<クラシック・輸入盤新譜情報 06
− 02>
 
コメントはメーカー案内書より抜粋で す
 
<Deutsche Grammophon>
4775996     3枚組 \3700
ヴィヴァルディ:歌劇「モンテズマ」全曲 RV.723
ヴィト・プリアンテ(Br)、マリヤーナ・ミヤノヴィチ(A)、
ロベルタ・インヴェルニッツィ(S)、(A)、ロミーナ・バッソ(Ms)、
インガ・カルナ(S)、他
イル・コンプレッソ・バロッコ
指揮:アラン・カーティス
録音:2005年
再発見、世界初録音「モンテズマ」全曲!
存在が知られていたものの、楽譜が消失して聴くことのできなかった幻のオペ
ラ・・・。ファンの間で密かに期待されていたCD化が遂に実現!
戦時中、ソ連軍によって奪われていた貴重な楽譜資料が1999年にベルリンに返
還され、2002年にベルリン・ジングアカデミーの資料の中からヴィヴァルディ
「モンテズマ」の草稿譜(断片)が発見されました。この草稿譜に基づいて、
古楽のエキスパート、アラン・カーティスが指揮をとり録音されたもので、
同一曲名を称して出回っているディスクとは全くもって異なった、正真正銘の
世界初お目見えとなる画期的なものです。
しかも、キャスティングには現在望み得る最高の歌手陣を擁しており、歴史に
残る再発見となった「モンテズマ」全曲を限りなくベストな形で音楽再現しよ
うというDGの並々ならぬ意気込みが感じられます。カラフルでエキゾチック
(アステカ王とスペインの征服者の確執の物語)なヴィヴァルディの野心作
「モンテズマ」は、ヴィヴァルディ・ファンのみならず、すべての音楽ファン
に広く耳を傾けて頂きたい歌劇です!
※ベルリン・ジングアカデミー
メンデルスゾーン(大作曲家フェリックスの祖父モーゼス)の指揮でマタイ受
難曲を蘇演したことでも有名な合唱団。貴重な楽譜を多数所蔵していたが、ソ
連軍進駐の後に失われたと考えられていた。1999年にキエフでそれらの貴重な
資料が再発見され話題になったことは記憶に新しい。「モンテズマ」の楽譜
使用著作権を保有している団体。

4775960     \1850
Intimate Voices-インティメイト・ヴォイセズ“親愛なる声
グリーグ:弦楽四重奏曲 ト短調 作品27
ニールセン:アンダンテ・ラメントーソ「若き芸術家の棺の傍らで」
 (At the bier of a young Artist)
シベリウス:弦楽四重奏曲 ニ短調 作品56 「親愛なる声」
エマーソン弦楽四重奏団
結成から30年、近年益々アンサンブルに冴えを見せるエマーソン弦楽四重奏団
の最新録音。“インティメイト・ヴォイセズ”と題したこのアルバム、あまり
知られていない作品ながら、親密な雰囲気で優しく歌い上げる絶妙のアンサン
ブルによって作品の素晴らしさが一段と際立ち、耳を奪われるような美しい演
奏を聴かせてくれます。ニールセンの「アンダンテ・ラメントーソ」は、彼の
友人の死を悼んで1910年の作曲された作品で、これまでほとんど聴かれる機会
がありませんでしたが、稀有の名曲で貴重です。

4775792  2枚組  \3700
モーツァルト:歌劇「皇帝ティートの慈悲」全曲
マグダレーナ・コジェナー(Ms)、ライナー・トロスト(T)、
ヒレヴィ・マルティンペルト(S)、クリスティーネ・ライス(Ms)、
リザ・ミルネ(S)、ジョン・レリエア(Bs)、他
ロナルド・シュナイダー(Fp)
スコティッシュ室内管弦楽団、合唱団
指揮:サー・チャールズ・マッケラス
コジェナーをはじめとするそうそうたる歌手陣とマッケラスによる最新録音
「皇帝ティトの慈悲」。エディンバラ音楽祭で絶賛を博したライヴと同じキャ
スティングによって収録されたスタジオ録音で、ライヴ上演での評価が高かっ
ただけに期待がかかります。

●DG ミッド・プライス・キャンペーン!
4776187  \1350
ジェイムズ・ゴールウェイ “ウィング・オブ・ソング”
亡き王女のためのパヴァーヌ(ラヴェル)、
ジムノペディ 第3番(サティ)、
アヴァ・マリア(シューベルト)、
ドーン・オブ・ザ・デイ(アイルランド民謡)、
恋のアランフエス(ロドリーゴ)、
シチリアーノ(J.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第4番 BWV1017から)、
あなたの声に心は開く(サン=サーンス:歌劇《サムソンとダリラ》から)、
清らかな女神よ(ベルリーニ:歌劇《ノルマ》から)、
ピエ・イエス(フォーレ:レクィエムから)、
ホフマンの舟歌(オッフェンバック:歌劇《ホフマン物語》から/withジニ
ー・ゴールウェイ夫人(Fl))、
天使(ワーグナー:歌曲集《ヴェーゼンドンクの5つの詩》から)、
エウリディーチェを失って(グルック:歌劇《オルフェオとエウリディーチェ》
から)、
レント(ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番《アメリカ》から)、
子守歌(ブラームス)
ボーナス・トラック
《ロード・オブ・ザ・リング》組曲(ショア)、
緑の風のアニー(ジョン・デンヴァー)
サー・ジェイムズ・ゴールウェイ(Fl)
ロンドン交響楽団のメンバー
指揮:クラウスペーター・ザイベル
録音:2004年6月、ロンドン
ゴールウェイのDG専属契約第1弾となるこのアルバム。彼が生まれ育ったアイ
ルランドのメロディや、クラシックの名曲の編曲、サントラにも参加した《ロ
ード・オブ・ザ・リング》の組曲、夫人でやはりフルーティストのジニー・ゴ
ールウェイとのデュオによる《ホフマンの舟歌》、また1978年にヒット・アル
バムとなったアルバム・タイトル曲であるジョン・デンヴァーの《緑の風のア
ニー》も新ヴァージョンで収録しています。

4776188  \1350
クレド/エレーヌ・グリモー
ジョン・コリリアーノ:
ファンタジア・オン・オスティナート(ソロ・ピアノのための)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第17番 ニ短調 作品31-2 「テンペスト」
ベートーヴェン:ピアノ、合唱と管弦楽のための幻想曲ハ短調 作品80
「合唱幻想曲」
アルヴォ・ペルト:ピアノ、混声合唱と管弦楽のための「クレド」
エレーヌ・グリモー(ピアノ)
スウェーデン放送交響楽団、スウェーデン放送合唱団
指揮:エサ=ペッカ・サロネン
録音:2003年9月、ストックホルム
「リフレクション」が好調なグリモーのDG移籍第1弾。
このアルバムは、野性狼の保護活動でも知られるグリモーならではのプログラ
ミングとなりました。人類愛をテーマとし後の第九交響曲の礎となったベート
ーヴェンの《合唱幻想曲》をメインに、バッハのプレリュードを素材にしたペ
ルト作品、さらにはリサイタルでたびたび組み合わせて演奏しているコリリア
ーノ作品とベートーヴェンの人気曲《テンペスト》を収めた意欲作。

4776189  \1350
"天使の糧-ドミンゴ・セイクリッド・ソングズ
アヴェ・マリア(マスカーニ:歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》間奏曲
からの編曲版)(*)/キリエ(ルスティケッリ)/天使の糧(フランク)/祈り
(F.M.アルバレス)/アヴェ・マリア(J.S.バッハ/グノー)/千人の天使た
ちの合唱(シューベルト)/サンクトゥス(グノー)/汝我とともにあれば
(シュテルツェル)(*)/なつかしい木陰よ(オンブラ・マイ・フ)(ヘンデ
ル:歌劇《セルセ》から)/ドミネ・デウス(ロッシーニ:小ミサ・ソレムニ
スから)/悔悟(グノー)/すべての山に登れ(R.ロジャーズ:《サウンド・
オブ・ミュージック》から)/アヴェ・マリア(ドミンゴJr.)/天使(ワー
グナー:ヴェーゼンドンク歌曲集から第1曲)/汝ら民よ、心を引き裂け…
汝ら心から我を求めれば(メンデルスゾーン:《エリヤ》作品70から)/祈り
(トスティ)
プラシド・ドミンゴ(テノール)、シセル(ヴォーカル(*))、他
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団
指揮:マルチェロ・ヴィオッティ
録音:2002年2月、ミラノ
ドミンゴが高らかに歌う、聖なる歌の数々。あのシセルもゲストとして参加し
て見事なデュエットを聴かせます。ドミンゴJr.が作曲したアヴェ・マリアも
収録!

4776190  \1350
ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」 作品8
タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタ ト短調 「悪魔のトリル」
アンネ・ゾフィー・ムター(Vn+指揮)
トロンヘイム・ソロイスツ
録音:1999年5月、コペンハーゲン
ムターの協奏曲《四季》を再録音(EMIのカラヤン盤以来)。成熟したムター
のアプローチは今までにはなかった斬新なもの。


●THE ORIGINALS
4775902  \1350
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 ト長調 BWV.988
イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV.971
トレヴァー・ピノック(Cemb)

4775903  \1350
フランク:ヴァイオリン・ソナタ
シマノフスキ:神話 作品30、クルピエ地方の歌、
「ロゲル王」-ロクサーヌの歌(コハンスキ編)
カヤ・ダンチョフスカ(Vn)
クリスティアン・ツィマーマン(Pf)

4775904  2枚組  \2700
ヘンデル:「メサイア」全曲
アーリーン・オジェー(S)、アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(Ms)、
マイケル・チャンス(C-T)、ジョン・トムリンソン(Bs)
イングリッシュ・コンサート、同合唱団
指揮:トレヴァー・ピノック

4775907  \1350
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集
(第11番 イ長調 K.331「トルコ行進曲」、第8番 イ短調K.310、
幻想曲 ニ短調 K.397、幻想曲 ハ短調 K.475)
ヴィルヘルム・ケンプ(Pf)

4775908  \1350
ロッシーニ:序曲集(8曲)
ビゼー:歌劇「カルメン」-前奏曲、バレエ音楽
指揮:フェレンツ・フリッチャイ
※オケ未詳

4775909  \1350
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1981年2月20,23,27日

4775910  \1350
R.シュトラウス:楽劇「サロメ」-場面(7つのヴェールの踊り、
サロメのモノローグ)、管弦楽伴奏による5つの歌曲
ボーイト:歌劇「メフィストーフェレ」-プロローグ*
モンセラート・カバリエ(S)、ニコライ・ギャウロフ(Bs)*
フランス国立管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団*、グンポルト教会合唱団*
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団*
指揮:レナード・バーンスタイン
録音:1976年/1977年*

4775911  2枚組 \2700
チャイコフスキー:後期交響曲集
(第4番、第5番、第6番「悲愴」)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:エフゲニ・ムラヴィンスキー
録音:1960年、ロンドン(第4番)、ウィーン(第5&6番)
ムラヴィンスキーのチャイコ、初OIBP化!

