<クラシック・輸入盤新譜情報 06
− 04>
 
コメントはメーカー案内書より抜粋で す
 

<Deutsche Grammophon>
4776004 \1850
マーラー:交響曲 第2番 「復活」
クリスティーネ・シェーファー(S)、ミシェル・デ・ヤング(Ms)
ウィーン楽友協会合唱団(合唱指揮:ヨハネス・プリンツ)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ピエール・ブーレーズ
録音:2005年5月&6月、ウィーン楽友協会大ホール
「贅肉も装飾もない表現。これこそが音楽だ!」(Financial Times)
遂に登場、ブーレーズの「復活」。妥協を許さないアプローチ!残すは第8番
のみ。1995年の第6番(VPO)に始まったブーレーズのマーラー・シリーズに
待望の「復活」が登場!ともすれば大仰になりがちなこの作品でも、ブーレ
ーズは持ち前の明晰さと分析力を発揮、そのアプローチにはまったく妥協が
ありません。ウィーン・フィルとは5作目の録音であり、とりわけ「復活」
は同オケの十八番(古くはワルターとの名ライヴからメータ、マゼール盤な
ど多数)であるだけに、その相性の良さを十全に発揮した究極の「復活」が
期待できます。ソプラノのシェーファーのチャーミングな歌声も楽しみのひ
とつ。マーラーの交響曲の中でも図抜けて人気の高い「復活」に、久々に超
弩級盤の登場です!
「ブーレーズのマーラーは贅肉もなく、装飾もなく啓示された、まさにこれ
こそが音楽だ・・・演奏の終わりには身震いを禁じえなかった。これは、一
晩のエンターテイメントなどではなく、マーラーを知るすべての人にとって
人生を変えんばかりの体験であったに違いない。」
(Financial Times: Larry L.Dash)

4775789 2枚組 \3700
モーツァルト:歌劇「魔笛」全曲
ドロテア・レシュマン(S)、エリカ・ミクローザ(S)、
クリストフ・シュトレール(T)、ルネ・パーペ(B)、
ハンノ・ミュラー=ブラハマン(Bs-Br)、
アルノルト・シェーンベルク合唱団
マーラー室内管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド
録音:2005年9月イタリア・モデナ・テアトロコムナーレ
モーツァルト・イヤーに嬉しい贈り物!アバドがついに「魔笛」を録音しま
した。モーツァルト・イヤーでなくとも、アバドが初めて「魔笛」を振った
というだけで、音楽界における大事件ともいえるプロジェクトのリリースで
す。単に機会がなかったという訳ではなく、彼自身が熟成した年齢になるま
で意図的に「魔笛」をとっておいたというこだわりからは、アバドにとって
このオペラがいかに特別かを窺い知ることができます。初のレコーディング
に先駆けてバーデン=バーデンで行われた公演は、各紙で「新鮮な空気を吸
い込むようだ」と大絶賛されました。アバドが若く優秀なアーティスト達と、
幸福感に満ちあふれた素敵な演奏を披露。ハンガリー人ソプラノ、ミクロー
ザが歌う「夜の女王のアリア」は特筆ものです。
ベルリン・フィルを辞してから、ルツェルン祝祭管やマーラー室内管などと
様々な企画を積極的に推し進めるアバド。2006年、モーツァルト・レパート
リーとともに精力的なツアーを行います。6月にはイタリアでカルミニョーラ
とモーツァルト・プログラムの公演が予定され、もちろん、ルツェルン・フェ
スティヴァルでもモーツァルトを演奏します。「魔笛」の公演も、3月4月に
レッジオ=エミーリャ、8月9月のエディンバラ、11月のはじめにヴァレンシ
アと続き、年間を通してアバドのモーツァルト・パフォーマンスのニュース
がとぎれることはありません。

4776003 \1850
ベン・ヘップナー、リングを歌う
ワーグナー:楽劇 「ニーベルングの指環」より
「ワルキューレ」
1.父が約束したひとふりの剣
2.ジークムントの愛の歌「冬の嵐は過ぎ去り」
3.我が名はジークムント、我こそはジークムント
「ジークフリート」
4.ノートゥング!宿望の剣
5.鍛冶の歌「鍛えろ、私のハンマー」
6.あいつが俺の父親でないとわかって
7.もう一度、かわいい小鳥よ
8.陽光明るい頂の心地よい荒野だ!-男ではない
「神々のたそがれ」
9.ジークフリートのラインの旅
10.ジークフリートの告別の歌「ブリュンヒルデ、神聖な花嫁よ」
11.葬送行進曲 
ベン・ヘップナー(T)
ブルクハルト・ウルリッヒ(T)
シュターツカペレ・ドレスデン / 指揮:ペーター・シュナイダー
録音:2005年9月、ルカ教会、ドレスデン
オリンピック閉会式で、世界へ向けて歌声を披露したヘップナーが満を持し
て歌う「リング」!
現代最高のヘルデン・テノールと言っても過言ではないヘップナーのDG移籍
第3弾は待望のワーグナー・アルバム。しかも「指環」からのアリア集です。
曲目は「ワルキューレ」「ジークフリート」「神々のたそがれ」から、ジー
クフリートの生涯を辿ってゆく構成で選ばれています。今年50歳になるヘッ
プナーですが、意外にもジークフリート役は未経験。2008年には、エクサン
・プロヴァンス音楽祭で初めてジークフリートを歌うことになっています(ラ
トル指揮)。これまでDGからはフランス、イタリアの作品がリリースされてい
ますが、今回のアルバムこそ、彼の魅力を最も堪能できる作品となるでしょ
う。

4776006 4枚組 \7400
ワーグナー:楽劇 「パルジファル」 全曲
プラシド・ドミンゴ(T)、フランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒ(Bs)、
ヴァルトラウト・マイヤー(Ms)、ファルク・シュトルックマン(Br)、
アイン・アンガー(Bs)、ヴォルフガング・バンクル(Bs)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:クリスティアン・ティーレマン
録音:2005年6月、ウィーン国立歌劇場でのライヴ
2006年、遂にバイロイトのリング全曲を指名されたクリスティアン・ティー
レマン。この大イヴェントを目前に、ティーレマン初の「パルジファル」全
曲録音の登場です!昨年6月に行われたウィーン国立歌劇場でのライヴ。こ
の演奏会への絶賛は凄まじく、「他のオペラ・ハウスはこのような圧倒的な
シーズン・ファイナルをただ夢見る以外にはない!」などという挑発的な評
まで現れています。そしてさらに「どんな最上級の賞賛もこのウィーンのパ
ルジファルにはまだ足りない」とも。
実際、歌手陣は豪華そのもの。ドミンゴとマイヤー。そしてワーグナー歌い
として世界中から絶賛されているシュトルックマン。そしてウィーン国立歌
劇場の気合の入った演奏。
この公演は3夜にわたりましたが、ここからベスト・チョイスされたテイク
でサウンド・クオリティーの尋常ならない高さにも注目です!

4776005 \1850
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集(5曲)
ジュリアーノ・カルミニョーラ(Vn)
ヴェニス・バロック・オーケストラ
指揮:アンドレーア・マルコン
5曲まるごと世界初録音!アルヒーフ移籍第2弾も個性的アルバム!
その斬新な活動もさることながら、目も覚めるような技巧でバロック・ヴァ
イオリン界に君臨するカルミニョーラのアルヒーフ移籍第二弾。、今回のア
ルバムは、ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲ですが、収録されている5曲
全てが世界初録音。これらの作品は、トリノの国立図書館において、ヴィヴァ
ルディ研究者がカルミニョーラのために厳選したものばかり。知られていな
かったのが嘘のような傑作揃いです。マタ、カルミニョーラのヴィヴァルディ
作品に対する彼の熱心な取り組みが、専門家たちからも高い評価を得ている
証ともいえます。ヴィヴァルディ独特のフレーズや装飾音などが、カルミ
ニョーラが絶妙のテクニックで見事に表現されています!

4775565 \1850
ITALIA, TI AMO イアリア、ティ・アモ!
イタリアン・カンツォーネ、イタリア歌曲集
プラシド・ドミンゴ-
芸暦40周年アニバーサリーアルバム、昨年8月の最新録音!
1. ガスタルドン:禁じられた音楽(Musica Proibita)
2. デ・クルティス:忘れな草(Non ti scordar di me)
3. ディ・ラッヅァロ:ローマのギター(Chitarra Romana)
4. レンディーネ:お前のところへ帰りたい(Vurria)
5. トスティ:君なんかもう(Non tamo piu)
6. タリアフェッリ:起こさないで (Nun me sceta')
7.ヌティーレ:ママ何が知りたいの(Mamma mia, che vo' sape')
8. タッシナーリ:Al di la del cielo
9. デ・クルティス:泣かないお前(Tu ca nun chiagne)
10. ファルヴォ:彼女(君)に告げてよ(Dicitencello vuje)
11. プラシド・ドミンゴJr(作詞作曲):
40年の(Quarant'anni)(父プラシドに捧ぐ)
12. ディ・カプア:君の口づけを(I' te vurria vasa')
13. カルディッロ:カタリ・カタリ/つれない心(Core 'ngrato)
14. パンズーティ:(Mandulinate 'e sera)
15. チョッフィ:五月の夜(Na sera 'e maggio)
16. タリアフェッリ:熱情(Passione)
17. ビクシオ:マンマ/お母さん(Mamma)
プラシド・ドミンゴ(T)
ブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ユージン・コーン
録音:2005年7月、8月ブタペスト

4776086 \1850
ITALIA, TI AMO イアリア、ティ・アモ!
ドミンゴ芸暦40周年アニバーサリー・アルバム!
「カタリ・カタリ」他、誰もが愛するイタリアン・カンツォーネを集めた最
新録音!
さらに!ドミンゴJrが作詞作曲した“Quarant'anni”も収録。
レコーディングを始めて40年になろうとしているドミンゴの芸暦を記念して、
“ITALIA, TI AMO”なるイタリアン・カンツォーネ、ナポリ民謡を集積した
アルバムがリリースされます。ドミンゴにとって欠かせない大好きな珠玉の
歌曲ばかりで、最近はすっかり指揮活動に傾倒しているドミンゴの、まさに
老練な今の歌声を聴くことができる大変レアなレコーディングであり、ドミ
ンゴ・ファンをはじめオペラ・ファン垂涎のディスクといえます。近年のパ
ヴァロッティほどの衰えはしてないはずですから、きっと味のある歌声を聴
かせてくれることでしょう。ドミンゴJrが父プラシドのお祝いに作詞作曲し
た“Quarant'anni”がどんな曲なのかも興味津々。リサイタルなどで連れ添
うことの多いユージン・コーンが好バックを務めています。前出のドミンゴ
限定盤の通常盤仕様です。
すでに一度同内容をご案内しておりましたが、品番及び仕様が変更になりま
したため、再度受注させていただきます。

4776145 \1850
ヴィヴァルディ:Dixit Dominus(主は言われた)
ガルッピ:Laetatus sum(われ喜びに満てり)
Nisi Dominus(主が家を建てたまわずば)
Lauda, Jerusalem(イェルサレムよ、ほめたたえよ)
ケルネルシャー・ジング=フェライン・ドレスデン
ドレスデン・インストゥルメンタル・コンソート
指揮:ペーター・コップ
ARCHIVから古楽ファン驚愕のアルバムが登場です。ヴィヴァルディのDixit
Dminusは長年「ガルッピの作では」と言われてきましたが、昨年ドレスデン
の図書館でヴィヴァルディの自筆譜が発見され、今回はその楽譜を元にペー
ター・コップが録音を敢行、自筆譜を使用した世界初録音となりました。今
回の発見は研究者の間でも驚きと賞賛の声で迎えられ、来る4月にはこの楽
譜を使用した世界初演もドレスデンで予定されています。さらに、カップリ
ングにはガルッピの3つの詩編を収録。こちらもドレスデンの図書館に眠っ
ていた楽譜を使用しており、世界初録音となる作品です。

●EMIから移籍!ロベルト・アラーニャ、DGより再発売
過去EMIからリリースされ、大絶賛を浴びてきたアラーニャ名義のソロ・アル
バム。このオペラ界のスーパー・スターは、フランス・ユニバーサルと契約
を交わしました。そして始まったカタログ9アイテムのフランス・リリースは、
なんと総数35万枚以上のビッグ・セールスとなり、フランスの音楽シーンを
席捲しています。これらのアルバムのインターナショナル・リリースを請け
負うのがDGという形になります。

4776274 \1850
「ベル・カント」
ドニゼッティ:ポリウト、ファヴォリータ、ドン=パスクァーレ、愛の妙薬、
ベッリーニ:夢遊病の女、ノルマ、他より
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:リチャード・アームストロング
邦題「テノール界の彗星!」。アラーニャの記念すべきデビュー盤

4776274 \1850
オペラ・アリア集
ベッリーニ、ロッシーニ、ヴェルディ、ビゼー、プッチーニなどのオペラより
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:リチャード・アームストロング
邦題「テノール界の彗星!」。アラーニャの記念すべきデビュー盤

4776275 \1850
セレナード
フレデリコ・アラーニャ、ダヴィド・アラーニャ(Gt)
邦題「私のために歌って」。二人の実弟と共演したイタリアンソング集。

4776276 \1850
誰も寝てはならぬ
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:マーク・エルダー
邦題「誰も寝てはならぬ-ヴェリズモ・オペラ・アリア集」。

4776277 \1850
ベルリオーズ・アリア集
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:ベルトラン・ド・ビリー
ベルリオーズ生誕200年記念アルバム。

4776278 \1850
セイクリッド・ソングス
トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団&合唱団
指揮:ミシェル・プラッソン
邦題「アヴェ・マリア」。

4776279 \1850
ヴェルディ・アリア集
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド
アラーニャ2枚目のアリア・アルバム。

4776280 \1850
フランス・オペラ・アリア集
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:ベルトラン・ド・ビリー
邦題「広大な自然」。

4776281 \1850
クリスマス・アルバム
ロンドン交響楽団/指揮:ロビン・スミス

★サッカー・ドイツW杯開催記念
4775957 \1350
カラヤンのヨーロッパ国歌集
1.ヨーロッパ賛歌
(ベートーヴェン:交響曲第9番終楽章より-カラヤンによる編曲)
2.オーストリア国歌 Mozart
3.ベルギー国歌 Campenhout
4.キプロス国歌
5.デンマーク国歌 Kroyer
6.ドイツ国歌 Haydn
7.フランス国歌 Lisle
8.アイスランド国歌
9.アイルランド国歌 Heeney
10.イタリア国歌 Novaro
11.ルクセンブルク国歌
12.マルタ国歌 Samut
13.オランダ国歌
14.ノルウェー国歌
15.スウェーデン国歌
16.スイス国歌
17.トルコ国歌 Ung?r
18.イギリス国歌
19.ギリシャ国歌* ※初CD化!
20.デンマーク国歌(王国歌)* ※初CD化!
21.ベートーヴェン:交響曲第9番より終楽章主部
ボーナス・トラック
プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ」
2曲初CD化!
プラシド・ドミンゴ(T)(ボーナス・トラック)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1972年2月(国歌集)、1962年(第9)、1981年(ボーナス・トラック)
冬季オリンピックの興奮覚めやらぬ今日この頃ですが、今年最大のスポーツ
イベントはサッカー・ワールドカップ・ドイツ大会。それを記念して、カラ
ヤンの意外な名盤「ヨーロッパ国歌集」が装いも新たに登場します。この国
歌集は1972年当時のヨーロッパ会議に加盟していた17カ国の国歌を、カラヤ
ンとベルリン・フィルがイエス・キリスト教会で録音したもの。実にゴージャ
スな演奏で各国の国歌を聴くことができます。1曲目の「ヨーロッパ賛歌」
は、ベートーヴェンの第9の終楽章を、カラヤン自らオーケストラのみのバー
ジョンに編曲したもの。さらに、今回のリリースでは以前のCD化では収録さ
れなかったギリシャ国歌とデンマーク国歌も復活。また、ボーナス・トラッ
クとして、冬季オリンピックでも使われていた「誰も寝てはならぬ」が、ド
ミンゴの歌唱で収録されています。


●Collectors Edition
4776253 7枚組 \5950
モーツァルト:弦楽四重奏曲 全曲
ハーゲン弦楽四重奏団
録音:1989年-2004年
モーツァルト・イヤーにまたまた嬉しいBOXセットがリリースされます。ハー
ゲン弦楽四重奏団は今年が結成25周年。彼らのモーツァルトは1989年から足
かけ15年を経て完成されましたが、その全集が早くもコレクターズ・エディ
ション・シリーズとして登場。録音開始当初から人気を博していただけに、
この全集はハーゲンSQファン注目を集めることでしょう。

●Portrait of the Artist(2for1シリーズ)
DGの偉大なアーティスト達に焦点をあてた新しい2for1シリーズがスタート。
今後、クヴァストホフやキーシン、ドミンゴなどのリリースも予定されてい
ます。

4776153 2枚組 \1850
マグダレナ・コジェナー-エンチャントメント
マグダレナ・コジェナー(Ms)
ムジカ・アンティクァ・ケルン/指揮:ラインハルト・ゲーベル
スコットランド室内管弦楽団/指揮:サー・チャールズ・マッケラス
レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル/指揮:マルク・ミンコフスキ
ガブリエリ・コンソート&プレイヤーズ/指揮:ポール・マクリーシュ
ハーゲン弦楽四重奏団
グレアム・ジョンソン(Pf)、マルコム・マルティノー(Pf)、他
人気メゾ・ソプラノ、コジェナーの幅広いレパートリーを集めた2枚組。
1枚目のボーナス・トラックには、ドヴォルザークの「草刈りの女」(アルバ
ム未収録)や、バッハのカンタータのビデオ・クリップ映像を収録。ブックレ
ットには彼女のインタビュー記事や少女時代の彼女が合唱団で歌っている写
真、ピアノを弾いている貴重な写真などが掲載されています。

4776156 2枚組 \1850
イーヴォ・ポゴレリチ-“The Genius of Pogorelich”
CD 1
ショパン:
プレリュード 嬰ハ短調 作品45、スケルツォ 嬰ハ短調 作品39、
ノクターン 変ホ長調 作品55-2
シューマン:トッカータ 作品7
ブラームス:間奏曲 イ長調 作品118-2
スカルラッティ:ソナタ K.135, K.13, K.380
ラヴェル:夜のガスパール
CD 2
ショパン:ピアノ協奏曲 第2番 *
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番*
イーヴォ・ポゴレリチ(Pf)
シカゴ交響楽団*
ロンドン交響楽団**
指揮:クラウディオ・アバド
昨年久々に日本に姿を見せてくれたポゴレリチ。容姿のあまりの激変ぶりは
衝撃的でもありましたが、彼のDG録音から代表的な作品を選りすぐった2枚組
です。スリリングな演奏のスカルラッティやラヴェルをはじめ、2枚目には
ショパンとチャイコフスキーの協奏曲が収録されています。ブックレットに
は雑誌の表紙や記事の写真がふんだんに使われています。


●シノーポリ没後5周年特別企画
シノーポリが急逝してから早5年。彼の生前の偉業を偲ぶため、ドレスデン
側のたっての希望もあり、代表的な交響曲2作品が復活!しかも、ミッド・
プライスの完全限定盤です。彼の命日にあたる4月20日発売予定。

4236772 \1350
ブルックナー:交響曲 第4番 ホ長調 「ロマンティック」
シュターツカペレ・ドレスデン
指揮:ジュゼッペ・シノーポリ
録音:1987年

4534232 \1350
ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調 「合唱」
クリンゲルボーン(S)、パーマー(Ms)、T.モーザー(T)、タイタス(Bs)
シュターツカペレ・ドレスデン&ドレスデン国立歌劇場合唱団
指揮:ジュゼッペ・シノーポリ
録音:1996年 ライヴ


●DG DVD-Video
34129(DVD-Video) \3350
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第13番&第20番
内田光子(Pf&指揮)
カメラータ・ザルツブルク
内田光子がカメラータ・ザルツブルクを弾き振りしたモーツァルトのピアノ
協奏曲集が、DGからDVD-Videoで登場。DGから出ることも驚きですが、内田光
子が弾き振りしていたことも驚きです。過去、PHILIPSから出ていたLDとは違
う映像です。ボーナス映像として、内田自身によるイントロダクションが収録
されています。

734160(DVD-Video) 2枚組 \6400
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」 全曲
ベルント・ヴァイクル(Br)、ジークフリート・イェルサレム(T)、
ヘルマン・プライ(Br)、マリ=アンネ・ヘガンダー(S)、
グラハム・クラーク(T)
バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団
指揮:ホルスト・シュタイン
演出:ヴィーラント・ワーグナー
1984年バイロイトでのライヴ収録
演奏、演出ともにオーソドックスで、マイスタージンガーの映像としては長
らくスタンダードとされていたシュタイン盤がDVD化。映像監督はブライアン
・ラージ。

734240 \3350
モーツァルト:
ミサ曲 ハ短調 K.427
アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618
エクスルターテ・ユビラーテ K.165
(踊れ、喜べ、幸いなる魂よ)
アーリーン・オジェー(S)、フレデリカ・フォン・シュターデ(Ms)、
フランク・ロパード(T)、コルネリウス・ハウプトマン(Bs)、
フリーデマン・ヴィンクルホーファー(Org)
バイエルン放送交響楽団&合唱団
指揮:レナード・バーンスタイン
1990年4月ヴァルトザッセン、修道院付属教会でのライヴ収録
ヴァルトザッセンはバイロイトにほど近い小さな街。そこにある修道院付属
教会で行われたバーンスタインのモーツァルトの「ミサ曲ハ短調」はCDにも
なっていますが、映像で見ると聖堂の素晴らしい光景に圧倒され、作品の荘
厳な印象がさらに大きくなります。オジェーやシュターデといったソリスト
達の見事な歌唱や、完成度の高いバイエルン放送響と合唱団の演奏も見もの
です。
54歳という正にこれから円熟を迎える手前に早逝したオジェー(1939-93)晩
年の姿を捉えたエクスルターテ・ユビラーテはファンにとって涙なくして観
られません。そしてこの映像は、同年10月に亡くなったバーンスタインのちょ
うど半年前の姿を映した、二重の意味で貴重な感涙のDVDなのです。モーツァ
ルト最晩年の傑作「アヴェ・ヴェルム・コルプス」での慈愛に満ちたバーン
スタイン渾身のパフォーマンスを、一人でも多くのファンにご覧いただきた
い・・・最上級の映像商品としてお薦めいたします。


<Decca/Philips>
●Shostakovich Edition
4757407 5枚組 \4250
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 全曲
エマーソン弦楽四重奏団
録音:1994年、1998年、1999年アスペン音楽祭でのライヴ
昨年は没後30年だったショスタコーヴィチですが、今年はご存知の通り生誕1
00週年。それを記念して、DECCAからショスタコーヴィチ・エディションが登
場します。ユニバーサル傘下の3レーベルから彼の作品をセレクトし、全5巻
35枚のCDにまとめました。第1弾はDGからエマーソン弦楽四重奏団の弦楽四重
奏曲全集。DECCAには、フィッツウィリアム弦楽四重奏団による西側初の弦楽
四重奏曲全集がありますが、今回選ばれたのはエマーソン弦楽四重奏団。よ
り新しくより完成度の高い演奏が選ばれたということでしょうか?アスペン
音楽祭で3回に渡ってライヴ収録されたこの全集は、完璧なテクニックと卓
越した表現力で絶賛され、新時代の全集として今でも好セールスを記録して
います。

4757413 11枚組 \9350
ショスタコーヴィチ:交響曲 全集
マリーナ・ツヴェターエワの詩による6のロマンス 作品143a
ユダヤの民族詩 作品79
ユリア・ヴァラディ(S)(第14番)
エリーザベト・ゼーダーシュトレーム(S)(作品79)
オルトルン・ヴェンケル(A)(作品143&79)
リシャルド・コルチコフスキ(T)(作品79)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)(第14番)
マリウス・リンツラー(Bs)(第13番)
ロンドン・フィルハーモニー合唱団(第2-3番)
コンセルトヘボウ男声合唱団(第13番)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(第5,6,8,11-14番,Op143&79)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(第1-4,7,9,10,15番)
指揮:ベルナルト・ハイティンク
録音:1977-1984年
ユニバーサル傘下の3大レーベル唯一のショスタコーヴィチ交響曲全集は、西
側初の交響曲全集として音盤史にその名をとどめることになった記念すべき
もの。壮年期のハイティンクが二つの名門オケを指揮し、足かけ7年かけて完
成させました。正攻法でのぞむハイティンクらしい、オーソドックスでハイ・
レベルな演奏は今でも高い評価を得ています。DECCAによる優秀な録音も、劇
的なショスタコーヴィチの音楽をよくとらえています。

4757425 5枚組 \4250
ショスタコーヴィチ:ピアノ曲&室内楽曲集
CD1&2
前奏曲とフーガ 作品87
CD3
ピアノ・ソナタ 第2番、3つの幻想的舞曲、5つの前奏曲、
抒情的なワルツ(「人形の踊り」より)、
小品、スペイン舞曲(以上「馬あぶ」より)、夜想曲(「明るい小川」より)
格言集、ポルカ(「黄金時代」より)
CD4
1.ピアノ・ソナタ第1番
2.24の前奏曲 作品34
3.ピアノ三重奏曲 第2番
CD5
1.チェロ・ソナタ
2.チェロとピアノのためのモデラート
3.弦楽四重奏のためのふたつの小品
4.ピアノ五重奏曲
ヴラディーミル・アシュケナージ(Pf) CD1-3&CD5-1,2,4
リリヤ・ジルベルシュタイン(Pf) CD4-1
オリ・ムストネン(Pf) CD4-2
ボザール・トリオ CD4-3
リン・ハレル(Vc) CD5-1,2
フィッツウィリアム弦楽四重奏団 CD5-3,4
ピアノ作品のメインは、近年ピアニストとしても再び充実した演奏を聴かせ
ているアシュケナージです。1996年録音のピアノ・ソナタをはじめとした小
品集では、自ら映画音楽などから編曲した作品も含まれています。そして、
もう一人注目すべきはジルベルシュタイン。1988年DG録音のピアノ・ソナタ
第2番が復活収録されています。弦楽四重奏曲集ではエマーソン弦楽四重奏団
に選考で負けてしまったフィッツウィリアム弦楽四重奏団ですが、ここでは
1983年録音のピアノ五重奏曲が収録されています。

4757431 9枚組 \7650
ショスタコーヴィチ:協奏曲・管弦楽曲集
CD1 
ジャズ組曲第1番、第2番、ピアノとトランペットのための協奏曲、
タヒチ・トロット(二人でお茶を)
CD2
「モスクワ・チェリョムーシカ」組曲、「ボールト」組曲、「馬あぶ」抜粋
CD3
「呼応計画」抜粋、「女ひとり」抜粋、愚かな子ネズミの物語、
「ハムレット」抜粋、「偉大なる市民」より「葬送行進曲」、
「ソフィア・ペローフスカヤ」より「ワルツ」、
「先駆者の道」より「スケルツォ」、「馬あぶ」より「ロマンス」、
「先駆者の道」より「終曲」
CD4
室内交響曲作品110a、弦楽のための交響曲作品118a、室内交響曲作品83a
以上バルシャイ編
CD5
「ハムレット」組曲、「黄金時代」組曲、「ボールト」組曲(1931年版)
CD6
ロシアとキルギスの主題による序曲、森の歌、葬送と勝利の前奏曲、
ステパン・ラージンの処刑
CD7
祝典序曲、ピアノ協奏曲第2番、5つの断章、
弦楽と木管楽器のための交響曲作品73a(バルシャイ編)
交響詩「十月革命」
CD8
ヴァイオリン協奏曲第1番、ヴァイオリン協奏曲第2番
CD9
チェロ協奏曲第1番、チェロ協奏曲第2番
ロナルド・ブラウティガム(Pf)CD1、クリスティーナ・オルティス(Pf)CD7
ヴィクトリア・ムローヴァ(Vn)CD8-1、ギドン・クレーメル(Vn)CD8-2
ハインリヒ・シフ(Vc)CD9、ピーター・マシューズ(Tr.p)CD1
ミハイル・コトリャロフ(T)CD6-2、ニキータ・ストロジェフ(Bs)CD6-2
ジークフリート・フォーゲル(Br)CD6-4
ブライトン祝祭合唱団CD6-2
ニュー・ロンドン児童合唱団CD6-2
ライプツィヒ放送合唱団CD6-4
リッカルド・シャイー指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(CD1,3,6-1)
リッカルド・シャイー指揮 フィラデルフィア管弦楽団(CD2)
ルドルフ・バルシャイ指揮 ヨーロッパ室内管弦楽団(CD4,7-4)
ネーメ・ヤルヴィ指揮 エーテボリ交響楽団(CD5)
ヴラディミール・アシュケナージ指揮
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(CD6-2,7-1)
ヘルベルト・ケーゲル指揮 ライプツィヒ放送交響楽団(CD6-4)
アンドレ・プレヴィン指揮 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(CD8-1)
小澤征爾指揮 ボストン交響楽団(CD8-2)
マキシム・ショスタコーヴィチ指揮 バイエルン放送交響楽団(CD9)
管弦楽曲と協奏曲集は豪華な顔ぶれです。録音の少ない「ステパン・ラージ
ンの処刑」では、なんと別レーベル音源のケーゲル盤を採用しています。そ
れにしても錚々たる顔ぶれ。DECCAがショスタコーヴィチを如何に大切にし
ていたかがよくわかります。クレーメルと小澤が共演したヴァイオリン協奏
曲、オリジナルのカップリングはショスタコーヴィチ編曲によるシューマン
のチェロ協奏曲ヴァイオリン版でしたが、さすがにそれは収録されませんで
した。

4757441 5枚組 \4250
ショスタコーヴィチ:歌劇「ムツェンスク郡のマクベス夫人」 全曲
歌曲集
マリア・ユーイング(S)、クリスティーネ・チーシンスキ(S)、
セルゲイ・ラーリン(T)、フィリップ・ラングリッジ(T)、
ハインツ・ツェドニク(T)、オーゲ・ハウグランド(Bs)
バスティーユ歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:チョン・ミュンフン
録音:1992年
「ムツェンスク郡のマクベス夫人」は、決定盤として有名なロストロポーヴィ
チ盤(EMI)から約15年後にリリースされ、その当時、大変話題になったディ
スク。歌曲(ディスク3枚分)の詳細については現時点で未定。


●CLASSIC OPERA
4757622 2枚組 \2600
ジョルダーノ:歌劇「フェドーラ」 全曲
ザンドナイ:歌劇「フランチェスカ・ダ・リミニ」 抜粋*
マリオ・デル・モナコ(T)、マグダ・オリヴェロ(S)、
ティト・ゴッビ(Br)、
モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:ランベルト・ガルデッリ
ニコラ・レッシーニョ*
録音:1969年、イタリア語歌唱
共にデル・モナコ最後のオペラ録音となったもの。ゴッビ、オリヴェロとい
った当時全盛だった名歌手達の共演も豪華。

4757625 3枚組 \3900
プッチーニ:三部作 全曲
外套
ロバート・メリル(Br)、レナータ・テバルディ(S)、
マリオ・デル・モナコ(T)
修道女アンジェリカ
レナータ・テバルディ(S)、ジュリエッタ・シミオナート(Ms)
ジャンニ・スキッキ
フェルナンド・コレナ(Bs)、レナータ・テバルディ(S)
フィレンツェ五月祭管弦楽団&合唱団
指揮:ランベルト・ガルデッリ
録音:1962年7月、イタリア語歌唱
三部作の録音では、いまだにこれを凌ぐものが出ていないと言われるほどの
名盤。全曲に登場するテバルディをはじめ、デル・モナコやコレナらによる
圧倒的な歌唱が印象的です。

4757629 3枚組 \3900
アレヴィ:歌劇「ユダヤの女」 全曲
ホセ・カレーラス(T)、ユリア・ヴァラディ(S)、
ダルマシオ・ゴンザレス(T)、ジューン・アンダーソン(S)、
アンブロジアン・オペラ・コーラス
フィルハーモニア管弦楽団
指揮:アントニオ・デ・アルメイダ
録音:1986年、1989年、フランス語歌唱
フランス・グランド・オペラの傑作「ユダヤの女」は、「ラシェルよ、主の
恵みにより」というテノールのアリアが知られていますが、全曲盤はほとん
どありません。この録音は、メジャー・レーベル初の全曲盤となったもので、
カレーラスの名唱をはじめとして、もっとも完成度の高い演奏として評価さ
れています。

4757633 3枚組 \3900
プロコフィエフ:歌劇「修道院での婚約」 全曲
アンナ・ネトレプコ(S)、ラリッサ・ディアドコヴァ(Ms)、
アレクサンダー・ゲルガロフ(Br)、マリアンナ・タラーソワ(Ms)
キーロフ歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:ヴァレリー・ゲルギエフ
録音:1997年、ロシア語歌唱
「修道院での婚約」はキーロフ劇場で1946年に初演されたオペラで、約50年
の時を経てゲルギエフが録音したものです。注目は、いま最も人気のあるソ
プラノのネトレプコが歌っている点です。ネトレプコは当時ほとんど無名で
したが、この録音ではゲルギエフの起用に見事に応え、のちの活躍を予感さ
せるような素晴らしい歌唱を披露しています。


4757650 \1850
ヘイリー(ベスト盤)
1.ポカレカレ・アナ
2.ビート・オブ・ユア・ハート
3.誰も本当の愛を知らない(アンドレア・ボチェッリとのデュエット)
4.リヴァー・オブ・ドリームス(ヴィヴァルディ「四季」より)
5.クアンタ・クアリア
6.ネヴァー・セイ・グッバイ(ラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」より)
7.ダーク・ワルツ
8.メイ・イット・ビー(映画「ロード・オブ・ザ・リング」より)
9.プレイヤー
10.カッチーニのアヴェ・マリア
11.アメイジング・グレイス
12.ベネディクトゥス
13.イン・トゥルティナ(オルフ「カルミナ・ブラーナ」より)
14.ヒネ・エ・ヒネ
ヘイリー・ウェステンラ
TV「白い巨塔」の主題歌「アメイジング・グレイス」で、日本でもすっかり
おなじみになったヘイリー。最近は人気ヴォーカル・グループ「イル・ディ
ーヴォ」の世界ツアーに同行するなど、活躍の場はどんどん広がる一方です。
最新盤は今までにリリースされた「ピュア」「オデッセイ」の2枚から14曲を
セレクトしたベスト盤。国内盤でもリリースされますが、ダブっているのは
6曲のみです。

4757672 \1850
ラッセル・ワトソン・アルティメット・コレクション
詳細未定


●PORTRAIT (PHILIPS)
詳細未定で申し訳ありませんが、上でご案内したDGのアーティスト・シリー
ズのPHILIPS版。まずはロシアの二大スターからのリリースです。

4757640 2枚組 \1850
オルガ・ボロディナ-ポートレート
オルガ・ボロディナ(Ms)
詳細未定

4757643 2枚組 \1850
ディミトリ・ホロストフスキー-ポートレート
ディミトリ・ホロストフスキー(Br)
詳細未定


●DECCA OST
9854041 \1850
映画「ダヴィンチ・コード」 オリジナル・サウンド・トラック
音楽:ハンス・ジマー
5月20日に世界同時公開される、本年度最大の話題作のサントラ盤!原作が日
本だけでも400万部の大ベスト・セラーとなったというだけで、映画のヒット
は約束されたも同然。すでにTVCMもガンガン流れているので、今から公開を
待ち望まれている方も多いのでは?出演はトム・ハンクス、オドレイ・ト
トゥ、イアン・マッケラン、アルフレッド・モリナ、ジャン・レノほか。

9886505 \1850
「ケルティック・タイガー」 オリジナル・サウンド・トラック
Track List
1. St Patrick (Angelus) 3.08
2. The Vikings 4.31
3. The Garden Of Eden 6.13
4. The Redcoats 3.50
5. The Famine 2.51
6. The Banshee / A Nation Once Again 4.13
7. Freedom 6.33
8. A New World 6.42
9. The Last Rose 3.49
10. Celtic Kittens 4.01
11. Capone 3.56
12. The Celtic Tiger 3.43
音楽:ロナン・ハーディマン
リバー・ダンスで一世を風靡した、アイルランド系アメリカ人ダンサー、マ
イケル・フラットリー。次なるプロダクトは総勢60名のダンサーと織り成す
「ケルティック・タイガー」です。残念ながら、本年度の来日公演は予定さ
れていませんが、今春よりヨーロッパを皮切りにワールド・ツアーがスター
ト。「ケルティック・タイガー」といえば、アイルランドの好景気時代の愛
称として知られていますが、どんな舞台が繰り広げられるのか、大変興味深
いプロダクトです。

<EMI CLASSICS>
CDC-5827922 \2080
「ベスト・オブ・ヴァネッサ・メイ」
バッハ/バット編:トッカータとフーガ ニ短調(シングル・エディット)
ヴァネッサ・メイ/ユース:デスティニー(2002エディット)
ヴァネッサ・メイ:誰も寝てはならぬ-
プッチーニ「トゥーランドット」による
ヴァイオリン・ファンタジー(2002エディット)
トラッド/ヴァネッサ・メイ:
ヴィヴァルディ/ヒル/ヴァネッサ・メイ:嵐
サマー/モロダー/ベロット:アイ・フィール・ラヴ
バッハ/ヒル/ヴァネッサ・メイ:バッハ・ストリート・プレリュード
ヴァネッサ・メイ/ワーリー:オーロラ
ヴィヴァルディ/ヴァネッサ・メイ/ニコルソン:
オリジナル・フォー・シーズンズ-冬(II)
バット:コントラダンツァ
D.&L.ラフラム:ホワイト・バード(シングル・エディット)
ヴィヴァルディ/ヴァネッサ・メイ/ニコルソン:
オリジナル・フォー・シーズンズ-夏(II)
ヴァネッサ・メイ/ヒル/ニコルソン:ハッピー・ヴァリー
タルティーニ/ヴァネッサ・メイ:悪魔のトリル
ヴァネッサ・メイ/ユース:ソレイス
オリンピック・女子フィギュアの金メダルを演出したプッチーニ「トゥーラ
ンドット」のオリジナル・トラック(ショート・ヴァージョン)を収録した
ヴァネッサのベスト15曲取り扱いを開始いたします。 

CDC-5564832 \2080
「チャイナ・ガール-クラシカル・アルバム2」
ヴァネッサ・メイ:バタフライ・ラヴァーズ・ヴァイオリン・コンチェルト
ヴァネッサ・メイ:
プッチーニ「トゥーランドット」によるヴァイオリン・ファンタジー
ヴァネッサ・メイ:ハッピー・ヴァリー
オリンピック・女子フィギュアの金メダルを演出したプッチーニ「トゥーラン
ドット」のオリジナル全曲ヴァージョン収録
※廃盤扱いでしたが取り扱いを再開いたします。 

<ANGEL>
CMS-3544682 2枚組
「バロック・エヴァー」(THE BEST BAROQUE ALBUM IN THE WORLD…EVER!)
ヘンデル:シバの女王の到着
アルビノーニ:アダージョ
バッハ:トッカータニ短調
パッヘルベル:カノン
ヴィヴァルディ:「春」第1楽章
バッハ:G線上のアリア
ヘンデル:水上の音楽-アラ・ホーンパイプ
ヴィヴァルディ:グロリア
グルック:聖霊の踊り
バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
ヘンデル:水上の音楽-エア
バッハ:ゴルトベルク変奏曲-アリア
ムーレ:ロンドー
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番-アレグロ
パーセル:ロンドー 
コレッリ:パストラーレ
シャルパンティエ:テ・デウム-前奏曲
バッハ:羊は静かに草を食み
ヴィヴァルディ:「冬」-ラルゴ
アレグリ:ミゼレレ
クラーク:トランペット・ヴォランタリー
ヘンデル:司祭ザドク
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第2番-アレグロ・アッサイ
ボッケリーニ:メヌエット
パーセル:女王メアリーのための葬送音楽-行進曲
バッハ:ハープシコード協奏曲へ短調-ラルゴ前奏曲第1番ハ長調バディネリ
スカルラッティ:ソナタ変ロ長調
ヴィヴァルディ:
リュートと2つのヴァイオリンのための協奏曲-アレグロ・ジュスト
ヘンデル:ハレルヤ 他 全42曲
バロック名曲によるエヴァー・コンピレーション


<VIRGIN CLASSICS>
VC-3447222 \2080
グリーグ:
交響的舞曲集Op.64
2つの悲しき旋律Op.34
ノルウェー舞曲Op.35
ホルベルク組曲Op.40
エストニア国立交響楽団
パーヴォ・ヤルヴィ指揮
今、最高のグリーグを聞かせる名コンビによる最新録音ノルウェーを代表する
作曲家グリーグの作品は多くが民謡をベースにし音楽史上重要な位置をしめて
います。前作「ペール・ギュント」(VC-5457222)で絶賛されたヤルヴィとエ
ストニアSOのコンビによるグリーグの代表的管弦楽作品の新録音の登場です。

●VIRGIN DE VIRGIN
VBD-3499232 2枚組 \1450
ブリテン:
セレナードOp.31
ノクチュルヌOp.60
イリュミナシオンOp.18
ノアの洪水Op.59*
マーティン・ヒル(テナー)、
シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア
リチャード・ヒコックス指揮
*パスコ、マックスウェル他、

VBD-3499332 2枚組 \1450
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番Op.38
チェロ・ソナタ第2番Op.99
7つの歌(モルク編)
ユハニ・ラガースペッツ(ピアノ)
グリーグ:チェロ・ソナタOp.36
間奏曲
シベリウス:2つの小品Op.77
4つの小品Op.78
マリンコニアOp.20
ジャン=イヴ・ティボーデ(ピアノ)
トゥルルス・モルク(チェロ)

VBD-3499532 2枚組 \1450
ロッシーニ:200周年ガラ
ヴォイト、ホーン、フォン・シュターデ、ブレイク、メリット、
ハンプソン、ラメイ
ニュー・ヨーク・コンサート合唱団、
セント・ルーカス管弦楽団
ロジャー・ノリントン指揮

VBD-3499432 2枚組 \1450
ドヴォルザーク:序曲、交響詩集
チェコ・フィルハーモニックO、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニックO
リボール・ペシェク指揮

VBD-3499132 2枚組 \1450
ヤナーチェク&ニールセン:ピアノ作品集
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)

●VERITAS X 2
VBD-3499632 2枚組 \1450
バッハ:平均率クラフィーア曲集第1巻
ボブ・ヴァン・アスペレン(ハープシコード)

VBD-3499932 2枚組 \1450
モンテヴェルディ:聖マリア・デッラ・サルーテの祭りの
ヨゼフ・コーンウェル(テナー)、リチャード・ウィストライク(バス)
タヴァナー・コンソート合唱団&プレイヤーズ、
アンドルー・パロット指揮

VBD-3500032 2枚組 \1450
スサート:12の舞曲集
モーリー:舞曲集-トマス・モーリーのコンソート・レッスンズ第1巻からの
プレトリウス:舞曲集-テルプシコーレより
マイネリオ:5つの舞曲集
グアミ:8声のカンツォーネ
ラッピ:ラ・ネグローナ
プリオリ:12声のカンツォーナ・プリマ
マイネリオ:5つの舞曲集
アーリー・ミュージック・コンソート・オブ・ロンドン
デイヴィド・マンロウ指揮

VBD-3499732 2枚組 \1450
バンショワ:歌曲集(17曲)
イェアン・ドゥ・レスキュレル:バラッド、ヴィレレとロンドー(20曲)
アンサンブル・ジル・バンショワ
ドミニク・ヴェラール指揮

VBD-3499832 2枚組 \1450
メンデルスゾーン:
交響曲第3番イ短調Op.56「スコットランド」
交響曲第4番イ長調Op.90「イタリア」
シューマン:
交響曲第3番変ホ長調Op.97「ライン」
交響曲第4番ニ短調Op.120
ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ、
ロジャー・ノリントン指揮

<RCA RED SEAL US>
82876787192 \1900
「ザ・ファイブ・ブラウンズ 」
No Boundaries 【通常CD 盤】
ガーシュイン/「ラプソディー・イン・ブルー」、
レコーナ/「マラゲーニャ」、
コープランド/「SimpleGifts」、
ドヴォルザーク/「家路」、
ジョン・ノヴァチェク/「Full Stride Ahead」、
ラヴェル/「祭り」、
L・リーバーマン/「Gargoyles」Op. 29より、
リスト/「ハンガリー狂詩曲第6番」、
ルトスワフスキ/「パガニーニの主題による変奏曲」、
ヒナステラ/「アルゼンチン舞曲」、
ラフマニノフ/「ワルツとロマンス」、
ストラヴィンスキー/「火の鳥(1911年版)」より、
ザ・ファイヴ・ブラウンズは、ジュリアード音楽院在学中、プロデューサー、
ジョエル・ダイアモンドに見出されクインテットとしてデビューすることを
決心、メディアでのセンセーショナルな露出により全米で大きな注目と話題
を集めた姉弟である。 2005年2月、RCA からの全米デビュー盤は一般のメディ
アのみならず、クラシックの専門的な批評家による辛口の評論で名高い「シ
カゴ・トリビューン」や「グラモフォン誌」などでも高い評価を得て、 ビ
ルボード誌クラシック・チャートでは8週連続第1位をキープ。9月にはヨー
ロッパ・デビューも果たした。それぞれに個性的魅力溢れる音楽性と確かな
演奏力、姉弟ならではのアンサンブル、そして「クラシックだってカッコい
い」という彼らの信念は、 全世界でクラシック音楽の新しい聴衆を獲得し
た。
ブラウン家の5人 (デザレー、デオンドラ、グレゴリー、メロディー、ライ
アン)は、クラシックのピアニストとしては異例のアンサンブル (5台のピ
アノで演奏し、さまざまな組み合わせで演奏する)を結成し、運命を共にす
ることを決めた。指揮者のいない5人でのパフォーマンスではメンバーのレベ
ル、呼吸、意思疎通が重要なポイントになる。全員がジュリアード音楽院で
学んだ天才姉弟はこのポイントを楽々とクリアしている。それぞれ個性が違
う彼らはお互いを刺激し切磋琢磨してきた・・・。「60MinutesII」や「オープ
ラ」といった人気TV 番組に出演したり、 「ニューヨーク・タイムズ」や雑
誌「ピープル」、また「ロサンゼルス・タイムズ」や「サンデー・ロンドン
・テレグラフ」 などに登場したりすることで世間の注目を集め、デビュー後、
初アルバムはたちまちビルボードのクラシック・チャートに顔を出し、 8週
連続で第1位を維持した。

82876733392(DUAL DISC) \2080
ザ・ファイブ・ブラウンズ
No Boundaries (デュアル・ディスク盤)
このデュアル・ディスク盤には、CD面にCDの全てのトラックの他に、DVD面
に「ラプソディー・イン・ブルー」「SimpleGifts」「家路」「火の鳥」の
演奏を映像として収録。またDVDプレーヤー&サラウンド・システムにより、
高音質なサラウンドとしてもお楽しみいただけるCD面と同曲トラックが収録
されております。【デュアル・ディスクの仕様や注意事項等につきましては、
最終別紙を、必ずご確認下さい】

82876733702 2枚組 \3000
ハイドン/歌劇「騎士オルランド」(全曲)
XXVIII:11(1782)[3幕の英雄喜劇]
パトリシア・プティボン(ソプラノ)[アンジェリカ]、
クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)[ロドモンテ]
ミヒャエル・シャーデ(テノール)[オルランド]
ヴェルナー・ギューラ(テノール)[メドーロ]
ヨハネス・カルパース(テノール)[リコーネ]
マリン・ハルテリウス(ソプラノ)[エウリーラ]
マルクス・シェーファー(テノール)[パスクワーレ]
エリーザベト・フォン・マグヌス(メッゾ・ソプラノ)[アルチーナ]
フローリアン・ベッシュ(バリトン)[カロンテ]
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
2005年シュティリアルテ音楽祭で絶賛された、アーノンクールによる「騎士
オルランド」復活上演。ハイドンの知られざる英雄喜劇、豪華歌手陣を動員
した決定的解釈。
アーノンクールによるオペラ全曲盤、DHMに初登場
アーノンクール自らが主宰し、毎年グラーツで開催されるシュティリアルテ
音楽祭の2005 年の演目の中でも、舞台上演された「カルメン」とともに大
きな話題を呼んだハイドンの歌劇「騎士オルランド」が早くもCD化される。
1782年に初演され、作曲者の生前はプラハ、ウィーン、ブダペストなどヨー
ロッパ各地で上演されたにもかかわらず、それ以後あまり取り上げられるこ
となく、20世紀後半になってようやく蘇演された経緯を持つ。中世の有名な
オルランドの逸話を基にした「英雄喜劇」で、これまでにスタジオ録音では、
1976年録音のドラティ盤(PHILIPS)から発売されているのみ。
アーノンクールは2001年に、ハイドンが「騎士オルランド」の前に書いたオ
ペラである「アルミーダ」をバルトリやプレガルディエンらと録音しており、
高い評価を得ている(TELDEC.. より発売)。言うまでもなく、「ロンドン交
響曲集」「パリ交響曲集」や「天地創造」「四季」それに数々のミサ曲など、
ハイドンの作品に対しては熱心に取り組んできたアーノンクールであるが、
オペラ全曲は「アルミーダ」まで取り上げたことがなく、今回の「騎士オル
ランド」は2曲目のハイドンのオペラとなる。フランスのコロラトゥーラ、プ
ティボンや、最近アーノンクールとの共演が急増しているゲルハーヘル、モ
ーツァルトやシューベルトの作品でリリック・テノールとしての魅力を発揮
するギューラなど、ヨーロッパで活躍中の名歌手を総動員してキャスティン
グされており、「騎士オルランド」の新しい名盤として長く聴き継がれてい
くこと間違いなし。[録音]2005年7月13日&14日、グラーツ、シュテファニ
エンザールにおけるシュティルアルテ音楽祭でのライヴ・レコーディング


●RCA RED SEAL Classic Library Series(EU 盤)
クラシック・ライブラリー・シリーズの続編10タイトルです。
今回からリマスター方式が、DSD方式に変更されております。(DSDは、SACD
に使用される高音質方式です)

82876762372 \1200
ニールセン/交響曲第2 番「4つの気質」
モートン・グールド(指揮)シカゴ交響楽団 (1966 年録音)
交響曲第4 番「不滅」、序曲「ヘリオス」、
ジャン・マルティノン(指揮)シカゴ交響楽団
Donald Koss & Gordon Peters (Timp) (1966 年録音)
「霧が晴れる」-J・ゴールウェイ(Fl)、
Sioned Williams(Hp) (1986 年録音)
交響曲第2 番は、荒々しい北の海のように強力に押しまくるテンションの非
常に高い演奏。交響曲第4番は、シカゴ響時代のマルティノンが遺した当時
決定盤と称された名盤。常に創作を続けていた彼の指揮には、どこか哲学的
とも言える知性が感じられた。それぞれ哲学的な副題を持つこの曲は、シカ
ゴ響の万能のヴィルトゥオジティを生かして、表現者としての彼の本質を表
現した名演。

82876762342 \1200
メンデルスゾーン/交響曲第3&4番、
劇音楽「アタリー」序曲(1988-1992年録音)
クラウス・ペーター・フロール(指揮)
バンベルク交響楽団
ペーター=フロールのメンデルスゾーン録音の中から名曲のカップリング。
1953年ライプツィヒ生まれ(メンデルズゾーンと同じライプツィヒ生)のフ
ロールは、数々の指揮者コンクールで優勝を果たし32歳でベルリン響の首
席指揮者となり、4年後にはベルリン・フィルに登場するなど、若手指揮者
としてラトル、シャイーらとともに注目されていた。特にメンデルスゾーン
の演奏などは、そのしなやかな音楽性と雄弁な語り口で、東ドイツの伝統と
も言うべき格調高い音楽性は存分に味わえる。

82876762222 \1200
J.S.バッハ/ブランデンブルク協奏曲第2&5 番、
カンタータ第202 番「いまぞ去れ、悲しみの影よ」(結婚カンタータ)
Donald Peck(fl), Ray Still(ob), Samuel Magad(vn),
Adolph Herseth(tp)、キャスリン・バトル(Sp)、
ジェームズ・レヴァイン(指揮&Cemb)
シカゴ交響楽団メンバー(1977 年録音)
管弦楽組曲第2 番 ロ短調 (1991 年録音)
ジェームズ・ゴールウェイ(fl) ヴュルテンブルク室内管弦楽団
あのシカゴ交響楽団の首席によるブランデンブルクが復活。シカゴ響が黄金
時代の真っ只中にあった1977年に録音されたバッハ作品集。売り出し中の若
手指揮者ジェイムズ・レヴァイン(当時34歳!、ここではチェンバロも弾いて
いる) とフランク・ミラー(チェロ)や、ドナルド・ペック(フルート)を始め
とした同響首席奏者達をメイン・メンバーに据えた合奏団との絢爛のアンサ
ンブルは、この時代に聴くとそれは強烈そのもので一度耳にしたら焼きつい
て離れることは無いはず。そしてアルバムの目玉であるブランデンブルク協
奏曲第2番では、首席トランペット奏者アドルフ・ハーセスが自由闊達なサウ
ンドを鳴り響かせる。High-Gという超高音もなんのその、いかなるフレーズ
においても一音一音が常に豊潤、随所に現れる跳躍も均等に難なく吹きこな
す。そしてこの太く柔らかい「ハーセス・サウンド」は、例えばレイ・スティ
ルのオーボエとのアンサンブルに於いてはトランペット=金管楽器という事を
すっかり忘れさせてしまう。万人を唸らせる事の出来る圧倒的な存在感が間
違いなくハーセスにはある。「名演奏」と称されるディスクは数あれども、
「神業」と呼ばれて良いものはそう滅多に無い。このアルバムこそまさにそ
れ。職人だけが成し得る「至高」のバッハだ。もちろん、チャーミングに歌
われるキャスリーン・バトルの「結婚カンタータ」もまた美しい。

82876762232 2枚組 \2400
ベートーヴェン/「ミサ・ソレムニス」Op.123、
「合唱幻想曲」Op.80*
リューバ・オルゴナソヴァ(Sp)、ヤドヴィガ・ラッペ(A)、
ウーヴェ・ハイルマン(T)、ヤン=ヘンドリック・ロータリング
(Bs)、ゲルハルト・オピッツ(p)* (1992〜1993.. 年録音)
コリン・ディヴィス(指揮)
バイエルン放送交響楽団&合唱団
フィリップス時代から合唱つきの声楽曲・宗教曲を得意としていた巨匠コリ
ン・デイヴィス。バイエルン放送響首席指揮者時代にも、ヴェルディ、モー
ツァルト、ブラームスの3大レクイエムの名演を残しているが、この「ミサ・
ソレムニス」(フィリップスのロンドン響盤に続く2度目の録音)もそれらに
劣らぬ出来栄え。イントネーションの整った美しいハーモニーを聴かせるバ
イエルン放送合唱団を従え、遅めのテンポでスケール雄大に描きあげている。
カップリングの「合唱幻想曲」では、ドイツ音楽では並ぶもののいない名手
オピッツが見事なソロを聴かせてくれる。

82876762332 \1200
マーラー/交響曲第1 番「巨人」
ユージン・オーマンディ(指揮)
フィラデルフィア管弦楽団 (1969年録音)
「さすらう若人の歌」
フレデリカ・フォン・シュターデ(Ms),
アンドルー・デイヴィス(指揮) ロンドン・フィル (1987年録音)
ほぼ半世紀にわたるつながりが築き上げた黄金時代の代表的名演。 この「巨
人」は、「花の章」つきの形としては、メジャー・レーベルとしては初めて
の録音となったもので、この名コンビの数少ないマーラー録音の中では最も
成功した演奏。全盛期のフィラフデルフィア管弦楽団の豊麗な響きを存分に
活かして、マーラーの青春の歌を奏でている、色彩鮮やかなマーラー録音。
これまで国内盤でしか入手できなかったもので、海外盤としては初登場。カッ
プリングの「さすらう若人の歌」は、若きフォン・シュターデの「琥珀のラ
ヴリー・ヴォイス」を堪能できる定評のある名演盤。

82876762352 \1200
モーツァルト/序曲集
「フィガロの結婚」「バスティアンとバスティエンヌ」「劇場支配人」
「ルチオ・シルラ」「コシ・ファン・トゥッテ」「にせの花作り女」
「後宮からの逃走」「羊飼いの王様」「イドメネオ」
「皇帝ティートの慈悲」「ドン・ジョヴァンニ」「魔笛」、それぞれ序曲
コリン・デイヴィス(指揮)
ドレスデン・シュターツ・カペレ(1998年録音)
ダイナミックで熱のこもった指揮ぶりで、ズッシリとした響きの中に味わい
深い響きを導き出している。軽快さと躍動感の融合がすばらしい演奏。

82876762382 \1200
ショスタコーヴィチ/交響曲第8 番
レナード・スラットキン(指揮)
セントルイス交響楽団(1988 年録音)
「祝典序曲」Op.96
ユーリ・テミルカーノフ(指揮)
サンクト・ペテルブルグ・フィル(1996 年録音)
BBC響退任後、録音面では際立った活躍のないスラットキンだが、セントルイ
ス時代は、チャイコフスキーやラフマニノフなど、ロシア音楽を網羅的・積
極的に演奏・録音して、高い評価を得ていた。ショスタコーヴィチでは、
第4番、第5番、第8番、第10番という大曲4曲をRCAに録音している。この第8番
は、CD初期に発売されて以来ひさびさの復活となるもので、当時全米メジャー
・ファイヴに匹敵する実力を持っていたセントルイス響の粘着力のある弦を
土台にした、細部まで緻密に考え抜かれた解釈が見事。テミルカーノフの
「祝典序曲」は、来日公演でもお馴染みの定番。

82876762362 \1200
モーツァルト/「レクィエム」
アンジェラ・マリア・ブラーシ(Sp)、マリアナ・リポヴシェク(A)、
ウーヴェ・ハイルマン(T)、ヤン=ヘンドリック・ロータリング(Bs)、
コリン・ディヴィス(指揮)
バイエルン放送交響楽団&合唱団(1991年録音)
「テ・デウム ハ長調K.141」「オッフェルトリウム「人々よ来たれ」K.260」
「アンティフォナ「喜ばしき天の女王」K.276」
「アヴェ・ヴェルム・コルプスK.618」
ゲルハルト・シュミット・ガーデン(指揮)
テルツ少年合唱団
ヨーロッパ・バロック・ソロイスツ (1990年録音)
稀代のモーツァルティアンであるサー・コリン・デイヴィスがバイエルン放
送響時代に残した3大レクィエムの名演の一つ。1991年のモーツァルト没後
200年記念に際して演奏・録音されたもので、遅めのテンポを基調に、細部
をじっくり聴かせるデイヴィスらしい名演。カップリングは、テルツ少年合
唱団の美声を堪能できるモーツァルトの宗教曲の名品集。

82876762282 \1200
ワーグナー/オペラ名場面集
「タンホイザー」より/
ワルトラウド・マイヤー(Ms)マゼール(指揮) バイエルン放送SO
「タンホイザー」より/シェリル・ミルンズ(Br) (1968 年録音)
「ローエングリン」より/
コリン・ディヴィス(指揮)ベン・ヘップナー(T) 全曲盤より
「マイスタージンガー」より/
カイルベルト(指揮)全曲盤より (1963年録音)
「ワルキューレ」より/
オーマンディ(指揮)フラグスタート(S) (1937年録音)
「ジークフリート」より/ヤノフスキ(指揮)全曲盤より
「ジークフリート」より/メルヒオール(T) (1940年録音)
「神々の黄昏」より/ワルトラウド・マイヤー(Ms)
マゼール(指揮)バイエルン放送SO
過去の録音から選りすぐりの名演を集めた極上のワーグナー集。古いところ
ではフラグスタート、メルヒオール。この2人の伝説的名唱は一度は聴いてお
きたいもの。そして現代屈指のマイヤーの凄みのある歌唱や絶頂期のヘップ
ナーの朗々たるローエングリンの素晴らしいこと。何より、様々なオケの音
色の違いを聴き比べるのも楽しい。ワーグナーの広大な世界への出発点とし
てオススメしたい1枚。

82876762292 \1200
レオンタイン・プライス-ヴェルディ・ヒロインズ
「アイーダ」「マクベス」「トロヴァトーレ」「エルナーニ」
「オテロ」「仮面舞踏会」「椿姫」「運命の力」より、名アリア
レオンタイン・プライス (Sp)
アメリカでは現在でも人気が全く衰えることのない名プリマ、レオンタイン
・プライスの真骨頂、ヴェルディのアリア集。カラヤンのお気に入りであっ
た彼女の凛とした声をじっくりと。(1960-1965 年録音)


<RCA RED SEAL EU>
82876788612 \1900
デニス・マツーエフ/ロシアン・アルバム
ストラヴィンスキー/「ペトルーシュカ」からの3 楽章
チャイコフスキー/「四季」(12.. の性格的描写)Op.37bis
デニス・マツーエフ(p)
ピアノの豪快巨人、マツーエフの、超スゴテクニックと、カリスマ的存在!
マツーエフは1975 年、ロシアのイルクーツクの生まれ。モスクワ音楽院で
名教授として知られるドレンスキー氏に師事。97年の浜松国際コンクールで
セミファイナリスト、翌年のパリ・ランコントレコンクールでは第2位。1998
年の第11回チャイコフスキーコンクールで優勝。子どもの頃からジャズに親
しみ、オスカー・ピーターソンが大好きという意外な一面も持ち、その長身
の体躯を生かした迫力あふれる演奏は、将来の大器を予感させるに十分。


●「デュアルディスク」に関するご案内
昨年USで発売され、次世代パッケージメディアとして期待を集めている
「デュアルディスク」。2006年度はUS 以外の地域での発売もスタートし、
昨年以上のタイトル数のリリースが予定されております。
■デュアルディスクとは?
デュアルディスクは片面が音楽CD、もう一方の面がDVD 仕様なので、一枚の
両面型ディスクで音楽や映像、アーティスト情報をお楽しみいただけます。
■デュアルディスクの内容
CD面には通常のアルバム曲目を収録。DVD面には高音質なアルバム収録曲(エ
ンハンスト・ステレオやドルビー5.1ch サラウンド対応)、ミュージック・ビ
デオ、アーティストのインタビュー映像、舞台裏映像、ドキュメンタリー映
像、フォト・ギャラリー、アルバム収録曲歌詞、PC対応トラック、インター
ネット・リンク等が含まれます。【内容はタイトルにより異なります。】
■新型の専用オーディオ機器は必要ですか?
専用オーディオ機器は必要ありませんが、サラウンド・サウンドを最大限に
お楽しみいただく為には5.1ch サラウンド対応機器の使用をお奨めいたしま
す。
■高音質・サラウンド・サウンドとは?
デュアルディスクのDVD面では、レコーディング過程で特別に制作されたサ
ラウンド・サウンド仕様楽曲を収録します。5.1chサラウンド対応オーディオ
機器の使用により、贅沢で立体的な音響をご体感いただけます。
(DVD Audio とは異なり、通常のDVD プレーヤーでお楽しみいただけます)
■デュアルディスク対応オーディオ機器
DVD面の高音質ミュージックと、様々なDVDアイテムをお楽しみいただく為に
DVDプレイヤーの使用をお奨めいたします。DVD対応PC ゲーム機器等での再
生も可能です。PCをご使用の場合はDVD-ROMと認識され、インターネットHP
等に直接アクセスできます。
■CD面・DVD面の見分け方
各面ディスクの中央部に、分かりやすく色分けされ記載されています。
■逆の面を挿入してしまった場合は?
CDプレイヤーにDVD面を挿入しても再生されません。ディスクを裏返し挿入
してお聞き下さい。
※〔ご注意ください〕
CD面は、CD規格(コンパクト・ディスク・デジタル・オーディオ)に準拠して
いないため、一部のCD/DVDプレイヤーでは再生できない場合があります。





<OEHMS CLASSICS>
OC546 \1450
チェロと管弦楽のための【オペラ・ヴォイス】
ヴェルディ/歌劇「群盗」前奏曲、 ウェーバー/「グラン・ポプリ」Op.20、
R・シュトラウス/「ロマンス」AV.75、ロッシーニ/「【老年のいたずら】よ
り【涙】による変奏曲」、ヨハン・シュトラウス2世/「ロマンス第1&2番」
「ロマンス:Dolci Pianti」、ダニエル.F.E.オーベール/「ロンド」
ラモン・ヤッフェ(Vc)
ダニエル・ライスキン(指揮)
イエナ・フィルハーモニー管弦楽団
チェロのための作品は、ヴィヴァルディやボッケリーニが多数の作品を作曲
しましたが、チェロを声のように”歌う”形式はJ・ハイドンの交響曲やM・
ハイドンの作品の中に、レチタティーヴォとしてよく現れます。その後、
ウェーバー、ロッシーニ(ウィリアム・テル序曲は有名)やヴェルディ、
チャイコフスキーなど様々作曲家の作品には、チェロを舞台中央に配置する
ように指定した独奏チェロを伴う管弦楽やオペラ作品が、数多く作曲されま
した。チェロの魅力は「男声のナイトのような柔らかさ」のように演奏する
こととも言われ、偉大なる歌手シャリアピンは、良くチェロを聴き、チェロ
のように歌ったそうです。まさに19-20 世紀はチェロにとっての最盛期でし
た。ここに収録されたチェロ作品には、まさにオペラと同一の発声法の本質
を見出すことができます。カンタービレ、レチタティーヴォ、モノローグな
ど、オペラ場面と同様に、チェロとオーケストラとの自然な対話が、短い作
品の中に集約されているのです。
ラモン・ヤッフェはリーガ生まれで、父親にチェロを学び、その後シャフラ
ンに学んだ。チェロ独奏者としてヨーロッパ名門オーケストラと共演するだ
けでなく、室内楽演奏をブロンフマン、B・シュミット、N・スナイダー、ム
ストネン等と組んで好評を得ている。現在チロル室内楽フェスティバル芸術
監督、ドレスデン・ウェーバー音楽院の教授を務めている。
【 録音:2005年7 月18-20 日 イエナ・フォルクスハウス】

OC547 \1450
「南米ギター作品集」
カチョ・チラオ/「Milonga de Don Taco」、アグスティン・バリオス・マン
ゴレ/「カテドラル」「マヒーヘ」、アストール・ピアソラ/「5つの小品」
「バチン酒場の少年(藤井敬吾:編)」、ヘンティル・モンターニャ/「組曲第4
番」、カルロス・グアスタビーノ/「ギターのためのソナタ」、マトス・ロドリ
ゲス/「ラ・クンパルシータ」
エドゥアルト ・フェルナンデス(g)
今回のフェルナンデスのアルバムは、彼が最も得意としている南米近現代作
曲家の作品。そしてギターの性能と魅力がが最も発揮できる作品が選ばれま
した。フェルナンデスは「古典ギターの基礎はスペインだが、現代における
ギター作品の文化は南米が中心となり、南米ポピュラー音楽の全ては民族音
楽と融合したヴィラ=ロボスから始まった。」といっています。ギターの鄙
びた音色と、うきうきした心を沸きたてるような南米特有な作品。諭されて
いるような気分になります。1曲1曲が短く親しみ易いので、聴き易い1枚。
アルバム全体として味わえる、大変豊かな内容を持つアルバムです。これら
の現代作品を聴きながら南米探求の旅をしてみて、ギターの持つ歌心を聴き
とってみて下さい。
【エドゥアルト・フェルナンデス】
1952年 ウルグァイ、モンテビデオ生まれ。7歳でギターを始める。ラウル・
サンチェス、アベル・カルレバーロにギターを、エクトル・トサールに作曲
を、グィド・サントルソラに和声学その他を学ぶ。11歳の時に兄弟でデュオ
・リサイタルを開く。 1971年 ウルグアイ・ギターコンクール優勝、1972年
ブラジルに於けるポルト・アレグレ国際コンクール入賞、ソリストとして活
動を開始1975年パリ国際ギターコンクール第2位、セゴビア国際コンクール
優勝、1977年ニューヨーク・デビュー。1983年 ウィグモア・ホールにてロ
ンドン・デビュー 1984年 英デッカと長期専属契約2000年 アルテ・ノヴァ
-エームズ・クラシックスに移籍
【録音:2003年7月15-17日 タイエ・ファン・ギースト・トーンスタジオ、
クララ=ヴィーク・オーディトリウム】

