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<クラシック・輸入盤新譜情報 07−03>
 
コメントはメーカー案内書より抜粋です

★★★グッディーズ・オリジナル企画・第6回発売★★★
各1枚 \1500


78CDR-1050
モーツァルト=クライスラー:
ロンド-「ハフナー・セレナード」ニ長調 K.250より
パガニーニ=クライスラー:
ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調(第1楽章より)
フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)
フランツ・ルップ(ピアノ)(モーツァルト)
ユージン・オーマンディ指揮
フィラデルフィア管弦楽団(パガニーニ)
英 HIS MASTER'S VOICE DB3731(モーツァルト),
DB3234/5(原録音=米 VICTOR 14420/1 (パガニーニ)
(1938年2月14日ロンドン, アビー・ロード第3スタジオ録音=モーツァルト,
1936年12月13日&1937年1月9日フィラデルフィア、アカデミー・オブ・ミュ
ージック録音=パガニーニ)
20世紀最高のヴァイオリニスト、フリッツ・クライスラー(1875-1962)は作曲
家としても編曲者としても才能を発揮した。昔の作曲家の名前を冠した多く
の作品を弾いて名声を上げたが、後にそれらは編曲ではなく、作曲家の名前
を借りたクライスラー自身の作品であることを公表した。この2曲は実在する
作品をクライスラーが編曲したもの。モーツァルトの「ロンド」はクライス
ラー以前にティボー(1880-1953)の録音もあった。パガニーニはクライスラー
の手になる絢爛豪華なオーケストレーション。ソロ・パートは原曲を尊重し
ているがカデンツァはこの演奏は最大の聞きどころである。

78CDR-1051
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番ロ短調作品58
アルフレッド・コルトー(ピアノ)
英 HIS MASTER'S VOICE DA1333/6
(1933年7 6日ロンドン、アビー・ロード第3スタジオ録音)
20世紀最高のフランスのピアニスト、アルフレッド・コルトー(1877-1962)は
1892年パリ音楽院のルイ・ディエメ(1843-1919)のクラスに入り研鑽を積む。
1896年一等賞を得て卒業。ワーグナーに心酔し1897年バイロイトに赴き合唱
指揮者となった。1902年には「神々の黄昏」と「トリスタンとイゾルデ」の
パリ初演をし、またソプラノのフェリア・リトヴァンヌ(1863-1936)のピア
ノ伴奏者として初レコード録音を行った。このショパンのピアノ・ソナタ
第3番はコルトーの2回目の録音。録音時コルトーは56歳だった。1933年7月
4日から8日の5日間でコルトーはショパンばかり49面の録音を行った。

78CDR-1052
J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV1042
ジョコンダ・デヴィート(ヴァイオリン)
アンソニー・バーナード指揮ロンドン室内管弦楽団
ジェレイント・ジョーンズ(ハープシコード)
英 HIS MASTER'S VOICE DB6884/6
(1949年2月17日録音)
ジョコンダ・デヴィート(1907-1994)は20世紀イタリア最高の女流ヴァイオ
リニスト。1944年ローマのサンタ・チェチーリア音楽院の終身教授に任命さ
れた。1947年エディンバラ音楽祭に出演を機にEMI のアーティストとなった。
このバッハの協奏曲は彼女の初期の録音にあたる。SPレコード末期の優秀録
音で溢れるように豊麗なヴァイオリンが聞く人を魅了する。ダイレクト・ト
ランスファー・シリーズにはデヴィートのバッハ:無伴奏ヴァイオリン・パル
ティータ第2番(78CDR-1019)が出ている。

78CDR-1053
ハイドン:
ハープシコード協奏曲ニ長調作品21 Hob. XVIII-11
ピアノ・ソナタ第36番嬰ハ短調からメヌエット&ドイツ舞曲から5曲
ワンダ・ランドフスカ(ハープシコード)
ウジェーヌ・ビゴー指揮管弦楽団
英 HIS MASTER'S VOICE DB8782/4
(1937年4月19日パリ録音)
ワンダ・ランドフスカ(1879-1959)はポーランドのワルソー生まれ。20世紀最
高のハープシコード奏者。彼女はピアニスト、音楽学者、教授で1900年から
13年間パリのスコラ・カントルムで教鞭をとった。二列の鍵盤と七個のペダ
ルを有する自分のハープシコードをパリのプレイエル社に作らせ、生涯この
楽器を使用した。1940年フランス国籍を得たが、1941年ドイツ軍侵攻により
アメリカにのがれた。後にハープシコードはアメリカ軍によって彼女の手元
に送られた。このハイドンはランドフスカが58歳の録音。指揮者のウジェー
ヌ・ビゴー(1888-1965)はパリ音楽院出身。シャンゼリゼ劇場の指揮者を経て
1923年パリ音楽院管弦楽団、1928年フランス放送管弦楽団、1935年ラムルー
管弦楽団、オペラ・コミックの指揮者を歴任。パリ音楽院の指揮科の教授も
務めた。SPレコードの録音も多い。

78CDR-1054
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第6番変ホ長調 K.268
モーツァルト=ブルメスタ−編:
メヌエット−ディヴェルティメント第17番 K.334より
アルフレッド・デュボワ(ヴァイオリン)
デジレ・ドゥフォー指揮ブリュッセル王立音楽院管弦楽団(協奏曲)
フェルナン・ゴーヤン(ピアノ)(メヌエット)
仏 COLUMBIA LFX201/3
(1931年6月12日録音)
アルフレッド・デュボワ(1898-1948)はアルトゥール・グリュミオー(1921-
1975)の師として知られているが、その演奏を聞く機会はめったにない。本
シンリーズのヴュータン: ヴァイオリン協奏曲第5番作品37(78CDR-1013)に
続くデュボワの第2弾である。このヴァイオリン協奏曲第6番はモーツァルト
の死後8年目の1799年にヨハン・アントン・アンドレによって楽譜が出版さ
れた。モーツァルト時代にミュンヘンで活躍したヴァイオリニスト、ヨハン
・フリートリヒ・エックがモーツァルトから手渡された楽譜にもとづいて自
分で加筆し、さらにモーツァルトの弟子のフランツ・ジュスマイアー(1766-
1803)が筆を加えたという。ジュスマイアーはモーツァルトの最後の作品
「レクイエム」を補筆完成させた人物。学者間では第2楽章は疑わしいが、
他の楽章はモーツァルトの作品であるという説だったが、現在では疑わし
い作品としてモーツァルトの作品表から除外されている。デジレ・ドゥフォ
ー(1885-1960)はベルギーのガンに生まれた指揮者。1943年から1947年シカ
ゴ交響楽団の指揮者を務めたこともある。

78CDR-1055
モーツァルト: 弦楽四重奏曲第14番ト長調 K.387
レナー弦楽四重奏団
イェノ・レナー(第 1ヴァイオリン)
ヨーゼフ・スミロヴィッツ(第 2ヴァイオリン)
シャーンドル・ロート(ヴィオラ)
イムレ・ハルトマン(チェロ)
米 COLUMBIA 67806/9D(原録音: 英 COLUMBIA LX-24/27)
(1930年1月20-21日録音)
レナー弦楽四重奏団は1918年ハンガリーのブダペストで結成された。メンバ
ー全員がブダペスト音楽院出身で、レナー(1894-1948)、スミロヴィッツ、
ロートがイェノ・フバイ(1858-1937)の弟子。チェロのハルトマンがダヴィ
ド・ポッパー(1843-1913)に師事した。4人はブダペスト・オペラの楽員だっ
たが、1918年に起こったハンガリー革命を機に弦楽四重奏団を結成した。
2年に渡って田舎の村に籠もって練習を積んだ後、1920年にウィーンでデビュ
ーした。そこに居合わせた作曲家のラヴェル(1875-1937)が演奏に感動し、
彼らをパリに招いた。公演はセンセーショナルな成功を収めた。その後
1922年にロンドン、1929年にはアメリカ・デビューした。レコードは機械式
録音時代の1922年にイギリス・コロンビアに録音したのが最初。1927年のベ
ートーヴェン没後100年では、16曲の弦楽四重奏曲中11曲(SPレコード40枚)
を録音した。このシリーズではモーツァルト: クラリネット五重奏曲
K.581(78CDR-1045)が出ている。

78CDR-1056
シューマン:弦楽四重奏曲第1番イ短調作品41-1
カペー弦楽四重奏団
リュシアン・カペー(第1ヴァイオリン)
モーリス・エウィット(第2ヴァイオリン)
アンリ・ブノワ(ヴィオラ)
カミユ・ドゥロベール(チェロ)
日本コロムビアJ7629/31(原録音:仏 COLUMBIA D15107/9)
(1928年10月3日録音)
フランスのカペー弦楽四重奏団は史上最高の弦楽四重奏団。1928年12月18日
にリーダーのリュシアン・カペー(1876-1928)の死でその活動は終止符を打っ
た。カペーはパリ音楽院でJ.-P.モーランに師事し1893年に一等賞を得た。
その年に弦楽四重奏団を組織した。第1ヴァイオリンのカペー以外は何回か
交代したが、1918年からは不動のメンバーであった。1920年頃から毎年ベー
トーヴェンの弦楽四重奏曲の連続演奏会をパリで開いていた。カペー弦楽四
重奏団は1928年4月にフランス・コロンビアに録音を始めた。その年の10月
迄の6カ月に弦楽四重奏曲11曲とピアノ五重奏曲1曲を録音した。10インチSP
盤が7枚、12インチSP盤が44枚である。このシリーズでは、フランク: ピアノ
五重奏曲(78CDR-1034)とベートーヴェン: 弦楽四重奏曲第5番作品18-5
(78CDR-1042)が出ている。

78CDR-1057
ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調作品57「熱情」
エトヴィン・フィッシャー(ピアノ)
英 HIS MASTER'S VOICE DB7899/7901
(1935年2月12日ロンドン,アビー・ロード第3スタジオ録音)
エトヴィン・フィッシャー(1886-1960)はスイスのピアニスト。バーゼル音楽
院で学んだ後、ベルリンに出てリスト(1811-1886)の高弟マルティン・クラウ
ゼ(1853-1918)についた。1930年ベルリン高等音楽院の教授に就任、また演奏
家としても活躍した。1942年スイスに戻り、ソロ活動に加え、ヴァイオリン
のクーレンカンプ(1898-1948)、後にヴォルフガング・シュナイダーハン
(1915-1990)、チェロのマイナルディ(1897-1976)とフィッシャー・トリオを
結成した。弟子にレーヌ・ジアノーリ(1915-1979)、パウル・バドゥーラ=
スコダ(1927-)、アルフレッド・ブレンデル(1931-)らがいる。この「熱情」
はフィッシャーが49歳の時の録音。このシリーズにはモーツァルト:ピアノ・
ソナタ第10番 K.330(78-1036)が出ている。

78CDR-1058
ヘンデル=ブルメスタ−編:
(1) アリオーソ (2:29) 47984 (1734ab)
(2) メヌエット (2:09) 47985 (1735ab)
ヴィリー・ブルメスター(ヴァイオリン)
ピアノ伴奏
独 GRAMMOPHON 47974/5
(1909年9月27日ベルリン録音) (注:古いレコードのため雑音大)
電気録音以前の機械式録音。ヴィリー・ブルメスター(1869-1933)はハンブル
グ生まれのドイツのヴァイオリニスト。ヨーゼフ・ヨアヒム(1831-1907)に師
事し、1894年ベルリンでセンセーショナルにデビューした。1909年に録音し
た4枚8面のレコードだけで約100年後の今日に語り継がれている。ヴァイオリ
ン教師として有名なカール・フレッシュ(1873-1944)はブルメスターのレコー
ドを、メジャー演奏家の残した録音で、最もリズム感に欠けた生気のない非
音楽的なものと酷評した。だがこの言葉は正しいだろうか疑問を感じる。盛
大な雑音の中に潜んでいる澄みきった湖の底を覗くような透明なヴァイオリ
ンの音色は、日本古来のワビサビの世界に通じるものがあるように思う。そ
れは電気録音ではとても不可能と思わせる。ラッパ吹き込み (機械式録音の
俗称) ならではの世界がここにある。ブルメスターは1923年来日し公演のあ
いまに大阪のニットーに録音を残した。

78CDR-1059
ベートーヴェン:
ロマンスヘ長調作品50 (2:50) 47975 (14682u)
アルノルト・ロゼー (ヴァイオリン)
ピアノ伴奏
英 GRAMOPHONE 47975
(1909年ウィーン録音) (注:古いレコードのため雑音大)
電気録音以前の機械式録音。アルノルト・ロゼー(1863-1946)はルーマニア
生まれ。1874-7年にウィーン音楽院で学び、1881年ウィーン宮廷歌劇場オー
ケストランのコンサートマスターになり1938年までその地位にあった。また
弦楽四重奏団も組織した。ロゼーはグスタフ・マーラー (1860-1911)の妹の
ユスティーヌと結婚した。1888年バイロイト・フェスティヴァル・オーケス
トラのコンサート・マスターになり、また宮廷歌劇場オーケストラはウィー
ン・フィルハーモニー管弦楽団として演奏会を開くようになった。コンサー
ト・マスターの傍ら1893年から1924年までウィーン音楽院で教鞭をとった。
1938年にナチの迫害でロンドンに移住した。ロゼーはソリストとしてラッパ
吹き込み時代にかなりのレコード録音をした。この録音はロゼーが45歳の時
のもの。ここにもラッパ吹き込みならではの独特の弦の音が聴き取れる。

<Deutsche Grammophon>
4765786 \1850
シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 op. 129
ブラームス:セレナード第1番 ニ長調 op. 11
ナターリャ・グートマン(チェロ)
マーラー・チェンバー・オーケストラ 
指揮:クラウディオ・アバド
録音:2006年3月、4月 イタリア〈ライヴ〉
〈アバド&マーラー・チェンバー・オーケストラ〉のイタリア・ツアーにお
けるライヴ盤が好評によりインターナショナル発売となります。アバド初録
音となるシューマンのチェロ協奏曲(2006年はシューマンの没後150年でした)
のソリストは、ナターリャ・グートマン。カップリングはブラームスのセレ
ナード第1番。
ナターリャ・グートマン(1942- )
ロシアのチェロ奏者。5歳からモスクワのグネシン音楽学校で学び、その後中
央音楽学校、さらぶモスクワ音楽院でガリーナ・コゾルポワや、ムスティス
ラフ・ロストロポーヴィチに師事した。プラハの春国際コンクール、1962年
チャイコフスキー国際コンクール第3位など5つの国際音楽コンクールに入賞
し、1967年ミュンヘン国際音楽コンクールではデュオ部門で第1位を獲得した。
その後アバド、チェリビダッケ、マズア、ハイティンク、コンドラシン、ム
ーティー、ロストロポーヴィッチ、スヴェトラーノフ、サヴァリッシュ、テ
ミルカーノフなどの名だたる指揮者と、ベルリンフィル、ミュンヘンフィル
、サンクトペテルブルクフィル、ロンドン響、コンセルトヘボウ管などのオ
ーケストラにおいて、音楽史上に残る名演を残してきた。また現代音楽の分
野でもその才能を遺憾なく発揮し、シュニトケの最初のチェロ協奏曲は、彼
女のために書かれ彼女によって初演されました。

734216(DVD-Video) \3350
モーツァルト:
ピアノ三重奏曲 第6番ハ長調 K.548
ピアノ三重奏曲 第5番ホ長調 K.542
ピアノ三重奏曲 第4番変ロ長調 K.502
特典映像:
メイキング・オブ・《ザ・モーツァルト・プロジェクト―ピアノ三重奏曲》
アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)
アンドレ・プレヴィン(ピアノ)、
ダニエル・ミュラー=ショット(チェロ)
収録:テアトロ・ビビエナ、マントヴァ Apr.2006
2006年度レコード芸術誌「レコード・アカデミー賞・室内楽部門」を受賞し
たピアノ三重奏曲集の映像版です。

734265(DVD-Video) \3350
モーツァルト:
ピアノ・ソナタ 第8番 K. 310
パイジエルロの歌劇《哲学者気取り》
「主よ,幸いあれ」の主題による6つの変奏曲ヘ長調 K. 398
幻想曲  K. 397
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ 第21番 Op. 53 「ワルトシュタイン」
ピアノ・ソナタ 第28番 Op. 101
シューマン:夜想曲 Op. 23 No. 4
メンデルスゾーン無言歌第6巻 op.67-紡ぎ歌
エミール・ギレリス(ピアノ)
映像監督:フーゴ・ケッヒ
シュティフトキァヒェ(オーストリア) 1971収録
1971年に行われたオーストリア「カリシアン・サマー・フェスティバル」で
のパフォーマンスを収録。プログラムは彼が得意としたドイツ(オーストリ
ア)人作曲家の作品でまとめており、その演奏にも晩年前の円熟味が十分う
かがえる。


<UNIVERSAL ITALY>
476 5724 2枚組 \3960
ドビュッシー:ピアノ曲集/カシオーリ
CD-1
前奏曲集 第1巻
映像 第2集
スケッチ帳より
アラベスク no.1
アラベスク no.2
CD-2
前奏曲集 第2巻
子供の領分
小さな黒人
演奏会用小品
レントより遅く
ジャンルカ・カシオーリ(P)
弱冠15歳の現代曲録音デビューから約13年、天才少年も今では28歳。
「全てのラウンドでベートヴェンの作品と並べて現代曲を演奏する」という
極めて深遠な才能を求められる「ウンベルト・ミケーリ・コンクール」での
優勝が物語るようにカシオーリ自身もまた時代を超えた探求を続けています。
今作では近代ものからドビュッシーを取り上げおりますが彼特有の理知的な
アプローチによりどのような色彩感が生み出されるか期待が大きいところで
す。残念ながら今年4月の来日はキャンセルのようですが次の機会を楽しみに
しつつアルバムに耳を向けてはいかがでしょう。



<UNIVERSAL UK>
1701161 \2080
「ムーン・リヴァー」
1. ムーン・リヴァー
2. ノー・マター・ホヮット
(「ウィッスル・ダウン・ザ・ウィンド」より)
3. ソング・バード
4. ホワイト・ホース (「ホワイト・ホース」のテーマ)
5. ハート・ライク・ア・ホイール
6. プレイヤー
7. オール・ザ・ラブ・アイ・ハヴ
8. ホヮット・ザ・ワールド・ニーズ・ナウ・イズ・ラヴ
9. ユー・レイズ・ミー・アップ
10. ポピュラー (ミュージカル「ウィケッド」より)
11. ラーン・トゥ・ビィ・ロンリー
12. スタート・オブ・サムシング・ニュー
(「ハイ・スクール・ミュージカル」より)
13. ホィッスル・ダウン・ザ・ウィンドウ
14. ワン・ワールド
アンドレア・ロス(Vo.)
プロデュース:アンドリュー・ロイド・ウェバー&ナイジェル・ライト
UK クラシカル・クロスオーヴァーに超強力新人デビュー!
2007年3月デビュー・アルバムをリリースする「アンドレア・ロス」(本名は
アンドレア・クリスティン・ロス)は1991年アメリカ・ニューハンプシャー
生まれの若干15歳。アンドリュー・ロイド・ウェバーにその才能を見出され
UKにてデビュー。本作ではロイド・ウェバーとともにナイジェル・ライトも
プロデュースに加わり強力タッグを組んでいる。


<DECCA>
4758661 \1850
映画「あるスキャンダルの覚え書き」
(原題「Notes on a Scandal」オリジナル・サウンドトラック(オリジナル
・スコアByフィリップ・グラス)
1. First Day of School
2. The History
3. Invitation
4. The Harts
5. Discovery
6. Confession
7. StalkingM
8. Courage
9. Sheba & Steven
10. The Promise
11. Good Girl
12. Sheba’s Longing
13. Someone In Your Garden
14. A Life Lived Together
15. Someone Has Died
16. Betrayal
17. It’s Your Choice
18. Barbara’s House
19. Going Home
20. I Knew Her
フィリップ・グラス
ロンドン郊外の中学校で歴史を教える教師バーバラは新任の美術教師シーバ
に並々ならぬ親近感を感じ、なんとか親しくなろうとする。世間や同僚から
疎んじられ、唯一心を許せるのは愛猫だけという初老の女性は、若く美しい
シーバとの友情に崇高な意義を求めたのだ。しかしシーバが15歳の教え子と
不倫中と知ったバーバラの心に黒い感情が渦巻き始め・・・
第79回アカデミー賞 4部門ノミネート
主演女優賞(ジュディ・デンチ)
助演女優賞(ケイト・ブランシェット)
脚色賞
作曲賞 今作の音楽をフィリップ・グラスが担当。

<EMI CLASSICS>
CDC-3787972 \1980
R.シュトラウス:
「サロメ」ファイナル・シーン
「カプリッチョ」ファイナル・シーン
4つの最後の歌
ニーナ・シュテンメ(ソプラノ)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
アントニオ・パッパーノ指揮
世界が注目する期待のソプラノ、シュテンメの専属契約第1作
ストックホルム出身、ドミンゴの「トリスタンとイゾルデ」(CDS-5580062)録
音でイゾルデに抜擢され一躍世界的に注目をあびたシュテンメのEMIクラシック
ス専属契約第1弾。パッパーノが初演者フラグスタート以来の豊かな響きを持っ
たソプラノと絶賛する「4つの最後の歌」は彼女の魅力を十全に伝える、期待に
違わないソロ・デビュー盤となりました。本年のスケジュールを見ると「アラ
ベラ」(イエテボリ)、リサイタル(バルセロナ、ドレスデン、チューリッヒ)
「4つの最後の歌」(ストックホルム、ロンドン)、「ばらの騎士」(チューリ
ッヒ、ベルリン、マンハイム)、「ナクソス島のアリアドネ」(ジュネーヴ)、
「オランダ人」(ウィーン)、「サロメ」(ストラスブール、パリ)、「アイ
ーダ」(チューリッヒ)、「トリスタンとイゾルデ」(グラインドボーン、バ
ーデン・バーデン)、「ワルキューレ」(ウィーン)とトップ・ステージでの
大役をこなす人気ぶりが伺えます。さらに9月にはチューリッヒ・オペラの日
本公演で「ばらの騎士」の元帥夫人で日本のファンにその姿を披露します。
(同プロダクションのDVD(DV2BW-5442589)も発売中)ご期待ください。

CDC-3797872 \1980
サン=サーンス:ソナタ 変ホ長調Op.167
プーランク:ソナタ Op.184
ドヴィエンヌ:ソナタ第1番 ハ長調
ミヨー:スカラムーシュ(1939)
ザビーネ・マイヤー(クラリネット)
オレグ・マイセンベルク(ピアノ)
完璧な音楽性で現代を代表するザビーネ・マイヤー。18世紀のドヴィエンヌか
ら20世紀のミヨー作品までフランスのクラリネットとピアノのための傑作を収
録したファン待望のアルバムを完成させました。



●GEMINI(リパッケージ)
CZS-3814822 2枚組 \1450
J.S.バッハ:協奏曲集、フランス組曲第5番
アンドレイ・ガヴリーロフ(ピアノ)
アカデミー室内O. ネヴィル・マリナー指揮

CZS-3814872 2枚組 \1450
ベートーヴェン:三重協奏曲
ブラームス:二重協奏曲
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番
ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)、オボーリン(ピアノ)、
クヌシェヴィツキー(チェロ)、フルニエ(チェロ)、
サージェント指揮、ガリエラ指揮

CZS-3814932 2枚組 \1450
ベルリオーズ:ファウストの劫罰 
クレオパトラの死
ベイカー、ゲッダ、バキエ、パリ・オペラ座Cho、
ジョルジュ・プレートル指揮 他

CZS-3814982 2枚組 \1450
コープランド:管弦楽作品集
キューバ舞曲; ビリー・ザ・キッド; アパラチアの春; 
エル・サロン・メヒコ他
ダラスSO、セント・ルイスSO、他 
マータ指揮、スラトキン指揮、バティス指揮、

CZS-3815032 2枚組 \1450
ニールセン:
ヴァイオリン協奏曲; シンフォニック・ラプソディ; ヘリオス; 
サガの夢 他
テレフセン(ヴァイオリン)、他 デンマーク・ラジオSO、
ブロムシュテット指揮

CZS-3815082 2枚組 \1450
ペンデレツキ/自作管弦楽作品集
広島の犠牲者に捧げる哀歌; フォノグラミ; 
デ・ナトゥラ・ソノリス1&2 他
ポーランド・ラジオ国立SO、ロンドンSO 他 
ペンデレツキ指揮

CZS-3815132 2枚組 \1450
プロコフィエフ:イワン雷帝
アレクサンドル・ネフスキー; ラフマニノフ:鐘
アルキポヴァ、フィルハーモニアO、ムーティ指揮、
ロンドンSO、プレヴィン指揮

CZS-3815192 2枚組 \1450
サヴァリッシュ/シューベルト:ミサ曲集
ミサ 変イ長調; ハ長調; 変ホ長調 他
ドナート、ポップ、ファスベンダー 他、
バイエルン放送SO、サヴァリッシュ指揮

CZS-3815242 2枚組 \1450
J.シュトラウス:ワルツ集(19曲)
美しく青きドナウ; 南国のばら; ウィーン気質; 春の声; 
芸術家の生涯 他
ウィーン・ヨハン・シュトラウスO、
ウィリー・ボスコフスキー指揮

CZS-3815292 2枚組 \1450
ヴィラ=ロボス作品集
ブラジル風バッハ第3番; 幻想曲(ソプラノ・サックスのための) 他
オルティス、ハーレ、ロメロ、アシュケナージ指揮、マリナー指揮 他

CZS-3817662 2枚組 \1450
J.S.バッハ:フーガの技法 
ソロ・オルガン協奏曲(4曲)
リオネル・ロッグ(オルガン)

CZS-3817452 2枚組 \1450
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲; イタリア協奏曲
半音階的幻想曲とフーガ 他
マリア・ティーポ(ピアノ)

CZS-3817712 2枚組 \1450
アルバン・ベルクのポートレイト
7つの初期の歌; ピアノ・ソナタ;
クラリネットとピアノのための4つの小品 他
ザビーネ・マイヤー、フォークト、アルバン・ベルクQ、ラトル指揮 他

CZS-3817512 2枚組 \1450
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集
第1番; 第4番; 第5番; 第7番「大公」
チョン・トリオ

CZS-3817562 2枚組 \1450
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集
第5番「春」; 第7番; 第9番「クロイツェル」; 第10番
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)、
ジェレミー・メニューイン(ピアノ)

CZS-3817612 2枚組 \1450
ブルックナー:
交響曲第4番「ロマンティック」
交響曲第8番
ベルリン・フィルO、ロンドン・フィルO、
クラウス・テンシュテット指揮

CZS-3817832 2枚組 \1450
フランク:交響曲二短調; 交響的変奏曲
前奏曲; コラールとフーガ; ピアノ五重奏曲; ヴァイオリン・ソナタ
コラール、デュメイ他、トゥールーズ・カピトールO、
ミシェル・プラッソン指揮

CZS-3817882 2枚組 \1450
メンデルスゾーン:交響曲、序曲集
交響曲第3番「スコットランド」; 第4番「イタリア」 
第5番「宗教改革」 他
ニュー・フィルハーモニアO、ムーティ指揮、アツモン指揮

CZS-3817932 2枚組 \1450
モーツァルト:ピアノ協奏曲集
第9番; 第19番; 第21番; 第23番; 第27番
クリストフ・エッシェンバッハ(ピアノ&指揮)、
ロンドン・フィルO

CZS-3817982 2枚組 \1450
カラヤン/チャイコフスキー:交響曲集
第4番; 第5番; 第6番「悲愴」
ベルリン・フィルO、 ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮



●GREAT RECORDINGS OF THE CENTURY
CDM-3799842 \1450
バックス:ティンタジェル
ディーリアス:
楽園への道; 夏の歌; 「イルメリン」前奏曲; ラ・カリンダ
夏の庭園にて
アイアランド:ロンドン序曲
ジョン・バルビローリ指揮
ロンドン交響楽団、ハレ管弦楽団
(2007新リマスター)

CDM-3799852 \1450
ビゼー:
「カルメン」組曲第1番(4曲); 序曲「祖国」; 組曲「ローマ」
シャブリエ:「グヴァンドリーヌ」序曲; 楽しい行進曲; スペイン
フォーレ:組曲「ドリー」; パヴァーヌ
トーマス・ビーチャム指揮
フランス放送国立O、ロイヤル・フィル、ロンドン・フィル
(2007年新リマスター)

CDM-3799872 \1450
アラウ/ショパン:練習曲集
練習曲集Op.10 & Op.25; 3つの新しい練習曲; 協奏曲のアレグロ
クラウディオ・アラウ(ピアノ) 
(2007年新リマスター)

CDM-3799892 \1450
フォーレ:レクイエム; パヴァーヌ
ドゥリュフレ:レクイエム
ジャネット・ベイカー、ロバート・チルコット、
デイヴィッド・ウィコックス指揮
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
(2007年新リマスター)

CMS-3800032 2枚組 \2900
マーラー:交響曲第9番
R.シュトラウス:メタモルフォーゼン; 死と変容
オットー・クレンペラー指揮
ニュー・フィルハーモニアO & フィルハーモニアO
(1998年リマスター)

CDM-3800122 \1450
プロコフィエフ:協奏交響曲
ミアスコフスキー:チェロ協奏曲
ラフマニノフ:ヴォカリーズ*
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
ロイヤル・フィルハーモニーO、フィルハーモニアO
サージェント指揮、 *デデューキン(ピアノ)
(2007年新リマスター)

CDM-3800152 \1450
チャイコフスキー:交響曲第4番
「くるみ割り人形」組曲; ワルツ-「エフゲニー・オネーギン」
トーマス・ビーチャム指揮
ロイヤル・フィルハーモニーO、
(2007年新リマスター)

CDM-3800182 \1450
カラス/ヴェルディ:アリア集
「アイーダ」より; 「アロルド」より; 「ドン・カルロ」より; 
「エルナー二」より; 「マクベス」より; 「オテロ」より
マリア・カラス(ソプラノ)
フィルハーモニアO、パリ音楽院O. 
(2007年新リマスター)

CDM-3800222 \1450
ワーグナー:「ワルキューレ」第3幕
アストリッド・ヴァルネイ; レオニー・リザネク; 
ジグールド・ビョルリング
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
バイロイト祝祭O、
(2007年新リマスター)

CMS-3800292 2枚組 \2900
シュワルツコップ/ヴォルフ歌曲集
ゲーテ歌曲集(18曲); メーリケ歌曲集(3曲); イタリア歌曲集(25曲)
女声のための6つの歌; 昔の歌(6曲); ジプシーの少女; 他
エリザベート・シュワルツコップ(ソプラノ)
ジェラルド・ムーア(ピアノ) 
(2007年新リマスター)


<EMI UK>
CZS-3873642 3枚組 \3000
レスリー・ギャレット/プラティナム・コレクション
ザ・シンガー(CDC-5574032)、SO DEEP IS THE NIGHT(CDC-5576282)
トラヴェリング・ライト(CDC-5572682)をマルチ・ケースに収めた徳用アル
バム。12pブックレット

CZS-3887692 3枚組 \3000
カール・ジェンキンス/プラティナム・コレクション
ADIEMUS,songs of sancturary(X-40428),KARL JENKINS:The Armed Man
(8110152),KARL JENKINS Requiem(5579662)をスリップ・ケースに収めた
徳用アルバム

CZS-3887732 3枚組 \3000
ナイジェル・ケネディ/プラティナム・コレクション
ヴィヴァルディ:四季(W/イギリス室内O)(CDC-5562532)、ブルッフ&
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲(CDC-7496632)、クラシック・ケネ
ディ(CDC-5569232)をスリップ・ケースに収めた徳用アルバム

CZS-3873972 3枚組 \3000
ヴァネッサ・メイ/プラティナム・コレクション
The Violin Player(CDC-5550892),Storm(X-21800),Classical Album 1
(CMS-5674562)をスリップ・ケースに収めた徳用アルバム


<EMI CLASSICS>
●DVD-CLASSIC ARCHIVE
主に1950年代-70年代にイギリスBBCとフランスINAでの放送用映像を中心に
指揮者、器楽奏者、歌手の巨匠、名手たちの貴重なライブ映像を発掘、発売
して世界的に注目をあびているシリーズはすでに43点を発売してきています。
今回はさらに8点のアイテムを加え益々充実したシリーズとしてご案内をいた
します。全てDVD9、アムレイ・ボックス、4Pブックレット付です。

DVBW-3884579 \2850
カラス/カンヴァセーション 2
TVスタジオでのカラスとルキノ・ヴィスコンティ、フランチェスコ・シチリ
アニ、ピエール・デグロープとの対談、と1958年12月、パリ・オペラ座コン
サートからの抜粋(1時間38分)
ベルナール・ガヴォティとの「ノルマ」パリ公演についてのインタヴュー、
と1964年5月パリでの「ノルマ」第1幕よりの抜粋(プレートル指揮、パリ・
オペラ座Cho&O、ゼッフィレッリ演出)

DVBW-3884569 \2850
ミルシュタイン&ボールト
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲*
ヴォーン・ウィリアムズ:ヨブ 
ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第8番 
*ナタン・ミルシュタイン(ヴァイオリン)
エードリアン・ボールト指揮

DVBW-3884589 \2850
ユリア・ヴァラディ/情熱の歌(モンサンジョン作品)
ワーグナー:ヴェーゼンドンクの5つの詩   他
シューベルト:死と乙女(リハーサル)*
ユリア・ヴァラディ(ソプラノ)
ヴィクトリア・ポストニコヴァ(ピアノ)、
*フィッシャー=ディースカウ(ピアノ)

DVBW-3884609 \2850
リヒター/ドイツ・レクイエム
ブラームス:ドイツ・レクイエム*
ガーシュイン:「ポーギーとベス」よりSummetime;
I got plenty o'nuttin';My man's gone now; Bess you is my woman now
カール・リヒター指揮
イヴリン・リアー(ソプラノ)、トム・スチュアート(バリトン)

DVBW-3884599 \2850
ナディア・ブーランジェ(モンサンジョン作品)
ドキュメンタリー(バーンスタイン、マルケヴィッチへのインタヴュー)
モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」/マルケヴィッチ指揮

DVBW-3884639 \2850
イストミン、スターン、ローズ・トリオ
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第2番Op.1-2
ピアノ三重奏曲第4番Op.11「街の歌」
ピアノ三重奏曲第5番Op.70-1「幽霊」
ユージン・イストミン(ピアノ)、アイザック・スターン(ヴァイオリン)、
レナード・ローズ(チェロ)

DVBW-3884619 \2850
伝説の英国の演奏家たち
マイラ・ヘス(ピアノ)/バッハ−ヘス編:主よ、人の望みの喜びよ;
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ変イ長調Op.110
ソロモン(ピアノ)/シューベルト:即興曲
ジョン・オグドン(ピアノ)/リスト:ダンテ・ソナタ
ベンジャミン・ブリテン(ピアノ)、ピーター・ピアーズ(テナー)
/ブリッジ:Go not,happy day; ブリテン編:Down by the Sally Gardens;
The plough boy The shooting of his dear
ブリテン、メロス・アンサンブル
/モーツァルト:ピアノ四重奏曲ト短調よりアンダンテ
ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)、エオリアン弦楽四重奏団
/パーセル−ブリテン編:ディドーのラメント;
ヒューズ編:He moved through the fair
ジョン・バルビローリ指揮、ハレO
/ドヴォルザーク:スケルツォ・カプリチオーソ
アルフレッド・デラー(カウンター・テナー)、
デズモンド・デュプレ(リュート)/
What then is love but mourning?; Have you seen the white lily grow
デラー、マーク・デラー(カウンター・テナー)、デュプレ
/ブロウ:Ah Heaven, what is't I hear; パーセル:Sound the trumpet
ジャクリーヌ(チェロ)&イリス(ピアノ)・デュプレ
/サン=サーンス:アレグロ・アパッショナート;
グラナドス−カサド編:「ゴイェスカス」からの間奏曲; 
メンデルスゾーン:無言歌二長調Op.109

DVBW-3884699 \2850
イヴリー・ギトリス
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲Op.35
ブラームス:ソナタ第3番二短調
バルトーク:メロディア-ソロ・ヴァイオリン・ソナタ
エルガー:気まぐれな女
ヴィエニアウスキ:ポロネーズ 二長調; ヴァルス・カプリース
モシュコウスキ−サラサーテ編:ギターレ
アルベニス:マラゲーニャ
パガニーニ:ラ・カンパネラ
イヴリー・ギトリス(ヴァイオリン)


<ANGEL>
CDC-5575912 \1980
パークニング&サイクス/ジュビレイションン
ヨーク:ジュビレイション
The Water is Wide(トラッド/デイヴ・グルーシン編)
時には母のない子のように(トラッド/ラス編)
He's Got the Whole In His Hands(トラッド/ラス編)
マイヤーズ:カヴァティーナ
パントーヤ:Ciranda Bambole
ヴィラ=ロボス:モディーニャ
パントーヤ:ラメント
アルメイダ:カサドール
カーレヴァロ:カンポ
グスタヴィーノ:La Rosa y El Sauce(ラス編)
アメリカ(My Country 'Tis of Thee)(トラッド/フィリップ・レスター編)
コープランド:川のほとり(ラス編)
コープランド:チンガリン(ラス編)
ロドリーゴ:Canconeta
Anchieta:Con amores, la mi Madre(ラス編)
トーレ:Pampano Verde(ラス編)
カステルヌオーヴォ=テデスコ:子守歌(「プラテーロと私」より)
グラナディナス(トラッド/ラス編)
ドメニコーニ:コユンババOp.19
ジュビラント・サイクス(バリトン)
クリストファー・パークニング(ギター)
現代最高のギター・ヴィルトゥオーゾ、パークニングがサイクスと繰り広げ
るブラジル、スペインとアメリカの名曲集


<VIRGIN CLASSICS>
VCD-3654762 2枚組 \1980
シューベルト:
三重奏曲変ロ長調D28「ソナタ楽章」
三重奏曲変ホ長調D897「ノットゥルノ」Op.(遺作)148
三重奏曲変ロ長調D898 Op.99
三重奏曲変ホ長調D929 Op100
ルノー・カプソン(ヴァイオリン)、ゴーティエ・カプソン(チェロ)、
フランク・ブラレイ(ピアノ)
この3人の顔合わせの初録音は5年前のラヴェル(VC-5456532)で、さらに他の
メンバーも加えた「ます」(VC-5455632)では海外の専門誌で高い評価を獲得
しました。彼らが多くの共演を経験し理解を深め合うことでこのシューベルト
の傑作の録音にたどり着くのは必然ともいえ期待感も高まります。2枚組みで
すがお求め易い価格でご案内いたします。ルノー・カプソンは本年のラ・フォ
ル・ジュルネでの来日が予定されています。

<WARNER>
2564.64316 \1980
マーラー:交響曲第9番
ダニエル・バレンボイム指揮 
ベルリン・シュターツカペレ
バレンボイム、交響曲第7番「夜の歌」に続く同コンビによるマーラー第2弾。
バレンボイムはマーラー最晩年の最後の完成された交響曲であり、人生への告
別の譜でもある第9番を深い感動的な演奏で結んでいます。
2006年11月15日ベルリンでのライヴ録音。

2564.63946 \1980
ショパン:チェロ・ソナタ
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ, ヴォカリーズ(ウォルフィシュ編)
アレキサンドル・クニャーゼフ ( チェロ),
ニコライ・ルガンスキー (ピアノ)
ロシア出身の若手を代表するコンビならではの白熱の共演。
J.S.バッハのチェロ組曲で鮮烈なデビューを飾り、その後1作ごとに評価を深
めているクナーゼフとすでにショパンの諸作品とラフマニノフのピアノ協奏曲
の録音で揺るぎない評価を得ている2人の共演は話題必然です。

2564.64078 2枚組 \3960
ベスト・オブ・ブロードウェイ -
ヒット・ソング・フロム・ヒット・ミュージカル
ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団、
ウェスト・エンド・コーラス ニック・デイヴィス(指揮)、
メアリーCAREWE(Vo)、マイケル・ドア(Vo)
ミュージカルの本場、ブロードウェイで生まれ、世界のミュージカル・シーン
を彩ったヒット・ミュージカルからヒット・ソングを網羅。
ヒット・メーカー、アンドリュー・ロイド・ウェッバーの代表作「キャッツ」
「オペラ座の怪人」「エヴィータ」をはじめ、「シカゴ」「キャバレー」「マ
ンマミーア」といった日本でもおなじみのヒット曲をCD2枚に完全収録。
クラシックの名門オーケストラ、ロイヤル・フィルによるダイナミックな迫力
ある演奏は凄い!

7559.79993 \1980
ヘンリク・グレツキ:弦楽四重奏曲 第3番 Op.67
Piesni Spiewa(…songs are sung)
クロノス・クァルテット
グレツキとクロノスのコンビによる14年ぶりのクァルテット
1993年に弦楽四重奏曲第1番(1988)&第2番(1991)がリリースされて以来、
世界中のクロノスとグレツキのファンが待ちに待った新作が遂に登場。グレ
ツキは1995年に「弦楽四重奏曲 第3番 Op.6767 Piesni Spiewa(…songs are
sung)」の最初のヴァージョンを作曲したが、2005年にクロノスに提供するま
での10年の間、推敲を重ねるため世に出ることはなかった。そして2005年10月、
作曲者の故国であるポーランドにてクロノス・クァルテットによって世界初演
された。

<ARTE NOVA>
82876825862 \650
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37
様々な作曲家が作った第1楽章カデンツァ付
(ベートーヴェン版、イグナーツ・モシェレス&ブラームス版、シャルル・
ヴァランタン・アルカン版、 エルヴィン・シュルホフ版、ヴィクトル・ウル
マン版、ミヒャエル・リシェ版カデンツァを収録)
ミヒャエル・リシェ(P)
マルクス・ボッシュ(指揮) ベルリン・ドイツ交響楽団
近現代音楽を最も得意とするピアニスト、ミヒャエル・リシェ。好評の演奏と
企画だった、「1920年代のピアノ協奏曲集」と題された2枚のアルバム
(74321910142、82876510512)に続くアルバムは、なんとベートーヴェンの
ピアノ協奏曲第3番。ここで注目は、なんと言ってもカデンツァ。
ベートーヴェン自作のカデンツァから現代作曲家、そして演奏者自作まで6人
の作曲家によるカデンツァを演奏収録したのだ。いかにも彼らしい企画のも
の。ベートーヴェン以外の5人の名前はピアノファンと退廃音楽ファンにはお
なじみのもので、ベートーヴェンをモティーフとした「音楽の流れ」を俯瞰
できるというもの。ブラームスの作とされるカデンツァはまさにベートーヴェ
ン的な堅固な構成を持ち、まさしく「ブラームス風」だが、実はモシェレス
も作曲に加担しているのではないか・・・とは演奏者リシェの考え。華麗な
ピアニズムがききものと言えるだろう。そして伝説的なピアノの巨人、アル
カンの巨大なカデンツァやリシェお得意のシュルホフや意外に保守的なウル
マンの音楽。そして、リシェ自身によるカデンツァも演奏されている。 ちな
みに、このCDのトータル収録時間は61分ですが、そのうちカデンツァ部分だ
けで約25分をしめています。
【ミヒャエル・リシェ】 ドイツ・レヴァークーゼン生まれ、デュッセルドル
フで学び、後にウィーンでルドルフ・ブッフビンダーに師事。1970年から演
奏活動に入る。これまで共演した指揮者には、シルヴィアン・カンブルラン、
ゲルト・アルブレヒト、ユーリ・シモノフなどがおり、ベルリン・シュター
ツカペレ、ベルリン・ドイツ交響楽団、BBC交響楽団といったオーケストラと
共演してきた。バッハ、ベートーヴェン、ドビュッシー、ラヴェルの作品で
高い評価を得ている。また、近現代音楽は彼の最も得意とする分野で、アン
タイルやシュルホフのピアノ協奏曲の初演も行っている。現在、ケルン音楽
院では後進の指導にもあたっている。
【録音:2005年2月22-24日、ベルリン・イエス・キリスト教会】



<OEHMS CLASSICS>
OC614(SACD-Hybrid) \1550
ブルックナー:交響曲第2番
(1871/72年第1稿)[校訂:ウィリアム・キャラガン2005年]
シモーネ・ヤング(指揮)
ハンブルク州立フィルハーモニー管弦楽団
シモーネ・ヤングは1961年3月2日、オーストラリアのシドニーに生まれ、そこ
でピアノと作曲を学ぶ。貝殻を形どった外観で名高いシドニー・オペラ(ハウ
ス)でアシスタントを務めたが1985年、急病の指揮者に変わり、わずか数時間
という予告で見事に代役を務め、センセーショナルなデビューを果たした。そ
の後奨学金を得てヨーロッパに留学、ケルン市歌劇場でコエペティートア、ア
シスタント、専属指揮者を務めた。パリではダニエル・バレンボイムのアシス
タントとしてパトリス・シェローの演出による伝説的なベルク《ヴォツェッ
ク》の上演にも携わり、バイロイト音楽祭の《ニーベルングの指環》でもアシ
スタントでその実力を蓄えていく。1993年から1995年まで、ベルリン州立歌劇
場の専属指揮者を務めるとともに、その間に世界各地の名門歌劇場に客演して
短期間のうちに名声を築き上げた。それには1993年、ウィーン国立歌劇場での
「ラ・ボエーム」公演で、女性として初めて歌劇場管弦楽団を指揮したこと、
パリ・バスティーユ・オペラ、コヴェントガーデン・ロイヤル・オペラ、フィ
レンツェ五月祭、バイエルンとハンブルクの州立歌劇場が含まれる。また、コ
ンサート指揮者としてもシュターツカペレ・ベルリン、ミュンヘン・フィル、
ハンブルク・フィル、ニューヨーク・フィルなどの指揮台に招かれているが、
1997年に女性団員を受け入れると表明したウィーン・フィル(実際に正団員は
今もいない)を2005年11月ウィーン楽友協会で156年の歴史上はじめて振った
ことでも世界的な話題になった。1999年から2002年までベルゲン・フィルの
首席指揮者、2001年から2003年までシドニーとメルボルンのオーストラリア
・オペラの首席指揮者兼芸術監督を務め、2005年からハンブルク州立歌劇場
のインテンダント兼フィルハーモニーの音楽総監督(GMD)に就任し、精力的
な活動を繰り広げている。わが国でも1997年と2003年にNHK交響楽団に客演指
揮して、好評を博している。また2006年にはハンブルク高等音楽演劇院の教
授に就任し、後進の指導にもあたっている。2006年「オペラ・ワールド」誌の
「コンダクター・オブ・ジ・イヤー」を受賞。
このディスクは、そのシモーネ・ヤングがその真価を問う、初のシンフォニ
ー・レコーディングとなるもので、手兵ハンブルク州立フィルハーモニー管
弦楽団(フィルハーモニッシェス・ハンブルク=州立歌劇場管弦楽団のコン
サート活動での名称)と始めたブルックナーの交響曲第1弾。第2交響曲の第1
稿(1871/72年)に基づく1872年にウィーン・フィルが初演した版による録音
となるものでウィリアム・キャラガンが校訂し2005年に出版された譜面によ
っている。これは1871年10月のウィーン・フィルの試演を経て、スケルツォ
の反復なし、終楽章を56小節短縮し、一部を差し替えて演奏されたもの。初
演に関して新聞評は賛否両論だったが、ハンスリックは好意的に書いたとい
われる版であり、ベートーヴェンの第9交響曲をモデルにしたといわれるこの
第2交響曲では、中間楽章は第9と同じスケルツォ→アンダンテ(急→緩)の
順となっている。
ワーグナーなどの重厚なドイツ・オペラを得意とするシモーネ・ヤング(「ア
レヴィ:ユダヤの女」(全曲)ウィーン国立歌劇場1998年10月23日ライヴ
【74321795962】 、ヨハン・ボータのサポートでウィーン放送響を指揮した
ワーグナー・オペラ・アリア集【OC346】が)が、その実力・真価をブルック
ナーのシンフォニーでも十分に発揮して腕っこき揃いの手兵ハンブルク州立
フィルとともに見事な演奏を繰り広げている。シモーネ・ヤングのエームス・
クラシックスへの第2弾録音としては、ハンブルク州立歌劇場の音楽総監督に
就任した最初の新演出の上演で取り上げ、大きな話題と高い評価を得たヒンデ
ミットのオペラ「画家マティス」(全曲)のライブ・レコーディングの発売が
予定されている。
【第1楽章; 20:40, 第2楽章; 10:47, 第3楽章; 19:32, 第4 楽章; 20:23】
【録音:2006年3月12日&13日、ハンブルク、ムジークハレでのライヴ】

OC609(SACD-Hybrid) 2枚組 \3100
ハイドン:オラトリオ「天地創造」(全曲)
ミーア・ペールソン(Sp) トピ・レティプ(T)
デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(Br)
アイヴァー・ボルトン(指揮)
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
ザルツブルク・バッハ合唱団
アイヴァー・ボルトンの【ハイドン:オラトリオ「四季」】の続編は、ハイ
ドンの大曲「天地創造」。今回テノールが代わり、ラモーの「遍歴騎士(レ
・パラダン)」でも清楚な声を聞かしてくれたトピ・レティプが歌います。
金管楽器と打楽器はオリジナル楽器を使用。他楽器も古楽器奏法を取り入れ
て、天地創造の様々な要素を動画のように見せてくれるのは、様々なオペラ
演奏を経験してきたボルトンの創造性が見事に一致した演奏でしょう。 「こ
の演奏は比較的小人数の演奏であったが、身の毛もよだつエネルギーと強い
説得力を持つものであった。現代において、この曲の理想的な歌手は見つけ
出すことは難しい。しかし、ミーア・ペールソンとトピ・レティプの清楚で
柔軟な声。また弁者としての役割を持つデイヴィッド・ウィルソン=ジョンソ
ン、高次元で自発的意思と柔軟性をもった合唱によって、素晴らしい場面場
面を作り出した。ボルトンは古楽奏法を活用し、さらにオーケストラから様々
な色を出すことに成功しました。それらは、まさに理想的であるしか言いよ
うがありませんでした。各個人の突出した素晴らしい演奏を引き出すことも
重要ながら、全体のハーモニーを調和させることが、この曲には一番重要で
あるということを感じました。物語芸術と音楽の調和を一致させたボルトン
の、次元の違った解釈には脱帽です」と、演奏会の批評で絶賛されました。
【録音:2005年11月20-22日 ザルツブルク・モーツァルテウム・大ホールで
のライヴ】

OC802 \1450
ヘルマン・ツィルヒャー:歌曲集
「4つの歌 Op.12」「アイヒェンドルフの詩による歌曲集 Op.60」
「Hey-Speckterschen Fabelin による15の小歌曲集 Op.37」
コンラッド・ジャーノット(Br)
アレクサンダー・シュマルツ(p)
ヘルマン・ツィルヒャーの歌曲集。この盤は、Orferレーベルから発売されて
いる「ツィルヒャー/歌曲集」(Orfer190021) の続編にあたるもので、K・
ジャーノットが愛してやまないツィルヒャーの美しいカンタービレの歌曲集で
す。 ツィルヒャーは1881年にフランクフルトに生まれ、16歳でフランクフル
ト音楽院に入学。素晴らしい成績と奨学金を得、ベルリンで作曲とピアニスト
として活躍。1905年にはフランクフルト音楽院の教授となり、1908年にはミュ
ンヘン音楽院の教授となった(カール・オルフはその時の教え子でした。)
また、劇場音楽やドイツ民謡、合唱の分野で重要な功績を残しました。1941年
にはフルトヴェングラー指揮ベルリン・フィルによって、「ヴァイオリン協奏
曲第2番」が初演されました。このように彼は1900年代非常に人気があり、最
も重要な作曲家でもありました。しかし彼の古い形式による伝統的なロマン
ティックな音楽は1948年元旦の彼の死後、残念ながら忘れ去られていきまし
た。ここに収録された歌曲集は、伝統的なものに新しいものを取り入れ、フー
ゴ・ヴォルフを喚起します。更にピアノ伴奏には独特な演奏とペダル法をして
指定しているのも特徴です。
【録音:2006年3月26-28日、9月17日、バイエルン放送第2スタジオ】

OC553 \1450
「エバースミュンスター教会のジルバーマン・オルガン 」
パーセル/「シャコンヌ ト短調」「グラウンド ハ短調」「グラウンド ニ短
調」「新グラウンド ホ短調」、ゲオルク・ベーム/コラールパルティータ
「装いせよ,おお,魂よ」、ニコラ・ド・グリニー/「詩篇:来たれ、創造主
たる聖霊よ」、ジョン・ブロウ/「コルネット・ヴォランタリー ニ短調」
「ヴォランタリー イ長調&ニ長調」、J.S.バッハ/「コラール:バビロンの
流れのほとりに BWV.653」「幻想曲とフーガハ短調 BWV.562」
マリオ ホスパッハ=マルティニ(org)
エルザス地方で最大のバロック様式の大修道院教会。17 世紀初に建築されフ
レスコ画(聖ベネディクト、マリア昇天、聖モーリッツの生涯)は有名である
が、そこには現存する当時から最も素晴らしい音色をもつオルガン製作家、
アンドレアス・ジルバーマンによるオルガン(1730年製)があり、それを使用
して録音されたもの。1699年にジルバーマンがこのアルザスでオルガン製作
を開始したと言われている。ジルバーマンの製作したオルガンはドイツに多
いようだが、実際はフランス式製法がとられており、ここに収録された曲も
フランス様式に最も適したものが選曲されている(イギリスのオルガンも、
実際はフランス様式で作成されている)。
【録音:2005年4月28-30 日、エバースミュンスター教会 エルザス/フランス】


<RCA RED SEAL>
74321736632 7枚組 \8400
「ドイツ現代音楽集BOX 14」
マニアには垂涎のシリーズの続編。
今回のBOX では、室内楽を中心とした作品集となります。
【DISK 1】
1) Hans Werner Henze/ Quartett Nr. 2 fur 2 Violinen, Viola und
Violoncello (1952) - Parrenin Quartett
2) Georg Trexler/ Spitzweg-Suite fur Blaserquintett (1956)
- Heinz Fugner(Bfl), Alois Heidrich(Ob), Rudolf Bartl(Cl),
Gunther Schaffrath(Hr), Erwin Kretzschmar(Fg)
3) Gerhard Wohlgemuth/ Streichquartett (1960) - Erben-Quartett
4) Jurg Baur/ Kontraste fur Violine, Viola und Violoncello (1964) -
Herrmann-Trio
5) Bernd Alois Zimmermann/ Intercommunicazione fur Violoncello und
Klavier (1967)
- Siegfried Palm(Vc), Aloys Kontarsky(p)
6) Gyorgy Ligeti/ Zehn Stucke fur Blaserquintett (1968) to 7-9 Stuck
- IGNM-Ensemble Basel
【DISK 2】
1) Georg Katzer/ Klavierquintett (1972) - Lowe-Quartett
2) Karl Holler/ Cellosonate Nr. 2 op. 66 (1976/77) -
Johannes Wohlmacher (Vc) Erwin Stein (p)
3) Wilfried Kratzschmar/ Blaserquintett Nr. 3 "rests" (1979/80) -
Dresdner Blaser-Solisten
4) Gunter Bialas/ Trio fur Violine, Violoncello und Klavier op. 8
(1982) - Trio Opus 8
5) Lutz Glandien/ 4:1 fur 4 Posaunen und Tuba (1986) -
Posaunenquintett Berlin
6) Ulrich Leyendecker/ Streichquartett Nr. 3 -
Ricercare zur Kunst der Fuge (1989) - Auryn Quartett
【DISK 3】
1) York Holler/ Pas de deux fur Violoncello und Klavier (1993) -
Siegfried Palm(Vc) Bruno Canino(p)
2) Steffen Schleiermacher/ Festgefressen -
Streichquartett op. 38 (1994) - Leipziger Streichquartett
3) Cornelius Schwehr/ Attacca fur Streichquartett (1996) -
Arditti String Quartet
4) Walter Zimmermann/ Shadows of Cold Mountain 3 fur Blasertrio (1997)
- ensemble recherche
5) Detlev Glanert/ Funf Chansons fur Blaserquintett (1997) -
Ma'alot Quintet
6) Robert HP Platz/ Broken Book Skizze fur Streichtrio und Flote
(1999) - ensemble recherche
7) Rolf Riehm/ FIORETTI within My Bosom fur Klarinette, Violoncello
und Klavier (2000)
- Ensemble Aventure Freiburg
【DISK 4】
1) Gunther Becker/ Hommage a Joseph Haydn - 3. Streichquartett mit
obligatem Flexaton (1988)
- Orpheus-Quartett
2) Alfred Schnittke/ Moz-Art fur 2 Violinen -
nach dem Fragment KV 416d (1975/76)
- Luis Michal(Vn) Martha Carfi(Vn)
3) Jurg Baur/ Torso (mit Beethoven) from Et respice finem.
Spate Impressionen
fur 2 Violinenm, Viola und Violoncello (1993) - Auryn Quartett
4) Moritz Eggert/ Trio from Klaviertrio Nr. 2 fur Violine,
Violoncello und Klavier (1990)
- Muriel Cantoreggi(Vn) , Sebastian Hess(Vc), Moritz Eggert(p)
5) Helge Jorns/ Blaserquintett Nr. 2 - Reflexionen zu op. 19 von
Arnold S.
fur Flote, Oboe, Klarinette, Horn und Fagott (1998) -
Rosetti-Blaserquintett
6) Klaus K. Hubler/ Satz: Largo maestoso e appassionato from Erstes
Streichquintett
- Hommage a Alban Berg (1977) - Modern Art Quartett
7) Dieter Schnebel/ Webern-Variationen fur nicht festgelegtes I
nstrumentarium (1972)
- Hans Zender(cond) Musiker des Rundfunk-Sinfonieorchesters
Saarbrucken
8) Reinhard Wolschina/ 8 Bagatellen fur 8 Instrumente in memoriam
Hanns Eisler - ensemble on_line vienna
【DISK 5】
1) Ernstalbrecht Stiebler/ Streichtrio "Extension I" (1962-63) -
ensemble recherche
2) Paul Heinz Dittrich/ I. Streichquartett (1971) -
Gaudeamus-Quartett
3) Franz-Martin Olbrisch/ Ein Quadratmeter Schwarze fur zwei Violinen,
Viola und Violoncello (1999)
- Rubin Quartett
4) Helmut Oehring/ Streichquartett Nr.1 (1987) -
Thurmchen-Ensemble Koln
5) Orm Finnendahl/ Falschung fur Streichquartett, Laptop,
Ghetto-Balster und Live-Elektronik (1999-2003)
- Kairos Quartett
【DISK 6】
1) Morton Feldman/ Half a minute is all I've time for fur Klarinette,
Posaune, Violoncello und Klavier (1972)
- Ensemble "Musikalische Werkstatt" Warschau
2) Wilfried Jentzsch/ Streichquartett 72 (1972) -
Berner Streichquartett
3) Alfred Schnittke/ Lebenslauf fur 4 Metronome, 3 Schlagzeuger und
Klavier (1982)
- Sabine Roderburg(p), Christian Roderburg(Drums),
Karl-Josef Kels(Drums), Karl Hausgenoss(Drums), Michael Brod(Tonband)
4) Georg Kroll/ Cappriccio sopra mi fur Viola, Violoncello und
Kontrabass (1982) - trio basso, Koln
5) Hans-Joachim Hespos/ Bi 7 a trois fur Oboe, Klarinette, Saxophon,
Trompete, Posaune, Kontrabass und
Schlagzeug (1988)
- Michael Niesemann(Ob), David Smeyers(Cl),
Hanns Wilhelm Goetzke(sax), Malte Burba(Tp),
Uwe Dierksen(Tb), Eberhard Maldfeld(Cb), Frank Zschabitz(Drums),
Johannes Harneit(Cond)
6) Jakob Ullmann/ Madrigal II from Alakata -
Komposition in 5 Teilen fur 8 Instrumente (1990)
- Christian Munch(cond) Gruppe Neue Musik "Hanns Eisler", Leipzig
7) Gyorgy Kurtag/ I Vivace passionato, II Lento from Eletut
(Lebenslauf) op. 32
fur 2 Bassetthorner und 2 Klaviere im Vierteltonabstand (1992)
- Beate Zelinsky(Bassetthorn), David Smeyers(Bassetthorn),
Tamara Stefanovic(p), Nenad Lecic(p)
8) Gerard Grisey/ Vortex temporum I (1994-96) -
Kwame Ryan(cond) ensemble recherche
9) Matthias Pintscher/ Figura I per quartetto d'archi e fisarmonica
(1998)
- Teodoro Anzellotti(Accordion) Arditti String Quartet
10) Robert HP Platz/ Up down strange charm
fur Klavier/Oktett/Violine und Akkordeon/Klarinette,
Harfe und Schlagzeug (1999)
- Florian Muller(p), Abbette Bik(Vn), Georgio Schultz(Accordion),
Bernhard Zachuber(Cl),
Genny Reitano(Harp), Lukas Schiske(Drums), Klangforum Wien,
Emilio Pomarico(cond)
【Disk 7】
1) Erhard Karkoschka/ Antinomie fur Blasquintett (1968) -
Stuttgarter Blaserquintett
2) Vinko Globokar/ Discours II fur funf Posaunen (1968)
-Vinko Globokar, Mark Tezak, Jorg Baur, Achim Fink, Klaus Weller(Tb)
3) Theo Brandmuller/ Fred-Astaire-Music fur Streichorchester -
Fassung fur Violine und Klavier (1987)
- Tomoko Kiba(Vn), Yukiko Sugawara(p)
4) Georg Katzer/ LaMettrie II oder Anmerkungen zum Pflanzenmenschen
fur Blaserquintett und Klavier (1987)
- Bernd Casper(p) Blaservereinigung Berlin
5) Reiner Bredemeyer/ Aufschwung OST fur Klavier, Oboe, Schlagzeug
und Tuba (Quartettstucke 4) unter
treuhandlerischem Missbrauch der Nr. 2 aus den Phantasiestucken
op. 12 von Robert Schumann (1993)
- Gerhard Erber(p), Burkhard Glaetzner(Ob), Gerd Schenker(Drums),
Friedrich Schenker(Tb)
6) Michael Reudenbach/ (Bruch)Stuck(e) fur Flote, Oboe, Klarinette,
Violine, Viola, Violoncello (1999)
-ensemble recherche

