詩の作家として当時もてはやされた人で、シューベルトは「リー
ゼン山頂に立って」には驚くほどに勇ましい曲を付けています。

8.557845
フンメル:
ロンド・ブリランテヘ長調 Op.127/変奏曲変ロ長調 Op.115/
オーベロンの「魔法の角笛」による幻想曲 Op.116/変奏曲ヘ長調 Op.97
クリストファー・ヒンターフーバー (ピアノ)
ウーヴェ・グロット (指揮) /イェヴレ交響楽団
ベートーヴェンの友人でもあり、良きライヴァルでもあったフンメル(1778-
1837)。とは言え耳の疾患により早いうちにコンサートの舞台から降りてしまっ
たベートーヴェンと違い、フンメルは 1830年台に至るまで演奏家としての名声
も保っていました。彼の即興性と超絶技巧は当時高く評価され、特にオペラの
名旋律をうまく取り入れた華やかな作品は人気が高く、この作風は若きショパ
ンにも多大なる影響を与えたのです。
NAXOS期待のピアニスト、ヒンターフーバーの妙技をご堪能ください。

8.557966
W.F.バッハ:鍵盤作品集第1集
12のポロネーズ F.12/鍵盤のためのソナタニ長調 F.3/幻想曲イ短調 F.23
ロバート・ヒル(フォルテピアノ)
大バッハが唯一認めたと言われる長男フリーデマン(1710-1784)。
あまりにも多くの天分とインスピレーションを受け継いだせいか、その音楽活
動は当時の因習に受け入れられず最後は貧困と無理解の内に世を去ったといわ
れています。ここで聴ける「12のポロネーズ」をはじめとした一連の作品にも
その特色は強く現れており、半音階的な和声進行はしばしば聴き手を驚かせる
ものです。ロバート・ヒルの丁寧な演奏で。

8.570094
バックス:ヴァイオリン・ソナタ第2集
1.ヴァイオリン・ソナタ第2番
2.ヴァイオリンとピアノのためのバラード
3.ヴァイオリンとピアノのための「伝説」
4.ヴァイオリン・ソナタト短調
5.ヴァイオリン・ソナタヘ長調
演奏/ローレンス・ジャクソン(ヴァイオリン)
アシュレイ・ウェイス (ピアノ)
既発売のアルバム 8.557540で極めて印象深い演奏を聴かせたジャクソンによる
バックス(1883-1953)のヴァイオリン・ソナタ第2集です。メインとなる第2番の
ソナタは第一次世界大戦に対する作曲家の懸念が表現されたもので、不安げな
表情とある種の艶かしさが全曲を支配します。特に第2楽章での奇妙なワルツは、
まさに「死の舞踏」とも言えましょう。「伝説」「バラード」はバックスの最
盛期の作品。異国風かつ洗練されたドラマティックな作品です。
1983年まで演奏されることのなかったヘ長調のソナタも聴き物です。

8.570137
リスト:ピアノ曲全集第27集
ドニゼッティのオペラによる編曲作品集
ルチアとパリジーナの 2つのモティーフによる演奏会用ワルツ S214/3/R155
「ルクレツィア・ボルジア」の回想(第2稿) S400/R154
「ランメルモールのルチア」の回想アンダンテ・フィナーレ S397/R151
「ランメルモールのルチア」より葬送行進曲とカヴァティーナ S398/R152
「ファヴォリータ」より「優しき魂よ」のカヴァティーナ S400a
「ポルトガル王セバスティアン」より葬送行進曲
演奏/ウィリアム・ウォルフラム(ピアノ)
この曲集こそリスト(1811-1886)の真骨頂を味わうためのもの。
彼がオペラの名旋律をどのように料理したかが手にとるようにわかるはずです。
原曲の良さを生かしつつも、過剰なまでに装飾を重ねた結果あまりにも長すぎ
たため、出版社から「2つに分けるように」と言われてしまった「ルチアの回
想」や、演奏会用ワルツなど、これでもかと言わんばかりの妙技が炸裂です。
超絶技巧を凝らしたパッセージを事もなげに弾き切るウォルフラムにも脱帽。

8.570190
ロージャ:ヴァイオリンとピアノのための作品集
1.ハンガリー民謡の主題による変奏曲 Op.4
2.ヴァイオリンとピアノのための二重奏 Op.7
3.北部ハンガリー民謡と踊り Op.5
4.無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ Op.40
フィリッペ・クィント(ヴァイオリン)
ウィリアム・ウォルフラム (ピアノ)・・・1、2のみ
ロージャ(1907-1995)と言えば映画音楽が良く知られていますが、ここに収録
されたのはハンガリーの民族色が濃く出た初期の作品と、恐ろしい程に渋い後
期の「無伴奏ヴァイオリンソナタ」です。のどかで耳に優しい変奏曲などの哀
愁に満ちたメロディの宝庫は聴き手の胸を熱くすることでしょう。そして無伴
奏ヴァイオリンソナタの革新的な音色!ロージャに対する見方が変わること間
違いありません。

8.570192
サラサーテ:ヴァイオリンとピアノのための作品集第2集
ロッシーニへのオマージュ Op.2/ドモンの思い出 Op.8/「マルタ」による演
奏会用幻想曲 Op.19/ミニョンのガボット Op.16/ルーマニアのメロディ
Op.47/「ザンパ」のモザイク Op.15/モスコヴィエンヌ Op.12/「運命の力」
による演奏会用幻想曲 Op.1
演奏/ティアンワ・ヤン(ヴァイオリン) /マルクス・ハドゥッラ(ピアノ)
自らも大ヴァイオリニストであったサラサーテ(1844-1908)は、超絶技巧を駆使
した作品を多く作曲し、ヨーロッパから南北アメリカ、中近東、南アフリカな
ど広く世界を演奏旅行し聴衆を唸らせました。本収録作品はどれもがオペラの
テーマを用いており、原曲の魅力を損なうことなくヴァイオリンが縦横無尽に
歌いまくるというサラサーテならではの華やかさです。

8.570250
ラウロ:ギター作品集第2集
パサーヘ・アラグエーニョ/アナ・フロレンシア/ペトロニーラ/アナ・クリ
スティーナ/
ボルヘス:山の花々(ラウロ編)/パヴァーナ/ヴィルジリオ/ソナタ/カンシ
オン/モモティ/夜想曲/4つの練習曲/たそがれ/ロマンツァ/メレンゲ/
チリ風クエカ/オリエンテ/組曲(デュアルテへのオマージュ)
ビクトル・ビジャダンゴス(ギター)
1917年。この生まれた年を見て「難しそう」ともし思ってしまったとしたら、
それは間違いです。ベネズエラ生まれのラウロ(1917-1986)の作品はとても情熱
的で親しみやすいものばかり。彼の作品は、かのアンドレア・セゴビアも好ん
で取り上げたのですが、 1950年代当時は「アルゼンチンの作曲家」として紹
介されていたそうですが、以降知名度もあがり演奏会などで取り上げられるこ
とも多くなり、現在ではギターのレパートリーの重要な一角を占めています。
日曜日の昼さがりにまったりと聴きたい音楽です。

8.570251
ブローウェル:ギター作品集第4集
コロムナス市(名前のない小品によるヴァリエーション)/
種子への旅/新・単純な練習曲第1-10番/サウメル:8つのコントルダンス(ブ
ローウェル編)/水のしずく/組曲第1番「古風に」
クレルチ(1965-):イェマヤ
グレアム・アンソニー・ディヴァイン(ギター)
1939年、キューバ生まれのブローウェルは、ギター曲に実験的な手法を取り入
れ常に先鋭的な作品を発表することで知られています。NAXOSではすでに 3枚の
アルバムをリリースしていますが、この第4集では彼の16歳の時の作品「組曲
第1番」から2004年の作品までを収録しています。抽象的な曲名の通り、想像の
中で広がる音楽の旅をお楽しみいただけることでしょう。ブローウェルの親友、
クレルチの作品も聞き物です。

8.570300-02 3枚組
ハイドン:オラトリオ「トビアの帰還」 (1784年版)
演奏/ラファエッレ・・・ロベルタ・インヴェルニッツィ(ソプラノ)
サラ・・・ゾフィー・カートホイザー(ソプラノ)
アンナ・・・アン・ハレンベリ(アルト)
トビア・・・アンドレス・J・ダーリン(テノール)
トビト・・・ニコライ・ボルチェフ(バス)
ケルン声楽アンサンブル
アンドレアス・シュペリング(指揮) /カペラ・アウグスティナ
ハイドン(1732-1809)の中期の作品であるこの「トビアの帰還」は傑作「天地創
造」や「四季」に比べ、ほとんど演奏される機会はありません。音楽史的にも
ずっと忘れられた存在として扱われて来ましたがこのように精彩漲る演奏で聴
いてみると「なぜもっと聴かれないのだろう?」と不思議に思うばかりです。
この録音は合唱曲を 2曲追加した 1784年版を使用したもので、名ソプラノ、イ
ンヴェルニッツィ等の情感豊かな歌の素晴らしさも特筆ものです。

8.570312
ブクステフーデ:オルガン作品集第7集
前奏曲とフーガイ短調 BuxWV158/前奏曲ハ長調 BuxWV138/イエス・キリスト
よ、賛美をうけたまえ BuxWV188/カンツォネッタト短調 BuxWV173/今ぞわが
魂よ主をたたえよ BuxWV214/カンツォネッタハ長調 BuxWV167/アリアと3つの
変奏イ短調 BuxWV249/汝のみこによりてのみ我汝に感謝す BuxWV195/クーラ
ント・シンプルと8つの変奏曲 BuxWV245/前奏曲とフーガヘ長調 BuxWV144/
前奏曲変ロ長調 BuxWV154(断片)/カンツォーナト長調 BuxWV170/前奏曲とフ
ーガト短調 BuxWV163/
ジュリア・ブラウン(オルガン)
毎回好評を博しているブクステフーデ(1637?-1707)のオルガン作品集も今作で
第7集となります。今作はコラール前奏曲、コラール幻想曲、そして舞曲による
変奏曲などの多彩な作品が並び、この作曲家の多くの面を垣間見ることができ
ます。時々耳に残る奇妙な音色も彼ならではの特色。もともと鍵盤楽器のため
に書かれた BuxWV249の変奏の華麗さもたまりません。演奏はおなじみジュリア
・ブラウン。安定した技巧が魅力です。

8.570334
クラウス:ヴァイオリン協奏曲他
1. ヴァイオリン協奏曲ハ長調 VB151・・・世界初録音
(カデンツァ・・・バーティル・ヴァン・ボエール)
2.付随音楽「オリンピエ」
3.バレエ音楽「アジーレ」
西崎崇子(1のみ) /ウーヴェ・グロット(指揮) /ニュージーランド交響楽団
人気沸騰、ヨーゼフ・マルティン・クラウス (1756-1792)の作品集。今回は世
界初録音となるヴァイオリン協奏曲をメインとし、付随音楽やバレエ音楽を併
録した興味深い1枚です。独奏は NAXOSが誇る名手、西崎崇子氏。きめ細かく
伸びの良い音色で余裕の歌心をたっぷり見せつけます。他には曲の配置が良く
練られた「オリンピエ」、全曲をぜひ聞いてみたい才気あふれる「アジーレ」。
このアルバムでクラウスの人気が更に高まることは間違いありません。

8.570378
フランツ&カール・ドップラー:フルートと管弦楽のための作品集
1.F&K・ドップラー:リゴレット幻想曲
2.F・ドップラー:ハンガリー田園幻想曲 Op.26
3.F・ドップラー:アンダンテとロンド Op.25
4.F・ドップラー:アメリカの主題による二重奏曲 Op.37
5.F&K・ドップラー:華麗なるワルツ Op.33
6.F・ドップラー:2つのフルートのための協奏曲ニ短調
パトリック・ガロア(指揮・フルート)
瀬尾和紀(フルート)・・・1, 3, 4, 5, 6/シンフォニア・フィンランディア
フルートを吹く人なら誰もが憧れる「ハンガリー田園幻想曲」で知られるフラ
ンツ・ドップラー (1821-1883)は、その弟カール (1825-1900)もまたフルート
の名手であり、しばしば兄弟で共作をしたりと19世紀のフルート作品の発展に
寄与したのです。彼らの作品のほとんどはリサイタルを念頭にし、ピアノの伴
奏で書かれていますが、ここでは名手ガロアのたっての希望によりオーケスト
ラ伴奏に編曲されたものを演奏しています。共演は日本期待の若手、瀬尾和紀。
輝かしい音色が彩なす音の喜びが横溢しています。

8.570429
クラーク:管弦楽作品集
1.ヴァイオリン独奏のための「ペルナンブコ」
2.ヴァイオリンと弦楽合奏のための「奇跡のヴァイオリン」
3.ヴァイオリン独奏のための「楼蘭」
4.管楽アンサンブルのための「サムライ」
5.トランペット独奏のための「予感」
6.ヴァイオリンと管楽アンサンブルのための「黒い炎」
演奏/クリス・ディヴィス(指揮)・・・2, 4, 6
イギリス海兵隊バンド・・・4, 6
ピーター・シッパード・スケーヴェド(ヴァイオリン)・・・1, 2, 3, 6
イヴァン・ハッチンソン軍楽軍曹(トランペット)・・・5
ロングボウ・・・2
吹奏楽ファンならお馴染み、並外れた音楽性が高く評価されているイギリスの
作曲家ナイジェル・クラーク (1960-)の作品集です。彼の音楽は絶えず多くの
語法を駆使し、アンサンブルとソリストとの共同作業を要求、刺激的で挑戦的
でありつつも、常に奏者と聴衆を満足させるのです。代表作「サムライ」は日
本の美意識を根底においた生き生きとした作品で爆発的な瞬発力を備えた華や
かで技巧的な作品。珍しいヴァイオリン・ソロやトランペット・ソロの作品も
収録されています。

8.570439
ヴォーン・ウィリアムス (1872-1958):クリスマス・キャロル集
クリスマス・キャロルによる幻想曲
クリスマス・カンタータ「この日」
演奏/ジャニス・ワトソン(ソプラノ)ピーター・ホーレ(テノール)
スティーヴン・ガッド(バリトン)グィルドフォード・コーラル・ソサエティ
聖キャサリン校合唱団
ヒラリー・デイヴァン=ウェットン(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
イギリス音楽を知りたければ、まずヴォーン・ウィリアムスを聴け!と言われ
るほどに彼の作品には英国らしさが詰まっています。特に声楽曲の素晴らしさ
は筆舌に尽くしがたいもので、賛美歌をふんだんに用い、独自のオーケストレ
ーションで味付けした華やかな音楽は合唱を聴く喜びをたっぷり味わうことが
できるでしょう。カンタータ「この日」の冒頭での晴れやかな声の交錯にまず
耳を傾けてみてください。

8.570456
シューマン:ロマンスとバラード集
ロマンスとバラード第1集 Op.67
(テューレの王/美しいロートラウト姫/野ばら/雷雨/ジョン・アンダーソン)
ロマンスとバラード第2集 Op.75
(草刈り人の死/森で/悲しい狩人/新兵/傷ついた子どもに)
ロマンス第1集 Op.69
(タンバリンを鳴らす女/森のおとめ/修道女/兵士の花嫁/海の女神/礼拝堂)
ロマンスとバラード第3集 Op.145
(鍛冶屋/尼僧/歌い手/ジョン・アンダーソン/鵞鳥番の少年のロマンス)
ロマンスとバラード第4集 Op.146
(花嫁の歌/大道歌手ウィリー/夢/夏の歌/小舟)
ロマンス第2集 Op.91
(ロースマリーン/狩人の幸せ/水の精/見捨てられた乙女/布をさらす女の夜
の歌/海の真ん中に)
マーク・ミヒャエル・デ・スメト(指揮)
アクアリウス
自らも合唱団を指揮し多くの合唱のための作品を書いたシューマン(1810-1856)
ですが、現在でも良く知られているのは初期に書かれた「流浪の民」1曲ではな
いでしょうか?ここに収録されているのは中期から晩年の作品で、重厚なロマン
ティシズムと深い静けさと説得力を持った通好みの曲が並んでいます。よく噛み
しめて聴くとその魅力がじわじわ浸みて来るはずです。

8.570523
ピアソラ:リベルタンゴ
1.天使のミロンガ/2.ブエノスアイレスの夏/3.バチンの少年/4.リベルタンゴ
/5.オブリヴィオン/6.ロコへのバラード
組曲「ブエノスアイレスのマリア」
(7.カリエーゴのミロンガ/8.フーガと神秘/9.私はマリア/10.アレグロ・タ
ンガービレ/11.受胎告知のミロンガ)
ヴァーサス・アンサンブル/エンリケ・モラタッラ(ヴォーカル)・・・3.6.7
マリア・レイ=ジョリー(ソプラノ)・・・9
オラシオ・フェレール(朗読)・・・11
日本でも一大ブームを巻き起こし、すっかり定着した感のあるピアソラ (1921-
1992)のタンゴ集です。ヒナステラに音楽理論を学びつつもタンゴの仕事を続け
た彼ですが、一度はタンゴを捨てクラシックの作曲家の道を目指そうとしたとい
います。しかしそれを阻止したのが N・ブーランジェ。以来、自身の中に沸き起
こる「タンゴへの道」を追求し続けた孤高の人の傑作集です。その熱き思いをじ
っくりとご堪能ください。

8.570538
ユーフォニウムと管弦楽のための作品集
ケヴィン・カスカ(1972-):マジェスティック・ジャーニー
ジョン・ゴランド(1946-1993):小品(A・フレイによるユーフォニウムと管弦楽版)
ウラディーミル・コスマ(1940-)ユーフォニウム協奏曲
ケヴィン・カスカ(1972-):バラード
ピーター・グレアム(1958-):ブリランテ
フィリップ・スパーク(1951-):
パントマイム(A・フレイによるユーフォニウムと管弦楽版)
演奏/アダム・フレイ(ユーフォニウム)
ブルース・ハンゲン(指揮)ニュージーランド交響楽団
音色がホルンやトロンボーンに似ているせいか、オーケストラの中ではあまり使
われることのないこの楽器ですが、丸みのある中音域には何とも言えない味わい
があるのです。このアルバムでは名手アダム・フレイが自らの編曲も交えて吹き
まくります。「ディーヴァ」のサウンドトラックで知られるウラジミール・コス
マの協奏曲など珍しい曲もてんこ盛り!ファン必聴の1枚です。

8.570602
中国のピアノ曲集
瀏陽河/百鳥朝鳳/銀の雲は月を追う/日暮れの笛と鼓/穏やかな湖面に映る
秋の月/赤い山椿が咲き誇る/月の光に照らされる2つ目の泉/新しい命の祝福
/児童組曲/荒波の音/さようなら/南海の兵士
ジー・チェン(ピアノ)
2008年のオリンピック開催で世界的に注目の集まる中国のピアノ音楽集です。
独自の文明を誇る中国らしく、西の文化の象徴である「ピアノ」の音楽は 20世
紀の前半まで書かれることはありませんでした。このアルバムに収録された作品
も1911年から1949年に書かれたものです。多くの作品は有名な民謡や、中国の古
くからのメロディを用いたもので華麗で親しみやすく、聴き手のイメージ通りの
世界が広がります。

8.570726
シンフォニック・ブラス
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」第2幕凱旋行進曲 (アラン・ファーニー編)
ブラームス:大学祝典序曲(デニス・ライト編)
ビゼー:歌劇「真珠採り」-聖なる神殿の奥深く(ジェフ・リチャード編)
ビゼー:歌劇「カルメン」組曲(アラン・ファーニー編)
ホルスト:惑星より「ジュピター」(ステイーヴン・ロバート編)
ビゼー:アルルの女より「ファランドール」(ハワード・ロリマン編)
エルガー:エニグマ変奏曲より「ニムロッド」(エリック・バル編)
ウォルトン:スピットファイアより「フーガ」(アラン・ファーニー編)
ガーシュウイン:歌劇「ポーギーとベス」より(アラン・ファーニー編)
ジョン・ウィリアムス:
プライヴェート・ライアンより「戦没者たちへの賛歌」(クラス・ヴァン・デル
・ウーデ編)
チャイコフスキー:序曲「1812年」(ロバート・キルズ編 )
ニコラス・チャイルズ(指揮)ブラック・ダイク・バンド
1816年に設立されたイギリスの名門、ブラック・ダイク・バンドが NAXOSに初登
場。ノリのよさと抜群のアンサンブルで聴き手を魅了します。彼らの巧さは世界
中の誰もが知るところ!小技の効いたアレンジも素晴らしく、原曲とは全く違う
味わいが楽しくてたまりません。ブラスの限界に挑戦するかのような力演。最後
のチャイコフスキーではじけまくります。

8.660216-17 2枚組
J・シュトラウス:「ヤーブカ」(りんご祭り)
CD1
第1幕、第2幕
CD2
第3幕
「ヤブカ」よりダンス編曲集
ワルツ「私はあなたにぴったり」 Op. 455
行進曲「乾杯!」 Op.456(編曲:G. フィッシャー )
ポルカ・シュネル Op.457(編曲:ロス&ポラック)
ポルカ・フランセーズ Op.458(編曲:ロス&ポラック)
ポルカ・マズール Op.459(編曲:ロス&ポラック)
ヤブカ・カドリーユ Op.460(編曲:ポラック)
ヤブカ・ポプリ (編曲:アロン&ポラック)
ミルコ・フォン・グラディナス・・・トーマス・テシュラー(テノール)
ヴァジル・フォン・グラディナス・・・ヴォルフガンク・ヴァイス(テノール)
豪農ミシャ・・・ミヒャエル・ショーバー(バス)
その娘イェルカ・・・ヴェロニカ・グロイス(ソプラノ)
イェルカのおば・・・エリザベス・ヴォルフバウアー(メゾ・ソプラノ)
ブルノ・ガウデマス合唱団
クリスティアン・ポラック(指揮)ヨーロッパ・ヨハン・シュトラウス管弦楽団
「ヤーブカ、またはりんご祭り」はワルツ王、ヨハン・シュトラウス2世(1825-
1899)の14番目のオペラにあたるもので全編に渡り楽しい音楽に溢れた粋な作品
です。セルビアの町で毎年行なわれる「りんご祭り」は女子が好きな男子にか
じったりんごを渡すというもの。もちろん男子がりんごをかじれば両思い。さ
て、貧しい貴族のミルコとバジルは見事金持ちの花嫁をゲットできるのでしょ
うか?余白のポプリもステキです。

8.660220-21 2枚組
ロッシーニ:エジプトのモーゼ
ケヴィン・カスカ(1972-):マジェスティック・ジャーニー
ジョン・ゴランド(1946-1993):
小品(A・フレイによるユーフォニウムと管弦楽版)
ウラディーミル・コスマ(1940-)ユーフォニウム協奏曲
ケヴィン・カスカ(1972-):バラード
ピーター・グラハム(1958-):ブリランテ
フィリップ・スパーク(1951-):
パントマイム(A・フレイによるユーフォニウムと管弦楽版)
モーゼ・・・ロレンツォ・レガッツォ(バス)
エルシア・・・天羽明恵(ソプラノ)
フラオーネ・・・ヴォチェク・ギールラッハ(バス)
オシリーデ・・・フィリッポ・アダミ(テノール)
アマルテア・・・ロッセラ・ベヴァクア(ソプラノ)
アメノフィ・・・カレン・バンデロウ(メゾ・ソプラノ)
マンブレ・・・ジュセッペ・フェデリ(テノール)
ネプレス・サン・ピエトロ・マジェッラ合唱団
ヴィルトバート吹奏楽団
アントニオ・フォリアーニ(指揮)ヴュルテンブルク・フィルハーモニー管弦楽団
この「エジプトのモーゼ」は後に改作され「モゼ」と名付けられます。あまり人
気のない演目なのか滅多に演奏される機会はありませんが、若きロッシーニ
(1792-1868)の野心あふれる意欲作であり、もっと知られてもよい作品です。
日本でも人気のバス、レガッツォと天羽さんの熱演。第3幕は見事の一言です。

8.660928
バルトーク:歌劇「青髭」
青髭・・・グスターフ・ベラチェク(バス)
ユーディト・・・アンドレア・メラス(メゾ・ソプラノ)
マリン・オールソップ(指揮)ボーンマス交響楽団
ボーンマス交響楽団、2007年のシーズンの最後を飾ったのがこのバルトーク
(1881-1945)の「青髭」の演奏会でした。そして
その模様はタイムズ紙で大絶賛。熱にうかされたようなオーケストラの夢幻の響
き、2人の歌手による官能的な声の対話、室内楽の繊細さと爆発的な大音量を併
せ持つ精緻な管弦楽。バルトークの書いた20世紀最大の名作をオールソップが
理想的な形で音にしたのです。

8.111097
グレート・シンガー・シリーズ/レーマン
(ナクソス・ヒストリカル・シリーズ )
ロッテ・レーマンの歌曲録音集第6集 1947&1949
シューベルト:セレナーデ D.957
ブラームス:ジプシーの歌 Op.103
No.1 おーい、ジプシーよつかまえろ
No.2 波立つリマの流れ
No.3 あの子がいちばん美しいのはいつか
No.4 愛する神よ、汝は知る
No.5 日焼けした若者が
No.6 3つのばらが
No.7 ときどき思い出してね
No.11 赤い夕焼け雲が
シューベルト:月に寄せて D.193/楽に寄せて D.547
ブラームス:
野の寂しさ Op.86 No.2/甲斐なきセレナード Op.84 No.4/鍛冶屋 Op.19 No.4
伝承曲:神の御子は今宵しも/グルーバー:きよしこの夜
シューベルト:
泉のほとりの若者 D.300/ナイチンゲールに D.497/男は人が悪い D.866/
夜と夢 D.827/魔王 D.328
バーリン:ゴッド・プレス・アメリカ/伝承曲:ケリーダンス
シューマン:トロイメライ
ブラームス:子守歌 Op.49 No.4
アーン:恋する乙女/不実
デュパルク:前世
パラディール:プシュケ
R・シュトラウス:
サフラン Op.10 No.7/乙女よ、それが何の役にたつというのか Op.19 No.1/
君はわが心の王冠 Op.21 No.2
録音:1947年、1949年
ロッテ・レーマン(ソプラノ)
ポール・ウラノフスキ(ピアノ)
神の御子は今宵しも/きよしこの夜・・・RCAビクター管弦楽団、
リヒャルト・ラート (指揮)
ゴッド・プレス・アメリカ/ケリーダンス/トロイメライ/子守歌
・・・ロバート・アームブラスター (指揮)&オーケストラ
今でも愛されるロッテ・レーマンは間違いなく20世紀最高のソプラノの一人で
す。オペラの舞台から引退した後はリートの世界に身を投じた彼女ですが、その
表現力豊かな歌声は聴き手全てを幸せな気持ちにさせること間違いありません。
このアルバムにはおなじみの R・シュトラウスやシューベルトの歌曲の他、ブ
ームスの「ジプシーの歌」やデュパルク、アーンといったフランス物、そして2
曲のクリスマスソングなど多彩な曲が収録されています。独特のオーラを感じさ
せます。マーク・オバート・ソーン復刻

8.111265
グレート・ピアニスト・シリーズ/アラウ
シューマン:ピアノ協奏曲他
R・シュトラウス:ブルレスケ
デジーレ・デフォー(指揮)シカゴ交響楽団録音
1946年4月13日シカゴ、オーケストラ・ホール
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
カール・クリューガー(指揮)デトロイト交響楽団録音
1944年12月4日デトロイト、マソニック寺院
シューマン:謝肉祭 Op.9 録音 1939年4月3、4日
クラウディオ・アラウ(ピアノ)
このアラウの 1930年代と1940年代の録音は、信じられないほど短い時間に録音
された2曲のパフォーマンスを含みます。R・シュトラウスの「ブルレスケ」は
1946年4月13日の録音。このすぐあとにはウェーバーの「小協奏曲」(8.111263)
が演奏されそちらもすぐさま録音されました。1944年のシューマンの協奏曲も
たった1時間のセッションで記録されました。どちらも恐ろしい程の集中力を持
った炎のような熱演です。1939年の「謝肉祭」も素晴らしい演奏で、曲の真価
をまざまざと見せ付ける説得力の高いものです。
マーク・オバート・ソーン復刻

8.111272-73 2枚組
ヴェルディ:椿姫
録音 1955年 9月 15-21日ミラノ・スカラ座劇場
演奏/トゥリオ・セラフィン(指揮)
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
ヴィオレッタ・・・アントニエッタ・ステッラ(ソプラノ)
アルフレード・・・ジュセッペ・ディ・ステファノ(テノール)
ジョルジョ・・・ティト・ゴッビ(バリトン)
フローラ・・・エルヴィラ・ガラッシ(メゾ・ソプラノ)
ガストン・・・ジュセッペ・ザンピエリ(テノール)
この1955年の公演も本来ならマリア・カラスによって録音されるはずでした。
しかし、契約の関係でそれは実現せず、替わりに登用されたのが26歳の若手、
アントニエッタ・ステッラだったのです。カラスのような迫力はありませんが、
艶のあるしっとりとした声と細やかな表現が魅力です。この声と恵まれた容姿
を生かし大歌手へと駆け上った彼女の輝かしい記録をお楽しみください。最盛
期のディ・ステファノのうっとりするような美声にも大満足です。
マーク・オバート・ソーン復刻

8.558087-90 4枚組
指揮者AtoZ
V/A
レコード芸術誌でも紹介され、お問い合わせが激増した NAXOSが誇る
Educationalシリーズの最新盤です。300人を超える名指揮者の演奏に1000ペー
ジを超えるブックレットの解説!教育・資料的価値も高いナクソスならではの
アイテムです。



<CPO>
777350-2 \1250
2008年カタログ付き特別価格
フェスカ(1789-1826):交響曲第2番、第3番
旧番号 999889-2
フランク・ベールマン(指揮)北ドイツ放送交響楽団
よほどの通でないとこの作曲家の名前は知らないのではないでしょうか?
ベートーヴェンとほとんど同じ時期に生き、おそらく影響を受けたと思われる作
風で、現在ではわずかに交響曲と弦楽四重奏、そして合唱作品が残っています
が、なかなか緻密な作品が多く、ウェーバーが大絶賛したというのも頷けます。
この機会に改めて典雅な魅力に触れてみるのも一興です。

999326-2 \2450
レハール (1870-1948):
ウィーンの女たち(ハイライト)
序曲「神々の夫婦たち」/序曲「ひばりが歌うところ」
アンケ・ホフマン/アンネリ・フェファー
ペーター・ミニッヒ/トマース・デヴァルト
ヘルムート・フォルシャウアー(指揮)
クルト・クレーメル(指揮・・・序曲のみ)
西部ドイツ放送協会管弦楽団
西部ドイツ放送協会合唱団
スッペやミレッカー、J・シュトラウスが世を去った後、ウィーンのオペレッタ
は衰退を極めつつありました。そんな窮地を救ったのは1902年に初演された、
レハールの初のオペラである「ウィーンの女たち」と「針金細工師」だったと言
います。しかし、「ウィーンの女たち」はスター歌手がいないと上演が困難であ
ったため次第に忘れられてしまい、断片のみが現存。現在ではほとんど演奏され
ることもありません。ステキなワルツを歌う男に思いを寄せる女の物語。最後は
ちょっぴり悲しい結末がいかにもウィーン風です。

777272-2 \2450
ヘンク・バーディンフス (1907-1987):
交響曲第2番/交響曲第7番「ルイヴィル交響曲」/交響曲第12番
ダーヴィッド・ポルセライン(指揮)
ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団
オランダ生まれの作曲家、バーディンフスの交響曲集です。
1930年に初の作品、チェロ協奏曲をコンセルトヘボウで初演 (指揮はメンゲル
ベルク)、1960年代以降は電子音楽を用いた作品を多く書いたことで知られる人
ですが、反面、古生物学者、鉱山エンジニアとしても働いたという異色の人。
もちろん作品も独特の音階を駆使した斬新なものばかりです。

777290-2 \2450
アフメド・アダナン・サイグン (1907-1991):
チェロ協奏曲 Op.74
ヴィオラ協奏曲 Op.59
ミリアム・チョップ(ヴィオラ)/ティム・ヒュー(チェロ)
ハワード・グリフィス(指揮)ビルケント交響楽団
「トルコ五人組」の中でも最も注目度が高く、かつ精力的に作品を発表している
のがこのサイグンでしょう。パリに留学しダンディに師事、帰国してからは指揮
者としても活躍、またトルコの民俗音楽の収集家としても知られています。この
チェロ協奏曲、ヴィオラ協奏曲は彼の特質が良くでた作品でなんとも言えないエ
キゾチックで不思議な音に満ちています。

777296-2 \1700
レーガー (1873-1916):
ヴァイオリン・ソナタ Op.22/ヴァイオリンとピアノのための組曲 Op.103a
ウルフ・ヴァリン(ヴァイオリン)ローランド・ペンティネン(ピアノ)
43年というあまり長いとも言えない生涯の中で夥しい数の作品を書いたレーガー
はの室内楽作品集です。自分自身のことを「ドイツの正統的な継承者」と自認し
つつも、その作風は和声法の拡大、複雑な対位法とかなり意欲的なものでした。
初期のヴァイオリン・ソナタと後期の組曲の2作品を収録、最近人気のペンティ
ネンがピアノを演奏しているのも注目です。