OC564 \1450
三代モーツァルトの歌曲集
レオポルド・モーツァルト:
「低い境遇にある満足」「悠然たる落ち着き」「別れ」「ひそかなる愛」、
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:
「歓喜に寄す」「鳥たちよ、お前たちは毎年」「寂しく暗い森で」「静けさは
ほほえみつつ」「戒め」「すみれ」「クローエに寄す」「夕べの想い」「別れの
歌」「夢に見る姿」「おお聖なる絆」、
フランツ・クサファー・モーツァルト:
「つれない美人たちに」「それはだめ」「忘れな草にとまる蝶」「月への嘆
き」「収穫の歌」「宵の明星に」「見つける」「思い出」「エマに」、
Julie von Baroni-Cavalcabo :「なぜに?」
コンラッド・ジャーノット(Br)
アレクサンダー・シュマルツ(p)
ヴォルフガングの父レオポルドは、宮廷楽長、理論家、音楽教師として有
名で(ヴァイオリン教則本は有名)、様々な作品を作曲してきたが、そのほ
とんどの作品は失われてしまった。そのため現代において彼の作品は頻繁に
過小評価されています。ここに収録された作品は、一時的にヴォルフガング
の作品とされていたものですが、間違うくらいに息子の最高の才能と同等ま
たはそれ以上に素晴らしい作品となっています。これらの曲は、ヴォルフガ
ングが知人友人たちのために家で演奏したようです。もちろんヴォルフガン
グの有名な作品らは、彼自身の人生の快楽、悲しみなどを率直に歌いあげ、
さらに短いながらまさにそれはオペラのような作品です。フランツは、コン
スタンツェの夢とモーツァルトの名声を伝えるためにフランツに託されるこ
ととなり、支援するため幼少の頃から最高の教育が受けられていました。
ピアノの先生としてノイコムやフンメル。作曲の先生として、フォーグラー
神父(マイアベーアやウェーバーの先生)やアルブレヒツベルガー(ベート
ーヴェンの先生)がついていました。フランツの作品は、彼がヴォルフガン
グの作品に関心があったにせよ、比較的この歌曲集は影響を受けていない作
品といわれていますが、その想像力は特にピアノ曲とこの歌曲に最も才能が
見出されます。1819年に始まった彼のコンサート・ツァーの後、ウィーンで
Julie von Baroni-Cavalcabo(1813-1887)が彼の生徒としてつき、彼女にピ
アノと作曲法を教えました。実際には、彼は女性作曲家に対しての偏見を持
っていたと言われていましたが、彼は彼女のことを好意的に思っていたよう
です。そのJulie von Baroni-Cavalcabo は、多くのすばらしい歌を作曲し
ましたが、その作品はほとんど残っていません。シューマンやメンデルスゾ
ーンも彼女の作品を好意的に思い、特にシューマンは実際に彼女に会い「フ
モレスケ」を彼女に捧げたそうです。
ここで歌うのは、マーラー、ラヴェルで深い解釈を聞かせてくれたバリトン、
コンラッド・ジャーノット。ジャーノットは1972 年イギリスに生まれ、そ
の後ドイツに移り、フィッシャー=ディースカウやH.リリンクに学ぶ。
1996年キャスリン・フェリア・アワードでDecca賞を受賞。さらにいくつか
のコンクールで優勝し、以来幅広い活動をしている。CDはすでに3枚リリー
ス。どれも一ひねりある選曲も話題になったものだが、今回の選曲もまた何
とも興味深く、モーツァルト3代の歌曲集となり、バーバラ・ボニー盤とま
た違った解釈で歌われるでしょう。今年2006年5月の「熱狂の日」で、「モ
ーツァルト/レクィエム」のソリストとして来日。
【録音:2005年12月20-22日 Worthsee 】

OC563 \1450
モーツァルト:ピアノ・ソナタ選集
ヘ長調K.280/ ヘ長調K.332/ ハ短調K.457/ ハ長調K.545/ ニ長調K.576
ミヒャエル・エンドレス(p)
今回のアルバムは、以前かた大好評を得ているソナタ全集【OC253】より
の抜粋盤で、ここに収録された5曲は、エンドレス自身が「モーツァルトの
ソナタの中でも、とりわけモーツァルトらしいもの」に拘って選んだものだ
という。例えばK.280。昔はピアノを学ぶ上で「少し腕が上がったら
トライする曲」とされていたもの。一見簡単そうに見える第1楽章・・・・
実はすごく難しい。ゆっくり弾けば何とかなりそうな第2楽章・・・・実は
すごく難しい。きらびやかなパッセージがかっこよすぎる第3楽章・・・
思う通りに指が動けばどんなに素晴らしいだろう。有名なK.545もそんな曲。
誰でも弾けそうなのに、実は奥深い。楽譜は単純なのに、ものすごく中身の
濃い音楽。それがもしかしたらモーツァルトの特質なのかも。もちろんエン
ドレスの演奏は、あらゆる点で申し分のないもの。
※発売済みの全集【OC253】からの選集となります。
【録音:1998年9-10月 ケルン・ビスマルク・ザール】


<ARTE NOVA>
82876825852 \650
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
「合唱幻想曲」Op.80、カンタータ「静かな海と楽しい航海」Op.112
イェフィム・ブロンフマン(p)..
デイヴィッド・ジンマン(指揮)
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団、
スイス室内合唱団

82876825872 \650 発売延期 9月発売予定
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1&2番
イェフィム・ブロンフマン(p)
デイヴィッド・ジンマン(指揮)
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団、
ベートーヴェン録音シリーズの第2フェーズで、3&4番で絶妙なる演奏を聴
かせてくれたイェフィム・ブロンフマンによるピアノ協奏曲全曲録音の続編
で、【第1番&第2番のピアノ協奏曲】と【第5番「皇帝」のほかに、ピアノ・
ソロがフィーチャーされ合唱に第9交響曲の〈歓喜の歌〉を連想させる合唱
幻想曲等とを併録】盤の2枚が発売。既発売の三重協奏曲と併せてピアノ協
奏曲完全全集が完結!
ブロンフマンは、ジンマン&チューリヒ・トーンハレ管とは2002年のアメリ
カ・ツアーで共演しており,ブロンフマンにとっても満を持したレコーディ
ングといえる。彼は毎年のようにメジャー・オーケストラのソリストやリサ
イタルで来日をし,日本での評価も鰻上り。交響曲と同様にニュアンス豊か
な要素を加えて引き締まった清新溌剌な演奏をサポートで繰り広げ,ブロン
フマンの類まれなヴィルトゥオジティと豊かな音楽性により,現代の息吹を
感じさせる名演に仕上がっている。必聴の名盤の誕生!ヘンレ版使用。

82876825762 10枚組 \3600
モーツァルト:ピアノ協奏曲全集BOX
マティアス・キルシュネライト(p)
フランク・ベールマン(指揮) バンベルク交響楽団
3月発売で完結した、彼の独奏によるピアノ協奏曲全集。その全集BOX 化で、
特価でのご提供です。ピアノのすみずみまでを知り尽くした彼の音楽は、
”音と音の間の持つ意味”を大切にしている。もちろんCD でもその意図は、
はっきり聞き取ることができる。まるで声を出して歌うかのような演奏、特
にドラマティックに盛り上げる部分での様子は印象的で、それは外面的な効
果を狙うよりも、作品の構造を丁寧に描いていった結果、素晴らしく充実し
た音楽が出来上がったのであろう。そして、ピアノとオーケストラの掛け合
い、弦や管楽器たちとの対話も絶品。モーツァルトを聴く喜びがひしひしと
伝わってくるはずだ。彼の美音が心行くまで堪能できるだろう。
キルシュネライトは1962年、ドイツのドルトムンド/ヴェストファーレンに
生まれ、アラウ、マイセンベルグ、ゲルバー、ペライアらに師事する。87年
ボン、ドイツ音楽コンクール優勝、ゲザ・アンダ国際コンクール入賞。その
後世界各国のフェスティバルなどにレギュラー出演している。また、室内楽
でも非凡な才能を発揮しており、テツラフ等とのデュオやトリオの演奏を幅
広く行っている。これまでにバッハ、ベートーヴェン、ブラームス、ブゾー
ニ、メンデルスゾーン、シューマンなどのCDを発売。97年以来、ロストック
音楽大学のピアノ科教授を務めている。日本でも毎年、彼による マスター
クラス&コンサートが開催されるが、その熱のこもったマスタークラスは大
変好評で、 昨年もすばらしく熱い演奏を聴かしてくれました。 また、今年
も11月に来日し、山形交響楽団との共演も決定。


<RCA RED SEAL>
「ドイツ現代音楽集 BOX 12」
毎回発売ごとに、レコード芸術海外盤視聴記で取り上げられる、ドイツ現代
音楽集の12箱目の発売です。
74321736622 5枚組 \5750
Musik in Deutschland 1950-2000 BOX Vol. 12:
※詳しい内容はメールでグッディーズまでご請求下さい。

<NAXOS> 各1枚 \850
8.557407
<サマータイム − クラリネット四重奏曲集>
トンプソン:組曲「シティ・シーンズ」 
ガーシュウィン:
サムバディ・ラヴズ・ミー/ライザ/3つの前奏曲/私の愛する人/サマー
タイム/レディ・ビー・グッド 
ペルックマンズ:スラップスティック 
モルチェ:
レインボー・ブリッジ/霧の乙女/スカイロン/オネーダ/クリフトン・ヒル
/ピラミッド・プレイス 
ボッツフォード:ブラック・アンド・ホワイト・ラグ 
バーンスタイン:組曲「ウェスト・サイド物語」 
R.ロジャーズ:ザ・ブルー・ルーム
演奏/ベルギー国立管弦楽団
クラリネット ・クァルテット(ジャン=ミシェル・シャルリエ(クラリネッ
ト)、ロナルド・ファン・スペンドンク(クラリネット)、マッシモ・リッ
チ(Eフラット・クラリネット)、ギー・ジェラール(バス・クラリネット))
ベルギー国立管弦楽団のクラリネット・セクション4人による、楽しいジャ
ズ=クラシック・セレクション。アレンジも多彩な音色を生かしたもので、
吹奏楽&アンサンブル・プレーヤーの新しいレパートリーにも最適です。な
お音源は、1997年にシリンクス(Syrinx)レーベルからリリースされたもの
と同一です。

8.557453
クレメンティ(1752-1832):<ピアノ・ソナタ集>
ソナタOp.34-2/ソナタOp.50-1/ソナタOp.41
演奏/ターニャ・バニスター(ピアノ)
ソナチネ・アルバムの作曲家として有名なクレメンティですが、モーツァルト
と同時代を生き、ピアニストとして大スターだったという事実はなかなか知ら
れていません。ハイドンと共に古典派ピアノ・ソナタの主流である作品を、
2005年「ニュー・オリンズ国際ピアノ・コンクール」金賞の若手が演奏します。

8.557497
プレイエル(1757-1831):
弦楽四重奏曲Op.2-4/弦楽四重奏曲Op.2-5/弦楽四重奏曲Op.2-6
演奏/エンソー四重奏団
既発売の第1番-第3番(8.557496)に続く第2弾。ハイドン、モーツァルト
と同時代に多くの弦楽四重奏を残しましたが、この録音はその事実を広く知ら
しめるもの。作品2は、まさにハイドンと並ぶ古典派の秀作です。

8.557542
ラミレス(1921- ):<祝賀の神聖なリズム>
われらのクリスマス/ミサ・クリオージャ(南米大陸のミサ)
(編曲:セガーデ/マヨール/カテナ)
伝承曲:ミサ・ルーバ(アフリカのミサ)(編曲:ハーゼン)
歌・演奏/ジョゼフ・ホルト(指揮)ワシントン・コーラル・アーツ・ソサエ
ティ、マヌエル・メレンデス(テノール)、ホセ・サチン(テノール)、パブ
ロ・タラマンテ(テノール)、クリスタル・リームス(アルト)、器楽&打楽
器アンサンブル
※歌詞(西・ラテン語歌詞、英語対訳)はwebsiteでご覧いただけます。
カレーラスが紹介したことで知られる「ミサ・クリオージャ」をはじめ、南
米の民俗音楽をふんだんに導入した作品で独特の作風を確立している、アル
ゼンチンの作曲家ラミレス。フォルクローレの世界では有名な彼は、南米に
おける“民族派ミサ曲”の代表的な作曲家であり、この一枚で最高級の作品
を聴くことができます。

8.557598
パガニーニ(1782-1840):<ギター曲集>
大ソナタ イ長調/ソナタ第4番/「気まぐれ」-第15・16・22・37・38番/
ソナタ第30番/ソナタ第6番/ソナタ第14番/奇想曲 Op. 1(ギター用編曲)
-第5・11・24番
演奏/マルコ・タマヨ(ギター)
意外にたくさんのギター作品を残しているパガニーニですが、「大ソナタ」
はヴァイオリン曲のテクニックを移行したような、これぞパガニーニ!と呼
べる力作(この録音は助奏ヴァイオリンなしのギター・ソロ演奏)。「気ま
ぐれ」はパイジェッロやロッシーニのオペラから引用した旋律もある作品です。

8.557614
ギルマン(1837-1911):<オルガン作品集>
大合唱曲/奇想曲/アレグレット/哀歌/オッフェルトリウム「おお、息子
よ」/ソナタ第7番-IV. Lento assai(Reve)/ヘンデルの主題による行進曲/
交響的スケルツォ/クリスマス・キャロル集第1巻-ラングドック地方のノエ
ル、聖体拝領第2番/ソナタ第1番-III.フィナーレ
演奏/ロバート・デルキャンプ(オルガン……テネシー州、スワニー、サウス
大学、オール・セインツ・チャペルのカサヴァン製オルガン使用])
フランクの影響でオルガン演奏および作曲を行い、ヴィエルヌやデュプレなど
20世紀フランスのオルガニスト・作曲家を数多く輩出したギルマン。オーソド
ックスな作風のため人気が高い作曲家ですが、この1枚が日本でも知られる
きっかけになるでしょう。

8.557649
アルウィン(1905-1985):
交響曲第4番/弦楽オーケストラのためのシンフォニエッタ
演奏/デーヴィッド・ロイド=ジョーンズ(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
20世紀イギリスにおいて、ウォルトンやブリスらと並びストラヴィンスキー
などの影響を受けたアルウィン。1959年に完成した交響曲第4番は、上記2
人やアーノルドらの音楽がお好きな人なら喜んでいただけるでしょう。

8.557731
ハーティ(1879-1941):
喜劇的序曲/東のロマンスによる幻想場面/ピアノ協奏曲
演奏/湯浅卓雄(指揮)アルスター管弦楽団、
ピーター・ドノホー(ピアノ)
「アイルランド交響曲」ほか(8.554732)に続く、湯浅&アルスター管によ
るハーティ作品集の第2弾。ラフマニノフばりのロマンティックかつヴィル
トゥオーゾ的な作品であるピアノ協奏曲や、アイルランド民謡風の旋律を使
った管弦楽曲を収録しました。

8.557855
リンデ(1933-1970):ヴァイオリン協奏曲Op.18/チェロ協奏曲Op.29
演奏/五明カレン(ヴァイオリン)、マリア・クリーゲル(チェロ)、
ペッテル・スンドクヴィスト(指揮)イェヴレ交響楽団
20世紀作品でありながら、まるでショスタコーヴィチやブリテンを継承する
ような雄大さとロマンを持ち合わせているスウェーデンの作曲家リンデ。
1982年東京生まれの五明カレン(ジュリアード音楽院でドロシー・ディレイ
に師事)による大胆に音楽へ斬り込んでいく演奏が見事で、ナクソスではお
なじみのクリーゲルも、チェロ協奏曲で好演しています。なお音源は、2005年
にスウェーデン協会(Swedish Society Discofil)レーベルからリリースされ
たものと同一です。

8.557905-06(2枚組)
エイヴィソン(1709-1770):
6つの協奏曲Op.3-1-6/8つの協奏曲Op.4-1-8
演奏/パヴロ・ベズノシウク(指揮、ヴァイオリン)、
エイヴィソン・アンサンブル(ピリオド楽器使用)
「12の協奏曲」Op.6(8.557553-54)の続編とも言うべき、作曲者の名前を冠
したアンサンブルによる協奏曲集。18世紀中盤のロンドンにおけるヘンデル時
代の後継者のひとりであり、バロック音楽ファンにはぜひ聴いていただきたい
作曲家です。

8.557938
ユン・イサン (尹伊桑)(1914-1995):
室内交響曲第1番/弦楽のためのタピ/ハープと弦楽のためのゴンフー(箜篌)
演奏/ピオトル・ボルコフスキ(指揮)
韓国室内アンサンブル、ラナ・パーク(ハープ)
中国の箏「箜篌(くご)」をモティーフにし、ウルスラ・ホリガーが初演した
1984年作曲の「ハープ協奏曲」(カメラータ東京に録音あり)は、中国および
ペルシャのエッセンスを加えた抒情的な作品。「ユン・イサン=アヴァンギャ
ルドの作曲家」だと思っている方にこそ、聴いて欲しい一枚です。

8.559150
ボルコム(1938- ):<ヴァイオリン・ソナタ全集>
ヴァイオリン・ソナタ第1番/ヴァイオリン・ソナタ第2番/ヴァイオリン・
ソナタ第3番(ソナタ・ストランバ)/ヴァイオリン・ソナタ第4番
演奏/ソロミア・ソロカ(ヴァイオリン)、アーサー・グリーン(ピアノ)
既発売の「無垢と経験の歌」(8.559216-18)が2005年度グラミー賞の「最優
秀クラシック・アルバム」など3部門を受賞したボルコム。ジャズやアメリカ
の民俗音楽などを取り入れたユニークな作風が注目されています。1956年に作
曲したソナタ第1番から、1994年のソナタ第4番まで4曲を収録。各曲には
ジャズ、ピアソラのタンゴ、アラブ音楽などがエッセンスとして加えられて
います。

8.559267
モラヴェック(1957- ):
時の回廊/プロテウス幻想曲/アリエル幻想曲 ※すべて世界初録音
演奏/エイス・ブラックバード、
ペーター・シェパード=スカーヴェド(ヴァイオリン)、
アーロン・ショル(ピアノ)
2004年のピューリッツァー賞を受賞したモラヴェックは、抒情的なサウンドを
駆使したオーケストラ曲や室内楽曲で注目されている作曲家。作曲者がイギリ
スのグリニッジ天文台を訪れてインスパイアされたという「時の回廊」は、
B.A.C.H.というモティーフも顔をのぞかせる4楽章のアンサンブル曲です。

8.570025
ファーナビー(1562-1640):<ハープシコードのためのファンタジア全集>
ファンタジア(6/320)/ファンタジア(8/323)/ファンタジア(5/82)/
特定されていないパート・ソング(7/333)(ファーナビー編曲)/ファンタ
ジア(4/489)/ファンタジア(12/343)/カンツォネッタ「私の気持ちをわ
かってくれ」(G. ウィルソン編曲)/ファンタジア(13/347)/特定されて
いないパート・ソング(3/340)(ファーナビー編曲)/ファンタジア
(10/313)/カンツォネッタ「ああ、あわれなわが心」(11/330、ファーナ
ビー編曲)/カンツォネッタ「天も照覧あれ」(G. ウィルソン編曲)/ファ
ンタジア(9/270)/別れのつらさ ※曲名後の番号は、前者が「ムジカ・ブ
リタニカ」曲集のものであり、後者がドーヴァー社出版による「フィッツウィ
リアム・ヴァージナル曲集」第2巻における掲載ページです。
演奏/グレン・ウィルソン(ハープシコード) 
バードやギボンズの陰に隠れてはいますが、実は同等の評価を受けていたファ
ーナビーの作品集。エリザベス朝イングランドの代表的な作曲家であり、ヴァ
ージナル(小型のハープシコード)の作曲家として古楽ファンには、ぜひ聴い
ていただきたい一枚です。演奏者自身が、曲の紹介や演奏にあたっての調律
・装飾音の情報などを執筆しています。



<NAXOS HISTORICAL> 各1枚 \850
8.110790
<ユッシ・ビョルリンク・コレクション第6集:スウェーデン語による「エ
ーリク・オッデ」&歌謡録音集1931-1935>
ボルガノフ:薔薇がしおれて枯れる時 
シルヴァン:
あなたの虜になって/赤い唇よりもその蒼い瞳が約束している/永遠に愛して
いると言って 
リンドベリ:バグダッド 
カルステン:ほんの些細な愛の言葉 
サールベリ:さあ、さあ、少年よ 
レッソ=ヴァレリオ:なぜ 
ハイマン:この世界のどこかで 
バウマン:微笑む赤い唇 
トグナレッリ:美しいあらゆるものはあなたを思い出させる 
ティリング:たぶん私たちは同じ夢を見ている 
ライダーソン:夏のメロディはまるで詩のよう 
ル・ボー:愛の歌 
ライ:おやすみと言って 
アマンド:瞳を閉じて 
ダール:舟歌 
ニブロム:燃えさかる金の川 
K.O.W.A.:タンゴの女 
アルマンド:あれは夢? 
クリストガウ:結婚のワルツ 
エンデルス:小公女 
(録音:1931年-1935年)(解説に歌詞は付いておりません)
歌・演奏/ユッシ・ビョルリンク(テノール)、
エーリク・オッデ(ユッシ・ビョルリンクの偽名……テノール)、他
ステファン・リンドストレム復刻。20歳となり本格的にオペラ・デビューを
飾った時期の1930年代、母国語(スウェーデン語)で歌ったジャズおよびポッ
プスの集大成的な一枚。後に自伝で暴露しましたが、ジャズ歌手「エーリク
・オッデ」という名前で録音を行っていた事実を裏付ける録音(12曲)も、
ここで聴けます。

8.111024
レオンカヴァルロ(1858-1919):
歌劇「道化師」(録音:1954年6月12日-17日、ミラノ・スカラ座) 
※伊語歌詞はwebsiteでご覧いただけます。
歌・演奏/マリア・カラス(ソプラノ)、
ジュゼッペ・ディ・ステーファノ(テノール)、
ティート・ゴッビ(バリトン)、ローランド・パネライ(バリトン)、
ニコラ・モンティ(テノール)、
トゥリオ・セラフィン(指揮)
ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団
(合唱指揮:ヴィットーレ・ヴェネツィアーニ) 
マーク・オバート=ソーン復刻。ステージではまず歌うことなく、録音が残
されたのは奇跡とも言えるカラスのネッダ。「道化師」といえばカニオ役に
スポットライトが当たるものの、「カラスの道化師」と言わせてしまうのは
さすがです。もちろんディ・ステーファノ、ゴッビ、そしてカラスの最良時
を支えたセラフィンの指揮が、全体の完成度を高めているのは言うまでもあ
りません。英Columbia盤LP(オリジナル盤)からの復刻です。

8.111025
マスカーニ(1863-1945):
歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」
(録音:1953年6月16日-25日、8月3日&4日、ミラノ、聖エウフェミア大
聖堂) ※伊語歌詞はwebsiteでご覧いただけます。
歌・演奏/マリア・カラス(ソプラノ)、
ジュゼッペ・ディ・ステーファノ(テノール)、
ローランド・パネライ(バリトン)、
アンナ・マリア・カナリ(メゾ・ソプラノ)、
エベ・ティコッツィ(コントラルト)、
トゥリオ・セラフィン(指揮)
ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団
(合唱指揮:ヴィットーレ・ヴェネツィアーニ) 
マーク・オバート=ソーン復刻。「道化師」の約1年前に、ディ・ステーファ
ノやセラフィンらと録音。英EMIへのオペラ録音3作目であり、緊張感と敬虔
な雰囲気を見事に歌っているカラスの力量に、あらためて脱帽します。

8.111026-27(2枚組)
プッチーニ(1858-1924):歌劇「蝶々夫人」
(録音:1955年8月1日-6日 ミラノ・スカラ座) 
※伊語歌詞はwebsiteでご覧いただけます。
歌・演奏/マリア・カラス(ソプラノ)、
ニコライ・ゲッダ(テノ−ル)、ルチア・ダニエリ(メゾ・ソプラノ)、
マリオ・ボリエッロ(バリトン)、レナート・エルコラーニ(テノール)、
ルイサ・ヴィッラ(メゾ・ソプラノ)、マリオ・カーリン(バリトン)、
プリニオ・クラバッシ(バス)、エンリコ・カンピ(バス)  
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団(合唱指揮:ノルベルト・モーラ) 
マーク・オバート=ソーン復刻。
リリック・ソプラノとしてのカラスを十二分に味わえる演目が「蝶々夫人」。
英プレスの、オリジナルに近いLPから復刻しており、カラヤンとの共演も話題
になっている名録音です。

8.111028-29(2枚組)
ロッシーニ(1792-1868):歌劇「イタリアのトルコ人」
/ボーナス・トラック:マリア・カラスによるコロラトゥーラ・アリア集
[ロッシーニ:歌劇「セビリャの理髪師」-第1幕:今の歌声は心にひびく 
マイアベーア(1791-1864):歌劇「ディノラ、またはプロエルメルのパルド
ン祭」-第2幕:軽い影よ(影の歌) ドリーブ(1836-1891):歌劇「ラク
メ」-第2幕:インドの若い娘は何処に行く・・・向こうに、森の中に(鐘の
歌) ヴェルディ(1813-1901):歌劇「シチリア島の夕べの祈り」-第5幕:
皆さん、ありがとう(ボレロ)](録音:[イタリアのトルコ人]1954年8
月31日、9月1日-8日、ミラノ・スカラ座 [ボーナス]1954年)
※「イタリアのトルコ人」の伊語歌詞はwebsiteでご覧いただけます。
歌・演奏/マリア・カラス(ソプラノ)、
ニコラ・ロッシ=レメーニ(バス)、ニコライ・ゲッダ(テノール)、
ヨランダ・ガルディーノ(メゾ・ソプラノ)、
ピエロ・デ・パルマ(テノール)、フランコ・カラブレーゼ(バス)、
マリアーノ・スタービレ(バリトン)、
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ(指揮)
ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団
(合唱指揮:ヴィットーレ・ヴェネツィアーニ)、[ボーナス]トゥリオ・
セラフィン(指揮)フィルハーモニア管弦楽団 
マーク・オバート=ソーン復刻。ロッシーニは英プレスのオリジナルLPを、
アリア集は米プレスのLPを使って復刻。絶頂期を迎えたカラスのスカラ座録
音はどれも見事ですが、スカラ座の常連だった指揮者ガヴァッツェーニも絶
賛する出来映えで、現在に至るカラスの名声を決定づけた“宝”です。

8.111030-31(2枚組)
プッチーニ(1858-1924):歌劇「マノン・レスコー」
/ボーナス・トラック:リチア・アルバネーゼ・リサイタル [G. シャルパン
ティエ: 歌劇「ルイーズ」 - 第3幕: その日から(仏語歌詞)/カタラーニ:
歌劇「ラ・ワリー」 - 第1幕 さようなら、ふるさとの家よ(伊語歌詞)/マ
スカーニ: 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」 - お母さんも知る通り
(伊語歌詞)/チレーア: 歌劇「アドリアーナ・ルクヴルール」 - 第4幕:
哀れな花(伊語歌詞)/ボイト: 歌劇「メフィストーフェレ」 - 第3幕: ある
夜、暗い海の底に(伊語歌詞)/ヴィラ=ロボス: ブラジル風バッハ 第5番
(声楽と8つのチェロのための) - アリア(カンティレーナ)(ポルトガル
語歌詞)](録音:[マノン・レスコー]1954年7月11日-13日、15-17日、
ローマ歌劇場 [ボーナス]1947年-1951年)
※「マノン・レスコー」の伊語歌詞はwebsiteでご覧いただけます。
歌・演奏/[マノン・レスコー]リチア・アルバネーゼ(ソプラノ)、
ユッシ・ビョルリンク(テノール)、ロバート・メリル(バリトン)、
フランコ・カラブレーゼ(バス)、マリオ・カーリン(テノール)、
エンリコ・カンピ(バス)、アンナ・マリア・ロータ(メゾ・ソプラノ)、
ジョネル(ヨネル)・ペルレア(指揮)
ローマ歌劇場管弦楽団・合唱団(合唱指揮:ジュゼッペ・コンカ) 
[ボーナス]リチア・アルバネーゼ(ソプラノ)、ヴィクター・トルッコ
(指揮)、ジョネル(ヨネル)・ペルレア(指揮)RCAヴィクター管弦楽団、
レオポルド・ストコフスキー(指揮)管弦楽団、他 
マーク・オバート=ソーン復刻。
RCAレーベルから発売されたこの録音は、リチア・アルバネーゼというスター
歌手をフィーチャー。復刻には英プレスのオリジナルLPを使用し(アリア集
は米プレスLP)、ピッチ修正なども行うなど細心の注意を払っています。ア
ルバネーゼの再評価につながるリリースです。

8.111035
<コルトーのSP録音集第2集-ショパン選集>
ワルツ第1番「華麗なる大ワルツ」/同第2番「華麗なるワルツ」/同第3番
/同第4番「華麗なるワルツ」/同第5番/同第6番「小犬」(2テイクあり)
/同第7番(2テイクあり)/同第8番/同第9番「告別」(3テイクあり)
/同第10番/同第11番(2テイクあり)/同第12番/同第13番/同第14(16)
番/幻想曲 (録音:1929年-1949年)   
演奏/アルフレッド・コルトー(ピアノ) 
マーク・オバート=ソーン復刻。定評あるコルトーのショパンですが、今回の
復刻は戦前の米Victorゴールド・レーベル盤SPを使用。さらにオーストラリア
HMV、英HMVなどのSP盤など最良の素材を使って、コルトーのタッチを再現して
います。1934年録音のワルツ集(14曲)を軸に、別録音(6曲)を加えていま
す。

8.111110
<ワルター・ギーゼキング:協奏曲録音集第1集>
シューマン(1810-1856):ピアノ協奏曲Op.54(録音:1940年-1942年頃) 
グリーグ(1843-1907):ピアノ協奏曲Op.16
(録音:1937年4月28日、10月13日) 
フランク(1822-1890):交響変奏曲(録音:1932年10月31日)
演奏/ワルター・ギーゼキング(ピアノ)、
[シューマン]カール・ベーム(指揮)ドレスデン国立管弦楽団、
[グリーグ]ハンス・ロスバウト(指揮)ベルリン国立歌劇場管弦楽団、
[フランク]サー・ヘンリー・ウッド(指揮)
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団 
ウォード・マーストン復刻。欧米各地でデビューを飾った1920年代を経て、
各地でのコンサートを精力的に行っていた1930年代に、大御所指揮者ウッドを
はじめ、当時の俊英である2人の指揮者と共演した録音集。後年の再録音と聴
き比べも一興です。



<CPO>
777025-2 \1450
アイプラー(1765-1846):弦楽三重奏曲Op.2/弦楽五重奏曲Op.6-1
演奏/ドイツ弦楽三重奏団、ローラント・メッツガー(第2ヴィオラ)、
ハインリッヒ・ブラウン(コントラバス)
モーツァルトと同じ時代を生き、現在は「レクィエム」やクラリネットのため
の作品がよく知られる作曲家。収録された2曲は1800年前後に作曲されており、
ハイドンの作風を受け継いだ典型的な古典派作品です。

777051-2 \1980
イザイ(1858-1931):<ヴァイオリンと管弦楽のための作品集>
悲劇的な詩/冬の歌/子守歌/古き良き時代より/ヴァイオリン協奏曲
(第8番)/ディヴェルティメント
演奏/アルブレヒト・ラウレント・ブロイニンガー(ヴァイオリン)、
ウェリサー・ゲンチェフ(指揮)北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団
「無伴奏ソナタ」ばかりが有名なイザイですが、魅力的なヴァイオリン作品は
他にもあります。フォーレ、ドビュッシー、ルクー、ショーソンなど同時代の
作曲家から大きな影響を受けた作風であり、特に豊かなメロディは「さすが
ヴァイオリニスト!」と言いたくなるほどです。

777055-2 \1980
レハール(1870-1948):
オペレッタ「この世は美しい」(ダイアローグなしの全曲録音) 
※歌詞は独語です。
歌・演奏/エレーナ・モシュク(ソプラノ)、
ゾラン・トドロヴィッチ(テノール)、
ウルフ・シルマー(指揮)ミュンヘン放送管弦楽団、
バイエルン放送合唱団(合唱指揮:ミヒャエル・グレーザー)
1914年にウィーンで初演されたこの作品は、「オペレッタ界のワーグナー」と
評されたほどレハールにとって重要な曲。これまで「この世は美しい」「私は
恋に落ちた」などのアリアは録音がありましたが、全曲の録音は非常に珍しい
もの。ウィーンのシュターツオパーやフォルクスオパーの常連であるシルマー
の指揮により、最良のコンディションで名作が再現されました。

777086-2 \1450
ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710-1784):<ソナタと三重奏曲集>
ソナタ ホ短調(フルート・トラヴェルソと通奏低音のための)/同ヘ長調
(フルート・トラヴェルソと通奏低音のための)/トリオ・ソナタ変ロ長調
(F50)(2つのヴァイオリンと通奏低音のための)/同ニ長調(F.48)(2
つのフルート・トラヴェルソと通奏低音のための)/同イ短調(断片)(2
つのフルート・トラヴェルソと通奏低音のための)/同ニ長調(2つのフル
ート・トラヴェルソと通奏低音のための)
演奏/カメラータ・ケルン
“ハレのバッハ”と呼ばれたJ.S.バッハの長男は、他の兄弟と比べて評価が
低すぎるように思えます。バロック期から古典派への移行期を聴くことがで
きるこの作品集は、バッハの息子であることを除いても、18世紀音楽の代表
格であると言えるでしょう。

777136-2 \1450
リース(1784-1838):<ピアノ・ソナタ集>
大ソナタOp.9-1/幻想的大ソナタ「不運」Op.26/ソナティナOp.5-1-Andantino
/ソナティナOp.5-2-Andantino
演奏/アレクサンドラ・エーラー(ピアノ)
ベートーヴェンの弟子によるピアノ・ソナタというと、どうしても師匠の影響
を期待してしまいますが、その期待を裏切ることはありません。初期ロマン派
のピアノ・ソナタを知る上でも貴重なサンプルと言えるでしょう。

777191-2(3枚組) \2980
トッホ(1887-1964):<交響曲全集>
[999774-2]交響曲第1番/交響曲第4番 
[999705-2]交響曲第2番/交響曲第3番 
[999389-2]交響曲第5番/交響曲第6番/交響曲第7番
演奏/アラン・フランシス(指揮)ベルリン放送交響楽団
既発売の3枚をボックス化し、価格を下げての再リリースです。ウィーンに生
まれ、ナチの台頭でアメリカへと亡命したトッホは、モダニズムに感化されな
がらもロマン派の香りを残しつつ、多くの管弦楽作品を作曲しました。

999980-2(2枚組) \3960
シュテファン(1887-1915):歌劇「最初の人類」(原典版)
歌・演奏/ジークムント・ニムスゲルン(バス)、
ガブリエーレ・マリーア・ロンゲ(ソプラノ)、
フローリアーン・ツェルニー(バリトン)、
カール・アントン・リッケンバッハー(指揮)ベルリン放送交響楽団、他
わずか27歳という短い生涯の中、20世紀初頭のドイツで注目を浴びた作曲家
シュテファンの代表作である「最初の人類」は、旧約聖書の「カインとアベ
ル」のエピソードをもとにしたストーリー。この録音ではベルリンで初演さ
れたスコアを使い、作品と作曲家の実像に迫ります。



<FIRST EDITION>
FECD0020 \2080
マルタン(1890-1974):
ヴァイオリン協奏曲(録音:1963年5月9日)
チェロ協奏曲(録音:1973年4月9日) ※2曲とも世界初録音
演奏/ポール・クリング(ヴァイオリン)、
スティーブン・ケイツ(チェロ)、
ロバート・ホイットニー(指揮……ヴァイオリン協奏曲)、
ホルヘ(ジョージ)・メスター(指揮……チェロ協奏曲)ルイヴィル管弦楽団
古典的な形式によるヴァイオリン協奏曲は、シェイクスピアの「テンペスト」
にインスパイアされた歌曲から派生したファンタジックな作品。1965年作曲の
チェロ協奏曲とあわせ、録音も少ないために貴重なものとなります。

FECD0032 \2080
<ワールド・プレミア・コレクション>
カウエル:賛美歌とフーガ風の調べ第3番-第1部 
ハリソン:組曲「アポロを讃えて」 
ホヴァネス:交響曲第15番「銀の巡礼」-ラヴァナ山 
ダッラピッコラ:管弦楽のための変奏曲-I. Quasi lento, misterioso 
ピストン:セレナータ-II. Con Sentimento 
ハリス:ヴァイオリン協奏曲-第4部 
ヴィラ=ロボス:アフリカの踊り-第3楽章 
パヌフニク:悲歌的交響曲(交響曲第2番)-III. Molto andante 
黛敏郎:プリペアド・ピアノと弦楽のための小品-II. Interlude 
クラム:時間と川の反響-I. Frozen Time 
ローレム:6楽章のピアノ協奏曲-III. Whispers 
コリリアーノ:ガゼボ・ダンス-IV.タランテラ 
フーサ:トロイアの女-V. Scene IV 
ロウズ:表象像-悪魔のようなマシーン 
タワー:銀のはしご-第3部 
ピッカー:交響曲第2番-第1楽章 
ハービソン:ユリシーズの弓-Scene V: 再会 
※すべて世界初録音
演奏/ルイヴィル管弦楽団、ボルティモア交響楽団、
ヒューストン交響楽団、ピッツバーグ交響楽団、セントルイス交響楽団
ファースト・エディションからリリースされた多くの音源の中から、世界初録
音のものを集めたコンピレーション。同時にレーベルのカタログ的な役割も
果たしており、20世紀音楽入門CDとしても優れています。黛敏郎作品など、
これからリリース予定の音源も含まれています。

FECD0039 \2080
スリナッチ(1915-1997):
メロリズミック・ドラマス(録音:1967年11月30日)/交響的変奏曲
(録音:1965年5月)/序曲「フェリア・マヒカ(マジック・フェア)」#
(録音:1956年4月)/フラメンコ・シンフォニエッタ#(録音:1954年) 
すべて世界初録音 #ルイヴィル管弦楽団委嘱作品
演奏/ホルヘ(ジョージ)・メスター(指揮)、
ロバート・ホイットニー(指揮)ルイヴィル管弦楽団
スペインのバルセロナに生まれ、ドイツ各地で学んだスリナッチは、ストラ
ヴィンスキーやヒンデミットを思わせる新古典主義をベースに、多くのオーケ
ストラ作品を作曲。スペイン風味を取り入れた主題による変奏曲や交響曲
(ファリャ風)など、もっと聴かれてよい曲ばかりです。



<WIGMORE HALL LIVE>
WHLive0005 \1750
ヘンデル(1685-1759):12の合奏協奏曲Op.6-第1番/同-第10番 
ヴィヴァルディ(1678-1741):
2つのヴァイオリンの協奏曲変ロ長調RV.524/ヴァイオリンとオーボエの協奏
曲変ロ長調RV.548 
J.S.バッハ(1685-1750):2つのヴァイオリンのための協奏曲 
(ライヴ録音:ウィグモア・ホール、2005年1月24日/BBCによる録音)
演奏/エンシェント室内管弦楽団、
パヴロ・ベズノシウク(指揮、ヴァイオリン)、
レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン)、
フランク・ド・ブリュイン(オーボエ)
ホグウッド指揮による多くの録音で知られるオーケストラですが、ライヴ録音
によりそのサウンドが鮮明に聞こえます。J.S.バッハ作品などで注目のヴァイ
オリニスト、ポッジャーも参加しているこの演奏は、現在のロンドン古楽シー
ンを知るにも最適の一枚でしょう。

WHLive0007 \1750
シューマン(1810-1856):おとぎ話 
モシェレス(1794-1870):幻想曲、変奏曲とフィナーレ 
ブラームス(1833-1897):クラリネット五重奏曲 
(ライヴ録音:ウィグモア・ホール、2005年10月8日)
演奏/ナッシュ・アンサンブル
イギリス随一のアンサンブルとして、フレキシブルな編成と幅広いレパートリ
ーを有しているナッシュ・アンサンブル。CD録音も多数あるため日本の音楽
ファンにもおなじみですが、来日公演がないためライヴならではの迫力を味わ
えるのは、このCDならではでしょう。



<ARTHAUS MUSIK DVD>
100695(DVD-Video) \5250
仏・英・西・日本語字幕付き
ペロタン(ペロティヌス)(fl.c.1180-1225):
フィルム「神が宿った汝の口づけ」現代のペロタン/スペシャル・フィーチャ
ー[フィルム「ペロタン・シンポジウム:誰がペロティヌス・マグヌスであっ
たか − 伝説か歴史か」/ラジオ・ドラマ「ペロティヌス・マグヌス − フィ
ルム・プロジェクトのヴィジョン」] (収録:2005年)
歌/ヒリヤード・アンサンブル
NTSC方式/画像構成比:16:9/音声方式:PCMステレオ、ドルビー・デジタ
ル5.1、DTS5.1/380分/片面二層ディスク(DVD9)
12世紀から13世紀にかけて活躍し、ノートル・ダム楽派の代表的な作曲家とし
て認知されているペロタン。ECMレーベルに作品集の録音もあるヒリヤード・
アンサンブルが、その神秘的な音の世界を再現。加えてシンポジウムなどに
より、この謎とも言える作曲家の姿を解明していきます。古楽ファンは必見
の面白さです。

102017(DVD-Video) \2880
ベルリオーズ(1803-1869):
ロメオとジュリエット(合唱、独唱、および合唱のレチタティーヴォのプロ
ローグを伴う劇的交響曲) 
(ライヴ収録:1991年ドイツ、ミュンヘン、ガスタイク文化センター) 
※仏語歌詞
演奏・歌/サー・コリン・デイヴィス(指揮)
バイエルン放送交響楽団&合唱団、
ハンナ・シュヴァルツ(アルト)、フィリップ・ラングリッジ(テノール)、
ペーター・メーヴェン(バス)
NTSC方式/画像構成比:4:3/音声方式:PCMステレオ/102分/仏・独・
英・西語字幕付き/片面二層ディスク(DVD9)
多くの名演を残したC・デイヴィスとバイエルン放送響とのコンビ。デイヴィ
スが若い頃から得意としていたベルリオーズも、このオケならではの頑強なサ
ウンドによって要塞のような存在感を示しています。ライヴ映像ならではの
パッションがあり、ベルリオーズのオーケストレーションを映像で読み解く
楽しみもあります。


<OPUS ARTE DVD>
OA0945D(DVD-Video)2枚組 \3950
ラ・ラ・ラ・ヒューマン・ステップス - ダンス・フィルム「アメリア」
(デイヴィッド・ラング作曲、ルー・リード作詞/60年代、ヴェルヴェット
・アンダーグラウンドのために作詞された5つの歌詞より、エドゥアール・
ロック振付・映像監督)/エクストラ・フィーチャー[エドゥアール・ロッ
クによるコメント(英・仏語)/ラ・ラ・ラ・ヒューマン・ステップスの25年
(「ヒューマン・セックス」「2」「ソルト」「ニュー・デーモンズ」「アン
ファント」他、有名上演作品の概要・ファクトシート・ビデオ・音楽&写真
素材を含む。全アーティストと主な制作スタッフのバイオグラフィー)/イ
ンタラクティヴ・オプション(再生中に「舞台裏」クリップ集と「メイキン
グ」映像へアクセス出来ます。)] (収録:2002年)
出演・演奏/ラ・ラ・ラ・ヒューマン・ステップス(ダンス)、アレクサン
ダー・カストンゲイ(チェロ)、シモン・クロード(ヴァイオリン)、ニョ
ー・コン・キー(ピアノ、指揮)、ナディーン・メダウォー(ヴォーカル)
NTSC方式/画像構成比:16:9anamorphic/音声方式:DTSサラウンド、LPCM
ステレオ/138分(フィルム59分、エクストラ79分)/仏・独・西・伊語字幕
付き(「アメリア」のみ)/片面二層ディスク(DVD9)
アメリカのダンス・カンパニー「ラ・ラ・ラ・ヒューマン・ステップス」は、
オリジナル作品の他、オペラなどにも出演しています。2004年に来日公演も
行った「アメリア」と、創設25周年を迎えたカンパニーをあらためて紹介す
るドキュメンタリーを収録。若手作曲家ラングの自由な音楽と、ロック界の
カリスマであるルー・リードが言葉で作り上げる世界にのって、まさにダン
ス芸術と言えるパフォーマンスが展開されます。

OA0946D(DVD-Video) 2枚組 \4980
日本語字幕付き
ワーグナー(1813-1883):
「ラインの黄金」-楽劇「ニーベルングの指環」序夜(独語歌詞)
エクストラ・フィーチャー[キャスト・ギャラリー/オペラ概要/「指環」
を作る(アムステルダム、音楽劇場より、ワーグナーの指環のドキュメンタ
リー紹介、ハルトムート・ヘンヒェン、ピエール・アウディと主な出演者の
インタビューを含む)] 
(ライヴ収録:1999年、オランダ、アムステルダム音楽劇場)
演奏・歌/ヨーン・ブレヘラー、ユルゲン・フライヤー、
アルベルト・ボネマ、クリス・メリット、ヘンク・スミット、
グレアム・クラーク、ペーテル・ミクラーシュ、カシュテン・スタベル、
ラインヒルト・ルンケル、
ハルトムート・ヘンヒェン(指揮)ハーグ・レジデンティ管弦楽団、
ピエール・アウディ(演出)、他
NTSC方式/画像構成比:16:9anamorphic/音声方式:DTSサラウンド、LPCM
ステレオ/206分(オペラ149分、エクストラ57分)/英・仏・独・西・伊・
蘭・日本語字幕付き/片面一層ディスク(DVD5)&片面二層ディスク(DVD9)
ド・ビリー指揮によるリセウ劇場での「リング」に続き、OpusArteにおける
2つ目の「リング」サイクルが「日本語字幕付き」でスタート。ピエール・
アウディによる近未来的なステージ・デザイン、石岡瑛子による衣装など見
せる要素も強く、ワーグナーの壮大さに心を奪われます。もちろん音楽的に
も最高潮の歌手およびオーケストラを揃え、これからの発売も待たれます。
第1弾「ラインの黄金」で、期待感をふくらませてください。


<EuroArts DVD>
2012756(DVD-Video) \2700
ブルックナー(1824-1896):交響曲第8番(ハース版) 
(ライヴ収録:1996年9月21日&22日、オーストリア、リンツ、ザンクト・
フローリアン教会(国際ブルックナー音楽祭))
演奏/ピエール・ブーレーズ(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、
ブライアン・ラージ(映像監督)
NTSC方式/画像構成比:16:9anamorphic/音声方式:PCMステレオ、ドルビー
・デジタル5.1/80分/片面一層ディスク(DVD5)
「没後100周年コンサート」としてTDKコアから発売されていた映像と同一で
あり、ブルックナーゆかりのザンクト・フローリアン教会におけるライヴで、
ブライアン・ラージの的を得た演出によるスタンダードとなるもの。ブーレ
ーズがウィーン・フィルを、まさにオルガンのように鳴らす正統的なもので
あり、感動を呼びます。

2050396(DVD-Video) \2700
J.S.バッハ(1685-1750):ヨハネ受難曲(独語歌詞)
(ライヴ収録:2000年7月28日 東京、サントリー・ホール)
演奏・歌/鈴木雅明(指揮)バッハ・コレギウム・ジャパン、
ゲルト・テュルク(テノール)、ステファン・マクラウド(バス)、
鈴木美登里(ソプラノ)、ロビン・ブレイズ(カウンターテノール)、
浦野智行(バス=バリトン)
NTSC方式/画像構成比:16:9anamorphic/音声方式:PCMステレオ、ドルビー
・デジタル5.1/117分/英・独・仏語字幕付き/片面二層ディスク(DVD9)
J.S.バッハ没後250年の年に、サントリー・ホールで行われたコンサートのラ
イヴで、TDKコアから発売されていたものと同一の映像。CDも2種類(1995年
のキング盤、1998年のBIS盤)あるほど得意なレパートリーであり、この演奏
でも1749年版(第4稿)を使うこだわりをみせています。

2054688(DVD-Video) \2700
ベートーヴェン(1770-1827):荘厳ミサ曲
(ドレスデン、フラウエン教会復興コンサート)/ボーナス・フィルム「フラ
ウエン教会の再建」 
(ライヴ収録:2005年11月4日&5日、ドレスデン、フラウエン教会)
演奏・歌/ファビオ・ルイジ(指揮)
ドレスデン・シュターツカペレ(ザクセン州立歌劇場管弦楽団)、
ドレスデン国立歌劇場合唱団、
カミラ・ニルンド(ソプラノ)、ビルギット・レンメルト(アルト)、
クリスティアン・エルスナー(テノール)、ルネ・パーペ(バス)
NTSC方式/画像構成比:16:9anamorphic/音声方式:PCMステレオ、ドルビー
・デジタル5.1、DTS5.1/92分(演奏88分、ボーナス4分)/ラテン・英・独
・仏・西語字幕付き/片面二層ディスク(DVD9)
1945年2月の空襲で被害に遭い、ドレスデンのシンボル的な存在となっていた
フラウエン教会が約半世紀ぶりに再建されたことを記念して行われた、歴史的
なコンサートを収録。ボーナス収録された再建へのドキュメンタリーを観れば、
コンサートがより感動的なものになるでしょう。評価を上げているルイジの
指揮も聴きものです。

2054938(DVD-Video) \2700
<マイヤ・プリセツカヤ − ダンスのディーヴァ>
[バレエ]前奏曲(J.S.バッハ)/ライモンダ(抜粋、グラズノフ)/カル
メン組曲(抜粋、ビゼー/シチェドリン)/ロメオとジュリエット(抜粋、
プロコフィエフ)/白鳥の湖(抜粋、チャイコフスキー)/ドン・キホーテ
(抜粋、ミンクス)/瀕死の白鳥(サン=サーンス)/スパルタクス(抜粋、
ハチャトゥリアン)/ローレンチア(抜粋、クレイン)/ワルプルギスの夜
(抜粋、グノー)/イサドラ(抜粋、ベートーヴェン、ブラームス、他)/
ボレロ(ラヴェル)/「マイヤ・プリセツカヤのインタビュー」 (収録:
[ボレロ]1977年 ブリュッセル、モネ王立劇場 [その他]モスクワ、ボ
リショイ劇場 [インタビュー]2004年12月、ミュンヘン)
NTSC方式/画像構成比:4:3/音声方式:PCMステレオ/124分(バレエ71分、
インタビュー53分)/英・独・仏・西語字幕付き(インタビュー)/片面二
層ディスク(DVD9)
世界中のバレエ・ファンを魅了した20世紀最高のダンサー、プリセツカヤの
生涯を、彼女のステージとインタビューで綴る映像作品。彼女が創造したさ
まざまな演目や、得意とした古典バレエ、そしてクライマックスは20世紀バ
レエ団に客演して踊った「ボレロ」(もちろんベジャールの振付)の全曲。
収録の時代はさまざまですが、それゆえに彼女の長いキャリアに感銘を受け
ます。また彼女自身が夫君のシチェドリンと、生涯や作品を回想するという
インタビューも収録。プティパの振付による演目などもあり、バレエ・ファ
ンは必見の内容です。



<DVD International>
DVDI0729(DVD-Video) \1750
<スターゲイズ 2 - 宇宙の映像 - >
(「スターゲイズ」(DVDI0726)に収録しきれなかった映像を収録。ハッブル
宇宙望遠鏡だけでなく、X線宇宙望遠鏡チャンドラ、スピッツァー宇宙望遠
鏡他がとらえた宇宙の姿。) [コペルニクス/ティコ/ガリレオ/ケプラー
/カッシーニ/ホイヘンス/ニュートン/ハレー彗星/メシエ/ラグラン
ジュ/バーナード/ハッブル]
音楽:Opus 27(作曲・編曲・演奏)
(NTSC方式(リージョン・コード:No Region Coding)/画像構成比:16:9
/収録時間:65分/ドルビー・デジタル・サラウンド5.1、DTS6サラウンド/
英語字幕付き/片面二層ディスク(DVD9))
ハッブル宇宙望遠鏡からの鮮やかな映像により、多くの天文ファンを魅了し
たDVD「スターゲイズ」(DVDI0726)の第2弾。
    
<BRILLIANT>
BRL-7615 \550
テデスコ:ギター協奏曲全集
2台のギターと管弦楽のための協奏曲
ギター協奏曲第1&2番
マッシモ・フェリチ
ロレンツォ・ミケーリ
マイケル・サマーズ指揮
アブルッツェーゼ交響楽団

BRL-7794 2枚組 \990
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲全集
パガニーニの主題の狂詩曲
ルディ、ヤンソンス
サンクト・ペテルブルグ・フィル

BRL-7980 4枚組 \1980
プーランク:ピアノ&室内楽曲集
ガブリエル・タッキーノ
ピエール・フルニエ、他

BRL-92892 2枚組 \990
ボッケリーニ:ギター五重奏曲全集
エロス・ロゼッリ
ラ・マニフィカ・コムニタ

BRL-93001 2枚組 \990
グレゴリオ聖歌集
スタン・ホラールト
スコラ・カントゥルム・カロルス・マニュス

BRL-93007 4枚組 \1980
フォーレ:ピアノ作品集
ジャン=フィリップ・コラール

BRL-93008 2枚組 \990
メンデルスゾーン:真夏の夜の夢
ジェフリー・テイト
ロッテルダム・フィル

BRL-93005 10枚組 \4490
ヴィクトル・トレチャコフ・エディション

<TELARC>
CD80618 \2080
SACD60618(SACD-Hybrid) \3350
バルトーク:管弦楽のための協奏曲 Sz.116
ルトスワフスキ:管弦楽のための協奏曲
同:ルイヴィルのためのファンファーレ
シンシナティ交響楽団
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
録音:2005年5月
現在もっとも注目される指揮者のひとり、パーヴォ・ヤルヴィの最新作。こ
こではハンガリーの民族的な要素をとりいれながら、独自の作風をつくりあ
げたバルトークの「管弦楽のための協奏曲」とポーランド出身の現代作曲家
ルトスワフスキの「管弦楽のための協奏曲」を一枚のアルバムに収録しまし
た。バルトークの演奏では高い評価を受けてきたP.ヤルヴィだけに今回も大
変に期待できる一枚です。最近の新譜からも分かるように、旺盛な表現意欲
からなのか一つひとつのフレーズが実に生き生きとしており、漫然と流れる
瞬間がまったく無いといっても過言ではないP.ヤルヴィ演奏には、ラトルや
ヤンソンス等に比肩する才能と高いスキルを感じさせられます。オケコン・
ファン必聴です!

CD80669 \1350
エメラルドの小島-The Emerald Isles
1. Simple Gifts  ゴールウェイ(Fl) 
カンゼル/シンシナティ・ポップス・オーケストラ
2. O’Farrell’s Welcome to Limeric  
カンゼル/シンシナティ・ポップス・オーケストラ
3. Danny Boy  マクデルモット(T) 
カンゼル/シンシナティ・ポップス・オーケストラ
4. Irish Party in Third Class from Titanic  
カンゼル/シンシナティ・ポップス・オーケストラ
5. Take Time to Be Holy モルモン・タバルナクル合唱団&管弦楽団
6. Scollay’s Reel/King of the Fairies/Old Grey Cat/The Dance Goes On
ガリレイ・アンサンブル
7. Spatter the Dew  D.ラッセル(G)
8. Whiskey, You’re the Devil  D.ラッセル(G)
9. フィールド:ピアノ協奏曲第2番-Poco Adagio  オコンナー(Pf)
10. Cherish the Ladies D.ラッセル(G)
11. The Seagull Jig エンパイア・ブラス五重奏団
12. The Last Rose of Summer
カンゼル/シンシナティ・ポップス・オーケストラ
13. The Bucks of Oranmore D.ラッセル(G)
14. Irish Tune from Count Derry (Danny Boy)
スラットキン/セント・ルイス交響楽団
ここのところ、コンピレーションのヒットを連発しているテラークのシリー
ズ続編。今回は、エメラルドの小島と題されたアイルランドに関係が深い音
楽を集めたもの。どのトラックも一流の演奏者のものが使用されています。
例によって、うれしいミッド・プライスでの発売です!

●NEW MID LINE
※カタログNO.の変更はありません。
CD80080 \1350
パッヘルベル:カノン
ボロディン:弦楽合奏のためのノクターン(弦楽四重奏曲第2番より)
ヴォーン=ウィリアムズ:「グリーンスリーヴズ」による幻想曲
チャイコフスキー:弦楽セレナード 作品48
セントルイス交響楽団
指揮:レナード・スラットキン

CD80193 \1350
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 作品23
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 作品43
オラシオ・グティエレス(Pf)
ボルティモア交響楽団/指揮:デイヴィッド・ジンマン

CD80218 \1350
ジグー:グラン・コア・ディアローグ(大合唱の応答)
デュプレ:英雄詩 作品33
プーランク:フランス組曲
モンテヴェルディ:「聖母マリアの夕べの祈り」より、主よ、われを助け給え
テレマン:英雄的音楽
ホヴァネス:聖グレゴリウスの祈り
クラーク:トランペット・ヴォランタリー
パーセル:
頌栄(詩篇100番)によるヴォランタリー、トランペット・チューンとベル・
シンフォニー
R.シュトラウス:祝典入場曲
カーク=エラート:いざもろびと、神に感謝せよ
カンプラ:リゴードン
マイケル・マレイ(Org)
エンパイア・ブラス

CD80402 \1350
わが夢の都ウィーン-ヴァイオリン名曲集
レハール:
ヴァイオリンと管弦楽のための小協奏曲 ロ短調 、ハンガリー幻想曲、
コンサート・ポルカ
クライスラー:
真夜中の鐘、踊る人形、中国の太鼓、愛の悲しみ、ウィーン奇想曲、
美しきロスマリン、カルティエの様式によるティセ、愛の喜び、
レハールのフランスキータからのセレナーデ、ウィーンのメロディ、
ベートーヴェンの主題によるロンディーノ
J.シュトラウス:ウェディング・プレリュード
ジーツィンスキー: わが夢の都ウィーン
ロバート・マクダフィ(Vn)
シンシナティ・ポップス・オーケストラ
指揮:エリック・カンゼル




<DELOS>
DE3250 \2080
French Imperssions -ドビュッシー&ラヴェル ギター・アレンジ集
ドビュッシー:
亜麻色の髪のおとめ、子供の領分、アルバムのページ、
練習曲-反復する音符のための、エレジー
ラヴェル:
亡き王女のためのパヴァーヌ、ワルツ-ボロディン風に、前奏曲、
マ・メール・ロワ、ハイドンの名によるメヌエット
ポール・ガルブレイス(Gt)
世界的ギタリスト、ガルブレイスのニュー・アルバム。ドビュッシー&ラヴェ
ルのピアノ曲をギターにアレンジした作品を8弦ギターで演奏した作品集です。
選曲も、超有名曲から少々珍しい作品にまでわたっており、ギターの優しい響
きに非常にマッチしています。
ガルブレイスの8弦ギターは、デイヴィッド・ルビオとの共同でデザインされ
たもので、最高音と最低音それぞれにエクストラの弦が追加されています。





<MD+G>
34313492 \2080
94313496(SACD-Hybrid) \2950
ブラームス・ピアノ作品集
幻想曲 作品116
3つの間奏曲 作品117
ピアノのための小品 作品118
ピアノのための小品 作品119
エリザベス・レオンスカヤ(Pf) スタインウェイD,1901
テルデックなどへの録音や、世界的な指導者としても知られているエリザベ
ス・レオンスカヤ。2003年にシューベルト(343 11942)でMDGにデビューし、
今回は2作目。世界的ピアニストとオーディオ・ファイル・レーベルの顔あわ
せということで、1901年の伝説的なスタインウェイの録音に挑戦です。
fineNFの神谷郁代の時もエンジニア福井氏が「ピアノの音色の違いの録音が一
番難しい!」といっていましたが、まさに今回、ドイツのオーディオ・ファイ
ル・メーカーのチャレンジも聴き逃せないところ。もちろん、SACDハイブリッ
ド盤も同時発売です。

61913792 \2080
パガニーニ:24のカプリース 作品1 
(サクソフォン・アレンジ版)arr. By Raaf Hekkema
ラフ・ヘケマ(Soprano&Alto Saxphone)
大注目!一聴して大驚愕!サクソフォンによる24のカプリースが遂に登場。
本当にそんなこと可能なのか?重音も重ね録りでありません!古くは、清水靖
晃によるバッハの無伴奏チェロのサックス版などが大ヒットしたこともありま
したが、オリジナルの作品には限りがあるサクソフォンは、他楽器作品のアレ
ンジ物を演奏する機会が多い楽器として認識されているとは思います。だから
といって、オリジナルのヴァイオリンで演奏するにも難曲中の難曲とされる
「カプリース」をサックスで演奏してしまおうなどとは、過去誰も想像だにし
なかったのではないでしょうか?興味が沸くを通り越して、「本当に大丈夫な
のか?」と不安にすらさせてしまう、チャレンジです。しかも、重音は「マル
チフォニクス」という技巧を駆使して、本当に和音として奏されています。そ
の他に、いわゆる「循環呼吸」や「スラップ・タンギング」など、まさに人間
技とは思えぬ超絶技巧が駆使され、演奏が終わるその瞬間までただただ驚きの
連続。しかし、そうした超絶技巧は、音楽そのものをなめらなかに自然にする
ための技であり、驚きとともになんとも幸福な音空間を運んでくれます。
ヘケマはオランダ人サクソフォーン奏者で、MDGにはカレファクス・リード
五重奏団の一員として先月ラモー(619 13742)をリリースしたばかり。カレ
ファクスとしては、そのほか「フーガの技法」(619 9892)「ショスタコーヴィ
チ:前奏曲とフーガ」(619 11852)オケゲムからドビュッシーまでを網羅した
「600years」(619 10432)といったアルバムがそれぞれリリースされています。

30113802 \2080
ジェスマイヤー:アルカディアの鏡
(木管アンサンブル版)
コンソルティウム・クラシクム
モーツァルトの「レクィエム」の補筆完成者として知られるジェスマイヤー。
彼のコミック・オペラ「アルカディアの鏡」の木管アンサンブル版の登場です。
1794年にウィーンで初演されたこのオペラは、その後すぐにヨーロッパ中で演
奏され、彼の師モーツァルトの「魔笛」「ドン・ジョヴァンニ」などと比較さ
れるほどのヒット作となりました。この作品が、後に、宮廷などで木管アンサ
ンブルにアレンジされるなどして、広まったことは想像に難くありません。そ
れどころか、ウィーンの街中では、この旋律が方々で、口ずさまれたり口笛で
吹かれたりしたに違いありません。
単なる木管アンサンブルとしてだけでなく、こうした隠れた名曲に光を当てる
という意味でも存在感を増しているコンソルティウム・クラシクム。柔らかな
音色が、当時の町並みまでも再現してくれるかのようです。

50513812 \2080
「外国の襲撃 英国バロック音楽集」
ヘンデル:協奏曲 ト短調 HWV287
バルサンティ:古いスコットランドの旋律集
フィンガー:ソナタ ハ長調 作品5-10
J.C.バッハ:五重奏曲 ニ長調 作品11-6
マティス:スコットランド風グラウンド
ヘンデル:トリオ・ソナタ ヘ長調 HWV383
アーベル:協奏曲 ホ短調
ラ・リコルダンツァ
タイトルは過激ですが、18世紀イギリスの首都ロンドンは、ヨーロッパの中で
もっとも豊かで文化的な都市として栄え、多くの海外の音楽家たちが演奏会に
訪れ、そのまま移住してしまう者も少なくありませんでした。ここにとりあげ
られている作曲家は、みなヨーロッパの他国の生まれながら、ロンドンに魅了
された人たちばかりです。
しかしながら、イギリスの国粋主義者の中にはこれらの実情を面白く思わなか
った者もおり、「イギリスの楽界を外国の襲撃から守れ!イギリス人よ立ち上
がれ!」なる運動も起こったといいますが、事実、この時代のロンドンを彩っ
たのは他国の作曲家の音楽であり、それらは国籍などとは関係なく価値あるも
のであるのは間違いありません。

33013822 2枚組 \4160
93013826(SACD-Hybrid) 2枚組 \5900
モーツァルト&グリーグ
ピアノ・ソナタ 第15番 ハ長調 K.545
ピアノ・ソナタ 第5番 ト長調 K.283
ピアノ・ソナタ ヘ長調 K.533
幻想曲 ハ短調 K.475
ピアノ・ソナタ 第14番 ハ短調 K.457
ペール=ギュント 第1組曲 作品46
ペール=ギュント 第2組曲 作品55
トレンクナー=シュパイデル・ピアノ・デュオ
モーツァルトのピアノ・ソナタにグリーグが自由にセカンド・ピアノ部分を書
き足した版の新録音。これに、グリーグ本人が4手ピアノに編曲したペール=
ギュント組曲が収録されています。大天才として無駄な音符も足りない音符も
ないとされているモーツァルトの音楽ですが、聴きなれたメロディーになんと
も自然に寄り添うような旋律が現れ消えていく様を鑑賞するのは、また違った
楽しみをもたらしてくれます。聴いているうちに、誰かと連弾してみたくなる
ことうけあい。




<FONE>
★これまたイタリアのオーディオ・ファイル・レーベルとして知られるFONEが、
通常CDフォーマットに新しい方式を確立。その名も”シグノリッチCD”。CD
フォーマットが生まれて25年、DSDテクノロジーを使ってこのフォーマットを
さらに進化させることに成功しました。DSDを使ってPCMレイヤーを認識させる
ことができるようになり、通常CDより20%も多い情報を読み込むことが可能と
なりました。
フォネではこのシステムをSACDハイブリッドのCDレイヤーにも採用していく予
定。今回、この”シグノリッチCDサンプラー”を含む5アイテムを一挙リリー
スします。以下、SACD表記のないものはすべてこの”シグノリッチCD”です。

FONE2045 \2080
IL CREMONESE“イル・クレモネーゼ”
クライスラー:中国の太鼓、カヴァティーナ、美しきロスマリン
ドヴォルザーク:わが母のおしえ給いし歌(「ジプシーの歌」より)
ブラームス(クライスラー編):ハンガリー舞曲
リムスキー=コルサコフ:歌劇「金鶏」-太陽への讃歌
アルベニス(クライスラー編):「スペイン」 作品165-マラゲーニャ
クライスラー:愛の悲しみ
アルベニス(クライスラー編):「スペイン」 作品165-タンゴ
シャミナード(クライスラー編):スペインのセレナード
チャイコフスキー(クライスラー編):アンダンテ・カンタービレ
クライスラー:ウィーン奇想曲
ドヴォルザーク(クライスラー編):インド人の悲しみ
ポルディーニ(クライスラー編): 踊る人形
メンデルスゾーン(クライスラー編):
無言歌集 第5巻 作品62-第1曲「5月のそよ風」
クライスラー:ロンドンデリーの歌
サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)
ラウラ・マンツィーニ(Pf)
おなじみ、クレモナの銘器をアッカルドが自在に操ったゴージャスなディスク。
クライスラーの愛奏曲を並べたヴァイオリン三昧の逸品です。

FONE9319 \2080
J.S.バッハ:
協奏曲第1番 ニ長調 BWV.972(原曲はヴィヴァルディのOp.3-9)*
協奏曲第4番 ト短調 BWV.975(原曲はヴィヴァルディのOp.4-6)***
協奏曲第2番 ト長調 BWV.973(原曲はヴィヴァルディのOp.7-8)*
協奏曲第10番 ハ短調 BWV.981(原曲はマルチェッロ)**
協奏曲第7番 ヘ長調 BWV.978(原曲はヴィヴァルディのOp.3-3)*
協奏曲第3番 ニ短調 BWV.974(原曲はマルチェルロのオーボエ協奏曲)****
協奏曲第5番 ハ長調 BWV.976(原曲はヴィヴァルディのOp.3-12)*
オルガーニ・デッラ“ヌオーヴァ・オランダ”
エドアルド・ベッロッティ(Org)
ヴィッラルタ,オルガノ・カッリード*
マドリジオ,オルガノ・ナッキーニ**
ファガーニャ,オルガノ・コメッリ***
チコニッコ,オルガノ・ザニン****
バッハがイタリアの巨匠作曲家たちの作品をモティーフにして作曲した協奏曲
集。4種のオルガンを使い分けて弾いています。

FONE3002 \2080
ハイドン:
チェロ協奏曲 第1番 ハ長調
チェロ協奏曲 第2番 ニ長調
ロッコ・フィリッピーニ(Vc+指揮)
ローマ・クラシカ室内管弦楽団
フィリッピーニは、アッカルドやウーギらと並ぶイタリア屈指の弦楽アーティ
ストの一人。ストラディヴァリの1710年製“Goore-Booth”を使用。

FONE3001 \1750
「シグノリッチCDサンプラー」
ベートーヴェン:ロマンス 第2番 ヘ長調 作品50
サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)、オルケストラ・ダ・カメラ・イタリアーナ
ハイドン:チェロ協奏曲 第1番 ハ長調-第3楽章
ロッコ・フィリッピーニ(Vc+指揮) ローマ・クラシカ室内管弦楽団
J.S.バッハ:協奏曲第4番 ト短調 BWV.975-ラルゴ
エドアルド・ベッロッティ(Org)
ヴィアダーナ:ラウダーテ・プエリ、フラテス・エゴ・エニム、
トラデント・エニム・ヴォス
ヴォックス・エスペリア、カペラ・ムジカーレ・ディ・サン・マルコ 
指揮:ロマーノ・ヴェットーリ
作曲者未詳:Ai las e que-m fan mei uelhs Sordel da Primavera d'amore
ジェラルド・ズケット、パトリーチェ・ブリエント、ジャック・ホーディル
モーツァルト:
アンティフォナ「喜ばしき天の女王」 K.108-アダージョ・ウン・ポコ・アン
ダンティーノ
マリエッラ・デヴィーア(S)、
オルケストラ・フィラルモニカ・マルキジアーナ 
指揮:ダニエーレ・カッレガリ
シューベルト:
弦楽四重奏曲 第12番 ハ短調「四重奏断章」 D.703-アレグロ・アッサイ
アッカルド四重奏団
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ短調-ロンド
ウート・ウーギ(Vn+指揮)、イ・フィラルモニチ・ローマ
リムスキー=コルサコフ:熊ばちの飛行
サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)、ラウラ・マンツィーニ(Pf)
コープランド:猫とねずみ
ジャコモ・フランチ(Pf)
リムスキー=コルサコフ:歌劇「金鶏」-太陽への讃歌
サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)、ラウラ・マンツィーニ(Pf)
ご紹介したシグノリッチCDの音の良さを確認していただくためのサンプラ
ー。演奏も人気の高いところから集められています。特別価格!

