<クラシック・輸入盤新譜情報 08−01
 
コメントはメーカー案内書より抜粋です

★ダイレクト・トランスファー CD-R 2007年12月新譜 5点発売★
これまで、室内楽・協奏曲など独奏楽器の魅力ある復刻に力を注いできた当店
の企画ですが、今月は当初から要望を頂いていた交響曲を3点発売いたします。
当店の企画は、新 忠篤氏が行なっていた「SPレコード生演奏」の生々しい音の
体験を自宅で再現できないかというのがテーマとしてあり、どちらかと言うと
演奏者・特に独奏者の息遣いや演奏の空気感の再現に優れているとの評価を
頂いていまいりましたが、今回の交響曲の復刻も基本的にはこれまでと同様の
音の傾向で行ないました。若い時期のセルの後年と変わらないきっちりとオー
ケストラまとめる手腕と同時に、従来のイメージ以上にしなやかで歌心も聴き
取れる復刻になっていると思います。またこれまでの一般的なSP復刻盤のよう
に中低域の量感を持たせていないため、盤のキズによるノイズや針を通す事に
よる溝の傷みから生じる歪も、かなり目立って聞こえる場合がありますが、
この企画は音の鮮度を最優先とするポリシーから、ノイズを聞こえづらくし
たり取り除いたりと言った処理は、これまで同様一切行っておりません。

●発売予定:2007年12月下旬 価格:各1枚 \1500(税込)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。
一般店の店頭では入手出来ないのかというお問い合わせを頂きますが、今のと
ころそのような予定はございません。当店の通販か、当店の事務所に直接お越
しいただく販売となります。

78CDR-1102
ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調作品55「英雄」
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
独 ELECTROLA BD7666/71
(1943年3月31-4月1日ベルリン、ベートーヴェンザール録音)
ハンス・クナッパーツブッシュ(1888-1965)による唯一正規録音の「英雄」。
第2次世界大戦の真っ只中、ヒトラーの統制下のベルリンで行われた録音。
クナッパーツブッシュはベルリン・フィルと1942年からエレクトローラ(EMI)
に録音を始めた。そしてこの「英雄」れがベルリン・フィルの戦前最後の商業
録音になった。このレコードは戦中のためプレス枚数が極めて少なく、現在
SP盤を見ることは滅多にない。この時期のベルリン・フィルはフルトヴェン
グラーやヨッフムが指揮して帝国放送局(RRG)に録音を行っていた。それらは
LP時代になってウラニアやメロディア、VOX等から発売された。

78CDR-1103
チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調作品74「悲愴」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
独 ELECTROLA BD4609/14
(1938年10月25-27日ベルリン、ベートーヴェンザール録音)
大指揮者ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(1886-1954)がEMIに録音した正規
録音。正規録音とは指揮者自身がレコードとして承認したもので、放送録音な
ど指揮者が生前レコードになることを許可しなかった演奏とは違うものをさす。
今回の復刻はオーケストラの細部を克明に彫りだすことに努めたことで、演奏
の感動がまた新たになるだろう。

78CDR-1104
ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調作品95「新世界より」
ジョージ・セル指揮
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
米RCA VICTOR 12259/63 (Set: AM469)
(英 HIS MASTER'S VOICE C2949/53と同一録音)
(1937年10月30日ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ録音)
指揮者のジョージ・セル(1897-1970)はハンガリー生まれ。ウィーンとライプ
ツィヒ学んだ。10歳の時にピアニストとしてウィーン交響楽団の演奏会でデ
ビュー、17歳でベルリン・フィルを指揮した。リヒャルト・シュトラウス
(1864-1949)のアシスタントを務めたこともある。1930年から36年にはチェコ
・フィルの音楽監督、1942年から46年にはニューヨークのメトロポリタン歌劇
場の指揮者だった。1946年にアメリカ市民となり、46年から70年までクリーヴ
ランド管弦楽団の音楽監督の地位にあった。この録音はカザルスをソリストに
迎えたドヴォルザーク:チェロ協奏曲(78CDR-1060) の半年後、チェコ・フィル
がヨーロッパツアーした際にアビー・ロードで録音された。

78CDR-1105
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品77
フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)
レオ・ブレッヒ指揮
ベルリン国立歌劇場管弦楽団
独 ELECTROLA BD1120/24
(1927年11月21,23,25日ベルリン、ジングアカデミー録音)
フリッツ・クライスラー(1875-1962)は電気録音最初期の1926/7年にベートー
ヴェン、メンデルスゾーン、ブラームスのヴァイオリン協奏曲を指揮者レオ・
ブレッヒとベルリンでHIS MASTER'S VOICEに録音した。このブラームスがベー
トーヴェン、メンデルスゾーンより1年遅かったため前2作品より優れた音質の
録音になっている。クライスラーは1936年に3大協奏曲をロンドンで再録音し
た。これらはすべて78CDR シリーズで復刻されている。50歳代初頭のクライス
ラーと60歳代の入ってからの演奏を聴きくらべるのも面白い。

78CDR-1106
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調作品110
エトヴィン・フィッシャー (ピアノ)
独 ELECTROLA DB3707/8
(1938年ロンドン、アビー・ロード第3スタジオ録音)
エトヴィン・フィッシャー(1886-1960)はスイスのピアニスト。バーゼル音楽
院で学んだ後、ベルリンに出てリスト (1811-86)の高弟マルティン・クラウ
ゼ(1853-1918)に師事した。1930年ベルリン高等音楽院の教授になり、一方演
奏家としても活躍した。1942年スイスに戻り、ソロ活動に加えヴァイオリンの
クーレンカンプ(1898-11948) 、後にヴォルフガング・シュナイダーハン
(1915-90)、チェロのマイナルディ(1897-1976)とフィッシャー・トリオを結成
した。フィッシャーのベートーヴェンの演奏は同時代に活躍したバックハウス
(1884-1969)やシュナーベル(1882-1951)には無い "心の内に燃えさかる感情の
炎" が見える。

<Deutsche Grammophon>
734422(DVD-Video) \3350
ベスト・オブ・ニューイヤー・コンサート
ヨハン・シュトラウス2世
1.「こうもり」序曲:カルロス・クライバー(1989)
2.春の声:マリス・ヤンソンス(2006)
3.エリーゼ・ポルカ:小澤征爾(2002)
4.ウィーンの森の物語:ロリン・マゼール(2005)
ヨーゼフ・シュトラウス
5.ポルカ「とんぼ」:カルロス・クライバー(1989)
ヨハン・シュトラウス2世
6.レモンの花咲くところ:ズービン・メータ(2007)
ヨーゼフ・ヘルメスベルガー
7.ウィーン風ポルカ:ロリン・マゼール(2005)
ヨハン・シュトラウス2世
8.トリッチ・トラッチ・ポルカ:カルロス・クライバー(1989)
9.皇帝円舞曲:ウィリー・ボスコフスキー・・・指揮&ヴァイオリン(1975)
10. 加速度円舞曲:リッカルド・ムーティ(2004)
11. 「こうもり」より“親しい仲”:マリス・ヤンソンス(2006)
ヨハン・シュトラウス2世&ヨーゼフ・シュトラウス
12.ピチカート・ポルカ:カルロス・クライバー(1989)
ヨハン・シュトラウス2世
13.千一夜物語:ロリン・マゼール(2005)
14.ポルカ「 雷鳴と電光」:カルロス・クライバー (1992)
15.ウィーン気質:ズービン・メータ (1990)
16.美しく青きドナウ:ロリン・マゼール (2005)
ヨハン・シュトラウス1世
17.ラデツキー行進曲:カルロス・クライバー (1989)
心はすでに2008年のニューイヤー・コンサートへ飛んでいる人も多いこの頃
ですが、ここでもう一度、過去の名演をご覧下さい。幾多の指揮者による夢
の饗宴、ヤンソンス、メータ、マゼール、そしてクライバー。彼らのエレガ
ントな姿と美しいワルツに酔える格好の名盤です。

734416(DVD-Video) \3350
アラゴン:スノー・ホワイト
タマラ・ロホ・・白雪姫
イナキ・ウルレザーガ・・・王子
振り付け・・・リカルド・クエ
ビルバオ交響楽団 指揮:エミリオ・アラゴン
収録:2005年11月、ビブラオ、アリアーガ劇場
2006年、東京で開催された「第11回世界バレエフェスティバル」にも来日し、
すばらしい踊りを披露したロホとウルレザーガによる、バレエ「スノー・ホワ
イト」の世界初の映像です。白雪姫をモチーフとしたこのバレエ、作曲したの
は「バッハTOキューバ」で一躍話題の人となったエミリオ・アラゴン。ここで
も彼らしく、名作童話にほどよいラテンの味付けをした心地よい音楽を聴かせ
ます。白雪姫役は、コヴェントガーデンのプリマ、タマラ・ロホ。彼女の驚異
的な踊りは見る人全てを魅了します。
ボーナス:エミリオ・アラゴンとタマラ・ロホへのインタビュー

4776417 \1850
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第5番変ホ長調作品73《皇帝》
ミハイル・プレトニョフ(Pf)
ロシア・ナショナル管弦楽団 指揮:クリスティアン・ガンシュ
録音:2006年9月3日、ベートーヴェンハレ、ボン(ライヴ)
ミハイル・プレトニョフによるベートーヴェン:交響曲&ピアノ協奏曲全集プ
ロジェクトの完結編。2006年にボンで開かれたベートーヴェン・フェストで、
僅か2日で全5曲が演奏・ライヴ録音されたものです。並行してリリースされた
交響曲全集は、その斬新な解釈が賛否両論を生みましたが、ピアノ協奏曲は、
評論家から愛好家まで広く絶賛されています。今回の《皇帝》もこれまでの4
曲と同様、プレトニョフらしい透徹したピアニズムと個性的な読譜の冴えが格
別。この《皇帝》はもちろん、全5曲を揃えたい高い質を誇る全集となりまし
た。プレトニョフは今後は指揮活動に専念するというので、彼のピアノ演奏を
聴けるドキュメンタリーになってしまったという意味でも貴重な一枚です。

4776618 \1850
「アモール・プロファーノ(世俗の愛)/ヴィヴァルディの知られざるアリア集」
ヴィヴァルディ:
歌劇《オリュンピアス》、《狂乱のオルランド》
《ティトゥス・マンリウス》、《セミラーミデ》
《愛と憎しみに打ちかつ徳、またはティグラヌス》
《ウティカのカトー》、《グリセルダ》、《試練のなかの真実》
《ジュスティーノ》からのアリア全16トラック収録
ジモーネ・ケルメス(S)
ヴェネツィア・バロック管弦楽団 指揮:アンドレア・マルコン
録音:2006年11月 トブラッハ
ケルメス、マルコン/ヴェネツィア・バロック管弦楽団は、2004年に『神聖な
愛(amor sacro)』と題した独唱モテット集アルバムを録音し、今年07年にリリ
ース。このアルバムは高く評価され、2007年のドイツ・シャルプラッテン賞を
受けました。今回の『世俗の愛』アルバムは、その前作と対をなすもので、前
作が宗教的モテットだったのに対し、『世俗』編ではヴィヴァルディの最もド
ラマティックながらあまり知られていないアリアを集めたもので構成しており、
したがって、世界初録音も多数含まれています。
ケルメスは、ライプツィヒ生まれで、現在上り調子のソプラノ。ドイツ出身ら
しくモーツァルトなども得意としますが、もう一方でヴィヴァルディやヘンデ
ルなどのバロック作品のスペシャリストでもあります。ヴィヴァルディでは
ジャルスキらと共演した《グリゼルダ》全曲も録音している他、アルヒーフ・
レーベルからリリースされているセレナータ(祝祭的オペラ)『救われたアンド
ロメダ』でタイトル・ロールを歌っていました(これもマルコン・チームでの
演奏)。きわめて高度な技巧を要するソプラノはもちろん、マルコン指揮ヴァ
ネツィア・バロック管弦楽団の生気溢れる演奏も魅力たっぷり。是非前作と
併せてお楽しみください。

4777235 \1850
ラフマニノフ:
〈悲歌〉変ホ短調作品3-1
〈メロディ〉ホ短調作品3-3
〈夕暮れ〉作品21-3
〈前奏曲〉変ト長調作品23-10
〈あなたは皆に愛される〉作品14-6
〈何という苦しさ〉作品21-12
チェロ・ソナタ ト短調 作品19
〈東洋風舞曲〉作品2-2
〈夜の静けさに〉作品4-3
〈夜は悲しい〉作品26-12
ミッシャ・マイスキー(Vc)、セルジオ・ティエンポ(Pf)
録音:2006年6月 スイス
今秋の来日でも変わらぬ人気と話題を集めたマイスキー。当アルバムは、ブラ
ームスや『ロシアン・ロマンス』、『フレンチ・ソングズ』などに連なる「無
言歌」シリーズのひとつで、通算5枚目に当たるものです。演奏に際し、歌曲
の編曲はマイスキー自身が手掛けており、したがって膨大なレパートリーを誇
るDGでも殆ど初の音源となっている。今回タッグを組んでいるのはベネズエラ
出身でアルゲリッチ門下のピアニスト、セルジオ・ティエンポ。幼少時から演
奏活動を始めているのでそのキャリアは長く、来日も何度か重ねています。マ
イスキーとは2002年のメンデルスゾーン・アルバムをリリースしているように、
共演回数も多い。今回のアルバムは、アルゲリッチがルガーノで主催している
アルゲリッチ音楽祭ライヴで収録されたもの(2005、2006年)。なお、チェロ・
ソナタのみEMIからリリースされているルガーノ・ライヴと同一音源となりま
す。ブックレットには、マイスキーのコメントを引用したタリー・ポッターの
解説も収められています。

4777345 \1850
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ:
フーガの技法(クリスティアン・ヴォルフ編)
ピエール=ロラン・エマール(Pf)
録音:2007年9月、モーツァルトザール、コンツェルトハウス、ウィーン
ピエール=ロラン・エマールは今年2007年に50歳を迎えました。それを祝って、
今年のルツェルン音楽祭では彼をスター演奏家(artiste etoile)として招き、
数多くの演奏会を開いていました(開催中の9月9日には誕生日も迎えました)。
これを機にかは不明ながら、エマールがいよいよDGデビューを果たします。デ
ビュー・アルバムとなる本作では、彼にとって初のバッハ、かつ初のバロック
作品の録音となる《フーガの技法》が採り上げられました。同時代音楽の代表
的演奏家であるエマールが、対照的なバロックを演奏するというのは興味深い
ですが、《フーガの技法》という複雑で一筋縄ではない作品を選ぶところがい
かにもこのピアニストらしいところ。
この作品には、バッハの亡くなった直後の1751年と翌1752年に出された2種の
出版譜があり、それらにはこれまでにさまざまに研究が重ねられています。そ
の中で、エマールは今回の録音に際し、新バッハ全集の楽譜ではなく、バッハ
・アルヒーフ・ライプツィヒ本部事務局所長を務めるクリストフ・ヴォルフが
1987年に編集した両版の内から、52年版=後期稿を用いて演奏している点も注
目。エマールは来年2008年の7月に来日が予定されているので、その際に、
《フーガの技法》が聴けるかも-今から、このアルバムで聴き込んでおけば、
コンサートもより深く楽しめること請け合い!

4777361 2枚組 \3650
ハイドン:オラトリオ《天地創造》全曲
サンドリーヌ・ピオー(S)
ミア・パーション(S)
ルース・マシー(A)
ピーター・ハーヴェイ(Br)
マーク・パドモア(T)
ニール・デイヴィス(B)
チータム室内合唱団
ゲイブリエル・コンソート&プレイヤーズ 指揮:ポール・マクリーシュ
録音:2006年10月 ワトフォード UK
バッハ《マタイ受難曲》やヘンデルのオラトリオ《サウル》、モンテヴェル
ディ《聖母マリアの夕べの祈り》など、傑作声楽作品のリリースが続くポール
・マクリーシュ。今回の新譜は、《四季》と並び、ハイドンの傑作オラトリオ
として高い人気を誇る《天地創造》です。台本は旧約聖書やミルトンの《失楽
園》をもとに編まれてもので、元々は英語ですが、ハイドンの依頼でヴァン・
スヴィーテン男爵による独訳を用いて作曲されています。但し、初版にはドイ
ツ語と英語の両言語による歌詞が印刷されていたように、どちらでも歌唱可能
とされています。マクリーシュはこの英語ヴァージョンをもとに、「ハイドン
がもっと英語に親しんでいたらこうしたであろう」という創造力を働かせ、大
きく改編し、レチタティーヴォも書き直しています。したがって当然このリラ
イト・ヴァージョンとしては世界初録音。また、DGレーベルとしてもオーセン
ティックな英語版《天地創造》はこれが初のカタログ登場となります。ソリス
ト陣の豪華さも素晴らしく、サンドリーヌ・ピオーやミア・ペアション、また
ラ・フォル・ジュルネでもお馴染みのピーター・ハーヴィーなど魅力溢れる布
陣が結集しています。

4777387 2枚組 \3650
ヤナーチェク:
歌劇《ブロウチェク氏の月への旅》
歌劇《ブロウチェク氏の15世紀への旅》
ヤン・ヴァーチク(T)ペテル・ストラカ(T)
マリア・ハーン(S)ロマン・ヤナール(Br)
レンカ・シュミードヴァー(Ms)ズデニェク・プレフ(B)
マルティナ・バウエロヴァー(S)アレス・ブリスツェン(T)
ヴァーツラフ・シベラ(Br)イヴァン・クスニェル(Br)
BBCシンガーズ
BBC交響楽団 指揮:イジー・ビエロフラーヴェク
収録:2007年2月、ロンドン(ライヴ)
年次第に評価が上がりつつあるヤナーチェク。来年2008年はこの作曲家の没後
80年に当たり、それを記念して彼のマイナーなオペラがリリースされます。歌
劇《ブロウチェクの旅》は、ヤナーチェクが、スヴァトプルク・チェフの小説
に基づき作曲したコミック・オペラ。酔ったブロウチェク氏が月に飛ばされ、
そこに住む芸術至上主義者たちとドタバタを繰り広げる《月への旅》と、再び
酔っぱらったブロウチェク氏が、今度は15世紀のチェコでフス戦争に巻き込ま
れる《15世紀への旅》という、きわめて想像力に富んだユニークな2つの連作
歌劇で、彼の5つめのオペラに当たります。後半の《15世紀》は1年で書かれた
ものの、前半の《月》はおよそ10年の歳月をかけて作曲され、ともに1917年に
完成、1920年に初演されました。台本には8(もしくは9)人もの作家が参加した
ということです。今回このオペラを演奏しているのは、ビエロフラーヴェク指
揮BBC交響楽団。ビエロフラーヴェクは1995年から2000年まで同響の首席客演
指揮者を務め、2006年からは同響の首席指揮者に就任しているので、当ディス
クはまさに蜜月の中での録音といえるでしょう。歌手陣は、実力あるチェコの
メンバーを集め、原語の味わいの点でも完璧を期しています。なお、当録音は
今年2007年2月25日にバービカン・センターでコンサート形式で行われた上演の
ライヴ録音です。演出はケネス・リチャードソン。今回の2つの《旅》のリリ
ースは、ヤナーチェクへの理解を一層深めてくれる好企画として広くお薦めす
るものです。

4777175 \1850
ラヴェル:
《ダフニスとクロエ》第2組曲
スペイン狂詩曲
ストラヴィンスキー:
交響詩《ナイチンゲールの歌》
《火の鳥》組曲
ニューヨーク・フィルハーモニック 指揮:ロリン・マゼール
録音:2007年4月 ニューヨーク
2004年、続いて昨年2006年に日本ツアーを行ったマゼール/ニューヨーク・
フィル。ライヴに接した方は彼らの高い機能と輝かしいサウンドを目の当たり
にされたことでしょう。2002年から同フィルの音楽監督(2009年にアラン・ギル
バートに交替)を務めるマゼールは、1942年にこのオーケストラにデビューして
いるので既に60年以上の付き合いとなります。マゼールは持ち前のクレヴァー
な頭脳ゆえか、録音を聴く愛好者たちからは演奏が明晰であるがドライ、ある
いは人工的と言われることがありますが、同時に生演奏に接したことがある人
たちからは、ライヴでの彼の燃焼度は格別と絶賛されています。コンサートを
ライヴ収録したこの「DG CONCERTS」シリーズは、そのよいとこ取りとも言え
るシリーズと言えるでしょう。70歳を過ぎても変わらぬエネルギッシュなマゼ
ールと、歴史あるニューヨーク・フィルとによる熱気と完成度が一体となった
演奏をお聴きいただけるはずです。収録作品は、繊細な音色表現と幅広いダイ
ナミクスの双方を不可欠とするラヴェルとストラヴィンスキーの4作品。指揮者
とオーケストラの実力が如実にわかる作品ばかり、とはいえ百戦錬磨の彼らな
ので、演奏の精度に不安などあろうはずがありません。

4777341 2枚組 \1850
「カラヤン・ゴールド」
CD 1
ビゼー:歌劇《カルメン》前奏曲
モーツァルト:
 アイネ・クライネ・ナハトムジーク-第1楽章:アレグロ
ベートーヴェン:
 ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61-第3楽章:ロンド
 アンネ=ゾフィ・ムター(ヴァイオリン)
チャイコフスキー:弦楽セレナード作品48-第2楽章:ワルツ
マスカーニ:歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》-間奏曲
J. シュトラウス II:ワルツ《美しく青きドナウ》作品314
J. シュトラウス:ラデツキー行進曲作品214
ヴィヴァルディ:協奏曲集《四季》-〈春〉第1楽章:アレグロ
バッハ:管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068-エア
グリーグ:《ペール・ギュント》組曲第1番作品46-朝
ラヴェル:ボレロ
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
CD 2
ホルスト:組曲《惑星》-第1曲〈火星〉
ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調作品67-第1楽章:アレグロ・コン・ブリオ
ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調作品95《新世界より》-第2楽章:ラルゴ
パッヘルベル:カノンとジーグ
ロッシーニ:歌劇《泥棒かささぎ》-序曲
マスネ:歌劇《タイース》-瞑想曲
チャイコフスキー:バレエ音楽《くるみ割り人形》-花のワルツ
ズッペ:オペレッタ《軽騎兵》-序曲
オッフェンバック:歌劇《ホフマン物語》-舟歌[ロザンタール編]
スメタナ:交響詩《わが祖国》-ヴルタヴァ(モルダウ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(ドヴォルザーク、スメタナ)
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
20世紀指揮界の巨人、ヘルベルト・フォン・カラヤンが来年2008年に生誕100年
を迎えることを記念し、彼が遺した数々の名演から、そのさわりを集めショウ
・ケースとしてコンパイルしたベスト・アルバムです。彼の幅広いレパートリ
ーから、パッヘルベルやヴィヴァルディからラヴェル、ホルストにいたる名曲
中の名曲を集めています。演奏には、カラヤンが最も信頼を寄せた2つのオーケ
ストラであるベルリン・フィルとウィーン・フィルによる最高レヴェルのもの
を揃え、さらに彼が見出したヴァイオリニスト、アンネ=ゾフィ・ムターの
ヴァイオリン演奏も収録。艶やかさとシンフォニックさが同居したカラヤンの
サウンド美学を味わうに最適なチョイスで、どなたにも薦められるセットとな
っています。

4777541 \1850
エリエッテ・フォン・カラヤン:
「彼に寄り添った私の人生(仮訳)」
<収録曲未定>
ELIETTE VON KARAJAN
カラヤンの未亡人エリエッテ夫人はフランス出身。したがって、本来はエリエ
(ッ)トで、エリエッテはドイツ語読み。ディオールのトップ・モデルで、1958
年に結婚したカラヤンの3番目にして最後の妻。現在は、2005年に設立されたザ
ルツブルクのエリエット&ヘルベルト・フォン・カラヤン研究所をはじめ、文
化活動を行っています。かつてカラヤンの80歳を祝うシリーズに彼女の水彩画
が用いられていたことを覚えておいでの方もいらっしゃるでしょう。このアル
バムは、エリエッテ夫人が、亡き夫カラヤンの生誕100年に合わせて出版する自
伝『Mein Leben an seiner Seite』との連動企画です。2008年1(または2)月に
ドイツで出版が予定されているこの自伝は、3月末にフランス、英国、日本でも
翻訳されることになっています。アルバムでは、エリエッテ夫人自らがチョイ
スしたお気に入りの演奏が収録されてる予定なので、著作と併せてお楽しみく
ださい。2枚組で、一方は交響的作品、もう一方は声楽作品で構成。ブックレッ
トの記事もエリエッテ夫人の筆によるものです。

734386(DVD-Video) 2枚組 \6450
ブラームス:交響曲全集
DVD 1
第1番ハ短調作品68
第2番ニ長調作品73
DVD 2
第3番ヘ長調作品90
第4番ホ短調作品98
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
監督&芸術監督:ヘルベルト・フォン・カラヤン
収録:1973年1、2、5月、フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)
20世紀を代表する指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤン。来年2008年は彼の生
誕100年というメモリアル・イヤーとなるため、ザルツブルクやルツェルンなど
各地で記念の催しが企画されています。カラヤンの艶やかに磨き込まれ、厚み
もあるオーケストラ・サウンドはピリオド・アプローチが市民権を得た現在や、
さまざまに進化してゆくであろう将来にわたってもひとつの究極の美意識とし
て長く評価され続けるものでしょう。このブラームス演奏もその典型的なひと
つ。複数のディスクや映像を遺していますが、今回のDVDはカラヤンが手兵ベル
リン・フィルを指揮した1973年のライヴ。カラヤンはDGに3つのブラームス交響
曲全集の録音を遺しましたが、これはその第1回目と第2回目の間に位置するも
ので、LDでも出ていたものです。カラヤンの指揮を見るだけでなく、ベルリン
・フィルのボウイングや奏法を知るにも映像はうってつけ。ベルリン・フィル
の往年の名プレイヤーたちの姿を見るだけでも価値あるものです。

734389(DVD-Video) \3350
レオンカヴァッロ:歌劇《道化師》
マスカーニ:歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》
●《道化師》
ジョン・ヴィッカーズ(カニオ)
ライナ・カバイヴァンスカ(ネッダ)
ピーター・グロソップ(トニオ)
セルジオ・ロレンツィ(ペペ)
ロランド・パネライ(シルヴィオ)
カルロ・リッチャルディ(若い農夫)
カルロ・モレシ(農夫)
演出:パウル・ハーガー
●《カヴァレリア・ルスティカーナ》
フィオレンツァ・コッソット(サントゥッツァ)
ジョアンフランコ・チェッケレ(トゥリッドゥ)
アドリアーナ・マルティノ(ローラ)
ジャンジャコモ・グエルフィ(アルフィオ)
アンナ・ディ・スタジオ(ルチア)
演出:ジョルジオ・ストレーレル
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団 指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
映像監督:ヘルベルト・フォン・カラヤン
撮影:1968年5、6月、パラッツォ・ジャッキーオ、ミラノ
録音:1968年5、6月、スカラ座、ミラノ
カラヤンは、スカラ座と組んで《道化師》と《カヴァレリア・ルスティカーナ》
を65年と68年に録音しています。このDVDは、その内68年に撮影・録音されたも
ので、日本ではデッカ・レーベルからLDで出されていたもの。カラヤンは1938年
からスカラ座と演奏活動を始めているので、この当時はそれから30年後のカラヤ
ン60歳でのコラボレーションとなります。音楽のドラマトゥルギーを知り尽くし
たカラヤンと、イタリア・オペラの演奏では右に出るもののないスカラ座という
理想的な組み合わせによるこの2作。ヴェリズモ・オペラのスタートとなったこ
れら2作の持つ、ダイナミックなドラマと、美しいメロディやハーモニーが余す
ところなく描き尽くされます。なお、《カヴァレリア》にはシチリアの風景も
盛り込まれているので、そちらもお楽しみください。さらには《道化師》で劇中
劇の中に観客としてカラヤンがいるので探してみるのも一興
《カヴァレリア》の演出はヴィスコンティ亡き後、当時期待を一身に受けたスト
レーレルが務めています。ルチアーノ・ダミアーニの衣裳にもご注目を。

734415(DVD-Video) \3350
クレーメル/ヴィヴァルディ:四季
ヴィヴァルディ:協奏曲集《四季》
ギドン・クレーメル(Vn) フィリップ・レッジャー(Cemb)
イギリス室内管弦楽団
監督:クリストファー・ヌーペン
収録:1981年4月、ポリング
ヴィヴァルディの《四季》と言えば、世界で最も知られている作品のひとつ。
当DVDは、ヴァイオリン界の奇才にして、今や世界の音楽界をリードするキー・
パーソンでもあるギドン・クレーメルが、1981年にこの曲をミュンヒェン近郊
のポリングにある修道院で録音した音源をもとに構成した映像作品。クレーメ
ルはソロだけでなく、オーケストラをリードする指揮者の役割も兼ねているの
で、自らの音楽的イメージを存分に表現しています。クレーメルはアッバード
/ロンドン交響楽団やクレメラータ・バルティカとも同曲を録音しているので、
聴き比べるのも面白いでしょう。監督はクリストファー・ヌーペン。『ウィ・
ウォント・ザ・ライト』をはじめ、デュ・プレやミルシテインなど音楽を扱っ
たドキュメンタリーの数々で著名な監督です。

4777106 3枚組 \5450
ヘンデル:歌劇《エジプト王トロメーオ》HWV 25《全曲》
アン・ハレンベリ(Ms:トロメーオ)スウェーデン
カリーナ・ゴーヴァン(S)カナダ
アンナ・ボニタティブス(S)
ロミーナ・バッソ(A)
ピエトロ・スパニョーリ(B)
イル・コンプレッソ・バロッコ 指揮:アラン・カーティス
収録:
2006年9月、サンタ・マリア・デッラ・ローサ教会、トゥスカニア(ヴィテルボ
近郊)&
2007年1月、シュテファン修道院、ハノーヴァー
歴史の影に埋もれてしまったオペラに再び陽を当て、その真価を我々に紹介し
てくれるアラン・カーティス。この歌劇《トロメーオ》の新録は、《ロデリン
ダ》《フロリダンテ》に続く、彼とイル・コンプレッソ・バロッコによるヘン
デル・オペラの第3弾です。
《エジプト王トロメーオ》は、ヘンデルが1728年に作曲し、同年に初演された
作品。トロメーオという名は、同じ台本作家ニコラ・フランチェスコ・ハイム
が担当したヘンデルの歌劇《ジューリオ・チェーザレ》にも登場するが、そち
らではトロメーオはクレオパトラの弟で、彼女にとっては王座をめぐる政敵と
して見られています。そのため、クレオパトラにとってハッピー・エンドとな
る《チェーザレ》では、トロメーオは最後には敵として討たれてしまいます。
それに対し《トロメーオ》では、彼はクレオパトラの息子という設定。その上
に、クレオパトラは登場もしない。筋書きも、復讐や欲望、失恋などを経て最
後に和解に至るといった手に汗握る物語であるものの、《チェーザレ》とはま
ったく異なったものです。むしろ、ストーリーよりも初演時の歌手重視で書か
れたと思われ、その分、音楽のみで勝負した聴き応えのある作品に結実してい
ます。中でも、愛の二重唱〈もしこの心があなたを失うのなら、ああ、愛しい
人〉や、〈涙の雫〉などの名アリアは、単独でも扱われるほどの名旋律。それ
らを歌うソリスト陣には、ヘンデルのスペシャリストたちが集結。スウェーデ
ン出身のアン・ハレンベリがタイトル・ロールを担当するのも注目です。また、
ロミーナ・バッソは、カーティス指揮のヴィヴァルディの《モテズマ》でも共
演していたメゾ。この貴重な機会に是非全曲をお楽しみください。

734395(DVD-Video) 2枚組 \6450
「カラヤン/ブルックナー:交響曲集」
DVD 1
交響曲第8番ハ短調
DVD 2
交響曲第9番ニ短調
テ・デウム
アンナ・トモワ=シントウ(S)
アグネス・バルツァ(A)
デイヴィッド・レンドール(T)
ジョゼ・ヴァン・ダム(Br)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
収録:
交響曲第8番:1979年6月、ザンクト・フローリアン大聖堂、リンツ
交響曲第9番&テ・デウム:1978年、ムジークフェライン大ホール、ウィーン
3曲とも、以前出されていたレーザーディスクからのDVD化。交響曲第8番(ハース
版を使用)は、ブルックナーがオルガニストを務めていたザンクト・フローリア
ン大聖堂で行われた記念的ライヴを撮影したもの。また、第9番は、ムジーク
フェラインでの2日にわたるライヴの模様を収録したものです。ブルックナーは
カラヤンが得意とした作曲家。第7番以降の3曲と、《テ・デウム》はコンサー
トで頻繁に採り上げており、録音も多いです。中でも第8番は最も多く、これま
でにリリースされたディスクは、プライベート盤なども含めば10点を超えるほ
どです。また、ベルリン・フィルと袂を分かった際に、ウィーン・フィルを指
揮してリリースしたのも第8でした。ここではウィーン・フィルの重厚なサウン
ドで構築され、カラヤン美学によってさらに磨きをかけられたブルックナーの
演奏をたっぷりと味わっていただけるでしょう。

734391(DVD-Video) \3350
ベートーヴェン:荘厳ミサ曲(ミサ・ソレムニス)ニ長調作品123
アンナ・トモワ=シントウ(S)
ルジャ・バルダーニ(A)
エリク・タピー(T)
ジョゼ・ヴァン・ダム(Br)
映像監督:ヘルベルト・フォン・カラヤン
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
収録:1979年4月、祝祭大劇場、ザルツブルク
カラヤンはあまたの作曲家の中でベートーヴェンを最も好んでいたと言ってよ
いといえるでしょう。それはコンサートで採り上げた数からも想像できるし、
また、遺されたディスクの点数からも同様です(交響曲は、ほぼ9曲すべてにわ
たって10点以上の音源が流通しています)。この《荘厳ミサ曲(ミサ・ソレムニ
ス)》も5点以上の正規録音が存在します。当DVDの演奏は、イースター(復活祭)
音楽祭でライヴ収録されたもので、かつてレーザーディスクで発売されていた
もののDVD化。85年にDGに録音されたベルリン・フィル盤のひとつ前のものに
当たります。強力なソリスト陣はカラヤンの常連メンバーで、女声2名とヴァン
・ダムはDGからリリースされている1979年普門館ライヴのベートーヴェン
《第9》(UCCG-9396)でも共演していました。この《荘厳ミサ曲》の映像は、現
在、国内盤としては発売されていないのでこの機会に是非入手していただきた
い1枚です。

734390(DVD-Video) \3350
リヒャルト・ワーグナー:楽劇《ラインの黄金》全曲
ジャニーヌ・アルトマイヤー(フライア)
ブリギッテ・ファスベンダー(フリッカ)
ゾルターン・ケルメン(アルベリヒ)
ペーター・シュライアー(ローゲ)
トマス・ステュアート(ヴォータン)
ゲアハルト・シュトルツェ(ミーメ)
ゲアハルト・ニーンシュテット(ファゾルト:演技)
カール・リダーブッシュ(ファゾルト:歌唱)
ルイ・ヘンドリクス(ファフナー)
ヘルミン・エッサー(フロー)
演出:ヘルベルト・フォン・カラヤン
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
映像収録:1978年
録音:1973年、ザルツブルク・イースター音楽祭、オーストリア
カラヤンの《ラインの黄金》は67年録音のアルバムが有名ですが、これはそれ
よりも後の1973年に、春のザルツブルク音楽祭で録音されたものです。映像部
分はその5年後に別撮りされたものであり、カラヤンの完璧主義ぶりがうかがわ
れます。映像で楽しむのはもちろん、以前の録音と聴き比べてカラヤンの音楽
の深化を味わってみてはいかがでしょう。なお、当盤では、67年録音とキャス
トは当然交替していますが、シュトルツェとリダーブッシュは重なっています。
但し、役柄は異なり、シュトルツェは以前、ローゲだったのがここではミーメ
に、また、リダーブッシュもファフナーからファゾルトに替わっています。

734402(DVD-Video) \3350
「キーシン/リサイタル」
シューベルト[リスト編曲]:5つの歌曲集
 水の上で歌う
 水車屋と小川
 セレナード
 糸を紡ぐグレートヒェン
 魔王
シューベルト:幻想曲ハ長調D760《さすらい人》
バッハ[ケンプ編曲]:
 シチリアーナ(フルート・ソナタBWV1031より)
ブラームス:幻想曲集作品116
リスト:ハンガリー狂詩曲第12番
グルック[スガンバーティ編曲]:
 精霊の踊り(歌劇《オルフェオとエウリディーチェ》より)
エフゲニー・キーシン(Pf)
映像プロデュース&監督:クリストファー・ヌーペン
収録:1990年12月、バイエルン音楽スタジオ、ミュンヘン
現在の音楽界で、エフゲニー・キーシンが最も注目を集めるピアニストの一人
であることは言うまでもないでしょう。そのキーシンが、ドイツの作曲家によ
る「幻想曲」を中心に集め演奏したのがこのDVD。キーシンはほぼ同様の内容の
アルバムを以前にリリースしており、さらに2007年3月には、それらの収録作品
を他アルバムの録音と編み直した2枚組CDセットもリリースしている(そちらで
はシューベルト歌曲に《鱒》、ベートーヴェンの《合唱幻想曲》とチャイコフ
スキーのピアノ協奏曲第1番が加えられています)。当盤はDVDなので、そのタッ
チの秘密、フィンガリングやペダリングの技巧から、演奏時の彼の姿などを、
視覚的にも知ることができるのが嬉しいところ。また、それらの映像を、著名
な映像作家クリストファー・ヌーペンがメガホンをとっていることも興味深い
です。
キーシンの歌心ときわめてすぐれた技巧の両方を、目と耳で楽しめる恰好のDVD
です。それゆえ、ファンのみならず、ピアノ音楽に関心のある方にお薦めでき
るものです。

734404(DVD-Video) 2枚組 \6450
リヒャルト・ワーグナー:
歌劇《ローエングリン》全曲
パウル・フライ(ローエングリン)
シェリル・シュトゥーダー(エルザ)
ガブリエーレ・シュナウト(オルトルート)
エッケハルト・ヴラシハ(テルラムント)
マンフレート・シェンク(ハインリヒ王)
アイケ・ヴィルム・シュルテ(伝令)
バイロイト音楽祭祝祭管弦楽団&合唱団 
指揮:ペーター・シュナイダー
ワーグナーの最後の「歌劇」である《ローエングリン》。白鳥の騎士が乙女エ
ルザをはじめ、彼女の住むブラバント王国を救いに現れる、というロマンティ
ックな物語には熱烈なファンが多いようです。それだけでも是非ご覧になって
いただきたい作品ですが、さらに当DVDを魅力的なものとしているのは、映画
監督であるヴェルナー・ヘルツォークが演出を担当していることです。『アギ
ーレ/神の怒り』や『フィッツカラルド』など、独特のパワーを持つ作品で名
高いこの映画監督に演出の白羽の矢がたてられたことは、当時おおいに話題と
なりました。それまでのゲッツ・フルードリヒ時代(ネルソン指揮の録音が知
られています)が終わり、ヘルツォークが初めて《ローエングリン》を演出し
たのは1987年。以後、ヘルツォーク演出は、1987?91、93年の6年間続けられま
した。それらをすべて指揮したのが、ペーター・シュナイダーです。ヘルツォ
ーク演出はシュナイダーがバイロイトで《ローエングリン》を指揮した時期と
完全に重なり、他の指揮者は彼のプロダクションを担当していません。ちなみ
にシュナイダーはその後2005年にキース・ワーナー演出でも指揮しています。
シュナイダーはこれを加えると、バイロイトで《ローエングリン》を計44回
(!)も指揮していることになる大ベテラン。たしかに21世紀の現在から振り返
れば、演出自体は過去のものであることを避けられませんが、当時のドキュメ
ントとして絶対に外せない映像記録といえるでしょう。

734300(DVD-Video) 3枚組 \6700
「イタリア・オペラ・コレクション・セット」
プッチーニ:歌劇《外套》
レオンカヴァッロ:歌劇《道化師》
ドニゼッティ:歌劇《愛の妙薬》
プッチーニ:歌劇《ラ・ボエーム》
ルチアーノ・パヴァロッティ(T)
メトロポリタン歌劇場 
指揮:ジェイムズ・レヴァイン
先日亡くなった世界的大テノール歌手ルチアーノ・パヴァロッティの偉業を讃
えての記念リリース。イタリア人であるパヴァロッティの真価はやはりイタリ
ア・オペラでこそ発揮されるでしょう。というわけで用意されたのがこのセッ
トです。
この内、《愛の妙薬》と《ラ・ボエーム》は、前者がキャスリーン・バトルと
91年に共演したライヴ、後者がレナータ・スコットとの77年ライヴであり、共
に国内盤としてもリリースされているもの。他方、ストラータスと共演した
《道化師》は、現在国内盤DVDが出ていないので特に貴重な映像作品です。併録
の《外套》とともに、ゼフィレッリ演出・美術・衣裳の豪華ヴァージョンなの
で、目の保養としても堪能できます。ただし、《外套》はパヴァロッティでは
なく、ストラータス&ドミンゴの歌唱であるのでご注意を。
今回は、それぞれ分売されている3枚を1セットにまとめ、徳用価格で販売致し
ます。

734458(DVD-Video) 3枚組 \6700
「パヴァロッティ、ヴェルディを歌う」
ヴェルディ:
歌劇《仮面舞踏会》
歌劇《イル・トロヴァトーレ》
歌劇《エルナーニ》
ルチアーノ・パヴァロッティ(T)
メトロポリタン歌劇場 
指揮:ジェイムズ・レヴァイン
今年2007年9月6日に惜しまれつつ世を去った世界的大テノール歌手ルチアーノ
・パヴァロッティ。現在、彼の業績を讃えるイヴェントや記念盤リリースが続
いています。当DVDもその一環で、DGとDeccaの映像作品を1セットにまとめたと
いうすぐれもの。パヴァロッティがグスターヴォ3世で出演する《仮面舞踏会》
には、レナート役にレオ・ヌッチ、ウルリカ役にはフローレンス・クィーヴァ
ーらが登場、また、マンリーコ役を務める《トロヴァトーレ》では、レオノー
ラにエヴァ・マルトン、ルーナ伯爵にシェリル・ミルンズらがフィーチュアさ
れています。これら2作は国内盤も出されているものですが、《エルナーニ》は
異なります。これまでボニング指揮によるサザーランド、ブルチュラーゼ共演
盤CDこそあったものの、デッカからDVDはリリースされていませんでした(他社
からのDVDは一時出ていました)。当盤はドン・カルロ役にシェリル・ミルンズ、
エルヴィーラ役にレオーナ・ミッチェル、ドン・シルヴァ役にルッジェーロ・
ライモンディらと、盤石のキャストが出演し、1983年に映像化されたものです。
この『ヴェルディ・セット』は、同時に発売される『パヴァロッティ/イタリ
ア・オペラ・コレクション』と合わせてご覧いただくことをお勧め。小品や
ポップスを歌うパヴァロッティもよいが、オペラの大作を歌い切る彼がここに
います


<DECCA & PHILIPS>
4780076 \1850
「村治佳織/ヴィヴァ・ロドリーゴ」
ロドリーゴ:
アランフェス協奏曲
ヒラルダの調べ?セビーリャ幻想曲
ある宴のための協奏曲
村治佳織(G)
ガリシア交響楽団 
指揮:ビクトル・パブロ・ペレス
録音:2007年7月 スペイン、ラ・コルーニャ
村治佳織が《アランフエス協奏曲》を再録音。この若さでの再録音というのは
類を見ないことでしょう。ギター界のアイドル的役回りもこなしつつ、音楽の
追究も疎かにしない点は素晴らしいものです。7年を経て再録音した《アラン
フエス》での彼女の変化はファンならずとも関心を持つに違いありません。
今回はロドリーゴの最初の協奏曲である《アランフェス》と最後の協奏曲の
《ある宴のための協奏曲》、さらにその真ん中に位置し、「セビーリャ幻想曲」
とも呼ばれる《ヒラルダの調べ》を併せています。《アランフェス》は1939年、
《ヒラルダ》は63年、そして《宴》は82年の作なので、ロドリーゴの協奏曲を
およそ20年毎に並べたものです。《ヒラルダの調べ》は元々、ハープと管弦楽
のための協奏曲ですが、もちろんここではギターに置き換えられています。こ
のスタイルで録音されたのはこれが初めて。「ヒラルダ(giralda)」とはセビー
リャにある大聖堂の鐘楼のこと。その名の由来は、この「ヒラルダの塔」の頂
上に置かれた女性像が、手にした旗に風を受けて回転することから、「風見
(giralda)」と呼ばれるようになったためです。

4758493 2枚組 \2650
「黄金時代の想い出/オペラ・アリア集」
CD 1
ロッシーニ:カヴァティーナ〈今の歌声は心に響く〉
 (ロジーナ)-歌劇《セビーリャの理髪師》
ベッリーニ:〈ロミオがご子息を死に至らしめたのなら
この恐ろしい剣で〉(ロミオ)
歌劇《カプレーティ家とモンテッキ家》
ベートーヴェン:〈悪者よ! どこへ急ぐ?〉
(レオノーレ)-歌劇《フィデリオ》
ロッシーニ:〈柳の下にたたずんで〉(デズデモーナ)-歌劇《オテッロ》
カヴァティーナ〈こんなに胸騒ぎが〉(タンクレディ)-歌劇《タンクレディ》
〈麗しい光が誘惑する〉(セミラーミデ)-歌劇《セミラーミデ》
CD 2
ロッシーニ:〈祖国を思え〉(イザベッラ)-歌劇《アルジェのイタリア女》
グルック:〈我エウリディーチェを失えり〉
(オルフェオ)-歌劇《オルフェオとエウリディーチェ》
グノー:〈私は何処にいるの?-不滅のリラよ〉(サフォー)-歌劇《サフォー》
マイヤベーア:〈ああ、我が子よ〉(フィデス)-歌劇《預言者》
グルック:〈ああ、地獄の神々よ〉(アルチェステ)-歌劇《アルチェステ》
ヴェルディ:〈炎は燃えて-彼女は足枷をされて〉(アズチェーナ)-歌劇《イル
・トロヴァトーレ》
マリリン・ホーン(Ms)
スイス・ロマンド管弦楽団 指揮:ヘンリー・ルイス
録音:1965年9月、ヴィクトリア・ホール、ジェノヴァ
1966年に発売された2枚組LPを完全初CD化。アメリカの代表的メゾ・ソプラノ歌
手マリリン・ホーンによる、19世紀に一世を風靡した2人の偉大な歌手へのトリ
ビュート・アルバムです。その2人とは、マリア・マリブラン(1808-36)とパウ
リーネ・ガルシア=ヴィアルド(1821-1910)。2人はスペインのオペラ歌手一家
出身の姉妹で、ともにパリで生まれ、名メゾ・ソプラノとなりました。ヴィア
ルドは作曲もし、歌曲が遺されています。2008年にマリブランが生誕200年を迎
えることもあり、チェチーリア・バルトリが『マリア』というタイトルで、デ
ッカからオマージュ・アルバムをリリースしたのは記憶に新しいところ。
ヴィアルドはオペラ・デビューがロッシーニの《オテロ》のデズデモーナ役で
あり、マリブランはロッシーニの《タンクレーディ》や《チェネレントラ》な
ど、多くの作品の誕生に密接に関わった他、ベッリーニの《カプレーティ家と
モンテッキ家》などを成功に導いたことなどを踏まえ、このアルバムでは彼女
らに縁が深く、得意とした作品をチョイスしています。これらの作品を、20世
紀半ばにメゾ・ソプラノの歌唱能力を飛躍的に高めたマリリン・ホーンが歌
う。まさに、19世紀のメゾのトップから、20世紀のメゾのトップにつながると
いうゴージャスな企画です。なお、今回のCD化にあたり、LP時に付いていた歌
詞とイラストもすべてブックレットに収められているのも嬉しいです。

4758670 2枚組 \2650
ヤナーチェク:歌劇《利口な女狐の物語》
全曲&管弦楽組曲
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:チャールズ・マッケラス
ルチア・ポップ(S) 他
録音:1981年3月、ゾフィエンザール、ウィーン
ヤナーチェクがチェスノフリーデクの小説に基づき作曲したオペラ《利口な女
狐の物語》は、狐や動物を通して人間の行いを風刺した寓話劇。「利口な」と
いう言葉は、女狐の固有名に転じられているので《女狐ビストロウシュカの物
語》というのがより正しいタイトルでしょう。このマッケラス盤は初リリース
時にグラモフォン賞を受けており、ヤナーチェク・ファンならば知らない者は
いないほどの名盤。タイトル・ロールを務めたルチア・ポップの名唱も忘れ難
い。他のメンバーはほぼチェコ勢で固められ、ヤナーチェクのよい意味でのロ
ーカル的な個性を存分に引き出してもいます。さらにそれらをウィーン・フィ
ルの豊潤な響が包むという贅沢振りだ。
「オリジナルズ」での登場。また初めてミッド・プライスでの発売となる。

4759983 \1350
「ショスタコーヴィチ:ジャズ・アルバム」
ショスタコーヴィチ:
ジャズ組曲第1番
ピアノ協奏曲第1番ハ短調作品35
ジャズ組曲第2番
ロナルド・ブラウティガム(Pf)
ペーテル・マスュールス(Tr)
コンセルトへボウ管弦楽団 
指揮:リッカルド・シャイー
録音:1988年3月-1991年5月、コンセルトへボウ、アムステルダム
シャイーがコンセルトへボウ管弦楽団のシェフに就任した年である1988年に録
音がスタートしたアルバム。それまで、この《ジャズ・バンドのための組曲》
はそれほど一般的ではありませんでしたが、このシャイー盤が1993年に初めて
リリースされることで状況は一変しました。その後《ジャズ組曲》は、キュー
ブリックの映画『アイズ・ワイド・シャット』(1999年)やナボコフ原作の映画
『愛のエチュード』(2000年)に用いられていますが、その音源こそ、このシャ
イー盤でした。併録の《ピアノ協奏曲第1番》はピアノとトランペットと弦楽オ
ーケストラのために書かれた作品。ソリストのブラウティガムはアムステルダ
ム生まれで、ハイティンク、デュトワ、ラトルらと共演もしている名手。フォ
ルテピアノを演奏することでも知られています。この作品は、トランペットに
も高いレヴェルが要求される作品で、時には(トランペットに)外部からソリス
トを招いて演奏・録音されることもあるほどです。ここではコンセルトへボウ
の首席奏者ペーテル・マシュールス(ペーター・マスーズとも表記)が担当して
います。オランダ勢で固めたのは、シャイーが地元に敬意を表してのことかも
知れません。

4759984 2枚組 \2650
ヴェルディ:歌劇《オテロ》全曲
マリオ・デル・モナコ(オテロ)
レナータ・テバルディ(デズデモーナ)
アルド・プロッティ(イヤーゴ)
ネッロ・ロマナート(カッシオ)
モンターノ(トム・クラウゼ)
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン少年合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1961年5月、ゾフィエンザール、ウィーン
ヴェルディの数あるオペラの中でも、最も劇的でかつ演劇的まとまりのよい作
品といえばやはり《オテロ》。シェイクスピアの原作に基づいたこのオペラで
は、英雄オテロ役に輝かしく強いテノールが必須です。当アルバムでは、マリ
オ・デル・モナコという音楽的にもヴィジュアル的にも最高のオテロ歌いが、
プライドと疑惑、嫉妬に苦しむ希代の英雄という複雑な役を余すところなく演
じています。また、デズデモーナ役にはイタリアの名花レナータ・テバルディ
という申し分ない組み合わせ。可憐で美しく、しかし不運な役回りを絶妙に歌
い上げる彼女の名唱はまさに絶品です。バックを務めるのは当時50代半ばに差
し掛かった壮年期のカラヤンと、彼が芸術監督を務めていたウィーン国立歌劇
場のメンバー、つまりウィーン・フィルである。この上ない豪華なメンバーで
の《オテロ》として、いまだ当作品の代表的アルバムに君臨し続けている歴史
的名盤が、今回「オリジナルズ」で登場します。また、初のミッド・プライス
での発売です。

4759987 \1350
「ルプー/モーツァルト:ピアノ協奏曲集」
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第21番ハ長調K467
ピアノ協奏曲第12番イ長調K414
ピアノと管楽器のための五重奏曲変ホ長調K452
ラドゥ・ルプー(Pf)
イギリス室内管弦楽団 指揮:ウリ・セガル
録音:
協奏曲:1974年3月、キングズウェイ・ホール、ロンドン
五重奏曲:1984年6月、アムステルダム
ルプーがデッカに録音した2つのモーツァルトの協奏曲を、室内楽とコンパイル
したアルバム。ルプーは同郷のリパッティと同門で、また、ブーニンの父ネイ
ガウスの弟子でもあります。ヴァン・クライバーン、エネスク、リーズと立て
続けに国際コンクールで優勝を果たし、世界的なキャリアをスタートさせまし
た。しかし未だディスクの数は少なく、シューベルトやベートーヴェン、ブラ
ームスなど、またチョン・キョンファとのフランク、ドビュッシー、ショーソ
ンの共演盤、協奏曲ではプレヴィンとのグリーグとシューマンなどが知られる
くらいです。当盤のモーツァルトは協奏曲が1975年初旬に初リリースされたも
ので、五重奏曲はその10年後の録音のもの(当初はベートーヴェンの同編成作品
とカップリングされて出されました)。ルプーのモーツァルトは、他レーベルか
らペライアとの《2台のピアノのための協奏曲》と《3台のピアノのための協奏
曲》は録音されているものの、その他ではデッカからシモン・ゴルトベルクと
のモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集くらいしか出されていいません。ピ
アノ協奏曲はおそらくこの2曲だけであるので、きわめて貴重な記録です。75分
強の長時間収録。

4759988 3枚組 \3900
R.シュトラウス:楽劇《バラの騎士》
レジーヌ・クレスパン(元帥夫人)
イヴォンヌ・ミントン(オクタヴィアン)
ヘレン・ドナート(ゾフィー)
マンフレート・ユングヴィルト(オックス男爵)
オットー・ヴィーナー(ファニナル)
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ゲオルグ・ショルティ
録音:1968年11月、ゾフィエンザール、ウィーン
2007年の東京では、新国立劇場、チューリヒ歌劇場、ドレスデン州立歌劇場と
3つの《バラの騎士》が上演されました。それらの充実した舞台で、この素敵な
作品を堪能された方も多いことでしょう。そんな《バラ》ファンたちにお薦め
したいのがこれ。ショルティが指揮した68年の録音です。ショルティはもとも
と《バラの騎士》を高く評価しており、それは1959年にコヴェント・ガーデン
王立歌劇場にデビューした際にこのオペラを採り上げていたことからも容易に
想像できます。ちなみにこのデビューから25周年を祝った1985年の公演で、
ショルティは再びこの作品を上演した(このライヴは他レーベルから映像とし
て発売)。自伝には、亡くなる直前のシュトラウスをショルティが訪ね、作品
について教えを受けたことも書かれています。つまり彼の演奏は、作曲者直伝
というわけです。さらに当盤で嬉しいのは、オーケストラがウィーン・フィル
ということ。ウィーンを舞台としたこのオペラにとって、彼らの響が最も相応
しいことは言うまでもないでしょう。成熟した女性の艶やかさと気品を併せ持
つクレスパン、この録音の数年後にメトロポリタン歌劇場へのデビューをオク
タヴィアンで飾ったミントン、そして最近は元帥夫人役でも活躍を続けるドナ
ートと、充実の歌手陣も魅力的。特に、彼女らの終幕の三重唱を是非お聴きい
ただきたい。また、ファニナル家の執事長にはバッハ録音でも有名なクルト・
エクヴィルツ、宿の主人役にはアントン・デルモータらも出演しています。さ
らに!第1幕で登場する歌手役には、なんとルチアーノ・パヴァロッティがフィ
ーチュアされているなど、聴き所満載のアルバムです。

478155 9枚組 \8100
「カラヤン/伝説のデッカ・レコーディング」
CD 1
ブラームス:交響曲第1番ハ短調作品68
ハイドン:交響曲第103番変ホ長調《太鼓連打》
CD 2
ハイドン:交響曲第104番ニ長調《ロンドン》
ブラームス:
 悲劇的序曲作品81、交響曲第3番ヘ長調作品90
CD 3
モーツァルト:
交響曲第40番ト短調K550
交響曲第41番ハ長調K551《ジュピター》
チャイコフスキー:幻想序曲《ロミオとジュリエット》
CD 4
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調作品92
ドヴォルジャーク:交響曲第8番ト長調作品88
CD 5
チャイコフスキー:
《白鳥の湖》組曲
《胡桃割り人形》組曲
《眠れる森の美女》組曲
CD 6
アダン:《ジゼル》
CD 7
グリーグ:《ペール・ギュント》作品23より
ホルスト:組曲《惑星》作品32
CD 8
ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇《こうもり》より序曲、バレエ音楽
 《アンネン・ポルカ》作品117 喜歌劇《ジプシー男爵》より序曲
 《狩にて》作品373《ウィーンの森の物語》作品325
ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ《うわごと》作品212
リヒャルト・シュトラウス:
交響詩《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯》作品28
楽劇《サロメ》より7つのヴェールの踊り
CD 9
リヒャルト・シュトラウス:交響詩《ドン・フアン》作品20
交響詩《死と浄化》作品24 交響詩《ツァラトゥストラはかく語りき》作品30
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1959-1964年、ウィーン
2008年に生誕100年を迎えるヘルベルト・フォン・カラヤン。長年ベルリン・
フィルを指揮し続けたこともあり、ドイツのイメージが強いこの指揮者ですが、
生まれ自体はオーストリアのザルツブルクであり、ウィーン・フィルとの交流
はベルリンに勝るとも劣りません。音楽を学んだのはザルツブルクのモーツァ
ルテウム音楽院とウィーンの音楽大学であるし、1956年から64年までは実際に
ウィーン国立歌劇場の芸術監督も務めていました。また晩年にベルリン・フィ
ルとの関係が悪化してしまってからは、再びウィーン・フィルへの客演・録音
が多く行われています。亡くなる直前のブルックナーや、1987年のニューイヤ
ー・コンサートの名演は今でも語りぐさです。
当セットは彼がデッカ・レーベルに遺した名演奏の中からの選りすぐりで構成
されています。カラヤンが自家薬籠中としたベートーヴェンやブラームスをは
じめ、同じく得意としたチャイコフスキーやグリーグ、ホルスト、さらには
ウィーンとの関連からワルツ王シュトラウスや、カラヤンの代名詞的存在でも
あるリヒャルト・シュトラウス作品まで、目配りがほぼ完璧に利かされた選曲
となっています。ちなみにCD 9に収録されている《ツァラトゥストラはかく語
りき》は、スタンリー・キューブリック監督の名作『2001年宇宙の旅』のサウ
ンドトラックに用いられた演奏。CD9枚組。

743251(DVD-Video) \3350
「ジェシー・ノーマン/ポートレイト」
収録曲未定(後報)
 <Cover not avairable>
ジェシー・ノーマン
オペラから歌曲まで、またソプラノのみならずメゾまでも幅広くカヴァーし、
歌う度に世界を魅了し続けるジェシー・ノーマン。まさに「ディーヴァ」とい
う称号が相応しい彼女の長年にわたる活躍に対し、2006年にはグラミー賞から
功労賞(lifetime Achievement Award)が贈られました。
この映像作品は、イヴ・サン=ローランの所有するマラケシュの風光明媚なマ
ジョレル庭園を背景に、ノーマンが公私にわたる彼女の生活を語るドキュメン
タリーです。撮影を担当したのは、ドイツの映像作家アンドレ・ヘラー。14も
の舞台映像が収められ、そこではモーツァルト、リヒャルト・シュトラウス、
シェーンベルク、ラヴェル、シューマン、マーラー、ヴァーグナー、パーセル、
シューベルト、ベルクなど多彩なレパートリーの数々が聴かれます。また、イ
ンタビューでは、公的な側面だけでなく、彼女の子供時代や家族、彼女にとっ
てのアイドル、共演した指揮者や舞台監督、レパートリーの選択方法、政治的
見解、夢などが語られており、非常に貴重な1枚です。偉大な歌手の肖像とし
て手元に置きたい作品に仕上がっています。


4780034 2枚組 \2280
0743246(DVD-Video) \3350
「ニューイヤー・コンサート2008」
[収録予定曲]
ヨハン・シュトラウス2世:ナポレオン行進曲作品156
ヨーゼフ・シュトラウス:
ワルツ《オーストリアの村つばめ》作品164
ラクセンブルク・ポルカ作品60
ヨハン・シュトラウス:パリのワルツ作品101
ヴァルサイユのギャロップ作品107
ヨハン・シュトラウス2世:カドリーユ《オルフェウス》作品236
ヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世:ギャロップ《小さな広告》作品4
ヨハン・シュトラウス2世:オペレッタ《インディゴと40人の盗賊》序曲
ワルツ《人生を楽しもう》作品340 フランス風ポルカ《閃光》作品271
ポルカ=シュネル《トリッチ・トラッチ》作品214
ヨーゼフ・ランナー:ワルツ《宮廷舞踏会舞曲》作品161
ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ《とんぼ》作品204
ヨハン・シュトラウス2世:ロシア行進曲作品426
フランス風ポルカ《パリの女》作品238
ヨハン・シュトラウス:中国のギャロップ作品20
ヨハン・シュトラウス2世:皇帝円舞曲作品437
ポルカ・シュネル《インドの舞姫》作品351
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ジョルジュ・プレートル
録音:2008年1月1日、ムジークフェライン、ウィーン
クラシック・ファンにとって年明けの風物詩といえば、もちろんウィーン・
フィルのニューイヤー・コンサート。テレビやラジオを通じて50か国以上に
放送されるこのコンサートを毎年楽しみにしているファンは多いことでしょ
う。今年はフランスの巨匠ジョルジュ・プレートルが指揮台に招かれました。
ニューイヤー・コンサートの歴史上、フランス人が指揮を務めるのはこれが
初めてとなります。プレートルは1986-91年までウィーン交響楽団の首席指揮
者でもあったので、ウィーンには馴染みの存在でもあります。毎年凝った選曲
で楽しませてくれるこのコンサートですが、今年はプレートルが登場すると
あって、フランスをイメージした作品ばかりで構成されました。《ナポレオン
行進曲》やカドリーユ《オルフェウス》はニューイヤー・コンサートで初めて
採り上げられる作品です。ヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世(1855-1907)はウィ
ーン国立歌劇場でカペルマイスターの任に就いていた人物。またマーラーが
指揮者だった時代にはウィーン・フィルのコンサートマスターでもあり、その
後任も務めた存在です。彼の祖父ゲオルクはシューベルトの友人であり、名
ヴァイオリン奏者ヨアヒムの師。ウィーン国立歌劇場の前身、宮廷歌劇場時代
の指揮者やコンサートマスターでもあります。さらに同名の父ヨーゼフはヴァ
イオリン奏者兼作曲家。同じくウィーン宮廷歌劇場の楽長として指揮やコンサ
ートマスターを務めました。2世は2005年に生誕150年、2007年に没後100年を
迎えたことから今回もプログラムに組み込まれたというわけです。また、定番
のアンコールの前に《スポーツ・ポルカ》が入っているのは、2008年にオース
トリア(とスイス)をホスト国としてUEFAヨーロッパ選手権が開催されるため
(ウィーンでは決勝も行われる)。《中国のギャロップ》は北京オリンピックを
考慮してのことでしょうか。元日の楽しみを、テレビだけでなく、是非お手元
に。

4758637 2枚組 \2080
リヒテル-ザ・マスター第10巻:ショパン/リスト
CD 1
ショパン:
24の前奏曲作品28より
 第6-11、19、17、23、24番
舟歌嬰ヘ長調作品60
夜想曲第4番ヘ長調作品15-1
ポロネーズ第7番変イ長調作品61《幻想ポロネーズ》
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
CD 2
リスト:
ポロネーズ第2番ホ長調S223-2
スケルツォ ト短調S153
暗い雲S199
コンソレイション第6番S172-6
ハンガリー狂詩曲第17番ニ短調S244
ピアノ小品嬰ヘ長調S193
メフィスト・ポルカS217
超絶技巧練習曲集S139
 第1-3、5、7、8、11、10番
3つの演奏会用練習曲S144
 第3番変ニ長調〈ため息〉
 第2番ヘ短調〈軽やかさ〉
スヴャトスラフ・リヒテル(Pf)

4758652 2枚組 \2080
リヒテル-ザ・マスター第11巻:20世紀作品集
CD 1
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第2番ニ短調作品14
ストラヴィンスキー:ピアノ・ラグ・ミュージック
ショスタコーヴィチ:前奏曲とフーガ ハ短調作品87-20
CD 2
ウェーベルン:変奏曲作品27
バルトーク:3つのブルレスクSz47
シマノフスキ:2つのメトープ作品29
ヒンデミット:組曲《1922年》作品26
スヴャトスラフ・リヒテル(Pf)
録音:1989年2月、ウィーン
今年2007年はリヒテルの没後10年。この「ザ・マスター」シリーズは、それを記
念してリリースされているものであり、デッカとフィリップスの2大レーベルを
横断して音源を集めた初のコンピレーションである(これまでにあった「リヒテ
ル・エディション」は、フィリップス音源のみでの構成)。
今回リリースとなる第10巻は、フィリップスから出されていたライヴ録音である
CD 1に、丸々1枚分のリストを追加し、ショパンとリストという、ピアノ音楽の
最もコアな作曲家を弾いた演奏がぎっしりと詰まったセットとなっています。
ショパンの詩情はもとより、《超絶技巧練習曲》や大作《ピアノ・ソナタ》など
リストのエッセンス、およびリヒテルの衰えを知らぬテクニックなどの魅力をた
っぷりと味わえる一枚。
続く第11巻は、20世紀を代表する大ピアニストによる20世紀作品集。つまりは、
「時代の寵児が手掛けた同時代作品」というきわめて興味深い巻です。作曲家と
直接交流があったプロコフィエフやショスタコーヴィチ、また、リヒテル自身
「傑作」と認めたヒンデミット作品や「モーツァルトのような透明性」と評価
したウェーベルンなど、多彩で魅力的な選曲となっています。
先の「リヒテル・エディション」がフル・プライスだったのに比し、今回はミッ
ド・プライス、それも多くの収録作品がこの価格での初登場であるのもお薦め
です。

4759966 \1850
カウフマン/ロマンティック・アリア集
プッチーニ:
 歌劇《ラ・ボエーム》-冷たい手を
ビゼー:
 歌劇《カルメン》-お前が投げたこの花は〈花の歌〉
フロートウ:
 歌劇《マルタ》-ああ、かくも素直で愛らしい
プッチーニ:歌劇《トスカ》-星は光りぬ
ヴェルディ:歌劇《ドン・カルロ》(イタリア語版より)-私は望みを失った
ヴェーバー:歌劇《魔弾の射手》-森を抜け、草原を越えて
ヴェルディ:歌劇《椿姫》-
マスネ:歌劇《マノン》-(共演:ヤーナ・シベラ/ソプラノ)
ヴェルディ:歌劇《リゴレット》-
グノー:歌劇《ファウスト》-
ヴァーグナー:
楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》-朝はバラ色に輝き
ベルリオーズ:ファウストの劫罰
マスネ:歌劇《ウェルテル》-春風よ、何故私を目覚めさせるのか
ヨーナス・カウフマン(T)
プラハ・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:マルコ・アルミリャート
録音:2007年8月5、6、12-15日
「今、最も重要で、多才な歌手のひとり」とタイムズ紙でも絶賛されたヨーナ
ス・カウフマン。その評価の通り、モーツァルトからヴァーグナーまで縦横無
尽に歌いこなすレパートリーの広さを誇っている彼は、1969年ミュンヘン出身
のテノールです。ミュンヘン大学で学び、ハンス・ホッターやジェイムズ・キ
ングらのマスタークラスを経験。在学中より演奏活動を始めているので、キャ
リアは短くありません。映像やディスクも多く、ウェルザー=メスト指揮チュ
ーリヒ歌劇場のモーツァルト《皇帝ティートの慈悲》でのタイトル・ロールや
シューベルトの《フィエラブラス》、ワーグナー《タンホイザー》、アーノン
クール指揮同歌劇場とのベートーヴェン《フィデリオ》フロレスタンなどにも
出演しています。また、ケント・ナガノとのシェーンベルク《ヤコブの梯子》
やフロシャウアーとのマルシュナー《吸血鬼》、R.シュトラウス歌曲集、さら
には2003年のレコード・アカデミー賞を受けた、ノリントン指揮シュトゥット
ガルト放送交響楽団のベートーヴェン《第9》などのディスクでも知られていま
す。ユニバーサル・クラシック系でも、フィリップスからリリースされている
ガーディナー指揮《オベロン》でギエンヌの公爵を担当していました。そのカ
ウフマンが、この度、デッカへのデビュー・アルバムとして録音したのが、こ
のロマンティック・オペラ・アリア集です。イタリアからはヴェルディ、プッ
チーニ、フランスからはベルリオーズやビゼー他、そしてお国ものとなるドイ
ツからはワーグナーやウェーバーなど、幅広い選曲で歌唱能力のキャパシティ
の広さを披露しています。このアルバムがカウフマンの名を今以上に世界的な
ものとするのは間違いないでしょう。
指揮を務めているマルコ・アルミリャートはジェノヴァ出身の指揮者。ピアニ
スト出身で1989年から指揮活動を始め、96年にはウィーン国立歌劇場に、98/99
年のシーズンにはメトにもデビューしています。

4759385 15枚組 \13780
プッチーニ:グレイト・オペラ・コレクション
CD 1 & 2
歌劇《マノン・レスコー》
 レナータ・テバルディ(マノン・レスコー)
 マリオ・デル・モナコ(デ・グリュー)
 マリオ・ボリエッロ(レスコー)
 フェルナンド・コレーナ(ジェロント)
 ピエロ・デ・パロマ(エドモンド)
 ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団&合唱団
 指揮:フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ
CD 3 & 4
歌劇《ラ・ボエーム》
 レナータ・テバルディ(ミミ)、
カルロ・ベルゴンツィ(ロドルフォ)
ジャンナ・ダンジェロ(ムゼッタ)、
エットーレ・バスティアニーニ(マルチェッロ)、
レナート・チェザーリ(ショナール)
チェーザレ・シエピ(コッリーネ)、
フェルナンド・コレーナ(ブノワ/アルシンドーロ)、
ピエロ・デ・パルマ(パルピニョール)
 ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団&合唱団
 指揮:トゥリオ・セラフィン
CD 5 & 6
歌劇《トスカ》
レナータ・テバルディ(トスカ)、
マリオ・デル・モナコ(カヴァラドッシ)、
ジョージ・ロンドン(スカルピア)、
シルヴィオ・マイオニカ(アンジェロッティ)、
フェルナンド・コレーナ(堂守)
 ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団&合唱団
 指揮:フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ
CD 7 & 8
歌劇《蝶々夫人》
レナータ・テバルディ(蝶々夫人)、
カルロ・ベルゴンツィ(ピンカートン)、
アンジェロ・メルクリアーリ(ゴロー)、
フィオレンツァ・コッソット(スズキ)、
エンツォ・ソルデッロ(シャープレス)
 ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団&合唱団
 指揮:トゥリオ・セラフィン
CD 9 & 10
歌劇《西部の娘》
レナータ・テバルディ(ミニー)、
マリオ・デル・モナコ(ジョンソン)、
コーネル・マクニール(ランス)、
ピエロ・ディ・パルマ(ニック)、
シルヴィオ・マイオニカ(アシュビー)
 ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団&合唱団
 指揮:フランコ・カプアーニ
CD 11 & 12
歌劇《トゥーランドット》
インゲ・ボルク(トゥーランドット)、
レナータ・テバルディ(リュー)、
マリオ・デル・モナコ(カラフ)、
ビコラ・ザッカリア(ティムール)、
フェルナンド・コレーナ(ピン)、
マリオ・カルリン(パン)、
レナート・エルコラーニ(ポン)、
ガエターノ・ファネッリ(アルトゥム)、
エツィオ・ジョルダーノ(官吏)
 ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団&合唱団
 指揮:アルベルト・エレーデ
CD 13、14 & 15
歌劇《三部作》
《外套》
ロベルト・メリル(ミケーレ)、
レナータ・テバルディ(ジョルジェッタ)、
マリオ・デル・モナコ(ルイジ)
《修道女アンジェリカ》
レナータ・テバルディ(アンジェリカ)、
ジュリエッタ・シミオナート(公爵夫人)
《ジャンニ・スキッキ》
フェルナンド・コレーナ(スキッキ)、
レナータ・テバルディ(ラウレッタ)
フィレンツェ5月祭管弦楽団&合唱団
指揮:ランベルト・ガルデッリ
2008年にプッチーニが生誕150年を迎えることを記念し、彼の主要オペラを全15
枚にまとめた豪華セット。《マノン・レスコー》以降の作では、《つばめ》以外
はすべて収められています。これらは、1951年にレナータ・テバルディが初録音
した《蝶々夫人》に始まり、50年代を通じて制作が続けられたものです。なお、
50年代末には新たにステレオ録音でも《蝶々夫人》《ラ・ボエーム》を収録さ
れています。これら当時のデッカのプッチーニ・オペラ録音は、同レーベルが
制作に威信をかけたものであり、それはカラスらと並び歴史的歌手としての評
価を受けるテバルディを中心に、デル・モナコやベルゴンツィらを擁した絢爛
たるキャストという点からも十分におわかるいただけるでしょう。それゆえに、
充実した内容は録音から50年近くを経た現在でも未だにトップ・クラスの座を
明け渡していません。ちなみにテバルディが、彼女の輝かしいキャリアのスタ
ートのきっかけとなったのも《ラ・ボエーム》のミミ役でした。
収録数としても、キャストの華麗さでも十分おすすめに値するこのセットが、
さらにボーナス価格という大特典付きで登場します。

4780037 2枚組 \1850
シャイー/シューマン[マーラー編]:交響曲全集
シューマン:交響曲全集[マーラー編曲版]
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 指揮:リッカルド・シャイー
録音:2006年8-10月、2007年2、5、7月、ゲヴァントハウス、ライプツィヒ
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団と、同管の音楽監督に2005年に就任
したリッカルド・シャイーとによる初の全集録音が完結。選ばれたのはライプ
ツィヒに縁の深い、ローベルト・シューマンの交響曲です。シューマンのオー
ケストレーションに関しては様々な意見があるようで近年では、シューマンの
オーケストレーションの特徴をこの作曲家の味や魅力と解釈する見方も増えて
きているものの、かつてはネガティヴにとらえる見方が多く、技術的欠陥とま
でみなす者も多かったようです。マーラーもそのひとりで、シューマンのスコ
アに自ら手を入れています。このいわゆる「マーラー版」は、かつてはトスカ
ニーニやジュリーニ、チェッカートなどが採用していました。
シャイーは、前ポストであるコンセルトへボウ管と80年代末と90年代初頭にシュ
ーマンを録音していますが、その際にはオリジナルで録音しています。シュー
マン、およびマーラーの交響曲全集を完結させ、互いの作曲家の個性をよく知
るシャイーが、その両者の魅力がブレンドされた版に対して知的関心を持つの
は自然の成り行きとも言えるでしょう。さらには歴史的ドキュメントともなる
マーラー版が、最高クラスの演奏で音化されるというきわめて興味深いアルバ
ムです。

743248(DVD-Video) 2枚組(1枚価格) \3350
チャイコフスキー:
歌劇「エフゲニー・オネーギン」全曲
タチアナ・・・・ルネ・フレミング
オルガ・・・・エレナ・ザレンバ
レンスキ・・・・ラモン・ヴァルガス
オネーギン・・・・ドミトリ・ホロストフスキー
グレーミン王子・・・・セルゲイ・アレクサーシキン
映像ディレクター・・・・ブライアン・ラージ
装置、衣装デザイン・・・マイケル・レヴァイン
照明・・・・ジーン・カールマン
メトロポリタン管弦楽団&合唱団 指揮:ワレリー・ゲルギエフ
収録:2007年、メトロポリタン歌劇場
ルネ・フレミングとドミトリ・ホロストフスキー、この最強のコンビによる
チャイコフスキーの名作オペラ「エフゲニー・オネーギン」の映像です。ゲル
ギエフの激しく熱のこもった指揮は、このオペラの美質を余すことなく描き出
します。演出は鬼才ロバート・カーセン。この報われることのない悲劇に、
個人のドラマを絡めた彼らしいひねりを加えたもの。ロシアの偉大なダンサ
ー、ミハイル・バリシニコフのダンスも、この上演に花を添えました。
ボーナス・トラックには興味深いリハーサル風景とドキュメンタリー「メトの
舞台裏」が収録されています。短いドキュメンタリーは、今年亡くなった名歌
手ビヴァリー・シルズが自らのオペラについての思いをフレミングとホロスト
フスキーに語りかけています。
字幕:英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、中国語

4758177 4枚組 \5650
「パヴァロッティ・ストーリー」
CD 1
[1] ドニゼッティ:連隊の娘より「ああ友よ、何という幸運」
[2] R・シュトラウス:ばらの騎士より
[3] ドニゼッティ:愛の妙薬より「人知れぬ涙」
[4]ヴェルディ:リゴレットより「女心の歌」
[5] プッチーニ:誰も寝てはならぬ
[6]プッチーニ:ボエームより「冷たい手を」
[7]ベッリーニ:清教徒より「愛しい乙女よ」
[8]プッチーニ:蝶々夫人より「さようなら、愛の家よ」
[9] ヴェルディ:トロヴァトーレ「燃える炎よ」
[10]レオンカヴァッロ:道化師より「衣装をつけろ」
[11] プッチーニ:トスカより「妙なる調和」
[12]ロッシーニ:ウィリアム・テルより
[13]ヴェルディ:仮面舞踏会より「永久に君を失えば」
[14] ジョルダーノ:アンドレア・シェニエより「五月の晴れた日」
[15] モーツァルト:イドメネオより
[16]ヴェルディ:アイーダより「清きアイーダ」
[17]ヴェルディ:オテロより「わたしを恐れることはない」
[18]プッチーニ:マノン・レスコーより「なんと素晴らしい美人」
[19]ヴェルディ:十字軍のロンバルディア人より
CD 2
[1]ヴェルディ:レクイエムより
[2]ロッシーニ:スターバト・マーテルより
[3]バッハ=グノー:アヴェ・マリア
[4]アダン:オ・ホーリー・ナイト
[5] トスティ:君なんかもう
[6]ロッシーニ:踊り
[7] ベートーヴェン:この暗い墓の中に
[8] ベッリーニ:いとしき月よ
[9]ディ・カプア:オ・ソレ・ミオ
[10] ディ・クルティス:帰れソレントへ
[11] ディ・クルティス:私を忘れないで
[12] ビクシオ:ヴィヴェーレ
[13] マリオ:はるかなるサンタ・ルチア
[14]カルディロ:カタリ・カタリ
[15] マスケローニ:フィオリン・フィオレッロ
[16] ヴォラーレ
[17]ボンジョルノ・アテ
BONUS CD 1
ジョン・トランスキによるパヴァロッティへのインタヴュー
BONUS CD 2
パヴァロッティ・デビュー・レコーディング
[1] プッチーニ:冷たい手を
[2]プッチーニ:星は光りぬ
[3] あれかこれか
[4] 女心の歌
[5] あの子の涙が見えるようだ
ダウンズ指揮コヴェントガーデン歌劇場管弦楽団
ボーナス・トラック
[6]ビゼー:聖なる神殿の奥深く・・・ニコライ・ギャウロフ(Bs)
[7]ヴェルディ :諸国民の賛歌
[8]プッチーニ:誰も寝てはならぬ
[9] ブライアン・イーノ他:ミス・サラエヴォ
[10]エルトン・ジョン: Live Like Horses
[11] マイ・ウェイ
ルチアーノ・パヴァロッティ(T)
2007年、パヴァロッティ死去のニュースはクラシック音楽界のみならず全世界
に衝撃を与えました。あの人懐こい笑顔と輝く高音はもう二度と帰ってこない
・・・多くの人が涙したのがまるで昨日のことのようです。この4枚組のアル
バムは、彼への敬意を表した権威あるもので、インタビューと音楽で多角的に
彼の偉大な功績を讃えます。70ページの写真満載のブックレットと82ページの
ディスコグラフィー、タイムズ誌のジェームズ・ジョリーのエッセイ、英語、
フランス語、ドイツ語の歌詞も掲載されています。オペラ・アリアを中心とし
たCD1、民謡、歌曲などを中心としたCD2に加え、ボーナスCDにはインタビュー
や、彼のデビュー・レコーディング、そして「まさに彼らしい」エルトン・
ジョンたちとの共演も含まれます。これぞ決定盤。

743188(DVD-Video) 3枚組 \9650
「パヴァロッティ・DVDコレクション」
1.パヴァロッティ・イン・ハイドパーク
チャールズ皇太子と故・元ダイアナ妃の御前コンサート。15万人の観衆の中
で大好きなアリアを歌う彼の雄姿を。
2.パヴァロッティ・ラスト・テノール
偉大なるテノールの舞台裏を描く映画。彼の人生と驚異的な経歴、彼自身の
言葉を織り込んだ盛りだくさんの内容です。
3.ヴェルディ:リゴレット
ジャン・ピエール・ポネルによる名盤。シャイー&ウィーン・フィルの演奏
と美しいパラッツォ・ドゥカーレの風景、
そして豪華な配役。贅沢すぎる1枚です。
ルチアーノ・パヴァロッティ(T)
この1セットでパヴァロッティがわかる!オペラでのパヴァロッティ、熱狂的
なコンサート風景、そしてエピソード盛りだくさんの映画。最強の映像が揃い
ました。

743238(DVD-Video) \3350
ラッセル・ワトソン
ザ・ヴォイス-アルティメイト・コレクション
1.見よ、この恐ろしい炎を
2.ヴォラーレ
3. 祈り(withルル)
4. オ・ソレ・ミオ
5. カルーソー
6. 明日に架ける橋
7. フニクリ・フニクラ
8. ネッラ・ファンタジア
9. 帰れ、ソレントヘ
10. ポカレカレ・アナ (with ヘイリー)
11.星は光りぬ
12.バルセロナ(with メルC)
13. 天使の糧
14.ミゼレーレ
15. サムワン・ライク・ユー (withフェイ・トーザー)
16. アヴェ・マリア 
17. 行け、わが思いよ 
18. あなたはとても美しい 
19. サムウェア 
20. マッティナータ 
21.誰も寝てはならぬ
「コレッリ大尉のマンドリン」、「バルセロナ」を含む5曲のボーナス・トラッ
ク付き
ラッセル・ワトソン(T)
若きテノール、ラッセル・ワトソンのデビュー時代から最新の映像まで、えり
すぐりの21曲を選んだファン必涎のDVDが登場しました。イングランドのクラ
ブで歌っていた無名時代から、国際的なスターダムにのし上がるまでの彼の歌
の変遷をこの映像でとくとご覧いただけることでしょう。1999年の衝撃的デ
ビューに始まり、(その記念碑的なコンサートより9曲が初収録されていますロ
ンドンのハイドパークではパヴァロッティと共演、以降、様々な国際的イヴェ
ントで歌い彼の並外れた才能は世界中で賞賛を浴び続けています。
彼のファーストCD「ザ・ヴォイス」は全英クラシック・チャート第1位を1年間
維持するという記録を作り、サカンド・アルバム「アンコール」はポップス・
チャートのトップ10に10週間入り続けました。クラシックからポップスまで歌
いこなすラッセル・ワトソン。その人気は他の追随を許しません。

<OEHMS CLASSICS>
OC626(SACD-Hybrid) \1550
ワーグナー: 楽劇「トリスタンとイゾルデ」より、デュエット場面集
(第1幕第5場、第2幕第2場、第2幕第3場より)
デボラ・ポラスキー(Sp) ヨハン・ボータ(T)
ベルトラン・ド・ビリー(指揮)
ウィーン放送交響楽団 ハイデ・ブルンナー (Ms)
包容力と表現力たっぷりのポラスキ、若々しく直情的ながらも品のあるボータ。
この2人が息詰まるニ重唱を聞かせます。そのバックでこれでもかと鳴りまく
るオーケストラの咆哮と官能。SACDフォーマットの音質の良さを最大限に活か
した広がりのある音場も魅力的で厚みのある音のうねりに身を任せる快感を存
分に味わうことが可能です。ぜひ全曲で録音してもらいたい!と熱望のプロ
ジェクトです。
現在、ブリュンヒルデ、イゾルデ、ゼンタ、ヴェーヌス、オルトルート…とい
った、ワーグナー・オペラの女主人公の役柄を一手に引き受けているアメリカ
出身のドラマティック・ソプラノ、デボラ・ポラスキ。1983年にイゾルデ役を
初めて手がけて以来、アバド指揮ベルリン・フィル、メータ指揮フィレンツェ
歌劇場、バレンボイム指揮ベルリン国立歌劇場。ウィーン国立歌劇場では、彼
女無しのワーグナーは考えられないほど大きな成功を収めてきたポラスキ。豊
麗な歌声を見事にコントロールする知的な歌唱は、まさに 21世紀のワーグナー
歌手に相応しい新鮮な魅力を放っている。2005年の東京オペラの森での「エレ
クトラ」、2006年メトロポリタン歌劇場来日での「ワルキューレ」(ブリュン
ヒルデ役)での迫真の歌と演技のゆえに日本でも鮮烈な印象を持っている音楽
ファンは数多いはず。当アルバムでは、ポラスキが最も得意とするイゾルデを
満喫できるはず。 2008年7月パリ国立オペラ、デュカスの歌劇「アリアーヌと
青ひげ」で,アリアーヌ役での来日が決まっている。
ウィーンを本拠に、ワーグナー、R.シュトラウスからヴェルディ、プッチーニ、
レオンカヴァッロなどのヒロイックな役柄を幅広く手がけ、大きな人気を誇る
ヘルデンテノール、ヨハン・ボータ。カイザースラウテルン、ハーゲン、ボン
などドイツの歌劇場を中心に活動を開始し、瞬く間に欧米のオペラハウスで引
っ張りだことなった輝かしい経歴を持つ。ワーグナー・テノールの真髄、豊か
な感情をこめてヒロイックに歌うボータの特質が100%発揮された。
今や、ウィーンで最も実力・人気のド・ビリー。バルセロナの名門リセウ歌劇
場で「リング」「トリスタン」をはじめとするワーグナー上演で大成功を収め
てきた気鋭のベルトラン・ド・ビリーがバックをつとめているのも大きなポイ
ント。ワーグナー指揮者としての大きな呼吸がそれに続くドラマを予感させる。
主兵のウィーン放送響も、彼が来てから、他の2つのメジャーオケの実力さえ
をも脅かしているらしい。
【録音】2004-2005年、オーストリア放送クルターハウス

OC617(SACD-Hybrid) \1550
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 Vol.4
第5番ハ短調 Op.10-1、第6番ヘ長調 Op.10-2、第7番ニ長調、
第8番ハ短調 Op.13「悲愴」
ミヒャエル・コルスティック (p)
ヨーロッパで「ドクター・ベートーヴェン!」と呼ばれ、エコー賞を受賞する
など非常に高い評価を得ているコルスティックのベートーヴェン・ピアノ・ソ
ナタ集、4枚目。今回は超名曲「悲愴」を含む初期の作品を4曲収録。爆発的な
エネルギーを秘めた第5番ハ短調の第1楽章の冒頭部分と叙情的過ぎるほどの第
2楽章のコントラストに唖然としてください。そしてその驚きはアルバムの最
後まで持続します。柔和な第6番、そして疾走するかのような第7番。どこもか
しこにも漲るエネルギーは爆発寸前。余裕あふれる「悲愴」での歌い口もたま
りません。(絶妙な強弱とテンポ設定の第2楽章の美しさは絶品) もちろん全て、
ベートーヴェンの自筆譜から研究し演奏に望んでいます。派手さはなくとも味
のある、コルスティックのベートーヴェン。これからも楽しみです。
【録音】2006年 5月17-20日、 ブレーメン放送ゼントザール

OC809 \1550
フランツ・ラッハナー: 宗教合唱作品集
「ミサ曲 ヘ長調 Op.130」 「スターバト・マーテル Op.154」 「詩篇 15番」
ゲルト・グクルヘール(指揮)
ミュンヘン・オルフェウス合唱団
ベートーヴェン、シューベルトの同時代人、シューベルトと親交を持っていた
としてのみ知られるフランツ・ラハナー(1803-1900)。ウィーンで、オルガン
奏者やケルントナートーア劇場の首席指揮者を務め、さらに1835年にミュンヘ
ン宮廷劇場の指揮者音楽総監督を務めるなど、ドイツやオーストリアの重要な
地位を歴任している。また、様々なジャンルを手掛け、古典的伝統に基づいた
様式のうちに仄かなロマン的香りを加味した作風は当時広い人気を得ていた。
現在では、彼はどちらかというと室内楽の作曲家として有名で、堅実な構成の
中に叙情性が浮かび上がる、まさにシューベルトの後継者の音楽を作曲し、そ
の端正で美しい作品を愛する人も多いはずです。ここで聴けるのは彼の珍しい
宗教合唱作品。室内楽や管弦楽作品での「ロマン派」の様式ではなく、もう少
し前の時代の音楽を模した作風で、無伴奏ながらも各声部の動きが雄弁で、和
声的には古典派ですが少しだけルネサンスやバロックの声楽曲(ラッソスやパレ
ストリーナ)を思わせる部分もあり、まことに興味深い音楽と言えるでしょう。
メンデルスゾーンの声楽曲が好きな人だったら間違いなくはまります。




<RCA RED SEAL US>
88697213402 2枚組 \1980
エッセンシャル・ジュリアン・ブリーム
タレルガ:「アルハンブラの思い出」、
ヴイラ=ロボス:「12のエチュード」より第 7,8,12番、
ホアキン・マラッツ:「セレナータ」、
ホアキン・トゥリーナ:「ファンダンギーリョ」Op.36、
ルーセル:「セゴヴィア」Op.29、
ウォルトン:「5つのバガテル」、
ファリャ:「ドビュッシーの墓碑銘のための讃歌」「粉屋の踊り」、
エミリオ・プジョール:「グアヒーラ」、
ロドリーゴ:「ファリャへのオマージュ」、
ブリテン:「グロリアーナ」より、
サンス・ガスパール:「ガリアルダ」「カナリー」「ヴィリャーノ」、
J.S.バッハ:「トリオ・ソナタ第 1番 BWV525」、
ディオニシオ・アグアド:「ロンド イ短調 Op.2-3」、
ソル:「魔笛の主題による序奏と変奏」、
ボッケリーニ:「ギター五重奏曲 G448 ファンダンゴ(ギターとチェンバロ版)」
ジュリアーニ:「ロッシーニアーナ第1番」、
グラナドス:「詩的なワルツ集」、
マルコム・アーノルド:「ギター協奏曲Op.67」より第2楽章
ジュリアン・ブリーム(ギター、リュート)
ブリーム・コンソート、 ジョージ・マルコム(Cemb)、
メロス・アンサンブル
20世紀を代表するギタリストの一人、ジュリアン・ブリーム。このベスト盤で
は有名なギターの作品だけでなく、ルネッサンスのスペイン作曲家から、彼の
友人だった作曲家の作品まで、幅広く網羅しています。
13歳でセゴビアと出会い、本格的にギターに開眼し、14歳でデビュー。わずか
10代で名声を確立した。彼は、ギターのレパートリーを大幅に拡大しただけで
なく、ブリテン、ウォルトン、アーノルド、ヘンツェ、バークリー、武満 徹
などの現代作曲家も彼に多くの作品を書いた。ギターだけでなく独学で古典
リュート奏法も習得。古楽器アンサンブル「ブリーム・コンソート」を設立し、
ルネッサンス・バロック作品の数々を復興してきた。名現代ギター奏者ジョン
・ウィリアムズとの名デュエットも行ってきた。事故の後遺症のため、2002年
に引退している。
【録音】1959-1969年

88697213572 2枚組 \1980
エッシェンシャル・モンセラート・カバリエ
プッチーニ:「ボエーム」より、
ヴェルディ:
「椿姫」より、「二人のフォスカリ」より、「リゴレット」より、
「レクィエム」より
ドニゼッティ:
「ルクレツィア・ボルジア」より、「ヴェルジーのジェンマ」より、
ロッシーニ:「セミラーミデ」より、
ベッリーニ:「海賊」より、「ノルマ」より、
チレア:「アドリアーナ・ルクヴルール」より、
レオンカヴァッロ:「道化師」より、
R・シュトラウス:「サロメ」より、
ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」より、
モンセラート・カバリエ、75歳記念ベスト盤来年 75歳を迎えるカバリエは、
大きな会場でのコンサートは引退としていますが、いまだヨーロッパの小劇場
やサロンでコンサートを行い絶賛を浴びているソプラノ歌手です。もちろんコ
ンサート・チケットは即完売。この記念的アルバムの1枚目は、彼女の絶頂期
の今までの輝かしいオペラへの録音の中から名アリアを収録。もちろんベルカ
ント・オペラだけでなくワーグナーまで、絶妙なピアニッシモも絶品。
【録音】1965-1971年

<EMI CLASSICS>
CDC-5002812 \1980
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第17番ト長調K.453
ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ&指揮)
ノルウェイ室内管弦楽団
協奏曲の前作(9番、18番)(CDC-5578032)の発表以来モーツァルト作品の演奏に
おいても急速に評価を高めたアンスネスの新録音。モーツァルトの協奏曲中
最も人気のある20番と、17番の組み合わせによる新盤はベスト・セラーの期待
が十分です。12Pブックレット、ジュエル・ケース

CDS-5164482 2枚組 \1980
シューベルト:後期ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第19番ハ短調D.958
ピアノ・ソナタ第20番イ長調D.959
ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D.960
ピアノ・ソナタ第17番ニ長調D.850
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
ボストリッジとのコラボレーションによるシューベルト後期作品録音からピア
ノ・ソナタを2CDにまとめたアルバム。2枚組ながらお求め安い価格でご案内い
たします。
(ボストリッジとの歌曲録音も08年後半に予定されています)
12Pブックレット ブリリアント・ケース




