<クラシック・輸入盤新譜情報 06
− 03>
 
コメントはメーカー案内書より抜粋で す
 

<Deutsche Grammophon>
4775413 \1850
通常盤再掲載
ブラームス:ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調 作品15
クリスティアン・ツィマーマン(Pf)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:サイモン・ラトル
録音:2003年9月&2004年12月、ベルリン(スコリング・ステージ)
先行発売された国内盤をものともせずに輸入盤が好調なツィマーマン&ラトル
のブラームス。限定デジパック仕様の在庫が終了次第、こちらの通常盤に切り
替わります。

4776050 2枚組 \1850
「献呈」-セゴビアに捧げられた作品
1.ポンス:ロマンティック・ソナタ「シューベルトを讃えて」
2.ポンス:クラシック・ソナタ「ソルを讃えて」
3.ポンス:ソナタ第1番「メキシコ」
4.ポンス:ソナタ第3番
5.ポンス:マズルカ
6.ポンス:3つのメキシコ民謡から「バレンシーナ」
7.ヴィラ=ロボス:5つの前奏曲から第1番
8.タンスマン:組曲「カヴァティーナ」
9.カステルヌオーヴォ=テデスコ:「プラテーロと私」から5曲
10.マネン:ソナタより「幻想曲」
11.ハリス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ
12.デュアルテ:イギリス組曲
アンドレス・セゴビア(g)
ギターの神様、セゴビアのアメリカ・デッカ録音から、今回はセゴビアのため
に書かれた作品を2枚組に集約。インターナショナルとしては初CD化となる
音源を多数含み、ファンにとっても待望のリリースとなることは間違いないで
しょう。

4776077 \1350
ジェイムズ・ゴールウェイとベルリン・フィル 1969-1975
1.グリーグ:組曲「ペール・ギュント」第1番-「朝」
2.ビゼー:「アルルの女」-鐘、牧歌、メヌエット
3.バッハ:ミサ曲-ドミネ・デウス(主なる神)
以上、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
4.ダンツィ:木管五重奏曲変ロ長調作品56-1-アレグレット、アレグロ
5.ライヒャ:木管五重奏曲ハ長調作品91-1-メヌエット、フィナーレ
以上、ベルリン・フィルハーモニー木管アンサンブル
6.モーツァルト:セレナード第9番「ポストホルン」
-コンチェルタンテ、ロンド
カール・ベーム指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
7.ヴェルディ:歌劇「アイーダ」-2つの舞曲
8.R.シュトラウス:楽劇「サロメ」-7つのヴェールの踊り
以上、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ジェイムズ・ゴールウェイ(Fl)
いまやフルート界の巨匠であり、ドイツ・グラモフォン移籍後も精力的に活動
しているジェイムズ・ゴールウェイ。彼が、絶頂期のカラヤン&ベルリン・
フィルで首席(1969-1975年)を勤めた期間は、今や伝説にまで高められていま
す。その輝かしい音色がオケの中から一際目立って飛び抜けて聴こえてくる様
は、ファンのみならず多くのリスナーを魅了してきました。自ら「人生最良の
時」とベルリン時代を振り返るゴールウェイ。ブックレットには、ベルリン時
代の貴重な逸話などが、当時の写真と共に詳細に掲載されています。ゴール
ウェイのソロが大活躍するオーケストラの演奏はもちろん、コッホ(Ob)やライ
スター(Cl)らとの木管五重奏も収録された、フルート・ファン、ベルリン・
フィル・ファン垂涎のアルバムです。
タイトルには1963年ケネディ大統領がベルリンの壁を前にして行った演説の中
で述べた「私はベルリン市民である」という一説を用いています。


●DG OPERA HOUSE Series
4775631 2枚組 \1800
ドニゼッティ:歌劇「ドン・パスクァーレ」全曲
歌劇「夜の呼び鈴」全曲
アルフレード・マリオッティ(Bs)、アンナ・マッチャンティ(S)、
アルベルト・リナルディ(Br)、ウーゴ・ベネッリ(T)、他
フィレンツェ5月祭管弦楽団&合唱団
指揮:エットーレ・グラチス
録音:1964年頃 ※イタリア語歌唱
極めてマニアックな音源の復刻。1964年頃にグラチス指揮の指揮で収録したド
ニゼッティのオペラDG録音です。ほとんど無名の歌手ばかりですが、カップリ
ングの歌劇「夜の呼び鈴(夜のベル)」という1幕ものの珍しいオペラ作品を
カップリングした貴重な録音です。40年前にこのような珍しい作品の録音が
あったということに驚きを禁じ得ません。

4775634 2枚組 \1800
ロッシーニ:歌劇「セビリャの理髪師」全曲
ジャンナ・ダンジェロ(S)、レナート・カペッキ(Br)、
ニコラ・モンティ(T)、
ガブリエッラ・カルトゥラン(Ms)、ジョルジョ・タデオ(Bs)、
カルロ・カヴァ(Bs)、他
イタリア国立歌劇場合唱団
バイエルン放送交響楽団
指揮:ブルーノ・バルトレッティ
録音:1960年頃 ※イタリア語歌唱
オール・イタリア人キャストによる、ばりばりの「セビリャの理髪師」。オケ
も合唱も指揮者も、非常に風変わりなキャスティングのセッションで、どうい
う経緯でこのような録音が実現したのか不思議な気もしますが、当時のイタリ
ア・オペラ界を賑わしたロッシーニ歌いたちが勢揃いした、ロッシーニ・ファ
ン待望の復刻盤です!

4775637 3枚組 \2700
チャイコフスキー:歌劇「マゼッパ」全曲
ガリーナ・ゴルチャコーワ(S)、セルゲイ・レイフェルクス(Br)、
アナトリー・コチェルガ(Bs)、他
ストックホルム王立歌劇場合唱団
エーテボリ交響楽団
指揮:ネーメ・ヤルヴィ
録音:1993年 ※ロシア語歌唱
今でこそ世界的な名歌手となった、キーロフ出身の新星たちによる見事な歌唱
によって収録された「マゼッパ」の決定的名盤。今ではすっかり世界的なステ
ータスを築いたゴルチャコーワやレイフェルクスの圧倒的な歌唱力と、ヤル
ヴィのドラマティックな解釈が見事に結実した見事に融合した注目のディスク
です。

4775644 2枚組 \1800
ウェーバー:歌劇「オベロン」全曲
プラシド・ドミンゴ(T)、ビルギット・ニルソン(S)、ユリア・ハマリ(A)、
ヘルマン・プライ(Br)、他
バイエルン放送交響楽団&合唱団
指揮:ラファエル・クーベリック
録音:1970年頃 ※イタリア語歌唱
豪華キャストによる「オベロン」の決定盤。ニルソンの追悼盤でもあります。

4775641 2枚組 \1800
ヴェルディ:
歌劇「仮面舞踏会」全曲
プラシド・ドミンゴ(T)、ジョセフィン・バーストウ(S)、レオ・ヌッチ(Br)、
フローレンス・クィヴァー(Ms)、スミ・ジョー(S)、クルト・リドル(Bs)、他
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1989年 ※イタリア語歌唱
カラヤン最後のオペラ録音として知られる名盤。カラヤン好みの豪華キャス
ティングで、「仮面舞踏会」の代表的録音です。


●DG DVD-Video
734158(DVD-Video) \3350
エロール&ヘルテン:バレエ「リーズの結婚」
ヴァレンティナ・コズロヴァ(リーズ)、他
バーゼル市立バレエ
ウィーン交響楽団 指揮:ジョン・ランチベリー
録音:1986年 振り付け:ハインツ・シュペルリ
バレエ音楽のスペシャリスト、ランチベリー指揮による「リーズの結婚」が
復活。演奏をウィーンのコンツェルトハウスで先に録音して、あとからバレ
エの映像を撮影したものです。
PCM STEREO / DTS5.1(75分)

734234(DVD-Video) 2枚組 \6400
モーツァルト:歌劇「イドメネオ」全曲
ルチアーノ・パヴァロッティ(T)、ヒルデガルト・ベーレンス(S)、
イレアナ・コトルバス(S)、フレデリカ・フォン・シュターデ(Ms)、
ジョン・アレグザンダー(T)、ティモシー・ジェンキンズ(Bs)、
リチャード・J.クラーク(Bs)、他
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:ジェイムズ・レヴァイン
演出:ジャン=ピエール・ポネル 映像監督:ブライアン・ラージ
録音:1982年11月6日、メトロポリタン歌劇場でのライヴ
当時望み得る最高のキャストで行われた「イドメネオ」のライヴ。ポネルの
演出による華やかな舞台もさることながら、ブライアン・ラージによる映像美
も素晴らしく、この作品の決定盤とも言える映像です。
PCM STEREO / DOLBY DIGITAL 5.1 / DTS 5.1

734237(DVD-Video) 2枚組 \6400
モーツァルト:歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」全曲
※ドキュメンタリー映像付き(34分)
エディタ・グルベローヴァ(S)、デロレス・ツィーグラー(Ms)、
フェルッチョ・フルラネット(Br)、ルイス・リマ(T)、
テレサ・ストラータス(S)、
パオロ・モンタルソロ(Bs)、他
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ニコラウス・アーノンクール
演出:ジャン=ピエール・ポネル
録音:1988年6月、ミュンヘン(バイエルン・スタジオ)
「イドメネオ」同様、ポネルによるロココ調の美しい舞台装置や演出が際だ
つ映像です。今や巨匠となったアーノンクールの、当時としては新鮮な解釈も
魅力的。グルベローヴァをはじめとした歌手陣も素晴らしい出来栄えです。
ボーナス映像として、ポネル自身による解説とリハーサル場面が収録されて
います。
PCM STEREO / DTS 5.1(本編175分+ボーナス映像34分)

734241(DVD-Video) 2枚組 \6400
プッチーニ:歌劇「マノン・レスコー」全曲
※ボーナス映像付き(レヴァイン、スコット等のインタビュー)
レナ?タ・スコット(S)、プラシド・ドミンゴ(T)、パヴロ・エルヴィラ(Br)、
レナート・カペッキ(Br)、フィリップ・クリーチ(T)、他
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:ジェイムズ・レヴァイン
演出:ジャン=カルロ・メノッティ
録音:1980年3月29日、メトロポリタン歌劇場でのライヴ
演出、歌唱、演奏すべての面においてスタンダードと呼ぶにふさわしい映像
です。特に、マノン役のスコットが見事な出来栄えで、わきを固めるドミンゴ
らの歌唱も充実しています。
ボーナス映像として、レヴァイン、メノッティ、スコット、ドミンゴのインタ
ビューが収録されています。
PCM STEREO / DTS 5.1 / DOLBY DIGITAL 5.1


<Decca>
4757655 4枚組 \4600
ゲルギエフ-プロコフィエフ:交響曲全集
CD1
交響曲第1番「古典交響曲」 ニ長調 作品25
交響曲第4番 ハ長調 作品112 ※改訂版
CD2
交響曲第2番 ニ短調 作品40
交響曲第3番 ハ短調 作品44
CD3
交響曲第4番 ハ長調 作品47 ※オリジナル版
交響曲第5番 変ロ長調 作品100
CD4
交響曲第6番 変ホ短調 作品111
交響曲第7番 嬰ハ短調「青春」 作品131
指揮:ヴァレリー・ゲルギエフ
ロンドン交響楽団
録音:2004年5月、バービカン・ホール(ロンドンでのライヴ収録)
ロンドン響首席指揮者就任、間近!ゲルギエフ待望のプロコ全集!
ゲルギエフがロンドン響を振ってライヴ録音した、お国もの「プロコフィエ
フ:交響曲全集」がリリースされます。来年の1月からロン響の首席指揮者に
就任するだけにその相性の良さはバツグンで、ロン響ならではの機能美は元よ
り、細かな表情付けまで行き届いたパフォーマンスはゲルギエフならではのも
のです。作品の真の素晴らしさを伝える稀有の名演として後世に残るディスク
となるでしょう。

4756832 3枚組 \3700
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集全曲(第1巻&第2巻)
ヴラディミール・アシュケナージ(Pf)
録音:2004年3月-2005年3月
近年、これほど待ち望まれた録音はあったでしょうか。アシュケナージは40年
におよぶデッカとの録音キャリアにおいて、バッハはたった一度だけ、しかも
協奏曲を1曲録音したのみでした。それも本当に初期でのこと。一時は指揮活
動が多くピアノの録音も少ない彼でしたが、ここ数年はショスタコーヴィチや
ラフマニノフで健在ぶりをアピール、どれもが素晴らしい演奏だっただけに、
「そろそろバッハを」と思っていたファンも多いはず。アシュケナージ自身も
バッハをじっくり研究し、万を持してこの録音に臨みました。先行発売された
国内盤は各誌でも絶賛され、今でもロング・セラーを続けているなか、3for2
価格での待望の輸入盤登場となります。

4757637 2枚組 \2800
ブラームス:
ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調
ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調
ネルソン・フレイレ(ピアノ)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
指揮:リッカルド・シャイー
録音:2006年2月16&17日
円熟期を迎えたフレイレ、待望の協奏曲録音!
DECCA移籍後、精力的に録音活動を続けるフレイレの最新盤は、なんと今月録
音されるシャイーとのブラームス!今までDECCAからリリースされたアルバム
(ショパン2枚とシューマン)はどれも高い評価だっただけに、フレイレ久々
の協奏曲録音にも大きな期待感があります。ブラームスのピアノ協奏曲は、
ピアノ付きの交響曲と言われるほどスケールの大きい難曲として知られてい
ますが、ピアニストとして円熟期を迎えたフレイレにとって、いまこの作品
に取り組むことはまさに絶好の機会と言えるでしょう。ゲヴァントハウス管
の伝統的なサウンドを生かしたメンデルスゾーンが好評だったシャイーによ
る伴奏も理想的。音の良いゲヴァントハウスで、DECCAの優秀な録音チームが
どのような音作りをするのかといった点にも注目です。

4757615 6枚組 \5100
Antal Dorati 100th Anniversary
ア・セレブレーション・アンタル・ドラティ
CD1
コープランド:
1.市民のためのファンファーレ
2.「ロデオ」から4つのダンス・エピソード
3.エル・サロン・メヒコ
4.舞踏交響曲
5.アパラチアの春
CD2
バルトーク:
1.舞踏組曲
2. 二つの肖像
3.管弦楽のための協奏曲
CD3
1.ヴァイネル:ハンガリー民俗舞曲集
2.コダーイ:ハーリヤーノシュ
3.ドラティ:トリッティコ
CD4
ストラヴィンスキー:
1.幻想的スケルツォ
2.ミューズの神を率いるアポロ(1947年版)
3.春の祭典
CD5
1.ビゼー:カルメン第1組曲、第2組曲
2.ドビュッシー:夜想曲
3.ドビュッシー:管弦楽のための映像より第2番「イベリア」
CD6
1.ドヴォルザーク:スラヴ狂詩曲
2.J.シュトラウス2世:「美しき青きドナウ」、「酒、女、歌」
3.ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」第3幕より
ヴォータンの別れと魔の炎の音楽
4.チャイコフスキー:イタリア奇想曲
5.R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
デトロイト交響楽団(CD1,CD4,CD6-4,5)
フィルハーモニア・フンガリカ(CD2-1,CD3-1,2)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(CD2-7-13)
バーゼル交響楽団(CD3-3)
コンセール・ラムルー管弦楽団(CD5-1)
ワシントン・ナショナル交響楽団(CD5-2,3,CD6-3)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(CD6-2)
ハインツ・ホリガー(Ob,Obダモーレ,コールアングレ,CD3-3)
指揮:アンタル・ドラティ
2006年4月9日は指揮者アンタル・ドラティの100回目の誕生日(1988年没)。そ
れを記念して、ドラティがDECCAに遺した数多くの録音から、20世紀に作曲さ
れた作品を中心にセレクト、6枚組のBOXに集約しました。14歳からリスト音
楽院で学んだドラティの、師匠にあたるバルトークやヴァイネルなどの作品は
もちろんのこと、ドラティ自身の作曲による「オーボエのためのトリッティコ」
のオーケストラ版が、名手ホリガーのソロで収録されているのも注目です。
ドラティのDECCA録音といえば、ハイドンの交響曲全集があまりにも有名です
が、このBOXに収録されている作品を見ると、彼のレパートリーの広さや活動
範囲の広さ、そして豊かな音楽性をあらためて感じます。生誕100年を記念し
て、名匠ドラティの足跡を振り返るには格好のBOXセットとなるでしょう。

4757486 2枚組 \1800
エッセンシャル・コラール・クラシックス
Various Composer
(オルフ:「カルミナ・ブラーナ」より、アレグリ:ミゼレーレ、フランク:
パンの糧、ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」-フィナーレ、J.S.バッハ:
主よ,人の望みの喜びよ、モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス、マ
ーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」-フィナーレ、他)
デュトワ&モントリオール交響楽団、
クレオバリー&キングス・カレッジ合唱団、ショルティ&シカゴ響、他
有名な合唱曲(合唱付き作品を含む)を2枚にたっぷり2時間半分詰めこんだコ
ンピレーション・アルバム。


●DECCA&PHILIPS ORIGINALS 全30タイトル
DGミッド・ライン・シリーズの代名詞「オリジナルス」。昨年、10周年を迎え
ての旧譜を併せてのセールは大成功に終わり、11年目もさらなる発展を遂げん
としています。ここに、なんとDECCA&PHILIPSが参入!!オリジナルのジャケ
ットを斜めに大きくレイアウトした、トレード・マーク的デザインはもちろん
継承。すべてのアナログ・レコーディングにおいては、DGと比肩する技術力
を擁するDecca&Philipsならではの96kHz-24bitリマスタリングが施されます。
そうした昔からの定盤に加え、バルトリの「モーツァルトのヒロインたち」や
ガーディナーのブラームス/合唱曲集など、比較的新しい録音も取り込んでお
り、ミッド・ラインの重要なアイテムとして末永く愛されること間違いなしの
ラインナップとなっています!
初秋には、さらに30アイテムが加わる予定がすでにアナウンスされています。
DGに負けず、10年20年タームで継続されるシリーズ化が期待されます。

4757507 \1350
アダン:バレエ「ジゼル」(短縮版)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1962年6月、ゾフィエンザール、ウィーン
(プロデューサー;ジョン・カルショウ)

4757508 \1350
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988
アンドラーシュ・シフ(Pf)
録音:1982年12月、キングスウェイ・ホール、ロンドン

4757509 \1350
ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」 作品47
ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」 作品24*
イツァーク・パールマン(Vn)
ヴラディーミル・アシュケナージ(Pf)
録音:1973年10月&1974年6月*、キングスウェイ・ホール、ロンドン

4757511 2枚組 \2600
ブリテン:戦争レクィエム 作品66
+リハーサル風景付き
ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(S)、ピーター・ピアーズ(T)、
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ロンドン交響楽団合唱団、バッハ合唱団、
ハイゲート学校合唱団、メロスEns.、サイモン・プレストン(Org)
ロンドン交響楽団
指揮:ベジャミン・ブリテン
録音:1963年1月、キングスウェイ・ホール、ロンドン
(プロデューサー;ジョン・カルショウ)
ブリテンの自作自演で、歌手陣も素晴らしく、今もなお決定的名盤としてトッ
プの座を君臨し続ける名演。

4757514 2枚組 \2600
ドニゼッティ:歌劇「愛の妙薬」全曲
ジョーン・サザーランド(S)、ルチアーノ・パヴァロッティ(T)、
ドミニク・コッサ(Br)、
スピロ・マラス(Bs)、マリア・カズーラ(S)、他
アンブロジアン・オペラ・コーラス
イギリス室内管弦楽団
指揮:リチャード・ボニング
録音:1970年1月&6月、キングスウェイ・ホール、ロンドン

4757517 \1350
ドヴォルザーク:
交響曲第8番 作品88
交響曲第9番「新世界より」 作品95*
ロンドン交響楽団
指揮:イシュトヴァーン・ケルテス
録音:1962年2月&1966年11月*、キングスウェイ・ホール、ロンドン

4757518 2枚組 \2600
ヤナーチェク:歌劇「カーチャ・カバノヴァー」全曲
カプリッチョ「挑戦」*、コンチェルティーノ*
エリーザベト・ゼーダーシュトレーム(S)、ペテル・ドヴォルスキー(T)、
ネデズダ・クニプロヴァー(A)、他
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:サー・チャールズ・マッケラス
ロンドン・シンフォニエッタ* 指揮:デイヴィッド・アサートン*
録音:1976年12月、1978年7月*

4757521 \1350
マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」
ヘザー・ハーパー(S)、ルチア・ポップ(S)、アーリーン・オジェー(S)、
イヴォンヌ・ミントン(Ms)、ヘレン・ワッツ(A)、ルネ・コロ(T)、
ジョン・シャーリー=カーク(Br)、マルッティ・タルヴェラ(Bs)
ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン楽友協会合唱団、ウィーン少年合唱団
シカゴ交響楽団
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
録音:1971年8月&9月、ゾフィエンザール、ウィーン

4757522 2枚組 \2600
プッチーニ:歌劇「トスカ」全曲
レオンタイン・プライス(S)、ジュゼッペ・ディ・ステーファノ(T)、
ジュゼッペ・タッデイ(Br)、フェルナンド・コレナ(Bs)、他
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1962年9月、ゾフィエンザール、ウィーン
(プロデューサー;ジョン・カルショウ)

4757525 \1350
ラヴェル:バレエ「ダフニスとクロエ」全曲*
スペイン狂詩曲、亡き王女のためのパヴァーヌ
コヴェント・ガーデン王立歌劇場合唱団*
ロンドン交響楽団
指揮:ピエール・モントゥー
録音:1959年4月&1961年12月、キングスウェイ・ホール、ロンドン

4757526 \1350
チェチーリア・バルトリ-
モーツァルト・ポートレイト(モーツァルトのヒロインたち)
歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」-向こう見ずな人たちね…岩のように動かず
/あの方は行く…恋人よ、どうぞ許して/男が、兵隊が、浮気しないとお思
い?
歌劇「フィガロの結婚」-スザンナは遅いのね…楽しい思い出はどこへ/
やっとその時が来た…あなたを愛するこの胸に
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」-ぶってよ、マゼット/
何というふしだらな…あの情知らずの心は私を裏切った
カンタータ「悔悟するダヴィデ」-不毛の悩みは遠ざかり
エクスルターテ・ユビラーテK.165 「踊れ、喜べ、幸せな魂よ」
チェチーリア・バルトリ(Ms)
ウィーン室内管弦楽団 指揮:ジョルジー・フィッシャー
録音:1993年3-4月、モーツァルトザール、コンツェルトハウス、ウィーン
数あるバルトリのディスクの中でも、イタリア古典歌曲集と共に最も人気の高
いアリア集。

4757527 \1350
サティ:ピアノ作品集
ジムノペディ第1-3番、おまえが欲しい、4つのしまりのない前奏曲(犬のため
の)、あやなす前奏曲、4番目の夜想曲、古い金貨と古い鎧、ひからびた胎児、
グノシエンヌ第1-6番、官僚的なソナチネ、ピカデリー
パスカル・ロジェ(Pf)
録音1983年5月、キングスウェイ・ホール、ロンドン
あらゆるサティのCDの中で最も人気の高いディスク。

4757528 2枚組 \2600
R.シュトラウス:歌劇「サロメ」全曲
ビルギット・ニルソン(S)、ゲルハルト・シュトルツェ(T)、
グレース・ホフマン(A)、
エバーハルト・ヴェヒター(Br)、ヴァルデマール・クメント(T)、他
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
録音:1961年10月、ゾフィエンザール、ウィーン

4757531 \1350
ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
指揮:サー・ネヴィル・マリナー
録音:1969年

4757550 \1350
ラフマニノフ:
ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 作品18
ピアノ協奏曲第4番 ト短調 作品40
ヴラディーミル・アシュケナージ(Pf)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:ベルナルト・ハイティンク
録音:1984年9月&12月

4757551 \1350
ライヒ:管楽器、弦楽器と鍵盤楽器のためのヴァリエーションズ
アダムズ:シェーカー・ループス(7つの独奏弦楽器のための)
サンフランシスコ交響楽団
指揮:エド・デ・ワールト
録音:1983年10月、デイヴィーズ・シンフォニー・ホール、サンフランシフコ

4757552 2枚組 \2600
J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲 BWV.1001-6
ヴァイオリン・ソナタ ホ長調 BWV.1016*&ハ短調 BWV.1017*
アルテュール・グリュミオー(Vn)
エジダ・ジョルダーニ・サルトリ(Cemb)*
録音:1960-61年、1963年*、ベルリン
シェリング、クレーメル等の録音と共に、極めて人気の高いグリュミオーの不
朽の名盤。

4757555 \1350
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」、第14番「月光」、
第23番「熱情」、第26番「告別」
アルフレッド・ブレンデル(Pf)
録音:1994年2-6月

4757556 \1350
ベートーヴェン:ディアベッリの主題による33の変奏曲 ハ長調 作品120
スティーヴン・コヴァセヴィッチ(Pf)
録音:1968年2月14-16日

4757557 \1350
ベルリオーズ:幻想交響曲
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:サー・コリン・デイヴィス
録音:1974年1月

4757558 \1350
ブラームス:合唱曲集
愛の歌,ワルツ 作品52、4つの歌 作品17、3つの歌 作品42、
4つの四重唱 作品92、5つの歌 作品104
ショー(Ms)、ソルモン(T)、レヴィン(Pf)、ペリー(Pf)、ウィン(Hp)、
ハルステッド(Hr)、ラザフォード(Hr)
モンテヴェルディ合唱団
指揮:ジョン・エリオット・ガーディナー
録音:1990年11月

4757559 \1350
ドビュッシー:練習曲集(全12曲)
内田光子(Pf)
録音:1989年4月、ロンドン

4757560 \1350
ドヴォルザーク:
ピアノ五重奏曲 イ長調 作品5
ピアノ五重奏曲 イ長調 作品81
スヴャトスラフ・リヒテル(Pf)
ボロディン弦楽四重奏団
録音:1982年6月

4757561 2枚組 \2600
ヘンデル:オラトリオ「ソロモン」全曲
キャロリン・ワトキンソン(A)、ナンシー・アージェンタ(S)、
バーバラ・ヘンドリックス(S)、アンソニー・ロルフ・ジョンソン(T)、
スティーヴン・ヴァーコー(Br)、他
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ、モンテヴェルディ合唱団
指揮:ジョン・エリオット・ガーディナー
録音:1984年6月

4757564 2枚組 \2600
マーラー:交響曲第3番 ニ短調*
+嘆きの歌
ヘザー・ハーパー(S)、モーリーン・フォレスター(A)*、
ノーマ・プロクター(A)、
ヴェルナー・ホルヴェーグ(T)
オランダ放送女声合唱団*、アムステルダム聖ウィリブロード教会少年合唱団*
オランダ放送合唱団
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:ベルナルト・ハイティンク
録音:1966年5月*、1973年2月、アムステルダム

4757567 2枚組 \2600
マスネ:歌劇「ウェルテル」全曲
ホセ・カレーラス(T)、フレデリカ・フォン・シュターデ(Ms)、
トーマス・アレン(Br)、
ロバート・ロイド(Bs)、他
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:サー・コリン・デイヴィス
録音:1980年

4757570 \1350
リムスキー=コルサコフ:
交響組曲「シェエラザード」 作品35
スペイン奇想曲 作品34
序曲「ロシアの復活祭」 作品36
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:キリル・コンドラシン
録音:1979年

4757571 2枚組 \2600
シューベルト:ピアノ三重奏曲集
(第1番 変ロ長調 D.898、第2番 変ホ長調 D.929、
変ロ長調 D.28「ソナタ楽章」、ノットゥルノ 変ホ長調 D.897)
ボザール・トリオ
録音:1984年

4757574 \1350
シューベルト:ピアノ五重奏曲 イ長調 D.667 「ます」
アルフレッド・ブレンデル(Pf)
クリーヴランド弦楽四重奏団のメンバー
録音:1977年8月、ロンドン

4757575 \1350
ショスタコーヴィチ:
チェロ協奏曲第1番 変ホ長調 作品107
チェロ協奏曲第2番 ト短調 作品126
ハインリヒ・シフ(Vc)
バイエルン放送交響楽団
指揮:マキシム・ショスタコーヴィチ
録音:1984年4月



●DECCA DVD-Video
701299(DVD-Video) \3350
モーツァルト:歌劇「牧人の王」全曲
アンジェラ・マリア・ブラーシ(S)、シルヴィア・マクネアー(S)、
イリス・ヴァーミリオン(Ms)、ジェリー・ハドリー(T)、
クラエス・H・アーンシェ(T)、他
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールド
指揮:ネヴィル・マリナー
演出:ジョン・コックス 映像監督:ブライアン・ラージ
1989年1月ザルツブルク州立劇場におけるライヴ、イタリア語歌唱
「牧人の王」はモーツァルトが19歳の時に作曲、オーストリアの王子たちの
ために宮廷内で演奏会形式で上演されたオペラで、生前に再演された記録のな
い珍しい作品です。マリナー盤はこのオペラの唯一の映像だけに、ファンに
とっては嬉しいDVD化でしょう。マクネアー、ハドリーといった豪華キャスト
による歌唱にも注目です。
ボーナス・トラックとして、モーツァルトの絵画ギャラリーと年代記が収録さ
れています。
PCM STEREO / DTS 5.1

743129(DVD-Video) \3350
セイクリッド・ソングズ
ライヴ・フロム・マインツ大聖堂
ルネ・フレミング(ソプラノ)
マインツ大聖堂聖歌隊
ドイチェ・カンマー・フィルハーモニー・ブレーメン
トレヴァー・ピノック(指揮)
2005年11月13日マインツ大聖堂におけるライヴ
昨年リリースされたフレミングのアルバム「セイクリッド・ソング集」を元に、
マインツの大聖堂で行われたコンサートの模様を収録した映像がDVDで登場。
CD収録曲はもちろんのこと、クリスマスに近い時期のコンサートだったことも
あり、ドイツのクリスマス・キャロルも数曲収録されています。伴奏を務める
のは、CDと違い地元の聖歌隊とピノック指揮によるドイチェ・カンマー・フィ
ル。全体的にあたたかな雰囲気に満ちあふれた演奏が印象的です。
コンサート映像の他に、ボーナス・トラックとしてバーンスタインの「シンプ
ル・ソング」の映像や、特別に撮影された「柊と蔦は」「きよしこの夜」の映
像を収録、さらに特別メニューとして、シューベルトの「アヴェ・マリア」の
ビデオ映像と、マインツ大聖堂や市内の写真、フレミングの写真などを楽しめ
る内容になっています。
PCM STEREO / DTS 5.1



<Universal Classics (UK)>
9873571 \2080
モーツァルト・アルバム
クラリネット協奏曲 イ長調 K622
クラリネット五重奏曲 イ長調 K581
パパゲーノのアリア (編曲:ジョンソン&ウェスト)
恋とはどんなものかしら? (編曲:ジョンソン&ウェスト)
アヴェ・ヴェルム・コルプス (編曲:ジョンソン&ウェスト)
エマ・ジョンソン(Cl&指揮)
ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団

9866180 \2080
「Voyage」
ルロイ・アンダーソン:クラリネット・キャンディー
パガニーニ:カプリース 24番
ショパン:幻想即興曲
J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
スカボロ・フェア(traditional)
エマ・ジョンソン:ジョージ
ジョプリン:エンターテナー
フィンジ:バガテルのフォルラーナ
リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
ガーシュウィン:ベニー・グッドマンへのトリビュート 
(ラプソディー・イン・ブルー、Lady be Good、The man I love、I gor
Rhythm)
「主任警部モース」のテーマ
モリコーネ:「シネマ・パラダイス」のテーマ
エイナウディ:パッサージオ
My Love is Like a Red Red Rose (traditional)
チャイコフスキー:秋の歌(四季-10月)
ヴェルディ:運命の力より
ドビュッシー:亜麻色の髪のおとめ
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
アーン:いみじき時 (灰色の歌より)
バリー:帰郷
エマ・ジョンソン(Cl)
ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団/指揮:ジュリアン・レイノルズ
ジョン・レナーン(Pf) ロルフ・ウィルソン(Vn)
ソリスト及び室内楽奏者として常にクラリネット界の頂点にいるエマ・ジョ
ンソンのUKユニバーサル録音2アイテムです。一枚は、待望のモーツァルト
・アルバム。王道2作品に加え、本人が編曲した小品も加わって、モーツァ
ルト・イヤーにうれしいリリースです。
これに併せまして、もう一枚の小品集も同時リリース。古今東西の名曲がち
りばめられた、珠玉のエンターテイメント・アルバムに仕上がっています。

4763068 \2080
ジョン・ラター 合唱作品集
世界を見ろ、バラの,愛らしいバラの、地球の美しさのための、
光の創造者への賛歌、主よ,我を平和の道具とせよ、深い川、
主は加護し守り給う、輝くように美しいすべての物、ピエ・イエス、
サンクトゥス、クレア・ベネディクション、踊りの神、汝は我の視覚なれ、
ゲールの加護、音楽の贈り物、おお,ウァリー、
私はどこへむかうかを知っている、キール・ロウ、ウィロンの歌、
黄金のまどろみ、サンズ・デイズ・キャロル、メアリーの子守唄
ジョン・ラター
ケンブリッジ・シンガーズ
フォーレの「レクィエム」の校訂を行ったことでも知られ、その印象的であ
まりに美しい旋律で合唱界で絶大な人気を誇るジョン・ラターの合唱作品集。
もちろん、1981年に自らが創設したケンブリッジ・シンガーズによる録音。
コレギウム・レコードという自らのレーベルも保有していましたが、今回は、
UKユニバーサルへの録音&プレス。

<OEHMS CLASSICS>
OC548 \1400
ジングフォニカー、ドイツ国民的歌集を歌う
(ジルヒャー、ブラームス、レーガー合唱作品集)
【第1部 愛の思想】
ジルヒャー/「ローレライ」「ターラウのエンヒェン」「おやすみ」、ブラー
ムス/「私の胸の思いのすべて」「美しい乙女よ、私を許して」「目覚めよ、
美しい恋人」「古い民謡」、レーガー/「Trutze nicht」「あこがれ」
【第2部 喜び】
ジルヒャー/「Frisch gesungen」「Burschenlust」「Suss Liebe liebt den
Mai」「Wohin mit der Freud」、ブラームス/「Mein Madel hat einen
Rosenmund」、レーガー/「Das Lieben bringt gros Freud」「Ich geh durch
einen grasgrunen Wald」
【第3部 別れ】 
ジルヒャー/「Abschied 」「Lebewohl」「3つの小さいばら」「菩提樹」、
ブラームス/「別れの歌」「別れ」、レーガー/「Ach Baumchen, du stehst
grune」
【第4部 別離】 
ジルヒャー/「不貞」、ブラームス/「Die Sonne scheint nicht mehr」「嘆
きの谷に角笛を吹く」「Es steht ein Lind in jenem Tal」、レーガー/「Ich
hab' die Nacht getraumet」「Verlorenes Lieb' 」「Der Tod als Schnitter」
あの有名な歌曲「ローレライ」の作曲者、フリードリヒ・フィリップ・ジル
ヒャーの歌曲、そしてブラームスとレーガーの、現在でも良く歌われている
歌曲集を、とてもみずみずしく心温まる、男声6人による素晴らしいハーモニ
ーで聞かしてくれます。

OC558 \1400
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番Op.36、 
コレルリの主題による変奏曲、幻想的小曲集Op.3、
ベルント・グレムザー(p)
1967年ドイツ生まれ。ザールランド大学でギーゼキングの直弟子ヴィターリ・
マルグリスに師事する。1981年以降、コルトー、ルービンシュタイン、チャイ
コフスキーなど、17以上の国際コンクールに入賞し、早くから批評家達の注目
を集めた。各地の主要音楽祭にも出演、これまでにシューベルティアーデ、コ
ロラド音楽祭、ルール・ピアノフェスティバル、メニューインフェスティヴァ
ル、ルツェルン国際音楽祭、ラインガウ、ブランデンブルク等のフェスティ
ヴァルに登場。 バロックから現代音楽にいたるまで幅広いレパートリーを誇
るが、リスト、ゴドフスキー、ブゾーニ、ラフマニノフ等19世紀後半から20世
紀前半に活躍した作曲家の難曲を好み、中でもラフマニノフを最も得意として
いる。NAXOSにも録音が多く、評価も高い。世界各地の音楽祭に出演し、コン
サート活動もヨーロッパを中心にその範囲を広げつつある。 2003年ドイツ連
邦共和国大統領より最高の栄誉である功労十字勲章を授与された。

OC549 \1400
モーツァルト:弦楽四重奏曲集
第1番K.80, 第15番K421, 第19番K465
ザルツブルク・モーツァルテウム弦楽四重奏団
初代モーツァルテウム弦楽四重奏団は1930年に結成されましたが、1955年に
はパウムガルトナーがイニシアチブをとり、モーツァルテウム管弦楽団の主
席奏者からなる弦楽四重奏団となっています。1998年からはモーツァルテウ
ム財団より任命された、コンサートマスターでもあるマルクス・トマジがリ
ーダーとして演奏活動を行っており、ザルツブルク音楽祭だけでなく、ヨー
ロッパの音楽祭などの客演としての演奏活動。彼らの演奏はもちろんモーツァ
ルトなどの古典的作品だけでなく、オーストリアの現代作曲家の作品を数多
く初演も行っています。昨年よりこの弦楽四重奏団として単独コンサートを
行うようになり、結成されて短い期間ながら絶賛を浴びています。このアル
バムでは、スダーン&ボルトンによるシリーズ「ザルツブルクからのモーツァ
ルト」の一環ですが、スダーン&ボルトン的オリジナル楽器演奏要素も加え
ながら、古典的な演奏でホッとさせられる和やかな演奏が特徴です。これこ
そ新・モーツァルト室内楽演奏といえるでしょう。

OC606(SACD-Hybrid) \1900
「オルガン・スペクタキュラー」
バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV565、 
ロッシーニ:ウィリアム・テル序曲、
ニーノ・ロータ:オルガン・ソナタ、 
J・ウィリアムズ:スターウォーズ組曲、 
ヴィエルヌ:ファントム
ハラルド・フェラー(org)
H・フェラーは、1951年ミュンヘン生まれ。ミュンヘン芸術大学でオルガンを
学び、パリでマリ・クレール・アランの教会音楽を学んだ。ドイツで奨学金
を得、1979年にミュンヘン、ベルリン、ニュルンベルクの国際コンクールで
優勝。1980年オランダ・ハールレムでのオルガン即興コンクールで優勝し、
1983年よりミュンヘン芸術大学教授を務める。彼はもちろん古典的オルガン
作品も多く演奏するが(CALIGなどに多数録音)、様々なテレビや映画音楽の
作曲と演奏を行い、絶賛を浴びている。この録音では、彼のそうした得意な
作品を収録。そしてSACDマルチチャンネルの特性をいっぱいに引き出し
た(録音は、バイエルン放送録音技術研究部が担当)録音でもあります。


<ARTE NOVA>
82876640162 \650
モーツァルト:ピアノ協奏曲25&27番、ロンドK386
フランク・ベールマン(指揮)バンベルク交響楽団
ピアノのすみずみまでを知り尽くした彼の音楽は、”音と音の間の持つ意味”
を大切にしている。もちろんCDでもその意図は、はっきり聞き取ることがで
きる。まるで声を出して歌うかのような演奏、特にドラマティックに盛り上
げる部分での様子は印象的で、それは外面的な効果を狙うよりも、作品の構
造を丁寧に描いていった結果、素晴らしく充実した音楽が出来上がったので
あろう。そして、ピアノとオーケストラの掛け合い、弦や管楽器たちとの対
話も絶品。モーツァルトを聴く喜びがひしひしと伝わってくるはずだ。彼の
美音が心行くまで堪能できるだろう。
キルシュネライトは1962年、ドイツのドルトムンド/ヴェストファーレンに
生まれ、アラウ、マイセンベルグ、ゲルバー、ペライアらに師事する。87年
ボン、ドイツ音楽コンクール優勝、ゲザ・アンダ国際コンクール入賞。その
後世界各国のフェスティバルなどにレギュラー出演している。また、室内楽
でも非凡な才能を発揮しており、テツラフ等とのデュオやトリオの演奏を幅
広く行っている。これまでにバッハ、ベートーヴェン、ブラームス、ブゾー
ニ、メンデルスゾーン、シューマンなどのCDを発売。97年以来、ロストック
音楽大学のピアノ科教授を務めている。日本でも毎年、彼による マスターク
ラス&コンサートが開催されるが、その熱のこもったマスタークラスは大変
好評で、 昨年もすばらしく熱い演奏を聴かしてくれました。 
[録音] 2005年9月


<ARS MUSICI>
AM13962 \1400
ジィリ・シュッツの「変奏曲の魅力」
モーツァルト/「デュポールの主題による変奏曲」K.573、
メンデルスゾーン/「厳格な変奏曲ニ短調」Op.54、
ブラームス/ 「ヘンデルの主題による変奏曲」、
バッハ(ブゾーニ編)/「シャコンヌ」
ジィリ・シュッツ(p)
1974年ベルリン生まれのジーリ・シュッツによる、変奏曲形式の作品を4曲収
録したアルバム。1991年、アバド&ベルリン・フィルとの共演で衝撃的なデ
ビューを飾る。(曲はモーツァルトのピアノ協奏曲第24番)以降、数々のオー
ケストラとの共演や、ピアノ・フェスティバルへの出演など、精力的に演奏
活動を行っている人である。今回のアルバムは「変奏曲の魅力」と題された
1枚。一つの主題を様々に変化させていく“変奏曲”は、奏者のセンスと力量
が問われるジャンルで、下手をすると「限りなく退屈」に陥ってしまう危険
な領域なのである。彼女はモーツァルト、メンデルスゾーン、ブラームス、
そしてブゾーニ編曲のバッハの「シャコンヌ」を選び出し、各々の曲の魅力
を次から次へと紡ぎ出してくれるのだ。これは本当に魅力的。

AM14012 2枚組 \2800
リスト:「巡礼の年」(全曲)
ホー・スー・ヨン(p)
ソウル生まれの期待のピアニスト、ホー・スー・ヨンによるリストの難曲。
日本ではほとんど無名だが、ジンマンやアダム・フィッシャーとの共演や、
ヨーロッパ各地での演奏を重ね、韓国、ドイツではトップ・クラスの実力、
人気を誇る人。彼女が挑むのは、難曲で知られるリスト「巡礼の年」全曲で
ある。通常「第1年スイス」と「第2年イタリア」はよく演奏され、CDも多い
のだが、リスト晩年に作曲された「第3年」はあまり演奏されることもなく、
もちろん録音も多くない。(わずかに“エステ荘の噴水”が知られるだろう
か)それゆえ、全曲を演奏するためには充分すぎるほどの超絶技巧に加え、
深遠で難解な音楽性に対する共感も必要なのである。彼女の演奏は、明るさ
と渋さを兼ね備えた力強いもの。“オーベルマンの谷”などでの迫力、そし
て“葬送行進曲”での胸をえぐるような叫び。これは申し分のない演奏だと
思う。

AM13792 \1400
ユラ・マルグリス 
ライヴ・オン・ザ・ホロヴィッツ・スタインウェイ
シューベルト/即興曲 D935-3、
リスト/ピアノ・ソナタ ロ短調、
ラフマニノフ/前奏曲 Op.23-4&5、
スクリャービン/ピアノ・ソナタ第5番、
モシュコフスキ/「花火」
ユラ・マルグリス(ホロヴィッツのピアノを使用)
一部の「通」のピアノマニアの間で、ひっそりと話題になった盤からの再発。
ロシア生まれのマルグリスは、ブゾーニ国際コンクールにも入賞歴のある実
力派。指導者としても知られ、1998年から始まった“別府アルゲリッチ音楽
祭”のマスタークラスでは、彼女の助手としても活躍。ご存知の方も多いだ
ろう。このアルバム、以前別装丁で発売されていたことがあり、「ホロヴィ
ッツのピアノを使用したこと」でも、当時のピアノ好きの間で話題となった
1枚である。選曲もホロヴィッツを意識してか、リストやラフマニノフ、スク
リャビンなどで構成されている。最後に収録された「火花」がチャーミング。

AM13852 \1400
ヴォルフガング・リーム:クラリネットのための作品集
「クラリネット五重奏のための4つのスタディ(2002)」、
「独奏クラリネットのためのVier Male(2000)」
イェルク・ヴィードマン(Cl) ミンゲ四重奏団
イェルク・ヴィードマンは1973年ミュンヘンに生まれ、ミュンヘン音楽大学
とジュリアード音楽院にてチャールズ・ナイディックに師事したクラリネッ
ト奏者であり作曲家でもあります。特に現代音楽の演奏には定評があり、リ
ームをはじめ様々な現代を代表する作曲家たちが、彼のために作曲している
ほどです。クラリネット五重奏は、非常に美しくロマンティックな音楽。和
声も整っていており、ヒーリング的要素も多い作品で、吉松隆風メロディも
多い。2002年のリーム・プロジェクトで来日し好演を残したミンゲSQが見事
にサポートしている。独奏クラリネット作品は、もっと前衛的でひたすらク
ラリネットが一つの音の音色を変えながら吼えている風の作品で、クラリネッ
ト・マニアでは話題となった作品です。

AM14042 \1400
「クセニア・ナラティ・プレイズ・ムーンドッグ」
Moondog(Louis Hardin)/「Art of Canon」より7曲、
「Elf Dance」「Troubadour Harp Book,Pastrale」「Sea Horse」「Chaconne
in A」「Mazurka」「Fleur de Lis」、レスピーギ/「リュートのための古風
な舞曲とアリア」より3曲、カベソン/「パヴァーヌと変奏」、パレーロ/「ロ
マンス」、ムダーラ/「幻想曲」
クセニア・ナラディ(ハープ)
Moondog独自のミニマルでクラシックでジャズで現代音楽的な楽曲を、ハープ
で感動的に演奏。ルネッサンス時代の作品と、レスピーギの作品を交えて演
奏され、悲しくも美しく繰り広げられるアルバムです。ジャンルを超えた崇
高なヒーリングとしてもご堪能できるはず。
Moondogは、演奏家としてストリート・ミュージシャン。つまり吟遊詩人(ト
ルバドール)的演奏作曲家でもあったこと。そして彼の音楽のルーツは中世
ルネサンス音楽にあったのだ。そこでナラティは、彼の音楽をハープで演奏
してみたが、それは本当に違和感の無い中世ルネッサンス音楽に近いもので
あった。また、レスピーギの作品の原曲はルネッサンス時代のリュート作品
をピアノに編曲(その後オーケストラ編曲)したものである。それと同じよ
うに、Moondogはピアノやオルガンを演奏していたが、逆のパターンでハー
プ(リュートの音色に最も近い楽器)で演奏することは全く自然であったの
で、ここに収録したのです。
【ムーンドッグ(本名ルイス・トーマス・ハーディン(Louis Thomas
Hardin))】アメリカ・カンサス州マリーズヴィルに1916年生まれ。16才の時
に彼の手の中で爆薬が爆発し失明。1933年にセントルイスにあるミズーリ盲
学校時代に作曲家を目指そうと決意し、クラシック音楽をききはじめトレー
ニングを始める。1943年ニューヨークで生活を始め、1947年になるころムー
ンドッグというペンネームを使い始める。1943年から1970年初めまで、彼自
分でローブやサンダルを着てバイキングのヘルメットをかぶり、写真のよう
な姿でマンハッタンでストリート・ミュージシャンをしていた。彼の作り出
す音楽はジャズ風味のアクセントの効いた小さな交響楽的音楽で笛や、自作
のパーカッションなどで構成されています。1960年も末になると彼はビート 
ジェネレーションの世代の代表としてまたとりあげ始められます。ジャニス
・ジョプリンは彼の歌をとりあげ多くのテレビ番組に出演した。最近、若人
にも彼の才能が新たに見出されてきている。

AM13942 \1400
ロマン派・三重奏曲集
ウェーバー/三重奏曲 Op.63、 ルイーズ・ファランク/三重奏曲 Op.45、
メンデルスゾーン/三重奏曲 Op.49
トリオ・ヴィーク 
(クリスティアーナ・ファスベンダー(fl)、ユスタス・グリム(Vc)、
フローリアン・ヴィーク(p))
ルイーズ・デュモン・ファランク(1804年パリ生〜1875年)は、当時数少なか
った女性作曲家で、数多くの室内楽、ピアノ曲、交響曲、管弦楽、そして歌
曲を作曲。ここに収録されたこの曲は、極めて詩情豊かな、優しいメロディ
に溢れた作品で、フランス的というよりは、クララ・シューマンやファニー
・メンデルスゾーン同様に女性ドイツロマン派的な優しさと哀愁を併せ持っ
たような素晴らしい音楽。メンデルスゾーン作品の最終楽章は、3人が弾きま
くりの大熱演です。
ここで演奏する3人は、ドイツ音楽コンクールで優勝した仲間たちで結成され
たアンサンブル。フルートのC・ファスベンダーは、モーツァルテウム音楽院
を主席で卒業後、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭管弦楽団、バイエ
ルン放送SOのフルート奏者を務めた後、ベルリン・コミッシェ・オパーの首
席を務めている。

<EMI FRANCE>
CZS-3518042 2枚組 \1450
グラナドス:スペイン舞曲第5,10、12番
アルベニス: アストゥリアス、セヴィリア、カディス〜スペイン組曲より
ショパン:マズルカOp.7、ワルツOp.70-1
ドビュッシー:子供の領分
ラヴェル:ソナチネ 他
ホセ・イトゥルビ(ピアノ)

CZS-3518142 2枚組 \1450
アルベニス:イベリア(全曲)
グラナドス:ピアノ組曲「ゴエスカス」
レオポルド・ケロル(ピアノ)

CZS-3518572 2枚組 \1450
ショパン:子守歌; 練習曲変ト長調Op.10-5; ワルツ変ニ長調Op.64-1
夜想曲ヘ長調Op.15-1; 前奏曲変ニ長調Op.28-15; 
シューマン:子供の情景
ドビュッシー:子供の領分 他 
アルフレッド・コルトー(ピアノ)

CZS-3518462 2枚組 \1450
ミヨー:結婚カンタータ、ロンサールの4つの歌、カンタータ「四大元素」他
ラヴェル:シェヘラザード
オネゲル:ダヴィデ王
ジャニーヌ・ミショー(ソプラノ)

CZS-3518782 2枚組 \1450
バッハ:前奏曲とフーガ イ短調(リスト編)BWV543
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番、第31番 他 
イヴォンヌ・ルフェビュール(ピアノ)

CZS-3518252 2枚組 \1450
シャブリエ:
ブレー・ファンタスク
10の絵画風小品
3つのロマンティックな
ワルツ
ストラヴィンスキー:
「ペトルーシュカ」からの3楽章
ソナタ
マルセル・メイエ(ピアノ)

CZS-3518362 2枚組 \1450
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番、第11番
スヴェーリンク:わが青春はすでに過ぎ去り
パッヘルベル:シャコンヌ
バッハ:前奏曲とフーガイ短調BWV895 他 
ラルフ・カークパトリック(ピアノ&クラヴサン)

CZS-3518672 2枚組 \1450
グラナドス:アンダルーサ
アルベニス:セギディーリャ
ヴィラ=ロボス:吟遊詩人の印象、道化人形 
ドビュッシー:月の光 他
マグダ・タリアフェロ(ピアノ)

CZSW-3518892 5枚組 \2980
100オペレッタ・アリア
オッフェンバック、クリスティーネ、メサジェ、プランケット、オードラン、
ルコック、ヴァルニー、アーン、ガンヌ、イヴェン、フリムル、デラノイ、
ユーマンス、ベナツキー、シュトラウスIII,レハール、カールマン、
O.シュトラウス他のオペレッタ・アリア満載


<EMI FRANCE>
EMIフランスが生誕250周年に合わせて編成したモーツァルトの主要作品を2CD
にまとめたシリーズ6点をご案内いたします。全てフランス語のテキストにな
ります。

CZS-3581422 2枚組 \1980
モーツァルト:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第9番 K.271「ジュノム」
ピアノ協奏曲第20番 K.466
ピアノ協奏曲第23番 K.488
ピアノ協奏曲第21番 K.467
ピアノ協奏曲第27番 K.595
ダニエル・バレンボイム(ピアノ & 指揮)
イギリス室内管弦楽団

CZS-3581552 2枚組 \1980
モーツァルト:交響曲集
交響曲第35番ニ長調 K.385 「ハフナー」
交響曲第36番ハ長調 K.425 「リンツ」
交響曲第41番ハ長調 K.551 「ジュピター」
交響曲第38番ニ長調 K.504 「プラハ」
交響曲第39番変ロ長調 K.543
交響曲第40番ト短調 K.550
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

CZS-3581492 2枚組 \1980
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲第1番 K.207
ヴァイオリン協奏曲第4番 K.218
ヴァイオリン協奏曲第5番 K.219 「トルコ風」
ヴァイオリン協奏曲第2番 K.211
ヴァイオリン協奏曲第3番 K.216
ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 K.364*
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン & 指揮)
*ルドルフ・バルシャイ(ヴィオラ)
バース音楽祭室内管弦楽団

CZS-3581762 2枚組 \1980
子供のためのモーツァルト
アイネ・クライネ・ナハトムジーク
バレエ「レ・プティ・リアン」 他
L.モーツァルト:おもちゃの交響曲
アカデミー室内管弦楽団、ネヴィル・マリナー指揮
「フィガロの結婚」序曲/ムーティ指揮
「復讐の心は地獄のように」(夜の女王のアリア)-
「魔笛」/グルベローヴァ(ソプラノ)
交響曲第25番第1楽章/マリナー指揮
「パ、パ、パ」-「魔笛」/リントナー(ソプラノ)&ブレンデル(バリトン)
トルコ行進曲/ガヴリーロフ(ピアノ)
メヌエット-デイヴェルティメント 二長調/ウエルザー=メスト指揮 他

CZS-3581692 2枚組 \1980
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」&「魔笛」抜粋
「ドン・ジョヴァンニ」抜粋 
ジョーン・サザーランド、エリザベート・シュヴァルツコップ、
グラツィエッラ・シュッティ、ルイジ・アルヴァ、エバーハルト・ヴェヒター
ゴットロープ・フリック、ジュゼッペ・タッディ、ピエロ・カップッチッリ
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
フィルハーモニア管弦楽団&合唱団、
「魔笛」抜粋
ニコライ・ゲッダ、グンドゥラ・ヤノヴィッツ、ヴァルター・ベリー、
ルート=マルガレート・ピュッツ、ゴットロープ・フリック、ルチア・ポップ、
ゲルハルト・ウンガー、エリザベート・シュヴァルツコップ、
クリスタ・ルートヴィッヒ
マルガ・ヘフゲン、アグネス・ギーベル、アンナ・レイノルズ、
オットー・クレンペラー指揮
ジョセフィーヌ・ヴィーセイ、
フィルハーモニア管弦楽団&合唱団

CZS-3581622 2枚組 \1980
モーツァルト:宗教音楽集
レクイエム K.427
ヘレン・ドナート、クリスタ・ルートヴィヒ、ロバート・ティアー、
ロバート・ロイド
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
フィルハーモニア管弦楽団&合唱団、
ミサ曲 ハ短調 K.427
イリーナ・コトルバス、キリ・テ・カナワ、ウェルナー・クレン、
ハンス・ゾーティン
レイモンド・レッパード指揮
ジョン・オールディス合唱団、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団


●GEMINI(DOUBLE-FORTEからの移行分)
CZS-3507982 2枚組 \1450
ベートーヴェン:
ピアノ三重奏曲第1番-第3番
ピアノ三重奏曲第7番「大公」 他
バレンボイム(ピアノ)、ズーカーマン(ヴァイオリン)、
デュ・プレ(チェロ)

CZS-3508072 2枚組 \1450
ベートーヴェン:
ピアノ三重奏曲第5番「幽霊」、第6番
「カカドゥ」変奏曲、チェロ・ソナタ第3&5番
バレンボイム(ピアノ)、ズーカーマン(ヴァイオリン)、
デュ・プレ(チェロ)

CZS-3508192 2枚組 \1450
シューマン:
ピアノ五重奏曲Op.44
弦楽四重奏曲第1-3番
ツァハリアス(ピアノ)、ケルビーニ四重奏団

CZS-3508242 2枚組 \1450
ムソルグスキー/ラヴェル編:展覧会の絵、他
リムスキー=コルサコフ:シェエラザード、スペイン奇想曲
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団、
ヤンソンス指揮

CZS-3508332 2枚組 \1450
SWEET POWER OF SONG
ベートーヴェン:アイルランドの歌(4曲)、
シューマン:「子供のための歌のアルバム」Op.79より4曲,
ブラームス:4つの二重唱Op.61 他全48曲
ロット(ソプラノ)、マレイ(メゾ・ソプラノ)、ジョンソン(ピアノ)

CZS-3508422 2枚組 \1450
ハイドン:オラトリオ「天地創造」
ボニー(ソプラノ)、ブロホヴィッツ(テナー)、
ルーテリンク(バス)、
ヴィーンス(ソプラノ)、ベーア(バリトン)、南放送局合唱団、
シュトゥットガルト放送局交響楽団、マリナー指揮

CZS-3508642 2枚組 \1450
ベートーヴェン:七重奏曲Op.20, 管楽八重奏曲Op.103
メンデルスゾーン:八重奏曲Op.20、 
シューベルト:八重奏曲D.803
ロンドン・メロス・アンサンブル

CZS-3508492 2枚組 \1450
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1-3番、
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第5番
バルトーク:ピアノ協奏曲第2番
ギレリス(ピアノ)、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、マゼール指揮

CZS-3508542 2枚組 \1450
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1-6番
ズーカーマン(ヴァイオリン)、バレンボイム(ピアノ)

CZS-3508592 2枚組 \1450
ドヴォルザーク:交響曲第7-9番「新世界より」他
フィルハーモニア管弦楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ジュリーニ指揮

CZS-3508692 2枚組 \1450
バルトーク:ピアノ作品集
ベロフ(ピアノ)

CZS-3508792 2枚組 \1450
クライスラー:ロマンス、愛の悲しみ、愛の喜び、才たけた貴婦人 他
パガニーニ:無窮動、パデレフスキ:メロディ、
パガニーニ:カプリース第20番 他全42曲 
パールマン(ヴァイオリン)、サンダース(ピアノ)