FONE030SA(SACD-Hybrid) \2550
クライスラーへのオマージュ 第2集 クレモナのヴァイオリン
クライスラー:
プニャーニの様式によるテンポ・ディ・メヌエット/クープランの様式による
ルイ13世の歌とパヴァーヌ/コレッリの主題による変奏曲/フランクールの
様式によるシチリアーノとリゴードン/マルティーニの様式によるアンダン
ティーノ/オールド・リフレイン/ウィーン奇想曲/ロンドンデリーの歌
シューマン:ロマンス イ長調
フォスター:故郷の人々
グラナドス:スペイン舞曲
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲 ト短調 作品46-1
アルベニス:タンゴ 作品165-2
シャミナード:スペインのセレナード
チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ
ドヴォルザーク:インディアン風の嘆き
バッジーニ:踊る人形
メンデルスゾーン:無言歌 作品62-1
サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)
ラウラ・マンツィーニ(Pf)
これも、大ヒット作となった「クライスラーへのオマージュ 第2集」ですが、
このSACDハイブリッドのCD部分もやはり、シグノリッチCD仕様となっています。
第1集(FONE 003SA)のCD部分もこの新しい方式になる予定。





<TESTAMENT>
1月末に、5枚にわたりトスカニーニDVDをリリースしたばかりのテスタメント。
DVDにおける音質の改善には、多くの驚きの声を頂いております。映像に続き、
初出音源を含むCD3タイトルが登場。

SBT1370 \1850
シューベルト:
交響曲 第2番 変ロ長調 D125
ピアノ・デュオのためのソナタ ハ長調 D812 「グランド・デュオ」
(オーケストレイション:ヨアヒム)
NBC交響楽団
指揮:アルトゥーロ・トスカニーニ
全編初出!トスカニーニの17年にのぼるNBCとの関係は、彼のキャリアの中で
も異例に長いものでした。しかしながら、NBCとの放送録音は、どれも卓越し
たクオリティを保っているのは、流石というしかありません。こうした膨大な
ライブラリーの中から、今回のこの2曲は初出。しかも「グラン・デュオ」は
マエストロ唯一のレコーディングです。2番交響曲も、他の2つのレコーディン
グに比べて音質において最良といえるものです。

SBT1377 \1850
メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」
同:交響曲 第3番 イ短調 作品56 「スコットランド」
シューマン:交響曲 第2番 ハ長調 作品61
NBC交響楽団
指揮:アルトゥーロ・トスカニーニ
メンデルスゾーン2曲に関しては、レパートリーとして唯一のもの。シューマ
ンの2番は、1887年にトスカニーニが初めてとりあげたシューマン作品として、
トスカニーニには大変特別な作品でした。この1941年の録音は、NBCと行った
最初から2番目のレコーディングです。

SBT1382 \1850
ワーグナー:
「さまよえるオランダ人」序曲
「タンホイザー」第3幕への前奏曲
「パルジファル」第1幕への前奏曲、聖金曜日の奇蹟、第2幕への前奏曲、
第3幕への前奏曲、クリングゾルの魔法の庭、ファイナル
NBC交響楽団
指揮:アルトゥーロ・トスカニーニ
ワーグナーは、トスカニーニのレパートリーの中心的存在であり、これらの演
奏には特別な重要性があります。特に「パルジファル」はトスカニーニお気に
入りの作品で頻繁に演奏されています。





<ARBITER>
ARB148 \1980
アーノルト・ロゼ-First Violin of Vienna
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン(1909.10.4)
ナルディーニ:ラルゲット、ロンド(1910.11.7)
ショパン:ピアノ協奏曲作品11よりロマンツァ、夜想曲作品9-2(1910.11.7)
サラサーテ:スペインの踊り(1909.5)
スヴェントセン:ロマンス(1909.5)
ポッパー:夜想曲(1909.10)
エルンスト:オテロ・ファンタジー(1909.10)
ケルビーニ:弦楽四重奏曲第1番よりスケルツォ(1923-25)
ボッケリーニ:五重奏曲よりメヌエット(1923-25)*
J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番よりアダージョ(1929.5.29)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲作品130よりalla danza tedesca(1923-25)*
モーツァルト:弦楽四重奏曲K.465よりメヌエット(1923-25)*
ベートーヴェン:ロマンス作品50(1909.5)*
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲よりアンダンテ(1910.11.7)
ゴールドマルク:ヴァイオリン協奏曲よりアレグロ・モデラート(1910.11.7)
シモネッティ:マドリガル(1909.10.4)
ヴィエニャフスキ:ポロネーズ(1909.10.4)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲作品18-4よりアレグロ(1928.4.3)*
J.S.バッハ:G線上のアリア(1928.4.3)*
ベートーヴェン:「アテネの廃墟」より序曲(1936.5.23)**
アーノルト・ロゼ(Vn)
ロゼ弦楽四重奏団*
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:アーノルト・ロゼ**(ムジークフェラインザール)
録音:1909-1936年、ウィーン モノラル
マーラーの義弟としても知られるアーノルト・ロゼの演奏が聴ける貴重盤!
マーラーの妹、ユスティーネを妻とし、マーラー指揮下の1881年からナチスに
よって追放される1938年までウィーン・フィル(ウィーン宮廷歌劇場)のコン
サートマスターを務めたアーノルト・ロゼ。現在、ロゼ四重奏団を率いての室
内楽が稀に録音として入手できるのみで、名前は知っていても実際の演奏を聴
いたことがある人は限られているのではないでしょうか?また、彼の娘アルマ
(やはりヴァイオリニスト)は、アウシュヴィツで少女だけのオーケストラを
創設指揮し、多くの人命を救ったことでも知られています。
彼の1900年代初頭のソロを多く含むレコーディングを集めた、大変貴重な音源
がつまったアルバムの登場です。純粋にヴァイオリン奏法として、現代とはか
なり違ったスタイルが確立されていた時代の演奏を聴くに、これほど適当な
ヴァイオリニストも無いかもしれません。ソロに加えロゼ四重奏団の演奏、そ
して、ボーナス・トラックという訳ではないのですが、なんと彼がウィーン
フィルを振った「アテネの廃墟」も収録。





<TELARC>
CD80647 \2080
SACD60647(SACD-Hybrid) \3350
ロサンジェルス・ギター・カルテット Spin
1. Turn to the Sea
2. Hidden Realm of Light
3. Spin
4. Freaky Dancer
5. Quiccan
6. Catwalk
Night Furniture
7. Pillow Pretending
8. Chair with Hands for Feet
9. Shadowed Credenza
10. Did You See the Moon Last Night?
11. Stairs
Solstice Poem
12. Theme
13. Variation I
14. Variation II
15. Variation III
16. Epilogue
17. Stirfry
18. Bonus Track: Turn to the Sea (composer's cut)
LAGQ (ロサンジェルス・ギター・カルテット)
録音:2005年3月、カリフォルニア
LAGQのテラーク3rdアルバム!メンバーのひとり、アンドリュー・ヨーク作品
をフィーチャーした一枚。世界一といっていいギター・カルテットとして、
ラテンもの(CD80593)、クロスオーヴァーもの(CD80598)とテラークよりリリー
スしてきたLAGQ。前作の「ギター・ヒーローズ」は2005年のベスト・クラ
シカル・クロスオーヴァー部門で、グラミー賞まで獲得し、多いにその名を世
界中に知らしめました。
今回は、メンバーのアンドリュー・ヨークの作品がフィーチャーされ、彼の作
品名(彼の友人の詩)からアルバム・タイトルをとり、またアルバムのコンセ
プトとした一枚。ほとんどが、LAGQのために作曲された作品で構成されていま
すが、単なる、ギター・カルテットの現代作品を集めただけのアルバムではな
く、LAGQというプリズムを通して見える音楽世界を画期的に表現したものです。

CD80654 \2080
SACD60654(SACD-Hybrid) \3350
メシアン:おお聖餐!
タヴァナー(Tavener):アテネの歌
ヴォーン=ウィリアムズ:ミサ ト短調
デュリュフレ:グレゴリアの旋律による4つのモテット 作品10
コープランド:4つのモテット 作品20
タリス:おお聖餐
アトランタ交響楽団室内合唱団
指揮:ノーマン・マッケンジー
録音:2005年6月19-21日、聖フィリイプ・エピスコパル聖堂、アトランタ
現代作曲家による宗教合唱曲を集めた非常に美しいアルバム。現代といって
も、伝統と格式を必要とする宗教儀式に基づいた作品だけあり、聴きやすい
ものばかりで、最終トラックに収められたタリスの16世紀の音楽へと繋がっ
てもなんの違和感もありません。2曲目のタヴァナーは、イギリスの16世紀の
作曲家タヴァナーとは違う現代作曲家。(16世紀の作曲家Tavernerと1文字違
い。しかしどちらもファースト・ネームはジョン)

CD80664 \2080
SACD60664(SACD-Hybrid) \3350
カンゼル/スター・ウォーズ、ハリー・ポッター、ロード・オブ・ザ・リング
音楽集
Star Wars
1. Main Theme from Episode IV: A New Hope
2. Princess Leia from Episode IV: A New Hope
3. Cantina Band from Episode IV: A New Hope
4. The Imperial March from Episode V: The Empire Strikes Back
5. Yoda's Theme from from Episode V: The Empire Strikes Back
6. Luke and Leia from Episode VI: Return of the Jedi
7. Duel of the Fates from Episode I: The Phantom Menace
8. Anakin's Theme from Episode I: The Phantom Menace
9. Across the Stars from Episode II: Attack of the Clones
10. Battle of the Heroes from Episode III: The Revenge of the Sith
Harry Potter
11. Harry's Wondrous World from Harry Potter and the Sorcerer's Stone
12. The Chamber of Secrets from Harry Potter and the Chamber of Secrets
13. Aunt Marge's Waltz from Harry Potter and the Prisoner of Azkaban
The Lord of the Rings Trilogy
14. May It Be & Themes from The Fellowship of the Ring
15. The Hornburg from The Two Towers
16. The Ride of the Rohirrim from The Return of the King
シンシナティ・ポップス・オーケストラ
指揮:エリック・カンゼル
カンゼルの最新作は、超メガ・ヒット三作の音楽集!
この映画を観た人を合計したら、世界で何万人になるのか検討もつかない超メ
ガ・ヒット三作の音楽を集めた、カンゼルの最新作です。どれも現代の大スペ
クタクル映画といってよく、もちろんサラウンド付のSACDでも同時発売。

●NEW MID LINE
※カタログNO.の変更はありません。
CD80168 \1350
カンゼル/ハリウッド・グレイテスト・ヒッツ Vol.1
1. 20世紀フォックス映画のファンファーレ
2. 「海賊ブラッド」序曲
3. 「風と共に去りぬ」タラのテーマ
4. 「ベン・ハー」競技者のパレード
5. 「栄光への脱出」テーマ
6. 「ドクトル・ジバゴ」ララのテーマ
7. 「アラビアのロレンス」テーマ
8. 「ロミオとジュリエット」愛のテーマ
9. 「007/ゴールドフィンガー」テーマ
10. 「ある愛の詩」テーマ
11. 「避暑地の出来事」テーマ(夏の日の恋)
12. 「ジョーズ」テーマ
13. 「おもいでの夏」テーマ
14. 「ロッキー」テーマ
15. 「愛と追憶の日々」テーマ
16. 「愛と哀しみの果て」メイン・テーマ
17. 「炎のランナー」テーマ
シンシナティ・ポップス・オーケストラ
指揮:エリック・カンゼル

CD80297 \1350
モーツァルト:
弦楽四重奏曲 第14番 ト長調 K.387
弦楽四重奏曲 第15番 ニ短調 K.421
クリーヴランド弦楽四重奏団

CD80326 \1350
ブラームス:
愛の歌(18曲のワルツ) 作品52
新しい愛の歌(15曲のワルツ) 作品65
7つの夕べの歌(作品62,64,112,42,92,103より)
ロバート・ショウ・フェスティヴァル・シンガーズ
指揮:ロバート・ショウ

CD80347 \1350
グラズノフ:
バレエ音楽「四季」 作品67,67-a
バレエの情景 作品52
ミネソタ管弦楽団
指揮:エド・デ・ワールト





<Accord>
4769154 \2080
ハイドン=モーツァルト ピアノ作品集 Vol.1
ハイドン:ピアノ・ソナタ 第11番 変ロ長調 Hob16:2
モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第4番 変ホ長調 K.282
モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第17番 変ロ長調 K.570
ハイドン:ピアノ・ソナタ 第59番 変ホ長調 Hob 16:49
クレール=マリ・ル・ゲ(Pf)
録音:2004年9月、パリ
遂に、始動。クレール=マリのモーツァルト録音!ハイドンとモーツァルト
の密接な関係性に焦点を当てた、音の万華鏡のようなアルバム。
これまでに、「ダフニスとクロエ」のピアノ版といった珍しいレパートリー
から、リスト、シューマンといった王道物まで幅広く録音してきたクレール
=マリ・ル・ゲ。その範囲は昨年末のドビュッシーQとのショスタコーヴィチ
(ARN 68675)にまで至り、彼女のピアニズムは次の音楽シーンを切り開くに
必要不可欠なまでに確立されています。
2006年、モーツァルト・イヤーということで、多くのモーツァルト作品がリ
リースされる中、なんとクレール=マリまでがモーツァルト作品を録音。し
かしながら、そのアプローチの方法は、他のどの音楽家とも違ったものとし
て表出してきました。ハイドンとモーツァルトの深い関係性は誰もが知ると
ころですが、彼らの作品を対比することによって「ミラー・ゲーム」として、
本質を浮き彫りにする手法がとられています。これは弦楽四重奏の分野では
多く試みられていますが、ピアノ・ソナタでは非常に稀。
どちらの作曲家からも、初期作品が1作と後期作品が1作それぞれ選ばれて
おり、これが互い違いに変ロ長調と変ホ長調という構成になっています。変
ロも変ホも当時大変流行った調性ですが、性格的にいえば、変ロが「ブリリ
アント」とすると変ホが「メロウ」と対照的だとされるもの。まさに「ミラ
ー・ゲーム」、万華鏡を覗きこんだ時のような無限の広がりがこめられてい
るのです。
ル・ゲの演奏は、二人の作曲家を表現するのに絶対必要なたおやかさに富み
つつも、女性(しかも美人!)としては想像できないほど鍛えられた指先で
一音一音が完璧にコントロールされています。このプロジェクトは、ハイド
ン-モーツァルト研究の第一人者、マルク・ヴィグナル氏とのコラボレーショ
ンで製作されています。まだリリース時期は未定ですが、続巻も楽しみなリ
リースです。

4769074 \2080
ティエリー・エスケシュ 声楽作品集
1-3. III Motets pour 12 voix mixtes et orgue (1998) -
Textes d’Alain Suied
4. Les Lamentations (du prophete Jeremie) pour quatre voix
solistes (1998) *
5. Terra desolata pour quatre voix solistes et ensemble
instrumental baroque (2001) *
6. Exultet pour 12 voix mixtes, deux percussionnistes,
piano et orgue (2005) *
7. Ad Ultimas Laudes pour 12 voix mixtes (1993) -
Texte de Charles Baudelaire
8. Dixit Dominus pour 6 voix mixtes (2002) *
9. In Memoriam pour ch?ur et orgue (2002)
* first released on CD
Sung in French & Latin except Terra desolata and Dixit dominus (Latin)
and Exultet (French-Latin-German)
アンサンブル・セクエンツァ 9.3
キャサリネ・シモンピエトリ
録音:2005年6月、パリ
クレール=マリとの共演が多いエスケシュですが、今回は、それぞれ別のアル
バムながらクレール=マリのものと同時期リリース。よくよく仲が良いので
しょう。
今回の作品群は、エスケシュのオルガニストとしての経験から書かれた声楽作
品集で、アンサンブル・セクエンツァ 9.3は、なんとエスケシュの語法と美
的感覚を理解して演奏するまでに2年という月日を費やしたとか。どの作品も
神秘主義と官能主義のはざまを行きかうかの様な情景を描き出しています。
アンサンブル・セクエンツァ 9.3は、1998年にキャサリネ・シモンピエトリ
により創設されたヴォーカル・アンサンブル。メンバーはまだ若いながら、卓
越した技術は多くの革新的なプロジェクトになくてはならない存在とされてい
ます。





<Deutsche Grammophon (US)>
B000646102 2枚組 \2080
Perspectives-ギドン・クレーメル
CD1
J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第3番 ホ長調 BWV1006
同:ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 BWV1042
シューベルト:5つのドイツの踊りより D89
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調 K.219 「トルコ風」
CD2
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲 第2番 作品129
バーンスタイン:プラトンの「対話篇」に基づくセレナード
ペルト:シュピーゲル・イン・シュピーゲル
ギドン・クレーメル(Vn)
ASMIF/ヨーロッパ室内管
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/指揮:ニコラウス・アーノンクール
ボストン交響楽団/指揮:小澤征爾
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団/指揮:レナード・バーンスタイン
吉野直子(Hp)
ECMへのバッハ無伴奏(476 7291)でレコード・アカデミー賞も受賞。その活
動が今、最も注目されるヴァイオリニスト、ギドン・クレーメルのエッセン
スをちりばめた2枚組のCDです。ベストとはいえ、現在入手困難な音源から
選曲されており、単なる入門盤とは一線を画しています。さらに、それぞれ
の作品は全楽章が収められている点もうれしいところ。現在行われている、
彼のUSツアーにあわせて作成された物ですが、ツアーと関係なくとも、存在
感あるアルバムです。

<VAI>
DVD6タイトルが発売になります。今回の新譜もオイストラフ&リヒテルのベー
トーヴェン・ブラームス(映像はカラーです!)やラインスドルフ&ボストン
響の第9など貴重な映像が目白押しです。

VAI DVD 4361 \3650
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調「合唱」
ワーグナー:ジークフリート牧歌
エーリヒ・ラインスドルフ(指)ボストン交響楽団
ジェーン・マーシュ(S)、ユーニス・アルバーツ(A)
リチャード・キャシリー(T)、トーマス・ポール(B)
ハーバード・グリークラヴ、ラドクリフ合唱ソサイテ
ィ、ニューイングランド音楽院合唱団
収録:1965年10月19日、105m 白黒
1993年になくなってから10年以上経ち、日本でもラインスドルフの人気が上
がっている。1962年から1969年まで音楽監督を務めたボストン交響楽団との
数々の名演がCDとなり、その卓越した手腕が、新しいクラシック・ファン層
にアピールしているのである。そしてその黄金期の映像、それも大作、合唱
交響曲のDVDが登場。白黒だが、極めて優れたオーケストラ・トレーナーだっ
たラインスドルフの見事な指揮姿に引き込まれてしまう。

VAI DVD 4362 \3380
サイレント映画「カルメン」
セシル・B・デミル(監督)、ウィリアム・C・デミル(脚本)、
1915年パラマウント社
出演:ジェラルディン・ファラー、ウォーレス・リード、
ペドロ・デ・コルドバ、
音楽:ジリアン・アンダーソン指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
75分、染色版 ステレオ
歴史的な「カルメン」映画である。1915年に、パラマウント社がメトロポリタ
ン歌劇場の大プリマドンナであったジェラルディン・ファラーを起用して製作
したもの。当然サウンドトラックはないが、ヒューゴ・リーゼンフェルドがビ
ゼーの「カルメン」を編曲して伴奏譜を作り、生演奏の伴奏ができるように
なっている。このDVDでは、オリジナルの映像に、ジリアン・アンダーソン指
揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏をつけて、90年前のカルメンを
新たに蘇らせている。映画史においても、オペラ史においても、貴重な映像で
ある。

VAI DVD 4364 \3650
「ビルギット・ニルソン、ベル・テレフォン・アワー」
ビルギット・ニルソン(ソプラノ)
ドナルド・ヴーヒーズ(指揮)ザ・ベル・テレフォン・アワー管弦楽団
1961-1967年、57分 カラー
昨年惜しまれつつ亡くなった、20世紀最高のワーグナー・ソプラノの一人、ビ
ルギット・ニルソン。彼女がベル・テレフォン・アワーに出演した貴重な映像
を約1時間集めている。ワーグナーはもちろん、ヴェルディ、プッチーニ、さ
らには珍しいヘンデルやロッシーニの音楽まで収録。

VAI DVD 4365 \3380
ムソルグスキー:「展覧会の絵」
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第6番 イ長調
ボーナス インタビュー
イリヤ・イティン(ピアノ)
68分、カラー ステレオ
イリヤ・イティンはロシア出身で、1996年にリーズ国際ピアノ・コンクールで
優勝したピアニストである。幼い頃から才能を発揮し、モスクワのチャイコフ
スキー音楽院を最優秀の成績で修了。1990年からニューヨークに在住、欧米の
みならずアジア件まで幅広い演奏活動を行っている。

VAI DVD 4369 \3380
ベートーヴェンとブラームス:ソナタ集
「オイストラフ&リヒテル アリス・タリー・ホール・ライヴ」
ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ第6番 イ長調 Op.30-1
ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調 Op.24「春」
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op.108
アンコール 「春」−スケルツォ
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)、
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
収録:1970年アリス・タリー・ホール、ニューヨーク、
53分、カラー モノーラル
1970年3月に、ニューヨークのアリス・タリー・ホールで行われた、ソ連出身
の二大巨匠によるライヴ。オイストラフにとっては晩年の演奏で、枯淡の音楽
が実に美しい。リヒテルもこの同郷の偉大な先輩を、全力を挙げてサポートし
ているのが伺える。カラー映像で、非常に貴重な記録である。

VAI DVD 4374 \4450
メノッティ:「電話」
プーランク:「人の声」
キャロル・ファーレイ(ソプラノ)、
ラッセル・スミス(テノール)
ジョゼ・セレブリエル(指揮)
スコットランド室内管弦楽団
収録:1990年、65分、カラー ステレオ
電話にまつわる2つの対照的なオペラ。メノッティの「電話」は、旅行前に彼
女にプロポーズをしようとする男が、何度も電話で邪魔されたため、自らも電
話でプロポーズするという愉快な話。一方プーランクの「人の声」は、恋人と
別れて精神が不安定な女性が、その恋人と電話で話をするというモノドラマ。
どちらも20世紀の文明を象徴するものの一つ、電話を核にしている。キャロル
・ファーレイは、米国のメトロポリタン歌劇場やシカゴ・リリック・オペラを
中心に世界中で活躍するソプラノ。




<ジェイズミュージック・レーベル(日本)>
30周年記念 木曽音楽祭ライヴ録音集成
日本の名ソリストが終結!今まで会場即売のみで発売されていた名演がいよ
いよ一般発売になります。今年32回目を迎える、日本で最も歴史のある音楽
祭「木曽音楽祭」。その30周年を記念して、それまでの名演の中から選りす
ぐりの演奏をピックアップ。4タイトルにまとめました。
1973年の木曽フィルハーモニック協会発足に端を発し、当初は「木曽福島国
際音楽祭」の名のもとに、ヴィオラの巨匠である故プリムローズやバルトー
ク弦楽四重奏団などをはじめ、毎年数々の国際的名演奏家を招聘して行われ
ている音楽祭。現在では「木曽音楽祭」と名称を変え、日本のトッププレー
ヤーを一堂に集めて、毎年多くの聴衆が全国から集まる音楽祭となっていま
す。
音楽祭ならではの、リラックスした一流演奏家の楽しい雰囲気が伝わってき
ます。中には、稀代の名ヴァイオリニストとして有名で1997年に惜しまれつ
つこの世を去った数住岸子のラストレコーディングとなった、六重奏曲/ベ
ートーヴェンなども収録されています。 又、この音楽祭のコンセプトのひと
つとして、演奏家本人が本当にやってみたかった曲をというものがあり、普
段あまり演奏されない名曲や、珍しい編曲を選曲している事も魅力のひとつ
といえましょう。

KS1001 \1200
「木曽音楽祭第1集」
モーツァルト:フルート四重奏曲第1番
シューマン:ピアノ四重奏曲
ドヴォルザーク:セレナーデ ホ長調
録音:1993年、1985年、1997年
野島稔(Pf);久保陽子(Vn);
金昌国(Fl);白尾偕子(Va);堀了介(Vc);
店村眞積(Va);安田謙一郎(Vc);
小林美恵(Vn);平沢仁(Vn);千葉純子(Vn);新垣裕子(Vn);漆原啓子(Vn);
鈴木理恵子(Vn);山本佳子(Vn);中馬陽子(Vn);管沼準二(Va);
廣狩亮(Va);市坪俊彦(Va);秋津智承(Vc);花崎薫(Vc);星秀樹(Cb)

KS1002 \1200
「木曽音楽祭第2集」
ブリテン:ファンタジー
ベートーヴェン:六重奏曲編ホ長調
ラハナー:九重奏曲ヘ長調
録音:2003年、1996年、2000年
古部賢一(Ob);川田知子(Vn);篠崎友美(Va);堀了介(Vc)
数住岸子(Vn);鈴木理恵子(Vn);管沼準二(Va);堀了介(Vc);
松崎裕(Hr);山本眞(Hr);
佐久間由美子(Fl);小畑善昭(Ob);磯部周平(Cl);山本眞(Hr);
前田信吉(Fg);加藤知子(Vn);安藤裕子(Va);山本裕康(Vc);
星秀樹(Cb)

KS1003 \1200
「木曽音楽祭第3集」
ラヴェル:ピアノ三重奏曲
ブラームス:セレナーデ第1番(九重奏版)
録音:1997年、2000年
寺嶋陸也(Pf);漆原啓子(Vn);花崎薫(Vc)
佐久間由美子(Fl);磯部周平(Cl);山本正治(Cl);松崎裕(Hr);
吉田将(Fg);服部譲二(Vn);廣狩亮(Va);山崎伸子(Vc);星秀樹(Cb)

KS1004 \1200
木曽音楽祭第4集:
モーツァルト:協奏交響曲(エック編木管八重奏版)
ドホナーニ:六重奏曲
録音:2002年、1999年
磯部周平(Cl);山本眞(Hr);
古部賢一(Ob);森枝繭子(Ob);山本正治(Cl);岡本正之(Fg);
前田信吉(Fg);松崎裕(Hr);星秀樹(Cb)
若林顕(Pf);小林美恵(Vn);廣狩亮(Va);山本裕康(Vc);





<PIERRE VERANY>
PV706021 \1980
「夜」
シェーンベルク:
弦楽六重奏のための「浄められた夜」op. 4−
リヒャルト・デーメルの詩による
リゲティ:弦楽四重奏曲第1番「夜の変容」
デュティーユ:弦楽四重奏曲「夜はかくのごとく」
ロザモンド四重奏団、
アントワーヌ・タムスティ(Va)、
ジェローム・ペルノー(Vc)
ロマン派の詩人ノヴァリスは「夜への賛歌」で夜の神秘的な力に言及してい
て、音楽のかすかな震動を捕らえることのできる作曲家にとって、夜は音素
材が変容する時です。1899年にまず弦楽六重奏の形で書かれた「浄められた
夜」は、作曲者自身が認めたように、ブラームスの弦楽六重奏の書法とワー
グナーの半音階の影響を受けていて、ロマン主義と表現主義の境界にある新
しい様式を作り出しています。「夜の変容」はバルトークの四重奏曲第3・
4番の急進的な手法の影響を受けているため、ハンガリーでは初演できず、
ハンガリー動乱後亡命したオーストリアで1958年に初演されました。リゲティ
によれば、「変容」は変奏の一種ですが、特定の主題ではなく、一つの音楽
的概念が常に新しい形で現れます。「夜はかくのごとく」はデュティーユの
友人ススマンを記念して作曲され、夜と死の結合は作品に間接的に深みを与
えています。この作品はたびたび演奏されて20世紀の主要な弦楽四重奏曲の
一つとなりました。

PV706022 \1980
シモン・シモン(1734又は1735-1787頃):クラヴサン曲集op. 1(1761)
ラ・コレ/ララール/ド・ポヤンヌ/ル・ドルソ/エグゾデのメヌエット/泉/モリ
ソ/ド・ナンジ/メサンジェール夫人/サラバンド/マニャンヴィーユ/シモン氏
のクリスマス・キャロル/トリコネル他
ジャン=パトリス・ブロス(Cemb)
シモンは、クラヴサンのための作品を書いたフランスの最後の作曲家の一人で
す。フランスのクラヴサン音楽は、1740年から1770年の、クープラン、ラモー、
ダカン、デュフリ、コレットなどによる最後の実り多い時代の後、イギリスや
ドイツからもたらされたフォルテピアノに道を譲ります。
シモンはクラヴサン曲集第2集作品2と第3集作品3を1770年に出版しました
が、クラヴサン独奏曲は第1集にしかありません。作曲者は、第1集はフラン
スとイタリアの両方の様式を表現していると述べていますが、そのうち、舞曲
から成る古いフランスの組曲を思い出させるのはアルマンドとサラバンドだけ
です。25曲のうち15曲が6つの組曲を構成し、残りは、第2集や第3集と同様、
ヴァイオリン伴奏が付いています。第2集は、すべて3楽章から成る4つのソ
ナタと2つの協奏曲、第3集はやはり3楽章から成る6つの協奏曲を含み、ソ
ナタ形式への移行が明らかです。





<QUERSTAND>
VKJK0607 \1680
マーラー:交響曲第4番
ファビオ・ルイージ(指揮)
MDR交響楽団(ライプツィヒ放送交響楽団)、
サンドラ・トラットニッヒ(ソプラノ)
録音:2005年9月20日、ゲヴァントハウス,ライプツィヒ、ライヴ
注目の指揮者ルイージのマーラー、最新ライヴです。ソリストはウィーン国
立歌劇場で活躍するトラットニッヒ。2007年にはMDR響を退任しシュターツカ
ペレ・ドレスデンの首席に就任することになっておりますが、まだまだMDRと
は精力的な演奏活動を行っております。ルイージ特有の切れのある、また美
しい演奏となっています。次回発売予定は第2番「復活」が予定されておりま
す。




<TELOS>
TLS 060 \1980
エーリヒ・コルンゴルト:ヴァイオリン・ソナタト長調op. 6/
クルシェーネク:ヴァイオリン・ソナタ
クリストフ・シッケダンツ(Vn)、
ベルンハルト・フォグラッシャー(P)
ここに収録されているヴァイオリン・ソナタは二人の作曲家のほとんど知られ
ていない初期の作品です。コルンゴルトは10代の初めから劇場で作品が演奏さ
れて天才作曲家と評判になりましたが、このソナタでは既にその個人的な、歌
劇風な傾向の語法が形成されています。クルシェーネクがこのソナタを作曲し
た頃はまだレーガーの影響下にあり、自身は後に「この作品には良い点は少し
しかない」と述べていますが、天才のひらめきが現れています。

TLS 061 \1980
J.S.バッハ:ピアノ協奏曲第1番ニ短調BWV1052/
ケージ:プリペアード・ピアノと室内管弦楽のための協奏曲/
ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
オレン・シャニ(P)、
ライオル・シャンバダル指揮ブダペスト響
ケージの協奏曲は1951年に作曲され、ピアノ以外の部分は、この時期の特徴で
ある「音響音階(個別音、和音、音群、騒音など、あらかじめ準備形成された
音響的素材から成る)」に基づいて作曲されています。
シャニは1977年テル・アヴィヴで生まれ、18歳の時イスラエル放送でバッハの
ゴルトベルク変奏曲を録音しました。1997年以後、ルビン・アカデミー・コン
クールなどイスラエル国内のコンクールに入賞しています。2000年ポジタノの
マスター・クラスでジョン・オコーナー、スイスのエンゲルベルクのマスター
・クラスでアレクシス・ワイセンベルクに師事し、後者では講師と聴衆の熱烈
な反応により特別賞を受賞しました。2001年にはスイスのヴェルビエ音楽祭と
ドイツのシュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭で演奏しました。

TLS 083 \1980
「視点1 ベートーヴェン」
ピアノ協奏曲第1番ハ長調op. 15
ステファン・リトウィン(Pと講義)、
ブラッドリー・リュプマン指揮ザールラント放送響
リトウィンは1960年メキシコ・シティで生まれ、メキシコ、アメリカ、スイス
でピアノと作曲を学びました。現代音楽も主要なレパートリーとし、多くの作
品を初演しています。リトウィンにとって解釈とは音楽的・言語的に意味を明
らかにすることです。そのため、リトウィンはレクチャー・リサイタルの形式
を好み、たとえば2003年から2004年までベルリンで講義しました。ザールラン
ト放送と協力したシリーズの第1弾として、ベートーヴェンの協奏曲第1番の
演奏と40分の講義が収録されました。リトウィンはこの協奏曲の劇的な内容を、
革命フランスに対抗した1792年からの第1回対仏大同盟を背景とした「戦線の
間の音楽」と解釈しています。

TLS 106 \1980
「イベリアとアメリカの情熱」
グラナドス:ピアノ・ソナタ第1番/
アルベニス、ヴィラ=ロボス、ヒナステラの作品
ベアトリース・ベルトルト(P)
2006年2月録音
ドイツのピアニスト、ベルトルトはロシアと南アメリカの音楽の演奏で国際的
な評価を得ていて、定期的に南アメリカで演奏と講義を行っています。ラフマ
ニノフ、グラナドス、クララ・シューマンのドキュメント番組など、ドイツの
テレビ番組に数多く出演しています。ヴィラ=ロボスと共に仕事をしたブラジ
ルのピアニスト、ヤラ・ベルネッテとの長年の親交に刺激されて、スペインと
南アメリカの作品を録音しました。

TLS 111 \1980
エルヴィン・シュールホフ(1894-1942):弦楽四重奏曲第1番
ヴィクトル・ウルマン(1893-1944):弦楽四重奏曲第3番
アドルフ・ブッシュ(1891-1952):弦楽四重奏曲楽章ロ短調
ミンスキー(1886-1946):弦楽四重奏曲へ長調
カザル四重奏団【ラッヘル・ロジーナ・シュペート、マルクス・フレック(Vn)、
ドミニク・フィッシャー(Va)、アンドレアス・フレック(Vc)】
ドイツ人とスイス人によるカザル四重奏団は、10年前の結成以来、あまり演奏
されない作品を取り上げてきました。今回録音したのは、ナチスの独裁に苦し
まなくてはならなかった作曲家たちの作品です。チェコの作曲家ウルマンは、
1942年プラハ北方のテレジエンシュタットに収監され、そこでこの四重奏曲を
作曲しました。カミンスキーは宗教合唱曲を多数作曲し、ドイツでのバロック
音楽復興に寄与しました。1917年に作曲されたこの四重奏曲にも揺るぎ無い信
仰が感じられます。四重奏団を率いたブッシュは相当数の作品を残していて、
これは伝統的技法によるヴィルトゥオーソ的な楽章です。チェコのシュールホ
フの音楽はナチスに退廃芸術の烙印を押され、彼はチェコ合併後逮捕されまし
た。四重奏曲第1番はまだ古典の境界内にあるジャズ的で陽気な作品です。

TLS 114 \1980
トルコの作曲家ベティン・ギュネス
「ベティン・ギュネス(1957- ):私はあなたに何か言いたい」
ギュネス:尊敬、Clanstr(クラリネット協奏曲)、
アリ・エクベル・チチェク&ギュネス:ハイダル・ハイダル、
ギュネス:湾、
セマル・レシット・レイ&ギュネス:私のトルコ、
ギュネス:Babadapiya
ベティン・ギュネス(指揮、P)
トルコ室内管弦楽団
セルチューク・シャヒノール(Cl)、
ギュネスは1957年イスタンブールで生まれ、イスタンブールとケルンで学び、
ケルンではブラニミール・スローカーに師事しました。1988年からケルン交響
楽団とモンディアル室内弦楽合奏団を指揮しています。西洋の伝統的な音楽と
現代トルコの音楽の間に橋をかけようとして、トルコ室内管弦楽団を創設しま
した。ギュネスは一方では気難しい音楽を書き、一方では聴衆の戸惑いを避け
ようとしています。

TLS 115 \1980
パガニーニ:魔女たちの踊りニ長調op.8/カンタービレニ長調M.S. 109
エルネスト・カミッロ・シヴォーリ(1815-1894):
言葉のないロマンス変ホ長調op. 23-1
パガニーニ:「モーセの祈り」によるソナタ変ホ短調M.S. 23
シヴォーリ:言葉のないロマンス「祈り」変イ長調op. 23-2
パガニーニ:
ロッシーニの「こんなに胸騒ぎが」による序曲と変奏曲イ長調op. 13
カンタービレとワルツホ長調M.S. 45
シヴォーリ:マドリッドの謝肉祭T.M. 37
パガニーニ:ヴェネツィアの謝肉祭イ長調M.S. 59
(パガニーニの作品はこの楽団のヴァイオリン奏者ホルガー・フライによる
編曲)
インゴルフ・トゥルバン(Vn)、
ヴィルトゥオーシ・ディ・パガニーニ
パガニーニは独特のヴァイオリン演奏技術に関して極度に秘密主義で、弟子は
シヴォーリ以外にほとんどいませんでした。シヴォ―リはジェノアで生まれた
ヴァイオリン奏者・作曲家で、パガニーニと同様、はなばなしい技術で有名で
した。リストら当時の作曲家と協力し、編曲も多数行っています。
トゥルバンは1964年ミュンヘンで生まれ、1985年から1988年までミュンヘン・
フィルのコンサート・マスターを務めた後、ソリストとして世界中で活動して
います。60余りのオーケストラと共演し、1995年シュトットガルト国立音楽院
教授に就任しました。TLS072にシヴォーリの狂詩曲変ロ長調op. 25-5を録音し
ています。

TLS 1002 \1980
マーラー:大地の歌(テノール、バリトン、ピアノ伴奏による)
ロバート・ディーン・スミス(T)、
イヴァーン・パレイ(Br)、
シュテファン・マティアス・ラーデマン(P)
ダムラウとパレイによるピアノ伴奏版「子供の魔法の角笛」(全24曲)
(TLS1001)に続く第2集です。ピアノ伴奏版は1987年に発見され、これはテノ
ール、バリトン、ピアノ用の版の世界初録音です。スミスはカンザス州出身の
ドラマティック・テノールで、バイロイト音楽祭、東京を含む世界各地でワー
グナー、プッチーニ、ヴェルディなどの歌劇に出演し、「大地の歌」をロリン
・マゼールやエド・デ・ワールトと共演しています。パレイは1979年ボゴタで
生まれ、アルジェンティンに移りました。主にグルック、モーツァルト、ウェ
ーバー、ヴェルディなどのリリック・バリトンの役やドイツ・リートを歌って
います。「魔法の角笛」の録音は、その独自の解釈によりマーラー協会の2004
年トブラッヒャー特別賞を受賞しました。

●TELOSレーベル未案内旧譜
TLS 022 \1980
NU インプロヴィゼーション・ライヴ
イザベーラ・ボイマー(Vo)、
ヴィンコ・グロボカール(トロンボーン)
録音:1998年4月22日ライヴ
作曲家のグロボカールのトロンボーンとボイマーの歌ったり喋ったり(超早口
言葉みたいなものや変な声を出したのもある)雑音を出したり、とにかく2人
でできることをやりまくっております。楽しめる人には楽しめます。





<DORON>
DRC 1020 \1980
「ミステ・エール・トランペット」
J.S.バッハ:バディネリ
アレクサンドル・プティ(1864-1925):水滴
ビゼー:「カルメン」から闘牛士の歌/ハバネラ/ジプシーの踊り
ハイドン:トランペット協奏曲変ホ長調
テレマン:トランペット協奏曲変ロ長調
タルティーニ:トランペット協奏曲ニ長調
アラン・レビション(Tp)、クリスティーヌ・ドライエ(P)

DRC 3036 \1980
「ハープと声のためのフランス音楽」
デュパルク(シャンタル・マチュー編曲):旅への誘い/悲しい歌
フォーレ:
ハープのための即興曲op. 86/歌曲集(マチュー編曲)/ネルop. 18-1/私たち
の愛op. 23-2/月の光op. 46-2/後光を背負った聖女op. 61-1)/塔の中のお姫
さまop. 110
トゥルニエ:歌とハープ又はピアノのための「庭師の手紙」
カプレ:2つのソネット/ダマーズ:警句とマドリガル集
ベルナール・アンドレ(1941-):灰色の庭園
シャンタル・マチュー(Hp)、サクヤ・コダ(S)
CLAVESやCASCAVELLEに録音もあるフランスの女流名ハーピストのシャンタル・
マチューのハープとソプラノによるフランス音楽のアルバムです。

DRC 3047 \1980
ドヴォルザーク:スターバト・マーテル
エルヴェ・クロプフェンシュタイン指揮 ジュネーヴ響、
ガオス合唱団、ブリジッテ・フルニエ(S)、イサベル・エンリケ(Ms)、
ジル・ベルシエ(T)、ガリー・マグビー(Bs)、他
2005年3月ライヴ録音
クロプフェンシュタインは1957年生まれ、1989年からこのジュネーヴ交響楽団
を率いております。DORONレーベルへも伴奏版が2タイトル出ておりましたが、
いよいよ主役を張ってドヴォルザークの隠れた名曲を発売いたします。

DRC 3049 \1980
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第9番変ホ長調K.271「ジュノム」
ピアノ・ソナタ第16番変ロ長調K. 570
ピアノ・ソナタ第14番ハ短調K. 457
マリエッタ・ペトコヴァ(P)、
マルコ・ボーニ指揮 コンセルトヘボー室内管
2003年1月・1994年11月・2005年4月ライヴ録音
DORONレーベルへ地道に録音を続けているブルガリア出身の女流ピアニスト、
ペトコヴァのピアノによる協奏曲・ソナタ集。

DRC 5024 \1980
フェデリコ・イバラ(1946-):「ピアノ・ソナタ集」
ソナタ第5番/第6番/第3番「母フアナ」/第4番/第2番/第1番/第0番
セシリア・ソリア(P)
イバラの作品は、交響曲、バレエ、室内楽曲、歌曲などあらゆるジャンルに
わたっており、メキシコでは数少ないオペラ作曲家の一人です。母校メキシ
コ国立大学の音楽学校作曲科長を務め、メキシコの多くの文化団体から作品
を委嘱されています。

DRC 5026 \1980
メル・ボニ(1858-1937):「声楽作品集(23の歌曲)」
言わずにおいて/波のあたりに/ヴィラネッラ/夢/マドリガル/祝婚歌/小川/
夜明けに/愛の歌/海/変わらぬ優しさ/レジーナ・チェリ/青い鳥他
ブリジッテ・バレ(Ms)、ヴェレリー・ガバイユ(S)、
エリック・スラントラ(P)、アストリッド・プファラー(Ms, Vn)、
マルク・イェルマン(Vc)
メル・ボニは本名をメラニー・ボニという女流作曲家で、パリ音楽院でギロ
ーに師事しました。両親に望まない結婚を強いられ、薄幸の人生でしたが、
管弦楽曲、室内楽曲、ピアノ曲、声楽曲などかなりの作品を残し、作曲家と
して一定の評価を得ました。後期ロマン派的作風ですが、ドビュッシーの影
響も受けています。






<ミッテンヴァルト・レーベル>
MTWD 99024 定価 \2500
ヤン・シベリウス:ヴァイオリンとピアノのための作品集第1集
5つの小品 作品81(マズルカ、ロンディーノ、ワルツ、オバド、メヌエット)
5つの田園舞曲-Largamente assai-Vivace 作品106-1
4つの小品 作品115(荒地にて、バラード、ユモレスク、鐘)
3つの小品 作品116(舞踏の情景、特徴的な舞曲、ロマンティックなロンド)
谷本 潤(ヴァイオリン)、野本哲雄(ピアノ)
録音:2005年9月14、20日 千代田区メトジカスタジオ
※シベリウスの作品演奏にあたって
恥ずかしながら有名なヴァイオリン協奏曲は知っていたものの、今回の録音
にいたる半年程前まではシベリウスがこれ程多くの、しかも魅力的なヴァイ
オリンの為の小品を残していたとは知らなかった。個々の作品については、
どれも北方的感情とタイトルからもわかるとおり舞曲的リズムが秘められて
いる。作品115と作品116についてはシベリウス最後期の、自然の中に居を移
し孤独な思索に沈潜していた時期の作品だけに、演奏者としてはその精神性
にせまるにあたりスリリングな思いを重ねた。
(谷本 潤、ライナーノートより)
●谷本 潤(ヴァイオリン)
1961年生まれ。東京藝術大学卒業。東京ロシア語学院本科卒業。1992年より
度々モスクワ音楽院でロシアン・スクールの重鎮エドアルド・グラッチ氏に
短期研修を受け、同地で室内楽コンサートに出演。2003年、モスクワ音楽院
し小ホールでリサイタルを開催。2004年にはハバロフスクでリサイタルを行
い、地元紙で高い評価を受ける。
●野本哲雄(ピアノ)
1971年生まれ。桐朋音楽大学卒業。現在、ソロ、伴奏の他、邦人作曲家の新
作演奏、クラシックにとらわれない他のジャンルとのコラボレーション等の
活動も行っている。2003年、2004年には東京でソロ・リサイタルを開催し好
評を得ている。




<DIVOX>
DIVOXレーベル2006年カタログ付きでカルミニョーラとバンキーニの名盤3タ
イトルを価格を下げて発売いたします!

CDX50004 \1280
「ジュビリー-イタリア・バロックの珍しい弦楽合奏曲」
ステッファーニ(1654-1728):「運命の勝利」組曲/
ヴィヴァルディ:
ヴァイオリン協奏曲「聖母被昇天のために」、「不安」、
「パドヴァの聖アントニウスの聖なる舌の祝日のために」、「夏」
カステッロ(1678-1741):弦楽のためのソナタ第15番/
メルーラ(1594/95-1665):4声の半音階的カプリッチョ/
レグレンツィ(1626-1690):シンフォニア(2声のオラトリオの序曲)
ウッチェリーニ(1603-1680):ベルガマスクによるアリア
スカラーニ(16世紀):3声のソナタ第15番
ヴィタリ(1632-1692):4声のカプリッチョ
マリーニ(1597-1665):「モニカ」によるソナタ
ジュリアーノ・カルミニョーラ(Vn)、
ソナトリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカ

CDX50209 \1280
コンチェルト・ストラヴァガンテ(ヴァイオリンのための協奏曲集)
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲RV581、RV277、
RV180、RV551、RV128
ファリーナ(1600〜1649):カプリッチョ・ストラヴァガンテ
ジュリアーノ・カルミニョーラ(vn)、
ソナトリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカ

CDX70006 \1280
ヴィヴァルディ:「昼と夜」 (フルートのための協奏曲集)
協奏曲イ短調RV108/協奏曲op.10-6.RV437/
フルート協奏曲ト長調RV443/ 協奏曲<ごしきひわ>op.10-3.RV428/
協奏曲<夜>op.10no.2RV439
コンラート・シュタインマン(bfl)、
キアーラ・バンキーニ(vn)、
アンサンブル415のメンバー




<メキシコ州立交響楽団>
752435 18129 4枚組 \5400
パリのエンリケ・バティス 2005ライヴ
CD1
ビゼー:交響曲第1番 ハ長調
CD2
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
チャベス:サラバンダ
シエラ:ファンダンゴ
マルケス:ダンソン第2番(アンコール)
ヒメネス:ルイス・アロンソの婚礼(アンコール)
エルガー:威風堂々(アンコール)
CD3
ベートーヴェン:交響曲第1番 ハ長調 Op.21
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
CD4
チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォ Op.34
ピアソラ:忘却
ラヴェル:ツィガーヌ
ブクステフーデ(チャベス編):シャコナ ホ短調
モンカージョ:ウアパンゴ
レブエルタス:センセマヤ(アンコール)
ポンセ:エストレリータ(アンコール)
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第4番−前奏曲(アンコール)
エンリケ・バティス指揮
メキシコ州立交響楽団
フィロメーナ・モレッティ(ギター)
マーク・ゼルツァー(ピアノ)
録音:
CD1,2:2005年3月5日、
CD3,4:2005年3月6日、
パリ、ライヴ
2005年3月5日と6日、パリのモガドール劇場での二晩のコンサートを収録した
4枚組。大小の有名無名の様々な曲が演奏されている。中でもシエラのファン
ダンゴ、ヒメネスのルイス・アロンソの婚礼の強烈な熱気は有無を言わせず興
奮へと引きずり込まれてしまう。そしてアンコールの最後、何故か「威風堂
々」、聴衆のヴォルテージも頂点になっている。また「若書きの才気溌剌」と
いうイメージを覆す、妙にギシギシ、ギラギラしたビゼーの交響曲も個性的で
ある。

752435 18134 2枚組 \2700
「ワルシャワのエンリケ・バティス2003ライヴ」
ブクステフーデ(チャベス編):シャコナ ホ短調
ヴィエニアフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ短調
サラサーテ:ナバラ Op.33
チャベス:交響曲第2番「インディア」
レブエルタス:センセマヤ、
ポンセ:エストレリータ
マルケス:ダンソン第2番、
モンカージョ:ウアパンゴ
ヒメネス:ルイス・アロンソの婚礼 (アンコール)
エルガー:威風堂々(アンコール)
エンリケ・バティス指揮
メキシコ州立交響楽団
ワジム・ブロツキ(ブロドスキー)(ヴァイオリン)
マリア・マホフスカ(ヴァイオリン)
録音:2003年10月1日
ワルシャワ・ライヴ
2003年10月1日、ワルシャワの国立フィルハーモニー・ホールでのライヴ録音。
ポーランドだけに、お国もののヴィエニアフスキを、キエフ生まれポーランド
在住の名ヴァイオリニスト、ワジム・ブロツキが弾くという、バティスには珍
しいレパートリーもある(見事なサポート振り)。とはいえ、やはり本領は、
チャベス、レブエルタス、ポンセ、マルケス、モンカージョ、ヒメネスといっ
たラテン系の作曲家。2つのヴァイオリン・ソロのためのサラサーテの「ナバ
ラ」では、ライヴならではのヒートアップが楽しい。

752435 18136 2枚組 \2700
「マドリッドのエンリケ・バティス 2003ライヴ」
ブクステフーデ(チャベス編):シャコナ ホ短調
チャベス:交響曲第2番「インディア」
アルフテル:ヴァイオリン協奏曲
ジラン:声とともに(アンコール ヴァイオリンのみ)
ファリャ:「スペインの庭の夜」
スカルラッティ:ソナタ ニ長調 K.492(アンコール ピアノのみ)
アルフテル:ハバネラ(アンコール ピアノのみ)
レブエルタス:センセマヤ、
モンカージョ:ウアパンゴ
エンリケ・バティス指揮
メキシコ州立交響楽団
パトリツィア・コパチンスカヤ(ヴァイオリン)
ギジェルモ・ゴンザレス(ピアノ)
録音:2003年9月30日
マドリッド、ライヴ
スペイン、マドリッドの国立音楽堂での2003年9月30日の演奏会ライヴ録音。南
米もしくはスペイン系の音楽が中心になっており、そのラテン気質がライヴと
いうことで見事に浮き上がっている。ことにチャベスの「インディア」交響曲
のノリノリ感は実に楽しい。アルフテルの陽気なヴァイオリン協奏曲でヴァイ
オリン・ソロを受け持っているのは、パトリツィア・コパチンスカヤ。1977年、
モルダヴィア生まれ、ウィーンとベルンで学び、以後数年で世界的に注目され
るヴァイオリニストになった。2004年4月にNHK交響楽団に招かれ、非常に好評
を博している。ギジェルモ・ゴンザレスは、カナリア諸島のテネリフェ島出身
のピアニスト。





<BMC>
BMCCD109 \1980
シューベルト:交響曲第7(9)番「ザ・グレート」
アルベルト・シモン指揮
フランツ・リスト音楽院管弦楽団、
録音:1979年3月4日ライヴ
1979年3月にハンガリー・ラジオが放送用のライヴとして録音したものですが音
質も極めて優秀。何よりその演奏の質が素晴らしい。冒頭のホルンのソロはた
っぷり時間をとって、しかもヴィヴィラートを全くかけず歌われ、その悠然た
る構えはまるでブルックナーを聴いているようです。それ以外もゆっくりとし
た巨匠テンポと重量感でこれまでの「グレート」のイメージを覆します。アル
プスの孤高の峰を思わせるこの曲に相応しい名盤の久々の登場です。

BMCCD116 \1980
「NEW MUSIC STUDIO-1970年代のハンガリーの現代作曲家による合作作品集」
ゾルタン・イェネイ/ラースロー・シャーリ/ラースロー・ヴィドフスキー:
アンディスターブド-室内オーケストラのための(1974)
バルナバス・デゥカイ:変わってゆく月へ
ペーター・エトヴェシュ/ゾルタン・イェネイ/ゾルタン・コチシュ/ラースロ
ー・シャーリ/ラースロー・ヴィドフスキー:
クルタークへのオマージュ(1975)
アンサンブル・オブ・ニューミュージック・スタジオ
アンドラーシュ・ウィルヘイム指揮
アウアー弦楽四重奏団&ショモギ弦楽四重奏団
録音:1974年ハンガリー・ラジオ・ライヴ 2005年 1986年
フンガロトン原盤
エトヴェシュを始め現代ハンガリーを代表する作曲家たちが70年代に共同制作
した作品。「アンディスターブド」は雨だれのような点描的な音が延々ただひ
たすら40分近く続き、「変わってゆく月へ」は二つの弦楽四重奏があたかも月
の満ち欠けを表すかのような静かで調性的な7分半ほどの作品。「クルターク
へのオマージュ」はエレキ・ギターやらピアノやら様々な楽器を音響的に変調
して作り上げたサウンド・オブジェともコラージュともいえる30分にわたる大
作。

BMCCD117 \1980
シュトックハウゼン:
3群のオーケストラのためのグルッペン(1955-57)
オーケストラのためのプンクテ(1952/62)
アルトゥール・タマヨ、ペーター・エトヴェシュ、ジャック・
メルシェ指揮 ケルン放送交響楽団
ペーター・エトヴェシュ指揮 ケルン放送交響楽団
録音:1997年 2004年
昨年来日して再び楽壇の話題を呼んだ帝王シュトックハウゼンの50年代の傑作
を2曲。特にグルッペン(グループ/群)は3人の指揮者、3つのオーケストラを
必要とする大作で前衛音楽バブルの時代を代表する曲として忘れることが出来
ません。近年クセナキスで定評があるタマヨ、それにエトヴェシュが共演して
いるのも話題のひとつです。

BMCCD118 \1980
ストラヴィンスキー:
春の祭典、マヴラ
ペーター・エトヴェシュ指揮
ユンゲ・ドイチュ・フィル
エーテボリ交響楽団
M.フォントシュ(S)、リュドミラ・シェムチュク(MS)、パアシキヴィ(MS)、
ヴァレリー・ゼルキン(T)
録音:2004年 2003年
現代音楽の巨匠的作曲家ペーター・エトヴェシュは指揮者としても当BMCにいく
つか録音していますが、とうとう真打ち的録音の登場。ユンゲ・ドイチュ・
フィルを指揮した春の祭典ではブーレーズに比肩するほどの知的なアプローチ
を見せますが、さすがハンガリー人の血が騒ぐのか、それだけでは終わりませ
ん。知的に設計されたドラマがクライマックスの「生贄の踊り」にむかって、
じわじわと盛り上がってゆく様は圧巻。「マヴラ」は新古典主義期の佳作です
が、エトヴェシュのドラマ作りの才能が遺憾なく発揮された演奏。薬味の効い
た冷笑的な音楽がエトヴェシュの芸風にぴったり。

BMCCD123 \1980
クルターク:ヤテコク(ゲーム)第一部/第二部
ガボール・チャローグ(P)全曲、
アンドラーシュ・ケメネス、マルタ・クルターク、ジェルジ・クルターク、
ハ・ノイ・ビット(ピアニーノ)他
録音:2003‐2005年ハンガリー・ラジオ
クルタークの複数のピアノのための作品。クラスター、点描的音形、さまざま
な音の身振りが対話するように交わされる。二部からなり、それぞれのセクショ
ンがさらに細かく分割され標題ともたんなる指示とも詩ともとれるタイトルが
付けられている。

BMCCD125 \1980
バルトーク:
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ(原典版)
2つのヴァイオリンのための44のデュオ
バルナバシュ・ケレメン(Vn)
バルナバシュ・ケレメン、カタリン・コカシュ(Vn) 録音:2005年
20世紀ヴァイオリン音楽の傑作を2題。
バルナバシュ・ケレメンは1978年ハンガリー生まれで第7回国際モーツァルト・
コンクールで優勝している。カタリン・コカシュは1978年生まれ。彼女はクル
ターク、ティボール・ヴァルガ、レオン・フライシャーらのマスタークラスを
受講している。ヨーロッパで数々の賞を受賞し2003年にはニューヨーク・カー
ネギー・ホールでのリサイタルを成功させた。





<BIDDULPH>
80221 \1680
ベートーヴェン:
弦楽四重奏曲第2番 ト長調 Op.18-2
弦楽四重奏曲第3番 ニ長調 Op.18-3
弦楽四重奏曲第10番 変ホ長調 Op.74「ハープ」
ブダペスト弦楽四重奏団
録音:
1938年6月1日、1935年4月3日
1936年4月27日
エンジニア:リック・トーレス
1917年に結成して以来、半世紀に渡りメンバーを交代しながら世界的四重奏団
として活躍したブダペスト四重奏団。ことにベートーヴェンの弦楽四重奏曲は
二度も全集を録音するという偉業を成し遂げている。1930年代半ばは、結成メ
ンバーが全て抜け、亡命ユダヤ系ロシア人の四重奏団として固まった頃。彼ら
は、戦争を避けて米国に移住する直前、ロンドンでいくつか録音を残していた。
力強いボーイングによる逞しいベートーヴェンは、今聞いても微塵も古くない
どころか、70年後でもこのレヴェルでベートーヴェンを弾ける団体はそうはな
いと感じさせるものだ。ことに初期の2作の充実振りは素晴らしい。

80222 \1680
ベートーヴェン:
弦楽四重奏曲第8番 ホ短調 Op.59-2「ラズモフスキー第2番」
弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調 Op.130
ブダペスト弦楽四重奏団
録音:
1935年4月24日
1933年8月10日,1934年4月4日
エンジニア:リック・トーレス
ブダペスト四重奏団は、1950年代初めと、1950年代末から1960年代頭の二度、
ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集を録音しているため、彼らが戦前に残した
ヨーロッパ録音のベートーヴェンはほとんど顧みられることがなかった。しか
しそれらは一部のマニアでは極めて高い評価を得ていた。ことにここに聞ける
「ラズモフスキー第2番」は、ヨーロッパ時代の彼らの代表盤である。変ロ長
調の四重奏曲は録音に少々変わった経緯がある。まず1933年に、オリジナル・
メンバーのエミール・ハウザーが第1ヴァイオリンの時にベルリンで、第1楽章
から第5楽章、そして大フーガが録音された。面白いことに、この二つは別売
りだった。前者の終楽章は、ヨゼフ・ロイスマンが第1ヴァイオリンに就任し
てからロンドンで行われた。そしてさらにこのメンバーで始めの5楽章が再録
音され完成されたのである。録音に8ヶ月の間があるのはそのためである。こ
れも説得力の強い演奏である。





<TUDOR>
TUDOR7135(SACD-Hybrid) \1980
ヤナーチェク:
シンフォニエッタ
狂詩曲「タラス・ブーリバ」
「利口な牝狐の物語」組曲(イーレク編)
ジョナサン・ノット(指揮)
バンベルク交響楽団
録音:2004年10月25-28日、
ヨーゼフ・カイルベルト・ザール,バンベルク
今年5月26-30にかけ来日公演を行いますノット&バンベルク響の最新盤です。
バンベルク交響楽団に新たな全盛期をもたらしているジョナサン・ノット。
これまでTUDORには独墺系の音楽を中心に録音してたが、今回はヤナーチェク。
期待に応える見事な出来ばえである。一方でヤナーチェクの独特のピリリとし
た音楽、強い民族性に不足なく、一方でバンベルク交響楽団の質実とした音色
を生かし、ヤナーチェクの素朴な美を引き立てつつ、過度に重厚なドイツ色は
丁寧に避けている。あらゆる点で、ノットのヤナーチェクへの深い共感と、
作品の理解への大きな自信が満ちている。

TUDOR9991 \750
特別価格「楽興の時」-カタログ付きサンプラー
シューベルト:交響曲第5番-第1楽章
マーラー:交響曲第5番-アダージェット
シューベルト:八重奏曲-アレグロ・ヴィヴァーチェ
ブラームス:クラリネット三重奏曲-アダージョ
クララ・シューマン:ピアノ協奏曲-アレグロ・マエストーソ
レオポルド・モーツァルト:音楽のそりの旅-アレグレット
ルフェーブル:クラリネット協奏曲第6番-ロンド・アレグロ
クロンマー:パルティータOp.57-アダージョ
ラフ:交響曲第8番「春の響きに」-ワルプルギスの夜に(アレグロ)
ラフ:ヴァイオリンと管弦楽のための「カヴァティーナ」
モシュコフスキ:ドイツの輪舞曲
フォーレ:パヴァーヌ
リスト:ラ・カンパネッラ
フチーク:フィレンツェ行進曲
ジョナサン・ノット指揮バンベルク響
シャロウン・アンサンブル・ベルリン
カール=ハインツ・シュテッフェンス(Cl)、他
ヴェロニカ・ヨッフム(P)、
ジョセフ・シルヴァースタイン指揮バンベルク響
ハンス・シュタードルマイアー指揮ミュンヘン室内管弦楽団
エドゥアルド・ブルンナー(Cl)、
ラインハルト・ゲーベル指揮ミュンヘン室内管弦楽団
ラ・グラン・パルティータ
ハンス・シュタードルマイアー指揮バンベルク響
ミカエラ・パエチュ・ネフテル(Vn)
ウルリヒ・コエラ&ジェラール・ヴィス(P)
アルブレヒト・マイアー(Ob)、カリナ・ヴィニエフスカ(P)
フェルッチョ・ブゾーニ(ウェルテ・ミニョン・ピアノ・ロール)
オリジナル・サロン・アンサンブル・プリマ・カレッツァ
TUDORレーベルのカタログ付きサンプラーCDです。





<ISODAレーベル(日本)>
IE-2010 \2500
辻井淳「ファウスト・ファンタジー」
ドヴォルザーク:4つのロマンティックな小品Op.75
ブラームス:ハンガリー舞曲第2番
ポルディーニ:踊る人形
ヴィエニャフスキ :ファウスト幻想曲
ヴュータン:ロマンスOp.40-1
サラサーテ:サパテアード Op.23-2
サラサーテ:マラゲーニャ Op.21-1
クライスラー:フランクールのスタイルによるシチリアーノとリゴードン
クライスラー:ウィーン風小行進曲
ルクレール:サラバンドとタンブラン
ポンセ:エストレリータ
辻井 淳 (ヴァイオリン)
藤井 由美(ピアノ)
録音:データ:2005年8月滋賀県高島町ガリバーホール
プロデューサー&エンジニア:太田憲志
辻井淳の小品集最新作「ファウスト・ファンタジー」
オタケンレコードの太田憲志氏が自らミキシングコンソールに入りサウンド
メイキングした知る人ぞ知るヴァイオリニスト、辻井淳の渾身の一枚。CD
の両サイドに有名メロディーを配しセンターに10数分にも及ぶヴィエニァフ
スキの大作「ファウスト幻想曲」を持って来た選曲プログラムも魅力。濱田
滋郎氏の丁寧な曲目解説も読みごたえあり。
●辻井淳さんは、小品独自の美と価値を謳い上げるための選ばれた奏者に属
すると思う。 この新しいCDにしても、ひとつとして弾き流された曲、弾き飛
ばされたフレーズはなく、すべてが細心に磨き上げられたさまを心からうれ
しく味わうことができる。タイトルに選ばれたヴィエニャフスキのファウス
ト・ファンタジーは小品と呼ぶのがためらわれるほど、この種の幻想曲にし
ては力のこもった作品だが、そこでの演奏設計も、終始見事なものである。
これに関しては、ヴァイオリニストを、あるいは引き立て、あるいは先導し
て雰囲気を作っていくピアニストの音楽性も特筆しておきたい。
ともあれ、ヴァイオリン小品の世界は思いのほかに広く、かつ深い。その森
から、藤井由美さんの気配り豊かなサポートを得た辻井淳さんは、今後とも、
どのような花を、実を、たずさえてくるのだろうか。さしあたり、今、ここ
に差し出されたひと籠を心ゆくまで賞味したいと思う。 (濱田 滋郎)