777329-2 \1700
ミットラー (1893-1970):
弦楽四重奏曲第1番ヘ長調
弦楽四重奏曲第3番ニ短調 (さすらいの時より)
フーゴー・ヴォルフ弦楽四重奏団
ウィーン生まれの詩人、ピアニスト、作曲家フランツ・ミットラー。
彼の作品はブラームス風でもあり、ヴォルフ風でもありシューベルト風でもある
いわゆる「当時のウィーン風」。メロディもわかりやすく難解な和声もありませ
ん。爽やかで清々しい歌を朗々と歌うヴァイオリン、支えるチェロととてもわか
りやすいアンサンブルがたまりません。

777283-2 \1700
ラヴェル (1875-1937):2台ピアノのための作品集
スペイン狂詩曲/ラ・ヴァルス/マ・メール・ロワ/ダフニスとクロエ
ゲノヴァ&ディミトロフ ピアノ・デュオ
今までに J・C・バッハからショスタコーヴィチなど7枚の CDを出し、どれもが
高い評価を受けているこのピアノ・デュオの最新盤です。何とも詩的で色彩的な
演奏で、特に「ダフニスとクロエ」の編曲版はこれ以上ないほどの卓越した技巧
と表現に裏打ちされた名演と言えるでしょう。そして「ラ・ヴァルス」は、 J・
シュトラウスや R・シュトラウスの爛熟したワルツを思わせるほど豊かな音が横
溢しています。




<ARTHAUS DVD>
102099(DVD-Video) \5650
ネーデルランド・ダンス・シアター・セレブレイツ
イルジ・キリアンによる3つのバレエ
オランダで最も人気の高い振付師、イルジ・キリアンの代表作です。過剰な動き
を削ぎ落とした静謐な踊り、ツボを得た選曲、まさにモダンダンスの頂点に立つ
演出家と言えるでしょう。来日公演も人気でした。ぜひ今のうちに押さえておき
ましょう。
字幕:ドイツ、フランス、スペイン、イタリア、オランダ語
バレエ本編 92分、イントロダクション 36分

101453 \3480(DVD-Video)
ベルリン・フィルと第三帝国-ドイツ帝国オーケストラ日本語字幕付き
ドキュメンタリー作品
収録時間:本編 90分、特典映像 10分日本語帯付き!
画面:16:9、カラー /モノクロJANコード商品
音声:Dolby Digital 2.0
字幕:英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、日本語
映画『ベルリン・フィルと子どもたち』の監督、エンリケ・サンチェス・ラン
チが手がけたドキュメンタリー。125年という楽団の長い歴史の中でタブー視
されてきた 1933年-45年までのナチス政権下にスポットを当てた作品です。
1936年ベルリン五輪で指揮するリヒャルト・シュトラウスの初出映像をはじめ、
ヒトラー生誕記念前夜祭でのフルトヴェングラーの第九、楽団をバックに演説
するゲッベルスの映像などを収録。当時を振り返りながら語る楽員へのインタ
ビューを元に第三帝国下の楽団を検証していきます。
ナクソス・ジャパン取り扱いのディスクは、日本語字幕付です。

<molto fine>
MF 25001 \2800
「めぐる時、めぐる思い‐Ein Tag」
収録曲
1 G.マーラー:春の朝
2 R.シュトラウス:お父さんは言いました
3 H.プフィッツナー:だから春の空はこんなに青いの?
4 ヴォルフ:つれない娘
5 H.ヴォルフ:心とけた娘
6 A.ベルク:葦の歌
7 シェーンベルク:期待
8 A.ベルク: 夜
9 J.マルクス:森の幸せ
10 R.シュトラウス:セレナーデ
11 A.ベルク:夜うぐいす
12 E.H.グリーグ:あなたを愛す
13 E.H.グリーグ: 夢 Op.48-6
14 H.ヴォルフ:捨てられた女中
15 H.ヴォルフ:明け方に
16 H.ヴォルフ:水の精ビンセフース
松下悦子(S)、土居知子(Pf)
録音:2007年8月9日〜10日/群馬・笠懸野文化ホール・パル
N&Fの新レーベル、molto fine(モルト・フィーネ)の第4弾は、関西を中心と
して活躍するソプラノの松下悦子のデビューCD。牧師を父として京都に生まれ、
8歳のときふとラジオから聞こえた「マタイ受難曲」の合唱に心をぎゅっとつ
かまれ、なぜかレコードではなく楽譜を買いに走ったという。
後年ドイツに留学し、A.オジェーに師事する機会にめぐまれ、H.リリングのも
とでは、オラトリオやカンタータの演奏と録音に数多く参加するという貴重な
経験をしました。このCDは、とどめることができない「時の流れ」をテーマに
しています。マーラーの「春の朝」にはじまり、ベルクの「夜」、グリーグの
「夢」など16曲が選曲され、「朝から昼、夕方、夜、そしてまた巡り来る朝、
という1日の流れ」を描いています。CDを聴いていると、鮮やかなイメージが
次々と目の前に現れては消え、時が流れていく。松下自身の手になる訳詞から
も、彼女が見ているイメージを垣間見るようで、ここに至るまでの彼女が辿っ
てきた「めぐる時、めぐる思い」を実感することができます。
松下 悦子  Estuko Matsushita/ソプラノ
同志社女子大学音楽学科声楽専攻を卒業後、ドイツ・カールスルーエ音楽大学
大学院声楽学科修了。在独中は、故アーリーン・オジェー、ジェーン・メンゲ
ドートに師事し、ヘルムート・リリンクのもとでオラトリオ、カンタータなど
の演奏・録音に参加した。帰国後、歌曲、オラトリオ、教会音楽を中心に幅広
く活躍。バッハ「マタイ受難曲」「ヨハネ受難曲」、ヘンデル「メサイア」、
ハイドン「天地創造」「四季」、ブラームス「ドイツ・レクイエム」、プーラ
ンク「グローリア」、R.シュトラウス「4つの最後の歌」などは国内外でたび
たび演奏、歌曲では新ウィーン楽派やメシアンなど現代曲への取り組みが注目
されている。定期的に開いているリサイタルでは、企画性の高いプログラミン
グと歌唱力が高く評価され、大阪文化賞(1996)、音楽クリティック・クラブ奨
励賞(2000)、藤堂音楽褒賞(2002)を受賞。1991年第3回日本シューベルト協会
国際声楽コンクール第2位および聴衆賞、1992年第39回オランダ・ヘルトーゲ
ンボス国際声楽コンクール歌曲部門第3位(1位なし)およびオランダ音楽賞、
1994年第63回日本音楽コンクール声楽部門第2位および松下賞受賞。現在、同
志社女子大学准教授。関西二期会会員。日本シューベルト協会同人。

<OPUS ARTE>
OA 0986(DVD-Video) \4580
ドリーブ:バレエ「シルヴィア」全3幕
グラハム・ボンド指揮、コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団
英国ロイヤル・バレエ団
現在は第3幕のパ・ド・ドゥのみがガラ公演で上演されることの多いアシュト
ン版「シルヴィア」。元はギリシャ神話の人物を題材に、人間と神との愛を描
いたロマンティック・バレエだ。40年ぶりに復元され全幕上演が行われた2004
年の公演は、ダーシー・バッセル1年半ぶりの全幕復帰でも話題を呼んだ。
そして2005年、アミンタ役にまさにギリシャ彫刻を思わせる美貌のロベルト・
ボッレを迎えての再演を収録したDVDがついに発売される。バッセルは本国で
も非常に人気のダンサーだが2007年惜しまれつつ引退、本映像はまさに貴重な
存在といえよう。美しさはもとより、正確なステップ、複雑やジャンプやター
ンのコンビネーションを笑顔で踊りこなすテクニックはさすがだ。ボッレは今
もっとも注目のダンサーで、フェリやザハーロワなどのパートナーとしても高
い技術と安定したサポートを披露している。
〔出演〕
シルヴィア:ダーシー・バッセル
アミンタ:ロベルト・ボッレ
オリオン:ティアゴ・ソアレス
エロス:マーティン・ハーヴェイ
ディアナ: マラ・ガレアッツィ 他 
英国ロイヤル・バレエ団
振付:フレデリック・アシュトン
音楽:レオ・ドリーブ
復元:クリスフトファー・ニュートン
演奏:グラハム・ボンド指揮 ゴヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
美術:ロビン&クリストファー・アイアンサイド、 ピーター・ファーマー
照明:マーク・ジョナサン
収録:2005年12月、コヴェントガーデン王立歌劇場
【特典映像】  
○イラストレーション・シノプシス ○キャスト・ギャラリー
○ダーシー・バッセルによる解説と舞台裏(各幕の冒頭、及び終演後:チャプ
ターからのみ選択)
収録時間 全プログラム117分(本編93分+特典映像24分)
字幕 英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・イタリア語

OA 4022(DVD-Video) \2850
ストラヴィンスキー:バレエ「プルチネッラ」
ムハイ・タン指揮、スイス・イタリア語放送管弦楽団
ムーヴァーズ・バレエ
楽曲は、セルゲイ・ディアギレフの打診を受けたストラヴィンスキーが1920年
に作曲した新古典主義時代の作品。タイトルの「プルチネッラ」とは、17世紀
イタリアの喜劇の主人公でずんぐりむっくりの道化のこと。18世紀の終わり、
ヴェニスの画家ジャンドメニコ・ティエポロが好んで描いたテーマで、彼は
100枚以上に及ぶ作品を描いている。本映像はTV用に収録されたもので、ブルー
バックを使って背景を絵画タッチのCGアニメと合成し、独特の感性で展開して
いる。
〔出演〕
アドリアナ・モルテリッティ、サブリナ・キャメラ、ユリア・ヴィルト、
ダヴィデ・カウリ、ヨッヘン・ヘックマン、ヌンツィオ・ヴェルデネロ 他 
ムーヴァーズ・バレエ
ソプラノ:アントネッラ・バルドゥッチ
テノール:ルーベン・アモレッティ
バス:フリオ・ザナーシ
音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー
振付:ブルーノ・シュタイナー  
台本・演出・背景 カルロ・イッポリート
演奏:ムハイ・タン指揮 スイス・イタリア語放送管弦楽団
収録:2006年
製品仕様
収録時間 全プログラム43分
字幕 英語 (歌部分)

<CARUS>
83.230 \2380
(1)シューベルト:弦楽合奏の為の序曲 ハ短調 D.8
(2)ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番 ヘ長調 op.135(弦楽合奏版)
(3)ハルトマン:葬送協奏曲「反ファシズム」
フリーダー・ベルニウス指揮
ボーゼン弦楽アカデミー
2003年録音
CARUSレーベルではおなじみの指揮者ベルニウスによるアルバム。

83.427 \2380
世界初録音
ローゼンガルト:教会合唱作品集
アヴェ・マリア、マニフィカト、カンターテ・ドミノ 他、全15曲
ユルゲン・エッスル(オルガンと指揮)アルス・アンティクァ・オーストリア
オルフェウス・ヴォーカル・アンサンブル 2007年録音
Emilian Rosengart(1757-1810 ドイツ)
ローゼンガルトはドイツのキルヒハイムで生まれウルムで学び約90曲の作品を
残しました。
ジクスト・バッハマン(Sixtus Bachmann1754-1825)、イルデフォンス・ハース
(Ildefons Haas 1735-1791)と並び当時の南ドイツにおける著名な作曲家でし
たが、現在においては演奏される機会はほとんどありません。歴史・学術的に
も、とても重要なアルバムです。収録されている作品は、どれも明るく、ドラ
マテックで古典オペラのアリアや幕中の合唱のような作風です。




<VENEZIA>
CDVE04305 3枚組 \1980
チャイコフスキー:協奏曲集
CD.1
(1)ロココ風の主題による変奏曲 イ長調 op.33
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮レニングラード・フィル 1963年
(2)ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35
ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮モスクワ・フィル 1968年
CD.2
(3)ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 op.23
イーゴリ・ジューコフ(ピアノ)
ドミトリー・キタエンコ指揮ソビエト国立交響楽団 1975年
(4)ピアノ協奏曲第3番 変ホ長調 op.75
イーゴリ・ジューコフ(ピアノ)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮モスクワ放送交響楽団 1968年
CD.3
(5)ピアノ協奏曲第2番 ト長調 op.44
イーゴリ・ジューコフ(ピアノ)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮モスクワ放送交響楽団 1968年
(6)アンダンテと終曲 変ロ長調・変ホ長調 op.79
ドミトリー・ラッツェル(ピアノ)
ヴェロニカ・ドゥダロワ指揮モスクワ・フィル 1992年

CDVE04302 3枚組 \2000
現代ロシアの作曲家達による管弦楽作品集1
ロジェストヴェンスキー指揮
CD.1
(1)ボリス・アラポフ (1905-1992)
「FOUR SEASONS(四季)」(ソプラノ、テノール独唱とオーケストラの為の作品)
タティアナ・メレンチャエヴァ(ソプラノ)
ボリス・マレシュキン(テノール)
インストゥルメンタル・アンサンブル 1987年
(2)ヴァレリー・キクタ (1941- )
「UKRANIAN CAROLS AND SPRING RITUAL SONGS」(合奏協奏曲)
ソビエトRTV大交響楽団 1968年
(3)ソフィア・グバイドゥーリナ (1931- )
カンタータ「RUBAYAT(ルバイヤート)」
(バリトン独唱と室内オーケストラの為の作品)
セルゲイ・ヤコヴェンコ(バリトン)
ソロイスツ・アンサンブル 1979年
CD.2
(4)ゲオルギー・ドミトリエフ (1942- )
オラトリオ「The Russian Primary Chronicle」
(11世紀のテキストと独唱、合唱、室内オーケストラの為の作品)
アレクセイ・マルティーノフ(テノール)
アナトーリ・サフューリン(バス)
モスクワ音楽学院合唱団
ソビエト文化省交響楽団 1987年
CD.3
(5)ロディオン・シチェドリン (1932- )
交響曲第2番「25の前奏曲」
ソビエトRTV大交響楽団 1965年
以上指揮は全て、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮

CDVE04303 3枚組 \2000
プロコフィエフ:
CD.1
(1)ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 op.19
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
キリル・コンドラシン指揮ソビエト国立交響楽団 1953年
(2)ヴァイオリン協奏曲第2番 ト短調 op.63
レオニード・コーガン(ヴァイオリン)
キリル・コンドラシン指揮ソビエト国立交響楽団 1956年
(3)チェロと管弦楽の為のコンチェルティーノ ト短調 op.132
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮ソビエト国立交響楽団 1960年
CD.2
(4)チェロと管弦楽の為の交響的協奏曲(チェロ協奏曲第2番) ホ短調 op.125
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
クルトザンデルリング指揮レニングラード・フィル 1957年
(5)カンタータ「アレクサンドル・ネフスキー」 op.78
エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮ソビエト国立交響楽団 1966年
CD.3
(6)オラトリオ「イワン雷帝」(映画音楽「イワン雷帝」から)
アレクサンドル・ユルロフ合唱団
ヴラジーミル・フェドセーエフ指揮モスクワ放送交響楽団 1989年





<AULOS>
ご好評頂いておりますAULOSレーベルから下記の5タイトルの扱いを再開させて
頂きます。

AMC2-029 \1980
プレトニョフ(ピアノ)
チャイコフスキー:名演奏集1(メロディア録音)
(1)ピアノ・ソナタ(大ソナタ) ト長調 op.37
(2)子供のアルバム-24のやさしい小品 op.39
ミハイル・プレトニョフ(ピアノ) 1987年 モスクワでの録音

AMC2-030 \1980
チャイコフスキー:名演奏集2(メロディア録音)
(1)中級程度の12の小品
ミハイル・プレトニョフ(ピアノ) 1986年 モスクワでの録音

AMC2-031 \1980
チャイコフスキー:名演奏集3(メロディア録音)
(1)6つの小品 op.19
(2)2つの小品 op.10
(3)ロマンス ヘ短調 op.5
(4)ワルツ・スケルツォ イ長調 op.7
ミハイル・プレトニョフ(ピアノ) 1988年 モスクワでの録音

AMC2-035 \1980 ※取り扱い中止
ギドン・クレーメル メロディア録音 名演奏集2 1970/1975年録音 
小品集:
クライスラー:ベートーヴェンの主題によるロンディーノ、ウィーン小行進曲、
ブラームス/ヨアヒム:ハンガリー舞曲第5番、
ディニク/ハイフェッツ:ホラ・スタッカート
パガニーニ:カンタービレ、24の奇想曲から第4,14番、
ヴィエニャフスキ:エチュード・カプリス、
チャイコフスキー:メロディ、
ロカテッリ、リスト、ムソルグスキー、ショスタコーヴィチ他の作品から
全19曲
オレグ・マイセンベルグ、ヘルマン・ブラウン(ピアノ)
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン) 

AMC2-036 \1980 ※取り扱い中止
クレーメル メロディア録音 名演奏集1
(1)シューベルト:「しおれた花」による変奏曲 ホ短調
(2)シューベルト:ヴァイオリンとピアノの為の二重奏曲 イ長調 op.162
(3)シューベルト/エルンスト:「魔王」
(4)ジェミニアーニ:ソロ・ヴァイオリンの為のソナタ 変ロ長調
オレグ・マイセンベルク(ピアノ)
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン) 1973年




<CARUS>
83.411(SACD-Hybrid) \2380
ラインベルガー:オルガンと弦楽器の為の作品
(1)ヴァイオリンとオルガンの為の組曲 ハ短調 op.166
(2)3つの小品 op.150 (チェロとオルガン版)
(3)ヴァイオリン、チェロとオルガンの為の組曲 op.149
メリナ・マンドッツィ(Melina Mandozzi:ヴァイオリン)
オルフェオ・マンドッツィ(Orfeo Mandozzi:チェロ)
ハンフリード・ルケ(Hannfried Lucke:ピアノ)
2007年9月 録音
ドイツ生まれの作曲家であり、ピアニスト、オルガニストとしても活躍したラ
インベルガー(1839-1901)による、珍しい室内楽作品集。親しみ易く、美しく
清らかな旋律が魅力的な作品集です。





<TACET>
TACET 141 2枚組 \4650
カステルヌオーヴォ=テデスコ:
平均律ギター曲集(2台のギターの為の24の前奏曲とフーガ) op.199
デュオ・ファヴォリ
(バルバラ・グレースレ、フランク・アルムブルスター:ギター)
1995,1996年録音

TACET 162 \2380
ヴォルフ:歌曲集
(1)「ケラーの6つの詩」全曲
(2)「ゲーテ詩集」から8曲
ミニョン その1、2、3、「君よ知るや南の国」、「フィリーネ」
「心とけた女」、「とりすました女」、「アナクレオンの墓」
(3)「スペイン歌曲集」から2曲
「鳴り響け、私のパンデーロ」、「私の髪のかげに」
(4)「ハイゼによるイタリア歌曲集 第1部」から2曲
「私を紐で縛ろうとするのか」、「ずっと前からあこがれていた」
(5)「メーリケ詩集」から3曲
「妖精の歌」、「見捨てられた娘」、「時は、春」
マレ・ヴィンゲル(Marret Winger:ソプラノ)
ステファン・ハルトマン(ピアノ) 2007年録音
※マレ・ヴィンゲル
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ、エリーザベト・シュワルツコッ
プに学び、ドイツを中心に活躍するリート界で期待される新人です。




<EIGEN ART>
EIGEN ART 10140 \2380 ※取り扱い中止
(1)チャイコフスキー:弦楽六重奏曲「フィレンツェの思い出」二短調 op.70
(2)メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲 変ホ長調 op.20
カメラータ・フレーデン 1996年録音
Adrian Adlam, Gabrielle Shek, Carmine Lauri,
Takane Funatsu (ヴァイオリン)
Marjolein Dispa, Satu Vaananen (ヴィオラ)
Alastair Blayden, Michael Dispa (チェロ)
カメラータ・フレーデン(CAMERATA FREDEN)
ドイツのフレーデンで毎年開かれるインターナショナル音楽祭で結成された若
手を中心としたアンサンブルです。TACETグループならではの音の良さも加わ
り、躍動感あるすがすがしい演奏です。

EIGEN ART 10170 \2380 ※取り扱い中止
ホルスト:組曲「惑星」
ベルンハルト・ギュラー指揮 
南ドイツ青少年フィル 1997年録音
ベルンハルト・ギュラー(Bernhard Gueller)1950年生まれの指揮者。シュトゥ
ツトガルト放送交響楽団でチェリスト。後にチェリビダッケの代役として指揮
をし、その活動をスタートさせ、チェリビダッケの指導を受ける。度々日本に
も演奏活動に訪れ、札幌交響楽団、神奈川フィル等を指揮し好評をはくしてい
ます。現在ノヴァ・スコシア交響楽団(カナダ)、ケープタウン・フィル(南ア
フリカ)、ニュルンベルク交響楽団(ドイツ)の音楽監督。
少々遅めのテンポで進められる大きなスケールを持った演奏です。

<若林工房レーベル(日本)>
WAKA-4122/23 2枚組 \2980
チャイコフスキー: 四季 Op.37bis
プロコフィエフ: 3つの小品 Op.59
ムソルグスキー: 展覧会の絵
プロコフィエフ:散歩Op.65-2&夕べOp.65-11 (アンコール曲)
コンスタンチン・リフシッツ(ピアノ)
録音:2006年2月13日、東京オペラシティ コンサートホール(ライヴ録音)
STEREO/24bit Digital録音、発売元:若林工房
神童ピアニストとしてセンセーショナルにデビュー。以来、順調にその才能を
開花させ、ヨーロッパ、アメリカで大活躍を続けているコンスタンチン・リフ
シッツの新譜は、2006年2月の東京でのリサイタルの模様を収録したライヴ録
音です。日本の羽織を着用して演奏するという型破りなスタイルが話題を呼び
ましたが、その演奏もユニークそのもの。ピアニスティックなアプローチを通
じて作品に新たな光をあてたチャイコフスキーの《四季》、鋭敏なセンスの光
るプロコフィエフ、そして前代未聞の強烈な表現で聴衆の度肝を抜いたムソル
グスキーの《展覧会の絵》。朝日新聞の演奏会評で「羽織に宿った序破急美学」
(片山杜秀氏)と絶賛されるなど、リフシッツの天才的個性が最高度に発揮され
たコンサート、必聴のライヴ録音です。
コンスタンチン・リフシッツ
1976年、ウクライナ生まれ。5歳よりモスクワのグネーシン特別音楽学校で名
教授タチアーナ・ゼリクマンに師事。13歳でモスクワ・デビュー、ロシア文化
財団の「ニュー・ネームズ」の一員に選ばれ、国内外での演奏活動を開始。イ
タリア、ドイツなどでセンセーショナルな成功を収める。その後ロンドン(王
立音楽院)やイタリアでも研鑽を積み、世界各地でリサイタルやオーケストラと
の共演で活躍。2006年にはザルツブルク音楽祭へデビューも果たした。これ
でにクレーメル、ヴェンゲーロフ、ハレル、マイスキー、ターリヒ四重奏団な
どと室内楽を共演。共演した指揮者は、スピヴァコフ、テミルカーノフ、ハイ
ティンク、マリナー、ノリントン、インバル、ロストロポーヴィチなど。13歳
時に録音したCDが1995年のドイツ・エコー・クラシック最優秀新人賞を獲得。
94年録音の「J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲」(DENON)は1996年度の米グラ
ミー賞にノミネートされるなど録音面でも高い評価を受けている。




<WEITBLICK>
SSS0078-2 \1980
マーラー:交響曲第5番
ジョルジュ・プレートル指揮
ウィーン交響楽団
1991年5月19日コンツェルトハウス・ウィーン
デジタル・ライヴ録音
ベルティーニとウィーン響によるCDが当レーベルで出たばかりですが、あらゆ
る点で対照的な存在意義を誇ります。一言で言えば、抽象絵画的なマーラーで、
非合理をそのまま聴き手にさらけ出す大胆さがたまりません。濃厚な表情付け
や吃驚するような変化に富み、一瞬たりとも気が抜けず、客席にいたならば、
椅子ごと吹っ飛ばされるような推進力には圧倒されるばかりです。

SSS0079-2 \1980
マーラー:
交響曲第6番「悲劇的」
ジョルジュ・プレートル指揮
ウィーン交響楽団
1991年10月10日ムジーク・フェラインザール
デジタル・ライヴ録音
ベルティーニとベルリン・ドイツ響によるCDが当レーベルで出たばかりですが、
あちらが禁欲的なまでのソリッドな造型で全曲を通じていたのに対し、プレー
トルはグラマラスでセクシーな造型とカラフルで煌びやかな音響で聴き手に迫
ります。タメを効かせて30分を超えるフィナーレなど、気が遠くなるほどのロ
マンティックが止まりません。80分を超える長時間収録。




<VAI>
VAIDVD 4432(DVD-Video) \3380
マーラー: 交響曲第2番「復活」
(ニューヨーク・リヴァーサイド教会の75周年記念ライヴ)
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニック,フィラデルフィア管弦楽団,
ニュージャージー交響楽団,デトロイト交響楽団,
メトロポリタン歌劇場管弦楽団の団員によるオーケストラ、
スザンヌ・メンツァー(MS)、トワイラ・ロビンソン(S)、
ニューヨーク・コーラル・アーティスツ、リヴァーサイド合唱団、
ジョゼフ・フラマーフェルト(合唱指導)
収録:2006年4月
字幕 英語,ドイツ語,スペイン語,フランス語,イタリア語
米国のオーケストラの腕利きのメンバーを集めて行われたマーラーの「復活」
交響曲の映像。この演奏会は、ニューヨークのリヴァーサイド教会の75周年記
念行事であり、聖週間を祝う催しであった。教会の中で演奏される復活交響曲
は独特の趣があるばかりでなく、演奏者たち全員に、コンサートホールとは異
なった霊感を与えているようで、演奏はすごぶる充実している。ヤルヴィの円
熟の指揮には感動するほかない。ハイディフィニション収録による鮮明な映像
も特筆。

VAIDVD 4414(DVD-Video) \3650
「ホルヘ・ルイス・プラツ イン・リサイタル」
バッハ(リスト編):前奏曲とフーガ イ短調
スクリャービン:24の前奏曲 Op.11
セルバンテス:キューバ舞曲集
ラヴェル:夜のガスパール,ラ・ヴァルス
レクオーナ(プラツ編):マズルカ
レクオーナ:ラ・コンパルサ
セルバンテス(プラツ編):ロジータの妄想,ムニェコス
レクオーナ:いつも私の心に
モシュコフスキ:火花
ワーグナー(リスト編):愛の死
ホルヘ・ルイス・プラツ(ピアノ)
収録:2007年2月27日、
おそらく今最もエキサイティングなピアニストと言っても間違いではない、
キューバ出身のピアニスト、ホルヘ・ルイス・プラツの大盛上がりのリサイタ
ルのライヴ映像。エンリケ・バティスと共演したラフマニノフのピアノ協奏曲
第2番(EB 21)の大名演が評判になったプラツは、1956年キューバの生まれ。し
かし、ローカルな演奏家などではなく、モスクワのチャイコスフキー音楽院に
留学し、さらにパリ音楽院とウィーン音楽芸術高等学院でパウル・バドゥラ=
スコダとマグダ・タリアフェロに学んだというエリートである。プラツのピア
ノは、アカデミックな高い技術を持ちつつ、中米人の明るい華やかさと幸福感
をたっぷり含んでいる。時に知的に、時に扇情的に、時に官能的にピアノを奏
で、このフロリダでのリサイタルでも、聴衆が熱狂している。ボーナスに、プ
ラツとフランク・クーパーの対談を収録。

VAIA 1261 2枚組 \3960
「レナード・ローズ リサイタル」
(1)バッハ(カザルス編):アダージョ
ベートーヴェン:
モーツァルト「魔笛」の“恋を知る男たちは”の主題による7つの変奏曲
変ホ長調 WoO.46
フランク:ソナタ イ長調(原曲:ヴァイオリン・ソナタ)
シューマン:幻想小品集 Op.73
ハイドン:ソナタ ハ長調(原曲:ヴァイオリンとヴィオラのためのソナタ
ハ長調 Hob.VI-6)-テンポ・ディ・ミヌエット
ショパン:夜想曲 嬰ハ短調/フランケール:アレグロ
イベール:小さな白いロバ/ドビュッシー:小さな羊飼い
(2)バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 BWV.1009
マルティヌー:チェロ・ソナタ第2番 H 286
(3)バーバー:チェロ・ソナタ Op.6
(4)ドビュッシー:チェロ・ソナタ
(5)ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3番 イ長調Op.69-第3楽章
ショパン:チェロ・ソナタ Op. 65-第3楽章
レナード・ローズ(チェロ)
共演:
(1)フランク・イオーガ(ピアノ)
録音:1956年1月15日
(2)ジャック・マキシン(ピアノ)
録音:1960年2月28日
(3)ミッチェル・アンドルー(ピアノ)
録音:1953年2月22日
(4)アルトゥール・バルサム(ピアノ)
録音:1955年1月23日
(5)フランク・イオーガ(ピアノ)
録音:1953年3月6日
20世紀米国が生んだ最も偉大なチェリスト、レナード・ローズ(1918-1984)の
貴重な音源集。1953年から1960年、ローズの30代後半から40代始めの勢いのあ
る演奏が聞ける。骨太で逞しさの漲る音楽は、チェロの男性美の究極とも言え
るだろう。ことにアルトゥール・バルサムと共演したドビュッシーのソナタの
異様な盛り上がりは、チェロ好きなら必聴である。

VAIA 1270 \1980
ヴォルフ:糸を紡ぐ女,捨てられた娘,春に,ジプシーの娘
「パトリシア・ブルックス・イン・リサイタル」
バッハ:
カンタータ「私の心には憂いが多く」 BWV.21-嘆き、涙、悲しみ、苦悩
J.C.バッハ:ロンド
メンデルスゾーン:新しい恋 Op.19a-4,月 Op.86-5,ゆりか
ごのそばで Op.47-6,春の歌 Op.47-3
マーラー:
夏の歌い手交替,私はやわらかな香りをかいだ,美しさのゆえに愛するなら,
誰がこの歌を作ったのだろう
ドビュッシー:パンの笛,髪,緑
マイヤベーア:「悪魔ロベール」-ロベール、愛するあなた
ダルベール:「死んだ眼」-プシュケは柱廊の間をさまよう
オーベール:「マノン・レスコー」-これは愛の物語
プッチーニ:「ロンディネ」-ドレッタの夢がどんなものか
パトリシア・ブルックス(ソプラノ)
ハリエット・ウィングリーン(ピアノ)
バート・ラカレリ(オーボエ)
録音:1971年2月28日、
パトリシア・ブルックスは、1933年、マンハッタンに生まれたソプラノ。1960、
70年代にニューヨークシティオペラで活躍し、《トラヴィアータ》でドミンゴ
と共演したこともある。透明で伸びやかな声は大変魅力的だ。このCDは、彼女
の全盛期のリサイタルのライヴ録音。 録音状態は万全ではないものの、録音
の極端に少ないこのソプラノの貴重な記録である。




<Edition HST>
HST-051 \2800
ヴァンハル(1739 ‐1813):疾風怒濤交響曲集第六巻
交響曲ト長調 Bryan G7 (ca.1760)
交響曲ト長調 Bryan G1 (ca.1765-67)
交響曲へ長調 Bryan F4 (ca.1768-71)
伏 正隆(指揮)
ハイドン・シンフォ二エッタ・トウキョウ
リーダー:松井利世子(ヴァイオリン)
録音:2007年11月、東京三鷹・風のホールでのライヴ録音
演奏者紹介;
松井利世子(ヴァイオリン)
<略歴>東京に生まれる。桐朋学園女子校等学校音楽科を経て、桐朋学園大学
音楽学部演奏学科卒業。同大学研究科修了。これまでに滝沢達也、江藤俊哉、
アンジェラ、辰巳明子の各氏に師事。室内楽を岩崎淑、藤井一興の各氏に師事。
イフラー・ニーマン、ジェラール・プーレ、フェリックス・アンドリエフスキ
ー、レジス・パスキエ、モーリス・ハッソン各氏の マスタークラスを受講。
<主な受賞歴>ジュニアコンクール最優秀賞。日本クラシックコンクール奨励
賞。全日本学生音楽コンクール高校生の部入選。江藤俊哉ヴァイオリンコンク
ール第一位受賞し、東京都交響楽団と共演。国際音楽コンクール”2004 IBLA
Grand Prize”(イタリア)にて最高位受賞。ミケランジェロ・アバド 国際ヴァ
イオリンコンクール第二位受賞(イタリア)。