<NAXOS> 各1枚 \880 ※ご予約締切日 1月30日
8.555065
ファリャ(1876-1946):<ピアノ曲全集第1集>
夜想曲/セレナータ/セレナータ・アンダルーサ/演奏会用アレグロ/クロー
ド・ドビュッシーを賛えて/ポール・デュカスの墓碑銘のための賛歌/4つの
スペイン小品/組曲「恋は魔術師」
演奏/ダニエル・リゴリオ(ピアノ)
スペインの民族色と印象派音楽のテイストを持ち合わせたファリャのピアノ曲
は、日本でもラローチャ他の名演で知られる存在。ナクソスでもすでにロドリ
ーゴの作品で演奏を聴かせるスペインの俊英が、名刺代わりの名曲集を録音し
ました(自身で解説も執筆)。

8.557430
ブラームス(1883-1897):交響曲第3番/ハイドンの主題による変奏曲
演奏/マリン・オールソップ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
すでに交響曲第1番と第2番でスコアを誠実に再現したような演奏を聴かせた
オールソップ。LPOのサウンドを生かして“あるがまま”の音楽を創造する姿
勢は、この新盤でも変わりません。ナクソスには多くの録音があるものの、こ
の指揮者の本質を知るには格好の一枚でしょう。

8.557761
ピフル(1741-1805):<シンフォニア集>
シンフォニア ハ長調「カリオペ」(Zakin11)/シンフォニア 変ロ長調「メ
ルポメネ」(Zakin14)/シンフォニア ホ長調「クリオ」(Zakin8)/シン
フォニア 二長調「ダイアナ」(Zakin16)
演奏/ケヴィン・マロン(指揮)
トロント室内管弦楽団
18世紀後半の古典派音楽発展期にあって、力強い音楽を生み出していたピフ
ル。冒頭から衝撃的なサウンドで始まるシンフォニア「カリオペ」を聴けば、
どうしてこの作曲家が今まで知られずにいたのか不思議に感じることでしょ
う。特にハイドン・ファンは必聴です。

8.557823
<期待の新進演奏家リサイタル・シリーズ − ジョン・チェン>
デュティユー(1916- ):<ピアノ独奏曲全集>
ソナタ/3つの前奏曲/波のまにまに/羊小屋/ブラックバード/全ての道は、
ローマに通じる(マルグリット・ロンの小さなピアノ教則本より)/響き/眠
りを誘うそよ風/扇状の小前奏曲
演奏/ジョン・チェン
(ピアノ 2004年シドニー国際ピアノコンクール第1位優勝)
マレーシアに生まれ、2004年に弱冠18歳で由緒ある「シドニー国際ピアノコン
クール」最年少第1位優勝を果たした若手のリサイタル盤。難曲であるデュティ
ユーのピアノ曲を選ぶあたり、すでに実力派であることを証明しているでしょ
う。この作曲家のファンにとっても貴重な一枚です。

8.557847
リスト(1811-1886):<交響詩集第4集>
交響詩「ハンガリー」/交響詩「英雄の嘆き」
交響詩「タッソ、悲哀と勝利」
演奏/ミヒャエル・ハラース(指揮)
ニュージーランド交響楽団
シリーズ第4集は、大作「ファウスト交響曲」を彷彿とさせる「タッソ、悲哀
と勝利」、フランス革命を題材にした「英雄の嘆き」、ピアノ曲「ハンガリ
ー風の英雄行進曲」をオーケストレーションした「ハンガリー」の3曲を収
録。正攻法でスタンダードな演奏も魅力です。

8.557934
クラーク(1886-1979):<ヴィオラ曲集>
ヴィオラ・ソナタ/古いイギリスの旋律によるパッサカリア/子守歌/古い
アイルランドの旋律による子守歌/眠りの神/中国のパズル/心を静めよう
/ヴィオラのための無題の小品(世界初録音)/ドゥムカ/前奏曲、アレグ
ロとパストラール
演奏/フィリップ・デュークス(ヴィオラ)、
ソフィア・ラーマン(ピアノ)、ダニエル・ホープ(ヴァイオリン)、
ロバート・プレイン(クラリネット)
香り立つような印象派風の音楽を生み出したイギリスの女性作曲家ですが、
自身がヴィオラ奏者だったため、この楽器のために多くの作品を残しました。
ヴォーン・ウィリアムズやディーリアスなどの音楽が好きな方なら、絶対に
気に入っていただけるでしょう。

8.557987J
安部幸明(1911-2006):
交響曲第1番(世界初録音)/シンフォニエッタ/アルト・サキソフォーンと
オーケストラのための嬉遊曲(世界初録音) 
※片山杜秀氏による日本語解説書付き
演奏/ドミトリ・ヤブロンスキー(指揮)
ロシア・フィルハーモニー管弦楽団、
アレクセイ・ヴォルコフ(アルト・サックス)
安部幸明(1911-2006 )は、伊福部昭、尾高尚忠、早坂文雄らと同世代の作
曲家。師であるプリングスハイムの下で西欧の和声システムを徹底的に学ん
だ安部幸明は、自身が「あらゆる面で簡潔であり、平易でありたい」と語っ
たように、深刻ぶったポーズをとることをよしとせず、豊かな調性感を保ち
ながら日本人離れした快活で軽みのあるアレグロを書くことが得意でした。
ここに収録された交響曲 第1番の出だしを聴けば、推進力あふれるメロディ
アスなその主題が耳から離れなくなることでしょう。事実上の交響曲 第3番
である重厚な「シンフォニエッタ」、アルトサックスをソロに迎えた愛らし
い「嬉遊曲」も必聴です。作曲家は昨年末、当CD発売を目前に惜しくも亡く
なりましたが、この録音によって作曲家の魅力をぜひ味わってください。
録音・編集:24bit/48kHz。

8.570073
タバコフ(1947- ):<協奏曲集>
二つのフルートための協奏曲/ピアノ協奏曲
演奏/パトリック・ガロワ(フルート)、
フィリップ・ベルノール(フルート)、
ジャン=フィリップ・コラール(ピアノ)、
エミル・タバコフ(指揮)
ビルケント交響楽団
なかなか聴くことがないブルガリアの作曲家ですが、民族色豊かな作風によ
りファンになる方も多いはず。2000年作曲の「二つのフルートための協奏曲」
はガロワに捧げられたエキゾティックな作品。コラール(ナクソス初登場!)
が弾く「ピアノ協奏曲」は、古代トルコ軍をモティーフにした勇壮さが特徴
です。

8.570109
ヴァイス(1686-1750):<リュートのためのソナタ集第8集>
ソナタ第36番/ソナタ第19番/ソナタ第34番 
※ソナタのナンバリングは、「Das Erbe Deutscher Musik」の援助のもとに
出版された全集楽譜によります。
演奏/ロバート・バート(バロック・リュート)
J.S.バッハと同じ年に没したヴァイスのソナタは、J.S.バッハ作品と同等に
重要なものとして注目されていい作品群であり、バロック音楽ファンやバッ
ハ・ファンにとっては知っておくべき存在。なお第36番はシリーズ第1集
(8.553773)に収録されていますが現在は「第11番」とされる曲であり、こ
のディスクに収録されているのが正真正銘の「第36番」です。

8.570144
アルウィン(1905-1985):
エリザベス朝舞曲/無数の舞曲 − イギリス序曲(世界初録音)/オーボエ
協奏曲/アウリスのアフロディーテ − ジョージ・ムーアによる牧歌(世界
初録音)/交響的前奏曲「魔法の島」/祝典行進曲
演奏/デーヴィッド・ロイド=ジョーンズ(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、
ジョナサン・スモール(オーボエ)、エレノア・ハドソン(ハープ)
アーノルド、ラフマニノフ、イベール、ヴォーン・ウィリアムズといった作
曲家の作風を思い出すアルウィンの音楽は、20世紀イギリスを代表するもの
のひとつ。メロディアスな「エリザベス朝舞曲」、瞑想田園風な「オーボエ
協奏曲」、英国王室の祝典のために書かれた「祝典行進曲」など、この作曲
家入門にも最適の選曲です。

8.570148
W.H.ハリス(1883-1973):<アンセム集>
オッフェルトリウム「主よ、わたしの言葉に耳を傾け」/主の慈しみは世々
とこしえに/美しき天界/愛の中の愛/栄光の王よ/わたしの魂よ、主をた
たえよ/夕べの讃歌「夜が来りて」(世界初録音)/羊飼いたちは(世界初
録音)/夕べの讃歌「おお、素晴らしき灯り」/心からの願い/わたしは門
番に言った(世界初録音)/おお、主なる神よ、われらを連れ去りたまえ 
※英語歌詞付き
歌・演奏/ティモシー・バイラム=ウィッグフィールド(指揮)
ウィンザー城、聖ジョージ教会合唱団、ロジャー・ジャッド(オルガン)
英国王室の居城であるウィンザー城の聖ジョージ教会でオルガニストを務め、
多くのオルガン曲や教会音楽が親しまれているハリス。その作風は伝統的な
賛美歌そのものであり、エルガーをはじめとするイギリス教会音楽が好きな
方なら必聴でしょう。作曲者に縁があり、観光地としても有名な聖ジョージ
教会の聖歌隊による歌と演奏も見事です。

8.570249
ブゾーニ(1866-1924):<ピアノ作品集第3集>
J.S.バッハ(ブゾーニ編曲):
トッカータ、アダージョとフーガBWV.546/3つの小品/バレエの情景第1番/
バレエの情景第2番/2つの舞曲/バレエの情景第4番「演奏会用ワルツの形式
で」/踊りのワルツ(ミカエル・フォン・ツァドラによるピアノ曲編曲)/
インディアン日誌第1巻
演奏/ヴォルフ・ハーデン(ピアノ)
シリーズ第3集は、ブゾーニが得意としたJ.S.バッハ作品のアレンジに始ま
り、バッハに影響を受けたような小品集や、インディアン(ネイティヴ・ア
メリカン)からインスパイアされた曲など、バラエティに富んだ選曲です。

8.570308
ブライアン(1876-1972):
交響曲第4番「勝利の歌(勝利の賛歌)」/交響曲第12番
演奏・歌/エイドリアン・リーパー(指揮)
スロヴァキア放送交響楽団、スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団、
スロヴァキア国立歌劇場合唱団、青年「エコー」合唱団、
混声「カントゥス」合唱団、チェコ・ブルノ・フィルハーモニー合唱団、
ヤナ・ヴァラーシュコヴァ(ソプラノ)
マルコポーロ8.223447の移行発売。イギリス音楽の中でも孤高の存在である
ブライアンの交響曲は、やや誇大妄想的な魅力のある作品。壮大なカンター
タである「第4番」は映画音楽のようでもあり、約11分ほどの「第12番」は音
楽的にも対照的な作品です。


<NAXOS OPERA>
8.660175-78 4枚組 \4320
ワーグナー(1813-1883):
「ジークフリート」-楽劇「ニーベルングの指環」第二夜
歌・演奏/ヨン・フレドリク・ヴェスト(テノール……ジークフリート)、
ハインツ・ゲーリヒ(テノール……ミーメ)、
ヴォルフガング・シェーネ(バス……さすらい人)、
ビョルン・ヴァーグ(バス……アルベリヒ)、
アッティラ・ユン(バス……ファーフナー)、
ガブリエラ・エレラ(ソプラノ……森の鳥)、
へレーネ・ラナーダ(メゾ・ソプラノ……エルダ)、
リサ・ギャスティン(ソプラノ……ブリュンヒルデ)、
ローター・ツァグロセク(指揮)
シュトゥットガルト州立管弦楽団、シュトゥットガルト州立歌劇場合唱団 
※独語リブレットはWebsiteでご覧いただけます。
NHK交響楽団への客演で、日本での人気と知名度が一気に向上したツァグロセ
ク。その鋭い視点による音楽作りは、シュトゥットガルト州立歌劇場で全開
しました。シリーズ第3弾となる「ジークリフート」では叙情性の中にある暗
い影を感じさせ、作品の本質に迫っています。


<NAXOS HISTORICAL>
8.111070 \880
モーツァルト(1756-1791):
ホルン協奏曲第1番/同第2番/同第3番/同第4番
(以上、録音:1953年11月12日、13日、23日、ロンドン)
ピアノ、オーボエ、クラリネット、ホルンとファゴットのための五重奏曲
(録音:1955年4月15日、ロンドン)
演奏/デニス・ブレイン(ホルン) 
[協奏曲]ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団 
[五重奏曲]ワルター・ギーゼキング(ピアノ)、
フィルハーモニア・ウィンド・アンサンブル
マーク・オバート=ソーン復刻。発売以来約半世紀の間、一度もカタログ落
ちがないという伝説を持つ天下の名盤がナクソスから。すでに他レーベルで
も復刻され始め、復刻の聴き比べが可能になりつつありますが、誰もが認め
る最高の名演としてその輝きが色あせることはありません。

8.111119 \880
<J.S.バッハ作品のピアノ編曲集第2集>
バビン編曲:
6つのトリオ・ソナタ-第5番(ヴィトヤ・ヴロンスキー&ヴィクター・バビン)
ペトリ編曲:幻想曲第4番BWV.906(ハリエット・コーエン)
ペトリ編曲:メヌエットBWV.841-BWV.843(エゴン・ペトリ)
ブゾーニ編曲:前奏曲とフーガBWV.552(聖アンのフーガ)
(エトヴィン・フィッシャー)
ルンメル編曲:
クリスマス・オラトリオBWV.248-高き天より、われは来たり(ウォルター・
ルンメル)
ペラッキオ編曲:いと高きにいます神にのみ栄光あれ(エンマ・ボワネ)
グレインジャー編曲:
狩りのカンタータ「わが楽しみは、元気な狩のみ」-「楽しい鐘の音」
(バッハのアリア「羊は安らかに草をはみ」によるフリー・ランブル)
(パーシー・グレインジャー)
メトニコフ編曲:
フーガBWV.578(エセル・バートレット&ラエ・ロバートソン)
レープナー編曲:
主よ、人の望みの喜びよ
(テオドール・ザデンベルク&エトヴァルト・レープナー)
メイヤー編曲:
シチリアーノ(ピエール・ルボシュッツ&ジェニア・ネメノフ)
シロティ編曲(サーント版の改編):
オルガン前奏曲BWV.535(エレン・バロン)
サン=サーンス編曲:
ブレー(無伴奏パルティータ第1番より)(オシップ・ガブリロヴィッチ)
ケンプ編曲:目覚めよ、と呼ぶ声あり(ヴィルヘルム・ケンプ)
ケルベリン編曲:
いざ来たれ、異教徒の救い主よ
(ジャンヌ・ベーレント&アレクサンドル・ケルベリン)
レフ編曲:ヴィヴァルディのOp.3-11による協奏曲BWV.596(レイ・レフ)
(録音:1925-1950年)
演奏/各曲の末尾( )内を参照ください 
ヴィクター&マリナ・レディン復刻プロデューサー、アントニー・カズッチョ
復刻エンジニア。第1集(8.110658)に続く第2弾は、ピアニスト・編曲者と
もに第1集より知名度がやや低いものの、隠れた名演と言えるものばかり。
20世紀前半におけるバッハ解釈を知る上でも、貴重な資料であることは間違
いありません。

8.111132-34 3枚組 \2640
ヴェルディ(1813-1901):歌劇「ドン・カルロ」(1884年4幕改訂版)
※解説にリブレットは付いておりません。歌詞は伊語です。
/ボーナス・トラック:「ドン・カルロ」のヒストリカル録音[わたしは望
みを失った……我らの胸に友情を/美しい園に/彼女は私を愛したことがな
い!……王衣の中でひとり淋しく眠ろう/運命の贈りもの、残酷な贈りもの
/今再び私は幸せ……私の最後の日/おお、カルロ様、お聞きください/世
の空しさを知る神] (録音:[全曲]1954年10月5-9、11-14日、イタリア、
ローマ歌劇場、[ボーナス・トラック]1913-1950年)
歌・演奏/[全曲]ボリス・クリストフ(バス……フェリーペ2世)、
マリオ・フィリッペスキ(テノール……ドン・カルロ)、
ティート・ゴッビ(バリトン……ロドリーゴ)、
ジュリオ・ネリ(バス……宗教裁判長)、
アントニエッタ・ステッラ(ソプラノ……エリザベッタ・ディ・ヴァロア)
エレーナ・ニコライ(メゾ・ソプラノ……エーボリ公女)、
ガブリエーレ・サンティーニ(指揮)
ローマ歌劇場管弦楽団・合唱団(ジュゼッペ・コンカ合唱指揮)、他/
[ボーナス・トラック]ユッシ・ビョルリンク(テノール)、ロバート・メ
リル(バリトン)、エミール・マルコフ(バス)、ブランシュ・シーボム
(メゾ・ソプラノ)、エツィオ・ピンツァ(バス)、マリアン・アンダソン
(コントラルト)、マッティーア・バッティスティーニ(バリトン)、メー
タ・ザイネマイア(ソプラノ)、他
マーク・オバート=ソーン復刻。ここ数年で日本でも再評価の兆しがあるロ
ーマ歌劇場ですが、往年のスター歌手がそろったHMV録音も、復刻CDによって
再注目されるべきでしょう。クリストフやゴッビなど主役歌手のそれぞれ当
たり役であり、往年のマエストロであるサンティーニの職人技も光ります。
ボーナス・トラックの名唱については、あらためて書くまでもありません。

8.111239 \880
<ラウリッツ・メルヒオールのアメリカ録音集>
ヒルダッハ:春 
ユーマンズ:ウィズアウト・ア・ソング 
ギール:ただあなただけに 
レハール:オペレッタ「ほほえみの国」-君はわが心のすべて 
F.アナセン:野外で(デンマークの童謡)(デンマーク&英語歌詞) 
ビゼー:アニュス・デイ(ラテン語歌詞) 
ポーター:イージー・トゥ・ラヴ 
グルーバー:きよしこの夜 
アダン:クリスマスの歌 − 聖らに星すむ今宵 
ネヴィン:ロザリー 
J.S.バッハ(グノー編曲):アヴェ・マリア 
ホイベルガー:オペレッタ「オペラ舞踏会」-別室へ行きましょう 
F.ロッター:春がウィーンに戻ってきた 
J.シュトラウスII世:皇帝円舞曲 
E.デ・クルティス:帰れソレントへ(伊語歌詞) 
カーン:映画「空飛ぶ音楽」-歌はあなた 
ストラヴィンスキー(クレナー編曲):夏の月 
レオンカヴァルロ:
朝の歌(伊&英語歌詞)/歌劇「道化師」(伊語歌詞)-衣装を着けろ/同-
もう、道化師じゃないぞ! 
シューベルト:歌(シルヴィアはだれか告げよう) 
デ・コーヴェン:オペレッタ「ロビン・フッド」-約束してね 
ボンド:心からあなたを愛す 
伝承曲(クラマー編曲):私の思いのすべて(宮廷騎士の歌) 
プッチーニ:歌劇「トスカ」(伊語歌詞)-妙なる調和/同-星は光りぬ 
伝承曲:
全部飲まなきゃだめ(スウェーデンの酒宴の歌)(スウェーデン&英語歌詞)
(録音:1946-1947年)
※解説に歌詞は付いておりません。言語記載のないトラックはすべて英語歌
詞です。
歌・演奏/ラウリッツ・メルヒオール(テノール)、他
マーク・オバート=ソーン復刻。Romophoneレーベルからリリースされていた
復刻の再リリースですが、オペラの録音でその実力が再評価されたメルヒオ
ールのリサイタル盤(アメリカMGMへの録音)は、往年の名歌手を評価する
ファンにとって貴重なものであり、入手しやすくなったことは歓迎されるは
ずです。

8.111240-41 2枚組 \1760
ヴェルディ(1813-1901):歌劇「アイーダ」 
※解説にリブレットは付いておりません。歌詞は伊語です。
(録音:1955年8月10日-12日、16日-20日、23日-24日、ミラノ、スカラ座)
歌・演奏/マリア・カラス(ソプラノ……アイーダ)、
リチャード・タッカー(テノール……ラダメス)、
フェドーラ・バルビエリ(メゾ・ソプラノ……アムネリス)、
ティート・ゴッビ(バリトン……アモナスロ)、
ニコラ・ザッカリーア(バス……エジプト王)、
ジュゼッペ・モデスティ(バス……ランフィス)、
トゥリオ・セラフィン(指揮)
ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団(ノルベルト・モーラ合唱指揮)、他
マーク・オバート=ソーン復刻。何度も再発売され、あえて書くまでもない
名録音をナクソスが復刻。英Columbiaからリリースされた良質の初期LPをソ
ースに、ノイズを排しつつもカラスら歌手陣の力強い声を損なうことのない、
丁寧な復刻が行われています。

8.111242-43 2枚組 \1760
ヴェルディ(1813-1901):歌劇「リゴレット」 
※解説にリブレットは付いておりません。歌詞は伊語です。
(録音:1955年9月3日、5日、8日-14日、16日、ミラノ、スカラ座)
歌・演奏/ティート・ゴッビ(バリトン……リゴレット)、
マリア・カラス(ソプラノ……ジルダ)、
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(テノール……マントヴァ公爵)、
アドリアーナ・ラッツァリーニ(コントラルト……マッダレーナ)、
ニコラ・ザッカリーア(バス……スパラフチーレ)、
トゥリオ・セラフィン(指揮)
ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団(ノルベルト・モーラ合唱指揮)、他
マーク・オバート=ソーン復刻。こちらも「アイーダ」同様に、伝説的な名
録音を英Columbiaからリリースされた良質の初期LPから復刻。何度も復刻・
再発売されていますが、ぜひお手持ちのアナログ盤またはCDと聴き比べてみ
てください。


<MARCO POLO SACD>
6.220526(SACD-Hybrid) \2550
<ロマンティック・トロンボーン協奏曲集>
ホルンボー(1909-1996):協奏曲第12番 
ヒルゴー(1962- ):北の協奏曲 
ヨーアンセン(1881-1947):ロマンス/トロンボーンと管弦楽のための組曲
グレンダール(1886-1960):トロンボーン協奏曲(第1版)
演奏/イエスペア・ユール(トロンボーン)、
ヘンリク・ヴァウン・クリステンセン(指揮)、
トマス・ダウスゴー(指揮)デンマーク国立放送交響楽団
デンマークの作曲家によるトロンボーン協奏曲集は、この楽器のプレイヤー
や吹奏楽ファン、北欧音楽ファンなど幅広いリスナーに関心を持っていただ
ける一枚。デンマークを代表する一人であるホルンボーや吹奏楽シーンで知
られるヒルゴーなど、個性的な作曲家がそろっています。


<CPO>
777145-2 \2100
シャイト(1587-1654):<宗教的コンチェルト集>
どのように神を喜ばせるのか/おいで、汝祝福されし者よ − 対話/汝の若
き日の女に喜び/何ゆえに悲しむや、わが心よ/キリストへ、復活祭の子羊
/わが魂よ、今ぞ主をたたえよ/エフライムはわが最愛の子なのであろうか
/われは蘇りなり/今ぞすべての人よ神に感謝せよ
歌・演奏/ローランド・ウィルソン(指揮)
ムジカ・フィアタ、ラ・カペラ・ドゥカーレ
シュッツらと並んで、ドイツ・バロックにおける宗教作品に多大な遺産を残
したシャイト。室内カンタータのような性格の「宗教的コンチェルト」はこ
の作曲家が得意とした分野であり、ウィルソンとムジカ・フィアタ他によっ
て超一級の音楽になっています。

777171-2) \1480
ヒンデミット(1895-1963):<ピアノ作品集>
舞曲集/ある夜に/3つのピアノ・ソナタ
演奏/クリスティアン・ザイベルト(ピアノ)
トッホの作品集(999926-2)で注目を集めた若手ピアニストが、ヒンデミッ
トの名作にチャレンジ。ピアノによる交響作品とも言えるほど見事な構成力
を誇るソナタ集など、各声部の描き分けなどを再現し、その実力を発揮して
います。

777186-2 \1050
J.S.バッハ(1685-1750):<オルガン作品全集第19集:偽作集II>
トッカータとフーガBWV.565/オルガン・コラールBWV.762,AnhangII55、
II59、II67&II69/フーガBWV AnhangII90/パルティータ「神のひとり子な
るキリスト」BWV AnhangII77/パルティータ「われら悩みの極みにありて」
BWV AnhangII78/幻想曲とフーガBWV.561
演奏/ゲアハルト・ヴァインベルガー
(オルガン……ドイツ、ドレスデン宮廷教会、ゴットフリート・ジルバーマ
ン製オルガン[1750-55年製]使用)
あまりにも有名でありながら近年は偽作説が濃厚になっている「トッカータ
とフーガ」(ニ短調)をはじめ、確実にバッハ作品であることが証明されて
いない作品集。しかしながらそのクオリティが極端に低いわけではなく、
ヴァインベルガーのような名手の手にかかると立派に聞こえてしまうのがお
もしろいところです。

777204-2 \1480
ファッシュ(1688-1758):
オーボエ、ヴァイオリン、ファゴットと通奏低音のための四重奏曲 ニ短調
/オーボエ、ヴァイオリンと通奏低音のための三重奏曲 ホ短調/ファゴット
と通奏低音のためのソナタ ハ長調/リコーダー、オーボエ、ヴァイオリンと
通奏低音のための四重奏曲 変ロ長調/オーボエ、ヴァイオリンと通奏低音の
ための三重奏曲 ト短調/ヴァイオリン、オーボエ、ファゴットと通奏低音の
ための四重奏曲 ヘ長調/リコーダー、ファゴットと通奏低音のためのカノン
ヘ長調
演奏/エポカ・バロッカ 
18世紀のドイツにおいてテレマンらと並ぶ才能を開花させていたファッシュ
ですが、優れた演奏家に恵まれて管楽器作品を残しました。ライプツィヒで
も活躍し、J.S.バッハと比肩されてもいい存在ですが、cpoの注目アンサン
ブルがその魅力を引き出しています。

777243-2 \1480
フランツ・ヨゼフ・ハイドン(1732-1809):<ピアノ三重奏曲全集第7集>
ピアノ三重奏曲第11番/同第14番/同第10番/同第13番/同第6番
演奏/トリオ1790(ピリオド楽器使用) 
すでにcpoの名物シリーズになった、トリオ1790による三重奏曲集。今回は
1750年代末あたりまでに作曲されたであろうとされる5曲が選ばれ、作曲者
10代から20代の若い個性が息づく一枚になっています。

777263-2 \2100
ダヴィドフ(1838-1889):チェロ協奏曲第1番/同第2番 
チャイコフスキー(1840-1893):ロココ風の主題による変奏曲
演奏/ウェン=シン・ヤン(チェロ)、
テリエ・ミケルセン(指揮)ラトヴィア国立交響楽団 
19世紀におけるチェロのヴォルトゥオーゾ・名教師であり、国際コンクール
や名器にも名を残しているダヴィドフの作品は、チェリストにとって貴重な
存在。台湾人の血をひく若手プレイヤーは、佐渡裕指揮スーパー・ワールド
・オーケストラの公演でソリストを務めるなど(チャイコフスキーを演奏)、
日本でも知られています。


<FIRST EDITION>
FECD0034 \2100
パーシケッティ(1915-1987):
セレナード第5番#/交響曲第5番#/交響曲第8番 
全曲世界初録音 #ルイヴィル管弦楽団委嘱作品 
「セレナード第5番」「交響曲第5番」はモノラル録音です。
演奏/ホルヘ(ジョージ)・メスター(指揮……交響曲第8番)、
ロバート・ホイットニー(指揮……その他)ルイヴィル管弦楽団 
吹奏楽ファンにも根強い人気があるパーシケッティは、オーケストラの醍醐
味を教えてくれる親しみやすい作風が特徴であり、この3曲も初演時から人気
のある作品です。弦楽のために書かれた「交響曲第5番」は、12音列を使いな
がらも深刻すぎない音楽であるために高い評価を受けています。


<NAXOS DVD>
2.110522(DVD-Video) \1850
<「音楽の旅」シリーズ − ロワール川流域の城>
ショパン(1810-1849):
ワルツ第4番「華麗なる円舞曲」/ワルツ第1番「華麗なる大円舞曲」/ワル
ツ第2番「華麗なる円舞曲」/ワルツ第3番「華麗なる円舞曲」/ワルツ第16
番(第14番)/ワルツ第5番/ワルツ第7番/ワルツ第8番/ワルツ第9番「告
別」/ワルツ第10番/ワルツ第12番/ワルツ第13番/ワルツ第15番/ワルツ
第17番(第19番)
NTSC方式、画像構成比4:3、音声方式:PCMステレオ/DTS5.1サラウンド、
55分04秒、片面一層ディスク(DVD5) 
音楽と映像の美しさがマッチする人気シリーズの最新作は、沿岸に古城が多
いフランスのロワール川を旅し、ショパンの優雅なワルツが映像の伴奏を務
めます。


<ARTHAUS MUSIK DVD>
101281 \4900
メノッティ(1911- ):
歌劇「助けて、助けて、宇宙人が来た」(独語歌詞)
(スタジオ収録:1969年)
歌・演奏/エディト・マティス、アーリーン・サンダース、
ライムンド・ヴォランスキー、ウィリアム・ワークマン、
クルト・マルシュナー、ウルズラ・ベーゼ、フランツ・グルントヘーバー、
ノエル・マンギン、
マティーアス・クンチュ(指揮)
ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団、
北ドイツ放送少年合唱団、ハンブルク州立歌劇場バレエ、
ジャン・カルロ・メノッティ(演出)
NTSC方式、画像構成比4:3Colour、音声方式:モノラル、71分、英・独・仏・
西・伊語字幕付き、片面一層ディスク(DVD5) 
「電話」「アマールと夜の訪問者」「霊媒」などユニークなオペラで知られ
るメノッティが、1968年にハンブルクで初演した作品。メルヘンのようなス
テージの印象によって楽しさを伝えてくれるこの映像は、初演直後にスタジ
オ撮影されたもの。エディト・マティスの可憐な名唱が聴けるのもうれしい
一枚です。


<OPUS ARTE DVD>
OA0968D(DVD-Video) 2枚組 \4850
オッフェンバック(1819-1880):歌劇「ホフマン物語」(仏語歌詞)
/エクストラ・フィーチャー[マリア・バーヨ、アキレス・マチャードとフ
アン・カルロス・マテリャネス(ABAOのプレジデント)のインタビュー/オ
ペラ概要/キャスト・ギャラリー] 
※日本語解説書付き 
(ライヴ収録:2006年5月12日、15日、ビルバオ、エウスカルドゥナ宮殿)
歌・演奏/アキレス・マチャード、コンスタンティン・ゴルニー、
カタリーネ・ゲルトナー、マリア・バーヨ、
ヴァレンティーナ・クツァロヴァ、ミラグロス・ポブラドール、
クリストフ・フェル、クリスチャン・ジーン、イトクサロ・メントクサカ、
ホセ・ルイス、
アラン・グインガル(指揮)
ビルバオ交響楽団、ビルバオ歌劇場合唱団、
ボリス・ドゥジン(合唱指揮)、ジャンカルロ・デル・モナコ(演出)、他
NTSC方式、画像構成比16:9Anamorphic、音声方式:LPCMステレオ/DTSサラウ
ンド5.0、185分(オペラ166分、エクストラ19分)、英・仏・独・西・伊語
字幕付き、片面二層ディスク(DVD9) 
3つの役を歌う女性歌手3人の黄色い衣装が印象的なステージは、スペインの
ビルバオで上演されたプロダクションであり、庶民的なイメージが強い演劇
風のヴィジュアルで人気を博しました。名歌手マリオ・デル・モナコの息子
であり、今や気鋭の演出家として引っ張りだこのジャンカルロは、登場キャ
ラクターそれぞれの描き分けを見事に行っています。

OA0972BD(DVD-Video) 7枚組 \12200
モンテヴェルディ(1567-1643):
<ピエール・アウディ演出 − モンテヴェルディ集>
歌劇「ポッペアの戴冠」(2枚組……OA0925D)
歌劇「ウリッセの帰還」(2枚組……OA0927D)
歌劇「オルフェオ」(2枚組……OA0929D)
ボーナス・ディスク:歌劇「タンクレディとクロリンダの戦い」
(未発売ディスク) (すべて伊語歌詞)
エクストラ・フィーチャー[各オペラにローランド・ハゼンドンクによる、
ピエール・アウディ、指揮者と出演者のインタビューを含む作品紹介が含ま
れています。] 
(ライヴ収録:[ポッペアの戴冠]1994年7月、[ウリッセの帰還]1998年1
0月、[オルフェオ]1997年7月、オランダ、アムステルダム、音楽劇場 
収録:[タンクレディとクロリンダの戦い] 1993年6月、オランダ、アム
ステルダム・スタジオ
※日本語帯/日本語解説書は同封されておりませんが、添付の特別シールに
ある応募券でお申し込みいただいた方に4タイトル分の日本語帯/日本語解説
書を無料で送付します。
歌・演奏/[ポッペアの戴冠]
シンシア・ヘイモン、ブリジット・バリーズ、マイケル・チャンス、
ハリー・ファン・デル・カンプ、ドミニク・ヴィス、サンドリーヌ・ピオー、
クリストフ・ルセ(指揮)ル・タラン・リリク、
ピエール・アウディ(演出)、他 
[ウリッセの帰還]
ブライアン・アサワ、ヤコ・ヒュイペン、モニカ・バチェッリ、
マクテルド・バウマンス、アンソニー・ロルフ=ジョンソン、
ダイアナ・モンタギュー、
グレン・ウィルソン(指揮)
バロック・アンサンブル、
ピエール・アウディ(演出)、他 
[オルフェオ]
ジョン・マーク・エインズリー、ジュアニータ・ラスカッロ、
ブリギッテ・バレイス、ラッセル・スミス、デーヴィッド・コーディアー、
マイケル・チャンス、
スティーヴン・スタッブス(指揮)
トラジコメディア&コンチェルト・パラティーノ、
ピエール・アウディ(演出)、他 
[タンクレディとクロリンダの戦い]
ローナ・アンダーソン、マールテン・コニングスベルガー、ギ・ド・メイ、
デーヴィッド・ポルセリン(指揮)
アスコ・アンサンブル、ピエール・アウディ(演出)
NTSC方式、画像構成比16:9Anamorphic、音声方式:LPCMステレオ/DTSサラウ
ンド5.1、9時間30分、英・仏・独・西・伊・蘭語字幕付き、片面二層ディス
ク(DVD9)
既発売の名作オペラ3本に加え、このボックス・セットのみのリリースとなる
「タンクレディとクロリンダの戦い」(スタジオ・セットにて収録)を収録。
歌手および演奏陣は古楽界で活躍する一流の音楽家ばかりであり、それだけ
に上演クオリティも最高級。ワーグナー作品ほか多くのオペラを再創造して
きたアウディの演出は、シンプルさの中に強い存在を見出すという象徴的な
表現になっており、現代に通じる世界観を作り上げました。


<EuroArts DVD>
2051238(DVD-Video) \2800
<プラシド・ドミンゴ指揮 - スペインの夕べ - ヴァルトビューネ野外音楽
堂より >
ビベス: サルスエラ「フランシスキータ夫人」 - ファンダンゴ
サラサーテ: ツィゴイネルワイゼン Op.20/カルメン幻想曲 Op.25
シャブリエ: 狂詩曲「スペイン」
J.シュトラウスII世: スペイン行進曲 Op.433
モレノ・トローバ: サルスエラ「マルチェネラ」 - ペテネラ
リムスキー=コルサコフ: スペイン奇想曲 Op.34
セラーノ: サルスエラ「石竹の花」 - ロマンサ
モンカーヨ: ウアパンゴ/ルナ: サルスエラ「ユダヤの子」 - スペインの歌
マスネ: 歌劇「タイス」 - 瞑想曲
リンケ: オペレッタ「ルーナ夫人」 - ベルリンの風
ボーナル・フィルム [プラシド・ドミンゴとサラ・チャンの]インタビュー
/舞台裏] 
(ライヴ収録: 2001年7月1日 ベルリン、ヴァルトビューネ野外音楽堂)
歌・演奏/サラ・チャン(ヴァイオリン)、
アナ・マリア・マルティネス(ソプラノ)、
プラシド・ドミンゴ指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
NTSC方式、画像構成比16:9Anamorphic、音声方式:PCM ステレオ /ドルビー
・デジタル 5.1 / DTS 5.1、1時間59分(コンサート:1時間42分/ボーナス
:17分)、英・仏・独・西・伊語字幕付き、片面二層ディスク(DVD9)
ベルリン市民の夏恒例の風物詩、ベルリン・フィルによるヴァルトビューネ
の野外コンサート2001年の映像です。ドミンゴの秘蔵っ子サラ・チャンのベ
ルリン・フィルとの初共演。プエルト・リコ出身マルティネスがスペインの
情熱を歌い上げます。ドミンゴ自身も心から演奏を楽しみ、会場を盛りあげ
ています。





★話題のTOCCATAレーベル日本上陸!
数多くの独立系CDレーベルが埋もれた作品を世に送り出してきましたが、そ
のパイオニアとも言えるのがイギリスのTOCCATA(トッカータ)レーベル。
まだ手を付けられていない数多くの作品、作曲家をTOCCATAレーベルはこれか
らも発掘して、音楽愛好家の方に紹介していきます。


<TOCCATA> ご予約締切日 1月30日
TOCC0002 \2100
モーツァルト(1756-1791):<チェロ・ソナタ集>
(アレクサンドル・クニャーゼフによる編曲)
チェロ・ソナタK301/同K376/同K379 
※クニャーゼフ編での全曲初録音 
(1997年11月13日モスクワ、チャイコフスキー音楽院、小ホール)
アレクサンドル・クニャーゼフ(チェロ)、
エドワール・オガネシアン(ピアノ)

TOCC0005 \2100
ブライアン(1876-1972):
歌曲集[シェイクスピア、サミュエル・ダニエル、ダン、レジナルド・ヒーバ
ー、フレデリック・G. ボウルズ、C.M. マスターマン、ヘリック、テンプル・
キーブル、ブレイクの詩による歌曲集](英語歌詞付き)/伝説*
※初CDリリース 
(1982年3月14日&4月13日ロンドン、ウィグモア・ホール/1981年12月14-15日
ロンドン、クラクストン・スタジオ)
ブライアン・レイナー・クック(バリトン)、
ロジャー・ヴィニョールズ(ピアノ)、
スティーヴン・レヴィン(ヴァイオリン)*、
ピーター・ロウソン(ピアノ)*

TOCC0006 \2100
ベルトゥフ(1668-1743):<トリオ・ソナタ集>
トリオ・ソナタ第8番/同第11番/同第12番/同第14番/同第15番/同第17番/
同第21番/ヤーコプ・メストマッヒャーの音楽帖-第106番「行進曲」/
同-第248番「アリア」(ベルゲン・バロック編曲)/同-第75番「パスピエ」/
同-第 13番「メヌエット」/同-第53番「ガヴォット」/同-第166番「アレグロ
とトリオ」 
※全曲初録音 
(2001年9月、2003年6月ノルウェー、ベルゲン、ノルウェー放送)
ベルゲン・バロック(古楽器使用)

TOCC0010 \2100
ヘルツォーゲンベルク(1843-1900):<ピアノ音楽>
2台のピアノのための主題と変奏*/アロートリア(ピアノ連弾のための)*/
ピアノ連弾のためのブラームスの主題による変奏曲/ピアノ連弾のためのワル
ツ/ピアノ独奏のための「ドン・ジョヴァンニ」からのメヌエットによる変奏
曲*/ピアノ独奏のためのカプリッチョ*   
*初録音(2004年2月イギリス、北リンカンシャー州、アルクバラ、セント・
ジョン・ザ・バプティスト教会)
ゴールドストーン&クレモウ・ピアノデュオ、アンソニー・ゴールドストーン
(ピアノ独奏)

TOCC0015 \2100
テイラー(b. 1964) :弦楽四重奏曲第3番/ピアノ三重奏曲/葛藤と安らぎ 
※全曲初録音 ※作曲者臨席録音 (1996-1997 イギリス )
シドロフ・カルテット、ロウベリー・ピアノ・トリオ、
マーティン・ブラビンズ(指揮)
BBC交響楽団のメンバー

TOCC0019 \2100
ファルカシュ(1905-2000):<木管五重奏曲全集>
木管五重奏のためのセレナーデ/クアットロ・ペッツィ(コントラバスと木管
五重奏のための)/「フルーツ・バスケット」(シャーンドル・ヴェレシュの
詩によるソプラノと木管五重奏のための連作歌曲集)(ハンガリー語歌詞/英
・独・仏語対訳付き)*/17世紀ハンガリーの古い舞曲(木管五重奏版)/ロン
ド・カプリッチョ(ヴァイオリンと木管五重奏のための)*/ラヴォッティアー
ナ(木管五重奏のための) *初録音 
(1999年6月17-18日/2000年1月17-18日スイス、アーレスハイム、改革派教会)
ディーター・ランゲ(コントラバス)、
ウルリケ・シュナイダー(メゾ・ソプラノ)、
ダニエル・ドッズ(ヴァイオリン) 
フォイブス・クインテット

TOCC0027 \2100
カプスベルガー(1580-1651):<アリア集第2巻>
(伊語歌詞/英・独・仏語対訳付き) 
※一部を除き初録音(2004年6月3-7日カナダ、アルバータ州、カルガリー、
マウント・ロイヤル・カレッジ、ワイアット・リサイタル・ホール)
イル・フリオーソ、ヴィクトル・コエーリョ音楽監督

TOCC0029 \2100
レイミー(b.1939):<ピアノ作品1961-2003>
カラー・エチュード/メモリアル(アレクサンドル・チェレプニンの思い出に)
/クロマティック・ワルツ/ピアノ・ソナタ第1番/同第2番(1966、2003改訂)
/同第5番(左手のための)/ピアノ幻想曲/4つのタンジールのポートレート
/トッカータ第2番 ※「ピアノ幻想曲」の他は全て初録音(作曲者臨席録音
:2003年3月17-19日 ニューヨーク、パフォーミング・アーツ・センターのリ
サイタル・ホール )
スティーヴン・ゴスリング(ピアノ)

TOCC0030 \2100
アルカン(1813-1888):<オルガン作品集第1集>
11の大前奏曲とヘンデルのメサイアのトランスクリプション/ペダルだけのた
めの12の練習曲第 1番-第6番/ベネディクトゥス
※全曲初録音
(2005年5月15-16日イギリス、ブラックバーン大聖堂)
ケヴィン・ボウヤー(オルガン)

TOCC0033 \2100
トーヴィー(1875-1940):
交響曲ニ調/歌劇「ディオニュソスの花嫁」-前奏曲* 
*初録音(2005年5月23-27日 スウェーデン、マルメ、スウェーデン・ラジオ、
スタジオ7 )
ジョージ・ヴァス(指揮)
マルメ歌劇場管弦楽団

TOCC0036 \2100
コセンコ(1896-1938):<ピアノ音楽第1集>
古い舞曲様式の11のエチュード 
※旧西側諸国での初録音(2005年12月21日 米国、アリゾナ州立大学、音楽学
部、カツィン・コンサート・ホール)
ナターリャ・シュコダ(ピアノ)

TOCC0037 \2100
テレマン (1681-1767):<音楽による礼拝(72曲のソロ・カンタータ)第1集>
(6つのカンタータ)(独語歌詞/英・仏語対訳付き)※一部の曲は初録音
ベルゲン・バロック(古楽器使用) 
(2005年10月11-13日ノルウェー、オスロー、ソフィエンベルグ教会)

TOCC0042 \2100
タネーエフ (18561915):
ピアノ協奏曲(パヴェル・ラム管楽編曲)/4つの即興曲(アレンスキー、グラ
ズノフ、ラフマニノフとの共作)/作曲家の誕生日(ナレーター、ピアノと4手
のための) ※一部を除き初録音
ジョゼフ・バノウェツ(ピアノ)、
トーマス・ザンデルリング(指揮)
モスクワ・ロシア・フィルハーモニック、
アダム・ウォドニツキ(ピアノ)、
ウラディーミル・アシュケナージ(ナレーター)



<LPOレーベル>
LPO - 0016-0020
エルガー - 管弦楽曲集 5枚組 \8100
CD1:
交響曲第1番変イ長調Op.55
(ショルティ指揮/録音:1972年2月21-25日ロンドン、キングスウェイ・ホール)
創作主題による変奏曲「エニグマ」Op.36
(マッケラス指揮/録音:1985年3月13日 ロンドン、アビー・ロード第1スタ
ジオ)
CD 2:
チェロ協奏曲ホ短調 Op.85
(トルトゥリエ(vc)/ ボールト指揮/ 録音:1972年10月29-30日ロンドン、ア
ビー・ロード第1スタジオ)
2つの小品 Op.15-第1番 夕べの歌/ -第2番 朝の歌
( ボールト指揮/ 録音:1967年4月 17-18日ロンドン、アビー・ロード第1スタ
ジオ )
悲歌Op.58
( エルガー指揮/ 録音:1933年8月29日ロンドン、キングスウェイ・ホール)
序曲「コケイン(首都ロンドンにて)」Op.40
(ピアソン(org)/ ショルティ指揮/ 録音:1976年2月27日ロンドン、キング
スウェイ・ホール )
演奏会用序曲「フロワサール」 Op.19)/ 3つの性格的小品 Op.10 - 第3番コン
トラスト(ガヴォット、1700-1900年)
( エルガー指揮/ 録音:1933年2月 21日ロンドン、アビー・ロード第1スタジ
オ)
CD 3:
帝国行進曲Op.32
(マッケラス指揮/ 録音:1975年8月 11 & 14日 ロンドン、ヘンリー・ウッド
・ホール)
序曲「南国にて」Op.50
(ショルティ指揮/ 録音: 1979年12月 4-6日ロンドン、キングスウェイ・ホ
ール)
セレナード ホ短調 Op. 20
( エルガー指揮/ 録音:1933年8月 29日ロンドン、キングスウェイ・ホール )
戴冠式行進曲Op.65
( ロナルド指揮/ 録音:1935年3月7日ロンドン、キングスウェイ・ホール)
序奏とアレグロOp.47
(フレンド(vn)/ ウィリソン (vn)/ チェンバース (va)/キャメロン(vc)/ ボ
ールト指揮/ 録音:1972年12月10日ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ )
バレエ音楽「真紅の扇」Op.81
(ボールト指揮/ 録音:1973年5月14-15、6月 4日、8月11日ロンドン、アビー
・ロード第1スタジオ )
CD 4:
ヴァイオリン協奏曲ロ短調Op.61
(カンポーリ(vn)/ ボールト指揮/ 録音:1954年10月28-29日ロンドン、キン
グスウェイ・ホール)
交響的習作「ファルスタッフ」ハ短調Op.68
( ボールト指揮/ 録音:1956年8月 20日ロンドン、ウォルサムストー・アッ
センブリー・ホール)
CD 5:
交響曲第2番変ホ長調Op.63
(ベル(org)/ ハンドリー指揮/ 録音:1980年4月 2-3日ウォトフォード・タウ
ン・ホール )
海の絵 Op.37
(ベイカー (A)/ ハンドリー指揮/ ライヴ録音:1984年2月23日 ロンドン、ロ
イヤル・フェスティヴァル・ホール) ]
演奏/アルフレード・カンポーリ(vn)/ デイム・ジャネット・ベイカー (A)/
デイヴィッド・ベル(org)/ ポール・トルトゥリエ(vc)/ レスリー・ピアソン
(org)/ ロドニー・フレンド(vn)/ ジョン・ウィリソン (vn)/ ジョン・チェ
ンバース (va)/ アレクサンダー・キャメロン(vc)/サー・エドワード・エル
ガー指揮/サー・エードリアン・ボールト指揮/サー・ゲオルグ・ショルティ
指揮/サー・チャールズ・マッケラス指揮/ヴァーノン・ハンドリー指揮/サー
・ランドン・ロナルド指揮/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
※日本語解説及び日本語帯は付いておりません。
有名なEMIのアビー・ロード・スタジオで初録音の栄誉を担ったエルガーでし
たが、それ以降、常にエルガー作品がさまざまな音楽家によって録音され続け
てきたイギリスのレコード史は、エルガー演奏の歴史でもあります。イギリス
のオーケストラの中でもドイツ的なサウンドを持つロンドン・フィルハーモニ
ー管弦楽団は、やはりドイツの聴衆に愛されたエルガーの音楽を演奏するのに
適任。その歴史において、名指揮者たちが残した多くの録音からピックアップ
したのが、作曲者生誕150年を記念するこの5枚組ボックスです。神々しいまで
のボールト、新しいエルガー像を確立したショルティ、独特の構成を整理して
聴かせるマッケラス、ボールトの伝統を受け継ぐハンドリー、エルガーと同時
代を生きたロナルド、そして他ならぬエルガー自身。ベイカーやトゥルトリエ、
カンポーリ、そしてロンドン・フィルの首席奏者たちといったソリスト陣も、
共感深い演奏を聴かせてくれます。EMIやデッカの名録音を中心に、ライヴ録
音も含めてまとめたこのボックスは、エルガーの音楽をたっぷりと味わうのと
同時に、ロンドン・フィルを通して垣間見る20世紀イギリスの音楽史だとも言
えるでしょう。また、有名な行進曲「威風堂々」だけでなく、こんなにも名曲
があるのだということを知っていただける選曲になっています。



<ウィグモア・ホール・ライヴ>
WHLive0013 \1850
ロレイン・ハント・リーバーソン
[マーラー:リュッケルトの詩による5つの歌<私の歌をのぞき見しないで/美
しさをあなたが愛するなら/私は快い香りを吸い込んだ/私はこの世に忘れられ
/真夜中に>/ヘンデル:歌劇「アリオダンテ」〜私はまだ生きているのか...
不実な女よ、戯れるがよい/オラトリオ「テオドーラ」-バラ色の歩みと共に
/P.リーバーソン: O ihr Zartlichen/ Stiller Freund/ ロレイン・ハント・
リーバーソンによる曲目紹介/ 歌劇「アショーカ王の夢」-アリア /伝承曲:
黒人霊歌- 深い河/ブラームス:ダウマーによるリートと歌-動かぬなまぬるい
空気Op. 57 No. 8] 
(ライヴ録音:ウィグモア・ホール、1998年11月30日 /BBCによる録音)
歌・演奏/ロレイン・ハント・リーバーソン(M-S)
ロジャー・ヴィニョールズ(p)
リーバーソンが得意とするマーラー、ヘンデルの歌曲が詰め込まれた充実の
プログラム。そして、作曲家の夫による彼女の声を生かしたオペラ曲。リーバ
ーソンの気高い歌声に触れる1枚です。

WHLive0014 \1850
シューラ・チェルカスキー
[ ラモー:ガヴォットと変奏曲 イ短調/ ハイドン:ピアノ・ソナタ第34番
(旧53番)ホ短調/ ヒンデミット:ピアノ・ソナタ第3番変ロ調/ ショパン:
バラード第3番変イ長調Op.47/ 夜想曲 第14番嬰ヘ短調Op.48-2 / マズルカ
第38番嬰ヘ短調Op.59-3/ マズルカ第42番ト長調Op.67-1/マズルカ第43番
ト短調Op.67-2 / バークリー: 6つの前奏曲 Op. 23 第5番 / 同第6番/
ポルカOp. 5 / リスト:ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調/ チャイコフス
キー:10月「秋の歌」 (四季 - 12の性格的描写 より)]
(ライヴ録音:ウィグモア・ホール、1993年10月29日 /BBCによる録音)
演奏/シューラ・チェルカスキー(p)
予測不可能、スリリングな、独特の、並はずれた、二つとない、みなに一目置
かれたチェルカスキーの演奏。チェルカスキー特有の雰囲気をまたこのライヴ
録音で十分に味わってください。

<TESTAMENT>
SBT1405 \1850
ベートーヴェン:
1. 交響曲 第1番 ハ長調 作品21
2. 交響曲 第8番 ト長調 作品93
3. 大フーガ 変ロ長調 作品133
フィルハーモニア管弦楽団 
指揮:オットー・クレンペラー
録音:1963年,1966年 ライヴ:ロイヤル・フェスティバル・ホール

SBT1406 \1850
ベートーヴェン:
1. 交響曲 第2番 ニ長調 作品36
2. 交響曲 第7番 イ長調 作品92
フィルハーモニア管弦楽団 
指揮:オットー・クレンペラー
録音:1957年 ライヴ:ロイヤル・フェスティバル・ホール

SBT1407 \1850
ベートーヴェン:
1. 交響曲 第4番 変ロ長調 作品60
2. 交響曲 第5番 ハ短調 作品57《運命》
3. 《エグモント》作品84-序曲
フィルハーモニア管弦楽団 
指揮:オットー・クレンペラー
録音:1957年 ライヴ:ロイヤル・フェスティバル・ホール

SBT1408 \1850
ベートーヴェン:
ミサ・ソレムニス 作品123
フィルハーモニア管弦楽団 
指揮:オットー・クレンペラー
録音:1963年 ライヴ:ロイヤル・フェスティバル・ホール
ヒストリカル音源の発売で定評のあるテスタメント・レーベルからの新譜。
05’7月に発売したウィーン・フィルとのライヴ録音が好評だった、20世紀最
高の巨匠指揮者のひとり、クレンペラー。今回は手兵フィルハーモニア管弦
楽団との未発表ライヴ音源です。ベートーヴェンはクレンペラーにとって、
最も重要なレパートリーで、EMIに同じフィルハーモニア管弦楽団を指揮し
ての交響曲全集録音をありますが、もちろん、これはそれとは別テイクの放
送音源です。

SBT21404 2枚組 \2800
トスカニーニ:NBC Symphony Recordings
[CD-1]
マイアベーア:歌劇《ディノーラ》序曲
ゴルトマルク:交響曲第1番《田舎の結婚》抜粋
ビゼー:組曲《美しいパースの娘》
マスネ:組曲第7番《アルザスの風景》
[CD-2]
モーツァルト:協奏交響曲変ホ長調 K.363(320d)
カリンニコフ:交響曲第1番ト短調
コープランド:
エル・サロン・メヒコ
スーザ:
忠誠
エル・カピタン
ジョン・スタッフォード・スミス/トスカニーニ編:
星条旗(アメリカ国歌)
NBC交響楽団 
指揮:アルトゥーロ・トスカニーニ
録音:1938-1944年
フルトヴェングラーと並ぶ20世紀最高の指揮者アルトゥーロ・トスカニーニが
亡くなったのが1957年1月16日。つまり2007年のこの日が没後50年ということ
になります。その没後50年を記念して発売されるのがこのアルバム。手兵NBC
交響楽団を振ってのこの2枚組は、トスカニーニとしては珍しい曲目もあり、
“カンタービレの指揮者”といわれた彼の特質が表れた演奏を聴くことがで
きます。




<MD+G>
64514032 \2080
プレイヤー・ピアノ Vol.3
ナンカロウ:
自動演奏ピアノのための習作 第2巻(第13-32番)
ベーゼンドルファー・アンピコ・プレイヤー・ピアノ
Vol.2では1900年代のピアニスト達によるショパンを聴かせてくれたベーゼン
ドルファー・プレイヤー・ピアノ・システム。今回はVol.1に引き続き、ナン
カロウの「自動演奏ピアノのための習作」第2巻の登場です。人間が演奏不可
能な超絶技巧を、自動演奏ピアノで実現させたこの作品。ピアノという楽器の
あらたな可能性を見出した点においても、価値ある作品といえるでしょう。
今回もプレイヤー・ピアノのスペシャリスト、ユルゲン・ホッカーがベーゼン
ドルファー・アンピコ・プレイヤー・ピアノをチューニングしています。

30414392 \2080
マルティヌー:
バレエ「調理場のレヴュー」
「4つのマドリガル」
「ピアノと管楽のための六重奏曲」
「九重奏曲」
アンサンブル・ヴィラ・ムジカ
「調理場のレヴュー」は、クラリネット、トランペット、ヴァイオリン、チェ
ロ、ファゴット、ピアノのための六重奏曲で、当時流行のジャズの影響を受け
た室内楽作品。ジャズ・バレエとも呼ばれているようにジャズバンドを意識し
て作曲されている。モダニズムによるメカニカルな表現が非常に楽しく、最近
では日本でも演奏されるようになってきている。タンゴやチャールストンと
いった楽章を持つのも独特。九重奏は、マルティヌーの死数ヶ月前にザルツ
ブルク音楽祭で初演された作品。憂鬱な瞬間とユーモラスな表情がめまぐる
しく入れ替わる独特な作風で、このアンサンブルヴィラ・ムジカの演奏は、
ユーモアと活気に溢れた演奏と、高く評価されている。

60314362 \2080
レックス・ヴァン・デルデン:
弦楽四重奏曲全集
ウルレヒト弦楽四重奏団
オランダでは高く評価されているけれども、まだ国際的にはあまり知られてい
な作曲家レックス・ヴァン・デルデンの弦楽四重奏曲全集のリリース。(以前、
MD-Gからは彼の室内楽作品集もリリースされている)
ユダヤの血をひくヴァン・デルデンは幼い頃から音楽の才能を示したが、アム
ステルダム大学では神経外科を専攻。しかし3ヵ月後戦争により彼のキャリア
は中断され、戦争後はジャーナリズムの世界で活躍するも、音楽への情熱は絶
ちがたく、音楽エディターとしても頭角を現す。
この4つの作品が作曲されたきっかけは妻の不治の病であったり、彼の7番目の
交響曲が絶賛された時であったりと全てが彼の人生において重要な転機の際に
書かれたものである。
ユトレヒト弦楽四重奏団はハイドンからアバンギャルドまで幅広いレパートリ
ーを誇るオランダの団体で、グラズノフとグレチャニノフの弦楽四重奏曲全集
のレコーディングで知られる。

31414382 7枚組 \14560
ディートリヒ・ブクステフーデ(1637-1707)
オルガン作品全集
ハラルド・フォーゲル(Org)
今年没後300周年を迎えるブクステフーデ。北ドイツにおけるオルガン音楽の
隆盛を築き、ヘンデルやJ.Sバッハにも多大な影響を与えた作曲家です。この
フォーゲルによる7枚組のアルバムは、数あるブクステフーデのオルガン作品
全集の中でも最高水準の演奏です。
「ブクステフーデの作品は、この演奏によって一層権威的なものとなるに違い
ない」・・・ディアパソン誌
「最も偉大なオルガン音楽の作曲家の究極の録音となるに違いない」・・・
ファンファーレ誌
「フォーゲルがどのような音を使うか、そしてどのように正確な演奏をする
か、そして色彩感だけでなく、どのように音場を伝えるかを聴きなさい」
・・・ムジカル・アメリカ
などなど世界各誌も大絶賛!この機会に素晴らしいオルガン曲の世界へ足を
踏み入れませんか?