<NMC>
NMC D106 \1450
ジュディス・ウィア:オペラ「ブロンドのエックベルト氏」
シアン・エドワーズ指揮
イングリッシュ・ナショナル・オペラ管弦楽団&合唱団、
ニコラウス・フォルウェル(Bar)、アン=マリー・オーウェンズ(Ms)他
ジュディス・ウィア(1954-)はジョン・タヴナー、ロビン・ホロウェイらに
作曲を学んだ。特にシアター・ピースに深い関心を寄せており、この作品を
始めとしてオペラ作品に定評がある。朗唱を主体としたかなり穏健、保守的
な作風。COLLINSレーベルで1994年に出ていたものの再発売です。

NMC D107 \1980
「トリオ・フィボナッチ-インディペンデンス・カドリール」
ジェラルド・バリー:収容所のなかで
ジェームズ・クラーク:ピアノ・トリオ、エチュード、
インディペンデンス第一部、島、隔離
マイケル・フィニシー:静かな夜に、必要でもっと詳述された思考、
インディペンデンス・カドリール
トリオ・フィボナッチ【アンドレ・リスティック(Pf)、ジュリー=アンヌ・
デローム(Vn)、ガブリエル・プリム(Vc)】
2000年前後に書かれたイギリスの作曲家によるピアノ三重奏曲集。ジェラル
ド・バリーは1952年アイルランド出身でほぼ緩急緩の形式からなるセリエル
な佳曲。ジェームズ・クラークは1957年生まれ、ISCM WMD、ダルムシュタッ
ト、ガウデアムス音楽週間に入賞するなど、ヨーロッパの正統的前衛の系譜
につながる作曲家。今年還暦を迎えるマイケル・フィニシーも似た経歴の持
ち主だが、さすがベテランの風格、音列作法から調性を含むあらゆる語法を
駆使している。トリオ・フィボナッチは1997年に設立され、これまでにデュ
サパン、リーム、カーゲルなどヨーロッパの前衛作品を主に取り上げてきた。
日本の山本裕之の作品を取り上げたこともある。

NMC D109 \1450
ロバート・シンプソン:
交響曲第3番(1962)
クラリネット五重奏曲(1968)
ヤッシャ・ホーレンシュタイン指揮
ロンドン交響楽団
バーナード・ウォルトン(Cl)
エオリアン弦楽四重奏団
録音:1970年6月5日、1970年8月5日
シンプソンといえば20世紀イギリス最大の交響曲作家としてハイペリオン・
レーベルから全集シリーズが出ていた。ここでは名匠ヤッシャ・ホーレンシュ
タインがロンドン響で大作第3番を振っているのがうれしい。シンプソンの
作風は20世紀の前衛音楽運動とは一線を画した保守的なものであったが前衛
そのものが色褪せた今日、ショスタコーヴィチに継ぐシンフォニストとして
再評価されてもよいのではないか。事実、彼の作風は真摯な折衷主義といえ
るもので、前述のショスタコーヴィチのほか、バルトーク、バックスなどの
影響を強く受けた、現代のロマン主義と言えるドラマティックな音楽である。
ホーレンシュタイン・ファンはもちろん、これからシンプソンに親しみたい
方にもお薦め。
クラリネット五重奏曲は室内楽としては破格の規模(34分)を持つ作品で、交
響曲とは違ったシンプソンの内省的な側面を知ることが出来る20世紀の数少
ないクラリネット五重奏曲の秀作。

NMC D114 \1980
「シオンの栄誉ある一瞥/クリストファー・フォックス:合唱作品集」
クリストファー・フォックス:門を開けよ、シオンの栄誉ある一瞥、
ミズーリ・ハーモニー、アメリカン・コーラス(ウォルト・ホイットマン、
ソング、アメリカ、トランスクリプション)
ベンジャミン・ベイル(Org)
ジェームズ・ウィークス指揮
エグザウディ(EXAUDI,合唱)
アカペラおよびオルガン伴奏つきの混声合唱宗教作品集。現代のロマン主義
と呼べる敬虔な祈りの音楽。何パートにも分割された繊細な音の織物は調性
と無調、クラスターの間を浮遊する。ウォルト・ホイットマンの詩を含む連
作「アメリカン・コーラス」はフォックスの初期代表作で特に最終曲「トラ
ンスクリプション」は合唱によるオーケストラといったような多彩な音の綾
を作る。ひょっとしてリゲティの「永遠の光」に続く20世紀合唱音楽の傑作
の登場か?新しい作品を探している実力あるアマチュア合唱団はレパートリ
ー探しに一聴の価値あり。

NMC D118 \1980
南のラメント/スティーヴン・モンタギュー作品集
南のラメント、真夜中の太陽、千年紀の日没のためのコラール、頭がない騎
手(テープを伴う)、感謝祭の聖歌、ハロウィンのびっこの幽霊(テープを伴
う)、銀河の彼方、剣の舞、パラメル・ヴァ、俳句(ライヴ・エレクトロニク
スとテープを伴う)、かぼちゃの上に夜霜が降りる、おばあちゃんの屋根裏
部屋にある何か、バービカンのマース・Cのために、アイヴズの後に-4つの
習作
フィリップ・ミード(Pf)、
スティーヴン・モンタギュー(Pf、プリペアードPf、エレクトロニクス、指揮)
モニカ・アコスタ(声)
エリシアン四重奏団
ナンシー・ラファー(Fl、Piccolo)
ロンドン・スーザ・バンド
モンタギューのピアノ・ソロ、およびピアノを中心とした室内楽作品集。彼
の作風は一様に捕らえられない。アイヴズ(彼へのオマージュが書かれている
ように、その傾倒ぶりが伺える)、ストラヴィンスキー、ジャズの要素が渾然
一体となり、やがてクラスターの嵐となる。そんな中、時折ホヴァネス(!)
ばりの思わず赤面の抒情が垣間見える、といったヴァラエティに富んだ内容。

NMC D119 \1980
エドウィン・ロクスバラ(Edwin Roxburgh):
クラリネット協奏曲(1995)
土星(サターン)(1982)
リンダ・メリック(Cl)、
作曲者指揮
ロイヤル・ノーザン・カレッジ・オヴ・ミュージック交響楽団
ピーター・スターク指揮
ハートフォードシャイア・カントリー・ユース・オーケストラ
ロクスバラは1937年リヴァプール生まれ。王立音楽院でハーバート・ハウエ
ルズに学んだ後パリでナディア・ブーランジェに師事、さらにイタリアでダ
ラピッコラについたという経歴が物語るようにヨーロッパの正統的な様式を
土台にしながら新しい響きを付け加えてゆくという音楽を書く。クラリネッ
ト協奏曲はソロ・パートに超絶技巧を要する表現主義的な音楽。サターンは
作曲者が宇宙探査船ボイジャーが写した土星の写真にインスパイアされて作
曲した11の小品からなる、いわば現代版「惑星」でライヴ・エレクトロニク
スを伴って演奏される交響組曲。

NMC D122 2枚組 \3960
ジェラルド・バリー:オペラ「インテリジェンス・パーク」
CD1/第1幕、CD2/第2、3幕
ロバート・フーリハン指揮
アルメイダ・アンサンブル
ヴィンセント・ディーンの台本による、バロック・オペラを模したオペラ。
作風はバロック的な様式を現代風にデフォルメした感があり、ストラヴィン
スキーの新古典主義期の作品を想起させる。

NMC D123 2枚組 \3960
ブライアン・ファーニホー:オペラ「影の時」
台本/チャールズ・バーンスタイン
ユルイェン・ヘンペル指揮
ニコラス・ホッジス(Pf、スピーカー)
マッツ・シャイデッガー(Gtr)
シュトゥットガルト新ボーカル・ゾリステン、
Nieuw アンサンブル
ヨーロッパ前衛音楽の急先鋒ファーニホーのオペラ。1940年フランコ政権下
のスペインを舞台に哲学者ワルター・ベンヤミンの最期の時を題材にした思
想小説ならぬ思想オペラ。いつも楽譜が真っ黒になるほどの複雑なスコアを
書く作曲者がその音楽語法、思想の全てを注ぎ込んだ凝りに凝った問題作。
ラッヘンマンの「マッチ売りの少女」とならぶ現代オペラの金字塔。

<Chandos>
CHAN 10378 \2080
ドミトリー・ショスタコーヴィチ(1906−1975):
交響曲第9番Op.70/ピアノ協奏曲第1番Op.35/映画音楽《コルジーンキナの
出来事》Op.59より組曲/アレクサンドル・ダヴィデンコの2つの合唱曲の
編曲Op.124
タチアナ・ポリャンスキー(ピアノ)、
ウラディーミル・ゴンチャロフ(トランペット)、
ワレーリー・ポポフ(ファゴット)、
エレーナ・アダモヴィチ(ピアノ)、
ワレーリー・ポリャンスキー(指揮)、
ロシア国立交響楽団、ロシア国立シンフォニック・カペラ
ノセダ&BBCフィルに続く生誕100年記念リリースはなんとポリャンスキー父娘
の共演。そしてロシアの伝説、ゴンチャロフのトランペットが炸裂する!
シャンドスによる生誕100年記念アルバム第2弾はショスタコーヴィチの交響曲
の中でも知名度の高い「交響曲第9番」、ピアノ協奏曲というタイトルにも拘
らずトランペット独奏を必要とする「ピアノ協奏曲第1番」を中心としたライ
ンナップ。演奏は前作のノセダ&BBCフィルからシャンドスのロシア・レパー
トリーにおいて最も目覚しい活躍を見せるポリャンスキー&ロシア国立交響楽
団にバトンタッチ。今回の収録曲の中で特に興味深い作品は個性派アーティス
トがずらりと揃った「ピアノ協奏曲第1番Op.35」だろう!
ピアノ・ソロにはポリャンスキーの娘であるタチアナ・ポリャンスキーを抜擢
し、シャンドス初期の名盤として名高いマクシム&ドミトリーJrの親子共演盤
(CHAN 8357)に対抗しうる?ポリャンスキー父娘の共演が実現。
そして注目のトランペット・ソロには長きに渡ってモスクワ放送交響楽団の主
席トランペット奏者としてその名と豪快なサウンドを轟かせてきたウラディー
ミル・ゴンチャロフが登場!既にモスクワ放送響を退団してしまったゴンチャ
ロフだが、過去に同響とピアノ協奏曲第1番を録音しており、今回のロシア国
立響との共演は(恐らく)自身2度目の録音となる。

CHAN 10363 \2080
フェリックス・メンデルスゾーン(1809−1847):宗教合唱作品集 ――
6つのアンセムOp.79/わが祈りを聞きたまえ/死んだ人たちは幸いである
Op.115-1/主に向かって喜びの声をあげよ/ドイツ・ミサ/アヴェ・マリア
Op.23-2/モテット《主をほめたたえよ》Op.39-2/マニフィカトOp.69-3/
3つの詩篇Op.78
リチャード・マーロウ(指揮)、
ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団
シャンドス・デビュー第1弾となったデュリュフレの合唱作品集(CHAN 10357)
がリリース以来じわじわと評価を高めてきており、既にシャンドス合唱レパー
トリーの中核的存在として存在感を発揮しているマーロウ&ケンブリッジ・ト
リニティ・カレッジ合唱団。
同コンビのシャンドス第2弾は歌劇やオラトリオを中心に高い芸術性を見せる
メンデルスゾーンの合唱作品を集めた作品集。普段はあまり演奏されない知ら
れざる作品も収録されており、合唱ファンや関係者にとっては選曲などでも重
宝する粋な選曲となっている。
ニュートンの出身校としても知られ、1332年からの長き歴史と伝統を持つトリ
ニティ・カレッジが誇る名門合唱団。これからのシャンドスを支えるであろう
素晴らしき歌声に浸っていただきたい!合唱ファン&関係者必聴!

CHAN 10376 \2080
シリル・スコット(1879−1970):管弦楽作品集Vol.2 ――
ピアノ協奏曲第1番/交響曲第4番(世界初録音)/ある朝早く
ハワード・シェリー(ピアノ)、
マーティン・ブラビンズ(指揮)、BBCフィルハーモニック
管弦楽作品集Vol.1(CHAN 10211)のリリースが日本でも反響を呼び、その名
が再び広まったシリル・スコット。イギリス印象主義の作曲家として活躍し
1920年代から30年代にかけては盛んに演奏が行われていたスコットの作品だが、
現在ではまだまだその作品に出会える機会は少なくシャンドスからリリースさ
れる当シリーズは貴重である。前回と同じブラビンズ&BBCフィルに加えてピ
アノ協奏曲のソリストにはハワード・シェリーを迎え、万全の陣容でリリース
されるイギリス音楽ファン必眉の第2集!ちなみに交響曲第4番は今回のリリー
スが世界初録音となる。

CHAN 0727 \2080
フランソワ=ジョセフ・ゴセック(1734−1829):歌劇《共和制の勝利》
サロメ・ハラー(ソプラノ)、アントネラ・バルドゥッチ(ソプラノ)、
ギュメット・ロランス(メゾ・ソプラノ)、サクラダ・マカト(テノール)、
クラウディオ・ダヌーザー(バリトン)、
フィリップ・フッテンロッハー(バス)、
アルノー・マルツォラッティ(バス)、
ディエゴ・ファソリス(指揮)、
イ・バロッキスティ、ルガノ・スイス放送合唱団、カリカントス合唱団
バロック時代末期から初期ロマン派の時代を生きたベルギー生まれのフラン
スの作曲家ゴセックのオペラが登場。約30曲の交響曲を作曲するなど、フラ
ンスにおける交響曲の礎となった作曲家として知られており、最近ではカプ
リッチョからリリースされたコンチェルト・ケルンの演奏による交響曲集
(71063)が大きな話題となるなど再評価の機運が見受けられる。ゴセック
は1780年代に入ると交響曲の作曲からオペラの作曲へ比重を傾け始め、
1794年に作曲されたのが今回リリースとなる「共和制の勝利」。作品として
はタイトルの通りフランス革命を讃えた内容を持ったオペラであり、ゴセッ
クのオペラを知るための非常に貴重な録音である。

●Chandos 2for1
CHAN 241-33 2枚組 \2080
E・エルガー:木管五重奏のための作品全集 ――
ハーモニー・ミュージック第1番/同第2番/同第3番(断章)/同第4番《農
家の庭》/同第5番/5つの間奏曲/アダージョ・カンタービレ《ミセス・ウィ
ンズローの鎮静剤》/アンダンテと変奏曲《イヴシャム・アンダンテ》/6つ
のプロムナード/4つの舞曲
アテナ・アンサンブル
CHAN 6553、CHAN 6554と2枚で分売されていた“Collect”シリーズのベスト・
セラー盤が“2for1”シリーズで装いも新たに再登場!

CHAN 241-32 2枚組 \2080
ザ・エッセンシャル・デュカス ――
P・デュカス:
ぺリのファンファーレ/バレエ音楽《ペリ》/魔法使いの弟子/交響曲ハ長調
/序曲《ポリュクト》/ピアノ・ソナタ ホ短調/ハイドンの名による悲歌的
前奏曲/牧神の遥かな嘆き
マーガレット・フィンガーハット(ピアノ)、
ヤン・パスカル・トルトゥリエ(指揮)、
BBC フィルハーモニック、アルスター管弦楽団
「魔法使いの弟子」、「ペリのファンファーレ」などで親しまれているデュカ
スの作品が“2for1”シリーズでセット化再発売。





<PentaTone>
PTC 5186 076(SACD-Hybrid) \2850
D・ショスタコーヴィチ:交響曲第11番ト短調Op.103《1905年》
ミハイル・プレトニョフ(指揮)、ロシア・ナショナル管弦楽団
ショスタコーヴィチが書き上げた15曲の交響曲全ての録音を行っていくペンタ
トーンのチクルスは、オーケストラをロシア・ナショナル管弦楽団で固定。各
リリースごとに違った指揮者を起用していくというユニークなスタンスで進行
されるプランとなっている。
シリーズのリリース第1弾となる今回の交響曲第11番でタクトを執るのはロシ
ア・ナショナル管の創設者であるミハイル・プレトニョフ。交響曲第11番は、
1905年に起きた「血の日曜日事件」を題材とした標題音楽的要素を持つ4楽章
形式からなる交響曲である。
お互いの特徴を知り尽くしたプレトニョフ&ロシア・ナショナル管のコンビ
は、チクルスのスタートに相応しい。今後も大物指揮者の登場が予定されて
おり注目を浴びる全集となることだろう!2005年2月14日に行われたコンサー
トを収録したライヴ録音。

PTC 5186 068(SACD-Hybrid) \2850
D・ショスタコーヴィチ:
交響曲第1番ヘ短調Op.10/交響曲第6番ロ短調Op.54
ウラディミール・ユロフスキ(指揮)、ロシア・ナショナル管弦楽団
プレトニョフの指揮による第11番に続くペンタトーンのショスタコーヴィチ・
チクルス第2弾は俊英ユロフスキーが指揮台に立つ!
現在はグラインドボーン音楽祭の音楽監督、ロンドン・フィル主席客演指揮
者、そしてロシア・ナショナル管主席客演指揮者のポストにあり、世界中で
評価急上昇中のユロフスキ。
ペンタトーンへのデビュー・タイトルとなった前作(PTC 5186 061)はチャ
イコフスキーの組曲第3番&ストラヴィンスキーのディヴェルティメントとい
う玄人好みの選曲であったが、今回もショスタコの1番&6番というユロフス
キらしい粋なカップリング。
ロシア・ナショナル管を率いて壮大なスケールで繰り広げられるであろうショ
スタコーヴィチ。期待されたし!

PTC 5186 052(SACD-Hybrid) \2850
J・シュトラウス2世:ワルツ集 ――
皇帝円舞曲Op.437/ウィーンの森の物語Op.325/芸術家の生活Op.316/北海
の絵Op.390/美しく青きドナウOp.314/南国のバラOp.388
ヤコフ・クライツベルク(指揮)、ウィーン交響楽団
ブルックナーの交響曲第7番”(PTC 5186 071)がグラミー賞において、
「Best Orchestral Performance」と「Best Engineered Album」の2部門にノ
ミネートされるなど演奏、録音の両面から世界的な評価を受けたクライツベル
ク&ウィーン交響楽団。
これまでブルックナーやワーグナーなど重量級のプログラムのリリースが中
心だったクライツベルクのワルツ集。これまでとは一味違った爽やかな風を
聴き手に届けてくれるアルバムである。

PTC 5186 151(SACD-Hybrid) 2枚組 \4250
J・ブラームス:
ピアノ四重奏曲第1番ト短調Op.25/同第2番イ長調Op.26/同第3番ハ短調Op.60
ワルター・トランプラー(ヴィオラ)、ボザール・トリオ
フィリップスのクァドラフォニック(4チャンネル録音)の復刻シリーズ最新
作。1973年6月スイスでの録音。





<Etcetera>
KTC 4015 \2180
W・A・モーツァルト:
幻想曲ニ短調K.397(※)/ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331《トルコ行進
曲付き》(※)/ピアノ・ソナタ第16番変ロ長調K.570(§)/幻想曲ニ短調
K.397(§)/アダージョ ロ短調K.540(※)
トム・ベギン(フォルテピアノ)
モーツァルトがザルツブルクと決別しウィーンに定住した直後から演奏、作
曲に愛用していたとして知られているアントン・ワルター製のフォルテピアノ。
ここで使用されているフォルテピアノは、“アントン・ワルター1782年製”の
フォルテピアノをベルギーのクリス・マーネが2005年に製作したというレプリ
カである。
復元楽器、レプリカによるオリジナル演奏のスペシャリストであると同時に、
カリフォルニア大学、マギル大学(助教授)で研究を続けるトム・ベギンは、
2000年から開始していたプロジェクトのリサーチの結果、1780年を境にモー
ツァルトが使用していたフォルテピアノにもメカニックの変化があったので
はないかという考えにたどり着く。
そこでトム・ベギンとレプリカの製作者であるクリス・マーネはウィーン式
と呼ばれる「プレルメハ―ニク」(ニー・レバー)と、後に現在のピアノに
使用されているアクションへと発展する「シュトースメハニーク」(ハンド
・ストップ)を作品によって使い分けて録音を行うという世界初の試みを実
現させたのである! 
(※)=「シュトースメハニーク」での演奏。(§)=「プレルメハニーク」
での演奏。
特に両方のアクションを用いた2種類の演奏が収録されている「幻想曲ニ短調
K.397」を聞き比べていただければその音色の違いを実感いただけることだろ
う。
またクリス・マーネによって行われたチューニングはなんと驚きのa=430!
モーツァルト・イヤーにまた1枚注目のタイトルが登場である。
(当ディスクには演奏に起因する音が収録されているトラックがございます。
ご了承下さい。)

KTC 1294 \2180
レパートリー ――
アントニオ・ラウロ(1917−1986):セイス・ポル・デレーチョ
ローラン・ディアンス(1955−):リブラ・ソナチネ
A・ピアソラ:タンゴ組曲
エデュアルド・セインツ・ドゥ・ラ・マーサ(1903−0982):ハバネラ
レオ・ブローウェル(1957−):性格的な舞曲
H・ヴィラ=ロボス:前奏曲第1番-第5番
エステル・ステーンベルヘン(ギター)、
エリック・カルマス(エレキ・ベース&フレットレス・ベース)、
エンリケ・フィルピ(カホン&ドラム&打楽器)、
エリック・ファールゾン・モレル(フラメンコ・ギター)、
ロエル・カルテル(ウドゥ&打楽器)
ギター版シューベルト(KTC 1256)では「美しき水車小屋の娘」(2本のギタ
ーとバリトン版)、「アルペジョーネ・ソナタ」(2本のギター版)といった
大曲を見事にこなしたオランダの女流ギター奏者ステーンベルヘンのソロ・
アルバム。
クラシカル・ギター奏者にとっての重要レパートリーが満載のこのアルバム。
リズム・セクションも切れ味の鋭いで演奏でステーンベルヘンをサポート。
エトセトラには珍しいディジパック仕様でのリリースとなるこのアルバム。
ギター奏者は必携!

KTC 1291 \2180
フランク・ヌイツ(1957−):
2台ピアノのための《ラスタパスタ》/ピアノ・ソナタ第3番/同第2番
大宅さおり(ピアノ)、ベンジャミン・ファン・エッサー(ピアノ)
ベルギーの現代作曲家ヌイツのピアノ作品集。「ラスタパスタ」と「ピアノ
・ソナタ第2番」ではベルギー音楽を積極的に取り上げるなどソリスト、室内
楽奏者として国内外で活躍中の日本人女流奏者大宅さおりが演奏を聴かせる。





<AGPL>
AGPL 1-006 \2180
F・シューベルト:チェロとピアノのための作品集 ――
アルペジョーネ・ソナタ イ短調D.821/ソナチネ第1番ニ長調D.384(ゴロホ
フ編)/ヴァイオリンとピアノのための幻想曲ハ長調D.934(ゴロホフ編)
レオニード・ゴロホフ(チェロ)、ニコライ・デミジェンコ(ピアノ)
1986年ジュネーヴ国際コンクール・チェロ部門の第1位である旧ソ連の名手レ
オニード・ゴロホフとベートーヴェン、スカルラッティなど新たなレパート
リーを聴かせてくれたデミジェンコのデュオ・アルバム。ゴロホフとデミジェ
ンコのデュオはASV Goldからラフマニノフ&ショスタコーヴィチ&シュニト
ケのロシア・アルバム(GLD 4006)もリリースしている。





<Signum Classics>
SIGCD 071(SACD-Hybrid) 特価 \1280
トマス・タリス(1505−1585):
40声のモテット《御身よりほかにわれは》
キングズ・シンガーズのインタビュー
キングズ・シンガーズ
40声のモテット「御身よりほかにわれは」は、5声×8パート=40声(5声の合
唱団が8グループ)という壮大なスケールで作曲されたトマス・タリスの代表
作品。40声部それぞれが独立した旋律を持ち、重厚なハーモニーを重ねて行く
この作品は、対位法による作曲を得意とし数々の名作を生み出してきたタリス
だからこそ作り上げることの出来た作品である。
今回リリースとなるこの録音ではキングズ・シンガーズが多重録音をフル活用。
なんと6人で40声を再現させてしまったという驚異的な演奏を収録している。
タイムズ紙のレビューでは「キングズ・シンガーズの6人による多重録音が効
を奏した素晴らしい演奏」と今回の多重録音の試みと録音を絶賛。
4.0チャンネル・サラウンドでは次々と溢れてくる音の洪水が見事に再現され
ており、抜群の効果を実感することが出来る。もちろん通常の2チャンネル・
ステレオでも多重録音の絶大なる効果と素晴らしい演奏を堪能可能!ボーナ
ス・トラックとしてキングズ・シンガーズのインタビュー(約6分)を収録。

SIGCD 074 2枚組 \4360
G・F・ヘンデル:オラトリオ《メサイア》(モーツァルト編曲版K.572)
フェリシティ・ロット(ソプラノ)、フェリシティ・パルマー(アルト)、
フィリップ・ラングリッジ(テノール)、ロバート・ロイド(バス)、
チャールズ・マッケラス(指揮)、
ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団、ハダースフィールド合唱協会
ヘンデルの声楽作品の中で最も親しまれている「メサイア」をモーツァルトが
編曲を行い、1789年に発表を行ったいわゆる「モーツァルト版メサイア」であ
る。昨今あまり耳にする機会の少ないモーツァルトによる編曲版の主な特徴は、
原曲の合唱部分の添削を行い、新たに数種類の管・打楽器を加えて2管編成の
スコアに書き換えたことである。
演奏は巨匠マッケラスが率いるロイヤル・フィル&ハダースフィールド合唱協
会に加えて、フェリシティ・ロットやフィリップ・ラングリッジなどソリスト
にも超優秀アーティストが起用されている。モーツァルト・イヤーの今年、
違った視点からモーツァルトが関係した作品に注目してみるのも面白いだろ
う。1988年1月1日から5日にかけてロンドンのヘンリー・ウッド・ホールで収
録された録音のニュー・リマスター・ヴァージョン。

SIGCD 072 \2180
優雅な時間-サラ・コノリー・ライヴ・リサイタル ――
J・ハイドン:ナクソスのアリアンナ
J・ブラームス:
セレナード、谷間に、夢にさまよう人、野にひとりいて、古き恋、5月の夜、
永遠の愛
R・アーン:
クロリスへ、恋されるひと、ブドウの収穫期の3つの日、恍惚のとき、わた
しが虜になったとき
E・W・コルンゴルト:
Gluckwunsch、Alt-spanisch、Sterbelied、Gefasster Abschied
K・ワイル:ロスト・イン・ザ・スターズ、スピーク・ロウ
J・アイルランド:Her Song
B・ブリテン:ティト・フォー・タト
サラ・コノリー(メゾ・ソプラノ)、ユージン・アスティ(ピアノ)
かつてはハリー・クリストファーズ率いるザ・シックスティーンのメンバーと
して活躍し、現在では特にヘンデルのスペシャリストとして名高いメゾ・ソプ
ラノ、サラ・コノリーのコンサートを収録したライヴ・レコーディング。
収録されている2005年10月3日にロンドンのセント・ジョン・スミス・スクエ
アで行われたコンサートでは、ハイドン、ブラームスからアーン、コルンゴル
ト、ワイルなど幅広いレパートリーを披露し聴衆から大絶賛を受けた。
ライヴ録音も発売となるやいなやタイムズ誌、ガーディアン誌、BBCミュージ
ック・マガジン誌などの各誌が揃って高評価のレビューを掲載するなど大き
な反響を呼んでいる。世界の第一線で活躍し続けるサラ・コノリーの歌声を
堪能されたし!

SIGCD 075 \2180
R・シューマン:幻想曲ハ長調Op.17
J・ブラームス:
3つの間奏曲Op.117、ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ変ロ長調Op.24
ジョン・リル(ピアノ)
1970年チャイコフスキー・コンクールの覇者であるイギリスのベテラン・ピア
ニスト、ジョン・リルのシューマン&ブラームス。
ジョン・リルはASVやChandosから多数の録音のリリースを行い、日本ではベー
トーヴェンのピアノ・ソナタ全曲コンサートを開催し好評を博すなど依然高い
人気を誇るっている。

SIGCD 070 \2180
中世と現代の合唱作品集 ――
ジュディス・ウェアー:All the ends of the earth
作曲者不詳(1000年頃):キリエ・エレイソン
ジェイムズ・ウィークス:Sint lumbi
作曲者不詳(13世紀):Vir Perfecte
バヤン・ノースコット:めでたし元后
作曲者不詳(14世紀):Gemma nitens
マイケル・フィニッシー:Stabant autem iuxta crucem
ロビン・ホロウェイ:サンクトゥス、アニュス・デイ/他 全17曲
ウィリアム・タワーズ(カウンター・テナー)、
ジェフリー・ウェッバー(指揮)、
ケンブリッジ・ゴンヴィル&キース・カレッジ合唱団
1348年に創設され、ケンブリッジの中でも特に長い歴史と伝統を持つゴンヴィ
ル&キース・カレッジ。1989年よりディレクターをつとめてるジェフリー・
ウェッバーとの録音は宗教的題材を持った中世と現代の作品をカップリング
にした作品集。

SIGCD 073 \2180
聖母マリアのための音楽 ――
ルベーグ:前奏曲第5番
M-A・シャルパンティエ:
モテット《聖母マリアの誕生》H.309、モテット《Gaude felix Anna》H.315、
マニフィカトH.81、2声のためのモテット《アルマ・レデンプトリス・マーテ
ル》H.21、修道女のためのスターバト・マーテルH.15/他 全16曲
アラステア・ロス(ディレクター)、コンチェルト・デレ・ドンネ
コンチェルト・デレ・ドンエは16世紀-17世紀のイタリア声楽作品を主なレパ
ートリーとしているヴォーカル・アンサンブル。シャルパンティエの作品を
中心とした新譜はカリッシミの作品集(SIGCD 040)に続く2枚目のリリース。




<Dal Segno>
DSPRCD 600 \2180
ラヴァーズ・ゴースト-ヨーロッパとアメリカの合唱作品集 ――
トーマス・ウィールクス:As Vesta Was from Latmos Hill Descending
ロバート・ルーカス・デ・ピアソル:
Lay a Garland、Who Shall Win my Lady Fair?
H・パーセル:Hear My Prayer
トーマス・トムキンズ:When David Heard
R・ヴォーン・ウィリアムズ:ラヴァーズ・ゴースト
M・ラウリッドソン:大いなる神秘
E・ウィテカー:フライング・マシンを 夢みるレオナルド、スリープ
他 全19曲
マーク・グリフィス(指揮)、コロ
ピアノ・ロール・シリーズでお馴染みのダル・セーニョが初めてリリースを行
う新録音は、2003年タリン国際合唱コンクールでグランプリに輝いた合唱団
「コロ」による合唱作品集。「コロ」は2000年9月にロンドンの若手演奏家を
中心として結成された室内合唱団。イギリスの作曲家を中心にラウリッドソ
ンやウィテカーといった現代アメリカの作曲家による作品など、日本でも多く
演奏されている作品が収録されている。

DSPRCD 011 \2180
マスター・オブ・ザ・ピアノ・ロール-偉大なる女流ピアニストVol.1 ――
ワンダ・ランドフスカ
W・A・モーツァルト:ピアノ・ソナタ第17番K.576、
L・V・ベートーヴェン:
アンダンテ・ファヴォリWoO57、ピアノ・ソナタ第12番Op.26
マイラ・ヘス
D・スカルラッティ:ソナタ ト長調、
J・S・バッハ:トッカータ ト長調、コラール前奏曲、
L・V・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第25番ト長調Op.79、
J・ブルグクマイン:ピエロとピエレットの話、
C・ドビュッシー:沈める寺、
J・ブラームス:間奏曲ハ長調Op.119-3、ラプソディ変ホ長調Op.119-4
ワンダ・ランドフスカ(ピアノ)、マイラ・ヘス(ピアノ)
通常のピアノ・ロール・シリーズは歴史に名を残した女流演奏者シリーズに突
入。第1弾ではランドフスカとヘスが登場。

DSPRCD 012 \2180
マスター・オブ・ザ・ピアノ・ロール-偉大なる女流ピアニストVol.2 ――
ジュヌヴィエーヴ・ピトー
モレ:花嫁と蝶々のワルツ、
アドルフ・テルシャク:ムリーリョOp.138、
イグナス・レーバク:わが孤独Op.36-1、
J・シュトラウス2世:ウィーンの森の物語、
スヴェンセン:ロマンスOp.26、
J・オッフェンバック:《天国と地獄》序曲(※)
セシル・シャミナード自作自演
アメリカ行進曲Op.131、演奏会用ワルツ第3番Op.80、ガヴォット第5番Op.162
エレヴァシオンOp.76-2、枯葉Op.146、ファウニOp.60、ギターOp.32、秋Op.35
ジュヌヴィエーヴ・ピトー(ピアノ)、セシル・シャミナード(ピアノ)、
ロバート・アームブラスター(ピアノ/※)
続いての第2集は多数の鍵盤作品を書き残したシャミナードの自作自演がポイ
ント。ピトーの録音も貴重。「偉大なる女流ピアニスト」シリーズは今後も継
続的にリリースされる予定。





<Guild>
GMCD 7302 \2180
J・ブラームス:
ドイツ・レクイエムOp.45(4手ピアノ伴奏編曲版)
宗教的歌曲《惜しみなく与えよ》Op.30
クレア・シートン(ソプラノ)、コリン・キャンベル(バリトン)、
ジェレミー・フィルセル(ピアノ)、ロデリック・チャドウィック(ピアノ)
ジェレミー・バックハウス(指揮)、ヴァサーリ・シンガーズ
数あるレクイエムの中でも最高峰に位置する名作「ドイツ・レクイエム」。
ここでは従来の管弦楽伴奏版ではなくブラームス自身の手で1869年に編曲され
た4手によるピアノ伴奏版を収録。バックハウス&ヴァサーリ・シンガーズ、
ジェレミー・フィルセルといったGuildの顔とも言うべきアーティストたちの
共演もポイントの1つである。まさしくGuildの個性と総力が結集した意欲作!

GMCD 7300 \2180
ラプソディ-アルバニアのピアノ作品集Vol.2 ――
チェコ・ツァデヤ(1927−1997):トッカータ、主題と変奏ホ短調
フェイム・イブラヒム(1935−1997):ワルツ、ピアノのための舞曲
トニン・ハラピ(1928−1992):ソナチナ、夕べの歌、主題と変奏
アレクサンドル・コムニノ:ポリフォニック・ソング、ソング
ティシャ・デイジア(1926−2004):ワルツ
ヤニ・パパドヒミトリ(1948−):小さな羊飼いの娘
アルベルト・パパリスト(1925−):スケルツォ、舞曲
コズマ・ララ:バラード第2番、ピアノ・ソナタ第2番
シモン・ジョニ(1926−1991):前奏曲ホ短調、トッカータ
カーステン・ジョンソン(ピアノ)
イギリス在住のアメリカ人女流ピアノ奏者カーステン・ジョンソンが進めるシ
リーズの第2集。20世紀に活躍したアルバニア人作曲家たちによる民族色あふ
れる作品で構成された1枚となっており、東欧の音楽ファン要チェックのタイ
トルである。

GMCD 7301 \2180
G・F・ヘンデル:リコーダー・ソナタ全集
リコーダー・ソナタ ハ長調/同イ短調/同ト長調/同変ロ長調/同ヘ長調/
同ニ短調/ハープシコード組曲第7番ト短調
アラン・デイヴィス(リコーダー)、
デイヴィッド・ポンスフォード(ハープシコード)
バーミンガム出身のリコーダー奏者であるアラン・デイヴィスは、イギリス
の王立音楽院でシア・キングにクラリネットを師事していたという経歴の持
ち主。演奏活動と同時に学校でのリコーダー指導を活発に行っている。





<Danica>
DCD 8222 \2180
チェロ・フェイヴァリッツVol.5 ――
J・S・バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV.1007
F・ヴェラチーニ(L・イェンセン編):ラルゴ
T・アルビノーニ:アダージョ
M・T・フォン・パラディ:シシリエンヌ
J・ハイドン(ピアティゴルスキー編):アダージョとメヌエット
M・ブルッフ:コル・ニドライop.47
F・リスト(カサド編):愛の夢
J・マスネ:エレジー
M・ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
I・ストラヴィンスキー:ロシアの歌
P・チャイコフスキー:バレエ音楽《眠りの森の美女》より
アナス・グロン(チェロ)、ヨーアン・ハル・ニルセン(ピアノ)
デンマーク放送交響楽団、デンマーク王立歌劇場管弦楽団のチェロ奏者とし
て活躍し、現在はソロと室内楽の分野で活動を続けるデンマークのチェロ奏
者アナス・グロンの演奏による定番レパートリー集。温かさを感じさせてく
れる深みのある音色が印象的。





<Paula>
PACD 155 \2180
モーエンス・クリステンセン(1955−):声楽&室内楽作品集Vol.5 ――
クリスタライン・ディライト/Libra Eclipticae/ダイアモンドの道/Pisces
Eclipticae/アダージョ/Aries Eclipticae/アナスタシス
セーレン・K.ハンセン(指揮)、オーフス・シンフォニエッタ、他
1998年から2001年までコペンハーゲン・フィルのコンポーザー・イン・レジデ
ンスをつとめた経歴を持つ現代デンマークの作曲家、クリステンセンの作品集





<Point>
PCD 5168 \2180
大いなるヨーロッパのアンセム集 ――
B・ブリテン:祝祭テ・デウム
ジョン・ヒルトン(16世紀):主よ、あなたの優しい慈しみによって
R・ヴォーン=ウィリアムズ:O Taste and See
C・V・スタンフォード:マニフィカト、ヌンク・ディミッティス
G・フォーレ:《レクイエム》より 慈悲深き主イエスよ
G・ダイソン・マニフィカト ヘ長調、ヌンク・ディミッティス へ長調
他 全14曲
プレベン・ノルガード・クリステンセン(指揮)、
ティステズ教会少年少女聖歌隊、他
前作のクリスマス・キャロル集(PCD 5166)でも澄んだ歌声を聴かせてくれた
デンマーク西部に位置するのティステズの教会聖歌隊によるアンセム集。





<Musiques Suisses>
MGBCD 6236 \2180
アルペントーン-Ein Querschnitt durch das Festival’05 ――
One more Tequilla/La-haut sur la montagne/Quecksilber Schottisch/
frEUde herreCHt/Karump/Mosch/Quember/他 全17曲
パスカル・シェアー(アルペン・ホルン)、
ルツェルン・チェンバー・ブラス、チューリッヒ・ジャズ・オーケストラ、
アドラベサ・クヮルテット、他
「アルペントーン-Ein Querschnitt durch das Festival」は毎年開催されて
いるスイスの民謡音楽祭。ポップ調にアレンジされた作品をアルペン・ホルン
やビック・バンド、サクソフォーン・アンサンブルなどの様々なアーティス
トが楽しく奏でる。

MGBCD 6235 \2180
ヴィリー・ブルクハルト(1900−1955):歌曲集 ――
7つの歌曲Op.4/6つの歌曲Op.5/4つの歌曲Op.6/10の歌曲Op.25/
9つの歌曲Op.70
アンネマリー・ブルクハルト(ソプラノ)、
サイモン・ブルクハルト(ピアノ)
カルク=エラートらに師事し優れた作品を残したスイスの作曲家ヴィリー・ブ
ルクハルト。演奏はヴィリーの息子夫婦であるサイモンとアンネマリーが担当
している。





<New World>
80634-2 \2080
セバスチャン・カリアー(1959−):クヮルテットセット/静かな時間
カサット弦楽四重奏団
アメリカ、ペンシルヴァニア出身の作曲家セバスチャン・カリアーの弦楽四重
奏曲集。カサット弦楽四重奏団は北米、ヨーロッパを活動の中心する結成12周
年を迎える弦楽四重奏団。




<AR RE-SE>
AR 2005-9 \2180
ニコライ・メトネル(1880−1951):
忘れられた調べ第1集Op/38より/同第2集Op.39より/同第3集Op.40より/3つ
のアラベスクOp.7
エレーナ・フィロノヴァ(ピアノ)
女流アーティストによる録音のみをリリースしている「AR RE-SE」の最新作。
ロシア出身の女流ピアニストであるフィロノヴァは3歳よりピアノを弾き始め、
12歳でコンサートにデビューしたという経歴の持ち主。





<Syrius>
SYR 141398 2枚組 \2180
ヨハン・クリスチャン・バッハ:協奏曲変ロ長調、同ヘ長調、同変ホ長調
J・ハイドン:協奏曲ハ長調
フランツ・クサヴァー・ブリクシ(1732−1771):
オルガン協奏曲第3番ニ長調
A・ドヴォルザーク:バガテルOp.47
T・アルビノーニ:アダージョ ト短調
フレデリク・ペラッシー(第1ヴァイオリン)、
エヴァン・ロススタイン(第2ヴァイオリン)、
フローラン・オーディベル(チェロ)、
ヘルガ・シャウアーテ(オルガン)
日本でも根強い人気を持つヴァイオリニスト、ペラッシーも参加している弦楽
とオルガンによるバロック作品集。このCDはノーマルCD+同内容の5チャンネ
ルdts盤がセットになっております。(dts盤は専用の再生機器でないと再生す
ることができません。スーパーオーディオCDプレイヤーやDVDプレイヤーとは
違います。ご注意下さい。)

SYR 141392 2枚組 \2180
ピエール・ダンドリュー(1660−1738):オルガン曲集
ジャン・アダム・ギラン:オルガンのための4つの組曲
ピエール・ドゥ・マーガ(1676−1751):オルガン曲集第1集
ピエール・バルドン(オルガン)
このCDはノーマルCD+同内容の5チャンネルdts盤がセットになっております。
(dts盤は専用の再生機器でないと再生することができません。スーパーオー
ディオCDプレイヤーやDVDプレイヤーとは違います。ご注意下さい。)





<BNL>
BNL 112939 2枚組 \2180
ベルナール・ド・ビュリ(1720−1785):チェンバロのための組曲集 ――
第1組曲/第2組曲/第3組曲/第4組曲
ジョリー・ヴィニコー(チェンバロ)
このCDはノーマルCD+同内容の5チャンネルdts盤がセットになっております。
(dts盤は専用の再生機器でないと再生することができません。スーパーオー
ディオCDプレイヤーやDVDプレイヤーとは違います。ご注意下さい。)

BNL 112940 2枚組 \2180
F・メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ第6番ニ短調
F・リスト:バッハの名による前奏曲とフーガ
J・ブラームス:
コラール前奏曲《わが心の切なる願い》、同《おお、汝正しくして善なる神よ》
C・フランク:コラール第3番
A・ギルマン:ソナタ第3番より 前奏曲
J・アラン:幻想曲第2番、リタニ
ベルナール・クデュリエ(オルガン)
このCDはノーマルCD+同内容の5チャンネルdts盤がセットになっております。
(dts盤は専用の再生機器でないと再生することができません。スーパーオー
ディオCDプレイヤーやDVDプレイヤーとは違います。ご注意下さい。)

<Gimell>
GIMSE 402 \1250
Gimell創立25周年記念限定アルバムVol.2 ――
グレゴリオ聖歌:ベネディクタ・エス
ジョスカン・デ・プレ(c.1440−1521):ベネディクタ・エス
ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ(c.1525−1594):
ミサ《ベネディクタ・エス》、
ミサ《私の喜びが生まれる》(ボーナス・トラック)
ピーター・フィリップス(指揮)、タリス・スコラーズ
昨年リリースされ、大好評を得たGimell創立25周年記念限定アルバム
(GIMSE 401)になんと第2弾が登場。第1弾となったアレグリの「ミゼレーレ」
に続く今回は、Gimell初のリリースタイトルである“CDGIM 001/パレストリー
ナ作品集”(録音:1981年3月21日&22日/オックスフォード、マートン・カレ
ッジ・チャペル)にリマスターを施した特別盤である。加えてボーナス・トラ
ックとして1984年1月11日にオックスフォード、マートン・カレッジ・チャペル
で録音が行われた「ミサ《私の喜びが生まれる》」をカップリング。
前作同様、今回のパレストリーナも完全限定で日本語曲目表記オビ付き、スリ
ップケース仕様&16ページブックレット封入という特別仕様&特別価格でリリ
ース!75分を超える収録時間もポイント!
リマスターによって更に美しさと響きが増したGimell&タリス・スコラーズの
出発点。現在まで続く彼らの原点をお聴きいただきたい!





<Glossa Platinum>
GCD P31903 \2180
G・デュファイ(c.1397−1474):シャンソン集 ――
太陽で飾られたうるわしの乙女/鋭い矢に傷つけられた私/気高い額のお方
が天国に/私の気高くも美しい人よ/燃えるような眼差しが、恋人よ/私の心
はあなたのことでいっぱいだ/あなたの気高い美しさ、溢れる美徳、類なさ/
あでびとは、塔のほとりに/仇なす嫉妬よ/私の愛しい人/やさしい眼差し
/いつまでも待ちましょう/私が嘆き、呻くのもむりからぬところ/黄金のよ
うに美しく気高い聖母マリアよ/哀れにもわが身をかこつ/今はもう過ぎてし
まったその日より、これらの思いは/気高い恋人たちよ、そなたたちの間で/
この顔が青ざめているのは
ジュゼッペ・マレット(ディレクター)、カンティカ・シンフォニア
リリース第1弾である「デュファイのモテット集」が大きな反響を呼んだカン
ティカ・シンフォニア。最新作となる今回も前作と同じく15世紀フランス音楽
界の大作曲家デュファイの作品を取り上げる。
同じデュファイの作品ではあるものの、モテット集という宗教的色合いの濃か
った前作とは打って変わり、今回の最新作では1415年から1435年の作曲とされ
ている18曲のシャンソンを収録。宗教的作品と同様にデュファイの優れた作曲
技法を用いて作曲されたシャンソンは、親しみやすい旋律が特徴の1つである。
カンティカ・シンフォニアはグロッサの看板アーティストであるヴォーカル・
アンサンブル、ラ・ヴェネクシアーナのメンバーとしても活躍中のジュゼッペ
・マレットがディレクターとして率いるイタリアのアンサンブル。編成は声楽
にオルガン、フィドル、ハープやリュートといった伴奏が加わり、中世&ルネ
サンス時代の作品を演奏を最も重要なレパートリーとしている。
ブックレットには前回と同じくグィド・マニャーノとジュゼッペ・マレットに
よるエッセイ&解説が収められており、演奏と共に注目である。

GCD P32101 \2180
ヨハンネス・オケゲム(c.1410−1497):ミサ・カプト
ビョルン・シュメルツァー(ディレクター)、
アンサンブル・グレインデラヴォア
その作品や卓越した作曲技法にジョスカンも影響を受けたとされるフランドル
楽派の巨匠オケゲムだが、現存する作品は非常に少ない。このようなオケゲム
の貴重なレパートリーの中からグロッサが今回レコーディングを行ったのは、
現存する14曲(偽作の疑いのある作品も含む)のミサ曲の中の1つである「ミ
サ・カプト」。
「アンサンブル・グレインデラヴォア」はベルギーの民族音楽学者であり、自
らも演奏に参加しているビョルン・シュメルツァーがディレクターを務めるベ
ルギーのヴォーカル・アンサンブル。このリリースがグロッサ・デビュー盤と
なる。
オケゲム、シュメルツァー&アンサンブル・グレインデラヴォアに縁のあるベ
ルギーで録音が行われたという点からもグロッサこだわりが感じられる。録音
会場となったアントワープの聖パウロ教会は、後期ゴシック様式の教会で貴重
な美術品を多数収蔵されていることでも有名。
ちなみにグロッサ・プラチナム・シリーズのジャケットはスペインのトップ・
デザイナーであるヴァレンティン・イグレシアスによるもので、その斬新なデ
ザインによるジャケットは世界トップクラスとの評価を受けている。





<Capriccio>
71081(SACD-Hybrid) \2580
アレクサンドル・ツェムリンスキー(1871−1942):抒情交響曲Op.18
クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ)
、マティアス・ゲルネ(バリトン)、
クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)、パリ管弦楽団
現在世界の超一流アーティストとして活躍中のクリスティーネ・シェーファ
ー、マティアス・ゲルネ、クリストフ・エッシェンバッハ&パリ管弦楽団と
いう超豪華布陣がツェムリンスキーの抒情交響曲でカプリッチョにデビュー!

71082(SACD-Hybrid) \2580
J・ブラームス:
ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78《雨の歌》
同第2番イ長調Op.100/同第3番ニ短調Op.108
ウラディーミル・スピヴァコフ(ヴァイオリン)、
アレクサンドル・ギンディン(ピアノ)
ヴァイオリンの世界的ヴィルトゥオーソであり、指揮者としてもワールドワイ
ドな活躍を見せているウラディーミル・スピヴァコフ。
これまでにカプリッチョからフランク、ラヴェル、R・シュトラウスの作品集
(Capriccio 10895)、ショーソン(Capriccio 67065)といった2タイトルの
ソロ・アルバムをリリースしているスピヴァコフだが今回は王道ブラームスに
着手!しかも伴奏をつとめるのはロシアの若手世代では随一の実力を誇るアレ
クサンドル・ギンディン(ギンジン)。2人のロシアン・ヴィルトゥオーソが
実力に違わぬパフォーマンスで極上のブラームスの世界を繰り広げる。

67162 \2080
フランツ・アレクサンドル・ペシンガー(1767−1827):
協奏的三重奏曲第1番変ホ長調/同第2番ニ長調/セレナータOp.10
コントラスト・ケルン
18世紀のドイツ、ウィーンで活躍していたとされる作曲家、フランツ・アレク
サンドル・ペシンガーの世界初録音となる弦楽三重奏のための作品集。
コントラスト・ケルンは現在コンチェルト・ケルンで活躍中のヴァイオリン奏
者シルヴィ・ケルン、チェロ奏者ウェルナー・マッツケとフライブルク・バロ
ック・オーケストラを創設するなどの活躍を見せているヴィオラ奏者クリス
ティアン・グーシスによる弦楽三重奏団で今回がカプリッチョへのデビュータ
イトルとなる。

●Capriccio SACD Collection
71072(SACD-Hybrid) \2080
L・V・ベートーヴェン:
弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調Op.131(弦楽合奏版)/大フーガ変ロ長調Op.133
シャーンドル・ヴェーグ(指揮)、
ソロイスツ・オブ・インターナショナル・ミュージシャンズ・セミナー弦楽合
奏団
ベートーヴェンの弦楽四重奏曲の弦楽合奏版の醍醐味を巨匠シャーンドル・
ヴェーグのタクトで存分に味わえるベストセラー・アイテムがSACD Hybrid仕
様盤で再登場!

71077(SACD-Hybrid) \2080
W・A・モーツァルト:序曲集 ――
歌劇《魔笛》序曲/歌劇《フィガロの結婚》序曲/歌劇《アルバのアスカー
ニョ》序曲/歌劇《イドメネオ》序曲/歌劇《劇場支配人》序曲/歌劇《コ
シ・ファン・トゥッテ》序曲/歌劇《後宮からの逃走》序曲/歌劇《にせの
女庭師》序曲/歌劇《ルチオ・シルラ》/歌劇《皇帝ティートの慈悲》序曲
/歌劇《ドン・ジョヴァンニ》序曲
ハンス・フォンク(指揮)、ドレスデン・シュターツカペレ
闘病の末、2004年に惜しまれつつもこの世を去ったオランダの名匠ハンス・
フォンクと名門ドレスデン・シュターツカペレによるモーツァルト・アルバ
ム。「魔笛」、「フィガロの結婚」などお馴染みの作品がラインナップ。

71079(SACD-Hybrid) \2080
A・ヴィヴァルディ:協奏曲集 ――
弦楽と通奏低音のための協奏曲イ長調RV.158/協奏曲ニ短調RV.566/フルー
ト協奏曲ハ短調RV.441/シンフォニア変ロ長調RV.162/協奏曲イ長調RV.585
/オーボエとファゴットのための協奏曲ト長調RV.545/2つのヴァイオリンの
ための協奏曲ニ短調RV.565
コンチェルト・ケルン
カプリッチョを代表するピリオド楽器のヴィルトゥオーソ・アンサンブル、
コンチェルト・ケルンが奏でる見事なるヴィヴァルディ。様々なスタイルの
協奏曲はコンチェルト・ケルンの実力を発揮するのには最適と言える。

71071(SACD-Hybrid) \2080
ヨハン・クリスチャン・バッハ(1735−1782):
交響曲ニ長調/チェンバロ協奏曲へ短調/交響曲ホ長調/交響曲ト短調
ハンス=マルティン・リンデ(指揮)、
カペラ・コロニエンシス、
クリスティーネ・ショルンスハイム(チェンバロ)、
ベルリン・バロック・カンパニー、
ウェルナー・エルハルト(指揮)、コンチェルト・ケルン
ヨハン・クリスチャン・バッハは「ロンドンのバッハ」との異名を持つ大バ
ッハの第11子である。日本でも絶賛を受けている女流チェンバロ奏者ショル
ンスハイムやベルリン・バロック・カンパニー、コンチェルト・ケルンなど
演奏者陣も豪華な面々が揃う。

71073(SACD-Hybrid) \2080
F・メンデルスゾーン:
カンタータ《高き天よりわれは来れり》/アヴェ・マリアOp.23-2/主よわが
祈りを聞きたまえ/モテット《主をほめたたえよ》Op.39-2/マニフィカト
マルティン・フレーミヒ(指揮)、
ドレスデン・フィルハーモニー、ドレスデン聖十字架合唱団、
ディートリヒ・クノーテ(指揮)、
ベルリン・シュターツカペレ、ベルリン・ジングアカデミー
ドレスデンとベルリン、ドイツの2大都市の名門オーケストラ&合唱団の演奏
によるメンデルスゾーンの宗教作品の数々。

71074(SACD-Hybrid) \2080
フランチェスコ・ドゥランテ(1684−1755):協奏曲第1番-第5番、第8番
コンチェルト・ケルン
フランチェスコ・ドゥランテは18世紀イタリアで活躍し、ペルゴレージやパ
イジェッロを育てた作曲家。ここでもコンチェルト・ケルンの抜群の演奏技
術が光る。

71075(SACD-Hybrid) \2080
A・ドヴォルザーク:
序曲《謝肉祭》Op.92/序曲《オセロ》Op.93/交響詩《水の魔物》/歌劇
《ディミトリ》序曲Op.64
ネヴィル・マリナー(指揮)、
セント・マーティン・アカデミー・イン・ザ・フィールズ、
ハンス・ツィマー(指揮)、ベルリン放送交響楽団
数多くの名演を生み出してきたマリナー&ASMFとベルリンの名門オケの演奏
によるドヴォルザーク。

71076(SACD-Hybrid) \2080
G・F・ヘンデル:オルガン協奏曲Op.4第1番-第4番、第6番
エルジェーベト・アキム(オルガン)、ブダペスト・ストリングス
ヘンデル自身が演奏を行い、当時の聴衆を歓喜させたとも言われているオル
ガン協奏曲より5曲を収録。

71078(SACD-Hybrid) \2080
J・S・バッハ:
カンタータ第51番《すべての地にて歓呼して神を迎えよ》BWV.51/カンター
タ第82番《われは満ち足れり》BWV.82/カンタータ第199番《わが心は血の海
に泳ぐ》BWV.199
エディタ・グルベローヴァ(ソプラノ)、
ジークフリート・ローレンツ(バリトン)、
ヘルムート・ヴィンシャーマン(指揮)、
ドイツ・バッハゾリスデン、
マックス・ポンマー(指揮)、ライプツィヒ新バッハコレギウム・ムジクム
女王グルベローヴァの歌声が美しく響き渡る!本場ドイツのバッハのスペシャ
リストたちによる荘厳なるカンタータ集。

71080(SACD-Hybrid) \2080
G・F・ヘンデル:序曲集 ――
歌劇《アルチーナ》序曲/歌劇《アリオダンテ》序曲/歌劇《ベレニーチェ》
序曲/オラトリオ《ソロモン》序曲/歌劇《アグリッピーナ》序曲
ケネス・シリート(指揮)、
セント・マーティン・アカデミー・イン・ザ・フィールズ
ヘンデルの歌劇など劇音楽の序曲の中から、普段なかなか耳にする機会の少な
い作品も収録したタイトル。





<Channel Classics>
CCSSA 23306(SACD-Hybrid) \2080
イン・ラブ....-ブリテン諸島のポップソングと民謡集 ――
J・レノン&P・マッカートニー(G・アイヴス編曲):ミッシェル
B・ジョエル(T・クレイマー編曲):ララバイ
J・レノン&P・マッカートニー(D・ランスウィック編曲):ブラックバード
B・ジョエル(B・チルコット編曲):
そして今は(ソロ:ピーター・ダイクストラ)
J・レノン&P・マッカートニー(P・グリットン編曲):
ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ
BLOF(T・クレイマー編曲):
Misschien Niet De Eeuwigheid、Omarm、Dansen Aan Zee
アイルランド民謡(P・ナイト編曲):
ロンドンデリーの歌(ソロ:ピーター・ダイクストラ)
イギリス民謡(G・ラングフォード編曲):樫とトネリコ
アイルランド民謡(P・ローソン編曲):
モリー・マローン(ソロ:ベンジャミン・バッカー)
スコットランド民謡(R・ヴォーン=ウィリアムズ編曲):
雌羊を呼べ(ソロ:アルベルトゥス・デ・ヨンク)
イギリス民謡(R・ヴォーン=ウィリアムズ編曲):
きじばと(ソロ:ピーター・ダイクストラ)
J・レノン&P・マッカートニー(P・グリットン編曲):ヘイ・ジュード
J・レノン&P・マッカートニー(B・チルコット編曲):
恋に落ちたら(ソロ:ロベルト・クイゼンガ)
B・セイガー&T・ワイン(P・ローソン編曲):
恋はごきげん(ソロ:ピーター・ダイクストラ)
J・レノン&P・マッカートニー(P・グリットン編曲):
アンド・アイ・ラヴ・ハー
ピーター・ダイクストラ(指揮)、ジェンツ
In Love..../Dijkstra(con)、The Gents
2005年に行われた来日公演の大成功と、デュリュフレの「レクイエム
」(CCSSA 22405)の大反響によって一躍大ブレイクとなったオランダの男声
ア・カペラ・グループ“ジェンツ”。リリース第4弾となる待望の最新作は、
ジェンツが実際にコンサートでのレパートリーとしているブリテン諸島(イ
ギリス)の民謡や、イギリスのポップスといった小品を集めた作品集。
今回の収録は実際にコンサートへ足を運び、演奏を聴いた多くのファンから
寄せられたレコーディングのリクエストにジェンツが応える形で行われたと
いう!ちなみにヴォーン・ウィリアムズの編曲によるイギリス民謡やビート
ルズの作品は2005年の来日公演時にも歌われており、美しきハーモニーで聴
衆を魅了したことは記憶に新しい。
「紳士たち」という意味を持つ“ジェンツ”は、オランダ最高峰の少年合唱
団「ローデン聖歌隊」に所属していた16人のメンバーによって1999年に結成。
天才ボーイ・ソプラノとして名を馳せ、現在は合唱指揮者として絶大な評価
を獲得しているピーター・ダイクストラをリーダーとする男声ア・カペラ・
アンサンブルである。
ブレイクの要因の1つでもあるメンバーの甘いルックスもさることながら、
なんといっても群を抜く見事なハーモニーと歌唱力は圧巻の一言。2006年10
月-11月に再び予定されている来日公演と併せて今回のリリースが大きな反響
を呼ぶことは間違いない!





<Timpani>
1C 1100 \2180
悲劇女優-Timpani 2006年カタログ付き完全限定盤 ――
アンリ・デュパルク(1848−1933):
旅への誘い、ミニョンのロマンス、悲しき歌-〔1C 1054より〕
エルネスト・ブロッホ(1880−1959):
前奏曲、詩篇第114番、詩篇第137番-〔1C 1052より〕
ルイ・ヴィエルヌ(1870−1937):
嘆きと絶望Op.38より-〔1C 1040より〕、愛の詩Op.48より-〔1C 1091より〕
ジョゼフ=ギイ・ロパルツ(1864−1955):
歌劇《故郷》より-〔2C 2065より〕
ミレイユ・デランシュ(ソプラノ)、
フランソワ・ケルドンクフ(ピアノ)、
デイヴィッド・シャローン(指揮)、ジャン=イヴ・オッソンス(指揮)、
ルクセンブルク・フィルハーモニック、他
初回完全限定!Timpaniファン必携のカラー・カタログ封入盤!
Timpaniの中心アーティストの1人であるミレイユ・デランシュの既発売タイ
トルから音源を集めたベスト盤にTimpaniの2006年版カラーカタログを封入し
た初回完全限定盤。
ミレイユ・デランシュはストラスブールでピアノ、オルガン、サクソフォー
ン、そして声楽と多数の専攻を学んだソプラノ奏者。これまでにドホナーニ、
シャイー、ミンコフスキといった巨匠やトップクラスのオーケストラとの共
演も数多い。クセナキスの管弦楽作品集、ロパルツの交響曲全集など根強い
人気を誇るフランスの老舗Timpani。これまでのリリースが網羅されているカ
ラーカタログはファン必携!