CZS-3508842 2枚組 \1450
メンデルスゾーン:エリア
ケルン・ギュルツェニッヒ・フィルハーモニー管弦楽団
コンロン指揮

CZS-3508892 2枚組 \1450
ロッシーニ:序曲集
「絹のはしご」序曲他/ジェルメッティ指揮、
「コリントの包囲」序曲/シッパース指揮
「ウィリアム・テル」序曲/ガルデッリ指揮、
「セビリアの理髪師」序曲/グイ指揮
「シンデレラ」序曲/セラフィン指揮、
「泥棒かささぎ」序曲他/ビーチャム指揮 他

CZS-3508942 2枚組 \1450
シューベルト:ワルツ全集
ボルドーニ(ピアノ)

CZS-3509002 2枚組 \1450
シューマン:
ばらの巡礼/フリューベック・デ・ブルゴス指揮
レクイエム/クレー指揮
ミサ曲Op.147/サヴァリッシュ指揮

CZS-3509052 2枚組 \1450
バッハ:協奏曲ヘ長調(BWV1053より)、ハ長調(BWV1055より)他
テレマン:協奏曲ホ短調、ニ短調、ヘ短調、ハ短調、
ヴィヴァルディ:
協奏曲イ短調、ハ長調、二長調、ニ短調、ヘ長調、変ロ長調 他 
デ・ヴリース(オーボエ)

CZS-3508742 2枚組 \1450
ショパン:
ワルツ集、即興曲集/アニエヴァス(ピアノ)
練習曲集/ガヴリーロフ(ピアノ)
3つの新しい練習曲/ラヴァル(ピアノ)、
子守歌/バレンボイム(ピアノ)  他

CZS-3509172 2枚組 \1450
モーツァルト:
交響曲第29-31番、33番、34番、38番、39番
イギリス室内管弦楽団、バレンボイム指揮

CZS-3509222 2枚組 \1450
モーツァルト:交響曲第32番、35番、36番、40番、41番
イギリス室内管弦楽団、バレンボイム指揮




<VIRGIN CLASSICS>
VC-3447062 \2080
モーツァルト:
ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調K.207
ヴァイオリン協奏曲第2番ニ長調K.211
ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K.216
(以上カデンツァ:ファビオ・ビオンディ)
ファビオ・ビオンディ(ヴァイオリン&指揮)
エウローパ・ガランテ
ビオンディが意欲的なアプローチで天才に捧げる新境地
ヴィヴァルディの演奏に関して世界的に評価されているビオンディが記念の年
に初めて取り組んだモーツァルトの協奏曲、見逃せないリリースです。

VC-3446932 \2080
QIGANG CHEN: EXTASE
Extase(オーボエと管弦楽のための)(1995)*
ジャン=ルイ・カペッツァリ(オーボエ)
レナード・スラトキン指揮
ラジオ・フランス・フィルハーモニーO、 
San Xiao(3つの大爆笑)(伝統的な中国楽器のための)(1995/1996)
Ensemble Hua Xia/Yeh Tsung
Zhang Weiliang(flutes)、Chen Yihan(pipa)
Chang Jing(zheng)、Zhao Chengwei(sanxian)
Yuan(オリジン-出自)(大きな管弦楽のための)(1987/1988)
イヴ・プラン指揮
ラジオ・フランス・フィルハーモニーO、 
L'Eloignement(弦楽のための)(2004)*
レナード・スラトキン指揮
ラジオ・フランス・フィルハーモニーO.
*世界初録音
中国出身でフランスを中心に活発に創作を続ける作曲家チェンの成果
1987年から2004年までの長い創作活動を通じ、西洋と東洋の文化の架け橋と
なるような作風で数多くの作品を送り出している。コンサート来日を通じ
日本でも注目されている作曲家の作品集です。



<VIRGIN CLASSICS>
VC-3447112 \2080
17世紀イタリア・モテット集(BEATA VERGINE)
グランディ:サルヴェ・レジナ、オ・クアム・トゥ・プルクラ・エス、
オ・インテメラタ*
レグレンツィ:アヴェ・レジナ・コエルム
カヴァッリ:オ・クアム・スアヴィス 
リガッティ:レジナ・コエリ・ラエタレ
カプリオリ:ヴルネラスティ・コル・メウム
フレスコヴァルディ:ピエス・プール・オルグ
サンツェス:スタバト・マテル・ドロロサ
バッサーニ:コルダ・リングア・イン・アモーレ、ソナタ・プリマ
マッティオリ:アヴェ・レジナ・コエロルム
カサティ:サンクティッシマ・ヴィルゴ
コロンナ:オ・コエリ・デヴォタ
フィリップ・ジャルースキー(カウンター・テナー)
*マリー=ニコル・レミュー(コントラルト)
アンサンブル・アルタセルセ
期待されるカウンター・テナー、ジャルースキーの17世紀イタリアのモテット
秘曲集。聖母マリアに捧げられたモテット集、当時の名作曲家達の作品で、最
近ではほとんど聞かれるチャンスのない楽曲。サンツェスの10分に及ぶ大作が
代表的作品で貴重な録音が完成しました。

<EMI FRANCE>
CZS-3519042 4枚組 \3950
LE BAROQUE AVANT LE BAROQUE(「バロック」以前のバロック音楽)
リュリ:テ・デウム/C.コラール(ソプラノ)、他(1953年録音)
シャルパンティエ:真夜中のミサ曲/コラール、他(1954年録音)
ドゥ・ラランド:
デ・プロフンディス/L.ノゲラ(バス)他(1947年録音)
シャルパンティエ:
イエズス会士のミゼレレ/M.アンジェリシ(ソプラノ)(56年録音)
カンプラ:
カンタータ「女性」/G.スゼー(バリトン)、イル・ド・フランス五重奏団他
シャルパンティエ:
メディア(抜粋)/I.コラッシ(メゾ・ソプラノ)、ブーランジェ指揮他
ラモー:
アリア集(「イポリトとアリシ」「ダルダニュス」他より)F.Wend
(ソプラノ)
コラッシ、N.ソートロー(ソプラノ) 他 (1952年録音)
バッハ:
マニフィカト 二長調BWV243/トゥルバ=ラビエ(ソプラノ)
(1948年録音)
バッハ:
カンタータ「神の時は最上なり」/Y.メルヒオル(コントラルト)
(50年録音)
バッハ:
カンタータ「キリストは死のとりことなれり」/ドゥ・ポリニャック
(ソプラノ)他
「バロック音楽」のカテゴリーが存在しなかった50年代の先駆的録音の集大成

CZS-3519222 4枚組 \3950
レオニード・コーガン
バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調BWV1043*
バッハ:ヴァイオリン協奏曲ホ長調BWV1041
*E.ギレリス(ヴァイオリン)
フィルハーモニア管弦楽団、O.アッカーマン指揮(1955年録音)
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ト短調OP.12-3
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K219
パリ音楽院O.A.ヴァンデルノート指揮(1957年録音)
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.6
パリ音楽院O.C.ブルック指揮(1955年録音)
ブラームス:ヴァイオリンソナタ第1番、第2番
A.ミトニク(ピアノ)(1955年録音)
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
ラロ:スペイン交響曲
パリ音楽院O. C.ブルック指揮(1955年録音)
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調(1957年録音)
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調(1956年録音)
パリ音楽院O. A.ヴァンデルノート指揮
以上 レオニード・コーガン(ヴァイオリン)
巨匠コーガンの金字塔、傑作録音をまとめた4枚組み
51年のエリザベート・コンクール優勝(当時26歳)で一躍世界的注目を浴
びたコーガンの50年代中盤のロンドンとパリでの録音をまとめました。
巨匠ヴァイオリニストの保存版です。

<WARNER>
2564.62963 \1800
マーラー:交響曲第7番「夜の歌」
ダニエル・バレンボイム指揮 ベルリン・シュターツカペレ
バレンボイム1998年録音の5番以来のマーラー。
バレンボイムは録音に先立ち、作品の本質に迫るべくマーラー自身が指揮の
ときに使用したスコアを研究した。
「第1楽章がスタートしたとき、あなた方は幾重もの層を掘り進めて、時には
闇を覗き見て、その闇に光があたる光景を感じるでしょう」(2001年8月31日、
ザ・ガーディアン紙)
次回作は同楽団は「大地の歌」と第9番の録音を予定している。

2564.62546 \1800
ショスタコーヴィチ:
ヴァイオリン協奏曲 第1番&第2番、ロマンス(馬あぶより)
ダニエル・ホ−プ(Vn)
マキシム・ショスタコーヴィチ指揮 BBC交響楽団
恐ろしいまでの天賦の才能”(ワシントン・ポスト)
ソリストとして、また伝統ある「ボザール・トリオ」のヴァイオリニストと
して活躍するダニエル・ホープのショスタコーヴィチの協奏曲集。
1906年9月25日に生まれたショスタコーヴィチの生誕100年を祝うCD。作曲
者の人間性と音楽性をより深く極めるため息子のマキシムと緊密に練り上げ
ていった。
ロマンスの初演以来演奏者を悩ませてきた記譜上の間違い(ホープ)を訂正、
演奏されている。

2564.62354 \1800
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番&第6番
ユーリ・テミルカーノフ指揮 
サンクト・ペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団
ショスタコーヴィチ生誕100年を祝うに相応しい最高のコンビによる最高の演
奏!テミルカーノフの師匠はキリル・コンドラシンであり、まさにロシアの
指揮者の血統を受け継いでいる。1988年に栄えあるサンクト・ペテルブルク
・フィルの音楽監督兼常任最高指揮者に就任し、エウゲニ・ムラヴィンスキ
ーの後継者となった。
このCDはワーナー・クラシックへの初録音のムソルグスキー:「死の歌と
踊り」、ラフマニノフ:「交響的舞曲」(2005年)以来の2作目となる。

2292.44923 \1350
「こどもの不思議な角笛」にまつわる歌曲集
マーラー:
「若き日の歌」より別離、夏の交代、二度と会えない、緑の森を楽しく歩い
た、いたずらっ子をしつけるために、シュトラスブルク塁壁で
トーマス・ハンプソン(バリトン)
ジェフリー・パーソンズ(ピアノ)
1800年台初期に出版されたドイツ民族詩「こどもの不思議な角笛」への作曲
はマーラーが有名だが、このCDにはその他のドイツの作曲家による「こど
もの不思議な角笛」にまつわる作品が収録されている。1989年録音。

2564.62767 10枚組 \7000(予定)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集
ジャン・ベルナール・ポミエ(ピアノ)
初出は1999年エラート・レーベルで発売。ポミエは他にベートーヴェンのピ
アノ協奏曲や指揮者として交響曲を演奏している。

2564.62768 5枚組 \7250
ブラームス:
交響曲第1番-第4番、大学祝典序曲、悲劇的序曲、運命の歌、
ドイツ・レクイエム
クルト・マズア指揮 
ニューヨーク・フィルハーモニック、
ウェストミンスター交響合唱団、
シルヴィア・マクネアー(S)、ホーカン・ハーゲゴード(Br)

2564.62769 5枚組 \7150
メンデルスゾーン:
交響曲第1番-第5番、ピアノ協奏曲第1番&第2番、華麗なるカプリッチョ、
真夏の夜の夢    
クルト・マスア指揮 
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、
シプリアン・カツァリス(P) 、他

<NAXOS> 各1枚 \850
8.553972
ハイドン(1732-1809):<ピアノ変奏曲集>
アリエッタと20の変奏Hob.XVII:2/主題と6つの変奏「やさしく快適」
Hob.XVII:5/カプリッチョ「8人のへぼ仕立屋に違いない」XVII:1/ア
リエッタと12の変奏XVII:3/「神よ守りたまえ」による変奏曲
(Hob.XVIIa:1による)/ディヴェルティメント「先生と生徒」
Hob.XVIIa:1(4手ピアノのための)*
演奏/イェネ・ヤンドー(ピアノ)/ジュジャ・コラール(ピアノ)*
ピアノ・ソナタ全集を進行中のヤンドーによる、補完的な価値もある変奏
曲集。この1枚で変奏曲はほぼそろっており、モーツァルトやベートーヴェ
ンへとつながっていく古典派ピアノ変奏曲のルーツを聴くことができます。

8.555968
シュポア(1784-1859):<弦楽五重奏曲全集第4集>
弦楽五重奏曲第7番/弦楽六重奏曲/ポプリ
演奏/新ハイドン弦楽四重奏団 、
アティラ・ファルヴァイ(ヴァイオリン)、
シャーンドル・パップ(第2ヴィオラ)、
タマーシュ・ヴァルガ(第2チェロ) 
マルコポーロ8.223600からの移行発売。弦楽五重奏曲全集シリーズの完結
は、シューベルトやシューマンを思わせるロマン派の中軸作品(第7番、
1850年作曲)と、同時期のおだやかで美しい弦楽六重奏曲、ロシアの歌を
モティーフにメドレー化した「ポプリ」を収録。シュポア入門としても最
適の一枚です。

8.557023
モーツァルト(1756-1791):
セレナード第13番「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」/同第6番「セレ
ナータ・ノットゥルナ」/ディヴェルティメント第10番「ロドロン伯爵家
の夜の音楽第1番」
演奏/ペッター・スンドクヴィスト(指揮)スウェーデン室内管弦楽団
3つの有名な作品を、ナクソスの常連となりつつあるスウェーデンのアンサ
ンブルが演奏。「セレナータ・ノットゥルナ」の力強いリズムなど、この
団体ならではの個性がしっかりと刻印されています。

8.557482
オルドネツ(1734-1786):<交響曲集>
交響曲イ長調/交響曲ト短調/交響曲ハ長調/交響曲ロ短調/交響曲ト短調
演奏/ケヴィン・マロン(指揮)トロント・カメラータ
ウィーンに生まれ、モーツァルトとほぼ同時代を生きた作曲家の交響曲。
セレナーデ風の軽快で室内楽的な作品であり、いかにも貴族階級に人気があ
りそうな気品で満ちあふれています。

8.557503
ストラヴィンスキー(1882-1971):
<ロバート・クラフト・コレクション-ストラヴィンスキー作品集第5集>
バレエ音楽「プルチネルラ」(伊語歌詞、英語対訳付き)/バレエ音楽
「妖精の口づけ」
演奏・歌/ロバート・クラフト(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団(プルチネルラ)、
ロンドン交響楽団(妖精の口づけ)、
ダイアナ・モンタギュー(メゾ・ソプラノ)、
ロビン・レゲイト(テノール)、マーク・ビーズリー(バス)
KOCH INTERNATIONAL CLASSICSからの移行発売。スペシャリスト、クラフト
の指揮によるシリーズ5枚目は、ペルゴレーシなどバロック期の作曲家を
ベースにした「プルチネルラ」(声楽付きの全曲)、チャイコフスキーの
ピアノ曲や歌曲をベースにした「妖精の口づけ」という、珍しいカップリ
ングです。

8.557627
<ルネッサンス期ドイツの宗教&世俗音楽集>
グレノン:
Nova vobis gaudia フィンク: もしも私が鷹だったら / 見よ、この嘆願
する献身的な人々を
イザーク(伝承):
キリエ(ミサ 「Je ne fay plus」より) / グローリア(ミサ「Je ne
fay plus」より)
イザーク:Fille, vous avez mal garde
デュファイ: もしも顔が青いなら
ジルベール:ファンファーレ「もしも私が鷹だったら」
バルビロー:愉快な歌
フルダ:おお、ユピテル / おお、天の乙女 / 幸福な日
ビーム: 聖霊よ来たれ
作曲者不詳:
もしも顔が青いなら(デュファイ作による) / 歌詞のない歌 / 乙女よ、
主イエス・キリストを守りたまえ / 魂の合唱/おお、武装したユダよ
/ 私の心は喜びに満ち / 同(ミリケン編曲) / おお、なにゆえ民衆は
/ 聖母マリアがわれらの傍らに / 聖霊よ来たれ / だから私はこの地に
とどまる / この地に / 幸福な日 / 主の栄光は天地に満つ / 友よ、
私のすてきな友よ (ジルベール編曲) (ドイツ語歌詞、英語対訳付き)
演奏・歌/アダム&ロテム・ジルベール(ディレクター)
チャラメッラ・インストゥルメンタル&ヴォーカル・アンサンブル
15世紀から16世紀にかけて、ドイツで生まれた(もしくは流行した)聖歌
と民衆歌、舞曲などを集めた1枚。デュファイがミサ曲に転用した「もし
も顔が青いなら」は、ルネッサンス音楽の定番人気曲だと言えるでしょう。
演奏はアメリカの古楽グループで、曲の素朴さもさることながら多様な楽
器のサウンドも魅力です。

8.557727
ボリス・チャイコフスキー(1925-1996):
ピアノ協奏曲/クラリネット協奏曲/星座のお告げ(ソプラノ、ハープシ
コードと弦楽オーケストラのためのカンタータ)(ロシア語歌詞、英語対
訳付き)
演奏・歌/ティムール・ミンバエフ(指揮)
ロシア音楽院室内管弦楽団、
オルガ・ソロヴィエヴァ(ピアノ……ピアノ協奏曲、ハープシコード……
星座のお告げ)、
アントン・プリスチェパ(クラリネット)、
イヤナ・イヴァニロヴァ(ソプラノ)、
イリーナ・ゴンチャロヴァ(ハープシコード)、
パヴェル・アルフョロフ(コントラバス)
20世紀、旧ソ連およびロシアの中核的な存在あり、交響曲など多くの作品
が日本の一部ファンに愛されてきた作曲家。この録音はボリス・チャイコ
フスキー協会のサポートで実現したもので、プロコフィエフ風のピアノ協
奏曲や抒情的なクラリネット協奏曲など、この作曲家を知る一枚としても
最適の3曲を収録しています。
-
8.557728
モーツァルト(1756-1791):
レクィエム(ジュスマイヤー版)/洗礼者聖ヨハネ祭のためのオッフェル
トリウム「女より生まれし者として」/四季斎日のオッフェルトリウム
「主よ憐れみたまえ」*ラテン語歌詞、英語対訳付き
演奏・歌/モルテン・シュルト=イェンセン(指揮)
ライプツィヒ室内管弦楽団、ゲヴァントハウス室内合唱団、
ミリアム・アラン(ソプラノ)、アンネ・ブター(メゾ・ソプラノ)、
マルクス・ウルマン(テノール)、マーティン・スネル(バス)
デンマークに生まれ、チェリビダッケや“合唱の神様”エリック・エリク
ソンらに師事した指揮者と、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管のメンバ
ーから成る室内オケほかの演奏。現代楽器でありながらモーツァルトのオ
リジナル書法を再現し、劇的な音楽を構築しています。

8.557732
ゴンベール(c.1495-c.1560):
わが主は取り去られた/8つのマニフィカト(第1旋法)/われは唯一の天
主を信ず/モテット「バビロン川のほとりで」/生のただ中にあって
サルヴェ・レジーナ(plainchant mode 1)/同(diversi diversa orant)
/ジョスカンの死を悼む哀歌「いと偉大なるユピテルの娘ムーサたちよ」
*ラテン語歌詞、英語対訳付き
歌/ジェレミー・サマリー(指揮)オックスフォード・カメラータ
ジョスカン・デ・プレに師事して数多くのミサ曲などを残したフランドル
の作曲家による、壮麗なポリフォニー作品集。8声の「われは唯一の天主
を信ず」(Credo)をはじめ、代表作と呼ばれる曲を集めました。オックス
フォード・カメラータはまたナクソスに名演を残してくれました。

8.557754
<英国テューバ協奏曲集>
グレグソン(1945-)、ステプトー(1953-)、ヴォーン・ウィリアムズ
(1872-1958)、ゴランド(1946-1993):テューバ協奏曲
演奏/ジェームズ・グーレイ(テューバ)、
ギャヴィン・サザーランド(指揮)ロイヤル・バレエ・シンフォニア
この楽器の協奏曲としては定番のヴォーン・ウィリアムズをはじめ、吹奏
楽シーンで有名なグレグソンとゴランドほかの作品を収録。ソリストはバ
ーミンガム市響、BBC響、チューリヒ・オペラなどを経て、現在は吹奏楽界
に絶大な人気を誇るプレイヤーです。

8.557764
ヘンデル(1685-1759):
水上の音楽(組曲第1-3番)/王宮の花火の音楽
演奏/ケヴィン・マロン(指揮)アレイディア・アンサンブル
カナダのトロントを本拠として活動し、ナクソスではヴィヴァルディ、シャ
ルパンティエなど多くのバロック-古典派作品を録音している団体が、ヘン
デルの2大名曲を演奏。「王宮の花火の音楽」では自筆譜をあたってフラ
ウト・トラヴェルソを加えるという新解釈も。今後リリース予定のSACD
(6.110115)と同音源です。

8.557839J
大木正夫(1901-1971):交響曲第5番「ヒロシマ」/日本狂詩曲
演奏/湯浅卓雄(指揮)新日本フィルハーモニー交響楽団  
(録音・編集(24bit/48kHz):2005年5月東京、すみだトリフォニーホール)
音楽による魂の慟哭と叫び、日本人だからこそ生まれ得た傑作!
戦後60周年にあたる年、ナクソスは一つの意義深い交響曲を録音し、原爆
の惨禍を忘れてはならないという作曲家の思いと共に、永久に残します。
これまではカンタータ「人間をかえせ」が特に知られてきた作曲家、大木
正夫による交響曲第5番「ヒロシマ」。原爆の悲惨さを伝える絵画、丸木夫
妻の「原爆の図」に触発された悲痛な作品。カップリングは対照的に明る
い「日本狂詩曲」。湯浅卓雄とナクソス初登場の新日本フィルが見事に蘇
らせました。

8.559190
フェルドマン(1926-1987):弦楽四重奏曲 ※世界初録音
演奏/ザ・グループ・フォー・コンテンポラリー・ミュージック
1994年にKOCH INTERNATIONAL CLASSICSからリリースされていた録音で、こ
れが世界初録音。78分35秒、静謐な音が続いていく典型的なフェルドマン
の音楽であり、1980年に初演したコロンビア四重奏団のメンバーも演奏に
加わっています。

8.559250
M.ブローワー(1940- ):
金色に輝く環/曼荼羅/鼓動:50周年記念のファンファーレ/想い出/シ
ズル
演奏/ジェラード・シュウォーツ(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック管弦楽団、
エヴリン・グレニー(パーカッション)、
ケヴィン・プライス(トロンボーン) 
ヴァイオリン奏者としてオーケストラで演奏した後、ジョージ・クラム等
に師事して作曲家となったブローワーの代表作を集めた1枚。現在数多く
のプロジェクトに参加し、委嘱作を抱える彼女の存在は、ジョン・アダム
ズやマイケル・トークなど新しいオーケストラ作品を創造してきた作曲家
たちと共に、絶大な人気を誇っています。



<NAXOS OPERA>
8.660183-84 2枚組 \2000
ロッシーニ(1792-1868):歌劇「イタリアのトルコ人」
歌・演奏/ナタレ・デ・カロリス(バス)、
ミルト・パパタナス(ソプラノ)、
マッシミリアーノ・ガリアード(バリトン)、
アメデオ・モレッティ(テノール)、ピエロ・ガルネラ(バリトン)、
ダミアーナ・ピンティ(メゾ・ソプラノ)、
ダニエレ・サンファルディーノ(テノール)、
マルツィオ・コンティ(指揮)
キエーティ・マッルチーノ劇場管弦楽団・合唱団
(合唱指揮:ファビオ・ドラツィオ)、
ジャンニ・ファブリーニ(フォルテピアノ)
※歌詞は<http://www.naxos.com/libretti/ilturco.htm>にアクセスして
PDFファイルをダウンロード。(伊語歌詞、英語対訳付き)
トルコの太守と気まぐれなイタリア女フィオリッラを中心とした恋愛話を、
コメディ・タッチで描いたロッシーニ初期の傑作。エキゾティックな設定
ながら音楽はロッシーニ節であり、イタリア・オペラ・ファンは必聴。イ
タリアの指揮者と若手歌手陣による鮮烈な演奏です。



<NAXOS HISTORICAL>
8.110994 \850
<ヴィルヘルム・フルトヴェングラー:商業録音集(1940-1950)第1集>
グルック(1714-1787):
歌劇「アルチェステ」-序曲(録音:1942年10月28日) 
モーツァルト(1756-1791):セレナード第10番「グラン・パルティータ」
(録音:1947年11月11日・26日、12月3日)
同 第13番「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
(録音:1949年4月1日)
演奏/ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(グルック)、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーたち(グラン・パルティ
ータ)、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(アイネ・クライネ) 
ウォード・マーストン復刻。グルックは独テレフンケン、モーツァルトは
英HMVへの録音であり、コレクター提供による状態のいいSP盤から復刻しま
した。特にモーツァルトは1940年代のウィーン・フィル・サウンドを知る
上でも重要な選曲であり、フルトヴェングラーの録音としても珍しいもの
です。

8.111032 \850
ベートーヴェン(1770-1827):
交響曲第6番「田園」(録音:1936年12月5日、ウィーン)/序曲「レオ
ノーレ」第2番(録音:1936年5月21日、ウィーン)/序曲「フィデリオ」
(録音:1934年5月21日、ロンドン)/序曲「コリオラン」(録音:
1938年9月12日、ロンドン)/バレエ音楽「プロメテウスの創造物」-序曲
(録音:1930年5月16日、ウェストミンスター)
演奏/ブルーノ・ワルター(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(田園、レオノーレ)、
BBC交響楽団(フィデリオ)、ロンドン交響楽団(コリオラン)、
ブリティッシュ交響楽団(プロメテウス) 
マーク・オバート=ソーン復刻。発売以来、半世紀以上も「田園」の名盤
とされ、「ワルターの田園」というブランドを作り上げた録音。新しい復
刻は最高のコンディションによるSP盤からのもので、細部まで音が伝わっ
てきます。これまでこの録音を愛聴してきたファンにも、おすすめです。

8.111101 \850
<ザ・ジーリ・エディション第12集 − ロンドン録音集1946-1947>
アレヴィ:歌劇「ユダヤの女」-ラシェルよ、主がお前の揺籃を私に与えた
時に ラロ:歌劇「イスの王」-嫉妬深い保護者を屈服させることができな
いからには…愛する者よ、今はもう トスティ:別れ マリー:アイル・
ウォーク・ビサイド・ユー カルディッロ:カタリ・カタリ-つれない心 
マスネ:歌劇「マノン」-一人になった!ああ消え去れ!いとおしき面影
よ!/歌劇「ウェルテル」-オシアンの歌「春風よ、なぜ私を目覚めさせる
のか」 ファルヴォ:君に告げよ 伝承曲:神の御子は今宵しも グルー
バー:きよしこの夜 シューベルト:アヴェ・マリア(エレンの歌その3)
マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」-おお、ローラよ(シ
チリアーノ) ショパン:愛の復活(12の練習曲Op.10-第3番「別れの曲」
より) チッタディーニ:子守唄/愛の郷愁 トスティ:秘めごと  
ウィリアムズ:ビダリータ ブチャルド:荷馬車屋の歌(民謡様式による
6つの歌より) ブラーヘ:この家に幸いあれ ペン:スマイリン・スル
ー(録音:1946-1947年、ロンドン) 
※英・仏・伊・ラテン・西・ナポリ方言・シチリア方言歌詞
(解説に歌詞は付いておりません)
歌・演奏/ベニアミーノ・ジーリ(テノール)、
ライナルド・ザンボーニ(指揮)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団、
ハーバート・ドーソン(オルガン)、キティ・ウィルソン(ハープ) 
マーク・オバート=ソーン復刻。シリーズ12枚目は晩年となっていく戦後
の記録であり、内面へと向かう表現を当時の最新技術録音で捉えたもの。
これまで同様に幅広いレパートリーから選ばれた曲であり、英語の歌も聴
くことができます。



<MARCO POLO>
8.225283 \1480
ヨハン・シュトラウスI世(1804-1849):<作品集第7集>
ワルツ「睡眠の治療法」/ギャロップ「若人の情熱」/ワルツ「ペスト地
区の思い出」/ギャロップ「カチューシャ」/ガブリエルのワルツ/ブー
ローニュのギャロップ/ペニヒ・ワルツ/ギャロップ「パリの謝肉祭」/
アイリス・ワルツ/独創的な分列行進/ワルツ「ベルリンの思い出」
演奏/エルンスト・メルツェンドルファー(指揮)
スロヴァキア・シンフォニエッタ・ジリナ 
ウィーン国立歌劇場でも常連となっているメルツェンドルファーが指揮を
した、全曲制覇を目指すシリーズ。その第7弾は、1830年代にさまざまな
委嘱や機会のため作曲されたワルツ、ギャロップなどを集めた1枚です。



<CPO>
777020-2 \1450
ドゥシェク(1760-1812):<ピアノ・ソナタ集>
ピアノ・ソナタ「パリへの帰還」/同 「プロイセンのルイ・フェルディナ
ント王子の死に寄せる悲歌」/同 「告別」
演奏/マルクス・ベッカー(ピアノ)
ボヘミアに生まれ、ピアニストおよびピアノ作品を中心とした作曲家とし
て名を成したドゥシェク。それだけに作品は精緻な手法で書かれており、
ベートーヴェンと同様にピアノの発展を考えながら表現の限界を追究して
います。

777036-2 \1450
リース(1784-1838):<クラリネット室内楽曲集>
クラリネット三重奏曲/クラリネット・ソナタOp.29
クラリネット・ソナタOp.169
演奏/ディーター・クレッカー(クラリネット)、
アルミン・フロム(チェロ)、トマス・ドゥイス(ピアノ)
ベートーヴェンに師事したドイツ人、リースの名前は徐々に知られるよう
になり、cpoでは多くの作品をリリースしてきました。19世紀初頭に発展を
遂げてオーケストラでも定位置を確保したクラリネットのための作品集で、
珍曲発掘人のクレッカーによる、スタンダードな演奏です。

777072-2 \1980
ルードルフ・ニルセン(1876-1939):
バレエ音楽「ラシュミ、またはインドの愛の物語」/序曲「イサベラ」
演奏/ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト(指揮)
クイーンズランド交響楽団
有名なC・ニルセンと同時代を生きたルードルフ(血縁関係はなし)の作
風は大変に親しみやすく、後期ロマン派音楽の中核的な作品を残していま
す。インドに題材を得たバレエ音楽は、やや異国趣味を感じさせる1920年
代の作品です。

777106-2 \1980
アッテルベリ(1887-1974):
ヴァイオリン協奏曲/ヴェルムランド狂詩曲(「イェスタ・ベルリング物
語」からのスウェーデンの民俗モティーフによる)/序曲
演奏/ロジャー・エップル(指揮)
ベルリン放送交響楽団、ウルフ・ヴァーリン(ヴァイオリン)
交響曲全集(777118-2)や弦楽作品集(777156-2)もリリースされ、知名
度が高まっているアッテルベリ。1910年代、キャリアの初期に書かれたヴァ
イオリン協奏曲や交響曲第1番と共に初演された序曲などを収録しています。

999923-2 2枚組 \2900
サイグン(1907-1991):<弦楽四重奏曲全集>
弦楽四重奏曲第1番/同第2番/同第3番/同第4番(断片)
演奏/ダネル弦楽四重奏団
1947年から90年までに書かれた4つの弦楽四重奏曲を2枚に集約。20世紀ト
ルコでのリーダー的な作曲家であり、cpoでも交響曲などを紹介。バルトー
クを思わせる作風により、室内楽ファンに強い印象を残す作品集です。

999978-2 \1450
レーヴェ(1796-186):<歌曲とバラード全集第20集>
誠実/マホメットの歌/外へ!上へ!下へ!/ヨハン・フォン・ネーポム
ク/若者の祈り/英雄の花嫁/ロレットの聖なる家/どこへ、おお魂よ、
あなたは急ぐ?/幻想曲付きグロッケンシュピール/あなたの瞳/清らか
で優しい心/命の限りあなたのために生きる/月光/起きよ!/歌曲集
Op.9、第9部 6つのリート-アフロディテに/同-こおろぎに/彼自身の
こと I/彼自身のこと II/竪琴に寄せて/花婿
歌・演奏/ローベルト・ヴェルレ(テノール)、
コート・ガーベン(ピアノ)
このシリーズ、久々のリリースは、レハールのオペレッタ「天文学者」
(999872-2)などで美声を聴かせたヴェルレのキャラクターを生かした選
集。サッフォーの詩による「アフロディテに」など、文学的要素の強い作
品も多い1枚です。



<FIRST EDITION>
FECD0004 \2080
ツウィリッチ(1939- ):
室内交響曲(録音:1992年9月17日)
ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲*#(録音:1991年12月5日)
交響曲第2番「チェロ」*(録音:1989年9月22日) 
*印は世界初録音 #印はルイヴィル管弦楽団委嘱作品
演奏/アルバート=ジョージ・シュラム(指揮……室内交響曲)、
ローレンス・レイトン・スミス(指揮……二重協奏曲、交響曲第2番)、
ルイヴィル管弦楽団、
ハイメ・ラレド(ヴァイオリン)、シャロン・ロビンソン(チェロ)
ストコフスキーが指揮したアメリカ交響楽団でヴァイオリン奏者となり、
後にジュリアード音楽院でカーターとセッションズに師事した作曲家。
ピューリッツァー賞をとるほどの実力を持つ彼女の、1970年代から90年代
に至る3曲を収録しました。

FECD0006 \2080
ホヴァネス(1911-2000):
管弦楽のための協奏曲第7番#(録音:1954年5月11日)
交響曲第15番「銀の巡礼」(録音:1965年11月23日)
マニフィカト(録音:1961年4月26日・27日) 
※全曲世界初録音 #印はルイヴィル管弦楽団委嘱作品
演奏/ロバート・ホイットニー(指揮)
ルイヴィル管弦楽団、
オードリー・ノサマン(ソプラノ)、トーマス・イースト(テノール)、
エリザベス・ジョンソン(アルト)、リチャード・デイルズ(バリトン)、
ルイヴィル大学合唱団 ウォルター・O.ダーリン合唱指揮
東洋的・中近東的な音楽で知られるホヴァネス。ルイヴィル管のために作
曲された協奏曲第7番(1953年)、日本の雅楽とインドのラーガをミック
スさせた「銀の巡礼」(1963年)、ビザンツ(ギリシャ正教)の音楽スタ
イルを取り入れた「マニフィカト」(1957年)の3曲を収録。なお、一部
はモノラル録音です。



<WIGMORE HALL LIVE>
WHLive0003 \1750
ナンカロウ(1912-1997):弦楽四重奏曲第3番 
リゲティ(1923- ):弦楽四重奏曲第2番 
デュティユー(1916- ):弦楽四重奏曲「夜はかくのごとく」 
(ライヴ録音:2005年4月9日、ロンドン、ウィグモア・ホール)
演奏/アルディッティ弦楽四重奏団
現代作品のスペシャリスト、アルディッティのライヴは、ナンカロウ晩年
の作品、もはや現代音楽の古典となりつつある1968年作曲のリゲティ作品、
そして1970年代の求心力に富んだデュティユー作品の3曲。ライヴならで
はの緊張感が、作品に秘められたパワーを表出します。

WHLive0006 \1750
<シューベルトの歌曲集>
シューベルト(1797-1828):
歌曲集「白鳥の歌」(第14番「鳩の使い」を除く)/たゆみなき愛/羊飼
の嘆きの歌/秘めごと/ガニュメート/竪琴弾きの歌/さすらい人の夜の
歌「山々に憩いあり」/ミューズの息子
(ライヴ録音[BBCアーカイヴ]:1991年、ロンドン、ウィグモア・ホール)
歌・演奏/ペーター・シュライヤー(テノール)、
アンドラーシュ・シフ(ピアノ)
2005年にさよなら来日公演を行ったシュライヤーが老練の領域へと入って
きた時期に、伴奏ピアニストとしての地位を確立した時期のシフと共演し
たライヴ録音(日本公演を思い出す方も多いでしょう)。BBCの提供による
このコンサートは「白鳥の歌」を中心とした選曲に、2人の美学が表れて
いるプログラムです。

WHLive0008 \1750
<シューベルト、マーラー、R・シュトラウスの歌曲集 - マーガレット・
プライスのウィグモア・ホール・デビュー・ライヴ&25周年記念ステージ>
シューベルト(1797-1828):
君こそわが憩い/ます/盲目の少年/恋をするもののさまざまな姿/テュ
ーレの王/糸を紡ぐグレートヒェン 
マーラー(1860-1911):
子供の魔法の角笛-ラインの伝説/同-だれがこの歌を作ったのだろう/同-
美しいトランペットが鳴り響く所/同-この世の生活 
R.シュトラウス(1864-1949):
4つの歌-ひそやかな誘い/同-憩え、わが心/同-ツェツィーリエ/同-あ
すの朝/5つの歌-懐かしい面影/5つの素朴な歌-あなたは私の心の王冠
/6つの歌-あなたの眼差しが私を見たときから/8つの歌-献呈
(ライヴ録音[BBCアーカイヴ]:1987年、ロンドン、ウィグモア・ホール)
歌・演奏/デイム・マーガレット・プライス(ソプラノ)、
ジェフリー・パーソンズ(ピアノ)
カール・ベームなど多くの名指揮者との共演で、日本でもファンの多いイ
ギリスのソプラノが、ウィグモア・ホールで行った記念コンサート。得意
とする3人の作曲家による歌曲は、すべてがその澄んだ美声によって浄化
されるような音楽になっています。名手パーソンズの伴奏も見事です。



<ARTHAUS MUSIK DVD>
102073 7枚組 \13300
仏・伊・西・日本語字幕付き
「リーヴィング・ホーム」20世紀の管弦楽曲(サイモン・ラトルのガイド
による音楽旅行)
ボックス・セット[以下の既発売商品を収録:102033/102035/102037/
102039/102041/102043/102045]
NTSC方式/画像構成比4:3/音声方式:PCMステレオ/全7巻350分
(+オーディオ・トラック)
片面一層ディスク(DVD5)&片面二層ディスク(DVD9)
好評発売中の7枚をボックス・セット化した商品で、ラトルが自らレクチャ
ーをし、指揮もするテレビ・シリーズのDVD化。クレーメルやオッターほか、
ソリストとして登場する顔ぶれも超一流です。なお今回、日本語帯はあり
ませんが、貼付の特別シールにある応募券でお申込みいただいた方に各集
7枚分の帯を無料で送付します。



<OPUS ARTE DVD>
OA0921D 2枚組 \4750
モーツァルト(1756-1791):
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」(伊語歌詞)/エクストラ・フィーチャー
[キャスト・ギャラリー/オペラ概要] 
(ライヴ収録:2002年12月12日・17日、バルセロナ、リセウ劇場)
歌・演奏/ヴォイテク・ドラボヴィッチ、アナトーリ・コチェルガ、
レギーナ・シェルク、マルセル・レイヤンス、ヴェロニク・ジャンス、
クワンチュル・ユン、フェリペ・ボー、マリサ・マルティンス、
ベルトラン・ド・ビリー(指揮)リセウ劇場オーケストラ・アカデミー、
ホルディ・カサス・イ・バイェル(合唱指揮)、
カタルーニャ音楽堂室内合唱団、カリスト・ビエイト(演出)
NTSC方式/画像構成比:16:9 Anamorphic/音声方式:DTSサラウンド、
LPCMステレオ/156分(オペラ150分、エクストラ・フィーチャー6分)
/英・仏・独・西・伊・カタルーニャ語字幕付き/片面二層ディスク(DVD9)
「ニーベルングの指環」4部作のDVDで一躍日本のオペラ・ファンにも注目
されたマエストロ、ベルトラン・ド・ビリー&リセウ劇場(スペインのバル
セロナ)による上演ライヴ。舞台設定を現代に置き換えた2002年のプロダ
クションで、ドラボヴィッチやジャンスなど歌手たちの奮闘も聴きもの。
作品解釈に一石を投じるようなステージです。

OA0941D \2850
<ミケランジェリ・プレイズ・ドビュッシー>
ドビュッシー(1862-1918):
映像第1集/映像第2集/前奏曲第2集-第10番「エジプトの壺」/同-
第5番「ヒースの草むら」/子供の領分/
プラス[ドキュメンタリー:マエストリのマエストロ(ミケランジェリの
弟子たちをフィーチャーしたアーカイヴ・ドキュメンタリー)] 
(ライヴ収録[イタリア放送協会]:1962年、イタリア、トリノ)
演奏/アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)
NTSC方式/画像構成比4:3/音声方式:LPCMモノラル/84分(演奏51分、
ドキュメンタリー33分)/ドキュメンタリーのみ英・仏・独・西・伊語
字幕付き/片面一層ディスク(DVD5)
12月新譜のベートーヴェン(OA0939D)、2月新譜のショパン(OA0940D)
に続く、イタリア放送協会映像の第3弾。レコーディングも行っている
ドビュッシーの作品集ですが、その妙技を目で確認できるという貴重なも
のであり、ピアニストも含めたピアノ音楽ファンは必見です。

OA0942D 2枚組 \4750
モーツァルト(1756-1791):
歌劇「皇帝ティート(ティトゥス)の慈悲」(伊語歌詞)
エクストラ・フィーチャー[オペラ概要/キャスト・ギャラリー/再び取
り上げられた傑作(ライナー・E・モーリッツによるドキュメンタリー。
シルヴァン・カンブルラン、ウルゼル&カール=エルンスト・ヘルマン、
スーザン・グレアム、ハンナ・エステル・ミヌティッロ、カテリーネ・ナ
グレシュタット、エカテリーナ・シューリナ、クリストフ・プレガルディ
エン、ジェラール・モルティエのインタビューを含む)]  
ライヴ収録:2005年5月・6月、パリ、パリ・オペラ座(パレ・ガルニエ宮)
歌・演奏/スーザン・グレアム、ハンナ・エステル・ミヌティッロ、
カテリーネ・ナグレシュタット、エカテリーナ・シューリナ、
ローラント・ブラハト、クリストフ・プレガルディエン、
シルヴァン・カンブルラン(指揮)
パリ・オペラ座管弦楽団&合唱団、
ペテ・ビュリアン(合唱指揮)、
ウルゼル&カール=エルンスト・ヘルマン(演出)
NTSC方式/画像構成比:16:9 Anamorphic/音声方式:DTSサラウンド、
LPCMステレオ/212分(オペラ148分、エクストラ・フィーチャー64分)
/英・仏・独・西・伊語字幕付き/片面二層ディスク(DVD9)
モーツァルト最後のオペラでありながら、なかなか上演の機会が少ない作
品を、ガルニエ宮のオペラ座が取りあげて好評だった公演。ミニマルな舞
台セットも含め話題となった新演出であり、皇帝を歌うプレガルディエン、
セストを歌うグレアムなど歌手陣も絶賛されました。

OA0944D 2枚組 \4750
ロッシーニ(1792-1868):
歌劇「シンデレラ(チェネレントラ)」(伊語歌詞)
エクストラ・フィーチャー[キャスト・ギャラリー/オペラ概要/洞察
− ウラディミール・ユロフスキ&サー・ピーター・ホール] 
ライヴ収録:2005年6月2日・4日、イギリス、グラインドボーン歌劇場
歌・演奏/ラクエラ・シーラン、ルチーア・チリッロ、
ルクサンドラ・ドノーセ、ネイサン・バーグ、
ルチアーノ・ディ・パスクワーレ、マキシム・ミロノフ、
シモーネ・アルベルギーニ、
ウラディミール・ユロフスキ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
(コンサートマスター:ピーター・シェーマン)、
グラインドボーン合唱団、バーナード・マクドナルド(合唱指揮)、
リチャード・バーカー(フォルテピアノ/通奏低音)、
スーザン・ビアー(チェロ/通奏低音)、
ポール・キンバー(コントラバス/通奏低音)、
サー・ピーター・ホール(演出)
NTSC方式/画像構成比:16:9 Anamorphic/音声方式:DTSサラウンド、
LPCMステレオ/187分(オペラ156分、エクストラ・フィーチャー31分)
/英・仏・独・西・伊語字幕付き/片面二層ディスク(DVD9)
グラインドボーン音楽祭のライヴ収録で、現音楽監督ユロフスキの指揮、
そしてグラインドボーンには欠かせないピーター・ホールの演出によるス
テージ(上演当時「黄金のスタンダード」という批評が出ました)。ユロ
フスキとホールに焦点をあてた特典映像も、オペラ・ファンにはうれしい
ものです。



<JUXTAPOSITIONS>
DVD9DS15 \1900
英・仏・独・西・蘭・日本語字幕付き
ブーレーズ(1925- ):フィルム「エクラ」(フランク・シェファー監督)
[リハーサルの準備/作品の特徴/指揮者への選択肢の可能性/音楽家の
意志表示/楽器の響き/音楽の隠喩としての魚/鏡のような中央/ポール・
クレーの絵画/時間と空間との類似性/まるで木が大きくなる様に成長する
作曲の過程/傑作の不思議/作品の演奏]/フィルム「シュル・アンシーズ、
ピエール・ブーレーズのレッスン」(アンディ・ソマー監督) [イントロ
ダクション/反響と妙技(第1部)/ラ・グレン(種子)/ラ・ジフル(平
手打ち)/ル・カレイドスコープ(万華鏡)/ジグザグ/パヴロフの条件
反射/「移行部」:カリブの休日/大混合(第2部) − ストロボスコープ
/再度「平手打ち」へ/再度「パヴロフ」へ/ばらばらに壊れた終り]
(「シュル・アンシーズ」全曲演奏付き)(収録:1999年11月、パリ、シ
テ・ド・ラ・ミュージック(シュル・アンシーズ、ピエール・ブーレーズ
のレッスン)
演奏/[エクラ]
エド・スパンヤール(指揮)オランダ・ニェーウ・アンサンブル 
[シュル・アンシーズ]
ピエール・ブーレーズ(指揮)
アンサンブル・アンテルコンタンポランの9人のソリストたち
NTSC方式/画像構成比:[エクラ]4:3、[シュル・アンシーズ]16:9
/音声方式:ドルビー・デジタル2.0/142分/ブックレット(PDFファイル)
:仏、独、西、日本語版/片面二層ディスク(DVD9)
20世紀最高の作曲家のひとり、ブーレーズの作曲作法や音楽の秘密に迫る
ドキュメンタリー映像を2本収録。あまりに精緻な作品を生み出すその頭
脳には驚嘆するばかりですが、その裏側を知る大きなチャンスでしょう。
1960年代の作品である「エクラ」(輝き)は偶然性の手法を導入したもの
で、構築の過程を追うことにより作曲者の音楽性と目的が把握できます。
現代作品のファンは必見のおもしろさです。



<NAXOS JAZZ LEGEND>
8.120809 \850
デューク・エリントン:第9集
「ブラック・ブラウン&ベイジュ」オリジナル・レコーディングス1943-1945
[Rockin' In Rhythm / Boy Meets Horn / Hop, Skip and Jump / Do
Nothing Till You Hear From Me / Blue Skies / Mood Indigo / Three
Cent Stomp / Caravan / It Don't Mean A Thing (If It Ain't Got That
Swing) / Creole Love Call / Rose Room / BLACK, BROWN AND BEIGE
(Highlights) [Work Song / Come Sunday / The Blues / West Indian
Dance / Emancipation Celebration / Sugar Hill Penthouse] /
Carnegie Blues]
デヴィッド・レニック復刻。ラジオ「ワールド・プログラム・サービス」
の音源(11トラック)とVictorへ録音した「BLACK, BROWN AND BEIGE」ほ
かをカップリング。「ロッキン・イン・リズム」「ムード・インディゴ」
「スイングしなけりゃ意味がない」といったおなじみのナンバーも演奏さ
れていますが、26歳のディジー・ガレスピーがトランペット・セクション
に参加しているパフォーマンスもあり、ジャズ史の記録としても貴重な内
容です。





<EuroArts DVD>
2050396(DVD-Video) \2700
J.S.バッハ(1685-1750):ヨハネ受難曲 BWV.245
(ライヴ収録: 2000年7月28日 東京、サントリー・ホール)
鈴木美登里/ロビン・ブレイズ/ゲルト・テュルク/浦野智行/ステファン・マク
ラウド/鈴木雅明指揮/バッハ・コレギウム・ジャパン
<NTSC方式/画像構成比:16:9 anamorphic/音声方式:PCM Stereo, Dolby
Digital 5.1/117分/英・仏・独語字幕付き/片面二層ディスク(DVD9)>
J.S.バッハ没後250年祭のライヴ録音を最新高画質でお届けします。(TDKコア
から発売されていた映像の移行発売)
技術的なテンポ、バランス、フレージングと共に、作品への深い感情移入ので
きる完成された真の音楽家として、近年ヨーロッパでも賞賛されている鈴木雅
明の指揮。彼の率いるバッハ・コレギウム・ジャパンも、バロック宗教音楽の
正統派演奏団体として高く評価されています。
    
<VENEZIA>
CDVE04241 12枚組 \5400
ショスタコーヴィチ:
交響曲第1-15番
1962-74年録音メロディア原盤
交響曲第13番「バビ・ヤール」(初演2日後の演奏)
ヴィターリ・グロマトスキー(バス) 
1962年12月20日 オスタンキノ放送原盤
ヴァイオリン協奏曲第1番 
L.コーガン(Vn) 
1962年メロディア原盤
ヴァイオリン協奏曲第2番 
D.オイストラフ(Vn) 
1968年メロディア原盤
以上、
コンドラシン指揮
オーケストラは全てモスクワ・フィル。

CDVE44241 4枚組 \2700
ショスタコーヴィチと仲間たち
ショスタコーヴィチ:
弦楽四重奏曲第1番 ベートーヴェン弦楽四重奏団 1960年
弦楽四重奏曲第2番 ベートーヴェン弦楽四重奏団 1956年
弦楽四重奏曲第3番 ベートーヴェン弦楽四重奏団 1963年
弦楽四重奏曲第4番 ベートーヴェン弦楽四重奏団 1961年
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番(ピアノ編曲版)
ドミトリー・ショスタコーヴィチ、
モイセイ・ヴァインベルグ(Pf) 1954年
ピアノ協奏曲第1番  
ドミトリー・ショスタコーヴィチ(Pf)
サムイル・サモスード指揮モスクワ・フィル 1957年
ピアノ協奏曲第2番  
ドミトリー・ショスタコーヴィチ(Pf)
アレクサンドル・ガウク指揮モスクワ放送交響楽団 1958年
ピアノ五重奏曲
ドミトリー・ショスタコーヴィチ(Pf) ベートーヴェン弦楽四重奏曲 1950年
ヴィオラ・ソナタ
フョードル・ドルジーニン(Va) ミハイル・ムンチャン(Pf)
ショスタコーヴィチ自身の演奏含めて初演者等の記念すべき録音を集めた
4枚組です。

CDVE24242 2枚組 \1650
ショスタコーヴィチ:歌劇「鼻」
ショスタコーヴィチ:歌劇「鼻」
ロジェストヴェンスキー指揮モスクワ・シアター・オペラ 1975年
ショスタコーヴィチ:
ドレッセルの歌劇「貧しいコロンブス」の為の2つの小品
序曲 
ロジェストヴェンスキー指揮レニングラード・フィル 1979年
終曲 
ロジェストヴェンスキー指揮ソビエト文化省交響楽団&合唱団 1984年





<TACET>
TACET147 \2180
ブラームス:ホルン三重奏曲 op.40 Stephan Katte(ホルン)
ブラームス:弦楽六重奏曲第2番 op.36 のピアノ三重奏編曲版
アベック・トリオ 2005年録音
ウーリッヒ・ベーツ(Vn)率いるアベック・トリオは1976年に結成されました。
主にドイツの作曲家の作品を中心に堅実な演奏で数多くのアルバムを発売し
ています。

TACET134
シューベルト:幻想曲ヘ短調 op.103 D.940
シューベルト:ソナタ ハ長調「グランド・デュオ」 op.140 D.812
コロリョフ・ピアノ・デュオ 2004年録音
エフゲニー・コロリョフ(1949- )
モスクワ生まれで、チャイコフスキー音楽院でオボーリン等に師事。
スイスのクララ・ハスキル ピアノ・コンクールにて1977年度1位。
1976年から リュプカ・ハジ=ゲオルギエワとデュオの活動を始めています。





<ANDROMEDA>
ANDRCD5046 3枚組 \1800
E.ギレリス(Pf) 名演奏集
Disc.1 協奏曲集
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
コンドラシン指揮モスクワ放送交響楽団 1947年
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番
コンドラシン指揮ソビエト国立交響楽団 1948年
Disc.2 ソロと室内楽
シューマン:ピアノ・ソナタ第1番 1948年
ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番 
ベートーヴェン弦楽四重奏団のメンバーとの共演 1948年
Disc.3 1951年11月6日のイタリア・フィレンツェでのリサイタル
モーツアルト:ピアノ・ソナタ第14番 
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番「熱情」
プロコフィエフ:ピアノソナタ第2番
ラフマニノフ:楽興の時第5番
バラキエフ:東洋風幻想曲
録音年代、場所もばらばらですが全体を通して良い音質です。

ANDRCD5045 3枚組 \1800
フィッシャー=ディースカウ 1956年「ウイリアム・テル」
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ、ジャンニ・ヤイア
ジュゼッペ・モデスティ、アニタ・チェルクェッテイ
マリオ・ロッシ指揮
RAIミラノ交響楽団&合唱団 1956年4月 ライヴ録音
音質はあまり良いとは言えません。フィッシャー=ディースカウと
チェルクェッテイの素晴らしい歌唱が聞きものです。

ANDRCD9002 2枚組 \1150
チャイコフスキー:エウネギ・オネーギン(ドイツ語)
ジョージ・ロンドン、レオニー・リザネク、アントン・デルモータ
ゴットローブ・フリック、ヒルデ・レッスル=マイダン
ベリスラフ・クロブチャール指揮
ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団 
1955年 ライヴ録音

ANDRCD9003 \950
ワーグナー:ワルキューレから第1幕
ブリギット・ニルソン(ジークリンデ)、
セット・スヴァンホルム(ジークムント)
ヨゼフ・グラインドル(フンディング)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮
NDR交響楽団 1953年 ハンブルクでのスタジオ録音
非常に良い音質です。ブリギット・ニルソン逝去に伴う臨発アイテム

ANDRCD9004 \950
プッチーニ:ラ・ボエーム(抜粋:ドイツ語)
ペーター・アンデルス、ヴィリ・ドムグラーフ=ファスベンダー
ヒルデ・ギューデン、オイゲン・フックス
ハンス・シュタインコップフ指揮
ベルリン放送大管弦楽団&ベルリン国立歌劇場合唱団 
1942年7月 スタジオ録音
1942年録音とは思えない程の良い音質です。
尚、このアイテムはGEBHARDTレーベルJGCD0027の再発売です。
つきましてはJGCD0027は廃盤に成ります。





<ACHIPEL>
RPCD0290 \950
ベルリオーズ:幻想交響曲 
クリュイタンス指揮ケルン放送交響楽団 1955年11月7日 初出!
ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」
ストコフスキー指揮北西ドイツ交響楽団 1952年7月7日 Tahraから発売あり。
良い音質であるとの情報が入っております。日本先行発売決定です。





<CARUS>
83.191 \1850
Sarvatore Sacco(1572-1622頃):ミサ1607
サルバトーレ・サッコの教会合唱曲作品
パオロ・クァリアーティのオルガン作品
ヴィンセンゾ・ディ・ドナート指揮
テンプルム・ムジカーレ 2003年録音
イタリアで生まれ。後にローマでパレストリーナに学んだ作曲家兼オルガニス
ト。16-17世紀イタリア・ポリフォニー音楽の開拓者として評価されてい
る。その作品はシンプルでエレガントである。
サッコの10の教会合唱曲の間に収録されているクォリアーティの明るく清ら
かな旋律が特徴的なオルガン作品と合わせて、鮮やかな色彩によって描かれた
その時代のヴェネツィア派絵画を眺めているような気分にさせられる美しい
アルバムです。

83.240 \1850
ヨハン・アドルフ・ハッセ:Missa ultima in g
ルートヴィヒ・ギュトラー指揮Virtuosi Saxoniae
ザクセン・ヴォーカル・アンサンブル 2005年録音 ライヴ
ソリスト:エリザベート・ヴィルケ、エクベルト・ユングハンス 他
ドイツに生まれ、ナポリで学びドレスデンの宮廷楽長としてナポリ楽派様式に
る多くの歌劇を作曲したハッセによる劇的なミサ曲をトランペット奏者として
も名高いギュトラーの端正な指揮でお楽しみください。





<Forlane>
FOR16853 \1800
ブラームス:交響曲第4番
ブラームス:悲劇的序曲
アンドレ・ベルナルド指揮ヤナーチェク・フィル
2003年ライヴ
ライヴ録音故、演奏技術の荒さは気になりますが、弦の美しさが際立つ
堂々とした演奏です。

FOR16856 \1800
ショパン:
舟歌op.60、バラード第1番op.23、子守唄op.57、ポロネーズop.44、
マズルカop.50-3、56-2、41-2、スケルツォ第3番op.39、夜想曲op.48-1、
ワルツop.69-1、64-2
岡崎順子(Pf)2005年録音
弱音の美しさが際立ち、とつとつとした語り口が胸にせまる独創的な選曲に
よる強く印象に残るショパン・アルバムです。
※岡崎順子
桐朋学園出身。1981年よりヴィラード・ペルルミュテール氏に師事。
1985年パリ・エコールノルマル音楽院ピアノ演奏科卒。
1986年よりフランス各地で演奏活動を開始。
1991年より、フランス国際音楽コンクールの審査員を経て同コンクールの名誉
コミュティ・メンバー。
音楽之友社発刊のペルルミュテール校訂・監修によるラヴェルピアノ作品集
(楽譜)の注釈・訳を手がける。





<OPERA RARA>
ORCV305 4枚組 \7000
ヴェルディ:ドン・カルロ(フランス語)
ジョゼフ・ルーロー、アンドレエ・トゥルプ、ロベルト・サヴォイエ
エディト・トレンブレイ、ミシェル・ヴィルマ
ジョン・マシソン指揮
BBCコンサート管弦楽団、BBCシンガーズ 1973年
1867年のオリジナル・フランス語版による演奏。
伊、独、仏、英による300ページの解説付、永久保存版です!
VOCEレーベルから発売あり

<WIENER PHILHARMONIKER LIVE>
WPHL 001 \2950
モーツァルト:交響曲第40番(初出)
シューマン:交響曲第4番(DG既発)
カラヤン、ウィーンフィル
1987年5月24日

WPHL 002 \2950
モーツァルト:交響曲第40番
シューベルト:交響曲第6番
ムーティ、ウィーンフィル
2000年4月2日

WPHL 003 \2950
モーツァルト:交響曲第34番
R.シュトラウス:交響詩「ドンファン」
ベーム、ウィーンフィル
年代不明




<BRILLIANT>
BRL-92886 2枚組 \990
ハイドン:弦楽四重奏曲全集第1巻
Op.9 No.1-6
ブッフベルガー弦楽四重奏団

BRL-92889 2枚組 \990
ボッケリーニ:弦楽五重奏曲集第2集
G.271-276
ラ・マニフィカ・コムニタ

BRL-7614 2枚組 \990
プロコフィエフ:バイオリン作品全集
F.P.ツィンマーマン
マゼール、ヤンソンス、他

BRL-92883 3枚組 \1480
ドヴォルザーク:合唱・二重唱曲全集
プラハ・シンガーズ
スタニスラフ・ミストル

BRL-7656 2枚組 \990
ロシア正教音楽集
パリ・アレクサンダーネフスキー大聖堂合唱団
エヴェツ

BRL-93025 14枚組 \6090
モーツァルト:鍵盤音楽作品全集
バルト・フォン・オールト

BRL-92888 6枚組 \2880
中世、世俗曲/舞曲集
ベッティーナ・ホフマン
モード・アンティコ





<DEMUSICA>
DEMUSICA 102 \2250
J.S.バッハ:平均律クラヴィア曲集より、他
イエルク・デムス(フォルテピアノ)

DEMUSICA 152 \2250
シューマン:子供の情景、女の愛と生涯、他
平松英子、イエルク・デムス

<TESTAMENT>
SBT4 1392 4枚組 \7400
ワーグナー:楽劇「ジークフリート」全曲
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(ジークフリート;T)、
アストリッド・ヴァルナイ(ブリュンヒルデ;S)、
ハンス・ホッター(さすらい人;Bs)、
グスタフ・ナイトリンガー(アルベリッヒ;Bs)、
パウル・クーエン(ミーメ;T)、
ヨーゼフ・グラインドル(ファフナー;Bs)、他
バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団
指揮:ヨーゼフ・カイルベルト
録音:1955年7月26日(Tue)、バイロイト ※ステレオ録音
技術革新がめざましかった20世紀、音楽史における「月面着陸」ともいえる、
初のステレオ「リング」が遂に全貌を現す!まずは、最高のワーグナー歌手
が揃いも揃った「ジークフリート」からリリース開始!世界初のステレオで
の「ニーベルングの指環」録音は、1958年から1965年に行われたショルティ
/カルショウによるスタジオ・セッションではありません。55年夏のバイロ
イト・ライヴが、なんと全編ステレオで残されていたのです。指揮はヨーゼ
フ・カイルベルト。プロデューサーは、ピーター・アンドリューでした。
デッカと、当時デッカのドイツ支社ともいえたテルデックの気鋭のエンジニ
アがチームを組み、ステレオ録音自体が大変珍しかった時代に、なんと「指
環」全曲の録音を試みたのです。ノイマンM49マイクロフォン6本を使用して
の録音は、しかしながらある意味「賭け」でもありました。一回設置された
マイクは一度演奏がはじまれば二度と触れることができなかったからです。
6本のうちの3本は、照明固定用のバーに一緒に吊り下げられ、舞台上20フィ
ートにありました。これらが集約されたのが、6チャンネル・ミキサーST2。
そして2台のAEG TR9テープ・レコーダーに、人類初のステレオ・リングは収
められたのです。これらの試みは、奇跡的としか言い難いほどにことごとく
成功し、近年の録音と言われれば信じてしまうばかりの瑞々しさで、55年の
リングを今に伝えています。55年の夏、「指環」は2チクルス演奏されまし
た。デッカのこの実験的な試みは、1回目のチクルスにおけるヴァルナイ、
ブロウェンスティーン、ウーデ(それぞれ2回目には不参加)を録ることに
あったといっても過言ではありません。2回目も歌手の変更以外のところで
はバック・アップに使えたのですが、基本的には本番とオーケストラ・リハ
ーサル及びGP時のテープだけでマスター・テープは完成されています。しか
も、驚くべきことに、この「ジークフリート」においては、たった21箇所と
いう少ないテープ・エディットしか成されていません。これはまさに、いか
に実際の舞台がすばらしかったかのこの上ない証明でもあります。しかしな
がら、周囲の思惑や、EMIまで含んだ複雑な契約上の問題で、この「リング」
がリリースされることは今までありませんでした。特に、カルショウがその
あまりの演奏の完璧さに、自分のプロジェクトへの影響を恐れ、この録音の
封印を強く希望したのが大きな要因でした。
時は流れ、ステレオどころか、マルチ・チャンネルでの録音物が普通に手に
入る時代がやってきました。それでも、この「指環」の絶対的価値はまった
く揺るぎません。それは、「月面着陸」を果たしてもなお、月を見上げて物
思いすることをやめないのと同じく、すばらしい音楽に感動する人類の心は
不変であるからです。装丁は、4枚組ではありますが、プラスチックのマル
チ・ケースではなく、クレンペラー/VPOのBOX同様の美麗紙箱にそれぞれ紙
スリーヴにCDが収められています。このスリーヴ及びブックレットには、英
独の歌詞対訳のみならず、貴重な資料と写真が満載されています。
TESTAMENT社ブラウン氏が「なにより、この素晴らしい音楽を自レーベルで
取り扱うことができたことを神に感謝したい!」というように、愛情と尊敬
の念が結晶したかのようなアート・ワークです。今後、CDでは2006年中に
「ライン」「ヴァルキューレ」「神々のたそがれ」とそれぞれ個別のBOXで
全タイトルを発売します。こちらに関しましては、日本語対訳もついた国内
盤の発売も予定しております。及び、指環全曲のアナログ盤(19LP予定)の
発売も決定しています。こちらは、完全限定品となり、現状では6月頃の発
売を目指しています。総計5アイテムを一挙リリースとなります。





<MD+G>
34113032 \2080
W.A.モーツァルト 鍵盤楽器作品全集 Vol.3
ピアノ・ソナタ 第9番 ニ長調 K.311、第7番 ハ長調 K.309
アダージョ ハ長調 K356、12の変奏曲 K.179、 12の変奏曲 K.354
ジーグベルト・ランペ(ハープシコード、フォルテピアノ、クラヴィコード)
昨年から開始された、ランペのモーツァルト鍵盤楽器作品集は、すべての鍵盤
楽器作品をモーツァルトが生きた時代の楽器を使用して再現するという、非常
に興味深い試みです。2006年、モーツァルト・イヤーということもあって、
前2作も多くの注目を浴びています。単に、楽器が違うというだけでなく、
装飾音なども丹念に研究されているのですが、学術的な要素はありつつも、
なにより、モーツァルトの生きた時代そのものにタイムスリップさせてくれ
る感じが聴衆としてはうれしいところ。フォルテピアノの音色がなんともノ
スタルジックに響きます。

60313202 \2080
マーラー:交響曲 第4番 
(エルヴィン・シュタイン編曲版)
クリスティアーネ・エルツェ(S)
トーマス・クリスティアン・アンサンブル
1921年、エルヴィン・シュタインによって完成されたマーラーの交響曲第4番
の室内オーケストラ版は、シェーンベルクが創立した「私的演奏協会」のため
に作られたものです。こうしたムーヴメントには賛否両論あったわけですが、
特にこの4番のアレンジは、19世紀から20世紀への転換(もしくは混乱)を非
常によく映しだしています。オリジナルの交響曲に比べ、より憂鬱な雰囲気を
得た室内オーケストラ版。編成が小さい分、ソプラノの技量がより重要な役割
を担いますが、ここに実力派エルツェ(DGにティーレマンとのカルミナなどが
あります)が起用されているのも大きな聴き所。20世紀初頭、ウィーンを彩っ
た退廃的な美意識を堪能いただけます。

61913742 \2080
ラモー:組曲
(リード系管楽器五重奏のための編曲版)
新クラブサン組曲(またはクラヴサン曲集 第2集)より
勝ち誇った女、鳥のさえずり、めんどり、北風の神
カレファクス・リード五重奏団
過去、「フーガの技法」からショスタコーヴィチの「前奏曲とフーガ」まで
をリード系木管楽器アンサンブルとして録音してきたカレファクス五重奏団
の新作。リード楽器のアンサンブルというだけでも珍しいのに、今回のレパ
ートリーはラモーの組曲。正直、オリジナルのCDを手に入れるのもそれほど
楽ではないのでは・・・?それでも、ラモーの音楽に元々ある斬新さがより
よい形で表現された好演です!