<TELOS>
TLS 048 2枚組(1枚分価格) \2080
パガニーニ:
ヴァイオリン協奏曲第6番 ホ短調 M.S.75
ヴァイオリン協奏曲第5番 イ短調 M.S.78
インゴルフ・トゥルバン(ヴァイオリン)
リオル・シャンバダル(指揮)
WDRケルン放送管弦楽団
録音:2005年1月,5月
協奏曲第1番と第3番(TLS 046)、第2番と第4番(TLS 047)に続く、インゴルフ・
トゥルバンによるパガニーニのヴァイオリン協奏曲集。第5番は未完に残され
た音楽を補筆完成させたもの。第6番はソロパートだけが近年になって発見さ
れ、オーケストラ譜が復元された曲である。トゥルバンのヴァイオリンは、大
向こう受けする技巧の誇示を避け、丁寧で真摯なもので、同時に切れ味と機知
にも富んでいる。カデンツァはトゥルバンの自作を弾いていおり、これも聴き
ものである。





<CEDILLE>
CDR90000 098 2枚組(1枚分価格) \1980
「ドビュッシー&リスト:ピアノ作品集」
リスト:
「巡礼の年報第2年イタリア」からペトラルカのソネット第47番/第104番/
第123番/
ドビュッシー:前奏曲集第1巻/第2巻/
リスト:
「巡礼の年報第3年」からエステ荘の噴水 /
「巡礼の年報第1年スイス」からオーベルマンの谷
ホルヘ・フェデリコ・オソリオ(P)
2006年8月・2007年2月録音
オソリオはメキシコで生まれ、メキシコ、パリ、モスクワで学んでウィルヘル
ム・ケンプにも師事しました。ルーズベルト大学シカゴ演奏芸術大学で教え、
室内楽奏者としても活動しています。Cedilleレーベルにスペインのピアノ作品
集(CDR090000 075)とポンセのピアノ曲(CDR90000 086)を録したほか、モーツァ
ルト、ベートーヴェン、ブラームスなども録音しています。メキシコではブラ
ームスの権威として知られ、同地のブラームス音楽祭の芸術監督を務め、ここ
では明確で鮮やかなタッチで輪郭のはっきりした充実した音楽を作っています。

CDR90000 099 \1980
「イタリア滞在」
ダリオ・カステッロ(1621-1631活動):8度のソナタニ短調/
ストラデッラ(1644-1682):シンフォニアニ短調/
ビアジョ・マリーニ(1597頃-1665頃):2声のソナタニ短調/
ロカテッリ:室内ソナタへ長調op. 6-2/
コレッリ:ソナタハ長調op. 5-3/
タルティーニ:田園ソナタイ長調/
ヘンデル:ソナタト長調HWV364a/
フランチェスコ・ヴェラチーニ(1690-1750):ソナタニ短調op. 2-12
セッテチェント三重奏団:
【レーチェル・バートン・パイン(Vn)、ジョン・マーク・ロゼンダール(Vc)、
デーヴィッド・シュラーダー(Cemb)】
2006年12月録音
1996年、3人は歴史的知識に基づくフレージングと装飾法を現代的ヴィブラート
と結合してヘンデルのヴァイオリン・ソナタ全曲を録音し(CDR90000 032)、そ
の翌年セッテチェント三重奏団を結成しました。バートン・パインはヘンデル
では現代仕様のアマティとバロック弓を用いましたが、2002年から元の状態の
ニコラ・ガリアーノで演奏し始め、それは初期の作曲家の意図に忠実な演奏を
する能力に著しい効果をもたらしました。彼女は1992年バッハ国際ヴァイオリ
ン・コンクールで金メダル、エリザベート(1993)、クライスラー(1992)、シゲ
ティ(1992)、モントリオール(1991)などの国際コンクールで首位を獲得し、独
奏者としてロマン派の作品も演奏しています。

CDR90000 100 \1980
「桟敷の音楽」
リカルド・ロレンス(1961-):バチャンゴ/
カーター・パン(1972-):チェロとピアノのための相違/
ピエール・ジャルバート(1967-):ピアノ三重奏曲/
ステーシー・ギャロップ(1969-):弦楽四重奏曲第2番「悪魔と天使」/
ヴィヴィアン・ファング(1975-):クラリネットと弦楽四重奏のための細密画
マータ・アズナヴォーリアン(P)、
デーヴィッド・イン(Vc)、
エリナー・フリーア(P)、
リンカーン三重奏団、
ビアヴァ四重奏団、
ジョン・ブルース・イェー(Cl)、
マイア四重奏団
2006・2007年録音
「桟敷の音楽」は、若い有能な音楽家たちに演奏する機会を与えるために室内
楽演奏会やコンポーザー・イン・レジデンスの事業を行っており、シカゴのレ
ーベルCedilleは100番目のCD発売を記念して、シカゴ在住・出身の作曲家・演
奏家によるアルバムを制作しました。ロレンスはベネズエラ生まれで、第1曲
の曲名はアフリカ系キューバ音楽で用いられるバタ(太鼓)、チャンゴ(音楽の
神)、ワワンコ(ルンバのリズムの一つ)の3つの言葉に由来しています。アメリ
カの作曲家パンによる第2曲は田舎の踊りやブルース、ポピュラー音楽の要素
を取り入れています。

CDR90000 101 \1980
「雪のキャロル集-ウィリアム・フェリス(1937-2000)のクリスマス音楽」
主は私に言われた/優しい聖母マリア/頭を上げよ、おお力強い門よ/我々の冬
は長い/聖母マリア万歳/夜の星の創造者/雪のキャロル集/他
ポール・フレンチ指揮
ウィリアム・フェリス合唱団、
作曲家フェスティヴァル管、
ポール・ニコルソン(Org)
2006・2007年録音
フェリスはシカゴで生まれ、1971年、ウィリアム・フェリス合唱団を設立して
多数の現代曲を演奏し、長年シカゴの音楽の歴史に貢献してきました。少年聖
歌隊員や教会オルガン奏者としての経験から、旋律はグレゴリオ聖歌や旋法の
影響を受けて長く叙情的で、和声は多旋法・半音階的です。アメリカ音楽院理
論主任を務めていた1979年にシカゴは大吹雪に見舞われ、出勤して時間のあい
た時にホルストによる賛美歌「木枯らし寒く吹きすさび」を見つけ、これに新
たに作曲したものが「雪のキャロル集」の元となりました。




<KAIROS>
12662KAI \2250
ヘルムート・ラッヘンマン(1935b):弦楽四重奏のための作品集
(1)グリド(弦楽四重奏曲第3番)(2001/02)
(2)聖霊の踊り(弦楽四重奏曲第2番)(1988/89)
(3)グラン・トルソ-弦楽四重奏のための音楽(1971-72/78)
アルディッティ弦楽四重奏団
録音:2006年6月、11月
ボン・ベートーヴェン・ハウス
ラッヘンマンの初期から近作の弦楽四重奏をアルディッティの演奏でたどる画
期的なアルバム。もっとも初期の作品「グラン・トルソ」は徹底した非・弦楽
四重奏的な音楽で、伝統に果敢な抵抗を試みている。その姿勢は近作「グリド」
でも変わらないが、軋むような音塊のなかにほのかな叙情が漂うのはさすがに
円熟のせい?

12582KAI \2250
マティアス・ピンチャー(1971b):管弦楽作品集
(1)アン・ソルディーヌ(弱音器付きで)-ヴァイオリンと管弦楽のための(2002)
(2)テネブレ-ヴィオラとライヴ・エレクトロニクスを伴う室内アンサンブルの
ための(2000/01)
(3)ナルキッソスについての熟考-チェロと管弦楽のための(2004/05)
マティアス・ピンチャー指揮
(1)(3)NDR北ドイツ放送交響楽団
(2)アンサンブル・アンテルコンタンポラン、
(1)フランク・ペーター・ツィンマーマン(Vn)
(2)クリストフ・デジャルダン(Va)
(3)トゥルルス・モルク(Vc)
録音:2006年
ピンチャーは1971年ドイツ生まれの作曲家でこれまでにオペラを含む数多くの
作品を発表してきた。2008年にはピエール・ブーレーズ指揮シカゴ交響楽団に
より新作「オシリス」が初演される。作風はブーレーズを思わせるクリスタル
のような色彩が特徴で、全体に静かな音の持続のなかに緊張した空間が時に武
満を想起させる。フランク・ペーター・ツィンマーマン、トゥルルス・モルク
ら名だたるソリストの妙技も聴きどころ。

12692KAI \2250
マティアス・シュパーリンガー(1944b)作品集
(1)フリオーソ(激怒して)-アンサンブルのための(1991/92)
(2)無限に対して-バス・クラリネットとトロンボーン、チェロとピアノのため
の(1995)
(3)美しき逃亡者-オーボエ、アルト・フルート、ヴァイオリン、バス・クラリ
ネット、ヴィオラとチェロのための(2006)
(4)アポ・ドゥ-弦楽四重奏のための(1982)
(1)ハンス・ツェンダー指揮
アンサンブル・モデルン、
(2)(3)アンサンブル・ルシェルシェ、
(4)アルディッティ弦楽四重奏団
録音:1993/94/2006年
シュパーリンガーの古くは40代から近作までの室内楽を収録。彼はジャズにも
関心があると語っているがヨーロッパ前衛音楽の伝統を受け継ぐかのような彼
の音楽にそれは感じられない。

12702KAI \2250
ヨハネス・カリツケ(1959b):
(1)4つの死の島-2人のソリストとオーケストラのための(2002/03)
(2)6つのカヴァード・セッティング-弦楽四重奏のための(1999/2000)
(1)ヨハネス・カリツケ指揮
ベルリン・ドイツ交響楽団
トマス・E・バウアー(Br)、
トマス・ラルヒャー(Pf)
(2)シュタードラー四重奏団
録音:(1)2004年、(2)2006年
「4つの死者の島」はバリトンとピアノとオーケストラのための大作でベルク
的なドラマティックな流れのなかに独自のロマンティシズムが感じられる秀作。
6つのカヴァード・セッティングもドラマティックな音楽で時にバルトーク、
ハード・ロックを思わせる激しい表出力が魅力。




<アンサンブル・モデルン自主制作レーベル(ドイツ)>
ドイツの現代音楽専門アンサンブル「アンサンブル・モデルン」の自主制作レ
ーベルを取り扱うことになりました。
アンサンブル・モデルンは1980年にユンゲ・ドイチェ・フィルの有志によりド
イツで結成され、20世紀の音楽を専門とする室内オーケストラの走りとして常
に注目を集めて来ました。これまでメジャー・レーベルでCDをリリースして来
ましたがついに自主レーベルを立ち上げ、自分たちが本当にやりたい音楽をや
りたいように発表できるようになりました。今後の活動にご期待下さい。

EMCD 001 \2080
アイヴズ:交響曲第4番
ジョン・アダムズ(指揮)
フランク・オッル(第2指揮)
アンサンブル・モデルン・オーケストラ
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント
録音:1999年8月29日ライヴ録音
合唱と2群のオーケストラによる大作をアイヴズの音楽をこよなく愛するジョ
ン・アダムズが指揮。アンサンブル・モデルンの通常編成を大幅増員しての演
奏。合唱はヘレヴェッヘのコレギウム・ヴォカーレ。

EMCD 002 \2080
ジョージ・ベンジャミン:
(1)サドン・タイム
(2)ヴィオラ・ヴィオラ
(3)3つのインヴェンション
ジョージ・ベンジャミン指揮
アンサンブル・モデルン
録音:2000年1月-2月ライヴ録音
メシアンの愛弟子ジョージ・ベンジャミンの自作自演盤。新印象主義とも形容
されるベンジャミンの主要作品が収められており、いずれも完成度の高い作品
ばかりである。

EMSACD 001(SACD-Hybrid) \2780
ヘルムート・ラッヘンマン:
(1)コンチェルティーニ
(2)コントラカデンツ
(1)ブラッド・ラブマン指揮
アンサンブル・モデルン
(2)マルクス・シュテンツ指揮
アンサンブル・モデルン・オーケストラ
録音:(1)2006年8月、(2)2005年10月 61:04
特殊奏法や超絶技巧を多く求められるラッヘンマンの作品はアンサンブル・モ
デルンの力量を最大限に発揮できるレパートリーであろう。ラッヘンマンの代
表的なCDであるだけでなく、モデルンの数ある録音のなかでも代表的なものに
数えられるだろう。




<ジェイズミュージック・レーベル(日本)>
APAC-0710 \2100
「新堀ギター女性四重奏団名曲選集」
収録曲目:
雪山賛歌
故郷を離るる歌
村の娘
スワニー川
オー・シャンゼリゼ
夏の思い出
渚のアデリーヌ-星空のピアニスト
星のセレナーデ-夢の伝説
午後の旅立ち-夢の中のウエディング
レディ・ディー-ノクターン
この胸のときめきを
おまえのカーネーションをおくれよ

5つのディベルティメントよりロンド
ビギン・ザ・ビギン
新堀ギター女性四重奏団
世界でも類を見ないギターアンサンブルで有名な新堀サウンド。その中でも特
徴的な、女性のみによるアンサンブル。毎回のコンサートでも人気の演目にな
っています。ナイロン弦の自然な音色を究極にまで追求した音色は、心のやす
らぎを呼びます。
新堀ギター女性四重奏団は、1974年のロンドン・パーセルルームで鮮烈デビュ
ーを果たしたギターアンサンブル「ザ・ドリマーズ」の美しい音色を受け継ぎ、
アルトギター2本, プライムギター, バスギター, ギタロンという究極の編成
で、その美しい音色と見事なまでの芸術表現を可能にしています。

<Linn>
CKD 308(SACD-Hybrid) 2枚組(1枚価格) \2850
W・A・モーツァルト:後期交響曲集 ――
交響曲第38番ニ長調K.504《プラハ》/交響曲第39番変ホ長調K.543/
交響曲第40番ト短調K.550/交響曲第41番ハ長調K.551《ジュピター》
チャールズ・マッケラス(指揮)、スコットランド室内管弦楽団
マッケラスはこれまでのキャリアの中で、プラハ室内管との交響曲全集、ブレ
ンデルとのピアノ協奏曲集、ロバート・レヴィン版を使用した「レクイエム」
(CKD 211)など名盤中の名盤と呼ぶに相応しいモーツァルトの録音を生み出し
ているだけに、巨匠が新たに録音を決意した今回の新録音に対する期待度は絶
大である。
ちなみにマッケラスはプラハ室内管との交響曲全集とは別に1970年代-80年代
にかけて交響曲第38番-第41番の4曲を1度ずつ録音しており、このスコットラ
ンド室内管との新録音はマッケラス自身にとって3回目の録音となる。
このモーツァルトのレコーディングに臨むにあたって、超優秀録音で名高いリ
ン・レコーズ(Linn)がエグゼクティヴ・エンジニアであるフィリップ・ホッブ
スを中心とした万全の体制を敷いており、録音面の充実も間違いない。
時代考証を徹底的に行い、演奏に臨むことで知られるマッケラス。円熟の境地
に達した巨匠が出したモーツァルトに対する結論がここにある。
録音:2007年8月3日-9日、シティ・ホール(グラスゴー)/
プロデュサー:ジェイムズ・マリンソン/エンジニア:フィリップ・ホッブス




<Chandos>
CHSA 5060(SACD-Hybrid) \2850
R・ワーグナー(ヘンク・デ・ヴリーガー編曲):
楽劇《ニーベルングの指輪》-オーケストラル・アドベンチャー
R・ワーグナー:ジークフリート牧歌
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
オランダ放送フィルの打楽器奏者であり、作曲家、アレンジャーでもあるヘン
ク・デ・ヴリーガーが1991年にアレンジを行い、同オーケストラの当時の音楽
監督(現在は桂冠指揮者)デ・ワールトの主要レパートリーとして重宝されたオ
ーケストラのみで繰り広げられる「ニーベルングの指輪-オーケストラル・ア
ドベンチャー」。
14曲で構成されるこの管弦楽版の「指輪」は4つの楽劇の魅力を凝縮した約60
分の作品であり、「ワルキューレの騎行」に代表される重要場面や多くのライ
トモチーフを含むなど、壮大なワーグナーの「指輪」の世界を存分に味わうこ
との出来るまさにオーケストラによるアドベンチャー(冒険)なのである。
また独立した作品ながら「指輪」との共通点を持つ「ジークフリート牧歌」を
加えることによって、ヤルヴィはこのワーグナーの完成度、充実度をさらなる
高みへと導いている。
シャンドスの歴史を築きいてきた名コンビによるワーグナーの世界。今、感動
の幕が上がる!2007年8月5日-7日の録音。

CHAN 10458 \2180
モーツァルトと同世代の作曲家シリーズ
ジョン・マーシュ(1752-1828):
交響曲第2番変ロ長調/同第6番ニ長調/同第7番変ホ長調/同第8番ト長調/
会話の交響曲変ホ長調
マティアス・バーメルト(指揮)、ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ
モーツァルト自身ではなく、モーツァルトと同じ世代に活躍した才能溢れる作
曲家たちの作品を紹介するというシャンドスならではの独特のアプローチが人
気を呼んでいる「モーツァルトと同世代の作曲家シリーズ」。
前作のリヒター(CHAN 10386)に続くシリーズ21作目となる最新作はイギリスの
作曲家ジョン・マーシュ。
18世紀中期から19世紀初頭にかけて活躍したイギリスの作曲家ジョン・マー
シュは、39曲の交響曲を含む350曲以上の作曲を行うなど当時のイギリスにお
ける最も多作な作曲家としても歴史にその名を刻んでいる。
後期バロック様式から古典様式への移り変わりの時代を生きたマーシュだった
が、両方の様式の特徴を自らの作品に取り入れるなど、様式に対する柔軟な姿
勢によって数多くの優れた作品を生み出している。
ちなみにマーシュは、音楽家としてだけでなく法律の勉強を積み、天文学、鐘
学、兵法にも精通するなど多彩な分野でその才能を発揮させた人物でもある。

CHAN 10452 \2180
シリル・スコット(1879-1970):管弦楽作品集Vol.4 ――
チェロ協奏曲/交響曲第1番ト長調
ポール・ワトキンス(チェロ)、
マーティン・ブラビンズ(指揮)、BBCフィルハーモニック
イギリス印象派の大作曲家「シリル・スコット」の存在とその作品を再び世界
中に広げるという大きな役割を果たしてきたシリーズもこの第4集で完結。
今回の第4集ではシリーズの完結に相応しく、1899年に若かかりし頃のシリル
・スコットが書き上げたモダンでラプソディックな野心作「交響曲第1番」、
キャリアの中期に作曲されドビュッシーからの影響をうかがわせる「チェロ
協奏曲」といった世界初録音となる大曲2作品を収録している。
レニングラードでは名教師イリヤ・ムーシンの下で学び、1988年リーズ国際
指揮者コンクールを制覇したマーティン・ブラビンズは、ヒコックスやハン
ドリーと並び立つイギリス音楽のスペシャリスト。
シャンドス、ハイペリオンではイギリス音楽だけでなく幅広い作品でタクト
を振るっており、柔軟な対応力と驚異的なレパートリーの広さを証明してい
る。またチェリストには指揮者としての活動も始めたイギリスの名手ワトキ
ンスが登場。
現在のイギリスを引っ張る2人のアーティストが、イギリス印象派を代表する
スコットのシリーズを締め括る。

CHAN 0749 \2180
モンテヴェルディ・シリーズ Vol.2-炎と灰 ――
C・モンテヴェルディ:
情け知らずの女たちのバッロ/おお金色の髪/あなたへの口づけ/心は燃え、
心を焦がし/恋する者はみな戦士/苦しみが甘美なものならば/火のまわり
を無邪気な蝶々が飛びまわるように/バットよ、ここが岸辺だ/私があなた
に与えられるのもを/こうして死ねるものなら/安心しておくれ/灰になっ
た亡骸
ロバート・ホリングワース(指揮)、イ・ファジョリーニ
シャンドスのアーリー・ミュージック・シリーズ「シャコンヌ(Chaconne)」
に加わった「モンテヴェルディ・シリーズ」の第2弾!
イタリアの巨星モンテヴェルディの世俗歌曲を中心に録音を進めるこのシリ
ーズは、第1集(CHAN 0730)がグラモフォン誌、ガーディアン誌、アメリカン
・レコード・ガイド誌などの各メディアから絶賛を浴びるなど絶好のスター
トを切っている。
イタリア・マドリガルの伝承者としての地位を確立したイ・ファジョリーニ
は、1986年にディレクターのホリングワースを中心としてオックスフォード
大学の学生たちによって結成されたヴォーカル・アンサンブル。
イ・ファジョリーニは、映像による画期的なヴェッキのマドリガル・コメディ
《パルナッソス山をめぐって》(CHDVD 5029)のリリースを実現させるなど、
シャンドスの古楽シーンに新たな風を吹き込んでいる。

CHAN 10453 \2180
ジプシー・ストリングス ――
伝承曲(サマーヘイズ編):
Put out your cigarettes and dance、ブルガリアの悲歌、アマツバメ、
ベサラビャンカ、ポルカ
A・サマーヘイズ:
蛍、キャラヴァン、Five Naked Ladybirds、バーキングへの最後の列車、
コパニッツァ、スローワー・ワン、ホット・ドイナ
G・ディニーク(サマーヘイズ編):ひばり
アダム・サマーヘイズ(ヴァイオリン)、
エミール・チャカロフ(ヴァイオリン)、
ロンドン・コンチェルタンテ
2006年にウィグモア・ホールで結成15周年記念コンサートを開催したイギリス
のアンサンブル、ロンドン・コンチェルタンテのシャンドス・デビュー盤。
ジャンルの枠にとらわれない活動を展開中のロンドン・コンチェルタンテに
ソリストとして加わるのは、イギリスのトップ・ヴァイオリニストの1人に数
えられるアダム・サマーヘイズ、ジプシー音楽の盛んな東欧のブルガリアに
生まれたエミール・チャカロフの2人。
トラディショナルなジプシー音楽のアレンジとサマーヘイズのオリジナル作品
が民族色豊かに疾走する!


●Chandos Classics
CHAN 10454X \1780
C・ニールセン:管楽器のための室内楽作品集 ――
木管五重奏曲Op.43/かいなきセレナード/2つの幻想的小品Op.2/厳粛な歌/
劇音楽《母》Op.14からの付随音楽
アテナ・アンサンブル
レイキャヴィク木管五重奏団と並ぶシャンドスにおける木管アンサンブルの代
表的存在であるアテナ・アンサンブルのニールセンが24bit/96kHzデジタル・
リマスターを施され復活!CHAN 8680からの移行再発売。1979年の録音。




<APR>
APR 5586 \1880
セルジオ・フィオレンティーノ初期録音集Vol.6 ――
R・シューマン:
謝肉祭Op.9/子供の情景Op.15/アラベスクOp.18/交響的練習曲Op.13
セルジオ・フィオレンティーノ(ピアノ)
1927年にナポリで生まれ1998年に同じくナポリでこの世を去ったイタリアの
知られざる名ピアニスト、セルジオ・フィオレンティーノ。
1990年代に収録された晩年の録音とは別として、フィオレンティーノの若か
りし時代の演奏を復刻リリースしている初期録音集第6弾はシューマン。
1965年8月の録音。




<Antes Edition>
SCH 3112 11枚組 \16000
A・ブルックナー:交響曲集 ―― 交響曲第0番-第9番/テ・デウム
ロベルト・パーテルノストロ(指揮)、
ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
1997年から2007年まで音楽監督を務めたカッセル州立歌劇場でのワーグナー
が大きな話題を集めたオーストリアのマエストロ、パーテルノストロ。
カッセル州立歌劇場に就任する前から音楽監督として1991年から2001年まで
コンビを組んでいたヴュルテンベルク・フィルとのブルックナーがセットで
登場!1991年-2006年の録音。

BM-CD 31.9230 \2300
クロード・エンゲル(1948-):ギターのための作品集 ――
3つのワルツ/鳥と日暮れ/マルメラドの歌/フエゴ/Le musee des vieilles
mecaniques/変奏曲
ビルギット・シュワブ(ギター)
70年代にはフランスのプログレッシヴ・ロックバンド「マグマ」にもメンバー
として参加していたパリ出身のギタリスト、クロード・エンゲルのクラシック
・ギター作品集。
アストル・ピアソラやハービー・ハンコックなど欧米の大物ミュージシャンと
の共演など、自身の演奏活動の経験を生かして作曲された作品の数々はギター
愛好家要注目!ドイツの女流ギタリスト、ビルギット・シュワブのクールな
演奏が作品の雰囲気を余すことなく届けてくれる。

BM-CD 31.9245 \2300
バリトン・サクソフォンのための室内楽作品集 ――
F・トレイバー:デュオ
A・ヴィヴァルディ:ソナタ第1番変ロ長調
O・マチャ:ソナタ
J・ライアン=ガーバー:アナザー・ツイスト
E・プラパッヒャー:四重奏曲
J・D・ゼレンカ:アダージョとアレグロ
リンダ・バンクス(バリトン・サクソフォン)、
アンネミ・エグリ(ピアノ)、テオ・ブライデンバッハ(ヴァイオリン)、
シャルロット・ブライデンバッハ(ヴァイオリン&ヴィオラ)、
アレフ・アクコス(チェロ)
サクソフォン四重奏や吹奏楽で低音セクションを支える重要な役割を担ってい
るバリトン・サクソフォンを主役とした珍しい作品集。この作品集には、ヴィ
ヴァルディやゼレンカといったバロック音楽のアレンジから、バリトン・サク
ソフォンのために書かれたオリジナル作品などバラエティ豊かな6作品が収録
されている。
1990年に南ドイツ・サクソフォン室内オーケストラを結成するなど、サクソ
フォン界の活性化に力を注ぐリンダ・バンクスの低音楽器ならではの存在感
はさすが。

BM-CD 31.9232 \2300
P・I・チャイコフスキー:
ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35、瞑想曲ニ短調Op.42-1
H・W・エルンスト:
魔王Op.26-シューベルトの主題によるグランド・カプリース
マリア・ソロツォボワ(ヴァイオリン)、
ディートリヒ・シェラー=マンノ(指揮)、
アルカデミア・シンフォニカ
モスクワ生まれの女流ヴァイオリン奏者ソロツォボワは、グネーシン音楽院
で学んだのちチューリッヒ音楽大学で名匠ザハール・ブロンに師事。
ティボール・ヴァルガ国際コンクールなど多くのコンクールで入賞を果たすな
ど、今後の飛躍が期待される若きヴァイオリニストである。ちなみにソロツォ
ボワの使用楽器は、ニコロ・ガリアーノ1750年頃製のヴァイオリン。




<Thorofon>
CTH 2540 \2300
G・F・ヘンデル:リコーダーとチェンバロのための6つのソナタ ――
ソナタ ヘ長調/同ト短調/同変ロ長調/同ニ短調/同イ短調/同ハ長調
イル・ヴェロ・モード
ルネサンス、バロック音楽の発掘と演奏を目的として結成されたリコーダーの
スヴェン・シュワンベルガー、チェンバロのトーマス・ライニンガーによる
デュオ「イル・ヴェロ・モード」。
リコーダー、チェンバロの両パートに高度な技巧が求められるヘンデルの6つ
のソナタ。音楽の流れを大切にした無理を感じさせない演奏は、イル・ヴェ
ロ・モードの高い技術と音楽性を物語っている。
聴いているといつの間にかイル・ヴェロ・モードの世界に引き込まれる、そ
んな魅力を持ったヘンデル・アルバムの登場である。




<Christophorus>
CHR 77287 \2300
聖ヨハネ・クリソストモスの典礼-ロシア正教会における中世の歌曲
ゲオルギ・ソフォノフ(ディレクター)、
モスクワ・ダニロフ僧院聖歌隊
ポーランドのスプラスル僧院に中世から伝わる16世紀の手稿譜「聖ヨハネ・ク
リソストモスの典礼」。
この「手稿譜」にロシア教会音楽の権威であるアナトリー・コノトプ教授が復
元と再構成を施しており、16世紀ロシア正教のために作曲された典礼音楽が確
かな形となって現代に蘇る。
中世ロシア正教の歴史を紐解くという意味でも貴重な録音と言えるだろう。

CHR 77292 \2300
パッサカリア ――
J・S・バッハ:パッサカリアBWV.582
J・S・バッハ(ダルベール編):パッサカリアBWV.582(ピアノ版)
J・S・バッハ(リスト&トプファー編):パッサカリアBWV.582(オルガン版)
J・S・バッハ(レーガー編):パッサカリアBWV.582(4手連弾版)
J・S・バッハ(スコトフスキ編):パッサカリアBWV.582(管弦楽版)
クリスティアン・リーガー(オルガン)、
エルンスト・ブライデンバッハ(ピアノ)、
ヨハネス・マティアス・ミヒェル(オルガン)、
オリヴァー・コルブ(ピアノ)、
ニコス・アティネオス(指揮)、
フランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団
大バッハの名作「パッサカリア」の原曲を含めた5種類の編曲、編成によるバ
ージョンを1枚のディスクに収めたユニークな企画。「パッサカリア」好きに
は特に嬉しい1枚。1997年の録音。

CHR 77289 \2300
アヴェ・マリス・ステラ-中世の聖母マリアへの崇拝 ――
作曲者不詳:アヴェ・マリス・ステラ
H・V・ビンゲン:アベ・ジェネロサ
O・V・ヴォルケンシュタイン:めでたし御母、おおマリア
G・リキエル:Humils, forfaitz, repres e penedens
P・d・ヴィトリ:Vos qui admiramini/他 全15曲
エスタンピー
廃盤となっていた古楽演奏団体「エスタンピー」の演奏による中世の作品集
「アヴェ・マリス・ステラ」が大幅にリニューアルされて再登場。
1990年の録音。




<Bella Musica>
BM 31.2408 \2300
L・V・ベートーヴェン:
ピアノ三重奏曲第5番ニ長調Op.70-1《幽霊》/創作主題による14の変奏曲
変ホ長調Op.44/ピアノ三重奏曲第2番ト長調Op.1-2
アルカディア・トリオ
1978年にケルン音楽大学で学んでいた3人のアーティストたちによって結成さ
れたピアノ・トリオ「アルカディア・トリオ」によるベートーヴェンの第4集。
ハイドンから近現代の作品を得意としており、感情豊かでメリハリのついた
ベートーヴェンに対する評価も高い。




<Aeolus>
AE-10251 \2300
ヘスス・グリーディ(1886-1961):オルガン作品全集Vol.2 ――
エスクエラ・エスパニョーラ/ファンタジア
エステバン・イリツォンド・イリアルテ(オルガン)
ドゥコー、ダンディ、ヨンゲンからオルガンや作曲法を学んだスペインの音楽
家グリーディ。教会のオルガニストとしてだけでなく、マドリード音楽院では
オルガンと和声の講師を務めるなど、後進の育成にも尽力したことで知られる。




<New World>
80674-2 \2080
ナ・ヒョーシン(1959-):オール・ザ・ノイズ ――
オーシャン/ショア2/オール・ザ・ノイズ・イン・ザ・ワールド/ウォーキ
ング・ウォーキング/テン・サウザンド・アグリー・インク・ブロッツ
チュン・ジェヒュン(玄琴)、リ・ヒャンヒ(篳篥)、ヨー・ホン(大吟)、
トーマス・シュルツ(ピアノ)、アイヴズ弦楽四重奏団、他
韓国の中堅作曲家ナ・ヒョーシンの作品集。韓国の伝統楽器を用いた作品や、
ピアノ、室内楽のための作品など西洋と東洋の音楽の融合を試みている。




<Channel Classics>
CCSSA 25608(SACD-Hybrid) \2850
W・A・モーツァルト:
ヴァイオリン・ソナタ全集Vol.5 ――
ヴァイオリン・ソナタ第29番イ長調K.305/同第38番ハ長調K.403(385c)
/同第16番変ロ長調K.31/同第30番ニ長調K.306
レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン)、
ゲイリー・クーパー(フォルテピアノ)
モーツァルトのヴァイオリン・ソナタは、「ヴァイオリン伴奏付きピアノ・ソ
ナタ」と称されるほどピアノの果たす役割が大きいことは周知の通り。
このシリーズでは、イギリスの名鍵盤奏者ゲイリー・クーパーの卓越した音楽
性がポッジャーのヴァイオリンと共に絶妙な空間を創造することによって、比
類なき名演を生み出すことに成功しているのである。
ちなみに第5集での使用楽器もこれまでと同じく、ポッジャーが1739年ジェノ
ヴァのペザリニウス製のバロック・ヴァイオリン。フォルテピアノを弾くクー
パーはアントン・ワルター1795のデレック・アドラム1987年製レプリカを用い
ており、超一流の演奏者と超一級の楽器という絶大な魅力と存在感を放つ組み
合わせは今回も健在!