<Tactus>
TC 602802 \2080
ジャコモ・カリッシミ(1605−1674):
聖母マリアのオラトリオ、オラトリオ《ヨナ》
ガブリエレ・ミケーリ(指揮)、コンプレッソ・プロ・ムジカ・フィレンツェ
17世紀のイタリアで最も活躍した作曲家の一人であるカリッシミは、膨大な数
の声楽曲を残している。中でも特に重要とされるのはオラトリオであり、その
美しき様式美はドイツ、フランスの作曲家にも多大な影響を与えた。ここに収
録されている2曲はカリッシミのオラトリオの真髄を十分に堪能できる作品で
ある。

TC 590301 \2080
ダリオ・カステッロ (16世紀−17世紀):
1声−4声のソナーテ・コンチェルターテ集 全10曲
ダニエラ・ドルチ(指揮)、ムジカ・フィオリータ
カステッロはイタリアの作曲家、管楽器奏者として活躍したとされているが、
彼の生い立ちに関する資料はほとんど残されていない。彼が残した作品は2巻
(全29曲)のソナタが出版されており、ここに収録の作品はそのうちの一部。
イタリア・レーベルならではの貴重な録音である。

TC 751805 \2080
アレッサンドロ・ロッラ(1757−1841):
6つのフルート四重奏曲集(第1番−第6番)
マリオ・カルボッタ(フルート)、
エラスムス四重奏団のメンバー[ジャンバティスタ・ピアネッツォーラ(ヴァ
イオリン)、マウリッツィオ・スキアーヴォ(ヴィオラ)、クラウディオ・
フリゲリオ(チェロ)]
ロッラはイタリアのヴァイオリニスト、ヴィオラ奏者、作曲家。卓越した技
巧を持つロッラは、演奏者としてだけでなくミラノ音楽院でヴァイオリンと
ヴィオラの主任としても活躍した。また多作な作曲家であったがそのほとん
どは手稿譜でしか残されておらず、現在この作品が演奏される機会はあまり
無い。

TC 651801 \2080
ルドヴィコ・アントニオ・ロンカッリ(1654−1713):
スペイン・ギターによるカプリッチョ・アルモニコ集――
組曲第1番、第2番、第3番、第4番、第7番、第8番
ジャコモ・パリンベッリ(ギター)
ロンカッリはイタリアのギター奏者、作曲家、伯爵。作曲家としてのロンカッ
リの作品はここに収録の《スペイン・ギターによるカプリッチョ・アルモニコ
集》が唯一とされる。この作品はイタリア式のギター・タブラチュアで書かれ
たものでソナタまたは組曲が9曲収められている。このCDにはその中から組曲
を6曲収録。いずれも5−7楽章で書かれており、イタリア・バロック期のギタ
ー作品を知るうえで極めて重要な作品といえる。

TC 711603 \2080
G・B・ペルゴレージ:スターバト・マーテル
ベッティナ・ルボルトーネ(ソプラノ)、
キアラステラ・オノラティ(コントラアルト)、
フラヴィオ・エミリオ・スコーニャ(指揮)、
ベネデット・マルチェッロ室内管弦楽団
18世紀イタリアが生んだ偉大な作曲家ペルゴレージの代表作を本場イタリア
のアーティストが熱演。





<Centaur>
CRC 2767 \1880
アメリカン・ホライゾンズ――
L・バーンスタイン(ブロックス・デ・ヴェッター=スミス編曲):
フルート・ソナタ(世界初録音)
エルディン・バートン(1913−1981):ソナチネ
エイミー・ビーチ(ブロックス・デ・ヴェッター=スミス改訂):
フルート・ソナタ イ短調op.34
S・バーバー:カンツォーネ
ネーザン・ザルマン (1950−):フォルラーナとスケルツォ(世界初録音)
マイク・ガーソン(1945−):ニュー・イングランド(世界初録音)
ブロックス・デ・ヴェッター=スミス(フルート)、
ウルリッヒ・コーエラ(ピアノ)
20世紀アメリカ作曲家たちのフルート作品集。注目すべきはバーンスタイン
が初期のころに発表したクラリネット・ソナタのフルート編曲版(世界初録
音)。この作品の編曲者であり、演奏者でもあるヴェッター=スミスは、フル
ート奏者としてのみならずミュンヘン音楽大学、ケルン音楽大学、リスボン
音楽院などで教鞭を執る実力者。バーンスタインの作品だけでなく、フルー
ト作品の名作といわれるバートンのソナチネが収録されていることもフルー
ト・ファンには興味深いところ。

CRC 2755 \1880
アンバー・ウェーヴス――
レベッカ・クラーク(1886−1979):ヴィオラ・ソナタ
アラン・シュルマン(1915−2002):ヴィオラとピアノのための主題と変奏曲
イーズリー・ブラックウッド(1933−):ヴィオラ・ソナタ第1番
グラツァー・デュオ[ロバート・グラツァー(va)、
ギルダ・グラツァー(p)]
現代アメリカの名ヴィオラ作品を収録。シュルマンはNBC交響楽団のチェリス
トとしてトスカニーニ指揮の下で活躍したこともある演奏家&作曲家。演奏
家として活躍する傍ら、ヒンデミットやフォイアマン等に作曲を学んだ。
《主題と変奏曲》は彼の代表作のひとつで、アメリカでの人気は高い。
グラツァー・デュオはアメリカで最も評価の高いヴィオラ&ピアノ・デュオ
のひとつ。ロバート・グラツァーはヴィオラの名手であったウィリアム・プ
リムロースの下で研鑽を積んだ。

CRC 2726 \1880
グリーグ:ピアノ作品集第3巻――
2つのノルウェー民謡による即興曲op.29、バラードop.24、6つのノルウェー
の山の歌、アルバムの綴り、2つの悲しき旋律op.34、2つの旋律op.53、人々
の生活の情景op.19、他
アントニオ・ポンパ=バルディ(ピアノ)
1998年の‘ロン・テイボー・コンクール’で優勝、2001年の‘ヴァン・クラ
イバーン国際ピアノ・コンクール’で銀メダルを獲得するなど世界的な賞を
得ているポンパ=バルディは、録音のみならず世界各国で演奏活動も精力的
に行っており、2004年にはベルリン交響楽団とともに来日公演を果たしてい
る。

CRC 2759 \1880
フランスとアメリカのフルート独奏作品集――
チャールズ・デラニー:パンへの賛歌、エアー・ウィズ・ヴァリエーションズ
シンシア・フォリオ:アルカ・サクラ
A・オネゲル:牝山羊の踊り
ステファニー・レア:ソレース
C・ドビュッシー:パンの笛
キャサリン・フーヴァー:ココペリ、ウィンター・スピリッツ
ウジューヌ・ボザ:イメージop.38
ロバート・ムチンスキー:3つの前奏曲op.18 ほか
ステファニー・レア(フルート)
ステファニー・レアはマーレイ州立大学で教鞭を執る女流フルーティスト。
ソリストとしては、日本を含む世界各国の主要都市でコンサート、マスター
・クラスを行っている。

CRC 2768/69 2枚組 \3760
J・S・バッハ:6つのパルティータ
ヴィクトリア・ドンディッシュ(ピアノ)
ドンディッシュはモスクワ生まれの女流鍵盤奏者。なんと6歳から作曲をはじ
めたという才女で、1975年に自作曲でモスクワ・デビュー。1976年にアメリ
カのジュリアード音楽院に入学し、鍵盤奏法と作曲法を学んだ後、数多くの
コンクールで入賞。ソリストとしてアメリカ、ヨーロッパを中心に演奏活動
を行っている。




<NMA>
NMA 5(SACD-Hybrid) \2850
期待 ――
A・シェーンベルク:4つの歌Op.2
R・シュトラウス:
5つの歌Op.39より-ひそやかな歌、若い魔女の歌、解き放たれた心
R・ワーグナー:ヴェーゼンドンクの5つの詩
H・ヴォルフ:4つのミニョンの歌
M・レーガー:素朴な歌Op.76より
ソルヴェイグ・クリンゲルボルン(ソプラノ)、
マルコム・マルティヌー(ピアノ)
2004年サイトウキネン・フェスティヴァルで「ヴォツェック」の公演にマリー
役として登場し、話題を集めたノルウェーのソプラノ奏者クリンゲルボルン
の最新作。
今回の新譜ではこれまでのグリーグやイェンセンなどのレパートリーから路
線を一転。シュトラウス、ワーグナー、シェーンベルクなどを取り上げる。
ハイペリオンなどでも活躍中のピアニスト、マルコム・マルティヌーとのコ
ンビも健在。SACD Hybridの高音質でのリリースもポイントである。





<2L>
2L 32SACD(SACD-Hybrid) \2850
ヴォルフガング・プラッゲ(1960−):
クリスマス変奏曲-クリスマス・キャロルによる即興変奏曲
ヴォルフガング・プラッゲ(ピアノ)
北欧の愛唱歌として親しまれている旋律をプラッゲが変奏曲として仕上げたユ
ニークなタイトル。作曲家自らのピアノで温かみを感じる演奏を聴かせてくれ
ている。





<NGMF>
NGMF 108 \2180
E・グリーグ:《十字軍の兵士シグール》より 凱旋行進曲
ヨハン・S.スヴェンセン(1840−1911):ヴァイオリンのためのロマンス
ロバート・ジェイガー(1939−):シンフォニア・ノビリッシマ
D・ショスタコーヴィチ:ジャズ組曲よりワルツ第2番
P・グレアム:ゲールフォース/他 全12曲
アンヤ・オベール・バン(ヴァイオリン)、
シェル・マッティンセン(指揮)、ノルウェー近衛兵バンド
ノルウェーの名門吹奏楽団が2005年に行った録音。ご当地物であるグリーグか
らアメリカの作曲家ジェイガーの名曲まで世界中の幅広い作品を収録。





<Caprice>
CAP 21752 \2180
イン・コンサート ――
ヤーコ・マンテュヤルヴィ(1963−):
ソプラノ、バリトンと混声合唱のための《Canticum Calamitatis Maritimae》
スヴェン=ダーヴィド・サンドストレム(1942−):
混声合唱のためのモテット《すべての国よ、主を賛美せよ》
エイノユハニ・ラウタヴァーラ(1928−):
ソプラノ、アルト、テノール、バスと混声合唱のための《大聖堂》
ヤン・サンドストレム(1954−):
メゾソプラノ、混声合唱と打楽器のための《太陽の息子たち》
ボー・ホルテン(1948−):混声合唱と打楽器のための《静かな夜》
ビョルン・アンドル・ドラーゲ(1959−):混声合唱のための《嘆きの歌》
スヴェン・アリーン(1951−):混声合唱のための《私には夢がある》
アンデシュ・オストラン(打楽器)、マークス・レオソン(打楽器)
エーリク・ヴェストベリ(指揮)、バレンツ室内合唱団
バレンツ室内合唱団は2003年10月のバレンツ国際合唱音楽センター創設にあわ
せてノルウェー、スウェーデン、フィンランド、ロシアから集められた24名の
奏者によって結成された合唱団。創設以来指揮者をつとめるヴェストベリは合
唱の神様エリク・エリクソンの下で学んだ実力者である。

CAP 21738 \2180
ブー・ニルソン(1937−):ぼくらは明日、会うことに
ベザレル・アローニ(ニルセン編曲):わたしを刻みつけてください
スヴェン=エーリク・ベック(1919−1994):
こんにちは空よ、こんにちは太陽よ
ペア・ネアゴー(1932−):友情、大地は子供のように、夕暮れの国Op.10
カール=エーリク・ヴェーリン(1934−1992):嘆き
エシル・ヘムベリ:(1938−2004):命
フレードリク・オステルリング(1966−):ソネット17番
アルフレード・ヤンソン(1937−):ソネット76番、海辺に生まれた我らは
エルランド・フォン・コック(1910−):春はじめての日
クロード・ロヨラ・アルゲーン(1920−1990):Caelestis urbs Jerusalem
ニーナ・オーケルブルム・ニルセン:シル・ハシリム − ソロモンの雅歌
アッラン・ペッテション(1911−1980):冬の歌
カーリン・レーンクヴィスト(1957−):夜が平穏を与えてくれると
グンナル・エーリクソン(指揮)、リルケ・アンサンブル 
リルケ・アンサンブルは、ヨーテボリを本拠に活動するスウェーデンのヴォー
カルアンサンブルである。今回の新譜は2004年にCaprice Recordsを擁するス
ウェーデン・コンサート協会と、フォレニングス貯蓄銀行がスポンサーとな
る "最優秀合唱団賞" の選出を記念して制作されたアルバム。





<New World>
80637-2 \2080
ベン・ジョンストン(1926−):弦楽四重奏曲第2番-第4番、第9番、沈黙
ケプラー弦楽四重奏団
ダリウス・ミヨー、ハリー・パーチ、ジョン・ケージに師事した現代アメリカ
の作曲家ベン・ジョンストンの弦楽四重奏曲選集。演奏のケプラー弦楽四重奏
団は2002年4月にジョンストンの弦楽四重奏曲第10番の世界初演を行ったまさ
にスペシャリスト。





<Immortal>
IMM 960007(DVD-Video) \2450
サンクト・ペテルブルクのヴィルトゥオーソ ――
W・A・モーツァルト:
セレナード第6番ニ長調K.239《セレナータ・ノットゥルナ》、ディヴェルティ
メント変ロ短調
S・バーバー:アダージョ
ウラディーミル・アルトシューラー(指揮)、
オーケストラ・デ・カマラ・デ・ロス・ホーベネス
ロシア人指揮者ウラディーミル・アルトシューラーが、若手演奏家で結成され
たオーケストラ・デ・カマラ・デ・ロス・ホーベネスを指揮して弦楽合奏の定
番作品を収録。(NTSC/収録時間約58分)





<Gala>
GL 100.767 2枚組 \2300
ヴィンチェンツォ・ベッリーニ:
歌劇《カプレーティとモンテッキ》(録音:1977年10月8日)
アグネス・バルツァ(ソプラノ)、
ジュゼッペ・パターネ(指揮)、ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団、他

GL 100.769 2枚組 \2300
G・プッチーニ:歌劇《西部の娘》(ドイツ語版/録音:1958年12月)
ゲルダ・シャイラー(ソプラノ)、
ルドルフ・モラルト(指揮)、ウィーン放送管弦楽団、他

GL 100.776 2枚組 \2300
G・ヴェルディ:歌劇《ナブッコ》(ブルガリア語版/録音:1968年5月28日)
ストヤン・ポポフ・アリア集
ストヤン・ポポフ(テノール)、
ルスラン・ライチェフ(指揮)、ブルガリア国立放送管弦楽団&合唱団、他

GL 100.777 2枚組 \2300
G・ヴェルディ:歌劇《椿姫》(ロシア語版)
エリザヴェータ・シュムスカヤ(ソプラノ)、
アレクサンドル・オルロフ指揮(指揮)、
ソヴィエト国立交響楽団&合唱団、他
Verdi:La Traviata/Orlov(con)、State Symphony Orchestra


★Ponto・Gala・Audiophile モーツァルト・トップ10特別セール
下記モーツァルト関連10タイトルを締切日までのご注文分に限り特別価格で
ご提供させていただきます。
※ご注文締切日:3月8日

<Ponto>
PO-1025 3枚組 \2450
W・A・モーツァルト:
歌劇《フィガロの結婚》(録音:1963年10月23日、東京)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、
エリーザベト・グリュンマー(ソプラノ)、ワルター・ベリー(バス)、
カール・ベーム(指揮)、ベルリン・ドイツ歌劇場管弦楽団&合唱団、他

<Audiophile>
APL 101.562 \800
W・A・モーツァルト:
交響曲第40番ト短調/G・マーラー:交響曲第4番ト長調
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)、
ブルーノ・ワルター(指揮)、ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団

APL 101.553 \800
W・A・モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク
G・マーラー:交響曲第4番ト長調
マリア・シュターダー(ソプラノ)、
オットー・クレンペラー(指揮)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

APL 101.547 \800
W・A・モーツァルト:交響曲第25番ト短調
G・マーラー:さすらう若人の歌
M・デ・ファリャ:交響的印象《スペインの庭の夜》
B・バルトーク:ヴィオラ協奏曲
オットー・クレンペラー(指揮)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
Mozart:Symphony No.25/Klemperer(con)、Concertgeboworkest

<Gala>
GL 100.709 2枚組 \1750
W・A・モーツァルト:歌劇《皇帝ティートの慈悲》(録音:1955年12月)
ニコライ・ゲッタ(テノール)、
ヨゼフ・カイルベルト(指揮)、ケルン放送管弦楽団&合唱団

GL 100.602 3枚組 \2400
W・A・モーツァルト:歌劇《ドン・ジョヴァンニ》(録音:1953年7月27日)
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)、
ウィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン国立歌劇場合唱団   

GL 100.601 3枚組 \2400
W・A・モーツァルト:歌劇《フィガロの結婚》(録音:1957年7月20日)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)、
カール・ベーム(指揮)、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン国立歌劇場合唱団、他

GL 100.503 2枚組 \2400
W・A・モーツァルト:
歌劇《コシ・ファン・トゥッテ》(録音:1962年8月8日
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)、
ヘルマン・プライ(バリトン)、
カール・ベーム(指揮)、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン国立歌劇場合唱団、他

GL 100.502 2枚組 \1750
W・A・モーツァルト:歌劇《魔笛》(録音:1959年)
レオポルド・シモノー(テノール)、
ジョージ・セル(指揮)、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン国立歌劇場合唱団、他

GL 100.501 2枚組 \1750
W・A・モーツァルト:歌劇《後宮からの逃走》(録音:1945年)
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)、
ルドルフ・モラルト(指揮)、ORF交響楽団、ウィーン放送合唱団、他





<Hyperion>
CDA 67537 \2080
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ第40集 ――
アンリ・エルツ(1803−1888):
ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.87/同第4番ホ長調Op.131/同第5番へ短調Op.180
ハワード・シェリー(ピアノ&指揮)、タスマニア交響楽団
19世紀フランスの作曲家であるアンリ・エルツは著名で人気のあったヴィルトゥ
オーゾだったともされており、作曲と演奏の両面で実力を発揮してきた音楽家
である。また、パリ音楽院でピアノ科の教授をつとめるかたわら、ピアノ製作
にも興味を示し自分で工場を建設、経営までしてしまったというのだから驚き
である!
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ第40集としてのリリースと
なる今回は、同じくシリーズの第35集としてリリースされ好評を得た前作
(CDA 67465)に続く第2巻となり、収録されている3曲のピアノ協奏曲はすべ
て世界初録音である。
シェリー&タスマニア響のコンビは、既にエルツのピアノ協奏曲集第1巻やモ
シュレスのピアノ協奏曲集などで抜群のコンビネーションを披露しており実力、
実績共に申し分の無い強力タッグ。リリースの度に必ず大きな話題を呼ぶロマ
ンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ。第40集となる今回も大いにご
期待いただきたい!

CDA 67521 \2080
イグナツ・モシュレス(1794−1870):
チェロ・ソナタ ホ長調Op.121、
Melodisch-contrapunktische Studien Op.137より
ヨハン・ネーポムク・フンメル(1778−1837):
チェロ・ソナタ イ長調Op.104
イルジー・バールタ(チェロ)、ヘイミッシュ・ミルン(ピアノ)
リストが登場する以前のピアノのヴィルトゥオーソとしても名高いモシュレス
とフンメルのチェロ・ソナタアルバム!カップリングされているモシュレスの
「Melodisch-contrapunktische Studien Op.137」はバッハの平均律クラヴィ
ーア曲集をモシュレスが10の前奏曲として編曲した作品であり、ここでは第4
番、第8番、第9番の3曲が収録されている。
演奏には次代のチェコを担う若手随一のチェリストと称される名手、イルジー
・バールタがハイペリオン初登場!バールタは日本へも来日してコンサートを
行うなど、その類まれなる才能を存分に発揮し聴衆を魅了し続けている。
チェコ出身のバールタがヘイミッシュ・ミルンのサポートを得て、同郷となる
モシュレスとフンメル(現在のスロバキア出身)のチェロ作品をどのように仕
上げてくるのか。期待を上回るパフォーマンスを披露してくれることは間違い
なし!

CDA 67538 \2080
C・サン=サーンス:ピアノ三重奏曲第1番ヘ長調Op.18/同第2番ホ短調op.92
フロレスタン・トリオ
ハフのピアノ協奏曲全集(CDA 67331/2)、ナッシュ・アンサンブルによる室
内楽作品全集(CDA 67431/2)などリリースされているディスクが何れも好セ
ールスを記録しているハイペリオンのサン=サーンスの作品集。今回そのライ
ンナップにフロレスタン・トリオの演奏によるピアノ三重奏曲集という強力な
タイトルが加わることに。
イギリスの常設ピアノ・トリオの代表格として内外に広く認知されているフロ
レスタン・トリオ。既にハイペリオンからはベートーヴェンのピアノ三重奏曲
全集、ブラームス、シューマン、シューベルト、メンデルスゾーン、そしてフ
ランス作品集と数多くのリリースを行っており、ハイペリオンを代表するピア
ノ・トリオとして高い評価と名声を誇る。

CDA 67575 \2080
我らの時代の子供たち ――
アントニー・ピッツ(1969):Thou knowest my lying down
マイケル・ティペット(1905−1998):
《我らの時代の子供たち》より 5つの黒人霊歌
ニコラス・オニール(1970−):アヴェ・ヴェルム・コルプス
ルース・バークモア(1966−):夜の静けさ
マーク・エッグレイ・スミス(1955−):
e e cumingsの詩による5つのマドリガル
エウヘニオ・マヌエル・ロドリゲス(1961−):Eres
フランシス・ポット(1957−):Amore langueo
ジェレミー・サマーリー(指揮)、
スコラ・カントルム・オブ・オックスフォード
マイケル・ティペットが編曲を行った「《我らの時代の子供たち》より 5つの
黒人霊歌」を中核として6人の作曲家たちによる新しい作品を集めた合唱作品
集。「《我らの時代の子供たち》より 5つの黒人霊歌」がまとまった形で収録
されている録音は貴重である。
スコラ・カントルム・オブ・オックスフォードは若手声楽家たちによる新進気
鋭の合唱団。ティペットの5つの黒人霊歌や新作を録音してくるという意欲的
な選曲とあわせてその歌声にも注目したい。

●Hyperion dyad
CDD 22048 2枚組 \2080
トマソ・アルビノーニ(1671−1751):
6つのソナタ・ダ・キエザOp.4/室内での和声の楽しみOp.6
ロカテッリ・トリオ
アルビノーニの重要レパートリーにおけるロカテッリ・トリオの名演が復活再
リリース。CDA 66831/2からの移行再発売。


<Helios>
CDH 55199 \1200
セシル・シャミナード(1857−1944):ピアノ作品集Vol.3 ――
前奏曲ニ短調/リゴードン/牧神Op.60/ワルツ=バレエOp.112/気がかり/
アラベスクOp.61/Troisieme valse brilliante/ピアノ・ソナタ ハ短調Op.21
/牧歌/ガヴォット/ロンドー/東洋風に/オーバード/パトロール
/ヴィラネル/タランテラ/ラ・パッセ/スペイン風セレナードOp.150/
ワルツ第4番Op.91/行列Op.143
ピーター・ジェイコブ(ピアノ)
数多くの作品を残したフランスの才女によるピアノ作品の数々。
CDA 66846からの移行再発売。

CDH 55207 \1200
ベラ・ドムナ-中世の女王 ――
マルティン・コダス(13世紀):カンティガスとアミーゴ
作曲者不詳(13世紀):Domna, Pos Vos Ay Chausida
作曲者不詳(13世紀):王宮のエスタンピー第3番
リシャール・フルニヴァル(1201−1260):
Onques n'amai tant que jou fui amee
作曲者不詳(13世紀):王宮のエスタンピー第6番
作曲者不詳(13世紀):王宮のエスタンピー第4番
ラ・コムテス・ダ・デイ(12世紀後半):
A chantar m'er do so qu'ieu non volria
作曲者不詳:王宮の舞曲第2番
作曲者不詳(14世紀前半):Lasse, pour quoi refusai
シンフォニエ
中世の秘められし作品たちが美しきの音楽として現代に甦る。
CDA 66283からの移行再発売。

CDH 55237 \1200
戦争のもえさし ――
ジェラルド・フィンジ(1901−1956):Only A Man Harrowing Clods
アイヴァー・ガーニー(1890−1937):
二羽のカラス、Black Stitchel、Blaweary、ドゥーニーのフィドル、
草原でお休み
アーネスト・ファーラー(1885−1918):
さすらい人の歌、静かな真昼、道端の火
アイヴァー・ガーニー:船
W・デニス・ブラウン(1888−1915):アラビア、ディアフィニア
アイヴァー・ガーニー:
The boat is chafing、Cathleen ni Houlihan、エドワード,エドワード、
The night of trafalgar、Thou didst delight my eyes
アーネスト・ファーラー:バイオレットへ、最後の時間
W・デニス・ブラウン:サラシエル・パヴィのエピタフ
ジョージ・バターワース(1885−1916):鎮魂の辞
W・デニス・ブラウン:To Gratiana Dancing and Singing
マイケル・ジョージ(バス)、マーティン・ヒル(テノール)、
スティーヴン・ヴァーコー(バリトン)、クリフォード・ベンソン(ピアノ)
ハイペリオンの実力派アーティストたちが贈るイギリスの情緒あふれる歌曲集。
CDD 22026からの編集再発売。





<Sterling>
CDS 1068-2 \2180
ベルナルド・ツウェールズ(1854−1924):交響曲第1番ニ短調
ダニエル・デ・ランゲ(1841−1918):交響曲第1番ハ短調Op.4
エド・スパニャールド(指揮)、アンソニー・ホルステッド(指揮)、
オランダ放送室内管弦楽団
「交響曲第2番」を収録した前作(CDA 1061-2)が反響を呼んだ19世紀オランダ
の作曲家ツウェールズの作品集の続編がスターリングより登場!
アムステルダムに生まれたツウェールズは1881年から1883年までライプツィヒ
で作曲を学び、1895年から晩年の1922年までアムステルダム音楽院で作曲の教
師をつとめていたとう経歴を持つ。1881年に作曲された「交響曲第1番」はハイ
ドン、ベートーヴェン、メンデルスゾーンの影響が色濃く見られ、特に第2楽章
の美しく流れるようなアダージョは逸品!
カップリングのダニエル・デ・ランゲは同じオランダの都市ロッテルダムの音
楽一家に生まれ、1875年にはライデン音楽合唱団を創設。1894年には仲間と共
にアムステルダム音楽院の創設するなど作曲家、教育者としてもオランダ音楽
の歴史に名を残す音楽家である。
ツウェールズは現在リンブルフ交響楽団の主席指揮者をつとめるスパニャール
ド、デ・ランゲではホルンの名手としても活躍し現在は指揮者として活動中の
ホルステッドが指揮を振っている。19世紀オランダの知られざる交響曲を表舞
台に登場させることになるであろうリリースに要注目!





<Brass Classics>
BC 3003 \2180
オン・ザ・タウン ――
J・S・バッハ(E・クリース編曲):幻想曲とフーガ ト短調BWV.542
エリック・クリース(1952−):コンホバルの誕生
F・リスト(E・クリース編曲):バッハの名による前奏曲とフーガ
L・バーンスタイン(E・クリース編曲):
《オン・ザ・タウン》より ダンス・エピソード
エリック・クリース(指揮)、
コヴェント・ガーデン王立歌劇場ブラス・ソロイスツ
あのフィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルで活躍していたトランペ
ット奏者ポール・アーチボールトが設立したブラス・クラシックスの第3弾は、
コヴェント・ガーデン王立歌劇場ブラス・ソロイスツによって2005年6月に行
われたコンサートのライヴ録音。
22人の金管奏者と打楽器奏者で構成されているコヴェント・ガーデン王立歌劇
場ブラス・ソロイスツ。指揮者として指揮台に立つのはこちらもかつてフィリ
ップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルでトロンボーン奏者として活躍して
いたエリック・クリース。
フィリップ・ジョーンズ自身は残念ながら他界してしまったがフィリップ・ジョ
ーンズ・ブラス・アンサンブルの息吹きは様々な形で受け継がれているという
ことを実感させてくれるめぐり合わせである。
コヴェント・ガーデン王立歌劇場ブラス・ソロイスツは今回の録音を皮切りに
ブラス・クラシックスから継続したリリースが予定されており今後の活躍が期
待される。

<東京交響楽団自主制作CD>
TSOCD002 \1800
東京交響楽団創立60周年記念ライヴ
ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調WAB.108(ノヴァーク版第2稿)
ユベール・スダーン指揮(東京交響楽団音楽監督)
東京交響楽団 2005年11月12日 サントリーホールでのライヴ録音
東京交響楽団創立60周年記念として演奏された記念すべきライヴのCDが発売
されます。全体的にゆっくりとしたテンポによりオーケストラの温かくも美し
い調和を生かし一音一音おろそかにせず緊張感を保ち紡ぎ出される音が深く心
に残る名演奏です。




<VENEZIA>
CDVE04242 \1150
カリンニコフ:交響曲第1番 1975年
カリンニコフ:交響曲第2番 1968年
スヴェトラーノフ指揮ソビエト国立交響楽団 

CDVE04243 \1150
シチェドリン:バレエ音楽「カルメン」組曲
ロジェストヴェンスキー指揮ボリショイ歌劇場管弦楽団 1967年
シチェドリン:「ケーテン市の為の音楽」
スピヴァコフ指揮モスクワ・ヴィルトゥーゾ室内管弦楽団 1986年
ロジェストヴェンスキー指揮の「カルメン」は同曲違演奏中のベスト盤。
「ケーテン市の為の音楽」はバッハ生誕300年の記念すべき年(1985年)
にバッハのニ短調チェンバロ協奏曲をモチーフに作曲された3楽章の現代的な
音楽。

CDVE24244 2枚組 \1280
ストラヴィンスキー:バレエ作品集
春の祭典 1966年
ペトルーシュカ 録音年代不明
カルタ遊び 1970年
妖精の口づけ 1998年
スヴェトラーノフ指揮ソビエト国立交響楽団




<MOS>
MOS18402 \1350
チャイコフスキー:聖ヨハネス・クリュソストムスの典礼
チャイコフスキー:聖ヨハネス・クリュソストムスの典礼
ポリャンスキー指揮ソビエト文化省室内合唱団 1990年

MOS18731 \1350
ラフマニノフ:交響曲第1番
ラフマニノフ:幻想曲「岩」
キタエンコ指揮モスクワ・フィル 1984/86年

MOS19401 \1350
アルチョモフ:レクイエム(1986年作曲)
ヴィクトル・ポポフ指揮モスクワ合唱学校スヴェシニコフ少年合唱団
ペトラス・ビンゲリス指揮リトアニア・カウナス国立合唱団
キタエンコ指揮モスクワ・フィル 1989年
アルチョモフ(1940- )はモスクワ生まれ。モスクワ音楽院でニコライ・
シデリニコフに学ぶ。19世紀ロシアの民族音楽が色濃く反映された
作風にて一般大衆に受け入れられ易い作風。

MOS20006 \1350
ラフマニノフ:「鐘」 1979年
ラフマニノフ:カンタータ「春」 1984年
アレクセイ・マスレンニコフ(tenor) ガリーナ・ピサレンコ(soprano)
セルゲイ・ヤコヴェンコ(baritone) ユルロフ合唱団
スヴェトラーノフ指揮ソビエト国立交響楽団 

MOS20011 \1350
スクリャービン:交響曲第1番
スヴェトラーノフ指揮ソビエト国立交響楽団 1963年





<WALHALL>
WLCD0159 2枚組 \1800
ヴェルディ:オテロ(ドイツ語)
ハンス・ホップ、アンネリース・クッパー、フェルデナント・フランツ
ヴァルデマール・クメント、カール・オステルターク
オイゲン・ヨッフム指揮
バイエルン祝祭歌劇場管弦楽団&合唱団 1955年
とても良い音源で、聴きやすいです。放送用音源かと思われます。
スタジオ録音。

WLCD0160 2枚組 \1800
レハール:オペレッタ「この世は美しい」
ルドルフ・ショック、アニー・シュレム、ヴィリー・ホフマン
ヴェルナー・シュミット=ベルケ指揮
ミュンヘン放送管弦楽団&合唱団 1954年
とても良い音源で、聴きやすいです。放送用音源かと思われます。
スタジオ録音。

WLCD0165 2枚組 \1800
ヴェルディ:仮面舞踏会(ドイツ語)
ビルギット・ニルソン、セバスティアン・ファイエルジンガー
ヨゼフ・メッテルニヒ、エリカ・ケート
アルベルト・エレーデ指揮
バイエルン放送交響楽団&合唱団 1955年
とても良い音質で、聴きやすいです。放送用音源かと思われます。
スタジオ録音。

WLCD0166 2枚組 \1800
モーツァルト:イドメネオ
コンスタンティーノ・エゴ、デイヴィッド・ロイド、
エリナー・スティーバー
ジョネル・ペルレア指揮
アテネ市交響楽団 1955年
所々に傷のある音源ですが非常にクリアな音質です。

WLCD0167 2枚組 \1800
モーツァルト:フィガロの結婚
ローランド・パネライ、リタ・シュトライヒ、ハインツ・レーフス
テレサ・シュティヒ=ランダル、
ハンス・ロスバウド指揮
パリ音楽院管弦楽団&パリ声楽アンサンブル 1955年
以前EMIから発売あり。年代の古さを感じさる音です。

WLCD0168 2枚組 \1800
モーツァルト:ドン・ジョバンニ
ハインツ・レーフス、マルチェッロ・コルティス、レオニー・リザネク
カルラ・マルティニス、レオポルド・シモノー
ハンス・ロスバウド指揮
パリ音楽院管弦楽団&パリ声楽アンサンブル 1952年
残念ながら音は良くありません。





<CARUS>
83.354 \1850
ミヒャエル・ハイドン:ドイツ・ミサ 他 
世界発録音を含む
ミヒャエル・ハイドン:ドイツ・ミサ
(ここに皇帝閣下は横たわり:聖レオポルトのミサ)
他 世界初録音を含むミヒャエル・ハイドンの教会合唱曲集 11曲
レオポルド・モーツァルト:ミサ・ブレヴィス ハ長調KV115 世界初録音
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:教会合唱曲集 6曲
ヨハネス・プリンツ指揮ウィーン室内合唱団
とても珍しいヨーゼフ・ハイドンの弟であるミヒャエル・ハイドン(1737-1806)
のドイツ・ミサを中心にヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの父
(1719-87)レオポルドの世界発録音「ミサ・ブレヴィス」とモーツァルトの教
会合唱曲を集めた興味深いアルバムです。
CARUS社としてはモーツァルト生誕250周年を記念したアルバムとして位置づ
けています。

83.185 2枚組 \2650
エアハルト・カルコシュカ(1923-)作品集
エアハルト・カルコシュカ:コンポジション・ポートレート1
※エアハルト・カルコシュカ
現代音楽の記譜法で有名な音楽学者であり作曲家です。特に日本では、作曲
家入野義郎が訳した「現代音楽の記譜」という著書で有名です。
解説書では曲の詳しい解説がドイツ語と英語で表記されておりコピーされて
いる楽譜の一部とともに学術的にも興味深いアルバムです。収録された電子
音楽からギター、フルート、オルガンの独奏、木管アンサンブルの様々な作
品は現代音楽ではありますが、所々で現れるストーリ性のあるメロディが特
徴的で、全体的に聴くに肩のこらないアルバムと成っています。





<ANDROMEDA>
ANDRCD9006 2枚組 \1150
モーツァルト:皇帝ティトの慈悲
ニコライ・ゲッタ、イーラ・マラニウク、ヒルデ・ツァデク、
オッフェルマンズ、ウォーレンシュタイン、グロッシェル
カイルベルト指揮
ケルン放送交響楽団&合唱団 1955年
音質良好です。スタジオ録音。 以前CETRAレーベルから発売あり。





<FORLANE>
FOR16852 \1800
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番
エリック・ウィックストローム(Pf)
1972年スウェーデンに生まれ、タチアナ・ニコラーエワ、アンドラーシュ・
シフ、ヴィクトル・メルジャーノフ、タチアナ・シェバノワに学び数々の国際
コンクールにて優勝をする。現在北欧とフランスで活躍する若手ピアニスト
です。澄みきった音色で深い洞察力を感じさせるスケールの大きい演奏です。
新生フォルラーヌ社が手がけるこれからのアーティストを紹介する企画で日本
人ピアニスト岡崎順子のショパン・アルバム(FOR16856)に続きご紹介申し上げ
るアーティストです。
フランス・クリダ、エル=バシャ(Pf)を筆頭に地味ですが素晴らしいピアニス
トを多く手がける新生フォルラーヌ・レーベルにご期待ください。

■既発アイテムのご案内
FOR16856 \1800
ショパン:舟歌op.60、バラード第1番op.23、子守唄op.57
ポロネーズop.44、マズルカop.50-3、56-2、41-2
スケルツォ第3番op.39、夜想曲op.48-1、ワルツop.69-1、64-2
岡崎順子(Pf) 2005年録音

■エル=バシャ(Pf)既発アイテムのご案内
FOR16854 \1800
ラフマニノフ:前奏曲集
ラフマニノフ:前奏曲Op.3-2、10の前奏曲Op.23、13の前奏曲Op.32

FOR16522 \1800
ラヴェル:ピアノ協奏曲、左手の為のピアノ協奏曲
M.スーストロ指揮ペイ・ド・ラ・ロワールO

FOR16737 \1800
ラヴェル:ピアノ作品集 鏡、夜のガスパール、クープランの墓

FOR16833 \1800
ショパン:ピアノ協奏曲第1番、ポーランドの歌による幻想曲、
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ
S.ザンデルリング指揮ブルターニュO

FOR16845 \1800
ショパン:ピアノ協奏曲第2番、演奏会用ロンド「クロコヴィアク」 
「ドン・ジョバンニ」の「お手をどうぞ」による変奏曲
S.ザンデルリング指揮ブルターニュO

FOR916700 9枚組 \10000
ベートーヴェン:ピアノソナタ全集 

FOR126817 12枚組 \12000
ショパン:ピアノ作品全集(作曲年代別)

<STRADIVARIUS>
STR 33736 \2080
ヴォヤージュ[旅] ファゴットのための現代音楽
細川俊夫:ヴォヤージュ II(ファゴットとアンサンブルのための協奏曲)(*)
ルチアーノ・ベリオ:セクエンツァ XII(ファゴット独奏のための)
フィリップ・シェラー[Philippe Schoeller]:
カンターテ・イシス(ファゴットと混声合唱のための)(+)
パスカル・ガロワ(ファゴット)
ダニエル・カウカ(指揮(*)) 
ラジオ・フランス・フィルハーモニー管弦楽団(*)
ロイク・ピエール(指揮(+)) 
ミクロコスモス合唱団(+)
「ディアローグ[対話]」(STR 33625)に続くパスカル・ガロワのセカンド・
アルバム。収録作品はいずれも彼のために書かれたものです。

STR 33737 \2080
新世界より 新しい音楽の閲覧 Vol.1
チャールズ・アイヴズ:川にて(トロンボーンと吹奏楽のための版)
ヘンリー・カウエル:ダイナミック・モーション(ピアノのための)
ジョン・ケージ:夢(リュートとチェロのための版)
ヘンリー・カウエル:バンシー(ピアノのための)
ジェイコブ・ドラックマン:ヴァレンタイン(コントラバスのための)
チャールズ・アイヴズ:Illmenau(トロンボーンと吹奏楽のための版)
モートン・フェルドマン:
たいへん短いトランペット小品(アルトトロンボーンのための版)
テリー・ライリー:ビート・スートラ #7(ピアノのための)
ロジャー・セッションズ:チェロのための6つの小品
チャールズ・アイヴズ:
チャーリー・ラトリッジ(トロンボーンと吹奏楽のための版)
ファウスト・ボンジェッリ(ピアノ)
フランチェスコ・ディロン、ルーカス・フェルス(チェロ)
テリー・ライリー(ピアノ) ステファノ・スコダニッビオ(コントラバス)
ペーター・セダーベルク(リュート) マイク・スウォヴォダ(トロンボーン)
フェルナンド・シレオーニ(指揮)
ポッレンツァ市立ジュゼッペ・ヴェルディ吹奏楽団

●echo series
STR 11007 \1250
ヘンデル(1685-1759):ソナタ集
イ短調 HWV362/ロ短調 HWV367/ハ長調 HWV365/ホ短調 HWV375
変ロ長調 HWV377/ト短調 HWV360/ヘ長調 HWV369
トリプラ・コンコルディア
ロレンツォ・カヴァサンティ(リコーダー)
カロリーヌ・ブルスマ(チェロ)
セルジョ・チョメーイ(チェンバロ)
新録音がいきなりエコー・シリーズから登場です。

STR 11010 \1250
フランチェスコ・ダ・ミラノ(1497-1543):
リュート曲集(1530頃)から リチェルカーレ,ほか(全27曲)
パウル・ベイエル(ルネサンス・リュート)
STR 33515(1999年発売)からの移行値下げ再発売。

STR 11011 \1250
クリストフ・グラウプナー(1683-1760):管楽器のための協奏曲集
2つのホルンとティンパニ、
2つのヴァイオリン、ヴィオラとチェンバロのための協奏曲
ファゴット、2つのヴァイオリン、ヴィオラとチェンバロのための協奏曲
クラリーノ、2つのヴァイオリン、ヴィオラとチェンバロのための協奏曲
フラウト・トラヴェルソ、
2つのヴァイオリン、ヴィオラとチェンバロのための協奏曲
2つのクラリーノとティンパニ、
2つのヴァイオリン、ヴィオラとチェンバロのための協奏曲
アンティーキ・ストゥルメンティ
STR 33581(2002年発売)からの移行値下げ再発売。




<CORO>
COR 16038 \2080
キャロルの祭典
ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):合唱作品集 Vol.3
オペラ「グロリアーナ」からの合唱舞曲集
5つの花の歌/「神聖と世俗」
イアン・パートリッジ(テノール)
ハリー・クリストファーズ(指揮)
シックスティーン
初出レーベル:Collis

COR 16044 2枚組 \4160
J・S・バッハ(1685-1750):ミサ ロ短調 BWV232
キャサリン・デュボスク、キャサリン・デンリー(ソプラノ)
ジェイムズ・ボウマン(カウンターテナー)
ジョン・マーク・エインズリー(テノール)
マイケル・ジョージ(バス)
ハリー・クリストファーズ(指揮)
シックスティーン
シンフォニー・オヴ・ハーモニー&インヴェンション
初出レーベル:Collins





<STRADIVARIUS>
STR 33704 \2080
ゲオルク・フリードリヒ・カウフマン(1679-1735):
コラール前奏曲全集「調和的な魂の喜び」(1733-1736)から 34曲
マウリツィオ・クローチ(オルガン)
カースティン・クランプ(オーボエ)
使用楽器:1737年、トロイトマン製(ドイツ、グラウホーフ参事会聖堂)
ザクセン=メルゼブルク公の宮廷で活躍したドイツの作曲家・オルガニストで
あるカウフマンが晩年に出版を開始した「調和的な魂の喜び」は、1624年の
ザムエル・シャイトの「新譜表(タブラトゥーラ・ノヴァ)」以来初めて印
刷物となったコラール前奏曲全集として音楽史に特筆される作品です。当盤
には全98曲のうち34曲を収録、うち3曲でオーボエがコラール旋律を演奏し
ています。

STR 33730 \2080
ジョルジョ・バッティステッリ(1953-):Experimentum mundi(1981)
ベルナール・フレイド[Bernard Freyd](語り)
ニコラ・ラッフォーネ(打楽器)
ジョルジョ・バッティステッリ(指揮)
「16人の職人、4人の女性ヴォーカリスト、俳優と打楽器奏者のための想像
上のオペラ」という副題の付けられた舞台用作品(「世界的実験」とでも訳
すべきでしょうか?)のサウンド・ヴァージョン。

STR 33731 \2080
「イタリアのエスプリ」
シルヴィウス・レオポルト・ヴァイス(1687-1750):
組曲イ長調(Vienna, Osterreichesche Nationalbibliothek Ms. Mus.18761)
同ハ短調(同)/同ト長調(同)
幻想曲とフーガ ニ長調(「ローマにてヴァイス氏により作曲された」)
(Paris, Bibliotheque nationale Res. Vma ms 1213)
前奏曲とカプリッチョ ニ長調
(Czech Rep. Ms. Podebrady / London British Library, Add 30387)
前奏曲イ長調(Dresden 2841/v.1)
組曲嬰へ短調(Vienna, ...)
パウル・ベイエル(リュート)
ウィーンのオーストリア国立博物館所蔵の手稿譜に残されたヴァイスの若い
頃の作品を中心としたアルバム。作風はやや古く、ヴァイスが当初イタリア
の先人たちの影響を受けていたことがわかります。

●echo series
STR 11008 \1250
ジャコモ・カリッシミ(1605-1674):
カンタータ「高き舟端より舟綱を解き」
ミサ「高き舟端より舟綱を解き」
主は巻き起こした/奮い立て、わが心よ/われらの心は燃えている
マルコ・ロンギーニ(指揮)
イスティトゥツィオーニ・ハルモニケ
STR 33344(1994年発売) からの移行値下げ再発売

STR 11009 \1250
トマゾ・アルビノーニ(1671-1751):
5声のシンフォニアと協奏曲集 Op.2(全12曲)
ジョルジョ・サッソ(指揮)
インシエメ・ストルメンターレ・ディ・ローマ
STR 33519(1998年発売) からの移行値下げ再発売

STR 35701 \1250
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
カンタータと室内ソナタ集
フルート、ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ロ短調 HWV386
ソプラノと通奏低音のためのカンタータ「泣くな、嘆くな」HWV.141(*)
フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調 HWV375
ソプラノと通奏低音のためのカンタータ「ルクレツィア」HWV145(*)
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ イ長調 HWV361
ソプラノと通奏低音のためのカンタータ「ヘンデル、私のムーサは」HWV117(*)
フルート、ヴァイオリン、ファゴットと通奏低音のための4声協奏曲ニ短調
ロベルタ・インヴェルニッツィ(ソプラノ)
レターブロ・バロッコ
マルコ・ブロッリ(フルート) クラウディア・コムズ(ヴァイオリン)
ヴィンチェンツォ・オニーダ(ファゴット) 
ロドニー・プラダ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
フランコ・パヴァン(テオルボ) ミケーレ・バルキ(チェンバロ)

STR 35702 \1250
ジュゼッペ・トレッリ(1658-1709):
3声のシンフォニアと4声の協奏曲集 Op.5(全12曲)
ジョルジョ・サッソ(指揮)
インシエメ・ストルメンターレ・ディ・ローマ
ジョルジョ・サッソ、ガブリエーレ・フォルキ、マウロ・ロペス・フェレイラ、
プリスカ・アモーリ、コッラード・ストッキ(ヴァイオリン)
ファブルツィオ・デ・メリス(ヴィオラ) ルカ・ペヴェリーニ(チェロ)
ルカ・コーラ(コントラバス) 
サルヴァトーレ・カルキオーロ(チェンバロ)

STR 35703 \1250
マラン・マレ(1656-1728):スペインのフォリア
前奏曲/アルマンド/クーラント/サラバンド/ポロネーズメヌエット
ジーグ「お気に入り」/昔のリュート作曲家の様式によるパヴァーヌ
優美/ロンド形式のバレ/スペイン風サラバンド/陽気なフーガ/人の声
アルベルト・ラージ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
パトリツィア・マリサルディ(チェンバロ)
ベアトリス・ポルノン(テオルボ)

STR 35704 \1250
アドリアーノ・バンキエーリ(1568-1634):
マドリガル・コメディ「老いの戯れごと」(1598)
マドリガル・コメディ「若者の知恵(若者の抜け目なさ)」(1607)
マルコ・ロンギーニ(指揮)
デリティエ・ムジケ
アレッサンドロ・カルミニャーニ(テノール、カウンターテナー)
パオロ・コスタ(バリトン、カウンターテナー)
マルチェロ・ヴァルジェット(バス、カウンターテナー)
ラッファエーレ・ガンガーレ(語り)
マリーナ・ボネッティ(ダブルハープ) 
ピエトロ・プロッセル(キタローネ)
クリスティアーノ・コンタディン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ジュリアーノ・エッケル(ヴィオローネ) 
ジョヴァンニ・トーニ(スピネットーネ)

STR 35705 \1250
ビアージョ・マリーニ(1697-1663):
クリオーゼ・インヴェンツィオーニ Op.8 から
2つの弦のソナタ/第5カンツォン/モニカによるソナタ
リラの旋法によるソナタ/バレット/第11ソナタ(2声)
10度による第4カプリッチョ/ソナタ・ヴァリアータ
バレット/ソナタ・イン・エコー/第4カンツォン
ソナタ・ディンヴェンツィオーネ/
(10部の)パッサメッツォ・コンチェルタート
モニカ・ハジェット(ヴァイオリン)
パウル・ベイエル(指揮)
ガラテア
エミリア・ベンジャミン(ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ)
クラウディア・コムズ(ヴァイオリン)
カテリーナ・デラニェッロ(チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ヴィンチェンツォ・オニーダ(ファゴット)
[通奏低音]
パウル・ベイエル(リュート、テオルボ)
マウリツィオ・マルテッリ、イヴァン・ペラ(テオルボ)
ガブリエーレ・パロンバ(リュート、アーチリュート)
フランコ・パヴァン(アーチリュート) 
リチャード・サヴィーノ、フルヴィオ・ガリアスキ(バロック・ギター)
ファビオ・ボニッツォーニ(オルガン)





<BOTTEGA DISCANTICA>
DISCANTICA 122 \2080
フーゴー・マイヤーのシンフォニック・オルガン
アレクサンドル・ギルマン(1837-1911):
大オルガンのための第1ソナタ(1874)から フィナーレ
シャルル=マリー・ヴィドール(1844-1937):
オルガンのための交響曲第5番 Op.42 No.1 から トッカータ(1879)
アルフォンス・マイー(1833-1918):
3つのオルガン小品(1883-1886)から トッカータ
テオドール・デュボワ(1837-1924):
オルガンのための12の小品(1886)から トッカータ
フェルナン・ド・ラ・トンベル(1854-1928):
オルガン曲集 Op.23(1888)から トッカータ
ジュール・グリゾン(1842-1896):
オルガン曲集第2集(1890)から トッカータ
ユジェーヌ・ジゴー(1844-1925):
オルガンのための10の小品(1892)から トッカータ
レオン・ボエルマン(1862-1897):
ゴシック組曲 Op.25(1895)から トッカータ
ジョゼフ・カレール(1838-1901):トッカータ Op.29 No.4(1898)
アルベール・ルノー(1855-1924):トッカータ Op.108 No.1(1907)
オーギュスタン・バリエ(1882-1915):
3つの曲 Op.7(1911)から トッカータ
アンリ・ミュレ(1878-1967):
大オルガンのための10の小品(1914-1919)から汝はペテロなり(ビザンチン
のスケッチ)
ルイ・ヴィエルヌ(1870-1937):
幻想的小品集 組曲第2番 Op.53(1926) から トッカータ
同 組曲第3番 Op.54(1927)から ウェストミンスターのカリヨン
ダニエレ・サイェヴァ(オルガン)
録音:2003年8月27-29日、フランス、アルザス地方、ヴィラージュ=ヌフ、
聖ニコラ教会
使用楽器:2002年、フーゴー・マイヤー・オルガン製作所(ドイツ、ホイス
ヴァイラー)

DISCANTICA 123 \2080
「メイド・イン・イタリー」
ピアノ・コンチェルタンテと管弦楽によるイタリア・カンツォーネ集
(1910-1950)
【ジョヴァンニ・ダンツィ】
ジョヴァンニ・ダンツィ(1906-1974):
Tu, musica divina(1940)/Bambina innnamorata(1927)
Ma le gambe(1938)/Silenzioso slow (Abbassa la tua radio)(1940)
Non dimenticar... le mie parole(1937)/Ma l'amore no(1942)
【諧謔と嘲笑】
ゴルニ・クラメール:Pippo non lo sa(1940)
マリオ・コンシーリョ:
Il pinguino innamorato(1941)/Maramao perch&egrave; sei morto(1939)
リッカルド・モルベッリ:Ba-ba... Baciami, piccina(1940)
アルベルト・ペストロッツァ:Ciribiribin(1935)
【涙】
ミケーレ・テスタ:Come pioveva(1918)
パオラ・マルケッティ:Non passa pi&ugrave;(1942)
ジーノ・シーミ:Addio Signora(1923)
パオラ・マルケッティ:Un'ora sola ti vorrei(1938)
エルネスト・デ・クルティス:Non ti scordar di me(1935)
【ヴィットリオ・マスケローニ】
ヴィットリオ・マスケローニ(1896-1972):
Bombolo(1932)/Fiorin fiorello(1939)/Lodovico(1931)
Tu che mi fai piangere(1937)/Tango della gelosa(1930)
【幻影】
ディーノ・オリヴィエーリ:Tornerai(1933)
エロス・ショッリーニ:Perduto amore (In cerca di te)(1945)
アルマンド・フラーニャ:Sugnora illusione(1940)
ゴルニ・クラメール:Non ti fidar (di un bacio a mezzanotte)(1952)
【チェーザレ・アンドレア・ビクシオ】
チェーザレ・アンドレア・ビクシオ(1902-1978):
Canzone sospirata(1938)/Lucciole vagabonde(1927)
Tango delle Capinere(1928)/Parlami d'amore Mari&ugrave;(1932)
La canzone dell'amore (solo per te Lucia)(1929)
アレッサンドロ・ルッケッティ(ピアノ)
アントニオ・バッリスタ(指揮)
ポメリッジ・ムジカーリ
オールド・カンツォーネをライト・クラシック風に、という趣向のアルバム
です。

DISCANTICA 126 \2080
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):チェンバロ協奏曲集
ハ短調 Wq37/ト短調 Wq6/ニ長調 Wq18
ミケーレ・ベヌッツィ(チェンバロ)
アルコメロ
録音:2005年5月17-20日、ピエモンテ州ノヴァーラ県モゼッツォ、聖ヴィート
&モデスト教会
使用楽器:2000年、ミラノ、アンドレア・ベステッリ製
(モデル:1772年、ベルリン、ヨハン・クリストフ・エスターライン製)
ミケーレ・ベヌッツィはイギリスのロイヤル・カレッジ・オヴ・ミュージッ
クで学び、2003年、第17回山梨国際チェンバロ・コンクールで第3位に入賞
しました。アルコメロはベヌッツィが創設したピリオド楽器アンサンブル。
彼らは2002年にエマヌエル・バッハのチェンバロ協奏曲全曲演奏を開始し、
高く評価されています。

DISCANTICA 127 \2080
「子守歌とセレナード」
アーン:クロリスに
モンサルバーチェ:子守歌
ファリャ:子守歌
ドビュッシー:月の光(ピアノ独奏)
プーランク:眠り
ラヴェル:なんと楽しい
シューマン:トロイメライ(ピアノ独奏)
ブラームス:子守歌 Op.49 No.4
R・シュトラウス:セレナード Op.1
ヴォルフ:小さなものでも
モーツァルト:子供の遊び
シューベルト:子守歌 Op.98 No.2
シューマン:子供のお守り
ムソルグスキー:古城(ピアノ独奏)/子守歌
チャイコフスキー:子守歌 Op.16 No.1
カスタルディ:アンナの子守歌(ピアノ独奏)
プッチーニ:そして小鳥は
ザンドナイ:小道には手回し オルガンの調べが流れ
ショパン:子守歌(ピアノ独奏)
マティッセ:クリスマス・イヴの子守歌
グラツィアート:ルルの子守歌
ジェンマ・ベルタニョッリ(ソプラノ)
アントニオ・バッリスタ(ピアノ)
録音:2005年5月

DISCANTICA 128 \2080
フレスコバルディの花束[Fioli]と小さな花束[Fioletti]
ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):
オルガンのためのトッカータ−パレストリーナの「野も山も」によるカプリ
ッチョ
(ヴァチカン・キージ写本 Q IV25)
「音楽の花束」(ヴェネツィア、1635)から
聖母ミサの前奏のトッカータ,キリエ-クリステ-キリエ(第6ヴェルスス),
書簡朗読の後のカンツォーナ,クレドの後のリチェルカーレ,
聖体奉挙のためのトッカータ,ベルガマスカ,ジロルメータによるカプリッ
チョ
「トッカータ集第1巻」(ローマ、1637)から
パッサカリアによる100のパルティータ
「フレスコバルディの小さな花束」(ロンドンの写本 Add.40080)から
トッカータ,第5カンツォーナ,第7カンツォーナ,第8カンツォーナ
「カプリッチョ集第1巻」(ローマ、1624)から
ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラによるカプリッチョ
「トッカータ集第2巻」(ローマ、1627)から アリア「バレット」
エドアルド・ベロッティ(オルガン)
録音:2005年6月7日、ロンバルディア州ソンドリオ県コロリーナ、聖ベルナ
ルド教会
使用楽器:1696年、ジョヴァンニ・バッティスタ・レイナ製
(1997-1998年、ジョヴァンニ・プラデッラ・オルガン店により復元)

DISCANTICA 129 \2080
ジュリオ・チェーザレ・アッレスティ(1619-1701)編纂:
「様々な作曲家によるオルガン・ソナタ集」(ボローニャ、1697-1698)
ピエトロ・アンドレア・ツィアーニ:第1番
カルロ・フランチェスコ・ポッラローロ:第2番
ヨハン・カスパル・ケルル:第3番
ジョヴァンニ・バッティスタ・バッサーニ:第4番
ミケーレ・ジュスティニアーニ:第5番
スキアーヴァ神父:第6番
ジョヴァンニ・パオロ・コロンナ:第7番/第8番
バルトロメオ・モナーリ:第9番/第10番/第11番
ベルナルド・パスクィーニ:第12番/第13番/第14番
不詳:ソナタ第15番
ジュリオ・チェーザレ・アッレスティ:第16番/第17番/第18番
【ボーナス・トラック】
ジョヴァンニ・パオロ・コロンナ:第7番
アンドレア・トスキ(オルガン)
録音:2005年5月15-17日、モデナ、聖アゴスティーノ教会
使用楽器:1519年、ジョヴァンニ・バッティスタ・ファッケッティ製
(1771年、アゴスティーノ・トラエーリ改修
1997年、ピエル・パオロ・ビージ復元)
ボローニャに生まれ、聖ペトロニオ教会のオルガニスト等を務めたアッレス
ティが、自作と後輩作曲家たちの作品を編纂した全18曲のオルガン・ソナタ
集。アンドレア・トスキは1956年ボローニャに生まれ、2002年よりモデナ、
聖アゴスティーノ教会のオルガニストを務めています。

DISCANTICA 130 \2080
マルケ州の歴史的オルガン
ジョヴァンニ・モランディ(1777-1856):
聖体拝領祈願のためのソナタ Op.5 No.3(*)
ルイジ・ヴェッキオッティ(1804-1863):主題と変奏曲へ長調(*)
ジョヴァンニ・モランディ:奉献唱のためのソナタ Op.5 No.1(*)
ピエトロ・モランディ(1745-1815):ソナタ第7番「ピッコロを模した」(+)
ベネデット・サンティ(1670-1741):ソナタ(#)
ニコロ・ボナンニ(1736-1821):ソナタ(#)
ピエトロ・モランディ:アンダンティーノ=バレット(#)
ジローラモ・カヴァッツォーニ(1510-1565):リチェルカーレ「1560」(**)
ヴィンチェンツォ・ペッレグリーニ(1562-1630):
フランス風カンツォーナ「ラ・グラツィオーザ」(**)
不詳:フィレンツェのアリアとロッタ(アンコーナの譜集 から)(**)
ルイジ・バッティフェッリ(1620-1682):
一主題を伴うリチェルカーレ第3番(**)
ジョヴァンニ・バッティスタ・マスティーニ(1700頃-1771):ソナタ(++)
ニコロ・ボナンニ:ソナタ「クックー」(++)
アンテア・グラッセッリ(オルガン)
録音場所、使用楽器:
マチェラータ県マテリカ、1852年、カミッロ・デル・キアーロ製(*)
ペーザロ・エ・ウルビーノ県カンティアーノ、洗礼者聖ヨハネ教会、
1672年アンドレア・グレッピ製、1805年アンドレア・フェリチオッティ改修(+)
ペーザロ・エ・ウルビーノ県カンティアーノ、聖ニコロ教会、
1822年、アンジェロ・モレッティーニ製(#)
カーリ、聖フランチェスコ教会、16世紀の不詳作者製(**)
ピエーヴェ・ボンヴィリャーナ、聖母マリア被昇天教会、
1747年、ジョヴァンニ・フェデーリ製(++)

DISCANTICA 135 \2080
メンデルスゾーン:
2台のピアノと管弦楽のための協奏曲第2番変イ長調(*)
交響曲第4番イ長調「イタリア」Op.90
ティツィアーナ・モネータ、ガブリエーレ・ロータ(ピアノ(*))
アルド・チェッカート(指揮)
ポメリッジ・ムジカーリ管弦楽団
録音:2005年3月17-19日、ミラノ、ヴェルメ劇場、ライヴ
1999年から2005年までポメリッジ・ムジカーリ管弦楽団の音楽監督を務めて
いたチェッカートが指揮した演奏会より収録したものです。

DISCANTICA 136 \2080
グラウコ・カタルド(1920-):
ウェルテルの歌(5曲)(+)
再びウェルテルとカルロッタ−カルロッタの庭(モノテーマ組曲)
G・テストーリの「アンブレート(ハムレット)」から(2曲)(*)
Rivedere le radici(ナポリの歌集;5曲)(*/+)
ロセッタ・レドーリャ(ソプラノ(*))
ディーノ・ディ・ドメニコ(テノール(+))
パトリツィア・ベルナリク(ピアノ)
録音:2004年6月、12月、ピアチェンツァ、G・ニコリーニ音楽院のサロン

DISCANTICA 113/114 2枚組 \4160
マッシモ・ベルゾッラ(1963-):作品集
組曲「スウィート・ホーム」 パオロ・ザンニーニ(ピアノ)
「Il Cromuele」のための情景音楽
ミシェル・ヴァン・ゲーテム(カウンターテナー)
ジャンカルロ・デッラカーザ(指揮) リチェルカーレ器楽グループ
ピエトロ・タリアフェッリ(クラリネット)
パ・ド・ドゥ
マウリツィオ・サレッティ(フルート)
ピエトロ・タリアフェッリ(クラリネット)
バルバラ・レッタリャーティ(ピアノ)
夜の歌
パオラ・クァリャータ(歌) ドナテッラ・タッキナルディ(ピアノ)
オルガンのための交響曲
エンリコ・ヴィッカルディ(オルガン)
イエス、甘き思い出
マリア・ラウラ・グロッピ(ソプラノ)
イタリア・フィルハーモニー管弦楽団室内合奏団
Tu septiformis munere
カミッロ・モッツォーニ(オーボエ) マッシモ・ベルゾッラ(オルガン)
小レクイエム(優しき魂のための)/瞑想
ピエトロ・タリアフェッリ(サクソフォン)
マルゲリータ・シッドゥルロ(オルガン)
祝典カンタータ「父よ、聞きたまえ」
マリア・ラウラ・グロッピ(ソプラノ) ジュリオ・メルカーティ(オルガン)
マッシモ・ベルゾッラ(指揮)
イタリア・フィルハーモニー管弦楽団室内合奏団
カペッラ・ムジカーレ・マエストロ・ジョヴァンニ(合唱)




<CHALLENGE CLASSICS>
CC 72212 3枚組 \4950
J.S.バッハ:カンタータ全集 Vol.12
第135番「ああ主よ、哀れな罪人なるわれを」BWV135
第124番「われはわがイエスを捨てず」BWV124
第121番「われらキリストをたたえまつる」BWV121
第111番「わが神の欲したもうこと、つねに起こらん」BWV111
第99番「神の御業は善きかな」BWV99
第78番「わが魂なるイエスよ」BWV78
第114番「ああ、愛するキリスト者よ、心安んぜよ」BWV114
第91番「御身はたたえられよ、イエス・キリストよ」BWV91
第107番「汝何を悲しまんとするや」BWV107
第116番「御身平和の王、主イエス・キリストよ」BWV116
第8番「愛する神よ、われいつの日に死すや」BWV8
リサ・ラーション、シビッラ・ルーベンス(ソプラノ)
アンネッテ・マルケルト(アルト)
クリストフ・プレガルディエン(テノール)
クラウス・メルテンス(バス)
トン・コープマン(指揮)
アムステルダム・バロック管弦楽団&合唱団
録音:2000年3月、アムステルダム、フランス改革派教会
Warner/Eratoからの移行再発売。当巻にて当シリーズの移行再発売は完了しま
した。

CC 72149 2枚組 \3300
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲集
第1番へ長調 BWV1046(*)/第2番へ長調 BWV1047(*)
第3番ト長調 BWV1048(+)/第4番ト長調 BWV1049(#)
第5番 BWV1050(*)/第6番 BWV1051(+)
ヤン・ウィレム・デ・フリーント(指揮)
コンバッティメント・コンソート・アムステルダム
録音:1995年10月(*)、1996年2月(+)、同年3月(#)、
アムステルダム、フランス改革派教会
1982年創設、「モダーン楽器のピリオド奏法」の元祖的存在であるコンバッ
ティメント・コンソートによる「ブランデンブルク協奏曲」。オランダ・
ヴァンガードからの移行再発売ですが、ヴァンガード盤の流通期間が非常に
短かったので新発売同様といえるでしょう。第2番と第4番のリコーダーは
マリオン・フェアブリュッヘン、そして第5番のフルートはジャック・ズー
ンが担当しています。聴き通してみれば、すでに10年も前から、ピリオドと
モダーンの間の垣根は超えられていたのだと感慨もひとしおです。サクサク
と刻む弦、切れ味のいいホルン、楽器と奏法のメリットだけが幸福に結合し
た名演と言えるでしょう。

SACC 72097(SACD-Hybrid) \2280
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲全集
第1番ニ短調 Op.49/第2番ハ短調 Op.66
アルテンベルク・トリオ・ウィーン
クラウス=クリスティアン・シュスター(ピアノ)
アミラム・グランツ(ヴァイオリン)
マルティン・ホルンシュタイン(チェロ)
録音:2002年6月、デン・ボス、音楽センター

CC 72232 2枚組 \2700
J・S・バッハ(1685-1750):マタイ受難曲 BWV244
イェルク・デュルミュラー(テノール:福音史家)
エッケハルト・アーベレ(バス=バリトン:イエス)
コルネリア・ザムエリス(ソプラノ)
ボグナ・バルトシュ(アルト)
ポール・アグニュー(テノール)
クラウス・メルテンス(バス)
トン・コープマン(指揮)
アムステルダム・バロック管弦楽団&合唱団
ブレダ・サクラメント教会少年合唱団
録音:2005年3月22-23日、オランダ、アメルスフォールト、聖ヨリス教会、
ライヴ
2005年の受難週にユトレヒト近郊の町アメルスフォールトで行われた演奏会
より収録。ライヴならではの推進力のある演奏で、全曲をCD2枚に収めてい
ます(収録時間:75分32秒+78分35秒)。

CCDVD 72233(DVD-Video) 2枚組 \3000
上記演奏のDVD
規格:Dolby Digital/16:9/ドイツ語歌唱、英語・ドイツ語・フランス語
・オランダ語・イタリア語・スペイン語・日本語字幕付き/
収録時間:68分54秒+94分00秒
付録として、バッハ研究者であるクリストフ・ヴォルフ、マルティン・ペ
ツォルト、ペーター・ヴォルニーとコープマンの会話(ドイツ語)が収めら
れています。




<NUMERICA>
NUM 1110 \2080
ピアノのための変奏曲集
ジョアン・ドミンゲス・ボンテンポ(1775-1842):
パイジェッロの主題による序奏、変奏と幻想曲(1811?)
フェルナンド・C・ラパ(1950-):
ジョゼ・アフォンソの「Coro da Primavera」による変奏曲(2000)
シューマン(1810-1856):交響的練習曲 Op.13
マリア・ジョゼ・ソウザ・ゲデス(ピアノ)
録音:2002年12月23、31日、MBスタジオ
ボンテンポはポルトガル古典派を代表する作曲家。ジョゼ・アフォンソはポル
トガルが独裁政権時代における反体制的コインブラ・ファド歌手で、ポルトガ
ルの国民的英雄。ラパによる変奏曲はソウザ・ゲデスに献呈されています。

NUM 1111 \2080
フォーレ(1845-1924):
フルート・ソナタ イ長調 Op.13(ヴァイオリン・ソナタより編曲)
プロコフィエフ(1891-1953):
フルート・ソナタ ニ長調 Op.94
ルイス・メイレレス(フルート)
マリア・ジョゼ・ソウザ・ゲデス(ピアノ)
録音:2003年2月1-2日、MBスタジオ

NUM 1112 \2080
ポルトガルのクリスマスに
カルロス・アゼヴェード(1964-):
それはクリスマス・イヴのことだった/良き家人たちよ
おお、聖なる御子よ/神は健やかに生まれた
フェルナンド・C・ラパ(1950-):
ヨゼフは歩き行く/山腹の羊飼いたち/私は片隅に身を置こう/天地よ喜べ
フェルナンド・ヴァレンテ:
救世主は生まれた/遠くから来た羊飼いが(*)/御子は眠っている(*)
エウジェニオ・アモリム(1963-):
山々と牧場の羊飼いたち/御子は穏やかに眠る/岩屋の中の男児イエス(*)
木から枝が生え
シルヴィア・コレイア・マテウス(ソプラノ(*))
オスヴァルド・フェレイラ(指揮)
ポルト大聖堂合唱団
リコーダー八重奏団
ポヴォワ・ド・ヴァルジム交響楽団
録音:サンタ・マリア・ダ・フェイラ、エウロパルケ

NUM 1113 \2080
アントニオ・ヴィクトリーノ・ダルメイダ(1940-):
ピアノ・ソナタ第7番/7つの夜想曲(マリア・ジョアン・ピレスに捧げる)
ピアノ・ソナタ第4番(ソナタ・ブーファ)/主題と変奏曲 Op.1
インゲボルク・バルダスティ(ピアノ)
録音:パソス・デ・ブランダン音楽アカデミー/パソス・デ・ブランダン、
アウラスタジオ
ダルメイダはリスボンに生まれ、リスボン音楽院卒業後ウィーンで作曲・ピア
ノ・指揮を学んだ音楽家。バルダスティはウィーン生まれの若手ピアニスト
です。

NUM 1114 \2080
アントニオ・ヴィクトリーノ・ダルメイダ(1940-):
音響工場[The Sound Factory]Op.45(*)
エリカ・プルハール歌曲集 Op.74(+)
私たちの夢見るものは,最後には,チャンスを忘れろ,一人にしてちょうだい,
いいじゃない?,あるがままに,英雄たち,刹那の歌
マリア・デ・メデイロス(語り(*))
エリカ・プルハール(歌(+))
アントニオ・ヴィクトリーノ・ダルメイダ(指揮(*))
ウィーン・トンキュンストラー交響楽団(*)
リンツ・ブルックナー管弦楽団(+)
エリカ・プルハールはオーストリアの歌手・作詞家・女優。ダルメイダとは
10年以上にわたりコラボレイションを続けています。

NUM 1127 \2080
ポルトガル現代作曲家によるアソーレス島の伝統音楽
ヌーノ・コルテ=レアル:シャマリータ/わが愛しの人/悪魔
ヴァスコ・ペアルセ・デ・アゼヴェード:美しい暁
フェルナンド・ラパ:
わが心よ、閉じよ、閉じよ/モイロス/眠れ、坊や、眠れ
カルロス・マレコス:3つのアソーレス民謡
パンの恵み,聖霊のフォリア/サウダーデ
マリオ・ナシメント:Rema para l&aacute; lanchinha
セルジオ・アゼヴェード:アソーレス諸島の5つの歌
おお、御子イエスよ,ひとつ歌おう,シャマリータ,Pezinho da vila,
シャランバ
パウロ・ロウレンソ(指揮)
リセルカーレ合唱団
録音:2002年2月、リスボン大学、学長執務所の大教室

NUM 1130 \2080
エヴォラ大聖堂楽派のポリフォニストたち(16−17世紀)
マヌエル・カルドーゾ(1566-1650):
ミサ・フィリッピナ[Missa Philippina]
モテット;Domine, tu mihi lavas pedes
Ecce mulier chananea/Aquam quam ego dabo
フランシスコ・マルティンス(1617-1680):
聖週間のモテットとレスポンソリウム;
Adjuva nos Deus(四旬節のモテット)/Tenebrae factae sunt/Caligaverunt
Ecce Quomodo/Tristis est [II]/Ecce vidimus eum [II]
ディエゴ・ディアス・メルガス(1638-1700):
ミサ・フェリアリス[Missa Ferialis]
四旬節のモテット;
Adjuva nos Deus/Domine, hominem non habeo/Honora patrem et matrem
ペドロ・テイシェイラ(指揮)
エボラ・ムジカ・ポリフォニー合唱団
録音:2004年10月、アレンテージョ県パヴィア、聖パウロ主教会
ポルトガルの古都エヴォラの大聖堂で活躍した作曲家たちによる教会音楽。
エボラ・ムジカはエヴォラ音楽協会に所属する合唱団です。

NUM 1131 \2080
アミルカル・ヴァスケス・ディアス(1945-):
君の名前による12の夜想曲
(マリア・ガブリエラ・ランセルの12の書物の12のテキストによる)
地の光(記憶と愛情の織物;13曲)
アルヴァロ・テイシェイラ・ロペス(ピアノ)
ヴァスケス・ディアスはポルトガル北部出身の作曲家・ピアニストで、現在
エヴォラ大学の教授を務めています。テイシェイラ・ロペスはポルト生まれの
ピアニスト。

NUM 1132 \2080
ギターによるバロック音楽
J・S・バッハ(1685-1750)/ペドロ・ロドリゲス編曲:
パルティータ第4番 BWV828
ヘンデル(1685-1759)/同編曲:クラヴィーア組曲第3番 HWV448
A・マルチェッロ(1684-1750)/同編曲:オーボエ協奏曲ニ短調
ヴィヴァルディ/ヤン=オーロフ・エーリクソン編曲:
ヴァイオリン協奏曲(1678-1741)RV230
ペドロ・ロドリゲス(ギター)
録音:パソス・デ・ブランダン、ヌメリカ・スタジオ
ロドリゲスはコインブラ出身のポルトガルの若手ギタリスト。

