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<クラシック・輸入盤新譜情報 06−06>
 
コメントはメーカー案内書より抜粋です
 
<Deutsche Grammophon>
477 5798 \1850
モーツァルト:
交響曲 第40番 ト短調 K.550
交響曲 第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」
歌劇 「イドメネオ」 K.367より バレエ音楽
レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル
指揮:マルク・ミンコフスキ
録音:2005年10月、グルノーブル
ミンコフスキ初のモーツァルト録音は「革新的」な演奏!
2005年のザルツブルク音楽祭で上演されたモーツァルトの初期オペラ「ポント
の王ミトリダーテ」が「大きな反響をともなった音楽の一大事!」と絶賛され
たミンコフスキ指揮のモーツァルト。交響曲もコンサートでは何度か採り上げ
ていましたが、ついにディスクとして登場です。選ばれた作品は最も有名な最
後の2曲の交響曲と、「イドメネオ」からのバレエ音楽。交響曲では、旋律や
和声を大胆に強調してみたり、今までのモーツァルト像を覆すような野性的な
解釈によって、まったく聴いたことのないような演奏が繰り広げられています。
「イドメネオ」のバレエ音楽は、劇中最後に盛り込まれた約15分の音楽。オペ
ラの中では冗長な印象がある場面ですが、ここでもミンコフスキはドラマティ
ックな解釈で衝撃的な演奏を聴かせてくれます。ミンコフスキのモーツァルト
は実演でも各地で絶賛されているだけに、これは世界中の音楽ファンが注目す
る一枚となるでしょう。

●DG Portrait of the Artist
DG看板アーティストの名演を2枚にまとめて、未発表テイクも収録したシリー
ズ。今回はクヴァストホフとキーシンです。

47761594 2枚組 \1850
トーマス・クヴァストホフ
The Voice
CD1
シューベルト:
音楽に寄す、魔王、セレナード、老年の歌(ボーナス・トラック、初出音源!)
クラウディオ・アバド指揮/ヨーロッパ室内管弦楽団
ロルツィング:5000ターラー(歌劇「狩猟者」より)
ウェーバー:何処にこの身を隠せばよいのか?(歌劇「オイリアンテ」より)
ワーグナー:死の予感のごとく夕闇が地をおおい(歌劇「タンホイザー」より)
R.シュトラウス:音楽って何て美しいんだろう(楽劇「無口な女」より)
クリスティアン・ティーレマン指揮/ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団
マーラー:
魚に説教するパドヴァの聖アントニウス
高い知性への賛美(「子供の魔法の角笛」より)
クラウディオ・アバド指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
バッハ:カンタータ第82番「われは足れり」よりアリアとレチタティーヴォ
ベルリン・バロック・ゾリステン
CD2
シューベルト:
ブルックにて、野ばら、ます、涙の雨、わがもの、漁夫の娘、鳩の使い
シューマン:君は花のごとく
メンデルスゾーン:歌の翼に
ブラームス:消沈、克服できぬもの、サフォー頌歌
リスト:
ローレライ、おお愛して下さい、愛しうる限り、すばらしいにちがいない
レーヴェ:オーロフ氏
R.シュトラウス:ひそやかな誘い、献呈、明日には!
ユストゥス・ツァイエン(Pf)
ソロ・ジャズ・インプロヴィゼーション(ボーナス・トラック、ライヴ音源)
トーマス・クヴァストホフ(Br)
バス・バリトンとして不動の人気を誇るクヴァストホフ初のコンピレーショ
ン。CD1には初出音源としてシューベルトの「老年の歌」が、そしてCD2には
なんと6分間にも及ぶジャズのインプロヴィゼーションが収録されています。
この音源は2004年ベルリンでのライヴによるものです。ブックレットにはク
ヴァストホフへのインタビューをはじめ、レコーディング風景やマスターク
ラス、そして先頃発売されたばかりのウィーンでの「パルジファル」公演時
の写真などがふんだんに盛り込まれています。

4776162 2枚組 \1850
エフゲニー・キーシン
Fantasies and Concertos
CD1
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲(第1番or第3番/収録未定)
ベートーヴェン:合唱幻想曲
クラウディオ・アバド指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
CD2
シューベルト:さすらい人幻想曲
ブラームス:幻想曲

エフゲニー・キーシン(Pf)
キーシンのコンピレーションは「幻想曲と協奏曲」。プロコフィエフは第1番と
第3番の録音がありますが、どちらが収録されるかは未定です。ベートーヴェ
ンの合唱幻想曲は1991年のジルヴェスター・コンサートの音源。2枚目にはシュ
ーベルト、ブラームスの他、リストの作品も収録される予定です。ボーナス・
トラックとして収録される音源は現在のところ未定です。

●DG ORIGINAL MASTERS
4776201 8枚組 \7200
モニク・アース ドイツ・グラモフォン録音集
CD1
モーツァルト:
ピアノ協奏曲 第14番 変ホ長調 K.449
フェルディナント・ライトナー指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
モーツァルト:
ピアノ連弾のためのソナタ 変ロ長調 K.358(初CD化)
ピアノ連弾のためのソナタ ニ長調 K.381(初CD化)
2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448(初CD化)
ハインツ・シュレーター(Pf)
CD2
モーツァルト:
ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K.488
フェルディナント・ライトナー指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ハイドン:
ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ長調
アリエッタと12の変奏 変ホ長調
ピアノ・ソナタ 第52番 変ホ長調
幻想曲 ハ長調
CD3
シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 作品54
オイゲン・ヨッフム指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
シューマン:幻想小曲集 作品12
ショパン:練習曲 変ト長調「黒鍵」作品10-5、ホ長調 作品10-3
CD4
ドビュッシー:前奏曲集 第1巻&第2巻
CD5
ドビュッシー:12の練習曲(初CD化)
ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ、クープランの墓
CD6
ストラヴィンスキー:カプリッチョ
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト調
シュミット=イッセルシュテット指揮/北ドイツ放送交響楽団
バルトーク:ピアノ協奏曲 第3番
フェレンツ・フリッチャイ指揮/ベルリンRIAS交響楽団
ドビュッシー:
前奏曲集 第1巻より「亜麻色の髪の乙女」
8本の指のための練習曲
前奏曲集 第2巻より 「花火」(以上、3曲初出!)
CD7
ラヴェル:
ピアノ協奏曲 ト調
左手のためのピアノ協奏曲
ポール・パレー指揮/フランス国立管弦楽団
ラヴェル:ソナチネ
ヒンデミット:ピアノ、金管とハープのための演奏会用音楽 作品49
パウル・ヒンデミット指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
CD8
ミハロヴィチ:リチェルカーレ 作品46
ドビュッシー:ピアノのために より「トッカータ」
ルーセル:3つの小品 作品49
バルトーク:ソナチネ
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ
ミハロヴィチ:ヴァイオリン・ソナタ 第2番
マックス・ロスタル(Vn)
モニク・アース(Pf)
録音:1949-1965年
1909年生まれの女流ピアニスト、モニク・アースのDG録音が8枚組で登場です。
彼女のDG録音は一部がCD化されているだけで、今回のBOXはほとんどの音源が
久しぶりの復活です。CD6に収録されているドビュッシーは1949年にドイツ・
グラモフォンによってテスト録音された際の音源で今回が完全初出。さらに、
モーツァルトの連弾&2台のピアノのためのソナタ(CD1)やドビュッシーの練
習曲(CD5)も初CD化!ヨッフムやライトナーといった豪華な共演陣にも注目で
す。パリ生まれの彼女はフランス作品、とりわけドビュッシーとラヴェルを
得意としましたが、モーツァルトやハイドン、そして20世紀作品など、実に
幅広いレパートリーを持ち、繊細で優雅なピアニズムは今でも高い評価を得
ています。来年の没後20年に向けて、アースの功績を振り返るには格好のボ
ックス・セットといえましょう

4776219 5枚組 \4500
イヴリン・リアー&トマス・ステュアート DG録音集
CD1
シューベルト:ミニョンと竪琴弾き
ウェーバー:慰めよさらば
メンデルスゾーン:秋の歌、すずらんと小さな花、夕べの歌
シューマン:美しい花、太陽の輝くように
ブラームス:海、恋の道その1
ドヴォルザーク:
はかない望み、スラヴィコフの小さな畑、もみじの木にいる鳩
チャイコフスキー:夕べ
グレチャニノフ:ねんねんよう、アイ=ドゥドゥ
サン=サーンス:パストラール
フォスター:夢見る人、つらい時はもうごめんだ、金髪のジェニー
イヴリン・リアー(S)、トマス・ステュアート(Br)、エリック・ウェルバ(Pf)
CD2
ヴォルフ:ミニョン、祈り、新しい恋、なくさめはどこに
イヴリン・リアー(S)
ヴォルフ:竪琴弾きの歌その1?3、プロメテウス
トマス・ステュアート(Br)、オットー・ゲルデス指揮/ウィーン交響楽団
ヴォルフ:
奴隷の歌、見捨てられた娘、めぐりあい、4月の黄色い蝶、アグネス、暁に、
エオリアン・ハープに寄せて、風に寄せる歌、世を逃れて
イヴリン・リアー(S)、エリック・ウェルバ(Pf)
CD3
ヴォルフ:
祈り、眠れる幼な子イエス、古い絵に、思えおお魂よ、新しい恋、
なぐさめはどこに、つきることのない愛、老人の忠告、乙女の初恋の歌
R.シュトラウス:
ときめく心、万霊節、私の心は沈黙し冷える、花束を編みたかった、
ささやけ愛らしいミルテよ、ダリア、夜、セレナード、解き放たれて、
明日の朝、どうしたらほんとの恋人を見分けられるだろう、
おはよう今日は聖ヴァレンタインの日、彼は布もかけず棺台にのせられ、
憩え我が心、ひそやかな恋、悪天候
イヴリン・リアー(S)、エリック・ウェルバ(Pf)
CD4
バッハ:ヨハネ受難曲より
われもまた汝に従い行かん、流れ出なさい私の心よ
イヴリン・リアー(S)、カール・リヒター指揮/ミュンヘン・バッハ管弦楽団
ヘンデル:サムソンより How willing my paternal love
トマス・ステュアート(Br)、
カール・リヒター指揮/ミュンヘン・バッハ管弦楽団
ニコライ:テ・デウム
イヴリン・リアー(S)、マリーナ・テュルケ(S)、
ライリ・コスティア(A)、キャスリーン・バスラー(A)、
ハインツ・ホッパー(T)、マルティン・ヴァンティン(T)、
トマス・ステュアート(Br)、マンフレート・シェンク(Bs)、
ベルリン・ジングアカデミー合唱団
マシュー・ランゲ指揮/ベルリン放送交響楽団
モーツァルト:ああ、愛の喜びは露と消え(歌劇「魔笛」より)
イヴリン・リアー(S)、
カール・ベーム指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴェルディ:
ナブッコのアリア、Schon geoffnet seh ich Himmelszelt(歌劇「ナブッコ」
より)
トマス・ステュアート(Br)、
ホルスト・シュタイン指揮/ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団&合唱団
CD5
ワーグナー:期限は切れた、海原に船を見かけましたか、
Wie aus der Ferne langst vergangner Zeiten(歌劇「さまよえるオランダ人」
より)
トマス・ステュアート(Br)、イヴリン・リアー(S)、
ハンス・レヴライン指揮/バンベルク交響楽団
ワーグナー:さようなら勇ましく立派な我が子(楽劇「ワルキューレ」より)
トマス・ステュアート(Br)、
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴェルディ:Mit starrem Angesicht blickt sie nach oben
Lasst ab mit Fragen(歌劇「仮面舞踏会」より)
イヴリン・リアー(S)、
ジュゼッペ・パターネ指揮/ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団
ニコライ:さあ早くここに(歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」より)
イヴリン・リアー(S)、ハンス・レヴライン指揮/バンベルク交響楽団
オッフェンバック:
Leuchte, heller Spiegel mir(歌劇「ホフマン物語」より)
トマス・ステュアート(Br)、
リヒャルト・クラウス指揮/ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団
ダルベール:Hull'in die Mantille(歌劇「低地地方」より)
トマス・ステュアート(Br)、ハンス・レヴライン指揮/バンベルク交響楽団
チャイコフスキー:
タチアーナの手紙の場面(歌劇「エフゲニー・オネーギン」より)
イヴリン・リアー(S)、
オットー・ゲルデス指揮/ミュンヘン国立歌劇場管弦楽団
ベルク:Und ist kein Betrug in seinem Munde erfunden worden
Verwandlung(歌劇「ヴォツェック」より)
Wenn sich die Menschen um meinetwillen umgebracht haben(歌劇「ルル」
より)
イヴリン・リアー(S)、
カール・ベーム指揮/ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団
バーンスタイン:カーネギー・ホールのパヴァーヌ
マリー・マクラーレン、イヴリン・リアー(S)、
ロンドン・ヴォイセズ、
マイケル=ティルソン・トーマス指揮/ロンドン交響楽団
録音:1960年代
60年代から70年代にかけて、世界各地のオペラ・ハウスで活躍したエヴリン・
リアーとトマス・スチュアート。今もなお後進の指導に熱心な二人ですが、
彼らの80歳を記念してDGに残した名唱の数々を5枚組に集積しました。おしど
り夫婦ならではのロマンティックなデュエットをはじめ、リアーがもっとも得
意としたR.シュトラウスやヴォルフの歌曲、そして二人が参加しているニコ
ライの「テ・デウム」やオペラ・アリアなど、そのほとんどが現役盤が存在
しない音源ばかりで貴重です。また、二人は60年代にリヒターの録音に参加
していますが、その中からリアーが歌うヨハネ受難曲のアリアとスチュアー
トが歌うヘンデル「ソロモン」からのアリアも収録されています。
なお、カール・リヒターも彼らと同い歳で生きていれば今年80歳。

4776210 8枚組 \7200
カール・リヒター The Universal Musician
CD1[VOCAL/ORCHESTRAL]
シュッツ:葬送音楽(ドイツ・レクイエム)* ※リヒターのデビュー盤!
ミュンヘン・ハインリヒ・シュッツ合唱団
ヘンデル:
オン・ブラ・マイ・フ、裏切った男を愛する女など(歌劇「セルセ」より)
私の心の中に呼び起こせ(歌劇「ジュリオ・チェザーレ」より)
皆既日食、Thus when the sun from's watry bed(オラトリオ「サムソン」
より)
エルンスト・ヘフリガー(T)、ミュンヘン・バッハ管弦楽団
CD2[VOCAL/ORCHESTRAL]
A.スカルラッティ:カンタータ「テブロ川のほとりで」
バッハ:
流れ出なさい私の心よ(ヨハネ受難曲より)
私はあなたに自分の心を捧げます
愛ゆえにわたしのイエスは死のうとしています(マタイ受難曲より)
ヘンデル:
主は羊飼いとして群れを養い、
我は知る我が贖い主の生きたもうことを(オラトリオ「メサイア」より)
ああ私にユバルの竪琴があれば(オラトリオ「ヨシュア」より)
ハイドン:
神は言われた「地は青草を芽生えさせよ」
神は言われた「水は生命を持って揺れ動く生き物を生じさせ」
(オラトリオ「天地創造」より)
なんとさわやかな気分(オラトリオ「四季」より)
メンデルスゾーン:
聞けイスラエルよ主の御言葉を(オラトリオ「エリヤ」より)
マリア・シュターダー(S)、ミュンヘン・バッハ管弦楽団
CD3[ORCHESTRAL]
バッハ:三重協奏曲 イ短調 BWV1044
オーレル・ニコレ(Fl)、ゲルハルト・ヘッツェル(Vn)
バッハ:オーボエ・ダモーレと弦楽のための協奏曲 BWV1055
マンフレート・クレメント(Obダモーレ)
C.P.E.バッハ:
交響曲 第1番 ニ長調*
交響曲 第2番 変ホ長調*
交響曲 第3番 ヘ長調*
交響曲 第4番 ト長調*
ミュンヘン・バッハ管弦楽団
CD4[ORCHESTRAL]
ハイドン:
交響曲 第94番*
交響曲 第101番*
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
CD5[ORGAN]
モーツァルト:幻想曲 ヘ短調 K.608*
ブラームス:11のコラール前奏曲 作品122*
リスト:バッハの名による前奏曲とフーガ*
CD6[HARPSICHORD] 
ヘンデル:
組曲 ホ長調 「調子の良い鍛冶屋」*
シャコンヌ ト長調*
バッハ:
イタリア協奏曲 BWV971*
半音階的幻想曲とフーガ BWV903*
トッカータとフーガ ト短調 BWV915*
パストラーレ ヘ長調 BWV590*
幻想曲 ハ短調 BWV906*
CD7[HARPSICHORD]
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988
CD8[VOCAL/HARPSICHORD]
バッハ:
シェメッリ歌曲集より 黄金の太陽、おおいとしき御子、
主の馬槽のそばにわれは立ち、きびしい受難の時は、
我がイエスいかばかりの魂の痛み、イエス我らの慰めと命、
神はなお生きたもう、暗き墓より戻り来たれ、一日は終わり太陽は沈む、
照り輝く愛する太陽、汝らこの世の賢者たちよ満足せよ、
おお魂よ、なくてはならぬものはただ一つなりああ主よ、
すべて善きものの源泉、われ忠実に沈黙を守り、汝に祈るいと高き神よ、
おお汝ら信仰深きもの、甘き死よ来たれ
ペーター・シュライアー(T)
*=インターナショナル初CD化
カール・リヒター(指揮、Cem、Org)
録音:1953ー1981年
今年はカール・リヒターのアニヴァーサリー・イヤー。先日リリースされた
バッハのDVDも大好評ですが、オリジナル・マスターズからは指揮者、チェン
バリスト、オルガニストとしての彼に焦点をあてた8枚組が登場です。リヒタ
ーのディスクは国内盤ではリリースされていたものの、輸入盤では未発売の
ものが多かったのですが、これで一気に復活です。特に、モーツァルト・ブ
ラームス・リストのオルガン作品を演奏したアルバム(CD5)、そしてバッハの
ゴルトベルク変奏曲をはじめとしたチェンバロ作品(CD6&7)は、待望のCD化と
いっても良いでしょう。それにしても彼の豊かな才能にはあらためて驚かさ
れ、55歳という早すぎる死は本当に惜しまれます。生きていたら80歳、きっ
と今頃は世紀の大巨匠として崇められていたことでしょう。

4776237 6枚組 \5400
ヘルベルト・フォン・カラヤン
The First Recordingsポリドール録音集1938-1943
CD1
ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 作品92
ベルリン国立歌劇場管弦楽団 録音:1941年6月
ベートーヴェン:レオノーレ序曲 第3番 作品72a
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 録音:1943年9月
ワーグナー:
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より
第1幕への前奏曲、第3幕への前奏曲
ベルリン国立歌劇場管弦楽団 録音:1939年4月
CD2
ブラームス:交響曲 第1番 ハ短調 作品68
R.シュトラウス:
交響詩 「ドン・ファン」 作品20
楽劇「サロメ」より「7つのヴェールの踊り」
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 録音:1943年9月
CD3
ドヴォルザーク:
交響曲 第9番 ホ短調 作品95 「新世界より」
録音:1940年3月
J.シュトラウスII:
歌劇 「こうもり」 序曲 録音:1942年12月
芸術家の生涯 作品316 録音:1940年2月
皇帝円舞曲 作品437 録音:1941年6月
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
CD4
モーツァルト:
交響曲 第35番 ニ長調 K.385 「ハフナー」
交響曲 第40番 ト短調 K.550
交響曲 第41番 ハ長調 K.551 「ジュピター」
トリノRAI交響楽団 録音:1942年10月
CD5
チャイコフスキー:交響曲 第6番 ロ短調 作品74 「悲愴」 録音:1939年4月
スメタナ:交響詩 「モルダウ」 録音:1941年6月
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
CD6
モーツァルト:歌劇 「魔笛」 序曲
ベルリン国立歌劇場管弦楽団 録音:1938年12月
ロッシーニ:歌劇 「セミラーミデ」 序曲
トリノRAI交響楽団 録音:1942年10月
ウェーバー:歌劇 「魔弾の射手」 序曲
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 録音:1943年9月
ケルビーニ:歌劇 「アナクレオン」 序曲
ベルリン国立歌劇場管弦楽団 録音:1939年4月
J.シュトラウスII:歌劇 「ジプシー男爵」 序曲
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 録音:1942年10月
ヴェルディ:
歌劇 「椿姫」より
第1幕への前奏曲、第3幕への前奏曲
トリノRAI交響楽団 録音:1942年
ヴェルディ:歌劇 「運命の力」 序曲
ベルリン国立歌劇場管弦楽団 録音:1939年2月
膨大な数の録音を残したカラヤンですが、その録音キャリアは1938年にコンセ
ルトヘボウ管を指揮した「魔笛」序曲にはじまります。このボックスにはその
「魔笛」をはじめ、戦前戦中にポリドールに録音されたカラヤンの演奏のほと
んどが収録されており、30代のカラヤンの颯爽とした演奏を堪能できます。こ
れらの録音は、1988年にDokumenteシリーズとしてCD化されていましたが、す
でにそれらは廃盤。今回のBOXで久々の復活となる音源です。マイナー・レー
ベルでリリースされている音源も含んでおりますが、このDGオリジナル・マス
ターテープによる復刻には音質面でも大いに期待できます。

4776266 2枚組 \1850
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集&変奏曲集
CD1
チェロ・ソナタ 第1番ヘ長調 作品5-1
チェロ・ソナタ 第2番ト短調 作品5-2
チェロ・ソナタ 第3番イ長調 作品69
CD2
チェロ・ソナタ 第4番ハ長調 作品102-1
チェロ・ソナタ 第5番ニ長調 作品102-2
「マカベウスのユダ」の主題による12の変奏曲 WoO45
「魔笛」の主題による7つの変奏曲 WoO46
「魔笛」の主題による12の変奏曲 作品66
ピエール・フルニエ(Vc)、フリードリヒ・グルダ(Pf)
1959年6月、ウィーン・ムジークフェライン-ブラームス・ザールでの録音
フルニエのベートーヴェンは、ケンプとのライヴ盤(1969年録音)がよく知られ
ていますが、グルダとのこの録音も味わい深い素晴らしい演奏です。53歳とい
う、演奏家としてもっとも充実した時期の録音だけに、LP初出時には「すべて
の室内楽コレクター必携の名演!」と評されたほど。輸入盤では長らく廃盤で
したが、フルニエ生誕100年の今年に嬉しい復活です。ブックレットには息子
でピアニストのジャン・フォンダのインタヴューも収録。父フルニエとグル
ダの演奏ぶりを語っています。

734108(DVD-Video) 2枚組 \6400
グノー:歌劇 「ファウスト」 全曲
フランシスコ・アライサ(T)、ルッジェーロ・ライモンディ(Bs)
ウォルトン・グレンロース(Br)、ガブリエラ・ベニャチコヴァ(S)、
ガブリエレ・シマ(Ms)、ゲルトルーデ・ヤーン(Ms)他
ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:エーリッヒ・ビンダー
1985年、ウィーン国立歌劇場での収録 (フランス語歌唱)
映画「マーラー」の監督であるケン・ラッセルが1985年にウィーンで演出した
グノーの「ファウスト」。いままでマイナー・レーベルからビデオが出ていま
したが、今回オーストリア放送協会提供の映像をDGがDVD化。初演当時はひじょ
うにセンセーショナルな話題を提供したこの公演、ラッセルらしい奇抜な演出
もさることながら、アライサやライモンディなど、豪華なキャスト達の歌唱に
も注目です。(収録時間:176分)
PCM Stereo / Dolby Digital 5.0 / DTS 5.0
(P)2006 Deusche Grammophon GmbH, Hamburg

734176(DVD-Video) 2枚組 \6400
ワーグナー:歌劇 「ローエングリン」 全曲
ペータ・ホフマン(T)、ジョン・マカーディ(Bs)、
エヴァ・マルトン(S)、レオニー・リザネク(Ms)他
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:ジェイムズ・レヴァイン
1986年10月、メトロポリタン歌劇場でのライヴ収録
「ローエングリン」の映像として、長らく定番とされてきた公演。80年代を代
表するヘルデン・テノール、ホフマンの安心して聴ける歌唱や、当たり役エ
ヴァ・マルトンのエルザも魅力的です。レヴァイン率いるオーケストラの芳
醇な音色も素晴らしく、ブライアン・ラージが監督した映像も、ライヴとは
思えない美しさでエヴァーディンク演出の舞台を見事に捉えています。
(収録時間:223分)
PCM Stereo / Dolby Digital 5.0 / DTS 5.0
(P)1988/2006 Metropolitan Opera Association

734185(DVD-Video) \3350
ドニゼッティ:歌劇 「ロベルト・デヴェリュー」 全曲
※メイキング映像付き!
エディタ・グルベローヴァ(S)、アルベルト・シャギドゥリン(Br)、
ロベルト・アロニカ(T)、ジャンヌ・ピランド(Ms)
バイエルン国立歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:フリードリッヒ・ハイダー
2004年、バイエルン国立歌劇場での収録
ドイツのオペラ雑誌で演出家No.1に選ばれたクリストフ・ロイが、エリザベス
1世統治時代のストーリーを現代劇に見立てて演出し話題を呼んだ2004年ミュ
ンヘンでの公演がDVDとして登場です。今もなおベルカント・オペラには欠か
せないグルベローヴァが、主役と言ってもよいエリザベス役で出演、その存在
感は圧倒的です。余白にはメイキング映像も収録されています。
(収録時間:121分)
PCM Stereo / Dolby Digital 5.0 / DTS 5.0
(P)2006 Deusche Grammophon GmbH, Hamburg

734242(DVD-Video) \3350
ストラヴィンスキー:バレエ 「プルチネルラ」 全曲
バーゼル市立バレエ
アカデミー・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
指揮:ネヴィル・マリナー
1983年、ケルンにて収録
シュペルリ振り付けによる「プルチネルラ」がDVDで登場。シュペルリがバー
ゼル市立バレエの芸術監督に就任して10年目の映像で、各キャラクターの個
性が生かされた振り付けは、ナポリの音楽喜劇によくマッチしています。名
手揃いのオーケストラによる演奏も聴きものです。(収録時間:42分)
PCM Stereo / DTS 5.1
(P)2006 Deusche Grammophon GmbH, Hamburg



<Decca / Philips>
4757677 4枚組 \3600
シベリウス:交響曲 全集
CD1
交響曲 第1番 ホ短調 作品39、交響曲 第7番 ハ長調 作品105
CD2
交響曲 第2番 ニ長調 作品43
交響詩 「タピオラ」 作品112、悲しいワルツ 作品44-1
CD3
交響曲 第3番 ハ長調 作品52、交響曲 第6番 ニ短調 作品104
CD4
交響曲 第4番 イ短調 作品63、交響曲 第5番 変ホ長調 作品82
サンフランシスコ交響楽団
指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット
録音:1989-95年
日本でも人気の高いブロムシュテットも今年80歳。それを記念して、サンフ
ランシスコ響と録音したシベリウスの交響曲全集がBOXで復活です。当時のこ
のコンビは幅広いレパートリーとオーケストラの高い機動力で、コンサート
でも録音でも大きな成果を残していますが、特にこのシベリウス全集はDECCA
の優秀録音と相俟ってひじょうに高い評価を得たものです。シベリウス同様、
北欧で育ったブロムシュテットの明晰な解釈も素晴らしく、シベリウス・
ファン必聴の名演といっても過言ではありません。

4757684 3枚組 \2700
バルトーク:管弦楽曲集
CD1
3つの村の情景 Sz.79、管弦楽のための協奏曲 Sz.116、
交響詩 《コッシュート》 Sz.21
CD2
ハンガリー農民の歌 Sz,100、ハンガリー・スケッチ Sz.97、
ルーマニア民俗舞曲 Sz.68、トランシルヴァニア舞曲 Sz.96、
ルーマニア舞曲 Sz.47a、
バレエ 《中国人の不思議な役人》 Sz.73
CD3
バレエ 《木製の王子》 Sz.60、舞踏組曲(オーケストラのための) Sz.77
SLUKスロヴァキア民俗アンサンブル合唱団(CD1)
ハンガリー放送合唱団(CD2)
ブタペスト祝祭管弦楽団
指揮:イヴァン・フィッシャー
録音;1996-97年
昨年の来日公演でも充実した演奏を聴かせてくれたI.フィッシャー&ブタペス
ト祝祭管。彼らの代表的録音であるバルトーク作品集が3枚組になりました。
「管弦楽のための協奏曲」や「中国の不思議な役人」のみならず、各種舞曲
や小品なども収録しており、その意味でも価値あるBOXといえましょう。録音
から既に10年が経ちましたが、今なお色あせない名演ばかりです。

4757693 6枚組 \5400
ヴィヴァルディ:協奏曲集
CD1&CD2[1-6]
協奏曲集 「調和の霊感」 作品3
CD2[7-28]&CD3[1-15]
ヴァイオリン協奏曲集 「ラ・ストラヴァガンツァ」 作品4
CD3[16-27]&CD4[1-24]
ヴァイオリン協奏曲集 「和声と創意の試み」 作品8
CD5&6
ヴァイオリン協奏曲集 「ラ・チェトラ」 作品9
エンシェント室内管弦楽団
指揮:クリストファー・ホグウッド
録音:1980-87年、ロンドン
某国ローカル盤では8枚組で出ていたホグウッドのヴィヴァルディ、インター
ナショナルでは6枚組に凝縮されてのリリースです。最近はモダン・オケとの
演奏が主流になっているホグウッドですが、80年代に録音されたこのヴィヴァ
ルディのうち、「四季」は長年に渡りロングセラーを続けてきたアイテム。
彼らの演奏スタイルは、あくまでも譜面に忠実で装飾音などはほとんどなく、
古楽器の透明な響きを楽しむという意味では格好の演奏といえます。

4757706 3CD+DVD \3600
サティ:ピアノ作品集&歌曲集
CD1
6つのグノシエンヌ、4つのオジーヴ、舞踏への小序曲、3つのサラバンド、
3つのジムノペディ
CD2
4つの前奏曲、バラ十字団のファンファーレ、バラ十字団の最初の思想、
天国の英雄的な門の前奏曲、祈り、星の子供たち(天命、秘儀、呪術)、
ゴシックの舞曲(全9曲)
CD3
冷たい小品(全6曲)、3つの歌(1866年)、もうひとつの3つの歌、賛歌、
3つの恋愛詩、
4つの小さな歌、3つの歌(1916年)、潜水人形(全5曲)
DVD(初DVD化!)
映画「サティとスザンヌ」(ティム・サウザム監督作品、収録時間:53分)
ラインベルト・デ・レーウ(Pf)
マリヤンネ・クヴェックシルバー(S)
録音:1977-92年、DVD:1994年作品
数あるサティのピアノ作品集の中でも、もっとも個性的な演奏として長く親し
まれているデ・レーウ盤。今回のBOXには彼の演奏によるピアノ作品に加え、
インターナショナル初CD化となるクヴェックシルバーによる歌曲集と、
初DVD化となるティム・サウザム監督の映画「サティとスザンヌ」も収録、
サティ・ファン必聴必見のBOXです。「サティとスザンヌ」は、サティのピア
ノ曲がバックに使われ、画家ロートレックの恋人であったスザンヌ・ヴァラ
ドンとのモンマルトルのカフェでの密会を描いた作品。ピアノはもちろんレ
ーウの演奏が使用されています。

704399(DVD-Video) \3350
リムスキー=コルサコフ:歌劇 「サトコ」 全曲
ヴラディミール・ガルーシン(T)、マリアンナ・タラソワ(Ms)他
キーロフ歌劇場合唱団&管弦楽団
指揮:ワレリー・ゲルギエフ
1994年収録(マリインスキー劇場)
R.コルサコフのオペラは録音も珍しいですが、こうして映像で見れるのはたい
へん貴重です。この映像はかつてLDでリリースされていたもので、今回のDVD
化によって「サトコ」が見れる唯一のDVDとなります。ゲルギエフ率いるキー
ロフ・オペラが総力を結集して作り上げたダイナミックな舞台と、オール・
スター・キャストによる充実した歌唱で、ロシア・オペラの神髄を堪能でき
ます。(収録時間:175分)
PCM STEREO / DTS 5.1

743139(DVD-Video) \3350
チャイコフスキーバレエ 「眠れる森の美女」オン・アイス
イーナ・ヴォリアンスカヤ、ヴァレリー・スピリドノフ、他
1994年収録
チャイコフスキーのバレエ「眠れる森の美女」をロシアのフィギュア・スケー
ター達の妙技で楽しむアイス・ショー。なんと監督は、荒川静香を育て「チャ
ンピオン・メーカー」と呼ばれているあのタラソワ・コーチ!スケート・ファ
ン必見の映像です!(収録時間:104分)
PCM STEREO / DTS 5.1

<ECM New Series>
476 3106 \2080
ジャチント・シェルシ-Natura Renovatur
Ohoi
Ave Maria*
Anagamin
Ygghur*
Natura renovatur
Alleluja*
フランセス=マリエ・ウィッティ(Vc)*
ミュンヘン室内管弦楽団
指揮:クリストフ・ポッペン
録音:2005年6月、ヒンメルファールトゥス教会
今なお光を失わないジャチント・シェルシの作品集。
1988年にこの世を去ったイタリア人作曲家ジャチント・シェルシ。彼の作曲家
としてのキャリアはその当時としては当たり前であった12音技法から始まりま
したが、彼が残した作品には純然に他と違う何かがあり、いまだ現代音楽界の
中で光を放ち続けています。「自然の再生」と名づけられた今回のアルバムは、
ECMとしては初めてのシェルシ作品のリリース。しかしレーベルがこの作曲家
にはらう深い敬意を感じさせるものです。
ウィッティはフィンランド系の両親を持つシカゴ生まれのチェリスト。現在は
オランダ国籍です。彼女は1975年、ローマでシェルシに出会い、彼の晩年の作
品完成に大いに貢献したことで知られています。逆に多くのチェロ作品は彼女
のために書かれてもいます。
ポッペン/ミュンヘンCOにとっては6枚目のECM作品。チェロと室内オーケスト
ラの共演作はなく、管弦楽作品と無伴奏チェロ作品が交互に現れる構成になっ
ています。

4763022 \2080
トーマス・デメンガ-Chonguri
ツィンツァーゼ:チョングリ
J.S.バッハ:古き年は過ぎ去り、主なる神,いざ天の扉を開きたまえ
カサド:緑の悪魔の踊り
ショパン:夜想曲 嬰ハ短調
フォーレ:ロマンス
ウェーベルン:3つの小品、2つの小品
J.S.バッハ:主イエス=キリスト、われ汝を呼ぶ、我が魂は主をたたう
フォーレ:夢のあとに、子守歌
ショパン:夜想曲 変ホ長調
リスト:悲しみのゴンドラ
ミヨー:ヴォカリーズ練習曲
デメンガ:アイネ・クライネ・エレグング、ニューヨーク・ホンク
トーマス・デメンガ(Vc)
トーマス・ラルヒャー(Pf)
テオドーロ・アンツェロッティ(アコーディオン)
録音:2004年8月、ハイデルベルク
17のチェロ小品の中で繰り広げられる、時間、空間、心的状況を超える小旅行。
一枚のアルバムの中に、生きた時間も空間も違うさまざまな作曲家のチェロ小
品が散りばめられています。世界中が名前を知っている作曲家から少々聞きな
れない作曲家。ドイツ・バロックの巨匠バッハからフランス6人組のミヨー。
これらは一見、とりとめがなく並んでいるかのよう。でも一聴頂ければ、お分
かり頂けると思います。時間も空間もないどこまでも自由な世界を旅して帰っ
てくるような、そんな気持ちにさせてくれることを。
いままでも多くの興味深いアルバムをECMに作り続けてきたデメンガと彼の古く
からの音楽仲間ラルヒャーとアンツェロッティのコラボレーション。数ある
「チェロ小品集」の中でも異彩を放った唯一無二のアルバムの登場です!



<DECCA (Italy)>
4763095 2枚組 \4160
J.S.バッハ:パルティータ全集 BWV 825-830, 831
ラミン・バーラミ(Pf)

4762820 \2080
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988
ラミン・バーラミ(Pf)
1976年、テヘラン生まれのピアニスト、ラミン・バーラミ。ワイセンベルク、
シフ、レヴィンなどに師事したバーラミですが、忘れてはならないのはロザリ
ン・テュレックより受け継いだバッハ作品解釈です。今やその活動範囲を現代
音楽にまで広げ多彩な音楽を奏でるバーラミですが、イタリア・デッカからの
リリースはやはり真骨頂であるバッハ。パルティータとゴルトベクルクという
最重要作品2タイトルです。
ラミン・バーラミの詳しい情報は下記ウェブ・サイトにも掲載されています。
(英・独・伊)http://www.raminbahrami.com/

4767029 \2080
ショパン:
4つのスケルツォ、夜想曲 第2&5番、華麗なる大円舞曲、華麗なる円舞曲、
子犬のワルツ、軍隊ポロネーズ、子守歌 作品57 即興曲 第1番、
幻想即興曲
ジャンルカ・カシオーリ(Pf)
94年15歳にしてウンベルト・ミケーリ国際ピアノ・コンクールで優勝。DGには
ウェーベルンやシェーンベルクといった10代とは思えない曲集でデビューを果
たしたジャンルカ・カシオーリ。デビュー盤の選曲は渋かったのですが、今回
はショパン・アルバム。しかも、子犬のワルツや幻想即興曲を含んだかなりポ
ピュラーな選曲で少々驚かされますが、こうした作品が彼独特の哲学的なピア
ニズムを知るには最も適しているのかも。
次回には、国内盤でリリースされているグリミネッリとのフルート曲集もご案
内いたします。

4763041 2枚組 \2600
ヴェルディ:レクィエム
レナータ・テバルディ、ネル・ランキン、
ジャチント・プランデッリ、ニコラ・ロッシ・レメーニ
スカラ座歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:ヴィクトール・デ・サバタ
録音:1951年 ライヴ (モノラル)
個性的なリリースが並ぶイタリア・ローカルに、こんな貴重な録音が!不滅の
名盤として知られるEMIの54年録音の3年前のライヴにこんなところでお目にか
かれるとは!!歌手陣も信頼がおける絶頂期の実力派。ブラッヒャーの新譜に
対しても「録音がすばらしい」とのお褒めを多く頂いたイタリア・ユニバーサ
ルですので、音質にも期待がたかまります。
なんといっても録音の少ないことで知られる巨匠ですので、ファンにとっても、
聴く機会がなくてファンになれなかった人にも大変うれしいリリースです。




<Philips(Italy)>
4763061 \2080
Love Duets
「仮面舞踏会」「ノルマ」「愛の妙薬」「友人フリッツ」「無礼講の晩餐会」
「アンドレア・シェニエ」より
ダニエラ・デッシ(S)
ファビオ・アルミリアート(T)
ヴュルテンブルク・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:マルコ・ボエーミ
イタリア・オペラ界では他の追随を許さないスター夫妻、ダニエラ・デッシと
ファビオ・アルミリアートのデュエット集。もちろんプライヴェートにおいて
も良きパートナーであるふたりですので、タイトルどおりのお熱い共演を聴か
せてくれるハズ。選曲にはかなりこだわり見て取れ、イタリア・オペラの中で
も珍しい物の二重唱が多く含まれています

<EMI>
CDC-3599562 \2080
ショスタコーヴィチ:
弦楽四重奏曲第3番
弦楽四重奏曲第7番
弦楽四重奏曲第8番
セント・ローレンス弦楽四重奏団
気鋭の若手カルテットによるショスタコーヴィチ作品の名曲集
生誕100年の年に彼らがショスタコーヴィチ作品の中でも最も有名な作品で名
演を聴かせます。3番は第2次大戦の終了からスターリンの死までの間に作曲さ
れた作品の中で最も演奏される機会の多い作品。7番は1960年春に作曲され最
も短く初めての短調の四重奏曲。8番は同年、戦災のひどかったドレスデン訪
問中のわずか三日間で作曲された作品でソ連国内では「ドレスデン」四重奏
曲と呼ばれるようになった作品。

CDC-3422562 \2080
ヴォルフ:歌曲集
メーリケ詩集より
希望の復活;子供と蜜蜂;めぐりあい;つきることのない愛;世をのがれて;
春に;旅路;真夜中に;古い絵に;祈り;眠りに寄す;愛する人に;
ペレグリーナその1;ペレグリーナその2;狩人;恋する者の歌;別れ
アイヒェンドルフ詩集より
音楽師;語らぬ愛;セレナード;夜の魔力;船乗りの別れ
ゲーテ詩集より
良い夫と良い妻;ガニュメデス
イアン・ボストリッジ(テナー)
アントニオ・パッパーノ(ピアノ)
詩と音楽が見事に融合したヴォルフ作品のための理想的顔合わせが遂に実現
ドイツ系歌曲の精華といわれるヴォルフ作品を演奏するには詩への深い理解と
表現力そして歌とピアノの緊密なコラボレーションが要求されますが、その理
想的パートナーシップとして、現代最高のリート歌手であり深い分析でドイツ
歌曲に取り組むボストリッジと指揮者パッパーノの組み合わせ以上のコンビを
想像するのはむずかしいことです。

CDC-3568302 \2080
ショスタコーヴィチ:
交響曲第3番Op.20 「メーデー」
交響曲第14番Op.135 「死者の歌」*
ラリッサ・ゴゴレウスカヤ(ソプラノ)*
セルゲイ・アレクサシュキン(バス)*
バイエルン放送合唱団、交響楽団
マリス・ヤンソンス指揮
生誕100年の年に遂に完成したヤンソンスの交響曲録音
ショスタコーヴィチの初期と後期を代表する2つの交響曲がヤンソンス録音の
締めくくりとなります。まもなく全集ボックス・セットの発売も予定しており
ます。

●GREAT ARTISTS ON THE 20TH CENTURY
20世紀を代表するアーティストに焦点を当ててその名録音を収録したシリーズ
の最終発売5点。今回の発売を加え全50点が出揃います。

CDM-3565172 \1450
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第20番
ピアノ協奏曲第27番
コンサート・ロンド K382* (1967年、1971年*録音)
ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
イギリス室内管弦楽団

CDM-3565252 \1450
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第2番*
イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)
コンセルトヘボウ管弦楽団、ベルナルト・ハイティンク指揮
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、ヘスス・ロペス=コボス指揮*
(1983年、1976年録音)

CDM-3565212 \1450
プッチーニ:
グローリア・ミサ*
交響的前奏曲
菊の花
ロベルト・アラーニャ(テナー)*
トーマス・ハンプソン(バリトン)*
ロンドン交響楽団、合唱団
アントニオ・パッパーノ指揮 (2000年録音)

CDM-3565352 \1450
デ・ロス・アンヘレス「歌の翼に、サルスエラ・アリア集*」
ブラームス、チャピ、ドリーブ、ドヴォルザーク、グリーグ、アーン、
イラディエル、アイリッシュ・トラディショナル、マルティーニ、
メンデルスゾーン 他の作品
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)
シンフォニア・オブ・ロンドン、スペイン国立管弦楽団
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス指揮 (1964年、1967年*録音)

CDM-3565292 \1450
シュヴァルツコップ「SONGS YOU LOVE」
バッハ、ブラームス、ドヴォルザーク、グリーグ、アーン、イエンゼン、
マルティーニ、メンデルスゾーン、モーツァルト、シューマン、シベリウス、
R.シュトラウス、チャイコフスキー、ヴォルフ 他
エリザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
ジェラルド・ムーア(ピアノ)  (1954年、1956年、1958年録音)


●CLASSICS FOR PLEASURE
CZS-3676962 2枚組 \1480
ビゼー:「カルメン」
バンブリー、ヴィッカース、フレーニ
パリ・オペラ国立劇場合唱団、管弦楽団
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス指揮
12Pブックレット

CZS-3677022 2枚組 \1480
ビゼー:「真珠採り」
コトルバス、ヴァンゾ、サラビア、ソワイエ
パリ・オペラ国立劇場合唱団、管弦楽団
ジョルジュ・プレートル指揮
12Pブックレット

CZS-3677102 2枚組 \1480
モーツァルト:「フィガロの結婚」
ユリナッチ、シュッティ、スティーヴンス、シンクレア、クエノー、
ブルスカンティーニ、カラブレーゼ、ウォレス、
グラインドボーン・フェスティヴァル合唱団、管弦楽団
ヴィットリオ・グイ指揮
12Pブックレット

CZS-3677152 2枚組 \1480
プッチーニ:「ラ・ボエーム」
スコット、クラウス、ネブレット、ミルンズ、プリシュカ、マヌグエラ
トリニティ少年合唱団、アンブロジアン・オペラ合唱団
ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団、
ジェイムズ・レヴァイン指揮
12Pブックレット

CZS-3677202 2枚組 \1480
プッチーニ:「蝶々夫人」
スコット,ベルゴンツィ、パネライ、ディ・スタジオ、
ローマ・オペラ劇場合唱団、管弦楽団
ジョン・バルビローリ指揮
12Pブックレット

CZS-3677262 2枚組 \1480
ヴェルディ:「椿姫」
デ・ロス・アンヘレス、モンテ、セレーニ、
ローマ・オペラ劇場合唱団、管弦楽団
トゥッリオ・セラフィン指揮
12Pブックレット


●MID-PRICE OPERA
EMI、Virginの豊富なオペラ録音の名盤をお求め易い価格でご案内。
今月の10点さらに翌月にも10点を発売する予定です。
ブックレットは充実した解説ノートを収録(歌詞テキストは掲載されません)

CMS-3586452 2枚組 \2650
ヴェルディ:「アイーダ」
ニルソン、コレッリ、バンブリー、セレーニ
ローマ・オペラ劇場合唱団、管弦楽団
メータ指揮
36Pブックレット

CMS-3586762 2枚組 \2650
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」
コレッリ、セレーニ、ステッラ、マラグ、
ローマ・オペラ劇場合唱団、管弦楽団
サンティーニ指揮
32Pブックレット

CMS-3586992 2枚組 \2650
ワーグナー:「ラインの黄金」
モリス、リポヴシェク、ツェドニク、アダム、ハーゲ
バイエルン放送交響楽団
ハイティンク指揮
32Pブックレット

CMS-3587052 4枚組 \5280
ワーグナー:「ワルキューレ」
ゴルトベルク、サルミネン、モリス、スチューダー、マルトン
バイエルン放送交響楽団
ハイティンク指揮
48Pブックレット

CMS-3586182 3枚組 \3950
R.シュトラウス:「ばらの騎士」
テ・カナワ、フォン・オッター、ヘンドリックス、リドル、グルントヘーバー
クラーク、パウエル、リーチ
ドレスデン・シュターツカペレ、
ハイティンク指揮
44Pブックレット

VMD-3586572 2枚組 \2650
プーランク:「カルメル会修道女の対話」
デュボス、ヤカール、ゴール、デュピュイ、フルニエ、ヴァン・ダム、
ヴィアラ
リヨン国立オペラ合唱団、管弦楽団
ナガノ指揮
36Pブックレット

CMS-3586072 2枚組 \2650
モーツァルト:「魔笛」
ローテンベルガー、モーザー、シュライアー、ベリー、モル、アダム
ミュンヘン、バイエルン州立オペラ合唱団、管弦楽団
サヴァリッシュ指揮
36Pブックレット

CMS-3586382 3枚組 \3950
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」
アレン、ヴァネス、ユーイング、ゲイル、ルイス、ヴァン・アレン、
ロウンズリー、カヴラコス、
グラインドボーン合唱団、
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ハイティンク指揮
40Pブックレット

CMS-3586502 2枚組 \2650
プッチーニ:「ラ・ボエーム」
アラーニャ、ヴァドゥーヴァ、ハンプソン、スウェンソン、
キーンリーサイド、ラメイ
ロンドン・ヴォイセズ、フィルハーモニア管弦楽団
パッパーノ指揮
32Pブックレット

CMS-3586242 3枚組 \3950
グノー:「ロミオとジュリエット」
アラーニャ、ゲオルギュー、ヴァン・ダム、キーンリーサイド、
トドロヴィチ、フォンダリー、
トゥールーズ・カピトール合唱団、管弦楽団
プラッソン指揮
32Pブックレット



CDS-3584722 3枚組 \2950
マルタ・アルゲリッチ&フレンズ
ライヴ・フロム・ルガノ・フェスティヴァル2005
CD1
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第2番
ニコラス・アンゲリッシュ(ピアノ)、ルノー・カプソン(ヴァイオリン)、
ゴーティエ・カプソン(チェロ)
ベートーヴェン:ピアノ四重奏曲WoO 36-3
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)、R.カプソン、リダ・チェン(ヴィオラ)、
G.カプソン
モーツァルト/グリーグ編:ソナタ 二長調
アルゲリッチ、ピオトル・アンデルジェフスキ(ピアノ)
CD2
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調Op19
ミッシャ・マイスキー(チェロ)、セルジオ・ティエンポ(ピアノ)
ラフマニノフ:組曲第2番
アルゲリッチ、ガブリエラ・モンテーロ(ピアノ)(2003年録音)
インファンテ:アンダルシア舞曲
カリン・レヒナー(ピアノ)、ティエンポ
CD3
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
アルゲリッチ、ポリーナ・レシュチェンコ(ピアノ)
ラームス:ピアノ五重奏曲Op34
リリア・ジルバースタイン(ピアノ)、
ドラ・シュヴァルツベルク(ヴァイオリン)
ルーシー・ホール(ヴァイオリン)、
ノラ・ロマノフ=シュヴァルツベルク(ヴィオラ)
マーク・ドブリンスキー(チェロ)
グアスタヴィノ:3つのアルゼンティンのロマンス
マウリツィオ・ヴァリーナ(ピアノ)、アルゲリッチ
世界的注目を集める室内楽のフェスティヴァル、アルゲリッチとライジング
・スターたちが繰り広げるルガノの最新録音。
アルゲリッチが精力を傾けている若手アーティスト達との室内楽、このチャ
ンスから次々に世界的注目を受けるアーティストが誕生しています。今最も
ホットな話題を発信するルガノ・フェスの2005年版。毎回注目される2台ピ
アノによる演奏も含めリラックスした雰囲気から迫真の演奏が生まれました。
3CDながらお求め易い価格でご案内します。

CDC-3594882 \2080
「UNEXPECTED SONGS」
スター・オブ・ザ・カウンティ・ダウン/白いバラ(アイリッシュ・トラッド
/キャット・スティーヴンス)+
忘却(ピアソラ)
マーブル・ホールズ(バルフ)+
前奏曲ホ短調(ショパン)
港で(カプリ)(エルガー)
インドの歌(リムスキー=コルサコフ)+
トゥリーズ(ラスバッハ)
いみじき時(アーン)
カシミールの愛の歌(ウッドフォード=フィンデン)
ソングバード(Koyal)(ニティン・ソーニー)+
シシリエンヌ(フォーレ)
お山の子守歌(シャーマン、「チキ・チキ・バン・バン」より)+
Music When Soft Voices Die(クイルター)
セレナーデ(シューベルト)
The Lea Rig(スコティッシュ・トラッド)+
African Crib Carol(ベネット)
ゆれ動く、わがこころ(オルフ、「カルミナ・ブラーナ」より)
A Gift of a Thistle(ジェイムズ・ホーナー、「ブレイヴハート」より)+
野ばらによせて(エドワード・マクダウエル)
Unexpected Song(アンドルー・ロイド・ウェバー)*
ジュリアン・ロイド・ウェバー(チェロ)
*マイケル・ボール(ヴォーカル)
+キャトリン・フィンチ(ハープ) 
ジョン・レネハン(ピアノ) 他
静けさとリラックスをテーマにした究極のいやしのチェロ・サウンド
メニューイン、ショルティからエルトン・ジョンまで幅広いジャンルのアー
ティストとのコラボレーションでも注目され、エルガーの協奏曲、ウォルト
ンの協奏曲録音で高く評価されているジュリアンの最新録音。コア・クラシ
カル、ピアソラ、映画音楽、トラッド、ミュージカルから現代作品までの幅
広いジャンルをカバーした誰にでも親しめる選曲になっています。

CDC-3570302 \2080
ベルリン・フィル12人のチェリストたち/ANGEL DANCES
天使の死(ピアソラ/カーリ編)
天使のミロンガ(ピアソラ/カーリ編)
天使の復活(ピアソラ/カーリ編)
Let us Praise him(シュロット/スミス)
Plorate(カリッシミ/ジョンズ編)
沈める寺(ドビュッシー/レオポルト編)
フラトレス(ペルト)
唯一の源より出でし(シュロット)
アヴェ・マリア(ヴェルディ/リニカー編)
主よ、人の望みの喜びよ(バッハ/リニカー編)
トリオとダブル・クァルテット(「エリヤ」)
(メンデルスゾーン/カイザー=リンデマン編)
Miniatur(M.シュトックハウゼン)   以上予定
ベルリン・フィル12人のチェリストたち
ジョスリン・B・スミス(ヴォーカル)
ベルリン放送合唱団員
マーカス・シュトックハウゼン(トランペット)
チェロの’合唱’とヴォーカルのコラボレイトで生み出す神聖な癒しの世界
2年ぶりの新録音。クラシック、ペルト、ピアソラの「天使3部作」からゴス
ペルまで様々なバックグラウンドの作品を盛り込んだチェロとヴォーカルの
共演による神秘的な癒しの音楽。7月に来日公演(2回)も予定されています。
好タイミングで発売される話題盤です。

CZS-3652782 6枚組 \3150
「100 BEST BAROQUE MUSIC」
ヘンデル:兵士ザドク/キングズ・カレッジ合唱団
クラーク:
トランペット・ヴォランタリー/スティール=パーキンス(トランペット)
ヘンデル:ハレルヤ-「メサイヤ」/パロット指揮
ヘンデル:
オンブラ・マイ・フ-「セルセ」/ダニエルズ(カウンター・テナー)
他全100曲
6月新譜の国内盤とは内容が異なります。
耳なじみの作品の宝庫、バロック名曲100曲を収めた6CDシリーズ

DV2AW-3592579(DVD-Video) \4080
ハンプソン、プラッソン/マスネ:ウェルテル(バリトン版)
マスネ:歌劇「ウェルテル」(1902年バリトン版)
ウェルテル/トーマス・ハンプソン(バリトン)
シャルロット/スーザン・グラハム(メゾ・ソプラノ)
アルベール/ステファン・デグー(バリトン)
ソフィ/サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)
法務官/ルネ・シラー(バス)
シュミット/フランソワ・ピオリーノ(テナー)
ヨハン/ローレン・アルヴァーロ(バリトン)
トゥールーズ・カピトル国立管弦楽団
パリ聖歌隊
ミシェル・プラッソン指揮
2004年4月29日、パリ、シャトレ座でのコンサート・パフォーマンス収録
パリでの伝説的演奏が遂にDVD化、ハンプソンの名唱がよみがえる!
このバリトン版は当時の高名なバリトン、マッティア・バッティスティーニを
起用した公演のために1902年マスネ自身によって手が加えられました。この改
訂は単にテナー・パートをバリトン用にトランスクライブしただけでなく書き
加えが行われた意欲作です。ハンプソンはこの作品の上演に非常に意欲的に取
り組み、1999年メトでスーザン・グラハムを相手役に上演しています。さらに
ハンプソンはパリでの上演に情熱を燃やしこのシャトレ座公演が実現、今や伝
説的な「ウェルテル」公演となりました。ファン待望のDVD化です。



<EMI GERMANY>
●CHAMPAGNER-OPERETTE
ドイツ系名歌手6人の楽しいオペレッタ・アリア集をまとめてご案内いたし
ます。いずれも2CD。

CMS-3606702 2枚組 \2900
アンネリーゼ・ローテンベルガー
オッフェンバック:「パリの生活」よりw
マッテス指揮、ミュンヘン放送O
オッフェンバック:「美しきエレーヌ」より4曲w
ゲッダ(テナー)、マッテス指揮他
オッフェンバック:「天国と地獄」より4曲w
ダラポッツァ(テナー)、マッテス指揮他
J.シゥトラウスII:「ヴェネツィアの一夜」より2曲w
ゲッダ(テナー)、マッテス指揮他
J.シゥトラウスII:「ウィーン気質」より2曲w
ゲッダ(テナー)、ボスコフスキー指揮他
J.シュトラウスII:「こうもり」より3曲w
ホルム(ソプラノ)、ゲッダ(テナー)他
ミレッカー:「ガスパローネ」よりw
プライ(バリトン)、ワルベルク指揮他
スッペ:「ボッカッチョ」より3曲w
リッツ(アルト)、プライ(バリトン)他
ツェラー:「小鳥売り」より3曲w
ダラポッツァ(テナー)、ボスコフスキー指揮
カールマン:「チャールダーシュ侯爵夫人」より3曲w
ゲッダ(テナー)、マッテス指揮
カールマン:「伯爵夫人マリツァ」より2曲w
ゲッダ(テナー)、マッテス指揮
レハール:「ほほえみの国」よりw
ゲッダ(テナー)、グラウンケSO、マッテス指揮
レハール:「パガニーニ」より4曲w
ゲッダ(テナー)、ボスコフスキー指揮他
ベナツキー:「白馬亭にて」より3曲w/オート(テナー)、マッテス指揮
以上アンネリーゼ・ローテンベルガー(ソプラノ)

CMS-3606662 2枚組 \2900
J.シュトラウスII:「ウィーン気質」抜粋w
ローゼ(ソプラノ)、ゲッダ(テナー)
ケート(ソプラノ)、クンツ(バリトン)、デンホ(バリトン)、
アッカーマン指揮他
J.シュトラウスII:「ヴェネツィアの一夜」抜粋w
ローゼ(ソプラノ)、ゲッダ(テナー)
クンツ(バリトン)、フィルハーモニアO&Cho、アッカーマン指揮
(以上モノラル録音)
J.シュトラウスII:「ジプシー男爵」抜粋w
ゲッダ(テナー)、シュテパネク
(ナレーション)、フィルハーモニアO&Cho、アッカーマン指揮
J.シュトラウスII:「こうもり」抜粋w
ゲッダ(テナー)、シュトライヒ(ソプラノ)
デンホ(バリトン)、クレプス(テナー)、カラヤン指揮(モノラル録音)
スッペ:「ボッカッチョ」抜粋w
フィルハーモニアO、アッカーマン指揮
レハール:「ほほえみの国」抜粋w
ゲッダ(テナー)、クンツ(バリトン)、
フィルハーモニアO、アッカーマン指揮(モノラル録音)
レハール:「メリー・ウィドウ」抜粋w
クンツ(バリトン)、ヴェヒター(バリトン)、
クナップ(バリトン)、
アッカーマン指揮、マタチッチ指揮(ステレオ&モノラル録音)
レハール:「ルクセンブルク伯爵」抜粋
レハール:「ジュディッタ」抜粋
ミレッカー:「デュバリ伯爵夫人」抜粋
ホイベルガー:「オペラ舞踏会」抜粋
ツェラー:「小鳥売り」抜粋
ツェラー:「抗夫長」抜粋
以上w/フィルハーモニアO、アッカーマン指揮
以上エリザベート・シュワルツコップ(ソプラノ)

CMS-3662372 2枚組 \2900
エリカ・ケート
レハール:「ほほえみの国」より3曲
レハール:「ロシアの皇太子」より3曲
レハール:「フリーデリケ」より3曲
以上w/ショック(テナー)、シュヒター指揮(モノラル録音)
レハール:「ルクセンブルク伯爵」より3曲w
ショック(テナー)、フォックス指揮他
レハール:「メリー・ウィドウ」より3曲w
イロスファルヴィ(テナー)、マッテス指揮
J.シュトラウス:「ジプシー男爵」より2曲w
ヴァグナー(アルト)、ショック(テナー)他
J.シュトラウス:ワルツ「春の声」
ヨーゼフ・シュトラウス/レーネルト編:ワルツ「オーストリアの村つばめ」
以上w/ベルリンSO、レーヴライン指揮(モノラル録音)
ニーセン:Mein ganzes Herz ist voll Musik他1曲w
グラウンケ指揮(モノラル録音)
ミレッカー:「乞食学生」よりw
ショック(テナー)、シュミット=ベールケ指揮
ベルテ:「3人娘の家」より4曲w
ショック(テナー)、フォックス指揮
リンケ:「ルーナ夫人」より3曲w
ライヒャルト(ソプラノ)、ホッペ(テナー)他
リンケ:「インドラの国で」よりw
ライヒャルト(ソプラノ)、リッツ(アルト)他
リンケ:「LYSISTRATA」より4曲w
ライヒャルト(ソプラノ)、リッツ(アルト)他
イェッセル:「シュヴァルツヴァルトのおとめ」より2曲w/ベーメ(バス)
キュンネケ:「どこかのいとこ」より5曲w
ゲルナー(ソプラノ)、ホッペ(テナー)他
 以上w/グラウンケSO、マッテス指揮
ライモント:「MASKE IN BLAU」より3曲w
ホッペ(テナー)、ミハルスキ指揮
グローテ:「POSTILLON-LIED」より
グローテ:「LIED DER NACHTIGALL」より
以上w/グラウンケSO、グローテ指揮(モノラル録音)
以上エリカ・ケート(ソプラノ)

CMS-3662262 2枚組 \2900
フリッツ・ヴンダーリッヒ
J.シュトラウスII:「ヴェネツィアの一夜」より4曲w
オットー(ソプラノ)他
ミレッカー:「乞食学生」より2曲w
シュミット(ソプラノ)、ショック(テナー)他
ファル:「陽気な農夫」より
ファル:「イスタンブールのばら」より6曲w
ムスツェリー(ソプラノ)
以上7曲グラウンケSO、ミハルスキ指揮
キュンネケ:「女大罪人」よりw/バイエルン州立O、モルトカウ指揮
ノイエンドルフ:「DER RATTENFANGER」より
ハインス:「ZWEI DUNKLE AUGEN」
以上FFB管弦楽団、アイスブレナー指揮
レハール:「ロシアの皇太子」より4曲w/ムスツェリー(ソプラノ)
レハール:「ほほえみの国」より5曲w/ムスツェリー(ソプラノ)
以上グラウンケSO、ミハルスキ指揮
レハール:「ジュディッタ」より
カールマン:「伯爵夫人マリツァ」より2曲
カールマン:「サーカスの女王」より
以上バイエルン州立O、モルトカウ指揮
以上フリッツ・ヴンダーリッヒ(テナー)

CMS-3606732 2枚組 \2900
リヒャルト・タウバー
J.シュトラウスII:「ヴェネツィアの一夜」より2曲w/コルンゴルト指揮他
J.シュトラウスII:「こうもり」よりw
シュヴァルツ(ソプラノ)、ヴァイスマン指揮
J.シュトラウスII:「ジプシー男爵」よりw
アン・デア・ウィーン劇場O、パウリク指揮
ファル:「イスタンブールのばら」よりw
ヴァンコンティ(ソプラノ)、ハウケ指揮他
カールマン:「シカゴの公爵夫人」よりw/ハウケ指揮他
カールマン:「モンマルトルのすみれ」よりw/ヴァイスマン指揮
カールマン:「伯爵夫人マリツァ」より2曲w/ヴァイスマン指揮他
カールマン:「サーカスの女王」よりw/ハウケ指揮他
キュンネケ:「どこかのいとこ」より
ベルテ:「3人娘の家」よりw/ヴァンコンティ(ソプラノ)、ハウケ指揮
ゲーツェ:「DER PAGE DES KONIGS」よりw/ヴァイスマン指揮
パウムガルトナー:「ROSSINI IN NEAPEL」よりw/クリップス指揮他
タウバー:「DER SINGENDE TRAUM」より
O.シュトラウス:「ワルツの夢」よりw/シェーンバウムスフェルト指揮
E.アイスラー:「BRUDER STRAUBINGER」よりw/ハウケ指揮
ホイベルガー:「オペラ舞踏会」よりw
オデオン・キュンストラーO.ヴァイスマン指揮
ツェラー:「小鳥売り」よりw/ハウケ指揮
クライスラー:「シシー」よりw/オデオン・キュンストラーO.
リンケ:「インドラの国で」よりw
ベラ(ヴァイオリン)、キュンストラーO.
リンケ:「NAKIRIS HOCHZEIT」よりw
ベラ(ヴァイオリン)、キュンストラーO.
リンケ:「ルーナ夫人」よりw/オデオン・キュンストラーO.
フリムル:「ローズ・マリー」よりw
オデオン・キュンストラーO、ハウケ指揮
アブラハム:「DIE BLUME VON HAWAII」より4曲w/ヴァイスマン指揮他
レハール:「ほほえみの国」より3曲w
ベルリン・シュターツカペレ団員、レハール指揮
レハール:「フリーデリケ」よりw
ベルリン・シュターツカペレ団員、ハウケ指揮
レハール:「ロシアの皇太子」よりw/ハウケ指揮他
レハール:「パガニーニ」よりw
ベルリン・ドイツ・キュンストラー劇場O、ハウケ指揮
レハール:「ジュディッタ」より2曲w/ウィーン・フィルO、レハール指揮
レハール:「メリー・ウィドウ」より2曲w/コルンゴルト指揮、ハウケ指揮
J.シュトラウスII:「南国のばら」
シュトルツ:「プラーターに再び花は咲き」w/ハウケ指揮
以上リヒャルト・タウバー(テナー)(1924-39年モノラル録音)