<Glossa>
GCD 921523 \2300
G・F・ヘンデル:イタリアン・カンタータ集Vol.3 ――
カンタータ《あなたに再びお会いしようとは、おお神よ》HWV.150
カンタータ《決して心変わりしない》HWV.140
カンタータ《私の軽蔑するのは》HWV.165
カンタータ《ああ、つれない人よ》HWV.78
ラファエラ・ミラネシ(ソプラノ)、サルヴォ・ヴィターレ(バス)、
ファビオ・ボニッツォーニ(指揮&チェンバロ)、
アンサンブル・リゾナンサ
ヘンデルのイタリア滞在時代(1706年-1710年)に作曲された100曲の室内カンタ
ータ(イタリアン・カンタータ)の中から、器楽伴奏付きの約30曲を取り上げて
いくシリーズにファン待望の第3集が登場!
第3集では、イタリアにおけるヘンデルの重要な後援者であったピエトロ・オ
ットボーニ枢機卿に関連する4曲のカンタータが収録されており、ともにイタ
リア生まれでシリーズ初登場となるソプラノのラファエラ・ミラネシとバスの
サルヴォ・ヴィターリが注目の歌声を披露してくれる。
1973年ローマ出身のラファエラ・ミラネシは、2001年に「フィガロの結婚」で
デビューを果たし、現在はA・フィッシャーやダントーネといった名匠との共
演でワールドクラスの活躍を展開するなど将来を嘱望される若手ソプラノ歌手
である。
バスのサルヴォ・ヴィターレはイタリアのカターニャ生まれ。古楽演奏の世界
的権威アラン・カーティスからバロック唱法を学び、カヴィーナ&ヴェネクシ
アーナのメンバーとしても数々のコンサートや録音に参加するなどバロック音
楽のスペシャリストとして世界的な評価を受けている。
またグロッサの鍵盤楽器分野を代表する名手ボニッツォーニによって結成され
た精鋭集団「アンサンブル・リゾナンサ」も健在!今回の第3集も第1集&第2
集以上に素晴らしいクォリティを持ったアルバムとなることは想像に難くない。

GCDSA 922205(SACD-Hybrid) \2850
J・S・バッハ:モテット集 ――
モテット第1番《主に向かいて新しき歌を歌え》BWV.225
モテット第5番《来たれ、イエス、来たれ》BWV.229
モテット第2番《御霊はわれらが弱きを助け給う》BWV.226
モテット《汝を去らしめず、汝われを祝せずは》BWV.Anh.159
モテット第4番《恐るるなかれ、われ汝とあり》BWV.228
モテット第3番《わが喜びなるイエスよ》BWV.227
モテット第6番《すべての国よ、主を讃美せよ》BWV.230
ボー・ホルテン(指揮)、フランダース放送合唱団
フランダース放送を母体としブリュッセルを本拠とするフランダース放送合唱
団は、4パート各6人の歌い手たちによる総勢24人のベルギーを代表するプロ
フェッショナルの混声合唱団。
この「バッハのモテット集」でフランダース放送合唱団を指揮するのは、特に
合唱分野での活躍が世界中から高い評価を受け、今回新たに主席指揮者に任命
されたデンマークの指揮者&作曲家であるボー・ホルテン。
ホルテンとフランダース放送合唱団の船出に相応しい充実のバッハが聴ける注
目盤である。




<Etcetera>
KTC 1352 \2250
クラス・トルステンソン(1951-):
打楽器独奏と大編成アンサンブルのための《セルフ・ポートレート》
間奏曲とエピローグ*
ペッピ・ウィアズマ(打楽器)、
ハンス・レーンダース(指揮)、
ASKOアンサンブル、
シャルロット・リーディック(ソプラノ)*、
アラン・ギルバート(指揮)*、
ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団*
1951年生まれのクラス・トルステンソンは、スウェーデンのリーディング・コ
ンポーザーとして斬新な作品を次々と世に送り出すなど注目を集めている作曲
家。オランダを代表するワールド・クラスのコンテンポラリー・アンサンブル
であるASKOアンサンブルと打楽器奏者ウィアズマの超絶技巧が炸裂する「セル
フ・ポートレート」の迫力に唖然呆然。
また「間奏曲とエピローグ」では、2009年からニューヨーク・フィルの音楽監
督に就任するアラン・ギルバートとロイヤル・ストックホルム・フィルの演奏
が収録されるなどこちらも要チェック。

KTC 4021 \2250
C・ドビュッシー:
牧神の午後への前奏曲/リンダラハ/舞曲/交響詩《海》/6つの古代の墓碑
銘/白と黒で
インゲ・スピネット(ピアノ)、ヤン・ミヒエルス(ピアノ)
「アン・ブラン・エ・ノワール(白と黒で)」のコンビ名で「…幻想曲風に…-
クルターグへのオマージュ」(KTC 1283)をリリースしているベルギーのピアニ
スト、インゲ・スピネットとヤン・ミヒエルスのデュオによるドビュッシー。
ラベック姉妹も録音を行ったドビュッシーの2台ピアノのための代表作「白と
黒で」をはじめ、「牧神の午後への前奏曲」や「海」などの管弦楽のための大
曲でもスピネットとミヒエルスのデュオが見事な色彩感を演出している。
またこのドビュッシーで使用されたピアノは、クリス・マーネ・コレクション
の1878年ニューヨーク製のスタインウェイ。19世紀に製作された銘器の特別な
音色でドビュッシーの音楽に酔いしれることのできるピアノ・デュオ・アルバ
ムである。

KTC 1337 \2250
アンドレア・ファルコニエリ(1586-1656):
甘いため息-器楽と声楽のための作品集(全24曲)
ラ・プリマヴェーラ
アンドレア・ファルコニエリは、ナポリで生まれ幼少の頃からパルマ公によっ
て育てられた17世紀イタリアの作曲家、リュート奏者。ファルコニエリは、パ
ルマ、フィレンツェの宮廷音楽家として活躍し、ナポリの楽長にまで上り詰め
たと言われている。
その作品の中でも特に歌曲を数多く作曲したと伝えられているが、現存してい
る作品は非常に少なくここに収録された音源はファルコニエリの声楽作品のス
タイルを知るための重要な手がかりとなることだろう。
ラ・プリマヴェーラはオランダ、フランス、ドイツ、ブラジルなどで生まれ、
オランダで音楽を学んだ声楽家、ピリオド楽器の演奏家たちによって1996年に
結成されたアンサンブル。ヨーロッパ各地の音楽祭への出演などを中心に活発
な活躍を見せておりさらなる飛躍が期待されている。

KTC 1357 \2250
クラース・テン・ホルト(1960-):
ボヴァリーの歌/無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ
クラロン・マクファーデン(ソプラノ)、
ミヒエル・ワイドナー(ツィンバロン)、
モンドリアーン・クヮルテット、ヨアン・ベルクヘメール(ヴァイオリン)
スヴェーリンク音楽院、ハーグ王立音楽院で作曲の研鑽を積んだクラース・テ
ン・ホルトは1960年アムステルダム生まれの中堅作曲家。テン・ホルトの作品
はオランダ放送響や同室内管、オランダ・バレエ・オーケストラなどに取り上
げられるなど、オランダ内外で脚光を浴びている。
興味深い編成の「ボヴァリーの歌」はソプラノとツィンバロン、弦楽四重奏の
ために書かれており、3者の特徴が絡み合い独特の世界を形成している。




<Passacaille>
Passacaille 944 \2250
G・F・ヘンデル:オルガン協奏曲集Op.4
ロレンツォ・ギエルミ(オルガン&指揮)、ラ・ディヴィナ・アルモニア
1980年代から90年代初頭にかけてイル・ジャルディーノ・アルモニコのメン
バーにもその名を連ね、現在はミラノのサン・シンプリチアーノ教会のオルガ
ニストの任にあるロレンツォ・ギエルミの最新録音。
演奏家、研究者としてルネサンス、バロック音楽に深い造詣を持つギエルミは
ミラノ国際音楽院、母校であるバーゼル・スコラ・カントルムで後進の指導に
も力を注いでいる。
ギエルミ自身が優秀なバロック音楽の演奏家を集めて2005年に結成したラ・
ディヴィナ・アルモニアの瑞々しいサウンドがオルガンの演奏を一層際立たせ
ている。録音も優秀。





<Phaedra>
DDD 92054 \2250
In Flanders' Fields Vol.54 ――
ヨハン・デュイック(1954-):
ソプラノと合唱、管弦楽のための《魂の音楽》Op.16/アルトと合唱、管弦楽
のための《魂の歌》Op.24/混声合唱とオルガンのための《Alma, buscate en
Mi》Op.25
ヒルデ・コッペ(ソプラノ)、ノエル・シェーペンス(アルト)、
イグナス・ミヒエルス(オルガン)、ハンス・リッケリンク(ピアノ)、
ヨハン・デュイック(指揮)、
コレギウム・インストゥルメンターレ・ブルジェンセ、
フランダース放送合唱団、ヘント・マドリガル合唱団
ベルギー、フランドル地方の作曲家による作品を世界中に向けて紹介する
“In Flanders' Fields”の第54集。
ベルギーではフランダース放送合唱団、イギリスではASMF合唱団の合唱指揮者
を務め、ピアニスト、作曲家、教師としても活躍するヨハン・デュイックの合
唱作品集。
今回収録された3作品にはデュイック自身の合唱指揮者としての経験が注ぎ込
まれており、特に「魂の音楽」は演奏時間40分を要する大作である。ちなみに
デュイックのピアノ作品集が同シリーズの第36集(DDD 92036)として既にリリ
ースされている。




<Pavane>
ADW 7365 \2250
ミハイル・ペトゥコフ(1954-):
ピアノ・ソナタ/ブルージュの思い出/ロマンティックな悲歌
ミハイル・ペトゥコフ(ピアノ)、セルゲイ・ギルシェンコ(ヴァイオリン)、
セルゲイ・カルヤノフ(チェロ)
リヒテル、ギレリスそしてニコラーエワにピアノを学び、1975年のエリザーベ
ト王妃国際コンクールなどで実績を残したブルガリアのピアニスト、ペトゥコ
フの自作自演集。ショスタコーヴィチから称賛されたペトゥコフはパヴァーヌ
(Pavane)からアニシモフ&ブエノスアイレス・フィルとの強烈なコンビでチャ
イコフスキーのピアノ協奏曲集(ADW 7387)をリリースしており、その実力は実
証済。
1990年に作曲された「ピアノ・ソナタ」にはショスタコーヴィチのライトモチ
ーフであるDSCH音形が用いられるなど、ペトゥコフのショスタコーヴィチに対
する熱き思いが込められている。また「ブルージュの思い出」はベルギーの
ファビオラ女王に捧げられている。1995年モスクワ音楽院大ホールでの録音。

ADW 7363 \2250
ホルン五重奏曲集 ――
A・ライヒャ:ホルン五重奏曲ホ長調Op.106
W・A・モーツァルト:ホルン五重奏曲変ホ長調K.407
J・キュフナー:ホルン五重奏曲変ホ長調
F・A・ホフマイスター:ホルン五重奏曲変ホ長調
W・G・ハウフ:ホルン五重奏曲変ホ長調
C・P・シュターミッツ:ホルン五重奏曲変ホ長調Op.11-3
ルク・ファン・マルケ(ホルン)、アポス弦楽四重奏団
モーツァルトとその同時代に活躍した5人の作曲家たちが書いた6曲のホルン五
重奏曲を集めたホルン関係者注目盤!ブリュッセル王立音楽院とマスタークラ
スでタックウェル、バウマン、ダムの下で研鑽を積んだルク・ファン・マルケ
は、特に一連のクセナキス作品集でその名を知られるヴィルトゥオーソ集団ル
クセンブルク・フィルでホルン奏者を務める実力派ホルニスト。
ベルリン・フィルのメンバーによるアンサンブル、アポス弦楽四重奏団とファ
ン・マルケの絶妙のコンビネーションがホルン五重奏の醍醐味をストレートに
伝えてくれる。また6曲のホルン五重奏曲のうち、ライヒャを除く5曲は全て変
ホ長調で書かれているという事実も興味深いところ。1996年2月の録音。

ADW 7362 \2250
セルジュ・カウフマン(1930-):管弦楽作品集 ――
カンタービレ/Le temps dechire/エレジー/カンタータ《Un matin a
Varsovie》/シャンソン・カンタータ《Et si un jour》
ベルナール・カルメル(指揮)、オーケストラ・ベルナール・カルメル
パヴァーヌ(Pavane)レーベルが取り上げている1930年生まれのフランス人作曲
家、カウフマンの全曲世界初録音となるオーケストラ作品集。
なかでもシャンソン・カンタータ「Et si un jour」の物悲しくもメロディア
スな旋律が非常に印象的。1996年の録音。全曲世界初録音。

ADW 7361 \2250
弦楽のためのセレナーデ集 ――
G・ルクー:アダージョ
B・ブリテン:シンプル・シンフォニーOp.4
S・バーバー:弦楽のためのアダージョOp.11
B・バルトーク:ルーマニア民族舞曲
オーケストラ・ド・シャンブル13
ブリテンやバーバー、バルトークなどの名作に、近年注目が高まっているルク
ーのアダージョが加わった弦楽オーケストラのためのユニークなプログラム。

ADW 7356 \2250
ハープ・リサイタル ――
A・アッセルマン:泉
N・パガニーニ:主題と変奏
C・ドビュッシー:月の光、アラベスク第1番
M・トゥルニエ:踊り子ロリータ、ロシア農民の踊り
E・グラナドス:スペイン舞曲第2番
F・ゴドフロア:演奏会用練習曲
E・ポッツォーリ:練習曲第27番
M・グランジャニー:狂詩曲
M・アルベニス:ソナタ
E・パリッシュ=アルヴァース:ロマンス
イザベル・コレット(ハープ)
1991年-92年シーズンからミラノ・スカラ座管の第1ハープ奏者として活躍した
女流奏者イザベル・コレットによるリサイタル・プログラム。12曲の小品とコ
レットの確かな技術が優雅なハープの響きを味あわせてくれる。




<Syrius>
SYR 141412 2枚組 \4500
J・S・バッハ:オルガン小曲集(オルゲルビュヒライン)BWV.599-644
ヘルガ・シャウエルテ(オルガン)、インモータル・バッハ・アンサンブル
パリのドイツ・ルーテル教会でオルガン奏者を務める女流演奏家シャウエルテ
が、ベルリン南部の小さな町ルッカウの教会に設置されているクリストフ・ド
ナトによって製作された17世紀の歴史的オルガンを弾いたバッハ・アルバム。
ドナト・オルガンの荘厳かつ柔らかで包み込むような音色の美しさはもちろん
のこと、ゲヴァントハウス室内合唱団のメンバーによって構成されるインモー
タル・バッハ・アンサンブルのハーモニーがこれまた秀逸。オルガンによるバ
ッハの魅力が十二分に伝わる演奏である。

SYR 141371 \2250
D・ブクステフーデ:オルガン作品集Vol.5 ――
前奏曲とフーガ ト短調BuxWV.148/コラール《いざ我ら、聖霊に願わん》
BuxWV.208/コラール《いまぞわれら聖霊に乞わん》BuxWV.209/前奏曲とフー
ガ ヘ長調BuxWV.145/コラール《来たれ聖霊よ、主なる神よ》BuxWV.199/
フーガ変ロ長調BuxWV.176/コラール《来たれ聖霊よ、主なる神よ》BuxWV.200
/カンツォーナ ハ長調BuxWV.166/コラール《父なる神、われらのうちにあ
れ》BuxWV.190/前奏曲とフーガ ト短調BuxWV.163/コラール《われ汝を呼び
まつる》BuxWV.196/前奏曲とフーガ イ長調BuxWV.151/コラール《神われら
と共になかりせば》BuxWV.222/前奏曲とフーガ ト長調BuxWV.162/コラール
《愚かな口はよき言葉を語る》BuxWV.187/カンツォーナ ト長調BuxWV.170/
コラール《救い我らに来たれり》BuxWV.186/トッカータ ト長調BuxWV.165/
コラール《人は幸せに生きんとするや》BuxWV.206/前奏曲とフーガ ホ長調
BuxWV.141
ヘルガ・シャウエルテ(オルガン)
ヘルガ・シャウエルテの演奏による5枚目のブクステフーデ作品集は、「オル
ガンのためのコラール」と「前奏曲とフーガ」がバランス良く組み合わされた
プログラムになっている。ドイツの都市オスナブリュックの聖ペトリ教会のオ
ルガンによる録音。

SYR 141369 \2250
イタリアのオルガン作品集Vol.10 ――
F・カポッキ:トッカータ変ホ長調
G・マティオーリ:トッカータ・ブリランテ
M・E・ボッシ:
演奏会用トッカータOp.118-5、フゲッタOp.118-2、夜の歌Op.92-1、
トッカータOp.59、天使Op.118-4、終曲Op.60
O・ラヴァネッロ:トッカータ、トッカータ・ブリランテ
U・マセイ:悲歌、トッカータ・ファンファーレ
P・アレッサンドロ・ヨン:フルートのためのトッカティーナ
A・エスポージト:トッカータ-練習曲
ファウスト・カポラーリ(オルガン)
19世紀-20世紀イタリアの音楽家たちのオルガン作品集。第10集となるこのア
ルバムでは様々な「トッカータ」がテーマとなっている。カポラーリはジュ
ゼッペ・ヴェルディ音楽院のディプロマを修了し多くの国際コンクールで入
賞を果たしているイタリアのオルガニスト。クレモナ大聖堂のグランド・オル
ガンによる演奏。

SYR 141370 2枚組 \4500
J・S・バッハ:
18のライプツィヒ・コラールBWV.651-668/コラール《いざ喜べ、愛するキリ
ストのともがらよ、もろともに》BWV.734/コラール《主なる神よ、われを憐
れみたまえ》BWV.721
ピエール・バルドン(オルガン)
地下礼拝堂に納められているマグダラのマリアの聖遺骨でその名を知られるフ
ランスのサン・マキシマン。フランスのベテラン・オルガニスト、ピエール・
バルドンのバッハはこのサン・マキシマンの歴史的オルガンの演奏による2001
年11月の録音。




<Hortus>
HORTUS 008 \2250
F・メンデルスゾーン:
6つのアンセムOp.79/3つの前奏曲とフーガOp.37/オルガン・ソナタ第3番
イ長調Op.65-3/フーガ ニ短調/オルガン・ソナタ第4番変ロ長調Op.65-4
ヴァンサン・ジャンヴラン(オルガン)、
アンドリス・ヴェイスマニス(指揮)、リガ・サクルム合唱団
リガ大聖堂のオルガンによるオルガン作品と無伴奏合唱のための「6つのアン
セム」が交互に演奏されるメンデルスゾーンの作品集。パリのサン・ニコラ・
デ・シャン教会のオルガニストでありオルトゥス(Hortus)レーベルのディレ
クターでもあるジャンヴランのオルガンと、1989年から活動するラトヴィア
のリガ・サクルム合唱団による交唱が厳かな雰囲気を作り出している。

HORTUS 010 \2250
フォルトゥナ ――
J・ダウランド:デンマーク王のガリアルド
作曲者不詳:Fortune my foe、わたしのロビンは緑の森へ
M・プレトリウス:Packington's Pound
M・ウェブスター:マスカラーダ
J・コペラリオ:Cupareree or Graysinn
T・モーリー:ジョイン・ハンズ
T・ロビンソン:鐘
W・ブレイド:妖精の踊り/他 全25曲
レ・ウィッチ
偉大なる劇作家シェイクスピアが生きた16世紀エリザベス朝時代に演奏されて
いた音楽を再現した意欲作。ヴァイオリン、リコーダー、リュート、チェンバ
ロによるフランスのアンサンブル「レ・ウィッチ」の素朴な音色と感情豊かな
表現が作品の持つ喜怒哀楽を引き出すことに成功している。

HORTUS 011 \2250
サン=サーンス-オルガン作品とモテット集Vol.1 ――
C・サン=サーンス:
来たれ、創り主なる聖霊よ、主題と変奏曲、前奏曲とフーガ ニ短調Op.109、
アヴェ・マリア、主をたたえよ、幻想曲第3番ハ長調Op.157
F・リスト:
サルヴェ・レジナ、小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ(サン=サー
ンスによるオルガン編曲)
ヴァンサン・ジャンヴラン(オルガン)、
アンドリス・ヴェイスマニス(指揮)、リガ・サクルム合唱団
S全4巻から成るサン=サーンス作品集の第1集。ここではサン=サーンスと親
交の厚かったリストのオルガン作品とモテットが取り上げられている。ジャン
ヴランがサン=サーンスとリストでラトヴィアのリガ大聖堂とパリのマデレー
ヌ寺院のオルガンを使い分けているところもポイント。




<Cybele>
Cybele 660.601 \2250
グレアム・ウォーターハウス(1962-)-ポートレート ――
前奏曲Op.32/3つの小品Op.28/コントラヴェンティングスOp.46a/蛇使い
Op.39/スケルツィーノOp.24-2/ボウン・ブロウ・デュオ/Vezza Limerick
/ジェスチャー・ヴァリエーションズOp.43a/トッカティーナ・プレシピタ
ンドOp.24b
マーカス・ショーン(クラリネット)、
グレアム・ウォーターハウス(チェロ)、
ミヒャエル・ウェンドベルク(ピアノ)、
アグネス・マルク(アルト&ソプラニーノ・リコーダー)
1962年にロンドンで音楽一家に生まれ、1992年からはミュンヘンを活動の拠点
としているフリーランスのイギリス人作曲家ウォーターハウスのポートレート
・アルバム。ここではピアノ・ソロや室内楽作品が取り上げられており、アル
トとソプラニーノといった2本のリコーダーによる「蛇使い」などユニークな
作品も見られる。

Cybele 360.802 2枚組 \4500
ミヒャエル・デンホフ(1955-):
マラルメ・チクルスOp.75-12人の演奏家のための12の四重奏曲
プロ・ノヴァ・アンサンブル
作曲家、チェリストとして活躍するドイツの中堅作曲家デンホフが19世紀フラ
ンスの詩人ステファヌ・マラルメからインスピレーションを得て生み出した四
重奏曲集。
デュイスブルク・フィルの12人の管楽器、弦楽器奏者たちによるプロ・ノヴァ
・アンサンブルが、多種多様の編成を組みデンホフの世界の表現に挑んでいる。




<Musiques Suisses>
MGBCD 6259 \2300
F・マルタン:クリスマス・カンタータ/3つのクリスマスの歌
シモーネ・ストック(ソプラノ)、カロラ・ハウスブルク(アルト)、
アロイス・コッホ(指揮)、
アトリウム・アンサンブル・ベルリン、
モーツァルト・アンサンブル・ルツェルン、
ルツェルナー・カントレイ、ルツェルン・フェスティヴァル・ストリングス、
クラウス・ドゥラー(フルート)
20世紀のスイスを代表する巨匠フランク・マルタンのクリスマスのための作品
集。2部構成の「クリスマス・カンタータ」は1929年から1930年にかけて作曲
された宗教作品であり、ソプラノ、アルト、混声合唱、児童合唱、オーケスト
ラを要するマルタンの知られざる大作である。
またカップリングの「3つのクリスマス」は、ソプラノ、フルート、オルガン
という編成の作品であり、バラードなど室内楽の分野に突出した作品を残した
マルタンらしい作品と言える。

MGBCD 6257 \2300
ハンス・フーバー(1852-1921):
ピアノ五重奏曲第1番ト短調Op.111/ピアノ四重奏曲ホ長調Op.117
ハンス・イェルク・フィンク(ピアノ)、アウラ弦楽四重奏団
スイス後期ロマン派の大作曲家ハンス・フーバーは、幼少の頃から音楽教育を
受けライプツィヒ音楽院に入学。その後スイスに戻り名門バーゼル音楽院の院
長に就任するなど、スイスの音楽史に確実な足跡を残した音楽家である。後期
ロマン派を生きたフーバーの作品にはドイツ・ロマン派、特にブラームスや
シューマン、そしてフランスのサン=サーンスからの影響が見受けられる。
マックス・レーガー・コンクールを制覇したスイスのピアニスト、フィンクと
アウラ弦楽四重奏団が祖国の隠れた名作を充実の演奏で聴かせてくれる。

MGBCTS-M108 \2300
スイスのクラリネット作品集 ――
ハインリッヒ・ズーターマイスター(1910-1995):奇想曲
ハンス・ウルリッヒ・レーマン(1937-):2声II《now...》
アルベルト・メシンガー(1897-1985):クラリネット・ソナタ
ジャック・ヴィルトベルガー(1922-2006):ディアリオ
ルドルフ・ケルターボーン(1931-):4つ小品
ロベルト・スーター(1919-):ソナチナ
コンラド・ベック(1901-1989)クラリネット協奏曲
エドゥアルト・ブルンナー(クラリネット)、
エイドリアン・エチカ(ピアノ)、
クリスティアン・ブルンナー(チェロ)、
ハンス・フォークト(指揮)、バーゼル管弦楽団
7人のスイス人作曲家によって書かれた20世紀スイスのクラリネット作品集。
無伴奏からピアノとのデュオ、チェロとのデュオ、そして協奏曲まで幅広い
スタイルの作品が揃えられており、新たなレパートリー探しにも重宝しそう。
しかも演奏は1963年からバイエルン放送交響楽団の主席奏者を務め、現在は
ソリスト、室内楽奏者として活躍するスイスの生んだ名匠ブルンナーが担当。
現代の新たな作品に積極的な姿勢をもったブルンナーらしい作品集である。

MGBCTS-M106 \2300
近現代のホルン作品集 ――
ジャン=ルク・ダルブレ(1946-):スペクトラム、魔法空間
F・プーランク:エレジー
ハインツ・ホリガー(1939-):激情-夢、Induuchlen
ジェーン・ヴィグネリー(1913-1974):ホルン・ソナタOp.7
オリヴィエ・ダルブレ(ホルン&ナチュラル・ホルン)、
カイ・ヴェッセル(カウンターテナー)、コラ・イルセン(ピアノ)、
ミレーナ・マテワ(ピアノ)
オリヴィエ・ダルブレは、スイスのベルノワ交響楽団、バーゼル室内管弦楽団
のソロ・ホルン奏者、ローザンヌ音楽院の講師としても活躍するスイスの若手
ホルン奏者。
フレンチ・ホルンのみならずナチュラル・ホルンの名手としても知られ、モス
クワ響、リエージュ・フィル、ベルン響、東京シンフォニエッタなどからソリ
ストとして招かれている。難易度の高い作品を軽々とこなす様はお見事。

MGBCD 6258 \2300
スイスのハックブレットとツィター
様々なアーティスト
70年代にLPでリリースされていたダルシマーとツィターの録音の復刻盤。ピア
ノの祖先とも呼ばれるダルシマーの同属楽器ハックブレットとスイスが起源と
伝えられるツィターの演奏が民族色豊かな演奏で29曲収録されている。

MGBCTS-M109 \2300
フェリックス・プロフォス(1969-):
カム・トゥ・ダディ/ツヴァング/フォース・マジョーレ/ピンク・チップス
/パイ
ラヘル・クンツ(ヴァイオリン)、タムリコ・コルツァイア(ピアノ)、
マルク・キソツィ(指揮)、
南西ドイツ・コンスタンツ・フィルハーモニー、
ドミニク・ブラム(ピアノ)、他
2002年にオランダのアッペルドールンで開催されたインターナショナル・コン
ポーザーズ・ミーティングで一等賞に輝いたスイスの作曲家、フェリックス・
プロフォスのポートレート・アルバム。




<New World>
80593-2 \2080
アントニー・コールマン(1955-):
投石/東のオレンジ/タラの上でのダイエット/深淵上のミース/カバイの王
アントニー・コールマン(指揮)、
ダグ・ヴィーゼルマン(クラリネット)、
マーティー・アーリック(サクソフォン)、
ジム・パグリース(打楽器)、ジョーゼフ・クベーラ(ピアノ)、他
アントニー・コールマンは、ジャズ・コンポーザーにしてセオリストのジョー
ジ・ラッセル、クラシックの作曲家ドナルド・マルティーノ、マルコム・ペイ
トンから作曲を学び、即興性の色濃い作品を書き続けているアメリカのアー
ティスト。
作曲者自身の指揮に加えて、アメリカのジャズ・シーンなどでマルチな活躍を
展開する大物アーティストたちの参戦もこのアルバムの魅力。

80670-2 \2080
アール・ハワード(1951-):
クレプトン/インプロヴィゼイション/ローズバッド
アール・ハワード(シンセサイザー)、ジョージ・グレーヴェ(ピアノ)、
エルンスト・ライセガー(チェロ)、ゲーリー・ヘミングウェイ(ドラム)
アメリカとヨーロッパで35年という作曲家活動のキャリアを持ち、シンセサイ
ザー奏者、サウンド・デザイナーとしての顔も持つアール・ハワード。1989年
と2006年に書かれた3作品ともコンテンポラリーとジャズの要素を併せ持った
作品となっている。

<Ondine>
ODE 1090(SACD-Hybrid) \2300
エイノユハニ・ラウタヴァーラ:
(1)マンハッタン三部作(2004) (2)交響曲第3番(1961)
レイフ・セーゲルスタム(指) ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団 
録音:(1)2006年9月(2)2006年11月 フィンランディア・ホール(ヘルシンキ)
かつて留学したニューヨークのジュリアード音楽院から創立100周年のためにラ
ウタヴァーラが委嘱された「マンハッタン三部作」。美しさ、残酷さ、絶えず変
化する気分。ニューヨークのダウンタウン、マンハッタンがフィンランドの若い
音楽家に与えた印象が「白昼夢」「悪夢」「夜明け」の3部に表現されています。
交響曲第3番はラウタヴァーラ自身が「4つの楽章が、地と海のリズムに似た、荘
重でブルックナー風のうねりのうちに呼吸する」と語った作品。マックス・ポン
マー指揮ライプツィヒ放送交響楽団が録音していた曲(ODE 740)を、「光の天使
(交響曲第7番)」 を初めとするラウタラーヴァ作品の録音で知られるヘルシンキ
・フィルハーモニックとレイフ・セーゲルスタムによる新録音です。




<Aurora>
ACD 5044 \2280
ニルス・ヘンリク・アスハイム:室内楽のための作品集
ナヴィゴ(1999)-ヴァイオリンとチェロのための作品
ブロークン・ライン(2003)-弦楽四重奏のための作品
ニヒト(2002)-声とアンサンブルのための作品
チェイス(2001)-二重弦楽三重奏のための作品
ヴェルターヴォ弦楽四重奏団
アイーダ=カルメン・ソアネア(Va) ルイーズ・ホプキンズ(Vc)
イーサ・イェーリケ(S)
スヴァイヌング・ビェラン(P) トム・オッタル・アンドレアセン(Fl)
ハンス・クリスチャン・ブレイン(Cl) アイリーク・ラウデ(打楽器)
録音:2005年11月16日-18日、2006年6月7日 ソフィエンベルグ教会 (オスロ)
[制作:ヨールン・ペーデシェン、録音:アルネ・アクセルベルグ、ジェフ・マイ
ルズ]
1984年に結成されたノルウェーの女性4人によるヴェルターヴォ四重奏団。2007年
12月の来日の際はその清々しい音楽性に多くの聴衆が魅せられました。メンバー
全員が“母”である彼女たちの演奏は決して女性的な印象ではなく、エモーショ
ナルで音楽の幅が広く、積極的に音楽を追及していくスタイル。今回の作品はニ
ルス・ヘンリク・アスハイム (1960-)の室内楽作品集。さまざまなアーティスト
のプロジェクトにオルガニストとして参加することにより、作曲家アスハイムの
創作に新たな次元が加わってきたといわれます。ヴェルターヴォのためにオスロ
室内楽フェスティヴァルが委嘱した「ブロークン・ライン」など、すべて委嘱に
より作曲されました。プレーヤーふたり(ヴァイオリンとチェロ) が作品の完成
をコントロールする「ナヴィゴ」。ヴァシーリ・カンディンスキー(1866-1944)
の詩画集「響き」の3つの詩が語られる「ニヒト」。弦楽六重奏を2つの弦楽三重
奏に分割し、さまざまなアイデアを試みながらも透明な響きを確保した「チェイ
ス」。「ブロークン・ライン」も含めどの曲も、単純な素材を使って創られまし
た。2005年11月の録音セッションの合間にはヴェルターヴォによる即興演奏が行
われ、1時間の録音からピックアップした5つのトラックの音楽が作品の橋渡し役
をしています。




<Profil>
PH 07024 \2180
「フリッツ・ヴンダーリヒ / ザ・レジェンド-アリア、オペラ&オペレッタから
の場面、歌曲集」
(1)マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」より
(2)プッチーニ:「ラ・ボエーム」より
(3)J.シュトラウス:「こうもり」より
(4)フレート・ライモント / ギュンター・シュヴェン:「青い仮面」より
(5)ニコ・ドスタル:「号外」-カップルが踊るように
(6)ロベルト・シュトルツ:「シニョリーナ」-美しきイタリアよ、さようなら
(7)シュトルツ:「チチパの王子」-かつて春に幸福が私に笑いかけた
フリッツ・ヴンダーリヒ(T)
(1)マリーズ・ジーメリング(S)インゲボルク・ヴェングロール(S)
リヒャルト・クラウス(指)ベルリン・ドイツ・オペラO.、アルント合唱団
(2)ヘルベルト・ブラウアー(Br)トゥルデ・アイッペルレ(S)
ぺーター・ロート=エーラング(Br)
リヒャルト・クラウス(指)ベルリン国立歌劇場O.
(3)ヘンリエッテ・ロベルト(S)ローレ・パウル(S)B.ザムラント(Br)
アンニ・クレッチュマー(Bs)
ハンス・ミュラー=クライ(指)スタジオ・オーケストラ
(4)ウルズラ・シルマッハー(S)マティアス・ベッケルト(指)大管弦楽団
(5)(6)(7)エメリッヒ・スモラ(指)スタジオ・オーケストラ
録音:1955、1956年 / 収録場所:シュトゥットガルト&ベルリン
ドイツが生んだ名テナー、ヴンダーリヒの甘い声に酔いしれる一枚。マスカーニ
やプッチーニでの凛とした役どころも素敵ですが、SWR音源のアルバム(93.003)に
も収録されていたシュトルツ、ドスタルなどオペレッタからのおなじみのナンバ
ーがまた絶品。




<BONGIOVANNI>
AB 20005(1DVD VIDEO+2CD) \4950
日本語字幕付
ガルッピ:「狩りをする王」
[DVD]クラウディオ・ザンコペ(Bs エンリーコ5世)
ヴィート・マルティーノ(T フィデリング卿)
ジョヴァンナ・ドナディーニ(S マリントン夫人)
エレナ・ベルフィオーレ (Msジャンニーナ)
ロベルタ・カンジャン(S リゼッタ)
マウリツィオ・ダレーナ(T ジョルジョ)
ダニエレ・ガスパーリ(T パスカレ・グァルディア)
アッラ・シモニシュヴィリ(S リッカルド)
ジューリオ・ズヴェリャード(指)
コレギウム・シンフォニウム・ヴェネト管弦楽団
演出:レナート・スタニーシ
装置,衣装:マリーノ・ボルトロッティ
収録:2000年4月8日,ヴェネツィア,カルロ・ゴルドーニ劇場
[CD]
クラウディオ・ザンコペ(Bs エンリーコ5世)
ヴィート・マルティーノ(T フィデリング卿)
ジョヴァンナ・ドナディーニ(S マリントン夫人)
ソーニャ・ザラメッラ (Msジャンニーナ)
ロベルタ・カンジャン(S リゼッタ) ニコラ・パミオ(T ジョルジョ)
フィリッポ・ピッコロ(T パスカレ・グァルディア)
アッラ・シモニシュヴィリ(S リッカルド)
ジューリオ・ズヴェリャード(指)
コレギウム・シンフォニウム・ヴェネト管弦楽団
録音:1998年10月,パドヴァ
なんとDVDとCDが1セットになりました。しかも収録されているのはDVDとCDと別の
演奏!これはBONGIOVANNIも太っ腹です。「狩りをする王」は、1763年にヴェネツ
ィアで初演されたオペラ。婚約者を棄て若い水車小屋の娘ジャンニーナをものに
しようとするフィデリング卿を、狩りに来ていたエンリーコ王が変装して解決す
るという物語。オペラは大ヒット、60年以上も上演されました。DVDはゴルドー
ニ縁のゴルドーニ劇場での上演。スタニーシも伝統的な演出で、初演にタイムス
リップした気分になれます。嬉しい日本語字幕付きです!