NUM 1133 2枚組 \4160
ジョルジェ・ペイシーニョ(1940-1995):ピアノ作品集
5つの小品(1959)/対称の連続 I(即興とメロディー練習曲;1961)
練習曲 I(ある不在の存在の記憶;1969)/練習曲 III 変ロ長調(1976)
グローサ I(1989/1990)/In Folio「コンスタンサのために」(1992)
練習曲 V「Die Reihe Courante」(1992)/ハーモニクス I(1967)
練習曲 II(「四季」による;1972)/ジャネイラ(1995)
レッド・スウィート・タンゴ(1984)/ヴィラルバローザ(1987)/
夜想曲(1992)
ミゲル・ボルジェス・コエーリョ(ピアノ)
録音:パヴォア・ド・ヴァルジム市立ホール
ペイシーニョはポルトガルにおける現代音楽の旗手的存在として精力的に活動
した作曲家。ボルジェス・コエーリョは1971年ポルト生まれのピアニスト。

NUM 1134 \2080
J・S・バッハ(1685-1750):
無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV1007
無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調 BWV1008
無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV1009
ジョゼ・ペレイラ・デ・ソウザ(チェロ)
ペレイラ・デ・ソウザはポルト音楽院出身、現在ポルト国立管弦楽団の首席
を務めているチェリスト。彼がこの録音でも使用しているチェロは1710年モ
ンタニャーナ製(モダーン仕様)で、音楽史上最初のプロフェッショナルな
女性チェリストの一人とされるポルトガルのギリェルミーナ・スッジア
(1885-1950)が愛奏していた名器です。

NUM 1135 \2080
エウリコ・カッラパトーゾ(1962-):無伴奏合唱作品集
「セルパの風が私に言うこと」(2001;5曲)
「オビドスの風が私に言うこと」(2001;5曲)
「セルパの風が私に言うこと」(2000;4曲)
「おそれ、おののかず」[Timor et non tremor](1995;4曲)
言葉を伴う3つの歌曲(1998)
ゴシックの3つのクリスマス(2001)から 神の救いあれ、輝ける太陽よ
「ああ、なんと悲しい」(2003;5曲)
お前たちはタジデ?(1994)
テレジータ・グティエレス・マルケス(指揮)
リスボン室内合唱団
録音:2005年、リスボン、聖ジョルジェ英国国教教会
カッラパトーゾはブラガンサに生まれ、リスボン国立音楽院のジョルジェ・
ペイシーニョのもとで勉強を終えた作曲家。ポルトガルの作曲家の中では合
唱作品に力を入れている人です。リスボン室内合唱団は1978年、リスボン国
立音楽院室内合唱団としてグティエレス・マルケスによって創設された名門
です。

NUM 1136 \2080
ポルトガルとルーマニアのピアノ音楽名作集
ジョアン・デ・ソウザ・カルヴァーリョ(1745-1799):トッカータ ト短調
ジョアン・ドミンゲス・デ・ボンテンポ(1775-1842):
モーツァルトのアリア「Soyez Sensibles」による幻想曲と変奏曲 Op.21
アルマンド・ジョゼ・フェルナンデス(1906-1986):5つの前奏曲
クラウディオ・カルネイロ(1895-1963):エオリアン・ハープ/無窮動
フィリペ・デ・ソウザ(1927-):ソナティナ第1番
ジョルジュ・エネスク[エネスコ](1881-1955):組曲 Op.10
コンスタンティン・サンドゥ(ピアノ)
録音:ヌメリカ・スタジオ
サンドゥはルーマニアのブカレストに生まれ、1991年よりポルトガル在住のピ
アニスト。




<CONCERTO>
CD 2004 \2080
ジョヴァンニ・ボッテジーニ(1821-1889):
コントラバスとピアノのための作品集
メロディー(悲愴なロマンス)/序奏とボレロ/悲歌ニ長調とタランテッラ
メンデルスゾーン風大アレグロ/ベッリーニの「夢遊病の女」による幻想曲
「ヴェネツィアの謝肉祭」による序奏、主題と変奏曲
フランチェスコ・シラグーサ(コントラバス)
ロベルト・パルッツォ(ピアノ)
録音:ヴィラ・シオーリ=レニャーニ
初出レーベル:Antes Concerto
フランチェスコ・シラグーサ(1974年生まれ)は1999年ボッテジーニ・コン
クールの優勝者で、現在ミラノ・スカラ座管弦楽団の首席を務めるイタリア
のコントラバス奏者。若手ナンバーワンとの呼び声も高く、日本にも多くのフ
ァンを持っています。

CD 2023/2 2枚組 \3500
モーツァルト:ディヴェルティメント&ノットゥルノ集
バセットホルン・トリオのための5つのディヴェルティメント変ロ長調 K.439b
ノットゥルノ(*)
「愛らしい二つの瞳」K.439/「愛しき人よ、たとえ遠くにいても」K.438
「いまや恐ろしい時が来た」K.436/
「私は貪欲な運命を黙って悲しもう」K.437
「愛しい光、美しい光」K.346/「これほどの軽はずみはない」K.549
アダージョ へ長調 K.Anhang 94/アダージョ 変ロ長調 K.411(+)
マリエッラ・ペンニッキ(ソプラノ(*))
グロリア・バンディテッリ(メゾソプラノ(*))
セルジョ・フィレスティ(バス(*))
アントニー・ペイ(クラリネット(+))
マルテサーナ四重奏団(クラリネット&バセットホルン)
録音:レッコ、モンテヴェッキア教会、32ビット・リマスタリング
初出レーベル:Antes Concerto

CD 2027 \2080
ピアノのための子守歌集
F・クープラン:子守歌、または、ゆりかごの愛
シューマン:
子供の情景 Op.15 から 眠っている子供
アルバムの綴り Op.124 から 眠りの歌,子守歌
ヘンゼルト:子守歌 Op.45
ショパン:子守歌 Op.57
アルカン:25の前奏曲 から われは眠る、されどわが心は目覚め
リスト:子守歌(第2版)
ラフ:子守歌 Op.125 No.2
ブラームス/コルトー編曲:子守歌 Op.49 No.4
チャイコフスキー/ラフマニノフ編曲:子守歌 Op.16 No.1
グリーグ:子守歌/子供の歌 Op.68 No.5
リャプーノフ:超絶技巧練習曲集(1897-1899)から 子守歌 第1番
バラキレフ:子守歌
カゼッラ:悲しい子守歌 Op.14/11の子供の小品 Op.35 から 子守歌
ブゾーニ:子守歌
シベリウス:子守歌 Op.40 No.5
ドビュッシー:英雄的子守歌
メシアン:「幼児イエスに注がれる20の眼差し」から
われは眠る、されどわが心は目覚め
アルフォンソ・アルベルティ(ピアノ)
録音:ミラノ県ベルナレッジョ、バルトーク・スタジオ、
64ビット・レコーディング
アルフォンソ・アルベルティ(1976年)はミラノのジュセッペ・ヴェルディ
音楽院で学んだイタリアのピアニスト。実演では現代音楽方面での活躍が目
立つ彼にとって、これらの収録曲目は意外なレパートリーといえるでしょう。





<EMEC>
E-069 \2080
フェルナンド・ソル(1778-1839):ギターのためのメヌエット集
ト長調 Op.2 No.1/ハ長調 Op.2 No.4/ト長調 Op.3
ト長調 Op.5 No.1/ハ長調 Op.5 No.3/ト長調 Op.8
ト長調 Op.11 No.1/ト長調 Op.11 No.2/ト長調 Op.11 No.3
ニ長調 Op.11 No.4/ニ長調 Op.11 No.5/イ長調 Op.11 No.6
イ長調 Op.11 No.7/イ長調 Op.11 No.8/ホ短調 Op.11 No.9
ホ長調 Op.11 No.10/へ長調 Op.11 No.11/変ロ長調 Op.11 No.12
イ長調 Op.13 No.1/ハ長調 Op.13 No.3
ホ短調 Op.15/ハ長調 Op.22/ト長調 Op.23
ハ長調 Op.24 No.1/へ長調 Op.24 No.2/へ長調 Op.24 No.3
へ長調 Op.24 No.4/へ長調 Op.24 No.5/へ長調 Op.24 No.6
へ長調 Op.24 No.7/変ロ長調 Op.24 No.8
ハ長調 Op.25/ホ長調 Op.32/イ長調 Op.36 No.1/ト長調 Op.36 No.2
アグスティーン・マルーリ(ギター)
録音:2005年9月20-22日、パレンシア県オルモス・デ・オヘーダ、
サンタ・エウフェミダ・デ・コソリョス教会
使用楽器:1840年、パリにてルネ・ラコス製(2005年、マドリッドにてイグ
ナシオ・ロサス復元)
ソレールのメヌエットばかり35曲を、作曲者の死の翌年に製作されたピリオ
ド楽器を使って演奏した注目のアルバムです。





<SOMM>
SOMMCD 046 \2080
R・シュトラウス(1864-1949):ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調 Op.18(*)
ラフマニノフ(1873-1943)/ワジム・ボリソフスキー編曲:
チェロ・ソナタ ト短調 Op.19(ヴィオラとピアノのための版)(+)
ラフマニノフ/ユーリー・ジスリン編曲:
ヴォカリーズ Op.34 No.4(ヴァイオリン、ヴィオラとピアノのための版)(*/+)
ユーリー・ジスリン(ヴァイオリン(*)、ヴィオラ(+))
ジョージ=エマニュエル・ラザリディス(ピアノ)
録音:2005年1月28-29日、ロンドン、ウォルザムストー、聖マリア教会
ユーリー・ジスリン(1974年生まれ)はモスクワ・グネーシン音楽学校で学ん
だ後、英国のロイヤル・カレッジ・オヴ・ミュージックで父グリゴリー・ジス
リンらに師事、数々の国際コンクールに入賞。現在は母校ロイヤル・カレッジ
・オヴ・ミュージックの教授、スペインのエバリスト・バリェ国際音楽祭の芸
術監督を務めながら演奏活動を行っています。ジョージ=エマニュエル・ラザ
リディスはギリシャ生まれのピアニストで、作曲家でもあります。
「ヴォカリーズ」ではジスリンがヴァイオリンとヴィオラを多重録音していま
す。

SOMMCD 047 \2080
エリザベス朝の花環
エリザベス朝の詩による5世紀にわたるマドリガル、グリー&パートソング集
ジョン・ベネット(1575頃-1614):すべての被創造物は今
ジョン・ファーマー(1570頃-1601):一人のかわいい娘が
ジョン・ウィルビー(1574-1638):ご婦人よ、私はバラを見ていると
トマス・ウィールクス(1576頃-1623):ロビン・フッドが
ジョン・ウィルビー:さようなら、かわいいアマリリス
ジョン・ファーマー:美しいフィリス
ジョン・ベネット:涙を流せ、わが目よ
リチャード・ジョン・サミュエル・スティーヴンス(1757-1837):
まだらの蛇たちよ/疑え、星は炎なのではないかと
ウィリアム・シールド(1748-1829):かわいそうなバーバラ
ウィリアム・ホーズリー(1774-1858):緩やかで爽やかな泉
伝承曲/コットン編曲:君が眼にて酒を汲めよ (セリアに)
シューベルト(1797-1828)/コットン編曲:聞け、ひばり/シルヴィア
グノー(1818-1893)/コットン編曲:私の恋人は私の心を持っている
ヴォーン・ウィリアムズ(1872−1958)/コットン編曲:
竪琴を持ったオルフェウスは
プーランク(1899-1963)/コットン編曲:フランシー
ウォルトン(1902-1983)/コットン編曲:緑の森の木の下で
リチャード・パンチェフ(1959-):エリザベス朝の5つの詩
クラークス・オヴ・クライストチャーチ
録音:2004年2月20-22日、セント・エドワーズ・スクールの礼拝堂
オックスフォード・クライストチャーチ聖歌隊員によって2001年に結成された
クラークス・オヴ・クライストチャーチのデビュー・アルバム。彼らはSOMMと
専属契約しており、次のディスクはタリスの「聖歌集(カンツィオネス・サク
レ)」とのことです。

SOMMCD 048 \2080
ラフマニノフ(1873-1943):
ピアノ・ソナタ第1番ニ短調 Op.28(1907)
サロン小品集 Op.10(1893-1894)
マーティン・カズン(ピアノ)
録音:2004年10月24-26日、カナダ、バンフ・センター
マーティン・カズンはスコットランドに生まれ、ロイヤル・カレッジ・オヴ・
ミュージックで学んでいる頃から演奏家として頭角を現したピアニスト。アカ
デミー賞を受賞した映画「シャイン」で主人公がラフマニノフのピアノ協奏
第3番を弾くシーンで「手の吹き替え出演」をしたのは、この人です。




<ONA DIGITAL>
ODCD 34 \2180
ソル・フランシナイナ合唱団
ロドヴィーコ・ヴィアダーナ(1564-1645):
義人らよ、歓呼せよ(4声)[Exultate justi]
クノール・フォン・ローゼンロート:
おお、わが恋人の愛よ[O du Liebe meiner Liebe]
J・S・バッハ(1685-1750):御身をかくも打ちしは誰ぞ
グレゴリオ聖歌:
マニフィカト(カルメル派の唱法によるファルソボルドーネ付き4声)
クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):
聖母マリアの晩課 から アヴェ・マリス・ステラ(8声)
伝承曲:重荷/誰の祈りも聞こえない(シャビエ・アメングァル編曲)
主がいないならば何ができようか
大いなる日(シャビエ・アメングァル編曲)/あなたがいるところ
誰も知らない/わが主よ、なんという朝か/わが救い主を見たならば
行けよ、モーゼ
マルク・ヴァケ(指揮)
ソル・フランシナイナ合唱団
ミケル・ブルネット(ピアノ)

ODCD 61 \2180
4手連弾&2台のピアノのための作品集
ペレ・ティントレール(1814-1891):
ピアノ4手連弾のための4つのソナティナ第1集(*)/同第2集
バルタザール・サンペール(1888-1966)/フランセスク・ブランコ編曲:
ピアノ4手連弾のためのマヨルカの歌謡・舞曲組曲 から(*)
So de pastera (S&oacute;ller),Ball de sa cisterna(Art&agrave;)
ジャウメ・マス・ポルセル(1909-1993):2台のピアノのためのバラード(*)
アルヴェルト・ギノヴァルト(1962-):
ピアノ4手連弾のための組曲「夜が明けるとわれらは去る」(*)
M・ビクトリア・コルテス、フランセスク・ブランコ(ピアノ)
パルマ・デ・マヨルカ生まれのコルテス(1972年生まれ)とブランコ(1970年
生まれ)によるデュオ。ティントレール、サンペール、マス・ポルセルは同じ
くパルマ・デ・マヨルカ生まれ、ギノヴァルトはカタルーニャの作曲家です。

ODCD 103 \2180
アストル・ピアソラ(1921-1992):ピアノのためのタンゴ集
ブエノスアイレスの春/ブエノスアイレスの夏/ブエノスアイレスの秋
ブエノスアイレスの冬/アルフレード・ゴッビの肖像/天使のミロンガ
天使の死/天使の復活/セ・ラムール/アディオス・ノニーノ
ダビード・ゴメス(ピアノ)
スイス生まれのスペイン系ピアニスト、ダビード・ゴメスはピアソラの弟子
レル・クラーイェンホフから教えを受けたことがあります。

ODCD 118 \2180
聖フランセスク少年聖歌隊、教会音楽を歌う
アントニ・マルトレイ:通常文ミサ
民謡/アントニ・リエーラ編曲:シビラの歌
ジャック・ベルティエ−オトマール・ファウルスティヒ:
愛と慈しみのあるところ[Ubi Charitas]
グレゴリオ聖歌−J・S・バッハ:来たれ、聖霊よ
ゾルターン・コダーイ:アヴェ・マリア
トマス・ルイス・デ・ビクトリア:アヴェ・マリア
アントニ・マルトレイ:われは命の糧なり[Ego sum Panis Vivus]
トマス・ルイス・デ・ビクトリア:わが目はくもり[Caligaverunt]
アントニ・マルトレイ:
イエス・キリストはわれらを愛したもう[Jesu Christ ens ha estimat]
セザール・フランク:天使の糧
エルガー:アヴェ・ヴェルム
アントニ・マルトレイ:常にたたえ歌う[Cantem sempre les lloances]
ヘンデル:オラトリオ「ユダス・マカベウス」から アレルヤ−アーメン
アントニ・マルトレイ:Som Cantaires de Mallorca
アントニ・リエラ(指揮)
聖フランセスク少年聖歌隊
アルナウ・レイネース(オルガン)
聖フランセスク少年聖歌隊は1965年、アントニ・リエラにより創設。パルマ・
デ・マヨルカの聖フランセスク校(Col・legio/Colegio;小中学校に相当する
8年制の学校)の生徒と卒業生で構成されています。

ODCD 122 \2180
交響楽団とともに バレアレス諸島学生合唱祭
マネル・カンプ編曲:世界の民謡組曲(*/#)
サルバドール・ブロトンス編曲:バレアレス民謡集(*/#)
マネル・カンプ編曲:世界の民謡組曲(+)
サルバドール・ブロトンス編曲:バレアレス民謡集(+)
マネル・カンプ編曲:世界の民謡組曲(#)
サルバドール・ブロトンス編曲:バレアレス民謡集(#)
コンセプシオ・オリベル・ロカ(指揮(*))
アルベルタ少女合唱団(*)
サルバドール・ブロトンス(指揮(+))
パレアレス・シュタット・デ・パルマ交響楽団
バレアレス諸島学生合唱団合同(+)
水谷優子(ピアノ(#))
録音:1999年6月6日、リュク、ライヴ(+)
合同演奏ではアルベルタ少女合唱団ほか合計7つの学生合唱団が参加していま
す。水谷優子はマヨルカ島で活躍するピアニストです。

ODCD 161 \2180
ブルー・クリスマス
バルタザール・ビビローニ:
組曲「今こそクリスマス」[Ara que &eacute;s Nadal]
(バレアレス諸島のクリスマス・キャロルによる)(*)
伝承曲:シビラの歌(断章)(+)
ガブリエル・ミラーイェス:天使のお告げ(+)
ジャウメ・パロウ:キリストの生誕(+)/クリスマス、クリスマス(+)
セザール・フランク:聖母は揺らす(+)
アントニ・ニコラウ:花々の間に(+)
バリー・サージェント(指揮(*))
バルタザール・ビビローニ(指揮(+))
リュク聖堂少年聖歌隊《Blauets (Blue Boys)》
カメラータ・サ・ノストラ(*)
アルナウ・レイネース(オルガン(+))

ODCD 167 \2180
ベルナート・ジュリア:カンタータ「ヌレドゥーナ」
パウラ・ロッセーヨ(ソプラノ)
ジョセプ・フェレール(バス)
アスアニスラス・アラエス(テノール)
ガブリエル・アギレーラ(バリトン)
ベルナート・シフレ(語り)
フィリップ・ベンデル(指揮)
パレアレス・シュタット・デ・パルマ交響楽団
カペーヤ・マヨルキーナ
テアトレ・プリンシパル合唱団

ODCD 170 \2180
聖フランセスク校創立50周年記念
M・マソッティ=リトル編曲:エル・ビート/ラ・バンバ
リチャード・ロジャース:エーデルワイス
バルタザール・ビビローニ編曲:Ton pare no t&eacute; nas
ジョスリー編曲:Gronxa"M"(*)
A・ペレス・モヤ編曲:ナイチンゲール[Rossinyol]
ライモン/M・オルトラ編曲:D'un temps d'un pais
ジェスター・ヘアストン編曲:アーメン(*)
リチャード・ロジャース/F・ビラ編曲:ブルー・ムーン
アントニ・マルトレイ:ゆりかごのマドリガル
グティエレス編曲:Alma llanera
エイトール・ヴィラ=ロボス編曲:Estrella &eacute; lua nova
シューベルト:夜
アントニ・マルトレイ編曲:涼しい夜明け
ジョアン・マリア・トマース:沈黙の声(メゾソプラノ独唱)(*)
シャビエ・モンサルバーチェ:
黒人の子供のための子守歌(メゾソプラノ独唱)(*)
/ハバネラの調子で(同)(*)
ミケル・トルテイ/ジョアン・マリア・トマース編曲:朝の歌
フランシスカ・アロマール(メゾソプラノ(*))
アントニ・リエラ(指揮)
聖フランセスク少年聖歌隊
ジョアン・ロチ(ピアノ(*))

ODCD 174 \2180
現代カタルーニャの5人の女性作曲家による歌曲集
マティルデ・サルバドール(1918-)、メルセ・ポンス・ラミス(1968-)、
カルメ・フェルナンデス、M・ローザ・リバス、
マリオナ・ビラの作品(全22曲)
ジョアナ・M・リャブレース(ソプラノ)
M・ビクトリア・コルテス(ピアノ)
録音:2002年9-10月、ブニョーラ、オナ・ディジタル・スタジオ

ODCD 231 \2180
デレク・ブルジョワ(1941-):フェラニッチ・ファンタジー 吹奏楽作品集
セレナード(*)/カリプソ Op.60(1978)(*)
マヨルカ Op.203(民謡によるシンフォニック・ファンタジー;2003)(*)
メトロ・ノウム[Metro Gnome]Op.162(1999)(*)
ハファブラ序曲 Op.174(2001)(+)/フェラニッチ・ファンタジー Op.183(+)
ペレ・シキエ(指揮(*))
デレク・ブルジョワ(指揮(+))
フェラニッチ吹奏楽団
意外にも当レーベルから吹奏楽界で人気の英国の作曲家ブルジョワが登場。マ
ヨルカ島のフェラニッチ吹奏楽団のために書いた「フェラニッチ・ファンタジ
ー」を自ら指揮しています。
パソコンで解説等が読めるエンハンストCD仕様。ビデオクリップも収録されて
いますが、環境によっては再生できないことがございますので、あらかじめご
了承ください。

<Altus>
ALT 127 9枚組 \17900
60ページの解説リハーサル完全訳
完全限定盤
-別冊付録-
天羽健三
ムラヴィンスキー
ディスコグラフィ
最新改訂版
「ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル / リハーサル&コンサート
第2集(ロシア音楽編)」
[CD 1]
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調(リハーサル)[初出]
収録:1973年4月25、26日
[CD 2]
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調(リハーサル)[初出]
収録:1973年4月26日
[CD 3]
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調(リハーサル)[初出]
収録:1973年4月26日
[CD 4]
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調(リハーサル)[初出]
収録:1973年5月3日
[CD 5]
ショスタコーヴィチ:交響曲第6番ロ短調-第2 & 3楽章(リハーサル)[初出]
収録:1973年5月4日
[CD 6]
リャードフ:バーバ・ヤーガ[初出]
グリンカ:「ルスランとリュドミラ」序曲[初出]
(リハーサル&セッション録音)収録:1973年4月27日
[CD 7]
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調(セッション録音)[初出]
収録:1973年5月3日
[CD 8]
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調(コンサート)
収録:1973年4月29日
[CD 9]
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調(コンサート)[初出] /
プロコフィエフ:
バレエ「ロメオとジュリエット」組曲第2番(コンサート)[初出]
収録:1982年11月6日
レニングラード・フィルハーモニー大ホール
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラード・フィルハーモニックO.
ドイツ編同様、どれもすばらしい音質です。貴重なリハーサルも全て完全収録。
巨匠の言葉は一語残らず訳出しており、ムラヴィンスキー未亡人の監修済み。





<ATMA>
ACD2 2237 \1650
A.スカルラッティ:
スターバト・マーテル,フルート,2つのヴァイオリンと通奏低音のための
協奏曲第21番
エマ・カークビー(S) ダニエル・テイラー(CT) 
フランシス・コルプロン(リコーダー) 
シアター・オヴ・アーリー・ミュージック
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725)晩年の傑作として知られるスタ
ーバト・マーテルですが、案外と録音が多くなく、新録音が待ち望まれていま
した。そこに登場したのがこれ!なんと永遠の天使、エマ・カークビーと、美
声カウンターテナー、ダニエル・テイラーの夢の組み合わせ。シアター・オヴ
・アーリー・ミュージックはもちろん時代楽器使用。協奏曲はおそらくスカル
ラッティが亡くなる年の作品、5楽章で10分ほどの美しい音楽を、コルプロン
が絶妙に仕立てています。

ACD2 2389 2枚組 \1650
パーセル:
「アーサー王」-美しい島,「エディプス」-つかの間の音楽,ここに神々が
示された,グラウンドにもとづく夕べの賛歌,おお孤独よ、我が甘き選択,
おお孤独よ、我が甘き選択
3声のソナタ第9番 ハ短調 Z.798,同第12番 ニ長調 Z.801,4声のソナタ第3番
イ短調 Z.804,同第6番 ト短調 Z.807,
ブロウ:パーセルの死に寄せるオード
ダウランド:
時は静かに,古き涙,彼女は許せるだろうか,愛の涙,我が人が涙するのを
見た,もう一度おいで
ヒューム:希望は蘇り
カッティング:アン・マーカム夫人のパヴァンへのガリアード
ほか
ダニエル・テイラー(CT),ダ・ソナール,レ・ヴォワ・ユメーン
アンドレアス・マルタン(Lute)
ACD2 2133とACD2 2151の2枚を薄型ソフトケースにセットにして、1枚価格に
したもの。ダニエル・テイラーの柔らかい声は、こうした16,17世紀の英国
バロック音楽にはピッタリです。簡易解説のみで、歌詞が省かれております。
御了承ください。

ACD2 2367 2枚組(ボーナスCD付) \1650
ヘンデル:王宮の花火の音楽 HWV.351
ヴェッキ:マドリガル・コメディ「シエナの夜祭」から(12曲)
ボーナス・サンプルCD
ドヴィエンヌ:「レ・ヴィジタンディーヌ」から
マシュー・リュシエ(Fag),オリヴィエ・トゥアン(Vn),
ジャン=リュク・プルールド(Va),ベノワ・ロワゼル(Vc)
(ACD2 2364より)
ロータ:ハープ協奏曲-アレグロ・モデラート
ジェニファー・スウォーツ(Hp)
ヤンニク・ネゼ=セガン(指)
モントリオール・メトロポリタン管弦楽団
(ACD2 2294より)
バッハ:カンタータ「われは満ち足れり」BWV.82から
カリーナ・ゴーヴァン(S)
ベルナール・ラバディ(指)
レ・ヴィオロン・デュ・ロワ
(SACD2 2342より)
ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op.21-マエストーソ
ジャニーナ・フィアルコウスカ(P)
カナダ室内合奏団
(ACD2 2291より)
シューベルト:岩の上の羊飼い D.985
アリヌ・クータン(S)
アンドレ・モワザン(Cl),ルイーズ=アンドレ・バリル(P)
(ACD2 2320より)
ホフマン:いざ、待ち望みたる時を告げよ
ダニエル・テイラー(CT)
シアター・オヴ・アーリー・ミュージック
(ACD2 2261廃盤より)
C.P.E.バッハ:四重奏曲第2番 ニ長調 Wq.94,H.538
(ACD2 2322より)
パーセル:あの子は恋していることを告白する
スージー・ルブラン(S),レ・ヴォワ・ユメーヌ
(ACD2 2258より)
ハイドン:ヴァイオリン協奏曲 ト長調 Hob.VII a:4-アダージョ
マルク・デストリューブ(Vn,指)
パシフィック・バロック管弦楽団
(ACD2 2287より)
マティアス・マウテ(指)モントリオール・バロック
デイヴィッド・ファリス(指)
トロント・コンソート,コンソート・レ・ヴォワ・ユメーヌ
ATMAの10周年記念盤です。メインは、フルート、リコーダー奏者として有名な
マティアス・マウテがモントリオール・バロックを指揮しての、ヘンデルの
王宮の花火の音楽。祝祭的な音楽は10周年記念にピッタリです。もう一つは、
「パルナッソス山をめぐり」で知られるオラツィオ・ヴェッキ(1550-1605)の、
珍しいマドリガル・コメディ「シエナの夜祭」から。オペラが生まれる直前
のマドリガル・コメディの楽しさいっぱいです。

ACD2 2352 \1650
コレット:愉快な協奏曲第25番「未開人とフュルステンベルクの婦人」
ボワモルティエ:
カンタータ「冬」,バレエ音楽「公爵夫人家のドン・キショット」から(6曲)
クレランボー:カンタータ「オルフェ」
カリーナ・ゴーヴァン(S) レ・ボレアデ・ド・モントリオール
先日、naiveから発売されたヴィヴァルディの「ティート・マンリオ」のマン
リオ役で絶賛された、カナダのソプラノ、カリーナ・ゴーヴァン。透明感が
あって伸びの良い声は、今後さらにスターへの道を駆け上がること間違いな
しの美しさ。その彼女が中心に据えられたフランス・バロック声楽集です。
選曲がなかなか凝っていて、ミシェル・コレット(1709-1795)、ジョセフ・
ボダン・ド・ボワモルティエ(1689-1755)、 ルイ=ニコラ・クレランボー
(1676-1749)と、18世紀前半のフランスの作曲家3人の、それぞれユニークな
作品を演奏しています。レ・ボレアドには、フルートのフランシス・コルプ
ロンをはじめとするモントリオールの錚々たる古楽奏者が集っています。

ACD2 2311 \1650
-幼子が生まれた-
G.ガブリエーリ:
今日キリストが生まれた,マニフィカト「処女マリアよ、あなたが祝福され
ますよう」,ああ、何と甘美な,天使が羊飼いに語る,おお、大いなる神秘,
我らの救い主
グリッロ:第2カンツォーネ
アグイレーラ・デ・エレディア:第十旋法のマニフィカト
バラオーナ:聖マリア
ピッキ:第10カンツォン
リモンテ:聖マリア
グーディメル:めでたし后妃(サルヴェ・レジーナ)
クリストファー・ジャクソン(指)
コンチェルト・パラティーノ,モントリオール古楽スタジオ
ジョヴァンニ・ガブリエーリ(1557-1612)といえば、ヴェネツィアのサンマル
コ大聖堂の優れた楽団と、教会の構造を利用した、華やかに絡み合う音楽で知
られています。そのガブリエーリの音楽に、クリストファー・ジャクソンの
指揮するコンチェルト・パラティーノとモントリオール古楽スタジオが挑み
ました!サンマルコ教会の中を飛び交う音の乱舞が、彼らの優れた力量によっ
て遺憾なく再現されています。

ACD2 2277 2枚組 \3300
サント=コロンブ:2つのヴィオールのための作品全集 第3集(第36-50番)
レ・ヴォア・ユメーヌ
好評の第1集(ACD2 2275)、第2集(ACD2 2276)に続く、サント=コロンブの2つ
のヴィオールのための作品全集第3集です。対等なヴィオラ・ダ・ガンバの二
重奏という、サント=コロンブが追求したシンプルかつ奥の深い世界を、レ・
ヴォア・ユメーヌが深く分け入っています。67番まであるこの曲集、おそらく
第4集で完結でしょう。レ・ヴォア・ユメーヌの偉業、あと少しです!

ACD2 2349
タリス:鍵盤音楽作品全集
解き明かしたまえ主よ,既に光が東から,御身はまことに幸いなる者,
来たれ、異邦人の贖い主よ,今日、一人の幼児がわれらのために生まれ,
栄光は汝、聖三位一体に,おおやさしきみどり子よ,
主よ、思い出すことなかれ,ファンタジー
ほか、全23曲
ラシェル・テイラー(Org, Cemb)
トーマス・タリスの鍵盤楽曲を集成したアルバムです。多くは、ザ・マリナ
ー・ブック The Mulliner という、16世紀半ばに不詳のオルガニストがまと
めた楽曲集によって伝えられたもので、さらにフィッツウィリアム・ヴァー
ジナル・ブック選集の中にあるものも加えられています。ラシェル・テイラ
ーはカナダのチェンバロ奏者、音楽学者。ここでは2つのオルガンと、ヴァ
ージナル、クラヴサンを使い分けて演奏しています。

ACD2 2386
-情熱の果実-
幸福なワルツ,美しい森
クリス・ノーマン(Fl),スージー・ルブラン(S),
デイヴィッド・グリーンバーグ(Vn),シルヴァン・ベルジェロン(Lute),
デイヴィッド・マクギネス(Cemb)
(ACD2 2330 <アカディアの歌>より)
ペルト:大全
クリストファー・ジャクソン(指)モントリオール古楽スタジオ
(ACD2 2310より)
バッハ:
「われらの主キリスト、ヨルダンの川に来たり」BWV.7から,「人よ、神の愛
を讃えよ」BWV.167から
スージー・ルブラン(S),ダニエル・テイラー(CT),
チャールズ・ダニエルズ(T),ステファン・マクラウド(Bs)
エリック・ミルンズ(指)モントリオール・バロック
(SACD2 2400より)
バラール:リュートのアントレ
ダウランド:ぼくを、誰よりもこのぼくを
ナイジェル・ノース(Lute)
モンテヴェルディ:「オルフェオ」-あの蔭った森を覚えているかい
チャールズ・ダニエルズ(T)モントリオール・バロック
(SACD2 2337より)
シャイト:戦いのガリアルド
コンチェルト・パラティーノ,ラ・バンド・モントリオール・バロック
(ACD2 2312より)
ガブリエーリ:ああ、何と甘美な
コンチェルト・パラティーノ
(ACD2 2311より)
シャルパンティエ:4声合唱のミサ曲から
クリストファー・ジャクソン(指)モントリオール古楽スタジオ
(SACD2 2338より)
ジェルヴェーズ:戦いのパヴァーヌとガリアルド
コンチェルト・パラティーノ,ラ・バンド・モントリオール・バロック
(ACD2 2312より)
モントリオール・バロック音楽祭は、毎年6月に催されるフェスティヴァル。
ATMA社は、この音楽祭と提携、コンサートで演奏された演奏を録音していま
す。このCDはその紹介盤。おいしいとこ取りになっています。




<harmonia mundi>
HMC 901917 \2080
テレマン:
組曲TWV 55a: a 21イ短調
協奏曲ハ長調TWV51: C1
水の音楽-ハンブルクの潮の干満 組曲ハ長調
モーリス・シュテーガー(リコーダー)
ベルリン古楽アカデミー
1705年から1725年にかけて作曲されたテレマンの作品集です。リコーダー奏者
のみならず、オーケストラにも、熟練の技術、そしてフランス、イタリア、ド
イツの様式を熟知していることを要求する超絶技巧の曲ばかり。リコーダーの
シュテーガーのヴィルトゥオジティの華やかにして快刀乱麻、胸のすくような
見事な吹きぶりには圧倒され通しです。ハンブルクの潮の干満も、テレマンの
管弦楽の中でも最高傑作といわれるのも納得の力演です。

HMI 987059 \2080
エンリケス・デ・バルデラーバノ(1500ca.-1557ca.):
「セイレーン(人魚)の詩歌集-シルヴァ・ドゥ・シナーレス」(1547年)
-モラーレス、ジョスカンらの歌曲編纂集-
カルロス・メーナ(C-T)
アルモニオージ・コンチェルティ〔ホアン・カルロス・リベラ(ト調ビウエ
ラ)、コンスエーロ・ナバス(イ調、ロ調ビウエラとヴァンドーラ)、ホア
ン・ミゲル・ニエート(ホ調、ト調ビウエラ)〕
バルデラーバノは、16世紀スペインで活躍したビウエラ(ルネサンス時代のス
ペイン独自のリュートの仲間の楽器)奏者にして作曲家です。当時のビウエラ
の作品は、声楽のための作品をビウエラ用に編曲したものが主流であり、この
詩歌集も、ジョスカン、モラーレス、ジョスカンら当時のヨーロッパ各地で活
躍していた作曲家のモテットと世俗曲がもとになっています。この「人魚の詩
歌集」の「人魚」とは、神話の世界の、海の岩山の上に夜な夜な美しい歌をう
たい、船で通りかかった旅人たちを虜にしてしまうセイレーンのことを指して
いるのと同時に、7巻から成っていることから、人間の魂の7つの徳をも指して
いるとされています。実力派カウンターテナー、メーナが歌うルネサンス歌曲
を、涙がほとびていくような音色のビウエラ器楽曲で彩った、贅沢なひととき
に浸れる一枚です。

HMC 901831 2枚組 \4160
ラッスス(1532-1594):ダヴィデの懺悔の詩篇(1584年、ミュンヘン)
[CD1]
主よ、怒りもて罰したもうなかれ 
その悪行を許され 
主よ、怒りもて罰したもうなかれ
[CD2]
神よ、われを憐れみたまえ(ミゼレーレ) 
主よ、わが祈りを聞きたまえ  
深き淵より、われ汝を呼ぶ 
主よ、わが祈りを聞きたまえ
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)コレギウム・ヴォカーレ
2005年に創立35周年を迎えた世界屈指の古楽合唱団コレギウム・ヴォカーレの、
満を持してのラッスス最新録音です。ヘレヴェッヘとコレギウム・ヴォカーレ
声楽のみの録音は実に久しぶり。あらためて彼らの絆の深さ、実力に驚かされ
るばかりです。ルネサンス時代の抽象的なポリフォニーの美しさと、言葉の粒
立ちの美しさがえもいわれぬバランスで丁度よく融合した、実に見事な演奏で
す。この「ダヴィデの懺悔の詩篇」は、ミュンヘンで1584年に出版され、400年
以上たった現在も、世の人々を驚かせる美しさに満ちたものとして愛されてい
ます。

HMC 905263 \2080
MELPOMEN-古代ギリシャの音楽
コンラート・シュタインマン(音楽再構成)
アンサンブル・メルポーメン
【コンラート・シュタインマン(アウロス&指)、アリアンナ・サヴァール
(ソプラノ&バルビト)、ルイス・アルヘス・ダ・シルヴァ(アルト&キン
バラ)、マッシモ・チアルフィ(打楽器)】
紀元前450年ごろのギリシャの音楽を、バーゼル・スコラカントルムのリコー
ダー教授、シュタインマンが再構成したもの。アテネの町で朗詠されたと考え
られる、愛やお酒を題材としたテクストに、自然な節をつけたものを、アリア
ンナ・サヴァールの愛らしくエキゾチックな声で歌ったものなどがおさめられ
ています。

HMX 2907293 \1350
「ミサ・メキシカーナ-南米のバロック音楽」
アンドリュー・ローレンス=キング(指,スペインHrp,Org,ハーディ=ガー
ディ)
ザ・ハープ・コンソート
録音:2000年7月フランス、エーヌ県、ヴェルヴァン近郊、サン=ミシェル=
アン=ティエラシュ修道院
ハルモニア・ムンディUSAのベストセラー、南米のバロック音楽を集めたもの
です。ヨーロッパのバロック声楽曲よりも、タンタカ刻むリズムが魅力の珠玉
の曲集です。





<CALLIOPE>
CALX 3614 \1350
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ 
シューマン:アダージョとアレグロ/民謡風の5つの小品 
ドヴォルザーク:ロンド ト短調/森の静けさ/ユモレスク
アンドレ・ナヴァラ, アニー・ダルコ(P)、エリカ・キルチャー
アンドレ・ナヴァラの名盤、アルペジョーネ・ソナタが、カリオペ2006年カタ
ログ付CDでお得になって再登場です。





<MANDALA>
MAN 5105 \2180
ヴィラ=ロボス:神秘的な六重奏
ヴィラ=ロボス:5つのプレリュード(ギターのための)
ジスモンチ:セントラル・ギター
ジスモンチ:水とワイン
ヴィラ=ロボス:ギター協奏曲「コパカバーナ」(ピアノ伴奏版)
アラン・リズル(G)、マリア=カルメン・バルボロ(P、チェレスタ)、
クシュヤール・シャーラウディ(Fl)、アルバネ・マーヘ(Hrp)、
ジェローム・ラボルデュ(Ob)、ステファン・クロー(Sax)
ブラジルを代表する作曲家、ヴィラ=ロボスとジスモンチのギター作品集で
す。2曲目の「5つのプレリュード」は、その多様なスタイルで、ショパンの
ピアノ練習曲(op.10および25)と比較されることもあるほどのギター界に膾
炙している名曲です。ジスモンチは、ブーランジェにピアノを師事したこと
もある人物。「水とワイン」は、もともとは歌曲ですが、ギターソロに編
曲され演奏されることもしばしばある、けだるくて大人っぽい魅力の曲です。
5曲目の協奏曲は、もともとは小オーケストラとギターのための協奏曲ですが、
ここではピアノによってより親密な雰囲気で演奏されています。

MAN 5102 \2180
ショパン:ピアノ作品集
ノクターンop.48-1
スケルツォ第1番 ロ短調 op.20
4つのマズルカop.33
ポロネーズop.44
ソナタ第2番op.35
パスカル・ギャレ(Pf)
脂がいい具合にのってきている、1968年生まれのパスカル・ギャレのノスタル
ジックで芯のある独特な音色の魅力が存分に味わえます。スケルツォ第1番で
は、曲のもつ激しさを巧みにコントロールしながら、どことなくジャズを思わ
せるような軽さのある独特な世界を展開しています。中間部のララバイの部分
は情感たっぷりに聴かせてくれますが、決してねちっこくいやらしくなったり
することがありません。ソナタ第2番の冒頭も、端整な響きで高貴さを感じさ
せます。ノスタルジックでノーブルでエスプリに満ち、テクニックも完璧な、
得がたい逸材です。





<PREISER>
PRCD 89644 \1780
ジャンニ・ポッジ、アリア集
ドニゼッティ:「ルチア」,「ファヴォリータ」
ヴェルディ:「リゴレット」,「仮面舞踏会」,
ポンキエッリ:「ジョコンダ」
ボーイト:「メフィストーフェレ」
フロトー:「マルタ」
グノー:「ファウスト」
マイヤベーア:「アフリカの女」からのアリア
ジャンニ・ポッジ(T)
アントーニオ・ナルドゥッチ(指)ミラノ交響楽団
アルフレード・シモネット(指)RAIトリノ交響楽団、ほか
録音:1948-1953年
ジャンニ・ポッジ(1921-1989)は、来日もしていますし、DECCAにも録音がある
ので、知名度は低くないものの、いずれも崩れが出てしまってからのものだっ
たため、日本ではかなり誤解されている人です。このCDで復刻された1948年
のCOLUMBIA録音は、まだ20代後半の頃ですが、驚くべき美声、音楽に当たって
いく情熱が見事に融合した驚くべき歌唱。ことに「マルタ」の“夢のごとく”
は絶品!これを聞けば誰でもその素晴らしさにノックアウトを喰らうことで
しょう!イタリア・テノール・マニア必聴の復刻盤!

PRCD 89642 \1780
チェーザレ・シエピ アリア集第2集
ベッリーニ:「夢遊病の女」
マイヤベーア:「悪魔ロベール」,「ユグノー」
アレヴィ:「ユダヤの女」
ヴェルディ:
「ナブッコ」,「エルナーニ」,「シモン・ボッカネグラ」,「ドン・カルロ」
ゴメス:「サルヴァトーレ・ローザ」
プッチーニ:「ボエーム」
グノー:「ファウスト」
ラフマニノフ:「けちな騎士」
からのアリア
チェーザレ・シエピ(Bs)
フランコ・カプアーナ(指),
ガブリエーレ・サンティーニ(指),RAIトリノ交響楽団
アルベルト・エレーデ(指)ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団
ファウスト・クレーヴァ(指)メトロポリタン歌劇場管弦楽団、ほか
録音:1951-1954年
71720世紀後半の最も美声イタリアン・バスと言ったらこの人、チェーザレ・
シエピ(1923-)。その1954年のDECCA録音のアリア集を中心とした、若く瑞々し
い歌を収録。ことに「ユグノー」のコラールでは、ローCを地鳴りのように伸
ばして、圧巻です!

PRCD 89641 \1780
アルド・プロッティ アリア集
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」
ヴェルディ:
「トロヴァトーレ」,「リゴレット」,「トラヴィアータ」,「アイーダ」,
「オテッロ」
レオンカヴァッロ:「道化師」
からのアリア
アルド・プロッティ(Br)
アルベルト・エレーデ(指)
ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団,
スイス・ロマンド管弦楽団、ほか
録音:1952-1954年
日本にもファンの多い名バリトン、アルド・プロッティ(1920-1995)、強烈に
焼きつく個性はなかなか類を見るものではありません。このCDに収録されてい
るのは全てDECCA録音で、1954年のアリア集が中心になっています。道化師の
プロローグなど、プロッティで刷り込まれているオペラファンも少なくない
でしょう。

PRCD 89647 \1780
レナート・ウォーレン アリア集第4集
ヴェルディ:
「仮面舞踏会」,「運命の力」,「アイーダ」,「オテッロ」,
「ファルスタッフ」
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」
レオンカヴァッロ:「道化師」
からのアリア
+ボーナス ライヴ録音
ヴェルディ:「エルナーニ」から(1955年)
ポンキエッリ:「ジョコンダ」(1947年)
ディミトリ・ミトロプーロス(指)メトロポリタン歌劇場管弦楽団
レナート・チェリーニ(指)RCAヴィクター管弦楽団
ヨネル・ペルレア(指),ヴィンチェンツォ・ベレッツァ(指)
ローマ歌劇場管弦楽団、ほか
録音:1955年
ヴェルディ・バリトンとしては、いまだ合衆国が生んだ最高の歌手であろうレ
ナート・ウォーレン(1911-1960)。このCDは1955年にRCAに録音した複数の商業
録音セッションを集めたもの。いずれもウォーレンのグリッと来る声が堪能で
きます。ボーナスの「ジョコンダ」は、1947年10月19日、ステッラ・ロマンの
ジョコンダ、クルト・バウムのエンツォ。

PRCD 89637 \1780
リチャード・タッカー 第2集
ドニゼッティ:「愛の妙薬」
ヴェルディ:「トラヴィアータ」,「仮面舞踏会」
プッチーニ:「マノン・レスコー」,「ボエーム」
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」
グノー:「ファウスト」
ビゼー:「カルメン」
マスネ:「マノン」
からのアリア、二重唱
リチャード・タッカー(T) ドロシー・カーステン(S)
ファウスト・クレーヴァ(指)メトロポリタン歌劇場管弦楽団
録音:1951-54年
メトのスター・テノールとして、亡くなる直前まで活躍したリチャード・タッ
カー(1913-1975)、その40歳前後の脂の乗った歌を集めています。彼の声はちょ
っと癖があるので、従来日本ではあまり人気が上がりませんでしたが、しかし
その歌い口の上手さが理解されるようになって、近年再評価されつつあります。
このCDではアリアの他、同じくメトのプリマだったドロシー・カーステン
(1910-1992)との二重唱がたっぷり収録されています。

PRCD 89626 \1780
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」,スターバト・マーテル
ベッリーニ:「夢遊病の女」
ドニゼッティ:「ルクレツィア・ボルジア」
グノー:「ファウスト」
トーマ:「ミニヨン」
フロトー:「マルタ」
ヴェルディ:「シモン・ボッカネグラ」,「ドン・カルロ」
からのアリア
アレヴィ:「ユダヤの女」
グノー:「ファウスト」
ヴェルディ:「シモン・ボッカネグラ」,レクイエム
フロトー:「マルタ」
からのアリア,ほか
アレヴィ:「ユダヤの女」
マイヤベーア:「悪魔ロベール」
ヴェルディ:「シモン・ボッカネグラ」
ポンキエッリ:「ジョコンダ」
からのアリア
フランチェスコ・ナヴァリーニ(Bs)
録音:1907年
ヴィットーリオ・アリモンディ(Bs)
録音:1904,1907年
ジョヴァンニ・グラヴィーナ(Bs)
録音:1902年
71フランチェスコ・ナヴァリーニ(1855-1923)がメインのCDです。1855年(ヴェ
ルディがパリで「シチリアの晩鐘」を初演した年)にローマ近郊に生まれ、
1883年からスカラ座で活躍、1887年の「オテッロ」初演ではロドヴィーコを歌
っています。1912年の引退までヨーロッパや南米で広く歌い、ことにロシアで
人気が高かったそうです。ヴェルディ後期の時代に実際に活躍したという、ほ
とんど歴史の彼方にいるような歌手を、こうして21世紀に録音で聞けるとは嬉
しいことです。「シモン」のフィエスコのアリアが絶品。ヴィットーリオ・ア
リモンディ(1861-1928)も、1893年からスカラ座で活躍したバスで、1893年の
「ファルスタッフ」初演でピストーラを歌っていました。合衆国でも人気が高
く、ニューヨークのメトとマンハッタン・オペラ、そしてシカゴで歌い、ここ
で亡くなっています。ほかにジョヴァンニ・グラヴィーナ(1872-1912)のアリ
アを収録。

PRCD 89635 \1780
マルシャル・サンゲル アリア集
リュリ:「アマディス」
グレトリー:「獅子王リシャール」
ベルリオーズ:「ファウストの劫罰」
グノー:「ロメオとジュリエット」
トーマ:「ハムレット」
マスネ:「エロディアート」
オッフェンバック:「ホフマン物語」
ビゼー:「カルメン」
アーン:「ヴェニスの商人」
ワーグナー:「ローエングリーン」,「パルジファル」
からのアリア,場面
ドビュッシー:フランソワ・ヴィヨンの3つの譚歌
ラヴェル:ドゥルシネに心を寄せるドン・キショット
マルシャル・サンゲル(Br)
パウル・ブライザッハ(指)メトロポリタン歌劇場管弦楽団
モーリス・アブラヴァネル(指)コロンビア放送交響楽団
ピエロ・コッポラ(指)管弦楽団
マルシャル・サンゲル(1904-1990)は、フランスの南西角にあたるベアルン地
方のオロロン・サント・マリ出身のバリトン。ボーイソプラノとして教会で
歌った後、1930年代にパリを中心に活躍していましたが、ナチスのフランス
侵攻を避けて合衆国に移住。1943年からメトのフランスオペラでスターとな
り、1958年まで出演しています。1954年にミュンシュが指揮した「ファウス
トの劫罰」でメフィストフェレを歌っているのが代表的録音。合衆国に永住
してカリフォルニアで亡くなっています。フランス人バリトンらしい軽い風
合いと高い音まで伸びる美声で、幅広い役柄をこなしました。中でも、彼が
復活させて広めたトーマの「ハムレット」のタイトルロールは見事。ちなみ
に彼は名教師としても知られ、ジェイムズ・キング、ジャニーヌ・アルトマ
イヤー、トーマス・モーザー、トーマス・ハンプソンら多くの名歌手を育て
あげています。そういわれてみれば、声の出し方にはハンプソンと共通した
ものがあるような。

<harmonia mundi>
HMC 901899 \2080
ドヴォルザーク:
弦楽四重奏曲第12番ヘ長調Op.96「アメリカ」
ピアノ五重奏曲イ長調Op.81
シュテファン・ヴラダー(P)
イェルサレム四重奏団
来日公演のたびに、演奏内容はもちろん甘いマスクと親しみ易いキャラで人
気上昇中のイェルサレム四重奏団。HMFデビュー盤のハイドン(HMC.901823)、
メンバーのルーツを強く感じさせるショスタコーヴィチ(HMC.901865)につ
づく第3弾はドヴォルザーク。ほぼ同時期に書かれた「新世界」交響曲やチェ
ロ協奏曲と並ぶ代表作のひとつで、「アメリカ」の愛称で親しまれる第12番。
成長を続ける彼らのこと、民俗色と郷愁たっぷりの内容に爽やかな感性が加
わり、まことに清清しく気持ちの良い演奏に仕上がっています。カップリン
グは、こちらも豊かなメロディが魅力のピアノ五重奏。中間楽章にボヘミア
固有のスタイル、ドゥムカとフリアントを置き、なんとも言えない哀感が胸
を締めつけてやみません。ピアノはこのところ急速に円熟味を増しているヴ
ラダー。大家への道を着実に歩む彼が、若手とともに味わい深い音楽を作っ
ています。

HMU 807393(SACD-Hybrid) \2250
チャイコフスキー:
交響曲第4番ヘ短調Op.36
イタリア奇想曲Op.45
ダニエレ・ガッティ(指)ロイヤル・フィルハーモニックO.
録音:2004年12月13、14日
響きの美しさが際立つガッティ&ロイヤル・フィルによるチャイコフスキー。
すべてSACDハイブリッド仕様盤が用意されているのは、ソフトに飢えている
オーディオ・ファイルにはじつに嬉しい限り。ヴァイオリン両翼型配置によ
る交響曲ではフレーズの受け渡しもこれまでになく明快で、きわめて見通し
の良い美演が楽しめます。また、滞在先ローマは陽気なムードいっぱいの
「イタリア奇想曲」。ラテン系の指揮者の血を呼び覚ましたかのように、内
容との相性の良さが印象的。よりいっそう弾けた出来栄えです。

HMC 901923 2枚組 \4160
HMC 801923(SACD-Hybrid) 2枚組 \4500
モーツァルト:「ティートの慈悲」
マーク・パドモア(T ティート),
アレクサンドリーナ・ペンダチャンスカ(S ヴィテッリア),
ベルナルダ・フィンク(Ms アンニオ),
スンハエ・イム(S セルヴィーリア),
セルジオ・フォレスティ(Bs プブリオ)
ルネ・ヤーコプス(指)
フライブルク・バロック・オーケストラ,RIAS室内合唱団
モーツァルト・イヤーに最強の新譜登場!《ティートの慈悲》は、1791年に
皇帝レオポルト2世のボヘミヤ王戴冠を祝うために急遽依頼されたオペラ・セ
リア。時間がなかったためレチタティーヴォをジュスマイアー任せにしたり、
メタスタージオの台本が古めかしかったり、初演を見た王妃が駄作と貶した
りと、せっかくの大作なのに200年以上不遇な扱いを受けてきました。しか
し近年ではモーツァルト晩年ならではのオペラ・セリアの傑作として人気が
高まっています。セリアなら当然、時代楽器演奏が映えるというもの。この
録音は、2005年11月のパリ、ブリュッセルでの上演と連動したもの。ヤーコ
プスの面目躍如たる輝かしい音楽は絶賛されました。また古楽最新世代の優
れた歌手が見事な歌を聞かせてくれます。何と言ってもパドモアの柔らかく
も情熱に満ちたテノールが最高!一方ヴェルディやドニゼッティのプリマド
ンナから古楽ソプラノに転向し成功を収めているペンダチャンスカも目を見
張る出来ばえ。古楽メッツォのベテラン、フィンクは言うまでもなく見事。
そしてクリスティの秘蔵っ子で、つい先日ヴィヴァルディの「バジャゼット」
で聴衆を魅了した美声ソプラノ、イムが絶妙に華を添えています。「ティー
ト」の魅力にまだ開眼していない方にこそお聞きいただきたい、画期的名演
です!

HMU 907407 \2080
アルヴォ・ペルト:賛辞
勝利のあとに 
雪花石膏の箱を持った婦人(マタイ福音書より) 
ベルリン・ミサ 
ソルフェッジョ 
マニフィカート 
ボゴロディッツェ・ディエーヴォ 
私(キリスト)はまことのぶどうの木(ヨハネの福音書より)
Which was the son of...
ポール・ヒリアー(指)エストニア・フィルハーモニック室内合唱団
シアター・オブ・ヴォイセズ
プロアルテ・シンガーズ
現代音楽が忘れていた魂に響く調べを、奇跡のように辺境で育んでいた1935年
エストニア生まれのこの作曲家についてはもはや多言を要しないでしょう。
時に深淵を覗くような暗さ、はるか天空から差す白い光。作曲家自身が「私
の音楽は、あらゆる色を含む白色光に喩えることができよう。プリズムのみ
が、その光を分光し、多彩な色を現出させることができる。私の音楽におけ
るプリズムとは、聴く人の精神に他ならない」と語っているように、透明で
清澄な世界がここにあります。故郷の合唱団とヒリアーという理想的な演奏
陣も魅力的な超強力盤です!





<Claves>
50-2613 \2080
ジルヴィウス・レオポルト・ヴァイス(1687-1750):
リュート・ソナタ 第49番 変ロ長調、前奏曲&ファンタジア ハ短調、
リュート・ソナタ 第43番 イ短調
今村泰典(リュート)
日本を代表するリュート奏者で、ヨーロッパでも随一の腕前を誇る今村泰典
による、バロック・リュートの大家、ジルヴィウス・レオポルト・ヴァイス
の作品。スイスを拠点に活動している今村泰典は、2006年4月に一時帰国コ
ンサート*が予定されています。ヴァイスはバッハと同時代の作曲家で、当
時はバッハ以上の人気を博していました。その作品は非常に優れたものばか
りで、リュートという楽器を熟知した豊かな作風、静かに柔らかく耳に響き
ます。収録曲は代表的な第49&43番のソナタとレチタディーヴォ風前奏曲と
「1719年.プラハにて」との副題を持つファンタジアで構成されています。





<BONGIOVANNI>
GB 2326 \1880
ストラデッラ:
「飛べ、飛べ、他の胸の中へ」(世界初録音)
「女神よ、どれほどあの美しい顔は」
「暗黒のタルターロの怒りの女神とあなたを呼ぼう」
ロジータ・フリサーニ(S),アンナ・キエリケッティ(S),
ジャンルカ・ベルフィオーリ・ドーロ(CT),リッカルド・リストーリ(Bs)
エシュテヴァン・ヴェラルディ(指)
アレッサンドロ・ストラデッラ・コンソート
録音:2000年,2001年
ヴェラルディ&ASC、久々のリリースです。もちろん音楽史に残る波乱万丈の
人生を送った血気盛んな天才、アレッサンドロ・ストラデッラの作品。いず
れもローマ時代の作品で、有力者の館で演奏されたと思われる声楽作品。こ
れが世界初録音となる「飛べ、飛べ、他の胸の中へ」は、1674年頃の作品。
40分弱のセレナータと規模こそ小さいものの、アリアも重唱もストラデッラ
らしい熱がたっぷりあって、オペラ並みの醍醐味があります。「女神よ、ど
れほどあの美しい顔は」はソプラノとバスのための作品。「暗黒のタルター
ロの怒りの女神とあなたを呼ぼう」は、バスのソロ・カンタータ。激しさと
穏やかさのコントラストも鮮やかな名曲です。いつもながらヴェラルディは
完璧にストラデッラの何たるかを理解して、ズバリとした音楽で切り込んで
います。

GB 5628 \1880
アルビノーニ:3声のバッレット集 Op.3(全12曲 世界初録音)
アンサンブル・ベネデット・マルチェッロ
トンマーゾ・アルビノーニ(1671-1751)は、ヴィヴァルディと同世代のヴェネ
ツィアの作曲家。裕福な家に生まれたため、自由な音楽活動をしたことで知
られています(ちなみに有名な「アルビノーニのアダージョ」はほぼ捏造
品)。この3声のバッレット集 Op.3は1701年に出版されたもの。バッレット
Balletto とは、バレーもしくはバレー音楽のこと。4楽章ないしは3楽章の
作品に、アッレマンダ,ガヴォッタ,サラバンダ,ギガなど、フランス由来
の音楽が用いられています。アンサンブル・ベネデット・マルチェッロは、
ヴァイオリン2つ、チェロ、チェンバロの時代楽器アンサンブル。溌剌とし
た演奏を繰り広げてくれています。

HOC 039 2枚組 \2180
ロッシーニ:「モゼ」(イタリア語)
ニコラ・ロッシ・レメーニ(Bs モゼ),
アニタ・チェルケッティ(S アナイーデ),
ジュゼッペ・タデイ(Br ファラオーネ),
アゴスティーノ・ラッザーリ(T エリゼーロ),
ジャンニ・ヤイヤ(T アメーノフィ),ほか
トゥリオ・セラフィン(指)RAIローマ交響楽団,合唱団
録音:1956年,ローマ
「モゼの祈り」で有名な、ロッシーニのパリ時代の傑作「モゼ」の現存する
最初期の録音。なんといっても、伝説のソプラノ、アニタ・チェルケッティ
の素晴らしい歌だけでも聞く価値のあるもの。豊潤で奥行きのある声は旨み
に満ちています。これで当時まだ20代半ばというのですから、驚くほかあり
ません。録音状態はあまりよくありませんが、これは貴重な記録です。





<IDIS>
IDIS 6481 2枚組 \3100
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58,
ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73 「皇帝」,エコセーズ
シューベルト:即興曲変 ト長調 D.899-3
グルック(ブラームス編):ガヴォット
ヴィルヘルム・ケンプ(P)
管弦楽団
録音:1956年3月9、11日
ヴィルヘルム・ケンプが南米ヴェネズエラのカラカスで行った二つのコンサ
ートのライヴ録音です。

IDIS 6483 \1550
ベートーヴェン:
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
ロマンス第1番 ト長調 Op.40
ロマンス第2番 ヘ長調 Op.50
ダヴィド・オイストラフ(Vn)
ヘルマン・アーベントロート(指)ベルリン放送交響楽団
キリル・コンドラシン(指)モスクワ交響楽団(ロマンス第2番)
録音:1950年,1947年
ディスコグラフィによると、協奏曲は1950年3月31日のベルリンでのライヴ
で、MELODRAMやTAHRA(TAH 129-131)からCDになっていたものと同じ。ロマン
ス第1番も同じ日のもの。ロマンス第2番は、DOREMIでCDが出ていたもの
(DHR 7714)。





<RCO Live>
RCO 06001(SACD-Hybrid) 2枚組 \2500
マーラー:交響曲第6番イ短調「悲劇的」
ヘンツェ:夢みるセバスチャン(2003/04・世界初録音)
マリス・ヤンソンス(指)ロイヤル・コンセルトヘボウO.
録音:・2005年9月7 & 8日・2005年12月22日
アムステルダム、コンセルトヘボウ(ライヴ)
いま人気実力ともに絶頂のマエストロ、マリス・ヤンソンス。手兵コンセルト
へボウ管(RCO)との最新アルバムは、2005-6年シーズンのオープニングを飾っ
たプログラムであり、彼にとってロン響とのライヴ(2002年)以来の再録音と
なるマーラー「悲劇的」。
1903年に作曲者自身の指揮で第3交響曲を演奏したことにさかのぼる、RCOとマ
ーラーとの深いゆかり。この伝統はメンゲルベルク、ベイヌムと途切れること
なく培われ、ハイティンクやシャイーが全集を完成させているように、マーラ
ーはすっかり当オケの看板レパートリーとなっています。こうしたオケの背景
を踏まえての新たなるヤンソンスの「悲劇的」。2005年前半を通じてルツェル
ン、ザルツブルク、ベルリンそしてプロムスと、本拠地でのライヴ録音に先立
って行われ、大成功を収めた同一演目によるヨーロッパ・コンサート・ツアー
を終えたのちに臨んだもので、まさに集大成、万全の出来栄えといって差し支
えないでしょう。
ロン響の時と同じく第2楽章に置いたアンダンテ。ビロードに喩えられる弦が
しびれるように酔わせ、うねるように楽想が紡がれてゆきます。そしてカウベ
ルが高らかに鳴るヤマ場、なんという輝かしく豊かな響き!オケの煌きも最高
潮を迎えます。さらにこことは劇的なコントラストを形づくる両端楽章の緊張
感と迫力も圧倒的。ただ、それでも独特のエレガントな美しさは決して失われ
ないところがRCOの何よりの魅力でしょう。指揮する音楽すべてにいつもドキ
ドキするようなスリリングな感覚を追い求めてやまないヤンソンスが、RCOの
マーラー演奏史に新たな1ページを刻んだ記念すべきアルバムです。
カップリング「夢みるセバスチャン」は、べイヌム財団、チューリヒ・トーン
ハレ管、ニューヨーク・フィルそしてRCOとによる共同委嘱作品で、昨年12月
世界初演時の録音になります。演奏時間15分ほどのヘンツェの新作は、初期作
品「アポロとヒュアキントゥス」(1948/49)からほぼ半世紀を経て、ザルツ
ブルクの表現主義詩人ゲオルグ・トラクルの芸術に立ち返り、その同名の詩に
もとづいて書かれたもの。
作曲者によれば、「2003年に滞在したザルツブルク周辺の田園の、また子供時
代の空想や霊安室の、それは衰え・人生の秋の夢想・神のお迎え・夕闇といっ
た《夜》のイメージを扱ったメランコリックな内容」。やはり死を強く感じさ
せるマーラー風のメロディが時おり突然聞こえたりするのも、死のムードが充
満する詩作にインスパイアされた楽曲だからこその不思議な符合なのかも知れ
ません。豊潤な響きを誇るオケを率いるヤンソンスの指揮も素晴らしく、ヘン
ツェ特有の多彩で官能的な音の世界に誘ってくれます。2006年夏のさまざまな
音楽祭で、初演者の当コンビによって再演されることが決まっています。





<HOMA DREAM>
HR 1112 \2730
妖精のロンド
1.ベートーヴェン+カルッリ( op.169):魔笛の主題による変奏曲
2.ディアベッリ: 4つのロンディーノop.140**
3.モリーノ:ノットルノop.57
4.ハイドン:ソナタ・ホ短調Hob. XVI/34*
5.カルッリ:デュオop.151
6.カルッリ親子:デュオ・ノットルノop.189-1**
7.ジュリアーニ:2つのロンドop.68、
8.ソル:レオノールのアリア
デュオ・シルフィード(下森佳津美Pf&竹内永和Gt)*ピアノ・ソロ,**
世界初録音
デュオ・シルフィードの2枚目のアルバムは、19世紀ウィーンやパリの香りた
だよう古典派の作品集になりました。モーツァルトやロッシーニなどのオペラ
のアリアによる変奏曲から、華麗なロンドまで。 ピアノとギターのデュオの
ために書かれた魅力的な作品がいっぱいです。 社交界のサロンで、或いは家
庭で盛んに演奏されたこれらの作品の美しさ、親しみ易さを、今回のアルバム
を通してぜひ多くの方に知っていただきたいと願っています。
ピアノとギターの心地よい対話、妖精の舞を思わせる軽やかなリズムとハーモ
ニー、そしてヴィルトゥオーゾの時代ならではの華やかな技巧と優雅な雰囲気
を存分にお楽しみ下さい。

HR 1109 \2730
1.ポンセ:3つのメキシコ民謡
2.ブローウェル:2つのキューバの旋律
3.高原の踊り
4.横尾幸弘:さくら変奏曲
5.中田 章-武満 徹:早春賦
6.アイルランド民謡-武満徹:ロンドンデリーの歌
7.スコットランド民謡-カッティング:グリーンスリーブス
8.リョベート:13のカタルーニャ民謡
角 圭司(Gt)
活動の場を米国から日本に移した角圭司の初のソロ・アルバム。1997年にスペ
イン音楽ギターコンクールに優勝し、1999年には渡米し、ピーボディ音楽院で
バルエコに師事。卒業後はソロ、妹・昌子とのデュオ、アウロラ・ギター四重
奏団と米国、中南米で活躍していた。今回のアルバムは、日本で、そして米国
で出会った人々に捧げる、民謡ばかりを集めた、優しさ溢れるものとなって
いる。





<naive>
V 4991 2枚組 \2850
バルトーク(1881-1945):
【CD1】
ヴァイオリン協奏曲第2番
コントラスト(ヴァイオリン、クラリネットとピアノのための)
【CD2】
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
ヴァイオリン・ソナタ第1番
ローラン・コルシア(Vn)ミシェル・ポルタル(Cl) 
ジャン=エフラム・バウゼ(Pf)
サカリ・オラモ(指)バーミンガム市交響楽団
イケメンヴァイオリニスト、ローラン・コルシアのnaive第2弾の登場です。エ
ネルギーに満ち溢れたヴァイオリン協奏曲第2番、オケとの息もぴったり、音色
も変幻自在、縦横無尽に駆け巡ります。第1楽章の展開部のオケとのかけあいは、
迫力満点、一糸乱れぬタイミングで聴くものにたたみかけるような演奏で、説
得力十分です。コントラストのどことなく土臭い雰囲気も、コルシアにかかれ
ば実に見事に現代風にアレンジされています。ヴァイオリン・ソナタのバウゼ
のピアノも形式を十分に理解したうえでの名サポートです。