<VIRGIN CLASSICS>
VC-5021092 \1980
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
ヨアヒム:ヴァイオリン協奏曲第2番ニ短調Op.11
クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)
デンマーク国立交響楽団
トーマス・ダウスゴー指揮
テツラフの最新録音、ゆかり深い2つのロマン派作品を収録した興味深い企画
ブラームス作品はいうまでもなくロマン派の代表的ヴァイオリン協奏曲の名曲
です。その演奏にも関わり、相互に深い人間的、音楽的つながりを持つヨアヒ
ム作品との組み合わせです。ヨアヒムはこの作品をブラームスに献呈し、ブラ
ームスは自身の協奏曲を後になってヨアヒムに献呈しています。
ヨアヒム作品は’ハンガリア風’の作品でソリストにとって長大で高度な音楽
的要求に応えねばならない難曲で、とりあげらる機会に恵まれていない作品で
す。テツラフはライヴでも2月にハンブルクでヨアヒム作品を演奏する予定に
なっています。

VBD-3951482 2枚組 \1980
オペラ・ニュージェネレーション-グレート・デュエット
CD1
ヴェルディ:「椿姫」より3曲
ヴィラゾン(テナー)、ネトレプコ(ソプラノ)(DG原盤)
ドニゼッティ:「ランメルモールのルチア」より3曲
デセイ(ソプラノ)、アラーニャ(テナー)
ベルリオーズ:「ベンヴェヌート・チェルリーニ」より2曲
チョーフィ(ソプラノ)、クンデ(テナー)
グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」より
フォン・オッター(メゾ・ソプラノ)、ヘンドリックス(ソプラノ)
オッフェンバック:「美しきエレーヌ」より
ロット(ソプラノ)、ブーロン(テナー)
ドリーブ:「ラクメ」より花の二重唱
デセイ(ソプラノ)、エダン(メゾ・ソプラノ)
オッフェンバック:「ジェロルスティン女大公殿下」より
ロット(ソプラノ)、ル・ルー(バリトン)
ビゼー:「真珠とり」より/エレール(テナー)、キリコ(バリトン)
R.シュトラウス:「ばらの騎士」より
キルヒシュラーガー(メゾ・ソプラノ)、デセイ(ソプラノ)
CD2
ヘンデル:「主はわが主にいわれた」より
ジャンス(ソプラノ)、デセイ(ソプラノ)
シュトルツェル-ロンビ編:Bist du bei mir
デセイ(ソプラノ)、ヴィラゾン(テナー)
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」より
マッテイ(バス)、ラーソン(ソプラノ)
モーツァルト:「魔笛」より2曲
アップショウ(ソプラノ)、ピエラール(ソプラノ)
ボイエルデュ:「白衣の婦人」より/ナウリ(バス)、マスィ(ソプラノ)
モンテヴェルディ:戻っておいで、おおかわいい口づけ
ヴィラゾン(テナー)、レーティプー(テナー)
モンテヴェルディ:「ポッペアの戴冠」より
オージェ(ソプラノ)、ジョーンズ(ソプラノ)
パーセル:「ディドとエネアス」より
グレアム(ソプラノ)、ティリング(ソプラノ)、ボストリッジ(テナー)
レグレンツィ:Ave Regina coelorum
ジャルスキー(カウンターテナー)、レミウー(コントラルト)
ペルゴレージ:「スターバト・マーテル」より
ジャンス(ソプラノ)、レーヌ(アルト)
ヘンデル:「私の悩みのいとしいお方」より
プティボン(ソプラノ)、アグニュー(テナー)
ヘンデル:「リナルド」より
チョーフィ(ソプラノ)、ディ・ドナート(メゾ・ソプラノ)
ヘンデル:「アルミニオ」より
ジュノー(メゾ・ソプラノ)、マグリヴィ(ソプラノ)
ヘンデル:「ジューリオ・チェーザレ」より
ブリス(メゾ・ソプラノ)、ダニエルズ(カウンターテナー)
ヘンデル:「アキス、ガラテイアとポリュフェモス」より
ピオ(ソプラノ)、ミンガルド(アルト)
ロッシーニ:2匹の猫の滑稽な二重唱/レーヌ(アルト)、ブレイク(テナー)
ネトレプコも参加、豪華絢爛、旬の歌手が勢ぞろいした二重唱のハイライト

VC-3857862 \1980
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調Op.19
ヴォカリーズOp.34-14(G.カプソン&モンテーロ編)
変奏曲第18番-パガニーニの主題による狂詩曲Op.43
(G.カプソン&モンテーロ編)
プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調Op.119
ゴーティエ・カプソン(チェロ)
ガブリエラ・モンテーロ(ピアノ)
マルタ・アルゲリッチが主宰するルガノ音楽祭での共演が彼らの友情を育み
音楽的なコラボレーションの深まりがこの新録音に結実しました。若き才能
同士の新プロジェクトにご注目ください。

●THE VERY BEST OF COMPOSERS
VBD-5027172 2枚組 \1450
ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ブラームス
CD1
交響曲第3番-第3楽章/ドイツ・カンマーフィル、ハーディング指揮
ピアノ三重奏曲第1番-第1楽章/グリーグ・トリオ
ピアノ協奏曲第2番-第2楽章/ハフ(ピアノ)、BBC交響楽団、A.デイヴィス指揮
バラッドOp.10-1/アンジェリシ(ピアノ)
ドイツ・レクイエム-第5曲/
アンサンブル・ヴォカール・ドゥ・ローザンヌ、コルボ指揮
ヴァイオリン・ソナタ第3番-第2楽章/
ラレード(ヴァイオリン)、ポミエ(ピアノ)
交響曲第2番-第2楽章/ヒューストン交響楽団、エッシェンバッハ指揮
インテルメッツォOp.117-2/アンジェリシ(ピアノ)
悲劇的序曲/ヒューストン交響楽団、エッシェンバッハ指揮
クラリネット五重奏曲-第1楽章/メイエ(クラリネット)、カプソン四重奏団
CD2
ハンガリア舞曲第5番/フォンタナローザ(ヴァイオリン)、ターリッヒ室内O
交響曲第1番-第3楽章/ヒューストン交響楽団、エッシェンバッハ指揮
チェロ・ソナタ第2番-第2楽章/モルク(チェロ)、ラガースペッツ(ピアノ)
交響曲第4番-第4楽章/ヒューストン交響楽団、エッシェンバッハ指揮
失われた青春-5つの歌/アクサントゥ室内合唱団、エキュベ指揮
ピアノ協奏曲第1番-第3楽章/ハフ(ピアノ)、BBC交響楽団、A.デイヴィス指揮
クラリネット・ソナタ第2番-第2楽章
/コリンズ(クラリネット)、プレトニョフ(ピアノ)
ヴァイオリン協奏曲-第3楽章/F.P.ツィンマーマン(ヴァイオリン)、
ベルリン・フィル、サヴァリッシュ指揮
アルト・ラプソディ/ブリス(アルト)、ネルソン指揮
ピアノ五重奏曲-第3楽章/アンスネス(ピアノ)、アルテミス四重奏団
12Pブックレット ブリリアント・ケース

VBD-5027222 2枚組 \1450
ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ラフマニノフ
CD1
ヴォカリーズOp.34-5/
デセイ(ソプラノ)、ベルリン交響O、シェーンヴァント指揮
ピアノ協奏曲第1番-第1楽章/プレトニョフ(ピアノ)、ペシェク指揮
エレジー 変ホ長調Op.3-1/アレクセーエフ(ピアノ) 
前奏曲 嬰ハ短調Op.3-2/アレクセーエフ(ピアノ)
交響曲第1番-第2楽章/ロイヤル・フィルハーモニーO、リットン指揮
前奏曲第5番ト短調Op.23-5/アレクセーエフ(ピアノ)
前奏曲第7番ハ短調Op.23-7/アレクセーエフ(ピアノ)
東洋風舞曲Op.2-2/モルク(チェロ)、ティボーデ(ピアノ)
This day is salvation come-晩とうOp.37/スウェーデン放送合唱団
楽興の時第4番/アレクセーエフ(ピアノ)
音の絵第6番/アンスネス(ピアノ)
死の島/ロイヤル・フィルハーモニーO、リットン指揮
CD2
ピアノ協奏曲第2番-第1楽章/ポミエ(ピアノ)、ハレO、フォスター指揮
交響曲第2番-第2楽章、第3楽章/ロイヤル・フィルハーモニーO.リットン指揮
前奏曲第5番ト長調Op.32-5/アレクセーエフ(ピアノ)
前奏曲第12番嬰ト短調Op.32-12/アレクセーエフ(ピアノ)
ピアノ協奏曲第3番-第3楽章/アンスネス(ピアノ)、ベルグルンド指揮
音の絵第1番/アンスネス(ピアノ)
音の絵第2番/アンスネス(ピアノ)
音の絵第6番/アンスネス(ピアノ)
パガニーニの主題による狂詩曲(抜粋)/プレトニョフ(ピアノ)、ペシェク指揮
交響的舞曲第2楽章/ロイヤル・フィルO.リットン指揮
12Pブックレット ブリリアント・ケース

VBD-5027272 2枚組 \1450
ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・プーランク
CD1
ピアノ協奏曲第1楽章; オーバード第1曲/
以上 ポミエ(ピアノ)、ヒコックス指揮
協奏曲(2つのピアノと管弦楽のための)第2楽章/
ポミエ、ケフェレック(ピアノ)
シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア、ヒコックス指揮
シンフォニエッタ第3楽章/
シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア、ヒコックス指揮
田園のコンセール第2楽章/コール(ハープシコード)、ヒコックス指揮
即興曲「エディット・ピアフに捧ぐ」/タッキーノ(ピアノ)
雌鹿-ラグ・マズルカ/アンブロジアン・シンガーズ、他 プレートル指揮
エッフェル塔の花嫁花婿-トルーヴィルで水浴する女の踊り; 将軍の話
模範的な動物たち-中年男と二人の愛人; 昼の食事/以上 パリ音楽院O.
プレートル指揮
12Pブックレット ブリリアント・ケース

VBD-5027272 2枚組 \1450
ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・プーランク
ほとんどゆがまずに-7つの歌; マルゴトンは水くみに-フランスの歌; 
Bois meurtri-雪の夕暮れ/
以上 ザ・シックスティーン、クリストファーズ指揮 
カルメル会修道女の対話 第3幕より 前奏曲; サルヴェ・レジーナ/
ナガノ指揮
CD2
愛の小道/ジャンス(ソプラノ)、ヴィニョール(ピアノ)
ロコマドゥールの黒衣の聖母へのリタニア/ウェストミンスター・シンガーズ、
シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア、ヒコックス指揮
クリスマスの4つのモテット; サルヴェ・レジーナ; 
アヴェ・ヴェルム・コルプス;
ミサ曲ト長調-サンクトゥス/
以上 ザ・シックスティーン、クリストファーズ指揮
スターバト・マーテル より6曲; グローリア より2曲/
ドゥボス(ソプラノ)、
ウェストミンスター・シンガーズ、シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア、
ヒコックス指揮
12Pブックレット ブリリアント・ケース

VBD-5027322 2枚組 \1450
ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ストラヴィンスキー
CD1
春の祭典-第1部/ロンドン・フィルハーモニーO、ナガノ指揮
ペトルーシュカ(抜粋)/メルボルン交響楽団、岩城指揮
火の鳥-組曲; 歌-ノルウェーの情緒/
以上 ベルゲン・フィルO、キタエンコ指揮 
プルチネッラ(改訂版1965)(抜粋)/ヒル(テナー)、シティ・オブ・ロンドン・
シンフォニア、ヒコックス指揮
CD2
妖精の口づけ-パ・ドゥ・ドゥー/香港フィルハーモニーO、アサートン指揮
ミューズをつかさどるアポロ(改訂版1947)(抜粋)/スコットランド室内O、
サラステ指揮
アゴン(抜粋); 花火/メルボルン交響楽団、岩城指揮
管楽器のためのシンフォニー集(初版1920)/ロンドン交響楽団、ナガノ指揮
交響曲ハ調-第3楽章; 3楽章の交響曲-第2楽章; 
ナイチンゲールの歌-第3楽章
以上 フィンランド・ラジオ交響楽団、サラステ指揮
ダンバートン・オークス協奏曲-第3楽章; 
弦楽のための協奏曲ニ調-第3楽章/
以上 スコットランド室内管弦楽団、サラステ指揮
ヴァイオリン協奏曲-第4楽章/F.P.ツィンマーマン(ヴァイオリン)、
シュトゥットガルト・ラジオ交響楽団、ジェルメッティ指揮
イタリア組曲-序奏; セレナータ/モルク(チェロ)、フォークト(ピアノ)
12Pブックレット ブリリアント・ケース




<ANGEL RECORDS>
X-3460782(US盤) \2080 ※1月下旬先行発売予定。国内盤は2月下旬予定
SARAH BRIGHTMAN:SYMPHONY
国内盤はボーナス・トラック付(Forbidden Colors-禁じられた色彩:映画『戦
場のメリークリスマス』で使用された坂本龍一の名曲)
3月にボーナス・トラック1曲(Vide Cor Meum(新録))付きのインターナショナ
ル盤(E盤)のリリースを予定しております。
国内盤とインターナショナル盤はボーナス・トラックが異なります。
昨年リリースした初の本格的ベスト盤が世界中でヒット。日本でも約60万枚を
記録し、ゴールド・ディスク大賞で「クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤ
ー」を受賞。そんな歌姫の新作は、劇的な幕開けに始まり美しい旋律が続く壮
大な物語へと続いている。ポップからクラシックまで頂点を極め続けるサラの
鋭い美学よりセレクトされた13曲を、英語、スペイン語、イタリア語、フラン
ス語、ドイツ語で操り魅了する華麗なるシンフォニー。
★ I Will Be With You (M6)
劇場版ポケットモンスターダイヤモンド・パール 
ディアルガvsパルキアvsグータライ主題歌収録
★ Running (M13)
IAAF「グリーン・プロジェクト」チャリティ・ソング収録
★豪華ゲストが参加!
アンドレア・ボチェッリ(『Time To Say Goodbye』以来初のデュエット)
ポール・スタンレー(ロック界のキングとのビッグ・コラボ)
アレッサンドロ・サフィナ(イタリア出身人気テノール歌手)
フェルナンド・リマ(絶大な人気を誇るラテン界の貴公子)
[TRACKLISTING]
1:Gothica
2:Fleurs Du Mal
3:Symphony
4:Canto Della Terra - featuring Andrea Bocelli
5:Sanvean
6:I Will Be With You (Where The Lost Ones Go)
 featuring Paul Stanley (-いつもそばに)
7:Schwere Traume (マーラー:アダージェット)
8:Sarai Qui - featuring Alessandro Safina
9:Storia d'Amore
10:Let It Rain
11:Attesa (カヴァレリア・ルスティカーナ)
12:Pasion - featuring Fernando Lima
13:Running (ジュピター-栄光の輝き)

<WARNER>
2564.69859 \2180
ダラバーコ:協奏曲集
(1)教会のための4声の協奏曲集Op.2より第1番、第4番、第5番、第7番 
(2)複数楽器のための協奏曲集Op.5より第3番、第5番、第6番 
(3)同 Op.6より第5番、第11番
コンチェルト・ケルン
録音:1998年

2564.69812 2枚組 \2700
バッハ:ブランデンブルク協奏曲全曲BWV1046-1051
ジョヴァンニ・アントニーニ指揮イル・ジャルディーノ・アルモニコ
ジョヴァンニ・アントニーニ指揮
イル・ジャルディーノ・アルモニコ エンリコ・オノフリ(vn)、
パオロ・グラッツィ(ob)、ジョヴァンニ・アントニーニ(bfl,fl)、
ガブリエーレカッソーネ(tb)、ペトル・ザイフェルト(bfl)、
ミケーレ・バルキ(cemb)
録音:1996年&97年

2564.698578 \1600
ハイドン:
(1)ミサ曲ニ短調「ネルソン・ミサ」 Hob.XXII-11
(2)テ・デウムハ長調 Hob.XXIIIc-2
オルゴナソヴァ (S)、マグヌス (A)、ワルト (T)、マイルズ (Bs)、
A.シェーンベルク cho.
アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ヌジクス
録音: 1997年

2564.698587 \2080
へルサレム:グアダルーペの聖母のための朝課(朝の祈り)
シャンティクリア、
ジョーゼフ・ジェニングス指揮
シャンテクリア・シンフォニア
録音: 1997年

2564.698580 \1800
カプスベルガー:リュート歌曲とモテット集
(1)トッカータ第2,3、7、8番/ガリアルダ第9,10番 
(2)王も鳴き声を上げてこの世に生まれ/お前の中の生命/打ち砕かれた望み
/やさしいそよ風、陽気なそよ風よ 
(3)私の最後の吐息よ/私は過ぎ去った日々を嘆き悲しむ/私の愛しい女は愛
の神を/魂よ、何をしているのか/青白く、血の気の無いお前/眠っているの
か/私は黒いけども愛らしい/聞け、天よ
ギュメット・ロランス( Ms)、ルカ・ピアンカ(アーチ lute、テオルボ)、
(2)エンリコ・オノフリ (vn)

2564.698573 \1800
メンデルスゾーン:シンフォニア(弦楽のための交響曲)第 8-10番
(1)シンフォニア第8番ニ長調  (2)シンフォニア第9番ハ短調 
(3)シンフォニアロ短調
コンチェルト・ケルン
録音: 1994年

2564.698571 \2080
モンテヴェルディ:マドリガーレ集
(1)小鳥よ、歌声は空に響き (2)変えれ、おお愛しい口づけよ 
(3)はだしのニンフが (4)ああ、美しい虎のような女よ 
(5)私は口づけを待つばかり  (6)恋人よ、あなたの心を  (7)西風が帰り 
(8)太陽がまだ世界に昼を  (9)愛らしい天使が 
(10)隠されたとげを持つ美しさ  (11)なぜ逃げるのか 
(12)恋する者はみな戦士だ (13)敵がとり囲んだ (14)甘い自由
トラジコメディア
録音:1993年

2564.698556 \1800
モーツァルト:
ルートとハープのための協奏曲、オーボエ協奏曲、クラリネット協奏曲
アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、
ロバート・ヴォルフ(フルート)、吉野直子(ハープ)、
ハンス=ペーター・ヴェスターマン(オーボエ)、
ヴォルフガング・マイヤー(クラリネット)

2564.698552 \1800
サリエリ:フォルテピアノと管弦楽のための協奏曲ハ長調&変ロ長調 
シュティエパーン:フォルテピアノと管弦楽のための協奏曲変ロ長調
ピアノ協奏曲集(フォルテピアノ)
アンドレアス・シュタイアー(フォルテピアノ)、コンチェルト・ケルン
録音: 1994年

2564.698546 \2180
反宗教改革の新しい歌-1650年頃のローマの音楽
カリッシミ:空の空なるかな、
マラッツォーリ:我々のあらゆる喜びは、
マッツォッキ:善行はあらゆる時計を免れる、溜息の出る美しさも、
ロッシ:心を太陽に向けよ、おお、もし誰かが天の諧調を、
ランディ:
おごれる丘よ、作者不詳:天国と地獄のシャコンヌ、人生のパッサカリア
トラジコメディア
録音:1995年

2564.698544 \1800
ヴィヴァルディ:
協奏曲集Op.10全6曲(第1番ヘ長調「海の嵐」、第2番ト短調「夜」、
第3番ニ長調「ごしきひわ」、第4番ト長調、第5番ヘ長調、第6番ト長調)
ジョヴァンニ・アントニーニ(ブロックフレーテ)、
イル・ジャルディーノ・アルモニコ
ヴィヴァルディ:協奏曲集Op.10
録音:1990年

2564.698542 \1800
ヴィヴァルディ:
(1)2つのリコーダー、トロンバ・マリーナ風に奏する2つのヴァイオリン、
2つのマンドリン、2つのテオルボ、2つのシャリュモーとチェロのための協奏曲
ハ長調 RV558 
(2)ヴォラ・ダモーレとリュートのための協奏曲ニ短調 RV540 
(3)マンドリン協奏曲ハ長調 RV425 
(4)ヴァイオリン、リュートと通奏低音のためのトリオト短調 RV85 
(5)リュートと2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ長調 RV93 
(6)ヴァイオリン、リュートと通奏低音のためのトリオハ長調 RV82 
(7)2つのマンドリンのための協奏曲ト長調 RV532
イル・ジャルディーノ・アルモニコ、エンリコ・オノフリ( vn,vaダモーレ )、
ルカ・ピアンカ(アーチ lute)、
デュイリオ・ガルフェッティ&ヴォルフガング・パウル( mand)、
エレナ・ルッソ( vc)、マッシモ・ロナルディ(テオルボ)、
レオナルド・ムツィ&ジョルジオ・メラティ(リコーダー)、他
録音: 1990年&92年

2564.698538 2枚組 \2700
バッハ:ミサ曲ロ短調
アーノンクール指揮 
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、ウィーン少年合唱団、
ロートラウト・ハンスマン( S1)、飯山恵己子( S2 )、ヘレン・ワッツ( A)、
クルト・エクヴィルツ( T)、マックス・ヴァン・エグモント( Bs)
録音: 1968年

2564.698536 \1800
クリスマス協奏曲集 [コレルリ、マンフレディーニ、トレルリ、ヴィヴァル
ディ、他 ]
(1)コレルリ:合奏協奏曲集 Op.6より第8番ト短調「クリスマス」
(2)ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ホ長調 RV270「安らぎ」
(3)トレルリ:合奏協奏曲集 Op.8より第6番ト短調「クリスマス」
(4)ヴィヴァルディ:
ソナタ集 Op.13「忠実な羊飼い」-第4番イ長調 RV59より「パストラーレ」 
(5)アントナッチ:シンフォニア・パストラーレト長調 
(6)ペツ:コンチェルト・パストラーレヘ長調 
(7)マンフレディーニ:合奏協奏曲集 Op.3より第12番ハ長調「クリスマスの夜」
イル・ジャルディーノ・アルモニコ
録音:1991年

2564.698534 \2080
バッハ:フーガの技法
ヘルベルト・タヘツィ(オルガン)
録音: 1977年

2564.698532 \2180
バッハ:ゴルトベルク変奏曲
グスタフ・レオンハルト(チェンバロ)
録音: 1964年頃

2564.698530 \1800
ボッケリーニ:
(1)チェロ協奏曲第4番ハ長調 G477  (2)同第6番ニ長調 G479 
(3)同第7番ト長調 G480(4)同第8番ハ長調 G481
アンナー・ビルスマ( vc)、
ヘルマン・バウマン&アドリアン・ファン・フォーデンベルク((1)(4)ホルン)、
ヤープ・シュレーダー指揮
コンチェルト・アムステルダム
ヤープ・シュレーダー指揮
コンチェルト・アムステルダム tos
録音: 1965年

2564.698528 \2180
パーセル:歌劇「ディドとエネアス」
アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、 A.シェーンベルク chor.
A.マリー(ソプラノ)、 A.シャリンガー(テノール)、
R.ヤカール(ソプラノ)、 T.シュミット(アルト)他
録音: 1983年

2564.698526 \1800
マンハイム宮廷の音楽
(1)J.クリスチャン・バッハ:6つの五重奏曲集 Op.11より第6番ニ長調 
(2)I.J.ホルツバウアー:五重奏曲変ロ長調 
(3)J.シュターミッツ:三重奏曲イ長調 Op.1-2 
(4)F.X.リヒター:弦楽四重奏曲変ロ長調 Op.5-2
アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
録音:1963年

2564.698524 \2枚組 \2700
CD1
(1)J.H.シュメルツァー:ソナタ・ナタリーツィア  (2)8声のソナタ第1番 
(3)8声のソナタ第2番  (4)4声のソナタ「ラ・カロリエッタ」 
(5)3声のソナタ
(ヴァイオリン、クラリーノ、トロンボーンと通奏低音のための) 
(6)3声のソナタ(ヴァイオリン、ヴィオラ、ヴィオールと通奏低音のための) 
(7)6声のソナタ第4番  (8)5声のソナタ 
(9)3つのヴァイオリンのためのソナタ 
CD2
J.J.フックス: (1)8声のセレナータ  (2)7声のロンドー  (3)4声のソナタ
アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
ハプスブルク宮廷の音楽-シュメルツァー&フックス作品集
録音: 1969年 &70年


2564.698200 9枚組 \9900
モンテヴェルディ:
(1)歌劇「オルフェオ」 
(2)歌劇「ウリッセの帰還」
(3)「ポッペアの戴冠」
アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
録音: (1)1968年 (2)1971年 (3)1973,1974年

<NAXOS> ご予約締切日:12月7日 各1枚 \1000
8.557525
シェーンベルク:声楽作品集
1.ソプラノとオーケストラのための6つの歌 Op.8
(自然/紋楯/あこがれ/奥方よ、私はうまずたゆまずに/
あの甘美な魅力にあふれて/小鳥が嘆くとき)
2.地には平和を Op.13
3.6つの無伴奏男声合唱曲 Op.35(抑制/法律/表現法/幸福/傭兵/団結)
4. おお、かわいい人
5. コール・ニドレ
6. 歌劇「モーゼとアロン」より第2幕 第3場 (抜粋)
演奏/ジェニファー・ウェルチ・バビッジ(ソプラノ)・・・1, 6
ディヴィッド・ウィルソン・ジョンソン(ナレーター)・・・5
サイモン・ジョリー合唱団・・・2-6/
フィルハーモニア管弦楽団・・・ 1,5,6
ロバート・クラフト(指揮)
人気急上昇、ロバート・クラフトによる精緻なシェーンベルク(1874-1951)の
声楽作品集。 Op.8はかろうじて調性感を保っているものの、それ以降の作品
はまさに夢幻の響き。ストラヴィンスキーの弟子として知られシェーンベルク
とも親交のあったクラフトは、すでに多くのシェーンベルク作品の録音があり
ますが、この新録はまさに目の覚めるような素晴らしさ。極彩色からモノトー
ンまで響きの多彩さが味わえることでしょう。

8.557735
ヴィラ=ロボス:ピアノ作品集第6集
南アメリカ/ニューヨーク・スカイ・ライン・メロディ/オリオンの 3つの星
/ブラジルの密林への郷愁/ねことねずみ
かわいい子どもたち/壊れたオルゴール/ワルツ/子どもたちの踊り/
謝肉祭のピエロ/敬虔なる山脈の美しい地平線
野生の詩
演奏/ソニア・ルビンスキ(ピアノ)
大好評、ヴィラ=ロボス(1887-1959)のピアノ作品集、今回の第6集は、彼の作
品のなかでも最も多様な内容を持つものです。子どもたちの音楽、ブラジルの
伝統的な要素を盛り込んだ曲、極めてアバンギャルドな技術を要する曲や、音
楽以外からインスピレーションを受けた曲など、まさに天に広がる星のような
様相を呈しています。ヴィラ=ロボスの多彩な音楽性を再確認してください。
第1集より録音を重ねている名手ルビンスキの演奏です。

8.557757
ブロッホ:ヴァイオリン協奏曲他
ヴァイオリン協奏曲/バール・シェム/ヘブライ組曲
演奏/ジーナ・シフ(ヴァイオリン)
ホセ・セレブリエール(指揮)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
ジュネーヴに生まれた早熟の天才、ブロッホ(1880-1959)はブリュッセル音楽院
でウジェーヌ・イザイに師事しました。イザイは彼の才能をすぐさま見抜き、
その音楽性を追求するように説得したといいます。このヴァイオリン協奏曲は、
ブロッホがニューメキシコを訪問した時に耳にしたアメリカインディアンの歌
を主題とし、そこに彼らしい「聖書を通じて感動し打ち震える魂の叫び」を加
えた知られざる名曲です。この録音によってファンが増えることでしょう。

8.557771
ハイドン:交響曲集第32集
交響曲第9番ハ長調/交響曲第10番二長調/交響曲第11番変ホ長調/
交響曲第12番ホ長調
演奏/パトリック・ガロワ(指揮)シンフォニア・フィンランディア
第1集(8.557571)が好評のガロア&シンフォニア・フィンランディアによるハ
イドン交響曲集の第2作目です。作品番号は早いとは言え、当時のハイドンは
すでにエステルハージ侯爵家の副楽長として輝かしい実績を誇る偉大な音楽家
でした。この交響曲集も当時としては大胆な試みが至るところに見られるもの
で聴けば聴くほどに面白みをますこと間違いなしです。ガロアの紡ぎ出す清冽
な音も好感度大です。

8.559291
トムソン:大平原を耕す鋤/組曲「河」
演奏/アンヘロ・ギル=オルドネス(指揮)
ポスト=クラシカル・アンサンブル
ストコフスキーも取り上げた、トムソン (1896-1989)による音で綴るアメリカ
の田園詩、「大平原を耕す鋤」は聴いているだけで目の前にひなびた田園風景
が広がります。例えば第6曲の「戦争とトラクター」。まるでおもちゃのよう
な進軍ラッパ、そしてちょっととぼけたテーマ。何とも言えない楽しさが醸し
出されています。組曲「河」も民謡や賛美歌のメロディを交えた情感豊かな
作品です。

8.570199
ライマン :声楽作品集
1. バリトンと管弦楽のための“ツィクルス”
(パウル・ツェランの詩集「息の転回」による)
2. バリトンと管弦楽のための“クミ・オリ”
(パウル・ツェランの 3つの詩と詩篇 74、79、122の短詩による)
3. バリトンとピアノのための“棒はわれらの中に”
演奏/ヤーロン・ヴィントミュラー(バリトン)
アクセル・バウニ(ピアノ)・・・3のみ
ギュンター・ヘルヴィッヒ(指揮)
ザールブリュッケン放送交響楽団
人気急上昇、ロバート・クラフトによる精緻なシェーンベルク (1874-1951)の
声楽作品集。「6つの歌 Op.8」はかろうじて調性感を保っているものの、それ
以降の作品はまさに夢幻の響き。ストラヴィンスキーの弟子として知られシェ
ーンベルクとも親交のあったクラフトは、すでに多くのシェーンベルク作品の
録音がありますが、この新録はまさに目の覚めるような素晴らしさ。極彩色か
らモノトーンまで響きの多彩さが味わえることでしょう。

8.570202
ヴァイオリンによるオペラ幻想曲集
1. フバイ(1858-1937):カルメンによる華麗なる幻想曲
2. ラフ(1822-1882):ローエングリンのテーマによる二重奏
3. ストラヴィンスキー(1882-1971):
マヴラよりパラシャのアリア(ドゥシュキン編)
4. ゴリホフ(1960-):アイナダマール(ゴリホフ&プルツマン編)
5. ヴァイル(1900-1950):マック・ザ・ナイフ
6. プルツマン(1960-):R・シュトラウス歌劇「ばらの騎士」より
7. パガニーニ(1782-1840):
ロッシーニ歌劇「タンクレディ」より序奏と変奏曲
8. ビゼー(1838-1875):歌劇「真珠採り」より聖なる寺院の奥深く(ロブ編)
9. ラロ(1823-1892):歌劇「イスの王」よりオーバード(シゲティ編)
演奏/リヴィア・ソーン(ヴァイオリン)
ベンジャミン・ロブ(ピアノ)
ジェフ・ヌッタール(ヴァイオリン/ヴィオラ)・・・4, 8のみ
オペラの名アリアを独奏曲にする試みは古くから行われています。特にパガニ
ーニとリストの偉業は後世の作曲家たちに大きな影響を与えました。原曲を一
層華やかで技巧的なものにし一つの新しい作品とすることは作曲家にとっても、
聞き手にとっても、意欲的で大きな喜びと言えるのです。このアルバムは近代
の作曲家の編曲を中心としたもので、音楽が変貌するさまをありありと感じる
ことができることでしょう。ソーンの繊細な表現が曲に命を吹き込みます。

8.570230
リスト:ハンガリー狂詩曲集 S359/R441
ハンガリー狂詩曲第1番(ピアノ版第14番)
ハンガリー狂詩曲第2番(ピアノ版第2番)
ハンガリー狂詩曲第3番(ピアノ版第6番)
ハンガリー狂詩曲第4番(ピアノ版第12番)
ハンガリー狂詩曲第5番(ピアノ版第5番)
ハンガリー狂詩曲第6番(ピアノ版第9番)
演奏/アルトゥール・ファーゲン(指揮)ワイマール・シュターツカペレ
ハンガリー人として生まれながらも実はハンガリー語が話せなかったと言うリ
スト(1811-1886)が「ハンガリーの国民的英雄」と称賛されたのは晩年になっ
てからでした。このハンガリー狂詩曲はハンガリーの民俗旋律を用いた作品
で、まずはピアノのために書かれ幅広い人気を得たもの。後に名フルーティス
トで作曲家であるドップラーの協力を得て6曲がオーケストレーションを施さ
れました。ピアノの細かいパッセージのほとんどはフルートが受け持っている
のもそのためでしょうか。リストが精魂こめて作り上げたハンガリーの至宝、
彼自身がかつて指揮したワイマールのオーケストラによってお聴きください。

8.570236
グリーグ:管弦楽作品集第4集
1. ベール・ギュント組曲第1番 Op.46
2. ペール・ギュント組曲第2番 Op.55
3. ビョルンソンの「漁夫の娘」による4つの詩 Op.21 -第1番初めての出会い
4. 山の精とらわれし者 Op. 32
5. 6つの歌 EG 177
演奏/インガー・ダム・イエンセン(ソプラノ)
パレ・クヌーセン(バリトン)
ビャルテ・エンゲセト(指揮)マルメ交響楽団
イプセンの戯曲「ペール・ギュント」へのグリーグ (1843-1907)の付随音楽は、
ノルウェーの伝説的人物を題材とした5幕の劇に付けられた26曲からなる大作
です。初演時から大成功を収め、とりわけ、この中から選んだ各4曲からなる
組曲はノルウェーのみならず全世界の人々に愛されています。物語の方は実に
荒唐無稽、略奪愛、冒険、魔物との戦い・・・そして無償の愛。もしワーグナ
ーだったらどんな音楽を付けたことでしょうか?

8.570289
スタンフォード :交響曲集第2集
交響曲第2番ニ短調“挽歌”
交響曲第5番ニ長調 Op.56
演奏/デイヴィッド・ロイド=ジョーンズ(指揮)ボーンマス交響楽団
エルガー以前の英国の偉大なる2人の作曲家、パリーとスタンフォード
(1852-1924)はまさに「英国近代音楽の父」。メンデルスゾーンやブラームス
の影響を受けつつも英国の民謡や文学の香りを取り入れた独自の音楽を発展さ
せたのです。スタンフォードの交響曲は全部で7曲ありますが、残念なことに
第3番を除いては最近までほとんど忘れ去られていた存在と言っても過言では
ありません。ここに収録された2曲の作品はどちらもテニスンとミルトンの詩
の引用をともなうものでブックレットには原詩も掲載されています。

8.570324
コーカサスの印象
アミーロフ(1922-1984):
弦楽オーケストラのための交響曲“ニザーミーの追悼のため”
アルチュニアン(1920-):シンフォニエッタ
ナシーゼ(1925-1996):交響曲第3番“室内交響曲”
ツィンツァーゼ(1925-1978):3つのミニアチュールより第1番/第2番
アスラマジャン(1897-1978):
アルメニア民謡による14の小品より“ハベルバン”
ツィンツァーゼ(1925-1978):
3つのミニアチュールより/17のミニアチュールより /12のミニアチュールより
アスラマジャン(1897-1978):アルメニア民謡による14の小品より
ツィンツァーゼ(1925-1978):
12のミニアチュールより“ガンダガン”“シサトゥーラ”
演奏/ウヴェ・ベルケメル(指揮)コーカサス室内オーケストラ
黒海とカスピ海に挟まれたカフカース山脈と、それを取り囲む低地を指す「コ
ーカサス地方」。様々な民族が入り乱れ多種多様な言語と文化を育んできた肥
沃の地です。このアルバムはグルジア、アルメニア、アゼルバイジャンの作曲
家たちの作品を集めたもので、どことなくエキゾチックで力強いメロディが横
溢した興味深い 1枚になっています。 2005年に設立されたばかりのコーカサ
ス室内オーケストラの充実の響きをご堪能ください。

8.570330
リース:フルート四重奏曲集 Op.145
フルート四重奏曲ハ長調 Op.145 No.1-3
演奏/ジョン・ヘリック・リトルフィールド(フルート)
アーロン・ボイド(ヴァイオリン)
アー・リン・ヌー(ヴィオラ)ヤリ・ボンド(チェロ)
ベートーヴェンの弟子として知られるリース(1784-1838)のフルート四重奏曲
は彼が現役引退した年に作曲されたもので、一夜のコンサートで演奏されるこ
とを意図してかのようにすべての曲が密接な関係を持って書かれています。初
期ロマン派のスタイル、ほのかなスペイン風の味付け、そしてベートーヴェン
譲りの愉悦感溢れるスケルツォ、など聴きどころも満載です。くるくる変わる
予測不能なメロディラインにすっかり翻弄され、何度も聴きたくなること請け
合いです。

8.570338
カントルーブ:オーヴェルニュの歌第2集
オーヴェルニュの歌(抜粋)
羊飼いのおとめと馬に乗った男/紡ぎ女/子どものために/しっ、しっ静かに
/牧歌/向こうの谷間に/羊飼いよ、あなたが愛してくれるなら/野良犬め、
あっちへ行け/さあ、まぐさをおやり/三部作(夏への捧げもの/月のような/
夜明けへの讃歌)
フランスの歌(抜粋)
ブロンド娘のそばで/あるいは私は哀れと思うために行くでしょうか?/ばら
の牧草地に/心地良い山頂/目覚めよ/あなたの前に少女が来たら
演奏/ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)
セルジュ・ボド(指揮)リール国立管弦楽団
第1集(8.557491)が大好評を博したヴェロニク・ジャンスによるオーヴェル
ニュの歌、その続編の登場です。このアルバムで“オーヴェルニュの歌”は完
結です。類い稀なる美声と情感豊かな歌唱で故郷の歌を聴かせるジャンス。今
回もその歌声は至上の美しさを誇ります。ラヴェルとショーソンに絶賛された
と言うカントルーブ (1879-1957)の知られざる作品、“三部作”と“フランス
の歌”も収録。こちらもとても魅惑的です。

8.570371
シェリゴフスキ:4つのポーランド舞曲他
1. 喜劇的序曲
2. 4つのポーランド舞曲(行列 /ルブリン地方のワルツ/牧歌/オベレク)
3. ピアノ協奏曲
4. 管弦楽のための夜想曲
5. 管弦楽のための協奏曲
演奏/ボグダン・チャピエフスキ(ピアノ)
マリウス・スモリジ(指揮)ポズナ二・フィルハーモニー管弦楽団
アンナ・ジウコウスカ(ヴァイオリン)・・2-オベレク/5-第1楽章のみ
戦後のポーランド音楽の発展に大きく関与したシェリゴフスキ(1896-1963)の
作品集です。第2次世界大戦の後ポズナニに留まり、この地のオーケストラの
指揮者として活躍。並行して作曲活動も活発に行いポーランド民謡を巧みに織
り込んだ親しみやすい曲を多く生み出した彼こそ、近代ポーランド音楽の父と
呼ぶにふさわしい人でしょう。ここに収録された作品はどれもが新古典主義の
影響を受けた確固たるもので、どっしりと満足感を与える重厚なサウンドも聴
きどころです。

8.570437
タネーエフ :弦楽四重奏曲全集第1集
弦楽四重奏曲第1番変ロ短調 Op.4/弦楽四重奏曲第3番ニ短調 Op.7
演奏/カルペ・ディエム弦楽四重奏団
チャイコフスキーに学び、ラフマニノフとスクリャビンを育てたタネーエフ
(1856-1915)。現在では交響曲が良く知られていますが、彼の本領は室内楽、
それも作品番号を持つ6曲の弦楽四重奏と言っても過言ではありません。この
アルバムに収録されているのは第1番と第3番。いずれも作曲家円熟期の作品
で、いかにもロシアらしい物憂げな情感に満ちた音楽です。

8.570457
カタルーニャ地方のピアノ曲集
モンポウ(マソ編):歌と踊り第13番/ヴィニェス:ヴェルレーヌよりひそやか
に/ルエラ :祝祭ファンファーレ/モンサルヴァーチェ:ディヴェルティメン
ト第2番/グラナドス :マズルカ/ニン=クルメル:3つのトナーダ第2番、4番、
6番/マッシア:黒い池/ブランカフォルト:綱渡りのポルカ/アルベニス:舟
歌/マラツ:スペイン風セレナーデ/グリニョン:魚たちの修道院/ヴィニェ
ス:亡霊のようなメヌエット/マッシア:スケルツォ/セッラ:子守歌/モレー
ラ:踊り第1番/ゲルハルド :2つのスケッチ/グラウ:舟歌/ゴルス:遠くで
花開くアーモンドの木/サマコイス:サルダーナ/モンポウ:前奏曲第12番
演奏/ホルディ・マソ(ピアノ)
カタルーニャと聞くと何を思い浮かべるでしょう?バルセロナ、ガウディ、
音楽好きの人なら、カザルス、そして鳥の歌・・・・しかしこの地方には、ま
だまだ素敵な音楽がたくさんあります。モンポウ、グラナドスをはじめとした
作曲家による多彩なピアノ曲はどれもが楽しく情熱的な思いを秘めています。
自らも大ピアニストであったヴィニェスの珍しい作品にも注目です。

8.570458
デュロン:歌曲集
こちらにおいで、デヤーニラ/悪賢いキューピッド/愛に酔う少女/私、私が
いる/これは何?裏切り?/愛してる、ジレタオルガン作りのソロ/あなたが
望むなら愛して/4月に花が咲くと/話していないと迷ってしまう/心よ、あ
なたはため息をつかない/優しい影に/火よ火よ、水よ水よ!/休ませて、休
ませて/彼らのための威厳の歌/私が羊飼いの女ですから/優しいガラス/天
よ、私は悲痛です/ああ、この愛は私のもの
演奏/アラケル・アンドゥエサ(ソプラノ)
マニュエル・ヴィラス(ダブル・ハープ)
中部スペインで生まれたデュロン(1660-1760)。若き頃の経歴は良くわかって
おりませんが、才能ある若者であったことは想像に難くありません。オルガニ
ストとして 20歳になる前にいくつかの重要なポストを与えられ、作曲家とし
ても功績を残しました。このアルバムには16の世俗歌曲、イタリア風の世俗カ
ンタータからの1曲、聖餐式のための2曲が収録されています。
アンドゥエサの澄み切った歌声に心洗われます。

8.570516
リスト:ピアノ作品全集第26集
1. 巡礼の年第2年イタリア S161/R10b第7番“ダンテを読んで”(ブレスキア
ーニ編)
2. ダンテ交響曲 S648/ R370(作曲家による 2台ピアノと合唱版)地獄 /煉獄/
マニフィカト
演奏/フランツ・リスト・ピアノ・デュオ
マニフィカト部のみ
ガブリエラ・テシュ(合唱指揮)
ハンガリー放送児童合唱団(バルバラ・スモデチ・・・トレブル)
ナクソスの誇るプロジェクトの一つである、リスト(1811-1886)ピアノ作品全
集の第26集です。今作はあの大作「ダンテ交響曲」をリスト自身が、2台のピ
アノと合唱のために編曲したものを中心に収録。リストの編曲の妙をじっくり
と味わうのに最適です。神曲をもとにしたダイナミックな音楽は、2台ピアノ
で奏することにより迫力はそのままで精緻さ倍増。面白さも倍増です。児童合
唱の清冽な歌声が彩りを添えます。

8.570531
アーノルド(1921-2006):2台ピアノのための協奏曲他
1.序曲「ベッカス・ザ・ダンディプラット」 Op. 5
2.ジョン・フィールドの主題による幻想曲 Op. 116
3.2台 3手のピアノのための協奏曲 Op. 104
4.2台のピアノのための協奏曲 Op. 32
演奏/フィリップ・デイソン(ピアノ)2,3,4
ケヴィン・サージェント(ピアノ)3,4
エサ・ヘイッキラ(指揮)アルスター管弦楽団
マルコム・アーノルドと言えば、豪快なオーケストラ・サウンドやユーモアの
ある音楽センスが有名な音楽家です。このアルバムはそのどちらの側面も楽し
める嬉しい1枚でございます。豪快さでいえば「ベッカス-」序曲。楽しさで言
えばピアノ協奏曲。こちらは夫婦デュオのために書かれた愛情あるプレゼント
です。ほのかに見え隠れするジャジーな味わいがたまりません。

8.558184-85
ワーグナー:指環への招待
語り/スティーブン・ジョンソン
ローター・ツァグロセク指揮、シュトゥットガルト管弦楽団の“指環”を用い
て英国の音楽学者、スティーブン・ジョンソンが物語をわかりやすく説明して
くれるという「指環入門」CD。最初に物語の成立やライト・モティーフなどの
説明があり、各作品ごとの解説となっています。非常に聴きとりやすい英語は、
ヒアリングの練習にもぴったりです。

<NAXOS HISTORICAL> 各1枚 \1000
8.110999
グレート・コンダクター・シリーズ/フルトヴェングラー
ヴィルヘルム・フルトヴェングラーの商業録音集(1940-1950)第6集
メンデルスゾーン:“フィンガルの洞窟”序曲
録音 1939年2月15日 ウィーン、楽友協会大ホール
ブラームス:ハンガリー舞曲第1番、第2番、第3番
録音 1949年4月4日 ウィーン、楽友協会大ホール
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
録音 1949年8月29-31日ルツェルン、芸術家の家
ワーグナー:ジークフリート牧歌
録音 1949年2月16.17日 ウィーン、楽友協会大ホール
演奏/ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ユーディ・メニューイン、
ルツェルン祝祭管弦楽団(ブラームス、ヴァイオリン協奏曲のみ)
「ナチの音楽家」というレッテルを貼られ、裁判にもかけられたフルトヴェン
グラーを擁護したのはユダヤ人名ヴァイオリニスト、メニューインでした。彼
の必死の弁護のおかげで無罪を勝ち取ったフルトヴェングラーのその後の活躍
はご存じの通り。恩人メニューインとはまずベートーヴェンを録音し
(8.110996収録)、その2年後にこの精魂込めたブラームスが録音されたのです。
このアルバムは、そのブラームスを中心とした1949年のフルトヴェングラーの
名録音がお楽しみいただけます。ウォード・マーストン復刻

8.111090
グレート・ギタリスト・シリーズ/セゴビア
アンドレス・セゴビア第4集:1950年代アメリカ録音集第2集
ソル:大ソナタ第2番ハ長調 Op.25(抜粋)
モーツァルトの主題による変奏曲 Op.9 1952年4月録音
大ソナタ第1番ハ長調 Op.22-第3楽章 1954年4月録音
6つのディヴェルティメント Op.2-第3番 1954年4月録音
変奏曲と 12のメヌエット Op.11-メヌエット第5番 1954年4月録音
序奏とアレグロ(大独奏曲) Op.14 1955年3月録音
スペインのフォリアとメヌエット Op.15a-メヌエット 1955年3月録音
変奏曲と 12のメヌエット Op.11-メヌエット第6番 1955年3月録音
12の練習曲 Op.6-第12番イ長調 1955年3月録音
12の練習曲 Op.29-第11番ト長調 1955年3月録音
24の練習曲 Op.35-第22番ホ短調 1955年3月録音
12の練習曲 Op.6-第6番イ長調 1955年3月録音
ジュリアーニ:ソナタハ長調 Op.15-第1楽章 1952年3月録音
ポンセ:パガニーニの主題による変奏曲 1952年3月録音
シューベルト:
ピアノ・ソナタ第18番ト長調 Op.78 D.894-第3楽章(編曲:A. セゴヴィア)
1952年3月録音
メンデルスゾーン:無言歌集第1集 Op.19-第6番舟唄(編曲: A. セゴヴィア)
1952年4月録音
ショパン:前奏曲第7番イ長調 Op.28 No.7(編曲:A. セゴヴィア)
1952年3月録音
メンデルスゾーン:
弦楽四重奏曲第1番変ホ長調 Op.12-第2楽章(編曲: A. セゴヴィア)
1954年4月録音
演奏/アンドレス・セゴビア(ギター)
4歳でギターに触れ、16歳で初の演奏会を行い、その数年後にプロのギタリス
トとして活動を始めたセゴビアですが、彼はギター奏法に改革をもたらしただ
けでなくレパートリーの拡大にも非常に熱心でした。ナクソス・セゴビア・エ
ディションの第4集は、ギター音楽に多大な貢献を果たしたソルとジュリアー
ニの作品を中心に、セゴビア自身の編曲によるショパンやシューベルト、メン
デルスゾーンと言ったロマン派の作品を収録。タルレガの影響も垣間見える周
到な準備に基づいた華麗なる編曲の妙をお聞きください。

8.111141
グレート・シンガー・シリーズ/ポンセル
ローザ・ポンセルのアメリカ録音集第4集 1897-1981年
ヴェルディ:歌劇「運命の力」第4幕神よ、平和を与えたまえ
ヴェルディ:歌劇「エルナーニ」第1幕エルナーニよ、いっしょに逃げて
ドヴォルザーク:母の教えたまいし歌
ルビンシュテイン:ペテルブルクの夜会より“ロマンス”
ヴェルディ:歌劇「運命の力」第4幕もうだめだ-呪ってはいけない
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」第1幕勝ちて帰れ
ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」第4幕ミゼレーレ
ヴェルディ:歌劇「運命の力」第2幕天使の中の聖処女よ
ベルリーニ:歌劇「ノルマ」第1幕清き女神よ-ああ、戻ってきて
ベルリーニ:歌劇「ノルマ」第2幕ノルマ、ごらんなさい
演奏/ローザ・ポンセル(ソプラノ)
20世紀を代表する名ドラマティック・ソプラノ歌手ローザ・ポンセルはあのマ
リア・カラスが「最も偉大な歌手」と褒め称えたほど素晴らしい才能を持ち合
わせていました。彼女の華々しい経歴の中でも特筆すべき事項が1927-28年の
メトでの「ノルマ」の上演でしょう。1892年にロッテ・レーマンが歌って以来、
この役を歌えるソプラノがいなかったため実に 35年間上演されなかったとい
うこのオペラ、彼女が完璧に歌ったことで大成功を収めたのです。ここに収録
された「ノルマ」は1929年の録音で、輝かしく崇高な全盛期の声が捕らえられ
ています。
ウォード・マーストン復刻




<MARCO POLO>
8.225316 \1780
シュポア( 1784-1859):弦楽四重奏曲全集第12集
弦楽四重奏曲第33番ト長調 Op.146/弦楽四重奏曲第35番変ホ長調 Op.155/
ポプリ第1番
ディマ弦楽四重奏団
大好評、シュポアの弦楽四重奏曲全集も今作で第12巻を数えます。多作で知ら
れるシュポアですが、室内楽、とりわけ弦楽四重奏は彼の作品の中でも重要な
位置を占めるもので、多彩なスタイルと高い音楽性を持った興味深い作品が目
白押しです。このアルバムには晩年の2つの作品、第33番と第35番が収録され
ています。第33番のアダージョは全作品の中でも最も秀でたものとして高く評
価され、第35番は古典的なスタイルを懐古するものです。
ポプリは作曲家20歳の作品で、かなり意欲的な作品です。



<DACAPO>
8.226037 \1780
秘められた旋律
ペル・ノアゴー(1932-)
1.無限拝受(2台ピアノのための)2.思いだすこと 3.スタディエール
4.アキレスとカメ
ロルフ・ヒンド(1964-)
5.明らかにされることのないもの(ヴァイオリンとピアノのための)
ペル・ノアゴー(1932-)
6.無伴奏ヴァイオリン・ソナタ“秘められた旋律”
ロルフ・ヒント(ピアノ)・・・1,2,3,4,5
ニコラス・ホッジス(ピアノ)・・・1のみ
デヴィッド・アルバーマン(ヴァイオリン)・・・5,6
「彼の音楽には未来が感じられる・・・」と Gramophone誌でも絶賛されたデ
ンマークの作曲家、ノアゴーの室内楽作品集です。抽象的でミステリアスなタ
イトルそのままのピアノ作品はどれも洗練された美しさが魅力です。とりわけ、
極めて技巧的でピアニストに過酷な試練を要求する「アキレスとカメ」は、聞
き手の耳には心地良い刺激をもたらしてくれるでしょう。
ノアゴーの要求するものは難解ではあるものの、深い感情移入と微妙なバラン
スが透けてみえ、それを追求するのはまことに興味深い作業です。

8.226044 \1780
ソンライフ・ラスムセン(1961-)
弦楽四重奏曲第1番/弦楽四重奏曲第2番“陽光と影”/グラーヴェ-カーステ
ン・ホイダルを偲んで/ヴァイオリン協奏曲第1番“季節の歌”/
過去への反響
シェラン弦楽四重奏団
ジョン・ストルゴーズ(ヴァイオリン)
ユハ・カンガス(指揮)オストロボスニア室内管弦楽団
彼によると、「私の音楽の根源はすべてファロエズの民謡によるものだ」とい
うことですが、実際にそのようなメロディを聴きとるのは至難の業です。なぜ
ならば、その歌はばらばらにされて現代的に組み替えられているから。断片す
ら私たちの耳には届くこともないでしょう。しかしながら、ラスムセンの音楽
を聴くと様々なイメージが目の前に浮かびます。
偏在する大西洋、砂丘、島を渡る厳しい風、それは彼が幼いころに過ごした
ファロエズの光景と重なるものです。このアルバムは弦楽のための作品集。
世界初演録音を含みます。

8.226524 \1780
グンナー・ベアウ(1919-1989)
エクラテメンツ
演奏/エーリク・カルトフト(ピアノ)
デンマークの十二音音楽の草分けである、作曲家グンナー・ベアウはダルム
シュタットに参加した初のデンマーク作曲家で、オネゲルやメシアン、シュ
トックハウゼン、ブーレーズらとも交流がありました。このアルバムは彼の
音楽の総決算とも言えるもので、30年以上にも渡る作風の変遷を耳で確かめ
ることが可能です。なんとも複雑で爆発的エネルギーを湛えた小品でしょう。



<CPO>
777101-2(SACD-Hybrid) \2950
ワインガルトナー(1863-1942):管弦楽作品集第5集
序曲“深刻な時より”/交響曲第5番 ハ短調 Op.71
マルコ・レトーニャ(指揮)バーゼル交響楽団
戦前を代表する名指揮者ワインガルトナーは、フランツ・リストに弟子入りし
たほどの大作曲家でもありました。いくつかのベートーヴェンの作品の改訂で
も知られていますが、交響曲からオペラまで多方面に渡る多数のオリジナル作
品も多数残されています。CPOレーベルは彼の作品を積極的に録音していて、
この盤は交響曲集の第5作目にあたります。後期ロマン派の作風にどっぷり浸
かった交響曲第5番も聴きごたえありますが、興味深いのは、序曲“深刻な時
より”。国歌を使用した緊張感溢れる楽想が魅力的な、ワインガルトナー版
「1812年」とも言える楽しい作品です。

777076-2 \1700
キール(1821-1885):ピアノ四重奏曲全集
ピアノ四重奏曲第1番イ短調 Op.43/第2番ホ長調 Op.44/第3番ト長調 Op.50
演奏/ウルリケ=アニマ・マテ(ヴァイオリン)
ハリオルフ・シュリヒティヒ(ヴィオラ)
クセニア・ヤンコヴィチ(チェロ)オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)
1821年生まれのドイツの作曲家、キールは幼い頃から音楽の才能を発揮し、ほ
とんど独学にも関わらずピアノを演奏し、13歳になるまでに多くの作品を書い
たとされています。交響曲と歌劇以外のほとんどのジャンルに手を染めた彼で
すが、やはりその白眉はピアノ曲とピアノを用いた室内楽作品でしょう。
ここに収録されたピアノ四重奏も、冒頭の3分を聴いただけでその渋い輝きに
圧倒されるはず。シューマンとブラームスを結ぶ隠れた掛け橋として、もっと
評価されても良い人です。

777250-2 2枚組 \4900
エナ(1859-1939):熱き愛
ミクサート・コロマン(カールマン)のテクストによる2幕のオペラ
演奏/ヨハンナ・ストヨコヴィチ(ソプラノ)
ロタール・オディニウス(テノール)
アルフレード・キム(テノール)
エグベルト・ユングハウス(バリトン)
ヘルマン・ボイマー(指揮)
北ドイツ放送フィルハーモニー&北ドイツ合唱団
日本でも演奏された歌劇「マッチ売りの少女」で知られるデンマークの作曲家、
アウゴスト・エナの知られざるオペラ「熱き愛」の登場です。この人もほとん
ど独学で音楽を学んだのですが、オペラを13曲も書いたと言われています。
この「熱き愛」はワーグナーの重厚さとベルカント・オペラの流麗さ、そして
ヴェリズモのリアリティを併せ持つ美しい作品で、悲しい結末も含め聴き手の
涙を誘うこと間違いなしです。

777271-2(SACD-Hybrid) \2950
北ドイツ・バロックの作曲家たちのオルガン作品集
カラデック(1640?-1684)
ブルンクホースト(1670?-1725)
シュテフェンス(1560-1616)
エーリッヒ(1649-1712)
リッター(1645?-1725?)
ハンフ(1664-1711/12)
フリードヘルム・フランメ(オルガン)1721/22年製 ボックホルン、聖コズマス
&聖ダミアン教会 聖父のオルガン
ナクソス・スタンダードのデュリュフレ・オルガン作品集をはじめ、 CPOレー
ベルにもいくつもの素晴らしい録音のある名手フランメの最新盤。16世紀の知
られざる作曲家たちが書いた多彩な作品を収録したもので、その経歴も、教会
のオルガニストであったりブクステフーデの弟子であったりと様々です。ドイ
ツ北海、オストフリースラントの小さな町ボックホルムの由緒ある教会のオ
ルガンの音色も魅力です。

777291-2 2枚組(1枚価格) \2450
ジンクフォニカー 25周年記念アルバム
「これが最高!」
演奏/ジンクフォニカー
若干のメンバーの入れ替わりはあるものの、25年間ずっと活動を続け、常にク
オリティの高いアルバムをリリースしているドイツの6人組の男声ヴォーカル
アンサンブル、ジンクフォニカーのベスト盤です。
驚異的なレパートリーと完璧なアンサンブルが持ち味で、(他のレーベルから
はサイモン&ガーファンクルまで出しています)ここでも、「You are the
sunshine of my life」の次にはレーガーというまさに人を食った選曲がナイ
ス。ちょっと懐かしい気持ちになれる粋な2枚組です。

777327-2 \2450
プレトーリウス(1571-1621):降臨節とクリスマスの音楽
来たれ、諸民族の救い主よ/もろびと声あげ/高き天より/ベツレヘムに生まれ
し御子/優しい星々の創造主よ/讃えられよ、イエス・キリスト/喜びを響かせ
よう /太陽の昇る地平から
演奏/マンフレッド・コルデス(指揮)
ブレマー・バロック・コンソート
題名こそクリスマスの音楽ではありますが、このアルバムは慌ただしい時期が
終わって、ほっとした時こそ聴いていただきたい心洗われる1枚です。全てを
慈しむかのような歌声、澄み切った弦の音色、そして極上のアンサンブル、こ
れは素敵です。




<CANARY CLASSICS>
CC04 \2480
ガン・チェン&チャンハオ・ヘ:
ヴァイオリンのための協奏曲「梁山泊と祝英台」
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
ギル・シャハム(ヴァイオリン)
ラン・シュイ(指揮)シンガポール交響楽団
中国語版“大地の歌”でおなじみ、ラン・シュイ&シンガポール交響楽団を
バックに名手ギル・シャハムが歌いまくるのは名曲「梁山伯と祝英台」(NAXOS
の誇る名手西崎崇子氏やヴァネッサ・メイにも名演あり)です。現世では決し
て結ばれることのなかった恋人たちが、蝶になってその想いを果たしたという
悲しくも美しいストーリーが秘められた情熱的な曲で、全編に漂う濃厚な中国
風の雰囲気と心打つメロディがなんとも魅力的。同時収録のチャイコフスキー
を凌駕するほどの熱い曲です。これは、かなり聴きものです。



<WIGMORE HALL>
WHLive0017 \2100
シューベルト( 1797-1828):
1.岩の上の羊飼い
2. 八重奏曲
1.アイリッシュ・タイナン(ソプラノ)
マルコム・マルティヌー(ピアノ)
マイケル・コリンズ(クラリネット)
2.マイケル・コリンズ(クラリネット)
イザベル・ファン・クーレン(ヴァイオリン)
ピーター・ブルント(ヴァイオリン)
ラルス・アンドレス・トムター(ヴィオラ)
ダニエル・ミュラー=ショット(チェロ)
ペーター・リーゲルバウアー(コントラバス)
マーティン・オーウェン(ホルン)
ロビン・オニール(バスーン)
プレトニョフとの共演で知られる名クラリネット奏者、マイケル・コリンズと
その仲間たちのシューベルトです。伸びやかでひたすら流麗な「岩の上の羊飼
い」での情感あふれるタイナンの歌、そしてくつろいだ中にも緊張感漲る八重
奏曲と、どちらもシューベルトの作品の魅力を存分に味わうことができるで
しょう。
ファン・クーレン、ミュラー=ショットなどの注目の若手たちの演奏にもご注
目ください。

WHLive0018 \2100
イモジェン・クーパー:リサイタル
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第28番イ長調 Op.101
モーツァルト:ピアノ・ソナタ イ短調 K.310
ラヴェル:鏡
ドビュッシー:月の光
演奏/イモジェン・クーパー(ピアノ)
ホルツマイヤーとの共演でしられるベテラン・ピアニスト、イモジェン・クー
パーの2007年リサイタルのライヴ盤です。その実力にわりには知名度がもう一
つの感がありますが、一部に熱狂的なファンを持つという、まさに「通のため
の」ピアニストと言えるでしょう。彼女の細やかで丁寧な演奏は特にモーツァ
ルトやシューマンの演奏での評価が高いのですが、ここで聴けるラヴェルなど
も素晴らしいものです。

WHLive0019 \2100
モーツァルト:弦楽四重奏曲ニ短調 K.575
スメタナ:弦楽四重奏曲第2番ニ短調
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第8番
シュカンパ弦楽四重奏団
1989年、プラハ音楽院の学生たちによって結成されたスカンパ四重奏団はスメ
タナ弦楽四重奏団のメンバーであったアントニン・コホウトとミラン・スカン
パの助言を受け、彼らの音楽を確立し、今ではチェコを代表する名弦楽四重奏
団へと成長しました。彼らの演奏はBBCでも定期的に放送され、ウィグモア・
ホールには1993年にデビュー、聴衆から大絶賛されました。ここではモーツァ
ルト、スメタナ、ショスタコーヴィチのスタイルの違いを的確に表現していま
す。とりわけ「お国もの」のスメタナのねっとりとした音楽は聴きどころです。

WHLive0020 \2100
クリストファー・マルトマン・リサイタル
シューベルト:
さすらい人/さすらい人の夜の歌I/休みなき愛/さすらい人の夜の歌II
ヴォルフ:炎の騎士/庭師/恋人に /散歩/ねずみ取りの男
ドビュッシー:ロマンス/鐘/マンドリン
デュパルク:旅へのいざない/波と鐘/フィディレ
ウォーロック:キツネ/歌い手/ストラットン船長奇譚
演奏/クリストファー・マルトマン(バリトン)
ジュリアス・ドレイク(ピアノ)
最近めきめき頭角を現す若手バリトンの一人がこのマルトマンです。オペラ、
歌曲のどちらでも活躍、まるで絹のようなつややかな光沢を持った美しい声で
聴き手を魅了します。このリサイタルではシューベルトやヴォルフ、他の曲を
熱唱。どれもが劇的ですばらしい表現力。ドビュッシーやデュパルクなどのフ
ランス歌曲の微妙なニュアンスもたまりません。
アンコールがこれまた絶妙!

<Brilliant>
BRL 93635 6枚組 \3080
ドヴォルザーク:交響曲全集
ネーメ・ヤルヴィ指揮、スコットランド・ナショナル管弦楽団、他
イルジー・ビエロフラーヴェク指揮、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
マリス・ヤンソンス指揮、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団

BRL 8850 3枚組 \1550
ジョン・ケージ:声楽曲集
舞踏劇のための音楽「フォー・ウォールズ」 、四季、3つの歌、5つの歌、
フォーエヴァー・アンド・サンスメル、18回目の春を迎えたすばらしい未亡人、
4つの舞曲、彼女は眠っている、夜想曲、6つのメロディ、他
ローナ・ウィンザー(Voice)アルス・ルディ(Perc)
ダヴィッド・シモナッチ(Vln)ジャンカルロ・シモナッチ(pf)、他

BRL 8866 10枚組 \4580
ヒストリカル ロシアン アーカイヴシリーズ
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番、第11番
ラフマニノフ:3つのロシア民謡Op.41、カンタータ「春」Op.20
Rコルサコフ:賢者オレーグの歌Op.58
ハチャトゥリアン:スパルタクス組曲、交響曲第1番
グリンカ:カマリンスカヤ、友情の追憶、祖国愛の歌
ミャスコフスキー:交響曲第17番
プロコフィエフ:
偉大なる十月社会主義革命30周年のためのカンタータOp.114、ロシア序曲Op.72
チャイコフスキー:
四季Op.37、幻想序曲「ハムレット」Op.67a、幻想曲「運命」Op.77、
劇音楽「雪娘」Op.12
バラキレフ:イスラメイ
グラズノフ:春、ワルツOp.42-3
アレンスキー:
草原にてOp.36-24、子どものための6つの小品Op.34から「ワルツ」
リスト:ファウスト交響曲
ベートーヴェン:序曲「コリオラン」
メンデルスゾーン:序曲「ルイ・ブラス」
ビゼー:序曲「祖国」
カセッラ:イタリア
エネスコ:ルーマニア狂詩曲第1番
ミヨー:プロヴァンス組曲
アレクサンダー・ガウク(Cond)名演奏集
ソビエト国立放送交響楽団、他

BRL 93634 3枚組 \1550
スメタナ:管弦楽曲全集
連作交響詩「わが祖国」全曲、交響詩「ヴァレンシュタインの陣営」Op.14、
「ハーコン・ヤールOp.16、「リチャード3世」Op.11、
歌劇「売られた花嫁」より、祝典交響曲Op.6、祝典序曲ハ長調、ニ長調、
プラハの謝肉祭、国民軍行進曲、シェイクスピア祭のための祝典行進曲Op.20
テオドール・クチャル指揮、ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団

BRL 8867 4枚組 \2050
シベリウス:交響曲全集
「テンペスト」組曲第1番、イン・メモリアムOp.59
レイフ・セーゲルスタム指揮、デンマーク国立交響楽団

BRL 8895 \540
フランス・ハープ・デュエット-2台のハープによるフランス作曲家の作品集
フランク:2台のハープの為の「前奏曲、フーガと変奏曲」
ドビュッシー:2台のハープの為の「子供の領分」「小組曲」
フォーレ:2台のハープの為の「ドリー組曲」
ラヴェル:2台のハープの為の「マ・メール・ロア」
デュオ・ビリティス(Harp)

BRL 93637 2枚組 \1080
J.S.バッハ:バリトンサックスによる「無伴奏チェロ組曲」全曲
ヘンク・ファン・トゥイラールト(Baritone saxophone)

BRL 93364 \540
パレストリーナ:マドリガル集
4声のマドリガル第1巻、セスティナ
リナルド・アレッサンドリーニ指揮、コンチェルト・イタリアーノ

BRL 93365 3枚組 \1550
サンマルティーニ:ソナタ集
6つソロ楽器の為のソナタOp.13、
2つのフルートもしくはヴァイオリンと通奏低音の為の12のソナタ、
ノットルノ
アンサンブル J.M.アンチュティ、イル・ロシニョーロ、他

BRL 8892(DVD-Video) \1880
ドン・コサック合唱団の歴史
ドン・コサック合唱団によるこのDVDは現在入手できる唯一の映像ソフトとして
貴重です。世界的に有名なこの男声合唱団の歴史は1921年に始まりました。
1963年からの聖歌隊としてスタートしたその創設時や指揮者セルジュ・ジャー
ロフのことなどにふれています。ロシア正教会の音楽、軍隊の曲などを交えな
がらドン・コサック合唱団の姿に迫ります。歌唱を収録した映像は1963年から
69年までのモノクロ映像ですが音質は良好です。ドン・コサック合唱団の真摯
な姿が映し出されています。
1988年にジャーロフが亡くなった後、マイケル・ミンスキーが指揮をしており、
ブリリアントレーベルではCDが発売されています。また、このDVDには多くの
貴重な写真データも含まれています。





<EMI Korea>
EKC2D 2枚組 \2450
ブルックナー:交響曲第8番、第9番
カール・シューリヒト指揮、
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団




<韓国ALESレーベル>
ALES 5101 2枚組 \2450
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲集
第7番「ラズモフスキー第1番」Op.59-1、
第8番「ラズモフスキー第2番」Op.59-2、
第11番「セリオーソ」Op.95、第13番Op.130、大フーガOp.133
ブッシュ弦楽四重奏団




<DEMUSICA>
DEMUSICA 201 2枚組 \4050
デムス:オペラ「愚か者と死」
イェルク・デムス(pf)
オーストリアの詩人、フーゴ・フォン・ホーフマンスタールの戯曲「Der Tor
und der Tod」を基にデムス自らが作曲した作品です。ホーフマンスタールは
ウィーン世紀末文化を代表する青年ウィーン派の一員で、「ソフォクレス・エ
ウリピデス」などの古典劇に近代的解釈を加えて、優れた翻案・改作を作り出
し印象主義的な新ロマン主義の代表的作家としても有名です。また作曲家リ
ヒャルト・シュトラウスと協力して「薔薇の騎士」などのオペラ作りにも尽力
したことも特筆できます。デムスの自作自演集として貴重な1枚です。

DEMUSICA 99 2枚組 \3380
ベヒシュタイン使用による名演奏集
ブラームス:ラプソディOp.79-2、間奏曲Op.117-2
リスト:
巡礼の年第2年イタリアより「ペトラルカのソネット」第123番、
コンソレーション
ドビュッシー:
沈める寺、月の光、月の光がふりそそぐテラス、そして月は廃れた寺に落ちる
デムス:
素朴なソナタOp.19より「ノクターン」、
記憶Op.6より「Les Cloches du Soir」、他 デムス自作自演集付
2006年10月福島県南会津町御蔵入交流館文化ホール収録。同ホール所有のベヒ
シュタインを弾いた録音。ドビュッシーが「ピアノ音楽はベヒシュタインのた
めに書かれるべきだ」と言ったことは有名な話ですが、一時は世界で最高の
シェアを誇り、ヨーロッパの貴族に最も愛された、由緒正しいピアノです。多
くの貴重なピアノを所有するデムスですが、このホールのベヒシュタインもま
た、デムスを魅了したのでしょう。
ディスク後半収録の「月」をテーマにしたドビュッシーの作品を演奏していま
すが、これがデムスの真骨頂的な絶品。またデムスのこだわりで作成されてい
る写真満載のブックレットは60ページ。日本語表記有り。
デムス自作(1998年録音)も収録されています。




<EINSATZ RECORDS>
EZCD 017 \2300
J.S.バッハ:
ヴァイオリン協奏曲第1番、第2番
無伴奏パルティータ第2番より「シャコンヌ」
ヘンリク・シェリング(Vln)
ガブリエル・ブイヨン指揮 コンセール・パドルー
シェリングが30歳代に録音した、バッハの協奏曲の記念すべき最初の録音。
真摯な演奏スタイルは後の2種の録音にも共通するが、やはり若い情熱はこの
演奏から顕著に感じ取れる。伴奏指揮は、当時パリ音楽院で指導していたガブ
リエル・ブイヨンでヴラド・ペルルミュテールやピエール・フルニエとトリオ
を組んでいた経歴を持つ。「シャコンヌ」は1955年に録音した最初の「無伴奏
ヴァイオリン・ソナタとパルティータ」全曲盤からのもので、若きシェリング
の伝説の名演。
(協奏曲)原盤:仏ODEON ODX114 録音:1951年
(シャコンヌ)原盤:ODX123 録音:1955年からの復刻。
国内盤仕様…日本語帯付、裏面の曲目トラックリストも日本語併記 簡単な
解説も封入しております




<CBC Records>
PSCD 2030 6枚組 \4050
ザ・ヤング・マーヴェリック-若き異端者
グレン・グールド CBC録音集
収録曲:
J.S.バッハ:
ゴルドベルク変奏曲(録音:1954年6月21日)
平均律クラヴィーア曲集第2巻より前奏曲とフーガ第7番BWV.876、
第9番BWV.878、第14番BWV.883、第22番BWV.891(録音:1952、1954年)
パルティータ第5番BWV.829(録音:1954)
3声のシンフォニアBWV.787-801(録音:1955年)
イタリア協奏曲BWV.971(録音:1952年)
ピアノ協奏曲第1番BWV.1052(録音:1955年)
ベートーヴェン:
6つのバガテルOp.126、ピアノソナタ第28番、第4番、第19番(録音:1952年)、
ピアノ三重奏曲第5番Op.70-1「幽霊」 
アレクサンダー・シュナイダー(Vln)
ザラ・ネルソヴァ(Vc)(録音:1954年)
創作主題による6つの変奏曲Op.34(録音:1952年)
「エロイカ」の主題による15の変奏曲とフーガOp.35(録音:1952年)
ピアノ協奏曲第2番Op.19、第3番Op.37 
ハインツ・ウンガー指揮、CBC交響楽団(録音:1951年、1955年)
ピアノ協奏曲第1番Op.15 
アーネスト・マクミラン指揮、トロント交響楽団(録音:1951年)
ピアノ協奏曲第2番より第3楽章 
ポール・シェルマン指揮、スタータイム管弦楽団(録音:1951年)
シェーンベルク:
ピアノ協奏曲Op.42 
ジャン=マリー・ボーデ指揮、CBC交響楽団(録音:1953年)
3つのピアノ曲Op.11、ピアノ組曲Op.25
ベルク:ピアノソナタOp.1(録音:1952年)
ヴェーベルン:ピアノのための変奏曲Op.27(録音:1954年)
カナダCBC放送に残されていた18歳から22歳の間に収録されて放送録音が6枚組
になって発売となりました。CBC放送はグールドの貴重なタイトルを所持して
いるところとしても有名です。グレン・グールドの成長過程で見過ごすことの
できない時期の音源ということで非常に興味深いセットです。

PSCD 2031 5枚組 \4050
ラジオ・ドキュメンタリー集 グレン・グールド
収録:
孤独三部作「北の理念」「遅れてきた者たち」「大地の静かな人々」、
パブロ・カザルス、レオポルド・ストコフスキー
カナダCBC放送でのラジオ・ドキュメンタリーがセット化されます。過去に販
売されていたようですが、かなり入手が困難であったようです。今回セットに
なった上、価格もかなり抑えられております。グールドのファンには絶好のタ
イトルてす。




<Brilliant Classics>
BRL 93612 10枚組 \4580
タリス:作品全集
アリスター・ジャクソン指揮、シャペル・デュ・ロイ、他
収録曲:
ヘンリー8世のための音楽、めでたし清らかなおとめ、4声のミサ曲、
御子はわれらに生まれたもう、他

BRL 8818 10枚組 \4580
ヒストリカル ロシアン アーカイヴシリーズ
ユーリ・テミルカーノフ(Cond)名演奏集
キーロフ劇場管弦楽団、ソビエト国立交響楽団、
モスクワフィルハーモニー管弦楽団、他
収録曲:
チャイコフスキー:ロミオとジュリエット、交響曲第6番
ショスタコーヴィチ:交響曲第1番、第5番、第15番
シチェドリン:鐘、組曲「愛だけでなく」
プロコフィエフ:
交響曲第1番、組曲「ロミオとジュリエット」、キージェ中尉
ハチャトリアン:交響曲第2番
スクリャービン:法悦の詩
ラフマニノフ:交響曲第2番
イベール:交響組曲「パリ」
ベートーヴェン:交響曲第8番、序曲コリオランOp.62
ロッシーニ:セビリアの理髪師序曲
ハイドン:交響曲第104番「ロンドン」
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
ラヴェル:亡き王女の為のパヴァーヌ、スペイン狂詩曲
シベリウス:交響曲第2番
ブリテン:青少年のための管弦楽入門
ドビュッシー:雲、祭り、海、小組曲
エネスコ:ルーマニア狂詩曲第1番

BRL 8847(SACD-Hybrid) \1050
ペルト:鏡の中の鏡
クベンジャミン・ハドソン(Vln、Vla)
セバスティアン・クリンガー(Vc)
ユルゲン・クルーゼ(pf)
収録曲:
アリヌーシュカの癒しに基づく変奏曲、アリーナに、
モーツァルト=アダージョ

BRL 92769(SACD-Hybrid) 2枚組 \2100
J.S.バッハ:クラヴィーア練習曲集 第3巻
マッテオ・メッシオーリ(Org)

BRL 8851 7枚組 \3580
メトネル:ピアノソナタ全集
ハーミッシュ・ミルン、ボリス・ベレゾフスキー、
ジェフリー・トーザー(pf)
収録曲:
忘れられた調べ第2集Op.39より「瞑想」、「春」、
4つのおとぎ話Op.26より 第2曲、2つのおとぎ話Op.14「オフィーリアの歌」、
「オフィーリアの歌」、3つのおとぎ話Op9より 第3曲、
4つのおとぎ話Op.35より 第4曲、3つの労働の賛歌Op.49、2つの悲歌より、
3つの酒神讃歌より 第2曲、3部作ソナタOp.11、
ピアノソナタOp.25-2「夜の風」、ソナタ ト短調Op.22、
若い人のためのロマンティックなスケッチOp.54、2つのおとぎ話Op.8、
3つのおとぎ話Op.17、ソナタOp.30、ソナタOp.5、第2即興曲Op.47、
ソナタ-バラードOp.27、4つのおとぎ話Op.34、ロマンチックなソナタOp.53-1、
不吉なソナタOp.53-2、忘れられた調べOp.39、2つのおとぎ話Op.48、
練習曲ハ短調、私はおまえを愛していたOp.32-4、
2台ピアノの為のロシアの輪舞Op.58、楽興の時Op.4-3、前奏曲Op.4-4、
おとぎ話ソナタOp.25-1、回想ソナタOp.38-1、牧歌ソナタOp.56

BRL 93613 \540
「ユーロ・オットマニア」-トルコのクラシック音楽
エムレ・アラチ指揮、プラハ交響楽団、プラハフィルハーモニー合唱団、他
収録曲:
ルイジ・アルディーティ:INNO TURCO
CALLISTO GUATELLI PASHA:
ARIA NAZIONALI E CANTI POPOLARI ORIENTALI ANTICHI E MODERNI
アウグスト・フォン・アデルブルク:
AUX BORDS DU BOSPHORE, Symphonie-Fantaisie Op.9
バルトロメオ・ピサーニ:
UNE LARME SUR LA TOMBE DU SULTAN ABDUL-
MEDJID, Funeral March in F minor
アンジェロ・マリアーニ:HYMNE NATIONAL

BRL 93367 \540
ストラデッラ:シンフォニア第2番、クリスマスカンタータ
ラ・マニフィカ・コムニタ
収録曲:シンフォニア イ長調、ヘ長調

BRL 93363 2枚組 \1080
ボッケリーニ:フォルテピアノとヴァイオリン伴奏のためのソナタ
フランコ・アンジェレリ(pf)エンリコ・ガッティ(Vln)、
ガリマティアス・ムジクム
収録曲:6つの3声のためのソナタ

BRL 8465(DVD-Video) 3枚組 \5400
ケンブリッジ合唱団による合唱曲名唱集
ステファン・クレオバリー、ティモシー・ブラウン、他
既発売のDVD3種類をまとめたもの
(品番:92099)ラメンテイションズ--ルネッサンス合唱曲集
(品番:6364)クラシック合唱名曲集--
モーツァルト、ハイドン、ブラームス、バード、他の作品
(品番6471)イーヴンソングとヴェスペレ




<HARBOR RECORDS>
NQCL 3001(CD+DVD) \2800
モーツァルト:交響曲第40番、セレナータ・ノットゥルナK.239
エンリコ・オノフリ指揮、
ディヴィーノ・ソスピーロ
2006年のラ・フォルジュルネで来日し、その演奏が一気に話題を呼び、注目
されることになった! 興奮と熱狂の渦に巻き込んだ伝説のモーツァルトがつ
いに登場です。現在、イル・ジャルディーノ・アルモニコのコンサートマス
ターとして活躍中のオノフリ。オリジナル楽器を使用している演奏団体ディ
ヴィーノ・ソスピーロとのモーツァルトは鮮烈的な激しいうねりと躍動感で
満ち溢れています。とにかく『こんなモーツァルトが…』。今後音楽専門誌
等で話題になること間違いありません。特典DVDではオノフリのインタビュー
付き リハーサルの様子も収録




★EUROARTS DVD(輸入盤) 限定入荷★ 各1枚 \1650
下記28タイトルが代理店に特別価格で限定入荷しました。代理店の在庫がなく
なり次第特価でのご提供は終了となりますので、よろしくご検討ください。

EUROARTS 2010228(DVD-Video)
モーツァルト:ピアノ協奏曲集
アンドレ・プレヴィン、ゾルタン・コチシュ、ハイドルン・ホルトマン(pf)
マーク・アンドレー指揮、スイス・イタリア放送交響楽団、他
収録曲:ピアノ協奏曲第1番K.37、第4番K.41、第23番K.488、第24番K.491

EUROARTS 2050356(DVD-Video)
J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調
ゲオルク・クリストフ・ビラー指揮、
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、聖トーマス教会合唱団
ホルトン(Sop)レクスロート(C-T)・ゲンツ(Ten)メルテンス(Bs)

EUROARTS 2050366(DVD-Video)
J.S.バッハ:音楽の捧げもの BWV.1079
バルトルト・クイケン(トラヴェルソ)シギスヴァルト・クイケン(Vln)
ヴィーラント・クイケン(Vla)ロベール・コーネン(Cemb)

EUROARTS 2050396(DVD-Video)
J.S.バッハ:ヨハネ受難曲
鈴木雅明指揮、バッハ・コレギウム・ジャパン
鈴木美登里(Sop)ブレイズ(C-T)テュルク(Ten)浦野智行(Br)
マクロウド(Bs) 、他

EUROARTS 2050526(DVD-Video)
「リズムと踊り」
スーザン・グレアム(MSop)児玉麻里、児玉桃(pf)林英哲(和太鼓)
ケント・ナガノ指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
収録曲:バンテュ:ヒー・ガット・リズム(ジョージ・ガーシュウィンをたた
えて)/ラヴェル:ラ・ヴァルス、ダフニスとクロエ第2組曲/松下功:和太
鼓協奏曲「飛天遊」/林英哲:「宴」/チャオ・チーピン:管弦楽のための
組曲「さらば、わが愛(覇王別姫)」/ガーシュウィン:「淑女よ善良なれ」
より「魅惑のリズム」「私の愛する人」、「ア・ダムセル・イン・ディスト
レス(踊る騎士)」より「うまくやれたら」、「オー・ケイ」より「サムワ
ン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー」、「ポーギーとベス」より「サマー
タイム」、「ガール・クレージー」より「アイ・ガット・リズム」/リンケ:
オペレッタ「ルーナ夫人」より「ベルリン気質」

EUROARTS 2050746(DVD-Video)
J.S.バッハ:2台のクラヴィーアのための協奏曲BWV.1061
カティア・ラベック、マリエル・ラベック(pf)
ジョヴァンニ・アントニーニ指揮、イル・ジャルディーノ・アルモニコ
収録曲:J.S.バッハ:3台のクラヴィーアのための協奏曲BWV.1063
C.P.E.バッハ:シンフォニアWq182-1
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲RV.242

EUROARTS 2051368(DVD-Video)
ブルックナー:交響曲第8番(ノヴァーク版)
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮、ワールド・フィルハーモニー管弦楽団

EUROARTS 2052129(DVD-Video)
「サウンズ・ライク・クリスマス」
アンゲリカ・キルヒシュラーガー(Sop)
ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ指揮、
アンサンブル・アマルコルド、フライブルク・バロック・オーケストラ
収録曲:バッハ、ヘンデル、コレルリを中心に クリスマスキャロル

EUROARTS 2053299(DVD-Video)
「サマーナイト・オブ・ミュージック」
ディー・ディー・ブリッジウォーターカルテット、キングス・シンガーズ、
ゲヴァントハウス管弦楽団、マイスキー、ボレイコ、他

EUROARTS 2054028(DVD-Video)
「グレート・スターズ・オブ・オペラ」
オレグ・カエターニ指揮、プラハ交響楽団
演奏:ルチア・アリベルディ、アグネス・バルツァ、デボラ・サッソン、
アンナ・トモワ=シントウ、ニール・シコフ、ヴィンツェンツォ・ラ・スコ
ーラ、クルト・リドル、他

EUROARTS 2054038(DVD-Video)
C.P.E.バッハ:オラトリオ「イエスの復活と昇天」Wq.240
J.S.バッハ:オラトリオ「御国にまします神を讃えよ」BWV.11
シギスヴァルト・クイケン指揮、ラ・プティット・バンド

EUROARTS 2054178(DVD-Video)
リュリ:歌劇「ペルセ」
エルヴェ・ニケ指揮、ターフェルムジーク・バロック管弦楽団
シリル・オーヴィティ、アラン・クロンブ、オリヴィエ・ラケール、
マリー・ル・ノールマン、ステファニー・ノヴァチェク、モ
ニカ・フィッチャー、コリン・エインズワース、ヴィルマ・ヴィトルス

EUROARTS 2054248(DVD-Video)
ダンス&ドリーム 「ヨハン・シュトラウス」
レスリー・ギャレット(Sop)
デビット・チャールズ・アベル指揮、ウィーンアカデミー、他

EUROARTS 2054398(DVD-Video)
エヴェリン・グレニー(Perc)イン・ルクセンブルク
ブラウェル・トヴェイ指揮、ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団

EUROARTS 2054528(DVD-Video)
ビゼー:歌劇「カルメン」
エルンスト・メルツェンドルファー指揮、ブルーノ国立歌劇場管弦楽団
ナディア・クラステヴァ、アレクサンドル・アントネンコ、
セバスティアン・ホレチェク、アサ・エルムグレン、他

EUROARTS 2054538(DVD-Video)
ヘンデル:歌劇「アグリッピーナ」
アルノルト・エストマン指揮、ロンドン・バロック・プレイヤーズ
ギュンター・フォン・カンネン、バーバラ・ダニエルズ、
ダヴィッド・キューブラー、ジャニス・ホール、他

EUROARTS 2054548(DVD-Video)
チマローザ:歌劇「秘密の結婚」
ヒラリー・グリフィス指揮、ドロットニングホルム劇場管弦楽団
カルロス・フェラー、バーバラ・ダニエルズ、デーヴィッド・キューブラー、
ジョージン・レシック、マルタ・シルマイ、クラウディオ・ニコライ、
ヴェルナー・シンデマン、他

EUROARTS 2054578(DVD-Video)
モーツァルト:弦楽四重奏曲集、他
収録曲:弦楽四重奏曲第14番、第19番「不協和音」、
第21番「プロイセン王四重奏曲第1番」、
セレナード第13番「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
ゲヴァントハウス弦楽四重奏団、シュテファン・アデルマン(Cb)

EUROARTS 2054678(DVD-Video)
モーツァルト:交響曲第39番、フルートとハープのための協奏曲
パトリック・ガロワ(Flu)ファブリス・ピエール(Harp)
ネヴィル・マリナー指揮、スイス・イタリア語放送管弦楽団

EUROARTS 2054708(DVD-Video)
「ディヴァイン・ダンサーズ」
マスネ:マノン(抜粋)/ワイル:どのくらい長い時間/ラフマニノフ:想い出
/シナトラ&アンカ:マイ・ウェイ/プーニ:ファラオの娘(抜粋)/
パーセル:ムーア人のパヴァーヌ/ガーシュウィン:フー・ケアーズ/
チャイコフスキー:眠りの森の美女より「グラン・パ・ド・ドゥ」/
ブレル:アムステルダム、レ・ブルジョワ/グラズノフ:ライモンダ(抜粋)
出演:ポリーナ・セミョーノワ、イゴーリ・ゼレンスキー、
ナターリャ・ホフマン、アルティン・カフティラ、デルフィーン・バイ、
ダニール・シムキン、ドミトリー・シムキン、マリア・アレクサンドロワ、
セルゲイ・フィリーネ、シャルル・ジュード、ステファニー・ルーブルト、
ジャン=ジャック・エルマン、他

EUROARTS 2054968(DVD-Video)
ロッシーニ:歌劇「結婚手形」
ジャンルイージ・ジェルメッティ指揮、シュトゥットガルト放送交響楽団
ジョン・デル・カルロ、ジャニス・ホール、デイヴィッド・キューブラー、
アルベルト・リナルディ、カルロス・フェラー、アメリア・フェッレ、他

EUROARTS 2054978(DVD-Video)
ロッシーニ:歌劇「絹のはしご」
ジャンルイージ・ジェルメッティ指揮、シュトゥットガルト放送交響楽団
デイヴィッド・グリフィス、ルチアーナ・セッラ、ジェーン・バネル、
デーヴィッド・キューブラー、アルベルト・リナルディ、
アレッサンドロ・コルベッリ、他

EUROARTS 2054988(DVD-Video)
ロッシーニ:歌劇「ブルスキーノ氏」
ジャンルイージ・ジェルメッティ指揮、シュトゥットガルト放送交響楽団
アレッサンドロ・コルベッリ、アメリア・フェッレ、
アルベルト・リナルディ、ヴィート・ゴッビ、デイヴィッド・キューブラー、
オスラヴィオ・ディ・クレディコ、カルロス・フェラー、ジャニス・ホール

EUROARTS 2054998(DVD-Video)
ロッシーニ:歌劇「なりゆき泥棒」
ジャンルイージ・ジェルメッティ指揮、シュトゥットガルト放送交響楽団
ステュアート・ケイル、スーザン・パターソン、ロバート・ギャンビル、
ナターレ・デ・カローリス、モニカ・バチェッリ、
アレッサンドロ・コルベッリ、ポール・ケッペラー、オラツィオ・ロマー、他

EUROARTS 2055018(DVD-Video)
モーツァルト:歌劇「後宮からの逃走」
ジャンルイージ・ジェルメッティ指揮、シュトゥットガルト放送交響楽団
マティアス・ハービヒ、ルース・アン・スウェンソン、
マリン・ハルテリウス、ハンス・ペーター・ブロッホヴィッツ、
マンフレート・フィンク、クルト・リドル、他

EUROARTS 2055088(DVD-Video)
モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」
ピアノ協奏曲第20番K.466、ディヴェルティメント第1番K.113
シュテファン・ヴラダー(pf)
ハルトムート・ヘンヒェン指揮、
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ室内管弦楽団

EUROARTS 2055108(DVD-Video)
ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」
リッカルド・シャイー指揮、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
マッシミリアーノ・ピサピア、フランコ・ヴァッサッロ、キアラ・タイギ、
アンナマリア・キューリ、ユン・イー・ユー、他

EUROARTS 2055178(DVD-Video)
スピリッツ・オブ・モーツァルト
ヴァリアスアーティスツ

<MD+G>
32014742 \2080
エルサレム、汝、高くそびゆる都市よ
-メンデルスゾーン、リスト、レーガー、
カルク・エーレルト
ホイヤーのオルガン作品集
メンデルスゾーン:ソナタop. 65, 1
レーガー:コラール・プレリュード op. 67/18
ベネディクトゥス
カルク・エーレルト:カンツォーナop. 86, 2
リスト:バッハの名によるプレリュードとフーガ
ホイヤー:
「エルサレム、汝、高くそびゆる都市よ」による序奏と変奏曲、フーガ
エリザベス・ロロフ(Org)
録音:2004年10月 アセンション教会、ザウアーオルガ
常に意欲的な演奏を聴かせてくれるオルガニスト、エリザベス・ロロフの4枚目
のアルバムは、プロテスタントの素晴らしい賛美歌の中の1曲である「エルサレ
ム、汝、高くそびゆる都市よ」を用いた様々な作曲家による作品を集めたもの
です。
1910年4月9日に開場されたエルサレムのアセンション教会のオルガンは、24の
ペダルとストップを持ち、ロマンティックな音色を備えています。このオルガ
ンにふさわしいロマン派の作品・・・レーガー、メンデルスゾーン、リストの
曲はもちろんのこと、あまり演奏されることのないカルク・エーレルトやホイ
ヤーの作品も、ロマンティックな音色に包まれた至高の演奏でお楽しみいただ
けます。

33712082 \2080
93712086(SACD-Hybrid) \2950
ショスタコーヴィチ(1906-1975):
交響曲全集Vol. 8
交響曲第4番
ボン・ベートーヴェン交響楽団 
指揮:ローマン・コフマン
録音:2007年7-9月
ショスタコーヴィチの交響曲第4番は、1936年に完成しレニングラード・フィ
ルで初演を行なうことが決まっていたにも関わらず、同年に歌劇「ムツェンス
ク郡のマクベス夫人」とバレエ音楽「明るい小川」がソヴィエト共産党機関紙
『プラウダ』で批判されたため、当局の批判を恐れて、その初演を撤回。(圧
力をかけられたという説もあり)以降、1962年まで日の目を見ることはありま
せんでした。ショスタコーヴィチの交響曲の中でも大編成で、複雑な響きや
マーラーの影響など、ありとあらゆる雑多な側面を持つ音楽の魅力を、指揮者
コフマンは余すことなく伝えています。

34514762 \2080
管楽五重奏によるベートーヴェン
ベートーヴェン:
エグモント
アテネの廃墟
プロメテウスの創造物
(全てウルフ・グィド・シェーファー
による木管五重奏版)
マーロット五重奏団
録音:2007年1-2月
1986年に結成されたドイツのアンサンブル、マーロット木管五重奏団は各奏者
の卓越した技術と音楽性が高く評価されています。今までにも、MDGレーベル
でドヴォルザークやピアソラの作品をリリース、こちらも大好評で、様々な音
楽誌でも絶賛されました。
今アルバムはベートーヴェンの作品を取り上げています。編曲を担当するのは
毎度おなじみ、このアンサンブルのクラリネット奏者ウルフ・グィド・シェー
ファーでここでもベートーヴェンのバレエ音楽を、鮮明な色彩感溢れる生き生
きとした五重奏へと変貌させています。正確な音程、素晴らしい表現力、豊か
な音楽性に満ちた最高級のアンサンブルをお楽しみください。