GB 5116 \2180
ペロージ:
弦楽四重奏曲第15番
弦楽四重奏曲第16番 ハ長調
ヴァイオリンとピアノのための主題と変奏
アンサンブル“L.ペロージ”〔マルチェッロ・ビアンキ(Vn),ダニエレ・グエル
チ(Vn),アレッサンドロ・ゲー(Va),クラウディオ・メルロ(Vc),ダニエラ・デ
ミケーリ(P)〕
録音:2000年10月15日
BONGIOVANNI社が再評価を押し進めている、ロレンツォ・ペロージ(1872-1956)の
シリーズ、最新刊は室内楽編の第8巻です。ペロージは16曲の弦楽四重奏曲を1928
年から1931年の間の短期間に書き上げています。今回の2曲で全曲の録音が完成し
ました。主題と変奏は、高名なハンガリーのヴァイオリニスト、フランツ・フォ
ン・ヴェチェイ(1893-1935)のために作曲した曲。




<Sunrise>
SUN 78566 \1650
原住民新韻
(1)鐘耀光編曲:高一生歌曲組曲
(2)鐘耀光:木琴協奏曲第2番
(3)鐘耀光編曲:サミンガ歌曲選
(4)鐘耀光:管弦楽組曲「山野を廻る響き」
戴佳欣(木琴)、サミンガ【紀暁君】(Ms)、
エイミー・チャン【張佳韻】(指)国立台湾交響楽団
台湾には中国系住民以外に高砂族と呼ばれる先住民がいます。その部族のひとつ
ツォウ族出身の高一生(1908-1954、日本名矢多一生、本名ウォグ・ヤタウユガナ)
は日本統治時代に教育を受けたエリート。20世紀になっても焼畑と狩猟を主な糧
としていた原始的習慣を廃止させ、近代農業をもたらすなど多大な貢献をしまし
た。また「阿里山のニーチェ」「高山哲人」と称されるほどの芸術家肌で、日本
語による歌曲も作曲しています。しかし台湾政府によるいわゆる「白色テロ」で
捕らえられ無残に処刑されました。
当アルバムでは高一生作曲の歌曲を、香港出身で現在台湾作曲界の重鎮である鐘
耀光がフルオーケストラ用に編曲、非常に興味深い管弦楽組曲に仕立てました。
江文也や伊福部昭の音楽に興味のある向きなら絶対気に入ること間違いなしの濃
厚的民族色彩です。
また、先住民プユマ族出身で、「台湾で最も美しい歌声の持ち主」と称され、日
本でも公演したことのあるサミンガの歌唱で、高砂族の歌が聴けるのも大歓迎。
さらに鐘耀光のオリジナル作品も2篇収められ、台湾の女性指揮者エイミー・チャ
ン(張佳韻)の卓抜な統率力が光ります。

SUN 8503 \1650
江文也:
(1)台湾舞曲
(2)孔廟大成楽章(全6曲)
陳秋盛(指)NHK交響楽団
録音:1984年9月、江戸川区総合文化センター・ホール
10年程前に輸入され、大きな話題となった台湾Sunrise社の江文也管弦楽曲集が
久々の再入荷となります。1910年、日本統治下の台湾に生まれ、戦前の東京で
テノール歌手、作曲家として活躍した江文也は、伊福部昭や早坂文雄らとともに、
ロシアの作曲家チェレプニンに認められ、その教えを受けました。当時のどの日
本人作曲家よりも進んだ感性を示し、「台湾舞曲」と「孔廟大成楽章」は70年前
の作とは思えないほど、現代の坂本龍一などに直接つながる世界を展開。大編成
の管弦楽を自在に操る手腕にも感心させられ、戦前の日本に凄い逸材がいたのだ
と再認識させられます。N響のセッション録音というのも興味津々です。伊福部
昭ファンや、NAXOSの日本人作曲家シリーズファンの必携盤です。

SUN 8510 \1650
江文也:
(1)故都素描 Op.15
(2)交響詩「屈原の思い出」 Op.62
(3)田園詩曲 Op.5の2
(4)弦楽のための小交響曲 Op.51
陳秋盛(指)NHK交響楽団
録音:1985年3月、江戸川区総合文化センター・ホール
「故都素描」は1935年のピアノ曲「16のバガテルOp.8」から5曲を選び極彩色の
オーケストレーションを施し、別の作品番号で発表したもの。1939年に尾高尚忠
指揮日本交響楽団により初演されました。これはまさに江文也版「展覧会の絵」
で、バガテルの第4曲「ちゃるめら」をプロムナードがわりとし、北京の風物を
散策して最後に壮麗な北京正陽門に至ります。NHKが戦前、日本の作曲家に故郷
の民謡を用いて管弦楽曲を書かせた国民詩曲シリーズのひとつ「田園詩曲」も貴
重。N響のセッション録音も聴きものです。




<SUPRAPHON>
SU 3796 \1480
モノラル
ショスタコーヴィチ:
(1)24の前奏曲とフーガOp.87より 第3番 / 第6番 / 第7番 / 第2番 / 第18番 /
第4番
ショパン:
(2)練習曲Op.10より 第1番 / 第2番 / 第3番 / 第4番 / 第10番 / 第11番 /
第12番
(3)練習曲Op.25より 第5番 / 第6番 / 第7番 / 第8番 / 第11番 / 第12番
(4)ポロネーズ第7番変イ長調Op.61「幻想」
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
録音:1956年12月3-4日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
[ショスタコーヴィチ第3番-第18番]、
1956年11月30日[ショスタコーヴィチ第4番]、
1960年2月21日プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール(ライヴ)
[ショパン]
すべてがSupraphonでは初CD化となるリヒテルのピアノ録音。なんといってもここ
ではかつてPragaからリリースされ、しばらく廃盤であった1960年絶頂期のライヴ
によるショパンが聴きもの。甘くない骨太の抒情とあふれる滋味で「別れの曲」
は絶品です。しかもこのアルバムでは「別れの曲」をふくむ6曲の復活に加えて、
作品10の第4、10、11番と作品25の第5、8、11、12番、それに幻想ポロネーズが初
出となるためファンにはこたえられないところ。
スプラフォン音源のショスタコーヴィチは第4番をのぞいて日本国内ではCD化済み
ですが、本家による最新リマスタリングで音質一新。第4番は78回転盤初出リリー
ス時のデータでは54年5月となっていました。

SU 3795 \1480
モノラル
シューマン:
(1)幻想曲ハ長調Op.17
(2)森の情景Op.82
(3)幻想小曲集Op.12より 夕べに / 飛翔 / なぜに / 夜に / 夢のもつれ /
歌のおわり
(4)行進曲ト短調Op.76-2
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
録音:(1)1959年11月1日プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール
(ライヴ)
(2)-(4)1956年11月26-28日
かつてPragaからリリースされたリヒテルの一連のライヴは、スタジオ盤だけでは
けっしてうかがい知ることの出来ない絶頂期の姿を伝えるたいへん貴重なもので
した。そのひとつとして収められていた「幻想曲」も、権利関係の事情から廃盤
の憂き目に遭っていましたがようやくここにまた聴けるようになりました。コン
チェルトをはじめ奥深いロマンティシズムをたたえたシューマンのピアノ曲は、
リヒテルが思いのたけをぶつけるのに最適な内容なのでしょう。最新のリマスタ
リングによりあざやかによみがえった音でふたたび出会える喜びは一入です。す
べてがスプラフォン初CD化。





<EUROARTS>
20 72408(DVD-Video) \2900
字幕:独・英・仏・西
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱つき」
アンナ・トモワ=シントウ(S)
アグネス・バルツァ(A)
ルネ・コロ(T)
ジョゼ・ヴァン・ダム(Bs)
ベルリン・ドイツ歌劇場合唱団(合唱指揮:ヴァルター・ハーゲン=グロール)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
収録:1977年12月31日ベルリン、フィルハーモニーにおけるライヴ
(監督:ハンフリー・バートン / 映像制作:ユニテル・クラシカ)
カラヤン生誕100年記念に合せて、1977年ニューイヤー・イヴの「第九」ライヴ
映像がカタログに復活します。じつに4度にも及ぶ全集録音をおこなっているベ
ートーヴェンの交響曲はレパートリーの重要な柱のひとつでしたが、さすがは
メディアの寵児カラヤン。ベルリン・フィルとの「第九」映像作品では、この
ほかにも60年代の第1回目、80年代の第3回目と、そのときどきに並行して行わ
れた全集録音とほぼ同時期に、それぞれ1968年1、2月そして1986年9月と2種が
残されています。
ベルリン・フィルとの2度目、70年代のスタジオ全集録音と時期が重なるこのジ
ルヴェスターの第九ライヴは、ソリストもテノールのコロをのぞいてほぼ同じ
(全集ではシュライヤー)。磨き抜かれた弦の美音などカラヤン色が徹底され、
もっとも完成された内容として知られるものです。
久しく入手難であったため、アニヴァーサリーのタイミングでのリリースは広
く喜ばれるところでしょう。




<Profil>
PH 07047 \2180
マーラー:交響曲第4番ト長調
[ボーナストラック]
シノーポリの肉声によるマーラー第4交響曲についてのコメンタリー
ユリアーネ・バンゼ(S)
ジュゼッペ・シノーポリ(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1999年ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
あまりに官能的で陶酔的な美をきわめた97年ライヴの第9番(PH.07004)が大反響
を呼んだシノーポリ&ドレスデンによるマーラー。なんと、これからさらに2年
後の第4番ライヴというとんでもない代物がまたしてもProfilより登場します。
ここでもやはり9番のときと同じく、フィルハーモニア管盤(91年)と比較して両
端楽章でそれぞれ2分ほど演奏時間が長くなっているのが目立った特徴。なかで
もフィナーレはじっさいの時間以上に、出だしから極端に遅く感じられます。
ここでソリストに起用されたのはマーラー歌いとしてすでにキャリアも豊富な
バンゼ。ブーレーズ盤とはガラリと変わって、停止するかのように息の長いフ
レージングをシノーポリの意図を汲んで完璧に歌い尽くしています。そうかと
思えばシノーポリは第1楽章の主題が回帰するところでは一転、急加速。交替し
てソプラノの甘美なメロディが登場するとまたもやグッとテンポを落としてき
ます。このあたり、極端なテンポ・ルバートを基調としたシノーポリ美学の真
髄といえるでしょう。
「音楽というものはいつだって人間がどういう状態であるかを表しています。
音楽は人間的ななにかをつたえ、作曲家が自分を取り巻く世界にどのようにか
かわっているかの証しです。そして、わたしが届けようとしているのは、その
ようなメッセージです。つまり、聴衆に変化のプロセスを誘発するような、思
考するための音楽的なかてです。自分のために良い演奏をすることが正しいす
べてではありません。-イントネーション、アンサンブルの演奏、アーティキュ
レーション-音楽がなにかをわたしに語りかけるとき、わたしは考えなくてはな
らない。そして、わたしはそのためにあらゆるすべてを惜しみません、たとえ
身体的にわたしに犠牲を払わせるとしても…。」
ージュゼッペ・シノーポリ
この言葉のとおりに「アイーダ」の本公演中に心臓発作で倒れ、まさに音楽に
殉じたシノーポリの美学が凝縮されたマーラー演奏にかけがえのない一枚がま
たひとつ加わりました。




<TDK>
TDKAD 025 \2450
モーツァルト:交響曲第34番ハ長調K. 338
ボッケリーニ:チェロ協奏曲ニ長調G. 483
ハイドン:交響曲第82番ハ長調 Hob.I-82「熊」
鈴木秀美(指&Vc)オーケストラ・リベラ・クラシカ
録音:2007年10月18日
東京・浜離宮朝日ホールでのライヴ収録
音声収録編集:櫻井卓 ライナーノーツ:鈴木秀美
OLC第19回演奏会より収録。ハイドンの「パリ交響曲集」はハイドンの名声が
徐々にヨーロッパ中に知られるつつあった1785-1786年にかけて作曲された6つ
の作品群。今回演奏された第82番は「パリ交響曲集」の最後の作品で最も大き
い編成。「熊」と題されたこの作品は、第4楽章の主題が熊の鳴き声を思わせる
愉快で躍動的な曲です。またモーツァルトのザルツブルク時代最後の交響曲第
34番も激しさと優雅さをあわせもつ貫禄の演奏。この日の目玉の作品は、日本
ではあまり演奏される機会のないボッケリーニのチェロ協奏曲。もちろん鈴木
秀美の弾き振りで、この作品はオケのチェロも重要な役割を果たし、今回は名
手ライナー・ツィパーリング。抜群の演奏で聴かせてくれています。





<DOREMI>
DHR 7900 \1980
「レオニード・コーガン第1集 / 協奏曲ライヴ集」
(1)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
(2)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調KV.216
レオニード・コーガン(Vn)
(1) ピエール・モントゥー(指)ボストン交響楽団
(2) ディミトリ・ミトロプーロス(指)ニューヨーク・フィルハーモニック
録音:(1)1958年1月11日(ライヴ)(2)1958年2月2日(ライヴ)
オイストラフと比肩されるロシア屈指の名手コーガン。おそらくすべて初出、
なんとも豪華な巨匠たちとの顔合わせがうれしい一枚がDOREMIより登場。モン
トゥーとのブラームスは名高いコンドラシン&モスクワ・フィル盤(59年・EMI)
の前年にあたり、アメリカ・デビューの貴重なドキュメント。いっぽうアッカ
ーマン(56年頃)、シルヴェストリ(59年)とのスタジオ盤で知られるモーツァル
トも、この年にニューヨーク・フィルを辞するミトロプーロスとの貴重な共演。
ともにテクニックの切れ味、揺るぎない表現が恐るべき凄みを利かせています。

DHR 7931/2 2枚組 \3960
(1)ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38
(2)同:チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38
(3)ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3番イ長調Op.69
(4)同:チェロ・ソナタ第4番ハ長調Op.102-1
(5)プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調Op.119
(6)グリーグ:チェロ・ソナタ イ短調Op.36
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)
スヴャストラフ・リヒテル(P)
録音:(1)(3)(4)(5)1950年3月1日モスクワ(ライヴ)
(2)(6)1964年6月20日オールドバラ(ライヴ)
ロシアが生んだ巨星ふたり、強靭で無敵のデュオによる絶頂期のライヴ集です。
このうちベートーヴェン2曲と、1950年モスクワでのブラームスがおそらく初
出。50年代のナンバーはとにかく演奏の力が尋常ではありません。いくぶんマ
ニア向けの内容ですが、ぜひとも押さえておきたいセットといえるでしょう。




<MIRARE>
MIR 044 2枚組 \4180
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻(全曲)
シャオ・メイ・シュ(P)
波乱に満ちた半生と強靭なピアニズムで聴くものの心を掴むピアニスト、シャ
オ・メイ・シュによる平均律クラヴィーア曲集第2巻。ゴルトベルク変奏曲
(MIR 048)では圧倒的な音楽性を聴かせてくれました。彼女とこの作品との最
初の出会いは10歳で入学した音楽学校。担当教授にプレリュードとフーガを何
度もレッスンされたと語っています。しかし1964年の文化大革命が起こると西
欧の音楽を演奏することは禁じられ、彼女がバッハの音楽を再会するのはモン
ゴルの労働キャンプでの最後の年。北京からピアノを運び中国の伝統音楽と見
せかけバッハを演奏したということ。また彼女はモンゴルで過ごした5年間のう
ち、隠れて楽譜をコピーし写譜をしたりイメージしたりと過酷な状況のもとで
こっそりと練習を続けていました。自由な感性を持ちつつも、しっかりと研究
され考え抜かれた演奏は確信と自信に満ちており、抜群の説得力で聴かせます。





<Ysaye Records>
NS 03 \1980
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 作品27(全曲)
ファニー・クラマジラン(Vn)
録音:2006年12月2-8日、2007年1月9-15日
ファニー・クラマジランは1984年4月12日パリ生まれ。幼少の頃からメキメキと
才能を現し、ジャン・ジャック・カントロフとパヴェル・ヴェルニコフらに師
事。2005年クライスラー国際コンクール優勝、第2回モンテカルロ・ヴァイオ
リン・マスターズ優勝、2003年イフラ・ニーマン国際コンサクール第3位と輝か
しい受賞歴を持つ今後注目のヴァイオリニスト。イザイ弦楽四重奏団のミゲル
・ダ・シルヴァも彼女の才能を高く買っており、強い個性と卓越した技巧が求
められるイザイの無伴奏の録音にあたり彼女を選んだということです。

<naive>
OP 30443 \2300
ヴィヴァルディ:
「試練の中の真実」,「スカンデルベグ」,「テウッツォーネ」,
「ティート・マンリオ」,「怒れるオルランド」からのアリア
弦楽のための協奏曲 ヘ長調 RV136
ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調 RV369
ソーニャ・プリーナ(A)
オッターヴィオ・ダントーネ(指)アッカデミア・ビザンティナ
ステーファノ・モンタナーリ(Vn)
好評のnaiveヴィヴァルディ・エディション、新刊はヴィヴァルディのアリア
集です。珍しいのは「スカンデルベグ」、オペラは失われ、収録されている2
つのアリアが現存するのみです。
「怒れるオルランド」、「テウッツォーネ」、「試練の中の真実」からのア
リアも、全曲CDに収録されたものとは異なった版を使用するというこだわり
ぶり。歌うはソーニャ・プリーナ。1975年生まれのイタリアのアルトで、バ
ロックを中心に活躍しています。ヴィヴァルディ・エディションには、アレ
ッサンドリーニ指揮の「オリンピアーデ」(OP 30316)、同じく「セーヌ川の
祝典」(OP 30339)、デ・マルキ指揮の「狂人を装ったオルランド」(OP 30392)
に出演する常連で、さらにサヴァール指揮の「ファルナーチェ」(AV 9822)に
も出演するなど、ヴィヴァルディのアルト歌手として絶大な信頼を置かれて
います。気品と情熱を兼ね備えた彼女の歌は、このアリア集に収録されたヴィ
ヴィアルディの多種多様なアリアの魅力を存分に引き出しています。しかも
伴奏がなんとダントーネとアッカデミア・ビザンティナ。ステーファノ・モ
ンタナーリのソロによる協奏曲も聞きものです。




<Profil>
PH 06013 8枚組 \12800
「ギュンター・ヴァント-ミュンヘン・レコーディングス」
[Vol.1]PH.06008(2CD)
(1)ブルックナー:交響曲第8番ハ短調 
(2)シューベルト:交響曲第8番ロ短調「未完成」
録音:(1)2000年9月15日(
2)1999年9月28日以上ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
[Vol.2]PH.06012
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調
録音:1995年11月29日&12月1日ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
[Vol.3]PH.06014
シューベルト:交響曲第9番ハ長調「ザ・グレイト」
録音:1993年5月28日ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
[Vol.4]PH.06046
ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」
録音:2001年9月13、14 & 15日ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
[Vol.5]PH.06044
(1)ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68 
(2)ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調Op.21
録音:(1)1997年2月19、21 & 23日
(2)1994年2月4日以上ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
[Vol.6]★正規初出
ブルックナー:交響曲第6番イ長調(原典版)
録音:1999年6月24日ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
[Vol.7]★正規初出
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調(原典版)
録音:1998年4月21日ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
ギュンター・ヴァント(指)ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
Profilが進めている壮大なプロジェクト、ギュンター・ヴァント・エディショ
ン。その最大の目玉といえるミュンヘン・フィルとのライヴがついにセットで
登場します。
きわめつけの独墺系レパートリーがならぶなかで、チェリビダッケの亡きあと
ヴァントが一年に一曲のペースで取り上げたブルックナー。なんといっても当
セットの目玉は音楽評論家許光俊氏をはじめ、かねてよりファンからCD化の要
望が強かった第6番と第9番を分売にさきがけて収めていること。第1楽章冒頭、
ピシッと徹底した弦のきざみにこれから起こるドラマの全てが凝縮したかの
ように、ヴァントの芸風の真髄、厳しく引き締まった造形美に打ち抜かれた
第6番。そして「この世からの離脱と内なる真理の表現として、彼岸の輝きと
恍惚にみち」、建築にたとえて第5番に次いで重きを置いていた第9番。ブル
ックナーについて、ヴァントは自身の評伝のなかで「ずいぶんと多くの時間
を要した」と述懐していますが、じっさいにこうしたものすごい演奏を聴く
とこの言葉の重みが実感されます。
巨匠ヴァントが最晩年に残したミュンヘン・フィルとのきわめつけのライヴ。
演奏内容は折り紙つき、録音もきわめて優秀な当セットは末永くファンの宝
物となることでしょう。




<ONDINE>
ODE 698 \1080
+カタログ
モーツァルト:アリア集
「コジ・ファン・トゥッテ」-岩のように動かずに,お願い、許して、恋人よ
コンサート・アリア「私のうるわしい恋人よ、さようなら」 K528
「ツァイーデ」-やすらかにおやすみ下さい
コンサート・アリア「ああ、私には分かっていた」 K272
「フィガロの結婚」-楽しい思い出はどこへ
コンサート・アリア「どうしてあなたを忘れよう」 K505
ソイレ・イソコスキ(S) マリタ・ヴィータサロ(P)
ペーター・シュライヤー(指)
タピオラ・シンフォニエッタ
録音:2004年1月
フィンランド屈指のクラシック・レーベルONDINEのカタログ付CD。ジャケット
も一新。ベテラン・ソプラノ歌手ソイレ・イソコスキによる名盤、絶品のモー
ツァルト・アリア集。凛とした美しさが際立った歌唱と多彩なプログラムで、
聴くものを存分に楽しませてくれます。バックも往年のモーツァルト・テノー
ル、ペーター・シュライヤーの指揮。




<ATMA>
ACD2 2278 2枚組 \3380
サント・コロンブ:2つのヴィオールのための作品全集-第4集
レ・ヴォア・ユメーア
【マーガレット・リトル(ヴィオール) スージー・ナッパー(ヴィオール)】
大好評のサント・コロンブ:ヴィオール二重奏のための作品全集の第4集。遂
に完結!
静謐で落ち着いた音楽、ヴィオールの典雅な響き、ひたすら美しい世界が広が
ります。




<ORFEO>
ORFEO 676071 \2450
(1)J.S.バッハ:音楽の捧げものBWV.1079
(2)同:前奏曲とフーガBWV.552
(3)フレスコバルディ:トッカータ集第1巻より第1番
(4)同:同 第1巻より第2番
(5)同:同 第2巻より第4番
コンスタンチン・リフシッツ(P)
録音:2005年11月30日-12月3日
ミュンヘン、ババリア・ムジーク・スタジオ(バイエルン放送との共同制作)
久しく新譜が途絶えていたリフシッツのオルフェオ・デビュー盤。彼の弾くピ
アノによるバッハでは過去にゴルトベルク変奏曲(94年)やリサイタル・アルバ
ムなどが強い印象を残しましたが、このたび取り上げるのは「音楽の捧げも
の」。フリードリヒ大王が与えたテーマをリチェルカーレ、カノンとさまざま
に展開させてゆくこの作品でも、まだ30代ながらすでにリフシッツ(1976年生
まれ)はいっそうの深みを増した哲学的表現を聴かせており、いまは亡きリヒ
テル、現役ではアファナシエフとロシア勢によるバッハ演奏の伝統を思い起こ
させます。




<Soli Deo Gloria>
SDG 138 2枚組 \3950
J.S.バッハ:カンタータ集Vol. 27
[CD1]聖霊降臨節第3日のためのカンタータ
(1)ブランデンブルク協奏曲第3番 ト長調 BWV 1048
(2)カンタータ「待ちこがれし喜びの光」BWV 184
(3)カンタータ「彼は己の羊の名を呼びて」BWV 175
[CD2]三位一体節のためのカンタータ
(1)カンタータ「こよなく待ちこがれし喜びの祝い」BWV 194
(2)カンタータ「傲りかつ臆するは」BWV 176
(3)カンタータ「霊と水の聖なる洗礼よ」BWV 165
(4)カンタータ「主に賛美あれ」BWV 129
[CD1]リサ・ラーソン(S)、ナタリー・シュトゥッツマン(A)、
クリストフ・ゲンツ(T)、ステファン・ロゲス(Bs)
[CD2]ルース・ホルトン(S)、ダニエル・テイラー(A)、
ポール・アグニュー(T)、ペーター・ハーヴェイ(B)
ジョン・エリオット・ガーディナー(指)
モンテヴェルディ合唱団、イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
好評のガーディナーのバッハ・カンタータ巡礼シリーズ。今回はなんとブラン
デンブルクの第3番も収録されての登場です。フルートの愛らしい掛け合いが
魅力の第3番、さすがイングリッシュ・バロック・ソロイスツの名手たちの巧
さが光ります。もちろんカンタータもどれも珠玉の演奏。合唱が豪華な194
番、オーボエの美しいオブリガートをもつアルトのアリアが魅力の176番、ト
ランペットの輝かしい活躍が印象的な129番など、充実した作品ばかりの2枚
組です。

SDG 141 2枚組 \3950
J.S.バッハ:カンタータ集Vol.3
[CD1]三位一体後第4、5日曜日のためのカンタータ
(1)カンタータ「まじりけなき心」BWV 24
(2)カンタータ「永遠の愛の憐み満てる心」BWV 185
(3)カンタータ「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」BWV 177
(4)カンタータ「神はいにしえよりわが王なり」BWV 71
[CD2]三位一体後第5日曜日のためのカンタータ
(1)カンタータ「深き淵より、われ汝に呼ばわる、主よ」BWV 131
(2)カンタータ「尊き御神の統べしらすままにまつろい」BWV 93
(3)カンタータ「見よ、われ多くの漁る者を遣わし」BWV 88
[CD1]マグダレーナ・コジェナー(S)、ナタリー・シュトゥッツマン(A)、
ポール・アグニュー(T)、ニコラ・テステ(B)
[CD2]ジョアンヌ・ルン(S)、ウィリアム・タワーズ(A)、
コビー・ファン・レンスブルク(T)、ペーター・ハーヴェイ(B)
ジョン・エリオット・ガーディナー(指)
モンテヴェルディ合唱団、イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
カンタータ第71番は、バッハの現存するカンタータのうちでは生前に出版され
た唯一のもの。編成の大きさ、楽想の壮大さなど、どれをとっても傑出した出
来栄えの作品です。特に、第2曲のアリアが特徴的で、テノールとソプラノの
二重唱で展開されるのですが、ソプラノが歌う装飾の施されたコラール旋律が
実に美しく印象的。コジェナーの声が天から降り注ぎます。177番も、ソプラ
ノが活躍するアリアがあり、たのしめます。




<Anthonello Mode>
AMOE 10005 \2450
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685-1750):
[1]-[8] フランス風序曲(パルティータ)ロ短調 BWV.831(1734)
[9]-[10] ファンタジアとフーガ イ短調 BWV.904(a.1725)
[11]-[13] イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV.971(1734/1735)
西山まりえ(チェンバロ)
録音:2006年10月2-4日 神奈川県立相模湖交流センター
第一弾「ゴルトベルク変奏曲」(AMOE-10001)が音楽雑誌、及び季刊オーディオ
専門誌(ステレオサウンド誌、オーディオ・アクセサリー誌、オーディオ・ベ
ーシック誌のすべて)で推薦盤として紹介されるなど、大好評を博した西山ま
りえによる「バッハ・エディション」第二弾。
「奏者が異なってもタッチの違いは出ない」「フォルテとピアノの差が出ない」
「レガートやカンタービレはできない」── チェンバロにまつわるこうした
話しのすべてが「嘘である」とわからせるのに、これほど適したCDはないとい
えましょう。時には一般的な常識とされているより遅いテンポを採用する西山
の演奏には、歌うようなレガートと四角四面にならない自由なリズム感、精妙
なタッチの描きわけが存在し、「西山まりえでなければ」という熱狂的ファン
が多く存在する理由ともなっています。

AMOE 10006 \2450
ギョーム・デュファイ(1397-1474):
[1]あなたの美しい目を見て(デュファイ)
[2]あなたの慈悲が得られるでしょうか(デュファイ)
[3]古謡「娘さん結婚めさるな」(器楽)(作者不詳)**
[4]フランス風バッロ「恋人」(器楽)(ドメニコ・ダ・ピアチェンツァ?)
[5]ああ、どうしましょう、私はどうなるのでしょう(デュファイ)
[6]美しい女は塔の下に座る(デュファイ)
[7]フランス風バッロ「プティ・リャンス」(作者不詳)(器楽)
[8]あなたの美しい目を見て(デュファイ)
[9]バッサダンツァ「キューピッド」(器楽)(グリエルモ・エブレーオ)
[10]美しい処女、太陽をまとった方(デュファイ)
[11]私の魂は溶けてしまいました(デュファイ)*
[12]コンスタンティノープルの聖母教会の嘆き(デュファイ)*
[13]親しき友よ(器楽)(デュファイ)
[14]私の顔が蒼いのは(デュファイ)
[15]バッサダンツァ「スペインの王」(器楽)
(アントニオ・コルナッツァーノ?)(器楽)
アントネッロ-花井尚美(ソプラノ)、濱田芳通(リコーダー、コルネット)
石川かおり(ヴィオラ・ダ・ガンバ、フィードル)、
なかやまはるみ(ヴィオラ・ダ・ガンバ、レベック)
西山まりえ(ハープ、オルガネット)、及川豊(テナー)*、
藤沢エリカ(ダルシマー)**
録音:2006年8月30日-9月1日 神奈川県立相模湖交流センター
15世紀を代表する作曲家の一人ギヨーム・デュファイは、中世音楽の伝統を引
き継ぎながらも様々な点でそれを刷新し、新しいルネサンス音楽を生み出した
巨匠。難解な中世の音楽がデュファイの手で親しみやすい音楽へと生まれ変わ
りました。そこには現代人が持つ和声感覚の原点も見出すこともできる。特に
ブルゴーニュ宮廷で愛好されたフランス語歌曲シャンソンの作品には名作が多
くあります。