60913752 2枚組 \4160
ヘンデル:歌劇「クレタのアリアンナ」 HWV32
マタ・カツーリ(S)、マリ=エレン・ネジ(Ms)、
イリーニ・カライアンニ(Ms)、マリータ・パパリゾウ(Ms)、
テオドラ・バカ(Ms)、ペトロス・マゴウラス(Bs)
オーケストラ・オブ・パトラス(オリジナル楽器による)
指揮:ジョルジュ・ペトルー
1733年完成のヘンデルの貴重なオペラ全曲録音。大変速いペースで次々に秀
作オペラを作曲し続けたヘンデルでしたが、この「アリアンナ」だけは、非
常に時間をかけて完成させ、その後も数々の訂正を加えています。テセオの
役は、当時、最高の人気を誇ったカストラート、ジョヴァンニ・カレスティ
ーニのために書かれています。しかしながら、ヘンデルが彼の声域を過大評
価していたため、結局、このパートの音域を下げざるをえなかったという逸
話も残っています。
このオペラが完成されたほんの一ヶ月前に、ポルパラもまた「ナッソ(ナク
ソス)のアリアンナ」という歌劇を完成させました。この作品同士は当然、
ライバルとなったのですが、チケットの売り上げは間違いなくヘンデルに軍
配をあげ、「クレタ」が勝利を収めたのでした。
今回のこの録音は、いわずもがなクレタ島を擁するギリシアのオペラ・ハウ
スの精鋭たちによるもの。価格も3for2となっています。

90613636(SACD-Hybrid) \2950
ノルデン、アルプ=シュニトゲル=オルガンの響き
ヴェックマン:マニフィカト2、
バード:パッサメッツォ・パヴァーナ、
ブクステフーデ:
カンツォーネ BuxWV166、イエス・キリスト、汝はたたえられよ、
トッカータ BuxWV155、
J.S.バッハ:バビロン川のほとりで BWV653、トッカータ BWV540/1、
シュリック:汝らの神なるわが神に昇る、
アロウホ:ティエント、
シャイト:エコ・アドマニュアーレ・デュプレクス・フォルテ、
ベーム:ああ、いかにはかなく、いかに空しき
アグネス・ルフテルハント
ティエモ・ヤンセン
17世紀に開花し、いまだオルガン製作のメッカとして知られるノルデンの著
名なルトガーリ教会のアルプ=シュニトゲル=オルガン。東フリージア、最
大にして最重要なこのオルガンは、響きに包まれるゴシック様式の合唱団席
とロマネスク様式のネーブに向かうペダル・タワーを持ち合わせています。
建造物自体が楽器の一部ともいえるオルガンの響きの録音は、オーディオ・
ファイル・レーベルとして名高いMDGの最も得意とするところで、是非に
ともマルチ・チャンネルで体感して頂きたい一枚です。

3023632 \2080
ハイドン:ディヴェルティメント Hob 4:6-11
再発売
パウル・マイゼン(Fl)
エルネ・セベスティアン(Vn)
マルティン・オステルターク(Vc)





<Arion>
ARN50700 \1350
シューベルト:
楽興の時 D780
ピアノ・ソナタ 第13番イ長調 D664
16のドイツ舞曲と2つのエコセーズ D790
アレクサンドル・タロー(Pf)
シャブリエの全曲集などで知られる、タローのシューベルト曲集に、2006年
アリオン最新カタログがついて、しかもミッド・プライスの注目盤。フラン
ス・レーベルなのに、今回はシューベルトで来たとこもインターナショナル
の自信の表れか?実際、非常に丹精なシューベルトでCDだけの価値も十分です。
上記、カタログ付アイテムの発売は喜ばしいことなのですが、色々な要因が
重なって、カタログ上ご案内していても、現状日本では取り扱いのないアイ
テムが少なからず存在したりします。今後少しずつ再整備していきますが、
とにかく「未発」状態になっていた主要アイテムだけ洗い出し、今回一緒にご
案内させていただきます。どれも、なにゆえ未発なんかにしといたんだ?とい
う逸品ばかり・・・。

ARN68596 \2180
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集 vol.4
第6番 ト長調 作品101、第9番 変ホ長調 作品117、
第11番 ヘ短調 作品122
ドビュッシー弦楽四重奏団
昨年末、ル・ゲが加わったピアノ五重奏のカップリングの発売で、さらに好
評価を得たドビュッシー四重奏団のショスタコーヴィチ全集ですが、第4巻目
が抜けているとのご指摘を多く頂き、ここであらためてご案内させて頂きま
す。これで、2−5巻は揃うかたちになるのですが、第1巻目は、正真正銘
の廃盤とのことで、2006カタログにも掲載されていません・・・。こればか
りは、全集のBOXの発売を待ち望むしかありません。
因みに、ジャケは全点同じの色違いではなく、ショスタコーヴィチの顔がだ
んだん大きくなっていくという趣向がとられていたことに、今回はじめて気
がつきました。
Vol.2  第3,7,10番   ARN 68506
Vol.3 第1,5,12番   ARN 68534
Vol.5 第2,14番    ARN 68674
Vol.6 第15番&P五重奏   ARN 68675

ARN68251 \2180
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲
ジェラール・プーレ(Vn)
昨年、マイスター・ミュージックからもクライスラー・アルバムをリリースす
るなど、日本でも、さらなるファンを獲得し続けているジェラール・プーレ。
ブラームスとJ.S.バッハはすでに、定番といった様相を醸してきましたが、
なぜかこのバルトークだけがリリースされていませんでした。

ARN68595 \2180
アルヴォ・ペルト:Annum per annum
ヴォクス・クラマンティ
上の2作のような、「今」という必然性があまりありませんが、ペルト作品と
いうことと、ジャケの美しさで、最初のカタログ整備にリスト・アップして
みました。
ヴォクス・クラマンティは1996年創立の歌手だけでなく、作曲家、指揮者、
器楽奏者まで含んだ音楽家集団。元々は、グレゴリアン・チャント研究のた
め集った団体でしたが、徐々にヨーロッパ音楽文化すべてを網羅するプロフェ
ッショナル集団として認知され、さまざまな音楽活動を展開しています。




<AMATI>
AMI2205(SACD-Hybrid) \2180
J.C.バッハ&W.A.モーツァルト:チェンバロ作品集
モーツァルト:クラヴィア(チェンバロ)協奏曲 ニ長調 K107-1、
ト長調 K107-2、変ホ長調 K107-3
J.C.バッハ:
フルート・トラヴェルソ、オーボエ、ヴァイオリン、チェロと通奏低音のた
めの五重奏曲 ニ長調 作品22
チェンバロ・ソナタ ハ短調 作品17-2
レ・パルナッセ・ムジカ
タチアーナ・ヴォロビョワ(Cem)
ヨハン・クリスティアン・バッハとモーツァルトのチェンバロが登場する作品
を集めたSACD。編成の大小やフィーチャー度の違いはありますが、どの作品も
チェンバロが活躍するものです。SACDでの発売ですが、価格は通常CDと同じ
特別価格。ライナーノーツがドイツ語のみとなります。

AMI2303 \2180
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第11番 ヘ短調 作品95
同:弦楽四重奏曲 第15番 イ短調 作品132
ロダン弦楽四重奏団
今まで同レーベルにラハナーの弦楽四重奏曲など興味深い録音を残してきた、
ミュンヘンの若手実力派弦楽四重奏団が遂に、すべてのSQにとっての最大目標
であるベートーヴェン・チクルスに着手。ヨーロッパ・メディアの評判も高く、
期待のかかる大プロジェクトです。

AMI2302 2枚組 \4360
テレマン:マルコ受難曲 TWV5:40 (世界初録音)
フリーデリケ・ホルツハウゼン(S)、スザンネ・ゴルツニー(S)、
ミヒャエル・ツァバノフ(T)、マティアス・フィーヴェク(Bs)、
ゼーレン・フォン・ビラーベック(Bs)
ビーデリッツァー・カントライ室内合唱団
マグデブルク・テレマン・コンソート (on period instruments)
指揮:ミヒャエル・ショル
生涯に50曲に近い受難曲を作曲し、そのうち12曲は「マルコ受難曲」であった
とされるテレマン。非常に多作家であったため、正直、専門家以外はどれとど
れが同じ曲なのかを判別するのも一苦労といった感じですが、今回のこの「マ
ルコ」も正真正銘の世界初録音。残念なことに、こちらもライナーノーツはド
イツ語のみとなっていますが、是非とも読解したい貴重な録音であることは間
違いありません。





<AMBITUS>
AMB96886 2枚組 \4360
ブクステフーデ:オラトリオ「最後の審判」(全3幕)
ヤン・コボウ(T)、フリードマン・クロス(Bs)、
ゴッドホルド・シュヴァルツ(Bs)
クラウス・アイヒホルン(Org)
カペラ・カントルゥム・コンストルメンティ
ライプツィヒ・トマナー合唱団&ベンリン少年合唱団のメンバー
指揮:アレクサンダー・シュナイダー
後に、バッハやヘンデルにも多大な影響を与えた、バロック時代の作曲家、
オルガニストのブクステフーデのオラトリオ新録音!オルガニストならでは
の重厚な和音構成に魅力がある彼のオラトリオがどのような響きを持つのか、
大変興味深いリリースです。世界初録音ではありませんが、非常に珍しいレ
パートリー。

AMB96884 \2180
ヘンデル、バッハと対面するモーツァルト
モーツァルト:クラヴィア(チェンバロ)協奏曲
ニ長調 K107-1、ト長調 K107-2、変ホ長調 K107-3
ヘンデル、C.P.Eバッハ、J.S.バッハの作品
アンサンブル・ネオバロック
アマティの盤でも取り上げられているモーツァルトのクラヴィア協奏曲は
J.S.バッハの鍵盤楽器ソナタに基づいています。これらの曲を柱に、その二
人の間で活躍したヘンデル、C.P.Eバッハの作品が織り込まれた凝ったつくり
のアルバム。タイトルは日本語にするのが難しかったのですが、ジャケット
の絵柄を見て頂ければすんなりご理解頂けると思います。

AMB96882 \2180
Street Music ヴァイオリンとコントラバスのデュオ作品集
ニコラウス・リヒター・デ・ヴロエ、マンフレット・スタンケ、
エルキ=スヴェン・トゥールの作品
デュオ・スラート・ライネッケ
なんとも珍しい、ヴァイオリンとコントラバスのデュオ作品集。しかも、全
曲このデュオのために書かれた作品で、これらを集めるのになんと11年もの
年月がかかったとのこと。デュオ名のライネッケは作曲家の名前ではなく、
ベーシストの方がフランク・ライネッケさんだからです。





<BAYER RECRODS>
BR150034 \2080
モーツァルト 金管五重奏編曲版作品集
Ouverture ""Die Hochzeit des Figaro"" / Mozart rennt / Unsere kleine
Nachtmusik: Eine kleine Nachtmusik, Allegro - Moonlight Serenade /
Konzertarie ""Bella mia fiamma"" / Rondo Allegro KV 407 /
Konzertarie ""Misera dove"" / Die Zauberflute: Ouverture 、Bildnisarie、
Papageno-Arie - ""O Isis und Osiris"" 、Die drei Knaben - Arie der
Konigin der Nacht / Zaubermix fur Nichtflueisten / Streichquartett
KV 387, Finale / Ave verum / Mozart on Parade / Siebzehn Jahr
レン・クインテット (The Racing Five):
ウーヴェ・ツァイザー、ペーター・ライナー(Tp) 
ヨッヘン・シェーラー(Tb)、ジェーン・スコット(Hr)、
ラルフ・ルドルフ(Tub)
モーツァルト・イヤーにまたひとつ注目盤!モーツァルトの有名作品を金管
五重奏曲に編曲した作品集。レン・クインテット(英語名:レイシング・ファ
イヴ?)による疾走感溢れる演奏で。曲目も凝ったネーミングがされている
ものもありますので、敢えて言語のまま載せてみました。金管奏者にしてみ
ると、単にレパートリーがないという理由で、あまり触れる機会がない作曲
家モーツァルト。しかし、その音楽のすばらしさには抗えず、とうとうその
領域に足を踏み入れてしまったら、こんなに楽しい世界が開けてしまった!
という感じの遊び心も満載したアルバムです。

BR140006 2枚組 \4160
エドゥアルト・メーリケの詩による現代作品集
Patrick Bebelaar, Rolf Gothoni, Wilhelm Killmayer, Werner Muller-
Grimmel,
Wolfgang Rihm, Kurt Schwertsik, Ulrich Susse, Martin Wettstein
サークス・ムジクス声楽アンサンブル
指揮:ディーター・クルツ
1804年生まれのエドゥアルト・メーリケは19世紀の偉大なドイツ詩人のひと
りで、ヴォルフが彼の名前を冠にした歌曲集を残していることで、音楽ファ
ンはよく耳にするのではないでしょうか?ヴォルフに限らず、シューマン、
ブラームスなども多く彼の詩を歌曲にしています。2004年、この詩人の生誕
200周年を記念して、ヴォルフ・アカデミーが再度彼の作品に曲をつけるコン
ペティションを行い、そこに集った様々な国籍を持つ作曲家の現代作品を
2枚のCDに収めたものです。
過去に、多くの作曲家を惹きつけて止まなかったメーリケの詩は、変わらず
現代作曲家の創作意欲を刺激し続け、大変意義深い作品集となりました。

BR100342 \2180
ボブ・チルコット:合唱作品集
ロンドン・タウンからの歌と涙、メイキング・オブ・ザ・ドラム、ランナー、
光の賛美歌、羊飼いのキャロル、神は世界を愛す、私の祈り人、彼のために
すべての星は輝く、アンド・ソー・イット・ゴーズ
ノルディック室内合唱団&ヨーロッパ室内合唱団
指揮:ニコル・マット
今をときめく英国の合唱作曲家、ボブ・チルコットの作品を集めた新録音!
人生そのものを合唱に捧げたといっても過言でないチルコットは、ケンブリッ
ジ・キングズ・カレッジやキングズ・シンガーズなどに在籍するなどのキャリ
アに始まり、教育、指揮も含め合唱の発展のために尽くしています。その作
品は、世界中で演奏の引き合いが切れず、有名な合唱団体や音楽教育機関が
新たに彼に作品を委嘱するなど、合唱界で現在その注目度においては、彼の
右に出る者はありません。
この人気作曲家の作品を合唱のうまさでは定評のある北欧の合唱団による録
音で聴ける注目盤。合唱関係者は必携の一枚です。




<CADENZA>
CAD800854 \2180
ビーチ:ピアノ三重奏曲 ト短調 作品150
マルティヌー:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 第1番
バツェヴィチ:ヴァイオリン・ソナタ 第4番
バーバー:チェロとピアノのためのソナタ 作品6
マリアンヌ・ボエッチャー(Vn)
レジーネ・チィンマーマン(Vc)
スガ・アヤコ(Pf)
20世紀に残された、デュオとトリオの作品集。ビーチ、マルティヌー、バー
バーはアメリカの作曲家ですが、バツェヴィチはポーランドの女流作曲家。
ナディア・ブーランジェに師事し、多数の室内楽作品を残しました。どれも
美しい旋律ですが、どこか厭世的な雰囲気を持っている点では共通する作品
群です。

CAD800853(SACD-Hybrid) \2180
ホルン&オルガン 現代音楽作品集
ベルゲ、リタイツェ、ディッケ、フリューガーの作品
アンドリュー・ジョイ(Hr)
ペーター・ディッケ(Org)
自らの作品も収録されている、オルガニストであり作曲家でもあるディッケ
と、1978年よりWDR交響楽団の主席ホルン奏者をつとめるジョイによる、現代
音楽デュオ集。SACDですが通常CD価格!





<DA CAMERA>
DACA77089 \2180
シベリウス:
ヴァイオリンとピアノのためのソナティナ ホ長調 作品80
4つの小品 作品78
3つの小品 作品116
フィリップ・ネーゲル(Vn)
ギュンター・クリーガー(Pf)
アルト・ノラス(Vc) タパーニ・ヴァルスタ(Pf)

DACA77090 \2180
グリーグ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
第1番 ヘ長調 作品8、 第2番 ト長調 作品13
フィリップ・ネーゲル(Vn)
ギュンター・クリーガー(Pf)
1928年生まれ、往年の名ヴァイオリニスト、フィリップ・ネーゲルの最新録
音!クリーヴランド管に在籍した後、ヴェーグ四重奏団の一員として活躍し
た彼は、アンサンブルも含めソニー、コロムビアをはじめ数々のレコーディ
ングをこなしてきました。80歳を目前に、シベリウス&グリーグという北欧
系の作曲家の作品を録音し披露する決意をしたのは、どういったモチベーショ
ンからなのか?ソリストとしてもアンサンブルの一員としても音楽人生を歩
んできただけに、説得力に満ちた演奏を聴かせてくれそうです。

DACA77064 \2180
モーツァルト:
フルート五重奏曲 変ロ長調 K174 (弦楽五重奏曲第1番)
フルート五重奏曲 ハ短調 K406 (弦楽五重奏曲第2番)
フルート四重奏曲 第1番 ニ長調 K285
アレクサンドレ・マニン(Fl)
ヤナーチェク弦楽四重奏団
マニンはスイス生まれのフルート奏者。アンセルメ指揮下のスイス・フラン
ス語管弦楽団での主席奏者をつとめるなどの輝かしい経歴を持ったヴィルトゥ
オーゾです。この名人とヤナーチェク四重奏団がコラボレートし、弦楽五重
奏曲をフルート五重奏曲に編曲した2曲に、おなじみの四重奏曲をカップリ
ングしたアルバムの登場です。
しかし、ご承知のとおり、弦楽五重奏曲というのは、2Vn 2Va 1Vcの編成です
ので、セカンドVnの人がヴィオラに持ち替えたと思われるのですが、いきな
りヴィオラをバリバリ弾きこなしてしまうところも、実は隠れた聴き所です。





<EBS>
EBS6118 \2080
ライネッケ:
弦楽合奏のためのセレナーデ ト長調 作品242
ピアノと管弦楽のための小協奏曲 変ロ長調 作品33
弦楽合奏のための12の「トーンビルダー」
ゾントラウト・スパイデル(Pf)
プフォルツハイム南西ドイツ室内管弦楽団
指揮:ウラジスラフ・チャルネッキ
ゲヴァントハウスの指揮者として「ドイツ・レクィエム」の初演を行ったり、
同音楽院で多くの後進の教育に砕身したライネッケ。彼の作曲活動の多くは、
それらの公職を辞してから行われますが、未出版のものまで合わせると実に
1000にのぼる作品が残されているのだとか。しかしながら、我々が耳にでき
る作品は非常に限られており、彼の作品群の全貌は未だはっきりとしません。

EBS6112 \2080
As You Like It 20世紀のオーボエ&弦楽作品集
アイルランド、エルガー、ヴォーン=ウィリアムス、ブリテン、ウォルトン
の作品
シュテファン・シッリ(Ob)
プフォルツハイム南西ドイツ室内管弦楽団
指揮:セバスティアン・テヴィンケル
19世紀の中半まで混沌を極めたイギリス音楽界。その後この曲集に登場する
作曲家たちの活躍により、イギリス音楽は世界の中心に帰ってきます。これ
は、単なるオーボエ曲集ではなく、イギリス音楽復興の功労者たちの軌跡を
辿ることができる選曲となっています。





<ECM NEW SERIES>
4763100 \2080
アンドラーシュ・シフ ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全集 Vol.2
ピアノ・ソナタ 第5番 ハ短調 作品10の1
ピアノ・ソナタ 第6番 ヘ長調 作品10の2
ピアノ・ソナタ 第7番 ニ長調 作品10の3
ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調 「悲愴」 作品13
アンドラーシュ・シフ(Pf)
早くも二巻目。シフのベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全集、今回は作品10と
「悲愴」!昨年10月に届いた、シフのベートーヴェン全集始動の朗報。一作目
は、曲目が渋い上に二枚組みというハンディ(?)を持ちつつも、世界中から
の絶賛を浴び、早くもロング・セラー・アイテムとなりつつあります。二巻目
も同じく、チューリヒで2台のピアノを弾き分けた録音(現時点では、どの作
品がどのピアノというデータがありません)です。今回は、「悲愴」という人
気曲を含むベートーヴェンが30歳前に完成させたマスターピースということで、
さらに期待が高まります。
時、Philipsの内田とも重なり、モーツァルト・イヤーの真っ只中盛り上がり
をみせる、ベートーヴェン・チクルス・ブーム。Deccaのクン=ウー・パイク
も併せ、「ユニバーサル三羽烏(?)」それぞれの全集完成はどれも目の離
せないプロジェクトです。

4763049 \2080
ロルフ・リズレヴァント:Nuove Musiche-新音楽
ロルフ・リズレヴァント (archlute、baroqueG、theorboe)
アリアンナ・サヴァール (triple harp、 voice)
ペドロ・エステファン (Perc)
ビョルン・イェレミール (colascione、Cb)
グイド・モリーニ (Org、clavichord)
マルコ・アンブロジーニ (nyckelharpa)
トー=アラルド・ジョンセン (chitarra battente)
オスロ生まれのリュート奏者、リズレヴァントのECMデビュー盤。非常に独特
で多面的な才能を持つ古楽界の奇才で、サヴァールのエスペリオンXXへ長年
参加してきたことでも知られています。彼のすべての活動の基盤になってい
るのは「現代の作曲家と同等の意志でリスナーに感動的でスピリチュアルな
経験を届ける」という思想です。今回のデビュー盤も古楽を忠実に再現する
という当たり前なものではなく、古楽作品を自由で現代的でイマジネーショ
ンに富んだアレンジを加えた作品集です。結集したアーティストも古楽界で
は有名なアーティストばかりですが、古楽ファンだけに独占されるのはあま
りにもったいない全ジャンルのリスナーへの訴求力を持ったアルバムです。
Nuove Musiche(新音楽)というタイトルはカッチーニのアリア&マドリガル
集から借用したもの。イタリア古典歌曲集の冒頭にある「アマリッリ」はこ
の曲集に含まれるものです。

4763102 \2080
ミシェル・マカルスキ To be Sung on the Water
タルティーニ:ソナタ 2、9、13
クロケット:Mickey Finn、To be Sung on the Water
ミシェル・マカルスキ(Vn)
ロナルド・コープス(Va)
18世紀最大のヴァイオリニスト、タルティーニは重音奏法や近代運弓法を確
立した人物で、ヴァイオリン史を語るに欠かせません。ECMでは、常に風変わ
りともいえる構成でありながら、そこにはヴァイオリンという楽器の可能性
が浮き彫りとされるようなアルバムを発表してきたマカルスキ。タルティー
ニ作へのアプローチも大変興味深いものです。もちろん、構成上にも仕掛け
があるらしく、アメリカの現代作曲家クロケットの2作品が織り込まれてい
ます。





<Accord>
4769209 4枚組+ボーナスCD \5400
Le Domaine Musical (1956-1967) Vol.1
CD1 10周年記念コンサート (66'54)
シュトックハウゼン:コントラ-プンクテ 作品1
ベリオ:セレナータ1
ブーレーズ:主のない槌 ル・マルトー・サン・メートル
メシアン:異国の鳥たち
CD2 フランス関連 (62'32)
ドビュッシー:パンの笛
ヴァレーズ:比重 21.5、ハイパープリズム、オクタンドル、
アンテグラル(積分)
メシアン:カンテヨジョーヤー、7つの俳諧
CD3 作曲家ブーレーズ (59'46)
ストラクテュール 第1集
フルートとピアノのためのソナティナ
ピアノ・ソナタ 第2番
CD4 同行する旅人たち (73'15)
カーゲル:弦楽六重奏曲
ノーノ:インコントリ
ヘンツェ:イル・マリニーのための協奏曲
プスール:マドリガル 3、2台のピアノのためのモビール
シュトックハウゼン:ツァイトマーセ 作品5、ピアノ曲 第4
ボーナスCD 友情の物語(期間限定!)
ブーレーズ独占インタヴュー
「主のない槌」ファースト・レコーディング
(Vega,1956)
期間限定ボーナスCD付
ドメーヌ・ミュジカル
指揮:ピエール・ブーレーズ
録音:1956-67年、パリ  一部モノラル(CD3&4)

4768862 4枚組 \5400
Le Domaine Musical (1956-1967) Vol.2
CD1 ストラヴィンスキー
12楽器のためのコンチェルティーノ
クラリネット・ソロのための3つの小品
弦楽四重奏のための3つの小品
管楽器のためのシンフォニー集
きつね-歌と踊りによるブルレスケ
バレエ「アゴン」
CD2 ウィーン楽派1(1899-1912)
シェーンベルク:浄夜
ウェーベルン:管弦楽のための6つの小品 作品6
シェーンベルク:3つの小品、月に憑かれたピエロ
CD3 ウィーン楽派2(1906-1943)
ベルク:ロ短調のソナタ、管弦楽のための3つの小品 作品6
シェーンベルク:室内交響曲第1番
ウェーベルン:
2つの歌 作品8、4つの歌 作品13、第1カンタータ 作品29、
第2カンタータ 作品31
CD4 ウィーン楽派3 連続主義
シェーンベルク:セレナーデ、7つの楽器のための組曲 作品29
ウェーベルン:ピアノのための変奏曲 作品27、交響曲 作品21
バーデン-バーデンSWF交響楽団からのソリスト
指揮:ハンス・ロスバウト
ドメーヌ・ミュジカル
指揮:ピエール・ブーレーズ
録音:1956-67年、パリ  一部モノラル(CD4)
全クラシカル・ファン待望!ブーレーズの成し遂げたプロジェクトの中でも、
20世紀の音楽史への影響力が絶大であった「ドメーヌ・ミュジカル」の全貌
が復活!一巻目には限定ボーナスCD付き!
1956年、ブーレーズによって創設されたドメーヌ・ミュジカル。これは、実
質的なブーレーズの指揮活動の開始となっただけでなく、50年代ヨーロッパ
における最先端の音楽団体でした。この創設は、当時のフランスでの音楽観
の偏りを修正するためだったといわれています。ストラヴィンスキーとその
継承者たちばかりが賞賛されていた中、最初のシーズンにはバッハやデュファ
イといった過去の偉人の音楽を再提示しつつ、20世紀の古典としてのウィー
ン楽派、シュトックハウゼン、ノーノといった当時は若手の作品までが取り
上げられました。
この団体の活動は演奏会の開催にとどまらず、機関紙や研究書の発行にまで
至り、ヨーロッパ全土に多大な影響を与え、今に至ります。この団体が出現
していなければ、我々の音楽史上の価値観は、まったく違ったものになって
いたかも知れません。
この活動の全貌がわかる8枚(+ボーナスCD)が一挙リリースとなります。そ
れぞれのディスクにコンセプトを持たせる編成。現代音楽ファンにとどまら
ず、すべてのクラシカル・ファン待望のBOXです!

47689362 \2080
マルティン・マタロン:
トランペットと管弦楽のためのTrame 5
チェロと管弦楽のためのTrame 3
管弦楽のためのTorito catalan
エリック・アウバー(Tp)
マルク・コピー(Vc)
ロレーヌ国立管弦楽団
指揮:ジャック・メルシエ
録音:2004年9月
2003&04年、マタロンがロレーヌ管のレジデンシャル・コンポーザーだった
期間の代表的管弦楽作品3作をおさめたアルバム。映像作品のサウンドトラッ
クを担当することもある作品群ですが、独立した音楽としても大変存在感の
ある作品です。

4769081 \1350
トム・ウィレム:Enemy in the figure (人影の敵)

4658502 2枚組 \2080
トム・ウィレム:The loss of small detail (小さな項目の喪失)
3月来日予定!フォーサイス・カンパニーのバレエ音楽2タイトル、特別価格
でリリース!
20世紀のダンス・ムーヴメントを革新的に変えてしまったとしてカリスマ的
存在であるフォーサイス・カンパニー。振付師フォーサイスと1984年からチ
ームを組んで音楽を担当してきたのが、トム・ウィレムです。今回は、彼の
作品を2タイトル、特別価格でリリース!

4768416 \1350
スージー・デレール:Lady Paname
1. Du t’ a ! Du t’ a ! (H. Jeanson/G. van Parys) From the
film Lady Paname
2. Je suis une femme un peu… (Tabet/Louiguy) First-released
3. Si l’on est sexy (A. Willemetz-M. Berthet/H. Bourtayre-L.
Rey) First-released
4. Laissez-moi faire (A. Hornez/P. Misraki) From the film
“Atoll K” First-released
5. Un tranger Paris (R. Lucchezi) First-released
6. Oh ! Mon papa (J. Boyer/P. Burkhard) De l’op rette
“Feu d’artifice” First-released
7. Un baiser (A. Hornez/P. Misraki) First-released
8. Napolina (A. Hornez/F. Lopez) From the film “Botta e
risposta”
9. Tu n’peux pas te figurer (P. Misraki) From the film
“Atoll K”
10. A mi, a ti (M. Rivgauche/A. Romans)
11. Je ne demande pas la lune (J. Dutailly)
12. Orange, tabac, caf (R. Chabrier/J. Moutet)
13. Je n’sais comment (L. Boyer/K. Hoschna)
14. Y’a pas trois moyens  (P. Misraki)
15. Danse avec moi (A. Hornez/F. Lopez) From the film
“Quai des orf vres”
16. Les lavandi res du Portugal (R. Lucchesi/A. Popp)
17. La ballade irlandaise (E. Stern/ E. Marnay)
18. La chanson de Gervaise (R. Queneau/G. Auric) From the film
Gervaise
19. Relax (B. Vian/J. Walter)
20. Chandernagor  (G. B art)
21. C’est Kiki (R. Clo rec) From the film Un fil
la patte First-released
Private collection Suzy Delair
22. La gommeuse  (Clo rec) From the film Un fil la patte
First-released
23. Avec son tralala (A. Hornez/F. Lopez) From the film
Quai des orf vres
24. Avec son tralala

4769094 \1350
スージー・デレール:Amoureuses
01. Femmes, que vous tes jolies (Codini - Julsam/E. Favart)
02. La petite Tonkinoise (G. Villard, adapt. H. Christin /
V. Scotto)
03. La matchiche (L. Leli vre P. Triollet/P. Badia)
04. Caroline (L. Benech V. Telly/V. Scotto)
05. Mon c ur est un violon (M. Laparcerie)
06. Le doux caboulot (F. Carco/J. Larmanjat)
07. La Baya (M. Heurtebise/H. Christin )
08. Le temps des cerises (J. B. Cl ment/A. Renard)
09 Fascination (M. de F raudy/F. Marchetti)
10. Frou-Frou (H. Monr al - Blondeau/H. Ch teau)
11. Ah ! C’qu’on s’aimait (L. Boyer/P. Marinier)
12. Reviens (Fragson/H. Christin )
13. Quand l’amour meurt (G. Millandy/O. Cr mieux)
14. Amoureuse (M. de F raudy/R. Berger)
15. Plaisir d’amour (J.P. Claris de Florian/H. Martini)
16. Tout a ne vaut pas l’amour (A. Trebitsch et F. Perpignan)
17. C’est un air populaire
18. Chanson de Fortunio (A. de Musset/J. Offenbach)
19. Viens s’il est vrai From L’Amour masqu
(S. Guitry/A. Messager) First-released
With Andr Claveau
Private collection Suzy Delair
50年代、女優として歌手として一世を風靡したスージー・デレールの初出音
源を多数含んだ復刻盤!
女優として、歌手として、スージーはその生涯のほとんどを撮影所、コンサ
ート・ホール、レコーディング・スタジオ、オペレッタ劇場で過ごしました。
巡り会った誰をも幸せな気分にさせてしまうほどの生まれついてのチャーミ
ングさ!今回のアルバムにも、歌曲、オペレッタ作品からポピュラー作品ま
で幅広く収録されていますが、そのどれもが煌めくような魅力に満ちていま
す。

<PentaTone>
PTC 5186 088(SACD-Hybrid) \2850
W・A・モーツァルト:
ドナウシンゲン・ハルモニームジーク-
歌劇《後宮からの逃走》K.384からの管楽合奏版
バスティアン・ブロムハート(指揮)、
アカデミー・オヴ・セント・マーティンイン・ザ・フィールズ・ウィンド・
アンサンブル
“ドナウシンゲン・ハルモニームジーク”とはモーツァルトの名作の1つとし
て親しまれている歌劇《後宮からの逃走》K.384をベースとして、作曲者自身
がハルモニームジーク(管楽合奏版)へ編曲を行った作品のことである。
そんな“ドナウシンゲン・ハルモニームジーク”は1782年にモーツァルトが
父レオポルドに宛てた手紙の中でその存在を伝えているものの、肝心の楽譜
が所在不明となり今日まで作品の全容が謎とされてきた。
しかしこの作品の楽譜をオランダの音楽学者であり指揮者としても活躍して
いるバスティアン・ブロムハートが、ドナウシンゲンに在るフュルステンベ
ルク宮廷図書館で遂に発見!この歴史的発見により、今回のロンドン・ヘン
リー・ウッド・ホールで行われた録音が実現の運びとなった。
レコーディングでは楽譜の発見者であるバスティアン・ブロムハート自らが
タクトを執り、サー・ネヴィル・マリナーとのコンビで様々な名演奏を残し
ているアカデミー・オヴ・セント・マーティンイン・ザ・フィールズの管楽
セクションと60分34秒に及ぶハルモニームジークを存分に再現!
PentaTone Classicsがモーツァルト・イヤーという絶好のタイミングで贈る
超強力タイトルは音楽史にも足跡を残すであろう注目盤。




<Hyperion>
CDJ 33051/3 3枚組 \5200
シューベルトの友人と同時代の作曲家たち40人による歌曲集 ――
J・ハイドン:白髪の老人
J・F・ライヒャルト:憩いなき恋心、魔王
A・サリエリ:君を思いて
J・ツムシュテーク:期待、テクラ
L・V・ベートーヴェン:星きらめく夕べの歌
L・ベルガー:《水車屋の娘ローゼ》より
L・シュポア:ミニョンの歌
C・M・V・ウェーバー:戦の間の祈り
F・メンデルスゾーン:愛の歌
F・リスト:風がざわめく/他 全81曲
スーザン・グリットン(ソプラノ)、アン・マレー(メゾ・ソプラノ)、
ステラ・ドーフェクシス(メゾ・ソプラノ)、
マーク・パドモア(テノール)、ジェラルド・フィンリー(バス)、
グレアム・ジョンソン(ピアノ)
ハイペリオン創立25周年を記念してリリースされたシューベルト歌曲全集
(CDS 44201/40)にボーナスCDとして封入されていた“シューベルトの友人
と同時代の作曲家たち40人による歌曲集”が装いも新たに単品として初リリー
スに!3枚のディスクに及ぶセットには、40人の作曲家による81曲という膨大
な数の作品を収録。ハイドン、ベートーヴェン、サリエリ、リスト、ウェー
バー、メンデルスゾーン、シューマンといった作曲家の作品から、初期のシュ
ーベルトに大きな影響を与えたとされるヨハン・ルドルフ・ツムシュテーク、
ルートヴィヒ・ベルガーの作品など多彩で幅広いラインナップを誇っている。
この多彩な収録曲の中でも特に注目なのは、ルートヴィヒ・ベルガーの「水
車屋の娘ローゼ」(全曲中7曲を収録)だろう。この作品はシューベルト歌曲
の代表作の1つである“歌曲集「美しき水車屋の娘」”の原点とされており、
現在までほとんど録音が存在していなかったという作品。また、スーザン・
グリットンやアン・マレー、マーク・パドモアといった強力布陣も健在。
ハイペリオンは今回のリリースを行うにあたって、これまでのシューベルト
歌曲集シリーズで使用されていたジャケットデザインを踏襲。ブックレット
も新たに作成を行うなど、これまで単品でシリーズを揃えてきたユーザーに
とってもまさに朗報!
BOXセットからの単なる分売としてではなく、シューベルトと同時代のリート
の時代的背景を知ることの出来る大きな意味を持つタイトルの登場である!

CDA 67481/2 2枚組 \4160
バッハ・ピアノ・トランスクリプションズVol.6 ――
J・S・バッハ(ワルター・ルンメル編曲):
Ertodt' uns durch dein' Gute-カンタータ第22番より/ああ、いかにはかな
き、ああ、いかに空しき-カンタータ第26番より/最愛のイエス、われらここ
にありBWV.731/天にましますわれらの父よBWV.760/神なしたもう御業こそ
いと善けれ-カンタータ第99番より/古き年は過ぎ去りぬBWV.614/イエス・
キリスト、神の御子は-カンタータ第4番より/わたしたちは急ぎます、弱く
とも、たゆまぬ足取りで-カンタータ第78番より/泣き、嘆き、憂い、おそれ
-カンタータ第12番より/私の信仰厚い心-カンタータ第68番より/
O Menschen, die ihr taglich sundigtカンタータ第122番より/激しい風が
荒れ狂い-カンタータ第92番より/世は煙や影のようなものであり-カンター
タ第94番より/Zu Tanze, Zu Sprunge-カンタータ201番より/われらあまた
の苦難を経て-カンタータ146番より/Dein Name gleich der Sonnen geh-カ
ンタータ第173番より/Lass dich nimmer von der Liebe berucken-カンター
タ第203番/Sturze Zu Boden-カンタータ第126番より/Dich hab' ich je
und je geliebt-カンタータ第49番/おお神、汝善なる神よ-カンタータ第94番
/飢えた人々を良い物で満たし-マニフィカトBWV.243より/わが神なる主は
讃えられん-カンタータ第129番より/Die Seele ruht in Jesu Handen-カン
タータ第127番より/主なる神よ、われらこぞりて汝を頌め-カンタータ第130番
より/高き御空よりわれは来れり-クリスマス・オラトリオBWV.248より
ジョナサン・プロウライト(ピアノ)
デミジェンコの演奏によるバッハ=ブゾーニ編曲集から始まった“バッハ・ピ
アノ・トランスクリプションズ”シリーズも第6集に到達!最新作となる第6集
は20世紀前半アメリカ・ピアノ界の巨匠、ワルター・ルンメルの手による現存
する25の編曲全てを収録というハイペリオンならではの興味深い内容。
編曲者であるワルター・ルンメル(1887−1953)はゴドフスキーの弟子であり
ドビュッシーの友人でもあり、卓越したピアニストとして知られていた音楽家
である。収録されている25作品全てがバッハのオルガン作品や器楽曲などから
の編曲ではなく、カンタータやマニフィカトなどからの編曲であるという点が
今回の第6集最大のポイント。
演奏を務めるジョナサン・プロウライトは、ハイペリオンに録音を行ったスト
ヨフスキのピアノ協奏曲集などでのパフォーマンスが絶賛されたイギリス期待
のピアノ奏者。バッハの合唱(声楽)作品がルンメルの編曲とプロウライトの
演奏でどのように生まれ変わるのか?斬新なバッハの姿を聴き、知ることので
きる貴重かつ楽しみなリリースとなることは間違いない!

CDA 67527 \2080
F・シューベルト:
ピアノ五重奏曲イ長調D.667《ます》
弦楽三重奏曲第1番変ロ長調D.471(未完)
弦楽三重奏曲第2番変ロ長調D.581《ソナタ》
ポール・ルイス(ピアノ)、
レオポルド弦楽三重奏団、グレアム・ミッチェル(コントラバス)
各メディアから高く評価されたモーツァルト:ディヴェルティメント集
(CDA 67246)など計5タイトルを既にハイペリオンからリリースしているレ
オポルド弦楽三重奏団のニュー・アルバムはフレッシュで、そして情熱的な
シューベルト・プログラム。
メイン・プログラムである「ます」では1994年の世界ピアノ・コンクールで
の演奏がBBCから賞賛され、更には熱烈なシューベルティアンであるというイ
ギリスのピアニスト、ポール・ルイスとモーツァルトのピアノ四重奏曲集
(CDA 67373)に続いての共演となる。

CDA 67539 \2080
ピエール・ヴィレット(1926−1998):合唱作品集 ――
おお、聖なる饗宴よOp.27/聖母の賛歌Op.24/聞きたまえ主よOp.45/Notre
Pere d'Aix Op.75/けがれなく、罪なくOp.66/汝はペテロOp.29(オルガン
伴奏付き)/ああ、何と甘美なOp.76/Salutation Angelique Op.20(オル
ガン伴奏付き)/Strophes Polyphoniques Pour Le Veni Creator Op.28/
天使の糧Op.80/おお、救いのいけにえよOp.21/アヴェ・ヴェルムOp.3/め
でたし元后Op.5/おお、なんと御身の愛すべきことよOp.71/イエスの面影
Op.78/アドロ・テOp.31/大いなる神秘Op.53
ジェームズ・ヴィヴィアン(オルガン)、
スティーヴン・レイトン(指揮)、ホルスト・シンガーズ
ハイペリオンの好評合唱タイトル最新作は、20世紀フランスの作曲家ピエー
ル・ヴィレットによる15曲の無伴奏合唱曲と2曲のオルガン伴奏付き合唱曲を
収録した合唱作品集。グレゴリオ聖歌や宗教的内容を題材としたヴィレット
の作品は、日本の合唱団にもコンサートやコンクールなどで演奏され親しま
れている。
今回のヴィレットの作品集を歌うのはポリフォニーの指揮者としてお馴染み
スティーブン・レイトンとイギリスのヴィルトゥオーソ・タレント集団ホル
スト・シンガーズ。その歌声の素晴らしさはハイペリオンやヘリオスからリ
リースとなっているタイトルで実証済みである。

CDD 22053 2枚組 \2080
フランツ・ベルワルド(1796−1868):室内楽作品集 ――
ピアノと木管楽器のための四重奏曲変ホ長調/ピアノ三重奏曲第2番へ短調
/大七重奏曲変ロ長調/ピアノ五重奏曲第1番ハ短調/ピアノフォルテとヴァ
イオリンのための二重奏曲ニ長調/ピアノ三重奏曲第4番ハ長調
ゴーディエ・アンサンブル
現代スウェーデン音楽の基礎を築いた人気作曲家ベルワルドの魅力溢れる室
内楽作品を凝縮したセットが登場。既発売2タイトル(CDA 66834&CDA 66835)
のセット化による廉価再発売。


<Helios>
CDH 55215 \1200
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840−1893):ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調(レスリー・ハワード補完)
ピアノ・ソナタ第2番嬰ハ短調Op.80
ピアノ・ソナタ第3番ト長調Op.37《グランド・ソナタ》
レスリー・ハワード(ピアノ)
リスト弾きの世界的大家がチャイコフスキーでもその力を本領発揮!レスリー
・ハワードが補完した1863/4年作曲のピアノ・ソナタを“第1番”、通常第1番
とされているOp.37《グランド・ソナタ》を“第3番”と組み替えて収録してい
る点もハワードならではの試みと言える。CDA 66939からの移行再発売。

CDH 55213 \1200
ジョヴァンニ・アネリオ(c.1567−1630):レクイエム
フェリーチェ・アネリオ(c.1560−1614):
わたしは美しいものを見た、われはわが目を御身に対し上げ奉りぬ、
すべての救い主なるキリスト、めでたし元后3、
キリストはおのれを低くして、第5旋法のマニフィカト
ジェームズ・オドンネル(指揮)、ウェストミンスター大聖堂聖歌隊
17世紀ローマ楽派の重鎮アネリオ兄弟の美しき宗教作品の数々。
CDA 66417からの移行再発売。




<Gimell>
CDGIM 206 2枚組 \2080
タリス・スコラーズ ジョスカン・デ・プレを歌う ――
グレゴリオ聖歌《パンジェ・リングァ》、俗謡《戦士》
ジョスカン・デ・プレ(c.1440−1521):
ミサ曲《パンジェ・リングァ》、ミサ曲《ラ・ソ・ファ・レ・ミ》、
自然の摂理に逆らって、アヴェ・マリア、
ミサ・ロム・アルメ・スーペル・ヴォーチェス・ムジカーレス、
ミサ・ロム・アルメ・セクスティ・トニ
ピーター・フィリップス(指揮)、タリス・スコラーズ
世界最高のア・カペラ・グループとして古楽界に君臨するタリス・スコラー
ズ。グラモフォン大賞を受賞するなど、GImellのラインナップの中でも特に
ベスト・セラーの1つとなっているジョスカン・デ・プレのミサ曲《パンジェ
・リングァ》も収録されており、ジョスカンのポリフォニーを聴くには最適
のタイトルと言っても過言ではない!
ピーター・フィリップスによって1973年に結成されたタリス・スコラーズは、
グループ名の由来となった16世紀イギリス音楽の大家トマス・タリスをはじ
め、バード、タヴァナーなどのイギリス・ルネサンス音楽や、ジョスカン・
デ・プレ、パレストリーナ、ラッスス、ビクトリアなどの偉大な作曲家たち
の作品を発売し、その確かな理論に裏づけされた歌唱法と群を抜く演奏で世
界中のファンに大きな感動を与え続けている。




<VMS>
VMS 166 \2180
J・ハイドン:
ヴァイオリン協奏曲ハ長調Hob.VIIa-1
C・P・E・バッハ:
協奏曲イ短調Wq.166(フルート版)、
シンフォニア第1番ニ長調Wq.183-1(ハンブルク交響曲より)
サイモン・スタンデイジ(ヴァイオリン)、
ラインハルト・ツァッシュ(フルート)、
マンフレッド・フス(指揮)、ハイドン・シンフォニエッタ・ウィーン
シャンドスでもお馴染みのバロック・ヴァイオリンの名手スタンデイジがピ
リオド楽器のアンサンブル、ハイドン・シンフォニエッタ・ウィーンをバッ
クに流麗なハイドンを披露!指揮者のフスはウィーン少年合唱団で活躍し
ウィーン音楽大学でハンス・スワロフスキーに師事した経歴を持つ。

VMS 631 \1780
W・A・モーツァルト:
行進曲K.335a/セレナード第9番ニ長調K.320《ポストホルン》
ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488
アンドレアス・フレーリッヒ(ピアノ)、
フリーデル・オブストフェルト(指揮)、アマデ室内管弦楽団
シュレスヴィッヒ・ホルシュタイン音楽祭などヨーロッパを舞台に活躍する
ピアニスト、フレーリッヒとアマデ室内管の創設者であり音楽監督でもある
オブストフェルトによるモーツァルト・アルバム。

VMS 160 \2180
ルイ・マルシャン(1669−1732):
チェンバロ曲集第1巻、同第2巻、ヴェネツィア風、
オルガンのための小品ホ短調、テ・デウム、オルガン曲集第1巻
アン・シャぺリン(チェンバロ&オルガン)、
フーゴー・ペラルド(テノール)、
アレクサンドル・シャファンジョン(バリトン)、
ローレン・ジュリアン・ド・ポメロール(バリトン)、
フローラン・マイエ(バリトン)
ルイ・マルシャンはフランス的様式美を持った作品の数々だけでなく、
《牧歌》の作者を巡ってクープランと争うなど色々な意味でその名を知られ
ていたフランスの音楽家である。





<Extraplatte>
EX 652-2 \2180
ロマンティック・ギター作品集2 ――
ナポレオン・コスト(1805−1883):
アンダンテとポロネーズOp.44/夢Op.53-1/ベッリーニの歌劇《ノルマ》の
2つのモチーフによる幻想曲Op.16/Souvenirs sept Morceaux Episodiques
/スペインの歌《ラ・カチューチャ》による奇想曲Op.13/グランド・セレナ
ーデOp.30/お気に入りワルツOp.46/ヨハン・シュトラウスの16のお気に入
りのワルツOp.7より第8番
ブリジット・ザクツェク(ギター)
アンドレス・セゴビアやアルリオ・ディアズといったギター界の大御所らの
指導を受けたウィーンのベテラン女流ギター奏者ザクツェクによるロマンティ
ック・ギター作品集の第2巻。今回の第2巻ではソルの弟子ながら師と肩を並
べる評価を得ていたフランスの作曲家コストをピックアップ。ギター人気が
停滞していた時期に活躍をしていたため現在の知名度は残念ながら高くは無
いコストだが、その作品は楽しさとどこか懐かしさを感じさせる見事な作品
ばかりである。またザクツェクの今回の使用楽器が1855年R.ラコート製の7弦
ギターと1837年J.A.シュタウファー製の8弦ギターという点も注目ポイント
である。ギター・ファン必聴盤!