4775914  \1350
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
アンコール・ピース(小品集)
ナタン・ミルシテイン(Vn)
ジョルジュ・プリュデルマシェ(Pf)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド

4775915  2枚組 \2700
ヴェルディ:歌劇「イル・トロヴァトーレ」全曲
プラシド・ドミンゴ(T)、ロザリンド・プロウライト(S)、
ブリギッテ・ファスベンダー(Ms)、ジョルジョ・ザンカナロ(Br)、
エフゲニ・ネステレンコ(Bs)、他
聖チェチーリア音楽院管弦楽団、合唱団
指揮:カルロ・マリア・ジュリーニ


●DVD-Video
2005年は、DGにとって歴史に残る1年となりました。ユニテルとの独占契約の
締結とともにはじまった、怒涛のDVDリリース。年が変わっても、リヒターの
バッハ映像シリーズからはじまり、その勢いはとどまるところを知りません。
今回は、ちょうどモーツァルト・イヤーの最高潮期にリリースとなるモーツァ
ルト作品3アイテム。特に、クレーメルはアニヴァーサリーに関わらず注目し
て頂きたいアイテムです。

734127(DVD-Video)  \3350
モーツァルト:歌劇「ポントの王ミトリダーテ」全曲
(ボーナス映像-ジャン・ピエール・ポネルによるイントロダクション)
イェスタ・ウィンベルイ(T)、イヴォンヌ・ケニー(S)、アン・マレイ(S)、
アンネ・イェヴァン(A)、ジョアン・ロジャース(S)
、ペーター・ストラカ(T)、他
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
指揮:ニコラウス・アーノンクール
収録:1986年3月、テアトロ・オリンピコ(ヴィチェンツァ) 
※PCM STEREO / DTS 5.1

734128(DVD-Video)  \3350
モーツァルト:歌劇「皇帝ティートの慈悲」全曲
エリック・タピー(T)、タチアナ・トロヤノス(Ms)、
キャサリン・マルフィターノ(S)、キャロル・ネブレット(S)、
アン・ハウエルズ(Ms)、クルト・リドル(Bs)、他
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ジェイムズ・レヴァイン
収録:1980年5&6月、ローマ  ※PCM STEREO / DTS 5.1

734157(DVD-Video)  2枚組  \6450
クレーメル&アーノンクール-
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全曲
ヴァイオリン協奏曲第1番 変ロ長調 K.207
ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ長調 K.211
ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216
ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 K.218
ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 K.219 「トルコ風」
協奏交響曲 変ホ長調 K.364*
ギドン・クレーメル(Vn)、キム・カシュカシャン(Va)*
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ニコラウス・アーノンクール
収録:1983年10月(第1番&協奏交響曲)、1984年12月(第2&3番)
以上、ムジークフェラインザール
1987年1月(第4&5番) 以上、ウィーン・コンツェルトハウス




<DECCA>
4756932  \1850
"SENTIMIENTO LATINO“センティミエント・ラティーノ”
フローレス(T)、南アメリカとスペインのポピュラー・ソングを歌う
(グティエレス、ヘメネス、チャブカ・グランダ、ガルデル、ララ、パディー
リャ、ポンセ、エストラーダ、レクオーナ、メネンデス他の作品)
1. アルマ・ジャネーラ Alma Llanera (Pedro Elias Gutirrez)
2. エラ Ella(Jose Alfredo Jimenez)
3. ニッケの花 La Flor de la Canela
('Chabuca Granda' (Isabel Grada y Larca) arr. Juan Diego Florez)
4. 思いの届く日 El Dia que me quieras(Carlos Gardel)
5. グラナダ Granada(Agustin Lara)
6. La Jarra de Oro(Anon arr. Juan Diego Florez)
7. プリンセシータ Princesita(Jose Sancho Padilla)
8. ジュレーム Jurame(Maria Grever)
9. エストレリータ Estrellita(Manuel Maria Ponce)
10. フィナ・エスタンパ Fina Estampa
('Chabuca Granda' (Isabel Grada y Larca) arr. Juan Diego Florez)
11. 懐かしのサン・ファンにて En mi Viejo san Juan(Noel Estrada)
12. シボネー Siboney(Ernesto Lecuona)
13. あの緑色の目 Aquellos ojos verdes(Nilo Menendez)
14. ベッロ・ドゥルミエンテ Bello Durmiente
('Chabuca Granda' (Isabel Grada y Larca) arr. Juan Diego Florez)
15. Mexico Lindo y Querido(Chuco Monge)
フアン・ディエゴ・フローレス(T)
ワース・シンフォニー・オーケストラ
指揮:ミグエル・ハース・ベドヤ
録音:2004年9-10月、ダラス
DECCAを代表するテノールとして大変な人気を博しているフローレスですが、
ペルー生まれの彼にとってお国ものというべきラテン系(南アメリカ、スペイ
ン)のポピュラー・ソングを歌ったアルバムがリリースされます。彼の艶やか
で輝かしい美声を堪能させるファン垂涎の一枚です!

4757651  \1850
村治佳織/Lumieres リュミエール
ジムノペディ 第1番(サティ)
ジムノペディ 第3番(サティ)
亜麻色の髪の乙女(ドビュッシー)
亡き王女のためのパヴァーヌ(ラヴェル)
サウダーデ 第3番(ディアンス)
2つの舟歌(フランシス・クレンジャンス)
ギターのための幻想曲(ピエール・ド・ブレヴィル)
グノシェンヌ 第1番(サティ)
水色スカラー(吉松隆)
 《ベルガマスク》組曲-月の光(ドビュッシー)
夏は知っている(映画『おもいでの夏』より)
(ミシェル・ルグラン)※二重録音
村治佳織(g)
録音:2005年6月22-27日 イギリス、モンモース、ニンバス・ホール
デッカ移籍第2弾は、ドビュッシーからミシェル・ルグランまで、フランスの
香りあふれるアルバム。高校卒業後、最も多感な時期にパリに留学していた
村治佳織が五感で吸収したフランスのテイストが息づき、村治の繊細な感性が
ニュアンス豊かな音となって収録されたアルバム。ミシェル・ルグラン:
《夏は知っている》は二重録音になっています。


●DECCA COLLECTORS
4757297  3枚組  \2700
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集&ピアノ・ソナタ集
Disc.1
ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 作品15
ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 作品19
ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 作品 「月光」
Disc.2
ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 作品37
ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 作品13 「悲愴」
ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調 作品31-2 「テンペスト」
Disc.3
ピアノ協奏曲第4番 ト長調 作品58
ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 作品73
スティーヴン・ルービン(Fp)
エンシェント室内管弦楽団
指揮:クリストファー・ホグウッド
録音:1987年9月、ロンドン(コンチェルト)、
1989年4月、USA(ピアノ・ソナタ)
ピリオド楽器によるベートーヴェンのピアノ協奏曲全集で、リリース当時、
大変注目された名盤のバジェッとBOX化!

4757315  5枚組  \4500
ズービン・メータ 生誕70歳記念BOXセット
チャイコフスキー-交響曲全曲&管弦楽作品集
Disc.1
交響曲第1番 ト短調 作品13 「冬の日の幻想」
交響曲第2番 ハ短調 作品17 「小ロシア」
Disc.2
交響曲第3番 ニ長調 作品29 「ポーランド」
イタリア奇想曲*、序曲「1812年」
Disc.3
交響曲第4番 ヘ短調 作品36
バレエ「白鳥の湖」組曲*、スラヴ行進曲
Disc.4
交響曲第5番 ホ短調 作品64
バレエ「くるみ割り人形」組曲*
Disc.5
交響曲第6番 変ロ短調 作品74 「悲愴」
幻想序曲「ロメオとジュリエット」
ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団*
指揮:ズービン・メータ
録音:1977年

4757470  6枚組  \5400
ズービン・メータ 生誕70歳記念BOXセット
トリビュート・トゥ・ズービン・メータ
Disc.1
バーンスタイン:「キャンディード」序曲、
ロッシーニ:「ウィリアム・テル」序曲*、「絹のはしご」序曲*、
ウェーバー:「オベロン」序曲*、「魔弾の射手」序曲、
ヴェルディ:「運命の力」序曲、「椿姫」第1幕&第3幕前奏曲*、
スッペ:「詩人と農夫」序曲、J.シュトラウス:「こうもり」序曲
Disc.2
ラヴェル:ボレロ、ラ・ヴァルス、「ダフニスとクロエ」第2組曲、
ストラヴィンスキー:サーカス・ポルカ、「春の祭典」
Disc.3
コープランド:市民のためのファンファーレ、
ウィリアムズ:「スター・ウォーズ」組曲、同:「未知との遭遇」組曲、
クラフト:4人のパーカッション奏者と管弦楽のためのコンチェルト、
アイヴズ:戦没将兵記念日(「祭日」より第2曲)、
ヴァリエーションズ・オン・アメリカ(W.シューマン編曲)
Disc.4
ホルスト:組曲「惑星」、エルガー:エニグマ変奏曲
Disc.5
ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調(ノヴァーク版)
Disc.6
ワーグナー:
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕前奏曲**、
「リエンツィ」序曲、「ローエングリン」第1幕前奏曲**、
アイネム:フィラデルフィア交響曲**、
R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」
ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団*
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団**
指揮:ズービン・メータ
録音:1967-80年