33712062 \2080
93712066(SACD-Hybrid) \2950
ショスタコーヴィチ:
交響曲 第2番 ロ長調 「10月革命に捧ぐ」
交響曲 第12番 ニ短調 「1917年」
ブルノ・チェコ・フィルハーモニー合唱団
ボン・ベートーヴェン管弦楽団 指揮:ローマン・コフマン
ヨーロッパでも高い評価を得ているコフマンのショスタコーヴィチ!
全曲録音に向けて着々と進んでいるコフマンのショスタコーヴィチ交響曲集。
第6弾となる今回は第2番&第12番というカップリングです。この2作品、どち
らも1917年の10月革命を題材にして書かれたもので、第2番は革命10周年記念
でショスタコーヴィチに委嘱されたもの、そして第12番はレーニン追悼作品と
して書かれたものです。34年の時を隔てたこの2曲をカップリングするあたり、
コフマンのショスタコーヴィチに対する思い入れが感じられます。すっかり
おなじみになった緻密なスコア・リーディング、そして録音を重ねるごとに
演奏レベルが高くなっていくベートーヴェン管の力演にも注目したいところ。
合唱にはチェコ・フィル合唱団を起用しています。今回も通常盤、SACDハイ
ブリッド盤同時リリースです。

30708512 \2080
ベートーヴェン:
弦楽四重奏曲第13番変ロ長調 Op.130
大フーガ Op.133
ライプツィヒ弦楽四重奏団
現在ドイツで最も人気の高いライプツィヒ弦楽四重奏団による、ベートーヴェ
ン弦楽四重奏曲全曲ツィクルス遂に完結!
ベートーヴェンの作品130は6楽章からなる自由な形式の作品で、最初「大フー
ガ Op133」が終曲に置かれていましたが、友人カール・ヘルツと出版社の助
言により、現在の楽章に差し替えられて出版されたことは良く知られています。
この変更は当時の聴衆の耳と出版社を喜ばせはしましたが、ベートーヴェンの
意思とは違うものになってしまいました。
現在ではこのアルバムのように、両方のフィナーレを並べて演奏することもし
ばしばあります。
1988年に設立されたライプツィヒ弦楽四重奏団は、グラモフォン誌において
「ドイツの最も優秀な弦楽四重奏団」と評価され、以来40カ国以上の国々の聴
衆の心を釘付けにしています。
ドイツの新聞、フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング誌上でも、
「イントネーションの絶対の完璧さ」「細心の愛を込めた精密な演奏」と絶賛。
このベートーヴェンも重要なレパートリーとして記録されることでしょう。

90614376(SACD-Hybrid) \2950
セザール・フランク(1822-1890):
前奏曲、アリアと終曲
前奏曲、コラールとフーガ
ジャン・ラングレ(1907-1991):
ハルモニウムのための24の小品から
ウルフェルト・シュミット(Org)メミンゲン聖マルタン教会
ウルフェルト・シュミットはバッハ、ブラームス、メンデルスゾーンなどの録
音でドイツ・レコード批評家賞及びエコー賞を授与された名オルガニストです。
彼のMDGの最初の録音は、フランクの「2つの前奏曲」とラングレの「ハルモニ
ウムのための小品集」よりという興味深い選曲です。
フランクは自らも素晴らしいオルガニストとして、そして多数のオルガン曲の
作曲家として知られています。晩年はピアノ曲を好んで作曲しましたが、シュ
ミットの演奏を聴くと「やはり彼の本領はオルガンにあるのでは・・・」と感
じるはずです。そして、ジャン・ラングレはフランクのほぼ100年後にブルタ
ーニュに生まれた作曲家。2歳で視力を失うも、国立パリ盲学校で音楽教育、
和声法、ヴァイオリンとオルガンを学びます(彼の師はフランクの弟子である
アルベール・マオーとレミー・クラヴェール)。
この「ハルモニウムのための24の小品」はグレゴリオ聖歌や民謡などの影響も
感じられる極めて合理的に書かれたコンパクトな作品です。
1998年、スイスのゴル社製のオルガンの美しい響きを最大限に生かした優秀録
音も聴きどころです。

90114416(SACD-Hybrid) \2950
ハイドン:
歌劇「無人島」序曲 Hob.XXVIII-9
交響曲 第88番ト長調「V字」
交響曲 第101番ニ長調「時計」
オーストリア・ハンガリー・ハイドン管弦楽団 
指揮:アダム・フィッシャー
1987年にアダム・フィッシャーが、ハイドンの作品を演奏することを目的とし
て設立したオーストリア・ハンガリー・ハイドン管弦楽団。ハイドンが30年住
んだ、アイゼンシュタットのエステルハージ宮殿内のハイドンザールを本拠地
としメンバーはウイーン・フィル、ウイーン交響楽団、ハンガリー国立交響楽
団などで構成されていて、毎年開催されるハイドンターゲの主役も務めていま
す。ここでの演奏はモダン楽器による演奏ですが、この楽団のモットーとして
いるのは、当時のオーストリア・ハンガリー演奏の伝統を伝えること。この心
意気は他の演奏団体ではなかなかできないことでしょう。
このコンビによるハイドンは以前ニンバスで全曲録音されていましたが、この
録音はDSDによる最新録音。この再録音シリーズのVol.1(交響曲92+94)は2006
年度ECHOKLASSIKでSACD録音優秀賞を受賞しています。

61906582 \2080
1.ラヴェル:クープランの墓
2.クープラン(ラヴェル編):フォルラーヌ
3.ドビュッシー:子供の領分
4.ドビュッシー:6つの古代墓碑銘
カレファクス・リード五重奏団
オーボエ、クラリネット、サクソフォン、バス・クラリネット、ファゴットで
編成されているカレファクス・リード五重奏団。いわゆるリード楽器のみで構
成されているアンサンブルですが、中低音が充実しているだけにとても個性的
なサウンドが印象的です。ラモー作品集やバッハの「フーガの技法」に続くア
ルバムはラヴェル&ドビュッシー作品集。通常の木管五重奏でもレパートリー
として定着している作品ばかりですが、彼らの手にかかるとどんなサウンドが
聞こえてくるのか楽しみです。ちなみにサクソフォンは、パガニーニの「カプ
リース」でブレイクした名手ラフ・ヘケマが吹いています。

34014402 \2080
94014406(SACD-Hybrid) \2950
フランツ・シューベルト(1797-1828):
ピアノ・ソナタ第20番イ長調 D.959
6つのドイツ舞曲 D820 
4つのレントラー D 814
ドイツ舞曲 D841,1 ワルツ D844
クリスティアン・ツァハリアス(P)
「このソナタはぜひ録音しなくては!」
ツァハリアスのコンサートを聴いていたMDGのスタッフはまるで魔法にかかっ
たようにそう思いつきました。そして、多忙なツァハリアスのコンサート・
ツアーの合間にたまたまレコーディングをする時間があったことも幸運でし
た。結果、この素晴らしいSACDが出来上がったことによりツァハリアスは
MIDEMインターナショナル・クラシック・アワードにて2007年度のアーティス
ト・オブ・ザ・イヤーに選ばれたのです。
シューベルトの「最後の3つのソナタ」と言われる19番、20番、21番では、
シューベルトはその持てる調性にもさまざまな役割を与えているといわれて
います。この第20番イ長調は「若々しい歓喜」を想起させるもので、ツァハ
リアスの演奏は弱音を効果的に用い、孤高の世界を表現することに成功しま
した。シューベルトが残した500曲にも及ぶドイツ舞曲は、ほとんどが彼の気
の置けない友人たちとの集まり“シューベルティアーデ”の時に2-3曲披露さ
れたもの。ツァハリアスの軽妙な演奏が見事です。


<BAYER RECORDS>
BR100282 4枚組 \8320
アロイス・ハーバ(1893-1973):
弦楽四重奏全集
弦楽四重奏と朗読のための日記帳 Op101
シュターミッツ弦楽四重奏団
ボフシュラフ・マトウシェク(第1ヴァイオリン)、
ヨゼフ・ケクラ(第2ヴァイオリン)、ヤン・ペルシュカ(ヴィオラ)、
ヴラディーミル・レクシネル(チェロ)
1920年、若きアロイス・ハーバは当時革新的であった四分音を用いた弦楽四重
奏曲第2番に着手した。それまでの彼は前衛的な音楽とは無関係であったが、
以降の彼は微分音の研究に着手し理論書の執筆、微分音楽器の製作など幅広い
活動を行ったのである。
5歳の時、絶対音感を持つことがわかり6歳でヴァイオリンを学び始めたハー
バ。1914年から15年にプラハ音楽院でヴィーチェスラフ・ノヴァークに師事
し、自らの音楽を研究していくのである。戦争による中断がありこそすれ、
彼は独自の音楽を切り開いて行ったのだ。1916年にはフランツ・シュレーカ
ーのマスタークラスで学び、教会旋法や伝統的な響きを追求する上で辿り着
いた彼の微分音は、同時代の作曲家たちが理論として考え出した微分音とは
少々異なり、どちらかというと「聴きやすい」もの。聴きなれてしまえば病
み付きになるだろう。

BR100349 \2080
リヒャルト・ワーグナー歌曲全集
墓とバラ(WWV 56) ヴィクトル・ユゴー詩
眠れ、わが子(WWV 53)  ヴィクトル・ユゴー詩
恍惚 (WWV 54)  ヴィクトル・ユゴー詩
君を待つ (WWV 55)  ヴィクトル・ユゴー詩
かわいい人 (WWV 57) P.de.ロンサール詩
全ては束の間の幻(WWV 58) J.ルブール詩
2人のてき弾兵 (WWV 60) ハイネ=F.Aレーヴ・ヴェイマール詩
メアリー・スチュアートの別れ (WWV 61)P.J.deベランジェ詩
ゲーテのファウストのための7つの曲
兵士の歌
菩提樹の下の農夫たち
ブランダーの歌
メフィストフェレスの歌第1(蚤の歌)
メフィストフェレスの歌第2(セレナーデ)
糸を紡ぐグレートヒェン
グレートヒェンのメロドラマ
"親愛王フリードリヒ・アウグストへの忠誠(WWV 71) ワーグナー詩
樅の木(WWV 50) G。ショイアーリン詩
ヴェーゼンドンク歌曲集( WWV 91 a)
天使
止まれ
温室にて
悩み

グンドゥラ・シュナイダー(Ms)
ヨッヘン・クプファー(Br)
フェリチタス・ストラック(P)
ヴュルテンベルク室内合唱団 ディーター・クルツ(指揮)
シュザンヌ・コルネリウス(S)
ベルンハルト・ゲルトナー(T)
エリザベス・フェルヘーヴェン(暗誦)
ワーグナーと言えばオペラですが、彼は少数ながら歌曲も書いています。とり
わけ有名なのは“ヴェーゼンドンク歌曲集”で、当時の恋人であったマティル
デ・ヴェーゼンドンクの詩に曲付けされた濃厚な歌曲です。“トリスタン”と
同時期の作品だけに(共通の楽想も使われている)むせるようなロマンチシズ
ムに満ちた音楽です。
若きワーグナーがパリで身を立てようとした時期に書かれたユゴーなどフラン
ス語の歌詞のついた曲も興味深いところです。歌曲全集とは言え、ルイス・ク
ラフトのためのおどけ歌WWV.105は含まれていませんが、“親愛王フリードリ
ヒ・アウグストへの忠誠(WWV 71)”が収録されているのが異色です。

BR100350 \2080
マックス・レーガー(1873-1916)
歌曲選集
6つの歌Op.4(1891)
6つの歌集Op.35より第1番&第2番(1899)
素朴な歌Op.76より10の歌(1903-1912)
バリトンとピアノのための2つの宗教的な歌 Op105(1907)
ピアノ伴奏を伴う12の宗教的な歌 Op.137(1914)
Der Maien ist gestorben? (Gerheusser) without Op. (1906)
トーマス・プファイファー(Br)
カール・ミヒャエル・コンマ(P)
マックス・レーガーはその短い生涯の間にオーケストラ作品、室内楽、オルガ
ン曲、そして300曲以上の歌曲などたくさんの作品を残しました。17歳のとき
フーゴー・リーマンに師事し、2つのヴァイオリン・ソナタや室内楽と最初の
6つの歌を作曲、その後徴兵され従軍。戻ってからは創作活動に専念したので
す。彼の歌曲は素朴な歌詞を持つものが多いのですが、その音楽は半音階的
で、詩に柔軟に適応し、ユーモラスさとメランコリーさを自由に行き来する
という、規模の小さな曲でも聞き応えのあるものばかりです。最初の6つの歌
曲からレーガーの特徴はとても顕著で“4月に”のピアノ伴奏部の踊るような
リズムや「墓の花輪」での極めて渋い音楽など、詩とメロディとリズムが見事
に溶け合っています。

BR100355 \2080
ヨーゼフ・ハイドン(1732−1809):
弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲「ひばり」Hob.III:63
弦楽四重奏曲「騎手」Hob.III:74
弦楽四重奏曲「皇帝」Hob.III:77
シュターミッツ弦楽四重奏団
ボフシュラフ・マトウシェク(第1ヴァイオリン)
ヨゼフ・ケクラ(第2ヴァイオリン)、ヤン・ペルシュカ(ヴィオラ)
ヴラディーミル・レクシネル(チェロ)
ハイドンの良く知られた弦楽四重奏曲を3曲。
シュターミッツ弦楽四重奏団はチェコの団体。メンバーのヴァイオリン奏者と
同郷であるボヘミアの作曲家ヨハン・ヴェンツェル・シュターミッツ
(1717-57)に由来しています。1986年ザルツブルクで行われた国際室内楽コ
ンクールで第1入賞。以来チェコの作曲家の作品を中心レパートリーとし、幅
広く活躍しています。

BR100356 \2080
イタリアのオペラ座の夜
木管とピアノによる編曲版ロッシーニ、ベッリーニのオペラ・アリア集
(フェルディナンド・カルッリ、イワン・ミューラー、ルイジ・バッシ編曲)
ポンキエッリの2つのオリジナル作品
ルイジ・マジストレッリ(Cl)
ソロイスツ・オブ・アカデミア・デル・ラリオ
シルヴィア・トゥヤ(Fl)
マリノ・ベネッティ(Ob)
カルロ・デラクア(Cl)
Vsevolod Dvorkin & 北条すみこ(P)
“イタリアのオペラ座の夜”は、オペラ・アリアを管楽合奏に編曲したものを
集めています。劇場に行かなくても、オペラを聴いた気分になれるのはもちろ
んのこと、全く新しい楽しみとして人々に定着していたのです。
ミューラーの手によるクラリネットとピアノのための「セビリャの理髪師」か
らの2つのアリアや、カルッリによるフルート、オーボエ、クラリネット、バ
ス・クラリネットのための「オリイ伯爵」の三重唱、もうひとりのルイジ・バ
ッシ(カルッリに学び、スカラ座のオーケストラの第1クラリネット奏者を務
めた名手)の編曲はベッリーニの「夢遊病の女」による2つのクラリネットと
ピアノのための協奏的二重奏で、こちらもクラリネットの超絶技巧を極限まで
生かしたもので、ベッリーニの美しいアリアの新しい魅力を引き出しています。

BR100360 \2080
「深き陶酔」コントラバス作品集 
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
クラウス・キューンル
ロベルト・フックス
マックス・ブルッフ
カトリン・トリクァルト(Cb)
学生時代一緒に学んだ、現ベルリン・フィルの首席コントラバス奏者ナビル・
シェハタによると、「カトゥリン・トリクァルトは学生時代からとても印象的
でした。音楽的で知的で他の誰よりもコントラバスが大好きで、オリジナルの
作品でも、他の楽器からの編曲作品でもオリジナリティ溢れる演奏をしたので
す。彼女の独特なキャラクターは多くの奏者の中でもとりわけ際立つもので
す。」
このアルバムは、ベートーヴェンのホルン・ソナタOp.17といくつかの作品、
クラウス・キューンルの‘Pitch-Black Sea, all around...”フックスの「コ
ントラバスのためのソナタ」、ブルッフの「コル・ニドライ」を収録。全ての
愛好家と奏者にとっての素晴らしい贈り物になるに違いありません。

BR100362 \2080
「バッハ、そして・・・」
J.S. バッハ (1685-1750) & アダム・ファルケンハーゲン(1697-1761):作品集
バッハ:
オーボエとハープシコードのためのソナタ ト短調(BWV 1030b)
オーボエ独奏のためのパルティータ(BWV 1013)
ファルケンハーゲン:
オーボエ、チェロ、リュートのためのコンチェルト第5番ト短調
第6番 変ホ長調
ラヨシュ・レンチェス(Ob)
レオ・レンチェス(チェロ)イェルク・ハルベック(ハープシコード)
ヨハネス・フォークト(リュート)
バッハと同時代の作曲家、アダム・ファルケンハーゲンの作品を並べ、当時の
ライプツィヒの音楽事情を探るというアルバムです。ファルケンハーゲンは
ヴァイスにも師事したことのあるリュート奏者、作曲家。リュート好きには良
く知られた人です。彼の作品は当時の作曲家たちの作風を取り入れつつも、
ちょっとした異国情緒を漂わせた煌びやかで優雅なもの。
バッハのオーボエ・ソナタは、本来フルート・ソナタ ロ短調として書かれた
作品で半音階的な進行を伴った当時としては革新的な音楽。重厚さと朗らかさ
を兼ね備えた美しい音楽です。

BR100366 \2080
ベートーヴェン(1770-1827)
クラリネットを伴う室内楽作品集
ピアノ三重奏曲 第4番「街の歌」Op.11
ピアノ三重奏曲 変ロ長調 Op.38
(七重奏曲Op.20からの編曲) 
バセット・ホルンとピアノのためのソナタOp.17
J.フリートロウスキ(1777-1859)によるホルン・ソナタからの編曲
ルイジ・マジストレッリ(Cl)
クラウディオ・ブラッコ(P)
アレッサンドロ・アンドリアーニ(Vc)
ベートーヴェンは、モーツァルトの親友で当時ウィーン宮廷でヨーゼフ大公に
仕えていたクラリネットの名手アントン・シュタッドラーのために自身のピア
ノ三重奏のクラリネット版を作りました。とは言え、ベートーヴェンがウィー
ンに到着した1792年の頃は、すでにシュタードラー時代はほとんど終焉を迎え
ていたため、不幸にもこれらの編曲はシュタードラーの目にとまることはあり
ませんでした。以降、彼はJ・ベーア(1770−1819)やヨハン・フリードロウ
スキ (1777-1859)と親交を持ち(証明する文書は残っていない)当時バイエル
ンのエッチンゲン・ヴァレルシュタイン伯爵に仕えていたJ・ベーアが、ウィ
ーンで数回ベートーヴェンの作品を演奏したことは当時の雑誌の記述に残って
います。1797年、リヒテンシュタインのヨハン・ヨーゼフ公(ベートーヴェン
はピアノ・ソナタを献呈している)の宮廷楽師となったベーアのためにクラリ
ネット、バセット・ホルンのためのいくつかの作品が作曲されたようです。
ベーアはこの頃に書かれたピアノと管楽のための五重奏Op16を1797年の4月に
演奏、その翌年にも再び演奏しました。
今回のルイジ・マジストレッリとクラウディオ・ブラッコのコンビは、以前に
もホフマイスターのソナタを録音していて、高い評価を受けています。

BR100375 \2080
ロベルト・シューマン (1810-1856):
クラリネットを伴う室内楽作品集
幻想小曲集(クラリネットとピアノ) Op.73
はすの花 Op.25,7
民謡風の5つの小品 Op.102,4
アダージョ&アレグロ(ホルンとピアノ) Op.70
さすらいの歌 Op.35,3
トロイメライ from 子供の情景 Op.15 No.7
3っのロマンス for オーボエとピアノ (violin & clarinet ad libitum)
おとぎ話 Op.132 for クラリネット, ヴィオラ & ピアノ
ルイジ・マジストレッリ(Cl)
Matteo Del Sold, viola
北条すみこ(P)

BR100380(SACD-Hybrid) \2180
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー (1840-1893):
弦楽六重奏曲
“フィレンツェの思い出” Op.70
弦楽セレナード ハ長調 Op.48
ハイルブロン=ヴュルテンベルク室内管弦楽団
ルーベン・ガザリアン(指揮)
「私はこの6つの声部のための曲を異常なプレッシャーの元で書いています。
新しい形式を考え出すのがとても難しいのです。」チャイコフスキーは弟モデ
ストへの手紙にこう書いています。6つの弦楽器の音を調和させるのは本当に
困難だったようですが、しかしその数週間後の1890年7月に彼はこの曲を完成
させたのです。
今回、ルーベン・ガザリアンはチャイコフスキーの意図を汲みつつ、各々の
声部を強調させるために第2チェロのパートをコントラバスに置き換えて演奏
しています。今ではすっかりおなじみとなった“弦楽セレナード”はチャイ
コフスキー自身もとても愛着を感じていた曲だと言います。1880年10月にロ
シアのサンクトペテルブルク音楽協会で演奏会を行ったあと、彼自身の指揮
により世界各国で演奏会を行っています。
ルーベン・ガザリアン指揮ハイルブロン=ヴュルテンベルク室内管といえば、
ヨーゼフ&ミヒャエル・ハイドン:トランペット協奏曲集(MDG)の録音が知
られています。




<EBS>
EBS6119 \2080
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15
フィンツェンツ・ラハナー(1811-1893)による弦楽合奏伴奏版
大フーガOp.133
6つのレントラー舞曲 WoO 15
ディーナ・ウゴルスカヤ(P)
プフォルツハイム南西ドイツ室内管弦楽団
ヴラディスラフ・ツァルネツキ(指揮)
以前、バッハ、モーツァルト、ショスタコーヴィチの2台ピアノのための協奏
曲集(EBS-6125)で父のウゴルスキと共演し、話題となったディーナ・ウゴル
スカヤのベートーヴェン。この録音は、通常のヴァージョンとは違い、フィン
ツェンツ・ラハナー(1811-1893)による弦楽合奏伴奏版で演奏しているのが
聴きどころ。フィンツェンツ・ラハナー(1811-1893)は、フランツ・パウル
(1803-1890)とイグナツ(1807-1895)に続くラハナー兄弟の末弟。指揮者
ヘルマン・レヴィを見出した人としても知られています。

EBS6120 \2080
ロマン派の間奏曲とセレナーデ集
マルコ・エンリコ・ボッシ (1861-1925):ゴルドーニ間奏曲Op.127
エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリ (1876-1948):
弦楽合奏のためのセレナーデ
フーゴ・ヴォルフ(1860-1903):イタリア風セレナーデ(弦楽オーケストラ版)
L.C.ヴォルフ(1859-1932):
弦楽オーケストラのためのセレナーデ ヘ長調 Op.30
プフォルツハイム南西ドイツ室内管弦楽団
ヴラディスラフ・ツァルネツキ(指揮)
「セレナーデ」というジャンルでは何世紀にも渡って多くの作品が書かれてい
ますが、時代によってその作風はかなり異なっています。ロマン派及び後期ロ
マン派では、セレナーデは主に古典派の作風に基づいて書かれています。
(チャイコフスキーの作品もそうです)
ボッシの“ゴルドーニ間奏曲”もその延長線上にある曲で、マーラーが最晩年
にニューヨークで演奏したという記録もあります。

EBS6146 \2080
ルーマニア音楽の祭典
-ロリー・ワルフィッシュ復興-
ジョルジェ・エネスク、ミハイ・ホラ
ディヌ・リパッティ
コンスタンティン・シルヴェストリ
パウル・コンスタンティネスク
ニコラエ・ブランデュス
ポール・ネグリアヌの作品
エルンスト・ワルフィッシュ, viola ローリー・ワルフィッシュ, piano
ローリー・ワルフィッシュはプカレストの王立音楽院でフロリカ・ムジチェス
ク(ディヌ・リパッティ、ラドゥ・ルプーの教師として知られる)に師事、こ
こで研鑽を積みました。1944年にヴィオラ奏者エルンスト・ワルフィッシュと
結婚、以降35年間に渡り彼女は夫のよきパートナーとして活躍します。「ワル
フィッシュ・デュオ」のピアノ奏者、そしてハープシコード奏者としてアメリ
カ合衆国、カナダ、ヨーロッパそして時折北アフリカやイスラエルを演奏旅行
し高い評価を受けました。
1964年からスミス・カレッジで教鞭を取りますが、それ以前にもクリーブラン
ド、デトロイト、ブカレスト、スイス各国で指導者としてのたくさんの経験を
積んでいます。彼女はヨーロッパ、オーストラリア、そして南アフリカでエネ
スクの音楽についての講義を行い、ルーマニアの音楽を広く普及させることに
尽力しました。
ジョルジェ・エネスク室内合奏団を設立し、「アメリカ・エネスク協会」のメ
ンバーでもあります(ユーディ・メニューインが後援者です)。1981年のエネ
スコ生誕100周年の際に盛大な祝賀会を催したのです。




<ARION>
ARN68715 \2180
ジョルジュ・マルタン・ヴィトコフスキ(1867-1943):
弦楽四重奏曲ホ長調
ピアノ五重奏曲ロ短調
ドビュッシー弦楽四重奏団
ポーランド系フランス人作曲家で、同世代にはルーセル、マニャール、ロパル
ツ等がおります。音楽家人生の重要な時期をリヨンで活躍し同地に没した人で
すが、若き頃はV.ダンディが主催するパリのスコラ・カントルムに学び、彼よ
り教えを受け、交響曲第一番は師の指揮でコンセール・コロンヌにより初演さ
れました。主要作品として、収録曲の他に、2つの交響曲、PとOrchのための組
曲「我が湖」、PとVnのためのソナタ、Alt,Ten,Bar,Orchのための「一家の詩」、
コミック・オペラ「歌の教師」、抒情劇「遥かなる王女」等挙げられます。
指揮者としても知られ、リヨン音楽院の院長も勤めた人です。ドビュッシーSQ
の通算6作目になる当アルバムにより明るみに現れたかの如くのヴィトコフス
キでありますが、当盤以外に聴くことのできるディスクは果たしてあるので
しょうか...もしあればぜひ試したい! そう思わせる音楽です。

ARN706101 \2180
ガブリエル・フォーレ(1845-1924):
歌曲集「優しい歌」(ピアノ&弦楽五重奏版)
月の光、憂鬱(Spleen)、牢獄(詩:ポール・ヴェルレーヌ)
ピアノ五重奏曲第1番 Op.89
ジェローム・コレアス(Bs-Br)
フィリッペ・ビアンコーニ(P)
ドミニク・デジャルダン(Cb)
QUATUOR PARISII
"この数年アンサンブル・レ・パラダンとともにARIONでの録音を続けていた
ジェローム・コレアスが今回取り上げたのがポール・ヴェルレーヌの詩による
フォーレの歌曲集です。フォーレは後にこの曲の制作ほど自身の才能が素直に
感応したことがないと記したがフォーレの才能を高く評価していたといわれる
サン=サーンスがこの曲を聴くやいなや「フォーレは完全に気が狂ってしまっ
た!」と叫んだというのもまたよく知られている。

<VENEZIA>
CDVE04265 4枚組 \2700
ハチャトゥリアン:交響曲全集 他
ハチャトゥリアン
(1)幸福のオード
アレクサンドル・メリク=パシャエフ指揮ボリショイ歌劇場管弦楽団 1958年
(2)交響曲第1番 ホ短調
アレクサンドル・ガウク指揮モスクワ放送交響楽団 1959年
(3)交響曲第2番 イ短調 「鐘」
アラム・ハチャトゥリアン指揮ソビエト国立交響楽団 1977年
(4)交響曲第3番 ハ長調 「交響詩曲」
キリル・コンドラシン指揮モスクワ・フィル 1969年
(5)ヴァイオリン協奏曲 ダヴィド・オイストラフ(Vn)
アラム・ハチャトゥリアン指揮ソビエト全同盟RTV大交響楽団 1965年
(6)ピアノ協奏曲 ヤコブ・フリエール(Pf)
キリル・コンドラシン指揮モスクワ・フィル 1963年
(7)チェロ協奏曲 スヴャトスラフ・クヌシェヴィツキー(Vc)
アレクサンドル・ガウク指揮ソビエト国立交響楽団 1947年
(8)劇付随音楽「仮面舞踏会」
アラム・ハチャトゥリアン指揮モスクワ放送交響楽団 1969年
(5)(7)は献呈されたソリストによる演奏(初演ではありません)
※録音年代がまちまちで、ステレオ・モノラルが混在しており全体としての統
一感はありませんが、それぞれ当時を代表する名演奏の数々で充実感あるアル
バムです。

CDVE04269 \1350
スヴェトラーノフ指揮メロディーVol.2
(1)アルビノーニ:アダージョ
(2)バッハ:管弦楽組曲第3番から「アリア」
(3)グルック:メロディ(「精霊の踊り」より)
(4)グリーグ:「ペール・ギュント」第1組曲から「オーゼの死」
(5)ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」から第2楽章
(6)ワーグナー:楽劇「神々の黄昏」から「ジークフリートの葬送行進曲」
(7)ブルックナー:交響曲第9番から第3楽章
エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮ロシア国立交響楽団 1998年ステレオ録音
以前「哀~Sorrow」というタイトルで発売があったものと同等のアルバムです。

CDVE04257 4枚組 \2700
(1)バッハ:無伴奏チェロ組曲 全曲
1969-1974年録音
(2)ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全曲
アントン・ギンスブルク(Pf)
1971年録音
ダニール・シャフラン(チェロ)

CDVE04268 3枚組 \1980
J.S.バッハ:作品集
(1)平均律クラヴィア曲集 第1集から前奏曲とフーガ BWV864-869
(2)平均律クラヴィア曲集 第2集から前奏曲とフーガ BWV870-881, 884, 890
以上 1951-57年録音
(3)ゴールドベルク変奏曲
1968年録音
マリア・ユーディナ(ピアノ)




<ARCHIPEL>
ARPCD0341 \950
バックハウス(Pf)モーツァルト:作品集
モーツァルト:
(1)ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調 KV.330
(2)ピアノ・ソナタ第11番 イ長調 KV.331(トルコ行進曲付き)
(3)ピアノ・ソナタ第14番 ハ短調 KV.457
(4)幻想曲 ハ短調 KV475
(5)ロンド イ短調 KV511
ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ) 1956年ザルツブルクでの録音

ARPCD0361 \950
シューリヒト指揮ワーグナー:管弦楽作品集
ワーグナー:
(1)楽劇「トリスタンとイゾルデ」から第1幕への前奏曲
(2)楽劇「トリスタンとイゾルデ」から愛の死
(3)楽劇「神々の黄昏」から夜明けとジークフリートのラインへの旅
(4)楽劇「神々の黄昏」からジークフリートの死と葬送行進曲
以上 パリ音楽院管弦楽団 1954年6月録音
ベートーヴェン:
(5)交響曲第1番 
ウィーン・フィル 1952年5月録音
以上、指揮は全てカール・シューリヒト
多少ピッチが高く感じられますが、マスター音源同等です。




<ANDROMEDA>
ANDRCD5039 2枚組 \1150
ケンペン指揮チャイコフスキー:交響曲他作品集
チャイコフスキー:
(1)交響曲第5番 ホ短調 op.64
(2)交響曲第6番「悲愴」 ロ短調 op.74
(3)スラブ行進曲 op.31
(4)イタリア奇想曲 op.45
(5)幻想序曲「ロメオとジュリエット」
(6)祝典序曲「1812年」op.49
パウル・ヴァン・ケンペン指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
音質良好、お買い得盤です!

ANDRCD5083 2枚組 \1150
ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」
ジャンニ・ポッジ(リッカルド)、
アニタ・チェルクェッティ(アメリア)
エットレ・バスティアニーニ(レナート)、
エベ・スティニャーニ(ウルリカ)
エミディオ・ティエリ指揮フィレンツェ5月祭管弦楽団、合唱団
1957年1月6日ライヴ録音
以前にSROレーベルから発売あり。




<WALHALL>
WLCD0193 2枚組 \1800
ヴェルディ:歌劇「リゴレット」
初出!
ヨゼフ・メッテルニッヒ(リゴレット)、
ミミ・ケルツェ(ジルダ)
リベロ・デ・ルカ(マントヴァ公爵)、
イーラ・マラニウク(マッダレーナ)
ゴットローブ・フリック(スパラフチーレ)
マリオ・ロッシ指揮ケルン放送交響楽団、合唱団
1956年6月30日-7月5日スタジオ録音
とても良い音質です。

WLCD0195 3枚組 \2650
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」
キルステン・フラグスタート(イゾルデ)、
セット・スヴァンホルム(トリスタン)
ルートヴィヒ・ヴェーバー(マルケ王)、
ヴィオリカ・ウルスレアク(ブランゲーネ)
ハンス・ホッター(クルヴェナール)
エーリッヒ・クライバー指揮コロン歌劇場管弦楽団、合唱団
1948年8月20日ブエノス・アイレスでの録音
以前、MYTO,MELODRAM等から発売あり。
よく知られた名演奏ですが、音質は万人にお勧めできるものではありません。
ご注意ください。

WLCD0196 2枚組 \1800
オッフェンバック:歌劇「ホフマン物語」(ドイツ語)
初出!
ヴァルデマール・クメント(ホフマン)、
リタ・シュトライヒ(オランピア)
アニー・シュレム(ジュリエッタ)、
テレサ・シュティヒ=ランダル(アントニア)
ジョージ・ロンドン(リンドルフ、コッペリウス、ダッペルトゥット、
ミラクル博士)
ルドルフ・モラルト指揮バイエルン放送交響楽団、合唱団
1956年6月ミュンヘンでのスタジオ録音
良い音質です。

WLCD0197 2枚組 \1800
ジョルダーノ:歌劇「アンドレア・シェニエ」(ドイツ語)
初出!
ハンス・ホープ(アンドレア・シェニエ)、
ヨゼフ・メッテルニッヒ(ジェラール)
マリアンネ・シェヒ(マッダレーナ・ディ・コワニー)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮バイエルン放送交響楽団、合唱団
1956年10月ミュンヘンでのスタジオ録音
とても良い音質です。

<BRILLIANT CLASSICS>
BRL 93346 2枚組 \900
ボッケリーニ:弦楽五重奏曲 第4集
ラ・マニフィカ・コムニタ

BRL 93213 4枚組 \1800
ベートーヴェン:フィデリオ/レオノーレ
ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
ウィーン交響楽団

BRL 93222 3枚組 \1350
スカルラッティ:鍵盤作品集 第9集
ピーター=ヤン・ベルダー(鍵盤楽器)

BRL 93349 2枚組 \900
ボノンチーニ:カンタータ集
ディヴェルティメント集
ラ・スタジョーネ・アルモニカ 他

BRL 93350 \480
バッサーノ:モテット、マドリガル
フランス歌曲集
ムジカ・フィグラータ 他

BRL 93381 3枚組 \1350
ジュリアーニ:ギター二重奏作品全集
マッカーリ/プグリーセ(ギター)

BRL 93348 2枚組 \900
ボロディン:交響曲全集
ロジェストヴェンスキー(指揮)
王立ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団

BRL 8531 3枚組 \1350
ラフマニノフ:歌曲全集
マリア・ポペスク(ソプラノ)
アレクサンドル・ナオウメンコ(メッゾ・ソプラノ)
セルゲイ・レイフェルクス(テノール)
ハワード・シェリー(ピアノ)

BRL 8530 2枚組 \900
ゴーベール:フルート作品全集
スーザン・ミラン(フルート)
イアン・ブラウン(ピアノ)

BRL 8528 5枚組 \2200
キーシン・コレクション 第2集
スクリャービン/モーツァルト/プロコフィエフ
ショパン/ラフマニノフ/バッハ/シューマン
シューベルト/リスト/ブラームス 他




<MEMBRAN>
MEMBRAN 231057 10枚組 \2080
トスカニーニ・コンダクツ
CD1
バッハ:パッサカリアとフーガ レスピーギ編曲 NBCSO
22/Nov-47
モーツァルト:交響曲 第40番
25/Dec-37
ケルビーニ:交響曲 ニ長調
10/Mar-52
CD2
ベートーヴェン:交響曲 第8番
25/Nov-39
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 J.ハイフェッツ(ヴァイオリン)
11/Mar-40
CD3
ロッシーニ:歌劇「絹のはしご」序曲
5/Mar-49
ロッシーニ:歌劇「セヴィリアの理髪師」序曲
28/Jun-45
ロッシーニ:歌劇「シンデレラ」序曲
8/Jun-45
ロッシーニ:歌劇「ウィリアム・テル」序曲
1/Mar-39
ヴェルディ:歌劇「椿姫」第1幕への前奏曲
10/Mar-41
ヴェルディ:歌劇「運命の力」序曲
28/Jun-45
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」第1幕の前奏曲
30/Mar-40
ヴェルディ:歌劇「オテロ」第3幕のバレエ音楽
16/Sep-48
CD4
ワーグナー:ファウスト序曲
11/Nov-46
ワーグナー:歌劇「ローエングリン」第一幕への前奏曲
17/MAR & 6/May-41
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第一幕への前奏曲
11/Mar-46
ワーグナー:ジークフリート牧歌 NBCSO
11/Mar-46
ワーグナー:楽劇「パルジファル」より第1幕への前奏曲 他
9/Apr-44
CD5
シューベルト:交響曲 第8番
12/MAR & 2/Jun-50
メンデルスゾーン:交響曲 第3番
5/Apr-41
リスト:ハンガリー狂詩曲 第2番
4/Apr-43
CD6
シューマン:交響曲 第3番
12/Nov-49
ブラームス:交響曲 第3番
8/Feb-41
ドヴォルザーク:スケルツォ・カプリツィオーソ
20/Apr-40
CD7
ボロディン:交響曲 第2番
26/Feb-38
プロコフィエフ:交響曲 第1番(古典交響曲)
10/Nov-51
コダーイ:マロシュセーク舞曲
8/Feb-41
CD8
フランク:交響詩「アイオロスの人々」
12/Nov-38
フランク::交響詩「プシュケ」
5/Jan-52
ドビュッシー:映像より「イベリア」
16/Apr-36
ラヴェル:ダフニスとクロエ 第2組曲
26/Nov-38
ルーセル:蜘蛛の饗宴 NBCSO
7/AOR 1946
CD9
R.シュトラウス:英雄の生涯 NBCSO
1/Feb-41
シベリウス:伝説
15/Mar-52
CD10
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
1/Nov-42
ガーシュウィン::パリのアメリカ人
14/Nov-43
グローフェ:グランド・キャニオン組曲
10/Sep-45
バーバー:弦楽の為のアダージョ NBCSO
19/Mar-42

<QERSTAND>
VKJK0617 \1680
「ザクセンのオルガン第2集−ライプツィヒ、メッケルンのメンデルスゾーン
・オルガン」
メンデルスゾーン:
前奏曲とフーガハ短調/オルガン・ソナタイ長調op. 65-3/
ラインベルガー(1839-1901):
オルガン・ソナタニ短調op.148からカンティレーナ/
ジョルト・ガールドニュイ(1946-):モーツァルト変容/
ジャン・ラングレ(1907-1991):
3つのグレゴリオ聖歌のパラフレーズop. 3から第3番感謝の賛歌「テ・デウム」
J.S.バッハ:
「フーガの技法」から対位法第11番/様々な手法による18のライプツィヒ・コ
ラール集から「いと高きにある神にのみ栄光あれBWV662」「われは神より離れ
ずBWV658」「今ぞすべての人よ神に感謝せよBWV657」/前奏曲とフーガホ短調
BWV548
ホルム・フォーゲル(Org)
2006年8月録音
使用されているオルガンは、1766年ライプツィヒの教会のためにシュヴァイネ
フライシが建造し、1901年、ライプツィヒの西方にある都市メッケルンの教会
に移され、更に2004年に改修されました。 ハンガリーの作曲家ガールドニュ
イの「モーツァルト変容」は、モーツァルトのピアノ・ソナタニ長調K. 576
第3楽章の主題に基づく、ジャズの要素の混じった陽気な作品です。フランス
のラングレはオルガン作品と即興演奏で世界的な評価を得ています。
盲目のオルガン奏者フォーゲルは1939年マイニンゲンで生まれ、ライプツィヒ
の音楽演劇大学で学んだ後、ヴァルヒャに師事しました。1968年からライプ
ツィヒの教会で、2000年からは同地のメッケルンの復活教会で教会音楽家とし
て働いています。

VKJK0619 2枚組 \3360
ライオネル・ファイニンガー(1871-1956):「オルガンのためのフーガ集」
ファイニンガー:
フーガ第4番イ短調/第6番ハ長調/第7番ロ短調「父の思い出に」/第9番ホ短調
/第10番イ短調/第11番変ホ短調/第12番「アハシュエロス」ト短調/
第13番ニ長調/
ハンス・ブレンナー((1892-1978):キリストは死の絆につかせたまえり/
クルト・ディートマー・リヒター(1931-):パッサカリアの形式による結晶
マティアス・ドライスィヒ、フランク・ディトマー、
アンドレアス・マルクヴァルト、バルバラ・フォン・ベルク、
ヨアヒム・ダリッツ、(Org)他
ファイニンガーはドイツ系アメリカ人。音楽家を両親としてにニューヨークで
生まれ、ライプツィヒ音楽院で学ぶために乗った船の中で、突然画家になるこ
とに決め、その後ドイツの代表的な画家として活動しましたが、ナチスに「退
廃芸術家」とされたため、1937年ニューヨークに戻りました。ファイニンガー
はバッハのフーガの多層的構造を好み、それを自分の絵画の構成に用いようと
しました。これらは生前は「補足的作品」と見なされて少数しか演奏されなか
ったため、このCDのほとんどは世界初録音です。
ブレンナーは歌劇、管弦楽曲、室内楽曲、オルガン曲などを作曲し、現代歌劇
の指揮をするほか、「結晶」を含め、ファイニンガーの絵画に刺激された作品
を書いています。

VKJK0620 \1680
「バロック・マンドリンとリュートのための音楽」
ヘンデル:ソナタト短調HWV452/
ダリオ・カステッロ(17世紀):ソプラノ楽器独奏の為の3つのソナタ-第1番
マラン・マレ:マレ風のソナタ
D.スカルラッティ:ソナタ第5番ト長調K. 91
J.S.バッハ:フランス組曲第3番ロ短調BWV814
ジョコンド二重奏団
【カテリーナ・リヒテンベルク(マンドリン、Lute)、ミルコ・シュラーダー
(Lute)】
1997年6-9月録音
ここに収録された5曲のうち、ヘンデルとスカルラッティの作品はチェンバロ
用で、他は楽器が指定されていません。カステッロは、イタリアの初期バロッ
ク音楽の作曲家。「マレ風のソナタ」は3曲から成る「音階および様々な合奏
の小品」の第2曲です。スカルラッのK. 91には「マンドリンとチェンバロのた
めのソナタ」という題がつけられ、緩急緩急の教会ソナタの形式によっていま
す。 ソフィアで生まれたリヒテンブルクと1964年生まれのシュラーダーはケ
ルン音楽アカデミーで出会い、1991年にジョコンド二重奏団を結成しました。
様々な国内・国際コンクールで優勝し、日本を含む世界各地で演奏しています。

VKJK0621 \1680
「マンドリンとギター又はリュートのためのソナタ集」
クリストフォロ・シニョレッリ(1731-1815):
バロック・マンドリンとリュートのためのソナタト長調
アッバーテ・ラニエリ・カッポーニ(18世紀):
バロック・マンドリンとリュートのためのソナタ第8番
ジャン・フランチェスコ・ディ・マーヨ(1732-1770):
ナポリ型マンドリンとギターのためのソナタヘ長調
ガブリエレ・レオーネ(1725-1790頃):
ナポリ型マンドリンとギターのためのソナタハ長調
ラファエレ・カラーチェ(1863-1934):
ロマンティック・マンドリンとギターのための協奏曲第1番op. 113
ジョコンド二重奏団【カテリーナ・リヒテンベルク(マンドリン、Lute)、
ミルコ・シュラーダー(Lute)】
1994年9月録音
ナポリは18世紀ヨーロッパで音楽の最大の中心地の一つで、有名な作曲家たち
が集まりました。マンドリンはナポリの人々に特に好まれ、18世紀イタリアの
室内楽曲や歌劇のアリアの伴奏にしばしば用いられました。17世紀から18世紀
中ごろまで用いられたバロック・マンドリンは、リュートと同じ構造で、6対
のガット弦が張られていました。18世紀中ごろから、4対の弦をヴァイオリン
と同様に調弦したナポリ型マンドリンを音楽家たちは好むようになりました。
ここに収録されているのは皆ナポリの作曲家の作品で、バロックからロマン派
までのマンドリン作品を概観することができます。

VKJK0622 \1680
「マンドリンとギターのためのアメリカ音楽」
スティーヴン・ファンク・ピアソン(1952-):山の荒地
ガーシュウィン:3つの前奏曲
ウィル・エイトン(1948-):マンドリンとギターのための3楽章
ブライアン・イスラエル(1951-1986):
マンドリンとギターのためのソナティネッタ
ダニエル・ピンカム(1923-):序奏、夜想曲とロンド
ポール・ミッチェル=ダヴィドソン(1946-):ロンド
デーヴ・ブルーベック(1920-):3つは仲間/それはラグタイムのようなワルツ
ジョコンド二重奏団【カテリーナ・リヒテンベルク(マンドリン、Lute)、
ミルコ・シュラーダー(Lute)】
1996年3月録音
アメリカ音楽の特徴の一つは、クラシック音楽とポピュラー音楽の境界が流動
的なことでしょう。ピアソンはギター演奏のコンクールにも入賞していて、
「山の荒地」にはジャズやポピュラー音楽の和声とのつながりを示しています。
エイトンは古楽に関心を持ち、「マンドリン・フェスティヴァル」コンクール
で2位を受賞した「3楽章」もバロック音楽の痕跡を示しています。「ソナティ
ネッタ」は同コンクールで1位となりました。ピンカムはピストン、コープラ
ンド、バーバー、オネゲルに学び、伝統的な音楽も電子音楽などの革新的な音
楽も作曲しています。ブルーベックはミヨーとシェーンベルクに学びましたが、
20世紀の最も重要なジャズ・ピアニストの一人でもあります。1955年結成した
「デーヴ・ブルーベック・カルテット」は最も有名なジャズ楽団の一つとなり
ました。

VKJK0633 2枚組 \1680
シューマン:
ヴァイオリン協奏曲ニ短調/チェロ協奏曲イ短調op. 129
ピアノ協奏曲イ短調op. 54
ハルトムート・シル(Vn)、
ロディン=ゲオルゲ・モルドヴァン(Vc)、
アレクサンダー・マイネル(P)、
高橋直史指揮
アウエ・エルツゲビルゲ・フィル
2006年10月ライヴ録音
シューマンの3つの協奏曲を一度に演奏するという珍しい演奏会は、シューマ
ンの没後150年を記念して行われました。シルは1971年ライプツィヒで生まれ、
1995年国際モーツァルト・コンクールに入賞し、1997年からローベルト・シュ
ーマン・フィルの第1コンサート・マスターとローベルト・シューマン四重奏
団の第1ヴァイオリン奏者を務めています。モルドヴァンは1964年ルーマニア
で生まれ、パレルモとパルマのオーケストラのチェロ奏者を務めた後、1993年
ライプツィヒ・MDR中部ドイツ放送交響楽団の主席チェロ奏者になりました。
マイネルはハレ出身で、ライプツィヒ音楽演劇大学とジュリアード音楽院で学
び、同大学とハレのルター大学で教えています。高橋直史は1973年に生まれ、
東京芸術大学で遠藤雅古、若杉弘に師事し、ミュンヘン音楽演劇大学やメータ、
ツァグロセク、ゲルギエフのマスター・クラスで学びました。ブランデンブル
ク劇場、オスナブリュック市立劇場の指揮者を経て、2004年からエルツゲビル
ゲ劇場と管弦楽団を指揮し、2006年音楽監督となりました。1998年に新日本
フィル、2006年に読売日本交響楽団を指揮し、2008年には名古屋フィルを指揮
する予定です。





<NMC>
NMC D112 \1980
「ブリテン:映画音楽集」
夜間郵便列車(1935-36)、持参金/ロッシーニ組曲(1935)、
王の紋章(1935)、黒人(1935)、海への道(1936)、電報(1935)、
大英帝国の平和(1936)、メーターの背後の男たち(1936)、
炭鉱夫の顔(1935)、君が愛を示そうとしている時に(1935)
マーティン・ブラビンス(指揮)
バーミンガム現代音楽グループ、バーミンガム市響合唱団、
バーミンガム・キング・エドワード学校合唱団
サイモン・ラッセル・ビール(語り)、メアリー・カリュー(S)、
録音:2006年
ブリテンはいくつか映画音楽を手がけているが、全て記録映画、教育用映画の
ためのもので劇映画のためのサントラではない。彼は生活のために勤めたイギ
リス郵政局映画部で後にイギリスの大詩人となるW.H.オーデンと出会い深い影
響を受けることになる。それから二人で協力して映画を制作し音楽を作曲した
(夜間郵便列車、炭鉱夫の顔)。作曲家としての地位が確立してから後は映画の
仕事から離れるが、後にイギリス文部省の依頼でつけた教育映画「オーケスト
ラの楽器」の音楽が後に「青少年のための管弦楽入門」になるなど、ブリテン
にとって映画音楽は縁の深い分野であったようだ。

NMC D116 \1980
「デイヴィッド・ソウアー(1961b):管弦楽曲集」
(1)引き出し、(2)交響組曲「朝から真夜中まで」、
(3)水の記憶、(4)最も幸せな主役
(1)スザンナ・マルッキ(指揮)
(2)-(4)マーティン・ブラビンス(指揮)
(1)(3)バーミンガム現代音楽グループ、
(2)(4)BBC交響楽団
録音:2006年
ソワーはカーゲルに作曲を師事していることから前衛的なシアター・ピースか
と思いきやジョン・アダムスかと思わせるエンターテイメント性の強い音楽。
映画音楽的なところがあって楽しめる。指揮は注目の女性指揮者スザンナ・マ
ルッキとイギリスものには定評のあるマーティン・ブラビンス。

NMC D129 \1980
デイヴィッド・ブレイク(1936b):
(1)ヴァイオリン協奏曲
(2)クリシュナ賞賛
(1)アイオナ・ブラウン(Vn)
ノーマン・デル・マー指揮フィルハーモニア管弦楽団
(2)テレサ・カヒル(Sop)
デイヴィッド・ブレイク指揮ノーザン・シンフォニア
録音:1979年(ARGOレーベルで出ていたものの再発売)
ブレイクはハンス・アイスラーに師事したこともあるイギリスのベテラン。
ヴァイオリン協奏曲はベルクの影響を感じさせる佳作で、途中、ヴィエニャフ
スキかと思わせるロマン派の香りが折衷的に現われる。イギリス音楽の普及に
生涯尽力したノーマン・デル・マーの知られざる録音。ヴァイオリンはアカデ
ミー室内管のコンマスとしても有名なアイオナ・ブラウンです。
「クリシュナ賞賛」もベルクの影響の濃い作品。こちらは作曲者自作自演。

NMC D130 \1980
アンソニー・ペイン(1936b):作品集
何もない風景、森の生活者、結び目と糸
エドワード・トーマスの詩、石と、
もの悲しい場所が歌う
ジェーン・マニング(Sop)
ロジャー・モントゴメリー指揮
ジェーンズ・ミンストレル(室内アンサンブル)
録音:2006年
アンソニー・ペインは未完だったエルガーの交響曲第3番を補筆・完成させた
ことで、一躍有名になった作曲家。ペインはイギリス近現代の作曲家たち、
つまりヴォーン・ウィリアムス、バックス、ラッブラ、ブリテンらの伝統を引
き継いだ、全体に曇り空のようなトーンを持つメランコリックな作品を作曲す
る。歌手のジェーン・マニングはペイン夫人、ジェーンズ・ミンストレルは作
曲家本人が組織した器楽アンサンブルでともに作品に深い理解を示している。




<ロンドン・シンフォニエッタ>
SINF CD4-2006 \1680
チャールズ・ウォリネン(1938b):
キクロプス2000-20人のプレーヤーのための
イゴール・ストラヴィンスキーのための聖遺物箱
オリヴァー・ナッセン指揮
ロンドン・シンフォニエッタ
録音:(2)1994/(1)2001年
好評のロンドン・シンフォニエッタ自主制作盤シリーズ最新盤。「イゴール・
ストラヴィンスキーのための聖遺物箱」はストラヴィンスキー未亡人より夫の
形見として手渡された未完の音楽の断片を素材として作曲されている。しかし
作風は完全にウォーリネンのものであり烈しいコントラストが生み出す緊張感
にあふれている。




<ARTS>
●ARCHIVESシリーズ
43082-2 \1550
モーツァルト:
(1)ピアノ協奏曲第25番 ハ長調 K.503
(2)ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466
ディノ・チアーニ(ピアノ)
(1)ジョン・バルビローリ(指揮)RAIナポリ・アレ
ッサンドロ・スカルラッティ交響楽団
(2)ピエロ・ベルージ(指揮)RAIトリノ交響楽団
録音:(1)1968年1月25日,(2)1972年1月28日
天才チアーニと巨匠バルビローリの共演が発掘された。ディノ・チアーニ
(1941-1974)は、極めて有望なピアニストだったが、僅か33歳で交通事故で
亡くなった、伝説的なイタリアのピアニスト。晩年のコルトーが極めて高く
評価した弟子としても知られる。ここには、ナポリとトリノで、RAI(イタリ
ア放送)のための録音が2種収録されている。なくなる2年半前、68歳のバルビ
ローリとの共演が珍しい。この第25番は、海賊盤で出回ったことはあるが、
RAIのテープを使用した正規盤はこれが初登場。第20番はこれが初出。他にミ
ラノで、ガヴァッツェーニと共演した、1970年の録音があった。

43055-2 \1550
(1)ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」
(2)ラヴェル:ラ・ヴァルス
(3)ストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」
アンドレ・クリュイタンス(指揮)
(1)(2)RAIミラノ交響楽団,
(3)RAIトリノ交響楽団
録音:1962年、(1)(2)2月3日,(3)4月30日
2007年が生誕100年にあたる、ベルギーの名指揮者、アンドレ・クリュイタン
ス(1905-1967)が、イタリアに客演した際の貴重な録音である。しかも曲目が
良い。ラ・ヴァルスは、クリュイタンスが最も得意とした曲の一つで、スタジ
オ録音だけでも3種ある(1952年、1958年、1962年。他に東京公演のライヴ)。
「展覧会の絵」には1958年の録音と1960年代の映像がある。「火の鳥」には
正規録音はなく、1953年のケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団とのライヴと、
モスクワでのライヴがあるのみ。いずれも、クリュイタンスらしい優美さと
熱気とが共存した充実した演奏である。

43054-2 \1550
岩の上の羊飼い-ソプラノ、クラリネット、ピアノのための歌曲集
シューベルト:岩の上の羊飼い D.965
ラハナー:彼に会って以来,歌の翼に
カリヴォダ:故郷の歌
シュポーア:6つのドイツ歌曲(私の心よ、静かに,二つの歌,憧れ,子守歌,
秘められた歌,目覚めよ)
ヘレン・ドナート(ソプラノ)
ディーター・クレッカー(クラリネット)
クラウス・ドナート(ピアノ)
録音:1981年5月、デジタル録音
有名なシューベルトの「岩の上の羊飼い」と同様の、クラリネットのオブリ
ガート付きのリートを集めている。フランツ・ラハナー(1803−1890)は、
ドイツの音楽一家の生まれ。シューベルトと親しかったことで知られている。
「彼に会って以来」は、シューマンの「女の愛と生涯」と同じシャミッソー
の詩。ヤン・ヴァーツラフ・カリヴォダ(1801−1866)は、チェコ出身でド
イツで活躍したヴァイオリニスト、作曲家。当時全盛期だったヘレン・ドナ
ートのソプラノ、その夫君クラウス・ドナートの伴奏、さらに名手ディータ
ー・クレッカーのクラリネットと、完璧な演奏である。

●ARTS NEW HYBRID SACDシリーズ
47688-8(SACD-Hybrid) \2080
マウロ・ジュリアーニ(1781-1829):
ギター協奏曲第1番イ長調op.30/第2番イ長調op.36
エドアルド・カテマリオ(G)、
マルティン・ハーゼルベック指揮
ウィーン・アカデミー
2002年11月録音
通常CD47688-2で発売になっていたものを、SACDハイブリッド化しての再発売。
47688-2は廃盤の予定です。

※廃盤のお知らせ
「ヴンダーリヒ、ザルツブルグ・リーダー・アーベント、(品番:43022、
ARCHIVESシリーズ)」は都合により廃盤となりまし




<ALBANY>
TROY869 \1980
「愛の詩-デーヴィッド・チャイトキン(1938-)作品集」
(1)愛の詩、
(2)即興曲/3つの舞曲、
(3)ラプソディ
(1)クリスティーン・シャーデベルグ(S)、
クリストファー・オールドファザー(P)、アンジェラ・フート(P)、
マーゴ・ガレット(P)、(2)リチャード・ベッカー(P)、
(3)ナサニエル・チャイトキン(Vc)、マリー=フランス・ルフェーヴル(P)
(1)1999・2004年(2)1991・2000年(3)1999年録音
チャイトキンはニューヨークで生まれ、ポモラ大学とカリフォルニア大学で
学び、ダラピッコラ、インブリーらに師事しました。叙情的な作風と冒険的
な和声で知られていて、ここに収録された作品にも皆繊細な感覚が感じられ
ます。

TROY871 \1980
(チャールズ・ウォリネン・シリーズ)
「ウォリネン(1938-):「拍子への適用」-室内楽作品集」
猫のフーガ/キリストの十字架/12の短い小品/自分に似たワルツ/ハワード・
クラインのためにアルバムの一葉/ヴァイオリン変奏曲/フレッドとイダのた
めのアルバムの一葉/evolutio/トルコ軍楽風の音楽/拍子への適用
ジェームズ・ウィン(P)、エリザベス・ファーナムS)、
ベンジャミン・ハドソン(Vn)、フレッド・シェリー(Vc)、
スティーヴン・シック(Perc)他
1978・1993・1995・2000年録音
ウォリネンはアメリカにおける12音技法のレパートリーと理論に貢献し、12
音技法を音価にも適用して作曲してきました。その音楽は知的な精密さと複
雑な記譜で知られており、ここには多産な作曲活動からの35年近くに渡る作
品が収録されています。一部KOCHから出ていたものの再発売です。

TROY873 \1980
「アメージング・グレース-アドルファス・ヘイルストークのオルガン音楽」
「アメージング・グレース」によるファンファーレ/黒人霊歌組曲/ハルマゲ
ドン(オルガンと2つの打楽器のためのソナタ)/「アメージング・グレース」
による瞑想曲/「来たれエマニュエル」による前奏曲/「来たれエマニュエル」
によるトッカータ
ジェームズ・コスニク(Org)、東ヴァージニア・ブラス・クインテット、
フランク・ウォード(Bs-Br)、デーヴィッド・ウォーカー、
ロブ・クロス(Perc)
ヘイルストークは作曲をダイアモンド、ブーランジェらに学び、教会のオル
ガン奏者を務めたこともあります。「黒人霊歌組曲」は初めは礼拝のために
書かれ、5曲がそれぞれバリトン独唱とオルガン独奏で演奏されます。

TROY874 \1980
リディア・エアズ:
「ヴァーチャル・ガムラン-純正調によるコンピュータ・ガムラン曲」
前菜/月の影/くもの巣の影/生物発光/バリ島人/木のガムランのための主題と
即興/メラピ他
コンピュータ音楽
エアズは木製のガムランのために純正調やインドの75音音階で作曲していま
す。このCDは、ハリー・パーチやルー・ハリソンの音楽、バリ島で聴いたガ
ムランとケチャの演奏、ジャワ島の活火山メラピなどに刺激されて作られま
した。

TROY877 \1980
「谷の声−ダニエル・ウォーナー、ハドソン渓谷の作曲家たちの音楽を歌う」
アラン・シュルマン(1915-):森の中の月祭の歌/
ロバート・バクサ(1938-):「エミリー・ディキンソンの歌」から/
ジェームズ・フィッツウィリアム(1963-):歌曲集「永遠」/
ピーター・シックリー(1935-):結婚式のための3つの歌/
ロベルト・シュターラー(1924-2001):アンナ・マルガリータの願い/
オーロラ・ノースランド:「ユニコーンの愛の詩」から
ダニエル・ウォーナー(S)、
ジェームズ・フィッツウィリアム(P)、
バーバラ・ピックハード(P)、
ピーター・シックリー(P)、
スーザン・セリグマン(Vc)他
2001・2002・2005年録音
ニューヨーク州のハドソン峡谷で活動している作曲者・演奏者によるCDです。
ウォーナーはバロック初期から21世紀までの歌曲や歌劇をレパートリーとし、
多数の現代作品を初演し、ハドソン峡谷フィル、ウッドストック室内管弦楽
団などと共演しています。

TROY880 \1980
「ジョージ・ウォーカー 生誕60年記念回顧」
(1)ウォーカー:弦楽のための抒情詩、
(2)ウォーカー:クラリネットとピアノのための「境界線」
(3)リスト:ピアノ・ソナタロ短調
(4)ウォーカー:木管合奏、声と合唱のためのカンバス
(1)ソン・ソノラ弦楽四重奏団
(2)スコット・アンダーソン(Cl)、ロバート・ポロック(P)
(3)ジョージ・ウォーカー(P)
(4)ジョナサン・ハウエル(T)、
ユージーン・コーポロン指揮
北テキサスウィンド・シンフォニー
ウォーカーは1945年カーティス音楽院で最初の黒人の卒業生となり、卒業演
奏でリストのソナタを演奏しました。第1曲は翌年作曲された弦楽四重奏曲
第1番第2楽章で、最もよく演奏されるアメリカ作品です。第4曲では作曲者が
歌詞の一部を書いています。

TROY884 \1980
モーツァルト:「フルート四重奏曲集」
ニ長調K. 285/ト長調K. 295a/イ長調K. 298/ハ長調K.Anh. 171(285b)
スー・アン・カーン(Fl)、
佐藤瑛里子(Vn)、
ロナルド・カーボーン(Va)、
アレクサンドル・クーゲル(Vc)
2005年10月録音
アメリカのフルート協会会長を務めるカーンは伸びやかなモーツァルトを聴か
せます。オルフェウス室内管のコンサート・マスターとして知られる佐藤瑛里
子は1966年第35回音楽コンクール、1971年ティボル・ヴァルガ国際ヴァイオリ
ン・コンクールで1位となり、1970年からヨーロッパ、1980年からアメリカと
カナダで活動し、クイーン大学で教えています。最近アレン・ショーンの弦楽
四重奏曲を録音しました。

TROY885 \1980
「東洋、西洋に出会う」-ジュディス・ケロック&フレンズ
ドナルド・ウォマック(1966-):23の中国のことわざ/
チェン・イ(陳怡):夢の中のように/
ローレンス・モス(1927-):チェロとソプラノのための3つの中国の詩/
ピーター・アスキム:春の本質/
細川俊夫(1955-):ソプラノとハープのための恋歌1
ジュディス・ケロック(S)、
アンナ・ウォマック(Va),シェム・ギボンズ(Vn),ドレーヌ・シャピロ(Vc),
ピーター・アスキム(Cb),ソーニャ・イングルフィールド(Hp) 他
2004年7月・2005年11月録音
「恋歌」は万葉集と新古今集の和歌3首の英訳を歌詞としていて、1986年フラ
イブルクで佐藤登和子により初演されました。その他の歌詞は中国の詩の英
訳です。ケロックはイタリアやギリシアの歌劇場に出演し、リサイタルや室
内楽のほか、現代音楽でも高く評価されています。

TROY886 \1980
「閃光」-ヴァイオリン、チェロ、クラリネット、ピアノのための室内楽
デニス・カム(1942-):
三重奏曲/ソナタ(イビス)-クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノ
のための)/
ピーター・フレーザー・マクドナルド(1961-):ヴォカリーズ/
ソフィア・クラエフスカ(1975-):私に触らないで/
ランシング・マクロスキー(1964-):閃光/
フレデリック・グレッサー(1956-):無意味な選択/
ライナ・マーナック(1979-):ラガディア
イビス・カメラータ(IBIS CAMERATA)
ここで取り上げられた作曲家はマイアミ大学の教員か卒業生です。カムのソナ
タは2002年にピアノ独奏曲として作曲され、その後異なる楽器編成の4つの版
が作られました。ビス(bis)は2回の意で、これが4人から成るこの演奏団体の
名の一部となりました。

TROY890 \1980
「錬金術−オーボエとイングリシュ・ホルンのためのアメリカ音楽」
ジョージ・ヒュセンスタム(1926-):
無伴奏オーボエのための「錬金術」op. 60/
デーナ・ウィルソン(1946-):オーボエとピアノのための「曼陀羅」/
グレッグ・ダレッシオ(1963-):
イングリッシュ・ホルンと電子音のための「歌についての省察」/
ジョン・コリリャーノ(1938-):オーボエと弦楽五重奏のためのアリア/
ガンサー・シュラー(1925-):オーボエとピアノのためのソナタop. 17/
ティソン・ストリート(1943-):
オーボエと弦楽五重奏のためのアダージョ変ホ長調
マーク・ヒル(Ob, Ehn)、
セス・クノップ(P)、
オードリー・アンドリスト(P)他
2005年12月・2006年3月録音
ヒルはニューヨーク州立大学を1976年に修了し、ニューメキシコ大学でも学
び、ニューヨーク室内交響楽団、ナショナル・フィル、などで演奏してきま
した。またソリストとしてニューヨーク・フィルやナショナル響とも共演し
たこともあります。現代アメリカの作品をしばしば演奏し、このCDのうちの
4曲は作曲者との強力によって作られました。