EX 639-2 \2180
03ピアノ・プロジェクト ――
ミヒャエル・アマン(1964−):ピアノ協奏曲、インディアンの夏
ウォルフガング・リーブハルト(1958−):
ピアノのための4つの小品、ピアノ、打楽器と木管楽器のための協奏曲《トラ
ンス》
ジークリート・トゥルンマー(ピアノ)、
ディアン・チョバノフ(指揮)、アンサンブル・ソフィア
ともに現代オーストリアの作曲家として活躍中のアマンとリーブハルトのピ
アノ作品を収録。トゥルンマーはグラーツ音楽大学、ウィーン音楽大学でピ
アノを学んだ現代作品を得意としているオーストリアの女流ピアノ奏者。

EX 657-2 \2180
ユキ・モリモト(森本恭正):ヴァイオリンのための作品集 ――
ナクソス/Once in Arcadia2/An die leuchtende Sommernacht/薔薇/夜
の庭で/リチェルカーレI-3/Gへのオマージュ/レント・エスプレッシー
ヴォ/コリジョン4-a/コリジョン5-b/ラクリモーサ
糸井真紀(ヴァイオリン)、森本恭正(ピアノ)
ユキ・モリモト(森本恭正)は現在ウィーンを拠点としてヨーロッパで活躍
中の日本人作曲家。ユキ・モリモトは指揮者としての活動も活発に行ってお
り、2004年にはペルーやブラジル、ポーランド、タタルスタン(ロシア)で
指揮を振っている。ヴァイオリンの糸井真紀も同じくウィーン在住で国際的
に活躍中の若手演奏家である。

EX 640-2 \2180
ハインリッヒ・イグナツ・フランツ・ビーバー(1644−1704):
ソナタ第1番、バッタリア(戦争)、
ソナタ《der pauern kirchfartt genandt》
ソナタ第9番、ソナタ第12番
パウル・ポイエルル(1570−ca.1625):
カンツォン、Ungluck hat mich in Unfall bracht、組曲第1番
レオポルド1世(1640−1705):ソナタ
ヨハン・ハインリッヒ・シュメルツァー(ca.1620−1680):
Musikalische Fechtschul
ゲオルク・ムファット(ca.1620−1680):
パッサカリア、Fasxiculus 《Nobilis Joventus》
ヨハン・ヨーゼフ・フックス(1660−1741):
La fede sacrilegaによるシンフォニア
カペラ・インコグニタ
オーストリアのバロック・アンサンブル“ カペラ・インコグニタ”がビーバ
ー、フックスなど後期ドイツ・バロック時代を生きた作曲家たちの作品を取
り上げたタイトル。華やかなコルネットと明るい弦楽器の音色が印象的な演
奏を披露してくれている。

EX 634-2 \2180
ヨハン・カスパル・ケルル(1627−1693):トッカータ
クラウス・ラング(1971−):マリアス・マンテル
J・S・バッハ:4つのデュエットBWV.802-805
マティアス・ヴェックマン(1685−1674):.Ach Wir Armen Sunder
C・P・E・バッハ:ソナタ ヘ長調
G・フレスコバルディ:アリアと舞曲
W・バード:幻想曲ト長調
エマニュエル・シュメルツァー=ツィリンガー(オルガン)
エマニュエル・シュメルツァー=ツィリンガーはドイツやフィンランドでコ
ンサートを開催するなど活躍中の若手オルガン奏者である。

EX 569-2 \2180
ルナ・アルカライ:
序曲《冒涜》第1番&第2番、トロンボーン・ソロのための即興曲
ファビアン・ポラック:2台のピアノのための即興曲
ダグ・ハモンド(タンヤ・ブリュッグマン編曲):Blossoming Time Union
他 全9曲
ハラルド・ボディンバウアー(語り)、ソンヤ・コラック(フルート)、
コルネリア・ペーゼンドルファー(オーボエ)、
マルティン・プタック(トロンボーン)、
タンヤ・ブリュッグマン(ピアノ)、クリストフ・ツェフ(ピアノ)、他
ザグレブ生まれのオーストリア人女流作曲家アルカライなどの即興曲などを
収録したオーストリアのコンテンポラリー・アルバム。





<Jecklin>
JD 673-2 \2180
オトマール・シェック(1886−1957):歌曲全集第3巻 ――
神と踊り子Op.34/山歩きOp.45/ハーフィスの詩による12の歌曲Op.33/夏の
夕Op.78/なくなったものOp.37
ニクラウス・チューラー(バリトン)、クリストフ・ケラー(ピアノ)
20世紀スイス音楽の顔とも言うべき作曲家、オトマール・シェックの歌曲全
集の3枚目。ニクラウス・チューラーは20世紀の歌曲を主なレパートリーとし
ている1942年ベルン生まれのバリトン。1992年3月の録音。

JD 674-2 \2180
オトマール・シェック:歌曲全集第4巻 ――
3つの歌曲Op.2/4つの歌曲Op.3/Himmelstrauer(Op.5より)/4つの歌曲
Op.14/5つの歌曲(Op.15より)/4つの歌曲(Op.17より)/9つの歌曲
(Op.20)
コルネリア・カリッシュ(メゾ・ソプラノ)、ティル・ケルバー(ピアノ)
シリーズ第4巻はメゾ・ソプラノのための作品を集めたアルバム。歌い手には
バイエルン州立歌劇場やチューリッヒ歌劇場などで活躍し、サヴァリッシュ、
ノリントン、ギーレンらの信頼を受けるドイツのメゾ・ソプラノであるコル
ネリア・カリッシュが登場!1994年5月の録音。

JD 675-2 \2180
オトマール・シェック:歌曲全集第5巻 ――
3つの歌曲Op.4/4つの歌曲Op.8/非難Op.27/3つの歌曲Op.10/ハイネとウィ
ルヘルム・ブッシュの詩による3つの歌曲Op.13/ゲーテの詩による歌曲集
Op.19a/ゲーテの《Westostlichen Divan》からの歌曲集Op.19b
ユリアーネ・バンゼ(ソプラノ)、
ディートリッヒ・ヘンシェル(バリトン)、
ヴァルフラム・リーガー(ピアノ)
1989年ベルリン・コミッシェ・オーパーでのオペラ・デビューを皮切りに、
ウィーン国立歌劇場など世界中の歌劇場でその歌声を響き渡らせているバン
ゼとディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウに師事し、ドイツ放送協
会所属の全てのオーケストラとの共演経験を持つ1967年ベルリン生まれのヘ
ンシェルが第5巻の演奏を担当!1994年2月の録音。

JD 668-2 \2180
カスパル・フリッツ(1716−1783):フルートと通奏低音のためのソナタ集
ソナタ第1番ハ長調/同第2番ニ長調/同第3番イ長調/同第4番ホ短調/同
第5番ニ長調/同第6番ト長調
アンナ・カタリーナ・グラーフ(フルート)、
スザンヌ・バルテンスペルゲール(ピアノ)
18世紀スイスでヴァイオリンのヴィルトゥオーソ、作曲家として称賛を受け
ていたカスパル・フリッツ。そのフリッツのソナタを演奏するのはチューリッ
ヒでペーター・ルーカス・グラーフとジャン・ソルダン、ベルリンではジェ
ームズ・ゴールウェイにフルートを学んだアンナ・カタリーナ・グラーフで
ある。1992年の録音。

JD 667-2 \2180
マリアンヌ・シュローダー:Lasciando
マリアンヌ・シュローダー(ピアノ)
ケージ、フェルドマン、シュトックハウゼンらの作品を得意とするルツェル
ン出身の女流ピアニストであり作曲家でもあるシュローダーの自作自演ライ
ヴを収録。「Lasciando」は静寂という言葉が相応しい約54分の作品。
1991年7月のライヴ録音。

JD 669-2 \2180
ルーマニア民謡:腰帯踊り、足踏み踊り
ラス・ウェルガス写本(13世紀):乙女
ロレンツォ・ダ・フィレンツェ(14世紀/コンラッド・スタインマン編曲)):
ポリフォニー1
コンラッド・スタインマン(1951−):
スタンピー、パウラα、即興曲、パウラβ/他 全12曲
コンラッド・スタインマン(バロック・フルート、アウロス、民族楽器)、
ゲラト・ミスト・ムジカーレ
チューリッヒ歌劇場でアーノンクールとの演奏経験も持つスイスの民族楽器、
古楽器奏者コンラッド・スタインマンのアルバム。1992年の録音。





<Guild>
GMCD 7296 \2180
17世紀ポルトガルの音楽 ――
デュアルテ・ロボ(c.1565−1646):Andivi vocem de caelo、キリエ
マヌエル・カルドーソ(1566−1650):
キリエ、グローリア、パラディッシ・ポルタス、サンクトゥス、わが心は飢
え渇く、ベネディクトゥス、アニュス・デイ
作曲者不詳:
Obra De Falsas Cromaticas De 1 Tono、大いなる秘跡をひれふしおがまん
マヌエル・レイタオ・ダ・アヴィレス(d.1630):Adjuva Nos
聖体拝領:Manducaverunt,et saturati sunt
エステヴァン」・デ・ブリトー(c.1575−1641):主よ、救いたまえ
ガスパール・ドス・レイス(d.1674):
Concertato sobre o canto chao Ave maria
エステヴァン・ロペス・モラゴ(c.1573−a.1630):
Jesu redemptor suscipe illam
マルティノ・ガルシア・ダ・オラーグ:Verso do 1 tom
ルイス・ダ・アランダ(d.1627):民に満ちたる町
トム・ウィルキンソン(オルガン)、
オーウェン・リース(指揮)、
オックスフォード大学クィーン・カレッジ合唱団
BBC Radio 3やRadio 4に出演し、アメリカ、スリ・ランカ、ポルトガル、
スペイン、フランスなどへの演奏旅行を行っているオックスフォード大学
クィーン・カレッジ合唱団。その澄んだ歌声によって奏でられる数々のポル
トガルの作品からは神秘的な雰囲気を感じさせてくれる。

GMCD 7298/9 2枚組 \4360
ヨーゼフ・ヴァイグル(1766−1846):
リリック・オペラ《スイスの家族》(世界初録音)
マリリア・ヴァルガス(ソプラノ)、
オリヴィア・フェルミューレン(メゾ・ソプラノ)、
ローマン・パイヤー(テノール)、ロベルト・マスツル(テノール)、
トビアス・ミュラー=コップ(バリトン)、
ウリ・ロム(指揮)、ドライエック管弦楽団&合唱団、他
「スイスの家族」はハイドンによってエステルハージ家にチェロ奏者として
仕えていたヨーゼフ・ヴァイグルが、ベートーヴェンのフィデリオやモー
ツァルトのオペラが隆盛を誇っていた19世紀初頭に生み出したリリック・オ
ペラ。この録音が世界初録音となる。

GMCD 7295 \2180
ヨハン・カール・エシュマン(1826−1882):
2つの詩Op.2/5つの歌Op.7/Zwei Heimgekehrte Op.10/2つの歌Op.11/アン
・ルイOp.32/女の愛と生涯Op.34/Aus glucklichen Tagen Op.48/静かな夜
にOp.49
イヴォンヌ・ハワード(メゾ・ソプラノ)、
リチャード・エッジャー=ウィルソン(テノール)、
キャサロン・ストゥロック(ピアノ)、アンドリュー・フラー(チェロ)、
ニコラス・コルト(ホルン)
19世紀スイスのヴィンタートゥールで生まれた音楽家ヨハン・カール・エシュ
マンの歌曲集。ホルン、チェロ伴奏付きの歌曲など興味深いスタイルの作品
も収録している。Guildからは既に弦楽四重奏曲(GMCD 7171)がリリースさ
れており、今回が作品集の2作目となる。

GMCD 7293 \2180
アレクサンドル・ミュラー(1808−1863):
ピアノのための《マズルカのテンポで》
ヨハン・カール・エシュマン(1826−1882):
ピアノのための《小さな練習曲》
ヨハン・ヴェンツェル・カリウォダ(1801−1866):
ソプラノとピアノのための《さすらいの歌》
フランツ・アブト(1819−1885):テノールのための《Von Dir》
クリスティアン・グスタフ・ゴットリーブ・レイブ(1815−1876):
弦楽四重奏のための《Warme und kalte Genusse》
アンリ・ヴュータン(1820−1881):
ヴァイオリンのための《アンダンテ・エスプレッシーヴォ》
R・ワーグナー:ジークフリートの死
ファニー・フーナーワーデル(1826−1854):
ソプラノのための6つの歌曲、Sonntagsfruhe
ウィルヘルム・バウムガルトナー(1820−1867):
ソプラノのための6つの小さな歌曲集/他 全19曲
イヴォンヌ・ハワード(メゾ・ソプラノ)、
リチャード・エッジャー=ウィルソン(テノール)、
キャサロン・ストゥロック(ピアノ)、
ジャック・リーベック(ヴァイオリン)、井上祐子(ヴィオラ)、他
ファニー・フーナーワーデルと同じ時期に活躍した作曲家たちの様々な作品
を集めたタイトル。収録曲の大部分は世界初録音という貴重な録音。

●Guild Light Music
GLCD 5117 \1350
軽音楽の黄金時代-公園の野外ステージ ――
ホップウッド:Soldiers in the Park
アンダーソン:シンコペイテッド・クロック
R・コルサコフ:軽業師の踊り
デイヴィス:ロイヤル・エア・フォース・マーチ
ドビュッシー:ゴリウォークのケークウォーク
コーツ:ロンドン・ブリッジ・マーチ
モシュコフスキ:マラゲーニャ/他 全25曲
様々なアーティスト

GLCD 5118 \1350
軽音楽の黄金時代-秘められた宝石 ――
ファーノン:スウィング−ホー
ロビンソン:ワルツ・セレナーデ
コールマン:ベネズエラ
アンダーソン:ペニー・ウィッスル・ソング
ロッキアー:ピッチカート・ラグ
ダンカン:リズム・フォー・ロマンス
ヒル−ボーウェン:キューバの女
ミシェル:セルビアン・サンセット
スタネリ:アトランティス/他 全21曲
様々なアーティスト





<MTG Music>
MTGCD 80033 \2180
ア・コルダ-N・パガニーニ:
ヴァイオリン、チェロとギターのための《テルツェット》
フランシス・ド・フォッサ(1775−1849):
トリオ・コンチェルタンテOp.18-2
ア・コルダ〔ブリジット・スタエルネス(ヴァイオリン)、
マルティン・ハウグ(ギター)、オイスタン・ビルケラン(チェロ)〕
「ア・コルド」はトゥルルス・モルクらと並び現代ノルウェーを代表する
チェロの名手、ビルケランがメンバーとして参加しているノルウェーのアン
サンブル。ヴァイオリンとチェロに絡むギターの音色が絶妙の味わいを醸し
出している。





<2L>
2L 29SACD(SACD-Hybrid) \2850
クヌート・ニューステット(1915−):合唱のための作品集 ――
混声合唱のための《キアケゴーの祈り》Op.157/男声合唱のための《サル
ヴェ・レジナ》Op.156a/混声合唱のための《ことばは肉となって》Op.162
/女声合唱のための《新しきは人生》Op.170/混声合唱のための《イエス
の7つの言葉》Op.171/混声合唱のための《不滅のバッハ》
ベアテ・クローネン(ソプラノ)、ゲア・オートゥン(ソプラノ)、
オイスタイン・フェヴァング(指揮)、
アンサンブル96、ベールム・ヴォーカルアンサンブル
現在御年90歳というノルウェーの大ベテラン作曲家、クヌート・ニューステッ
トの合唱作品の数々をアンサンブル96が感動的に歌い上げたアルバム。オス
ロ・フィルハーモニック室内合唱団のメンバーによって結成されたアンサン
ブル96の歌唱力は美しいの一言に尽きる。“2L”が誇る合唱タイトルのクォ
リティの高さは今作でも健在である!

2L 31SACD(SACD-Hybrid) \2850
丘を越えはるか遠く ――
C・サン=サーンス(M・L・レイク編曲):フランス軍隊行進曲Op.60-4
P・グレインジャー(F・エリクソン編曲):
子供のマーチ《丘を越えて遥かに》
R・シュトラウス(J・H・マシー編曲):軍隊行進曲Op.57-1
S・プロコフィエフ(P・ヨーダー編曲):行進曲Op.99
C・M・V・ウェーバー(G・メーアヴァイン編曲):行進曲J307
F・メンデルスゾーン:葬送行進曲イ短調Op.103
S・バーバー:コマンド・マーチ
C・サン=サーンス:(T・レイニッシュ、B・パリー編曲):
行進曲《東洋と西洋》Op.25
C・アイヴズ:(ジェイムズ・B・シンクレア編曲):序曲と行進曲《1776年》
ヨハネス・ハンセン(1874−1967):ヴァルレス行進曲
ヨハン・ハルヴォルセン(1864−1935)(L・P・ロランドー編曲):
ボヤールの入場行進曲
ウーレ・ブル(1810−1880)(スティグ・ヌードハーゲン編曲):
ワシントンの思い出のための大行進曲
E・グリーグ:リカルド・ノルドロークのための葬送行進曲
ビョルン・サグスター(指揮)、
クリスチャンサン・ウィンドアンサンブル
クリスチャンサン・ウィンドアンサンブルは、ノルウェー南部の都市クリス
チャンサンを本拠地とするクリスチャンサン交響楽団の管楽器セクションに
よって活動が行われているウィンドアンサンブル。吹奏楽の基本中の基本と
される“行進曲(マーチ)”。グレインジャー、プロコフィエフらの行進曲
からハルヴォルセンなど北欧の作曲家による行進曲までを爽やかやサウンド
で聴かせてくれる。 




<Sofa>
SOFA 517 \2180
田中悠美子&アイヴァ―・グリーデランド:
コンチネンタル・クラスト(全5曲)
田中悠美子(義太夫(太棹)三味線/大正琴/声楽)、
アイヴァ―・グリーデランド(ギター)
コンテンポラリーの分野でも活発な活動を続ける1978年生まれの女流義太夫
(太棹)三味線演奏家、田中悠美子とSofaレーベルのオーナーでもあるグリ
ーデランドのデュオによる2004年大阪でのライヴ録音。

SOFA 518 \2180
ONE(全4曲の即興演奏)
トゥート〔フィル・ミントン(ヴォイス)、
アクセル・ドゥナー(トランペット)、
トーマス・レーン(アナログ・シンセサイザー)〕




<Heilo>
HCD 7166 \2180
古きクリスマスの賛歌 ――
J・S・バッハ:
コラール《いざ来たれ、異教徒の救い主よ》BWV.659、コラール《神は、その
慈悲により》BWV.600、コラール《全能なる神を讃えよ》BWV.602
ノルウェー民謡:
Den gamle Kyrja、甘き喜びのうちに、立てみなこの世に住むものは、
Saa langt som Himlens Hvelving naar、Fra Himlen Hoit Jeg Kommer Her
/他 全17曲
シニカ・ランゲラン(ヴォーカル)、
アンドレアス・リービッヒ(オルガン)





<Raumklang>
RK 2404/5(SACD-Hybrid) 2枚組 \4360
天使たちの音楽-1594年ドイツ・フライベルク教会の楽器 ――
〔CD1 ― 後期ルネサンス時代ザクセンの宗教音楽-
アントニオ・スカンデッロ(1517−1580):
Missa sex vocum super Epitaphium illustrissimi、Principis ac
Domini Mauritii、Ducis et Electoris Saoniae
ジョヴァンニ・バティスタ・ピネロ・ディ・ギラルディ(ca.1544−1587)、
オルランド・ディ・ラッソ:(1532−1594)、
ハンス・レオ・ハスラー:(1564−1612)、
レオンハルト・レヒナー:(ca.1553−1606)らによるモテットなど全14曲〕
〔CD-2 ― 後期ルネサンス時代ザクセンの世俗音楽-
アントニオ・スカンデッロ:Imperium Augusti sit foelix
メルヒオール・フランク(1573−1639)、オルランド・ディ・ラッソ、
アントニオ・スカンデッロによる世俗歌曲
エリアス・ニコラウス・アンマーバッハ(1530−1597)、
ダヴィッド・サメンハンマーらによる舞曲など全34曲〕
クリスティーネ・マリア・レンベック(ソプラノ)、
ラルフ・ポプケン(ソプラノ)、ダヴィッド・エルラー(アルト)、
ジュリアン・ポッジャー(テノール)、
ミヒャエル・シャフラート(テノール)、
ラインハルト・デッカー(バス)、
ローラント・ウィルソン(指揮)、
アンサンブル《ムジカ・フライベルゲンシス》
舞台となったのはドイツ、ザクセン州人口約4万の都市フライベルク。ここ
フライベルクにあるフライベルク教会の中には楽器を持った天使の像が飾ら
れており、それらが手にしている約30に及ぶ楽器はなんと1594年に制作され
た実物の楽器であるという!
これらの楽器の存在に注目したライプツィヒ大学楽器博物館が当時の楽器の
音色による音楽を再現するために一大プロジェクトを立ち上げることに。
まずは天使の像が持つ1594年の楽器を詳しく研究し、忠実に再現を行ったレ
プリカを制作。そしてラウムクラングとライプツィヒ大学楽器博物館によっ
て厳選され選抜された演奏家たちに複製した楽器を貸与し、1年間の準備期
間を経て2004年にレコーディングが実現!
このプロジェクトの演奏でタクトを執るのはドイツでムジカ・フィアタ、
ラ・カペラ・デュカーレといったアンサンブルで音楽監督を務める16世紀
音楽のスペシャリストであるローラント・ウィルソン。ウィルソンの指揮
の下、選ばれし古楽器演奏の名手たちによるアンサンブル《ムジカ・フラ
イベルゲンシス》とレイチェル・ポッジャーの弟ジュリアン・ポッジャー
をはじめとした実力派ソリストが後期ルネサンス時代ザクセンの宗教音楽
と世俗音楽を当時に限りなく近づけた音色で見事な熱演を繰り広げている。
またこのプロジェクトの目玉である楽器の音色を余すことなく収録し再現
させるためにSACDフォーマットを使用してのリリースという点もポイント。
ラウムクラングが取り組んだ後期ルネサンス時代の音楽の復活という一大
プロジェクトの成果に乞うご期待!

●Raumklang edition apollon
RK ap 10105 \2180
ピエール・ド・ラ・リュー(c.1452−1518):
ミサ曲《Incessament》(世界初録音)
アマコード
ラウムクラングの新シリーズ“エディション・アポロン”の看板アーティ
ストとなるアマコードは、1992年秋にドイツ・聖トーマス教会バッハ・ク
ワイアーの出身者で結成された5人の男声によるア・カペラ・グループであ
る。アマコードのレパートリーは中世からルネサンス、そしてベルント・
フランケ、イヴァン・ムーディー、ジークフリート・ティーレといったコ
ンテンポラリーの作曲家たちとのコラボレーションなど多岐に渡っている。
キングズ・シンガーズやヒリアード・アンサンブルといった世界に名高い
ヴォーカル・アンサンブルのマスター・クラスに参加することによって大
きな影響を受けたアマコードは、オーストリア、スペイン、フィンランド、
そしてドイツでの数々のコンクールで受賞を勝ち取るなど輝かしい結果を
獲得してきている。
今回収録されているピエール・ド・ラ・リューの5声のためのミサ曲
《Incessament》は演奏時間が66分に及ぶ作品で世界初録音となる。
5人それぞれの美しさに満ち溢れる歌声は当然のこと、録音会場となった
ウェクセルブルク教会全体に倍音が響き渡るハーモニーと抜群の表現力、
見事なブレンド感を聴かせてくれるアンサンブルからは新たなスターの誕
生の予感!

RK ap 10205 \2180
いざ来たれ、異邦人の救い主よ ――
伝承曲(13世紀):いざ、リラを奏でて歌わん
ミラノ司教アンブロジウス(4世紀):
いざ来たれ、異邦人の救い主よ(Veni Redemptor Gentium)(4曲)
ヨハネス・エッカルト(1553−1611):
いざ来たれ、異邦人の救い主よ(Nun komm der Heiden Heiland)(2曲)
伝承曲(14世紀):聖処女に天使が
ヤコブス・ファート(c.1529−1567):第6旋法のマニフィカト
ミヒャエル・プレトリウス(c.1571−1621):
いざ来たれ、異邦人の救い主よ(Veni Redemptor Gentium)(2曲)
伝承曲(14世紀):輝く星
フィリップ・ドゥリヒウス(1562−1631):
Pastores loquebantur inter se
ハインリッヒ・イザーク(c.1450−1517):Officium Nativitatis Domini
伝承曲(13世紀):古き文字はうすれゆく
グレゴリオ聖歌:地のはても
カントゥス(13-14世紀):Sys willekomen Heirre Kerst
伝承曲(14世紀):もろびと声あげ
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098−1179):おお青々とした小枝よ
伝承曲(15世紀):Ther is no rose of swych vertu
伝承曲:Es Ist Ein Ros Entsprungen
伝承曲(15世紀):アレルヤ
アマコード
「いざ来たれ、異邦人の救い主よ」を中心に、4世紀のアンブロジウスらに
よる宗教的な内容を持った作品から中世の伝承曲など全22曲をアマコード
の歌声で堪能できるアルバム。
幅広いレパートリーを持つアマコードだが、中世などの作品ではシンプル
な旋律ながら更に凄みを増した歌声を聴かせてくれる!
また封入されている68ページに及ぶブックレットには解説の他に全収録作
品の英語対訳の歌詞などが含まれており、演奏同様に高いクォリティのディ
ジパック仕様となっている。





<Rondeau>
ROP 4017/18 2枚組 \4360
J・S・バッハ:
前奏曲変ホ長調BWV552-1/コラール《キリエ、永遠にいます神よ》BWV.371
/コラール《いと高きにある神の栄光》BWV.260/コラール《これぞ聖なる
十戒》BWV.298/コラール《われらみな唯一の神を信ず》BWV.437/コラール
《天にいますわれらの父よ》/コラール《われらの主キリスト、ヨルダン
川に来たり》BWV.280/カンタータ第38番《深き悩みの淵より、われ汝に呼
ばわる》BWV.38/6/コラール《われらが救い主イエス・キリスト》BWV.363
/ドイツ・オルガン・ミサ(21のコラール)BWV.669-BWV.689/デュエット
BWV.802-805/フーガ変ホ長調BWV.552-2
ウルリッヒ・ベーメ(オルガン)、
ゲオルク・クリストフ・ビラー(指揮)、聖トーマス教会少年合唱団
ウィンズバッハ少年合唱団など特に合唱分野に定評のあるRondeauに聖トー
マス教会少年合唱団が登場!
かつてバッハがカントール(オルガン奏者兼合唱指揮者)として活躍して
いたライプツィヒの聖トーマス教会。その聖トーマス教会で1992年にバッ
ハから数えて16代目のカントールに就任したビラー、現在オルガン奏者を
つとめるベーメ、そしてトーマス教会少年合唱団の演奏によるバッハのオ
ルガン・ミサを収録。2000年に制作された新バッハ・オルガンの雄大な響
きとトーマス教会少年合唱団の透き通る歌声が「ドイツ・オルガン・ミサ」
を中心に8曲のコラール、前奏曲とフーガ、デュエットを組み込みんだ約
2時間という壮大なバッハ・プログラムを作り上げている。

ROP 4016 \2180
19世紀の聖トーマス教会少年合唱団-
ハインリッヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルク(1843−1900):
主よ、あなたは賞賛を受けるのに相応しい方
J・ブラームス:3つのモテットOp.110
アウグスト・エーバーハルト・ミュラー(1767−1817):
Durchdringe die spharen in jauchzenden Choren
ヨハン・ゴットフリート・シヒト(1753−1823):
Lasst uns mit ehrfurchtsvollem Dank
クリスティアン・テオドール・ヴァインリッヒ(1780−1842):
Dir tont der Himmel Harfenklang
F・メンデルスゾーン:詩篇第43番《神よ、われを審き》
モーリッツ・ハウプトマン(1792−1868):
われらより取り去りたまえ、主よ
エルンスト・フリードリヒ・リヒター(1808−1879):
我が神、我が神、なんぞ我を捨てたまいし
ウィルヘルム・ラスト(1822−1892):
深き淵より、主よ、われ汝に呼ばわる
アルベルト・ベッカー(1834−1899):おのが平安に帰り静まれ
グスタフ・シュレック(1849−1918):
Troste uns Gott Unser Heiland、主は我が牧者
アーノルド・メンデルスゾーン(1855−1933):
アンゲルス・シレジウスの詩による6つのコラール
ゲオルク・クリストフ・ビラー(指揮)、
聖トーマス教会少年合唱団
19世紀にライプツィヒの聖トーマス教会でカントールをつとめた音楽家の
作品からブラームス、メンデルスゾーンなどの作品に聖トーマス教会少年
合唱団の美しき歌声で浸ることの出来るタイトル。

ROP 6004 \2180
ハインリヒ・シュッツ(1585−1672):
イタリア・マドリガーレ集Op.1 SWV.1-19
ユルゲン・プシュベック(指揮)、
ワイマール・フランツ・リスト音楽大学合唱団
初期ドイツ・バロック音楽の顔とも言える大作曲家シュッツ。イタリア・
マドリガーレ集はその名の通り、シュッツがイタリアへ渡っていた1611年
のヴェネツィアで作曲された19曲で構成されるマドリガーレ集。

ROP 7001 \2180
アンドレーアス・ハンマーシュミット(1611−1675):
声楽のための作品集(世界発録音) ――
Verleih uns Friede genafiglich/5声のソナタ/Meine Seele erhebet
den Herren/Nun komm der Heiden Heiland/Sei willkommen Jesulein
/Also hat Gott die Welt geliebet/Ach! Jesus stirbt/Ich fahre
auf zu meinem Vater/Paduan a 5/Horet zu es ging ein Samann aus
zu saen/Herr ich trau auf dich/Sei nun wieder zufrieden meine
Herz/Gott mein Herz ist bereit/3声のカンツォン/Die mit Tranen
saen/Sei nun wieder zufrieden meine Seele/Jauchzet dem Herren
alle Welt/Lob-und Danklied aus dem 84.Psalm
イェルク・ブライディング(指揮)、
ヒムリッシュ・カントライ、ハノーファー少年合唱団、
ヨハン・ローゼンミュラー・アンサンブル
ハンマーシュミットはボヘミア生まれのドイツの作曲家兼オルガン奏者と
して活躍し、教会音楽を多数作曲。17世紀中期のドイツ教会音楽を代表す
る作曲家として高い人気を得ていたとして知られている。





<Onyx>
ONYX 4009 \2080
フランツ・シューベルト(1797−1829):
森にてD708、月に寄せてD193、夜の曲D672、小人D771、夕べの星D806、
寂滅D807、夜と夢D827、魔王D328
アルバン・ベルク(1885−1935):4つの歌曲Op.2
フーゴー・ヴォルフ(1860−1903):
メーリケ歌曲集より ムンメル湖の妖怪、ワイラ女神の歌、妖精の歌、
真夜中に、クリストブルーメにI、風に寄せる歌
クリスティアーネ・ストーティン(メゾ・ソプラノ)、
ヨーゼフ・ブラインル(ピアノ)
オランダ期待の若手メゾ・ソプラノ、クリスティアーネ・ストーティンのデビュ
ー・アルバム!ストーティンは、マーラーのリュッケルトの歌などで既にハイ
ティンク指揮のロイヤル・コンセルトへボウ管と共演を果たしオランダのメディ
アからは「歴史的なデビュー」、「夢のようなデビュー」と賛辞を受けるとと
もに巨匠ハイティンクからも絶賛されている。
またストーティンは2005年-2006年のBBCニュー・ジェネレーション・アーティ
ストとしても選出されるなど活躍の場を広げている。
オニックスはこれまで名実ともに世界トップクラスのアーティスト(ムロー
ヴァ、ロジェ、バシュメットなど)の起用による録音をポリシーとしてリリー
スを行ってきたが、今回のストーティンの抜擢はその歌声にオニックス首脳陣
が大いなる将来性を見出したからに他ならない。
ストーティンの魅力溢れる歌声に耳を傾けて頂きたい!





<Glossa>
GCDSA 922201(SACD-Hybrid) \2580
I・ストラヴィンスキー:
バレエ音楽《火の鳥》(1910年版)/交響詩《夜うぐいすの歌》
ヨエル・レヴィ(指揮)、フランダース放送管弦楽団
多くの音楽ファンから賛辞を得てきたグロッサが満を持して送り出すSACD
Hybrid盤第1弾は、なんとモダン・オーケストラの録音!
フランダース放送管弦楽団とフランダース放送合唱団とのパートーナーシップ
を結んだグロッサは、継続的に演奏されている20世紀、21世紀の作品の録音を
行っていくという。
今回のリリースはベルギーの名門フランダース放送管が主席指揮者レヴィとの
コンビで繰り広げるストラヴィンスキーの「火の鳥」と「夜うぐいすの歌」を
カップリングにした“鳥”をテーマとしたアルバム。
グロッサの定評あるクオリティの高いサウンドで聴くモダン・オーケストラの
響きは大きな注目を呼ぶことだろう。

GCDSA 922202(SACD-Hybrid) \2580
ゾルターン・コダーイ(1882−1967):
ミサ・ブレヴィス/詩篇121番/詩篇114番/イエスと商人たち/セーケイ族の
嘆き(ピアノ版)/セーケイ族の嘆き(合唱版)/音楽に寄せるオード/ノル
ウェーの娘たち
ペーター・トーマス(オルガン)、
ヨハン・デュイック(指揮&ピアノ)、フランダース放送合唱団
フランダース放送管のストラヴィンスキー・アルバムと同時リリースとなる
SACD Hybrid盤第2弾ではフランダース放送合唱団が登場。
ヨーロッパ有数の放送合唱団としての実力と評価を持つフランダース放送合唱
団のグロッサ・デビュー盤は20世紀ハンガリーの大作曲家コダーイの合唱作品
集。管弦楽作品では「ハーリ・ヤーノシュ」、「ハンガリー民謡《孔雀》によ
る変奏曲」、「ガランタ舞曲」などが幅広く知られているコダーイ。合唱作品
では第2次世界大戦中に作曲が行われた「ミサ・ブレヴィス」が代表作として
親しまれ、演奏されている。





<Chandos>
CHAN 10362 \2080
アーノルド・バックス(1883−1953):交響詩集 ――
交響詩《妖精の丘》/交響詩《ファンドの園》/交響詩《11月の森》
シンフォニエッタ
ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、BBCフィルハーモニック
シャンドスの新たなバックスの交響曲全集(CHAN 10122)が2003年のグラモ
フォン・アウォードに輝き、そのハイ・パフォーマンスがイギリスのみならず
全世界から賞賛を受けたハンドリー&BBCフィル。
バックスのスペシャリストとの評価を受ける同コンビが交響曲全集に続いて贈
る新録音は、ロマンティシズムと色彩感があふれる3曲の交響詩と貴重な音源と
なるシンフォニエッタの4作品!
現在までバックスの様々な作品を世に送り出すことに大きな力を注ぎ込んでき
たシャンドス。ハンドリー&BBCフィルによる新録音は、今なお金字塔として輝
く名匠ブライデン・トムソンが遺したバックスの録音と並び立ち、新時代の
シャンドスにおける決定盤となるだろう。イギリス音楽ファン必聴盤!

CHAN 10374 \2080
ヨハン・ネーポムク・フンメル(1778−1837):
ピアノ協奏曲イ長調/《おお、いとしいアウグスティン》による8つの変奏と
コーダ/ピアノと管弦楽のためのオベロン《魔法の角笛》による幻想曲Op.116
/ピアノと管弦楽のための序奏とロンド・ブリランテ《ロンドンからの帰還》
ヘ短調Op.127(世界初録音)
ハワード・シェリー(ピアノ&指揮)、
ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ
これまでに行ったピアノ作品を中心としたフンメルの録音の数々がロング・セ
ラーとして親しまれているシェリー&ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ
の最新盤。
スロヴァキア出身のフンメルはベートーヴェンと同時代に生き、モーツァルト
に師事。作曲家としてピアノ作品を中心に多くの優れた作品を作曲すると同時
に、名ピアニストとしてもその名を轟かせていた。
シェリーとロンドン・モーツァルト・プレーヤーズのコンビはイギリスの数あ
る室内管弦楽団の中でも優れた実力を聴かせており、フンメルだけでなくシャ
ンドスでの様々な録音の評価は非常に高い。

CHAN 10364 \2080
レノックス・バークリー(1903−1989):弦楽四重奏曲第2番Op.15
マイケル・バークリー(1948−):アブストラクト・ミラー、磁場
トーマス・キャロル(チェロ)、チリンギリアン弦楽四重奏団
エルガーやヴォーン・ウィリアムズといった同世代の作曲家たちとは一線を画
した作品の作曲を行い、20世紀イギリス音楽に大きな存在感を残したレノック
ス・バークリー。
そして父であるレノックス・バークリーとジョージ・マルコム、リチャード・
ロドニー・ベネットに作曲を学んだマイケル・バークリー。イギリスの音楽史
上にその名を刻むバークリー父子の作品が録音で共演というなんともシャンド
スらしい好企画盤。
今回リリースでは世界的名門であるチリンギリアン弦楽四重奏団が主に演奏を
担当。同時に2001年のヤング・コンサート・アーティスツ・インターナショナ
ル・オーディションで優勝を果たしたウェールズの若手チェリスト、トーマス
・キャロルのシャンドス・デビュー盤となる。全曲世界初録音。

CHSA 5041(SACD-Hybrid) \2850
アレクサンドル・タンスマン(1883−1953):交響曲全集第1巻 ――
交響曲第4番/同第5番/同第6番《追憶》(世界初録音)
オレグ・カエターニ(指揮)、メルボルン交響楽団&合唱団
ポーランド生まれのフランスの作曲家、タンスマンの交響曲全集がシャンドス
からスタート。ポーランドで大成功を収めたタンスマンだが第2次世界大戦中は
アメリカに移住。タンスマンはそこでストラヴィンスキーと親交を深め、作品
にも影響を受けたとされている。
演奏を担当するのはルディ・シュテファンの管弦楽作品集でシャンドス・デ
ビューを飾ったオレグ・カエターニとメルボルン響。世界初録音となる交響曲
第6番を含むタンスマンの交響曲でカエターニ&メルボルン響がどのようなパ
フォーマンスを披露してくれるのか楽しみである。

●Chandos Classics
CHAN 10366X \1680
アーノルド・バックス(1883−1953):管弦楽作品集VIII ――
魔法をかけられた夏/ウォルシンガム/祖国
アン・ウィリアムス=キング(ソプラノ)、
リノア・マクウィーター(ソプラノ)、マーティン・ヒル(テノール)、
ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ブライトン祝祭合唱団
24bit/96kHzデジタルリマスターによる再発売で好評を得ているバックスの管
弦楽作品集第8巻では声楽と合唱付きの3作品を収録。名匠ブライデン・トムソ
ンとヴァーノン・ハンドリーを中心にシャンドスの初期に進められたバックス
の様々な録音は金字塔として高い評価を受けてきた。

CHAN 10365X \1680
ドレーン・カーウィスン(1922−2003):
序曲《ODTAA》/ピアノと弦楽のための協奏曲/序曲《ビショップ・ロック》
サフォーク組曲
ハワード・シェリー(ピアノ)、
リチャード・ヒコックス(指揮)、ロンドン交響楽団
カーウィスンはイギリス王立音楽院を卒業後、多数の映画音楽を中心に作曲活
動を行ったイギリスの女流作曲家である。24bit/96kHzデジタルリマスターに
よる再発売。





<Channel Classics>
CCSSA 24006(SACD-Hybrid) \2850
ディートリヒ・ブクステフーデ(c.1637−1707):
7つの連作カンタータ《われらがイエスの四肢》BuxWV.75/カンタータ《安ら
ぎと喜びもてわれは逝く》BuxWV.76
アンネ・グリム(ソプラノ)、ヨハネッテ・ゾマー(ソプラノ)、
ペーテル・デ・フロート(アルト)、バス・ラムセラール(バス)、
アンドリュー・トータス(バス)、
ヨス・ファン・フェルトホーフェン(指揮)、オランダ・バッハ協会
モーツァルトのレクイエム、豪華仕様によるバッハのクリスマス・オラトリオ、
ヨハネ受難曲などを続々とリリースしてきたフェルトホーフェン&オランダバ
ッハ協会が次に取り上げてきたのは、バッハ以前の時代を代表するドイツの巨
匠であり、若きバッハに多大な影響を与えたリューベックの大作曲家ブクステ
フーデのカンタータ集。
フェルトホーフェン&オランダバッハ協会の演奏の充実に加えて、チャンネル
・クラシックスの看板ソプラノ奏者ヨハネッテ・ゾマーらソリスト陣の見事な
歌声も秀逸。

CCSSA 20306(SACD-Hybrid) \2850
フランソワ・クープラン(1668−1733):
聖水曜日のための3つのルソン・ド・テネブレ
マラン・マレ(1656−1728):人の声
ロベール・ド・ヴィゼー(c.1655−c.1732):クープラン氏のシルヴァン
ラ・スフェラ・アルモニオーソ〔アンネ・グリム(ソプラノ)、ヨハネッテ・
ゾマー(ソプラノ)、パウリナ・ファン・ラールホーフェン(ヴィオラ・ダ・
ガンバ)、メンノ・ファン・デルフト(オルガン)、マイク・フェントロス
(テオルボ&音楽監督)〕
クープランの宗教音楽における最高傑作であり、フランス・バロックを代表す
る作品である「ルソン・ド・テネブレ」がチャンネル・クラシックスより登場!
演奏のレ・スフェラ・アルモニオーソは1992年に17世紀音楽を得意とする実力
派アーティストたちで結成されたグループ。中心メンバーを基盤として作品に
よって3人から25人の編成を使い分けて演奏を行うというスタイルをとってい
る。ブクステフーデのカンタータと同じく、ヨハネッテ・ゾマーの参加も大き
なポイント!




<Linn>
CKD 275(SACD-Hybrid) \2580
J・S・バッハ:ソナタとコラール集 ――
トリオ・ソナタ ト長調BWV.1039/コラール《目を覚ませと呼ぶ声が聞こえ》
BWV.645/トリオ・ソナタ第4番ト短調BWV.528(原曲ホ短調)/コラール《イ
エスよ、いまぞ汝御空より降り来たりて》BWV.650/ヴァイオリン・ソナタ
ト長調BWV.1021/トリオ《いと高きところにまします神にのみ栄光あれ》
BWV.664/コラール《古き年は過ぎ去りぬ》BWV.614/トリオ《主イエス・キ
リストよ、われらをかえりみたまえ》BWV.632/トリオ・ソナタ第2番ホ短調
BWV.526(原曲ト短調)
パラディアン・アンサンブル
パメラ・トービー、ロドルフォ・リヒターら名手を擁するヴィルトゥオーソ集
団、パラディアン・アンサンブル久々の新譜がリリース。
大バッハのソナタからコラールまでを一糸乱れぬ演奏で聴かせてくれるバッハ
・ファン注目のアルバム。ハイレベルの演奏の中でも特にパメラ・トービーの
リコーダーの音色は群を抜いている。




<APR>
APR 5572 \1750
アルフレッド・コルトー-後期録音集Vol.2 ――
1948年録音“アンコール”-
J・S・バッハ(コルトー編曲):アリア(BWV1056よりAdagio)、
H・パーセル(コルトー編曲):メヌエット、
F・シューベルト(コルトー編曲):リタニア、
R・シューマン:予言の鳥、
J・ブラームス(コルトー):子守歌
1947年録音-
C・フランク:前奏曲、アリアとフィナーレ
1949年録音-
C・ドビュッシー:前奏曲集第1巻
1948年録音“アンコール”(LPヴァージョン)-
J・S・バッハ(コルトー編曲):アリア(BWV1056よりAdagio)、
H・パーセル(コルトー編曲):メヌエット、
R・シューマン:予言の鳥
アルフレッド・コルトー(ピアノ)
ヒストリカル・ファンに根強い人気を持つAPRの新譜はコルトーが1947年から
1949年にかけて行った後期録音集。バッハ、パーセル、シューマンの3作品は
“LPヴァージョン”として別テイクも収録。





<Gala>
GL 100.763 2枚組 \2300
G・ドニゼッティ:歌劇《ルクレツィア・ボルジア》(録音:1972年7月16日)
ホセ・カレーラス(テノール)、
ピエール=ミシェル・ルコント(指揮)、ORTFオペラ管弦楽団、他

GL 100.765 2枚組 \2300
G・ロッシーニ:歌劇《アルジェのイタリア女》(ロシア語版)
ザラ・ドルハノワ(メゾ・ソプラノ)、
サミュエル・サモスード(指揮)、モスクワ放送交響楽団&合唱団、他

GL 100.766 2枚組 \2300
G・ドニゼッティ:歌劇《連隊の娘》(録音:1978年11月9日)
レリ・グリスト(ソプラノ)、
ブルーノ・マルティノッティ(指揮)、
スイス・ロマンド管弦楽団、大劇場合唱団、他

GL 100.768 2枚組 \2300
G・ロッシーニ:歌劇《セビリャの理髪師》(ロシア語版/録音:1953年)
イヴァン・コズロフスキ(テノール)、
サミュエル・サモスード(指揮)、モスクワ放送交響楽団&合唱団、他

GL 100.770 2枚組 \2300
L・ドリーブ:歌劇《ラクメ》(ロシア語版/録音:1946年)
セルゲイ・レメシェフ(テノール)、
アレクサンドル・オルロフ(指揮)、モスクワ放送交響楽団&合唱団、他

GL 100.771 2枚組 \2300
G・ヴェルディ:歌劇《アイーダ》(ロシア語版/録音:1953年)
ナタリア・ソコロヴァ(ソプラノ)、
アレクサンドル・メリク=パシャエフ(指揮)、
ボリショイ歌劇場管弦楽団&合唱団

GL 100.773 2枚組 \2300
G・ヴェルディ:歌劇《エルナーニ》(英語版/録音:1967年)
ポーリン・ティンズリー(ソプラノ)、
ブライアン・ボークウィル(指揮)、
サドラーズ・ウェールズ管弦楽団&合唱団、他





<Golden Stars>
GSS 5410 3枚組 \6240
K・ワイル:
《三文オペラ》/《マハゴニー市の興亡》/《ハッピーエンド》/《銀の湖》
より/歌曲集(録音:1928年-1944年)
ロッテ・レーニャ(ヴォーカル)、クルト・ワイル(ピアノ)、
ハラルド・パウルゼン(指揮)、
オトマール・スウィトナー(指揮)、
ベルリン州立歌劇場管弦楽団管楽器セクション、他

GSS 5408 3枚組 \6240
ナポリ民謡集 ――
彼女に告げてよ/4月/勝利だ、我が心よ/カタリ、カタリ/フニクリ・フニ
クラ/帰れ、ソレントへ/オ・ソレ・ミオ/朝の歌/ヴェネツィアの幻影/イ
デアーレ/サンタ・ルチア/他 全42曲
マリオ・デル・モナコ(テノール)、
ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)、
プラシド・ドミンゴ(テノール)、
ホセ・カレーラス(テノール)、
ジュゼッペ・ディ・ステファーノ(テノール)、他





<Remember>
RMB 75116 \1150
ホーリー・ホーリー・ホーリー ――
J・ニュートン:アメージング・グレース
A・H・マロット:主の祈り
F・シューベルト:アヴェ・マリア
伝承曲:父祖の信仰
G・F・ヘンデル:オラトリオ《メサイア》より ハレルヤ/他 全22曲
パット・ブーン(ヴォーカル)、ビング・クロスビー(ヴォーカル)、
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊、他

<OTAKEN RECORDS>
TKC-304 \2080
(通常のCDです。CD-Rではありません。)
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調「皇帝」 op.73
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
フィルハーモニア管弦楽団
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)
エトヴィン・フィッシャー (ピアノ)
録音:1953年9月12-13日,ロンドン,EMI・アビー・ロード・第1スタジオ
1951年2月19-20日,ロンドン,EMI・アビー・ロード・第1スタジオ
原盤:米HMV LHMV-3、米HMV LHMV-4
遂に、フルトウ゛ェングラー初期HMV盤の未開封新品発見!ものは米LH
MV3の品番を持つメニューインとのバルトークのヴァイオリン協奏曲。
例のN氏のコレクションの中から発見され、同氏の全くのご好意でこの度C
D化を許されました。フルトヴェングラーの演奏はベートーヴェンなどにお
いてその真価が発揮されるのは言うまでもないことですが、前衛的な面を持
つこうした近代作品においてこそフルトヴェングラーの天才が際立つのも事
実です。全く古さを感じさせない録音とも相まって今までに聴いたことのな
い氏の新境地が開けたと言って過言ではないでしょう。メニューインもこの
時期の氏との一連の協奏曲録音の中でこのバルトークが一番良いのではない
かと思われます。私事で恐縮ですが実際小生が知人の演奏家達のレコーディ
ングでいつも使っているホールにフルトヴェングラーとメニューイン現われ
て小生がそのモニター室でレコーディングに立ち合っているかのような錯覚
に襲われて板起こし中震えが止まりませんでした。これはフルトヴェングラ
ーの録音中音楽的にもオーディオ的にも最もすぐれたものの一つに数えられ
るのではないでしょうか。 カップリングは言わずもがなのフィッシャーとの
皇帝。米LHMV4の品番を持つこちらは未開封ではありませんがバルトー
クに準ずるミント盤です。但し録音年代が多少古く(1951年)音的には
バルトークのようにはいきませんが、それでも既存盤とは異次元の音を聴か
せます。 オタケンレコード 太田憲志

●以下はCD-Rでのリリースです。
TK5514 \2080
モーツァルト:交響曲 第40番
ハイドン:交響曲 第94番「驚愕」
フルトヴェングラー指揮ウィーン・フィル
1948年12月(モーツァルト) 1951年1月(ハイドン)
初期独エレクトローラ Eシリーズより復刻
40番は故門馬直美氏のベスト盤。氏が編著されたレコ芸286号付録「最新レコ
ード名鑑」交響曲編によれば「いまだに感動力を失っていない。この指揮者
にかかると、この曲は、デモーニッシュな悲愴美をもつことがはっきりして
くる。やりきれないような暗い淋しさに支配されるものの、どうしても全体
をきき終わらせてしまうのである。」とあります。死に向かって疾走するW・
Aとでも云えましょうか。初期独エレクトローラのEシリーズ良品より復刻。

TK5515 \2080
モーツァルト:交響曲 第40番
ブラームス:交響曲 第4番
フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィル
1949年6月10日 ヴィースバーデン・コンサートライヴ

TK5516 \2080
モーツァルト:交響曲 第40番
ベートーヴェン:エグモント序曲
R・シュトラウス:ドン・ファン
ワルター指揮ベルリン・フィル
1950年9月25日 ベルリン・コンサートライヴ
アナログLP末期、日本コロムビアによって発売されたワルター協会の復刻
シリーズは盤質、音質ともに最上で今回板起こしさせて頂いたワルターの戦
後のベルリンライウ゛はヘッドホンで聴いてもプチノイズ一つないと云って
も良い程のクオリティーです。フルトヴェングラーのヴェースバーデンコン
サートもそれに準ずるクオリティーで、全フルトヴェングラーのライウ゛録
音中最上級の音質を誇るものではないかと思われます。ファンの方はぜひ御
一聴くださいませ。このようなすぐれたアナログLPを聴いてしまうと昨今
のパソコンでいじくり回した多くのCDの音を受け付けなくなってしまうの
が辛いところであるといえましょう。

TK5009 \2080
ベートーヴェン:交響曲 第9番「合唱」
アーベントロート指揮
ミュージック・トレーサーズ・フィルハーモニック・交響楽団及び合唱団
Laux(S) Eustratie(A) Suthaus(T) Paul(B)
フルトヴェングラーが第二次大戦を挟んだ独襖世界の音楽界の常に表舞台を
歩んだ指揮者だとすればさしずめアーベントロートは少し遅れてその裏側を
行った指揮者であると云えましょう。実際戦中末期のバイロイトのマイスタ
ージンガーがA氏の指揮でプライザーから出てましたがこれなどまさにF氏
の裏キャストでやられてました。しかしこれはこれで聴かせるものがあった
と記憶しています。今回の戦後の第九もキャストはF氏のものと比べれば当
然レベルは落ちますが苦虫を噛んだような表情のA氏を彷彿とさせる幌苦い
演奏はファンにはたまらないものがあります。今回の復刻はLP最初期米ミュ
ージック・トレーサーズ社が10インチ2枚で出したレア盤から。スクラッ
チノイズあり冒頭の漸強など音量レベルもアバウトですが溝は綺麗で音は
OKです。アーベントロート・マニア向けCDです。

TK5037 \2080
「コハンスキー・ヴァイオリン・リサイタル」
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
ラフ:カヴァティーナ
ブラームス:ハンガリー舞曲第1番
チャイコフスキー:メロディ 他全11曲
ポール・コハンスキー(ヴァイオリン)
ヴァイオリンの名器の中で最もすぐれたものは1741年製コハンスキー・
ガルネリ・デルジェスと云われています。この楽器は現在アーロン・ロザン
ドが所有しており氏の実演やCDでその響きを楽しむことができますが、今
回はその前の所有者であるコハンスキーの演奏によって聴いていただけます。
名器は力みかえって弾くと全く鳴らないと云われますが、コハンスキーの鳴
点を直近ではなくホールのはるか向こうに置くかのような脱力奏法によって
楽器が完全に鳴りきっているのが大古録音からもうかがえます。現代のヴァ
イオリン奏者、教師の方々にもぜひ一度聴いていただきたい録音です。




<GENUIN>
GEN86064 \1980
ヴォーン=ウィリアムズ:
海の歌(1923)
バス・チューバ協奏曲(1954)
交響曲第5番(1938-43)
ワルター・ヒルガース(指揮、チューバ)
ミヒャエル・ルイク(指揮)
フランクフルト・ブランデンブルグ州立管弦楽団
録音:2005年6月、8月フランクフルト(東)CPEバッハ・ホール
ウィーン・フィルのチューバ奏者でジャーマン・ブラスでも活躍するチューバ
奏者ワルター・ヒルガースが満を持して傑作ヴォーン=ウィリアムズのチュー
バ協奏曲を録音しました。指揮者としても活動しているヒルガースですのでカ
ップリングは指揮者として交響曲第5番を入れるという凝ったアルバムとなっ
ております。ヒルガースはチューバ奏者としてベルリン・フィルや北ドイツ放
送響といったオーケストラに定期的に客演し、2005年からウィーン国立歌劇場
・ウィーン・フィルの奏者になりました。その間カラヤン、マゼール、アバド、
プレヴィン、ブーレーズ、ショルティ、小沢などのもと演奏しました。1995年
にはスロヴァキアでの指揮者コンクールに優勝。指揮者としても活動を始めて
います。




<NBB>
NBB 16 \2250
「アルベルト・ボチー二、ライヴ・イン・ヴィッラ・サン・ロレンツォ」
ベートーヴェン:モーツァルトの「魔笛」の主題による7つの変奏曲
シューマン:5つの民謡風の小品集
シューベルト:アルぺジョーネ・ソナタ
ショパン:ラルゴ(チェロ・ソナタより)
アルベルト・ボチーニ(コントラバス)
ダニエル・デルピーノ(ピアノ)
録音:2004年4月ライヴ
2004年4月28日にフィレンツェ近郊のセスト・フィオレンティーノ のヴィッラ
・サン・ロレンツォのホールで行われた演奏会のライヴ録音。
コントラバスのソロ曲を書かなかった大作曲家のチェロのオリジナル作品をと
りあげた、ボチー二の意欲的な試みで、他の楽器の編曲でコントラバスのソロ
楽器としての可能性を問うと彼自身が語っている。

NBB 18 \2250
「エミリオ・ベンツィ イン ライブ」
ディッタースドルフ:コントラバスとヴィオラのための協奏交響曲
ロッシーニ:
コントラバスとチェロのためのデュエット-アレグロ
(ヴィオラとコントラバス版)
ボッテジーニ:グラン・デュオ・コンチェルタンテ
トルタ:コントラバス協奏曲(ピアノ伴奏版)
エミリオ・ベンツィ(コントラバス)
グスターヴォ・フィオラヴァンティ(Va)、
トリノ・フィルハーモニー管弦楽団
セルジオ・ランベルト(Vn)、
J.B.ポミエ指揮
パメラ・マッサ(P)
エミリオ・ベンツィはイタリアの最も優れたコントラバスソリストの一人、ト
リノのヴェルディ音楽院の教授。又,長年にわたってトリノのフィルハーモニ
ーオーケストラの首席奏者を務めた。彼の父ヴェルテル・ベンツィを記念して
行われる、NBB11でおなじみのイタリアの国内コンクールの代表者である。
又、ザ・ベースギャングのアントニオ・シャンカレーポレは彼の弟子である。
このアルバムは彼の過去の演奏会の録音を集めてCD化したものだが有名なレ
パートリーの他に同郷の作曲家ドメニコ・トルタが彼に捧げた協奏曲が収めら
れている。初めて発売されるが復刻版シリーズの1枚となる。





<ジェイズミュージック・レーベル(日本)>
JMCC20201 \2500
「DUOS」
C.P.E.バッハ:2本のクラリネットのための二重奏曲
ヨーゼフ・ハイドン(ディーター編):「
四季」にもとづく12のテーマより
モーツァルト:12の二重奏曲「ケーゲル・デュエット」より
I.J.プレイエル:2本のクラリネットのための「6つの二重奏曲」より
モーツァルト(ブッシュ編):2本のクラリネットのための「魔笛」
ロルフ・アイヒラー(クラリネット)
稲垣征夫(クラリネット)
録音日:2005年11月24・25日
録音場所: Musikheim(Guntramsdolf,Wien)
このCDは私とロルフ・アイヒラー氏との友情の証として制作された。
“ロルフ・アイヒラー”。クラリネットを正式に学んだことのある人なら、
一度ならずこの名にふれていると思う。そう、クラリネットを学ぶのに欠く
べからざる書として多くの人に使われている「Scales for Clarinet」の著者
である。 彼は1952年に来日して2年間N響で演奏、オーケストラとはこうあ
るべきものを楽員に伝え、また東京芸術大学で学生を教えた。彼の来日は、
それまで正しいシステムでクラリネットを学ぶことが出来なかった日本のク
ラリネット界に大きな貢献をし、「日本のクラリネットの黒船」といわれた。
俗に言う「アイヒラーのスケール」は、当時ロクな教本がなく練習しように
も何から手をつけて良いのか分からなかった私たちに、「まずスケール」と
いう意味で、アイヒラー自身によって作られ、それに基づいてクラリネット
を学ぶというシステムを日本に築いたのであった。 そんな偉大な氏と私が正
式に出会ったのが1989年。初めてウィーンを訪れモーツァルトの曲のレッス
ンを氏から受けた時であった。それから断片的ににお付き合いをしていたの
だが、決定的なつながりが出来たのは東京クラリネット・クワイアーの第17
回定期演奏会での事であった。その時はアイヒラー氏と、N響で彼と一緒に
吹いていた、私の師でもある大橋幸夫先生をゲスト・コンダクターとして招
いていたのだが、彼らが一緒にステージに立つのは実に50年振りのこと。そ
こでアイヒラー氏から「大橋の棒で二人で吹かないか?」と提案され、シュ
ターミッツの「二重協奏曲」を吹く事になったことがきっかけである。準備
のためウィーンへ行き、二人で練習した時に、音楽の方向性が同じと言われ、
ロルフ、イクオと呼び合う仲になったのである。
以来、何かにつけてデュエットを楽しんできたのだが、やる度にこれを何と
か記録して残しておきたいという思いが深まり、その結果作ったのがこのC
Dである。始めは簡単なもので二人だけの記録にしておくつもりが、イザ録
音が始まってみると、私たちもスタッフも熱くなり、本格的なセッションに
なってしまった。アイヒラー氏はこの時77歳。ウラッハの数少ない弟子の
一人として、その師の音を彷彿とさせる音を持つ彼のディスクは少ない。
(稲垣征夫)






<若林工房レーベル>
WKLC-7003/04 2枚組 \2680
メジューエワ/ライヴ録音集 2002-2005
J.S.バッハ:
半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903*、トッカータ ホ短調 BWV914*
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ 第30番ホ長調 作品109*、第23番ヘ短調 作品57 《熱情》
シューマン:
ロマンス 嬰ヘ長調 作品28の2 & アラベスク ハ長調 作品18
ショパン:
ノクターン ハ短調作品48の1&ホ短調作品72の1、
幻想即興曲 嬰ハ短調 作品66、ノクターン 嬰ハ短調 (遺作)、
スケルツォ 第3番嬰ハ短調作品39、
エチュード ホ長調作品10の3「別れの曲」
キュイ:プレリュード ヘ短調 作品64の16
メトネル:朝の歌 作品39の4** &悲劇的ソナタ 作品39の5**
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
録音: 2005年6月14日 所沢市民文化センター ミューズ、
2003年4月8日 浜離宮朝日ホール*
2002年7月23日 新潟市民芸術文化会館 りゅーとぴあ**
STEREO/Digital録音、発売元:若林工房
ここ数年のめざましい深化・成長ぶりが大きな注目を集めているイリーナ・
メジューエワのライヴ・アルバム第2弾。初のライヴ盤となった「展覧会の
絵-ライヴ・イン・魚津」(WAKA-4108)は各方面で極めて高い評価を受
けましたが、今回も期待に違わぬ素晴らしい出来映えです。メインとなる
2005年6月の所沢での演奏会からはベートーヴェンの《熱情》(初録音)のほ
か、得意のシューマン、ショパンを収録。2002年のスタジオ録音でも絶賛され
たショパンの「スケルツォ第3番」はさらに風格と味わいを増して聴き応え充
分。また2003年の浜離宮朝日ホールでの演奏会からはバッハの「半音階的幻想
曲とフーガ」「トッカータ ホ短調」とベートーヴェンの「ソナタ第30番」と
いう傑作を、2002年の新潟でのコンサートからは十八番のメトネルをカップリ
ング。ライヴならではのドライヴ感と感興溢れる演奏で、特に「悲劇的ソナ
タ」におけるテンションの高さは圧倒的です。




<CLASSICO>
CLASSCD5011/12 2枚組 \2700
ワーグナー:「ローエングリン」
(前奏曲,第1幕第2場・第3場、第2幕第1場・第2場、第3幕)
録音:1953年2月22日 デンマーク王立歌
劇場におけるライヴ(モノラル)
エーリヒ・クライバー指揮
デンマーク王立歌劇場管弦楽団&合唱団
エリク・ショーベルイ(ローエングリン)、ドロシー・ラルセン(エルザ)、
ホルガ・ビルディンク(フレデリク)ほか
エーリヒ・クライバーのローエングリンのデンマーク・ライヴが突如発売に
なりました。CLASSICOはデンマーク王立歌劇場の音源をCD化しておりますが、
全曲ではないとはいえ大物の演奏が発売になりました。E.クライバーは実演
ではワーグナーをかなり演奏しておりましたが、録音はあまりありません。
ローエングリンも他にまとまって出たことがない大変貴重な録音です。

CLASSCD633 \1850
「ロセッティ/4つのハーモニームジーク-管楽アンサンブルのための音楽集」
アントニオ・ロセッティ(1750-1792):
パルティータ へ長調、六重奏曲 変ロ長調、
四重奏曲 変ホ長調、パルティータ 変ホ長調
スイス・ウィンド・ソロイスツ
録音:2004年
ロセッティは1750年に北ボヘミアのライトメリッツに生まれ宮廷楽士として
当時のヨーロッパで名声を博した。生涯に43の交響曲を始め多数の宗教楽、
室内楽を作曲した。ハイドン、モーツァルトを思わせる典型的な古典派の様式
で書かれている。スイス・ウィンド・ソロイスツはチューリヒ歌劇場管弦楽団
とチューリヒ・トーンハレ管弦楽団のメンバーから構成されている。

CLASSCD638 \1850
ニールセン:ヴァイオリン協奏曲、
ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス(世界初録音)、
「アラジン」組曲(当シリーズ初登場)
ダグラス・ボストック指揮
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
マルコム・スチュアート(Vn)
録音:2003年
北国の巨人作曲家の歩みのごとくボストックの新ニールセン・エディションも、
ゆっくりとしかし着実に大地を踏みしめながら進行している。今ここにその最
新盤(といっても2003年の録音)をお届けしよう。初期作品「ロマンス」はこれ
が世界初録音となる。他の2作品も当シリーズ初登場。シリーズを集めている
人もそうでない人もぜひ揃えておいて損はなし。ソリストのスチュアートはロ
イヤル・リバプール・フィルのコンサート・マスターを勤める他、ソリストと
して数々のオーケストラと共演している。今後はバーバー、コルンゴルトの協
奏曲、バーンスタインのセレナードの録音が予定されている。

CLASSCD651 \1850
トリアーデ/ピアソラのタンゴ(アラン・シャヴァヤAlain Chavaillaz編)
リベルタンゴ、アディオス・ノニーノ、フラカナパ、五重奏のための協奏曲、
オブリヴィオン、レバシオン、バンドネオン、ジタ、ウィスキー、エスコラソ
トリアーデ(triade)
録音2005年
トリアーデは1997年に最初3人の演奏家によりスイスで結成され、後に四重奏
に拡大、そして今のフルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロ、ピアノ
の編成に落ち着いた。、アストル・ピアソラのナンバーを得意としており、
メンバーのシャバヤにより編曲されたヨーロッパ風に磨き上げられた超シッ
クなピアソラは実にお洒落!