<claves>
50-2511 \2080
J.S.バッハ:
オブリガート・チェンバロとフルートのためのソナタ イ長調 BWV 1032
フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調 BWV 1034
無伴奏フルート・ソナタ イ短調 BWV 1013
フルートと通奏低音のためのソナタ ホ長調 BWV 1035
オブリガート・チェンバロとフルートのためのソナタ ロ短調 BWV 1030
ペーター・ルーカス・グラフ(Fl)、アライア・グラフ(Pf)
グラフ親娘によるバッハの名演集です。父のあたたかみのある音色のフルート、
それをささえるピアノ、どちらもかちっとしたもの。無伴奏フルート・ソナタ
も、アーティキュレーションをきちんとまもった演奏に、好感がもてます。






<Talent>
DOM 2910507 \2080
ラフマニノフ:ヴォカリーズop.34-14 
コレッリ:テンポ・ディ・ガヴォッタ 
ヴィエニャフスキ:伝説曲op.17 
パラディース:シチリアーナ 
サラサーテ:サパテアードop.23-2 
ラフ:カヴァティーナop.85-3 
グルック:ガヴォット-「タウリスのイフィゲネイア」より 
ヴュータン:夢想op.22-2 
フォーレ:アンダンテ 変ロ長調op.75 
ラモス:ガト(アルゼンチン・ダンス)
ローラ・ボベスコ(Vn)、セルジュ・ブマン(P)
6歳からリサイタル活動を始め、12歳でパリ音楽院を首席で卒業し、1930年代か
ら2003年に惜しくも亡くなるまで長期間にわたり世界的に活躍してきた女流ヴァ
イオリニスト、ボベスコによるヴァイオリン名曲集です。古典派やラテン系の
レパートリーを得意としていた彼女にぴったりの選曲ということもあり、確か
なテクニックと明るいトーン、慎ましくも優美な表現が最大の魅力です。10曲
目の「ガト」珍しい作品と言えますが、オリジナルのピアノ曲をボベスコのた
めに作曲家自らヴァイオリンピースに仕立てた心躍る民謡風の佳曲です。

DOM 292970(SACD-Hybrid) \2080
トッホ:ピアノ協奏曲第2番op.38、ピアノ五重奏曲
ディアーネ・アンダーセン(P)、
ハンス・ロトマン(指)
ハレフィルハーモニック国立オーケストラ、ダネル四重奏団
ここに収められているのはモダンで明確なメロディラインを持つ素晴らしいピ
アノコンチェルトと、新古典派的な作風のピアノ五重奏曲です。作風としては
プロコフィエフやプーランクなどと同じ文脈にありますが、2曲とも20世紀が生
んだこのジャンルの曲のなかでも特筆したくなる素晴らしい完成度です。エル
ンスト・トッホ(1987-1964)はオーストリアに生まれましたが、ユダヤ系で
あったためにナチス・ドイツの迫害を避けパリを経てアメリカに渡り、クラシ
ック作曲家としてはもちろん、映画音楽や教育でも活躍しました。晩年、グラ
ミー賞を受賞した際に自分自身について「20世紀のもっとも世界から忘れられ
た作曲家」と語ったということですが、忘れ去るにはあまりにも惜しい、とい
うよりもっと積極的にとり上げられるべき素晴らしいメロディ・メーカーです。
このCDでは作曲者への共感に満ちた演奏と、最新の録音も魅力です。

DOM 381004/05 2枚組 \4160
ドビュッシー/ブルウェイズ編:
前奏曲集第1集、第2集(管弦楽のための編曲版)
ダニエレ・カレッガーリ(指)、王立フランドル・フィルハーモニック
「亜麻色の髪の乙女」などでおなじみのピアノ連作小品集をオーケストラで演
奏した興味津々のCDです。1959年生まれのベルギーの作曲家ルク・ブルウェイ
ズは編曲に当たり「ドビュッシーの音符に手をつけず、オリジナルスコアに忠
実」であることを心がけたということですが、たとえば「沈める寺」の静寂に
こめられた豊かな表現がオーケストラの力で解き明かされているように、結果
としてピアノが無音で表現していた響きを管弦楽で巧みに現実の音として具体
化することに成功しています。「ドビュッシーが自ら編曲したらきっと別の結
果になっていただろう」と編曲者は語っていますが、もしもラヴェルが編曲し
たなら、きっとこんな感じになったのではないでしょうか。

DOM 291071 \2080
オ・ベアータ・マーテル-祝福された聖処女マリアを讃える歌
デ・ベック:オ・ベアータ・マーテル 
トーマス:ピエ・イエズ 
ビゼー:アヴェ・マリア 
グノー:マリアの名 
ショーソン:何と汝は麗わし 
マスネ:天使の糧 
ブノワ:アヴェ・マリア 
シューマン:アヴェ・マリア 
E.アンドリュー:愛の天使 
モルテルマンス:ヴィルーク 
ドニゼッティ:アヴェ・マリア 
レーガー:マリアの子守唄 
フランク:アヴェ・マリア 
バッハ/グノー:アヴェ・マリア 
J-P.フォーレ:慈愛
ローランド・ファン・デア・パール(Sop)、
フランス・デュボワ指揮ヴラームス(VLAAMS)ラジオ合唱団、
ナガタ・クニコ(Vn)、ヤン・ファン・モル(Org)、他
ソプラノ独唱によるフランスとベルギーの歴代作曲家たちによるマリア賛歌集。
独唱を務めているファン・デア・パールはベルギーのソプラノで、夜の女王や
ヴィオレッタなどオペラのオーソドックスなレパートリーで活躍しているほか、
歌曲や現代作品も積極的に取り上げています。抒情的ななかにも芯の強さを感
じさせるその声は名ソプラノ、マリア・カラスを彷彿とさせるもので、敬虔な
宗教曲を歌っているときにも奥に秘められた熱い情熱が仄かに伺えます。表現
力に富んだ素晴らしい声と、美しい楽曲の魅力という二つの面から楽しめるア
ルバムです。






<CALLIOPE>
CAL 9350 \1850
モーツァルト:
協奏交響曲K.364
二重奏曲第1番ト長調K.423 
二重奏曲第2番変ロ長調K.424
レフ・クリシュコフ(Vn)、ヴラディミール・ストピシェフ(Va)
エマニュエル・ルドゥック=バローメ(指)バルティック室内管弦楽団
協奏交響曲は、バルティック室内管弦楽団のアカデミックな響きが印象的です。
二重奏曲は、クリシュコフとストピシェフの息もぴったりと合っていて、包み
込むようなあたたかい音色で心がときほぐされるような演奏です。

CAL 9333 \1850
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番、弦楽四重奏曲第2番
シュールホフ:弦楽四重奏曲第1番
ターリヒ弦楽四重奏団
ヤナーチェクの弦楽四重奏曲集。第1番の白熱した演奏に心うたれます。シュー
ルホフの弦楽四重奏曲も、冒頭からかっこよさ満点、シュールホフ独特の現代
味と民族的な味が融けあった世界を満喫できます。

CAL 9344 \1850
どんちゃん騒ぎ-The feast of fools
アンサンブル・ヴォーカル・エ・インストゥルメンタル
エマニュエル・ボナルド(指)
タンバリンのリズムにのって、フィドルがなんとも華やかなメロディーをかな
でる、賑々しい中世のお祭の音楽集です。

CAL 9345 \1850
アヴェ・マリア-心洗われる合唱作品集
カリオペ女声合唱団、レジーヌ・テオドレスコ(指)
カリオペ女声合唱団の魅力がたっぷりとつまった合唱作品集CDです。





<Ondine>
ODE 1066 2枚組 \4160
アウリス・サッリネン(1935-):
オペラ 〈英国王はフランスへ行く〉 作品53 (1983) (全曲)
トンミ・ハカラ(バリトン、皇太子) ユルキ・コルホネン(バス、首相)
リーカ・ランタネン(ソプラノ、楽しいカロライン)
リッリ・パーシキヴィ(メッツォソプラノ、ふさふさ髪のカロライン)
マリ・パロ(ソプラノ、泥棒するアン) 
ラウラ・ニュカネン(アルト、服を脱ぐアン)
ユルキ・アンティラ(テノール、案内人) 
ヘルマン・ヴァッレーン(バリトン、弓の射手)
キルシ・トゥム(ソプラノ、女王) 
サンテリ・キンヌネン(台詞、フロワサール)
フィンランド・フィルハーモニック合唱団
オッコ・カム(指),タピオラ室内合唱団,
ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団
録音:2005年4月 フィンランディアホール (ヘルシンキ)
新たな氷河期がやってくる。英国王への即位が決まった皇太子は、首相の進言
を入れ、4人の后候補を伴い、軍隊を率いて、氷結したイギリス海峡をフランス
に渡る。クレシーの戦い、カレーの包囲。皇太子は600年前、エドワード黒太子
がフランス軍を破った百年戦争の世界に...。アウリス・サッリネン(1935-) の
3作目のオペラ〈英国王はフランスへ行く〉は、パーヴォ・ハーヴィッコの同
名の放送劇に基づき、作者自身が台本を執筆。《来るべき氷河期のミュージッ
クシアターのための年代記》の副題がつけられました。フィンランドのサヴォ
ンリンナ・オペラフェスティヴァル、コヴェントガーデン王立オペラ、BBCの
共同委嘱。オッコ・カム (1946-) が初演の指揮を執りました。時空を超える
ファンタジー、劇的な展開、多彩な管弦楽、美しい旋律。コミックオペラへの
オマージュ。サッリネンのカンタータ〈生と死の歌〉やTV映画「カレヴァラ」
の音楽による〈鉄の時代〉組曲 (ともに ODE844) を想わせるページ。20世紀
フィンランドを代表するオペラのひとつに挙げられています。2005年春の公演
に合わせて行われた録音。制作が進んでいる映画のサウンドトラックにも使わ
れます。全3幕。フィンランド語・英語対訳台本つき。この音楽はカンタータと
しても楽しむことができそうです。

ODE 1071 \2080
イーロ・ランタラ (1970-):
ピアノ協奏曲 G#majAs (ヤーコ・クーシスト、オーケストレーション) 
アストラーレ(ピアノソロのための)
タンゴネイター(ヴァイオリンとピアノのための)
ファイナル・ファンタジー(ピアノと管弦楽のための)
(ヤーコ・クーシスト、オーケストレーション)
イーロ・ランタ(P) ヤーコ・クーシスト(Vn、指)
タピオラ・シンフォニエッタ
録音:2005年5月 タピオラホール (エスポー)
フィンランドで国際的にもっとも名前を知られたジャズグループ、トリオ・ト
ユケアットのピアニスト、イーロ・ランタラ (1970-)。そのランタラが書いた
ピアノ協奏曲はチューニングから始まります。ピアノの即興演奏も織り込んだ
第1楽章。ゆったりと美しい第2楽章。2つのテーマによるロンド風の第3楽章。
モーツァルト時代の協奏曲に則った構成をとっています。ランタラのアイデア
を基にオーケストレーションを行ったのはラハティ交響楽団のコンサートマス
ター、ヤーコ・クーシスト (1974-)。指揮者、作曲家としての活動も目立つよ
うになりました。ヤーコはイーロ・ランタラの義理の弟。トリオ・トユケアッ
トのコンサートにもたびたび参加しています。イーロとヤーコの話では、この
協奏曲はすでにフィンランドで10回ほど演奏され、聴衆から暖かく迎えられた
とのこと。フィンランドの人たちのオープンで自由な精神をうかがい知ること
ができます。〈アストラーレ〉と〈タンゴネイター〉は、自らのアンサンブル、
タンゴ・キングズのために書かれた曲。トリオ・トユケアットのための〈ファ
イナル・ファンタジー〉もヤーコが編曲しています。この楽しさ! これこそ、
“joie de vivre (生きる歓び)” です。





<Alba>
ABCD 142 \2080
アントン・ディアベッリ(1781-1858):
ピアノとギターのためのソナティナとソナタ全集
ソナティナ作品68、ソナティナ作品70、ソナタ作品71、
華麗な大ソナタ作品102 (オリジナル版)
ミクローシュ・シュパーニ(フォルテ/ピアノ) イルッカ・ヴィルタ(G)
楽器:K・グラーフ(1827年) (フォルテピアノ)、
ファブリカトーレ(1818年) のコピー (ヴィルタ (1997) 製作) (G)
録音:1998年5月9日−10日 オウル音楽センター、トゥリンドベリホール
ベートーヴェンが変奏曲の主題に使ったメロディを書いたことで音楽史に名を
残すディアベッリ。ザルツブルクに生まれ、ウィーンに移ってからは、ギター
とピアノの教師、作曲家、楽譜出版者として活躍しました。和声やダイナミッ
クスの新しいスタイルは古典からロマンティシズムに移る時代を反映している
と言われます。ミクローシュ・シュパーニは、BIS レーベルでC・P・E・バッハ
のキーボード協奏曲とソロ曲の全曲録音を進めているハンガリーの奏者。イル
ッカ・ヴィルタはシベリウス・アカデミー出身。ジュリアーニ (ABCD124) とグ
ラニャーニ (ABCD149) の室内楽曲を Alba に録音していました。1996年から
デュオ活動を行い、このアルバムは、ロッシーニ、メルツ、フンメルの作品集
(HCD31935) につづく録音。〈華麗な大ソナタ〉はオリジナル譜を使って演奏
しています。第1楽章アダージョ、アレグロ、第2楽章スケルツォ (アレグロ)、
トリオ (ピウ・モデラート)、第3楽章アダージョ・ノン・タント、パストラー
レ (アレグレット) の3楽章。現在一般に用いられる版とは、かなりの相違が
あります。確かな技術と温もりのある演奏。市民の家で催される集いに招待さ
れた気分になるでしょう。

ABCD 210(SACD-Hybrid) \2180
ガネーシャ サーリナ ハヌマン ブッダ 私は行った 母なる国を讃えよ 
讃歌 
彼女の靴にシャンペンを 穫り入れ パタンジャリ ジャスミンの花
クリヤ
[サラティ・チャテルイェー(ヴォーカル) ペーテル・レルケ(G)  グルファ
ム・サブリ(タブラ) パウリーナ・レルケ(アコーディオン、カンテレ、ヴォ
ーカル、エレキヴァイオリン) ミッコ・カークリニエミ(ドラムズ)]
録音:2004年11月 カッリオ=クニンカラ・スタジオ(ヤルヴェンパー)
グループ名 "Kriya (クリヤ)" はサンスクリット語で“行動”。ヒンドゥーで
は、生命力によって精神をコントロールする“クリヤ”は、創造主 (神) に近
づく、もっとも容易で効果的、科学的な道とされています。ペーテル・レルケ
がインド伝承の詩に作曲した〈ガネーシャ〉は長鼻・象面の知恵の神、ガネー
シャの賛歌。彼女は破壊神シヴァとパールヴァティーの子です。インド伝承歌
をアレンジした〈ハヌマン〉は、猿の神。〈ジャスミンの花〉はオリジナルの
ラブソング。「夜の暗がりに輝く優美なジャスミンの花のように、上衣と帯に
残るあなたの香りと温もり……」。フィンランドとインドが出逢い、ふしぎな
雰囲気を醸し出す音楽が生まれました。






<DB productions>
DBCD 108 5枚組 \6750
モーツァルト:ピアノソナタ集
【CD1】ハ長調K.279、ヘ長調K.332、変ロ長調K.570、ニ長調K.311
【CD2】変ホ長調K.282、ハ長調K.330、幻想曲ハ短調K.475、ハ長調K.457
【CD3】変ロ長調K.281、ニ長調K.576、ハ長調K.545、イ短調K.310
【CD4】ヘ長調K.280、変ロ長調K.333、ト長調K.283、ニ長調K.284
【CD5】ハ長調K.309、イ長調K.331、ヘ長調K.533/ 494
ハンス・レイグラフ(Pf)
録音:【CD1】&【CD2】:1982年、【CD3】【CD4】【CD5】:1984年
レイグラフは、現在齢86歳の老大家にして名教授、日本人でも伊藤恵や若林顕
を教えています。モーツァルトはレイグラフ教授のライフワーク。このボック
スセットに収められているのは、すべて教授が60代の頃の演奏ですが、天衣無
縫で無垢なモーツァルトのソナタを聴かせてくれます。それぞれの曲にたいす
る深い理解と造詣、ゆるぎないテクニックに裏打ちされた正統派の演奏です。
トルコ行進曲も、奇を衒ったところは一切なく、シュタイアーのあの話題盤と
まさに正反対。しかし、絶妙なアクセントのつけかたは、とても魅力的です。

DBCD 107 \2080
ドビュッシー:前奏曲集(第I&II集全曲)
ハンス・レイグラフ(Pf)
録音:1996年
ハンス・レイグラフは、ドビュッシーの死後2年たった1920年生まれ。レイグ
ラフ教授による演奏は、まるでドビュッシーのいるサロンに迷い込んだような
気分になるもの。間の取り方、呼吸、音色、いずれもきわめて自然で、エスプ
リたっぷりです。テクニックも、年齢をまったく感じさせず、かちっとしてい
ます。師によるライナーノーツも、各曲の詩的な解釈が書かれており、興味深
い内容です。






<Profil>
PH 05047 \2080
モーツァルト:
交響曲第39番変ホ長調K.543
交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」
歌劇「皇帝ティートの慈悲」序曲K.621
トーマス・ファイ(指)マンハイム・モーツァルトO.
モダンのオケとのハイドンやベートーヴェン(ヘンスラー)で刺激的な演奏を
繰り広げてきたファイ。モーツァルト・イヤーの今年、新たにオリジナル楽器
のオケを率いて傑作「ジュピター」と39番をリリースします。
ファイが2003年に創設したマンハイム・モーツァルト管弦楽団。ついこの前、
モーツァルトの誕生日に合わせて今年1月27日にコンサート・デビューを果た
したばかり。当録音は2年近くにも及ぶ周到な準備期間を経て臨んだもので、
完成度の高さが光ります。
冒頭ティンパニの強打も鮮烈な「ティート」序曲。過激なほどにリズムが立っ
て、前へと飛び出して来るフレッシュな音楽は、やはり師アーノンクールゆず
りというべきでしょうか、いやそれ以上かも。そうかと思えば勢いに任せるば
かりでなく「ジュピター」のフィナーレなどは威容の一語。これこそピリオド
・アプローチの最前線をゆく大注目の演奏といえます。





<harmonia mundi>
HMU 907398 \2080
ばら、ゆり、こけもも-中世とルネッサンス時代(1250-1560)の音楽庭園
【第1章】フランス
マショー:薔薇、百合、春、緑(シャンソン) 
作曲者不詳(1259ca.):5月、つぐみが歌うとき(モテット) 
作曲者不詳(1250ca.):マリアちゃん、森で遊ぼうよ!(モテット) 
トレボール:タチアオイ、美しい花よ(シャンソン)
【第2章】イギリス
作曲者不詳(1290ca.):高貴でつつましやかな花よ(モテット) 
ワルター・フリエ(1450-75ca.):アニュス・デイ(ミサ) 
レオネル・パワー:なんと美しき芸術よ(モテット)
【第3章】ブルゴーニュ
作曲者不詳(1460ca.):サンザシの木の下で(シャンソン) 
アレクサンダー・アグリーコラ(1446-1506):花の女王(シャンソン)
【第4章】スペイン
作曲者不詳(1480ca.):ディンディリディン(シャンソン) 
ジュアン・ヴァスケス(1550-1560ca.):
薔薇の小枝の泉のなかで(シャンソン) 
ロドリーゴ・デ・セバロス(1530-1581ca.):妹よ(モテット) 
ガブリエル・メーナ(1511):優雅なヒースの茂る野原(シャンソン) 
フランシスコ・ゲレーロ(1529-1599):ヒマラヤスギのように(モテット)
【第5章】フランス
クローダン・ドゥ・セルミジ(1490-1562ca.):
話題をかえましょう(シャンソン) 
ブリュメル(1460-1515ca.):百合のように(モテット) 
ヨハンネス・ルピ(1506-1539ca.):私は彼女を見た
【第6章】イタリア
カーペントラ:これぞかの甘き薔薇(モテット) 
シプリアーノ・デ・ローレ(1515-1565ca.):
とおく東の美しき国から(マドリガル) 
アルカデルト(1505-1568ca.):愛らしい花々(マドリガル) 
ドミニク・フィノト(1510-1556ca.):汝この素晴らしき芸術を見よ
【第7章】その他の国々
トーマス・クレクイロン:私はたくさんのハーブを(シャンソン) 
クレメンス・ノン・パパ:すみれは愛らしい花群の中で育つ(シャンソン)
ニコラス・ゴンベール:おお、野の花よ(モテット)
オルランド・コンソート
〔ロバート・ハレ=ジョーンズ(カウンターテナー)、マーク・ドベル(T)、
アンガス・スミス(T)、ドナルド・グリーグ(Br)、ロナルド・マクドナル
ド(Bs)〕
現代では、ガーデニングの流行など、「庭」の意味はどちらかというとたのし
みの要素が強いですが、その昔、中世やルネッサンス時代の庭は現代とはちょ
っと意味合いが違いました。生きるための食物なども栽培する「サバイバル」
な面、そして、当時の一般の人々の邸宅ではいわゆるプライヴァシーがまった
くなく、庭の木陰などは、内緒話や密会にうってつけの空間だったという「ド
ラマの場」の面・・・。そんな時代、音楽家や文筆家たちは、庭の花や木々、
木陰からきこえる話し声などにインスピレーションを得て創作したものをたく
さんのこしています。このCDにおさめられているのは、そんな中世とルネッサ
ンス時代の庭での人々の生活、人間模様がいきいきと描かれた音楽です。

HMC 901866 \2080
ヤコブス・デ・ケルレ(1531/32-1591):ダ・パーチェム・ドミネ
パウル・ファン・ネーヴェル(指)ウエルガス・アンサンブル
16世紀の多声音楽というと、やや複雑に過ぎるイメージがあるかもしれません
が、ケルレの作風は、凝っていながら明快という実に美しい響きです。オラン
ダ、イタリア、ドイツ、そしてプラハと各地で活躍したケルレは、当時の礼拝
音楽が形式を重んじるあまりに複雑をきわめた傾向にあったのに反して、シン
プルな響きで言葉がはっきりと聴き取れる音楽をつくりました。このことから、
教会音楽の救世主はケルレであり、パレストリーナではない、と言う人もいま
す。16世紀声楽音楽のパイオニア、ネーヴェルと手兵ウエルガス・アンサンブ
ルが、ケルレの色褪せることのない美しい音楽を、悠久の時を超えて蘇らせま
す。





<RADIO FRANCE>
211 863 \3380
ホルヘ・ルイス・ボルヘス
インタビュー withジャン・ダイヴ(1977年)
「鏡は忌まわしい存在である・・・」で知られるボルヘスの肉声。ボルヘスは、
「架空の町」(国書刊行会刊行、【書物の王国】シリーズ)の冒頭もかざって
いる、1899年8月24日 生まれ、1986年6月14日没の、アルゼンチンはブエノス
アイレス生まれの小説家、詩人。
今なお根強いファンをもち、「鏡」や「父性」、「宇宙」についての深い思考
を遺しています。(ブックレットはフランス語のみ)

211 867 4枚組 \5400
ジャン・ルノワール
インタビューwithジャン・サージュ
ジャン・ルノワールは、画家ルノワールの次男。1937年の反戦映画「大いなる
幻影」、「どん底」(1936年)、「黄金の馬車」(1953年)、「フレンチ・カ
ンカン」(1954年)、「草の上の昼食」(1959年)などの映画を多くのこして
います。フランソワ・トリュフォー映画監督らにも大きな影響を与えました。
(ブックレットはフランス語のみ)

211 866 \2580
パトリック・ペノ
J.F.ケネディとのランデヴー
ブックレットはフランス語のみ





<Audite>
AU 92558(SACD-Hybrid) \2180
ラフマニノフ:
響曲第2番ホ短調Op.27
ボヘミア奇想曲Op.12
アーノルド・カッツ(指)ノボシビルスク・アカデミックSO.
録音:2005年6月ノボシビルスク
ノボシビルスク響は、かのヤンソンスやゲルギエフも定期的に客演するシベリ
アのオケ。1956年のオケ設立以来半世紀にわたり芸術&音楽監督を務めるカッ
ツのもと、センチメンタルなムード満点の演奏を聴かせてくれます。分厚い弦
楽セクションによって綿綿と歌いこまれたアダージョは白眉。





<Coviello>
COV 30509(SACD-Hybrid) \2080
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調
マルクス・ボッシュ(指)アーヘンSO.
録音:2005年5月16日アーヘン、聖ニコラウス教会(ライヴ)
第8番(COV.30301)、第7番(COV.30405)と、一年に一作のペースで進行中の
ボッシュ&アーヘン響によるブルックナー。古都アーヘンの名刹聖ニコラウス
教会でのライヴは、空間いっぱいに拡がる美しい響きでオーディオ・ファイル
からも注目の的。前作まではdtsサラウンド(DVD)対応ディスクつきの2枚組で
したが、今回からSACDハイブリッド仕様でのリリースとなります。

COV 30512(SACD-Hybrid) \2080
ヴェルディ:レクイエム
メルバ・ラモス(S)ガブリエレ・マイ(Ms)
ミヒャエル・エンデ(T)マルティン・ブラジウス(Bs)
マルクス・ボッシュ(指)アーヘンSO.&ヴォカペッラCho.
録音:2005年2月12日アーヘン、大聖堂(ライヴ)
ブルックナーでおなじみのボッシュ&アーヘンが「ヴェルレク」をリリース。
ボッシュが1990年に設立し監督を務めるヴォカペッラ合唱団も加わり、こちら
もたいへん熱のこもったライヴとなっています。音響効果満点の内容がSACD向
き。優秀録音です。

COV 30507(SACD-Hybrid) \2080
ウォルトン:ヴィオラ協奏曲(1962年版 / 2002年改訂)
サリー・ビーミッシュ:ヴィオラ協奏曲第1番(1995年 / 1998年改訂)
ブリテン:ラクリメ
タチアナ・マスレンコ(Va)
ガリー・ウォーカー(指)ハノーファー北ドイツ放送フィル
録音:2005年4月18−22日NDRハノーファー、大ホール
イギリスのヴィオラ協奏曲を集めたアルバムです。ウォルトンはジャズの語法
を採り入れた代表作。ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズとスコットラン
ド室内管の首席ヴィオラ奏者だったビーミッシュ。ダウランドをベースにした
ブリテンの名作。ロシアのジャズ・ミュージシャンの家系に生まれたマスレン
コは、キム・カシュカシャンと今井信子に師事したヴィオラ奏者。






<NM Classics>
NM 98022 2枚組 \2580
Fanfare Orchestra of the Netherlands- in concert
ファンファーレ・オーケストラ・オブ・ザ・ネーデルランド
[CD1]
オットー・ケッティング(1935-):Eclips(食(日食、月食などの))
ケース・オルトゥイス(1940-):ペルセフォネ
ゲールト・ファン・コイレン(1943-):ディスコ
マイカ・ハメル(指)
[CD2]
バーンスタイン:キャンディード序曲
ヤン・ファン・デア・ロースト(1956-):造兵廠
アンドレ・ワイグネン(1942-):フリューゲルホルンのためのラプソディー※
プロコフィエフ:ロメオとジュリエット
ジョン・ウィリアムズ(1932-):
敗れし者たちへの賛美歌(映画『プライベート・ライアン』より)
ロビン・デヴュルスト(1965-):ブラジリア※
エリック・ボール(1903-1989):
自由への旅(1967年英国ブラスコンクール課題曲)
ビル・ヴェラン(1951-):リバー・ダンス
ヤコブ・シュラクター(指)
※フリューゲルホルン独奏:
フリッツ・ダムロウ(コンセルトヘボウ管弦楽団首席トランペット奏者)、
トロンボーン独奏:
イェルゲン・ファン・リーエン(コンセルトヘボウ管弦楽団首席トロンボーン
奏者)
「ファンファーレ・オーケストラ」は、コンセルトヘボウ管弦楽団をはじめ、
オランダのオーケストラなどで活躍する第一級の管楽器奏者たちが集まって結
成されたファンファーレ・オケ。ファンファーレ・オケとはオランダに特有の
形態の管楽器によるオーケストラで、通常の金管バンド(円錐形の楽器が用い
られる)に、サックスが加えられた形態の編成のオーケストラです。メンバー
全員が超多忙の売れっ子たちのため、コンサートは年に2-3回しか催されず、
どのコンサートもチケットの争奪戦がくりひろげられています。このCDは、
2001年7月にケルクラーデで行われたコンサートの貴重な記録です。広く親し
まれている名曲だけでなく、新曲も積極的にとりあげている彼ら、この2枚の
CDも、1枚目は新曲、2枚目はおなじみのレパートリーによって構成されてい
ます。2枚目の3曲目、ワイグネンの作品は、コンセルトヘボウ首席奏者ダムロ
ウがフリューゲルホルンを吹いているというなかなか貴重なものです。すみず
みまでのびやかな音色は、さすがです。6曲目の「ブラジリア」も、冒頭のちょ
っと古臭い歌謡ショーの始まりかと思わせるような楽しげなファンファーレに
続き、リーエンの甘やかなトロンボーンの音色が素敵です。最後の「リバー・
ダンス」は思わずタップダンスを踊りだしたくなってしまうような楽しくノリ
ノリの曲です。




<naive>
V 5036 2枚組 \3960
バーバー:アニュス・デイ(弦楽のためのアダージョを作曲者が編曲)
フォーレ:チェロと管弦楽のためのエレジー
モーツァルト:「魔笛」−ああ、愛の喜びは露と消え
パーセル:「アーサー王」−なんという力だ
グルック:バレエ音楽「ドン・ファン」−幽霊と復讐の女神達の踊り
ヴィヴァルディ:ニシ・ドミヌス RV608から
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K.467から
モーツァルト:レクイエム K626−ラクリモーザ
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第6番 変ロ長調 Op.18-6から
デュサパン:「ラ・メランコリア」から
ドビュッシー:前奏曲集第1巻−雪の上の足跡
グラッペリ:レ・ヴァルスーズ
ヘンデル:「リナルド」−私を泣かせてください
シューマン:「クライスレリアーナ」 Op.16から
バッハ(メンデルスゾーン編):マタイ受難曲−憐れみ給え
ポルポラ:「ポリフェモ」−いと高きジョーヴェ
シベリウス:悲しいワルツ Op.44-1
ダウランド:溢れよ、わが涙
ショパン:前奏曲 Op.28-4から
モンテヴェルディ:「ニンファの嘆き」から
マーラー(ジェラール・ペソン編):交響曲第5番−アダージェット
リスト:悲しみのゴンドラ
グラス:ヴァイオリン協奏曲−第2楽章
チャイコフスキー:子守歌 Op.16-1
ロランス・エキルベイ(指)アクサンチュス室内合唱団
アンヌ・ガスティネル(Vc) 
エマニュエル・クリヴィヌ(指)リヨン国立管弦楽団
サンドリーヌ・ピオ(S) 
ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ(指)
フライブルク・バロック管弦楽団
スティーヴン・ヴァーコー(Br) 
ジョン・エリオット・ガーディナー(指)
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
ジョヴァンニ・アントニーニ(指)イル・ジャルディーノ・アルモニコ
サラ・ミンガルド(A),
リナルド・アレッサンドリーニ(指)コンチェルト・イタリアーノ
ファジル・サイ(P) ハワード・グリフィス(指)チューリヒ室内管弦楽団
クリストフ・シュペリング(指)
ダス・ノイエ・オーケストラ,コルス・ムジクス・ケルン
モザイク四重奏団
ナン・クリスティ(S) セシル・エロワ(Ms) 
ティモシー・グリーセン(CT) マーティン・ヒル(T) 
デイヴィッド・ロバートソン(指)リヨン国立管弦楽団
ノエル・リー(P)
ロラン・コルシカ(Vn) ジャン=エフラム・バヴゼ(P)
マリア・バーヨ(S) 
スキップ・センペ(指)カプリッチョ・ストラヴァガンテ
ロラン・カバッソ(P)
アンゲラ・カジミエルツシュク(S) 
クリストフ・シュペリング(指)ダス・ノイエ・オルケスター
エヴァ・マラス=ゴドレフスカ(S) 
デレク・リー・レイギン(CT) クリストフ・ルセ(指)レ・タラン・リリク
ヨルマ・パヌラ(指)トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団
ジェラール・レーヌ(CT) アンサンブル・オルランド・ギボンズ
グレゴリー・ソコロフ(P)
リナルド・アレッサンドリーニ(指)コンチェルト・イタリアーノ
ロランス・エキルベイ(指)アクサンチュス室内合唱団
アンヌ・ガスティネル(Vc) ピエール=ロラン・エマール(P)
アデーレ・アンソニー(Vn) 湯浅卓雄(指)アルスター管弦楽団
リーナ・ムクルチャン(A) エフゲニー・タリスマン(P)
曲目、演奏者リストを見ればもう一目瞭然!現在、世界中でもっとも元気の良
いCDレーベルの一つ、naiveが誇る音源をふんだんに使った2枚組コンピレーショ
ンです(一部ライセンスによる他社音源も含まれます)。コンピレーションと
いっても、そこはフランスのとんがったセンスの持ち主たち、選曲が実にユニ
ーク、単なる名曲選となっていないのがさすがです。

V 5041 \1980
バーバー:アニュス・デイ(弦楽のためのアダージョを作曲者が編曲)
フォーレ:チェロと管弦楽のためのエレジー
ヘンデル:「リナルド」−私を泣かせてください
アルビノーニ:アダージョ ト短調
シューマン:「クライスレリアーナ」 Op.16から
ポルポラ:「ポリフェモ」−いと高きジョーヴェ
グルック:バレエ音楽「ドン・ファン」−幽霊と復讐の女神達の踊り
ヴィヴァルディ:ニシ・ドミヌス RV608から
ショパン:前奏曲 Op.28-4から
モンテヴェルディ:「ニンファの嘆き」から
モーツァルト:レクイエム K626−ラクリモーザ
モーツァルト:「魔笛」−ああ、愛の喜びは露と消え
ロランス・エキルベイ(指)アクサンチュス室内合唱団
アンヌ・ガスティネル(Vc) 
エマニュエル・クリヴィヌ(指)リヨン国立管弦楽団
マリア・バーヨ(S) スキップ・センペ(指)カプリッチョ・ストラヴァガンテ
カロル・トイチュ(指)ヴロスラウ・レオポルディヌム室内管弦楽団
ロラン・カバッソ(P)
エヴァ・マラス=ゴドレフスカ(S) デレク・リー・レイギン(CT) 
クリストフ・ルセ(指)レ・タラン・リリク
ジョヴァンニ・アントニーニ(指)イル・ジャルディーノ・アルモニコ
・サラ・ミンガルド(A),
リナルド・アレッサンドリーニ(指)コンチェルト・イタリアーノ
グレゴリー・ソコロフ(P)
リナルド・アレッサンドリーニ(指)コンチェルト・イタリアーノ
クリストフ・シュペリング(指)
ノイエ・オーケストラ,コーラス・ムジクス・ケルン
サンドリーヌ・ピオ(S) 
ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ(指)
フライブルク・バロック管弦楽団
こちらは上記2枚組みV 5036から、さらに半分の12曲を絞り込んだもの。ジャ
ケットまで同じ絵を用いています。

V 5037 2枚組 \2180
シベリウス:私の心の歌,恋人,夢,歌いつぶした声
ラウタヴァーラ:喜びながらぼくらは踊る,夏の夜,初めての悲歌
クーラ:日の出,もう長いこと花が咲いているリンゴの木,私の恋人は美しい,
わが子をトゥオネラに,おやすみ
ステーンハンマル:
3つの合唱曲(9月,後宮の庭で,ああ、もしも孫息子がいたなら)
ヴィカンデル:スズランの王様,春の晩
アルヴェーン:私たちの牧場で,晩
ニーステッド:おお、十字架よ
イェアシル:わたしの好きな谷
サンドストレム:2つの合唱曲
ヴェーレ:ペトラルカの歌第126番
エリク・エリクソン(指)アクサンチュス合唱団
録音:1999年1月,2001年9月
合唱の神様、エリク・エリクソンが、今や大人気のアクサンチュス合唱団を
指揮した録音。半分は、「スオミ〜20世紀フィンランドの合唱曲集」と題され
たアルバム(V 4924)から(ただしマンテュヤルヴィの「偽りの陽光」が外され
ています)。もう半分は、他社から出ていた「スカンジナヴィアの合唱音楽」
というアルバムから。全24トラック、1時間半超たっぷりと、名作揃いの北欧
合唱音楽の極上演奏を楽しめる上に、価格は何と1枚分!これはうれしい内容
です。日本全国の合唱マニアに得丸印!

V 5039 2枚組 \3960
R.シュトラウス:「ツァラトゥストラはかく語りき」
ウェーベルン:弦楽四重奏のための緩徐楽章
ブラームス:間奏曲 変ホ長調 Op.117-1
ブラームス:バラード ト短調 Op.118-3
シェーンベルク:「浄められた夜」から
マーラー:交響曲第5番−アダージェット
マーラー:交響曲第6番−スケルツォ
J.シュトラウス(シェーンベルク編):
「南国のバラ」(ピアノ、ハーモニウムと弦楽四重奏のため)
ツェムリンスキー:「フィレンツェの悲劇」序曲
ベルク:弦楽四重奏曲 Op.3
マーラー(クリュトゥス・ゴットヴァルト編):「私はこの世に捨てられて」
シェーンベルク:弦楽四重奏曲 ニ長調−第1楽章
R.シュトラウス:「ティル・オイゲンシュピーゲルの愉快ないたずら」
ウェーベルン:弦楽四重奏のための5つの楽章 Op.5
シュレーカー:
低声のための歌曲集−鉛のように暗闇が重々しく沈む,あなたはとても美しい
シェーンベルク:弦楽四重奏曲第2番 Op.10
R.シュトラウス:チェロ・ソナタ ヘ長調 Op.6
ブラームス:弦楽五重奏曲第2番 ト長調 Op.111−アダージョ
マーラー(シェーンベルク編):「さすらう若者の歌」
ベルク:シューマンの主題による5つの変奏曲
ベルク:ヴァイオリンとピアノのための主題と5つの変奏曲
アラン・ロンバール(指)ボルドー=アキテーヌ国立管弦楽団
アルディッティ四重奏団
アンドレア・ボナッタ(P)
アルディッティ四重奏団,トマス・カクシュカ(Va),
ヴァランタン・エルベン(Cb)
ベルナルト・ハイティンク(指)フランス国立管弦楽団
アルディッティ四重奏団,ルイーズ・ベセット(P),
ホーコン・オーストビュ(ハルモニウム)
アルマン・ジョルダン(指)フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団
アルディッティ四重奏団
ロランス・エキルベイ(指)アクサンチュス室内合唱団
アンナ・ホルロイド(Ms),
アモーリ・デュ・クローセル(指)カメラータ・ヴェルサイユ
ドーン・アップショウ(S),アルディッティ四重奏団
アンヌ・ガスティネル(Vc),ピエール=ロラン・エマール(P)
ダノワ四重奏団,セルジュ・コロ(Va)
アルディッティ四重奏団,マルク・マルデ(Cb),
ジャン=リュック・シェニョー(Br),
ミシェル・モラゲス(Fl),ポール・メイエ(Cl),
ホーコン・オーストビュ(ハルモニウム),ルイーズ・ベセット(P)
アーヴィン・アルディッティ(Vn),ステファン・リトウィン(P)
naiveというと古楽というイメージが強いかもしれませんが、実は後期ロマン
派のカタログも充実しています。だからこそ出来たこのコンピレーション。
ブラームス,R.シュトラウス,マーラーから、ツェムリンスキー、シュレ
ーカー、さらには新ウィーン楽派のシェーンベルク、ベルク、ウェーベルン
まで網羅。演奏家は、20世紀初頭の音楽を得意とするアルディッティ四重奏
団を中心に、アラン・ロンバール、アルマン・ジョルダン、さらに巨匠ベル
ナルト・ハイティンク、ソリストにはドーン・アップショウ、合唱団にはア
クサンチュス室内合唱団という豪華な面々です。クリムト的官能美をたっぷ
りと楽しめます。

OP 30417 \1980
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 第1集
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 RV208 「モグール」
ヴァイオリン協奏曲 ト短調 RV332
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 RV234 「不安」
ヴァイオリン協奏曲 ハ短調 RV199 「疑い」
ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調 RV362 「狩」
ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 RV270 「休息」
エンリコ・オノーフリ(Vn,指)アカデミア・モンティス・レガリス
長年イル・ジャルディーノ・アルモニコのソロ・ヴァイオリニストとして活
躍しているエンリコ・オノーフリ、いよいよ指揮も兼ねて本格的なソロ活動
に乗り出しました!そしてna夫eレーベルの看板とも言うべき、ヴィヴァルディ
・エディションのヴァイオリン協奏曲シリーズを担当!さすがは有名古楽団体
をリードしてきた人物、見事にヴィヴァルディのエネルギーを迸らせていま
す!日本でのヴィヴァルディ人気がうなぎ昇りの昨今、またまた刺激的な企
画の登場には、身震いするほどうれしくなります!

OP 30415 \1980
ヴィヴァルディ:バスのためのアリア集
「エジプトの戦場のアルミーダ」 RV699-A、
「ティート・マンリオ」 RV738-A、「怒りのオルランド」 RVAnh84、
「セミラーミデ」RV733、「ファルナーチェ」RV711-D、
「シルヴィア」RV734、「アデライーデ」RV695、
「オリンピアーデ」 RV725、からのアリア,序曲、
弦楽のための協奏曲 ロ長調 RV162
ロレンツォ・レガッツォ(Bs)
リナルド・アレッサンドリーニ(指)コンチェルト・イタリアーノ
録音:2005年5月
ヴィヴァルディ・エディションで、協奏曲と並ぶ華がオペラのシリーズ。こ
のCDは、バスのためのアリア集です。これが単なるアリア集ではなくて、内
容が非常に凝っています。というのも、「ティート・マンリオ」、「オリン
ピアーデ」、「ファルナーチェ」以外は、全て部分的にしか楽譜が残ってい
ないものばかりで、つまり復活の可能性が低いものだからです。そうした作
品でも、アリアが素晴らしいのはもちろん!歌うはロレンツォ・レガッツォ、
日本でもロッシーニのバス役を歌って人気の高い人。美しく朗々とした声と、
鮮やかな装飾歌唱では当代ピカイチ。あらゆるタイプのアリアも、いずれも
非の打ち所のない歌唱を聞かせてくれます。そして今やもっともヴィヴァル
ディで信頼の置ける、アレッサンドリーニとコンチェルト・イタリアーノが
バック。完璧です!





<Dynamic>
CDS 501 3枚組 \5550
ロッシーニ:「ビアンカとファッリエーロ」
ダニエラ・バルチェッローナ(Ms ファッリエーロ),
マリア・バーヨ(S ビアンカ),フランチェスコ・メーリ(T コンタレーノ)
カルロ・レポーレ(Bs カペッリオ),ほか
レナート・パルンボ(指)ガリシア交響楽団
録音:2005年8月,ペーザロ
Dynamicがロッシーニ音楽祭のライヴ録音をついにリリース!2005年話題を呼
んだロッシーニの珍しい傑作「ビアンカとファッリエーロ」です。この作品
は、1819年暮にスカラ座で初演されたもの、ことにファッリエーロ役がメッ
ゾの至難の役で、なかなか上演ができないことから、幻の傑作と言われてい
ます。ロッシーニ音楽祭でも、1986、89年に続いてのようやく3回目の上演。
それを可能にしたのが、今がまさに旬のメッゾソプラノ、ダニエラ・バルチェ
ッローナです。またスペインの名ソプラノ、マリア・バーヨがヒロインビア
ンカ役。1980年生まれという若さで大抜擢され絶賛されたイタリア期待のテ
ノール、フランチェスコ・メーリ、夏のベッリーニ大劇場来日公演にも参加
するイタリアの実力派バス、カルロ・レポーレと、この音楽祭の底力を感じ
させるもの。指揮は、クリスチャン・ティーレマンの後任としてベルリン・
ドイッチュオパーの音楽監督就任したレナート・パルンボ。
なお、ちょっと先になりますが、DVDの発売も予定されています。

DYNDVD 33487(DVD-Video) 2枚組 \4160
ALL REGIONS
NTSC
LINEAR PCM 2.0,
DOLBY DIGITAL 5.1 COLOUR
16:9 164m
字幕:英独仏伊西
マスネ:「ラオールの王」
ジュゼッペ・ジパーリ(T アリム),アナ・マリア・サンチェス(S シタ),
ウラディミール・ストヤノフ(Br シンディア),
リッカルド・ザネッラート(Bs チムール),他
マルチェッロ・ヴィオッティ(指)フェニーチェ劇場管弦楽団,合唱団
演出:アルノ・ベルナール
収録:2004年12月
一足先にCD(CDS 487 2CD)で発売されていた、マスネの隠れた名作「ラオー
ルの王」、映像の登場です。マスネの初期、1877年にパリで初演され、マス
ネの出世作となった作品です。ラオールの王アリムと、尼僧シタの悲恋の物
語。インドが舞台なので、当然エキゾティックな舞台効果が生きるオペラで、
ここでも気鋭の演出家、アルノ・ベルナールによる美しい舞台が映えていま
す。また、今は亡きヴィオッティの指揮姿が見られることも今となっては貴
重。CDでもかなり評判となった演奏ですので、ぜひ映像もお楽しみください!

CDS 510 2枚組 \1350
ドニゼッティ:「マリア・ストゥアルダ」
カルメラ・レミージョ(S マリア・ストゥアルダ),
ソーニャ・ガナッシ(Ms エリザベッタ),
ジョセフ・カレヤ(T レスター),
リッカルド・ザネッラート(Bs タルボ),他
ファブリツィオ・マリア・カルミナーティ(指)
ベルガモ・ガエターノ・ドニゼッティ管弦楽団,ロンバルト合唱団
録音:2001年ベルガモ
CD(CDS 407)で発売された「マリア・ストゥアルダ」が、カタログ付特価で
限定発売です!クリティカルエディションによる初録音、レミージョ、ガナッ
シ、カレヤ、ザネッラートと豪華なキャストと話題になったこのCD、まだお
聞きになったことがないなら、ぜひお勧めです!

CDS 507 \1850
シューマン:
ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ短調 Op.105
ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ短調 Op.121
幻想小曲集 Op.73
ファブリツィオ・フォン・アルクス(Vn)
ブルーノ・カニーノ(P)
録音:2005年1月
シューマンのヴァイオリン・ソナタ2曲と、幻想小曲集という、ドイツロマン
派ど真ん中のCD。ヴァイオリンのファブリツィオ・フォン・アルクスは、ナ
ポリに生まれ、伝統あるサン・ピエトロ・マイエッラ音楽院を卒業。さらに
フランコ・グッリやサルヴァトーレ・アッカルドらに学んだ、まさにイタリ
アのヴァイオリニスト。そしてピアノはイタリアの巨匠、ブルーノ・カニー
ノ。ちょっと異色ですが、独伊の精神融合が非常にいい結果となっている演
奏です。





<MIRARE>
MIR 011 \2280
テレマン(1685-1759):
組曲ト長調「ふしだらな女」
オーボエとヴァイオリンのための協奏曲 ハ短調
ターフェル・ムジーク(食卓の音楽)第1集
ヴァイオリンとトランペットのための協奏曲 ニ長調
ダニエル・キュイエール(指)アンサンブル・ストラディヴァリア
超実力派アンサンブル・ストラディヴァリアは、ダニエル・キュイエールによ
って'87年創設されたフランス随一のバロック・アンサンブル。挑発的な表現
から柔らかな表現まで変幻自在の音楽性を持っています。聴く楽しみと演奏す
る楽しみ両方を味わうことの出来るテレマンの世界を、古楽界の名手たちが華
麗に表現しています。個人技が極めて高いこのアンサンブルは鮮烈な音楽とえ
もいわれぬ巧妙さに溢れています。
*2006年ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン出演予定

MIR 013 \2280
ハイドン:弦楽四重奏作品64-5<ひばり>、作品33-1、作品76-1
エボニー四重奏団
[P.COLOMBET(Vn) G.LE MAGADURE(Vn) M.HERZOG(Va) R.MERLIN(Vc)]
国立ブローニュ音楽院の4人の学生によって1999年に創立されたエボニー・カ
ルテット(平均の23才!?)の1stアルバム。パリ国立高等音楽院でイザイ・カ
ルテットに師事、フランスで最も有望な弦楽四重奏団のうちの1つです。彼ら
の演奏は、ハイドンの音楽性を保ちつつ革新的で野心に溢れた演奏を展開し
ています。<ひばり>は、第1楽章で第1ヴァイオリンが最初に弾き始める流麗
な旋律、充実したソナタ形式。非常に繊細な和音の使い方は、円熟期のハイド
ンならではと言えます。ハイドンの作品への真摯な姿勢、若さみなぎる活力の
あるアルバムに仕上がっています。

MIR 9920 \2280
D.スカルラッティ: チェンバロ・ソナタ集 Vol.2
ピエール・アンタイ(Cemb)




<HUNGAROTON>
HCD 32331 \1980
ハンス・ケスラー(1853−1926):
ヴァイオリン、ヴィオラとピアノのためのトリオ組曲イ短調(1922)
同:ピアノ五重奏曲ヘ長調(1913)
エマヌエル・モール(1863−1931):チェロ・ソナタ第2番Op.55
デイヴィド・フリューヴィルト、クリストフ・エーレンフェルナー(Vn)
ジェヌヴィエーヴ・シュトロッサー(Va) ペーテル・サボー(Vc) 
ジュジャ・コラール(P)
録音:2004年8月6−11日フンガロトン・スタジオ
ドイツに生まれたケスラーはレーガーのいとこ。のちにブダペスト音楽院で作
曲の教師を務め、弟子にはバルトーク、コダーイらがいます。親友エルネー・
ドホナーニに献呈されたトリオ組曲は、ピアノ五重奏ともども、傾倒していた
ブラームスの影響が濃厚です。
一方、モールは生地ハンガリーからヨーロッパ、アメリカへと活躍の場を広げ
た作曲家・ピアニスト・発明家。名ソプラノ、リリー・レーマンの伴奏者とし
て知られ、作曲家としてはカザルス、イザイ、クライスラー、フレッシュら
錚々たる顔ぶれから絶大な人気を集め、とくにカザルスは彼の大ファンでした。
1900年ごろで書かれたチェロ・ソナタは後期ロマン派をはっきりと感じさせる
美しい作品。すべて世界初録音です。

HCD 32387 \1980
ゴルトマルク:ピアノ作品全集第1巻
性格的小品集:前奏曲 / 練習曲 / 即興曲 / 苦境 / 朝に / 嵐の夜 / 夢枕の
姿 / 楽しい遍歴に
アラベラ,移り気な女 メルヘン 嘆き 出会い 焦燥−ノヴェレッテ 
(ピアノ小品変ニ長調) ハンガリー幻想曲 (ピアノ小品ニ短調)
ティハメール・フラヴァチェク(P)
録音:2005年8月17−19日、9月26−29日フンガロトン・スタジオ
オペラ、なかでもヴァイオリン協奏曲で知られるハンガリーのカール(カーロ
イ)・ゴルトマルク。ヴァイオリン奏者であったためピアノ作品の存在は意外
で貴重です。記録によると教師を務めていたほどの腕前にもかかわらず、ピア
ノ作品に関心が向かうようになったのはようやく70歳を過ぎてから。その理由
としては、20歳の頃に独習した楽器に対する演奏の知識が不足していたこと、
さらにヴァイオリニストとしての活動とオペラ作品が成功した時期と重なって
いたことなどが考えられています。ところが、晩年に書かれた性格的小品集
(1903−1909)を聴いてまずビックリ!このまま知られずにおくのは惜しい、
じつに素敵な作品ぞろいです。

HCD 32296 \1980
ポール・ボノー(1918−95):
アルト・サキソフォンとピアノのための組曲
ワルツ形式による2つのカプリス
ジャズのエスプリによる協奏的小品
ポール・クレストン(1906−85):
アルト・サキソフォンとピアノのための組曲
アルト・サキソフォンとピアノのための狂詩曲Op.108b
アルト・サキソフォンとピアノのための協奏曲
シャーンドル・リゴー(アルトSax)
バルバラ・ランチャリチョヴァー(P)
録音:2004年11月25−27日フンガロトン・スタジオ
映画や劇伴などの実用音楽を数多く書いたフランスのボノー。その作風はジャ
ズや軽音楽の影響だけでなく、はっきりと純音楽の要素もみせています。一方、
ほとんど独学で作曲を学び、リズムありきの音楽でアメリカを代表する人気作
曲家にまでなったクレストン。このふたりが残したサキソフォンの貴重なレパ
ートリーを、1999年以来のデュオによる優れた演奏で。

HCD 32363 \1980
クシェネク(クルシェネク)(1900−91):
「クラリネットつきの室内楽作品集」
木管五重奏とパーカッションのためのアルプバッハ五重奏曲Op.180(1962)
無伴奏クラリネットのためのモノローグOp.157(1956)
フルートとクラリネットのためのソナチネOp.92./2b(1942)
クラリネットとピアノのための小組曲Op.28(1924)
フルートとクラリネットのためのインヴェンションOp.127a(1951)
ヴァイオリン、クラリネットとピアノのための三重奏曲Op.108(1946)
クラリネットと弦楽のための組曲Op.148a(1955)
チャバ・クレニャーン(Cl)ゾルターン・ジェンジェッシ(Fl)
べーラ・ホルヴァート(Ob)アッティラ・ヤンコー(Fg)
ガーボル・ビジャーク(Hrn)ラースロー・テメシュケジ(Perc.)
ペーテル・ショモジ(Vn)イルディコー・Cs・ナジ(P)
弦楽オーケストラ
録音:2005年1月15−19日フンガロトン・スタジオ
シュレーカーの弟子で19世紀最後の年に生まれたクシェネクは、ナチによって
退廃音楽家のレッテルを貼られた作曲家。生涯にわたり、新古典主義、無調、
十二音音楽、セリー主義、ジャズ、偶然性の音楽、電子音楽といった20世紀の
音楽史に起こった多彩な様式を膨大な作品のなかで網羅するという類まれな活
動を展開しました。ここではおもに無調や十二音のクラリネット音楽を、ハン
ガリーの名手クレニャーンが鮮やかに吹いて聴かせます。




<ZIG-ZAG Territoires>
ZZT 051102 \2180
ジャン=フェリ・ルベル(1666-1747):
ヴァイオリンとバッソコンティヌオのためのソナタ集-リュリ氏のトンボー 他
アマンディ−ヌ・ベイェ(バロック・Vn)
「四大元素」でお馴染みのジャン=フェリ・ルベル。音楽家一族に生まれ、
リュリに師事した後、宮廷音楽家として活躍。彼の作品は、斬新な響きで同時
代の人々を驚嘆させました。
ルベルの才能が最も反映されているのは室内楽作品で、このアルバムに収録さ
れている「リュリ氏のトンボー」もその一つです。亡くなって間もない師に捧
げられた作品(トンボー=死者に捧げられる曲)。典雅的な作風による美しい作
品集を、アマンディ−ヌ・ベイェは音楽を注意深く描き出し流麗な音楽に仕上
げています。またアマンディ−ヌ・ベイェは、2007年ZIG-ZAG Territoiresか
らバッハ:ヴァイオリン協奏曲を録音予定。

ZZT 051101 \2180
ロベール・ド・ヴィゼ(1655頃-1732):テオルボ組曲
パスカル・モンテイエ(テオルボ)  アマンディ−ヌ・ベイェ(バロック・Vn)
アメリ・ミッシェル(Fl)  マリアンヌ・ミュラー(‘ヴィオラ・ダ・ガンバ)
このアルバムでテオルボを演奏しているパスカル・モンテイエ。数々の有名古
楽アンサンブルにも参加しているフランスのリュート奏者。そしてこれが彼の
ZIG-ZAGでの最後の録音となります。そして最後の録音の曲目に選んだのは、
彼の象徴的作品とも言えるロベール・ド・ヴィゼ。ヴィゼはフランスのギタ
ー&リュート奏者兼作曲家。ルイ14世の宮廷に伺候して一目置かれる存在と
なり、王の身近でギターを演奏し、王のギター教師も務めていたこともあっ
たとか…。テオルボは大型のリュートのような楽器で暖かみのある優しい音
色。モンテイエの豊かな音量で奏でられるヴィゼの音楽は物凄い求心力があ
ります。
パスカル・モンテイエその他の録音
J.S.バッハ:組曲第4.5.6番(ZZT 020901)
ピッチニーニ: リュートとキタローネのためのタブラチュア曲集第1巻
(ZZT 040201)




<FUGA LIBERA>
FUG 513 \1850
ラフマニノフ:トランスクリプション集
バッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番BWV.1006−プレリュード,
ガヴォット,ジーグ
シューベルトの「美しき水車小屋の娘」−どこへ
ビゼーの「アルルの女」第1組曲−メヌエット
メンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」−スケルツォ
ムソルグスキーの「ソロチンスクの市」−ゴパック
チャイコフスキーの6つの歌−子守歌
リムスキー=コルサコフの熊蜂の飛行
クライスラーの愛の悲しみ,愛の喜び
(以上、すべてラフマニノフ編)
6つの歌 Op.48
12の歌 Op.21
エカテリーナ・メシェーチナ(P)
録音:2005年5月
ピアノの王者、ラフマニノフの作品は多々ありますが、その中で異彩を放って
いるのが、一連のトランスクリプション作品。古今の有名曲を手がけています。
もちろん、単なる編曲ではなく、ラフマニノフらしく作り変えられていますの
で、原曲がどう変貌しているのかという興味だけでなく、純粋に音楽としても
ラフマニノフの濃厚な味が楽しめます。
エカテリーナ・メシェーチナは1978年生まれのロシアのピアニスト。1980年代
の終りから1990年代にかけて数多くのコンクールで入賞、2004年のアメリカ合
衆国国際ピアノコンクールで優勝しています。既に大変に完成されたピアニス
トで、世界中を飛び回っています。日本でもこれから人気に火がつく人でしょ
う。

FUG 601 \1850
バッハ:音楽の捧げもの BWV1079
ヘット・コレクティーフ
録音:2005年8月1,2、3日
バッハ晩年の傑作「音楽の捧げもの」のCDですが、タイトルに“再訪
revisited”という言葉がくっついているように、単なる演奏ではありません。
まず楽器編成が奇抜。鍵盤楽器(ピアノ,小型オルガン,チェンバロ), ヴァ
イオリン,チェロ,フルート、と個々までならモダンでもありえますが、さら
にバスフルート,アルトフルート,ピッコロ,クラリネット,バスクラリネッ
トとなると、これはだいぶバッハっぽくない。「音楽の捧げもの」といえばリ
アリゼーションの妙も楽しみで、これもかなりユニークです。演奏そのものも
当然かーなり個性的。決してお茶らけているわけではなく、真摯な演奏から、
確信的過激さまで幅があります。注目は、フルート、ヴァイオリン、バスクラ
リネット、チェロが全て悲鳴のような唸りをあげて歪まくるトラック15の4声の
カノン、これは強烈!!その後に来るオーソドックスな6声のリチェルカーレ
がしみじみと美しく聞こえてきます。「音楽の捧げもの」は山ほど聞いて、最
近刺激がない、という方向け。





★SIMAX旧譜カタログのご紹介 各1枚 \2180

PSC 1201
グリーグ:弦楽四重奏曲 ト短調、
クロード・ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調
ヴェルターヴォ弦楽四重奏団

PSC 1202
ゲイル・トヴェイト:名誉もち歓迎す、フォーレ:五月、
ウ ィリアム・ロイ:この小さなバラ:
ロジャー・クウィルター:真紅の花びらがまどろめば、愛の哲学、
シューベルト:君こそわが憩い、万霊節の日のための連祷、
アイヴズ:追憶、ベルク:ナイチンゲール、
バーバー:この輝く夜に、きっと、ブリテン:サリーの園、
リヒァルト・シュトラウス:献呈Op.10-1,ホルスト:夜明け、
ヘンデル:シャコンヌ ト長調 HWV435 (第9-第16変奏)、
パーセル:ディドの別れ
エルグ(Vo)、グレーテ・ヘレ・ラスムセン(Pf),
ヘルゲ・ハフスゴール・スンネ(サウンドデザイン)

PSC 1203
《ピエ・カンツィオーネス》と中世スカンディナヴィアの教会と学校の音楽
われらの主にして救世主イエス・キリストの生誕の歌、
人間という状態のはかなさとみじめさ、春の歌、学校生活、
わが心は燃え上がり(修道院の写本から)
オスロ・プロ・ムシカ・アンティカ、ハンス・ウーラヴ・ゴーセット(指)

PSC 1207
ヨハン・ハルヴォルセン (1864-1935):劇音楽〈フォッセグリム〉、
ノルウェーからシオドア・ローズヴェルトへの挨拶
アルヴェ・モーエン・ベルグセット (ハリングフェレ、Vn,Vo)、
オイヴィン・ブルンク(Tn) ペール・ヴォレスタード(Br)、
オースヒル・シーリ・レフスダール(Sp) 
ヨアキム・セバスチャン・シェスブ(Boy Sp)
ギンヌンガガップCho、ラトヴィア国立交響楽団、テリエ・ミケルセン(指)

PSC 1208
ウィンドバンドのための音楽
パーシー・グレインジャー(1882-1961):
岸辺のモリー、リンカンシャーの花束、アイルランドの旋律、羊飼いのヘイ
フローラン・シュミット:ディオニュソスの祭
ホルスト:組曲第1番、組曲第2番
ノルウェー国軍音楽隊、アイヴィン・オードラン(指)

PSC 1209
シェル・モルク・カールセン(b.1947):聖ヨハネ受難曲(1992)
マグネ・スクレーデ(Tn)、イーカ・レッパネン(Br)、
ニョル・スパルボ(Bs)、トゥール・グロン(Org)、
ベルゲン大聖堂合唱団、マグナル・マンゲルスネス(指)

PSC 1210
モーツァルト:ヴァイオリンソナタ 変ロ長調 K378/317d、
フォーレ:ヴァイオリンソナタ第1番、
プロコフィエフ:5つの旋律、
ルトスワフスキ:パルティータ
マリアンネ・トルセン(Vn) ホーヴァル・ギムセ(Pf)

PSC 1211
ヨーゼフ・ハイドン:ピアノ、フルートとチェロのための三重奏曲
ト長調 HobXV/15、ニ長調 HobXV/16、ヘ長調 HobXV/17
ムジカ・ドメスティカ ブレンダ・ブルーエット (Pf)、
パウル・ヴァールベルグ (Fl)、トルライフ・ホルム (Vc)
 
PSC 1214
ルードヴィーグ・マティアス・リンデマン (1812-1887):オルガン作品集
コラール「わが終わりの近きをだれぞ知らん」による変奏曲、
戴冠式行進曲、B-A-C-H の名による3つのフーガ、
コラール「ただ愛する神の摂理にまかす者」による変奏曲
コーレ・ノールストーガ(Org)[オスロ大聖堂の主オルガン]

PSC 1215
ロベルト・シューマン:謝肉祭、クライスレリアーナ、アラベスク
シーグル・スロッテブレク(Pf)

PSC 1216
悲歌
ジョージ・クラム:4つの夜想曲、武満徹:悲歌、
メシアン:主題と変奏、ドビュッシー:ヴァイオリンソナタ
グリーグ:ヴァイオリンソナタ第3番
トロン・セーヴェルー(Vn) アイナル・ロッティンゲン(Pf)

PSC 1219
スクラッチ-打楽器のためのノルウェー音楽
ロルフ・ヴァリン(b.1957):スクラッチ、
ロブ・ウェアリング(b.1956):Sikot・Suk
ヘンリク・ヘルステニウス(b.1963):時の5つの痕跡 II、
トゥーマス・ニルソン/DJバラバス:ノー・イリュージョン
SISU パーカッションアンサンブル

PSC 1220
ヨハン・ヘンリク・フライトホフ (1713-1767):室内楽作品集
ノルウェー・バロック管弦楽団ソロイスツ

PSC 1224
北国の歓び
マーティン・レース(1702-1766 デンマーク):
変奏曲つきアレグロ ト長調
「ヤーコプ・メストマッヒァーの音楽帳 組曲 
ユーハン・ヘルミク・ルーマン(1694-1758):ソナタ ニ長調 ソナタ ホ短調
ユーハン・アグレル(1701-1765):ソナタ第6番 ト短調
「ヘルツベルクのの音楽帳」 組曲 イ短調
フランチェスコ・ルッフォ:組曲 ヘ長調
北欧バロック四重奏団
ハンス・ウーラヴ・ゴルセット(Fl) ケレン・ブルース(ヴィオラダガンバ)
ヴェーガルド・ルンド(バロックギター、テオルボ) 
ウルバン・ヴェステルルンド(ハープシコード)

PSC 1225
ハルフダン・シェルルフ(1815-1868):ピアノ作品集
アイナル・ステーン=ノクレベルグ(P)

PSC 1226
トマス・テレフセン(1823-1874):室内楽作品集
ヴァイオリンソナタ Op.19(1855) チェロソナタ Op.21(1855) 
ピアノ三重奏曲 Op.36(1861)
アイナル・ステーン=ノクレベルグ(P) オイスタイン・ビルケラン(Vc)
アトレ・スポンベルグ(Vn)

PSC 1228 3枚組
ハルフダン・シェルルフ(1815-1868):ピアノ作品全集
アイナル・ステーン=ノクレベルグ(P)

PSC 1229
ビャーネ・ブルースター(1895-1978):ヴァイオリンのための作品集
悪魔の組曲(1946)
ヴァイオリンソナタ第3番(1956)
お伽噺組曲(1932)
自然と妖怪、他
ソルヴェ・シーゲルラン(Vn) ラース・アネルス・トムテル(Va)

PSC 1230 2枚組
ヤルマル・ボルグストレム (1864-1925):
オペラ〈リーモルのトゥーラ〉 Op.7(1894)
ランディ・ステーネ(メッツォソプラノ) ハーラル・ビョルコイ(Tn)
トロン・ハルスタイン・モーエ(Br) オドビョルン・テンフョルド(Bs)
テリエ・ボイェ・ハンセン(指)トロンハイム交響楽団
ヤルマル・ボルグストレム (1864-1925) は、ピアノと管弦楽のための交響詩
〈ハムレット〉や交響詩〈思考〉() で知られるノルウェーの作曲家。

PSC 1231
(森の夕べの魅惑) − ドイツ語の詩によるノルウェー歌曲集
ルードヴィーグ・イルゲンス=イェンセン (1894-1969):
歌曲集〈日本の春〉Op.2
ハルフダン・シェルルフ(1815-1868)、
アガーテ・バッケル・グロンダール(1847-1907)、
オット・ヴィンテル=イェルム (1837-1931)の作品
イサ・カタリナ・ゲリンケ(Sp) スヴァイヌング・ビェラン(P)

PSC 1240
ジャン・シベリウス(1865-1957):
7つの歌 Op.13 7つの歌Op.17 から 6つの歌 Op.36
5つの歌 Op.37 6つの歌 Op.50 から
J・L・ルーネベリの詩による6つの歌 Op.90 から
ランディ・ステーネ (メッツォソプラノ) ホーヴァル・ギムセ (P)

PSC 1241 2枚組
クヌート・ニューステット(b.1915):交響曲〈ヨハネの黙示録〉
モナ・ユールスルード(Sp) ジェイムズ・ギルクリスト(Tn)
オスロ・フィルハーモニック管弦楽団・合唱団 
アリル・レンメルハイト(指)

PSC 1246
イサイ・ドブロウエン(1891-1953):ピアノ協奏曲 Op.20
青春ソナタ Op.5b ソナタ・スカツカ Op.5a ソナタ第2番 Op.10
ヨルン・フォスハイム(P) 
サンクトペテルブルク・フィルハーモニア・アカデミー管弦楽団
アレクサンドル・ドミトリーエフ(指)

PSC 1250
クロード・ドビュッシー:ピアノOp.全集 第1集
映像 版画 3つのピアノの小品
映像 第1巻 映像 第2巻
ホーコン・アウストボー(P)