CMS-3606762 2枚組 \2900
ルドルフ・ショック
J.シュトラウスII:「ヴェネツィアの一夜」より2曲w
オットー(ソプラノ)他
ミレッカー:「乞食学生」より2曲w/ベルリンSO.シュミット=ベールケ指揮
ミレッカー:「デュバリ伯爵夫人」よりw/ムスツェリー(ソプラノ)他
ファル:「ポンパドゥール夫人」より2曲w
ムスツェリー(ソプラノ)、FFB管弦楽団
レハール:「ルクセンブルク伯爵」より2曲w/ベルリンSO.フォックス指揮
レハール:「パガニーニ」より2曲w
ムスツェリー(ソプラノ)、シュミット=ベールケ指揮
レハール:「メリー・ウィドウ」より2曲w
ムスツェリー(ソプラノ)、FFB管弦楽団
O.シュトラウス:「ワルツの夢」より4曲w
オットー(ソプラノ)、シュミット(テナー)他
カールマン:「チャールダーシュ侯爵夫人」よりw
バラバス(ソプラノ)、フォックス指揮
カールマン:「伯爵夫人マリツァ」より2曲w
バラバス(ソプラノ)、フォックス指揮
カッティング:「BALKANLIEBE」よりw
FFB管弦楽団、シュミット=ベールケ指揮
(以下モノラル録音)
カールマン:「サーカスの女王」より
キュンネケ:「女大罪人」より
 以上w/ベルリンSO.シュヒター指揮
スッペ:「ボッカッチョ」より2曲w
ローテンベルガー(ソプラノ)、シュヒター指揮
J.シュトラウスII:「こうもり」よりw
バラバス(ソプラノ)、ナイトリンガー(バリトン)他
レハール:「ほほえみの国」より3曲w/ベルリンSO.シュヒター指揮
レハール:「ロシアの皇太子」より2曲w/ベルリンSO.シュヒター指揮
レハール:「フリーデリケ」より2曲w/ベルリンSO.シュヒター指揮
レハール:「この世は美しい」より5曲w
ホルム(ソプラノ)、フォックス指揮
 以上ルドルフ・ショック(テナー)


●ENCOREシリーズ
CDE-3556682 \900
ベートーヴェン:
交響曲第7番イ短調Op.92
交響曲第8番ヘ長調Op.93
フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ指揮

CDE-3556712 \900
ビゼー:アルルの女-劇付随音楽Op.23
オルフェオン・ドノスティアラ合唱団、
ジャック・ヌールダン(サキソフォン・ソロ)
トゥールーズ・カピトール管弦楽団
ミシェル・プラッソン指揮

CDE-3556742 \900
ブラームス:
クラリネット・ソナタ ヘ短調Op.120-1
クラリネット・ソナタ 変ホ長調Op.120-2
ベートーヴェン:クラリネット三重奏曲
ジェルヴァーズ・ド・ペイエ(クラリネット)
ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ)
ダニエル・バレンボイム(ピアノ)

CDE-3414212 \900
ニールセン:ヴァイオリン協奏曲
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
ニコライ・ズナイダー(ヴァイオリン)
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
ローレンス・フォスター指揮

CDE-3556772 \900
デュカース:魔法使いの弟子
フランク:のろわれた狩人
ラッザリ:夜の印象
デュパルク:レノール
サン=サーンス:死の舞踏
デュパルク:星たちに
トゥールーズ・カピトール管弦楽団
ミシェル・プラッソン指揮

CDE-3556792 \900
ハイドン:
交響曲第94番ト長調「驚愕」
交響曲第95番
交響曲第97番
イギリス室内管弦楽団
ジェフリー・テイト指揮

CDE-3556852 \900
モーツァルト:
春へのあこがれK.596; 希望にK.390; 魔術師K.472
小さな紡ぎ娘K.531; 秘めごとK.518; 別れの歌K.519; 満足K.473;
ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いたときK.520; 孤独にK.391; すみれK.476
ラウラに寄せる夕べの思いK.523; クローエに寄すK.524;
カンタータ「無限なる宇宙の創り主を崇敬する汝らが」K.619;
静けさはほほえみK.152; 寂しい森の中でK.308; 鳥よ、年ごとにK.307;
アリア「私の心は喜びにおどる」K.579
来たれ、いとしのツィターK.351;
レチタティーヴォ「どうしてあなたが忘れられましょう」とアリア「心配し
ないで、愛する人よ」K.505*
バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)
マリア・ジョアオ・ピリス(ピアノ)
*ローザンヌ室内O.ミカ・アイヒェンホルツ指揮

CDE-3556892 \900
プーランク:グローリア、スターバト・マーテル
バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)
フランス放送合唱団、フランス国立管弦楽団
ジョルジュ・プレートル指

CDE-3556932 \900
フランツ・シュミット:
交響曲第4番
ハンガリー軽騎兵の歌による変奏曲
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
フランツ・ウェルザー=メスト指揮

CDE-3556912 \900
J.シュトラウス:喜歌劇「こうもり」−ハイライツ
ローテンベルガー、ホルム、ファスベンダー、ゲッダ、ダラポッツァ、
ベリー、フィッシャー=ディースカウ、
ウィーン・フォルクス・オパー合唱団
ウィーン交響楽団、ウィリー・ボスコフスキー指揮


<EMI UK>
CDZ-5661202 \1000
アーノルド:
狂詩曲「サウンド・バリアー」Op.38*
アイギリス舞曲集第1集Op.27、第2集Op.33+
バレエ「女王への忠誠」Op.42
スコットランド序曲集Op.59
フィルハーモニア管弦楽団、ロバート・アーヴィング指揮
*ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、マルコム・アーノルド指揮
1957年録音、+1953年録音)
エリザベス女王生誕80歳記念で「女王への忠誠」が再上演されるのに合せて
の再登場。唯一の全曲録音。名曲イギリス舞曲集、スコットランド舞曲集も
収録。




<VIRGIN CLASSICS>
DV2BW-3447169(DVD-Video) \4500
モーツァルト:歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」
エクサン・プロヴァンス・フェスティヴァルでの新制作
パリ国立オペラ、ウィーン祝祭週間との共同制作
音楽監督/指揮:ダニエル・ハーディング
舞台監督:パトリス・シェロー
フィオルディリージ/エリン・ウォール(ソプラノ)
ドラベッラ/エリナ・ガランツァ(メゾ・ソプラノ)
グリエルモ/ステファン・ドゥグー(バリトン)
フェルランド/ショーン・マセイ(テナー)
デスピーナ/バーバラ・ボニー(ソプラノ)
ドン・アルフォンソ/ルッジェロ・ライモンディ(バス)
アーノルト・シェーンベルク合唱団
マーラー室内管弦楽団
センセーションを巻き起こした「コジ」、今最も旬の指揮者ハーディング会
心の演奏ハーディングの指揮、トップ・クラスのキャスティング、また1994
年ザルツブルク音楽祭での「ドン・ジョヴァンニ」以来のシェローの復活が
話題となりセンセーションを起こしたプロダクションのDVD発売です。06−07
シーズンでもパリでの2度目の上演とウィーンでの公演が予定され昨年の興
がさらに増幅された話題となっています。今秋マーラー室内Oとの来日公演
を控えるハーディングの期待の新作です。


●THE CLASSICS
VM-3632812 \1300
バッハ:カンタータ集
ルネ・ヤコブス

VM-3632992 \1300
バッハ:マニフィカート、カンタータBWV21
ドゥ・レイゲール、ヤコブス、プレガルディーン、リカ、
オランダ室内合唱団
ラ・プティット・バンド、ジギスヴァルト・クイケン指揮

VM-3632802 \1300
ベートーヴェン:月光、ワルトシュタイン、熱情
ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)

VM-3632862 \1300
ベルリオーズ:幻想交響曲
ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ、
ロジャー・ノリントン指揮

VM-3633012 \1300
バーンスタイン:作品集
「ウェスト・サイド・ストーリー」からのシンフォニック・ダンス
ファクシミリ
ディヴェルティメント
プレリュード、フーガとリフ 
バーミンガム市交響楽団、パーヴォ・ヤルヴィ指揮

VM-3633022 \1300
ヘンデル:イタリアン・カンタータ集(3曲)
ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)
レ・バッス・レウニ

VM-3632782 \1300
ラ・カンパネラ(リスト・リサイタル)
葬送;コンソラシオン第3番;エステ荘の噴水;バラード第2番;
メフィスト=ワルツ
愛の夢第3番;溜め息;ラ・カンパネラ
フランソワ=ルネ・ドゥシャーブル(ピアノ)

VM-3632772 \1300
マーラー:交響曲第4番
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
アンドルー・リットン指揮

VM-3632922 \1300
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番、第23番
ジャン=ベルナール・ポミエ(ピアノ&指揮)
シンフォニア・ヴァルソヴィア

VM-3647982 \1300
ア・カペラ・モーツァルト
スウィングル・シンガーズ

VM-3633042 \1300
モーツァルト:ドン・ジョヴァンニ-ハイライツ
マッテイ、カシュメイユ、レミジオ、ジャンス、パドモア、ラーソン、
フェフナー
マーラー室内管弦楽団、ダニエル・ハーディング指揮

VM-3632942 \1300
プーランク:グローリア ト長調;スターバト・マーテル
キャサリン・ドゥボスク、ウェストミンスター・シンガーズ
シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア、
リチャード・ヒコックス指揮

VM-3632912 \1300
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番
パガニーニの主題による狂詩曲
ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)
フィルハーモニア管弦楽団、リボール・ペシェク指揮

VM-3632962 \1300
サティ:作品集
3つのジムノペディ;6つのグノシェンヌ;梨の形をした3つの小品 他
アンヌ・ケフェレック(ピアノ)

VM-3632982 \1300
シューベルト:歌曲集
クリストフ・プレガルディーン(テナー)
ミハイル・ゲース(ピアノ)

VM-3633032 \1300
シューベルト:作品集
二重奏曲D.574;ロンド・ブリラントD.895;幻想曲D.934
ルノー・カプソン(ヴァイオリン)
ジェローム・デュクロ(ピアノ)

VM-3632932 \1300
タヴナー:作品集
聖母マリアの御加護のヴェール;トリノス
ロンドン交響楽団、
ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー指揮

VM-3647992 \1300
ヴィヴァルディ:グローリア;スターバト・マーテル
タヴァナー・プレイヤーズ、
アンドルー・パロット指揮

VM-3632972 \1300
ワルトトイフェル:ポルカとワルツ集
シュトラスブール・フィルハーモニー管弦楽団
テオドール・グシュルバウアー指揮

VM-3632872 \1300
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲
トゥルルス・モルク(チェロ)
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団、
マリス・ヤンソンス指揮

VM-3632792 \1300
シューマン&ブラームス:ア・カペラ合唱曲集
シャンブル・アクセントゥ合唱団
ローレンス・エキュベイ指揮

VM-3633082 \1300
アダン、グラス、ライヒ:作品集
ロンドン室内管弦楽団
クリストファー・ウォーレン=グリーン指揮

VM-3633102 \1300
フランス歌曲集
プーランク:仮面舞踏会; 
マルタン:「イェーダーマン」よりの6つのモノローグ
ラヴェル:ドゥルシネア姫に思いを寄せるドン・キホーテ; 
イベール:「ドン・キホーテ」の4つの歌
ヨセ・ヴァン・ダム(バリトン)
リヨン・オペラ管弦楽団、
ケント・ナガノ指揮

VM-3633052 \1300
ネグロ・スピリチュアルズ
デレク・リー・ラギン(ヴォーカル、カウンターテナー)
モーゼス・ホーガン合唱団、
モーゼス・ホーガン指揮

VM-3633072 \1300
LUX AETERNA
(バーバー、ドゥリュフレ、タヴナー、プーランク、ホルスト:合唱作品集)
ウェストミンスター・キャセドラル合唱団
デイヴィド・ヒル指揮






<EMI GERMAN>
CMS-3670792 \1450
カールマン:「チャールダーシュ侯爵夫人」よりw/アンハイザー(バリトン)
以上マッテス指揮
カールマン:「伯爵夫人マリツァ」より5曲w/ローテンベルガー(ソプラノ)
以上グラウンケ交響楽団
レハール:「ロシアの皇太子」よりw
ライブラント指揮、スエェーデン放送管弦楽団
カールマン:「サーカスの女王」より
カールマン:「チャールダーシュ侯爵夫人」よりw/ハリン(ソプラノ)他
ツェラー:「小鳥売り」より2曲 以上w/ベンディックス指揮
オッフェンバック:「美しきエレーヌ」より
プランケット:「コルヌヴィルの鐘」より 以上w/イェルヴィング指揮
 以上クングリーガ・ホーフカペッレ
J.シュトラウスII:「ヴェネツィアの一夜」より3曲
J.シュトラウスII:「カサノヴァ」よりw/ローテンベルガー(ソプラノ) 
以上マッテス指揮
J.シュトラウスII:「ウィーン気質」より2曲w
ホルム(ソプラノ)、ボスコフスキー指揮
ホイベルガー:「オペラ舞踏会」より2曲w/ファスベンダー(メゾ・ソプラノ)
レハール:「この世はうつくしい」より 以上w/アラース指揮
レハール:「ルクセンブルク伯爵」より2曲w/ポップ(ソプラノ)
レハール:「ロシアの皇太子」より4曲w/シュトライヒ(ソプラノ) 
以上マッテス指揮
レハール:「パガニーニ」よりw/ボスコフスキー指揮、バイエルン交響楽団
レハール:「ほほえみの国」よりw
アッカーマン指揮、フィルハーモニア管弦楽団
O.シュトラウス:「ワルツの夢」よりw/ベンディックス指揮
ロンバーグ:「砂漠の歌」より
ロンバーグ:「学生王子」より以上w/イェルヴィング指揮、
以上 ニコライ・ゲッダ(テナー)
名歌手によるオペレッタ・アリアのシリーズ、ゲッダ編のご案内です。

<DHM (ドイツ・ハルモニア・ムンディ) US>
82876842362 1CD+1DVD \2080
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第1-3 番
ロバート・レヴィン(fp)
【Disk 1: CD】
ピアノ・ソナタ第1 番ハ長調 K.279(189d),
第2番へ長調K.280(189e), 第3番変ロ長調K.281(189f)
【Disk 2: DVD-Video】
ロバート・レヴィン・イン・ディスカッション
(日本語字幕は付いておりません)
& 演奏(ソナタ第1 番ハ長調K.279 第3 楽章)
使用楽器: フォルテ・ピアノ: A・シュタイン(ウィーン)製モデルによる
レプリカ
調律 :18世紀不等均律(A=430) 使用楽譜:ウィーン原典版:新訂版
【録音:2005年11 月25-27 日:マサチューセッツ州ウォーチェスター、メカ
ニクスホール】
モーツァルト学者、名フォルテ・ピアノ奏者であるロバート・レヴィンによ
る、ソナタ初録音。 モーツァルトが愛奏し名器と賞賛したシュタインのモデ
ルによるフォルテピアノを使用!
多くのモーツァルト作品の復元などを手がけるモーツァルト学者。またホグ
ウッドとのモーツァルト/ピアノ協奏曲集、ガーディナーとのベートーヴェン
/ピアノ協奏曲全集などのフォルテ・ピアノ奏者でもある、ロバート・レヴィ
ン。古典派の演奏実践に関して最も詳しい彼は、古典派演奏習慣の謎に迫る。
彼独自の最近発見された自筆譜等からと演奏研究結果に基づいた演奏は、大
胆な解釈も含まれる。例えば、「”Dolce”は強弱記号として使用」 「曲の
冒頭に強弱記号が無い場合は、フォルテではじめる」「1小節にも及ぶ速くて
長い16分音符ではレガートは、モーツァルトは使用しなかった」など。前述
のように、モーツァルトでは、協奏曲や室内楽は録音を行ってきたがレヴィ
ンだが、デュオを除いてソロとしてのソナタの録音はなんと初めてのこと。
昨年日本版としても発売されたばかりの話題の「ウィーン原典版新訂版」
(音楽の友社発刊:好評につき売り切れ重版中!)を使用し、本来のモー
ツァルトの演奏に迫る!
またDVD では、モーツァルトとその音楽に関する諸相に相違をディスカッショ
ンしているほか、ソナタ第1番の第3楽章でそれを実践で示す興味深い内容と
なっており、モーツァルト・イヤーに聴くべき最右翼のアルバムといえるで
しょう。(ディスカッション部分に、日本語字幕は、ついておりません。)
◆【ウィーン原典版:新訂版】 モーツァルト研究の最新成果を最も反映し
た楽譜の待望の版。1973年刊行の旧版は定評があったが、その後の新資料の
発見や研究の進展があり、まったく新しい版である。序文解説でライジンガ
ーは、研究経過や資料の内容に。また演奏解釈として、ロバート・レヴィン
が解説を書いているのも重要。


●BMG ROCORDI 限定盤
モーツァルト生誕250周年記念ベスト盤2種
主にRCA, DHM, ARTE NOVA, EURODISC の音源を使用してのコンピ盤ですが、
演奏者、演奏、内容的にも良いものとなっており、それぞれ2枚組ですが、
1枚分のバジェット価格でお求め安い価格です。ただし、限定盤です!

82876838312 2枚組 \1000
Mozart - Voci Magiche (声の魔法)
Dics 1
1) 「イドメネオ」序曲(コリン・デイヴィス指揮)
2)「恐れないで、いとしい人よ」(ルチア・ポップ)
3)「Parto, e l'unico; Idol mio」(マーガレット・プライス)
4)「後宮からの逃走」序曲(コリン・デイヴィス指揮)
5)「どんな責め苦があろうとも」(E・グルベローヴァ)
6)「コンスタンツェ、君に再びあえるのか」(フランシスコ・アライサ)
7)「おお、どんなに勝利を望んだことか」(ローラント・ブラハト)
8)「フィガロの結婚」序曲
9)「恋とはどんなものか」(V・カサロヴァ)
10)「楽しい思い出はどこへ」(マーガレット・プライス)
11)「そよ風に」(ヘレン・ドナート、ユリア・ヴァラディ)
12)楽しめるときが来たわ(コトルバス)
Disc 2
1)「ドン・ジョヴァンニ」序曲(コリン・デイヴィス指揮)
2)「もうお分かりですね」(レオンタイン・プライス)
3)「私のいとしい人」(P・ドミンゴ)
4)「ああ、窓辺にいでよ、わしのいとしい人よ」(ライモンディ)、
5)「ああ、神様、あの不道徳者は」(V・カサロヴァ)
6)「コシ・ファン・トゥッテ」より「風よ穏やかに」
(レオンタイン・プライス、T・トロイヤノス、E・フラッゲロ)
7)「私をかき乱すいら立ち」(V・カサロヴァ)
8)「このハートをあなたにあげよう」(ド・ビリー指揮)
9)「魔笛」序曲(J.レヴァイン指揮)
10)「この 肖像はあまりにも美しい」(F・ヴンダーリヒ)
11)「愛を感じる男の人達には」(I・コトルバス、C・ベッシュ)
12)「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」(ズディスラフ・ドナート)
13)「パ.パ.パ・・・」(M・カバリエ、T・クヴァストホフ)
14)「ああ、私にはわかる、消え失せてしまったことが」(I・コトルバス)
15)「この聖なる殿堂では」(M.タルヴェラ)
16)「皇帝ティトの慈悲」序曲(コリン・デイヴィス指揮)
17)「ああ、この瞬間だけは」(V・カサロヴァ)
18)「もし皇帝に血も涙も無い心が必要なら」(ペーター・ザイフェルト)

82876838322 2枚組 \1000
Mozart- Note Magiche (楽譜の魔法)
Disc1
1)「交響曲第40番」より第1楽章(パイヤール指揮)
2)「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」より第1楽章
(ラインスドルフ指揮)
3)「ピアノ協奏曲第21番」より第2楽章(M・ティポ(p)
4)「コシ・ファン・トゥッテ」序曲(ラインスドルフ指揮)
5)「ホルン協奏曲第4 番」より第3楽章(ゲルハルト・シュレーダー(Hr)
6)「グラン・パルティータ」より第3楽章(コリン・デイヴィス指揮)
7)「ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲」より第2楽章
(エミール・クライン指揮)
8)「ポストホルン・セレナーデ」より最終楽章
(ヴォルフガング・グレース指揮)
9)「交響曲第41番」より第4楽章
(ゲオルク・アレクサンダー・アルブレヒト指揮)
10)「魔笛」序曲(J・レヴァイン指揮)
Disc 2
1) 「クラリネット協奏曲」より第2楽章(R・ストルツマン(Cl)
2)「ヴァイオリン協奏曲第3番」より第2楽章(ギドン・クレーメル(Vn&指揮)
3)「ピアノ協奏曲第9番」より第2楽章(クリスティアン・ベルディ(p)
4)「魔笛」より「僧侶の行進」(J・レヴァイン指揮)
5)「交響曲第36番」より第2楽章(M・ジークハルト指揮)
6)「ディヴェルティメント K.136」より第1楽章(エミール・クライン指揮)
7)「フィガロの結婚」より「恋とはどんなものかしら(ヴェント編曲版)」
(コレギウム・アウレウム合奏団員)
8、9)「後宮から逃走」より「序曲」と「お前とここで会わねばならぬ」
(ヴェント編曲版)」(コレギウム・アウレウム合奏団員)
10)「トルコ行進曲」(ワルター・ハウツィッヒ(p))
11)「ディヴェルティメント K.137」より第2楽章(エミール・クライン指揮)
12)「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」より第4楽章
(ラインスドルフ指揮)
※ なおこの盤のジャケット外内で、Disc2 最後の2曲のトラック数字表記に
ミス(誤:12/正11,誤:13/正12)がございますが、現地でも訂正はしないとの
ことです。御了承下さい。


<OEHMS CLASSICS>
OC566 \1400
モーツァルト:2台のピアノのための協奏曲K.242 & 365
アンナ&アイネス・ワラショフスキ・ピアノ・デュオ
マルクス・ボッシュ(指揮)
アーヘン交響楽団
【録音:2005年9月27-29日: アーヘン福音教会自由連盟ザール】
アンナ&アイネス・ワラショフスキ姉妹はポーランド出身で、4歳、6歳より
音楽教育を始めた。ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院、そしてハノー
ヴァー大学を卒業。コンタルスキーなどに師事した。1996 年にデビューし、
イタリア、ドイツ、ポーランドの国際音楽コンクールで優勝した。またベル
リン・フィル、ミュンヘン、シュトゥットガルト、ドレスデンなど様々な欧
州の有名オーケストラなどとも共演を続けている。彼女らのレパートリーは、
バッハから現代音楽まで幅広く、すでにベルリン・クラシックなどから6枚の
CD を発売し、ベストセラーにもなった。またテレビなどにも多く出演し、WDR
の教育番組は最も人気があり、BBCやラジオ・フランスからも放映された。ま
たWDR 製作の芸術番組「ピアノ・デュオの肖像」は、ヨーロッパ中で放映さ
れ絶賛された。彼女らのこの曲の演奏は、『このモーツァルトの協奏曲は、
しばしば評価の低い作品に思われがちです。しかし彼女らの演奏解釈によっ
て、その考えは無となります。そしてモーツァルトの大胆なアイデアやジョ
ークを、見出すことに成功しました。もちろん彼女らのデュエットは見事な
ほど完璧に1 つになりました。トリル一つを聴くだけでも、見事にそろって
います。そして、わたしたちを非常に至福にさせてくれます。』と絶賛され
た。なお、【K242】は通常「3台のピアノのための協奏曲」として有名だが、
ここでは後にモーツァルト自身が2 台用に改作したと言われている版での演
奏となります。http://www.walachowski.com

OC567 \1400
モーツァルト:ホルン協奏曲集
ホルン協奏曲第2 番K.417, 第3 番K447, 第4 番K495
ホルン協奏曲第1 番K412(ジョン・ハンフリーズ補筆版)*
ロンド ニ長調K514(ジュスマイヤー作曲)*
ロンド 変ホ長調 K371(ジョン・ハンフリーズ補筆版)*
ホルン協奏曲 ホ長調 K494a(ジョン・ハンフリーズ補筆版)
(カデンツァ全曲:ヨハネス・ヒンターホルツァー)
ヨハネス・ヒンターホルツァー
(モダン・フレンチ・ホルン & ナチュラル・ホルン*)
アイヴォー・ボルトン(指揮)
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
【録音:2005年10 月31 日-11 月1 日、ザルツブルク・モーツァルテウム
大ホール】
ヨハネス・ヒンターホルツァーは、1974年生まれ。Josef Mayr とヴィラトコ
ヴィチに、モーツァルテウム音楽院で学んだ。またフレンチ・ホルンをペー
ター・ダム、ナチュラル・ホルンでアンソニー・ハルステッドとアンドリュ
ー・クラークのマスター・クラスに参加。わずか23歳で、ザルツブルク・モ
ーツァルテウム管弦楽団の首席となり、さらにリンツ・ブルックナー管弦楽
団やウィーン室内管弦楽団のメンバーも務める。2000 年からはベルリン・
フィル、シュトゥッツガルト放送管弦楽団、バーゼル室内管弦楽団、カメラ
ータ・ザルツブルク、マーラー室内管弦楽団、のソロ・ホルン奏者としてた
びたびゲスト出演している。彼はモダン・ホルンだけでなく、ナチュラル・
ホルンの名手としても有名で、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス(ア
ーノンクール)、ウィーン・アカデミー(ハーゼルベック)、ルーヴル宮音
楽隊(ミンコフスキー)の古楽器オーケストラのホルン奏者も務めている。
現在もモーツァルテウム管弦楽団の首席を務めながら、私立リンツ・ブルッ
クナー大学の教授も務めている。今年12月来日予定。
『私たちのモーツァルテウム管弦楽団は、モダン楽器による楽団です。よっ
て当然のことながらモダン・フレンチ・ホルンで演奏するのは、最も相性の
良い方法でしょう。しかし、モーツァルトのホルン協奏曲に関して見れば、
ナチュラル・ホルンの音色の変化を有用に使用した曲は他にありません。吹
き抜けの良いすがすがしい明るい音色(途中にバルブ内を通らないため)、
ゲシュトップ(右手でベルをふさぐ)奏法によるくすんだ音色など、モーツ
ァルトの音楽的感情を最も有効に伝えることができます。マエストロ・スダ
ーンとI・ボルトンは、オリジナル楽器奏法を取りいれ、私たちの楽団の大幅
な改革に成功し、2種類のホルンの性能を十分に引き出すことができるように
なりました。そこで、新旧方式のホルンの音色の違いを皆様に聞いていただ
きたいと、私は考えました。』(J・ヒンターホルツァー)


OC568 \1400
ブルックナー: 交響曲 第7番 ホ長調 [ノーヴァク版]
アイヴォー・ボルトン(指揮)
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
伝統を誇るザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団によるモーツァルト
交響曲のレコーディング・シリーズ「ザルツブルクからのモーツァルト」
並行する形で始動したブルックナー・チクルス「第5番」に続く第2弾とな
アルバムで、2004年のシーズンから首席指揮者に就任したアイヴォー・ボ
トンとのブルックナー第7。 彼らが最も得意とするモーツァルトに続いて
のブルックナー・チクルスというのは意表をついた形だが、これは新首席
指揮者に就任したボルトンが意欲的かつ野心的に、定期公演で始めたチクル
スのパートリーである。バロック演奏の経験(フライブルク・バロック・オ
ーケストラなどにも客演指揮している)を生かしてピリオド楽器演奏の成果
を採り入れ、非常に清澄明晰で引き締まった現代的な演奏で高く評価されて
いるボルトンが、モーツァルテウム管の機能性と編成を生かし新しい視点で
捉え解釈したブルックナー演奏とその成果である。
【録音:2006年2 月7 日:ザルツブルク祝祭劇場、大ホールでのライヴ】

OC570 \1400
レハール:
喜歌劇「ルクセンブルク伯爵」(ハイライト)
ルドルフ・ビーブル(指揮)
メルビッシュ祝祭管弦楽団&合唱団
【録音:2006 年3 月19-21 日:アイゼンシュタット、クルターツェントラム】
Rene Graf von Luxemburg : Michael Suttner
Furst Basil Basilowitsch : Alfred Sramek
Grafin Stasa Kokozow : Marika Lichter
Armand Brissard : Marko Kathol
Angele Didier : Ruth Ohlmann、
Juliette Vermont : Ana-Maria Labin
Pelegrin : Johannes Beck
Sergej Mentschikoff : Stephan Paryla
Pawel von Pawlowitsch :Franz Leitner
BS などで毎年放送され話題となる、ウィーン近郊で行われる恒例「メルビッ
シュ湖上音楽祭」の今年の演目は、「レハール/ルクセンブルク伯爵」。
毎年のように上演と同じメンバーによる最新録音。いつものとおり、ハイラ
イトといってもしゃべり部分が多いのでその部分は省き、演奏部分はほとん
ど収録されているのが嬉しいところ。レハールのオペレッタの中では、「メ
リー・ウィドー」についで、人気の高い作品です。
http://www.seefestspiele-moerbisch.at/

OC521 \1400
ベートーヴェン:交響曲第1番&第4番
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指揮)
ザールブリュッケン放送交響楽団
【使用楽譜: 新ベーレンライター版】
【録音:(1番):2005年6月1-4日、(4番):2005年10月20-22日、ザール
ラント放送大ホール】
卓越したオーケストラ・ビルダーとしての手腕を発揮し、ザールブリュッケ
ン放送響をドイツ随一のオーケストラに育て上げたスクロヴァチェフスキに
とっても記念すべき会心の録音シリーズの第3弾となる! 第2弾の交響曲第9
番はレコード芸術「特選盤」

<WARNER>
2564.63074 \1900
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
ハチャトリアン:ピアノ協奏曲
ボリス・ベレゾフスキー(P)、
ドミトリ・リス指揮 ウラル・フィルハーモニー管弦楽団
チャイコフスキーはベレゾフスキーが優勝した1990年のチャイコフスキー・
コンクールのライヴで発売されているが今回は演奏水準のより高いセッショ
ン録音。

2564.62997 \1900
ショスタコーヴィチ:
ヴァイオリン協奏曲第1番、ヴァイオリン・ソナタOp.134
リーラ・ジョセフォウィッツ(Vn)、
サカリ・オラモ指揮 バーミンガム市立交響楽団
フィリップスで数CDをリリースし、日本でも人気のジョセフォウィッツが、
オラモ&バーミンガム市響とノヴァチェクを共演者に迎えての久々の本格的
な録音。ショスタコーヴィチの技巧的な作品はジョセフォウィッツの最も得
意とするところで、話題を取ること間違いなし。

2564.62998 \1900
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 第3巻
弦楽四重奏曲 第13番 変ロ長調 Op.130、大フーガ 変ロ長調 Op.133
エンデリオン四重奏団
最新の研究成果に基づく「Jonathan Del Mar(ジョナサン・デル・マール)」
版による初の全集録音。第1巻の国内盤はレコ芸「特選」
弦楽四重奏曲の形式の枠を超えた第13番とその終曲として作曲され、後に別
の作品番号を与えられて独立した大フーガをともに収録。

2564.63067 3枚組 \5400
モーツァルト:交響曲 第38番-41番
ニコラウス・アーノンクール指揮 ヨーロッパ室内管弦楽団
今年結成25年を迎えるヨーロッパ室内管弦楽団と盟友アーノンクールによる
記念CD
ボーナスCD(サンプラー)付
1. ベートーヴェン:「アテネの廃墟」序曲
2. ドヴォルザーク:スラブ舞曲第1集−8番
3. ヴィヴァルディ:『四季』より「夏」−プレスト
4. メンデルスゾーン:真夏の夜の夢−7番 コン・モート・トランクィッロ
5. シューマン:交響曲第2番−第2楽章
6. ウォルトン:「ヘンリー5世」−パッサカリア「ファルスタッフの死」
7. ウォルトン:「ヘンリー5世」−彼女の柔らかい唇に触れて
8. モーツァルト:コンサート・アリアK.419「いや、それはあなたにはできない」
9. モーツァルト:セレナーデ No.10「グラン・パルティータ」−フィナーレ
10.ベートーヴェン:「荘厳ミサ」−ベネディクトゥス
11.シューマン:ピアノ協奏曲−第2楽章
12.シューベルト:ミサD950「荘厳ミサ」−サンクトゥス
13.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番−第3楽章
14.メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」−第4楽章
15.ベートーヴェン:交響曲第7番−第4楽章

2564.63265 6枚組 \7500
シューマン:ピアノ協奏曲、R.シュトラウス:ブルレスケ
ブラームス:
幻想曲集Op.116、3つの間奏曲Op.117、6つの小品Op.118、4つの小品Op.119
ピアノ協奏曲第1番
ガーシュウィン:ピアノ協奏曲第、ラヴェル:ピアノ協奏曲
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第4番、ピアノ・ソナタ第30番、ピアノ・ソナタ第31番
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番、13の前奏曲より第12番
エレーヌ・グリモー

2564.63263 10枚組 \10800
華麗なるヴィルトゥオーゾ(パガニーニ:「うつろな心に」よる変奏曲,カプ
リース第24番,「モーゼ」の主題による変奏曲、チャイコフスキー:メロディ,
ワルツ=スケルツォ、ヴィエニャフスキ:華麗なるポロネーズ第1番,創作主題
による変奏曲、他)
ライヴ・アット・ルーブル(ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ、シュー
ベルト:グランド・デュオ、プロコフィエフ:2つのヴァイオリンのためのソ
ナタ、他)
R.シュトラウス:
ヴァイオリン・ソナタ、
ストラヴィンスキー:ディヴェルティメント、
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番,2番、5つのメロディー
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ、メトネル:ヴァイオリン・ソナタ第3番
チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲、
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第2番,3番,5番
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲、
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番、
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番
ラロ:スペイン交響曲、
ショーソン:詩曲、
ラヴェル:ツィガーヌ
ワディム・レーピン

2564.62318(DVD-Video) \7950
ワーグナー:楽劇「ラインの黄金」
ダニエル・バレンボイム指揮 バイロイト祝祭管弦楽団・合唱団
バイロイト・フェスティバル 1991年6月 ライヴ収録
NTSC 16:9 ワイドスクリーン、PCMステレオ2ch(CDクオリティ)、
Dolby Digital 5.1、DTS5.1 ドイツ語、仏語、英語、伊語、スペイン語
(注)最初の25分間、演出に使用されたステージ上のレーザー操作のために
画像に歪みが生じています。
演出:ハリー・クプファー
ヴォータン J.トムリンソン
ドンナー  B.ブリンクマン
フロー   K. シュライブマイヤー
ローゲ   G. クラーク
フリッカ  L. フィニー
フライア  E. ヨハンソン
エルダ   B. スヴェンデン 他

2564.62320(DVD-Video) 2枚組 \10800
ワーグナー:楽劇「ジークフリート」
ダニエル・バレンボイム指揮 バイロイト祝祭管弦楽団・合唱団
バイロイト・フェスティバル 1992年6月 ライヴ収録
NTSC 16:9 ワイドスクリーン、PCMステレオ2ch(CDクオリティ)
Dolby Digital 5.1、DTS5.1
ドイツ語、仏語、英語、伊語、スペイン語
演出:ハリー・クプファー
ジークフリート S.イェルザレム
ミーメ     G. クラーク
ヴォータン   J.トムリンソン
アルベリヒ   G.v.カンネン
ファフナー   P.カン
ブリュンヒルデ A.エヴァンズ
エルダ     B. スヴェンデン 
森の小鳥    H.ライドラン
今回の「ジークフリート」で「ニーベルングの指環」4部作のうち3作のDVD化
が終了。残りの「神々のたそがれ」は10月発売予定。

2564.62964 4枚組 \7950
ワーグナー:楽劇「ソリスタンとイゾルデ」全曲
ジョン・トレレーフェン(トリスタン)、
クリスティーン・ブレーアー(イゾルデ)他
ドナルド・ラニクルズ指揮 BBC交響楽団
ラニクルズ&BBC響によるバービカン・ライヴ
この録音は2002と2003年の間のバービカン・ホールでの喝采を浴びたライヴ
を収録したものである。
ジョン・トレレーフェンは彼の年代では最も有名なワグネリアンで、最近も
コヴェント・ガーデンで「ジークフリート」のタイトルロールを演じ、また
2003年の新国立オペラでもジークフリートを演じたことは記憶に新しい。
クリスティーン・ブレーアーは「ナクソス島のアリアドネ」のタイトル・ロ
ール、ブリテンのグロリアーナや「オベロン」を歌い、最近レヴァインの指
揮のもとメットにデビューを果たした。

2564.63061 5枚組 \7200
ハイドン:交響曲第68番、第93番-104番
ニコラウス・アーノンクール指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

2564.63264 11枚組 \15600
イル・ジャルディーノ・アルモニコ ボックス・セット
初期イタリア・バロックへの旅(モンテヴェルディ、メールラ、カステロ、
ロッシ、他)
戦いと嵐(ビーバー&ロック作品集)
バロック期ナポリの室内楽作品集(サッロ&ドゥランテ:協奏曲、D.スカル
ラッティ&A.スカルラッティ:ソナタ、他)
クリスマス協奏曲集(コレッリ、マンフレディーニ、トレッリ、ヴィヴァル
ディ、他)
ヴィヴァルディ:
協奏曲『四季』、第8番,第9番(協奏曲集「和声と創意への試み」より)
ヴィヴァルディ:リュート&マンドリン協奏曲集
ヴィヴァルディ:ヴァイオリンとチェロのための協奏曲集
ヴィヴァルディ:室内協奏曲集
バロック名曲集(バッハ、アルビノーニ、ヴィヴァルディ、マルチェロ、
パッヘルベル他)
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全曲)
イル・ジャルディーノ・アルモニコ


2564.62999 \1900
ジョン・フォールズ:
4月のイングランド、ダイナミック・トリプティク(ピアノ協奏曲)、ミュ
ージック・ピクチャーズ(グループ3)、ラメント(ケルティック組曲より)
ラム・ダスの歌
サカリ・オラモ指揮 バーミンガム市立交響楽団
ペーター・ドノーエ(P)
近代イギリス音楽の影の功労者ジョン・フォールズの第2弾
イギリスでも忘れられたジョン・フォールズは年代的にはエルガーとブリテ
ンやティペットの間に位置する作曲家で、2004年発売の同コンビによる第1弾
が再評価を促した。
ミュージック・ピクチャーズ(グループ3)はムソルグスキーの展覧会の絵
に対応する作品でこれが初録音。ダイナミック・トリプティクはビッグ・バ
ンド・ジャズにヒントを得た作品。4月のイングランドは田園的、ラム・ダ
の歌は彼のオリエントへの興味が反映されている。ラメントはフォールズの
生前中最もヒットした作品

7559.79887 2枚組 \3800
ルイ・アンドリーセ:歌劇「フェルメールへの手紙」
スーザン・ナルキ(Sp)、バーバラ・ハンニガム(Sp)、
スーザン・ヴィクリー(MS)
ラインベルト・デ・レーウ指揮 ネーデルランド・オペラ
シェーンベルク・アンサンブル、アスカ・アンサンブル
ノンサッチより6作目のオペラ録音
今日母国オランダはもとより全世界で尊崇されている作曲家アンドリーセが
独特の世界を描く映画制作者のペーター・グリーナウェイとの2つ目の合作。
このオペラは1999年アムステルダムで発表されて大成功をおさめ、その後オ
ーストラリアのアデレード・フェスティヴァル、ニューヨーク・リンカーン
・センターで上映された。
音楽が啓発的な強さを不思議な力で呼び出すことができるように、アンドリ
ーセはオランダのバロック時代の画家フェルメールの絵画の中の魔法のよう
な光を音楽に変換した。
(ロンドン ザ・ガーディアン紙)

<NAXOS> 各1枚 \850
8.550533-34 2枚組
マーラー(1860-1911):交響曲第8番「千人の交響曲」
演奏・歌/アントニ・ヴィト(指揮)
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団・合唱団、
ステファン・ヴィシンスキ枢機卿大学合唱団、
ポーランド放送クラクフ合唱団、ワルシャワ少年合唱団、
バルバラ・クビアク(ソプラノ)、イザベラ・クウォシンスカ(ソプラノ)、
マルタ・ボベルスカ(ソプラノ)、ヤドヴィガ・ラッペ(アルト)、
エヴァ・マルチニェツ(アルト)、ティモシー・ベンチ(テノール)、
ヴォイテック・ドラボヴィッチ(バリトン)、
ピョートル・ノヴァツキ(バス) 
※独語歌詞・英語対訳はwebsiteでご覧いただけます。
久しぶりのヴィト指揮によるマーラー録音は、ミヒャエル・ハラース指揮の
録音も含む交響曲全集の完結編。引き締まった演奏を軸に奥行きのある音場
でコーラスが広がり、壮大なオラトリオのようなドラマを展開しています。

8.557135
パロモ(1938- ):
アンダルシアの夜想曲/スペイン語の歌曲[アンダルシアの春 /ティエントス
/満月/青春の思い出]
演奏・歌/ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)
セビーリャ王立交響楽団、
マリア・バーヨ(ソプラノ)、ペペ・ロメロ(ギター)
※「スペイン語の歌曲」西語歌詞、英語対訳はwebsiteでご覧いただけます。
イスラム文化やフラメンコなどの影響も受け、アンダルシアの新しい音楽を
創造している作曲家による叙情的な作品。ベテラン指揮者デ・ブルゴス、技
巧派のペペ・ロメロ(アンダルシアの夜想曲フィナーレのフラメンコ風プレ
イは必聴)、清らかな声のバーヨと、素晴らしいアーティストが揃った録音
です。

8.557270
メンデルスゾーン(1809-1847):八重奏曲 
ブルッフ(1838-1920):八重奏曲
演奏/コダーイ・クヮルテット、アウアー・クヮルテット、
ツォルト・フェイルヴァリ(コントラバス)
ナクソスではおなじみのコダーイQと、1990年にブダペストで結成され、アマ
デウスQ等の薫陶を受けたハンガリーの弦楽四重奏団が共演。ブルッフの遺作
のひとつでもある八重奏曲は、正統ドイツ・ロマン派というタイプの作品です。

8.557337
ド・ラ・アル(13世紀頃):
牧歌劇「ロバンとマリオンの劇」(ラテン語歌詞、英・仏語台詞・一部英語
対訳付き)(編集、編曲:アントニー・ピッツ/モテットIIのみレベッカ・
A.バルザー編集及び、トヌス・ペレグリヌスによる変更あり)
歌・演奏/アントニー・ピッツ(指揮)トヌス・ペレグリヌス
民衆劇のルーツ的な存在と言われ、英語のガイド役も登場してラジオ・ドラ
マ的な疑似体験させてくれる録音。単旋律聖歌や民俗音楽風の舞曲なども含
む混沌とした雰囲気は、まさに中世の味わい。トヌス・ペレグリヌスはすで
にナクソスの中世作品や、ハイペリオン他のレーベルで録音を行っているイ
ギリスのアンサンブルです。

8.557344
ヘンツェ(1926- ):<ギター音楽集第1集>
王宮の冬の音楽-シェークスピアの登場人物によるギターのための第2ソナタ
/ヘルダーリンからの3つの断片(声楽とギターのための)/3つの試作(ギ
ターのための)/独白と会話(ヴィオラ、ギターとピアノのための三重奏曲)
/新しい民謡と羊飼いの旋律(ファゴット、ギターと弦楽三重奏のための)
演奏/フランツ・ハラース(ギター)、コリン・バルザー(テノール)、
デボラ・ハラース(ピアノ)、
ゴットフリート・シュナイダー(ヴァイオリン)、
ソフィア・ロイター(ヴィオラ)、セバスティアン・ヘス(チェロ)、
カルステン・ナーゲル(ファゴット)
ジュリアン・ブリームの演奏で知られるようになった「王宮の冬の音楽」、
1950年代に書かれた「ヘルダーリンからの3つの断片」は、20世紀ギター音楽
の古典に。新古典主義的な「新しい民謡と羊飼いの音楽」は、ヘンツェの親
しみやすい側面が出ています。

8.557442
<オペラ・アリア集-ハオ・ジャン・ティアン>
ヴェルディ:
歌劇「ナブッコ」-神よあなたは予言者の唇に/歌劇「シチリア島の夕べの祈
り」-ああ、汝パレルモ/歌劇「エルサレム」-おお、神よ、お慈悲を/歌劇
「マクベス」-天から影落ちて/歌劇「シモン・ボッカネグラ」-悲しい胸の
思いは/歌劇「ドン・カルロ」-彼女は私を愛したことはない 
チャイコフスキー:
歌劇「エフゲニー・オネーギン」-恋は年齢を問わぬもの 
ロッシーニ:歌劇「セビーリャの理髪師」-陰口はそよ風のように 
ベルリーニ:歌劇「夢遊病の女」-ああ、ふたたび見る、なつかしい眺め 
グノー:
歌劇「ファウスト」-眠ったふりをして、聞こうとしないか(セレナード) 
マスネ:
歌劇「ル・シッド」-罪人として死ぬよりは英雄として死んだほうが良い 
ポンキエルリ:歌劇「ラ・ジョコンダ」-そうだ、彼女は死すべきだ! 
※仏・伊・露語歌詞、英語対訳付き
歌・演奏/ハオ・ジャン・ティアン(バス)、
アレクサンダー・ラハバリ(指揮)スロヴァキア放送交響楽団
北京に生まれ、中央音楽院で学んだ後、1991年からニューヨークのメトロポ
リタン歌劇場に出演。2001年のサントリーホール・オペラ(ドン・カルロ)、
2004年の小澤征爾音楽塾(ラ・ボエーム)などにも出演した歌手のリサイタ
ル盤。威厳のある声により、さまざまなキャラクターを歌い分けています。

8.557459
セイシャス(1704-1742):<ハープシコード・ソナタ集第1集>
ハープシコード・ソナタ第36番/同第19番/同第18番/同第34番/同第44番
/同第43番/同第24番/同第27番/同第42番/同第37番/同第57番/同第10番
/同第50番
演奏/デボラ・ハラース(ハープシコード)
18世紀前半のポルトガルにおけるスター作曲家であり、D.スカルラッティの
ように鍵盤楽器のソナタを多数残しているセイシャス。万華鏡のようなソナ
タ第36番に始まるシリーズの第1弾では、ブラジル出身でBISレーベルにも録
音があるハラースが、音楽の色彩を見事に描いた演奏を聴かせてくれます。

8.557493
<わが祈りを聞きたまえ-讃歌とアンセム集>
スタンフォード:正しき者の魂 
ハウエルズ:マニフィカート 
パーセル:
おお神よ、汝はわが神/主よ、われらが罪を思い出したもうなかれ 
メンデルスゾーン:わが祈りを聞きたまえ 
フォーレ:ラシーヌの賛歌 
デュリュフレ:
グレゴリオ聖歌の主題による4つのモテット-愛と慈しみのあるところ 
フィンジ:神は昇られた 
ベイントン:そして私は新しい天国を見た 
モーツァルト:証聖者の荘厳な晩課-ラウダテ・ドミヌム 
ロッティ:十字架につけられ 
デイリー:
レクィエム-記憶の中で(私の墓の傍らに立って泣かないでください) 
チャットマン:私を思いだしてください 
エルガー:永遠の光 
フランク:天使の糧 
※ラテン・英・仏語歌詞、英語対訳付き
歌・演奏/ノエル・エジソン(指揮)
エローラ・セント・ジョンズ聖歌隊、
カリーナ・ゴーヴィン(ソプラノ)、マシュー・ラーキン(オルガン)
イギリスを中心に、教会で歌われる讃歌やアンセムほかを集めた一枚。合唱
ファンにはもちろん、教会や大聖堂の雰囲気が好きな方にもおすすめ。エル
ガーの「ルクス・エテルナ」は有名な「エニグマ変奏曲」からの編曲です。

8.557522
<ロバート・クラフト・コレクション/シェーンベルク作品集第4集>
セレナード/管弦楽のための変奏曲/バッハ作品の管弦楽編曲集(フーガ
「聖アンナ」/来たれ、創り主にして聖霊なる神よ/おお愛する魂よ、汝を
飾れ) 
※ドイツ語歌詞、英語対訳付き(セレナード)
<Vol.1: 8.557518-19/ Vol.2 : 8.557520/ Vol.3 : 8.557521>
演奏・歌/ロバート・クラフト(指揮)
[セレナード]
スティーヴン・ヴァーコー(バス)、
チャールズ・ナイディック(クラリネット)、
アラン・R・ケイ(バス・クラリネット)、
ピーター・プレス(マンドリン)、
ディヴィッド・スタロビン(ギター)、
ロルフ・シュルテ(ヴァイオリン)、
トビー・アッペル(ヴィオラ)、
フレッド・シェリー(チェロ)、
20世紀クラシックス・アンサンブル 
[変奏曲、バッハ編曲集]
フィルハーモニア管弦楽団
Koch Internationalから既発売音源(1994年、1998年録音)の移行発売。本
格的に12音技法を使った「セレナード」は、卓越した作曲技術の粋と言える
作品。職人的スコアの「変奏曲」、編曲者としてのシェーンベルクを知るバ
ッハ作品と、バラエティに富んだ一枚です。

8.557545
<ストライク・アップ・ザ・バンド(楽隊を始めろ)>
フチーク:フィレンツェ行進曲/剣士の入場 
スーザ:自由の鐘 
タイケ:旧友 
ガーシュウィン:
ミュージカル「ストライク・アップ・ザ・バンド(楽隊を始めろ)」-ストラ
イク・アップ・ザ・バンド 
J.F.ワーグナー:双頭の鷲の旗の下に 
シュランメル、ヨハン:ウィーンはいつもウィーン 
ハーバート:ライト・オペラ「おもちゃの国の赤ん坊」-おもちゃの行進 
アルフォード:ボギー大佐(クワイ川マーチ) 
コーツ:ダム破壊屋 
ノアック:小妖精の衛兵整列 
ガンヌ:ロレーヌ行進曲 
フォン・ブロン:ゾーリンゲン射撃協会行進曲 
グノー:操り人形の葬送行進曲 
ハンセン:ヴァルドレス行進曲 
ピーフケ:プロイセンの栄光 
シューベルト:3つの軍隊行進曲-第1番 
チェルネフスキー:モスクワへの挨拶 
ジンマーマン:錨をあげて 
プランケット:サンブル・エ・ムーズ連隊行進曲 
リンケ:オペレッタ「ルーナ夫人」-ベルリンの空気行進曲
演奏/イェルケル・ヨハンソン(指揮)
スウェーデン王立空軍軍楽隊
各国の有名な行進曲を集め、由緒ある軍楽隊の演奏で聴く“勇気が出る一
枚”。吹奏楽団のレパートリー探しにも最適であり、時節柄、FIFAワールド
カップへ向けてのテンションを上げる一枚としてもおすすめです。

8.557670
ハイフェッツ(1901-1987):<ヴァイオリンとピアノのための編曲集>
ショパン:夜想曲第16番 
クライン:ダンス第4番 
フォスター:金髪のジェニー 
リムスキー=コルサコフ:歌劇「皇帝サルタンの物語」-熊蜂の飛行 
グルック:歌劇「オルフェーオとエウリディーチェ」-精霊の踊り 
プロコフィエフ:
歌劇「3つのオレンジへの恋」-行進曲/バレエ「ロメオとジュリエット」-
仮面 
ドビュッシー:
牧神の午後への前奏曲/子供の領分-第6番「ゴリウォーグのケークウォーク」
カステルヌオーヴォ=テデスコ:タンゴ 
黒人霊歌:深き川 
R.シュトラウス:4つの情緒のある風景-「静かな森の小道で」 
ヴァレ:かがり火のそばで(前奏曲15番) 
アルベニス:スペイン組曲-第3番「セビーリャ」 
ディニク:ホラ・スタッカート 
ドホナーニ:組曲Op.19-「ロマンツァ」 
ポンセ:小さな星 
ガーシュウィン:歌劇「ポーギーとベス」-女は当てにはならないぜ
演奏/リ・スヨン(ヴァイオリン)、
マイケル・チャートック(ピアノ)
多くのヴァイオリニストがレパートリーに入れている、ハイフェッツ編曲に
よる名曲集。5歳でボストンのニューイングランド音楽院に学び、録音時は
16歳だった韓国の若手奏者が、しなやかな演奏を聴かせます。

8.557691
エル=コーリー(1957- ):管
弦楽のためのダンス「鷹のダンス」/交響的映像「地上の神々」/交響的組
曲「夜と愚者」/管弦楽のためのレクィエム/交響詩第1番「レバノン炎上」
/管弦楽のための詩「キリストの沈思」
演奏/ピエール・デルヴォー(指揮)コロンヌ管弦楽団
仏Forlaneから既発売音源(1983年録音)の移行発売。レバノンのベイルート
に生まれ、パリに移住して活躍中の作曲家による壮大な作品で、神と人間
の関係を問う精神的なテーマを有しています。名指揮者デルヴォーの至芸も
見事です。

8.557725
プロコフィエフ(1891-1953):
アレクサンドル・ネフスキー(メゾ・ソプラノ、合唱と管弦楽のためのカン
タータ)/組曲「キージェ中尉」 
※ロシア語歌詞、英語対訳付き
演奏・歌/ジャン=クロード・カザドシュ指揮(指揮)
リール国立管弦楽団、ラトヴィア国立合唱団、
エヴァ・ポドゥレス(メゾ・ソプラノ)
仏Harmonia Mundiからリリースされていたライヴ音源(1994年録音)の移行
リリース。すっきりした造型により、まるでプーランクを思わせる、運動性
抜群の新鮮な演奏です。

8.557760J
日本作曲家選輯:武満徹(1930-1996):
精霊の庭/ソリチュード・ソノール/3つの映画音楽(訓練と休憩の音楽 −
『ホゼー・トレス』より−/葬送の音楽 −『黒い雨』より−/ワルツ −
『他人の顔』より−)/夢の時/鳥は星形の庭に降りる
演奏/マリン・オールソップ(指揮)ボーンマス交響楽団 
*片山杜秀氏による日本語解説書付き
「真にユニヴァーサルなタケミツ・サウンド!」……日本が生んだ最も著名
な作曲家、武満徹(1930-96)。その名声は殊に海外で、一人別格と言うべき
ほどに抜きん出ており、存在する録音も既に膨大です。しかし、「今さらタ
ケミツなんて」とは言はせません。この録音を買って出たのは、なんとナク
ソスが誇る最高の組み合わせのひとつ、マリン・オールソップと手兵ボーン
マス交響楽団。オールソップがボーンマス響をイギリス有数のオーケストラ
へ鍛え上げたその手腕は、ラトルとバーミンガム市響のそれにも例えられる
ほどです。希少な録音となる最初期の禁欲的な作品「ソリチュード・ソノー
ル」から最晩年の「精霊の庭」までを収録。豊麗なるタケミツ・サウンド、
ここに全く新しいインターナショナルな名盤誕生!

8.557768
<サロン・オーケストラ名曲集第4集 − 1930年代、ドイツのヒット曲集>
W.R.ハイマン:
ただ一度だけ/すてきな今宵/幸せになるにはこれしかない/この世のどこ
かで/恋人よ、私の心はあなたを歓迎する 
ウィンクラー:
春のソネット/魔女のダンス/カサノヴァの歌/ポルトガルの漁師のダンス
/ルーマニアのジブシーの祭/ヴァイオリンの愛の歌/オランダ靴のダンス
/負け犬の遠吠えがハーレムに響く 
クロイダー:
あなたは私の夢の全て/幸福に満ちた夜/太陽が屋根に沈んだとき/そんな
ことでは壊れはしない/天国のかけら/別れは優しく 
※独語歌詞(ブックレットに歌詞は付いておりません) 
<Vol.1: 8.554756/ Vol.2 : 8.555344/ Vol.3 : 8.557048>
演奏・歌/ゲオルク・フーバー(指揮)
ザロンオーケスター・シュバーネン、アンネッテ・ポステル(ヴォーカル)
ポピュラー・ソング的な内容ながら、戦前の曲を通じてヴァイルやアイスラ
ーなどの舞台劇、そして映画音楽との関係を考えることができる一枚。ポス
テルはヴァイル財団の「ロッテ・レーニャ・コンクール」で優勝した適任の
歌手であり、ミュージカルとオペラの両方で活躍中です。

8.557780
ドニゼッティ(1797-1848):<歌曲集>
インフラスカータの秋の夕べ-愛と死/同-船乗りの恋/ああ、思いだしてお
くれ、美しいイレーネ/涙/母と子供/ウィーンの印象-あの女は死んだ/
同-溜め息/波の上に/不吉な愛/愛の誓い/ねんねんよ/ポジリポの夏の
夜-たそがれ/遥かに/私の恋人/サルタンの妃/漁夫
歌・演奏/デニス・オニール(テノール)、
イングリッド・サージェナー(ピアノ)
※伊・仏語歌詞、英語対訳はwebsiteでご覧いただけます。
Collins Classicsから既発売音源(1997年録音)の移行発売。5月新譜のベル
リーニ歌曲集(8.557779)に続く、同じコンビによるイタリア歌曲集第2弾。
オペラのアリア的なドラマティックさを持つ曲が多いため、イタリア・オペ
ラ・ファンには親しみやすいでしょう。

8.557842
ブリッジ(1879-1941):<ピアノ曲集第1集>
組曲「おとぎ話」/砂時計/ミニアチュア・パストラル(第1巻)/3つの抒
情詩/3つの小品/秋に/3つの詩
演奏/アシュレー・ウェイス(ピアノ) 
アイアランド、バックスと並び、ピアノ作品多産家だったイギリスの作曲家
ブリッジ。シリーズ第1集は1910年代から20年代の作品で、グリーグやシベリ
ウスを思わせるかわいらしい小品が並びます。ウェイスはイギリスで注目の
若手奏者です。

8.557893
モーツァルト(1756-1791):
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」(ハイライト)
[序曲/第1幕-夜も昼も、あくせく働いて/向こうに行って!ひどい人/誰
が私に言ってくれるのでしょう?/カタログの歌:奥さん、これが旦那の女
のカタログ/若い娘たちよ、恋をしなさい/わかりましたよ、旦那様/あそ
こで手を取り合って誓いを交わそう(お手をどうぞ)/ああ、去れ、裏切り
者よ/お気の毒なお方、この不貞の心を/オッターヴィオ……私、死にそう
-今こそおわかりでしょう/彼女の心の安らぎこそ、僕の心の安らぎ/シャン
パンのアリア:酔いつぶれるまで/ぶってよ、ぶってよ、愛しいマゼット/
第2幕-さあ、窓辺においで(ドンのセレナーデ)/もし、あんたがいい子に
していたら/私の恋人を慰めて下さい/なんという事を、ああ神様/ドン・
ジョヴァンニ、お前と一緒に晩餐に招かれたので参った/これが悪事の果
て!]
歌・演奏/ボー・スコウフス(バリトン)、ヤヌス・モナルハ(バス)、
アドリアンヌ・ピエチョンカ(ソプラノ)、
トルシュテン・ケルル(テノール)、レギナ・ショールク(ソプラノ)、
レナート・ジロラミ(バス)、ボアズ・ダニエル(バス)、
イルディコ・ライモンディ(ソプラノ)、
ミヒャエル・ハラース(指揮)
ニコラウス・エステルハージ・シンフォニア、ハンガリー放送合唱団
※独語歌詞、英語対訳(全曲盤仕様)はwebsiteでご覧いただけます。
既発売の全曲盤(8.660080-82、2000年録音)からの抜粋。発売時にはスコ
ウフスやイルディコ・ライモンディらの歌手陣が話題となりました。

8.557922
ラター(1945- ):
子供たちのミサ曲/シャドウズ(バリトンとギターのための連作歌曲)/結
婚の賛美歌(詩篇第128番) 
※ラテン・英語歌詞、英語対訳付き
演奏・歌/ティモシー・ブラウン(指揮)
クレア室内アンサンブル、ケンブリッジ・クレア・カレッジ聖歌隊、
ファーナム・ユース合唱団、
アンハラド・グラフィズ・ジョーンズ(ソプラノ)、
ジェレミー・ヒュー・ウィリアムズ(バリトン)、
スチュワート・フレンチ(ギター)、
ダニエル・ペールソープ(フルート)
合唱ファンにおなじみのラターですが、既発売の「レクィエム」(8.557130)
と異なり、楽園を思わせる優しさにあふれた「子供たちのミサ曲」が秀逸。
ギター伴奏による「結婚の賛美歌」も慈愛に満ちた作品です。合唱ファンは
必聴!