TROY891/92 2枚組 \3960
ルドルフ・フリムル(1879-1972):オペレッタ「ほたる」(全曲初録音)
ロビン・ディレオン(S)、ジャック・ビートル(T)、
ジェーソン・アルティエリ指揮
オハイオ・ライト・オペラ、2006年録音
フリムルはプラハで生まれ、1906年アメリカに定住し、1912年に作曲した「ほ
たる」で有名になって、アメリカにおけるオペレッタの最盛期を作りました。
「ほたる」という歌を街頭で歌う貧しい歌手ニーナが最後に裕福なジャックと
結婚するという物語です。

TROY895 \1980
「マトリックス(母体):ルイ・カーチンの音楽」
レトケの歌/無伴奏フルートのためのファンファーレとパヴァーヌ/マーティ
のためのファンファーレ/航海/打楽器のための四重奏曲/嘆き/母体と夢
ルーシー・シェルトン(S)、スティーヴン・ゴスリング(P)、
パトリシア・スペンサー(Fl)、マリリン・ノンケン(P)、
タイマー・サリヴァン(Sax)他
カーチンは1951年フィラデルフィアで生まれ、タングルウッドでガンサー・
シュラー、ウォリネン、カーターらに師事しました。その作品は世界中で演
奏され、ワシントン・スクエア現代音楽協会の指導者の一人としてしばしば
指揮もしています。

TROY896 \1980
「私を飛ばせて-アメリカ黒人の苦闘・慰め・生存の音楽」
子供たちと一緒に歩け/それは良いニュースではないのか/神の精神に従え/
ジョン・ヘンリー/私の肩の周りの虹/アーメン/私を飛ばせて/彼らは彼女を
モーセと呼んだ
ジョニタ・ラティモア(S)、
ロバート・デ・コーミア指揮
カウンターポイント
2006年8月録音
コーミアは1940年代末にユダヤ人の合唱団の指揮者となり、彼らが東ヨーロ
ッパのイディッシュ語の歌や黒人霊歌に興味を持っていたことや、その頃か
らアフリカ系アメリカ人歌手たちと仕事をしたことから、ずっとアフリカ系
アメリカ音楽に従事しています。1963年にプロ合唱団「デ・コーミア・シンガ
ーズ」を結成し、このCDにはそのために編曲した曲が多数収録されています。

TROY897 \1980
「ロバート・オーウェンズの歌曲と黒人霊歌集」
「姿」から「姿を映さない」/4つの欲求/音楽のための詩の連/カウンティ・
カレンの3つの詩/奇跡の野他
ダリル・テーラー(T)、ロバート・オーウェンズ(P)、
スティーヴン・タッカー指揮
「奇跡の野」弦楽オーケストラ
オーウェンズは1925年テキサス州で生まれ、エコール・ノルマルでコルトー
にピアノを学んで1952年ピアニストとしてデビューしました。1957年帰国し、
黒人の詩人ラングストン・ヒューズに会って「奇跡の野」に作曲してほしい
と言われた時から本格的に作曲を始めました。その後多数の歌曲を作曲しま
したが、特定の人種のためではないと作曲者は強調しています。

TROY901 \1980
トマス・パスティエリ:「ソングブック」
夢の国/太り過ぎ、働き過ぎ/オフィーリアの嘆き/オスカー・ワイルドの3つ
の詩/ジェームズ・エージーの3つの詩/天使たちの精力的な活動
シェリ・グリーナワルド(S)、ヴィクトリア・リヴェングッド(Ms)、
カレン・スラック(S)、ジョーダン・シャナハム(Br)、
ウォレン・ジョーンズ(P)、2006年8月録音
パスティエリはジュリアード音楽院在学中から仕事を始め、1984年までに多
数のオペレッタで大成功を収めましたが、再演されないことに飽き足らず、
西海岸へ行って映画音楽を作曲しました。しかしパスティエリの天職は歌劇
で、その作曲の合間に書いた歌曲がここに収録されています。




<COL LEGNO>
WWE20037 \2250
Maderna, Bruno (1920-1973)
ブルーノ・マデルナ(1920-1973):オーボエ協奏曲集
オーボエ協奏曲第1番(1962)-オーボエと室内アンサンブルのための
オーボエ協奏曲第2番(1967)、
オーボエ協奏曲第3番(1973)
ファビアン・メンツェル(Ob)
マイケル・スターン指揮
ザールブリュッケン放送響
録音:1994-1996、ライヴ
20世紀イタリアを代表する作曲家マデルナの脂の乗り切った40-50歳代の作品。
切り詰められた響きはウェーベルンの影響が大きいが、そんななかにもオー
ケストラの音色の豊かさはさすがイタリア人というところ。オーボエ・ソロ
のメンツェルはマゼール、チェリビダッケ、サヴァリッシュらとも共演して
いる若き俊英で来日したこともある。

WWE20204 \2250
クリストバル・ハルフテル(1930b):管弦楽作品集
オドラデック/フランツ・カフカへのオマージュ(1996)
ドルトムント・ヴァリエーション(1986-87)
第一旋法によるティエントと皇帝の戦い(1986)
クリストバル・ハルフテル指揮
フランクフルト放送響
録音:1998年
スペインの重鎮ハルフテルの大管弦楽のための作品を集めた。いずれも管弦
楽の機能を最大限に駆使した力作ばかりでオーケストラの絢爛たるサウンド
が現代音楽ファンのみならず多くのファンを惹きつけるだろう。「オドラデ
ク」はチェコ・フィル創立百周年のために書かれた曲でゲルト・アルブレフ
トによって初演された。タイトルはカフカの作品「家庭的な男の注意」の中
からとられている。ドルトムント変奏曲とともに荒々しいサウンドが特長な
のに対してパウル・ザッヒャーの80歳を祝って作曲された「第一旋法による
ティエントと皇帝の戦い」はバーバーのアダージョのように穏やかに始まり、
次第にクラスターの嵐になるかと思えばイギリス王朝の儀式を思わせる典雅
な音楽となる、変化にとんだ面白い作品。

WWE20238 \2250
ニコラウス・ブラス(1949b):弦楽四重奏曲集(全作品世界初録音)
「記憶と忘却」-弦楽四重奏のための(2004)
弦楽四重奏曲第2番
「無題」-弦楽四重奏のための音楽
アウリトゥス四重奏団
録音:2005-2006年
ブラスは当初、医師を志していたが作曲家に転向、ヘルムート・ラッヘンマ
ンに師事した。医師としての冷静な視点とラッヘンマン譲りの魂が軋むような
音響が合体して人間の心の深淵を覗き込むような暗い音楽を書き綴っている。

WWE20249 \2250
モートン・フェルドマン(1926-1987):
スリー・ヴォイシス/3つの声-声とテープのための
マリアンヌ・シュッペ(声)
予め歌手の声を録音しマルチトラックで流しながら歌うというライヴ・エレ
クトロニクス作品で発想はライヒのエレクトリック・カウンターポイントな
どと同じだが耳にした印象は全く異なる。
フェルドマンのほかの作品と同じく、単調な流れの中で聴き手の関心はいつ
しか構造よりも音そのものに集中し、次第に音源が声であることを忘れてし
まう。シュッペの音程の良さもあるが、声がやがて電子オルガンのように聞
こえてくるから不思議だ。全11曲からなる大作。

WWE20250 \2250
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(1930):ピアノ作品集
ルーシー・エスコット・ヴァリエーション(1963)、
ピアノのための変奏曲(1948)、
ひとつの小さなフレーズ-映画《白鳥の愛》より(1984)、
《トリスタン》への前奏曲(2003)※世界初録音、
ケルビーノ-ピアノのための3つの細密画(1980/1981)、
トッカータ・ミスティカ(1994)※世界初録音、
ソナチネ1947(1947)※世界初録音、ピアノ・ソナタ(1959)
ヤン・フィリップ・シュルツェ(Pf)
録音:2005年
管弦楽作品の多いヘンツェの初期から近作のピアノ曲を集めた珍しいアルバ
ム。33歳の時の「ルーシー・エスコット・ヴァリエーション」は水彩画を思
わせる印象派のような響きに始まり、やがてショパン、ベルク的と次第に濃
厚なサウンドに変化してゆく。トッカータ・ミスティカではプロコフィエフ
とジャズの影響が、一番新しい《トリスタン》への前奏曲では寡黙で点描的
な作風のなかに作曲家の最近の境地がうかがえる。ヘンツェ芸術の変遷を端
的にたどれる恰好のアルバム。

WWE20252 \2250
ラディスラフ・クービック(1946):室内楽作品集III
ポートレイト(2005)-ピアノと打楽器のための
ジバゴの歌(2002-2005)-テノールとピアノのための
クラリネット、チェロとピアノのためのトリオ「変容」(2003)
トロンボーンとピアノのためのソナタ(2004)
ジェームス・ナレイ(Pf)、
ジョアンナ・ソブコワ(Pf)、
アレクサンダー・イメネズ(Perc)ほか
録音:2004-2006年
クビークは旋法的な響き(特にメシアンの移調の限られた旋法など)を基礎に
して豊穣な旋律あふれる音楽を作曲する。ここに収められた室内楽と歌曲は
いずれも手堅い筆致で書き上げられた現代の古典ともいうべき秀作、佳作で
ある。

WWE20253 \2250
ニコロ・カスティリオーニ(1932-1996):作品集
キリスマ(1977)、トロッピ(1959)、子音(1962)、
ダーレス(1979)、リゾナンツェ(1989)、イントネーション(1992)
カントゥス・プラヌス(1990-1991)
アンサンブル・リゾナンツェ
録音:2004年
イタリアの作曲家カスティリオーニの初期から晩年の作品を集めた。前衛の
時代を生きた作曲家の例外にもれずウェーベルンの影響を受けた点描的な作
風から特殊音響を駆使してオリジナリティを獲得した中期、晩年の声楽作品
は調性的な響きも入り独自の境地に達している。

WWE20254 \2250
ロベルト・ファブリチアーニ(1949b):滅びゆく氷河(2005)
-ハイパー・バス・フルートとテープのための
1.ウルラシュラジュ氷河 2.パステルツェ 3.サウス・カスケード氷河
4.フルトヴェングラー氷壁 5.キャロル氷河 6.カルカルタヤ氷河
ロベルト・ファブリチ
アーニ(ハイパーバスFl)
録音:2005年
ARTSレーベルやCOL LEGNOレーベルにフルーティストとして多数の録音をして
いるファブリチアーニの自作自演。バス・フルートを超えるハイパー・バス
・フルートを作曲者自らが吹き(?)悠久の氷河の響きを表現する。フルート
というより水道管かホースを吹いているような印象で、氷河のなかを吹き渡
る風、崩れ落ちる氷塊のような音響が聴き手の想像力をかきたてる。

WWE20271 \2250
クラウス・ラング(1971b):ミサ曲「幸いなるかな心貧しき者」
1.導入、2.キリエ、3.グローリア、4.クレド、
5.サンクトゥス、6.トッカータ・エレヴァショーネ、
7.アニュス・デイ、8.エグズイスタス
ゲルヴィヒ・ロミラー神父(チャント)、
ナターリア・プシェニチュニコワ(声)、ローラント・ダヒンデン(Trb)、
ギュンター・マインハート(Perc)、トリオRGB、
トマス・ムージル(ライヴ・エレクトロニクス)
声とトロンボーン、打楽器、弦楽のために書かれた極めて真摯な音楽。鐘楼
にも似た祈りの響きに導かれて始まる声明風のサウンドは秀逸。グレゴリオ
聖歌にパーカッション、コンピューターサウンドを融合した現代のミサ曲。

WWE20615(SACD) \2250
ヴォルフガング・ミッテラー(1958)作品集
第42回ダルムシュタット夏期現代音楽コース2004より
ミクスチュアV-オルガンとエレクトロニクス
小さい巻物で遊ぶ-オルガン・ソロ
ヴォクス・アクータ-オルガン・ソロ
bwv.org-オルガンとエレクトロニクス
ヴォルフガング・ミッテラー(Org&elect)
録音:2004年ライヴ
オルガンの特殊な音響を追求した作品でエレクトロニクスと連動させシュー
ルな世界が繰り広げられる。イルカ?それとも宇宙人の声?思わせる不思議
なサウンド。メディテーション・ミュージックとしても聴ける。

<Chandos>
CHAN CAT 07(CD+2007年最新カタログ付き特別仕様/特別価格) \1780
G・ヴェルディ:レクイエム
ミシェル・クライダー(ソプラノ)、
マルケラ・ハッツィアーノ(メゾソプラノ)、
ガブリエル・シャーデ(テノール)、
ロバート・ロイド(バス)、
リチャード・ヒコックス(指揮)、
ロンドン交響楽団&合唱団
イギリス音楽ファン、シャンドス・ファン待望の2007年最新カタログがセッ
トとなった特別仕様盤が登場!
シャンドスの顔として長年に渡って膨大な数のレコーディングを行ってきた
イギリスの名匠リチャード・ヒコックス。その莫大な録音の中でも名演の1
つに数えられているヴェルディのレクイエムが特別仕様&特別価格で再登場
に!1995年に収録されたヒコックスのヴェルレクは、ファンファーレ誌やデ
イリー・テレグラフ誌から最大級の評価を獲得するなど名演の誉れが高い。
この名盤にシャンドスの2007年最新カタログが封入されるというファン感涙
のスペシャル・ヴァージョン。
しかも315ページ&フルカラー&CDサイズという充実のコンプリート・カタロ
グを入手出来るのはこの特別盤のみ!

CHAN 10386 \2080
モーツァルトと同世代の作曲家シリーズ
フランツ・クサヴァー・リヒター(1709−1789):交響曲集 ――
交響曲へ短調/同ニ短調/同ニ長調《トランペット交響曲》/同ト短調/
同ニ長調
マティアス・バーメルト(指揮)、
ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ
モーツァルトと同じ世代に活躍した作曲家たちの作品をするというシャンド
スならではの独特のアプローチが好評を呼んでいる人気シリーズの20作目と
なる最新盤!新たにラインナップに加わる“フランツ・クサヴァー・リヒタ
ー”は、作曲家、歌手として18世紀のドイツで活躍。カール・テオドール公
のマンハイム宮廷楽壇で活躍しながらも、1769年にはストラスブール大聖堂
の楽長へと転身するなどマンハイム楽派の最大の音楽家の1人として後世にそ
の名を遺している。収録曲中3曲は今回が世界初録音となる。

CHAN 10407 \2080
シリル・スコット(1879−1970):管弦楽作品集Vol.3 ――
ヴァイオリン協奏曲(世界初録音)/祝典序曲(世界初録音)/朝の歌/3つ
の舞曲
オリヴィエ・シャルリエ(ヴァイオリン)、
マーティン・ブラビンズ(指揮)、
BBCフィルハーモニック、
シェフィールド・フィルハーモニック・コーラス
イギリス印象派の作曲家として数多くの作品を書き上げたシリル・スコット
の作品は、「イギリス印象派」の名の通り印象主義的な作風を見せている。
世界初録音となるヴァイオリン協奏曲にはフランスの天才ヴァイオリニスト、
オリヴィエ・シャルリエが登場するなど今回も陣容は万全!イギリス音楽&
印象主義のファンは特に要注目!

CHAN 10408 \2080
バークリー・エディションVol.6 ――
レノックス・バークリー(1903−1989):
2台のピアノと管弦楽のための協奏曲
マイケル・バークリー(1948−):
管弦楽のための協奏曲《シースケープ》(世界初録音)、
管弦楽のためのグレゴリオ変奏曲(世界初録音)
キャスリン・ストット(ピアノ)、ハワード・シェリー(ピアノ)、
リチャード・ヒコックス(指揮)、
BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団
イギリス音楽の達人ヒコックスによるバークリー・エディションも遂に最終
巻。「2台のピアノと管弦楽のための協奏曲」録音が非常に少ないだけに、ス
トット&シェリーの実力派ピアニストによる共演で聴くことの出来る貴重な
録音である。マイケル・バークリーの2作品は何れも世界初録音。

CHAN 10410 \2080
ヨーク・ボーウェン(1884−1961):ピアノ作品集Vol.2 ――
幻想曲(世界初録音)/ピアノ・ソナタ第5番/4つのバガテル(世界初録音)
ヨープ・セリス(ピアノ)
オランダのヴィルトゥオーソ・ピアニストの演奏による“イギリスのラフマ
ニノフ”ヨーク・ボーウェンのピアノ作品集第2弾。ボーウェンは作曲家とし
てだけでなくピアニストとしても活躍し、母校である王立音楽院では教授と
して教鞭を執るなど近代イギリス音楽の発展に尽力した人物として知られる。

CHSA 5044(SACD-Hybrid) \2850
アレクサンドル・グレチャニノフ(1864−1956):受難週
チャールズ・ブラッフィー(指揮)、
フェニックス・バッハ・クワイヤー、カンザス・シティ・コーラル
アメリカ有数の合唱団のコラボレーションによるリリース第2弾はグレチャニ
ノフの宗教作品。キリスト教の「復活祭」の前1週間を指している「受難週」
を題材としたグレチャニノフの合唱作品は厳粛にして荘厳。アメリカ有数の
合唱指揮者ブラッフィーの優れた統率力が2つの合唱団を見事に融合させてい
る。




<Chandos Classics>
CHAN 10412X \1780
スピリット・オヴ・スコットランド ――
H・ベルリオーズ:序曲《ウェーヴァリー》Op.2、序曲《ロブ・ロイ》
F・メンデルスゾーン:序曲《フィンガルの洞窟》Op.26
M・アーノルド:
序曲《タム・オ・シャンター》Op.51、4つのスコットランド舞曲
G・ヴェルディ:歌劇《マクベス》より バレエ音楽
ハーミッシュ・マッカン:演奏会用序曲《山と溢れる泉の土地》Op.8
アレグザンダー・ギブソン(指揮)、
スコティッシュ・ナショナル管弦楽団、
ブライデン・トムソン(指揮)、
フィルハーモニア管弦楽団
バラエティに富んだ収録曲、2人名指揮者・・・まさにアルバムのタイトル通
りスコットランド一色に染まった好企画!24/96kHzデジタル・リマスターに
よる移行再発売。

●Chandos Opera In English
CHAN 3140 2枚組 \1780
プッチーニ・パッションズ
スーザン・パターソン(ソプラノ)、デニス・オニール(テノール)、
デイヴィッド・パリー(指揮)、ロンドン・フィルハーモニック、他
Chandosとピーター・ムーア財団の共同制作による英語版オペラ・シリーズの
最新作。これまでにリリースされたプッチーニの録音からの抜粋と新録音を
カップリングしたベスト盤。




<Hyperion>
CDA 67555 \2080
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ第42集
アイヴィン・アルネス(1872−1932):
ピアノ協奏曲ニ長調Op.27(世界初録音)
クリスティアン・シンディング(1856−1941):
ピアノ協奏曲変ニ長調Op.6
ピアーズ・レーン(ピアノ)、
アンドルー・リットン(指揮)、ベルゲン・フィルハーモニック管弦楽団
シューベルトの歌曲全集、レスリー・ハワードのリスト全集と並び立つハイペ
リオンの大人気シリーズであるロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリ
ーズ(RPCシリーズ)も遂に第42集に到達。その名の通り知られざるロマンに
あふれるピアノ協奏曲を次々と世に送り出すなど絶大な人気を誇るこのシリー
ズ。膨大なカタログ数を誇りながらも以外や以外、不思議とこれまで北欧の作
品がラインナップされていなかったのだが遂にノルウェーの作品集が登場!
初の北欧作品集に選ばれたのは共にノルウェー・ロマン派を代表する作曲家で
あるシンディングとアルネス。シンプルで美し旋律を持った歌曲を多数残した
ことで知られているアルネス唯一のピアノ協奏曲は、今回が世界初録音となる
貴重な音源。そしてグリーグに次ぐノルウェーを代表する名匠シンディングの
ピアノ協奏曲は、後期ロマン派のドイツ音楽の影響を色濃く受けた作品であり
ノルウェーの抒情との融合が素晴らしい傑作。シンディングのピアノ協奏曲は、
NKFレーベルからグナルダールの演奏による録音がリリースされていたが今回
のリリースはファン待望の最新録音となる。
注目のピアニストは、ヒューイットやアムランを筆頭に世界トップクラスのピ
アニストが顔を揃えるハイペリオンの中でも当代随一の知性派ピアニストとし
て数々の名演を生み出してきたピアーズ・レーン!共演にはダラス響を鍛え上
げたリットンが音楽監督兼主席指揮者を務めるノルウェーのベルゲン・フィル
が参戦するなど期待度満点。RPCシリーズ初の北欧アルバム、乞うご期待!

CDA 67491/2 2枚組 \4160
N・メトネル:
おとぎ話(全曲)/若い人のためのロマンティックなスケッチOp.54
ヘイミッシュ・ミルン(ピアノ)
メトネルの作品のリリースを積極的に推進してきたハイペリオンからまた1つ
重要なセットが登場。メトネルがその生涯に渡って作曲を行い続け、数ある作
品の中でも特に演奏機会に恵まれているといっても過言ではない「おとぎ話」。
1曲単位や数曲の収録による録音は数多く存在しているが、全曲の収録盤は今
回のリリースが初の快挙となる(作品番号の付いていない1915年作曲の「おと
ぎ話」も収録!)。同曲最大の決定盤となることは確実!
演奏はもちろんメトネルの世界的権威として名高いヘイミッシュ・ミルン。
1970年代よりメトネルの作品を自身の最重要レパートリーと位置づけており、
その演奏と解釈は世界中から絶賛を博している。

CDA 67603 \2080
J・ヨンゲン:
聖体秘蹟のためのミサ曲Op.130、アブラハムの神W.150、
慈悲深き主イエスよW.71、 憐れなる我W.99
フロール・ペーテルス(1903−1986):祝祭ミサOp.62
デイヴィッド・ヒル(指揮)、
ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団、
ポール・プロヴォー(オルガン)、ロンドン・シティ・ブラス
「メンデルスゾーン」、「クリスマス」に続くヒル&ケンブリッジ・セント・
ジョンズ・カレッジ合唱団のハイペリオン第3弾は、20世紀ベルギーの宗教作
品集。特に20世紀ベルギーを代表する作曲家ヨンゲンのミサ曲は、合唱とオル
ガンに金管アンサンブルが加わるという壮大壮麗な大作であり、ベルギー音楽
ファン注目の作品である。

CDA 67604 \2080
ピエール・ド・マンシクール(c.1510−1564):
天の女王、日々罪を犯したるわれを、ミサ《Cuidez vous que Dieu nous
faille》、その口でわれに口づけを、主よ思い出したもうことなかれ、
第2旋法によるマニフィカト
ジャン・リシャフォール(c.1480−a.1547):
Cuidez vous que Dieu nous faille
スティーヴン・ライス(指揮)、ブラバント・アンサンブル
ベールに包まれた16世紀フランドル楽派の作曲家クレキヨンの作品集
(CDA 67596)でハイペリオン・デビューを飾ったブラバント・アンサンブル。
続く第2弾は同じく16世紀の音楽家マンシクールは、スペインで国王フェリペ
II世の下でルネサンス音楽の発展に尽力した作曲家として知られている。


<Helios>
CDH 55257 \1280
聖チェチーリアへの頌歌 ――
ジョヴァンニ・バティスタ・ドラーギ(c.1640−1708):《ハーモニー》より
ジョン・ブロウ(1649−1708):栄光の日は来る
スージー・ル・ブラン(ソプラノ)、ジョゼフ・コーンウェル(テノール)、
マイケル・チャンス(カウンターテナー)、ヨジッチ・コク(バス)、
リチャード・ウィストライク(バス)、
ピーター・ホルマン(指揮)、
パーリー・オヴ・インストゥルメンツ、プレイフォード・コンソート
イタリアとイギリスの作曲家が書き上げた聖女を称える美しき音楽 ――。
CDA 66770からの移行再発売。

CDH 55267 \1280
ベーラ・バルトーク(1881−1945):
2つのヴァイオリンのための44の二重奏曲Sz.98
アンドラーシュ・キシュ(ヴァイオリン)、
フェレンチェ・バログ(ヴァイオリン)
これぞバルトークの醍醐味!ハンガリーの名手たちの魂が燃え上がる!
CDA 66453からの移行再発売。

CDH 55268 \1280
フェリックス・メンデルスゾーン(1809−1847):合唱作品集 ――
われらに平安を与えたまえ/キリエ・エレイソン/いと高きところ神に栄光
あれ/アヴェ・マリアOp.23-2/われら人生の半ばにありてOp.23-3/聖なる
かな/6つのアンセムOp.79/3つの詩篇Op.78/主よわが祈りを聞きたまえ
マシュー・ベスト(指揮)、
コリドン・シンガーズ、イギリス室内管弦楽団
ドイツロマン派の巨匠が残した珠玉の合唱作品の数々。イギリスの実力派合唱
団の演奏も見事!CDA 66359からの移行再発売。

CDH 55305 \1280
フランツ・シューベルト(1797−1828):
弦楽三重奏曲第1番変ロ長調D.471/弦楽五重奏曲ハ長調D.956
ラファエル・アンサンブル
シューベルト最晩年の大曲をマーウッド率いる精鋭たちが見事に聴かせてくれ
る。CDA 66724からの移行再発売。




<APR>
APR 5646 \1880
マイラ・ヘス・ヒストリック・ブロードキャスト・レコーディングス ――
R・シューマン:謝肉祭Op.9
J・ブラームス:ピアノ五重奏曲へ短調Op.34
マイラ・ヘス(ピアノ)、グリラー弦楽四重奏団
19世紀前半のイギリスを代表する女流ピアニスト、マイラ・ヘスのBBCラジオ
放送用音源として収録された録音集。シューマンは1950年10月13日BBCスタジ
オでのリサイタル、ブラームスは1942年8月25日に行われたナショナル・ギャ
ラリー・コンサートの録音。




<Cello Classics>
CC 1017 \2180
2台のチェロを含む五重奏曲集 ――
J・ブラームス(セバスティアン・ブラウン編曲):五重奏曲Op.34
ヨゼフ・ミロスラフ・ウェーバー(1854−1906):五重奏曲ニ長調
ディヴェルティメンティ
アルバム・タイトルの通り2台のチェロを必要とする弦楽五重奏曲を集めたチェ
ロ・クラシックスならではの意欲作。ブラームスの五重奏曲Op.34は本来弦楽
四重奏曲として作曲され、その後ピアノ五重奏曲に改編された作品にアレンジ
を施したもの。カップリングのミロスラフ・ウェーバーはドイツで活躍した
チェコ人作曲家であり特に室内楽作品に優れた作品を残している。




<Avie>
AV 2104 \2080
L・ベリオ:ピアノのための作品集 ――
ピアノ・ソナタ/6つのアンコール/ラウンズ/セクエンツァIV/5つの変奏曲
/タッチ*/カンツォネッタ*
アンドレア・ルッケジーニ(ピアノ)、
ヴァレンティナ・パーニ・ルッケジーニ(ピアノ)*
1983年には17歳でディノ・チアーニ国際コンクールを制覇するなど、若くして
トップ・プレーヤーの仲間入りを果たしたルッケジーニ。その演奏を聴いたベ
リオが自身のピアノ協奏曲第2番のプロムスでの演奏を依頼。また2001年には
ベリオのピアノ・ソナタの初演を手懸けるなど、イタリアの鬼才から信頼が
絶大だったということが窺い知れる。5曲のピアノ作品に加えて収録されてい
るルッケジーニ夫妻の結婚式で献呈された「タッチ」、ヴァレンティナの両
親に贈られた「カンツォネッタ」は、ベリオとルッケジーニの絆の深さの証
明と言える。ベリオの最大の理解者によるベリオ・アルバムは、文字通り決
定盤となることだろう。

AV 2117 \2080
R・シュトラウス:赤いばら、目覚めたばら、出会い
R・ワーグナー:ヴェーゼンドンクの5つの詩Op.27
B・ブリテン:詩人のこだまOp.76
ロジャー・クィルター(1877−1953):
美しい歓びの家Op.12-7、秋の夕暮れOp.14-1、夢の谷間Op.20-1、
愛の哲学Op.3-1
ネッド・ローレム(1923−):
ある朝早く、真紅の花びらが眠っている、おお私が時折そっと近づく君よ、
小さなエレジー、アレルヤ
スーザン・ブロック(ソプラノ)、
マルコム・マルティヌー(ピアノ)
アン・マレー&マルコム・マルティヌーのデュオ・アルバム(AV 2077)の続
編として登場するのは、イギリスにおける当代きってのソプラノ奏者スーザ
ン・ブロック。新国立劇場で上演されたキース・ウォーナー演出のワーグナ
ーに出演のため来日を果たし絶賛を博すなど、日本でも高い人気を誇るブロ
ックのソロ・アルバムはワーグナーを中心とした幅広いプログラムを歌うな
ど充実のプログラミング。2005年にウィグモア・ホールで行われたリサイタ
ルのチケットは完売となるなどその人気と評価は高まるばかり!アン・マレ
ーのアルバムでも伴奏を務めた名手マルテイヌーの見事なサポートは今回も
健在である。

AV 2118 \2080
G・F・ヘンデル:チェロ・ソナタ集 ――
ソナタ ト長調Op.1-7/同イ短調Op.1-9/同ハ長調Op.1-11/同ニ短調Op.1-4
/同ヘ長調/同ニ短調Op.1-2
ブルック・ストリート・バンド
たった5人の《水上の音楽》(AV 0028)でデビューを飾ったロンドンの女性
だけの新進気鋭の古楽アンサンブル「ブルック・ストリート・バンド」の第
3弾。今回の最新盤では、ヘンデルのリコーダー・ソナタをメンバーでチェン
バロ奏者のキャロリン・ギブレイがチェロ用に編曲を行った版を使用してい
る。主役となるチェロは、同アンサンブルのリーダーを務めるタティー・テ
オ。若さあふれる瑞々しい演奏を聴かせてくれている。




<ASV Gold>
GLD 4023 \2080
L・V・ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集Vol.1 ――
ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調Op.12-1/同第7番ハ短調Op.30-2/
同第10番ト長調Op.96
ピーター・クロッパー(ヴァイオリン)、マーティン・ロスコー(ピアノ)
イギリス随一の弦楽四重奏団として世界規模での活動を行ってきた「リンゼイ
ズ」のリーダーであるヴァイオリン奏者、ピーター・クロッパーがソリストと
して登場。リンゼイズを支えてきたクロッパーが「ASV Gold」レーベルから
世界に向けて発信するのは、大曲ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ!
今回のリリース第1弾を皮切りとして全曲のリリースが予定されている。リン
ゼイズを牽引し続けてきたベテラン奏者の新たなる挑戦に注目頂きたい。




<Gaudeamus>
CDGAU 362 \2080
イン・メモリア-追悼のための中世の歌曲集 ――
グレゴリオ聖歌:入祭唱-主よ、永遠の安息を彼らに与え
ヨハネス・デ・サルト(fl.c.1430−40):ローマ人の王
作曲者不詳(15世紀イギリス):グローリア
G・デュファイ:めでたし天の女王
J・オケゲム:Mort, tu as navre
作曲者不詳(15世紀イギリス):クレド
ジョスカン・デ・プレ:主よ、われらを解き放ちたまえ
J・オブレヒト:Mille Quingentis
ジョスカン・デ・プレ:
森のニンフ泉の女神、天にまします我らが父よ、アヴェ・マリア
H・イザーク:Quis Dabit Capiti Meo Aquam?
グレゴリオ聖歌:昇階唱-主よ、永遠の安息を彼らに与え
エドワード・ウィッカム(指揮)、クラークス・グループ
オケゲムを筆頭にフランドル楽派の演奏に大きな定評を持つクラークス・グル
ープ。世界初録音曲などを含む中世ルネサンス時代の巨匠たちの作品やグレゴ
リオ聖歌を組み合わせた今回の最新盤は、同団体が最も得意とする分野だけに
そのパフォーマンスへの期待が高まる。




<Black Box>
BBM 1107 \2080
アーロン・ジェイ・カーニス(1960−):
眠りと夢の前/スーパースター・エチュード第1番/トップ100グレイテスト
・ダンス・ヒッツ/瞑想
アンドリュー・ルッソ(ピアノ)、フェリックス・ファン(チェロ)、
デイヴィット・タネンバウム(ギター)、
カシ弦楽四重奏団
プリッツァー賞を受賞した現代アメリカの中堅作曲家カーニスの作品集。同じ
くアメリカ出身の若手ピアニストであるルッソの技巧が冴える!




<Resonance>
CDRSN 3087 \1250
ベスト・オブ・バッハ ――
J・S・バッハ:
2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV.1043/G線上のアリア/
トッカータ ニ短調/他
様々なアーティスト
「Resonance」の新シリーズ「ベスト・オブ...」は、作曲家ごとの代表作を集
めたその名の通りベスト盤。クラシック初心者にはもちろんのこと、ASVの個
性あふれる音源で名作を広く堪能して頂くことの出来るシリーズである。
全20タイトルのリリースが予定されている。

CDRSN 3088 \1250
ベスト・オブ・リムスキー=コルサコフ ――
N・リムスキー=コルサコフ:
熊蜂の飛行/スペイン奇想曲/シェヘラザード/他
様々なアーティスト

CDRSN 3089 \1250
ベスト・オブ・シュトラウスII世 ――
J・シュトラウスII世:
美しく青きドナウ/シャンペン・ポルカOp.211/皇帝円舞曲/他
様々なアーティスト

CDRSN 3090 \1250
ベスト・オブ・リスト ――
ピアノ協奏曲第1番/愛の夢第3番/ハンガリー狂詩曲第6番/他
様々なアーティスト

CDRSN 3091 \1250
ベスト・オブ・メンデルスゾーン ――
序曲《フィンガルの洞窟》/ヴァイオリン協奏曲ホ短調/歌の翼に/他
様々なアーティスト




<Nimbus>
NI 5806 \2080
A・ツェムリンスキー:3つの小品、チェロ・ソナタ イ短調(世界初録音)
カール・ゴルトマルク(1830−1915):チェロ・ソナタOp.39
E・W・コルンゴルト:
ピエロの踊りの歌、組曲《空騒ぎ》Op.11より 4つの小品、幻想即興曲
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)、ジョン・ヨーク(ピアノ)
24歳で「ガスパール・カサド国際チェロ・コンクールを制覇するなど、イギリ
ス随一のチェロ奏者として世界に名高い名手ウォルフィッシュ。ピアティゴル
スキー直伝の実力は国際的な評価を獲得するなど、その活動はコンサートやレ
コーディングなど多岐にわたっている。2006年5月に収録された最新録音はナ
チスの迫害を受けたユダヤ系作曲家たちの作品集。その中でも約30分の演奏
時間を要するツェムリンスキーのチェロ・ソナタは今回の録音が世界初とな
る注目の音源!気心知れたピアニスト、ジョン・ヨークとのコンビで風格漂
う充実の演奏を聴かせてくれる。2006年5月30日&31日の録音。

NI 5805 \2080
W・A・モーツァルト-ヨハン・ヴェント(1745−1801)によるフルートと弦楽
三重奏のためのオペラ編曲集 ――
歌劇《皇帝ティートの慈悲》K.621より/歌劇《コシ・ファン・トゥッテ》
K.588より/歌劇《フィガロの結婚》K.492より
ウィーン・フォルクスオーパー・モーツァルト・アンサンブル
「魔笛」、「ドン・ジョヴァンニ」、「後宮からの逃走」を収録したタイトル
(NI 5576)の続編。主役となるウィーンのフルート奏者シュマイザーはウィ
ーン・フィル首席奏者であるシュルツの門下生であり、自らも名門ウィーン・
フォルクスオーパーの首席奏者として活躍するなどその豊かなフルートの音色
が称賛を浴びている名手である。2005年2月の録音。




<Lyrita>
SRCD.210 \2180
G・ホルスト:
ウォルト・ホイットマン序曲Op.7/バレエ組曲変ホ調Op.10/吹奏楽のための
組曲第1番変ホ長調Op.28-1(G・ジェイコブ編曲)/ハンプシャー組曲Op.28-2
(G・ジェイコブ編曲)/ムーアサイド組曲(G・ジェイコブ編曲)
ニコラス・ブレイスウェイト(指揮)、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
遂にイギリス音楽ファン待望のリリタ(Lyrita)新録音のリリースがスター
ト!イギリス吹奏楽界の大物作曲家ゴードン・ジェイコブ編曲によるホルス
トの吹奏楽のための第1組曲&第2組曲やムーア・サイド組曲など、ホルスト
&吹奏楽ファンにとって嬉しいリリタならではのプログラミング!

SRCD.213 \2180
エリック・コーツ(1886−1957):
組曲《3人の男》/コンサート・ワルツ《ダンシング・ナイツ》/2つの交響
的狂詩曲/牧歌《夏の午後》/バレエ音楽《エンチャンテット・ガーデン》
/コンサート・ワルツ《フットライツ》/組曲《4つの世紀》より 第4曲:
リズム(20世紀)/行進曲《ロンドン・ブリッジ》
バリー・ワーズワース(指揮)、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
リリタの新録音リリース第2弾は、主にライトミュージックや吹奏楽曲、管弦
楽曲の作曲を行い、映画「ザ・ダム・バスターズ」のテーマ音楽の作曲家と
しても有名なエリック・コーツの管弦楽作品集。

SRCD.240 \2180
ボールト・コンダクツ・アイアランド ――
ジョン・アイアランド(1879−1962):
交響詩《トリトン》/前奏曲《忘れられた儀式》/
交響的狂詩曲《マイ=ダン》/ロンドン序曲/エピック・マーチ/
《ジュリアス・シーザー》より テーマ(G・ブッシュ編曲)/
組曲《オーヴァランダース》(C・マッケラス編曲)
エイドリアン・ボールト(指揮)、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
元祖イギリス音楽のスペシャリストである巨匠ボールトの指揮による世界初
CD化となるアイアランド。組曲「オーヴァランダース」は、同名の映画のた
めに書かれた音楽を巨匠マッケラスが演奏会用組曲へと編曲を行っており、
イギリス一色に染まった作品である。1966&1971

SRCD.246 \2180
ボールト・コンダクツ・コーツ ――
E・コーツ:
序曲《メリーメーカーズ》、組曲《夏の日》、組曲《Meadow to Mayfair》よ
り、組曲《3人のエリザベス》より、幻想曲《3頭の熊》、ダム・バスターズ
・マーチ
P・グレインジャー:子供の行進曲《丘を越えて彼方へ》
F・ディーリアス:マルシュ・カプリス
W・ウォルトン:ハムレットより 葬送行進曲
R・ヴォーン・ウィリアムズ:劇音楽《すずめばち》より
G・ロッシーニ(ブリテン編曲):《ソワレ・ミュージカル》より マーチ
G・ホルスト:組曲第1番Op.28-1より マーチ
エイドリアン・ボールト(指揮)、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団、
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
アイアランド作品集に続くのは同じく巨匠ボールトの世界初CD化となる録音。
エリック・コーツの作品に加えてグレインジャー、ディーリアス、ウォルト
ン、ヴォーン=ウィリアムズ、ブリテン編曲のロッシーニ、そしてホルスト
などの楽しい小品をカップリング。1978&1979

SRCD.238 \2180
パトリック・ハドリー(1899−1973):
交響的バラッド《高い木々》イ短調
ジェラルド・フィンジ(1901−1956):
テノール独唱、混声合唱と管弦楽のための頌歌《不滅の暗示》Op.29 *
トーマス・アレン(バリトン)、イアン・パートリッジ(テノール)*、
ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、
ギルドフォード・フィルハーモニック管弦楽団&合唱団*
イギリス音楽のスペシャリスト、ハンドリーの演奏によるハドリー&フィンジ
の秘曲をカップリングしたイギリス音楽ファン感涙の1枚!今回が世界初CD化
となる。1979&1975

SRCD.251 \2180
シリル・スコット(1879−1970):
ピアノ協奏曲ハ長調/同第2番/ピアノと管弦楽のための詩曲《ある朝早く》
ジョン・オグドン(ピアノ)、
バーナード・ハーマン(指揮)、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
シャンドスが作品集のリリースをスタートさせたことによって一気に再評価の
気運が高まっているシリル・スコット。世界初CD化となるリリタの録音は、
イギリスの名手ジョン・オグドンが魅せるファン必聴のピアノ協奏曲集。
1977&1975




<Prima Voce>
NI 7927/8 2枚組 \2580
エンリコ・カルーソー-イン・ソングスVol.3(録音:1906年〜1920年)
エンリコ・カルーソー(テノール)、様々なアーティスト
「プリマ・ヴォーチェ」は、往年の名歌手たちの歌声が収録された78回転の
SP盤の演奏をマイクロフォンで拾い、デジタル化を行う復刻シリーズ。

NI 7926 \1680
セザール・ヴェッツァーニ(1888−1951)-録音集(録音:1912年-1925年)
セザール・ヴェッツァーニ(テノール)、様々なアーティスト

NI 7924/25 2枚組 \2580
エンリコ・カルーソー-オペラVol.3(録音:1902年-1920年)
エンリコ・カルーソー(テノール)、様々なアーティスト




<Saydisc>
CD-SDL 310 \2080
チェンジ・リンギング・オン・ハンドベルズ
Stedman Cinques/Spliced Surprise Major/London No.3 Suprise Royal
/他 全8曲(録音:1980年)
チェンジ・リンギング・ハンドベル・グループ

<Channel Classics>
CCSSA 24707(SACD-Hybrid) \2850
ヨハネス・ブラームス(1833−1897):
チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38
チェロ・ソナタ ニ長調Op.78(原曲:ヴァイオリン・ソナタ第1番)
チェロ・ソナタ ヘ短調Op.120-1
(ウィスペルウェイ編曲/原曲:クラリネット・ソナタ第1番)
ピーター・ウィスペルウェイ(チェロ)、デヤン・ラツィック(ピアノ)
リリース時には各方面より大絶賛を博し、現在もベストセラーとして好評を得
ている「ベートーヴェンのチェロ・ソナタ全集」(CCSSA 22605)以来となる
待望の新譜はブラームス!
チェロ・ソナタ第1番は1992年9月にパウル・コーメンとのコンビで収録が行わ
れており今回はウィスペルウェイにとって2度目の録音となる。
また併録されている2曲のソナタは、それぞれ原曲がヴァイオリン・ソナタ、
クラリネット・ソナタといったブラームスの室内楽作品を代表する名曲中の名
曲をチェロ版へと編曲したもの。
ブラームスの作曲家としての初期、中期、後期に書かれた3作品、しかも同一
楽器の演奏で初期から晩年にかけての作風の変化を体感することができる。
ウィスペルウェイ自身が「ラツィックは自分にとって最上のピアニストである」
と語っているとおり、最高のコンビによる演奏の素晴らしさは前述のベートー
ヴェンで既に証明済み。
ウィスペルウェイが再びブラームスの録音に踏み切ったのもラツィックの存在
があったからこそということは想像に難くない。
今回のブラームスで使用しているチェロは、もちろんイタリアのグァダニーニ
製作(1760)によるもの。
ロンドンのクリスマス・オークションでグァダニーニとしては過去に例のない
世界最高の金額でウィスペルウェイが落札したチェロ・ファン垂涎の名器であ
る。




<Linn>
CKD 290(SACD-Hybrid) \2580
M・ラヴェル:ピアノ作品全集Vol.1 ――
ラ・ヴァルス/グロテスクなセレナード/鏡/水の戯れ/夜のガスパール
アルトゥール・ピツァーロ(ピアノ)
リリカルで詩的な一面とヴィルトゥオージティを兼ね備えたリスボン出身のワ
ールド・ヴィルトゥオーソ・ピアニスト、アルトゥール・ピツァーロ。大きな
反響を呼んだ骨太のベートーヴェン、スパイスの効いたショパンに続くリン・
レコーズでのリリース第5弾はラヴェルのピアノ作品全集第1弾!「ラ・ヴァル
ス」、「夜のガスパール」など、数あるピアノ作品の中でも特に高度な技術と
繊細な表現を必要とする作品のレコーディングは、ピツァーロにとっても挑戦
であると同時に自身の実力を最大限に発揮できる魅力的なレパートリーなので
ある。ピツァーロは既に2006年のコンサートでラヴェル&ドビュッシーのピア
ノ作品全曲演奏に乗り出しており、準備は万全。今回もこれまで以上に聴き手
の度肝を抜くパフォーマンスを披露してくれることだろう!

CKD 278(SACD-Hybrid) \2580
J・ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調Op.115
W・A・モーツァルト:
クラリネット五重奏曲変ロ長調K.Anh.91の断章(ダンカン・ドルース補完)
A・グラズノフ:東洋の夢Op.14-2
W・スウィーニー:夜明け
レスリー・シャッツベルガー(クラリネット)、
フィッツウィリアム弦楽四重奏団
アラン・ハッカーの弟子であるイギリスのピリオド楽器奏者、シャッツベル
ガーをゲストに迎えたクラリネット五重奏曲集。イギリスの名門ピリオド・
オーケストラであるロンドン・クラシカル・プレーヤーズやイングリッシュ
・バロック・ソロイスツでも演奏を行っているシャッツベルガーは、イギリ
ス随一の女流ピリオド楽器奏者として名高い注目のアーティストである。世
界初のショスタコーヴィチ弦楽四重奏曲全集の収録を実現させたフィッツウィ
リアム弦楽四重奏団のサポートも心強い。

CKD 294(SACD-Hybrid) \2580
J・P・ラモー(ピーナール編曲):《ナイス》からの組曲
R・アーン:クロリスに
E・シャブリエ(ピーナール編曲):トランペットとピアノのための組曲
C・サン=サーンス:チェロ・ソナタ第2番ヘ長調Op.123より ロマンス
G・フォーレ(アットウッド編曲):ヴァイオリン・ソナタ第2番ホ短調Op.108
ジョナサン=フリーマン・アットウッド(トランペット)、
ダニエル=ベン・ピーナール(ピアノ)
ジョナサン=フリーマン・アットウッドは、グラモフォン誌のレビュー執筆、
Channel Classicsでポッジャーのレコーディング・プロデュース、さらには
自身の演奏活動も行うというマルチな活躍を見せるアーティスト。アットウ
ッドとピーナールによる編曲作品を中心とした今回の第2弾は、新たなレパー
トリーの発掘にも大きな意味を持つことだろう。




<Natives>
CDNAT 07 \2250
クプレ・ド・フォリー ――
マラン・マレ(1656−1728):クプレ・ド・フォリー(スペインのフォリア)
/アラベスク/夢みる女/迷宮/サラバンド/シャコンヌ/ムーリネ/人の声
/ギター/サント・コロンブのためのトンボー/パヴァーヌ
フィリップ・フロン(ヴィオール)、ラクリメ・コンソート
オルガン作品のリリースを行ってきたフランスのレーベル「ナティーフ
(Natives)」の最新盤はマラン・マレの作品集!ヴィオールという楽器の代
名詞的存在でもあるマレの作品を演奏するのは、ブリュッセル王立音楽院では
ヴィーラント・クイケンの下で研鑽を積むなど、クイケン後を担う逸材として
期待を浴びているフィリップ・フロンとラクリメ・コンソートの強力コンビ。
様々な表情や色彩感に満ちたマレの世界が抜群の演奏によって表現されており、
寄せられている期待への証明と言える。また、各声部が鮮明に浮かび上がる優
秀録音が演奏に華を添えている。




<Caprice>
CAP 21772(DVD-Video/PAL) \2580
J・S・バッハ(シトコヴェツキー編):
ゴルトベルク変奏曲BWV.988(弦楽三重奏版)
トリオ・シリアクス=ペーション=ライティネン
既にリリースされているSACD Hybrid盤(CAP 21695)がスウェーデン・グラミ
ー賞を受賞するなど、国内外から称賛を浴びたトリオ・シリアクス=ペーショ
ン=ライティネンのゴルトベルクがDVD-Videoで再登場!スウェーデン放送と
の共同制作で新たに収録された演奏は、変奏によって衣装や演出に変化が加え
られるなど映像作品としても非常に興味深い仕上がりとなっている。
(このタイトルはPAL方式のDVD-Videoとなります。日本で一般的に使用されて
いるNTSC方式対応のプレーヤーでは再生できません。ご注意下さい。)




<Danacord>
DACO 990(DVD-Video/PAL) \2580
チェロと私-スカンジナヴィアのチェリスト、
エアリング・ブレンダール・ベンクトソン
エアリング・ブレンダール・ベンクトソン(チェロ)、
ニナ・カフタラージェ(ピアノ)、他
2006年11月に演奏活動70周年を迎えたデンマークのチェリスト、エアリング・
ブレンダール・ベンクトソンのドキュメンタリー。様々な演奏が盛り込まれた
密度の濃いドキュメンタリー映像は、充実した時間を与えてくれる。
(このタイトルはPAL方式のDVD-Videoとなります。日本で一般的に使用されて
いるNTSC方式対応のプレーヤーでは再生できません。ご注意下さい。)




<nosag records>
nosag CD129 \2300
打楽器と弦楽オーケストラのための音楽 ――
ステファン・ソリオム(1979−):演奏会用小品
ネイ・ロサウロ(1952−):マリンバ協奏曲
ハンス・セーデルベリ(1937−):コンチェルティーノ、アリエッタ
ペーター・クラツォウ(1945−):マリンバ協奏曲
エベルハルト・アイザー(1932−):コルド
マークス・レオソン(打楽器)、ウプサラ・チェンバー・ソロイスツ
マークス・レオソンはスウェーデン王立歌劇場のソロ・ティンパニー奏者やス
ウェーデン放送のアーティスト・イン・レジデンス(1996−97)を務め、現在
はソリストとして国際的な活動を行っている北欧のトップ・アーティスト。マ
リンバのための作品を中心とした最新盤の収録曲は、ロサウロとクラツォウの
2作品を除いて全て世界初録音となっている。

nosag CD117 \2300
スウェーデン、デンマーク、フィンランドの新しい音楽 ――
ヤン・W・モッテンソン(1940−):
ギターと弦楽オーケストラのための協奏曲《SONORA》
ベント・セーアンセン(1958−):
ギター・ソロのための《シャドウ・シチリアーノ》、
ギター・ソロのための《アンジェルス・ワルツ》
エーリク・フォーラレ(1955−):
サクソフォーン、打楽器とウクレレのための《2 intermovimenti》
イーヴォ・ニルソン(1966−):
ギター、トロンボーンと打楽器のための《3つのエクアーレ》
ハッリ・スイラモ(1954−):Noun a fretwork cirlce
ダニエル・ベルツ(1943−):ギター・ソロのための《Etchings》
マッティン・ラーション (1967-):
You can't cry but you climb on the walls
ペレ・グズモンセン=ホルムグレン(1932−):エレキギターのためのソロ
マグヌス・アンデション (ギター)、他
スウェーデンを代表するギタリストであるマグヌス・アンデションのニュー・
アルバム。様々な種類のギターやウクレレ、エレキギターを駆使して新しい北
欧の作品を奏でている。




<Bergen Digital>
BD 7046CD \2180
太陽の気分 ――
ゲイル・トヴェイト(1908−1981):Volkomne med aera fra
エギル・ホーヴラン(1924−):瞑想
カール・グスタヴ・スパッレ・オルセン(1903−1984):間奏曲
ルードヴィヒ・イルゲンス=イェンセン(1894−1969):ボルスの歌
ビヤルネ・スレゲダール(1927−):民謡の旋律による変奏曲
アイヴィン・グローヴェン(1901−1977):Laling og sull、太陽の気分
ヨハン・クヴァンダル(1919−1999):ロマンス
クジェル・モルク・カールセン(1947−):民謡の旋律によるパルティータ
エドヴァルド・フリフレート・ブレイン(1924−1976):Ut mot havet
スヴェッレ・ヨルダン(1889−1972):ロマンス
オーレ・ブル(1810−1880):孤独の時に、Saeterjentens sondag
ヨハン・スヴェンセン(1840−1911):ロマンス ト長調
トム・オッタル・アンドレアセン(フルート)、
ロジャー・アンドレアセン(オルガン)
オーレル・ニコレとアンドレアス・ブラウの下で学び、1994年よりノルウェー
放送管弦楽団の主席フルート奏者を務めるトム・オッタル・アンドレアセン。
前作「Air」(BD 7045CD)と同じくオルガン伴奏で演奏される19世紀-20世紀
ノルウェーの作品集では、美しい情景が目に浮かぶような歌心に満ちた充実の
演奏を披露してくれる。





<MTG Music>
MTGCD 80068 \2180
グレゴリオ聖歌の鍵 ――
グレゴリオ聖歌:今日キリストは生まれた、天より露をしたたらせよ
ヘンリク・オーゼガード(1955−):
幼子が生まれた、3つのグレゴリオのアンティフォナ
オーラ・イェイロ(1978−):
Unicornis Captivatur、ヴェスパー・ヴァリエーションズ
ヴォルフガング・プラッゲ(1960−):貴き十字架
テリエ・ビョルクルンド(1945−):アヴェ・レジナ
ヘンニング・ソンメッロ(1955−):3つのグレゴリオの思い
ノルウェー民謡(オーゼガード編曲):
Mitt hjerete alltid vanker、Det hev ei rose sprunge
トーレ・エリク・モーン(指揮)、オスロ・フィルハーモニック合唱団
ノルウェー屈指の合唱団オスロ・フィルハーモニックの結成85周年を記念して
製作されたアルバム。2曲のグレゴリオ聖歌に加えて、現代ノルウェーの作曲
家たちがグレゴリオ聖歌や中世の音楽からインスピレーションを得て書き上げ
た荘厳で神秘的な作品が収録されている。





<Euridice>
EUCD 35 \2180
対話 ――
J・S・バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調BWV.1011
B・ブリテン:無伴奏チェロ組曲第3番Op.87
S・グバイドゥーリナ:十字架に
スティグ・ヴァルベリ(チェロ)、
ビョルン・アンドル・ドラーゲ(オルガン)
シャンドール・ヴェーグの率いるザルツブルク・カメラータ・アカデミカのメ
ンバーとして活躍してきたノルウェーのチェリスト、スティグ・ヴァルベリの
ソロ・アルバム。バッハ&ブリテンの名作にグバイドゥーリナを加えた意欲的
なプログラムはヴェーグに認められた名手に相応しい。

EUCD 34 \2180
シグムント・リリェベルカ(1931−):作品集 ――
フルート協奏曲/シンフォニエッタ/ヴァイオリン協奏曲
エリザベス・クリステンセン・エイデ(フルート)、
スヴェイヌング・リリェベルカ(ヴァイオリン)、
アルヴィド・エンゲガード(指揮)、
ボードー・シンフォニエッタ
リリェベルカは70歳を過ぎた2005年に自身初となるオペラの発表を行ったノル
ウェーのベテラン作曲家。ちなみにヴァイオリンのスヴェイヌングは作曲者の
息子であり2004年までトロンハイム響のコンサートマスターを務めた実力者で
ある。

EUCD 38 \2180
ウーレ・ブルズ・ヒッツ ――
E・グリーグ:
ホルベルク・スウィート・ミント、ドヴロ・ゴシュ、ウーレ・ブルズ・ヒッツ
第1番-第4番
ヨハネス・ハンセン:Vadressmarsj
ヨハン・ハルヴォルセン:Ole Bojarer
伝承曲:Ole Bullgarer
他 全15曲(全曲ビョルン・アンドル・ドラーゲによる編曲)
ミン=アンサンブル
これは面白い!作曲家、編曲家、指揮者、演奏家と多くの顔を持つノルウェー
の音楽家ビョルン・アンドル・ドラーゲの編曲によるパロディーとユーモアに
あふれたアルバム。変貌を遂げたグリーグやハルヴォルセンなどの作品をノル
ウェーのピアノ、弦楽器、木管楽器、打楽器奏者たちで構成されるプロの室内
楽団“ミン=アンサンブル”の演奏でご確認を!

EUCD 36 \2180
アリルド・サンドヴォル(1895−1984):
前奏曲とパッサカリア ロ短調Op.4/ノルウェー民謡の旋律による7つの印象
Op.5/ソナタ へ短調Op.9/ノルウェー民謡《Eg veit Himmerik ei borg》に
よる変奏曲/ノルウェー民謡《Herre jeg hjertelig onsker a fremme din
aere》による変奏曲/ハイドンの主題による2つの小品
ビョルン・ボイセン(オルガン)




<trembling records>
nr 2 \2180
ラグナール・ビェルクライム(1958−):
ナンセンのスピリット/2000年への祈り/ブルー・フレーヴァー/惑星の音楽
様々なアーティスト
ノルウェーの中堅作曲家ラグナール・ビェルクライムは、映画、テレビ、劇場、
合唱作品、子供のための歌曲など様々なジャンルの作曲を行っている。

TR 0100
ラグナール・ビェルクライム:
《The Immortal Ibsen》-オリジナル・サウンドトラック
様々なアーティスト




<Prima Music>
106102 \2180
ラグナール・ビェルクライム:キス・ディン・クヴァルダグ
インゲル・ヴァグレ(指揮)、合唱団《kor:z》、他




<Sonor Records>
SONCD 6007 \2180
ルドヴィク・ニールセン(1906−2001):オルガン作品集 ――
イントラータ・ゴティカOp.14/パッサカリアOp.23a/変奏曲Op.2/前奏曲と
フーガOp.6/聖祝日のためのオルガン作品Op.20a/コラール幻想曲Op.34/オ
ルガン・コラールOp.5/ニダロス大聖堂の鐘Op.37b
ハラルド・リーゼ(オルガン)




<Paula>
PACD 157 \2180
Engkatedral-ビャーネ・ハールの旋律による歌曲集(全21曲)
リタ・スコフ(ソプラノ)、ビャルネ・ハール(ピアノ)




<Glossa Platinum>
GCD P32102 \2180
ジル・バンショワ(c.1400−1460):
さようなら、とても美しい愛よ/わたしは恋していて楽しいことばかり/喜ん
でいられないだろう/もし恋人が願望を持っていなければ/悪口を言いたい人
をけなすならば/唯一の崇高な悩み/恋人よ、とても甘味な表情/さようなら、
また会うときまで/愛するほどに嫌われて/彼は奴隷になれる/さようなら、
我が愛の喜びよ/J・オケゲム:バンショワの死を悼む挽歌
ビョルン・シュメルツァー(ディレクター)、
アンサンブル・グレインデラヴォア
フランドル楽派の巨匠オケゲムの作品集(GCD P32101)で鮮烈なデビューを果
たした「アンサンブル・グレインデラヴォア」のグロッサ第2弾はオケゲム同
じフランドル楽派の大作曲家ジル・バンショワの世俗作品集。
オケゲムが師と仰いでいたとされるバンショワの世俗作品を次の挑戦に選んで
きたことからも、シュメルツァー&アンサンブル・グレインデラヴォアのフラ
ンドル楽派の音楽へのこだわりと確固たる信念が窺い知れる。
バンショワの美しき旋律の数々は15世紀最高と評されており、数々の旋律の裏
に隠された喜びと哀しみの表現も非常に注目である。
「アンサンブル・グレインデラヴォア」はベルギーの民族音楽学者であり、自
らも演奏に参加しているビョルン・シュメルツァーがディレクターを務めるベ
ルギーのヴォーカル・アンサンブル。
デビュー盤となったオケゲムのミサ・カプト(GCD P32101)での絶妙なハーモ
ニーと研究を重ねた解釈は大きな評価を受け好評を博している。
ちなみにブックレットはシュメルツァー自身の執筆による充実の内容に仕上が
っており、スペインのトップ・デザイナーが手懸け世界最高との評価も受けて
いる斬新なデザインのジャケットは今回も健在!




<Pepperland>
PEP 05029 \2180
G・マーラー:
交響曲第6番イ短調《悲劇的》(ツェムリンスキー編曲によ4手連弾版)
マリアレーナ・フェルナンデス(ピアノ)、
ランコ・マルコヴィチ(ピアノ)
巨大な編成と群を抜く卓越したオーケストレーションによって壮大に繰り広げ
られるマーラーの交響曲第6番「悲劇的」。今回ウィーンを本拠地とするペッ
パーランド・レーベルからリリースされるのは1906年にツェムリンスキーが編
曲を行った「悲劇的」の4手連弾版!2人のピアニストによる連弾版では大編成
の管弦楽による演奏ではなかなか聴き取れない内声部や旋律が鮮明に浮かび上
がってくるなど、次々と新たな発見を実感できるという大きな魅力がある。
インドのボンベイ(現ムンバイ)出身のフェルナンデスとザグレブ出身のマル
コヴィチによるピアノ・デュオはウィーンを拠点として活躍中。このツェムリ
ンスキー編曲による「悲劇的」の4手連弾版を重要なレパートリーとしている
だけに非常にハイレベルな演奏を聴かせてくれている。
「悲劇的」の4手連弾版の録音の存在は数えるほどなだけに、ベーゼンドルファ
ーのコンサート・グランド280を使用して2004年9月に収録された新たな録音は
貴重である。大編成の交響曲に少し食傷気味というマーラー・ファンやピアノ
・ファンなど多くのクラシック・ファンにお聴き頂きたい注目盤の登場!