CLASSCD656/657 2枚組 \2700
J.S.バッハ:6つのパルティータ
(クラヴィーア練習曲集第1部) BWV825-830
CD1)第1番/変ロ長調、第3番/イ短調、第4番/ニ長調
CD2)第2番/ハ短調、第5番/ト長調、第6番/ホ短調
スヴェレ・ラルセン(Pf)
録音:2004-2005年
ラルセンは1964年生まれ。デンマーク王立音楽院で学んだ後、ハンガリーの
リスト音楽院でアンドラーシュ・シフ、デジュ・ラーンキ、ゾルタン・コチ
シュに師事した。粒のそろった美しい音を弾くピアニストでモダンな清々し
いバッハである。なおラルセンは当レーベルにイギリス組曲も録音している。
(CLASSCD440/441)

CLASSCD658/659 2枚組 \2700
アストル・ピアソラ:
オペリータ「ブエノス・アイレスのマリア」
トリアーデ(triade)【マリアナ・レウェルスキ(Vocal)、クリストフ・ロディ
(Fl)、アラン・シャヴァヤ(Cl)、マルク・パクァン(Vn)、オルフィリア・
セ・ヴェガ(Vc)、アテナ・カルテ(Pf)】
録音2004年
ピアソラを得意とするスイスの室内アンサンブル、トリアーデがピアソラのオ
ペラ「ブエノス・アイレスのマリア」に挑む。音の透明度と機動性が爽快。ブ
エノス・アイレスのマリアといえばミルバの名唱が忘れがたいが、ヴォーカル
を担当するマリアナ・レウェルスキのアンニュイな色気を持った声が人生の哀
歓を見事に表現しきっている。

CLASSCD660/661 2枚組 \2700
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集
CD1)第1番へ長調、第2番ト短調
CD2)第3番イ長調、第4番ハ長調、第5番ニ長調
モルテン・ツォイテン(Vc)
アメリー・マリング(Pf)
録音:2005年
モルテン・ツォオイテン(モーテン・ソイテン)は1951年生まれのデンマーク
を代表するチェリスト。ポウル・トゥルトゥリエに師事後ソロと室内楽で国際
的に活動している。ピアノのマリンクとは常にデュオを組んで活動している。
CLASSICOやKONTRAPUNKTレーベルに録音がある。CLASSICOから出ていたバッハ
の無伴奏チェロ組曲(CLASSCD104-5)は高い評価を得ています。

CLASSCD662 \1850
グリーグ:19の抒情小品集
(室内アンサンブルのための/ヤコブ・ウェスト編)
1.小人の行進 2.夜想曲 3.スケルツォ 4.秘密
5.彼女は踊る 6.アルバムの綴り 7.羊飼いの少年
8.ノルウェーの農民行進曲 9.幻影 10.ゆりかごの歌
11.春に寄す 12.農夫の歌 13.山の夕べ
14.感謝15.小川 16.夢想 17.家路 18.郷愁
19.トロルハウゲンの婚礼の日
デンマーク室内アンサンブル(フルート、クラリネット、トランペット、
ハープ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)
録音:2004年
グリーグが生涯に渡って書きつづけたピアノ小品集「抒情小品集」は、そのい
くつかが作曲家自身の手で管弦楽化されているが、他人の編曲とはいえこれだ
けまとまって編曲されたことはない。しかもフル編成のオーケストラではなく
室内アンサンブルなので原曲のこじんまりしたテイストを残しつつ、より色彩
豊かな世界が展開される。さながら小さな田園絵画を見てるようです。

CLASSCD663 \1850
クリストファー・シンプソン(1605-1669):
ザ・マンス(12ヶ月)-3つのヴィオールとオルガンのための
ブーラスク(Bourrasque)
録音:2005年
シンプソンは1605年に北ヨークシャーに生まれたヴィオール奏者、作曲家。
それぞれ月の名前が付けられた12曲からなるファンタジアはいわばイギリス版
「四季」。しかしヴィヴァルディのそれとは違って終始、穏やかで雅やか。
演奏の「ブーラスク」はデンマークのガンバ奏者のモーゲン・ラスムッセンと
スウェーデンのレイフ・ヘンリクソンによって1990年に結成された3人のヴィ
オールとオルガン奏者のアンサンブルです。以来、17世紀、18世紀のデンマー
ク、スウェーデンの音楽を中心にコンサートと録音を行っている。

CLASSCD669 \1850
グリーグ:
弦楽四重奏曲 ト短調
(アレクサンドル・ルーディン編による弦楽オーケストラ版)
チェロ・ソナタ イ短調
(アレクサンドル・ルーディン編による協奏曲版)
アレクサンドル・ルーディン(指揮、Vc)
リン・タオ(指揮)
ムジカ・ヴィヴァ・アカデミック室内管弦楽団
録音:2004年
以前別のレーベルで同様の企画がありましたが、それとは別の編曲が登場で
す。チェリストで指揮者のアレクサンドル・ルーディンは1960年生まれ。チェ
リストとしてはナクソス、メロディア、オリンピア、テュードアに多数録音し
ている。基本的に音の画家であるグリーグは管弦楽曲を得意としており室内楽
は決して多くはない。その中でもとりわけオーケストラ的な可能性を秘めてい
るこの2作品に着目したルーディンが自ら編曲、演奏したもの。特にチェロ・
ソナタは実にダイナミックなアレンジで、ドヴォルザークかエルガーのチェロ
協奏曲に勝るとも劣らない大迫力!





<BRIDGE>
BRIDGE 9185 \1980
「アメリカ議会図書館シリーズ 第22巻」
シューベルト:ピアノ五重奏曲Op.114「鱒」
フランク:ピアノ五重奏曲 ヘ短調
ブダペスト弦楽四重奏団
アルトゥール・バルサム(P)
ジュリアス・レヴァイン(Cbs)
録音:1956年4/26、1593年12/18、
20世紀を代表する弦楽四重奏団ブダペスト弦楽四重奏団が名曲「ます」を演奏
した貴重なライヴ録音です。共演のバルサムはポーランド出身のアメリカのピ
アノ奏者でウッジ音楽院で学んだのち、ベルリン音楽アカデミーに留学し、
1918年頃より独奏者として多くのコンサート活動を続けた。また、メニューイ
ン、エリカ・モリーニ、ナタン・ミルシテイン、フランチェスカッティらの
ヴァイオリン奏者の伴奏者として、また室内楽奏者としても活躍しました。
シューベルトの五重奏曲は第4楽章が歌曲「ます」Op.32(D.550)の主題による
変奏曲であるため、この通称をもち、多くの人に親しまれています。

BRIDGE 9158 \1980
メンディ&キース・オバダイク:インターネット・オペラ
「サワー・サンダー(THE SOUR THUNDER)」
メンディ&キース・オバダイク
2004年9月、
この作品は2002年メディア芸術プロジェクトとして委託されて出来上がったも
のである。 背景にはニューミュージックとヒップホップに基づくという計画
があり、使われる多くのテクスチャーの多くはナイジェリアのギターをデジタ
ル的に扱ったものや、その周囲を取り巻く環境音をレコーディングされている。
この物語は人の民族的、文化的、社会的な起源を傷つけられ、終わりには神経
がすり減ってしまう。語りあり、コンピューター音楽で綴られていくこの作品
は、まるで悲しきドキュメンタリー映画のサントラを思わせる風である。

BRIDGE 9159 \1980
ベートーヴェン :後期三大ピアノ・ソナタ集(第30-32番Op.109-111)
ヴィクター・ローゼンバウム
2004年1月8日
ヴィクター・ローゼンバウムはソリスト、室内楽奏者としてアメリカ、ヨーロ
ッパ、アジア、など世界各国で活躍。また、現在においてもマスタークラスや
講義を世界各地で開催しており、日本でも馴染み深いアーティストの一人。
後期三大ソナタと呼ばれるOp.109-111はこれまでの作品と比べるととりわけ変
奏曲形式を意識し、いずれも幻想的で重みのある作品と言われている。ローゼ
ンバウムの力強く丁寧な解釈はベートーヴェン好きな方には広く受け入れられ
るだろう演奏である。

BRIDGE 9160 \1980
エルネー・ドホナーニ(1877-1960):
ハープと室内管弦楽の為のコンチェルティーノOp.45、
六重奏曲Op.37、
ピアノの為の6つの小品Op.41
レオン・ボトスタイン(指揮)アメリカ交響楽団、
サラ・カトラー(Hrp)
エリカ・キースウェッター(Vn)、カレン・ドレフュス(Va)、
ユージン・モイエ(Vc)、ジェフリー・ラング(Hr)、
ダイアン・ウォルシュ(P)、トッド・クロゥ(P)
録音:2001年5月、2003年5月、2004年2月、
ドホナーニ(1877-1960)はブタペスト音楽院で学んだのち、ダルベールから
ピアノを学び、ピアニストとして名声を博した。ベルリン高等音楽学校、リス
ト音楽院で教鞭をとり、1949年アメリカに移住。作品はブラームスの影響の濃
い後期ロマン派の作風を示し、ハンガリーの民族的要素は少ない。1952年に作
曲されたコンチェルティーノはロマン派的要素の強い作品であるが、若干のフ
ランス風な遊びも感じられる。叙情的な一楽章ではハープの旋律が際立って美
しく、メンデルスゾーンの影響を受けている2楽章、そしてハープとデリケー
トなオーボエが奏でる繊細なテーマが魅力の3楽章。静かに心休まる演奏が楽
しめる1枚。

BRIDGE 9161 \1980
セア・マスグレイヴ(1928-,Thea Musgrav):合唱作品集
(当分の間:降臨、黒いタンバリン、ジョン・クック、「地下にて」セット1
「愛と狂喜への感謝」、セット2「奇妙なものと異国のもの」、セット3
「中世の夏」)
ハロルド・ローゼンバウム(指揮)
ニューヨーク・ヴィルトゥオーゾ・シンガーズ、
マイケル・ヨーク(語り)、
現代女流作曲家マスグレイヴ(1928-)は、スコットランド出身。エジンバラ
大学で学び、後にアメリカに移住。彼女の作品は多くのオーケストラのコンサ
ート・シリーズに取り上げられるなど、エジンバラのみに限らずイギリスを始
め、ヨーロッパ、アメリカなどで広く演奏され、親しまれている。
ここに納められている作品たちも、現代音楽ではあるが、身構えて聞くものは
ひとつもなく、“人間の声”が作り出すハーモニーが美しく、天上への響きを
堪能できる。

BRIDGE 9181 \1980
ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第10番Op.14-2、第17番Op.31-2、
第24番Op.78、第9番Op.14-1、第27番Op.90
アンドリュー・ランゲル(P)
2004年9月、DDD 72:29
シカゴ生まれのアンドリュー・ランゲルはジュリアード音楽院出身。コンサー
トアーティストのマルロー賞受賞者として、ニューヨークデビュー。以後、ア
メリカ、ヨーロッパ、イスラエルを中心に活躍。1977年から1985年まで彼は、
アーティストとして活躍しながらダートマス大学の主要なピアノ専任講師を務
めた。彼のリサイタル・レパートリーは人々の関心や親近感を持てるものを揃
えており、バッハ:ゴールドベルク変奏曲、6つのパルティータ、ショパン:
マズルカなど。ベートーヴェンも例にもれずだが、彼は個性的で自由な解釈の
演奏でまるで晩年のグールドを思わせる。





<ALBANY>
TROY715 \1980
「ソーリング・スピリット」Joseph de Pasquale
チャイコフスキー:孤独な魂しかない(プリムローズ編)
アーサー・ベンジャミン:サン・ドミンゴより
シューベルト:全ての魂の日のためのリタニ(プリムローズ編)、
ブラームス:Soft Strains of Music Drifting(プリムローズ編)、
ミヨー:ヴィオラ・ソナタ第1番
ジョージ・ロックバーグ:ヴィオラ・ソナタ
アラン・シュルマン:主題と変奏
ジョセフ・ド・パスクアーレ(Va)
アンジェリン・チャン(Pf)
パスクアーレはプリムローズに師事しボストン響、フィラデルフィア管の
首席ヴィオリストを長年勤めたヴィオリストの重鎮的存在。ここでは珍し
い曲ばかり演奏している。ピアノのチャンはヨーロッパ、アジア、アメリ
カで数多くのコンサートをこなす期待の若手。

TROY737 \1980
「ポウル・クレストン/管弦楽作品集」
ヤヌス、ヴァイオリン協奏曲第2番、交響曲第4番
グレゴリー・ファルカーソン(Vn)
デヴィッド・アラン・ミラー指揮アルバニー交響楽団
今年はクレストン生誕100年となるが、誰もそんなことで騒いでいない。し
かしこのCDを聴いたら黙っていられなくなる。確かに二流のラヴェル(ダフ
ニス?)、三流のイベール(寄港地?)、四流のミヨー(??)、五流のヴォ
ーン・ウィリアムス(田園交響曲?)、六流のオルウィン(爆笑!)だが、
だから何だと言うのだ?音楽そのものが美しいなら何の文句があろう。パ
ストラールな音楽の花束。

TROY741 \1980
ラリー・ベル(Larry Bell):声楽作品集
(不滅の愛、4つの神聖な歌、時と永遠の歌、潔白と経験の歌)
ダナ・フォルチュネイト(Ms)、ラリー・ベル(Pf)、
ベンジャミン・ザンダー&ジャン・メルトゥース指揮
ニューイングランド音楽院ユース・フィルハーモニー、児童合唱団
ベルはアメリカ・ローマ大賞、チャールズ・アイヴス賞受賞の他、グッゲ
ンハイムやロックフェラー財団からも多くのフェローシップを受けている。
作風は穏健明朗でアメリカのシューベルトかシューマンといったところ。

TROY751 \1980
ヴィラ・ロボス:弦楽四重奏曲第1番、第6番、第17番
ブラジル弦楽四重奏団
(CBS音源による歴史的録音の復刻、モノラル)
もともとCBS/Odysseyで出ていた音源の復刻。ブラジル弦楽四重奏団はリオ
・デ・ジャネイロ州立大学に関わるメンバーで構成された51年の歴史をも
つグループ。作曲者とも親交が深かった。

TROY753 \1980
「陸軍少佐の手紙-ゲイリー・スマート:歌曲集」
(ポルトガルからの3つのソネット、ミーと私の歌、苦いお菓子、陸軍少佐の
手紙、ファースト・リーグ・アウト・フロム・ランド)
ルイーズ・トッピン(S)、マリリン・スマート(S)、
ウィリアム・ブラウン(T)、ジョン・クラマー(Br)、
ゲイリー・スマート(Pf)
スマートの略歴をみるとジョン・コリリアーノ、武満徹(なんですと!?)
に師事しアロイス・コンタルスキー、ヘンリー・マンシーニ(!)と共演
したとあり、その幅広い活動範囲に驚かされる。しかしこの歌曲集を聴く
と意外にも保守的な作風。ユーモラスな詩的センスはブロードウェイに持っ
てゆけば大ヒットするだろう。

TROY758/59 2枚組 \3960
カーリスル・フロイド(CARLISLE FLOYD):歌劇「冷たく生意気な木」
パトリシア・レイチェット(S)、ディーン・ピーターソン(T)、
パトリック・サマース指揮、
ヒューストン・グランド・オペラ&合唱団、
録音:2000年4月世界初演
20世紀初頭のアメリカを舞台にした群衆劇。台本は作曲家自身によるもの。
作風は分かりやすく、ややシリアスめのミュージカルといった態。バーン
スタインの「キャンディード」や「クワイエット・プレイス」に似ている
と言えば当たらずとも遠からずである。

TROY769 \1980
「フランク・レヴィン(Frank Lewin)/宗教曲集」
詩篇と賛歌、死のためのミサ(ロバートF.ケネディのためのレクイエム)
ニコライ・ジャニツキ(Br)、
イェール・カメラータ、ロバート・コナント(Org)、
ウィリアム・トレゴ指揮プリンストン高校合唱団ほか
オルガン伴奏による真摯な祈りの音楽。現代とはいっても19世紀の音楽か
と見紛うばかりの清純な響き。

TROY774/75 2枚組 \3960
「デヴィッド・マスランカ/作品集」
CD1)ピアノ、吹奏楽と打楽器のための協奏曲(1976)
ピアノ、吹奏楽と打楽器のための協奏曲第2番(2002)
テスタメント(2001)
CD2)トラベラー(2003)、交響曲第4番(1993)
アレクサンドラ・マスコロ=デヴィッド&スティーヴン・ヘスラ(Pf)
ステファンK.スティール指揮
イリノイ州立大学ウィンド・シンフォニー
マスランカは1943年マサチューセッツ生まれ。吹奏楽の世界ではよく知ら
れた存在。ここでも名門イリノイ州立大学ウィンド・シンフォニーが大活
躍。作風は極めてモダンでおそらく電子音楽の経験を経たと思われる音感
を感じる。清涼感のあるメタリックな音色(時にヴァレーズを思わせる)が
爽快。

TROY776 \1980
星のメッセンジャー/ラリー・ネルソン-室内楽作品集
星のメッセンジャー、ダルセット・ミミクライ、7つのクレイ・ソングス
ラプソディ、フルートと電子音のための音楽、ダンザブル・ヘイズ
クリスティーナ・ジェニングス(Fl)、ギュンナー・モスブラッド(S.sax)、
シャーラ・ナフィガー(S)、チャールズ・アブラモビーク(Pf)、
ヘイディ・ジェイコブ(Vc)、フラン・バージ(Vn)、
スコット・ワグナー(Va)
ネルソンは1944年ネブラスカ州生まれ。作風は旋法的なメロディと無調性
の折衷した、現代の印象主義と言えるだろう。イメージ、実験性が豊富で、
ひとつひとつアイデアにひらめきが感じられる。

TROY778 \1980
ジョン・シュレンク:永遠の探求
スピリチュアル・ライフを祝福するインターフェイス・オラトリオ-
合唱、独唱と室内オーケストラのための
ティモシー・マウント指揮
ロシア・ステート・シネマ管弦楽団&モスクワ新合唱団、
オルガ・グレコ(S)、タチアナ・ルビンスカヤ(Ms)、
アンドレイ・クズネフ(T)、
シュレンクは1936年インディアナポリス生まれ、イーストマン音楽院で学
んだ。バーンスタインの「チチェスター詩篇」と共通する世界をもった真
摯で美しい宗教音楽。

TROY779 \1980
「モバート・モリスの音楽」(ピアノ・クラリネット・電子音の作品集)
スティル、オン・ザ・ゴー、14のピアノ小品、オウト・アンド・アウト、
曲がりくねった河-、アバウト・ザ・セイム
サルンガ・ファン・ツ・リュー(Pf)
マーガレット・カンプメイヤー(Pf)
マリアンヌ・ギスフェルト(Cl)
モリスも上記シュレンクと同じくイーストマン音楽院に関わりのある作曲
家で教鞭もとっている。しかし作風はシュレンクとは全く対照的でウェー
ベルン風の寡黙な点描主義から電子音響と、戦後の前衛音楽の歴史と歩み
をともにしている感がある。最短15秒の作品を含む14のピアノ小品は彼の
代表作。

TROY780 \1980
「デヴィッド・サンプソンの音楽」
フリューゲル・ホルンと弦楽のためのセレナード
ソナタ・フォーティ-ホルンとピアノのための
金管五重奏のためのソナタ十重奏曲-オーボエ、クラリネット、ホルン、
2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスとピアノのための
レイモンド・メイス(Fh)、
ポウル・ポリヴニク指揮、チェコ・フィル室内管
スコット・ブルベイカー(Hrn)、ロン・レヴィ(Pf)
アメリカン金管五重奏団
J.ブロコヴァ(Ob)、V.ニドゥル(Cl)、
O.ブラヴィ(Hrn)他
サンプソンはアメリカの様々なオーケストラのレジデンス・コンポーザー
を勤め、多くの管弦楽曲とメンバーのための室内楽を作曲している。セレ
ナードはコープランドの「静かな都会」に似た雰囲気を持つ新ロマン主義
的な佳品。バルトーク、ヒンデミットの影響を感じさせる。

TROY781 \1980
エリック・ソウヤー(Eric Sawyer):弦楽のための作品集
弦楽四重奏曲第3番、5つのバガテル、 弦楽四重奏曲第2番
ライトハウス・チェンバー・プレイヤーズ
ヘクン・ウ(Vc)エリス・ユン(Pf)
アーデン弦楽四重奏団
ソウヤーはアメリカの両海岸で高く評価され作品が演奏されている。現在
はカリフォルニア大学で教鞭を取っている。作風は新ロマン主義的とも形
容できバルトーク的とも言えようが決してそれに終わるものではなく、繊
細なアイデアが随所に感じられ、ざわざわと感覚を揺さぶってくれる。

TROY782 \1980
「ロマンティック・ホルン協奏曲集」
R.シュトラウス:ホルン協奏曲第1番、第2番
グリエール:ホルン協奏曲、
F.シュトラウス:ホルン協奏曲、
エリック・ラスク(Hrn) 、
マイケル・スターン指揮
IRIS室内管弦楽団
2005年エリック・ラスク制作
ホルン・ファン垂涎の新譜登場!シュトラウス親子のホルン協奏曲、とも
に一番、二番が入っている他、グリエールも収録。録音は2005年1月20-23日、
つまり全曲、新録音です!ルスケはクリーヴランド管弦楽団やエンパイア・
ブラスノメンバーとしても活躍したホルンの名手です。CDではモーツァル
ト:ホルン協奏曲集(TELARC)、ヴィルトゥオーゾ作品集(ALBANY.TROY456)
クラシック・ホルン(ALBANY.TROY615)などが出ています。

TROY783 \1980
「アメリカ音楽の傍流」
スティーヴン・シェワン(Stephen Shewan):祝典序曲
ランドール・トンプソン(Randall Thompson):フロンティアーナ
ロン・ネルソン(Ron Nelson):テ・デウム・ラウダムス
スティーヴン・シェワン:踊る心と音楽のために、光、休息の島
ヴァクラフ・ネルヒベル(Vaclav Nelhybel):詩篇150
フランツ・アントン・クレーガー指揮
ムーアズ・スクール響
スティーヴン・シェワン指揮
ロバーツ・ウェスティヤン・カレッジ合唱団&室内管、ほか
20世紀アメリカの様々な世代の作曲家の作品を集めたアルバム。古くは
1899年生まれのトンプソンから1962年生まれのシュワンまで。それぞれの
作曲家に個性はあるものの、いわばコープランドな明朗さと誠実なプロテ
スタンティズムが共通して流れている。これぞアメリカ!

TROY784 \1980
「バスーン奏者ペール・ハンネヴォル(Per Hannevold)のために書かれた
作品集」
デヴィッド・マスランカ:バスーン・ソナタ、
オイヴィンド・ウェストビー:家族の肖像、
ジェームズ・ラッセン:風変わりな間奏曲第3番
ペール・ハンネヴォル(Bsn)
トルレイフ・トルゲルセン(Pf)
ベルゲン室内アンサンブル
ハンネヴォルは1979年以来、ベルゲン・フィルの首席バスーン奏者を務め
ており、ここでは彼のために書かれた作品ばかりを集めた。個人のために
書かれた作品のせいかロマンティックでフレンドリーな作品が多い。

TROY785 \1980
小品
ピュア・カラーズ
/ジュディス・ラング・ザイモント(Judith Lang Zaimont)の音楽
ウィザーズ-3つの魔法の巨匠
アストラル…アストラル面における鏡の生活
ヴァージー・レイニー-ソプラノ、メゾ・ソプラノとピアノのための2つの
物語
ヴァルス・ロマンティク、
ターニャ
バブル・アップ・ラグ-フルートとピアノのための演奏会用
ヤン=アー・タク(Pf)
ジョン・アンダーソン(Cl)
ウェンディ・ザロ=ミューリン(S)、ジャン・デル・サント(Ms)、
ティモシー・ラブレス(Pf)
イマニュエル・デイヴィス(Fl)
ターニャ・レメニコーヴァ(Vc)
ナネッテ・カプラン・ソロモン(Pf)
ザイモントは1945年生まれ。100曲以上の作品が作曲コンクールで優勝して
いる。女性らしい繊細な感性を持った抒情性の濃い現代のロマン主義音楽。

TROY786 \1980
ケン・ベンスホーフ:24の前奏曲、パティの客間の小品
リサ・バーグマン(Pf)
ベンスホーフは1933年ネブラスカ州の農場生まれ。スカルラッティ、ラヴェ
ル、アイヴス、ガーシュイン、ラフマニノフから影響を受けたという言葉通
り、彼の音楽は大変ヴァラエティに富んでいる。

TROY789 \1980
「クリスマスの西洋スギと樅の木-ギターによるクリスマス・ソング集」
天使たちよ、私達は天の高みで聴いた、ホワット・チャイルド・イズ・ディ
ス、サイレント・ナイト、主よ、人の望みの喜びよ、ジョイ・トゥ・ザ・
ワールド、イン・ザ・ブリーク・ミッド・ウィンター、サンタが街にやって
くる、ウィ・スリー・キングス、ジョリー・オールド・セント・ニコラウス
グッド・キング・ウェンスラス、ウィ・ウィッシュ・ユー・ア・メリー・
クリスマス
ジョエル・ブラウン(ギター)
ギターによるクリスマス・ソング。

TROY790 \1980
「レザ・ヴァリ(Leza Vali):カリグラフィーズ/弦楽四重奏のための
作品集」
弦楽四重奏曲第2番、第3番、カリグラフィーズ(第1番、第2番、第3番)
ラテン・アメリカ四重奏団
録音:2003年
ヴァリは1952年イラン生まれ。テヘランで音楽を学んだ後、ウィーンでさら
に研鑚を積み、渡米。アメリカでは数々の賞と奨学金を受けた。その民族性
を反映してか、強い表出力と粘り気と生命力を持った音楽が特徴。極めて
才能豊かな作曲家であり、ハチャトゥリアンの好きな人には絶対お薦めです。

TROY791/92 2枚組 \3960
グルック:歌劇「ラ・コロナ」(全曲世界初録音)
ジュリアンヌ・ベアード、ダニエル・ムンセル・ホワード、
マリー・エレン・キャラハン他
ルドルフ・パルマー指揮
ザ・クイーンズ・チェンバー・バンド
1750年ウィーンで初演されたグルックの初期オペラの蘇演。指揮のパルマ
ーとクイーンズ・チェンバー・バンドはグルックの他、テレマンのオペラ
など数々の珍しいバロック・オペラを取り上げている。

TROY796 \1980
「ラリー・アラン・スミス:管弦楽作品集」
管弦楽のための3つの楽章、弦楽のためのセレナード、
クルチフィクサス-ソプラノと管弦楽のための
交響曲第2番「ジェネシス/アンティエタム」
カティア・ビヤー(S)
ラリー・アラン・スミス指揮
ヴロツワフ・フィルハーモニー
アラン・スミスは1955年オハイオ生まれ。ジュリアード音楽院ではパーシ
ケッティ、渡仏してナディア・ブーランジェにも師事している経歴から想
像できる通り、堅実で保守的な作風。ヒンデミット、バルトーク、ストラ
ヴィンスキー、オネゲルといった作曲家の名前が思い浮かぶ。作曲者の自
作自演。

TROY797 \1980
「ホルヘ・リデルマン/ウィンド・アップ・トーイズ-1台・2台ピアノの
ための作品集」
ウィンド・アップ・トーイズ、トロープIV、あれは既に・・・
ソニア・ルビンスキー(Pf)、グロリア・チェン(Pf)、
ザ・ブガーロ・ウィリアムズ・ピアノ・デュオ、
録音:2005年
リデルマンはブエノス・アイレス生まれ。イェルサレムのルビン音楽院で
学んだ。アメリカでは数々の賞とスカラシップ、作曲委嘱を受けている。
彼の音楽はある種のミニマリズムとジャズのイディオムが融合したものと
言えよう。溌剌としたリズムと時々音楽が立ち止まる時の微妙な間合いが
面白い。

TROY798 \1980
バーナード・ホッファー(Bernard Hoffer):
マ・グース(ホッファーがマザー・グースに新たに書き加えたストーリーに
よる子供のためのバレエ)
ボストンのシンデレラ
ボストン・ムジカ・ヴィヴァ、
音楽監督:リチャード・ピットマン、
ナレーター:ボブ・マックグレース
ホッファーは1934年スイス・チューリヒ生まれ。若い頃渡米しイーストマ
ン音楽院で学んだ。このアルバムは子供のためのファンタジーで19-20世紀
の様々な語法が折衷されている。今日的「マ・メール・ロワ」
「子供と魔法」というところ。

TROY800 \1980
ドナルド・マルティーノ:ノットゥルノ、クオドリベッツII(世界初録音)、
もうひとつの側面から
ブラッド・ラブマン指揮
ニュー・ミレニアム・アンサンブル、
レイチェル・ラディック(fl)
マルティーノの作品は点描的で寡黙で禁欲的な音、時に荒れ狂う激しい身
振り、金属的なきらきらした音への好みなど、ポスト・ウェーベルン以後
の潮流を体現しているといえよう。

TROY802 \1980
ロジャー・セッションズ/ピアノ作品全集
ソナタ第1番(1927‐30)、私の日記帳より(1937‐40)
ソナタ第2番(1946)、5つの小品(1974‐75)
ワルツ(1978)、ソナタ第3番(1964‐65)
バリー・デヴィッド・ソルウェン(Pf)
アメリカの保守派を代表する作曲家セッションズのピアノ作品全集。30代前
半のソナタから晩年の作品まで、これ一枚で彼の作風の変遷を一望出来る。

TROY804 \1980
ヘンリー・マーティン/弦楽とピアノのための室内楽
ピアノ三重奏曲(2001)、無伴奏チェロ・ソナタ(2000)、
ヴァイオリン・ソナタ第2番「ディス・リヴィング・ハンド」(1995)、
チェロ・ソナタ「スウィート・コンバース」(1995)
イニスフリー・ピアノ三重奏団
マーティンはミルトン・バビット、デル・トレディチに師事、ジャズにも影
響を受けたと言う通り、クラシックとジャズを融合した形の音楽を作り出
す。キース・ジャレットの書いた室内楽を思い出させる。

TROY808/09 2枚組 \3960
シグムンド・ロンバーグ:
歌劇「五月の時」(メイ・タイム)(全曲世界初録音)
スティーヴン・バイス指揮オハイオ・ライト・オペラ、
音楽監督:スティーヴン・ダイグル、
オペレッタ、初期ブロードウェイ・ミュージカルの作曲家、学生王子で知ら
れるロンバーグの歌劇の世界初録音。ミュージカル黎明期のヒット・メー
カーだけあって、そのメロディ・メーカーぶりは大したもの。古き良きア
メリカの雰囲気がたっぷり味わえます。

TROY812 \1980
ヘンデル/3つのイタリア風カンタータ
「Agrippina condotta a morire」
トリオ・ソナタ ト短調、「ラ・ルクレツィア」、
トリオ・ソナタ ト長調、「Armida abbandonata」
メリッサ・フォガーティ(Sop)
ジェニファー・グリースバック(Cemb)、
クリスティーヌ・グンメレ(バロックVc)、
アメリア・ルーズベルト(バロックVn)ほか
ソプラノのメリッサ・フォガーティはニューヨーク・タイムズ、ウォール・
ストリート・ジャーナルで絶賛された期待の才能。メト、ニューヨーク・
シティ・オペラに度々登場している。その高く伸びやかな声はバロック・
オペラにうってつけである。




<PIERRE VERANY>
PV705111 \1980
ドビュッシー:ピアノ作品集 第5集
12の練習曲、バラード、マズルカ、夜想曲、ロマンティックなワルツ
フランソワ・シャプラン(ピアノ)
海外の音楽雑誌で絶賛されている、フランソワ・シャプランのドビュッシー・
ピアノ作品集の第5集である。シャプランのドビュッシーは、明るい音色の繊
細な味付けを基本としつつも、そこの自在な感興の迸りを見せるもの。油絵で
はなく、筆致の走る水彩画の魅力である。この難しい技を、シャプランは絶妙
かつ自然に成し遂げている。この点がフランスでは殊のほか高く評価され、過
去の4集はいずれもDIAPASON誌で音叉5つか、黄金の音叉を与えられている。

PV706011/12 2枚組 \3960
マラン・マレ :ヴィオール曲集 第3巻 第2集
ジャン=ルイ・シャルボニエ(ガンバ)、ポール・ルソー(ガンバ)、
マウリシオ・ブラリア(テオルボ),
ピエール・トロセリエ(チェンバロ)
久しぶりに発売となりますシャルボニエたちのマレのヴィオール曲集で、第3巻
の第2集です。 既発売は第4巻(PV703112 5CD)、第5巻(第1集PV799091/92 2CD、
第2集PV700039 2CD)、第3巻・第1集(PV7040101/2 2CD)。第3巻は1711年に
出版されたもので、マレの全盛期の作品が収められている。優美で繊細なマレ
の洗練された柔らかさが見事に引出された演奏である。





<KONTRAPUNKT>
32336/7 2枚組 \4500
「イブ・ネアホルム:独奏ピアノ作品集」
ピアノ組曲(1955年)、節と野原(1965年)、ある地方からの署名(1970
年)、時間どおりの講話(1980−81年)、薄層の乱気流(1984年)、単一楽
章の連作(1991年)、弦の戯れとハンマーの強打、十代(2000年)、ピアノ・
ソナタ「夢の時に」(2001年)、3つのヴィネット(2002−04年)
ハンス・アナセン(P)
録音:1998年−2005年
現代デンマークを代表する作曲家の一人、イブ・ネアホルム(1931-)のピア
ノ独奏用作品を集めている。1955年から2005年まで、ちょうど半世紀に渡る
作品が収録されており、デンマークのモダニストとして道を切り開いてきた
ネアホルムの芸術とその変遷を俯瞰するにも打ってつけのものである。

32338 \2250
「ポウル・エルミング、アンデルセンを歌う」
シューマン:
においすみれOp40-1、母の夢Op.40-2、兵士Op.40-3、吟唱詩人Op4.-4、
クリスマスの歌Op.79-17、
グリーグ:
4つのデンマーク語の歌Op.5、愛Op15-2、ランゲント島の民謡Op.15-3、
9つのロマンスと歌Op.18より6曲、他
ディーリアス、ガーゼ、ニールセンの歌曲
ポウル・エルミング(T),
トーヴェ・レンスコウ(P)
2005年のアンデルセン生誕200年を記念して制作されたアルバム。デンマーク
に生まれ国際的に活躍しているエルミングの名唱で楽しめます。エルミングは
ワーグナー歌手として確固たる地位を築きバイロイト、ウィーン国立歌劇場、
などで活躍。バレンボイムやシノーポリと共演したワーグナーのオペラのCD
やDVDが発売されており、我が国への来日も多い。




<AULOS>
AUL 66144 \1980
〈シマノフスキのピアノ作品集Vol.2〉
シマノフスキ:幻想曲Op.14、メトープ−3つの詩、仮面劇Op.34
ロルフ・プラッゲ(P)
近代ポーランド音楽を代表する作曲家。初期にはR.シュトラウスの影響を示し、
ついでスクリャービンらのロシア音楽、さらに印象派に傾倒。そして新古典主
義に進んだ。あらゆる分野の作品を手がけたが、特に器楽曲における反ロマン
的・理知的な作風で知られる。
プラッゲは1959年ドイツに生まれ、独学でピアノを学んでいたが1969年よりブ
レーメン音楽院にて勉強を始め、のちにハンブルク音楽大学で学ぶようになる。
数々の賞を受賞し、バドゥラ=スコダなどに師事。また、ソロ活動の他にも多
くのオーケストラとの競演やテレビ・ラジオなどでもレギュラーとして活躍。
1991年からはザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学教授に就任。

AUL 66145 2枚組 \3960
エルンスト・フォン・ドホナーニ:弦楽四重奏曲集(第1番-第3番)
ファイン・アーツ・カルテット
2002年録音

AUL 66146 \1980
エルンスト・フォン・ドホナーニ:ピアノ五重奏曲集(第1番、第2番)
ファイン・アーツ・カルテット、ピーター・フランクル
1946年にシカゴで結成されたファイン・アーツ・カルテットは今日、数々の成
功を収め伝説的な名録音を残し、世界中に認められているアンサンブルのひと
つ。そのファイン・アーツ・カルテットが演奏したハンガリーの名作曲家ドホ
ナーニ(1877-1960)の弦楽四重奏曲とピアノ五重奏曲の全曲です。バランス
の取れたハーモニーを奏でつつ、ドホナーニ特有の少々重たい空気が常に漂う。

AUL 68521 \1980
ハラルド・ゲンツマー(1909−):
ピアノとパーカッションの為の協奏曲(1975)
マリンバの為のカプリッチョ
ヴィブラフォンの為のソナタ
マルガリータ・ヘーエンリーダー(P)
ヘルマン・グシュヴェントナー(per)
ドイツの現代作曲家。ヒンデミットに師事。フライブルクやミュンヘンの音楽
大学で作曲教授を歴任した。作風もヒンデミットに近く、種々の楽器の組合せ
による室内楽作品を作曲している。ピアノとパーカッションの為の曲は、12種
類もの打楽器を必要としており、ピアノとの掛け合いがかなり面白い。現代音
楽と身構えるが、旋律は奇抜なものではなく、舞台を想像させる演出効果が楽
しめるものとなっている。1956年ミュンヘンに生まれたマルゲリータ・ヘーエ
ンリーダーはルートヴィッヒ・ホフマンに師事し、ミュンヘン国立音楽大学に
て学ぶ。数々のコンクールにて優秀な成績を収め、1981年にはブゾーニ国際ピ
アノコンクールで1位。また、カーネギーホール・デビューリサイタルではブ
ラームス、シューマン、ゲンツマー、ブゾーニ、リストを取り上げ素晴らしい
成功を修め、多数のラジオ・テレビにて放送され絶賛された。





<DIVOX>
CDX 70503 \1980
「古楽器による管楽作品集」
フンメル:パルティータ 変ホ長調
ハイドン:交響曲第70番ハ長調(原曲:ニ長調)
ハイドン:ディヴェルティメント ヘ長調
ベートーヴェン:六重奏曲 Op.71
カンマー・ゾリソテン・ツーク
(Kammer-Solisten Zug)
録音:2005年7月
カンマー・ゾリステン・ツークはスイスの室内アンサンブルです。今回は木管
アンサンブル(オーボエ2、クラリネット2、ホルン2、ファゴット2)のメ
ンバーが古楽器を演奏していますが、弦楽器のメンバーもおりレパートリーは
バロックから現代まで非常に幅広いです。このアルバムは古楽器の持つ暖かな
音色が遠い時代のバロック音楽を見事に蘇らせている1枚。

CDX 70202-6(SACD-Hybrid) \2500
「甘美なため息」-カッチーニ他のアリア&
マドリガル集
カッチーニ(11曲)、バッサーニ、メールロ、
バッサーニ、他
アカデミア・ストゥルメンターレ・イタリアーナ、
インヴェルニッツィ(Sop)、アルベルト・ラッシ
(Vla)、ベアトリーチェ・ポルノン(Lute)、ルカ・グリエルミ(org/cemb)
フィレンツェのカメラータの一人であるカッチーニは初期バロックの歌劇、モ
ノディ形式の独唱マドリガルの確立の時期に重要な役割を果たした作曲家であ
る。叙情的な歌詞の効果的な作曲を求められたこの時代の代表とされるのはカ
ッチーニ:アマリッリである。 この頃の演奏形態で伴奏としては従来の歌曲
において慣例だったリュート伴奏に加え、新式の通奏低音が用いられはじめ
たのも特徴である。




<CEDILLE>
CDR 90000 087 \1980
弦楽三重奏のためのムーヴメント
パーキンソン: 弦楽のためのシンフォニエッタ第1番、
弦楽四重奏曲第1番「カルヴァリー(黒人霊歌)」、
グラス(ピアノ・弦楽・打楽器のための詩曲)、
無伴奏ヴァイオリンのためのブルース・フォームズ、ラメンテイションズ、
ルイジアナ・ブルース・ストラット、
ポール・フリーマン(指揮)シカゴ・シンフォニエッタ、
ニュー・ブラック・ミュージック・レパートリー・アンサンブル・カルテット、
サンフォード・アレン(ヴァイオリン)、
タヒラー・ホイッティントン(チェロ)、
アシュリー・ホーン(ヴァイオリン)、他
コールリッジ・テイラー・パーキンソン(1932-2004)は、映画「12月の熱い
涙」(1972年)の音楽でも知られる米国の作曲家。戦後著しく台頭した米国の
黒人クラシック作曲家の中でもトップランナーでありつづけた人で、影響力は
非常に大きい。弦楽のためのシンフォニエッタ第1番は彼の代表作の一つで、
ことに第2楽章のラルゴの瞑想的な味わいは素晴らしい。また、どこかバッハ
の曲を思わせつつ、黒人音楽のテイストを盛り込んだブルース・フォームズや
ラメンテイションズも個性的である。パーキンソン入門には最適のCDである。




<VAI>
VAI DVD 4346(DVD-Video) \3650
キャロル・ローレンス ベル・テレフォン・アワー 1960−1967年
キャロル・ローレンス(歌)
ドナルド・ヴーヒーズ(指揮)ザ・ベル・テレフォン・アワー管
弦楽団、合唱団 80分カラー
キャロル・ローレンスは、バーンスタイン作曲の傑作ミュージカル「ウェス
ト・サイド物語」の、オリジナル・ブロードウェイ・キャストの一人。この
映像は、人気番組、ベル・テレフォン・アワーに出演した時の記録。当然こ
こでも「ウェスト・サイド物語」を歌っている。メイン映像が52分に、ボー
ナスとして2004年のインタビューも収録。

VAI DVD 4348(DVD-Video) \3650
ドロレス・グレイ/ベル・テレフォン・アワー1959-1965
「アニーよ銃を取れ」、「砂塵」、「南太平洋」より 他(50分カラー)
2002年に亡くなったミュージカル女優ドロレス・グレイがベル・テレフォン
・アワーに出演した時の記録。

VAI DVD 4357(DVD-Video) \4050
来日公演も好評!若きヴィルトゥオーゾ、ガブリリュク・リサイタル
「アレクサンダー・ガブリリュク ピアノ・リサイタル -ハイドン、
ブラームス」
ハイドン:ピアノ・ソナタ ロ短調 Hob. XVI: 32
ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 イ短調 Op.35
スクリャービン:
ピアノ・ソナタ第5番 嬰へ長調 Op.53「法悦の詩」,
練習曲 嬰ニ短調 Op.8/12
プロコフィエフ:
ピアノ・ソナタ第6番 イ長調 Op.82,ピアノ・ソナタ第7番 変ロ長調 OP.83
ショパン:練習曲 嬰ハ短調 Op.25/7
メンデルスゾーン=リスト=ホロヴィッツ:
結婚行進曲と「夏の夜の夢」からの変奏曲
アレクサンダー・ガブリリュク(ピアノ)
収録:2005年、マイアミ国
際ピアノ・フェスティヴァル
135分、カラー、ステレオ
2005年のアルトゥール・ルービンシュタイン国際コンクールで優勝したアレ
クサンダー・ガブリリュクの映像。1984年ウクライナ生まれ。1998年にオー
ストラリアのシドニーに移住し、1999年ホロヴィッツ記念国際ピアノコンク
ールと、オーストラリア・ピアノコンクールで第1位。2000年11月の浜松国際
ピアノコンクールでも、第1位。翌年、コンサートのために来日、さらに2006
年の1月から2月にも全国ツアーを行っている。かなり高度な難技巧の曲を集
めている。2002年に自動車事故にあい重症を負ったものの奇跡的に復活し活
躍している。

VAI DVD 4359(DVD-Video) \3650
名ピアニストリリー・クラウスの貴重な映像
「リリー・クラウス リサイタル」
バッハ:半音階的幻想曲とフーガ
モーツァルト:
幻想曲 ニ短調,グルックの主題による変奏曲,
ピアノ・ソナタ第11番 イ長調 K.331「トルコ行進曲付き」
シューベルト:即興曲 変ホ長調,幻想曲ハ長調「グラーツ幻想曲」 D.605
リリー・クラウス(ピアノ)
収録:1960-69年77分モノクロ
日本でも絶大な人気を誇るピアニスト、リリー・クラウス(1903-1983)の貴重
な映像。カナダ放送による収録。得意とするモーツァルトとシューベルトが
中心になっている。彼女ならではの柔和で豊かな感情の音楽が映像で楽しめ
る。ボーナスにクラウスの談話も収録されている。

VAI DVD 4370(DVD-Video) \3650
ボッケリーニ:チェロ・ソナタから
マルティヌー:チェロ・ソナタ
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3番 イ長調 OP.69
カバレフスキー:チェロ協奏曲第1番ト短調
(ボーナス)ショパン:チェロ・ソナタより第3楽章
ザラ・ネルソヴァ(チェロ)
グラント・ヨハネサン(ピアノ)
アレクサンダー・ブロット指揮カナダ放送管弦楽団
収録:1955−1962年 モノクロ&カラー
ザラ・ネルソヴァ(1918-2002)は、カナダに生まれたチェリスト。パブロ・カ
ザルス、エマヌエル・フォイアマン、グレゴール・ピアティゴルスキーとい
った錚々たる面々に学び、長きに渡ってチェリストとして、教師として活躍
した人物。

VAI DVD 4371(DVD-Video) \3650
「ハロルド・アーレン オール・スター・トリビュート」
「セントルイスの女」−降っても晴れても、「迷路」−愛への歓呼、
「ダニ−・ケイの新兵さん」−ナウ・アイ・ノウ、「恋をしませう」−
恋をしませう、「青空に踊る」−マイ・シャイング・アワー、「スター誕生」
−去って行った彼、「オズの魔法使」−虹の彼方に ほか全23曲
ダイナ・ショア、グレッチェン・ワイラー、
レスリー・アガムス、ゴードン・マックレー、
デューク・エリントンとオーケストラ、
ドナルド・ヴーヒーズ(指揮)
ザ・ベル・テレフォン・アワー管弦楽団、合唱団
60分カラー、
映画「オズの魔法使い」の“虹の彼方”に世界的に有名な作曲家、ハロルド・
アーレン(1905-1986)の名曲集。ハリウッド全盛期を音楽面で支えた人だけに、
有名曲から日本ではあまり知られていない曲まで、どれも素敵なものばかり
だ。1965年のベル・テレフォン・アワーから。

VAI DVD 4376(DVD-Video) \4450
超豪華歌手勢ぞろいチューリヒ歌劇場再開ガラ
「オペラフェスト-チューリッヒ歌劇場再オープニング・ガラ・コンサート
1984年12月1日」
ワーグナー、オッフェンバック、グノー他の作品
出演:ミレッラ・フレーニ、トーマス・ハンプソン、ギネス・ジョーンズ、
ルチア・ポップ、マラ・ザンピエリ、ホセ・カレーラス、
ニコライ・ギャウロフ、アルフレド・クラウス、
ライトナー指揮、ヴァイケルト指揮
チューリヒ歌劇場管弦楽団、合唱団
92分、カラー、ステレオ
チューリッヒ歌劇場の再建された1984年12月1日に盛大に行われたガラ・コン
サート。とにかく出演した歌手が豪華なこと。これは見る価値があります。

●CD新譜
VAIA1241 \1980
ツェルニー・50の練習曲全曲世界初録音
ツェルニー:50の練習曲
(THE ART OF FINGER DEXTERITY)Op.740(全曲初録音)
フランシスコ・リベッタ(P)
ツェルニーの上級者向けの練習曲集作品740の貴重な全曲録音。学習者にはも
ちろんピアノ・ファンにもぜひ聴いていただきたい1枚。

VAIA1242 \1980
「フランシスコ・リベッタ・プレイズ・ムソルグスキー&バラキレフ」
ムソルグスキー:展覧会の絵
バラキレフ:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調
フランシスコ・リベッタ(P)
ゴドフスキーを得意とし超絶技巧を売りにしているリベッタ。今回は「展覧
会の絵」というオーソドックスなレパートリーをどう料理しているのか興味
がそそられる。

VAIA 1244 \1980
ヒストリカル・ファン待望のピアニスト シモン・バレル
「父シモン・バレル」
スクリャービン:練習曲 変ニ長調 Op.8/10(1947年3月)
リスト:小人の踊り(1946年11月18日)
リスト:軽やかさ(1934年1月30日)
ブルーメンフェルト:左手のための練習曲(1947年11月11日)
リスト:ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調−終楽章(1946年5月17日)
シューマン:トッカータ ハ長調 Op.7(1935年10月10日)
ショパン:即興曲第1番 変イ長調 OP.29(1947年11月11日)
バラキレフ:イズラメイ(1947年11月11日)
スクリャービン:練習曲 嬰ニ短調 Op.8/12(1947年11月11日)
シモン・バレル(P)
デイヴィッド・ブレックマン(指揮)
管弦楽団(リスト:協奏曲のみ)
ロシア、オデッサ生まれで、生前は絶大な人気を誇ったピアニスト、シモン
・バレル(1896-1951)のライヴ録音。マニアからは熱狂的に支持されているピ
アニスト。50代半ばで急逝してしまったため、忘れ去られてしまったが、一
世代後のホロヴィッツと並び賞されたほどのピアニストであった。息子のボ
リス・バレルへのインタビューも収録されている。

VAIA 1246 \1980
「ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス コロン劇場ライヴ」
A.スカルラッティ:すみれ
ペルゴレージ:怒りん坊さん、私の怒りん坊さん
ガルッピ:ロザベッラ万歳
シューマン:献呈,くるみの木,ヘブライの歌から
シューベルト:どこへ?,死と乙女,野ばら,魔王
フォーレ:月の光,悲しみ,曙,川のほとりで
ロルカ:古いスペインの歌より(8曲)
ほか、モンツァルヴァジェ,ロドリーゴ,ヒメネスらの作品
(全32曲)
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)
ミゲル・サネッティ(ピアノ)
録音:1972年8月
ブエノスアイレス、コロン劇場でのライヴ
昨年惜しまれつつ亡くなった、スペインの偉大なソプラノ、ビクトリア・デ
・ロス・アンヘレス(1923-2005)の、40代末の円熟期のライヴ映像。古典歌
曲から始まり、ドイツ・リート、近代フランス歌曲、そして得意の近代スペ
イン歌曲まで、大ソプラノの魅力が発揮されている。

VAIA 1247 2枚組 \3960
「ロッテ・レーマン 歌曲を歌う」
モーツァルト:
夕べの想い K.523,すみれ K.476,春への憧れ K.596,寂しく暗い森で K.308
ベートーヴェン:追憶 WoO.136,寂しさの喜び Op.83-1,接吻 Op.128
シューベルト:
音楽に寄せてD.547,セレナードD.957-4,魔王D.328,「冬の旅」−おやすみ,
春の夢,辻音楽師,影法師 D.957/13
メンデルスゾーン:
歌の翼に Op.34/2(2種),新しい歌 Op.19a/4,
ヴェネツィアのゴンドラの歌 Op.57/5
シューマン:
見知らぬ土地で Op.39/1,私は恨まない Op.48/7,くるみの木 Op.25-3,
言伝て Op.77/5,はすの花 Op.25/7
ブラームス:
五月の夜Op.43/2,セレナードOp.106/1,子守歌Op.49/4,
おお、愛らしい頬よOp.47/4,甲斐なきセレナードOp.84/4
ワーグナー:
「トリスタンとイゾルデ」−前奏曲と愛の死,
ヴェーゼンドンク歌曲集−苦悩,温室にて,夢
ヴォルフ:ヴァイラの歌,隠棲,お前の足を痛めたのは誰
R.シュトラウス:
セレナード Op.17/2,万霊節 Op.10/8,たそがれの夢 Op. 29/1,
あした! Op.27/4,献呈 Op.10/1
その他
ロッテ・レーマン(S)
ポール・ウラノフスキ(ピアノ)
ブルーノ・ワルター(ピアノ)
ユージン・オーマンディ(指揮)
ハリウッド・ボール交響楽団
ピエール・モントゥ(指揮)
サンフランシスコ交響楽団
録音:1941-1950年
ロッテ・レーマン(1888-1976)が米国に移住してからの録音。50代となったレ
ーマンの濃厚な表現は比類ないもので、その独特のロマンティシズムには圧
倒される。伴奏は、相性の良いピアニスト、ウラノフスキに加え、彼女の熱
烈な賛美者であったブルーノ・ワルターのピアノ、さらにオーマンディ、モ
ントゥの指揮と豪華である。

VAIA 1248 \1980
ワーグナー歌いフラグスタートのライヴ
「キルステン・フラグスタート ライヴ・イン・コンサート」
ワーグナーの作品 他(1940年代の放送録音)
キルステン・フラグスタート(S)
共演:ラウリッツ・メルヒオール(T)
ワーグナー歌いとして揺ぎ無い評価を得ていたフラグスタートの放送録音集。
やはり主に得意としていたワーグナーの作品を中心に収録。共演も名テノー
ル、メルヒオールとファンにはたまらない組み合わせです。

VAIA 1250 \1980
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第7番ニ長調Op.10-3,第18番変ホ長調Op.31-3
ショパン:
ワルツ集(Op.42/1、Op.64/2、Op.64-3、Op.34/1、Op.34/3、Op.42「大円舞曲」、)
アンダンテ・スピアナート 変ホ長調 Op.22
イングリット・フリッター(ピアノ)
2005年2月14日 アムステルダム・コンセルトヘボウ ライヴ
イングリット・フリッターは、1973年アルゼンチン・ブエノスアイレス生ま
れのピアニスト。2000年のショパン国際コンクールで第2位を獲得(第1位は
ユンディ・リ、第3位はアレクサンダー・コブリンなので、この年のレヴェル
がいかに高かったかが分かる)、国際的に有名になった。2005年秋には来日
もしている。