8.559227
ハリス(1898-1979):
交響曲第3番/交響曲第4番「民謡交響曲」(管弦楽と混声合唱のための)
演奏/マリン・オールソップ(指揮)コロラド交響楽団・合唱団
※英語歌詞はwebsiteでご覧いただけます。 
バーンスタインが指揮したことで名作の仲間入りをした交響曲第3番は、ニュ
ーヨーク都会派の音楽。「民謡交響曲」は有名なアメリカ民謡などを多数盛
り込み、開拓史から現代に至るアメリカの歴史を聴いているような作品です。

8.559259
バビット(1916- ):
アラウンド・ザ・ホルン/ホワールド・シリーズ/フルート独奏のみ/くど
い小言/ビートゥン・パス/プレイ・イット・アゲイン、サム/ソロとデュ
エット/メリスマータ
演奏/ザ・グループ・フォー・コンテンポラリー・ミュージック
1996年にKoch Internationalから既発売の音源を移行発売。1980年代から90
年代にかけての作品集は、ウェーベルンの点描手法に動きを与えたかのよう
な印象があり、12音技法を精製したセッションズ門下の面目躍如といった一
枚です。

8.559264
ウォーリネン(1938- ):<6つの三重奏曲>
バス楽器のための三重奏曲/ホルン三重奏曲/続・ホルン三重奏曲/ヴァイ
オリン、チェロとピアノのための三重奏曲/ダブル・ソロのためのホルン三
重奏曲/トロンボーン三重奏曲
演奏/ザ・グループ・フォー・コンテンポラリー・ミュージック 
1993年にKoch Internationalから既発売の音源をリマスタリングして移行発
売。さまざまな楽器の組み合わせで音の面白さを知る三重奏曲を集めた一枚
で、アメリカ現代音楽の現在進行形を知る最適の作曲家でしょう。

8.570123
パーシケッティ(1915-1987):
ディヴェルティメント/詩篇/コラール前奏曲「おお目に見えぬ神よ」/ペ
ージェント/仮面舞踏会/おお涼しい谷間/寓話
演奏/デーヴィッド・エイモス(指揮)ロンドン交響楽団の管楽器奏者たち 
Harmonia Mundiから既発売の音源(1993年録音)を移行発売。吹奏楽ファン、
管楽アンサンブル・ファンにはおなじみの作曲家による、魅力たっぷりの作
品集。吹奏楽シーンでは有名なエイモスの指揮、響きが美しいロンドン響の
管楽セクションという、理想的な演奏者による名演です。



<NAXOS HISTORICAL> 各1枚 \850
8.111036-37 2枚組
J.シュトラウスII世(1825-1899):喜歌劇「こうもり」
ボーナス・トラック:リヒャルト・タウバー、ロッテ・レーマン、エリーザ
ベト・シューマン、マリア・イーヴォギュンとの「こうもり」歴史的録音
[序曲(「ゲイ・ロザリンダ」のためにコルンゴルト編曲)/所長、何を疑
われるのです/侯爵様、あなたのようなお方は/いなか娘の姿で/ふるさと
の調べよ/騎士殿…さあ、みなさん/もう充分、充分]
(収録:[全曲]1955年4月26日-30日、ロンドン [歴史的録音]1927-
1945年) 
※リブレットは付いておりません。歌詞は独語です。
歌・演奏/[全曲]ニコライ・ゲッダ(テノール)、
エリーザベト・シュヴァルツコップフ(ソプラノ)、
ヘルムート・クレプス(テノール)、リータ・シュトライヒ(ソプラノ)、
カルル・デンヒ(バリトン)、エーリヒ・クンツ(バリトン)、
ルドルフ・クリスト(テノール)、
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団&合唱団、他 
[歴史的録音]リヒャルト・タウバー(指揮、テノール)、ロッテ・レーマ
ン(ソプラノ)、エリーザベト・シューマン(ソプラノ)、マリア・イー
ヴォギュン(ソプラノ)、カリン・ブランツェル(メゾ・ソプラノ)、他 
マーク・オバート=ソーン復刻。英コロムビアによる有名な録音であり、当
時の名歌手を揃えた豪華な顔ぶれ。初発売時の英盤LPから丁寧に復刻してい
ます。歴史的録音ではタウバー指揮による「序曲」という珍しい音源が聴け
るなど、「こうもり」ファンは必聴のおもしろさです。

8.111099
<エリーザベト・シューマンの歌曲録音集1930-1938>
メンデルスゾーン(1809-1847):歌の翼に 
シューマン(1810-1856):
松雪草/時は春/くるみの木/ことづて/月夜/ローレライ/セレナード/
おお、殿方よ/ばらよ、ばらよ 
ブラームス(1833-1897):
子守歌(2テイク)/甲斐なきセレナード/ナイチンゲール/狩人/眠りの
精(砂小人)/死は冷たい夜/私の眠りはますます浅くなり/おとめは語る
/セレナード/憩え、いとしい恋人/エオリアン・ハープに寄せて/語るも
つらいこと/目隠し遊び/かわいい少女よ、私を許して/どうやって門から
入ろうか/静かな夜に/私の彼女はばら色の唇をしている/あの下の谷の底
では/妹よ、かわいい妹よ/ああお母さん、欲しいものがあるの 
(録音:1930年-1938年) 
※解説に歌詞は付いておりません。歌詞は独語です。
歌・演奏/エリーザベト・シューマン(ソプラノ)、
レオ・ロゼネーク(指揮)管弦楽団、ジェラルド・ムーア(ピアノ)、
ワルター・ゲール(指揮)管弦楽団、他 
マーク・オバート=ソーン復刻。40代という、歌手としてもっとも脂の乗っ
た時期に録音された3人の作曲家による歌曲集は、彼女の芸術を語る際に欠か
せないもの。SPでは未発売だった音源(4トラック)も含む一枚です。

8.111111
<ワルター・ギーゼキングの協奏曲集第2集>
モーツァルト(1756-1791):
ピアノ協奏曲第9番「ジュノム」(録音:1936年9月29日、ベルリン) 
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ協奏曲第1番(録音:1937年4月28日、ベルリン) 
リスト(1811-1886):
ピアノ協奏曲第1番(録音:1932年10月31日、ロンドン)
演奏/ワルター・ギーゼキング(ピアノ)、
ハンス・ロスバウト(指揮)ベルリン国立歌劇場管弦楽団、
サー・ヘンリー・ウッド(指揮)ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
ウォード・マーストン復刻。戦前の協奏曲録音第2弾は、晩年になるまで得意
としたモーツァルトやベートーヴェン、そしてやや珍しいリストの協奏曲。
入手しやすい晩年の録音と比較する楽しみもあります。若きロスバウトや
「プロムス」でおなじみの名匠ウッドも聴きものです。

8.111114
<フリードマンの録音全集第5集:英コロムビアによる録音集>
ショパン:バラード第3番/即興曲第2番/夜想曲第16番 
ゲルトナー-フリードマン:ウィーン舞曲第2番/同第6番 
ウェーバー:華麗なロンド「舞踏への勧誘」 
モシュコフスキ:セレナード 
ドヴォルザーク:8つのユモレスク-第7番 
パデレフスキ:6つの演奏会用ユモレスク-第1番「古風なメヌエット」 
ルビンシテイン:ワルツ・カプリス 
シューベルト-タウジヒ:3つの軍隊行進曲-第1番 
ボーナス・トラックA:イグナーツ・フリードマンによる4つの英コロムビア
録音、SPでの未発売録音テイク[ショパン:マズルカ第17番/同第25番/ワ
ルツ第9番「告別」(ここまで録音:1933-1936年) シールド-フリードマ
ン:古いイギリスのメヌエット](録音:1929年)/ボーナス・トラックB:
フリードマン、パデレフスキについて語る(録音:1940年)
演奏/イグナーツ・フリードマン(ピアノ) 
ウォード・マーストン復刻。5枚にわたるシリーズの完結編であり、縦横無尽
の演奏による得意なレパートリーを集めた一枚。未発売録音や、オーストラ
リア&ニュージーランドのラジオに出演した際の声など、珍しい音源も収録
しました。

8.111128-31 4枚組
ワーグナー(1813-1883):
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
(録音:1950-1951年、ウィーン)
※リブレットは付いておりません。歌詞は独語です。
歌・演奏/パウル・シェフラー(バス・バリトン)、
ヒルデ・ギューデン(ソプラノ)、ギュンター・トレプトウ(テノール)、
カルル・デンヒ(バリトン)、オットー・エーデルマン(バス)、
アントン・デルモータ(テノール)、エルゼ・シュルホフ(ソプラノ)、
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン国立歌劇場合唱団、他 
クナッパーツブッシュ唯一のスタジオ録音ワーグナー全曲復活!
マーク・オバート=ソーン復刻。英DECCAによる大規模な録音セッションによ
り制作され、名盤の仲間入りをしたセットのリマスター。壮大な音楽について
はあらためて言うまでもなく、当時のワーグナー歌手たちがそろった記念碑
的な録音でもあります。

8.111145
R.シュトラウス(1864-1949):
4つの最後の歌(録音:1953年9月25日、26日、ウォトフォード)/歌劇「ア
ラベラ」(ハイライト)(録音:1954年9月27日-29日、10月6日、ロンドン)
※解説に歌詞は付いておりません。歌詞は独語です。
演奏/[4つの最後の歌]エリーザベト・シュヴァルツコップフ(ソプラノ)、
オットー・アッカーマン(指揮)フィルハーモニア管弦楽団 
[アラベラ]エリーザベト・シュヴァルツコップフ(ソプラノ)、
ヨーゼフ・メッテルニヒ(バリトン)、ニコライ・ゲッダ(テノール)、
アニー・フェルバーマイア(ソプラノ)、ヴァルター・ベリー(バス)、
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮)フィルハーモニア管弦楽団、他
マーク・オバート=ソーン復刻。米LPから復刻した「4つの最後の歌」、英LP
初発売時の収録音源をカットなしで完全に再現した「アラベラ」。後者は名
匠マタチッチの指揮も聴きものですが、なんといっても主役シュヴァルツコ
ップフの美声が、今回の復刻でリフレッシュされました。


<MARCO POLO>
8.225267 \1980
ゴドフスキー(1770-1838):
<ピアノ作品全集第7集 − J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲の編曲集>
無伴奏チェロ組曲第2番/同-第3番/同-第5番
演奏/コンスタンティン・シチェルバコフ(ピアノ)
名ピアニスト・編曲者だったゴドフスキーだけに、単なる移行の編曲ではな
くピアニスティックな要素がふんだんに盛り込まれています。編曲というよ
りも「鍵盤楽器のための新しい曲集」と言うべきでしょう。技巧派シチェル
バコフのテクニックが、それを十二分に再現しています。


<CPO>
777063-2(SACD-Hybrid) 2枚組 \5100
ナウマン(1741-1801):オラトリオ「救われたベトゥーリア」
演奏・歌/ヘルマン・マックス指揮/ライニッシェ・カントライ/ダス・ク
ライネ・コンツェルト(古楽器使用)、マルクス・シェーファー(テノール)
ネレ・グラムス(ソプラノ)、ザロメ・ハラー(ソプラノ)、他
チャンネル:マルチチャンネル・サラウンド・サウンド(5.0ch)、
2chステレオ、CDスタンダード・ステレオ(全トラックを3つのチャンネルで
収録) 
ドレスデンを主な活躍の舞台として、古典派初期の時代を生きた作曲家。死
後に初演されたこのオラトリオは非常にドラマティックな作品で、ナウマン
の評価を大きく高めることになりそうです。

777100-2(SACD-Hybrid) \2550
ワインガルトナー(1863-1942):<交響作品集第4集>
愉快な序曲/交響曲第3番
演奏/マルコ・レトーニャ(指揮)バーゼル交響楽団 
<Vol.1: 999981-2/ Vol.2: 777098-2/ Vol.3: 777099-2>
チャンネル:マルチチャンネル・サラウンド・サウンド(5.0ch)、2chステ
レオ、CDスタンダード・ステレオ(全トラックを3つのチャンネルで収録)
「占星術では太陽を表す調性である」。交響曲第3番でホ長調を選択したワイ
ンガルトナーのコメントは指揮者としての視点も感じさせ、彼自身のラヴロ
マンスも影響を与えたロマンティックな作品に。ワインガルトナー=指揮者、
という従来の先入観をくつがえすシリーズの最新盤です。

777142-2 \1980
パレストリーナ(1525/26-1594):
モテット集第4巻「ソロモンの雅歌より」(5声のための29のモテット)
演奏/リヴィオ・ピコッティ(指揮)カペラ・ドゥカーレ
人間と自然、神と愛など、宗教的かつ哲学的なテキストを使い、この作曲家
のもっともシリアスな側面を聴かせてくれる作品集。多くのミサ曲を愛する
リスナーを、さらに深い世界へと連れて行く一枚となるでしょう。

777169-2 2枚組 \2900
リーム(1952- ):
符帳集[符帳 I(ピアノと7つの楽器のための)/打ちのめされた沈黙
(符帳II)(14人の奏者のための)/符帳III(12人の奏者のための)/符
帳IV(バス・クラリネット、チェロとピアノのための)/符帳V(アンサン
ブルのための)/形式(1つの符帳)(9人の奏者のための)/符帳VI(8つの
楽器のための)/符帳VII(アンサンブルのための)/符帳VIII(8人の奏者
のための)/後書き(1つの符帳)(アンサンブルのための)]
演奏/ステファン・アズベリー(指揮)ムジークファブリーク
1983年にはじまり、1988年まで続いた「符帳」シリーズの集大成。アバドほ
かの強力なサポートでオーケストラ作品が聴かれることの多いリームですが、
音楽的な構造を探るために重要な作品シリーズです。

999912-2 \1980
リピンスキ(1790-1861):
ポロネーズ風ロンド/ヴァイオリン協奏曲第1番/軍隊のロマンスによる変奏
曲集
演奏/ヴォイチェフ・ライスキ(指揮)ポーランド放送交響楽団、
アルブレヒト・ラウレント・ブロイニンガー(ヴァイオリン)
「ポーランドのパガニーニ」と呼ばれ、自身がヴァイオリンのヴィルトゥオ
ーゾだったリピンスキ。ショパンと同時代に生きたためか作風にも似たよう
なところがあり、19世紀ポーランド音楽の一翼を担う存在だと言えそうです。


<LPO>
LPO-0009 \1750
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲「マンフレッド」(ライヴ録音:2004年12月8日、ロンドン、ロイヤル
・フェスティヴァル・ホール)
演奏/ウラディミール・ユロフスキ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
現在はグラインドボーン音楽祭の音楽監督として、このオーケストラと蜜月を
迎えているユロフスキ。交響詩的なこの作品から壮大なドラマを引き出し、ま
るで歌のないオペラのように再現しているのが聴きものです。

LPO-0010 2枚組 \3500
LPO-SA0010(SACD専用) 価格未定 ※通常のCDプレーヤーでは再生不可
ブリテン(1913-1976):戦争レクィエム(ライヴ録音:2005年5月8日)
演奏・歌/クルト・マズア(指揮)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、
ネヴィル・クリード(室内楽団指揮)、ロンドン・フィルハーモニー合唱団、
ティフィン少年合唱団(サイモン・トイン合唱指揮)、
クリスティーネ・ブリューワー(ソプラノ)、
アントニー・ディーン・グリフィー(テノール)、
ジェラルド・フィンリー(バリトン)
第二次世界大戦時には少年兵として参戦し、ライプツィヒ時代には東西ドイ
ツ融合を経験したマズア。平和への願いも強くTELDECにも録音を行っている
だけあって、この作品への愛情は人一倍です。グリフィーはサイトウキネン・
フェスティヴァルでも「ピーター・グライムズ」のタイトルロールを歌い、
ブリテンを得意としています。

LPO-0011 \1750
<ポストウォー・リヴァイヴァル>
アーノルド:喜劇序曲「ベッカス・ザ・ダンディプラット」 
マーラー:さすらう若人の歌(独語歌詞) 
ベートーヴェン:序曲「レオノーレ」第1番 
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 
エルガー:「子供の魔法の杖」第2組曲
演奏・歌/エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、
ユージニア・ザレスカ(メゾ・ソプラノ)
DECCAへの録音がユニバーサルからも再発売され、再評価の気運が高まってい
るベイヌム。ロンドン・フィルへの客演時には得意としたマーラーやブラー
ムスほか、意外にも多くの曲を指揮している20世紀イギリス音楽を取りあげ
ています。ライヴだからこそわかる、この指揮者の本質に迫る一枚です。な
おアーノルドの序曲には、まだこのオーケストラに在籍していた作曲者自身
がトランペットで参加しています。

LPO-0012 \1750
マーラー(1860-1911):
さすらう若人の歌(録音:1991年)
交響曲第1番「巨人」(BBC放送用ライヴ録音:1985年)
演奏・歌/クラウス・テンシュテット(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、トーマス・ハンプソン(バリトン)
旧東ドイツから突然登場し、またたく間にスター指揮者となったテンシュテ
ットですが、ロンドン・フィルを率いていた絶頂期の記録。スタジオ収録と
は違った熱気があり、当時売り出し中だったハンプソンの歌も見事。また一
枚、巨匠の記録が多くの方に聴いていただけるようになりました。



<OPUS ARTE DVD>
OA0934D(DVD-Video) 2枚組 \4980
ヴェルディ(1813-1901):
歌劇「椿姫(ラ・トラヴィアータ)」
(ライヴ収録:2005年3月22日・26日、スペイン、マドリッド、王立劇場)
/エクストラ・フィーチャー[キャスト・ギャラリー/オペラ概要/ヘスス
・ロペス=コボス、ノラー・アムセレム、ホセ・ブロス、レナート・ブルゾ
ンのインサイツ・フィーチャー] 
歌・演奏/ノラー・アムセレム、ホセ・ブロス、レナート・ブルゾン、
ヘスス・ロペス=コボス(指揮)王立劇場管弦楽団・合唱団
(マドリッド交響楽団・合唱団)、ピエル・ルイージ・ピッツィ(演出)、他
NTSC方式/画像構成比:16:9Anamorphic/音声方式:DTSサラウンド、LPCM
ステレオ/175分(オペラ138分、エクストラ37分)/英・仏・独・西・伊語
字幕付き/片面一層ディスク(DVD5)&片面二層ディスク(DVD9)
妖艶さを感じさせるアムセレムのヴィオレッタ、男前を気取るブロスのアル
フレード、そして日本でも人気の高いブルゾンが歌うジョルジョ・ジェルモ
ン。黒や赤の衣装をまとうヴィオレッタが印象的であり、スペイン流の熱気
でヴェルディの音楽に火を付ける上演です。

OA0951D(DVD-Video) \3950
バレエ「ジュエルズ」(フォーレ:付随音楽「ペレアスとメリザンド」/
付随音楽「シャイロック」 ストラヴィンスキー:カプリッチョ チャイコ
フスキー:交響曲第3番「ポーランド」の音楽をフィーチャー)/エクスト
ラ・フィーチャー[ジョージ・バランシン・フォーエバー(ライナー・E・
モリッツによるフィルム)]
(ライヴ収録: 2005年10月・11月、パリ・オペラ座) 
バレエ・演奏/パリ・オペラ座バレエ、ポール・コネリー(指揮)
パリ・オペラ座管弦楽団、ジョージ・バランシン(振付)、他
NTSC方式/画像構成比:16:9Anamorphic/音声方式:DTSサラウンド、LPCM
ステレオ/152分(バレエ93分、エクストラ59分)/英・仏・独・西・伊語字
幕付き(エクストラ・フィーチャーのみ)/片面二層ディスク(DVD9)
バランシンが1929年に委嘱されたというパリ・オペラ座との共同作品であり、
奇をてらったところのない古典的なステージを展開。音楽も、当時既存だっ
た作品を使うことでバレエそのものの魅力を損なわず、クリスチャン・ラク
ロワによる衣装も清らかで印象的です。20世紀を代表する振付師、バランシ
ンに関するドキュメンタリーも、バレエ・ファンは必見でしょう。

OALS3000BD(DVD-Video) 12枚組 \9850
ラ・スカラ・コレクション(11タイトル(12枚組)ボックス・セット)
[モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」[OALS3001D]/ロッシーニ
:歌劇「ウィリアム・テル」[OALS3002D]/ドニゼッティ:歌劇「ランメル
モールのルチア」[OALS3003D]/プッチーニ:歌劇「西部の娘」[OALS3004D]
/ペルゴレージ:歌劇「恋に陥った兄と妹」[OALS3005D]/モーツァルト:
歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」[OALS3006D]/ヴェルディ:歌劇「二人の
フォスカリ」[OALS3007D]/ヴェルディ:歌劇「シチリアの晩鐘」
[OALS3008D]/ロッシーニ:歌劇「湖上の美人」[OALS3009D]/ヴェル
ディ:歌劇「アッティラ」[OALS3010D]/チレーア:歌劇「アドリアーナ
・ルクヴルール」[OALS3011D] 
(収録:1987年-1992年、ミラノ・スカラ座)
※日本語帯/日本語解説書は同封されておりませんが、貼付の特別シールに
ある応募券でお申込みいただいた方に各集11枚分の日本語帯/日本語解説書
を無料で送付します。
●歌・演奏/トーマス・アレン、エディタ・グルベローヴァ、フランシスコ
・アライサ、アン・マリー、ジョルジョ・ザンカナーロ、クリス・メリット、
ジョルジョ・スルヤン、チェリル・ステューダー、レナート・ブルゾン、マ
リエッラ・デヴィーア、ヴィンチェンツォ・ラ・スコーラ、マルコ・ベル
ティ、マーラ・ザンピエーリ、ファン・ポンス、プラシド・ドミンゴ、セル
ジョ・ベルトッキ、アレッサンドロ・コルベッリ、ヌッチア・フォチーレ、
アメリア・フェッレ、ダニエラ・デッシー、デロレス・ツィーグラー、アレ
ッサンドロ・コルベッリ、アルベルト・クピード、リンダ・ローク=シュ
トゥルマー、フェルッチョ・フルラネット、ロックウェル・ブレーク、サ
ミュエル・レイミー、ミレッラ・フレーニ、ペテル・ドヴォルスキー、イ
ーヴォ・ヴィンコ、フィオレンツァ・コッソット、他 
リッカルド・ムーティ(指揮)、ロリン・マゼール(指揮)、
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ(指揮)、
ステファノ・ランザーニ(指揮)ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団、他
NTSC方式/画像構成比:4:3/音声方式:ドルビー・デジタル・ステレオ
/30時間32分/英語字幕付き/片面二層ディスク(DVD9)
既発売商品のボックス・セット化(特別価格)再発売ですが、ムーティをは
じめとする指揮者、そして名歌手たちの名前により、これがひとつの時代の
壮大な記録であることがおわかりいただけるはず。収録時間が30時間32分に
も及ぶという、スカラ座およびイタリア・オペラ・ファンにとってはため息
が出るような、11枚組のボックス・セットです。

※発売延期のご連絡をしました「ラインの黄金」(OA0946D)は、5月下旬の
発売開始が決定しました。


<EuroArts DVD>
2050136(DVD-Video) \2700
ドビュッシー(1862-1918):海 − 3つの交響的スケッチ 
ブーレーズ(1925- ):ノタシオン第1番-第4番 フ
ァリャ(1876-1946):バレエ音楽「三角帽子」
(ライヴ収録:2000年4月25-27日、ドイツ、ケルン・フィルハーモニー
(トリエンナーレ音楽祭))
演奏・歌/ダニエル・バレンボイム(指揮)シカゴ交響楽団、
エリザベーテ・マトス(メゾ・ソプラノ)
NTSC方式/画像構成比:16:9Anamorphic/音声方式:PCMステレオ、ドルビ
ー・デジタル5.1/90分(+ボーナス10分)/英・独・仏・西語字幕付き/
片面二層ディスク(DVD9)
TDKコアからリリースされていた商品と同じ映像より。バレンボイムが得意と
する作品を集め、気心知れたシカゴ響とのライヴは、オーケストラ見本市の
ような存在感と安心感のあるパフォーマンス。来日の機会も少なくなったシ
カゴ響ですが、この映像で変わることのない実力を確認できるでしょう。

2050526(DVD-Video) \2700
<リズムと踊りの夕べ>
バンテュ:ヒー・ガット・リズム(ジョージ・ガーシュウィンをたたえて) 
ラヴェル:ラ・ヴァルス/「ダフニスとクロエ」第2組曲 
松下功:和太鼓協奏曲「飛天遊」 
林英哲:宴 
チャオ、チーピン(趙 季平):
管弦楽のための組曲「さらば、わが愛(覇王別姫)」 
ガーシュウィン:
ミュージカル「淑女よ善良なれ」-魅惑のリズム/同-私の愛する人/映画
「ア・ダムセル・イン・ディストレス(踊る騎士[ナイト])」-うまくやれ
たら/ミュージカル「オー・ケイ」-サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァ
ー・ミー/歌劇「ポーギーとベス」-サマータイム/ミュージカル「ガール
・クレージー」-アイ・ガット・リズム(ガーシュウィン作品は全て英語に
よる歌唱) 
リンケ:オペレッタ「ルーナ夫人」-ベルリンの空気行進曲 
(ライヴ収録:2000年6月25日、ベルリン、ヴァルトビューネ野外音楽堂)
演奏・歌/ケント・ナガノ(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、児玉麻里&児玉桃(ピアノ)、
林英哲(和太鼓)、スーザン・グレアム(メゾ・ソプラノ)
NTSC方式/画像構成比:16:9Anamorphic/音声方式:PCMステレオ、ドルビ
ー・デジタル5.1、DTS5.1/112分/英・独・仏語字幕付き/片面二層ディス
ク(DVD9)
TDKコアからリリースされていたDVDと同じ映像より。毎年恒例、野外音楽堂
でのピクニック・コンサートは日本でもよく知られていますが、児玉姉妹や
林英哲の出演で、日本にもさらになじみ深い年になりました。スーザン・グ
レアムが出演し、ガーシュウィンを歌うのも聴きものです。

2055108(DVD-Video) \3450 発売中止
ヴェルディ(1813-1901):
歌劇「仮面舞踏会」
(ライヴ収録:2005年11月23日・26日、ドイツ、ライプツィヒ歌劇場)
歌・演奏/マッシミリアーノ・ピサピア、フランコ・ヴァッサッロ、
キアーラ・タイギ、アンナマリア・キューリ、ユン・イー・ユー、
ライプツィヒ・バレエ、
リッカルド・シャイー(指揮)ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、
ライプツィヒ歌劇場合唱団、
エルマンノ・オルミ(演出)、アルナルド・ポモドーロ(舞台、衣装)、他
NTSC方式/画像構成比:16:9Anamorphic/音声方式:PCMステレオ、ドルビ
ー・デジタル5.1、DTS5.1/137分/英・独・仏・伊・西語字幕付き/片面二
層ディスク(DVD9)
もはやライプツィヒの顔となったシャイーが得意のイタリア・オペラを劇場
で指揮したという、期待感100%のライヴ。歌手はヨーロッパで活躍中の顔
ぶれですが、オペラ・ファンには新しい才能を探し出すのに最適な一枚だと
言えるでしょう。シャイー指揮のオペラ録音は思いのほか少ないだけに、貴
重なものだとも言えます。

2055158(DVD-Video) \2700 発売中止
モーツァルト(1756-1791):<モーツァルト・ガラ・フロム・プラハ>
クラリネット協奏曲/歌劇「ドン・ジョヴァンニ」-序曲/交響曲第38番「プ
ラハ」(ライヴ収録:2006年1月27日、プラハ、ティル劇場)
演奏/マンフレッド・ホーネック(指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、
シャロン・カム(バセット・クラリネット)
NTSC方式/画像構成比:16:9Anamorphic/音声方式:PCMステレオ、ドルビ
ー・デジタル5.1、DTS5.1/66分/片面二層ディスク(DVD9)
晩年のモーツァルトを熱狂的に迎えたプラハ。彼の地で初演した交響曲とオ
ペラ、同時期に書かれた協奏曲という3つの作品で、モーツァルト250回目の
命日を祝ったコンサートのライヴです。会場は、モーツァルトその人が「ド
ン・ジョヴァンニ」を初演した、旧国民劇場。日本のオーケストラにも客演
機会が多いホーネックはじめ、演奏陣も一流です。

2055168(DVD-Video) \2700 発売中止
モーツァルト(1756-1791):
<シュテファン寺院より「モーツァルト・セレブレーション」>
教会ソナタ第14番/ミサ曲ハ短調「大ミサ曲」-クレド/同-人体をうけて人
となり/聖母マリアの祝日のグラドゥアーレ「聖なるマリア、神の母」/証
聖者の荘厳な晩課-ラウダーテ・ドミヌム/ミサ曲ハ長調「戴冠式ミサ」/
モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」/聖母マリアのリタニア-アニュス
・デイ/教会ソナタ第16番/ボーナス[ドキュメンタリー「ウィーンのモー
ツァルト」(マリーケ・シュレーダーによるフィルム。ダニエル・バレンボ
イム、フォルクマル・ブラウンベーレンス、ゲールノート・グルーバー、ペ
ーター・ギュルケ、マルティン・ハーゼルベック、アンゲリカ・キルヒシュ
ラーガー、ヘルベルト・ラヒマイアー、ロバート・レヴィン、トーマス・カ
ストフ、ピーター・セラーズのインタビューを含む) 
(ライヴ収録:2006年1月27日、ウィーン、シュテファン寺院)
演奏・歌/ベルトラン・ド・ビリー(指揮)ウィーン放送交響楽団、
ウィーン少年合唱団、ウィーン合唱団、
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)、
ディートマー・ケルシュバウム(テノール)、
ヴォルフガング・バンクル(バリトン)
NTSC方式/画像構成比:16:9/音声方式:PCMステレオ、ドルビー・デジタ
ル5.1、DTS5.1/127分(コンサート68分+ボーナス59分)/ラテン・英・独
・仏語字幕付き/片面二層ディスク(DVD9)
モーツァルトの葬儀が行われたウィーンのシュテファン寺院で、モーツァル
ト250回目の命日に行われたコンサートのライヴ。オペラ指揮者として、日本
でも徐々に評価が高まっているド・ビリーほか、この場にふさわしい声を持
つ3人の歌手たちなど、厳かな雰囲気を作り上げるのに最適な音楽家たちが
集まりました。音楽家や演出家などが出演するドキュメンタリーも、モーツ
ァルト・ファンには見逃せないものです。

***ユーロアーツDVD今後のリリースのお知らせ***
J.S.バッハ:ミサ ロ短調 BWV.232
ビラー指揮、ゲヴァントハウス管 2050356 

J.S.バッハ:音楽の捧げもの ハ短調 BWV1079
クイケン 2050366

ロッシーニ:歌劇「なりゆき泥棒」
ジェルメッティ指揮、シュトゥットガルト放送SO 205499

スピリッツ・オブ・モーツァルト
ボレイコ指揮、ウィーン放送SO 2055178

モーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集
ギル・シャハム(vn)、オルリ・シャハム(p)  2055188


<IDEALE AUDIENCE DVD>
DVD9M19(DVD-Video) \2250
<「アフリカ・ライヴ」ロール・バック・マラリア・コンサート>
(アフリカを貧困から救うため、マラリアによる死亡率を削減するための支
援活動
)[「アフリカ・ライヴ」長編ドキュメンタリー:2日間に渡るコンサートよ
りライヴ・パフォーマンス(全曲)、アーティストの舞台裏コメント、ダカ
ールでのイベント構成についての洞察、歌詞字幕などを含む(ライヴ収録:
2005年3月12日・13日、セネガル、ダカール、イバ・マル・ディオプ・スタ
ジアム、ミック・チャーキ監督、104分)/追加ライヴ・ソング10曲のミュ
ージック・ボーナス(マルタン・メソニエ監督、58分)/アンジェリーク・
キジョーのナレーションによるユニセフの支援フィルム]
出演/ユッスー・ンドゥール、アンジェリーク・キジョー、
アウィロ・ロンゴンバ、セウン・アニクラポ・クティ、マヌ・ディバンゴ、
トニー・アレン、ティナリウェン、アワディ、コルネイユ、
ウームー・サンガレ、サリフ・ケイタ、オルケストル・バオバブ、
バーバ・マール、ロキア・トラオレ、ティケン・ジャー・ファコリー、
ジョーイ・スタール、カイロ大管弦楽団、他
NTSC方式/画像構成比:16:9/音声方式:ドルビー・デジタル・ステレオ、
ドルビー・デジタル5.1/166分/英・仏・西・日本語字幕付き/片面二層
ディスク(DVD9)
アフリカにおいて大きな問題となっていたマラリアの拡大を抑制する目的で
行われた、約8時間におよぶコンサートをダイジェスト収録。ユッスー・ン
ドゥールの歌うキャンペーン・テーマ・ソングに始まり、アフリカを代表す
るアーティストたちが次々に登場する、いわばアフリカ版ライヴエイドとい
った内容です。パリ発ワールド・ミュージックの仕掛け人でもあるマルタン
・メソニエによるボーナス・ソング、ユニセフ監修のもとで制作されたドキュ
メンタリーなども含め、アフリカ音楽に関心を持つ方なら必見でしょう。


<NAXOS JAZZ LEGENND>
8.120810 \850
デューク・エリントン:
第10集「エア・コンディションド・ジャングル」オリジナル・レコーディン
グス1945
[Midriff / I Didn't Know About You / I'm Beginning To See The Light
/ Mood To Be Wooed / Blue Cellophane / Hit Me With A Hot Note And
Watch Me Bounce /Subtle Slough / Frantic Fantasy / The Air-Conditioned
Jungle / Tonight I Shall Sleep (With A Smile On My Face) / The Minor
Goes Muggin' / I Ain't Got Nothin' But The Blues / Downbeat Shuffle
/ (Otto, Make That) Riff Staccato / The Kissing Bug / Passion Flower
/ Everything But You / Hollywood Hangover]
1945年、エリントンと彼の有名な楽団(His Famous Orchestra)の録音に、
楽団にも加わっていたトミー・ドーシーがフロントに立つ1曲を加えました。
多くはWorld Program Serviceからリリースされたもので、この時期はジョニ
ー・ホッジスはじめ、腕利きのミュージシャン集団として、全員がソロをと
れるほどの実力。エリントン楽団最高の状態を聴ける一枚です。

<TESTAMENT>
SBT21384 2枚組 \3700
ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」全曲
ヘルマン・ウーデ(Br)、アストリッド・ヴァルナイ(S)、
ルートヴィヒ・ヴェーバー(Bs)、ルドルフ・ルスティヒ(T)、
ヨーゼフ・トラクセル(T)、エリーザベト・シェルテル(Ms)
バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団 ((合唱指揮:ヴィルヘルム・ピッツ)
指揮:ヨーゼフ・カイルベルト
録音:1955年
世界中の喝采を浴びながら続々登場の55年ステレオ・リングの狭間、もうひ
とつの待望のリリース!なぜかCD化はモノラルだった同年のオランダ人、ス
テレオ・ヴァージョンで登場!
3月に「ジークフリート」がリリースとなり、世界中を興奮の坩堝にまでした、
55年のカイルベルトによるステレオ・リング。なんと、お膝元バイロイトの
新聞に「史上最高のリング!」なる評まで現れ(書いたのはしかも、バイロ
イトの広報官!)、これ以上ないお墨付きまで頂いています。そのリング・
リリースの狭間に、もうひとつの朗報が。同年の「オランダ人」はすでに発
売になっていたのですが、なぜかCDはモノラルのマスターが使われており、
70年代ステレオのLPが発売されていたことから、ステレオ版の「オランダ人」
の発売が熱望されていました。今、55年当時のデッカの録音技術の熟成度と、
カイルベルトその人への感嘆にもにた喝采の中、遂にステレオ・マスターの
「オランダ人」がリリースとなります。
バイロイトにおいてデッカは、すでにパルジファルとリング全曲を1951年に
録音。そのリングのうち「神々のたそがれ」もまた、テスタメントの大発見
として99年リリースされました。(SBT 4175)しかしながら、52年から54年は、
EMIバイロイト間のエクスクルーシヴ条項に阻まれ録音は行われません。51年
のモノラル録音もすでに完成され洗練されていたことは残された録音からも
明らか。なんと52年のEMI内部資料にはかのウォルター・レッグが「音質のこ
とでいえば、我々自身の録音をリリースする際、デッカのものと比較される
のが正直恐ろしい。」と発言した記録が残っているとか。そして55年、デッ
カはステレオでも同等以上のクオリティを維持し、かのリング、そしてこの
オランダ人の録音を敢行したのです。
バイロイト側では、このプロダクトは「不意の一撃」とともにスタートしま
した。すでに常連だったカイルベルトとクナッパーツブッシュはともに、
1954年の二の舞が起こらないか心配していました。54年、ヴィーラント・ワ
ーグナーが新演出「タンホイザー」の指揮者に選んだのは、マルケヴィチ。
しかしながら、オケピットと舞台上のどうしようもない齟齬(特に合唱)が
元で、なんと最後のゲネプロが終わった後に、マルケヴィチはその立場を放
止むを得ず、カイルベルトがその代役を務めました。翌年、ヴォルフガング
が同様に実験的な「オランダ人」を予定していることをききつけたカイルベ
ルトとクナ。このふたりはとても親友と呼べるような間柄ではなかったので
すが、この時ばかりは共同戦線をはり、このプロダクトをふたりでシェアし
て上演することを認めさせたのです。
こうしてカイルベルトは最終ゲネプロ以外のすべてのリハーサルと後半3日間
の上演を担当することになりました。もちろん芸風がまったく異なるクナと
のコラボレーションをカイルベルトが喜んだ訳ではありませんが、この時ば
かりは「共同作業」がよい意味で機能しました。つまり、非常にベーシック
な準備がカイルベルトによって行われたことで、どちらの演奏にも好影響を
与えたのです。(とはいえ、クナッパーツブッシュによる第一夜の放送には、
カイルベルトが確立した速いテンポに感化され、オーケストラが指揮者を追
い越そうとする傾向が聴いてとれたとの評もあります。)
だからといってこの二巨匠がこれを機に仲良くなったなどという事実はあり
ません。非公認情報筋によると、こんなエピソードも残っています。オラン
ダ人のスコアのある歌い出し部分にクナによって印がつけられているのを発
見したカイルベルト。彼は大声で笑い出すのをなんとか堪えてひとこと。
「気をつけろ。○●はいつもここでとちるらしい!」(あまりの過激さのた
め、英・独・仏のライナーノーツとも伏字になっております・・・。)
これだけの万全の体制でのぞんだにもかかわらず、ヴォルフガングによるオ
ランダ人はヴィーラントほど実験的抽象的ではなく、非常に現実主義的でし
た。船は、小さな点として水平線に現れ、客席を巻き込むように大きくなっ
ていくよう投影されました。船員たちは第一幕中舞台に現れることなく、ゼ
ンタたちがいる糸紡ぎ部屋は舞台右手の大きな窓のみからライティングされ
ました。第三幕は不気味に帆を広げる幽霊船のマストに支配されました。
56年DeccaによりこのLPはリリースされますが、この時はモノラルで(当時、
ステレオの再生装置を持っていた人が何人いたか考えるにそれは致し方ない
ともいえますが)、しかも商業的にもアイテムとしてそれほど重要視されて
はいなかったとのこと。ステレオ版のリリースは70年代になってからでした。
その後のTeldecからのCDもなぜかモノラルに戻るなど、この演奏内容にして
この音質の重要極まりないレコーディングは長く、正当な評価のテーブルに
さえのってこなかったきらいがあります。その理由は、同年のリングがカル
ショウ/ショルティのプロジェクトのため封印されていたことと同様の影響
もあったでしょう。それに加え、初期LP時代を支えたふたりのプロデューサ
ーが、スタジオ録音の魅力に取りつかれていたこともあげられます。客席の
咳、雑音からも切り離され、音の間違いも完璧に正せるスタジオ録音。あの
時代を思い起こせば、それに魅了されるのは止むを得ないともいえます。カ
ルショウとレッグ。この偉大なプロデューサーふたりがスタジオ録音を推し
進めたことにより、レコード評論界もリスナーも「ライヴ録音」から遠ざか
ってゆきます。そして遂には、グレン・グールドのようなアーティストを生
み出すにまで至ったレコード業界。彼らの思考が間違っていたとは誰も反論
できないでしょう。しかし録音再生技術は彼らの想像を超え発展し、ホーム
シアターが設置されサラウンドでオペラを鑑賞することまで可能な時代がや
ってきました。ここに至ってやっと、カイルベルトのステレオ「さまよえる
オランダ人」の真価が認められる時代になったのかも知れません。

SBT4 1391 4枚組 \7400
ワーグナー:楽劇「ヴァルキューレ」全曲
アストリッド・ヴァルナイ(ブリュンヒルデ;S)、
ハンス・ホッター(ヴォータン;Br)、
グレ・ブラウエンスティン(ジークリンデ;S)、
ラモン・ヴィナイ(ジークムント;T)、他
バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団
指揮:ヨーゼフ・カイルベルト
録音:1955年7月25日(Mon)、バイロイト 
※ステレオ録音
ご存知のとおり、テスタメントでの発売が告知される以前から伝説として語
り継がれてきたカイルベルトの55年リング。このマスター・テープが発見さ
れ、全編がテスタメントからリリースされるという情報だけでも、世界を震
撼させました。それでも製作過程には長い時間を要し、時にはその情報が欲
求が嵩じての幻影だったのではないかとまで感じさせたものです。そして遂
に、2006年3月、第一弾の「ジークフリート」が世界同時発売。すべてのワグ
ネリアンの憧憬が具現化されたのです。
こうした世界的熱狂の中、第二弾「ヴァルキューレ」が発売となります。前
回と同様の美麗パッケージに、今回のライナーには複雑であったバイロイト
/EMIの契約やなぜこの「指環」が今までお蔵入りとなっていたのかが詳細に
語られています。そしてそれらのエピソードは、バイロイトそのものの歴史
や関係者の思惑や大志までも浮き彫りにしており、脈々と流れる伝統の中で
このカイルベルトのリングがどういう位置づけであったかが鮮明に語られて
います。CDが驚異の高音質で当時の音楽を忠実に再現してくれているのと同
様、商品まわりからも当時の聴衆や関係者の息遣いが感じられる作りとなっ
ています。
前述のとおり、世界中で再評価の機運が高まるカイルベルトですが、「ジー
クフリート」発売後にもうひとつ朗報が飛び込みました。同じ55年の「さま
よえるオランダ人」は、過去発売されたことがある音源ですが、LP時代はス
テレオだったのに、なぜかCDはモノラルとしてしか発売されていませんでし
た。テスタメントでは、このステレオ版を急遽発売決定!詳細は後日お知ら
せしますが、7月発売の予定です。(2枚組、SBT2 1384)
そして、前々からお伝えしております、アナログ盤の発売に向けても準備が
整いつつあります。こちらは世界生産限定でプレミア必至。7月発売を予定
しております。




<Arion>
ARN68652 \2180
オーリック「プーランク・フランス6人組の音楽」
タイユフェール:ヴァイオリン・ソナタ
オネゲル:クラリネット・ソナタ
デュレ:フルート・ソナタ
ミヨー:ピアノ組曲「春」
オーリック:印象
フルートとピアノのための(妻ノラへの贈り物)
チェロとピアノのための(ロストロポーヴィチへ)
クラリネットとピアノのための(ベルクとの思い出)
ピアノのための(デュティユーに捧げる)
プーランク:
劇付随音楽「城館への招待」ヴァイオリン、クラリネットとピアノのための
クリスティアン・イヴァルディ(Pf)
ジェラール・プーレ(Vn)
フィリップ・ベルノルド(Fl)
ミシェル・ルティエク(Cl)
アラン・メウニエル(Vc)
フランス6人組とひと括りにされてはいるものの各々全く違った作風を持った
6人の作曲家。それどころか、その作曲家ひとりひとりにおいても時期によっ
てはまた全然違った世界観が描かれています。ミヨーのような多作家も含まれ
ているため、その全貌を俯瞰するのもなかなか骨の折れる作業。しかも、編成
がヴァリエーションに富んでいるためか、録音自体も体系化されておらず、演
奏の質を追い求めるのはむしろ贅沢、存在するものを有難く拝聴するのがあた
りまえという状態が長く続いたように思います・・・。
それがいきなり、フランス音楽界のスターが一堂に会した室内楽集の登場とな
ればフランス音楽ファンならずとも欣喜雀躍もやむなしです。同アリオンの録
音においてもその美音で高い評価を得ているジェラール・プーレをはじめ、
fineNFに長岡京とのヴィヴァルディを録音し、フルート界にこの人ありと思わ
せたフィリップ・ベルノルド。他のアーティストもフランス物演奏には欠かせ
ない、妙技とエスプリを併せ持った特別なアーティストばかりです。
特に、オーリック&プーランクの作品は、録音が異常に少ない名作。フランス
音楽マニアの方を満足させるだけでなく、この分野をこれから聴いてみたいと
いう方の一枚目としても、自信を持ってお勧めできるアルバムです。

ARN68346 \2180
プーランク:ピアノ作品集
プレスト、メランコリー、フランス組曲、8つの夜想曲、
常動曲、村人たち、間奏曲第2番、3つの小品
※再発売
アレクサンドレ・タロー(Pf)

ARN68676 \2180
マラトカ(1972-):
ルミナリウム(クラリネット協奏曲)
アストロフォニア(アルト協奏曲)
ミシェル・レチーク(Cl)、カリン・レチーク(A)
ターリッヒ室内管弦楽団
指揮:クリストフ・マラトカ
ARIONレーベルのシャリーノ室内楽集ではディレクションを務めたマラトカ。
今回は自作の協奏曲集で伴奏指揮をしています。

ARN68566 \2180
J.S.バッハ:オーボエのためのカンタータ・アリア集
カンタータ第187番よりアリア「神はあらゆる生き物を世話します」
無伴奏オーボエのためのパルティータBWV1013より「サラバンド、ブレー・ア
ングレーズ」(原曲フルート)
カンタータ第199番よりレチタティーヴォ「わたしの心は血の中を漂っていま
す」、アリア「無言のうめきよ、静かな嘆きよ」
カンタータ第105番よりアリア「どれほどおののき、よろめいていることで
しょう」
オーボエとチェンバロのためのソナタ第2番 BWV1030bより「アンダンテ、ラ
ルゴ・エ・ドルチェ、プレスト」(原曲フルート)
カンタータ第202番よりアリア「消えよ、悲しみの影」「Sich iben im leben」
マニフィカトBWV243よりアリア「この卑しい女をさえ心にかけてくださいま
した」
無伴奏オーボエのためのパルティータBWV1013より「アルマンド、クーラン
ト」(原曲フルート)
オリヴィエ・ドワーズ(Ob)、ガエル・ル・ロワ(Sp)
ジェロメ・ペルノー(Vc)、ジェレミエ・ローレル(Org)
パリ・オペラ座管首席で「熱狂の日」音楽祭にも来日し見事なソロを披露した
オーボエのドワーズ。NAXOSレーベルにプーランクの録音がありますが、
ARIONからはバッハのカンタータでオーボエがフィーチャーされた曲を集めた
アルバムが登場です。合間にはオーボエのためのパルティータなどが収録さ
れています。

ARN68388 \2180
ジェズアルド:5声のマドリガル集 第5巻(全21曲)
Gioite voi col canto
S'io non miro non moro
Itene, o miei sospiri(私の溜息よ去れ)
Dolcissima mia vita(最高に甘美な私の生命)
O dolorosa gioia
Qual fora, donna, un dolce ""ohimee""
Felicissimo sonno
Se vi duol il mio duolo
Occhi del mio cor vita
Languisce al fin chi de la vita parte(私はやつれ衰えて命に別れを告げる)
Mercee grido piangendo(お慈悲をと私は泣いて訴えるのだが)
O voi, troppo felice
Correte, amanti, a prova
Ascuigate i begli occhi(美しい眼をふきなさい)
Tu m'ucchidi, o crudele
Deh, coprite il bel seno
Poicee l'avida sete
Ma tu, cagion
O tenebroso giorno
Se tu fuggi, io no resto
T'Amo mia vita, la mia cara vita
モーリス・ブルボン(Sp&指揮)
アンサンブル・メタモルフォーゼス

ARN68389 \2180
ジェズアルド:5声のマドリガル集 第6巻(全23曲)
Se la mia morte brami
Io pur respiro in cosi gran dorore
Alme d'amor ribelle
Candido e verde fiore
Ardita zanzaretta
Ardo per te, mio bene
Ancide sol la morte
Quel ""no"" crudel
Moro, lasso, al mio duolo(私は死んでいく、苦悩のために)
Volan quasi farfalle
Al mio gioir il ciel si fa sereno
Belta, poi che t'assenti
Tu segui, o bella clori
Ancor che per amarti io mi consumi
Gia piansi nel dolore
Quando ridente e bella
Tu piangi, o filli mia
Resta di darmi noia
Chiaro risplender suole
Io parto e non piu dissi
Mille volte il di moro
O dolce mio tesoro
Deh, come invan sospiro
モーリス・ブルボン(Sp&指揮)
アンサンブル・メタモルフォーゼス
ともに96年録音のジェズアルド/マドリガル集。なぜか5巻のほうが未発にな
っておりました。5巻リリースに併せ、廃盤となっていた6巻も同時に復活さ
せます。





<MD+G>
60313962 \2080
90313966(SACD-Hybrid) \2950
サックス四重奏版!
メンデルスゾーン:劇音楽 「真夏の夜の夢」
シューマン:ピアノ五重奏曲 作品44
アリアージュ・カルテット
ヤン・ユン・ベー(Pf)
デビュー盤となったオペラ・パラフレーズ集で息のあったアンサンブルを聴か
せてくれた名手ダニエル・ゴーティエ率いるサックス四重奏団「アリアージュ
・カルテット」。今回のアルバムはなんと「真夏の夜の夢」とシューマンのピ
アノ五重奏曲のサックス四重奏版(シューマンはもちろんピアノ付き)です。
これらの作品はサキソフォンという楽器の歴史と大きな共通点があります。
アドルフ・サックスによってサキソフォンが発明されたのが1843年、シュー
マンのピアノ五重奏が初演されたのも1843年、さらにメンデルスゾーンの新
しい音楽で「真夏の夜の夢」が上演されたのも1843年だったのです。アリア
ージュ・カルテットがこれらの作品を選んだのにはこのような理由があった
わけです。サックス・カルテットは、歴史は浅いものの「弦楽四重奏の管楽
器版」と言われるほどアンサンブルとして確立した演奏形態で、どちらの作
品でも原曲の魅力が損なわれることなく、とても自然な演奏になっています。
先々月にご案内して隠れた大ヒット作となっているヘケマの24のカプリース
(619 13792)など、ここのところMDGはリード楽器編曲物でほんとうに興味深
いアルバムを次々とリリースしています。どうぞそれらも併せてのご展開を
よろしくお願いいたします。

30713622 \2080
「アンコール」
シューベルト:弦楽四重奏曲 第12番 ハ短調 「四重奏断章」 D.703
ヴォルフ:間奏曲
J.S.バッハ:一日は終わり、日は沈み
イザーク:セクエンツィア
ベートーヴェン:
弦楽四重奏曲 第13番 変ロ長調 作品130より「カヴァティーナ」
ワーグナー:アルバムの綴り
ピアソラ:フォー・フォー・タンゴ
ブルックナー:弦楽五重奏曲 ニ短調より「間奏曲」
ハイドン:弦楽四重奏曲 「皇帝」より「皇帝賛歌の主題による変奏曲」
プッチーニ:菊の花
ヒンデミット:
朝7時に湯治場で二流のオーケストラによって初見で演奏された「さまよえる
オランダ人」序曲
J.S.バッハ:我ら悩みの極みにありて
アイヴス:スケルツォ
ライプツィヒ弦楽四重奏団
1988年の結成以来、ベートーヴェン、モーツァルトなどドイツ正統派はもち
ろん、ルネッサンスからアヴァン・ギャルドまで、幅広いレパートリーを演
奏しつづけてきたライプツィヒ弦楽四重奏団。彼らの功績は、MD+Gにも数多
くの録音が残されています。そして今回リリースされるのは「アンコール」
と題された小品集。古くはイザークから、20世紀のピアソラ、アイヴスまで、
実に多彩な作品が収録されています。中には、ヒンデミットの「朝7時に湯治
場で?」や、ワーグナーのピアノ曲「アルバムの綴り」のカルテット版といっ
た珍しい作品も入っており、音源としてもたいへん貴重なアルバムといえます。

60313892 \2080
ディアベッリ:ギター・デュオ作品集
変奏曲 作品57
グランド・セレナード 作品
ロッシーニ/ディアベッリ編曲:
歌劇 「どろぼうかささぎ」より 序曲とアリア
ヨハネス・タッペール&トーマス・ミューラー=ペリング(Gt)
50名の作曲家に自作のワルツを主題にした変奏曲を依頼し、そのうちの一人
であるベートーヴェンの作品名としてその名を歴史に刻んだディアベッリ。
存命中はギターとピアノを教えるかたわら音楽出版をてがけ、シューベルト
の作品をはじめて出版したことでも知られています。彼はギターの作品を数
多く残しましたが、その一部は紛失してしまっていました。ところが、デン
マークの王立図書館でセレナードと「どろぼうかささぎ」が見つかり、今回
世界初録音としてようやく陽の目を見ることになりました。「どろぼうかさ
さぎ」は冒頭の太鼓連打から技巧的なアリアまで、ロッシーニの原曲の魅力
をギター二本で見事に再現しています。ヨーロッパで活躍するタッペールと
ミューラー=ペリングが、シューベルト時代のギターの名工シュタウファー
の楽器を使用して演奏している点にも注目です。

60313902 \2080
オンスロウ:弦楽五重奏曲 作品38 & 作品67
モメント・ミュジカーレ五重奏団
フランス初期ロマン派オンスロウによる弦楽五重奏曲は、弦楽四重奏にコン
トラバスが加わった編成。モメント・ミュジカーレ五重奏団は2004年に作品
34と作品35をリリース(60312532)していますが、今回はその続編で世界初録
音です。ちなみにMD+Gにはアンサンブル・コンチェルタント・フランクフル
トが演奏した作品33と作品74の弦楽五重奏の録音もあります(60312332)。

64514012 \2080
ナンカロウ:
自動演奏ピアノのための習作 第1巻より第1番-第12番
ベーゼンドルファー・プレイヤー・ピアノ
自動演奏ピアノに魅せられたナンカロウ。彼は自動演奏ピアノのために多く
の作品を残しました。「自動演奏ピアノのための習作」は全5巻で各巻50曲
ほどもある膨大な作品。そのどれもが自動演奏ピアノ専用で人間では到底演
奏不可能なものばかりです。1秒間に200回も打鍵するなどあたりまえ、時に
はラグタイムの手法が応用されたり、機械的なパッセージが延々と繰り返さ
れるなど、これこそ究極の実験音楽とも言えます。




<TELARC>
CD80671 \2080
「セイクリッド」合唱とオーケストラのための宗教音楽集
デュリュフレ:グレゴリオ聖歌の主題による4つのモテット
同:レクイエム-エテルナ
フォーレ:レクイエム-サンクトゥス
M.ラウリゼン:オ・マグナム・ミステリウム(1994)
モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス
シューベルト:ミサ曲第2番-キリエ
ブラームス:ドイツ・レクイエム-第4曲
メンデルスゾーン:「エリア」より2曲
シマノフスキ:スターバト・マーテルより
Take Time to Be Holy(伝承歌)
H.ミヨー:Abide with Me
ラフマニノフ:「晩とう」より
フォーレ:レクイエム-ピエ・イエス
Come, Thou Fount of Every Blessing(伝承歌)
ベルリオーズ:レクイエム-サンクトゥス
ドーン・アップショウ(S)、ジュディス・ブレゲン(S)、
W.プロイシル(Vn)、他
ロバート・ショウ・室内シンガーズ
ロバート・ショウ・フェスティバル・シンガーズ
アトランタ交響楽団、etc.
指揮:ロバート・ショウ、ノーマン・マッケンジー、etc.
テラークの超優秀録音が際立つ、合唱曲を主体とした宗教音楽作品集。とりわ
け、伝説の名コーラス、モルモン・タバナクル合唱団を彷彿とさせる、巨匠ロ
バート・ショウ率いる合唱団の深みのある透き通った見事なハーモニーは、何
度聴いても味わい深く感動を与えてくれます。併せて、アップショウやブレゲ
ンのリリックな歌声も堪能できる、究極のヴォーカル&コーラス・アルバムと
いえるでしょう。

CD80678 \1350
“Breathe”
The Relaxing Harp
ヴィヴァルディ:「四季」-“冬”よりラルゴ
ドビュッシー:小舟で
ドビュッシー:月の光
サティ:ジムノペディ第1番
ドビュッシー:亡き王女のためのパヴァーヌ
J.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第2番-アンダンテ
グリーンスリーヴス(伝承歌)
ショパン:前奏曲 ホ短調 作品28-4
O Sleep My Pretty Baby(伝承歌)
フォーレ: 夢のあとで
メンデルスゾーン:無言歌-作品67-1「瞑想」
宮城道雄:春の海
レスピーギ:6つの小品-ノットゥルノ
ドビュッシー:夢想
ヨランダ・コンドナシス(Hrp)
テラークの“Breathe”シリーズ第4弾は、ヒーリングのの定番、ハープによ
る究極のリラクゼーション・アルバム。テラークの超優秀録音によるアコー
スティック・サウンドが、リスナー夢想の世界に誘います。

●NEW MID LINE
※カタログNO.の変更はありません。
CD80041 \1350
チャイコフスキー:
序曲 「1812年」 作品49、イタリア奇想曲 作品45
歌劇 「マゼッパ」より「コサックの踊り」
シンシナティ交響楽団
指揮:エリック・カンゼル
録音:1978年
言わずと知れたテラーク・レーベルの初録音、チャイコフスキーの「1812年」
がミッド・プライス化。LP時代には「音量を大きくしすぎてスピーカーを壊さ
ないように注意」という注意書きが添えられていたのは有名な話。数ある
1812年の中でもいまだ筆頭に挙げられる名盤ですので、ミッド化のラインナッ
プに現れたときには目を疑いました。

CD80164 \1350
ベルリオーズ:作品集
歌劇 「ベンベヌート・チェリーニ」 序曲、劇的交響曲 「ロメオとジュリエ
ット」より「愛の情景」、劇的物語 「ファウストの劫罰」より(3曲)、序曲
「海賊」、歌劇 「トロイヤの人々」より「トロイア人の行進曲」「王の狩
りと雷雨」、ラ・マルセイエーズ
シルヴィア・マクネアー(S)、リチャード・リーチ(T)
ボルチモア交響楽団
指揮:デヴィッド・ジンマン

CD80239 \1350
P.D.Q.バッハ:エディプス・テックス
ピータ・シックリー他
一時、一世を風靡したP.D.Q.バッハ。子沢山だったJ.S.バッハの末息子などと
のもっともらしいでっちあげ(?)も鮮やか、バッハのパロディー音楽集です。
因みにPDQとはPretty Damned Quickly(大至急!)を表す超有名な略号。ミ
ッド・プライス化されるというなら久しぶりに聴きたくなっちゃう迷品です。

CD80505 \1350
タヴァナー(1944?):
聖母マリアの御加護のヴェール
処女マリアの最後の眠り
イ・フィアミンギ
指揮:ルドルフ・ヴェルテン




<Arbiter>
ARB149 2枚組 \2900
イレーン・マリク バッハからバルトークまで
Recordings: 1955-1983
CD I:
J.S.バッハ:オルガンのための前奏曲 ト短調
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第14&32番
ラヴェル:水の戯れ、ソナチネ、悲しい鳥たち(鏡より)
クープラン:オード XXVI
ショパン:夜想曲 作品9-1
スクリャービン:練習曲 作品2-1
CDII:
バルトーク:
15のハンガリー農民の歌、ミクロコスモスより抜粋、子供のために、
バガテル、スケッチ集
J.S.バッハ:インヴェンション、シンフォニア、フランス組曲 第5番
スカルラッティ:2つのソナタ
リスト:コンソレーション
イレーン・マリク(Pf)
昨年2月「砂漠の中のバルトーク」で見事に蘇ったイレーン・マリク。初出
音源を多く含む待望の第2弾!
昨年2月に発売となった第一弾(ARB143)で、その数奇な運命と驚愕のピアニ
ズムが注目されたイレーン・マリク。その際にも、1000時間にものぼる未発
表録音が残されている旨ご紹介いたしました。あれから一年、待望の第2弾
が発売となります。バルトークの直弟子であったマリクですが、今回はその
バルトーク作品もたっぷり収録しつつ、バッハ、クープランからラヴェルま
で、非常に幅広い地域年代の作曲家の作品が収められています。「ハンガリ
ー農民の歌」と「ミクロコスモス」の一部は、過去ゾディアックからLPと
してリリースされたことがある音源ですが、それ以外は全編初出です。もち
ろんゾディアック音源も盤からおこしたなどというものではなく、オリジナ
ル・マスターテープが使用されています。前作もそうでしたが、「忘れ去ら
れたピアニスト」の音源といっても、どれも非常に聴きやすい音質で、彼女
の類稀な才能を今に知るに十分なクオリティが保たれています。

<BRILLIANT>
BRL-8212 2枚組 \990
ショスタコーヴィチ:室内交響曲集
CD1
室内交響曲(弦楽器と木管楽器のための交響曲ヘ長調) Op.73a
(弦楽四重奏曲第3番からのバルシャイによる編曲)
室内交響曲 Op.83a
(弦楽四重奏曲第4番からのバルシャイによる編曲)
CD2
室内交響曲(アイネ・クライネ・シンフォニー ハ長調) Op.49a
(弦楽四重奏曲第1番からのバルシャイによる編曲)
室内交響曲 Op.110a
(弦楽四重奏曲第8番からのバルシャイによる編曲)
室内交響曲 Op.118a
(弦楽四重奏曲第10番からのバルシャイによる編曲)
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団
ルドルフ・バルシャイ:指揮

BRL-8148 2枚組 \990
ストラヴィンスキー:バレー作品集
CD-1:
春の祭典
ペトルーシュカ(1947年版)
フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)
CD-2:
ストラヴィンスキー:
「火の鳥」組曲(1919年版)
フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)
「プルチネッラ」全曲
イヴォンヌ・ケニー(S)
ロバート・ティアー(T)
ロバート・ロイド(Bs)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
ネヴィル・マリナー(指揮)
組曲第1番
組曲第2番
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
ネヴィル・マリナー(指揮)

BRL-93038 8枚組 \3700
J.S.バッハ:世俗カンタータ集
「喜びて舞い上がれ」 BWV.36c
「悲しみを知らぬ者」 BWV.209
「愛を売るもの」 BWV.203
「急げ、渦巻く波よ」 BWV.201
「今ぞ去れ、悲しみの影よ」 BWV.202
「おお優しき日、待ち望みし時」 BWV.210
「わが楽しみは元気な狩りのみ」 BWV.208
「われは心満ち足り」 BWV.204
「墓を裂き、砕いてしまえ」 BWV.205
「相和する弦の音よ」 BWV.207(音楽劇)
「忍び寄れ、戯れる波よ」 BWV.206
「汝の幸をたたえよ、恵まれしザクセン」 BWV.215
「そっと黙って、おしゃべりめさるな」 BWV.211
「おいらは新しい領主様をいただいた」 BWV.212
「われらに任せて、見張りをさせよ」 BWV.213
「太鼓よとどろけ、ラッパよ響け」 BWV.214
ベルリン室内管弦楽団
ペーター・シュライアー(指揮)
原盤:Berlin Classics

BRL-93039 9枚組 \4180
J.S.バッハ:受難曲集
マタイ受難曲
ヨハネ受難曲
マルコ受難曲
ルカ受難曲
クレオバリー、ゲルハルト・レーム:指揮、他

BRL-93040 2枚組 \990
ブラームス:ピアノ四重奏曲全集
イザベル・ファウスト
ブルーノ・ジュランナ
アラン・モイニール
デレク・ハン

BRL-93055 2枚組 \990
ブラームス:合唱作品集
ニコル・マット
ヨーロッパ室内合唱団

BRL-93066 2枚組 \990
ハイドン:弦楽四重奏曲集第2集
Op.33&Op.42
ブッフベルガー弦楽四重奏団

BRL-93006 7枚組 \3380
ラザール・ベルマン・エディション
CD1
リスト:
「巡礼の年」第2年:イタリア-ソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」
メフィスト・ワルツ第1番
「超絶技巧練習曲」-第1曲「前奏曲」
「超絶技巧練習曲」-第3曲「風景」
「超絶技巧練習曲」-第5曲「鬼火」
「超絶技巧練習曲」-第6曲「幻影」
「超絶技巧練習曲」-第10曲
「超絶技巧練習曲」-第11曲「夕べの調べ」
「超絶技巧練習曲」-第12曲
スペイン狂詩曲
CD2
リスト:
「巡礼の年」第1年:スイス-
「ウィリアム・テルの聖堂」
「ワレンシュタットの湖で」
「オーベルマンの谷」
「ノスタルジア」
「ジュネーヴの鐘」
ピアノ協奏曲第1番変ホ長調 S.124
モスクワ・ユース管弦楽団
キリル・コンドラシン(指揮)
CD3
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
ラヴェル:「夜のガスパール」-オンディーヌ
ドビュッシー:練習曲集-「5本の指のための」
ファリャ:「火祭りの踊り」
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第4番
スクリャービン:幻想曲 ロ短調 op.28
スクリャービン:練習曲 変ロ短調 op.8-11
カズラエフ:3つのプレリュード
CD4
プロコフィエフ:
トッカータ op.11
「ロメオとジュリエット」より
ピアノ・ソナタ第8番変ロ長調
ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調 op.94a
パヴェル・ベルマン(vn)
CD5
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 op.27-2「月光」
ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 op.57「熱情」
ショパン:
ポロネーズ 変イ長調 op.53「英雄」
エチュード イ短調 op.10-2
エチュード 変イ長調 op.10-10
エチュード イ短調 op.25-4
エチュード 変ニ長調 op.25-8
エチュード ロ短調 op.25-10
エチュード イ短調 op.25-11
チャイコフスキー/フェインベルク編曲:
交響曲第6番「悲愴」-第3楽章「スケルツォ」
CD6
D.スカルラッティ:ソナタ ニ短調
クレメンティ:ピアノ・ソナタ ニ短調 op.40-2
ハイドン:ピアノ・ソナタ ト長調 Hob.XVI/27
モーツァルト:ロンド イ短調 K.511
リスト:ペトラルカのソネット 第2番
リスト:灰色の雲
ヘンデル:「デッティンゲン・テ・デウム」-アリア
パヴェル・ベルマン(vn)
CD7
シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960
シューベルト/リスト編曲
竪琴を弾く男
幻覚
糸車の前のグレートヒェ ン
若い尼
アヴェ・マリア
魔王

BRL-8128 27枚組 \9750
ショスタコーヴィチ:作品集
交響曲全集
室内交響曲集
管弦楽作品集
協奏曲全集
弦楽四重奏曲全集
室内作品集
バルシャイ、
※ボーナスDVD(バルシャイのインタビュー)




<BERLIN CLASSICS> ※お早めにご注文下さい
BC-8402 7枚組 \4200
アーベントロート・エディション
CD-1
モーツァルト:
交響曲第35番「ハフナー」
ベルリン放響
録音:1955年9月16日
交響曲第38番「プラハ」
ライプツィヒ放響
録音:1955年2月16日
交響曲第41番「ジュピター」
ベルリン放響
録音:1956年3月26日
CD-2
ベートーヴェン:
交響曲第9番「合唱」
エディト・ラウクス(S)
ディアナ・オイストラティ(A)
ルートヴィヒ・ズートハウス(T)
カール・パウル(B)
ライプツィヒ放響&合唱団
録音:1951年6月29日
CD-3
シューベルト:
交響曲第8番「未完成」
ライプツィヒ放響
録音:1950年1月11日
交響曲第9番「グレート」
ライプツィヒ放響
録音:1949年9月18日
CD-4
シューマン:
交響曲第4番
ライプツィヒ放響
録音:1956年3月31日
チェロ協奏曲
ポール・トルトゥリエ(チェロ)
ライプツィヒ放響
録音:1955年9月5日
CD-5
ブラームス:
交響曲第3番
ライプツィヒ放響
録音:1952年3月17日
交響曲第4番
ライプツィヒ放響
録音:1954年12月8日
CD-6
ブルックナー:
交響曲第9番(オレル版)
ライプツィヒ放響
録音:1951年10月29日
CD-7
チャイコフスキー:
交響曲第6番「悲愴」
ライプツィヒ放響
録音:1952年1月28日
ヘルマン・アーベントロート:指揮

BC-8403 6枚組 \4200
ブラームス:合唱曲集
ディーター・ハウシルト:指揮
ライプツィヒ放送合唱団、他

<VAI>
VAI DVD 4363(DVD-Video) \4050
R.シュトラウス:「ナクソス島のアリアドネ」(1912年版)
クレア・ワトソン(S アリアドネ),ビヴァリー・シルズ(S ツェルビネッタ)
ロバート・ナジ(T バッカス),ジョン・リアルドン(Br ハレルキン),ほか
エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)ボストン交響楽団
収録:1969年 演奏会形式
大変珍しい映像が登場。エーリヒ・ラインスドルフが、1969年にシュトラウス
の「ナクソス島のアリアドネ」を演奏会形式で演奏した時の映像である。この
時は、今日我々が通常聞ける1916年にウィーンで初演された改訂版ではなく、
1912年にシュトゥットガルトで上演された時の音楽を演奏している。これは、
モリエールの「町人貴族」をホフマンスタールが手直しし、シュトラウスが音
楽をつけた作品の劇中劇としてオペラが上演される形態だったので、改訂版に
おける序幕はない。またツェルビネッタのアリアが通常より高いなどの相違が
ある。シルズのツェルビネッタが聞ける点でも極めて貴重である。

VAI DVD 4367(DVD-Video) \3650
映画「ドン・キホーテ」
ゲオルク・ヴィルヘルム・パプスト(監督)
フェオドール・シャリアピン,ドルヴィル,セエ・マルチネリ,
シャルル・レジェ,ルネ・ヴァリエ,ミレーユ・バラン,
ジャン・ド・リミュール,アルレット・マルシャル
セルバンテスの原作を、亡命ドイツ人監督のパブストが映画化。イベールが音
楽を担当し、シャリアピンが主演したことであまりにも有名。伝説的名バス、
シャリアピンが動いて歌うと言うだけでももう感動もの。英語版とフランス語
版を選べる。

VAI DVD 4381(DVD-Video) \4050
「パ・ド・ドゥの芸術」-有名バレエより11のパ・ド・ドゥ
フォンテーン、ヌレエフ、ブルーン、プリセツカヤ、 ウラノワ、アロンソ 他
有名バレエから、11のパ・ド・ドゥの場面を寄り抜いた優れものDVD。バレエ
の華というべき二人の華麗な舞を心行くまで楽しめる。

VAIA 1253 \1980
アンナ・ラッセルが語るヴェルディ「ナブッコ」とモーツァルト「魔笛」
アンナ・ラッセル
アンナ・ラッセルは、クラシック音楽を題材に取ったエンターテインメントで
知られるコメディエンヌ。彼女のお得意は、オペラを物語を語りながら、役を
パロディーして笑いを取る芸。ここではヴェルディの「ナブッコ」とモーツァ
ルトの「魔笛」が選ばれている。これは1973年、シドニーのオペラハウスの柿
落とし行事の一環として行われた「上演」のライヴである。

VAIA 1245 2枚組 \1980
イヴリン・リアー 80歳記念CD
ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房達」から、
ヘンデル:「ジューリオ・チェーザレ」から、
モーツァルト:「フィガロの結婚」から、
ヴェルディ:「オテッロ」から、
ワーグナー:「さまよえるオランダ人」から
R.シュトラウス:「バラの騎士」,「アラベラ」から
バーバー:ノックスヴィル 1915年の夏
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番、
ベルリオーズ:「夏の夜」から
マーラー:浮き世の生活、
R.シュトラウス:眠りに つくとき
シューベルト:漁師の歌,夜と夢、
アーン:恍惚 のとき
フォーレ:愛の歌,マンドリン,牢獄、
チャイコフスキー:舞踏会で,言葉でなく、
ラフマニノフ:りら
R.シュトラウス:おはよう!,夜,セレナーデ 他
イヴリン・リアー(ソプラノ)
ロリン・マゼール(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
カルロス・クライバー(指揮)ミラノ・スカラ座管弦楽団
ディーン・ディクソン(指揮)ヘッセン放送管弦楽団
ルドルフ・ヤンセン(ピアノ)
エリック・ウェルバ(ピアノ)
ほか
収録:1969年 演奏会形式
イヴリン・リアーは1926年、ニューヨーク生まれのソプラノ。カール・ベーム
に認められ、1960年代か70年代にかけて、ドイツを中心に活躍した。このCDは
彼女の80歳を記念して、様々な上演のライヴ録音を集めたもの。なかでもミラ
ノ・スカラ座でカルロス・クライバーが指揮した「バラの騎士」の元帥夫人の
独白が貴重だ。