<Musique En Wallonie>
CYP 3608 \2180
ヨハネス・ティンクトリス(ca.1430−ca.1511):
ミサ・ロム・アルメ/ミサ・シネ・ノミネ第1番
エドワード・ウィッカム(指揮)、クラークス・グループ
15世紀フランドル出身の作曲家であり当時最大の音楽理論家でもあったティン
クトリス。ティンクトリスの著書はルネサンス音楽に関する非常に重要な資料
として知られている。現存している作品は少ないものの、流れるようなポリフォ
ニーと中声部、低声部を重視して書かれた声楽曲はティンクトリスの名声を証
明する見事な作品と言える。オケゲムを筆頭にフランドル楽派の作品のスペシャ
リストであるウィッカム&クラークス・グループの演奏も秀逸。1997年の録音。

CYP 3609 \2180
14世紀のモテットとコンドゥクトゥス ――
Parce virgo/神よ、わたしを救い出し/Benedicta et venerabilis es(モテ
ット第1番)/モテット第2番/サルヴェ・レジナ/モテット第3番/キリエ第11
番(モテット第8番)/キリエ第9番(モテット第10番)/モテット第17番/主
なる神をたたえよ(モテット第18番)/モテット第19番/Ecce jam(モテット
第21番)/モテット第22番/Alleluia ! Letabitur Justus(モテット第27番)
/この日こそ(モテット第29番)
アン・マリー・ドゥシャン(指揮)、
アンサンブル・ヴェナンス・フォルトゥナ
聖ヤコブ教会で演奏されていたとされる未出版、作曲者不明のアルス・アンティ
クワのレパートリーから選ばれた16曲の作品を収録。時代の変遷の狭間に埋も
れてしまった珠玉の作品の数々をアンサンブル・ヴェナンス・フォルトゥナが
神秘的に歌い上げている。1996年の録音。

CYP 3615 \2180
ピエトロ・アントニオ・フィオッコ(1654−1714):
第5旋法によるミサ・コンチェルタータ/サルヴェ・レジナ/レジナ・チェリ/
アルマ・レデンプトリス/アヴェ・レジナ・コエロルム
アントニオ・フローリオ(指揮)、
カペッラ・デ・トゥルキニ、ナミュール室内合唱団
17世紀ヴェネツィアで生まれベルギーのブリュッセルへと活躍の場を移したピ
エトロ・アントニオ・フィオッコは、後にベルギー音楽に多大な貢献を果たす
フィオッコ兄弟の父でもある。イタリア・バロックのスペシャリストであるカ
ペッラ・デ・トゥルキニと、ワロン地方のナミュール室内合唱団のコンビが質
の高い演奏を展開。1999年の録音。

CYP 3610 \2180
ヨゼフ・ヨンゲン(1873−1953):
ピアノ協奏曲Op.127/ハープ協奏曲Op.129/パッサカリアとジーグOp.90
エドゥアルド・デル・プエヨ(ピアノ)、ミレイユ・フロール(ハープ)、
フェルナン・キネ(指揮)、
ベルギー国立管弦楽団、リエージュ管弦楽団
近代ベルギーを代表する作曲家の1人として日本でも再評価の著しいヨンゲン
の協奏曲集。ピアニストにはベルギーを活躍の場に選んだ隠れた達人プエヨ、
オーケストラにはキネがタクトを振るうベルギー国立管とリエージュ管を起用
するなど素晴らしい陣容が整っている。録音は1962年-1964年と少々古めだが、
強力な演奏者陣の演奏による貴重な録音の価値は計り知れない。

CYP 3611 \2180
ダニエル・ダニエリス(1635−1696):ウプサラのモテット(全11曲)
クリストフ・ルセ(オルガン&チェンバロ)、
ステファニー・レヴィダ(ソプラノ)、
フランソワーズ・マセ(ソプラノ)、
ジャン=フランソワ・ノヴェリ(テノール)、
ジェローム・コレアス(バリトン)、他
リエージュ近郊のヴィゼに生まれたダニエル・ダニエリスはリエージュ大聖堂
のオルガニスト、ギュストロの宮廷楽長、そしてヴァンヌ大聖堂の音楽監督な
どを歴任した作曲家兼オルガン奏者である。




<Pavane>
ADW 7510 \2180
セクレトス・デ・ミ・アルマ-スペイン系ユダヤ人の音楽 ――
Alta va/Una pastora yo ami/Gerineldo/Sekretos de mi vida/A la nana
y a la buba/Il bastidor/Ay mancebo/Durme kerido ijiko/Avrish me
galanika/La roza enflorese/La serena/Sekretos de mi alma/Grabar
los suenos de mi alma
ラ・ローザ・エンフローレーゼ
「ラ・ローザ・エンフローゼ」は、スペイン系ユダヤ人「セファルディ」の伝
統音楽の中でも特に名作と言われる「La Roza Enflorese」をグループ名のルー
ツとするベルギーの声楽と古楽器によるアンサンブル。「ラ・ローザ・エンフ
ローゼ」にとって3枚目となるセファルディの伝統音楽集でもこれまで以上に
儚く物悲しい旋律が聴き手の心に響き渡ることだろう。

ADW 7512 \2180
F・ショパン:
ピアノ三重奏曲ト短調Op.8/チェロ・ソナタ ト短調Op.65/夜想曲
トリオ・ポルティチ〔ダミアン・パルドン(ヴァイオリン)、ルク・トーテン
(チェロ)、ステファネ・デ・メイ(ピアノ)〕
トリオ・ポルティチは、ルクセンブルク・フィルのヴァイオリン奏者を務める
パルドン、フランダース放送管のソロ・チェロ奏者トーテン、コルトーの教え
を受け継ぐデ・メイというベルギーの強力トリオ。クラシック界で抜群の勢い
を見せるベネルクス三国の実力を実感させられる見事な演奏である。

ADW 7474 \2180
申し分のない紳士-バロック時代のリコーダー作品集 ――
J・ショア:ショア氏のトランペット・チューン
G・ビンガム:マーチ
H・パーセル:Sybell
M・ロック:組曲第8番
W・バード:アルマンド、ロウランド、ヴォルタ
J・ファン・エイク:道化師
A・パーチャム:ソナタ/他 全14曲
パトリック・デネッカー(リコーダー)、
ギィ・ペンソン(チェンバロ)
ベルギー有数のリコーダー奏者デネッカーがソプラノ、アルト、テナーの計5種
類のリコーダーを駆使してバラエティに富みながらも音楽性の豊かな演奏を披
露。伴奏のペンソンもクリス・マーネによる2台のチェンバロを使い分けるな
ど興味深い。

ADW 7466 \2180
ジャン=ピエール・ウェールブローク(1954−):
7つの歌曲/ピアノのためのワルツ第1番-第8番/リルケの詩による《薔薇》
アンゲリカ・ショルノスキ=グラー(メゾ・ソプラノ)、
クラウディア・ショット(ピアノ)
ブリュッセルに生まれベルギー、フランスとドイツで作曲を学んだ現代ベルギ
ーの作曲家の作品集。ロマン派的な作風を持ったリルケやアイヒェンドルフ、
ゲーテなどの詩を題材とした歌曲が代表作として知られている。

ADW 7469 \2180
インドルジフ・フェルト(1925−):フルートと管弦楽のための作品全集
ファンタジア・コンチェルタンテ/コンチェルティーノ/フルート協奏曲
カルロ・ヤンス(フルート)、ダニエル・ブルメンタール(ピアノ)、
ウラディミール・ヴァーレク(指揮)、プラハ放送交響楽団
現在はルクセンブルク音楽院で教授を務めているフルート奏者カルロ・ヤンス。
20世紀チェコの作曲家フェルトのフルート作品がこれだけ集まったアルバムと
しても貴重な1枚。ヴァーレク&プラハ放送響のサポートも頼もしい。ちなみ
に指揮活動も行っているヤンスは指揮者としてカツァリスとの共演も果たして
いる。

ADW 7462 \2180
サントロペのオルガン ――
J・S・バッハ:前奏曲とフーガ ニ長調BWV.532、21のコラール前奏曲より
J・G・ヴァルター:協奏曲
J・パッヘルベル:シャコンヌ へ長調
N・ルベーグ:組曲
ジャン=ピエール・レコウディ(オルガン)
パヴァーヌ・レーベルに多くのオルガン作品の録音を行っているレコウディ。
殉教者聖トロペにちなんで名付けられたフランス南部のサントロペにあるオル
ガンを使用した録音。

ADW 7484 \2180
La vida eu un pasahe-スペイン系ユダヤ人の音楽 ――
A la una yo nasi/Morenika sos/Prelude-La vida es un pasahe I/El
regateo de las kosuegras/Ah, el novio no kere dinero/他 全14曲
ラ・ローザ・エンフローレーゼ
新作「セクレトス・デ・ミ・アルマ」(ADW 7510)を発表したベルギーの声楽
と古楽器によるアンサンブル「ラ・ローザ・エンフローレーゼ」の2枚目となっ
たアルバム。2003年の録音。




<Phaedra>
DDD 92022 2枚組 \4360
フランドルの作曲家による児童と女声合唱のための音楽 ――
ヤン・ヴァンデルロースト:魔法の国のアニーと共に
ヤン・クック:ファゴットの物語
ペーテル・ピーテルス:魔法
クルト・ビッケムベルヒス:青い目のお姫さま
マルティン・ヴァルケ:赤ひげの宝物
ヴィック・ネース:メモリア・ユスティ
パトリツィア・ハート(指揮)、
ロンデルツェールス少年合唱団、
ヨハン・ファン・ボーウェレン(指揮)、
アンサンブル・オクサリス、他
ベルギーのフランドル地方、しかも児童合唱と女声合唱のための作品のみとい
うコンセプトで収録されたユニークな合唱アルバム。吹奏楽作品の大ヒットで
その地位を築いたベルギーの世界的作曲家、ヤン・ヴァンデルローストの合唱
作品も聴き逃せないポイント。(解説書に日本語曲目表記付き)

DDD 292 014 \2180
F・シューベルト:
歌曲集《白鳥の歌》D.957/さすらい人の夜の歌D.768/さすらい人D.489
ドナウの上でD.553/魔王D.328
イシュトヴァン・コヴァチ(バス)、レヴェンテ・ケンデ(ピアノ)
ハンガリー出身のイシュトヴァン・コヴァチは1999年モーツァルト国際コンク
ールで3位入賞を果たし、現在はヨーロッパを中心に世界中で活躍中。同じく
ハンガリー生まれのピアニストであるケンデのサポートがコヴァチの歌声を引
き立たせている。

DDD 292 010 \2180
J・ブラームス:6つの小品Op.118
F・ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35
F・シューベルト:幻想曲ハ長調D.760《さすらい人》
アレキサンダー・レーマン(ピアノ)
アレクサンダー・レーマンはベルギーのコルトレイク出身のピアニスト。1994
年に収録された3作品は新鮮な雰囲気に満ちている。

DDD 392 002 \2180
ポートレート・オヴ・ヘリーズ・ビック・バンド ――
A・コープランド・市民のためのファンファーレ
H・マンシーニ:マンシーニのヴィジョン、ムーン・リヴァー
N・ゴメス:ハイ・ソサイエティ
J・チャタウェイ:サンビータ
E・ガーナー:ミスティ/他 全16曲
ヘリー・リーケンス(指揮)、へリーズ・ビック・バンド
フランダース放送響のホルン奏者リーケンスがリーダーを務める「へリーズ・
ビック・バンド」の結成20年を記念して1993年にリリースされたディスク。





<Etcetera>
KTC 1063 \2180
イギリスの歌曲集 ――
F・ディーリアス:
秘めたる愛、鳥の物語、夜うぐいす、The Homeward Way、ヴェネヴィル、
夕べの声
アイヴァー・ガーニー(1890−1937):
広々とした野原、セバーン川の牧草地、春の願い、歌手たち、墓碑、慰められ
る愚行、パンとさくらんぼ、すべての月夜、サリー・ガーデンを下って、雪、
天国の布、Brown is my Love
イアン・パートリッジ(テノール)、
ジェニファー・パートリッジ(ピアノ)
入手困難状態が続いていたパートリッジによる1980年録音のディーリアス&ガ
ーニー作品集が復活の再発売!イギリスの重鎮が歌う数々の歌曲は現在も全く
色褪せない。

KTC 1330 2枚組 \4360
F・シューベルト:フォルテピアノのための作品集Vol.1
ソナタ第19番ハ短調D.958/2つのスケルツォD.593/ソナタ第15番ハ長調D.840
《レリーク》/同第20番イ長調D.959/同第4番イ短調D.537
ヤン・フェルミューレン(フォルテピアノ)
ソリストとしてだけでなくヴィーラント・クイケンら巨匠たちとアンサンブル
活動を行うなど、現代ベルギーの鍵盤楽器奏者を代表するアーティストである
フェルミューレンによるシリーズがスタート。録音に用いているフォルテピア
ノは、19世紀初頭にウィーンで最も高い評価を受けたナネッテ・シュトライ
ヒャーが1826年に製作した銘器である。




<Cybele>
Cybele 230.301 \2180
J・S・バッハ:無伴奏チェロ組曲(マリンバ版)Vol.1
組曲第1番ト長調BWV.1007/同第2番ニ短調BWV.1008/同第3番ハ長調BWV.1009
クリスティアン・ローデルブルク(マリンバ)
優秀な録音技術と独特のレパートリーによるリリースを行っているドイツのレ
ーベル「シベーレ」を代表するベストセラー・アルバム!マリンバのクリス
ティアン・ローデルブルクは、1978年からフリーランス打楽器奏者としてデュ
セルドルフ打楽器アンサンブルなどで様々な活動を行っている。

Cybele 230.302 \2180
J・S・バッハ:無伴奏チェロ組曲(マリンバ版)Vol.2
組曲第4番変ホ長調BWV.1010/同第5番ハ短調BWV.1011/同第6番ニ長調BWV.1012
クリスティアン・ローデルブルク(マリンバ)
マリンバ版無伴奏チェロの第2集。マリンバによるバッハは、これまでの「無伴
奏チェロ組曲」のイメージを一新させてくれる斬新さとマリンバの演奏ならで
はの温もりを併せ持っている。1995年-1997年の録音。

Cybele 140.202 \2180
R・シューマン:ダヴィット同盟舞曲集Op.6/森の情景Op.82
ベルント・F・マルセル(ピアノ)
ドイツ・ロマン派の作品をレパートリーの中心としているマルセルはブッフビ
ンター門下のドイツ人ピアニスト。シベーレ(Cybele)の優秀録音がピアノか
ら響く音の1つ1つを丁寧に収録しており、クリアで臨場感にあふれた演奏を聴
かせてくれる。

Cybele 200.402 \2180
J・M・オトテール:組曲ト長調
F・クープラン:恋するうぐいす、愛する人の肖像
M・ハジャリィ:ラーガ・ドゥ・プリンス
A・ルーセル:パイプ ニ長調
F・プーランク:ヴィラネル
D・ミヨー:Exercice Musical
J・P・ラモー:ロンドーによるミュゼット、タンブラン
イェレミアス・シュワルツァー(リコーダー)、
エゴン・ミハイロヴィチ(チェンバロ)
シュワルツァーは、1992年にドイツのカルフで開催された国際リコーダー・コ
ンクールで第1位に輝きウィーン音大に客員講師として招かれるなど広いレパ
ートリーと確かな技術が認められているドイツのリコーダー奏者である。

SACD 261.101(SACD-Hybrid) \2850
ヴォルフガング・リーム(1952−):
弦楽四重奏曲第1番/同第4番/同第8番/同第5番
ドーレン・クヮルテット
リームはアバドの指揮によるウィーン・フィルにその作品が取り上げられ、ベ
ルリン・フィルのコンポーザー・イン・レジデンスも務めたドイツを代表する
現代音楽の作曲家である。

Cybele 360.201 \2180
ギュンター・ベッカー(1924−):アンサンブルのための新しい作品
木管六重奏のための《クアジ・ウナ・ファンタスマゴリア》/ファゴットと
室内楽のための《ハード・タイムズ=マルチサウンズ》/室内楽のための《ゲ
ーム・フォー・ナイン》/ストラヴァガンツァ/他
アンサンブル・ノイエ・ムジーク《ノタブ》
カールスルーエ・バーデン音楽大学で指揮と作曲を学んだドイツの現代音楽作
曲家ベッカーの室内楽作品集。ロベルト・シューマン国立音大の学生たちで
1983年に結成されたアンサンブルが難解な作品を見事にまとめている。




<VMS>
VMS 155 \2180
C・P・E・バッハ:
2台のチェンバロのための協奏曲H.408、
シンフォニア第4番ト長調H.666(ハンブルク交響曲より)
W・A・モーツァルト:交響曲K.134、同K.199(162a)
アレクセイ・リュビモフ(フォルテピアノ)、
ユーリ・マルティノフ(フォルテピアノ)、
マンフレッド・フス(指揮)、
ハイドン・シンフォニエッタ・ウィーン
ウィーン少年合唱団で活躍しウィーン音楽大学ではスワロフスキーに師事した
フスが率いるピリオド・オーケストラのVMSレーベル第2弾。バロック&古典派
からジャズを幅広く弾きこなすロシアのベテラン奏者リュビモフと1997年モー
ツァルト国際コンクール第1位のマルティノフが凌ぎを削るC・P・E・バッハは、
両者の積極性と技巧が存分に発揮された好演。

VMS 147 \2180
ワルター・アブト:
ギターと管弦楽のための《コンチェルト・デル・ベナーコ》、
ギターとコンサーティーナのための《ラ・ゴマヴェーラ》
ジャンフランコ・グリシ:
ギターと管弦楽のための《コンチェルト・ダルカディア》
ワルター・アブト(ギター)、
ジャンフランコ・グリシ(指揮&コンサーティーナ)、
イタリア室内管弦楽団《Dissuono》
演奏家というよりもマフィア?のようなインパクトのある風貌のコンビによる
ギター・アルバム。イタリア最大の湖であるガルダ湖の風景へのトリビュート
として作曲された「コンチェルト・デル・ベナーコ」は地中海の香りに満ちた
旋律や民族音楽的な要素に加えて即興が飛び出すギターファン注目の協奏曲。
ジャズと即興の鍛練に並々ならぬ力を注いできたアブトの技巧が鮮烈に響く!

VMS 173 \2180
ラインハルト・サス(1961−):
トロンボーン、コントラバスと管弦楽のための協奏曲/トロンボーン、コン
トラバスとピアノのための三重奏曲/交響曲第1番
オトマール・ガイスヴィンクラー(トロンボーン)、
ディトマール・キューブルベック(トロンボーン)、
エルンスト・ワイゼンスタイナー(コントラバス)、
ライハルト・サス(ピアノ)、タンヤ・サス(ピアノ)、
ウルフ・シルマー(指揮)、ウィーン・コンツェルト・フェライン
ラインハルト・サスは、ウィーン・コンツェルト・フェラインのコンポーザー
・イン・レジデンスを務める現代オーストリアの作曲家。指揮者にはブレゲン
ツ音楽祭で獅子奮迅の活躍を見せるウルフ・シルマー、そしてソリストには
ウィーン・フィルの主席トロンボーン奏者キューブルベック、ウィーン響の
第1トロンボーン奏者ガイスヴィンクラーが登場するなど世界的アーティスト
が名を連ねている。

VMS 174 \2180
祈祷と踊り-フリオ・サルヴァドル・サグレーラス(1872−1949):はちすずめ
ミゲル・リョベット(1878−1938):盗賊の歌
エミリオ・プジョル(1886−1980):3つのスペイン風小品
アントニオ・ルイス=ピポ(1934−3997):歌と踊り
レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサ(1896−1981):
サパテアード、ロンデーニャ
マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895−1968):タランテラ
J・ロドリーゴ:祈祷と踊り
フランシスコ・タレガ(1852−1909):ラグリマ、エンデチャ、オレムス
フェルナンド・ブスタマンテ:ミリオネラ
レオ・ブローワー(1939−):Un Doa de Noviembre
アントニオ・ラウロ(1917−1986):エル・マラビーノ
アレキサンダー・シュヴェーテ(ギター)
ギターの歴史にその名を残す巨匠たちの名作を集めた作品集。シュヴェーテは
キューバやドイツ、フランスなどで開催されたコンクールで多くの実績を残し、
ウィーン音楽大学とサラエボ大学でギターの指導を行うブレゲンツ出身の実力
派ギタリストである。




<Extraplatte>
EX-ED 012 3枚組 \6540
アウスゼーのタブラチュア-92曲のバロック・ダンス(世界初録音)
ゲルト・ハウスナー(リュート)
「アウスゼーのタブラチュア」はその名の通りオーストリアのアウスゼーに残
されていた作曲者不詳のリュートのために書かれた92曲にも及ぶバロック・ダ
ンス集。現在はオーストリア国立図書館に目録番号「S.M.9659」が付けられ所
蔵されている。世界初録音。

EX 169CD \2180
クリストフ・ツェフ:
ユーロブルース/ラマ・ダイ・ドン/ヒューマンI/ausen grau innen blau
/コーラル・トップ/モンダウトス/...die ich rief.../オスカー/
他 全12曲
クリストフ・ツェフ(ピアノ&ヴォーカル)、
ダフェルデッカー(ベース&ヴォーカル)、
レイシンガー(ドラムス&ヴォーカル)
ウィーンのアーティストによる自作自演集。ピアノ・トリオでの演奏を基本と
したクラシック、アヴァンギャルド、ジャズの作風を取り入れた作品が並ぶ。




<Pepperland>
PEP 93001 \2180
J・S・バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV.903
J・ハイドン:ピアノ・ソナタ第23番ヘ長調Hob.XVI-23
R・シューマン:交響的練習曲Op.13
M・ラヴェル:道化師の朝の歌
S・プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調Op.83
カメルハン・トゥラン(ピアノ)
カメルハン・トゥランは、あのファジル・サイと同じくトルコのアンカラが生
んだ同国を代表するピアニストの1人。母国トルコのテレビやラジオへの出演
やオーケストラとの共演、イタリアやドイツ、アメリカでのリサイタルなど精
力的に演奏活動に取り組んでいる。

PEP 03105 \2180
J・ハイドン:ピアノ三重奏曲集Vol.5
ピアノ三重奏曲第20番変ロ長調Op.70-3,Hob.XV-20/
同第13番ハ短調Op.57-3,Hob.XV-13/同ハ長調Hob.XV-C1/
同第28番ホ長調Op.75-2,Hob.XV-28/同第38番変ロ長調Hob.XV-38
ハイドン・トリオ・アイゼンシュタット
1992年にウィーン音楽大学のマスタークラスで室内楽を学んでいたメンバーに
よって結成されたハイドン・トリオ・アイゼンシュタットは、その名の通りハ
イドンのスペシャリスト集団として各地の音楽祭やマスタークラスに招かれて
いる。

PEP 04106 \2180
J・ハイドン:ピアノ三重奏曲集Vol.6
ピアノ三重奏曲第30番変ホ長調Op.88,Hob.XV-30/同第41番ト長調Hob.XV-41
/同第31番変ホ短調Hob.XV-31/同第5番ト長調Hob.XV-5/同第11番変ホ長調
Op.57-1,Hob.XV-11
ハイドン・トリオ・アイゼンシュタット
同じくハイドン・トリオ・アイゼンシュタットの演奏によるピアノ三重奏曲
集第6集。同アンサンブルは1995年にアイゼンシュタットのエステルハージ城
で開催されたハイドン・フェスティヴァルで43曲のピアノ三重奏曲全てを演
奏したツワモノ。




<Jecklin>
JD 621-2 \2180
J・ハイドン:
さすらい人Hob.XXVIa-32/愛を語らずHob.XXVIa-34/魂の歌Hob.XXVIa-41/
おお、快い声Hob.XXVIa-42/ピアノ・ソナタ第50番ハ長調Hob.XVI-50/カン
タータ《ナクソスのアリアンナ》Hob.XXVIb-2/アンダンテと変奏曲ヘ短調
Hob.XVII-6
エリーザベト・シュペイザー(ソプラノ)、
ジョン・バトリック(ピアノ)
チューリッヒの音楽一家に生まれたシュペイザーは特にオラトリオ歌手として
その名声を獲得したソプラノ。伴奏者でもあるバトリックとのデュオ・アルバ
ムは1987年の録音。

JD 620-2 \2180
D・ショスタコーヴィチ:
弦楽四重奏曲第3番へ長調Op.73/同第7番嬰ヘ短調Op.108
アマティ弦楽四重奏団
1981年に活動を開始したアマティ弦楽四重奏団は翌年の1982年に開催されたエ
ヴィアン国際コンクールでグランプリを獲得。これまでにライスター、デーム
ス、ビルスマといった多くの名匠たちと共演を重ねている。1987年の録音。

JD 618-2 \2180
テオドール・キルヒナー(1823−1903):
前奏曲集Op.9/無言歌Op.13 Nr.1-7
ギーゼラ・アンゲラー(ピアノ)
リストやワーグナーからも称賛を受けるなどドイツの名オルガニストとして活
躍したキルヒナーのピアノ作品集。キルヒナーはその生涯に1000曲にも及ぶ作
品を残した多作家としても知られている。1987年の録音。

JD 616-2 \2180
ミシェル・コレット(1709−1795):
ミュゼットのための協奏曲第3番/ソナタ第4番/La Naissance de la Musette
/コミック・コンチェルトより《未開人とフュルステンペルクの婦人》/
Malborough Ariette Nouvelle/死者のためのカリヨン/6me Fantaisie
アンサンブル・ル・フェステ・ギャラント
ミシェル・コレットは17の教則本や25のコミック協奏曲で知られる18世紀フラ
ンスの作曲家。演奏のアンサンブル・ル・フェステ・ギャラントは、ヨーロッ
パの演奏家によって1982年に結成されたソプラノと古楽器によるアンサンブル
である。1986年の録音。

JD 609-2 \2180
M・レーガー:2台のピアノのための作品全集
序奏、パッサカリアとフーガOp.96/モーツァルトの主題による変奏曲とフー
ガOp.132a/ベートーヴェンの主題による変奏曲とフーガOp.86
イザベル・フォン・ヴァンシュゲール(ピアノ)、
イェルク・フォン・ヴァンシュゲール(ピアノ)
非常に多くの作品を書き上げたレーガーの作品の中でも変奏曲は、オルガン曲
と双璧を成す重要な作品として高い評価を受けてきた。2台のピアノによる変
奏曲集は1985年の録音。

JD 617-2 \2180
聖霊降臨の大祝日のミサ
パーテル・ローマン・バンワールト(指揮)、
コーラルスコラ・フォン・アインジーデルン&チューリッヒ、他
ホリガーやレーマン、ヴェットシュタン、ベネットなど20世紀の作曲家たちの
合作による現代のミサ曲。1987年の録音。




<Ponto>
PO-1050 4枚組 \2450
ポント50-名歌手たちによるアペラ・アリア集
様々なアーティスト

PO-1053 2枚組 \2450
A・ベルク:歌劇《ヴォツェック》(イタリア語版)
ティート・ゴッビ(バリトン)、ドロシー・ドウ(ソプラノ)、
ニノ・サンツァーニョ(指揮)、
ローマ・イタリア放送交響楽団&合唱団、他




<Tactus>
TC 300003 \2080
中世イタリアの器楽舞曲集II ――
ベーリカ/フォンターネ/Dansa amorosa suo Troto/サルタレッロI/美徳の
始まり/サルタレッロII/パルラメント/シャンソネッタ・テデスカI/イン
・プロ/シャンソネッタ・テデスカIII/トリスタンの哀歌
アニマ・ムンディ・コンソート
イタリアの古楽器演奏家ルカ・ブルネリ・フェリセティが率いる古楽アンサン
ブル「アニマ・ムンディ・コンソート」のアルバム第2弾。中世イタリアの器
楽舞曲集の続編となる今回のリリースには、イタリア中部のウンブリア州から
南トスカーナにかけて演奏が行われていたとされる11作品が収録されている。
実はこのアルバム、ブリティッシュ・エアウェイズ(英国航空)の機内オー
ディオプログラムに使用されており、ヨーロッパで大反響を巻き起こしている
という!実際にアニマ・ムンディ・コンソートの演奏は、聴き手を中世イタリ
アへ誘うような素晴らしい演奏を聴かせてくれておりヨーロッパでの反響も納
得させられる。素朴な旋律と豊かなリズムを存分にご堪能いただける推薦盤!

TC 580606 \2080
ジローラモ・フレスコバルディ(1583−1643):
カンツォーニ・ダ・ソナーレ(全21曲)
アンサンブル・ヒポテシス
大バッハにも大きな影響を与えたと言われるイタリアのバロック時代初期を代
表する作曲家フレスコバルディ。特に鍵盤楽器の作品に名作が見られるが、他
の器楽作品も音楽史において重要な役割を果たしている。「アンサンブル・ヒ
ポテシス」は、トラヴェルソ奏者のレオポルド・ダゴスティーノをリーダーと
する古楽器によるイタリアの四重奏団である。

TC 704402 \2080
ジョヴァンニ・バティスタ・サンマルティーニ(1700−1775):
三重奏曲第4番ハ長調/同第5番ト短調/同第3番イ長調/同第1番ト長調/
チェロ・ソナタ第3番ト長調
ロベルト・ノフェリーニ(ヴァイオリン)、
ジャンフランコ・イアネッタ(ヴァイオリン)、
アンドレア・ノフェリーニ(チェロ)、
ブルーノ・カニーノ(チェンバロ)
膨大な数の作品を書き上げ古典派様式の発展に重要な役割を果たしたサンマル
ティーニ兄弟の弟、ジョヴァンニ・バティスタ・サンマルティーニの三重奏曲
集。実力派揃いの演奏者陣を牽引する役割を担うようにナポリが生んだイタリ
ア鍵盤界の名匠ブルーノ・カニーニが録音に参加しているところもファンに
とって嬉しいポイント。

TC 740206 \2080
L・ボッケリーニ:
チェロ協奏曲第2番ニ長調/同変ロ長調(グルツマッヒャー編曲)/
交響曲ニ長調G.490/同ニ短調Op.12-4,G.506《悪魔の家》
フランコ・マッジオ・オルメツォウスキ(チェロ)、
アンサンブル・レスピーギ
ソリストのオルメツォウスキはアンサンブル・レスピーギのチェロ奏者として
活躍するイタリアのベテラン奏者。サヴァリッシュ、バーンスタインなど巨匠
との共演経験を持つなど堂々たる演奏は流石の一言。タクトゥスの看板アー
ティストでもあるアンサンブル・レスピーギの洗練されたアンサンブルも健在!

TC 741203 \2080
アンドレア・ルッケージ(1741−1801):
オラトリオ《イエス・キリストの受難》(世界初録音)
アレッサンドラ・ヴァヴァッソーリ(アルト)、
パオラ・マンフレディーニ(ソプラノ)、
マヌエル・ピエラテッリ(テノール)、
アンジェロ・マンツォッティ(アルト)、
エレーナ・ベルトゥッツィ(ソプラノ)、
ジョヴァンニ・バティスタ・コルンブロ(指揮)、
コロ・デル・アカデミア・ムジカーレ・サン・ジョルジオ、
クレモナ・バロック管弦楽団
アンドレア・ルッケージは18世紀に活躍したイタリア生まれの作曲家。1774年
にベートーヴェンの祖父が務めていたボン宮廷楽長の座を引き継いだ人物とし
ても知られている。オラトリオ《イエス・キリストの受難》は1776年にボンで
作曲された約70分のオラトリオであり、その名の通りキリストの受難を描いて
いる。このような埋もれたイタリアの作品の世界初録音が登場するのもタク
トゥスならでは。

TC 762201 \2080
ガエターノ・ヴァレーリ(1760/64−1822):
シンフォニア ニ長調/オルガン協奏曲ト長調/シンフォニア・ロンド ハ長調
/シンフォニア ニ長調/同変ロ長調/オルガン協奏曲変ロ長調/
シンフォニア ニ長調(全曲世界初録音)
ルカ・スカンダーリ(オルガン)、
ファブリツィオ・アメット(ディレクター)、
ヘルマンス・コンソート
ヴァレーリは絵画にも非凡な才能を示すなど、音楽、美術の両分野に精通して
いた18世紀イタリアの音楽家である。自らがオルガニストとして活躍していた
こともあり、オルガン作品はヴァレーリの作品の中でも特に高く評価されてい
る。(全曲世界初録音)

TC 551701 \2080
パオロ・クアリャーティ(ca.1555−1628):
トッカータ、リチェルカーレとカンツォーナ曲集
アーロン・エドワード・カルペーネ(オルガン)
クアリャーティは、イタリアの港町キオッジアの貴族の出身という家柄を持つ
音楽家。今回の収録曲はトッカータ、リチェルカーレ、カンツォーナの区別が
つかないという不思議な特徴を持った作品でもある。




<Cavalli>
CCD 333 \2180
アルノ・ラウニヒ、ソプラノのためのアリアを歌う
A・ストラデッラ:教会アリア《主よ、憐れみたまえ》
J・J・フックス:序曲ハ長調
G・F・ヘンデル:
私の愛するプラタナスの、オンブラ・マイ・フ、涙の流れるままに、
緑の牧場は
C・W・グルック:われエウリディーチェを失えり
J・A・ハッセ:Eja stellae、Torrente cresciuto
W・A・モーツァルト:
小鳥は逃れ出たなら、Ma qual virtu、Nel gran cimento
I・J・プレイエル:Se ti consiglia amore
G・ロッシーニ:Perche mai
アルノ・ラウニヒ(ソプラニスタ)、コンシリウム・ムジクム・ウィーン
オーストリアのクラーゲンフルトで生まれたラウニヒはウィーン少年合唱団の
メンバーとして活躍。ウィーン少年合唱団在籍時にはソプラノソリストを務め
るなど脚光を浴びたラウニヒは、1990年にクラーゲンフルト歌劇場で上演され
たパーセル作曲「妖精の女王」でのオペラ・デビューを皮切りに世界的な演奏
活動を展開するなど現代を代表するソプラニスタの1人として知られている。
今回のアルバムの中では特にヘンデルのアリアの演奏が秀逸。ラウニヒの美声
が存分に発揮された好演である。

CCD 283 \2180
W・A・モーツァルト:2本のフルートのための編曲集 ――
歌劇《魔笛》より(ロンベルク編曲)/歌劇《後宮からの逃走》より(編曲者
不詳/1799年)/歌劇《フィガロの結婚》より(ベルンハルト編曲)/歌劇
《ドン・ジョヴァンニ》より(編曲者不詳/1810年)/歌劇《皇帝ティートの
慈悲》より(シュトゥンフ編曲)
エリザベス・ヴァインツィアール(フルート)、
エドムント・ヴァヒター(フルート)
「ミュンヘン・フルート・デュオ」として活動を行っているドイツのフルー
ティストによるモーツァルトのアレンジ集。フルート・デュオの演奏で聴く
モーツァルトのオペラは非常に新鮮な印象を与えてくれる。またヴァインツィ
アールはリヒャルト・シュトラウス音楽院で、ヴァヒターはミュンヘン・ル
ートヴィヒ=マクシミリアン大学で後進の指導を行うなど教育活動にも熱心な
取り組みを見せている。




<Rondeau>
ROP 4009/10 2枚組 \4360
J・S・バッハ:ミサ曲ロ短調BWV.232
ウテ・ゼルビック(ソプラノ)、
スザンヌ・クルムビーゲル(ソプラノ)、
エリザベス・ウィルケ(アルト)、
マルティン・ペツォルト(テノール)、
ゴットホルド・シュワルツ(バス)、
ゲオルク・クリストフ・ビラー(指揮)、
聖トーマス教会少年合唱団、ライプツィヒ・バロック管弦楽団
かつてバッハがカントール(オルガン奏者兼合唱指揮者)として活躍していた
ライプツィヒの聖トーマス教会。その聖トーマス教会で1992年にバッハから数
えて16代目のカントールに就任したビラーの指揮による“ロ短調ミサ”は、大
バッハに縁の深い特別な録音といっても過言ではないだろう。
2006年9月の録音。




<Thorofon>
CTH 2530 13枚組 \17500
R・シューマン:ピアノ独奏作品全集
フランツ・フォーラバー(ピアノ)
Sグラーツ出身のピアニストであるフォーラバーが13枚のCDで完結させたシュー
マンのピアノ独奏作品がボックスとして登場。このボックスに収録されている
作品のデジタル録音による全集は初となる。




<Jecklin>
JD 604-2 \2180
M・レーガー:ピアノ三重奏曲第2番ホ短調Op.102
クリスティーヌ・ラガッツ(ヴァイオリン)、
レグラ・ハウスラー(チェロ)、ジョン・バトリック(ピアノ)
演奏時間はなんと42分!交響曲並みの長さを持つレーガーのピアノ三重奏曲
第2番は1985年の録音。同じドイツ語圏ということもあり、レーガーの作品を
積極的に取り上げるイェックリン・レーベルの意欲は近年の再評価の一端を
担っている。

JD 608-2 \2180
C・ツェルニー:《神よ、皇帝フランツを護りたまえ》による大変奏曲Op.73
ペーター・ヘンゼル(1770−1831):弦楽五重奏曲ト長調
モーリン・ジョーンズ(ピアノ)、カンマームジカー・チューリッヒ
ジョーンズは10歳でシドニー交響楽団との共演によるベートーヴェンのピアノ
協奏曲第1番で演奏家としてのデビューを果たしたベテランピアニスト。現在
はオーストラリアのムジカ・ヴィヴァ・チェンバー・プレーヤーズのメンバー
に名を連ねている。1985年の録音。

JD 602-2 \2180
カール・ライネッケ(1824−1910):
序奏とアレグロ・アパッショナートOp.256/ソナタ《水の精》ホ短調Op.167/
クラリネット、ホルンとピアノのための三重奏曲変ロ長調Op.274
ハンス・ルドルフ・シュタルダー(クラリネット)、
ヤコブ・ヘフティ(ホルン)、
イェルク・フォン・ヴァンシュゲール(ピアノ)
約30年にわたって名門チューリッヒ・トーンハレ管の主席クラリネット奏者を
務めたシュタルダーのライネッケ・アルバム。名作「水の精」のクラリネット
版もフルート版とは一味違った魅力がある。1987年の録音。

JD 601-2 \2180
M・レーガー:6つの間奏曲Op.45/炉辺のそばの夢Op.143
ジョン・バトリック(ピアノ)
バトリックは、フィラデルフィアで生まれジュリアードで研鑽を積んだアメリ
カ人ピアニスト。アメリカのオーケストラとの共演やヨーロッパ・ツアーなど
欧米を拠点に活躍中。1985年の録音。

JD 594-2 \2180
A・ツェムリンスキー:
5つの歌曲/ピアノのための幻想曲Op.9/Und einmal gehst du...
/ピアノのための田舎の踊り
クルト・ヴィドマー(バリトン)、ジャン=ジャック・ダンキ(ピアノ)
ヴィドマーは演奏家としてもスイス内外で活動を展開。同時にバーゼル・スコ
ラ・カントルム、バーゼル音楽院で指導に携わっているスイスのバリトン奏者
である。ピアノのダンキは1981年にロッテルダムで開催されたシェーンベルク
・ピアノ・コンクールの覇者というスイスの実力者。1985年の録音。

JD 593-2 \2180
ルイ・シュポワ(1784−1858):
弦楽四重奏曲ニ長調Op.15-2/同変ホ長調Op.29-1
アマティ弦楽四重奏団
主にクラリネット協奏曲やヴァイオリン協奏曲などが知られているドイツの作
曲家シュポアの弦楽四重奏曲集。アマティ弦楽四重奏団の演奏がシュポアの巧
みな作曲法を上手く表現している。1984年の録音。




<Cybele>
Cybele 140.201 \2180
F・シューベルト:
ピアノ・ソナタ第14番イ短調D.784,Op.143/同第21番変ロ長調D.960
ベルント・F・マルセル(ピアノ)
デュセルドルフ音楽大学で研鑽を積んだマルセルはブッフビンター門下のドイ
ツ人ピアニスト。特にドイツ・ロマン派の作品を得意としており、その演奏と
解釈には定評がある。シベーレ(Cybele)の優秀録音が臨場感にあふれた演奏
を見事に再現させている。

Cybele 200.403 \2180
15世紀〜18世紀のイタリア、スペインとダルマチアにおける音楽 ――
ベルナルド・パスクィーニ(1637−1710):
Partite Sopra La Aria Della Folia Da Espagna
アンドレア・アンティコ・ダ・モントナ(1470?−1540?):
リチェルカーレ第9番
A・スカルラッティ:スペインのフォリアによる変奏曲
ディエゴ・オルティス(1510?−1570?):リチェルカーダ・ソブレ
A・コレッリ:ラ・フォリア/他 全17曲
イェレミアス・シュワルツァー(リコーダー)、
エゴン・ミハイロヴィチ(チェンバロ&オルガン)
イタリア、スペインに加えてクロアチアのアドリア海沿岸に位置するダルマチ
ア地方の音楽を収録。1992年にドイツのカルフで開催された国際リコーダー・
コンクールで第1位に輝きウィーン音大に客員講師として招かれているシュワ
ルツァーのリコーダーがもの悲しい旋律を上手く表現している。

SACD 260.901(SACD-Hybrid) \2850
シドニー・コルベット(1960−):ギターと室内楽のための作品集 ――
Bleeding in babylon/die stimmen der wande/que hora es in paradiso?
/デニゾフの追憶による演奏曲/エキサイツ(全曲世界初録音)
セス・ジョセル(エレキ・ギター、バンジョー、ギター)、
ヨハネス・デブス(指揮)、
ミュージック・ファブリック
シドニー・コルベットはシカゴで生まれ、ドイツのハンブルクでリゲティに作
曲を師事したドイツ在住の現代アメリカの作曲家。様々なギターを必要とする
室内楽作品集は全曲世界初録音。

<Timpani>
1C 1116 \2250
C・サン=サーンス:
交響曲第2番へ短調Op.55/チェロ協奏曲第2番Op.119/組曲Op.49
ジェローム・ペルノー(チェロ)、
ニコラス・シャルヴィン(指揮)、ブルターニュ管弦楽団
大ブームを巻き起こしたクセナキスやロパルツ、そしてピエルネやグノーなど
数々の貴重な録音を次々と送り出しているフランスのレーベル、ティンパニー
(Timpani)の最新作は意外や意外、なんとサン=サーンス!ここで取り上げ
られているのはサン=サーンスの名作交響曲第3番「オルガン付き」ではなく、
1859年に24歳という若さで書き上げた「交響曲第2番」とその約40年後となる1
902年に作曲された「チェロ協奏曲第2番」のカップリングというティンパニー
の鋭い選曲眼が光る興味深いラインナップとなっている。
フランスのナントに生まれた気鋭のチェロ奏者ペルノー、オーボエ奏者として
名を馳せ指揮者へと華麗な転身を果たしたシャルヴィン、そしてロパルツの管
弦楽作品集(1C 1095)でその実力を証明したブルターニュ管といった演奏者
陣の組み合わせもティンパニーならでは。ティンパニーとアーティストの職人
芸が融合した期待度大のアルバムに仕上がっている。

2C 1111 2枚組 \4500
ガブリエル・ピエルネ(1863−1937):室内楽作品全集Vol.2 ――
奇想曲Op.16/チェロ・ソナタOp.46/エクスパンシオンOp.21/三重奏曲Op.45
/即興風奇想曲Op.9/自由な演奏と終曲Op.51/序奏と変奏/愛の国への旅/
フルート・ソナタOp.36/弦楽三重奏曲
ルクセンブルク・フィルハーモニック管弦楽団のソリストたち、
ルクセンブルク・サクソフォーン四重奏団、
クリスティアン・イヴァルディ(ピアノ)
第1巻が好評を博したピエルネの室内楽作品の続編が早くも登場!作曲家&指
揮者として19世紀-20世紀フランス音楽界に大きな足跡を残したピエルネは、
室内楽作品に多くの優れた作品を残しており現在でも幅広く演奏が行われてい
る。完結となる今回の第2巻には弦楽器、フルート、ハープ、そしてサクソフォ
ーン四重奏のために書かれた10曲の作品を収録。
演奏は第1巻と同じくクセナキスの管弦楽作品集の演奏などを担当している超
高機能オーケストラ、ルクセンブルク・フィルの実力者たちが勢揃い。その実
力を余すことなく発揮してくれている。




<Signum Classics>
SIGCD 098 \2180
ドレミのミステリー ――
ホラチウス:
フィリスに寄せる頌歌(ラテン・ヴァージョン/イギリス・ヴァージョン)
グイード・ダレッツォ(c.991−c.1030):聖ヨハネ賛歌
クリストファー・ガビタス(バリトン)、
デイヴィッド・ミラー(リュート)
誰もが知っている「ドレミファソラシド」という階名唱法を考案したとされて
きた中世イタリアの修道士グイード・ダレッツォ。その「ドレミファソラシド」
に関心を抱いたイギリスの学者スチュワート・ライオンズが階名唱法の起源の
研究を行ったところ、なんとダレッツォではなく古代ローマ時代の詩人ホラチ
ウスがの頌歌が起源であったという音楽史を塗り替える新事実にたどり着く!
今回収録されているのは階名唱法の起源とされたホラチウスの「フィリスに寄
せる頌歌」であり、この2000年以上前の作品に現代風のアレンジを施した「ラ
テン・ヴァージョン」と「イギリス・ヴァージョン」の2つの版を聴くことが
出来る。加えてダレッツォの「聖ヨハネ賛歌」も併録されるなど、キングズ・
シンガーズのバリトン奏者ガビタスの歌声で演奏される「ドレミ-」の謎を追
求した画期的なディスクの誕生である!ちなみにこのディスクのリリースと同
時期にスチュワート・ライオンズの執筆による「ホラチウスの頌歌とドレミの
ミステリー」という書籍がイギリスで出版される。(収録時間8分34秒、マキ
シ・シングル扱いの特別価格となります)

SIGCD 094 \2180
ジェームズII世戴冠式の音楽(1685年) ――
ウィリアム・チャイルド(1606−1697):
おお主よわれらが王に長き命を、テ・デウム変ホ長調
H・パーセル:私は喜んだ、わが心は美しきことにてあふる
ジョン・ブロウ(1649−1708):
汝の御手は強くあれ、見よわれらが庇護者なる神よ、
God spake sometime in visions and said
T・タリス:リタニー
ウィリアム・ターナー(1651−1740):
Come, Holy Ghost, our souls inspire chant、王はあなたの力によって喜び
ヘンリー・ローズ(1596−1662):司祭ザドク
アンドリュー・ガント(指揮)、王室礼拝堂聖歌隊、
ミュージシャンズ・エクストラオーディナリー
1688年の名誉革命によって王位を追われたステュアート朝の王ジェームズII世。
1685年にウェストミンスター寺院での戴冠式で演奏された音楽の再現を行うと
いうシグナム・クラシックスの真骨頂と言えるアルバム。録音はセント・ジェ
ームズ宮殿の王室礼拝堂で2006年7月23日から25日かけて行われており、戴冠
式という厳粛で荘厳な儀式の雰囲気を感じ取ることが出来る。

SIGCD 092 \2180
合唱の様々なイメージ-マイケル・ティペット(1905−1998):
ダンス、クラリオン・エア/Plebs Angelica/The Weeping Babe/マニフィカ
トとヌンク・ディミッティス/山辺に向かいて(世界初録音)/4つの歌曲/
Over the Sea to Skye(世界初録音)/The Source/The Windhover/子守歌
/5つの黒人霊歌
イアン・ファーリントン(オルガン)、
スティーブン・クレオベリー(指揮)、BBCシンガーズ
イギリスのみならず世界有数の実力と名声を誇る室内合唱団BBCシンガーズの
シグナム・クラシックス第2弾は、20世紀イギリスの作曲家ティペットの合唱
作品集。ティペットの合唱作品の中でも特に傑作と名高い「5つの黒人霊歌」
の演奏は、深く魂を揺さぶられるような感動を与えてくれる。驚異的な広さ
のレパートリーと世界が称賛する歌声を兼ね備えたBBCシンガーズによるティ
ペットの決定盤!




<Dal Segno>
DSPRCD 031 2枚組 \2180
ショパン-ピアノ・ロール・レコーディングス ――
F・ショパン:
練習曲第24番ハ短調Op.25-12《大洋》(コルトー)/バラード第3番変イ長調
Op.47(パデレフスキ)/ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35より 第3楽章
(ツァイスラー)/ワルツ第6番変ニ長調Op.64-1《小犬》(フリードマン)
/スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39(パデレフスキ)/舟歌嬰ヘ長調Op.60
(ルービンシュタイン)/夜想曲第5番嬰ヘ長調Op.15-2(ルービンシュタイン)
/同第9番ロ長調Op.32-1(パハマン)/マズルカ第47番イ短調Op.67-4(パハ
マン)/バラード第1番ト短調Op.23(ルービンシュタイン)/ワルツ第4番
ヘ長調Op.34-3(パハマン)/子守歌変ニ長調Op.57(ノヴァエス)/他 全27曲
様々なアーティスト(作品名の後ろの( )内が演奏者)
1900年代前半にかけて活躍した偉大なるピアニストたちの演奏によるシリーズ
第3弾。神童モーツァルト、楽聖ベートーヴェンに続くのはショパン。このシ
リーズでは、1904年から1935年に収録された貴重な演奏の復刻が行われている。

DSPRCD 016 \2180
マスター・オブ・ザ・ピアノ・ロール-偉大なる女流ピアニストVol.6 ――
M・ラヴェル:水の精
C・ドビュッシー:雨の庭、アラベスク第2番ト長調、月の光
C・サン=サーンス:
トッカータOp.111-6、オラトリオ《ノアの洪水》より 前奏曲、白鳥
G・フォーレ:即興曲ヘ短調Op.31
J・ブラームス:狂詩曲ト短調Op.79
F・ショパン:ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
オルガ・サマロフ(ピアノ)、カティンカ・ニリンスカ(ピアノ)、
ジェルメイン・シュニッツァー(ピアノ)、他
ジュリアード音楽院の名指導者でもあり、ストコフスキの最初の妻でもあった
女流ピアニスト、オルガ・サマロフによって1908年に録音されたフォーレ、ブ
ラームス、ショパンを中心としたアルバム。




<Cala>
CACDS 4026(SACD-Hybrid) \2580
M・ラヴェル:
鐘の谷(グレインジャー編曲)/水の戯れ(ヴィアカヴァ編曲)/スペイン
狂詩曲/絞首台(グーセンス編曲)/ピアノ協奏曲ト長調/5つのギリシャ
民謡/マ・メール・ロワ
グウェンドリン・モク(ピアノ)、
サリー・バージェス(メゾソプラノ)、
ジェフリー・サイモン(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
カーラ(Cala)が積極的に取り組んでいるSACD Hybridリリースの新譜はラヴェ
ル!グレインジャーやグーセンスなどによる編曲版とラヴェルのオーケストレ
ーションの比較も面白い。「CACD 1005」のSACD Hybrid盤。
1991年2月8日-12日の録音。

CACDS 4027(SACD-Hybrid) \2580
M・ラヴェル:
5時のフォックストロット(パルマー編曲)/ボレロ/亡き王女のためのパヴァ
ーヌ/ツィガーヌ/ラ・ヴァルス/ハバネラ形式による小品(オエレ編曲)/
バレエ音楽《ダフニスとクロエ》第2組曲
ステファニー・チェイス(ヴァイオリン)、
ハン・デ・フリース(オーボエ)、
ジェフリー・サイモン(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
「ボレロ」、「ラ・ヴァルス」、「ダフクロ」などラヴェルを代表する大曲が
ふんだんに収録されたSACDヴァージョンのラヴェル・アルバム第2弾。サイモ
ンの指揮棒から放たれる色彩感は見事。「CACD 1004」のSACD Hybrid盤。
1986年4月16日-17日、1991年2月8日-12日の録音。




<Nimbus>
NI 5009 \2080
W・A・モーツァルト:
ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調K.218/同第5番イ長調K.219
オスカー・シュムスキー(ヴァイオリン)、
ヤン・パスカル・トルトゥリエ(指揮)、スコティッシュ室内管弦楽団
8歳でのストコフスキとの共演、トスカニーニのNBC交響楽団での活躍、晩年の
ソリスト、指導者としての活動など間違いなく20世紀最高のヴァイオリニスト
の1人として数えられる巨匠シュムスキー。ストラディヴァリ1715年製「ロー
デ」によって奏でられるモーツァルトは絶品というほかない。1983年4月の録
音。(NimbusはCD-R盤でのご提供となります)

NI 5030 \2080
伝説のピアニスト-ユウラ・ギュラーの芸術 ――
J・S・バッハ(リスト編曲):
幻想曲とフーガ ト短調BWV542、前奏曲とフーガ イ短調BWV543
マテオ・アルベニス:ソナタ ニ長調
F・クープラン:花笠、もしくはやさしいナネット
J-P・ラモー:鳥のさえずり
L・ダカン:旋回
C・バルバートル:ロマンス ハ長調
F・ショパン:練習曲ヘ短調Op.25-2、バラード第4番
E・グラナドス:アンダルーサ、オリエンタル
ユウラ・ギュラー(ピアノ)
既にネット上やファンの間で話題が再燃しているこのアルバムは1895年にパリ
で生まれた伝説の女流ピアニスト、ユウラ・ギュラー(1895−1980)が1975年
9月にニンバス・スタジオで行ったレコーディング。80歳を迎えたユウラ・ギュ
ラーの演奏は、聴き手を惹き付ける魅力に満ちあふれている。まさに「伝説の
ピアニスト」と呼ばれる所以を証明する演奏である。

NI 5294 \2080
A・ブリス:色彩交響曲/メタモルフォーゼ変奏曲(世界初録音)
バリー・ワーズワース(指揮)、BBCウェールズ交響楽団
紫、赤、青、緑を各楽章の題材とした代表作「色彩交響曲」とブリス自身にと
って最後の管弦楽作品となった「メタモルフォーゼ変奏曲」をカップリング。
ワーズワース&BBCウェールズ響の演奏と録音も非常に優秀。
1991年1月5日-6日の録音。

NI 5424 \2080
ニコラエ・ブレタン(1887−1968):
歌劇《ゴーレム》/歌劇《アラルド》(全曲世界初録音)
クリスティアン・マンデアル(指揮)、
モルドヴァ・フィルハーモニック管弦楽団、他
ルーマニアの作曲家ブレタンの世界初録音となるオペラ2作品を収録。2作品と
も全1幕という小規模な作品となっている。東ヨーロッパの音楽、オーケスト
ラ・ファンにお薦めしたい1枚。1987年の録音。

NI 5487 \2080
W・A・モーツァルト:
ホルン五重奏曲変ホ長調K.407/オーボエ四重奏曲ヘ長調K.370/
クラリネット五重奏曲イ長調K.581
ローター・コッホ(オーボエ)、ゲルト・ザイフェルト(ホルン)、
カール・ライスター(クラリネット)、ブランディス弦楽四重奏団
カラヤン時代のベルリン・フィル黄金期を支え続けた世界を代表する名手たち
による至高のモーツァルト。ベルリン・フィルのコンサートマスターを務めた
ブランディスが率いるブランディス弦楽四重奏団とのコンビによるモーツァル
トは屈指の名盤として君臨し続けている。1995年7月2日-6日の録音。

NI 5582 \2080
A・シュニトケ:ヴァイオリン・ソナタ、合奏協奏曲第6番
K・ワイル:ヴァイオリン協奏曲Op.12
武満徹:ノスタルジア
ダニエル・ホープ(ヴァイオリン)、
ウィリアム・ボートン(指揮)、イギリス交響楽団
ザハール・ブロンの下でヴァイオリンを学び、長年にわたってメニューインと
共演を続けたイギリスの天才ダニエル・ホープ。得意とする近現代のレパート
リーの演奏は流石。ブックレットには武満徹がホープへ書いたメッセージも
掲載されている。1995年&1998年の録音。

NI 5662/3 2枚組 \3180
S・プロコフィエフ:映画音楽《イワン雷帝》Op.116(完全版世界初録音)
イリーナ・シスチャコワ(アルト)、
ドミトリー・ステファノヴィチ(バス)、
ウラディミール・フェドセーエフ(指揮)、
モスクワ放送交響楽団、ユルロフ名称ロシア共和国合唱団
ソヴィエト時代を生き抜いたロシアの巨匠フェドセーエフ&モスクワ放送響に
よる「イワン雷帝」は世界初録音となる完全版。主に使用されるスタセヴィチ
によるオラトリオ版ではなく、演奏時間に約1時間40分を要する映画音楽版が
壮大なスケールで繰り広げられる!1998年の録音。

NI 7713/4 2枚組 \2580
M・ラヴェル:ピアノ作品集 ――
鏡/水の戯れ/亡き王女のためのパヴァーヌ/夜のガスパール/ソナチネ/
高貴で感傷的なワルツ/クープランの墓/前奏曲/ボロディン風に/シャブ
リエ風に/古風なメヌエット/ハイドンの名によるメヌエット
ヴラド・ペルルミュテール(ピアノ)
ラヴェル本人から直接指導を受けた経験を持つ大ピアニスト、ペルルミュテー
ル。ラヴェルの重要レパートリーを網羅したこのタイトルは、世界屈指の「ラ
ヴェル弾き」と称されたその実力と解釈が存分に発揮されたペルルミュテール
の代表盤である。1973年7月&8月の録音。




<Guild>
GMCD 7309 \2180
シンフォニック・オルガン ――
ナジ・ハキム(1955−):序曲《レバノン》、パンジェ・リングァ
ロベルト・マクシミリアン・ヘルムシュロット(1938−):
交響的幻想曲《フリオーソ・インファナル》、ダンス・ラ・ルミエーレ
O・メシアン:キリストの昇天
フランツ・ハウク(オルガン)
ドイツのノイブルク出身のオルガニスト、フランツ・ハウクの超絶技巧が繰り
出されるオルガン作品集。レバノンの作曲家ナジ・ハキムの序曲「レバノン」
では凄まじい速さのパッセージに圧倒させられる。





<Guild Light Music>
GLCD 5130 \1650
軽音楽の黄金時代-1950年代の軽音楽Vol.4 ――
ウェイン:ポルトープランス
バルゴーニ:オータムン・コンチェルト
デ・ローズ:アメリカン・ワルツ
アルター:マンハッタン・セレナーデ
ホワイト:ショー・ガール
エヴァンス:ウォーターミール/他 全29曲
様々なアーティスト

GLCD 5131 \1650
軽音楽の黄金時代-移動中の軽音楽 ――
マルコム:ノン・ストップ
ビーヴァー:メイン・ライン
ボーウェン・パリス・メトロ
スティーヴンス:組曲《エアウェイズ》
ストット:トラヴェリング・アロング
パルマー:ビジー・ストリート/他 全32曲
様々なアーティスト




<Musiques Suisses>
MGBCD 6250 \2300
ルツェルン・チェンバー・ブラス ――
バシル・フバトカ編曲:1850年代の農民の音楽
フェルディナンド・レッチャー(1842−1904):レントラー舞曲
ウルス・フィスター編曲:農民の音楽、再訪
ルツェルン・チェンバー・ブラス、ダニ・ハウスラー(クラリネット)
思わず踊りたくなってしまうような金管五重奏によるスイス民謡のアレンジ
集。ルツェルン・チェンバー・ブラスは1999年10月結成された金管五重奏団で
あり、スイスのオーケストラやソリストとして活躍する猛者たちによる強力ア
ンサンブルである。ちなみに「1850年代の農民の音楽」では当時の音楽を再現
するため、19世紀に使用されていたモデルの楽器で演奏が行われている。

MGBCD 6249 \2300
ファビアン・ミュラー(1964−):
ピアノ協奏曲/弦楽オーケストラのための《ラビリンス》/チェロと弦楽オー
ケストラのための《組曲》
ピ・チン=チェン(チェロ)、アドリアン・オーティカー(ピアノ)、
ハリー・ホワイト(サクソフォン)、
ルーベン・ガザリアン(指揮)、チューリッヒ室内管弦楽団
スイスの中堅作曲家の旗頭的存在として大きな存在感を発揮しているファビア
ン・ミュラー。ネオ・ロマンティックとも称されるその作風は注目を集めてお
り、既にカプリッチョ・レーベルからポートレート・アルバムがリリースされ
ている(Capriccio 67106)。





<Centaur>
CRC 2836 \2080
J・S・バッハ:
パルティータ第9番、フランス組曲第6番BWV.817、
トッカータとフーガ ニ短調BWV.565
ヴィルジリオ・モラーティ(1902−):ソナチナ・プロディジオ
マルセル・グランジャニィ:組曲《子供の時代》Op.25
ベルナール・アンドレ(1941−):アプシディオス
ヘンリエッタ・レニー:交響的小品
ミハエル・ムシェデロフ(1903−1974):パガニーニの主題による変奏曲
メリンダ・ザク(ハープ)
6シーズンにわたってエンリケ・バティス率いるメキシコ州立交響楽団の主席ハ
ープ奏者として活躍し、現在はソリストとして活動を続けている女流ハープ奏
者メリンダ・ザク初のソロ・アルバム。難解なパッセージに挑んでいるにもか
かわらず、清々しい音楽があふれてくるのは卓越した技術の成せる技だろう。

CRC 2820 \2080
丘の風景-グウィネス・ウォーカー(1947−):
新大陸の踊り/徹夜の祈り/クラフツベリー・トリオ/タッチ・ザ・スカイ/
幻想練習曲/丘の風景
トリオ・タルサ
アメリカのバーモント州在住の女流作曲家グウィネス・ウォーカーの室内楽作
品集。その作品にはクラシックやジャズ、民謡を融合させた独自の作風が見受
けられる。トリオ・タルサは、オクラホマ州の都市タルサを本拠とする3人の
女流奏者によるアンサンブル。

CRC 2819 \2080
J・S・バッハ:シャコンヌ
B・バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第2番
I・ストラヴィンスキー:兵士の物語
M・ファリャ:スペイン民謡組曲
S・ラフマニノフ:ヴォカリーズ
ティモシー・シュウォーツ(ヴァイオリン)、
シャリティ・ウィックス(ピアノ)、トリポッド・トリオ、他
シュウォーツは、フィラデルフィア管との共演でソロ・デビューを果たしたア
メリカのヴァイオリン奏者。1986年のスターリング・スカラシップ賞受賞を皮
切りに様々な賞を獲得。11カ国でソロ・ツアーを行うなどその活動は多岐に渡
る。ラフマニノフ以外は全てライヴ録音。

CRC 2821 \2080
四季-スタンリー・フリードマン(1951−):
スペイン舞曲、ヴァリエーション・オン・ザ・ラグ
ジョン・スティーヴンス(1951−):金管五重奏のための交響曲《四季》
グウィネス・ウォーカー(1947−):シェイカー・チューン/
ルイヴィル・ブラス
ルイヴィル・ブラスは、アメリカのケンタッキー州ルイヴィルを本拠地として
1993年から活動を行っている金管五重奏団。アメリカの作曲家による作品を集
めた今回の作品集には金管楽器関係者には特に有名なジョン・スティーヴンス
の注目作も含まれおり、新たなレパートーリーの発掘に役立つこと間違いなし!