60514772 \2080
90514776(SACD-Hybrid) \2950
ヨハン・カスパール・フェルディナント・フィッシャー(1656-1746):
大天使ミカエルの日のためのミサ
ミサ・イン・コントラプンクト
組曲第1番
ヘンデルズ・カンパニー
マリエン・カントライ・レムゴ室内合唱団 
指揮:ライナー・ヨハネス・ホムブルク
録音:2007年5月
J・C・F・フィッシャーは17世紀後半から18世紀の中頃までラシュタットの宮
廷楽長として活躍、またドイツ鍵盤音楽の発達の上で重要な役割を果たした人
です。ボヘミアで生まれ宮廷の音楽学校で学び、パリでも学んだとされます。
彼の8曲の管弦楽組曲はフランス風であり、複製はパリで見つかっています。
彼は多くの作品をかきましたが、そのスコアはほとんど出版されることがなく
また、ほとんど忘れられようとしていました。しかし、最近プラハの図書館で
いくつかが発見され、フィッシャーの栄誉は復興されつつあります。このミサ
曲も素晴らしいもので、5つの声部、弦楽と3つのトロンボーンで奏される極め
て華やかな祝典音楽です。歴史的教会で録音されたすばらしい音響効果も聴き
どころです。

61314752 \2080
新ウィーン楽派の創始者と後継者/アルバン・ベルク
ベルク、クライン、アポステル、
アドルノの作品集
シュテファン・シュライエルマッヒャー (Pf)
録音:2006年11月
ジョン・ケージをはじめとした現代音楽の演奏が高く評価されるピアニスト、
シュテファン・シュライエルマッヒャーの極めて個性的で独創的なウィーン楽
派の作品集です。今作はアルバン・ベルクと彼にまつわる作曲家たちの作品を
集めたもので、シェーンベルクの影響を受けたベルク、ベルクの生徒であった
アドルノ、ベルクの死後も彼の忠実な徒であったアポステル、そして12音では
ない音列にこだわったクライン・・・シュライエルマッヒャーは彼らの作風の
違いを論理的に聞かせます。彼の明確な理論は詳細なブックレットにも明らか
にされています。




<AMBITUS>
AMB96904 \2180
J・S・バッハ:彼自身と他者によって編曲された室内楽作品集
J.S.バッハ(1685-1750):
ソナタ ト長調(2つのヴァイオリンと通奏低音)
序曲 イ短調(2つのヴァイオリンとヴィオラ、通奏低音)
ヨハン・ゴットリーブ・ゴルトベルク(1727-1756):
ソナタ ハ長調(2つのヴァイオリンと通奏低音)
ヨハン・フィリップ・キルンベルガー (1721-1783):
トリオ ニ短調(2つのヴァイオリンと通奏低音)
作曲者不明(18世紀):
協奏曲BWV 525a(ヴァイオリン、チェロ、通奏低音)
ネオバロック
フォルカー・メラー(Vn)、マレン・リース(Vn)、
クラウディア・スティーブ・エンゲルスマン(Vl)、
アリアンネ・シュピーゲル(Vc)、グレゴール・ホールマン(ハープシコード)
たとえJ・S・バッハの作品が研究し尽くされたとしても、我々にはまだまだた
くさんの発見があります。例えば、バッハの器楽作品は多くの異なるヴァー
ジョンが存在しますし、他の人が編曲した作品でさえ、その芸術性が失われる
ことは全くありません。名手、フォルカー・メラー率いるネオバロックの演奏
で。




<BAYER Records>
BR100317 \2180
ヴィオラ三重奏曲集
ヨハン・アウグスト・ジュスト (1750-1791):
トリオ Op. 13 No. 4 
ヨハン・バプテスト・ホルツァー(1753-1803):
トリオ Op. 7 No. 3
ミハイル・グリンカ(1804-1857):
悲愴トリオ
ヴィルヘルム・バーガー(1861-1911):
トリオ Op. 94
ヴィドール・ナジ(Va)、ペーター・ヴォルフ(Vc)、
カルメン・ピアツィーニ(Pf)
ヴィオラとチェロ、そしてピアノ、この組み合わせの独特な音色に興味をそそ
られる音楽ファンのための渋い1枚です。初めて聴いた人も、この予想外の音
色にひきつけられること間違いありません。ヴィオラが独奏楽器として活躍す
る機会はあまり多くありません。
ヴァイオリンの音色に隠れ、レパートリーも狭く常に縁の下の力持ち的存在の
楽器。だからこそ、ヴィオラ好きの人たちはこの楽器の可能性を常に追求し続
けてきたのです。ここに収録された作品は、そんなヴィオラが縦横無尽に活躍
する曲ばかり。豊かで落ち着いた音色は、この楽器の魅力を再発見させてくれ
ることでしょう。




<EBS>
EBS6150(SACD-Hybrid) \2950
グスタフ・マーラー (1860-1911):交響曲第1番(花の章つき)"
ノイエ・ヴェストファーレンフィルハーモニー
指揮:ハイコ・マティアス・フェルスター
北ドイツ生まれの指揮者ハイコ・マティアス・フェルスターは4歳からピアノ
を習い、1982年ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学でピアノ、伴奏法、打
楽器を、1987年から指揮法を学び、ミュンヘン交響楽団の首席指揮者も務めた
気鋭の指揮者。重厚な音作りが持ち味です。




<RBM>
REM463048 \2180
「ピン・ポン」-スウィング、チャールダッシュ、エヴァーグリーン、etc
北西ドイツ・サロン・アンサンブル
ハンスディーター・マイアー(Vn)、グニルト・ゲール(Va)、
ハンス・マイアー(Vc)、インゲ・ザウアー(Pf)
このアンサンブルは、以前にもRBMレーベルから2枚のアルバムをリリースして
いますが、今回のアルバムは更に彼らの熱意がこもったもの。まさに純粋な楽
しみのために作られた1枚です。様々なレパートリーは彼らの多面的な才能を
示すもので、ベナツキーのタンゴやワルツ、ロシア風の音楽、ハンガリー風の
“スウィング・タイム”、ジャズ、ロックなどあらゆる音楽への挑戦。ヴァラ
エティに富んだ楽しい作品です。

<VENEZIA>
CDVE04299 4枚組 \2700
プロコフィエフ:管弦楽作品集
CD.1
(1)スケッチ「春」 op.8 1962年
ソビエトRTV大交響楽団
(2)バレエ音楽「道化師」組曲 op.21bis 1962年
ソビエトRTV大交響楽団
(3)「年とった祖母のお話」 op.31 1957年
ソビエト国立交響楽団
CD.2
(4)序曲 変ロ長調 op.42 1979年
ソビエト国立交響楽団
(5)弦楽合奏のためのアンダンテ op.50bis 1962年
ソビエトRTV大交響楽団
(6)ロシア序曲 op.72 1990年
ソビエト国立文化省交響楽団
(7)付随音楽「ハムレット」 op.77 1988年
ナターリャ・ゲラシモワ(ソプラノ)、アナトーリ・サフューリン(バス)
ソビエト国立文化省交響楽団
CD.3
(8)歌劇「セミョーン・コトコ」から組曲 op.81bis 1985年
ソビエトRTV大交響楽団
(9)交響組曲「1941年」 op.90 1985年
ソビエト国立文化省交響楽団
CD.4
(10)戦争終結に寄せる賛歌 op.105  1984年
ソビエト国立文化省交響楽団
(11)組曲「ワルツ集」 op.110 1967年
ソビエトRTV大交響楽団
(12)偉大なる十月社会主義革命30周年のためのカンタータ op.114 1986年
ソビエト国立文化省交響楽団、室内合唱団
以上、指揮はゲンナジー・ロジェストヴェンスキー





<MYTO HISTRICAL>
MYTO 138 3枚組 \2800
ムソルグスキー:歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」
ハンス・ホッター(ボリス・ゴドゥノフ)、マルタ・メードル(マリーナ)
ハンス・ホップ(グリゴリー)、
ローレンツ・フェーエンベルガー(シュイスキー)
オイゲン・ヨッフム指揮
バイエルン放送交響楽団、合唱団 
1957年ライヴ
以前、旧MYTOレーベルで発売されていたものの復刻です。
音質は非常に良いです。

MYTO 139 2枚組 \1750
グルック:歌劇「トーリードのイフィジェニー(タリウスのイフィゲニア)」
マリア・カラス(イフィジェニー)、ディーノ・ドンディ(オレスト)
フランチェスコ・アルバネーゼ(ピラード)、
フィオレンツァ・コソット(デアーヌ)
ニーノ・サンツォーニョ指揮
ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団 
1957年6月1日
以前ARKADIAレーベルから発売あり。ライヴ録音です。
音質は古めかしいですが良好です。




<WALHALL>
WLCD0210 3枚組 \2780
モーツァルト:歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」  (ドイツ語)
アンネリース・クッパー(フィオルディリージ)、
ヘルタ・テッパー(ドラベッラ)
ルドルフ・ショック(フェッランド)、
ホルスト・ギュンター(グリエルモ)
オイゲン・ヨッフム指揮
バイエルン放送交響楽団、合唱団 1957年2月
音質はとても良好です。スタジオ録音です。

WLCD0211 2枚組 \1750
コルネリウス:歌劇「バグダードの理髪師」
ジュリア・コスタ(シェエラザード)、マックス・ノアク(サルタン)
ベンノ・クシェ(カリフ)、ヘルムート・クレプス(ババ・ムスタファ)
オットー・マッツェラート指揮
ヘッセン放送交響楽団、合唱団 1957年4月
音質はとても良好です。スタジオ録音です。


WLCD0212 2枚組 \1750
ヴェルディ:歌劇「ファルスタッフ」
ティト・ゴッビ(ファルスタッフ)、ローランド・パネライ(フォード)
エリザベート・シュヴァルツコップ(アリス)、
アンナ・モッフォ(ナンネッタ)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ウィーン・フィル、ウィーン国立歌劇場合唱団
1957年8月10日ザルツブルクでのライヴ録音
以前ARKADIAレーベルから発売あり。音質は良好です。




<ANDROMEDA>
ANDRCD9028 3枚組 \2180
ヨゼフ・カイルベルト指揮1943-57年 貴重な録音集
CD.1
(1)バッハ:ブランデンブルク協奏曲第1番 ヘ長調 BWV.1046
シュターツカペレ・ドレスデン 1950年7月29日ライヴ
(2)グルック:歌劇「オーリードのイフィジェニー」序曲
バンベルク交響楽団 1957年7月23日
(3)グルック:歌劇「オーリードのイフィジェニー」序曲
ウィーン交響楽団 1955年5月4日
(4)グルック:歌劇「アルミード」序曲
バンベルク交響楽団 1951年2月21日
(5)ハイドン:交響曲第99番 変ホ長調
バンベルク交響楽団 1954年ライヴ
CD.2
(6)ブルックナー:交響曲第9番 二短調(原典版)
バンベルク交響楽団 1956年
(7)ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲
シュターツカペレ・ドレスデン 1948年9月24日
CD.3
(8)ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 op.90
バンベルク交響楽団 1955年9月12日
(9)スメタナ:連作交響詩「わが祖国」から「ボヘミアの森と草原から」
ドイツ・フィルハーモニー・オーケストラ・プラハ 1943年3月21日
(10)ハインリヒ・カミンスキ(1886-1946):
2つのオーケストラとピアノの為のコンチェルト・グロッソ
ケルン放送交響楽団 1956年9月17日
収録された作品、録音年代がまちまちですので、音質やアルバムとしての統
一感はありませんが、非常に珍しい録音を集めたカイルベルト・ファン必聴
のアイテムです。



<ARCHIPEL>
ARPCD0348 \1050
ベートーヴェン:協奏曲集
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 op.58
オットー・クレンペラー指揮
ケルン放送交響楽団 1956年2月27日ライヴ
(2)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 op.19
ハンス・ロスバウド指揮
ケルン放送交響楽団 1957年11月18日ライヴ
(3)ベートーヴェン:「エグモント」序曲 op.84
オットー・クレンペラー指揮
ケルン放送交響楽団 1955年5月
レオン・フライシャー(ピアノ)
音質良好です。ピアノ協奏曲第2番は初出かと思われます。

ARPCD0397 \1050
(1)モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 KV.550
(2)ブラームス:交響曲第4番 ヘ長調 op.90
オットー・クレンペラー指揮ベルリン放送交響楽団
1957年1月21日 ベルリンでのライヴ
音質良好です。モーツァルトは初出かと思われます。




<MYTO HISTRICAL>
MYTO 131 2枚組 \1750
ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」
マリア・カラス(アメリア)、
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(リカルド)
エットレ・バスティアニーニ(レナート)、
ジュリエッタ・シミオナート(ウルリカ)
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ指揮
ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団
1957年 ミラノ
以前MELODRAMレーベルから発売あり。素晴らしいキャストによる名盤。
音質良好です。


MYTO 52 2枚組 \1750
ヴェルディ:歌劇「ドン・カルロ」
ユッシ・ビョルリング(ドン・カルロ)、
フェードラ・バルビエーリ(エーボリ姫)
チェーザレ・シエピ(フェリーペ二世)
ルリッツ・シュティードリー指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1950年11月11日 ライヴ
MYTO 004H052のリニューアルです。
音源は古めかしく、マスターに起因するノイズもところどころ聴かれます。

MYTO 71 \1050
ゲルトレーデ・グローブ=ブランドル(ソプラノ)名唱集 1948-63年
歌劇「ワルキューレ」、「ローエングリン」、「オベロン」「エレクトラ」 
他から、アリア全15曲の名唱集。
MYTO 023H071のリニューアルです。
オーストリア出身の強大な声が特徴的なドラマテック・ソプラノ。グローブ=
ブランドルの得意としたワーグナー、R.シュトラウスの作品です。

MYTO 118 \1050
チェーザレ・シェピ(バス)名唱集
歌劇「ドン・ジョバンニ」、「セヴィリアの理髪師」、「ナブッコ」
「エルナーニ」、「シモン・ボッカネグラ」、「シチリア島の夕べの祈り」
「ドン・カルロ」 他から、アリア全19曲の名唱集。
MYTO 064H118のリニューアルです。
イタリア出身で指揮者トスカニーニに認められイタリア・オペラを得意とした
シェピ。指揮者フルトヴェングラーとの競演で他の追随を許さないはまり役
ドン・ジョバンニほかイタリア・オペラを多数収録したアルバム。

MYTO 140 2枚組 \1750
ベッリーニ:歌劇「ノルマ」
マリオ・デル・モナコ(ポリオーネ)、
ジュゼッペ・モデスティ(オヴェローソ)
マリア・カラス(ノルマ)、
エベ・スティニャーニ(アダルジーザ)
トゥリオ・セラフィン指揮
RAIローマ交響楽団、合唱団 1955年6月29日ライヴ
以前CETRAレーベルから発売あり。カラスのノルマの中でベストの名盤。
以前から指摘のあったピッチが今回正しく修正されています。音質良好。

MYTO 89006 2枚組 \1750
ベッリーニ:歌劇「夢遊病の女」
マリア・カラス(アミーナ)、チェーザレ・ヴァレッティ(エルヴィーノ)
ジュゼッペ・モデスティ(ロドルフォ伯爵)
レナード・バーンスタイン指揮
ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団 1955年3月5日
以前、旧MYTOレーベルから発売あり。音質は古めかしいですが全体的に良好。
バーンスタインのリズミカルな指揮が音楽に生命を吹き込み熱演。



<ARCHIPEL>
ARPCD0400 \1050
(1)ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
(2)モーツァルト:交響曲第33番 ロ長調 KV.319
(3)プフィッツナー:ヴァイオリン協奏曲 ロ短調 op.34
ゲルハルト・タシュナー(ヴァイオリン)
ルドルフ・ケンペ指揮RIAS交響楽団 1955年4月17日 ベルリンでのライヴ
とても良い音質です。

ARPCD0375 \1050
(1)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 op.23
ピエール・デルヴォー指揮
フランス国立放送管弦楽団 1957年4月6/12日
(2)リスト:ハンガリ幻想曲
ピエール・デルヴォー指揮
パリ音楽院管弦楽団 1957年1/2月
(3)超絶技巧練習曲集から第3番「風景」、第4番「マゼッパ」 1957年11/12月
ジョルジュ・シフラ(ピアノ)
とても良い音質です。素晴らしい名演奏の復刻です。
ハンガリーを代表するピアニストの一人。「リスト」の再来と讃えられる驚異
のテクニックを誇りひとつの世代を築いたシフラの名演です。

ARPCD0376 \1050
ベートーヴェン:
(1)「ゴッド・セイヴ・ザ・キング」による7つの変奏曲 WoO.78
(2)ヴラツキーのバレエ「森のおとめ」のロシア舞曲の主題による
12の変奏曲 WoO.71
(3)創作主題による32の変奏曲 WoO.80
ブラームス:
(4)パガニーニの主題による変奏曲 op.35
リスト/オーベール:
(5)歌劇「ポルティチのおし娘」のテーマによる変奏曲
ジョルジュ・シフラ(ピアノ)
とても良い音質です。 シフラの素晴らしい技巧と演奏がまとめて聴ける好企
画のアルバムです。

ARPCD0398 \1050
モーツァルト:
(1)交響曲第29番 イ長調 KV.201
(2)ピアノ協奏曲第25番 ハ長調 KV.503
(3)交響曲第40番 ト短調 KV.550
レオン・フライシャー(ピアノ)
ジョージ・セル指揮ベルリン・フィル 1957年8月3日 ライヴ
音質はとても良いです。初出かと思われます。

ARPCD0399 \1050
(1)ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 op.92
トリノRAI交響楽団 1955年2月18日
(2)バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番 BWV.1048
(3)ラヴェル:「クープランの墓」
ナポリRAI・スカルラッティ交響楽団 1957年12月17日
セルジウ・チェリビダッケ指揮
ベートーヴェンの音は少し遠く、こもった印象です。
バッハ、ラヴェルは多少の古さが感じられる音質です。




<WALHALL>
WLCD0207 2枚組 \1750
ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」
ジンカ・ミラノフ(レオノーラ)、ネル・ランキン(アズチェーナ)
クルト・バウム(マンリーコ)、レナード・ウォーレン(ルナ伯爵)
ファウスト・クレヴァ指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1956年3月14日ライヴ
良い音質です。

WLCD0220 2枚組 \1750
ヘンデル:歌劇「エジプトのジューリオ・チェーザレ」 ドイツ語
ハンス・ホッター(カエサル)、ヴァルター・ガイスラー(セスト)
ダグマー・ヘルマン(コーネリア)、
ヴァルブルガ・ヴェーグナー(クレオパトラ)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮
北西ドイツ放送交響楽団、合唱団
1950年9月 ハンブルグでのスタジオ録音
とても良い音質です。

WLCD0221 2枚組 \1750
ワーグナー:歌劇「リエンツィ」
ギュンター・トレプトウ(リエンツィ)、ゲルダ・シャイラー(イレーネ)
ヒルデ・レッスル=マイダン(アドリアーノ)
ロベルト・ヘーガー指揮
ウィーン・ラジオ放送大管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団 1953年1月7-10日 ウィーンでのスタジオ録音
とても良い音質です。

WLCD0222 3枚組 \2780
ワーグナー:歌劇「タンホイザー」
エルンスト・グルーバー(タンホイザー)、ハンス・クラーマー(ヘルマン)
ブリュンヒルデ・フリートラント(エリーザベト)、
クルト・レーム(エッシェンバハ)
ゲルハルト・ブフリューガー指揮
ライプツィッヒ放送交響楽団、合唱団
1954年 ライプツィッヒでのスタジオ録音
とても良い音質です。

WLCD0223 2枚組 \1750
ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」 イタリア語
アルド・プロッティ(オランダ人)、ドロシー・ダウ(ゼンタ)
ミルト・ピッキ(エーリク)、マリオ・ペトリ(ダーラント)
フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ指揮
ミラノRAI交響楽団、合唱団
1955年4月4日 ミラノでのスタジオ録音
音は遠く、多少の聴き辛さを感じます。

WLCD0213 4枚組 \3380
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」
ブルギット・ニルソン(イゾルデ)、
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(トリスタン)
グレース・ホフマン(ブランゲーネ)、
ハンス・ホッター(クルヴェナール)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
1957年 バイロイト
以前GMレーベルから発売あり。ニルソン、ヴィントガッセンの若々しい歌声が
魅力的なアルバムです。

WLCD0214 4枚組 \3380
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
グスタフ・ナイトリンガー(ハンス・ザックス)、
エリーザベト・グリュンマー(エヴァ)
ヴァルター・ガイスラー(ワルター・フォン・シュトルツィンク)
ゲオルギーネ・フォン・ミリンコヴィチ(マグダレーネ)
アンドレ・クリュイタンス指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
1957年 バイロイト
多少こもりぎみで音が遠いですが、全体的に良い音質です。

WLCD0215 4枚組 \3380
ワーグナー:楽劇「パルジファル」
マルタ・メードル(クンドリー)、ラモン・ヴィナイ(パルジファル)
ジョージ・ロンドン(アンフォルタス)、ヨゼフ・グラインドル(グルネマンツ)
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
1957年 バイロイト
マルタ・メードル氏のプライヴェート・コレクションからの復刻。
ざらつきやマスターに起因する多少の傷が聴かれますが、全体的に臨場感ある
音質で、この素晴らしいアルバムを鑑賞する妨げには成りません。

WLCD0216 2枚組 \1750
ワーグナー:楽劇「ラインの黄金」
4ハンス・ホッター(ヴォータン)、
トニ・ブランケンハイム(ドンナー)
エリーザベト・グリュンマー(フレイア)、
ルートヴィヒ・ズートハウス(ローゲ)
ゲオルギーネ・フォン・ミリンコヴィチ(フリッカ)、
ヨゼフ・トラクセル(フロー)
マリア・フォン・イロシュヴァイ(エルダ)
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
1957年 バイロイト
名盤の復刻。とても良い音質です。

WLCD0217 3枚組 \2780
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」
ビルギット・ニルソン(ジークリンデ)、
ラモン・ヴィナイ(ジークムント)
ヨゼフ・グラインドル(フンディング)、
アストリッド・ヴァルナイ(ブリュンヒルデ)
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
1957年 バイロイト
名盤の復刻。とても良い音質です。

WLCD0218 4枚組 \3380
ワーグナー:楽劇「ジークフリート」
ベルンド・アルデンホフ(ジークフリート)、
パウル・クーエン(ミーメ)
ハンス・ホッター(ヴォータン)、
アストリッド・ヴァルナイ(ブリュンヒルデ)
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
1957年 バイロイト
名盤の復刻。とても良い音質です。

WLCD0219 4枚組 \3380
ワーグナー:楽劇「神々のたそがれ」
アストリッド・ヴァルナイ(ブリュンヒルデ)、
エリーザベト・グリュンマー(グートルーネ)
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(ジークフリード)、
ヘルマン・ウーデ(グンター)
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
1957年 バイロイト
名盤の復刻。とても良い音質です。




<ANDROMEDA>
ANDRCD5100 3枚組 \2150
フリッツ・ライナー指揮シカゴ響の黄金時代 1954-57年
(1)ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 変ホ長調 op.55 1954年12月4日
(2)ベートーヴェン:「フィデリオ」から序曲 1955年12月12日
(3)ヨハン・シュトラウス:「美しき青きドナウ」op.314 1957年4月15/16日
(4)ヨハン・シュトラウス:「皇帝円舞曲」op.437 1957年4月15/16日
(5)ヨーゼフ・シュトラウス:「オーストリアの村つばめ」op.164
(6)ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 op.92 1955年10月24日
(7)ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」ホ短調 op.95 1957年11月9日
(8)ムソルグスキー:展覧会の絵 1957年12月7日
(9)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 op.23
エミール・ギレリス(ピアノ) 1955年10月29日
以上、指揮はフリッツ・ライナー指揮シカゴ交響楽団
いずれも、とても良い音質です。名演奏を集めた、お買い得なアルバムです。

ANDRCD9029 2枚組 \1750
ジョルダーノ:歌劇「アンドレア・シェニエ」
リチャード・タッカー(アンドレア・シェニエ)、
レナード・ウォーレン(ジェラール)
ジンカ・ミラノフ(マドレーヌ)
ファウスト・クレヴァ指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1957年12月28日 ニューヨークでのライヴ
以前 ARKADIAレーベルから発売あり。とても良い音質です。

ANDRCD9030 2枚組 \1750
ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」
クリステル・ゴルツ(レオノーレ)、
ジュゼッペ・ザンピエーリ(フロレンスタン)
オットー・エーデルマン(ロッコ)、
セーナ・ユリナッチ(マルツェリーネ)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ウィーン・フィル、ウィーン国立歌劇場合唱団
1957年7月27日 ザルツブルクでのライヴ
以前 CLAQUEレーベルから、発売あり。とても良い音質です。名盤の復刻です。

ANDRCD9031 2枚組 \1750
モンテヴェルディ「聖母マリアの夕べの祈り」
マリア・シュターダー、ヘルタ・テッパー、マルガ・ヘフゲン
リヒャルト・ホルム、ヘルムート・クレプス、ヘルベルト、ブラウアー
ハンス・ブラウン、ヴァルター・ベリー
オイゲン・ヨッフム指揮
バイエルン放送交響楽団、合唱団
1957年9月6日 ミュンヘンでのライヴ
とても良い音質です。

<GENUIN>
GEN 87096 2枚組 \3960
珍しいチェンバロ伴奏による
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ第25番 ト長調K.301
ヴァイオリン・ソナタ第26番 変ホ長調K.302
ヴァイオリン・ソナタ第27番 ハ長調K.303
ヴァイオリン・ソナタ第28番 ホ短調K.304
ヴァイオリン・ソナタ第29番 イ長調K.305
ヴァイオリン・ソナタ第30番 ニ長調K.306
アンダンテとフーガ K.402
リザ・マリア・ランドグラーフ(ヴァイオリン)
トビアス・コッホ(チェンバロ)
録音:2006年4月17-19日、
モーツァルトのヴァイオリン・ソナタの中でも特に人気の高い20番台を中心と
したアルバム。ピアノやフォルテピアノでなく、チェンバロを用いた演奏はか
なり珍しい。チェンバロを用いると、曲想の高貴さが引き立ち、だいぶ趣が変
わって聞こえる。ヴァイオリンのランドグラーフはバロックとモダンの両方を
勉強した名手で、ピリオド演奏の透明感を持ちつつ、しっとりとした柔らかさ
が美しい。コッホのチェンバロの憂いのある美音も絶品。

GEN 87101 \1980
「ダンディ:ピアノ作品集 第2集」
ピアノ小ソナタ OP.9
ピアノ・ソナタ ホ短調 Op.63
フランスのロンドの古風なエールによる幻想曲
ミヒャエル・シェーファー(Pf)
録音:2005年12月4日,2007年5月7-8日
第1集(GEN 87083)に続くヴァンサン・ダンディ(1851-1931)のピアノ作品集。
ピアノ小ソナタは、1880年に作曲された曲。「古典的形式で」という副題があ
り、4楽章構成の伝統的なソナタ。小ソナタといっても20分以上かかる。ホ短
調のソナタは1908年、57歳の時の作品。40分を越す大作である。幻想曲は、
1931年、最晩年の作品。シェーファーの誠実なピアノが曲の魅力を引き出して
いる。

GEN 87105 \1980
ドヴォルザーク:
交響曲第9番 ホ短調 Op.95 「新世界より」
チェコ組曲 ニ長調 Op.39
ジョン・アクセルロッド(指揮)
ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2007年1月22-23日,
ドヴォルザークの名曲、新世界交響曲の新録音。ジョン・アクセルロッドは
ヒューストン生まれ。バーンスタイン、ムーシン、エッシェンバッハ等に学ん
だ。2004年からルツェルン交響楽団の音楽監督を務める他、シカゴ響、ロンド
ン・フィル、パリ管、ロサンゼルス・フィルなど世界の名門オーケストラへの
客演も多数。今後の飛躍が期待できるホープである。

GEN 87107 \1980
「アフロディーテの踊り-ドレスデンの近代ヴァイオリン作品集」
ラインホルト(1899-1965):ヴァイオリン・ソナタ
ティルマン(1906-73):ソナティネOp.82,ソナティネOp.50,8つの二重奏曲
ベルナー(1927-2006):小バレエOp.24,アフロディーテの踊り
アンネッテ・ウンガー(ヴァイオリン)
吉住理絵子(ピアノ)
録音:2007年3月8-10日
ドレスデンに縁のある近代作曲家の珍しいヴァイオリン作品を集めている。
オットー・ラインホルト(1899-1965)、ヨハネス・パウル・ティルマン(1906-
1973)、ハンス・ベルナー(1927-2006)は、いずれもかなり保守的な作風で、こ
こに収録された作品も、ロマンティックという以上に古典的なほど。戦後の前
衛音楽真っ盛りの中にあって彼らの音楽の評価は低かったが、21世紀の今改め
て聞けば、いずれも優れた作品であることが実感できるだろう。ドレスデン出
身のヴァイオリニスト、ウンガーが作品の魅力を的確に伝えてくれる。このCD
のもう一つのポイントは、ドレスデン在住の日本人ピアニスト、吉住理絵子。
大変見事な伴奏である。

GEN 87108 \1980
「ツール・ド・フランス-フルート五重奏によるフランス音楽」
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲,小組曲,ベルガマスク組曲
ビゼー:子供の遊び/サン=サーンス:動物の謝肉祭/
ラヴェル:ハバネラ形式の小品,道化師の朝の歌
クープラン:ティク・トク・ショク
ガンヌ:アンダンテとスケルツォ
クインテセンツ(ライプツィヒ・フルート・アンサンブル)
録音:2007年1月20-21日,3月18日
フルート五重奏によるフランス音楽。クインテセンツは、アンナ・ガルツリ、
グドルン・ヒンツェ、ウテ・ギュンター、ベッティーネ・カイサー、クリス
ティアン・シュプレンガー、フリーデリケ・フォン・クロシクによるフルート
・アンサンブル。技術水準が極めて高いのはもちろん、表現力も豊かで、こと
にドビュッシーはいずれも非常に魅惑的な演奏である。

GEN 87524 \1980
モーツァルト:
ヴァイオリン・ソナタ第9番 ハ長調 K.14
ヴァイオリン・ソナタ第27番 ハ長調 K.303
ヴァイオリン・ソナタ第37番 イ長調 K.402
ヴァイオリン・ソナタ第42番 イ長調 K.526
アンネッテ・ウンガー(ヴァイオリン)
ブルンヒルデ・ウェーバーシンケ(ピアノ)
ミヒャエル・プフェンデル(チェロ)
録音:1995年8月21-25日
モーツァルトの四つの時期のヴァイオリン・ソナタを集めたCD。初期のヴァイ
オリン・ソロ付きのピアノ・ソナタから、徐々にヴァイオリンが主導権を握っ
ていく様子がわかる。ドレスデンのヴァイオリニスト、アンネッテ・ウンガー
と、彼女と長くコンビを組んでいるブルンヒルデ・ウェーバーシンケが息の
合った演奏を聞かせてくれる。




<ARTS>
47731-8(SACD-Hybrid) \2080
ブクステフーデ:ソナタ集 Op.1
ソナタ ヘ長調 Op.1-1, BuxWV.252
ソナタ ト長調 Op.1-2, BuxWV.253
ソナタ イ短調 Op.1-3, BuxWV.254
ソナタ 変ロ長調 Op.1-4, BuxWV.255
ソナタ ハ長調 Op.1-5, BuxWV.256
ソナタ ニ短調 Op.1-6, BuxWV.257
ソナタ ホ短調 Op.1-7, BuxWV.258
レストラヴァガンテ〔ステファノ・モンタナーリ(ヴァイオリン),ロドニー・
プラダ(ヴィオラ・ダ・ガンバ),マウリツィオ・サレルノ(チェンバロ)〕
録音:2006年11月8-10日, 2007年1月8-11日
ディートリヒ・ブクステフーデ(1637-1707)の作品1、ヴァイオリン、ヴィオラ
・ダ・ガンバ、チェンバロによるトリオ・ソナタである。これら7つのソナタ
は1694年に出版され、ブクステフーデの室内楽作品の代表作として知られてい
る。ヴァイオリンが主導権を握りつつ、ヴィオラ・ダ・ガンバも対等に主張し
ているのが特徴である。そしてブクステフーデ独特の、明るさと翳りの交差が
美しい。レストラヴァガンテによる演奏は、瑞々しさと生命力、そして活気が
あり、申し分ない。SACDで優秀録音も楽しめる。





<BRIDGE>
BCD9228 \1980
「スパニッシュ・ラヴ・ソングス」
グラナドス:女の眼差し,秘めたその想いを
トゥーリナ:ファルカ
ロドリーゴ:ナニ、ナニ,私は羊飼いを愛している
モンポウ:君の上には花ばかり
ルーセル:サラマンカの青年
ラヴェル:ヴォカリーズ=ハバネラ
シャブリエ:エスパーニャ
シューマン:ロマンツェ
ヴォルフ:私の恋は胸の中に,全てが、心よ、憩っている
他、全20曲
ロレーヌ・ハント・リーバーソン(メッゾソプラノ)
ヨゼフ・カイザー(テノール)
スティーヴン・ブライアー(ピアノ)
マイケル・バレット(ピアノ)
録音:2004年7月9日(ライヴ)
ニューヨークのカトナ市で催されるカラムーア音楽祭での演奏会の録音。いず
れもスペインに因んだ歌曲である。この2年後の2006年7月3日に亡くなるハン
トの素晴らしい歌が聞ける。

BCD9234 \1980
「プル・マイ・デイジー」(ジャズ)
プル・マイ・デイジー/ラヴァー・マン/A列車で行こう/セイント・トー
マス/サマータイム/グラシアス、アミーゴス/テネシー・ワルツ/レッド・
リヴァー・ヴァレー/ブルー・モンク
デーヴィッド・アムラム・カルテット
ニューユーク・フィルの初代コンポーザー・イン・レジデンスのアムラムによ
るジャズ・アルバム。

BCD9235 \1980
スティーヴ・ランパート:ミュージック・フロム・ゼア(ニュー・エイジ)
スティーヴ・ランパート
ニュー・エイジ

BCD9237 \1980
「ポール・ルーザース 第5集」
(1)光の序曲
(2)愛のチェンバロ
(3)クレード
(4)変化のある空気
(5)第2の茄子
(1)ジャスティン・ブラック(指揮)アラバマ交響楽団
2006年11月8日
(2)スティーヴン・ゴスリング(Pf)、スティーヴン・ベック(Cemb)
(3)ビャーネ・ハンセン(Vn)、カジミエシュ・スコウロネク(Vn)、
ジョン・クルーズ(Cl)
ジャスティン・ブラック(指揮)アラバマ交響楽団
2005年2月
(4)ユン・ハン(Hrp) 2006年10月24日
(5)ポール・マン(指揮)オーデンセ交響楽団 2006年5月26日
デンマーク出身の作曲家、ポール・ルーザースの作品集第5集。光の序曲は
2006年の作で、「交響的娯楽」という副題を持つ。愛のチェンバロは1985-86
年の作。ウヴェルチューレ、アルマンド、コレント、サラバンド、トッカータ
・リバトゥータの5曲からなる組曲。クレードは1996年の作。変化のある空気
は1993年の作。デンマークの民謡「ハープの力」に基づいている。第2の茄子
は1991年の作。「交響的夜想曲」の副題を持っている。

BCD9238 \1980
ショスタコーヴィチ:ピアノ作品集
人形の踊り
格言集 Op.13
ピアノ・ソナタ第1番 Op.12
ピアノ・ソナタ第2番 ロ短調 Op.61
メルヴィン・チェン(ピアノ)
録音:2006年6月21-23日
テネシー州出身のピアニスト、メルヴィン・チェンによるショスタコーヴィ
チ。「人形の踊り」は7曲から成る可愛らしい小曲集。チェンの優しい音楽が
曲想にぴったりである。

BCD9239 \1980
「ニュー・ミュージック・ウィズ・ギター 第7集」
ブランド:6つの前奏曲
ルーダース:ニュー・ロシェル組曲
レオン:バイラリン
スタロビン:ニュー・ロシェルの3つの場所
ランスキー:準組曲(Semi-Suite。semi-sweetのもじり)
デイヴィッド・スタロビン(ギター)
ダニエル・ドルックマン(打楽器)
録音:2005-2007年
デイヴィッド・スタロビンによる新作ギター曲集の第7集。いずれもここ10年
以内の作品である。ウィリアム・ブランド(1947-)の48の前奏曲から6つを演
奏。ポール・ルーダース(1949-)のニュー・ロシェル組曲では打楽器も参加。
その他、ターニャ・レオン(1943-)のバイラリン、ポール・ランスキー(1944-)
の準組曲(Semi-Suite。semi-sweetのもじり)に加え、スタロビン自身による
「ニュー・ロシェルの3つの場所」を収録。




<スリーシェルズ・レーベル>
3SCD-0005 \2800
「別宮貞雄管楽作品コレクション」Sadao bekku Wind Music Collection
【収録曲】(*:世界初CD化)
1. 行進曲「清くあれ爽やかなれ」(1988)
2-5. 組曲「映像の記憶」改訂版(1987/2005)
(マタンゴ、黒い樹海、遙かなる男、鍵の鍵)
6-9. 木管五重奏のための日本組曲第1番(1955)*
10. プティ・パストラル -フルートとピアノのための(1983)*
11-14. アルト・サクソフォンとピアノのための組曲「街の歌」(1981)*
【演奏】
1-5. 指揮:福田滋/リベラ・ウィンド・シンフォニー
6-9. シリウス木管五重奏団
10. フルート:江尻和華子 ピアノ:佐藤美佳
11-14. アルト・サックス:斎藤茂 ピアノ:佐藤美佳
【録音】
1:2006年4月、2-5:2005年10月、6-14:2006年10月
別宮貞雄は1922年5月生まれの85歳、現役最長老の作曲家の一人である。こど
もの頃から歌うのが好きで、即興の鼻歌をよく口ずさんでいたそうで、東大で
理論物理学を研究するかたわら、本来の勉学とは別に、池内友次郎について音
楽理論を学んだ。1946年には毎日音楽コンクールで2位、次の年も2位、その次
の年には今も盛んに演奏される歌曲集《淡彩抄》で1位をとり、本格的に作曲
家として歩むことを決心。一足飛びにパリ国立音楽院へ留学してしまう(矢代
秋雄、黛敏郎と同期)。フランスではダリウス・ミヨーとオリヴィエ・メシア
ンに師事し、自己の音楽を研鑽した。ミヨーを語るとき必ず別宮が引用するの
が「音楽に古い新しいの別はない。よい音楽とわるい音楽があるだけだ。」と
いうミヨーの言葉で、そのため別宮は手法の新旧に偏見を持つことなく、様々
な音楽へ心を開いてきたと語っている。
主な作品としては、4つのオペラ《三人の女達の物語》《有馬皇子》《葵上》
《井筒の女》、5つの交響曲、ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラの協
奏曲、歌曲、合唱曲があげられるが、実は管楽器の作品にも傑作が埋もれてい
る。
このCDの収録曲は別宮本来の歌心に溢れている。《清くされ爽やかなれ》は爽
快なメロディーが耳に心地よいが実は高度な作曲技術に支えられている。《映
像の記憶》は映画、TV、ラジオのための100作にのぼる映像音楽から別宮自身が
選んで演奏会用に仕上げたもの。別宮の上質なポピュラー性の結晶である。
《木管五重奏曲》は別宮がフランス留学中にミヨーにレッスンを受けながら書
いた作品。母国を思い、日本民謡を素材にしてフランスで学んだ高度な技法が
ふんだんに使われている。《プティ・パストラル》はカトリック信者でもある
別宮の敬虔な祈りの音楽。教会旋法によるフルートの透明なサウンドが美しい。
《街の歌》は本CD中の白眉と言えよう。別宮62歳の時の作品であるが、アルト
・サックスとピアノの音色を最大限に引き出し、都会に生きる者の寂しさ、孤
独、そして慰みを、粋に、洒脱に描いた、都会に暮らす者のオアシスのような
極上の逸品。フランス仕込みの別宮ならではのお洒落な音楽である。




<WEITBLICK>
ベルティーニのマーラー名門オケとの共演!
マーラーの権威ベルティーニは、名演を世界中で繰り広げておりますが、ここ
に登場する名演群は、ヨーロッパ有数の名門オケとの共演でその実力は既出の
盤を上回るとさえ言えます。マーラーに取組み始めた初期の第6番「悲劇的」
はぎらつくナイフのような鋭利な演奏で、凄いです。第4番は最晩年のライヴ
でプライヴェート盤が、大変な評判となっておりました。そして、ウィーン響
との共演となる第5番、第9番は、オケの音色とホールトーンの美しさを最大限
に生かした魅惑の名演です。何れもライナーノートは許光俊氏による詳細な演
奏分析です。英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。

SSS0074/75-2 2枚組 \3960
(1)マーラー:交響曲第4番
(2)マーラー:交響曲第6番「悲劇的」
ガリー・ベルティーニ指揮
ベルリン・ドイツ交響楽団、
カミラ・ニルンド(S)
(1)2004年2月29日フィルハーモニー・ベルリン、デジタル・ライヴ録音
(2)1973年4月30日フィルハーモニー・ベルリン、ステレオ・ライヴ録音
最晩年までエネルギッシュな活動を繰り広げた巨匠ベルティーニのマーラー名
演集。超名演としてCD化が熱望されていた第4番。マーラーを積極的に取り上
げた初期の第6番「悲劇的」の刺激に満ちた名演を収録しました。いずれも高
音質です。
ライナーノートより:
第4番について:第3楽章の14分あたりからを聴いてみるがいい。感覚的な美し
さと内面性が見事に一体化している。ベルリン・ドイツ交響楽団は、決してベ
ルティーニが特別親しかったオーケストラではない。にもかかわらず、完璧に
ベルティーニの音楽が鳴っている。そして16分過ぎ、弱音からのいきなりの爆
発。それはあたかも、突然天国の扉が開かれるかのような荘厳な一瞬だが、こ
こでのすさまじい響きは筆舌に尽くしがたいものがあった。この録音でもその
片鱗はうかがえよう。いったいオーケストラというものがどれほどものすごい
音を出すことができるか、私は本当に久しぶりで感じ入った。仮にもしこの一
瞬だけしか聴いていなかったとしても、私はこの指揮者を忘れることができな
いだろう。
第6番について:この演奏は冒頭からして異常な緊張感と切迫感を持っている。
まるで獲物を追い込んでいくようなテンポ。情け容赦なく刻まれるリズム。透
明で明快な響き。潔癖なフレージング。それなのに単に外側を整えただけの醒
めた演奏ではない。熱狂的なまでに心が高ぶっている。速めのテンポだが、旋
律は窒息せず、ギリギリまで歌われている。

SSS0080-2 \1980
マーラー:交響曲第5番
ガリー・ベルティーニ指揮
ウィーン交響楽団
1983年4月12日ムジーク・フェラインザール、ステレオ・ライヴ録音
ベルティーニは、マーラーの交響曲全曲をケルン、東京、ウィーンで指揮しま
した。ウィーンでのパートナーは密接な関係を誇ったウィーン交響楽団です。
木管のウィーンサウンドが実に魅力的です。
ライナーノートより:有名なアダージェットでも表現力は全開だ。ことに6分
過ぎからは、あまりにもロマンティックでとろけるような夢幻美が広がる。テ
ンポを自由に伸縮させながら柔らかく弱い音で紡がれる、月夜に映える美しさ
とでも言おうか。甘美さや陶酔という点では、この楽章の究極の演奏のひとつ
と言ってよいだろう。特に終わりの3分ほどは恍惚としながらも不安や孤独や
寂しさが交叉して曰く言い難い味わいを醸し出して絶品だ。

SSS0081-2 2枚組(1枚分価格) \1980
マーラー:交響曲第9番
ガリー・ベルティーニ指揮ウィーン交響楽団
1985年2月3日ムジーク・フェラインザール、ステレオ・ライヴ録音
晩年は、快速テンポを採用することも多かったベルティーニですが、第9番に
関しては悠然とした遅いテンポを守りました。当演奏も究極の美演で、耽美的
マーラーの最右翼と申せましょう。こういう場合にウィーン響の音色、ムジー
クフェラインのホールトーンが最適である証拠となっております。
ライナーノートより:全曲を通じてもっとも聴きごたえがあるのはフィナーレ
であろう。たっぷり量感がある、しかし柔らかな弦楽器の響きが楽しめる。会
場のムジーク・フェラインザールではさぞや美しく鳴ったに違いないと想像さ
れる。絶望や終末感は薄く、表情は意外にも明るい。ベルティーニのマーラー
演奏は、多くの場合、他の指揮者たちよりも肯定的な色合いを帯びている。や
さしげな慰撫の感じられるこのフィナーレはその典型的な例だ。コーダに至っ
ては甘美な微笑のようですらある。あるいはこの豊麗な演奏は、この曲になじ
みがない人にとってはもっとも親しみやすいものかもしれない。

SSS0083-2 \1980
ベートーヴェン: 交響曲第9番「合唱」
クルト・ザンデルリング指揮
ベルリン交響楽団(旧東)、
ベルリン放送合唱団、ベルリン国立歌劇場合唱団、
ベルリン・コミッシェ・オパー合唱団、
エヴァ・マリア・ブンドシュー(S)、ウタ・プリエフ(Ms)、
ペーター・シュライアー(T)、テオ・アダム(Bs)
録音:1987年10月23日ベルリン・ドイツ民主共和国会館、
ステレオ・ライヴ
巨匠ザンデルリンクの第9ライヴ。ベルリン市制750周年を記念した祝賀演奏会。
東ドイツ(DDR=ドイツ民主共和国)では最大の音楽イベントと申せましょう。
独唱歌手も東独系の超大物が用意されました。手兵ベルリン交響楽団を存分に
駆使し、強靭な造型を堅持しつつ、ザンデルリンクとしては、かなり音量、テ
ンポの変化を与えたドラマティックな演奏です。フィルハーモニア管とのベタ
ッとしたはっきりしない演奏とは正反対の緊張感に満ちた、そして気迫の籠も
った怖ろしいまでの威容を誇る超名演です。ザンデルリンク先生がお孫さん達
へのクリスマス・プレゼントにしたいと仰ったために緊急リリースとなりまし
た。英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。




<PIERRE VERANY>
PV707032/3 2枚組 \4500
ヘンデル:オラトリオ「イェフタ」
ポール・アグニュー(T イェフタ)
リサ・ラーション(S イフィス)
ギルメット・ロランス(Ms ストルジェ)
ロバート・エクスパート(CT ヘイマー)
ほか
デイヴィッド・スターン(指揮)オペラ・フォーコ
2005年1月6,7日
「イェフタ」は、ヘンデルの事実上最後の声楽大作となった英語のオラトリオ
である。ヘンデルは健康の悪化、ことに視力の減退に苦しめられ、記譜すらま
まならぬ状況だったにもかかわらず、ドラマへの深い洞察を成しえている。こ
の新録音では、ポール・アグニュー、リサ・ラーション、ギルメット・ロラン
スら、古楽界を代表する歌手が集まり、ヘンデル最晩年の深みを十全に表現し
ている。スターンの指揮は、派手さを排し、渋みの光る音楽作りが好ましい。

PV707091/6 6枚組 \6750
ドビュッシー:ピアノ作品全集(5CD+ボーナスCD)
フランソワ・シャプラン(P)
好評をいただいておりましたシャプランのドビュッシー:ピアノ作品全集が
セット化。ボーナスCDはドビュッシーのテキストの朗読などを収録。
シャプランはパリ音楽院での1等賞を取るなど輝かしい経歴をもつ若手ピアニ
スト。明るい音色で色彩豊かな表現が特徴的で、フランスでは大評判のピアニ
ストです。このドビュッシーのシリーズも分売時にはディアパゾン誌で絶賛
されていたものです。

PV 707101
フェスタ:エレミア哀歌
アンサンブル・スカンディクス
録音:2006年9月
コスタンツォ・フェスタ(1490頃-1545)は、ルネサンス期の重要なイタリア人
作曲家。フランドル楽派全盛期の時代にあって、イタリア人として初めてフラ
ンドル楽派の様式を完全に身に付けた作曲家として、歴史上名高い。ここには、
彼の9曲のエレミア哀歌が全て収録されている。アンサンブル・スカンディク
スは、2001年結成の男声アンサンブル。




<DIVOX>
CDX20401 \1980
モーツァルト:弦楽四重奏曲 ハ長調KV.170
ハイドン:弦楽四重奏曲第43番ト長調Op.54-1,Hob.III:58
モーツァルト:弦楽四重奏曲 ハ長調KV.465「不協和音」
アマティ四重奏団
録音:2001年10月(ハイドン)、2002年11月(モーツァルト)
アマティ四重奏団は1982年結成のベテラン四重奏団。古典から現代まで幅広い
レパートリーを質の高いアンサンブルで聴かせてくれます。DIVOXやTUDOR、
JECKLINなどスイスのレーベルを中心に多数録音しております。今回はモーツァ
ルトが10代で書いたものと、後期の名曲「不協和音」という2曲のハ長調作品
の間にモーツァルトが影響受けたハイドンの作品を挟むという好規格。

CDX25226 \1980
「2本のトランペットとオルガンのためのイタリア・バロック音楽」
ヴィヴァルディ:協奏曲 ハ長調
ヤッキーニ:ソナタ第1番 ニ長調
マンフレディーニ:協奏曲 ハ長調
フランチェスキーニ:ソナタ ニ長調
アルドロヴァンディーニ:ソナタ第2番 ハ長調
A.スカルラッティ:トッカータ ニ長調
ガブリエッリ:ソナタ ハ長調
ワルター:協奏曲 ハ長調
トレッリ:協奏曲 ニ長調
リッパス三重奏団〔クロード・リッパス(トランペット),マウロ・ギスレッタ
(トランペット),ディエゴ・ファソリス(オルガン)〕
二本のトランペットとオルガンによるバロック名曲集。祝祭的な華やかな雰囲
気がいっぱい楽しめる。名曲集といっても、珍しい作曲家の作品を多数取り上
げているのも注目。クロード・リッパスは、1946年、スイスのツィーフェン生
まれのトランペット奏者。スイスを代表するトランペット奏者なだけでなく、
バロック・トランペットの世界でも有名である。

CDX25251 \1980
シューベルト:ピアノによる舞曲集
16のドイツ舞曲 D.783/ギャロップ D.735/17のドイツ舞曲 D.366/メヌエッ
ト 嬰ハ短調 D.600/12のエコセーズ ニ長調 D.781/12のウィーン風ドイツ舞
曲 D.128/ディアベリのワルツによる変奏曲 ハ短調 D.718/12のドイツ舞曲
D.790/2つのスケルツォ D.593
パオロ・ボルドーニ(ピアノ)
録音:2002年、2003年
シューベルトのピアノのための舞曲は、ソナタなどの余白に収録されることは
あっても、こうしてまとまることは稀である。パオロ・ボルドーニはイタリア、
ベルガモ生まれのピアニスト。シューベルトを得意としており、ここでも様式
感たしかな演奏を聞かせてくれる。

CDX70505 \1980
「1630-1660年のヴェネツィア共和国における弦楽のための音楽」
アッリゴーニ:ソナタ,ソナタ第2番,ソナタ第1番
メールラ:
カンツォン第11番「ラ・フォンターナ」,室内ソナタ第3番,道,
ラ・カッタリーナ
マリーニ:バッレット第2番,パッサカリア
カヴァッリ:ソナタ(カンツォーネ),ソナタ
フェッロ:ソナタ第9番,ソナタ第10番
ペゼンティ:3声のパッソとメッツォ
ネーリ:ソナタ第5番,ソナタ第6番,ソナタ第7番
ソナトリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカ
録音:2002年6月6-9日
前作(CDX79707 1615-1630年ヴェネツィア共和国における弦楽のための音楽)の
続編に当たるアルバム。ジョヴァンニ・G・アッリゴーニ(1597-1675)、タルク
イーノ・メールラ(1590-1665)、ビアジオ・マリーニ(1597-1666)、フランチェ
スコ・カヴァッリ(1602-1676)、マルコ・A・フェッロ(?-1662)、マルティー
ノ・ペゼンティ(1600-1648)、マッシミリアーノ・ネーリ(1615-1666)の作品を
収録。ソナトリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカの演奏は、達者で雄弁である
のはもちろん、ヴェネツィアの作曲家の作品に対して的確な様式感を持ってい
るのが大きな強みである。




<Edition HST>
HST-901 \1000
限定発売
ヴァンハル(1739-1813);アダージョ2007(既出CD番号)
1. ハ短調 -弦楽四重奏曲ハ長調Weinmann Va:C7 (HST053)
2. 変ロ長調 -ノッテュルノト長調Weinmann IV:5 (HST044)
3. ハ短調 -カッサシオン変ホ長調Weinmann deest.(HST044)
4. 変ホ長調 -ヴァイオリンソナタ変ロ長調 Weinmann XIa:12(HST046)
5. ハ長調 -交響曲イ短調Bryan a1 (HST045)
6. ヘ長調 -チェロ協奏曲ハ長調Weinmann IId:C2 (HST047)
7. ト短調 -交響曲ト長調Bryan G4 (HST047)
8. ホ長調 -チェロ協奏曲イ長調Weinmann IId:A1 (HST041)
9. ホ短調 -交響曲ト長調Bryan G7 (HST051)
10. ト長調 -弦楽四重奏曲ト短調Weinmann Va:g3 (HST049)
11. ト短調;フィナーレ -弦楽四重奏曲ト短調Weinmann Va:g3 (HST049)
リーダー;松井利世子、福本 牧(ヴァイオリン)
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
録音:2007年、東京府中の森芸術劇場ヴィーンホールでのライヴ録音
松井 利世子(Vn)
桐朋学園女子校等学校音楽科を経て、桐朋学園大学音楽学部演奏学科卒業。
同大学研究科修了。これまでに滝沢達也、江藤俊哉、アンジェラ、辰巳明子の
各氏に師事。室内楽を岩崎淑、藤井一興の各氏に師事。イフラー・ニーマン、
ジェラール・プーレ、フェリックス・アンドリエフスキー、レジス・パスキエ、
モーリス・ハッソン各氏のマスタークラスを受講。ミケランジェロ・アバド 
国際ヴァイオリンコンクール第二位受賞(イタリア)。




<ALBANY>
TROY951 \1980
「たくさんの月」
ホルヘ・リデルマン(1957-):独奏、ニ重奏、三重奏集
たくさんの月/ドレミファソラ/シャコンヌ/古い時代/進句/ホケトゥス/歌/
歩道
カーラ・キルステッド(Vn,歌)、キャサリン・ヒーター(Cemb)、
バークリー現代室内プレイヤーズ、
フロリアン・コンツェッティ(Perc)、ケアリー・ベル(Cl)、
アンソニー・ストリップレン(Cl)、他
リデルマンはブエノス・アイレスで生まれ、シカゴ大学で博士号を取得しま
した。1987年から2006年の作品が収録されており、性格は異なっていますが、
「進句」以外は、バード、マショーからアルジェンティンの民俗舞踊まで、既
存の音楽を素材としていて、「たくさんの月」の歌詞は俳句に基づいています。

TROY953 \1980
エリック・モー(1954-):「セイレーンの歌」
(1)セイレーンの歌(2)そして異種のアリの農場からの挑発的な英雄
(3)オルフェウスへのソネット
(1)エリザベス・ファーナム(S)、エリック・モー(P)、
(2)ロブ・フランケンベリー(T)、エリック・モー(P)、
(3)クリスティン・ブランデス(S)、現代音楽グループ、
2000年-2007年録音
モーはピッツバーグ大学教授を務め、ピアニストとして多数の現代作品を演奏
し、サンフランシスコを拠点とするイヤープレー合奏団の創立メンバーです。
初めの2作品は大体調性的ですが、モーは様式的正統性を無視し、旋律(しばし
ば角張っている)と和声がその作品で重要な役割を果たしています。

TROY962 \1980
「クラリオン(明快なラッパの響き)」
(1)エリック・エワゼン(1954-):
ヴァイオリン、トランペットとピアノのための三重奏曲
(2)デーヴィッド・ホドキンソン:
クラリオン-トランペットのためのカノン的前奏曲
(3)ジェームズ・ウィントル(1942-):鍵
(4)エワゼン:ニュー・イングランドの肖像
クリス・ゲッカー(Tp)、
デーヴィッド・サルネス(Vn)((1))、
リタ・スローン(P)((1)(2)(3))、
エリック・エワゼン(P)((4))
2006年7・11月、2007年4月録音
ゲッカーはイーストマン音楽学校とメリーランド大学で学び、現在同大学教授
です。18年間アメリカ金管五重奏団に所属し、聖ルカ管弦楽団主席トランペッ
ト奏者も務め、オルフェウス室内管弦楽団の主席奏者としてしばしば演奏しま
した。

TROY963/64 2枚組(1枚分価格) \1980
ネッド・ローレム(1923-): 見えない物の証拠-36の歌曲集
タミー・ティバーツィ(S)、アレクシス・バーセレミー(Ms)、
グレン・アルミラ(T)、ジェームズ・J. キー(Br)、
ミカエル・エリアセン(P)、2006年8月録音
ローレムはアメリカで最も重要な声楽曲の作曲家の一人です。この曲名は、見
えない物は永遠だというコリント書の言葉から採られ、古今の24人の作家によ
る歌詞に叙情的な音楽が付けられ、全体は内容によって3部に分かれています。

TROY968 \1980
(チャールズ・ウォリネン・シリーズ)
チャールズ・ウォリネン(1938-):「声楽作品集」
二つの機械の肖像/長い船/弦をはじく/見えるもの/2006年9月11日/フェントン
歌曲集/トマス・モーリーのキリストの十字架/聖霊降臨日/音楽のリュートへ
の歌/冬の物語/他
ライアン・マクファーソン(T)、メアリー・ネッシンガー(Ms)、
フィリス・ブリン=ジュルソン(S)、エリザベス・ファーナム(S)、
ウィリアム・ファーガソン(T)、
チャールズ・ウォリネン指揮
リンカーン・センター室内楽協会、他
1993-2006年録音
ウォリネンは叙情的で表情に富み、劇的な出来事に満ちた音楽を書く「マキシ
マリスト」と評され、その作品は力強い和声と優雅な技巧を特徴としています。
ここに収録された作品は1作を除いて過去20年の間に、ほとんとがニューヨー
クのグッゲンハイム・シリーズのために作曲されました。

TROY969 \1980
ミロス・ライコヴィチ(1956-):「バグダッド」
B-A-G-D-A-D(バグダッド)-6音主題による音楽(ハープ用・弦楽四重奏用・ピア
ノ用の3曲)/アメリカよ、戦争をやめろ/警告(ピアノ三重奏用2曲)/イラクの連
祷/小さな平和な音楽/哀歌
ニーナ・ケルマン(Hp)、アナ・ミロスヴィエヴィチ(Vn)、
ミロス・ライコヴィチ(P)、アルコ弦楽四重奏団、
エヴァルト・ヘンゼラー(Bfl)、時光芳恵(Bfl)、
アレクサンドル・ゼムゼロフ指揮
ソボリャネ・ロシア室内合唱団、他
1991-2007年録音
ライコヴィチはベオグラードで生まれ、1999年に同地がアメリカとNATOに78日
間爆撃された後に、初めての反戦作品「警告」を作曲しました。ここに収録さ
れているのは皆反戦を主題とした作品で、「アメリカよ、戦争をやめろ」は
2003年1月ワシントンでの反戦集会の録音です。

TROY971 \1980
「逆流」
アンドリアン・ペルトー(1963-):旋法的逸脱
ミクロス・マロス(1943-):アラベスク/ファーナンド・ベナドン:歌72
スコット・リンドロス:ダルムシュタットからトレーンを追いかけて
ロナルド・ローズマン:パルティータ
グレゴリー・ワナメーカー:
ソナタ「機械仕掛けのサックスによるめでたい結末」
(訳注:”dues ex machina(急場の救いの神)のもじり)
ノア・ゲッツ(Sax)、
ジェフリー・チャペル(P)
クラシック音楽にジャズの要素を混合する実験においてサクソフォンは重要な
役割を演じてきていて、ここにはそのような20世紀の作品が収録されています。
ゲッツはマンハッタン音楽学校とカリフォルニア州立大学で学び、ジャズ演奏
家としても活動しています。

TROY972 \1980
「チェロのためのアメリカ音楽」
ピストン(1894-1976):チェロと管弦楽のための変奏曲
アーサー・バーガー(1912-2003):チェロとピアノのための二重奏曲
アーサー・フット(1853-1937):チェロとピアノのための3つの小品op.1
ピストン:チェロとピアノのための二重奏曲
ロバート・エヴェット(1922-1975):チェロ協奏曲第2番
ルイス・レギア(Vc)、
ケヴィン・ノエ指揮
テクサス大学管、ロバート・フリーマン(P)、
リチャード・ベールズ指揮
ナショナル・ギャラリー管
1971・2003・2006年録音
レギアはパリのエコール・ノルマルとジュリアード音楽院で学び、レナード・
ローズ、カザルスらに師事しました。1963年から2007年までボストン交響楽団
に所属し、独奏者として世界各地で演奏し、多くの現代作品を初演しました。
バーガーのピアノでこの二重奏曲を演奏したこともあります。

TROY973 \1980
メイラ・ワーシャウアー:「砂漠の中の流れ」
(1)安息日の朝の礼拝(2)砂漠の中の流れのように(3)愛
カーク・トレヴァー指揮
スロヴァキア放送響、
スロヴァキア・フィル合唱団((1)(3))、
ステファニー・グレゴリー(S)((1))、マイケル・ヘンドリ
ック(T)((1))、ジェニファー・ハインズ(Ms)((3))、他
2006年1月録音
ワーシャウアーはニュー・イングランド音楽院、南カロライナ大学で学び、ユ
ダヤを主題とする作品を多数作曲しています。第1曲と第3曲の歌詞はヘブライ
語の聖書を作曲者が翻訳したもので、第2曲は1998年、イスラエルの建国50年を
祝ってデートン・フィルハーモニー管弦楽団から委嘱されました。

TROY974/75 2枚組 \3960
ウィリアム・セペダ:「ボンバ・シンフォニカ」
序曲-ロイサのための歌/ボンバ組曲/新世界組曲/色とりどりの組曲/
声を伴う組曲
アンドレス・モンタネス(T)、カルロス・アポンテ(T)、
ネリー・レブロン(A)、アドリアナ・クライセンバーグ(S)、
デーヴィッド・ギルバート指揮
ブロンクス・アート・アンサンブル
ボンバはアフリカの音楽や踊りに起源を持つプエルトリコの音です。ここで育
ったセペダは、バークリー音楽大学とクイーンズ大学で学んだ後、この音楽を
基礎として、クラシックとジャズの領域で作曲家・トロンボーン奏者として活
動しています。

TROY976 \1980
「ソナタ幻想曲」
サミュエル・ザイマン(1956-):フルート・ソナタ
マシュー・ハルパー(1966-):私は甘い歌を作る
ポール・シェーンフィールド(1947-):私が求めた唯一の事
デーヴィッド・マスランカ(1943-):フルートとピアノのための二重奏曲
ジョゼフ・シュワントナー(1943-):黒いアネモネ/ハルパー:ソナタ幻想曲
キンバリー・マコール・ライジンガー(Fl)、
アリソン・ブルースター・ランゼッティ(P)
2005年11月録音
ライジンガーはマーナ・ブラウン国際コンクール、2003年中部アメリカ室内楽
コンクールで入賞しました。イリノイ交響楽団、イリノイ室内管、シュガー・
クリーク交響楽団の主席フルート奏者を務め、ソネリーズ木管五重奏団、リン
デン・フルート・ギターニ重奏団のメンバーで、多数の現代曲を初演してい
ます。

TROY977 \1980
「イスラエルの作曲家によるチェンバロ音楽」
ハイム・アレクサンダー(1915-):ペルシアの歌による即興
イーナム・レーフ(1953-):悲歌(カナン人の幻想曲第3番)
イェヘズケル・ブラウン(1922-):鍵盤楽器の4つの小品
ウリ・ブレナー(1974-):7時‐11時とずっと遅く
ディナ・スモルゴンスキー(1947-):チェンバロのための3つの舞曲
ベンジャジン・バル=アム(1923-):リコーダーとチェンバロのための小組曲
セルジュ・ナトラ(1924-):チェンバロのための変奏曲
ベン=ハイム(1897-1984):マンドリン、ギターとチェンバロのためのソナタ
マリナ・ミンキン(Cemb)、
ドロラ・ブルック(Bfl)、
アロン・サリエル(Mand)、
ハナン・フェインステイン(G)
2006年8月・2007年3月録音
ミンキンはウクライナで生まれて1981年イスラエルに移り、イェルサレム音楽
院とボストン大学で学びました。独奏者、テル・アヴィヴ・バロック三重奏団、
フェニックス合奏団、イスラエル現代音楽プレイヤーズのメンバーとして活動
するほか、アド・リビトゥム合奏団を創立して監督を務めています。

TROY980 \1980
「空の景色-ブライアン・フェネリー(1937-)の室内楽」
空の景色3/アリアと間奏曲集(弦楽四重奏曲第2番)/スヒ!/カンツォーナと舞曲
/3つのピアノ曲
ダ・カーポ室内プレイヤーズ、
プロ・アルテ弦楽四重奏団、ブレア・マクミリン(P)、他
2004年10月・2005年5・11月録音
フェネリーはイェール大学で学び、1968年から1997年までニューヨーク大学教
授を務めました。ここに収録された作品はヨーロッパとアメリカの伝統に根差
しており、20世紀初期オーストリアの室内楽やフランス楽派の繊細な音の影響
を受けています。第3曲は作曲家姜硯煕(カン・スヒ)のソウル大学退官を祝って
書かれました。

TROY984 \1980
エリック・エワゼン(1954-):「雲を彫刻する」
クラリネットとピアノのためのバラード/ピアノ三重奏曲/ピーター・ロクジェ
ウィツの3つの歌/彼の熱を静める音楽に/朝の歌/クラリネット、ヴァイオリン、
チェロとピアノのための四重奏曲
カレン・ニール(S)、
アイビス・カメラータ
2006年録音
エワゼンはジュリアード音楽院で学んで1980年から同校で教え、国際現代音楽
協会副会長を務めています。ここには1980年代半ばから1990年代半ばまでの作
品が収録され、この時期の作品は、長く叙情的な旋律、東ヨーロッパの影響を
受けたリズム、基本的には調的・旋法的だが、続く時期よりは半音階的な和声
が特徴です。

TROY985 \1980
「ヴァーモントのクリスマス」
ダニエル・ピンカム(1923-2006):クリスマス・カンタータ
ジェスター・ヘアストン:
聖母マリアの男の子/クリスマスのクラッカー1‐3(民謡)/おお来たれ、信仰篤
き者皆
ジョゼフ・オーガスティン:
ハイチ島のクリスマス/タントゥム・エルゴ(民謡)
ファーナビー(1563頃-1640):
ファンシー、トイと夢/お部屋を飾ろう(ウェールズのキャロル)/おはよう、
クリスマスだ(カリブ人のクリスマスの歌)/他
カウンターポイント、
デーヴィッド・ニーウィーム(Org)、
ヴァーモント響金管五重奏団
2007年6月録音
声楽アンサンブルのカウンターポイントとヴァーモント交響楽団金管五重奏団
は、2003年に一緒に演奏会を始めるとすぐに聴衆からCDを求められ、ここに初
めて発売されました。「クリスマスのクラッカー」は「荒野の果てに」「ジン
グル・ベル」「クリスマスおめでとう(We wish you a merry Christmas)」と
して知られています。

TROY986 \1980
ラリー・ベル:「弦楽のための音楽」
弦楽四重奏曲第3番(ベートーヴェンへの敬意)/天国の反復句/タラブ
ボロメオ弦楽四重奏団、ジョン・ミュラトア(G)、タラブ・チェロ合奏団
2007・1999・2004年録音
ベルはジュリアード音楽院でパーシケッティ、セッションズに学び、ニュー・
イングランド音楽院教授、バークリー音楽大学准教授を務めています。第1曲
は、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲作品131と132の影響を受けて前衛の外側で
書かれた作品です。ボロメオ四重奏団には元淵舞がヴィオラ奏者として加わっ
ています。

<Hyperion>
CDA 67600 \2180
SACDA 67600(SACD-Hybrid) \2850
雪の中で燃える炎 ――
作曲者不詳:Hanacpachap Cussicuinin
フアン・ダ・アラウホ(1646-1712):
Dixit Dominus、Silencio、Dime, amor、!A, de la region de luces!、!A,
del cielo!、!Fuego de amor!、En el muy gran Padre Ignacio
ディエゴ・ホセ・ダ・サラザール(c.1660-1709):
!Salga el torillo hosquillo!
フアン・ダ・アラウホ:Dios de amor、!A, del tiempo!
ジェフリー・スキッドモア(指揮)、
エクス・カシドラ・コンソート&バロック・アンサンブル
2003年にリリースされた「ニュー・ワールド・シンフォニー-ラテンアメリカ
のバロック音楽」(CDA 67380)、続いて2005年にリリースされた「月、太陽と
全てのもの-ラテンアメリカのバロック音楽第2集」(CDA 67524)の2タイトルが
BBCミュージック・マガジン、グラモフォン、デイリー・テレグラフ、サンデ
ー・タイムズなどの各メディアから絶賛されたスキッドモア&エクス・カシド
ラの新作が登場!
前2作と同じくラテン・アメリカの音楽を取り上げた「雪の中で燃える炎」で
中心となっているのは、18世紀ラテンアメリカ最大の作曲家と名高いフアン・
ダ・アラウホの作品。
アラウホは、幼い頃にスペインから渡ったペルーを追放されパナマへと逃れ、
その後ペルーのリマに戻りボリビアのラプラタでその生涯を閉じたとされてい
る。18世紀ラテンアメリカ最大の作曲家という名声とは反比例するように演奏
の機会に恵まれないアラウホの作品だが、その桁外れの創造力と音楽的才能を
確かめることの出来る重要な記録がこの「雪の中で燃える炎」なのである。
バロック時代、特にラテンアメリカ音楽の演奏と発掘では他の追随を許さない
エクス・カシドラの歌声と音色が、ベールに包まれたアラウホの音楽を解き明
かす。

CDA 67632 2枚組(1枚分価格) \2180
M・クレメンティ:ピアノ・ソナタ全集Vol.1 ――
ソナタ変ホ長調Op.1-1/同ト長調Op.1-2/同変ホ長調Op.1-3/同へ長調Op.1-4
/同イ長調Op.1-5/同ホ長調Op.1-6/同ハ長調Op.2-2/同イ長調Op.2-4/
同変ロ長調Op.2-6/同ト長調WO.14(Op.1-2の第1楽章の異版)/
同変ホ長調Op.7-1/同ハ長調Op.7-2/同ト短調Op.7-3/同ト短調Op.8-1/
同変ホ長調Op.8-2/同変ロ長調Op.8-3/同ソナタ変イ長調WO.13
ハワード・シェリー(ピアノ)
クレメンティのピアノ・ソナタはまとまった形での録音が極僅かしか存在して
おらず、「6つのピアノ・ソナタOp.1」の全曲収録もおそらく初めてとなるだ
けにこの全曲を網羅するシリーズは意義深いものとなることは間違いない
18世紀後半から19世紀前半にかけてピアニスト、作曲家、教師そして楽器製作
者など広い分野で活躍したクレメンティ。
現在では“ソナチネ”が最も有名なクレメンティだが、1781年には同世代で当
時25歳のモーツァルトとピアノの競演を行ったという有名な逸話も残っている。
約100曲というクレメンティのピアノ・ソナタに取り組むのは、ピアノ王国ハ
イペリオンでも一際存在感を発揮してきたハワード・シェリー。ちなみにピア
ニスト、指揮者として驚異的な活動を続けるハワード・シェリーにとって今回
のリリースが自身通算100枚目のアルバムとなる。

CDA 67672 \2180
B・マルティヌー:ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集Vol.2 ――
ヴァイオリンとピアノ、打楽器を伴う弦楽オーケストラのためのコンチェルト
・ダ・カメラH.285/ヴァイオリン、ピアノと管弦楽のための協奏曲H.342/
チェコ狂詩曲H.307a(ジリー・テムル編曲による管弦楽伴奏版)
ボフスラフ・マトウシェク(ヴァイオリン)、
カレル・コシャーレク(ピアノ)、
クリストファー・ホグウッド(指揮)、
チェコ・フィルハーモニック管弦楽団
第1巻(CDA 67671)がリリース以来好調なセールスを記録しているマルティヌー
の「ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集」から第2集が早くも登場。
マトウシェク、ホグウッド&チェコ・フィルという強力な演奏者陣を中核とす
るこのシリーズは、世界初録音となる作品や祖国チェコ以外では演奏機会に恵
まれていない傑作など豊富なレパートリーによって構成される。
ヴァイオリンにはミルシテインの門下生で読売日本交響楽団の元コンサートマ
スターとして活躍したマトウシェク。指揮者とオーケストラには前作同様、名
匠ホグウッドとマルティヌーにも縁の深いチェコ・フィルが起用されており継
続性が重視されているのも嬉しいところ。

CDA 67572 \2180
A・ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調Op.21
J・スーク:エレジー 変ニ長調Op.23
A・ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第2番ト短調Op.26
フロレスタン・トリオ
2000年にはこれまでの功績が認められロイヤル・フィルハーモニック協会室内
楽部門賞を授与されるなど、長きにわたってハイペリオンの室内楽シーンを牽
引してきた世界屈指のピアノ三重奏団フロレスタン・トリオ。
スラヴの熱き情感にあふれた2つピアノ三重奏曲。既にリリースされている
「第3番Op.65&第4番Op.95《ドゥムキー》」(CDA 66895)とあわせてここにフ
ロレスタン・トリオのドヴォルザーク全集が完成となる。
また2曲のピアノ三重奏曲に挟まれるようにカップリングされた「エレジー」
は、ユリウス・ゼイエルの追悼のためにスークによって1902年に書かれた美し
き珠玉の小品である。

CDA 67644 \2180
C・アイヴズ:歌曲集-セントラル・パークのロマンス ――
オン・ザ・カウンター/サーカス・バンド/2つの小さな花(その花に捧げる)
/イルメナウ/ナイト・ソング/ダウン・イースト/プレモニション/予言者
/母が教えてくれた歌/裏通りで/霞/ゼイ・アー・ゼアー!/フランダース
の野で/南風/わが祖国/ウォッチマン/子供たちの時間/エヴィデンス/
ワールド・ワンダラー/ゆっくりしたマーチ/オーメンとオラクル/夕暮れ
の鐘/アレグロ/夕暮れ/ラスト・リーダー/エディスへ/川のほとり/クリ
スマス・キャロル/ライト・ザット・イズ・フェルト/セントラル・パーク
のロマンス
ジェラルド・フィンリー(バリトン)、
ジュリアス・ドレイク(ピアノ)、マグヌス・ジョンストン(ヴァイオリン)
シューベルト、シューマン、フォーレなど世界中のリスナーやメディアから称
賛を浴びるハイペリオン歌曲集シリーズで一味違ったカラーを打ち出したアイ
ヴズの歌曲集の第2弾。
第1巻(CDA 67516)と同じく、若き期待のバリトン歌手ジェラルド・フィンリー
と、一流の歌い手たちから厚い信頼を受けるジュリアス・ドレイクのコンビは
ここでも健在。アルバム・タイトルにもなっている「セントラル・パークのロ
マンス」など30の歌曲からは、アイヴズの多彩な表情を感じ取ることができる
だろう。

CDA 67668 \2180
アルパとオメガ ――
アントニー・ピッツ(1969-):
エルサレムの平和/サンクトゥスとベネディクトゥス/1000年/鳩/イエス
が言われた“我は”(The 'I AM' Sayings of Jesus)
アントニー・ピッツ(指揮)、トヌス・ペレグリヌス
名匠エドワード・ヒギンボトムの下で研鑽を積んだアントニー・ピッツによっ
て結成され、鮮烈なデビューによってイギリスの合唱シーンに旋風を巻き起こ
した若き精鋭集団トヌス・ペレグリヌス。
「7つの手紙」(CDA 67507)に続くハイペリオンからの2枚目のリリースとなる
「アルパとオメガ」もディレクターを務めるアントニー・ピッツの合唱作品
集。「我はアルパなり、オメガなり」などキリストが残した言葉を題材とした
「イエスが言われた“我は”」といった宗教的な題材を持った5つの合唱作品
を収録している。

CDA 67612 \2180
オルガン・ファイヤーワークスXII ――
D・ブクステフーデ:
前奏曲、フーガとシャコンヌ ハ長調、前奏曲とフーガ ト短調
ペトル・エベン(1929-2007):ブクステフーデへのオマージュ
N・ガーデ:交響的小品ヘ長調
J・ラインベルガー:トヌス・ペレグリヌスの幻想曲
L・ヴィエルヌ:ウェストミンスターの鐘
M・デュプレ:前奏曲とフーガ ト短調
J・ブラームス(E・ルメア編):大学祝典序曲Op.80
S・カルク=エラート:B-A-C-Hによるパッサカリアとフーガ Op.150
クリストファー・ヘリック(オルガン)
ハイペリオン専属のオルガン奏者クリストファー・ヘリックの演奏による人気
シリーズ「オルガン・ファイアーワークス」も今回のリリースが第12集。これ
までの第1巻から第11巻でもヨーロッパを中心とした世界各国のオルガンを弾
いてきたヘリックが、第12巻ではデンマークのハーザースレウ大聖堂のオル
ガンを演奏。バラエティに富んだプログラムは健在!




<Helios>
CDH 55293 \1280
中世のロマン-1340年から1440年のフランスの歌曲とモテット ――
作曲者不詳:Quiconques veut d’amors joir
作曲者不詳:Je languis d’amere mort
ソラージュ(14世紀):Joieux de cuer en seumellant estoye
作曲者不詳:Quant voi le douz tans、En mai
J・D・ポルタ:Alma polis religio、Axe poli cum artica
ギョーム・ド・マショー(c.1300-1377):C'est force, faire le weil
パオロ・ダ・フィレンツェ(c.1355-a.1436):
Sofrir m'estuet et plus non puis durer
作曲者不詳:Plus bele que flors、Quant revient、L'autrier jouer
ギョーム・ド・マショー:Tant doucement me sens emprisonnes
作曲者不詳:Plus bele que flors、Quant revient、L'autrier jouer
作曲者不詳:Mais qu'il vous viengne a plaisance
ジャコブ・ド・サンレーシュ(14世紀):En ce gracieux tamps joli
ギョーム・ド・マショー:Comment qu’a moy lonteinne
ギョーム・デュファイ(c.1400-1474):Je requier a tous amoureux
ギョーム・デュファイ:Las, que feray ? Ne que je devenray ?
ジレ・ヴェリュ(15世紀):Je voel servir plus c’onques mais
ヨハネス・デ・リンブルジア(fl.1400-1440):Tota pulcra es, amica mea
クリストファー・ペイジ(指揮)、ゴシック・ヴォイセズ
マショー、デュファイ、ソラージュ・・・中世フランスの「歌」が最高の演奏
で蘇る。CDA 66463からの移行再発売。

CDH 55260 \1280
イギリス古典派のヴァイオリン協奏曲集 ――
ジェームズ・ブルックス(1760-1809):ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調
トーマス・リンリー・Jr(1756-1778):ヴァイオリン協奏曲ヘ長調
トーマス・ショー(c.1755-1830):ヴァイオリン協奏曲ト長調
サミュエル・ウェスリー(1766-1837):ヴァイオリン協奏曲第2番ニ長調
エリザベス・ウォルフィッシュ(ヴァイオリン)、
ピーター・ホルマン(指揮)、パーリー・オブ・インストゥルメンツ
モーツァルトと同時期に活躍したイギリスの天才たちによる知られざる協奏曲
集。CDA 66865からの移行再発売。




<Canal Grande>
CG 08016 10枚組 \8800
W・A・モーツァルト:ピアノ協奏曲全集
ヨス・ファン・インマゼール(フォルテピアノ)、アニマ・エテルナ
1990年から1991年にかけて録音が行われ、巨匠インマゼールの代名詞として
長く親しまれて続けてきたモーツァルトの独奏ピアノのための協奏曲集。
入手困難の状態が続いていた全10枚を1つにまとめたボックス・セットが装い
も新たにカナル・グランデ(Canal Grande)から復活リリース!
クリストファー・クラークが製作したワルター・モデルのフォルテピアノを使
用したインマゼールと手兵アニマ・エテルナの名演が再び輝く。





<Metronome>
METCD 1078 2枚組 \3650
J・S・バッハ:イギリス組曲BWV.806-811
キャロル・セラシ(ハープシコード)
メトロノーム(Metronome)からのデビュー・レコーディングとなった「エリザ
ベト・ジャケ・ド・ラ・ゲールのハープシコード組曲全集」(METCD 1026)が
1999年のグラモフォン賞バロック器楽部門に輝くなど、豊かな音楽性と卓越し
た技術で世界中からの支持を集めるスウェーデン生まれの女流鍵盤奏者キャロ
ル・セラシ。
2004年にリリースされた「ブラスコ・デ・ネブラの作品集」(METCD 1064)に続
くメトロノームからの7枚目のリリースとなる待望の新作は大バッハの偉大な
る名作「イギリス組曲」の全曲録音!
セラシはこのイギリス組曲のレコーディングに、ケネス・ギルバート・コレ
クションでシャトレー・ミュージアムから貸与されたブランシェ=タスカン
製の貴重なハープシコードを用いており、18世紀に製作された楽器が奏でる
バッハの音色も非常に興味深いところ。古楽ファン要チェック!

METCD 1061 \2300
A・ヴィヴァルディ:
協奏曲ニ長調《ラ・パストレッラ》RV.95/同ト短調RV.103/
ソナタ ハ長調RV.801/協奏曲ト短調RV.105/トリオ・ソナタ ハ長調RV.82
/ソナタ イ短調RV.86
パメラ・トービー(リコーダー)、ペネロペ・ラプソン(ディレクター)、
フィオーリ・ムジカーリ
スコットランドが生んだリコーダーの世界的名手パメラ・トービーがソリスト
として加わったヴィヴァルディの室内楽作品集がメトロノームから登場!
パメラ・トービーはハジェット&ソネリーとのコンビで録音を行い、リン
(Linn)からリリースされた「バロック時代のリコーダー協奏曲集」(CKD 217)
で充実の名演を展開しているだけに、このフィオーリ・ムジカーリとのヴィ
ヴァルディにも自然と期待が高まる。
フィオーリ・ムジカーリは、1983年にイギリスの鍵盤奏者ペネロペ・ラプソ
ンをディレクターとして結成されたピリオド・アンサンブル。モーツァルト
以前のバロック時代に作曲された名作の演奏、知られざる作品の発掘を活動
の柱としており、ゼレンカの「レクイエム ハ短調」(1733)のイギリス初演も
手懸けた実績を持つ。

METCD 1028 \2300
エイドリアン・ウィリアムス(1956-):チェロのための作品集 ――
春のレクイエム/4つの哀歌/精神の映像/無伴奏チェロ・ソナタ
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)、
エイドリアン・ウィリアムス(ピアノ)
1978年に22歳という若さでメニューイン賞で優勝を果たし、1983年にはチャ
ーターハウス・スクールのコンポーザー・イン・レジデンスに就任。プレス
テージ国際音楽祭を創設するなど精力的な活動を続ける音楽家エイドリアン
・ウィリアムスのチェロ・アルバム。
イギリスのロマン派音楽と独自の手法を融合させたウィリアムスのチェロ作
品を演奏するのは、長きにわたってイギリスを代表するチェロ奏者として旗
手を務めてきた名チェリスト、ラファエル・ウォルフィッシュ。経験に裏打
ちされた確かな技術と表現力がウィリアムスの新たな音楽を届けてくれる。





<Capriccio>
71134(SACD-Hybrid) \3250
20世紀のポートレート-
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(1926-):
歌劇《バッカスの巫女》からの組曲/夜曲とアリア/交響曲第8番
クラウディア・バラインスキー(ソプラノ)、
マーカス・ステンツ(指揮)、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
20世紀の音楽界に大きな影響を与えた作曲家たちの知られざる作品を紹介する
シリーズの最新作はヘンツェ。
若き頃から書き続けてきた歌劇やバレエ、交響曲などの大規模なスケールの作
品の成功によって現代ドイツを代表する作曲家としての立場を確立したヘン
ツェは、80歳を超えた現在でも大きな存在感を放ち続けている。
1966年のザルツブルク音楽祭で初演された「バッカスの巫女」からの組曲、
1993年10月1日にボストンで初演が行われた「交響曲第8番」などの大作を音楽
総監督マーカス・ステンツ率いるケルン・ギュルツェニヒ管がヘンツェの世界
を濃厚に描いている。

60135 \3250
L・シュポア:オラトリオ《四終》
アンナ・コロンディ(ソプラノ)、ヴァネッサ・ダルコウスキ(アルト)、
イェルク・ダルミュラー(テノール)、ウラディミール・バイコフ(バス)、
ブルーノ・ヴァイル(指揮)、
カペラ・コロニエンシス、コアーヴェルク・ルール
4曲のクラリネット協奏曲に代表される器楽作品や交響曲、声楽作品など、現
在まで脈々と伝わる名作を生み出したロマン派初期のドイツ人音楽家ルイ・
シュポア。
ロマン派後期へと続く道筋を切り開くなど後世にも大きな影響を与えたシュポ
アの代表作「最後の審判」と並び称されているのが、「死、最後の審判、地
獄、天国」を意味したキリスト教の教え「四終」を題材として1826年にカッセ
ルで作曲されたオラトリオ「四終」である。
1954年の創設以来半世紀という歴史を持つドイツのピリオド・アンサンブルで
ある「カペラ・コロニエンシス」が、この作品の価値と位置付けをさらに高め
ることになるだろう。2006年のライヴ録音。

67197 \2180
エルンスト・クルシェネク(1900-1991):
弦楽四重奏曲第3番Op.20/同第5番Op.65
ペーターゼン・クヮルテット
オーストリア時代にはナチスによる弾圧を受けながらも、アメリカへと活躍の
場を移し激動の時代を生き抜いたエルンスト・クルシェネク。小澤征爾がウィ
ーン国立歌劇場で歌劇「ジョニーは演奏する」を取り上げたことによって、日
本でも知名度が高まり再評価が進められている。
この第3番&第5番の録音は、アルバン・ベルク弦楽四重奏団の後継者と称され
るペーターゼン・クヮルテットにとって第1番&第7番(Capriccio 67015)の録
音に続く2枚目のクルシェネク・アルバムとなる。

67199 \3250
ヴェネツィアの室内楽作品 ――
ジョヴァンニ・レグレンツィ(1626-1690):6つのソナタOp.10-3
アントニオ・ベルタリ(1605-1669):
5声のソナタ、6声のソナタ、ソナタ第11番
マッシミリアーノ・ネーリ(1623-1673):
ソナタOp.1-1、同Op.2-5、カンツォーナOp.1-2
クリストフ・ティンペ(ヴァイオリン)、アカデミア・ペル・ムジカ
ローマを活動の拠点としているドイツのバロック・ヴァイオリン奏者クリスト
フ・ティンペが率いるローマのピリオド・アンサンブル「アカデミア・ペル・
ムジカ」。
イタリアのバロック音楽を専門としてきた「アカデミア・ペル・ムジカ」が新
たに録音をを行ったのは、17世紀のヴェネツィアで名を馳せた3人の作曲家レ
グレンツィ、ベルタリ、ネーリ。イタリア・バロックの奥深さを再認識させて
くれるアルバムである。

67198 \3250
F・シューベルト:
夕焼けD.690、山々D.634、鳥D.691、少年D.692、流れD.693、ばらD.745、
蝶々D.633、さすらい人D.649、乙女D.652、星D.684、茂みD.646、ロマンス
L・シュポア:歌とクラリネットとピアノのための《6つのドイツ歌曲》
白井光子(メゾソプラノ)、
ハルトムート・ヘル(ピアノ)、エドゥアルト・ブルンナー(クラリネット)
ドイツ・リートの世界的権威であり、日本を代表するメゾソプラノ歌手、そし
てカプリッチョ(Capriccio)の中心的存在を担ってきた白井光子のシューベル
ト&シュポア。
長年デュオを組んできたハルトムート・ヘルはもちろんのこと、シュポアで
はバイエルン放送響の主席クラリネット奏者として活躍した名手ブルンナー
も演奏に加わるなどドイツ・リートの醍醐味を味わえる。シューベルトは
1986年、シュポアは1993年の録音。





<Clarinet Classics>
CC 0055 \2180
クサヴァー・ルフェーヴル(1763-1829):クラリネット・ソナタ集Vol.1 ――
ソナタ第1番ハ長調/同第3番ト長調/同第5番ニ短調/同第7番イ短調/
同第9番ト長調/同第11番ホ短調
コリン・ローソン(クラリネット)、クレール・シリオン(チェロ)
1802年に出版された著書「クラリネット奏法」によってクラリネット関係者に
その名を知られているクサヴァー・ルフェーヴル。モダン楽器によるルフェー
ヴルのソナタの録音は既に存在しているが、ピリオド楽器のクラリネットと
チェロという組み合わせでの録音はこれが世界初録音となる。第2集のリリー
スも予定されており、作曲当時の楽器の響きによるルフェーヴルのソナタを
聴ける画期的な録音である。
クラリネットのコリン・ローソンは、ハノーファー・バンドやイングリッシュ
・コンソート、ロンドン・クラシカル・プレーヤーズのメンバーとして国際
的なキャリアを積んだベテラン奏者。フランスの若手女流チェリスト、クレ
ール・シリオンの音色が土台となってローソンのクラリネットを一層引き立
てている。

CC 1016 \2180
初期イタリアのチェロ作品集 ――
ドメニコ・ガブリエリ(1651-1690):
リチェルカーレ第1番ト短調、同第6番ト長調、ソナタ ト長調(第1稿)、
リチェルカーレ第7番ニ短調、同第5番ハ長調、同第3番ニ長調、
2台のチェロのためのカノン、ソナタ イ長調、リチェルカーレ第4番変ホ長調、
同第2番イ短調、ソナタ ト長調(第2稿)
フランチェスコ・ロニョーニ(?-b.1626):「ある日のスザンナ」より
ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):
カンツォーナ第5番、同第7番、同第8番
バルトロメオ・デ・セルマ・イ・サラヴェルデ(fl.1638):
ファンタジア第9番
リチャード・タンニクリフ(チェロ&バス・ヴァイオリン)、
ジェームズ・ジョンストン(チェンバロ&オルガン)、
パウラ・シャトーヌフ(テオルボ)、
セバスティアン・コンベルティ(チェロ)
自身もチェロの名手だったドメニコ・ガブリエリの現存する全てのチェロ作品
を収録したこの「初期イタリアのチェロ作品集」。他にもロニョーニ、フレス
コバルディ、サラヴェルデなど16世紀から17世紀にかけてイタリアで活躍した
音楽家たちのチェロ作品を凝縮しており資料的価値も充実した作品集に仕上が
っている。
鬼才ベズノシウクが率いるエイヴィソン・アンサンブルの主席チェロ奏者、エ
イジ・オブ・エンライトメント管の客演主席奏者などを務めるイギリスのチェ
リスト、タンニクリフの優れた感性が作品に新たな息吹きを与えている。また
曲によって「C・D・G・A」と「C・G・D・G」の2種類のチューニングを使い分
けている点も興味深い。

CC 1020 \2180
カプリチオーソ-青空の下で ――
C・サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
N・パガニーニ:奇想曲第9番、同第13番、同第17番、同第24番
J・ブラームス:ハンガリー舞曲第2番ニ短調
A・アリャビエフ:エレジー、青空の下で
A・アレンスキー:鈴蘭Op.33-2、奇想的舞曲Op.12-2
N・リムスキー=コルサコフ:「金鶏」による幻想曲
P・I・チャイコフスキー(グレン編):ロマンスOp.5
A・アレンスキー:ロマンスOp.56-2
J・S・バッハ(グノー編):アヴェ・マリア
アレクサンドル・ルーディン(チェロ)、ヤナ・イワイロワ(ソプラノ)、
ウラディミール・スカナヴィ(ピアノ)、
ヴィクトル・ギンスブルク(ピアノ)、
ムジカ・ヴィヴァ室内管弦楽団
アレクサンドル・ルーディンは、1982年の第7回チャイコフスキー国際コンク
ールでメネセスに次ぐ第2位を獲得した実力と実績を持つ現代ロシア音楽界を
代表する重要アーティストの1人。これまでにチェロ・クラシックスからは
ミャスコフスキー(CC 1012)、トリックリール(CC 1015)のリリースを行って
おり、この「カプリチオーソ」が3枚目となる。
サン=サーンスやパガニーニの奇想曲、スヴェトラーノフやフェドセーエフ、
プレトニョフらと共演を重ねてきたソプラノ奏者イワイロワが歌うアレンス
キーやアリャビエフなど多彩な小品がズラリと並んでおり聴き応え十分!ロ
シアの伝統を受け継いだチェロの歌を存分に堪能することができる。





<MSM>
MSM 0009 \1500
ポール・アシャック-ポートレート ――
ヌティーレ:ママ、何が知りたいの?
デ・クルティス:帰れソレント
ファルヴォ:君に告げて
ブッツィ=ペッチア:ロリータ
プッチーニ:歌劇《西部の娘》より
ジョルダーノ:愛さずにはいられないこの思い
プッチーニ:妙なる調和、誰も寝てはならぬ
ヴェルディ:あれかこれか、ほおの涙が
チレア:よくある羊飼いの話
レオンカヴァッロ:衣裳をつけろ
カペル:汝にのみ語る愛
ヴェルディ:喜べ、第1幕の二重唱
ポール・アシャック(テノール)、様々なアーティスト
イギリスのアーティスト・マネージメント会社「マイケル・ストアーズ・ミュ
ージック」の自主制作盤からヒストリカル音源が登場。
1923年にマルタで生まれたアシャックは、1950年代のイタリアとイギリスを主
な活躍の場としたテノール奏者である。アシャックはセッション録音をほとん
ど行っておらず、今回リリースされるのは初出のライヴ音源集という貴重なも
の。




<Signum Classics>
SIGCD 112 \2180
R・ヴォーン=ウィリアムズ:ウェンロック・エッジで
アイヴァー・ガーニー(1890-1937):ラドローとテムズ河
イアン・ベナブルス(1955-):歌曲集《永遠と哀しみ》
アンドルー・ケネディ(テノール)、
サイモン・クロフォード=フィリップス(ピアノ)、
ダンテ弦楽四重奏団
アンドルー・ケネディは、2002年にロンドン・ヘンデル音楽祭のコンクールで
声楽部賞を勝ち取り、2004年にはキャスリーン・フェリアー賞を受賞。そして
2006年にはロイヤル・フィルハーモニック協会のヤング・アーティスト賞を授
与されるなど、輝かしい実績を積み重ねてきたイギリスのテノール。
巨匠コリン・デイヴィスから深い信頼を受けロンドン響のコンサートにソリス
トとして招かれるなど、まさに引く手あまたのケネディはイギリスの次世代を
担う歌い手としてその一挙手一投足に熱い視線が注がれている。最新録音とな
る「ウェンロック・エッジで」をメインとした近現代のイギリス・プログラム
がケネディの意欲と実力を証明する。

SIGCD 113 2枚組 \3500
J・S・バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻BWV.846-869
ジル・クロスランド(ピアノ)
ムジークフェラインのブラームスザール(小ホール)でリサイタルを開催しウィ
ーン・デビューを果たしたイギリスの女流ピアニスト、ジル・クロスランド。
クロスランドはロンドンのウィグモア・ホールやサウス・バンクでの定期公演
に加えてバッハを中心としたレコーディングにも取り組んでおり、イギリスで
も指折りのバッハ弾きとしての名声を急速に高めている。非常に丁寧で柔らか
な響きとゆとりを感じさせてくれるテンポが印象的。





<Deux-Elles>
DXL 913 \2180
アチェンド-モンテヴェルディの時代の音楽 ――
A・チーマ:ノヴェッラ、4声のジェンティレ
G・ブオナメンテ:6声のソナタ
A・グランディ:おお、何と貴女は美しい
A・バンキエリ:4声のフェリシアーナ
C・メールラ:5声のカンツォーナ
A・フェッラボスコ:Quoniam tu, Domine
W・バード:女王のアルマン
A・モルタロ:4声のマルヴェッツァ
G・スピアルド:Suono del Ballo de' Selvaggi
A・グランディ:めでたし女王、シオンよ汝の救い主を讃えよ
C・マルヴェッツィ:6声のシンフォニアと間奏曲第4番&第5番
作曲者不詳:古風なシンフォニア
G・カヴァッシオ:モラーリ、ビッナーニ
A・バンキエリ:L’Alcenagina
G・ピッキ:パッサメッツォ
H・デッラ・マリア:スパニョレッタ
ロバート・ハワース(ディレクター)、
イングリッシュ・コルネット&サクバット・アンサンブル
初期バロック時代のイタリアの巨星、クラウディオ・モンテヴェルディと同じ
時代を生きた音楽家たちが書いた器楽合奏のための作品集。16世紀後期の大作
曲家ジョヴァンニ・ガブリエリの作品を彷彿させるような見事な作品の数々は、
当時の作曲様式の魅力を改めて知らせてくれる。
1993年にロンドンの音楽大学で研鑽を積んだコルネット、サクバット奏者を中
心として結成されたイングリッシュ・コルネット&サクバット・アンサンブ
ル。ヘンデルのメサイア(ダブリン初演版/CKD 285)で一躍有名となったダン
ディン・コンソートとの共演で、1999年にエジンバラとアバディーンで演奏
されたモンテヴェルデイの「聖母マリアの夕べの祈り」が絶賛を博すなど、イ
ギリス有数の古楽器アンサンンブルとして活動を続けている。演奏、録音の
両面で強くお薦め出来る1枚。

DXL 1122 \2180
ホルン ――
R・シュトラウス(ハーゼンエール編):
もう一人のティル・オイレンシュピーゲル
A・グラズノフ:牧
/W・A・モーツァルト:ホルン五重奏曲変ホ長調K.407
C・ケックラン:4つの小品
C・ニールセン:セレナータ・インヴァノ
F・プーランク:ホルン、トランペットとトロンボーンのためのソナタ
スティーヴン・スターリング(ホルン)、フィボナッチ・セクエンス
スティーヴン・スターリングは現在ロンドンのトリニティ・カレッジで教授と
して後進の指導に当たりながら、室内楽奏者、ソリストとしても活動している
イギリスのホルン奏者。
R・シュトラウスの名作を編曲した「もう一人のティル・オイレンシュピーゲ
ル」からプーランクの定番作品までを収録した“ホルン”を主役とするコンセ
プト・アルバムではスターリングのホルンが全編にわたって大活躍!
イギリスのピアノ奏者キャスロン・スタロックが中心となって結成され、ヴァ
イオリンのジャック・リーベックをリーダーとする「フィボナッチ・セクエン
ス」は、弦楽器、管楽器、ピアノによるイギリスの室内アンサンブル。

DXL 1012 \2180
ヴォーン=ウィリアムズ&ラッブラ歌曲集 ――
R・ヴォーン=ウィリアムズ:
4つの最後の歌、フレデゴンド・ショーヴによる4つの詩、静かな昼さがり
E・ラッブラ:
ウィリアム・アラバスターによる2つのソネット、前奏曲第1番-第8番、謎、
ロサ・ムンディ、アヴェ・マリア、オルフェウスとリュート、
ルーン・オヴ・ホスピタリティ、デューン・オヴ・バラ、3つの詩篇
マーク・チャンバース(カウンターテナー)、
デイヴィッド・メイソン(ピアノ)、カラクタクス弦楽四重奏団
イギリスのロイヤル・ノーザン・カレッジでリチャード・ヒル、マイケル・
チャンスから声楽を学んだカウンターテナー、マーク・チャンバースが歌う
20世紀イギリスの歌曲集。
ヴォーン=ウィリアムズの「4つの最後の歌」やラッブラの声楽と弦楽四重奏
のために「アヴェ・マリア」などのプログラムで伸びやかな歌声を聴かせて
くれる。また声楽作品の合間に挿入されたラッブラのピアノ作品「前奏曲」
が良い味を出している。

DXL 883 \2180
アントニオ・ソレル(1729-1783):2台のオルガンのための6つの協奏曲
ガレス・プライス(オルガン)、グラハム・ハウエル(オルガン)
自らもオルガン奏者として数々の要職に就いていた18世紀スペインの音楽家
アントニオ・ソレルのオルガン作品を代表する傑作「2台のオルガンのための
6つの協奏曲」。2人のイギリス人奏者がウールハンプトンの寺院で収録を行っ
た1999年3月の演奏。





<Danacord>
DACOCD 662 \2300
ヨハン・スヴェンセン(1840-1911):
ヴァイオリン協奏曲イ長調Op.6、ロマンス ト長調Op.26
ペーター・エラスムス・ランゲ=ミュラー(1850-1926):
ヴァイオリン協奏曲ハ長調Op.69
ラース・ビョルンケア(ヴァイオリン)、
ジョルダーノ・ベリンカンピ(指揮)、オーフス交響楽団 
1968年にロサンゼルス生まれ、デンマークのオーフスで育ったヴァイオリン奏
者ビョルンケアは6歳からレッスンを受け、なんと13歳でデンマークのユトラ
ンド音楽院に入学してしまったという経歴の持ち主。
デンマーク王立管の第1コンサートマスターを経て、2007-08シーズンからはス
ウェーデン王立歌劇場管の第1コンサートマスターに就任している。また2000
年にはデンマーク王立室内管に登壇し指揮者デビューを果たしている。
ノルウェーのスヴェンセンとデンマークのランゲ=ミュラー、北欧の情緒あふ
れる音楽が泉のように湧き出てくる。




<Point>
PCD 5165 \2300
1990年代デンマークの合唱作品集 ――
サンライフ・ラスムセン(1961-):フェロー諸島の5つの歌
エリク・ヨルゲンセン(1912-2005):ノーザン・アトランティックからの歌曲
スヴェン・エリク・ウェルナー(1937-):アフター・トリニタティス
セーアン・バーフォード(1950-):ソネット第33番Op.37
マティ・ボルク(1956-):12の詩
イェスパー・グローヴェ・ヨルゲンセン(指揮)、
コペンハーゲン大学合唱団《リレ・ムコ》
主にデンマークの合唱作品を定期的にポイント(Point)へ録音してきたヨルゲ
ンセン&リレ・ムコのコンビによる新作。今回の作品集では、20世紀を生きて
きたデンマークの作曲家たちが1990年代に作曲した荘厳な合唱作品に焦点があ
てられている。





<Rondo>
RCD 8379 \2300
オット・モーテンセン(1907-1986):歌曲とロマンス(全29曲)
ラース・テオドベルク・ベルテルセン(バリトン)、
トーヴェ・ロンスコウ(ピアノ)
2007年8月18日が生誕100年となったデンマークの作曲家モーテンセンの歌曲
集。ロマンティシズムを大切にしたモーテンセンの音楽に満ちたアルバム。





<New World>
80663-2 \2080
アン・ルバロン(1953-):女教皇ヨハンナ/キリストの変容
クリスティン・ノルデルヴァル(ソプラノ)、
ルーシー・シェルトン(ソプラノ)、他
リゲティに作曲法を師事したルイジアナ出身の女性作曲家アン・ルバロン。
2000年に作曲された女教皇ヨハンナ」、2003年に作曲された「キリストの変
容」は両作品ともソプラノと室内楽という編成による歌曲集である。

80671-2 \2080
リーグ・オヴ・オートマティック・ミュージック・コンポーザーズ1978-1983
電子音楽の演奏




<Chandos>
CHAN 10456 \2180
G・マーラー:交響曲第10番嬰ヘ短調(クック版第3稿第2版)
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)、BBCフィルハーモニック
シャンドスの看板を背負うノセダ&BBCフィルハーモニックによる最新録音は
マーラー、しかもクック版にゴルトシュミットとマシューズ兄弟が改定を加え
た「クック版第3稿第2版」を用いた交響曲第10番全曲!
去る8月-9月に開催された2007年のBBCプロムスでノセダ&BBCフィルはマーラ
ーの交響曲第10番を取り上げて大喝采を浴びているという実績があるだけに、
セッション録音による今回のリリースには否が応でも期待させられてしまう。
またマーラーの交響曲でも第1番-第9番、大地の歌ではなく、敢えて交響曲第
10番の全曲を初のマーラー録音に選んできたあたりもノセダ、そしてシャンド
スらしい粋な選曲と言える。

CHSA 5058(SACD-Hybrid) 2枚組 \5700
ジョン・フォウルズ(1880-1939):ワールド・レクイエム(世界初録音)
ジャンヌ=ミシェル・シャルボネ(ソプラノ)、
キャサリン・ウィン=ロジャース(メゾソプラノ)、
スチュアート・スケルトン(テノール)、
ジェラルド・フィンリー(バリトン)、
レオン・ボットスタイン(指揮)、
トリニティ少年合唱団、チャーチ・エンド祝祭合唱団、
フィルハーモニア合唱団、BBC交響楽団&合唱団
近年その作品のリリースなどが進み、再評価の気運が高まっている後期ロマン
派のイギリスの作曲家ジョン・フォウルズが遺した最大規模の作品「ワールド
・レクイエム」が遂にシャンドスから登場!!
ホルストやヴォーン=ウィリアムズの同世代としてイギリスに生まれながら
も、東洋の音楽や文化、特にインドの音楽に強く魅了され、自らの作品にも
そのエッセンスを取り入れるなどしたジョン・フォウルズは、旅先のカルカッ
タでコレラに倒れ1939年に同地で没した異色の作曲家である。
この作品は第1次世界大戦で命を落とした戦没者に対する鎮魂歌として作曲さ
れた大規模な作品であり、1923年から1926年の4年にわたって毎年ロイヤル・
アルバート・ホールで演奏され多くの聴衆を集めたフォウルズの代表作として
知られている。
長らく演奏機会に恵まれなかったフォウルズの「ワールド・レクイエム」の
蘇演でタクトを執ったのは、アメリカの指揮者であり音楽学者、研究者として
も高名なレオン・ボットスタイン。ボットスタインの研究と検証の成果、そし
て演奏者陣の熱意によって幻の大作がここに復活する!