VAIA 1256 2枚組 \1980
「アレクサンダー・ガヴリリュク ピアノ・リサイタル」
ハイドン:ピアノ・ソナタ ロ短調 Hob.XVI-32
ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 イ短調 Op.35
スクリャービン:
ピアノ・ソナタ第5番 「法悦の詩」,練習曲嬰ニ短調 Op.8/12
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第6番 ,第7番
ショパン:練習曲 嬰ハ短調 Op.25/7
メンデルスゾーン=リスト=ホロヴィッツ:
結婚行進曲と「夏の夜の夢」からの変奏曲
アレクサンダー・ガヴリリュク(ピアノ)
アレクサンダー・ガヴリリュクは、1984年ウクライナ生まれのまだ若いピアニ
ストだが、ピアノを愛する人には既に知られた名だろう。1999年にはホロヴィ
ッツ記念国際ピアノコンクールで優勝、2000年には第4回浜松国際ピアノコンク
ールで優勝、中村紘子から絶賛を受ける。そして2005年にはアルトゥール・ル
ービンシュタイン国際ピアノコンクールでも優勝。いま間違いなく最も熱い視
線が注がれているピアニストである。このCDは、2005年5月、フロリダはマイ
アミ・ビーチで行われた2回のリサイタルを、編集なしに収録したものである。
DVD(VAIDVD 4357)でも発売済。

VAIA 1257 \1980
ムソルグスキー:「展覧会の絵」
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第6番 イ長調 Op.82
イリヤ・イティン(ピアノ)
イリヤ・イティンはロシア出身で、1996年にリーズ国際ピアノ・コンクールで
優勝したピアニスト。1990年からニューヨークに在住して活躍している。この
CDは、2005年6月8日にフロリダのアマチューロ劇場で行われた演奏会のライヴ。
既にDVD(VAIDVD 4365)で発売されている。





<NIREO>
超絶技巧ピアニストとして売り出し中。日本でも話題になりつつあるピアニス
ト、フランシスコ・リベッタを紹介するNIREOレーベルがVAIを経由して入るこ
とになりました。リベッタはVAIレーベルからも数タイトル発売になっており、
先ごろ発売になった「ツェルニー50の練習曲」(全曲)世界初録音や「ムソル
グスキー:展覧会の絵&バラキレフ:ソナタ第2番」は話題になりました。

NIREO 001/2 2枚組 \3960
エットレ・ポッツォーリ:
31の中級者用練習曲、リピーテッド・キーによる16の練習曲、
27の早い動きの練習曲、牧歌、海の反射
フランシスコ・リベッタ(P)
教則本として有名なポッツォーリ。ツェルニーに続くリベッタの教則本シリー
ズ。

NIREO 003/5 3枚組 \5940
リスト:12の交響詩(作曲者自身による2台のピアノ用編曲版)
フランシスコ・リベッタ(P),
共演:マッテオ・チステミーノ(P)、ララ・エスチェルシオール(P)、
ジウリアーノ・グラニティ(P)、ルイジ・ニコラルディ(P)、
ヴァレンティーナ・パレンテラ(P)、レナート・リッツェッロ(P)、
スチピオーネ・サンジョヴァンニ(P)、ヴァネッサ・ソトギゥ(P)
リスト自身による2台ピアノのための編曲版。

NIREO 007 \1980
「ライヴ・イン・フォート・ラウダデール」
ジョヴァンニ・マリア・トラバチ:
鍵盤楽器のための5声のガイヤルダ「ラ・ガランテ」
レーオ:愛には苦悩がつきもの
モーツァルト:
パイジェッロの歌劇「哲学者気取り」の「主に幸いあれ」による6つの変奏曲
K.398
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番「月光」
ショパン:夜想曲第8番、他
リスト:
巡礼の年報第2年への追加「ヴェネツィアとナポリ」よりカンツォーネ、
タランテッラ/「エフゲニー・オネーギン」によるポロネーズ
フリードマン:ゲルトナーのテーマによるウィンナ・ワルツ
シューマン、アルファーノの作品
フランシスコ・リベッタ(P)
1968年南イタリア生まれ。世界初の試みであったゴドフスキー編曲のショパン
/エチュードの全曲演奏会をミラノとナポリで開催する等、常に挑戦的なプロ
グラムで目が離せないリベッタ。近年、この「技巧派」ジャンルではアムラン
の影に隠れている感がありますが、ライヴ・マニアの間はすでに人気沸騰。日
本を含め、これまでに100を越えるコンサートはいずれも非常に高い評価を受
けています。小粋な選曲もピアノ好きの心をくすぐる所以。





<BRIDGE>
BCD9178 \1980
リーバーソン:作品集
リーバーソン(1946-):作品集
リルケ歌曲集,6つの王国,ホルン協奏曲
ロレーヌ・ハント・リーバーソン(メゾソプラノ)
ピーター・ゼルキン(ピアノ)
ミカエラ・フカチョヴァ(チェロ)
ジャスティン・ブラウン(指揮)
ウィリアム・パーヴィス(ホルン)
ドナルド・パルマ(指揮)
オデンセ交響楽団
録音:2003-2005年
ピーター・リーバーソンは1946年、ニューヨーク生まれの作曲家、現在はサン
タフェ在住。1983年、ピーター・ゼルキンと小澤征爾指揮ボストン交響楽団で
ピアノ協奏曲が初演され、その成功から米国作曲家のトップランナーとして活
躍してきた。比較的穏健な作風の中に、鋭い感性を称えている。歌曲集を歌う
名メッゾソプラノのロレーヌ・ハント(・リーバーソン)は彼の妻。ピーター
・ゼルキンが伴奏。またホルンの名手、ウィリアム・パーヴィスが協奏曲のソ
ロを務めるなど、豪華な面々による充実した演奏である。

BCD9188 \1980
アルベニス:伝説,朱色の塔
グラナドス:ゴヤの美女,スペイン舞曲第5番
ニン=クルメル:ミランの主題による6つの変奏曲
ロドリーゴ:古いサラバンダ、
ファリャ:ドビュッシー讃
オルボーン:前奏曲と舞曲、
ボッケリーニ:ギター五重奏曲第1番 ニ長調
ヴィラ=ロボス:練習曲第11番
レイ・デ・ラ・トーレ(ギター)
ストゥイヴェサント弦楽四重奏団
録音:1952,1950,1961年、
キューバ生まれの名ギタリスト、レイ・デ・ラ・トーレ(1917-1994)が、1952
年7月にニューヨークで録音した8曲に、1950年のボッケリーニのギター五重奏
曲、そして1961年の演奏会からヴィラ=ロボスを1曲。デ・ラ・トーレは、伝
説的なギタリスト、ミゲル・リョベット(1878-1938)に学んでいる。技巧的
に極めて高度で、南米らしい強い情熱もある。しかしデ・ラ・トーレの最大の
武器は繊細さが行き渡った表現だ。ことに弱音での語りかけの上手さは天才的。
聞きなれた名曲が一味違って聞こえるようだ。ボッケリーニも幻の名盤として
知られていたもの。

BCD9189 \1980
ベートーヴェン:ディアベリの主題による変奏曲 ハ長調 Op.120
フンメル:ディアベリ変奏曲
カルクブレンナー:ディアベリ変奏曲
モシェレス:ディアベリ変奏曲
リスト:ディアベリ変奏曲
シューベルト:ディアベリ変奏曲
ツェルニー:ディアベリ変奏曲
メルヴィン・チェン(ピアノ)
録音:2003年10月30日-11月1日、DDD、66:47
ウィーンの出版者、アントン・ディアベリは、自作のワルツを主題としてた変
奏曲集を企画、一つは多数の作曲家を巻き込んで主題+50の変奏曲+コーダの
作品となり、もう一つはベートーヴェンの高名なディアベリ変奏曲となった。
このCDには後者の全曲と、前者から6曲を収録。メルヴィン・チェンはテネシー
州出身のホープ。

BCD9190 \1980
「アメリカの交響詩」
ケーン:エクスカリバー Op.180
ヒル:スティーヴンソニアーナ第1番 Op.24
パーカー:北のバラード Op.46
カーペンター:シー・ドリフト
カール・クリューガー(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
20世紀の米国の作曲家による交響曲集。ルイス・ケーン(1870-1922)、エド
ワード・バーリンガム・ヒル(1872-1960)、ホラティオ・パーカー(1863-
1919)、ジョン・オールデン・カーペンター(1876-1951)。いずれも後期ロ
マン派の色濃い作風で、それぞれに魅力的。ヒルの「スティーヴンソニアーナ」
という題は、「宝島」や「ジキル博士とハイド氏」で有名な作家、ロバート・
ルイス・スティーヴンソンの「歌のお庭 A Child's Garden of Verses」に基づ
いていることよる。

BCD9191 \1980
フレッド・ラダール作品集
ラダール(1943-):
タイム・アフター・タイム、行進、オーボエ四重奏曲、波
ジェフリー・ミラースキー(指揮)コロンビア・シンフォニエッタ
アンタレス
ラ・フェニーチェ
オルフェウス室内管弦楽団
フレッド・ラダールは、1943年アメリカ合衆国ウィスコンシン州出身の作曲家。
1960年代から現在に至るまで、多様な作品を作曲、賞賛を得ている。1991年か
らコロンビア大学教授。「タイム・アフター・タイム」は2000年、「行進」は
1992年、オーボエ四重奏曲は2002年、「波」は1988年の作品。波では、オル
フェウス室内管弦楽団が大変に優れたアンサンブルで聞かせてくれる。

BCD9192 \1980
ソプラノを伴う弦楽四重奏曲集
ワーニック:弦楽四重奏曲第5番
ヒナステラ:弦楽四重奏曲第3番 Op.40
ハービソン:リウエイキング
ベニタ・ヴァレンテ(ソプラノ)
ジュリアード弦楽四重奏団
録音:1999,2000年、DDD、
6いずれの曲も、ソプラノの独唱を伴なった弦楽四重奏曲。この形態は、シェー
ンベルクの弦楽四重奏曲第2番が知られているが、ここに収録された3つの作品
の録音は珍しい。リチャード・ワーニック(1934-)の弦楽四重奏曲第5番では、
第1楽章と第3楽章にソプラノが加わる。アルベルト・ヒナステラ(1916-1983)
の弦楽四重奏曲第3番ではほぼ全編に渡ってソプラノが加わり、特にアモロー
ソと題された第3楽章が美しい。ジョン・ハービソン(1938-)のリウエイキング
でも全編にソプラノが加わっている。今年結成60年のジュリアード弦楽四重奏
団の極めて優秀なカルテットに、米国のソプラノ、ベニタ・ヴァレンテが彩り
を添えている。

BCD 9193 \1980
「ギャリック・オールソン・エディション第1集」
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 ト長調 BWV.988
ヘンデル:組曲第2番 ヘ長調 HWV.427
ギャリック・オールソン(ピアノ)
1999年1月&2001年11月、DDD
1970年ショパン国際ピアノコンクールの覇者、ギャリック・オールソンの弾く
バッハとヘンデル。オールソンのピアノは、常に音楽に対して余裕を保ち、考
え抜かれた曲想と、鋭敏な音色への感覚、そしてそれを可能にする見事なタッ
チのコントロール、そうした高度な要素を、完全に融和するまで練り上げてい
る。このゴルトベルク変奏曲でも、熱狂に身をおくのではなく、常に音楽に熟
した味わいが感じられ、素晴らしい。ピアノを用いた演奏の中でも、とりわけ
大人の風格を感じさせる演奏だ。ヘンデルの組曲では、冒頭のアダージョの身
震いするほどの静寂の美が素晴らしい。

BCD 9194 \1980
「古き良き時代の音楽/フランク・グレイザー・ピアノ小品リサイタル」
メンデルスゾーン:春の歌(無言歌より)
グリュンフェルト:ロマンツェ、
ゴドフスキ:アルト・ウィーン
グリーグ:蝶々、
シンディング:春の訪れ、モ
シュコフスキ:ホ調のワルツ
ルビンシテイン:ヘ調のメロディ、
リャードフ:音楽玉手箱、
ルビンシテイン:天使の夢、
パデレフスキ:ト調のメヌエット、
リスト:愛の夢
マクダウェル:魔女のダンス、
シューベルト/ヘラー編:鱒
ドリーブ:ワルツ(バレエ「泉(ナイラ)」より)
フランク・グレイザー(P)
録音:2000年6月
グレイザーは1915年アメリカ、ウィスコンシン生まれ。イーストマン音楽院で
長く教授を勤めた。またシェーンベルク、ペンデレッキ、ジョリベなど同時代
の作曲家との交友も多かった。この録音は85歳の時のものであるが、演奏に衰
えはなく、人生の年輪を感じさせる仕上がりとなっている。親しみやすい小品
ばかりというのも今の穏やかな芸風にあっている。ホロヴィッツが晩年に「ホ
ロヴィッツ・アット・ホーム」という小品集を録音したが、同じ境地に達して
いる。

BCD 9195 \1980
「ゴーン・フォー・フォレイン(外国に行ってしまった)/シグナス・アンサン
ブル」
デイヴィッド・クラマン:ゴーン・フォー・フォレイン
ウィリアム・アンダーソン:めまいがするもの
内藤明美:マインドスケープ-4つの詩的印象
ロルフ・イトレフス(Rolv Yttrehus):
プレクトラム・スペクトラム(爪のスペクトル)
ミルトン・バビット:白鳥の歌 第1番
シグナス・アンサンブル(Cygnus Ensemble)、
ジェフェリー・ミラースキー(指揮)
録音:2005年 57:37
フルート、オーボエ、ヴァイオリン、チェロ、ギター(バンジョー、マンドリ
ン)という編成のアンサンブルのために書かれた作品集。いずれも2000年前後
に書かれている。注目作はニューヨークに久しく在住の内藤明美のマインドス
ケープ。数年前に日本でも上演されたことがある。印象主義、武満の影響が色
濃く、さらに調性、抒情性を深めた繊細な音楽。アルバム・タイトルになって
いるクラマンのゴーン・フォー・フォレインはアヴァンギャルド・ジャズとも
プログレとも聴けるポップな要素満載のノイズ系ミュージック。





<ミッテンヴァルト・レーベル>
MTWD99025 \2500
マンフレート・グルリット(1865-1957):ヴァイオリン協奏曲へ長調
渡辺茂夫(ヴァイオリン)、
マンフレート・グルリット指揮
東京フィルハーモニー交響楽団
録音:1955(昭和30)年2月11日日比谷公会堂、モノラル(世界初演ライヴ)
神童として知られ14歳でジュリアードに留学するも16歳で精神不安から自殺未
遂(と言われている)し、その後演奏不能になってしまった悲劇のヴァイオリ
ニスト渡辺茂男(1941-99)。テレビのドキュメンタリーや新聞等でも取り上
げられたことがありました。グルリットは1939年に来日以来ほとんど日本です
ごし、オーケストラやオペラを指導した戦前戦後日本のクラシック界の恩人で
もあります。この録音はクーレンカンプのためにグルリットが作曲した協奏曲
を13歳の渡辺茂男が初演したもので、51年ぶりに甦る大変貴重なものです。
また長木誠司氏のグルリットに関する詳細なライナー・ノートも読み応えがあ
ります。

MTWD 99026 \3000
渡辺茂夫:
ヴァイオリン・ソナタ第1番、
ヴァイオリン・ソナタ第2番、
思い出(ヴァイオリン小品)
木野雅之(ヴァイオリン)、吉山輝(ピアノ) デジタル録音
なんと渡辺茂夫が留学前の12歳、13歳の時にかいたヴァイオリン・ソナタがあ
りました。既に協奏曲やソナタなどの大作を演奏していた彼の作品は若書きと
はいえ20分近くあるロマン派的な大作です。日フィルのコンサート・マスター
でソリストとしても大活躍中の木野雅之氏が渡辺茂夫愛用の楽器を使用し50余
年を経て再現されました。





<MEGADISC(ベルギー)>
MDC7803 \2080
ジョン・ケージ:エイト・トゥー・ワン4/バートン・ワークショップ
EIGHT(1991)-Fl,Ob,Cl,Fg,Hrn,Trp,Trb,Tba
TWO(1987)-Fl,Pf
ONE4(1990)-Solo drummer
バートン・ワークショップ
録音:2002-2005年
バートン・ワークショップは8管楽器にピアノと打楽器を加えた10人からなる
現代音楽を専門とするオランダのアンサンブル。ファイヴズ(MDC7815)に続
く彼らのケージ作品集第2弾。ケージの数字をタイトルにした作品シリーズは
いずれも静かに長く伸ばされた音が霧のように幾層にもたなびく美しい作品
群。現代音楽になじみのない人でもサティを聴く感覚で楽しめます。

MDC7804 \2080
プロコフィエフ:パンセ Op.62-No.1
アレクサンドル・ウスティン(1948-):ラメント
イヴァン・ソコロフ(1959-):雲のなかで
ニコライ・コルンドルフ(1947-2001):ヤリーロ
ソコロフ:夕暮れ時の鳥たち
ウスティン:
「トロペッツ」からの3つの歌(クリーン・フィールド、私のナイチンゲール、
私は人生でたくさんのものをみてきた)
プロコフィエフ:「束の間の幻影」より第1曲
イヴァン・ソコロフ(Pf)
録音:2004年
プロコフィエフを始めとするロシア近現代ピアノ作品集。ソコロフの自作自
演も収録。プロコフィエフ以外は20世紀に生を受けた作曲家たちの作品だが、
いずれもロマンの香りを湛えた佳品ぞろい。秋の冷たい雨の降る黄昏時に聴
くと最高。

MDC7806 \2080
ジョナサン・ハーヴェイ(1939-):カーヴ・ウィズ・プラトー
アルン・デフォルス(Arne Deforce,1962-):ライメン
ジョナサン・ハーヴェイ:
アドヴァヤ-デジタル・ピアノのエレクトロニクスのための
アルン・デフォルス(1962-):リティ
アルン・デフォルス(Vc)
大宅裕(Keyboard)
ジョナサン・ハーヴェイ&CRFMW(エレクトロニクス)
録音:2000-2004年
ハーヴェイの「アドヴァヤ」以外は無伴奏チェロのための作品。1939年生ま
れのハーヴェイはIRCAMで制作するなど、エレクトロ・アコースティックな作
品を発表し続けている前衛だが、カーヴ・ウィズ・プラトーは旋法的な響き
と民謡を思わせる抒情的(?)な旋律ラインが変幻自在に変化する興味深い
曲。作曲とチェロをこなしているデフォースは1962年ベルギー生まれ。「ラ
イメン」はチェロの低弦に含まれる豊かな倍音を意識したヴァイタリティ溢
れる曲でモンゴルのホーメイ(倍音唄法)を思わせる。ハーヴェイの「アドヴァ
ヤ」でデジタル・ピアノを弾いている大宅裕(おおやゆたか)は日本学生音
楽コンクールに優勝後、現在はヨーロッパを中心に活動しているホープ。

MDC7809 \2080
コンピュータ・ピアノ作品集
リーティス・マジュリス(1961-、リトアニア):
トウィッターリング・マシン(コンピュータ・ピアノ作品集)
トウィッターリング・マシン(さえずる機械)、
エクス・ウナ・ヴォーチェ、
クラヴィーア・オブ・ピュア・リーズン、ハノン・ヴァチュアリス
制作・録音:2005年
マジュリスは1961年リトアニア生まれの若手中堅世代の作曲家。スペクトラ
ル楽派に関心を持つ一方カノンの技法にも興味を持つという。ジョスカン・
デ・プレ、ジャチント・シェルシ、コンロン・ナンカロウ、アルヴィン・ル
シエに深く共感するという姿勢からはリズム、音色、音律、そしてポリフォ
ニーに深い関心を寄せる音楽性が窺い知れる。すべてコンピュータで制作さ
れたピアノ音楽で「トウィッターリング・マシン」はその名の通り、落ち着
きのない、跳ね回るような元気な音楽で、ライヒの「シックス・ピアノ」や
一柳の「ピアノ・メディア」を思わせる。「エクス・ウナ・ヴォーチェ」は
複雑なポリ・リズムを意図した作品でナンカロウのやったことをコンピュー
タでより完璧に、そして更に複雑化しようとしている。

MDC7810 \2080
リーティス・マジュリス-合唱作品集/クム・エッセム・パルヴルス
カノン・ソルス
シビッラ
クム・エッセム・パルヴルス
アヤパヤパム(AJAPAJAPAM)
ラトヴィア放送室内シンガース、
コードス弦楽四重奏団
録音:2003年
コンピューター・ピアノ作品を収めたMDC7809ではポップでにぎやかなミニマ
ル的音楽だったのに対し、この合唱作品集は全体に静かな作品が多く、内容
は極めて興味深い。ジョスカン・デ・プレに影響を受けたという作曲者の言
葉を裏付けるかのような「カノン・ソルス」は、聖歌風の美しい響きだがジョ
スカンの時代にはありえない対位法の織物を形成する。「シビッラ」は微分
音程をふくむ複雑なテクスチュアを作り、「クム・エッセム・パルヴルス」
はホケトゥス風のお経、「アヤパヤパム」は弦楽四重奏を伴う作品で、延々
と続く同一音から次第にゆっくりとクラスター状の複雑な響きへと変化して
ゆく。弦楽四重奏と合唱の音響の境目はあやふやとなりオルガン的ともいえ
る音の雲、薄明のなかの霧状の帯が果てしなく続く。アルヴォ・ペルト以来
の現代合唱音楽の成果といってよいだろう。





<MARSTON>
52051 2枚組 \4360
「レオポルド・ゴドフスキ全集 第2集」
ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調 Op.3-2
ショパン:
練習曲 変ト長調 Op.10-5 「黒鍵」、練習曲 変イ長調 Op.25-1 「エオリアン
・ハープ」、練習曲 変ト長調 Op.25-9 「蝶々」、ワルツ 変ホ長調 Op.18
「華麗なる大円舞曲」、ワルツ 変イ長調 Op.34-1 「華麗なる円舞曲」、
ワルツ 変イ長調 Op.42 「大円舞曲」、バラード 変イ長調 Op.47(短縮)、
ポロネーズ 嬰ハ短調 Op.26-1、ポロネーズ イ長調 Op.40-1「軍隊」、ポロネ
ーズ 変イ長調 Op.53「英雄」(短縮)、夜想曲 変ニ長調Op.27-2、幻想即興
曲 嬰ハ短調 Op.66、スケルツォ 変ロ短調 Op.31、子守歌 変ニ長調 Op.57、
ショパン(リスト編):
6つのポーランド歌曲−「喜び」(2種),「乙女の望み」
ドビュッシー:
ゴリウォーグのケークウォーク、ミンストレル、月の光、水の反映
ゼックワー:小舟で
リスト:
「ヴェネツィアとナポリ」−タランテッラ(短縮)、小人の踊り(2種)、
演奏会用練習曲「軽やかさ」、「リゴレット」パラフレーズ、
「愛の夢」第3番 変イ長調(2種)
ドホナーニ:カプリッチョ ヘ短調 Op.28-6
シュット:最愛の人に
ヘンゼルト:子守歌 ト短調 Op.45
リャードフ:音楽の嗅ぎ煙草入れ
シンディング:春のささやき
グラナドス:スペイン舞曲−祈り
シャミナード:おべっか使い
マクドウェル:魔女の踊り
シューベルト(タウジヒ編):軍隊行進曲第1番
ルビンシュタイン:天使の夢
レイン:賭博師
レオポルド・ゴドフスキ(ピアノ) 録音:1922年-1925年
第1集(52046 2CD 1913年から1922年までの録音)に続く、大ピアニスト、レ
オポルド・ゴドフスキ(1870-1938)の録音全集第2弾。近年、超絶技巧を要す
る彼の作曲、編曲の人気が高まったことで、 ゴドフスキの演奏にも感心が集
まっている。この50代前半の脂ののった演奏を聞くと、ゴドフスキの卓越した
技法もさることながら、その技術力を音楽の躍動、飛翔に全て注いでいること
にこそ驚かされる。名人的に微妙にリズムを揺らしながら、常にクリアで説得
力のある響きで、ファンタジックに音を舞い上がらせる、その音楽の訴えかけ
てくる力は、80年という時を越えて非常に大きい。マーストンの復刻は非常に
見事で、ゴドフスキの真価を遺憾なく伝えてくれる。




<NBB>
NBB 17
「”UN BACIO SOLO”〜せめてキスだけ」
横山潤子:「アンダンテよりやや遅く」
ヘンデル:「協奏曲」(原曲オーボエ)
ボッテジーニ:「メロディア」、「グァルダミ アンコーラ」(トリオ)、
「せめてキスだけ」(トリオ)、「ユヌ ブシェ エイメ」(トリオ)、
「コントラバス協奏曲第2番」
バッハ:「無伴奏チェロ組曲第1番」(原曲チェロ)
斎藤輝彦(コントラバス)
アンナ・トッカフォンディ(ピアノ)
レオナルド・デ・リーズィ(テノール)
ヴィンチェンツォ・ガッリレイ管弦楽団
録音:2005年5月、12月
NBB08でお馴染みの日本を代表するフレンチ弓奏者、斎藤輝彦の待望の2枚目で
ある。NHKの合唱コンクール課題曲他で大活躍、前作の赤とんぼ等編曲でおな
じみの横山潤子氏の書き下ろしの新曲、コントラバスのオリジナル作品かと思
わせるヘンデルの協奏曲、イタリア人テノールソリストが共演した、非常に珍
しいボッテジーニのトリオ(アルバムタイトルになっている)、弦楽オーケス
トラ伴奏のボッテジーニ協奏曲(日本人初)、フィレンツェ郊外の中世に建て
られた教会で録音した、バッハの組曲(自然音響での録音)等、大変興味深い
アルバムに仕上がっている。

NBB 19
「Movin' in the Movies」
ニーノ・ロータ、エンニオ・モリコーネの作品を中心に
トリオ・ニーノ・ロータ& アルベルト・ボチーニ(コントラバス)
録音:2005年11月、12月
「トリオ・ニーノ・ロータ」はピアノ、フルート、ヴィオラの三重奏団。レー
ベルの主宰者で人気の「ザ・ベール・ギャング」(今年の来日も決定!)のメ
ンバーでもあるコントラバス奏者ボチーニが共演した映画音楽アルバムです。
うちピアニスト以外の3人が指揮者ズービン・メータ率いるフィレンツェ歌劇
場のオーケストラの団員です。彼らの演奏する曲は ニーノ・ロータ、モリコ
ーネ、ピオヴァーニ、などのイタリアを代表する映画音楽を中心に、全てメン
バーであるピアニストのオリジナルアレンジで構成されています。2001年には、
アフリカ・イタリア文化会館主催、イタリア大使館後援のナイロビで開催され
た「ヨーロッパフィルムフェスティバル」のオープニング演奏を飾るなど、イ
タリア内外で広く活動しています。今回発売されるCDは、クラシック奏者の確
かな技術に、スウィングなどの軽快で絶妙なアレンジが加わり、いつの間にか
イタリア映画の世界に迷い込んでしまうような気にさせる、そんなイタリアの
エッセンスがぎゅっと詰まったCDです。




<GENUIN>
GEN 85050 2枚組 \1980
「オイストラフ・ラスト・リサイタル、1974年5月ウィーン」
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第33番 ヘ長調 K.377
シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 D.574
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op.30-2
モーツァルト:「泉のほとりで」による6つの変奏曲ト短調 K.360
シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ ト短調 D.408-アレグロ・ジュスト
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調 Op.24「春」-スケルツォ
(ボーナス・トラック)
モーツァルト:
ヴァイオリン・ソナタ第41番 変ホ長調 K.481-アダージョ(1972年録音)
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)、
パウル・バドゥラ=スコダ(ピアノ)
1974年5月29日 ウィーン 楽友協会ホール、ライヴ録音
大変に貴重な録音がCDになった。20世紀を代表する偉大なヴァイオリニスト、
ダヴィド・オイストラフ(1908-1974)の、最後のリサイタルのライヴ録音で
ある。オイストラフはこの年の10月24日に亡くなっている。死を5ヵ月後に控
えたオイストラフが、どんな枯れた音楽をしているかと思ったら、まったく異
なった、非常に充実したヴァイオリンが聞ける。大家らしく堂々して、オイス
トラフの持ち味である旨みたっぷりの豊かさがたっぷりしみこんでいながら、
同時にバドゥラ=スコダのピアノに感化された新鮮さも加味されている。この
20近くも離れた二人が頻繁にデュオ組んだのか、その理由もよく分かる演奏で
ある。とりわけシューベルトのD.574は、こんなに素敵な曲だったのか!と聞
く者を感嘆せしめるものである。録音状態も極めて良好、多くのヴァイオリ
ン好きに歓迎されるであろう。

GEN 86519 \1980
「ルーベンス四重奏団、デビューCD」
ハイドン:弦楽四重奏曲ト短調Op.20/3(第33番)
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第3番ヘ長調Op.73
ルーベンス四重奏団
このハイドンとショスタコーヴィチの作品は100年以上離れた時期に作曲され
ていますが、引き締まって活力に満ちたもので、普遍的な共通性を持っていま
す。この2曲の精巧で劇的、自発的、機知とユーモアがあり、また深く人間的
で、力強いといった属性を若いオランダの弦楽四重奏団ルーベンス四重奏団の
優れた演奏で聴くとより明確になります。





<ELECT RECORDレーベル(ルーマニア)>
ルーマニアの国策レーベルだったエレクト・レコード。現在は民営レーベル
になっておりますが、貴重な録音の宝庫です。未案内だった商品が判明いた
しましたので、今回ご案内させていただきます。

EDC126 \1850
「イスラエルとルーマニアの歌曲集」
クラウディウ・ネグレスク指
ヴォーチェス・プリマヴェラエ(児童合唱団)

EDC132 \1850
ハイドン:交響曲第86番ニ長調/第88番ト長調/第96番ニ長調「奇跡」
ホリア・アンドレースク指揮
ブカレスト・ヴィルトゥオージ

EDC304 \1850
「ビザンティンの音楽第1集−晩祷、朝課と典礼」
セバスティアン・バルブ=ブクル指揮
プサルモディア

EDC345 \1850
「おお、美しいもみの木」
サンタクロース/おばあちゃん/おお、美しいもみの木/ジングル・
ベル/お部屋を飾ろう/雪、雪/清しこの夜他
ビアンカ・イオネスク指揮
ミニソング(声楽グループ)

EDC349/50 2枚組 \3700
「マリン・コンスタンティン生誕75年」
復活/隅の花/ルーマニア民謡/ビザンティンの音楽/ルーマニア
の先駆者的作曲家たちの作品、ルーマニアと世界の現代音楽
マリン・コンスタンティン指揮
マドリガル室内合唱団

EDC352 \1850
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調
ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番ニ短調
ラロ:スペイン交響曲op. 21
イオン・ヴォイク(Vn)、
イオン・ヴォイク指揮ブカレスト室内管
イオシフ・コンタ指揮ルーマニア放送響
ジョルジュ・エネスコ指揮ジョルジュ・エネスコ・フィル

EDC355 \1850
モーツァルト:「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」から
ヴェルディ:「椿姫」「仮面舞踏会」「ドン・カルロ」「オテロ」から他
マーラー:さすらう若人の歌
ジェアン・ボベスク指揮映画響
ミハイ・ブレシチェアヌ指揮
ジョルジュ・エネスコ・フィル

EDC357 \1850
ヨハン・クリスティアン・バッハ:
交響曲変ホ長調op. 18-1/変ロ長調op. 18-2/ニ長調op. 18-3/ニ長調op. 18-4
アレクサンドル・ホバイ指揮
トゥルグ・ムレシュ・フィル

EDC391 \1850
パウル・コンスタンティネスク(1900-1963):
ビザンティンのクリスマスのオラトリオ「主の誕生」
エミリア・ペトレスク(S)、ヴァレンティン・ケスラー(Ms)、
ヴァレンティン・テオドリアン(T)、ヘルジェ・ベムケス(Bs)、
ミルチェア・バサラブ指揮
ジョルジュ・エネスコ・フィル、ジョルジュ・エネスコ合唱団

EDC396 \1850
「クリスマス・キャロル集」
サンタクロース/おお、美しいもみの木/ジングル・ベル/ベトレヘムに生ま
れた/ホワイト・クリスマス/清しこの夜/ロックン・ロール・クリスマス他
ダナ・バルツァー、シルヴィア・ドゥミトレスク、
ダン・クレイメルマン、アドリアン・プレシュカ(Vo)

EDC452 (452/53から変更) \1850
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー/へ調の協奏曲
※EDC452/53の二枚組で出ていたものが1枚物に仕様変更になりました。
ダン・ミズラヒ(P)、
パウル・ポペスク指揮ルーマニア映画響

EDC480 \1850
「ビザンティンの音楽第3集−ルーマニアのプロドロム修道院と(ギリシア
の)アトス山での晩祷」
セバスティアン・バルブ=ブクル指揮
プサルモディア

EDC481 \1850
「ビザンティンの音楽第4集−ルーマニアのプロドロム修道院と(ギリシア
の)アトス山での朝課」
セバスティアン・バルブ=ブクル指揮
プサルモディア

EDC507 \1850
「聖アンドレイ、善良な神に絶えず頼みたまえ」
聖アンドレイのクリスマス・キャロル/祈り/アレルヤ/夕べの鐘他
ダン・ヴァカレスク指揮
ハリスマ(ギリシア正教男声合唱団)

EDC564 \1850
ヘンデル:オルガン協奏曲集op. 7
ニコラエ・リカレツ(Org)、ブカレスト室内管弦楽団

EDC565 \1850
「マリア・スラティナル・ニストル/オペラ・アリア集」
モーツァルト:「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」から
ヴェルディ:「運命の力」から
カタラーニ:「ワリー」から
ワーグナー:「タンホイザー」から
ベートーヴェン:「フィデリオ」から
プッチーニ:「トスカ」「トゥーランドット」から
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」から
ポンキエッリ:「ジョコンダ」から
マリア・スラティナル・ニストル(S)

EDC598 \1850
「ビザンティンの音楽第9集−ブラジ村の聖イエラル・テオドシエ修道院で
の晩祷と朝課」
セバスティアン・バルブ=ブクル指揮
プサルモディア

EDC601/02 2枚組 \3700
「マダリン・ヴォイク(指揮)記念祝賀」
ベートーヴェン、J.S. バッハ、メンデルスゾーン、モーツァルト、
ロッシーニ、ヨハン・シュトラウス、ポルムベスク、ハイドン、
シューベルト、マルチェッロ、ドヴォルザークの作品
マダリン・ヴォイク指揮

EDC610/11 2枚組 \3700
「大成功から-イオン・ピソ(バリトン)」
ララ、トスティ、デ・クルティス、レハール、ビゼー、ストラデッラ、
マルティーニ、シューベルト、シューマン、R. シュトラウス、
ブリテン他の作品
イオン・ピソ(Br)

EDC619 \1850
「女王様、汝の望みであっても!」
聖母マリア、いとも神聖な名/聖母マリア、優しい名/聖コンスタ
ンティン・ブランコヴェアヌのバラード/ペテロの否認他
テオドラ・パウネスク=トゥカ(Vo)

EDC628 \1850
「ビザンティンの音楽第10集−要職にある声楽家たち『アレーセ』」
セバスティアン・バルブ=ブクル指揮
プサルモディア

EDC629 \1850
「ビザンティンの音楽第11集−聖ヴァシレ大公の典礼」
セバスティアン・バルブ=ブクル指揮
プサルモディア

EDC630 \1850
「スーパーカリフラジリスティック」
子ヤギ/虹/王子/スーパーカリフラジリスティック(メリー・ポピンズが競
馬で優勝して歌う歌)/ドレミの歌/ココリコ他
ビアンカ・イオネスク指揮ミニスターズ(合唱団)

EDC631 \1850
「ビザンティンの音楽第12集−アエギナの聖イエラル・ネクタリエ修道院の
晩祷と朝課」
セバスティアン・バルブ=ブクル指揮
プサルモディア

EDC632 \1850
「ビザンティンの音楽第14集−アスティオンの聖エピクテット修道院の晩祷
と朝課」
セバスティアン・バルブ=ブクル指揮
ゲロンティエ・ニコラウ(ビザンティン音楽の楽団)

EDC634/35 2枚組 \3700
「マリン・コンスタンティン生誕80年−ヨーロッパのルネッサンス音楽と
ルーマニアの現代音楽」
マリン・コンスタンティン指揮
マドリガル室内合唱団

EDC648 \1850
「ビザンティンの教会の聖歌集第1集−ネアムツ修道院の公準」
パヴェル・ルング指揮
ネアムツ修道院神学校イムン(聖歌隊)

EDC655 \1850
J.S. バッハ:
3つのギターのための協奏曲ニ長調(原曲:3台のチェンバロのための協奏曲
ハ長調)BWV1064
ヴィヴィアルディ:リュート、ヴァイオリン、チェロのための三重奏曲ト短調
ヴァイス:シャコンヌ
ヴィヴァルディ:合奏協奏曲集「調和の霊感」op. 3から第8番イ短調
アンドレイ三重奏団、リウタリア(室内合奏団)

EDC658 \1850
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」
シュテファン・ルハ(Vn)、
ミルチェア・クリステスク指揮
クルジュ=ナポカ・フィル

EDC659 \1850
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調op. 6
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調op. 35
シュテファン・ルハ(Vn)
スタニスラフ・ヴィスウォツキ指揮
クルジェ=ナポカ・フィル
ミルチェア・バサラブ指揮
ルーマニア放送響

EDC660/61 2枚組 \3700
エネスコ:
ヴァイオリン・ソナタ第3番イ短調「ルーマニアの民俗風に」
ピアノ四重奏曲第2番ニ短調op.30/ピアノ五重奏曲op. 29
ヴァレンティン・ゲオルギュ(P)、シュテファン・ゲオルギュ、
シュテファン・ニコレスク(Vn)、ヴァレリウ・ピトゥラク(Va)、
アウレル・ニクレスク(Vc)

EDC662/63 2枚組 \3700
エネスコ:
弦楽四重奏曲第1番変ホ長調op.22-1/第2番ニ長調op.22-2
ピアノ四重奏曲第1番ニ長調op.16/第2番ニ短調op.30
イヴォンヌ・ピエドモンテ(P)、
ヴォーチェス四重奏団

EDC664 \1850
エネスコ:
ピアノのための組曲第1番ト短調op. 3「古い様式で」/第2番ニ長調op. 10
第3番op. 18「即興的小品集」
アウロラ・イエネイ(P)

EDC665 \1850
エネスコ:
創作主題による2台のピアノのための変奏曲op.5/夜想曲
ピアノ・ソナタ第1番嬰ヘ短調op.24-1/第3番ニ長調op.24-3

EDC666 \1850
「ジョルジュ・エネスコ歴史的録音」
ヘンデル:ソナタニ長調op.1-13
コレッリ:ソナタニ短調op.5-12「ラ・フォリア」
プニャーニ:ソナタニ長調op.8-3
クライスラー:テンポ・ディ・メヌエット
ワーグナー:アルバムの綴り変イ長調
ショーソン:詩曲他
ジョルジュ・エネスコ(Vn)

EDC675 \1850
「ビザンティンの音楽第13集−聖フロフテラ修道院の晩祷と朝課」
セバスティアン・バルブ=ブクル指揮
プサルモディア

EDC681 \1850
「聖イオラン・グラ・デ・アウルの聖なる典礼」
アンティフォン1/聖なる神/聖エヴァンゲリエ他
アドリアン・クリンチウ指揮
ルミナ・リナ(ギリシア正教男声合唱団)




<KAIROS>
12472KAI \2080
クロード・ヴィヴィエ(1948-1983):
オリオン-管弦楽のための※(1979)
シッダールタ-8群に分かれた管弦楽のための※(1976)
打楽器のための5つの歌(1980)
ペーター・ルンデル指揮
ケルン放送交響楽団、
クリスティアン・ディアーシュタイン(Perc)
録音:2004年
※世界初録音
これほどの作曲家がこれまで、なぜ話題のひとつにも上がらなかったのか。
35歳という若さで世を去ったこともあるのだろう。今回KAIROSから新録音でリ
リースされるのはまさに快挙というしかない。ヴィヴィエはカナダ、モントリ
オール生まれで作曲をジル・トランブレー、シュトックハウゼンに師事。直接
的にはメシアンの影響が大きいが、その神秘的、官能的ヴィジョンと大胆さは
むしろメシアン以上である。旋法、調性的音響を取り入れモティーフ、メロ
ディが復権。作曲された1970年代後半といえば新ロマン主義勃興の頃。現代と
ロマン派の語法の双方を大らかに受け容れ自由奔放な幻想を鮮やかな管弦楽法
で繰り広げる。生きていたら今年58歳。いままさに時代が求めるリーダー的存
在になっていただろう。注目作はヘルマン・ヘッセの代表作に霊感を受けた大
作「シッダールタ」。除夜の鐘が鳴るように始まりガムランのように展開する
汎東洋的な「打楽器のための5つの歌」の異国情緒も楽しい。

12502KAI \2080
ジェラール・グリゼイ(1946-1998):
2声のための独奏(1981)-クラリネットとトロンボーンのための
アヌビ=ヌー(Anubis-Nout)(わが友クロード・ヴィヴィエの追憶に)
(1983)-クラリネットとコントラバスのための2つの小品
石柱(Stele)(1995)-2人の打楽器奏者のための※
魅力(Charme)(1969)-クラリネットのための
機械的時間(Tempus ex machine)(1979)-6人の打楽器奏者のための※
エルネスト・モリナーリ(Cl)、
ウーヴェ・ディアクセン(Trb)、
アンサンブルS
録音:2003-2004年
※世界初録音
スペクトル楽派の中心的存在グリゼイの初期と晩年の作品を収録。低音の豊か
な倍音にささえられた2声のためのソロ、友人の作曲家ヴィヴィエの追憶に捧
げられた「アヌビ=ヌー」、初期の点描的な「魅力」、倍音の作曲家がいかに
音律のない打楽器を使って作曲するかが興味深い「石柱」と「機械的時間」と
いった注目作ぞろい。




<TELOS>
TLS116 \1980
カロリン・ヴィトマンのイザイと現代作曲家の無伴奏ヴァイオリン作品集
「カロリン・ヴィトマン/リフレクションズI」
ブーレーズ:無伴奏ヴァイオリンのためのアンテームI
イザイ:ソナタ第2番-ジャック・ティボーのために
シャリーノ:6つのカプリッチオ
イザイ:ソナタ第4番
イェルク・ヴィトマン:エチュード1-3
カロリン・ヴィトマン(Vn)
録音:2005年
バッハ以後の無伴奏ヴァイオリン音楽の金字塔イザイのソナタと現代の無伴奏
ヴァイオリンの曲を組み合わせたユニークなアルバム。ブーレーズのアンテー
ムは1990年代に入ってからのヴィルトゥオジティを併せ持った新たな境地を示
す佳作。ライヴ・エレクトロニクスを伴う版もあるが、ここでは無伴奏のIを
収録。シャリーノのイタリアの陽光を感じさせる色彩豊かなカプリッチオは
ヴィトマンの超絶技巧が必聴!ヴィトマンは多くのオーケストラ、指揮者と共
演している注目のヴァイオリニストで大野和士と共演したことがある。

<東京交響楽団自主制作CD>
TSOCD003 \1800
モーツァルト:歌劇「皇帝ティトの慈悲」序曲
モーツァルト:交響曲第29番 イ長調 KV.201
モーツァルト:交響曲第39番 変ホ長調 KV.543
ユベール・スダーン指揮(東京交響楽団音楽監督)
東京交響楽団 2006年2月25日 サントリーホールでのライヴ録音
東京交響楽団創立60周年記念スペシャル・ライヴ盤 第2弾!
ユベール・スダーンは長年ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団の首席
指揮者をつとめ、モーツァルトをもっとも得意なレパートリーとし非常に高
い評価を得ています。
そのスダーンがモーツァルト生誕250年におくる本アルバムにおさめられた交
響曲2曲はヴィブラートを抑え、溌剌としたテンポ、音色の楽しさでモーツァ
ルトの時代の響きをみごとに再現しています。
アンコールで演奏されたモーツァルト最後の歌劇「皇帝ティトの慈悲」序曲
も収録され、演奏当日の感動をそのままお届けいたします。
まさに極上のモーツァルト。注目のアルバムです!




<VENEZIA>
CDVE64251 6枚組 \4500
ムラヴィンスキー指揮ショスタコーヴィチ:交響曲選集
Disc.1
交響曲第5番 1984年4月4日 ステレオ
交響曲第6番 1972年1月27日 ステレオ
Disc.2
交響曲第7番「レニングラード」 1953年2月26日 モノラル
Disc.3
交響曲第8番 1961年2月25日 モノラル
Disc.4
交響曲第10番 1976年3月 ステレオ
Disc.5
交響曲第11番「1905年」 1957年11月3日 モノラル  レニングラード初演
Disc.6
交響曲第12番「1917年」 1961年 ステレオ
ムラヴィンスキー最後のスタジオ録音
交響曲第15番 1976年5月26日 ステレオ
ムラヴンスキー指揮レニングラード・フィル
決定版として愛される名演奏の数々です。
録音年代の古さや当時の録音技術の不備から特に1960年前後、及び1960年以前
録音の一部に、マスター音源に起因する音の揺れ、歪み等あります事、ご了承
下さい。




<TACET>
TACET 152 \2180
マックス・レーガー自作自演(ピアノ・ロールによる)含む作品集
「テレマンの主題による変奏曲とフーガ」 Op.134
以上、フリーダ・クワスト=ホダップ(Pf) 1920年演奏のピアノ・ロール
「シルエット」Op.53より第2、3番
「私の日記」Op.82より第3、5、6、10、11番
「5つのユモレスク」Op.20より第5番
「6つの間奏曲」Op.45より第3、5番
以上、マックス・レーガー(Pf) 1905年演奏のピアノ・ロール
フリーダ・クワスト=ホダップ(Pf) 1880~1949はレーガーのピアノ協奏曲や
このアルバムに収められた「テレマンの主題による変奏曲とフーガ」を初演
した女流ピアニストです。クララ・シューマンに学び、親交が深かったレー
ガーの作品を多く演奏しています。




<CARUS>
83.186 \1850
ヨハン・ルートヴィヒ・バッハ:合唱作品集
Er machet uns lebendig(主は不安と審判より)
Ja, mil hast du Arbeit gemacht(しかし、汝われになしたまうことは)
Mache dich auf, werde lisht(起きよ、光を放て)
Die mit Tranen saen(涙をもって種蒔く者は)
ヘルマン・マックス指揮Das Kleine Konzert
ドアマーゲン少年少女合唱団 1981年11月録音
バッハ一族の一人でマイニンゲンの宮廷楽長をつとめたヨハン・ルートヴィ
ヒ・バッハ(1677-1731)の作品集です。大バッハとの血縁は薄く、非常に遠
縁でしたが、彼のカンタータとミサ曲は全て大バッハの筆写により伝わって
いる事から、少なからず影響があったといえます。学術的にも貴重なアルバ
ムです。以前LPで発売され、非常に人気があったものです。

83.206 \1850
メンデルスゾーン:合唱曲集Vol.7
混声合唱の為の「夕べの祝福 (Abendsegen)」
混声合唱の為の「葬送の歌」Op.116
無伴奏男声合唱の為の「2つの宗教的合唱曲」Op.115
女性合唱とオルガンの為の「3つのモテット」Op.39
ソプラノ独唱とオルガンの為の「2つの宗教的な歌」Op.112
「O beata et benedicta」
「Te Deum」
「Jauchzet dem Herrn, alle Welt」
「Hebe delne Augen auf(オラトリオ「エリア」から」
フリーダー・ベルニウス指揮シュトゥットガルト室内合唱団
2005年2月録音




<ARCHIPEL>
ARPCD0292 \950
マーラー:交響曲第4番
エルフリーデ・トレッチェル(Sop)
ベルリンRIAS交響楽団 1956年2月18日
マーラー:歌曲集「亡き子をしのぶ歌」
ジョージ・ロンドン(Br) ケルン放送交響楽団 1955年10月17日
オットー・クレンペラー指揮
交響曲第4番はARKADIAレーベルから発売あり。ライヴ録音
クレンペラーのうなり声が随所で聞かれ自身も演奏に乗っていたことがわか
ります。美しく温かみのある音色が特徴的な名演奏。
「亡き子をしのぶ歌」はMYTOレーベルから発売あり。とても良い音質です。

ARPCD0294 \950
バッハ:ヴァイオリン協奏曲BWV1041,1042
バッハ:2台のヴァイオリンの為の協奏曲BWV1043
アドルフ・ブッシュ(Vn,指揮) アドルフ・ブッシュ室内合奏団
バッハ:ヴァイオリン・ソナタBWV1016
アドルフ・ブッシュ(Vn) ルドルフ・ゼルキン(Pf)
全体的に音質は良くありませんが、A.ブッシュの名演奏が聴ける良い選曲の
アルバムです。

ARPCD0347 \950
ワーグナー:作品集
THE LEGENDARY 1947/1956 LONDON RECORDS
歌劇「ローエングリン」から第1幕への前奏曲
歌劇「ローエングリン」から第3幕への前奏曲
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」から第1幕への前奏曲
楽劇「神々の黄昏」から夜明けとジークフリートのラインへの旅
楽劇「神々の黄昏」からジークフリートの死と葬送行進曲
楽劇「パルジファル」から第1幕のクンドリーの独唱シーン
THE LEGENDARY 1940/1943 RRG RECORDINGS
楽劇「パルジファル」から第1幕への前奏曲
楽劇「神々の黄昏」からジークフリートのラインへの旅
キルステン・フラグスタート(Sop)
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
ウィーン・フィル
ベルリン国立歌劇場管弦楽団
チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団
ロンドン・フィル
スイス・ロマンド管弦楽団
感動的な名演奏を多く含む、決定版的なアルバム。良い音質です。





<WALHALL>
WLCD0172 3枚組 \2650
モーツァルト:歌劇「イドメネオ」
ホルスト・タウブマン(イドメネオ)、
グレタ・メンツェル(イダマンテ)
ゲルトラウト・ホップフ(イリア)、
ゲルトルーデ・グローブ=ブランドル(エレットラ)
マインハルト・フォン・ツァリンガー指揮ウィーン交響楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団
バレエ音楽を含む完全版 ウィーン 1950年録音スタジオ録音
放送用音源かと思われます。
1950年録音とは思えないほど良い音質です。

WLCD0174 3枚組 \2650
ワーグナー:歌劇「タンホイザー」
レオニー・リザネク(エリザベート)、ビルギット・ニルソン(ウェヌス)
ルドルフ・ルスティヒ(タンホイザー)、
マルセル・コルデス(エッシェンバハ)
ゴットローブ・フリック(ヘルマン)、カール・テルカル
カール・ベーム指揮サン=カルロ歌劇場管弦楽団、合唱団
1956年3月17日 ナポリ、サン=カルロ歌劇場 ライヴ録音
ARCHIPEL:ARPCD0011のレーベル移行です。
つきましてはARPCD0011は廃盤に成ります。とても良い音質です。

WLCD0175 3枚組 \2650
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」
ヘレン・トローベル(イゾルデ)、ラモン・ヴィナイ(トリスタン)
ブランシュ・シーボム、スヴェン・ニルソン
フリッツ・ライナー指揮メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団 
1950年12月9日 ライヴ録音
全体的に音質は劣悪なものではありません。特に少々遠いオーケストラに比
べ歌手の声は通りが良いです。しかし、雑音、音切れ等がありますので、万
人向けでは無い事ご了承ください。

WLCD0173 2枚組 \1800
ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」
ヘドヴィヒ・ミュラー=ビュトウ(レオノーレ)
ヘルゲ・ロスヴェンゲ(フロレンスタン)
ヤーロ・プロハスカ(ドン・ピツァロ)、
ハインリヒ・プフランツル(ロッコ)
ヘルマン・アーベントロート指揮
ベルリン国立歌劇場管弦楽団、合唱団
1952年ベルリンでのライヴ録音
会話部分はありません。第1幕に欠落があります。音質は悪くないのですが、
残念ながら音が割れ、耳障りな箇所が多く聴かれます。歴史的名演奏の復刻
です。

WLCD0176 2枚組
スッペ:歌劇「怪盗団」
第1幕に製作上のミスと思われる音飛びが聴かれます。つきましては、情報
は既に流れておりますが、この商品を当面扱いません事、ご了承ください。




<ANDROMEDA>
ANDRCD5058 2枚組 \1150
チャイコフスキー:歌劇「スペードの女王」(イタリア語)
セーナ・ユリナッチ(リーザ)、
エットレ・バスティアニーニ(エレツキー公爵)
マリオ・ペトリ(トムスキー公爵)、ジャンナ・ペデルツィーニ 他
アルトゥール・ロジンスキ指揮フィレンツェ5月音楽祭管弦楽団、合唱団
1952年12月26日ライヴ録音
音は細く、良く聞き取れない箇所あります。
以前CETRAレーベルから発売あり。

ANDRCD5059 2枚組 \1150
チマローザ:歌劇「ジャンニーナとベルナルドーレ」
セーナ・ユリナッチ(ジャンイーナ)、
セスト・ブルスカンティーニ(ベルナルドーレ)
グラツィエッラ・シュッティ、マリオ・カルリン
ニーノ・サンツォーニョ指揮ミラノRAI管弦楽団、合唱団 1953年7月26日
1781年に初演された2幕の歌劇。録音年代の古さを感じさせる音質です。

ANDRCD5061 6枚組 \2650
「フルトヴェングラー戦時中の録音ベートーヴェン作品集」
Disc.1
交響曲第3番「英雄」 
ウィーン・フィル 1944年12月19/20日
序曲「コリオラン」 
ベルリン・フィル 1943年6月27/30日
弦楽四重奏曲第13番から「カヴァティーナ」 
ベルリン・フィル 1940年10月15日
Disc.2
交響曲第5番「運命」 
ベルリン・フィル 1943年6月27/30日
交響曲第6番「田園」 
ベルリン・フィル 1944年3月20/22日
Disc.3
交響曲第4番 
ベルリン・フィル 1943年6月27/30日
交響曲第7番 
ベルリン・フィル 1943年10月31日・11月3日
Disc.4
交響曲第9番「合唱」 
ティルラ・ブリーム(S)、エリーザベト・ヘンゲン(A)、
ペーター・アンデルス(T)、ルドルフ・ヴァツケ(B)
ベルリン・フィル、ブルーノ・キッテル合唱団 1942年3月22/24日
Disc.5
ヴァイオリン協奏曲 エーリッヒ・レーン(Vn)
ベルリン・フィル 1944年1月9/12日
序曲「レオノーレ」第3番 
ウィーン・フィル 1944年6月2日
Disc.6
ピアノ協奏曲第4番 コンラート・ハンゼン(Pf)
ベルリン・フィル 1943年10月31日・11月3日
ボーナル・トラック(Disc.5と6それぞれに収録):
シューマン:チェロ協奏曲から最終楽章 ピエール・フルニエ(Vc)
ベルリン・フィル 1943年11月13/16日
ブラームス:交響曲第1番から最終楽章 
ベルリン・フィル 1945年1月23日
ブルックナー:交響曲第7番からアダージォ 
ベルリン・フィル 1942年4月7日
ベートーヴェン:交響曲第9番についてフルトヴェングラー(ドイツ語)
2分38秒 1954年8月22日
フルトヴェングラー音源の復刻に関して高い評価を得ているARCHIPEL,
GEBHARDT,ANDROMEDAグループによるリマスターリング。
ただならぬ熱気と興奮につつまれた名演の数々を集めた好企画です。

ANDRCD5051 5枚組 \2180
ギーゼキング(Pf)モーツァルト作品集Vol.1
Disc.1
メヌエットとトリオ ト長調KV.1、メヌエット ヘ長調KV.2、
アレグロ 変ロ長調KV.3
メヌエット ヘ長調KV.4、メヌエット ヘ長調KV.5
グラーフのオランダ語歌曲「我は勝てり」による8つの変奏曲 ト長調KV.24
オランダ歌曲「ウィレム・ヴァン・ナッサウ」による7つの変奏曲 
ニ長調KV.25
アレグレットによる6つの変奏曲 KV.54、メヌエット ニ長調KV.94
サリエリの「ヴェネツィア」の定期市」のアリア「我がいとしのアドーネ」
による
6つの変奏曲 ト長調KV.180
J.C.フィッシャーのメヌエットによる12の変奏曲 ハ長調KV.179
ピアノ・ソナタ第1-3番
Disc.2 
ピアノ・ソナタ第4-7番
Disc.3 
ピアノ・ソナタ第8-10番
Disc.4 
ピアノ・ソナタ第11-13番
Disc.5
8つのメヌエットとトリオ KV.315a
グレトリーの「サムニットの結婚」の行進曲の主題による
8つの変奏曲 ヘ長調KV.352
ソナタ断章(アレグロ) 変ロ長調KV.400、幻想曲とフーガ ハ長調KV.394
フーガ ト短調KV.401、幻想曲 ハ短調KV.396、幻想曲 ニ短調KV.397
序曲(クラヴィア組曲) ハ長調KV.399
パイジェルロの歌劇「哲学者気取り」の「主に幸あれ」による
6つの変奏曲 ヘ長調KV.398

ANDRCD5057 5枚組 \2180
ギーゼキング(Pf)モーツァルト作品集Vol.2
Disc.1
小葬送行進曲 ハ短調KV.453a
サルティアの歌劇「2人が争えば3人目が得をする」のミニョンのアリア
「子羊のように」による8つの変奏曲 イ長調KV.460
グルックの「メッカの巡礼」の「愚かな民が思うには」による
10つの変奏曲 ト長調 KV.455
幻想曲 ハ短調KV.475
ピアノ・ソナタ第14番
Disc.2
6つのドイツ舞曲 KV.509、ロンド イ短調KV.511
ピアノ・ソナタ第15、18、19番
Disc.3 
ピアノ・ソナタ第16、17番
Disc.4 
ピアノ協奏曲第20、25番
ハンス・ロスバウト指揮フィルハーモニア管弦楽団 (1953年)
Disc.5
ピアノ・ソナタ第23番 (1951年)、第24番 (1953年)
ピアノと木管の為の五重奏曲 変ホ長調KV.452
カラヤン指揮フィルハーモニア木管アンサンブル (1955年)
ピアノはすべてヴァルター・ギーゼキング。良く知られたEMI発売のBOX
(CHS7636882)よりピアノ・ソナタ第23、24番とピアノ協奏曲及びピアノと木
管の為の五重奏曲がプラスされ、数曲の小品が削られています。上記年代記
載があるもの以外は全て1953/54年の録音です。

ANDRCD9007 2枚組 \1150
オッフェンバック:歌劇「ホフマン物語」
リチャード・タッカー(ホフマン)、ロバータ・ピーターズ(オランピア)
リーゼ・スティーヴンズ(ジュリエッタ)、
ルチーネ・アマーラ(アントニア)
ピエール・モントゥー指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団 1955年
DATUMレーベルから発売あり。良い音質です。




<VENEZIA>
CDVE24250 2枚組 \1650
チャイコフスキー:後期交響曲集
交響曲第4番 ソビエトRTV大交響楽団 1970年9月
交響曲第5番 ソビエトRTV大交響楽団 1972年4月
交響曲第6番「悲愴」 ソビエトRTV大交響楽団 1972年
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮
数あるロジェストヴェンスキーのチャイコフスキーの演奏から特に名演奏と
いわれる記録を選んだ2CDです。お買い得盤。





<TACET>
10SACD(SACD-Hybrid) \2180
バッハ:無伴奏ヴァイオリンの為のパルティータ
フローリン・パウル(ヴァイオリン)
発売当初から、その音質の素晴らしさでベストセラーと成ったアルバムの
SACD化。

17SACD(SACD-Hybrid) \2180
Das Mikrofon
各楽曲、演奏形態に合わせた各メーカーを代表するマイクで収録した各種楽
曲。オムニバス的なアルバムです。収録されているのは全てクラシックです。
オーディオ・ファン向けのアルバム。

36SACD(SACD-Hybrid) \2180
What about this Mr.Paganini?
アマーティ、グァダニーニ、グァルネリ、ストラディヴァリ等のヴァイオリ
ンを使用した、バッハ、クライスラー、ドヴォルザーク等の技巧的小品の演

サシュコ・ガヴリロフ(Vn)

49SACD(SACD-Hybrid) \2180
Das Mikrofon Vol.2
各メーカーを代表するマイクで収録した各種楽曲。聞き比べが出来ます。
収録されている曲はジャズです。クラシックではありません。
お気をつけください。オーディオ・ファン向けのアルバム。

52SACD(SACD-Hybrid) \2180
F.クライスラーの想い出
クライスラー:ヴァイオリン小品集
ダニエル・ゲーデ(Vn) フィリップ・モル(Pf)

70SACD(SACD-Hybrid) \2180
バッハ:ゴールドベルク変奏曲(弦楽三重奏版)
ゲーデ・トリオ

74SACD(SACD-Hybrid) \2180
Die Rohre-Tube(真空管) Only
ボッケリーニ、サンマルティーニ、ヘンデル、ヴィヴァルディ、コレッリ
等の作曲家による管弦楽作品集  
シュトゥットガルト室内管弦楽団
真空管を使用した機器で録音されたオーディオ・ファン向けのアルバム。

101SACD(SACD-Hybrid) 2枚組 \4360
バッハ:ブランデンブルク協奏曲全曲
シュトゥットガルト室内管弦楽団

114SACD(SACD-Hybrid) \2180
Moving Real Surround Sound (World Premiere/Demo Disc)
プロコフィエフ:ピーターと狼
サン=サーンス:動物の謝肉祭
ヴォイチェフ・ライスキ指揮ポーランド室内フィル

117SACD(SACD-Hybrid) \2180
The Tube(真空管) Only Violin
チャイコフスキー、イザイ、エルガー、マスネ、シューベルト、クライスラ
ー等の作曲家によるヴァイオリン小品集
ダニエル・ゲーデ(Vn)シェス・リュー(Pf)
真空管を使用した機器で録音されたオーディオ・ファン向けのアルバム。

136SACD(SACD-Hybrid) \2180
モーツァルト:管弦楽作品集
モーツァルト:セレナード第13番「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
モーツァルト:ディヴェルティメントKV.136,137,138
ヴォイチェフ・ライスキ指揮ポーランド室内フィル

149SACD(SACD-Hybrid) \2180
ベートーヴェン:交響曲第7、8番
ヴォイチェフ・ライスキ指揮ポーランド室内フィル
真空管を使用した機器で録音されたオーディオ・ファン向けのアルバム。

<DELTA CLASSICS>
DCCA-0023 \2415
ベートーヴェン:交響曲第4番
(1、2楽章ガスト61白色小聖火、3、4楽章ガスト73黄色メロディア盤)
(27〜30,June,1943)
ベートーヴェン:交響曲第7番
(ガスト68桃色メロディア盤)
(30-31,Oct、3,Nov,1943)
フルトヴェングラー(指揮)
ベルリン・フィル
この第4番は、実は旧ソ連のメロディアLPにはいろいろな問題があります。そ
もそも録音日が同じでありながら、「放送録音」と「ライブ録音」の2種類が
存在し、LPには全曲放送録音、全曲ライブ録音、そして1、2楽章ライブ+3、
4楽章放送録音という3種類あり、作られた年代も場所も様々なため、同じ演
奏でもレコードの音質に差があったりもする、やっかいな代物なのである。
今回復刻に使用したのは1、2楽章をガスト61白色小聖火、3、4楽章をガスト
73黄色メロディア盤という組み合わせにした。とにかくこの4番の凄さを聞い
たら音質評価など無意味に思える。
第7番は名演とされている50年のウィーン・フィルに解釈は似ているものがあ
るが、BPOとの方が、よりダイナミックで、より攻撃的に破壊的な演奏に感じ
られると思う。
呼吸というか「間」というか、フレージング処理は第4番同様フルトヴェング
ラーにしかできない技であり、BPOという名器が演奏していたからこそ、出来
た完成度の高い第7番であろう。特に終楽章は全編に渡って息をつかせない程
であり。これぞ、フルトヴェングラーと思うはずである。
第7番の使用LPは、ガスト68の桃色メロディア盤を使用しました。
尚、交響曲第7番終楽章(トラック8)において冒頭2小節欠落がありますが、
これは使用LPによるものです。中には、他の演奏または再現部から編集して
あるCDもありますが、本CDはLPのまま収録しております。予めご了承ください。




<日本フィルハーモニー交響楽団>
JPS-41CD \2300
ベートーヴェン:交響曲第8番
渡邊 暁雄(指揮)4/Juiy/1979東京文化会館大ホール
チャイコフスキー:交響曲第4番
小林研一郎(指揮)30/Mar/2002横浜みなとみらいホール
日本フィルハーモニー交響楽団
今年創立50周年を迎える、日本フィルハーモニー交響楽団。創立指揮者、渡邊
暁雄氏の元、当初から幅広いレパートリーを取り上げ、日本のクラシック音楽
の普及に多大なる貢献を果たしてきた日本フィルも、解散などの紆余曲折を経
て現在では日本を代表するオーケストラへと飛躍してきた。
渡邊暁雄氏のベト8の演奏はというと、これがまた実に良い。古典から現代ま
でのレパートリーを持っていた渡邊氏は、このベト8も実に優雅に、実に艶や
かに日本フィルの上手さを巧みに引き出しており、ベト7と「合唱」に挟まれ
てしまったこの8番を7番と合唱にも負けない演奏にしている。
小林研一郎氏のチャイ4は、今油が乗っている証拠であろうか、見事な集中力
と経験豊かなスコアリーディングでチャイコフスキーの核心に迫る名演である。
どうしても、小林氏の場合は昔から得意レパートリーだったためか、チャイコ
といえば「コバケンのチャイ5」というのが定着してしまっているが、このチャ
イ4はその常識を覆す説得力を持っている。制作サイドがこの2曲を選択した訳
がこのCDを聞けば間違いなくわかり、50周年記念CDとして多くの日本フィル・
ファン、クラシック・ファンに聞かれる事を切に願うと共に、自国のオーケス
トラの貴重な演奏を紹介する努めも、果たしていかなければ罪であると思わせ
る貴重な自主制作記念盤である。