PSC 1252
再訪 − ダブルベースのための作品集
アストル・ピアソラ(ダン・ステュッフェ 編曲)
ヨン・ペルセン (b.1941)、ジャチント・シェルシ (1905-1988)、
テッポ・ハウタ=アホ (b.1941)、ギスレ・クヴェルンドク (b.1967)、
イアニス・クセナキス (1922-2001)、ポール・ラムジエ (b.1937)、
エウセビウス再訪 (シューマン回想)の作品
ダン・ステュッフェ (ダブルベース) アンネ・ヴェーディング(Fl)
オイスタイン・ビルケラン(Vc) ゴンサロ・モレーノ(P)

<BIS>
BIS SA 1449(SACD-Hybrid) \2250
グバイドゥーリナ:
希望と絶望の偽りの顔(フルート協奏曲)(2005)
7つの言葉?チェロ、バヤンと弦楽オーケストラのための(1982)
シャロン・ベザリー(Fl)
トーレイヴ・テデーン(Vc)、御喜美江(Acc)
マリオ・ヴェンサーゴ(指)エーテボリSO
グバイドゥーリナがシャロン・ベザリーのために書き下ろした2005年の新作
協奏曲が聴きもの。タイトルはT.S.エリオットの詩「聖灰水曜日」の一節。
通常、アルト、バスの3本のフルートを駆使して、超大編成のオーケストラ
と極彩色の絵巻物を繰り広げます。「7つの言葉」はアコーディオンの女王
・御喜美江がソロを務めているのが豪華です。

BIS 1592 \2080
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリンソナタ Op.134
同:(ミハイル・グルズマン編曲):ジャズ組曲第1番
レーラ・アウエルバッハ:孤独の組曲 Op.70 (2002)
同:ヴァイオリンソナタ第2番「9月11日」Op.63 (2001)
ワジム・グルズマン(Vn)、アンジェラ・ヨッフェ(Pf)
弊社たまゆらレーベルのアーチストでもある天才レーラ・アウエルバッハ待
望の作品集。ロシア出身ながらニューヨーク在住の彼女は、2001年9月11日の
同時多発テロを間近で体験、その義憤をソナタ第2番に込めました。2002年
2月に諏訪内晶子とボリス・ベレゾフスキーが大阪で世界初演を予定しながら
中止した因縁作、ようやくの日本登場となります。今年が生誕百年ショスタ
コーヴィチの機知にあふれる「ジャズ組曲」は演奏者の実父による編曲。

BIS 1565 \2080
シベリウス:大気の精
序曲 ホ長調 JS145
バレエの情景 JS163
クレルヴォの嘆き-クレルヴォ交響曲Op.7より
セレナード JS168-BrとOrch
夜に Op.38の3-BrとOrch版
即興曲 Op.19?女声ChoとOrch(オリジナル版&改訂版2種の演奏)
パンとエコー Op.53
秋の夕べ Op.38の1?SopとOrch版
マグヌス大公 Op.57の6?SopとOrch版
大気の精 Op.70
ヴァイノ賛歌 Op.110?ChoとOrch
ユルキ・コルホネン(Bs)、トムミ・ハカラ(Br)、
ヘレナ・ユントゥネン(Sop)
ドミナンテCho、
オスモ・ヴァンスカ(指)ラハティSO
シベリウスのかなり珍しい作品集。「序曲」と「バレエの情景」はまるでグ
ラズノフのようなロシアのバレエ音楽的世界で夢にあふれています。その他
は声楽とオーケストラの作品集で、自身による歌曲の管弦楽伴奏化をはじめ、
清新で澄み切った独特の世界を堪能できます。

BIS 1319 \2080
ユーセフ・マルティン・クラウス:ピアノ曲全集
ソナタ ホ長調 (VB196) 
ソナタ 変ホ長調 (VB195) 
ロンド ヘ長調 (VB191) 
スケルツォと変奏 (VB193) 
スウェーデン舞曲 (VB192) 
2つの興味深いメヌエット (VB190) 
ラルゲット (VB194)
ロナルド・ブラウティハム (フォルテピアノ)
モーツァルトとほぼ生涯が重なるスウェーデンの作曲家ユーセフ・マルティ
ン・クラウス (1756-1792)。やはり今年が生誕250年となります。古典派的
作風ながら、ロマン派の要素の萌芽がみられ興味津々です。ブラウティハム
がまた巧いのなんのって。絶妙です。

BIS SA 1512(SACD-Hybrid) \2250
ウーラヴ・アントン・トメセン:
ブルの眼-Vnと2群のOrch (2003)
私の耳を受け入れてよ-VnとPf (1981)
カンタービレ(エチュード=カデンツァ)-Vn独奏 (1995)
ペーテル・ヘレスタール(Vn)、
ロルフ・グプタ(指)オスロ・フィル、ゴンサロ・モレーノ (Pf)
現代ノルウェーの作曲家ウーラヴ・アントン・トメセン (1946-)。「ブルの
眼」は、同郷の大ヴァイオリニストで作曲家だったオーレ・ブル (1810-1880)
のヴァイオリン協奏曲第1番の失われた独奏パートの復元を試みたもの。巨
匠性とイタリア風の伸びやかなメロディが魅力です。

BIS 1633/4 10枚組 \8320
モールァルト:ピアノソナタ&変奏曲全集
ロナルド・ブラウティハム(フォルテピアノ)
ロナルド・ブラウティハムのモーツァルト・ソナタと変奏曲全曲。最新録音
10枚組が、何と4枚価格で手に入ってしまうという驚きのセット。フォルテピ
アノによるオーセンティックなモーツァルトがこの価格ですべて手元に置け
ます。一家に1セットは欲しいと申せましょう。





<ZIG-ZAG Territoires>
●ZEBRA COLLECTION
ZIG-ZAG Territoiresが立ち上げられて約7年、100タイトルに及ぶ魅力的なア
ルバムをリリースし、アーティストを大切にしたアルバム作りによって
ZIG-ZAG Territoiresは大きな成功を収めています。そして、新シリーズ
ZEBRA COLLECTIONはこれからのZIG-ZAGの注目企画。
以前発売されたアイテムの中から10タイトルを選定。価格、装丁を一新した
(一部内容の変更もございます。)*期間限定ミッド・プライスでのご案内で
す。
*レーベル在庫なくなり次第終了

ZZT 2990701 2枚組 \2450
「ジャヌカン男爵家での夕べ、1787年4月24日-バセット・ホルン他による伴
奏の重唱曲を中心に」
モーツァルト:
バセット・ホルン協奏曲ト長調断章K.621b
(クラリネット協奏曲K.622第1楽章と同一)、
「愛らしい2つの瞳が」K.439、アダージョ ヘ長調K.580a、
「愛しい光よ、麗しい光よ」K.346(439a)、
アレグロ・アッサイ 変ロ長調断片K.484b、
アダージョ 変ロ長調K.411(484a)、「数多くの恋人たちの間にも」K.549、 
ピアノ、クラリネットとヴィオラのための三重奏曲変ホ長調K.498、
「ああ、われらが人生のあまりに短くて」K.228、
「いとしのマンデル、リボンはどこなの?」K.441、
「黙して嘆こう」K.437、「いとしい人よ、おまえが遠くにいると」K.438、
アダージョ ヘ長調K.410(484d)、ピアノ連弾ソナタ ハ長調K.521、
「今こそあのむごい時が来た」K.436、アレグロ ヘ長調断片K.484e、
「おやすみ、おまえはほんとのおばかさん」K.561
ジル・トーメ(音楽監督,バセットHrn,Cl) ラルモニー・ボエミエンヌ
アルトゥール・ショーンヴェルト(Hf) サンドリーヌ・ピオ(S) 
ヴァレリー・ギャベイユ(S) フレデリク・キャトン(Br) 
トピ・レーティプー(合唱指) 
キアラ・バンキーニ(指)アンサンブル415
ジャヌカン男爵家は、モーツァルトが夕べの催しによく通って、バセット・
ホルンとクラリネットの名手、シュタットラーと親交を深めた場所です。
1787年4月24日に催された演奏会の曲目を中心に、シュタットラーとの親交
が生み出した作品を集めた録音です。モーツァルト・イヤーをとことん味わ
いたい人や、根っからのモーツァルト・ファンも絶対必聴のアイテムです。

ZZT 2030501 \1650
モーツァルト:
交響曲第40番ト短調 K.550&交響曲第41番ハ長調 K.551「ジュピター」
ヨス・ファン・インマゼール(指)アニマ・エテルナ(古楽器)
美しい演奏で定評のあるインマゼール&アニマ・エテルナのモーツァルト。
古楽器のモーツァルトの交響曲も今や随分ありますが、これ以上の快演はな
しといった具合の素晴らしいさ。しっとりとした音色の弦、深みのある木管、
自然で表情豊か音楽には感動。

ZZT 2020901 \1650
J.S.バッハ:組曲BWV1010-1012パスカル・モンテイエ(テオルボ)
録音:2001年9月10-12,14日パリ(7区)、サル・アデャール
名手モンテイエがバッハの名曲、無伴奏チェロ組曲後半3曲をテオルボ演奏
にて聴かせてくれます。
音量、音色とも豊かで力強いチェロとはまた一味違う、テオルボの優しく落
ち着いた独特の音は、静謐な世界にいざなってくれます。

ZZT 2020401 \1650
J.S.バッハ:
フランス組曲第4番BWV812、トッカータBWV913、イギリス組曲第6番BWV811
ブランディーヌ・ランヌ(Cemb)
ZIG-ZAGの数々の録音で多彩な才能を見せてくれるランヌー。清新さ溢れる
演奏によってバッハのこの名曲にのびのびとした健やかな風を吹き込み、作
品の新しい次元を垣間見させてくれます。驚くほど生き生きとし、そして優
雅。バッハの世界にどっぷり心酔出来ます。

ZZT 2010801 \1650
エネスコ:
ヴィオリン・ソナタ第3番イ短調、「ルーマニアの民俗風で」Op.25/「子供
の印象」Op.28
ラヴェル:
ヴァイオリンとリュテアルのための「ツィガーヌ」(演奏会用狂詩曲) 
パトリック・ビスミュート(Vn) 
アン・ゲイルズ(ラヴェル:リュテアルエネスコ:P)
リュテアルは1920年頃ベルギー出身のオルガン建造家ジョルジュ・クレタン
スによって発明された、4本のストップの操作による音色調節のメカニズムを
グランド・ピアノの中に組み込んだ楽器。短命に終わった楽器ですが、ラヴェ
ルは「ツィガーヌ」で用いた為、歴史に名を残しています。録音で使われた
楽器は、ブリュッセル楽器博物館に残されていたオリジナル楽器を修復した
もの。ストップの組み合わせで様々な音色を奏で、新たな「ツィガーヌ」の
魅力を発見できます。ヴァイオリンのビスミュートは古楽から現代まで広い
レパートリーを誇っており、各作品の性格を的確に捉えた演奏をしています。

ZZT 2030201 \1650
ヘンデル:リコーダー・ソナタ集
ジャン=ピエール・ニコラ(Bfl)
アンサンブル・フィッツウィリアム〔ミシェル・デヴェリテ(Cemb)ブリュノ
・コセ(Vc)パスカル・モンテイエ(テオルボ)〕
録音:2002年4月15-19日、
ヴェルサイユ、サント・ジュヌヴィエーヴ校礼拝堂。
ヘンデルの作曲したリコーダー・ソナタは6曲とも真作であることが確認され
ており、音楽史的重要性も広く認められています。HWV.371はヴァイオリンの
ために作曲されたが、当時からリコーダーで演奏されていました。これらの
作品を長年演奏してきたアンサンブル・フィッツウィリアムの表現は自然体
で好感が持て、独奏を務めるニコラの技術と音楽性も冴えわたっています。

ZZT 2990901 \1650
ハイドン:ソナタ集
ソナタ ロ短調Hob.XVI-32, ソナタ ト短調Hob.XVI-44, 
ソナタ ハ長調Hob.XVI-48, ソナタ ハ短調Hob.XVI-20, 
ソナタ変ロ長調Hob.XVI-41, ソナタ ニ長調Hob.XVI-42
マーシャ・ハジマーコス(Cemb;1772年のフーベルト製に基づくT.シュタ
イナー製クラヴィコード)
オレゴン生まれのハジマーコスは、フォルテピアノをインマゼールに師事し、
その後ルネサンス音楽の中心地であったブルゴーニュ地方に住みついて研鑽
をつんでいる鍵盤奏者です。ハイドンのソナタそれぞれの曲に適した楽器を
使って、1995年に全曲演奏会を催した実績のある彼女の演奏は、当時高く評
価されており、このアルバムでもその実力が遺憾なく発揮されています。

ZZT 2010701 \1650
ヤナーチェク:
弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」,同第2番「内緒の手紙」
ベルセア四重奏団〔コリーナ・ベルセア(Vn) ラウラ・サミュエル(Vn) 
クシシュトフ・ホジェルスキ(Va) アラスデール・テイト(Vc)〕
録音:2001年3月5-9日パリ/ボンセクール教会
ウィグモア・ホールのレジデント・カルテットであるベルセア四重奏団は、
1994年イギリスで結成された若い世代の弦楽四重奏団です。アルバン・ベル
ク四重奏団のもと、なおも研鑽を積みつつイギリスを本拠にヨーロッパで活
動しています。数々のコンクールでの入賞経験を持ち、高い音楽性を評価さ
れています。

ZZT 2020402 \1650
アントン・ルビンシテイン: チェロ・ソナタ全集
チェロ・ソナタ第1番ニ長調Op.18,
同第2番ト長調Op.39,メロディーOp.3-1(F.リンデン編曲)
アントニー・ルロワ(Vc) サンドラ・ムバラク(P)
録音:2001年12月3-7日パリ、ボン・セクール寺院(11区)
ドイツ系ユダヤ人としてロシアで生まれたルビンシテインは、ロシアの民族
主義的な語法よりはドイツ・ロマン主義の色合いが濃く、その点で美しい作
品を数多く残しています。3曲目のメロディーはルビンシテインの作品の中で
も最も人気の高い作品。ピアノ独奏が原曲ですが、人気曲の宿命で様々な楽
器のために編曲されています。

ZZT 2010401 \1650
シューマン: ヴィオラ、クラリネットとピアノのための作品集
「おとぎ話の挿絵」Op.113,「おとぎ話」Op.132,幻想小曲集Op.73,3つのロマ
ンスOp.94,アダージョとアレグロ 変イ長調Op.70
ヴァンシアーヌ・ベランジェ(Va) フロラン・エオ(Cl) 
アンヌ=リーズ・ガスタルディ(P)
録音:2000年7月3?7日パリ/ボン・セクール教会
ピアノ作品の延長線上に独自の世界を繰り広げるシューマンの室内楽作品。
若々しい3人の演奏者たちが奏でる音楽世界は、瑞々しさに溢れていて、これ
まで気付かなかったシューマンの魅力を引き出しています。彼らの若さ溢れ
る思い切りのよさが、自在に作曲を行っていたシューマンの若き日を思い起
こさせてくれます。




<GRAND SLAM>
GS 2010 \250
ベートーヴェン:
交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
交響曲第7番イ長調Op.92
ポール・パレー(指)デトロイトSO.
録音:1954年11月26日デトロイト、旧オーケストラ・ホール
1953年2月13-20日デトロイト、メイソニック・テンプル
復刻に使用したLP:Mercury (U.S.A.)MG 50045
Mercury (U.S.A.)MG 50022
■制作者より
ポール・パレーがモノーラル時代にマーキュリー・レーベルに録音したベー
トーヴェンの交響曲第6番「田園」は、その尋常ならざる快速テンポで有名
でした。しかし、この演奏は初出以降はLPの片面に詰め込まれた疑似ステ
レオで再登場するなど、オリジナルとはほど遠い音質で流布し、間もなく世
界中で廃盤となっていました。しかしながら、オリジナルのLPはモノーラル
としては最上の音質であり、演奏もパレーの棒が冴え渡った、実に素晴らし
い演奏です。
2曲とも非常に保存状態の米マーキュリーのLPからの復刻です。
(平林 直哉)
■解説書の内容
解説は沼辺信一氏による渾身の力作で、日本語で読めるパレーの文献として
は最も詳しいものです。





<BISCOITO FINO>
BC 216 2枚組 \3960
(CD1)
バーバー:弦楽のためのアダージョop.11 
ブラームス:大学祝典序曲op.80 
マーラー:交響曲第1番「巨人」
ドヴォルザーク:スラブ舞曲 ホ短調op.72-2
(CD2)
ムソルグスキー/ラヴェル編:組曲「展覧会の絵」 
カルロス・ゴメス:歌劇「グァラニ(ワラニー)族」序曲 
アルメイダ・プラード:交響的変奏曲
(CD1)クルト・マズア(指)オルケストラ・アカデミーカ
(CD2)ロベルト・ミンチュク(指)オルケストラ・アカデミーカ
録音:2005年8月/7月
サン・パウロで催された「ヨルダン広場の冬国際音楽祭」2005年の最新ライ
ブ。ちなみにブラジルは南半球なのでコンサートが行われた7月、8月は冬に
あたります。マズアの素っ気ないようでいて味わいにあふれたマーラー、そ
してミンチェクのラテン出身というイメージとは意外にも対称的に緻密に描
きこんだ「展覧会の絵」など、マズアという独墺系の巨匠と、いまやブラジ
ルから世界へと活動領域を広めつつあるミンチュクそれぞれの持ち味が発揮
された演奏を楽しめます。19世紀にヨーロッパで絶賛されたゴメス、ブーラ
ンジェやメシアンの薫陶を受けたプラードと、ご当地ブラジルの作曲家の魅
力ある作品が収録されている点も見逃せません。





<PREISER>
PRCD 93447 \1780
ワーグナー:「ワルキューレ」第1幕
+ボーナス 「神々の黄昏」-ハーゲンの呼び声
セト・スヴァンホルム(T ジークムント),
ビルギット・ニルソン(S ジークリンデ),
ヨゼフ・グラインドル(Bs フンディング)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)NDR交響楽団
録音:1953年10月
+ボーナス:ヨゼフ・グラインドル(Bs ハーゲン)
フリッツ・リーガー(指)ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団,
バイエルン国立歌劇場合唱団
録音:1952年
豪華キャストによる「ワルキューレ」第1幕の放送録音です。スヴァンホルム
とグラインドルという二大ワーグナー歌手の間で歌うは、国際的活躍を始め
て間もなくのニルソン。翌年にはバイロイト音楽祭にも初出演すると言う頃
です。そして何といってもシュミット=イッセルシュテットの見事な指揮ぶ
り、ほとんどワーグナーの録音を残さなかった人だけに、貴重な記録です。

PRCD 90694 2枚組 \3560
ヴェルディ:「仮面舞踏会」(ドイツ語)
+ボーナス ヴェルディ:「運命の力」から2場面
ヘルゲ・ロスヴェンゲ(T リヒャルト),
ハンス・ラインマール(Br レネー),
ヒルデガルデ・ランツァク(S アメーリア),
マルガレーテ・アルント=オベール(A ウルリカ)
ハインリヒ・シュタイナー(指)ベルリン国立放送管弦楽団,合唱団
録音:1938年11月14日
+ボーナス:ヘルゲ・ロスヴェンゲ(T アルヴァーロ),
ハンス・ヴォッケ(Br カルロ)
アルトゥーロ・ローター(指)ベルリン放送管弦楽団
録音:1942年3月
これが初出と思われる1938年の放送用録音。雑音は入りますが、当時として
は良好な音です。ロスヴェンゲとラインマールという、当時を代表する歌手
もさることながら、ランツァクの楚々としたアメーリアも聞きもの。またア
ルント=オベールは1888年生まれ、1913年にはメトに招かれていたという伝
説的メッツォです。全34面の原盤のうち、4面が紛失してしまい、別音源で
補っています。

PRCD 90690 3枚組 \3560
“往年のモーツァルト歌手”
CD1:イタリア語のモーツァルト
「フィガロの結婚」
エツィオ・ピンツァ(Bs)
ビドゥ・サヤン(S)
イタロ・ターヨ(Bs)
エレ・ア・スティーバー(S)
タンクレーディ・パセロ(Bs)
ティアーナ・レムニツ(S)
ルクレツィア・ボリ(S)
「ドン・ジョヴァンニ」
サルヴァトーレ・バッカローニ(Bs)
トーティ・ダル・モンテ(S)
フリーダ・ライダー(S)
ベニヤミーノ・ジーリ(T)
エツィオ・ピンツァ(Bs)
エリーザベト・シューマン(S)
リヒャルト・タウバー(T)
「コジ・ファン・トゥッテ」
イーナ・スエズ(Ms)
コロマン・フォン・パタキ(T)
「イドメネオ」
リア・ギンスター
「羊飼いの王」
エリーザベト・シュワルツコップ(S)
CD2:ドイツ語のモーツァルト
「後宮からの逃走」
ヘルゲ・ロスヴェンゲ(T)
アレクサンダー・キプニス(Bs)
マルゲリータ・ペラス(S)
ユリウス・パツァーク(T)
「フィガロの結婚」
アレクサンダー・キプニス(Bs)
ルイーゼ・ヘレツグルーバー(S)
ヴィリ・ドムグラーフ=ファスベンダー(Br)
ロッテ・レーマン(S)
ゲルハルト・ヒュッシュ(Br)
マルガレーテ・テシェマッハー(S)
「ドン・ジョヴァンニ」
エルナ・ベルガー(S)
ハインリヒ・シュルスヌス(Br)
ペーター・アンダース(T)
カール・シュミット=ワルター(Br)
「コジ・ファン・トゥッテ」
ユリウス・パツァーク(T)
ロッテ・シェーネ(S)
ゲルハルト・ヒュッシュ(Br)
「魔笛」
アルノ・シェレンベルク(Br)
リヒャルト・タウバー(T)
アレクサンダー・キプニス(Bs)
ミリツァ・コルユス(S)
ヴィルヘルム・ティッシュ(Bs)
CD3:ウィーンのモーツァルト・アンサンブル
「後宮からの逃走」
エミー・ローゼ(S)
ワルター・ルートヴィヒ(T)
ルートヴィヒ・ウェーバー(Bs)
「フィガロの結婚」
パウル・シェフラー(Br)
ヒルデ・ギューデン(S)
エーリヒ・クンツ(Br)
マリア・ライニング(S)
セーナ・ユリナッチ(S)
マリア・チェボタリ(S)
イルムガルト・ゼーフリート(S)
「ドン・ジョヴァンニ」
エーリヒ・クンツ(Br)
イルムガルト・ゼーフリート(S)
パウル・シェフラー(Br)
ヒルデ・ギューデン(S)
アントン・デルモータ(T)
ヒルデ・コネツニ(S)
「魔笛」
エーリヒ・クンツ(Br)
アントン・デルモータ(T)
ヴィルマ・リップ(S)
録音:1927-1950年
PREISERお得意のあれこれ集めたCD。ここでのお題は<往年のモーツァルト
歌手>。そして、CD1にはイタリア語のオペラを、CD2にはドイツ語のオペラ
とドイツ語訳で歌われたものを、さらにCD3にはウィーンの歌手とウィーン
の指揮者による演奏をあつめています。昨今の時代楽器演奏による颯爽とし
たモーツァルトも素敵ですが、こうした昔風情の情緒面々たる歌もよいもの
です。何より、次から次へと登場する名歌手の素晴らしいこと!のんびりお
楽しみいただきたい3枚です。





<naive>
V 5045 \1980
ハイドン:十字架上のキリストの最後の7つの言葉(合唱版)Hob. XX/2
ロラン・エキルベイ(指)アクサントゥス合唱団
ベルリン古楽アカデミー
サンドリーヌ・ピオー(S) ルート・サンドホフ(A) 
ロベルト・ゲッチェル(T) ハリー・ファン・デア・カンプ(B)
なんと、大人気アクサントゥス合唱団とベルリン古楽アカデミーの共演CDの
登場です。しかも、ハイドンの名曲「十字架上のキリストの最後の7つの言
葉」。ハイドン自身もこれを作曲した当時に「音楽をはじめて聴くものにも、
深い感銘を与えずにはおかない」と自信満々で発表しただけに、冒頭から雷
に打たれたかのような衝撃をおぼえる作品です。終曲の「地震」の文字通り
地を揺るがすような迫力の管弦楽と声楽は圧巻です。ソリスト陣も、今や押
しも押されぬバロック・ソプラノ歌いのサンドリーヌ・ピオーをはじめ、な
んとも豪華な布陣。1音1音から、キリストやキリストの周りにいた人々の血
や涙が滴り落ちてくるかのような戦慄的瞬間に満ちた名演奏です。当曲の合
唱版の決定盤がここに誕生です。

OP 30416 \1980
ヴィヴァルディ:
モテット「正しい怒りの激しさに」 RV626
シンフォニア ロ短調 「聖なる墓にて」 RV169
詩篇「主の僕たちよ、主を讃えよ」 RV601
ヴァイオリンとオルガンのための協奏曲 ニ短調 RV541
ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調 「聖ロレンツォの祝日のために」 RV286
サンドリーヌ・ピオー
オッターヴィオ・ダントーネ(指)アカデミア・ビザンチーナ
「ティート・マンリオ」で大絶賛された、オッターヴィオ・ダントーネとア
カデミア・ビザンチーナ、ヴィヴァルディ・エディションの新譜です。しか
もいま古楽界でもっとも人気の高いソプラノの一人、サンドリーヌ・ピオも
参加!ヴィヴァルディのモテットの中でも人気が高い「正しい怒りの激しさ
に」と、技巧的にも高度な「主の僕たちよ、主を讃えよ(ラウダーテ・プエ
リ)」を収録、どちらも胸がスカッ!とする出来ばえです。ピオ、透明な声
と高度な装飾テクニックはもちろんですが、メカニカル臭さが微塵もなく、
思わずうっとりと微笑んでしまうような愛らしさに満ちています。もちろん、
ここ数年進境著しいダントーネの音楽も抜群。お勧めです!






<harmonia mundi>
HML 5901566(2CD+1BOOK) \4160
モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り
マリー=クリスティーナ・キール、バーバラ・ボーデン、
アンドレアス・ショル、ジョン・ボーウェン、アンドリュー・マルガロード
ルネ・ヤーコプス(指)コンチェルト・ヴォカーレ、オランダ室内合唱団
ヤーコプスの記念碑的名演、豪華装丁本とともに再登場

HML 5901498(2CD+1BOOK) \4160
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」
バーバラ・シュリック(S) サンドリーヌ・ピオー(S) 
アンドレアス・ショール(C-T) マーク・パドモア(T) 
ナタン・ベルク(Bs)
ウィリアム・クリスティ(指)レザール・フロリサン
クリスティの伝説の「メサイア」、豪華本とともに再登場





<OPUS蔵>
OPK 7021/3 3枚組 \4050
チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調作品74”悲愴”(1941録音)
バッハ:マタイ受難曲(1939ライブ録音)
ウィレム・メンゲルベルク(指)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
[マタイ] カール・エルプ(福音史家) ウィレム・ラヴェリ(イエス)
 ジョー・ヴィンセント(ソプラノ) イローナ・ドゥリゴ(アルト) 
ルイス・ヴァン・トゥルダー(テノール) ヘルマン・シャイ(バス)
アムステルダム・トーンクンスト合唱団、ツァングルスト少年合唱団
録音:1941年(G-Telefunken SP)
1939年4月2日ライブ(Philips LP A00150-53)
マタイ受難曲はメンゲルベルクが毎年復活祭に演奏してきたもので、1939年
の演奏がフィルムを使った録音で残されました。LPから復刻した音はとて
も67年前のものとは思えないものです。2枚に納めるためのカットはせずに
3枚組としました。メンゲルベルク最高の遺産が味わえます。合わせてこれ
も貴重な41年録音の‘悲愴’(37年録音とは別)を組み合わせました。
(オーパス蔵)
「オーパス蔵の復刻盤は、とくに声楽パートの音の抜けが良くなった。久し
ぶりに「マタイ」全曲にじっくりと耳を傾けることが出来た至福のひととき
に感謝したい。」(宇野功芳)

OPK 2060 \2250
マーラー:交響曲第9番ニ長調
ブルーノ・ワルター(指)ウィーン・フィル
録音:1938 ウィーン・ライブ
US-RCA SP  (mat.HMV 2VH 7027-46)
これもインターネットでまだかまだかと言われていた録音です。 良質のア
メリカ盤を入手したのは2年ほど前になります。音は良かったのですが全面
にヒスがあり、マスタリングでヒスを取ると音が変わるので、2回トライして
棚上げにしました。その後ノイズ処理システムの更新やテクニックの工夫が
あり再トライし、さらに3度の挑戦で一応これならという線に来ました。
ヴァージョンで言えばVer.5となります。最後は意地になりました
(オーパス蔵)。
「感動の終楽章アダージョで、弦の分厚いけれど、ビロードの輝きを彷彿さ
せるひびきの美しさが、ワルター/ウィーン・フィルの永遠の名演を飾る、
忘れがたい全曲の余韻として残ったのは、オーパス蔵による究極の名復刻盤
である。」(小林利之)






<haensler>
93 131(SACD-Hybrid) 2枚組 \2450
ベルリオーズ:レクイエム
ロジャー・ノリントン(指)シュトゥットガルト放送交響楽団
トビー・スペンス(T)
シュトゥットガルトSWRヴォーカルアンサンブル,
ライプツィヒMDR放送合唱団
録音:2003年5月9日
ベルリオーズの声楽大作のなかでも、その鬼才ぶりが最大限に発揮されたこ
の名曲、ノリントンが見事な演奏を繰り広げ、それを超優秀録音でバッチリ
捉えてSACDになりました!この曲、「怒りの日」や「涙の日」での巨大なオ
ーケストラの大爆発(8対のティンパニ、4群の別働ブラス隊、合唱が飛び交
う!)があるかと思えば、「私を捜し」では無伴奏合唱が静かに歌うという、
演奏者には実にやっかいな作品。これまで、やかましいだけの演奏や、理知
的過ぎて面白くない演奏、さらには演奏は良くても録音が足を引っ張ってい
るというものも少なくなく、満たされなかった方々には、このCDは理想的な
ことでしょう!迫力は有無を言わせず、ことに「涙の日」は壮絶!それでい
て打ち震える感動もジックリ。もちろんノリントンならではの<ピュア・ト
ーン>は絶大で、あらゆる響きが混濁なく鳴り切っています!これほどベル
リオーズの両面性を鮮やかに描いた演奏はなかったでしょう。そしてそれを
見事に捉えた録音、これは感激モノ!SACDはもちろん、通常CDとして再生し
ても、十分満足できることでしょう!




<PREISER>
PRCD 89625 \1780
フラグスタート 第3集
パーセル:「ディドーとエネアス」
ヘンデル:「セルセ」
グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」
バッハ:「マタイ受難曲」から
ワーグナー:「タンホイザー」,「トリスタンとイゾルデ」
からのアリア,場面
ビゼー:アニュス・デイ
グリーグ:
ロンダーネにて,胸の痛手,ある夢,ご忠告ありがとう,春,
モンテ・ピンチョから,青春,愛の神,白鳥
キルステン・フラグスタート(S)
ウォーウィック・ブレイスウェイト(指)
フィルハーモニア管弦楽団,ほか
録音:1948年,1950年
偉大なワーグナー・ソプラノ、キルステン・フラグスタート(1895-1962)の戦
後の録音を集めています。50代半ばになっていても、「真珠のよう」と例え
られた素晴らしい歌声は健在です。半分を占めるグリーグの歌曲がまた実に
見事なものです。

PRCD 89636 \1780
エレノア・スティーバー アリア集
モーツァルト:
「フィガロの結婚」,「ドン・ジョヴァンニ」,「魔笛」,
「後宮からの逃走」
グノー:「ファウスト」
ビゼー:「カルメン」
シャルパンティエ:「ルイーズ」
ヴェルディ:
「エルナーニ」,「トラヴィアータ」,「運命の力」,「ドン・カルロ」,
「オテッロ」
からのアリア
エーリヒ・ラインスドルフ(指)RCAヴィクター管弦楽団
ファウスト・クレーヴァ(指)メトロポリタン歌劇場管弦楽団、ほか
録音:1945-1950年
かつてメトは意外なくらい米国人ソプラノには扉の狭かった場所でした。そ
こに穴を開けた一人がエレノア・スティーバー(1914-1990)。ウェスト・ヴァ
ージニア州ウィーリング生まれで、1940年にメトのオーディションに優勝、
その年の暮にメトにデビューして以来、1966年まで歌っていました。またグ
ラインドボーン音楽祭、バイロイト音楽祭、ザルツブルク音楽祭などにも出
演しています。彼女の歌は、1940年代くらいのハリウッド映画のヒロインと
共通した明るい清潔感のあり、美声と美貌で大人気だったのも頷けるもの
です。

PRCD 89632 \1780
ドロシー・カーステン アリア集
プッチーニ:
「ボエーム」,「マノン・レスコー」,「トスカ」,「蝶々夫人」,
「ロンディネ」,「ジャンニ・スキッキ」,「トゥーランドット」
マスネ:「マノン」,「タイス」
シャルパンティエ:「ルイーズ」
ヴェルディ「トラヴィアータ」
グノー:「ファウスト」
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」
からのアリア
ドロシー・カーステン(S)
ヨネル・ペルレア(指)RCA管弦楽団
ファウスト・クレーヴァ(指)メトロポリタン歌劇場管弦楽団、ほか
録音:1947-1953年
ドロシー・カーステン(1910-1992)は、1944年にメトロポリタンにデビューし
て以来、1979年まで出演しつづけたという驚異的なソプラノ。しかもヨーロ
ッパの劇場に客演するこはほとんどありませんでしたから、まさにメトの愛
娘です。1975年のメト初来日の時に同行し、「ボエーム」のミミを歌ってい
ます。引退は1986年と言いますから、恐るべき人です。このCDには、カース
テンの40歳前後の張りのある歌が集められています。

PRCD 89634 \1780
エヴァ・ターナー アリア集
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」,「アイーダ」
ポンキエッリ:「ジョコンダ」
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」
プッチーニ:「トスカ」,「トゥーランドット」,
からのアリア,場面、ほか
エヴァ・ターナー(S)
トーマス・ビーチャム(指)管弦楽団
ロレンツォ・モラヨーリ(指)ミラノ・スカラ座管弦楽団、ほか
録音:1926年,1928年
荒川静香が金メダルを取った曲として「トゥーランドット」がすっかり知ら
れるようになりました。その“氷の姫君”のイメージを確立し広めたのが、
英国人ソプラノ、エヴァ・ターナー。1892年ランカシャー生まれ。1924年に
ロンドンで「フィデリオ」のレオノーレで成功、その年のうちにトスカニー
ニが監督を務めていたスカラ座に招かれて、ことにワーグナー上演に不可欠
なソプラノになりました。1926年、プッチーニの遺作「トゥーランドット」
が初演、初トゥーランドットの名誉こそ逃したものの、直後から彼女も歌う
ようになり、大評判になりました。とにかく強靭な声で、ここに収録されて
いる“この王宮で”を聞いても、尋常でないパワーが飛んでくることがよく
分かります。1962年にはデイムの称号を受けています。ちなみにターナーが
亡くなったのは1990年、98歳!生命力に満ちた人だったのです。

PRCD 89638 \1780
ヘレナ・ブラウン、アリア集
ベートーヴェン:「フィデリオ」
ワーグナー:
「トリスタンとイゾルデ」,「ワルキューレ」,「神々の黄昏」
ダルベール:「低地」
からの場面
ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集
ヘレナ・ブラウン(S)
レオポルド・ルートヴィヒ(指)ベルリン国立歌劇場管弦楽団
ハンス・ロスバウト(指)ミュンヘン国立放送管弦楽団
ルドルフ・モラルト(指)ウィーン交響楽団、他
録音:1942-1954年
ミュンヘンを中心に戦後まで活躍したソプラノ、ヘレナ・ブラウン
(1903-1990)の録音。線は細めですが、体当たり的な歌唱でワーグナー・ソ
プラノとして人気を博しました。放送録音が主となっています。

PRCD 89649 \1780
アニー・コネツニ、アリアと歌曲集
ベートーヴェン:「フィデリオ」
ワーグナー:
「ローエングリーン」,「トリスタンとイゾルデ」,「神々の黄昏」
R.シュトラウス:「エレクトラ」,「ナクソスのアリアドネ」
からの場面
ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集
ブラームス:五月の夜
ヴォルフ:隠棲
R.シュトラウス:黄昏の夢,献呈
アニー・コネツニ(S)
ハンス・ワイスバッハ(指)デンマーク放送交響楽団
ルドルフ・モラルト(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
ディミトリ・ミトロプーロス(指)フィレンツェ五月祭管弦楽団、他
録音:1933-52年
ウィーンを中心に活躍したコネツニ姉妹の姉、アニー・コネツニ(1901-1968)
の録音を集めたもの。ドラマティックなソプラノで、ワーグナーやシュトラ
ウスには欠かせぬ人でしたが、全盛期が第二次世界大戦真っ只中だったため、
その真価が国際的に広まらずに終わってしまいました。放送録音や未発表商
業録音など貴重音源多数。

PRCD 89651 \1780
リリー・ハフグレン、アリア集
モーツァルト:「フィガロの結婚」
ベートーヴェン:「フィデリオ」
ウェーバー「魔弾の射手」
ワーグナー:
「さまよえるオランダ人」,「タンホイザー」,「ローエングリーン」,
「ワルキューレ」,「パルジファル」
グノー:「ファウスト」
マイヤベーア:「アフリカの女」
R.シュトラウス:「ナクソスのアリアドネ」
ダルベール:「低地」
からのアリア,場面
リリー・ハフグレン(S)
録音:1910-1921年
リリー・ハフグレン(1884-1965)はスウェーデン出身のソプラノ。芸術一家の
娘に生まれ、ピアニストを目指したものの、ジークフリート・ワーグナーの
勧めで歌手の道を歩み、デビューは1908年、なんといきなりバイロイト音楽
祭でフライア!その後1910、20年代の代表的ブリュンヒルデ歌手として、ド
イツ語圏はもちろん、イタリアや南米でも活躍しました。ベルリン国立歌劇
場を拠点にしていて、シュトラウスのオペラのベルリン初演で「ナクソスの
アリアドネ」のタイトルロールや「影のない女」の皇后を歌っていました。

PRCD 89629 \1780
オリンピア・ボロナート アリア集
ベッリーニ:「清教徒」,「夢遊病の女」、
ドニゼッティ:「ドン・パスクワーレ」
ヴェルディ:「リゴレット」,「トラヴィアータ」、
フロトー:「マルタ」
マイヤベーア:「ユグノー」、
グノー:「ミレイユ」、
ビゼー:「真珠採り」
からのアリア,ほか
オリンピア・ボロナート(S)
録音:1904年,1908年
おそらく日本でオリンピア・ボロナートの名前を知っている人は極めて稀で
しょう。それもそのはず、一般の大劇場ではほとんど歌ったことのない「伝
説の歌手」だからです。1867年、イタリアのジェノヴァ生まれ。母親はスペ
イン人。1890年からロシアで人気を得て度々歌っていたところ、ある公演の
後に出会ったポーランド貴族が彼女に一目惚れ、結婚。彼女は大貴族の奥様
になってしまったのです。ワルシャワに移住して一旦引退した後、1901年に
活動を再開。貴族の奥さんですから、彼女が劇場に出演することは大変な話
題になりました。1934年に亡くなっています。アラビエフの夜鶯を録音(し
かも2回)しているように、軽い声のコロラトゥーラ・ソプラノで、ヴィオ
レッタのアリアでも三点変ホ音を決めています。ここで聞ける録音は、
1904年にサンクト・ペテルスブルグで行われたものと、1908年にミラノで行
われたもの。貴族の奥様になっていなかったら、プリマドンナとして名を馳
せていたことでしょう。

PRCD 89630 \1780
マルガレーテ・アルント=オーベル アリア集
マイヤベーア:預言者、ビゼー:カルメン
サン=サーンス:「サムソンとデリラ」
ワーグナー:
「リエンツィ」,「ローエングリーン」,「トリスタンとイゾルデ」, 
「ラインの黄金」,「ワルキューレ」
ヴェルディ:「ドン・カルロ」,「トロヴァトーレ」
ポンキエッリ:「ジョコンダ」、
ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」、キーンツル:「福音伝道者」
からのアリア
マルガレーテ・アルント=オーベル(Ms)
録音:1908-1915年
マルガレーテ・アルント=オーベル(1885-1971)はなかなか波乱の人生を送っ
た人です。ベルリン生まれで、若い頃はドイツ語圏で地道に活躍していまし
た。しかし1913年にメトにデビューするや、一夜にしてスターとなり、「バ
ラの騎士」米国初演でオクターヴィアンを歌ったほど。ところが第1次世界
大戦が勃発、彼女はクビを切られ、報酬を巡っての裁判に負けた挙句、拘留。
ドイツに帰ってからはベルリンを本拠にして人気を得、また当時「北のバイ
ロイト」と呼ばれたツォポット音楽祭の野外公演で人気を博しました。演技
面で讃えられた人だけに、表現力に花があります。「トロヴァトーレ」,
「ジョコンダ」と「ボリス」がイタリア語、他はドイツ語の歌唱。このイタ
リア語の「ボリス」の偽ディミトリー(ポール・オルトハウス)とマリーナ
の二重唱が圧巻!

PRCD 89627 \1780
アルミーダ・パルシ=ペッティネッラ アリア集
ドニゼッティ:「ファヴォリータ」
マイヤベーア:「ユグノー」,「預言者」
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」,「運命の力」,「アイーダ」
ポンキエッリ:「ジョコンダ」、ワーグナー:「ローエングリーン」
グノー:「ファウスト」、ビゼー:「カルメン」
トーマ:「ミニヨン」、マスネ:「ラオールの王」
からのアリア,ほか
アルミーダ・パリージ=ペッティネッラ(Ms)
録音:1904-1909年
イタリア人名歌手は、鉄道など交通が発達する遥か以前から欧米各地へ旅歩
くのが普通で、それがまた誇りでもありました。しかし中にはイタリア国内
ばかりで活躍した名歌手もいて、当然その名声は広まりません。アルミーダ
・パルシ=ペッティネッラ(1868-1949)もその一人。1895年にスカラ座出演
して以来、1910年まで断続的にこの劇場の重要なメッゾとして活躍しました。
1903年には、トスカニーニの指揮でスカラ座に史上でも伝説的な「仮面舞踏
会」に出演、この公演はトスカニーニがアンコールを求める聴衆に怒ってス
カラ座を辞任したことで有名なもの。彼女はリスボンやブエノスアイレスに
は客演したものの、パリやロンドン、ニューヨークなどで歌ったことはあり
ません。これらの録音がなければ完全に消え去っていた人でしょう。ヴェリ
ズモ時代の肉厚なメッゾが楽しめます。

PRCD 89639 \1780
ヒルデガルデ・ランツァク アリア集
ヴェルディ:「仮面舞踏会」,「アイーダ」,「オテッロ」
プッチーニ:「ボエーム」,「トスカ」,「外套」
ビゼー:「カルメン」
トーマ:「ミニヨン」
フロトー:「マルタ」
からのアリア、場面
ヒルデガルデ・ランツァク(S)
クレメンス・クラウス(指)シュトゥットガルト国立放送管弦楽団
レオポルド・ルートヴィヒ(指)ベルリン放送交響楽団
アルトゥール・ローター(指)ベルリン・ドイツオペラ管弦楽団、ほか
録音:1932-1944年
ヒルデガルデ・ランツァク(1895-1987)はチェコのモラヴィア地方出身でド
イツで活躍したソプラノ、ドラマティックな役からリリックな役まで幅広く
歌いました。全てドイツ語による歌唱。

PRCD 89628 \1780
ナターリャ・シピレル アリア集
ロッシーニ:「ギヨーム・テル」
グリンカ:「イワン・スサーニン」
グノー:「ファウスト」
ルビンシュタイン:「デーモン」
チャイコフスキー:「魔女」,「イオランテ」,
リムスキー=コルサコフ:「クリスマス・イヴ」
ヴェルディ:「オテッロ」
レオンカヴァッロ:「道化師」
プッチーニ:「蝶々夫人」
からのアリア,ほか
ナターリャ・シピレル(S)
アレクサンドル・メリク=パシャエフ(指)
ボリショイ歌劇場管弦楽団、ほか
ナターリャ・シピレルは1909年キエフ生まれのソプラノ。1935年から1958年
までボリショイ劇場の専属として活躍、さらに1960年代まで出演していまし
た。彼女はスターリンのお気に入り歌手の一人で、しばしばクレムリンで歌
ったと伝えられています。1995年に亡くなっています。全てロシア語の歌唱。

PRCD 89646 \1780
マリア・マクサーコワ アリア集
ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」,「ホヴァーンシチナ」
ビゼー:「カルメン」
マスネ:「ウエルテル」
サン=サーンス:「サムソンとデリラ」
リムスキー=コルサコフ「雪娘」
からのアリア
ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集
マリア・マクサーコワ(Ms)
ワシリー・ネボルシン(指),ニコライ・ゴロワーノフ(指),
アレクサンドル・メリク=パシャエフ(指),キリル・コンドラシン(指)
ボリショイ歌劇場管弦楽団
マリア・マクサーコワ(1902-1974)はスターリン時代のボリショイのスター
・メッゾだった歌手。全てロシア語の歌唱。

PRCD 90688 \1780
ハイドン:3つのドイツ舞曲Hob.IX,No.4,10&11、
モーツァルト:6つのレントラーKv.606
ベートーヴェン:6つのメートリンク舞曲、12のコントルダンス、
シューベルト:
5つのコーダ付きドイツ舞曲と弦のための7つのトリオD.90、エコセーズ、
ヨハン・シュトラウス1世:ウィーンの謝肉祭のワルツOp.3、
ランナー:真夏の夜の夢のギャロップ、別れのワルツ
パウル・アンゲラー(指)ウィーン フォルクスオパー管
ウィーンといえばワルツですが、ハイドンの昔からランナーに至るまでの
ウィーンの舞曲を俯瞰する好企画。





<Waterlily Acoustics>
アメリカのレーベルWaterlily Acousticsの取り扱いを開始します。インド系
オーナーによるこのレーベルは、もともとワールド・ミュージックを主にし
ていましたが、クラシックにも乗り出します。最初の3枚は、いずれもサンク
トペテルブルグのオーケストラ・ライヴ。録音方法にもこだわっていて、今
後のリリースに目が離せません。

WLA 75 \2080
スヴェトラーノフ:ピアノ協奏曲ハ短調
同:前奏曲イ短調
スクリャービン:交響曲第3番「神聖な詩」
ウラジーミル・オフチンニコフ(Pf)
アレクサンドル・ドミトリエフ(指)
サンクトペテルブルグ・アカデミー響
大指揮者スヴェトラーノフのピアノ協奏曲は1976年の作ですが、前衛的な所
は全くなく、ラフマニノフとラヴェル(とフランシス・レイ)を足したよう
な絶美な曲。あの豪快で恰幅の良い巨匠から、かくも繊細でセンチメンタル
な音楽が生まれるとはちょっと信じ難いほどです。とにかく涙なしには聴け
ない超オススメ品。かつて作曲者のピアノ、マキシム・ショスタコーヴィチ
指揮のレコードがありましたが、オフチンニコフの方が明らかにピアノが巧
く、ドミトリエフの方が明らかに統率力があるので、曲の良さがさらに際立
ちます。

WLA 76 \2080
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
ユーリ・テミルカーノフ(指)サンクトペテルブルグ・フィル
録音:2003年9月22・23日、
サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー協会大ホール(ライヴ)
最近あまり新録音に恵まれないテミルカーノフ久々の、それもサンクトペテ
ルブルグ・フィル初のマーラーがついに登場します。全体にゆっくりしたテ
ンポによりますが、もともとスラヴ的要素の濃いマーラーの音楽が、彼らの
手にかかるとまるでロシア音楽のようにドロドロとした響きます。テミルカ
ーノフの円熟ぶりに驚かされます。

WLA 77 \2080
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番「レニングラード」
アレクサンドル・ドミトリエフ(指)サンクトペテルブルグ響
録音:2003年9月、
サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー協会大ホール(ライヴ)
旧レニングラード市に捧げられた作品を名称が変更した同市のオーケストラ
が演奏した最新盤。ロシア的でありながらも、洗練された非常に美しい音世
界に浸れます。これこそが21世紀的ロシア・オケと申せましょう。





<Praga>
PRDDSD 250216(SACD-Hybrid) \2280
プロコフィエフ:
ユーモラスなスケルツォOp.12?4本のFgのための
古典交響曲 Op.21(寺嶋陸也編曲による2台Pf版)
ユダヤ主題による序曲 Op.34
五重奏曲ト短調 Op.39
組曲「ロミオとジュリエット」(タルクマン編曲による木管八重奏版)
チェコ九重奏団、プラハ木管五重奏団、
マルティン・フルシェル、イリーナ・コンドラチェンコ(ピアノ・デュオ)
SACDハイブリッド盤。管楽器を中心としたプロコフィエフ作品集。古典交響
曲は寺嶋陸也がアルゲリッチのために行なった名編曲。オリンピックのフィ
ギュアスケートでも有名になった「ロミオとジュリエット」はアンドレアス
・タルクマンによるクラリネット、ホルン、ファゴット各2、オーボエ、イ
ングイッシュホルンの八重奏版。いずれもカラフルで親しみやすいプロコ
フィエフの世界が満喫できます。





<Coviello Classics>
COV 50502(SACD-Hybrid) \2080
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第1番 Op.8、同第2番 Op.67
ユオン:
ピアノ三重奏曲 Op.17、夢 Op.18の3、ユモレスク Op.18の7、
悲歌 Op.18の6、幻想的舞曲 Op.24の2
パイアン・トリオ
【カール=マグヌス・ヘリング(Vn)、マリン・スメスノイ(Vc)、アレクサン
ドラ・ノイマン(Pf)】
SACDハイブリッド盤。ショスタコーヴィチのピアノ三重奏曲第1番は作曲者
17歳の作。彼の死後、弟子のティシチェンコにより補筆完成されました。パ
ウル・ユオン(1872-1940)は、祖国に残って大画家となった弟のコンスタン
チン・ユオンと違い、早くからドイツに出て活躍したため、音楽はドイツ風
な構成と充実した内容の作風で知られます。ピアノ小品を自身がピアノ三重
奏用に編曲したものもメロディックな美しさが魅力です。





<audite>
AU 92561(SACD-Hybrid) \2180
「サラ・オブライエン / ハープ・リサイタル」
カプレ:2つのディヴェルティスマン
タイユフェール:ハープ・ソナタ
C.P.E.バッハ:ソナタ ト長調Wq.139/H 563
ホリガー:前奏曲/アリオーソ/パッサカリア
ブリテン:組曲Op.83 コラール「聖デニオ」
サラ・オブライエン(hp)
さまざまな時代のハープの名作を取り混ぜたおしゃれなアルバム。エマヌエ
ル・バッハのソナタは、それまでエキゾチックな音色を奏でる伴奏楽器にす
ぎなかったハープを、ソロの楽器として扱った最初の重要な作品(1762年作
曲)。それぞれ“フランス風”“スペイン風”と題されたカプレは、印象主
義のスタイルによる傑作。ほかにセンス満点「六人組」のタイユフェールや、
あのオーボエのホリガーがバッハ時代の様式に回帰した作品と多彩です。
ブリテンの「組曲」で終曲にあたる「聖デニオへの賛美歌」。このパラフレ
ーズを作曲する際にもとにした、オリジナルの教会コラールも別に収めてい
るのも面白い趣向です。
オブライエンはミュンヘン・フィルのソリストで、ザルツブルク・モーツァ
ルテウムとバーゼル音楽院の教授。





<DOREMI>
=合衆国議会図書館ライヴ・シリーズ=
DHR 5706 \1880
モーツァルト:
ピアノ四重奏曲第1番ト短調K.478
ピアノ四重奏曲第2番変ホ長調K.493
フルート四重奏曲第1番ニ長調K.285
ルーカス・フォス(Pf)、ジュリアス・ベイカー(Fl)
ジュリアードSQ
録音:1965年4月16日、1950年10月29日米国議会図書館(ライヴ)
ジュリアード四重奏団の秘蔵ライヴをお届けするシリーズの第4弾。ここでは
豪華な共演陣に注目です。20世紀アメリカを代表する大作曲家フォス。バー
ンスタインの第2交響曲の録音でピアノを担当、自作協奏曲第2番を自らのピ
アノで初演するほどの名手ですが、このモーツァルトは異常な解釈が彼なら
では。ベイカーもシカゴ響やニューヨーク・フィルなどの首席を歴任した大
物で、キングレコードにも録音があります。




<ATMA>
ACD2 2388 \1650
“コンスタンティノープル”
キヤ・タバシャン(指)アンサンブル・コンスタンティノープル
ダニエル・テイラー(CT),ほか
7既発盤(ACD2 2274,ACD2 2290,ACD2 2314,ACD2 2316)からの抜粋が主。
カタログ付きで、ソフトケースに収納してあります。コンスタンティノープ
ル入門に最適。

ACD2 2379 \1650
“悪魔に捕まえさせろ!”
キヤ・タバシャン(指)アンサンブル・コンスタンティノープル
ベルナール・シマール(Vo)
ケベックはアイルランド、スコットランド、そしてフランスからの移民の街。
そこに伝わる伝統歌に、コンスタンティノープルがオリエント風の伴奏をつ
けたもの。風変わりな西と東の出会いです。

ACD2 2340 \1650
“マニア”
キヤ・タバシャン(指)アンサンブル・コンスタンティノープル
ジヤ・タバシャン(打楽器)
コンスタンティノープルの最新刊。タバシャン兄弟による中世ヨーロッパ音
楽です。

ACD2 2327 \1650
モーツァルト:歌曲集
夕べの想い K.523,春への憧れ K.596,春の初めに K.597,
アリエット「寂しい森の中で」 K.308,
アリエット「鳥よ、年ごとに」 K.307,すみれ K.476,魔法使い K.472,
来たれ、いとしのツィターよ K.351,歓喜に寄す K.53,別れの歌 K.519,
ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いたとき K.520,子供の遊び K.598,
私は私の道を K.390,私の慰めであって下さい K.391,クローエに K.524,
大いなる落書き K.l49,いかにわれ不幸なる K.147,
カンツォネッタ「靜けさがほほえみながら」 K.152,夢のすがた K.530,
偽りの世 K.474,結社員の道 K.468,
小カンタータ「無限の宇宙の創造者を崇敬する君らよ」 K.619
スージー・ルブラン(S)
ヤニク・ネゼ=セガン(P)
モーツァルト・イヤーだからといって、有名曲の焼き直しばかりじゃ飽きる
というもの。だったらこのCDがお勧めです。スージー・ルブランが歌うモー
ツァルトの歌曲集です。「すみれ」とか「クローエに」などといった超有名
曲から、「結社員の道」や小カンタータ「無限の宇宙の創造者を崇敬する君
らよ」(しかもオリジナルのピアノ伴奏版)といった、よほどのマニアでな
いと知らない曲まで、多彩な内容となっています。古楽系ソプラノとして
ATMAの看板スターのルブラン、もちろんモーツァルトでも、「魔笛」のパミ
ーナなどで活躍しています。澄み渡った美声の生きたモーツァルトです。

ACD2 2315 \1650
シューベルト:「美しき水車小屋の娘」 D.795
ヤン・コボウ(T)
クリスティアン・ベザイディンオート(フォルテピアノ)
録音:2003年11月3?6日
BCJとも頻繁に共演している、大人気の古楽テノール、ヤン・コボウが、シュ
ーベルトの大作に挑みました!透明な美声テノールが「美しき水車小屋の娘」
とあれば、これは注目しないわけには行かないでしょう!清流を思わせる、
というのはこういう声にこそ打ってつけ、というばかりの澄み渡った歌です。
クリスティアン・ベサイディンオート(Kristian Bezuidenhout NHKのカナ
表記に従いました。オランダ語読みだとベザイデンハウト)は1979年南アフ
リカ生まれ、オーストラリアで育ち、現在は北米を中心に活動。なにせコボ
ウはもともとオルガン奏者志望でプロ並みの腕前をもつだけに、相棒選びも
バッチリ。リート・ファンはもちろん、古楽ファン全般にぜひ聞いていただ
きたい優れものです!

ACD2 2358 \1650
ブラームス:
クラリネット・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.120-1
クラリネット・ソナタ第2番 変ホ長調 Op.120-2
イエンナー:クラリネット・ソナタ ト長調
アンドレ・モワザン(Cl)
ジャン・ソルニエ(P)
老境のブラームスの代表的名作、クラリネット・ソナタを2曲収録。しみじみ
とした美しさは格別です。このCDはさらに、ブラームスの数少ない弟子であ
る、グスタフ・イエンナー(1865-1920)のクラリネット・ソナタを収録してい
ます。どちらもドイツの偉大なクラリネット奏者、リヒャルト・ミュールフェ
ルト (1856-1907)のために書かれたもの。イエンナーはR.シュトラウスと
同世代の人ですが、ブラームスの流儀をしっかり堅持していったことが分か
ります。アンドレ・モワザンの優しいクラリネットが沁みる演奏です。

ACD2 2360 \1650
シューベルト:幻想曲 ハ長調「さすらい人」 D.760
シューベルト(リスト編):君こそわが憩い,影法師
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
ダヴィド・フレイ(P)
ダヴィド・フレイは1981年、フランス南部、スペイン国境に面したオート・
ピレネー県のタルベに生まれたピアニスト。パリで学び、わずか17歳にして
1998年アルカション国際ピアノコンクール第5位。2003年にはあのアレクサン
ドル・コブリンですら第2位だった、伝説の第5回浜松国際ピアノコンクール
で奨励賞を受賞、そして2004年にはモントリオール国際音楽コンペティショ
ンで堂々の第2位。まだ国際的活動に踏み出したばかりの逸材を、録音で楽
しむことができます。

ACD2 2348 \1650
リジェル:6つの対話的四重奏集 Op.10
第1番 ト短調,第2番 ニ長調,第3番 変ロ長調,
第4番 ト長調,第5番 ホ短調,第6番 イ短調
フランツ・ヨゼフ四重奏団(ピリオド楽器使用)
〔オリヴィエ・ブロー(Vn),ジャック=アンドレ・ウール(Vn),ヘレネ・
プルフ(Va),マルセル・サン=シール(Vc)〕
アンリ=ジョゼフ・リジェル(1741-1799)は、名前を見てピンと来た方もお
られるかもしれませんが、本来、南ドイツのヴェルトハイムという町に生ま
れたドイツ人です。1767年にパリに移住し、ここで後半生を過ごし、亡くな
っています。6つの対話的四重奏集は、1773年に出版された、彼の代表的作
品集です。ハイドンより一世代後の人だけに、ドイツで確立した弦楽四重奏
の手法をしっかり身につけ、その上でパリ好みの作風となっています。フラ
ンツ・ヨゼフ四重奏団は、モントリオールを拠点とする時代楽器の弦楽四重
奏団体。颯爽としたスタイルで楽しめます。




<AEON>
AE 0636 2枚組 \4360
ロシアのチェロ・ソナタ集
ショスタコヴィッチ:チェロ・ソナタ ニ短調 Op.40
プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調 Op.119
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
シュニトケ:チェロ・ソナタ
マルク・コペ(Vc)ペーター・ラウル(P)
ロシアは過去に数多くの優秀なチェリストを輩出し、特にロストロポーヴィ
チは作曲家の創作意欲を掻き立て、数多くの素晴らしいチェロ作品を生み出
しています。2006年はショスタコーヴィチ生誕100年。チェロ・ソナタは緻密
でダイナミックな演奏を求められ、チェロのマルク・コペとペーター・ラウ
ルのピアノの圧倒的緊張感が作品を鋭くまとめています。一方ラフマニノフ
のチェロ・ソナタは、彼のロマンティシズムの清華を極めた作品。コペの深
みのある美しい音色、ラウルの歌心に満ちたピアノは、丁寧に弾いた好感の
持てる演奏です。

AE 0637 \2180
カイヤ・サーリアホ(1952-):チェロ作品全集
アレクシス・デシャルム(Vc)ジェレミー・フェーブル(Fl)
ニコラ・バルデイル(Cl)
フィンランド、ヘルシンキ出身の女性作曲家カイヤ・サーリアホ。多様な音
楽性、音色の多彩さを魅力とする作風。チェロ作品では色彩感のある風景を
描き出し、フルートとクラリネットを加えることによって新しいチェロの表
現を追及しています。演奏はアンサンブル・クール=シルキュイのメンバー
の1977年生まれの若手注目チェリスト、アレクシス・デシャルム。E-A-D-G
の調弦によるテノール・チェロを研究しています。夢幻的な音世界へ引き込
まれるアルバムとなっています。

AE 0639 \2180
マウリツィオ・カーゲル(1931年?):ピアノ・トリオ
アルフレット・シュニトケ:ピアノ・トリオ
ワイマール・リスト・トリオ【アンドレアス・レーマン(Vn) ティル・ス
トレンツブルグ(Vc) クリスチャン・ウィルム・ミュラー(P)】
マウリツィオ・カーゲルは1931年、アルゼンチンのブエノスアイレス出身の
作曲家。1957年以来ドイツを中心に活動しています。カーゲルの作品には音
楽ばかりでなく、放送用の映画や演劇などもあり、活動も多方面に及んでい
ます。また皮肉なユーモアに満ちた作品も数多く発表しています。(指揮者
が突然倒れる《フィナーレ》など…)妻のイリーナに捧げられたシュニトケ
のピアノ・トリオ。第2楽章の物悲しい美しさは特筆すべきものがあります。
ワイマール・リスト・トリオはクリスティアン・ウィルム=ミュラーをピア
ニストとして1990年に結成された実力派トリオ。




<DYNAMIC>
DYNDVD 33506(DVD-Video) \3650
ALL REGIONS NTSC
LINEAR PCM 2.0,
DOLBY DIGITAL 5.1 COLOUR 16:9
ヴィヴァルディ:
グローリア ニ長調 RV 589
ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 RV 581「聖母マリア昇天祭のために」
サルヴェ・レジナ ハ短調 RV 616 あなたに溜息をつき
2つのヴァイオリンとヴィオラとチェロのためのソナタ 変ホ長調 RV 130
「聖墓にて」
スターバト・マーテル RV621 悲しみの聖母,おお、なんという悲しみ,
わたしの心を燃え立たせて下さい,アーメン
グローリア ニ長調 RV 588 父の右に座わられる人よ
2つのオーボエ,2つのホルンとヴァイオリンのための協奏曲 ニ長調 RV 562
「聖ロレンツォの祝日のために」 第3楽章
クラウディオ・シモーネ(指)イ・ソリスティ・ヴェネティ
アドリアーナ・ダマート(S)
ラウラ・ブリオーリ(Ms)
ヴィヴァルディは、もはや「四季」だけの作曲家ではなく、器楽曲に声楽曲
に、多様な作品が人気を得ています。このDVDでは、ヴィヴァルディ・ブーム
を長年に渡ってリードしてきたクラウディオ・シモーネとイ・ソリスティ・
ヴェネティによる演奏、それもヴェネツィアのサンマルコ大聖堂や、パド
ヴァのスクロヴェーニ礼拝堂での収録。ヴィヴァルディの音楽と、ヴィヴァ
ルディに縁のある美しい教会建築を同時に楽しめるという優れものです。

CDS 497 4枚組 \4050
ワーグナー:「パルジファル」
リチャード・デッカー(T パルジファル),
マティアス・ヘレ(Bs グルネマンツ),
ヴォルフガング・シェーネ(Br バリトン),
ドリス・ゾッフェル(Ms クンドリ),
ミコライ・ザラシンスキ(Br クリングゾル),
ウルリヒ・デュンネバッハ(Bs ティトレル),他
ガボール・エトヴェシュ(指)フェニーチェ歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:2005年3月
ワーグナー最後のオペラ「パルジファル」のフェニーチェ劇場でのライヴ録
音です。ヴェネツィアといえば、「パルジファル」初演の翌1883年にワーグ
ナーが亡くなった地。ワーグナーの最後の作品を終焉の地で上演しているわ
けです。さてこの上演、バイロイトでも活躍したマティアス・ヘレにドリス
・ゾッフェル、シュトゥットガルトの重鎮バリトン、ヴォルフガング・シェ
ーネ、と、かなり強力なキャストが集まっています。なかでも注目は合衆国
のドラマティック・テノール、リチャード・デッカー。近年急速にワーグナ
ーのヘルデン役に進出しているベテランながら、録音がほとんどなかったの
で、これはワグネリアンには興味津々でしょう。
なお、DVDでも発売される予定です。

CDS 500 3枚組 \3700
ポンキエッリ:「ジョコンダ」
アンドレア・グルーバー(S ジョコンダ),
マルコ・ベルティ(T エンツォ),
アルベルト・マストロマリーノ(Br バルナバ),
カルロ・ロコンバーラ(Bs アルヴィーゼ),
イルディコ・コムロージ(Ms ラウラ),
エリザベッタ・フィオリッロ(A チエーカ),他
ドナート・レンゼッティ(指)
アレーナ・ディ・ヴェローナ管弦楽団,合唱団
録音:2005年6月
御存知イタリアを代表する野外オペラの祭典、アレーナ・ディ・ヴェローナ。
2005年はポンキエッリの「ジョコンダ」が上演されて話題になりました。タ
イトルロールは、ニューヨーク出身のアンドレア・グルーバー、近年トゥー
ランドットなどドラマティックなヒロインを歌って絶賛されているソプラノ
です。エンツォは、イタリアの若い世代の期待のテノール、マルコ・ベル
ティ。バルナバは、昨年フェニーチェ歌劇場来日公演の「アッティラ」にも
エツィオ役で出演したアルベルト・マストロマリーノ、そしてイタリアの若
手バスを代表するカルロ・ロコンバーラと、かなり良いキャストです。しか
も3CDが2CD価格!
野外公演ですので、当然スペクタクルな舞台も見もの、DVDの発売が予定さ
れています。

<DELTA CLASSICS>
DCCA-0021 \2415
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲(9-12,Jan,1944)
ベートーヴェン:レオノーレ序曲第3番(*)(13,July,1950)
エーリッヒ・レーン(Vn)、
フルトヴェングラー(指揮)
ベルリン・フィル、アムステルダム・コンセルトヘボウ管(*)
同曲異盤が数多く存在するレーンとのヴァイオリン協奏曲ですが、戦中の演
奏では外す事ができない物です。フルヴェン・ファンであれば一度は耳にし
た事がある定番演奏だと思います。
フルトヴェングラーはこの協奏曲の録音を5種類残しており、うち3種類はメ
ニューイン(他はシュナイダーハン)でレーン盤を除けば全て戦後録音であ
り、一番「らしさ」が出ている演奏は、やはりこの演奏でしょう。
レーンはご存知の通り、ベルリン・フィルのソロ・コンサートマスターであ
り、フルトヴェングラーとの共演回数では他のソリストより桁違いであり、
両者が織り成す「阿吽の呼吸」は絶品です。
この曲の持つほの暗さや、高音でのヴァイオリンの煌きなどはこの演奏でし
か味わう事ができないかもしれません。また、レーンの演奏はテクニック重
視されがちな現代のものとは一線画し、お手本ともいえる見事な演奏です。
前回コンセルトヘボウ管とのベト1&ブラ1(DCCA-0020)を発売した直後から
同日に演奏されたレオノーレ第3番の発売について、思いのほか多くの問い合
わせがあり急遽カップリングを変え、このCDに収録する事となりました。巨
匠のレオノーレ第3番の中でも、この演奏は一番ダイナミックで切れがあり
ベストな演奏と申せましょう。
ヴァイオリン協奏曲は何回もCD化され入手は容易ですが、コンセルトヘボウ
とのレオノーレは、現在は入手が困難な状態であり意外にもACOとの演奏を
お持ちでない方もまだいるのではないでしょうか?(今回あえて当時の名称
アムステルダム・コンセルトヘボウ管と明記しています)

modoru