4757463  2枚組  \1850
生誕75周年記念-バリー・タックウェルの芸術
(クネヒトル、ケルビーニ、ダンツィ、ハイドン、ベートーヴェン、
モーツァルト、F.シュトラウス、サン=サーンス、R.シュトラウス、
ホディノットの作品)
Disc.1
[1]-[3] Knechtl: Horn Concerto in D major
[4] Cherubini: Etude No.2 for Horn & Strings
[5]-[7] Danzi: Sonata for Horn & Piano in E flat major, op.29
[8]-[10] M Haydn: Horn Concerto In D major, P134
[11]-[13] Beethoven: Horn Sonata in F major, op.17
[14]-[16] Mozart: Horn Concerto No.4 in Ev flat major, K495
Disc.2
[1]-[3] F Strauss: Horn Concerto in C minor, op.8
[4] Saint-Saens: Romance for Horn & Piano, op.67
[5] R Strauss: Introduction to the final scene of Capriccio
[6]-[8] Horn Concerto No.1 in E flat major, op.11
[9] Andante for Horn & Piano, op.posth.
[10]-[12] Horn Concerto No.2 in E flat major, AV 132
[13]-[15] Hoddinott: Concerto for Horn & Orchestra, op.65
バリー・タックウェル(Hr)
ヴラディーミル・アシュケナージ(Pf)
ロンドン交響楽団(Mozart & F & R Strauss)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
(Knechtl; Cherubini; Haydn)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(Hoddinott)
指揮:ペーター・マーク(Mozart)、アイオナ・ブラウン(Knechtl)、
ネヴィル・マリナー(Cherubini; Haydn)、
イシュトヴァン・ケルテス(F & R Strauss)、
ヴラディーミル・アシュケナージ(R Strauss: Capriccio)、
アンドリュー・デイヴィス(Hoddinott)
録音:1961-90年
イギリスに生まれたホルンの名手、バリー・タックウェルの30年に渡る録音の
数々を2枚にぎっしり収めた記念アルバム。

4757108  3枚組  \2700
モーツァルト:ハイドン・セット(弦楽四重奏曲 全6曲)
Disc.1
弦楽四重奏曲 第14番 ト長調 K.387
弦楽四重奏曲 第15番 ニ短調 K.421
Disc.2
弦楽四重奏曲 第16番 変ホ長調 K.428
弦楽四重奏曲 第17番 変ロ長調 K.458 「狩」
Disc.3
弦楽四重奏曲 第18番 イ長調 K.464
弦楽四重奏曲 第19番 ハ長調 K.465 「不協和音」
エステルハージ弦楽四重奏団
(ヤープ・シュレーダー(Vn)、アルダ・ストーロプ(Vn)、リンダ・アシュワ
ース(va)、ウォウター・メーラー(Vc))
録音:1979-80年                           
バロック・ヴァイオリンの名手、ヤープ・シュレーダーを中心にアムステル
ダムで結成されたエステルハージSQの代表的名盤。オリジナル楽器によるノン
・ヴィヴラート奏法で独特な繊細感を醸し出した異色のモーツァルトであり、
今になって聴いても斬新かつ新鮮に聴こえます。モーツァルト・イヤーにイ
チオシの逸品!

9879142     \1850
『この映画は史実に基づいた物語である。』
スティーヴン・スピルバーグ作品
“ミュンヘン”オリジナル・サウンド・トラック
J.ウィリアムズ作曲
Track List 
1. Munich, 1972
2. The Attack At Olympic Village
3. Hatikvah (The Hope)
4. Remembering Munich
5. Letter Bombs
6. A Prayer For Peace
7. Bearing The Burden
8. Avner And Daphna
9. The Tarmac At Munich
10. Avner's Theme
11. Stalking Carl
12. Bonding
13. Encounter In London and Bomb Malfunctions
14. Discovering Hans
15. The Road In Tarifa
16. Thoughts Of Home
17. Hiding The Family
18. End Credits
指揮:ジョン・ウィリアムズ
V/A"
1972年のオリンピックで11人のアスリートが殺された深い哀しみの中、政府
がくだした決断は《報復》・・・
『プライベート・ライアン』『シンドラーのリスト』スティーヴン・スピルバ
ーグ監督が、真の平和を世界に問う感動超大作!
2月4日、丸の内プラゼール他 全国松竹・東急系にて拡大ロードショー!
1972年9月5日、ミュンヘン・オリンピック開催中、パレスチナ・ゲリラ「ブラ
ック・セプテンバー(黒い九月)」によるイスラエル選手団襲撃事件が発生し
た。 これに激怒したイスラエル機密情報機関""モサド""は暗殺チームを編成、
報復を企てる。 リーダーに任命された一人の男、アフナー。人を殺したこと
などない彼は、愛国心と 哀しみを胸にヨーロッパに渡る。他4人のスペシャ
リストと ともに、アラブのテロリスト指導部11人を一人一人消して行くアフ
ナー。指示を受けるがまま任務を遂行、見えない恐怖と狂気の中をさまよう男
たち・・・
本作は実際の史実にインスパイアされており、ストーリーは事件に関わった
人々のコメントに基づいて創り出されています。。脚本はピュリツァー賞を受
賞しているトニー・カシュナーが担当。
2005年アメリカ/カラー/スコープサイズ/2時間44分/ドルビーデジタル/
ドリームワークス ピクチャーズ ユニヴァーサル ピクチャーズ提供
配給:アスミック・エース




<PHILIPS>
4756934  \1850
J.S.バッハ:
ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 BWV.1041、同第2番 ホ長調 BWV.1042
2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV.1043
ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 ハ短調 BWV.1060a
諏訪内晶子(Vn+指揮)
フランソワ・ルルー(Ob)、フォルクハルト・シュトイデ(Vn)
ヨーロッパ室内管弦楽団
録音:2005年8月8-10日 ロンドン、ヘンリーウッド・ホール
諏訪内晶子が初めての弾き振りに挑戦-敏腕オケをバックに、バッハのコン
チェルトを録音!
今回のプログラムをサポートするのは、アバドやアーノンクールとの共演で
名演奏をくりひろげる実力派、ヨーロッパ室内管弦楽団。敏腕オケに触発さ
れてか、諏訪内のヴァイオリンがいつも以上に凛々しく、端整かつスタイリッ
シュな演奏を聴かせています。

4756935  \1850
ベートーヴェン:後期3大ピアノ・ソナタ集
(第30番ホ長調 作品109、第31番変イ長調 作品110、第32番ハ短調 作品111)
第30番 ホ長調 作品109
内田光子(Pf)
録音:2005年5月、イングランド
内田光子の初となるベートーヴェンのピアノ・ソナタ録音が遂に始動しまし
た。その皮切りに、いきなり後期3大ソナタをもってくるあたりがベテランの
内田さんらしいところ。3曲が1枚のディスクに収められているのは珍しくあり
ませんが、後期3大ソナタは3つセットで1つの音楽を形成しているという内田
さんのポリシーを意識的に聴きとって欲しい、心に語りかけてくるような味わ
い深いベートーヴェンです。

●PHILIPS COLLECTORS
4757306  8枚組  \7200
内田光子プレイズ-モーツァルト:ピアノ協奏曲集
(第5,6,8,9,11-27番、ロンド ニ長調 K.382)
内田光子(Pf)
イギリス室内管弦楽団
指揮:ジェフリー・テイト
録音:1985年10月-1990年2月
数あるモーツァルトのピアノ協奏曲演奏の中でも、最高水準を誇る圧倒的名盤
がコレクターズ・シリーズに登場!

4757301  4枚組  \3600
ゾルターン・コチシュ ドビュッシー&ラヴェル 
Disc.1
ドビュッシー:前奏曲 第1巻&第2巻
Disc.2
ドビュッシー:
映像 第1集&第2集、忘れられていた映像、スケッチ帳より、喜びの島、
2つのアラベスク、ハイドンを讃えて、夢、アルバムのページ、
英雄的な子守歌、
Disc.3
ドビュッシー:
子供の領分、ピアノのために、版画、レントより遅く、夜想曲、
ロマンティックなワルツ、バラード(スラヴ風バラード)、小さな黒ん坊、
エレジー、小品、マズルカ、舞曲(スティリー風タランテラ)
Disc.4
ドビュッシー:ベルガマスク組曲、ピアノと管弦楽の幻想曲
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調、左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調
ゾルターン・コチシュ(Pf)
ブダペスト祝祭管弦楽団/指揮:イヴァン・フィッシャー
録音:1983年9月-1997年2月

●ムローヴァ2for1シリーズ
4757451  2枚組  \1850
ヴィクトリア・ムローヴァ-プレイズ・バッハ
Disc.1
J.S.バッハ:
ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 BWV.1041、同第2番 ホ長調 BWV.1042、
ヴァイオリン協奏曲 ト短調 BWV.1056(チェンバロ協奏曲第5番)、
ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 ハ短調 BWV.1060a
Disc.2
J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第1番 ロ短調 BWV.1002
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調 BWV.1004
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第3番 ホ長調 BWV.1006
ヴィクトリア・ムローヴァ(Vn)
ザ・ムローヴァ・アンサンブル
録音:1992-95年

4757454  2枚組 \1850
ヴィクトリア・ムローヴァ-プレイズ・ブラームス
Disc.1
ブラームス:
ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調 作品78
ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 作品100
ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 作品108
Disc.2
ブラームス:
ピアノ三重奏曲 第1番 ロ長調 作品8
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
ヴィクトリア・ムローヴァ(Vn)
ピョートル・アンデルジェフスキ(Pf)*
ブルーノ・カニーノ(Pf)**
録音:1993-95年

4757457  2枚組  \1850
ヴィクトリア・ムローヴァ-20世紀のコンチェルトを弾く!
Disc.1
ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲 第2番
Disc.2
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 作品99*
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲 第2番 ト短調 作品63*
ヴィクトリア・ムローヴァ(Vn)
ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団*
指揮:エサ=ペッカ・サロネン、アンドレ・プレヴィン*
録音:1988年6月、1997年5月*

4757460  2枚組  \1850
ヴィクトリア・ムローヴァ-20世紀のソナタを弾く!
Disc.1
バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ*
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ*
Disc.2
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ヘ短調 作品80*
 同:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ニ長調 作品94bis**
ストラヴィンスキー:ディヴェルティメント**
ヴィクトリア・ムローヴァ(Vn)
ピョートル・アンデルジェフスキ(Pf)*
ブルーノ・カニーノ(Pf)**
録音:1987-94年

4756940(CD+DVD) \2380
イ・ムジチ合奏団-2つの「四季」
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 作品8 「四季」
CD
ピーナ・カルミレッリ(Vn)、イ・ムジチ合奏団
DVD
フェデリコ・アゴスティーニ(Vn)、イ・ムジチ合奏団
CDは、女流カルミレッリのヴァイオリンによる、イ・ムジチ4回目のデジタル
録音。数あるイ・ムジチの録音の中で、最も精緻で引き締まった「四季」を聴
くことができます。DVDは、カルミレッリの後任となったフェデリコ・アゴス
ティーニのヴァイオリンで、イ・ムジチ合奏団の「四季」を音と映像でたっぷ
りと堪能できるもの。イ・ムジチ合奏団ファンには堪らない一枚です。