●日本フィルCD 旧譜お取扱商品のご案内
JPCD−1001 \2300
プロコフィエフ:音楽物語「ピーターと狼」
語り:栗原小巻
ブリテン:青少年の管弦楽入門
語り:二階堂杏子
大友直人(指揮)

JPCD−5001 \2300
チャイコフスキー:弦楽セレナーデ
ショスタコーヴィチ:交響曲第9番
渡邉曉雄(指揮)

JPCD-1003 \2300
スメタナ:モルダウ(交響連詩「わが祖国」より)
チャイコフスキー:白鳥の湖
ビゼー:「アルルの女」第2組曲
シベリウス:交響詩「フィンランディア」
渡邉曉雄(指揮)

JPCD−1004 \2300
グリーグ:「ペールギュント」第1組曲
ドヴォルジャーク:交響曲第9番「新世界より」
渡邉曉雄(指揮)

JPCD-1005 \2300
グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲〔小林研一郎指揮〕
エルガー:行進曲「威風堂々」第1番〔オッコ・カム指揮〕
マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
〔小林研一郎指揮〕
ホルスト:組曲「惑星」より“木星(ジュピター)”
〔ジェームズ・ロッホラン指揮〕
チャイコフスキー:弦楽セレナーデ〔渡邉曉雄指揮〕
ラヴェル:ボレロ〔小林研一郎指揮〕

JPCD-1006 \2300
ロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師」序曲〔小林研一郎指揮〕
ビゼー:歌劇「カルメン」第3幕への間奏曲〔小林研一郎指揮〕
オッフェンバック:喜歌劇「天国と地獄」序曲〔広上淳一指揮〕
フェラーリ:歌劇「マドンナの宝石」第2幕への間奏曲〔小林研一郎指揮〕
ロッシーニ:歌劇「ウイリアム・テル」序曲〔ネーメ・ヤルヴィ指揮〕
ハチャトゥリアン:バレエ音楽「ガイーヌ」より“剣の舞”〔小松長生指揮〕
ビゼー:劇音楽「アルルの女」第2組曲より“メヌエット”〔渡邉曉雄指揮〕
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲〔オッコ・カム指揮〕
プッチーニ:歌劇「マノン・レスコー」第3幕への間奏曲〔飯守泰次郎指揮〕
チャイコフスキー:荘厳序曲「1812年」〔小林研一郎指揮〕

JPS−29CD \2300
ヴィヴァルディ:「四季」
ヤナーチェク:シンフォニエッタ
オッコ・カム(指揮)
木野雅之(ヴァイオリン独奏)

JPS−27CD \2300
ベートーヴェン:交響曲第7番
モ−ツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク
広上淳一(指揮)

JPS−26CD \2300
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」
ルカーチ・エルヴィン(指揮)

<MEMORIES>
ME1072 \1680
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番「ジュノーム」(1985年3月17日)、
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番(1996年1月16日)
チェリビダッケ指揮ミュンヘンフィル、マレイ・ペライア(P)
協奏曲の伴奏は、大指揮者といえども勉強不足だったり、個性が強すぎて、
ソリストを圧迫したりで、結局消化不良の演奏になりがちです。さすがチェ
リビダッケは自らの世界を理解できるソリストを厳選し、数々の成功を収め
ております。ペライアは清潔なピアニズムに定評ありますが、ここでは完全
にチェリビダッケが指揮するオケの一部として、機能しております。美音へ
の追求は両者とも完全に一致し、格調高い類稀な名演となっております。モ
ーツァルト、ベートーヴェンともに、これらの曲最高の演奏と申せましょう。
高音質です。




<MUSIC & ARTS>
M&A1182 8枚組 \11880
ピエール・モントゥー指揮
フランス国営放送響(現フランス国立管)全ライヴ録音
ストラヴィンスキー:
ペトルーシカ(1911版)1958年5月、1955年6月パリ、
春の祭典 1955年6月17日ストラスブール、
R=コルサコフ:金鶏(序奏と結婚パレード)
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」1958年11月パリ
ベートーヴェン:交響曲第2番1956年5月パリ
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第24番(P:カサドシュ)1958年9月モントルー
プロコフィエフ:交響曲第1番「古典」1958年5月パリ
モーツァルト:
ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」(Vn:アニー・ジョドリー)
1955年6月ストラスブール
ベートーヴェン:交響曲第8番11955年6月ストラスブール
ヒンデミット:気高き幻想 1958年11月8日パリ 
ドビュッシー:映像 1956年5月3日パリ
ラヴェル:シェエラザード(S:モイサン)1952年6月ストラスブール
ドビュッシー:遊戯 1955年6月パリ
クープラン=ミヨー:サルタン(抜粋) 1958年11月8日
レスピーギ:ローマの松 1956年5月パリ
シュトラウス:死と変容1956年5月パリ
ベートーヴェン:交響曲第7番 1952年6月パリ
チャイコフスキー:交響曲第5番 1958年5月パリ
エルガー:エニグマ変奏曲1958年9月パリ
ワーグナー:さまよえるオランダ人序曲 1955年6月パリ
フランク:交響曲ニ短調 1958年9月パリ
これは素晴らしいセットです。いくつかはディスク・モンターニュなどで出
ておりましたが、ほとんど初出。ベートーヴェンの交響曲が4曲(第九含む!)
それに待望のハルサイがライヴで登場。ローマの松の豪快な演奏は鳥肌もの。
正に燃えるモントゥーの真骨頂。カサドシュとのモーツァルトは、M&A1179で
既出の演奏と違う日付が発表されておりますが、試聴の結果、同一演奏であ
ると思われます。




<カナダWHRA>
WHRA6008 4枚組 \5940
ベートーヴェン:
歌劇「フィデリオ」全曲(ドイツ語歌唱)2種類の演奏
1941年2月22日 メトロポリタン歌劇場(ニューヨーク)ライヴと
1951年3月10日 メトロポリタン歌劇場(ニューヨーク)ライヴ
ブルーノ・ワルター指揮メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
レオノーレ:キルステン・フラグスタート(S)、
フロレスタン:ルネ・メイソン(T)、
ドン・ピツァロ:ユリウス・ヒューン(Bs)、
ロッコ:アレクサンダー・キプニス(Bs)、
マルツェリーネ:マリタ・ファレル(S)、
ヤキーノ:カール・ラウフケッター(T)、
ドン・フェルナンド:ヘルベルト・ジャンセン(Br)他 
以上、1941年の演奏。
レオノーレ:キルステン・フラグスタート(S)、
フロレスタン:セット・スヴァンホルム(T)、
ドン・ピツァロ:ポール・シェフラー(Bs)、
ロッコ:デジュ・エルンスター(Bs)、
マルツェリーネ:ナディヌ・コナー(S)、
ヤキーノ:ペーター・クライン(T)、
ドン・フェルナンド:ジェローム・ハインズ(Br)他 
以上、1951年の演奏。
米M&AアドヴァイジングによるWHRAレーベルから奇跡の名演がまたも甦る!
ワルターの二種類の「フィデリオ」(どちらもフラグスタート主演・もちろ
んドイツ語歌唱)というマニアックなカプリングです。今回も宇野功芳先生
書下ろしライナーノート付、直輸入盤です。渡米直後のワルターと題された
ライナーノートで、41年の演奏について、“まず「序曲」冒頭の全く色気の
ない、きりりとした速さを聴け。主部の気迫もすごい。金管のアクセントが
効き、途中のたたみこむテンポや、コーダのあせるような追い込みとトロン
ボーンの最強奏は、これぞ鬼神にとりつかれたワルターの姿だ。幕が開くと、
第1曲の二重唱からドラマ全開、戸を叩く音ではテンポの加速、その後のマル
ツェリーネが自分を口説く若者に同情する場面(彼女はフィデリオを愛して
いるので)では逆に遅くするなど、その手綱さばきは実に見事、二人の歌手
はワルターにあおられっぱなしである”と絶賛。さらに、“第14曲などは一
つの頂点で、ティンパニーの連打、トランペットの痛烈なクレッシェンド、
緊迫したテンポなど凄まじい表現が連続、そして第16番のフィナーレの前に
「レオノーレ第3番序曲」が演奏される。いやー、すごい!たたきつけるよ
うな和音で開始されるそれは、速いテンポの主部へと進み、随所にかかる加
速はティンパニーの強打を伴って悪魔的だ。だいたい悪魔的などという言葉
ほどワルターに似つかわしくないものはあるまい。プレストのスピード!火
の中に飛び込んでゆくようなアッチェレランド!演奏終了後の聴衆の興奮は
拍手の音で分かる。ワルターのメトロポリタン・デビュー大成功の場面とい
えよう。そして、まるで戦争のようなフィナーレが続くのである“と驚きを
隠しません。
51年の演奏については、“もうアメリカにすっかりなじみ、これから第二の
全盛期を迎える直前の姿だ。それだけに41年盤の切羽つまった迫力には欠け
るが、基本のスタイル、表情はまったく同じで、これだけを聴けば十二分に
満足してしまう。特に「レオノーレ第3番序曲」は、ことによると41年盤を
上回り、アンコールのかけ声がかかる。それに続くフィナーレもコーラスが
マイクに近く、最高の迫力を見せるし、ドン・フェルナンドのヒンネスも誠
に立派だ”と賞賛。
最後にこのシリーズへの期待で文章を締め括っておられます。
“びっくりするのは両盤の音質の良さ!ことに41年盤は音の明確さといい、
歪みのなさといい、56年の「魔笛」に匹敵するか、あるいはそれ以上かもし
れない。録音年代を考えると驚異的だが、こんな音質で例の42年の「ドン・
ジョヴァンニ」や48年の「ミサ・ソレムニス」が出たらどんなに嬉しいだろ
う。ぜひ希望をしておきたい”

<Capriccio>
67175 \2080
グルダ&ザヴィヌル-2台のピアノのための音楽 ――
ヨハネス・ブラームス(1833−1897):ハイドンの主題による変奏曲Op.566
フリードリヒ・グルダ(1930−2000):2台のピアノとバンドのための変奏曲
ジョー・ザヴィヌル(1934−):ヴォルケイノ・フォー・ハイアー
フリードリヒ・グルダ(ピアノ)、ジョー・ザヴィヌル(ピアノ)、
ジェリー・ ファン・ローエン(指揮)、ケルンWDRビッグバンド
パウル・バドゥラ=スコダ、イェルク・デームスと並び立ち「ウィーンの三羽
ガラス」の異名を持つピアノ界における20世紀最高の巨匠である奇才フリード
リヒ・グルダ。
同郷であるグルダとの親交が深く、1970年-80年代のジャズ&フュージョンの
分野で世界中に大旋風を巻き起こした史上最強のバンド「ウェザー・リポート」
のキーボードを担当していたジョー・ザヴィヌル。
なんとそのグルダとザヴィヌルの2人がコンビを組んだ仰天衝撃のデュオ・ア
ルバムがカプリッチョより登場!(録音年代は現時点では不詳。おそらく
1980年代後半)
バッハ、ベートーヴェン、モーツァルトなどを中心に晩年まで多彩なレパート
リーを披露し続けたグルダだが、1970年代には新たなる世界に踏み出すため
ジャズへの転身を試みるなどクラシック、ジャズの両面で絶大な支持を集め
ていたことは周知の通り。
対するザヴィヌルはマイルス・デイヴィス・グループの卒業生であり、モダン
・ジャズの開拓者であったマイルスの精神を「ウェザー・リポート」で実際に
音楽へと昇華させ次々と世に送り出すなど、1986年のグループ解散まで多大な
足跡を残し続けた。
収録曲がグルダとザヴィヌルの自作(ヴォケイノ・フォー・ハイアーはウェザ
ー・リポートの代表作)に加えてクラシックの王道ブラームスを取り上げてい
るという点からも、両者の「ジャンル」という枠に囚われない抜群の音楽性を
窺い知ることが出来る。話題爆発間違い無し!超注目!




<PentaTone>
PTC 5186 084(SACD-Hybrid) \2850
D・ショスタコーヴィチ:交響曲第8番ハ短調Op.65
パーヴォ・ベルグルント(指揮)、
ロシア・ナショナル管弦楽団
戦争による惨劇や民衆の心の痛みといった悲劇を前面に押し出した作風を持っ
たショスタコーヴィチの8番目の交響曲は、1943年11月4日にムラヴィンスキー
によって初演が行われたものの、ソ連当局の意に沿わなかったこの作品は1948
年のジダーノフ批判によって演奏禁止命令が下されてしまったという曰く付き
の作品である。
プレトニョフによる第11番、ユロフスキによる第1番&第6番に続くペンタトー
ン・クラシックスのショスタコーヴィチ・チクルス第3弾でタクトを執るのは
フィンランドの大御所ベルグルント!シベリウスの演奏における世界的権威と
してあまりにも名高いベルグルントだが、ショスタコの第8番も彼にとっての
重要なレパートリー。





<Capriccio Study Scores With CD>
68101(2CDs+A4版フルスコア) \2300
J・S・バッハ:ブランデンブルク協奏曲BWV.1046-1051(全曲)
ヘルムート・ヴィンシャーマン(指揮)、ドイツ・バッハゾリステン
カプリッチョよりA4サイズのフルスコア付きの新シリーズ「Study Scores
With CD」がスタート!
カプリッチョの良質な音源による演奏を聴きながら、スコアの研究を行える
というシリーズで初回リリースは計5タイトルが登場!
※こちらのシリーズは表3にCDのみがジュエル・ケース、袋等無しで直接封入
されている形となっております。ご了承下さい。

68102(CD+A4版フルスコア) \2300
A・ヴィヴァルディ:四季
ベラ・バンファルヴィ(ヴァイオリン)、ブダペスト・ストリングス

68103(CD+A4版フルスコア) \2300
W・A・モーツァルト:
セレナード第13番ト長調K.525《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》
ディヴェルティメント ニ長調K.136/同変ロ長調K.137/同へ長調K.138
シャンドール・フリジェス(指揮)、フランツ・リスト室内管弦楽団

68104(CD+A4版フルスコア/特別価格) \4600
P・I・チャイコフスキー:
バレエ組曲《眠りの森の美女》Op.66a/バレエ組曲《白鳥の湖》Op.20a
ハンス・フォンク(指揮)、バイエルン放送交響楽団

68105(CD+A4版フルスコア) \2300
A・ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調Op.95《新世界》
ネヴィル・マリナー(指揮)、
アカデミー・オヴ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ




<Musica Ficta>
MF 8006 \2180
カロルス・ハッカルト(ca.1640−ca.1701):聖歌とソナタ ――
《パルナソス山の調和Op.2》より ソナタ第5番(3声)、ソナタ第9番(4声)、
ソナタ第8番(4声)、ソナタ第1番(3声)、ソナタ第6番(3声)
聖歌集第1巻より Miser es/聖歌集第3巻より Domine quae est fiducia tua
聖歌集第7巻より Nunc loquar Domine
セリーヌ・シェーン(ソプラノ)、ステファン・ファン・ダイク(テノール)、
ディルク・スネリングス(バス)、アンサンブル・クレマティス
古楽&中世の音楽界に新風を吹き込み、早くも支持を集めているベルギーの新
興レーベル「ムジカ・フィクタ(Musica Ficta)」の最新盤。
カロルス・ハッカルトは17世紀オランダでヴィオラ・ダ・ガンバの名手として
名を馳せていた音楽家であるが、生没年などの詳細には今なお不明な点が残さ
れている。
ハッカルトは当時のオランダ・ハーグの大臣、詩人、作曲家でもあったコンス
タンティン・ホイヘンス(土星の輪を発見したクリスティアーン・ホイヘンス
の実父)に「音楽の大巨匠」と称賛され、特に「パルナソス山の調和」はパー
セルやコレッリのトリオ・ソナタに匹敵する名作として絶大な評価を受けた。
演奏はニコラウス・ア・ケンピスのシンフォニア集(MF 8001)で若さに溢れ
瑞々しく溌剌とした演奏を聴かせてくれたアンサンブル・クレマティス。3人
のソリストの歌声も絶品の一言に尽きる。





<Globe>
GLO 5214 \2180
ヨハン・ヘルマン・シェイン(1586−1630):
イントラーダ、組曲第15番、カンツォン、組曲第6番
ザムエル・シャイト(1587−1654):
アルマンド、パドゥアン、Weh Windchen Weh、
カンツォン・スーペル・カンティオネム・ガリカム、
パドゥアン・ドロローサ、クーラント・ドロローサ、戦いのガリアルド、
Ach du feiner Reiter、カンツォン・スーペル“O Nachbar Roland”
アムステルダム・ブリスク・リコーダー四重奏団
スヴェーリンク音楽院で名手ケース・ブッケとワルター・ファン・ハウヴェに
師事し、リコーダーのヴィルトゥオーソとして活躍中の女流奏者サスキア・コ
ーレン擁するアムステルダム・ブリスク・リコーダー四重奏団のドイツ音楽集。
ドイツ・バロック時代に国際的な名声を誇ったシャイトとシェインの作品を奏
でるアムステルダム・ブリスク・リコーダー四重奏団の音色は清楚な響きを醸
し出している。




<marc aurel edition>
MA 20030 \2180
ヴァチカンのバロック音楽 ――
カロル・ジェズアルド(ca.1561−1613):Occhi Del Mio Cor Vita
ポンポニオ・ネンナ(1556−1613):
S'io taccio il duol s'avanza、Ecco, o mia dolce pena
ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー(ca.1580−1651):
アルペジアータ(2種)、トッカータ7、トッカータ1、トッカータ2
ミケランジェロ・ロッシ(1601/1−1656):O Prodighi Di Fiamme
ジョヴァンニ・ピエトロ・デル・ブオーノ(?−ca.1657):
アヴェ・マリス・ステラによる3つのソナタ
ドメニコ・マツォッキ(1592−1665):
Lamentum Matris Euryali、Chiudesti I Lumi Armida
ピエトロ・エレディア(ca.1575−1648):Passa la vita
C・モンテヴェルディ:《聖母マリアの夕べの祈り》より マニフィカト
エヴェリン・タブ(ソプラノ)、西山 まりえ(ハープ)、
ザ・アール・ヒズ・ヴィオール、ステファン・ラス(リュート&キタローネ)、
パウリナ・ファン・ラールホーフェン(リローネ)、
アルノ・ヨッヘン(ヴィオローネ)
、ハンス=クリストフ・ラーデマン(指揮)、
ドレスデン室内合唱団、アンサンブル・アルテ・ムジク・ドレスデン、
ブレーザー・コレギウム・ライプツィヒ
ジェズアルド、ネンナ、そしてモンテヴェルディなど17世紀イタリアにおける
作曲家たちのカトリック即ちヴァチカンに関した作品を集めたアルバム。全て
の収録作品が1606年から1644年という17世紀前半に作曲が行われている。





<Opus Millesime>
GCK 20061 \2180
ロベール・カサドシュ(1899−1972):
Le Voyage Imaginaire Op.1/3つの子守歌Op.8/8つの練習曲Op.28/
組曲イ短調Op.52/3つの子守歌Op.67/即興曲Op.67-4
ジャン=フランソワ・ブーヴェリー(ピアノ)
ロベール・カサドシュの作品を世に紹介して行くことを主旨として設立された
「オーパス・ミレズム(Opus Millesime)」。前の数タイトルはカサドシュ以
外の作品のリリースであったが今回は久々にカサドシュ自身の作品が登場。
初期、後期のピアノ作品を集めた今回のアルバムでは既発売のソナタ集
(GCK 20042)と同じくジャン=フランソワ・ブーヴェリーが演奏を担当して
いる。





<Cello Classics>
CC 1901(DVD-Video) \3380
バーナード・グリーンハウス・アット・ウィグモア・ホール ――
イントロダクション/6人のチェリストのマスタークラス/ラルフ・カーシュ
バウムによるグリーンハウスへのインタビュー
バーナード・グリーンハウス(チェロ)、ン・ペイ=ジェエ(チェロ)、
ミナト・リオンズ(チェロ)、ナサニエル・ボイド(チェロ)、
リチャード・ハーウッド(チェロ)、
ジャン=フィリップ・トゥパ(チェロ)、ルイザ・タック(チェロ)
パブロ・カザルスの一番弟子にして、エマニュエル・フォイアマンの下でも研
鑽を積むなどチェロ界の巨星たちから直伝を受けたバーナード・グリーンハウ
ス。ボザール・トリオのオリジナル・メンバーとして世界中で活躍したグリー
ンハウスも2005年で早くも90歳を数えた。
このグリーハウスの卒寿を祝って2005年2月2日にチェロ・ソサイエティ・オブ
・ロンドンとウィグモア・ホールの共同企画として開催されたマスタークラス
の様子を完全収録した一大ドキュメント。
マスタークラスに参加した6人のチェリストは全員が20代という若手アーティ
ストながら、既にプロとして活躍している実力者たち。映像を通して若きチェ
リストたちの音楽が瞬く間に変化して行く様子が見て取れるが、それだけグリ
ーンハウスの音と言葉に重みがあるという証拠だろう。
ちなみにラルフ・カーシュバウムによるグリーンハウスのインタビューは約
34分に渡っており、マスタークラスを合わせると全編の収録時間はなんと
3時間50分!このDVDはグリーンハウスが自らの経験と音楽を次世代のアーティ
ストたちに伝える偉大なるチェロの聖典である。(NTSC/All Regions)




<Signum Classics>
SIGCD 077 2枚組 \3250
シェイクスピア・グローブ座の世界 ――
CD-1「The Play's the Thing」/CD-2「Groundlings to Gods」
グローブ座のアーティストたち
シェイクスピアの戯曲が数多く初演され、イギリスのエリザベス朝時代を代
表する劇場としてあまりに有名なグローブ座。
1997年にロンドンに再建された現在のグローブ座を舞台に活躍する俳優や音
楽家たちが、ピリオド楽器を用いて演奏したファンファーレ、舞曲や歌曲を
収録した注目のセット。
ハムレットの名台詞である「The Play's the Thing」をタイトルとしたCD-1
では、ロメオとジュリエットやリチャード2世で使用される作品やナレーショ
ン、歌が加わった小品が5幕形式で構成。CD-2となる「Groundlings to Gods」
ではエリザベス朝時代、ジェームズ一世時代に演奏されていた器楽を用いた
世俗音楽が収められている。
実際にグローブ座の舞台上で演奏された貴重な録音も含まれており、グロー
ブ座のファンやシェイクスピア・ファンだけでなく、古楽器関係者も要チェ
ック!

SIGCD 076 \2180
オルランド・デ・ラッスス(1532−1594):
エレミアの哀歌/モテット《オリーヴ山の上で》/詠唱《主よ、われらを解
き放ちたまえ》/レクイエム(死者のためのミサ曲)/
モテット《見よ、人よ》
スティーブン・クレオベリー(指揮)、コレギウム・リーガル
コレギウム・リーガルは、名門ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団の
メンバーの精鋭14名で結成された男声ヴォーカル・アンサンブル。指揮者の
クレオベリーはBBCシンガーズの主席指揮者やケンブリッジ・キングス・カレ
ッジ合唱団の音楽監督を務めるなど、世界有数の合唱指揮者としての地位を
確立。オーケストラやピリオド・アンサンブルなどの指揮活動でも積極的な
活躍を見せている。
選び抜かれた精鋭たちが歌うラッススは抜群の透明感を持ち、まさに天の声
と言うに相応しい名演奏。神秘なる倍音の洪水に浸っていただける極上の1枚
である。

SIGCD 078(SACD-Hybrid) \2180
ジョヴィ・タルボット(1971−):奇跡の道
ナイジェル・ショート(指揮)、テネブレ
イギリスの次世代を担う気鋭の作曲家ジョヴィ・タルボットの「奇跡の道
(Path of Miracles)」は、2005年に他界した父親ヴィンセント・タルボッ
トに捧げるために作曲された新作である。約60分に及ぶこの合唱作品は4つの
楽章それぞれに「ロンセスバィエス」、「ブルゴス」、「レオン」、「サン
ティアゴ」といったサンティアゴ巡礼の代表的な街道であるフランス・ルー
トに因んだ地名が付けられている。
ナイジェル・ショートによりウェストミンスター大聖堂、ウェストミンスタ
ー寺院、ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団などのメンバーで2001年
に結成されたテネブレが、宗教的内容を持ちながら斬新なスタイルで書かれ
たサンティアゴ大聖堂への道のりを描く。

SIGCD 079 \2180
賛美歌集 ――
And did those feet/For all the saints/ Dear Lord And Father Of
Mankind/Jesus Christ Is Risen Today/We have a gospel to proclaim
/Be thou my vision/O for a thousand tongues/Tell out, my soul/
他 全25曲
ジョセフ・カレン(指揮)、ハダースフィールド合唱協会
1836年の結成から170年という歴史を持つハダースフィールド合唱協会が歌う
イギリスで愛されている賛美歌の数々。




<Brana Records>
BR 0001 \1780
ヴィラ=ロボス・ライヴ! ――
エイトル・ヴィラ=ロボス:
ピアノ協奏曲第5番、ガリバルディがミサに行った、白色インディオの踊り、
ブラジル風バッハ第3番*
カマルゴ・グァルニエリ:ブラジルの踊り
フランシスコ・ミニョーネ:セレナータ・ユモリスティカ
フェリシア・ブルメンタール(ピアノ)、
エイトル・ヴィラ=ロボス(指揮)、ウィーン交響楽団、
ルイジ・トフォロ(指揮)*、フィルハモニカ・トリエスティナ*
ブラジル作品を中心に様々なレパートリーを駆使したフェリシア・ブルメン
タールの音源の復刻を2002年より行っているヒストリカル・ファン注目のレ
ーベル「Brana Records(ブラーナ・レコーズ)」の取り扱いを開始します!
ブラジルとヨーロッパを主な活躍の場とした幻の女流ピアニストとして知ら
れているフェリシア・ブルメンタール。ちなみにジャケットにはブルメンタ
ールの夫が描いた絵画が使用されているなどブルメンタール夫婦の共同作業
である。
フェリシア・ブルメンタールはポーランドのワルシャワに生まれ、第2次世界
大戦の戦禍から逃れるためブラジルへ移住。1954年にヨーロッパへ戻った後
は1991年に没するまでモーツァルトやベートーヴェン、ショパンといった王
道からヴィラ=ロボスなどの珍しいレパートリーを披露し続けるなど、現在
では幻の女流ピアニストとしてその名を知られている。
ブラーナ・レコーズのリリース第1弾となったこの「ヴィラ=ロボス・ライ
ヴ!」では1995年5月25日に作曲者の指揮でウィーン・ムジークフェライン
・ザールで行われたライヴ録音を収録。他の追随を許さないブラジル・レパ
ートリー満載の1枚である。

BR 0027 \1780
プラハへの途中 ――
レオポルト・コジェルフ(1747−1818):ピアノ協奏曲ニ長調
W・A・モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467
フェリシア・ブルメンタール(ピアノ)、
レオポルド・ハーガー(指揮)、
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団、
アルベルト・ゼッダ(指揮)*、プラハ新室内管弦楽団*
天才モーツァルトと、その同時代にプラハで活躍していたボヘミアの作曲家
コジェルフの協奏曲をカップリング。
ブルメンタールはブラジルのレパートリーの時とは打って変わり、正統派的
なアプローチによる演奏を聴かせてくれている。レパートリーの豊富な種類
だけでなく、こうした演奏スタイルの対比も今日まで続くブルメンタール人
気の要因なのだろう。
コジェルフは1970年、モーツァルトは1968年の録音。

BR 0002 \1780
ヘケル・タヴァレス(1896−1969):
ピアノと管弦楽のための《ブラジルの様式による協奏曲》第2番Op.105
I・アルベニス:スペイン狂詩曲Op.70*、ピアノ協奏曲第1番Op.78+
フェリシア・ブルメンタール(ピアノ)、
アナトール・フィストラーリ(指揮)、ロンドン交響楽団、
ルイジ・トフォロ(指揮)*、フィルハモニカ・トリエスティナ*、
アルベルト・ゼッダ(指揮)+、トリノ交響楽団+
ヘケル・タヴァレスはその生涯で100曲以上の声楽作品を書き上げたブラジル
の作曲家であり、その作品にはブラジルの民謡や舞曲の旋律が用いられてい
る。「ブラジルの様式による協奏曲」は情緒豊かな雰囲気とブラジルの熱い
精神を併せ持った珍しい作品。カップリングのアルベニスも白熱の演奏を展
開している。しかもタヴァレスで指揮を振るアナトール・フィストラーリは、
マーラーの娘アンナの夫という話題満載の1枚!

BR 0025 \1780
イタリアン・コレクションVol.1 ――
ジョヴァンニ・バティスタ・ヴィオッティ(1755−1824):
ピアノ協奏曲ト短調
ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ(1692−1763):
ピアノ協奏曲第1番ト長調*、同第2番ハ短調*
フェリシア・ブルメンタール(ピアノ)、
アルベルト・ゼッダ(指揮)、トリノ交響楽団、
テオドール・グシュルバウアー(指揮)*、ザルツブルク交響楽団*
ブルメンタールの持つレパートリーの驚異的な広さを証明する18世紀イタリ
アの作曲家たちによるピアノ協奏曲集。ヴィオッティは高名なヴァイオリン
奏者として活躍し、作曲家としてはロマン派の手法をいち早く取り入れた音
楽家である。対してはプラッティは作曲、チェロ、フルート、オーボエ、チェ
ンバロ奏者として様々な分野で才能を発揮した。
ヴィオッティは1967年の録音、プラッティは1968年の録音。

BR 0026 \1780
イタリアン・コレクションVol.2 ――
ヴィンチェンツォ・マンフレディーニ(1737−1799):
ピアノ協奏曲変ロ長調
ジョヴァンニ・パイジェッロ(1740−1816):ピアノ協奏曲へ長調、同ハ長調
フェリシア・ブルメンタール(ピアノ)、
井上道義(指揮)、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団、
アルベルト・ゼッダ(指揮)、トリノ交響楽団、
イェルク・ファーバー(指揮)、ヴュルテンベルク室内管弦楽団
共に同世代の作曲家でロシアでの活動経験を持つイタリアの作曲家マンフレ
ディーニとパイジェッロの協奏曲をブルメンタールが取り上げたアルバム。
マンフレディーニの協奏曲で指揮を振っているのは若き日の井上道義である。
マンフレディーニは1972年の録音、パイジェッロは録音年月日不詳。





<Dal Segno>
DSPRCD 013 \2180
マスター・オブ・ザ・ピアノ・ロール-偉大なる女流ピアニストVol.3 ――
J・S・バッハ:トッカータとフーガ ニ短調
M・モシュコフスキ:
ヴェネツィアの舟歌Op.41、愛のワルツOp.57-1、幻想曲集より
C・グルック:メロディー
Schutt: Lights & Shadows No.4
F・ショパン:
スケルツォ第2番変ロ短調Op.31、夜想曲より、
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35《葬送》
ファニー・ブルームフィールド=ツァイスラー(ピアノ)
好評マスター・オブ・ザ・ピアノ・ロールシリーズの女流演奏家シリーズ最新
作。ツァイスラーはオーストリア領シレジアに生まれ、多彩なレパートリーを
駆使してアメリカを中心に活躍したピアニスト。

DSPRCD 014 \2180
マスター・オブ・ザ・ピアノ・ロール-偉大なる女流ピアニストVol.4 ――
I・アルベニス(ゴドフスキー編):タンゴ
F・メンデルスゾーン:春の歌イ長調Op.62-6
M・モシュコフスキ:ギターラOp.45-2
I・パデレフスキ:夜想曲変ロ長調Op.16-4
G・F・ヘンデル:ラルゴ
Moret:Waltz No.1
A・ルビンシテイン:夜想曲ト長調Op.75-8
F・ショパン:
前奏曲第15番変ニ長調Op.28-15《雨だれ》、夜想曲嬰へ長調Op.15-2、
子守歌変ニ長調Op.57、練習曲第21番変ト長調Op.25-9《蝶々》、
同第5番変ト長調Op.10-5《黒鍵》
L・ゴットシャルク:ブラジル国歌による大幻想曲/他 全19曲
ギオマール・ノヴァエス(ピアノ)
女流演奏家のピアノ・ロールシリーズ4作目はブゾーニ門下でブラジルのピア
ニストであるギオマール・ノヴァエス。ドビュッシーらを驚嘆させたテクニ
ックによる演奏はどれも見事であるが、中でも特に面白いのはゴットシャルク
の「ブラジル国歌による大幻想曲」だろう!




<nosag>
nosag CD3115(2CDs+DVD-Video〔PAL方式〕) \4360
クロード・ロヨラ・アルゲーン(1920−1990):
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(1989)
ヨアル・スコルペン(ヴァイオリン)
無伴奏ヴァイオリン・ソナタはクロード・ロヨラ・アルゲーンの火災をまぬが
れた最後の作品で、演奏時間は約100分を要する長大な作品。演奏側も強靭な
精神力を持っていなければ挑むことの出来ない難曲であるが、スコルペンは見
事な集中力でこの大作を弾ききっている。
今回のリリースはアルゲーンの生誕80年を記念して2000年に行われたコンサー
トを収録したライヴ録音である。
※当ディスクには特典としてリハーサルを収録したDVD-Videoが封入されおり
ますが、PAL方式のため専用の再生機器以外ではご覧いただけません。ご注意
下さい。

nosag CD114 \2180
クロード・ロヨラ・アルゲーン:弦楽四重奏曲第2番(第1稿)
IORE四重奏団
インド生まれスウェーデン育ちの作曲家アルゲーンの弦楽四重奏曲第2番は、
演奏に約55分を必要とする作品。IORE四重奏団はアルゲーンの作品を演奏する
ために結成された文字通りのスペシャリストである。





<Attacca>
Babel 2394 \2180
ルドルフ・エッシャー(1912−1980):フルートのための作品全集 ――
フルート・デュオのためのソナタOp.8/フルート独奏のためのソナタOp.16
/Air pour charmer un lezard Op. 23/Allards bruiloftswijsje/
フルートのためのモノローグ/フルートとピアノのためのソナタ
マリーク・シュニーマン(フルート/1&2)、
ラルフ・ファン・ラート(ピアノ)
20世紀オランダの室内楽分野を代表するルドルフ・エッシャーのフルートの
ための作品全集は、アタッカ(Attacca)レーベル最大のベストセラー盤とし
て高い評価を受け続けている名盤である。
ロッテルダム音楽院で作曲を学んだルドルフ・エッシャーの大きな特徴はそ
の作品の大半が室内楽作品によって占められているという点であり、管弦楽
のための大規模な作品はごく僅かである
オランダの女流奏者マリーク・シュニーマンはロッテルダム・フィルの首席奏
者として活躍し、現在はロッテルダム音楽院の教授として後進の指導を行うな
どベネルクス地方のトップ・フルーティストの1人として数えられている。

Babel 8846-4 \2180
逃走用梯子2 ――
アントニオ・ラウロ編曲:セイス・ポル・デレーチョ
フローレス・シャヴィアーノ:
ビクトル・ハラへのオマージュ、ソネーロのレクイエム
レオ・ブローウェル:ペル・ソナーレ、パラボラ、永劫の螺旋
マールテン・ボン:ダンサ
ルイ・アンドリーセン:トリプルム
J・イベール:間奏曲
ルイス・ボンファ:バトゥカーダ
エルネスト・グレネ(ブローウェル編)ドゥルメ・ネグリタ
ロビー・ファヴェレイ(ギター)、レイ・グゥェラ(ギター)、
ウェルナー・ハーベルス(オーボエ・ダモーレ)、
スランリー・ノールドプール(ギター)、
ブライアン・ポラード(バスーン)、
ライエン・デ・リーデ(フルート)、
ヤープ・ファン・ズウェーデン(ヴィオール)
ギターのロビー・ファヴェレイを中心としたオランダのアーティストたちによ
るギター作品集。現在指揮者として活躍中のヤープ・ファン・ズウェーデンが
録音に参加している。1988年の録音。

Babel 9370-2 \2180
モーリス・ホルストフイス(1948−):
Pontius in Amsterdam/El rigor/Pleinvrees/Pestkop/La Tour Qui
Chante/Andreas Fleischmann/Arrivo
アムステルダム・ドラマ・オーケストラ
アムステルダム・ドラマ・オーケストラは、オランダのジャズと即興音楽を世
界に発信するという目的で結成された管楽器と弦楽器によるアンサンブルであ
る。1991年の録音。

Babel 9159−2 \2180
アンドレ・ジョリヴェ(1905−1974):無伴奏フルートのための作品全集
呪文(アルト・フルート版)/5つの呪文/アッセーズ/呪文
レーンデルト・デ・ヨンゲ(フルート&アルト・フルート)
様々な器楽のための作品を書き上げ、現在も重要なレパートリーとしてコンク
ールやコンサートなどで幅広く取り上げられているジョリヴェ。スヴェーリン
ク音楽院卒のフルート奏者デ・ヨンゲがフルートとアルト・フルートを使い分
けて1987年に行ったレコーディング。




<Centaur>
CRC 2780 \1880
カール・ニールセン管弦楽作品集 ――
C・ニールセン:
交響的ラプソディ ヘ長調/劇音楽《ギスケ島の夕べ》/序曲《ヘリオス》/
アラジン組曲/狂詩曲風序曲《フェロー諸島への空想旅行》/
序曲《アモルと詩人》
ドリット・マトソン(指揮)、ニューヨーク・スカンディア交響楽団
ニューヨーク・スカンディア交響楽団は北欧の古典派やロマン派、現代作品を
主に取り上げており、その約9割はアメリカ初演という。音楽監督のドリット・
マトソンはデンマーク王立音楽院で研鑽を積んだ女流指揮者。

CRC 2733 \1880
J・ハイドン:ソ
ナタ第12番イ長調Hob.XVI-12/同第47番ホ短調Hob.XVI-47/
同第14番ニ長調Hob.XVI-14/第11番ト長調Hob.XVI-11/
第45番変ホ長調Hob.XVI-45
バイロン・シェンクマン(チェンバロ)
1994年にヴァイオリン奏者イングリット・マシューズと共同でシアトル・バロ
ック管弦楽団を創設するなど、ソリストや室内楽奏者として活躍しているアメ
リカの鍵盤奏者シェンクマンのハイドン。 

CRC 2764 \1880
CDCMコンピューター・ミュージック・シリーズvol.34 ――
ラッセル・ピンクストン(1949−):
4つのエレクトロアコースティック・ダンス組曲
ラッセル・ピンクストン





<Guild Light Music>
GLCD 5122 \1350
軽音楽の黄金時代-イギリスの映画&劇場オーケストラVol.2 ――
ブカロッシ:グラスホッパーズ・ダンス
ネヴィン:ナルシッサス
シャブリエ:スペインのワルツ
シャプニ:Ke-Sa-Ko
リンゼイ:アイシャ/他 全19曲
様々なアーティスト

GLCD 5123 \1350
軽音楽の黄金時代-リチャード・ロジャースへのサリュート ――
R・ロジャース:カルーセル・ワルツ/ザ・ブルー・ルーム/ラヴァー/
マイ・ファニー・バレンタイン/リトル・ガール・ブルー/ベニス・ザ・
サザン・クロス/ガダルカナル・マーチ/他 全20曲
様々なアーティスト




<New World>
80642-2 \2080
アイヴズ・プレイズ・アイヴズ ――
C・アイヴズ:Four Transcriptions from Emerson/Study No.11/
Patch for Study No.23/Study No.9/Study No.2/交響曲第1番より
/ピアノ・ソナタ第2番《コンコード・ソナタ》/全42トラック
チャールズ・アイヴズ(ピアノ&声)
アメリカのレーベルらしい意欲的な企画と言えるアイヴズのピアノ作品全曲
の自作自演集。1933年6月12日から1943年4月24日までの約10年間にかけて収
録が行われた音源を1枚のCDにまとめたもの。アイヴズの肉声も聴こえてくる
などファンにとって堪らない1枚である!

80644-2 \2080
電子音楽のパイオニアたち ――
ウラディミール・ウサチェフスキ(1911−1990):
Sonic Contours、コンピュター・ピースNo.1、2つのスケッチ
オットー・ルーニング(1900−1996):
ロウ・スピード、インヴェンション、ファンタジー・イン・スペース
他 全14曲
電子楽器による演奏





<Immortal>
IMM 960012(DVD-Video) \2450
キーロフ・バレエ ――
I・ストラヴィンスキー:バレエ音楽《春の祭典》/バレエ音楽《火の鳥》*
ヴィクトル・フェドートフ(指揮)、レナト・サラヴァトフ(指揮)*、
キーロフ歌劇場管弦楽団、他
260年という長大な歴史を持つキーロフ・バレエ(現マリンスキー・バレエ)
のストラヴィンスキー。「春の祭典」ではキーロフ・バレエの代名詞として
その名を残たフェドートフが指揮を振っている。「春の祭典」は1977年、
「火の鳥」は1990年の収録。NTSC/4:3/5.1Surround/収録時間:約86分





<Gala>
GL 100.758 2枚組 \2300
U・ジョルダーノ:歌劇《フェドーラ》(録音:1931年10月)
ギルダ・ダッラ・リッツァ(ソプラノ)、
アントニオ・メランドリ(テノール)、
ロレンツォ・モライオリ(指揮)、
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団、他

GL 100.782 2枚組 \2300
G・プッチーニ:歌劇《トゥーランドット》(録音:1972年)
マリオン・リッペルト(ソプラノ)、フラヴィアーノ・ラボー(テノール)、
ナポレオーネ・アンノヴァッツィ(指揮)、
バーリ・ペトルッツェッリ劇場管弦楽団&合唱団、他

GL 100.783 2枚組 \2300
G・ヴェルディ:
歌劇《アルツィラ》(録音:1973年1月2日)
歌劇《スティッフェーリオ》(抜粋/録音:1968年12月29日)
アンヘラ・グリン(ソプラノ)、ジャンフランコ・チェッケレ(テノール)、
マウリツィオ・リナルディ(指揮)、イタリア放送管弦楽団&合唱団、他

<Hyperion>
CDA 67534 \2080
D・ショスタコーヴィチ:
チェロ・ソナタ ニ短調Op.40、チェロとピアノのための8つの小品
A・シュニトケ:
マドリガル-オレグ・カガンの追憶に、チェロ独奏のための《Klingende
Buchstaben》、チェロ・ソナタ第1番
アルバン・ゲルハルト(チェロ)、スティーヴン・オズボーン(ピアノ)
「ロマンティック・チェロ・コンチェルト・シリーズ第1集」(CDA 67544)で
専属アーティストとしてハイペリオン・デビューを飾ったドイツのチェリスト
であるアルバン・ゲルハルトのソナタ・アルバムが登場!
1966年よりベルリン・フィルで活躍するヴァイオリン奏者の父と声楽家の母を
両親に持つという絵に描いたようなベルリンの音楽一家に生まれたアルバン・
ゲルハルト。16歳でビシュコフ指揮のベルリン・フィルとの共演でデビューを
果たしたゲルハルトは、フィラデルフィア管(コンロン指揮)、ボストン響
(ドホナーニ指揮)、サンフランシスコ響(ティルソン=トーマス指揮)と
いった世界トップクラスの実力を誇る名門へのデビューも果たし、約150にも
及ぶオーケストラとの共演を重ねるなど驚異的な活躍を続けている。
しかも来る2007年4月には、ティーレマンのタクトによるベルリン・フィル定
期演奏会に団員以外のドイツ人チェリストとしては戦後初のソリストとして
シューマンのチェロ協奏曲で登壇予定となっているのである!
芸術監督サイモン・ラトルの強い要請で実現するベルリン・フィルとの共演
は、ゲルハルトへの尋常ならざる期待と評価の証明であると同時に、その素
晴らしき実力と才能が認められた証拠でもある。
ちなみにシューマンのチェロ協奏曲は、現在ゲルハルトが最も重要で中心的
レパートリーとして取り組んでいる作品である。
ハイペリオンのトップ・アーティストとして君臨するマルク=アンドレ=ア
ムラン&アンジェラ・ヒューイットと並び立ち、ハイペリオンのトップ・ア
ーティストとしての地位を確立するのも時間の問題だろう。

CDA 67523 \2080
美しき時代のメロディー ――
ジュール・クレソノー(1823−1883):旅へのいざない
レオ・ドリーブ(1836−1891):デパール、こんにちはシュゾン、リグレッツ
シャルル・ルコック(1832−191):
セミとアリ、La Chauve-souris et les deux Belettes
エミール・パッサール(1843−1918):薔薇の精、おお私が眠るとき
ベンジャミン・ゴダール(1849−1895):
羊飼いの歌、ギター、旅へのいざない、ヴィアン!
ポール・ピュージェ(1848−1917):マドリッド、どうやってと彼らは言った
ポール・イルマシェ(1852−1933)&ルシアン・イルマシェ(1860−1909):
ため息、私の詩に翼があったなら、旅へのいざない、この世、セレナーデ
エミール・パラディーレ(1844−1926):
プシケ、蝶々、ブロンドの歌、インディアンの踊り
アンリ・デュパルク(1848−1933):旅へのいざない
ジョン・マーク・エインズレー(テノール)、
グレアム・ジョンソン(ピアノ)
豪華演奏者陣の起用と見事なパフォーマンスで好セールスを記録したフォーレ
歌曲全集が記憶に新しいハイオペリオンの歌曲シリーズの最新盤!「ハイペリ
オン・フレンチ・ソング・エディション」と銘打った一連のシリーズの最新作
となる今回のリリースは“La Belle Epoque(ベル・エポック)”の時代に書
かれた作品を集めた歌曲集。
“La Belle Epoque(ベル・エポック)”とは「美しき時代」という意味を持
ち、19世紀末から第1次世界大戦が勃発する前の時期のことを表している。デュ
パルクやゴダール、イルマシェといった作曲家たちが、19世紀フランスの詩人
であるシャルル・ボードレールの詩を題材とした作曲を行った歌曲「旅へのい
ざない」を中心に全24作品を収録。

CDA 67504 \2080
E・グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ集 ――
ヴァイオリン・ソナタ第1番へ長調Op.8、同第2番ト長調Op.13、
同第3番ハ短調Op.45
E・グリーグ(ジョーゼフ・アクロンによる編曲版):
故郷でOp.43-3、小さな妖精Op.71-3、孤独なさすらいびとOp.43-2、
即興的スケルツォOp.73-2、おばあさんのメヌエットOp.68-2、
イェールステルの踊りOp.17-5
ハガイ・シャハム(ヴァイオリン)、アーノン・エレツ(ピアノ)
リリカルで春を感じさせるフレッシュな「第1番」から北欧の民謡から影響を
受けて作曲された「第2番」、エネルギーに満ちた3曲の中で最も高い人気を
誇る「第3番」といったグリーグのヴァイオリン・ソナタ全曲を収録した北欧
音楽ファン要チェックのアルバムがリリース。
カップリングされている6曲のピアノのための小品からの編曲は、バルト三国
の小国リトアニア出身のヴァイオリン奏者であるジョーゼフ・アクロンによる
もの。美しい旋律の数々は心に響くことだろう。
フバイのヴァイオリン協奏曲集(CDA 67498)でも冴え渡る演奏を聴かせてく
れたハガイ・シャハムと、イスラエルの名手アーノン・エレツはブロッホの
ヴァイオリン・ソナタ集(CDA 67439)に引き続いてのコンビとなる。

CDA 67559 \2080
J・ブラームス:
カノン・ミサ ハ長調、救いはわれらより来るOp.29-1、
ああ、神よわが内に清き心をOp.29-2、
宗教的歌曲《惜しみなく与えよ》Op.30、アヴェ・マリアOp.12、
おお救世主よ天を開けOp.74-2、いかなれば艱難にある者に光を賜いOp.74-1
ヨーゼフ・ラインベルガー(1839−1901):ミサ曲変ホ長調Op.109
マーティン・ベイカー(音楽監督)、ウェストミンスター大聖堂聖歌隊
巨匠ブラームスと、オルガン作品の大家として知られるラインベルガーのミサ
曲とモテットを集めた宗教作品集。
ハイペリオンへ多くの録音を行っているウェストミンスター大聖堂聖歌隊は、
中世ルネサンス時代からストラヴィンスキー以降に至るの宗教音楽を主なレ
パートリーとして幅広い活動を継続中。さらには新作の委嘱にも積極的に取
り組むなど、イギリスの教会合唱の最高峰に君臨する名合唱団である。

CDA 67596 \2080
トマ・クレキヨン(c.1505−1557):シャンソンとモテット集 ――
Oeil esgare/ミサ曲《Mort m'a prive》/Mort m'a prive a 5/
Caesaris auspiciis/Mort m'a prive a 4/Cur Fernande pater/
Le monde est tel/Premia pro validis/Congratulamini mihi
スティーヴン・ライス(指揮)、ブラバント・アンサンブル
トマ・クレキヨンは16世紀のフランドル楽派の作曲家であったということと、
作品以外の詳しいことは明らかにされていない音楽家である。クレキヨンは
数百曲に及ぶ膨大な数のモテットとシャンソンを残しているがこれだけまと
まった形での録音は貴重なものである。
シグナム・クラシックスにクレメンス・ノン・パパの録音(SIGCD 045)を残
しているブラバント・アンサンブルは1998年に結成された15人の声楽家による
ヴォーカル・アンサンブル。音楽学者でもあるスティーヴン・ライスの解釈
に基づいた演奏は高く評価されており今回の録音がハイペリオン・デビュー盤
となる。

CDD 22058 2枚組 \2080
B・ブリテン:パーセル・リアライゼーション集
イギリスのオルフェウスより/ハルモニア・サクレより
フェリシティ・ロット(ソプラノ)、スーザン・グリットン(ソプラノ)、
サラ・ウォーカー(メゾ・ソプラノ)、
ジェームズ・ボーマン(カウンター・テナー)、
ジョン・マーク・エインズレー(テノール)、
イアン・ボストリッジ(テノール)、
アントニー・ロルフ・ジョンソン(テノール)、
リチャード・ジャクソン、サイモン・キーンリーサイド(バリトン)、
グレアム・ジョンソン(ピアノ)
第一線で活躍中の豪華アーティストたちが集結したパーセルの作品を題材とし
たブリテンの名盤が復活!CDA 67061/2からの移行再発売。


<Helios>
CDH 55206 \1200
レオポルド・ゴドフスキー(1870−1938):ピアノ作品集 ――
パッサカリア/シューベルト=ゴドフスキー:シューベルトの12の歌曲より
さすらい、おやすみ、いらだち
ウェーバー=ゴドフスキー:舞踏への勧誘
シューベルト=ゴドフスキー:
《ロザムンデ》より バレエ音楽、楽興の時第3番ヘ短調D.780-3
J・シュトラウス=ゴドフスキー:芸術家の生涯による交響的変容
L・ゴドフスキー:古きウィーン
ライアン・ド・ウォール(ピアノ)
リトアニアの天才による見事なるパラフレーズ!CDA 66496からの移行再発売。

CDH 55236 \1200
パーシー・グレインジャー(1882−1961):
ロンドンデリーの歌、Dollar and A Half A Day 、シェナンドー、
ストーミー、ジプシーの婚礼の日、ブリッグの定期市、わが黒髪の乙女、
オ・ミストレス・マイン
エドヴァルド・グリーグ(1843−1907):
4つの詩篇Op.74、アヴェ・マリス・ステラ
パーシー・グレインジャー:
兵士よ兵士、メアリー・トムソン、ボニー・ドゥーンの堤よ土手よ、
ダルヴィサ、オーストラリアの内陸地の歌、
ウッドストック・タウンの近くで、The Sussex Mummers’Christmas Carol、
A Song of Vermeland、たそがれどきに
デイヴィット・ウィルソン=ジョンソン(バリトン)、
ポール・アグニュー(テノール)、
スティーヴン・レイトン(指揮)、ポリフォニー
心を揺さぶる神秘なる歌声で届くグレインジャーの旋律の数々。
CDA 66793からの移行再発売。

CDH 55255 \1200
マシュー・ロック(1621/2−1677):
ブロークン・コンソートのための音楽 ――
組曲ト短調:ブロークン・コンソート第1番/組曲ト長調ブロークン・コンソ
ート第2番/組曲ハ短調2つのバス・ヴィオールのためのデュオ第3番/
組曲ハ長調2つのバス・ヴィオールのためのデュオ第4番/組曲ハ長調ブロー
クン・コンソート第3番/組曲ハ長調ブロークン・コンソート第4番/
組曲ニ短調2つのバス・ヴィオールのためのデュオ第1番/組曲ニ長調2つの
バス・ヴィオールのためのデュオ第2番/組曲ニ短調ブロークン・コンソート
第5番/組曲ニ長調ブロークン・コンソート第6番/幻想曲とクーラント
ニ短調
ピーター・ホルマン(指揮)、パーリー・オヴ・インストゥルメンツ
チャールズII世の下で活躍した作曲家マシュー・ロックの貴重な作品集。
CDA 66727からの移行再発売。




<APR>
APR 5623 \1780
シモン・バレル-カーネギー・ホール・ライヴVol.3(1947年11月11日) ――
L・ゴドフスキー:《ルネサンス組曲》より 第8番、第12番、第6番
F・リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調S.178
F・ショパン:バラード第1番ト短調Op.23、即興曲第1番変イ長調Op.29
F・ブリューメンフェルド:左手のための練習曲
M・バラキレフ:東洋風幻想曲《イスラメイ》
A・スクリャービン:練習曲嬰ニ短調Op.8-12
S・ラフマニノフ:V.R.のポルカ
R・シューマン:幻想小曲集Op.12より 夢のもつれ
C・M・V・ウェーバー:ピアノ・ソナタ第1番より プレスト
シモン・バレル(ピアノ)
ロシア・オデッサに生まれ、オーマンディとの協奏曲の演奏中に脳出血で倒れ
るという衝撃の最期を遂げた伝説の爆演ピアニスト、シモン・バレル。バレル
のリストだとピアノ協奏曲第1番での圧倒的演奏が有名だが、このVol.3に収録
されているピアノ・ソナタも壮絶な名演として知られる驚異の演奏である。

APR 5526 \1780
アルトゥール・シュナーベル-1946年-47年HMVソロ・レコーディング集 ――
W・A・モーツァルト:
ロンド イ短調K.511、ピアノ・ソナタ第12番 ヘ長調K.332
R・シューマン:子供の情景Op.15
J・ブラームス:
ラプソディ第2番ト短調Op.79-2、間奏曲変ホ長調Op.117-1、同イ短調Op.116-2
C・M・V・ウェーバー:舞踏への勧誘Op.65
アルトゥール・シュナーベル(ピアノ)

APR 5544 \1780
“トゥ・ミュージック”イゾベル・ベイリー&キャスリーン・フェリアー・
ソロ・デュエット録音集1941年-45年 ――
H・パーセル:
メアリー女王の誕生日のためのオード、来たれ汝ら芸術の子、
木立ちは緑を奪われて
T・アーン:O ravishing delight、Where the bee sucks
M・グリーン:I will lay me down in peace、O praise the Lord/他 全24曲
キャスリーン・フェリアー(アルト)、イゾベル・ベイリー(ソプラノ)、
ジェラルド・ムーア(ピアノ)

APR 5580 \1780
アンドル・フォルデス-TONO録音集(1950年-51年) ――
L・V・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番、同第24番、同第25番
R・シューマン:アベッグ変奏曲Op.1、蝶々Op.2、飛翔Op.12-2
J・ブラームス:ラプソディ第2番ト長調Op.79-2、間奏曲Op.117-1
F・ショパン:ワルツ第2番変イ長調Op.34-1、ポロネーズ第3番イ長調Op.40-1
アンドル・フォルデス(ピアノ)

APR 7025 2枚組 \3560
レオ・ナーデルマンWQXR録音集Vol.1(1956年-57年)
F・ショパン:
ポロネーズ第4番ハ短調Op.40-2、夜想曲より、マズルカより、序奏と変奏曲、
ワルツより、バラード第3番変イ長調Op.47、
アンダンテ・スピアナート変ホ長調&華麗なる大ポロネーズ変ホ長調
C・ドビュッシー:
アラベスク第1番、同第2番、前奏曲集より、組曲《子供の領分》、
組曲《版画》
M・ラヴェル:水の戯れ、亡き王女のためのパヴァーヌ
I・アルベニス:マラゲーニャ
レオ・ナーデルマン(ピアノ)





<Channel Classics>
CCSSA 80406(SACD-Hybrid) \2850
寒山寺の独り言 ―― 阿里山の少女たち
テイ・シャオ・リ編曲:Songtseyala
シュ・チェン・ミン編曲:寒山寺の独り言
バオ・ユァン・カイ編曲:Riddle-guessing song
ウ・ズ・チャン編曲:Moon Reflection on the Twin-Spring Lake
バオ・ユァン・カイ編曲:Peacock fans its tail、 渓口を越える旅
クアン・シア:序曲第2番
リ・シン・カオ(指揮)、中国国立交響楽団
Soliloquy at Cold Mountain Temple/Li Xin Cao(con)、
Chinese National Symphony Orchestra
中国4000年の歴史也!新シリーズ「チャンネル・オヴ・チャイナ」始動!
抜群のパフォーマンスと、ハイ・クォリティのサウンドで絶大な支持を得てい
るチャンネル・クラシックスがアジアに進出!
新シリーズとなる「チャンネル・オヴ・チャイナ」は、千年以上前より歌い
継がれている中国の伝統音楽から現代中国の作曲家の作品を広く取り上げる
と共に、中国の伝統楽器である中国琵琶や大編成オーケストラなどによる様々
な演奏を全世界に送り出すというコンセプトの下でスタートとなる。
隣国ながら、聴けそうで聴く機会の少ない中国の演奏家による中国の作品を
チャンネル・クラシックスの超優秀録音で楽しむことの出来る「チャンネル・
オヴ・チャイナ」は、アジアの音楽情勢を知るという意味でも重要な役割を
果たすことだろう。
中国国立交響楽団は前身である中国中央楽団が1996年に大規模なオーディショ
ンを行い、再編成され誕生した中国のトップ・オーケストラ。現在も2年毎に
厳しいオーディションが行われ楽員を選出し直すという徹底した方針を継続
している。

CCSSA 80106(SACD-Hybrid) \2850
十面埋伏 ――
龍舟/Falling Snow Flakes Dotting the Verdant Trees/Moonlit Night
by the Flowery Spring Lake/陽春白雪/Great Waves Wash Away the Sand
/十面埋伏/昇月/A Homesick Song from the War Frontier/King Chu
doffs his armour
チャン・ホン・ヤン(中国琵琶)
Ambush on all Sides/Zhang Hong Yan(pipa)
「チャンネル・オヴ・チャイナ」リリース第1弾の2枚目はチャイニーズ・リュ
ートとも呼ばれ、その歴史は紀元前105年頃にまで遡る中国伝統の民族楽器で
ある中国琵琶のソロ・アルバム。
チャン・ホン・ヤンは父の手解きで中国琵琶を始め、中国中央音楽院で研鑽
を積んだ中国期待の女流奏者。既存の音楽だけでなく、中国伝統音楽と西洋
音楽の融合に取り組むなど積極的な活動を行っている。
項羽と劉邦の戦いの武曲「十面埋伏」、季節と自然の風景を表現した文曲
「陽春白雪」という中国琵琶の2大名作をしっかりと収録。見事な音質で響く
中国琵琶の音色に身を委ねながら中国文学を楽しむのもまた一興。





<Sisyphe>
SISYPHE 005 \2180
ルチアーノ・ベリオ(1925−2003):ピアノ作品全集 ――
5つの変奏曲/ラウンズ/6つのアンコール/セクエンツァ4/小組曲
ピアノ・ソナタ(世界初録音)
フランチェスコ・トリスターノ・シュリメ(ピアノ)
これぞフランスの職人技。Sisyphe日本上陸!
現在のタイトル数は全5タイトルと少数ながら、いずれも非常に高いクォリ
ティとフランスのレーベルならではのセンスとレパートリーを持った期待の
レーベル「Sisyphe(シジフ)」の取り扱いを開始いたします!
プレトニョフ&ロシア・ナショナル管との協奏曲集でペンタトーン・デビュ
ーを果たしたルクセンブルクの貴公子、フランチェスコ・トリスターノ・シュ
リメ。プレトニョフが認めたその才能はクラシック、ジャズ、そしてコンテ
ンポラリーと様々なジャンルに果敢な挑戦を挑み多彩な活動を繰り広げてい
る。現在は現代音楽を更に掘り下げるためにバルセロナに居を構え、研鑽を
積んでいるシュリメがイタリアの生んだコンテンポラリーの代名詞“ルチア
ーノ・ベリオ”のピアノ作品の全てを弾きこなす!
ベリオ自身が自作の録音への拘りが薄かったこともあり「ピアノ・ソナタ」
は当盤が世界初録音。燃え上がる探究心と卓越した技術、そしてルックスを
兼ね備えた若き天才とイタリアの鬼才の残したピアノ作品のコラボレーショ
ンは見事の一言に尽きる。

SISYPHE 001 3枚組 \6540
シャルル・ケックラン(1867−1950):甘美な歌(全曲)
ピエール=イヴ・アルトー(フルート)
作品番号の付けられた曲だけでも200を超える作品を残したフランスの作曲家
ケックラン。中でも管楽器、室内楽、器楽のための作品は再評価の機運も高
まっており演奏、録音共に増えてきている。
無伴奏フルートのために書かれた「甘美な歌(ネクテールの歌)」は
Op.198-Op.200と3部構成に分けられており、総演奏時間はなんと約3時間に
及ぶという長大な作品なのである!
この壮大な録音を行ったピエール=イヴ・アルトーはフランスのフルート奏
者。現在パリ国立高等音楽院とエコール・ノルマル音楽院で教授として後進
の指導にあたっているアルトーは、超絶技巧を駆使した演奏と音楽性で現代
フルート界の名手として名を馳せている。
ちなみにシジフ(Sisyphe)の代表作でもあるこのアルバムはフランスでこ
れまでに3000枚以上の販売実績を誇るという!この数字だけでもこのアルバ
ムの価値と評価の高さをご理解いただけることだろう。フルート関係者要注
目!