VAIA 1251 \1980
ショパン:
夜想曲 ロ長調 Op.9/3、ポロネーズ 嬰ヘ短調 Op.44
バラード ヘ短調 Op.52、マズルカ ヘ短調 Op.63/2
スケルツォ ホ長調 Op.54、夜想曲 変ニ長調 Op.27/2
幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66、スケルツォ 変ロ短調 Op.31
ワルツ 変イ長調 Op.42、ワルツ 変ト長調 Op.70/1
ワルツ 変ホ長調 Op.18「華麗なる大円舞曲」
ピアソラ:アディオス・ノニーノ
イングリット・フリッター(ピアノ)
2003年12月1日 アムス
テルダム・コンセルトヘボウ ライヴ
2000年のショパン・コンクール第2位のイングリット・フリッターによるショ
パン集。2003年12月のアムステルダム,コンセルトヘボウでのライヴである。
南米アルゼンチン生まれならではの情熱と、冴えたテクニックで、どの曲も
鮮やかな演奏である。アンコールにピアソラを演奏しているのも彼女らしい。

VAIA 1252 3枚組 \3960
ヴェルディ: 「運命の力」
マリオ・デル・モナコ(T ドン・アルヴァーロ),
ジンカ・ミラノフ(S レオノーラ),
レナード・ウォーレン(Br ドン・カルロ),他
ウォルター・ハーバート(指揮)
ニューオリンズ歌劇場管弦楽団,合唱団
1953年3月12,14日
ニューオリンズは、歴史的にはニューヨークより前からオペラの上演が盛ん
だった町である。その伝統を受継ぎ、デル・モナコ、ミラノフ、ウォーレン
と豪華キャストを組んだ独自公演のライヴ録音である。何より全盛期のデル
・モナコが圧倒的である。海賊盤で知られていた録音であるが、今回は良好
なマスターを使用し、また全曲(前半が14日、後半が12日の公演から採られ
ている)をCD2枚に収録した上で、ボーナスとして別の日の公演を収録し、
価格は2CD分に据え置いている。





<QUERSTAND>
VKJK 0511 \1680
ライプジャジヒ・オーケストラ ライヴ Vol.1
(LeipJAZZig-Orkester) 全24曲収録
シュテファン・ケーニヒ(指揮)
ライプジャジヒ・オーケストラ
録音:1998年9月20日ライヴ
ライプジャジヒといわれても?だろうが、LeipJAZZigと綴りを見ればなるほ
ど、ライプツィヒとジャズをかけたわけである。しかしオーケストラ?たし
かにこの団体はオーケストラである。ピアノ&キーボード、ヴァイオリン、
チェロ、トランペット、ホルン、チューバ、フルート、クラリネット、バス
・クラリネット、各種サックス、ギター、パーカッション、ドラムス、ベー
スという編成は、往年のビッグバンドを思わせつつ、しかしサウンドは全く
異なった独特のモダンさを持っている。率いるシュテファン・ケーニヒは
1963年ベルリン生まれ、クラシック畑の人である。電子音楽時代に反旗を翻
したかのような、ビッグバンドの現代ヨーロピアン的再生、刺激がある。

VKJK 0514 \1680
「パエサッジョ・ルナーレ -現代ヴァイオリンとギターの二重奏曲集」
ベーメ:二重奏曲 Op.99、
ダンジェロ:導入とアリア、
ブラインドル:5つの素描、
ヒルデブラント:接近4、
クリッヒ:ハイドン変容、
ミレティッチ:ソナティーナ
デュオ・ドナート〔アンティエ・ドナート(ヴァイオリン),ハイナー・
ドナート(ギター)〕
録音:2003年10月,2004年2月、
ヴァイオリンとギターの二重奏曲集などというと、うっかりするとバロック
曲集のように思われるところだが、ここに収められた6つの作品はいずれも現
代の作品である。バルドゥール・ベーメは1932年、ワイマール生まれのヴァ
イオリニスト。二重奏曲はパガニーニ風の音楽をモダンにしている。ヌッチョ
・ダンジェロは1955年生まれのギタリスト。導入とアリアはジプシー風の味
わい。レジナルド・スミス・ブラインドル(1917-2003)は英国の作曲家。
「5つの素描」は1958年の作品、都会的なクールな味わいが鋭い。ヨハネス・
K・ヒルデブラント1968年生まれのドイツの作曲家。「接近4:」は、ヴァイ
オリンとギターの対話といった作品。トビアス・クリッヒは1963年、ドイツ
のイエナ生まれ。「ハイドン変容」は、ハイドンの音楽を挟み込みながら自
在に変化させている。ミロスラフ・ミレティッチは、その名の通りクロアチ
ア出身のヴァイオリニスト、作曲家、1925年生まれ。東方的な薫りが特徴的
である。デュオ・ドナートの誠実な演奏が素晴らしい。

VKJK 0518 \1680
「ザクセンのオルガン 1」
フローベルガー:
トッカータ第4番 ヘ長調,トッカータ第5番,リチェルカール第4番 ト長調,
カプリッチョ ニ短調
シャイト:
ジョン・ダウランドのガリアルダによる変奏曲,讃歌「キリストよ、汝真昼
の光」
ムファット:トッカータ第2番,トッカータ第6番
パッヘルベル:5つのフーガ
バッハ:
コラール「主イエス・キリストよ、われらを顧みたまえ」BWV.709,
同 BWV.726,コラール「来たれ、創り主にして聖霊なる神よ」BWV.667
ディートリヒ・ヴァーグラー(オルガン)
ラングヘンネルスドルフのニコライ教会、ツァハリアス・ヒルデブラント製
作のオルガンを使用
バロック時代のドイツのオルガン作品を集めている。このCDの主役は間違い
なくオルガンである。ラングヘンネルスドルフは、統一ドイツの東端ザクセ
ン州の小村である。この村のニコライ教会には、ツァハリアス・ヒルデブラ
ント(1688−1757)が製作した立派なオルガンが取り付けられている。ヒル
デブラントは、高名なオルガン製作者、ゴットフリート・ジルバーマン
(1683年−1753年)の弟子。このニコライ教会のオルガンは1722年に製作、
彼の名声を一気に高めたもので、その出来ばえには師匠のジルバーマンも驚
嘆に脅威が混じったほどだといわれている。このオルガンがいかに素晴らし
い楽器であるかは、このCDをかければ明白で、バロック時代のドイツのオル
ガン曲には理想的である。ヴァーグラーの正攻法の音楽、優れた録音と、オ
ルガン音楽の醍醐味を満喫できる。

VKJK 0521 \1680
ブラス・アンサンブル版 R.シュトラウスのティル!007!
「ティル・オイレンシュピーゲルともっとたくさんのいたずら」
(Till Eulenspiegel und noch mehr Streiche)
R.シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲル愉快ないたずら
バッハ:
「わたし達は多くの苦難を経て」 BWV146−どれ程わたしは喜ぶだろう,
「イエスよ、汝わが魂を」BWV.78からアリアと二重唱
サンマルティーニ:ソナタ 変イ長調−アダージョ
ジェームズ・ボンド組曲、ノスタルジー組曲、ほか
クイントニック
録音:2005年7月7−14日
クイントニックは、ドイツのウェストファリア地方で活動する金管楽器奏者
たちが結成したブラス・アンサンブル。米国や英国のアンサンブルとは異な
り、ドイツ的な質実剛健さで、金管アンサンブルならでは華やさに加え、余
韻の残る味わいにも秀でている。バッハから、シュトラウスの「ティル・オ
イレンシュピーゲルの愉快ないたずら」、さらに007の音楽まで、実に楽しい。

VKJK 0530 \1680
3本のトランペットと打楽器・オルガンの響き
「テ・デウム・ラウダムス」
シャルパンティエ:テ・デウム−前奏曲
バッハ:カンタータ「われら汝に感謝す、神よ、われら感謝す」前奏曲,
トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565,クリスマス・オラトリオ
BWV.248−ああ、我が心から愛するイエス様
テレマン:協奏曲 ニ長調
メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ ハ短調 Op.65/2
アルビノーニ:アダージョ
ヘンデル:王宮の花火の音楽
アンサンブル・トップ・ライプツィヒ
2005年7、8月
3つのトランペットに、オルガンと打楽器が加わって、バロック音楽を演奏す
るという、ユニークな内容である。バロックのスタイルにこだわっているわけ
でもなく、金管アンサンブルでもないが、華やかさと爽快さには不足がない。




<GENUIN>
GEN001001 \1980
ヒンデミット:ヴィオラ・ソナタOp.11-4、
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ
ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第2番
清水直子(Va)、
エツギュル・アイディン(P)
録音:2000年10月 24bit recording
ベルリン・フィルの首席ヴィオリスト清水直子の幻のデビュー盤。1997年
ミュンヘン国際音楽コンクール・ヴィオラ部門にて第1位を受賞、その他に
も数々のコンクール受賞暦を誇ります。桐朋学園卒業後、94年よりドイツ・
デトモルト音楽大学で今井信子氏に師事。 その後タングルウッドやマール
ボロの音楽祭に参加したり日本国内外のオーケストラと共演し高い評価を得
たりしています。2001年よりベルリン・フィルの首席ヴィオリスト。既に発
売になっているアルバム(GEN04042)も好評ですが、こちらは名曲として名
高いアルペジョーネ・ソナタやブラームスも収録。名演の期待大です。こち
らも夫君であるトルコのピアニスト、アイディンが共演です。
★さる1月29日テレビで放映されました「情熱大陸」(MBS毎日放送/TBS系列)
でベルリン・フィルの首席ヴィオラ奏者 清水直子さんが紹介されました。
清水さんのCDは弊社取扱いのGENUINレーベル(ドイツ)から「ヴィオラとピ
アノのための作品集」しか出ておりませんでしたが、実は販売終了していた
本当のデビュー盤がGENUINレーベルに存在していたのです。今回GENUINレー
ベルがアーティストから了承を得て再発売されることになりました。

<harmoniamundi>
HMC 901921 \2080
ブルックナー:
交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」(ノヴァーク版)
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)シャンゼリゼO.
ヘレヴェッヘ&手兵シャンゼリゼ管によるブルックナー交響曲全集シリーズ。
評価の高かった第7番に次いで「ロマンティック」が登場します。
美しいハーモニーを作り上げることにかけては天下一品のヘレヴェッヘ。すで
に第1楽章冒頭の弦のトレモロが鳴り出す瞬間から釘づけで、弱音の繊細な表
情はオリジナル楽器のオケならでは。主部に入ってからも見違えるように生
気を取り戻したような音楽。ヴァイオリン両翼型配置のオケが立体的にこだ
まする、陰影豊かなアンダンテ。このあたり彼のバッハにも通じる深遠な世
界が拡がります。力強く弾むスケルツォから充実し切ったフィナーレにかけ
ての金管群の剛毅な響きも格別。もう曲が閉じられるまでがあっという間。
すばらしい録音です。

=ヘレヴェッヘ&コレギウム・ヴォカーレ来日=
ヘレヴェッヘとコレギウム・ヴォカーレが来日し、一回限りのロ短調演奏会
を行います。
2006年6月8日(木)東京芸術劇場大ホール
J.S.バッハ:ミサ曲 ロ短調BWV.232 
HMC 901614(2CD) \4160
J.S.バッハ:ロ短調ミサ曲/ヘレヴェッヘ&コレギウム・ヴォカーレ 
好評発売中
☆2007年8月、ヘレヴェッヘとRIAS室内合唱団、ロ短調ミサ曲を録音予定!!

HMU 907425 2枚組 \4160
J.S.バッハ:
ゴルドベルク変奏曲BWV 988
14のカノン(「ゴルドベルク変奏曲BWV 1098」)
リチャード・エガー(チェンバロ)【リュッカース(1638年)モデルのチェ
ンバロ使用】
待望のエガーによるゴルドベルクの登場です。これを聴いて眠ってしまうなん
てもったいない!どこまでも素直でまっすぐな演奏は、私たちを日常のゴタ
ゴタから完全に離れた世界へといざなってくれます。カップリングは「14の
カノン」。1975年にゴルドベルク初版の自家用保存本に書き込まれたもので、
正式には「先のアリアの8つの基礎音に基づく種々のカノン」というタイトル
をもちます。2拍子で書かれており、ゴルドベルク変奏曲とはまたちがった趣
をたのしむことができるものです。当時出版された楽譜の扉に描かれたアラ
ベスクのような模様が、バッハの考えた調律法であるという説に基づき、こ
の演奏でも、その新しい調律法が採用されています。得られた音色はどこま
でもやさしく、素朴なあたたかみに満ちたものとなりました。Ambroisieレー
ベルのルセのCDなどでもおなじみの銘器「リュッカース」モデルのチェンバロ
による演奏というのもうれしいかぎりです。

HMC 901900 \2080
オリヴィエ・グレフ(1950-2000):
ソナタ・ダ・レクイエム op.283
ピアノ三重奏曲(1. 深き淵より 2.ジャヴァ 3.ロマンツェ 4.アッラ・ブレ
ーヴェ)
エマニュエル・ベルトラン(Vc) パスカル・アモワイヤル(Pf) 
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)
1950年から2000年、音楽の世界が無調、アヴァンギャルドと様々な方向に向か
っていく中で、それらの流れと無関係な独自の音世界を守り続けたオリヴィエ
・グレフ。メータ、ミシェル・ダルベルトといった名だたる演奏家たちから高
く評価を受け、オリヴィエ・グレフ財団及びアパックス社が設立され、様々な
作品が出版されています。「私はこれまでにそんなにたくさんの作品をつくっ
たつもりはない。もし私がこの多作ぶりについて自分自身にたずねるとしたら、
私の人生は音楽そのものであるからだ、と答えるであろう。作曲することをや
めたら、私は死ぬ。」1998年、このCDに収録されているピアノ・トリオを書
き終えたときの言葉です。一曲目は死を・喪失・旅・魂の黙想の三つの観点か
ら見つめた、死者への優しいなぐさめの音楽。二曲目のトリオは、ショスタコ
ーヴィチを思わせる味付けのちょっとアクセントのきいた曲想です。

HMC 905265 \2080
コダーイ:チェロ・ソナタop.8、二重奏op.7
クサヴィエ・フィリップス(Vc) 
ジャン・マルク・フィリップス=ヴァリャベディアン(Vn)
甘く切ない音色が魅力的なクサヴィエ・フィリップスが、チェロの金字塔的作
品、2曲を収録しました。ソナタの第一楽章は、深く濃厚な歌を、曲にふりまわ
されることなく見事に歌いきっています。第三楽章の舞曲風の楽章も、自由闊
達に弾ききっています。トリオ・ヴァンダラーの名ヴァイオリニスト、ヴァ
リャベディアンを迎え、二重奏も最高の出来栄えです。これでムンディにはケ
ラス、ベルトラン、そしてフィリップスと、秀でたチェロ奏者が三人揃ったこ
とになります。

★2006年カタログ付CD★
HMX 2991683 \1350
パーセル(1659-1695):ディドーとエネアス
リン・ドーソン(S、ディドー)ローズマリー・ジョシュア(S、ベリンダ)
ジェラルド・フィンレイ(Br、エネアス)
ドミニク・ヴィス(C‐T、第一の魔女)、
マリア・クリスティーヌ・キール(S)他
ルネ・ヤーコプス(指)エイジ・オブ・エンライトゥンメントO.
クラレ・カレッジ・チャペルCho. ジョン・トール(Cemb) 
ナイジェル・ノース(テオルボ) ポーラ・シャートーヌフ(G)
英国バロックのみならず、音楽史上の金字塔オペラのひとつ、パーセルの「ディ
ドーとエネアス」。17世紀英国の劇場の活気と喧騒、当時の人々を驚かせたで
あろう美しい旋律など、ヤーコプスの演奏の見事さにはあらためて圧倒されま
す。歌手陣も皆演技も巧みな立ち回りです。大詰めで瀕死のディドーが歌う嘆
きのアリア『私が土の中に横たえられる時』はこの曲の白眉ですが、リン・ド
ーソンは情感に流されることなく、切々と訴えかけてきます。ドーソンを支え
るヤーコプスの通奏低音の音作りも、歌を邪魔することは決してありませんが、
色彩豊か。色褪せることのない不朽の名演です。


★ハルモニア・ムンディ-モーツァルト・エディション第2弾
HMX 2961818 3枚組 \4750
モーツァルト:「フィガロの結婚」K.492
サイモン・キーンリサイド(アルマヴィーヴァ伯爵)、
ヴェロニク・ジャンス(伯爵夫人)
、パトリツィア・チオーフィ(スザンナ)、
ロレンツォ・レガッツォ(フィガロ)、
アンジェリカ・キルヒシュラーガー(ケルビーノ)、
マリー・マクローリン(マルチェッリーナ)、
コビー・ヴァン・レンズブルク(ドン・バジーリオ)、
アントーニオ・アベーテ(バルトロ,アントーニオ)
ニコラウ・デ・フィゲイレド(Pf)
ルネ・ヤーコプス(指)
コンチェルト・ケルン、コレギウム・ヴォカーレ・ヘント
グラミー賞受賞、グラモフォン誌上でも絶賛の嵐だった、フィガロの結婚も豪
華装丁で再登場です。あらためて豪華キャスト陣にうっとり、フィゲイレドの
絶妙なレチタティーヴォの合いの手に思わず膝を打ってしまいます。序曲から
聴くものを惹きつけて離さないヤーコプスの音楽作りは実に見事です。

HMX 2967033 2枚組 \3380
モーツァルト:ピアノ三重奏曲全集
ザ・モーツァルティアン・プレイヤーズ【スティーヴン・ルービン(フォルテ
ピアノ)、マイロン・ルツケ(Vc)、スタンリー・リッチ(Vn)】
長らく廃盤となっていた、ピアノトリオ全曲集名盤の復活です!今年のフォル
・ジュルネ音楽祭でも多数の曲が演奏されるピアノトリオ、ここであらためて
復習も兼ねて聴いてみるのもよいかもしれません。ピアノフォルテの美しい音、
ヴァイオリンのルツケの名手ぶり、ぴったりと寄り添うチェロのリッチ、完璧
なアンサンブルは今聴いても新鮮です。

HMX 2961393 \1850
モーツァルト:
ミサ曲ハ短調K.427
フリーメーソンのための葬送音楽K.477
Ch.エルゼ(S)、J.ラーモア(S)、S.ワイア(T)、P.コーイ(B)
ヘレヴェッヘ(指)
コレギウム・ヴォカーレ、ラ・シャペル・ロワイヤル、シャンゼリゼO.
6月にコレギウム・ヴォカーレと来日し、1度きりのロ短調ミサ曲のコンサート
を行うヘレヴェッヘの伝説の名盤の豪華装丁版です。あらためて、名演、美音
におどろかされます。

HMX 2961815 \1850
W.A.モーツァルト:ピアノ作品集
組曲ハ長調K.399(385i)、ジーグ(小さなジーグ)ト長調K.574、
ソナタ第4番変ホ長調K.282、グルックの歌劇『メッカの巡礼』の「われら愚か
な民の思うは」による10の変奏曲ト長調K.455、幻想曲ハ短調K.475、
ソナタ第14番ハ短調K.457
アンドレアス・シュタイアー(ピアノフォルテ)
人気沸騰中、シュタイアーのムンディリリース第1弾も豪華装丁で再登場です。
シュタイアーは、5月のラ・フォル・ジュルネ音楽祭でも来日するほか、トッパ
ンホールや水戸芸術館でも演奏します。このCDに収録されている曲も演奏され
る予定。ますますシュタイアーには目が離せません!

HMX 2961809 \1850
モーツァルト:
セレナード第6番ニ長調K.239「セレナータ・ノットゥルナ」 
ディヴェルティメント ニ長調K.136 
ディヴェルティメント 変ロ長調K.137 
ディヴェルティメント ヘ長調K.138
ペトラ・ミュレヤンス(指)フライブルク・バロックO.
名曲セレナータ・ノットゥルナ。豪華装丁で気分も一新の再登場です。フライ
ブルク・バロック・オーケストラは、ヤーコプスのリナルドなどでもその名人
ぶりで世を驚かせています。あらためて実にうまい!と驚くばかりの名演奏
です。





<HUNGAROTON>
HCD 32343 \1980
モーツァルト:3つのソナタ集K.Anh.166-
イグナツ・プレイエルによる弦楽四重奏用編曲
弦楽四重奏曲変ロ長調(-ピアノ・ソナタ第16番変ロ長調K.570)
弦楽四重奏曲ト長調(-ヴァイオリン・ソナタ第42番イ長調K.526)
弦楽四重奏曲変ホ長調(-ヴァイオリン・ソナタ第41番変ホ長調K.481)
ルイジ・トマジーニ四重奏団(ピリオド楽器使用)
ラースロー・パウリク、エルジェーベト・ラーツ(Vn)
エヴァ・ポシュヴァネツ(Va)バラージュ・マーテー(Vc)
録音:2004年10月20−24日ハンガリー、トルダシュ、ルター派教会
18世紀末葉のヨーロッパ。多くの中産階級と貴族がハウスムジークに興じた時
代に、弦楽四重奏のジャンルに最初のブームが訪れました。湧きに湧く楽譜出
版ビジネスにこぞって各社が乗り出す中にいたのが、有力な音楽出版者ヨハン
(ジャン)・アンドレ(1741−99)。作曲家&指揮者でもあった彼が、「モー
ツァルト作曲、3つの新しい弦楽四重奏曲Op.64、プレイエルによる復活蘇演」
と銘打って1798年に出版したのがこちら。
編曲者プレイエル(1757−1831)は作曲家ですぐれたピアニスト、指揮者。そ
してまた音楽出版社とピアノ工房の経営者として大成功を収めたことでも有名。
さすがは当時絶大な人気を誇っていたプレイエル。並みの作曲家とは仕事の出
来栄えが違います。編曲の過程でシンプルな各パートの再編だけでなく、さり
げなく声部の追加・形式の変更(おもに省略)を行っています。天才モーツァ
ルトの魅力はそのままに、作品に新たな生命を吹き込んだプレイエルの名編曲。
どこが変わったかは聞き比べてのお楽しみ?






<CALLIOPE>
CALX 3317 \1350
カタログ付特価CD
モーツァルト:
セレナード第10番 変ロ長調「グラン・パルティータ」K.361 / 370a
エリック・ボド(指)アンサンブル・フィリドール(ピリオド楽器使用)
ア・ハッピー・モーツァルト・イヤー!カリオペから、アンサンブル・フィリ
ドールによるかの名演、グラン・パルティータがカタログ付特価CDで再登場
です!ピリオド楽器使用による、あたたかなアンサンブルに、うっとりしてし
まいます。





<BIS>
BIS SA 1436(SACD-Hybrid) \2250
ヘンデル:オラトリオ・二重唱曲集
これら労働は終わり(エフタより) 
おお、無比の娘;我らが澄んだ流れ(ヨシュアより)
偉大なる勝者、あなたの足元に跪きます(ベルシャザルより) 
汝、芸術よ近くへ;私の貞節なスザンナを称えよ(スザンナより) 
汝、輝かしき富の息子;喜びの流れは永久に(テオドラより) 
夜明けよ、ようこそ;賢者が知るあらゆる喜び(ソロモンより) 
親切な健康は降ち(アン王女の誕生日のための頌歌) 
一万のけがれなさうち、最たるもの;私は笑って迫害を受けよう(サウルより)
あなたの熱意はどこに私を育てますか;微笑ましい自由、すてきな客人(デボ
ラより) 
夫婦愛ばんざい(アレクサンダー・バルスより) 
彼女を真似よう(アレクサンダーの饗宴より) 
誰が私の離れた心を(エステルより)
キャロリン・サンプソン(Sop)、ロビン・ブレイズ(カウンターテノール)、
ニコラス・クレーマー(指)エイジ・オブ・エンライトンメント管
BCJのソリストとしてもおなじみのイギリス人歌手ふたりによるヘンデルのデュ
エット集。テーマはずばり「愛」。ほとんどが宗教作品中のものですが、開放
的で甘口な作風のヘンデルらしく、まるでオペラのような愉悦感に満ちていま
す。サンプソンとブレイスが魅力たっぷりに演じています。

BIS 1330 \2080
ケンプ・プレイズ・バッハ
J. S. バッハ:
パルティータ第4番ニ長調 BWV828 
同第6番ホ短調 BWV830
フレディ・ケンプ(Pf)
人気者フレディ・ケンプのソロ第9弾はバッハ。それもパルティータの4番と
6番というこだわりを見せています。彼ならではの超絶技巧と颯爽とした解釈
が新鮮です。

BIS 1296 \2080
ラロ:オーケストラ作品集
チェロ協奏曲ニ短調 
交響曲ト短調 
バレエ音楽「ナムナ」より
トーレイヴ・テデーン(Vc)
キース・バケルス(指)マレーシア・フィル
有名な割りに「スペイン交響曲」以外あまり聴く機会のないラロ作品ですが、
豊富なメロディと独特のエキゾチックな色彩が魅力です。マレーシア・フィル
の予想外な巧さが驚きです。

BIS 1375 \2080
ファン・エイク:「笛の楽園」ベスト
英国のナイチンゲール、麗しのアマリリ、最も美しい少女ダフネが、人は夜何
をする、道化師、ファンタジアとエコー、彼女は許してくれるだろうか、フラ
ンスのエア、ブラヴァーデ、聖母マリアへの賛歌、戻っておいで、私から消え
た喜び、ガブリエルは私に語った、他全16曲
ダン・ラウリン(Rec)
ダン・ラウリンの吹く「笛の楽園」といえば、リコーダー界のノーベル賞的偉
業と申せましょうが、なにぶん全9枚・10時間半もかかる大作なのが難でした。
そこで「麗しのアマリリ」や「英国のナイチンゲール」など人気の高いものを
16曲厳選、一枚にまとめたベスト盤ができました。入門盤としても最適。ラウ
リンの至芸を楽しめます。

BIS 1524 \2080
ヴァイス:リュート作品集
前奏曲 変ホ長調、チャコーナ 変ホ長調、ソナタ ハ短調、ソナタ 変ロ長調
前奏曲 ニ短調、フーガ ニ短調、ソナタ イ短調
ヤコブ・リンドベルイ(lute)
ヤコブ・リンドベルイが15年前に入手したというシクストゥス・ラウヴォルフ
制作(1590年頃)のリュート。マンドリンのような形をしたこのリュートは、
おそらく唯一現存するされる超珍品楽器。これを用いてヴァイス (1687-1750)
を奏でています。





<Simax>
※以前ご案内していますが、内容に変更があり再度のご案内です。
PSC 1294 \2180
ドメニコ・スカルラッティ (1685-1757):ソナタ集
ホ長調K531 嬰ヘ長調K318 イ長調K533 ロ短調K87 ホ長調K380 ト長調K427
ト短調K476 ヘ長調K44ヘ短調K481
フェリクス・メンデルスゾーン (1809-1847):ピアノソナタ第1番ホ長調作品6
スヴァイヌング・ビェラン (P)
録音:2005年5月24日−27日 Teldex スタジオ (ベルリン)
スヴァイヌング・ビェラン (1970-) はノルウェーのピアニスト。ハンス・ライ
グラフや、アンスネスの師でもあるイジー・フリンカにも学びました。初のソ
ロアルバムは、スカルラッティのソナタ10曲と、メンデルスゾーンが10代に作
曲したソナタを途中にはさむプログラム。スカルラッティからクレメンティや
フンメルを経てメンデルスゾーンに至る様式と語法の変化、それを意識しなが
ら、そこに共通する輝かしさ、優雅さ、そしてピアニスティックな表現を追求
した、とビェランは語ります。メンデルスゾーンの第3楽章レチタティーヴォ、
アダージョ・エ・センツァ・テンポ。その独白のクラシカルな佇まいがスカル
ラッティの時代を想い起こさせ、クラシックとロマンが美しく融け合っていま
す。




<ZIG ZAG Territoires>
ZZT 051103 \2180
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲BWV1007-1009(ヴィオラ版)
[18のライプツィヒ・コラール集 より]*
バビロン川のほとりで BWV653,
主イエス・キリストわれらを顧みたまえBWV655,
いざ来たれ異教徒の救い主よBWV659
ジャン・マルク・アパップ(Va)
*テルプシコルド四重奏団〔ジローラモ・ボッティリェーリ(Vn) ラヤ・ライ
チェヴァ(Vn) カロリーネ・ハース(Va) フランソワ・グリン(Vc)〕
ジャン=マルク・アパップは、幅広い音楽を取り入れた革新的なヴィオラ奏者。
このアルバムでは、ヴィオラ演奏によるバッハの無伴奏組曲を収録しています。
自由なアプローチでバッハの音楽の普遍性に挑んでいます。チェロよりオクタ
ーブ高いヴィオラの音楽に艶が加わり、豊かな響きを感じさせてくれる演奏。
また、無伴奏組曲の合間に収録されたライプツィヒ・コラール集の編曲は、こ
のアルバムに絶妙なコントラストを描き出しています。テルプシコルド四重奏
団は2001年ジュネーブ国際音楽コンクールで第一位を獲得したカルテット。
(シューマン:弦楽四重奏曲集-CLAVES-50.2404)




<Profil>
PH 05046 \2080
モーツァルト:
ホルン協奏曲第2番変ホ長調K.417
ホルン協奏曲第3番変ホ長調K.447
ホルン協奏曲第4番変ホ長調K.495
ホルン五重奏曲変ホ長調K.407
ヴィルヘルム・ブルンズ(ナチュラル・ホルン)
トーマス・ファイ(指)マンハイム・モーツァルトO.
クワドリガ・カルテット
録音:2004年3月10日メルレンバッハ、市民劇場&
2004年1月13日−2月2日バド・デュルクハイム、ナチュラルホルンアカデミー
かつてナチュラル・ホルンの名手ヘルマン・バウマンが、アーノンクール伴奏
で協奏曲を録音して以来30年あまり。ちょうどモーツァルト記念の年に、それ
ぞれの弟子ブルンズとファイとの顔合わせで、また新たにすばらしいモーツァ
ルトが登場します。ベルリン古楽アカデミーやウィーン・コンツェントゥス・
ムジクスとも共演を果たしているブルンズがうまい!どこかこっけいなナチュ
ラル・ホルンの魅力が全開。このソロを大いに盛り立てているのが、尖ったリ
ズムの刺激的なハイドンやベートーヴェンでおなじみのファイ。2003年に自身
が創設したオリジナル楽器のオケ(今年1月27日のモーツァルトの誕生日にコ
ンサート・デビュー)を率いて、喜びと清清しさに満ちた音楽を聴かせてくれ
ます。

PH 04020 \2080
魂を揺さぶる音楽-オ・マグヌム・ミステリウム
ブスト:アベ・マリア 
パレストリーナ:キリエ-「教皇マルチェルスのミサ」より 
ラッスス:アニュス・デイ-ミサ「美しいアンフィトリット」より 
ラインベルガー:アンダンテ-オルガン・ソナタ第1番より 
ローリゼン:オ・マグヌム・ミステリウム 
ローリゼン:ディレトン 
フォーレ:ピエ・イエズ-レクイエムより 
J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ-カンタータ第147番より 
シューベルト:アベ・マリアD.839 
ペルゴレージ:スターバト・マーテル 
ペルゴレージ:クイウス・アニマム・ジェメンテン 
ローリゼン:オ・ナータ・ルクス 
クレーク:ターベティ・ラウリ-詩篇第103番による 
スナイダー:ウービ・カリタス・茉莉花-江蘇地方の歌 花落ちて-広東の歌
ヨーゼフ・ハンセン(指)アッカント(合唱)、
ジェレミー・サマリー(指)オックスフォード・カメラータ、
スコラ・カントルム・オブ・オックスフォード 、ラン・ラオ(Sop) 他
曲目どおりルネサンスから現代まで、魂を揺さぶる音楽ばかりを集めた素敵
なアルバムです。20世紀の最後の10年に現われて瞬く間に合唱ファンを虜に
したローリゼン、そしてブストの作品の清澄な響き、さらにいまや音楽の宝
庫であるエストニアの作曲家キリレス・クレーク(1889-1962)の心洗われる
作品も収録した心憎いまでの選曲です。合唱曲やオルガン曲に加え、ラスト
の2曲ではラン・ラオの美しいソプラノで中国歌曲まで楽しめてしまいます!
ベートーヴェンやニーチェ、ショーペンハウエルなど大芸術家や哲学者の音
楽へのオマージュと心象風景の写真を収めた上製ブックレット付き。プレゼ
ントにも最適なのはいうまでもありません。

PH 04034 \2080
『祝いの時のための音楽』
シャルパンティエ:勝利の行進曲 
ヴェルディ:エジプトの栄光-「アイーダ」より 
ヴィヴァルディ:アレグロ-2つのトランペットのための協奏曲ハ長調RV537より
サラサーテ:チゴイネルワイゼン 
サラサーテ:サパテアード 
チャイコフスキー:メロディ-「なつかしい土地の思い出」より 
ドルドラ:思い出 
ラフ:カヴァティーナop.85-3 
ポンセ:エストレリータ 
クライスラー:愛の喜び 
クライスラー:愛の悲しみ 
クライスラー:
美しいロスマリン、イウィエ、チキート、エルサレム、ンバン・サンバ
ニコシ・シケレラ、3つのアフリカのゴスペル
モーツアルト:ラウダーテ・ドミヌムK.339 
メンデルスゾーン:結婚行進曲
パトリス・フォンタナローザ(Vn)、
ダグラス・ガムリー(指)シンフォニア・オブ・ロンドン、
ココ・ムバシ(Vo) 他
お祝いのシーンにふさわしい名旋律バロックの壮麗な行進曲に始まり、サラ
サーテやクライスラーの甘美なメロディをはさんでメンデルスゾーンの結婚
行進曲で結ばれるハレの場にふさわしい名曲コレクションですが、13曲目か
ら18曲まではアフリカンテイストやラテンなどのワールドミュージックで思
いっきりリラックスタイムを満喫してください!

PH 04092 \2080
「汝ら羊飼いたちよ、すぐに来たれ」-ザルツブルク大司教宮殿におけるキリ
スト生誕音楽
ヨハン・ミヒャエル・ハイドン:カンタータ「汝ら羊飼いよ、すぐに来たれ」
ビーバー:田園のソナタ
ゴーラー:羊飼いの歌 
アドルガッサー:アリア「去れ、高き石柱」
モーツァルト:教会ソナタ変ホ長調K.67
リップ:アリア「我を許したまえ、最も美しき子よ」 
ヨハン・ミヒャエル・ハイドン:
「アダムの子のなんと我らの癒しになることか」
ヨハン・ミヒャエル・ハイドン:「最も聖なる夜」
レティッヒ:「さあ今こそ慕え」
ビーバー:ロザリオのソナタ「キリストの顕現」
レティッヒ:「汝の住まいの牡牛とロバ」
レティッヒ:「おおマリア、あなたを思うとき」
ビーバー:ロザリオのソナタ「キリストの誕生」
ストミウス:「イエス・キリスト、あなたに誓う」
ストミウス:ベツレヘムに生まれし御子」
ウォルフガング・ブルンナー(指)、
ザルツブルガー・ホーフ・ムジーク
録音:1995年7月
歴史的楽器を使用し作曲時の音色の再現を目指す1991年結成のアンサンブル、
ブルンナー指揮のSHMが送る一味違ったキリスト生誕音楽集です。16世紀初め
から19世紀初めまでに渡り、ザルツブルク大司教座で演奏されていた音楽が
収められていますが、ドイツバイオリン音楽の父ビーバーの「キリストの誕
生」を初め、小編成の器楽と声楽ソロの組み合わせで聴くこのテの音楽はま
た格別です。高名な兄より5歳下のヨハン・ミヒャエル・ハイドンの曲もアル
バムタイトル曲に選ばれるのにふさわしい逸品で、兄と同様活力溢れた快活
な作風です。

PH 04085 \2080
ディアベッリ:
軍隊風ロンドop.150、スケルツォop.151-1、ソナチネop.68アンダンテ
ソナチネop.68ロンド、ロマンツェ、ソナチネop.163-6アレグロ・コン・フォ
ーコ、ソナチネop.163-6アンダンティーノ、ソナチネop.163-6ロンド・アレ
グロ、ギターとハンマーフリューゲルのための小品op.10アレグロ、ギター
とハンマーフリューゲルのための小品op.10アンダンテ・エスプレッシオーネ
ギターとハンマーフリューゲルのための小品op.10アレグロ・スケルツァンド
・華麗な大ソナタop.102アダージョ‐アレグロ、華麗な大ソナタop.102アダ
ージョ、華麗な大ソナタop.102アレグロ、ギターのためのミヒャエル・ハイ
ドンへを悼む葬送行進曲op.20、ギターのためのソナタop.29-1アレグロ、
ギターのためのソナタop.29-1アンダンテ・カンタービレ、ギターのための
ソナタop.29-1メヌエット、ギターのためのソナタop.29-1ロンド、アレグレ
ット、ワルツと変奏曲 昨ワルツと変奏曲
ザルツブルク・ホーフ・ムジーク(ウォルフガング・ブルンナー、レオノー
レ・フォン・シュタウス(ハンマーフリュ-ゲル)、クラウス・ヤッケレ(G))
録音:2000年11月
時は19世紀初め、所はハプスブルク家の統治するオーストリア帝国の首都ウィ
ーンでは、資本主義の発展で中産階級が勃興しつつありました。ゆとりある
生活を実現した彼ら裕福な市民たちが夢中になったのがこのCDに収められて
いるような家庭内での演奏会。「夜11時以降の演奏を禁ず」というお触れを
お上が出さなければならないほどの大流行となり、やがてウィーンは「音楽
の都」としての地位を確固たるものにしていきます。現在ではピアノやギタ
ーの練習曲にその名を残しているディアベッリは音楽出版業者として成功し
ただけあって、トレンドを読む力は抜群!そこで彼もここにあるようなピア
ノ(ハンマーフリューゲル)連弾やギターとピアノの編成、ギターソロなど
の家庭向け編成の曲を書いたというわけです。ウォルフガング・ブルンナー
の監修によるオリジナルな当時の響きは、きっとあなたを1830年頃のウィ
ーンのサロンに連れて行ってくれるでしょう。

PH 04087 \2080
VISIONS/ヨハン・セバスチャン・バッハ オルガン作品と展開
ティム:WK 1 Cm 
バッハ:プレリュードとフーガBWV.543 
ティム:a-m‐Samba 
ティム:WK 1 E 
バッハ:キリストは立ち上がりBWV.627 
ティム:キリストは立ち上がり 
ティム:WK 1 C#m 
バッハ:トッカータとフーガBWV.565 
ティム:d-m Swing
ティム:d-m Samba
ダーヴィット・ティム(Org)、レイコ・ブロッケルト(Alt Sax,Alt Fl)
録音:2002年11月 ライプツィヒ聖トマス教会
指揮者、ピアニスト、オルガン奏者として活躍する多才の人、ダーヴィット
・ティムがバッハのオリジナル音楽とジャズのイディオムによるその展開を
行っています。このアルバムのユニークなポイントは、他のアルバムのよう
にジャズ化された作品のみを取り上げるのではなく、編曲者自身が見事なオ
ルガン演奏でオリジナルの演奏も披露していることです。一枚で「本歌」と
「本歌どり」を楽しめる興味深い内容です。

PH 04088 \2080
インサイド.アウトサイド-スピリチュアル・スタンダード
クリスタルレイン、涙の流れるままに、予言者、サラバンド、愛の始まり
ある日の平和な魂の生活、マラソンマン、川はそこを流れる、無窮動
クリスタル・レイン他全16曲
マルクス・ブルガー(P)、ヤン・フォン・クレヴィツ(Sax)
録音:2004年6月
それは滴り落ちる雨の響きで始まり、雨の響きで閉じられる。癒しの調べも
あれば、実験音楽のような作品もあり、古典にインスピレーションを得た作
品もある。なんて書けばしかつめらしい音楽に聞こえるかもしれませんが、
病を瞑想で克服したブルガーの音楽は、聴き手を内省の安らぎへと誘ってく
れる穏やかな陽だまりのような音楽です。ピアノとサックスが織りなす安ら
ぎの時間でひと時を憩えます。

PH 04086 \2080
PANGEA/フォー・ステップス・イン・ヘヴン
ヨゴロ・マッサ 第1部、グラウンド、オーム・マニペメ・フーム 
ブルガリア組曲、ガヤトリー・マントラ、フォー・ステップス・イン・ヘヴン
ヨゴロ・マッサ 第2部
PANGEA(マリオン・ココット、ステファン・ヤーゲマン、クリストフ・レン
ナー)
アリ・ケイタ・バラフォン(=ゲスト)
アフリカン・テイストがあればアジアの神秘な響きもあり、マイルスに奉げ
たとおぼしきピースもある肩の凝らないハッピーな世界がここにはあります。
五大陸の元になった一つの大きな大陸パンゲアの名をいただくグループの楽
しいパフォーマンスをお楽しみ下さい。

PH 05019 \2080
ガーデンズ・オブ・アンナ・マリア・ルイーザ・デ・メディチ
エリセンダ・ファブレガス:
ヴォセ・デ・ミ・ティエラ(2003)-フルート、チェロ、ピアノのための
ヒラリー・タン:
ガーデンズ・オブ・アンナ・マリア・ルイザ・デ・メディチ(2004)-フルー
ト、チェロ、ピアノのための
ヒラリー・タン:ザ・クレセット・ストーン(1993)-チェロ独奏のための 
ヒラリー・タン:ウインドホーヴァー(1985)-フルート独奏のための 
ヒラリー・タン:リーフ(1990)-フルートとチェロのための 
エレーナ・カッツ‐チェルニン:
カラーズ・オブ・ザ・シー(2004)-アルト・フルート、チェロとピアノのた
めの
マイニンガー・トリオ(クリストファー・マイニンガー(Fl、アルトFl)、
フランソワ・グローベン(Vc)、ライナー・ゲップ(P))
録音:2005年
1994年に結成されたマイニンガー・トリオはスタンダードなレパートリーに
加え、現代、というより同時代の作曲家の作品を積極的に取り上げてきまし
た。ここに収録されている3人の女性作曲家とも交流が深く、ファブレガス
の作品とカッツ‐チェルニンの作品はこのトリオに奉げられています。現代
作品といってもいずれの作品も調性がはっきり認められるもので、20世紀初
めのスペイン風だったり、ちょっと武満がはいっていたりと聴きやすいもの
ばかり。ちなみにカッツ‐チェルニンはウズベキスタン出身で、現在はオー
ストラリアを本拠として活躍中。シドニー五輪の開会式のための音楽を書い
ています。

PH 04035 \2080
パラディシ・グロリア/スターバト・マーテル
プーランク:スターバト・マーテル(1950) 
シマノフスキ:スターバト・マーテル(1925/1926) 
ペンデレツキ:スターバト・マーテル-ルカ受難曲より(1962) 
リーム:スターバト・マーテル-デウス・パッスス(1999/2000)より
マルチェッロ・ヴィオッティ(指)、クリストフ・ペンデレツキ(指)
ヘルムート・リリンク(指)
ミュンヘン放送管弦楽団、バイエルン放送合唱団
ジョルジナ・フォン・ベンツァ(Sop)、ヴィオレッタ・ウルマーナ、
イリス・ベルミリオン(Msop)、ビルギット・レメート(Alt)、
ファビオ・プレヴィアティ(Br)
録音:2000年3月(プーランク)、2003年3月(シマノフスキ)、
2001年4月(ペンデレツキ)、2002年2月(リーム)
聖なる年2000年に行われ大成功を収めたコンサートシリーズ『パラディシ・
グロリア(天国の栄光)』の演目から「スターバト・マーテル(悲しみの聖
母はたたずむ)」を集めたアルバムです。当時、ミュンヘン放送管弦楽団の
首席指揮者だったヴィオッティが主となり、リリングやペンデレツキ、若杉
弘らとともに20世紀の宗教音楽に光を当て大きな話題となりました。戦争に
苦しんだ20世紀を反映したプーランクの作品、ポーランド語テクストを用い
たシマノフスキ作品、アカペラのペンデレツキ作品、リームの無調作の4作品
が収録されています。ヴィオッティはフェニーチェ劇場との来日公演を控え
た昨年2月に倒れ、不帰の人となり多くの音楽ファンが彼の死を悼みました。

PH 04036 \2080
パラディシ・グロリア/詩篇
ツェムリンスキー:13の詩篇op.24-合唱とオーケストラのための(1935) 
マルケヴィッチ:詩篇/テヒリム-ソプラノとオーケストラのための(1933) 
コルンゴルト:
過ぎ越しの日の詩篇op.30-ソプラノ、合唱、オーケストラのための(1941)
ブロッホ:詩篇22-バリトンと室内オーケストラのための(1913/1914)
マルチェロ・ヴィオッティ(指)、ペーター・ルジッカ(指)
ペーター・ルンデル(指)
ミュンヘン放送管弦楽団 ベルリン放送合唱団、バイエルン放送合唱団、
エレーナ・プロキナ、エミリー・マギー(Sop)、
ヴァンサン・ル・テシール(Br)
録音:2003年3月-10月
マーラーやショスタコーヴィッチの音楽と同じDNAを感じさせるツェムリンス
キー、激烈な表現力のマルケヴィッチ作品、宗教曲でありながら後期ロマン
派の爛熟した響きが溢れ出るコルンゴルト、ロマン・ロランにささげられた
ユダヤ的色彩に特徴があるブロッホ作品を収録。

PH 04037 3枚組 \6240
パラディシ・グロリア/フランク・マルタン
マルタン:
オラトリオ「地には平和を」(1944) 
カンタータ「ピラト」(1964) 
カンタータ「ゴルゴタの丘」
マルチェロ・ヴィオッティ(指)、ウルフ・シルマー(指)、
ミュンヘン放送管弦楽団、バイエルン放送合唱団 
クリスティーネ・ブッフェル(Sop) 他
録音:2000年、 2002年
20世紀の宗教音楽に光を当てるコンサートシリーズのライブ。スイス生れの
フランク・マルタン(1890-1974)の主要な宗教音楽作品が収められています。





<WERGO>
WER 6562 \1850
オルム・フィンネンダール(1963年-):
例証作品 
来る、そして行く 
Rekurs 
ケーススタディー
エンノ・ポッペ(指)、アンサンブル・モザイク
ベンジャミン・コブラー(鍵盤)、ミリアム・コンツェン(Vn)、
ザッシャ・アルムブルスター(アルトサックス)、
パスカル・ポンス(schlagzeug)
全体的に硬質な響きの音楽で構成されたCDです。他惑星の荒涼とした大地を思
わせる、凍てついた音のみで構成されるアンサンブルの技量には驚かされます。
フィンネンダールは1963年デュッセルドルフ生まれ、ダールハウスらのもとで
作曲や音楽学を学びました。ICEMで教鞭をとったこともある実力硬派の作曲家
です。





<ATMA>
SACD2 2400(SACD-Hybrid) \2080
バッハ:カンタータ集 第1集
「われらの主キリスト、ヨルダンの川に来たり」BWV.7
「喜べ、救われし群よ」BWV.30
「人よ、神の愛を讃えよ」BWV.167
スージー・ルブラン(S),
ダニエル・テイラー(CT),
チャールズ・ダニエルズ(T),
ステファン・マクラウド(Bs)
エリック・ミルンズ(指)モントリオール・バロック
ATMA社がいわゆるOVPP(One Voice Per Part)を採用したバッハのカンタータ集
を始めました。しかもSACD Hybridでの発売!と、ここまででも十分話題性た
っぷりなのですが、凄いのは起用されたソリストの豪華さ!ルブラン、テイラ
ー、ダニエルズ、マクラウドと、OVPPによるバッハのカンタータとしては前例
のないほどの名歌手を揃えているのです。合唱パートを各パート一人で歌うと、
合唱曲としてではなく、マドリガルの延長のようなソリストたちの有機的なア
ンサンブルが生まれ、今までにない緊密な音楽を作ることが可能なりますが、
それだけにソリストの力量がダイレクトに問われます。この4人を起用したと
ころに、ATMA社の力の入れようが理解できるというものです。SACDによる秀逸
な録音も見事!いつの日かOVPPによるSACDのカンタータ全集が完成する、その
第一歩かも!


SACD2 2401(SACD-Hybrid) \2080
バッハ:カンタータ集 第2集
「主なる神よ、わたし達は皆あなたを賛美します」BWV.130
「喜んで勝利の歌が歌われる」BWV.149
「戦いが起こった」BWV.19
モニカ・マウフ(S),
デイヴィッド・DQ・リー(CT),
ヤン・コボウ(T),
ステファン・マクラウド(Bs),
エリック・ミルンズ(指)モントリオール・バロック
カンタータ集の第2集です。こちらもドイツのソプラノ、モニカ・マウフ、韓
国生まれのカナダのスター・カウンターテナー、デイヴィッド・DQ・リー、
BCJでもお馴染みヤン・コボウにステファン・マクラウドと、充実した4人の歌
手によるOVPPカンタータです。バッハ・ファンならずとも歓喜の1枚です!

SACD2 2341(SACD-Hybrid) \2080
D.スカルラッティ:ソナタ集
ニ短調K.1,ニ短調 K.9,ト短調 K.12,ト短調 K.30,ト短調 K.31,
ト短調 K.35,ハ短調 K.56,ハ短調 K.58,イ短調 K.61,ヘ短調 K.69,
ハ短調 K.84,ロ短調 K.87,ハ短調 K.99,ニ短調 K.191,ニ長調 K.287,
ニ長調 K.288,ニ短調 K.517,ヘ長調 K.525
ヴァンサン・ブシェ(Org)
録音:2004年10月1−3日
ドメニコ・スカルラッティのソナタ集は、チェンバロ、ピアノ、フォルテピ
アノ、さらにはアコーディオンやギターと、様々な楽器で演奏されます。し
かし、オルガンでの演奏はそれほど多くありません。いわんやSACD hybrid
では初めてでしょう。ヴァンサン・ブシェは、モントリオールの聖贖主教会
に設置された、カール・ヴィルヘルム製作の1993年のオルガンを使用、滑ら
かな音色を見事に生かしており、それをSACDがバッチリ再現してくれます。
オーディオ・マニアも要注目です。




<COVIELLO>
COV 50508(SACD-Hybrid) \2080
トゥルー・ライト/ザ・ベルリン・コンサート
ホガード:ペルソネント・オーディ 
ホーウェルズ:無垢の薔薇 
パウルス:船のキャロル
パウルス:ザ・ファースト・ノウェル(「牧人ひつじを」) 
ガブリエリ:全地よ主に向かって喜びの歌声をあげよ GWV136 
プーランク:クリスマスの4つのモテット 
トーマス:立ち、来たれ牧人よ 
ホーガン:ディス・リトル・ライト・オブ・マイン 
ホーガン:讃えよ、新たに生まれた王を 
ワーク:ゴー・テル・イット・オン・ザ・マウンテン 
マッギンジー:スウィート・リトル・ジーザス・ボーイ 
ハンプトン:トゥルー・ライト 
トーマス:ヒアーズ・ア・プリティ・リトル・ボーイ 
ピンカム:クリスマス・カンタータ 
グルーバー:清しこの夜
アンドレ・トーマス(指)、
ベルリン放送合唱団、ベルリン・フィルのブラスセクション、
アヴィス・ベリー(Sop)、ハンス=クリスチャン・ブラウン(Ten)、
ウォルフラム・テスマー(Bar)、タニヤ・レツ(Hrp)、
フィリップ・マイヤース(P) 他
録音:ライブ録音
アメリカの合唱指揮者アンドレ・トーマスとベルリン放送合唱団からのすばら
しい贈り物です。「ザ・ファースト・ノウェル」のような耳になじんだ作品、
そしてホガード、ホーウェルズらアメリカの近現代作曲家の素朴で胸を打つ
作風、さらにはゴスペル調の曲ありと、次々と風景が移り変わるようなプロ
グラムの最後は「清しこの夜」で静かに閉じらます。2006年のクリスマスシ
ーズンに向けてレパートリーをお探し中の合唱関係の方にとっても見逃せな
い選曲&演奏です。

COV 60504(SACD-Hybrid) \2080
シチェドリン:封印された天使
シュテファン・パルクマン(指)ベルリン放送合唱団
ゾフィー・クルースマン(Sop)、ユーディット・シモニス(Alt)、
ルネ・フォスキューラー(Ten)、
ローレンツ・ヴュストフ;リヒャルト・シュヴェンニッケ(boySop)、
ゲルゲリー・ボドキー(Fl)
旧ソ連で体制派と見られていた作曲家シチェドリンが折からのペレストロイカ
の流れを受けて発表した宗教作品です。ロシアにおけるキリスト教化1,000年
の記念すべき年の1988年に作曲され、初演されました。合唱、独唱とフルート
という編成から窺がえるように、全9楽章の大半は静謐で敬虔な気分が支配し
ています。指揮者のパルクマンはスカンジナビア圏で活躍中の俊英です。

COV 50505(SACD-Hybrid) \2080
ファニー・ヘンゼル:『イタリア旅行のアルバム』
南へ、ゴンドラ乗り、ゴンドラ漕ぎの歌、はかないものはほっておけ、メディ
チ荘、カプリッチョ、いとしい谷、ミルス荘、悲しみにくれる魂、暇ごい
タランテラ、ピアノのための小品、いとしい人よ、私たちは一緒に座って
たそがれに夏の夜は、星は流れ落ちて、山の王子、アルプスの酪農婦 
我が家の庭園
デルテ・マリア・サンドマン(Sop)、ウルリケ・バルチュ(Alt)、
フリップ・マイヤース(P)、他
1839年から1840年にかけて、プロイセンの宮廷画家ウィルヘルム・ヘンゼル
とその妻ファニー・ヘンゼルはかねてより夢見ていたイタリア旅行に旅立ち
ました。帰国後も忘れがたいその思い出をいつまでも残したいと考えた夫は
絵筆をとり、妻はピアノに向かい、そして生まれたのがこの作品集『イタリ
ア旅行のアルバム』です。通して聴いてみると歌曲あり、ピアノ独奏ありと
多彩な編成ですが、イタリア風味とロマン派の語法を生かした音楽は驚くべ
き水準の高さにあって、こんな優れた女性作曲家があまり知られずにいたこ
とに驚かされます。それもそのはず、ファニー・ヘンゼルの旧姓はメンデル
スゾーン、そして彼女の弟こそフェリックス・メンデルスゾーンなのですか
ら。弟と同じく長命ではありませんでしたが(1805-1847)短い生涯に400作
品以上を遺しました。




<Altara>
ALT 1010 \1980
“ノー・ボーダーズ”
ブラームス:
なにゆえに、光が悩み苦しむ人に与えられたのか Op.74-1,おお救世主よ、
天を開け Op.74-2
バーバー:アニュス・デイ
カールステット:晩の詩篇,愛の歌
アルヴェーン:空の星のようにとても澄んで,リム、リム、リマ
黒人霊歌:
遅すぎた,誰も知らない,死んでる暇もない,誰かが扉をたたいている,
頑張ろう!,おまえはそこにいたか?
ほか全16曲
バーバラ・ヘンドリックス(S)
グスタフ・シェークヴィスト室内合唱団
録音:2005年9月ストックホルム
スウェーデンの合唱団、グスタフ・シェークヴィスト室内合唱団の10周年記
念アルバムに、なんと米国の名ソプラノ、バーバラ・ヘンドリックスが参加
しています。ブラームス、バーバー、カールステット、アルヴェーン、そし
て黒人霊歌と、非常に多彩な内容になっています。精緻なスウェーデンの合
唱と、ヘンドリックスの細やかな歌が、素晴らしい融和を見せています。





<Simax>
PSC 1251 2枚組 \4160
クロード・ドビュッシー:独奏ピアノ作品全集第2集
前奏曲集第1集、前奏曲集第2集、練習曲集第1集、子供の領分小品
(1905年−1917年)
ホーコン・アウストボー(P)
2004年にリリースされたアウストボー(1948-)のドビュッシー第1集(PSC1250)
は、欧米の批評家と聴衆の間で評判になりました。曲の構造と響きを適確に
呈示した、知的でセンスにみちた演奏。第2集では、〈前奏曲集〉を初めとす
るドビュッシーの代表作とともに、1905年から1917年にかけて作曲された小
品を演奏しています。〈石炭の火に照らされる夕べ〉は、これが初録音。パ
リが厳しい寒さに襲われた1917年、ドビュッシーが石炭の代金がわりに作曲
し、2001年になって楽譜が発表された作品です。《沈める寺》(前奏曲集第1
集)は、作曲者自身がピアノロールに残した演奏によるテンポ変化を反映させ
た録音が、別バージョンとして収録されています。

PSC 1259 2枚組 \4160
ヨハネス・ブラームス:クラリネットのための室内楽作品集
クラリネット五重奏曲ロ短調作品115
クラリネット三重奏曲イ短調作品114
クラリネットソナタ第1番ヘ短調作品120-1
クラリネットソナタ第2番変ホ長調作品120-2
ハンス・クリスチャン・ブレイン(Cl) ホーヴァル・ギムセ(P) 
ビョルグ・ヴェルネス(チェロ)
アトレ・スポンベルグ(Vn) ペール・クリスチャン・スカルスタード(Vn) 
ノラ・タクスダール(ヴィオラ) 
アネ・ブリット・セーヴィーグ・オールダール(チェロ)
ハンス・クリスチャン・ブレイン(1948-)は、オスロ・フィルハーモニック管
弦楽団を経て、現在、ノルウェー国立音楽アカデミーの教授を務めているクラ
リネット奏者。ソロイストとしての活動も行う彼を中心に、名前を見るだけで
ため息の出そうなミュージシャンが集まりました。ホーヴァル・ギムセ
(1966-)はノルウェーを代表するピアニスト。ヴェルターヴォ弦楽四重奏団の
ビョルグ・ヴェルネス、オスロ弦楽四重奏団のペール・クリスチャン・スカル
スタード。アトレ・スポンベルグは、ノルウェー放送管弦楽団のコンサート
マスター。トルルス・モルクが録音したグリーグの弦楽四重奏曲にも参加し
ています。ノラ・タクスダールとアネ・ブリット・セーヴィーグ・オールダ
ールは、オスロ・フィルハーモニックの首席奏者。こうしたメンバーで日常
的に室内楽を楽しんでいることは、ノルウェー文化の深さと豊かさの表れで
しょう。