<Deutsche Grammophon (Italy)>
4763069  \1850
ベルク:ヴァイオリン協奏曲
ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
コルヤ・ブラッヒャー(Vn)
マーラー室内管弦楽団/指揮:クラウディオ・アバド
録音:2003年10月9日、フェラーラ、テアトロ・コムナーレ
イタリアDGの野心作。アバド/マーラーCOを従えたブラッヒャーの協奏曲集!
非常にめずらしいことですが、DGローカルの新録物の登場です。しかも、BPO
のコンサート・マスターとして知られたブラッヒャーとアバドという大物に
よるコラボレーション!特に、ストラヴィンスキーに関しては、作曲家であ
る父ボリスが最も影響を受けたこともあり、是非にともコルヤの演奏は聴い
てみたいもの。イタリア・ローカル製作ですが、盤はハノーヴァーです。





<UNIVERSAL MUSIC>
4763047  \1850
Sissel-Into Paradise 楽園の中へ
フォーレ:楽園にて
マスカーニ:聖マリア
ヴィラ=ロボス:バキアナ・ブラジレイラ
 パーセル:ディドのアリア
バッハ:目覚めよと呼ぶ声あり
Dusk、Ingen vinner frem、What Child is This?(Trad)
バルフ:マーブル・ホールス
ボロディン:眠れる王女
Vitae Lux Salley Gardens
モーツァルト:アヴェ・ヴェルム
Like an Angel Passing Through My Room
シセル
前作もスマッシュ・ヒット!シセル最新作は、祈りの音楽で構成されたヒー
リング色が濃い一枚。 フォーレのレクィエムの中の1曲「楽園にて(In
paradisum)」で始まる彼女の最新作は、この曲名の前置詞をIntoに代えたタ
イトルがつけられています。混沌とした現代社会はとても「パラダイス」と
は呼べませんが、彼女の歌声がまさに楽園に誘ってくれるかのようです。こ
の上ない透明感を携えた歌声だけではなく、かなりレアな作品まで網羅した
選曲がなされた凝ったアルバム構成にもまた注目です。 ノルウェー・ロー
カルですが、ハノーヴァー・プレス。
 
<BMG> 
82876716182(SACD-Hybrid)  \1500
【ポップス・キャヴィア】
ボロディン:「中央アジアの草原にて」、「イーゴリ公」より2曲、
R=コルサコフ:「ロシアの復活祭序曲」、「熊蜂の飛行」、
ハチャトゥリアン:「ガイーヌ」より5曲、「仮面舞踏会」よりギャロップ、
チャイコフスキー:
「オーネギン」よりポロネーズ、「眠れる森の美女」よりワルツ、
アーサー・フィードラー(指揮)ボストン・ポップス 
[1957&1958 年 ボストン・シンフォニー・ホールでの録音]
ロシア音楽の名曲で、シンフォニー・ホールに鳴り響くボストン・ポップス
の名演を堪能。 フィードラー=ボストン・ポップスは、半世紀にわたるその
演奏活動とレコード録音を通じて、全世界の音楽ファンにクラシック音楽の
楽しさと素晴らしさを伝道し続けた名コンビ。リビングステレオの時代にも
数多くの名演・名録音を残しているが、当アルバムはその中でも録音のクオ
リティの高さで知られるもの。ボロディンからハチャトゥリアンにいたるロ
シアの色彩的なオーケストラ曲で、この名コンビならではのききどころを押
さえた名演を披露。ボストン・シンフォニー・ホールに響き渡るボストン・
ポップスの名技を心ゆくまで堪能できる演奏。

82876716192(SACD-Hybrid)  \1500
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
第8番「悲愴」、第14番「月光」、第23番「熱情」、第26番「告別」
アルトゥール・ルービンシュタイン(p)
[1962&1963 年 マンハッタン・センターでの録音]
永遠の定番、ステレオ録音によるルービンシュタインのベートーヴェンのピ
アノ・ソナタがSACD化。 1962年から63年にかけてニューヨークで録音された
ベートーヴェンのニックネームつきの有名ソナタ4曲をカップリング。ルービ
ンシュタインは、これらの作品に横溢するロマンティシズムをわしづかみに
し、スケール雄大にそれぞれのソナタの個性を描き出している。SACD化によ
り、ルービンシュタインらしい骨太で温かみをたたえたピアノの音色が鮮烈
に再現されている。

82876716162(SACD-Hybrid)  \1500
メンデルスゾーン:
交響曲第4番「イタリア」、 交響曲第5番「宗教改革」
八重奏曲より「スケルツォ」(弦楽合奏版)
シャルル・ミュンシュ(指揮)ボストン交響楽団
[1958&1957&1960 年 ボストン・シンフォニー・ホールでの録音]
豪放・磊落なミュンシュのメンデルスゾーン。八重奏曲のスケルツォは初
SACD化。 ミュンシュは、ボストン時代にシューベルト、シューマン、メンデ
ルスゾーンなど、初期ロマン派のシンフォニーで熱気溢れる名演を多数録音
している。メンデルスゾーンでは、熱気渦巻く第4楽章サルタレッロが聴きも
の「イタリア」と、気宇壮大な「宗教改革」は、トスカニーニ以来の名盤と
されている。今回初めてSACD化される八重奏曲のスケルツォは、もともと交
響曲第3番「スコットランド」のLPのフィルアップで、名コンマス、リチャー
ド・バーギン率いるボストン響の弦楽セクションの実力を堪能できる。

82876678992(SACD-Hybrid)  \1500
ベルリオーズ:
「幻想交響曲」、 「ロメオとジュリエット」より「愛の場面」
シャルル・ミュンシュ(指揮)ボストン交響楽団
[ 1954年1 月(幻想)、1961年(ロメ)ボストン・シンフォニー・ホールで
の録音]
極めつけ、ミュンシュの十八番、ベルリオースの「幻想」!
ミュンシュが最も得意とし、名刺代わりのように世界各地で演奏した「幻想
交響曲」の古典的名盤。ライヴも含めると 種類の演奏がCD化されているが、
その中でパリ管弦楽団との1967年盤に匹敵する熱気を孕みながら、アンサン
ブルの充実度で勝るのがこのボストン響との1954年盤で、ミュンシュ=ボス
トン響の組み合わせによる最初期のステレオ録音の一つでもある。名プロデュ
ーサー、ジョン・ファイファー会心の「リビング・ステレオ」黎明期の名録
音。「ロメオとジュリエット」の「愛の場面」はミュンシュ2度目の全曲盤か
らの抜粋である。

82876716142(SACD-Hybrid)  \1500
レスピーギ:「ローマの松」「ローマの噴水」、
ドビュッシー:「海」
フリッツ・ライナー(指揮)シカゴ交響楽団
[1959年10月24日(レスピーギ)、1960年2月27日(ドビュッシー)、シカゴ、
オーケストラ・ホールでの録音]
トスカニーニの名盤に匹敵するライナー=シカゴの「ローマの松」
これまた、ライナー=シカゴ響の素晴らしさを知るための恰好の1枚で、オー
ケストラの各パートの名技(特に金管セクションの見事さ)を完璧にコント
ロールするライナーの指揮者としての桁外れの才能を刻印している。レスピ
ーギの2曲は、トスカニーニ=NBC 響の名盤に匹敵する名演で、作品のオーケ
ストレーションの妙が完璧な精度で描き出されており、特に「アッピア街道
の松」のクライマックスは圧倒的。ドビュッシーの「海」は特に弱奏でのデ
リケートなニュアンスが聴きもの。第3 曲のコーダではファンファーレの入
るスコアを使用している。いずれもライナー唯一の録音。

82876716152(SACD-Hybrid)  \1500
【ウィーン】
J・シュトラウス2世:
「朝刊Op.279」「皇帝円舞曲Op.437」「美しく青きドナウ Op.314」
ウェーバー:「舞踏への勧誘」(ベルリオーズ編)
ヨーゼフ・シュトラウス:「オーストリアの村つばめ Op.164」、
リヒャルト・シュトラウス:楽劇「ばらの騎士」-ワルツ(ライナー編)
J・シュトラウス2世:
「ウィーン気質 Op.354」「南国のバラ Op.388」「宝のワルツOp.418」
「雷鳴と電光Op.324」
フリッツ・ライナー(指揮)シカゴ交響楽団
[1957年4月、1960年4月、シカゴ、オーケストラ・ホールでの録音]
オーストリア・ハンガリー帝国出身のライナーが振るヨハン・シュトラウス
の世界! シュトラウス一家のワルツやポルカを中心に編まれた 枚のLPから
の選曲で、粋さや官能的な響きよりも、音楽的純度の高さを感じさせるライ
ナーならではの一味違う名演。かの名ソプラノ、エリーザベト・シュヴァル
ツコップフが「無人島に持っていく1枚」として選んだのが、このライナーの
J.シュトラウスのレコードであった。「舞踏への勧誘」ではベルリオーズの
色彩的なオーケストラの極意が開陳され、「ばらの騎士」のワルツは、作曲
者編とは異なる、ライナー自身がアレンジしたものが使用されている。

82876716222(SACD-Hybrid)  \1500
ブルッフ:「ヴァイオリン協奏曲第1番」「スコットランド幻想曲」、
ヴュータン:「ヴァイオリン協奏曲第5 番」
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)
サー・マルコム・サージェント(指揮) ロンドン新交響楽団
[1962&1961年 ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホール:での録音]
RCAのリビング・ステレオながら、デッカのスタッフが収録した異色の録音
ハイフェッツ晩年のステレオによる一連の協奏曲録音のひとつで、いずれも
複数あるハイフェッツの録音の中で、決定盤といえる価値を持つ名演。RCA
のリビング・ステレオとして発売されたが、当時RCAが提携関係にあった英
デッカのスタッフによってロンドンで収録されている。録音の神様、ケネス
・ウィルキンソンがそのもてる技術の全てを尽くして、ハイフェッツの艶の
ある独奏ヴァイオリンと、その後ろに大きく広がるオーケストラを絶妙なバ
ランスで収録した名録音でもある。
 
82876679042(SACD-Hybrid)  \1500
コープランド:
「ビリー・ザ・キッド」組曲、「ロデオ」組曲、
グローフェ:「グランド・キャニオン」組曲
モートン・グールド(指揮)& ヒズ・オーケストラ
[1957&1960 年 マンハッタン・センターでの録音]
モートン・グールドならではの絶妙なセンスが生かされたコープランドとグ
ローフェ。 指揮者・作曲者・編曲者として多彩な活動を展開したM.グールド
は自ら組織したオーケストラを指揮して、1950年代からRCA にクラシック・
ポピュラーの垣根を越えたさまざまな趣向のアルバムを録音している。コー
プランドのバレエ組曲2 曲と、グローフェの有名な描写音楽をカップリング
した当アルバムは、その中でも名演・名録音として知られるもの。