CRC 2822 \2080
N・メトネル:2台のピアノのための作品Op.58
S・ラフマニノフ:ロシア狂詩曲、組曲第2番Op.17
デジリー・パウルセン・バッケ(ピアノ)、サイダ・カファロワ(ピアノ)
スタヴァンゲルで開催された国際ピアノ・デュオ・フェスティヴァルなど、
様々な舞台で活躍していノルウェーとアゼルバイジャンの女流ピアニストのコ
ンビによるロシアン・アルバム。

CRC 2824 \2080
E・グリーグ:ピアノ作品集第6巻 ――
アジタートEG.106/23のピアノ小品/山の魔王の娘の踊り/ラルヴィク・ポル
カEG.101/間奏曲/チェロ・ソナタ イ短調Op.36
アントニオ・ポンパ=バルディ(ピアノ)、
フランチェスコ・マストロマテオ(チェロ)
1998年の「ロン・テイボー・コンクール」で優勝、2001年の「ヴァン・クライ
バーン国際ピアノ・コンクール」で銀メダルを獲得するなど世界的な賞を得て
いるポンパ=バルディは、録音のみならず世界各国で演奏活動も精力的に行っ
ており、2004年にはベルリン交響楽団とともに来日公演を果たしている。

<Profil>
PH 06044 \2180
(1)ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68
(2)ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調Op.21
ギュンター・ヴァント(指)ミュンヘン・フィルハーモニックO.
録音:(1)1997年2月18日
(2)1994年2月4日以上ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
信頼の厚かった音楽評論家ヴォルフガング・ザイフェルト氏の監修のもと、
巨匠の偉大な足跡をたどる壮大な企画、Profilのギュンター・ヴァント・エ
ディション。そのなかでもひときわ注目を集めているのが、晩年に行われた
一連のミュンヘン・フィルとのライヴです。ブルックナー、シューベルトに
続き、このたび登場するのはレパートリーの重要な一角をなすとされるドイ
ツ音楽の本流ベートーヴェンとブラームス。
ヴァントの芸風の特徴は厳しく引き締まった造形美。「強いて云うなら新古
典主義的」(音楽評論家許光俊氏)。そのせいかブラームスの第1番では、た
とえば指揮者によっては、よりいっそう重々しく開始されることの多い第1楽
章の冒頭のテンポ設定もいたって颯爽として速め。またフィナーレのコーダ
も大げさなドラマづくりは一切なし。手兵北ドイツ放送響とのこした2度の
全集中の録音(82年、96年ライヴ)と比べても様式上の変化はほとんどみら
れません。むろん、こうしたことが可能なのも自らの納得ゆくまでリハーサ
ルを要求できるオケ以外はけっして振らなかった頑固一徹な巨匠と、それに
こたえられるオケとの関係性あってこそ。
甘さゼロ。ロマンを排した辛口のブラームスですが、やはりミュンヘンとい
うオケのサウンドカラーの違いからくる魅力ゆえでしょうか。これまでのも
のにはなかったいくつもの新たな発見があることも確かです。
そして、こちらも北ドイツ放送響との2種(86年、97年ライヴ)の録音が知ら
れるベートーヴェン。ここには昨今ベートーヴェン演奏で主流となったピリ
オド・アプローチの面影はもちろんありません。それでも湧き上がる生命力
と、出てくる音楽の気高さ、豊かさに心が動かないかたはいないはず。
心底のファンが口を揃えて絶賛するヴァントとミュンヘン・フィルの顔合わ
せによるブラームスとベートーヴェン。聴いて違いのわかる人のためにある
大人の音楽とでも呼ぶべき、巨匠孤高の境地を確かめることができるまたと
ない内容となっています。





<KING INTERNATIONAL>
KDC 7001 \2180
宇野功芳の音盤棚「これがUNO!」 Vol.1
グスタフ・マーラー:交響曲「大地の歌」
ブルーノ・ワルター(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
キャスリーン・フェリアー(アルト) 
ユリウス・パツァーク(テノール)
録音:1952年5月17日 ライヴ録音 祝祭劇場
2003年になってから、仏ターラから「大地の歌」の17日のライヴ録音がリリ
ースされた(TAH482)。
50年間、夢にまで見た52年ライヴ。涙が出るほど嬉しかった。 
−宇野功芳-ライナーノーツより
宇野功芳氏による新企画、宇野功芳の音盤棚「これがUNO!」シリーズが始動
します。永い評論家生活を通じて宇野功芳氏が絶賛してきた、数々の演奏を
再度振り返り、新たな演奏解説を書き下ろしています。また、このシリーズ
では宇野功芳氏の勝手気ままなエッセイ、「unauの無能日記 」を連載。様々
な分野の四方山話を痛快に語っていきます。
今回取り上げられたのは、ワルター&ウィーン・フィル52年ライヴの「大地
の歌」。有名なDECCA録音の2日後のライヴ演奏。ANDANTE盤はDECCA録音と全
く同じ演奏だったため(ただしDECCAとは別の録音機材による収録と思われる)
発売当時、非常に話題になりました。何より特筆すべきは2人の声の素晴らし
さ!フェリアー、パツァークの格調高くそれでいて生々しい歌声はすべてを
凌駕しているといっても過言ではないでしょう。そしてワルターもウィーン
・フィルも終結部まで薄れることのない高いテンションを保ち、濃厚な演奏
を繰り広げています。





<TAHRA>
TAH 620 2枚組 \4160
モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K.550
ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 Op.92
マーラー:交響曲第4番
ブルーノ・ワルター(指)RAIローマ管弦楽団
カルラ・シュレアン(S)
録音:1952年4月19日(モーツァルト,マーラー),
1954年5月18日(ベートーヴェン)
ブルーノ・ワルターが、ローマに客演した際の貴重な録音が初登場です!い
ずれも1950年代、ワルターが枯れる前の気力漲る演奏です。1952年の演奏会
は、戦後初のイタリア訪問。モーツァルトのK.550とマーラー4番という超お
得意2曲。どちらも、ライヴを含めると、ワルターは多数の録音を残していま
すが、イタリアの艶やかなオーケストラの音色が、他とは異なった面白い作
用を及ぼしています。ベートーヴェンは1954年、ワルター最充実期のライヴ
だけに、スタジオ録音とは違った白熱の演奏。マーラーだけ、欠落のある粗
悪なCD-Rが出たことがありますが、それ以外はいずれもLPでもCDでも発売さ
れたことのない完璧な初出音源。ワルター・マニアなら必携です。解説書に
は、1911年から1956年までの、ワルターのイタリア訪問の様子が紹介されて
います。





<audite>
AU 95583 \2080
シューベルト:
「白鳥の歌」 D.957−愛の便り,アトラス,彼女の肖像,街,鳩の便り、
音楽に寄せて D.547、馭者クロノスに D.369、
恋人の近くに D.162、魔王 D.328、ガニュメート D.544、
さすらい人の夜の歌2 D.768、狩人の夕べの歌 D.368、
プロメテウス D.674
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ギュンター・ヴァイセンボルン(P)
ヘルタ・クルースト(P) (プロメテウス)
録音:1954年10月16日(「白鳥の歌」,魔王,ガニュメート,さすらい人の
夜の歌2 ,狩人の夕べの歌),1954年6月15日(音楽に寄せて,馭者クロノス
に,恋人の近くに),1954年3月26日(プロメテウス),ケルン
大好評だった、1952年の「冬の旅」(AU 95580)に続く、若き日のフィッシャ
ー=ディースカウのシューベルト。1954年に、ケルン放送局によって放送用
にスタジオ録音されたもの。1954年というと、バイロイト音楽祭に初めて出
演、「タンホイザー」のヴォルフラムを歌った年。その前後の録音です。ま
だ30歳にならないF-Dの歌は、若干声に若さが残っている以外は、全盛期と大
差ない見事な完成度のたかさ。むしろ後年のセッション録音よりも、自然体
に歌っている分、好ましい点も多々あります。改めて天下の大リート歌手だっ
たことを実感させられます。WDR蔵出し音源で、モノラルながら音も上々です。

AU 95581 \2080
ブラームス:
「美しいマゲローネ」 Op.33、夜にさすらう人 Op.86-3、
永遠の愛について Op.43-1、森の静寂の中で Op.85-6
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ヘルマン・ロイター(P) (「美しいマゲローネ」)
ギュンター・ヴァイセンボルン(P)
録音:1952年11月23日(「美しいマゲローネ」),1954年6月15日,ケルン
フィッシャ=ディースカウのリートはどれも卓越したものです、最も他者を引
き寄せぬ出来栄えだったものの一つが、ブラームスの「美しいマゲローネ」。
連作歌曲でありながら、劇作品としての性格も併せ持つこの作品は、F-Dがそ
の本領を遺憾なく発揮できるもの。1957年にイェルク・デムスの伴奏で録音
をしていますが、これはそれよりさらに5年も早い放送用録音。若々しい声の
瑞々しい歌はもちろんですが、それ以上に「27歳にしてここまで彫り上げら
れるのか!」と舌を巻いてしまいます。なお、全15曲中、第13曲の「スリマ
−恋人よなぜためらうのか」が欠けております。1954年の3曲の録音も見事の
一言。WDR蔵出し音源で、モノラルながら音も上々です。

AU 95582 \2080
シューマン:ケルナーの詩による12の歌曲 Op.35、リーダークライス Op.39
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ヘルタ・クルースト(P)
ギュンター・ヴァイセンボルン(P)(リーダークライス)
録音:1954年3月23日,1955年10月12日(リーダークライス),ケルン
シューマンといえば「陰りを帯びた情熱」、情熱一本で押す歌も素敵なもの
ですが、しかしそこはフィッシャー=ディースカウ、いかに若かろうと、彼
の歌うシューマンは、情熱に知性でメスをいれ、シューマンの内面の豊かな
詩的世界を見事に引き出しています。WDR蔵出し音源で、モノラルながら音
も上々です。




<GLOR>
GLOR 162202 \2250
ヴェルディ:レクイエム
クリスティーナ・ガラルド=ドマス(S) 
フレドリカ・ブリレンボーグ(Ms)
マルコ・ベルティ(T) イルダール・アブドラザコフ(Bs)
プラシド・ドミンゴ(指)アメリカ・ユース管弦楽団
ヨーロッパ合唱アカデミー
録音:2006年8月6日,ミュンヘン
ドミンゴが、アメリカの若者オーケストラと、ヨーロッパの若者合唱団を指
揮したヴェルディのレクイエムです。両者あわせて、28の国の、200人の若
者たち。そんな彼らが演奏するヴェルディのレクイエム、これが実に感動的。
若者オーケストラは、全身全霊を捧げて「世界のドミンゴ様」の棒に喰らい
つき、懸命の演奏。一流オーケストラに比べれば、音にコクがないなどの欠
点はあるものの、技術的にはかなり高く、何よりその一期一会にかけた精一
杯のひたむきな音楽には思わず心打たれてしまいます。合唱団も、線は細い
ものの、「夢にまで見た大テノール」が目の前にいる感動がそのまま歌にな
っています。そんな若者たちを、ドミンゴも熱血教師ばりに「みんな、俺に
ついて来い!」と引っ張っています。まるで青春ドラマか高校野球のか、聞
いている方も感動してしまう熱い青春のヴェルディのレクイエム。当然、サ
ンクトゥスは爽快この上なし!ドミンゴ先生を補佐する4人のソリストたちは、
いずれも一流どころ。感動一杯の若者の汗と涙のヴェルディのレクイエム、
こんなの他にありません!





<SUPRAPHON>
SU 3898 \1780
「皇帝陛下万歳!プラハ1609年-神聖ローマ皇帝ルドルフ2世の音楽」
I.「帝国の栄光に捧げる祝典ミサ曲」
デ・モンテ:1「インチピット・ドミノ」、4「日々、罪を重ねる私は」、
6「ああ、実に優しき」
ライトン:
「ミサ・バシム:皇帝陛下万歳!」(7声)2「キリエ」、3「グローリア」、
5「クレド」、7「サンクトゥス」、8「アニュス・デイ」
II.アンソロジー「マリアのバラ」より
9トマス・デ・サンタ・マリーア:ティエント
10ドイツ・カトリックのマリア讃歌:「優しく気品に満ちたマリア」
11ハラント・ス・ポルジツ・ア・ベズドルジツ:「女王マリア」
12ザーレス:「貞潔なるマリア」
13ライトン:「マリア、天の棕櫚」
14ルッツァスコ・ルッツァスキ:トッカータ
III.「錬金術師の戸棚」
マイヤー:
15「ロムルスは狼に育てられたと」、16「天の輝ける松明である太陽は」、
17「ミルラは父との間に」18カヴァッツォーニ:「クリステ・エレイソン」
IV.「皇帝の部屋と庭園にて」
19チプリアーノ・デ・ローレ/ロニョーニ:
「出発する時に感じるのだけれど」
20オロロージョ:「愛しき人、私から去らないで」
21ファットリーニ:リチェルカーレ
ルニャール:
22「様々なことが私の幸運を邪魔しようとするが」、
23「ようやく、あなたは私に気付いた」
マルティン・ホリナ(指)、フ
ラテルニタス・リッテラトルム
録音:2006年2月日ブランディース・ナド・ラベムの城中礼拝堂
チェコ音楽に特筆すべき一時代を付け加えた、神聖ローマ皇帝ルドルフ2世
(1552-1612)。この録音は、ルドルフの宮廷楽長フィリップ・デ・モンテ
(1521-1603)、その後継者カール・ライトン(1557/8-1620)、ルドルフの
側近チェコ貴族で作曲もしたクリシュトフ・ハラント・ス・ポルジツ・ア・
ベズドルジツ(1564-1621)、錬金術師、作曲家にして典医のミヒャエル・
マイヤー(1568/9-1622)、宮廷音楽家フランツ・ザーレス(c1540-1599)、
同じくアレッサンドロ・オロロージョ(c1550-c1633)の作品を中心に構成
されています。
録音会場は、ルドルフ2世が狩猟の際に使った有名な居城。15、16世紀の声
楽ポリフォニーを専門とする演奏団体、フラテルニタス・リッテラトルムは、
この録音に相応しい場を得、ルドルフ時代の典礼音楽と宗教音楽を含む音楽
生活を描き出すことに成功しています。また、タイトル中の1609年は、この
録音のメイン、7声のミサ「皇帝陛下、万歳!」を含むライトンの曲集が出
版され、また、ルドルフが、チェコの信教の自由を認めた年でもあります。

SU 3855 \1780
(1)ヨゼフ・スーク:弦楽四重奏曲第1番変ロ長調Op.11
(2)同:「聖ヴァーツラフ」のコラールによる瞑想曲Op.35a
(3)ラヴェル:弦楽四重奏曲ヘ長調
パノハ四重奏団
結成から40年近いキャリアを誇るチェコの名門パノハ・カルテット。毎夏の
「草津国際音楽アカデミー&フェスティヴァル」への出演でもおなじみです
が、精力的な活動は衰えることがありません。最新アルバムではラヴェルの
名作とともに、お国スークの作品が取り上げられています。ドヴォルザーク
の序曲「フス教徒」にも聞かれる聖ヴァーツラフのコラールは、ボヘミアに
古くから伝わる宗教的な民謡で10世紀のチェコの聖者ヴァーツラフ一世を讃
えたもの。第1弦楽四重奏曲には2つの異なる終楽章、1896年のオリジナル版
と1915年改訂版とがあり、アルバムでは聴き比べできるように両方とも収録
されています。




<CASCAVELLE>
RSR 6192 \2080
「シューベルティアーデ / 2005年9月3-4日ヌーシャテル」
(1)シューベルト:行進曲 ト長調
(2)ペルト:聖母と乙女
(3)ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番よりアリア
(4)ハイドン:交響曲第88番ト長調より第1楽章
(5)シューベルト:
ドイツ・ミサより福音誦とクレドのために、奉献誦のために
(6)シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調「ます」第4楽章
(7)シューベルト:歌劇「謀反人たち、または家庭戦争」より終曲
(8)ガーデ:幻想小曲集Op.43より第4曲
(9)ヤン・サンドストレム:そこに一本の花開いたバラがある
(10)ブラームス:ピアノ五重奏曲へ短調Op.34より第3楽章
(11)ギイ・ボヴェ:「M.バッハのバカンス」
(12) シューベルト:夜
(1)エディト・フィッシャー&ホルへ・ペピ・ピアノ・デュオ
(2)ハンスルエディ・ケンプフェン(指)オーベルバレー声楽アンサンブル
(3)ブリジット・フルニエ(S)スイス・ロマンドO.のチェリストたち
(4)ヤン・シュルツ(指)ヌーシャテル室内O.
(5)アンドレ・シャルレ(指)
ローザンヌ・プロ・アルテCho.、ヌーシャテルCho.、
スイス・ブラス・コンソート
(6)白馬五重奏団
(7)ペーター・ジーグヴァルト(指)
チューリヒ声楽アンサンブル、ベッティナ・ズッター(P)
(8)ピエール=アンドレ・タイアール(Cl)エドアルド・トルビアネッリ(P)
(9)ハンスルエディ・ケンプフェン(指)オーベルバレー声楽アンサンブル
(10)フィリップ・ディンケル(P)シネ・ノミネ四重奏団
(11)ギイ・ボヴェ&ピエール・ローラン・へスラー(Org)
(12)ミシェル・コルパトー(指)グリュエール牧羊Cho.
録音:2005年9月3−4日スイス、ヌーシャテル(ライヴ)
[スイス・ロマンド放送制作]
スイス領内最大の湖ヌーシャテル湖。ワインの名産地でもある豊かな自然に
囲まれるなかで催される音楽祭の模様をハイライトで収めたアルバムです。




<MA Recordings>
M 072A \2940
「トーノとトナーダ」
【幻滅】
1. ああ、このにがい淋しさ
2. お前を愛した者はもう去って行く
3. 早咲きのアーモンド
4. そなたのあとについてゆく
【唄】
5. ビダーラ唄いのチャジータ
6. 戻れ、小舟よ
7. グアナコたちの草原
【影、もしくは闇】
8. わが影へのビダーラ
9. 夜の闇は、はや
10. 私は光になりたい
【執着】
11. 太陽の義兄弟
12. ポプラの林から
13. ぶどう作りの夢
【瞳】
14. トナーダ・エル・ディアマンテ(ダイヤモンドと呼ばれるトナーダ)
15. 黒い瞳
16. そなたの瞳
17. 悲しきミロンガ
18. 青い瞳
【祭】
19. カナリオス-マランボ
【神秘】
20. 晴れて静かな夜
21. おお、大いなる神秘
22. 静寂に寄せて
アンサンブル・ラ・キメーラ
【バルバラ・クーサ(S)、イサベル・モナール(S)、ルイス・リゴウ(南米の
民族的笛類、Vo)、サビーナ・コロンナ・プレティ(Gamb、リローネ)、セル
ジオ・アルバレス(Gamb)、マーティン・ツェラー(Vc,Gamb)、アンドレア・
デ・カルロ(コントラバス、Gamb、ハーモニカ)、レオポルド・マルティ(G)、
キート・ガート(リュート、G)、エドゥアルド・エグエス(リュート、G)、
アドリアン・ベスネ(朗読)】
斬新な音楽歓性を持つユニークなアンサンブル・ラ・キメーラの2作目。
「ブエノス・アイレス・マドリガル」(M063A)と同様、西ヨーロッパのバロッ
ク時代と南米大陸の植民地の音楽文化関係を芸術的に見せてくれます。この
「トーノとトナーダ」はスペインのバロック音楽とアルゼンチン、その近辺
の民謡、近代音楽などとの対話から生まれたアルバム。
ラ・キメーラがこのアルバムで挑んだのは、「トーノス・ウマーノス」/17世
紀のスペインの歌曲と「フォルクローレ」/南米の民衆的歌謡との対比と融合。
【幻滅】【唄】【影、もしくは闇】【執着】【瞳】【祭】【神秘】の7つのテ
ーマに分かれ、古今東西変わらぬ人間の心情を表しています。
*より多彩な音質で音楽を楽しむため「エメラルド・オーディオファイルCD」
で発売。
*この作品はMA Recording独自開発のDC電源のラインレベルマイクロフォーン
を使用した88.2kHzワンポイント録音です。



<King international>
KDC 13 \1780
「グリーグ没後100年記念/永遠のグリーグ」-Grieg Forever-
(1)ペール・ギュント-朝
(2)トロルハウゲンの婚礼の日
(3)ノルウェー舞曲第2番
(4)ピアノ協奏曲イ短調-第1楽章
(5)ヴァイオリン・ソナタ第3番-第2楽章
(6)ペール・ギュント-ソルヴェイグの歌
(7)牛呼び声(ノルウェー民謡)
(8)牛呼び声(ノルウェー民謡によるピアノ編曲)
(9)オーラの谷、オーラの湖(ノルウェー民謡)
(10)オーラの谷、オーラの湖 作品66-14(ノルウェー民謡によるピアノ編曲)
(11)レートナムのクヌート(ノルウェー伝承音楽)
(12)レートナムのクヌート 作品72-7「スロッテル」より
(13)ルンダーネにて 作品33-9
(14)春 作品34-2
(15)4つの詩篇-第4曲 天国にて
ボーナストラック
(16)蝶々
(17)ソルヴェイグの歌
(1)ウーレ・クリスチャン・ルード(指)&ベルゲン・フィルハーモニー管
(2)エヴァ・クナルダール(P)
(3)ゲイル・ボトネン、イェンス・ハラール・ブラトリー(ピアノ・デュオ)
(4)ウーレ・クリスチャン・ルード(指)&ベルゲン・フィルハーモニー管、
小川典子(P)
(5)トロン・セーヴェルー(Vn)&アイナル・ロッティンゲン(P)
(6)ウーレ・クリスチャン・ルード(指)&ベルゲン・フィルハーモニー管、
マリータ・ソールベルグ(S)
(7)ライドゥン・ホルヴァイ(歌) (8)ゲイル・ボトネン(P)
(9)ライドゥン・ホルヴァイ(歌) (10)ゲイル・ボトネン(P)
(11)クヌート・ハムレ(ハーディングフェーレ) (12)ゲイル・ボトネン(P)
(13)モニカ・グローブ(Ms)ロジャー・ヴィニョールズ(P) 
(14)ノルウェー室内管弦楽団
(15)ペール・ヴォッレスタ(Br)、オスロ・フィル合唱団
ボーナストラック
(16)エドヴァルド・グリーグ(P) (17)ニーナ・グリーグ(S)
SIMAX & BIS 音源クロスマスター
2007年はノルウェーが世界に誇る作曲家 エドヴァルド・グリーグの没後100
年にあたります。グリーグ&ノルウェーの魅力をさらに広めるために立ち上
げられた「グリーグ2007記念プロジェクト実行委員会」とSIMAX,BISなど北欧
のレーベルに縁のあるキングインターが共同でグリーグのベスト・アルバム
を発売します。グリーグは「ペール・ギュント」、ピアノ協奏曲、ピアノソ
ナタ、そして歌曲など多くの名曲を残しています。また、グリーグにはまだ
まだ知られざる佳作も多数。このアルバムでは、そうした誰もが親しんだ名
曲から知られざる名曲まで網羅しています。特にボーナストラックとして収
録された、グリーグの自作自演の「蝶々」やグリーグの妻、ニーナ・グリー
グの「ソルヴェイグの歌」は、グリーグ・ファン必聴です。




<TAHRA>
TAH 617 \2080
ベートーヴェン:
うずらの鳴き声 WoO.129,新しき愛、新しき人生 Op.75-2,
彩られたリボンに添えて Op.83-3
シューベルト:
音楽に寄せて D.547,春に D.882,シルヴィアに D.891,悲しみ D.772,
若い尼 D.828,水の上で歌う D.774,ミューズの子 D.764,
糸を紡ぐグレートヒェン D.118
ブラームス:
野にひとりいて Op.86-2,テレーゼ Op.86-1,死はすがすがしい夜 Op.96-1,
子守歌 Op.49-4,永遠の愛について Op.43-1,調べのように、僕に Op.105-1,
静かな夜に,あの下の谷の底では,僕の恋は緑色 Op.63-5,愛の誠 Op.3-1,
甲斐のないセレナード Op.84-4
エリザベス・シュワルツコップ(S)
エドウィン・フィッシャー(P)
録音:1954年2月11日,トリノ
全盛期のシュワルツコップが、RAIトリノのために録音した放送用のスタジオ
録音。拍手などはありません。このトリノでの録音は、伴奏はなんとピアノの
大巨匠エドゥイン・フィッシャー!フィッシャーの温かく深み豊かなピアノは、
シュワルツコップに大きな影響を与え、EMI録音とは随分違ったスケールの大き
な表情を見せてくれます。録音状態は今一つというところですが、世紀の共演
を楽しむには不足ありません。

TAH 618 2枚組 \4160
バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV232
エミー・ルース(S) ヒルデ・チェスカ(S) 
ゲルトゥルド・ブルグスターラ=シェスター(A) 
アントン・デルモータ(T) アルフレート・ペル(Bs)
ヘルマン・シェルヘン(指)ウィーン交響楽団
アカデミー・カンマーコーア
アントン・ハイラー(Org)
録音:1950年10月、モーツァルトザール
シェルヘンが20世紀のバッハ復興の立て役者の一人だったことは、余り知られ
ていないのかもしれません。ロマン色を殺ぎ落とした演奏は、今聞いても古め
かしくありません。シェルヘンはロ短調ミサを2回録音しており、これは旧録音。
当時のウィーンの名歌手を起用しています。




<Harmonia Mundi France>
HMC 901931 \2250
シューベルト:歌曲集
歌曲集「白鳥の歌」 D.957、出会いと別れ D.767、月に寄せて D.259、
羊飼いの嘆きの歌 D.121、ミニョンに D.161、あこがれ 、
ミューズの子 D.764
ウェルナー・ギューラ(T)
クリストフ・ベルナー(P)
ギューラの初となるシューベルトのリート集です。メインに「白鳥の歌」を据
え、さらにゲーテの詩による歌曲を6曲収録しています。ギューラの柔らかい
美声がシューベルトにピッタリなのは言うまでもありません。加えて、節度の
ある適切な表現と、詩句に対する読み込みの深さが、良い味わいを出していま
す。伴奏のベルナーも優れもの。





<SUPRAPHON>
SU 3902 2枚組 \2960
「2本のホルンのための協奏曲集 / ティルシャル兄弟」
(1)ベートーヴェン:六重奏曲変ホ長調Op.81b
(2)ヨーゼフ・レイハ:2本のホルンのための協奏曲変ホ長調Op.5
(3)レスレル=ロゼッティ:2本のホルンのための協奏曲第3番変ホ長調
(4)同:2本のホルンのための協奏曲第5番変ホ長調
(5)フランティシェク・クサヴァー・ポコルニ(1729−94):
2本のホルンと、チェンバロのための協奏曲変ホ長調
(6)ヨーゼフ・フィアラ:2本のホルンのための協奏曲第1番変ホ長調Op.5
(7)ヨーゼフ・ハイドン:2本のホルンのための協奏曲変ホ長調
(8)(ヨーゼフ?)ハニシュ:
3本のホルン、ティンパニとチェンバロのための協奏曲変ホ長調
[復元:ジャン=ルイ・プチ]
ズデニェク&べドジヒ・ティルシャル(Hrn)
(8)ズデニェク・ディヴォキー(Hrn)
リボル・ぺシェク、ぺトル・アルトリフテル(指)ドヴォルザーク室内O.
ヴラディミール・ヴァーレク(指)チェコ放送SO.
リボル・フラヴァーチェク(指)プラハ室内O.
録音:(1)1985年(2)(4)(7)1987年(6)1975年(3)(5)(8)1983年
2006年8月に急逝したチェコのゼデニェク・ティルシャルは、兄のべドジヒとと
もに名門チェコ・フィルのソリストを務めたホルンの名手。このアルバムでは
ベートーヴェン、ハイドンのほか、18世紀後半のチェコ圏のレイハ、ポコルニ、
ロゼッティらによる2本のホルンのための作品を、まさに兄弟ならではともいえ
る絶妙なやりとりで聴かせてくれます。さらに、18世紀に優れたホルン奏者と
してプラハとドイツで活躍したということ以外は謎に包まれているハニシュの
ユニークな3本のホルンのための協奏曲も収録。ティルシャル兄弟の持ち味、
たまらなく柔らかく美しい音色と抜群のテクニックが楽しめます。

SU 3899 2枚組 \2960
(1)ドビュッシー / マリウス・コンスタン編:
「ペレアスとメリザンド」交響曲
(2)シベリウス:付随音楽「ペレアスとメリザンド」Op.46
(3)シェーンベルク:交響詩「ペレアスとメリザンド」Op.5
(4)フォーレ:劇音楽「ペレアスとメリザンド」組曲Op.80
セルジュ・ボド(指)チェコ・フィルハーモニックO.
録音:1989年4月
ベルギーの象徴派詩人メーテルランク(1862−1949)の戯曲「ペレアスとメリ
ザンド」。この悲劇的な愛のドラマはよほど創作意欲を刺激するのか、オペラ
から交響詩まで形態は違うもののさまざまな作曲家が音楽を付けています。し
ばらく廃盤(11.1269、11.0973)となっていましたが、今年の7月にボドが80歳
を迎えるのに合わせてカタログ復活となります。




<haenssler>
98 483 \2080
「ギター独奏曲集」
(1)カルロ・ドメニコーニ:シャコンヌ - J.S.バッハ作BWV.1004による
(2)アントニオ・ルイス=ピポー:歌と踊り 第1番
(3)デイル・カヴァナー:3つの前奏曲
(4)ヴィラ=ロボス / カヴァナー編:ギター協奏曲より第2楽章
(5)カヴァナー:2つのエチュード
(6)ウィニー・ケルナー:“E”
(7)ホルへ・カルドーソ:リベルーラス
(8)ロラン・ディアンス:メリッサの子守唄
(9)カヴァナー:ブライニー・オーシャン
(10)シド・ロビノヴィッチ:コル・ニドライ - ユダヤ民謡による
デイル・カヴァナー(G)
録音:2006年4月12−14日
昨秋の来日公演がファンの注目を集めた「アマデウス・ギター・デュオ」。そ
のメンバーで、ソリストとしても当代一級の腕前で知られるカヴァナーの最新
アルバム。自作をはじめ、バッハの傑作をベースにした14分にも及ぶドメニコ
ーニなど、20世紀の作家たちが書いた作品集はいずれも名手にふさわしい内容
です。ほかに、こちらも名人ディアンス作は、愛娘メリッサが生まれてから
15年の親交を持つカヴァナーに捧げられたもの。優しい表情が魅力です。

98 288 \2080
バッハ:ヨハネ受難曲(ハイライト)
マイケル・シェイド(T:福音史家)
マティアス・ゲルネ(Bs:キリスト)
ユリアーネ・バンゼ(S)インゲボルク・ダンツ(A)
ジェイムズ・テイラー(T)アンドレアス・シュミット(Bs)
ヘルムート・リリング(指)
ゲヒンガー・カントライ・シュトゥットガルト、
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム、
録音:1996年3月25−29日ジンデルフィンゲン・シュタットハレ
全曲盤(92.075)から合唱、アリアのナンバー18曲を厳選しています。




<Dynamic>
DYNDVD 33509(DVD-Video) \3780
字幕:仏伊英独西
F-A.D フィリドール:「トム・ジョーンズ」
セバスチャン・ドロイ(トム・ジョーンズ)
ソフィー・マルタン=ドゴール(ソフィー)
マルク・バラール(ウェステルン氏)
シビル・ザンガネッリ(ウェステルン夫人)ほか
ジャン=クロード・マルゴワール(指)
ル・シンフォニエッタ・ド・ローザンヌ
演出:ヴァンサン・ヴィト
装置:フィリップ・レオナール
衣装:ミシェル・ロンヴォ
照明:ロベルト・ヴェントゥリーニ
収録:2006年1月
CD(CDS 509)で発売されていた上演がDVDで登場。フランソワ=アンドレ・ダ
ニカン・フィリドール (1726-1795)の1765年のオペラ「トム・ジョーンズ」で
す。ヘンリー・フィールディングの小説(1749年)を原作とした、フィリドー
ルの代表作です。音楽史では比較的知られていたこのオペラを、マルゴワール
がローザンヌ歌劇場で上演、そのライヴ収録です。ヴァンサン・ヴィトの演出
も目に麗しく、この幻の傑作が万全の形でDVDになりました。

CDS 528 2枚組 \3760
ロッシーニ:「トルヴァルドとドルリスカ」
ミケーレ・ペルトゥージ(Br オルドウ) 
ダリーナ・タコヴァ(S ドルリスカ)
フランチェスコ・メーリ(T トルヴァルド) 
ブルーノ・プラティコ(Bs ジョルジョ) 
ジャンネット・フィッシャー(S カルロッタ) 
シモーネ・アルベルギーニ(Bs オルモンド)
ヴィクトール・バプロ・ペレス(指)
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団,プラハ室内合唱団
録音:2006年8月
ロッシーニの総本山、ペーザロのロッシーニ音楽祭でのライヴです。「トルヴァ
ルドとドルリスカ」は、1815年暮れにローマで初演されたオペラ。舞台はポー
ランド。妻ドルリスカを、横暴な公爵オルドウに奪われたトルヴァルドは、農
夫に変装して城に潜り込むも、正体がばれ捕らわれの身に。公爵はドルリスカ
に妻にならなければ、夫の命はないと脅します。危機一髪のところで、救いが
到着、公爵は捕らえられる、というお話。このオペラは失敗に終わり、その後
復活もほとんどありませんでした。今回はペーザロでも初の上演。しかし、こ
れが大変評判となりました。歌手では、ペルトゥージの悪役がドンピシャ。
憎々しくもかっこいい公爵を演じています。ゼッダが絶大な信頼を置くソプラ
ノ、タコヴァに、1980年生まれという若いテノール、メーリの夫婦役、ロッシ
ーニに欠かせないプラティコ、さらに脇に至るまで充実したキャストです。
なお、DVDでの発売が予定されています。

CDS 538 \1980
ヴィヴァルディ:
リコーダー、ファゴットと通奏低音のためのソナタ イ短調 RV 86
リコーダーと通奏低音のためのソナタ ト短調 RV 51
ファゴットと通奏低音のためのソナタ 変ロ長調 RV 46
オーボエと通奏低音のためのソナタ ハ長調 RV 48
トリオ・ソナタ ホ短調 RV 67
リコーダー、オーボエ、ファゴットと通奏低音のための協奏曲 ト短調 RV 103
リコーダー、オーボエ、ファゴットと通奏低音のための協奏曲ト短調 RV 106
アンサンブル・バロッコ・サン・スシ
ヴィヴァルディの室内楽編成の作品を集めています。協奏曲も管弦楽伴奏がな
いタイプのものです。アンサンブル・バロッコ・サン・スシは、1986年に、オ
ーボエ奏者のジュゼッペ・ナリンが創立したパドヴァのバロック団体。17、18
世紀音楽の専門団体です。サン・スシ Sans Souciとは、心配がないということ
でで、「気楽に」という意味。




<SUPRAPHON>
=ARCHIV=
SU 3903 \1480
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)
チェコ・フィルハーモニックO.
録音:1970年11月2−6日プラハ、芸術家の家
音楽を大きな構えで捉える豪放なスタイルで知られる巨匠マタチッチが、チェ
コ・フィルと作ったブルックナー5番。説明不要の名演奏がスプラフォンでも復
刻となります。すでに国内盤でも復刻されていますが、このたびの本家との音
作りの違いも興味津津です。

SU 3904 \1480
(1)マリピエロ:ヴァイオリン協奏曲(1932)
(2)カゼッラ:ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.48(1928)
アンドレ・ジェルトレル(Vn)
ヴァーツラフ・スメターチェク(指)プラハSO.
フバイ門下でハンガリーを代表する名手アンドレ・ジェルトレル(1907-1998)。
親交のあったバルトーク演奏の権威として知られ、協奏曲やスークとの二重奏
曲の録音でみせた確かなアプローチは今も高い評価を得ています。
15年にも及ぶ歳月をかけて仕上げられ、1930年代に書かれた最良の成果のひと
つとされるマリピエロ作。パリ音楽院に学び、そのマリピエロらとともに楽壇
の中心人物として活躍したカゼッラ。この20世紀イタリアのふたりによる協奏
曲でも、現代モノに強いジェルトレルの持ち味が活きています。




<zig-zag territoires>
ZZT 070202 \2280
ブラームス:
チェロ・ソナタ第1 ホ短調 作品38、第2番 ヘ長調 作品99
アントニー・ルロイ(Vc) サンドラ・ムバラク(P)
輝かしいテクニックと、抜きんでた音楽性をあわせもつ若手2人によるブラーム
スのチェロ・ソナタ。
ブラームスらしい陰々とした重苦しい第1番は、アントニー・ルロイの深みのあ
る音楽性、張りのある低音でブラームスの哀愁がたっぷりと伝わってきます。
また充実した晩年の作風を表すような明るい第2番も朗々と歌い上げ、サンドラ
・ムバラクの繊細な伴奏とも上手く呼応しあっています。

ZZT 070102 \2280
ジョヴァンニ・パイジエッロ(1740-1816):歌劇「奥様女中」
アッティリオ・クレモネージ(指) ラ・チェトラ
アントニオ・アベーテ(Bs) チンツィア・フォルテ(S)
録音:2006年5月ポワシー劇場
ジョヴァンニ・パイジエッロは、生涯のうちに、オペラを、セリア、ブッファ
の両分野にわたって、80曲以上作曲。いわゆるナポリ楽派全盛の18世紀後半の
イタリア・オペラ作曲家の中でもっとも成功を収め、かつ影響力の大きかった
人のひとり。この「奥様女中」を発表しペルゴレージの名声をかすめてしまっ
たこともありました。
アッティリオ・クレモネージはルネサンスとバロック音楽を専門とするイタリ
アのチェンバロ奏者・指揮者。アッティリオ・クレモネージの生き生きとした
音楽作り、深みのある声で聴くものを魅了するアントニオ・アベーテ、美しい
声と容姿、確かなテクニックを兼ね備えたソプラノ、チンツィア・フォルテと
絶妙な配役で鮮やかに仕上げています。




<ACCENT>
ACC 24166 \2080
ヨハン・ゴットリープ・グラウン&カール・ハインリヒ・グラウン:協奏曲集
(1)ヴィオラ・ダ・ガンバ、弦楽、通奏低音によるイ調の協奏曲
(2)オーボエ・ダ・モーレ、弦楽と通奏低音によるニ調の協奏曲 
(3)フルート、弦楽と通奏低音によるホ調の協奏曲 
(4)フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェロ、弦楽と通奏
低音による大協奏曲
イル・ガルデリーノ
ヤン・デ・ウィンネ(フラウト・トラヴェルソ)、
マルセル・ポンセール(Ob)、
寺神戸 亮(Vn)、秋葉 美佳(Vn&Va)、
ヴィットリオ・ギエルミ(Va・ダ・ガンバ)、
ルネ・シッフェル(Vc)、シャレフ・アル・エド(Hps)他
録音:2005年4月
どちらかというと、しょっちゅう戦争していたイメージのフリードリヒ大王で
すが、大の音楽愛好家だったことは大バッハの「音楽の捧げもの」のエピソー
ドで知られるとおり。そんな音楽大好きな王がことのほか愛好したのがここに
収められた協奏曲の作曲者グラウン兄弟です。弟のカール・ハインリヒはまだ
王子だった王から宮廷の楽長に招かれ、兄のヨハン・ゴットリープは後にベル
リンに創設された歌劇場のコンサートマスターを務めました。彼らがフリード
リヒ大王のために大量に作曲した作品から厳選された4つの協奏曲は端正で気
品があり、フリードリヒの趣味のよさが偲ばれる作品揃いです。フリードリヒ
がサン・スーシ(無憂宮)で耳を傾けていた同じ作品を、オリジナル楽器を
使ったイル・ガルデリーノ(ヴィヴァルディの協奏曲「ごしきひわ」に因む
ネーミングでしょうか?)の溌剌とした演奏で楽しめます。




<harmonia mundi>
HMU 907415 \2250
HMU 807415(SACD-Hybrid) \2300
ヘンデル:
(1)6つの合奏協奏曲(全曲)op.3
(2)5声のソナタ 変ロ長調 HWV.288
リチャード・エガー(指)
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック(AAM)
チェンバロ奏者として着実にキャリアを重ねているリチャード・エガーが、
盟友アンドルー・マンゼの後を継いで、アカデミー・オブ・エンシェント・
ミュージックの新音楽監督に就任しました。マンゼの時代から切れ味のよい
エッジの効いた演奏を聴かせてくれていたAAMですが、エガーの統率によっ
て、切れ味にまろやかさがプラスされ、より気品に満ちた演奏となっていま
す。カップリングの5声のソナタは、AAMの名手たちとエガーのチェンバロに
よるプチ協奏曲といったところ。丁々発止のアンサンブルでたのしませてく
れます。




<AMBROISIE>
AMB 111 \2300
J.S.バッハ:無伴奏パルティータ第2番ニ短調 BWV 1004(ヴィオラ編曲版)
リゲティ:無伴奏ヴィオラソナタ
アントワーヌ・タメスティット(ヴィオラ)
(使用楽器:フienne Batelot,1999/弓:Sylvain Bigot,2004)
これまでにもラ・フォル・ジュルネ音楽祭や水戸芸術館のコンサート等で何
度も来日し、2007年5月のヴィオラ・スペースでも来日が予定されている人気
のヴィオラ奏者、タメスティット。タベア・ツィンマーマンの愛弟子で、
2004年のミュンヘン国際音楽コンクールの第一位をはじめ数々のコンクール
の輝かしい優勝歴はまさにヴィオラの申し子といったところ。彼の奏でる音
色は、らくらくとしていて温かい魅力に満ちています。ヴィオラ独特の深い
色合いの音色から、きらきらと輝く音色まで、変幻自在の表現に、引き込ま
れてしまう一枚です。




<united archives>
UAR 012 \1650
シューマン:
(1)交響曲第2番ハ長調 op.61
(2)交響曲第4番ニ短調 op.120
ジョージ・セル(指)クリーヴランド管弦楽団
録音:(1)1952年11月28日、(2)1947年11月26日
セルが指揮するシューマンは、音楽はいたって精度が高く明快でたわみ一つ
もないのに、どこかシューマンのマッドな部分が音楽に滲み出ていて、それ
が大きな魅力となっています。セル自身、かなりエキセントリックな人物だ
ったといいますから、通じるものがあったのかもしれません。近年に至るま
で「駄作」と誤解されていた第2番を、セルは新旧二回スタジオ録音していて、
ここには1952年の旧録音を収録。第4番は、かなりレアな音源。音楽監督に
就任して1年後の録音ですが、見事に鬼軍曹ぶりを発揮したバリバリの演奏
となっています。

UAR 011 \1650
ブラームス:
(1)交響曲第1番ハ短調 op.68
(2)ハイドンの主題による変奏曲 op.56a
ジョージ・セル(指)クリーヴランド管弦楽団
録音:(1)1957年3月1-2日、(2)1955年10月19-21日
セルのブラームスも定評のあるところ。第1番は、1966年のステレオ録音が
名盤として有名ですが、この1957年の旧録音も負けず劣らずの快演。古典的
なフォルムが際立った見通しのよさと、ただ整然としているに留まらない内
面の燃焼が見事。硬派ブラームスでは今でも筆頭クラスでしょう。ハイドン
変奏曲も1964年にステレオ再録音していますが、こちらは1955年の旧録音。

UAR 010 \1650
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」op.68 ヘ長調
ジョージ・セル(指)
ニューヨーク・フィルハーモニック
録音:1955年12月5日
セルは、1946年にクリーブランド管弦楽団の音楽監督に着任して以来、亡く
なる1970年まで強い関係を維持し、多数の録音を残しました。その一方で、
他のオーケストラとの録音はあまり多くありません。比較的多いのが、後に
ミュージック・アドヴァイザーを務めるニューヨーク・フィルハーモニック
との共演ですが、ほとんどが協奏曲の伴奏か小品で、管弦楽大曲はこの「田
園」くらい。また、セルはベートーヴェンの交響曲そのものを決して多くは
録音しておらず、モノラル時代のスタジオ録音そのものが少ないのです。二
重の意味で貴重な録音。NYPの猛者どもが、セルに意のままに引っ張られて
いるのが面白いです。

UAR 009 \1650
J.ハイドン:
(1)交響曲第88番ト長調
(2)交響曲第92番「オックスフォード」ト長調
(3)交響曲第104番「ロンドン」ニ長調
ジョージ・セル(指)クリーヴランド管弦楽団
録音:(1)&(3)1954年4月9日、(2)1949年4月27日
ハイドンの音楽は、一方で古典的な均斉なフォルムの美しさを出しつつ、一
方で音楽にユーモアと茶目っ気がないと楽しめないという、実はとてつもな
く難しい音楽。セルのハイドンはどれもこれも実に卓越しています。厳しい
トレーニングから生み出す整然としたアンサンブルはもちろん極上。しかし、
そこに留まらない豊かな面白みをセルは醸してくれます。セルはハイドンを
結構な量録音していますが、「ロンドン」交響曲はこれが唯一の録音。88番
も、他に1920年代の古い録音があったきりなので、この復刻は実にありがた
いものです。「オックスフォード」はお得意の曲で、この後1961年にステレ
オ再録音、さらに1959年のザルツブルク・ライヴが発売されています。




<BONGIOVANNI>
AB 20003(DVD-Video) \4750
NTSC
字幕:伊英仏日
ヴェルディ:「アロルド」
グスターヴォ・ポルタ(T アロルド)
アドリアーナ・ダマート(S ミーナ)
フランコ・ヴァッサッロ(Br エグベルト)
エンリコ・ジュゼッペ・トーリ(Bs ブリアーノ)
ヴァルター・ボリン(T ゴドヴィーノ)他
ピエール・ジョルジョ・モランディ(指)
アルトゥーロ・トスカニーニ財団管弦楽団,ピアチェンツァ市立劇場合唱団
演出、舞台装置、衣装:ピエール・ルイージ・ピッツィ
収録:2003年10月13日
なんとCDでも正規録音は2種しかない、ヴェルディの極レア・オペラ「アロル
ド」が、DVDになりました。もちろんDVD初登場!「アロルド」は、数年前に
カレーラスがタイトルロールを歌って大評判になったオペラ「スティッフェ
ーリオ」の改作。「スティッフェ−リオ」は、大傑作「リゴレット」に先立
つことわずか5ヶ月の作品で、ヴェルディの創作意欲が最も盛んだった頃の作
品です。19世初頭を舞台に、妻の不倫に苦悩する牧師を描いた異色作に、
ヴェルディはかなり入込んで作曲したにもかかわらず、大きな成功を収めら
れませんでした。そこで、舞台設定を1200年頃の第三次十字軍の時代にし、
1857年にリミニで初演したのが、この「アロルド」。宗教色が払拭されたも
のの、物語の大筋は「スティッフェ−リオ」と変わりません。「アロルド」
は、かつては時折上演されたのですが、1990年代に「スティッフェーリオ」
の再評価が進み上演が盛んになると、逆に「アロルド」の上演が稀になりま
した。このピアチェンツァでの上演の映像は貴重です。グスターヴォ・ポル
タは、アルゼンチン生まれの、今バリバリに活躍中のテノール。2006年3月
に藤原歌劇団の「蝶々夫人」でピンカートンを歌っています。アドリアーナ
・ダマートは、南イタリア、バーリ出身のソプラノ。2003年、ドミンゴ主催
のオペラリア国際声楽コンペティションで優勝、ドミンゴ主演のプッチーニ
「エドガール」のCDにフィデーリア役に起用されています。ピッツィの、時
代様式に則した、手堅くも鋭い演出も見物です。RAI収録の映像を、ライセ
ンスを受けてDVD化。
嬉しい日本語字幕付きです!

GB 2551 2枚組 \3960
ベッリーニ:「ノルマ」
フィオレンツァ・チェドリンス(S ノルマ)
ヴィンチェンツォ・ラ・スコーラ(T ポリオーネ)
カルメラ・レミージョ(S アダルジーザ) 
アンドレア・パピ(Bs オロヴェーゾ)
ファブリツィオ・カルミナーティ(指)
マルケ・フィルハーモニー管弦楽団,
マルケ・ヴィンチェンツォ・ベッリーニ合唱団
録音:2004年12月1,4,7日,アンコーナ,ムーゼ劇場でのライヴ録音
チェドリンス、ラ・スコーラ、レミージョと、豪華キャストの揃った「ノル
マ」のライヴ録音です。アドリア海に面した港町アンコーナには、ムーゼ劇
場(ムーゼとはミューズのこと)という、1827年建設の歴史ある劇場があり
ます。規模は千人強という、オペラにはぴったりのサイズの中劇場。近年、
内部を完全に新しく直してから、アドリア海岸では随一の意欲的な公演を組
む劇場として知られるようになりました。日本人にとって、チェドリンスと
ラ・スコーラの「ノルマ」といえば、2003年のラ・ヴォーチェ公演が焼きつ
いていることでしょうが、この公演でも二人は素晴らしい歌。ことにチェド
リンスは驚くほど絶好調で、ゾクゾクさせられっぱなし。加えて、メッゾが
受け持つことの多いアダルジーザを、ソプラノのレミージョが歌い、ソプラ
ノ二人の絡みが美しく響きます。指揮は、2007年1月のベルガモ・ドニゼッ
ティ劇場の「アンナ・ボレーナ」で好評を博した、ベテランのカルミナー
ティ。オペラのツボを心得た指揮に唸らされます。

GB 1198 2枚組 \3960
ドニゼッティ:「ランメルモールのルチア」
+ボーナス 
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」−第1幕フィナーレ,第2幕フィナーレ
レイラ・ゲンジェル(S ルチア)
ジャチント・プランデッリ(T エドガルド)
ニーノ・カルタ(Br エンリーコ)
アントーニオ・マッサリア(Bs ライモンド)
ロレンツォ・サバトゥッチ(T アルトゥーロ)ほか
オリヴィエーロ・デ・ファブリティース(指)
トリエステ・ヴェルディ歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1957年11月30日,トリエステ・ヴェルディ歌劇場でのライヴ録音
+ボーナス  マリオ・フィリッペスキ(T マンリーコ)
レイラ・ゲンジェル(S レオノーラ) 
エットレ・バスティアニーニ(Br ルーナ)
録音:1957年11月16日,トリエステ・ヴェルディ歌劇場でのライヴ録音
レイラ・ゲンジェルは、トルコ出身のプリマドンナ。1950年代から1980年代
半ばまで息の長い活躍をした名ソプラノです。イタリアでは絶大な人気を誇
り、スカラ座の常連だったにもかかわらず、どういう訳か録音とは無縁で、
日本には噂がちらほら伝わった程度。ライヴ録音が発掘されてようやく「本
当に凄いソプラノだった」ことが証明されたのです。この「ルチア」は、彼
女がイタリアでの人気に火が点いた頃のライヴ。歌に迸るような勢いがある、
素晴らしい歌です。意外なことに、ゲンジェルの「ルチア」は今のところこ
れだけ、しかも今まで抜粋盤しか出ていませんでした。今回が全曲盤として
は初の発売。余白には、同時期の「トロヴァトーレ」の抜粋。バスティアニ
ーニの究めつけのルーナ伯爵が聞けます。おそらく初出音源だと思われます。
どちらも、音質は今一つですが、白熱した演奏の醍醐味は堪能できることで
しょう。

HOC 048 2枚組 \2280
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」
マリオ・フィリッペスキ(T マンリーコ)
アントニエッタ・ステッラ(S レオノーラ)
アルド・プロッティ(Br ルーナ)
フェドーラ・バルビエリ(Ms アズチェーナ)
フランコ・カプアーナ(指)
ナポリ・サンカルロ歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1957年12月7日,ナポリ,サンカルロ歌劇場
以前THE GOLDEN AGE OF OPERAというレーベルから出ていた、ナポリでのライ
ヴ。プロッティのルーナ伯爵は、ひょっとしたらこれが唯一の録音かもしれ
ません。ステッラが、最大の当り役レオノーラで瑞々しい歌を聞かせてくれ
ます。音があまり良くない上に、小さな欠落もありますので、マニア向け。




<CASCAVELLE>
=ラジオ・スイス・ロマンド
RSR 6202 \2080
モノラル
「1955年モントルー9月音楽祭ライヴ」
(1)ベートーヴェン:エグモント序曲Op84
(2)同:ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
(3)ビゼー:交響曲第1番ハ長調
(2)ヴィルヘルム・ケンプ(P)
(1)(2)カール・シューリヒト(指)フランス国立放送O.
(3)アンドレ・クリュイタンス(指)フランス国立放送O.
録音:(1)(2)1955年9月14日
(3)1955年9月11日モントルー、パビリオン(ライヴ)
ミルシテイン&クリュイタンスによるチャイコフスキーほか(RSR.6193)の
大爆演が記憶に強烈な、スイス・ロマンド放送の正規音源使用による「モン
トルー9月音楽祭ライヴ」。今年もまた強力なタイトルが加わることになりま
した。2007年に没後40年を迎えるシューリヒトのベートーヴェン。なんとい
う風格。まずエグモント序曲から重厚な響きと緊張感に満ちた音楽でいきな
り釘付けとなります。続いてケンプをソリストに迎えた第1協奏曲では、意欲
もテクニックも十分なピアノとのやりとりがまことに痛快。そしてクリュイ
タンスのビゼー。巨匠十八番のプログラムですが、起伏に富み快活で弾み返
るさまが、さきのストラヴィンスキー「火の鳥」組曲での白熱ぶりをどこか
ほうふつとさせます。
スイス・ロマンド放送アーカイヴの音源は保存状態も抜群で、モノラルなが
らたいへん生々しい音質です。





<現代ギター>
GGBD 3021 \2940
(1)フレスコバルディ:アリアと変奏
(2)ヘンデル:ソナタ ニ短調
(3)スカルラッティ:ソナタ ホ短調L352
(4)ソル練習曲Op.6-6、練習曲Op.29-11
(5)アルベニス:アストゥリアス
(6)ヴィラ=ロボス:練習曲第1番、前奏曲第1番
(7)M=トローバ:ソナチネ
(8)ラウロ:ベネズエラ風ワルツ第3番
(9)C=テデスコ:タランテラ
渡辺範彦(Gt)
録音:1967年6月30日 テイチク会館
渡辺範彦の初のリサイタルが開催されたのが1967年6月29日。日本のギター界
に大きなセンセーショナルを巻き起こしたそのリサイタルの翌日、興奮さめ
やらないまま、このアルバムがレコーディングされた。当時19歳にして、完
璧なテクニックと成熟した音楽を持った渡辺範彦のファースト・レコーディ
ングが、ついにCDで発売!

<zig-zag territoires>
ZZT 070101 \2280
J.S.バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ
第1番ト長調 BWV.1027、第2番ニ長調 BWV.1028、第3番ト短調 BWV.1029、
トリオ・ソナタ第4番 ホ短調 BWV 528
グィード・バレストラッチ (Gamb)
ブランディーヌ・ランヌー(Cemb)
J.S.バッハのヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ は、ガンバとチェンバロが織
り成す魅力を最大限に引き出した作品です。パオロ・パンドルフォにヴィオ
ラ・ダ・ガンバを師事したパレストラッチは若き俊英ガンバ奏者。驚くべき
技巧で難曲を伸びやかにいとも簡単に弾きこなしています。共演のブランディ
ーヌ・ランヌーとの巧みなからみも聴き所です。BWV 528はオルガン独奏用ト
リオ・ソナタとして知られています。第1楽章は「教会カンタータ第76番」か
ら転用したもの。

ZZT 070201 \2280
シューマン:幻想曲 作品17、交響的練習曲 作品13
メンデルスゾーン:6つの前奏曲とフーガ 作品35
エドナ・スターン(P)
イスラエル出身のピアニスト、エドナ・スターン。
「シャコンヌ(ZZT 050601)」では安定感のある落ち着いた演奏を聴かせて
くれました。今回のアルバムは、シューマンとメンデルスゾーンの難曲。ク
ララとの結婚を反対され、結婚に至る数年のうちに作曲された作品はどれも
創作意欲に満ち溢れたものとなっています。「幻想曲」「交響的練習曲」も
そうした時期に作曲された作品で、エドナ・スターンはそうした心情を細や
かに読み取り音楽を構成しています。「交響的練習曲」は内声の聴かせ方な
ど音楽センスを感じる演奏。技巧面でも流麗さをみせ、充実したアルバムと
なっています。




<audite>
AU 92522(SACD-Hybrid) \2380
リヒャルト・フランク(1858−1938):
(1)ピアノ四重奏曲イ長調Op.33
(2)ピアノ四重奏曲ホ長調Op.41“1楽章形式の四重奏”
(3)3つの幻想曲Op.28 第1番ハ短調 / 第2番変イ長調 / 第3番ハ長調
クリストフ・シッケダンツ(Vn) マリウス・ニチテアヌ(Va)
マティアス・バイアー=カールショジュ(Vc)
ベルンハルト・フォグラシュエル(P)
録音:2005年12月12−14日カールスルーエ、SWRスタジオ
アウディーテが力を入れる「ドイツのフランク」の最新作。グリーグやディー
リアスも教えた大名手ライネッケの弟子リヒャルト(1858−1938)は、メンデ
ルスゾーンの友人で弟子の父リヒャルト(1858−1893)と同じく、ピアノの
才に長じていました。そのためピアノを含む作品では卓越した扱いに特徴が
あります。20世紀に入ってから書かれた2つのピアノ・カルテット(1901年、
1905年)は、いまだブラームスあたりを意識させるロマンティックな作風で
親しみ易さいっぱい。ヘンシェル・カルテットのチェロが参加したアンサン
ブルも粒揃いで聴かせます。




<harmonia mundi>
HMC 901941 \2280
モーツァルト:am Stein Vis-vis(1777)
(1)転調するプレリュード(ハ長調から変ロ長調へ)
(Modulierendes Pradludium)KV 284a
(2)ピアノ連弾ソナタ 変ロ長調 KV.358*
(3)転調するプレリュード(ヘ長調からホ短調へ)
Modulierendes Praeludium KV deest(ケッヘル番号なし)
(4)カンデツァKV.624(626a)
(5)パイジェッロの歌劇「哲学者気取り」の「主に幸いあれ」による6つの変
奏曲 ヘ長調 KV.398
(6)前奏曲とフーガ ハ長調 KV.394 (383a)
(7)ショルンスハイムとシュタイアーによる即興演奏[1’36”]*
(8)ピアノ連弾ソナタ ニ長調 KV.381*
(9)6つのドイツ舞曲KV.509(ピアノ連弾編曲版)*
アンドレアス・シュタイアー&*クリスティーネ・ショルンスハイム(ピアノ
フォルテ)
使用楽器:ヴィザヴィ(1777年シュタイン製)
これは!シュタイアーにモーツァルトが乗り移ったかのような、はたまたモー
ツァルトにシュタイアーが乗り移ったのか・・・。1曲目の「プレリュード」
からシュタイアー大暴れ、聴くものの度肝をぬくような過激さ。モーツァル
トの「プレリュード」は意外になじみがないかもしれません。当時「プレリュ
ード」は元来、ピアニストの技量をひけらかすために即興で演奏されること
が多かったもの。「私は即興ができない(わ)・・・」というピアニストの
方々のために、即興演奏を譜面に書き起こしたものが当時の「プレリュード」
だったのです。(もちろん、ソナタなどのメイン楽曲の前に演奏されたり、
楽器の具合を見るために演奏されたりすることもありましたが。)ここに録
音されているプレリュードはまさにモーツァルトの天才即興ぶりが譜面に記
されたもの。ほかでは聴けない奇跡的な演奏がここにあります。
さらに楽器がまたすごい!この録音で用いられたシュタイン製の「ヴィザ
ヴィ」(1777年)という楽器は、巨大な長方形のケースの中に二つの鍵盤楽
器が組み込まれ、二つの短辺には鍵盤が付けられ、2人の奏者が向き合って演
奏できるよう設計されたものです。片側が一段鍵盤のピアノ、反対側が二段
または三段鍵盤のチェンバロになっていますが、チェンバロ側の鍵盤の一つ
はピアノのためのもので、反対側にあるピアノ専用鍵盤と連動するというも
の。同様の楽器は今回録音に用いられたものも含めて2台しか現存していませ
ん。シュタインのピアノ工房を、モーツァルトは1777年に訪れたことがあり、
シュタインのピアノを大層気に入りました。しかし、高価であったために購
入を断念、父への手紙にも、今まではシュペート製のピアノが一番好きだっ
たが、シュタインのピアノを聴いて断然こちらの方がよいと思う、という記
述がみられます。シュタイン製のこのゴージャスで鮮烈な音色、そして演奏
者に対する反応の良さをモーツァルトはおそらく気に入ったのかもしれませ
ん。楽器もすごいし楽曲も貴重だし、演奏はまさに奇跡的名演。ものすごい
一枚です。
この録音では、(1)は本来は4つの部分からなっていますが、それらのうちの
一番長い部分(ハ長調から変ロ長調へ転調する部分が含まれるもの)のみ演
奏されています。
また、最終楽曲の6つの舞曲は、オケ版のものをショルンスハイムとシュタイ
アーが編曲したものです。

HMX 2907262 \1350
ジェミニアーニ:コレッリのソナタOp.5の編曲による合奏協奏曲集より
(1)第7番 ニ短調 (2)第8番 ホ短調 (3)第9番 イ長調 
(4)第10番 ヘ長調 (5)第11番 ホ長調 
(6)第12番 ニ短調(「ラ・フォリア」)
(7)6つのチェロ・ソナタOp.5より第2曲ニ短調
アンドルー・マンゼ(Vn、指)
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック(AAM)
(1)(7)デヴィッド・ワトキン(Vc)
(7)リチャード・エガー(Cemb)、アリソン・マクギリヴレイ(Vc)
2000年に発売されたジェミニアーニのこのディスク、もともとは2枚組で
HMU 907261という品番のものでした。今回はdisc2のみをピックアップ、
2007年の美麗カタログをつけてドドーンとリリース。6曲目の「ラ・フォリア」
の編曲はいつ聴いても実に新鮮、切れ味抜群。この演奏によって、ジェミニ
アーニの世界に開眼したという方もおられるのでは。リリースからはや7年
たった今もなお根強い人気のこの1枚、万が一お持ちでいらっしゃらない方は
是非これでお試しを!