PSC 1261(SACD-Hybrid) \2550
オーレ・ブル(1810-1880):ヴァイオリンのための作品集
夜想曲作品2、セーテルの娘の日曜日、セーテル訪問、アダージョ・レリジョ
ーゾ(母の祈り)
〈ポラッカ・ゲッリエラ〉からアダージョ・ソステヌート、アジアーコ・ク
バーノ−行進曲
カンタービレ・ドロローゾとロンド・ジョコーゾ、孤独の時に(メランコリ
ー) アンダンテ・マエストーゾ
山小屋−シーグリの歌舟歌、スコットランド幻想曲、アンダンテ・カンター
ビレカンタービレ(回想)孤独の時に
グリーグ:組曲〈十字軍兵士シーグル〉作品56−行進曲
アイヴィン・オードラン(指)
トロンハイム交響楽団
アルヴェ・テレフセン(Vn) ホーヴァル・ギムセ(P)
伝説と謎につつまれたヴィルトゥオーゾ、オーレ・ブル(1810-1880)。ノル
ウェーに生まれ、国際的に活躍したブルは、グリーグ、スヴェンセン、ビョ
ルンソン、ヴィンニェ、イプセンら、ノルウェーの芸術家たちのモデルとな
りました。しかし、民謡を素材とする〈セーテルの娘の日曜日〉や、ハル
ヴォルセンによる編曲が知られる〈孤独の時に(メランコリー)〉など一部の
作品をのぞき、ブルが書いた多くの曲は忘れられてしまっています。「オー
レ・ブルのヴァイオリン曲を網羅するアルバムを録音したい」。ノルウェー
を代表するヴァイオリニスト、アルヴェ・テレフセン(1936-)の温めていた
企画が、ノルウェー独立100年を記念するSimaxのアルバムにより実現しまし
た。シベリウス・アカデミーでヨルマ・パヌラに師事したアイヴィン・オー
ドラン(1956-)が指揮するトロンハイム交響楽団と、伝統的スタイルではノ
ルウェー最高とテレフセンが讃えるホーヴァル・ギムセ(1966-)が共演して
います。

PSC 1161 \2180
シューマン:3つのロマンス作品94(オーボエとピアノのための)
ブリテン:オウヴィディウスによる6つのメタモルフォーゼ作品49
フランツ・ライツェンシュタイン(1911-1968):
オーボエとピアノのためのソナティナ作品11(1937)
モーツァルト:オーボエ四重奏曲ヘ長調K370/368b
ブリンヤル・ホフ(Ob) コーレ・オルヌング(P) ヒンダル三重奏団
ブリンヤル・ホフ(1940-)はスカンディナヴィアを代表するオーボエ奏者で
した。20年間にわたりオスロ・フィルハーモニックの首席を務めながらイギ
リス、アメリカ、ドイツ、スペイン、ソ連など、北欧以外の国でもコンサー
トを行い、1981年にはノルウェー作曲家協会の年間最優秀演奏家に選ばれて
います。その後、指の故障のために引退。
Aurora、Simax(Victoria/LibraClassics録音)などのアルバムだけが、彼の
芸術を知るよすがとなってしまいました。

PSC 1235 \2180
パウル・オッケンハウグ(1908-1975):歌曲集
アイル・インデルハウグ(Sp) スヴァイヌング・ビェラン(P)
パウル・オッケンハウグ(1908-1975)の代表作は、〈聖ウーラヴの劇〉の音
楽(PSC3122)。オッケンハウグが音楽を書いたこの野外劇は、ノルウェー国
王ウーラヴ(オーラフ)二世(c.995-1030、在位1015-28)が戦死したスティク
レスターで毎夏上演され、多くの人に親しまれてきました。オッケンハウ
グは、ビャーネ・ブルースター、モンラード・ヨハンセン、トヴェイトらに
師事。大胆な和声やリズムを用いながらも、まずメロディ。それが彼の音楽
の親しみやすさに繋がっています。アイル・インデルハウグは1991年、19歳
の時にノルウェーの全国コンペティションで優勝。ライン・ドイツ・オペラ
などを経て、現在はコペンハーゲンを中心に活躍しています。

PSC 1281 \2180
ベートーヴェン:管弦楽作品全集第8集
交響曲第3番変ホ長調作品55《エロイカ》
12のコントルダンスWoO14
劇付随音楽〈レオノーレ・プロハスカ〉WoO96
ロマンス第1番ト長調作品40(ヴァイオリンと管弦楽のための)
ロマンス第2番ヘ長調作品50(ヴァイオリンと管弦楽のための)
カタリーナ・アンドレアソン(Vn) 
トマス・ダウスゴー(指)、スウェーデン室内管弦楽団
録音:2002年
デンマークの指揮者、トマス・ダウスゴー(1963-)と、スウェーデン室内管弦
楽団(オレブルー)によるシリーズ。ジョナサン・デル・マー校訂によるベーレ
ンライター版を使用。現代楽器アンサンブルにピリオド楽器の奏法を活かし
た緻密な演奏、管楽器と弦楽器の程よいバランス、重苦しさと無縁の明快な
響きなど、もっとも今日的なスタイルによるベートーヴェンのひとつとして
人気を集めています。

PSC 1294 \2180
ベートーヴェン:管弦楽作品全集第8集
ドメニコ・スカルラッティ:ソナタ
 ホ長調K531 嬰ヘ長調K318 イ長調K533 ロ短調K87 ホ長調K380 
ト長調K427 ト短調K476 ヘ長調K44ヘ短調K481
メンデルスゾーン:ピアノソナタ第1番ホ長調作品6
スヴァイヌング・ビェラン(P)
録音:2005年
スヴァイヌング・ビェラン(1970-)はノルウェーのピアニスト。スウェーデン
のクラリネット奏者、フレードリク・フォシュと共演したドビュッシー、マ
ルチヌー、プーランクらの作品集がHarmoniaMundiの新人演奏家シリーズ
(LesNouveauxMusiciens)からリリースされています(HMN911853)。初めての
ソロアルバムで彼が弾くのは、スカルラッティのソナタと、スカルラッティ
の音楽を子細に研究したメンデルスゾーンのソナタ。ビェラン自身も、スカ
ルラッティからメンデルスゾーンに至る様式と語法の変化を意識しつつ、録
音を進めたといわれます。

<BBC LEGENDS>
BBCL 4179 \1980
マーラー:交響曲第9番ニ長調
ブルーノ・マデルナ(指)BBC SO.
録音:1971年3月4日ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
知的でシャープなフォルムのアプローチが独特のマデルノによるマーラー。
シェルヘンによって十二音技法に開眼した彼はイタリアの前衛作曲家。すぐ
れた指揮者としても知られた彼はマーラー演奏史において先駆的役割を果た
しています。トリノ・イタリア語放送SO(72年)、収録データの異なる
BBC SO(71年)の録音などが知られる第9番。BBCアーカイヴの正規音源によ
る当録音は、50代で亡くなった(1973年没)彼の貴重な遺産といえるでしょう。

BBCL 4176 \1980
ハイドン:交響曲第100番ト長調Hob.I-100「軍隊」
ハイドン:交響曲第101番ニ長調Hob.I-101「時計」
ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容
オイゲン・ヨッフム(指)
ロンドン・フィルハーモニックO.、ロンドンSO.
録音:1973年1月30日、1977年6月23日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
ヨッフムのハイドンには、同じオケとのロンドン・セットのスタジオ録音
(72-73年)があり、彼の代表盤として評価の高いもの。同時期のこのライヴ
も含めて、生命力いっぱいのリズムの躍動が素晴らしい内容です。オリジナ
ル楽器隆盛以前の当時にして、古楽筋からも注目されていたように今もって
古さをまったく感じさせません。のちに桂冠指揮者に迎えられるロンドン響
とのヒンデミットもリズムの面白さが特徴の曲。こちらもきびきびした感触
が印象的です。

BBCL 4181 \1980
ディーリアス:ピアノ協奏曲
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491
ベートーヴェン:合唱幻想曲ハ短調Op.80
サー・クリフォード・カーゾン(P)
ジョン・プリッチャード(指)BBC SO.
ベルナルド・ハイティンク(指)ロンドン・フィルハーモニックO.
ベルナルド・ハイティンク(指)ロンドン・フィルハーモニックO.
録音:1981年9月3日ロイヤル・アルバート・ホール
1979年11月6日ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
1970年1月28日ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
繊細な表情にあふれたディーリアス初期のピアノ協奏曲は、敬愛したグリー
グのそれを思わせる親しみ易さ。録音そのものが珍しい上に、まして大家カ
ーゾンが弾いているとあれば当アルバムの価値は計り知れません。曲を献呈
されたテオドル・サーントーが、ピアノ・パートをヴィルトゥオーゾ風に改
訂した版による演奏。カーゾンの24番はスタジオ盤のほか、フィナーレにセ
ルのカデンツァを使ったクーベリックとのライヴ(70年 / audite)もたい
へん素晴らしいものでしたが、やはりモーツァルトは絶品です。

BBCL 4177 \1980
バッハ:カプリッチョ ホ長調
レーガー:バッハの主題による変奏曲とフーガOp.81
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調Op.78「テレーゼ」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53「ワルトシュタイン」
ルドルフ・ゼルキン(P)
録音:1973年6月4日ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
モーツァルトの協奏曲集(BBCL.4157)につぐゼルキンのBBC第2弾はソロ・リ
サイタル・ライヴ。「ベートーヴェン弾き」として名高いゼルキン。先頃、
協奏曲全集ライヴ(ORFEOR.647053)が、2005年度MIDEMカンヌ・クラシカル
・アワードでヒストリカル部門賞に選ばれています。ここでも出てくる音楽
の豊かさは比類なく圧倒的な感銘。オーボエが特徴のカンタータ第128番を
テーマにしたレーガーの変奏曲。過剰な音符の書き込みで弾くにはリストの
ような難しさなのに、聞こえてくる音楽は渋くブラームス的。ピアノ・レパ
ートリーの最難曲に位置付けられるもの。実演で取り上げるとは正真正銘の
ヴィルトゥオーゾ、ゼルキンのこだわりを感じさせます。BBCアーカイヴか
らのリリース。

BBCL 4180 \1980
ドヴォルザーク:テルツェット ハ長調Op.74
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第14番変イ長調Op.105
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第2番「内緒の手紙」
スメタナ四重奏団
録音:1969年1月24日ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
1975年2月2日クィーン・エリザベス・ホール
スメタナ四重奏団のBBC LEGENDS第2弾は彼らのルーツ、スラヴもの。とくに
日本ではファンの間に彼らの名前を強く印象づけたドヴォルザーク。深い
共感と絶妙な語り口で語りかけてきます。彼らのライヴがいまこうして解
禁となるのはたいへん喜ばしいことです。すべてBBCアーカイヴの正規音源
からのリリース。

BBCL 4178 \1980
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19
バッハ:トッカータ ト長調
マイラ・ヘス(P)
サー・マルコム・サージェント(指)BBC SO.
サー・アレグザンダー・ギブソン(指)スコティッシュ・ナショナルO.
録音:1958年9月18日ロイヤル・アルバート・ホール
1960年8月30日エジンバラ、アッシャー・ホール
1950年10月13日BBCスタジオ
第二次大戦下の慈善リサイタル活動によりデイムの称号を贈られた「ピアノ
の女王」マイラ・ヘスは、イギリス本国では愛され続けるピアニスト。プロ
ムスでのシューマンはリリシズムにあふれ、彼女の魅力をいまに伝えるもの。
BBC LEGENDSではサージェントとの別演奏(BBCL.4028廃盤)があったベート
ーヴェンの2番。こちらも引退する直前の演奏で、人柄を偲ばせるかのよう
ななんとも温かい表情に満ちています。





<ALTARA>
ALT 1012 \1980
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
リスト:
ハンガリー狂詩曲 第11番 イ短調、バラード第2番、イゾルデの愛の死(ワー
グナー:歌劇「トリスタンとイゾルデ」より編曲)、ノクターン「夢のなかに」
ペーテル・ヤブロンスキー(P)
録音:2005年12月(ムソルグスキー) 2004年6月(リスト)
ヤブロンスキー自らアーティスティック・ディレクターを務めるALTARAレー
ベルでの3枚目の録音。ムソルグスキー「展覧会の絵」など今回は2006年来日
公演曲目を含む意欲的なプログラム。しなやかで無理のない音作り、大きな
スケール感で音楽を描く彼の魅力が発揮されたアルバムです。「展覧会の絵」
は技巧をひけらかすだけの作品ではなく複雑な音楽的背景を持っています。
経験と年齢を重ね今まさに熟成の時を迎え、そして新しい音楽への扉として
この作品に取り組んでいるような意気込みの感じられる演奏です。「イゾル
デの愛の死」は、歌劇「トリスタンとイゾルデ」の終幕のクライマックス、
イゾルデがトリスタンの後を追って死ぬ場面で歌われる曲。華麗なアルペジ
オを背景に,メロディーが実に鮮やかに浮かび上がり、聴き手を翻弄する
甘美な演奏です。

ALT 1011 \1980
モーツァルト:弦楽五重奏曲第3番ハ長調K.515
ブラームス:弦楽五重奏曲第2番ト長調Op.111
ズッカーマン・チェンバー・プレイヤーズ
ピンカス・ズッカーマン、ジェシカ・リンネバッハ(Vn)
ジェスロ・マークス、アスハン・ピライ(Va)
アマンダ・フォーサイス(Vc)
録音:2005年7月25−26日
ニューヨーク州立大学パーチェス・カレッジ音楽院、演奏芸術センター、
リサイタル・ホール
ピアノのヤブロンスキーを中心に演奏家の輪が大きく拡がるアルタラ・レー
ベル。今度は大ヴェテラン、ズッカーマンと若手の奏者たちとによる室内楽
アルバムが登場します。同じ調性で書かれ「ジュピター」を感じさせるモー
ツァルトと、イタリア旅行後の明るさに彩られたブラームス。50代後半を迎
えたズッカーマン持ち前の美音とテクニックはいまも健在。弟子のリンネバ
ッハ、気鋭のヴィオラ奏者ピライらとの息の合ったところをみせます。アン
サンブルの楽しみがじかに伝わってくるアルバムです。





<naive>
V 5050 \1980
モンテヴェルディ:アリアンナの嘆き,タンクレーディとクロリンダの戦い
ジラーモ:狂った女
ストロッツィ:嘆き
アンナ・カテリーナ・アントナッツィ(S)
フェデリーコ・マリア・サルデッリ(指)モード・アンティクオ
アンナ・カテリーナ・アントナッチは、イタリアはフェラーラ生まれのソプ
ラノ。リッカルド・ムーティがスカラ座など、重要な舞台で重用したことで
知られています。ソプラノ役からメッゾ・ソプラノ役まで柔軟に歌いこなし、
ドニゼッティ、ベッリーニなどロマン派のオペラ、グルック、モーツァルト、
パイジェッロといった古典派を得意とする一方で、バロック・オペラでも
幅広く活躍しています。このCDは、御大モンテヴェルディの2つの名作に加え、
17世紀前半に活動したナポリの作曲家、ピエトロ・アントニオ・ジラーモの
「狂った女」、そしてモンテヴェルディ支持者だった作家の娘で、作曲家と
して活躍したバルバラ・ストロッツィ(1619-77)の「嘆き」と、かなり野心
的な選曲です。今まさに円熟期を迎えている名歌手の深々とした歌が楽しめ
ます。バックを務めるは、ヴィヴァルディなどバロック時代のヴェネツィア
音楽のスペシャリスト、フェデリーコ・マリア・サルデッリ率いるモード・
アンティクオ、これも注目です。





<AMBRONAY>
AMY 004 \2280
A.スカルラッティ:「ジュディッタ」
セリーヌ・リッチ(S ジュディッタ) 
アドリアーナ・フェルナンデス(S オツィアス) 
マルティン・オーロ(CT オロフェルネ) 
ヴィンチェンツォ・ディ・ドナート(T アキオーレ) 
マリオ・チェッケッティ(カピターノ) ブルーノ・ロスタン(Bs 祭司)
マルタン・ジェステル(指)パルルマン・ド・ミュジーク
録音:2004年
アレッサンドロ・スカルラッティの「ジュディッタ」は、1693年にナポリで
発表されたオラトリオ。キリスト教の第二正典のエピソードの中でもとりわ
け人気の高い、将軍ホロフェルネスの首を切り落としたユディトの話です。
バロック音楽の指揮者、鍵盤楽器奏者として、近年急速に名声を高めている
マルタン・ジェステルと、手兵パルルマン・ド・ミュジークによる演奏。
フィレンツェ生まれのソプラノ、セリーヌ・リッチ、ブエノス・アイレス生
まで、サヴァールなどから重用されているソプラノ、アドリアーナ・フェル
ナンデスなど、キャストも優れています。





<Harmonia Mundi France>
HMI 987065 \2080
アマルゴス:「エウリディーチェとカロンテの人形」
クラウディア・シュナイダー(Ms ソフィア) 
マルク・カントゥリ(Br オスカール)
トニ・ルンバウ(歌) バルセロナ216
録音:2003年
ジョアン・アルベルト・アマルゴスは1950年にバルセロナに生まれた作曲家、
指揮者。この「エウリディーチェ」は2001年に初演されたもの。内容は、ペ
ーリの「エウリディーチェ」の上演を巡って、歌手ソフィアと、その恋人で
音楽学者のオスカールの間に、街の人形劇の世界が割り込んでいくというも
の。なにやらダリの絵を思わせるような不可思議な世界です。音楽は、ピア
ノ、ヴァイオリン、チェロ、コントラバス、バンドネオンという、バンド形
態。初演以来人気を博し、イタリア、ドイツなどでも上演されています。





<SUPRAPHON>
SU 3867 \1650
ドヴォルザーク:
チェコ組曲Op.39(B 93)
ワルツ集(B 101)
ポロネーズ 変ホ長調(B 100)
ヤクブ・フルーシャ(指)プラハ・フィルハーモニア
1981年生まれのフルーシャはビエロフラーヴェクに師事した、チェコの若い
世代を代表する指揮者。20代半ばにしてすでにボフスラフ・マルチヌーO.
(ズリーン)の首席指揮者、フランス放送フィルの副首席指揮者のポストに
あります。若き才能のほとばしりを実感させるデビュー・アルバムはドヴォ
ルザークが国際的名声を得る以前の、民俗色も豊かな作品集。師ビエロフラ
ーヴェクが創設し、自らも首席指揮者を務めるプラハ・フィルハーモニアを
率いて、これからの活躍に大いに期待をつなぐ一枚となっています。

SU 3866 \1350
F.X.ブリクシ:オラトリオ「イスカリオテのユダ」
ヤロスラフ・クジチェク(指)、 
ルドミラ・ヴェルネロヴァー(S)、パヴラ・クシコヴァー(C-A)、
イジー・ヴィンクラーレク(T)、ミロスラフ・ポドスカルスキー(Bs)、
ヨゼフ・クシカ(Org)、ヨゼフ・プラツァーク(Vc)、
ムジカ・ボヘミカ、プラハ室内Cho
録音:1995年9月26-29日プラハ、マルティネク・スタジオ
フランチシェク・クサヴェル・ブリクシは18世紀ボヘミアを代表する作曲家、
オルガニスト。ウィーンにいたフックスやカルダーラの影響を受けたナポリ
様式に基礎を置き、民俗的な要素も用いた膨大な数の作品は、後にモーツァ
ルトがプラハで成功した一因を準備したとも考えられています。
キリストの受難と死を意味する聖金曜日のために作曲されたこの曲は、神の
栄光をたたえ華麗で荘厳に満ちており、低中声が中心の前3分2からソプラ
ノの独壇場となる後3分1へと上昇して行く感じが与えられます。演奏も様
式にあった素晴らしいもので、母国の天才の作品を慈しむように歌い上げて
います。

SU 3865 2枚組 \2700
ブラームス:ピアノ協奏曲集
第1番ニ短調Op.15
第2番変ロ長調Op.83
イヴァン・モラヴェッツ(P)
イジー・ビエロフラーヴェク(指)チェコ・フィルハーモニックO.
録音:1989年9月26日、10月1、3 & 4日、1988年9月21−24日
プラハ、ルドルフィヌム・ドヴォルザーク・ホール
昨年11月に75歳の誕生日を迎えてなおも現役のモラヴェッツは、「20世紀の
100人の偉大なピアニスト」にただ一人チェコ出身で名前の挙げられた名手。
彼が50代の終わりに吹き込んだ2つの協奏曲では、揺るぎないテクニックと
味わい深い音色を存分に味わうことができます。同じチェコ勢ビエロフラー
ヴェクとチェコ・フィルの骨太の音作りも素晴らしく、たいへん聴き応えの
するブラームスです。

SU 3868 4枚組 \4050
ブラームス:交響曲&セレナード全集
CD1:交響曲第1番,ハイドン変奏曲
CD2:交響曲第2番,悲劇的序曲,大学祝典序曲
CD3:交響曲第3番,交響曲第4番
CD4:セレナード第1番,セレナード第2番
イジー・ビエロフラーヴェク(指)チェコ・フィルハーモニックO.
今年2月に還暦を迎えるチェコの名指揮者ビエロフラーヴェク。これを記念し
てスプラフォンからブラームスがセットで登場です。名門チェコ・フィルの
魅力に加えて、手堅い彼の美質が活かされた内容。序曲ばかりかセレナード
まで網羅しているのもさりげないポイント。




<BONGIOVANNI>
GB 2408 2枚組 \3760
ドニゼッティ:「マリーノ・ファリエーロ」
チェーザレ・シエピ(Bs マリーノ・ファリエーロ),
ジュリアーノ・チャンネッラ(T フェルナンド),
マリーザ・ガルヴァニ(S エレナ),
リチーノ・モンテフスコ(Br イスラエーレ・ベルトゥッチ),他
エリオ・ボンコンパーニ(指)RAIミラノ交響楽団,合唱団
録音:1977年
ドニゼッティの「マリーノ・ファリエーロ」は、「ルチア」の前年、1835年
にドニゼッティがロッシーニの招きでパリを訪問した折に初演されたオペラ
です。マリーノ・ファリエーロとは、ヴェネツィアの実在した総督マリーノ
・ファリエルのことで、1355年に王政を目指しクーデタを起したものの、失
敗して処刑されました。このオペラはそこに題材をとったバイロンの戯曲の
オペラ化です。偉大なバス、チェーザレ・シエピが見事な存在感のタイトル
ロールを歌い、また当時急速に名を上げながら、十年ちょっとで舞台から離
れてしまった、幻の名テノール、ジュリアーノ・チャンネッラの録音も貴重。
RAIからライセンスを受けた正規発売で、もちろんステレオです!

GB 5624 4枚組 \4750
トスティ:英語による歌曲集
永遠に、そして永遠に!
さようなら!
私の心においで!
あの日!
しばらくそのままに
もう訊かないでおくれ
晩祈に
さようならを求めて
私が祈るのを手伝ってくれ
陽気な五月と共にやって来た
私の愛と私
遅く来すぎた愛
私たちは見て待った
昨日
コヴェント・ゲイトにて
愛は結ぶ
私たちは愛し合った
夏の夜の夢
彼らに告げてくれ!
懐かしい愛に戻れ
さらば、我がいとしい人
さらにさらに
まだ覚えている
忘れようか
美人の目
敬具
記憶
ここにいるように言ってくれ
ヴェネツィアの歌
翼の生えたこだま
人生の歌
あなたを愛します
愛を目覚めさせよ
ナポリの歌
二つ
なぜそんなに脈打つのだ、心よ?
黄昏の物語
私の夢
リドの海岸で
薔薇の歌
休息の歌
落ち葉
夜の静寂の中で
眠って、思い出しなさい、いとしい人
舟歌
愛の帰還
私の最愛の人
あなたゆえ
五月の時
誰が知っているというのか?
もし
今日愛してくれ
話しておくれ!

銀の裏地
愛の贈り物
別れ
遠くに
別れの時
若い時分には
ピエロの嘆き
私は公平でない
愛の道
私を愛しておくれ!

もう一度!
星の光
決して!
でも告げられたら!
告げられない
誰が?
今!
最初のワルツ
自由への連合国の行進曲
リハーサルの二重唱
一部を除いて、題名の日本語訳は参考のためで、確定的なものではございま
せん。
サラ・ケットナー(S) クリスティーナ・ファール(Ms) 
アルド・ディ・トーロ(T) デンヴァー・マーティン・スミス(Br) 
マルコ・モレスコ(P) ロベルト・ルーポ(P)
フランチェスコ・パオロ・トスティ(1846-1916)といえば、ロマンティックで
情熱的なイタリア歌曲で知られた人物。今でも彼のイタリア歌曲は、大歌手
から声楽初心者まで広く親しまれています。一方、実はトスティは30年以上
もロンドンに滞在、王室付音楽教師となり、王室音楽アカデミーの教授に就
任、英国人女性と結婚して、1906年には英国の市民権まで獲得していたとい
うことは、あまり知られていないのではないでしょうか。当然、彼は多数の
英語の歌曲も作曲しています。現在「さようなら! Addio!」としてイタリア
語で親しまれている曲も、実はGood-Bye!という英語の歌の翻訳なのです。
従来、トスティの英語の歌曲は稀にしか取上げられませんでした。それを
BONGIOVANNIが一挙集大成、なんとCD4枚に75曲も収録!これはトスティ・
ファンにはたまりません!実力派の歌手が4人で、それぞれ適した声種を分
担して歌っています。お値段もお得!

GB 2553 \1880
カルロ・コロンバーラ カンツォーネ集
トスティ:
かわいい口もと,夢,君なんかもう,理想の女,セレナータ,最後の歌
デンツァ:妖精の瞳
ロトーリ:私の花嫁は旗
E.デ・クルティス:忘れな草,あなたをとても愛している,泣かないお前
ガスタルドン:禁じられた音楽
ディ・カプア:あなたに口づけしたい
カルディッロ:つれない心(カタリ)
タリアフェリ:プジレコの漁師
フスコ:彼女に告げてよ
ロジャーズ:魅惑の宵
C-M.シェーンベルグ:彼を帰して
マンシーニ:ムーン・リバー
黒人霊歌:深い河
カーン:オール・マン・リバー
カルロ・コロンバーラ(Bs) リチャード・ベイカー(P)
アリア集(GB 2543)に続く、カルロ・コロンバーラのカンツォーネ集。今や
イタリア人バスのトップランナーとして世界中で引っ張りだこのコロンバー
ラ、バス歌手のアリア集も珍しいのに、カンツォーネ集は非常に稀!しかし
バスでありながらイタリアンな明るさと輝きがたっぷりあって、これがイケ
るのです。また、ミュージカル・ナンバーなども、上質なイタリアン・バス
で歌われるとまた別の味わいが引き出されています。

GB 1192 \1880
フラヴィアーノ・ラボー アリア集第3集
ドニゼッティ:「ルチア」
ヴェルディ:
「ルイーザ・ミラー」,「リゴレット」,「トロヴァトーレ」,
「ドン・カルロ」,「アイーダ」
ポンキエッリ:「ジョコンダ」
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」
プッチーニ:「マノン・レスコー」,「ボエーム」,「トスカ」
レハール:「微笑みの国」
からのアリア,場面
フラヴィアーノ・ラボー(T)
録音:1958−1974年
来日して日本でもイタリア正統派ヴェルディ・テノールとして人気の高いフ
ラヴィアーノ・ラボー(1927-1991)の全盛期のライヴ録音集。実力のわりに残
された録音が少ない人なので、どれもこれも貴重なものばかりです。

HOC 037 2枚組 \2180
ヴェルディ:「エルナーニ」
+ボーナス チェーザレ・シエピ、ヴェルディとロッシーニを歌う
マリオ・デル・モナコ(T エルナーニ),
ジンカ・ミラノフ(S エルヴィーラ),
レナード・ウォーレン(Br カルロ),
チェーザレ・シエピ(Bs シルヴァ),ほか
ディミトリ・ミトロプーロス(指)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1956年
豪華キャストとミトロプーロスのガップリ五つの白熱した上演。なんといっ
てもデル・モナコの剛毅なタイトルロールがスリリング。





<ACCENT>
ACC 25301(SACD-Hybrid) \2280
J.S.バッハ:カンタータ集Vol.1
-三位一体後第19,20,21,22日曜日のためのカンタータ集
カンタータ第98番「神なしたもう御業こそいと善けれ」BWV98
カンタータ第180番「装いせよ、おお、わが魂よ」BWV180
カンタータ第56番「われは喜びて十字架を負わん」BWV56
カンタータ第55番「われ哀れなる人、われ罪のしもべ」BWV55
ゾフィー・カルトホイザー(S)、ペトラ・ノスカイオヴァ(A)、
クリストフ・ゲンツ(T)、ドミニク・ヴェルナー(B)
シギスヴァルト・クイケン(指)ラ・プティット・バンド
たとえようもなく美しい器楽を堪能できる1枚です。協奏曲風な出だしの180番
冒頭の合唱曲は、器楽のうまさと声楽のうまさが極限まで堪能できます。各
パート一人とは思えない合唱のふくよかさには心打たれます。バスのための
名曲カンタータ、第56番にも新たな名演が生まれました。

ACC 25302(SACD-Hybrid) \2280
J.S.バッハ:カンタータ集Vol.2-
三位一体後第3、4、5日曜日のためのカンタータ集
カンタータ第177番「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」BWV177
カンタータ第93番「尊き御神の統べしらすままにまつろい」BWV93
カンタータ第135番「ああ主よ、哀れなる罪びとわれを」BWV135
シーリ・トルンヒル(S)、ペトラ・ノスカイオヴァ(A)、
クリストフ・ゲンツ(T)、ヤン・ファン・デア・グラッベン(B)
シギスヴァルト・クイケン(指)ラ・プティット・バンド
135番の終曲コラールは、マタイ受難曲の受難コラールと同旋律。珠玉のソリ
スト4名で聴く味わいは、しみじみとした情感に満ち溢れています。93番も冒
頭の器楽の活躍に思わず引き込まれます。





<HARMONIA MUNDI>
HMC 901897 \2080
モーツァルト:
交響曲31番 ニ長調 K.297『パリ』
フルートとハープのための協奏曲 ハ長調K299
協奏交響曲-オーボエ,クラリネット,ホルン,ファゴットと管弦楽のための
K.297b
フライブルグ・バロック・オーケストラ
ゴットフリード・フォン・デア・ゴルツ(指)
スザンヌ・カイザー(Fl) アナ-カトリン・ブリュッグマン(Ob)
バビエル・サフラ(Bassoon) アーウィン・ウィアリンガ(Hrn) 
マラ・ガッシ(Hp)
ドイツの古楽器アンサンブル、フライブルガー・バロック・オーケストラ。
リーダーでありヴァイオリンのゴットフリード・フォン・デア・ゴルツを筆
頭に名手揃いの個性派アンサンブル。才能豊かな演奏者たちによって繰り広
げられる、モーツァルトの人生のなかでも激動の時期1778年に作曲された
作品を取り上げています。《パリ交響曲》は、モーツァルトがパリ滞在中に
「コンセール・スピリチュエル」支配人ジョセフ・ル・グロから依頼を受け
作曲。フランス趣味を盛り込んだ、華麗なパリのオーケストラを意識した作
品。凄腕アンサブル、フライブルガー・バロックの精緻で輝かしい演奏は、
緩急の差、作品の壮大さを見事に表現しています。《フルートとハープのた
めの協奏曲》は典雅なフランス風音楽で独奏楽器の艶やかな音色が際立つ甘
美な演奏。《協奏交響曲K.297b》ではゴットフリード・フォン・デア・ゴル
ツ率いるアンサンブルの名人芸が光っています。

HMU 907394 \2080
HMU 807394(SACD-Hybrid) \2250
チャイコフスキー:
交響曲第6番「悲愴」ロ短調 作品74
弦楽合奏のセレナード ハ長調 作品48
ダニエル・ガッティ(指)
ロイヤルフィルハーモニー管弦楽団
注目の若手指揮者ダニエル・ガッティ&ロイヤルフィルハーモニー管弦楽団の
チャイコフスキー・チクルス。今回は「悲愴」。この作品の初演9日後にチャ
イコフスキーが亡くなった事や、悲愴の情緒を強く表した音楽ゆえに、この
作品はチャイコフスキーの遺書であるとも言われています。ガッティは「こ
の録音に全魂を捧げたと言っても過言ではない」と語っており、重苦しさと
は無縁なガッティらしいクリアーで鋭敏な演奏を聴かせてくれます。第1楽章
は,焦燥感を煽り果敢に音楽を展開し、第2楽章ではロシア民謡風のリズムを
痛快に仕上げ、感傷的部分を残しつつ息つく間もなく旋律が流れていきます。
ガッティの演奏のダイナミックな持ち味が十分に発揮された第3楽章、苦悩、
悲観、悲痛な叫びを爆発させ, クライマックスへの導く第4楽章。一聴の価値
ある異色の「悲愴」です。
またカップリングの「弦楽合奏のセレナード」はガッティとオケとの良好な関
係を感じるとることの出来る演奏です。





<MIRARE>
MIR 009 \1750
J.S.バッハ:
オーボエ協奏曲BWV1055 結婚カンタータ「今ぞ去れ,悲しみの影よ」BWV202
ヘンデル:ハープ協奏曲 カンタータ「炎の中で」HWV170
フィリップ・ピエルロ(指)リチェルカール・コンソート
ヌリア・リアル(S) ジョバンナ・ペシ(Hp) パトリック・ボージロー(Ob)
2006年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンに出演予定のバロック・アンサン
ブル界の名門リチェルカール・コンソート。フィリップ・ピエルロの非常に
美しい,極めて厳密な解釈で、古楽器演奏による輝きを一際放っています。
同じくラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンに出演予定のスペイン若手美形&美
声ソプラノ歌手ヌリア・リアル。ジョバンナ・ペシはとても繊細な音楽を奏
でるハープ奏者。BCJやアムステルダム・バロック管など幅広い活躍をみせ
ているオーボエ奏者パトリック・ボージロー。言うまでもなく質の高い演奏
を聴かせてくれます。

MIR 010 \2300
ヘンデル:
組曲ホ長調HWV430よりエアー「調子の良い鍛冶屋」変奏曲の主題
組曲第6番嬰ヘ短調 HWV431
組曲第8番ヘ短調 HWV433
組曲第3番二短調 HWV436
組曲ト短調 HWV432よりパッサカリアの主題と3つの変奏
シャコンヌ ト長調 HWV435、プレスト、メヌエット
アンヌ・ケフェレック(P)
フランスが誇るピアニスト、アンヌ・ケフェレックはERATOやVIRGINに数々の
録音を残し,MIRAREから発売したモーツァルト作品集(MIR9913)ではその美し
く芯のある演奏で聴き手を魅了しました。また,2005年ラ・フォル・ジュル
ネ音楽祭にて久々に来日し、流麗なピアニズムを披露し、前回に引き続き
2006年も出演が決定しています。このヘンデルのアルバムでは、彼女の知的
で流麗な音楽を存分に堪能できます。






<RCO Live>
RCO 05005(SACD-Hybrid) \1850
シベリウス:交響曲第2番ニ長調
マリス・ヤンソンス(指)ロイヤル・コンセルトヘボウO.
録音:2005年6月&8月アムステルダム、コンセルトへボウ(ライヴ)
類稀なる美しさ!リリースのたびにフレッシュな感銘を約束してくれるヤン
ソンス&コンセルトへボウの最新録音はシベリウスの第2番。
過去にオスロ・フィルとのシリーズが知られるヤンソンスのシベリウス。
第2番(92年)は13年ぶりの再録音となります。いわば「本場の強み」で聴か
せた旧録音にたいして、新たな手兵とのライヴは、ホールとセットでヨーロ
ッパ屈指と謳われるこのオケ固有の魅力が尽きません。いつもながら聴き進
むうちに、生き生きとした音楽と極上にブレンドされた響きのとりこ。スケ
ール雄大なフィナーレを迎えるまでの、ヤンソンスによる見事なドラマづく
りも歳月の重みを感じさせます。また、コンセルトへボウとしてもシベリウ
スは、セル(64年)とのスタジオ盤があるくらいでたいへん珍しいものです。
実演で練り上げた納得のレパートリーをリリースしてゆくレーベル・ポリシ
ーのもと、ヤンソンス&コンセルトへボウの熱い意気込みがダイレクトに伝
わるアルバムとなっています。





<ALTUS>
ALT 116/7 2枚組 \2980
日本語解説付
グスタフ・マーラー:交響曲第2番「復活」
ローター・ツァグロゼク(指) シュトゥットガルト州立管弦楽団
シュトゥットガルト州立歌劇場合唱団
エヴァ=マリア・ヴェストブロック(S) クラウディア・マーンケ(Ms)
ライヴ録音:2004年7月11,12日 リーダーハレ(シュトゥットガルト)
1997、99年に『オーパンヴェルト』誌の批評家選考で年間最優秀指揮者に選
出されたドイツの名匠ツァグロゼクによる貴重な新録音。コントラバスを舞
台上に左右に分けるなど、大胆な解釈と同時に緻密な音づくりが聴かれる。
今、話題の現代最高水準の歌劇場のオーケストラと合唱団、劇場の実力派若
手歌手2人による圧倒的名演。





<TAHRA>
TAH 573 2枚組 \4160
モーツァルト:「フィガロの結婚」(ドイツ語)
パウル・シェフラー(Br フィガロ),
エリザーベト・ルトガース(S スザンナ),
アルフレート・ペル(Br伯爵),マリア・ライニング(S 伯爵夫人),ほか
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1940年10月15日、ハーグ
思いもかけぬ録音が発掘されるのが当たり前の昨今でも、これは超驚きの大発
見!クナッパーツブッシュがオランダで行った「フィガロの結婚」の公演のライ
ヴ録音です。1940年10月15、16日と、ウィーン国立歌劇場のオランダ引越し
公演という形で行われた公演のライヴです。1940年のディスク録音ですから、
状態には限界があるものの、音そのもの意外に明瞭で、ノイズも年代にして
は比較的少なめ。ワーグナー指揮者として名高いクナッパーツブッシュがど
んな「フィガロ」を演奏していたか、誰でも興味津々でしょう!遅めのテンポ
でじっくりと情感を醸していて、これがウィーンとピッタリ。しかも名バリ
トン、シェフラーのフィガロは、プライと並ぶ美声フィガロの代表、さらに
ウィーンの名花、ライニングの伯爵夫人も最高です。残念なことに第4幕フィ
ナーレの途中でちょん切れてしまうので完全収録になっていません。でもこ
れだけのたっぷりクナのモーツァルトが聞ければ、十分満足です!

TAH 581 3枚組 \6240
モーツァルト:交響曲第36番 ハ長調 K.425「リンツ」−第1楽章,第2楽章
ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調 Op.60 
交響曲第5番 ハ短調 Op.67「運命」、交響曲第6番 ヘ長調 Op.68「田園」
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104
リスト:交響詩「前奏曲」
エーリヒ・クライバー(指)
NDR交響楽団,アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団,
ケルン放送交響楽団,チェコ・フィルハーモニー管弦楽団,
アントニオ・ヤニグロ(Vc)
録音:1955年3月11日,1950年4月28日,1955年4月4日,1955年3月28日,
1936年6月22日
+ボーナス エーリヒ・クライバーは語る
大指揮者、エーリヒ・クライバーの貴重な遺産がTAHRAによって復活!クライ
バーの指揮は、基本的に引き締まった男性的な音楽で、強いエネルギー放射が
あり、その上手応えのある質感が常に伴っている優れもの、大家の風格に満ち
満ちています。ベートーヴェンで高く評価された人だけあって、ここでも第5
交響曲の第4楽章など、オーケストラを輝かしくかつ豊かに鳴り響かせ、ただ
圧倒。さらにクライバー得意中の得意の「田園」では、キビキビと進みつつ
も、ベートーヴェンが音に込めた自然讃歌が豊かに湧き上がり、ことに歌いま
くる第2楽章は見事の一言。やはり天下の大指揮者です。クライバーの肉声も
貴重。

TAH 584 2枚組 \4160
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第9番 変ホ長調 K.271「ジュノーム」
ピアノ協奏曲第9番 変ホ長調 K.271「ジュノーム」
ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466
ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491
クララ・ハスキル(P)
パブロ・カザルス(指)プラド音楽祭管弦楽団
イーゴリ・マルケヴィッチ(指)フランス国立管弦楽団
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
ベロミュンスター・スタジオ管弦楽団
アンドレ・クリュイタンス(指)フランス国立管弦楽団
録音:1953年6月19日、1955年6月8日、1952年12月19日、1955年12月8日
モーツァルト・イヤーの初っ端から、ハスキル・ファンには最高の贈り物。
ハスキルがピアノを弾いたモーツァルトのピアノ協奏曲が3曲4種収録されて
います。マルケヴィッチと共演の「ジュノーム」は、あるいはこれが初出か
もしれません。
いずれも、ハスキルのピアノはもちろん、指揮者も実力派揃いの名演ばかり。
中でもニ短調協奏曲は、実に見事なS=Iの伴奏を得て、ハスキルもいつも
以上に神がかっています。一方カザルスの伴奏した「ジュノーム」では、カ
ザルスの驚くほど精力的な音楽を受けて、ハスキルも珍しいくらい活力系。
一方極めて相性が良かったといわれるマルケヴィッチとの共演では、同じ曲
でもずっとしっとりと情感豊か。クリュイタンスとの共演は実にスリリング!
音は、プラド音楽祭だけややこもり気味で、あとは年代相応以上のもの、ハ
スキルのピアノを楽しむに十分です。






<PROFIL>
PH 05038 2枚組 \4160
ワーグナー:「マイスターシンガー」第3幕
ハンス・ヘルマン・ニッセン(Br ザックス),
オイゲン・フックス(Brベックメッサー),
トルステン・ラルフ(T ヴァルター),
マルガレーテ・テシェマッハー(S エーファ),
スヴェン・ニルソン(Bs ポーグナー),他
カール・ベーム(指)
シュターツカペレ・ドレスデン,ドレスデン国立歌劇場合唱団
録音:1938年8月,ドレスデン
カール・ベームがその名声を確固たるものにしたのは、1934年から1943年まで
音楽監督を務めたドレスデン時代(当時はザクセン国立歌劇場)でした。ここ
でベームはR.シュトラウスの「無口な女」や「ダフネ」も世界初演するなど、
充実した音楽活動を繰り広げていました。この時期は録音も多数行われたので
すが、オペラの録音は断片ばかり。しかし唯一の例外というべきものが、この
「マイスタージンガー」第3幕の録音。ニッセン、フックス、ラルフ、テシェ
マッハーら、当時のドレスデンのベストメンバーを組んで臨み、ことに一世
を風靡したニッセンのザックスと、思わず唸ってしまうフックのベックメッサ
ーの上手さは格別、今聞いても実に立派で模範たるものです。加えてベームも
細切れ録音の制約を撥ね退けて余りある強い意欲が伝わる指揮。以前にも各社
から復刻盤がありましたが、今回のPROFILのCDは、驚くほどノイズが少なく、
かといって高音バッサリの鼻詰まり音でもなし。1938年という年代からすると
不思議なくらい聞きやすくなっています。SP復刻はノイズが気になって…とい
う方にも、これなら40代のベームの音楽を堪能できることでしょう。

PH 05011 \2080
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 K.219「トルコ風」
ダヴィド・オイストラフ(Vn)
フランツ・コンヴィチュニー(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1954年
ディスコグラフィによると、どちらもDGやEternaないしはBerlin Classicsか
らLP、CDが発売されたものと同じもののようです。オイストラフのぶっといロ
マンティシズムがたっぷり楽しめる2曲です。

PH 05049 \2080
シベリウス:
交響曲第2番ニ長調Op.43
交響詩「エン・サガ」Op.9
交響詩「ルオンノタール」Op.70
ウテ・ゼルビク(S)
サー・コリン・デイヴィス(指)ドレスデン・シュターツカペレ
録音:1988年9月22日
2003年7月7−8日ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
Profilからのとめどないリリースはそのいずれもが驚きを禁じえない内容ばか
り。ドレスデンのライヴ・シリーズ、こんどはスペシャリスト、デイヴィスの
真骨頂というべきシベリウス・アルバム。
全交響曲の中でも親しみ易さで随一の人気を誇る第2番。ボストン響(76年)、
ロンドン響(94年)との間に位置する当録音は、LSO Liveで通産3度目の全集
に取り組むデイヴィスにとって、交響詩「エン・サガ」とともにこれまでのと
ころ3種目にあたり、初のライヴ。シベリウスのほかの多くの作品と同じく民
俗叙事詩「カレワラ」にもとづく「ルオンノタール」のみ、初出のレパートリ
ーとなります。
さて、このたびの演奏について。とにかくオケが圧倒的に雄弁で魅力が尽きま
せん!色数も豊富な弦楽セクション。輝かしく、ときに柔らかい音色を奏でる
金管。これを聴くと根強いファンが多いのも頷けます。もちろんデイヴィスの
指揮も素晴らしく、もはや多くの言葉を費やすことが空しく思えてくるほど。
すべて完全初出で録音状態も抜群です。






<WERGO>
WER 6676 \1850
ヒンデミット:「長いクリスマスの晩餐」
ルート・ジーザク(S ルチア),
ウルズラ・ヘッセ・フォン・シュタイネン(Ms マザー・ベイヤード),
ヘルマン・ヴァレン(Br ロデリック),
アルチュン・コチニャン(Bs ブランドン),
クリスティアン・エルスナー(T チャールズ),ほか
マレク・ヤノフスキ(指)ベルリン放送交響楽団
録音:2004年8月16−24日
ヒンデミットの「長いクリスマスの晩餐」は、パウル・ヒンデミット(1895-
1963)晩年のオペラで、1961年12月17日にマンハイムでヒンデミット自身の指
揮で初演されています。1幕もので、時間にして50分弱という短いもの。ある
合衆国の一家のクリスマス・ディナーの様子が、あれよあれよと時代が一世
紀近く下がっていくという、不思議な物語です。ヒンデミットのオペラの多
くがCDになっているなか、この「長いクリスマスの晩餐」だけは、なぜか日
本語語訳詞上演のライヴCDしかありませんでした。今回はドイツ語による初
録音。しかも名匠マレク・ヤノフスキの指揮に、ルート・ジーザクやヘルマ
ン・ヴァレンと優れたキャスト、万全です!

WER 6678 \1850
ベリオ:
カンティクム・ノヴィッシミ・テスタメンティ
ア=ロンネ
ペーター・ルンデル(指)
ノイエ・ヴォーカルゾリステン・シュトゥットガルト
ニューワーズ4・クラリネッツ
クササックス
録音:2003年12月
ベリオがエドアルド・サングイネーティの詩のために作った作品を二つ。カン
ティクム・ノヴィッシミ・テスタメンティは、4つのクラリネット,サクソフォ
ン四重奏,8つの声のためのバッラータ、独特のニュアンスが不思議な作品。
ア=ロンネは、5人の役者のためのラジオ的ドキュメンタリーと名付けられた、
1974年の作品。歌詞は英独仏伊語と意味不明語によるごった煮という感じで、
聞いていて気持ち悪くなるほど楽しいものです。





<hanssler>
93 135 \2080
ブラームス:
交響曲第2番ニ長調Op.73
ハイドンの主題による変奏曲Op.56a
ミヒャエル・ギーレン(指)南西ドイツ放送SO.
録音:2005年5月25−31日フライブルク、コンツェルトハウス
1996年1月16日バーデン=バーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオ
第1番&悲劇的序曲(93.134)に続くギーレン&南西ドイツ放送響のブラーム
ス・シリーズ第2弾。2005年録音の第2交響曲はフレーズの受け渡しも明快な
ヴァイオリン両翼型。ギーレンは現代音楽の旗手としての顔から、その演奏は
鋭く鮮烈なイメージばかりが先行しがちですが、近年では振幅の大きな表現と
たっぷりとした響きが際立っています。まさにここでのブラームスがそれ。充
実しきった迫力のフィナーレあたり息を呑むほどの素晴らしさです。
一方、指揮者とオケの技量が否応なく問われるハイドン変奏曲。この種の作品
こそギーレンにうってつけの内容と言えるでしょう。収録時期と場所は異なり
ますが両曲ともきわめて優秀な録音です。






<LE CHANT DU MONDE>
LDC 2781132 2枚組 \4360
シューベルト:
ピアノ三重奏曲第1番 変ロ長調 D.898
ピアノ三重奏曲第2番 変ホ長調 D.929
ソナタ楽章 変ロ長調D.28
ノットゥルノ 変ホ長調 D.897
トリオ・ワンダラー
録音:2000年7月10-14日
トリオ・ワンダラーの素晴らしさに開眼した一人に、かの演奏史譚、山崎浩太
郎氏がいらっしゃいます。シューベルの「鱒」(HMC 901792)を「軽捷にして
呼吸感豊か。かれらも、風の精エリアルに守護されているような、俊敏様式の
演奏家である」と大絶賛しています。このピアノ三重奏曲集は、今から5年前
に録音したもの。既に彼らの特徴があらわれており、わざわざフランスから取
寄せた山崎氏も「爽快な歌いっぷりは、とても気持ちがいい」と喜ばれており
ます。

LDC 8781134 \2180
サン=サーンス:「動物の謝肉祭」
フィリップ・メイエル(語り)
ジャン=マルティアル・ゴラツ(指)トリオ・ワンダラー
クレア・デセール(P),ニコラ・ドトリクール(Vn),
クリストフ・ゴーゲ(Va),
ジェローム・ジュリアン=ラフェリエーレ(Cl),
エリック・サミュ(シロフォン),
ジュリエット・ユレル(Fl),ジャン=フィリップ・ドム(ハーモニカ),
ステファン・ロジェロ(Cb)
録音:2000年9月6-7日
トリオ・ワンダラーが中心となった「動物の謝肉祭」です。一応指揮者は立っ
ていますが、全体の雰囲気は、気の知れた仲間うちで伸び伸びと楽しんで演奏
しつつ、鳴り響く音楽は実に高度という、理想的な演奏です。収録時間が短い
上、子供向けの商品となっていますが、しかし飛び切りの音楽を楽しめる貴重
な1枚です。

●トリオ・ワンダラーの旧譜CD 7点
<Harmonia Mundi France>
HMC 901792 \2080
シューベルト:ピアノ五重奏曲「鱒」 D.667
フンメル:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.87
+クリストフ・ゴーゲ(Va),ステファーヌ・ロジェロ(Cb)
録音:2002年6月

HMC 901825 \2080
ショスタコーヴィチ:
ピアノ三重奏曲第1番 ハ短調 Op.8
ピアノ三重奏曲第2番 ホ短調 Op.67
コープランド:ピアノ三重奏曲「ヴィテプスク」
録音:2003年6月

HMC 901862 \2080
サン=サーンス:
ピアノ三重奏曲第1番 ヘ長調Op.18,
同第2番 ホ短調Op.92
録音:2004年8月

<LE CHANT DU MONDE>
LDC 2781114 \2180
ラヴェル:ピアノ三重奏曲
ショーソン:ピアノ三重奏曲ト短調 Op.3
録音:1999年1月

LDC 2781142 \2180
ベートーヴェン:
ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲 ハ長調 Op.56
劇音楽「エグモント」Op.84
+ジェイムズ・コンロン(指)
ケルン・ギュルツェニヒ・フィルハーモニー管弦楽団
アニャ・ハルテロス(S),他

LDC 2781143 \2180
ハイドン:ピアノ三重奏曲集
第39番 ト長調 Hob.XV-25
第43番 ハ長調 Hob. XV-27
第44番 ホ長調 Hob. XV-28
第45番 変ホ長調 Hob. XV-29
録音:2001年6月

<K617>
K617 135 \1880
ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調
ショーソン:ピアノ、ヴァイオリン、チェロのためのトリオ ト短調 Op.3
エマニュエル:チェロ・ソナタ Op.2
+マルク・コペ(Vc),エリック・ル・サージュ(P)
録音:1993年2月2-6日





<LSO Live>
LSO 0078 \1050
LSO 0578(SACD-Hybrid) \1850
ベートーヴェン:
交響曲第7番イ長調Op.92
ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲ハ長調Op.56
ゴルダン・ニコリッチ(Vn)ティム・ヒュー(Vc)ラルス・フォークト(P)
ベルナルト・ハイティンク(指)ロンドンSO.
録音:2005年11月16−27日ロンドン、バービカンセンター(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:ニール・ハッチンソン&ジョナサン・ストークス
これからベートーヴェンを聴こうとする若い世代のための、まったく新しい交
響曲全集シリーズ。この3月に来日公演が予定されているロン響が、巨匠ハイ
ティンクのもと注目の新プロジェクトをスタートします。コンセルトへボウ管
創立100周年の記念碑的全集(第7番は85年)が今も記憶に残るハイティンクの
ベートーヴェン。20年の歳月を経て最新のベーレンライター版の楽譜を使用し
て臨んだ当ライヴは、経験に培われた堂々たる風格にもまして、不思議なこと
に若返ったかのような新鮮な魅力でいっぱい!オケの意気込みも桁違いで全篇
驚くほどの高揚感!まぎれもなくここからはベートーヴェンが込めた、血の通
った人間の、魂の音楽が聞こえてきます。
そしてハイティンクにとってはボザール・トリオ&ロンドン・フィル(77年)
以来の三重協奏曲。同時期の「英雄」交響曲を思わせる勇壮さがポイントで、
おなじみの首席奏者たちの見せ場もじつに豊富。彼らを大ヴェテランが万全に
支えています。
なお、当コンビは今年中にヨーロッパ&アメリカ・ツアーを行い、交響曲すべ
てを録り終える予定とのこと。しかも、このたびのロン響によるベートーヴェ
ン・シリーズは声楽作品も含む非常に大掛かりなもので、こちらはデイヴィス
の指揮でミサ・ソレムニス、ハ長調ミサ、フィデリオといった期待度満点のプ
ログラムも控えているというからますます目が放せません。

LSO 0076 \1050
LSO 0576(SACD-Hybrid) \1850
ウォルトン:交響曲第1番
サー・コリン・デイヴィス(指)ロンドンSO.
録音:2005年9月23日&12月4日ロンドン、バービカンセンター(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:ニール・ハッチンソン&ジョナサン・ストークス
リリースごとに円熟味を増す巨匠デイヴィスとロン響の最新アルバムは、ホー
ムグラウンド英国ウォルトンの代表作、交響曲第1番。
1934年に部分初演、その翌年に世界初録音を行っていることから、この曲も
またエルガー(LSO.0072)同様にロン響ゆかりの作品。デイヴィスは記録に
よれば実演ではたびたび取り上げていますが、このたび満を持しての初録音
となります。
激情渦巻く前半2楽章における刺激的で尖がったリズム。 じんわりと匂いた
つような弦により抒情美をいっぱいにたたえたアンダンテ。そして輝かしい
フィナーレ。ここでは自慢のブラス・セクションの響きがひときわ印象的。
いまの彼らの充実ぶりを聴くのにまさにピッタリの内容となっています。お
なじみのチームによるとびきりの優秀録音もポイント。





<SIMAX>
PSC 1232 \2180
トマス・デューケ・アクラン・テレフセン(1823-1874):
ピアノ協奏曲第1番 作品8 ト短調
ピアノ協奏曲第2番 作品15 ヘ短調
アイナル・ステーン=ノックレベルグ(P)
テリエ・ミケルセン(指)トロンヘイム交響楽団
ノックレベルグによるトマス・デューケ・アクラン・テレフセン(1823-1874)
のピアノ協奏曲。トマス・テレフセンはトロンハイム生まれの作曲家兼ピアニ
スト。ショパンとも交流があり、フランスに渡った後、多彩な才能を発揮しパ
リの音楽界に地位を築きました。テリエ・ミケルセンはノルウェー生まれの指
揮者。ロシア、ウクライナなど旧ソ連圏を中心に活動し、ペール・ヴォレスタ
ードの伴奏をしたグリーグ歌曲集 (PSC1076) やグリーグの交響曲 (PSC1091)
など、Simax にいくつかのアルバムを録音しています。ノックレベルグは、ノ
ルウェーのピアノ音楽を広めることに積極的に取り組み、活動を続けているピ
アニスト。トマス・テレフセンの作品の美しさを最も引き出すことが出来、情
感溢れる演奏で音楽を盛り上げています。






<Ondine>
ODE 1067 \2080
ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764) :クラヴサンのための小曲集
クラヴサン曲集第1集(pub.1706)
クラヴサン曲集(pub.1724)組曲ホ長調
クラヴサン曲集(pub.1724)組曲ニ長調
新クラヴサン曲集(pub.1728)
ツィモン・バルト(P)
録音:2005年2月ヤルヴェンパー・ホール(フィンランド)
アメリカのピアニスト、ツィモン・バルト (1963-)がラモーのクラヴサン曲集
に挑みました。ルネサンスやバロック時代に興味をもっていたバルトにインス
ピレーションを与えたのは、ミンコフスキとクリスティーが上演したラモーの
オペラです。バロックであって、現代。印象主義の先がけ。バルトは、ラモー
の音楽に対してさまざまな想いを抱き、それをこれらの小曲に投影しました。
クラヴサン曲をピアノで演奏するために、新たな色彩とフレージングを探らね
ばならない。そのことについてバルトは、こう答えています。「ひとつのフレ
ーズの中のどのふたつの音も同じに響かせたくない。そのためにpppとfffの間
に36のダイナミックスの色調を与えた。それが私の自慢だ」。バルトはラン・
ランと同様、指揮者クリストフ・エッシェンバッハに絶賛されたピアニスト。
エッシェンバッハがフィラデルフィア管弦楽団と録音したバルトークの〈管弦
楽のための協奏曲〉(ODE1072)を製作総指揮したケヴィン・クラインマンが、
ここにも名を連ねています。ジャン・シメオン・シャルダン(1699-1779)の絵
にちなみ、「野いちごのかご」と名付けられています。ラモーをピアノで弾い
た演奏には他に、フランスのピアニスト、アレクサンドル・タローによる録音
(HMC901754)があります。





<Opus 蔵>
OPK 7018 \2250
モーツァルト:交響曲第39番変ホ長調 K.543 <rec.1944-2>
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調,OP.83 <rec. 1942>
フルトヴェングラー(指)ベルリン・フィル
エドウィン・フィッシャー(Pf)
録音:1944年(Melodiya LP Black Label)
1942年(Melodiya LP Blue torch Label)
フルトヴェングラーのモーツァルト第39番は、ライヴでは2回録音がのこされ
ていますが、ここにおさめられているものは名演とされるほう。すべての音
を復刻しようとするあまりに冒頭で音がちょっと割れ気味になってしまうこ
とがありますが、それを補って余りある「フルトヴェングラー感」に圧倒され
るCDとなっています。フィッシャーのドイツ魂もここに極まれり、でございま
す。