82876716262(SACD-Hybrid)  \1500
J.S.バッハ:
「小フーガ ト短調」「主よ、人の望みの喜びを」「トリオ・ソナタ第6番」
「もろ人こぞりて,主に感謝せよ」「管弦楽組曲第 番よりアリア」、
ヘンデル:
「オルガン協奏曲第4 番より」「弦楽のための協奏曲第1 番」
W.ボイス:「やすらかな憩いよ」、
H.ムレー:「われらが神はかたき砦」
パーセル(クラーク編):「トランペット・ヴォランタリー」
シューマン:「ロ短調のカノン」、
ヴィドール:「オルガン交響曲第5番よりトッカータ」
エルガー:「威風堂々」
ヴァージル・フォックス
[1958年 ニューヨーク、リヴァーサイド教会での録音]
リビングステレオのCD化の第1弾に選ばれていた名盤が待望のSACD化!
ニューヨーク、リヴァーサイド教会のエオリアン・スキナー・パイプオルガ
ンを使用。アメリカにおけるオルガン演奏の伝導師的存在であった名手ヴァ
ージル・フォックスの実力を余すところなく刻印した名録音盤。

82876716252(SACD-Hybrid)  \1500
マリオ・ランザ・ヒズ・ベスト &「学生王子」ハイライト
【BEST12曲】
「フニクリ・フニクラ」「彼女に告げてよ」「マリア・マリ」「夜の歌声」
「Canta pe' me」「恋する兵士」「君のママはどうやって?」「遥かなるサ
ンタ・ルチア」「光さす窓辺」「泣かないおまえ」「五月の夜に」「パッショ
ーネ」
【ミュージカル[学生王子]】ハイライト(12曲収録)
[1958 年ローマでの録音]
マリオ・ランツァといえば「学生王子」、「学生王子」といえばマリオ・ラ
ンツァ。 ニューヨークでイタリア系移民の家庭に生まれ、38歳という若さで
なくなったマリオ・ランツァは、第2次世界大戦後の映画出演によって一躍ス
ターとなった。その輝かしい美声と誰の心にも訴えかけてくる強い表現力に
よって、幅広い層の聴衆から愛された。当アルバムは、ランツァがRCAに残し
た数多くの録音でも極め付けとされ、ランツァの名前をスターダムに乗せた
ミュージカルの名曲「学生王子」のハイライトを含む、文字通りのベスト・
アルバム。前半のBEST部分12曲中7曲はなんとモリコーネによるアレンジ
(1,4,5,6,7,8,12)と、映画音楽監督としても有名なフランコ・フェラーラ
の指揮によって豪華なバックに支えられています。


<ARTE NOVA>
82876769692  \650
Dancing With The Orchestra
管弦楽原曲の編曲されたピアノ舞曲作品集
ストラヴィンスキー/「ペトルーシュカ」からの3 楽章
バルトーク/「舞踏組曲」、
ファリャ/「恋は魔術師」より
ダヴィデ・カヴァッシ(p)
ミラノ生まれのDavide Cabassiは、すでに13歳でRAI交響楽団と競演。その後、
ミュンヘン・フィルなどとも共演し絶賛を浴びた。既に学生時代から世界中
へとコンサート活動を行い、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院卒業後、
イタリア国際ピアノ財団から推薦されたピアニストとなった。2000年ヴィオ
ッティ国際コンクール2位。さて、今回のアルバムは、ご覧いただいてお分
かりのとおり何とも挑戦的な選曲!特にストラヴィンスキーのペトルーシュ
カ。(最近、他の名手による演奏を聴いたばかり!)これを聴けば彼がいか
に自らの腕に自信を持っているかが伺えるだろう。
2004年12月バイエルン放送局第1スタジオでの録音。



<RCA RED SEAL>
82876765782  \1980(限定盤)
ベルリン・ドイツ・オペラ・AIDS 基金・ガラ・コンサート2005
モーツァルト/「フィガロの結婚」序曲、
ロッシーニ/「セヴィリャの理髪師」より「今の歌声は」
マリア・バーヨ(Sp)
ドヴォルザーク/「ルサルカ」より「白銀の月よ」
ミカエラ・カウネ(Sp)
ラフマニノフ/「アレコ」より「月は高く輝く」
アナトーリ・コチェルガ(Br)
ベルリーニ/「夢遊病の女」より、「おお、花よ、お前に会えるとは」
ルチア・アリベルティ(Sp)
マスカーニ/
カヴァレリア・ルスティカーナ」より合唱「オレンジの花は香り」
ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団
ヴェルディ/「マクベス」より「裏切りものめ」
ラド・アタネリ(Br)
ヴェルディ/「マクベス」より「野望に満ちて」
マリア・グレギーナ(Sp)
ワーグナー/「ワルキューレ」より「冬の嵐を追い払い」
クリストファー・ヴェントリス(T)
トマ/「ミニョン」より「私は金髪のティターニア」
マルリス・ペーターゼン(Sp)
マスネ/「ウェルテル」より「春風よ、なぜ私をめざめさせるのか」
マルセロ・アルバレス(T)
ヴェルディ/「椿姫」より「乾杯の歌」
ルチア・アリベルティ(Sp)、マルセロ・アルバレス(T)、
ローレンス・フォスター(指揮)
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団 & 合唱団
毎回、スゴイ顔ぶれが魅力のこのコンサート、今年もやっぱりスゴイの一言。
何しろ、今が旬の歌手たちが勢揃い。現在最高のロジーナ歌手の一人、バー
ヨの「今の歌声は」。準・メルクルの“復活”で印象的なソロを務めたミカ
エラ・カウネ。そしてヴェテラン、ルチア・アリベルティとマリア・グレギ
ーナの貫禄の歌声。期待のバリトン、ラド・アタネリのカッコいいヴェル
ディ。今、最高に上り調子のマルセロ・アルバレス。そして、これから期待
の若手たち。こんな彼らが次から次へと美声を聴かせてくれる、まさに夢の
一夜なのである。
2005年11月5日 ベルリン・ドイツ・オペラでのLive録音
 


<OEHMS CLASSICS>
OC525  \1400
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付」
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指揮)
ザールブリュッケン放送交響楽団
アネッテ・ダッシュ(ソプラノ) ダニエラ・シンドラム(アルト)
クリスティアン・エルスナー(テノール)
ゲオルク・ツェッペンフェルト(バス)
バイエルン放送合唱団
卓越したオーケストラ・ビルダーとしての手腕を発揮し、ザールブリュッケ
ン放送響をドイツ随一のオーケストラに育て上げたスクロヴァチェフスキに
とっても記念すべき会心の録音シリーズの第1弾「第2番&第3番『英雄』」に
続く第2弾。
ソプラノのアネッテ・ダッシュ。すでにモーツァルトでのけなげな演技やバ
ロック歌曲などでおなじみの若手。今回のベートーヴェンでも伸びやかな歌
が期待できるというもの。
録音:2005年、ザールブリュッケン、ザールラント放送大ホール(ドイツ)

OC554  \1400
シュテファン・グラッペリへの思ひ出
ベンヤミン・シュミット(Vn),
ゲオルク・ブラインシュミット(Base),
エディ・ケールドルファー(Guiter),
ビレリ・ラグレーン(Ac Guiter), エルンスト・レイズグル(Cello)
1 Souvenirs (Reinhardt-Grappelli)
2 Swing 39 (Reinhardt-Grappelli),
3 Night and Day (Porter),
4 Manoir de mes reves (Reinhardt) ,
5 Tears (Reinhardt-Grappelli) ,
6 Troublant Bolero (Reinhardt) ,
7 Bei dir war es immer so schon (Beckmann-Mackeben),
8 Time on my Hands
(Youmans-Adamson-Gordon),
9 Embraceable You (Gershwin),
10 Sweet Georgia Brown
(Pinkard-Casey-Bernie) ,
11 Honeysuckle Rose (Waller-Razaf ),
12 Place Broukere (Reinhardt) ,
13 Fascinating Rhythm (Gershwin) ,
14 Sweet Chorus (Reinhardt-Grappelli) ,
15 Nuages (Reinhardt) ,
16 Nocturne (Reinhardt-Grappelli)
バッハや、イザイの無伴奏、そしてザルツブルク音楽祭での小澤征爾&ウィ
ーン・フィルでの共演でも話題のヴァイオリニスト=ベンヤミン・シュミッ
ト。今回は彼が率いるクアルテットが、没後50年を過ぎても人気のジプシー
=マヌーシュ・スウィングの一番いい時代・・・とくればジャンゴ・ライン
ハルト=ステファン・グラッペリの双頭バンド!をクラシカルかつ現代的な
視点で選曲/アレンジを施し、カヴァーした作品集。コンテンポラリー・マ
ヌーシュ・スウィングとくれば当代一の凄腕ギタリスト=ビレリ・ラグレー
ンをゲストに迎えて熱いプレイ、軽快にスウィングする弦楽器のハーモニー
がひたすら気持ちいいサウンドを奏でている。
このアルバムで参加しているベースは、元ウィーン・フィルのコントラバス
奏者で、いきなり退団してJAZZ奏者になったという名人。。
2003-2004年、ザルツブルク・ソニック・フロー・スタジオでの録音
 
OC534  \1400
ヨーロッパからアメリカに移住した作曲家のピアノ作品集
スザンヌ・ケッセル(p)
[01] Rachmaninoff /Prelude G sharp minor op. 32 No. 12,
[02] J.S. Bach (arr.Alexander Siloti)/ Praeludium in B minor ,
[03] Milhaud /Tabernacles,
[04] Ernst Krenek /Echoes from Austria,
[05] Hermann Hupfeld /As Time Goes By ,
[06] Schonberg /Klavierstuck op. 11 Nr. 1,
[07] Stravinsky /Tango,
[08] Ernst Toch/ Der Jongleur,
[09] Walter Jurmann&Bronislav Kaper /Ninon ,
[10] Erich Zeisl /In the factory ,
[11] John Williams /Schindler’s List,
[12] Peter Knell /Four Snapshots No. 1,
[13] Peter Knell / Four Snapshots No. 4,
[14] Alexandre Tansman /Cantilena ,
[15] George Gershwin /The Man I Love ,
[16] Hanns Eisler/ Dritte Sonate 1. Satz,
[17] Alex Shapiro /For My Father ,
[18] Henry Cowell /The Tides of Manaunaun ,
[19] Charles Chaplin /Smile ,
[20] Harold Arlen/ Somewhere ,
[21] John Cage/ 4’33”
こちらは今流行の「退廃音楽曲集」の一端を担う1枚。様々な理由で新天地
を求めアメリカに移住した作曲家、そこで新しい空気に触れ書かれた音楽
ち。そこにはヨーロッパの伝統を脱ぎ捨てた新しい音の宝庫がある。ラフマ
ニノフやガーシュイン、シェーンベルクなどはお馴染みだが、ほとんど耳
したことのない曲を聴く楽しみこそ、このアルバムの醍醐味と言えるだろう。
チャプリンも良いし、お約束のジョン・ケージの「4分33秒」も! 1993年国
際シューベルト・コンクール受賞者でもあるケッセル(1970生)は、現代音楽
のスペシャリストとして高い評価を受けており、2000年ドイツでの20世紀ピ
アノ音楽を回顧する50回以上のコンサート・シリーズにもコンタルスキー、
ヘンク等とともに出演し、絶賛を浴びたピアニストです。
2005年7月ケルン放送局ホールでの録音。