<DOREMI>
DHR 7716 \1980
(1)ベートーヴェン:
ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲ハ長調Op.56
(2)ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための協奏曲イ短調Op.102
(1)クリスチャン・フェラス(Vn)ポール・トルトゥリエ(Vc)
エリック・ハイドシェック(P)
シャルル・ブリュック(指)
フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団
(2)クリスチャン・フェラス(Vn)ヤーノシュ・シュタルケル(Vc)
ジャン・マルティノン(指)
フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団
録音:(1)1970年3月11日(ライヴ)(2)1969年10月17日(ライヴ)
フランコ・ベルギー楽派の流れを汲むフランスの名ヴァイオリニスト、フェラ
ス(1933-1982)のライヴ演奏がDOREMIよりリリース。復刻されるのはフェラス
をメインに、ベートーヴェンとブラームスが書いた多重協奏曲という王道の
カップリング。それぞれフェラスにとってブラームスは2種目、ベートーヴェ
ンは初出のレパートリーとなります。オール・フランス・キャストが顔を揃え
たベートーヴェンでバックを務めるのは、ブラームスの協奏曲ライヴ(66年)で
も知られる名匠ブリュック。またブラームスでは、エネルギッシュなシュタル
ケルのチェロとのやりとりを、ドイツものにも高い評価を得ていたマルティノ
ンが支えてなんともパワフル。これはフェラスのファンにはたまらないアルバ
ムの登場といえるでしょう。

DHR 7896 \1980
「オルロフ第2集」
(1)チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲
(2)ボッケリーニ / ピアッティ編:ソナタ第6番イ長調
(3)ヴァレンティーニ / ピアッティ編:ソナタ ホ長調
(4)ハイドン:チェロ協奏曲第2番ニ長調Hob.VIIb-2
[ボーナス]
(5)ハイドン:チェロ協奏曲第1番ハ長調Hob.VIIb-1より第2 & 3楽章
ウラディーミル・オルロフ(Vc)
(1)セルジウ・コミッショーナ(指)ローザンヌ室内管弦楽団
(2)(3)マリエッタ・デミアン(P)
(4)ハンス・シュタードルマイア(指)ミュンヘン室内管弦楽団
(5)ヴィクトル・デザルツェンス(指)ローザンヌ室内管弦楽団
録音:(1)1970年3月7日(ライヴ)
(2)(3)1969年5月5日(ヘッセン州立放送用ライヴ)
(4)1970年(5)1972年11月7日(ライヴ)
オデッサに生まれたカナダのチェリスト、オルロフによるライヴ集第2弾。ブ
カレスト音楽院でプルミエ・プリを取得し、ウィーン・フィルに在籍していた
こともあるオルロフは1971年よりカナダに移住。第1集に未収録のレパートリ
ーであったロココ変奏曲やハイドン第2番といった名曲があらたに聴けるのはう
れしいところです。




<hr-musik>
HRMK 03907 5枚組 \10000
ベートーヴェン:交響曲全集
ヒュー・ウルフ(指)フランクフルト放送交響楽団
メラニー・ディーラー(S)
ナタリー・シュトゥッツマン(A)
ヨルマ・シルヴァスティ(T)
ディートリヒ・ヘンシェル(Br)
バイエルン放送合唱団、NDR合唱団
1997年から2005年までフランクフルト放送交響楽団の首席識者を務め、このオ
ーケストラを21世紀モデルへと変換させた俊英指揮者、ヒュー・ウルフ(ウォ
ルフ)。鮮度の良い解像度の高い演奏が極めて高く評価されました。hr-musik
から発売されたハイドンやベートーヴェンの交響曲でも、少人数の編成、ヴァ
イオリンの対向配置、金管などにピリオド楽器を導入するなど、意欲的で新鮮
な音楽を作り上げることに成功していました。ベートーヴェンはこれまで5番
(HRMK 025)、6番(HRMK 010)、7番8番(HRMK 03406)がリリースされていました
が、今回全集が一挙発売。キビキビと運動性の良い演奏はここでも抜群で、こ
のコンビの良さを改めて実感できる名演揃いです。
なお、Hugh Wolffは、フランクフルト放送交響楽団との来日公演では「ヒュー
・ウォルフ」表記でしたが、2008年1月に予定されている読売日本交響楽団へ
の客演では「ヒュー・ウルフ」表記です。もちろん同一人物ですので、お間違
いないよう。




<Coviello CLASSICS>
COV 30711(SACD-Hybrid) \2350
ブルックナー:
交響曲第9番ニ短調(1894年原典版 / 2000年グンナー・コールス校訂)
※サマーレ、フィリップス、マッツーカ&コールス校訂(1983-2007年)による
フィナーレつき
マルクス・ボッシュ(指)アーヘンSO.
録音:2007年アーヘン、聖ニコラウス教会(ライヴ)
ボッシュと手兵アーヘン交響楽団によるブルックナー・シリーズ第5弾。回を
重ねるごとに全集完成への期待度が大いに高まる当シリーズ、最新作の第9番
ではノヴァーク原典版に拠りつつも、そのうえ現状正規盤で唯一となるベンヤ
ミン=グンナー・コールスらが2007年までに校訂した最新復元稿のフィナーレ
が収められているのが大きなポイント。音楽学者ジュゼッペ・マッツーカ&ニ
コラ・サマーレによる補筆フィナーレの世界初録音としては、過去にインバル
盤がありブルックナー・ファンの間で大いに話題を集めましたが、最新の研究
成果を踏まえた当アルバムも初録音となるだけに一度は聴いておきたいところ
です。かのコンセルトへボウの例を思わせるように、古都アーヘンの大伽藍、
聖ニコラウス教会の包み込まれるような豊かな音響はまさにブルックナー、そ
してSACDでの再生にも適しています。




<CASCAVELLE>
VEL 3108 \2080
(1)ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調Op.27
(2)プロコフィエフ:バレエ組曲「ロメオとジュリエット」
 モンタギュー家とキャピュレット家 / 少女ジュリエット / メヌエット-
客人たちの登場 /  タイボルトの死 / 仮面 / 5組の踊り / ジュリエットの
墓の前のロメオ
フィリップ・アントルモン(指)
サン・ドミンゴ音楽祭O.
録音:(1)2001年3月(2)2003年(ライヴ)
指揮者アントルモンの最新アルバムはラフマニノフの第2交響曲。名高いアダ
ージョに象徴される独特のメランコリックな作風が充満するこの作品、奇しく
もアシュケナージ、プレヴィンらがめっぽう得意としてきたのと同じように、
ピアニストとしての経験が本能を呼び覚ますからでしょうか。アントルモンも
また曲との相性はバッチリ。しかも自身が芸術監督を務める音楽祭におけるラ
イヴとあって、フィナーレにおける爆発的なエネルギーもとんでもないもの
です。カップリングは、ラフマニノフより10年後の1953年に世を去ったプロコ
フィエフのロメジュリ組曲。すっかりおなじみのモンタギュー家とキャピュレ
ット家や、荒れ狂うタイボルトの死など聴きごたえ満点です。




<naive>
OP 30450 \1850
ヴィヴァルディ:勝利のユディータRV.644(抜粋)
マグダレーナ・コジェナー(Ms、ユディータ)ほか
アレッサンドロ・デ・マルキ(指)
アカデミア・モンティス・レガリス
失われた冒頭のシンフォニアを復活させ、声楽パートの割り振りにも新たな考
察を加えた意欲的な試み、ということでも話題となった名盤。もちろんシン
フォニアはばっちり収録、そしてコジェナーの超絶技巧アリアもたっぷりとた
のしめます。

OP 30452 \1850
ヴィヴァルディ:試練の中の真実RV.739(抜粋)
ナタリー・シュトゥッツマン(コントラルト、ダミラ)、
サラ・ミンガルド(A、メリンド)ほか、
ジャン=クリストフ・スピノージ(指)
アンサンブル・マテウス

OP 30451 \1850
ヴィヴァルディ:オリンピアーデRV.725(抜粋)
サラ・ミンガルド(A、クレタ王子リチダ)ほか
リナルド・アレッサンドリーニ(指)コンチェルト・イタリアーノ
古代ギリシア期のシチリアにおけるオリンピックで、優勝者と結婚するように
定められた王女を中心に、2組の恋人たちが様々な困難をくぐりぬけ、幸福な
結末にたどりつくというこのお話。抜粋で聴いても実に明快、感動的なドラマ
となっております。




<BIS>
BIS SA 1631(SACD-Hybrid) \2500
J.S.バッハ:カンタータ全集 Vol.38
(1)第52番「偽りの世よ、われは汝に頼まじ」BWV52
(2)第82番「われは足れり」BWV82
(3)第55番「われ哀れなる人、われ罪の下僕」BWV55
(4)第58番「ああ神よ、いかに多き胸の悩み」BWV58
キャロリン・サンプソン(Sop)(1)(4)、ペーター・コーイ(Bs)(2)、
ゲルト・テュルク(Ten)(3)、
鈴木雅明(指)バッハ・コレギウム・ジャパン
BCJ第38弾は合唱が登場しないソロ(独唱)カンタータ集。いずれもシリアスで
重厚な内容ながら、第52番の冒頭がブランデンブルク協奏曲第1番第1楽章と
同素材だったり、82番ではオーボエの三宮正満、第55番では前田りり子のフル
ート・ソロの大活躍を満喫できるなど興味満載。キャロリン・サンプソン、ペ
ーター・コーイ、ゲルト・テュルクというおなじみの三名が名人芸を聴かせて
くれます。

BIS SA 1432(SACD-Hybrid) \2500
(1)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35
(2)同(グラズノフ編):なつかしい土地の思い出 Op.35
(3)グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.82
ワジム・グルズマン(Vn)
アンドルー・リットン(指)ベルゲン・フィル
SACDハイブリッド盤。レーラ・アウエルバッハ作品の演奏で注目のグルズマ
ン。彼はイスラエル国籍ながら旧ソ連の出身で、チャイコフスキーもグラズノ
フもまさにお国物。両協奏曲はロシア・ヴァイオリン楽派の創始レオポルド・
アウアーに献呈すべく作曲されましたが、チャイコフスキー作品はそれを拒否
されたことが知られています。当アルバムはアウアーの愛器1690年製ストラ
ディヴァリウスでそれら因縁の作品を奏しました。艶のある音色が魅力。

BIS 1241(SACD-Hybrid) \2500
サリー・ビーミッシュ:
(1)ヴィオラ協奏曲第2番「船乗り」(2001)
(2)ホワイトスケープ (2000)
(3)サングスターズ (2002)
タベア・ツィンマーマン(Va)
オーラ・ルドネル(指)スウェーデン室内管
イギリスの女性作曲家サリー・ビーミッシュ (1956-)。このアルバムに収めら
れた3篇は、彼女がスウェーデン室内管のレジデント・コンポザーを務めてい
た4年間の作。。自身がヴィオラ奏者でもある彼女がツィマーマンのために書
いたヴィオラ協奏曲第2番が聴きもの。「ホワイトスケープ」はイギリスの女
流作家メアリー・シェリー(フランケンシュタインの原作者ですな)の人生と作
品から霊感を受けたという作品。いずれも叙情性とドラマ性に満ちています。

BIS 1578 \2380
ジョン・ピッカード:
(1)イカルスの飛行 (1990)
(2)必然の女神の紡錘-トロンボーン、打楽器、弦楽のための (1998)
(3)チャンネル・ファイアリング (1993)
クリスチャン・リンドベルイ(Trb)(2)、
マーティン・ブラビンス(指)ノールショピングSO
堅固な構築性で注目されているイギリスの作曲家ジョン・ピッカード (1963-)。
ここに収められたオーケストラ曲3篇も興味深いものばかり。プラトンの「国
家」中の幽体離脱の話に基づく「必然の女神の紡錘」ではあのリンドベルイが
トロンボーン独奏を務める豪華さ。トマス・ハーディの詩に基づく「チャンネ
ル・ファイアリング」の暗さも独特です。

BIS SA 1738(SACD) \2500
※通常のCDプレーヤーでは再生できません
メンデルスゾーン:弦楽のための交響曲全集
(1)第1番ハ長調 (2)第2番ニ長調 (3)第3番ホ短調 (4)第4番ハ長調 
(5)第5番変ロ長調 (6)第6番変ホ長調 (7)第1番ニ短調 (8)第8番ニ長調 
(9)第9番ハ長調 (10)第10番ロ短調 (11)第11番ヘ長調 (12)第12番ト短調 
(13)第1番ハ短調(交響的楽章) (14)第8番ニ長調(フルオケ版)
レフ・マルキス(指)アムステルダム・シンフォニエッタ
かつてCD4枚で発売されていたメンデルスゾーン若書きの弦楽交響曲全集が、
何と1枚で再登場。これはSACDをサラウンド効果等を無視し、通常ステレオと
して4時間以上を収録した驚異のアルバムです。第8番はフルオーケスオラ版も
入っています。旧ソ連出身の巨匠マルキスの颯爽とした演奏が快適です。

BIS SA 1766(SACD) \2500
※通常のCDプレーヤーでは再生できません
メンデルスゾーン:協奏曲全集
(1)ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64(オリジナル1844年版) (2)同ニ短調 
(3)ヴァイオリンとピアノのための協奏曲ニ短調 
(4)ピアノ協奏曲第1番ト短調Op.25 (5)同第2番ニ短調Op.40 (6)同イ短調 
(7)2台のピアノのための協奏曲ホ長調 (8)同変イ長調 
(9)華麗なカプリッチョOp.22 (10)華麗なロンドOp.29 
(11)セレナードとアレグロ・ジョコーソ Op.43
イザベル・ファン・クーレン(Vn)、
ロナルド・ブラウティハム、ローランド・ペンティネン、
ルーヴェ・デルヴィンエル(Pf)、
レフ・マルキス(指)アムステルダム・シンフォニエッタ
こちらはメンデルスゾーンの全協奏曲を1枚に収めた驚異盤。美貌の名手クー
レンによるヴァイオリン協奏曲ホ短調は1844年オリジナル版による世界初録音
で、通常発売当時話題となりました。独奏者はほかにブラウティハムやペン
ティネンなどヴィルトゥオーゾをあつめ、爽やかな演奏を繰り広げます。




<LSO Live>
LSO 0661(SACD-Hybrid) \2180
マーラー:交響曲第6番イ短調「悲劇的」
ワレリー・ゲルギエフ(指)ロンドンSO.
録音:2007年11月22日ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:ジョナサン・ストークス&ニール・ハッチンソン
2007年1月1日よりLSO第15代首席指揮者に就任したワレリー・ゲルギエフ。
2007/08年の今シーズンに、あらたなシェフが手兵LSOと取り組んでいる真っ
中の一大プロジェクトがマーラーの交響曲全曲シリーズ。なんともすばらしい
ことに、このたびリリースがLSO Liveで実現することに決定しました。ゲルギ
エフにとって初のマーラー録音となる第1弾は、昨年11月22日本拠バービカン
につづき、24日ブリュッセルのパレ・ド・ボザール、そして25日アムステルダ
ムのコンセルトへボウでも大きな話題を呼んだ第6番「悲劇的」。
ひとくちにいってゲルギエフ&LSOによる当演奏の特徴は、アルバム一枚に収
められたことからもわかるように全曲を通じたその快速テンポにあります。
“速く力強く、しかし過度にならないように”という指定を無視して、なにか
に追われるようにひたすら突進する第1楽章。さらに、ちょうどマリス・ヤン
ソンスがLSOを振った第6交響曲のライヴ(2003年10月 / LSO.0038)と同じく、
第2楽章に置かれたアンダンテ。マーラー屈指の麻薬的な美が凝縮したこの場
面でさえも、けっして完全なる陶酔を約束してはくれず、フィナーレにいたっ
ては崩壊寸前までさらに加速度を増してゆきます。この一見あまりに無謀かの
ように思える速すぎるテンポ設定こそ、ゲルギエフがマーラーの内包する神経
症的側面をえぐり出し、現代に生きる不安と焦燥を掻き立てあらためて呈示す
るための必然的選択だったのではないかと思えてくるのです。
「フィナーレでの2度の運命のハンマー打撃で、ハリウッド映画の手に汗握る
カーチェイスのようにじつに刺激的。巨大な木槌を担当した打楽器奏者は、ま
ぎれもなくオスカー受賞に値するパフォーマンスをした。」(タイムズ紙)
「(アダージョでの)カウベルの不思議なほど柔らかいパッセージにおいてさえ、
郷愁を誘う余地が皆無で、夢というより悪夢のように響いた。もしこれがこの
シリーズの展開の兆候であれば、わたしたちはなにかすばらしいものに出会え
そうだ。」(テレグラフ紙)
「ゲルギエフの神経症的なアプローチは、突如マーラーのものと完全に一致し
ていた。」(インディペンデント紙)
力強さと確信に満ちたゲルギエフと手兵LSOによる、まったく新しいマーラー
像を予感させる大注目のシリーズ。賛否両論を巻き起こすことは覚悟の上、好
むと好まざるとにかかわらず、今後に最高の話題を提供しつづけるのはまちが
いないでしょう。




<SATIRINO>
STRN 072 2枚組 \4500
D.スカルラッティ:
30のソナタ集-クラヴィチェンバロ練習曲集(ロンドン1738年)
ケネス・ワイス(Cem)
[使用楽器;1989年スイス、ルージュモン、ブルース・ケネディ製作(リュッ
ケルスにもとづく)]
録音:2007年5月20-23日スペイン、ヴァレンシア、モンセラート、ラ・カーサ
・ウズル
名手ワイスの弾くスカルラッティ第2弾。
任意にセレクトされた前作(STRN.021)とは使用楽器も変わり、K.1から「猫の
フーガ」とあだ名のついたK.30までを順に収録しています。スカルラッティが
残した真に独創的で最大の業績といえるソナタには、かれがイベリア半島で過
ごした経験、スペインのフォークミュージックやギター音楽や舞曲の影響がい
ろいろとみられます。フラメンコのギターを思わせるコード進行や、カスタネ
ットにも似た同一鍵盤の連打。また、大胆な音程の跳躍やアルペッジョ、上昇
ならびに下降音型など独自に編み出した当時最新の技法がふんだんに盛り込ま
れています。
当時の衝撃をそのまま伝えるワイスのあざやかな演奏でたっぷりとお楽しみい
ただけます。

STRN 071 \2500
「ボヤージュ」
(1)シューベルト:さすらい人幻想曲 ハ長調D.760
(2)シューベルト / リスト編:「白鳥の歌」より影法師
(3)リスト:
巡礼の年第2年「イタリア」より ソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」
(4)ワーグナー / リスト編:「タンホイザー」序曲
(5)シューベルト / リスト編:「冬の旅」より幻の太陽
フェレンツ・ヴィジ(P)
録音:2007年6月27-29日フランス、テアトル・ド・カンブレー
1974年トランシルヴァニア(ルーマニア)に生まれの俊英フェレンツ・ヴィジが
弾くロマン派のピアノ作品集です。ヴィジいわく“航海”と題されたコンセプ
ト・アルバムは、聴き手の心象風景への旅までも思い描いて編んだとのこと。
なかでもリストが編曲を手がけたナンバーに聴く深い詩情は大器を予感させま
す。録音もスタインウェイの煌びやかな音色をあますところなく捉えています。




<MIRARE>
MIR 050 \2500
「スターバト・マーテル」
作者不詳:サルヴェ・レジーナ、ベルターリ:ソナタ第4番ニ短調
フックス:アヴェ・マリア K151、レオポルド I世:レジナ・チェリ
サンチェス:
スターバト・マーテル、シュメルツァー:ソナタ第4、9、11、12番
ジアーニ:アルマ・レデンプトリス・マーテル
カルロス・メーナ(C-T)フィリップ・ピエルロ(指&ヴィオラ・ダ・ガンバ)
リチェルカーレ・コンソート
【フランシス・フェルナンデス(Vn) ルイス・オターヴィオ・サントス(Vn)
上村かおり(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ミーネケ・ヴァン・デル・ヴェルデン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
フランク・コピエテルス(Vn)ジョバンナ・ペシ(ハープ) ルカ・グリエルミ】
透明感溢れる澄みきった歌声のスペイン出身のカウンター・テナー、カルロス
・メーナとフィリップ・ピエルロ率いるリチェルカーレ・コンソートによる演
奏。彼らによるスターバト・マーテルはこれまでヴィヴァルディ(MIR 9968)と
ペルゴレージ(MIR 006)が既に録音されています。今回収録されている作品は、
憂いと深い祈りが絡み合う非常に美しい音楽ながらもあまり演奏される機会の
少ないジョヴァンニ・フェリーチェ・サンチェスのスターバト・マーテル。
その他ウィーン宮廷の楽長を務めた音楽家たちによって作曲されたモテットや
レオポルドI世自身が書いたレジナ・チェリなど意欲的な内容。

MIR 049 \2500
ショーソン:ピアノ三重奏ト短調Op.3
ラヴェル:ピアノ三重奏
ショーソン・トリオ【フィリップ・タレク(Vn) アントワーヌ・ランドウスキ
(Vc) ボリス・ド・ラロシェランベール(P)】
フランスの人口2000人ほどの村 クレラックで2001年に行われた音楽祭で知り
合った3人が結成したトリオ。2008年最も注目すべき若手演奏たちでしょう。
甘美でしなやかな音色は比類なき彼らの才能を十分に示しています。ショーソ
ンの音楽に魅せられた若手3人の今後の活躍が大いに期待されます。




<MUSICAPHON>
M 56877 \2250
「静かなる歌の祈り」
シューベルト:
ミューズの子、恋人のそばに、ます、羊飼いの嘆きの歌、夕映えの中で、
セレナード、夜曲、魔王、さすらい人の夜の歌
ウェーバー:
私は道端の小さなバラを見た、灼熱の恋*、時*、私にまどろみを*、
uber die Berge
マウロ・ジュリアーニ:別れ、歌
フェルディナント・ソル:モーツァルトの「魔笛」の主題による変奏曲
シュポーア:
春の歌、はじめての口づけ、子守唄、Getrennete Liebe, Beruhigugn,
Klagelied von den drei Rosen
オラフ・ベーア(Br) ヤン・ザーチェク(G)
オラフ・ベーアといえば、ディースカウの後継者と称されることもある名高い
バリトン。オペラの舞台での活躍が目立っていますが、このたびギターとの
デュオによるリートの登場です。ギターをつとめるのは、プラハ出身のヤン・
ザーチェク。展覧会の絵のギター版のリリースなど数多くの録音をもつ名手
です。ギター伴奏によるセレナードは思わず涙の絶品。魔王の伴奏も見事の
一言でございます。ウェーバーの歌曲のいくつか(*のもの)は、もともとギタ
ー伴奏のために書かれたもの。ジュリアーニ(1781-1829)は、ベートーヴェン
とも交流のあったギターの名演奏家でもありました。きわめて自然にして流麗
な音楽を聴かせます。気品とうまさをあわせもつ見事なバリトン、ギターの
音色とあいまって、この上ない耳のごちそう的1枚となっています。




<harmonia mundi>
HMC 901982 \2450
ショパン:前奏曲集
ショパン:(1)-前奏曲集op.28(全曲)
モンポウ:ひそやかな音楽第15番(ショパンの前奏曲第4番による)
ショパン:-3つの新しいエチュード
モンポウ:プレリュード第9番
ショパン:前奏曲嬰ハ短調op.45
     小プレリュード変イ長調(遺作)
モンポウ: El lago(湖)-Paisajes(風景)より
アレクサンドル・タロー(ピアノ)
2007年10月に来日し、我々を魅了したピアニスト、アレクサンドル・タロー。
その清冽にして多彩な独特のピアノのタッチと、聴くものの心をわしづかみに
して金縛りにかけてしまうような、驚異的なまでに集中した音楽は、人々に強
烈な印象を与えました。「音楽の友」誌2008年2月号の「2007ベスト・コンサ
ート22」にもランク・インしています。自分の部屋にピアノをもたないことや、
座禅を組むなどといった独特のライフスタイルもあって、年末の音楽界の話題
をさらった彼の待望の録音は、ショパンとモンポウの作品です。ショパンの前
奏曲第1番から始まるこのディスク、いきなり豊かな響きに胸をわしづかみに
されます。第15番「雨だれ」の冒頭の有名な旋律の繊細な歌わせ方はさりげな
く絶品。中間部の嬰ハ短調は、ショパンをすでに蝕んでいた病魔、死の影すら
感じさせる壮絶な音楽となっています。モンポウの「ひそやかな音楽」第15番
は、ショパンの前奏曲第4番をもとに書かれたもの。ショパンの心の原風景を
見るかのような、心の中の暗がりをはてしなく彷徨っているような演奏です。
「湖」では、念入りに彫琢を施された音型が重なり合い、聴く者の心をふるわ
せ、絶えない感動のさざなみを呼び起こします。タローの音色の魔術師ぶりに
あらためて圧倒。これからがますますたのしみなタロー、注目の最新盤です。

HMC 901980 \2450
W.A.モーツァルト:最後の協奏曲
(1)ピアノ協奏曲第27番 変ロ長調 K.595
(2)クラリネット協奏曲 イ長調K.622
ゴットフリード・フォン・デア・ゴルツ(指)
フライブルク・バロック・オーケストラ
アンドレアス・シュタイアー(ピアノフォルテ(1))
ロレンツォ・コッポラ(クラリネット(2))
古楽オーケストラの東の横綱、フライブルク・バロック・オーケストラによる
モーツァルトのシリーズ最新盤は、なんとびっくり!シュタイアーと名手コッ
ポラをソリストに迎えてのモーツァルトの最後の協奏曲。メンバーを聞くだけ
で、とっても気になってしまう1枚の登場です。
まず、ピアノ協奏曲では、冒頭のオーケストラから、上品さは保たれたまま、
とってもピチピチとした音楽。思わず心がうきうきしてしまいます。シュタイ
アーは、「行進できないトルコ行進曲」で我々の度肝を抜いたのと同一人物と
は思えない、実に丁寧な仕事ぶり。手入れの行き届いた演奏で、一音一音が胸
に染み入ります。
興味深いのが、自筆譜でピアノパートに「ソロ」と書かれた部分のオケの弦楽
パートが弦楽四重奏編成になっていること(トゥッティの部分は別)。これは、
オケのメンバーが当時の演奏習慣を様々に研究、検証した結果なのですが、こ
のことにより、各パートとピアノとの絡み合いがくっきりと浮かび上がってお
り、また、合いの手の管楽器の音色が極めて効果的に響いてきます。
クラリネット協奏曲は、どこまでもしっとりと曲の美しさが探求されたもの。
それだからこそ、オーケストラのメンバーの一人一人のうまさも輝きます。
クラリネットのソロのコッポラは、リベラ・クラシカの2月の演奏会でもソリ
ストとして招かれることになっています。



<naive>
V 5121 2枚組 \4600
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
[CD1](1)第1番 ト長調(2)第4番 変ホ長調(3)第5番 ハ短調
[CD2](1)第2番 ニ短調(2)第3番 ハ長調(3)第6番 ニ短調
アンヌ・ガスティネル(Vc)
使用楽器:Carlo Giuseppe Testore (1690)
しなやかな音楽性と、力強い音色、気品高い音楽で我々を魅了しているチェロ
界の新しい女王、ガスティネルの新譜は、ここで堂々のバッハの登場と相成り
ました。第1番のプレリュードから、まるで水が流れたり撥ねたりしているよ
うな自然な流れの音楽で、非常にリラックスできる演奏です。第5番のプレリュ
ード冒頭、地の底で苦しむ人間のうめき声のような音色は圧倒的な説得力。サ
ラバンドは、自由に天と地とを行き来する魂を感じます。どの曲も極めて深い
世界が広がっているのですが、その精神は自由そのもの。ガスティネルと一緒
に、天空から地底までを自由に行き来する天使か魂になったような感じになり、
日常生活の瑣末なこと、煩雑な気持ちが開放され、目の前に新たな地平が広が
ってくるのを感じます。バッハの無伴奏チェロ組曲、というと、聴く方も身構
えてしまう部分がありますが、ガスティネルの演奏は、堅苦しさがまったくな
く、バッハのそれぞれの曲が持つ魅力をあっけらかんと私たちに示してくれて
います。
ガスティネルは、1971年リヨン生まれ(誕生時の体重は4500グラム)。5歳ころ
からチェロをはじめました。幼い頃は、野球チームのキャプテンを務めるなど、
活発な女の子でした。97年には、パブロ・カザルスも奏でていた伝説の楽器、
ゴフリラーの使用を未亡人から認められた才女です。現在はリヨン国立高等音
楽院の教授も務める、二児の母。




<Praga Digitals>
PRDDSD 250240(SACD-Hybrid) \2780
シューベルト:
(1)弦楽四重奏曲第15番ト長調D.887
(2)弦楽三重奏曲変ロ長調D.471
(3)弦楽三重奏曲変ロ長調D.581
(1)プラジャーク四重奏団 (2)(3)ベートーヴェン弦楽三重奏団
ことしもラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭の季節がやっ
てきます。2008年のテーマは“シューベルトとウィーン”。ことしも出演が予
定されている名門プラジャーク四重奏団の最新アルバムは、そのシューベルト
の第15番。わずかに10日で書き上げた最後の四重奏曲は、シリーズ中最大規模
のスケールを誇りこのジャンルの代表作とよべるもの。旋律の魅力では「ロザ
ムンデ」や「死と乙女」にゆずるものの、なにより過去の名だたるアンサンブ
ルが全集企画以外でもしばしば取り上げていることからも惹き付けてやまない
なにかがあるのでしょう。冒頭のドラマティックな強奏につづいて、激しく躍
動し続ける第1楽章。時おり立ち止まっては、これこそシューベルト!という
抒情的な歌が顔をのぞかせるところがまた心憎いつくり。さらに哀感の込めら
れたアンダンテが美しさのきわみ。ベテランの味わいが沁みたプラジャークの
演奏は堅固な構成で安定感も抜群です。
シューベルトが2曲しか遺さなかったカップリングのトリオも、ヴィオラとチェ
ロが同じプラジャークのメンバーによるもの。

PRDDSD 250244(SACD-Hybrid) \2780
アントニーン・レイハ:
(1)八重奏曲 変ホ長調Op.96
(2)ファゴットと弦楽四重奏のための変奏曲
(3)ホルンと弦楽四重奏のための“グラン・クインテット”Op.106
ヴラディーミラ・クラーンスカー(Hrn) パヴェル・ラングパウル(Fg)
チェコ九重奏団
ハイドンの弟子でベートーヴェンの友人でもあったボヘミア出身のアントニー
ン・レイハ(1770-1836)は、彼が生きた18世紀前半当時最大の作曲家と目されて
いました。また、パリ音楽院で教授を務めたこともある彼は、「高等作曲理論」
を著すなど有数の理論家としても知られています。
このアルバムには、重要なポジションを占める室内楽作品のなかでも、特に木
管楽器にスポットライトをあてた3曲を収めています。前ロマン派の室内シン
フォニーに近く、1807年ウィーン作の八重奏は、弦楽四重奏にファゴット、ホ
ルンのほか4種の木管楽器が加わるもの。1818年パリで書かれたファゴット変
奏曲、そして同じくパリで1828年に書かれたグラン・クインテット。いずれも
弦楽四重奏つきで、どこか卓越したソロのための協奏曲といった感さえして聴
き栄えがします。こうした内容は名手ぞろいで知られるチェコ九重奏団にもっ
てこいといえ、あたたかくやわらかい音色そのままの魅力を届けます。まさに
楽興の時という趣きで、愉しげなムードにあふれています。





<audite>
AU 92528(SACD-Hybrid) \2280
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集Vol.3
第5番変ロ長調Op.92 / 第7番嬰へ短調Op.108 / 第9番変ホ長調Op.117
マンデルリング四重奏団
録音:2007年5月10-12日クリンゲンミュンスター
マンデルリング四重奏団によるショスタコーヴィチ第3弾は、いずれも円熟期
に書かれた3曲を収めています。作曲者の名前のイニシャルをあてはめた音型
を主題にしている点で、つづく第10交響曲の先駆けといえる第5番。簡潔なス
タイルがいっそう洗練され、全15曲中でもっとも短い第7番。この曲は最初の
夫人ニーナに捧げられています。そして2番目の妻イリーナに捧げられた第9番
は5楽章と規模も大きく、内容的にもあたかもかれの書いた交響曲を聴いてい
るかのような味わい。
ヴィオラを除くメンバーの3人までがシュミット兄弟で構成されたマンデルリ
ング・カルテットはアンサンブルとして理想的なバランス。次回、第4集では
第10番、第12番と第14番を取り上げることになっています(2009年リリース予
定)。

<STRADIVARIUS>
STR 33753 \2180
アルフレート・シュニトケ(1934-1998):ピアノ作品全集 Vol.1
前奏曲とフーガ(1963)/ソナタ第1番(1987)/小品集(1971)
格言集(1990)/四手連弾のためのソナティナ(1994)(*)
ジャンパオロ・ヌーティ(ピアノ)
ダニエラ・デ・サンティス(ピアノ(*))