SISYPHE 002 \2180
単旋律聖歌と19世紀のフォーブルドンによる《4声のための荘厳な死者のた
めのミサ曲》(カンブレ1840年)
ダミアン・ポイスブラウド(指揮)、レ・パラフォニスツ
「単旋律聖歌(グレゴリオ聖歌)」と15世紀フランスの教会音楽で用いられ
た3度と6度の並行音程による即興技法である「フォーブルドン」による15曲
で構成された4声のためのレクイエム。
教会音楽初期の声楽作品を主なレパートリーとするポイスブラウド率いる男
声ア・カペラによるヴォーカル・アンサンブル「レ・パラフォニスツ」。荘
厳で時には力強く表現される絶妙のハーモニーはまさしく絶品。響き渡る倍
音はまさしく神の声である。

SISYPHE 003 \2180
マニュエル・ロザンタール・アルバム ――
マニュエル・ロザンタール(1904−2003):
テノールと管弦楽のための《ブルー氏の歌》
木管五重奏と管弦楽のための《アイオロス》
弦楽と打楽器のための《カマイユによる2つの練習曲》
ジャン=ポール・フシェクール(テノール)、
ジャン=ルーク・ティンゴー(指揮)、
ブダペスト国立歌劇場管弦楽団
ラヴェルに作曲を学び、指揮者や作曲家とし活躍したマニュエル・ロザンタ
ール。中でもオッフェンバックの作品を編曲した「パリの喜び」はユーモア
に溢れた作風で代表作として親しまれている。
「パリの喜び」と同じくユーモアに満ちた作風で聴かせてくれる「ブルー氏
の歌」と現代的な作風で書かれている「アイオロス」、「カマイユによる2
つの練習曲」の対比が興味深い。ちなみにこの録音はロザンタールが存命中
の2001年に行われている。

SISYPHE 004(SACD-Hybrid) 2枚組 \4360
ジュアン=アリスト・アラン(1911−1940):声楽作品全集 ――
祈り/ドリア旋法によるヴォカリーズ/オ・カム・スアビス・エスト/
賛歌《サクリス・ソレムニス》による変奏とコラール/タントゥム・エルゴ
/唱歌/サルタリス・ホスティア/レクイエム/幻想曲/フリギア旋法によ
る唱歌/ノエル・ノヴェレッテ/愛すべき嬰児/D'ou vient qu'en cette
nuitte/旋法的ミサ曲/オ・サルタリス・ドゥガイ/汝はペトル/グレゴリ
オ聖歌風婚礼ミサ曲/白い雲雲/シャンソン・ドゥ・チャット/Le Pere
Noel/ジャン・ルノーの嘆き/サルヴェ・ヴィリリス・ペクトリス/タン
トゥム・エルゴ/結婚を祝う歌/オ・サルタリス
マリー=クレール・アラン(オルガン&ピアノ)、
ジャン=フィリップ・グロメット(フルート)、
カテリーヌ・シモンピエトリ(指揮)、
アンサンブル・ヴォカール・セクエンツァ9.3
20世紀フランスの作曲家であるジュアン=アリスト・アランはパリ国立高等
音楽院でデュカスに師事し、非常に優秀な成績で卒業。様々な賞を獲得する
など音楽家としてこれからという矢先の1940年、第2次世界大戦において僅か
29歳という若さでこの世を去ってしまった音楽家である。
アンサンブル・ヴォーカル・セクエンツァ9.3は1998年にカテリーヌ・シモ
ンピエトリによって結成されたプロの混声合唱団。短い生涯の中でアランが
残した世界初録音作品を含む声楽作品の全てを、美しく神秘的な歌声で素晴
らしい演奏に仕上げている。




<Urtext>
UMA 2020 \2180
ソプラノ・デュオのためのバロック音楽 ――
バルバラ・ストロッツィ(1619−1664):
Merce di voi、Al Battitor di Bronzo、カンタータ《私の涙よ》、
C・モンテヴェルディ:喜び踊れ、シオンの娘よ
アントワーヌ・フォルクレ(1672−1745):
ルクレール、アングレーヴェ、クープラン、モンティニ、ポルトガル、
レジェンテ
F・クープラン:《ルソン・ド・テネブレ》より、ル・グラン
ジョゼフ=エクトル・フィオッコ(1703−1740):哀歌第2番
ルルド・アンブリス(ソプラノ)、
ジェームズ・ブッシュ(バロック・チェロ)、
アンサンブル・カイロス
モンテヴェルディやフォルクレ、フィオッコ、ストロッツィなどのバロック
時代の大家たちによる作品を、通奏低音を伴奏として2人のソプラノ奏者が
歌うデュオ・アルバム。
ルルド・アンブリスは1991年にマラガ歌劇場に出演しヨーロッパ・デビュー
を果たしたソプラノ奏者。メキシコの主要オーケストラとだけでなく、サン
フランシスコ響やプラハ歌劇場管などとも共演を重ねている。「アンサンブ
ル・カイロス」のメンバーであるもう1人のソプラノ奏者バーバラ・ローレ
イ・ヨキシュはドイツ出身。1998年よりメキシコに移住し、ドイツとメキシ
コの両国を中心に活躍中。

JBCC 110 \2180
メキシコの作曲家によるヴァイオリン作品集Vol.2 ――
アルフォンソ・デ・エリアス(1902−1984):ロマンス、メロディー、悲歌
アレシャンドロ・コロナ:牧歌
ヒギニオ・ルヴァルカバ(1905−1976):セレナーデ
エドゥアルド・ガンボア(1963−):雨が降る
ホセ・サブレ・マロキン(1910−1995):オールウェイズ、憂鬱、私の故郷
カルロス・ヒメネス・マバラク(1916−1994):ルーペのポートレート
ミゲル・ベルナル・ヒメネス(1910−1956):3つのタラスカの踊り
ルイス・サムエル・サロマ・アルカラ(ヴァイオリン)、
ドゥアン・コックラン(ピアノ)
サロマ弦楽四重奏団の創設者であるルイス・G・サロマ・アルカラを祖父に持
ち、自身もヴァイオリン奏者、指揮者として活躍しているルイス・サムエル
・サロマ・アルカラ。現在はメキシコ国立響のコンサートマスターをつとめ
る傍ら、コヨアカン交響楽団の指揮者をつとめている。
メキシコの作曲家たちによるシンプルで心に染み渡る旋律を持った小品の数々
をサロマのヴァイオリンが奏でてゆく。

JBCC 117 \2180
マルセラ・ロドリゲス(1951−):
歌劇《ルキウス・アンナエウス・セネカ》
アルマンド・ガマ(バリトン)、イラセマ・テラザス(ソプラノ)、
オスカル・デ・ラ・トレ(テノール)、
ホセ・アレアン(指揮)、アンサンブル・シグノス
ラテン語圏を主な活動の場としている現代メキシコの女流作曲家、マルセラ
・ロドリゲスが古代ローマの政治家であり皇帝ネロの家庭教師をつとるが、
悲劇の最期を遂げた「セネカ」を題材とし作曲を行ったオペラ。
3人のソリストとコントラバンジョーを含む小編成アンサンブルのための歌
劇という一風変わった特色を持った作品である。メキシコの現代作品のスタ
イルを知ることの出来る1枚といえる。

JBCC 108 \2180
ガブリエラ・オルティス(1964−):バールカー
アルタル・ド・ムエルトス/Seis piezas a Violeta
サラ・レオナルド(ソプラノ)、
アルトゥーロ・ニエト=ドランテス(ピアノ)、
クヮルテット・ラティーノアメリカーノ
メキシコ国立音楽院で作曲を学んだメキシコの女流作曲家ガブリエラ・オル
ティスの室内楽作品集。オルティスは「シルベストレ・レブエルタス・ニュ
ー・ミュージック」や「ナショナル・ユニバーシティ・アウォード」など
様々な賞を受賞している現代メキシコで頭角を現している作曲家である。
彼女の作品はブージー&ホークス社などから出版され、クロノス・クヮルテ
ットによって取り上げられている。

JBCC 113 \2180
エウヘニオ・トゥーサン:バレエ音楽《死の日々》
ヘスス・メディナ(指揮)、カメラータ・オヴ・アメリカ
バレエ音楽《死の日々》はメキシコの名脚本家ギジェルモ・アリアガに献呈
された作品。

UL 3030 \2180
メキシコの伝統音楽 ――
フアン・ザイザル:Cielo Rojo
ホセ・アルフレード・ヒメネス:Ameneci Otra Vez
ルーベン・フエンテス:Que Bonita Es Mi Tierra
アルマンド・マンンツァネロ:Te Extrano
他 全14曲
アナ・カリダッド・アコスタ(アルト)、
フリオ・セザール・オリヴァ(ギター)
アコスタは1987年にメキシコ・デビューを果たし、メキシコの巨匠デ・ラ・
フエンテの指揮での演奏経験を持つアルト奏者。





<Cala>
CACD 0543 \2080
P・I・チャイコフスキー:
バレエ音楽《白鳥の湖》(第1幕-第3幕からの抜粋/24曲トラック)
J・シュトラウスII世:美しく青きドナウ、ウィーンの森の物語
L・V・ベートーヴェン:トルコ行進曲
W・A・モーツァルト(ストコフスキ編):トルコ行進曲
レオポルド・ストコフスキ(指揮)、NBC交響楽団
1954年4月4日に行われたトスカニーニ&NBC交響楽団のラスト・コンサート
から数ヵ月後、同年10月20日&21日、11月10日&11日(RCA Victor)と1955
年の1月13日、2月10日(HMV)に渡ってストコフスキの指揮によって行われた
セッション録音がCD化!
第2幕&第3幕を中心とした抜粋という形ではあるが「RCA Victor」と「HMV」
に行われた2種類のセッション録音を1つにまとめてCDとして復刻。これまで
のリリースと同じくストコフスキ協会のプロデュースによるカーラ(Cala)
との共同制作によるオフィシャル・ディスクであり、CD化は恐らく初ではな
いかと思われる。
カップリングに収録されたシュトラウス、ベートーヴェン、モーツァルトも
RCAに行われた1955年のセッション録音である。凄まじいまでのドライブ感
と迫力は流石奇才ストコフスキ。ファン必携!

CACDS 4109(SACD-Hybrid) \2580
ラテン・チェロ ――
ピアソラ:リベルタンゴ
ロドリゲス:ラ・クンパルシータ
伝承歌:コンドルは飛んで行く
ガーデ:ジェラシー
ジョビン:イパネマの娘
ヴィラ=ロボス:モディーニャ
ピアソラ:ミケランジェロ70
イラディエル:ラ・パロマ
ボンファ:黒いオルフェ
ポーター:ビギン・ザ・ビギン
セルバンテス:さよならキューバ
バーンスタイン:アメリカ
ジェフリー・サイモン(指揮)、ロンドンの24人のチェリストたち
カーラ(Cala)も遂にSACD Hybridに着手!既に通常盤でリリースされ好評を
得ている「ラテン・チェロ(MCACD 0109)」がSACD Hybrid盤で登場。燃える
ラテン・チェロの重厚なサウンドがサラウンドで更に際立つ。





<Tactus>
TC 510701 \2080
アンドレア・ガブリエリ(1510−1586):
4声のミサ・ブレヴィス(世界初録音)
ファビオ・フランバ(指揮&オルガン)、
コンセントゥス・ムジクス・パタヴィヌス室内合唱団、
スコラ・グレゴリアーナ・スクリプトリア
後期ヴェネツィア楽派やドイツ南部の作曲家に多大な影響を与えたアンドレ
ア・ガブリエリ。ジョヴァンニ・ガブリエリの叔父でもアンドレアはジョヴァ
ンニに混同されてしまうことが多いが、宗教作品から世俗作品までの幅広い
分野に多彩な作品を残すなど16世紀後期の最も重要な作曲家の1人として数え
られている。
世界初録音となる「4声のミサ・ブレヴィス」はオルガンが使用される他は、
合唱のみで歌われる宗教作品である。アンドレア・ガブリエリの声楽作品の
卓越した作曲技法を証明する作品であり、イタリア作品の録音、発掘に定評
のあるタクトゥス(Tactus)ならではの録音である。

TC 841904 \2080
ジョヴァンニ・ズガンバーティ(1841−1914):ピアノ作品全集Vol.4 ――
2つの演奏会用練習曲Op.10/コンクールのための音楽/3つの即興曲Op.29/
3つの即興曲/狂詩曲/即興しながら/アレグロ・ヴィヴァーチェ/L'Emir
de Bengador/ノエル(※)
フランチェスコ・カラミエロ(ピアノ)、
フィリッポ・シアーノ(ピアノ/※)
リストにその才能を認められ、19世紀イタリアのヴィルトゥオーソであるジョ
ヴァンニ・ズガンバーティ。ズガンバーティは演奏だけでなく作曲や編曲に
も積極的に取り組み、多数の作品を残すなど名実ともにイタリア鍵盤音楽界
に大きな足跡を残した人物である。
世界初録音を多数含む今回の録音でイタリアのピアニスト、カラミエロは
ヒューイットやデミジェンコも愛用するファツィオーリを使用している。





<Danacord>
DACOCD 651 \2180
F・リスト:ピアノと管弦楽のための作品集 ――
ピアノ協奏曲第1番変ホ長調S124/同協奏曲第2番イ長調S125/死の舞踏S126
/ハンガリー幻想曲S123
オレグ・マルシェフ(ピアノ)、
マティアス・エッシュバッヒャー (指揮)、オールボー交響楽団
日本でも新作のリリースを重ねるごとに、評価が日増しに高まっているダナ
コード(Danacord)の看板アーティスト、オレグ・マルシェフのリストが登
場!
ラフマニノフ、ショスタコーヴィチ、プロコフィエフ、バラキレフといった
ロシアン・レパートリーからデンマークのピアノ協奏曲集、エミール・フォ
ン・ザウアーのピアノ作品集など様々なレパートリーを披露してくれている
マルシェフ。
派手な技巧に走りやすいリストのピアノ協奏曲を、丁寧な表現と情緒豊かな
演奏で聴かせてくれるマルシェフの演奏は新たなスタンダードとなりえる可
能性を秘めている。





<Caprice>
CAP 21743(SACD-Hybrid) \2850
マレッティアーナ-打楽器のための作品集 ――
ニクラス・シヴェレーヴ(1968−):マリンバのための組曲(世界初録音)
フィリップ・マヌーリ(1952−):ヴィブラフォーン・ソロ
アルフレッド・フィッシンジャー(1925−):マリンバのための組曲
エーバハード・アイザー(1932−):
ツィンバロンのための4つの小品《リブリッチーノ》(世界初録音)
マークス・レオソン(1970−):エクス・マキーナ(世界初録音)
ピエトロ・リガッチ:ヴィブラフォーンのためのクレール(世界初録音)
ダリウス・ミヨー(1892−1974):ブラジルの郷愁
マークス・レオソン(マリンバ、ヴィブラフォーン、ツィンバロン)、
ニクラス・シヴェレーヴ(ピアノ)
1995年スウェーデン・ソロイスト賞の受賞歴を持ち、王立オペラ管弦楽団の
ソロ・ティンパニ奏者を経て現在はソロ打楽器奏者として国際的な活躍を見
せるマークス・レオソンの新アルバム。世界初録音作品を含んでおり、マリ
ンバ奏者や打楽器関係者にとって重宝される音源となるだろう。





<2L>
2L 30SACD(SACD-Hybrid) \2850
ヘンリク・ヴィエニャフスキ(1835−1880):
ヴァイオリンのための作品全集第2集 ――
ソナタのアレグロOp.2/無言歌と優雅なロンドOp.9/東洋風幻想曲Op.24
(世界初録音)/悲しいアダージョOp.5/華麗なるポロネーズ第1番ニ長調
Op.4/ポーランド風大二重奏曲Op.8(世界初録音)
ピョートル・ヤノフスキ(ヴァイオリン)、
ヴォルフガング・プラッゲ(ピアノ)
ピョートル・ヤノフスキは、弱冠16歳でヴィエニャフスキ国際コンクールを
勝ち取ったノルウェー在住のポーランド人ヴァイオリニスト。2Lでディスク
製作にも力を発揮しているヴォルフガング・プラッゲとのコンビによるヴィ
エニャフスキは魅力に満ちている。

2L 28SACD(SACD-Hybrid) \2850
B・バルトーク:ヴァイオリンのための作品集 ――
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ/ヴァイオリン・ソナタ第2番/コントラスト
アンナル・フォレソー(ヴァイオリン)、
クリスチャン・イーレ・ハドラン(ピアノ)、
ビョーン・ニューマン(クラリネット)
ノルウェーのヴァイオリン奏者としては初めてザルツブルク音楽祭にソリス
トとして招かれたアンナル・フォレソーのバルトーク・アルバム。「ヴァイ
オリン・ソナタ」の素直な表現、「コントラスト」での3人の絶妙なバラン
スが光る好演。





<Antes Edition>
BM-CD 31.9217 \2180
マンドリンとギターによるモーツァルト ――
W・A・モーツァルト:
アイネ・クライネ・ナハトムジーク/主をほめたたえよ(2ヴァージョン収録)
/ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331《トルコ行進曲付き》/アヴェ・ヴェル
ム・コルプスK.618/ピアノ・ソナタ第15番ハ長調K.545/恋とはどんなもの
かしら/夜の女王のアリア/グラスハーモニカのためのアダージョ ハ長調
K.356/行進曲K.408/《ああ、ママに言うわ》による12の変奏曲ハ長調K.265
(キラキラ星変奏曲)
デトレフ・テヴェス(マンドリン)、
ボリス・ビョルン・バッガー(ギター)
アニヴァーサリーということもあり、大物アーティストによるモーツァルト
の新録音や、新発見の作品などの録音が目白押しの今年2006年。これまた世
界初録音、なんとマンドリンとギターのデュオによるモーツァルトの名曲集
という愉快なアルバムが登場。
ブーレーズやギーレン、マゼール、レヴァイン、ラトルといった巨匠たちと
の共演経験を持つドイツの名手、テヴェス&バッガーのデュオがアイネ・ク
ライネ・ナハトムジークやトルコ行進曲、夜の女王のアリア、きらきら星変
奏曲などの珠玉の名曲を爽やかに聴かせてくれる。
モーツァルトの聴き過ぎで食傷気味という方には是非ともお薦めしたい1枚!

BM-CD 31.9208 \2180
ブエノス・アイレス-ミ・アモーレ ――
A・ピアソラ:
ミケランジェロ70/タンガータ/天使のミロンガ/ブエノスアイレスの四季
/リベルタンゴ
ザ・オペラシオン
ピアノ、バンドネオン、ヴァイオリン、コントラバス、ギターによるアンサ
ンブル「ザ・オペラシオン」によるピアソラ・アルバム。




<Aeolus>
AE-10126(SACD-Hybrid) \2580
フランチェスコ・マリア・ヴェラチーニ(1690−1768):
リコーダーのためのソナタ集(1716) ―― ソナタ第1番-第6番
カーステン・エリク・オーセ(リコーダー)、オーナメント99
演奏を聴いたタルティーニに大きな衝撃を与え、家に引き篭もらせてしまった
という逸話を持つイタリア後期バロック時代にヴァイオリニスト、作曲家とし
て活躍したヴェラチーニ。ヴァイオリンのための作品も重要な地位を占めてい
るが、6曲から成るリコーダー・ソナタ集もヴェラチーニの代表作である。
「オーナメント99」は、リコーダー奏者のカーステン・エリク・オーセ、ドロ
シー・オベルリンガーといったリコーダーの名手ら若手演奏家によって1999年
に結成された古楽アンサンブルである。オーセ、オベルリンガーの2枚看板を
中心とした演奏はヨーロッパのバロック音楽を中心に特に高い評価を獲得して
いる。

AE-10027(SACD-Hybrid) \2580
ヨハン・ヴィルヘルム・ヘルテル(1727−1789):
シンフォニア イ長調/ハープ協奏曲へ長調/ヴァイオリン協奏曲変ロ長調
/オーボエ協奏曲ト短調/シンフォニア へ長調
ヨハンナ・サイツ(ハープ)、メイケ・グルデンハウプト(オーボエ)、
マルティン・ヨップ(ヴァイオリン)、
フランクフルト・マイン=バロック管弦楽団
ヨハン・フリードリッヒ・ファッシュ(AE-10017)で造詣の深い演奏を聴かせ
てくれたドイツ、フランクフルトを拠点とするフランクフルト・マイン=バロ
ック管弦楽団の最新盤。
18世紀ドイツの作曲家ヨハン・ヴィルヘルム・ヘルテルは、ドイツの名門ヘル
テル一族が輩出したヴァイオリン奏者であり作曲家としても活躍した音楽家
である。

AE-10591(SACD-Hybrid) \2580
ジークフリート・カルク=エラート(1877−1933):
オルガン作品集Vol.5 ――
コラール即興曲Op.65第1巻《アドヴェント、クリスマス》
同第2巻《パッション》
エルケ・フェルカー(オルガン)
エルケ・フェルカーはマンハイムでオルガンを学び、カルク=エラートのオル
ガン作品の録音を継続的に行っているドイツの若き女流オルガン奏者。





<Christophorus>
CHR 77277 \2180
グレゴリオ聖歌:思い出したまえ
パウル・ホフハイマー(1459−1537):思い出したまえ
ハインリヒ・イザーク(c.1450−1517):聖処女マリアのミサ
ジョスカン・デ・プレ(c.1450−1521):アヴェ・マリア
ミヒャエル・プロクター(指揮)、
アンサンブル・ホフカペレ、ダヴィット・ブルンデン(オルガン)
アンサンブル・ホフカペレはイギリスの音楽家ミヒャエル・プロクターによっ
て1998年に結成され、ルネサンス時代の宗教作品を主なレパートリーとして内
外より高い評価を獲得している合唱団。プロクターは宗教音楽のスペシャリス
トであると同時に、自身が運営する出版社「エディション・ミヒャエル・プロ
クター」では600曲にも及ぶルネサンス音楽のカタログを持つ。

CHE 0122-2 \1080
皇帝のトランペット ――
フェルディナンド・トビアス・リヒター(1651−1711):ソナタ ハ長調
アントニオ・カルダーラ(c.1670−1736):
ソナタ ハ長調、演奏会用ソナタ ハ長調
ヨハネス・シュペルガー(1750−1812):協奏曲第1番ニ長調、同第2番ニ長調
ゲオルク・フォン・ロイター(1708−1772):
トランペット協奏曲ハ長調、同第2番ニ長調
エドワード・H.タール(トランペット)、
フランツ・リスト室内管弦楽団
現在はルツェルン、カールスルーエなどで教鞭を執るアメリカのトランペット
奏者タールによる18世紀のトランペット作品集。実力に定評のあるフランツ・
リスト室内管のサポートも堂々とした演奏。1989年の録音。




<Rondeau>
ROP 2032 \2180
ウィンズバッハ少年合唱団創立60周年記念盤 ――
S・シャイト: Jauchzet Gott alle Land
T・セレ:Aus der Tiefe rufe ich ,Herr,zu dir
H・シュッツ:Ich hebe meine Augen auf zu den Bergen
J・L・バッハ:Das ist meine Freude
S・ストロ−バッハ:
Jesus der Retter im Seesturm、Jesus heilt einen Gelahmten
E・フォークト:Nunc Dimittis/他、全16曲
ハンス・ターム(指揮)、
カール=フリードリッヒ・ベリンガー(指揮)、
ウィンズバッハ少年合唱団
ドイツの名門ウィンズバッハ少年合唱団が2006年で創設60周年を迎えるにあ
たって制作された記念盤。前音楽監督ターム、現音楽監督ベリンガーそれぞ
れの指揮で1965年から2002年までの録音が収録されている。





<Thorofon>
CTH 2474 \2180
D・ブクステフーデ:
ソナタ ニ長調BuxWV.268、トッカータ ト長調BuxWV.165、
前奏曲ト短調BuxWV.163、組曲ヘ長調BuxVW.239、ソナタ ニ長調BuxWV.267
ガブリエル・シュッツ(1633−1710/11):ソナタ イ短調
ペーター・グレック(17世紀):幻想曲
ダヴィット・アルノルト・バウディンガー(17世紀):ソナタ ロ長調
シモーネ・エッケルト(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ハンブルガー・ラツムジーク
ブクステフーデを中心に同時代にリューベックで活躍した作曲家の器楽作品
を集めた作品集。





<Bella Musica>
BM 31.2400 \1780
カントールオペラ-ソプラノ7 ――
V・ベッリーニ:いま幸せの衣装を着て
G・ドニゼッティ:
あなたがたは泣いているの?…懐かしいふるさとのお城に連れていって
G・ヴェルディ:
あの人はまだ帰って来ない…私の頭から暗い考えを、暁に星と海はほほえみ
R・レオンカヴァッロ:Qual Fiamma-Stridono Lassu
G・プッチーニ:Nel Villaggio d'Edgar、あなたの愛の呼ぶ声に
リンダ・カンパネラ(ソプラノ)、
マリア・クリスティーナ・ベラルド(ソプラノ)、
アントネロ・ゴッタ(指揮)、
コンパーニア・オペラ・イタリア管弦楽団&合唱団
収録曲全曲の伴奏のみのトラックも収録されており、アリアの練習に使用で
きるというシリーズ。

BM 31.2401 \1780
カントールオペラ-メゾ・ソプラノ3 ――
V・ベッリーニ:Se Romeo t'uccide un figlio
A・ポンキエッリ:船乗りの星よ!
G・ヴェルディ:Canzone del velo、重い鎖にしばられて
G・ビゼー:何が出ようとも
J・マスネ:Je Vous Ecris De Ma Petite Chambre
F・チレア:Esser madre e un inferno
サンティナ・ランザ(メゾ・ソプラノ)、
サラ・バルドゥッチ(メゾ・ソプラノ)、
アントネロ・ゴッタ(指揮)、
コンパーニア・オペラ・イタリア管弦楽団&合唱団、他

BM 14.2035 2枚組 \3560
F・トスティ:Celebri Romance(全21曲)
アントネロ・ゴッタ(指揮)、
コンパーニア・オペラ・イタリア管弦楽団&合唱団、他
Cantolopera-Tosti/Gotta(con)、Orchester und Chor der "Conmpagnia d'Opera Italiana"




<Capriccio>
71029(SACD-Hybrid) 12枚組 \20000
D・ショスタコーヴィチ:交響曲全集(第1番-第15番)
マリーナ・シャグチ(メゾ・ソプラノ)、
アルトエン・コットチニアン(バス)、
ドミトリー・キタエンコ(指揮)、
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団、プラハ・フィルハーモニック合唱団
キタエンコ&ケルン・ギュルツェニヒ管による世界初のSACD Hybridによるショ
スタコーヴィチ交響曲全集を新規日本語曲目表記オビ付きにて再度ご案内いた
します





<PentaTone>
PTC 5186 088(SACD-Hybrid) \2850
W・A・モーツァルト:
ドナウシンゲン・ハルモニームジーク-歌劇《後宮からの逃走》K.384からの
管楽合奏版
バスティアン・ブロムハート(指揮)、
アカデミー・オヴ・セント・マーティンイン・ザ・フィールズ・ウィンド・
アンサンブル
モーツァルト・イヤーの今年、世界初録音として大きな反響を呼んでいる「ド
ナウシンゲン・ハルモニームジーク」を新規日本語曲目表記オビ付き仕様とし
て再度ご案内いたします。





<Olive Music>
OM 002 \2180
トレチェント-14世紀のイタリア音楽 ――
ギョーム・ド・マショー(ca.1300−1377):
ヴィルレー-恋人よ、私の心を連れ去って
ヤコポ・ダ・ボローニャ(c.1310−1386?):
マドリガーレ-木陰に花を見る時
アンドレアス・デ・フロレンティア(?−1415?):バラータ-神の裁き
マッテオ・ダ・ペルージャ(?−1418):ロンドー-ああ、お慈悲を
ヨハネス・チコーニア(c.1370−c.1412):
バラータ-慈悲を、さもなければ死を/他 全16曲
ジル・フェルドマン(ソプラノ)、
ケース・ブッケ(リコーダー&フィドル)
去る4月に行われた来日公演でも素晴らしい演奏を披露してくれたジル・フェ
ルドマン&ケース・ブッケによるトレチェント・アルバムを新規日本語曲目
表記オビ付き仕様として再度ご案内いたします。




<Avie>
AV 2091 \2080
E・エルガー:ヴァイオリン協奏曲ロ短調Op.61(初稿版/世界初録音)
E・ショーソン:詩曲(最終稿版/世界初録音)
フィリップ・グラファン(ヴァイオリン)、
ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック管弦楽団
イギリスの詩人、哲学者でもあったコールリッジ=テイラー、リトアニアの作
曲家バルカウスカスのヴァイオリン協奏曲など、世界的に貴重な録音に取り組
んできた1964年フランス出身のヴァイオリニスト、フィリップ・グラファン。
ヴィルトゥオーソとしての実力を存分に発揮し続けているグラファンの新作は、
ヴァイオリン協奏曲としては稀に見る長大な演奏時間を持ち、超難曲として知
られるエルガーのヴァイオリン協奏曲。しかも今回の録音は、未出版の初稿版
の楽譜をによる世界初録音となる注目のヴァージョンなのである!
クライスラーに献呈され初演が行われたエルガーのヴァイオリン協奏曲の初稿
版は、高度な超絶技巧を必要としあまりにも技術的に難しすぎたために初演者
のクライスラーを筆頭に、数々の名ヴァイオリンたちからも敬遠され改訂を求
められたという。
このような逸話を持つ未出版の初稿版が遂にイギリスの図書館で発見され、グ
ラファンの演奏による今回の録音が実現の運びとなった!初稿版の発見と録音
は本国イギリスでも大きな話題となっており、The Gramophone、Classic fM
Magazine、The Strad、The Independent、BBC Music Magazineなど様々な媒体
で紹介が行われている。
カップリングとして収録されているショーソンの詩曲も、世界初録音となる最
終稿版という興味深い内容。ハンドリー&ロイヤル・リヴァプール・フィルと
いうイギリス音楽のスペシャリストのサポートを受け、現代のヴィルトゥオー
ソ・ヴァイオリニストであるグラファンが挑むエルガーの超難曲。聴き逃すこ
と無かれ!

AV 2084 \2080
20世紀の合唱作品集Vol.1-プーランクと同世代の作曲家たち ――
F・クープラン:
めでたし女王、アッシジの聖フランシスコの4つの小さな祈り、エクスルター
テ・デオ、羊飼いたちよ汝らが見たものを語れ、賢人ら星を見て、おお大いな
る神秘、この日、キリストは生まれぬ、ミサ曲ト長調、黒い聖母像への連祷
O・メシアン:おお、聖なる晩餐
ピエール・ヴィレット(1926−1998):
聞きたまえ主よOp.45、天使の糧Op.80、聖母の賛歌Op.24
エドワード・ヒギンボトム(指揮)、
オックスフォード・ニュー・カレッジ合唱団
エドワード・ヒギンボトムが、オックスフォード・ニュー・カレッジ合唱団
のディレクターに就任して今年で30周年。
これまでにヒギンボトム&オックスフォード・ニュー・カレッジ合唱団は70を
超える録音と多くのコンサートを行い、世界中から高い評価を獲得してきたと
いう実力と実績を誇っている。
ヒギンボトムのディレクター就任30周年を記念してアヴィー(Avie)より全3枚
(予定)のシリーズ「20世紀の合唱作品集」がスタート!
第1弾はプーランク、メシアン、日本でも人気の高いヴィレットの作品を収録
したフレンチ・アルバムという内容。今後も「イギリス」、「アメリカ」の2
タイトルが継続リリースされる予定となっており、30年という長い月日によっ
て培われ熟成された両者のコンビによる歌声を存分に楽しむことが出来る合唱
ファン要チェックのシリーズである。

AV 2060 \2080
フリードリヒ・アウグスト・クンマー(1797−1879):
チェロ二重奏曲Op.22-1/同Op.103-1/同Op.22-2/同Op.156《ヘンデルのユダ
ス・マカベウスの主題による変奏曲》/同Op.103-4/アリオーソ
フェーベ・カライ(バロック・チェロ)、
タンヤ・トムキンス(バロック・チェロ)
19世紀ドイツの作曲家クンマーの楽しさに満ちたチェロのための二重奏曲の
数々を、2人の女流バロック・チェロ奏者カライとトムキンスが聴かせてくれ
るデュオ・アルバム。
クンマーは作曲家としてだけでなく、ドレスデン歌劇場の主席チェロ奏者とし
て活躍するなどチェロの名手としても大変名高かった音楽家である。
カライとトムキンスによる今回の録音は、ガンと闘う子供たちをサポートする
ためのチャリティー「We Duet 4 Kids」の一環として位置づけられている。




<PentaTone>
PTC 5186 063(SACD-Hybrid) \2850
L・V・ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第16番ト長調Op.31-1/同第17番ニ短調Op.31-2《テンペスト》
/同第18番変ホ長調Op.31-3
児玉麻里(ピアノ)
2003年より浜離宮朝日ホールで進行中のベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全曲
演奏会もいよいよ終盤に突入し、更に勢いを増している児玉麻里。
並行してペンタトーン・クラシックスより録音&リリースが行われているベー
トーヴェンのピアノ・ソナタ全集も、待望のプロジェクト第3弾が登場!




<Timpani>
1C 1097 \2180
ジョセフ・ギイ・ロパルツ(1864−1955):
交響曲全集Vol.2(世界初録音) ――
交響曲第2番へ短調/交響曲第5番ト長調
セバスチャン・ラング=レッシング(指揮)、ナンシー交響楽団
前回リリースされたVol.1(1C 1093)が日本のみならず、世界中から大きな反
響を受けたフランスの作曲家ロパルツの交響曲。待望の第2弾は1900年に作曲
された「交響曲第2番」と1944年に作曲されたロパルツ最後の交響曲である
「交響曲第5番」というカップリング。
演奏はVol.1でも好演を聴かせてくれた、ナンシー交響楽団の音楽監督とタス
マニア交響楽団の芸術監督を兼務する期待の指揮者ラング=レッシングと、
フランス東部の都市ナンシーを本拠地とするナンシー交響楽団のコンビが引
き続き担当。
ティンパニー(Timpani)の代名詞でもある「クセナキス作品集」に続くベス
トセラーとなるであろうロパルツの交響曲全集。完結となる次回のVol.3が既
に待ちきれないところ!




<ASV>
CDDCA 1181 \2080
R・ヴォーン=ウィリアムズ:ヴィオラと管弦楽のための組曲
ハーバート・ハウエルズ(1892−1983):ヴィオラのための《悲歌》
W・ウォルトン:ヴィオラ協奏曲イ長調
ヨーク・ボーウェン(1884−1961):ヴィオラ協奏曲ハ短調Op.25
ヘレン・カルス(ヴィオラ)、
マーク・タッデイ(指揮)、ニュージーランド交響楽団
20世紀のイギリスの器楽作品の中でも名作と名高いウォルトンのヴィオラ協
奏曲を中心に据え、イギリスの作曲家によるヴィオラのためのレパートリー
を集めたイギリス音楽ファンには堪らないアルバムがリリース。
中でもボーウェンのヴィオラ協奏曲の録音は非常に少なく、特にヴィオラ奏
者や関係者からは歓迎されることだろう。ちなみにカデンツァはカルス自身
によるもの。国際的に活躍中の女流ヴィオラ奏者であるヘレン・カルスは来
る6月-7月には客演主席奏者としてオーストラリア室内管弦楽団のツアーに参
加する予定となっている。





<Resonance>
CDRSB 405 4枚組 \3600
J・ブラームス:交響曲全集 ――
交響曲第1番ハ短調Op.68/同第2番ニ長調Op.73/同第3番へ長調Op.90
同第4番ホ短調Op.98/悲劇的序曲Op.81/ハイドンの主題による変奏曲Op.98
大学祝典序曲Op.80
マレク・ヤノフスキ(指揮)、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック管弦楽団
ポーランドの名匠ヤノフスキとイギリスの古豪ロイヤル・リヴァプール・フィ
ルのタッグが織り成す洗練されたブラームス!ブラームスはヤノフスキが得意
としているレパートリーでもあり、練りに練られた解釈には非常に定評がある。

CDRSB 204 2枚組 \2160
J・ブラームス:
ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15/同第2番変ロ長調Op.83
ジョン・リル(ピアノ)、ジェームズ・ロッホラン(指揮)、ハレ管弦楽団
1970年チャイコフスキー国際コンクールの覇者である名手ジョン・リルと、
日フィルへの客演で日本でもお馴染みのマエストロ、ロッホランによるブラ
ームスが装いも新たに新装再リリース。

CDRSN 3069 \1080
夏-コレクション・オヴ・シーズナル・クラシッス ――
A・ヴィヴァルディ:《四季》より 夏
J・ロドリーゴ:夏の協奏曲
S・プロコフィエフ:夏の日Op.65
クリストファー・ガンニング:夏の午後
F・ディーリアス:夏の歌
G・ガーシュウィン:サマータイム
様々なアーティスト
早くも夏到来!?四季を辿るシリーズも第3弾に突入。「夏」というテーマに
沿いながらも、独特な選曲によるカップリングが特徴のコンピレーション盤。





<Globe>
GLO 5213 \2180
W・A・モーツァルト:
フルート協奏曲第1番ト長調K.313/同第2番ニ長調K.314
フルートとハープのための協奏曲ハ長調K.299
マーテン・ルート(フルート)、長澤真澄(ハープ)、
アンサンブル・シェーンブルン
85年という歴史を持ち、オランダの鬼才フェルトホーフェンが率いるオラン
ダのバロック・オーケストラ、オランダ・バッハ協会で主席フルート奏者を
つとめるマーテン・ルートによるモーツァルト・アルバム!
ルートは、2001年までの10年間アニマ・エテルナの主席奏者をつとめていた
経歴を持つなど、バロック・フルートのスペシャリストとして知られている。
K.299では日本のハープ奏者、長澤真澄が共演として録音に参加するなど、
ピリオド楽器ファン注目の1枚!

GLO 5211 \2180
G・F・テレマン:
リコーダー・ソナタ へ長調TWV41:F2/同変ロ長調TWV41:B3/
同へ短調TWV41:f1/同ハ長調TWV41:C2/同ニ短調TWV41:d4/
同ハ長調TWV41:C5/同へ短調TWV41:f2
サスキア・コーレン(リコーダー)、
マルグリット・ティンデマンス(ヴィラ・ダ・ガンバ)、
ペーター・ワッコーン(チェンバロ)
Tサスキア・コーレンはオランダのスヴェーリンク音楽院でケース・ブッケと
ワルター・ファン・ハウヴェという2人の名手からリコーダーの指導を受けた
オランダの女流リコーダー奏者。
キングズ・コンソートやオランダ・バッハ協会といった名立たるバロック・
オーケストラにも参加しており、ベネルクス三国の音楽や中世の音楽をレパ
ートリーとしており今後の更なる活躍が期待されている。





<Musique En Wallonie>
MEW 0528-0531 4枚組 \8720
ウジェーヌ・イザイに献呈されたヴァイオリン・ソナタ ――
ギュスターヴ・サマズィーユ(1877−1967):
ヴァイオリン・ソナタ ロ短調
ジョセフ・ギイ・ロパルツ(1864−1955):
ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調
C・フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
アルベリク・マニャール(1865−1914):
ヴァイオリン・ソナタ ト長調Op.13
ルイ・ヴィエルヌ(1870−1937):ヴァイオリン・ソナタ ト短調Op.23
シルヴィオ・ラザリ(1857−1944):ヴァイオリン・ソナタOp.24
ギョーム・ルクー(1870−1894):ヴァイオリン・ソナタ ト長調
ヨゼフ・ヨンゲン(1873−1953):ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調Op.27
アンドリュー・ハーディ(ヴァイオリン)、
ウリエル・ツァショル(ピアノ
ベルギーの生んだヴァイオリンの世界的巨匠であり、様々な作品を残したウ
ジェーヌ・イザイのために作曲され献呈されたヴァイオリン・ソナタの数々
を集めたベルギーのレーベルならではの好企画盤。
イザイが初演を行ったフランクやルクーのヴァイオリン・ソナタから、ヨン
ゲン、ロパルツ、ヴィエルヌなど様々な作曲家の名前が見られる。
ヴァイオリンのハーディは15歳でボルチモア交響楽団との共演を行い、ブル
ッフのヴァイオリン協奏曲第1番でデビュー。1985年から87年までテキサスの
フォートワース交響楽団のヴァイオリン奏者をつとめ、その後はフォルクヴァ
ンク室内管弦楽団、ヴュルテンベルク室内管弦楽団なヨーロッパで活躍。現
在はブリュッセルを拠点にソリスト、室内楽奏者として活躍中のヴァイオリ
ン奏者である。

MEW 0525 \2180
マルガレータの甘い憂鬱 ――
作曲者不詳(ストリッケルス編):
Roti boully ioyeulx、La danse de Claves
ジョスカン・デ・プレ:美しき人よ、あなたの愛のために
アントワーヌ・ブルヒア:
Vray Dieu qui me confortera、この上もない悲しみに
アレクサンドル・アグリコラ:Et qui la dira dira
ルイ・ミラン:5声のパヴァーヌ
ピエール・ド・ラ・リュー:Pourquoy tant me fault il
ヤコブ・オブレヒト:Si sumpsero/他 全20曲
カピラ・フラメンカ
ベルギーの中世&古楽音楽のスペシャリストとして活躍中のヴォーカルとピリ
オド楽器によるアンサンブル、カピラ・フラメンカがオーストリアのマルガレ
ータの生涯をラ・リュー、オブレヒト、ジョスカン、イザークらの作品で綴る
音楽物語。





<Cobra Records>
COBRA 0016 \2180
ユリウス・レントヘン(1855−1932):室内楽作品集第2巻 ――
ピアノ四重奏曲ト長調/木管五重奏のための《セレナーデ》/バリトン、
ピアノと木管奏者のための《カロン》/バリトン、ピアノと木管奏者のため
の《ヴィジョン》/フルート、オーボエとバスーンのための《三重奏曲》
パルカニー弦楽四重奏団、
ジャン=クロード・ヴァンデン・エインデン(ピアノ)、
エウテルペ木管五重奏団、ピエール・マック(バリトン)、
ハンス・アイザッカー(ピアノ)、パウリン・オースタンリク(オーボエ)、
バーバラ・デレウ(フルート)、ブラム・ファン・サンベーク(バスーン
オランダの音楽家の一族、「レントヘン家」で最も著名なユリウス・レント
ヘンの生誕150年を記念してスタートした記念シリーズの第2集。木管楽器の
ための作品を中心に収録。

COBRA 0017 \2180
ユリウス・レントヘン(1855−1932):管弦楽作品集 ――
交響曲イ短調/ビットナル・シンフォニー/交響曲ハ短調
ハンス・レンダース(指揮)、北ネーデルランド管弦楽団
続いてのレントヘン作品集は交響曲を収録した管弦楽のための作品集。2つの
オーケストラの合併によって1989年誕生した北ネーデルランド管が演奏を担当
しており、オランダのオーケストラ・ファンには嬉しいところ。

COBRA 0015 2枚組 \4360
ジェレミー・メニューイン・プレイズ・ベートーヴェン ――
L・V・ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調Op.2-1/同第13番変ホ長調Op.27-1
同第31番変イ長調Op.110/ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
同第3番ハ短調Op.37
ジェレミー・メニューイン(ピアノ&指揮)、
シンフォニア・ヴァルソヴィア
1984年のヤング・コンサート・アーティスツ・ピアノ・コンペティションで
優勝を飾り、ベルリン・フィル、ロイヤル・フィル、フランス国立管やイス
ラエル・フィルなどといった一流オーケストラとの共演を重ねるピアニスト、
ジェレミー・メニューイン。
ユーディ・メニューインという偉大すぎる父を持つため、楽器は違えども比
較との戦いがあったのだろうがピアノの腕前は中々のもの。1音1音を丁寧に
奏でるスタイルと非常に豊かな響きを聴かせるスタインウェイの音色が印象
的な好演奏である。




<Ref>
Ref 365072 \2180
J・ブラームス:《ハンガリー舞曲集》より 第1番、第4番、第5番
P・I・チャイコフスキー:瞑想曲ニ短調Op.42
J・スーク:アパッショナートOp.17
B・スメタナ:わが故郷より
H・ヴィエニャフスキ:スケルツォ・タランテラ
S・ラフマニノフ:ヴォカリーズ
N・リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
マリー・カンタリル(ヴァイオリン)、ヴェロニク・ブラッコ(ピアノ)
ロシアのモスクワ音楽院を皮切りに、フランスのグルノーブル国立音楽院など
で研鑽を積んだ女流ヴァイオリン奏者、マリー・カンタリルのソロ・アルバ
ム。大作曲家たちの名作をHendrik Willems 1690のヴァイオリンで徹底的に
弾きこなす!





<Opus Millesime>
GCK 20052 \2180
メッセージ・トゥ・レイ ――
レイ・チャールズ:Hallelujah I love her so、What'd I Say
ハーラン・ハワード:Busted
H・カーマイケル:我が心のジョージア(ヴァージョン1&ヴァージョン2)
ドン・ギブソン:I Can't Stop Loving You
シンディ・ウォーカー:You Don't Konw Me(ヴァージョン1&ヴァージョン2)
ジャン=ミシェル・ベルナール:Can't Get Away/他 全15曲
ジャン・ミシェル・ベルナール(ピアノ)
カサドシュの作品の紹介を中心としてきたオーパス・ミレズム(Opus
Millesime)からなんとレイ・チャールズへのトリビュート・アルバムが登場!
クラシックのエレガントな雰囲気とジャズのダイナミックなタッチを併せ持っ
たピアニスト、ジャン・ミシェル・ベルナールが絶妙感なバランスで名曲を聴
かせてくれる。





<Hortus>
HORTUS 042 \2180
J・G・ロパルツ:聖女アヌのミサ/サン・サンクラマンへのサリュート
マリーナ・ヴェナント(ソプラノ)、
キャロリーヌ・ゲスレ(メゾ・ソプラノ)、
ニコル・コルティ(指揮)、
ブリテン合唱団、ヴィンセント・ジャンブリン(オルガン)、
ジャン・ビゾ(オルガン)
ティンパニー(Timpani)で進行中の一連の作品集の世界的ヒットにより、注
目を集めているロパルツの宗教作品。指揮を務めるのは1993年よりノートル
ダム大聖堂楽長の任にあるニコル・コルティ。12人のプロフェッショナルに
よって構成されているブリテン合唱団の歌声が、重厚なオルガンの旋律に乗っ
て神秘的に響き渡る。

HORTUS 041 \2180
聖母マリア、神の母よ ――
Praeconia Virginis/Vocibus...Gaudeamus/聖母に遣わされ/神のお告げ
/喜べ処女、キリストの御母マリアよ/善き甘き御言葉/アヴェ・マリア
/Vidi speciosam/マリアは天に昇らせたもう/めでたし元后
シルヴァン・デュードネ(指揮)、
メトリーズ・ノートル・ダム・ド・パリ
グレゴリオ聖歌と中世の作品のスペシャリストであるフランスのヴォーカル
・アンサンブル、メトリーズ・ノートル・ダム・ド・パリが歌う聖歌集。

HORTUS 044 \2180
アレクサンドル・ギルマン(1837−1911):クリスマスのための作品集 ――
ノエル集より/パストラール/シューマンを讃えるフィナーレ/全14曲
クルト・リューダース(リードオルガン)、
フランソワーズ・マセ(ソプラノ)、
フランソワ・ランブレー(ピアノ)
19世紀フランスにおける名オルガンニストとして活躍し、パリ・スコラ・カ
ントルムの創設に尽力したギルマンのクリスマスに因んだ作品を集めたタイ
トル。フランスのオルガン奏者であるリューダースが演奏する、リードオル
ガンがどこか懐かしい響きを醸し出している。

HORTUS 043 \2180
マニフィカト ――
作曲者不詳(フランス18世紀頃):
コンセール・スピリチュエルのためのノエル/マニフィカト《Motet a grand
choeur par M.》
アグネシカ・コヴァルチック(ソプラノ)、
ジャン=フランソワ・ロンバール(カウンター・テノール)、
ベルトラン・ボッシュ(テノール)、オリヴィエ・ベテンス(バス)、
ダニエル・メイラン(指揮)、アラベスク、ラ・カメラータ・バロック
「ラ・カメラータ・バロック」は、スイスの中堅世代の実力派合唱指揮者であ
るダニエル・メイランによって1992年結成された16人の歌い手によるヴォーカ
ル・アンサンブルである。マニフィカト《Motet a grand choeur par M.》は
バルバストレ、ダンドリュー、ダカン、コレットといった18世紀フランスの
4人の作曲家の作品によって構成された24分の作品。





<Eufoda>
EUFODA 1135 \2180
グレゴリオの2つの晩祷 ―― 晩祷《万聖節》/晩祷《クリスマス》
アベルボード修道院聖歌隊
1134年にベルギーの都市アベルボードに設立されたアベルボード修道院の聖
歌隊が歌う美しきグレゴリオ聖歌。

EUFODA 1138 \2180
J・スーク:弦楽のためのセレナーデOp.6
ホアキン・トゥリーナ(1882−1949):闘牛士の祈り
B・ブリテン:シンプル・シンフォニー
ウィレム・ケルステルス(1929−1998):3つのバガテル
ヤン・ヴァンデルロースト:2楽章の音楽
ディルク・フェルミューレン(指揮)、
チェンバー・オーケストラ・シンフォニア
1985年にフェルミューレンを指揮者に迎え、フランダース地方で活躍を見せる
弦楽オーケストラ、チェンバー・オーケストラ・シンフォニアによる作品集。
日本でもお馴染みのヴァンデルローストやケルステルスといったベルギーの作
曲家の作品の収録がポイント。

EUFODA 1139 \2180
G・ロッシーニ:
フルート四重奏曲集(第1番-第4番)/ウィリアム・テルからのディヴェル
ティメント
カルロス・ブルネール(フルート)、ムント弦楽三重奏団、
レヴェント・ケンデ(ピアノ)
カルロス・ブルネールはベルギー王立歌劇場のメンバーとしても活躍し、ソリ
ストや室内楽奏者として幅広い活動を行っているベルギーのフルート奏者であ
る。

EUFODA 1141 \2180
マリヌス・デ・ヨンク(1891−1894):
Kinderspelen Op.165/ソナチネOp.46/ソナチネOp.47/Korte Variaties
フランシス・ヴェルドート(ナレーター)、ディルク・ロンバウト(ピアノ)
アントワープ音楽院で教鞭を執り、作曲家、教育者として19世紀ベルギー音
楽界の発展に努めたマリヌス・デ・ヨンクのピアノ作品集。

EUFODA 1144 \2180
ミステリー・サークル-現代合唱作品集 ――
ボウドウェイン・ブッキンクス(1945−):カンタータ、ノータ・ベーネ
ジョージ・デ・デッカー:Los Tambores de Calanda
ジャン=ポール・ビロー:エピタラミア
カレル・フイヴァールツ(1923−1993):Want de tijd is nabij
ヘルマン・バエテン(指揮)、
ノールドリンブルク男声合唱団、
コレギウム・インストゥルメンターレ・ブルジェンセ
現代べルギーの作曲家4人の男声合唱のための作品集。電子音楽などの難解な
作品ではなく、男声合唱(一部オーケストラ伴奏付き)による新しいスタイル
の作品が聴ける。





<Attacca>
Babel 8843 \2180
アルマン・ルイ・クープラン:アリアと変奏曲
シャルル・ヨーゼフ・フルマンダル:ディヴェルティスマンOp.7-4
W・A・モーツァルト:グラスハーモニカのためのアダージョ ハ長調K.356
クロード・バルバトル:
La Monmartel ou La Brunoy、Prelude non mesure、La d'Esclignac
ジャック・デュフリ:Le 4-item livre
ヒルブラント・ボルケント(フォルテピアノ)

Babel 9479 \2180
木管楽器と打楽器のための作品集 ――
ジャチント・シェルシ(1905−1982):
打楽器のための《I Riti》
フルートとクラリネットのための《Ko-Lho》
フルート独奏のための《Pwyll》
クラリネットのための《Ixor》
ピッコロとオーボエのための《Rucke di Guck》
アルト・フルート、ゴング、カウベルのための《Hyxos》
トランペット独奏のための 《Quattro Pezzi》
ピーター・マセウス(トランペット)、
ジャック・メールテンンス(クラリネット)、
リエン・デ・リーデ(フルート)、ティース・ロールダ(フルート)、
ヤン・スプロンク(オーボエ)、
アタッカ・パーカッション・アンサンブル

Babel 9369-1 \2180
逃走用梯子6 ――
クシシュトフ・ペンデレツキ:Capriccio per Siegfried Palm
ヨープ・ストラセール:Just for one
ヴィトルト・ルトスワフスキ:Sacher Variation
アンリ・ケルゴマール:Hapsis
ヘルムート・ラッヘンマン:Spektra fur drei Celli
ロルフ・ゲールハール:Solipse
タコ・クーイストラ(チェロ)




<Chandos>
CHAN 10375 \2080
フランツ・リスト(1811−1886):交響詩集Vol.2 ――
ファウスト交響曲S.108(オリジナル版)
交響詩《ゆりかごから墓場まで》S.107
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)、BBCフィルハーモニック
世界最大級のインディペンデント・レーベルであるシャンドスを代表する超強
力コンビ、ジャナンドレア・ノセダ&BBCフィルハーモニックの最新アルバム。
理想主義で探究心旺盛な知的人間が、超人的な知識と引き換えに悪魔に魂を売
るという物語である「ファウスト」。リストは「ファウスト交響曲」の正式な
題名を「3人の人物を描いたファウスト交響曲」としており、各楽章にはゲーテ
の詩劇に基づいたファウスト、グレートヒェン、メフィストフィレといった登
場人物の名前が付けられている。
今回ノセダが用いているのは終楽章に合唱の加えられた“1857年版”ではなく、
1854年作曲の“オリジナル版”であるという点が非常に興味深いポイントであ
る。ノセダ&BBCフィルは2005年のBBCプロムスでこの「ファウスト交響曲」の
演奏を行っており、聴衆はもちろんのことタイムズ誌をはじめとする雑誌やマ
スコミからも名演奏として絶賛を受けているだけに今回のリリースへ懸かる期
待は大きい!

CHAN 0722 \2080
トマス・アーン(1710−1778):序曲集 ――
序曲第1番ホ短調/序曲第2番イ短調/序曲第3番ト長調/序曲第4番へ長調
/序曲第5番ニ長調/序曲第6番変ロ長調/序曲第7番ニ長調/序曲第8番ト短調
/アルフレッドへの序曲変ホ長調/トマスとサリーへの序曲ニ長調
サイモン・スタンデイジ(指揮)、コレギウム・ムジクム90
久々のソロ・アルバムとなった前作ルクレールのヴァイオリン・ソナタ集
(CHAN 0726)が好評を博しているスタンデイジが、共に多数の録音を行って
きたシャンドスを代表するピリオド・アンサンブルであるコレギウム・ムジク
ム90とのコンビによる最新盤をリリース。
トマス・アーンは18世紀中期イギリスにおける劇場音楽の第1人者としての地
位を築き、多数の作品を残した作曲家である。過去にもアーンのトリオ・ソナ
タ全集(CHAN 0666)を録音しているスタンデイジ&コレギウム・ムジクム90
が今回取り上げてきたのは1751年に出版が行われた8声の8つの序曲と劇作品の
序曲である。
スタンデイジやヒコックスとの演奏で様々な名演を生み出してきたコレギウム
・ムジクム90によるレア・レパートリーの録音はピリオド・ファン注目の1枚!

CHAN 10377 \2080
ジェームズ・マクミラン(1959−):
ピアノ協奏曲第2番/オルガンと管弦楽のための《スコットランドの動物詩》
ウェイン・マーシャル(ピアノ&オルガン)、
ジェームズ・マクミラン(指揮)、BBCフィルハーモニック
現代スコットランドの音楽界をリードする作曲家ジェームズ・マクミランの自
作自演集の最新作。18世紀スコットランドの舞曲の旋律や、様々な民謡をふん
だんに取り込んだ3楽章形式で構成される「ピアノ協奏曲第2番」、ロサンゼル
ス・フィルとBBCフィルの委嘱によって作曲され、ロサンゼルスのディズニー
・ホールに新たに設置されたオルガンのお披露目で演奏された「スコットラン
ドの動物詩」の2作品とも今回のリリースが世界初録音となる。
ソリストを務めるのは1961年生まれのウェイン・マーシャル。ピアニストとし
てだけでなくオルガン奏者、指揮者としてマルチな才能を発揮している期待の
音楽家である。

CHSA 5046(SACD-Hybrid) \2850
クルト・ワイル(1900−1950):
交響曲第1番/クォドリベットOp.9/交響曲第2番
アントニー・ボーモント(指揮)、
ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
タンスマンやシュテファンといった作曲家たちの作品集のリリースに力を入れ
始めたシャンドスのSACD Hybridシリーズの続編はクルト・ワイルの交響曲集!
収録内容は、ブゾーニの下で学びベルリンで1921年に作曲された「交響曲第1
番」、1934年にブルーノ・ワルター&ロイヤル・コンセルトへボウ管によって
初演が行われた「交響曲第2番」に「クォドリベットOp.9」を加えた管弦楽作
品集。中でも「交響曲第2番」は、ワイル自身による打楽器のパートが加えら
れた版を使用した世界初録音という注目の音源!
演奏は20世紀後半の作品を得意としツェムリンスキーのシリーズで指揮を振っ
たボーモントと、ドイツの誇る超高性能オーケストラ、ドイツ・カンマーフィ
ルハーモニー・ブレーメン。「三文オペラ」やブロードウェイのための作品で
はなく、ワイルの管弦楽作品を知るために最適なディスクの登場である。

CHAN 241-34 2枚組 \2080
ハーバート・ハウエルズ(1892−1983):合唱作品集 ――
聖ミカエルへのセクエンス/レクイエム《心の家》/ドリア旋法によるミサ曲
/テ・デウムとサルヴェ・レジナ/オ・サルタリス・ホスティア/限りない甘
さ/アンティフォン/ヌンク・ディミッティス/レジナ・カエリ/2つのマド
リガル/昔語り/Thee will i love/選ばれし者の死/Even Such is time/
Inheritance/God is gone up/夏が来た/3つのキャロル−アンセム/法律学
者/aec dies
ハリー・ビケット(オルガン)、
アンドリュー・ラムスデン(オルガン)、
ポール・スパイサー(指揮)、フィンジ・シンガーズ
20世紀イギリスで活躍し、膨大な数の合唱作品を書き上げたハウエルズの合唱
作品集。1990年代のリリースで好評を得たフィンジ・シンガーズの名演を再編
集した移行再発売盤。

CHAN 241-35 2枚組 \2080
パストラル・クラシックス-夏の日の音楽 ――
G・ガーシュウィン:サマータイム
A・グラズノフ:四季より
H・ハウエルズ:田園狂詩曲
その他
ベートーヴェン、チャイコフスキー、ブリッジ、エルガー、ドビュッシー、
ケテルビー、プロコフィエフの作品を収録
シャンドスの様々なアーティスト
毎回様々なテーマによって既存の音源から編集されるコンピレーション・アル
バム。今回は夏に因んだ様々な作曲家の作品が集められている。




<Capriccio>
93512(DVD-Video) \2650
カール・ニールセン(1865−1931):
歌劇《仮面舞踏会》(ドイツ語版全曲による世界初のDVD)
ダニエル・キルヒ、マルクス・ブリィック、ギュンター・ミッセンハルト、
ウルフ・シルマー(指揮)、ウィーン交響楽団、他
2005年のブレゲンツ音楽祭で上演が行われ話題を呼んだデンマークの大家カー
ル・ニールセンを代表するオペラ「仮面舞踏会」のドイツ語版全曲がカプリッ
チョよりDVD-Videoとして登場!
ドイツ語版「仮面舞踏会」はブレゲンツ音楽祭総監督のデヴィッド・パウント
ニーによる新たなプロダクションによって制作、上演が行われたもので今回収
録された映像が世界初のリリースとなる。
指揮者のウルフ・シルマーはかつてデンマーク国立放送響とニールセンの仮面
舞踏会でグラミー賞にノミネートされるなどこの作品のスペシャリストとして
名高いマエストロである。
(NTSC/カラー/4:3/リージョン・コード:0/収録時間:約141分)

71061(SACD-Hybrid) \2580
A・シュニトケ:映画音楽集Vol.2 ――
The Glass Harmonica/The Rice/The Waltz/Clowns and Children
フランク・ストローベル(指揮)、ベルリン放送交響楽団
12音技法や無調音楽など前衛音楽を数多く残した旧ソ連の作曲家シュニトケ。
難解な作品のイメージの強いシュニトケだが、その生涯に60曲に及ぶ映画音楽
の作曲も行っていた部分には触れられないことが多いのが現状である。
そんなシュニトケの映画音楽にスポットを向けたストローベル&ベルリン放送
響によるシリーズ第2弾。第1弾(Capriccio 71041)がGerman Record
Reviewers Awardを獲得するなど評判は上々。

60128 \2080
エティエンヌ=ニコラ・メユール(1763−1817):
オペラ・コミック《L'Irato ou l'Emporte》
ヴェルナー・エルハルト(指揮)、
ラルテ・デル・モンド、ボン室内合唱団、他
ナポレオンからの依頼で様々な作品を残した18世紀フランスの作曲家メユー
ル。オペラ・コミック「L'Irato ou l'Emporte」も1801年に作曲され、ナポ
レオンに献呈が行われた。

67173(CD+DVD-Video) \4050
D・スカルラッティ:カンタータ集 ――
Con qual cor mi chiede pace/Fille gia piu non parlo/Qual pensier
quale ardire/No non fuggire/Ti ricorda o bella Irene/ソナタ ニ長調
K.277/同ホ長調K.215/同ニ短調K.77
マックス・エマヌエル・ツェンチッチ(カウンター・テナー)、
アリーネ・ツィルベラチ(ピアノフォルテ)、マヤ・アムレイン(チェロ)、
今村泰典(テオルボ&バロック・ギター)
ウィーン少年合唱団出身で現在は世界各地で活躍中のカウンターテナー、ツェ
ンチッチの歌うスカルラッティ・アルバム。伴奏にはリュート界の日本代表で
ある今村泰典が参加している。ドキュメンタリーを収録したDVD-Videoとのセッ
ト仕様。

71095(SACD-Hybrid) \2580
ベルント・リヒャルト・ドイチュ:Curriculum Vitae
デイヴィット・フルーム:ピアノ三重奏曲第2番《Genzen》
ヘルベルト・ラウアーマン:三重奏曲第2番
ジェフリー・マムフォード:?in the community of encompassing hours“
ノルベルト・シュテルク:“Hotel de la Paix”
クリスティアン・ヒルツ(バリトン)、
ハイドン・トリオ・アイゼンシュタット
20世紀ドイツの詩人、作家として有名なインゲボルク・バッハマンのテキスト
を題材として作曲された作品を集めたタイトル。バッハマンの生誕80年を記念
して制作が行われた。





<PentaTone>
PTC 5186 039(SACD-Hybrid) \2850
ヨーゼフ・シュミット(1734−1791):初期交響曲と室内楽作品集 ――
交響曲ニ長調Op.1-1/同変ロ長調Op.6-2/同ト長調/フルート、ヴァイオリ
ン、ヴィオラとチェロのための四重奏曲ホ短調Op.3-3/フルート、ヴァイオ
リン、ヴィオラとチェロのための四重奏曲ト長調Op.3-6/交響曲変ホ長調
《ハーディガーディ》(全曲世界初録音)
サイモン・マーフィー(指揮)、新オランダ・アカデミー室内楽団
18世紀ドイツに生まれ、主にオランダを活躍の場としたヨーゼフ・シュミッ
ト。マンハイム楽派の手法に従ったシュミットの音楽は当時幅広い支持を獲得
していた。ヨーゼフ・シュミットの作品はアムステルダムの楽譜出版社フンメ
ルからの出版が多く見受けられるが、シュミット自らも楽譜出版者として活躍。
その出版物は特に北欧諸国に渡っていたとされている。
また、12曲以上の作品がハイドンの作品として扱われていたこともあり「オラ
ンダのハイドン」との異名を持っている。これまでペンタトーン(PentaTone)
へコレッリやシュターミッツの録音を行っているマーフィー&新オランダ・ア
カデミーによるオリジナル楽器の演奏が世界初録音を収録曲を更に際立たせて
いる。

PTC 5186 166(SACD-Hybrid) \2850
G・マーラー:交響曲第8番変ホ長調《千人の交響曲》
イレアナ・コトルバス(ソプラ)、ヘザー・ハーパー(ソプラノ)、
ハンネケ・ファン・ボルク(ソプラノ)、ビルギット・フィンニレ(アルト)
マリアンネ・ディーレマン(アルト)、ウィリアム・コックラン(テノール)
ヘルマン・プライ(バリトン)、ハンス・ゾーティン(バス)、
アムステルダム・トーンキュンスト合唱団、アムステルダム音楽院合唱団、
コレギウム・ムジクム・アムステルダメンセ、
聖ウィリブロード&聖ピウス教会少年少女合唱団、
ベルナルト・ハイティンク(指揮)、
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
フィリップスのクァドラフォニック(4チャンネル録音)の復刻シリーズ最新
作。一世を風靡したハイティンクのマーラー交響曲全集の中から第8番《千人
の交響曲》がSACD Hybridとして再登場。1971年9月、アムステルダム・コンセ
ルトヘボウでの録音。





<Pavane>
ADW 7060-2 \2180
W・A・モーツァルト:6つのウィーンのソナチネ(世界初録音)
シプリアン・カツァリス(ピアノ)
驚異的としか言いようの無い超絶技巧で聴き手を魅了し、驚きを与え続けるミ
ラクル・ヴィルトゥオーソ・ピアニスト、シプリアン・カツァリス。
このモーツァルトは「Piano21」のベストセラーであるバッハ・トランスクリ
プションズやモーツァルト・トランスクリプションズに代表されるように、他
人には真似することが出来ないほど困難なテクニックを伴う作品を次々と取り
上げるカツァリスが約30年前に行った若き日の録音である。
原曲は木管楽器のためのディヴェルティメントであり、編曲版はもちろん世界
初録音!現在のカツァリスとは一味違った若き日のカツァリスの新鮮な演奏を
聴くことの出来る貴重な記録と言える。

ADW 7491 \2180
ジョセフ・ギイ・ロパルツ(1864−1955):ヴァイオリン・ソナタ集 ――
ヴァイオリン・ソナタ第3番イ長調/同第2番ホ長調/同第1番ニ長調
サンドリーヌ・カントレッギ(ヴァイオリン)、
ベアトリス・ラウシュ(ピアノ)
ティンパニー(Timpani)からリリースが行われている一連の作品集の反響に
より、日本でも再評価の機運が高まっているフランスの作曲家ロパルツ。収録
されている3曲のヴァイオリン・ソナタはそれぞれ1907年、1917年、1927年と
10年置きに作曲が行われておりロパルツの作風の変化を感じ取ることが出来
る。サンドリーヌ・カントレッギはルクセンブルク銀行より貸与されたグァダ
ニーニのヴァイオリンを手にルクセンブルク音楽院とブリュッセル王立音楽院
で指導を行い、ソリストとしても活躍中の女流演奏家である。女性デュオによ
るロパルツはスマートで切れの良い演奏を聴かせてくれている。

ADW 7492 \2180
J・S・バッハ:フルートとチェンバロのための6つのソナタBWV.525-530
ジャン=ミシェル・タンギー(フルート)、
クリスティアン・ナイキスト(チェンバロ)
ジャン=ミシェル・タンギーはジャン=ピエール・ランパルとオーレル・ニコ
レの下でフルートを学び、ベートーヴェンオーケストラ・ボンの主席フルート
奏者などを歴任。日本へも度々来日を行っており、現在はドイツのマンハイム
音楽院とブリュッセル王立音楽院でフルートを教えている。

ADW 7489 \2180
リゾナンス ――
L・バーンスタイン:《ウェスト・サイド・ストーリー》より
P・チャイコフスキー:バレエ組曲《くるみ割り人形》
J・S・バッハ:管弦楽組曲第2番ロ短調BWV.1067
ラミーナ打楽器四重奏団
ラミーナ打楽器四重奏団は4人の実力派打楽器奏者たちによって1984年より活
動を行っている打楽器アンサンブル。様々な打楽器を駆使して演奏されるバー
スタイン、チャイコフスキー、バッハは一風違った雰囲気を醸し出す興味深
い演奏に仕上がってる。

ADW 7490 \2180
C・フランク:憂鬱、ヴァイオリン・ソナタ(オルガン伴奏版)
ヤン・ファン・ランドヘム(1954−):L'invisible pour les yeux
アウグスト・デ・ブック(1865−1937):Piere-Gebed
デュオ・ランディーニ
メキシコ、イタリア、フランス、デンマークなどで活躍を見せているデュオ・
ランディーニは、女流ヴァイオリン奏者のジェニー・スパノーヘとオルガン奏
者兼作曲家であるヤン・ファン・ランドヘムによるデュエット。フランクの
ソナタのオルガン伴奏版はランドヘムの編曲版である。





<Phaedra>
DDD 92046 \2180
In Flanders' Fields Vol.46 ――
ギョーム・ルクー(1870−1894):ピアノ三重奏曲ハ短調
アルトゥール・デ・グレーフ(1862−1940):ピアノ三重奏曲へ短調
ピアノ・トリオ《ナルチス&ゴルトムント》
ベルギーの作曲家の作品をベルギーのアーティストの演奏によって世界中に向
けて紹介を行う“In Flanders' Fields”を中心として、大きな支持を獲得し
ているベルギーのレーベル、フェドラ(Phaedra)の最新盤。
将来の活躍を約束されながらも24歳という若さで夭折した天才ギョーム・ルク
ーと、リストやサン=サーンスにピアノを学び、作曲家、ピアニストとして活
躍したアルトゥール・デ・グレーフのピアノ三重奏曲をカップリング。
ピアノ・トリオ《ナルチス&ゴルトムント》は、ドイツの作家ヘルマン・ヘッ
セの作品である「ナルチスとゴルトムント」を冠する1999年に結成されたベル
ギー期待のピアノ三重奏団。
ピアノはクイケン・ファミリーの1人であるピート・クイケンが担当しており、
躍動感に満ちた非常に高度なアンサンブルを展開している。