OC559  3枚組 \2800
モーツァルト:後期交響曲集
交響曲第39&34番、メヌエットK409
ユベール・スダーン(指揮) ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
交響曲第36、38、40、41番
アイヴォー・ボルトン(指揮)ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団 
OC203, 343, 538 の中から、交響曲のみを収録した、モーツァルト生誕特
記念盤。 このCD はモーツァルト生誕の地、ザルツブルクを代表するオーケ
ストラで伝統と歴史を誇るザルツブルク・モーツァルテウム管と前音楽監督
のユベール・スダーンと、新たなシェフ、アイヴォー・ボルトンによる「ザ
ルツブルクからのモーツァルト」シリーズの中から、後期交響曲集を集めた
モーツァルト生誕記念にふさわしいスペシャル・アルバム。ユベール・スダ
ーンは、モーツァルテウム管に斬新な改革を行い、現代にふさわしいモー
ツァルト演奏を行い、絶賛を浴びた演奏。そして、ヨーロッパで大きな注目
を集める指揮者ボルトンは、2005年10月のバイエルン国立歌劇場の日本公演
で初来日し、ヘンデルのオペラ「アリオダンテ」を振って、海外での評判に
違わぬ指揮ぶりで日本でも高い評価を得た。ここでの演奏も、スダーンの後
を引き継ぎ、バロック演奏の経験を生かしてピリオド楽器演奏の成果を採り
入れつつ、非常に清澄明晰な演奏で現代の最先端を行くモーツァルト像を築
いています。特別価格となっております。
   
<EMI CLASSICS>
CDC-3467342  \2080
ショパン:ワルツ集(14曲)
ラヴェル:高雅にして感傷的なワルツ
スティーヴン・コヴァセヴィチ(ピアノ)
現代の巨匠が紡ぎだすピアノの表現力の極地現代最高のコンサート・ピアニ
ストして世界的に評価されるコヴァセヴィチによるワルツ作品の名曲です。
大家の演奏は作品の素晴らしさを十二分に堪能させてくれる文句なしの名演
です。4月には来日しベートーヴェン、シューベルト、ベルクの作品を演奏
する他、アルゲリッチ演奏の協奏曲で指揮者としても登場予定です。

CDC-3444382  \2080
パーセル:メアリー女王のための音楽
メアリー女王の誕生日のためのオード「来たれ、汝ら芸術の子ら」
アンセム「イェルサレムよ、主をほめたたえよ」
メアリー女王の誕生日のためのオード「愛の女神は盲目なり」
メアリー女王の葬送のための音楽(1965)(4曲) 他
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
スティーヴン・クレオベリー指揮
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック
英国が誇る合唱団によるパーセルの代表作パーセルが親しく仕えたメアリー
女王のための音楽は英国のバロックを代表する作品として広く親しまれてい
る代表作です。キングズChoの新録音はまさに決定盤としてお薦めできる作品
です。

CDC-3472122  \2080
ヴィヴァルディ:フルート協奏曲集
フルート協奏曲Op.10(全6曲)
フルート協奏曲イ短調
フルート協奏曲ニ長調
エマニュエル・パユ(フルート)
オーストラリア室内管弦楽団、リチャード・トグネッティ指揮
最高峰のフルーティスト、パユのバロック協奏曲の代表作フルート作品を次々
と開拓してその魅力を伝えてくれるパユ。彼が遂にヴィヴァルディの名曲を
完成させました。「海の嵐」「夜」「ごしきひわ」の名前の付いた作品を含
む作品10の協奏曲集などヴィヴァルディの主要なフルート協奏曲を収録し
たアルバムは、有名度にひきかえ最近は新録音が少なかったレパートリー。
フルート、バロック・ファンだけでなく、クラシック・ファンなら是非ご注
目いただきたいアルバムの登場です。近年評価高まるオーストリア室内との
ツアーから本作品が生まれました。

CDS-3446432  2枚組  \3000
モーツァルト:ピアノ三重奏曲集(6曲)
ト長調K496, *変ホ長調K498「ケーゲルシュタット」、 変ロ長調K502
ホ長調K542、 ハ長調K548、 ト長調K564
ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
ニコライ・ズナイダー(ヴァイオリン)
キリル・ズロトニコフ(チェロ)
*フェリックス・シュヴァルツ(ヴィオラ)
*マティアス・グランダー(クラリネット)
モーツァルト・イヤーに合わせてバレンボイムが若手の実力者、ズナイダーと
ズロトニコフをしたがえて新録音を完成させました。(05年9月ベルリン
で収録)モーツァルトのピアノ三重奏曲はコンサートでもしばしばとりあげら
れる名曲であり、さらにピアノ、クラリネット、ヴィオラという編成の「ケ
ーゲルシュタット」まで収録した本セットはクラシック・ファン納得の2CDに
なりました。ズナイダーはデンマーク出身の注目をあびるヴァイオリニストで
(75年生)世界のトップ・オケとの客演でひっぱりだこの存在。ズロトニ
コフはベラルーシのミンスク出身で音楽一家に生まれた。イェルサレムQの
創立メンバーで特に室内楽の分野で期待の高まる若手チェリスト(27歳)。
シュヴァルツとグランダーは92年以来バレンボイムが音楽総監督を務める
ベルリン・シュターツカペッレの主席奏者達。素晴らしい室内楽作品の登場
です。


<EMI DENMARK>
CDC-3543362  \2080
ミカラ・ペトリ/四季
ヴィヴァルディ:「四季」(全4曲)
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
ミカラ・ペトリ(リコーダー)
スウェーデン室内管弦楽団、トーマス・ドースガールド指揮
人気リコーダー奏者、ペトリの最新録音、新しい「四季」がやってきます
ペトリの久々の新録音です。今回の録音ではモーレンハウアーとメックのモ
ダン・リコーダーが使用され、バロック楽器と比べ、ダイナミックスと音域
の可能性を拡げた演奏が楽しめます。


<EMI CLASSICS>
CDM-5580182
ムソルグスキー:展覧会の絵
ショパン:夜想曲Op.9-1から3(3曲)
ラヴェル:夜のギャスパール
セルジオ・ティエンポ(ピアノ)
72年ベネズエラ生まれのティエンポは86年14歳での世界デビュー以来、
欧米、日本で大人気のピアニスト。録音も数多く紹介されましたが、今回の
EMI初録音も高度のテクニックと音楽性が要求される名曲で見事な演奏を
披露しています。


<EMI UK>
●CLASSICS FOR PLEASURE
CZS-3523462  2枚組  \1450
R.ロドニー・ベネット/THAT CERTAIN FEELING
ガーシュウィン:前奏曲第1-3番
リチャード・ロドニー・ベネット(ピアノ)
カーン(ベネット編):Smoke gets in your eyes 他
タックウェル(ホルン)
リチャード・ロドニー・ベネット(ピアノ)、
ニール・リチャードソン指揮 他
3月29日70歳をむかえるロドニー・ベネットによるショウ・ミュージック

CZS-3523562  2枚組  \1450
エリック・コーツの音楽
組曲「3人のエリザベス」、 組曲「ロンドン」、 
行進曲「コーリング・オール・ワーカーズ」、 「森の精」、 
「眠っているようなラグーンのほとりで」、
「シンデレラ幻想曲」、 行進曲「ダム・バスターズ」 他
グローヴズ指揮、 マッケラス指揮、 キルビー指揮

CDZ-3523922
アディンセル:ワルソー・コンチェルト
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
*R.R.ベネット:オリエント急行殺人事件(抜粋) 
ダニエル・アドニ(ピアノ)、*R.R.ベネット(ピアノ)

CDZ-3523942
エルガー:エニグマ変奏曲、序曲「南国にて」、 序奏とアレグロ
エードリアン・ボールト指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

CDZ-3523982
ギルバート&サリヴァン・ハイライツ
「ミカド」、「近衛騎兵隊」、「イオランテ」、
「ゴンドラの漕ぎ手」他からのアリア他
マルコム・サージェント指揮

CDZ-3523992
ケテルビー:管弦楽作品集
ペルシャの市場にて、 修道院の庭で、 ジプシーの少年 他
ジョン・ランチベリー指揮
アンブロジアン・シンガーズ、フィルハーモニアO. 

CDZ-3524052
MUSIC OF THE FOUR COUNTRIES
マッカン:山と湖の国、 E.スミス: The Wreckers 他
アレクサンダー・ギブソン指揮
スコットランド国立管弦楽団

CDZ-3524072
RULE, BRITANIA!
エルガー:威風堂々 第1番、 第4番、 アルフォード:後甲板にて 他
チャールズ・グローヴズ指揮
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック管弦楽団


<EMI GERMAN>
CMS-3511982  2枚組  \2900
ヘンデルーモーツァルト編:メサイア(ドイツ語版)
モニカ・フリマー(ソプラノ)
(メヒトヒルト・ゲオルク(ソプラノ)
クリストフ・プレガルディエン(テナー)
シュテファン・シュレッケンベルガー(バス)
ライニッシェ・カントライ合唱団
ダス・クライネ・コンツェルト管弦楽団
ヘルマン・マックス指揮
モーツァルトが手を加えたヘンデルの名合唱曲「メサイア」をモーツァルト
が編曲、アニヴァーサリー・イヤーならではのドイツ語版が再登場です。