STR 33764 \2180
デュオ・イン・ロンド フランチェスコ・デステの宮廷の舞曲集
ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ(1632-1692):
ベルガマスカ(ヴァイオリン、ヴィオローネ、テオルボと打楽器のための)
ジュゼッペ・コロンビ(1635-1694):ブランド第25番
ピエトロ・ソロシーナ(1645頃-1732):
ヴァイオリンとヴィオローネのためのソナタ第4番
ジュゼッペ・コロンビ:ヴァイオリンとヴィオローネのための室内ソナタ
マルコ・ウッチェリーニ(1603-1680):
コッレンテ第3番とアリア第4番(Op.4 から)
ジュゼッペ・コロンビ:ルッジェーロ(ヴァイオリンとヴィオローネのための)
トマーゾ・アントニオ・ヴィターリ(1663-1745):
カナリオ(メヌエット)/パッソ・エ・メッツォ/ソナタ第11番
ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ:
「音楽技法」Op.13 から パッサカリア
ジュゼッペ・コロンビ:ブランド第8番
ピエトロ・ソロシーナ:ソナタ第3番
トマーゾ・アントニオ・ヴィターリ:
ヴァイオリン、ヴィオローネ、テオルボと打楽器のためのソナタ Op.1 No.12
アンティキ・ストルメンティ
ラウラ・トッフェッティ(ヴァイオリン)
トビアス・ボンズ(チェロ)
ガブリエーレ・パロンバ(テオルボ)
ガブリエーラ・ミラクレ(打楽器)
収録曲目情報に不明な点がございますが、ご了承下さい。

STR 33778 \2180
イタリア協奏曲の精華
ヴィヴァルディ(1678-1741):ヴァイオリンと弦楽のための協奏曲集
変ロ長調 RV382/ハ短調 RV198/ハ長調 RV184
ホ短調 RV276/ホ短調 RV134/ニ長調 RV224a
ニ短調 RV247/変ロ長調 RV364a
ジョルジョ・サッソ(ヴァイオリン、指揮)
インシエメ・ストルメンターレ・ディ・ローマ

STR 33788 \2180
ジョヴァンニ・ヴェラーンド(1965-):管弦楽作品集
Triptych(2006)/Sottile(1997)
Agile(2004)/Polyptich(2007)
ピエール=アンドレ・ヴァラド(指揮)
RAI国立交響楽団




<CHALLENGE CLASSICS>
CC 72245 2枚組 \3500
ディートリヒ・ブクステフーデ(1637頃-1707):
作品全集 VI チェンバロ作品集 2
アリア ハ長調 BuxWV246/組曲ホ短調 BuxWV236
アリア イ短調 BuxWV249/組曲ヘ長調 BuxWV239
同イ短調 BuxWV deest/カンツォーナ ニ短調 BuxWV168
組曲イ短調 BuxWV244/同ハ長調 BuxWV227
トッカータ ト長調 BuxWV165/アリア「ロフィリス」ニ短調 BuxWV248
組曲ト長調 BuxWV240/同ホ短調 BuxWV237
カンツォーナ ハ長調 BuxWV166/クラント ニ短調 BuxWV Anhang 6
組曲ト短調 BuxWV241/同ハ長調 BuxWV229
トン・コープマン(チェンバロ、ヴァージナル)
録音:2007年3月、アムステルダム、フランス改革派教会
使用楽器:ウィレム・クルスベルヘン製
(フレミッシュ、モデル:リュッケルス)
(フレミッシュ・ヴァージナル、モデル:リュッケルス)
(イタリアン、モデル:B・ステファニーニ)

CC 72189 \2300
モーツァルト父子:「おもちゃの交響曲」から「農夫の婚礼」まで
レオポルト・モーツァルト(1719-1787):ディヴェルティメント「農夫の婚礼」
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
ガリマティアス・ムジクム K.32 から フーガ
フランスの歌「ああ、お母さん、聞いて」による12の変奏曲
(「きらきら星」変奏曲)ハ長調 K.265(フォルテピアノ独奏)
交響曲第1番変ホ長調 K.16
レオポルト・モーツァルト:
カッサシオン ト長調「おもちゃの交響曲(子供の交響曲)」
トン・コープマン(指揮)
アムステルダム・バロック管弦楽団
ティニ・マト(フォルテピアノ)




<NUMERICA>
NUM 1152 \2080
ルイジ・ボッケリーニ(1743-1805):チェロ協奏曲第2番ニ長調
ジョリ・ブラガ・サントス(1924-1988):
弦楽合奏のための協奏曲ニ調 Op.17 から アレグロ・ノン・トロッポ
ルイス・デ・フレイタス・ブランコ(1890-1955):
弦楽のためのアダージョ/弦楽四重奏曲
ジェド・バラハル(チェロ)
ジョゼ・アタラーヤ(指揮)
ライーゼス・イベリカス管弦楽団
リラ弦楽四重奏団
リチャード・トムズ、スザンナ・リデグラム(ヴァイオリン)
デイヴィッド・ウィン=ロイド(ヴィオラ) ジェド・バラハル(チェロ)
録音:エウロパルケ大ホール

NUM 1155 \2080
エウリコ・カッラパトーゾ(1962-):パソス・マヌエル記念レクィエム
ジョルジェ・ヴァス・デ・カルヴァーリョ(ソリスト)
ジョアン・パウロ・サントス(指揮)
ポルト国立管弦楽団
リスボン・カンタート・シンフォニック合唱団
録音:2006年1月21日、ポルト音楽館、ライヴ

NUM 1157 \2080
ロマンティックなポルト-マズルカ&ロマンス ポルトのピアノ音楽
アルトゥール・ナポレアン(1843-1925):
ロマンス Op.71 No.1/ハバネラ Op.71 No.2
オスカル・ダ・シルヴァ(1870-1958):
マズルカ Op.9 No.2/同 Op.9 No.3
エルナーニ・トレス(1881-1939):
マズルカ Op.13 No.1/糸紡ぎの女 Op.10 No.2
メヌエット Op.13 No.2/舞曲 Op.11 No.1
ドミンゴス・シリーアコ・デ・カルドーゾ(1846-1900):
美しい女へ(ポルカ)Op.4/自転車(ギャロップ)Op.10
ペドロ・ブランコ(1883-1919):
愛の若さ(緩やかなワルツ)/愛のワルツと悲しみのワルツ Op.12
悲しいマズルカ
アルトゥール・フェレイラ(1858-1926):
わが仲間ペドロ・ブランコに捧げるワルツ
わが仲間オスカル・ダ・シルヴァに捧げるマズルカ
アントニオ・デ・リマ・フラゴーゾ(1897-1918):民俗舞曲
オスカル・ダ・シルヴァ:ワルツ第2番
ソフィア・ロウレンソ(ピアノ)
録音:ヌメリカ・スタジオ

NUM 1159 \2080
20-21世紀ポルトガルの作曲家たち Vol.1 合唱作品集
ペドロ・フェリア・ゴメス(1979-):アナルダの思い出に
ジョアン・カマショ(1972-):アレンテージョ地方の2つの歌
エウリコ・カッラパトーゾ(1962-):オビドスの風が私に語ること
フェルナンド・ロペス・グラサ(1906-1994):
9つのポルトガル民謡/詩篇99/魂の5つの願い
トマール/2つの英雄的な歌
ジョルジェ・カルヴァーリョ・アルヴェス、
クララ・アルコビア・コエーリョ(指揮)
リスボン・カンタート・シンフォニック合唱団
リスボン・カンタート室内合唱団
録音:2007年6-7月、2005年7月、FMVホール(UTL)




<REGIS>
RRC 1283 \880
ジュゼッペ・タルティーニ(1692-1770):
ヴァイオリン協奏曲変ロ長調 D.117(*)
ヴァイオリン協奏曲ニ短調 D.45(*)
ヴァイオリン協奏曲ハ長調 D.12(*)
ヴァイオリン協奏曲ホ長調 D.51(*)
ヴァイオリン・ソナタ ト短調「悪魔のトリル」
(H・カウダー編曲、オーケストラ伴奏版)(+)
ゴルダン・ニコリッチ(ヴァイオリン(*))
アリー・ファン・ベーク(指揮(*))
オーベルニュ管弦楽団(*)
セルゲイ・クリロフ(ヴァイオリン(+))
サウリス・ソンデツキス(指揮(+))
リトアニア室内管弦楽団(+)
原盤:Olympia, CDK

RRC 1291 \880
オペレッタ・アリア&二重唱曲集
レハール:「メリー・ウィドウ」から
Bitte meine Herren,Viljalied,Heia, Madel aufgeschaut(+),
Ganz a Pariser art,Waltz Song: Lippen schweigen(+)
レハール:「喜びの島」から
Ich danke fur die Huldigung … Ger, gern war' ich verliebt,
Es ist nicht das erstemal(+),Bei einem Tee en deux(*),
Wer hat die Liebe uns ins Herz gesenkt(*),Ich mochte einmal
J・シュトラウス II:「ヴェネツィアの一夜」から
Frutti di mare,Annina ! Caramello(+),Was mir der Zufall gab,
Hor mich, Annina(+)
J・シュトラウス II:「ウィーン気質」から
Gruss dich Gott, du liebes Nesterl,Wiener Blut(*)
J・シュトラウス II:「こうもり」から(**)
Mein Herr, was dachten Sie(#),Dieser Anstand, so manierlich(*),
Czardas: Klange der Heimat
J・シュトラウス II:「ジプシー男爵」から
Zigeunerlied: So elend und so true … O habet acht(*),
Schatzwalzer(*,++),Wer uns getraut ?(*)
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
ニコライ・ゲッダ(テノール(*))
エーリヒ・クンツ(バリトン(+))
ヘルムート・クレープス(テノール(#))
カール・デンヒ(バリトン(#))
ゲルトルーデ・ブルクシュターラー=シュスター(アルト(++))
オットー・アッカーマン(指揮(**以外))
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮(**))
フィルハーモニア管弦楽団&合唱団
録音:1955年(**) 原盤:EMI

RRC 1293 \880
調子の良い鍛冶屋 チェンバロ名曲アンコール
ヘンデル:組曲第5番 HWV.430 から
前奏曲,アルマンド,クーラント,アリアと変奏曲(調子の良い鍛冶屋)
J・S・バッハ:イタリア協奏曲 から 第1楽章
J・S・バッハ:フランス組曲第5番 から ガヴォット,ブーレ,ルール,ジーグ
ラモー:牝鶏/ミュゼットとタンブーラン
ダカン:かっこう
ギボンズ:前奏曲
バード:鐘
ホルボーン:ノエルズ・ガリアード
L・クープラン:ピエモンテの人/シャコンヌ
F・クープラン:神秘的な障壁
D・スカルラッティ:猫のフーガ
アーン・ジーグ
パラディエス:トッカータ イ長調
モーツァルト:幻想曲ニ短調/トルコ行進曲
ロバート・アルドウィンクル[オルドウィンクル](チェンバロ)
録音:1986-1987年 原盤:IMP

RRC 2079 2枚組 \1760
ヴェルディ:オペラ「仮面舞踏会」
マリア・カラス(ソプラノ:アメリア)
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(テノール:リッカルド)
エットレ・バスティアニーニ(バリトン:レナート)
ジュリエッタ・シミオナート(アルト:ウルリカ) 他
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ(指揮)
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
録音:1957年11月7日、ライヴ 原盤:EMI

<BeArTon>
CDB 039(SACD-Hybrid) \2700
ポーランドの室内楽名作集 Vol.3
ショパン(1810-1849):室内楽作品集
ピアノ三重奏曲ト短調 Op.8(*)
華麗なポロネーズ ハ長調 Op.3(チェロとピアノのための)
マイアベーアの「悪魔ロベール」の主題による協奏的大二重奏曲ホ長調
(チェロとピアノのための;オーギュスト・フランショムとの共作)
チェロ・ソナタ ト短調 Op.65
コンスタンティ・アンジェイ・クルカ(ヴァイオリン(*))
ショパン・デュオ
クシシュトフ・ヤブウォンスキ(ピアノ)
トマシュ・ストラフル(チェロ)
録音:2007年8-9月、ワルシャワ、
ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ

CDB 037(SACD-Hybrid) \2700
ナショナル・エディション・シリーズB Vol.1
ショパン(1810-1849):ポロネーズ集[B]
変ロ長調 WN1/ト短調 WN2/変イ長調 WN3/嬰ト短調 WN5
変ロ短調 WN10/ニ短調 WN11/ヘ短調 WN12/変ロ長調 WN13
変ト長調 WN35
ヤヌシュ・オレイニチャク(ピアノ)
録音:2007年7-8月、ワルシャワ、
ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ
使用楽器:Steinway No.572.795
ポーランドの国家的楽譜出版プロジェクト「ナショナル・エディション」。
シリーズBはショパンの存命中に出版されなかった作品の楽譜を最新の研究を
基に校訂・出版するもので、引き続きベアルトンによって録音が行われていく
予定です。
「WN」は「National Edition」のポーランド語表記「Wydanie Narodowe」の
略称で、シリーズBの作品番号となります。

CDB 038(SACD-Hybrid) \2700
ナショナル・エディション・シリーズB Vol.2
ショパン(1810-1849):マズルカ&様々な作品集[B]
マズルカ WN7/WN8/WN14/WN24/WN25/WN26/WN41/WN45
WN47/WN60/WN64
葬送行進曲ハ短調 WN9/夜想曲ホ短調 WN23/コントルダンス WN27
レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ嬰ハ短調 WN37
カンタービレ 変ロ長調 WN43/春 WN52a/ソステヌート WN53
モデラート WN56/ギャロップ・マルキ WN59/夜想曲ハ短調 WN62
マズルカ WN65
ヤヌシュ・オレイニチャク(ピアノ)
録音:2007年7-8月、ワルシャワ、
ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ
使用楽器:Steinway No.572.795

CDB 040 \2180
ナショナル・エディション・シリーズB
ショパン(1810-1849):様々な作品集
葬送行進曲ハ短調 WN9
3つのエコセーズ WN13;第1番ト長調,第2番変ニ長調,第3番ニ長調
パガニーニの思い出(異稿)WN16/夜想曲ホ短調 WN23
コントルダンス WN27/アレグレット WN36
レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ(夜想曲嬰ハ短調)WN37 初稿
レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ(夜想曲嬰ハ短調)WN37 次稿
カンタービレ 変ロ長調 WN43
プレスト・コン・レッジェレッツァ(前奏曲変イ長調)WN44
即興曲嬰ハ短調(幻想即興曲)WN46/春 WN52a
ソステヌート(ワルツ変ホ長調)WN53/モデラート(アルバムの綴り)WN56
ギャロップ・マルキ WN59/夜想曲ハ短調 WN62
河合優子(ピアノ)
録音:2007年7月、ワルシャワ、
ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ
使用楽器:Steinway No.572.795

●ベアルトン 数量限定特価セール
※代理店の在庫がなくなり次第終了となります。
CDB 005 \1000
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ナショナル・エディション Vol.3
ショパン:ポロネーズ
ポロネーズ;Op.26 Nos.1,2/Op.40 Nos,1,2/Op.44/Op.53
ポロネーズ幻想曲 Op.61
ヤヌシュ・オレイニチャク(ピアノ)

CDB 007 \1300
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ナショナル・エディション Vol.5
ショパン:練習曲
12の練習曲 Op.10/12の練習曲 Op.25/3つの新しい練習曲 Nos.1-3
クシシュトフ・ヤブウォンスキ(ピアノ)

CDB 009 \1300
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ナショナル・エディション Vol.7
ショパン:前奏曲、即興曲
24の前奏曲 Op.28/前奏曲 Op.45
即興曲;Op.29/Op.36/Op.51
クシシュトフ・ヤブウォンスキ(ピアノ)

CDB 012/013 2枚組 \1650
【数量限定特価】ナショナル・エディション Vol.9
ショパン:マズルカ
Op.6 Nos.1-5/Op.7 Nos.1-4/Op.17 Nos.1-4/Op.24 Nos.1-4
Op.30 Nos.1-4/Op.33 Nos.1-4/Op.41 Nos.1-6/Op.50 Nos.1-3
Op.56 Nos.1-3/Op.59 Nos.1-3/Op.63 Nos.1-3
エヴァ・ポブウォツカ(ピアノ)

CDB 014 \1450
【数量限定特価】
ナショナル・エディション Vol.10
ショパン:ピアノと管弦楽のための作品
モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」の「お手をどうぞ」による変奏曲
Op.2(+)
ポーランドの歌による幻想曲 Op.13(*)
演奏会用ロンド「クラコヴィヤク」Op.14(+)
アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ Op.22(*)
エヴァ・ポブウォツカ(ピアノ(*))
クシシュトフ・ヤブウォンスキ(ピアノ(+))
ヤツェク・カスプシク(指揮)
シンフォニア・ヴァルソヴィア

CDB 035(SACD-Hybrid) \1380
【数量限定特価】
ポーランドの室内楽名作集 Vol.1
スタニスラフ・モニュシュコ(1819-1872):弦楽四重奏曲第1番ニ短調(1839)
カロル・シマノフスキ(1882-1937):弦楽四重奏曲第2番 Op.56(1927)
グラジナ・バツェヴィチ(1909-1969):弦楽四重奏曲第4番(1950)
ロイヤル弦楽四重奏団
イザベッラ・シャワイ=ジマク(第1ヴァイオリン)
エルヴィラ・プジビウォフスカ(第2ヴァイオリン)
マレク・チェフ(ヴィオラ) ミハウ・ペポル(チェロ)
録音:2006年2月、ワルシャワ、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ
・コンサートスタジオ
「新世紀のための演奏」と副題されたシリーズの第1作。
ポーランドの気鋭、ロイヤル弦楽四重奏団はワルシャワ音楽アカデミーの学生
たちにより1998年に結成され、第9回カルロ・シルヴァ国際コンクール(2000年、
イタリア、カーザレ・モンフェッラート)1位&グランプリ、クラクフ国際現代
室内楽コンクール(2003年、ポーランド)2位、第1回クフモ国際弦楽四重奏コン
クール審査員特別賞(2004年)、第8回バンフ国際弦楽四重奏コンクール(2004年、
カナダ)第3位といった入賞歴があります。2004年にはBBCのニュー・ジェネレ
ーション・アーティストに選ばれ英国各地で演奏、また同年よりワルシャワで
室内音楽祭を主宰し高く評価されています。




<MELODIYA>
MELCD 1000141 \1780
ラフマニノフ(1873-1943):
交響曲第1番ニ短調 Op.13(*)
ヴォカリーズ Op.34 No.14(V・キン編曲)(+)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団
録音:1966年(*)/1973年(+)

MELCD 1000142 \1780
ラフマニノフ(1873-1943):
交響曲第2番ホ短調 Op.27(*)
幻想曲「岩」Op.7(+)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団
録音:1968年(*)/1973年(+)

MELCD 1000195 \1780
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲第3番ニ長調 Op.29(*)
幻想序曲「ロミオとジュリエット」(+)
録音:1967年(*)/1970年(+)

MELCD 1000250 \1780
ヴァン・クライバーン
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調「熱情」Op.57(*)
リスト(1811-1886):愛の夢 第3番(+)
チャイコフスキー(1840-1893):ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23(#)
ヴァン・クライバーン(ピアノ)
キリル・コンドラシン(指揮(#))
モスクワ・フィルハーモニー交響楽団(#)
録音:1958年4月18日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ(*)/1958年(+/#)
第1回チャイコフスキー国際コンクールにおけるライヴ録音。

MELCD 1000990 \1780
メンデルスゾーン(1809-1847):ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64(*)
ヘンリク・ヴィエニャフスキ(1835-1880):
ヴァイオリン協奏曲第1番嬰ヘ短調 Op.14(+)
ヘイノ・エレル(1887-1970):ヴァイオリン協奏曲ロ短調(#)
ヴィクトル・ピカイゼン(ヴァイオリン)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮(*/+))
モスクワ放送交響楽団(*/+)
ペーテル・リリエ(指揮(#))
エストニア国立交響楽団(#)
録音:1969年(*)/1970年(+)/1985年(#)

MELCD 1001190 \1780
ショパン(1810-1849):序奏と華麗なポロネーズ Op.3(*)
シューマン(1810-1856):幻想小曲集 Op.73(*)
ラフマニノフ(1873-1943):チェロ・ソナタ ト短調 Op.19(+)
ダニール・シャフラン(チェロ)
フェリクス・ゴットリープ(ピアノ)
録音:1978年、ロンドン(*)/1979年、モスクワ(+)

MELCD 1001214 \1780
モーツァルト(1756-1791):
ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216
ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219
オレグ・カガン(ヴァイオリン)
ダヴィド・オイストラフ(指揮)
モスクワ・フィルハーモニー交響楽団
録音:1970年2月25日

MELCD 1001215 \1780
モーツァルト(1756-1791):
ヴァイオリン協奏曲第1番ロ長調 K.207
ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K.218
オレグ・カガン(ヴァイオリン)
ダヴィド・オイストラフ(指揮)
モスクワ・フィルハーモニー交響楽団
録音:1970年3月28日

MELCD 1001258 \1780
アントニーン・クラフト(1749-1820):
チェロ協奏曲ハ長調 Op.4(*)
ベートーヴェン(1770-1827):
交響曲第3番変ホ長調「英雄」Op.55
アレクサンドル・ルーディン(チェロ(*)、指揮)
ムジカ・ヴィーヴァ・アカデミー室内管弦楽団
録音:2006年11月11日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ

MELCD 1001263 \1780
ヴィヴァルディ(1678-1741):
ヴァイオリン協奏曲集「四季」Op.8 Nos.1-4 RV269-315-293-297(*)
2つのフルート、2つのオーボエ、ファゴット、
ヴァイオリンと弦楽のための協奏曲ト短調 Op.41 No.3 RV577(+)
フルート、オーボエ、
ファゴットとチェンバロのための協奏曲ト短調 Op.44 No.3 RV103(#)
チェロ、ファゴット、
弦楽とチェンバロのための協奏曲ホ短調 Op.26 No.7 RV409(**)
ミハイル・ワイマン(ヴァイオリン(*))
レフ・シンデル(指揮(*))
レニングラード国立フィルハーモニー室内管弦楽団(*)
アルベルト・ラツバウム(フルート(+/#))
レオニード・ミロノヴィチ(フルート(+))
エフゲニー・ネパロ(オーボエ(+/#))
ヴィクトル・バイダク(オーボエ(+))
ウラディーミル・ボゴラード(ファゴット(+/#/**))
エフゲニー・スミルノフ(ヴァイオリン(+))
ミハイル・ムンティアン[ムンチャン](チェンバロ(#))
タティアナ・ワシリエワ(チェロ(**))
ルドルフ・バルシャイ(指揮(+/**))
モスクワ室内管弦楽団(+/**)
録音:1972年(*)/1971年(+/#/**)

MELCD 1001269 \1780
アレクセイ・リブニコフ:21世紀の合奏協奏曲
合奏協奏曲「青い鳥」
(ヴァイオリン、チェロ、ピアノと室内管弦楽のための)
合奏協奏曲「北のスフィンクス」
(ヴァイオリン、チェロ、ギター、ピアノと室内管弦楽のための)(*)
エレーナ・レーヴィチ(ヴァイオリン)
ボリス・アンドリアノフ(チェロ)
エカテエリーナ・メチェティナ(ピアノ)
ドミートリー・イラリオノフ(ギター(*))
セルゲイ・ギルシェンコ(指揮)
ロシア国立交響楽団ソロイスツ・アンサンブル

MELCD 1001271 2枚組 \3560
プロコフィエフ(1891-1953):オペラ「賭博者」Op.24
ゲンナジー・トロイツキー(将軍)
ニーナ・ポリヤコーワ(ポリーナ)
ウラディーミル・マーホフ(アレクセイ)
タマーラ・アンティポワ(グランニー)
アンドレイ・ソコロフ(マルキス)
ボリス・ドブリン(アストレイ氏)
アンナ・マテュシナ(ブランシュ)
ウラディーミル・ツァルスキー(ニリスキー公爵) 他
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
モスクワ放送交響楽団&オペラ合唱団
録音:1966年

MELCD 1001302 \1780
チャイコフスキー(1840-1893):
ロココの主題によるチェロと管弦楽のための変奏曲 Op.33(*)
弦楽六重奏曲ニ短調「フィレンツェの思い出」Op.70(+)
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮(*))
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団(*)
ボロディン弦楽四重奏団(+)
ロスティスラフ・ドゥビンスキー、
ヤロスラフ・アレクサンドロフ(ヴァイオリン)
ドミートリー・シェバーリン(ヴィオラ) 
ワレンティン・ベルリンスキー(チェロ)
ゲンリフ・タラリアン(ヴィオラ(+))
録音:1963年(*)/1965年(+)




<VISTA VERA>
VVCD 00144 \1780
BC: 4603141001446ヴィクトル・ポルトラツキー(1949-1985):暇な音楽
ピアノのための12の小品 Op.29
ピアノのための12の小品 Op.30
ヴィクトル・ポルトラツキー(ピアノ)
録音:1980年

VVCD 00146 \1780
オシプ・コズロフスキー(1757-1831):
カンツォーネ、恋愛歌曲、ポロネーズ集
穏やかなそよ風よ(カンツォーナ)/慈悲深き天に稲妻が光るその時(同)
ガスパレ・スポンティーニのオペラ「巫女」の主題によるポロネーズ
アモールよ、私が間違っていた(カンツォーナ)
ニコロ・ピッチニーニの主題によるポロネーズ
樫の木の傍らに座り(トルバドゥールの歌)/ポロネーズ=パストラル
歌による小説「Estella」/ポロネーズ幻想曲/昨夜、私の恋人は座っていた
ああ、どこに隠れたらよいのか
オルファリオン・アンサンブル
ヤーナ・イワニノワ(ソプラノ) オレグ・フディアコフ(フルート)
アンドレイ・スピリドノフ(チェロ) オレグ・ボイコ(ギター)
マリーナ・スルツカヤ、コンスタンティン・コミサロフ(ヴァイオリン)
録音:2006年
オシプ・コスロフススキー(本名ユゼフ・コスロフスキ)はポーランドのワルシ
ャワに生まれ、ロシア軍に従軍した後ロシア帝立劇場音楽監督を務めた作曲家。

VVCD 00148 2枚組 \3560
ウラディーミル・ソフロニツキー Vol.11
シューベルト(1797-1828):ピアノ・ソナタ第10番変ロ長調
シューベルト/リスト編曲:リタニア
リスト(1811-1886):ピアノ・ソナタ ロ短調
シューベルト/リスト編曲:水車屋と小川/宿屋/魔王/春の思い/影法師
モーツァルト(1756-1791):幻想曲ハ短調 K.396(*)
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ第15番ニ長調「田園」Op.28(*)
メンデルスゾーン(1809-1847):厳格な変奏曲ニ短調 Op.54(*)
ウラディーミル・ソフロニツキー(ピアノ)
録音:1960年10月11日、モスクワ音楽院マリー・ホール、ライヴ(*以外)
1952-1953年、スタジオ、バデヤン・アーカイヴより(*)





<INEDITA>
PI 2632 \2080
レスピーギの世界初録音作品
オットリーノ・レスピーギ(1879-1936):
ユモレスク(ヴァイオリンと管弦楽のための;1903)(*) 【世界初録音】
伝説(ヴァイオリンと管弦楽のための;1903)(*)
6つの小品(1926;アドリアーノ編曲) 【世界初録音】
組曲「ロッシニアーナ」(1925)
マルコ・ロリャーノ(ヴァイオリン(*))
ロベルト・ディエム・ティガーニ(指揮)
サッサリ交響楽団
録音:2003年12月9-13日、2004年12月14日、
イタリア、サルデーニャ州サッサリ、ヴェルディ劇場
ベートーヴェンの珍曲を録音・発売し話題を呼んでいるイネディタから、レス
ピーギの秘曲が登場。「ユモレスク」と「伝説」は未出版で、指揮者ロベルト
・ディエム・ティガーニが作曲者の自筆稿ら楽譜を起こして録音に臨みました。
子供のために書かれたピアノ四手連弾用の作品「6つの小品」をオーケストレ
ーションしたのは、レスピーギ研究家で指揮者でもあるアドリアーノ。




<ARSIS>
ARSIS 4215 \2180
パルドゥシュ・ド・ヴィオルのための音楽
アントワーヌ・フォルクレ(1672-1745):ラ・ビュイソン(シャコンヌ)
ウードリーヌ[Heudeline](?-?):組曲ニ短調(1703)
シャルル・ドレ(?-?):
パルドゥシュと通奏低音のための3つのロンド(1737/1754)
ジャン=バティスト・バリエール(1707-1747):
パルドゥシュと通奏低音のためのソナタ第4番ト短調(1739)
N・ロジェ[Roget](?-?):
フルートとパルドゥシュのためのソナタ ハ長調(1739)
ジョゼフ・ボダン・ド・ボワモルティエ(1689-1755):
パルドゥシュと通奏低音のためのソナタ第2番ト短調(1736)
マラン・マレ(1656-1728)/不詳編曲者(18世紀中盤):
王のロンド/ロンド・ダルマス[Rondo Dalmaçe]
ガビネーテ・アルモニコ
ホセ・マヌエル・エルナンデス(パルドゥシュ・ド・ヴィオル)
メルセデス・プリエト・ビリャール(フラウト・トラヴェルソ)
ミゲル・デ・バルコ・ディアス(チェンバロ)
ヘスス・サンチェス(バロックギター)
録音:2007年4月30日、5月1-2日、スペイン、ウエスカ県アレーレ、サンティ
アゴ教会
パルドゥシュ・ド・ヴィオルは18世紀前半にフランスで流行した、ヴィオル族
の中で最も小型で最も高い音域を持つ楽器。当時、女性がヴァイオリンを構え
る姿はエレガントさを欠くとされ、パルドゥシュ・ド・ヴィオルはヴァイオリ
ンに代わる「レディーのヴィオル」として女性に愛好されました。もちろん男
性が演奏することもあり、マレも弾いていたそうです。





<ALEVARE>
WHCM 337 \2500
ミゲル・リョベートへのオマージュ
ミゲル・リョベート(1878-1938):
スケルツォ・ワルツ/ロマンス/返事
10のカタルーニャ民謡
盗賊の歌,哀歌,クリスマスの夜,商人の娘,アメリアの遺言,
ナイチンゲール,相続人リエラ,先生,王の息子,紡ぎ娘
ソルの主題による変奏曲/聖母の御子
5つの前奏曲;
ロジータ・リョレートに,ニ長調,オリジナル,イ長調,ホ長調
レオネーサ
國松竜次(ギター)
録音:2007年4月、バルセロナ、フィオリ・ムジカーリ・スタジオ
第3回「ミゲル・リョベート」バルセロナ国際ギター・コンクール(2006年)の
優勝者である國松竜次が、優勝の副賞として与えられた録音の機会を生かして
発表したデビュー・アルバム。
國松竜次:京都府生まれ。2003年よりバルセロナに留学しルティエール芸術音
楽学校で学ぶ。ギターをフェルナンド・ロドリゲス、カルレス・トレパットに、
作曲をダビッド・パドロスに師事。「ミゲル・リョベート」バルセロナ国際ギ
ター・コンクール優勝。サラウツ国際ギターコンクール特別賞。2007年帰国。
ギター・ソロの他、各種アンサンブルやオーケストラとも共演。作曲も行い、
これまでにいくつかの作品を自作自演により初演。これまでにバルセロナ・ギ
ター・フェスティヴァル、ルスト国際ギターフェスティヴァル、ローザンヌ国
際ギター・フェスティバルなど内外の音楽祭に招かれ演奏。2008年には再びロ
ーザンヌ、また世界で最も規模の大きなアルゼンチン、ブエノスアイレスのギ
ター・フェスティヴァルにも招かれる予定。




<FONORUZ>
CDF 1803 \2300
古い舞曲による新しいグローサ 黄金世紀スペインの名旋律集
パバーナ/グラン・チャコーナ/マリオーナ/ルヘーロとパラデタス
エスパニョレータス/ラスゲオス・ポル・ラ・オ/サラバンダ
グラン・ドゥケとブエルタ/フォリーアス/ハカラス/マリサーパロス
ダンサ・デ・ラス・アチャス/パサカーリェとマリサーパロス
バカス/ビリャーノ
シンコ・シグロス
ミゲル・イダルゴ(バロック・ギター、ディレクター)
アントニオ・トラルバ(リコーダー)
ガブリエル・アレリャーノ(バロック・ヴァイオリン)
ホセ・イグナシオ・フェルナンデス(バロック・バンドゥーリア)
アントニオ・サエス(打楽器)
録音:2006年8月、スペイン、カサーリャ、カルトジオ会教会





<ARLU DISCOS (ARPISTA LUDOVICO)>
AD 026 \2580
[KPD 10.770]
フランス・バロックチェロの巨匠たち その知られざる名曲集
ジャン=バティスト・マス(1700頃-1757):
2つのチェロのためのソナタ第6番(第1巻 から)
ジャン=バティスト・バリエール(1707-1747):ソナタ第4番(第3巻 から)
ミシェル・コレット(1709-1795):ソナタ第5番 Op.20「孤独の快楽」
ルイジ・ボッケリーニ(1743-1805):ソナタ第2番 G.6
[ボーナス・トラック]
イ・スンヨンによる即興:ベルガマスカ
アンサンブル・バッソルム・ヴォクス
イ・スンヨン(チェロ、ディレクター)
イ・セヒ(チェロ)
ジョアキン・アラウ=ペラエス(テオルボ、バロックギター)
車田真美(チェンバロ)
録音:2006年7月、ドイツ、ボンバハ、聖ゼバスティアン教区教会
2004年ドイツで結成された古楽アンサンブル、バッソルム・ヴォクスはバロッ
クチェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバをはじめとする低音楽器、通奏低音楽器(テ
オルボ、バロックギター、チェンバロ)、打楽器という構成。主なレパートリ
ーはあまり知られていない17世紀-18世紀のチェロ・ソナタと、オスティナー
ト・バスにもとづく即興演奏。「バッソルム・ヴォクス(Bassorum vox)」とは
ラテン語で「バスの声」「低音の響き」という意味です。