CHAN 10449 3枚組 \4360
A・ドヴォルザーク:歌劇《ルサルカ》
シェリル・バーカー(ソプラノ)、ロサリオ・ラ・スピナ(テノール)、
ブルース・マーティン(バリトン)、エリザベス・ホワイトハウス(ソプラノ)、
アン=マリー・オーウェンス(メゾソプラノ)、サラ・クレイン(ソプラノ)、
タリン・フィビック(ソプラノ)、ドミニカ・マシューズ(メゾソプラノ)、
バリー・ライアン(バリトン)、シアン・ペンドリー(ソプラノ)、
リチャード・ヒコックス(指揮)、
オペラ・オーストラリア管弦楽団&合唱団
その功績が認められ大英帝国上級勲爵士(CBE)に叙せられるなど、世界最強の
イギリス音楽の伝道師として数多くの知られざる名曲を世に送り出してきたリ
チャード・ヒコックス。
イギリス音楽のスペシャリストとしてだけでなく、合唱指揮者、宗教音楽の
指揮者などの多彩な才能を持ったヒコックスのオペラ指揮者としての録音第2
弾はドヴォルザークの「ルサルカ」。
地元オーストラリアの世界的ソプラノ奏者シェリル・バーカーがタイトル・ロ
ールを歌ったこの「ルサルカ」は、現在ヒコックスが音楽監督を務めているオ
ペラ・オーストラリア(オーストラリア歌劇場)とのコンビで2007年3月にシド
ニーのオペラ・ハウスで行われた公演のライヴ録音である。
シェリル・バーカーの演じたルサルカ、ヒコックスとオペラ・オーストラリア
の熱演は、オーストラリアン誌、キャンベラ・レビュー誌、シドニー・モーニ
ング・ヘラルド誌など各メディアから絶賛されており、特にヒコックス・ファ
ン、オペラ・ファンにとって注目のリリースとなるだろう!2007年3月のライ
ヴ録音。

CHAN 10447 \2180
G・フォーレ:
チェロ・ソナタ第1番ニ短調Op.109/同第2番ト短調Op.117/
ピアノ三重奏曲ニ短調Op.120/夜想曲第13番ロ短調Op.119
キャスリン・ストット(ピアノ)、クリスティアン・ポルテラ(チェロ)、
プリヤ・ミッチェル(ヴァイオリン)
極度の難聴と聴覚障害に悩まされていた晩年のフォーレが苦しみながらも生み
出した室内楽作品を、今を輝く3人のアーティストたちがシャンドスに録音!
とても広く深い内面と美しさを兼ね備えた晩年の室内楽作品は、友人のダン
ディからも称賛の声が届けられた「チェロ・ソナタ第2番」など円熟の時期を
迎えたフォーレの卓越した作曲技法を証明する傑作群である。ちなみにチェロ
・ソナタは2曲とも名匠コルトーによって初演が行われている。
重要な役割を担うピアノ・パートを弾くのは、シャンドスからリリースされ
た「カバレフスキーのピアノ協奏曲集」や「スメタナのピアノ作品集」など
で充実の演奏を披露するなど、大きな期待を寄せられているイギリスの女流奏
者キャスリン・ストット。
チュマチェンコ、ペルガメンシコフ、シフから薫陶を受け、一躍スターダムへ
と急浮上してきたスイス期待の天才チェロ奏者ポルテラ、イギリスのBBCニュ
ー・ジェネレーション・アーティストに選出され、飛ぶ鳥を落とす勢いで活
躍中のミッチェルはこのフォーレがシャンドス・デビューとなる。

CHAN 0748 \2180
H・I・V・ビーバー:
食卓の音楽
ヴァイオリン、ヴィオローネとチェンバロのためのソナタ イ長調
パーセル・クヮルテット、ジェーン・ロジャース(ヴィオラ)
1644年にボヘミアのヴァルテンベルクで生を受け、17世紀を代表するヴァイオ
リン奏者、作曲家として現在までその名を語り継がれるビーバー。
代表作「ロザリオのソナタ」などヴァイオリン作品以外の録音は意外と少な
く、この室内楽作品集も重要な録音として重宝されるだろう。
1680年に作曲された6つのパルティータから成る「食卓の音楽」は、ビーバー
の才能を認めていたザルツブルク大司教マックス・ガンドルフに捧げられた作
品である。
1983年の創設以来、20年以上にわたってバロック音楽のスペシャリスト集団と
してトップの地位を築いているパーセル・クヮルテット。これまでシャンドス
に40枚を超える録音を行っており、演奏面と歴史的価値の両面で熱い支持を受
け続けている。




<Nimbus>(NimbusはレーベルオフィシャルのCD-R盤となります)
NI 5808 \2080
シュレーカーとその弟子たち ――
フランツ・シュレーカー(1878-1934):間奏曲、スケルツォ
ユリウス・ビュルガー(1897-1995):バリトンと管弦楽のための《2つの歌曲》
エルンスト・クルシェネク(1900-1991):交響曲第1番Op.7
ディートリヒ・ヘンシェル(バリトン)、
ジョン・アクセルロッド(指揮)、ルツェルン交響楽団
来る2008年6月から7月にかけて初となる来日公演が予定されているスイスの名
門オーケストラ、ルツェルン交響楽団のリリース第2弾。
ウィーン音大卒業直後に作曲されたシュレーカーの間奏曲とスケルツォは、と
ても22歳の時の作品とは思えないほどの完成度。またクルシェネクの初期の力
作「交響曲第1番」も緩と急、動と静の対比が見事であり、ルツェルン響の好
演が光る。そしてビュルガーの「2つの歌曲」には、世界的リート奏者として
名高いディートリヒ・ヘンシェルがソリストとして登場!
ヘンシェルの歌声はもちろんのこと、バーンスタイン、エッシェンバッハ、
ムーシンから教えを授かったアクセルロッドの高い統率力がルツェルン響の
実力を十二分に引き出すことに成功しており、演奏の充実度はかなり高い。
2006年7月4日-5日の録音。

NI 5811 \2080
スペインの印象-ポール・コールズの音楽 ――
ポール・コールズ(1952-):
スペインの印象/2つの子守歌/主題、即興と終結/ハバネラ/幻想曲第1番
/マズルカ第1番/ワルツ第1番/放浪する騎士の物語
クレイグ・オグデン(ギター)
シャンドスからリリースされている吉松隆のギター協奏曲「天馬効果」、ロド
リーゴの「アランフェス協奏曲」の名演で一気に世界的ギタリストとしての評
価を確立したオーストラリア出身のクレイグ・オグデン。
久々のリリースとなるニンバスからの新録音は、ウェールズのペンブローク
シャー生まれのコンポーザー・ギタリスト、ポール・コールズの作品集。
情熱と哀愁を持ち合わせた「スペインの印象」、ドン・キホーテの物語を題材
とした「放浪する騎士の物語」などスペインのテイストを醸しだしている収録
作品は、名手オグデンの実力に相応しい魅力的なものばかり。ギター・ファン
&関係者は要チェック。
2006年2月20日-21日、10月30日、2007年5月4日の録音。

NI 5812 \2080
W・A・モーツァルト:セレナード第12番ハ短調K.388《ナハトムジーク》
L・ヤナーチェク:管楽六重奏のための組曲《青春》
ヴェルナー・ピルヒナー(1940-2001):
木管五重奏のための弦楽四重奏曲PWV.15
クインテット・ウィーン、ラインホルト・ブルンナー(バス・クラリネット)
クインテット・ウィーンは、1994年にウィーン・フォルクスオーパー響のフル
ート奏者ハンスゲオルク・シュマイザーによって結成されたウィーンの木管五
重奏団。
このアンサンブルにはシュマイザーだけでなく、ウィーン・フィルのオーボエ
奏者ハラルト・ヘルトやオーストリア・ハンガリー・ハイドン・フィルのホル
ン奏者マルティン・ブランベックなどウィーンの超一流奏者たちが名を連ねて
いる強力アンサンブルなのである。
モーツァルトの名曲とヤナーチェクにオーストリアの個性派作曲家ピルヒナー
の珍曲を加えるなど、実力だけでなくプログラミングも一級品!
2006年5月29日-6月1日の録音。

NI 5813/14 2枚組 \3180
エンゲル・ロンの伝承曲集(全49曲)
ノルベルト・マイン(ディレクター)、リーダー・シアター・ロンドン、
オウリ・ブロンクティ(ピアノ)、ジェームス・サウスオール(ピアノ)、
キャスリン・スタロック(ピアノ)
1902年にレイキャヴィクで生まれたデンマークのソプラノ奏者エンゲル・ロン
が、伴奏者のフェルディナンド・ラウターと共に歌い続けた世界各地の伝承曲
を集めたコレクション。
1936年にオックスフォードの出版社から初めて出版されたこのコレクションに
は、ロンの生まれ故郷であるアイスランドを含めた北欧、東西のヨーロッパ、
そしてアメリカなど14カ国49曲の伝承曲が収められており、これだけまとまっ
た形での録音は初となる。
(収録曲詳細はこちらのURLをご参照下さい。
http://www.wyastone.co.uk/nrl/main/5813b.html)

NI 5809 \2080
ルクサンドラ・ドノーセ、ブレタンを歌う
ニコラエ・ブレタン(1887-1968):歌曲集 ――
Si Daca Ramuri Bat In Geam/Cucule, De Ce Nu Vii?/Rea De Plata/Nu
Te-Ai Priceput!/In Parcul Luxemburg/他 全17曲
ルクサンドラ・ドノーセ(メゾソプラノ)、ジュリアス・ドレイク(ピアノ)
ニンバスが積極的にその作品のレコーディングを行い世界に向けて発信してき
たニコラエ・ブレタンは、ハンガリーで生まれルーマニアで没した20世紀の作
曲家。
バリトンのルドヴィク・コンヤが歌った1970年代の録音以来となる歌曲集を歌
うのは、ウィーン国立歌劇場など世界のトップシーンで活躍するルクサンドラ
・ドノーセ。名手ジュリアス・ドレイクのピアノ伴奏がドノーセの歌声をさら
に引き立てている。2005年7月6日-7日の録音。

NI 5810 \2080
アレクサンドル・アガーケ、ブレタンを歌う
ニコラエ・ブレタン(1887-1968):歌曲集 ――
Padurea/Septembrie Cu Roze/Prea Sus Ati Fost!/Liniste/Cucule,
De Ce Nu Vii?/Casa Noastra/他 全24曲
アレクサンドル・アガーケ(バリトン)、
マルティン・ベルコフスキー(ピアノ)
ドノーセの歌うブレタンと同時にリリースとなるのが、ドノセーと同じくルー
マニア生まれのベテランバリトン奏者アレクサンドル・アガーケによる歌曲
集。アカーゲは、ウィーン国立歌劇場やミラノ・スカラ座、メトロポリタン
歌劇場などの主要な歌劇場だけでなく、ここ日本の新国立歌劇場での公演に
も出演するなど世界各地でその歌声を響かせている。
2005年11月8日-9日の録音。




<Quartz>(QuartzはレーベルオフィシャルのCD-R盤となります)
QTZ 2057 \2180
S・バーバー:チェロ・ソナタOp.6
E・グリーグ:チェロ・ソナタ イ短調Op.36
B・マルティヌー:スロヴァキアの主題による変奏曲
クリスティーヌ・ブラウマネ(チェロ)、ヤコブ・カツネルソン(ピアノ)
バルト海の小国ラトヴィアの首都リガで音楽一家に生まれたクリスティーヌ・
ブラウマネ。22歳という若さでアムステルダム・シンフォニエッタの主席チェ
ロ奏者に就任。カメラータ・バルティカではゲスト・リーダーを務めるなど今
が旬の女流チェリストである。
バーバー、グリーグ、マルティヌーという意欲十分のプログラムも大器の証明
と言えるだろう。今後が楽しみなアーティストである。
2007年3月19日-21日の録音。





<Amon Ra>(Amon RaはレーベルオフィシャルのCD-R盤となります)
CD-SAR 47 \2180
A・ヴィヴァルディ:室内協奏曲集 ――
協奏曲ヘ長調RV.100/同ニ短調RV.96/トリオ・ソナタ ニ長調RV.84/
同ハ長調RV.83/協奏曲ト短調RV.106/同ニ長調RV.91
ヌーヴォー・クヮルテット、アンドリュー・ワッツ(ファゴット)
ヌーヴォー・クヮルテットは、イギリスの鍵盤奏者ポール・ニコルソンが中核
を担うフルート、ヴァイオリン、 チェロ、チェンバロによるピリオド・アン
サンブル。
ピリオド楽器で奏でるバロック音楽と古典派音楽の演奏には内外から好評価を
受けており、ヴィヴァルディの室内協奏曲はそのスタイルに合致している。
1990年3月の録音。

CD-SAR 8 \2180
M・クレメンティ:
ピアノ・ソナタ ト短調Op.50-3《見捨てられたディドーネ》
12のモンフェリーナOp.49
リチャード・バーネット(ピアノフォルテ)
イギリスのケントにある「フィンチコックス古楽器博物館コレクション」所蔵
のクレメンティ製ピアノフォルテ(1822)を用いて、クレメンティの作品を演奏
した興味深い作品集。
このシリーズでお馴染みの鍵盤奏者バーネットが取り上げたクレメンティの作
品は、使用楽器の製作年から僅か1年前に出版された2作品。作曲者が意図した
形に極めて近い演奏が聴ける貴重なタイトルである。1982年11月の録音。

CD-SAR 70 \2180
フルート音楽の至宝 ――
J・S・バッハ:ソナタ ハ長調BWV.1033
F・シューベルト:ワルツ
A・ヴィヴァルディ:協奏曲ニ長調
C・M・V・ウェーバー:フルート三重奏曲ト短調Op.63より
T・アーン:トリオ・ソナタ ト長調Op.3-2より
G・F・ヘンデル:ソナタOp.5より
E・ケーラー:花のワルツOp.87
F・ベンダ:協奏曲ト長調より
J・ハイドン:三重奏曲第1番より
G・P・テレマン:ソナタ第2番ト短調より
M・コレット:ソナタ ニ長調Op.14-2
W・A・モーツァルト:恋とはどんなものかしら
C・P・E・バッハ:三重奏曲ト長調H.568
M・ジュリアーニ:グランド・デュオ・コンチェルタンテOp.52より
リザ・ベズノシウク(バロック・フルート)、
ナイジェル・ノース(リュート)、
スティーヴン・プレストン(バロック・フルート)、
ヌーヴォー・クヮルテット、他
アモン・ラ(Amon Ra)やピリオド楽器の演奏への入門編としても最適な「音楽
の至宝」シリーズのバロック・フルート版。
ベズノシウクやプレストン、ノース、バーネットなどの名手たちによる演奏
をふんだんに収めたバロック・フルートづくしのコンピレーション・アルバ
ムとなっている。1983年-1992年の録音。




<Saydisc>(SaydiscはレーベルオフィシャルのCD-R盤となります)
CD-SDL 381 \2180
ライター・サイド-ファイン・アーツ・ブラス・アンサンブル ――
ロッシーニ(ロバーツ編):《ウィリアム・テル》序曲より
フォーレ(ロバーツ編):パヴァーヌ
チャイコフスキー(ロバーツ編):くるみ割り人形より
エルガー(ロバーツ編):朝の歌
バーリン(ロバーツ編):
踊るリッツの夜、トップ・ハット、アレキサンダーズ・ラグタイム・バンド
シャルパンティエ(ホッグ編):《テ・デウム》前奏曲
ホロウェイ:金管五重奏曲Op.67
J・S・バッハ(アレン編):主よ、人の望みの喜びよ
スーザ(ロバーツ編):ワシントン・ポスト・マーチ
ファイン・アーツ・ブラス・アンサンブル
ニンバスからリリースされたアーノルドの「金管楽器のための室内楽作品全
集」(NI 5804)のヒットが記憶に新しいイギリスの金管五重奏団ファイン・ア
ーツ・ブラス・アンサンブル。
1989年に録音されたこのアルバム「ライター・サイド」は演奏技術はもちろ
んのこと、とにかく遊び心が満載!ホルンが咆哮を上げ摩訶不思議な展開を
見せる「くるみ割り人形」や、膨大な数のスタンダード・ナンバーを書いた
バーリンの作品などユニークで楽しい作品がズラリ!金管奏者&関係者にイ
チ押しの1枚。1989年11月の録音。

CD-SDL 254 \2180
フォーサム・フォー・ブラス-金管四重奏のための音楽 ――
A・スパージン:フォーサム・フォー・ブラス
A・モーティマー編:An Eriskay Love Lilt
G・ヴィンター:Fancy's Knell
リチャードソン:メアリー
ビショップ:Foresters,Sound The Cheerful Horn
W・リマー:コンコーディア
オード・ヒューム:バタフライ・カプリース
G・ヴィンター:アラ・ブルレスカ
C・ピンスティ:おやすみ、おやすみ、いとしい人よ
デレク・ガーサイド(コルネット)、ウィリアム・トーマス(コルネット)、
ハイドン・ハリス(テナーホーン)、リンドン・バグリン(ユーフォニアム)
金管バンド王国のイギリスらしいコルネットとテナーホーン、ユーフォニアム
という編成による金管四重奏曲集。
金管五重奏や十重奏が主流となっている今日において、本場イギリスの奏者た
ちの演奏で金管四重奏というスタイルを知ることの出来る貴重な音源の復刻と
なるだろう。またテナーホーンが加わる小編成の金管アンサンブルの演奏も
非常に珍しい。1974年の録音。

CD-SDL 328 \2180
コンダクターズ・ショーケース ――
D・ブルジョワ:ファンファーレ、ボーン・イディル
G・ガーシュウィン(ブルジョワ編):プロムナード
M・ラヴェル(ブルジョワ編):道化師の朝の歌
J・S・バッハ(ブルジョワ編):フーガ変ホ長調
J・P・スーザ(ブルジョワ編):星条旗よ永遠なれ
W・レスリー:マドリッドへの夜間飛行
伝承曲(レーン編):ウェン・ザ・ボート・カムズ・イン
W・A・モーツァルト:アヴェ・ヴェルム
クライン:クランベリー・コーナーUSA
G・リチャーズ編:羊飼いの歌
G・ラングフォード:コンサート・マーチ《リヴァイアサン》
マッサージャー:ハンガリー舞曲
レーン:ヨーデリング・ブラス
デレク・ブルジョワ(指揮)、クリフ・セイアーズ(指揮)、
ローリー・ヒンクリー(指揮)、ブライアン・ハワード(指揮)、
デイヴィット・ウィリアムス(指揮)、
サン・ライフ・スタンショー・バンド
1968年に結成されたサン・ライフ・スタンショー・バンドは、BBCバンド・オ
ヴ・ザ・イヤーの獲得や様々なコンクールで賞を勝ち取ってきたイギリス金管
バンドの古豪である。
現在は作曲家として魅力的な作品を次々と生み出しているブルジョワの自作自
演や編曲作品が聴けるところもポイント。イギリスの金管バンドのレベルの高
さと層の厚さを実感させられる。

CD-SDL 375 \2180
クリスマスがやってきた! ――
J・ジュベール:
クリスマスがやってきた!Op.27、There is no rose of such virtue
B・ブリテン:聖母への讃歌
A・ブルックナー:エッサイの若枝は芽を出し
H・ハウエルズ:清らかな一輪のばら
J・ペインター:ばら
K・レイトン:ルリ・ルラ
P・ワーロック:いざベツレヘムへ
G・ホルスト:This have I done for my true love
R・R・ベネット:ワット・スウィーター・ミュージック
ウクライナ民謡:鐘のキャロル
A・ボーモント:むかしむかし
D・ウィルコックス編:He Smiles Within His Cradle
N・バート編:ディン・ドン!
J・ラッター編:ウェックスフォード・キャロル
F・グルーバー(カシュモア編):きよしこの夜
F・プーランク:大いなる神秘、この日キリストは生まれぬ
グリン・ジェンキンス(指揮)、ブリストル・バッハ・コアー
アラン・ファーニルとエイドリアン・ボーモントによって1967年に結成された
混声合唱団ブリストル・バッハ・コアーのクリスマス作品集。
やはり大きな特徴は、近現代のイギリス人作曲家の作品が数多く含まれている
ところだろう。ブリテンやホルスト、ワーロック、ハウエルズ、
ベネット・・・生粋のイギリス音楽ファンにも推薦できる合唱アルバムに仕
上がっている。1988年1月の録音。

CD-SDL 271 \2180
パイプ、バレルとピン-メカニカル・ミュージック ――
サーテン・パーティ/カントリー・ダンス/ヘンゼルとグレーテル・コレク
ション/ロンドン・トゥ・メルボルン・マーチ/ダンス・ル・ボワ - マズル
カ/バイ・バイ・ブラックバード/バラード-アニー・ローリー/ラモーナ
/他 全17曲
自動演奏
ウェスト・コーンウォール博物館の誇りであり名物だった小型のオルゴール
から、大型のフェア・グラウンド・オルガンなどの自動演奏楽器による演奏
を録音したアルバム。どこか懐かしい音色が心に響いてくる。

CD-SDL 390 \2180
シャヴィエル・アルヴァレス(1956-):
アクエルドス・ポル・ディフェレンシア/テマツカル/パパロトル/マンナム
/アシ・エル・アセロ
ヒュー・ウェブ(ハープ)、ルイス・フリオ・トロ(マラカス)、
フィリップ・ミード(ピアノ)、イノク・ペク(カヤグム)、
サイモン・リンブリック(テノール・スティール・パン)
1956年メキシコ・シティ生まれの作曲家アルヴァレスの作品集。ハープ、マラ
カス、韓国のカヤグム、テノール・スティール・パンのなどのために書かれて
おり、エレクトロアコースティックの作曲家としての独自色を打ち出すことに
成功している。1992年の録音。




<Prima Voce>(Prima Voceはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
NI 7890 \1680
ネリー・メルバ(1861-1931)-録音集(録音:1905年-1926年) ――
W・A・モーツァルト:
歌劇《フィガロの結婚》より 恋とはどんなものかしら
C・グノー:歌劇《ファウスト》より 早く!早く!
G・プッチーニ:歌劇《トスカ》より 歌に生き、恋に生き/他
ネリー・メルバ(ソプラノ)、様々なアーティスト
「プリマ・ヴォーチェ」は、往年の名歌手たちの歌声が収録された78回転のS
P盤の演奏をマイクロフォンで拾い、デジタル化を行う復刻シリーズ。ニンバ
ス・レーベルのテクノロジーが実現させた貴重な音源の宝庫である。オースト
ラリアの大ソプラノ、ネリー・メルバばキャリアの中期から終盤にかけて収録
した録音集。

NI 7889 \1680
ミゲル・フレータ(1897-1938)-録音集(録音:1922年-1927年) ――
G・ヴェルディ:歌劇《アイーダ》より もし私が将軍であれば…清きアイーダ
G・プッチーニ:歌劇《ラ・ボエーム》より 冷たい手を
G・ビゼー:歌劇《カルメン》より お前が投げたこの花は/他
ミゲル・フレータ(テノール)、様々なアーティスト
ミゲル・フレータは、プッチーニの「トゥーランドット」の初演時にカラフを
歌ったことでも知られているスペインのテノール奏者。

NI 7888 \1680
リチャード・クルックス(1900-1972)-歌曲とバラード(録音:1924年-1941年)
メトカーフ:アブサン
フォスター:
故郷の人々、夢路より、懐かしきケンタッキーの我が家、
おいで愛する人のまどろむところへ、オー・スザンナ、
オールド・ブラック・ジョー、草競馬/他
リチャード・クルックス(テノール)、様々なアーティスト
往年の名テノール奏者リチャード・クルックスの歌うフォスターなどを収録。




<Channel Classics>
CCSSA 25207(SACD-Hybrid) \2850
L・V・ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92
C・M・V・ウェーバー:クラリネット協奏曲第1番ヘ短調より アダージョ*
G・ロッシーニ:歌劇《アルジェのイタリア女》より シンフォニア
J・W・ヴィルムス:シンフォニア第4番ハ短調op.23より ロンド
イヴァン・フィッシャー(指揮)、
ブダペスト祝祭管弦楽団、アーコス・アクス(クラリネット)*
19世紀イタリアのオペラ全盛期を支えたロッシーニの名作「アルジェのイタリ
ア女」からのシンフォニア。オペラ的な要素も備えたウェーバーのクラリネッ
ト協奏曲第1番のアダージョ。ハイドンとモーツァルトの伝統を受け継ぎ、新
たな手法も取り入れたヴィルムスのシンフォニア。
イヴァン・フィッシャーはこのベートーヴェンと同世代の作曲家たちによって
作曲された3つの作品とベートーヴェンを1枚のディスクに収録することによっ
て、「交響曲第7番」の独創的なスタイルがどれほど革新的であったかという
ことを作品の対比によって録音で証明しているのである。
チャイコフスキーの「交響曲第4番」(CCSSA 21704/CCS 21798)の第1楽章冒
頭で超個性的で大胆なアプローチを聴かせてくれたイヴァン・フィッシャー。
ベートーヴェンの「交響曲第7番」の第1楽章と第4楽章はどのように攻めてく
るのだろうか?これは要注目!




<Capriccio Phoenix>
カプリッチョが保有している豊富な音源の中から選りすぐられた音源が新たにリ
マスター処理を施され、統一されたパッケージデザインとスリムなディジパック
仕様、そしてミッドプライスとなって復刻!ヴェーグ、コープマン、ペーターゼ
ン・クヮルテット、白井光子・・・カプリッチョを代表するアーティストたちに
よる名盤10タイトルが不死鳥の如くよみがえる。

67201 \1780
A・ヴィヴァルディ:協奏曲集 ――
フルート協奏曲ヘ長調《海の嵐》Op.10-1,RV.433
弦楽と通奏低音のための協奏曲ト短調RV.155
協奏曲変ロ長調《葬送》RV.579
弦楽と通奏低音のための協奏曲ト短調RV.156
弦楽と通奏低音のためのシンフォニア ホ長調RV.131
ヴァイオリン協奏曲イ長調《遠くのこだま》RV.552
フルート協奏曲ト短調《夜》Op.10-2,RV.439
コンチェルト・ケルン
クラウスの交響曲集やスペインの交響曲集、バッハ・ファミリーの音楽など名盤
を生み出してきたピリオド・オーケストラ、コンチェルト・ケルン。ヴァイオリ
ンやフルート、弦楽のための協奏曲を収録したこのヴィヴァルディも同オーケス
トラの名演に数えられている。1988年12月の録音。

67202 \1780
C・モンテヴェルディ:アリアとデュエット集 ――
聖なるマリアよ/われはシャロンの花/おお、慈悲深きイエス/主をたたえよ/
来たれ、見よ/わが魂よ、逃れゆけ/情け知らずの女たちのバッロ/あなたへの
口づけ/しかし、それは本当なのか/常に変わらぬ喜び/あなたはかつて私のも
のだった/おお、ロゼッタ/あの軽蔑した眼差し/シンフォニア/ポッペアよ、
身を横たえたまえ/ただあなたを見つめ
ミーケ・ファン・デル・スルス(ソプラノ)、
アクセル・ケーラー(カウンターテナー)、ラウテン・カンパニー
古楽、バロック分野の第1線で活躍するソプラノのファン・デル・スルス、カウン
ターテナーのケーラーによるデュオ・アルバム。ピリオド楽器を使用しているラ
ウテン・カンパニーの伴奏もいい味をだしている。1993年1月-3月の録音。

67203 \1780
G・P・テレマン:
カンタータ《1日のうつろい》/カンタータ《神の愛の現われしとき》
バルバラ・シュリック(ソプラノ)、ヒルケ・ヘリング(アルト)、
ディヴィット・コーディア(カウンターテナー)、
クリストフ・プレガルディエン(テノール)、ハイン・メーンズ(テノール)、
スティーヴン・ヴァーコー(バス・バリトン)、
ハリー・ファン・デル・カンプ(バス)、
ヘルマン・マックス(指揮)、
ライニッシュ・カントライ、クライネ・コンツェルト
イギリスのバス・バリトン奏者スティーヴン・ヴァーコーなど一流のソリストを
揃えたテレマン。ライニッシュ・カントライ&クライネ・コンツェルトの演奏す
るカンタータへの評価は抜群。1988年-1989年の録音。

67204 \1780
D・スカルラッティ:16のソナタ ――
ソナタ ハ長調K.420/同ハ長調K.513/同ハ長調K.461/同ハ長調K.159/
同イ長調K.208/同イ長調K.209/同ホ長調K.380/同ホ長調K.216/同ハ短調K.115
/同ト長調K.146/同変ロ長調K.544/同変ロ長調K.545/同変ロ長調K.361/
同ニ長調K.490/同ニ長調K.491/同ニ長調K.492
トン・コープマン(チェンバロ)
チェンバロ奏者、オルガン奏者、そして指揮者として世界規模での活動を続ける
巨匠コープマン。カプリッチョに録音を行ったソロ録音の中からスカルラッティ
のソナタ集がフェニックス・シリーズで復刻。コープマンの鍵盤奏者の巨匠とし
ての名声もこの演奏で納得させられる。1986年12月の録音。

67205 \1780
J・S・バッハ:
カンタータ第143番《わが魂、主を讃えよ》BWV.143
カンタータ第14番《神もしこの時われらと共にいまさずば》BWV.14
カンタータ第51番《もろびとよ歓呼して神を迎えよ》BWV.51
モニカ・フリマー(ソプラノ)、エベルハルト・ブッフナー(テノール)、
アンドレアス・シャイブナー(バス)、
ルートヴィヒ・ギュトラー(コルノ・ダ・カッチャ)、
ハンス=ヨアヒム・ロッチュ(指揮)、
マックス・ポンマー(指揮)、
ライプツィヒ聖ト-マス教会合唱団、ライプツィヒ新バッハ合奏団
バッハ自身がカントールを務めるなど縁の深い聖ト-マス教会合唱団による3つの
カンタータ。ソリストや合唱、管弦楽団も優秀だが、それにも増してギュトラー
のトランペットとコルノ・ダ・カッチャが効果的に響く!バッハの作品における
トランペットのお手本である。1984年の録音。

67206 \1780
G・F・ヘンデル:オラトリオ《ヘラクレスの選択》
アーリン・オジェー(ソプラノ)、
ヴェンツェスラヴァ・フルバ=フライベルガー(ソプラノ)、
アラン・ゼプフェル(カウンターテナー)、
エベルハルト・ブッフナー(テノール)、
マックス・ポンマー(指揮)、
ライプツィヒ大学合唱団、ライプツィヒ新バッハ合奏団
ガンによって1993年に53歳という若さでこの世を去ったアメリカが生んだ希代の
大ソプラノ奏者アーリン・オジェーが参加している1982年の「ヘンデル」。自然
と引き込まれていくような歌声はやはり別格。1982年6月19日-25日の録音。

67207 \1780
W・A・モーツァルト:
行進曲ニ長調K.249/セレナード第7番ニ長調《ハフナー》K.250/
進曲ニ長調K.249
アルヴィド・エンゲゴール(ヴァイオリン)、
シャーンドル・ヴェーグ(指揮)、
ザルツブルク・モーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ
巨匠ヴェーグの代名詞であるモーツァルトの録音の中からは、「ハフナー」が復
刻。同コンビが録音したモーツァルトの「セレナード&ディヴェルティメント集」
(49368)はもはや説明のいらない屈指の名盤である。1990年5月の録音。

67208 \1780
L・ボッケリーニ:
弦楽四重奏曲ヘ長調Op.64-1/同ニ長調Op.15-1/同ト短調Op.24-6/
同イ長調Op.39
ペーターゼン・クヮルテット
近現代作品の録音が増えているペーターゼン・クヮルテットのボッケリーニとい
う今では貴重なレパートリー。ドイツでアルバンベルク弦楽四重奏団を超えたと
評されるペーターゼン、やはり上手い。1991年11月-12月の録音。

67209 \1780
R・シューマン:
スペインのリーダーシュピールOp.74/ソプラノとテノールのための4つの二重唱
曲Op.78/4つの二重唱曲Op.34/スペインの愛の歌Op.138
白井光子(ソプラノ)、マルヤーナ・リポフシェク(アルト)、
ヨゼフ・プロチュカ(テノール)、マティアス・ヘレ(バス)、
ノーマン・シェトラ(ピアノ)、ヘルムート・ドイチュ(ピアノ)
カプリッチョの歌曲シーンを支えてきた白井光子とスロヴェニア生まれの大歌手
リポフシェクのデュオが聴けるシューマンのライヴ録音。世界一流の歌手たちに
よる夢の共演が実現!
1984年10月3日-4日のライヴ録音。

67210 \1780
F・シューベルト:
ドイツ・ミサ曲ヘ長調D.872/オッフェルトリウム《声をはり上げよ》変ロ長調
D.963/スターバト・マーテル ト短調D.175/マニフィカト ハ長調D.486
セリーナ・リンズリー(ソプラノ)、ガブリエレ・シュレッケンバッハ(アルト)、
ヴェルナー・ホルヴェク(テノール)、ウォルトン・グレンロース(バス)、
マーカス・クリード(指揮)、RIAS室内合唱団、ベルリン放送交響楽団
マーカス・クリードとベルリンの名門RIAS室内合唱団によるシューベルト。全曲
を通してRIAS室内合唱団のハーモニーや表現力、バランスが際立っており、その
歌声に包み込まれるような感覚を覚えさせてくれる。
1986年11月&1988年6月の録音。



<Raumklang>
RK 2701 \2250
アントワーヌ・ダール(1715-1784):
バソン、またはチェロと通奏低音のための6つのソナタ(1759) ――
ソナタ第1番ハ長調/同第6番イ短調/同第2番ト長調/同第3番ハ短調/
同第4番ヘ長調/同第5番ニ短調
クリスティン・フォン・デル・ゴルツ(チェロ)、
ヒレ・パール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
クリスティーネ・ショルンスハイム(チェンバロ)
太陽王ルイ14世の時代にオーボエとファゴット奏者として活躍したと伝えられて
いるアントワーヌ・ダール。そのルーツなど詳細は明らかになっていないが、パ
リ・オペラ座の母体となったヴェルサイユのオペラ・ロワイヤルの団員として18
世紀フランスの大作曲家たちのオペラを演奏したとされている。
1759年に作曲されたこの「6つのソナタ」は元来「バソンもしくはチェロ」のため
に書かれたもので、スピード感に満ちた早く細かいパッセージと高音域が全曲を
通した特徴となっており、高度な技術を身に付けた奏者でなければ演奏が困難な
作品である。
1991年から2004年までフライベルク・バロック・オーケストラのメンバーとして
活躍したフォン・デル・ゴルツ。ソリスト、室内楽奏者としても精力的な活動を
展開しており、ロンドン・フィルやハノーヴァー・バンド、ベルリン・バロック
・ソロイスツなどに招かれるなど実力派女流奏者として厚い信頼を寄せられてい
る。そしてザ・ハープ・コンソートのガンバ奏者としてその名を知られてきたパ
ール、世界的鍵盤奏者としての名声を確立したショルンスハイムの2人が通奏低音
としてフォン・デル・ゴルツの演奏を支えるという豪華な陣容が実現!強力トリ
オが18世紀フランスの知られざる音楽家が残した難曲に挑む!

RK 2601 \2250
J・S・バッハ:モテット集 ――
伝承曲:コラール《来たれ、神にして創造主なる聖霊よ》
J・S・バッハ:
モテット第2番《御霊はわれらが弱きを助けたまう》BWV.226、
コラール《Du heilige Brunst》
伝承曲:《Zund uns ein Licht an im Verstand》
J・S・バッハ:モテット第5番《来ませ、イエスよ、来ませ》BWV.229
伝承曲:コラール《Denn du bist der Troster》
J・S・バッハ:コラール《おお人よ、汝の罪の大いなるを嘆け》BWV.622
作曲者不詳(15世紀):主キリスト、神のひとり子
J・S・バッハ:
モテット第3番《わが喜びなるイエスよ》BWV.227、コラール《主キリスト、神の
ひとり子》BWV.601
作曲者不詳(16世紀):
わが魂は主をあがめ/モテット第4番《恐るるなかれ、われ汝とあり》BWV.228
作曲者不詳(16世紀):主にみさかえあれ
伝承曲:コラール《Gott Vater sei Lob》
H・シュッツ:レスポンソリウム
J・S・バッハ:
「マニフィカト」によるフーガBWV.733、モテット第1番《主に向かいて新しき歌
を歌え》BWV.225
ジュリアン・ポッジャー(指揮&テノール)、トリニティ・バロック
ゴシック・ヴォイセズ、ザ・ハープ・コンソート、そしてタリス・スコラーズの
メンバーとして、またソリストや指揮者としても目覚しい活躍を見せているイギ
リスのテノール奏者ジュリアン・ポッジャーがリーダーを務めるトリニティ・バ
ロックの新録音がラウムクラング(Raumklang)からリリースに!
ルネサンス時代からバロック時代までの声楽作品のスペシャリスト集団としてケ
ンブリッジ・トリニティ・カレッジで結成されたトリニティ・バロック。
バッハのモテット集、マタイ受難曲、ヨハネ受難曲、シュッツの宗教作品集、イ
ギリスのルネサンス音楽、スペインのミサ曲集など、楽曲研究や時代考察に基づ
いて組まれたトリニティ・バロックのコンサート・プログラムは各方面から絶賛
を受けている。この「バッハのモテット集」でもバッハのモテットだけでなく同
じくバッハのコラールや同時代に書かれたとされる作曲者不詳の作品、シュッツ
のレスポンソリウムが組み込まれるなど、1つ1つの作品に対する熱き信念とこだ
わりがプログラムに表れている。

RK 2303 \2250
ミルテイト-ギリシャの伝統歌曲集 ――
San To Feggari Tis Anixis/Lemonia/Apo Makran Elepose/Myrtate/El
Clavel y La Espada/Mia Paraskevi/Tis Trichas To Gefiri/Moiroloi Tou
Idomenea/Anathema Tis Moires/Anixe Porta Tis Xanthis/Pano Choros/
Triantafilia/Sto Pa Kais To Xanaleo
テオドラ・バカ(ヴォーカル)、ティミオス・アツァカス(リュート)、
パンテリス・パフリディス(リラ&ヴォーカル)、
ビヤン・チェミラニ(トンバック)
古くからギリシャに伝わる伝統的な11曲の歌曲を集めた作品集。ドイツのレーベ
ルであるラウムクラングは、旧ソ連の小国グルジアの伝統音楽を集めた「グルジ
アの旅-世俗的で霊的な合唱音楽」(RK 2304-1/2)をリリースするなど、ヨーロッ
パの伝統音楽の分野でもクォリティの高い録音を生み出した実績がある。
幼少の頃からギリシャの伝統歌曲に親しんできたヴォーカルのテオドラ・バカ。
ここでは伝統音楽の旋律や音色と、現在のギリシャや他国の音楽のスタイルの融
合に成功している。物悲しい歌声と独特のリズムが奏でるギリシャ音楽は魅力に
あふれている。




<Globe>
GLO 5229 \2250
フランスの合唱作品集Vol.3 ――
キャナ・ドゥ・シズィー(1950-):
カンショーネス、トゥ・ギャザー・パラダイス、ディオス
モーリス・オアナ(1914-1992):白鳥の歌、ルイーズ・ラベの墓
ローラン・ハイラベディアン(指揮)、オランダ室内合唱団
ドビュッシーやラヴェル、ジョリヴェ、フランセなどを収録した第1集(GLO 5215)、
メシアンやジョリヴェなどを収録した第2集(GLO 5216)に続く合唱ファン待望のオ
ランダ室内合唱団によるフランス作品集の続編が登場!
第1集と第2集から収録作品の時間がさらに現代へと進んだ第3集では、21世紀とな
った現在も活躍中の女流作曲家ドゥ・シズィーと20世紀の作曲家オアナの作品を
カップリング。
両者の作品とも独特で高度な技術を要する難曲であるが、世界有数の室内合唱団
に数えられるオランダ室内合唱団の何を歌わせても揺るぐことのない安定感とハ
ーモニー、そして別格の上手さは流石である。
前2作ではスパニャールトからカリユステに指揮者が引継がれたが、第3集ではフ
ランスの現代合唱作品のスペシャリストであるハイラベディアンがタクトを執っ
ている。

GLO 5228(CD+DVD-PAL/1枚分価格) \2250
16世紀-17世紀のコンソート・ミュージック ――
ウィリアム・ブレイド(1560-1630):
アルマンド、パドゥアーナ、ガリアード、アルマンド、ヴォルタ、マスカレード、
アルマンド
W・バード:6声のファンタジア、5声のブラウニング
クリストファー・タイ(c.1505-1571/3):5声のイン・ノミネ
作曲者不詳:6声のイン・ノミネ
エルウェイ・ベヴィン(c.1554-1638):3声のブラウニング
ヒュー・アシュトン(c.1485-1558):ヒュー・アシュトンのマスク
トマス・カンピオン (1567-1620):卿のマスク(1613)より
アムステルダム・ブリスク・リコーダー四重奏団、
スザンナ・ブラウマン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ライナー・ジッパーリング(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
コンスタンツェ・アラニック(ハープ)
スヴェーリンク音楽院で名手ケース・ブッケとワルター・ファン・ハウヴェにリ
コーダーを師事し、生粋のオランダ系ヴィルトゥオーソとして活躍中の女流奏者
サスキア・コーレン擁するアムステルダム・ブリスク・リコーダー四重奏団のコ
ンソート・ミュージック集。
16世紀-17世紀のイギリスで流行した「マスク」と呼ばれる仮面劇のために作曲
された作品など、当時のイギリスで親しまれた器楽作品の姿が演奏からしっかり
と伝わってくる。またメインのリコーダー四重奏だけでなく、通奏低音的な形で
加わるヴィオラ・ダ・ガンバが響きの幅を広げる重要な役割を果たしている。
ボーナスDVDにはブリスク・リコーダー四重奏団の演奏とアニメーションがコラボ
した映像が収録されている。
(ボーナスDVDはPAL方式となります。予めご了承下さい。)

GLO 6062 \1880
劇場音楽の黄金時代-1600年-1650年のオランダの劇場音楽 ――
P.C.ホーフト-グラニダ(1605)より、Geeraerdt van Velsen(1613)より、
Baeto(1626)より/J.H.クラル-ディアナ(1623)より、Rosemondt en Raniclis
(1632)より、Pastorel Musyck-Spel van Juliana, en Claudiaen(1634)より
J・ファン・デン・フォンデル-Gijsbrecht van Aemstel(1638)より、Peter &
Pauwels(1641)より
J.J.スタルテル- Zingende klucht van Lijsje Flepkous(1621)より
カメラータ・トラジェクティナ
オランダやベルギーなどで劇場音楽が最も輝いたとされる17世紀前半。J・ファン
・デン・フォンデルなど16世紀オランダで活躍した4人の劇作家たちにが手懸けた
舞台作品の復刻演奏を収録したのがこのアルバム。
主に17世紀オランダの古楽作品を専門としている声楽と古楽器によるユニークな
アンサンブル、カメラータ・トラジェクティナ。オブレヒトの世俗作品集やアン
トワープの歌曲集など、歴史的にも価値のある録音を残している。




<Phaedra>
DDD 92052 \2250
In Flanders' Fields Vol.52 ――
ピート・スウェルツ(1960-):交響曲第2番《朝焼け》
ベルナデット・ルジュラン(ソプラノ)、
ビャルテ・エンゲセト(指揮)、フランダース放送管弦楽団&合唱団
ベルギーの作曲家の作品を世界中に向けて紹介する“In Flanders' Fields”も今
回で第52集。
日本では「マルテニッツァ」、「エピタフ」、「タイタニック・サーガ」など吹
奏楽作品の作曲家としてその名を広く知られているベルギーの作曲家ピート・ス
ウェルツ。ベルギーのレメンス音楽院で史上最高となる成績で卒業を果たし、
1993年度のエリザベス女王国際コンクールで1位を獲得するなど抜群の実績を誇る。
2000年に作曲された全7楽章で構成される「交響曲第2番」は、ネオ・ロマンティ
ックを標榜するスウェルツに相応しい聴き応え十分の大作である。第3楽章の「怒
りの日」は、これまでにヴェルディやベルリオーズといった大作曲家たちが残し
てきた作品にも匹敵する激しさと劇的な表現が大きな特徴であり魅力。また第4、
6、7楽章の歌詞はリルケの詩が題材となっており、宗教的な表題を持つ第1、2、
3、5楽章との対比と融合も斬新と言えるだろう。
ノルウェーのマエストロ、ビャルテ・エンゲセトのタクト捌きとフランダース放
送管&合唱団の熱演が光る。2000年9月7日のライヴ録音。




<Etcetera>
KTC 4022 \2250
ランベール・ド・セーヴ(1549-1614):
来なさい喜び歌おう、深き淵より、Et ecce terrae motus、Quod nova nupta、
知恵、アヴェ・ステラ・マトゥティナ、アヴェ・マリア、ミサ曲《主は王となら
れる》
ジョヴァンニ・プリウリ(1575-1626):
8声のカンツォン、8声のソナタ、6声のカンツォン
ジョヴァンニ・ガブリエリ(1554/7-1612):第10旋法によるカンツォン
ウィム・ベク(指揮)、アンサンブル・オルトレモンタノ、カピラ・フラメンカ
リエージュで生を受け、ウィーンのインペリアル・チャペルでは当時有数の作曲
家だったフィリップ・デ・モンテの弟子となったランベール・ド・セーヴの宗教
作品集。
最終的には16世紀オーストリア帝国の宮廷音楽監督にまで上り詰めたとされるド
・セーヴ。最重要作品と評されるミサ曲「主は王となられる」に加えて同時期に
活躍したプリウリとガブリエリのカンツォンとソナタも併録しており、声楽と器
楽両方の神々しいハーモニーが響いてくる。
ベルギーの中世&古楽の音楽を歌わせたら並ぶもののいない「カピラ・フラメン
カ」と、サクバット&コルネットを主体としたピリオド・アンサンブル「オルト
レモンタノ」の相性もすこぶる良い。

KTC 1351(特別価格) \2850
D・ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタOp.147
ラムゼイ・ナスル:冬のソナタ-ショスタコーヴィチへの追憶
ラムゼイ・ナスル(朗読)、
スザンヌ・ファン・エルス(ヴィオラ)、ラインベルト・デ・レーウ(ピアノ)
ハーグ・レジデンティ管やシェーンベルク・アンサンブル、ニュー・シンフォニ
エッタ・アムステルダムのヴィオラ奏者を務めてきたオランダの女流ヴィオラ奏
者ファン・エルスのショスタコーヴィチ。ファン・エルスの奏でるダークな音色
が作品の持つ暗く深い雰囲気とマッチしており、表現力も見事。スタンダードの
1つとして食い込む可能性は十分にある。
カップリングにはオランダの俳優ラムゼイ・ナスルが朗読する「冬のソナタ」を
収録。第2楽章で狂気とも言える凄まじいヒートアップを聞かせてくれる「冬の
ソナタ」は、ショスタコーヴィチのヴィオラ・ソナタの影響を受けて書かれた約
30分の朗読である。ちなみに韓国の某ドラマとは無関係なのでご注意を。
(A5サイズの特殊ディジパック仕様となります。)




<Cobra Records>
COBRA 0020 \2250
P・I・チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲イ長調Op.50
E・ブロッホ:3つの夜想曲
オシリス三重奏団
1988年に結成されたオランダを本拠地とするオシリス三重奏団。ハーグ王立音楽
院で共に学んだピアノのエレン・コーヴァーとチェロのラリッサ・グレーネフェ
ルトに加えて、
新たに2005年からはロイヤル・コンセルトへボウ管のコンサートマスターである
ヴェスコ・エシュケナジーがメンバーに参加。2007年6月にオランダのフリース
ランドで開催された音楽祭では15のコンサートが完売するなど、現在のオランダ
で特に勢いのあるアンサンブルである。
チャイコフスキーとブロッホの両作品でもまろやかで包み込むようなサウンドを
生み出しており、各楽器のバランスや表現の統一感も素晴らしい。
2007年2月6日-8日の録音。




<AR Re-Se>
AR 2007-1 \2250
ニコラ・バクリ(1961-):
弦楽四重奏曲第6番Op.97/同第5番Op.57/同第4番Op.42《ベートーヴェンへのオ
マージュ》/同第3番Op.18《墓碑のスケッチ》
プソフォス弦楽四重奏団
2006年、2007年の「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」に出演するなど日本
でも知名度の高まりを見せているプソフォス弦楽四重奏団の新録音。
フランスを拠点として活動中のプソフォス弦楽四重奏団は、日本人ヴァイオリン
奏者の田中綾子を中心にリヨン国立高等音楽院出身の奏者によって1997年に結成
された女流奏者4人によるアンサンブルである。既にリリースされているオアナの
弦楽四重奏曲全集(AR 2004-7)が話題を呼ぶなど近現代作品の演奏と解釈に称賛の
声を受けており、新たにリリースされるバクリの作品集の完成度も高い。
2007年4月11日-14日の録音。




<Pavane>
ADW 7517 \2250
J・N・フンメル:七重奏曲ニ短調Op.74
W・A・モーツァルト(フンメル編):交響曲第39番変ホ長調K.543
ルク・デヴォス(ピアノフォルテ)、ソルスティス・アンサンブル
ソルスティス・アンサンブルは、ブリュッセル王立音楽院でトラヴェルソの名匠
バルトハルド・クイケンに師事した女流奏者イザベル・ランファルシーを中心と
したベルギーのピリオド・アンサンブル。
七重奏の主役ルク・デヴォスは、ペルルミュテールを師と仰ぎシギスヴァルト・
クイケン&ラ・プティット・バンドからもその実力を認められた鍵盤奏者。素朴
で深い音色がアンサンブルの演奏にに華を添えている。
ピリオド楽器の演奏による室内楽編曲版の「交響曲第39番」も興味深いところ。
2006年の録音。

ADW 7377 \2250
C・P・E・バッハ:
フルートとチェンバロのためのソナタ ニ長調Wq.83/同ト長調Wq.86/デュエット
ハ長調Wq.73/トリオ・ソナタ変ロ長調Wq.161-2/二重奏曲ホ長調Wq.84
クリスティアン・ナイキスト(チェンバロ)、
ジャン=ミシェル・タンギー(フルート)
ベートーヴェンオーケストラ・ボン、ロッテルアダム・フィル、ベルギー国立管
などの首席奏者などを歴任したフルート奏者ジャン=ミシェル・タンギー。
パヴァーヌ(Pavane)にはマクサンス・ラリューとのコンビでバッハ・ファミリー
のレコーディングを行うなど、名門オーケストラで磨かれた音色を録音でも遺憾
なく発揮してくれている。1996年9月の録音。

ADW 7381 \2250
アブラハム・ファン・デン・ケルクホーフェン(c.1618-1701):オルガン作品集
幻想曲ヘ長調/ファンタジア・コルネット ハ長調/フーガ ト長調/前奏曲とフ
ーガ ニ短調/幻想曲ニ短調/幻想曲ト長調/幻想曲《Pro Duplici Organo》/
フーガ ト短調/幻想曲 ハ短調/前奏曲とフーガ ト長調/幻想曲ニ短調/
フーガ イ短調/幻想曲ハ短調/前奏曲とフーガ ニ短調
フランソワ・ウタール(オルガン)
ブリュッセルの音楽一族に生まれたフランドル楽派の作曲家ケルクホーフェンは
オーストリアのヴィルヘルム大公にオルガン奏者として仕え、その作品はオルガ
ン作品のみという特徴でも知られている。
16世紀前半から続く伝統的なスタイルを継承した作品がルクセンブルク大聖堂の
オルガンから重厚に鳴り響く。1995年9月の録音。

ADW 7367 \2250
チェンバロ・インプレッション ――
ジョン・ブル(1562-1628):パヴァーナ、ガリアルダ
ルイ・マルシャン(1669-1732):組曲ニ短調
J・S・バッハ:前奏曲とフーガ イ短調BWV.894
ハンス・フォークト(1911-1992):スティナート・スタディ(世界初録音)
D・スカルラッティ:
ソナタ ハ長調K.132、同イ短調K.175、同ト短調K.426、同ト長調K.427
クリスティアン・ナイキスト(チェンバロ)
フルート奏者タンギーとの共演などでパヴァーヌ・レーベルから録音をリリース
してきたナイキストのソロ・アルバム。
ロサンゼルスに生まれ、アスペレンやレオンハルトから学んだチェンバロの腕前
は相当のもの。16世紀のブルから20世紀のフォークト(世界初録音)までの幅広い
レパートリーでいい仕事をしている。1994年-1995年の録音。




<Hortus>
HORTUS 505 \2250
ホルンとオルガン ――
オレスト・ラヴァネロ(1871-1938):瞑想曲
L・モーツァルト:ホルン協奏曲ニ長調
W・A・モーツァルト:ラルゲットK.581
L・ケルビーニ:ホルン・ソナタ ヘ長調
G・F・ヘンデル:アンダンテ
ベルンハルト・クロル(1920-):ミサ・ムタOp.55
アルヴィド・クリシャンス(ホルン)、オルゲルツ・シンティンス(オルガン)、
タリヴァルディス・デクスニス(オルガン)、
アイワールス・カレイス(オルガン)
世界遺産に指定されているリガの旧市街にあり、世界最古のオルガンの設置やス
テンドグラスで有名なラトヴィアのリガ大聖堂。
このアルバムは、歴史的にも重要な建築物を舞台とした世界最古のオルガンとホ
ルンのデュオというオルガン・レパートリーに強いオルトゥス(Hortus)らしい内
容となっている。
ホルンのクリシャンスは、1954年からラトヴィア国立交響楽団の団員としてその
サウンドを響かせてきたラトヴィアきっての名手。ホルンファンにもオススメ。

HORTUS 005 \2250
ルイ・アルフレッド・ルフェビュール=ヴェリ(1817-1869):
サン・シュルピス教会のクリスマス・ミサ
ヴァンサン・ジャンヴラン(オルガン)、ラ・リーヌ・セラフィク&モデルヌ
「ダヴィンチ・コード」でも広くその名を知られるようになったパリのサン・シュ
ルピス教会でもオルガン奏者を務めていたルフェビュール=ヴェリ。この教会で
演奏するために自ら作曲を行ったのが「サン・シュルピス教会のクリスマス・ミ
サ」である。
ルフェビュール=ヴェリの19世紀フランスにおけるオルガン奏者、作曲家として
の真価を知り得ることが出来る作品である。





<BNL>
BNL 112945(CD+dts/2枚分価格) \4500
F・ショパン:
夜想曲第8番変ニ長調Op.27-2/バラード第1番ト短調Op.23
夜想曲第7番嬰ハ短調Op.27-1/バラード第2番ヘ長調Op.38
夜想曲第13番ハ短調Op.48-1/バラード第3番変イ長調Op.47
バラード第4番ヘ短調op.52
ジャン=セバスチャン・バルドン(ピアノ)
フルート奏者の父とピアニストの母を両親に持つジャン=セバスチャン・バルド
ンは、1972年生まれのフランスのピアニスト。リヨン国立高等音楽院では、ロケ
・アルシーナやバルビゼ、ハイドシェックといった名手たちから指導を受けた経
歴を持つ。陰と陽を上手く使い分けた表現力と、骨格のはっきりとした演奏スタ
イルが印象に残る演奏を実現させている。
(このCDはノーマルCD+同内容の5チャンネルdts盤がセットになっております。
/dts盤は専用の再生機器でないと再生することができません。スーパーオーディ
オCDプレイヤーやDVDプレイヤーとは異なります。ご注意下さい。)

BNL 112916 \2250
J・S・バッハ:
ソナタ第1番ト長調BWV.1027/同第2番ニ長調BWV.1028/同第3番ト短調BWV.1029
ポール・ジュリアン(チェロ)、ルドミラ・ヤンコフスカ(ピアノ)
ピエール・フルニエの門下生だったフランスのチェロ奏者ポール・ジュリアンと
クラコウ音楽大学でペンデレツキから音楽を学んだポーランドの女流ピアニスト、
ルドミラ・ヤンコフスカによるデュオ・アルバム。
大きな表現を抑えて作品の持つ自然な流れを大切にした演奏を聴かせてくれてい
る。2001年5月の録音。

BNL 112917 \2250
C・P・E・バッハ:
6つのシンフォニアWq.182,H.657-662(ハンブルク・シンフォニア)
ディディエ・タルパン(指揮)、コンチェルト・ポラッコ
Cコンチェルト・ポラッコは鍵盤楽器奏者であり指揮者でもあるマレク・トポロフ
スキによって1991年に結成されたポーランドのピリオド・アンサンブル。
バロック時代から古典派初期に作曲された作品の演奏には特に定評があり、BNLレ
ーベルにはベートーヴェン&メユール(BNL 112920)やヴィヴァルディ(BNL 112941)
など高い評価を受けた優秀な録音を残している。2001年7月の録音。

BNL 112912 \2250
フランスのバッハ ――
幻想曲ト長調BWV.572/幻想曲とフーガ ハ短調BWV.562/アリア ヘ長調BWV.587/
コラール《われら皆唯一の神を信ず》BWV.681/コラール《古き年は過ぎ去りぬ》
BWV.614/コラール《バビロンの流れのほとりに》BWV.653/コラール《おお愛す
る魂よ、装いせよ》BWV.654/6声のリチェルカーレBWV.1079-9/コラール《ああ
人よ、汝の大きな罪を嘆け》BWV.622/コラール《われら悩みの極みにありて》
BWV.641/前奏曲BWV.552-1/パッサカリア ハ短調BWV.582
ベルナール・コードゥリー(オルガン)
フランスのサン・マキシマン教会にあるイスナール製の歴史的オルガンと、ドイ
ツのグラウホフ教会にあるトロイトマン製の歴史的オルガンの演奏による大バッ
ハの作品集。2001年5月&10月の録音。




<Cybele>
SACD 160.403(SACD-Hybrid) \2850
エーリヒ・イトル・カーン(1905-1956):ピアノ作品集 ――
6つのバガテルOp.5/8つのインヴェンション/シャコンヌ/短いピアノ小品/
5つのバガテル(全曲世界初録音)
トーマス・ギュンター(ピアノ)
K1905年にドイツのオーデンヴァルトで生まれたエーリヒ・イトル・カーン。近現
代の音楽に精通したピアニスト&作曲家として活躍しながらも、第2次世界大戦の
影響でドイツからフランス、そしてアメリカへの移住を余儀なくされ1956年にア
メリカで没している。
カーンの作品にはシェーンベルクからの影響である十二音技法が色濃く見られる
が、「8つのインヴェンション」などはバッハに対するオマージュとして作曲され
るなどバロックから古典派、ロマン派の作曲家たちへのリスペクトの思いも込め
られている。
エッセンのフォルクヴァンク音楽大学でピアノ科教授を務めるギュンターの冷静
な演奏を、シベーレ(Cybele)の優秀録音が1つ1つの音を丁寧に再現してくれる。
全曲世界初録音。

Cybele 660.202 2枚組 \4500
ギュンター・ベッカー(1924-):ポートレート ――
管弦楽のための《安定と不安定》/パッセージ/弦楽四重奏曲第1番/クラリネッ
ト、サクソフォーンと室内管弦楽団のための《コレスポンデンスI》/合唱と管
弦楽のための《夜と夢の歌》/オーボエ協奏曲/金管五重奏のための《蛇状曲線》
/フラグメント/スキャンニング/カプリース・コンチェルタント
ミヒャエル・ギーレン(指揮)、
バイエルン放送交響楽団、パレニン弦楽四重奏団、ダンツィ金管五重奏団、
アメリカン・ブラス・クィンテット、他
カールスルーエ・バーデン音楽大学とデトモルト音楽大学でフォルトナーに作曲
を師事した20世紀ドイツの重鎮ギュンター・ベッカーのポートレート・アルバム。
収録されている1960年代から1980年代までの放送音源の中には、ギーレン&バイ
エルン放送響やアメリカン・ブラス・クィンテットなどワールド・クラスのアー
ティストたちによる演奏が含まれている。

Cybele 660.101 \2250
ヴォルフガング・ハフシュミット(1934-):ポートレート ――
トリオII/無言歌集-24のピアノ小品/天使の歴史
スザンヌ・アキリーズ(ピアノ&チェレスタ)、
マーカス・ハフシュミット(フルート)、イェンス・フェッター(クラリネット)、
ミヒャエル・ハマン(ヴァイオリン)、他
エッセンのフォルクヴァンク音楽大学で教会音楽と作曲法をジークフリート・レ
ダに指導を受けたドイツの作曲家ハフシュミット。コンテンポラリーの手法で書
かれた3つの室内楽作品には、各楽器のサウンドが効果的に散りばめられている。
柔軟性の高き演奏者たちの特殊奏法もポイント。

Cybele 660.301 \2250
ミヒャエル・デンホフ(1955-):ポートレート ――
El sueno de la razon produce monstruos(ゴヤからの即興による)Op.32/
妄Op.54/夜曲Op.74-2/ピアノ三重奏曲第3番Op.74-1/ツー・ワンス・ソー・
モアOp.66
ミヒャエル・デンホフ(チェロ)、ウルリッヒ・ハルトマン(ヴィオラ)、
石坂トリオ、ヴェルディ弦楽四重奏団、他
D現在も作曲家、チェリストとして活躍するドイツの中堅作曲家デンホフの室内楽
作品集。デンホフは絵画からの得たインスピレーションで作品を書き上げること
が多く、Op.32とOp.54ではスペインの画家ゴヤの絵が根幹をなしている。ちなみ
にOp.74の2作品では石坂団十郎らによる石坂トリオの演奏が聴ける。




<Gimell>
CDGIM 039 \2180
PCDGIM 039(国内仕様盤/2008年1月21日発売予定) \2700
ジョスカン・デ・プレ(c.1440-1521):
無名のミサ(ミサ・シネ・ノミネ)
フーガによるミサ(ミサ・アド・フガム)
ピーター・フィリップス(指揮)、タリス・スコラーズ
アレグリのミゼレーレ待望の再録音(CDGIM 041)、デビュー録音「イギリス
のマドリガル集」(GIMSE 403)の初CD化、ウィリアム・バードのベスト盤
(CDGIM 208)のリリース、そして去る6月に行われた来日公演での日本公演
通算100回&世界公演通算1500回達成など、過去最高と言っても過言ではない
シーズンを過ごしたピーター・フィリップス&タリス・スコラーズ。
6月の来日時に行われたインタビューの中でも、ジョスカンのミサ曲全曲録音
の実現へ積極的な姿勢を見せていたピーター・フィリップス。
そして今回、遂に全曲録音を決意したピーター・フィリップス&タリス・スコ
ラーズが全世界に向けて発表する通算3枚目となるジョスカンのミサ曲集には、
「無名のミサ」と「フーガによるミサ」の2作品を収録。
「フーガによるミサ」では「サンクトゥス&ベネディクトゥス」、「アニュス
・デイI、II&III」の2曲で通常版に加えて演奏時間の短い異版を収録するな
ど、ジョスカンの合唱芸術に対する情熱は計り知れない。
タリス・スコラーズの究極のポリフォニーによって展開されるジョスカンの
ミサ曲全集は、今後さらに6枚のリリースが行われ全9巻での完結が予定され
ている。
ちなみにタリス・スコラーズによるジョスカンの録音は、1987年のグラモフォ
ン賞大賞に輝き現在もベストセラーとして親しまれているミサ曲「パンジェ・
リングァ」(CDGIM 009/MCDGIM 009)、そして1989年にリリースされ数々の
賞に輝くなど、前出の「パンジェ・リングァ」にも劣らぬ名演「ミサ・ロム・
アルメ」(CDGIM 019)の2枚がリリースされており、タリス・スコラーズの
録音の中でも「アレグリのミゼレーレ」と並ぶ名盤として世界規模で絶大な
評価を受け続けている。




<Glossa>
GCD 921406 \2300
ジョゼッフォ・ツァルリーノ(c.1517-1590):
ソロモンの雅歌/聖霊来たりたまえ/我らが父よ-アヴェ・マリア
マイケル・ヌーン(指揮)、アンサンブル・プラス・ウルトラ
1517年頃にイタリアのキオッジャで生まれたと伝えられているジョゼッフォ・
ツァルリーノは特に音楽理論の分野で才能を発揮し、16世紀における対位法理
論の第1人者として当時の音楽の発展に多大な影響を与えたと言われている。
またツァルリーノの著書「調和概論」はこれまでの音楽史においても最も重要
な著作の1つとされており、当時のヴェネツィア楽派の中でも突出した存在感を
放っていたことが窺い知れる。
1540年代後期に書かれた10曲のモテットで構成される「ソロモンの雅歌」と2つ
のモテットを収録した宗教作品集は、ツァルリーノの作曲家としての卓越した
才能を証明する貴重かつ重要な録音となる。
ルネサンス時代、その中でも屈指の名演と名高いゲレーロのレクイエム
(GCD 921402)を筆頭としたスペインの作品を数多く手懸けてきたマイケル・ヌ
ーン&アンサンブル・プラス・ウルトラ。
ルネサンス音楽の演奏と解釈には絶大な実績と評価を持つだけに、今回のイタ
リア・ルネサンスの録音も演奏、資料の両面で重宝されることだろう。グロッ
サらしい意義深いリリースである。2005年5月の録音。




<Avie>
AV 2145 \2180
ジョン・ロード(1941-):ダラム・コンチェルト
マシュー・バーリー(チェロ)、ジョン・ロード(ハモンドオルガン)、
ルース・パーマー(ヴァイオリン)、
キャスリン・ティッケル(ノーザンブリアン・パイプ)、
ミッシャ・ダムフ(指揮)、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック管弦楽団
イギリスのダラム大学の創設175周年を記念して作曲された「ダラム・コンチェ
ルト」。この作品の作曲者は、なんと全世界を熱狂させたハード・ロック・バ
ンド「ディープ・パープル」の創設メンバーであり、1976年の解散までキーボ
ードとして活躍したジョン・ロードなのである!
女王ムローヴァの夫君でありイギリスのトップ・チェリストの1人として名を
馳せるマシュー・バーリー、自ら製作したCD(QTZ 2045)がクラシカル・ブリッ
ト・アウォード2007に輝き話題を呼んだ若きヴァイオリン奏者ルース・パーマ
ー、イングランド北部の伝統楽器ノーザンブリアン・パイプの名手として絶大
な人気を誇る女流奏者キャスリン・ティッケル、そして作曲者ジョン・ロード
自身が弾くハモンドオルガンといった4人のソリストとオーケストラが効果的
に絡み合う「ダラム・コンチェルト」。
第1部-朝、第2部-午後、第3部-夕暮れの3部で構成されており、世界文化遺産
に登録されているダラム大聖堂やダラム城があるダラムの町並みが目に浮かぶ
ような雄大な作品に仕上がっている。
ロックのジョン・ロード、ワールドミュージックのキャスリン・ティッケル、
そしてクラシックのアーティストたちがジャンルのしがらみに囚われることな
く音楽を奏でる姿は素晴らしい。




<Hyperion>
CDA 67630 \2180
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ第44集 ――
ヘンリク・メルツェル(1869-1928):
ピアノ協奏曲第1番ホ短調/同第2番ハ短調
ジョナサン・プロウライト(ピアノ)、
クリストフ・ケーニッヒ(指揮)、BBCスコティッシュ交響楽団
前作ベネット&ベイシュの協奏曲を収録した第43集(CDA 67595)に続くのは、
ポーランドのコンポーザー・ピアニスト、ヘンリク・メルツェル。
メルツェルは当時のポーランドを代表するピアニストとしてアントン・ルビン
シテイン・コンクール、パデレフスキ・コンクールなどの入賞を経験。教育者
としてはワルシャワ音楽院の教授、院長を務めるなど、ポーランドの音楽の水
準を一気に引き上げた功労者である。
ピアノ協奏曲第1番はリストとショパンのスタイルを踏襲したスタイルで書か
れた作品であり、スリリングなフィナーレが特徴的。対する第2番はポーラン
ドの旋律を創造性豊かに用いて1898年に作曲された作品である。
高度な技巧とスタミナを要求されるメルツェルの協奏曲に挑むのは英国の実力
者ジョナサン・プロウライト。プロウライトはハイペリオンにストヨフスキの
協奏曲とソロ作品、パデレフスキのソロ作品を録音するなど、ポーランドの音
楽に凄まじいまでの情熱を注ぎ込んでおり今回の起用はまさに適役。ロマンと
情熱が同居するポーランドのピアノ協奏曲、大注目!

CDA 67617 \2180
アレッサンドロ・ストラデッラ(1639-1682):オラトリオ《洗礼者聖ヨハネ》
アンケ・ヘルマン(ソプラノ)、マルティン・オロ(カウンターテナー)、
アントニオ・アベテ(バス)、フレドリク・アクセルベルク(テノール)、
エレーナ・チェッチィ・フェディ(ソプラノ)、
アレッサンドロ・デ・マルキ(指揮)、
アカデミア・モンティス・レガリス
合奏協奏曲様式の土台を誕生させるなど、17世紀イタリア・バロックを代表す
る大作曲家として歴史にその名を残すアレッサンドロ・ストラデッラ。
「洗礼者聖ヨハネ」や「スザンナ」といった優れたオラトリオによって当時の
音楽に大きな功績を残したストラデッラだったが、私生活は波乱に満ちており
枢機卿の怒りを買いローマから追放される。その後は貴族の愛人に手を出すな
ど以前からの女性関係で相変わらず周囲を騒がせ、最期は刺客に暗殺されてし
まうという波乱万丈の生涯を送ったことでも有名な人物である。
現代有数のイタリア・バロック音楽、特にヴィヴァルディの権威としての名声
を確立したアレッサンドロ・デ・マルキがハイペリオンに初登場!オーケスト
ラはもちろんこれまでにデ・マルキとのコンビで多くの成功を収めてきた若手
古楽器奏者の精鋭集団アカデミア・モンティス・レガリス。
ハイペリオンでの最初の録音がストラデッラ、しかも代表作「洗礼者聖ヨハ
ネ」という組み合わせは、両者の今後の更なる快進撃を予感させるに相応しい
プログラムであり期待は自然と膨らんでしまう!

CDA 67648 \2180
ダウランドのリュート歌曲集とブリテンのノクターナル ――
J・ダウランド:
騒ぎ立つ思いよ、愛の神よ,かつて出会ったことがあるか、悲しみよとどまれ、
去れ自己愛の若者たちよ、ファンタジア第7番(リュート独奏)、来たれ甘い愛
よ、眠れ定まらぬ思いよ
B・ブリテン:ノクターナル
J・ダウランド:
来たれ深き眠り、流れよわが涙、わが嘆き、私の嘆きに心が動くなら、
ディゴリー・パイパー大佐のガリアード(リュート独奏)、この思い遂げられ
ぬとしたらどうしよう、君たち愛と運命に、今こそ別れねばならぬ、暗闇に
住まわしておくれ
マーク・パドモア(テノール)、エリザベス・ケニー(リュート)、
クレイグ・オグデン(ギター)
バロック音楽界で綺羅星の如き輝きを放つ世界有数のテノール歌手マーク・パ
ドモア。20世紀イギリスの歌曲集「この子らはだれか?」(CDA 67459)以来と
なるハイペリオンからの久々のリリースはダウランド。
定評あるパドモアの豊かな歌声と表現力、エリザベス・ケニーのリュートがダ
ウランドの世界を物悲しく、そして美しく描いている。またパドモアとケニー
はダウランドの手稿譜による異版も取り入れており、さらに魅力的な演奏を実
現させている。
またジュリアン・ブリームのために1963年に作曲されたブリテンのノクターナ
ルを演奏するのは、世界を駆けるイギリス人ギタリスト、クレイグ・オグデ
ン。こちらも期待大!

CDA 67645 \2180
G・マーラー:
歌曲集《子供の不思議な角笛》より
死んだ少年鼓手/高き知性への讃歌/ラインの伝説/塔に囚われ迫害を受ける
ものの歌/トランペットが美しく鳴り響くところ/番兵の夜の歌/この世の生
活/魚に説教するパドゥアの聖アントニウス/この歌をこしらえたのは誰だろ
う/不幸な時の慰め/むだな骨折り/少年の鼓手/原光
シュテファン・ゲンツ(バリトン)、ロジャー・ヴィニョールズ(ピアノ)
旧東ドイツで生まれた世界的な歌手兄弟であるゲンツ兄弟の弟、シュテファン
・ゲンツのマーラー歌曲集第2集。
ゲンツは聖トーマス教会聖歌隊のメンバーとしても活躍した経歴を持ち、フィ
ッシャー=ディースカウやシュヴァルツコップから伝えられた歌唱力で世界を
舞台に活躍しているバリトン奏者として高い人気を誇っている。
伴奏のピアノは第1集に引き続いてゲンツが全幅の信頼を寄せるロジャー・
ヴィニョールズが務めており、管弦楽伴奏を凌駕するスケールの大きさと繊細
な表現でゲンツの歌声を支えている。

CDA 67606 \2180
アンリ・エルツ(1803-1888):ピアノ作品集 ――
創作主題第2番による主題と変奏Op.81/ロッシーニの歌劇《シンデレラ》の
「悲しみは消えて」による変奏曲Op.60/3つの性格的な小品Op.45/バラード
第1番Op.117-1/無窮動Op.91-3/劇的幻想曲Op.89/バラード第2番Op.117-2
/幻想曲と変奏曲Op.158
フィリップ・マーティン(ピアノ)
ハイペリオンの超人気シリーズ「ロマンティック・ピアノ・コンチェルト」シ
リーズからも2枚の録音がリリースされているアンリ・エルツの独奏ピアノ作
品集。19世紀フランスの作曲家であるアンリ・エルツは著名で人気のあった
ヴィルトゥオーソだったとされており、パリ音楽院でピアノ科の教授をつとめ
るかたわら、ピアノ製作にも興味を示し自分で工場を建設、経営までしてし
まったという異色の経歴の持ち主なのである。
演奏は8枚に及ぶゴットシャルクのピアノ作品集でリスナーを沸かせたダブリ
ン生まれのピアノ奏者フィリップ・マーティン。フランスの知られざるロマ
ン派作曲家のピアノ作品をどのように聴かせてくれるのか、楽しみなアルバ
ムが登場。




<Helios>
CDH 55259 \1280
T・ウィールクス:アンセム集 ――
ヴォランタリーI/アレルヤ、われとどろける声を聞けり/すべてをほめたた
えよ/我嘆き疲れたり/王に汝の審判を与え給え/パヴァン/おお主よ、休み
し所に立ち上がり給え/トレブルのためのサーヴィス/おお主よ、耳を傾けた
まえ/ヴォランタリーII/もしマナセ王なら/ダヴィデがアブサロムの殺され
しを聞きしとき/おお、なんと愛すべき/グローリア、我が魂よ歌え/おおヨ
ナタン/ダヴィデの子にホザンナ
デイヴィッド・ヒル(指揮)、ウィンチェスター大聖堂聖歌隊
マドリガルで大いなる才能を発揮したウィールクスの宗教音楽家としての姿。
CDA 66477からの移行再発売。

CDH 55271 \1280
G・デュファイ:パドヴァの聖アントニウスのミサ曲/おお、イスパニアの後
裔/おお、イスパニアの星
アンドルー・カークマン(指揮)、バンショワ・コンソート
荘厳に奏でられるパドヴァの聖アントニウスのための音楽。
CDA 66854からの移行再発売。

CDH 55280 \1280
G・F・ヘンデル:トリオ・ソナタ集 ――
トリオ・ソナタ第5番ト長調HWV.384/同第6番ニ長調HWV.385/同第4番ヘ長調
HWV.383/同第3番変ホ長調HWV.382/同第2番ニ短調HWV.381/同第1番変ロ長調
HWV.380/同第8番ト短調HWV.393(Op.2-8)
アンソニー・ロブソン(オーボエ)、コンヴィヴィウム
オーボエのロブソンとヴァイオリンのウォルフィッシュが瑞々しい演奏を展開
する!
CDA 67083からの移行再発売。





<Avie>
AV 2139 \2180
P・I・チャイコフスキー:バレエ音楽集 ――
バレエ音楽《白鳥の湖》より(7曲)/バレエ音楽《眠れる森の美女》より(6曲)
/バレエ音楽《くるみ割り人形》より(7曲)
ワシーリー・ペトレンコ(指揮)、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック管弦楽団
才能に溢れ将来を有望視されている若手アーティストに贈られる2007年度グラ
モフォン賞ヤング・アーティスト・オブ・ザ・イヤーに輝いたワシーリー・ペ
トレンコのリリース第2弾!
昨年9月、名門ロイヤル・リヴァプール・フィルの主席指揮者に31歳という若
さで電撃就任となったペトレンコ。ロイヤル・リヴァプール・フィルとのリリ
ース第1弾では、フレイシュマン&ショスタコーヴィチの舞台作品(AV 2121)と
いう独自のプログラムを打ち出し周囲に衝撃を与えたロシアの大器である。
デビュー盤のプログラムから一転、同コンビの新作はチャイコフスキー。エネ
ルギーと野心に満ちたペトレンコがロイヤル・リヴァプール・フィルを力強く
牽引。熱いチャイコフスキーを堪能できそうだ!