<VIRGIN CLASSICS>
VBD-3487272  2枚組  \1450
ロマンティック-DREAMS OF LOVE
シベリウス:悲しきワルツ/ヤルヴィ、エストニア国立交響楽団
ドビュッシー:月の光/ペク
メンデルスゾーン:真夏の夜の夢−スケルツォ/ネルソン
グリーグ:ペール・ギュント−オーゼの死/
ヤルヴィ、エストニア国立管弦楽団
シューベルト:ピアノ・ドゥオのための幻想曲−第1楽章/
デセール&ストロッサー
マーラー:交響曲第5番−アダージェット/サラステ、フィンランド放送SO
アルベニス:アストゥリアス(セゴビア編)/イスビン
シューベルト:ピアノ三重奏曲第2番−第2楽章/キャッスル・トリオ
ベートーヴェン:コリオラン序曲/
ハーディング、ブレーメン・ドイツ室内管弦楽団
バーバー:アニュス・デイ/ヒル、ウィンチェスター・カセドラル合唱団
スメタナ:モルダウ/
ペシェク、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニーO
他 全22曲
ヴァレンタイン・デイにピッタリの美しいメロディがぎっしりロマンティッ
クなメロディがたっぷりと収録された2CD。

VC-3381542  \2080
クリスティ/声の園(LE JARDIN DES VOIX)
H.&D.パーセル:アリア集とデュエット集-「インドの女王」
マッツォッキ:「アドーネの鎖」第2幕第3場
ロッシ:オラトリオ「悔悛せる罪人」
ランベール:Que d'amants separes; Vos mepris chaque jour
シャルパンティエ:前奏曲とアリア〜「ヴィーナスとアドニス」
ラモー:「ピュグマリオン」よりアリア’Fatal Amor, cruel vainqueur'
カンプラ:抜粋-’Enee et Didon'
ヘンデル:抜粋-「ラダミスト」第3幕第10場; 
「アマディージ」よりアリア'Minacciami, non ho timor
モーツァルト:「アルバのアスカニオ」より'Al chator di que' bei rai
グレトリ:「ゼミールとアゾール」第2幕第2場三重唱
'Veillons, mes soeurs'
フィリドール:「トム・ジョーンズ」より七重唱'C'est vous mon pere'
アメル・ブライム=ジユール(ソプラノ)
クレア・デボノ(ソプラノ)
ユディス・ファン・ヴァンロイユ(ソプラノ)
クサヴィエ・サバータ(カウンター・テナー)
アンドルー・トーティス(テナー)
アンドレ・モーシュ(バリトン)
コンスタンティン・ヴォルフ(バス・バリトン)
レ・ザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ指揮
クリスティが送り出すバロック・ヴォーカルの新星たちの華麗な競演
クリスティは世界中から新しいヴォーカルの才能を熱心に探しています。
'Le Jardin des Voix'は若い歌手たちにバロック作品の研鑽と「レ・ザール
・フロリサン」との国際的ツアーの機会を提供するため、クリスティとケネ
ス・ワイスが監督を務め02年からスタートした意欲的なプロジェクトです。
このアルバムは欧米をツアーした才能あるれる若手歌手たちとの05年のフ
レッシュな成果を収めた作品です。
36Pブックレット、歌詞付き

VC-3351302  \2080
シェーンベルク:浄められた夜
ベルク/ミュラー編 :
ピアノ・ソナタ ロ短調Op.1(弦楽六重奏のためのトランスクリプション)
R.シュトラウス:弦楽六重奏曲-「カプリッチョ」より
アルテミス四重奏団
ナターシャ・プリシェペンコ & ハイメ・ミュラー(ヴァイオリン)
フォルカー・ヤコプセン(ヴィオラ)
エカールト・ルンゲ(チェロ)
*トーマス・カクシュカ(ヴィオラ)
*ヴァレンティン・エルベン(チェロ)
*(アルバン・ベルク四重奏団メンバー)
気鋭の四重奏団、アルテミスのヴァージン・レーベルへの3作目。昨年の来
日でも聴衆の大拍手と絶賛のコンサート評を獲得してその存在感をあらてめ
て焼き付けた彼ら。師とあおぐアルバン・ベルクQメンバーとの共演が実現。
独墺系新旧アンサンブルの記念碑的録音を完成させました。05年7月に亡
くなったカクシュカ最後の公式録音ともなってしまったアルバムです。六重
奏の名曲2曲とメンバーのミュラーの編曲によるベルク作品を加えてファン
必携の録音となりました。
 
<ECM New Seires>
9818792  \2080
Media Vita ゴンベール:ミサ・メディア・ヴィータと6つのモテット
ヒリヤード・アンサンブル
謎の作曲家、ゴンベールの作品集。ヒリヤードの録音でこそ聴きたい、複雑
華麗なポリフォニーの世界! ジョスカン・デ・プレの指導を仰ぎ、師の手法
を継承しつつその複雑極まりない対位法を自在に操った作品を残したゴンベ
ール。しかしながら、彼の生涯はいまだ謎に包まれており、子供を陵辱した
罪でガレー船での服役を命じられたとの不名誉な歴史も背負っていることで
も知られています。 現代音楽や他ジャンル・アーティストとのコラボレー
ション等、その活動ひとつひとつがどれも注目を浴びているヒリヤード・ア
ンサンブル。逆に、ヒリヤード単独名義のアルバムは久しぶりともいえます
が、これがゴンベール作品ときては、ファンならずとも感涙もののリリース
です。最近、メンバーが非常に流動的ではありますが、ゴンベールの複雑な
ポリフォニーを表現するために、今回のヒリヤードは6人編成(すべて男声)
になっています。

4763101  \2080
Teatro Lirico
テアトロ・リリコ-17世紀のイタリアとスロヴァキアの音楽
コレッリ:ソナタ 作品5-12 「ラ・フォリア」 
カッチーニ:アマリッリ
作曲者不詳:フォリア・ヴァリエーション(ハープ・ソロ)
ファリーナ:第二ソナタ
グラナータ:ソナタ
コレッリ:ソナタ 作品5-10-サラバンド
フォスカリーニ:フリアス
カスパー=ホルン:組曲
スタッブス:アルペジアータ
ミロス・ヴァレント(Vn,Va)、
エリン・ヒードリー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
マキシネ・エイランダー(Hp)、
スティーヴン・スタッブス(チター,リュート,バロック・ギター)
「ダウランド・プロジェクト」の第三作目ともいえる一枚。ECMのお家芸、
新旧を見事に対比させた「テアトロ・リリコ」! 新旧、東西。こうしたも
のを常に対比させたアルバム作りはECMのお家芸ともいえるもの。古くは
「オフィチウム」「モリムール」や、初期バロック歌曲にジャズの即興が
混ざった「ダウランド・プロジェクト」など、それらは奇をてらう訳でなく、
新旧どちらの真価をも浮き彫りにするという意味で、大変有効な手段である
といえます。 今回は、「ダウランド・プロジェクト」にも参加していた、
アメリカのリュート奏者、スティーヴン・スタッブスがフィーチャーされた
一枚。上記の17世紀の作品群の中に、即興演奏のトラックが挿入され、最後
にスタッブス自身の作品が現れる構成になっています。それぞれの作品も
希少。

4763099  \2080
クルターク:
カフカ断章 作品24 
ソプラノとヴァイオリンのための
ユリアーネ・バンゼ(Sp) アンドラーシュ・ケラー(Vn)
シフとのドビュッシー&モーツァルト歌曲集(461 8992)でECMデビューを果
たし、大絶賛を浴びたユリアーネ・バンゼ。少々時間があきましたが、二作
目が届きました。今回は前作とは対極とも言えるクルターク作品。幻想的で
いて不安と絶対的孤独感に満ちた作風で知られるカフカの詞に、音数が非常
に少ないクルタークが音楽をつけたというだけで、大宇宙の真ん中にひとり
浮遊しているような世界を思い起こさせます。これを、絶大な表現力とネイ
ティヴであるドイツ語歌唱ができるバンゼがどう表現するか、大変楽しみな
アルバムです。もちろん、クルタークの直弟子として知られるケラーのヴァ
イオリンも必聴!




<Accord>
4768999  \2080
オッフェンバック:交響的バラード
パリの生活、羊飼い、ペリコール、火山の上に、天国と地獄、馬鹿騒ぎ、
青ひげ、エクスレバンの想い出
モンペリエ国立歌劇場管弦楽団
指揮:ジャン=クリストフェ・ケック
録音:2003年7月、モンペリエ(スタジオ)
ロザンタールのオッフェンバッキアーナが大ヒットとなってしまうフランス
ならではの新録音。かなりの部分が世界初録音となります!(曲目訳すの大
変でした・・・)歴史的偉業ともいえるオッフェンバック・エディションを
作り上げたBooseey&HawkesとBote&Bockの全面的協力を得て、彼の喜歌劇作品
の中からオーケストラ組曲、序曲、プレリュードなどを熟考し選び出された
アルバムです。チレアの「アルルの女」や先月の「ハーリ・ヤーノシュ」な
ど精力的リリースを続けるMontpellier-Euterp.Collectionの最新作です。
 
<NAXOS> 各1枚 \850
8.557215
ヴィヴァルディ(1678-1741):
<リコーダーのための協奏曲集(ヴィヴァルディ協奏曲全集シリーズ)>
リコーダー、オーボエとファゴットの協奏曲ト短調RV.103/リコーダー、
ヴァイオリンとチェロの協奏曲ニ長調RV.92/リコーダー、オーボエ、ヴァイ
オリンとファゴットの協奏曲ト短調RV.105/リコーダー、オーボエ、ヴァイ
オリンとファゴットの協奏曲ニ長調RV.94/リコーダー、オーボエ、ヴァイオ
リンとファゴットの協奏曲ト長調RV.101/リコーダーと2つのヴァイオリン
の協奏曲イ短調RV.108/リコーダー、オーボエと2つのヴァイオリンの協奏
曲ハ長調RV.87
演奏/ラースロー・ケチョケメーティ(リコーダー)、
ラースロー・ハダディ(オーボエ)、
アティラ・ファルヴァイ(ヴァイオリン)、
カタリン・パールカーニ(ヴァイオリン)、
ジェルジ・オラヨシュ(ファゴット)、
ジェルジ・ケルテース(チェロ)、
ボルバーラ・ドボジ(ハープシコード)
近年、その作品が再評価されているヴィヴァルディですが、リコーダーとア
ンサンブルによる協奏曲集も、徐々に録音が増えています。ブダペスト出身
のケチョケメーティを、コダーイ・クヮルテットやフランツ・リスト室内管
のメンバーなどが支えます。

8.557249
ブクステフーデ(c.1637-1707):<室内楽作品全集第2集>
7つのソナタOp.2 BuxWV259-265(全7曲)
演奏/ジョン・ホロウェイ(ヴァイオリン)、
ヤープ・テル・リンデン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ラース・ウルリク・モーテンセン(チェンバロ)
dacapo(8.224004)の再発売。優雅な響きの室内楽作品は、宮廷のバロック
音楽というイメージそのもの。既発売のOp.1(8.557248)同様に7曲から成
るソナタ集であり、ホロウェイや今や指揮者としても活躍するリンデンら、
3人の名手たちが典雅な響きを聴かせます。