HMX 2901502 \1350
メンデルスゾーン:
(1)付随音楽「真夏の夜の夢」全曲 (2)序曲「フィンガルの洞窟」
サンドリーヌ・ピオー、デルフィーネ・コロー(S)
ヘレヴェッヘ(指)シャンゼリゼ管弦楽団
シャペル・ロワイヤル、コレギウム・ヴォカーレ
1994年の録音のこの名盤、リリースされてからかれこれ干支も一巡りしてい
るとは驚きです。「ピリオドオーケストラ」の風雲児的存在であったヘレヴェ
ッヘとシャンゼリゼ管の意気軒昂ぶり、意気揚々とした管楽器の音色はかく
も美しく衝撃的なものであったかと驚かされます。再感動ものであります。
ピオーの若き歌声にも興味津々、この名盤のカタログ付再登場に心躍ります。




<CASCAVELLE>
VEL 3102 \2080
ショスタコーヴィチ:
(1)交響曲第15番イ長調 Op.141(作曲者自身による2台のピアノ版)
[世界初録音]
(2)2台のピアノのための協奏曲 Op.94
フィリップ・アントルモン、ラウラ・ミッコラ (2台Pf)
ショスタコーヴィチ最後の交響曲にあたる15番は、内面の複雑さにもかかわ
らず、一見軽快で透明なところが親しみやすい作品。最近ショスタコーヴィ
チの交響曲のピアノ・デュオ版によるCDが出始めていますが、まさか15番も
あったとは驚き。それを巨匠アントルモンとフィンランド期待の若手ミッコ
ラという贅沢な演奏で楽しめます。技巧的にも安心で、ショスタコならでは
の猛毒にも不足していません。この交響曲の素顔が納得できる超オススメ盤
です。





<BIS>
BIS SA 1588(SACD-Hybrid) \2380
(1)チャイコスフキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23
(2)メトネル:ピアノ協奏曲第1番ハ短調 Op.33
(3)同(スドビン編):愛らしき子 Op.6
エフゲニー・スドビン(Pf)、
ジョン・ネシリング(指)サンパウロSO
SACDハイブリッド盤。BISイチオシのピアニスト、スドビンの第3弾にして初
の協奏曲が登場します。曲は超有名なチャイコフスキーと、最近人気のメト
ネルのともに第1番。スドビンはロシア・ピアニズムの伝統を強く受け継ぎ
ながらも、爽快このうえない演奏を聴かせてくれます。ネシリングとサンパ
ウロ響も好サポートを見せています。スドビン自身の編曲によるメトネルの
歌曲も聴きもの。

BIS SA 1463(SACD-Hybrid) \2380
(1)ニールセン:クラリネット協奏曲
(2)カレヴィ・アホ:クラリネット協奏曲
マルティン・フレスト(クラリネット)、
オスモ・ヴァンスカ(指)ラハティSO
SACDハイブリッド盤。ニールセンの作品中でも晦渋なものとして知られるク
ラリネット協奏曲にスウェーデンの名手フレストが挑戦。さらにカレヴィ・
アホの協奏曲とあわせて、北欧の2大充実協奏曲が楽しめます。

BIS 1552 \2250
(1)モーツァルト:ピアノと木管のための五重奏曲変ホ長調K.452
(2)同:アダージョとロンド ハ短調K.617-五重奏曲版
(3)ベートーヴェン:ピアノと木管のための五重奏曲変ホ長調Op.16
スティーヴン・ハフ (Pf)、
ベルリン・フィル木管五重奏団
世界最高の木管五重奏団と最高のピアニストによる夢の共演。モーツァルト
が父に宛てた手紙で、自身の最高傑作とみなした五重奏曲と、ピアノが協奏
曲風に活躍するベートーヴェンがこれ以上ない完璧な演奏での登場となりま
した。モーツァルトの五重奏曲は2000年にリリースされ、高い評価を受けた
BIS-1332と同音源です。

BIS 1589 \2250
(1)エルガー:弦楽セレナード Op.20/エレジー Op.58
(2)ワーロック:カプリオル組曲
(3)ディーリアス:春初めてカッコウを聞いて/川辺の夏の夜
(4)ホルスト:セントポール組曲 Op29の2
(5)アーウェル・ヒューズ:幻想曲
オーワイン・アーウェル・ヒューズ (指)
カメラータ・ウェールズ
イギリスの音楽のなかでも特に珠玉のような作品を集めたアルバム。各所に
民俗色を示しつつも、はかなく悲しげな旋律は気絶するほどの美しさ。エル
ガーやディーリアスの名作のほか、当アルバムの指揮者の父君であるウェー
ルズの作曲家アーウェル・ヒューズの作品が入っているのも嬉しいところ。

BIS 1423 \2250
C.P.E.バッハ:鍵盤独奏曲全集 Vol.16 ヴュルテンベルク・ソナタ
(1)第1番イ短調 Wq49/1(H30)  (2)第2番変イ長調 Wq49/2(H31) 
(3)第3番ホ短調 Wq49/3(H33)
ミクローシュ・シュパーニ (クラヴィコード)
好評シリーズの第16巻。C.P.E.バッハは1740年代初頭に、6曲のソナタを作曲
し、ヴュルテンベルク公カール・オイゲンに捧げました。これらはプロの演
奏家を想定して書かれていて技術的にも難しく、交響曲やオペラのようなス
ケールの大きさを誇る、ほとんどロマン派風の作品。うち3曲をシュパーニが
恰幅良く堂々と演奏しています。

BIS 1574 \2250
カレヴィ・アホ:
(1)チューバ協奏曲 (2000/1)
(2)コントラファゴット協奏曲 (2004/5)
(1)オイスタイン・ボーズヴィーク (Tub)、
マッツ・ルンディン(指)ノールショピングSO
(2)ルイス・リプニック(コントラファゴット)、
アンドリュー・リットン(指)ベルゲン・フィル
オーケストラ内では縁の下の力持ち的存在で、どちらかと言えばグロテスク
やコミカルな効果を出すイメージのあるコントラファゴットとチューバがカ
ッコいい主役を演じるアルバム。それも当代一の名手ボーズヴィークとリプ
ニックが悪魔的な超絶技巧を駆使しているのが聴きもの。ふたつの楽器の意
外な表現力に驚かされます。




<ORFEO>
ORFEOR 697072 2枚組 \3960
モーツァルト:「コジ・ファン・トゥッテ」
グンドラ・ヤノヴィッツ(S フィオルディリージ) 
クリスタ・ルートヴィヒ(Ms ドラベッラ)
アドルフ・ダラポッツァ(T フェランド) 
ワルター・ベリー(Bs グリエルモ)
エーベルハルト・ヴェヒター(Br ドン・アルフォンソ)
オリヴェラ・ミリヤコヴィッチ(S デスピーナ)
ヨーゼフ・クリップス(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1968年9月22日,ウィーン国立歌劇場,ライヴ録音
ヨーゼフ・クリップス(1902−1974)はウィーンの名指揮者。戦後すぐの困
難な時代には、ウィーン国立歌劇場はクリップスが支えたようなもの。クリッ
プスはモーツァルトに定評があり、多数の交響曲の他、「後宮からの逃走」
(2種)、「ドン・ジョヴァンニ」を録音しています。この1968年の「コジ・
ファン・トゥッテ」を聞くと、それらの録音と随分印象が異なるのに驚かさ
れます。穏やかで優しい温もりのあるモーツァルトなのは同じでも、ずっと
音楽が生き生きして、豊かな幸福感に満ち溢れています。そしてクリップス
がオーケストラから引き出すウィーンの薫り!これこそクリップスの本領発
揮のモーツァルトです。歌手は、ヤノヴィッツとルートヴィヒの黄金の姉妹
に、オペレッタから宗教曲まで幅広く活躍したダラポッツァに、ベリーと
ヴェヒターというウィーンのベテラン男声低音の二人。豪華です!
モノラルですが、音は良好です。




<hr musik>
HRMK 03406 \2180
ベートーヴェン:
(1)交響曲第7番イ長調Op.92
(2)交響曲第8番ヘ長調Op.93
ヒュー・ウォルフ(指)フランクフルト放送SO.
録音:2005年12月19−23日ヘッセン放送ゼンデザール
名門フランクフルト放送響を前首席指揮者ウォルフが振ったベートーヴェン。
2002年録音の「運命」(HRMK.025)、「田園」(HRMK.010)に続いて登場す
るのは、その性格上ふたごの関係にあるといわれる第7番と第8番。
1953年パリ生まれ、名門ハーバード大とパリ音楽院ほかで学んだウォルフは、
ピアノをフライシャーに、クラムとメシアンに作曲を師事したエリート指揮
者です。フランクフルト放送響の首席指揮者時代(1997年-2006年)には、ノ
リントン&シュトゥットガルト放送響の例を連想させますが、ピリオド演奏
の実践をこの伝統あるオケに持ち込み目覚しい成果をあげています。
ウォルフ自らが述べる演奏上のポイントとして、具体的には以下のようなこ
とが挙げられます。
まず、ヴァイオリン両翼型の対向配置よるステレオ効果で、ベートーヴェン
が意図した旋律の受け渡しも手にとるように明快。ちなみに、モダン楽器に
よる弦楽器奏者の数は総勢52人(第1、第2ヴァイオリン各14、ヴィオラ10、
チェロ8、コントラバス6)で、これにナチュラル・ホルンとナチュラル・ト
ランペットに、ケトルドラムが加わります。
さらにボウイングとアーティキュレーションは新しいべーレンライター版に
準拠して、ヴィブラートは過剰を避けて控え目にとどめられています。また、
無視せずに従うように努めたというメトロノームの指定も“今回の2曲では
演奏可能な範囲でことさら違和感はなく、むしろとてもピッタリ”。印象と
してはかなり急速感のある仕上がりとなっています。
エネルギー感に満ち、きびきびとした音楽運びが魅力の当アルバムは、ベー
トーヴェン演奏のスタンダードにふさわしい充実の内容です。




<Praga Digitals>
PRDDSD 250214(SACD-Hybrid) \2580
ブラームス:チェロ・ソナタ集
(1)第1番ホ短調Op.38
(2)第2番ヘ長調Op.99
(3)スケルツォ ハ短調WoO.2 -ヴァイオリン・ソナタ「F.A.E.ソナタ」の編曲
ミハル・カニュカ(Vc)イヴァン・クラーンスキー(P)
ショパンとグリーグのソナタ(PRDDSD.250229)で味わい深い演奏を聴かせた
カニュカのブラームス。クラーンスキーは同じくブラームスのピアノ五重奏
(PRDDSD.250220)で、カニュカがチェロを弾くプラジャーク四重奏団とも息
の合ったところを見せていました。臨場感と定位に優れた録音のため、まるで
自分ひとりだけのために弾いてくれているかのような、ぜいたくな気分を味あ
わせてくれます。




<audite>
AU 92563(SACD-Hybrid) \2380
シューマン:ピアノ作品集
(1)幻想曲ハ長調Op.17
(2)森の情景Op.82
(3)3つの幻想小曲集Op.111
ニコラ・ブランギエ(P)
1980年フランス生まれのブランギエは、フランソワの弟子ブルーノ・リグット
ほか、ドミニク・メルレ、ジャン=クロード・ぺヌティエらに学んだ俊英。
2004年ツヴィッカウで行なわれた第14回ロベルト・シューマン国際コンクール
で第2位ほかコンクール入賞歴多数。




<LSO Live>
LSO 0105 \1150
LSO 0605(SACD-Hybrid) \1950
シベリウス:
(1)交響曲第2番ニ長調Op.43
(2)交響幻想曲「ポホヨラの娘」Op.49
サー・コリン・デイヴィス(指)ロンドンSO.
録音:(1)2006年10月(2)2005年10月ロンドン、バービカンセンター(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:ジョナサン・ストークス
LSO Live最大の呼び物デイヴィスによるシベリウス・シリーズに、いよいよ交
響曲第2番が登場します。2007年シベリウス没後50年に合わせてのリリースと
なるこのたびのライヴは、過去2度にわたる全集録音の豊かな経験を踏まえ、
巨匠デイヴィスの熱い思いのすべてが注ぎ込まれた渾身の内容です。
森と湖の国フィンランドの大地をほうふつとさせる曲想の親しみ易さが魅力の
第2交響曲は、「フィンランディア」と並んでシベリウスのたぎる愛国心がスト
レートに表され、その個性がはっきりと刻まれた代表作。
前回(94年)から10年以上の歳月を重ねて臨んだ第2番のライヴ。そもそもデイ
ヴィス+ロンドン響+シベリウスの組み合わせとくれば期待度の高さは計り知
れませんが、とっておきの作品を演奏することへの心からの喜びでしょうか。
これまでのどれよりもドラマティックで、若々しくみずみずしい感性にあふれ
ているのが驚異的。いつ聴いても、あのどこか懐かしい気分に心弾む第1楽章、
大自然の雄叫びのように荒々しく怒れるティンパニの炸裂と金管の咆哮とがこ
だまする中間2楽章を経て、とてつもなく雄大に結ばれるフィナーレ。いつし
かこのうえなく温かく感動的な演奏に言葉もありません。
カップリングは2005-6年シーズンのオープニング・コンサートでクレルヴォ
(LSO.0074、LSO.0574)の前プロに取り上げられた「ポホヨラの娘」。そのク
レルヴォと同じく民族叙事詩「カレワラ」を題材とするこの作品でもまた、繊
細な弦の表情とブラス・セクションの轟きが圧倒的な感銘を残します。
一貫して完成度の高い録音もオーディオ・ファイル注目の的で、本拠地バービ
カンセンターのクリアな音場を最高のスタッフが忠実に再現しています。




<haenssler>
98 269 \2080
(1)サリエリ:歌劇「タラール」第2幕への序曲
(2)モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲
(3)同:交響曲第32番ト長調KV.318(イタリア風序曲)
(4)同:歌劇「後宮からの誘拐」序曲
(5)ベートーヴェン:エグモント序曲
(6)ロッシーニ:歌劇「アルジェのイタリア女」序曲
(7)同:歌劇「セミラーミデ」序曲
(8)ブラームス:大学祝典序曲Op.80
トーマス・ファイ(指)ハイデルベルクSO.
録音:(3)(5)(6)(8)2004年1月1日(4)(7)2005年1月1日(1)(2)2006年1月1日
ハイデルベルク、コングレスハウス・シュタットハレ(ライヴ)
毎年恒例のファイによるニュー・イヤー・コンサート。2004年と2005年の演奏
曲目はオケの自主制作盤によってすでに知られていましたが、今回新たにサリ
エリの代表作と「フィガロ」とが追加されて内容がパワーアップ!名序曲のラ
イヴは熱く鋭い音楽で注目を集めるファイの非凡さが端的に解るアルバムとな
っています。

98 205 \2080
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集Vol.5
(1)第16番ト長調Op.31-1
(2)第17番ニ短調Op.31-2「テンペスト」
(3)第18番変ホ長調Op.31-3「狩り」
ゲルハルト・オピッツ(P)
録音:2005年6月ノイマルクト
2005年からスタートした「現代最高のベートーヴェン弾き」オピッツによるピ
アノ・ソナタ全曲演奏会。各地でのサイン会は驚くほどにたいへんな盛況ぶり
で、その実力はもちろん人気の高さも示してくれました。この日本公演と並行
して進むヘンスラーによる当プロジェクト。シリーズ第5集は昨年12月東京で
の公演曲目と同じ「テンペスト」と16番を含む作品31の3曲。明るく軽やかで、
夢想的なアダージョが印象的な16番。なにかに追われるような美しく危うげな
アレグレットがとりわけ有名な「テンペスト」。そして今年2007年秋に演奏予
定の第18番。いたずらな自己主張など一切ない、堅実そのものの音楽は絶大な
る安定感です。ベートーヴェンはやはりこうでなくては。




<DYNAMIC>
CDS 544 6枚組 \3760
CD1(マルチメディアCD)
パガニーニ:アダージョMS49(世界初録音)
マッシモ・クアルタ(Vn&指)
ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ劇場管弦楽団
単発CDS 438。収録曲はアダージョMS49一曲だけ。余白には、録音風景やパガ
ニーニのヴァイオリンの歴史を説明するビデオクリップなどが収められていま
すが、これは付録扱いですので動作保証はいたしかねます。

CD2
パガニーニ:ヴィオラと管弦楽のためのソナタ ハ短調,ラ・カンパネッラ
クライスラー:愛の悲しみ,愛の喜び
サラサーテ:
「スペイン舞曲集」−プレイェーラ(祈り),マラゲーニャ,
アンダルシアのロマンス,サパテアード
ブロッホ:ニーグン
ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
ラヴェル:ハバネラ
ルイジ・アルベルト・ビアンキ(Vn)
ブルーノ・カニーノ(P)
ジャック・デラコート(指)ベルリンRIAS交響楽団
単発CDS 259。ビアンキがアマティ製ヴィオラ(1595年製)を奏でています。

CD3
“パガニーニに捧げる”
クラーマー:パガニーニの回想
ヘルツ:
「鐘」による行進曲とロンド,パガニーニの最後のワルツ,
パガニーニのロンド
シューマン:
パガニーニのカプリッチョによる6つの練習曲第2集Op.10,
パガニーニのカプリッチョによる練習曲 Op.3
ショパン:パガニーニの思い出
リスト:「鐘」による華麗な大幻想曲
モシェレス:モシェレス:パガニーニ風の珠玉
J.シュトラウス:パガニーニ風のワルツ
ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 Op. 35
マルコ・パジーニ(P)
単発CDS 441。これはヴァイオリンのCDではなく、パガニーニの作品を元にし
た有名作曲家のピアノ作品を集めたもの。

CD4
パガニーニ:ヴァイオリンとギターのための作品集
アドニスのヴィーナスの王宮への入場 M.S.8
6つのソナタ M.S.26
6つのソナタ M.S. 27
終わりのない楽章のアレグロ・ヴィヴァーチェ M.S.72
ルイージ・アルベルト・ビアンキ(Vn)
マウリツィオ・プレーダ(G)
単発はCDS 411。

CD5
パガニーニ:ヴァイオリンとギターのための作品集第2集
ギターとヴァイオリンのための協奏的ソナタM.S.2
カンタービレとワルツM.S.45
バルカバによる変奏曲M.S.71
ルイージ・アルベルト・ビアンキ(Vn)
マウリツィオ・プレーダ(G)
単発はCDS 435。

CD6
ヴァイオリンとギターのための作品集/最終巻
6つの二重奏曲M.S.110
変奏をともなったカルマニョーラM.S.1
ギターとヴァイオリンのための大ソナタM.S.3
ルイージ・アルベルト・ビアンキ(Vn)
マウリツィオ・プレーダ(G)
単発はCDS 440。
DYNAMIC社は、まず弦のレーベルとして名を上げました。その核の一つがパガ
ニーニ。未発表だった曲も含め、様々な知られざる名曲に光を当て、高い評価
を受けました。このセットは、そうしたCD6枚+2007年カタログをセットにし
たもの。なんと2CD価格の大特価にてご提供。この機会をお見逃しなく!




<HUNGARITON>
HSACD 32502(SACD-Hybrid) \2300
バルトーク:
(1)交響詩「コッシュート」BB 31
(2)バレエ「かかし王子」全曲Op.13 BB 74, Sz.60
ゾルターン・コチシュ(指)
ハンガリー国立フィルハーモニックO.
オケコン(HSACD.32187)に続く、コチシュと手兵ハンガリー国立フィルによ
るバルトーク・シリーズ第2弾は、「かかし王子」全曲とコッシュート。この
たびもSACDハイブリッド仕様によるリリースとなります。
「コッシュート」は、バルトークが1903年に音楽院の課程を終えたばかり、当
時ブダペストに支配的なムードであった愛国的な熱狂ムードに興奮して、ハン
ガリー固有の民俗色への傾倒をはっきりと強めつつある時期に書かれた作品。
内容的には「民族の年」1848年に決起したハンガリーの英雄を扱ったもので、
R.シュトラウスの「ツァラトゥストラ」を聴き衝撃と影響を受けたと自ら認め
るように、オーケストレーションとアイデアはシュトラウス、メロディとハー
モニーはリストにつづく作風に特徴があります。
オペラ「青ひげ公の城」の脚本と同じくベラ・バラージュが“ほかならぬバル
トークのために”書き下ろしたバレエ「かかし王子」。こちらはストラヴィン
スキーの影響が濃厚で、全体がグロテスクで原始的、ときに幻想的な雰囲気に
包まれていますが、「青ひげ公」で見落としたことがきっかけとなって「かか
し王子」は生まれたともいわれ、いっそう意欲的な試みが盛り込まれています。
ストラヴィンスキーのバレエ「火の鳥」もそうですが、組曲よりもオリジナル
全曲版のほうが作品の面白さをじっくり味わうことができるといえるでしょう。
コチシュの明晰な指揮とともに、「チェコ・フィルのドヴォルザーク」、「ヘ
ルシンキ・フィルのシベリウス」と並んで、このオケがバルトーク演奏に傾け
る情熱と説得力はやはり特別のものがあり、ささくれ立った響きが見事にマッ
チしています。




<doremi>
DHR 7857/8 2枚組 \3960
「モニク・ド・ラ・ブルショルリ第2集」
(1)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23
(2)ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
(3)サン=サーンス:ピアノ協奏曲第5番ヘ長調Op.103「エジプト風」
(4)同:トッカータ ヘ長調Op.111-6
(5)ショパン:舟歌 嬰ヘ長調Op.60
(6)同:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調Op.22
(7)シマノフスキ:主題と変奏曲 変ロ短調Op.3
(8)ブラームス:ワルツ 嬰ハ長調Op.39-2
(9)同:ワルツ ホ長調Op.39-6
(10)ハイドン:ピアノ・ソナタ ホ短調Hob.XVI:34
モニク・ド・ラ・ブルショルリ(P)
(1)ルドルフ・モラルト(指)ウィーン・プロ・ムジカO.
(2)ロルフ・ラインハルト(指)ウィーン・プロ・ムジカO.
(3)ルイ・ド・フロマン(指)ルクセンブルク放送O.
録音:(1)1952年(2)1953年(3)1963年11月7日(4)(10)1951年11月17日
(5)(6)1951年12月14日(7)1956年(8)(9)1951年11月14日
ピアノ・ファンの間では復刻が待たれながら、なぜか数えるほどしかCDが存
在しないという状態が続くフランスの名手モニク・ド・ラ・ブルショルリ。
反響を呼んだ第1集(DHR.7842)に続いて、またもやDOREMIからリリースされ
ます。彼女の代表的録音に数えられるVOX音源によるチャイコフスキーの協奏
曲など、すでに他からも復刻されているものも含まれるものの、これだけま
とめて聴けるのはやはり嬉しいところです。
モニク・ド・ラ・ブルショルリ…1915年パリに生まれる。イヴ・ナットを教
えた母の手ほどきを受けたのちに、13歳で入学したパリ音楽院ではイシドー
ル・フィリップ、アルレッド・コルトーに師事。1937年第3回ショパン・コン
クール第7位ほか数々のコンクールに入賞。以後、世界的に活躍しながら、
1966年にルーマニアでの交通事故を最後にコンサートからの引退を余儀なく
された、まぼろしのピアニスト。

DHR 7883/5 3枚組 \5940
「プニーナ・ザルツマン第7集」
(1)シューマン:謝肉祭Op.9 
(2)同:子供の情景Op.15 
(3)ドビュッシー:喜びの島
(4)ラヴェル:ソナチネ 
(5)同:道化師の朝の歌 
(6)ショパン:マズルカ集
(7)ラモー / エトリンガー編:クラリネットとピアノのための組曲
(8)プーランク:クラリネット・ソナタ 
(9)ファリャ:スペイン民謡
(10)ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調
(11)グリンカ:悲愴三重奏曲 ニ短調
(12)ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第4番変ロ長調Op.11「街の歌」
(13)同:チェロ・ソナタ第3番 イ長調Op.69
(14)ベートーヴェン/アリー・ファン・レーヴェン編:
フルートとピアノのためのソナタ 変ロ長調
(15)ベートーヴェン:ピアノと管楽のための五重奏曲変ホ長調Op.16
プニーナ・ザルツマン(P)
(7)(8)(11)(12)ヨナ・エトリンガー(Cl)
(9)(10)(11)(12)(13)ウヂ・ヴィーゼル(Vc) (14)ウリ・ショハム(Fl)
(15)イスラエル木管五重奏団メンバー
エリアフ・トルナー(Ob) リカルド・レッセル(Cl)
モルデカイ・レヒトマン(Fg) メイア・リモン(Hrn)
録音:(1)1971年12月20日(2)1984年5月1日(3)(4)(5)1976年6月6日
(6)1973年12月27日&1980年11月18日(7)(8)(11)(12)1977年5月1日
(13)1982年3月28日(9)(10)1993年2月25日(15)1976年10月31日イェルサレム
(14)1976年4月24日テル・アヴィヴ
以上すべてライヴ
昨年2006年12月16日に惜しくも世を去ったイスラエルを代表する名手ザルツ
マン。DOREMIでは彼女に一貫して光を当ててきましたが、追悼リリースとな
る第7集では、ソロのほか積極的に参加したデュオや室内楽のライヴの数々が
楽しめる内容となっています。





<LR Music>
LAU 005 \2180
ロドリーゲス・デ・イタ:楽器によるカンシオン集
アンヘル・レカセンス(指)、ラ・グランド・シャペル
録音:2006年2月5-8日パリ、ドイツ福音教会
アントニオ・ロドリーゲス・デ・イタ(1724-1787)は、スペイン・オペラの
育成と、教会音楽への新しい様式の導入に尽力した当時の進歩派を代表する
作曲家。この「楽器によるカンシオン集」は、彼が20歳頃から40歳頃まで礼
拝堂楽長を務めていたパレンシア大聖堂の器楽曲の伝統に則りながらも、後
期バロックの華麗な対位法や、古典派初期のホモフォニックな書法を用いた
特筆すべき作品。レカセンス率いるラ・グランド・シャペルの演奏は、この
曲が持つ自然な流れと高貴さを伝えてくれる佳演です。

LAU 004 \2180
ネブラ:
証聖者の夕べの祈り(証聖者共通典礼の夕べの祈りの聖務に基づく再構成)
1 ネブラ:「夕べの祈りの唱句」(オルガン曲)
2 グレゴリオ聖歌:「神よ、速やかにわたしを救い出し」
3 グレゴリオ聖歌:
第1アンティフォナ「まず、5タラントを預かった者が」、
ネブラ:第1詩篇(109番)「わが主に賜った主の御言葉」
4 グレゴリオ聖歌:
第2アンティフォナ「忠実な良い僕だ」、第2詩篇(110番)「わたしは心を
尽くして主に感謝をささげる」(作曲者不詳:第2,4,8,10唱句(オルガ
ン曲)、ネブラ:第6唱句(オルガン曲))
5 グレゴリオ聖歌:
第3アンティフォナ:「主人がその家の使用人たちの上に立てて」、
ネブラ:第3詩篇(111番)「いかに幸いなことか、主を畏れる人、主の戒め
を深く愛する人は」
6 グレゴリオ聖歌:
第4アンティフォナ:「主人が帰ってきたとき」、第4詩篇(112番)「主の僕
らよ、主を賛美せよ」(作曲者不詳:第2,4唱句(オルガン曲)、
ネブラ:第8唱句(オルガン曲))
7 グレゴリオ聖歌:
第5アンティフォナ:「あなたがたの髪の毛までも」、
ネブラ:第5詩篇(116番)「すべての国よ、主を賛美せよ」
8 グレゴリオ聖歌:讃歌「この主の証聖者は」
9 グレゴリオ聖歌:
マニフィカートへのアンティフォナ:「現世を軽蔑し、世俗の物事に打ち勝
つ、この者は」、
ネブラ:「マニフィカート(わたしの魂は主をあがめ)」
10 グレゴリオ聖歌:「我ら、父と子、聖霊」
11 ネブラ:詩篇115番「わたしは信じる」
アンヘル・レカセンス(指)、
ラ・グランド・シャペル、スコラ・アンティクァ
録音:2006年6月3-5日ベルギー、アントワープ、聖母マリア礼拝堂 
エルゼンフェルト
ホセ・デ・ネブラ(1702-1768)は、若くして名声を得、新大陸にまで名が知ら
れていた、18世紀スペインの最も優れた作曲家の一人。オペラを含む、全て
の舞台音楽と宗教曲を数多く作曲したことで知られています。今回の録音は、
トラック3と7を除いて世界初。証聖者の祝日における夕べの祈りのための日
課に基づいた演奏で、祈りの場におけるネブラの真摯な表現が現代に蘇りま
す。




<Ysaye Records>
YR 03 2枚組 \4360
フランク:
(1)弦楽四重奏曲ニ長調
(2)ピアノ五重奏曲へ短調
(3)ヴァイオリン・ソナタ イ長調
パスカル・ロジェ(P)
イザイ四重奏団
[ギヨーム・シュートル(Vn1)リュク=マリー・アグエラ(Vn2)
ミゲル・ダ・シルヴァ(Va)ヨハン・マルコヴィッチ(Vc)]
これはまたなんとも素敵なアルバムが登場します。熟成された極上のアンサ
ンブルで評判のイザイ・カルテットの最新録音は、不朽の名作ヴァイオリン
・ソナタほかフランクによる室内楽作品集。ソナタと五重奏でピアノを受け
持つのは、過去にもショーソンの協奏曲やフォーレのピアノ四重奏などのア
ルバムを共に作り上げて、たいへん親密な関係にあるフランスの名手ロジェ。
いずれも循環形式という特徴的な作風で書かれたフランクの室内楽。弟子オ
ルメスへの激しい思いに全曲が染め上げられたピアノ五重奏に、和声と対位
法のすべてが結実した最後の室内楽作品である弦楽四重奏。そして、作曲者
の友人で、同郷の大ヴァイオリニスト、イザイに献呈されたヴァイオリン・
ソナタ。
パブロ・カザルス曰く“ウジェーヌ・イザイの名前によって、わたしたちは
いつももっとも純粋ですばらしい芸術上の理想を具現化できるのだ”と。他
ならぬイザイこそ、当アンサンブルにとってはその名を冠していることから
も分かるように特別な存在。彼らがこのアルバムに込めた意味の大きさが伺
い知れるというものです。
フルカラー88ページに及ぶブックレットのこだわりの装丁も手にする喜びを
与えてくれます。
なお、イザイ・カルテットは昨年に引き続いて、今やGWの風物詩となりつつ
ある音楽祭、2007年ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン『熱狂の日』に参加
する予定です。



<haenssler>
93 190 \2250
(1)ショスタコーヴィチ:ヴァイオリンソナタ Op.134
(2)ワインベルク:ヴァイオリンソナタ第3番 Op.37
(3)同:ヴァイオリンソナタ第4番 Op.39
コーリャ・ブラッハー(Vn)、ヤーシャ・ネムツォフ(Pf)
最近世界的な再評価が高まる旧ソ連の作曲家ミェチスワフ・ワインベルクで
すが、彼のヴァイオリンソナタ第3番と4番が世界初録音登場。ともに1947年
の作で、全体ユダヤ的なメロディに満ち聴き応え満点。カップリングはショ
スタコーヴィチのヴァイオリンソナタですが、この作品を1969年にオイスト
ラフが世界初演した際、作曲者の希望でピアノを弾いたのは他ならぬワイン
ベルクでした。その3曲をあの作曲家ボリス・ブラッハーの子息、コーリャ
が弾くのですから興味津々。ロシア音楽ファン必携の一枚と申せましょう。

98 760 \2080
ショパン:
(1)幻想曲ヘ短調 Op.49 (2)舟歌 Op.60 (3)子守歌 Op.57 
(4)即興曲第1番 Op.29 (5)即興曲第2番 Op.36 (6)即興曲第3番 Op.51 
(7)幻想即興曲 Op.66 (8)ノクターン第4番 Op,15の1 
(9)同第5番 Op.15の2 (10)同第8番 Op.27の2 (11)同第18番 Op.62の2
エレーナ・ベズプロズヴァンヌィフ(Pf)【ブリュトナー・ピアノ使用】
名門ピアノ・ブランド、ブリュトナーを用いたシリーズ。1853年にライプツィ
ヒで創立された同社のピアノは色彩的で柔らかな響きが特色で、リストやド
ビュッシーが愛したことでも知られています。演奏のベズプロズヴァンヌィ
フは1986年ペテルブルグまれの女流。ペテルブルグ音楽院に学び、現在はオ
ランダ在住。豪快なヴィルトゥオーゾであると同時に、ベネルクス・ブリュ
トナー社社長でもあります。

98 239 \2080
エネスコ:ヴァイオリンとピアノのための作品全集 Vol.1
(1)幼年時代の印象(全10曲)Op.28
(2)ヴァイオリンソナタ断章「トルソ」 (1911)
(3)ヴァイオリンソナタ第2番ヘ短調 Op.6
レムス・アゾイテイ(Vn)、エドゥアルド・スタン(Pf)
名ヴァイオリニストでもあったエネスコは、実に効果的かつ魅力的なヴァイ
オリン曲を残していますが、全集は意外にも珍しいと申せましょう。作曲者
と同郷のアゾイテイとスタンがルーマニ的味わい豊かな演奏を聴かせてくれ
ます。パールマン門下のアゾイテイは、現在ロンドンの王立音楽アカデミー
教授も務める名手。




<Soli Deo Gloria>
SDG 128 2枚組 \3500
J.S.バッハ:復活節のためのカンタータ集
(1)「キリストは死の縄目につながれたり」BWV4
(2)「天は笑い、地は歓呼す」BWV31
(3)「喜べ、汝ら もろ人の心よ」BWV66
(4)「われらとともに留まりたまえ」BWV6
(5)「イエス生きたもうと知る心は」BWV134
(6)「われは生く、わが心よ、汝の憂いは喜びと化さん」BWV145
ジョン・エリオット・ガーディナー(指)モンテヴェルディ合唱団、
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
アンガラード・グルフィッド・ジョーンズ(S)、ギリアン・キース(S)、
ダニエル・テイラー(A)、ジェイムス・ギルクリスト(T)、
ステファン・ヴァーコー(B)
アイゼナハ、聖ゲオルグ教会(バッハが洗礼を受け、聖歌隊員として歌って
幼少時代を過ごした教会)
復活節は、ルター派にとって最重要の祝祭です。ここに収録されたカンター
タはすべて復活節のために書かれた作品です。カンタータ第4番は、バッハ
の初期の作品のひとつで、一曲目のシンフォニアではキリストの死をあらわ
す重苦しい気分に満ち、一転二曲目ではキリストが蘇ったことを象徴する活
気のある「ハレルヤ」コーラスで閉じられ、続くアリア、コラール群もどれ
も緻密に書かれており、劇的なドラマ性に満ちた音楽作りが特徴。バッハの
カンタータの中でも人気曲のひとつです。31番も、祝祭的な雰囲気の合唱で
始まるこれまた人気曲。第66番は世俗カンタータからの改作というだけあっ
て、うきうきとした気分の作風です。第6番は、キリストは常にわれわれと
共に歩んでいる、という幸福感をかみしめたような作品。第134番はソロが
中心の曲、145番も喜びに満ちた作品です。どの曲も実に手のこんだ充実の
仕上がり、アイゼナハのバッハとルターゆかりの地での録音だけに、演奏者
の気合いも充分な仕上がりとなっています。




<IDIS>
IDIS 6509 \1650
ドヴォルザーク:
(1)交響曲第8番 ト長調 Op.88,(2)スラヴ舞曲 Op.46-1
スメタナ:
(3)「モルダウ」,(4)「売られた花嫁」序曲
ブルーノ・ワルター(指)
(1)(2)(3)ニューヨーク・フィルハーモニック,
(4)ロンドン交響楽団
録音:(1)1947年11月28日,(2)(3)1941年2月4日,(4)1938年9月12日
ワルターのスメタナとドヴォルザークの音楽。実はいずれもワルターのお得
意曲で、スラヴ舞曲以外は、ライヴでも数種録音が残っています。

IDIS 6510 3枚組 \4950
ワーグナー:「タンホイザー」
カール・リーブル(T タンホイザー)
グレ・ブラウエンスティン(S エリーザベト)
エーベルハルト・ヴェヒター(Br ヴォルフラム)
デゾ・エルンスター(Bs ヘルマン)
ヘルタ・ヴィルヘルト(S ヴェーヌス)他
アルトゥール・ロジンスキー(指)RAIローマ交響楽団
録音:1957年11月
放送用の録音。カール・リーブルは1915年生まれのヘルデンテノール。

IDIS 6507 2枚組 \3300
バッハ:
フーガの技法 BWV 1080
トッカータとフーガ ニ短調 BWV 565
パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV 582
ヘルムート・ヴァルヒャ(Org)
録音:1956,1947,1952年
フーガの技法はステレオ録音。



●新レーベルのご案内《Blue Lights》
音楽評論家にして指揮者でもある福島章恭氏の初公式CD。
「モーツァルトをCDで究める」「交響曲CD絶対の名盤」「モーツァルト百科
全書」(毎日新聞社)「クラシックCDの名盤」(共著 文春新書)などの匂
いたつ文章が、ついに現実の「音」となった! 昨年のモーツァルトイヤー
には、ムジークフェラインザールでチェコ・プラハ管を指揮し、「40番」
「レクイエム」を天国のブルーノ・ワルターに捧げた男、福島章恭!
宇野功芳先生との共著もあるためその弟子かと思いきや音楽観、指揮ぶりは
まさに対極の正当路線。クナッパーツブッシュを賛美しつつ、フルトヴェン
グラーに距離を置く氏の真骨頂をその耳で確かめて欲しい。

AFCD 0002 \2080
福島 章恭  魂のモーツァルト-天使が舞い降りたレクイエム
モーツァルト:
(1)アイネ・クライネ・ナハトムジーク ト長調 K.525
(2)レクイエム ニ短調 K.626(ジュスマイヤー版)
(3)アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618(弦楽合奏版)
福島章恭(指)フィルハーモニー東大和
(1)(2005/2/27 ハミングホール) (2)(2006/10/21 文京シビックホール live)
(3)(2003/4/11杜のホールはしもと)
ヴェリタス室内O, 東京ジングフェライン
横山美奈(Sp) 手嶋真佐子(Ms) 塚田裕之(Tn) 青山貴(Br) 能登伊津子(Org)
2006年10月21日の文京シビックホールは、まるでモーツァルトの魂に祝福され
たかのような神聖な空気に包まれていた。指揮台に立ちながら、これほど心が
穏やかで、いかなる雑念にも囚われず演奏に集中できたことは稀である。
私に異変が起きたのは、キリエのフーガに突入して間もなくのこと、胸の奥
深くに突如何かが生まれた。まるで、天から降りてきた精霊によって、灯が
点されたかのような不思議な瞬間であった。魂が燃え上がり、全身に電流が
走った。それ以後の私は、ただ天の意志を伝える媒体に過ぎず、ただただス
コアと天の命ずるままに振る舞えば良かったのである。
終演後、多くの団員が、「福島先生の後ろにオーラが見えた」「天井から先
生の頭上に一筋の光の射すのが見えた」と証言しているが、私はそれがたん
なる錯覚とは思わない。それを自分でも確かに体感したからである。かつて、
ロヴロ・フォン・マタチッチ最後の来日公演初日、NHK交響楽団とのブルック
ナー:交響曲第8番(1984年3月7日)にて、ステージに天使の舞い降りるのを
客席から目撃した私であるが、それをステージ上で体験できるとは、音楽家と
して最高の歓びである。こういう類の感動は、一生に何度とあるものではなか
ろう。(ブックレットより)




<harmoniamundi>
HMC 901956 \2250
F.クープラン:作品集
(1)神秘的なバリケード(第6組曲より)
(2)ティク・トク・ショック(第18組曲より)
(3)クープラン(第21組曲より)
(4)信心女たち(第19組曲より)
(5)さまよう亡霊たち(第25組曲より)
(6)編み物をする女たち(第23組曲より)
(7)シテール島の鐘(第14組曲より)
(8)居酒屋のミュゼット(第15組曲より)*
(9)葦(あし)(第13組曲より)
(10)アタラント(第12組曲より)
(11)パッサカリア(第8組曲より)
(12)プラチナ色の髪のミューズ(第19組曲より)
(13)奇術(第22組曲より)
(14)闘いの響き(「凱旋」より/第10組曲より)
(15)子守歌、またはゆりかごの中のいとしい子(第15組曲より)
(16)空想にふける女(第25組曲より)
(17)ロジヴィエール(第5組曲より)
(18)双生児(第12組曲より)
(19)かわいい子ども、または愛らしいラジュール(第20組曲より)
(20)デュフリ(1715-1789):ラ・ポトゥワン(クラヴサン曲集第4巻より)
アレクサンドル・タロー(ピアノ)
*パブロ・ピコ(タンブール)
まさに衝撃的な一枚の登場。かけた瞬間、ドビュッシー作品かと錯覚するほ
どの色彩感、量感、情感。ゆったりとふくよか、ビロードのようでありなが
ら、立ち上がりがどこまでもくっきりとした不思議な音色は、聴く者をとら
えて放しません。リリースを重ねるたびに、ますますそのタッチに磨きがか
かるアレクサンドル・タロー、待望の新譜は、ピアノによるF.クープラン。
タロー本人が「playする、という考えに基づいて曲をきめました。自分がし
ばしばコンサートでも演奏するティク・トク・ショクを中心に据えました。
F.クープランのもっとも「ピアニスティック」な作品を集め、これらの
play-fulな側面を強調しています。」と語っているように、どの曲もきわめ
て清冽かつ明確に演奏されています。冒頭に収録されている「神秘的なバリ
ケード」は、一音一音にしっかりと意志と力強さがこめられており、聴いて
いてストレートに心に響く演奏。また、「ティク・トク・ショック」も、こ
れほどまでにクープラン作品が超絶技巧だとはと驚かされるもの。最後に
デュフリの作品が収録されているのも心憎いところです。今年10月の来日が
決定しています。





<Coviello CLASSICS>
COV 30704(SACD-Hybrid) \2180
ブラームス:交響曲集
(1)第1番ハ短調Op.68
(2)第4番ホ短調Op.98
マルクス・ボッシュ(指)アーヘンSO.
ブルックナー・シリーズが期待を集めるボッシュと手兵アーヘン交響楽団。
こんどはブラームスのシリーズがスタート!今回もライヴ、SACDハイブリッ
ド仕様でのリリースとなります。
1969年生まれで指揮者としてはまだ若い世代に入るボッシュですが、ヴィー
スバーデン歌劇場のカペルマイスター(1996年-2000年)、ザールブリュッケ
ン歌劇場の監督(2000年-2002年)を相次いで務めた経歴からも、その実力は
証明済み。10年先輩で同じく劇場あがりのルイージなどに通じるものがあり
ます。
重厚な佇まいのなかに名門オケの確かな伝統が息づくブラームス。いっぽう
で、若々しい風を送り込むボッシュのしなやかな感性もまた聴きどころのひ
とつとなっています。
これまでと同様に古都アーヘンの大伽藍、聖ニコラウス教会の包み込まれる
ような豊かな音響はまさにSACDでの再生にも適しています。




<TDK>
=アルテ・デラルコ=オーケストラ・リベラ・クラシカ
TDKAD 022 2枚組 \3650
[CD1]
モーツァルト:
交響曲第33番変ロ長調K. 319、
ピアノ協奏曲第20番ニ短調K. 466、
ピアノ協奏曲第12番イ長調K. 414 第2楽章(*アンコール)
[CD2]
ハイドン:交響曲 第73番 ニ長調 Hob.I-73「狩」、
交響曲第62番ニ長調Hob.I-62第2楽章(*アンコール)
鈴木秀美(指)オーケストラ・リベラ・クラシカ
スタンリー・ホッホランド(フォルテピアノ*)
録音:2006年10月21日東京、浜離宮朝日ホール(ライヴ)
音声収録編集:櫻井 卓
OLCプロジェクトとして初めて鍵盤楽器奏者を独奏に迎えた第16回公演。オリ
ジナル楽器によって奏でられたモーツァルトのピアノ協奏曲 第20番は、聴く
ものの心に深く染み入り静かな感動を与え、これまでにない音の彩を体感す
ることが出来ます。スタンリー・ホッホランドの研ぎ澄まされたフォルテピ
アノの音色とオーケストラの響きとが呼応し音楽を紡ぎ出す様は、愉悦の極
み。ホッホランドはレコーディング嫌いで、これまで録音物がなかっただけ
にこのアルバムは貴重。プログラムの後半に演奏されたハイドンの交響曲
第73番「狩」も、緊張感みなぎる秀演です。

<ドイツHMTH>
ハノーヴァー音楽大学と独占契約樹立・同音大自主制作盤
HMTH 0513 \2180
マーラー:交響曲第5番
大植英次指揮
ハノーヴァー音大管
2003年6月ハノーヴァー音大大ホールライヴ
ミネソタ管との凱旋公演でも取り上げた、マーラーの第5番は大植の切り札。
全曲を通じて70分強というかなりの快速です。びしっと引き締まった演奏で
すが教条的なつまらなさは皆無。その情熱的なアプローチは、とかく内省的
演奏に評価が偏りがちな状況に一石を投じるもので、若き日のメータを思わ
せる新鮮でグラマラスなマーラー像を打ち出しております。

HMTH 0514(仮番号) \2180
大植英次指揮
ハノーヴァー音大管、アンドレイ・ビエロフ(Vn)
ショスタコーヴィッチ:交響曲第5番「革命」
ベルク:ヴァイオリン協奏曲2006年5月26,27日
最新ライヴ。大阪フィルでもショスタコーヴィッチを熱心に取組んでおりま
すが、畢生の名作「革命」ライヴの登場は嬉しい限りです。そのエネルギッ
シュで華麗なサウンドは正に新時代を代表するマエストロ大植の真骨頂。カ
プリングがベルクの協奏曲というのも泣かせます。ソリストのビエロフは、
1981年ウクライナ出身でドイツに移住。ハノーヴァー国際コンクールで優勝。
2002年のロン・ティボー・コンクールでは2位という実力で、今年3月には来
日公演も行っております。アメリカ・ツアーではあのボルボがスポンサーと
なっており、注目されています。*当商品は、まだ品番が確定でないため、
仮番号でご案内しております。

<MUSIC&ARTS>
M&ACD753 \1980
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
1945年9月1日NBC 8Hスタジオ・ライヴ
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
1945年5月8日NBC 8Hスタジオ・ライヴ
いずれもアメリカの戦勝記念日という特殊な状況下で、異常な高揚を見せる
ライヴ。トスカニーニはテンポ、音量を自在に変化させ、堂々たる威容を誇
示し、迫力満点の統率を見せます。かつてM&Aから同品番で発売されておりま
したが、昨年スナイダー(ステレオの“悲愴”のレストアでお馴染み)によっ
て改めてサウンド・レストアがなされました。非常に聴きやすい音質に仕上
がっております。フリーダムの勝利を祝うコンサートがドイツのベートーヴェ
ンのがちがちな名作をイタリア出身の巨匠トスカニーニが指揮する演奏とい
うなかなか複雑な状況です。




<MEMORIES>
ME1087/88 2枚組 \3380
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」、「英雄」リハーサル
1975年3月ライヴ
ベートーヴェン:交響曲第8番
1975年3月ライヴ
ベートーヴェン:交響曲第7番
1981年11月12日ライヴ
チェリビダッケ指揮
シュトウットガルト放送響
まさにツボなカプリング。どういうわけか希少となっているチェリビダッケ
+シュトウットガルト放送響のベートーヴェン演奏。当時のチェリビダッケ
はまだまだ血気盛んで、立ってフェンシングのようなアクションでオーケス
トラを鼓舞していたものです。演奏スタイルもミュンヘン時代の止まる寸前
の超絶スローテンポとは正反対で、常識的なテンポ設定。しかしながら細部
の磨き上げ、明るい音色による音響構築、音の終わりを常に明確に提示する
様式は既に確立しておりました。いずれも音質良好です。




<カナダANKH>
当レーベルは、リヒテルのソヴィエト時代の未発表ライヴ録音を発表するため
に創設されたカナダのレーベルで、第1弾の1950年、オール・ショパン・プロ
グラムは、激演としてマニアの紅涙を絞りました。オーナーのフィリップ・ボ
シェルはリヒテル・マニアで時間をかけて良い演奏を発売していきたいとの考
えで、並々ならぬ愛情と知識を誇ります。そのせいかリリースは遅々として進
みませんが、ついにこの春第5弾、1954年ワルシャワ・ライヴが登場。シマノ
フスキのピアノ・ソナタ第2番はリヒテルにとって初登場のレパートリーとな
ります。こうしたマニアックなレーベルゆえに製造枚数は極めて少量で既に品
薄品もあるとのことです。

ANKH200301 \1980
リヒテル・ソヴィエト・イヤーズVol.1
オール・ショパン・プログラム
1950年1月19日モノラル・ライヴ
ショパン:
バラード第2番ヘ長調Op.38、夜想曲第6番ト短調Op.15-3、
スケルツォ第1番ロ短調Op.20、夜想曲ト長調Op.37-2、
前奏曲より12曲(4、5、7、6、9、10、11、19、17、23、8、24番)、
ワルツヘ長調Op.34-3、バラード第3番、夜想曲変ロ短調Op.9-1、
練習曲ハ長調Op.10-1、練習曲変ニ長調Op.25-8、練習曲嬰ハ短調Op.10-4
スビャトスラフ・リヒテル(P)

ANKH200302 \1980
リヒテル・ソヴィエト・イヤーズVol.2
1951年3月20日協奏曲モノラル・ライヴ
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
シューマン:序奏とアレグロ・アパッショナート、
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番第2,3楽章
スビャトスラフ・リヒテル(P)
クルト・ザンデルリンク指揮
ソヴィエト国立交響楽団

ANKH3 \1980
リヒテル・ソヴィエト・イヤーズVol.3
1950年6月23日ライヴ・モノラル、
(ピアノ・ソナタ第3番のみ1949年ライヴ・モノラル)
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第3番(#)、6つの変奏曲 作品34、
トルコ行進曲による変奏曲 作品76、
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第2番、
チャイコフスキー:「四季」より11月、1月、
ラフマニノフ:絵画的練習曲作品39-7&3、
リスト:忘れられたワルツ第1番
スビャトスラフ・リヒテル(P)

ANKH4 \1980
リヒテル・ソヴィエト・イヤーズVol.4
1948年2月27日ライヴ・モノラル
バッハ:
カプリッチョ 変ロ長調 BWV992「最愛の兄の旅立ちに寄せて」、
ソナタ ニ長調 BWV963、
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第22番、
シューマン:幻想曲 作品17、
バッハ:イギリス組曲第3番
スビャトスラフ・リヒテル(P)

ANKH5(仮番号) \1980
リヒテル・ソヴィエト・イヤーズVol.5
リヒテル・ワルシャワ・ライヴ1954
チャイコフスキー:ピアノ・ソナタ、
シマノフスキ:ピアノ・ソナタ第2番、
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番
スビャトスラフ・リヒテル(P)

<DELTA CLASSICS>
DCCA-0032 \2757
ブルックナー:交響曲第9番4楽章完成版
*ウィリアム・キャラガン版1983年/2006年9月補完・初演
*第2楽章トリオ部分は第2稿ウィリアム・キャラガン版使用
世界初演、世界初録音
内藤 彰(指揮)
東京ニューシティ管弦楽団
ブルックナーの新稿に力を入れている内藤彰/東京ニューシティ管のコンビに
より第3弾!しかも、今回はブルックナーの版の校訂の権威、ウィリアム・キャ
ラガンが83年に校訂した第9番のフィナーレを新たに発見された資料(ボーゲ
ン)を元に更に説得力のある最新校訂版を使用。
内藤/東京ニューシティ管は、第8交響曲ではアダージョ2、第4「ロマンティッ
ク」ではコースヴェット版と、近年オーソドックスに演奏されている、ハース、
ノヴァーク版とは違う観点で強烈な存在感を示しており、アメリカの音楽雑誌
「ファンファーレ」にも取り上げられ、日本より海外で評価されている。
ブルックナーの第9交響曲といえば、その完成度の高さからフィナーレが無い
3楽章形式でも十分に一つの曲として成立しているが、ブルックナーが目指し
たのはあくまでも4楽章形式であった。そこで、キャラガン氏は83年に一度4楽
章を完成させたが、更に新資料などを踏まえ校訂したのが今回の2006年9月補
完版ということです。(版でいえば第3版にあたります)
また、この演奏では通常第2楽章で演奏機械が少ない(ほとんど無い)トリオ2
を使用しているのも特徴の一つであり、滅多に耳にしないトリオ2ではヴィオ
ラ・ソロがあるなどブルックナー晩年の様式で作曲された佳曲であることもブ
ルックナーの9番を聞く上でも興味深い事であろう。
以上のように第2楽章のトリオ部分とフィナーレはキャラガン氏の最新校訂版
を使用しているが、1楽章から3楽章(2楽章のトリオ除く)までは2000年のコ
ールズ版を使用している。
日本ではブルックナーの演奏は遅く、重たく、力強い演奏が好まれる傾向や、
ハース、ノヴァーク版以外の版について否定的なところもあるが、このコンビ
による取り組みはブルックナーについてまわる「版」の問題に一石を投じる取
り組みで、上記米音楽誌「ファンファーレ」や英「ブルックナー・ジャーナル」
など海外で注目を集めているのも事実です。

<SOLSTICE>
FYCD 920 \1780
フローラン・シュミット:
ロマンティックな小品(6曲)op.42
子供らしさ(8曲)op.94
薄暮(4曲)op.56
小さな音楽(8曲)op.32
壊れた鎖(3曲)op87
ピアノ作品集
アラン・ラエ(ピアノ)

SOCD 234 \1780
エディト・カナート・デ・チジ:
1.アライヴ ALIVE 弦楽四重奏曲 第2番 (2003)
2.ワイルド WILD ヴィオラとチェロのための (2003)
3.風のかたち FORMES DU VENT 独奏チェロのための (2002)
(1)手のひらの太陽
(2)手に入らない星
(3)血のしずくが壁に音を立ててしたたる
(4)影が窓ガラスを通して躍る
(5)手は紐で夜をつかまえている
4.断崖 FALAISES 弦楽五重奏曲 (2003)
5.昼間の光線 LES RAYONS DU JOUR ヴィオラ協奏曲 (2005)
エベーヌ四重奏団
エマニュエル・ベルトラン(チェロ)(3,4) 
アナ・ベラ・チャベス(ヴィオラ)(5)
パリ管弦楽団/指揮:クリストフ・エッシェンバッハ(5)
録音:2005年4月(1-4) パリ、ヴェリエール・スタジオ 
2005年2月(5) モガドール劇場にてラジオクラシックによる

SOCD 236 \1780
フランシス・プーランク:2台のピアノのための作品集
1.2台のピアノのための協奏曲(オーケストラなしの演奏のためのプーラン
クの注釈によるヴァージョン)
2.エレジー
3.シテール島への船出
4. 4手のためのソナタ
5カプリッチオ
6.2台のピアノのためのソナタ
アラン & トリスタン・ラエ(ピアノ)
録音:ペルピニャン音楽院ホール 2006年7月



<Suoni e Colori>
SC 253402 \2180
「パストラル」
モスクワでの“アレクサンドル3世橋”を記念するフェスティヴァル・ライヴ
(1)エイメ・クンツ:
ヴァイオリンとオーケストラのためのパストラル (世界初録音)
(2)クロード・ドビュッシー:
クラリネットとオーケストラのための第1狂詩曲
(3)アレクサンドル・タンスマン:ヴァイオリン協奏曲
アレクサンドル・ブリュシロフスキー(Vn) (1)(3)
フィリップ・キュペール(Cla)(2)
ヴラディミル・ジヴァ指揮 モスクワ交響楽団(2)(3)
ヴラディミル・ポンキン指揮 デタ交響楽団(1)
録音:2004年10月チャイコフスキー・ホール(1)
2000年5月(2) 2001年4月(3) ボルショイ・ホール(モスクワ音楽院)
“アレクサンドル3世橋”はロシア皇室とフランス友好のために建造されたパリ
で最も美しい橋です。

<SAPHIR>
LVC 1066 \2180
エリック・サティ(1866-1925):ばら十字教団の黒猫
ワルツ=バレエ/6つのグノシェンヌ/最初の思想「ばら十字教団」
ばら十字教団の3つのファンファーレ/気難しい気取り屋の3つのワルツ
最後から二番目の思想/あなたが欲しい[ジュ・トゥ・ヴ](ワルツ)
貧者の夢/12の小コラール/愛撫/3つのジムノペディ
ステファン・ブレ[Stéphane Blet](ピアノ)
録音:2006年6月、パリ、聖マルセル福音教会
バイロン・ジャニスに才能を見出されたピアニスト、ステファン・ブレは
1992年以降作曲に専念していましたが、このたび録音に復帰、知的なサティ
を聴かせます。

LVC 1065 \1250※2月25日までのご注文特価 以降は \1650
【前回新譜・再案内】
【特価/カタログ付】ラヴェル(1875-1937):
ヴァイオリン・ソナタ(*/#)
ヴァイオリンとチェロのためのソナタ(*/+)
ツィガーヌ(ヴァイオリンとピアノのための演奏会用狂詩曲)(*/#)
ピアノ三重奏曲(*/+/#)
レジス・パスキエ(ヴァイオリン(*))
ローラン・ピドゥー(チェロ(+))
ジャン=クロード・ペヌティエ(ピアノ(#))
録音:2001年12月8、10-14日、パリ、聖マルセル福音教会
『ラヴェル:室内楽作品集』(LVC 1044; 2CD)からの抜粋盤に、2007年版サ
フィール・レーベル・カタログを添付したスリップケース仕様の特別価格商
品です。




<CHALLENGE CLASSICS>
CC 72168 2枚組 \3300
ラフマニノフ(1873-1943):ソナタ第2番&前奏曲全集
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.36(*)
前奏曲嬰ハ短調 Op.3 No.2(+)
10の前奏曲 Op.23(+)
13の前奏曲 Op.32(+)
マリエッタ・ペトコヴァ(ピアノ)
録音:2005年4月20日、ロッテルダム、ライヴ(*)/2002年5月28日、
ローザンヌ、ライヴ(+)
マリエッタ・ペトコヴァはブルガリアのルーセに生まれ、ソフィア音楽アカ
デミーでリリ・アタナソヴァとギーナ・タヴァコヴァ、ウィーン音楽演劇大
学でパウル・バドゥラ=スコダ、アムステルダムのスウェーリンク音楽院でヤ
ン・ウェインに師事、さらにジョルジ・シェベク(セボック)に教えを受け
ました。




<LA BOTTEGA DISCANTICA>
DISCANTICA 100 \2180
ベートーヴェン(1770-1827):交響曲第9番ニ短調「合唱」Op.125
ダンナ・グラセル(ソプラノ)
モニカ・ファラッリ(メゾゾプラノ)
ステファノ・フェッラーリ(テノール)
ペテル・ミクラーシュ(バス)
ブルノ・フィルハーモニー合唱団
ポメリッジ・ムジカーリ管弦楽団
アルド・チェッカート(指揮)
録音:2002年5月18日、ミラノ、ダル・ヴェルメ劇場、ライヴ
規格番号は若いですが、2006年に供給が開始された商品です。




<EDICIONS ALBERT MORALEDA>
MORALEDA 7474 \2180
フアン1世の宮廷の前衛的音楽(14世紀)
カメラーコ:Credo
トレボール[ジャン・ロベール]:Quant joyne cuer(バラード)
不詳:Kyrie "Rex inmensa maiestatis"/Kyrie
ジャコブ・ド・サンルシュ:Fuions de ci(バラード)
不詳:グローリア
トレボール:Passerose de beauté(バラード)
不詳:Kyrie "O Virgo sactara Maria"/Kyrie "Ave desideri"
トレボール:En seumellant(バラード)
グラシアン・レノー:Va t'en mon cuer(ロンド)
イン・カント・アンサンブル
アレシャンドリーナ・ポロ(ソプラノ) 
トニ・グバウ(アルト/カウンターテナー)
ドロルス・セラ(フラウト・トラヴェルソ) 
ジョルディ・コメーリャス(ラベク)
フェルナンド・キローガ(ビウエラ) 
ジョルディ・レグァント(オルガン)
録音:1997年?
アラゴン=カタルーニャ連合国王フアン1世(1350-1396;在位1387-1396)の
宮廷において演奏されたと考えられる、アルス・スブティリオールと称され
る「14世紀後半の前衛音楽」を収録したアルバムです。




<ARS HARMONICA>
AH 158 \2180
ジョアキン・オムス生誕百年記念
ジョアキン・オムス(1906-2003):
ヴァイオリン・ソナタ(1941)(*)
管楽八重奏曲(1968)(+)
弦楽四重奏曲第7番(1968)(#)
弦楽三重奏曲(1968)(**)
ギターと打楽器のための即興曲(1971)(++)
管楽五重奏曲−ロベルト・ジェラルドの記念に−(1971)(##)
アンリ・デクラン(ヴァイオリン(*))
コンスタンチン・シモノヴィチ(指揮(+))
カタルーニャ現代音楽合奏団(+)
パレナン弦楽四重奏団(#)
ジャック・パレナン、マルセル・シャルパンティエ(ヴァイオリン)
ドゥネ・マルトン(ヴィオラ) ピエール・ペナソー(チェロ)
ジャック・パレナン(ヴァイオリン(**)) 
ジェラール・コセ(ヴィオラ(**))
ピエール・ペナソー(チェロ(**))
ジークフリート・ベーレント(ギター(++))
ジークフリート・フィンク(打楽器(++))
コアン五重奏団(##)
ラファエル・R・クロス(フルート) ホセ・ガルシーア(オーボエ)
アドルフォ・ガルセス(クラリネット) 
ペレグリン・カルデス(トランペット)
ラファエル・アンヘル(ファゴット)
録音:1975年2月24日、ライヴ(*)/他不詳
バルセロナ生まれのオムスの作品を、カタルーニャ博物館所蔵の音源で聴く
アルバムです。ロベルト・ジェラルド(1886-1970)(##)は彼の作曲の師。




<STRADIVARIUS>

STR 33718 \2180
Changes Chances
エリオット・カーター(1908-):Changes(1998)(*)
ジョン・ケージ(1912-1992):Four6(1992)(+/#)
テリー・ライリー(1935-):
Ascencíon(1993)(**)/Barabas(1995)(**)/Piedad(1995)(**)
エレーナ・カーソリ(ギター(*/+/**)、アーチリュート(#))
使用楽器:Fritz Ober 1998(*/+)/Louis Panormo 1846(+/**)
Robert Taylor 1996, Bertrand Martin 1982 & 1981(+)
Pascal Goldschmidt 1992 [copy of Sellas 1613](#)
フレデリク・ジガンテのディレクションによる「ギター・コレクション・シ
リーズ Vol.14」

STR 33749 \2180
シルヴァーノ・ブソッティ(1931-):
サドによる受難曲「踊るこだま」
(ジョヴァンナ・レイターノによるハープ独奏と録音された語りのための版)
ジョヴァンナ・レイターノ(ハープ)
シルヴァーノ・ブソッティ(語り)