AV 2132 \2180
F・クープラン:
ヴィオール組曲第1番ホ短調/同第2番イ長調/コンセール第10番イ短調/
同第12番イ長調/同第13番ト長調
マルック・ルオラヤン=ミッコラ(バス・ヴィオール)、
アーポ・ハッキネン(チェンバロ)
アヴィー(Avie)から好調なリリースを続ける世界有数のヴィオール四重奏団
「ファンタズム」の創立メンバーであり、現在もバス・ヴィオール奏者として
ファンタズムの屋台骨を支えるマルック・ルオラヤン=ミッコラのソロ・アル
バムが登場。
また、現在ヘルシンキ・バロック管弦楽団の音楽監督としても活躍する同郷の
アーポ・ハッキネンがチェンバロで録音に参加しており、フィンランド・コン
ビが実現している。
18世紀フランスの宮廷音楽の再現をテーマとしたプログラムにはクープランの
組曲とコンセールという聴き応えのある作品が並んでいる。第一線で活躍する
一流アーティストによるクープランの新録音は古楽ファンにとっても嬉しいリ
リースである。





<Signum Classics>
SIGCD 109 2枚組 \3500
C・モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り
ジュリー・クーパー(ソプラノ)、ラウラ・オールドフィールド(ソプラノ)、
デイヴィット・ベイツ(カウンターテナー)、サイモン・ウォール(テノール)、
ネイサン・ヴァレ(テノール)、ニコラス・マルロイ(テノール)、
ロバート・ライス(バリトン)、ジェームズ・オールドフィールド(バリトン)、
デイヴィット・グード(オルガン)、
ラルフ・オールウッド(指揮)、
ロドルフス合唱団、サザン・シンフォニア、
イングリッシュ・コルネット&サックバット・アンサンブル
モンテヴェルディの作品としてだけでなく、ヨーロッパの教会音楽史上の最高
傑作と言われる大作「聖母マリアの夕べの祈り」。
この作品で重要な役割を担う合唱には、イートン・コーラス・コースから選抜
された平均25歳という若きメンバーたちによって1983年に結成されたイギリス
のロドルフス合唱団が起用されている。
イートン・カレッジの音楽監督を務めるラルフ・オールウッドがベテランらし
い統率力を発揮しており、この大作をしっかりとまとめ上げている。

SIGCD 111 \2180
フィドルスティックス ――
ルー・ハリソン:ヴァイオリンと打楽器オーケストラのための協奏曲
アン・ダドリー:ヴァーミリオン・ラプソディ
タリック・オレーガン:フラグメンツ
スチュアート・ジョーンズ:ガルナティ
サイモン・リンブリック:モプティ・ストリート
セネガル民謡:クムポ
アンサンブル・バッシュ、マデリン・ミッチェル(ヴァイオリン)
結成10周年を記念した2003年のイギリス・ツアーの大成功によって一躍その
名を広めた同国を代表するパーカッション・アンサンブル「フィドルスティッ
クス」。
腕利きの4人の打楽器奏者たちが打楽器を多彩に組み合わせて次々と繰り出す
サウンドは、打楽器アンサンブルの新たな境地を切り開いている。ルー・ハリ
ソンの作品はヴァイオリンと打楽器による協奏曲となっており、収録曲も意欲
的でユニーク。




<Deux-Elles>
DXL 1019 \2180
ハリソン・バートウィッスル(1934-):
ホケトゥス・ペトルス/リフレインとコーラス/ヘクターズ・ダウン/
二重奏曲-ストラブのための/リノイ/ジャンヌの子守歌/詩篇/おもちゃ
屋の合唱/Sad SOng/遮られた終わらない旋律/Oockooing Bird/
5つのディスタンス
ガリアード・アンサンブル、リチャード・ショー(ピアノ)、
マーク・ロー(ピッコロ・トランペット)、ロバート・マナッセ(フルート)
ナイトの称号である「サー」を与えられた現代イギリス作曲界の重鎮、ハリソ
ン・バートウィッスルの木管楽器を中心とした管楽器のための作品集。
2本のフルートとピッコロ・トランペットという不思議な組み合わせのために
書かれた「ホケトゥス・ペトルス」などの作品も特徴的。いずれの作品でも
バートウィッスルの革新的な作曲手法が存分に活かされている。
ガリアード・アンサンブルは1993年にイギリスの王立音楽院の学生によって
結成された木管五重奏団。近現代の作品に取り組む姿勢や、演奏レベルの高
さには特に定評がある。2000年12月の録音。

DXL 917 \2180
18世紀フランスのチェンバロ作品集 ――
F・クープラン:序曲第7番、神秘なバリケード、田園詩、羽虫
A・フォルクレ:フォルクレ、ルクレール
F・クープラン:逸楽、ささいなこと
J-P・ラモー:リヴリ、エンハーモニク、エジプトの女
J-F・ダンドリュー:調和
F・クープラン:
前奏曲第1番、憂い、第2アルマンド、陰鬱、お気に入り、茶目
J・デュフリ:フォルクレ
テレンス・チャールストン(チェンバロ)
ロンドン・バロックのメンバーとしても活躍する鍵盤奏者テレンス・チャール
ストンが、ルッカース(1624年)とパスカル・タスキン(1769年)のレプリカと
いった2台のチェンバロを録音に使用。
クープラン、フォルクレ、ラモー、ダンドリュー、デュフリ・・・18世紀当時
から現在に至るまでその名前と作品が語り継がれてきた大作曲家たちの鍵盤
作品の魅力をこの1枚のディスクで堪能できる。録音面も非常に優秀。
2000年1月の録音。

DXL 811 \2180
クリスマス・キャロル・コレクション ――
W・ウォルトン:All this time
J・ラッター:キャロルよりも甘美などのような音楽を?
H・J・ガントレット:ダヴィデの村の
B・オード:アダムは縛られて
A・カーター:マリアのマニフィカト
伝承曲:The truth from above
H・ダーク:木枯らしの真冬に
P・エドワーズ:No small wonder
伝承曲:ああベツレヘムよ
P・ワーロック:ベツレヘム・ダウン
W・J・カークパトリック:まぶねの中で
P・ワーロック:イエスの子守歌
P・コーネリウス:3人の王
J・ゴス:See amid the winter's snow
P・レッジャー:クリスマスの夜に
A・アダン:さやかに星はきらめき
ガレス・プライス(オルガン)、
エドワード・バルビエリ(指揮)、コンソーシアム
イギリスの伝承曲とクリスマス・アンセムを収録した美しいクリスマス・アル
バム。指揮者のバルビエリによって結成されたコンソーシアムはロンドンを拠
点とする合唱団。
聖アルバン教会の音響とドゥーゼル(Deux-Elles)の優秀録音、コンソーシアム
のハーモニーが組み合わさることで生まれた優しいクリスマス・アルバム。
純粋に1枚の合唱アルバムとしてもじっくりと聴くことの出来る充実の演奏と
なっている。これは掘り出し物!1998年5月2日&3日の録音。





<Guild>
GMCD 7315 \2180
アーサー・ウィルスの音楽 ――
アーサー・ウィルス(1926-):
神よ、私たちはあなたをたたえます/ミサ・ブレヴィス/アヴェ・ヴェルム
・コルプス/カヌート王のキャロル/イーリー/オルガンのための行進曲
《イーリーの都市》/トゲのないバラはない/新しい歌を歌おう/夕暮れの
カンティクル/子供のためのカンタータ《カエドゥモン》
ジョナサン・リリー(オルガン&ピアノ)、
ポール・トレプト(指揮)、イーリー大聖堂少年聖歌隊
1958年から1990年までイーリー大聖堂の音楽監督、1964年から1992年までロン
ドン王立音楽院で教鞭を執ったイギリス人音楽家アーサー・ウィルスによる少
年合唱のための作品集。
作曲、演奏、教育など広い分野に従事してきたアーサー・ウィルスは、その
音楽活動の功績が認められ1990年に大英帝国勲章(OBE)を受勲している。ウィ
ルス自身が携わってきたイーリー大聖堂少年聖歌隊の初々しく透明感にあふ
れたハーモニーが印象に残る。

GMCD 7317 \2180
エイミー・ビーチ(1867-1944):ピアノ作品集Vol.1-初期作品集 ――
スケッチ集Op.15/マンマ・ワルツ/メヌエット/ロマンス/小さなワルツ/
アリアと変奏/ワルツ・カプリースOp.4/バラードOp.6/バル・マスクOp.22
/子供の祭Op.25/性格的な3つの小品Op.28
カーステン・ジョンソン(ピアノ)
19世紀-20世紀のアメリカで成功を収めた1867年生まれの女流作曲家エイミー
・ビーチのピアノ作品集がギルド(Guild)からリリース開始!
今回の第1集には1872年から1894年にかけて作曲が行われた初期の作品が収録
されている。ロマン派の作風と美しい旋律を特徴としたビーチ初期のピアノ
作品は、どことなくショパンのピアノ作品を連想させてくれる。演奏は、イ
ギリス在住のアメリカ人女流ピアノ奏者カーステン・ジョンソン。スタイン
ウェイのモデルDを使用している。

GMCD 7318 \2180
エマヌエル・ヌネス(1941-):《火と海の連祷》第1番&第2番
ルドルフ・ケルターボーン(1931-):
ピアノのための小品第1番-第6番(世界初録音)
シー・シャン・ウォン(ピアノ)
現在も活躍中のポルトガル人作曲家ヌネスとスイス人作曲家ケルターボーン
のピアノ作品をカップリング。ヌネスの「火と海の連祷」は全曲で演奏時間
45分という大作であり、ケルターボーンの小品はこの演奏が世界初録音とな
る。チューリッヒを拠点に活動するシー・シャン・ウォンは1979年オランダ生
まれのピアニスト。ブーレーズなどとの共演経験で培った技術で現代のポルト
ガルとスイスのピアノ作品を巧みに表現している。



<Guild Light Music>
GLCD 5140 \1650
軽音楽の黄金時代-音楽の万華鏡Vol.2 ――
ファン・デル・リンデン:カレイドスコープ
ヤング:サーカス・ポルカ
バーンズ:ブロークン・ホースショー
バントック:海の侵略者、東洋の踊り
ルーカス:コロンバイン/他 全30曲
ドルフ・ファン・デル・リンデン&ヒズ・オーケストラ、
ジャッキー・ブラウン&ヒズ・オーケストラ、他
まさに軽音楽のパラダイス!反響が急激に伸びている「ギルド・ライト・ミュ
ージック」シリーズ。20世紀中頃の名曲が、定評あるギルドのマスタリングで
見事に復活する。

GLCD 5141 \1650
軽音楽の黄金時代-世界旅行 ――
ダンカン:ブロード・ホライゾン
ハートリー:アルペン・フェスティヴァル
ドゥモン:スイス・ボーイ
ジャコマッツィ:イタリアン・テーマ
ワーグナー:フラメンコ・ラブ
ヴィンター:ポルトガル・パーティー
クィルター:3つのイギリス舞曲/他 全23曲
カート・レーフェルド(指揮)、
シュトゥットガルト放送管弦楽団、
ロバート・ファーノン(指揮)、
デンマーク放送管弦楽団、モートン・グールド&ヒズ・オーケストラ、他
アルバム・タイトルの「世界旅行」に相応しく、様々な国を題材とした作品
を収録。またイギリス、デンマーク、ドイツ、アメリカなどの団体による演
奏が集められており、演奏面でも世界旅行を楽しめる。

GL 100.774 2枚組 \3300
エドゥアルト・キュネケ(1885-1953):オペレッタ《ハミルトン女史》
アニー・シュレム(ソプラノ)、フランツ・フェーリンガー(テノール)、
フランツ・マルスツァレク(指揮)、ケルン放送交響楽団&合唱団、他
ブルッフ門下生キュネケの珍しいドイツ・オペレッタ録音。1953年4月、ケル
ンでの録音。




<Gala>
GL 100.794 2枚組 \2560
R・シュトラウス:歌劇《ダナエの愛》
アーレネ・サンダース(ソプラノ)、ノーマン・ベイリー(バス)、
ケネス・ウーラム(テノール)、
チャールズ・マッケラス(指揮)、BBC交響楽団、BBCオペラ・コーラス、他
マッケラス翁が振ったR・シュトラウスの「ダナエの愛」。この作品の録音自
体も貴重。1980年4月20日の録音。

<audite>
AU 23408 2枚組 \2700
[CD 1]モノラル((1)のみステレオ)
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
(2)同:ピアノ・ソナタ第7番ニ長調Op.10-3
(3)同:ピアノ・ソナタ第28番イ長調Op.101
ゲザ・アンダ(P & (1)指)ケルン放送SO.
録音:(1)1969年11月28日ケルン、WDRフンクハウス第1ホール(ライヴ)
(2)(3)1955年7月22日ケルン、WDRフンクハウス第2ホール
[CD 2]モノラル
(1)ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番Op.5
(2)同:3つの間奏曲Op.117
(3)リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
ゲザ・アンダ(P)
録音:(1)1957年11月16日(2)1960年4月6日(3)1955年7月22日
ケルン、WDRフンクハウス第2ホール
WDRアーカイヴのオリジナル・マスター使用によるアンダのシリーズ第2弾。ベ
ートーヴェンは協奏曲がアンダお得意の弾き振りによるもの。また、ソナタは
全集録音には至らなかったため貴重で、ここでの2曲も初出のレパートリーと
なります。さらに、情熱的なソナタやじっくりと聴かせる間奏曲のブラームス
も素敵ですが、圧巻はリスト。超絶技巧を要し特異な様式で知られる内容は、
リストと同じハンガリー生まれでヴィルトゥオーゾの系譜を引くアンダの構成
のうまさもあって、アルバム最大の聴きものとなっています。
アウディーテほか幾多のレーベルでも証明済みですが、WDRによる放送用記録
音源は驚異的なクオリティ。今回もアンダの腕前を存分に堪能できます。協奏
曲のみステレオ・ライヴで、ほかはすべて放送用スタジオ録音(モノラル)。





<haenssler>
93 215 \2250
モーツァルト:
(1)交響曲第19番変ホ長調KV.132
(2)交響曲第34番ハ長調KV.338
(3)交響曲第36番ハ長調KV.425「リンツ」
サー・ロジャー・ノリントン(指)SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
録音:(1)(2)2006年9月13日(3)2006年9月15日
シュトゥットガルト・リーダーハレ、
ヘーゲルザール(2006年シュトゥットガルト、ヨーロッパ音楽祭ライヴ)

93 216 \2250
モーツァルト:
(1)交響曲第32番ト長調KV.318
(2)交響曲第28番ハ長調KV.200
(3)交響曲第35番ニ長調KV.385「ハフナー」
(4)交響曲第31番ニ長調KV.297「パリ」
サー・ロジャー・ノリントン(指)SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
録音:2006年9月シュトゥットガルト・リーダーハレ、
ヘーゲルザール(2006年シュトゥットガルト、ヨーロッパ音楽祭ライヴ)
ノリントン&手兵シュトゥットガルト放送響によるモーツァルト・シリーズ、
ここに完結!今回も2タイトル同時のリリースで、「リンツ」ほか第5集3曲と
「ハフナー」「パリ」をふくむ第6集の4曲というラインナップです。
このうえなくあたたかく透明感を保持した美しいひびき。そして刺激的なアプ
ローチ。ノリントンは志向する音楽について自ら熱く雄弁に語ることで知られ
ますが、実際出てくる音に力みは感じられず無理なく聴かせます。弦楽器のノ
ンヴィブラート演奏を基調とするシュトゥットガルト・サウンドがもたらした
成果はこれまで数知れませんが、あえていうならノリントンが苦手なかたでさ
えもこのモーツァルトは認めざるを得ないところ。シリーズ全19曲は今後、当
コンビの代表作となるのはまず疑いないでしょう。




<EUROARTS>
20 72268(DVD-Video) \2580
(1)ホルスト:組曲「惑星」
(2)ドビュッシー:交響詩「海」
ユージン・オーマンディ(指)
フィラデルフィア管弦楽団
フィラデルフィア・メンデルスゾーン・クラブ(女声合唱)
マリー・ザッツマン(合唱指揮)
収録:1977年6月24-26日フィラデルフィア、アカデミー・オブ・ミュージック
(ライヴ)
(監督:カーク・ブロウニング / 映像制作:ユニテル・クラシカ)
収録当時オーマンディ78歳、1977年のライヴは過去にレーザーディスクや国内
ではDVDでもリリースされたこともありますが、ともに廃盤により入手難となっ
ていたため、このたびの復活はファンにはうれしいところでしょう。ゴージャ
スなひびきによる2大名曲は、理屈抜きにオケを聴く醍醐味ここに極まれりと
いった内容。オーマンディのトレードマーク、ワシのようにするどい眼差しが
睨みをきかすさまが、じっさいに確かめられるのも映像作品ならではの楽しみ
といえます。

=ディスカヴァリー=
20 56138(DVD-Video) \2180
R.シュトラウス:アルプス交響曲
ジュゼッペ・シノーポリ(指)シュターツカペレ・ドレスデン
収録:1998年9月22日ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
お求めやすい価格で、クラシックの名曲を、えりすぐりの名演奏と詳細なド
キュメンタリーで紐解く“ディスカヴァリー・シリーズ”。シノーポリと手兵
ドレスデンによるアルプス交響曲ライヴは、ALTHAUSからリリースの「ドレス
デン国立歌劇場管弦楽団450周年記念コンサート」に収録されていた演奏と同一
の内容。当作品を献呈され、シュトラウス演奏の伝統が息づくドレスデンによ
る演奏はほかにはない魅力が満点。当コンビでは1993年のライヴもたいへん劇
的なものでしたが、記念演奏会ということでここではよりいっそう演奏にも熱
がこもります。
ドキュメンタリー・パートの案内役は高名な音楽ジャーナリスト、ハバクク・
トレイバー。





<HUNGAROTON>
HDVD 32553/54(DVD-Video) 2枚組 \5680
音声:ハンガリー・英・独・仏
字幕:ハンガリー・英・独・仏
「モーツァルト:ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集」
ヴァイオリン協奏曲第1番-第5番
協奏交響曲変ホ長調KV.364
コンチェルトーネ ハ長調KV.190
ロンド ハ長調KV.373
ロンド 変ロ長調KV.269
アダージョ ホ長調KV.261
バルナバーシュ・ケレメン(Vn & 指)
カタリン・コカシュ(Vn & Va)
フェレンツ・エルケル室内管弦楽団
収録:2006年5月12 & 24日ブダペスト、パレス・オブ・アーツ、
ベラ・バルトーク・ナショナル・コンサート・ホール(ライヴ)
確かなテクニックと切り込み鋭いアプローチが痛快、ヴァイオリン好きから注
目を集めるケレメン。最新作はヴァイオリン協奏曲をはじめ、モーツァルトの
オケつきヴァイオリン曲全集の映像作品という見ごたえ、聴きごたえたっぷり
の内容です。しかもすべてライヴ。才気のかたまりのようなヴァイオリン・ソ
ロが、編成を絞ったオケによく映えます。さらにイケメン、ケレメンの立ち姿
を拝めるのもファンにはたまらないところ。なお、カデンツァはすべてケレメ
ンの自作。




<King International>
KDC 5033/34(2CD+1DVD VIDEO) \4500
日本語解説書付
harmonia mundi France
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全集)
(1)第1番ト長調 (2)第2番ニ短調 (3)第3番ハ長調 (4)第4番変ホ長調 
(5)第5番ハ短調 (6)第6番ニ長調
ジャン=ギアン・ケラス (チェロ)
ハリとバネのある音色と甘いマスクで日本にもファンの多いジャン=ギアン・
ケラス。日本公演でも評判の高かったバッハの無伴奏がついにCD登場。バッハ
の音楽が持つ深い精神性と自由な躍動感が見事に共存した稀なる演奏となって
います。ボーナスDVD(NTSC方式)では、組曲第3番全曲の演奏姿が収められてい
て、レコーディング風景やインタビューも見られる貴重盤となっています。

KDC 5035/36 2枚組 \4500
日本語解説書付
harmonia mundi France
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲集
(1)第1番ヘ長調 作品18の1 (2)第2番ト長調 作品18の2 
(3)第3番ニ長調 作品18の3 (4)第4番ハ短調 作品18の4 
(5)第5番イ長調 作品18の5 (6)第6番変ロ長調 作品18の6
東京クァルテット
世界を代表する弦楽四重奏団東京クヮルテット。彼らがBMGの全集から15年を
経て、ベートーヴェンの初期四重奏曲を再録しました。彼らにとって特別な存
在のベートーヴェン作品だけに、ボルテージの驚くべき高さと円熟で奇跡の演
奏となっています。

KDC 5037 \2500
日本語解説書付
BIS
ドビュッシー:ピアノ曲全集 vol.4
(1)12の練習曲(1915) 
(2)新発見の練習曲(「組み合わされたアルペジオのための練習曲」の初稿)
(1915) 
(3)間奏曲(ピアノ三重奏曲からの編曲)(1880/1882) 
(4)6つの古代の墓碑銘〔独奏版〕(1914/15) 
(5)燃える炭火に照らされた夕べ(1917)
小川典子(ピアノ)
演奏活動20周年を迎える小川典子の新録音はドビュッシーの練習曲集。難物と
して知られるこの作品に小川が挑戦。技巧の鮮やかさはいつもながら、曲の良
さを再認識させられる語り口の巧さが光ります。近年発見された2篇も含め、
ドビュッシー・ファン必聴の一枚です。2月19日の記念コンサートでは練習曲
全曲が披露される予定。





<WERGO>
KDC 5042/43 2枚組 \4000
★日本語解説書付
ベルント・アーロイス・ツィンマーマン(1918-1970):
兵士たち(4幕から成るオペラ)
ミヒャエル・ギーレン(指)ケルン・ギュルツェニッヒ管弦楽団
ゾルタン・クレーメン(Bs、ヴェーゼナー) 
エディット・ギャブリー(S、マリー)
ヘルガ・イェンケル(Ms、シャルロッテ) 
マウラ・モレイラ(A、ヴェーゼナーの老母)
クラウディオ・ニコライ(Br、シュトルツィウス) 
エリザベート・シェルテル(A、シュトルツィウスの母)
リアーネ・シネク(Ms、ド・ラ・ロッシュ伯爵夫人)
ヴィッリ・ブロックマイアー(T、若い伯爵・伯爵夫人の息子)
アントン・デ・リッダー(T、デポルト)
エーリッヒ・ヴィンケルマン(B、フォン・シュパンハイム伯爵、大佐)
アルベルト・ヴァイケンマイアー(T、ピルツェル) 
ハイナー・ホルン(Br、アイゼンハルト)
ゲルト・ニーンシュテット(Br、オーディ) 
カミッロ・メゴール(Br、マリ)
ノルマン・パイゲ、フーベルト・メーラー、
ヘリベルト・シュタインバッハ(T、若き将校)
録音:1965年2月21-22日、3月2-3日(WDR Grosser Sendesaalスタジオ)
大事件。ドイツの現代音楽の名門レーベルWERGOがLPで発売して以来ずっと幻の
音源とされていたツィンマーマンの「兵士たち」が遂に初CD化されることとな
りました!
ツィンマーマン(1918-1970)は、ドイツの作曲家。彼の作風の特徴の一つが、引
用の技法を用いているということ。バロックからロマン派、さらに民俗音楽、
ジャズなど様々なジャンルの音楽のエッセンスが隠し画のように取り入れられ
ています。この引用の技法は、このオペラでも用いられています。さらにこの
「多元主義」は、視覚的にもこのオペラに現われます。たとえば第2幕の終りで
は、舞台上に3つの段が用意され、3つの場面が同時進行します。
初演にあたり、この作品はあまりにも難しく演奏不可能であるとサヴァリッ
シュやヴァントに言われて、初演時期がなかなか決まらなかったなど、数々の
困難を伴いました。最終的に、若き日のギーレンに棒が託されましたが、その
リハーサルは壮絶でした・・・。ソリスト歌手たちの練習は実に370回、声楽
アンサンブルの練習が100回、さらにステージでの立ち稽古も60回以上。さら
に、オーケストラ稽古が25回、全曲の通し稽古も実に10回(うち7回はピアノで
なくオーケストラとの練習)。この作品の上演に対する当時の劇場関係者およ
び演奏者たちの使命感がいかに強かったか、ということを感じさせられます。
初演はチケットも早々に売り切れる大好評、一部否定的な見方をする批評家た
ちもいましたが、大絶賛で終わりました。この、厳しい初演を実現したメンバ
ーたちによる演奏の録音が、このCDです。普通に聴いていても「演奏するのは
たしかに難しいだろう」と感じられるこの作品ですが、劇的で、うねるような
圧倒的迫力。人間誰もが心の奥底に持っている、ドロドロした部分が冒頭から
炸裂しています。
2008年5月には、新国立劇場で若杉弘の指揮で公演が予定されており、2008年
最大の話題オペラとなること間違いなしといえるでしょう。
あらすじは、小間物商人の娘マリーが、婚約者がいながら兵士たちと逢瀬を重
ね、道を踏み外し、乞食、娼婦へと身を窶していくというもの。ドロドロの人
間ドラマが繰り広げられています。
(※「軍人たち」とする場合もありますが、ここではニューグローヴ音楽辞典
に倣って「兵士たち」とします)




<audite>
★SACDサンプル盤・特価限定入荷★
当店在庫・代理店在庫が無くなり次第、取り扱い終了となります。
お早めにご注文下さい。

AUD 10012(SACD-Hybrid) \680
サン=サーンス:
ピアノ協奏曲第3番、ピアノ協奏曲第5番
アンナ・マリコワ(P)
トーマス・ザンデルリンク 指揮
WDRケルン放響
2007年カタログ付のお試し版ですが、レギュラー盤と同内容の全曲収録です。




<naive>
ABCD 220 \2300
J・S・バッハ/ミカ・ヴァユリネン編:
前奏曲とフーガ ニ長調BWV532、イエス わが喜びBWV147より、
おお主なる神 われを憐れみたまえBWV721
高橋悠治:水牛のように(1985)
J・S・バッハ/ブゾーニ/ミカ・ヴァユリネン編:
いざ来たれ異教徒の救い主よBWV659、シャコンヌ ニ短調 BWV1004
パトリク・ビュスイユ:アルボリス I 《命の木》(1980 rev.2004)
グバイドゥーリナ:深き淵より(1978)
ミカ・ヴァユリネン(アコーディオン)
今年9月の来日ではその圧倒的なテクニックと音楽に向う真摯な姿勢が聴衆の
心を掴んだミカ・ヴァユリネン(1967-)。アコーディオンによる「ゴルトベル
ク変奏曲」(ABCD191)では世界中から多くの賛辞が寄せられました。「低い声、
高い声。速いパッセージとゆったりしたパッセージ。どの音符でも彼の芸術的
手腕は輝きを放っている。ミカ・ヴァユリネンにとって難しすぎるということ
は何もなさそうだ」 ("Accordions Worldwid")。高橋悠治、グバイドゥーリ
ナ。エコール・ド・ロマンでクラシカルアコーディオンと作曲を教えるパトリ
ク・ビュスイユ(1956-) の「アルボリス I 《命の木》」。オリジナル作品と
バッハ作品の編曲をならべた興味あるプログラムが組まれています。アコー
ディオンの表現力を無限に広げた前代未聞のアコーディオン奏者ミカ・ヴァユ
リネン。一聴の価値あり!

ABCD 224 \2300
ユッカ・ティエンスー(1948-):
アルマ III《粋》(1998) (交響楽団とサンプラーのための)、
ピアノ協奏曲《Mind》(2000) (小管弦楽のためのステレオ音楽)、
アルマ II《魔力》(1996) (交響楽団とサンプラーのための)
ユハニ・ラーゲルスペツ(P)
スサンネ・マルッキ(指)
タンペレ・フィルハーモニック管弦楽団 
「コンサート・レパートリーを増やすことを作曲家の義務だと考えて作品を書
くのではない。われわれの時代では、どの作品をとっても、ひとつひとつが創
造される確かな理由を持っていなければならない」と語るユッカ・ティエンス
ー(1948-)。音楽の新しい可能性を絶えず探り、さまざまな試みを行っていま
す。1990年代ティエンスーのもっとも充実した内容をもち、単独で演奏される
「アルマ」三部作。もっとも抒情的で静謐な《魔力》、ダイナミックな《粋》。
平均律の調律ではなく、内部奏法による色彩も使われるピアノ協奏曲。大地-
反射、空気-戯れ、水-夢、火-情熱。それぞれ2つの言葉からなるタイトルが4
つの楽章の内容を示しています。

ABCD 227 \2300
バルトーク:ヴァイオリンとピアノのためのラプソディ第1番 Sz86
ヤナーチェク:ヴァイオリンソナタ(1921)
ラヴェル:ヴァイオリンソナタ ト長調
エルヴィン・シュルホフ:ヴァイオリンソナタ第2番(1927)
レカ・シルヴァイ(Vn) クリストフ・ベルナー(P)
ヴィヴァルディの「四季」に3つの"Between Seasons"を組み合わせたヘルシン
キ・ストリングズのアルバム"7 Seasons"でソロを弾いたレカ・シルヴァイ。
"怒号の1920年代" を代表するヴァイオリンとピアノの作品を録音しました。

ABCD 232 \2300
ペルッティ・ヤラヴァ:弦楽オーケストラのための作品集
ピアノ、フルートと弦楽オーケストラのための協奏曲(2001)、
弦楽オーケストラのための幻想曲第1番《ため息のように》(1999)
弦楽オーケストラのための幻想曲第2番《表面》(2002)
弦楽オーケストラのための-風の中で (2003)
トゥオマス・トゥッリアゴ(P) イラリ・レヘティネン(Fl)
タンペレ・ロー アリ・アンゲルヴォ(指)
録音:2005年11月26日-27日 タンペレ音楽院
制作:ペルッティ・ヤラヴァ、
録音:カリ・カッリオラハティ、タンペレ音楽院の学生たち
ペルッティ・ヤラヴァは、クラシカルの分野で作曲を始める前はジャズミュー
ジシャンとして活動していました。ジャズとクラシカルを区別。ジャンルをク
ロスオーバーさせないところは、同じようにジャズ出身のフィンランドの作曲
家、ユッカ・リンコラと共通しています。モダニズムの色彩が表れた2つの幻
想曲、エネルギッシュで新古典的な協奏曲。ヤラヴァがもっとも活発に作曲を
行った時期の作品集。演奏するタンペレ・ローは、主に現代の作品を紹介する
ため、タンペレ・フィルハーモニックの若い音楽家たちが核になって結成した
アンサンブル。国内の音楽祭に参加しながら、タンペレとヘルシンキでは定期
的にコンサートを開催しています。

ABCD 234 \2300
ブロッホ:
ピアノと弦楽オーケストラのための合奏協奏曲第1番、
弦楽オーケストラと弦楽四重奏のための合奏協奏曲第2番
ブゾーニ:
ピアノと弦楽オーケストラのための協奏曲 ニ短調 作品17
弦楽オーケストラのための悲歌第7番子守歌(イリヤ・ホフマン編)
リスト・ラウリアラ(P)
ダニール・ライスキン(指)聖ミケル弦楽オーケストラ(ミッケリ市管弦楽団)
録音:2006年1月2日-5日 ミカエリ
制作:ラウラ・ヘイキンヘイモ、録音:マッティ・ヘイノネン
ブロッホ後期の傑作、バッハの音楽を思わせる合奏協奏曲第2番。ピアノのヴィ
ルトゥオーゾ、ブゾーニが12歳で作曲した協奏曲。「ポーランド弦楽オーケス
トラ作品集(ABCD173)」の聖ミケル弦楽オーケストラ(ミッケリ市管弦楽団)と
フィンランドのピアニスト、リスト・ラウリアラ(1949-)の共演。バッハ、ベ
ートーヴェン、シューベルト、ブラームスを主なレパートリーとするラウリア
ラはシベリウス・アカデミー出身。バッハのゴルトベルク変奏曲 (ABCD103)、
シューベルトの変ロ長調ソナタ(ABCD109)を録音しています。

ABCD 226 2枚組 \4600
メシアン:幼子イエスにそそぐ20のまなざし(1944)
ヤーナ・カルッカイネン(P)
2008年生誕100年を迎えるオリヴィエ・メシアンが書いた20世紀ピアノ音楽を
代表する傑作をフィンランドのピアニスト、ヤーナ・カルッカイネン(1960-)
が録音しました。シベリウス・アカデミー、リムスキー=コルサコフ音楽院
(サンクトペテルブルク)、ウィーン音楽大学で学び、リゲティのピアノ協奏曲
など、"同時代の音楽" をレパートリーにコンサート活動を行っています。ピ
エール・ブーレーズの「Sur Incises」やキンモ・ハコラの「エチュード」は
彼女が初演しています。代表的録音はメリライネン(1930-2004) のピアノ作品
集 (ABCD 106)。パリとフィンランドで演奏した「幼子イエスにそそぐ20のま
なざし」は、彼女のもっとも新しいレパートリーのひとつです。





<MWIZARD>
MWCN 10907 \3000
(1)バッハ/グノー:アヴェ・マリア
(2)ピアソラ:鮫
(3)ズィーツィンスキー:ウィーンわが夢の街
(4)メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲 ニ短調Op49
(5)エルガー:朝の歌
(6)カッチーニ:アヴェ・マリア
石田泰尚(Vn) 村井将(Vc) 下森佳津美(Pf)
石田は新星日響のコンマスを経て現、神奈川フィルのコンマス。村井は新星日
響、東フィルの主席チェロを経て現在、N響のチェロ奏者。下森はデュオ・シ
ルフィードでHOMA DREAMからギターとピアノのデュオを発売している。

MWCG 10705 \2800
ブラームス:4手のためのハンガリー舞曲集(全曲)
ゲンソウジン(持田正樹、日南由紀子 Pf 1880年製造 ベヒシュタイン使用)

MWCG 10904 \2800
(1)モーツァルト:
キラキラ星変奏曲Kv.265、
グラスハーモニカのためのアダージョKv.356(617a)、
小さなジーグ ト長調Kv.574
(2)バルトーク:3つのチーク地方の民謡、アレグロ・バルバロ
(3)コダーイ:セーケイの哀歌
(4)シェーンベルク:6つの小ピアノ曲
(5)リスト:葬送
ゲンソウジン((1)日南由紀子(2)-(5)持田正樹 
Pf 1880年製造 ベヒシュタイン使用)
一聴してピアノの音の違いに驚かされます。柔らかいのに芯のあるベヒシュタ
イン独特の音色が楽しめます。




<ORFEO>
ORFEO 749071 \2450
クララ・シューマン:
それはある日のこと,花よ、何を泣いているの,あなたの肖像画,
無言の蓮の花,月桂樹
シューマン:
「ミルテの花」 Op.25から(ズライカの歌,まだ見ぬ人,くるみの木,
お母さん!お母さん!,彼の胸にすがらせて,蓮の花,献呈)
メンデルスゾーン:
新しい愛 Op.19a-4,花束 Op.47-5,月 Op.86-5,魔女の歌 Op.8-8
ショパン:愛する人 Op.74-8,リトアニアの歌 Op.74-16,闘士 Op.74-10
リスト:
美しい芝生が広がるところ,わが子よ、もし私が王様だったら,
ああ、私が寝る時
ブラームス:
セレナード Op.106-1,メロディのようなものが僕の心に Op.105-1,
あの下の谷の底では,どうやって扉の中に入ればいいの,
甲斐のないセレナード Op.84-4
メンデルスゾーン=ヘンゼル:山の憩い,なぜばらが褪せているの,南へ
ほか全34曲
ディアナ・ダムラウ(S) ヘルムート・ドイチュ(P)
録音:2006年9月4日,シュヴァルツェンベルク
今、日の出の勢いで頭角を現しているソプラノ、ディアナ・ダムラウ。彼女が
オーストリアのシュヴァルツェンベルクの音楽祭、シューベルティアーデで行
ったリサイタルのライヴ録音です。ダムラウはバイエルン州東部の町、ギュン
ツブルク出身。モーツァルト「魔笛」の夜の女王が大評判となり、以来ザルツ
ブルク音楽祭、スカラ座、メトと大活躍。その一方で、リートなど歌曲でも高
い評価を得ています。このリサイタルでも、シューマン,メンデルスゾーン、
ブラームスのみならず、ショパンやリスト、またクララ・シューマンやメンデ
ルスゾーンの姉ファンニなど、多彩な曲を聞かせてくれます。盛大な拍手喝采
に応えて、アンコールも4曲。会場の熱気まで伝わってくるCDです。

ORFEOR 755071 \2080
モノラル
モーツァルト:「後宮からの逃走」,「フィガロの結婚」
ベッリーニ:「ノルマ」
ヴェルディ:「オテッロ」,「トラヴィアータ」
プッチーニ:「ボエーム」
チャイコフスキー:「エウゲニ・オネーギン」
R.シュトラウス:「ナクソスのアリアドネ」
からのアリア
テレサ・シュティッヒ=ランダル(S)
マックス・シェーンヘル(指),アントン・ハイラー(指),
クルト・リヒター(指)
ウィーン大放送管弦楽団
録音:1953,56,59年
2007年7月17日に亡くなった、米国生まれのソプラノ、テレサ・シュティッヒ
=ランダルがウィーンで放送用に歌ったアリア集です。シュティッヒ=ランダ
ルは1927年、コネッチカット生まれ。若くしてトスカニーニに才能を認められ、
「アイーダ」と「ファルスタッフ」の放送で彼女を起用。その後彼女はヨーロ
ッパ、特にフランスで活躍し、モーツァルトを得意としました。近代的知性と
洗練さを感じさせつつも、どこか翳りのある美しさと潤いを感じる彼女の歌に
は、今でも熱烈なファンがいます。このCDには、モーツァルトの「後宮からの
逃走」や「フィガロの結婚」のような彼女の得意としたものだけでなく、商業
録音で残さなかった珍しい曲が多数。特に聞きものは「ボエーム」のミミ、意
外なほど素晴らしい名唱!シュティッヒ=ランダルのファンはもちろんです
が、レパートリー的に彼女をあまり聞くことのなかったオペラファンにこそ
お勧めです。




<ambroisie>
AM 133 2枚組 \4760
ヘンデル:《ゴールのアマディージ》
マリア・リッカルダ・ヴェッセリング(Ms アマディージ)
エレナ・デ・ラ・メルセド(S オリアーネ)
シャロン・ロストルフ・ザミール(S オルガンド)
ジョルディ・ドメネチュ(CT ダルダーノ)
エドゥアルド・ロペス・バンソ(指)アル・アイレ・エスパニョル管弦楽団
録音:2006年
ヘンデルの《アマディージ》は、1715年にロンドンで発表されたヘンデルの
比較的初期のイタリアオペラ。アマディージはゴール(=フランス辺り)の英雄
で、幸福の島の王女オリアーナと愛しあっています。しかし魔女メリッサがア
マディージに横恋慕、オリアーナを愛しているトラキアの王子ダルダーノを利
用して、二人の仲を妨害。様々な困難の末、アマディージがオリアーナと結ば
れる、という話。《アマディージ》は1990年代前半まではほとんど埋もれたオ
ペラで、録音も1989年のミンコウスキの録音だけ。ところが近年急速に人気が
高まり、1996年以降十数のプロダクションで上演されている人気作になってい
ます。バンソとアル・アイレ・エスパニョルは、2005年から数回上演、この録
音は2006年7月のモンペリエでの演奏会形式上演をもとにしたもの。ヘンデル
のメッゾ役で高い評価を得ているヴェッセリングを筆頭に、スペインの注目の
ソプラノ、メルセド、イスラエルのソプラノ、ザミール、そしてバルセロナ出
身のカウンターテナー、ドメネチュと、非常に強力なキャストです。もちろん
バンソのダイナミックにして繊細な音楽もヘンデルのオペラを大いに盛り上げ
ています。
なお、バンソとアル・アイレ・エスパニョルによるヘンデルのオペラは、2008
年に《ロドリーゴ》が予定されています。





<CASCAVELLE>
VEL 3107 \2080
パーセル:「ディドーとエネアス」
イルマ・コラッシ(Ms ディドー)
イヴォン・ル・マルカドゥール(Br エネアス)
ジゼル・ヴィヴァレッリ(S ベリンダ)
ユーグ・キュエノー(T 精霊)
マルグリート・ピフトー(Ms 魔女)
ほか
ピエール・カプドヴィーユ(指)
スイス・ロマンド管弦楽団員,ジュネーヴ音楽院合唱団
録音:1951年1月11日,ジュネーブ
7貴重な音源が発掘されました!1951年にジュネーヴで放送用に収録されたパ
ーセルの「ディドーとエネアス」です。今でこそ人気も高く、多数の録音があ
る「ディドーとエネアス」ですが、かつてはあまり顧みられることがありませ
んでした。フラグスタートを起用した初の本格的な全曲の商業録音が1952年で
すので、それに先立つこの録音は、まさに画期的な試みだったと言えるでしょ
う。ディドー役のコラッシは、1918年アテネ生まれのメッゾ。幼い頃パリで育
ち、その後アテネで音楽教育を受けました。1948年からフランスを拠点に活動
し、血性派のメッゾとして幅広いレパートリーで高い評価を得ました。残され
た録音は多くはないものの、現在でも熱狂的なファンがいる、知る人ぞ知る名
歌手です。イヴォン・ル・マルカドゥール(1898-1985)は、古楽復興のパイオ
ニア的存在のバリトン。録音も十分良好で、当時の時代の最先端を感じられる
演奏です。




<DYNAMIC>
DYNDVD 33561(DVD-Video) 2枚組 \4180
字幕:伊英独仏西
ベッリーニ:「ノルマ」
ディミトラ・テオドッシュウ(S ノルマ)
ダニエラ・バルチェッローナ(Ms アダルジーザ)
カルロ・ヴェントレ(T ポリオーネ)
シモン・オルフィラ(Bs オロヴェーゾ)
ロベルタ・ミンヌッチ(Ms クロティルデ)
ジャンカルロ・パヴァン(T フラーヴィオ)
パオロ・アッリヴァベーニ(指)マルケ地方財団管弦楽団
マルケ“ヴィンチェンツォ・ベッリーニ”合唱団
演出,装置,衣装:マッシモ・ガスパロン
収録:2007年8月,マチェラータ音楽祭
2007年夏に大変な話題となった、マチェラータ音楽祭での「ノルマ」がDVDに!
今や当代最高のノルマ歌手、ディミトラ・テオドッシュウと、イタリア最高の
メッゾ、ダニエラ・テオドッシュウの二人が真っ向勝負。これにポリオーネ役
で引っ張りだこのヴェントレという最強の布陣です。アッリヴァベーニの指揮
も優れもの。ガスパロンの演出は、シンプルな中、黒と赤の対比が美しいもの
です。横長のマチェラータの舞台を16:9のハイ・ディフィニション収録、映像
の美しさも特筆です。

CDS 570 2枚組 \3780
レオンカヴァッロ:歌曲全集
ドン・ジュアンの歌
宣告
愛の全能
これが愛なら
ニンナ=ナンナ
狂おしい哀願
ナポリのセレナード
今夜と明日
舟歌-夜想曲
十月
シュゾン
ルイット・オーラ
小ギター
ニノンに
メリッジャータ
勝利は我々のもの
セル
愛の歌
思い
セレナテッラ
告別
解放-フランス讃歌
愛させて
花咲く五月
街頭オルガン
若さと春
私は何も知らなかった
フランスのセレナード
おばあさんの歌
マダム
マンドリネッタ
あなたの眼差しに
知りたくない
アンダルシアの女
君は望むの
おいで、愛する人
眼の歌
いとしい女よ、私は死にたい

十二月の夜

それは夢だった
ミューズへの祈り
朝の歌
ほか、全51曲
バルバラ・メスツァロス(S) エクトル・サンドヴァル(T)
ルイ・ルデズマ(Bs) ウンベルト・フィナッツィ(P)
録音:2007年8-9月
2007年はルッジェーロ・レオンカヴァッロ(1857-1919)の生誕150年。「道化師」
で有名なレオンカヴァッロ、実は数多くの歌曲の作曲もしているのですが、
「朝の歌」など一部の有名曲を除くと、未出版のものも多く、あまり知られて
いません。今回、なんと51曲を一挙録音!もちろん世界初録音多数。イタリア
語の曲のみならず、フランス語やドイツ語の歌もあり、「道化師」のイメージ
とは随分異なったレオンカヴァッロの芸術が楽しめます。バルバラ・メスツァ
ロスは、スイスのヴィンタートゥール生まれのソプラノ。

CDS 555 \1980
パガニーニ:ギター独奏のための気まぐれ MS43(全43曲)
アドリアーノ・セバスティアーニ(G)
録音:2007年1月5-7日
パガニーニはギターのための作品を多数作曲しています。その中でも最もユニ
ークな分野が、この「気まぐれ」。いずれも気楽に楽しめる、気の利いた小品
です。パガニーニはこれらの43曲を1820年頃に作曲。1971年に自筆稿が公開さ
れ、その存在が広く知られるようになりました。アドリアーノ・セバスティア
ーニはイタリアのギタリスト。パガニーニの室内楽作品の演奏にも積極的なこ
とで知られています。




<ZIG ZAG Territoires>
ZZT 071102 \2480
THE VOICE IN THE VIOLIN
G.パオロ・チーマ:宗教的コンチェルトより
G.マルコ・ウッチェリーニ:ソナタ、コレンティとアリア集Op.4より
G.バティスタ・フォンターナ:ソナタ第2番、第3番
モンテヴェルディ:戦いと愛のマドリガーレ
リカルド・ロニョーニ:別れのときは
ダリオ・カステッロ:現代的なソナタ・コンチェルターテ第2巻より
カルロ・ジェズアルド:マドリガーレ第5巻より
ジョヴァンニ・バッサーノ:リチェルカーレ
ジロラモ・フレスコバルディ:
歌曲集アリエ・ムジカーリ第1巻より「そよ風ふけば」
G.アントニオ・パンドルフィ・メアッリ:ソナタ「ラ・チェスタ」
フランチェスコ・マリア・ヴェラチーニ:
ウト、レ、ミ、ファ、ソ、ラによるカノン
エンリコ・オノフリ(Vn&指)
イマジナリウム[アレッサンドロ・タンピエーリ(Vn) マルグレット・コル(Hrp)
リカルド・ドーニ(クラヴサン、Org) アレッサンドロ・ パルメリ(Vc)マリア
・クリスティーナ・ヴァシ(A)]
録音:2006年7月20-22日
現在、古楽界屈指の気鋭の音楽家エンリコ・オノフリ率いるイマジナリウムに
よる、17世紀前半イタリアの作曲家によるヴァイオリン作品を中心としたアル
バム。17世紀、ヴァイオリンは歌の伴奏から独立したソロ楽器として発展を遂
げた期間であり、次々と銘器が誕生しました。人の歌う声が演奏の基本とされ
た歌心に満ちた素晴らしい作品もまた多く生み出されました。ヴァイオリンの
名手としても知られる作曲家ウッチェリーニやフォンターナなどの作品を鬼才
エンリコ・オノフリは深い造詣と鮮烈な解釈で引き締まった美しい演奏を聴か
せくれます。オノフリは2008年1月に浜離宮朝日ホールにて行われるヘンデル
・フェスティバル・ジャパンに出演予定です。

ZZT 071101 \2480
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番 Op.58、子守歌 Op.57
リスト:ノクターン「夢のなかに」、ロ短調ソナタ
ム・イェ・ウー(P)
第32回ロン=ティボー国際コンクール(ピアノ部門)入賞の中国期待のピアニス
ト、ム・イェ・ウ-によるショパン、リストの王道プログラム。彼は1985年北京
生まれ。5歳でピアノを始め、1994年9歳で香港のピアノ・コンクールで優勝。
1998年12歳の時に「中国で最も有望な若手演奏家」に選ばれた逸材です。演奏
は若さに走ることのない落ち着いた演奏で、豊かな歌心が感じられる1枚です。



<EUROARTS>
20 72168(DVD-Video) \2580
(1)シューベルト:交響曲第9番ハ長調D.944「ザ・グレイト」
(2)シューマン:「マンフレッド」序曲
レナード・バーンスタイン(指)
(1)バイエルン放送交響楽団
(2)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
収録:
(1)1987年6月10-15日ミュンヘン、ドイツ博物館、コングレスザール(ライヴ)
(2)1985年10月23日-11月6日ウィーン、ムジークフェラインザール(ライヴ)
(監督:ハンフリー・バートン 映像制作:ユニテル・クラシカ)
2008年に生誕90周年を迎える巨匠バーンスタイン。これを記念した数多くのリ
リースでにぎわいをみせるなか、ユーロアーツから大ニュースが飛び込んでき
ました。なんと完全初出による、バイエルン放送響との「グレイト」ライヴ映
像が急遽登場するというのです。
1969年に11年間におよぶニューヨーク・フィルの音楽監督を辞任してのち、ヨ
ーロッパに活動拠点を移してからのバーンスタインは、破格のスケールに綿綿
たる情緒表現へといっそう傾きを深めてゆきます。なかでもバイエルン放送響
にはしばしば客演を果たし、トリスタンとイゾルデ(81年)、モーツァルトのレ
クイエム(88年)にハ短調ミサ(90年)といった伝説の名演を繰り広げました。そ
のバイエルン放送響との「グレイト」は、これより4ヶ月ほどのちRCOとのライ
ヴ盤(1987年10月)と基本的にアプローチは重なるものの、巨匠が屈指の機能性
を誇るオケを駆りシューベルトの旋律美を歌いに歌い尽くして、もう最高です。
さらにカップリングの「マンフレッド」序曲は、ウィーン・フィルとの交響曲
全集ライヴ(84年、85年)とほぼ同時期にあたるもので、こちらも初出。
これはアニバーサリーを大いに盛り上げ、またひとつバーンスタインの新たな
伝説を打ち立てるタイトルの登場といえるでしょう。

20 72228(DVD-Video) \2580
モーツァルト:
(1)ヴァイオリンとヴィオラと管弦楽のための協奏交響曲 変ホ長調 K.364
(2)セレナード第6番 ニ長調「セレナータ・ノットゥルナ」 K.239
(3)ペルト:
モーツァルト=アダージョ(ヴァイオリン、チェロとピアノのための)
(4)シュニトケ:ハイドン風モーツァルト
(5)テディ・ボーア:
マックモーツァルトのアイネクライネ・ブリヒト・ムーンリヒト・ニヒト・
ムジーク
クレメラータ・バルティカ室内管弦楽団
(1)(2)(3)(4)(5)ギドン・クレーメル(Vn) (1)(2)(5)ウラ・ウリジョナ(Va)
(2)(5)アンナ・カンディンスカヤ(Vn) ダネリウス・ルビナス(コントラバス)
アンドレイ・プシカレフ
(3)(5)マルタ・スドラバ(Vc)レイヌート・テップ
(4)(5)マリア・ネマニテ(Vn)
録音:2002年1月31日、2月2日 ザルツブルク・モーツァルテウム(大ホール)
クレーメルとクレメラータ・バルティカによる、2002年ザルツブルク・モー
ツァルテウム大ホールでの演奏です。「アフター・モーツァルト」と題されて
2夜にわたり行われた演奏会から、現代曲とモーツァルトの作品を織り交ぜた
アイディア満載のライヴ映像。クレーメルの斬新さが話題となっていた「アフ
ター・モーツァルト」ですが、音だけでは味わうことのできない楽しいライヴ
映像が収められています。モーツァルトのヴァイオリンとヴィオラと管弦楽の
ための協奏交響曲は、クレーメルが指揮とヴァイオリン、気鋭の女性若手奏者
ウラ・ウリジョナがヴィオラを担当しています。第1楽章のヴァイオリンとヴィ
オラの絶妙なかけ合い、第2楽章の優美な二重奏など2人のソリストの息の合っ
た熱演が聴衆を盛り上げ、バックの楽団の表情豊かな演奏がさらに感動的なも
のにしています。セレナータ・ノットゥルナはクレーメルらいしい遊び心に溢
れた演奏で、予想外の展開に驚かされます。また、美しく静謐な作品ペルトの
モーツァルト=アダージョは、モーツァルトのアダージョの旋律の変奏曲。
シュニトケのハイドン風モーツァルトは所々にモーツァルトの旋律が見え隠れ
するものの、口笛を吹いたり足音を立てたり照明をおとしたりと現代風。コン
サートのアンコールで演奏されたと思われるテディ・ボーアの作品は、アイネ
クライネのメロディーが挟み込まれた盛り上がる作品で、クレーメルと弟子た
ちが枠にとらわれない躍動的な音楽を繰り広げる、観るものを飽きさせること
のない1作です。

20 55638(DVD-Video) \2580
字幕:英独仏西
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ
第1番 BWV.1002、第2番 BWV.1004、第3番 BWV.1006
ドキュメンタリー:バック・トゥ・バッハ
ギドン・クレーメル(Vn)
録音:2001年9月ロッケンハウス 聖ニコラウス教区教会
クレーメルのバッハの無伴奏ヴァイオリンのための作品集はPHILIPSとECMから
リリースされていますが、この映像はECM盤と同時期に録音、撮影されたパル
ティータ3曲が収録されています。その他約60分のドキュメンタリー映像も含
まれており、旧ソ連時代などの貴重な映像に加え、クレーメルが語るバッハ観
など興味深い内容です。(英語字幕あり)





<Medici arts>
MM 021 \2080
モノラル
ブルックナー:交響曲第8番ハ短調
オットー・クレンペラー(指)ケルン放送SO.
録音:1957年6月7日ケルン、WDRフンクハウス、第1ホール(ライヴ)
WDRアーカイヴからの復刻。スタジオ盤では大胆なカットも辞さなかったクレン
ペラーのブル8ですが、ケルン放送響との57年のライヴではノーカットで演奏。
にもかかわらず全曲で72分弱と快速テンポを採用、心身ともに壮健だった時期
ならではの充実ぶりが聴き取れます。正規マスター使用のため、これまでとは
比較にならない高音質で味わえるのがなによりのポイントといえるでしょう。

MM 024 \2080
モノラル
ベートーヴェン:
(1)ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
(2)ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57「熱情」
(3)ピアノ・ソナタ第28番イ長調Op.101
フリードリヒ・グルダ(P)
マリオ・ロッシ(指)ケルン放送SO.
録音:(1)1957年2月25日ケルン、WDRフンクハウス、第1ホール(ライヴ)
(2)(3)1957年2月22日ケルン、WDRフンクハウス、第2ホール(ライヴ)
すべてWDRアーカイヴからの復刻。鬼才グルダのベートーヴェンでは協奏曲、
ソナタともに60年代に行ったステレオ録音があまりにも有名ですが、ここでは
即興性満点のライヴというのがこのうえない魅力。さきごろリリースされた
第1&第4協奏曲の53年ライヴ(ORFEOR.745071)に共通する、グルダがまだ20代
後半、感性のほとばしりが聴けるたいへん貴重な内容です。

MM 022 \2080
ステレオ(1)(3)
モノラル(2)
(1)レスピーギ:交響詩「ローマの松」
(2)レスピーギ:組曲「ブラジルの印象」
(3)ロッシーニ / レスピーギ編:風変わりな店
アルチェオ・ガリエラ(指)フィルハーモニアO.
録音:(1)1957年1月22日(2)1955年3月18-21日(3)1959年5月28-29日
以上、ロンドン、キングズウェイ・ホール
EMIより正規ライセンス復刻。アルチュオ・ガリエラ(1910-1996)は、1950年代
初めから60年代にかけてオペラやオーケストラ、コンチェルトの伴奏にいたる
まで、EMIに膨大なカタログを遺したイタリアの名指揮者。すべて初CD化となる
レスピーギとロッシーニは、ポール・ベイリーのリマスタリングも素晴らしく、
めくるめく色彩感がいまによみがえりました。

MM 023 \2080
ステレオ
(1)ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番ニ短調Op.22
(2)パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.6
(3)パガニーニ:常動曲Op.11
(4)サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソOp.28
(5)サラサーテ:ツィゴイネルワイゼンOp.20
(6)ディニク:ホラ・スタッカート
マイケル・レビン(Vn)
(1)(2)サー・ユージン・グーセンス(指)フィルハーモニアO.
(3)(4)(5)(6)フェリックス・スラットキン(指)ハリウッド・ボウルSO.
ロンドン・フィルハーモニックO.
録音:(1)(2)1960年5月14日ロンドン、アビー・ロード・第1スタジオ
(3)(4)(5)(6)1959年9月10-11日ハリウッド、サミュエル・ゴールドウィン・
スタジオ
EMIの正規ライセンス復刻。事故により36歳の若さで急逝したヴァイオリニス
ト、マイケル・レビン(1936-1972)。甘美で官能的な音色はまさに天性のもの
で、ごく限られた録音がいまも心あるファンの間で大切に聴きつがれています。
かれの遺産として真っ先に挙がるツィゴイネルワイゼンほか、このアルバムに
はすでにCD化されたものも含まれますが、最新マスタリングで格段に音質が向
上しており、あらためて聴きなおす価値は少なくありません。まさに酔いしれ
るという形容がピッタリのヴァイオリン演奏。リマスタリングはポール・ベイ
リーが担当。

MM 025 \2080
モノラル
ステレオ
(※ボーナスのみ)
ファリャ:
(1)バレエ「恋は魔術師」組曲
(2)交響的印象「スペインの庭の夜」
(3)歌劇「はかなき人生」より序奏、第1幕サルーのアリア“笑うものたち万歳!”
(4)バレエ「三角帽子」より、近所の人たちの踊り、粉屋の踊り、終幕の踊り
[ボーナス・トラック]
ブルトン:
(5)「アンダルシアの情景」よりポロ・ジターノ
(6)「アンダルシアの情景」よりサパテアード
(1)(3)テレサ・ベルガンサ(Ms) (2)ゴンサロ・ソリアーノ(P)
アタウルフォ・アルヘンタ(指)
(1)(2)(3)(4)フランス国立放送O.
(5)グラン・オルケスタ・シンフォニカ(大交響楽団)
録音:(1)-(4)1957年2月21日パリ(ライヴ)(5)1956-57年マドリード
スペインを代表する指揮者アルヘンタが急逝して2008年でちょうど50年。亡く
なる前年パリでのライヴは、地元サルスエラやスペインものに抜群の手腕をみ
せた彼のきわめつけの演目をそろえた内容となっています。いずれもドキドキ
させる魔力をはらんでいますが、なかでも若き日の名花ベルガンサが登場する
ナンバーはうれしい聴きもの。これらは以前より知られていたものですが、こ
のたびマスタリングを担当したトニー・フォークナーにより著しい音質改善が
施されています。ボーナスとして収められたスペインの作曲家トマス・ブレト
ン(1850-1923)のみステレオ。




<harmonia mundi>
HMX 2901484 5枚組 \6080
ブクステフーデ:オルガン作品集
[CD1]
前奏曲 ト短調BuxzWV149、ヘ長調BuxWV145、ホ短調、BuxWV143ホ長調BuxWV141
/コラールBuxWV188、BuxWV192、BuxWV197、BuxWV202、BuxWV199/
テ・デウムBuxWV218/チャコーナBuxWV159
[CD2]
トッカータBuxWV156、ヘ長調BuxWV157/コラール・パルティータBuxWV207/
前奏曲 ホ短調BuxWV142、ニ短調BuxWV140、ニ長調BuxWV139/前奏曲&チャコ
ーナBuxWV137/コラールBuxWV182、BuxWV193、BuxWV201、BuxWV219/
フーガ ハ長調BuxWV174/パッサカーリャ ニ短調BuxWV161/
パルティータBuxWV181
[CD3]
前奏曲 嬰へ短調BuxWV146、イ短調BuxWV158、ハ長調BuxWV136、
イ短調BuxWV153、ト長調BuxWV147/
コラールBuxWV180、184、183、185、186、187、189、190、178、208、209、
211/マニフィカトBuxWV203
[CD4]
前奏曲 イ長調BuxWV151、ト短調BuxWV150、イ短調BuxWV152、ト短調BuxWV148
/コラールBuxWV191、198、200、206、217、220、221、222、224、212/
トッカータBuxWV155
[CD5]
コラールBuxWV210、196、194、195、223、213/前奏曲 ヘ長調BuxWV144/カ
ンツォーネ ハ長調BuxWV166, ニ短調BuxWV168/フーガ 変ロ長調BuxWV176/
チャコーナ ホ短調BuxWV160
ルネ・サオルジャン(Org)
使用オルガン:オランダ、スイス、フランスの名器
録音:1967―1970年
ルネ・サオルジャンによるブクステフーデの名録音の数々が、お買い得なセッ
トになって登場。驚くのはそのクオリティの高さ。はや40年が経過するこれら
の録音ですが、オルガンの音の芯が見事にとらえられており、それぞれの教会
やオルガンが目の前にくっきりと浮かび上がってきます。もちろん演奏も、作
品も素晴らしいもの。さらにパッケージが開けてビックリ、オルガンのふいご
を思わせるようなアコーディオン式となっております。さらに驚きなのが、
ブックレットの充実ぶり。使用したオルガンのストップの詳細なデータから、
巻末には作品インデックスまでついています。CD盤もLPを思わせる黒盤。どこ
までも豪華なつくりで、持っているだけでもうれしくなれるセットです。



<CALLIOPE>
CAL 9747 \2180
J.S.バッハ&C.P.E.バッハ:オーボエとオルガンのための作品集
(1)J.S.バッハ:カンタータBWV12よりアリア 
(2)J.S.バッハ:
ソナタ ト短調BWV 1030(原曲:フルートとチェンバロのためのソナタ ロ短調) 
(3)C.P.E.バッハ:ファンタジーとフーガ ハ短調Wq119.7 
(4)C.P.E.バッハ:ソナタト短調Wq135 
(5)C.P.E.バッハ:オルガンとフルートのための3つの作品Wq 193.2、28、29 
(6)C.P.E.ソナタ:ヘ長調Wq70.3よりアレグロ 
(7)J.S.バッハ:
シチリアーノBWV1031-2、アンダンテ ト長調BWV 1034-2、
ソナタ ト短調BWV 1020、狩のカンタータBWV208よりアリア
ミッシェル・ジブロー(Ob)、アンドレ・イゾワール(Org)
オーボエとオルガンによる、バッハ親子の作品集。オリジナルのものではあり
ませんが、有名な旋律が名手ジブローのオーボエによって演奏されると感動も
ひとしおです。たとえば2曲目のソナタは元々はフルートとチェンバロのため
の曲ですが、オーボエとオルガンで聴くと、半音階の動きなど思わず溜息が出
る美しさです。C.P.E.バッハの作品はオルガンのソロ。イゾワールの妙技と
緊張感のある演奏が堪能できます。

CAL 3926 3枚組 \4680
メシアン:オルガン作品集
[CD1](1)栄光の御体―復活したる者の生の7つの短い幻影(1939)
(2)キリストの昇天(1933)
[CD2](1)聖霊降臨祭のミサ(1950)(2)オルガンの書(1951)
[CD3](1)主の降誕(1935)(2)天上の宴(1926)(3)永遠の教会の出現(1932)
ルイ・ティリー(Org)
来年は、オリヴィエ・メシアン(1908-1992)の生誕100周年にあたります。カリ
オペからも、名手ルイ・ティリーによるメシアン作品の名録音がお買い得に
なって再登場します。「天上の宴」(1928年作曲という研究書もありますが、
メシアン自身1926年と言及)はメシアン初期のオルガン作品。メシアンのオル
ガン作品というと、鳥の声を思わせる高い音色を用いてのもの、という印象
が強いですが、これはどちらかというと低く深い音で進行していくもの。しか
し和声の移り変わりやリズムの用い方は後年のメシアンと通じるところも多く、
曲のもっていきかたなども静かな緊張が漲っています。ルイ・ティリーは
1935年生まれのフランスの名手。メシアンから直接オルガン作品について学
んだこともある人物です。

CAL 9390 \2180
ヴェネツィアとトルコのバロック音楽-トプカプ宮殿での音楽
ラ・トゥルケスチャ
17世紀末、イタリアの音楽家たちは、新しい音楽表現を求めていました。一方
コンスタンティノープルでは、トプカプ宮殿での礼拝で音楽の仕事をしていた
アリ・ウフキが、トルコの宮廷で使われていた音楽を西洋の記譜法を取り入れ
たかたちで採譜していました。読み方は、トルコの文字に倣って右から左に読
みます。この楽譜は間もなくイタリアの音楽家仲間たちに伝わり、新しい刺激
を彼らに与えたものです。この楽譜は今では大英博物館に保管されており、こ
のたびめでたく録音されることとなりました。リュートなどの楽器を用いなが
ら、まさにオリエンタルな世界が展開されています。

CAL 9361 \2180
W.A.モーツァルト:後宮からの誘拐(抜粋)-管楽アンサンブル編曲版
アンサンブル・ヴェンティ
アンサンブル・ヴェンティは、オーボエ2、クラリネット2、ホルン2、ファゴ
ット2、コントラバス、打楽器の10名から成る団体。ここでは、後宮からの誘
拐から特に美しいアリアなどを抜粋して、たのしいアンサンブルを聴かせてく
れます。

CAL 9403 \2180
心洗われるクリスマスのための音楽-きよしこの夜ほか
ジャン=フランソワ・ハットン(Org)、エルヴェ・ラミ(T)、
ヌイイ聖教会合唱団
きよしこの夜などのクリスマス音楽が、心洗われる少年合唱団とオルガンの美
しいハーモニーによって奏でられています。

CAL 9371 2枚組 \4160
リスト:作品集
バラード第2番 ロ短調、詩的で宗教的な調べ(全曲)、愛の夢―3つの夜想曲、
ロマンス、忘れられたロマンス
パスカル・アモワイヤル(P)
シフラの直系、アモワイヤルによるリスト名演集。テクニックと熱い音に圧倒
されます。

CAL 9353 \2180
スクリャービン:詩曲(全曲)
op.32, 41, 34, 61, 51, 59, 36, 52, 47, 38, 52, 45, 44, 69, 63, 71, 72
パスカル・アモワイヤル(P)
シフラの直系、アモワイヤルによるスクリャービン名演集。スクリャービン
ならではのハーモニーの妖しい魅力が存分に堪能できます。




<Grappa>
GRCD 4264 \2280
グリーグ:
アリエッタ 作品12-1、ノルウェー舞曲第2番 作品35-2、スールヴェイの歌
作品23-19、アニトラの踊り 作品46-3、春 作品33-2、小さなヒシュテン
作品60-1、待つうちに 作品60-3、牛寄せの歌と農夫の踊り 作品63-2、
一輪の桜草をもって 作品26-4、口をきかないナイチンゲール 作品48-4、
はじめての出会い 作品21-1、牛寄せの声 EG152L、老いた母 作品33-7、
民謡 作品12-5、君を愛す 作品5-3、茶色のふたつの瞳 作品5-1、山の夕べ
作品68-4、ヴェスレモイ 作品67-2、スプリングダンス ハ長調 作品17-1、
ルンダーネで 作品33-9、働きものの馬のためのおやすみの歌 作品61-5、
スプリングダンス イ短調 作品17-3、この前の土曜日の夕べ 作品17-15、
スールヴェイの子守歌 作品23-26、私は可愛い少女を知っている 作品17-16、
イェンディーネの子守歌 作品66-19
シーグムン・グローヴェン(ハーモニカ) 
イーヴァル・アントン・ヴォーゴール(P、フェンダーローズ)
コーレ・ノールストーガ(Org) 
ペーテル・シルヴァイ(指)ノルウェー放送管弦楽団
録音:2007年4月23日-24日 レインボースタジオ(オスロ)、
5月2日 ノルウェー放送第11スタジオ(オスロ)、4月27日 ヤール教会(ベールム)
ノルウェーで人気の高いハーモニカ奏者、シーグムン・グローヴェン(1946-)。
民俗音楽を研究したことで知られる作曲家アイヴィン・グローヴェンの甥にあ
たります。そのシーグムン・グローヴェンがグリーグの曲を録音しました。ノ
ルウェーの自然に思いを巡らせたくなるような音楽と、グリーグが 「革新的
で創意に富んだ」 作曲家だったことを示す音楽。さまざまなスタイルの曲が
集められました。ピアノとオルガンのほか、ペーテル・シルヴァイが指揮する
オーケストラとの共演もあります。ノルウェーの遺産をひとりでも多くの人た
ちに楽しんでもらいたい。それがグローヴェンの願いです。




<Aurora>
ACD 5053 \2280
ジェイムズ・クラッパトン(1968-):死の歌と踊り
クヌート・ヴォーゲ(1961-):
壁をもうひとつ破壊(クラリネットとブラスバンドのための協奏曲)
ヨン・オイヴィン・ネス(1968-):
砂漠からの悪い知らせ-フンコロガシの深い痛み
ロルフ・ボルク(Cl) 
ペーテル・シルヴァイ(指)ノルウェー陸軍バンド・ベルゲン
創立の歴史を1792年までさかのぼるノルウェー陸軍バンド・ベルゲン(NABB)。
オスロのノルウェー近衛兵バンド(NGMF) とともにノルウェーを代表する吹奏
楽団のひとつです。毎年、5月から6月にかけて開催されるベルゲン国際フェス
ティヴァルでは期間中、街の広場でパレードを行い、フェスティヴァルの気分
を盛り上げます。 そのノルウェー陸軍バンドからベルゲンゆかりの作曲者
たちへの委嘱作品集。作曲者たちにとって新しい挑戦となるブラスバンドの
ための音楽。ノルウェーの若手ホープのひとり、ペーテル・シルヴァイが指揮。
パレードを離れ、ノルウェー陸軍バンド・ベルゲンがどんな音楽を聴かせるか、
楽しみなアルバムです。




<ATMA>
ACD2 2397 \1850
ソル:
(1)エチュード第5番
(2)エチュード第6番
(3)グランド・ソロOp.14
(4)エチュード第13番
(5)エチュード第17番
(6)エチュード第19番
(7)エチュード第1番
(8)エチュード第20番
ジュリアーニ:
(9)ヘンデルの主題による変奏曲Op.107
(10)ロッシニアーナ第1番Op.119
ローラン・ディアンス(Gt) アルチュール・ル・ブラン四重奏団
「ヘンデル変奏曲」はギターソロですが外の曲はディアンス自身によってギタ
ーと弦楽四重奏のアンサンブルに編曲されています。




<RED PRIEST>
新レーベルのご紹介
昨年NHKで放映され大評判になったヴィヴァルディのあだ名「赤毛の司祭」を
グループ名にした英国のバ・ロックグループ 「レッド・プリースト」の取り
扱いを開始いたします。
ワシントンポスト紙:
「ヴィヴァルディの心臓にアドレナリンの注射をぶち込んだ!」
英グラモフォン誌:
「英国で最もダイナミックで演劇性に富み、突飛なまでに異質なバロック・
グループ!」
デイリー・テレグラフ:「まさに爆発的!」

RP 004 \2180
パイレーツ・オヴ・ザ・バロック-
(1)ジャン・マリー・ルクレール(1697-1764):
タンブーラン(レッド・プリースト編曲)
(2)ジョヴァンニ・パウロ・シモネッティ(生没年不詳):
ソナタ ハ短調Op5-2「海の嵐」
(3)トマソ・アルビノーニ(1671-1751)/レモ・ジャゾット(1910~1998)編曲:
アダージョ
(4)フランソワ・クープラン(1668-1733):
「バロックの海賊」組曲(ハワード・ビーチ編曲)
(5)アントニオ・ヴィヴァルディ(1676-1741):
合奏協奏曲 ニ短調RV565,協奏曲「海の嵐」RV433 
(6)トマソ・ヴィターリ(1692-1717):シャコンヌ(レッド・プリースト編曲)
(7)ジュゼッペ・タルティーニ(1692-1770):「海の響き」
レッド・プリースト{ピアーズ・アダムス(Re), ジュリア・ビショップ(Vn),
アンジェラ・イースト(Vc), ハワード・ビーチ(Cmeb)}

RP 002 \2180
ナイトメア・イン・ヴェニス
(1)ヴィヴァルディ:ナイトメア協奏曲「夜」、合奏協奏曲 イ短調
(2)ロバート・ジョンソンらによる「英国幻想」組曲
(3)パーセル:「妖精の女王」組曲
(4)ジョヴァンニ・パオロ・チマ(17世紀):三声のソナタ イ短調
(5)ダリオ・カステッロ(17世紀):ソナタ・デチマ
(6)ジャン・マリー・ルクレール:デモン・エア第1番-第3番
(7)レッド・プリースト:コレッリのラ・フォリアによる幻想曲
レッド・プリースト{ピアーズ・アダムス(Re), ジュリア・ビショップ(Vn),
アンジェラ・イースト(Vc), ハワード・ビーチ(Cmeb)}

RP 003 \2180
(1)ヴィヴァルディ:合奏協奏曲集「四季」
(2)コレッリ:クリスマス協奏曲 ト短調 Op6-8
レッド・プリースト{ピアーズ・アダムス(Re), ジュリア・ビショップ(Vn),
アンジェラ・イースト(Vc), ハワード・ビーチ(Cmeb)}

RP 001 \2180
プリースト・オン・ザ・ラン
(1)ダリオ・カステッロ(17世):ソナタ第3番
(2)ディエゴ・オルティス(1510-1570):2つのスペイン舞曲
(3)テレマン:
ソナタ イ短調「ジプシー」、ヴィオラ・ダ・ガンバのためのファンタジア
(4)ルイス・デ・ナルバエス(1500-1555):カンシオン・デ・エムペラドール
(5)バルトロメ・デ・セルマ・エ・サラベルデ(17世紀):
スペインのカンツォーナ
(6)シュメルツァー:カッコーソナタ
(7)ウッチェリーニ:ラ・ベルガマスカ
(8)パーセル:グラウンド 二人で一緒に
(9)ヘンデル:アリア・アモローザ
(10)モンテヴェルディ/マウリツィオ・カツァッティ(1620-1677):
ゼフィーロのグラウンド
(11)ヴィヴァルディ:協奏曲 ニ長調RV92「司祭逃走中」
レッド・プリースト{ピアーズ・アダムス(Re), ジュリア・ビショップ(Vn),
アンジェラ・イースト(Vc), ハワード・ビーチ(Cmeb)}




<WAON RECORDS>
WAONCD 100 \2080
上畑正和作品集2 「光のしずく」
(1)光のしずく
(2)白壁の町
(3)こもれび
(4)かざぐるま
(5)Galle
(6)春の光
(7)夕暮れに
(8)冬の海
(9)組曲:赤い月
(10)家路
(11)落葉
上畑正和(リードオルガン)、崎川晶子(チェンバロ)、橋本薫明(鳳笙)、
亀井真知子(ハンドベル)
上畑正和の作品集第2弾。上畑が奏でるリードオルガンのどこか懐かしいほっ
こりとした音色にのって、ぴちぴちと可愛らしいチェンバロ、あたたかいハン
ドベル、神秘的な笙・・・すべての音色がからまりあいます。一曲一曲、一音
一音ごとに「音」がプリズムのように姿を変えていくのを聴いていると、自分
の中の新しい耳が開かれるような気分になります。「音」そのものをじっくり
と味わいたい1枚です。すべての楽器の音色が巧みにとらえられた録音も秀逸。




<SATIRINO>
=新レーベルのご案内=
サティリノは1997年にイアン・マルキンとクリスティン・マンギーによって創
設され、フランスおよび世界の代表的なクラシックの演奏家、アンサンブルと
オーケストラを専門的に手がけるフランスのマネージメント会社。2001年に同
社は、傘下アーティストの録音を目的としてサティリノ・レコード・レーベル
を立ち上げました。現時点でカタログには、豪腕ピアニスト、バリー・ダグラ
スのベートーヴェン・シリーズやチェンバロ奏者ケネス・ヴァイスなどの注目
のアルバムがあり、順次ご紹介してゆきます。

STRN 074 3枚組 \4500
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集(第1番-第5番)、三重協奏曲*
*チー・ユン(Vn)、アンドレス・ディアス(Vc)
バリー・ダグラス(P & 指)カメラータ・アイルランド
録音:2007年5月9-15日ロンドン(三重協奏曲)
2005年6月9 & 10日(第2番&第4番)、
2006年4月8 & 9日(第1番&第5番)
ダブリン、ヒーリクス・シアター、マホーニー・ホール
なんとも雄渾で輝かしいベートーヴェン。1986年に第8回チャイコフスキー国
際コンクールで第1位に輝いたバリー・ダグラスもことし2007年で47歳(1960年
生まれ)。北アイルランドのベルファストに生まれた彼が1999年に結成した手
兵カメラータ・アイルランドを率いての久々の新録音は、弾き振りによるベー
トーヴェン。
ピリオドからモダンまでさまざまなスタイルで親しまれている名曲中の名曲
に、真っ向正攻法のアプローチで挑むダグラス。スタインウェイから繰り出さ
れる、磨きのかかった煌びやかな美音とあざやかなテクニックに思わず恍惚と
なることでしょう。ヴァイオリン両翼型配置でたいへん見通しのよいサウンド
を聴かせるカメラータ・アイルランドは、LSO、ハレ管、アルスター管とイギ
リスのオケでトップ・クラスにある、南北アイルランド出身の精鋭メンバーに
よって構成されています。
カップリングの三重協奏曲では、ダグラスとは室内楽のパートナーであるディ
アス、チー・ユンが息の合ったところをみせます。収録場所に選ばれたヒーリ
クスはアイルランド国内最大規模を誇り、最新鋭の設備を整える総合舞台芸術
センター。響きもたいへんすぐれています。

=シリーズ分売=
STRN 073 \2500
ベートーヴェン:
(1)ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
(2)三重協奏曲ハ長調Op.56
バリー・ダグラス(P & 指)カメラータ・アイルランド
(2)チー・ユン(Vn)アンドレス・ディアス(Vc)

STRN 063 \2500
ベートーヴェン:
(1)ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
(2)ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」
バリー・ダグラス(P & 指)カメラータ・アイルランド
録音:2006年4月8 & 9日
ダブリン、ヒーリクス・シアター、マホーニー・ホール

STRN 051 \2500
ベートーヴェン:
(1)ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19
(2)ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
バリー・ダグラス(P & 指)カメラータ・アイルランド
録音:2005年6月9 & 10日
ダブリン、ヒーリクス・シアター、マホーニー・ホール




<Ambroisie>
AM 125 \2500
「バッハ王朝」-J.S.バッハ、C.P.E.バッハ、W.F.バッハの作品
(1)J.S.バッハ(1685-1750):チェンバロ協奏曲ニ短調BWV 1059
(2)C.P.E.バッハ(1714-1788):チェロ協奏曲 イ長調Wq172
(3)C.P.E.バッハ:交響曲ハ長調Wq182/3
(4)W.F.バッハ(1710-1784):フルート協奏曲ニ長調BR WFB C15
クリストフ・ルセ(指&チェンバロ)&ル・タラン・リリク
サカイアツシ(Vc) ジョスリン・ドービグニー(Fl)
そもそもバッハの息子たちは、「バッハ」と名乗った時点で間違いだったので
す。あまりにも偉大すぎる父J.S.バッハのおかげで、音楽家の息子達はその真
価を認められないままであるといっても過言ではないでしょう。息子達は、偉
大なる父バッハ像を超えることを求められ、結果モダンで、さらに父の築いた
ものとは違うところでスタイルを築こうと必死でした。後世の音楽愛好家たち
はしかし、彼らの音楽が、大バッハと違う、というだけで期待を裏切られたよ
うな気分になったのです。しかし、息子達があの偉大なる父とは違うことを
し、何かを築こうとしただけでも賞賛に値すると考えることもできましょう。
この後期バロックから古典派時代をつなぐ重要な音楽家たちの作品を、いま
一度再認識しようではありませんか。ルセと、ル・タラン・リリクの面々によ
る刺激的な演奏と、ソリストたちの名人ぶりをとくとご覧あれ。

AM 104(1CD+ボーナスDVD VIDEO) \2500
(1)ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
(2)バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタSz 117
(3)ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ第2番
デイヴィッド・グリマル(Vn)、
ジョルジュ・プルーデルマッヒャー(Pf)
フランスが生んだ名ヴァイオリニスト、デイヴィッド・グリマル(1973-)の待
望のソロ新譜は、ヴァイオリンの王道名曲をあつめた1枚。ピアニストに名手
プルーデルマッヒャーをむかえ、丁々発止のアンサンブルを展開しています。
グリマルのバルトークは、独特の土の薫りを感じさせつつもどこかクールさを
保っており、実に独特。ドビュッシーでも変幻自在の音色とリズムで聴く者を
引きつけて放しません。グリマルの魅力が充分にたのしめる1枚となっており
ます。




<naive>
V 5118 2枚組(1枚価格) \2280
ギュスターヴ・クールベ-画家クールベの音楽世界
ショパン、ベルリオーズ、マーラー、リスト、ドビュッシー、デュパルク、
ショーソンらの作品
多数の演奏家
ギュスターヴ・クールベ(1819年6月10日 - 1877年12月31日)の絵画は力強い革
命の力に満ちています。クールベは、印象派の画家達がサロンに挑み、絵画の
常識を覆すその前から、たった一人ですでに伝統に挑戦していました。ちょう
どベートーヴェン、ベルリオーズ、ワーグナーが音楽で成し遂げた革命を思い
起こさせます。彼が生涯にわたってのこした絵画を、革命を起こした音楽家た
ちのことを想いながら鑑賞することを提案するセットです。(パリで開催され
た「クールベ展」用特別企画CD)

V 5120 6枚組 \5400
サルスエラ・コレクション
[CD1-2]エミリオ・アリエータ(1823-1894):サルスエラ「マリーナ」
[CD3]トマス・ブレトン(1850-1923):サルスエラ「ラ・パロマの前夜祭」
[CD4]アマデオ・ビベス(1871-1932):サルスエラ「ボヘミアン」
[CD5-6]アマデオ・ビベス:サルスエラ「ドニャ・フランシスキータ」
[CD1-2]マリア・バーヨ(S)、アルフレード・クラウス(T)、
フアン・ポンス(Br)、
ヴィクトル・パブロ・ペレス(指)テネリーフェ交響楽団
[CD3]プラシド・ドミンゴ(T)、マリア・バーヨ(S)、
アントーニ・ロス=マルバ(指)マドリード交響楽団
[CD4]アントーニ・ロス=マルバ(指)
テネリーフェ交響楽団、ラグーナ・ポリフォニコ合唱団、
マリア・バーヨ(S)、ルイス・リマ(T)他
[CD5-6]アントーニ・ロス=マルバ(指)テネリーフェ交響楽団&合唱団
アルフレード・クラウス(T)他
サルスエラとは、スペインの国民的な小規模のオペラ。もともとは神話から題
材をとるものも多く書かれましたが、18世紀頃から、民衆的なテーマによるも
のがかかれるようになりました。ここに収められているのは、19世紀から20世
紀にかけて書かれたサルスエラです。いずれもスペインの村の薫りが濃厚に漂
い、恋あり揉め事ありのシンプルなドラマの中に魅力的なアリアがちりばめら
れています。10年ほど前に録音されたバーヨの歌声は見事、可愛らしい声なが
ら難曲を聴かせます。ほかにもアルフレード・クラウスのスペインものがたっ
ぷり聴けるのも嬉しい限り。もちろんドミンゴの力強い歌声も、色気もたっぷ
り湛えた魅力的なもの。名歌手たちによるサルスエラがこれだけまとまって
お買い得になっているのは、見逃せないところです。

V 5119 2枚組 \1780
映画音楽-バッハからワーグナーまで-
[CD1]ヒロイック・ムービー
(1)2001年宇宙の旅(R.シュトラウス:ツァラトゥストラはこう語った)
(2)地獄の黙示録(ワーグナー:ワルキューレ)
(3)ベイブ(ビゼー:カルメンより「闘牛士の歌」)
(4)ゴッドファーザーIII(ヴェルディ:ナブッコより合唱曲)
(5)大逆転(フィガロの結婚序曲)
(6)ファンタジア(チャイコフスキー:雪の精の踊り)
(7)バリー・リンドン(ヘンデル:グランド・サラバンド)
(8)シャイン(ショパン:ポロネーズop.53-6)
(9)愛と宿命の泉(ヴェルディ:運命の力(序曲))
(10)カジノ(R=コルサコフ:熊蜂の飛行)
(11)プリティー・ウーマン(ヴェルディ:椿姫)
(12)バベットの晩餐会(モーツァルト:お手をどうぞ)
(13)時計仕掛けのオレンジ(ベートーヴェン:歓喜の歌)
[CD2]ロマンティック・ムービー
(1)アイズ・ワイド・シャット
(ショスタコーヴィチ:ジャズ組曲より「ワルツ」)
(2)エレファント・マン(バーバー:弦楽のためのアダージョ)
(3)ファリネッリ(ヘンデル:私を泣かせて下さい)
(4)アウト・オブ・アフリカ(モーツァルト:クラリネット協奏曲)
(5)伴奏者(R.シュトラウス:子守歌)
(6)禁じられた遊び(愛のロマンス)
(7)007私を愛したスパイ(バッハ:管弦楽組曲第3番よりアリア)
(8)007ムーンレイカー(ショパン:前奏曲第28番)
(9)アマデウス(モーツァルト:レクイエム(ラクリモサ))
(10)炎のランナー(アッレーグリ:ミゼレーレ)
(11)ヴェニスに死す(マーラー:アダージェット)
(12)さよなら子供たち(シューベルト:楽興のとき第2番)
(13)007私を愛したスパイ(モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番)
(14)深夜カフェのピエール(バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番)
往年の名画で特に印象的に響いたクラシックの名曲がずらり勢ぞろい。ブック
レットには、ここに収められたもののほかにも、主要な映画とその音楽のリス
トが掲載されており、映画好きにはたまらないセットとなっています。




<MIRARE>
MIR 047 \2500
ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番
ボリス・ベレゾフスキー(P)
ジョン・ネルソン(指)パリ室内管弦楽団
ヴィルトゥオーゾ・ピアニストであり、ロシア・ピアニズムの継承者として、
近年確固たる地位を確立しているボリス・ベレゾフスキー。1990年チャイコ
フスキー国際音楽コンクールで優勝以来、世界中のオーケストラと共演、最近
では「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」に毎年出演し日本のファンにも
強く支持されています。今回リリースされるのはショパンの協奏曲。ベレゾフ
スキーの詩的な感性、卓越した技巧、輝きと艶を持った音色が、ショパンの
音楽上に豊かに降り注ぎます。第1番の第2楽章はショパンの甘いメロディー
の誘惑に過度に反応せず、弾き手自身から湧き上がる音楽の綾を美しく織り
上げていき、第3楽章のコーダ部分では豪華絢爛、豊かで躍動感あるピアニズ
ムを聴かせてくれます。またパリ室内管弦楽団の透明感溢れる変化に富んだ
響きが、時折みせるベレゾフスキーの繊細さを上手くすくい上げ、その異彩
の輝きにはっとさせられる秀逸な1枚です。

<Simax>
PSC 1287 \2280
グリーグ(スヴェン・ニューフース編):
ノルウェーの農民の踊り「スロッテル」 作品72
(1)ピアノ編
(2)ハリングフェレ編
(3)クヌート・ダーレ(1834-1921):ミュラルグーテンによる婚礼行列の曲
(1)イングフリー・ブライエ・ニューフース(P)[楽器:トロールハウゲンのグ
リーグ・ピアノ]
(2)オースヒル・ブライエ・ニューフース(ハリングフェレ:1922年製ヨン・G・
ヘランド)
(3)クヌート・ダーレ (ハリングフェレ)
録音:(1)(2)2007年1月12-14日グリーグ博物館(3)1912年(ワックスシリンダー
録音)
ノルウェーの人たちが何百年もかけて伝承してきた農民の踊り、スロッテル。
1901年、ヴァイオリニストとしても知られた作曲家、ヨハン・ハルヴォルセン
はグリーグの依頼を受け、フィドル弾きのクヌート・ダーレ(1834-1921)の演
奏から採譜。それに基づいてグリーグは、17曲のピアノ曲集「スロッテル」を
作曲しました。グリーグが作曲したピアノの「スロッテル」とハリングフェレ
による原曲をひとつに収めたアルバムは、ステーン=ノクレベルクとクヌート・
ビューエン(1948-)による録音がSimaxからリリースされています (PSC1040)。
今回このアルバムでは、クヌート・ダーレが1912年に録音したワックスシリン
ダー録音により民俗音楽学者のスヴェン・ニューフースが新たに採譜したハリ
ングフェレ版と、それに基づいてグリーグの「スロッテル」を改訂した版が演
奏に使われています。
イングフリー・ブライエ・ニューフース(1978-) はスヴェンの子。ノルウェー
音楽大学、シベリウス・アカデミー、ハノーファー音楽劇場大学で学び、グリ
ーグ没後100年の2007年にはGrieg Forceミュージシャンのひとりとして活躍。
ノルウェー・ソロイスト賞も受賞しました。妹のオースヒル・ブライエ・ニュ
ーフース (1975-)は、ハリングフェレ奏者として活動する他、オスロ・フィル
ハーモニック管弦楽団でヴィオラを弾いています。ピアノ版の録音は、グリー
グ自身が弾いたピアノにより、トロールハウゲンのグリーグ博物館でセッショ
ンが行われました。

PSC 1292(SACD-Hybrid) \2680
ハイドン(1732-1809):トランペット協奏曲 変ホ長調 HobVlle-1
アルビノーニ(1671-1750):トランペット協奏曲 変ロ長調 作品7-3
ネルダ(1706-1780):トランペット協奏曲 変ホ長調
フンメル(1778-1837):トランペット協奏曲 変ホ長調(1803)
ティーネ・ティング・ヘルセット(Tp) 
テリエ・トンネセン (指)ノルウェー室内管弦楽団
「私の大切な仕事のひとつは、新しい才能を発掘することだ」と語ったのは、
Simax Classics を統括するプロデューサー、エーリク・ガルド・アムンセン。
「素晴らしい音楽を聴かせる」 ティーネ・ティング・ヘルセット(1987-) の
演奏を聞きアムンセンは、トランペット協奏曲のスタンダード作品の録音をこ
の20歳の女性奏者に委ねました。金管楽器奏者よりも弦楽器奏者と歌手の演奏
からインスピレーションを受け、音色の多彩に変化するトランペット。熟考し
た音楽と卓越した演奏技術。2006年、ウィーンで行われたコンペティション、
ユーロヴィジョン・ヤングミュージシャン 2006に参加。第2位を獲得したヘル
セットは、新鮮な魅力をもつ音楽で聴衆と審査員を驚かせたと伝えられます。
彼女と共演するノルウェー室内管弦楽団は、オスロ・フィルハーモニックのコ
ンサートマスター、テリエ・トンネセン(1955-) がリーダーを務める、スカン
ディナヴィアを代表する室内オーケストラのひとつ。アンスネスとの共演も多
く、ハイドンとモーツァルトの協奏曲の録音でも知られています。

PSC 1155 \2280
シャルル=マリー・ヴィドール(1844-1937):
オルガン交響曲第9番 ハ短調 作品70 《ゴシック風》
オルガン交響曲第10番 ニ長調 作品73 《ローマ風》
ビョルン・ボイセン(オルガン)[オーフス大聖堂 (オーフス、デンマーク) のフ
ローベニウス・オルガン (1928年)]
「われらのために御子が生まれた」を素材に使った第9番。グレゴリオ聖歌に
基づく第10番。ヴィドール の最後のオルガン交響曲2曲をオスロ・コンサート
ホールのオルガニスト、ビョルン・ボイセンが録音しました。デンマーク、オ
ーフス大聖堂のフローベニウス・オルガンは1928年に修復され、その作業には
ヴィドールの弟子、アルベルト・シュヴァイツァーも参加。ドイツ式に設計さ
れたオルガンをフランス風アクセントをもった北欧の楽器に変えることに一役
買いました。ヴィドールはシュヴァイツァーの演奏したバッハのコラール前奏
曲から教えられることがあったとか。ヴィドールの音楽を考えたオルガンの選
択が行われたようです。




<BIS>
BIS 1906/ 08 6枚組 \7140
日本語解説付
シベリウス完全全集 その3-声楽付管弦楽曲編
クレルヴォ交響曲 Op.7/大学祝典のカンタータ JS105(1894)/恋する人-Ten、
男声Cho、弦楽orch版 JS160(1894)/2つのコラール-混声ChoとOrch(1889)/
森の精 Op.15-朗読とPf(1894/5)/セレナード JS168(1894/5)/ニコライ二世
の戴冠式のためのカンタータ JS104(1896)/歌劇「塔の中の乙女」JS101(1896)
/レンミンカイネンの歌 Op.31の1-男声Choとorch/いかだ流しの花嫁たち
Op.33-Barとorch/「クリスチャンニ世」より蜘蛛のこっけいな歌 Op.27の4
-Barとorch/サンデルス Op.28-男声Choとorch/アテネ人の歌Op.31の3(初版)
-Choと管打楽器/ウレオー川の氷解けOp.30-朗読、男声Choとorch/アテネ人
の歌Op.31の3(改訂版)-Choと管打楽器/スネフリド Op.29-朗読、Choとorch/
即興曲 Op.19(原典版)-女声Choとorch/火の起源 Op.32(原典版)-Bar、
男声Choとorch/あれ以来私は尋ねたことがなかった Op.17の1 -Sopとorch/
秋の夕べ Op.38の1 -Sopとorch/海辺のバルコニーで Op.38の2 -Barとorch/
夜にOp.38の3-Sopとorch/お前に勇気があるかOp.31の2-男声Choとorch/秋の
夕べ Op.38の1 -Sopと弦楽orch/解放された女王 Op.48-Choとorch/伯爵夫人
の肖像 JS88-朗読とorch(1906)/即興曲 Op.19(改訂版)-女声Choとorch/解放
された女王 Op.48-男声Choとorch/火の起源 Op.32(改訂版)-Bar、男声Choと
orch/お前に勇気があるかOp.31の2(第2版)-男声Choとorch/アリオーソ Op.3
-Sopと弦楽orch/お前に勇気があるかOp.31の2(第3版)-男声Choとorch/マグ
ヌス大公 Op.57の6- Sopとorch/大気の精 Op.70-Sopとorch/日の出 Op.37の
3-Sopとorch/春は急ぎゆく Op.13の4-Sopとorch/お前に勇気があるかOp.31
の2(第4版)-男声Choとorch/サンデルス Op.28(改訂版)-男声Choとorch/三月
の雪の上のダイヤモンド Op.36の3 -Barとorch/イェーガー隊行進曲 Op.91a-
男声Choとorch/少年団行進曲 Op.91b-混声Choとorch/わが祖国 Op.92-混声
Choとorch/大地の歌 Op.93-混声Choとorch/昔々 Op.96b -Sop, Altとorch/
大地讃歌 Op.95-混声Choとorch/ヴァイノ賛歌 Op.110-混声Choとorch/行列
Op.113の6-混声Choとorch/いかだ流しの花嫁たち Op.33-男声Choとorch版/
孤独なシュプール JS77b-朗読と弦楽orch/クレルヴォの嘆き Op.7-Basとorch
/来たれ、死よ Op.60の1-Barと弦楽orch
ヘレナ・ユントネン、マリアンネ・ハッガンデル(Sop)、
リリ・パーシキヴィ(Ms)、エルランド・ハゲゴード(Ten)、
ヨルマ・ヒュンニネン(Bs)、スティナ・エクバルド、
ラッセ・ポイスティ(朗読)、YL男声Cho、ドミナンテCho、ユビラーテCho、
ネーメ・ヤルヴィ、ヨルマ・パヌラ(指)エーテボリSO、
オスモ・ヴァンスカ(指)ラハティSO
シベリウスの没後50年を記念してBISが送る「シベリウス完全全集」。全体を
13のジャンルに分け、全65枚、世界初の浩瀚な大全集の完成となります。第3
弾は声楽付管弦楽曲を網羅しています。名作「クレルヴォ交響曲」はもちろ
ん、大規模なカンタータから歌曲の管弦楽曲伴奏編曲、さらには同一曲も異版
があるだけ全部収録という完璧さ。初めて聴くような作品も、シベリウスなら
ではの味わいに富んでいて、思わぬ拾い物の連続です。演奏も大物ヒュンニネ
ンをはじめ新鋭まで多数。管弦楽はヤルヴィやヴァンスカが担当しているのも
魅力です。英・独・仏・フィンランド・日本語の五カ国語による80ページ豪華
解説書、さらに別冊伝記(連載)つき。美麗化粧函入りで6枚組3枚価格という超
お買い得品です。

BIS 1653/4 2枚組 \4760
ダニエル・ボルツ:
(1)オラトリオ「彼の名はオレステス」(2002)
(2)リコーダー協奏曲「ジョーカーの物語」(2000)
アニータ・ビョルク(朗読)、アンナレーナ・ペーション、
イングリド・トビアソン、マリアンネ・エクローヴ、アンナ・ラーション、
アンデシュ・ラーションほか声楽、エリク・エリクソン室内Cho、
ダン・ラウリン(rec)、
アラン・ギルバート(指)
ロイヤル・ストックホルム・フィル
1943年生まれの現代スウェーデンの作曲家ダニエル・ボルツ。彼がギリシャ悲
劇の名作、アイスキュロスの「オレステイア三部作」をオペラ化。父を殺害し
た実母を、復讐のため殺すという心理描写が巧みになされています。カップリ
ングはダン・ラウリンの独奏によるリコーダー協奏曲「ジョーカーの物語」。
アラン・ギルバートの指揮により、既発のBIS-1425と同音源です。




<Profil>
PH 07013 \2180
ユオン:ピアノ四重奏曲第1番ニ短調「狂詩曲」Op.37
ドヴォルザーク:ピアノ四重奏曲第1番ニ長調 Op.23
アルティス・ピアノ四重奏団
ロシア出身のユオンとチェコのドヴォルザーク、ともに最初のピアノ四重奏曲
は、感性のフレッシュさ、3楽章構成、ニ調と、いろいろな点で共通している
とのこと。ブラームスの影響も感じられる重厚で充実した内容が魅力です。





<Caliope>
CAL 9382 \2180
ショスタコーヴィチ:
(1)ミケランジェロの詩による組曲 Op.145
(2)プーシキンの詩による4つのモノローグ Op.91
(1)ローベルト・ホル(Bs)、
イサーク・カラプチェフスキー(指)
フランス国立ロワール管、
(2)エレーナ・バシキーロワ(Pf)
現在最も脂ののったバス・バリトン、ロバート・ホルによるショスタコーヴィ
チ歌曲集。ぜいたくなのが伴奏。「ミケランジェロ組曲」はチャイコフスキー
の交響曲が評判高かったロシア系ブラジル人指揮者カラプチェフスキー指揮ロ
ワール管、「プーシキンのモノローグ」は名ピアニスト、バシキーロフの娘に
してギドン・クレーメルの前妻エレーナ・バシキーロワ。ホルは両作品ともロ
シアで歌唱、芸達者ぶりを示しています。





<WERGO>
WER 6692 \2180
アレクサンダー・ゲール(1932-):
Symmetry Disorders Reach(対称的な無秩序が到達するもの)
第1部
(1)プレリュード (2)インヴェンション (3)カプリッチョ (4)フゲッタ 
(5)シャコンヌ (6)無窮動 (7)インヴェンション (8)ブルレスケ 
(9)メートル法の迷路
第2部
(1)和声の小迷宮 (2)和声の小迷宮-ダブル (3)エア (4)エア-ダブル 
(5)アダージョ (6)ヴィーヴォ
ヒュー・ワトキンス(P)
録音:2005年
アレクサンダー・ゲールは、シェーンベルクに師事していた作曲家、ワルター
・ゲールを父に持つ音楽名家出身。ベルリンに生まれましたがイギリスで育ち、
パリとダルムシュタットでメシアンに師事。その後1960年代にはBBCのプロデュ
ーサーとして活躍、その後は様々な大学で教鞭をとり、ジョージ・ベンジャミ
ンも門下生の一人です。トラック(9)の「メートル法の迷路」はベンジャミン
に献呈されています。この人が書くピアノ曲の傾向は、聴きやすいシェーン
ベルク風といったところ。曲によっては、間延びしたジャズのようなしゃれた
和声も聴かれます。

WER 6561 \2180
トーマス・シュティーグラー(1966-):作品集
(1)楽勝ソナタ-プリペアード・ヴァイオリンのための
(2)堀をめぐらせた城-語りとアンサンブルのための
(3)decage-decade-ヴァイオリン、クラリネットとチェロのための
(4)ユニゾン-アンサンブルのための
(5)名のない庭
(6)そして。行った。-までに。外に。-女性の語りと12の声のための
(1)トーマス・シュティーグラー(プリペアード・ヴァイオリン)
(2)トルイケ・ファン・デア・ペール(女声)、トゥームヒェン・アンサンブル、
エリック・オナ(指)
(3)クレメンス・メルケル(Vn)、ディエゴ・モンテス(Cl)、
カスパール・ヨハネス・ヴァルター(Vc) 
(4)トゥルムヒェン・アンサンブル、エリック・オナ(指) 
(5)ボゾーニ弦楽四重奏団
(6)ブリギッタ・アッショイアー(女声)、スコラ・ハイデルベルク、
ヴァルター・ヌッスバウム(指)
久々に「いかにも」、のディスク。一曲目の「楽勝ソナタ」は、かけた途端に
ガムテープをはがすような音がしばらく続き、しばらくすると「ああ、ヴァイ
オリンをギコギコやっているのか」となんとなくわかってきます。一体こんな
ものを誰が演奏しているんだろう、と思うと作曲者自身・・・。こんなのが6分
続きますが、結構ハマッてくるから不思議です。(3)のdecage-decadeは、ジョ
ン・ケージの没後1年の折に書かれた作品で、C-A-G-Eという音列が使われてい
るようなのですが、一聴して判別するのはなかなか困難。さらに「ユニゾン」
では、ヴィオラが井戸のポンプのような音を奏でたり、歯医者のあのいや-な
「キュイーン」の音を奏でたりします。

WER 6567 \2180
セバスティアン・クラーレン(1965-):作品集
(1)ポテンキンI:ベイビー・ベイビー (2)ディテール (3)アルカン 
(4)地獄にて (5)チャームス・ダブ
(1)テオドロ・アンツエッロッティ(acc.)、トリオ・レシェルシエ
(2)(4)エンノ・ポッペ(指)アンサンブル・モザイク
(3)エルンスト・スルベルク(Pf)
(5)マティアス・ヘルマン(指)SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
(3)のアルカンは、19世紀の作曲家ピアニスト、アルカンにちなんで作曲され
ています。アルカンの作品は、今でこそアムランらの演奏によって知られてい
ますが、その超絶技巧があまりに難しいためもあってなかなか演奏されず、一
時ほぼ忘れ去られた存在でした。この曲はアルカンを意識して書かれており、
嫌味のように繰り返される様々な難しい音階や音型の中に、不思議とエクスタ
シーが感じられる作品。

WER 6563 \2180
エリック・オニャ(1961-):作品集
(1)もう一つの声(6手ピアノのための)
(2)Tiger und Patriarch
(3)5つの歌
(4)すべて近かったものが遠くなる
(5)Jodeln
(6)フクロウ・ソナタ
(1)ブガッロ=ウィリアムズ・ピアノ・デュオ、エイミー・ディサナヤケ(P)
(2)(4)エリック・オンニャ(指)トゥルムヒェン・アンサンブル
(3)トルイケ・ファン・デア・ペール(Ms)、
カスパル・ヨハネス・ヴァルター(Vc)
(5)ブガッロ=ウィリアムズ・ピアノ・デュオ
(6)Bluチェロ三重奏団
アルゼンチンに生まれ育ったエリック・オニャの作品集。2歳半の時に、自宅に
あった洗濯機のそばにずっと座って、洗濯機のうなる音と一緒にあわせて歌を
うたっていたというツワモノ。そんな彼の研ぎ澄まされた聴覚が生み出す作品
は、鼓膜を羽でこするような微妙な音によって構成されています。





<AZZURRA Music>
TBPJAB 039 \1050
ベートーヴェン:
交響曲第9番 ニ短調 Op.125 「合唱+JAZZ Drum 付き」
マッシモ・アイエッロ(Jazz drums)
ワルター・アッタナーシ(指)
スロヴァキア放送響、スロヴァキアフィルハーモニーCho
ナンシー・グスタフソン(Sp),マリアナ・クリノヴァ(At),
セルゲイ・ラーリン(Tn)
世界最速・ベンジャミン・ザンダー盤、世界最遅・マキシミアーノ・コブラ盤、
パイプ・オルガン、エーリヒ・シュテンダー盤等々ものけぞる、キングイン
ターナショナル史上、最も珍妙奇天烈な「JAZZ第九」!
正統的な第九交響曲演奏にJAZZ Drumが乱入し強烈に暴れまくります。
第1楽章、出だし、再現部、スケルツォのコーダ、アダージョの出だしのドラ
ム・ソロ、などは案外、「なるほどなるほど、そう来ますか?そうだよね!」
とうなずきながら気持ちよく聴けるかもしれません(人によっては?)。そして
第4楽章、独唱、合唱が登場してからはDrumsも炸裂しまくり、「おいおい、そ
こまでやりますか?」という感じ。コーダのプレスティッシモ直前のソロでの
けぞり、コーダではバスドラム、スネア・ドラム、シンバルの狂喜乱舞に、こ
こでは「厳しく別け隔てられた」音楽のジャンルも「歓喜の翼のやすらう所に」
兄弟となったのだと実感できるでしょう。




<DYNAMIC>
DYNDVD 33549(DVD-Video) 2枚組 \4180
字幕:伊英独仏西
マイヤベーア:「エジプトの十字軍」
パトリツィア・チョーフィ(S パルミーデ)
マルコ・ヴィンコ(Bs アラディーノ)
イオリーノ・ゼンナーロ(T オズミーノ)
シルヴィア・パジーニ(アルマ)
フェルナンド・ポルターリ(アドリアーノ・ディ・モンフォルト)
マイケル・マニアチ(男声S アルマンド・ドルヴィッレ)
ほか
マニュエル・ヴィヨーム(指)
フェニーチェ歌劇場管弦楽団,合唱団
演出,装置,衣装:ピエール・ルイージ・ピッツィ
収録:2007年1月
DYNAMIC社のフェニーチェ歌劇場シリーズ、最新DVDは、マイヤベーアの珍しい
オペラ「エジプトの十字軍」。ドイツ生まれのマイヤベーアは、イタリアで
ロッシーニのライバルと目されるほど人気を博したオペラ作曲家でした。「エ
ジプトの十字軍」はイタリア時代最後の作品。1824年3月にヴェネツィアのフェ
ニーチェ歌劇場で初演され、大変な成功を収めました。しかし間もなくマイヤ
ベーアはパリに移住、グランドオペラで大成功を収めたことから、彼自身がイ
タリア時代のオペラを封印してしまいました。そのため、「エジプトの十字軍」
も忘れられてしまったのです。初演から183年後の2007年1月にフェニーチェ歌
劇場が上演、それを収録したものです。ヒロインのチョーフィを始め、充実し
たキャストに加え、フェニーチェ歌劇場来日公演で《真珠採り》を指揮して好
評だったヴィヨームの指揮も見事。

DYNDVD 33539(DVD-Video) \3780
字幕:伊英独仏西
第51回国際ヴァイオリンコンクール・パガニーニ賞
アスパスラン・エルテュンゲアプル(指)
カルロ・フェニーチェ歌劇場管弦楽団
収録:2006年10月,ジェノヴァ
ジェノヴァで開催される栄誉あるヴァイオリン・コンクール、“パガニーニ国
際コンクール”を収録したDVDです。多くの名ヴァイオリニストを輩出してお
り、1999年に庄司紗矢香で第1位を獲得したことが日本ではよく知られていま
す。2006年の第51回のコンクールでは、第1位が中国のニン・フェン、第2位が
韓国のユラ・リー、そして第3位に日本の正戸里佳が受賞。この模様を、ジェノ
ヴァのDYNAMIC社が詳細に記録。参加者たちが到着するところから始まり、予
選、準決勝、決勝の様子はもちろん、リハーサル、授賞式、そしてパガニーニ
のヴァイオリンを使っての記念コンサートと、コンクールの表も裏もじっくり
見せています。ヴァイオリン好きはもちろんのこと、コンクールがどんなもの
なのか興味がある人にもお勧めの力作ドキュメントです。もちろん、受賞者た
ちの腕前も存分に楽しめます!