ADD 492 002 \2180
エドモン・バーイエンスへのオマージュ ――
A・ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調Op.104
R・シューマン:チェロ協奏曲イ短調op.129
アウグスト・デ・ブック(1865−1937):
チェロとピアノのための《カンティレーナ》
エドモン・バーイエンス(チェロ)、ロベルト・ワスムート(ピアノ)、
フェルナンド・テルビィ(指揮)、BRTNフィルハーモニック管弦楽団
ベルギーを代表するチェロ奏者として活躍したエドモン・バーイエンス
(1913−1987)へのオマージュ・アルバム。バーイエンスはBRTフィル(現フ
ランダース放送管)のソロ・チェロ奏者とし活躍する傍ら、アントワープ音
楽院などで教鞭を執るなどベルギーのチェロ奏者たちに大きな影響を与えた。
1978年&1982年の録音。

DDD 92015 \2180
In Flanders' Fields Vol.15 ――
ペトル・ベノア(1834−1901):3つの幻想曲Op.18、4つの幻想曲Op.20
ロデウィック・モルテルマンス(1868−1952):多彩なメヌエット
ヨゼフ・ヨンゲン(1873−1953):2つの小品Op.33、月の光、真昼の太陽
マリナス・デ・ヨング(1891−1984):
スケルツォ−牧歌Op.68、夜想曲Op.53、ゴッホの展覧会Op.58
ヴィクトル・レグレイ(1915−1994):
ピアノ・ソナタ第2番Op.84-1、同第4番Op.104
ヨゼフ・デ・ベーンハウワー(ピアノ)
シューマン夫妻の研究家としても知られるベルギーのピアニストであるヨゼ
フ・デ・ベーンハウワーによるベルギーのピアノ小品集。ヨンゲンやベノア
などの作品を楽しめるベルギー音楽好きには嬉しい1枚。

DDD 92038 \2180
In Flanders' Fields Vol.38 ――
ピート・スウェルツ(1960−):夢の絵
ポール・ジルソン(1865−1942):行進曲風ラプソディ
ウィルフリード・ウェステルリンク(1945−):ランドスケープ2
アルテュール・ミュールマン(1884−1966)アダージョ ハ短調
フリッツ・セリス(1929−):フランダースの民謡による幻想曲Op.45b
レイモン・シュロワイヤン(1933−):夢の彼方に
エドモン・サヴニエ(指揮)、チェコ・ヴィルトゥオージ室内管弦楽団
吹奏楽作品の作曲家としても日本で知られるピート・スウェルツなどベルギー
の作曲家たちによる弦楽オーケストラのための作品集。





<Etcetera>
KTC 1303 2枚組 \4360
A・ドヴォルザーク:
ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調Op.21,B.51/同第2番ト短調Op.26,B.56
同第3番ヘ短調Op.65,B.130/同第4番ホ短調Op.90,B.166《ドゥムキー》
ドゥムキー・トリオ
1988年の結成以来これまでに6つの賞を受賞歴を持つなど内外で高い評価を受
けるなど、フランスで最も知られるアンサンブルの1つであるドゥムキー・ト
リオ。アンサンブルの名前にもなっているドヴォルザークの名作「ドゥムキー」
を含むピアノ三重奏曲全4作品でスラヴの民族色を存分に楽しませてくれる。

KTC 1298 \2180
ドメニコ・スカルラッティ(1685−1757):
4声のミサ、マニフィカト・アニマ・メア
フランチェスコ・スカルラッティ(1666−a.1741):
神よ、我をあわれみたまえ
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660−1725):サルヴェ・レジナOp.2-10
フロリアン・ヘイリック(指揮)、エクス・テンポレ
イタリアのバロック時代の代表的作曲家を次々と生み出したスカルラッティ一
族のポリフォニー音楽集。大家ドメニコとその父であるアレッサンドロ、アレ
ッサンドロの弟フランチェスコの作品を収録している。
ベルギー出身のバロック音楽のスペシャリストであるフロリアン・ヘイリック
によって1989年に結成されたエクス・テンポレは、1600年代から1900年代まで
の様々な作品をプログラムとして取り上げている混声合唱団。中でも17世紀
-18世紀のモテットやカンタータ、オラトリオの演奏には特に定評がある。

KTC 1300 \2180
ギールキン・デ・ホント(16世紀):ポートレート ――
ミサ・チェチリアム・カンターテ・ピィ/ベネディクト・ドミヌス/D'ung
parfond/A vous me rends/Mon Petit Cueur/Langueur d'amour/Contre
raison/Je me reprens/Helas malheur/Oncques ne sceu
エギディウス・クヮルテット、オルトレモンターノ
1500年から1547年の間にデルフト、ブルージュ、シェルトゲンボッシュの教
会で聖歌隊の歌い手として活動していたとされているギールキン・デ・ホン
トの男声のためのミサ、モテットとシャンソンを集めた作品集。
アムステル・バロック合唱団の4人の歌手によって1995に結成され、クレキヨ
ンやシューベルトの作品集の好演で評価を上げている男声ヴォーカル・アン
サンブルのエギディウス・クヮルテット。今回のリリースは結成10周年を記
念して制作されたアニヴァーサーリー・アルバムでもある。

KTC 1299 \2180
ブリュッセルとパリのオルガン作品集 ――
C・フランク:英雄的小品
ポール・ジルソン(1865−1942):フラマンドの歌曲による前奏曲
ヨゼフ・ヨンゲン:Le bon chival
ワレリー・オーベルティン(1970):Vincent van Gogh
ルイ・ヴィエルヌ(1870−1937):オルガン交響曲第4番
エルス・ビーセマンス(オルガン)
ビーセマンスは2004年武蔵野市国際オルガンコンクールの入賞歴を持つ1978年
アントワープ出身の女流オルガン奏者。




<Eufoda>
EUFODA 1133 \2180
ジョゼフ=エクトル・フィオッコ(1703−1741):
タンデム・フルゲト、リベラ・メ・ドミネ
ヘルクレス=ペトルス・ブレイ(1673−1737):主よいつまでもわれを
シャルル=ジョゼフ・ファン・ヘルモント(1715−1790):
マニフィカト・アニマ・メア・ドミヌム、カンタータ・ドミノ・カンティク
ム・ノヴァム、Victmae Paschali laudes
パトリック・ペイレ(指揮)、
コレギウム・インストゥルメンターレ・ブルジェンセ、
ウェストフラームス・ヴォカール・アンサンブル
ベルギーのサント・ギュデュル教会で18世紀にカペルマイスターをつとめた
作曲家たちの合唱作品を集めた1枚。(録音データ不詳/DDD)

EUFODA 1134 \2180
E・グリーグ:
ホルベルク組曲Op.40/ゆりかごの歌Op.68-5/2つの旋律Op.53/2つの悲しき
旋律Op.34/2つのノルウェーの旋律
ディルク・フェルミューレン(指揮)、
チェンバー・オーケストラ・シンフォニア
ベルギーの実力派室内オーケストラが奏でる叙情的なグリーグの調べ。
(録音:1989年/DDD)

EUFODA 1130 \2180
L・V・ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.12-2/同第5番ヘ長調Op.24《春》
同第10番ト長調Op.96
ヤン・ファン・ウェイエンベルク(ヴァイオリン)、
ムライ・ノリコ(ピアノ)
ベルギーのヴァイオリニスト、ウェイエンベルクと日本生まれのピアニスト、
ムライ・ノリコ夫妻によるデュオ。(録音:1989年/DDD)

EUFODA 1131 \2180
De Zavel-Boom ――
メヌエット/ラ・フェルランド/Nr.56/クライン・クライン・マンネケン
/メヌエット=コンテルダンス/パスピエ・メヌエット/他 全24曲
't Kliekske(“the bunch”)
フランドル地方の伝統音楽の演奏団体「't Kliekske」のアルバム。
(録音データ不詳/ADD&DDD)





<Curnow Records>
CR 206-034-3 \2180
光陰矢の如し ――
J・ファニン:ファンファーレ・ヌエヴェ
J・カーナウ:ファンタジア・ディ・ファルコン、光陰矢の如し
J・ホゼイ:アンシェント・エコーズ、シンフォニック・フォートレス
T・ジョンソン:コロニアル・ダンス組曲/他 全17曲
様々なアーティスト
Curnow:Tempus Fugit/Various

<audite>
AU 10010(SACD-Hybrid) \850
ラフマニノフ:交響曲第2番-第2楽章
カッツ(指)ノボシビルスク・アカデミックSO.[AU.92558]
リヒャルト・フランク:ヴァイオリン・ソナタ第1番-第1楽章
シッケダンツ(Vn)フォグラッシャー(P)[AU.92515]
ブラームス:チェロ・ソナタ第2番-第2楽章
ヴィック(Vc)ドヴォワヨン(P)[AU.92516]
マッソノー:オーボエ四重奏曲第1番-第3楽章
アンサンブル・ピュウ[AU.92562]
サン=サーンス:交響曲第3番「オルガンつき」-第1楽章
シュミット(Org)ヴィルトナー(指)ザールブリュッケン放送SO.[AU.92506]
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第1番-第2楽章
マンデリングSQ.[AU.92526]
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第5番-第2楽章
マリコヴァ(P)T.ザンデルリング(指)ケルン放送SO.[AU.92510]
ケリー・ターナー:リコシェ
ミュンヘン・ブラス・クインテット[AU.92525]
優秀録音のアウディーテより、SACDの魅力いっぱいのサンプラーがビックリ
のお試し価格でお届けします。サンプラーといえどもSACDは高価なケースも
多く、カタログまでついてこのプライスは大満足。最新タイトルばかり、大
迫力のオーケストラから、繊細な室内楽まで選曲もヴァラエティ豊か。ハイ
ブリッド仕様なので、通常のプレーヤーでもお楽しみいただけます。



<SYMPHONIA>
SY 04211 \1780
「キューピッドとため息」
G.F.サンチェス(1600頃-79):
「簒奪者にして暴君」(パッサカリアに基づく独唱のためのカンタータ)
カッツァーティ(1616-78):パッサカリア
カッチーニ(1550頃-1618):「泉に野に」
カプスベルガー(1580-1651):トッカータ第1番
ウッチェッリーニ(1603頃-80):ベルガマスクに基づくアリア第5番
ダッラ・カーザ(16世紀前半-1601頃):
「たとえ別れのときにも」(チプリアーノ・デ・ローレ作のマドリガーレの
ディミニューション(装飾変奏))
ピッキ:パッサメッゾ
バルバラ・ストロッツィ(1619-64頃):
「我が涙よ」(独唱のためのラメント)[詩:ピエトロ・ドルフィーノ]
作曲者不詳(16世紀)(アントネッロ編):スパニョレッタ
G.B.リッチョ(16-17世紀頃):
フラウティーノ(ソプラニーノ・リコーダー)もしくはコルネットのための
カンツォーナ
ファルコニエーリ(1585-1656):「ああ、比べようもないほど美しい髪」
G.B.フォンターナ(16世紀後半--1630頃):ソナタ第1番
ピッチニーニ(1566-1638頃):シャコンヌ(主題と変奏)
アントネッロ[濱田芳通(指、コルネット、Bfl)、鈴木美登里(S)、
石川かおり(Gamb)、西山まりえ(チェンバロ、バロック・ハープ)、
ラファエル・ボナヴィータ(バロックG、テオルボ)、古橋潤一(Bfl)]
録音:2002年6月ピサ、聖ジョルジオ教会
16-17世紀イタリアの恋にまつわる世俗曲を集めたこの録音には、各作曲家の
特徴が良く出ている代表的な作品が集められています。中でも、スパニョレッ
タ(レスピーギが少し変形したものが有名)や、サンチェスの「簒奪者にして
暴君」、ストロッツィの「我が涙よ」、ピッチニーニのシャコンヌは、この
ディスクの持つ雰囲気を典型的に体現しています。

SY 04212 \1780
J.C.Fバッハ:
「フラウト・トラヴェルソとフォルテピアノのためのソナタ集」
6つのソナタ集(リガ、1777年刊)より(第1番ニ短調、第3番ニ長調、第5番
イ長調)
フラウト・トラヴェルソ、チェロとチェンバロのためのソナタ集(1785年頃)
より(第1番ニ長調)
マルチェッロ・ガッティ(Fl・トラヴェルソ)、ジョヴァンニ・トーニ(Hf)
ジョヴァンナ・バルバーティ(Vc)
録音:2004年6月ピサ、聖ドメニコ教会
大バッハの息子でCPEバッハの弟、JCバッハの兄になるヨハン・クリストフ・
フリードリヒ(1732-95)は、父や兄の影響の下、北ドイツとイタリアの様式
を受け継ぐとともに、弟と同様、古典派的様式を併せ持つ、ビュッケブルクで
活躍した作曲家。録音されたこれら4曲は、ギャラント様式的な側面と表出的
な様式がバランスよく結合したもので、その点に気を配って演奏する2人およ
び3人の息もぴったり合っています。

SY 04213 \1780
ヴァイヒライン:「教会音楽のパルナッスス山」(ウルム、1702年刊)より
ミサ曲「サンクティッシメ・トリニタティス」
ミサ曲「グロリオーゼ・ヴィルギニス・イン・クレド」
グナー・レツボア(指)、
ザンクト・フロリアン少年合唱団、ケプラー・コンソート、
アルス・アンティクァ・アウストリア(AAA)
録音:2004年11月26&27日オーストリア、ザンクト・フロリアン教会(ライブ)
ロマーヌス・ヴァイヒライン(1652-1706)は、オーストリアの修道士で作曲
家。同時代に生きたビーバーとは親交があり、音楽の様々な面において、そ
の影響を受けています。皇帝レーオポルト1世に捧げられた、12曲のソナタ
OP.1(AAAで録音あり:SY 93S23、SY 94S30)が有名ですが、修道士として教
会音楽を作曲したヴァイヒラインの一面を、この魅力あふれる2曲のミサ曲は
伝えてくれます。

SY 05214 \1780
「君はわが命-グァリーニの詩によるマドリガル集」
パッラヴィチーノ:
1「私は不実なのだろうか」、2「わが魂は、もはや最期の時に近づいていた」
3「つれなきアマリッリ」、4「蝶々」、6「私を拒みなさい、素直な人」、
7「わが心よ、弱ってはならぬ」、8「私は死にそうだ」、
10「瞳よ、かつてわが命であったものよ」、
11「もし、私がお前を愛さなくなったなら」、13「ああ、優しく美しい太陽
に向かうように」、15「愛よ、私は旅立つ」、16「君はわが命」、18「お願
いです、無駄かもしれませんがあなたにお頼みします」、19「幸運にもあな
たを見つめることは」
ゴステナ:5ファンタジア第13番
テルツィ:
9プレリュード、12ドイツ舞曲、14ファンタジア、17ドイツ舞曲第2番
ダリオ・タッビア(指)、ダルトロカント
録音:2005年9月クラウゼット
ベネデット・パッラヴィチーノ(1551-1601)は、クレモナとマントヴァで活
躍した作曲家で、マントヴァ宮廷におけるモンテヴェルディの前任者。同時代
の人たちからその作品が非常の尊重されたことでも知られています。
この録音には、マドリガーレの作曲家として有名であった彼の作品のうち、
グァリーニの詩によるものが集められています。音楽的には、厳粛な雰囲気と
不協和音の大胆な使用が特徴である第6巻から7曲、牧歌的マドリガーレが集め
られた第4巻と第5巻からそれぞれ1曲(トラック10と16)、彼の死後出版され
た、マニエリスム的マドリガーレを特徴とする第7巻(トラック4、8、19)と
第8巻(トラック6、18)から5曲が選ばれています。
タッビア率いるダルトロカントは、それぞれの様式の特徴を生かした、丁寧
で情熱のこもった演奏をしています。





<PREISER>
PRCD 93445 \1780
ヨゼフ・ヘルマン アリア集
ベートーヴェン:「フィデリオ」
ウェーバー:「オイリアンテ」
ワーグナー:「マイスタージンガー」,「ワルキューレ」
ヴォルフ:「お代官様」
R.シュトラウス:「サロメ」,「影のない女」
ヴェルディ:「オテッロ」
ヨゼフ・カイルベルト(指),カール・エルメンドルフ(指),
クルト・シュトリーグラー(指)
ドレスデン国立歌劇場管弦楽団
フェルディナント・ライトナー(指)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、他
録音:1943-54年
ヨゼフ・ヘルマン(1903-1955)は、ドレスデンを中心に活躍したバリトン。こ
とにワーグナーを得意としていて、「マイスタージンガー」のザックスは当り
役でした。このCDには、放送用録音と1954年のDG録音から収録されています。
カイルベルトが指揮している「フィデリオ」のピツァロのアリアも聞きもの。

PRCD 89652 \1780
マティオイ・アーラースマイヤー アリア集
ヴェルディ:
「トラヴィアータ」,「運命の力」,「ドン・カルロ」, 「マクベス」,
「オテッロ」
ビゼー:「真珠採り」
レオンカヴァッロ:「道化師」
プッチーニ:「外套」
シリングス:「モナリザ」
オッフェンバック:「ホフマン物語」
からのアリア,場面
マティオイ・アーラースマイヤー(Br)
グフタフ・ゲーリヒ(指)シュトゥットガルト放送管弦楽団、他
録音:1932-1953年
マティオイ・アーラースマイヤー(1896-1979)はケルン生まれの名バリトン。
1934年からドレスデン国立歌劇場で活躍。歌唱のみならず、演技力において
も非常に高く評価された人で、ヴェルディに優れた適正を発揮しました。全
てドイツ語による歌唱。

PRCD 89633 \1780
ミヒャエル・ボーネン アリア集第2集
モーツァルト:「魔笛」
ベートーヴェン:「フィデリオ」
ウェーバー:「魔弾の射手」
ワーグナー:「タンホイザー」,「ローエングリーン」,「ラインの黄金」
ブリュル:「金の十字架」
ネスラー:「ゼッキンゲンのラッパ吹き」
マイヤベーア:「ディノーラ」,「悪魔ロベール」
グノー:「ファウスト」
ビゼー:「カルメン」
レオンカヴァッロ:「道化師」
からのアリア、場面,ほか
ミヒャエル・ボーネン(Bs)
録音:1923-28年
ミヒャエル・ボーネン(1887-1965)はケルン生まれのドイツの名バス。ドイツ
で活躍したのはもちろん、1922年から10年以上、メトでスター・バスとして
活躍したことでも知られており、晩年、不遇のボーネンに、米国の人々から
支援が向けられたという美談が伝わっています。このCDはその米国時代の
Brunswick社への録音。ボーネン全盛期の堂々たる歌が聞けます。「ディノー
ラ」だけが伊語で、あとは全て原語。

PRCD 93446 \1780
トドール・マサロフ アリア集
ロッシーニ:「ギヨーム・テル」
ヴェルディ:
「リゴレット」,「トロヴァトーレ」,「アイーダ」,「オテッロ」
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」
レオンカヴァッロ:「道化師」
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」
プッチーニ:「ボエーム」,「トスカ」,「トゥーランドット」
ビゼー:「カルメン」
からのアリア
トドール・マサロフ(T)
録音:1950年代初頭
ブルガリアは名歌手を多数輩出した国で、このトドール・マサロフ(1907-1975)
もその一人。ソフィアで細々と活動した後、1937年ウィーンで行われたコンペ
ティションで優勝。ブルーノ・ワルターにウーン国立歌劇場に招かれ、ワルタ
ーの指揮する「アイーダ」のラダメスで初舞台。ワルターはさらに彼を「カル
メン」、「ドン・カルロ」、「ダリボール」などに起用しています。ワルター
がウィーンを去った後も残り、戦後までスピントなテノールとして重用されま
した。若干東欧系歌手独特の癖があるものの、声の力感と強い表現意欲はかな
りのものです。

PRCD 89631 \1780
ヘルベルト・エルンスト・グロー アリア集
ヘンデル:「セルセ」
ロルツィング:「ウンディーネ」,「皇帝と大工」
アダン:「ロンジュモーの郵便御者」
ネスラー:「ゼッキンゲンのラッパ吹き」
ワーグナー:「さまよえるオランダ人」,「マイスタージンガー」
リムスキー=コルサコフ:「サトコ」
チャイコフスキー:「エウゲニ・オネーギン」
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」
レオンカヴァッロ:「道化師」
プッチーニ:「蝶々夫人」
R.シュトラウス:「バラの騎士」
からのアリア、ほか歌曲
ヘルベルト・エルンスト・グロー(T)
オットー・ドブリント(指)管弦楽団、他
録音:1929-39年
ヘルベルト・エルンスト・グロー(1905-1982)はスイス生まれでチューリヒと
ミラノで学んだテノール。1927年にデビューしてドイツの地方都市でオペラ
に出演する傍ら、ハンブルクで、当時急速に普及していたラジオ放送で人気
を博しました。その後、端正なマスクと演技力で人気オペレッタ歌手となり
ました。当時大衆的人気の高いテノールは多数いましたが、その中にあって
声の実力はピカイチで、イタリアでも人気があったと言うのも頷けます。
「ロンジュモーの郵便御者」では頭声でハイDを決めています。全てドイツ語
の歌唱。

PRCD 89643 \1780
ルチアーノ・ネローニ アリア集
モーツァルト:「魔笛」(イタリア語)
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」,「イタリアのモゼ」
ドニゼッティ:「愛の妙薬」
ベッリーニ:「清教徒」
マイヤベーア:「ユグノー」
ヴェルディ:「ルイーザ・ミラー」,「シモン・ボッカネグラ」
ボーイト:「メフィストーフェレ」
ゴメス:「サルヴァトーレ・ローザ」
カタラーニ:「デヤニーチェ」
ワーグナー:「ワルキューレ」
ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」
のアリア、場面
ルチアーノ・ネローニ(Bs)
マリオ・ロッシ(指),ウーゴ・タンジーニ(指),
アルフレード・シモネット(指)
トリノEIAR交響楽団、他
録音:1943-1948年
ルチアーノ・ネローニ(1909-1951)は、子供の時から注目されるほどの美声で、
22歳の時にデビュー、同い年のジューリオ・ネーリと1930、40年代の代表的
イタリア人バス歌手として活躍しました。しかし健康に優れず、42歳と言う
働き盛りで亡くなってしまいました。その直前にはメトロポリタンからのオ
ファーも来ていたといいますから、もう少し長命していれば国際的に有名な
バス歌手となっていたでしょう。




<Radio Servis>
チェコ国営放送が運営するレーベル。プラハ放送交響楽団を中心に、ヒスト
リカルから新録音まで多岐にわたる音源を扱っています。

CR 0334 \1850
チャイコフスキー:
弦楽セレナード 作品48 ハ長調
幻想序曲「ロメオとジュリエット」、イタリア奇相曲*
ウラディミール・ヴァーレク(指)プラハ放送交響楽団
録音:2006年1月/*2002年8月 プラハ放送 第1スタジオ
チェコの三大オーケストラの一つとして高い評価を得ているプラハ放送交響
楽団。その首席指揮者ヴァーレクとの関係は20年以上、彼らの音楽活動はチェ
コ音楽界において極めて重要な地位を占めています。ヴァーレクは音楽の実
直さと力強さ、チェコの指揮者で最も正攻法なスタイルをとる指揮者の一人
です。まず、冒頭の重厚な旋律が有名な「弦楽セレナード」。チャイコフス
キー独特のメランコリーな面がふんだんに取り入れられた作品です。ヴァー
レクの芯の強い音の響きは特筆すべきものがあり、作品の情熱を余すところ
なく表現しています。また「イタリア奇想曲」は管楽器の華やかな響きが魅
力的な曲。プラハ放送響の引き締まったキレの良い演奏が際立っています。

CR 0341 \1850
J.S.バッハ:無伴奏パルティータ第3番ホ長調BWV1006
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調作品30-2
ブラームス:
ヴァイオリン・ソナタ「F.A.E.のソナタ」(スケルツォ)
ハンガリー舞曲第17番嬰ヘ短調
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリッチョーソ作品28
サラサーテ:スペイン舞曲集-サパテアード作品23-2
ヘンリク・シェリング(Vn) マリヌス・フィリップス(P)
録音:1968年6月3日(ライヴ)
この演奏は、1968年のプラハの春でのライブ。当時の緊迫した情勢を反映した、
歴史的にも音楽的にも特別な意味を持っている音楽祭です。シェリングは、完
璧な演奏、音色の多様さを見せ、混沌とした国家の情勢を感じさせません。し
かし冷静さの中に見せる微かな激情に厳しい一面を垣間見ることが出来ます。




<harmonia mundi>
HMC 901893 \2080
ドビュッシー:
ベルガマスク組曲、2つのアラベスク、子供の領分、映像第1集、映像第2集
アラン・プラネス (1902年製ブリュートナー・ピアノ使用)
プラネスのドビュッシー・シリーズはピアノの選択にこだわりを見せていま
すが、今回は1902年製のドイツの名器ブリュートナー、幻の逸品を用いてい
ます。このピアノは高音部に4本目の共鳴弦(ピアノは通常3弦)が張ってあ
ることで、豊かな倍音の響きが出るまさにドビュッシー向きの楽器。「映像」
の諸曲や「月の光」など、ピアノとは思えぬ色彩感に驚かされます。絶品な
のは「雪が踊っている」で、ヴェールに包まれたような幻想の世界が広がり
ます。こんな不思議な音世界はミケランジェりでさえ創りえませんでした。
ドビュッシー・ファンも、目から鱗が落ちること間違いなしのアルバムです。

HMN 911914 \2080
スクリャービン:
ピアノソナタ第2番嬰ト短調 Op.19 
同第3番嬰ヘ短調 Op.23 
同第9番「黒ミサ」Op.68
幻想曲 ロ短調 Op.28 
2つの詩 Op.32 
5つの前奏曲 Op.74 
2つの小品Op.57 
アルバムのページOp.45の1 
前奏曲ホ短調 Op.11の4 
皮肉Op.56の2 
マズルカOp.24の3
アレクサンドル・メルニコフ(Pf)
たびたび来日公演を行い、またハルモニア・ムンディのCDではイザベル・ファ
ウストとの共演で高評を受けるピアニスト、アレクサンドル・メルニコフ。
1973年生まれ、89年にシューマン、91年にエリザベート王妃国際コンクールで
ともに最年少優勝を果たした天才。彼のスクリャービンは繊細ながら病的では
なく、艶のある音色で美しく聴かせてくれます。これはタダモノではありませ
ぬゾ。21世紀のスクリャービン演奏と申せましょう。

HMN 911918 \2080
20世紀ロシアのフルート音楽
ストラヴィンスキー:
歌劇「ナイチンゲールの歌」より(グロート編)/スケルツォ(「火の鳥」
より作曲者&ドゥシキン編)/パストラール(作曲者&ドゥシキン編)
デニーソフ:フルートソナタ
シュニトケ:古風な様式による組曲
プロコフィエフ:フルートソナタ
アレクサンドラ・グロート(Fl)、ピーター・ラウル (Pf)
アルメニア系美人フルート奏者アレクサンドラ・グロートは1981年モスクワ
生まれ。8歳の時ゴールウェイのコンサートを聴き、この楽器を習いたがった
という天性のフルート吹きです。16歳でトリアッティとブカレストのコンク
ールで優勝、98年からパリ音楽院でピエール=イヴ・アルトーに、ミュンヘ
ン音楽大学でアンドラーシュ・アドリヤーンに師事しています。難曲プロコ
フィエフをはじめ、ストラヴィンスキーの「ナイチンゲールの歌」中の長い
フルート・ソロをグロート自身が編曲したものやシュニトケの擬古調作品ま
で、ロシア派ならではの太くたっぷりとした音と技巧で披露、楽しみな逸材
です。

HMN 911881 \2080
ロシア・ロマンス集
ラフマニノフ:
昔から恋には慰めは Op.14の3/リラの花 Op.21の5/夜は悲しい Op.26の1
2/わが子よ、お前は花のよう Op.8の2/夢 Op.8の5/花はしぼんだ
チャイコフスキー:
夜 Op.73の2/わが守護神、わが天使/ミニヨンの歌 Op.6の6/眠る前の夢
Op.27の1/地上に闇はたれこめ Op.47の3/眠れ、悲しむ友よ Op.47の4/
カッコウ Op.54の8/眠れ Op.57の4/死 Op.57の5/君だけ Op.57の6
グラズノフ:東方のロマンス Op.27の2/スペインのメロディ Op.4の4
タネーエフ:人は眠る Op.17の10/鍾乳石 Op.26の6/泉 Op.26の7
グリエール:
人間の涙 Op.6の2/おお、もし私の悲しみが Op.28の3/夜が訪れる
Op.50の1/恋焦がれ Op.46の3
グレチャニノフ:東洋の歌/夜 Op.47の7/雪つぶ Op.47の9
エカテリーナ・セメンチュク(Ms)、ラリーサ・ゲルギエワ(Pf)
2004年9月にチョン・ミュンフン指揮の藤原歌劇団「カルメン」公演で、カル
メンを演じて話題となったセメンチュク。ベラルーシ出身のメゾで、深々と
しながらもゾクッとくるような低音が魅力。待望のソロ・デビュー盤はロシ
アの作曲家たちによるロマンスで、チャイコフスキーやラフマニノフのほか、
グリエールやグレチャニノフが聴けるのも嬉しい限り。ワレリー・ゲルギエ
フの姉にして名伴奏者ラリーサ・ゲルギエワの強力なサポートも光ります。





<ROYAL OPERA HOUSE HERITAGE SERIES>
ROHS 001 2枚組 \3200
ヴェルディ:「オテッロ」
ラモン・ヴィナイ(T オテッロ),
グレ・ブラウエンスタイン(S デズデーモナ),
オタカール・クラウス(Br イヤーゴ),
ジョン・ラニガン(T カッシオ),ノ
リーン・ベリー(Ms エミーリア),
レイモンド・ナイルソン(T ロデリーゴ),ほか
ラファエル・クーベリック(指)
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1955年10月19日ロンドン、ロイヤル・オペラ・ハウス(ライヴ)
これはビックリ、こんな音源が眠っていたとは!名指揮者、ラファエル・ク
ーベリックの指揮したヴェルディ、それも「オテッロ」!クーベリックは
1954年から1958年までコヴェントガーデン王立歌劇場の音楽監督を務め、こ
の歌劇場の発展に多大な貢献を残しました。その時期の録音そのものがごく
少ないので、その点だけでも貴重。クーベリックのヴェルディとは意外です
が、このほぼ一月後には、ウィーン国立歌劇場再開公演に招かれ、ドイツ語
とはいえ「アイーダ」を指揮していますので、高い評価を得ていたことも間
違いありません。そして歌手は、ブッシュ、トスカニーニ、フルトヴェング
ラーの指揮のもとでも歌った天下のオテッロ歌手、ラモン・ヴィナイに、オ
ランダの名ソプラノ、グレ・ブラウエンスタイン、チェコ出身でロンドンで
大活躍したオタカール・クラウスと、かなり豪華。おそらく海賊盤でも流通
したことのない、初出音源です!

ROHS 002 2枚組 \3200
ドニゼッティ:「ランメルモールのルチア」
ジョン・サザランド(S ルチア),ジョアン・ジビン(T エドガルド),
ジョン・ショー(Br エンリーコ),ジョゼフ・ルルー(Bs ライモンド),
ケニス・マクドナルド(T アルトゥーロ),ほか
トゥリオ・セラフィン(指)
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1959年2月26日ロンドン、ロイヤル・オペラ・ハウス(ライヴ)
20世紀の大プリマドンナに、ジョン・サザランドを選ぶのに異論のある人は
いないでしょう!彼女は1952年にはコヴェントガーデン王立歌劇場の舞台を
踏んでいますが、脇役だったり、あるいはヴェルディなどのドラマティック
な役だったりと、本領を発揮していませんでした。しかし、この1959年の
「ルチア」が大成功、サザランドは一夜にしてスターになり、まもなくDECCA
へ録音を開始、世界的プリマドンナへの道を突き進むようになるのです。
海賊盤ではかなり知られた録音でしたが、蔵出しで登場です!






<musicaphon>
M 56849 \2080
世界初録音
ベートーヴェン:ピアノ五重奏版
ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37
ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58
ハイドルン・ホルツマン(Pf)、コンチェルティーノ・ミュンヘン
古典派、初期ロマン派のピアノ協奏曲を室内楽編成で演奏したディスクがい
ろいろ出ていますが、ついにベートーヴェンの3番と4番も登場しました。ピ
アノ、Vn2,Va,Vcの五重奏で編曲者は3番が不詳、4番がアレクサンダー・ペッ
シンガーによるいずれもベートーヴェン同時代のもので、草稿はずっとベル
リン国立図書館に所蔵されていました。
ことに4番は1807年のオリジナル版の初演と1808年の楽譜出版の間に行なわれ
た編曲で、ベートーヴェン自身が弾いたとされる独奏パート(やはり草稿ま
ま残された)は現行版と異なる部分があるらしく、興味津々です。ベートー
ヴェン・ファン必携の一枚と申せましょう。





<Lyrinx>
LYR 231 \2180
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ集Op.27(全曲)
ローラン・コルシア(Vn)
録音:1994年9月
フランスで爆発的な人気を誇るnaiveのスター・プレイヤー、コルシア。彼が
ブレイクする以前、Lyrinxで録音した代表的アルバムがこちら。熱心なヴァイ
オリン好きの間では、評価の高かったアルバムですが、久しく入手難でした。
濃い口の歌いまわしと超絶のテクニック。先ごろリリースされたバルトーク
(V.4991)と合わせてこの機会にぜひ。旧番号LYR.141。





<Ondine>
ODE 1055 2枚組 \4160
タウノ・ピュルッカネン(1918-1980):オペラ「マレと息子」(1942-43)
キルシ・ティーホネン(ソプラノ、マレ)、ライモ・シルッカ(テノール、
イマント)、ユハ・ウーシタロ(バリトン,ゴスヴィン・フォン・ヘリケ)、
エサ・ルートゥネン(バリトン、マンゴ)
ユハ・リーヒマキ(テノール、吟遊詩人)、カイ・ヴァルトネン(バス、兵士)
ハンヌ・リントゥ(指)
エストニア国立オペラ合唱団・管弦楽団
録音:2004年9月10日-11日 エストニア・コンサートホール (タリン)
(ライヴ)
タウノ・ピュルッカネンは第2次世界大戦後のフィンランドを代表するオペラ
作曲家のひとり。5つのオペラ、4つの小オペラと、バレエが1作。ほとんどの
作品が劇のための音楽です。作風は、民族的ロマンティシズムを基本に、戦
後モダニズムへの傾斜も見せました。1945年、フィンランドオペラで初演さ
れました。全3幕。フィンランド生まれのエストニア作家、アイノ・カッラス
の物語を基にオペラ化。1343年、帯剣騎士団統治下のリヴォニア(今日のラト
ヴィア東北部からエストニアの南部にかけての地域)を舞台とする、領主に対
する反乱に巻き込まれた母と子の悲劇が題材となっています。





<TDK>
TDKAD 019 \2450
モーツァルト:
《行進曲》ニ長調 K.249
歌劇《フィガロの結婚》K.492 序曲
フィガロの誕生日 -《フィガロの結婚》メドレー他(編曲:鈴木優人)
セレナード第7番 ニ長調 K.250《ハフナー》**
モテット K.165《エクスルターテ・ユビラーテ(喜び踊り、歓喜せよ)》*
鈴木秀美(指)オーケストラ・リベラ・クラシカ
鈴木美登里、ソプラノ独唱*、若松夏美、ヴァイオリン独奏**
収録:2006年1月27日 東京・浜離宮朝日ホールでのライヴ収録
音声収録編集:櫻井卓
マリア・シュターダーの再来と言われる鈴木美登里、名人若松夏美をソリスト
として迎えたOLC&鈴木秀美、会心のオール・モーツァルト・プログラム
1月27日のモーツァルトの生誕記念コンサート・ライヴを大入満員となった
浜離宮朝日ホールからお届け。ユニークな「フィガロ」のメドレーの編曲者、
鈴木優人氏はバッハの権威鈴木雅明氏の御令息。楽しく、うならせる名編曲
です。収録はドイツEMIで数々の録音を残す巨匠録音家桜井卓と野田智子。
実に美しい録音でございます。





<Altus>
ALT 015/16 2枚組 \2450
※新マスタリングによりさらに音質向上
モーツァルト:交響曲第33番
ブルックナー:交響曲第7番
ロイヤル・コンセルトヘボウ管、オイゲン・ヨッフム(指)
録音:1986年9月17日人見記念講堂ライヴ 日本語解説:宇野功芳
ヨッフム最後の来日にして、亡くなる半年前の伝説的名演の登場です。ヨッ
フム最後のブルックナーにして、これを超えるものはない、と思わせる快心
の演奏。来日時のインタビューで「また日本にいらして」との問いに「神が
お許しになれば」と笑顔を見せた澄みきった心境が演奏にも反映、空前の崇
高さでございます。CDは当日の全プロを収録。宇野功芳氏も「ただごとでな
いブルックナー、世界最高のモーツァルト」と激賞しております。




<SUPRAPHON>
SU 3870 3枚組 \4050
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲集
第15番イ短調Op.132 / 第11番ヘ短調Op.95 / 第12番変ホ長調Op.127
第14番嬰ハ短調Op.131 / 第13番変ロ長調Op.130 / 大フーガ変ロ長調Op.133
第16番ヘ長調Op.135
スメタナ四重奏団
録音:1967年1月23-27日(第15番)1961年6月4-7日(第11番)
1961年4月4-7日(第12番)1970年6月15-29日(第14番)
1965年9月29日-10月6日(第13番、大フーガ)
1968年11月25-29日(第16番)以上すべてプラハ、ドモヴィナ・スタジオ
弦の国チェコ有数のアンサンブルとして高い人気を得ていたスメタナ四重奏
団。レパートリーは幅広く、なかでもドヴォルザークやスメタナと並んでベ
ートーヴェン演奏には特別のものがありました。ここに収められたすべての
曲目を80年代デジタル初期に再録していますが、より緊密なアンサンブルが
聴けるのはこちらのほう。やわらかくみずみずしい音色がそのまま、2006年
の最新リマスタリング(スタニスラフ・シコラ担当)でよみがえりました。

SU 3875 2枚組 \2700
ヴラニツキー:
交響曲ニ長調Op.52 / 交響曲ハ短調 / 交響曲ニ長調Op.36 /
交響曲ハ長調Op.11
ボフミル・グレゴル(指)ドヴォルザーク室内O.
録音:1988年9月8-12日プラハ、ルドルフィヌム(Op.52、ハ短調、Op.11)
1990年5月4 & 6日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ(Op.36)
モラヴィアに生まれたパヴェル・ヴラニツキー(1756-1808)は弟アントンと
ともにウィーンで活躍した作曲家。M.クラウスやハイドンに作曲を学ぶ一方
で、すぐれた指揮者として知られベートーヴェンの要請で第1交響曲の初演
をてがけたほど。50曲にも及ぶ交響曲はシンプルながらオーソドックスな古
典派様式に従ったもので、当時人気を博したという緩除楽章の美しさは今聴
いてもなるほどと思わせる出来栄えです。





<DOREMI>
DHR 7844 \1880
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調Op.102
ブロッホ:ヘブライ狂詩曲「シェロモ」
チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲
レスリー・パーナス(Vc)
ユーディ・メニューイン(Vn)
パブロ・カザルス(指)カザルス・フェスティバルO.
アンタル・ドラティ(指)北ドイツ放送SO.
ジェルヴァーズ・ドゥ・ペイエ(指)
ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ
録音:1969年5月29日プエルト・リコ 、1975年1月13日
1976年以上すべてライヴ
ピアティゴルスキーに師事したパーナスは、アメリカのチェリスト。1962年
第2回チャイコフスキー・コンクール第2位(1990年、95年は審査員も務めて
います)。“神様”カザルスとはつながりもたいへん深く、55年から69年ま
でプラド、プエルト・リコにおけるカザルス・フェスティバル管の首席奏者
を務めました。同じく音楽祭の常連シュナイダーやゼルキンとの室内楽での
深みある響きは今なお忘れ難いもの。このブラームスは、その音楽祭でのラ
イヴ。敬愛する師のもと、メニューインと熱いやりとりは聴き応え満点です。





<Radio Servis>
CR 0292 \1850
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」
カレル・アンチェル(指)チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1968年5月12日、プラハ市民会館スメタナ・ホール
プラハの春音楽祭オープニング・コンサート、ライヴ
このライヴ録音は毎年行われる「プラハの春」音楽祭恒例のオープニング・
コンサートの貴重な記録であると同時に、1968年、政治的自由化改革運動と
しての希望に満ちた「プラハの春」の記録でもあります。しかしアンチェル
がアメリカ演奏旅行中「プラハの春」は終わりを告げ、チェコはソ連を中心
としたワルシャワ条約機構軍の軍事介入を受ける。アンチェルは旅行先で帰
国を断念、亡命の道を選び、同時にチェコ・フィルの常任指揮者も辞任。そ
の後わずか4年で亡命先のトロントで悲劇的な生涯を閉じることになりまし
た。音質良好。

CR 0156 \1850
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集 Op.46&Op.72
ウラディミール・ヴァーレク(指)プラハ放送交響楽団
録音:2000年

CR 0169 \1850
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調 Op.104
サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調 Op.33
ダニエル・ヴェイス(Vc)ウラディミール・ヴァーレク(指)
プラハ放送交響楽団 
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

CR 0138 \1850
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番ロ短調 Op.23
ラフマニノフ:パガニーニの主題による変奏曲 Op.43
ヤン・シモン(P)
ウラディミール・ヴァーレク(指)プラハ放送交響楽団
録音:1999年

CR 0184 \1850
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.47
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番二長調 Op.19
マルチン・ヴァーレク(Vn)
ウラディミール・ヴァーレク(指)プラハ放送交響楽団
録音:1999年

CR 0221 \1850
ドヴォルザーク:カンタータ「幽霊の花嫁」Op.69
ズデナ・クロウボヴァー(S)ヤロスラフ・ブジェジナ(T)
グスターフ・ベラーチェク(B)
ウラディミール・ヴァーレク(指)プラハ放送交響楽団
キューン混声合唱団 パヴェル・キューン(合唱指揮)
録音:2001年 ライヴ

CR 0227 \1850
グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調 Op.16
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18
ヤン・シモン(P)
ウラディミール・ヴァーレク (指)プラハ放送交響楽団
録音:2002年

CR 0269 \1850
ヤナーチェク:
シンフォニエッタ
バラード「フィドル弾きの子供」
グラゴル・ミサ
フランチシェク・イーレク(指)ブルノ国立フィルハーモニー管弦楽団
リブシェ・ドマニーンスカー(S)マリエ・ユジェノヴァー(A)
ヤロスラフ・ウルリフ(T)ヤロスラフ・フロマートカ(B)
ブジェチスラフ・バカラ(指)ブルノ放送交響楽団
モラヴィア・アカデミー声楽協会(合唱) 
ブジェチスラフ・バカラ(合唱指揮)
ヴァハ・モラヴィア女性教員合唱団 ヨセフ・ヴェセルカ(合唱指揮)
録音:1978年10月3日、1980年2月18日、1953年9月20日

CR 0152 \1850
ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
カール・アマデウス・ハルトマン(1905-1963):
ヴァイオリンと弦楽のための協奏曲(葬送協奏曲)
ヴァーツラフ・スニーチル(Vn)
ヨセフ・フルンチーシュ(指)プラハ交響楽団
カレル・アンチェル(指)プラハ放送交響楽団
録音:1979年、1968年

CR 0207 \1550
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」
ウラディミール・ヴァーレク(指)プラハ放送交響楽団
録音:2001年5月12日、プラハの春音楽祭(ライヴ)

CR 0273 \1550
チェコ・ハイライツ
ヨセフ・スク(1874-1935):歌曲集「春」から 恋患い/期待して
ベドジフ・スメタナ(1824-1884):
ダリア(ポルカ)、「夕べの歌」-金の弦を弾くことができる者は /予言者
を石で打つな、ベッティーナ(ポルカ)
ズデニェク・フィビフ(1850-1900):演奏会用ポロネーズ
オスカル・ネドバル(1874-1930):
「おとぎ話からおとぎ話へ」-序奏と子供の踊り/祭りの行列
レオシュ・ヤナーチェク(1854-1928):
ラシュ舞曲集- 古い舞曲/チェラドナー舞曲/のこぎり
ボフスラフ・マルチヌー(1890-1959):牧歌/喜びの歌
アントニーン・ドヴォルジャーク(1841-1904):
プラハ・ワルツ集/ポロネーズ 変ホ長調/チェコ組曲 -フリアント
イジー・ベズジェコフスキー(Vn) ベノ・ブラフト(T)
ヨセフ・フルンチーシュ(指)
プラハ放送交響楽団 プラハ放送児童合唱団
録音:1969-1985年

CR 0177 \1550
ドヴォルザーク:
交響曲第8番ト長調 Op.88、交響曲第9番ホ短調「新世界より」Op.95
ウラディミール・ヴァーレク(指)プラハ放送交響楽団
録音:2002年

CR 0049 \1550
「チェコ・フィルハーモニーの100年」
ヤナーチェク:ラシュ舞曲集 第1巻
スメタナ:祝典交響曲 より スケルツォ
ヨセフ・スーク:交響詩「プラハ」
アロイス・クリーマ(指)チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1970年、1971年

CR 0114 \1550
ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 Op.90、交響曲第4番ホ短調 Op.98
ウラディミール・ヴァーレク(指)プラハ放送交響楽団
録音:1997年&1998年

CR 0037 \1550
ガーシュウィン:
ラプソディ・イン・ブルー,ピアノ協奏曲へ長調,パリのアメリカ人
ヤン・シモン(P)
ウラディミール・ヴァーレク(指)プラハ放送交響楽団
制作:1996年

CR 0075 \1550
シューベルト:交響曲第6番ハ長調&交響曲第2番ハ長調
ウラディミール・ヴァーレク(指)プラハ放送交響楽団
録音:1996年

CR 0262 \1550
ヨセフ・ス-ク(1874-1935):
組曲「春」 Op.22a(1902)、 交響詩「夏のおとぎ話」Op.29(1907-1909)
ヨセフ・フルンチーシュ(指)プラハ放送交響楽団

CR 0012 \1080
ドヴォルザーク:交響曲第5番ヘ長調 Op.76、交響曲第7番ニ短調 Op.70
ウラディミール・ヴァーレク(指)プラハ放送交響楽団
録音:1993年




<BIS>
BIS SA 1516(SACD-Hybrid) \2250
ベートーヴェン:
交響曲第3番変ホ長調「英雄」Op.55
同第8番ヘ長調 Op.93
オスモ・ヴァンスカ(指)ミネソタ管弦楽団
SACDハイブリッド盤。世界的に高い評価を受けるヴァンスカ&ミネソタ管の
ベートーヴェン交響曲シリーズ、期待の第2弾登場です。個性的、刺激的な
ベートーヴェンの交響曲演奏が多い昨今のなかで、これほどノーマルかつ正
統的なものはかえって新鮮と申せましょう。「英雄」の葬送行進曲のドラマ
作りも圧巻です。

BIS 1469 \2080
J.S.バッハ:
イタリア協奏曲 BWV971
フランス風序曲 BWV831
ソナタ ニ短調 BWV964(無伴奏ヴァイオリンソナタ第2番の編曲)
鈴木雅明(Cem)
鈴木雅明のバッハ・チェンバロ曲シリーズ第5弾はお待ちかねの「イタリア協
奏曲」。鈴木翁のチェンバロ演奏は極めて過激にして大胆、これまでの作品
観を全く覆してしまいます。乞うご期待。

BIS 1326 \2080
「シネマ・ミュージック」
ニーノ・ロータの主題による三部の即興演奏
ロータの思い出(フェリーニの「アマルコルド」による即興演奏)
ロッシーニ(プレンツィオ編):小荘厳ミサ曲よりアニュス・デイ
ドビュッシー:雪の上の足音/月の光(フェリーニの「そして船は行く」)
ショパン:マズルカ イ短調Op.17の4(ベルイマンの「叫びとささやき」)
ヤナーチェク:フリーデクの聖マリア/ふくろうは飛び去らなかった
(カウフマンの「存在の耐えられない軽さ」)
ショパン:前奏曲第2番イ短調(ベルイマンの「秋のソナタ」)
コスマの「感傷的なプロムナード」による即興演奏
(ベネックスの「ディーヴァ」)
J.S.バッハ:平均率クラヴィア曲集第1巻第1曲
(アドロンの「バグダッド・カフェ」)
リゲティ:ムジカ・リチェルカータ第2番
(キューブリックの「アイズ・ワイド・シャット」)
ステファン・ペンティネン:シネマ・ミュージック
シューベルト:楽興の時 D780の2(ルイ・マルの「さよなら子供たち」)
ショパン:ノクターン嬰ハ短調(ポランスキの「戦場のピアニスト」)
ローランド・ペンティネン(Pf)
映画にクラシック音楽が使われることは多いですが、このアルバムはそのな
かから特にピアノ独奏曲を集めました。最近話題の「戦場のピアニスト」か
ら、ニーノ・ロータのフェリーニものまで、ちょっと凝った選曲が光ります。
聴きものはペンティネンによるニーノ・ロータのメロディによる即興演奏。
独特の艶あるピアノの音色がたまりません。

BIS 1456 \2080
ロクシーン:
交響曲第5番「シェイクスピアのソネット」(1969)
同第9番(1976)-レオニード・マルティノフの詩による
同第11番(1976)-ルイス・デ・カモンイスの詩による
ジェフリー・ブラック(Br)、ヴァンダ・タベリィ(Sop)、
ミハウ・シフェルチェフスキ(指)
グラーツ大管弦楽団「レクリエーション」
旧ソ連の作曲家のうちでも、特に不遇だったアレクサンドル・ロクシーン
(1920-1987)。ショスタコーヴィチ、バルシャイ、ザンデルリンクらに天才
と激賞されながらも、体制に反抗的だったため迫害され、これまでほとんど
作品を聴くことができませんでした。このアルバムに収められた交響曲はい
ずれも独唱を含んでいますが、体制をオブラードに包んで非難したマルティ
ノフの詩による第9番は当局のブラックリストに載せられました問題作。ロ
シア音楽ファンは見逃せない重要作品です。

BIS 1381/2 3枚組 特価 \4160
クロード・ロヨラ・アルゲーン:無伴奏ヴァイオリンソナタ(1989)
ウルフ・ヴァリーン(Vn)
スウェーデンの作曲家クロード・ロヨラ・アルゲーン(1920-1990)。20世紀
後半の作曲家のなかでもとびっきりの変人で、数々の奇行や謎めいた死(狂
焼死)など、今後注目されそうな要素をたくさん持っています。彼の音楽の
多くは悪魔的な雰囲気に満ち、非常識なまでの長さと複雑さが特徴で、アル
カンやソラブジの後継者と申せましょう。1989年作の「無伴奏ヴァイオリン
ソナタ」は全曲の演奏に2時間40分を要し、異常なまでに複雑ですが、妖し
い美しさを放つ一大奇作です。

BIS SA 1486(SACD-Hybrid) \2250
ハンス=オラ・エリクソン:
四獣奏のアーメン(1999/2000)
亡き友追悼のメロディ13(1985)
王侯のカンツォン(2002)
観音開き(2004)-歌劇「雅歌」より
ヴォカリーズ(2004)-歌劇「雅歌」より
ハンス=オラ・エリクソン(Org)、スサンネ・リーデン(Sop)、
トミー・ビョーク(Perc)、アンデシュ・ハンヌス(エレクトロニクス)
現代作品の演奏で定評のあるオルガン奏者ハンス=オラ・エリクソン(1958-)。
彼は作曲家でもあり、オルガンの新しい機能と可能性を追求した作品を産み
出しています。このアルバムでは電子楽器と競演、まるでシンセサイザーの
ような宇宙的・未来的なサウンドを作り出しています。SACDハイブリッドに
よるオーディオ的効果も満点です。





<INTEGRAL>
MAG 111164 \1650
ジョリヴェ:管弦楽作品集
ブリタニクス(ブリタニキュス)のためのファンファーレ
トランペット協奏曲第2番
小道の夜
太平洋横断組曲
クレマン・ソニエール(Tr) ロジャー・ブトリ(Pf)
フィリップ・フェロ(指)パリ市警察吹奏楽団
「生=息」を感じられるとして管楽器をこよなく愛したジョリヴェですが、
管弦楽のための作品はわずかしか残されていません。エネルギーいっぱいの
名曲の数々を一気に堪能できます。冒頭からつかみはOK、ちょっと「ウエス
トサイド物語」の始まりを思わせるような、ジャズ風のトランペット協奏曲
のソニエールの名手ぶりにも注目の、ジョリヴェ好きにはたまらない一枚
です。

MAG 111137 \1650
ジョリヴェ:ピアノ作品集
「儀式のダンス」
加入儀礼のダンス
英雄のダンス
婚礼のダンス
誘拐のダンス
葬送のダンス
「3つのテンポ」
インヴェンション
エア
ロンドー
ピアノ・ソナタ第2番(アレグロ・モルト/ラルゴ/フィナーレ)
「教育用作品」
ハンモックの子守唄
カリビアン・ダンス
ルーマニアン・ダンス
「素直な歌」
けちな泥棒
小さな煙突掃除屋のクリスマス
ブルターニュの人形のための歌
ヴィラネルラ
カリヨン
スー族のダンス
パスカル・ギャレ(Pf)
世界初録音も多く含む貴重なピアノ作品集がリリース。ピアニストは、フラ
ンスで活躍しているパスカル・ギャレ。確かなタッチとテクニックで、ジョ
リヴェのリズミックでエネルギーに満ち、時に優しい表情もある独特の世界
を見事に再現しています。

INTEG 221133 \2080
ショーソン:詩曲op.25
フォーレ:子守唄op.16
エルガー:ラ・カプリシューズ
マスネ:タイスの瞑想曲
クライスラー:レチタティーヴとスケルツォ・カプリス
ラヴェル:ハバネラの形式による小品
チャイコフスキー:カンツォネッタop.35
ドリゴ:火花のワルツ
ヴィターリ:シャコンヌ
マキシム・トランス(Vn)
アルミン・ジョルダン(指)アンサンブル・アペルト
パリ・オペラ座管弦楽団のメンバー
フランスものを中心としたヴァイオリン名曲集です。一曲目のショーソンの
「詩曲」の色彩豊かな和声感は見事です。8曲目のドリゴの「火花のワルツ」
は、バレエ音楽『億万長者の道化師』中の曲。憂いを帯びたけだるげな魅力
をもつ、ゆったりとしたワルツで、SP世代の方々には馴染み深い、CDではな
かなか手に入らない隠れた名曲のひとつです。

INTEG 221130 \2080
コレッリ:リコーダーと通奏低音のためのソナタ集
ソナタ ト短調 op.5-7 
ソナタ ト短調 op.5-8 
ソナタ ハ長調 op.5-9 
ソナタ ト長調 op.5-10 
ソナタ ト長調 op.5-11 
ソナタ ト短調 op.5-12(ラ・フォリア)
クリスティアン・メンドーズ(リコーダー)、
ムジカ・アンティカ・プロヴァンス
コレッリの作品の中でも特に人気の高いop.5の後半の6曲を集めたもの。最
終曲の「ラ・フォリア」の有名な旋律も、リコーダーで聴くとまた新鮮に響
きます。

INTEG 221331 \2080
シューマン:交響的練習曲op.13
スクリャービン:左手のためのプレリュードとノクターンop.9, 1-2
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第2番op.19
ラヴェル:高貴で感傷的なワルツ
プロコフィエフ:トッカータop.11
ヴィンセント・ラルデレ(Pf)
若手なだけに、テクニックも堪能できる名演のCDの登場です。シューマンの
交響的練習曲の主題は、ややゆったりめのテンポで、ぐっと引き込まれます。
左手のためのプレリュードとノクターンも、驚異的な集中力をみせています。

INTEG 221142 \2080
ラフマニノフ:2台4手のためのピアノ作品集
組曲第2番op.17 
組曲第1番「幻想的絵画」op.5 
6つの小品op.11
ロランス&ダニエル・ベンザコウン(Pf)
ピアノ学習者たちがデュオを組む時、必ずといってよいほど取り組む組曲第
2番。最終楽章のタランテッラは難曲として知られていますが、息のあった
二人によって迫力満点の見事な演奏を楽しむことができます。

MAG 111157 \1650
J.ブラームス:歌曲集
ジプシーの歌、永遠の愛について、アルトのための2つの歌他
ユリア・ブライアン(コントラルト) ジェアン・エストゥルネ(Va) 
ノエル・リー(Pf)
ブラームスの歌曲の円熟しきった世界を堪能できる一枚です。

INTEG 221143 \2080
ヴェラチーニ:フルートと通奏低音のためのソナタ集
ムジカ・アンティクヮ・プロヴァンス
イタリアはフィレンツェ出身のヴェラチーニの作品集です。生前からヴァイ
オリンの名手としても大活躍していました。フルートのための、美しい旋律
が心に染み入る作品集を、ムジカ・アンティクヮ・プロヴァンスの名手たち
が奏でます。

MAG 111155 \1650
ジャダン(1768-1853):フルートとピアノのための作品集vol.2
ソナタ op.18-1 ト長調
ソナタ ニ長調
ソナタ op.18-2 イ長調
ソナタ op.18-3 ハ長調
フレデリク・シャトー(Fl)、ベルトラン・ジロー(Pf)
ジャダンは、ヴェルサイユ出身。宮廷音楽家でヴァイオリニストを務める父
のもとに生まれました。パリ音楽院のピアノ教師となったほか、モリエール
劇場の指揮者も務めるなど多方面で活躍しました。ピアニストとしてもその
評価はきわめて高いものでした。作曲家してはオペラが多いですが、ここに
おさめられているのは美しい旋律が魅力的なフルート作品です。




<RCO Live>
RCO 06002(SACD-Hybrid) \1850
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番ハ長調Op.60「レニングラード」
マリス・ヤンソンス(指)ロイヤル・コンセルトへボウO.
録音:2006年1月19&22日アムステルダム、コンセルトへボウ(ライヴ)
2004年以来2年ぶり、早くも11月の来日公演が大いに期待されるヤンソンス
&手兵コンセルトへボウ管。最新アルバムは今年に入りライヴで力を注いで
きた「レニングラード」。本拠アムステルダムを皮切りにロンドン、ブリュ
ッセル、シカゴ、ニューヨークそのほかの都市で圧倒的な成功を収めた注目
のプログラムです。
いわゆる戦争交響曲中でもとびきりの大作だけに、とかく演奏の出来もスケ
ール感や大迫力の音響について語られがち。ここでは申し分なくパワフルで
ありながら、それにもまして磨き抜かれた美の表現に惹かれます。たとえば
冒頭「人間の主題」。ここまで華麗なる色彩感をもって描かれたことがあっ
たでしょうか。深深としたアダージョでも雄弁きわまる弦の威力にただただ
息を呑むばかり。もちろんフィナーレも超弩級の輝きに溢れています。
かつてヤンソンスではご当地レニングラード・フィル盤(88年)も話題とな
りましたが、コンセルトへボウ管の暖かく精緻な響きを活かし、ここに新た
な魅力を提示してみせたといっても言い過ぎにはあたらないでしょう。
陶然とするまでの美しさに彩られたきわめて純音楽的な「レニングラード」。
まさしく作曲者生誕100周年記念を迎えた新時代にふさわしい内容です。必
ずスリルと興奮を約束するこのコンビ。このような実演に触れられることを
思うと今秋が楽しみでなりません。





<ORFEO>
ORFEO 621061 \2080
エルガー:チェロ協奏曲 Op.85
ウォルトン:チェロ協奏曲 Op.68
ダニエル・ミュラー=ショット(Vc)
アンドレ・プレヴィン(指)オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2005年8月15-19日
「第1回・若い音楽家のためのチャイコフスキー・コンクール」で優勝し、
一躍注目を集めた若手チェリスト、ダニエル・ミュラー=ショット。共演の
プレヴィンからの信頼も厚く、わずか数年間のキャリアで優れたチェリスト
の仲間入りを果たしています。美しさと力強さをあわせ持ったミュラー=
ショットのエルガーのチェロ協奏曲は必聴。この作品には数々の名盤はあり
ますが、ミュラー=ショットの演奏は新鮮な感動を与えてくれます。また
ウォルトンのチェロ協奏曲は、ウォルトンの独創性が溢れ出た作品。オーケ
ストラの勢いある演奏に、ミュラー=ショットのチェロが朗々と歌い上げて
います。ミュラー=ショットの音楽にのめり込んで行く姿勢は胸を打たれます。




<harmonia mundi>
HMC 801913(SACD-Hybrid) \2250
ストラヴィンスキー:
バレエ・カンタータ「結婚」(ロシア語歌唱)
ミサ曲 (1944)(ラテン語歌唱)
古いイギリスのテクストによるカンタータ (1952)(英語歌唱)
キャロリン・サンプソン(Sop)、スーザン・パリー (A)、
フセヴォロド・グリヴノフ、ヤン・コボウ (Ten)、
マクシム・ミハイロフ (Bs)、
ダニエル・ルイス(指)RIAS室内合唱団、ムジークファブリク
4台のピアノと各種打楽器が合唱に彩りを添える「結婚」はストラヴィンス
キーならではの声楽作品で、「春の祭典」を思わす古代の儀礼的な雰囲気と
バーバリスティックな音響に満ちています。これまで数種の録音がありまし
たが、SACDハイブリッド盤のクリアな録音で、初めてストラヴィンスキーの
意図した驚くべきオーディオ効果を実感しました。RIAS室内合唱団がまた
巧い。元気が出るCDと申せましょう。





<hanssler>
98 236 \1650
ハイドン:交響曲集
第52番ハ短調Hob.1-52 / 第49番へ短調Hob.1-49「ラ・パッシオーネ」
/ 第58番ヘ長調
トーマス・ファイ(指)ハイデルベルクSO.
録音:2005年1月25-26日バド・デュルクハイム、
ナチュラルホルンアカデミー(52&58番)
2005年3月17、18日ヒルシュベルク=ロイターシャウゼン、
アルテ・ジナゴーゲ(49番)
いまもっとも尖がった音楽を聴かせるファイ。手兵ハイデルベルク響とのハ
イドン全集シリーズの最新アルバム、今回はいわゆる「疾風怒濤期」の3曲
を収録。ことに短調で書かれた2曲における劇性に富む表現は出色です。別名
「受難」とタイトルされた、きわめて悲劇的な色彩の強い第49番。第2、4楽
章での突き刺すような響きはオリジナル楽器のオケ以上に鮮烈。ハイドンな
んてどれも退屈という向きにこそ、ぜひ一度聴いて頂きたい衝撃演奏です。





<Praga Digitals>
PRDDSD 250226(SACD-Hybrid) \2280
モーツァルト:
ピアノ三重奏曲第3番ト長調 K.496
同第5番ホ長調 K.542
同第6番ハ長調 K.548
グァルネリ・トリオ・プラハ
【イヴァン・クラーンスキー (Pf)、チェネク・パヴリーク (Vn)、
マレク・イェリエ (Vc)】
SACDハイブリッド盤。モーツァルトのピアノ三重奏曲は、彼の他分野に比べ
ると多少地味ながら、魅力の点では少しの遜色もありません。ことに第5番
ホ長調はファンが多く、かのショパンもピアニストとしてたびたび愛奏した
とのこと。ピアノのクラーンスキーが弾く年代物のベーゼンドルファーの響
きが絶美です。




<LSO Live>
LSO 0080 \1050
LSO 0580(SACD-Hybrid) \1850
ベートーヴェン:
交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
「レオノーレ」序曲第2番Op.72a
ベルナルト・ハイティンク(指)ロンドンSO.
録音:2005年11月16-27日ロンドン、バービカンセンター(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:ニール・ハッチンソン(レオノーレ)
ジョナサン・ストークス(英雄)
ハイティンク&ロンドン響(LSO)によるベートーヴェン・シリーズ第3弾。
第7番&三重協奏曲、「田園」&第2番につづいて「英雄」&「レオノーレ」序
曲第2番が登場します。斬新でドラマチック。それまでの交響曲の流れを変え
たとさえいわれる「英雄」に、激しく複雑な「レオノーレ」。ともにシリア
スな内容にふさわしく、シャープでギュッと凝縮感のある響き。力強い低域
に支えられ快速のテンポで進む演奏を、一貫したサウンド・ポリシーによる
完成度の高い録音が万全にサポート。かねてLSOが幅広い音楽に柔軟に対応
できる機能性の高さを備えたオーケストラであるのは誰もが認めるところ。
新しくも普遍的なベートーヴェン像を構築する当シリーズ。残りのタイトル
は今年の秋までにすべてリリースされる予定となっています。




<Nocturne>
NTCD 395 \2250
モーツァルト/アントワーヌ・エルヴェ
ケルビーノの夜 
アマデウス・ブルース-ラクリモーザ 
スザンナの夜 
ケルビーノ・アンダーグラウンド 
夜のラウダーテ 
ツェルリーナの夜 
アヴェ・ヴェルム 
悔い改めるダヴィデ
他全11曲
アントワーヌ・エルヴェ(指揮、Pf,アレンジ、作曲)、
カリーヌ・セラフィン(Sp)、マルクス・シュトックハウゼン(Tp),
フランソワ・ムータン、ミシェル・ベニタ(Db)、
アルノ・フランク、ルイ・ムータン、ジェフ・ブドロ(Perc)、
ヴェルサイユ室内Ch
生誕250年の今年、そのうちヒップ・ホップや演歌のモーツァルトまで現れて
きそうな勢いですが、これは正統派のJAZZ。不朽のモーツァルトのメロディー
が装いを変えてけだるく、流れてきます。「ケルビーノ・アンダーグラウン
ド」と題された曲は「フィガロの結婚」からケルビーノの「自分で自分がわ
からない」をアレンジした素晴らしい聞き物。「悔い改めたダヴィデ」から
も13分に及ぶ合唱を含む大作です。モーツァルト・ファンなら聞き逃せない
CDと申せましょう。