STR 33763 5枚組 \6540
ショスタコーヴィチ(1906-1975):ピアノ独奏作品全集
5つの前奏曲 Op.2(1919-1921)/3つの幻想的舞曲 Op.5(1920-1922)
格言集 Op.16(1927)/ポルカ Op.22A(1962)/24の前奏曲 Op.34(1934)
人形の踊り(子供のための7つの小品;1952)/ソナタ第1番 Op.12(1926)
ソナタ第2番 Op.61(1943)/3つの小品(1920)
子供の音楽帳(子供のための6つの小品)Op.69(1944-1945)
ムルジルカ(1943)/グリンカの主題による3つの変奏曲(1957)
24の前奏曲とフーガ Op.87(1950-1951)
ボリス・ペトルシャンスキー(ピアノ)

STR 57901 \2180
アンドレア・パドヴァ(1957-):Landscape in Motion
Across the border line (to Bruce Springsteen)/ The woman being away
Highways (to Nick Drake)/ Constance/ Landscape in Motion
A jazzman, a friend/ Empty Landscape/ The Dancing Tarte
Endless landscape/ The thinker/ The snow asks the time to stop
Some aspects of me/ Aloneness (to Bill Evans)
アンドレア・パドヴァ(ピアノ)

STR 33733 \2180
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(1926-):「エル・シマロン」(1972)
ニコラス・イシャーウッド(バス)
マリオ・カローリ(フルート)
マグヌス・アンデション(ギター)
ロドルフォ・ロッシ(打楽器)

STR 33762 \2180
オルランドゥス・ラッスス(1532-1594):
シビラの予言[Prophetiae Sybillarum]
マニフィカト「万物の連なりを超えて」
[Magnificat "Praeter rerum seriem"]
キリスト降誕の聖務日課[Officium Natalis Christi]
初めに言葉ありき[In principio erat verbum]
ヴァルター・テストリン(指揮)
デ・ラビリント
ナディア・カリスティ、ラウラ・ファブリス、アンナ・シンボリ、
ブロニスラワ・ファリンスカ、アレッサンドロ・カルミニャーニ、
ルチアーノ・ボンチ、ファビオ・フルナーリ、ジャンルカ・フェッラリーニ、
レナート・グロット、エンリコ・バーヴァ、ダヴィデ・ベネッティ、
ギャリック・コモー、マルコ・スカヴァッツァ

STR 57002 \2180
ジョルジ・クルターク(1926-):
Játékok[ゲーム]
(ピアノ4手連弾のための;1973-1976)から(*)
Szálkák[サールカーク]Op.6c
(ツィンバロンのための;1973)(+)
シュテファンのための墓石 Op.15c
(ギターと器楽グループのための;1989)(#)
マールタ&ジョルジ・クルターク(ピアノ(*))
イルディコー・ヴェーコニ(ツィンバロン(+))
エレーナ・カーソリ(ギター(#))
ゾルターン・ペシュコー(指揮(#))
NDR交響楽団(#)




<ARTA>
F1 0138 \2080
ヨセフ・クリチカ(1855-1937):オルガンのための演奏会用幻想曲集
スメタナの交響詩「ヴィシェフラト」による幻想曲
聖ヴァーツラフのコラールによる演奏会用幻想曲
演奏会用幻想曲ハ短調/同ト短調/同嬰ヘ短調
ペトル・ライノハ(オルガン)
録音:チェコ、クロムニェジーシュ、聖モジーツェ教会
使用楽器:1910年、エマヌエル・シュチェパーン・ペトル製
ヨセフ・クリチカは30歳でプラハ、ルドルフィヌム・オルガン学校の教会音
楽の教授に任命されたオルガニスト・作曲家で、管弦楽作品のオルガン用編
曲や管弦楽的書法による交響的オルガン曲等を書きました。

F1 0142 \2080
カスタルディ、カプスベルガー、ピッチニーニ:テオルボ曲集
ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー(1580-1651):前奏曲
ベレロフォンテ・カスタルディ(1580-1640):
ペルフィディオーサ(コッレンテ)/ソナタ 4/ソナタ 11
アルペスカ(コッレンテ)/チェッキーナ(同)
アレッサンドロ・ピッチニーニ(1566-1638):トッカータ VII/モニカ(*)
カプスベルガー:ガリアルダ
ピッチニーニ:コッレンテ VII/ロマネスカによるパルティータ
ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):
フォリアによるパルティータ/モニカ
カプスベルガー:トッカータ VIII
カスタルディ:Lusingheuole passegio/ソナタ 1/一口のファンタジア
半音階的(コッレンテ)/ソナタ 7/Mustazzin(コッレンテ)
グリッラ(ガリアルダ)/ソナタ 9/サルタレッロ
ピッチニーニ:フランスの歌「アレマーナ」によるパルティータ(+)
ヤン・クレイチャ(テオルボ)
ローベルト・フーゴ(チェンバロ、オルガン)
ヘレナ・ゼマノヴァー(ヴァイオリン)
ヤン・ノヴォトニー(コントラバス)
チェコの奏者ヤン・クレイチャ(1972年生まれ)による、17世紀前半イタリ
アのテオルボ(低音域を拡大した大型リュート)のための音楽。(*)は(+)に
基づいて演奏者が変奏を行ったものです。

●ロシアのレーベル 新譜情報
<AQUARIUS>
ブックレット表紙の一部とインレイ背文字をのぞきキリル文字のみの表記とな
っております。

AQVR 263-2 \1650
セルゲイ・ミガイ ロシア歌曲集
グリリョフ、グリンカ、フョードロフ、ブラーホフ、ティトフ、ランゲフ、
ドミトリエフ、ダルゴムイシスキー、セーロフ、リムスキー=コルサコフ、
グレチャニノフ、バラキレフ、スヴィリドフの作品
セルゲイ・ミガイ(バリトン)
録音:1946-1950年年

AQVR 266-2 \1650
セルゲイ・ミガイ オペラ・アリア&歌曲集
チャイコフスキー:
「マゼッパ」、「エフゲニー・オネーギン」、「スペードの女王」、
「イヨランタ」、
リムスキー=コルサコフ:「雪娘」、「皇帝の花嫁」、「クリスマス・イヴ」、
ボロディン:「イーゴリ公」、グノー:「ファウスト」、
ワーグナー:「タンホイザー」からのアリア(ロシア語)
フレンニコフ、ボゴスロフスキー、プロコフィエフ、ダルゴムイシスキー、
グリリョフ、グリンカ、タネーエフ、グラズノフ、グリーグ、
他の歌曲(ロシア語)
セルゲイ・ミガイ(バリトン)
録音:1938-1952年

AQVR 268-2 3枚組 \4950
なしリムスキー=コルサコフ:オペラ「雪娘」
セルゲイ・レメシェフ、イリーナ・マスレンニコワ、
セルゲイ・クラソフスキー、
ナジェジダ・オブホワ、マクシム・ミハイロフ、マリア・マクサコワ、
ソフィヤ・パーノワ、アレクセイ・イワーノフ、ベニアミン・シヴェツォフ、
マリア・レヴィーナ、フョードル・ゴドフキン、ミハイル・スカージン(歌)
キリル・コンドラシン(指揮)
ボリショイ劇場管弦楽団&合唱団
録音:1946年

AQVR 281-2 \1650
なしセルゲイ・レメシェフ オペラ・アリア集
フロトー:「マルタ」、マイアベーア:「アフリカの女」、
グレチャニノフ:「ドブルイニン・ニキティチ」、マスネ:「ウェルテル」、
チャイコフスキー:「チェレヴィチキ」、「エフゲニー・オネーギン」、
ビゼー:「真珠採り」、リムスキー=コルサコフ:「五月の夜」、「雪娘」、
ダルゴムイシスキー:「ルサルカ」、ナプラヴニク:「ドゥブロフスキー」、
セーロフ:「ユディフ」、トマ:「ミニョン」、
ポンキエッリ:「ジョコンダ」、ヴェルディ:「リゴレット」から(ロシア語)
セルゲイ・レメシェフ(テノール)
シテインベルグ、オルロフ、メリク=パシャエフ、チュグノフ(指揮)
ボリショイ劇場管弦楽団
モスクワ放送交響楽団
録音:1937-1940年

AQVR 287-2 \1650
なしナジェジダ・オブホワ イタリア歌曲集
クルティス、デンツァ、トスティ、レオンカヴァッロ、ガスタルドン、
アルディーティ、他の作品(ロシア語)
ナジェジダ・オブホワ(メゾソプラノ)
伴奏者
録音:1930-1950年




<KAPELMEISTER>
KAP 012 \1780
ティホン・フレンニコフ(1913-):室内音楽集
弦楽四重奏曲第1番 Op.33(1988)
プロコフィエフ弦楽四重奏団
チェロ・ソナタ Op.34(1989)
キリル・ロディン(チェロ) アナトーリー・シェルディアコフ(ピアノ)
ヴァイオリンとピアノのための3つの小品 Op.25(1983)
イーゴリ・オイストラフ(ヴァイオリン) 
ナターリャ・ゼルツァロワ(ピアノ)
ピアノ、弦楽合奏と打楽器のための協奏曲第4番 Op.37(1991)
アナトーリー・シェルディアコフ(ピアノ)
レヴォン・アンバルツミアン(指揮) アルコ室内管弦楽団
ネクラーソフによる3つの詩曲(1971)
ネクラーソフによる3つの詩曲 Op.36(1990)
ボリス・テヴリン(指揮) モスクワ音楽院室内管弦楽団
劇付随音楽「キホーテ」から バラード
オペラ「ドロテア」から 恋人に花束を持って行こう,ジプシーの歌
エフゲニア・セゲニュク(アルト) アッラ・オシピェンコ(ピアノ)
「空騒ぎ」から 3つの歌
レオニード・ボルディン(バス) アカテリーナ・ガネーリナ(ピアノ)




<KVADRO-DISK>
未案内旧譜
ブックレット表紙の一部とインレイ背文字をのぞきキリル文字のみの表記とな
っております。

KTL 01-211 3枚組 \4950
リムスキー=コルサコフ:オペラ「雪娘」
I・コズロフスキー(テノール) V・ガヴリューショフ(バス)
V・ボリセンコ(メゾソプラノ) A・クリフチェニア(バス)
V・フィルセンコ(ソプラノ) A・ホッソン(テノール)
V・ペトロワ(メゾソプラノ) L・アフデーエワ(アルト)
G・ヴィシネフスカヤ(ソプラノ) Y・ガルキン(バリトン)
F・パルホメンコ(バス) D・ベドロシアン(テノール)
A・ソコロフ(テノール) M・スカージン(バス)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ボリショイ劇場管弦楽団&合唱団
録音:1957年

KTL 01-216 2枚組 \3300
リムスキー=コルサコフ:オペラ「金鶏」
A・コローレフ(バス) Y・エリニンコフ(テノール)
A・ポリアコフ(バリトン) L・クティトロフ(バリトン)
A・クレセワ(アルト) G・ピサーエフ(カウンターテナー)
K・カディンスカヤ(ソプラノ) N・ポリアコワ(アルト)
A・コヴァーレフ、E・アクーロフ(指揮)
モスクワ放送交響楽団
録音:1962年

KTL 01-218 2枚組 \3300
チャイコフスキー:オペラ「イヨランタ」Op.69
E・ネステレンコ(バス) Y・マズロク(バリトン)
V・アトラントフ(テノール) V・ヴァライティス(バリトン)
A・アルヒーポフ(テノール) V・ヤロスラフチェフ(バス)
T・ソロキナ(ソプラノ) N・グリゴリェーワ(メゾソプラノ)
マルク・エルムレル(指揮)
ボリショイ劇場管弦楽団&合唱団
録音:1976年

RS 936/938 3枚組 \4950
ムソルグスキー:オペラ「ボリス・ゴドゥノフ」
E・ネステレンコ(ボリス・ゴドゥノフ) O・テリュシノワ(フョードル)
E・スコリニコワ(クセニア) N・グリゴリェーワ(マムカ・クセニー)
K・リソフスキー(シュイスキー公) 
A・ヴォロシロ(アンドレイ・シェルカロフ)
A・バビーキン(ピーメン) V・アトラントフ(グリゴリー)
E・オブラスツォワ(マリーナ・ムニセク) Y・マズロク(ランゴニ)
A・エイゼン(ワルラーム) 他
マルク・エルムレル(指揮)
ボリショイ劇場管弦楽団&合唱団
録音:1985年

RS 949/951 3枚組 \4950
ムソルグスキー:オペラ「ボリス・ゴドゥノフ」
A・クリフチェニア(バス) V・ピアプコ(テノール)
A・マスレンニコフ(テノール) V・ネチパイロ(バリトン)
A・オギンフツェフ(バス) I・アルヒーポワ(メゾソプラノ) 他
ボリス・ハイキン(指揮)
ボリショイ劇場管弦楽団&合唱団
録音:1974年?




<MELODIYA>
MELCD 1001020 \1650
シューベルト:
交響曲第9番ハ長調「グレート」D.944
交響曲第8番ロ短調「未完成」D.759
アレクサンドル・ドミトリエフ(指揮)
サンクトペテルブルク交響楽団
録音:1980年





<VISTA VERA>
VVCD 00109 \1780
マリア・ユーディナの遺産 Vol.14
ムソルグスキー(1839-1881):組曲「展覧会の絵」
ショスタコーヴィチ(1906-1975):ピアノ・ソナタ第2番ロ短調 Op.61(*)
マリア・ユーディナ(ピアノ)
録音:1965年10月5日(*)
13巻で完結との告知があった当シリーズに続編が登場しました。

VVCD 00110 \1780
スタニスラフ・ネイガウス Vol.1
ラフマニノフ(1873-1943):
前奏曲ニ短調 Op.23 No.3(##)/同ニ長調 Op.23 No.4(+)
同ト短調 Op.23 No.5(++)/同ハ長調 Op.32 No.1(**)
同へ短調 Op.32 No.6(##)/悲歌 Op.3 No.1(##)
絵画的練習曲ハ長調 Op.33 No.2(++)/同変ホ短調 Op.33 No.3(**)
同ト短調 Op.33 No.8(**)/同イ短調 Op.39 No.2(++)
スクリャービン(1872-1915):
前奏曲イ長調 Op.15 No.1(*)/同嬰へ短調 Op.15 No.2(*)
同ホ長調 Op.15 No.4(*)/同変ト長調 Op.16 No.3(#)
同変ホ短調 Op.16 No.4(#)/3つの小品 Op.45(+)
ピアノ協奏曲嬰へ短調 Op.20(***)
スタニスラフ・ネイガウス(ピアノ)
ウラディーミル・ドゥブロフスキー(指揮(***))
ソヴィエト国立交響楽団(***)
録音:1952年2月5日(*)/1952年5月19日(+)/1952年9月29日(#)/
1952年12月1日(**)
1955年3月21日(++)/1955年3月23日(##)/1970年5月11日(***)
スタニスラフ・ネイガウス(1927-1980)は名ピアニスト・教師ゲンリフ・ネ
イガウスの息子として生まれ、母の再婚により詩人ボリス・パステルナークの
元で育ち、モスクワ音楽院で父ゲンリフと再会を教えを受けました。(スタニ
スラフ・ブーニンは彼の息子ですが、両親の離婚で母方に引き取られたため音
楽的なつながりはありません。)「スタシク」の愛称で親しまれ、1961年に他
界したウラディーミル・ソフロニツキに代わって聴衆にとってのアイドルとな
りましたが、録音は少なく、残されたライヴ録音が現代のファンの渇きを癒し
ています。当シリーズの全貌は未だ明らかではありませんが、当盤には彼が得
意としたスクリャービンが収録されています。

VVCD 00111 \1780
ショパン(1810-1849):
ポロネーズ嬰ハ短調 Op.26 No.1/同変ホ短調 Op.26 No.2
同イ長調 Op.40 No.1/同嬰へ短調 Op.44
同ハ短調 Op.40 No.2/同変イ長調 Op.53
バラード第1番ト短調 Op.23/同へ長調 Op.38
夜想曲へ長調 Op.15 No.1
アレクセイ・スカヴロンスキー(ピアノ)
録音:1986年

VVCD 00112 2枚組 \3560
モーツァルト(1756-1791):ピアノ四手作品全集
連弾のためのソナタ ハ長調 K.19d(*)
幻想曲ヘ長調 K.608(自動オルガンのための作品を連弾用に編曲)(*)
連弾のためのソナタ ハ長調 K.521(*)/連弾のためのフーガ ト短調 K.401(+)
連弾のための主題と変奏曲 K.501(+)
アダージョとアレグロ ヘ短調 K.594
(自動オルガンのための作品を連弾用に編曲)(+)
連弾のためのソナタ ニ長調 K.448(+)/2台のためのフーガ ハ短調 K.426(#)
連弾のためのソナタ変ロ長調 K.358(#)/同ト長調 K.357(未完)(#)
同ニ長調 K.381/同ニ長調 K.497(#)
エレーナ・ソロキナ、アレクサンドル・バフチエフ(ピアノ)
録音:1980年(*)/1981年(+)/1983年(#)

VVCD 00113 \1780
ウラディーミル・ソフロニツキ・プレイズ・シューベルト
シューベルト(1797-1828):
ピアノ・ソナタ第14番イ短調 Op.143 D.784
幻想曲ハ長調「さすらい人幻想曲」Op.15 D.760
シューベルト/リスト編曲:7つの歌曲
都市,若い尼僧,海の静けさ,春の思い,舟歌,影法師,魔王
ウラディーミル・ソフロニツキ(ピアノ)
録音:1953年12月25日、モスクワ、チャイコフスキー・コンサートホール、
リサイタル、ライヴ

VVCD 00115 \1780
オーケストラ・ヴィルトゥオーゾ トランペット
セルゲイ・ワシリエンコ(1872-1956):トランペット協奏曲ハ短調 Op.113(*)
アレクサンドラ・パフムトワ(1929-):トランペット協奏曲変ホ短調(+)
ショスタコーヴィチ(1906-1975):ピアノ協奏曲第1番ハ短調 Op.35(#)
スクリャービン(1872-1015):交響曲第4番「法悦の詩」Op.54(**)
セルゲイ・ポポフ(トランペット)
マリア・グリンベルク(ピアノ(#))
セルゲイ・ワシリエンコ(指揮(*))
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮(+))
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮(#))
ニコライ・ゴロワーノフ(指揮(**))
モスクワ放送交響楽団
録音:1952年(*/**)/1957年(+)/1962年(#)

VVCD 00116 \1780
フランシス・プーランク(1899-1963):オペラ「人の声」(*)
リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):
オペラ「カプリッチョ」から フィナーレ(+)
ナジェジダ・ユレネワ(ソプラノ)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
モスクワ放送交響楽団(*)
モスクワ・フィルハーモニー交響楽団(+)
録音:1965年(*)、1966年2月16日(+)、モスクワ音楽院大ホール

VVCD 00117 \1780
ヘンデル(1685-1757):12の合奏協奏曲 Op.6 Vol.2
第5番ニ長調/第6番ト短調/第7番変ロ長調/第8番ハ短調
レフ・マルキス(指揮)
ソロイスツ・アンサンブル
録音:1968年




<OLYMPIA>
MKM 191 \1650
西欧クラシック名曲集
モーツァルト:交響曲第40番 から 第1楽章
ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮) ドレスデン・シュターツカペレ
J・S・バッハ:トッカータ BWV565  マリア・マカロワ(オルガン)
カッチーニ:アヴェ・マリア  リーナ・ムクリチヤン(アルト)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番「月光」から
ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)
モーツァルト:交響曲第40番 から メヌエット
ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮) ドレスデン・シュターツカペレ
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番「熱情」から
ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)
ブラームス:ハンガリー舞曲第1番  A・シリンスキー(ヴァイオリン)
グルック:オペラ「オルフェオとエウリディーチェ」から
マルガリータ・ネクラーソワ(メゾソプラノ)
エフゲニー・コロボフ(指揮) 新オペラ劇場管弦楽団
ショパン:ワルツ第7番  ドミートリー・アレクセーエフ(ピアノ)
サン=サーンス:「動物の謝肉祭」から 白鳥  ニコライ・ペトロフ(ピアノ)
ドヴォルジャーク:スラヴ舞曲第2番  A・シリンスキー(ヴァイオリン)
ビゼー/シチェドリン編曲:バレエ「カルメン」から 舞曲
J・シャルモー(指揮) 小交響楽団
ブラームス:ハンガリー舞曲第5番  A・シリンスキー(ヴァイオリン)
ビゼー/シチェドリン編曲:バレエ「カルメン」から 闘牛士の行進曲
J・シャルモー(指揮) 小交響楽団
ヴェルディ:オペラ「ナブッコ」から 行け、わが思いよ、黄金の翼に乗って
リッカルド・ムーティ(指揮) アンブロジアン合唱団
ビゼー/シチェドリン編曲:バレエ「カルメン」から ハバネラ
J・シャルモー(指揮) 小交響楽団
ショパン:ワルツ第10番  ドミートリー・アレクセーエフ(ピアノ)
ヴェルディ:オペラ「アイーダ」から 凱旋行進曲
ロリン・マゼール(指揮) ミラノ・スカラ座管弦楽団
録音:1976-1992年
ライセンス音源を含む編集盤。

MKM 192 \1650
ロシアの歌とメロディー
民謡のポプリ/花咲くライラック/思い出/ワレンカ
ドン河を超えて/ろうそく/サラトフ民謡/パンケーキ
ジグリの山々/私はあなたに会った/モスクワの黄金宮殿
荒天/月は輝く/うわずみ桜の樹/白雪色の花々
ベロヴェシスカヤ・プシャ/おいしいニシン/ひばり
夏が終わる/小民謡集
ペレプラワ・アンサンブル
タチアナ・チェルノワ(歌)
イーゴリ・タラショフ(歌、パラライカ、ギター、パイプ、ジャレイカ、
パン・フルート、オカリナ、スリップ・フルート、サラトフ・ハーモニカ、
ハンドソー、民族打楽器)
ユーリー・ストルジェリンスキー(歌、鍵盤楽器、バラライカ、コントラバス)
ユーリー・プロホロフ(バヤン)
録音:1995-2005年、モスクワ

MKM 193 \1650
…人生と…涙と…愛と… 声楽名曲集
マスネ:悲歌  フョードル・シャリアピン(バス)
ビゼー:オペラ「真珠採り」から ロマンス
セルゲイ・レメシェフ(テノール)
ビゼー:オペラ「カルメン」から ハバネラ
エレーナ・オブラスツォワ(メゾソプラノ)
グリンカ:Slow down my passions
J・S・バッハ:アヴェ・マリア  レーナ・ムクリチヤン(アルト)
グリンカ:私はすばらしい瞬間を覚えている
セルゲイ・レメシェフ(テノール)
レオンカヴァッロ:オペラ「道化師」から
カニオのアリオーソ  ウラディーミル・アトラントフ(テノール)
道化師のセレナード  セルゲイ・レメシェフ(テノール)
プッチーニ:オペラ「マノン・レスコー」から マノンとデ・グリューの二重唱
マリア・カラス(ソプラノ) ジュゼッペ・ディ・ステファノ(テノール)
ヴェルディ:オペラ「リゴレット」から マントヴァ公のカンツォーネ
セルゲイ・レメシェフ(テノール)
ビゼー:オペラ「カルメン」から セギディーリャ
エレーナ・オブラスツォワ(メゾソプラノ)
グリンカ:疑い  フョードル・シャリアピン(バス)
シューベルト:アヴェ・マリア  エレーナ・オブラスツォワ(メゾソプラノ)
プッチーニ:オペラ「トスカ」から カヴァラドッシのアリア
ウラディーミル・アトラントフ(テノール)
シューベルト:セレナード  アレクセイ・マルティノフ
リムスキー=コルサコフ:オペラ「雪娘」から レルの歌
エリク・クルマンガリエフ(カウンターテナー)
カールマーン:「モンマルトルのすみれ」から カランボリーナ
タチアナ・シュミガ(ソプラノ)
録音:1978-1992年
ライセンス音源を含む編集盤。

MKM 194 \1650
イースター ロシア正教会の復活祭の典礼から
御身の復活、キリスト、われらの救い主よ(詩節 第6旋法)
キリストは復活せり(通常聖歌)
ヴェーデリ:復活祭の歌
チェスノコフ:キリストの復活
バフメテフ:復活祭の詩節
ワーラム修道院聖歌/バラキレフ編曲:わが口より(金口ヨアンネスへの讃歌)
チェスノコフ:聖なる復活祭の時
グレチャニノフ:栄光あれ…神のひとり児に
キリストは復活せり(復活祭のトロパリオン)
ズナメニ聖歌/コヴァレフスキー和声付け:キリストに洗礼を施せし者
この日は神の作りたもうた日(昇階唱 第8旋法)
アルハンゲルスキー:ケルビムの歌
キエフ聖歌/アゼーエフ和声付け:信仰宣言
チェスノコフ:われら御身をたたえん
ムソルグスキー:天使は叫びぬ
ネトコフ Sr.:われらの父よ
ボルトニャンスキー:神をあがめよ
カントゥス教会音楽アンサンブル
リュドミラ・アルシャフスカヤ(アーティスティック・ディレクター)
パーヴェル・トロシンキン(司祭)

MKM 195 \1650
ベートーヴェン(1770-1827):
ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調 Op.12
ヴァイオリン・ソナタ第5番へ長調「春」Op.24
ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調「クロイツェル」Op.47
レオニード・コーガン(ヴァイオリン)
エミール・ギレリス(ピアノ)
録音:1964年3月29日、レニングラード・フィルハーモニー・ホール、ライヴ

MKM 196 \1650
ギヤ・カンチェリ(1935-):
交響曲第1番
ヴィオラと管弦楽のための典礼「風は泣いている」(ヴィオラ協奏曲)(*)
交響曲第7番「エピローグ」
スヴャトスラフ・ベロノゴフ(ヴィオラ(*))
フョードル・グルシチェンコ(指揮)
モスクワ国立交響楽団
録音:1992年

MKM 197 \1650
ソヴィエトの映画音楽 Vol.6
ギヤ・カンチェリ(1935-):
「Ne Goryuj」(1969)(*)/「Den' Gneva」(1985)(+)
「Kin-Dza-Dza」(1986)(+)/「Passport」(1990)(+)
ジャンスク・カヒッゼ(指揮(*))
ソヴィエト・グルジンスコイ交響楽団(*)
セルゲイ・スクリプカ(指揮(+))
ソヴィエト・キネマトグラフィー交響楽団(+)
Soviet Film Music Vol.6 - Kancheli / Kakhidze, Skripka




<ACTE PREALABLE>
AP 0127 \1900
ポーランドのクラヴィコード音楽の黄金時代
スタリ・ソンチ、聖クララ会女子修道院の写本 Vol.1
第1曲−第18曲/第19曲(終結部欠落)/第23曲(冒頭部欠落)
第24曲−第36曲
マリア・エルドマン(クラヴィコード)
録音:2004年9月27-30日、ジーフェルスドルフ、領主館
2004年111月6-7日、ワルシャワ、福音改革派教会
2006年1月9日、ラスキ、盲児のための教育訓練センター
教育&職業リハビリテーション本部
ポーランド中南部の町スタリ・ソンチに1280年に創設された聖クララ会女子修
道院に伝わる通称「ファビアンスカの讃歌集」。1768年に編纂され修道女テレ
サ・オザンナ・ファビアンスカに手渡されたことからそう呼ばれてきましたが、
実際に収められているのは声楽曲ではなく鍵盤楽曲です。写本の保存状態は良
いとはいえず、綴じられていないため一部のページが欠落しており、番号の付
けられた102曲のうち第20曲から第22曲が紛失、第19曲と第23曲が不完全な状
態で残されています。64曲には速度や用途を示すタイトルが付けられており、
第39曲には「ハッセ作」、第99曲には「イタリア人作」(ドメニコ・ツィポー
リのソナタ ロ短調の第2楽章と判明)と記されています。(第33、50、51曲は
近年ヨハン・ヴァレンティン・ラートゲーバーの作と確認されました。)
マリア・エルドマンは1974年ワルシャワに生まれ、ショパン・アカデミーで音
楽理論とオルガンを学び、アステルダムのスウェーリンク音楽院でメンノ・
ファン・デルフトにクラヴィコードを、ピーター・ファン・ダイクにオルガン
を師事しました。

AP 0128 \1900
ポーランドのクラヴィコード音楽の黄金時代
スタリ・ソンチ、聖クララ会女子修道院の写本 Vol.2
第37曲−第69曲
マリア・エルドマン(クラヴィコード)
録音:2004年9月27-30日、ジーフェルスドルフ、領主館
2004年111月6-7日、ワルシャワ、福音改革派教会
2006年1月9日、ラスキ、盲児のための教育訓練センター
職業教育リハビリテーション本部

AP 0129 \1900
ポーランドのクラヴィコード音楽の黄金時代
スタリ・ソンチ、聖クララ会女子修道院の写本 Vol.3
第70曲−第102曲
マリア・エルドマン(クラヴィコード)
録音:2004年9月27-30日、ジーフェルスドルフ、領主館
2004年111月6-7日、ワルシャワ、福音改革派教会
2006年1月9日、ラスキ、盲児のための教育訓練センター
職業教育リハビリテーション本部

AP 0138 \1900
ユゼフ・エルスネル(1769-1854):ピアノを伴う室内楽作品集
ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.10 No.2(*)
ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 Op.10 No.1(*)
ヴァイオリンとピアノのためのポロネーズ ニ長調(*)
ヴァイオリンとチェロのオブリガートを伴う
チェンバロのための大ソナタ変ロ長調 Op.2(*/+)
ピアノ、ヴァイオリン、
ヴィオラとチェロのための大四重奏曲変ホ長調 Op.15(*/+/#)
ワルシャワ三重奏団
ヨアンナ・ワヴリノヴィチ(ピアノ) 
アンジェイ・ゲンプスキ(ヴァイオリン(*))
ヤロスワフ・ドムジャウ(チェロ(+))
アンナ・ベトレイ(ヴィオラ(#))
録音:2006年1月、3月、ワルシャワ、ポーランド放送スタジオS2

AP 0139 \1900
ミハウ・クレオファス・オギンスキ(1765-1833):チェンバロ作品集
ポロネーズ
ト長調/へ長調/ハ短調/へ短調/ト短調/変ロ長調/変ロ長調/へ長調
ニ短調/ニ短調/へ短調/ト長調/イ短調/変ホ長調/変ホ長調
ワルツ ニ長調/同ニ長調/同ハ長調/メヌエット イ短調
マズルカ ト長調/同ニ長調/同イ長調
クァドリーユ ヘ短調/同へ長調
3手連弾のためのポロネーズ ト長調(*)
4手連弾のためのポロネーズ ト長調(*)
エルジビェタ・ステファンスカ(チェンバロ)
かとうまりこ(チェンバロ(*))
録音:2005年12月、クラクフ

AP 0140 \1900
ロムアルト・トファルドフスキ(1930-):室内楽作品集 Vol.2
2つのヴァイオリンのためのソナティナ(1993)(+/**)
チェロとピアノのためのカンツォーナ(1962)(#/*)
ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重奏曲(2005)(*/+/#)
瞑想(チェロとピアノのための;2004)(#/*)
青年の三重奏曲(ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための;1993)(+/++/#)
無伴奏ヴァイオリンのための奇想練習曲[Etude-Caprices](1993)(+)
祈りとトッカータ(2つのチェロのための;1996)(#/##)
鐘のシンフォニー(ピアノのための;1988-1991)から 鐘 IV(*)
3つのスケッチ(ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための;1991)(+/++/#)
スペイン幻想曲(チェロとピアノのための)(#/*)
チェロとピアノのためのタンゴ(2004)(#/*)
ワルシャワ三重奏団
ヨアンナ・ワヴリノヴィチ(ピアノ(*)) 
アンジェイ・ゲンプスキ(ヴァイオリン(+))
ヤロスワフ・ドムジャウ(チェロ(#))
アンナ・ベトレイ(ヴァイオリン(**)、ヴィオラ(++))
ピオトル・ハウセンプラス(チェロ(##))
録音:2006年1月、ワルシャワ

AP 0141 \1900
フルートとギターのための音楽
J・S・バッハ(1685-1750):組曲ハ短調 BWV997
アストル・ピアソラ(1921-1992):タンゴの歴史
マウロ・ジュリアーニ(1761-1829):ヘンデルの主題による変奏曲 Op.107
フランソワ・ボルヌ(1862-1929):ビゼーの「カルメン」による華麗な幻想曲
ドゥオアルトゥス
クシシュトフ・カチカ(フルート)
ペリー・シャック(ギター)
録音:2006年5月、ワルシャワ、ポーランド放送スタジオS2
バッハとジュリアーニの作品では、それぞれリュート、ギターのための原曲を
演奏者がフルートとギター用に編曲して演奏しています。

AP 0142 \1900
ヴィオラとピアノのための音楽
ユゼフ[ヨゼフ]・ヨアヒム(1831-1907):ヘブライの旋律 Op.9
マックス・ブルッフ(1838-1920):
ヴィオラと管弦楽のためのロマンス Op.85(ヴィオラとピアノのための版)
エルネスト・ブロッホ(1880-1959):ヘブライ組曲
プシェミスワフ・フロルチャク(ヴィオラ)
エルジビェタ・ティシェツカ(ピアノ)
録音:2003年7月、ウーチ、ポーランド放送スタジオ

AP 0144 \1900
ジグムント・ストヨフスキ(1870-1946):チェロのための室内楽作品集
チェロ・ソナタ イ長調 Op.18(パデレフスキに献呈)
無言のロマンス イ長調(テオドール・デュボワに献呈)
幻想曲ホ長調 Op.27
小協奏曲ニ長調 Op.31(ウィレム・ウィレケに献呈)
ヤロスワフ・ドムジャウ(チェロ)
ヨアンナ・ワヴリノヴィチ(ピアノ)
録音:2006年5月、6月、9月、ワルシャワ、ポーランド放送スタジオS1
ストヨフスキはクラクフでパデレフスキらに、パリ音楽院でドリーブ、デュボ
ワらに師事したポーランドの作曲家・ピアニストで、1905年にニューヨークに
移住、以後この都市を拠点に合衆国で活躍しました。




<Musicon>
MCCD 11 \2080
ヤスナ・グラ修道院の古楽 Vol.11
フランチシェク・ペルネックヘル[ペルネッカー](?-1769):
おお、偉大なる女神よ[O wielka dobroci](受難のアリア 変ロ長調)(*)
イグナツィ・リガル(18世後半紀):
おお、御頭よ、おお、茨よ[O caput, o spina](主の受難のアリア)(+)
ここで、汝巡礼者よ[Huc viator](同)(*)
フランチシェク・コットリッチュ(1727頃-1787):
悲しめ、汝ら信者よ[Lugete fide mentes]
(われらの主イエス・キリストの受難のアリア 嬰ニ長調)(*)
スターバト・マーテル[Stabat Mater](*)
ルドヴィク・マーデル(18世紀後半):
おお、茨の冠を被りしイエスよ[O! Jesu, spinis acerbissimis]
(受難のアリア)(**)
フィリプ・ゴッチャルク[ゴトシャルク](?-1809):
ようこそ、最善の主なるイエスよ I/II[Ave Jesu, summe bonus]
(受難のアリア)(*/+)
アンナ・ミコワイチク(ソプラノ(*))
ピオトル・オレフ(カウンターテナー(+))
アレクサンデル・クナフ(テノール(#))
ヴォイチェフ・ギェルラフ(バス(**))
マレク・トポロフスキ(指揮)
コンチェルト・ポラッコ
録音:2005年4月、ヤスナ・グラ聖パウロ修道院、アウグスティン・コルデツキ
神父ホール

MCCD 12 \2080
ヤスナ・グラ修道院の古楽 Vol.12
エリク・ブリクネル(1705-1760):終課
Cum invocarem(詩篇4)
In te Domine speravi(詩篇31[30])
Qui habitat in adjutorio(詩篇91[90])
Ecce nunc benedicite Dominum(詩篇134[133])
Te lucis ante terminim(讃歌)(*/+)
In manus tuas Domine(小レスポンソリウム)
Nunc dimittis servum tuum(シメオンのカンティクム)
ヤン・トマシュ・ジェブロフスキ(18世紀):
オラトリオ「主の御墓におけるキリスト者の悔悟」(*/+)
アンナ・ミコワイチク(ソプラノ)
ピオトル・オレフ(カウンターテナー(*))
クシシュトフ・シェフチク(テノール(+))
ミロスワフ・ボルチンスキ(バス)
マレク・トポロフスキ(指揮)
コンチェルト・ポラッコ
シネ・ノミネ(合唱)
録音:2005年5月、ヤスナ・グラ聖パウロ修道院、アウグスティン・コルデツキ
神父ホール

MCD 043 \2080
エスニック・インスピレーションズ ギター・リサイタル
ミゲル・リョベート(1878-1938):盗賊の歌
イサーク・アルベニス(1860-1909):アストゥリアス
フランシスコ・ターレガ(1852-1909):マズルカ
ルイス・デ・ナルバエス(?-1550):「牛の番」による変奏曲
ガスパール・サンス(1640-1710):フォリア
アントニオ・デ・サンタ・クルス(17世紀):ハカラ
ガスパール・サンス(1640-1710):カナリオ
ホアキン・ロドリーゴ(1901-1999):ヘネラリフェのほとり
アレクサンドル・タンスマン(1897-1986):オブレク/クヤヴャク
ローラン・ディアンス(1956-):サウダーデ 第3番
マリア・ルイサ・アニード(1907-1996):北方の歌
アタウアルパ・ユパンキ(1908-1992):ラ・ポブレシータ
レオ・ブローウェル(1939-):高原の踊り
ホルヘ・カルドーソ(1949-):ガト
ホセ・アントニオ・ロハス(1921-):わが母に捧げるグァヒーラ
アストル・ピアソラ(1921-1992):天使のミロンガ
レシェク・ポタシンスキ(ギター)
録音:2002年11月4-8日、ビドゴシュチ、ポモジェ・フィルハーモニー・コン
サートホール
レシェク・ポタシンスキは1958年ワルシャワに生まれ、ワルシャワ音楽アカデ
ミーを卒業後マドリッド王立音楽院でホセ・ルイス・ロドリーゴに師事、また
ホルヘ・ガルドーソ、ホセ・ミゲル・モレーノ、デイヴィッド・ラッセルのマ
スタークラスにも参加しました。フラメンコ・ギターや南米のチャランゴの優
れた奏者でもあり、ワルシャワのフリデリク・ショパン中等音楽学校で教職に
も就いています。



<Diskant>
DK 0090-2 \2080
スロヴァキアの歴史的オルガン Vol.2
ヨハン・カスパール・ケルル(1627-1693):
パッサカリア(*)
トッカータ第4番「半音階的」(con durezze e ligature)(*)
戦い[Battaglia](*)
テオドール・グリュンベルガー(1756-1820):
牧歌的オルガン小品集(+)
オルガン・ミサ第4番(+)
ジークフリート・カルク=エーレルト(1877-1933):
66のコラール即興曲集 Op.65 から Nos.5,10,24,37,39,57,59(#)
ヤーン・ヴラジミール・ミハルコ(オルガン)
録音:2005年9月24-25日、ケジマロク、ローマ・カトリック聖十字架教会(*)、
木製のルター派教会(+)、ルター派新教会(#)
使用楽器:1651年、バルトロメイ・フロム製(*)
1719-1720年、ヴァヴリネツ・チャイコフスキー製(+)
1894年、リーガー製(#)

DK 0092-2 \2080
ベストセラーズ・オヴ・マスターズ Vol.4
ブラームス/ジョルジュ・シフラ編曲:ハンガリー舞曲第6番変ニ長調
シューベルト/リスト編曲:セレナード
ドヴォルジャーク:スラヴ舞曲ホ短調 Op.72 No.2
ウラディーミル・ホロヴィッツ:
メンデルスゾーンの「結婚行進曲」による変奏曲(*)
ジョルジュ・シフラ:
ヨハン・シュトラウス II の「美しく青きドナウ」による変奏曲(*)
ウラディーミル・ホロヴィッツ:ビゼーの「カルメン」の主題による変奏曲(*)
ブラームス/ジョルジュ・シフラ編曲:ハンガリー舞曲第5番嬰へ短調
ショパン:前奏曲ロ短調 Op.28 No.6
ヨハン・シュトラウス II:/ジョルジュ・シフラ編曲:
トリッチ=トラッチ・ポルカ
J・S・バッハ:前奏曲ハ長調 BWV846
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番イ長調 K.331 から トルコ行進曲
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調「月光」Op.27 No.2 から 第1楽章
ショパン:ワルツ変ニ長調 Op.64 No.1
シューマン:トロイメライ
ジョプリン:エンターテイナー(ラグタイム)
ショパン:夜想曲変ホ長調
ヤロスラフ・イェジェク:ブガッティ・ステップ
ラジスラフ・ファンゾヴィツ(ピアノ)
録音:2006年3月、ジリナ、ファトラ芸術館
好評を博した「大ピアニストたちのピアノ作品集」(DK 0085-2)に続く、
1980年生まれのスロヴァキアの若手ファンゾヴィツのアルバム。(*)は前作に
も収録されていましたが、記載された録音日は異なっています。その記載が
誤りで同テイクなのかもしれませんが、その旨あらかじめご了承ください。

DK 0093-2 \2080
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調「熱情」Op.57
シューベルト(1797-1828):3つのピアノ小品 D.946
バルトーク(1881-1945):ハンガリーの農民の歌による即興曲集 Op.20 Sz.74
マグダレーナ・バユショヴァー(ピアノ)
録音:2006年3月、ジリナ、ファトラ芸術館
バユショヴァーは1976年生まれのスロヴァキアのピアニスト。

DK 0095-2 \2080
ヨゼフ・カスパール[ヨハン・カスパール]・メルツ(1806-1856):
ギター作品集
恋する者の嘆き/ヴェネツィアの謝肉祭 Op.6/ゴンドラの船頭 Op.65 No.3
2つのポロネーズと2つのマズルカ Op.3/大幻想曲「夕べの調和」
セレナード(*)/マズルカ(*)/協奏的大幻想曲第1番「熱狂」(*)
ドイツの歌(*)/ハンガリーの思い出 I(*)/同 II(*)
ショパン/メルツ編曲:マズルカ Op.7 No.1(*)
マルチン・クライチョ(ギター)
ラトカ・クライチョヴァー(ギター(*))
録音:2006年7月、ブラチスラヴァ、フルボカー通りの学校の礼拝堂
ブラチスラヴァ音楽演劇アカデミーでヨゼフ・ズサプカに師事した二人のギタ
リストによる演奏。

DK 0101-2 \2080
オルガンのための音楽
J・S・バッハ(1685-1750):
トッカータとフーガ ニ短調 BWV565/われを憐れみたまえ、おお、主なる神よ
ベートーヴェン(1770-1827):音楽時計のための3つの小品
リスト(1811-1886):システィーナ礼拝堂への祈り
エウゲン・スホニュ(1908-1993):古い様式による2つの前奏曲ハ長調
ジャック=ニコラ・レメンス(1823-1881):
ファンファーレ/カンタービレ/フィナーレ
エミーリア・ジェムヤノヴァー(オルガン)
録音:2006年9月、コシツェ、聖アルジベティ教会
使用楽器:1969年、リーガー=クロス製
エミーリア・ジェムヤノヴァーはブラチスラヴァでイヴァン・ソコルらに、ベ
ルギーのメヘレンでフロール・ペーテルスに師事したスロヴァキアのオルガニ
スト。




<COLOSSEUM>
COL 9201.2 2枚組 \3380
クルト・ライマー ショパン録音集
ショパン(1810-1849):
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35(*)
スケルツォ第1番ロ短調 Op.20(+)
12の練習曲 Op.10(#)
12の練習曲 Op.25(#)
クルト・ライマー(ピアノ)
録音、原盤:1969年11月、EMI-Electrola(*)/1960年頃、EMI-Electrola(+)
1962年、Deutsche Grammophon Gesellscahft(#)
ワルター・ギーゼキングの師カール・ライマーの甥にあたる作曲家・ピアニス
ト、クルト・ライマーの録音を復刻。




<TANIDOS>
SRD 321 \2080
ピアソラ&タンゴ
アストル・ピアソラ(1921-1922):
ツィガーヌ=タンゴ/鮫(*)/アヴェ・マリア(*)/アディオス・ノニーノ(*)
メロディー イ短調(十月の歌)/S.V.P.(*)/忘却(*)
バンドネオン、ギターと弦楽合奏のための二重協奏曲(*)
ラウル・アルバレス(アコーディオン(*))
マリア・デル・ピラール・ガルシーア(ギター)
フェリス・A・デル・バリオ(指揮)
サン・ベニート室内管弦楽団
録音:2005年10月15-16日、12月8日、バリャドリッド、アルマンド・レコーズ
かなりクラシカルなピアソラに仕上がっています。

SRD 322 \2080
アコーディオン独奏のためのスペイン音楽
ダビッド・デル・プエルト(1964-):アコーディオンのための幻想曲(2005)
ゴンサロ・デ・オラビデ(1934-2005):Vol(e)(1997)
ヘスス・トレス(1965-):影[Itzal](1994)
ジョゼプ・ソレール(1935-):葬儀用小品集(1997)
ヘスス・ルエダ(1961-):アコーディオンのためのインヴェンション(2005)
セサル・カマレーロ(1962-):青い光(1997)
アンヘル・ルイス・カスターニョ(アコーディオン)
1969年スペイン、バスク地方の中心都市サンセバスティアンに生まれ、パリ音
楽院とコペンハーゲン王立音楽院で学んだアンヘル・ルイス・カスターニョが、
自身への献呈作品を演奏しています。

SRD 329 \2080
スペインとラテンアメリカの音楽
ターレガ:アラブ奇想曲/演奏会用大ホタ
グラナドス:舞曲第5番
アルベニス:アストゥリアス/セビーリャ
モレーノ=トローバ:マドローニャ
ルイス=ピポ:歌/舞曲
ヴィラ=ロボス:前奏曲第3番/同第2番
バリオス:熱情的マズルカ
ラウロ:ベネズエラのワルツ第1番/同第2番/エル・マラビーノ
バリオス:サンバの調べ/パラグアイ舞曲/マシーシャ/森に夢見る
レネ・モーラ(ギター)
録音:2006年?、マドリッド県アンビーテ、ナウエル・スタジオ
「メンドゥイーニャ・システム」という新製作法によるギターを使用していま
す。

SRD 330 \2080
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ集
イ短調 K.3/ト短調 K.8/ハ短調 K.11/ニ短調 K.32
ニ短調 K.52/ヘ短調 K.69/ロ短調 K.87/ホ短調 K.147
へ短調 K.185/ホ長調 K.206/イ長調 K.208/ニ短調 K.213
ハ長調 K.308/イ長調 K.322/変ホ長調 K.474/ヘ短調 K.481
パブロ・カーノ(チェンバロ)
録音:2006年6月12-15日、マドリッド、トークバック・スタジオ
使用楽器:2003年、パリにてラインハルト・フォン・ナーゲル製
(モデル:1730年、ブランシェ製)
パブロ・カーノは1950年バルセロナに生まれ、ボブ・ファン・アスペレンに師
事したスペインを代表するチェンバロ奏者の一人。

SRD 331 \2080
アンコール !! アコーディオンのためのアンコール名曲集
ロッシーニ:フィガロ
マテオ・アルベニス:ソナタ ニ長調
ターレガ:アルハンブラの思い出
レクオーナ:La Comparsa
アルベニス:マラゲーニャ
不詳/セミョーノフ編曲:ルネサンスの4つの小品
F・クープラン:葦
グラナドス:舞曲第2番/同第5番
イベール:白い小さなロバ
ピアソラ:ラ・Misma Pena/Sentido Unico/バンドネオン
アレクサンドル・ホルミノフ:夜想曲
アナトール・ビロシツキー:憂鬱
マックス・ボナイ:Petit Vals pour Rever
ウラディスラフ・ソロタレフ:冬の朝
オーレ・シュミット:The Scape of the Meatball
ジョルジ・リゲティ:ムジカ・リチェルカータ から 第7楽章
ヘスス・ルエダ:Tocata para Unai
パトリック・ビュシュール:インコと泥棒
ウラディスラフ・ソロタレフ:Spiegle
アンヘル・ルイス・カスターニョ(アコーディオン)

SRD 310 \2080
【旧譜再案内】
ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリン
エルネスト・ブロッホ(1880-1959):「バール・シェム」から ニグン
ヘンリク・ヴィエニャフスキ(1835-1880):スケルツォ=タランテラ Op.16
パブロ・サラサーテ(1844-1908):アンダルシアのロマンス Op.22 No.1
ヘンリク・ヴィエニャフスキ:華麗なポロネーズ Op.21/伝説 Op.17
パブロ・サラサーテ:序奏とタランテラ Op.43
ピョートル・チャイコフスキー(1840-1893):憂鬱なセレナード Op.26
パブロ・サラサーテ(1844-1908):ツィゴイネルワイゼン
ガブリエル・アルカンヘル(ヴァイオリン)
フアン・アントニオ・アルバレス・パレーホ(ピアノ)
録音:2005年5月21-22日、マドリッド、R.C.S.M.、マヌエル・デ・ファリャ・
ホール
ガブリエル・アルカンヘルはスペインのオレンセに生まれ、13歳でバルセロナ
のリセウ音楽院を金メダル付きで卒業。さらにザハール・ブロンらに師事し、
特にティボール・ヴァルガには2年にわたって教えを受けました。




<ARSIS>
ARSIS 4198 \2080
魂の歌 黄金世紀の詩による20世紀スペインの歌曲集
フェルナンド・ラトーレ(バリトン)
イツィアル・バレード(ピアノ)

ARSIS 4203 \2080
マテオ・フレーチャ(若)(1530頃-1604):
マドリガーレ集第1巻(1568、ヴェネツィア)
ダビッド・ギンダーノ・イガレータ(指揮)
ノヴァ・ルクス・アンサンブル
録音:2006年8月31日、9月1-2日、パンプローナ、洗足カルメル会ロス・パド
レス修道院
スペインの作曲家「若いマテオ・フレーチャ」(同姓同名の作曲家、老マテオ
・フレーチャの甥にあたるためそう呼ばれた)が書いたイタリア語マドリガー
レ集。スペイン、バスク地方の都市パンプローナを本拠に活動するノヴァ・ル
クス・アンサンブルによる演奏です。

ARSIS 4187 \2080
【旧譜再案内】
趣味の融合
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):
3つのトリエットと3つのスケルツォ(1731、ハンブルク)から
2つのヴァイオリンと通奏低音のためのスケルツォ第2番ホ長調 TWV42:E1
フルート、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のための
トリオ・ソナタ イ短調 TWV42:a7
フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のための
パリ四重奏曲第6番 TWV43:C4
カール・フィリップエマヌエル・バッハ(1714-1788):
2つのヴァイオリンと通奏低音のための
トリオ・ソナタ ニ短調 Wq145(BWV1036?)(1731/1747改訂)
フルート、ヴァイオリンと通奏低音のための
トリオ・ソナタ ロ短調 Wq143(1731/1747改訂)
J・S・バッハ(1685-1750):
フルート、ヴァイオリンと通奏低音のための
トリオ・ソナタ ト長調 BWV1037(1720頃)
ヤープ・シュレーダー(ヴァイオリン)
ヒポカンプス
フェルナンド・パス(フラウト・トラヴェルソ)
カースティン・リンダー=デーヴァン(ヴァイオリン)
ジョルディ・コメーリャス(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
アルベルト・マルティネス・モリーナ(チェンバロ)
録音:スペイン、サラゴサ県ダローカ、聖ドミンゴ教会
「趣味の融合」とは、作曲家クヴァンツ(1697-1773)が彼の同時代・18世紀
前半のドイツ音楽に特徴的であった、イタリアとフランスからの影響と融合し
た様式を評した言葉。
クリーガーのソナタ集で注目を集めたヒポカンプスが、1925年生まれのバロッ
ク・ヴァイオリンの巨匠シュレーダーと共演。孫のうち二人がスペイン国籍と
いう彼は音楽活動面でもスペインとのつながりが深く、この録音もヒポカンプ
スとのライヴ共演をきっかけに実現したとのことです。それにしても録音時点
でおそらく80歳近かったと思われるシュレーダー、おそれいります。

ARSIS 4195 \2080
【旧譜再案内】
ホセ・デ・トーレス:世俗カンタータ集
ホセ・デ・トーレス(1665頃-1738):
カンタータ「ネプチューンの領域」[Esfera de Neptuno]
カンタータ「幸福の矢が打ち負かし」[Venza feliz la flecha]
ジャコモ・ファッコ(1680-1753):2つのチェロのためのシンフォニア ハ長調
ホセ・デ・トーレス:カンタータ「青い波の上で」[Sobre las ondas azules]
ジャコモ[ハイメ]・ファッコ:2つのチェロのためのシンフォニア ホ短調
ホセ・デ・トーレス:
カンタータ「夜明け見る鳥たちは」[Pájaros, que al ver el alba]
カンタータ「いったい誰を?」[Quién podrá]
ガビネーテ・アルモニコ
マリア・ルス・アルバレス(ソプラノ)
ホセ・マヌエル・エルナンデス(チェロ)
ヘスス・サンチェス(バロック・ギター、アーチリュート)
マヌエル・ビラス(ダブル・ハープ)
カルロス・ガルシア=ベルナルト(チェンバロ)
録音:スペイン、ウエスカ県アルケサル、聖ミゲル教会
トーレスはマドリッドに生まれ、1718年より同地の王宮礼拝堂楽長を務めた作
曲家・オルガニスト・理論家・出版者。収録作品は18世紀に英国のマックワー
ス家によって収集された手稿譜によるものです。ファッコはイタリアのヴェネ
ツィア生まれながら人生の大半をスペインで過ごした作曲家・ヴァイオリンお
よびチェロ奏者で、1720年に王宮礼拝堂楽団員となり、トーレスのもとで活躍
しました。
カンタータのタイトルの日本語訳は正確でないかもしれません。申し訳ござい
ません。

ARSIS 4197 \2080
【旧譜再案内】
モーツァルト/ペーター・リヒテンタール(1780-1853)編曲:
レクィエム ニ短調 K.626(弦楽四重奏版)
アルバーダ四重奏団
ファラン・ジェイムズ、アルバ・ロカ(ヴァイオリン)
エリザベス・ジェクス(ヴィオラ) ジェイムズ・ブッシュ(チェロ)
録音:スペイン、ウエスカ県ボレア、聖トマス教会
クイケン四重奏団の録音(Challenge
Classics)で注目を浴びたリヒテンタール版による新録音が登場。アルバーダ
四重奏団は2001年にカナダ、スペイン、USA、ニュージーランド出身の奏者に
より2001年に結成されたピリオド楽器アンサンブルです。




<SAPHIR>
LVC 1065【特価/カタログ付】 \1650
ラヴェル(1875-1937):
ヴァイオリン・ソナタ(*/#)
ヴァイオリンとチェロのためのソナタ(*/+)
ツィガーヌ(ヴァイオリンとピアノのための演奏会用狂詩曲)(*/#)
ピアノ三重奏曲(*/+/#)
レジス・パスキエ(ヴァイオリン(*))
ローラン・ピドゥー(チェロ(+))
ジャン=クロード・ペヌティエ(ピアノ(#))
録音:2001年12月8、10-14日、パリ、聖マルセル福音教会
『ラヴェル:室内楽作品集』(LVC 1044; 2CD)からの抜粋盤に、2007年版サ
フィール・レーベル・カタログを添付したスリップケース仕様の特別価格商品
です。

LVC 1063 \2180
モーツァルト(1756-1791):きらきら星変奏曲 ピアノ小品集
メヌエット ト長調 K.1
「ああ、聞いて、お母さん」による12の変奏曲(きらきら星変奏曲)K.265
ソナタ第10番ハ長調 K.330/メヌエット ニ長調 K.355
カプリッチョ ハ長調 K.395/幻想曲ハ短調 K.396/同ニ短調 K.397
アルマンド K.399 No.2/クーラント K.399 No.3/ロンド イ短調 K.511
アダージョ ロ短調 K.540/小ジーグ ト長調 K.547/アンダンティーノ K.588b
イェルク・デムス(ピアノ)
録音:2004年5月、トゥーロン
イェルク・デムス財団との共同制作。モダーン楽器使用。
1928年生まれのデムスは録音時点で75歳ですが、その後も来日公演を行ってい
ることからもわかるとおり、オーストリアの巨匠はまだまだ元気です。ウィー
ンのカフェも香り漂う味わい深いモーツァルトをお楽しみください。

LVC 1064 \2180
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ・ソナタ第21番ハ長調「ワルトシュタイン」Op.53
アントン・ディアベッリのワルツによる33の変奏曲 Op.120
イェルク・デムス(フォルテピアノ)
録音:1984年、ミュンスター、エルプドロステンホーフ
使用楽器:1835年、コンラート・グラーフ製(クリストフォリ博物館所蔵)
イェルク・デムス財団との共同制作。

LVC 1062 \2180
【旧譜再案内】
モーツァルト:
幻想曲ハ短調 K.396(*)/同ハ短調 K.475(*)
ピアノ協奏曲第8番ハ長調 K.246「リュッツォウ」(+)
ピアノ協奏曲第27番変ロ長調 K.595(#)
イェルク・デムス(ピアノ(*/#)、フォルテピアノ(+))
コレギウム・アウレウム(+)
ヘルムート・ミュラー=ブリュール(指揮(#))
ケルン室内管弦楽団(#)
録音:1998年9月、クリストフォリ博物館(*)/1970年6月、キルヒハイム城(+)
1998年10月、ケルン、フィルハーモニー(#)
使用楽器:スタインウェイC(*)/1795年、ウィーン、ヨハン・シャンツ製(+)
スタインウェイD(#)
協奏曲ではモーツァルト作曲のカデンツァを弾いています。





<VOICE OF LYRICS>
VOL GR 013 \2180
サン・マキシマン大聖堂のオルガン演奏会 Vol.1
「バッハの息子たちからベートーヴェンへ」
ディートリヒ・ブクステフーデ(1637-1708):
前奏曲とフーガ ニ長調/暁の星のいと美しきかな
J・S・バッハ(1685-1750):和声の小迷宮
ヨハン・ペーター・ケルナー(1705-1772):わが心の切なる願い
ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710-1784):フーガ ヘ長調
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):ソナタ ニ長調
ヨハン・ルートヴィヒ・クレープス(1713-1780):コラール
ヨハン・フリードリヒ・ドーレス(1715-1797):コラール
モーツァルト(1759-1791):幻想曲へ長調
ベートーヴェン:前奏曲 Op.39
ヨハン・ルートヴィヒ・クレープス:トッカータ イ長調
アンドレ・ストリッカー(オルガン)
録音:1971年7月、1972年7月、サン・マキシマン大聖堂、ライヴ
使用楽器:1772-1775年、ジャン=エスプリ・イスナール製
フランス、プロヴァンス地方の中心に位置する村サン・マキシマンの大聖堂。
そこで行われたオルガン演奏会を記録したテープからCD化。アンドレ・ストリ
ッカー(1931-2003)はヘルムート・ヴァルヒャに師事したこともあるフラン
スのオルガニストです。

VOL GR 014 \2180
サン・マキシマン大聖堂のオルガン演奏会 Vol.2 「和声の渦」
J・S・バッハ(1685-1750):前奏曲とフーガ ホ短調
メンデルスゾーン(1809-1947):オルガン・ソナタ第6番
リスト(1811-1886):
「われらへ、救いを求める者たちへ」による幻想曲とフーガ
フランク(1822-1890):英雄的な曲
J・S・バッハ:マルチェッロの協奏曲ニ短調からのアダージョ
グザヴィエ・ダラス(オルガン)
録音:1971年7月、1972年7月、サン・マキシマン大聖堂、ライヴ
使用楽器:1772-1775年、ジャン=エスプリ・イスナール製
グザヴィエ・ダラス(1934-1992)はフランスのオルガニスト。1976年に事故
のため右手が使えなくなってしまいましたが、その後は作曲家・教育者として
活躍しました。




<GZ DIGITAL MEDIA>
L 10571-2 \2080
コンチェルト・センティメント・リリコ
スタミツ:オーボエ協奏曲ハ長調(*/**)
アルビノーニ:アダージョ(*/++)
J・S・バッハ:シチリアーナ(#/##)/管弦楽組曲第3番 から エア(*/##)
ドニゼッティ:オペラ「愛の妙薬」から 人知れぬ涙(+/##)
グルック:オペラ「オルフェオとエウリディーチェ」から 精霊の踊り(*/***)
グリーグ:「ペール・ギュント」から ソルヴェイグの嘆き(+/***)
ドヴォルジャーク:交響曲第9番ホ短調「新世界より」から ラルゴ(#/##)
チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」から メロディー(*/##)
リムスキー=コルサコフ:オペラ「サトコ」から インド人の歌(#/##)
ベッリーニ:オペラ「ノルマ」から 清らかな女神よ(+/++)
プッチーニ:オペラ「トスカ」から 星は光りぬ(*/##)
サン=サーンス:オペラ「サムソンとデリラ」から カンタービレ(+/##?,***?)
フィビフ:詩曲(+/***)
ドヴォルジャーク:「聖書の歌」から 主なる神はわが羊飼い(+/++)
ドヴォルジャーク:「ジプシーの歌」から わが母の教えたまいし歌(+/++)
モリコーネ/ベイトマン:ガブリエルのオーボエ(*/++)
ロドリーゴ:アランフエス協奏曲 から アダージョ(+/++)
ズデニェク・アダム(オーボエ(*)、オーボエ・ダモーレ(+)、イングリッシュ
ホルン(#))
ズデニェク・ヤンダ(指揮(**))
プゼニュ放送交響楽団(**)
ヴォイチェフ・スプルニー(指揮(++))
クラウス・リンケル(指揮(##))
カレル・ビェロホウベク(指揮(***))
チェコ室内フィルハーモニー管弦楽団(++/##/***)
録音:1985年、チェコ放送プルゼニュ支局スタジオ
2002年7月、プラハ、聖シモン&ユダ教会
2003年5月、ドイツ、ノイブランデンブルク、コンツェルトキルヒェ
2004年6月、プラハ、アルコ・ディーヴァ・スタジオ、ドモヴィナ・スタジオ
スデニェク・アダムは1979年よりプラハ室内管弦楽団首席奏者を務め、1989
年、チェコ室内フィルハーモニーの創設にあたり芸術監督兼首席奏者に就任
しました。

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