CDS 553 10枚組 \5680
パガニーニ:室内楽作品集
弦楽とギターのための四重奏曲全集(第1番 MS 28,第2番MS 29,第3番 MS 30,
第4番MS 31,第5番MS 32,第6番 MS 33,第7番MS 34,第8番MS 35,
第9番 MS 36,第10番 MS 37,第11番 MS 38,第12番 MS 39,第13番 MS 40,
第14番 MS 41,第15番 MS 42)
弦楽とギターのための三重奏曲集(セレナータ ハ長調,協奏三重奏 ニ長調,
三重奏曲 ニ長調,三重奏曲 ニ短調,三重奏曲 ヘ長調)
弦楽四重奏曲全集(第1番 MS 20,第2番MS 20,第3番MS 20)
2つのヴァイオリンとチェロのための「心にもう感じない」,
ヴァイオリンとチェロのための3つの二重奏曲,
2つのヴァイオリンとチェロのための謝肉祭のディヴェルティメント
ヴァイオリンとファゴットのための3つの二重奏曲 MS 139,
ヴィオラとファゴットのための3つの二重奏曲
弦楽四重奏による4つのノットゥルノ MS 15,
ヴァイオリンとギターによる6つの二重奏曲 MS 110,
弦楽四重奏曲 MS34(弦楽とギターのための四重奏曲第7番の弦楽四重奏版)
パガニーニ四重奏団
アドリアーノ・セバスチアーニ(G)
ドーラ・ブラチコヴァ(Vn)
ゲッツ・ハルトマン(Vn)
アントネッロ・ファルッリ(Va)
アンドレア・ネファーリ(Vc)
ステファン・ミリャンコヴィチ(Vn)
リッカルド・アゴスティ(Vc)
ピエル・ドメニコ・ソンマーティ(Vn)
サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)
クラウディオ・ゴネッラ(Fg)
DYNAMIC社は、活動初期にパガニーニの網羅的な録音を行ったことで一躍名を
挙げた会社です。弦楽とギターのための四重奏曲全集は、バラでCDS 17(2CD),
CDS 46,CDS 80,CDS 98、また5枚組の全集がCDS 159で出ていたもの。弦楽と
ギターのための三重奏曲集は、CDS 76、弦楽四重奏曲全集はCDS 134、ヴァイ
オリンとチェロのための曲集はCDS 120、ヴァイオリンとファゴットのための
曲集はCDS 184で出ていたもの。10枚まとまって、わずか3枚価格という超お買
い得です!




<haenssler>
93 213 \2250
モーツァルト:
(1)交響曲第8番ニ長調KV.48
(2)交響曲ニ長調-「ポストホルン」セレナードKV.320による
(3)交響曲第40番ト短調KV.550
サー・ロジャー・ノリントン(指)
SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
録音:(1)2006年9月12日(2)2006年9月8日(3)2006年9月17日
シュトゥットガルト・リーダーハレ、
ヘーゲルザール(2006年シュトゥットガルト、ヨーロッパ音楽祭ライヴ)

93 214 \2250
モーツァルト:
(1)交響曲第22番ハ長調KV.162
(2)交響曲第33番変ロ長調KV.319
(3)交響曲第38番ニ長調KV.504「プラハ」
サー・ロジャー・ノリントン(指)SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
録音:(1)2006年9月8日(2)2006年9月12日(3)2006年9月10日
シュトゥットガルト・リーダーハレ、
ヘーゲルザール(2006年シュトゥットガルト、ヨーロッパ音楽祭ライヴ)
ノリントンが首席指揮者に就任以来、手兵シュトゥットガルト放送響とともに
10年をかけて取り組み続けてきた、いわゆる“シュトゥットガルト・サウン
ド”。弦楽器にヴィブラート・フリーを徹底するなど、一貫して作曲と同時代
の演奏様式により可能なかぎり作品の再創造を標榜するスタイルは、ベートー
ヴェン全集をはじめその都度大反響を呼んできましたが、ここにきて全6巻の
完結を前に早くもその総決算との呼び声が高いモーツァルト・シリーズ。
2008年の来日公演に合せて、第40番と「プラハ」をふくめた第3集と第4集が2
タイトル同時発売、なお、ここまでで後期の三大交響曲がすべて出揃うことに
なります。
それにしても、底抜けのノリのよさとおもしろさ!ただ、それもこれも入念な
研究と考証があればこそで、なかでも前作までに実証ずみ、最大の聴きどころ
は創作時期に対応した弦楽器の編成。すなわち、第22番が第1ヴァイオリン4、
第2ヴァイオリン4、ヴィオラ2、チェロ2、コントラバス3、以下順に、第8番が
6・6・4・3・3、同じ1779年の第33番と「ポストホルン」交響曲とが6・6・2・
2・3、「プラハ」と第40番では12・12・8・6・6という具合。これほどはっき
りとした形で響きの違いを示した例もほかにないでしょう。また、これに応じ
て木管、金管楽器の効果の重要性もくっきりと浮かび上がる仕組み。このほか
にも、しっかりと通奏低音が聴こえたり(第8番、第22番、第33番と「ポストホ
ルン」による交響曲)、序奏から強烈な一撃の「プラハ」、考え抜かれたテン
ポとフレージングの第40番と、どこをとってもいたるところに驚くべき仕掛け
が施されていて油断がなりません。
2008年1月に4年ぶりの来日公演が予定されているノリントン&手兵シュトゥッ
トガルト放送響。かれらの最新にして最高の成果をたっぷりとお楽しみ下さい。




<BelAir>
BAC 024(DVD-Video) \4950
字幕:英独仏西
プロコフィエフ:「三つのオレンジへの恋」
アレクセイ・タノヴィツキー(Bs クラブの王)
アンドレイ・イリュシュニコフ(T 王子)
ナジェジュダ・セルヂュク(A クラリーチェ王女)
エドゥアルド・ツァンガ(Br レアンドル)
パヴェル・シュムレヴィッチ(Bs 魔法使いチェーリイ)
エカテリーナ・シマノヴィッチ(S ファータ・モルガーナ)

トゥガン・ソヒエフ(指)マーラー室内管弦楽団
ヨーロッパ合唱アカデミー
演出:フィリップ・カルヴァリオ
装置:ジャン=マルク・ステーレ
衣装:オロール・ポピノー
振付け:ソフィー・テリエ
収録:2004年7月
プロコフィエフの鬼才っぷりが発揮されたオペラ「3つのオレンジへの恋」に、
強烈なDVDが登場!2004年7月にエクサン・プロヴァンス音楽祭で上演されたも
の。何と言ってもカルヴァリオの演出が実にオモロイ!派手な衣装、吊り、回
転する装置、イルミネーションなどを活用し、お伽噺の雰囲気を生かしつつも、
随所に皮肉が効いていて、作品の魅力を十全に引き出しています。歌唱はロシ
ア語で、歌手もロシア系が中心。指揮は、若手指揮者の中で最も注目されてい
る一人、ソヒエフ。1977年生まれというから、上演時27歳くらいですが、この
ヒネリの効いた作品を見事に纏め上げています。2008年1月にはマリインスキ
ー劇場来日公演で上演も予定されているこのオペラ、映像は他に数種あるもの
の、いずれもフランス語上演。ロシア語によるDVDはこれが唯一で、予習にも
お勧めです!




<IDIS>
IDIS 6533 \1650
モーツァルト:レクイエム ニ短調 K626
マリア・シュターダー(S) モーリーン・フォレスター(A)
 デイヴィッド・ロイド(T) オットー・エーデルマン(Bs)
ブルーノ・ワルター(指)シカゴ交響楽団,合唱団
録音:1958年3月13日
ワルター・ファン待望のリリース!ブルーノ・ワルターがシカゴ交響楽団を
指揮したモーツァルトのレクイエムのライヴ録音は、20年ほど前にLPとCDで
1回ずつ出たきりのかなり珍しい音源です。ワルターはシカゴ交響楽団と共演
の録音そのものが少なく、モーツァルトの交響曲第28番やシューベルトの未完
成交響曲などがシカゴ交響楽団の自主製作盤で出いていたくらい。ライナー時
代のシカゴ交響楽団のライブ録音としても興味深く、いろいろな意味で喜ばし
いリリースです。

IDIS 6530 2枚組 \3300
プッチーニ:
(1)「ボエーム」(全曲) (2)「マノン・レスコー」-間奏曲,第3幕 
(3)「マノン・レスコー」-間奏曲
(1)リチア・アルバネーゼ(S ミミ) 
ジャン・ピアース(T ロドルフォ) 
アン・マックナイト(S ムゼッタ) 
フランチェスコ・ヴァレンティーノ(Br マルチェッロ) 
ジョージ・チェハノフスキー(Br ショナール) 
ニコラ・モスコーナ(Bs コリーネ) 
サルヴァトーレ・バッカローニ(Bs ベノア、アルチンドロ)
アルトゥーロ・トスカニーニ(指)NBC交響楽団,ほか
(2)マファルダ・ファヴェーロ(S マノン) 
ジョヴァンニ・マリピエロ(T デ・グリュー) 
マリアーノ・スタービレ(Br レスコー)
アルトゥーロ・トスカニーニ(指)
ミラノ・スカラ座管弦楽団,合唱団
(3)アルトゥーロ・トスカニーニ(指)NBC交響楽団
録音:(1)1946年2月3、10日,(2)1946年5月11日,(3)1949年12月10日
「ボエーム」は、1896年2月1日の初演でトスカニーニが指揮を執った記念すべ
き作品。その50年後に行われた放送用の上演で、トスカニーニが残したオペラ
の中でも最もトスカニーニの凄さが伝わる演奏として知られています。「マノ
ン・レスコー」の間奏曲と第3幕は、スカラ座再開記念演奏会でのもの。

IDIS 6532 \1650
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
ジョコンダ・デ・ヴィート(Vn)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)RAIトリノ交響楽団
録音:1952年3月7日(ブラームス),1952年3月11日(メンデルスゾーン)
ジョコンダ・デ・ヴィート(1907-1994)は、イタリア人ながらドイツ音楽で高
く評価され、バッハの無伴奏や、エドウィン・フィッシャーの伴奏によるブラ
ームスのソナタなどは今でも人気の高いものです。このCDにはトリノでフルト
ヴェングラーと共演したブラームスとメンデルスゾーンの協奏曲が収録されて
います。どちらも両者の音楽性の融合が見事な結果になっています。

IDIS 6534 \1650
アンドレ・セゴビアの芸術 第4集
ムルシア:前奏曲とアレグロ
ロンカッリ:パッサカリア、ギガとガヴォルタ
ヴァイス:前奏曲
ヘンデル:アレグレット・グラツィオーゾ、ガヴォッテとメヌエット
ソル:練習曲第1番,第9番,第20番,2つのミヌエット
ムソルグスキー:古城
グラナドス:悲しい踊り,ゴヤのマハ
ルーセル:セゴビア Op.29
タンスマン:カンツォネッタ,ポーランド風,東洋の子守歌
アンドレ・セゴビア(Gt)
録音:1952-58年
アンドレ・セゴビアの芸術の第4集。1950年代の録音を集めています。




<EUROARTS>
20 56778(DVD-Video) 2枚組 \3750
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集
DVD1:第1番ハ長調 作品15、第2番変ロ長調 作品19、第3番ハ短調 作品37
DVD2:第4番ト長調 作品58、第5番変ホ長調 作品73『皇帝』
ダニエル・バレンボイム(P、指)
シュターツカペレ・ベルリン
2007年5月21-23日 ヤールフンデルトハレ(ボッフム)
ルール・ピアノフェスティヴァルでのライヴ収録
「ルール」といえば、ドイツ屈指の工業地帯として知られていますが、そのル
ール地方で毎年行われるこのピアノフェスティバルはドイツでも最大クラスの
音楽祭。(ルール・ピアノフェスティヴァル エディションAVI MUSICより発売
中)その音楽祭の今年の大目玉、バレンボイム&シュターツカペレ・ベルリン
のベートーヴェン:ピアノ協奏曲全曲演奏会を収録したDVDです。
指揮者としてもピアニストとしても円熟期を迎えたバレンボイムの演奏は、な
んとも熱く、気迫溢れるもので聴衆を攻め込んでいくような音楽を展開してお
ります。15年間に渡る濃密な信頼関係を築いているバレンボイムとシュターツ
カペレ・ベルリン。実に鮮やかで爽快で軽快なバレンボイムのピアニズムと老
舗の風格漂う深みのある音色を奏でるオケ。ライヴの高揚感も加わって息の合
った最高の組み合わせの映像と言えるでしょう。





<Whispering Winds>
SPBO 0601 \2250
「風のささやき」- 塚谷水無子 ボニファティウス教会のオルガンを弾く
J.S.バッハ:
(1)トッカータとフーガ ニ短調BWV.565, 
(2)管弦楽組曲第2番-ポロネーズ&バディネリBWV.1067, 
(3)前奏曲とフーガ ニ短調BWV.539
モーツァルト:
(4)アンダンテ ヘ長調K.616, 
(5)アダージョ ハ長調K.356
(6)ハイドン:音楽時計の音楽
(7)塚谷水無子:
フルートとオルガンのための二つの日本の細密画「春の海」
「ロンド・カプリチオーソ」
(8)エリック・サティ:
いつも片目をあけて眠る見事に太った猿の王様を目覚めさせるためのファン
ファーレ
(9)ルイ・ジェイムズ・アルフレッド・ルフェビュール=ウェリー:
ボレロ・ドゥ・コンセール
(10)ジョン・トラヴァース:トランペット・ヴォランタリー ハ長調
(11)バルバストル:ノエル第4番、第5番
(12)ジョン・ラッター:
古風な組曲-前奏曲,オスティナート,シャンソン,ロンドー
(13)ピエトロ・ボッシ:ソナタ
塚谷水無子(Org),(2)(7)(12)マリアン・ヤスパース・ファイアー(Fl)
オランダの古い港街、メデムブリクのボニファティウス教会のパイプオルガン
とフルートの組み合わせによる興味深いCDの登場です。二つの楽器の大きさは
ずいぶん違いますが、両方とも「管」による楽器で両者の奏でる「風のささや
き」を楽しむことができます。




<CSO・RESOUND>
CSOR 901801 \2580
(1)ブロッホ:ヘブライ狂詩曲「シェロモ」
(2)シャラフ:ケルレンの伝説(2000)
(3)ルー・ハリソン:琵琶協奏曲(1997)
(4)プロコフィエフ:スキタイ組曲(アラとロリー)Op.20
ヨーヨー・マ(Vc)
ウー・マン[危蛮](中国琵琶) シルクロード・アンサンブル
ミゲル・ハース=ベドヤ(指)、アラン・ギルバート((4)のみ指) シカゴ交響楽団
録音:(1)(2)(3)2007年4月12、13 & 17日(4)5月17、18、19 & 22日
シカゴ、シンフォニーセンター、オーケストラ・ホール(ライヴ)
プロデューサー:デイヴィッド・フロスト / エンジニア:クリストファー・
ウィリス
クラシックの枠を飛び越えてクロスオーバーな活躍を続けるヨーヨー・マが1998
年以来、情熱を傾けてきたシルクロード・プロジェクト。自身の世界各地での演
奏経験を踏まえて、数世紀にわたってヨーロッパと東方を結んでいた交易路、シ
ルクロードに沿って音楽の伝統と異文化のつながりとを探求し、世界共通語であ
る音楽を通じて相互理解や文化交流を図ろうという壮大なもの。
「シカゴには世界の分岐路にあった長い歴史があります。」と語るヨーヨー・マ。
“シルクロード・シカゴ”と名付けられた、ヨーヨー・マ率いるシルクロード・
アンサンブルとCSOならびにシカゴじゅうの何十もの文化機関とのユニークで画
期的な催しは、2006年6月から2007年6月までの1年間さまざまな形で行なわれ、
大きな話題を提供しました。そして今年の4月、グランド・フィナーレを迎えた
CSOのコンサート“Sounds of the Silk Road”ではプロジェクトにふさわしく、
中国伝承のほかエキゾチックな魅力とヴァラエティに富んだプログラムが取り上
げられています。当夜の演目から編まれたCSOリザウンド最新アルバムは、題し
て“伝統と変化、シルクロード・シカゴのひびき”。前作までとはうって変わり
意表を突くリリースに、誰しも少なからぬカルチャーショックとスリルとを与え
られることでしょう。
現代アメリカのルー・ハリソン(1917-2003)による最後の大曲「琵琶協奏曲」。
アジアの民俗楽器が西欧の弦楽オケに対峙する構図が、まさにシルクロード・プ
ロジェクトにピッタリな内容。第1楽章こそクラシックのコンチェルトの様式を
暗示するものの、以下の楽章はなんとも形容し難いほど独特。第2楽章は変化に
富んだ小組曲、琵琶をバラライカ風に、また打楽器として、さらにマンドリンと
いうふうに異なる形態の独奏楽器としてフューチャーしています。ハリソン天性
のものといえるメロディラインが聴けるフィナーレ「ラメント」は、13、14世紀
のフランスとイタリアにおける舞曲スタイル、エスタンピー。まさに琵琶のため
のヴィルトゥオーゾ・ショーピースになっています。作品を献呈され世界初演を
果たしたウー・マンは1963年中国浙江省杭州市生まれ。ヨーヨー・マとの数多く
の共演をはじめ、タン・ドゥンの「ゴースト・オペラ」、クロノス・クァルテッ
トとのコラボでも注目される第一人者です。
「ケルレンの伝説」は、音楽を通して物語をかたるというモンゴルの伝統スタイ
ルの現代版解釈で、ケルレン川にまつわる話。1952年にモンゴル生まれた作曲者
ビャンバスレン・シャラフはロシアのエカテリンブルグ音楽院で学び、モンゴル
民謡と西欧音楽の伝統とを関連づける作風を確立しています。ここで特徴的なの
が西洋のブラスと打楽器に、モンゴルをもっとも象徴する響きのうちのふたつ、
子供の頃に父から手ほどきを受けた「馬頭琴」とゴビ砂漠に広がる平原一帯で歌
い継がれてきた「長い歌(オルティン・ドー)」とを組み合わせていること。特殊
な呼吸法からつくられる大きく伸ばすフレージングは、しみじみと美しくどこか
心落ち着かせるはたらきがあります。
さらに、ここで馬頭琴を弾くのがもちろんヨーヨー・マ。ドロドロにむせび泣く
歌いまわしも濃厚なブロッホの名作「シェロモ」と合わせて、圧倒的な表現力と
存在感はさすがとしかいいようがなく惹きつけて離しません。
シルクロードつながりのカップリングは、N響客演でもおなじみアラン・ギルバ
ートが振ったプロコフィエフの大音響スペクタクル。ストラヴィンスキー「春祭」
そっくりのバーバリスティックな内容は、8本のホルンを筆頭にCSOが世界に誇る
ブラスの見せ場だらけ。ド迫力のサウンドに浸れます。




<MA Recordings>
M 053A \2940
エメラルド・オーディオファイル
バッハ:リュート作品集Vol.1
プレリュードとフーガ 変ホ長調 BWV998
組曲第3番BWV995、パルティータBWV997
エドアルド・エグエス(リュート)

M 054A \2940
エメラルド・オーディオファイル
バッハ:リュート作品集Vol.2
パルティータ ホ長調 BWV1006a、ソナタ ト短調 BWV1001
組曲 ト長調 BWV1007、プレリュード ハ短調 BWV999
エドアルド・エグエス(リュート)
2000年に発売され大ヒットしたリュートのエドアルド・エグエスによるJ.S.バッ
ハのリュート作品集がエメラルド・オーディオファイルCDで再登場。気鋭の若手
リュート奏者として世界的に注目されているエグエス。音色の繊細さ美しさ、音
楽の厚み、整った音楽、説得力ある演奏で、何度も聴きたくなるアルバムです。
録音はもちろん名エンジニア、タッド・ガーフィンクル氏が担当。こだわりの2本
マイクのみを使用したワンポイント録音は自然な音空間を再現しています。優秀
録音。(「レコード芸術」特選盤)
エドゥアルド・エグエスはブエノスアイレス生まれ。ミゲル・アンヘル・ジロッ
トと、エドゥアルド・フェルナンデスにギターを師事。アルゼンチンのカトリッ
ク大学にて作曲を学び、スイスのバーゼルにあるカントルン・スクールにてホプ
キンソン・スミスに師事、1995年にリュートのディプロマを取得。卒業後イタリ
アに移り、主に古楽の分野において幅広く活躍中。   




<Ondine>
ODE 966 \2080
アイノラのクリスマス
(1)シベリウス(ヨルマ・パヌラ編):
クリスマスの歌「私には富も名声もいらない」作品1-4
(2)シベリウス(イルッカ・クーシスト編):雪はうずだかく積もり 作品1-5
(3)シベリウス(イルッカ・クーシスト編):外は暗くなる作品1-3
(4)シベリウス(ティモ・レヘトヴァーラ編):
クリスマスはもうそこに作品1-1、クリスマスがやってくる 作品1-2
(5)シベリウス(ヨルマ・パヌラ編):クリスマスの歌「幼子の飼い葉桶に」(1929)
(6)アンダンテ・フェスティーヴォ JS34b
(7)マデトヤ(イルッカ・クーシスト編):日々の苦労を忘れ
(8)マデトヤ(サカリ・ヒルデーン編):天使のクリスマスの歌
(9)「ピエ・カンツィオーネス」(シベリウス編):
見よ、新しき喜びを 、天使が遣わされる
(10)マルティン・ルター(ハッスラー、オトマイル編):
いと高き天より 、シュレジェン民謡 この世はうるわし
(11)「ピエ・カンツィオーネス」(ヘイッキ・クレメッティ編):
歓びの歌を声高く歌え、めでたき海の星
(12)シベリウス:ヴァイオリンとピアノのためのソナティナ ホ長調 作品80
(13)フランスのクリスマスキャロル(A・パップ、R・R・リューナネン編):
み空をはせゆくみ使いたちよ
(14)オット・コティライネン (イルッカ・クーシスト 編曲):クリスマスには
(15)フィンランド民謡:
クリスマスツリーは誇らしく 、冬のさなかに夏のような日が
(16)ヨハン・シュトラウス一世:ラデツキー行進曲(ピアノ版)
(4)(8)(9)(10)(15)ティモ・レヘトヴァーラ(指)カンピン・ラウル
(4)(8)(10)ペルッティ・エーロラ(Org)
(1)ヨルマ・ヒュンニネン(B) タピオラ児童合唱団、ヨルマ・パヌラ(指)
ヘルシンキ・フィルハーモニック管
(2)(14)ライモ・シルッカ(T) ペルッティ・ペッカネン(指)
ユヴァスキュラ交響楽団
(3)リトヴァ=リーサ・コルホネン(S) キュオスティ・ハータネン(指)
タンペレ・フィルハーモニック管弦楽団
(5)アストリッド・リスカ(指)ユビラーテ合唱団
(6)ペーテル・チャバ(指)ヴィルトゥオージ・ディ・クフモ
(7)モニカ・グループ(Ms) マルクス・レヘティネン(指)
タンペレ・フィルハーモニック管弦楽団
(11)ヘイッキ・セッパネン(指)トゥルク城室内合唱団
(12)新井淑子(Vn) エーロ・ネイノネン(P)
(13)エルッキ・ポホヨラ(指)タピオラ児童合唱団
(16)マリタ・ヴィータサロ(P)
太陽が低く、陰鬱な日のつづく冬のフィンランド。アイノラの家に暮らすシベリ
ウスの気分はすぐれない。そしてやってくるクリスマス。アイノラは明るい気分
を取りもどす。シベリウスは《雪はうずだかく積もり》を弾き、娘たちはパパの
作曲したクリスマスの歌を歌う。アイノ夫人は孫たちのために〈ラデツキー行進
曲〉を弾いてみせた。Ondine のカタログから選んだクリスマスのナンバーに合
唱団カンピン・ラウルの新録音を加えた "アイノラのクリスマス"!

ODE 985 \2080
作者不詳(ミヒャエル・プレトーリウス編):あの気高き白い鳩
シベリウス:
クリスマスの歌「私には富も名声もいらない」作品1-4、
クリスマスの歌「幼子の飼い葉桶に」
ハンニカイネン:
クリスマスの鐘、静かな夜のやすらぎのなかで、クリスマスの星よ、きらきらと
パルムグレン:そして、聖母マリアは幼子を抱き、平和の御子
メリカント(イルッカ・クーシスト編):クリスマスがやってきた
フィンランド民謡(T・I・ハーパライネン編):クリスマスツリーは誇らしく
コティライネン(イルッカ・クーシスト編):クリスマスがくると
マデトヤ(サカリ・ヒルデーン編):
天使のクリスマスの歌、飼い葉桶に生まれ、日々の苦労を忘れ
マーサロ:クリスマスの鐘、 小さなイエスよ、あなたの元へまいります
ハンニカイネン:クリスマスの歌「かわいい御子イエス」
ソンニネン:クリスマス賛歌「平和、ただ平和だけを」
リッサネン:私は見つけた、ヤーコ・ロユッティ(サデ・リッサネン編):
喜びのしらせ
フランス民謡:はるか遠くの飼い葉桶、シュレジェン民謡:この世はうるわし
グルーバー (ハンス・ミースナー編):
聖しこの夜、クーラ:祈り、リンヤマ:クリスマスイブ
ミヒャエル・プレトーリウス/ヤン・サンドストレム:一輪のばらが咲いた
ティモ・ヌオランネ(指)フィンランド放送室内合唱団
ヨハンナ・ルサネン(S) ヴィッレ・ウルポネン(Org)
作者不詳の歌によるミヒャエル・プレトーリウスの単旋聖歌「一輪のばらが咲い
た」(フィンランド名〈あの気高き白い鳩〉) に始まり、同じ作品をヤン・サン
ドストレムが16声部に改作した曲で終わるプログラム。さまざまな趣向で制作さ
れた Ondine のクリスマスアルバム。その中でももっとも美しい1枚でしょう。

ODE 1116 \2080
(1)カール・コッラン:ナイチンゲールのクリスマスの歌
(2)アルマス・マーサロ:おお、夜を照らす光が
(3)レーヴィ・マデトヤ:日々の苦労を忘れ
(4)クリスマスキャロル 荒れ野の果てに
(5)マルッティ・トゥルネン:クリスマスを祝おう
(6)M・ガブリエリ:おお、なんじ喜ばしき
(7)トイヴォ・クーラ:クリスマスの歌 作品22-1
(8)シベリウス:
クリスマスの歌「私には富も名声もいらない」、雪はうずだかく積もり
(9)シュレジェン民謡:この世はうるわし
(10)アルマス・マーサロ:
さあクリスマスの星よ輝け、ウーノ・クラミ:クリスマスイブ「星がひとつ空に
輝き」
(11)伝承曲:
見知らぬ星が空にひとつ、クリスマスがやってきた、
セーヴェ:トントゥのクリスマス
(12)グルーバー:きよしこの夜
(13)スルホ・ランタ:ありったけの美しい思い出
(14)マーサロ:クリスマスの鐘
Ondine の2007年クリスマスアルバム。フィンランド放送 (YLE) のアーカイヴに
保存されている1954年から1956年の録音が集められました。スロ・サーリツ
(1911-1990)、マウノ・クーシスト(1917-) ら半世紀も昔に活躍したポピュラー
歌手 (シュラーガー・ミュージシャン) の歌が蘇ります。合唱曲の作曲者として
も名高いニルス=エーリク・フォウグステット(1910-1961) はフィンランド放送
の合唱団を指揮。ペイッポセットはフォークミュージックの合唱団です。ラジオ
から懐かしい歌が聞こえてくる。ノスタルジックな気分でクリスマスを!




<ATMA>
ACD2 3001 \1850
ザ・ベスト・オブ・ダニエル・テイラー
ホフマン(伝バッハ):いざ、待ち望みたる時を告げよ BWV53
パーセル:ヴァイオルをかき鳴らせ
バッハ:
わたしは彼の名を告げましょう BWV 200,来なさい、甘い死の時よ BWV161
ブクステフーデ:悲歌 BuxWV 76/2
ベネット:暗闇は私の光
ダウランド:
言葉であの人に訴えるべきか,さあもういちど,ハンズドン嬢のパフ
ヘンデル:
「テオドーラ」-トリオ,「メサイア」-だが、その来る日には、
だれが耐え得よう,「ソロモン」-たとえ跡を追っても
ダニエル・テイラー(CT)
世界中で活躍するカナダのカウンターテナー、ダニエル・テイラーが、ATMA社に
過去10年の間に録音した音源からのベストアルバム。曲も多彩なら、スージー・
ルブランなど共演者も豪華。カウンターテナー入門にもピッタリの1枚です。

ACD2 2548 \1850
キャンピオン:淑女たちには用はない
モーリー:
色塗られた物語,ティルジスとミラ,私の愛で私の人生は巣作られる,
私は恋人が泣くのを見た,恋に落ちた若者とその彼女,悲しみよ来たれ,
愛の翼は私の希望
コーキン:美は温浴する
イル・フェラボスコ:隠者のように貧しく,おいで、僕のセリア
フォード: 行け情熱よ、残酷な美女へ

チャールズ・ダニエルズ(T)
ナイジェル・ノース(Lute)
英国のテノール、チャールズ・ダニエルズと、リュート界の大御所、ナイジェル
・ロジャースによる英国ルネサンス音楽。あえてダウランドを外して、トマス・
キャンピオン (1567-1620)、トマス・モーリー(1557-1602)、ウィアム・コーキ
ン(1610-1612)、アルフォンソ・イル・フェラボスコ(1578-1628)、トマス・フォ
ード(1580-1648)らの作品を収録。

ACD2 2506 \1850
エリザベス朝のアンセム
ギボンズ:
おお、まことに忠実なるすべての心よ,見よ、言葉は現実となった,
ファンタジー,栄光ある力強い神
ウォード:祈りは終わりのない鎖
トムキンス:ファンタジー
ブル:星のアンセム
シムス:立て、わが魂よ
トムキンズ:神に歌え,ファンタジー,星々の上にわが救い主が
クリストファー・ジャクソン(指)
モントリオール古楽スタジオ,レ・ヴォア・ユメーン
オルランド・ギボンズ(1585-1625)、ジョン・ウォード(1571-1638)、トーマス・
トムキンス(1572-1656)、ジョン・ブル(1565-1628)、ウィリアム・シムス
(?-1616)によるアンセムを収録。カナダ古楽の柔らかい質感が魅力的です。

ACD2 2561 \1850
フランスの中世の音楽
ベルナール・ド・ベルヌヴィーユ,フィリップ・ヴィトリ,
ブロンデル・ネスル,
ジャンノ・ド・レスキュレルらの作品(全15曲)
ラ・ロータ
「端麗王」と称される、フランス国王フィリップ4世(1268-1314 在位1285-1314)
時代の音楽を収録。ラ・ロータは、2002年結成のモントリオールを拠点に活動す
る古楽団体。ソプラノのサラ・バーンズ、リコーダーとハーディガーディのトビ
ー・ミラー、フィドルのエミリー・ブリュレ、リュートとハープのエステバン・
ラ・ロッタというメンバー。2006年に、北米中世・ルネサンス音楽コンペティ
ションで優勝しています。




<BelAir>
BAC 031(DVD-Video) \4950
字幕:英独仏西
マリインスキー劇場のニューイヤー・コンサート
(1)グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
(2)ベルリオーズ:イタリアのハロルド-フィナーレ
(3)ヴェルディ:歌劇「運命の力」序曲
(4)ワーグナー:歌劇「ローエングリーン」第3幕への前奏曲
(5)J.シュトラウス:ポルカ「観光列車」Op.281
(6)リスト:ピアノ協奏曲第2番イ長調
(7)リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲-第2楽章
(8)ボロディン:歌劇「イーゴリ公」-ダッタン人の踊り
(9)ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調-第2楽章
(10)ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」-フィナーレ
ユーリ・バシュメト (Va)(2)、イェフィム・ブロンフマン (Pf)(6)、
ワレリー・ゲルギエフ(指)
マリインスキー劇場管弦楽団、同Cho
[2007年1月1日、ペテルブルグ、マリインスキー劇場でのライヴ]
ゲルギエフの活躍とともに、ペテルブルグ・マリインスキー劇場のニューイヤー
・コンサートは、世界でもっとも魅力的かつ刺激的なものとなっています。
当DVDは今年のもの。「ルスランとリュドミラ」を皮切りに、聴衆のアドレナリ
ンを出しまくらせる高ボルテージ系音楽ばかり。まるでムラヴィンスキーとゴロ
ワノフを足して、2で割ったような凄みを感じさせます。独奏者にバシュメトと
ブロンフマンを迎え、「イタリアのハロルド」とリストの第2協奏曲を披露して
いるのも注目。正月ならではの華やかさも含め、聴衆の興奮がじかに伝わって
きます。

BAC 030(DVD-Video) \4950
字幕:英独仏西
マリインスキー劇場のジルベスター・コンサート
(1)チャイコフスキー:
バレエ音楽「眠りの森の美女」抜粋【マリインスキー・バレエ団】
(2)サン=サーンス:瀕死の白鳥【ウリヤナ・ロパートキナ(踊り)】
(3)ロッシーニ:
歌劇「ランスへの旅」フィナーレ【マリインスキー劇場アカデミーの若手たち】
ワレリー・ゲルギエフ(指)マリインスキー劇場管弦楽団
オーロラ姫:エカテリーナ・オスモールキナ、
ダイヤモンドの精:ヴィクトリヤ・テリョーシキナ、
フローリネ姫:ダーリャ・パヴレンコ、
デジレ王子:アンドリヤン・ファジェーエフ、
青い鳥:アントン・コルサコフ
[2006年12月31日、ペテルブルグ、マリインスキー劇場でのライヴ]
大晦日、厳寒のロシアも屋内では目が覚めるように華やかな催しが目白押し。こ
とにペテルブルグのマリインスキー、モスクワのボリショイ両劇場での年越しコ
ンサートは市民の楽しみとなっています。マリインスキー劇場はゲルギエフの
指揮というのが豪華。昨年の公演では、チャイコフスキーの「眠りの森の美女」
のなかでも最も華やかで楽しい第3幕(オーロラ姫とデジレ王子の結婚披露宴)で、
ロシアならではの極彩色で夢にあふれる舞台に酔わされ、人気NO.1プリマのロパ
ートキナの「白鳥」に息を飲まされます。さらにさらに、来年同歌劇団が来日公
演で予定のロッシーニの「ランスへの旅」フィナーレで興奮は絶頂に達します。
ボーナス映像として出演者のインタビューや、当日の舞台裏を覘けるのも臨場感
満点。ロシア人が1年でいちばん心待ちにしている、年越しの華かさと興奮を日
本にいながら体験できます。





<JPS>
JPS 302 \2180
アコーディオンのための室内音楽
オイスタイン・ソンメルフェルト(1919-1994):
歌曲集「2つのセイヨウウミザクラ」Op.71;怒った娘,宣言
歌曲集「三つ葉のクローバー」Op.72
ハリネズミ,すべてが手の届くところに,スイートピー、いとしい人
トリグヴェ・マドセン(1940-):
2つのアコーディオンのためのパルティータ(1985)
オラヴ・アントン・トメセン(1946-):A Chord? D'accord! : A Rheumatic Funk
(アコーディオンと打楽器のための;1981)
ダーグ・シェルレルプ=エッベ(1926-):
クラリネットとアコーディオンのためのカンツォネッタ(1974)
ホーコン・ベルゲ(1954-):追跡(クラリネットとアコーディオンのための;2000)
シーグムン・グローヴェン(1946-):
ひと夏が過ぎて(アコーディオンとヴァイオリンのための;2003)
日の出,浮かれた騒ぎ,そぞろ歩き,土曜の夜,白夜
ヨン・ファウクスター(アコーディオン)
ペール・セームン・ビョルクム(ヴァイオリン)
ハンス・クリスチャン・ブレイン(クラリネット)
ヘルガ・ブートン(ソプラノ)
トム・カールスルード(アコーディオン)
ビョルン・ラッベン(打楽器)
フリードリヒ・リプス(アコーディオン)
録音:1987年、2006年10月、1983年、2005年10月、2006年6月、
ノルウェー放送局およびノルウェー音楽アカデミー
ノルウェー音楽アカデミーのアコーディオン科教授でフォークミュジシャンでも
あるヨン・ファウクスター(1944年生まれ)を囲む室内音楽アルバム。ナディア・
ブーランジェに習ったソンメルフェルトの2つの歌曲集。ユーモア・センスのある
音楽で親しまれているマドセン。ミュージシャンの技巧を発揮させながらユニー
クな音世界を創り出すトメセンの音楽。グリーグ研究家、ダーグ・シェルレルプ
=エッベが書いたのは調性と無調の間を行き来する音楽。オペラ「ガガーリン」
を初めとする舞台音楽で知られるホーコン・ベルゲ。シーグムン・グローヴェン
はハーモニカ奏者。アコーディオンの可能性を追求しながら、民俗音楽の香りの
漂う曲集を書きました。




<LSO Live>
LSO 0127 \1350
LSO 0627(SACD-Hybrid) \2180
モーツァルト:
レクイエム ニ短調KV.626(ジュスマイア版)
マリー・アーネット(S)
アンナ・ステファニー(Ms)
 アンドルー・ケネディ(T)
ダレン・ジェフリー(Bs)
サー・コリン・デイヴィス(指)ロンドン交響楽団、ロンドン交響合唱団
録音:2007年9月30日ロンドン、バービカンセンター(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
バランス・エンジニア:ジョナサン・ストークス
2007/08の今シーズン、9月25日に敬愛するプレジデントのデイヴィスが80歳の
誕生日を迎えたばかりとあって、LSOは御祝いムード一色の中で幕を開けまし
た。自然の流れで、手兵LSOを率いてかれがほどなく臨んだいくつかの演奏会
はみな、実質的に“もうひとつのガラ・コンサート”になったといいます。
LSO Live最新録音は巨匠デイヴィスによる「モツレク」。ピュア・モーツァル
トと題されたこの日、内田光子が弾く第27番の協奏曲につづいて演奏されたレ
クイエムは、10月3日に行なわれた本来のSir Colin Davis 80th birthday
galaの同じくメイン・プロ、しかもこれがレーベル初のモーツァルト・アルバ
ムというおまけつきです。
ちょうどLSOとの歩みと重ね合わせるかのように、半世紀以上の長きにわたっ
てモーツァルトに取り組んできたデイヴィス。オペラ、管弦楽曲、声楽曲とい
ずれもたいへん得意にしていて実演ではもちろん、録音も数多く残しています。
じっさいレクイエムも、BBC響(67年)、バイエルン放送響(91年、ほかに84年の
ライヴ映像)と、当ライヴでじつに4種目。けれども長年の手兵LSOとは、かな
り以前に大ミサや戴冠式ミサなどを録音しながら、レクイエムだけはこれまで
チャンスがありませんでした。
その意味でも、あらたに若手から抜擢されたソリスト、強力無比のロンドン
交響合唱団をしたがえ、なにより楽団の歴史を通じてもまれにみるほど強く
確かな結びつきをみせるLSOとの初顔合わせによる新録音は、タイミングとい
い、巨匠にとってまさに期するところがあったと考えて差し支えないでしょ
う。ここでデイヴィスはアプローチがピリオド・スタイルではないとの指摘
や異論を排して、これまでとは明らかに次元の異なる力と重みでわたしたち
を惹きつけてやみません。
なお、同一のキャストによりモツレクは、バービカンでの2公演に加えて10月
17日にはニューヨークのエイヴリー・フィッシャー・ホールでも取り上げら
れています。ソリストの内田光子がアンコールに、オケと一緒に“ハッピー
・バースデー即興曲”を弾いて大いに会場を沸かせた当夜のライヴ。なかで
もひときわ完成度が高く、実演に接した人びとから一刻も早いリリースをと
の声が強く寄せられていたものです。





<Profil>
PH 07052 \2180
ティペット:オラトリオ「われらが時代の子」
ウテ・ゼルビヒ(S)、ノラ・グービシュ(A)、ジェリー・ハドリー(T)
ロベルト・ホル(Bs)
ドレスデン国立歌劇場合唱団
サー・コリン・デイヴィス(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:2003年7月7、8日ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
ヨーロッパ屈指の伝統と格式を誇るシュターツカペレ・ドレスデンによる選り
すぐりのライヴをお届けする大人気のシリーズ。いま充実の時をむかえている
巨匠デイヴィス登場の最新リリースは、ことし2007年12月16日と18日にバービ
カンでLSOとのライヴでも取り上げるティペットの「われらが時代の子」。
1930年代に入り世界恐慌による社会不安が蔓延するなか、ティペットは作曲家
として、失業や貧困で社会的に虐げられた人々との連帯を表明せねばならない
との使命感に駆られていました。その矢先、1938年11月7日、パリのドイツ大
使館三等書記官エルンスト・フォン・ラトが、17歳のユダヤ人ハーシェル・グ
リンズバンによって銃撃を受け殺害されるという事件が起こります。これが引
き金となり、11月9日夜から10日にかけてドイツ全土でかつてない大規模なユ
ダヤ人排斥の暴動の嵐が吹き荒れることになります。
「水晶の夜」とよばれるこの大暴動はティペットを怒りと恐怖で大いに震撼さ
せ、戦時の1939年から2年の歳月を費やして書かれたオラトリオ「われらが時
代の子」として結実します。親しい詩人T.S.エリオットの強い奨めでティペッ
ト自ら手がけたテキストは、人間の本来もつ「光と影」の部分を受け止めたう
えで、さらに毅然と非人道的行為に立ち向かおうとする平和主義の哲学が色濃
く反映されたものとなっています。3部からなる全曲は、ヘンデルのメサイア
ととくにJ.S.バッハのマタイ受難曲とをモデルにしつつ、さらにバッハでのコ
ラールに替えて「黒人霊歌」の採用など異なるジャンルの混合がみられるのも
特徴的。作曲家の信頼も厚く、この作品では過去にもBBC響と録音を残してい
るデイヴィスですが、これはまさに別格。さきのベルリオーズのレクイエム
(PH.07014)に匹敵する、迫真のドラマを繰り広げています。





<ZIG-ZAG Territoires>
ZZT 3071001(5CD) \4350
CD1 (ZZT 051102)
ジャン=フェリ・ルベル(1666-1747):
ヴァイオリンとバッソコンティヌオのためのソナタ集
リュリ氏のトンボー(ソナタ第7番)ハ短調、
ソナタ第5番ニ長調「パラス・アテナ」、ソナタ第3番変ロ長調「アポロ」、
ソナタ第6番変ロ短調、ソナタ第11番変ロ長調
アマンディ-ヌ・ベイェ(バロック・Vn)
ラッサンブレ・デ・オネスト・キュリュ〔アルバ・ロカ(Vn)、アントワーヌ・
トランチク(Ob)、シャオ=ピン・クォ(Cemb)、バルドメロ・バルチエラ(Gamb)〕
録音:2005年6月20-24日
CD2 (ZZT 010301より)
ラモー:新クラヴサン曲集(1728)
(第4組曲)アルマンド、クラント、サラバンド、3つの手、ファンファリネット、
勝ち誇った女、ガヴォットと6つの変奏
(第5組曲)トリコテ、無頓着な、メヌエット、雌鳥、3連音、未開人、
エンハーモニック、エジプトの女
ブランディーヌ・ランヌ(Cemb)
CD3 (ZZT 060201)
モーツァルト:2台のピアノのための協奏曲 変ホ長調K.365、
フルートとハープのための協奏曲ハ長調K.299、
ホルン協奏曲第3番変ホ長調K.447
ジョス・ファン・インマゼール(Pf&指) 金子陽子(Pf) 
フランク・トゥンス(Fl) マルヤン・ド・ヘール(Hrp) 
ウルリッヒ・フュブナー(Hrn) アニマ・エテルナ
録音:2005年2月27日&3月1日(ブルージュ、コンセルトヘボウ)
CD4 (ZZT 030801)
G.ボノンチーニ: セレナータ「恋の敵」(1693)
キアラ・バンキーニ(指,第1Vn) アンサンブル415
アドリアーナ・フェルナンデス(クローリ:S)
マルティン・オロ(ティルシ:C-T)
フリオ・ザナッシ(フィレーノ:Br)
録音:2002年10月7-12日
(フランス、フランシュ・コンテ地方、オート=ソーヌ県、フラーヌ=ル=
シャトー教会)
CD5 (ZZT 051003)
モンテヴェルディ:マドリガーレ集
タンクレーディとクロリンダの戦い(第8巻) ニンファの嘆き(第8巻) 
さえぎられた希望(第7巻) 他の者は愛の神について歌えばよい(第8巻) 
今や天も地も(第8巻) 他の者は軍神マルスについて歌えばよい(マリーノ 
第8巻) 唇よ、何とかぐわしく匂うことか(第7巻)
フランソワーズ・ラセール(指)
アカデミア ヤン・ヴァン・エルサッカー(語り手:T) 
ギュメット・ロランス(クロリンダ:Ms) 
エルヴェ・ラミ(タンクレーディ:T)
録音:2004年12月12-16日
ZIG-ZAG Territoiresレーベル創設10周年記念ボックス。
インマゼール、ランヌー、ベイェなどレーベル屈指のアーティストが特価BOX
に終結!美麗化粧箱入り




<Paradizo>
レオンハルトの高弟でヴィルトゥオーゾ・チェンバロ奏者、古楽の名アンサン
ブル「カプリッチョ・ストラヴァガンテ」の創立者、世界的チェンバリストの
スキップ・センペのレーベル「Paradizo」の取り扱いを開始します。
「Paradizoとは、何かをあきらめる、あるいは何かを他の人にゆずる能力のこ
とをいいます。この行為は胸を引き裂かれるような辛いもので、感傷を通り越
したものです。ルネッサンス音楽というのは、この超越という現象のひとつの
ハイライトでした。ルネッサンス時代、不運というのは繰り返され、よいこと
は一度しかやってこない、という言い伝えがあり、イベントは一度きり、特別
なものとして行われるのが常でした。彼らは≪瞬間≫を生きていました。何か
をしたら、それにキスをして別れを告げたのです。現代という時代、すべての
ものは再生可能であり、ルーティン化し、グローバル化が進んでいますが、そ
の中で、美というのは今なお特別な存在です。しかも、それが忘れられないく
らいに美しければ美しいほど、その力も大きくなるのです」(スキップ・セン
ペ談)
センスあるレパートリー、そして、センペとセンペ率いるアンサンブルや若手
気鋭演奏家による演奏、肉感的で美しい音による録音、また、ブックレットも
センペや演奏者たちのインタビュー形式によるもので、興味深い内容のもので
ある、と、何拍子もそろったレーベルです。

PA 9003(1CD+1ボーナスCD) \2280
Duende-妖しい魅力
D.スカルラッティ:チェンバロソナタ集
(1)ホ長調K.206アンダンテ (2)ニ長調K.443アレグロ* 
(3)ヘ短調K.462アンダンテ (4)ヘ長調K.256アンダンテ 
(5)ヘ長調K6 (6)ヘ短調K.481アンダンテ・エ・カンタービレ 
(7)ハ長調K.423プレスト*(8)ハ長調K.513パストラーレ 
(9)ハ長調K.502アレグロ* (10)ロ短調K.87 (11)変ホ長調K.193アレグロ 
(12)ト短調K.8アレグロ (13)変ホ長調K.253アレグロ 
(14)ニ長調K.490カンタービレ (15)ニ短調K.517プレスティッシモ 
(16)ニ長調K.492プレスト* (17)ニ短調K.32アリア
ボーナスCD:サンプラー
スキップ・センペ(Cemb)、オリヴィエ・フォーティン(Cemb)*
録音:2006年
スキップ・センペのヴィルトゥオーゾ性が遺憾なく発揮されたスカルラッティ
作品集。レーベルの録音技術の高さも手伝って、ものすごい迫力と説得力をも
った音質で、思わずうなってしまう出来栄えです。さらに二台チェンバロの作
品では迫力が3倍にも4倍にも増幅され、チェンバロという楽器のもつ表現の可
能性の底知れなさにあらためて気づかされ、また、驚かされます。タイトルの
Duendeは、フラメンコなどでも使われる言葉(スペイン語)で、「妖しい魔力的
な魅力」といった意味で、聴いているとまさに魔術をかけられてしまったよう
な気分になる、不思議な力をもった1枚。

PA 9004(1CD+1ボーナスCD) \2280
『ペッレグリーナ』-インテルメディオ集(1589年)
-フェルディナンド・デ・メディチとクリスティーヌ・ド・ロレーヌの結婚式
のためのフィレンツェの音楽劇-
アルヴェッツィ(1547-1599)、アルキレイ(1550-1599)、マレンツィオ、カッチ
ーニらの作品
ボーナスCD:スキップ・センペインタビュー
スキップ・センペ(指)
カプリッチョ・ストラヴァガンテ・ルネッサンス・オーケストラ、
コレギウム・ヴォカーレ
ドロテー・ルクレール(S)、モニカ・マウク(S)、パスカル・ベルタン(A)、
アントニ・ファヤルド(Bs)
このCDに収められているのは、1589年に執り行われた、フェルディナンド・デ
・メディチとクリスティーヌ・ド・ロレーヌの結婚式で上演された音楽劇の、
幕間劇のための音楽です。1539年から、メディチ家は劇の幕間にインテルメ
ディオ(幕間劇)を上演するという伝統を発展させました。これは、劇の幕間
を、休憩やカーテンを上げたり下げたりすることで場つなぎするのではなく、
音楽のついた軽めの劇を上演することでお客さんをリフレッシュさせるための
ものでした。次第にこの幕間劇は凝ったものになり、ついにはメインの演劇を
食ってしまったほどです。このCDに収録されているのはその中の至高のもの
ばかり。センペが率いる名手達の演奏によって、中世の薫りが色濃くたちの
ぼります。

PA 9001 \2280
リコーダーのためのコンソート・ミュージック&エア集
I. ホルボーン(1545頃-1602)(1)パラディーゾ―ためいき/(2)J.ダウランド:
パドヴァ/ホルボーン:(3)ためいき(4)スイカズラ
II. ホルボーン:(5)パヴァーヌ(6)ガイヤルド/J.ダウランド:(7)今、ああ
今、私は別れなければならない(8)サー・ヘンリー・アンプトンへの告別/ホ
ルボーン:(9)ハイ・ホー・ホリデイ
III. ヤコブ・ファン・エイク:(10)スタンディング・マスク―ラウラ/シャ
イト:(11)クーラント(12)シャンソン(13)クーラント・ドロローザ/(14)ヒュ
ーム:パヴァーヌ/(15)アルフォンソ・フェラバスコ:4つの音符によるパヴァ
ーヌ/(16)シャイト:パドヴァ/(17)ウィリアム・ブレイド:舞曲
IV. (18)シャイト:戦いのガイヤルド/(19)J.ダウランド:キャプテン・ディ
ゴリー・パイパーのガイヤルド/(20)パーセル:リコーダーのためのエア/ホ
ルボーン:昨ミューズの涙 朔ナイト・ウォッチ/柵ヤコブ・ファン・エイク
:カエルのガイヤルド、クーラント/窄ダウランド:今、ああ今、私は別れな
ければならない/策トーマス・モーリー:カエルのガイヤルド/索ホルボーン
:ハイ・ホー・ホリデイ
ジュリアン・マーティン(リコーダー)
スキップ・センペ(指、チェンバロ、オルガン)&カプリッチョ・ストラヴァガ
ンテ
録音:2005年

PA 9002 \2280
テレマン:
(1)リコーダー、弦と通奏低音のための序曲 イ短調
(2)リコーダーのためのファンタジア ロ短調、ホ短調、イ長調
(3)リコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンバ、弦と通奏低音のための協奏曲
ジュリアン・マーティン(リコーダー)
ジョシュ・チートハム(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
スキップ・センペ(指、チェンバロ)&カプリッチョ・ストラヴァガンテ
録音:2005年
スキップ・センペのお墨付き天才リコーダー奏者、ジュリアン・マーティン
は、パリの国立高等音楽院を首席で卒業、カプリッチョ・ストラヴァンガンテ
のソロ奏者でもあります。リコーダー1本で世界中をツアーで駆け巡り、その
カリスマ性溢れる音楽と説得力のある演奏で聴く者を魅了しています。センペ
との霊感溢れるアンサンブル、その超絶技巧、そして驚異的なまでによく通る
音色で我々を魅了します。



<Ambroisie>
AM 130 \1680
カタログ付特別価格CD
フォーレ:
(1)悲歌op.24 (2)チェロ・ソナタ第1番 ニ短調op.109 
(3)ロマンス イ長調op.69 (4)蝶々op.77 
(5)チェロ・ソナタ第2番 ト短調op.117 (6)シチリアーナop.78
(7)夢のあとに(カザルス編)
オフェリー・ガイヤール(Vc) 使用楽器:1852年ベルナデル=ペル
ブリュノ・フォンテーヌ(Pf)
ガイヤールの、しなやかで色っぽい、思わず溜息が出てしまうような美しい音
色の名盤に、カタログがついてお買い得価格になって再登場。フォーレのチェ
ロ作品はどれも香り豊かで実に繊細。それをガイヤールが奏でるなんて、いつ
聴いても贅沢の極みの1枚です。




<naive>
V 5073 \2280
(1)プロコフィエフ:交響的物語「ピーターと狼」Op.67
(2)リャードフ:バーバ・ヤーガ
(3)同:魔法にかけられた湖
(4)同:キキモラ
(5)R=コルサコフ:「サルタン皇帝の物語」より三つの奇蹟
(6)同:「同」より熊蜂の飛行
ヴァレリー・ルメルシェ(語り)
トゥガン・ソキエフ(指)トゥールーズ・カピトール国立O.
目下のところ、ロシアものにその持てる才気を存分に発揮している1977年生ま
れの俊英ソキエフ。「展覧会の絵」&チャイコの第4交響曲(V.5068)につづく
最新アルバムも、「ピーターと狼」や「熊蜂の飛行」をふくむきわめつけのロ
シア音楽集です。
前作同様に、若きカリスマのスケールの大きく濃厚な音楽性のもと、生っ粋の
フランスのオケにいまも息づく色彩ゆたかな音色がみごとに開花、否が応でも
想像力をかきたてます。音楽運びがすばらしければ、ここではなめらかに流れ
るフランス語のディクションもまたうつくしく音楽的。語り役はヴァレリー・
ルメルシェ。フランスの人気コメディエンヌで、映画にステージにと活躍して
いる女優です。「ピーターと狼」のアルバムを20種も自らコレクションしてい
るというだけあって、naiveからのオファーがあったときに飛び上がって喜ん
だという彼女は、このたびアルバムの装丁、イラストまで手がけています。
彼女はまた、「ピーターと狼」のほか、すべての収録作品ひとつひとつについ
ての案内役を務めます。



<SUPRAPHON>
SU 3931 \1780
(1)ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集Op.8「四季」
(2)J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV.1043
[ボーナス・ビデオトラック]
※ヴィヴァルディ:「四季」より冬、夏(第3楽章プレスト)
パヴェル・シュポルツル(Vn)
プラハ・フィルハーモニア
フランティシェク・シュタストニー(Cem)
録音:(1)(2)2007年9月1-2日、9-11日&10月6日(※映像)2007年9月12日
プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
コンサートでバンダナをあたまに巻いたり、カタにはまらないスタイルで人気
のシュポルツル。最新録音はヴィヴァルディの「四季」。カップリングのバッ
ハとも、編成を刈り込んだアンサンブルをバックに小気味よく弾むリズムがな
んとも新鮮です。プラハ・フィルハーモニアからの精鋭メンバーの楽器編成は
第1、第2ヴァイオリンが各3、ヴィオラ2、チェロ2、コントラバス1。ほかに通
奏低音。なお、CDエキストラ仕様により、WindowsのPCでReal Playerの動作環
境をお持ちであれば、トレード・マークのブルー・ヴァイオリンを弾く姿をみ
ることができます。




<audite>
AU 23407 2枚組 \2700
[CD 1]
モーツァルト:
(1)ピアノ協奏曲第20番ニ短調KV.466
(2)ピアノ協奏曲第22番変ホ長調KV.482
ゲザ・アンダ(P & (1)指)(2)コンスタンティン・シルヴェストリ(指)
ケルン放送交響楽団
録音:(1)1969年11月28日(2)1960年4月4日WDR第1ホール(ライヴ)
[CD 2]
モーツァルト:
(1)ピアノ協奏曲第23番イ長調KV.488
(2)交響曲第28番ハ長調KV.200(KV.189a)
(3)ピアノ協奏曲第21番ハ長調KV.467
ゲザ・アンダ(P & (1)(2)指)ヨゼフ・カイルベルト(指)
(1)(2)カメラータ・アカデミカ・ザルツブルク(3)ケルン放送交響楽団
録音:(1)(2)1962年1月28日(3)1956年1月16日WDR第1ホール(ライヴ)
すべてWDRアーカイヴの正規音源からの復刻。Auditeよりハンガリー生まれの
ピアニスト、ゲザ・アンダ(1921-1976)のシリーズがスタートします。これは
ヴィルトゥオーゾとして名高い彼による、1952年からの1970年までの初出ある
いは初CD化のスタジオ&ライヴ録音を収めたたいへん貴重なものです。全4タ
イトルの第1弾はアンダの代名詞ともいえるモーツァルト。協奏曲は選曲もよ
く、スタジオ盤全集でもおなじみの自らの弾き振りのほか、カイルベルトや
シルヴェストリとの共演にも注目です。協奏曲のカデンツァはすべてアンダ
自作。また、アンダが珍しく指揮のみをてがけた交響曲も聴きものです。




<BIS>
BIS SA 1716(SACD-Hybrid) \2500
ベートーヴェン:
(1)交響曲第6番ヘ長調 Op.68「田園」
(2)交響曲第1番ハ長調 Op.21
オスモ・ヴァンスカ(指)ミネソタ管
SACDハイブリッド盤。ますます充実度の深みを増すヴァンスカ。つい先日も来
日して、読売日本交響楽団と個性的な「英雄」交響曲を披露してくれました。
期待のベートーヴェン・シリーズの新譜は「田園」。あたかも北欧の田園風
景、シベリウスの自然描写曲のように響いて個性的。古典的なたたずまいの
第1番も異様な活気に満ちていて一気に聴かせます。

BIS SA 1569(SACD-Hybrid) \2500
シューマン:
(1)交響曲第1番変ロ長調 Op.38「春」
(2)ツヴィッカウ交響曲
(3)序曲、スケルツォとフィナーレ Op.52
(4)歌劇「ゲノヴェーヴァ」序曲
(5)序曲「メッシーナの花嫁」Op.100
トマス・ダウスゴー(指)スウェーデン室内管
SACDハイブリッド盤。非常な期待を持って迎えられているダウスゴーのシュー
マン交響曲シリーズ。第2弾は第1番「春」のほか彼が20代の初めに試作した
「ツヴィッカウ交響曲」も入っているのが嬉しい限り。ダウスゴーの引き締
まった音楽作りとスウェーデン室内管の透明な響きで、「灰色」と称される
シューマンの管弦楽曲の印象が一新されます。2篇の序曲も美演です。

BIS 1575
(1)クープラン:聖水曜日のためのルソン・ド・テネブレ
(2)ド・ラランド:聖水曜日のための第3テネブレ
(3)同:聖木曜日のための第3テネブレ
エマ・カークビー、アニエス・メロン(Sop)、
チャールズ・メドラム(バス・ヴィオール)、
テレンス・チャールストン(Org)
一見ハルモニア・ムンディを思わす曲目と演奏者ながら、正真正銘のBIS最新
録音。ルソン・ド・テネブレとはカトリック暦で復活祭前の3日間、深夜から
早朝に行なわれる聖務日課のための音楽。これを女王エマ・カークビーと、
ドミニク・ヴィス夫人のアニエス・メロンという大ベテランがひそやかに歌
唱。いぶし銀の至芸が存分に味わえます。

BIS 1625 \2380
もののけチューバ:ボーズヴィーク
(1)バーンスタイン:前奏曲、フーガとリフス
(2)ボーズヴィーク&ギスケ:青いフヌグ-チューバと吹奏楽
(3)ボリス・ディエフ:チューバと吹奏楽のための協奏曲
(4)ターネイジ:急発進
(5)フレドリク・ホグベリ:トロルチューバ-チューバと吹奏楽
(7)ダニエル・ネルソン:メタルフォニック・リミックス-チューバと吹奏楽
オイスタイン・ボーズヴィーク(Tub)、
クリスチャン・リンドベルイ(Trb(2),指)
スウェーデン・ウィンド・アンサンブル
ノルウェーのチューバ奏者ボーズヴィークはその超絶的テクニックとエンター
テイメント性で人気急上昇中。今回は協奏作品を集めていますが、吹奏楽伴奏
というのがユニーク。さらにその指揮を彼の兄貴筋リンドベルイが務めている
のも豪華。リンドベルイはゲストでトロンボーンの妙技も見せてくれます。い
ずれも現代作品ながらワールドミュージック風でもあり、たっぷり愉しませて
くれます。

BIS 1587 \2380
C.P.E.バッハ:鍵盤協奏曲全集 Vol.16
(1)チェンバロ協奏曲ニ長調(第2版) Wq27 (H433)
(2)チェンバロと管弦楽のためのソナチネ 変ロ長調 Wq110 (H.459)
(3)タンジェント・ピアノ協奏曲イ短調 Wq.21 (H.424)
ミクローシュ・シュパーニ(タンジェント・ピアノ、チェンバロ、指)、
メンノ・ファン・デルフト(チェンバロ)(2)、
ペトリ・タピオ・マッツォン(指)アンサンブル・オーパスX
シュパーニが続けてきたC.P.Eバッハの鍵盤協奏曲全集シリーズがついに完結
となりました。18世紀音楽史の穴を埋める、前人未到のまさにエポックメイキ
ングな世界を打ち立てたと申せましょう。最終巻はとりわけ珍品が集められて
いて、ファン感涙の一枚です。




<Calliope>
CAL 9750 \2180
アルベール・アラン:オルガン作品集
(1)フィナーレ ヘ短調 Op.429 (2)アンダンティーノ ト長調 Op.346 
(3)アリア ニ長調 Op.425 (4)スケルツォ ホ短調 Op.423 
(5)エレジー Op.396 (6)アンダンティーノ嬰ハ短調 Op.437 
(7)トッカティーナ Op.373 (8)非常に遅い歩みで Op.345 
(9)とても遅く静かに Op.357 (10)アンダンティーノ・コン・モト Op.347 
(11)子守歌 Op.395 (12)「シオンを讃えよ」によるカリヨン Op,424 
(13)ブギヴァルのカリヨン Op.368 (14)クリスマスの季節に Op.360 
(15)ラルゴ(祈り)Op.427 (16)アンダンテ ロ長調 Op.306 
(17)「カンテムス・ドミノ」によるトッカータ Op.323
アルベール・アラン (1880-1971)はジャン&マリー=クレール兄妹の父君だっ
たオルガニスト兼作曲家。子供たちに比べ知名度は高くありませんが、Op番号
469に及ぶ膨大な作品を残しています。作風は後期ロマン派的で、明快かつエ
レガント。魅力的なメロディにも欠けていません。録音に恵まれぬ彼の作品を
愛娘マリー=クレール・アランが父愛用のオルガンで2007年3月に録音。これ
以上理想的な演奏は考えられません。




<Ambroisie>
AM 9996 \2500
シャイト(1587-1654):Ludi Musici (音楽の遊戯)
ガイヤルド・バタッリャ、カンツォーナ、クーラントほか
レ・サックブーティエ
シュッツ、シャインとともに、ドイツ初期バロックの「3S」の一人として名高
いシャイトによる作品集。サックブーティエは、トゥールーズに拠点をおき、
25年以上にわたって活動をつづけ、古楽の名アンサンブル団体として押しも押
されぬ存在。初来日を目前にひかえている、いまや「伝説の」管楽器奏者、
ジャン=ピエール・カニャックのコルネットによるガイヤルド・バタッリャ
は見もの。この曲は、シャイトが宮廷楽団のコルネット奏者に献呈したとい
うだけあって、超絶技巧で華やかな作品なだけに、カニャックの名人ぶりが光
ります。ほかの作品も、メンバーたちが発する華麗な管楽器の音色に圧倒され
てしまいます。

AM 129 \2500
El Fuego「熱情」-16世紀のスペインの音楽
マーテオ・フレーチャ(1481-1553):エル・フエゴ(熱情)、槍試合、黒人
フアン・バスケス(1500-1560):私の目の命のために、ローゼルの泉
アラウショ:68音のティエント
エレディア:88音の戦いのティエントほか(全9曲)
レ・サックブーティエ
アディアナ・フェルナンデス(S)、デイヴィッド・サガストゥム(A),
ルイ・ヴィリャマヨ(T)、イヴァン・ガルシア(Bs)
エンサラーダ集(スペイン語、ラテン語、イタリア語の歌曲)。すでに16世紀に、
エンサラーダは成熟したジャンルとして人々に愛されていました。凝った詩の
韻律の取り方など、言葉はわからなくてもそのリズムの独特の表情はいつ聴い
ても素敵です。




<ACCENT>
ACC 24188(SACD-Hybrid) \2580
ハイドン:
ハープシコード協奏曲 ト長調 Hob.XVIII:4、
ハープシコード協奏曲 ヘ長調 Hob.XVIII:3
ディヴェルティメント  ヘ長調 Hob.II-20
エヴァルト・デマイヤー(Cemb) 
シギスヴァルト・クイケン(指)
ラ・プティット・バンド
エヴァルト・デマイヤーのすっきりとした軽やかで粒立ちの良い音で協奏曲を
聴かせます。またディヴェルティメントではシギスヴァルト・クイケン率いる
ラ・プティット・バンドの自然体の演奏が、明るく伸びやかでくったくのない
音楽が、安らぎと心地よさを与えてくれます。




<FARAO>
S 108051(SACD-Hybrid) \2180
ブルックナー:
交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」(1887/89年 第3稿)
エノッホ・ツー・グッテンベルク(指)
クラング・フェアヴァルトゥングO.
録音:2007年4月25 & 26日ウィーン、ムジークフェライン大ホールにおける
ライヴ
その豊かな響きから「黄金のホール」と呼ばれるウィーンのムジークフェライ
ンザール。この音楽の殿堂において、手兵クラング・フェアヴァルトゥング管
が結成10周年をむかえたことしの4月、グッテンベルクは2日間にわたりブルッ
クナーの「ロマンティック」を演奏しています。
その模様を収めた当アルバム。使用楽譜に近年再評価のきざしがみられるレー
ヴェ改訂版を採用している点とならんで、特徴的なのがヴァイオリンを舞台上
両翼に、また管楽器群の背後に6本のコントラバスを一列に並べるという楽器
配置。弦楽と金管、木管のバランスも絶妙で、響きはけっして重くなりすぎず、
みずみずしさと透明感を保持しているのがなによりの魅力となっています。
ちなみに、同オケはちょうどルツェルン祝祭管の例を思わせるように、ベルリ
ン・フィル、ミュンヘン・フィル、バイエルン国立歌劇場、シュトゥットガル
ト州立歌劇場ほかドイツ有数の団体から、いずれもグッテンベルクの音楽に惚
れ込んで集ったメンバーばかり。さらに、ムジークフェラインという桧舞台も
あってのことでしょうか。演奏にかける意気込みの高さは半端じゃありません。
リファレンスにふさわしいとびきりの優秀録音。拍手入り。




<KII>
CCDEX 003 2枚組 \4200
ヴェルディ:レクイエム
広上淳一(指)
京都市交響楽団、同志社学生混声合唱団CCD創立60周年記念合唱団
菅英三子(Sp) 菅有実子(Ms) 佐野成宏(Tn) キュウ・ウォン・ハン(Br)
大谷圭介、吉川誠(合唱指導)
2007年10月7日 京都コンサートホール大ホール
同志社学生混声合唱団CCDは、戦後まもない1947年、同志社グリークラブと旧
制同志社女子専門学校(現同志社女子大学)クワイヤーとが合同で歌ったこと
に端を発し、Collegiate Choral Doshisyaと命名され、以来、その頭文字を
とったCCDの愛称で宗教音楽をメインレパートリーとして取り組んできた。
今回の創立60周年の「ヴェル・レク」のために全国から220名を超えるメンバ
ーが集まり熱気溢れる、渾身の演奏が誕生した。




<claves>
50 2708 \2180
モノラル
(1)ラロ:スペイン交響曲(4楽章版)
(2)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
ナタン・ミルシテイン(Vn)
(1) アンドレ・クリュイタンス(指)フランス国立放送管弦楽団
(2) パウル・クレツキ(指)北ドイツ放送交響楽団
録音:(1)1955年9月11日
(2)1960年9月6日モントルー9月音楽祭(ライヴ)
[スイス・ロマンド放送による収録]
収録当時、テクニックの絶頂にあったミルシテインによる協奏曲ライヴはとも
にスイス・ロマンド放送の正規音源より復刻。ミルシテインといえば、同じク
リュイタンスとの顔合わせによるチャイコフスキーの協奏曲ライヴ(RSR.6202)
がとんでもなく熱くはげしい内容だったモントルーの9月音楽祭ライヴ。ここ
でのラロもまたそれに匹敵する大爆演となっています。第1楽章冒頭のトゥッ
ティのあとにつづく、大きく見えを切るミルシテインのソロ。そして、ちょっ
とした音の混濁などあえて辞さないクリュイタンスの思い切り良く突き進む熱
い指揮ぶりもライヴならではの醍醐味といえるでしょう。なお、ここではサラ
サーテ初演時の慣例にしたがって第3楽章をカットする形での演奏となってい
ます。
いっぽう、クレツキとのブラームスもどこか逡巡するかのような第1楽章から、
スタジオ盤にくらべてテンポの自由度と表現に柔軟性がみられ、ヴァイオリン
の濃厚でなまめかしい表情がわすれがたい味わい。今は亡き大家たちによるス
リリングなライヴ演奏が存分に楽しめる一枚は、音質もいくぶんデッドながら
きわめて生々しく迫力にも欠きません。終演後の拍手入り。




<TAHRA>
WEST 3009 2枚組 \4600
ベートーヴェン:
(1)ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37
(2)「レオノーレ」序曲第2番 Op.72a
(3)「レオノーレ」序曲第3番 Op.72b
(4)劇音楽「エグモント」 Op.84
(5)大フーガ Op.133
ヘルマン・シェルヘン(指)
(1)(2)(3)(4)ウィーン国立歌劇場管弦楽団,
(5)イングリッシュ・バロック管弦楽団
(1)パウル・バドゥラ=スコダ(P) (4)マグダ・ラーズロ(S)
録音:(1)1958年7月(ステレオ),(2)(3)(4)1953年7月,(5)1954年9月14日
鬼才指揮者ヘルマン・シェルヘンのベートーヴェンの録音です。ピアノ協奏曲
第3番は、当時ウィーンの人気若手だったバドゥラ=スコダと完成させた全集
の中の一つで、ステレオ初期の名盤として知られていたもの。「エグモント」
は、序曲を含め10曲を収録。TAHRAからは、1960年にライプツィヒ放送交響楽
団との録音がCDになっていました。大フーガは珍しくイングリッシュ・バロッ
ク管弦楽団との録音。TAHRAからは1962年のルガーノでの録音がCDになってい
ました。いずれもシェルヘンらしいエネルギッシュな名演です。

<Coviello>
COV 30715(SACD-Hybrid) 2枚組 \4600
ヘンデル:「アレクサンダーの饗宴」
ドロテー・ミールズ(S) ユディト・ベルニング(A)
 ポール・アグニュー(T) ウン・チョ・チェ(Bs)
マルクス・ボッシュ(指)アーヘン交響楽団
アーヘン室内合唱団
オーヴェルバッハー室内合唱団
録音:2007年5月2-6日,ライヴ
ヘンデル「アレクサンダーの饗宴」の久々の新録音です。「アレクサンダーの
饗宴」は1736年に初演された英語の頌歌(オード)。英雄アレクサンダー大王を
軸にして、音楽の守護聖人、聖セシリアを讃えるという内容。人気の高い作品
ですが、最近は録音がなく、これが1990年以来の新録音です。ボッシュは、モ
ダン楽器のオーケストラから自然な美しさを引き出し、清潔で心地よい音楽を
作り上げています。ソプラノのミールズ、テノールのアグニューなど,歌手も
魅力。SACD Hybridで、音の良さも特筆。なお、初演の幕間に演奏された合奏
協奏曲は収録されていません。




<ATMA>
SACD2 2549(SACD-Hybrid) \2180
ドビュッシー:交響詩「海」,牧神の午後への前奏曲
ブリテン:4つの海の間奏曲 Op.33a
メルキュール:万華鏡
ヤニク・ネゼ=セガン(指)
グラン・モントリオール・メトロポリタン管弦楽団
2008年9月から、ゲルギエフの後任としてロッテルダム・フィル音楽監督に、
さらにロンドン・フィルの首席客演指揮者に就任することが決まった、カナダ
の俊英指揮者、ヤニク・ネゼ=セガン。新録音はドビュッシーとブリテンがメ
イン。ネゼ=セガンの卓越した色彩感覚が生きた好演です。さらに、若くして
亡くなったカナダの作曲家、ピエール・メルキュール(1927-1966)の万華鏡を
収録。

ACD2 2521 \1850
A.スカルラッティ:リコーダー作品集
リコーダーと2つのヴァイオリン、通奏低音のためのソナタ第9番 イ短調,
第12番 ハ短調,第21番 イ短調,第23番 ハ長調,第24番 ト短調
リコーダーと通奏低音のためのシンフォニア ト長調
3つのリコーダーと通奏低音のためのソナタ ヘ長調
リコーダー、2つのヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲 ヘ長調
フランシス・コルプロン(指)レ・ボレアデ
ナポリの大御所、アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725)、その亡くな
る1725年に作曲されたリコーダーのための作品を集めています。これらの作品
は、ドイツの高名なフルート奏者、ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ(1697-1773)
がナポリを訪問した折に作曲されたもの。フランシス・コルプロンとレ・ボレ
アデが、スカルラッティの手稿を基に万全の演奏をみせています。

ACD2 2542 \1850
ロパルツ:ピアノ三重奏曲 イ短調
バトン:ピアノ三重奏曲 Op.31
オシュラガ三重奏団〔ステファヌ・ルムラン(P),アンヌ・ロバート(Vn),
ポール・マルレン(Vc)〕
二人の知られざる近代フランスの作曲家のピアノ三重奏曲を収録。ジョセフ・
ギィ・ロパルツ(1864-1955)は、近年再評価の著しいノルマンディの作曲家。
一方、ルネ=バトンの通称でも知られる、ルネ=エマニュエル・バトン(1879
-1940)は、ディアギレフのロシア・バレエ団でも活躍した指揮者で、数々の近
代フランス音楽の初演を指揮したことで知られています。

ACD2 2385 \1850
デュボワ:ピアノ四重奏曲 イ短調,ピアノ五重奏曲
オシュラガ三重奏団
フィリップ・マニャン(Ob)
ジャン=リュク・プルールド(Va)
テオドール・デュボワ(1837-1924)は、フランスの作曲家、オルガニスト。ア
ンブロワーズ・トマに学び、1861年にはローマ大賞を受賞しています。1871年
からパリ音楽院で教え、門下にはポール・デュカやフローラン・シュミットが
います。 1896年からは院長を務めましたが、ラヴェルがローマ大賞を受賞で
きなかったスキャンダルのため1905年に退任。日本では、和声学の著作でも知
られています。オシュラガ三重奏団は、ステファヌ・ルムラン、アンヌ・ロベ
ール、ポール・マーレンによル団体。ピアノ五重奏曲は、ピアノ、ヴァイオリ
ン、ヴィオラ、チェロに、オーボエが加わるという珍しい編成の曲。





<SATIRINO>
STRN 061 \2500
(1)J.S.バッハ:イタリア協奏曲 ヘ長調BWV.971
(2)同:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV.903
(3)同:フランス風序曲(パルティータ)ロ短調BWV.831
(4)同:ソナタ イ短調BWV.965-ヤン・アダム・ラインケン“音楽の園”よりの
ソナタ編曲
ケネス・ワイス(Cem)
[使用楽器;1761年パリ、ジャン=アンリ・エムシュ製作(パリ、音楽博物館
のコレクション)]
録音:
2005年12月21-23日シテ・ド・ラ・ミュジク、サル・ド・ランフィテアトル
チェンバロ奏者にとって、いわばバイブル的なレパートリーを収めたもの。名
作「イタリア協奏曲」など典雅のきわみともいえる音色がいっぱいに拡がりま
す。

STRN 011 2枚組 \4500
J.S.バッハ:パルティータ(全曲)
(1)第1番変ロ長調BWV.825
(2)第2番ハ短調BWV.826
(3)第3番イ短調BWV.827
(4)第4番ニ長調BWV.828
(5)第5番ト長調BWV.829
(6)第6番ホ短調BWV.830
ケネス・ワイス(Cem)
[使用楽器;1995年パリ、フレデリク・バル&アンソニー・サイデイ製作
(18世紀中期ゴットフリート・ジルバーマン工房のジャーマンをベース)]
録音:1999年6月21-24日パリ、リュ・ブランシュ、ドイツ福音教会
「イギリス組曲」「フランス組曲」と並び、大バッハが書いたクラヴィーア用
3大組曲集のひとつであり、集大成的内容をもつパルティータ。演奏機会の多
い第1番、第2番から、輝くしく大規模な第4番や第6番まで、よどみなく流れる
名手ワイスの演奏は心のひだに沁み込むかのようです。録音もみごと。1942年
イギリス生まれのアンソニー・サイデイは、オリジナルの楽器の木目にまで配
慮するなど徹底した製作姿勢で高い信頼を獲得しているチェンバロ製作者。

STRN 031 \2500
「ラモーのオペラ&バレエ・トランスクリプション集」
(1)「ダルダニュス」より
序曲 / 第1メヌエット / リゴードン1&2 / 前奏曲-眠り / 第2の優しいメヌ
エット / 急速なリトルネッロ / タンブラン1&2 / シャコンヌ
(2)歌劇「カストールとポリュクス」より
エベの入場 / エベのための第1エール / エベのための第2エール / 第1 &
第2ガヴォット / パスピエ1 & 2-エール
(3)歌劇「ピグマリオン」より
序曲 / 美の三女神… / ジーガ / パントマイム / コントルダンス
(4)「優雅なインドの国々」より
ミュゼットとロンド / ポーランド風エール / 恋人たちのエール / ボスタン
ジのための第1&第2エール / ガヴォット / 花々のためのエール / バラのため
の優しいエール / 花々のためのガヴォット / 花々のための快活なガヴォット
/ 北風とバラのためのエール / 西風のエール / 西風とバラのための快活な
エール / 第1ガヴォット、第2ガヴォットとロンド / シャコンヌ
ケネス・ワイス(Cem)
[使用楽器;(1)(3)1749年以前パリ、ジャン=クロード・グジョン製作
(1784年パリ、ジャック・ヨアヒム・シュヴァネン修復)
(2)(4)1761年パリ、ジャン=アンリ・エムシュ製作]
録音:2003年7月7-9日パリ、シテ・ド・ラ・ミュジク
アルバム一曲目からオケ顔負けの豊かな表現力。数々の性格的な小品が並ぶな
か、ひとつひとつの情景が目に浮かぶようです。このアルバムでワイスは2種
の楽器を弾き分けています。

STRN 021 \2500
D.スカルラッティ:ソナタ集(27曲)
ト長調K.124 / ト長調K.235 / ニ長調K.478 / ニ短調K.444 / ヘ短調K.466 /
ヘ短調K.519 / ニ短調K.18 / ニ短調K.64 / ニ長調K.490 / ニ長調K.492 /
ロ短調K.27 / ト短調K.450 / ト短調K.8 / ハ長調K.200 / ハ短調K.56 /
変ホ長調K.507 / ト長調K.477 / ハ長調K.460 / 変ロ長調K.545 / ニ短調K.213
/ ニ短調K.396 / イ短調K.265 / イ長調K.181 / イ長調K.212 / ホ長調K.531
/ イ短調K.175 / イ長調K.222
ケネス・ワイス(Cem)
[使用楽器;1988年パリ、アンソニー・サイデイ&フレデリク・バル製作
(1636-1763年製リュッケルス=エムシュ・クラヴサンのコピー)]
録音:2001年12月20-22日フランス、ヴァル・ド・マルヌ県イヴリ=スュル=
セール、情報技術図書館内アントナン・アルトー・オーディトリアム
膨大な数のソナタを残し、チェンバロ奏者にとって神様ともいえるドメニコ・
スカルラッティ。繰り返しの多くシンプルに思える内容から、ワイスは驚くべ
き程じつに多彩な音楽を引き出しています。

STRN 052 \2500
「エアリエルの歌-英国歌曲集」
(1)作者不詳:サルヴェ・レジナ
(2)ダウランド:私の嘆きで人の心が動かせるものなら
(3)パーセル:ばらの花よりかぐわしく
(4)同:来たれ、歓喜よ
(5)同:恋の病から自由になろうと
(6)同:こよなく美しい島
(7)ヘンデル:カンタータ「わたしも愛から逃れた」
(8)同:「アグリッピーナ」よりアリア“Tacero, pur che fedele”
(9)エドムンド・ラッブラ:乙女への讃歌
(10)ヴォーン=ウィリアムズ:木こりの歌
(11)ブリテン:「真夏の夜の夢」よりオベロンの独白“I know a bank”
(12)同:柳の園
(13)ウォーロック:夜
(14)ティペット:エアリエルの歌(3曲)
(15)ハウエルズ:ダヴィデ王
(16)アンドルー・ガント:ザロモン・パヴェイの墓碑銘
ジェイムズ・ボウマン(CT) ケネス・ワイス(Cem & P)
録音:2005年6月21-23日フランス、エーヌ県、サン=ミシェル・アン・ティエ
ラシュ修道院
古楽から20世紀にいたるイギリスの作曲家による歌曲を集めた一枚です。貫禄
の歌を聴かせるのは大ヴェテラン、ジェイムズ・ボウマン。

STRN 062 \2500
(1)J.S.バッハ / ラフマニノフ編:
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番BWV.1006より前奏曲 / ガヴォット
/ ジグ
(2)ラフマニノフ:楽興の時Op.16
(3)チャイコフスキー / ラフマニノフ編:子守歌Op.16-1
(4)ラフマニノフ:12の歌Op.21よりライラック
(5)同:コレッリの主題による変奏曲Op.42
エレーナ・ロザノワ(P)
録音:2006年スイス、シオン、スタジオ・ティボル・ヴァルガ
オデッサ生まれのヴィルトゥオーゾ、ロザノワによるラフマニノフ。チャイコ
フスキー音楽院でアレクセイ・ナセトキンとエフゲニー・モギレフスキーに師
事した彼女は、ロン=ティボー国際コンクールほか入賞歴も多数。超難曲「コ
レッリ変奏曲」や最近ではコンクールの課題曲でも知られる「楽興の時」など、
あざやかなテクニックに釘付けとなります。




<audite>
AU 92566(SACD-Hybrid) \2280
(1)ドヴォルザーク:4つのロマンティックな小品Op.75-1
(2)同:ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調Op.57
(3)同:バラード ニ短調Op.15-1
(4)同:マズレック ホ短調Op.49
(5)同:ソナチネ ト長調Op.100
イヴァン・ジェナティ(Vn)
イゴル・アルダシェフ(P)
録音:2006年11月23-25日ベルリン、ヴァンゼー・アンドレアス教会
シンフォニーから小品までどれをとっても人懐っこいメロディが幅広い人気の
ドヴォルザーク。CMでも使用されることもあるロマンティックな小品をはじめ、
ここに収められたヴァイオリン曲も魅力ある旋律の宝庫。ジェナティとアルダ
シェフはともにお国ものということで自然と共感もたっぷり。優秀録音です。





<claves>
50 2713/18 6枚組 特価 \2180
「ミヒャエル・シュトゥーダー / ザ・レガシー」
[CD 1]65’12”(旧品番50.8701)
(1)J.S.バッハ:パルティータ第1番変ロ長調BWV.825
(2)同:イタリア協奏曲ヘ長調BWV.971
(3)同:イギリス組曲第2番イ短調BWV.807
(4)同:フランス組曲第6番ホ長調BWV.817
ミヒャエル・シュトゥーダー(P)
録音:1987年スイス、ベルン音楽院
[CD 2]79’15”(旧品番CLF.710)
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番変ホ長調KV.271「ジュノーム」
(2)同:ピアノ協奏曲第11番ヘ長調KV.413
(3)同:ピアノ協奏曲第12番ト長調KV.414
ミヒャエル・シュトゥーダー(P)
(1)ティボル・ヴァルガ(指)ティボル・ヴァルガ室内O.
(2)(3)ヘルムート・ミュラー=ブリュール(指)ケルン室内O.
録音:(1)1972年スイス、バーゼル、マルティン教会
(2)(3)1977年スイス、トゥン市教会
[CD 3]75’23”(旧品番50.9019、50.9604[ハイドン])
(1)ハイドン:ピアノ・ソナタ変ホ長調Hob.XVI:52
(2)シューマン:幻想曲ハ長調Op.17
(3)同:アベッグ変奏曲Op.1
(4)同:蝶々Op.2
ミヒャエル・シュトゥーダー(P)
録音:(1)1995年(2)(3)(4)1990年6月スイス、ベルン音楽院
[CD 4]77’00”(旧品番50.9604[子守歌]、M&S 5021/2)
(1)ショパン:幻想即興曲嬰ハ短調Op.66
(2)同:スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39
(3)同:バラード第1番ト短調Op.23
(4)同:バラード第4番ヘ短調Op.52
(5)同:練習曲変イ長調Op.25-1
(6)同:練習曲ヘ短調Op.25-2
(7)同:練習曲ヘ長調Op.10-8
(8)同:ワルツ イ短調Op.34-2
(9)同:ワルツ 嬰ハ短調Op.64-2
(10)同:ワルツ 変ニ長調Op.64-1「小犬」
(11)同:幻想曲ヘ短調Op.49
(12)同:夜想曲ロ長調Op.62-1
(13)同:夜想曲嬰ヘ長調
(14)同:子守歌 変ニ長調Op.57
ミヒャエル・シュトゥーダー(P)
録音:1999年((14)のみ1995年)スイス、ベルン音楽院
[CD 5]78’59”(旧品番50.9604[リスト、ブラームス&
ラフマニノフ]Luna 30-241[リスト])
(1)サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番ト短調Op.22 ★初出
(2)リスト:スペイン狂詩曲S.254
(3)ブラームス:カプリチオ ニ短調Op.116
(4)同:間奏曲イ短調Op.118
(5)同:間奏曲イ長調Op.118
(6)同:カプリチオ ト短調Op.116
(7)同:間奏曲変ホ長調Op.117
(8)同:カプリチオ ニ短調Op.116
(9)ラフマニノフ:前奏曲変イ長調Op.23-8
(10)同:前奏曲嬰ト短調Op.32-12
(11)同:音の絵 変ホ短調Op.33-6
(12)同:音の絵 嬰ヘ短調Op.39-3
(13)同:前奏曲 ニ長調Op.23-4
(14)同:音の絵 ハ長調Op.33-2
(15)同:音の絵 変ホ短調Op.39-5
ミヒャエル・シュトゥーダー(P)
(1)フリッツ・リーガー(指)ローザンヌ室内O.
録音:(1)1976年2月9日スイス、ローザンヌ、テアトル・ド・ボーリュー
(ライヴ)
(2)1974年バーゼル、マルティン教会
(3)-(15)1995年ベルン音楽院、以上すべてスイス・ロマンド放送による収録
[CD 6]64’10”(旧品番Claves LP 505[夜のガスパール、ドビュッシー])
(1)ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調 ★初出
(2)同:夜のガスパール
(3)ドビュッシー:映像第1集
(4)同:喜びの島
ミヒャエル・シュトゥーダー(P)
(1)ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)スイス・ロマンド室内O.
録音:(1)1979年9月5日スイス、ローザンヌ(ライヴ)
(2)(3)(4)1971年マルティン教会、以上すべてスイス・ロマンド放送による収録
かつてクラーヴェス・レーベルのお膝元であった風光明媚なことでしられる
トゥン。そのトゥン近郊オーベルディースバッハで1940年に生まれたミヒャエ
ル・シュトゥーダーはスイスを代表するピアニスト。このたびクラーヴェスか
ら彼の録音をまとめたお得なスリムボックスが登場します。ゲザ・アンダのマ
スタークラスで研鑽を積んですでに定評あるモーツァルトなどの音源のほか、
このたび初出の2曲の協奏曲ライヴが目を引きます。おなじみサヴァリッシュ
が指揮するラヴェルは美演。ともにスイス・ロマンド放送のアーカイヴからの
正規復刻で音質良好です。