<LA MA DE GUIDO>
LMG 2073 \2180
ジュアン・マシア(1890-1969):歌曲とヴァイオリン、ピアノのための作品集
トマス・ガルセースの詩による7つの歌
遊戯(*),スト破り(*),物語(*),私の恋人(+),忘却(+),
クリスマスの歌(*),Volies perdre't(+)
序奏(#)/アモローソ(#)/リゴードン(#)/アレグロ・スピリトゥオーソ(**)
冬のノート から(**) El gorg negre,カタルーニャ舞曲,物語
序奏とジーグ(**)/アレグロ(**)/蝶のいる平原(**)
ソナティナ(**)/四月のノート から 練習曲(**)
3つの前奏曲 から(**) とんぼ,古風な前奏曲
カルメ・ブスタマンテ(ソプラノ(*))
マヌエル・ガルシア・モランテ(ピアノ(*))
ホセ・カレーラス(テノール(+))
ダビード・ヒメーネス(ピアノ(+))
ゴンサル・コメーリャス(ヴァイオリン(#))
マリア・カルボネイ(ピアノ(#/**))
録音:1986-1988年、アルベルト・モラレーダ・スタジオ
ジュアン・マシアはバルセロナに生まれたヴァイオリニスト・作曲家。ピアニ
ストのマリア・カルボネイは彼の夫人。

LMG 2076 \2180
ペレ・ラバッサ(1683-1767):
聖金曜日の第2の哀歌(1714-1724頃)
死者のためのミサ[レクィエム](1713頃)
マリアン・ローザ・モンタグート(指揮)
アルモニア・デル・パルナース
録音:2006年4月11-14日、スペイン、バレンシア州リリア、
聖ミゲル王立修道院
ラバッサはバルセロナに生まれ、フランセスク[フランシスコ]・バリュスに
師事した作曲家で、バルセロナ、ビク、バレンシア、セビーリャの大聖堂で合
唱長を務めました。

LMG 2077 \2180
スペインの子守歌
マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):子守歌
エドゥアルド・トルドラ(1895-1962):子守歌
フェデリコ・ガルシア・ロルカ(1898-1936):セビーリャの子守歌
ジュアン・ラモンテ・デ・グリニョン(1872-1949):マリアの歌
ホセ・クビレス(1894-1966):アンダルシアの子守歌
アルメンゴル・クラベリア(19-20世紀):子守歌
シャビエ・モンサルバージェ(1912-2002):黒人の子供のための子守歌
ジュゼプ・マリア・リョレンス(1918-1974):子守歌
ガブリエル・オライソラ(1891-1973):子守歌
ジュアン・ボラース(1868-1973):私の天使!
カルロス・グァスタビーノ(1912-2000;アルゼンチン):私から離れずに
アントニ・ロドリゲス・サバネース(1957-):黒人の王女のための子守歌
アペレス・メストレス(1854-1936):La non-non de la morta
ジュアン・アルティゼン(1891-1971):子守歌
シャビエ・モンサルバージェ:子守歌
ジュアン・バルセイス(1882-1972):子守歌
リュイス・マリア・ソレ(?-1973):子守歌
オルガ・サラ(ソプラノ)
アナ・ガルシア・ウルコーラ(ピアノ)
録音:2006年9月29-30日、スペイン、カペリャーデス、音楽新聞ホール

LMG 2078 \2180
アグスティ・ボルグニョ(1894-1967):
弦楽四重奏曲第1番(1955)
弦楽四重奏曲第2番(1963)
ドラーゴ弦楽四重奏団
ダビード・オルメード、ロジェ・ジク(ヴァイオリン)
バルバラ・オルン(ヴィオラ) ガエターネ・ドゥインスレージェ(チェロ)
録音:2006年10月3-4日、スペイン、サバデイ銀行財団ホール
ボルグニョはスペイン、カタルーニャのサバデイに生まれ、1915年合衆国に移
住して活躍した作曲家。

LMG 2079 \2180
アルベニス以前のアルベニス
イサーク・アルベニス(1860-1919):知られざるピアノ作品集
シャンパン(1888)/秋(1898)
夢(1891);子守歌,スケルツォ,愛の歌
四季/スペイン(思い出)(1987)
シラ・エルナンデス(ピアノ)
録音:2007年3月27-28日、スペイン、カペリャーデス、音楽新聞ホール
アルベニスが「イベリア」で名声を確立する前の、演奏される機会が稀な作品
で構成されたアルバム。シラ・エルナンデスはバルセロナに生まれ、イタリア、
トリノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院に学び16歳でデビュー、さらにアリシ
ア・デ・ラローチャ、マリア・ジョアン・ピレスの指導も受けたピアニスト。

LMG 2080 \2180
ジュアン・セレロルス(1618-1680):ミサ&アンティフォナ集
ジュアン・セレロルス:殉教者のミサ
ジュアン・カバニーリェス(1644-1712):
パンジェ・リングァによるティエント(オルガン独奏)
ジュアン・カバニーリェス:[聖母マリアのための4つのアンティフォナ]
天の元后[Regina coeli]/恵み深き救世主の御母[Alma redemptoris mater]
サルヴェ・レジナ[Salve regina]/めでたし、天の元后[Ave regina
coelorum]
ベルナベ・イリベリーア(1647-1677):
ティエント・デ・ファルサス第7旋法(オルガン独奏)
ジュアン・セレロルス:天使のミサ
ペレ・リュイス・ビオスカ(指揮)
フランセスク・バリュス室内合唱団
ダビード・マレート(オルガン)
録音:2007年6月5-6日、バルセロナ、聖セベール教会

LMG 2081 \2180
サルダーナ歌謡とハバネラ
リュイス・マリア・ミリェート(1906-1990):La sardana de l'abril
エンリク・モレーラ(1685-1942):La sardana de les monges
Les fulles seques/L'Empordà/Les neus que es fonen
マヌエル・サデーラ・ピュチフェレール(1908-2000):Somni
ジュゼプ・サンチョ・マラーコ(1879-1960):L'estany de Banyoles
アグスティ・ボルグニョ(1894-1967):Juntes les mans
ラファエル・フェレール(1911-1988):Res no és mesquí
マヌエル・オルトラ(1922-):La colometa
フェデリク・シレース(1899-1971)/ジュゼプ・グステムス(1960-)編曲:
La gavina
ゴンザロ・カジエリェス編曲:Rosina
シェビエ・モンサルバージェ(1912-2002)、アラン・ラングレ(1927-)編曲:
La reina del placer
マヌエル・オルトラ:Amor mariner
リュイス・ビラ(指揮)
サン・ジョルディ合唱団
録音:2007年6-7月、バルセロナ、聖フェリプ・ネーリ礼拝堂

LMG 4004 \2180
ジョルジェ・ペイシーニョ(1940-1995):
メタ=フォルモゼス、またはバスクラリネット協奏曲
(バスクラリネット、フルート、ピッコロ、クラリネット、
トランペット、ハープ、ギター、ヴィオラとチェロのための;1985)(*)
軽いヴェールが覆う…
(ソプラノ、フルート、ヴィオラ、ハープとマリンバのための;1981)(+)
…沈黙のバラ/時の川(フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロと
ハープのための;1994)(*)
マリアーナへの哀歌(メゾソプラノ、フルート、クラリネット、ピアノ、
ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための;1994)(+)
クリストファー・ボッホマン(指揮(*))
ジョアン・パウロ・サントス(指揮(+))
リスボン現代音楽グループ
録音:2005年12月26-27日、2006年4月10-11日、リスボン国立音楽院、サロン
・ノブレ
ジョルジェ・ペイシーニョはリスボン近郊のモンティージョに生まれたポルト
ガルの作曲家。ピアニスト、指揮者、教育者、著述家でもあり、ポルトガルの
現代音楽の国際的普及に尽力しました。





<ACTE PREALABLE>
AP 0152 \1880
ヤスナ・グラ修道院の音楽 Vol.22
ルドヴィク・マーデル(18-19世紀):
アリア第1番ト短調「In quem tatnto labore」
アリア第2番ト短調「Sexaginta jam anni sunt」
ミサ ト長調
エリク・ブリクネル(1705-1760):
Vos saecilorum judices(使徒の祝日のための讃歌)
ヤン・ルタ(18世紀前半):Jesu dulcis memoria(イエスの御名の讃歌)
フィリプ・ゴトシャルク(?-1809):
Jesu dulcis memoria(イエスの御名の讃歌)
晩課ハ長調/サルヴェ・レジナ変ホ長調/同ト長調
マジェナ・ルバシュカ、マグダレナ・シェフチク(ソプラノ)
ヨアンナ・ドブラコフスカ、シルヴィア・ズウォトコフスカ(アルト)
ピオトル・シェフチク(テノール) ヤツェク・オジムコフスキ(バス)
ヤン・トマシュ・アダムス(指揮)
カペラ・ヤスノグルスカ[カペッラ・クラロモンターナ]
録音:2005年3月、ポーランド、ヤスナ・グラ修道院

AP 0159 \1880
つのヴァイオリンとピアノのための作品集
ハンス・フーバー(1852-1921):ソナタ変ロ長調 Op.135
アルノルト・メンデルスゾーン(1855-1933):三重奏曲イ短調 Op.76
マウリツィ・モシュコフスキ(1854-1925):組曲ト短調 Op.71
アルディート三重奏団
モニカ・ウルバニャク・リシク、アグニェシュカ・マルハ(ヴァイオリン)
ヴォイチェフ・ヤシンスキ(ピアノ)
録音:2006年11月、スイス、ベルン
フーバーはスイスの、モシュコフスキはポーランド系ドイツの作曲家。アルノ
ルト・メンデルスゾーンはポーランドに生まれドイツで活躍した作曲家で、ヒ
ンデミットの師にあたります。

AP 0172 \1880
メンデルスゾーン(1809-1847):ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.49(*)
ラヴェル(1875-1937):ピアノ三重奏曲イ短調(1914)(+)
アトマ三重奏団
スワヴォミル・ドブジャンスキ(ピアノ) 
ブランカ・ベドナルツ(ヴァイオリン)
チュン・チャウ(チェロ)
録音:2007年、ポーランド、
ポズナン・ミェチスワフ・カルウォヴィチ音楽学校コンサートホール(*)
2004年、ポーランド、アントニン、ラジヴィウ伯の狩猟宮(+)

AP 0022 \1880
フランチシェク・レッセル(1780-1838):ピアノ作品全集 Vol.1
ポロネーズ ニ長調/幻想曲ホ短調 Op.13
ソナタ ハ長調 Op.2/変奏曲イ短調 Op.15 No.1
マルチン・ウカシェフスキ(ピアノ)
録音:1999年3月27-30日、ワルシャワ、スタジオS2
2枚組(AP 0022/23:廃盤)からの分売の形で新装再発売されました。

AP 0023 \1880
フランチシェク・レッセル(1780-1838):ピアノ作品全集 Vol.2
ソナタ へ長調 Op.2 No.2/変奏曲イ短調 Op.15 No.2
幻想曲ハ長調 Op.8/ソナタ イ長調 Op.2 No.3
マルチン・ウカシェフスキ(ピアノ)
録音:1999年3月27-30日、ワルシャワ、スタジオS2
2枚組(AP 0022/23:廃盤)からの分売の形で新装再発売されました。





<LUNA>
LUNCD 048-2 \2080
ミロスワフ・ゴンシェニェツ
リスト(1811-1886):
グノーのオペラ「ファウスト」による演奏会用パラフレーズ
エミール・リーブリング(1851-1914)/ミロスワフ・ゴンシェニェツ編曲:
演奏会用ワルツ
ヨハン・シュトラウス II(1825-1899)/ミロスワフ・ゴンシェニェツ編曲:
トリッチ=トラッチ・ポルカ
J・S・バッハ(1685-1750)/グノー(1818-1893)/
ミロスワフ・ゴンシェニェツ編曲:アヴェ・マリア
ミロスワフ・ゴンシェニェツ:練習曲/マズルカ
マリア・シマノフスカ(1789-1831):夜想曲変イ長調
ユゼフ・エルスネル(1769-1854):ポロネーズ ヘ短調
ショパン:ポロネーズ変ロ長調 Op.71 No.2/同イ長調 Op.40 No.1
ミロスワフ・ゴンシェニェツ(ピアノ)
録音:1990年5月、ポーランド放送ヴロツワフ支局大スタジオ

LUNCD 099-2 \2080
ショパンへのオマージュ
フランシスコ・ターレガ(1852-1909):
涙(前奏曲)/マズルカ ハ長調/マリエータ(マズルカ)
マズルカ ト長調/アデリータ(マズルカ)
エイトール・ヴィラ=ロボス(1887-1959):マズルカ=ショーロ
アグスティン・バリオス(1885-1944):
ワルツ Op.8 No.3/同 Op.8 No.4/情熱のマズルカ/最後のトレモロ
アレクサンデル・タンスマン(1897-1986):マズルカ/ショパンへのオマージュ
スタニスワフ・ムロンスキ(1926-2005):マズルカ
ヤン・エドムント・ユルコフスキ(1931-1989):マズルカ
ハイメ・ミルテンバウム・セナモン(1953-):
ロマンティック前奏曲集 から ヴァルサンド
アントニオ・カルロス・ジョビン(1927-1994)/ジーン・バートンシーニ編曲:
How Intensive
マレク・ドウゴシュ(ギター)
録音:2005年7月、ポーランド放送スタジオS2




<CZECH RADIOSERVIS>
CR 0385-2 \1850
2つの世紀のピアノ五重奏曲
シューマン(1810-1856):ピアノ五重奏曲変ホ長調 Op.44(1842)
ボフスラフ・マルチヌー(1890-1959):ピアノ五重奏曲第2番 H.298(1944)
Michiko Otaki(ピアノ)
グラッフェ弦楽四重奏団
録音:2007年7月24-26日、チェコ放送ブルノ支局スタジオ1
約100年を隔てた2作品。グラッフェ弦楽四重奏団はブルノ音楽院およびヤナー
チェク音楽アカデミーの学生たちによって1997年に結成されたチェコのアンサ
ンブル。Michiko Otakiは日本に生まれ合衆国で学び、2007年現在ジョージア
州アトランタのクレイトン州立大学鍵盤研究科長兼教授を務めるピアニスト。

CR 0386-2 \1850
未知なるヴィオラ
ダリウス・ミヨー(1892-1974):ヴィオラ・ソナタ Op.240(1944)
パウル・ヒンデミット(1895-1963):ヴィオラ・ソナタ Op.11 No.4(1919)
アレクサンドル・グスタフ・アドルフォヴィチ・ヴィンクレル(1865-1935):
ヴィオラ・ソナタ Op.10(1902)
パヴェル・ツィプリス(ヴィオラ)
ダニエル・ヴィエスネル(ピアノ)
録音:2006-200年7、プラハ放送スタジオ
ヴィンクレル[ヴィンクラー]はドイツ系移民の家に生まれ、サンクトペテル
ブルク音楽院教授を務めたロシアの作曲家で、ピアノ教師としてプロコフィエ
フを輩出しました。
パヴェル・ツィプリス(1973年生まれ)はブルノ音楽院およびヤナーチェク音楽
アカデミーで学び、1997年から2005年までプラハ放送交響楽団の首席、現在
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の副首席ヴィオラ奏者。アポロン弦楽四重
奏団のメンバーでもあります。

CR 0393-2 \1850
イン・アルモニア ヴァイオリンとピアノのための音楽
フォーレ(1845-1924):夢のあとに
エルガー(1857-1934):気まぐれ女/愛のあいさつ
マスネ(1842-1912):タイスの瞑想曲
アントン・ルビンシテイン(1829-1894):ロマンス
ラフマニノフ(1873-1943):ヴォカリーズ
パガニーニ(1782-1840):ロッシーニの主題による変奏曲
ワレーリー・アルズマノフ(1936-):3つのノスタルジック・ワルツ
ラヴェル(1875-1937):ツィガーヌ/ハバネラ形式の小品
R・シュトラウス(1864-1949)/ヴァーシャ・プシホダ(1900-1960)編曲:
「ばらの騎士」からのワルツ
エーリヒ・ヴィルフガング・コルンゴルト(1897-1957):空騒ぎ
フランチシェク・ノヴォトニー(ヴァイオリン)
セルゲイ・ミルシテイン(ピアノ)
録音:2005年9月18-19日、2007年5月24-25日、チェコ放送ブルノ支局スタジオ1
フランチシェク・ノヴォトニー(1964年生まれ)は1987年から1995年までブルノ
国立フィルハーモニー管弦楽団首席ソロイストを務め、現在プラハ室内管弦楽
団首席ソロイストおよびヤナーチェク音楽アカデミー准教授を務めているチェ
コのヴァイオリン奏者。

CR 0361-2 \1850
われたに生まれたもう
中世・ルネサンス・バロック、チェコのクリスマスの歌
アダム・ヴァーツワフ・ミフナ(1600-1672)、他の作品(全35曲)
ペトル・ネイェドリー(指揮)
カンティオ・アンティカ
録音:2005年11月-2006年10月、プラハ、スタジオ・ベヴォクス
13人の歌手とリコーダー、チェロ、打楽器による演奏です。




<ROSA>
RD 1639 \2250
ヤコプ・ハンドル・ガルス(1550-1591):
MUSICA NOSTER AMOR[われらの愛する音楽が]
ヤコブ・ハンドル[ヤコブス・ガルス](1550-1591):
Musica noster amor / Si vox est, canta / Gaudia principium
Currite parvus lepulus / Ergo mihi uxorem qualem ducam ?
Permultos liceat cuculus
ヤコプ・ハスラー(1569-1622):トッカータ ヘ短調(*)
ヤコプ・ハンドル:
Barbara, Celarent / Dulces exuviae / Tempore felici
ヤコプ・ハスラー:カンツォン ト短調(*)
ヤコプ・ハンドル:
Heroes, pugnate / Odi et amo / Anseris est giga
不詳:「Tabulatura Jana z Lublina」から(*)
Chorea Italica - Chorea Simonis - Chorea 5 - Chorea 6 - Chorea 7
ヤコプ・ハンドル:
Turpe referre pedem / Si vitare velis / Quam gallina suum parit ovum
ハンス・レオ・ハスラー(1564-1612):カンツォン ヘ長調(*)
ヤコプ・ハンドル:
Qui leviter credit / Dulcis amica, veni / Plus laudatori
不詳:「Tabulatura Jana z Lublina」から(*)
Jeszcze Marczynye - Rocal Fuza - Chorea 13
ヤコプ・ハンドル:
Qui cantum corvi / Gallus amat Venerem / O mors / Linguo coax ranis
Musica Musarum germania / Enego campana(ボーナス・トラック)
エドゥアルト・トマシュチーク(指揮)
ソチエタス・インコニトールム
イヴェッタ・フェンドリホヴァー、カテジナ・シュヤノヴァー(ソプラノ)
ダニエラ・トマシュチコヴァー(アルト)
エドゥアルト・トマシュチーク(テノール) マルチン・シュヤン(バス)
ゲスト:ヤン・ミクシェク(テノール) ルカーシュ・クレイチ(ドラム)
バルバラ・マリア・ヴィッリ(リュート・スピネット(*))
録音:2007年7月2-4、9日、ブルノ、旧プレモントレ修道院(現陸軍病院)参事
会の間
ハンドル(ラテン名ガルス)はスロヴェニアに生まれオーストリアとボヘミアで
活躍した作曲家。

<MEMORIES>
MR2042 \1680
マーラー:交響曲第1番「巨人」
ロスバウト指揮
ベルリンフィル
1955年10月ライヴ モノラル
ウルトラドライの名指揮者として著名なハンス・ロスバウト。グラーツ出身で
すが、情緒とか色気とかは皆無の分析的解析的名演で一部に根強いファンがお
ります。当ライヴはフルトヴェングラー没後1年のベルリンフィルに客演して
のマーラー。しかも曲目は「巨人」です。ロスバウトはDGにベルリンフィルと
まとまった古典楽曲の録音もあり重用されていたことが窺われますが、さすが
にマーラーは録音させてもらえなかったのでしょう。通常は伸びやかに謳われ
るべきフレーズも素っ気無くぶったぎり、速いテンポを貫き予想通りの冷血振
りですが、演奏そのものは熱しており、クールな演奏を熱く指揮する鬼才の特
徴が良く現れております。

MR2043/44 2枚組 \3360
ブラームス:交響曲第1番、
リスト:交響詩「前奏曲」
ウィーン響、1952年10月ライヴ
ブラームス:ドイツ・レクイエム
ケルン放送響、ホッター、ギーベル1957年10月ライヴ
チェリビダッケ指揮
巨匠チェリビダッケ若き日のブラームス名演集。ウィーン交響楽団に客演した
第一交響曲は、フルトヴェングラー的な物々しさと活気溢れる指揮振りが清清
しい快演で聴衆の熱狂も凄まじいものがあります。リストの「前奏曲」も今や
大時代な曲として敬遠されがちですが、この風格と神秘的な演奏には魅力が尽
きません。しかしチェリとウィーン響はこれが唯一の共演となり、その後も映
像収録時の揉め事など、音楽の都ウィーンとはあまり良い関係を築けなかった
ことが知られております。ケルン放送客演時のドイツ・レクイエムは名演とし
て知られるもので、晩年の悟り切ったような表情を早くも獲得しております。
とはいえ、熱情的な牽引が随所に見られ、有名なティエーという掛声も聞かれ
ます。ホッターの歌唱はまさに英雄的で、聴く者の背筋を正すような模範的な
ソロです。

ME1091/94 4枚組 \3360
ブラームス:交響曲全集
交響曲第1番 ベルリンフィル
1988年4月ライヴ
交響曲第2番 ロスフィル
1979年12月ライヴ
交響曲第3番、第4番ウィーンフィル
1989年8月ライヴ
ジュリーニ指揮
巨匠カルロ・マリア・ジュリーニが得意としたブラームスの交響曲。選りすぐ
りのライヴ名演を集めた全集が登場です。歌に満ちた巨匠ジュリーニですが、
重厚で壮大なスケールを誇り、こういう処はドイツの巨匠を思わせるところも
あります。第1番は悠揚迫らぬテンポを設定し、フィナーレなど20分を超えて
おります。第2番はワルターとフルトヴェングラーを足して2で割ったような、
カンタービレと爆発的な熱狂があります。第3番、第4番は一晩のコンサートで
すが、詩情豊かな大名演で、特に第4番の強烈なティンパニの打撃など聴いて
いて心と脳に響く絶唱と申せましょう。4枚組で2枚組のスペシャルプライス
が設定されております。




<MUSIC & ARTS>
M&A 1008 2枚組 \3960
モノラル
ワルター・ギーゼキング(P)
モーツァルト:ピアノ協奏曲名演集、
第9番「ジュノム」(1955年9月11日、マルケヴィチ指揮フランス国営放送響)
第21番(1955年3月26日、カンテルリ指揮ニューヨークフィル)
ピアノ・ソナタK.545(1954年11月ハンブルク)
第27番(1948年12月17日、デザルセンス指揮ローザンヌ室内管)
第23番(1949年6月、アンドレーエ指揮トーンハレ管)
ピアノ・ソナタK.576(1944年8月17日)
名手ギーゼキングのモーツァルト協奏曲名演集。速いテンポで突っ走るため
素っ気無い印象もありますが、実に爽やかで軽やかな名人芸です。ギーゼキン
グといえば、モーツァルトという高級ファンも多いことでしょう。

M&A 1013 \1980
モノラル
ワルター・ギーゼキング(P)
ギーゼキングのシューマン
交響的練習曲、森の情景、ロマンス作品28-1,2
(以上、1951年7月9日ザールブリュッケン)、ソナタ第1番(1942年録音)
音色の美しさがEMI録音では伝わらないと、通の間では不満の声がある音色の
魔術師ギーゼキング。さすがにこちらの正規放送録音では真珠を転がすような
美しい音色がはっきりと分ると太鼓判です。

M&A 1014 4枚組 \5940
モノラル
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」全曲、
ジークフリート牧歌(ケルン放送響1953年5月7日ライヴ)
クナッパーツブッシュ指揮
バイロイト祝祭管
オットー・エーデルマン (ザックス)、ハンス・ホップ (ヴァルター)、
リーザ・デラ・カーザ (エヴァ)、
ハインリヒ・プフランツェル (ベックメッサー)、
ゲルハルト・ウンガー (ダーヴィット)、
イラ・マラニウク (マグダレーネ)、
クルト・ベーメ (ポーグナー)
巨匠クナッパーツブッシュ、バイロイト1952年の名歌手。1955年演奏のバイエ
ルン国立歌劇場盤が著名ですが、やはり本拠地でのライヴは一味違います。ハ
ンス・ザックスがエーデルマンというところが第一の魅力でまさに堂々たる物
です。

M&A 1018 4枚組 \5940
モノラル
フルトヴェングラー指揮ルツェルン祝祭管弦楽団
フルトヴェングラー・ルツェルン音楽祭名演集
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番
(P:アドリアン・エシュバッッハー=1947年8月27日ライヴ)
ブラームス:二重協奏曲
(Vn:ウォルフガング・シュナイダーハン、Vc:エンリコ・マイナルディ=1949年
8月24日ライヴ)
ブラームス:交響曲第1番(1947年8月27日ライヴ)
シューマン:交響曲第4番
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」(1953年8月26日ライヴ)
ワーグナー:「ローエングリン」前奏曲(1949年9月15日HMVへの録音)
ベートーヴェン:
交響曲第7番第2楽章リハーサル(1951年8月15日)
ヴァイオリン協奏曲(Vn:イェフディ・メニューイン1947年8月HMVへの録音)
巨匠フルトヴェングラーがルツェルン音楽祭に出演した際の名演が集大成され
ました。特筆されるべきは音質の良さで、今まで出たどのソースよりも優れて
いることが、各誌で確認されております。シューマンの第4交響曲などスタジ
オ録音以外はこれが唯一の音盤です。HMVへのスタジオ録音となった未発表の
「ローエングリン」前奏曲も含まれており、コレクターには必携の商品です。

M&A 1058 4枚組 \5940
モノラル
ワーグナー:楽劇「神々の黄昏」全曲(1942年バイロイト)
エルメンドルフ指揮
バイロイト祝祭管、
セット・スヴァンホルム (ジークフリート)
マルタ・フックス (ブリュンヒルデ)
フリードリヒ・ダールベルク(ハーゲン)、
エグモント・コッホ(グンター)、
エルザ・フィッシャー(グートルーネ)、
ロベルト・ブルク(アルベリヒ)、
カミラ・カラーブ(ワルトラウテ)
戦中のバイロイト音楽祭実況録音の中でも全曲が現存する唯一の演奏。スヴァ
ンホルムの名唱を始め、当時の充実は現在と引けをとりません。ドイツ放送協
会アーカイヴ提供の正規音源で良好な音質です。

M&A 1209 5枚組 \5940
モノラル
フルトヴェングラー指揮
フルトヴェングラーのブルックナー
交響曲第4番「ロマンティック」
(ウィーンフィル1951年10月22日シュトウットガルト)
交響曲第5番(ベルリンフィル1942年10月28日)、
交響曲第6番第1楽章欠落(ベルリンフィル、1943年11月)
交響曲第7番(ベルリンフィル、1951年4月23日)
交響曲第8番(ウィーンフィル、1944年10月17日)
交響曲第9番(ベルリンフィル、1944年10月7日)
復刻の天才、アーロン・Z・スナイダー氏による新マスタリングが登場。しか
も5枚組で3枚価格美麗ボックスというM&A良心の賜物。フルトヴェングラーの
ブルックナーといえば、ドラマを投入した烈しい変化を伴うもので、一部には
批判もあるが、第5番、第6番など崖から突き落とされたような、強烈な音量、
スピードのアップダウンが見事にはまっております。第6、第9番は唯一の録音
であり、ブルックナーマニア、フルトヴェングラーマニアが鶴首していた逸品
の登場です。




<WEST HILL RADIO ARCHIVES>
WHRA 6011 2枚組 \3960
モノラル
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」全曲1957年12月14日ライヴ
ベーム指揮
メトロポリタン歌劇場管、
チェーザレ・シェピ(ドン・ジョバンニ)、 
エリナー・スティーバー(ドンナ・アンナ)、
リーザ=デラ・カーザ(ドンナ・エルヴィラ)、
フェルナンド・コレナ(レポレロ)
元気溌剌のベームがメトに登場した素晴らしい演奏。デモーニッシュな冒頭の
轟音から、わくわくして参ります。錬達のベームは手際よくアンサンブルをま
とめ、緩急自在のドライヴがどの瞬間も心地よく、シエピ・ステーバー、ピア
ース、デラ・カーザなど名歌手を揃え、危なげない快演です。音質最良。

●Tower Records Original VINTAGE GOLLECTION
PROA 161 \1000
R.シュトラウス:アルプス交響曲、交響詩「死と変容」
ベルナルト・ハイティンク指揮、
ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団

PROA 162 2枚組 \1500
ストラヴィンスキー:バレエ音楽集
火の鳥、春の祭典、ペトルーシュカ、プルチネルラ
ベルナルト・ハイティンク、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

PROA 164 \1000
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲
ラヴェル: ツィガーヌ
エディット・パイネマン(Vln)
ペーター・マーク指揮、
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

PROA 165 7枚組 \5500
モーツァルト:ピアノ協奏曲選集
ピアノ協奏曲第1番-第5番、第9番、第11番-第20番、第22番、第23番
ロバート・レヴィン(fp)
クリストファー・ホグウッド指揮、エンシェント室内管弦楽団

PROA 173 \1000
モーツァルト:ピアノ四重奏曲第1番、第2番
ワルター・クリーン(pf)アマデウス四重奏団

PROA 174 \1000
プーランク:ぞうのババール
サティ:ピアノ曲集
ヴェクサイオン、グノシエンヌ、ジムノペディ、逃げださせる歌、
最後から2番目の思想、スポーツと気晴らし
ジャン=マルク・ルイサダ(pf)
ジャンヌ・モロー(語り)

PROA 175 2枚組 \1500
J.S.バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV.232
ゲオルグ・ショルティ指揮、シカゴ交響楽団

PROA 177 2枚組 \1500
ベルリオーズ:ファウストの劫罰
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮、リヨン歌劇場管弦楽団

PROA 179 4枚組 \3000
ダウランド:リュート曲全集(全92曲) 
アントニー・ルーリー、ナイジェル・ノース(lute)

PROA 183 \1000
デル・トレディチ:ファイナル・アリス
ゲオルグ・ショルティ指揮、シカゴ交響楽団



●Tower Records Original HEROTAGE GOLLECTION
NCS 585 2枚組 \1500
武満徹の世界
ピアノと管弦楽のための「弧」第2部-
1.テクスチュアズ 2.リフレクション 3.コーダ、
弦楽のためのレクイエム、地平線のドーリア、環礁、
8つの弦楽器のための「ソン・カリグラフィー」第1番、第3番、
エクリプス、怪談、樹の曲、2つのフルートのためのマスク
若杉弘指揮、読売日本交響楽団 横山勝也(尺八)、鶴田錦史(琵琶) 
渡辺暁雄指揮、日本フィルハーモニー交響楽団 小出信也、野口竜(Flu)、
一柳彗、矢代秋雄(pf)、他

NCS 587 2枚組 \1500
三善晃の世界
ピアノ協奏曲、ソプラノとオーケストラのための「決闘」、
ヴァイオリン協奏曲、弦楽四重奏曲第2番、変容抒情短詩、祝典序曲、
ヴァイオリンソナタ、フルートとチェロとピアノのためのソナタ、交響三章
若杉弘指揮、読売日本交響楽団 本荘玲子(pf)江藤俊哉(Vln) 
巌本真理弦楽四重奏団 渡辺暁雄指揮、日本フィルハーモニー交響楽団、他

NCS 589 2枚組 \1500
松村禎三の世界
「EXPO‘70」-1.飛天 2.祖霊祈祷 3.詩曲、交響曲、管弦楽のための前奏曲、
弦楽四重奏とピアノのための音楽、アプサラスの庭、
ギリシャに寄せる2つの子守歌、
阿知女-ソプラノ、打楽器と11人の奏者のための
若杉弘指揮、読売日本交響楽団 石丸寛指揮、東京交響楽団 
東京混声合唱団、青木静雄(尺八)野坂恵子(琴)坪田昭二(pf) 
巌本真理弦楽四重奏団 小泉浩(Fl)小林健次(Vn)遠藤郁子(pf)、他

NCS 591 2枚組 \1500
豊田耕兒の芸術
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲

NCS 593 2枚組 \1500
山田一雄の芸術
マーラー:交響曲第2番「復活」
広瀬量平:管弦楽のための迦陵頻伽
中沢桂(Sop)志村年子(Alt)
山田一雄指揮、京都市交響楽団、京都市立芸術大学音楽学部合唱団



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