OPK 7017 \2250
ベートーヴェン:
ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
交響曲第4番変ロ長調作品60
フルトヴェングラー(指)ベルリン・フィル
エーリッヒ・レーン(Vn)
録音:1944年(Melodiya LP Red Label)
1943年6月30日ライヴ(Melodiya LP Small Torch Label)
ものものしいとさえいえるくらいに、スケールの大きな第4番の演奏です。
フルトヴェングラーは、ここに収録されている以外にも、43年に放送録音をひ
とつのこしており、また、50年と52年にウィーンフィルとのスタジオ録音をの
こしておりますが、もっともフルトヴェングラーらしいのがこの43年6月のライ
ヴ録音であると宇野功芳氏もライナーノーツで大絶賛。ヴァイオリン協奏曲も、
ヴァイオリンの艶やかな音がたっぷりと堪能できます。

OPK 7020 \2250
フィルハーモニア・プロムナード・コンサート(1953−55年、英コロンビア)
ワルトトイフェル:スケーターズ・ワルツ(Hrn:デニス ブレイン)(6'58")
ヨハン・シュトラウス・:トリッチ トラッチ ポルカ(2'37")
ヨハン・シュトラウス・:ラデツキー行進曲(2'55")
シャブリエ:狂詩曲「スペイン」(5'43")
シャブリエ:愉快な行進曲(3'58")
ヨハン・シュトラウス・:ポルカ「雷鳴と稲妻」(3'05")
スッペ:「軽騎兵」序曲(7'10")
ワインベルガー:「バグパイプ吹きシュワンダ」よりポルカ(2'28")
オッフェンバック:「天国と地獄」序曲(9'38")
ヘンデル(ハーティ編曲):水上の音楽組曲
カラヤン(指)フィルハーモニア管
録音:1953年7月、1954年7月、1955年7月、1952年
初期盤LP(英Columbia 33CFX- 33CX- )使用
「たゆとうような歌わせ方、なめらかなフレージング、美しくブレンドされた
響き、スケーターズ・ワルツの最高の演奏がここにある。
・・・人の一生に青春時代は必ず巡り来るが、同時に必ず過ぎ去る。ここにあ
るのは、カラヤンとフィルハーモニア管弦楽団の青春時代の、最良の記録であ
る。」(山崎浩太郎─ライナーノーツより)
名曲を集めたプロムナード・コンサートの録音と、ヘンデルの水上の音楽組曲
を組み合わせて、あたかもコンサートの第1部と第2部のような仕上がりになっ
ています。

OPK 7019 \2250
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番二長調 K.218 <rec.1945>
バッハ:パルティータ第2番ニ短調 BWV1004 <rec 1942> 
ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ第6番より「アダージョ」 <rec.1943 NY>
ボリス・ルーバキン(Pf) ブロニスワフ・フーベルマン(Vn)
ブルーノ・ワルター(指)ニューヨーク・フィル
録音:1945年(Rococo LP)、1942年(La Voce LP)
1943年(Patrick Harris Collection)
これまでにもオーパス蔵で何度かSP復刻もリリースされている、ポーランド出
身の名手、フーベルマンの今回はLP音源の復刻です。奔放自在にして正確無比
な弓さばき、野趣に溢れた表情、妖艶なメロディーの歌わせ方は聴き手を捉え
て放さない魅力を持っています。ベートーヴェンは、相原氏によると初CD化の
貴重なもの。
バッハは京都ラ・ヴォーチェからの提供というのも聴きものです。





<K.617>
K617 180 \1880
W.A.モーツァルト:レクイエムK.626(リオ・デ・ジャネイロ版)
ジャン=クロード・マルゴワール(指)
ラ・グランド・エキュリ・エ・ラ・シャンブル・デュ・ロワ
(王室大厩舎・王宮付楽団)
ヒャルディス・ティボール(S) ジェンマ・コマ=アラベール(Ms)
シモン・エドワーズ(T) アラン・ビューエ(B)
録音:2005年11月 ライヴ
ジャン・クロード・マルゴワール指揮&王室厩舎・王室付属楽団による、モー
ツァルト『レクイエム』は、1986年のジュスマイヤー版による録音がありま
す。このK617から発売される版は, リオデジャネイロの大聖堂の書庫で発見
されたもの。ジギスムント・フォン・ノイコムにより1819年にリオデジャネ
イロで作曲され,「リベラ・メ」が最後に補筆されています。「ルクス・エテル
ナ」のあとに続く「リベラ・メ」は劇的な曲で感動!!マルゴワールは、この「リベ
ラ・メ」を際立たせるために通常のレクイエムの部分を抑えて演奏していたか
のように、生き生きと鮮やかに仕上げ極上の音楽を奏でています。リオの原
稿から考察されるモーツァルト:レクイエムの新解釈への鍵がここに明らかに
なります。




<HUNGAROTON>
HCD 31847 \1980
ジョン・ケージ:打楽器のための作品全集 第4巻(1940-1956)
パーカッションのための27'10.554"(1956年)
アカデミー内のファド(気まぐれ)とファンシー(好み)(1940年)
I.格言―a.学生というものはとかく勉強好きである、b.学生とは本来なまけ
ものである、c.我々は完全な子供を相手にしているのである
II.簡単な歴史の概観―a.反動主義者、b.革命派(調律されたたたかい)
III.未来の眺望―a.悲観的な見方、b.楽観的な見方
4つのダンス(1942-43年)
アマディンダ・パーカッション・グループ、コチシュ(Pf)他
人気シリーズ、ケージの打楽器のための作品全集第4巻の登場です。今回は、
1940年代、そして50年代の作品を収録しています。1曲目の「パーカッション
のための27'10.554"」は、1956年に書かれました。50年代といえば、ケージ
が易経に傾倒していた頃。偶然性に満ちた音響です。しかし、実際には特定
のリズムの構造パターンが繰り返し自在にその長さや組み合わせをかえなが
らも現れ、打楽器も、皮、金属、木製、そして3者が渾然一体となったグル
ープの4つのグループに分けられて細かく指示がされているなど、結構厳密に
かかれています。これをケージは一人の演奏者のために書きましたが、録音
テープなども用いながら一人で演奏するのは「人知を超えた」作業。この録
音では、アマディンダの精鋭たちによって、えもいわれぬ易経的世界が見事
に実現されています。2曲目は、学生のテーマ旋律(中国っぽい)が勉強好
きな四角四面弾き、怠惰なだらだら弾きなど雰囲気を変えて何度も現れ、そ
の旋律に様々な打楽器や手拍子で合いの手が入ります。II-bの「革命派」は
思わず耳をふさぎたくなるような大音響、迫力満点です。3曲目の4つのダン
スは、コチシュの鬼才ぶりが遺憾なく発揮されています。

HCD 32341 \1980
ヴァンハル:コントラバス協奏曲ニ長調
シュペルガー:コントラバス協奏曲ニ長調
ジョルト・フェイエールヴァーリ(Cb)
エルケル・フェレンツ室内O.
(リーダー;エステル・レシュターク・ベデー、音楽監督;リリ・アールドル)
録音:2005年3月1−4日フンガロトン・スタジオ
ボヘミアに生まれ、一時期ハンガリーの貴族社会に活動拠点を置いていた点が
共通するウィーン古典派ふたりによるコントラバス協奏曲。ほとんどあらゆる
ジャンルに膨大な作品を残したヴァンハルと、18世紀後半のもっとも有名なコ
ントラバス奏者であったシュペルガー。なかでもシュペルガー作はこのたび世
界初録音。緩除楽章でのコクのある深い響きは低音楽器ならでは。凝ったカデ
ンツァもヴィルトゥオーゾの手になるからでしょうか、小回りの利かないよう
にみえるあの大きな楽器が意外にも軽快な調べを奏でるさまはなんともユニー
クです。

HCD 32300 \1980
エルネー・ドホナーニ(1877−1960):弦楽六重奏曲変ロ長調
ミハーイ・モショニ(1815−1870):六重奏曲ハ短調
ブダペスト六重奏団
べーラ&ゾルターン・バーンファルヴィ(Vn) 
ペーテル&ラースロー・バールショニ(Va) 
チャバ&ゾルターン・オンツァイ(Vc)
録音:2005年1月9−19日フンガロトン・スタジオ
ともに自筆譜使用による世界初録音。ドホナーニ16歳の作、六重奏はブダペス
ト音楽院の入学試験に提出した作品のひとつ。ソナタ形式による厳粛な第1楽
章。ウィットに富んだスケルツォ。大きくうねるフレーズをもったメロディに
よる抒情的なアダージョ。ロンド形式のフィナーレ。伝統的な4楽章形式に基
づき、ブラームス以後の「室内楽の大家」の若さと早熟とを示す力作です。
しかし自身は出来栄えに満足しなかったため数度の改訂を重ねており、ここで
は1896年改訂版(最終稿は現存せず)での演奏となっています。
一方、1844年にペストで作曲されたモショニも若さいっぱい。ほかの初期作品
と同じくベートーヴェンの明らかな影響を感じさせつつも、3楽章ではすでに
ハンガリー固有の民俗様式も覗かせるつくり。演奏は各パートが親子同士の組
み合わせによるアンサンブル。父親たちはいずれもリスト音楽院の教師で、息
子たちは卒業したばかりの新人たちです。

HCD 32374 \1980
イェネー・フバイ(1858−1937):歌曲集
5つの歌曲Op.8 / 5つの歌曲Op.17 / 4つの歌曲Op.23 / バラの歌Op.36 / 5つ
の歌曲Op.53
アンドレア・メラート(Ms) アンドラーシュ・モルナール(T) 
ガーボル・ブレッツ(Bs) エメシェ・ヴィラーグ(P)
録音:2005年12月3−5日フンガロトン・スタジオ
フバイといえばヴァイオリン。シゲティらを輩出するハンガリー楽派を興した、
世界的に有名なヴィルトゥオーゾ。これまでに8集を数えるフンガロトンの作
品集シリーズもベスト・セラー。そのイメージが強烈なためか、オペラや交響
曲そして歌曲まで作品ほとんどは未知のままで研究もようやく始まったばかり。
ヨアヒムの弟子だった1870年代半ばのベルリン時代にゲーテやメーリケらの
詩で歌曲を書いているように、歌曲はごく初期からずっと創作の中心にあり、
ヴァイオリン作品の数に匹敵する100以上の作品を残しています。大別すると
民俗様式の芸術歌曲と、ハンガリーにとらわれないロマンティックな内容の
ものとがあります。ここに収められているのは後者にあたり、なかでも目を
ひくのがブダペスト時代の2つの歌曲集Op.36とOp.53。どちらもフバイの婚約
者、伯爵令嬢ロージャ・セブリアンとの愛の結晶というべきもの。彼女がフバ
イに宛てた詩に曲をつけた、恋人の名を冠したバラ(ROSE)の歌。彼女の父親
からの強硬な反対を押し切って結婚したのち、若き妻に捧げられたOp.53。と
もに甘く切ない想いが込められた美しい曲です。Op.8、36と53がドイツ語、
Op.17と23がフランス語による歌唱。

HCD 32365 \1980
コダーイ:混声合唱作品集 第2集
孔雀は飛んだ / われらが父よ / 聖イシュトヴァーン王への賛歌(同名異曲2種)
/ 夕べの歌 / 聖ヨハネの祝日の賀詞 / 泣くのはおよし / ノルウェーの娘た
ち / 初聖体拝領 / バーリント・バラッシの忘れられた歌 / 高潔の徒 / 待
降節の歌 / ジュネーヴ詩篇121 / 心からの嘆願 / ゲメルの歌 /トランシル
ヴァニアの民へ / いくさ歌 / ハンガリー民族 / 哀歌
ペーテル・エルデイ(指)デブレツェン・コダーイ合唱団
録音:2005年6月6−13日デブレツェン、デーリ・ミュージアム
フンガロトンの大企画コダーイ混声合唱アルバム・シリーズ第2弾が登場です。
今回は1937年から1947年までの19曲を収録しています。ハーモニーの透明感と
味わい。この質の高さはまさにお手本といえましょう。

HCD 32271 \1980
ショパン:バラード集(第1番-第4番)
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
タマーシュ・ヴァーシャリ(P)
録音:2003年9月16、18 & 19日ブダペスト、フェレンツ・リスト音楽院
近年は指揮者としての活動も意欲的な大ヴェテラン、ヴァーシャリのほんと
うに久しぶりのピアノ・アルバム。ほぼ40年前、若き日のグラモフォン録音
以来となるショパン。彼自身の原点であるリスト。録音当時70歳。大家の風
格がこの演奏からは確かに聴き取れます。





<haenssler>
98 202 \1650
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集Vol.2
第1番ヘ短調Op.2-1
第2番イ長調Op.2-2
第3番ハ長調Op.2-3
ゲルハルト・オピッツ(P)
録音:2005年2月-10月ノイマルクト
「悲愴」ソナタほか(98.201)につづく、オピッツによるベートーヴェン全
集の第2弾!才気ほとばしる20代半ばのベートーヴェンがウィーン時代初期に
書いた作品2。ハイドンやモーツァルトでは一般的だった3楽章形式ではなく
全4楽章で書かれていること、また、3楽章にスケルツォを置くなど(第2番と
第3番)が新しいアイデア。
アルバムの一曲目。後のベートーヴェンを明らかに予感させる凛々しく緊張
感に満ちた第1番のアレグロから、オピッツの堅牢な腕前を存分に堪能できま
す。使用楽器はスタインウェイD。今年2006年も12月に来日公演が予定され
ています。





<ONDINE>
ODE 1076(SACD-Hybrid) \2250
チャイコフスキー:
交響曲第5番 ホ短調 作品64
四季 作品37b*
クリストフ・エッシェンバッハ(指&P*)フィラデルフィア管弦楽団
録音:2005年5月 ライヴ録音
バルトーク「管弦楽のための協奏曲」(ODE1072) に続くエッシェンバッハ&フィ
ラデルフィア管のチャイ5が発売されます。弦の配置は昨年のアジア・ツアー
で見せた、左から第1ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、第2ヴァイオリン、
コントラバスが舞台左後方に一列に並び、金管が右後方に固まっているこだ
わりの対抗配置。フィラデルフィア管伝統のストコフスキー・シフトからの
転向は音楽監督エッシェンバッハの意向なのでしょう。エッシェンバッハお
得意の流動的で大げさな表情付け,静かでいて異様な緊張感の漂う音楽はま
さに只者ではない印象を再び印象付けた演奏です。天上の美しさを持つ第5
番の第二楽章。しかしエッシェンバッハの張り詰めた緊張感でシリアスな音
楽を作り上げています。弟1楽章の冒頭、クラリネットで歌われる陰うつな旋
律、「運命の主題」がこの曲の循環主題として全楽章にわたって登場します。
弟2楽章で夢幻的世界を打ち破るように「運命の主題」が再び金管によって激
しく登場し甘美な夢から醒まされます。いつもは弦の美しさが光るフィラデル
フィア管ですが、ここの金管の鳴りは強烈。また終楽章は非常にドラマチッ
クな展開。苦悩と戦いを勝ち抜いたぶんだけよりコーダが感動的に演奏され
ています。またカップリングのピアノ・ソロ「四季」も独特の雰囲気があり知
性と情感を漂わせた演奏です。時々は聴きたくなるような、肩の力を抜いた
自然体のピアノ演奏です。





<Nightingale>
NC 040269 \1980
シューマン:
悲劇 Op.64-3 、2人の擲弾兵 Op.49-1、はすの花 Op.25-7、憎しみ合う兄弟
Op.49-2、兵士 Op.40-3、君の頬を寄せて Op.142-2、謎 Op.25-16、哀れな
ペーター Op.53-3、哀れなペーターII、哀れなペーターIII、ベルシャザル王
Op.57、春の祭りは美しい Op.37-7、子守歌 Op.74-4
ブラームス:
ドイツ民謡集−美しい羊飼いの娘さん,お姉さん,可愛いひと,どうやって
門から入ろうか?
ドヴォルザーク:民謡調で Op.73(4曲) 愛の歌 Op.83(8曲)
エディタ・グルベローヴァ(S)
イヴァン・パレイ(Br) フリードリヒ・ハイダー(P)
録音:2005年(ドヴォルザークのみ1995年)
グルベローヴァの新譜は、リート・アルバム!特にうれしいのがシューマン、
瑞々しいロマン派の音楽がグルベローヴァにピッタリなのは容易に予想がつく
にもかかわらず、シューマンの録音は極めて少なかったので、これはファンに
とっては待望でしょう!またアルゼンチン出身の1979年生まれという若いバリ
トン、イヴァン・パレイを共演者にしての二重唱も、若い才能を大事するグル
ベローヴァならでは。伴奏はもちろんハイダー、息の合ったコンビになってい
ます。

NC 040252 \1980
ルビンシュタイン:調べ
チャイコフスキー:ドン・ファンのセレナード
フランク:夜想曲
グノー:ヴェネツィア,祈り
マルティーニ:愛の喜び
フレジエ:角笛
ジョルジュ:雨
イベール:死の歌
ベッリーニ:優雅な月よ,お行き、幸せなバラよ
グルック:ああ私のやさしい熱情が
トスティ:かわいい口もと,セレナータ,四月,最後の歌
ほか、ダルゴムイシスキー,ギナンの歌曲
ロベルト・スカンディウッツィ(Bs) フリードリヒ・ハイダー(P)
録音:2002年7月,2003年6月
どこの世界にも、決して華やかでないけれど、実力と味がある人物がいるもの
ですが、ロベルト・スカンディウッツィなぞまさにそういう人。1958年イタリ
アのトレヴィーゾ生まれのこのバスは、今年でデビュー25年になるベテランで、
世界中の劇場で重宝される傑出したバス歌手です。しかし、なかなか主役で歌
う機会はないのはバスの宿命。CDは多数あれど、これが初のソロ・アルバムで
す。仏伊露の歌曲を様々に集めています。これが実に渋い!渋いけれど、非常
に美しい!チョイ不良とかダンディとかいったカッコツケではなく、あくまで
自然体で、そこから人柄が滲むような佇まいの美しさ。この渋みはたまりませ
ん。フランクの「夜想曲」とかグノーの「祈り」とか、アレこんないい曲だっ
たっけ?というほど。極めつけは全編見事なソットヴォーチェの「雨」!お勧
め!





<GEGA>
GVD 7202(DVD-Video) \2700
レゾルフェスト-フェスティヴァル・オーケストラ・ライブ
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼンop.20 
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「四季」より「冬」 
パガニーニ:「胸騒ぎ」op.13  
ブラームス:ハンガリー舞曲第5番 
ベーア:冬の音楽  
チャイコフスキー:セレナーデ ハ長調op.48 
ヨハン&ヨーゼフ・シュトラウス:ピツィカート・ポルカ 
ピアソラ:忘却
マリオ・ホッセン(Vn)、
ジョエル・マチアス・ジェニー(指)レゾルフェスト弦楽管
8歳でオーケストラと競演した天才バイオリニスト、ホッセンとトラキア(ブ
ルガリアの古名)の英雄オルフェウスを名に冠した(LES ORPHEISTES)弦楽オ
ーケストラが繰り広げる白熱のライブ映像。ヴィルトゥオーゾ向けのおなじみ
の名曲に加え、レゾルフェストに捧げられたベーアの「冬の音楽」、さらに現
代タンゴの巨匠、アストル・ピアソラの名曲「忘却」が収録されているのも魅
力です。奇をてらった演出もなく、純粋にヴァイオリンと弦楽オケのコンサー
トに没入できる仕上がりになっています。

GD 300 \1880
プッチーニ:
太陽と愛、おまえに、そして小鳥は、カンツォネッタ「春」、心の歌、亡き人
に、愛の小さな物語、我が家、黄金のまどろみ、勧めウラニア、死ぬ? 
サルベ・レジナ、大地と海、ディアナ賛歌、アヴェ、マリア・レオポルダ 
偽りの忠告-レチタティーヴォとアリア、ローマ賛歌、サルべ・レジナ
クラッシミラ・ストヤノヴァ(Sop)、マリア・プリンツ(P)
録音:2005年9月
甘い甘いメロディのオペラアリアを沢山書いたプッチーニの、これは歌曲を集
めたCD。フォーレのバルカローレを思い出させる表題作ほか、ボーナストラッ
クとしてオルガンとソプラノのための「サルベ・レジナ」が併録されています。
シューベルトからフォーレまでの作風を一人で表現しているプッチーニの多様
な歌曲をストヤノヴァのリリックなソプラノで楽しめます。惜しくも小沢との
共演はなくなりましたがストヤノヴァはウィーン国立歌劇場、メトなどで大活
躍のブルガリアのソプラノです。

GD 256 \1880
マスターズ・オブ・クラシカル・ミュージック
モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲 
ウェーバー:「魔弾の射手」序曲 
エルガー:「威風堂々」第1番 
ロッシーニ:「セヴィリアの理髪師」序曲 
ベートーヴェン:「エグモント」序曲 
ベートーヴェン:ロマンス ト長調op.40 
ベートーヴェン:ロマンス ヘ長調op.50 
ベートーヴェン:トルコ行進曲-「アテネの廃墟」より
ヴァシル・カザンジェフ(指)ソフィア交響楽団
なんということはないブルガリアの指揮者、オーケストラによる名曲集だと思
って聴いてみると、なんだかどこかで聴いたことがあるような…。やや遅めの
テンポでなんともいえない味わいのオーケストラの歌わせ方。特に「威風堂々」
や「アテネの廃墟」などはまるで甦ったクナッパーツブッシュが指揮をしてい
るかのような感覚に襲われてしまいます。今風の教科書的な演奏ではないけれ
ど、音楽の楽しみでいっぱいの楽しい個性的な名曲アルバムです。

GM 702 \1880
ブラームス:
ヴィオラ・ソナタ第1番 へ短調op.120-1 
ヴィオラ・ソナタ第2番 変ホ長調 
シューマン:おとぎ話の挿絵op.113
ブルーノ・パスキエ(Va)、ジャン=ベルナール・ポミエ(P)
録音:2001年6月
クラリネット、またはヴィオラ、ヴァイオリンのために作曲されたこのブラー
ムスの作品は彼の最晩年の作品(1894年)ですが、溢れ出るみずみずしいメロ
ディを聴いていると、「枯淡の境地」などとはまるで正反対の世界が広がって
いきます。古典派を標榜しつつもブラームスが本質的にはロマン派の申し子だ
ったことがよくわかります。第1番のアレグレット・グラツィオーソなどはブ
ラームスが残した最良のパッセージに数えたくなるような、一度聴いたら忘れ
られない美しい旋律です。パスキエとポミエの息の合った演奏もロマン派の
精髄を余すところなく伝える好ましいものです。

GM 701 \1880
シューマン・リサイタル
シューマン:
アダージョとアレグロop.70、3つのロマンスop.94、民謡風の5つの小品op.102 
ファンタジー・シュトゥッケ(オーボエ・ダモーレのための) 
クララ・シューマン:
3つのロマンスop.22、夕べの歌op.85-12(ヨアヒム編)
モーリス・ブルグ(Ob、Obダモーレ)、
ジャン=ベルナール・ポミエ(P)
録音:2000年8月
たとえ言葉を伴わない器楽の曲であっても、見えざる文字で書かれた歌を伴う
のがシューマンの魅力といえますが、このアルバムに収められたオーボエ、オ
ーボエ・ダモーレとピアノのための作品はまさにその典型といえるでしょう。
あまりの純粋さになんだか胸が切なくなってしまいます。




<Simax>
PSC 1262 \8100
3SACD Hybrid+2CD
「クラシカル・ノルウェー」
[CD1-2] ノルウェーの心の故郷 − ロマンティック管弦楽曲の遺産
ヨハン・スヴェンセン(1840-1911):
ノルウェー・ラプソディ 第3番 ノルウェー芸術家の謝肉祭
グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 作品16
ヨハン・ハルヴォルセン(1864-1935):
ノルウェー・ラプソディ第2番、ベルゲンシアーナ (ベルゲンの昔の旋律によ
るロココ変奏曲) ボヤールの入場行進曲
ハーラル・セーヴェルー(1897-1992):
ペール・ギュント組曲第1番作品28-1、最後の子守歌作品22a-3、ロンド・アモ
ローゾ作品14a-7、抵抗のバラッド作品22a-5
ゲイル・トヴェイト(1908-1981):
ハルダンゲルの100の旋律 作品151 から (8曲)
[CD3] ノルウェー音楽のパイオニア、
オーレ・ブルオーレ・ブル(1810-1880):ヴァイオリのための作品集
夜想曲 セーテルの娘の日曜日 (ヴァイオリンと弦楽のための) セーテル訪
問 アダージョ・レリジョーゾ (母の祈り) 〈ポラッカ・ゲッリエラ〉-アダ
ージョ・ソステヌート アジアーコ・クバーノ−大行進曲、アンダンテ・マエ
ストーゾ カンター ビレ・ドロローゾとロンド・ジョコーゾ 孤独の時に
(メランコリー) (ヴァイオリンと弦楽のための) シーグリの歌 舟歌 スコッ
トランド幻想曲 アンダンテ・カンタービレ カンタービレ (1842年フレドリ
クスヴェルンのコンサート回想) 孤独の時 に (ヴァイオリンとピアノのた
めの)
グリーグ:劇付随音楽〈十字軍兵士シーグル)〉作品22 − 力くらべの場で
[CD4-5] ノルウェー音楽のプロフィール 1905年−2005年
チャイコフスキー:弦楽のためのセレナード 作品48 − 第2楽章 ワルツ 
ワーグナー:
オペラ〈タンホイザー〉− エリーザベトの挨拶の歌「おごそかなこの広間よ」
ハイドン:ピアノ協奏曲 ニ長調 Hob.XVIII-11 − 第3楽章 ロンド 
ロルフ・ヴァリン(1957-):クラリネット協奏曲 (1996) 
グリーグ:ロンダーネで 
グリーグ:弦楽四重奏曲 ト短調 作品27 − 第4楽章 終曲 
ファッテイン・ヴァーレン(1887-1952):交響詩〈パストラーレ〉作品11 
J・S・バッハ:
前奏曲とフーガ 嬰ハ長調 BWV848 (平均率クラヴィーア曲集第1巻) 
ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 作品73 − 第3楽章 
カタリーヌス・エリング(1858-1942):ここを離れたい 作品45-4 
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47 − 第3楽章 
ハルフダン・シェルルフ(1815-1868):ノルウェー民謡選集 第18曲 
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第3番 ヘ短調 − 第2楽章 
アルネ・ヌールハイム(1931-):クラマヴィ 
パウリーネ・ハル(1890-1969):
ヴェルレーヌ組曲 − 序奏 − このけだるい恍惚 
ダーヴィド・モンラード・ヨハンセン(1888-1974):
ストゥースネスの若い娘 (子守歌) 
クラウス・エッゲ(1906-1979):
ピアノ協奏曲第2番 作品21) − スールファーゲルとヘビの王 
シンディング:夜に 作品85-1 
モシュコフスキ(1854-1925):ギター 作品45-2 
ヨハン・クヴァンダール(1919-1999):
8つの木管楽器とダブルベースのための九重奏曲第2番 
ルードヴィーグ・イルゲンス・イェンセン(1894-1969):
パッサカリア ニューステット オー・クルックス (おお、十字架よ) 
グリーグ ソルヴェイグの子守歌
[CD1-2]ミハイル・ユロフスキー(指) オスロ・フィルハーモニック管弦楽団 
シーグル・スロッテブレク(P)
アルヴェ・モーエン・ベルグセット(Vo) イーサ・カタリーナ・ゲーリケ(S)
[CD3]アルヴェ・テレフセン(Vn) アイヴィン・オードラン(指)
トロンハイム交響楽団 ホーヴァル・ギムセ(P)
[CD4-5] アイオナ・ブラウン(指)ノルウェー室内管弦楽団 
ハンス・ランゲ(指) フラグスタート(S) 
アンスネス (P、指) ノルウェー室内管弦楽団 
ライフ・アルネ・タンゲン・ペーデルセン(Cl)
クリスチャン・エッゲン(指) オスロ・フィルハーモニック管弦楽団
スールヴェイ・クリンゲルボルン(S) マルカム・マーティノー(P) 
ヴェルターヴォ弦楽四重奏団 ミルディアディス・カリディス(指)
オスロ・フィルハーモニック管弦楽団 ロベルト・リフリング(P) 
マリス・ヤンソンス(指)オスロ・フィルハーモニック管弦楽団 
イーヴァル・アンドレーセン(Bs)  アルヴェ・テレフセン(Vn)
パーヴォ・ベルグルンド(指)ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団 
アイナル・ステーン=ノクレベルグ(P)  グリーグ三重奏団 
トルルス・モルク(Vc) ノルウェー放送管弦楽団 
クリスチャン・エッゲン(指) シェル・ベッケルン(P)  
エヴァ・クナルダール(P) トロンハイム交響楽団 
イジー・スタレク(指)  ペール・ヴォレスタード(Br)
シーグムン・イェルセット(P) エルンスト・グラーセル(Vn)
カーリ・オールヴォル(P)  ノルウェー木管アンサンブル 
アイヴィン・オードラン(指) ベルゲン・フィルハーモニック管弦楽団 
ノルウェー・ソロイスツ合唱団 
グレーテ・ペーデルセン・ヘルゲロード(指) 
オーセ・ヌールモー=ローヴベリ(S) ロベルト・レヴィン管弦楽団
グリーグを初めとするノルウェー作曲家たちの管弦楽曲をユロフスキ指揮オス
ロ・フィルハーモニックが演奏し、あわせて、トヴェイトが〈ハルダンゲル
の100の旋律〉の素材とした民謡をベルグセットの歌で収録した「ノルウェー
の心の故郷 − ロマンティック管弦楽曲の遺産」。ノルウェーを代表するヴァ
イオリニスト、アルヴェ・テレフセンが伝説的ヴィルトゥオーゾ、オーレ・
ブルの作品を弾いた「ノルウェー音楽のパイオニア、オーレ・ブル」。
Simax 録音を中心に収録した2枚のアルバムにより、ノルウェー音楽の豊かで
多様な遺産を作曲家と演奏家の両面から紹介する「ノルウェー音楽のプロフィ
ール 1905年−2005年」。スウェーデン=ノルウェー連合消滅 (ノルウェー王
国独立) 100年記念のアルバムです。






●新レーベルのご紹介《現代ギター/Varie》
30年以上も日本のギター界をリードし続けている雑誌「現代ギター」社は実は
CD,DVDもリリースしていました。今回そのディストリビューションを開始する
ことになりました。国内盤、定価つき再販商品です。
(キング・インターナショナル社)

GGCV 1001 \2940
ダウランド:涙のパヴァーヌ、
エテュ:ギターのための組曲、
ヴィヴィエ:ギターのために、
ド・ヴィゼ:組曲第11番、
ブローウェル:タラントス,ソナタ
松尾俊介(Gt)
現代ギター社が福田進一をプロデューサーに迎えて、新しいCDレーベル「ヴァ
リエ」がスタート!実力ある新人アーティストを紹介していきます。レーベル
第1弾を飾るのは、俊英・松尾俊介!自分が正しいと信じた音楽をひたすら追
究する松尾の、満を持してのデビュー・アルバム。あらゆる音に命を吹き込み、
音色の繊細さと空間の洗練に全身全霊をかたむける……。「技巧」ではなく
「音楽」で聴き手を圧倒する驚異のデビュー・アルバムです。

GGBD 5007 \2520
タレガ:
前奏曲と練習曲-メヌエット形式の練習曲、速度の練習曲、
アラールの華麗な練習曲、J.S.バッハのフーガによる練習曲、
クラーマーの練習曲、ゴットシャルクのトレモロ練習曲、愛の嘆息、
メンデルスゾーンの主題による前奏曲、シューマンの1断章による練習曲、
タールベルクの主題と練習曲、ヴュータンの練習曲、プリュダンの練習曲
毛塚功一(Gt)
〈アランブラの想い出〉の作曲家として名高いフランシスコ・タレガが残した
前奏曲と練習曲の数々を収録。短い中にも凝縮された深い音楽性は、単なる練
習曲の枠を越え、優れた芸術作品として高く評価されています。毛塚功一の
真摯な演奏は、「お手本」としてだけでなく、観賞用としても充分に楽しめ
ます。

●毛塚功一の旧譜
GGBD 2001 \2625
毛塚功一,他〈名曲演奏の手びきPart I〉
愛のロマンス/ソル:月光/カ-ノ:ワルツ・アンダンティ-ノ
/ロジ-:パルティ-タ・イ短調/リョベート:アメリアの遺言/
ラモー:メヌエット・ニ長調,メヌエット・イ長調/
16世紀イタリアのリュート曲集/ド・ヴィゼー: 組曲ニ短調/
タレガ:ラグリマ,アデリータ,マリーア,5つの前奏曲/
ソル:3つのメヌエット/タレガ:アランブラの想い出/
バッハ:前奏曲ニ短調/ソル:アンダンテ・ラルゴ/ヘンデル:サラバンド/
D.スカルラッティ:ソナタ・ホ短調/ムダーラ:ファンタシア/
バッハ:ブーレ/ヴァイス:幻想曲ホ短調/ソル:魔笛の主題による変奏曲
毛塚功一(Gt),他

GGBD 2004/5 2枚組 \4725
毛塚功一〈名曲演奏の手びきPART II〉
ダウランド:ファンタジア/バッハ:フーガBWV1000/
ヴァイス:ロジー伯の墓/ソル:「もしも私が羊歯ならば」による変奏曲Op.26
/ジュリアーニ:スペインのフォリアによる変奏曲/
パガニーニ:グランド・ソナタ・イ長調/タレガ:アラールの華麗な練習曲
/ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女/マラッツ:スペイン風セレナード/
アルベニス:マラゲーニャ/ポンセ:エストレリータ,バレエ/
バリオス:郷愁のショーロ,大聖堂/テルツィ:雪のパストラーレ/
マイヤーズ:カヴァティーナ
毛塚功一(Gt)

GGBD 2007 \2520
毛塚功一/永島志基〈愛の歌〉
カタルーニャ民謡:聖母の御子/プレトリウス:4つの舞曲/
フレスコバルディ:アリアと変奏/ヴァイス:組曲「不実な女」/
ソル:グラン・ソロ/メルツ:愛の歌/アルベニス:グラナダ/
タレガ:アラビア風綺想曲/バリオス:ワルツ第3番/
M=トローバ:マドローニョス/ドノスティア:ドロール/
ラミレス:アルフォンシーナと海/ファリャ:粉屋の踊り
毛塚功一(Gt) 永島志基(Gt)

●ギターエチュードシリーズ
GGBD 5004 \2520
毛塚功一
ソル:24の練習曲Op.6&29
毛塚功一(Gt)

GGBD 5005 \2520
毛塚功一、藤井敬吾
ソル:練習曲Op.31,Op.44
毛塚功一(Gt) 藤井敬吾(Gt)

<M&A>
M&A1178 \1980
「アンリ・メルケル(Vn)1930-1935歴史的録音集」
サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番(1935年録音)
ラロ:スペイン交響曲(1932年録音)他
アンリ・メルケル(Vn)
伴奏は全てピエロ・コッポラ指揮パドルー管
アンリ・メルケル(1897-1969)はフランコ・ベルギー楽派で生粋のフランス
人ヴァイオリニスト。戦後を席巻した骨太超絶技巧派とは一線を画した情緒纏
綿のムーディな名手として知られております。これら演奏はメルケルの代表的
演奏であり、オーパス蔵レーベルも復刻しておりますが、M&Aの素直な復刻
(フィリップ・デヴェルー氏担当)に期待も深まります。

M&A1180 4枚組 \5940
バッハ:平均律クラヴィーア曲集(全曲)
エヴリーヌ・クロシェ(P)
ピアノでバッハという今や風当たりを感じる演奏形式ながら、その真摯さには
頭が下がります。クローシェはマーキュリー、フィリップスなどに録音のある
名女流です。ブレンデルとVOX時代に連弾で共演もしております。

M&A1181 \1980
シューマン:ピアノ作品全集第2弾
謝肉祭、幻想組曲、アラベスク他
ユアナ・ザヤス(P)
大好評のザヤスのシューマン、待望の第二弾です。清潔にして高潔なピアニズ
ムは、まさにシューマンにぴったりと申せましょう。




<MEMORIES>
ME1020/24 5枚組 \3380 ※再入荷のご案内
ベートーヴェン 交響曲第1番 メックレンブルク・シュターツカペレ
ベートーヴェン 交響曲第2番 ボストン響、
ベートーヴェン 交響曲第3番 ウィーンフィル
ベートーヴェン 交響曲第4番 ニューヨークフィル、
ベートーヴェン 交響曲第5番 キールフィル
ベートーヴェン 交響曲第6番 ボストン響、
ベートーヴェン 交響曲第7番 ボストン響
ベートーヴェン 交響曲第8番 ボストン響 
ベートーヴェン 交響曲第9番 ロンドンフィル
テンシュテット指揮
誰もが待ち望んでいた、「ドイツの巨匠」テンシュテットのベートーヴェン
全集。意外にもドイツ人名指揮者によるベートーヴェン全集は非常に少ない
のです。どの曲もエネルギー全開。オーケストラも信じ難いほどの献身振り
で巨匠を支えます。今や絶滅した崇高なベートーヴェン像が眼前に迫ります。

MR2004/5 2枚組 \3380
ブラームス:交響曲第4番
フルトヴェングラー指揮
ベルリンフィル 
1948年10月22日スタジオ録音?
ブラームス:交響曲第1番より第4楽章 
ベルリンフィル1945年1月23日ライヴ
ブラームス:ドイツ・レクイエム
ルツェルン祝祭管、同合唱団、シュヴァルツコップ、ホッター
1947年8月20日ライヴ
フルトヴェングラーとブラームス。この切っても切れない関係の中から稀少
な演奏が復活です。1948年のブラ4は当演奏の二日後のティタニア・パラス
ト・ライヴが名高く(恐らく定期演奏会)、こちらのダーレムにおける放送
録音(客なし?)はなぜか一般的でありません。演奏はすこぶる付きの快演
で、即興的と言われながらもしたたかな計算が感じられるお得意の漸化式ア
ッチェレランドが巧みです。ブラ1終楽章は、巨匠の最も古いブラ1。地鳴
りの様なティンパニが炸裂。抜粋なのがまことに残念です。空襲飛び交うベ
ルリン、ドイツにおける戦中最後のコンサートで、この4日後にウィーンフィ
ルとブラ2を演奏、直後にスイスへ脱出しました。非常時にこれだけの演奏を
成し遂げ、また聴衆も存在したというドキュメントです。これらの音質は年
代的にみても良好の部類です。ドイツ・レクイエムは、ルツェルン音楽祭ラ
イヴ。フルトヴェングラーの同曲は全てが劣悪音質ですが、こちらはその中
でも最悪と言って過言ではありません。しかし心の奥底に染み入るような切
実、深刻な超名演で、非ナチ化承認を得てベルリンフィルに復帰して三ヵ月
後のライヴです。今回初めて一枚に収まったCDとなります。

<REGIS>
RRC 1232 \850
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス ひかえめなプリマドンナ
ワーグナー:オペラ「タンホイザー」から Dich teure Halle
ワーグナー:オペラ「ローエングリン」から Einsam in truben Tagen
アナトール・フィストゥラーリ(指揮) 
フィルハーモニア管弦楽団 録音:1950年
モーツァルト:オペラ「フィガロの結婚」から Porgi amor
ワルター・ススキンド(指揮) フィルハーモニア管弦楽団 録音:1949年
グノー:オペラ「ファウスト」から Jewel Song: O dieu! que de bijoux
アンドレ・クリュイタンス(指揮) 
パリ・オペラ座管弦楽団 録音:1953年
ヴェルディ:オペラ「オテロ」から
Willow Song: Era piu calmo...Piangea cantando...Ave Maria piena di
grazia
ボーイト:オペラ「メフィストーフェレ」から
L'altra notte in fondo al mare
マスカーニ:オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」から Voi la sapete
カタラーニ:オペラ「ワリー」から Ebben ? ne abdro lontana
プッチーニ:オペラ「ボエーム」から
Si, Mi chiamano Mimi,Donde lieta usci
ジュゼッペ・モレッリ(指揮) ローマ歌劇場管弦楽団 録音:1954年
プッチーニ:オペラ「蝶々夫人」から
Un bel di vedremo,Che tua madre,Tu? Tu? Tu? Tu! Tu! piccolo Iddio
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ(指揮) 
ローマ歌劇場管弦楽団 録音:1954年
レスピーギ:ストルネッロを歌う女 録音:1949年
グラナドス:「昔風のスペイン歌曲集」から ひかえめなマホ 録音:1950年
バルベルデ:クラベリートス 録音:1949年
ジェラルド・ムーア(ピアノ) 
カタルーニャ民謡/タラゴ編曲:ナイチンゲール[El Rossinyol]
レナータ・タラゴ(ギター) 録音:1950年
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)

RRC 1233 \850
マリア・カラス リリック&コロラトゥーラ・アリア集
チレーア:オペラ「アドリアーナ・ルクヴルール」から
Io son l'umile ancella,Poveri fiori
カタラーニ:オペラ「ワリー」から Ebben? Ne andro lontano
ジョルダーノ:オペラ「アンドレア・シェニエ」から La mamma morta
ボーイト:オペラ「メフィストーフェレ」から
L'altra notte in fondo al mare
ロッシーニ:オペラ「セビーリャの理髪師」から Una voce poco fa
マイアベーア:オペラ「ディノラ」から Ombre legere
ドリーブ:オペラ「ラクメ」から Bell Song: Ou va la jeune Indoue
ヴェルディ:オペラ「シチリアの晩祷」から Merce, dilette amiche
トゥリオ・セラフィン(指揮) フィルハーモニア管弦楽団 録音:1954年
ロッシーニ:オペラ「イタリアのトルコ人」から Non si da follia maggiore
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ(指揮) ミラノ・スカラ座管弦楽団
録音:1954年
モーツァルト:オペラ「後宮からの逃走」から
Martern aller Arten(イタリア語)
G・シャルパンティエ:オペラ「ルイーズ」から Depuis le jour
アルフレード・シモネット(指揮) RAIミラノ管弦楽団 録音:1954年
ロッシーニ:オペラ「アルミーダ」から D'amore al dolce impero
アルフレード・シモネット(指揮) RAIサン・レモ管弦楽団 録音:1954年
マリア・カラス(ソプラノ)

RRC 1234 \850
マリア・カラス プッチーニを歌う
プッチーニ:オペラ・アリア集(*)
「マノン・レスコー」から
In quelle trine morbide,Sola, perduta, abbandonata
「ボエーム」から Si, mi chiamano Mimi,Donde lieta usci
「修道女アンジェリカ」から Senza mamma
「ジャンニ・スキッキ」から O mio babbino caro
「トゥーランドット」から
Signore, ascolta,In questa reggia,Tu che di gel sei cinta
プッチーニ:オペラ「蝶々夫人」(抜粋)(+)
Viene la sera...Bimba dagli occhi pieni di malia... ? Vogliatemi bene,
Un bel di vedremo,Che tua madre,
Una nave da guerra...Scuoti quella fronda di cillegio,
Con onor muore...Tu? tu? tu? tu? tu? tu? tu? Piccolo Iddio
マリア・カラス(ソプラノ)
トゥリオ・セラフィン(指揮(*))
フィルハーモニア管弦楽団(*)
ヘルベッルト・フォン・カラヤン(指揮(+))
ミラノ・スカラ座管弦楽団(+)
ニコライ・ゲッダ(テノール(+))
ルチア・ダニエーリ(メゾソプラノ(+))
録音:1954年

RRC 1235 \850
レオンカヴァッロ:オペラ「道化師」
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(テノール:カニオ)
マリア・カラス(ソプラノ:ネッダ)
ティート・ゴッビ(バリトン:トニオ)
ニコラ・モンティ(テノール:ベッペ)
ロランド・パネライ(バリトン:シルヴィオ)
トゥリオ・セラフィン(指揮)
ミラノ・スカラ座管弦楽団
録音:1954年

RRC 1236 \850
ジェラール・スゼー 偉大なるフレンチ・バリトン
フランス歌曲集
デュパルク:悲しい歌/旅への誘い 録音:1952年(*)
ショーソン:蝶々/リラの花咲く頃/はちすずめ/魅惑 録音:1954年(*)
ラヴェル:歌曲集「博物誌」 録音:1952年(*)
ラヴェル:ドゥルシネア姫に思いを寄せるドン・キホーテ 録音:1950年(+)
ドビュッシー:洞窟/マンドリン 録音:1950年(+)
フォーレ:憂鬱/緑/やるせない夢心地/牢獄/マンドリン 録音:1951年(*)
フォーレ:
月の光/夢のあとに/川のほとりで/アルペッジョ/ひめやかに
歌曲集「幻の地平線」
録音:1950年(*)
ジェラール・スゼー(バリトン)
ジャクリーヌ・ボノー(ピアノ(*))
エドゥオアール・リンドベルグ(指揮(+))
パリ音楽院管弦楽団(+)

RRC 2070 2枚組 \1700
プッチーニ:オペラ「蝶々夫人」
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ:蝶々さん)
アンア・マリア・カナーリ(メゾソプラノ:スズキ)
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(テノール:ピンカートン)
ティート・ゴッビ(バリトン:シャープレス) ほか
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ(指揮)
ローマ歌劇場管弦楽団&合唱団
録音:1954年

RRC 3010 3枚組 \2550
モーツァルト:
オペラ「コシ・ファン・トゥッテ」(*)
[ボーナス・トラック]
オペラ「ドン・ジョヴァンニ」から Vedrai carino(+)
オペラ「フィガロの結婚」から Porgi amor,Voi che sapete(+)
オペラ「ドン・ジョヴァンニ」から Crudele?...Non mi dir(+)
オペラ「イドメネオ」から Zeffiretti lusinghieri(+)
オペラ「ドン・ジョヴァンニ」から Batti, batti, o bel Masetto(+)
オペラ「フィガロの結婚」から Dove sono(+)
オペラ「魔笛」から Ach ich fuhls(#)
オペラ「ドン・ジョヴァンニ」から
In quali eccessi...Mi tradi quell'alma ingrata(#)
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ:フィオルディリージ)
ナン・メリマン(ソプラノ:ドラベッラ)
リーザ・オットー(ソプラノ:デスピーナ)
レオポルド・シモノー(テノール:フェルランド)
ロランド・パネライ(バリトン:グリエルモ)
セスト・ブルスカンティーニ(バリトン:ドン・アルフォンゾ)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団 以上(*)
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ(+/#))
ジョン・プリチャード(指揮(+))
フィルハーモニア管弦楽団(+)
マリオ・ロッシ(指揮(#)) RAIトリノ管弦楽団(#)
録音:1954年(*)/1953年(+)/1952年、ライヴ(#)

FRC 6118 \850
《Forum》
リチャード・バートン、ディラン・トマスの詩を朗読
ディラン・トマス(1914-1953)作:
「In my craft and sullen art」/「Fernhill」/「Lament」
「Do not go gentle into that good night」
「And death shall have no dominion」
リチャード・バートン(朗読)
録音:1954年
英国の名優リチャード・バートン(1925-1984)が、英国の偉大な詩人ディラ
ン・トマスの作品を朗読。ボーナス・トラックとして、「Return journey」
(ヒュー・グリフィス朗読)、「A visit to Grandpa's」(エムリン・ウィ
リアムズ朗読、以上、1954年1月24日、ロンドン、グローブ座「Homage To
Dylan Thomas」より)を収録しています。




<ARS PRODUKTION>
ARS 38013(SACD-Hybrid) \2500
カラー・オヴ・ザ・ハープ
J・S・バッハ(1685-1750):
平均律クラヴィーア曲集第1巻 から 前奏曲第8番変ホ短調 BWV853
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):
ソナタ ト長調 Wotq.139「ハープのためのソロ」
ウィリアム・クロフト(1678-1727):組曲第3番ハ長調 から グラウンド
ルイ・シュポア(1784-1859):幻想曲ハ短調 Op.35
マルセル・トゥルニエ(1879-1951):組曲第1番「3つの印象」 Op.29
ガブリエル・フォーレ(1845-1924):即興曲 Op.86
アンリエット・ルニエ(1875-1956):
瞑想曲[Contemplation]/幻想的バラード
アントン・シー(ハープ)
録音:2005年3月18-20日、ヴッパータール、インマヌエル教会
アントン・シーはハーグ王立音楽院で学び、2004年ミュンヘン国際コンクー
ル・ハープ部門で優勝したオランダの逸材です。

ARS 38014(SACD-Hybrid) \2500
グノー:アヴェ・マリア&ミサ曲集
シャルル・グノー(1818-1893)/ゲルハルト・ラーベ(1944-)編曲:
小ミサ第7番ハ長調(混声合唱、独唱とオルガンのための版)(*/+)
小ミサ変ロ長調(混声合唱、テノール独唱とオルガンのための版)(*)
ミサ第2番へ長調 Op.1(混声合唱とオルガンのための版)
J.S.バッハ(1685-1750)/グノー/ゲルハルト・ラーベ(1944-)編曲:
アヴェ・マリア(テノール独唱、混声合唱とオルガンのための版)(*)
パトリック・ヘルゲート(ボーイソプラノ(+))
アクセル・ヴェルントゲス(ボーイアルト(+))
ハルトムート・ロート(テノール(*))
フィリップ・テツラフ(バス(+))
トーラルフ・ヒルデブラント(指揮)
ユンゲカントライ・ヘーゼル(合唱)
マルティン・シュメディング(オルガン)
録音:2005年3月14-17日、6月27-28日、10月25-26日、
ラーティンゲン、アドルフ=クラレンバッハ教会
ユゲカントライ・ヘーゼルは学校所属の合唱団で、団員は10代、ソプラノと
アルトは男女混合。独唱も団員が務めています。

ARS 38015(SACD-Hybrid) \2500
ブラームス:
チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38
チェロ・ソナタ第2番へ長調 Op.99
歌曲からの編曲集(チェロとピアノのための)
野のさびしさ Op.86 No.2/調べのように私を通り抜ける Op.105 No.1
永遠の愛について Op.43 No.1/私の眠りはますます浅くなり Op.105 No.2
夏の夕べ Op.85 No.1/月の光 Op.85 No.2
フリードリヒ・クラインハプル(チェロ)
アンドレアス・ヴォルケ(ピアノ)
録音:2005年3月、グラーツ、ヘルムート=リスト=ハレ
オーストリアのデュオによるブラームス。クラインハプルは第2番のソナタ
を1998年にCD録音(FCD 368365、ピアノはジャンヌ・ミキトカ)していました。

ARS 38443 \2080
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集 Vol.3
第6番イ長調 Op.30 No.1(*)/第7番ハ短調 Op.30 No.2(*)
第10番ト長調 Op.96(+)
ノラ・チャステイン(ヴァイオリン)
フリーデマン・リーガー(ピアノ)
録音:2004年1月(*)/1995年3月(+)
メニューイン・フェスティヴァル・ピアノ四重奏団のメンバーとして活躍し
ている二人によるベートーヴェン。Vol.1,2 は他レーベルから発売されてい
ます。

ARS 38445 \2080
私の声の中の風景 声楽新作集
ベスティ・ジョラス(1926-):1つの声のためのカプリス(1975)
ヴィエラ・ヤナールチェコヴァー(1951-):
暗黒のはじまり(声のための;1998)
ヴィオレータ・ディネスク(1953-):
Et veniens veni(声、打楽器とヴィオラのための;2002)(+/**)
ジャクリーヌ・フォンティン(1930-):KU SOKO(声とピアノのための;1990)(*)
マリアム・マルベ(1931-):D'a cantare - cantarellare
(ソプラノ、ヴァイオリンと打楽器のための;1995)(+/#)
ヴィオレータ・ディネスク:
ロープで二分されたごとく(歌声のための;1997)
シルヴィア・スメイカロヴァー(1974-):
雨の味(声とピアノのための;1997)(*)
ドイナ・ノタル(1951-):
… 鐘楼から鐘楼へ …(声と打楽器のための;2004)(+)(++)
ソフィア・グバイドゥーリナ(1931-):
ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの幻視から(声のための;1994)
クラウス・ヒンリフ・シュターマー(1941-):
私の声の中の風景(1978)(##)
クリステル・ニース(声)
ヘルムート・フィーフェル(ピアノ(*))
ベルンハルト・ベツル(打楽器)
オトフリート・ニース(ヴァイオリン(#))
アルムート・シュタインハウゼン(ヴィオラ(**))
録音:2002年11月27-29日、ヘッセン放送カッセル・スタジオ(++,##以外)
2005年1月15日(++)、1992年9月26日(##)、
カッセル大学音楽音響スタジオ(++/##)

ARS 38447 \2080
ヘブライのメロディー
ジョゼフ・アクロン(1886-1943):ヘブライのメロディー Op.33
ジェリー・ボック(1928-):屋根の上のヴァイオリン弾き
ジョン・ウィリアムズ(1932-):「シンドラーのリスト」のテーマ
セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953):ヘブライの主題による序曲(+)
エルネスト・ブロッホ(1880-1959):ニグン(即興曲)第2番
ドミートリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975):
ピアノ三重奏曲第2番 Op.67 から フィナーレ(アレグレット)(*)
パウル・ベン=ハイム(1897-1984):バラード
ヴァーサ・プリゴダ(1900-1960):エリ、エリ!
ワレンチン・ジュク(ヴァイオリン)
イェルン・ヴェイエリンク(指揮)
カメラータ・アムステルダム
ヴァーケ・バグラトゥーニ(チェロ(*))
イロンカ・ハイリングロー(ピアノ(*))
セレステ・ゼーワルド(クラリネット(+))
録音:2004年9月9-10日、ヒルフェルスム、MCO

ARS 38449 \2080
スカンディナヴィアの合唱音楽
トロン・クヴェルノ(1945-):めでたし、海の星[Ave Maris Stella]
ウルマス・シサスク(1960-):ベネディクツィオ[Benedictio]
クヌート・ニューステット(1915-):3つのモテット
ヴェリヨ・トルミス(1930-):秋の風景
ヴィルヘルム・ステーンハンマル(1871-1927):3つの合唱曲
ダーヴィド:ヴィカンデル(1884-1955):春の夕べ
ニルス・V・ゲーゼ(1817-1890):朝の歌
ダーヴィド:ヴィカンデル:スズランの王
ヒューゴ・アルヴェーン(1872-1960):夕べ
エドヴァルド・グリーグ(1843-1907):麗しきかな、神の子よ
エイノユハニ・ラウタヴァーラ(1928-):夏の夜
ニコル・マット(指揮)
アマデウス合唱団
録音:2003年10月25-29日、2004年2月6-8日、ハイルスブロン修道院
アマデウス合唱団は、ヴィンツバッハ少年合唱団の指揮者として高名なカー
ル=フリードリヒ・ベリンガーにより、1978年ニュルンベルク近郊の町ノイ
エンデッテルサウに創設された総勢50名ほどの混声合唱団。2001年より指揮
者を務めているニコル・マット(1970年生まれ)は、エーリク・エーリクソ
ンとフリーダー・ベルニウスの薫陶を受け、ノルディック室内合唱団
(2002年、ヨーロッパ室内合唱団に改称)を振って名を挙げた気鋭の合唱指
揮者です。




<COLO>
COR 16034 \2080
ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):合唱作品集 Vol.2
キャロルの祭典(*)/ミサ・ブレヴィス ニ長調/御子は生まれた(+)
ハリー・クリストファーズ(指揮)
シックスティーン
シオネッド・ウィリアムズ(ハープ(*))
セントポール大聖堂少年聖歌隊員(+)
録音:1991年、スネイプ・モルティングズ
1992年、ハイゲイト、聖マイケル教会
初出レーベル:Collis

COR 16035 \2080
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611):
聖母のためのミサとモテット集
サルヴェ・レジナ(8声)/ミサ・サルヴェ(8声)
めでたし海の星[Ave maris stella](4声)
めでたし救世主の御母[Alma Redemptoros mater](8声)
天の女王[Regina coeli leatare](8声)
アヴェ・マリア(8声)/マニフィカト(8声)
ハリー・クリストファーズ(指揮)
シックスティーン
録音:1997年2月5-7日、ロンドン、ハムステッド・ガーデン・サバーブ、
聖ジューズ・オン・ザ・ヒル教会
初出レーベル:Collins
シックスティーン得意のビクトリア。8声曲が中心で、重厚にして緻密かつ情
熱的な歌唱をたっぷり楽しむことができます。

COR 16036 \2080
ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):葬送の音楽
ドイツ語マニフィカト SWV494
主よ、御身は今こそ御身の僕を安らかに去らせたもう SWV432
主よ、御身は今こそ御身の僕を安らかに去らせたもう SWV352a
主よ、御身は今こそ御身の僕を安らかに去らせたもう SWV433
天にましますわれらの父よ SWV411
葬送の音楽[ムジカリッシェ・エクセクヴィーエン]SWV279-281
われは母の胎より裸で生まれ(ドイツ埋葬ミサの形式によるコンチェルト),
主よ、御身さえこの世にあれば(モテット),
主よ、御身は今こそ御身の僕を安らかに去らせたもう
(シメオンのカンティクム)
ハリー・クリストファーズ(指揮)
シックスティーン
シンフォニー・オヴ・ハーモニー&インヴェンション
録音:1998年6月15-17日、ロンドン、キルバーン・パーク・ロード、
聖オーガスティン教会
初出レーベル:Collins
シュッツの名作「葬送の音楽」(ドイツ・レクイエム)を中心としたアルバム
です。

COR 16037 \2080
ピエール・ド・マンシクール(1510頃-1558):神に歓呼せよ[Jubilate Deo]
ジョン・シェパード(1500頃-1558):タルシスの王らは[Reges Tharsis]
ピエール・ド・マンシクール:地上の王らは[Reges terrae]
トマス・タリス(1505頃-1585):
聞き入れたまえ、われは願う[Suscipe quaeso]
フランシスコ・ゲレーロ(1528-1599):
めでたし、聖なる処女[Ave virgo sanctissima]
アヴェ・マリア/羊飼いたちは口々に[Pastores loquebantur]
トマス・タリス:ミサ「プエル・ナートゥス」[Mass "Puer natus"]
ジョン・シェパード:われらを解き放ちたまえ[Libera nos]
ハリー・クリストファーズ(指揮)
シックスティーン
録音:1998年1月21-23日、ロンドン、ハムステッド・ガーデン・サバーブ、
聖ジューズ・オン・ザ・ヒル教会
初出レーベル:Collins
1554年、イングランド女王メアリー・テューダーとスペイン皇太子フェリペ
(後の国王フェリペ2世)が結婚。その結婚式の音楽の再現を試みたディスク
もありましたが、これは、その年のクリスマスにセントポール大聖堂で行われ
た祝典において演奏されたと想定可能な、スペインとイングランドの教会音楽
で構成されたアルバムです。マンシクールとタリスは祝典において実際に演奏
に参加していたかもしれないということです。

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