<Ondine>
ODE 684 \2080
(1)エルッキ・メラルティン:
交響曲第4番 作品80「夏の交響曲」-第3楽章 アンダンテ
(2)シベリウス:4つの伝説曲「レンミンカイネン」 作品22-トゥオネラの白鳥
(3)劇付随音楽「ペレアスとメリザンド」 組曲 作品46-メリザンドの死
(4)ヴァイノ・ライティオ:ファンタジア・ポエティカ(詩的幻想曲) 作品25
(5)エルネスト・パングー:予言者 作品21
(6)レーヴィ・マデトヤ:
「オコン・フオコ」の2つの歌 作品58-ヤイの歌(その1)、(その2)
(7)エルッキ・メラルティン:
物乞いの少年の子守歌、悲しみの庭 作品52 - 雨
(1)ピア・フロイント(S) リッリ・パーシキヴィ(Ms) 
ラウラ・ニュカネン(A)
レオニート・グリン(指)タンペレ・フィルハーモニック管弦楽団
(2)レイフ・セーゲルスタム(指)ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団
(3)トゥオマス・オッリラ(指)タピオラ・シンフォニエッタ
(4)ユッカ=ペッカ・サラステ(指)フィンランド放送交響楽団
(5)サカリ・オラモ(指)フィンランド放送交響楽団
(6)ヘレナ・ユントゥネン(S) グスタヴ・ユプショバッカ(P)
(7)舘野泉(P)
ヘルシンキのアテネウム美術館が2007年夏、開催した美術展「音楽と沈黙 -
フィンランド象徴主義」のために制作されたコンピレーション・アルバム。
象徴主義者時代の音楽と絵画の関係を理解する助けとするため、このアルバム
が美術展のミュージックルームで演奏されました。展示作品の写真、フランス
美術史家ラウラ・グトマン=ハンヒヴァーラによる解説 (英語・フィンランド
語)、そして歌詞対訳 (フィンランド語・英語) を収録した32ページのブック
レットつきデジパック仕様アルバムです。





<Alba>
ABCD 239(SACD-Hybrid) \2300
アントン・ヴェーベルン:弦楽四重奏のための6つのバガテル 作品9
ハッリ・ヴオリ:灰色のフクロウ(2005)
ヴェリ=マッティ・プーマラ:アポストロフィー(2005)
ペルットゥ・ハーパネン:手紙(2006)
ハッリ・アハマス:単純な物語(2006)
アイヤ・プールティネン:Meteo (2006)
アントン・ヴェーベルン:
弦楽四重奏のための6つのバガテル 作品9(リミックス)(SACDトラックのみ)
アンサンブル・ツァグロス
シベリウス・アカデミーのオーケストラで演奏していたプレーヤー15人が構成
する室内アンサンブル、ツァグロス Zagros。<リベラル思考、理想主義、実
験願望>をキーワードに、今日の音楽を主なレパートリーとしています。そ
れぞれのミュージシャンが芸術監督。ツァグロスにとって初めてのポートレー
トアルバム。ヴェーベルンの「6つのバガテル」の曲間に現代フィンランドの
作曲家5人の作品が演奏される構成がとられています。

ABCD 240 \2300
カール・チェルニー:
フィガロのさまざまな主題による華麗なる幻想曲 作品493
シギスムント・タールベルク:
ラクリモーザ 作品70(モーツァルト「レクイエム」 K626 による)
J・S・バッハ:
協奏曲 ト短調 BWV975 (ヴィヴァルディ「ヴァイオリン協奏曲 ト短調」
RV316a)
ベートーヴェン:バレエ「プロメテウスの創造物」 作品43 (抜粋)
ロナルド・スティーヴンソン:
ピーター・グライムズ幻想曲(ブリテン「ピーター・グライムズ」による)
アレックス・フリーマン:雪(マシュー・ホイットール:合唱曲「雪」による)
リスト:
ハンガリー・ラプソディ第19番 ニ短調 (アーブラーニの「優雅なチャールダ
ーシュ」による)
リスト=マッティ・マリン(P)
録音:2006年9月22日-24日 クーサーホール(フィンランド)
制作:リスト=マッティ・マリン  
録音:マッティ・ヘイノネン、アルト・ハッキネン
トランスクリプション-深みのある音楽と上っ面だけの音楽、価値ある音楽と
価値のない音楽、保守的な音楽と急進的な音楽、ユーモラスな音楽とシリアス
な音楽。作曲者と演奏者のふたつの顔をもつヴィルトゥオーゾたちが何を考え
たか? 2003年、ヴァイマールで行われたフランツ・リスト・ピアノコンペ
ティション第3位。フィンランドのピアニスト、リスト=マッティ・マリンは
現在、シベリウス・アカデミー博士課程で「ピアノ・トランスクリプション」
の演奏と論文に取り組んでいます。その研究の一環として、このアルバムが
録音されました。「知的に組まれたプログラムが投げつけるさまざまな難題
をマリンは、いとも平然とこなしていく。チェルニーの「フィガロ幻想曲」
の恋の楽しさも、ロナルド・スティーヴンソンがブリテンの「ピーター・グラ
イムズ」を8分に要約した音楽の暗いドラマも彼はしっかり理解している」
(評:マーティン・アンダーソン <Finnish Music Quarterly>2007/ 3)

ABCD 241 \2300
オッリ・ムストネン:ギターソナタ「イェヘキン・イーヴァナ」(2004)
ラウタヴァーラ:
ユニコーンのセレナード、ユニコーンのモノローグ、パルティータ、フルート
とギターのためのソナタ
ラウタヴァーラ/イゥモ・エスケリネン編:Vari_tude(1974)
イスモ・エスケリネン(G) ペトリ・アランコ(Fl)
フィンランドを代表するギタリスト。イスモ・イスケリネンは1989年、最年少
で参加した国際コンペティション、スカンディナヴィア・ギターフェスティ
ヴァルで優勝。若い世代のトッププレーヤーとして一躍注目されるようになり
ました。「The Magic Circle」(ABCD 153)、マヌエル・ポンセのギター曲集
(ABCD 185)、「The Seventh Sense」(ABCD 213) に次ぐソロアルバム。ラウタ
ヴァーラがギターのために書いた全作品と、ピアニストとして名高いオッリ・
ムストネンがイスケリネンのために書いたソナタ「イェヘキン・イーヴァナ」
を演奏しています。ユニコーン(一角獣) の「セレナード」と「モノローグ」
はヨーゼフ・ホレチェクからの委嘱作。ヴァイオリンのための「Vari_tude」
は、イスケリネン自身がギターのために編曲しました。

ABCD 244 \2300
C・P・E・バッハ:ギターのためのトランスクリプション
ソナタ 嬰ハ短調 Wq55/3 、
6つの特徴的な小品-優柔不断な人Wq117/31、日々の移ろいWq117/32、
恋煩い Wq117/30
気まぐれWq117/33、カロリーヌWq117/39、ポロネーズ Wq117/17
ソナタ ホ短調Wq 54/3、ソナタ ホ長調Wq 48/3 -アダージョ、
ソナタ ホ長調Wq 62/3、ロンド ロ長調Wq 58/1
ペトリ・クメラ(G)
ペトリ・クメラはヘルシンキ音楽院でフアン・アントニオ・ムロに師事した
後、フランツ・ハラースのクラスで学んだニュルンベルク=アウグスブルクの
音楽大学を2000年、最優等で卒業。スカンディナヴィア・ギターフェスティ
ヴァルで第1位を獲得しました。ノルドグレンのギター作品を集めた「魅せら
れた音」(ABCD 218) に次ぐアルバム。C・P・E・バッハのキーボード曲をク
メラ自身がギターのために編曲して演奏しています。このアルバムでクメラ
が弾いている楽器はヘルマン・ハウザー I & II。反応のよさ、歌、温かい音
色、ピアニッシモの繊細な響き、音の多彩なニュアンス。クメラにとって特
別な楽器となりました。

ABCD 242 \2300
ロベルト・カヤヌス:弦楽のための組曲 ヘ長調
ヒンデミット: ヴィオラと弦楽オーケストラのための「葬送音楽」
イルカ・クーシスト:ディヴェルティメント
パシ・ピースパネン:
バリトンと弦楽オーケストラのための「4つの歌」-割れた花瓶、森の墓、
夜の犬、光
ウーノ・クラミ:弦楽オーケストラのための組曲
ヘイッキ・ペッカリネン(指)タピオラ・ユース・ストリングズ
レイヨ・ムスタカッリオ(B)ウッラ・ソインネ(Va)
テーマは "光"。"まじめな顔の作曲家が屈託のない表情を見せた" イルッカ・
クーシストのディヴェルティント。色あせていく恋心、大切に育まれた愛、暗
闇の恐怖、太陽の光……フィンランドの4つの詩をテクストとするピースパネ
の歌曲集。起伏の激しい感情の動きをみせる、クラミの組曲。イギリス国王
ジョージ五世の訃報を知ったヒンデミットが書いた、悲しくノスタルジックな
気分の〈葬送音楽〉。指揮者として高名だったカヤヌスのロマンティックな伝
統に根ざした〈弦楽のための組曲〉 は、これが初録音です。エスポー音楽学
校の室内オーケストラのひとつ、タピオラ・ユース・ストリングズ。指揮者の
ヘイッキ・ペッカリネンはチェロと弦楽オーケストラのクラスの責任者を務め
ています。

ABCD 243 \2300
ロマンティック・トランペット
フォーレ:パヴァーヌ、
ドビュッシー:月の光、
ショパン:前奏曲 変ニ長調 作品28-15「雨だれ」
アルヴェーン:エレジー、
グルック:精霊の踊り、
ベートーヴェン:ピアノソナタ第14番「月光」-第1楽章
シューベルト:セレナード、
ヘンデル:ラルゴ、
W・A・モーツァルト:
「魔笛」 K620<パミーナのアリア>、ミサ曲 ハ短調 K427/417a<ラウダムス
・テ>
ナポリ民謡:光さす窓辺、
ヴェルディ:行け、わが思いよ、黄金の翼に乗って
マルチェッロ:アダージョ、
ペルゴレージ:ニーナ、
カッチーニ:アヴェ・マリア
ヨウコ・ハルヤンネ(Tp) カリ・ハンニネン(P)
ヨウコ・ハルヤンネ。ノルウェーのアントンセン、スウェーデンのハーデン
ベルガー、デンマークのケティル・リステンセンとともに北欧を代表するト
ランペットのエリート。フィンランド放送交響楽団の首席奏者。スイスの楽
器スパーダを愛用しています。親しまれ、愛されているロマンティックな小
品を集めたアルバム。"行け、わが思いよ、黄金の翼に乗って"。ピアニスト
のカリ・ハンニネンは、みずからもテューバとトランペットを演奏。金管楽
器奏者との共演を楽しんでいます。2007年1月、5日をかけてフィンランドの
クーサンコスキで録音されました。

ABCD 246 \2300
ユッカ・リンコラ:室内アンサンブルのための作品集
クラリネット五重奏曲、弦楽アンサンブルのための風、
木管五重奏と弦楽五重奏のための秋の協奏曲
ペッカ・ニスカネン(Cl) ラッセ・ヨアメツ(Vn)
ヨン・ストゥールゴールズ(指)ラップランド室内管弦楽団員
ロマンティックな色合いをもった新古典的なスタイルの協奏曲や劇場のための
音楽など多くの作品が人気。ジャズミュージシャンからキャリアをスタートさ
せた作曲家、ユッカ・リンコラの "小さなアンサンブル" のための作品集。
古典的傾向のクラリネット五重奏曲。木管五重奏と弦楽五重奏が "結婚"。ア
ンサンブルそれぞれの色彩が巧みに使われ、清澄な響きの音楽となった「秋の
協奏曲」 は、「迷宮」「九月」「オクトブルー」の3楽章からなる約30分の大
作です。ヨン・ストゥールゴールズが芸術監督を務めるラップランド室内管弦
楽団はヨーロッパの最北に位置する プロ・オーケストラ。フィンランドでも
っとも多様な音楽を手がけるオーケストラのひとつです。

ABCD 247 \2300
ショパン:
ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 作品21、ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11
ヤンネ・メルタネン(P) 
ハンヌ・コイヴラ(指)ヨエンスー市管弦楽団
10のマズルカと前奏曲などのリサイタル・アルバム (ABCD138)、夜想曲集第1集
(ABCD160)、夜想曲集第2集 (ABCD190)。繊細で美しいピアノの音、感受性豊
かな表現。ヤンネ・メルタネンが Alba に録音した3枚のショパン・アルバム
は静かな人気を呼んでいます。そのメルタネンがショパンの2つの協奏曲を録
音。オーケストラはライヴで共演したフィンランドのヨエンスー市管弦楽団。
楽しみです。

ABCD 238 \2300
Jazz Night Walk
Werther 1: Ed 73/06
Night Walk、(ナイトウォーク)、Tears of Mary(マリアの涙)、
Sole Song(ただひとつの歌)、
Solaris(ソラリス)、
Silence is a room Astor Lounge(アスター・ラウンジ)
Werther 2: Charlotte
Werther 3: Father Last year`s fall (去年の秋)、
Kalamazoo Highway (カラマズー・ハイウェイ)
ペトリ・ニエミネン・アンサンブル
【ペトリ・ニエミネン(サクソフォーン、クラリネット、アルトフルート) 
ヨウニ・ヨロネン(P) ヴィッレ・ラウハラ(ベース) イッペ・カトカ (ドラ
ムズ) アヌ・コムシ(Vo) ヴェリ=ペッカ・ニエミ (Tp) ペトリ・イッケラ
(バンドネオン) ハッリ・レヘティネン(ヴィブラフォーン)】
ソプラノ歌手、アヌ・コムシが3つの曲に参加。フィルムミュージック、ポッ
プス・オールディーズ、新しいタンゴ、現代のコンサートミュージック。さま
ざまな音楽から影響を受けた自由な色彩のジャズを展開します。




<Wergo>
WER 6700 \2180
シチェドリン:歌劇「貴族夫人モロゾワ」
モロゾワ:ラリサ・コスチュク(Ms)、
モロゾワの妹ウルーソワ:ヴェロニカ・ジオーエワ(Sop)、
分離派指導者アッヴァクム:アンドルー・グッドウィン(Ten)、
皇帝アレクセイ:ミハイル・ダヴィドフ(Bs)、モスクワ音楽院室内合唱団、
ボリス・テヴリン(指)器楽アンサンブル
[録音:2006年10月30日、モスクワ音楽院大ホールに於ける世界初演時ライヴ]
シチェドリンといえば旧ソ連の作曲家というイメージが強いですが、今なお作
曲を続けており、昨年も新作オペラ〈貴族夫人モロゾワ〉を発表しました。当
ディスクは昨年10月30日にモスクワ音楽院大ホールで行なわれた同曲の世界初
演ライヴ。作曲に30年を費やしたというこの作品は、オペラの常識を破るもの
となっています。登場人物はたった四名、オーケストラ・ピットには合唱団が
陣取り、器楽はトランペット、教会の鐘、ティンパニと神の威光を表わす鎖の
み。物語は17世紀半ば、ロシアの宗教改革の際に命をかけて古代信仰を貫いた
実在の貴族夫人モロゾワを主人公に、改革と西欧化、狂信性への反動と人間と
しての抵抗心をテーマにしています。旧ソ連節の健在ぶりにロシア音楽ファン
狂喜と申せましょう。

WER 6691 \2180
シチェドリン:
ピアノソナタ Op.25/若者のための手帳 Op.59(全15曲)/バレエ音楽「せむし
の子馬」より3つの小品/ユモレスク/アルベニスを模して/2つのポリフォニ
ックな小品/バッソ・オスティナート
ロディオン・シチェドリン(Pf)
[録音:1964年、1983年モスクワ]
モスクワ音楽院でヤコフ・フリエール門下だったシチェドリンは、ロシアの作
曲家の伝統にもれず、ピアニストの腕前も卓越しています。当アルバムはシ
チェドリンの代表的なピアノ曲の自作自演集。思いのほかデリケートで、説得
力満点。かつてメロディアからLPが、BMGからCDが発売されていましたが、現
在入手不可能となっていたので大歓迎の再登場と申せましょう。




<claves>
50-2720 \2180
(1)ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲第1番ト短調
(2)アレンスキー:ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.32
(3)ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番ホ短調 Op.67
トリオ・ノータ・ベネ
【リオネル・モネ(Pf)、ジュリアン・ジュフレイ(Vn)、グザヴィエ・ピーニャ
(Vc)】
[録音:2006年7月、スイス]
ローザンヌ音楽院のクラスメートだった若きスイス人音楽家で結成されたトリ
オ・ノータ・ベネ。非常な技巧派ながら若々しさと洗練された音楽作りが魅力
の期待の星。アレンスキーの颯爽としたカッコ良さは、これまでのどの演奏か
らも得られなかったもの。まさに21世紀的なピアノ三重奏団の出現です。





<FARAO Classics>
B 108034 \2180
(1)R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調Op.18
(2)プフィッツナー:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調Op.27
マルクス・ヴォルフ(Vn)
ユリアン・リーム(P)
録音:2005年7月 ミュンヘン、ファラオ・スタジオ
ともに没年が1949年と重なるシュトラウスとプフィッツナーが遺した唯一の
ヴァイオリン・ソナタを収めたアルバムです。初期の作品で最後の室内楽曲と
なったシュトラウスのソナタ。まだ古典的なスタイルに拠りながら交響詩をお
もわせる室内楽ばなれしたスケール感で、かのハイフェッツが愛したことでも
知られるものです。プフィッツナーは内省的な流れで音楽が進むなか、時おり
のぞかせるロマンティックで甘美なひとこまがたまらない魅力。
官能的な美音を聴かせるヴォルフは1962年生まれ、1989年以降バイエルン国立
歌劇場の第1首席コンサートマスターとして活躍しています。使用楽器はバイエ
ルン州立銀行から貸与された、1722年製アントニオ・ストラディヴァリ。




<Profil>
PH 06052 \2180
ベートーヴェン:
(1)23の諸国の民謡WoO 158aより第7番“こんな羽根を背負うものは”
(ティロル民謡)
(2)同 より第8番“おまえなんかご免だ”(ティロル民謡)
(3)同 より第6番“娘さん、まったく娘は”(ティロル民謡)
(4)10の主題と変奏Op.107より第5番
(5)23の諸国の民謡WoO 158aより第5番“ぼくはティロルの男の子”
(ティロル民謡)
(6)10の主題と変奏Op.107より第1番
(7)23の諸国の民謡WoO 158aより第4番“朝早く起きて”(ティロル民謡)
(8)6つのレントラーWoO 15
(9)オーストリア民謡「深なべと平なべ」
(10)6つの主題と変奏Op.105より第3番
(11)スイスの歌による6つの変奏曲WoO 64(2テノール版)
(12)同(ピアノ版)
(13)6つのドイツ舞曲WoO 42
(14)25のアイルランド民謡WoO 152より第21番“朝は残酷な悩まし手”
(15)同 より第1番“アルスターへの帰郷”
(16)12のスコットランド民謡WoO 156より第2番“ダンカン・グレイ”
(17)26のウェールズ民謡WoO 155より第1番“エヴァンの息子シオンよ”
(18)12の諸国の民謡WoO 157より第4番“おお、至聖なる”(シチリア民謡)
ヴェレーナ・クラウゼ、メヒトヒルト・ゲオルク(S)
ヘルマン・オズヴァルト、オットー・ラストビヒラー(T)
ヴェルナー・ビント(Bs) ヴォルフガング・ブルンナー(P)
ザルツブルク・ホーフムジーク
1809年もしくは10年から1816年にかけて、楽譜出版社の依頼でベートーヴェン
は散発的に民謡の編曲を手がけています。その民謡編曲をメインに、同じく民
謡を主題とした器楽作品も収めたアルバムがこちら。こうしてまとめて聴ける
機会はあまりないため貴重な内容といえるでしょう。




<ACCENT>
ACC 24183 \2300
エルンスト・アイヒナー(1740-1777):6つのフルート四重奏 Op.4
イル・ガルデリーノ
ヤン・ドゥ・ヴィネ(フラウト・トラヴェルソ) 寺神戸亮(Vn) 
秋葉 美佳(Va) クレア・ジャルデッリ(Vc)
録音:2006年10月
エルンスト・アイヒナーはモーツァルトの半世紀前に活躍した作曲家でありま
すが、巧妙な職人芸が散りばめられた作品の数々を残しています。父ヨハン・
アンドレアス・アイヒナーはヴァルデクの宮廷音楽家でエルンストもこうした
環境の中、ヴァイリン、ファゴットと作曲を学んだとされている。自身はツ
ヴァイブリュッケンの宮廷楽団員となり後に楽師長を務める。13年間というわ
ずかな作曲活動のなかで、かれは31の交響曲、19の協奏曲、そして室内楽、声
楽曲など斬新な作曲法で次々と作品を書き上げました。このフルート四重奏は
彼の後期の作品で、ロココ調の優美な音楽と巧みな技巧とが融合した美しい作
品群。イル・ガルデリーノの子気味良い演奏が作品の洒脱さと味わいを表現し
ています。

ACC 24200 \2300
ムファット:「音楽の花束」第2巻より第1番、第1巻より第5番
エヴァリスト・ダッラーバコ:
4声の教会協奏曲 ニ短調Op.2-1、ト短調Op.2-5
ヨハン・クリストフ・ペーツ:ソナタ ト短調、ソナタ ホ短調
パッヘルベル:音楽のたのしみ-パルティータ 第2番 ハ短調
ヨハン・カスパール・ケルル:ソナタ ト短調
スティルス・ファンタスティクス
パブロ・バレッティ(Vn) フリーデリケ・ホイマン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
エドゥアルド・エグエス(テオルボ) ディルク・ベルナー(ハープシコード)
ブライアン・フランクリン(ヴィオラ・ダ・ガンバ) 
デイン・ロバーツ(ヴィオローネ)
フリーデリケ・ホイマン(芸術監督)
18世紀のヨーロッパは宮廷を中心とした貴族文化の時代でもあり、絶対王政の
もとで様々な文化とその担い手たちの保護と育成が計られ、国王や貴族、大商
人たちはパトロンとして多大の貢献を果たしてきました。バイエルン選帝侯マ
クシミリアン2世エマヌエルは特にそうした傾向が強く、その時代の音楽家た
ちに強い影響を与えました。スティルス・ファンタスティクスは、そうした時
期の周辺の音楽家たちの音楽を丁寧に洗い出し聴くものに提示しています。
演奏のスティルス・ファンタスティクスは文字通り「型破りな様式」で目の前
にある音楽を鋭敏切り込んでいきます。メンバーも気鋭のリュート奏者エドゥ
アルド・エグエスやサヴァールも信頼を置く名手パブロ・バレッティなど豪華。

ACC 24184 \2300
ブクステフーデ:カンタータ&モテット集
主に新しき歌を歌えBuxWV12、
主よ わたしはあなたを心から慕ってまいりましたBuxWV41
主よ あなたにおすがりしますBuxWV53、イエス わが喜びBuxWV60、
われらより取り去りたまえ、主よBuxWV78
エリク・ファン・ネーヴェル(指) 
声楽・器楽アンサンブル・クレンデ 
2007年に没後300年を迎えたブクステフーデは、北ドイツ・オルガン楽派最大
の巨匠。リューベックの聖マリア教会でオルガニストをしていたブクステフー
デをバッハはわざわざ尋ねて行き、彼の演奏を聴いて感動したというエピソー
ドは有名。当時としては高度なテクニックと自由で即興的な作風は後のJ.S.
バッハにも大きな影響を与えています。ここに収録されているカンタータ、
モテットは、オルガン作品同様しっかりとした音楽が軸となり、美しく豊麗な
歌唱が響き渡る素晴らしい作品。伝統あるベルギー古楽界で高い評価を得てい
るネーヴェルが率いる声楽・器楽アンサンブルのクレンデの安定した体内に染
み入る演奏が心地よい1枚です。

ACC 24185(SACD-Hybrid) \2580
ジョン・メイナード、トマス・モーリー、ジョン・ダウランド、
ウィリアム・ブレイド、ジョン・プレイフォード、マシュー・ロック より 
アンサンブル・エコー・ドゥ・ダニューブ ミリアム・アレン(S)
ロブ ウィン・ジョーンズ(ナレーター)
17世紀イギリスで流行した「仮面劇」(ダンスや歌を取り入れた演劇で登場人
物が仮面を付け上演された)で使用されていた作曲家の音楽を集め、11章の仮
面劇仕立てにした当時の「マスク」を再現した意欲的な企画です。「仮面劇」
は宮廷や上層階級の観客のために滑稽な強烈風刺劇として紹介され、たいてい
は宮廷の人々に媚びるような寓話などが取り上げられていました。




<Profil>
PH 06006 \2180
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
(2)ハイドン:交響曲第92番ト長調Hob.I:92「オックスフォード」
(3)J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV.1041
(1)ロベール・カサドシュ(P)(3)ロラント・グロイッター(Vn)
ギュンター・ヴァント(指)
(1)(2)ケルン放送交響楽団 (3)北ドイツ放送交響楽団
録音:(1)1970年3月6日(2)1967年4月20日(3)1992年3月15-17日(ライヴ)
Profilの大看板、ギュンター・ヴァント・エディションの第19集。まずはなん
といっても、カサドシュの亡くなる2年ほど前、3種目にして初のライヴによる
ベートーヴェンの第4番に注目。ヴァントのガッチリした音楽をバックに、カサ
ドシュのダンディズムともいうべきシックなピアノが水のように自在に流れて
ゆきます。そこがまたスリリング。おそらく本リリースが正規盤初出となりま
す。きびきびとしたリズムに、優美な表情をみせる「オックスフォード」。こ
れまでケルン・ギュルツェニヒ管とのスタジオ盤(モノラル)が唯一の録音であ
っただけに、ステレオ収録による当ライヴは歓迎されるところ。ヴァントの得
意としたハイドンこそ、キリッと引き締まった造形美を知るのにうってつけの
曲目といえるでしょう。
手兵北ドイツ放送響のコンマス、グロイッターをソリストに立てたバッハは、
ピリオド派の快速アプローチとは対極にある悠然たるテンポ設定。主役はあく
までヴァントで、これによりバッハの威容がみごとに浮かび上がる仕組みです。
バッハのみオケの自主制作盤を通じて既出の内容で、すべて録音状態良好です。

PH 08005 2枚組 \4250
[CD 1]
ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
クルト・ザンデルリング(指)WDRケルン放送交響楽団
録音:1985年10月ライヴ(WDRアーカイヴ)
[CD 2]
(1)ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調Op.102
[ボーナス・トラック]
(2)ベートーヴェン:合唱幻想曲Op.80
(1)トーマス・ツェートマイアー(Vn)アントニオ・メネセス(Vc)
(2)スヴャトスラフ・リヒテル(P)ソヴィエト国立アカデミー合唱団
クルト・ザンデルリング(指)
(1)WDRケルン放送交響楽団(2)モスクワ放送交響楽団
録音:(1)1985年10月ライヴ(WDRアーカイヴ)
(2)1952年モスクワ(メロディア原盤)
2002年5月19日、長年の手兵ベルリン交響楽団とのコンサートを最後に、公式
の活動からの引退を表明した“最後の巨匠”ザンデルリング。なんと極上のラ
イヴProfilよりバイエルン放送響との「ロマンティック」(PH.05020)以来、ま
たしても注目のライヴが登場します。
悠然たるテンポで描かれる、まさに風格の美学ともいうべき「田園」。ザンデ
ルリングはこれに先立ちフィルハーモニアとのスタジオ盤全集(80、81年)を完
成させていますが、まさにこれは破格。第1楽章冒頭おなじみのメロディから、
怒濤の嵐を経て、大きく弧を画くように歌うフィナーレまで心底しびれます。
さらに、同日のドッペルコンチェルトがまた強烈。ここでも磐石で貫禄たっぷ
りの巨匠スタイルのもと、名手ふたりが伸び伸びとそして熱いソロを聴かせて
います。
なお、ボーナスとして巨人リヒテルとのこれまたスケール大きな合唱幻想曲も
収められています。文字通り、ザンデルリングの至芸が味わえるぜいたくなア
ルバムの登場といえるでしょう。




<United Archives>
UAR 021 \1650
シューベルト:
(1)ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D.960
(2)12のレントラーD.790より
 第1番 / 第3番 / 第4番 / 第5番 / 第6番 / 第7番 / 第8番 / 第11番
レオン・フライシャー(P)
録音:1956年
優雅で知的なアプローチに、温かみと感覚美にあふれた音色。当時15歳のフラ
イシャーはおよそヴィルトゥオーゾに必要と思われるすべてを完璧に備えてい
たことから、巨匠モントゥーに「ピアニストとして世紀の逸材」と絶賛されて
います。なによりピアニスト、フライシャーを評するとき、これほど確かな保
証はないでしょう。
1928年サンフランシスコに生まれたフライシャーは4歳でピアノをはじめ、8歳
でリサイタル・デビュー。1938年代後半からは大家シュナーベルに師事、1942
年にはピエール・モントゥー指揮のサンフランシスコ交響楽団で協奏曲デビュ
ーも果たし、1952年にはエリーザベト王妃国際コンクールでアメリカ人として
は初の優勝をかざっています。ところが、順調にキャリアを積み上げていた矢
先の1965年、不運にも焦点性失調症により右手の自由を失うというアクシデン
トに見舞われます。
上質の復刻で評判のユナイテッド・アーカイヴスが手がけるのは、現在では指
揮者としても活躍するフライシャーがピアニストとしてまさに現役バリバリだ
った1956年、28歳のレコード・デビューのかけがえない記録。デビュー・アル
バムでよりによってシューベルト最後のソナタを取り上げるというセンスにも
ビックリですが、モントゥーを驚嘆させたピアニズムがいままたよみがえりま
す。



<WERGO>
WER 6710 2枚組 \3250
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(1926-):エル・シマロン
-逃げ出した奴隷、エステバン・モンテーホの伝記
4人の音楽家のための朗読劇
ミゲル・バルネットの本に基づくテキスト
翻訳・音楽台本/ハンス・マグヌス・エンツェンスベルガー
エル・シマロン・アンサンブル
アンゲロ・デ・レオナルディス(Br)、グンドゥル・アッゲルマン(Fl)、
クリスティーナ・ショルン(Gt)、イヴァン・マンチネッリ(Perc)、
ミヒャエル・ケルスタン(音楽監督)
「シマロン」とは逃げ出した奴隷のことを指します。「4人の音楽家のための
朗読劇」と副題がつけられたヘンツェのこの「エル・シマロン」は、1860年生
まれのエステバン・モンテーホが、彼が104歳の時に、キューバの民族学者に
してライターのミゲル・バルネットと行ったインタビューに基づいています。
モンテーホ自身、脱走した奴隷でした。ヘンツェは、モンテーホが108歳の時
に会ったことがあり、「あんなに年老いた男には初めて会った。木のように背
の高い大男で、歩くのは遅いが背筋は伸びている。そして目はぎらぎらと生気
に漲っている・・・彼はまさに歴史的人物である」と述べています。
物語は、モンテーホの独白というかたちで進められていきます。つらい労働を
強いられた奴隷生活、脱走のこと、隠れるために入った森、森で出会った幽霊、
そして女性のこと、喧嘩のことなど、まさにモンテーホの歩んだ波乱万丈の人
生が語られていきます。

WER 6570 \2180
マルクス・ヘヒトレ(1967-)
(1)スクリーン-アンプを伴うアンサンブルのための
(2)休譜のある複数の楽章-クラリネット、バス・ギター、ヴィオラ、チェロ、
コントラバスのための
(3)苦情-7つの声のための
(4)盲点-アンサンブルのための
(5)無言の-語り手と4つの男声とアコーディオンのための
(1)アンサンブル・モデルン、ステファン・アスバリー(指)
(2)アントン・ホーリッヒ(Cl)、
アンドレ・ヘルナンデス・アルバ(バス・ギター)、
ジャン=クリストフ・ガルシア(Va)、マルクス・ティリアー(Vc)、
ペーター・ヘッキング(Cb)(3)シュトゥットガルト新声楽ゾリステン、
マンフレード・シュライアー(指)
(4)新耳アンサンブル、ヨナタン・シュトックハンマー(指)
(5)アンドレ・ヴィルムス(語り手)、
テオドーロ・アンゼッロッティ(アコーディオン)、
シュトゥットガルト新声楽ゾリステン、ダニエル・グローガー(C-T)、
マルティン・ナジ(T)、
ジレルモ・アンゾレナ(Br)、アンドレアス・フィッシャー(Bs)
ヘヒトレは、1967年生まれのドイツの作曲家。ヴォルフガング・リームに作曲
を師事し、ツィンマーマンの薫陶を受けたこともあります。「あれをやっちゃ
いけない、これをすることはできない」というルールにがんじがらめの教育を
受けながら、その枠を超えた自由な作風。自然の中にいるような、開放感を満
喫できる1枚です。

WER 6566 \2180
イェンス・ヨネライト(1968-):
Le tout, le rien(オール・オア・ナッシング)-アンサンブルのための
フランク・オッル(指)アンサンブル・モデルン
ヨネライトは1968年ドイツ生まれの作曲家。オーケストラ音楽や、映画音楽も
書いています。サスペンス色満点の作品で、殺人鬼に追われ逃げまどうヒロイ
ンが目に浮ぶようです。





<haenssler>
93 202 \2250
ヴォルフガング・リーム(1952-):作品集
(1)大きなオーケストラのための離接輪郭(Dis-Kontur)(1974)
(2)迫る光(Lichtzwang)-ヴァイオリンとオーケストラのための*
(3)オーケストラのための副次輪郭(Sub-Kontur)(1974/75)
(1)シルヴァン・カンブルラン(指)(2)、(3)エルネスト・ブール(指)
(2)ヤーノシュ・ネージェシ/管弦楽:バーデンバーデン南西ドイツ交響楽団
*世界初録音
リームのオーケストラ作品集。1曲目と3曲目は、もともとは3曲でひとくみの
Konturシリーズ(もうひとつKontra-Konturというのがあります)。言葉で言い
表しがたい感情を音にしようとした、というリームのコメントがありますが、
かなり暴力的ともいえるティンパニの連打がかなり印象的。Sub-Konturは、リ
ームの二番目の師であった、シュトックハウゼンに献呈されています。2曲目
の「迫る光」について、リームは、「器楽のためのカンタータであり、自ら、
そして他者から受ける束縛によってアーティキュレーションがつけられた孤独
の歌を歌っている」というコメントを寄せています。どれも激しいぶつけるよ
うな感情と緊張感に満ちた作品です。





<AEON>
AE 0754 \2450
ジェローム・コンビエ:「静かな生活-Vies silencieuses」
アンサンブル・ケーン/ギョーム・ブルゴーニュ(音楽監督)
――石というものは、ある特定の「音」、すなわち、音楽が満ちた空間の中で、
風がそれ自身聞こえるようになる際のミネラル成分が結集してできているので
はなかろうか。石、葉、雪は、もっとも重要な要素である自身を「聞く」とい
う方法をどうしても知りたい、と話すだろう。光、影、煙というものは、自身
がそうである無機物を、音楽へと構築しようとする努力について語るだろう
――(コンビエの言葉)。
「聞く」ということに関して非常にセンシティヴな感覚を持つコンビエによる
作品集。四分音なども多様された、聴覚が研ぎ澄まされるような音世界です。

AE 0756 \2450
エマニュエル・ヌネス(1941-):ヴィオラのための作品集
(1)黒い手(2007)(多重録音)
(2)インプロヴィゼーションII-ポートレート(2003)
(3)ヴァーサスIII(1987-1990)
クリストフ・デジャルダン(Va)、エマニュエル・オフェール((3),Fl)
ヌネスは、ポルトガルの作曲家で、アンサンブル・アンテルコンタンポランの
ヴィオラ奏者でもあるという大変な名手。アンリ・プスールやピエール・ブー
レーズに特に強い影響を受けています。日本人の人気作曲家、望月京もヌネス
に師事しています。「黒い手」は、ある老女が川に手をつけたら手が完全に真
っ黒になりますが、その後様々なことがあって最終的にはもとの色にもどる、
という話のオペラに基づいた作品。様々な技法が駆使されており、最後にはオ
クターヴとハーモニクスの饗宴となって幕を閉じます。「ヴァーサスIII」で
は、ヴィオラだけでなくフルートも様々な技法に通じていることが求められる
難曲。無機的な感じのする不思議な作品です。




<HMF>
HMC 901978 \2450
ラフマニノフ:
(1)練習曲「音の絵」Op.39(全9曲)
(2)コレッリの主題による変奏曲 Op.42
(3)6つの歌曲 Op.38
アレクサンドル・メルニコフ(Pf)、エレーナ・ブリロワ(Sop)
ラフマニノフはピアニストとして多忙だったのと、ロシアを離れてから創作欲
を失ったため、後半生の作品は多くありませんが、それらは執拗なまでに念入
りな技法の追求がみられます。その時期の3篇にロシアの俊英メルニコフが挑
戦。リヒテルのファンタジーとプレトニョフの端正さを併せ持つピアニズムが
魅力です。





<Hungaroton>
HCD 32541 \2080
レハール:ヴァイオリン曲集
(1)ロマンティックなセレナード
(2)ロマンス ニ長調 Op.5
(3)コンチェルティーノ ロ短調
(4)セレナード イ短調
(5)珊瑚色の唇(ポルカ・マズルカ)Op.7
(6)ラインラント・ポルカ-喜歌劇「フリーデリケ」より
(7)フォックストロット
(8)鏡の歌
(9)ハンガリー幻想曲 Op.45
(10)喜歌劇「パガニーニ」のヴァイオリン・ソロ
(11)「魔女の踊り」によるパラフレーズ-喜歌劇「パガニーニ」より
(12)チャルダーシュ-喜歌劇「ひばりの鳴く所」より
(13)ジプシーの恋のワルツ-喜歌劇「ジプシーの恋」より
レイラ・ラーショニ (Vn)、フランツ・リスト音楽大学室内管(1)、
ガブリエラ・ジェケール(Pf)
「メリー・ウィドウ」やワルツ「金と銀」で有名なフランツ・レハールは、膨
大な作品を残しながら、大半は聴くことができませんでした。彼はもともと
ヴァイオリンを学び、劇場の奏者を務めていたので、魅力的なヴァイオリン曲
がかなりあります。ここに収められた13曲中11曲が世界初録音。いずれもレハ
ールならではのとろけるように甘いメロディとオトナの色気に満ちていて、ま
さに世紀末ウィーンの雰囲気に満ち満ちています。さらに「コンチェルティー
ノ」などに示されるヴィルトゥオーゾ的な技巧、「ハンガリー幻想曲」や
「チャルダーシュ」などに見せるハンガリー人としての顔も見られ、いろいろ
な点からも興味たっぷりの一枚です。意外に多い「レハール・ファン」必携の
超オススメ盤です。

HCD 32493 \2080
カール・ゴルトマルク:ピアノ曲全集 Vol.2
(1)4つの小品 Op.29 (2)3つの小品 (3)疾風怒濤(9つの性格的小品)Op.5
ティハメール・フラヴァチェク(Pf)
魅力的な「ヴァイオリン協奏曲」で知られるカール・ゴルトマルクは、優れた
ヴァイオリニストでしたが、ピアノ独奏曲もかなり残しています。彼のピアノ
曲はシューマンとメンデルスゾーンの影響の濃いドイツ・ロマン派音楽で、美
しいメロディにも事欠きません。ゴルトマルクのピアノ曲全集という前人未到
の企画に挑むハンガリーの若手フラヴァチェクの温かな演奏が光ります。

<CRD>
CRD 3301 \1780
グラナドス(1867-1916):ゴイェスカス(第1巻&第2巻 全曲)
トマス・ライナ(ピアノ)
新装再発売。規格番号の変更はございません。

CRD 3454 \1080
【数量限定特価】
ハーバート・ハウエルズ(1892-1983):合唱&オルガン作品集
聖ミカエルのシークエンス/ド・ラ・マールのパヴァーヌ
聖セシリアのための讃歌/Walton's Toye/心の家/Flourish for a Bidding
マニフィカト(ニュー・カレッジ・サーヴィス)/ヌンク・ディミティス(同)
St Louis come to Clifton/おお、エルサレムの平和のために祈れ
ヤコブの口論/栄光の王
エドワード・ヒギンボトム(指揮)
オックスフォード・ニューカレッジ聖歌隊
デイヴィッド・バーチェル(オルガン)
録音:オックスフォード、ニューカレッジ・チャペル  初出:1989年

CRD 3510 \1080
【数量限定特価】
ジョージ朝時代のアンセム集
サミュエル・ウェスリー(1766-1837):
神に向かって歓呼せよ/御身は彼らをこの地の君とする
ウィリアム・クロッチ(1775-1847):御身のはからいのいかに貴いことか
ジョナサン・バティシル(1738-1801):主よ、思い起こしたまえ
トマス・アトウッド・ウォムズリー(1814-1856):来たれ、聖霊
トマス・アトウッド(1765-1838):主よ、心に留めたまえ
サミュエル・ウェスリー:皆一つ所へ往き
ジョナサン・バティシル:おお、主よ、天より見下ろしたまえ
ウィリアム・クロッチ:強大な神なる主は御言葉を発し
トマス・アトウッド・ウォムズリー:晩祷式の頌歌 ニ短調
エドワード・ヒギンボトム(指揮)
オックスフォード・ニュー・カレッジ聖歌隊
録音:2002年7月22-24日、オックスフォード・ニュー・カレッジ礼拝堂

CRD 5009 5枚組 \3240
【数量限定特価】
王政復古期とジョージ朝のアンセム集
[CD-1: CRD 3504]
ヘンリー・パーセル(1659頃-1695):ヴァース・アンセム集
My heart is inditing / O sing unto the Lord / Rejoice in the Lord alway
Organ Voluntary in D minor / Praise the Lord O Jerusalem
My beloved spake
[CD-2: CRD 3491]
ウィリアム・クロフト(1678-1727):アンセム選集
O Lord God of my salvation / We will rejoice in thy salvation /
O Lord I will praise thee / Organ Voluntary in A minor / Hear my prayer
God is gone up with a merry noise / I will sing unto the Lord /
Organ Voluntary in D / We wait for thy loving kindness /
O Lord rebuke me not
[CD-3: CRD 3484]
モーリス・グリーン(1696-1755):アンセム選集
Lord let me know mine end / O clap your hands / Thou visitest the earth
/
God is our hope and strength / How long wilt thou forget me, O Lord /
Let God arise / The King shall rejoice / Have mercy upon me /
Organ Voluntaries 1, 8 & 11
[CD-4: CRD 3483]
ウィリアム・ボイス(1711-1779):アンセム選集
O where shall be wisdom be found / Wherewithal shall a young man /
I have surely / Voluntary IV (organ) / O praise the Lord / Turn thee /
O give thanks / Voluntary I (organ) / By the waters of Babylon /
The Lord is King / Voluntary VII (organ)
[CD-5: CRD 3510] ジョージ朝のアンセム集
サミュエル・ウェスリー(1766-1837):Exultate Deo / Constitues eos
principes
ウィリアム・クロッチ(1775-1847):How dear are thy counsels
ジョナサン・バッティシル(1738-1801):Call to remembrance
トマス・アトウッド・ウォルミスリー(1814-1856):Remember, O Lord
トマス・アトウッド(1765-1838):Come, Holy Ghost
サミュエル・ウェスリー:All go unto one place (Funeral Anthem)
ジョナサン・バッティシル:O Lord, look down from heaven
ウィリアム・クロッチ:The Lord, even the most mighty
トマス・アトウッド・ウォルミスリー:Evening canticles in D minor
エドワード・ヒギンボトム(指揮)
オックスフォード・ニュー・カレッジ聖歌隊
ポール・プラマー、ティモシー・モリス、ゲイリー・クーパー、他(オルガン)
既発売盤をスリムボックス・セット化。





<MAP>
MAPGCD 0029 \2180
[Golden MAP]
アルパソーラ ルイサ・プランディーナ・プレイズ・ホルンガッハー・ハープ
No.407
ドビュッシー(1862-1918):2つのアラベスク/月の光/亜麻色の髪の乙女
フォーレ(1845-1924):塔の中の姫君
ピエルネ(1863-1937):奇想的即興曲
アルベニス(1860-1909):
マラゲーニャ/入り江のざわめき/マヨルカ/グラナダ
グラナドス(1867-1916):スペイン舞曲第5番/詩的なワルツ
サルセード(1885-1961):主題と変奏曲
ルイサ・プランディーナ(ハープ)
16歳でミラノ市立音楽学校を最高栄誉賞付きで卒業したルイサ・プランディー
ナはECユース管弦楽団、ヨーロッパ室内管弦楽団の首席ハープ奏者を務めた後、
国際コンクールを勝ち抜き23歳にしてミラノ・スカラ座管弦楽団の首席ハープ
奏者の座を得ました。アンドレア・グリミネッリ(フルート)、ロジャー・ノリ
ントン指揮ザルツブルク・モーツァルテウム・カメラータ・アカデミカと共演
したモーツァルトの協奏曲の録音(DECCA)でご記憶のリスナーも多いことでしょ
う。ここではフランスとスペインのオリジナル曲と編曲作品を魅力いっぱいに
披露。使用楽器の製造元であるホルガッハー社はドイツのバイエルン地方、
シュタルンベルク湖のほとりで少数精鋭の職人たちが手作りしている著名な
ハープ工房です。

LCCD 40.103 \2180
[Lyra Classica]
フランチェスコ・モリーノへのオマージュ
フランチェスコ・モリーノ(1775-1847):フルートとギターのための作品集
夜想曲 Op.38/3つの二重奏曲 Op.16/夜想曲 Op.37
3つの二重奏曲 Op.61/夜想曲 Op.39
ジャンニ・ビオコンティノ(フルート)
アントネッロ・ギドーニ(ギター)
録音:1997年11月15-16日、イタリア、ピエモンテ州アスティ県モンカルヴォ
フランチェスコ・モリーノはピエモンテ地方の音楽一家に生まれたイタリアの
ギタリスト・ヴァイオリニスト・作曲家。50歳でパリに移住しソルやカルッリ
と同時期にギタリストとして活躍しパリに没しました。ギターを含む作品を数
多く残しています。

LRCD 089 \2180
[Lyra Classica]
ジャコモ・ゴティフレード・フェッラーニ(1763-1842):
フラウト・トラヴェルソとピアノのためのソナタ集
チェンバロまたはピアノとフルートの伴奏のためのソナタ ト長調 Op.32 No.3
フォルテとフルートのオブリガートのための3つのお気に入りのソナタ Op.33
第1番ニ長調,第2番ト長調,第3番ハ長調
マリオ・ラッキーニ(フラウト・トラヴェルソ)(*)
キアラ・ニコラ(卓上フォルテピアノ)(+)
使用楽器:
1994年、ルドルフ・トゥッツ製
(モデル:1780年頃、アウグスト・グレンザー製)(*)
1799年頃、ライリー製(イングリッシュ・メカニック)(+)
ジャコモ・ゴティフレード・フェッラーニは南チロル地方のロヴェレートに生
まれ、ナポリ、パリ、ロンドン等で活躍しロンドンに没した作曲家・音楽理論
家・声楽教師。オペラ・声楽の分野でも成功が目立ちましたが、ヴァイオリン
またはフルートを伴うソナタも40曲以上残しています。

LRCD 090 \2180
[Lyra Classica]
ピアノ六手連弾による、歌のないオペラ・ファンタジー
アンジェロ・パンツィーニ(1820-1886):
ヴェルディのオペラ「トロヴァトーレ」の動機によるディヴェルティメント
カール・チェルニー(1791-1857):華麗なロンド Op.227
パーシー・グレインジャー(1882-1961):ザンジバルの舟歌
ジュスト・ダッチ(1840-1915):
ヴェルディのオペラ「シリチア島の夕べの祈り」による華麗な幻想曲
リッカルド・ヴィアネッロ(1944-):太陽の花
アンジェロ・パンツィーニ:
ヴェルディの「ルイザ・ミラー」の動機によるディヴェルティメント
小ディヴェルティメント「三本の百合」Op.5
エンリコ・バッティストーニ(1947-):ソナティナ
ラフマニノフ(1872-1943):ロマンス/ワルツ
ジュスト・ダッチ:ヴェルディのオペラ「椿姫」による幻想曲
ジョルジョ・スピリアーノ(1964-):フロア・ショー
イ・タスティ・トスティ
リリアーナ・フローラ、クリスティーナ・オルヴィエート、
パオロ・フローラ(ピアノ)
録音:2002年11月3日

LRCD 097 \2180
[Lyra Classica]
フランコ・マルゴーラ(1908-1992):フルートとギターのための音楽
ソナタ dC211/5つの印象 dC698/フルートとギターのために dC684
フルートとギターのために dC686/マルチェッタ dC701
第7のソナタ dC266/スピリトゥオーソ dC709/ソナタ dC708
アレグロ dC695/アンダテ dC696/モデラート dC703
モデラート dC704/モデラート dC702/ヴィヴァーチェ dC710
夜の歌とアレグロ dC229/指示無しの曲 dC691/指示無しの曲 dC689
アンダンテ dC697/ソナタ第9番 dC707
サブリーナ・ピシアーリ(フルート)
グレゴリオ・アルトゥンギ(ギター)
フランコ・マルゴーラはブレーシャ近郊に生まれ、カゼッラらに師事したイタ
リアの作曲家。作品の中では2曲の「子供のための協奏曲」が比較的知られてい
るようですが、オペラ(1つだけ書いたようです)にも前衛にも背を向けて前時代
的な器楽曲を書き続けたため、異色ながら地味な存在として扱われる点は否め
ません。しかし、その音楽そのものの美しさに気付いた演奏家によって少しず
つ録音が増えてきています。当アルバムの選曲はもはやマニアックな領域に踏
み込んでいるかもしれませんが、そこに魅力を感じるリスナーもいらっしゃる
に違いありません。もちろんフルート・ファン、ギター・ファンならばチェッ
クでしょう。




<Margola>
MAPG2CD 0032 2枚組 \1550
[Golden MAP]
【数量限定特価】
武満徹(1930-1996):ギター独奏作品全集
フォリオス(1974)/すべては薄明の中で(1987)
ギターのための小品-シルヴァーノ・ブソッティの60歳の誕生日に(1991)(*)
エキノクス(1993)/森の中で(1995)
ギターのための12の歌(1977)/ラスト・ワルツ(1983)
アンドレア・ディエチ(ギター)
録音:2003年5月19-21日、ミラノ県サン・ジュリアーノ・ミラネーゼ、
ロッカ・ブリヴィオ
世界初録音(*)を含むタケミツ・ギター・アルバム。アンドレア・ディエチは
1969年ミラノ生まれ。ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院でパオロ・ケリーチに師
事し、オスカル・ギリア、ジュリアン・ブリームの教えも受けました。14歳で
演奏活動を開始した彼はすでに世界各国で活躍しており、2003年には来日も果
たしています。




<SOMM>
SOMMCD 238-9 2枚組 \2980
ヘンデル(1685-1759):オラトリオ「エステル」HWV50b(改訂版;1732)
ローズマリー・ジョシュア(ソプラノ:エステル)
ジェイムズ・ボウマン(カウンターテナー:アハスエルス)
スーザン・ビックリー(メゾソプラノ:モルデカイ)
クリストファー・パーヴズ(バス:ハマン)
レベッカ・アウトラム(ソプラノ:イスラエルの女)
アンドルー・ケネディ(テノール:第1のイスラエル人)
セシリア・オズモンド(ソプラノ:第2のイスラエル人)
アンガス・スミス(テノール:ハルボナ)
ローレンス・カミングズ(指揮)
ロンドン・ヘンデル管弦楽団&合唱団
録音:2002年8月23、25日、ロンドン、ハノーヴァー・スクエア、
聖ジョージ教会、
ロンドン・ヘンデル・フェスティヴァル25周年記念演奏会、ライヴ
ロンドン・ヘンデル・ソサイエティとの共同制作。1732年版による初録音。
プレス原盤トラブルのためにディスク1をCD-Rにする形で初回500ユニットを製
造・出荷したこの新譜、そのイレギュラーな形態にもかかわらずあっという間
に売り切れ、やむをえず同じ形態でさらに500ユニットを製造したところまた
も完売。ここでようやくレギュラー・プレス盤の製造に入れる旨、レーベル側
より連絡がありました。日本への輸出は新年になりそうですので、このタイミ
ングで受注を仕切り直すことにいたします。よろしくお願い申し上げます。

SOMMCD 054 \1300
【旧譜・限定特価】※数に限りがあります
メンデルスゾーン(1809-1847):オルガン作品全集 Vol.5
前奏曲とフーガ ニ短調 Op.37 No.3(*)/ソナタ第5番ニ長調 Op.65(+)
フーガ ヘ短調(18.7.1839)(*)/フーガ ハ短調(11.1.1835)(#)
(トッカータ)ニ短調(断片)(**)/同曲(ジェニファー・ベイト補筆完成版)(**)
アンダンテ ヘ長調(21.7.1844)(+)/アレグロ ニ短調(25.7.1844)(*)
アンダンテ ヘ長調(28.12.1844)(++)/アレグロ変ロ長調(31.12.1844)(##)
コラール ニ短調(26.1.1845)(+)/アンダンテ ニ長調(26.1.1845)(+)
フーガ ニ短調(27.1.1845)(+)
アレグロ・マエストーソ変ロ長調(2.1.1845以前)(#)
ジェニファー・ベイト(オルガン)
録音:2003年11月12日、ロンドン・フリート・ストリート、テンプル教会(*)
2004年8月9日、ロンドン、マーガレット・ストリート、
オール・セインツ教会(+)
2004年10月8日、ロンドン、アッパー・ノーウッド、聖ジョン教会(#)
2004年9月29日、ドーセット州ウィンボーン、ウィンボーン修道院(**)
2004年7月30日、ロンドン、ベイズウォーター、聖マシュー教会(++)
2004年9月28日、ドーセット州ボーンマス、聖ステファン教会(##)

SOMMCD 059 \1300
【旧譜・限定特価】※数に限りがあります
マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):オペラ「はかない人生」
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ:サルード)
パブロ・シビル(テノール:パコ)
ロサリオ・ゴメス(メゾソプラノ:祖母アブエーラ)
エミリオ・パヤ(バリトン:伯父サルバドール)
ジョゼフィーナ・ピュチセク(カルメーラ)
エルネスト・ハルフテル(指揮)
バルセロナ・オペラ交響楽団
カピーリャ・クラシカ・ポリフォニカ
録音:1954年、バルセロナ、音楽堂




<TEKNON>
TK 12-252 2枚組 \2450
【数量限定特価】
ヨハン・ゴットフリート・ミューテル(1728-1788):
「3つのソナタ、2つのアリオーソと12の変奏曲」(ニュルンベルク、1756)から
ソナタ第1番ヘ長調/ソナタ第2番ト長調/ソナタ第3番ハ長調
アリオーソ第1番ト長調/アリオーソ第2番ハ短調
12の変奏曲
ベンノ・ファン・デルフト(クラヴィコード)
使用楽器:1763年、ハンブルクにてJ・A・ハース製
(エジンバラのラッセル・コレクション所蔵)
ミューテルはドイツの作曲家・オルガニスト。1753年にリガ(当時ロシア帝国領、
現ラトヴィア)に移住し、宮廷と教会に職を得て活躍、生涯独身のまま当地に没
しました。自己の内面を音楽で表現しようと試みた彼は当時は特異な存在であ
り、そのため「シュトルム・ウント・ドラング(疾風怒濤時代)初期を代表する
最も片意地な作曲家と呼ばれていますが、鍵盤ソナタの中間楽章における大げ
さなまでの表現の追求は、彼が手本としたC・P・E・バッハのそれをはるかにし
のいでいるといわれています。
近年頭角を現しつつあるオランダの奏者ベンノ・ファン・デルフトが、作曲当
時に製作されたオリジナルのクラヴィコードを弾いた注目すべき演奏です。





<STRADIVARIUS>
STR 33758 \2180
ルイジ・ボッケリーニ(1743-1805):6つの弦楽四重奏曲 Op.2
第1番ハ短調,第2番変ロ長調,第3番ニ長調
第4番変ホ長調,第5番ホ長調,第6番ハ長調
アレア・アンサンブル
フィオレンツァ・デ・ドナーティス、アンドレア・ロニョーニ(ヴァイオリン)
ステファノ・マルコッキ(ヴィオラ) マルコ・フレッツァート(チェロ)
ロニョーニ、マルコッキ、フレッツァートの三重奏で〈MV CREMONA〉レーベル
からモーツァルトの「ディヴェルティメント 変ホ長調 K.563」をリリースし
ていたアレア・アンサンブルが今回は四重奏でボッケリーニを録音。

STR 33802 \2180
ジャチント・シェルシ(1905-1988):コレクション Vol.2
Pranam II(アンサンブルのための;1973)(*)
To the master(チェロとピアノのための;1974)(+)
Wo Ma(低声のための;1960)(#)
Rotavita(2台のピアノと打楽器のための;1930)(**)
Trio(ヴィブラフォン、マリンバと打楽器のための;1950頃)(++)
Preghiera per un'ombra(変ロ管クラリネットのための;1954)(##)
Chukrum(弦楽合奏のための;1963)(***)
アンサンブル 2e2m(*) リヴィア・マッツァンティ(オルガン(*))
カルロ・テオドーロ(チェロ(+)) アルド・オルヴィエート(ピアノ(+))
ニコラス・イシャーウッド(バス(#))
アルス・ルーディ・アンサンブル(**)
クリスティーナ・ビアジーニ、マルコ・マルツォッキ(ピアノ(**))
ムジカテアトロアンサンブル(++)
ヴェロニク・フェーヴル(クラリネット(##))
ルカ・プファッフ(指揮(***)) ローマ&ラツィオ管弦楽団(***)

STR 57006 \2180
サルヴァトーレ・シャリーノ(1947-):
ローエングリン(ソリスト、器楽と声のための見えないアクション;1982-1984)
デイジー・ルミーニ(声)
サルヴァトーレ・シャリーノ(指揮)
ムジカ・ドッジ器楽グループ




<SWEDISH SOCIETY>
SCD 1129 \2180
ハラルド・フリュクレーヴ(1882-1919):オルガン作品全集
祝祭即興曲/フーガ ホ短調 Op.3/二重カノン
コラール198番への前奏曲(1912)/コラール424番への前奏曲(1912)
古風なイントラーダ/葬送アンダンテ/交響的小品/パッサカリア
ラルフ・グスタフソン(オルガン)
録音:2007年5月30日-31日、スウェーデン、ウプサラ大聖堂
使用楽器:1871年、P・L・オーケルマン製
ハラルド・フリュクレーヴはストックホルムの聖ヤコブ教会、聖ヨハネ教会、
ストックホルム大聖堂のオルガニスト・作曲家。ユーハン・リンドグレンに
対位法と作曲法、ベルリンのフィリップ・シャルヴェンカに管弦楽法を学び
ました。スウェーデンのオルガン音楽で重要な位置をしめる独創的な曲を含
むフリュクレーヴの作品はこれまで「交響的小品」と「パッサカリア」がCD
で紹介されていました。フリュクレーヴはストックホルム大聖堂のP・L・オ
ーケルマン&ルンド製オルガン(1878)を念頭に置いて作曲したと言われてい
ますが、当録音はP・L・オーケルマン製オルガンのあるウプサラ大聖堂で行
われています。

SCD 1136 \2180
ヤン・サンドストレム(1954-):
「闇から光へ」(バリトン、朗読と管弦楽のための)
はじめに光があった,仕事を仕上げる日,エサイの根より,
苦悩の顔,十字架が終わりではない
ペーテル・マッテイ(バリトン)
スヴェン・ヴォルテル(朗読)
ペッテル・スンドクヴィスト(指揮)
ノルボッテン室内管弦楽団
録音:2002年1月、スウェーデン、ルオー、オーロラ講堂
人類を脅かす闇と、希望の光。北スウェーデン、ノルボッテン地方にルーツ
をもつ作家で詩人、フォルケ・イーサクソンの『闇から光へ』に収められた
詩をテクストにヤン・サンドストレムが作曲。バリトン独唱、朗読、管弦楽
が詩人の心の世界を描いていく5章から成るオラトリオ形式の音楽です。

SCD 1139 \2180
木枯らしの風、ほえたけり 
アードルフ・フレードリク少年合唱団のクリスマス
ウェールズのキャロル/デイヴィッド・ウィルコックス(1919-)編曲:
ひいらぎ飾ろう
ブーダのコラール/アンデシュ・ニューベリ(1962-)編曲:
主の道をととのえよ
エミー・シェーレル(1858-1925)/アンデシュ・オールヴァル(1932-)編曲:
たくさんのキャンドルに灯がともった
スウェーデン民謡/オット・オルソン(1879-1964)編曲:判事の踊り
シベリウス(1865-1957):
クリスマスの歌「私には富も名声もいらない」Op.1 No.4
グスタフ・ヌードクヴィスト(1886-1949):クリスマス、輝くクリスマス
フランツ・グルーバー(1787-1863)/ヤン=オーケ・ヒッレルード(1938-)編曲:
聖しこの夜
イギリスのキャロル/ジョン・ラター(1945-)編曲:三艘の舟を見た
ホルスト(1874-1934):木枯らしの風、ほえたけり
J・S・バッハ(1685-1750)/グノー(1818-1893):アヴェ・マリア
ブリテン(1913-1976):聖母賛歌
ジェイムズ・ピアーポイント(1822-1893)/
デイヴィッド・ウィルコックス編曲:ジングル・ベル
ヤン=オーケ・ヒッレルード編曲:
スウェーデンのクリスマスソング・メドレー
アドルフ・アダン(1803-1856)/ヤン=オーケ・ヒッレルード編曲:
クリスマスの歌「聖らに星すむ今宵」
中世のキャロル/アンドリュー・カーター(1939-)編曲:
天使ガブリエルは聖母のもとで(天使は乙女に)
ブリテン:キャロルの祭典 Op.28
カール=マグヌス・フレードリクソン(バリトン)
クリストフェル・ホルゲション(指揮)
アードルフ・フレードリク少年合唱団
クリストフェル・ホルゲション(指揮)
) ユーハン・リンドストレム(オルガン)
インゲゲード・フレードルンド(ハープ)
2007年4月、ストックホルム、エンゲルブレクト教会
ストックホルムのアードルフ・フレードリク音楽学校は1939年の創立。
1965年、ヤン=オーケ・ヒッレルード(1938-)によって少年合唱団が創設され、
国内外のツアーをはじめとする活動を行っていました。1990年代に一旦活動
を中断したものの、2001年の秋、クリストフェル・ホルゲションのもとで活
動を再開。2005年からは少年合唱にテノールとバスが加わりました。クリス
マスの歌を集めたこのアルバムは、4枚シリーズの最初の1枚。王立スウェー
デン・オペラのバリトン歌手、カール=マグヌス・フレードリクソンをゲスト
に迎え、スウェーデンの人たちが愛するクリスマス・ソングを歌っています。




<SOMM>
SOMMCD 068 \2180
ヘンデル(1685-1759):ヴァイオリンと通奏低音のための作品全集
ソナタ イ長調 HWV361/ニ長調 HWV371/ト短調 HWV364
ニ短調 HWV367/ニ短調 HWV359/ト長調 HWV358
無伴奏ヴァイオリンのためのアレグロ ト長調 HWV407
幻想曲 HWV406/「勝利」からのソナティナ イ長調/他
エイドリアン・バターフィールド(ヴァイオリン)
キャサリン・シャーマン(チェロ)
ローレンス・カミングズ(チェンバロ)
ロンドン・ヘンデル・プレイヤーズのメンバーによる演奏。
ピリオド楽器を使用。

SOMMCD 070 \2180
管楽アンサンブルのためのベートーヴェンの音楽
ベートーヴェン(1770-1827)/
フリードリヒ・シュタルケ(1774-1835)編曲:
「エグモント」序曲 Op.84〔1812〕(*)
ゲオルク・シュミット編曲:交響曲第1番ハ長調 Op.21〔1817〕(+/#)
ヴェンツェル・セドラク(1776-1851)編曲:
オペラ「フィデリオ」Op.72 より 序曲〔1815〕(+),行進曲〔1815〕(*)
ヨゼフ・トリーベンゼー(1772-1846)編曲:
ピアノと管楽のための五重奏曲 Op.16 より
アンダンテ・カンタービレ〔1809頃〕(*)
不詳者編曲:悲愴ソナタ Op.13〔1810〕(*)
アルビオン・アンサンブル
マイケル・コックス、ロバート・マナシー(フルート)
ジョージ・ケアード、ケイティー・クレモー(オーボエ)
アンジェラ・モルズベリー、デイヴィッド・フュースト(クラリネット)
ピーター・フランコム(ホルン(*)) ピップ・イーストップ(ホルン(+))
ピーター・リチャーズ(ホルン)
ギャレス・ニューマン、ヘレン・シモンズ(ファゴット)
ロビン・ケナード(ファゴット(#))
サイモン・エスティール(コントラファゴット)
録音:2007年5月21、23-25日、ロンドン、ハイゲート、聖マイケル教会
ベートーヴェンの同時代人による編曲作品を集めて演奏したアルバム。
〔 〕内は編曲年または編曲譜の出版年。

SOMMCD 071 \2180
ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1959):
交響曲第5番ニ長調(*)
カンタータ「われらに平安を与えたまえ」(+)
ルネ・フリン(ソプラノ(+))
ロイ・ヘンダーソン(バリトン(+))
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(*)
BBC交響楽団&合唱団(+)
録音:1952年9月3日、ロイヤル・アルバート・ホール、
プロムナード・コンサート、ライヴ(*)
1936年11月、BBCスタジオ、放送初演(+)

SOMMCD 238-9/R(2CD [CD-R/CD]) 2枚組 \2980
ヘンデル(1685-1759):オラトリオ「エステル」HWV50b(改訂版;1732)
ローズマリー・ジョシュア(ソプラノ:エステル)
ジェイムズ・ボーマン(カウンターテナー:アハスエルス)
スーザン・ビックリー(メゾソプラノ:モルデカイ)
クリストファー・パーヴズ(バス:ハマン)
レベッカ・アウトラム(ソプラノ:イスラエルの女)
アンドルー・ケネディ(テノール:第1のイスラエル人)
セシリア・オズモンド(ソプラノ:第2のイスラエル人)
アンガス・スミス(テノール:ハルボナ)
ローレンス・カミングズ(指揮)
ロンドン・ヘンデル管弦楽団&合唱団
録音:2002年8月23、25日、ロンドン、ハノーヴァー・スクエア、
聖ジョージ教会、
ロンドン・ヘンデル・フェスティヴァル25周年記念演奏会、ライヴ
ロンドン・ヘンデル・ソサイエティとの共同制作。1732年版による初録音。
初回製作500ユニットのみ、ディスク1がCD-Rとなっております。これはプレス
工場における原盤トラブルに起因するとのことです。メーカーはディスクの品
質をCD並みに保証すると申しておりますが、弊社は初回製作盤を別ヴァージョ
ンと考え、今回、本来の規格番号の末尾に「/R」を追加し「SOMMCD 238-9/R」
として受注・管理いたします。(外装およびディスク本体の表記は「SOMMCD
238-9」のままです。)
次回製作ユニットが輸出可能となり次第、あらためてご案内する予定です。




<LIGIA DIGITAL>
Lidi 0201159-05 \2300
愛とノスタルジー フランスの珍しい歌曲と二重唱曲集
バンジャマン・ゴダール(1849-1895):ジョスランの子守歌(*/#)
ルネ=バトン(1879-1940):遺言(+)(!)
シルヴィオ・ラッザーリ(1857-1944):秋の歌(*/+)(!)
ジュール・マスネ(1842-1912):川(*/++)
ガブリエル・ピエルネ(1863-1937):語り歌(*/+/##)(!)
コンスタンティン・ブライロイウ(1893-1958):アラブの3つの詩(+/#/**)(!)
穏やかな時,鳩の眠り,諦め
レオ・ドリーブ(1836-1891):ナイチンゲール(*/##)(!)
アンリ・ベンベルグ(1859-1931):インドの歌(+/**)/愛の時(*/+)(!)
アルフレッド・バシュレ(1864-1944):いとしの夜(*/#)
ジョルジュ・ユー(1858-1948):夢の中で私は泣いた(+)(!)
カミーユ・サン=サーンス(1835-1921):ナイチンゲールとばら(*/++)
ジュール・マスネ:悲歌(+/**)
ルネ=バトン:インドゥスターナ(*)(!)
ジュール・マスネ:最後の眠り(+)
アンリ・ベンベルグ:アラブの歌(*/#)(!)
ガブリエル・ピエルネ:哀歌(+/**)
カミーユ・サン=サーンス:パストラール(*/+/#)
シャルル・グノー:「ファウスト」からのワルツ(*)(!)
エリザベト・ヴィダル(ソプラノ(*))
アンドレ・コニェ(バリトン(+))
ドニ・クラヴィエ(ヴァイオリン(#))
クレール・ブルトー(チェロ(**))
グウェナエル・フェレ(ハープ(++))
フィリップ・ピエルロ(フルート(##))
アンジェリーヌ・ポンドペイル(ピアノ(++以外))
(!)世界初録音。

Lidi 0301169-06 \2300
グリーンスリーヴズ・トゥ・ア・グラウンド
シンプソン、ディヴィジョン・ヴァイオル奏者
クリストファー・シンプソン(1605頃-1699):グラウンド ホ短調
ウィリアム・バード(1543-1623):鐘(ヴァージナルのための)
クリストファー・シンプソン:グリーンスリーヴズによるディヴィション
クリストファー・シンプソン:前奏曲とグラウンド ハ長調
ウィリアム・バード:カッリーノ・カストゥラーメ(ヴァージナルのための)
不詳:カッリーノ(2つのリュートのための)
クリストファー・シンプソン:グラウンド ト調
不詳:グリーンスリーヴズ(2つのリュートのための)
ウィリアム・バード:わがネヴェル夫人のグラウンド
クリストファー・シンプソン:グラウンド ニ短調
ジョン・ジョンソン(1579-1594頃活躍):グリーンによるウェイクフィールド
クリストファー・シンプソン:グラウンド ニ長調
不詳:ロビン(2つのリュートのための)
不詳:ダンプとベルガマスカ
クリストファー・シンプソン:グラウンド変ロ調
ジョン・ジョンソン:The new hunt(2つのリュートのための)
クリストファー・シンプソン:グラウンド ニ長調
ゴドフレイ[ゴットフリート]・フィンガー(1660頃-1730):
グリーンスリーヴズ・トゥ・ア・グラウンド
(原曲:リコーダーと通奏低音のための)
ラクリメ・コンソート
フィリップ・フーロン(バリトン、ディヴィジョン・ヴァイオル、リュート)
ウィリアム・ウォーターズ(リュート)
エマー・バックリー(ヴァージナル)
録音:2005年3月3-5日、パリ、アイルランド文化センター礼拝堂
グラウンドとは持続的に反復される一定の旋律型のことで、グラウンドを構成
する各音をより小さな音価の音符に分割する変奏技法に関する理論書「ディ
ヴィジョン・ヴァイオル奏者」(1659年刊、第2版は「ディヴィジョン・ヴァイ
オル」に改題)を著したのが、イングランドのヴィオル(ヴァイオル)奏者・作
曲家・音楽理論家クリストファー・シンプソン。このアルバムは、グラウンド
に基づくディヴィジョンと「グリーンスリーヴズ」を二重テーマにして構成さ
れています。
バリトン(Baryton;当盤では「Paridon viol」と表記)はヴィオラ・ダ・ガン
バに似た楽器ですが、独特の構造として共鳴弦を持ち、それをネックの裏側か
ら左手の親指でピツィカートで奏することができます。ここでは17世紀にサン
プラ[Sanprae]が製作しクヴァンツが所有した楽器をモデルに1989年にフラ
ンソワ・ボダールが製作した楽器が使用されています。ディヴィジョン・ヴァ
イオルは英国で使用されたヴィオラ・ダ・ガンバの一種で、コンソート用のバ
ス・ガンバより大型でリラ・ヴァイオルよりは小型。

Lidi 0301173-06 2枚組 \3780
マラン・マレ(1656-1728):
ヴィオール曲集第1巻(1686)から
組曲第1番ニ短調,組曲第2番ニ長調,組曲第4番イ長調
ジャン=ルイ・シャルボニエ、ポール・ルソー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
マウリシオ・ブラーリャ(テオルボ)
ピエール・トロスリエ(チェンバロ)
録音:2006年7月24-31日、フランス、ポワティエ、
オーディトリウム・サン・ジェルマン・デュ・C.N.R.

Lidi 0301175-06 \2300
J・S・バッハ(1685-1750):ヴァイオリン協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV1042
2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV1043(*)
ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV1041
ヴィヴァルディ(1678-1741)
2つのヴァイオリンのための協奏曲イ短調 Op.3 No.8(「調和の霊感」から)(*)
ジルベール・ベッジーナ(ヴァイオリン、指揮)
ラウラ・コロッラ(ヴァイオリン(*))
アンサンブル・バロック・ド・ニース
録音:2006年6月、フランス、ルヴァン[Levens]教会、ライヴ

Lidi 0104180-07 3枚組 \2700
【特別価格】
メンデルスゾーン(1805-1847):オルガン作品集
前奏曲ニ短調(BA 8196 No.1 S.52)/幻想曲ト短調(id.no.4 S.53)
コラール変奏曲「全能の神の御業は大いなるかな」(id.no.5 S.54)
(オスティナート)ハ短調(id.no.3 S.55/2)
アンダンテ ニ長調(id.no.2 S.55/1)/後奏曲ニ長調(id.no.6)
4手連弾のためのフーガ ニ長調(*)
前奏曲とフーガ ハ短調 Op.37 No.1(id.no.7)
同ト長調 Op.37 No.2(id.no.8)/同ニ短調 Op.37 No.3(id.no.9)
フーガ ホ短調(id.no.10 S.56)/フーガ ヘ短調(id.no.11 S.57)
コラール変奏曲「われ心より焦がれ望む」(id.no.12)
前奏曲ハ短調(id.no.13 S.58)/アレグロ ニ短調(id.no.18)
コラール変イ長調(id.no.15 S.61)/コラール ニ長調(id.no.16 S.66)
アンダンテ(トリオ)へ長調(id.no.14)
主題(アンダンテ)と変奏曲ニ長調(id.no.17)
アレグロ変ロ長調(id.no.19 S.62)
行進曲風アンダンテ変ロ長調(id.no.20 S.63)
フーガ変ロ長調(id.no.21 S.65)
アレグロ・モデラート・マエストーソ ハ長調(id.no.22)
ソナタ第1番ヘ短調 Op.65 No.1/ソナタ第2番ハ短調 Op.65 No.2
ソナタ第3番イ長調 Op.65 No.3/ソナタ第4番変ロ長調 Op.65 No.4
ソナタ第5番ニ長調 Op.65 No.5/ソナタ第6番ニ短調・ニ長調 Op.65 No.6
[ボーナス・トラック]
「真夏の夜の夢」(作曲者によるオルガン4手連弾用編曲版)から(*)
序曲 Op.21,スケルツォ Op.61 No.2,妖精の行進 Op.61 No.3,
夜想曲 Op.61 No.7,結婚行進曲 Op.61 No.8
オリヴィエ・ヴェルネ(オルガン)
セドリク・メックレル(オルガン連弾(*))
録音:2007年7月、パリ、サン=ルイザンリール教会

Lidi 0103181-07 \2300
メル・ボニス(1858-1937):守護天使 ピアノ作品集
即興曲 Op.1(1881)/前奏曲変ホ長調 Op.10(1889)
メヌエット Op.14(1889)/楽しい春 Op.11(1889)
牧歌 Op.12(1889)/古い様式によるロンド Op.7(1893)
子守歌 Op.23(1895)/蝶々 Op.28(1897)
無言歌 変イ長調 Op.29(1897)/マズルカ Op.26(1897)
瞑想曲 Op.33 No.1(1898)/スケルツォ=ワルツ Op.35 No.1(1898)
前奏曲と緩やかなワルツ Op.38 No.1(1898)/無言歌 変ト長調 Op.56
サラバンド Op.96(1906)/デズデモーナ Op.101(1913)
守護天使 Op.posth.99(1913)/傷つけられた大聖堂 Op.107(1915)
水車小屋のそばで Op.115(1926)/笛は憧れる Op.117(1926)
悲しい子守歌 Op.118(1926)/ジプシーたち Op.15 No.1(1891)
ロラン・マルタン(ピアノ)
録音:2006年9月、フランス、ミラボー、聖フランソワ・ド・ポール会修道院
メル(メラニー)・ボニスはパリの慎ましい家庭に生まれ、12歳までピアノを独
学した後に音楽学校に入り、セザール・フランクに才能を認められパリ音楽院
で学びました。しかし、そこで出会った恋人との結婚を両親に反対され退学を
余儀なくされた彼女は、25歳も年長の実業家の後妻に迎えられました。子育て
に専念していた彼女は約10年後、かつての恋人に再会、彼の勧めにより作曲を
再開するとともに秘密の関係を続けました。その関係は後に破綻しましたが、
作曲家としての彼女はかなりの数の様々な作品と名声を残しました。

Lidi 0202185-07 \2300
ニコラ・ポルポラ(1686-1768):ヴェネツィアの晩課
ポルポラ:われ喜びに満てり[Laetatus sum]
(ソプラノ独唱、同声4部合唱、弦楽と通奏低音のためのモテット)(*/++)
ヴィヴァルディ(1678-1741):
リコーダー、2つのヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲イ短調 RV108(**)
ポルポラ:主が家を建てたまわずば[Nisi Dominus]
(アルト独唱、同声4部合唱、弦楽と通奏低音のためのモテット)(+/++)
ヴィヴァルディ:チェロ、弦楽と通奏低音のための協奏曲ヘ長調 RV410(#)
ポルポラ:深き淵より(ソプラノ&アルト独唱、
同声4部合唱、弦楽と通奏低音のためのモテット)(*/+/++)
イザベル・プルナール(ソプラノ(*))
ギュメット・ロランス(メゾソプラノ(+))
エティエンヌ・マンゴ(チェロ(#))
ジャン=マルク・アンドリュー(リコーダー(**)、指揮)
レ・パション
エクラ合唱団(女声合唱(++))
録音:2007年6月25-28日、フランス、トゥールーズ、洗礼者聖ヨハネ礼拝堂

Lidi 0104187-07 2枚組 \3780
ミシェル・コレット(1709-1795):ノエル 1788
クリスマスのためのミサ(1788)(*)
カリヨン ヘ長調
新ノエル集(1741)
組曲第1番ニ短調,同第2番ト長調,同第3番イ短調,同第4番ハ長調
アンヌ・マグエ(ソプラノ)
ギュメット・ロランス(メゾソプラノ)
オリヴィエ・ヴェルネ(オルガン)
録音:2007年9月16-19日、フランス、Soultz-Haut-Rhin、聖モーリス教会
使用楽器:1750年、ヨハン・アンドレアス・ジルバーマン製




<NIBIRU>
NIBIRU 0147-2 \2080
ヤン・ディスマス・ゼレンカ(1679-1745):
聖母マリアの御清めのミサ ニ長調 ZWV16(1733)(*)
聖母マリアのリタニア「傷付きし者の慰安者」ZWV151(1744)
ガブリエラ・エイベノヴァー(ソプラノ)
ハナ・ブラジーコヴァー(ソプラノ(*))
ペトラ・ノスカイオヴァー(アルト)
ヤロスラフ・ブジェジナ(テノール)
トマーシュ・クラール(バス)
アダム・ヴィクトラ(指揮)
アンサンブル・イネーガル(管弦楽&合唱)
録音:2007年9月1-4日、プラハ、鎖の下の聖母マリア教会
前作「青銅の蛇」(NIBIRU 0146-2)に続く、アダム・ヴィクトラ&アンサンブル
・イネーガルによるゼレンカ。ヴァロッティ律:a=415kHzを採用。独唱者を
メンバーに含む各パート4人の計16人による合唱のしなやかさと切れ味は、シッ
クスティーンやモンテヴェルディ合唱団を思わせるほど。スラヴっぽい重さと
は無縁です。収録曲はいずれも世界初のCD録音。




<GRIFFIN>
GCCD 4061 \1500
【低価格帯】
フランスの教会合唱名曲集
ピエール・ヴィレット(1926-1998):汝はペテロなり/聖母讃歌
ガブリエル・フォーレ(1845-1924):小ミサ(*)
ヴィレット:おお、救いのいけにえよ/アヴェ・ヴェルム・コルプス
フランシス・プーランク(1899-1963):
ロカマドゥールの黒い聖母へのリタニア
サルヴェ・レジナ/主に向かいて歓呼せよ
オリヴィエ・メシアン(1908-1992):おお、聖なる宴
ヴィレット:Attende Domine
ジャン・ラングレ(1907-1991):ミサ「御身の平安をわれらに与えたまえ」
ジョナサン・ノット(ボーイソプラノ(*))
ドナルド・ハント(指揮)
ウースター大聖堂聖歌隊
エイドリアン・パーティントン、ハリー・ブランマ、
ポール・トレプト(オルガン)
録音:1976-1988年、英国、ウースター大聖堂 原盤:Alpha
ピエール・ヴィレットはルーアンの聖エヴォード大聖堂の聖歌隊で音楽教育を
受けたフランスの作曲家で、長年にわたりエクサンプロヴァンスのダリウス・
ミヨー音楽院院長を務めました。(*)では現在バンベルク交響楽団首席指揮者を
務めているジョナサン・ノット(1963年生まれ)のボーイソプラノ(1976年11
月録音)を聴くことができます。

GCCD 4062 \1500
【低価格帯】
あの幼な児 合唱とブラスのためのクリスマス音楽
フランス伝承曲/ジョナサン・ラズボーン編曲:天使らよ、栄光の国から
ジョン・ジュベア:かほどに貴きばらはなし
ロバート・ウォーカー:アダムは囚われ横たわりぬ
メンデルスゾーン:アヴェ・マリア
チャイコフスキー:ばらの冠
フランシス・ポット:あの幼な児(*)
ハーバート・ハウエルズ:けがれなきばら
J・S・バッハ/デイヴィッド・ウィルコックス編曲:
クリスマス・オラトリオ から
羊飼いたちがいた,出でよ、麗しき天の光よ(シンフォニアとコラール)
フランス伝承曲/ノーマン・コッカー編曲:この芳香は何か?
ボブ・チルコット:羊飼いのキャロル
ピーター・ウォーロック/ドン・グレゴリー・マレイ編曲:
ベツレヘムへ来たれ
フランス伝承曲/アンドルー・カーター編曲:いと優しき乙女
フランス伝承曲/エドワード・ヒギンボトム編曲:揺らしながら
ロバート・パーソンズ:アヴェ・マリア
ケネス・レイトン/エイドリアン・ルーカス編曲:ルリ・ルラ
ボブ・チルコット:永遠なる富のあるところ
ベン・パリー/ジム・クレメンズ編曲:それはまことか?
ジョン・フランシス・ウェイド/エイドリアン・ルーカス編曲:
神の御子は今宵しも
エイドリアン・ルーカス(指揮)
ウースター大聖堂聖歌隊
ファイン・アーツ・ブラス・アンサンブル
サイモン・レントン、アンジェラ・ウェラン(トランペット)
クリス・パークス(ホルン) ケイティ・ジョーンズ(トロンボーン)
サム・エリオット(テューバ)
クリストファー・オールソップ(オルガン)
録音:2007年1月18、24、30日、英国、ウースター大聖堂
新録音で低価格帯。(*)世界初録音。

GCCD 4008 \1500
【未案内旧譜】
【低価格帯】
ヴィクトリア朝のクリスマス
クリスマスに何を歌おう/クリスマスは一年に一度やって来る
天にはさかえ/聖母の子守歌/御空を馳せ行く御使いたちよ(荒野の果てに)
天使のセレナード(ラ・セレナータ)/とても楽しい/冬の旅
祝福されしこの朝に楽を奏でよ/ベツレヘムの星/クリスマス・ツリー
クリスマス・パーティー/新たな王子、新たな教皇/贈り物
キャロルの歌い手たち/再び響け、美しき鐘の音よ/クリスマス讃歌
カーライル・アンサンブル
パトリシア・サビン(ソプラノ) マイケル・ゴールドソープ(テノール)
グレアム・タイタス(バリトン) メアリー・ケナード(ヴァイオリン)
マーガレット・ライアン(ピアノ、指揮)





<DIES>
DIES 200303 \2450
アルモニーア(ハーモニー)
ハビエル・マルティネス・カルメーナ(1983-):ミサ・アルテ
ドリーブ(1836-1891):オペラ「ラクメ」から 花の二重唱
オッフェンバック(1819-1880):オペラ「ホフマン物語」から 舟歌
フンパーディンク(1854-1921):
オペラ「ヘンゼルとグレーテル」から 夕べの祈り
ビゼー(1838-1875):オペラ「カルメン」から 若者たちの合唱
ドリーブ:小ミサ
ブラームス(1833-1897):子守歌
プッチーニ(1858-1924):オペラ「蝶々夫人」から ハミング・コーラス
ジョン・ラター(1945-):祝祷[A Clare Benediction]
アンドルー・ロイド・ウェバー(1948-):ピエ・イエズ(レクィエム から)
ロレンソ・ラモス(指揮)
エル・エスコリアル修道院聖歌隊
ハビエル・マルティネス・カルメーナ、アルベルト・パドロン(ピアノ)
録音:2002年8月、エル・エスコリアル修道院講堂

DIES 200407 \2450
イン・パラディスム(楽園で)
フォーレ(1845-1924):
小ミサ/アヴェ・マリア Op.67 No.2/
アヴェ・ヴェルム・コルプス Op.65 No.1
タントゥム・エルゴ Op.65 No.2/マリア、恵み深き御母 Op.47 No.2
イン・パラディスム(レクィエム から)
フランク(1822-1890):天使の糧
グノー(1818-1893):おお、救いのいけにえよ
メンデルスゾーン(1809-1847):
僕(しもべ)らよ、主をほめたたえよ Op.39 No.2
シューベルト(1797-1828):
アヴェ・マリア Op.52 No.6/神はわが羊飼い(詩篇23)Op.132
アンドルー・ロイド・ウェバー(1948-):ピエ・イエズ(レクィエム から)
ロレンソ・ラモス(指揮)
エル・エスコリアル修道院聖歌隊
ハビエル・マルティネス・カルメーナ、アルベルト・パドロン(ピアノ)
録音:2002年8月、エル・エスコリアル修道院講堂

DIES 200609 \2450
マルティン・デ・ビリャヌエバ(1555頃?-1605):教会音楽集
イエスは苦悶のうちに(聖木曜日のためのモテット)
エレミヤの哀歌 から 聖土曜日の第1のレクツィオ
ミゼレーレ(詩篇50)/聖母のミサ
キリストは己を低くして(聖週間のアンティフォナ)
ヨハネ受難曲
ロランド・ガルシーア(指揮)
エル・エスコリアル修道院聖歌隊
レアル・カピーリャ・エスクリアレンセ
録音:2005年8月、エル・エスコリアル修道院講堂および個室17番
1999年6月、エル・エスコリアル修道院旧教会
マルティン・デ・ビリャヌエバは1586年にグラナダからエル・エスコリアル修
道院に移りアーカイヴと聖遺物の管理責任者を務めた神父で、鍵盤楽器奏者・
作曲家でもありました。




<PNEUMA>
PN-850 \2450
あなたの瞳の源に-あなたの瞳は春山のよう ハスィン旋法のスィルスィラ
アルジェリア北東部コンスタンティヌのアンダルシア古典音楽マルーフ
バシュラフ・アライッスィ/イスティクバル、あなたは私を愛に導いた
[ハスィン旋法のインクラベテ]
あなたの瞳は春山のよう/私の情熱/夜の訪問
愛はライオンを従順にする/酩酊状態の付き添い/不在/愛の矢/月の光
サリム・フェルガニ(歌、4コースのラウード)
ユーセフ・ブナス(ジュワク・オ・ファル、ズルナ)
ナビル・タレブ(ケマンジャ=ヴィオラ)
バシール・グリ(タール)
ハレド・スマイル(ダルブカ)
録音:2006年6月12日、アリジェリア、コンスタンティナ、
Palacio de los Beys
スィルィラとは、即興歌のイスティクバルに先行する関連した詩の連続で、
一種の連歌のようなものでしょうか。濃厚な色恋に関する内容でも、さらり
と優雅に聞かせるのがアンダルシア音楽の粋なところかもしれません。サリ
ム・フェルガニは、コンスタンティヌに伝承されるアラブ・アンダルシア音
楽の名手。[近藤博隆]

PN-870 \2450
サラーフ・ベイの死を悼む哀歌
アルジェリア北東部コンスタンティヌのアンダルシア古典音楽
イスティクバル/カミト・サリ・グジャーダ/アンティ・テトガーラ
サラー・ベイ「ガル・ラ・アラブ・ガル」/ハラス、ハウア・ヤ・エル・ハ
ウア
ハスィン旋法の組曲
サリム・フェルガニ(歌、ウード・アル・アラビー)
ユーセフ・ブナス(ジュワク・オ・ファル、ズルナ)
ナビル・タレブ(ケマンジャ) バシール・グリ(タール)
ハレド・スマイル(ダルブカ)
録音:2006年6月14日、アリジェリア、コンスタンティナ、
Palacio de los Beys、ハーレム
19世紀半ば辺りからフランスが進出してきますが、その前はオスマン帝国領
だったアルジェリア北部。常備歩兵軍団イェニチェリの一員から出世し、コ
ンスタンティヌ地方を治める君主に登りつめながら、最後は刑死という哀れ
な末路を辿ったサラーフ・ベイを追悼する曲とのこと。1771-1792年までこの
地に平和と繁栄をもたらした人だったようです。アンダルシア音楽の要素が
勝ちながらも、リズムではオスマン・トルコの軍楽のリズムがはっきり聴き
取れます。チャルメラのようなけたたましい音色のズルナもトルコ風な印象
を強めます。[近藤博隆]

PN-920 \2450
見捨てられた恋人
アルジェリア、コンスタンティヌのアンダルシア系古典音楽と大衆音楽
[ハウズィ&マフジュズ]
イスティクバル、私たちの傷ついた二つの心
ハウズィ、あなたの愛する人を見捨てないで/マフジュズ、悲嘆にくれる恋人
[ラハウィ旋法の組曲]
ラハウィ旋法のウードとファルのタクシーム/ファルのタクシーム、
愛の苦しみ
イスティクバル、愛を知りたいあなた/インクラブ、今夜のために
フラス、あなたの幸せが続きますように
サリム・フェルガニ(歌、ウード・アル・アラビー)
ユーセフ・ブナス(ジュワク・オ・ファル、ズルナ)
ナビル・タレブ(ケマンジャ) バシール・グリ(タール)
ハレド・スマイル(ダルブカ)
録音:2006年6月14日、アリジェリア、コンスタンティナ、
Palacio de los Beys、ハーレム
アルジェリア北部を東西に走るアトラス山脈の東部に位置する町、コンスタ
ンティヌは中世スペインのアンダルシア地方からの移住者が多く住んできた
町の一つ。サリム・フェルガニは、コンスタンティヌに伝承されるアラブ・
アンダルシア音楽の名手。ここでは大衆的な口語吟遊詩ハウズィとラハウィ
旋法による古典的な組曲を聞かせます。ハウズィは後のライなどの大衆歌謡
を生み出す母体の一つになったアンダルシア音楽系の伝統歌謡。イスティク
バルは歌い手による即興的な歌で、ラウド弾き語りで古雅な節を聴かせる「コ
ンスタンティヌの吟遊詩人」サリム・フェルガニの真骨頂の部分でしょう。
マフジュズはハウズィよりは軽いリズムで演じられる田舎起源の大衆口語吟
遊詩。都市部の口承歌謡であるハウズィとは対照的。[近藤博隆]

PN-940 \2450
バシュラフ・カビール 
アルジェリア、コンスタンティヌのアンダルシア古典音楽
バシュラフ・カビール
旋法の木、ヴィオラ(旋法の輪によるケマンジャのタクシーム)
イスティクバル-傷ついた心
ハスィン旋法のタクシーム (ラウード、フラウタとヴィオラによる)
旋法の木、フラウタ(旋法の輪によるファルのタクシーム)
サリム・フェルガニ(歌、ウード・アル・アラビー)
ユーセフ・ブナス(ジュワク・オ・ファル) ナビル・タレブ(ケマンジャ)
バシール・グリ(タール) ハレド・スマイル(ダルブカ)
録音:2006年6月13日、アリジェリア、コンスタンティナ、
Palacio de los Beys、ハーレム
バシュラフはアラブ-トルコ古典音楽における前奏曲のような楽曲形式、カビ
ールはアラビア語で「大きい」の意味。タイトル通り16分を越える器楽合奏
の長大なバシュラフに始まります。悠揚たるアンダルシア音楽においても、
これだけ長い前奏曲は珍しいのでは。イスティクバルは歌い手による即興的
な歌で、ラウド弾き語りで古雅な節を聞かせる「コンスタンティヌの吟遊詩
人」サリム・フェルガニの真骨頂の部分でしょう。タクシームは器楽の即興
演奏。マグレブではヴィオラを膝に立てて弓奏する場合にケマンジャと呼び
ます。「旋法の輪」とは、一曲の中で複数の旋法を渡り歩く形式のようです
が、演奏者にマカーム音楽の高い技術を要求するものと思われます。聞き手
は、その展開の妙をよく味わって聴くべきだろうと思います。[近藤博隆]