<MN Records>
マイケル・ナイマン(1944-)が、今年6月、彼のバンド(ナイマン・バンド)
を率いて来日します。これに伴い、ナイマンの自主制作レーベルを緊急取り
扱い開始いたします。名作『ピアノ・レッスン』、『英国式庭園殺人事件』、
『ZOO』、『プロスペローの本』、『数におぼれて』など数々の映画を彩った
ナイマンの作品ばかりが演奏されます。青春時代をグリーナウェイ映画で過
ごした人も、ナイマンの音楽をもう一度聴いてみたい人も、そして生ナイマ
ンを見たい人も、見逃せないイベントとなりそうです!
ノーベル賞受賞作家ガルシア・マルケスの異色短編「エレンディラ」が、蜷
川幸雄の演出、マイケル・ナイマンの音楽で舞台化されます。エレンディラ
の恋人ウリセス役には、ミュージカル界の若きスター、中川晃教。エレンディ
ラ役には、新人の美波。老婆役は、あの白石加代子。熱き舞台で、観客を興
奮の渦に巻き込むでしょう。
この『エレンディラ』の舞台に先駆け、マイケル・ナイマン率いるナイマン
・バンドの来日コンサートの開催が決定しました。今回のコンサートはマイ
ケル・ナイマンの代表作に加え、「エレンディラ」主演の中川晃教も参加し、
この作品のために書き下ろされた劇中歌を披露するとのこと。

MNRCD 106 \2250 価格改定 \2080
マイケル・ナイマン:
Greenawey Revised・コンポーザーズ・カット・シリーズvol.2
光学理論の眼識-映画「英国式庭園殺人事件」(1982)より
夜の女王-映画「英国式庭園殺人事件」(1982)より
羊飼いにまかせとけ-映画「英国式庭園殺人事件」(1982)より
交通事故-デルフト・ワルツ-映画「ZOO」(1985)より
時の流れ-映画「ZOO」(1985)より
フェルメールの妻-映画「ZOO」(1985)より
トライスティング・フィールズ-映画「数に溺れて」(1988)より
ウィールバロウ・ウォーク-映画「数に溺れて」(1988)より
フィッシュ・ビーチ-映画「数に溺れて」(1988)より
メモリアル-映画「コックと泥棒、その妻と愛人」(1990)より
金砂銀砂の浜にきて-映画「プロスペローの本」(1991)より
プロスペローの呪い-映画「プロスペローの本」(1991)より
ミランダ-映画「プロスペローの本」(1991)より
マイケル・ナイマン・バンド,マイケル・ナイマン(Pf)
グリーナウェイと組んだ映画音楽の中でも、特に印象的なものばかりがおさめ
られています。聴いているとあのシニカルさと残酷さをあわせもつ画面、独特
の赤みの強い色調が蘇ってくると共に、ナイマンのドライな音楽が堪能できま
す。「ミニマル・ミュージック」の神様的存在でもあるナイマン、このディス
クもミニマル系の音楽が多いですが、しかしどの曲もただ機械的なだけでなく、
時に下品だったり上品だったり、実に様々な香りを感じさせるから不思議です。
このディスク中のほとんどの曲が、今回の来日公演の演奏曲目に含まれていま
す。
「コンポーザーズ・カット・シリーズ」とは、ナイマン自身が、映画で使われ
た音楽を、コンサートホールでの演奏用に改訂したもの。これによって、音楽
本来のもつポテンシャルが存分に引き出され、また、ナイマン・バンドも常に
進化し続けているということを広く知ってもらえるようにというナイマン自身
の願いが込められています。

MNRCD 103 \2580 価格改定 \2250
マイケル・ナイマン:THE PIANO SINGS
ダイアリー・オブ・ラヴ-映画「ことの終わり」より
if-映画「アンネの日記」より
フランクリン-映画「ひかりのまち」より
モロウ-映画「ガタカ」より
ジャック-映画「ひかりのまち」より
悲しみを希う心-映画「ピアノ・レッスン」より
ビッグ・マイ・シークレット-映画「ピアノ・レッスン」より
デビー-映画「ひかりのまち」より
デパーチャー-映画「ガタカ」より
why-映画「アンネの日記」より
オデッサ・ビーチ-映画「カメラを持った男(これがロシアだ!)」より
ロスト・アンド・ファウンド-映画「ピアノ・レッスン」より
エクスチェンジ-映画「めぐり逢う大地」より
キャンドルファイア-映画「アンネの日記」より
オール・インパーフェクト・シングズ-映画「ピアノ・レッスン」より
ダイアリー・オブ・ラヴ-映画「ことの終わり」より
マイケル・ナイマン(Pf)
1993年に公開された映画「ピアノ・レッスン」では、カンピオン監督のその美
しい映像とともに、ナイマンによる民謡的な要素も取り入れられた流麗な旋律
を用いた美しい音楽が人々に衝撃を与えました。「ピアノ・レッスン」主人公
のエイダが、隣人ベインズに次第に心を開いていくさまなど、様々なシーンが
蘇ります。もちろん演奏はナイマン自身。他にも、初のハリウッド映画の音楽
を担当した「ガタカ」などから珠玉の名曲を選りすぐって収録。「デパーチャ
ー」は泣けます。

MNRCD 105 \2250 価格改定 \2080
マイケル・ナイマン-英国式庭園殺人事件-
コンポーザーズ・カット・シリーズvol.1
羊飼いにまかせとけ 
庭がローブ・ルームになっている 
光学理論の眼識 
ウォータリー・デス 
リネンの傾向 
夜の女王 
ブラヴーラ・イン・ザ・フェイス・オブ・グリーフ
マイケル・ナイマン・バンド,マイケル・ナイマン(指)
1982年に公開された「英国式庭園殺人事件」は、屋敷の庭を描く画家の12枚の
絵の中に浮かび上がる、その屋敷の主人の死をめぐる完全犯罪の謎を追った一
編。製作はデイヴィッド・ペイン、監督・脚本は「コックと泥棒、その妻と愛
人」のピーター・グリーナウェイ。撮影はカーティス・クラーク、音楽をマイ
ケル・ナイマンが担当。出演はアンソニー・ヒギンズ、ジャネット・スーズマ
ンほか。グリーナウェイ監督の初の長編映画ということもあり、非常に凝った
作りの映画です。バロック音楽の香りを漂わせるナイマンのミニマル・ミュー
ジックが、映画の画面の登場人物たちのカツラやフリルの衣裳などと、奇妙な
マッチを見せていたのが印象的です。

MNRCD 107 \2250 価格改定 \2080
マイケル・ナイマン-ピアノ・レッスン-
コンポーザーズ・カット・シリーズvol.III
悲しみを希う心 
地の果てに 
荒れた遠い海岸 
約束 
ここからそこへ 
ビッグ・マイ・シークレット 
フリング 
ロスト・アンド・ファウンド 
抱擁 
あなたから伝わる気持ち 
オール・インパーフェクト・シングス 
傷ついて 
旅への夢 
悲しみを希う心/約束
マイケル・ナイマン・バンド,マイケル・ナイマン(Pf&指)
純粋な愛の世界を描いた「ピアノ・レッスン」。1993年に公開されてから10年
以上経ちますが、その映像と、ナイマンの音楽の美しさは今でも鮮烈に私たち
の記憶にのこっています。声を失った主人公の女性エイダ(ホリー・ハンター)
が、自分の感情を表現するために手放さなかったピアノ。彼女とピアノをとり
まく人間模様の後ろで常に鳴り響いていた音楽を聴いていると、映画の美しい
世界が目の奥に甦ります。

MNRCD 104 \2580 価格改定 \2250
THE LIBERTINE-リバティーン・サウンドトラック
ヒストリー・オブ・ザ・インシピッド
アポン・ドリンキング・イン・ア・ボウル
アンプロンプトゥ・オン・アン・イングリッシュ・コート
アポン・ナッシング
ザ・マイムド・デボーキー
ザ・ウィッシュ
ザ・サブミッション
ア・ランブル・イン・セント・ジェームス・パーク
ミストレス
シニョール・ディルドー
アゲインスト・コンスタンシー
マイ・ロード・オール・プライド
ザ・インパーフェクト・エンジョイメント
ア・サタイア・アゲインスト・リーズン
ロチェスターズ・フェアウェル
ア・サタイア・アゲインスト・マンカインド
アポン・リービング・ヒズ・ミストレス
マイケル・ナイマン・オーケストラ,マイケル・ナイマン(指)
現在も公開中の映画「リバティーン」。ジョニー・デップが、台本を3行読ん
で「後にも先にも巡り会えない作品」としてその出演を決めたという作品で
す。舞台は17世紀イギリス。破天荒の放蕩詩人ジョン・ウィルモットこと第二
代ロチェスター伯爵の、短くも壮絶な生涯を綴った物語です。この感動作を彩
るノスタルジックでバロック風の音楽をナイマンが担当。歌あり、管ありの、
ナイマン独自のバロック風ミニマル音楽が堪能できます。

MNRCD 101 2枚組 \3500 価格改定 \3100
ナイマン:オペラ『マン・アンド・ボーイ』(DADA)
【CD1】
息をするにはチケットをお求めください
バスのチケットの他に購入したほんのわずかなもの
もう恐れないでいただけませんでしょうか-
それはおもしろいガラクタのようですね
逃げろ-!!!
40頭のヒツジと20頭のトナカイ
咳とイビキが万病をひろめる
小便以外禁止-
アリジゴク
【CD2】
英国紅茶の有名なカップ
これはよかった-ワーテルローの終焉に関する熟考
わたしはタンゴが超得意
バイクを見せろ!
チャック・ペリッシュ・シング!
マイケル、おたんじょうびおめでとう。
ハンキー・パンキーにはこまったもんだ
ハマースミス広場風のラタン
100もお店があるけど名前がないんだな
ダダについてちょっと説明してみようかと
ポール・マクグラフ(指)
ナイマンによるオペラです。ダダイストとして活動を続け、ナチから「退廃音
楽」推進者として排斥され、ロンドンで貧困生活を送ったクルト・シュヴィッ
タースへのオマージュとして書かれたリブレットに、ナイマンが曲をつけたも
のです。物語の舞台はロンドン、一枚のバスのチケットをめぐる、少年と男を
とりまく人間模様が描かれています。男のモデルはシュヴィッタースで、物語
の中で画家であり詩人であり作曲家であり写真家であり劇場評論家と実に様々
な顔をもっています。少年の母親に対するシュヴィッタースの愛情ともコンプ
レックスともつかない感情、シュヴィッタースの成し遂げようとした芸術を理
解しようとする問答など、リブレットは時としてラブストーリー、時として禅
問答のような様相です。器楽のところはナイマン得意のミニマルミュージック
調できれいですが、声楽が入ると途端に「ダダイズム」に変身します。
実に見事なシュヴィッタースへのオマージュとなっています。




<Profil>
=ドレスデン・シュターツカペレ・エディション=
PH 06023 \2080
ショスタコーヴィチ:交響曲第4番ハ短調Op.43
キリル・コンドラシン(指)ドレスデン・シュターツカペレ
録音:1963年2月ドレスデン、国立歌劇場大劇場(ライヴ)
極上ライヴが注目の的!ドレスデン・シュターツカペレ・エディション。
Profilがメモリアル・イヤーに放つのは、ショスタコーヴィチの問題作、第4
交響曲。驚くべきは指揮が1961年に世界初演を手がけたコンドラシン!前年に
は世界初の全集録音をモスクワ・フィルと同じく4番から開始していますが、
こちらはドイツ初演ライヴという歴史的価値の計り知れない内容です。
シニカルでユーモラス。第4番は政治的な圧力による無力感に苛まれていた歳
月を表出したものともいわれ、プラウダ紙で批判を受けたオペラ「マクベス夫
人」に相次ぎ1936年に完成。リハーサル後に作曲者自らの手で封印され、これ
より四半世紀もの間、日の目をみることがなかったいわく付きの内容。創作上
著しい発展をみせた意欲作であり、それまでに比べ編成も拡大し長大化。なに
より、レントラー風のスケルツォを中央におきシンメトリカルな3楽章形式を
とることや、はっきりとした引用から、マーラーに連なる作品であるのも見逃
せないポイント。
ショスタコーヴィチとマーラー。第4番というオマージュ的作品に対する、屈
指のマーラー指揮者でもあったコンドラシンの正鵠を射たアプローチ。また、
ドレスデンがマーラーを奏でるときそうであるように、豊潤な弦に加えて木管
の表情の濃さなども語り尽くせぬ魅力です。ショスタコーヴィチ演奏史に留め
置かれる世紀のライヴは、間違いなく生誕100年を大いに盛り上げるアルバム
といえるでしょう。




<DYNAMIC>
CDS 504 2枚組 \3700
ベッリーニ:「カプレーティとモンテッキ」
パトリツィア・チョーフィ(S ジュリエッタ),
クララ・ポリート(S ロメオ),ダニロ・フォルマッジャ(T テバルド),
フェデリーコ・サッキ(Br カペッリオ),
ニコラ・アモーディオ(Bs ロレンツォ)
ルチアーノ・アコチェッラ(指)イタリア国際管弦楽団,
録音:2005年8月
いまやすっかり南イタリアを代表する音楽祭となった、マルティーナ・フラン
カのイトリアの谷音楽祭、その2005年の目玉公演のライヴ。シェークスピアの
「ロミオとジュリエット」と同じ題材で知られる、ベッリーニの「カプレー
ティとモンテッキ」です。この時上演されたのは、通常知られるヴェネツィア
初演のヴァージョンではなく、1830年にミラノ・スカラ座で再演された時の改
訂版。ジュリエッタ役の歌手がメッゾ寄りの人だったので、有名なアリア「あ
あいく度も」を始めとするいくつかのジュリエッタの音楽が低く移調されてい
たり、フィナーレでのロメオの場面に違いがあったりと、相違があります。ヒ
ロインのジュリエッタには、イトリアの谷音楽祭を足がかりに世界のプリマド
ンナへと飛びたったパトリツィア・チョーフィが恩返し出演。彼女一流の情感
豊かな歌に打たれます。一方ロメオは、2001年にデビューしたての新進、クラ
ラ・ポリート。若手の登竜門として世界の注目を浴びるイトリアの谷音楽祭の
新たなスターになりそうです。

CDS 503 2枚組 \3700
ケルビーニ:「三人の夫と誰とも結婚できなかった男」
マリア・ラウラ・マルトラーナ(S ドンナ・リゼッタ),
ローザ・アンナ・ペライーノ(S ドンナ・ローザ),
ローザ・ソリーチェ(S ベッティーナ),
エマヌエーレ・ダグアンノ(T ドン・マルティーノ),
ジューリオ・マストロトターロ(Br ドン・ピスタッキオ),
ヴィート・プリアンテ(Br ドン・シモーネ),
ガブリエーレ・リビス(Br フォッレット)
ディミトリ・ユロフスキ(指)イタリア国際管弦楽団,
録音:2005年7月
これも2005年のマルティーナ・フランカのイトリアの谷音楽祭でのライヴ録
音。後にパリの音楽界の重鎮となったイタリア人、ルイージ・ケルビーニ
(1760-1842)が、1783年秋にヴェネツィアのサン・サムエーレ劇場で初演した
2幕のオペラ・ブッファ。もちろんこれが世界初録音。ドン・ピスタッキオが
3人の女性に次々と恋をするものの、結局彼女達は別の3人の男性と恋に落ちて
しまう、というようなお話。チマローザやパイジェッロの時代のオペラ・ブッ
ファの楽しみがたっぷりで、パリに出てからのドラマティックなケルビーノと
比べるとまた驚きです。指揮のディミトリ・ユロフスキはモスクワ生まれの
若手、名匠ミハイル・ユロフスキの息子ということは、ウラディーミルの弟
のようです。

CDS 484(SACD-Hybrid) 2枚組 \4600
ベートーヴェン:弦楽五重奏曲全集
弦楽五重奏曲 変ホ長調 Op.4
弦楽五重奏曲 ハ長調 Op.29
弦楽五重奏曲 ハ短調 Op.104
弦楽五重奏のためのフーガ ニ長調 Op.137
ヴェネツィア弦楽四重奏団,ダニロ・ロッシ(Va)
録音:2005年4、5月
DynamicもついにSACDに参入!第一弾は、ベートーヴェンの弦楽五重奏曲全集。
ヴェネツィア弦楽四重奏団に、スカラ座の首席ヴィオラ奏者ののダニオ・ロッ
シを加えての演奏です。さすがにイタリア的な輝きのある弦の絡みは実に美し
いもの。ちなみに第1ヴァイオリンのアンドレア・ヴィーオが弾いているのは、
1651年のアマティ。同時に彼らは、シャンドール・ヴェーグから指導を受けた
強固なカルテットの意志があるのも特徴、ただ明るい訳じゃありません。色々
な意味で話題のベートーヴェンの弦楽五重奏曲全集です。




<IDIS>
IDIS 6488 2枚組 \3100
ジョコンダ・デ・ヴィート 室内楽作品集
パーセル:トリオ・ソナタ ヘ長調
ヘンデル:2つのヴァイオリンのためのソナタ ト短調 Op.2-8
ヴィオッティ:二重奏曲 ト長調
シュポア:二重奏曲 Op.67から
ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op.30-2,
ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 Op.47 「クロイツェル」
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
ジョコンダ・デ・ヴィート(Vn) ユーディ・メニューイン(Vn) 
レイモンド・レッパード(Cemb) ティート・アプレア(P)
録音:1955年
諸々のスタジオ録音を集めたもの。パーセル、ヘンデル、ヴィオッティなどが
珍しい。

IDIS 6486 2枚組 \3100
プッチーニ:「トスカ」
レイラ・ゲンジェル(S トスカ),ジュゼッペ・タデイ(Br スカルピア),
ヴィットーリオ・デ・サンティス(T カヴァラドッシ),
ピエロ・デ・パルマ(T スポレッタ),ほか
ヴィンチェンツォ・ベレッツァ(指)
ナポリ・サンカルロ歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1955年1月21日
トルコ生まれのプリマドンナ、レイラ・ゲンジェルの若き日のライヴ。おそら
く初出です。音質はご覚悟ください。余白に、1956年のRAIトリノでのアリア
の放送録音を収録。





<Melba>
MR 301091(SACD-Hybrid) 4枚組 \7200
ワーグナー:「ワルキューレ」
リサ・ガスティーン(S ブリュンヒルデ),
スチュアート・スケルトン(T ジークムント),
デボラ・リーデル(S ジークリンデ),
リチャード・グリーン(Bs フンディング),
ジョン・ブレッヒェラー(Br ヴォータン),
エリザベス・キャンベル(Ms フリッカ),ほか
アッシャー・フィッシュ(指)アデレード交響楽団
録音:2004年11,12月
注目のSACDが登場!オーストラリア、アデレードの南オーストラリア国立歌劇
場が上演した「ワルキューレ」のライヴ録音です。辺境の地のオペラハウスの
イメージがありますが、そこは経済的に豊かなアデレードだけあって、かなり
しっかりした演奏です。ことにイスラエル出身で、ここ数年世界中の大劇場で
活躍しているアッシャー・フィッシュの引き締まった指揮が見事。アデレード
交響楽団も優秀で、第1幕の冒頭から豊かでありながら重っ苦しくならない音
楽に惹きつけられます。歌手は当然地元オーストラリア出身のリサ・ガスティ
ーン、スチュアート・スケルトン、デボラ・リーデル、エリザベス・キャンベ
ルといった人たちが大活躍。特にリサ・ガスティーンは、既にロンドンのロイ
ヤル・オペラでのブリュンヒルデ役として高い評価を得ています。また新生代
のヘルデンテノールとして大きな期待がかかるスチュアート・スケルトンのジ
ークムント、ジークリンデやトスカを歌いつつ、ノルマなどの19世紀前半のイ
タリアオペラもこなすデボラ・リーデルも、絶叫咆哮タイプではない、ワーグ
ナーの音楽の美しさをじっくりしっとり聞かせてくれる人たち。さらにオラン
ダのベテラン・バス=バリトン、ジョン・ブレッヒェラーを配して、実は結構
強力なキャストです。





<SUPRAPHON>
SU 3880 11枚組 \7500
マーラー:交響曲全集
第1番-第9番、第10番(アダージョ)
ガブリエラ・べニャチコヴァー(S) マグダレーナ・ハヨーショヴァー(S) 
エヴァ・ランドヴァー(A) インゲ・ニールセン(S) 
ダニエラ・ショウノヴァー(S) ヴィエラ・ソウクポヴァー(A) 
リブシェ・マーロヴァー(A) トマス・モーザー(T) 
ヴォルフガング・シェーネ(Br) リヒャルト・ノヴァーク(B) 
カレル・ベルマン(B) 
キューン児童Cho. プラハ放送Cho. プラハ・フィルハーモニーCho.
ヴァーツラフ・ノイマン(指)チェコ・フィルハーモニックO.
録音:1976-1982年
ノイマンとチェコ・フィルによる代表的録音のひとつ、マーラー全集がグーン
とお得になって登場します。ほかの数多くの全集のなかでも、作曲家の魂のふ
るさとボヘミア勢による演奏は、徒に力み返るところがなく個々の楽曲の魅力
を自然に伝えるものとして独特の光を放っています。いずれをとってもバラつ
きのない高い水準を保ち、なかでも第3番、第6番、第9番は美しい弦を主体と
した響きで今も優れた評価を得ています。第3、8 & 9番がデジタル録音。

SU 3873 \1350
ヨゼフ・ライヒャ(レイハ):
チェロ協奏曲イ長調Op.4?1
2つのヴァイオリン(ヴァイオリンとチェロ)のための協奏曲ニ長調Op.3
チェロ協奏曲ニ長調
ミカエル・エリクソン(Vc) ヤナ・ヴラチョヴァー(Vn)
オンドレイ・クカル(指)チェコ室内O.
録音:1995年2月26 & 27日、5月9日、9月23日プラハ、マルチーネク・スタジオ
ボヘミア生まれ、すぐれたチェリストでもあったヨゼフ・ライヒャ(1752-95)。
有名なアントンは彼の甥にあたります。ヨハン・シュターミツらチェコの優秀
な音楽家たちが集い、古典派に先立ついわゆるマンハイム楽派の影響を強く受
けた作風は、表情豊かなメロディとカラフルな楽器の扱いが特徴。伸びやかな
チェロが醸す愉悦の音楽は、当時の人気をいまに伝えます。パントン・レーベ
ルの再発。

SU 3872 \1650
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲集
第3番へ短調Op.65 / 第4番ホ短調Op.90「ドゥムキー」
スメタナ・トリオ
イトカ・チェホヴァー(P)  イトカ・ノヴァーコヴァー(Vn)  
ヤン・パーレニーチェク(Vc)
スメタナ、スーク&ノヴァーク(SU.3810)につづくスメタナ・トリオの第2弾。
第7交響曲と並び作風の大きな転換点に位置する第3番と、弦楽四重奏曲「アメ
リカ」やチェロ協奏曲に通じるドヴォルザークらしさいっぱいの傑作「ドゥム
キー」を収録しています。当レーベルでスメタナのピアノ・シリーズを同時進
行中のチェホヴァーをはじめ、メンバーのさわやかな感性も印象深い演奏です。





<COVIELLO>
COV 30603(SACD-Hybrid) \2080
モーツァルト:
ディヴェルティメント ニ長調K.136
ディヴェルティメント 変ロ長調K.137
ディヴェルティメント へ長調K.138
モーツァルト / ジギスムント・ノイコム編:
「コジ・ファン・トゥッテ」序曲
「ティートの慈悲」序曲
レオポルト・モーツァルト:
シンフォニア 変ロ長調
ラヴァルト・スコウ=ラルセン(リーダー) 
ザルツブルク・チェンバー・ソロイスツ
録音:2005年7月アニフ
アルバム収録の「ティート」序曲を今年2006年カンヌ・クラシカル・アワード
の式典でも演奏したザルツブルク・チェンバー・アンサンブル。スコウ=ラル
セン以下総勢18人、メンバーの多くがかのシャーンドル・ヴェーグの薫陶を受
けています。ここに聴く美しくも緊密なアンサンブルは、師のそれを思わせて
魅力的。彼らは1995年仏ナントで行われた「ラ・フォル・ジュルネ・モーツァ
ルト」に参加して一躍注目を集めました。
ノイコム(1778-1858)はハイドンやモーツァルトの作品の多くを編曲し普及
に努めたことで知られるオーストリアの作曲家、ピアニスト。

<REGIS>
RRC 1237 \850
シューマン:
交響曲第3番変ホ長調「ライン」Op.97(*)
序曲、スケルツォとフィナーレ Op.52(+)
交響的練習曲 Op.13 から アダージョ,フィナーレ
(チャイコフスキー編曲;管弦楽版)(#) 世界初録音!
ディルク・イェレス(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1999年12月、ロンドン、ウォルサムストー・ホール(*)
1995年1月、ロンドン、リンドハースト・ホール(+)
2003年6月、ワトフォード・タウン・ホール(#)
ライセンサー:Artists International

RRC 1238 \850
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲集 Vol.1
初期の5つの小品(*);ニ長調,変ロ長調,ホ長調,ホ短調,ト長調
弦楽四重奏曲第1番ニ長調 Op.11(+)/同第2番へ長調 Op.22(#)
ショスタコーヴィチ弦楽四重奏団
録音:1973年(*)、1976年(+)、1978年(#)、
ソヴィエト国営放送モスクワ中央スタジオ
ライセンサー:Olympia

RRC 1239 \850
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲集 Vol.2
弦楽四重奏とハープのためのアダージョ・モルト(*)
弦楽四重奏曲第3番変ホ短調 Op.30(+)/同変ロ長調(#)
弦楽六重奏曲「フィレンツェの思い出」Op.70 から
アダージョ・カンタービレ(**)
ショスタコーヴィチ弦楽四重奏団
エミリア・モスクヴィチナ(ハープ(*))
キリム・ベロツヴェトフ(ヴィオラ(**)) 
アレクサンドル・コヴァリョフ(チェロ(**))
録音:1975年(*)、1976年(+/**)、1973年(#)、
ソヴィエト国営放送モスクワ中央スタジオ
ライセンサー:Olympia

RRC 2071 2枚組 \1700
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲集
RRC 1238、RRC 1239の2枚をスリップケースに収めたものです。

RRC 1240 \850
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):オーボエ・ソナタ集
オーボエと通奏低音のためのソナタ変ロ長調 TWV41:B6(「音楽の練習」から)
同ト短調 TWV41:g6(「ターフェルムジーク第3巻」から)
同ホ短調 TWV44:e6(「音楽の練習」から)
同イ短調 TWV41:a3(「忠実な音楽の師」から)
同ト短調 TWV41:g10(「ドレスデン」から)
オーボエ、チェンバロのオブリガートと通奏低音のためのトリオ・ソナタ
ト短調(「音楽の練習」から)(*)
サラ・フランシス(オーボエ)
ジェーン・ドッド(チェンバロ)
マーガレット・パウエル(チェロ)
ロバート・ジョーダン(ファゴット)
ハワード・ビーチ(チェンバロ〔通奏低音〕(*))
録音:2002年4月、ロンドン、ハイゲート、聖マイケル教会
ライセンサー:Somm(SOMMCD 235)

RRC 1241 \850
「ハレルヤ! グレート・オルガン・アレンジメント」
ヴェルディ:オペラ「アイーダ」から 大行進曲
クラーク:トランペット・ヴォランタリー(デンマーク王子の行進)
J・S・バッハ:管弦楽組曲第3番 BWV1068 から エア
シューベルト:軍隊行進曲 D.733 No.3
サリヴァン:なくした和音
メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」Op.61 から 結婚行進曲
スーザ:星条旗よ永遠なれ
エルガー:威風堂々 第1番 Op.39 No.1
伝承曲:ロンドンデリー・エア
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」から ハレルヤ
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」から ワルキューレの騎行
J・S・バッハ:トッカータ ヘ長調(*)
(*)以外すべてノエル・ロースソーン編曲
ノエル・ロースソーン(オルガン)
録音:1984年、コヴェントリー大聖堂/1979年、リヴァプール、英国国教教会(*)
ライセンサー:Brian B.Culverhouse 初出:1985年、
EMI "Organ Spectacular"

RRC 1243 \850
ヴィヴァルディ:
フルート協奏曲集 Op.10(全6曲)(*)
2つのヴァイオリン、チェロと弦楽のための協奏曲ニ短調 RV565(+)
4つのヴァイオリン、チェロと弦楽のための協奏曲ロ短調 RV580(+)
ジュディス・ホール(フルート(*))
ポール・バリット(指揮(*))
ディヴェルティメンティ・オヴ・ロンドン(*)
ジェイミー・ラレード(ヴァイオリン、指揮(+))
スコットランド室内管弦楽団(+)
録音:1991年、ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール(*)/1986年(+)
ライセンサー:Judith Hall(*)/Scottish Chamber Orchestra(+) 初出:IMP Masters
(*)は以前、RRC 1077として発売され、廃盤となっていました。

RRC 1245 \850
ニコライ・ミヤスコフスキー(1881-1950):ピアノ・ソナタ集
ソナタ第4番ハ短調 Op.27(改訂版)
ソナチネ ホ短調 Op.57
ソナタ第5番ロ長調 Op.64 No.1(改訂版)
前奏曲とロンド=ソナタ Op.58「歌とラプソディ」
マレー・マクローラン(ピアノ)
録音:1988年9月27-30日、オスロ、Ski教会ホール
ライセンサー:Olympia(OCD 217)

RRC 1246 \850
「スコットランドのピアノ音楽」
フランシス・ジョージ・スコット(1880-1958)/
ロナルド・スティーヴンソン編曲:8つの歌
Since All Thy Vows, False Maid, Are Blown To Air (anon),
Wha is that at my Bower-door? (Burns),
O Were my Love yon Lilac Fare (Burns),Wee Willie Gray (Burns),
Milkwort & Bog Cotton (MacDiarmid),Crowdieknowe (MacDiarmid),
Ay, Waukin, O (Burns),There's News, Lasses, News (Burns)
ロナルド・センター(1913-1973):
ソナタ/6つのバガテル Op.3/遊ぶ子供たち
ロナルド・スティーヴンソン(1928‐):ベルテンのかがり火
同:スコットランドの2つのバラッド
The Dowie Dens O Yarrow,Newhaven Fishwife's Cry
マレー・マクローラン(ピアノ)
録音:1990年8月、Ski、Salen教会ホール
ライセンサー:Olympia

RRC 1251 \850
【新録音】
モーツァルト:ピアノ独奏作品全集 Vol.1 ウィーンのモーツァルト
幻想曲ハ短調 K.475/ソナタ第14番ハ短調 K.457
ソナタ(第18番)へ長調 K.533(+ロンド K.494)
ソナタ第16番変ロ長調 K.570
マルティノ・ティリモ
録音:2005年10月、
ライプツィヒ、ゲヴァントハウス、メンデルスゾーンザール
レジス・レーベル・オリジナル企画、キプロス出身のマルティノ・ティリ
によるモーツァルトのピアノ独奏作品全曲録音シリーズの第1巻。レコーディ
ング、エディティング、ミキシングはゲヌイン(Genuin)ミュージック・プ
ロダクションが行っています。

RRC 1252 \850
【新録音】
モーツァルト:ピアノ独奏作品全集 Vol.2
ソナタ第5番ト長調 K.283/同第7番ハ長調 K.309
同第9番ニ長調 K.311/同第8番イ長調 K.311/ロンド ニ長調 K.485
マルティノ・ティリモ
録音:2005年7‐8月、
ライプツィヒ、ゲヴァントハウス、メンデルスゾーンザール

RRC 1253 \850
【新録音】
モーツァルト:ピアノ独奏作品全集 Vol.3
ソナタ第1番ハ長調 K.279/同第2番ヘ長調 K.280
同第4番変ホ長調 K.282/同第6番ニ長調 K.284
マルティノ・ティリモ
録音:2005年7月、
ライプツィヒ、ゲヴァントハウス、メンデルスゾーンザール

FRC 9110 \1050
アレクサンドル・チェレプニン(1899-1977):
ピアノ協奏曲第2番 Op.26(*)
ピアノ協奏曲第4番「幻想曲」Op.78(+)
ピアノ協奏曲第6番 Op.99(*)
マレイ・マクローラン(ピアノ)
ジュリアン・クレイトン(指揮)
チェサム交響楽団
録音:1994年(*)、1995年(+)、マンチェスター、BBC North、スタジオ7
ライセンサー:Olympia




<GRIFFIN>
GCCD 4053 \1500
「テューダー朝のアンセム名曲集」
ウィリアム・バード(1543-1623):聖なる賛美のうちに/主に従う人の魂は
トマス・ウィールクス(1576-1623):ダヴィデの息子にホサンナ
ジョン・タヴァナー(1490-1545):安息日が過ぎて
トマス・トムキンズ(1572-1656):
わが愛する人は語った/おお、主に向かって歌え
ウィリアム・バード:
教えたまえ、主よ/主に向かって歌え/アヴェ・ヴェルム・コルプス/
喜び歌え
トマス・タリス(1505-1585):世の救い主よ
トマス・ウィールクス:ダヴィデが聞いたとき/いと高き所では神に栄光あれ
トマス・トムキンズ:全能の神、全知の泉/ダヴィデが聞いたとき
オーランド・ギボンズ(1583-1625):
おお、主よ、御身の怒りで/ダヴィデの息子にホサナ
ジョン・ブリズマン(1525頃-1591):平安のなかで
ウィリアム・マンディ(1529-1591):おお、主、万物の創り主よ
伝ロバート・ホワイト(1538頃-1574):おお、神をたたえよ
ドナルド・ハント(指揮)
ウスター大聖堂聖歌隊
レイモンド・ジョンストン(オルガン)
録音:1992年4月、1993年6月、ウスター大聖堂





<CRD>
CRD 3510 \1780
ジョージ朝時代のアンセム集
サミュエル・ウェスリー(1766-1837):
神に向かって歓呼せよ/御身は彼らをこの地の君とする
ウィリアム・クロッチ(1775-1847):御身のはからいのいかに貴いことか
ジョナサン・バティシル(1738-1801):主よ、思い起こしたまえ
トマス・アトウッド・ウォムズリー(1814-1856):来たれ、聖霊
トマス・アトウッド(1765-1838):主よ、心に留めたまえ
サミュエル・ウェスリー:皆一つ所へ往き
ジョナサン・バティシル:おお、主よ、天より見下ろしたまえ
ウィリアム・クロッチ:強大な神なる主は御言葉を発し
トマス・アトウッド・ウォムズリー:晩祷式の頌歌 ニ短調
エドワード・ヒギンボトム(指揮)
オックスフォード・ニュー・カレッジ聖歌隊
録音:2002年7月22-24日、オックスフォード・ニュー・カレッジ礼拝堂

CRD 3449 \1780
旧譜再発売】
18世紀のティンパニ協奏曲集
ヨハン・フィッシャー(1752-1807):
8つのティンパニと管弦楽のための協奏曲
ゲオルク・ドルシェツキー(1745-1819):
パルティータ ハ短調/
オーボエ、8つのティンパニと管弦楽のための協奏曲(*)
ジョナサン・ハース(ティンパニ)
ゴードン・ハント(オーボエ(*))
ハロルド・ファーバーマン(指揮)
ボーンマス・シンフォニエッタ




<SWEDISH SOCIETY>
SCD 1137 \2080
「ストックホルムのビルギット・ニルソン」
聖ヤーコブ教会とグスタフ・ヴァーサ教会での録音集
ベートーヴェン(1770-1827):自然における神の栄光
ユーセフ・エーリクソン(1872-1957):偉大で不思議な御業
J・S・バッハ(1685-1750)/グノー(1818-1893):アヴェ・マリア
グリーグ(1843-1907):大きな白い群 Op.30 No.10
フランク(1822-1890):天使の糧
グノー:主よ、許したまえ
アルベルト・ルンベック(1894-1974):心の平和
アドルフ・アダン(1803-1856):クリスマスの歌−聖らに星すむ今宵
スティーヴン・アダムズ(1844-1913):聖なる都市
ジョン・ヘンリー・ホプキンズ・ジュニア:われら東方の三人の王は
メンデルスゾーン(1809-1847):天にはさかえ
ローウェル・メーソン(1792-1872):もろびとこぞりて
ヘンデル(1685-1759):シオンの娘よ、喜べ
フランツ・グルーバー(1787-1863):聖しこの夜 以上(#)
J・S・バッハ/グノー:アヴェ・マリア(+)
フランク:天使の糧(+)
アドルフ・アダン:クリスマスの歌−聖らに星すむ今宵(+)
フランツ・グルーバー:聖しこの夜(+)
グスタフ王子(1827-1852):ばらの香りに(#)
ビルギット・ニルソン(ソプラノ)
アンデシュ・ボンデマン(オルガン(*))
オーケ・オーロフソン(チェロ(*))
アンナ・ストングベリ(ハープ(*))
ステファン・ショルド(指揮(*))
聖ヤーコブ教会ユース合唱団(*)
オーケ・レヴェーン(オルガン(+))
アルノルド・オストマン[エストマン](ピアノ(#))
録音:1977年2月14日-17日、ストックホルム、聖ヤーコブ教会(*)
1963年8月3日、ストックホルム、グスタフ・ヴァーサ教会(+)
1975年12月29日、ストックホルム、スウェーデン放送第3スタジオ(#)
初出盤:SLT 33256 (LP)(*)/SCS 7609 (EP)(+)/SLT 33243(#)
2005年12月25日に87歳で逝去したビルギッド・ニルソンの追悼盤。
南スウェーデンのスコーネ地方で生まれたビルギット・ニルソン Birgit
Nilsson(1918-2005) は、オペラ史に残るもっとも偉大な歌手のひとり。
1946年、ストックホルムの王立オペラで「魔弾の射手」のアガーテを歌って
オペラ・デビュー。グラインドボーン音楽祭の「イドメネオ」で国際的に注
目されてからは、各地のオペラハウス公演や、主にワーグナーとR・シュト
ラウスのオペラ録音に欠かせないスター歌手になっていました。
そのニルソンによるストックホルム録音を実現させたのは、Swedish Society
のプロデューサー、フランク・ヘードマン。当時ショルティの『指輪』は
「ジークフリート」が録音済でした。ヘードマンの制作によりグスタフ・
ヴァーサ教会で録音されたクリスマスの歌4曲はEP盤としてリリースされ、
スウェーデン市民にとって嬉しいプレゼントとなりました。13年後、LPのた
めの録音が行われたのは聖ヤーコブ教会。ストックホルムのアカデミーで学
んでいたニルソンがアダンの「クリスマスの歌−聖らに星すむ今宵」を公開
の場で初めてソロで歌ったという、ゆかりの教会です。この2つのアルバム
にスウェーデン放送局で録音された1曲を加え、リマスター。ストックホル
ムの街を愛したビルギットを偲ぶアルバムです。

SCD 1127 2枚組 \4160
スウェーデンのロマンティック・オルガン音楽 Vol.8
オット・オルソン(1879-1964):
オルガン作品集(1912-1941年に作曲された全作品)
瞑想 ホ短調 Op.14 No.2(1905)/古い教会聖歌による6つの小品 Op.47
コラールによる変奏曲 Op.48/3つの小品 Op.21;アントレ,葬送行進曲,小品
小品集(全7曲)/前奏曲とフーガ嬰へ短調 Op.52
クレド・シンフォニアクム Op.50/コラール298番への前奏曲
後奏曲「クリスマス」/コラール305番への前奏曲
前奏曲とフーガ嬰ニ短調 Op.56/結婚前奏曲/小オルガン幻想曲
ラルフ・グスタフソン(オルガン)
録音:2005年9月13-15日、10月25-26日、リンチェーピング大聖堂

SCD 1088 \2080
【旧譜再案内】
ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル(1867-1942):
ピアノ作品全集 Vol.3 旅の思い出
スウェーデン民俗音楽ピアノ曲集第1巻&第2巻(1960)
ダルスランド・ポルスカ,オンゲルマンランドのワルツ歌,
エッバ・ブラーヘのポルスカ,昔のソングポルスカ,
イェムトランド・ポルスカ
六月王の入場(1907)
5つの調べ「旅の思い出」(1908);旅の途中で,日照り雨,
地主館のご婦人たち(ショパン風間奏曲),はるかな眺め,過ぎてしまった
7つの音詩「エアリナ」(1917);祈願,花を捧ぐ,武器の清め,
神殿の儀式,吟遊詩人は歌う,幸運のルーン文字/誓い]
舞曲形式の3つのアルバムのページ(1917);
メヌエット,ガヴォット,ワルツ
九月(1920)
オーロフ・ホーイェル (ピアノ)
録音:2003年9月、スウェーデン放送局スタジオ





<PROPRIUS>
PRSACD 2033(SACD-Hybrid) \2300
聖なる娘たちの苦悩 聖女たちのための中世の聖歌
Helena Vesgocie - alleluia (St.Helen of Sweden)
Flavit auster - great responsory (St.Mary Magdalen)
Beata mater Anna - great responsory (St.Ann)
Ante thorum virginalem - sequence (St.Barbara)
Vidi civitatem - great responsory (saint in common)
Spes datur omni populo - alleluia (Visitation of St.Mary)
Audi fi lia et vide - alleluia (Cecilia)
Veni electa mea - alleluia (virgin saint)
Salve sancta parens - introit (St.Mary)
Nobilis et pulchra - alleluia (St.Catherine of Alexandria)
Stabat iuxta Christi crucem - sequence (Compassion of St.Mary)
Nigra sum sed formosa - antiphon (St.Mary)
Gloria in excelsis (troped)
Post dies octo - alleluia (Low Sunday)
ヴォクス・シレンティ
ヨハンナ・コルホネン、ヒルッカ=リーサ・ヴオリ(歌)
録音:2005年8月15-17日、ナーンタリ教会
様々な時代を生きた聖女たちに捧げられた中世の歌を集めたアルバム。各曲
には、中世ヨーロッパの人々の聖女たちへの崇拝と彼女たちの業績への敬意
が表されています。
ヴォクス・シレンティは1992年に二人のフィンランド人女性歌手によって結
成された、教会音楽を専門とするヴォーカル・デュオです。





<GRAND SLAM>
GS 2012 \2250
ブラームス:交響曲第4番ホ短調Op.98
ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調Op.67
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1948年10月24日ベルリン、ティタニア・パラスト 
1937年10月7日、11月3日ベルリン、ベートーヴェンザール
使用ソース:Electrola (Germany) E 90995 / LP
DB 3328/32 (2RA 2335/43) / 78rpm
*おことわり:
LP、SPよりの復刻のため、盤に起因するノイズが混入しています。
■制作者より
ブラームスの交響曲第4番は同第3番(GS-2011)と同様にドイツ・エレクトロ
ーラの初版LP E90095からの復刻です。今回使用したLPの保存状態はこれまで
のフルトヴェングラー・シリーズの中でも最高峰で、そのノイズの少なさは
驚異的です。ちょっと聴くとLPからの復刻と思えないほどの再生音で、この
演奏を愛する人には欠かせぬものとなるでしょう。
一方のベートーヴェンはドイツのコレクターから提供されたドイツ・エレクト
ローラ盤SP(78回転) DB3328/32からの復刻です。フルトヴェングラーや
ワルターのSP復刻といえばイギリスHMV盤が有名ですが、このイギリス・プレ
ス盤はカートリッジで再生すると高域にかなりきついノイズが発生します。
このノイズはそのままでは非常に聴きづらく、かといって減衰させると音楽
に悪影響をあたえるという、たいへんにやっかいなものです。その点ドイツ・
プレスのエレクトローラSP盤はアメリカ・ビクター盤、日本コロムビ盤など
と同じくカートリッジで再生しても非常にノイズが少なく、復刻にはうって
つけです(もちろん保存状態の良いものに限ります)。そのオリジナルの
SP盤の音を限りなく忠実に再現し、多くの方にベルリン・フィル全盛期の響
きが刻印されていると言われているこのベートーヴェンの第5の良さを再認識
していただきたいと思います。(平林 直哉)
■解説書の内容
旧華族出身で元貴族院議員だった京極鋭五氏は、戦前にベルリンのフルトヴェ
ングラー邸を訪れフルトヴェングラーと会談した数少ない日本人のひとりで
す。その京極氏の会見記を京極氏のご遺族の特別の許諾により全文掲載しま
す。また、ベートーヴェンの交響曲第5番のレコード店用のパンフレットを
収録。アルバムのジャケットや雑誌の広告などは時々見かけますが、SP時代
の店頭用のパンフレットは非常に珍しいものです。その他、ブラームスに関
する資料も満載しています。
=今後の発売予定=
GS 2013
「フルトヴェングラー&ベルリン・フィル、DG録音集」
ベートーヴェン:交響曲第5番(1947) /「エグモント」序曲(1948) /「レオノ
ーレ」序曲第2番 / 大フーガ(1952)





<ACCENT>
ACC 25303(SACD-Hybrid) \2300
J.S.バッハ:カンタータ集vol.3
カンタータ第82番「われは満ち足れり」BWV 82
カンタータ第178番「主なる神われらの側にいまさずして」BWV178
カンタータ第102番「主よ、汝の目は信仰を顧みるにあらずや」BWV102
エリザベス・ハーマンス(S)、ペトラ・ノスカイオヴァ(A)、
クリストフ・ゲンツ(T)、ヤン・ファン・デル・グラッベン(Br)
シギスヴァルト・クイケン(指)ラ・プティット・バンド
アクサン・レーベル発、クイケンのOVPPによる大好評カンタータ集シリーズ
の第3弾です。今回は、バスのための82番名曲がなんといっても魅力。冒頭の
アリアのオーボエの音色の美しさに思わず涙がこぼれます。心にしみわたる
グラッベンの声で語られる、安らかな死についての歌詞は説得力と癒しに満
ちています。第5曲のアリアでもオーボエが大活躍、ラ・プティット・バンド
の名人芸も堪能できます。第178番は、ホルンをはじめ器楽が活躍する名曲
です。102番も、受難節に近い日曜日のための書かれているため、不協和音
が多用されるなど痛切な内容のものです。クイケンたちによる新たなるカン
タータ演奏の金字塔が築かれる様を目の当たりにできる貴重なシリーズです。





<INTEGRAL>
DSK 2038 \2080
ヨーゼフ・ボネ(1884-1944):作品全集VOL.3
オルガンのための12の作品op.10
声あるいは合唱のための作品
フレデリック・ルドロワ(Org)
デュルフレもその建立に関わったというオルガン(1965年製)を用いた演奏
です。透明感があり優しい音色ながらも、教会の中にいるかのような厳かな
空気に包まれます。






<BIS>
KDC 5010(SACD-Hybrid) \2450
日本語解説書付
プロコフィエフ:フルートソナタ ニ長調 作品94
シューベルト:「しぼめる花」による変奏曲 D802
デュティーユ:ソナチネ
ジョリヴェ:リノスの歌
シャロン・ベザリー(フルート)、ロナルド・ブラウティハム(ピアノ)

KDC 5011(SACD-Hybrid) \2450
日本語解説書付
グバイドゥーリナ:
希望と絶望の偽りの顔(フルート協奏曲)(2005)
7つの言葉 (1982)
シャロン・ベザリー(フルート)、御喜美江(アコーディオン)、
トーレイヴ・テデーン(チェロ)、
マリオ・ヴェンサーゴ(指揮)エーテボリ交響楽団





<haenssler>
93 125 \2080
ケクラン:ペルシアの時op.65
シェスタ、出発を前に、キャラヴァン、宵闇の中を登る、涼しい朝、
高地の谷で、町の眺め、通りを渡って、夕べの歌、テラスに差す月光
オーバード(朝の歌)、真昼の太陽のもとのバラ、
影の中 大理石の泉のそばで、アラベスク、夕映えの丘、
物語する人 a)イントロダクション b)瓶の中の精霊 
c)魔法をかけられた宮殿  d)若人の踊り e)庭に注ぐ月光 
夕べの平安、墓地にて
夜の回教僧たち?荒れ果てた地に差す月光
ハインツ・ホリガー(指)シュトゥットガルト放送交響楽団
録音:2004年1月
シャルル・ケクラン(1867-1950)はフォーレの「ペレアスとメリザンド」や
ドビュッシーの「カンマ」のオーケストレーションを行っていて、さらに和
声や対位法の教科書を書いたことからもわかるように「もう一人のオーケス
トラの魔術師」というべき存在ですが、ありがちな「技のためのわざの追求」
に陥らず、美しいハーモニーとメロディをけれんみなく創造した作曲家でし
た。この「ペルシアの時」(1916 管弦楽版、ピアノ版も有り)はピエール
・ロティの旅行記を題材に想像力の翼を広げて作曲された作品で、ケクラン
の持ち味である「穏やかな抒情」を湛えた傑作です。ケクランはフランス音
楽史の上ではフォーレ、マスネの世代と「6人組」との間に位置する作曲家に
なりますが、それだけに作風は19世紀と20世紀の音楽のいいとこ取りになっ
ています。急速に再評価されているケクランの魅力の秘密がよく分かる1枚!

93 169 \2080
ツェルニー:
交響曲第6番 ト短調、大交響曲第2番op.781
グルツェゴルツ・ノヴァーク(指)SWRカイザーラウテン放送管弦楽団
録音:2004年6月、2005年2月
ピアノ弾きなら一度はお世話になったことがあるツェルニー先生(1791-
1857)。その風貌もギムナジウムの倫理学の先生のような先生の交響曲は
はたしてどんな曲なのか?ここに収められた2つの交響曲は初期ロマン派の
お手本のようなリリックな味わいが一番の特長です。師のベートーヴェンの
ような圧倒的スケールはなくても、シューベルトやメンデルスゾーン、ウェ
ーバーと共通する19世紀初めの雰囲気をもっていて、まるでかわいらしい
花畑を逍遥するような気分にさせてくれます。交響曲第6番は世界初録音。
この曲を指揮して以来「ツェルニーにはまった」と語っているノヴァークの
心のこもった解釈が楽曲の魅力をさらに高めていることはいうまでもありま
せん。

98 223 \1650
Spring Moods(春の気分で)
ファン・アイク:アマリリうるわし 
スカルラッティ:ソナタ ニ短調L.422 
ヴィヴァルディ:春-ヴァイオリン協奏曲集「四季」op.8より 
ベートーヴェン:交響曲第6番 へ長調op.68「田園」第1楽章 
ムソルグスキー:ホヴァンシチーナ 
グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲 
ドヴォルザーク:ユモレスク 
シューマン:交響曲第1番 変ロ長調op.38「春」第3楽章 
ハイドン:ピアノ・ソナタ 二長調Hob.XVI:37より 
ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調op.90第3楽章 
グリーグ:トロルハウゲンの婚礼の日op.65-6
マリオン・ココット(Bfl)、アイオナ・ブラウン(Vl)、
ネヴィル・マリナー(指)アカデミー室内管弦楽団
トーマス・フェイ(指)ハイデルベルク交響楽団 他
春にまつわるおなじみの名曲をマリナー&アカデミー室内管などの腕利きの
演奏で楽しめるCD。パンフルートの独奏が珍しい「ユモレスク」や、グリー
グの抒情組曲からの楽しい作品「トロルハウゲンの婚礼の日」など一味違っ
た選曲も魅力的な1枚です。

98 481 \1650
モリエール:喜劇「守銭奴」
ウーフェ・フリードリッシェン(アルパゴン)、
マチアス・ワルター(クレアンテ)、テレサ・ヴァイスバッハ(エリーズ)、
フリッツ・フェンネ(ヴァレール)、
イェルディス・トリーベル(マリアンヌ) 他
17世紀フランスの喜劇作家モリエール(1622-1673)の傑作喜劇の効果音&
音楽付きの朗読(ドイツ語)です。そのストーリーは、アルパゴンという主
人公が、自分の子供を金目当てに大金持ちと結婚させようとし、自分自身は
若い娘との再婚しようと企むが失敗するという話です。演劇やドイツ語学に
関心がある人には特に興味深い1枚と言えるでしょう。

98 482 \1650
シラー:ロドリーゴの死-「ドン・カルロス」より
ハンス・ペーター・ハルヴァックス(フェリペ2世)、
ローベルト・シュタッドルオーパー(カルロス)、
ティルベルト・シュトラール=シェーファー(ロドリーゴ)、
スヴェーニャ・パーゲス(エリザベス) 他
日本の音楽ファンにとってはあの第9の「歓喜の歌」の作者として知られてい
るシラー(1759?1805)の名作劇「ドン・カルロス」からロドリーゴの死の場
面を朗読したCDです。音楽と効果音のおかげで、音だけでも臨場感は抜群!
ちなみにヴェルディの同名のオペラもこの台本が基になっています。




<AVI-MUSIC>
4260085 530014 \2250
モーツァルト(R. ショットスタット編):
「コジ・ファン・トゥッテ」-“それではデスピネッタ”
ロッシーニ(I.ミュラー編):
「セビリアの理髪師」-ロジーナのカヴァティーナ“ある声が今しがた”
ベートヴェン:
「ドン・ジョヴァンニ」の“お手をどうぞの主題による変奏曲”WoO28
ヴェルディ(L.バッシ /A.ジャンピエリ編):
「リゴレット」の主題によるコンサート用ファンタジア
モーツァルト(R. ショットスタット編):
「ドン・ジョヴァンニ」より3つのアリア
“カタログの歌「奥様、これが恋のカタログです」”“恋人よ 私を不親切
な女と思わないで”、他
ウェーバー:「ジルヴァーナ」の主題による協奏的変奏曲Op.33
ドップラー(R. ショットスタット編):リゴレット幻想曲Op.38
トリオ・ディ・クラローネ[ザビーネ・マイヤー、
ウォルフガング・マイヤー、ライナー・ヴェーレ]
カレ・ランダル(P)
録音:2005年1月
ソロ奏者としては世界屈指の実力を誇り、1983年に兄のウォルフガング・マイ
ヤー,夫のライナー・ヴェーレとクラリネット三重奏団「トリオ・ディ・クラ
ローネ」を結成するなど室内楽奏者としても活躍。最近では、MARSYASレーベ
ルから「パリのメカニック」(MAR.1801)斬新なアルバムをリリースしています。
ウォルフガング・マイヤーの超絶技巧、元ハノーヴァー放響のソロ・クラリネ
ット奏者でもあったライナー・ヴェーレの確かな音楽性。そして、ふくよか
で艶やかな音色、活力溢れる演奏で聴衆を圧倒するザビーネ・マイヤー。こ
の最強のクラリネット・トリオから紡ぎだされる音楽は実に雄弁!オペラの
魅力的な編曲作品を中心とした聴き応えのあるアルバムに仕上がっています。

4260085 530021 \2250
J.S.バッハ:カンタータ集
主よ、裁きたもうなBWV105、汝らわが名において祈りしことなしBWV87、
侯妃よ、あとひとすじの光をBWV198、復活祭オラトリオBWV249、
いさかいは起これリBWV19、わが命なるキリストBWV95、
わが心に憂い多かりきBWV21、
農民カンタータ「おいらは新しい領主をいただいた」BWV211、
喜びて舞いあがれBWV36、われは善き羊飼なりBWV85、
シンフォニア ニ長調BWV1045 より
クリストフ・ゲンツ (T) ライプツィヒ新バッハ合奏団
録音:2004年9月パウル・ゲルハルト教会
ドイツを代表する男声歌手クリストフ・ゲンツ。彼は、端正で奥行きのある
声を持ち、楽曲への理解が深くガーディナーやヘレヴェッヘを始めとする指
揮者の宗教作品などで重要な位置を築いています。このアルバムではライプ
ツィヒ新バッハ合奏団の好サポートの中、伸びやかに歌い上げています。

4260085 530045 \2250
J.S.バッハ:
ゴルドベルク変奏曲BWV988(ドミトリ・シトコヴェツキ編、弦楽三重奏版)
ゴルドベルク・トリオ ボン
既に人気作として定着しているシトコヴェツキのゴルドベルク変奏曲。その
ドミトリ・シトコヴェツキ編曲の弦楽三重奏版に触発されて1995年に結成さ
れたゴルドベルク・トリオが新たな世界へと導きます。シトコヴェツキのゴ
ルドベルク変奏曲はクラヴィーア演奏とは異なった音域でアンサンブルの面
白みを出した作品。まろやかな響き、意欲的なゴルドベルク・トリオによる
演奏は、創造性豊かな音楽を聴かせてくれています。ドミトリ・シトコヴェ
ツキの弦楽三重奏版は1985年の出版以来、弦楽三重奏の重要なレパートリー
となっています。シトコヴェツキがミッシャ・マイスキーらと組んで録音し
た弦楽三重奏版(ORFEO138851)も名盤です。

4260085 530090 \2250
パーセル:3声のファンタジア(1680)
ギデオン・クライン:弦楽三重奏(1944)
ベートーヴェン:弦楽三重奏Op.9-1 ト長調
ゴルドベルク・トリオ ボン
ファンタジアはパーセルの中でも重要な位置にあたる作品で、ファンタジア
は英国伝統の対位法的合奏音楽。ゴルドベルク・トリオのファンタジー豊か
な発想が、伝統の形式をより一層引き立たせています。ギデオン・クライン
はチェコスロヴァキアのユダヤ系作曲家。1941年にテレジン強制収容所に送
致されました。そこは所内の芸術活動が推奨された数少ない収容所の一つで
もあり、この時期に《弦楽三重奏曲》を作曲しています。幅広いレパートリ
ーを常に演奏しているゴルドベルク・トリオならではの選曲です。またベー
トーヴェンの弦楽三重奏は素朴な親しみやすさが魅力の作品。ゴルドベルク
・トリオのすっきりした美しさは、際立っています。





<Radio France>
211 612 \2300
サルヴァドール・ダリ-ジャック・シャンセルによるインタビュー
録音:1971年1月
シュールな画風で知られたスペイン出身の画家、サルヴァドール・ダリ
(1904-1889)への貴重なインタビュー録音。あの独特な口ひげが印象的な
ばかりでなく、ある日レストランにいきなり豹を連れて現れ、人々を恐怖に
陥れたりするなど何かとお騒がせだったダリは話し方も何か演劇のようで不
可思議な雰囲気をかもし出しています。「3歳のときには料理人になりたかっ
た。5歳の時にはナポレオンに。でも今は他ならぬダリになりたいだけ」など
とおっしゃっています。

211 816 \2300
アントワーヌ・サン=テグジュぺリ:『人間の土地』
サン=テグジュペリ、ジャン=ルイ・バロー、ピエール・フレズネ(朗読)
録音:1939年/1967年/1970年
このCDの聴き所はなんといっても名作『星の王子様』でおなじみのサン=テ
グジュペリの自作朗読が楽しめること!『人間の土地』は郵便飛行機のパイ
ロットとしての経験をエッセイ風にまとめ、黎明期の民間パイロットの様子
を描いた作品です。ジャケットにテキストが収録されているのもうれしい
『星の王子様』ファン必携の貴重なCDです。





<TDK>
TDKAD 020 \2450
ハイドン:交響曲第76番 変ホ長調
モーツァルト:フルート協奏曲第1番K313 ト長調
モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」K385 ニ長調
鈴木秀美(指)オーケストラ・リベラ・クラシカ
有田正広(フルート・ソロ)
録音:2006年1月29日浜離宮朝日ホール
日本初のハイドン交響曲全曲録音を目指し2002年より始まった同プロジェク
トですが、関連曲も含め19枚目のリリースになります。モーツァルトイヤー
にちなみモーツァルトの名曲も次々カップリングされます。ハイドンの76番
は全集企画以外では録音されることの珍しい作品。おそらくR.ランドンの評
価が低かったのが原因と考えられますが、名指揮者ヴァントが生涯にわたっ
て取り上げつづけた作品でした。モーツァルトのハフナー同様バス声部の運
動性がおもしろい名品で、コントラバス3人、チェロ3人に増強されたOLCの
重厚な響きにぴったりです。収録はドイツEMI(エレクトローラ)でも録音
をしていた日本が語る録音名人桜井卓と野田智子。実に美しい録音でござい
ます。





<現代ギター>
GGBD 3016 \2650
パウロ・ベリナティ(1950-):ビー玉遊びのバイヨン
ヘラルド・マトス・ロドリゲス(1897-1048)/佐藤弘和編:
ラ・クンパルシータ
フランシス・クレンジャンス(1951-):
ソナタ「黒い海Op.111 水面に千の星は輝く 
アンフィトリテの葬儀 海と風の結婚
ゼキーニャ・ジ・アブレウ(1880-1935)/永島志基編:
ティコ・ティコ・リブレ
マキシモ・ディエゴ・プホール(1957-):世紀末
クロード・ドビュッシー/新井伴典編:
ベルガマスク組曲 前奏曲 メヌエット 月の光 パスピエ
クラウス・ヴューストホフ(1922-):
サンバ協奏曲 サンバ・クイカ サンバ・クバーナ 
サンバ・ブラジレイラ
アルポリール・ギタートリオ(新井伴典1st,坪川真理子2nd,金庸太3rd)
“アルポリール”とは19世紀に実在した3本のネックを持つ不思議なギター。
ドイツ(新井)、スペイン(坪川)、フランス(金)とそれぞれ違った国へ
留学して同時期に帰国、ソリストとしても活躍する3人が、自分たちを3本ネッ
クになぞらえて「アルポリール・ギタートリオ」を結成。そのデビューアル
バムが発売されます! それぞれ個性的な3人の音楽がひとつになり、ギタ
ーならではの魅力に溢れた、胸のすく演奏をくりひろげます。





<MANDALA>
MAN 5101 \2180
LATINO-LADINO
カルドーソ:ミロンガ 
カルドーソ:カンシオン(歌) 
プラサ:パヤドーラ(ガウチョの歌男) 
バロス:不幸な降誕祭 
カザレタ:チャグアス・デ・ルーナ 
モヤーノ:葡萄棚の下 
グラナドス:詩的なワルツ(全7曲) 
ヴェルディ/タレガ:ラ・トラヴィアータ
ヴィラ=ロボス:カンキキス 
ヴィラ=ロボス:カンククス 
モヤーノ:ラディーノ 
アニ・プーリム(ユダヤ民謡) 
ムダーラ:眠れる魂の思い出 
ムダーラ:レイ・ダヴィッドの受けた悲しみ 
ハイマン/カヂシュソン:ある愛の物語 
イエメン・エレリ(トルコ民謡) 
ウシュクダーラ・ギデル・イケン(トルコ民謡) 
アドリアン・ル・ロワ:ポワクトーのブランル 
ラディーノの歌「夜曲」 
アントニオ・デ・サンタ・クルス:ハカラス
ライアット・コーエン、ヒカルド・モヤーノ(Gt)
録音:2004年
1492年の統一後はカトリック一色に染められたスペインですが、それまでは
キリスト教徒、イスラム教徒、ユダヤ教徒が共存していました。そうした独
特の文化背景が生んだギター音楽を収めたのがこのCDで、スペイン、南米の
幅広い年代の作品が演奏されています。イスラエル出身のコーエンとアルゼ
ンチン出身のモヤーノのコンビもこうした作品に命を吹き込むのにまさに打
ってつけで、スペイン音楽に伏在するさまざまな流れを見事に描き分けてい
ます。

MAN 5100 \2180
茉莉花 ジャスミンの花
茉莉花 
ブルネ:メランコリー 
チン河の辺で 
ブルネ:ブッダの微笑み 
ブルネ:春の踊り 
ブルネ:朝の雪 
ブルネ:チャイナ・ブルー 
リの踊り 
黄金の碑板 
地上の楽園 
愛は理法の花 
わたしにバラを一本 
僧院の鐘の音 
シャグマゆり 
チャオ・ユエン・チュ 
茉莉花
パスカル・ブルネ(編曲、Gt、Perc、グロッケンシュピール)
ロベール・ル・ガル(編曲、Vn、Mand)録音:2005年
パリ生まれのギタリスト&作曲家、ブルネが贈る素敵なチャイニーズメロディ
・コレクション。ギターをメインにヴァイオリンやでしゃばらないパーカッ
ションの組合せでシンプルにまとめられた編曲のおかげで中国の伝統的な作
品とブルネ自身の中国に寄せた楽曲をくつろいで楽しめる内容となっていま
す。チャイナムードをさりげなく演出するBGMとしても最適な、とってもお
しゃれな1枚です。




<PROFIL>
PH 06031 2枚組 \4160
ドヴォルザーク:「ルサルカ」(ドイツ語)
エルフリーデ・トロチェル(ルサルカ),ヘルムート・シンドラー(王子),
ゴットロープ・フリック(水の精),他
ヨゼフ・カイルベルト(指)
シュターツカペレ・ドレスデン,ドレスデン国立歌劇場合唱団
録音:1948年
ドイツの偉大な指揮者、ヨゼフ・カイルベルトの貴重な「ルサルカ」です。
カイルベルトは、第二次世界大戦で壊滅的な被害を受けたドレスデンの歌劇
場の音楽監督を1945年に引き受け、復興に大きな貢献を果たしています。
この「ルサルカ」はその頃の貴重な録音。さすがカイルベルト、実にしっか
りした名演です。歌手も実力派が揃い、ドイツ語ながら聞き応え十分!カイ
ルベルト・ファンには逃がせないCDです。




<AVI MUSIC~preludio>
LC 14475 \2080
地中海の情熱
マリオ:遥かなるサンタ・ルチア
バルベリス:サンタ・キアーラ寺院
ベッリーニ:光さす窓辺
ビザーリ:シルヴィアに,ナポリのクリスマス
カプア:私の太陽
ボヴィオ:パッショーネ
トスティ:マレキアーレ
カンニオ:恋する兵士
コットラウ:サンタ・ルチア
デンツァ:フニクリ・フニクラ
デ・クルティス:声と夜,帰れソレントへ
ほか(全16曲)
ヴィンチェンツォ・ラ・スコーラ(T)
アンサンブル
イタリアを代表する名テノール、ヴィンチェンツォ・ラ・スコーラの歌うカ
ンツォーネ集。意外なことに、ラ・スコーラにとって本格的なカンツォーネ
集はこれが初。同じイタリア人でも、気位の高いのミラノ人だと味の出ない
カンツォーネですが、そこは自他共に認める「典型的シチリア人」のラ・ス
コーラ、強い日差しと吹き付ける潮風が心地よい南イタリアの気風そのまま
のスカッとした歌がドンピシャ。1枚聞き終えると、また初めから聞きなお
したくなるような気持ちよさです。

modoru