PN-970 \2450
アル・アンダルースのイスラーム神秘主義と祈祷の歌
マドリッドのマスラマ讃(1007年没)
祈祷、カーヌーンのタクシーム
ムワル・アル・ブルダ、シャラフ・アッディン・アル・ブスィリ(1212-1294)作
フィヤシッヤー、スィディ・バールールに捧ぐ
内省、イラクとアジャム旋法のラウド・タクシーム
コーラン第1章、ファティハの朗唱
ハムズィッヤー、シャラフ・アッディン・アル・ブスィリ(1212-1294)作
外向性、マズムン旋法のラウード・タクシーム
酩酊、ムワル・アル・ハッラク(18世紀)
創造の驚異、ヒムノ・アル・クレアドール(作者不詳)
暗闇の中での質問、ムワル・アル・マーヤ
ナスィリの祈り-イブン・ナスィールの剣
ムハンマド・イブン・ナスィール(?-1674)
おお、彼はより大きくなる(ムワル)
アッゼディーヌ・アル・バドリ(歌)
モハメド・エル・アラビー・セルギニ(歌、パンデーロ)
エドゥアルド・パニアグァ(カーヌーン、ダルブガ、ダフ)
モハメド・ベッラク(歌) オマル・メティウィ(ラウード)
アブデスラム・エル・アムラニ・ブホブザ、サイード・ベルカディ(歌)
10世紀スペインの数学者、天文学者の「マドリッドのマスラマ」を讃えるア
ルバム。色々な時代のスーフィーたちの祈祷歌を巡りながら、10世紀の科学
者を偲ぶという中世イスラームらしい趣向。ムワルとは即興的に間を崩して
歌われるアラブのマウワルのマグレブ版でしょう。[近藤博隆]




<ALMAVIVA>
DS 0145 \2450
アル・アンダルースの音楽 オリエントへの門
サレー・アル・マハディ:ヒジャーズ・クルディ旋法のサマーイ
不詳:ムワッシャハ・ムッラ・アルタジャンニ
不詳:ムワッシャハ・ザラニ・アルマーブーブ
不詳:ムワッシャハ・アフディヒ・ザビアン
メスード・ジェミル:ナハーヴァンド旋法のサマーイ(*)
イブン・ズホル:ムワッシャハ・アユハ・アルサギ
イブン・アルハリブ:ムワッシャハ・ジャダカ・アルガイト
ムスタファ・ハルキ:ラウ・クンタ・タドリ
ジェミル・ベイ:シャド・アラバン旋法のサマーイ(*)
アレッポの伝承曲:マウワル
アレッポの伝承曲:カド・ミリ・マ・マル・アルハワ
ジェミル・ベイ:ナハーヴァンド旋法のロンガ(*)
アンサンブル・アル・ルザファ
オマル・サルミニ(歌)
ハメス・ビタル(音楽監督)
録音:2007年1月、スタジオ・アルテ・ソノーラ
アラブ・アンダルシア音楽起源のムワッシャハ(本来は恋愛詩を歌う形式)は、
15世紀のレコンキスタでスペインからマグレブに中心が移った後、18世紀頃か
らは中東一帯に広まり、特にシリアのアレッポでは深く根付きました。この
グループもその伝統を継承する団体の一つ。トルコ音楽の影響も強い所で、
オスマン・トルコの古典器楽作品も間で何曲か演奏しています(*)。サマーイ
は器楽前奏曲のバシュラフが凝縮されたような形式。ロンガは平易なリズム
で書かれた魅惑的な曲で、コンサートの最後に演奏され、プレストにテンポが
上がって終わります。[近藤博隆]

<DG>
0028947658252 \3950
【高価格品】
フェデリコ・モレーノ・トローバ(1891-1982):
サルスエラ「ルイサ・フェルナンダ」(1932)
プラシド・ドミンゴ(テノール)
ナンシー・エレーラ(メゾソプラノ)
マリオラ・カンタレーロ(ソプラノ)
ホセ・ブロス(テノール) 他の歌手、俳優
ヘスス・ロペス・コボス(指揮)
マドリード王立劇場管弦楽団&合唱団
録音:2006年6月28日、7月13-16日、マドリード、王立劇場
98ページのブックレット付き。現地で高価格設定の商品を並行輸入するため
非常に高くなります。



<EMI Coleccion Diamante>
5071632 3枚組 \3450
シロス修道院聖歌隊 グレゴリオ聖歌集
Alleluia Beatus Vit Qui Suffert (Modo I)
Mandatum Novum Do Vobis. Antifonia & Salmo 132 (Modo III)
Media Vita In Morte Sumus. Responsorio (Modo IV)
Laetatus Sum - Gradual (Modo VII)
Veni Creator Spiritus - Himno (Modo VIII)
Genuit Puerpera Regem - Antifona & Salmo 99 (Modo II)
Kyrie Fons Bonitatis - Tropo (Modo III)
Super Flumina. Ofertorio (Modo I)
Nos Auten. Introito (Modo IV)
Qui Manducat. Comunion (Modo I)
Salve Regina (Solemne) Antifona (Modo I)
Salve, Festa Dies, Himno (Modo IV)
Rorate Caeli Desuper. Introito (Modo I)
Jacta Cogitatum Tuum. Gradual (Modo VII)
Veni Sancte Spiritus. Secuencia (Modo I)
Jucundare. Antifona & Salmo (Modo VIII)
Respice, Domine. Gradual (Modo V)
Alleluia, Oportebat (Modo IV)
Christus Factus Est Pro Nobis. Gradual (Modo V)
Puer Natus Est Nobis Introito (Modo VII)
Ave Mundi Spes Maria - Secuencia (Modos VII & VIII)
Spiritus Domini - Introito (Modo VIII)
Os Iusti - Gradual (Modo I)
A Solis Ortus Cardine - Himno (Modo III)
Oculi Omnium . Gradual (Modo VII)
Alleluia, Dies Santificatus (Modo II)
Viderunt Omnes - Gradual (Modo V)
Puer Natus In Bethlehem - Ritmo (Modo I)
Verbum Caro - Responsorio Breve (Modo VI)
Tui Sunt - Ofertorio (Modo IV)
Pueri Hebraeorum Portantes. Antifona (Modo I)
Improperium - Ofertorio (Modo VIII)
Tristis Est. Responsorio (Modo VIII)
Una Hora - Responsorio (Modo VII)
Traditor Autem - Benedictus - Antifona - Cantico
Ubi Caritas - Himno (Modo VIII)
シロス修道院聖歌隊




<EMI ODEON>
※未案内旧譜
5571162 \1980
ホアキン・ロドリーゴ(1901-1999):室内管弦楽のための作品集
遙かなるサラバンドとビリャンシーコ
カンツォネッタ/アンダルシアの2つの小品
ある紳士のための幻想曲(フルートと管弦楽のための版)(*)
カナリオ/古い歌(フルートと管弦楽のための版)(*)
ソレーリアーナ/3つの古い踊り歌
フアナ・ギリェム(フルート(*))
アグスティン・レオン・アラ(ヴァイオリン、指揮)
ホアキン・ロドリーゴ室内管弦楽団

5571172 \1980
ホアキン・ロドリーゴ(1901-1999):声楽、合唱と管弦楽のための作品集
ドゥルシネアの不在(1948)(*)
サルマンティノの写本のための音楽(1953)(+)
クムラーンの改宗者たちの讃歌(1965/1974)(#)
アッシジの聖フランチェスコの歌(1982)(**)
ジェラード・クィン(バリトン(*))
ナタリー・クリフトン・グリフィス、ニッキ・ケネディー、
シネアド・プラチュケ(ソプラノ(*/#))
アリソン・スマート(ソプラノ(*))
ハイメ・マルティーン(フルート(#))
ジョン・ビムソン(ハープ(#))
レイモンド・キャルクラフト(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
エクセター・フィルハーモニー合唱団(+/#/**)
(#)(**)世界初録音/(*)(+)世界初CD録音。




<MULTIKULTI PROJECT>
MPCD 022 \2450
ツィプリアン・バジリク(1535頃-1600頃):人の一生の危うさについて
主の優しさ/敬虔の歌/日曜日の祈り(主の祈り)/新しい歌
詩篇70「御身を、主よ、われ信頼す」
詩篇79「異国民らが御身よりの相続物に入り込み」」
詩篇127「主を畏れる者は皆幸いなり」
詩篇129「深き淵より、われ御身に向かい叫びぬ、主よ」
人の一生の危うさについての歌/新しいクリスチャンの歌
ボルヌス・コンソート
ロベルト・ラヴァティ(男声カントゥス) 
ロベルト・ポジャルスキ(男声アルト)
マルチン・ボルヌス=シュチチンスキ、ツェザリ・シフマン(テノール)
ミロスワフ・ボルチンスキ、スタニスワフ・シュチチンスキ(バス)
録音:2005年6月24日、ポーランド、ヴロツワフ、聖エルジビェタ教会図書室
ツィプリアン・バジリクの生涯についてはほとんど情報が残されていません
が、ポーランドのシェラジで生まれ、主としてリトアニアの貴族ラジヴィウ
家に仕えたいたこと等がわかっており、その作品は「プワヴィ歌集」と「ザ
モシチ歌集」に収められています。当録音では「ザモシチ歌集」から選ばれ
た曲が歌われていますが、これらは教会用の音楽ではなく、家庭または宮廷
で歌われていたと考えられています。ディジパック内側の写真では、ボルヌ
ス・コンソートが卓を囲んで座って歌っている演奏会の模様を見ることがで
きます。演奏はボルヌス・コンソートにしては穏健な部類に属し、上記のよ
うな曲の雰囲気をよく醸し出しています。

MCD 014 \2080
【旧譜・再案内】
ヨハンネス・オケゲム(1410-1497):
レクイエム(死者のためのミサ)
ボルヌス・コンソート
ミロスワフ・ボルチンスキ、マルチン・ボルヌス=シュチチンスキ、
ロベルト・ラヴァティ、ロベルト・ロジャルスキ
スコラ・グレゴリアーナ・シレジエンシス
録音:2004年6月25-27日、ヴロツワフ、オストロヴィエ・トゥムスキム、
聖ペテロ&パウロ教会
古楽マニアから「ポーランドのアンサンブル・オルガヌム」とも称されるボ
ルヌス・コンソートによる、フランドル楽派の大作曲家オケゲムの名作レク
イエム。野太い地声、ゴリゴリとした謡いまわし。「美しい」「清らかな」
「透明な」「流麗な」といった形容の対極にある演奏ながら、なぜか繰り返
し聴いてしまい、そのうち不思議な癒し感に浸れてしまうという、麻薬的魅
力のあるアブナイ音楽です。サラバンド代表・金田敏也がハマっている一枚
であります。




<ACTE PREALABLE>
AP 0146 \1980
クシシュトフ・メイエル(1943-):
弦楽三重奏曲 Op.81(1993)
弦楽四重奏曲第11番 Op.95(2001)
弦楽四重奏曲第12番 Op.103(2005)
ヴィラヌフ弦楽四重奏団
タデウシュ・ガジナ(第1ヴァイオリン) 
パヴェウ・ウォサキェヴィチ(第2ヴァイオリン)
リシャルト・ドゥシ(ヴィオラ) マリアン・ヴァシュカ(チェロ)
録音:2005-2007年、ワルシャワ、スタジオS2
クシシュトフ・メイエルはポーランドの古都クラクフに生まれ、同地の音楽院
でペンデレツキに作曲を師事、パリに留学しナディア・ブーランジェの門下生
となりました。クラクフ音楽アカデミー楽理科長、ケルン音楽大学作曲科教
授、ポーランド作曲家連盟総裁(1985-1989)等を歴任しこのポーランド作曲界
の重鎮として活躍しています。

AP 0155 \1980
ヤスナ・グラ修道院の音楽 Vol.23
ルドヴィク・マーデル(18-19世紀):
レクイエム変ホ長調/Dimine si adhuc ハ短調(ニ重唱曲)
フィリプ・ゴトシャルク(?-1819):
Eja plaudite fideles ヘ長調(アリア)/晩課ニ長調
ヴァヴジニェツ・ピエフ(18世紀):Te invocamus Maria(オフェルトリウム)
ルドヴィク・マーデル:Salve Regina
マジェナ・ルバシュカ、マグダレナ・シェフチク(ソプラノ)
シルヴィア・ズロトコフスカ(アルト)
ピオトル・シェフチク(テノール)
ヤツェク・オジムコフスキ(バス)
ヤン・トマシュ・アダムス(指揮)
カペラ・ヤスノグルスカ[カペッラ・クラロモンターナ]
録音:2005年10月、ヤスナ・グラ修道院
Musicon、Duxレーベルが発売してきた「ヤスナ・グラ修道院」シリーズにActe
Prealableレーベルも参入。原盤ではかなり前からシリーズ名が「ヤスナ・グ
ラ修道院の古楽」から「ヤスナ・グラ修道院の音楽」に変更されていました
が、当盤を以ってサラバンドも旧譜に遡って後者に改めます。

AP 0171 \1980
クリスマスの歌が聞えるかい?
伝承曲/M・マッグリン編曲:処女なる御母マリア
伝承曲/L・シュレーター編曲:諸人声あげ(甘き喜びのうちに)
伝承曲/J・S・バッハ編曲:諸人声あげ(甘き喜びのうちに)
ジョン・ラター:ある木に咲いた花
マイケル・パジェット:How sweet is love
フランツ・グルーバー/M・マッグリン編曲:きよしこの夜
伝承曲/P・ローソン編曲:マリアは茨の茂みを行った
伝ヘンデル/J・シクルスキ編曲:諸人こぞりて
伝承曲/J・シクルスキ編曲:ディン、ドン、高らかに
伝承曲/J・オルゾーズ編曲:ひいらぎ飾ろう
メンデルスゾーン/C・デント編曲:天には栄え
伝承曲/C・デント編曲:神の御子は今宵しも
M・レオントヴィチ/J・シクルスキ編曲:Szczedrik, Szczedrik
伝承曲/J・シクルスキ編曲:
Aniol pasterzom mowil/Wielka Boska moc/Najswietsza Panienka
Tryumfy Krola Niebieskiego/Lulajze Jezuniu/Jezus malusienki
Gdy sie Chrystus rodzi/Oj, maluski, maluski
ヤツェク・シクルスキ(指揮)
アダム・ミツキェヴィチ大学アカデミー合唱団
録音:2007年2-3月、ポーランド、ポズナン、アダム・ミツキェヴィチ大学講堂




<DUX>
DUX 0552/0553 2枚組 \3100
アルベルト・ヒナステラ(1916-1983):ピアノ作品全集
アルゼンチン舞曲集 Op.2(1937)
ミロンガ(忘却の木の歌 Op.3 No.1 より編曲;1938)
3つの小品 Op.6(1940)/マランボ Op.7(1940)
小舞曲(バレエ「エスタンシア」Op.8 より編曲;1955)
12のアメリカ前奏曲集(1944)/クレオール舞踊組曲 Op.15(1946)
アルゼンチンの童謡の主題によるロンド Op.19(1947)
ソナタ第1番 Op.22(1952)/ソナタ第2番 Op.53(1981)
ソナタ第3番 Op.55(1982)
ドメニコ・ツィポーリ(1688-1726)/
アルベルト・ヒナステラ編曲:トッカータ(1716/1970)
アンジェイ・ピクル(ピアノ)
録音:2006年4月-2007年2月、クラクフ、フロリアン音楽アカデミー講堂
アンジェイ・ピクルは1980年にクラクフ音楽アカデミーを卒業後ウィーン音楽
大学でパウル・パドゥラ=スコダに師事したポーランドのピアニスト。アルゼ
ンチンの作曲家ヒナステラの音楽の普及に長きにわたって力を入れており、ソ
ナタ第2番および第3番等のポーランド初演を手がけています。

DUX 0566 \2080
ロマンティカ ドミニク・ルー(1956-):ピアノのための作品&編曲集
トマゾ・アルビノーニ(1671-1751)/レモ・ジャゾット/
ドミニク・ルー編曲:アダージョ
J・S・バッハ(1685-1750)/
ドミニク・ルー編曲:主よ、人の望みの喜びよ(BWV147 より)
ラフマニノフ(1873-1943)/ドミニク・ルー編曲:ヴォカリーズ Op.34 No.14
ドミニク・ルー編曲:フランス伝承歌集(全6曲)
ドミニク・ルー:
ショパンへのオマージュ/祈り/私の最初のワルツ
ロマンティック練習曲集 から Nos.6,11,21,20
モダーン・タイムズ/ラグタイム/ブギー
ミハウ・ドレヴノフスキ(ピアノ)
録音:2006年10月、ワルシャワ、
ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサートホール
スイスのジュネーヴに生まれた作曲家・ピアニスト、ドミニク・ルーは19世紀
ロマン派の音楽にインスパイアされたピアノ曲を500以上も書いています。
ミハウ・ドレヴノフスキはポーランドの名ピアニスト、マレク・ドレヴノフス
キ(1946-)の息子として1977年ワルシャワに生まれ、父マレク、ブロニスラヴァ
・カヴァラ、エヴァ・ポブウォツカ、ドミニク・メルレ、パスカル・ドヴォヨ
ンらに師事。

DUX 0580 \2080
ヴェロニカ・ラトゥシンスカ(1977-):室内楽作品集
ニンフたち(ソプラノサクソフォンとチェンバロのための;2006)(*)
クラリネット、チェロとピアノのための三重奏曲(2004)(+)
アマルコルド(ヴァイオリンとピアノのための;2000)(#)
弦楽四重奏曲第2番「最後の瞬間」(2003)(**)
増幅されたヴァイオリン、
器楽アンサンブルとテープのための協奏曲(2002)(++)
パヴェウ・グスナル(サクソフォン(*))
アリナ・ラトコフスカ(チェンバロ(*))
アルトゥル・パフレフスキ(クラリネット(+))
トマシュ・ストラフル(チェロ(+))
グジェゴシュ・ゴルチツァ(ピアノ(+))
パトリツィア・ピェクトフスカ(ヴァイオリン(#))
イヴォナ・ミロニュク(ピアノ(#))
カメラータ弦楽四重奏団(**)
グジェゴシュ・ラレク(ヴァイオリン(++))
シモン・ビヴァレツ(指揮(++))
新音楽管弦楽団(++)
録音:2007年1月、ワルシャワ、ポーランド放送スタジオS1(#/**)、同S2(*/+)
2007年1月、カドヴィツェ、カロス・シマノフスキー音楽中高等学校(++)
ヴェロニカ・ラトゥシンスカはワルシャワの音楽一家に生まれ、ヴオジミェ
シュ・コトンスキ、スタニスワフ・モリト、ルイス・アンドリーセン、マル
テイン・パッディングに師事。

DUX 0581 \2080
シロンスクのリュートの巨匠
シルヴィウス・レオポルト・ヴァイス(1687-1750):
リュート・ソナタ ヘ長調/カイェタン・ハルティヒ男爵の死に寄せるトンボ
ー/ソナタ ニ長調/カプリッチョ ニ長調/カプリッチョ ト短調
ヤコブ・リンドベリ(リュート)
録音:2006年12月16-18日、ワルシャワ、ポーランド放送スタジオS1
スウェーデンのリュートの巨匠ヤコブ・リンドベリが登場!
J・S・バッハ(1685-1750)と同時代のリュート奏者・作曲家ヴァイスは当時の
ブレスラウ、すなわち現在のヴロツワフ(ポーランド、シロンスク[シレジア]
地方の中心都市)の生まれですので、ポーランド出身と言ってもよいのかもし
れません。

DUX 0071 \2080
[KW 13-01]
第13回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール 2006 Vol.1
J・S・バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調 BWV1001 から アダージョ&フーガ
ヴォイチェフ・コプロフスキ(ヴァイオリン)[ポーランド]
ハインリヒ・ヴィルヘルム・エルンスト:
無伴奏ヴァイオリンのためのポリフォニー練習曲第6番「夏の名残のばら」
ステパン・ラヴロフ(ヴァイオリン)[ロシア]
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調「バラード」Op.27 No.3
Mah-Ri-Sol Lee(ヴァイオリン)[韓国]
シマノフスキ:夜想曲とタランテッラ Op.28
Mari Lee(ヴァイオリン)[韓国] ジュリアン・ダイソン(ピアノ)
ヴィエニャフスキ:カプリッチョ「露営の歌」Op.10 No.8
マリア・マホフスカ(ヴァイオリン)[ポーランド]
バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ「シャコンヌのテンポで」
ヤロスワフ・ナドジツキ(ヴァイオリン)[ポーランド]
ヴィエニャフスキ:カプリッチョ「急速」Op.10 No.2
マルタ・パヴウォフスカ(ヴァイオリン)[ポーランド]
フランツ・ワクスマン:ビゼーの「カルメン」の主題による変奏曲
ヴォイチェフ・プワヴネル(ヴァイオリン)[ポーランド]
マルチン・シコルスキ(ピアノ)
録音:2006年10月14-29日、ポーランド、ポズナン、
第13回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール、ライヴ

DUX 0072 \2080
[KW 13-02]
第13回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール 2006 Vol.2
グラジナ・バツェヴィチ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番
マリア・シャルギナ(ヴァイオリン)[ロシア]
パガニーニ:カプリッチョ Op.1 No.15  白小路紗季(ヴァイオリン)[日本]
J・S・バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ長調 BWV1005 から アダージョ&フーガ
レフ・ソロドフキノフ(ヴァイオリン)[ロシア]
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調「憂鬱」Op.27 No.2
アンナ・マリア・スタシキェヴィチ(ヴァイオリン)[ポーランド]
ヴィエニャフスキ:カプリッチョ「サルタレッロ風」Op.10 No.5
鈴木愛理(ヴァイオリン)[日本]
リチャード・ギブソン:夜の音楽
ナタリア・シャトコフスキ(ヴァイオリン)[ポーランド]
J・S・バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調 BWV1004 から シャコンヌ
マリアンナ・シャトコヴャク(ヴァイオリン)[ポーランド]
同:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調 BWV1003 から
グラーヴェ&フーガ
アガタ・シムチェフスカ(ヴァイオリン)[ポーランド]
録音:2006年10月14-29日、ポーランド、ポズナン、
第13回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール、ライヴ

DUX 0073 \2080
[KW 13-03]
第13回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール 2006 Vol.3
パガニーニ:序奏、パイジェッロの「美しい水車屋の娘」の主題と変奏曲
シュテファン・タララ(ヴァイオリン)[ドイツ]
シマノフスキ:夜想曲とタランテッラ Op.28
ルドヴィカ・マヤ・トマシェフスカ(ヴァイオリン)[ポーランド]
ジョアンナ・ジーゼイ(ピアノ)
J・S・バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調 BWV1004 から シャコンヌ
Chen-Han Tsai(ヴァイオリン)[台湾]
ラヴェル:狂詩曲「ツィガーヌ」
バルト・ヴァンデンボガールデ(ヴァイオリン)[ベルギー]
エフゲニー・シナイスキ(ピアノ)
パガニーニ:カプリッチョ変ホ長調 Op.1 No.17
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調「バラード」Op.27 No.3
バルトシュ・ヴォロフ(ヴァイオリン)[ポーランド]
パガニーニ:カプリッチョイ短調 Op.1 No.24
ナンシー・ジュー(ヴァイリン)[アメリカ合衆国]
バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ「シャコンヌのテンポで」
アンナ・ジュウコフスカ(ヴァイオリン)[ポーランド]
ヴィエニャフスキ:カプリッチョ「露営の歌」Op.10 No.8
クニガ・ナタリア・アウグスティン(ヴァイオリン)[ポーランド]
録音:2006年10月14-29日、ポーランド、ポズナン、
第13回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール、ライヴ

DUX 0074 \2080
[KW 13-04]
第13回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール 2006 Vol.4
パガニーニ:カプリッチョ変ホ長調 Op.1 No.17
ヴィエニャフスキ:カプリッチョ「サルタレッロ風」Op.10 No.5
ミハウ・ブリワ(ヴァイオリン)[ポーランド]
サン=サーンス/イザイ編曲:ワルツ形式の練習曲によるカプリッチョ Op.52
マグダレナ・フィリプチャク(ヴァイオリン)[ポーランド]
シュニトケ:パガニーニに  オガネス・ギルニヤン(ヴァイオリン)[ロシア]
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調「バラード」Op.27 No.3
アグニェシュカ・グス(ヴァイオリン)[ポーランド]
ヴィエニャフウスキ:自作主題による変奏曲 Op.15
ピオトル・ヤシュルコフスキ(ヴァイオリン)[ポーランド]
アントニ・ブロジェク(ピアノ)
アントニオ・バッツィーニ:幻想的スケルツォ「妖精のロンド」Op.25
ヨニアン=イリアス・カデシャ(ヴァイオリン)[アルバニア/ギリシャ]
ピオトル・ケンピンスキ(ピアノ)
ショーソン:詩曲 Op.25
パヴェウ・キシャ(ヴァイオリン)[ポーランド] マ
ルチン・シコルスキ(ピアノ)
J・S・バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調 BWV1003 から グラーヴェ&フーガ
シメオン・クリマシェフスキー(ヴァイオリン)[ロシア]
録音:2006年10月14-29日、ポーランド、ポズナン、
第13回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール、ライヴ

DUX 0075 \2080
[KW 13-05]
第13回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール 2006 Vol.5
J・S・バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調 BWV1003 から グラーヴェ&フーガ
ヴィエニャフスキ:カプリッチョ「カデンツァ」Op.10 No.7
パガニーニ:カプリッチョ ホ長調 Op.1 No.1
バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ「シャコンヌのテンポで」
ヴィエニャフスキ:グノーの「ファウスト」の主題による幻想曲 Op.20
ヴィエニャフスキ:ポロネーズ ニ長調 Op.4
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調 Op.94b
ヤロスワフ・ナドジツキ(ヴァイオリン)[ポーランド]
マルチン・シコルスキ(ピアノ)
録音:2006年10月14-29日、ポーランド、ポズナン、
第13回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール、ライヴ

DUX 0076 \2080
[KW 13-06]
第13回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール 2006 Vol.6
J・S・バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調 BWV1001 から アダージョ&フーガ
パガニーニ:カプリッチョ Op.1 No.15
ヴィエニャフスキ:カプリッチョ「カデンツァ」Op.10 No.7
フランツ・ワクスマン:ビゼーの「カルメン」の主題による変奏曲
ヴィエニャフウスキ:自作主題による変奏曲 Op.15
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
ヴィエニャフスキ:ポロネーズ イ長調 Op.21
ヴォイチェフ・プワヴネル(ヴァイオリン)[ポーランド]
マルチン・シコルスキ(ピアノ)
録音:2006年10月14-29日、ポーランド、ポズナン、
第13回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール、ライヴ

DUX 0077 \2080
[KW 13-07]
第13回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール 2006 Vol.7
J・S・バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調 BWV1003 から グラーヴェ&フーガ
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調「憂鬱」Op.27 No.2
ヴィエニャフウスキ:
自作主題による変奏曲 Op.15/ポロネーズ ニ長調 Op.4
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ短調 Op.80
アンナ・マリア・スタシキェヴィチ(ヴァイオリン)[ポーランド]
マルチン・シコルスキ(ピアノ)
録音:2006年10月14-29日、ポーランド、ポズナン、
第13回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール、ライヴ

DUX 0078 \2080
[KW 13-08]
第13回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール 2006 Vol.8
J・S・バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ長調 BWV1005 から アダージョ&フーガ
ヴィエニャフスキ:カプリッチョ「カデンツァ」Op.10 No.7
パガニーニ:カプリッチョ ハ長調 Op.1 No.11
サン=サーンス/イザイ編曲:ワルツ形式の練習曲によるカプリッチョ Op.52
ヴィエニャフウスキ:自作主題による変奏曲 Op.15
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ短調 Op.80
レフ・ソロドフニコフ(ヴァイオリン)[ロシア]
マルチン・シコルスキ(ピアノ)
録音:2006年10月14-29日、ポーランド、ポズナン、
第13回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール、ライヴ

DUX 0079 \2080
[KW 13-09]
第13回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール 2006 Vol.9
ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番嬰ヘ短調 Op.14
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77
ヴォイチェフ・プワヴネル(ヴァイオリン)[ポーランド]
タデウシュ・ヴォイチェホフスキ(指揮)
ポズナン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2006年10月14-29日、ポーランド、ポズナン、
第13回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール、ライヴ

DUX 0080 \2080
[KW 13-10]
第13回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール 2006 Vol.10
ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番嬰ヘ短調 Op.14
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.47
レフ・ソロドフニコフ(ヴァイオリン)[ロシア]
タデウシュ・ヴォイチェホフスキ(指揮)
ポズナン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2006年10月14-29日、ポーランド、ポズナン、
第13回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール、ライヴ

DUX 0081 \2080
[KW 13-11]
第13回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール 2006 Vol.11
ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番ニ短調 Op.22
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.47
アガタ・シムチェフスカ(ヴァイオリン)[ポーランド]
タデウシュ・ヴォイチェホフスキ(指揮)
ポズナン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2006年10月14-29日、ポーランド、ポズナン、
第13回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール、ライヴ

DUX 0082 \2080
[KW 13-12]
第13回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール 2006 Vol.12
J・S・バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調 BWV1003 から グラーヴェ&フーガ
ヴィエニャフスキ:カプリッチョ「前奏曲」Op.10 No.6
パガニーニ:カプリッチョ変ホ長調 Op.1 No.23
ラヴェル:狂詩曲「ツィガーヌ」
ヴィエニャフスキ:グノーの「ファウスト」の主題による幻想曲 Op.20
ヴィエニャフスキ:ポロネーズ ニ長調 Op.4
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調 Op.94b
アガタ・シムチェフスカ(ヴァイオリン)[ポーランド]
マルチン・シコルスキ(ピアノ)
録音:2006年10月14-29日、ポーランド、ポズナン、
第13回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール、ライヴ

DUX 0083 \2080
[KW 13-13]
第13回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール 2006 Vol.13
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 Op.99(*)
ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番ニ短調 Op.22(+)
鈴木愛理(ヴァイオリン(*))[日本]
マリア・マホフスカ(ヴァイオリン(+))[ポーランド]
タデウシュ・ヴォイチェホフスキ(指揮)
ポズナン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2006年10月14-29日、ポーランド、ポズナン、
第13回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール、ライヴ




<SAPHIR>
LVC 1067 ※12月9日までのご注文特価 \1980 通常価格 \2300
アンドレ・ジョリヴェ(1905-1974):弦楽器のための作品集
無伴奏ヴァイオリンのためのラプソディック組曲(1965)(*)
弦楽四重奏曲(1934)(+)
無伴奏ヴィオラのための5つの牧歌(1967)(#)
チェロとピアノのための夜想曲(1943)(**)
スヴェトリン・ルーセフ(ヴァイオリン(*))
エリク・ラクルー、キム・ヒョギョン(ヴァイオリン(+))
セドリク・カトリス(ヴィオラ(+))
デルフィーヌ・ビロン(チェロ(+/**))
オディル・オーボワン(ヴィオラ(#))
こびき・まさのり(ピアノ(**))
録音:2005年10月25日、パリ、アルシペル、ライヴ
ジョリヴェの生誕100年を記念してサフィール・レーベルの本拠であるライヴ
ハウス「アルシペル」で行われたコンサートを収録。
スヴェトリン・ルーセフ[ルセヴ]は1976年ブルガリアに生まれ、パリ音楽院
でジェラール・プレ、デヴィ・エルリ、ジャン=ジャック・カントロフに師事、
2005年以来ラジオ・フランス・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスタ
ーを務めているヴァイオリニスト。仙台国際コンクール優勝者として日本にも
熱心なファンを持っています。師の一人デヴィ・エルリがジョリヴェと親交深
かったため、ルーセフもジョリヴェを得意としています。
ブックレットの楽曲解説はジョリヴェの娘であるクリスティーヌ・ジョリヴェ
=エルリ氏が2007年1月に書き下ろしています。

●旧譜・特別価格品 ※12月末までのご注文特価
LVC 1002 \1980 通常価格 \2180
【期間限定特価】
ファゴットとピアノによるサティ
エリック・サティ(1866-1925)/
キャサリン・マーチェス&エミール・ナウモフ編曲:
3つのジムノペディ/6つのグノシェンヌ
6つの冷たい小品/スポーツと気晴らし(*)
キャサリン・マーチェス(ファゴット)
エミール・ナウモフ(ピアノ)
フィリップ・メイエ(語り)(*)
録音:1997年9月22-24日、パリ、聖マルセル寺院
ファゴットが旋律を奏で、独特な雰囲気を醸し出す演奏。マーチェスは1961年
ニューヨークの生まれで、パリを拠点にして活躍しています。1962年ブルガリ
アのソフィアに生まれたナウモフも、パリを拠点に活躍する、当レーベルの看
板アーティストです。

LVC 1007 \1980 通常価格 \2180
【期間限定特価】
ピアノ独奏によるフォーレ「レクイエム」
フォーレ(1845-1924)/エミール・ナウモフ編曲:
レクイエム Op.48(ピアノ独奏版)
フォーレ:夜想曲
第1番 Op.33/第6番 Op.63/第7番 Op.74/第13番 Op.119
フォーレ/エミール・ナウモフ編曲:
3つの歌曲[月の光 Op.46 No.2/秋 Op.18 No.3/揺りかご Op.23 No.1]
エミール・ナウモフ(ピアノ)
録音:1999年3月11、12、15日、パリ、コルタンベール通り、ル・タンプル
意外なレパートリーのピアノ編曲として話題を呼んだ名盤。原曲に忠実ながら
新鮮、そして実にフォーレ的な音楽に仕上がっているところが、フォーレ・
ファンを喜ばせました。ヒーリング向けともいえるでしょう。

LVC 1008 \1980 通常価格 \2180
【期間限定特価】
ドビュッシー(1862-1918):3つのソナタ
チェロ・ソナタ(*)
フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ(+)
ヴァイオリン・ソナタ(#)
ロラン・ピドゥ(チェロ)(*)
エミール・ナウモフ(ピアノ)(*/#)
ジャン=ピエール・ランパル(フルート)(+)
ブリュノ・パスキエ(ヴィオラ)(+)
マリエル・ノルマン(ハープ)(+)
パトリス・フォンタナローザ(ヴァイオリン)(#)
録音:1999年3月15-16日、4月26日、パリ、聖マルセル寺院
フランスの室内楽の名手たちを揃えた豪華共演盤。

LVC 1017 \1980 通常価格 \2180
【期間限定特価】
アルベール・ルーセル(1869-1937):フルートのための作品全集
ロンサールの2つの詩(フルートと声のための)(+/s)
フルート吹きたち Op.27(フルートとピアノのための)(*/**)
アリア(フルートとピアノのための)(*/**)
アンダンテとスケルツォ Op.51(フルートとピアノのための)(*/**)
ディヴェルティメント Op.6(木管五重奏とピアノのための)(w/++)
フルート、ヴィオラとチェロのための三重奏曲 Op.40(*/t)
セレナード Op.30
(フルート、ハープ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための)(*/h/t)
エルペノール Op.59(フルートと弦楽四重奏のための)(+/q)
マテュー・デュフール(フルート)(*)
ミシェル・モラゲス(フルート)(+)
サンドリーヌ・ピオ(ソプラノ)(s)
ジュリー・パロック(ハープ)(h)
アドリエンヌ・クラウス(ピアノ)(**)
クレール・デゼール(ピアノ)(++)
ジョアシン弦楽三重奏団(t)
カスタニェーリ弦楽四重奏団(q)
モラゲス木管五重奏団(w)
録音:1999-2001年、パリ聖マルセル寺院
これ一枚で全曲が揃う、フルート・ファン、フランス室内楽ファン必聴盤。

LVC 1033 \1980 通常価格 \2180
【期間限定特価】
ドビュッシー、フランク:ヴァイオリン・ソナタ集
クロード・ドビュッシー(1862-1918):ヴァイオリン・ソナタ
セザール・フランク(1822-1890):ヴァイオリン・ソナタ イ長調
フリッツ・クライスラー(1875-1962):愛の悲しみ
モーリス・ラヴェル(1875-1937):ハバネラ形式の小品
セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):ラフマニノフの主題による旋律
ジェラール・プレ(ヴァイオリン)
ブルーノ・リグット(ピアノ)
録音:2001年12月8日、パリ、アルシペル、ライヴ
レーベルの本拠地での、ライヴハウスの雰囲気をそのまま伝えるライヴ録音。
プレは18歳でパガニーニ・コンクール優勝後、フランチェスカッティ、メニュ
ーイン、シェリングのもとで研鑽を重ねた、現在のフランスを代表するヴァイ
オリニストです。

LVC 1040 \1980 通常価格 \2180
【期間限定特価】
フランシス・プーランク(1899-1963):ピアノ伴奏付きソナタ集
クラリネット・ソナタ FP184(アルトゥール・オネゲルの追悼のために)
フルート・ソナタ FP164(スプラグ=クーリッジ夫人の追悼のために)
ヴァイオリン・ソナタ FP119(フェデリコ・ガルシア・ロルカの追悼のために)
チェロ・ソナタ FP143
オーボエ・ソナタ FP185(セルゲイ・プロコフィエフの追悼のために)
レジ・パスキエ(ヴァイオリン)
ロラン・ピドゥー(チェロ)
ミシェル・モラゲス(フルート)
エリ・エバン(クラリネット)
フランソワ・メイエ(オーボエ)
エミール・ナウモフ(ピアノ)
録音:2003年11-12月、パリ、聖マルセル福音教会
サフィール・レーベルの看板アーティストであるナウモフがフランスの中堅実
力派ソリストと共演した注目盤です。

LVC 1054 \1980 通常価格 \2180
【期間限定特価】
フランスのフルート音楽
アルベール・ルーセル(1869-1937):ロンサールの2つの詩
ミシェル・モラゲス(フルート) サンドリーヌ・ピオ(ソプラノ)
アルベール・ルーセル:アリア
マテュー・デュフール(フルート) アドリエンヌ・クラウス(ピアノ)
モーリス・ラヴェル(1875-1937):序奏とアレグロ
マルエル・ノルマン(ハープ) パトリック・ガロワ(フルート)
フロラン・エオ(クラリネット) パリ弦楽四重奏団
フランシス・プーランク(1899-1963):フルート・ソナタ FP164
ミシェル・モラゲス(フルート) エミール・ナウモフ(ピアノ)
アルベール・ルーセル:セレナード Op.30
マテュー・デュフール(フルート) ジュリー・パロック(ハープ)
ジョアシン弦楽三重奏団
クロード・ドビュッシー(1862-1918):
フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ
ジャン=ピエール・ランパル(フルート) ブリュノ・パスキエ(ヴィオラ)
マリエル・ノルマン(ハープ)
録音:1999-2003年
サフィール・レーベルから発売されているフランス・フルート音楽の名盤から
のコンピレーション・アルバムです。

LVC 1056 \1980 通常価格 \2180
【期間限定特価】
アルテュール・オネゲル(1892-1955):室内楽作品集
弦楽四重奏曲第3番ホ長調
パリ弦楽四重奏団
アルノー・ヴァラン(第1ヴァイオリン) 
ジャン=ミシェル・ベレット(第2ヴァイオリン)
ドミニク・ロベ(ヴィオラ) ジャン=フィリップ・マルティニョーニ(チェロ)
ヴァイオリンとチェロのためのソナタ ホ短調
アルノー・ヴァラン(ヴァイオリン)
ジャン=フィリップ・マルティニョーニ(チェロ)
弦楽十重奏曲
パリ弦楽四重奏団
プソフォス弦楽四重奏団
田中綾子(第1ヴァイオリン) ブルアン・マイトル(第2ヴァイオリン)
セシル・グラッシ(ヴィオラ) イングリット・シェーンラウプ(チェロ)
ドミニク・デジャルダン、トマ・ガロシュ(コントラバス)
牝山羊の踊り(無伴奏フルートのための)
フィリップ・ベルノル(フルート)
フルート、オーボエ、ヴァイオリンとチェロのための3つの対位法
フィリップ・ベルノル(フルート)
ラヨシュ・レンチェシュ(オーボエ)
アルノー・ヴァラン(ヴァイオリン)
ジャン=フィリップ・マルティニョーニ(チェロ)
ハープ、フルートと弦楽三重奏のための序奏と舞曲
フレデリク・カンブルラン(ハープ)
フィリップ・ベルノル(フルート)
アルノー・ヴァラン(ヴァイオリン)
ドミニク・ロベ(ヴィオラ)
ジャン=フィリップ・マルティニョーニ(チェロ)
J・M・シニュの「L'ombre de la ravine」のための前奏曲と後奏曲
フレデリク・カンブルラン(ハープ)
フィリップ・ベルノル(フルート)
パリ弦楽四重奏団
ブレーズ・サンドラルの「ニューヨークの復活祭」からの3つの断章
Grave,Tourmente,Modere
ジャン・コクトーの6つの詩(*)
Le Negre,Locutions,Souvenirs d'Enfance,Ex-Voto,Une Danseuse,
Madame
ロンサールの歌(*)
3つの歌;Chanson des sirenes,Berceuse de la sirene,Chanson de
la poire
ジェローム・コレーアス(バスバリトン)
フィリップ・ベルノル(フルート(*))
パリ弦楽四重奏団
録音:2005年2月、パリ、聖ミシェル寺院
パリ弦楽四重奏団を中心にフランスで活躍する名手たちが参加したオネゲル・
アルバム。ラヴェルやプーランクでも高く評価されたサフィール・レーベルの
フランス室内楽ものだけに、その充実振りは期待通りです。


●代理店の在庫限りの特価商品(確保できない場合もございます)
LVC 1013 2枚組 \1980
【数量限定特価】
アラン・ルヴィエ(1945-):ピアノ作品集
数の島(1991)(*)
アグレクサンドリンス第1巻-第3巻(1981-1992)(+)(第14曲のみ6手連弾(#/**/+))
攻撃者のためのエチュード第1巻(1964)(#)/眠たがり屋と夜の鳥(1995)(+)
攻撃者のためのエチュード第20番(第4巻から)(2台のピアノのための;1972)(++/#)
光の環(1983)(##)/攻撃者のためのエチュード第2巻(1967)(**)
弦のための前奏曲第1番(1970)(#)/同第2番(1970)(#)
弦のための前奏曲第1番・第3番・第4番(1970)1
(2台のピアノによる同時演奏)(++/#)
ユーグ・ルクレール(ピアノ)(*)
マリー=ポール・シリューグェ(ピアノ)(+)
アラン・ルヴィエ(ピアノ)(#)
ジャン=クロード・ペヌティエ(ピアノ)(**)
ジュヌヴィエーヴ・イバネス(ピアノ)(++)
シルヴァーヌ・ビリエ(ピアノ)(##)
録音:1999年11月13日、モンフォール、シルヴィア劇場、ライヴ

LVC 1042 \1300
【数量限定特価】
20世紀の音楽
モーリス・ラヴェル(1875-1937):ヴァイオリン・ソナタ(1927)(*/+)
ベラ・バルトーク(1881-1945):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(1944)(*)
ヨーク・ボーエン(1884-1961):ピアノ・ソナタ第2番ヘ短調(1926)(+)
クリストーフ・バラーティ(ヴァイオリン(*))
セヴェリン・フォン・エッカルトシュタイン(ピアノ(+))
録音:オランダ、ナイメーヘン、コンセルトヘボウ
パリのリュクサンブール美術館で開催された「20世紀の自画像展」の会場で
2004年3月29日に行われた演奏会と同一のプログラムを、オランダでスタジオ
録音したCD。バラーティは1979年ハンガリーのブダペストに生まれ、1996年
のロン=ティボー・コンクール第2位(第1位は樫本大進)。エッカルトシュタイ
ンは1978年ドイツのデュッセルドルフに生まれ、2003年エリザベト王妃コン
クール第1位。美術館内での販売を主目的とした限定盤ですが、二者共演のラ
ヴェルをはじめ、埋もれさせるわけにはいかない録音です。

LVC 1045 \900
【数量限定特価】
ドビュッシー:ピアノ作品集
版画/忘れられた映像/映像 第1集/映像 第2集
スケッチ帳より/仮面/喜びの島
マリー=ポール・シルゲ(ピアノ)
シルゲはパリ音楽院をピアノ、室内楽、和声法、対位法、フーガ、ピアノ伴奏
の6科目首席で卒業後、パウル・バドゥラ=スコダ、ジョルジ・シェベクらのも
とで研鑽を重ね、1797年クララ・ハスキル・コンクール第2位に入賞しました。

LVC 1046 \1300
【数量限定特価】
ベートーヴェン:最後の3つのピアノ・ソナタ
第30番変ホ長調 Op.109
第31番変イ長調 Op.110
第32番ハ短調 Op.111
イェルク・デムス(ピアノ)
原盤:DEMUSICA
録音:1998年2月、クリストフォリ博物館、24bit
使用楽器:1913年、スタインウェイ、Cモデル

LVC 1052 \850
【数量限定特価】
オトマール・シェック(1886-1957):
チェロ協奏曲(*)
夏の夜
ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):
ラクリメ(ヴィオラと管弦楽のための)(+)
アントワーヌ・ルデルラン(チェロ(*))
マルク・デモン(ヴィオラ(+))
アルミン・ジョルダン(指揮)
オーヴェルニュ管弦楽団
録音:2004年9月20-22日、フランス、ブリウード、聖ジュリアン教会
スイスの巨匠ジョルダン、サフィール・レーベルへの唯一の登場。フランスの
若手実力派ルデルラン、デモンとの注目すべき共演です。

LVC 1058 \850
【数量限定特価】
ステファヌ・デルプラス(1953-):14のピアノ小品(1994-1999)
11の間奏曲,カプリッチョ,バラード,エピローグ
ジャン=ルイ・カヤール(ピアノ)
録音:2004年8月30-31日、ヴィルティエリー、スタジオ・ステファン・
ポレーロ
ボルドー生まれのデルプラスは調性による音楽を追求している作曲家。いわゆ
る「現代音楽」のサークルとは一線を画していますが、彼の音楽はフランスお
よびヨーロッパ各国において支持され演奏されています。
カヤールはパリに生まれ、パリ音楽院でヴラド・ペルルミュテールとピエール
・サンカンに師事したピアニスト。

LVC 1062 \1380
【数量限定特価】
モーツァルト:
幻想曲ハ短調 K.396(*)/同ハ短調 K.475(*)
ピアノ協奏曲第8番ハ長調 K.246「リュッツォウ」(+)
ピアノ協奏曲第27番変ロ長調 K.595(#)
イェルク・デムス(ピアノ(*/#)、フォルテピアノ(+))
コレギウム・アウレウム(+)
ヘルムート・ミュラー=ブリュール(指揮(#))
ケルン室内管弦楽団(#)
録音:1998年9月、クリストフォリ博物館(*)/1970年6月、キルヒハイム城(+)
1998年10月、ケルン、フィルハーモニー(#)
使用楽器:スタインウェイC(*)/1795年、ウィーン、ヨハン・シャンツ製(+)
/スタインウェイD(#)
協奏曲ではモーツァルト作曲のカデンツァを弾いています。

LVC 1065 \1250
【数量限定特価】
【カタログ付】
ラヴェル(1875-1937):
ヴァイオリン・ソナタ(*/#)
ヴァイオリンとチェロのためのソナタ(*/+)
ツィガーヌ(ヴァイオリンとピアノのための演奏会用狂詩曲)(*/#)
ピアノ三重奏曲(*/+/#)
レジス・パスキエ(ヴァイオリン(*))
ローラン・ピドゥー(チェロ(+))
ジャン=クロード・ペヌティエ(ピアノ(#))
録音:2001年12月8、10-14日、パリ、聖マルセル福音教会
『ラヴェル:室内楽作品集』(LVC 1044;
2CD)からの抜粋盤に、2007年版サフィール・レーベル・カタログを添付した
スリップケース仕様の特別価格商品です。




<EDICIONS ALBERT MORALEDA>
MORALEDA 0169 \2180
サルバドー・ブロトンス(1959-):管弦楽作品集
黄道十二宮組曲[Chinese Zodiac Suite]Op.65
融合[Fusion]Op.45(1987)
不動心[Ataraxy]Op.35(1984)
前兆[Presage]Op.34(1984)
室内交響曲 Op.38(1985)
サルバドー・ブロトンス(指揮)
コルドバ管弦楽団
録音:2004年11月、スペイン、コルドバ、プリンシパル劇場
ブロトンスはバルセロナに生まれ、バルセロナ音楽院でフルート、作曲、指揮
を学び、さらにフルブライト奨学金を得て渡米、フロリダ州立大学で音楽博士
号を取得しました。モンサルバーチェらに作曲を、ロス=マルバらに指揮を師
事。2003年の時点で80を超える作品を書き、またスペインと合衆国を中心に指
揮活動を展開しています。

MORALEDA 0165 \2180
【旧譜】
ブラームス、ベルク、アイスラー:歌曲集
ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
秘密 Op.71 No.3/セレナード Op.106 No.1/日曜日 Op.47 No.3
乙女の歌 Op.107 No.5/子守歌 Op.49 No.4/五月の夜 Op.43 No.2
サラマンダー Op.107 No.2/永遠の愛について Op.43 No.1
わが恋は緑 Op.63 No.5/おお、涼しい森よ Op.72 No.3
おお、帰り道を知っていたなら Op.63 No.8/教会墓地で Op.105 No.4
夜中にはね起きて Op.32 No.1  アルバン・ベルク(1885-1935):
部屋で/愛の頌歌/ナイチンゲール/夏の日々
ハンス・アイスラー(1898-1962):罪/母と父/死
イネス・モラレーダ(ソプラノ)
バルバラ・ヘルツル(ピアノ)
録音:2004年7月17-18日、リェローナ

MORALEDA 3634 16枚組 \26000
【旧譜】
ホアキーン・トゥリーナ(1882-1949):ピアノ作品全集(ボックス・セット)
Vol.1-Vol.16
豪華解説書(232頁、スペイン語/英語;ボックス・セットのみに添付)
[序説と献辞/伝記/物語/スペイン音楽モダニスムの旗手/
市場/作品表]
前ディストリビューターは【8427702003634】で規格番号管理しておりました
が、MORALEDA 3634】として管理いたします。

MORALEDA 7474 \1300
【在庫限定特価】
フアン1世の宮廷の前衛的音楽(14世紀)
カメラーコ:Credo
トレボール[ジャン・ロベール]:Quant joyne cuer(バラード)
不詳:Kyrie "Rex inmensa maiestatis"/Kyrie
ジャコブ・ド・サンルシュ:Fuions de ci(バラード)
不詳:グローリア
トレボール:Passerose de beaut&eacute;(バラード)
不詳:Kyrie "O Virgo sactara Maria"/Kyrie "Ave desideri"
トレボール:En seumellant(バラード)
グラシアン・レノー:Va t'en mon cuer(ロンド)
イン・カント・アンサンブル
アレシャンドリーナ・ポロ(ソプラノ) 
トニ・グバウ(アルト/カウンターテナー)
ドロルス・セラ(フラウト・トラヴェルソ) 
ジョルディ・コメーリャス(ラベク)
フェルナンド・キローガ(ビウエラ) 
ジョルディ・レグァント(オルガン)
録音:1997年?
アラゴン=カタルーニャ連合国王フアン1世(1350-1396;在位1387-1396)の宮廷
において演奏されたと考えられる、アルス・スブティリオールと称される「14
世紀後半の前衛音楽」を収録したアルバムです。





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ご注文をいただいても入手出来ない場合がございますので、ご了承下さい。

<MELODIYA>
MELCD 1000100 \1780
ショパン(1810-1849):
ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11
ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21
エフゲニー・キーシン(ピアノ)
ドミートリー・キタエンコ(指揮)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1984年3月27日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ

MELCD 1000105 \1780
ラフマニノフ(1873-1943):晩祷 Op.37
イリーナ・アルヒーポワ(メゾソプラノ)
ヴィクトル・ルミヤンツェフ(テノール)
ワレーリー・ポリャンスキー(指揮)
ソヴィエト国立文化省室内合唱団
録音:1986年、スモレンスク大聖堂

MELCD 1000413 3枚組 \5340
ボロディン(1833-1887):オペラ「イーゴリ公」
イワン・ペトロフ(バス:イーゴリ公)
タチヤナ・トゥガリノワ(ソプラノ:ヤロスラヴナ)
ウラディーミル・アトラントフ(テノール:ウラディーミル)
アルトゥール・エイゼン(バス:ガリツキー公)
アレクサンドル・ヴェデルニコフ(バス:コンチャク)
エレーナ・オブラスツォワ(メゾソプラノ:コンチャコヴナ) 他
マルク・エルムレル(指揮)
ボリショイ劇場管弦楽団&合唱団
録音:1969年、モスクワ

MELCD 1000433 \1780
ヴェルディ(1813-1901):レクィエム
ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(ソプラノ)
イリーナ・アルヒーポワ(メゾソプラノ)
ウラディーミル・イワノフスキー(テノール)
イワン・ペトロフ(バス)
アレクサンドル・メリク=パシャエフ(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
グリンカ・アカデミー・カペラ合唱団
録音:1960年7月12日、レニングラード・フィルハーモニー大ホール

MELCD 1000434 \1780
モーツァルト(1756-1791):レクィエム ニ短調 K.626
ナデジダ・クラスナヤ(ソプラノ)
エフゲニヤ・ゴロホフスカヤ(メゾソプラノ)
ユーリー・マルーシン(テノール)
セルゲイ・レイフェルクス(バリトン)
ユーリー・テミルカーノフ(指揮)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
国立アカデミー・ロシア合唱団
録音:1983年12月9日、モスクワ音楽院大ホール

MELCD 1000574 3枚組 \5340
チャイコフスキー(1840-1893):オペラ「スペードの女王」
ウラディーミル・アトラントフ(テノール:ゲルマン)
タマーラ・ミラシキナ(ソプラノ:リーザ)
ワレンチナ・レフコ(メゾソプラノ:伯爵夫人)
アンドレイ・フェドセーエフ(バリトン:エレツキー公爵)
ガリーナ・ボリソワ(メゾソプラノ:ポリーナ) 他
ウラディーミル・ヴァライチス(バリトン:トムスキー伯爵)
マルク・エルムレル(指揮)
ボリショイ劇場管弦楽団&合唱団
録音:1974年

MELCD 1000618 \1780
ロディオン・シチェドリン(1932-):
バレエ組曲「カルメン」(ビゼーのオペラ「カルメン」より)(*)
ピアノ協奏曲第1番(+)
エフゲニー・キーシン(ピアノ(+))
ウラディーミル・スピヴァコフ(指揮)
モスクワ・ヴィルトゥオーゾ室内管弦楽団
アルメニア室内アンサンブル(*)
打楽器アンサンブル(*)
録音:1984年(*)/1986年4月27日(+)

MELCD 1000652 2枚組 \3560
チャイコフスキー(1840-1893):オペラ「エフゲニー・オネーギン」
ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(ソプラノ:タチヤナ)
セルゲイ・レメシェフ(テノール:レンスキー)
エフゲニー・ベロフ(バリトン:オネーギン)
ラリーサ・アフデーエワ(アルト:オリガ)
イワン・ペトロフ(バス:グリョーミン公爵) 他
ボリス・ハイキン(指揮)
ボリショイ劇場管弦楽団&合唱団
録音:1955年

MELCD 1000667 \1780
チャイコフスキー(1840-1893):
バレエ「白鳥の湖」組曲
バレエ「くるみ割り人形」組曲
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団
録音:1987年、モスクワ

MELCD 1000708 2枚組 \3560
グラズノフ(1865-1936):バレエ「ライモンダ」Op.57
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ボリショイ劇場管弦楽団
録音:1961年、モスクワ

MELCD 1000731 \1780
スヴャトスラフ・リヒテル・エディション Vol.1
J・S・バッハ(1685-1750):
イギリス組曲第3番ト短調 BWV808(*)
ピアノ協奏曲第1番ニ短調 BWV1052(+)
2台のピアノのための協奏曲第2番ハ長調 BWV1061(#)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
クルト・ザンデルリング(指揮(+)) ソヴィエト国立交響楽団(+)
アナトーリー・ヴェデルニコフ(ピアノ(#))
ルドルフ・バルシャイ(指揮(#)) モスクワ室内管弦楽団(#)
録音:1948年(*)、1959年(+/#)、モスクワ

MELCD 1000732 \1780
スヴャトスラフ・リヒテル・エディション Vol.2
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ・ソナタ第8番ハ短調「悲愴」Op.13
8つのバガテル;ヘ短調 Op.33 No.3/ハ長調 Op.33 No.5
ハ長調 Op.119 No.2/ハ長調 Op.119 No.7/イ短調 Op.119 No.9
ト長調 Op.126 No.1/ロ短調 Op.126 No.4/変ホ長調 Op.126 No.6
ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調「熱情」Op.57
ピアノ、合唱と管弦楽のための幻想曲ハ短調 Op.80(*)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
クルト・ザンデルリング(指揮(*))
モスクワ放送交響楽団(*) 国立アカデミー・ロシア合唱団(*)
録音:1959年(*以外)、1952年(*)、モスクワ

MELCD 1000733 \1780
スヴャトスラフ・リヒテル・エディション Vol.3
シューマン(1810-1856):
幻想小曲集 Op.12(*)/ユモレスク 変ロ長調 Op.20(*)
ノヴェレッテ Op.21(+)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:1956年(*)、1960年(+)、モスクワ

MELCD 1000734 \1780
スヴャトスラフ・リヒテル・エディション Vol.4
シューベルト(1797-1828):
楽興の時 Op.94 D.780 Nos.1-3(*);ハ長調,ヘ短調,変イ短調
即興曲変イ長調 Op.142 No.935 No.2(*)
ショパン(1810-1849):
練習曲ホ長調 Op.10 No.3(*)/同ホ短調 Op.25 No.5(*)
ポロネーズ嬰ハ短調 Op.26 No.1(*)
フランク(1822-1890):前奏曲、コラールとフーガ(+)
バルトーク(1881-1945):15のハンガリー農民の歌 Sz.71(#)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:1952年(*)、1956年(+)、1972年(#)、モスクワ

MELCD 1000735 \1780
スヴャトスラフ・リヒテル・エディション Vol.5
ショパン(1810-1849):ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21(*)
サン=サーンス(1835-1921):ピアノ協奏曲第5番ヘ長調 Op.103(+)
フランク(1822-1890):ピアノと管弦楽のための交響詩「鬼神」(#)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮(*))
ソヴィエト国立交響楽団(*)
キリル・コンドラシン(指揮(+/#))
モスクワ青年管弦楽団(+/#)
録音:1966年(*)、1952年(+)、1953年(#)、モスクワ

MELCD 1000740 \1780
ダヴィド・オイストラフ・エディション Vol.1
チャイコフスキー(1840-1893):ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35(*)
シベリウス(1865-1957):
ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.47(+)
ヴァイオリンと管弦楽のためのユモレスク Op.87(+)
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(*)
モスクワ放送交響楽団(+)
録音:1968年(*)、1965年(+)、モスクワ

MELCD 1000741 \1780
ダヴィド・オイストラフ・エディション Vol.2
ブラームス(1833-1897):ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77(*)
ドヴォルジャーク(1841-1904):ヴァイオリン協奏曲イ短調 Op.53(+)
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
キリル・コンドラシン(指揮)
モスクワ放送交響楽団(*)
ソヴィエト国立交響楽団(+)
録音:1952年(*)、1949年(+)、モスクワ

MELCD 1000742 \1780
ダヴィド・オイストラフ・エディション Vol.3 
ヴァイオリンとピアノのための小品集
ヴィターリ(1663-1745):/シャルリエ編曲シャコンヌ ト短調(*)
グルック(1714-1787)/クライスラー編曲:
オペラ「オルフェオとエウリディーチェ」より メロディー(*)
シューマン(1810-1856)/アウアー編曲:献呈 Op.25 No.1(+)
シューマン/クライスラー編曲:ロマンス イ短調 Op.94 No.2(#)
ブラームス(1833-1897)/ヨアヒム編曲:
ハンガリー舞曲集より Nos.8,9,20,5(*)
ファリャ(1876-1946)/コハンスキ編曲:スペイン民謡組曲(*)
アルベニス(1860-1909)/Caterin編曲:愛の歌(6つの歌 より)(*)
グラナドス(1867-1916)/クライスラー編曲:アンダルーサ Op.37 No.5(#)
ドビュッシー(1862-1918)/カランバ編曲:
パスピエ(ベルガマスク組曲 より)(#)
ドビュッシー/ハイフェッツ編曲:美しき夕暮れ(#)
グラズノフ(1865-1936)/ロディオノフ編曲:
バレエ「ライモンダ」より 間奏曲(+)
ラフマニノフ(1873-1943)/クライスラー編曲:ひなぎく Op.38 No.3(*)
ラフマニノフ/プレス編曲:ヴォカリーズ Op.34 No.14(+)
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
ウラディーミル・ヤンポリスキー(ピアノ(*))
インナ・コッレゴルスカヤ(ピアノ(+))
アブラム・マカロフ(ピアノ(#))
録音:1946-1953年、モスクワ

MELCD 1000743 \1780
ダヴィド・オイストラフ・エディション Vol.4
ブラームス(1833-1897):
ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.100(*)/同ニ短調第3番 Op.108(+)
フランク(1822-1890):ヴァイオリン・ソナタ イ長調(+)
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:1972年3月19日(*)、1969年12月18日(+)、モスクワ音楽院大ホール、
ライヴ

MELCD 1000744 \1780
ダヴィド・オイストラフ・エディション Vol.5
バルトーク(1881-1945):ヴァイオリン・ソナタ第1番 Sz.75(*)
ショスタコーヴィチ(1906-1975):ヴァイオリン・ソナタ Op.134(+)
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:1972年3月19日(*)、1969年3月5日(+)、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ

MELCD 1000746 \1780
ロシア・ピアノ楽派 Vol.1 ゲンリフ・ネイガウス(1888-1964)
モーツァルト(1756-1791):
ロンド イ短調 K.511(*)/2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448(*)(++)
ドビュッシー(1862-1918):前奏曲集第1&2巻 から(+)
デルフォイの舞姫,さえぎられたセレナード,ビーニョの門,雲の上の足跡
ドビュッシー(1862-1918):前奏曲集第1&2巻 から(#)
音と香りは夕べの空気に漂う,アナカプリの丘,ヒースの草むら,吟遊詩人
プロコフィエフ(1891-1953):束の間の幻影 Op.22(**)
ゲンリフ・ネイガウス(ピアノ)
スタニスラフ・ネイガウス(ピアノ(++))
録音:1950年(*)/1948年(+)/1946年(#)/1956年(**)

MELCD 1000747 2枚組 \3560
ロシア・ピアノ楽派 Vol.2 ウラディーミル・ソフロニツキー(1901-1961)
モーツァルト(1756-1791):幻想曲ハ短調 K.475
シューベルト(1797-1828):即興曲 Op.19 D.899
シューマン(1810-1856):ピアノ・ソナタ第1番嬰ヘ短調 Op.11
ショパン(1810-1849):
夜想曲嬰ヘ長調 Op.25 No.2/同ヘ長調 Op.15 No.14
ショパン:スケルツォ第1番ロ短調 Op.20/同第2番変ロ短調 Op.31
ラフマニノフ(1873-1943):
楽興の時 変ニ長調 Op.16 No.5/同変ホ短調 Op.16 No.2
スクリャービン(1872-1915):ピアノ・ソナタ第4番嬰ヘ長調 Op.30
プロコフィエフ(1891-1953):
年とった祖母のお話 Op.31(*)/束の間の幻影 Op.22 から No.5(+)
風刺 Op.17 から No.3(+)/10の小品 Op.12 から Nos.2,3,6,7,8,9(+)
ウラディーミル・ソフロニツキー(ピアノ)
録音:1960年5月13日、モスクワ音楽院小ホール、ライヴ(*,+以外)
1946年12月2日、モスクワ(*)/1953年、モスクワ、スクリャービン博物館(+)

MELCD 1000748 \1780
ロシア・ピアノ楽派 Vol.3 ラザーリ・ベルマン(1930-2005)
リスト(1811-1886):
12の超絶技巧練習曲(*)
ハンガリー狂詩曲第9番変ホ長調「ペストの謝肉祭」(+)
ラザーリ・ベルマン(ピアノ)
録音:1959年(*)、1961年(+)、モスクワ

MELCD 1000749 \1780
ロシア・ピアノ楽派 Vol.4 エフゲニー・キーシン(1971-)
ラフマニノフ(1873-1943):
絵画的練習曲集 Op.39 から Nos.1,2,4,5,6,9
前奏曲変ト長調 Op.23 No.10/同イ短調 Op.32 No.8
リラの花 Op.21 No.5(歌曲より作曲者編曲)
スクリャービン(1872-1915):
2つの前奏曲 Op.27/4つの小品 Op.51/4つの前奏曲 Op.37
練習曲嬰ハ短調 Op.42 No.5
プロコフィエフ(1891-1953):束の間の幻影 Op.22 から Nos.16,11,17,10(*)
エフゲニー・キーシン(1971-):2つのインヴェンション(*)
エフゲニー・キーシン(ピアノ)
録音:1986年5月23日(*以外)、1984年5月23日(*)、モスクワ音楽院大ホール、
ライヴ

MELCD 1000756 \1780
エフゲニー・ムラヴィンスキー生誕100年記念エディション Vol.1
モーツァルト(1756-1791):
交響曲第33番変ロ長調 K.319(*)
フルートとハープのための協奏曲ハ長調 K.299(297c)(+)
交響曲第39番変ホ長調 K.543(#)
ボリス・トリズノ(フルート(+))
エレーナ・シニツィナ(ハープ(+))
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1950年2月2日(*)、1949年3月15日(+)、レニングラード(*/+)
1965年2月21日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ(#)

MELCD 1000757 \1780
エフゲニー・ムラヴィンスキー生誕100年記念エディション Vol.2
ムソルグスキー(1839-1881):
オペラ「ホヴァンシチナ」から 第1幕前奏曲「モスクワの川の夜明け」(*)
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
オペラ「見えざる町キテジの物語」組曲(+)
ビゼー(1838-1875):オペラ「カルメン」から 3つの間奏曲(#)
ドビュッシー(1862-1918):夜想曲(**)/牧神の午後への前奏曲(++)
ラヴェル(1875-1937):ボレロ(##)
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1965年2月21日(*)、2月28日(++)、モスクワ音楽院大ホール、
ライヴ(*/++)
1949年4月4日(+)、1946年(#)、1952年12月28日(**)、12月30日(##)、
レニングラード(+/#/**/##)

MELCD 1000758 \1780
エフゲニー・ムラヴィンスキー生誕100年記念エディション Vol.3
ワーグナー(1813-1883):
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲(*)
オペラ「ローエングリン」第1幕前奏曲(+)/同 第3幕前奏曲(#)
オペラ「タンホイザー」序曲(**)
楽劇「トリスタンとイゾルデ」から 前奏曲,イゾルデの愛の死(**)
楽劇「神々の黄昏」から ジークフリートの葬送行進曲(**)
楽劇「ワルキューレ」から ワルキューレの騎行(++)
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1982年1月31日?(*)、1978年3月30日(+)、3月31日(**)、
レニングラード・フィルハーモニー大ホール、ライブ(*/+/**)
1965年2月23日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ(#/++)

MELCD 1000759 \1780
エフゲニー・ムラヴィンスキー生誕100年記念エディション Vol.4
ベートーヴェン(1770-1827):
交響曲第4番変ロ長調 Op.60
交響曲第5番ハ短調 Op.67
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1972年1月21日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ

MELCD 1000760 \1780
エフゲニー・ムラヴィンスキー生誕100年記念エディション Vol.5
シューベルト(1797-1828):交響曲第8番ロ短調「未完成」D.759(*)
シベリウス(1865-1957):
トゥオネラの白鳥 Op.22 No.3(+)/交響曲第7番ハ長調 Op.105(+)
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1978年4月30日、レニングラード・フィルハーモニー大ホール、ライブ(*)
1965年2月23日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ(+)




<SVETLANOV FOUNDATION>
SVET 04-006-1/6 6枚組 \7120
バラキレフ、リャプノフ:管弦楽作品集
ミリー・バラキレフ(1837-1911):
交響曲第1番ハ長調/交響詩「ロシア」/3つのロシアの歌による序曲
交響曲第2番ニ短調/交響詩「ボヘミアにて」
スペインの行進曲の主題による序曲
シェイクスピアの悲劇のための音楽「リア王」/交響詩「タマーラ」
組曲ロ短調/ショパンの4つの小品による組曲ニ短調
東洋的幻想曲「イスラメイ」
セルゲイ・リャプノフ(1859-1924):
交響詩「ジェラソヴァ・ヴォラ」
交響曲第1番ロ短調/東洋的交響詩「ハシシ」
交響曲第2番変ロ短調/ロシアの主題による荘厳序曲
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ソヴィエト/ロシア国立交響楽団
録音:1971-1993年、from Evgeny Svetlanov's Archives

SVSEA 005 \1780
チュルリョーニス、ドビュッシー、グラズニフ:海
ミカローユス・チュルリョーニス(1875-1911):交響詩「海」
ドビュッシー(1862-1918):3つの交響的スケッチ「海」
グラズノフ(1856-1936):幻想曲「海」
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ロシア国立交響楽団
録音:1971-1993年(1993年のみ?)、from Evgeny Svetlanov's Archives

SVET 04981-6 6枚組 \7120
【旧譜】
ラフマニノフ(1873-1943):管弦楽作品集
交響曲第1番ニ短調 Op.13/幻想曲「岩」 Op.7
交響曲第2番ホ短調 Op.27/交響詩「死の島」Op.29
交響曲第3番イ短調 Op.44/交響的舞曲集 Op.45
6つの女声合唱曲 Op.15(++)/カンタータ「春」Op.20(+)/
オペラ「アレコ」から
詩曲「鐘」Op.35(*)/ヴォカリーズ Op.34 Op.14(V・キン編曲)
交響詩「ロスチスラフ公」(1891)/ジプシーの主題による奇想曲 Op.12
スケルツォ(1887)/楽興の時 ロ短調 Op.16 No.3(**)/同 Op.16 No.5(**)
ヴォカリーズ Op.34 Op.14(エフゲニー・スヴェトラーノフ編曲)(**)
前奏曲ニ長調 Op.23 No.4(**)/悲歌 Op.3 No.1(**)
ガリーナ・ピサレンコ(ソプラノ(*))
アレクセイ・マスレンニコフ(テノール(*))
セルゲイ・ヤコヴェンコ(バリトン(*/+))
ユルロフ・ロシア合唱団(*/+)
モスクワ放送女声グループ(++)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮(**以外)、ピアノ(**))
ソヴィエト国立交響楽団(**以外)
録音:1954-1978年

SVCD 001/4-004/4 4枚組 \5340
【旧譜】
エフゲニー・スヴェトラーノフ(1928-2002):管弦楽のための作品集
交響曲第1番ロ短調 Op.13
ヴァイオリンと管弦楽のための詩曲(ダヴィド・オイストラフの思い出に)(+)
交響詩「赤いゲルダーローズ」(ワシーリー・シュクシンの思い出に)
ピアノ協奏曲ハ短調(*/**)/前奏曲集(交響的試案)
交響的絵画「原野の夜明け」/3つのロシアの歌(#)
狂詩曲「スペインの絵」/狂詩曲第2番
ハープと管弦楽のためのロシア変奏曲(++)
交響詩「ダウガワ」(**)/シベリア幻想曲
イーゴリ・オイストラフ(ヴァイオリン(+))
ライザ・ボブリネワ(ソプラノ(#))
ナジェジダ・トルスタヤ(ハープ(++)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮(*以外)、ピアノ(*))
ソヴィエト国立交響楽団(**以外)
マクシム・ショスタコーヴィチ(指揮(*))
モスクワ放送交響楽団(**)
録音:1954-1978年




<CORELIA>
CC 892710 \2300
世界の国歌集
オリンピック讃歌/ヨーロッパ讃歌/アリジェリア/ドイツ/アンドラ
オランダ領アンティール/アルゼンチン/オーストラリア/オーストリア
ベルギー/ブラジル/ブルガリア/カナダ/チリ/中華人民共和国/キプロス
韓国/コスタリカ/デンマーク/スペイン/エストニア/アメリカ合衆国
フィジー/フィンランド/フランス/イギリス/ギリシャ/ホンジュラス
ハンガリー/インド/アイルランド/アイスランド/イスラエル/イタリア
ジャマイカ/日本/ラトヴィア/レバノン/リヒテンシュタイン/リトアニア
ルクセンブルク/モロッコ/メキシコ/モナコ/モンゴル/ノルウェー
ニュージーランド/オランダ/フィリピン/ポーランド/ポルトリコ
ポルトガル/ルーマニア/サンマリノ/セネガル/スウェーデン/スイス
台湾/チェコスロヴァキア/トルコ/ソヴィエト連邦/ユーゴスラヴィア
マルク・ディメ(指揮)
ギャルド・レピュブリケーヌ金管打楽器バンド
1992年以前の国歌を収録しているのでソ連やユーゴスラヴィアが入っています。

CC 892721 \2300
金管バンドと伝統
伝承曲/ダンコース編曲:オルレアン公行進曲
伝承曲:猟歩兵行進曲/大隊のルフラン/猟兵行進曲
ポロ:シディ・ブラヒム
トゥルニエ:誓い
伝承曲:オルレアンの猟兵固有のラッパ曲
ミロ:ドリアン
コロ:猟兵の歩み
デュポン:軍帽に緑の前立てを付けた猟兵たち
ムジョ:大胆不敵
ド・ヴァール:ロショットのこだま
伝承曲:ロベール・ブリュスの兵隊行進曲
J・P・ドゥメーヌ、クロード・ケメッケル(指揮)
フランス陸軍第1猟歩兵大隊金管バンド

CC 892722 \2300
金管のアイーダ
ヴェルディ/J・ロベール編曲:アイーダ
ジャック・ドゥヴォージェル:エグゾティスム
ミシェル・デルジュディス:序曲
J・ロベール:操り人形/組曲
ピエール・サーオルボルグ[Pierre Saaorborg]:マルコリー・ソング
J・ロベール:プロムナード
J・ダーリング:アヴァンチュール・ウェスタン
ピエール・サーオルボルグ:ココディ・ブルース
パトリック・プトワール:メタモルフォーゼ
ジャック・プルニー:ステフ・バンド
アンドレ・スプレ:ルーキー・ルー
J・ロベール:トルネード
ピエール・サーオルボルグ:ブラスバンド・スタンプ
デジレ・ドンデイヌ:ファンファネーラ
フランソワ・ブーランジェ:知りすぎた男
フランソワ・ブーランジェ(指揮)
パリ警視庁音楽隊金管打楽器バンド

CC 893731 \2300
センセーション
マニュエル・ベルナル:レッツ・イントロデュース
アンドレ・スプレ:マナオス
アンドレ・ブルエ:オーケー・ミスター・ベイシー
G・メルル:ノスタルジー
C・タヴェルニエ、F・バシュカール:ファースト・オヴ・オール
マニュエル・ベルナル:アフロ・キューバ
アンドレ・ブルエ:オルランドの夜
アンドレ・スプレ:フィエスタ・サンバ
マニュエル・ベルナル:パワー・ジャズ・マーチ
パトリック・プトワール:アルティッシモ
ギー・クタンソン:ダイナミック・パレード
アンドレ・ブルエ:ボサノヴァ
マニュエル・ベルナル:ダークネス
パトリック・プトワール:センセーション
C・タヴェルニエ:ヤング・ジェネレーション
アレックス・ヘフェリ:チャールストン・フォー・ドラムズ
T・ラビル:ラティーノ・サウンド
ジェローム・ドワイヤン:ヴォリューム
サミー・ラーナー/W・ラップ編曲:
アイム・ポパイ・ザ・セーラーマン(ポパイのテーマ)
伝承曲:ラフォンおじさん
フィリップ・アルディ、ロラン・ブラコニエ、
ジャン=リュク・ラングロワ(指揮)
フランス陸軍海兵隊第一軍楽隊金管打楽器バンド

CC 894744 \2300
ラファール(突風)
アンドレ・スプレ:突風[Rafale]
J・ルコワント:スコティッシュ
ジャック・ドゥヴォージェル:天上のカリヨン
ギー・リュイペール:テイク・イット・イージー
ミッキー・ニコラ:自由な空へ
パトリック・プトワール:道化役者
アンドレ・ブルエ:コラール
ギー・クタンソン:ダイナミック・パレード
ジャック・ドゥヴォージェル:幻影
マニュエル・ベルナル:ザッツ・ホワット・アイ・ミーン
ベートーヴェン/J・ボナール編曲:ユーロファンファル
ギー・リュイペール:ロッキー
ジャック・ドゥヴォージェル:ラ・パンパ
G・ドフランス/J・ルコワント編曲:モンジュイックの夕べ
マニュエル・ベルナル:パワー・ジャズ・マーチ
ギー・プリュヴォ:目瞬き
ジャック・ドゥヴォージェル:ラメント
クリスティアン・ゴンド:シャッフル
ギー・リュイペール:エトル・スター
ジルベール・ラヴェルデュール、クリスティアン・ゴンド(指揮)
パリ空軍金管打楽器バンド

CC 894749 \2300
アリゾナ
アラン・ランタン:アリゾナ
フランク・アンドレ:ハイランド
G・ガデンヌ/P・ブレアール編曲:フィロクレス
ピエール・ビゴ:ダンスリー
ギー・クタンソン:ロボットたちのパレード
ジャック・ドゥヴォージェル:楽屋で
アンドレ・ブルエ、J・P・ボワシエール:キュスティーヌ通り
ハロルド・アーレン/アンドレ・ブルエ編曲:虹の彼方に
ジャック・ドゥヴォージェル:非情
アラン・ランタン:フィルフレード=ブラス
フランク・アンドレ:シックスティーズ
C・タヴェルニエ:ヤング・ジェネレーション
マニュエル・ベルナル:パワー・ジャズ・マーチ
アラン・ランタン:ファスト・ロック
マニュエル・ベルナル:イージー・ジャーニー
ジャン・ブルキエール:プラム・プディング
マニュエル・ベルナル:アフロ・キューバ
ギー・クタンソン、セルジュ・ペスティ(指揮)
フランス国家警察金管打楽器バンド

CC 894755 \2300
ビッグバンド
ジャック・ドゥヴォージェル:ペピタ
ピエール・ビゴ:エステルハージ
パトリック・プトワール:時計の歌
クリスティアン・ゴンド:メロディウム
アルベール・ファッシュ:ヴェルサイユ
アンドレ・ブルエ:ボサノヴァ
ジャック・ドゥヴォージェル:軍隊ボレロ
クリスティアン・ゴンド:クラシコ・モダーン
ギー・リュイペール:トランペット・リフ
ダンテ・アゴスティーニ:列車
パトリック・プトワール:バッファロー
アンドレ・スプレ:ルーキー・ルー
J・ボナール:アフリカ
ギー・リュイペール:シャドー
クリスティアン・ゴンド:ビッグバンド
J・ボナール:虎の怒り
ジルベール・ラヴェルデュール、クリスティアン・ゴンド(指揮)
パリ空軍金管打楽器バンド

CC 894757 \2300
フィナリテ
アンドレ・ブルエ:Au temps du Twist
ギー・プリュヴォ:ノー・チキン
リシャール・レジェル、ジェローム・ドワイヤン:ポニー・エクスプレス
フランク・アンドレ:シックスティーズ
アンドレ・スプレ:頭堡の鼓手
ギー・プリュヴォ:指示のエール
ダニエル・タスカ:The Batrishow
アンドレ・スプレ:マリー=ギャラント
ダニエル・タスカ:ズーク、ごきげんいかが?
ギー・クタンソン、J・L・グルネイ:オープン・バット
ギー・プリュヴォ:フィナリテ[Finalit&eacute; 究極]
ダニエル・タスカ:スレイピング・ブラス
フランク・アンドレ、ジャン=マリー・ブスケ:アキタニア
ギー・プリュヴォ:ロックン・コール
フランク・アンドレ:ナイト・ウォーク
フィリップ・アルディ、アラン・クドレ(指揮)
フランス陸軍海兵隊第一軍楽隊金管打楽器バンド

CC 894760 \2300
モナコ公国憲兵隊金管バンド
ベランド・ド・カストロ:モナコ国歌
ジャック・ドゥヴォージェル:S.H.A.A.
不詳(1270)/ジャン・ブルキエール編曲:ロベール・ブリュスの兵隊行進曲
ロバート・オルメンド[Robert Allmend]:編隊飛行
クラレンス・ウィリアムズ/ノルベルト・シュトゥドニツキー編曲:
シュガー・ブルース
W・フェラーリ/ジャン=ピエール・ビュタン編曲:グリマルディ行進曲
レノン=マッカートニー:ビートルズ組曲
W・フェラーリ/ジャン=ピエール・ビュタン編曲:アルベール王子行進曲
J・カウアー:突撃
ニール・ヘフティ/C・エスカッフル編曲:リル・ダーリン
ジャン=ピエール・ビュタン/C・エスカッフル編曲:憲兵隊金管バンド行進曲
ハンス・コルディツ:ブギー・フォー・トゥー
シャルル・トレネ/A・ラスリー編曲:海
ケネス・ジョゼフ・オルフォード:ボギー大佐(行進曲)
R・ストゥワード/ジャン=ピエール・ビュタン編曲:シーリング
ヨハン・シュトラウス I/R・マルタン編曲:ラデツキー行進曲
ファッツ・ドミノ:ブルーベリー・ヒル
フランソワ・メニシェッティ:狙撃歩兵行進曲
マックス・シュピールハウス/ノルベルト・シュトゥドニツキー編曲:
アミーガ行進曲
ジャン=ピエール・ビュタン/P・ディファオスティーノ編曲:
モンテカルロ行進曲
ジャン=ピエール・ビュタン(指揮)
モナコ公国憲兵隊金管バンド

CC 895769 \2300
サン・ピストン
マルク・ステッカル:空へのいざない[Intro en l'Air]
ギー・プリュヴォ、B・ボノー:ウェスタン・パレード
ジャック・ドゥヴォージェル:ザルツブルク
ギー・リュイペール:おお、わが主よ
ジャッキー・ボナール:サン・ピストン[ピストン無しで]
ルネ・カステラン:哀歌
ジャック・ドゥヴォージェル:ポロネーズ
フィリップ・ルノー:憂鬱
ダニエル・タスカ:D.B.の少年ラッパ手
アンドレ・ブルエ:ニヴィラックの思い出
ギー・リュイペール:カドル・ノワール
マルク・ステッカル:アリーナに一人
ジャック・ドゥヴォージェル:構想
クリスティアン・ゴンド:オデュッセウス
ギー・リュイペール:愛の歌
ジャッキー・ボナール:スタンド・アップ/さようなら "95"
ジルベール・ラヴェルデュール、クリスティアン・ゴンド(指揮)
パリ空軍金管打楽器バンド

CC 896787 \2300
ブロドリー
アラン・ランタン:聖ベルナールへのオード
ギー・クタンソン:ブロドリー[装飾音、刺繍]
パトリック・レオン:闇の光
ロドリゲス/アンドレ・ブルエ編曲:ベサメ・ムーチョ
アラン・ランタン:サンドリアーナ
ギー・プリュヴォ:ジャックとリック
ダニエル・タスカ:D.B.の少年ラッパ手
アラン・ランタン:ツイスト
ニール・ヘフティ/アンドレ・ブルエ編曲:リル・ダーリン
ダニエル・タスカ:モンテゴ湾
C・タヴェルニエ:パシフィック・ビーチ
アンドレ・ブルエ:ニヴィラックの思い出
クリストフ・ルジエ:ジャズ・ストーリー
アラン・ランタン:シャーリー・ラグ
ギー・プリュヴォ、B・ボノー:踊りはいかが?
フィリップ・アルディ、ジャン=ミシェル・ロシニョール、
アラン・クドレ(指揮)
フランス陸軍海兵隊第一軍楽隊金管打楽器バンド

CC 896788 \2300
エクリプス
マニュエル・ベルナル:ソング・ゴー
ギー・プリュヴォ:チャ・チャ・チャ
マルク・ステッカル:安全段
ギー・クタンソン:ブロドリー
F・ステッカル:三人の老鼓手
アラン・ランタン:サンドリアーナ
F・ステッカル:雪の降った後に
ジャック・ドゥヴォージェル:デスペラード/ザルツブルク
ピエール・ビゴ:パストラールとディヴェルティスマン
アラン・ランタン:ヴァレリアーナ
マルク・ステッカル:ラッパのメロペー
ギー・クタンソン、J・P・ボワシエール:ラテンの祭
マルク・ステッカル:儀式[リチュアル]
クリストフ・ルフェーヴル:エクリプス[日食]
ギー・クタンソン、セルジュ・ペスティ(指揮)
フランス国家警察金管打楽器バンド

CC 898815 \2300
グリマルディ家への表敬
P・ノダン:モナコの儀式(6曲:モナコ国歌を含む)
ジャック・ドゥヴォージェル:S.H.A.A.
J・フュルジョ:ライプツィヒ戦闘での老親衛隊の行進曲
J・カヴァー:シンシナティ(行進曲)
ハリー・ジェイムズ/ハンス・コルディツ編曲:
トランペット・ブルース&カンタービレ
トマス・ウォラー、クラレンス・ウィリアムズ/ヴラド・カベック編曲:
ワイルド・キャット・ブルース
アントニオ・カルロス・ジョビン/トーステン・レイナウ編曲:イパネマの娘
ジャック・ドゥヴォージェル:軍隊ボレロ
U・レーファー、M・コルプ/C・エスカッフル編曲:ハイランドの大聖堂
デジレ・ドンデイヌ再構成&編曲:帝国のバトゥリ(太鼓打ち方)
F・フランシア:エトルスカ
ジョー・ザヴィヌル:バードランド
レオネッロ・カスッチ/ハラルト・コラシュ編曲:
ジャスト・ア・ジゴロ-アイ・エイント・ガット・ノーバディ
シャルル=アンリ・ボヴェ/Seruzier編曲:百人近衛スイス兵行進曲
ジム・クロウチ/ノルベルト・シュトゥドニツキー編曲:
ルロイ・ブラウンは悪い奴
W・フェラーリ/ジャン=ピエール・ビュタン編曲:グリマルディ行進曲
「グレン・ミラー・メドレー」
アメリカン・パトロール,スタンピン・アット・ザ・サヴォイ,
サテン・ドール
ムーンライト・セレナーデ,イン・ザ・ムード
W・フェラーリ/ジャン=ピエール・ビュタン編曲:アルベール王子行進曲
P・ノダン:軍交代行進曲第10番
ジャン=ピエール・ビュタン:セッラヴァッレ
P・ノダン:カリヨンと消灯
ジャン=ピエール・ビュタン(指揮)
モナコ公国憲兵隊金管バンド

CC 898819 \2300
サンシュアリテ
ダニエル・タスカ:エントランス
フランク・アンドレ:伝説
C・タヴェルニエ:ヘヴン・イン・マイ・ハート
ギー・プリュヴォ:宇宙征服へ
アンドレ・ブルエ:マルティニーク島の波
マルク・ステッカル:チャ・チャ・チュス
C・タヴェルニエ:ニューヨークへの一夜
マニュエル・ベルナル:チェックポイント・チャーリー
アラン・クドレ:帰還
ロラン・サロート:エニウェイ
アンドレ・ブルエ:ジャマイカン・ムード
ジャン=マリー・ブスケ:オーヴァードーズ
マニュエル・ベルナル:アンクルサム
アラン・クドレ:不眠
C・タヴェルニエ:サンシュアリテ[快楽]
ギー・プリュヴォ:アヴァン・プルミエ
フランク・アンドレ:ベイビー・スウィング
ジャン=ミシェル・ロシニョール、アラン・クドレ(指揮)
フランス陸軍第一軍楽隊金管打楽器バンド

CC 898834 \2300
Dの音楽
マニュエル・ベルナル:インターヴェンション[干渉]
デジレ・ドンデイヌ:イオラデス
ピエール・ビゴ:ファンフォリア
J・L・クテュリエ:祈り
ピエール・ビゴ:エル・ドレード
マルク・ステッカル:イベリア
ミコ・ニッシム:時の流れ
マルク・ステッカル:アフリカ風に
ミコ・ニッシム:イノセンス
マルク・ステッカル:プエルタ[門]
クリストフ・ルフェーヴル:ル・ムーラン・ア・パロール
マニュエル・ベルナル:ジャネイロ
クリストフ・ルフェーヴル、J・P・ボワシエール:3Dの音楽
マルク・ステッカル:Thomsimat
クリストフ・ルフェーヴル:ブラヴォー・ムシュー
ギー・クタンソン、セルジュ・ペスティ(指揮)
フランス国家警察金管打楽器バンド

CC 801855 \2300
アルマン
J・アヴィニョン:死に耐えよ
U・レーファー、M・コルプ:ハイランドの大聖堂
J・アヴィニョン:植民地部隊
A・ル・ビュエ、F・ブルトー:Ton Bale Kadoudal
H・リコー:第9植民地歩兵師団
Y・ル・ブレック:アルマン
A・ル・ビュエ、F・ブルトー:En revenant de Nantes
伝承曲:アメイジング・グレイス
E・ロパール、F・ブルトー:Ton Bale Fransou Minez
伝承曲:「3」の歌
フィリップ・アルディ(指揮)
フランス陸軍第三海兵連隊金管バンド




<DELTA MUSIC>
DELTA 10101 \1650
ケーゲル/管弦楽作品集
アルビノーニ:アダージョ、
グルック:精霊の踊り、
グリーグ:2つの悲しき旋律
ヴォルフ・フェラーリ:間奏曲 「4人の田舎者」より、
シベリウス:悲しきワルツ
グリンカ:「ルスランとリュドミュラ」序曲
ムソルグスキー/リムスキー=コルサコフ編:
見ろよ、引かれて行く」 歌劇「ホヴァンチシーナ」より
フランツ・シュミット:間奏曲 ―― 歌劇「ノートル・ダム」より、
レオンカヴァルロ:間奏曲――歌劇「道化師」より
ファリャ:「火祭りの踊り」、
エルガー:行進曲「威風堂々」第1番、
ストラヴィンスキー:サーカス・ポルカ
ヘルベルト・ケーゲル(指揮)
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団 
(録音:1986-87年)

<DREYER-GAIDO>
CD21041 \1980
マーラー:交響曲第7番「夜の歌」
(timing: 21:47, 15:06, 11:09, 13:47, 17:38)
ガブリエル・フェルツ指揮
シュトウットガルト・フィルハーモニー
「60年代初頭からの一般的な”マーラー・ルネッサンス”は、バーンスタイン
の功績ではない」とライナーノートからして挑発的ですが、演奏も当初予想さ
れた異常な遅さ、重苦しさによる演奏ではありません。とはいうもの腰の重さ
は相当なものです。ぬかるみを荷車引くような感じもあったり、時としてリズ
ム感抜群にぐいぐい引張ると言った具合で、解説では譜例を挙げてその裏づけ
を行っているものの、文章の最後では、「解釈と言うものは常に主観的」と開
き直る大物振りにも脱帽です。しかもマーラー全集をこのコンビで2,3年中に
完成するという意気込みです。大体「夜の歌」を第1弾にするという事実こそ
只者ではない証ではないでしょうか。2007年4月23,24日シュトウットガルト・
リーダーハレ・におけるデジタル・ライヴ録音。
ガブリエル・フェルツ
1971年ベルリン生れ。ベルリン・ハンス・アイスラー高等音楽院に学び、リュ
ーベック、ブレーメンの歌劇場で研鑽を積み、2001年には名門アルテンブルク
・ゲラ歌劇場の音楽監督に就任、さらに2005年にはシュトウットガルト・フィ
ルの音楽監督も兼任。劇場出身の叩き上げドイツ人指揮者として注目を集めて
おります。本領はもちろんオペラですが、DREYER-GAIDOレーベルの管弦楽曲を
聴けば、驚くべき、そして恐るべき超個性的指揮者であることがわかります。

CD21038 \1980
ジェイク:ヘギー:
I shall not live in vain, As well as jesus, Even, Animal Passion,
To speak of love, Joy alone、ジョン・デューク:April Elegy,
Iride the great Black horses, The white dress, I carry your heart、
アンドレ・プレヴィン:
As imperceptibly as grief, Will there really be a morning,
Good morning midnight他
スコット・ヴァイエル(T)、ジャン・チャイコフスキ(P)
アメリカン・ソング集。

CD21039 \1980
ケージ:龍安寺、
三善晃:Ripple、
石井真木:East Green Springm、
ミン・チ・チャン:
The trees long for silence but the wind still rustles their leaves、
松永通温:Reeds twigs winds and recorder and marimba、
石井真木:虚空
グドゥラ・ローザ(recorder)、藤井はるか(Percussion)
Ko Ku (虚空)日本と中国のリコーダーとパーカッションのための現代音楽
ラディオ・ブレーメン共同制作。2007年2月20-30日の録音




<WEST HILL RADIO ARCHIVES>
WHRA6014 5枚組 \7920
シャルル・ミュンシュ+ボストン響 ベートーヴェン・ライヴ
CD1
交響曲第6番「田園」(1956年12月8日)、交響曲第7番(1954年10月15日)
CD2
ピアノ協奏曲第3番(P:クララ・ハスキル1956年11月2日)、
ピアノ協奏曲第5番「皇帝」(P:アラウ 1957年11月30日)
CD3
交響曲第3番「英雄」(1957年11月30日)、
弦楽四重奏曲第16番Op. 135第3楽章(1956年10月26日)
CD4
ヴァイオリン協奏曲(Vn:ヤッシャ・ハイフェッツ 1955年11月25日)、
レオノーレ序曲第2番(1956年1月21日)
CD5
ヴァイオリン協奏曲(Vn:フランチェスカッティ)、
献堂式序曲(1955年9月30日)
全て初出音源。就任直後の凄絶なライヴ集。美麗BOX
第1集の入荷が遅れて申し訳御座いませんが、こちらのベートーヴェンは完成
したとの報告があり、ご案内します。ボストン時代のライヴ録音がここまでま
とまったのは、初めてです。いずれも豪快なミュンシュ節が炸裂した男らしい
ベートーヴェンです。
入念なサウンド・リマスタリングで、商売を度外視するWHRAらしい豪華装丁、
特価にてご提供です。ボストン響の名技に加え豪華ソリストも共演正にアメリ
カン・ドリームとヨーロッパ王道ドイツ音楽を体得したミュンシュの幸福な融
合とも言える名演集です。



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