8.557298
サンマルティーニ(1700/01-1775):<6つの交響曲(1730-1750)>
交響曲イ長調(J-C62)/交響曲ハ短調(J-C9)/交響曲ニ長調(J-C16)
/交響曲ヘ長調(J-C36)/交響曲ニ短調(J-C23)/交響曲ハ長調(J-C4)
演奏/ケヴィン・マロン(指揮)
アレイディア・アンサンブル(古楽器による演奏、A=415Hz)
イタリアのミラノで活躍し、多くの教会で楽長を務めながら数多くの交響曲
(シンフォニア)や声楽曲などを作曲したサンマルティーニ(弟)。交響曲
というスタイルを確立した作曲家の一人であり、18世紀音楽ファンは必聴の
一枚です。

8.557375
ウィラン(1880-1968):<オルガン作品集>
前奏曲とフーガ ハ短調/オーランド・ギボンズの旋律によるコラール前奏曲
/序奏、パッサカリアとフーガ/「フーガ三部作」-アリア/単旋律聖歌の旋
律による5つの前奏曲/パッサカリアとフーガ第2番/「アベリストウィス」
による前奏曲/エピローグ
演奏/パトリック・ウェッド(オルガン……カナダ、モントリオール、サン
=ジャン=バティスト教会のカサヴァント製オルガン[1914、1995年製]使用)
イギリスに生まれて幼い頃から教会音楽を聴いて育ち、33歳でカナダに移住
して、生涯をオルガニスト兼作曲家として送ったウィラン。即興的な作品か
ら静謐なコラール、ミステリアスな瞑想的作品など、幅広い作品をカナダの
トップ演奏家が奏でます。

8.557443
ブゾーニ(1866-1924):<2台のピアノのための音楽>
対位法的幻想曲/バッハの「幸いなるかな、おお魂の友よ」による即興曲/
モーツァルト=ブゾーニ:自動オルガンのための幻想曲/モーツァルトの
「ピアノ協奏曲第19番」の終曲による協奏的小二重奏曲
演奏/アラン・シラー(ピアノ)、ジョン・ハンフリーズ(ピアノ)
新古典主義をベースに、先達作曲家たちの音楽をモティーフとした作品集。
そこにはJ.S.バッハやベートーヴェン作品の影が見え隠れし、モーツァルト
作品を編曲・展開させて2台ピアノ版に仕上げるなど、卓越したアレンジ能
力を知ることができるでしょう。

8.557496
プレイエル(1757-1831):弦楽四重奏曲Op.2 Nos.1-3
演奏/エンソー・クヮルテット
ハイドンの弟子であり、ピアノに名前を残すプレイエルの弦楽四重奏曲は、
一聴してモーツァルト作品のような魅力を持つ隠れた名品。円相(禅などで
使われる言葉)をグループ名にしたアメリカの若手団体(2003年から2004年
にかけ、複数のコンクールで注目されています)による、若々しい演奏です。

8.557521
<ロバート・クラフト・コレクション:シェーンベルク作品集第3集>
シェーンベルク(1874-1951):6つの混声合唱曲/弦楽四重奏曲第2番/
弦楽オーケストラのための組曲 ※ドイツ語歌詞、英語対訳付き
演奏・歌/ロバート・クラフト(指揮)
20世紀クラシックス・アンサンブル、フレッド・シェリー弦楽四重奏団、
ジェニファー・ウェルチ=バビッジ(ソプラノ)、
サイモン・ジョリー・シンガーズ 
1950年代から60年代にかけて膨大な作品集を録音し、この作曲家のスペシャ
リストとなったクラフト。彼が指揮・監修する再録音では、元タッシのアイ
ダ・カヴァフィアンやフレッド・シェリーら腕の立つ音楽家が集まり、さら
に精緻な演奏が実現しています。

8.557568
シューベルト(1797-1828):
<シューベルト・ドイツ語歌曲全集第20集−「感傷主義の詩人たち」第3集>
死とおとめ/墓堀人の歌/歌「生きる日は重苦しく」/悩む男(第2作)/
同(第3作)/尼僧/日ごと歌う/嘆き/愛の声/溜め息/泉に寄せて/私
がジュリアンを見つけたりんごの木のそばで/昔の恋/月に寄す/夕べの歌
/嘆き(月に寄せる)/ナイチンゲールの死に寄せて(第1作、断片)/ナイ
チンゲールの死に寄せて(第2作)/水の上で歌う/放心した歌(断片)/
恋する人/ミンネリート/夢/至福 
歌・演奏/ヴォルフガング・ホルツマイアー(バリトン)、
ウルリッヒ・アイゼンロール(フォルテピアノ)
※歌詞は<http://www.naxos.com/libretti/poetsofsensibility3.htm>にア
クセスしてPDFファイルをダウンロード。(ドイツ語歌詞、英語対訳付き)
クラウディウス、ヘルティー、シュトルベルクという、3人の詩人による作
品をテキストに使った歌曲集。ロマン主義の繊細さを表現した歌集を、ホル
ツマイアーのリリカルな歌声と素朴なフォルテピアノで味わう一枚です。

8.557621
<ミュラー=ブリュール&ケルンCO/傑作シリーズ−J.S.バッハ(1685-1750)
:アルトのための教会カンタータ集>
第170番「喜ばしい安息、好ましい魂の歓喜」/第54番「いざ、罪に抗すべし」
/第169番「神のみにぞわが心を捧げん」/第200番「われは彼の名を告げん」
/第53番「いざ、待ち望みたる時を告げよ」(作詞:M.フランク)
演奏・歌/ヘルムート・ミュラー=ブリュール(指揮)
ケルン室内管弦楽団、ケルン・バッハ合唱団、
マリアンネ・ベアーテ・シェラン(アルト)
※歌詞は<http://www.naxos.com/libretti/bachcantatas7621.htm>にアクセ
スしてPDFファイルをダウンロード。(ドイツ語歌詞、英語対訳付き)
ノルウェー生まれのメゾ・ソプラノをフィーチャーしたカンタータ集であり、
ナクソスにおけるJ.S.バッハ作品には欠かせないミュラー=ブリュールと彼の
手兵による演奏がサポート。ヴァイマール時代の第54番、ライプツィヒ時代の
第169&170番に加え、断片しか残されていない第200番と、アリアのみ残され
ている偽作(ホフマンの作品であることが判明している)第53番も収録しま
した。

8.557648
アルウィン(1905-1985):交響曲第1番/交響曲第3番
演奏/デーヴィッド・ロイド=ジョーンズ(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
ウォルトンやブリスなどと同様、イギリスの作曲家の中でも映画音楽に積極的
だったアルウィンだけに、交響曲も親しみやすい作風。第1番はバルビローリ
(彼に献呈)が、第3番はビーチャムがそれぞれ初演を指揮しました。

8.557747
<4つのホルンのための協奏曲集>
R.シューマン(1810-1856):
4つのホルンのためのコンチェルトシュテュック ヘ長調
ヘンデル(1685-1759):協奏曲ヘ長調 
テレマン(1681-1767):序曲ヘ長調(アルスター組曲) 
ハイドン(1732-1809):交響曲第31番「ホルン信号」
演奏/アメリカン・ホルン・カルテット、
ダリウシュ・ヴィシュニエフスキ(指揮)シンフォニア・ヴァルソヴィア
1982年に、欧米のオーケストラで活動する4人のアメリカ人ホルン奏者たちが
結成。数多くのコンクールに入賞して、現在は幅広い活動を行っているアンサ
ンブル。有名なシューマンの協奏曲(1849年原典版を使用)をはじめ、「王
宮の花火の音楽」序曲の異稿であるヘンデルの協奏曲など、4つのホルンが
大活躍する一枚です。

8.557816
<チェロ、チェリ!-12のチェロによるバッハとブルーベック>
ブルーベック(1920- )(シュナイダー校訂):
Elegy / God's Love Made Visible / Cello, Celli / The Desert and
the Parched Land/ Regret  
J.S.バッハ(1685-1750):
ブランデンブルク協奏曲第6番/同第3番(いずれも C.ケニスンによる編曲)
/主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ(A.パリソによる編曲)
演奏/イェール・チェロ合奏団、アルド・パリソ(ディレクター)
名奏者・教師パリソが結成した、20人からなる若手チェリスト集団(日本人、
日系人も数名在籍)。J.S.バッハ作品の安定した演奏もさることながら、デイ
ヴ・ブルーベックのシリアス作品集は新しいチェロ・アンサンブルのレパート
リーとしてもお薦め。特に「Elegy」「God's Love Made Visible」というノス
タルジックな2曲は、心打たれます。

8.557827
<ソプラノ歌曲・アリア集>
ドリーブ:カディスの娘たち 
グノー:歌劇「ロメオとジュリエット」-私は夢に生きたい 
プッチーニ:
歌劇「ジャンニ・スキッキ」-私のお父さん/歌劇「つばめ」-何と美しい夢
/歌劇「蝶々夫人」-ある晴れた日に 
レハール:オペレッタ「メリー・ウィドウ」-ヴィリアの歌 
ルナ:「ユダヤの若者」-スペインからやってきた娘 
ロペス:王室のすみれ 
カントルーブ:「オーヴェルニュの歌」-バイレロ 
ヴィラ=ロボス:
ブラジル風バッハ 第5番-アリア(カンティレーナ)/同 -踊り (マルテロ)
歌・演奏/アナ・マリア・マルティネス(ソプラノ)、
スティーヴン・マーキュリオ(指揮)プラハ・フィルハーモニア
※歌詞は<http://www.naxos.com/libretti/martinez.htm>にアクセスして
PDFファイルをダウンロード。(仏、伊、独、西、ポルトガル語歌詞、英語対
訳付き)
プエルト・リコに生まれ、メトやコヴェント・ガーデンなど米英のオペラハ
ウスを中心に活躍。ドミンゴが指揮をしたベルリン・フィルのピクニック・
コンサートなどで日本にも知られているリリック・ソプラノが、名曲ばかり
を歌ったリサイタル盤です。

8.559234
レヴィ(1930- ):
夏の序曲/チェロ協奏曲第2番/ロンド・タランテラ/交響曲第3番 
※全曲世界初録音
演奏/湯浅卓雄(指揮)アイルランドRTE国立交響楽団、
スコット・バランタイン(チェロ) 
スイスの作曲家の息子であり、シュタルケルやレナード・ローズに師事した
チェリストでもあるレヴィ。イギリスのカノン「夏は来たりぬ」のパラフレ
ーズである序曲を始め、おだやかな作風の音楽が収録されています。スコッ
ト・バランタインは協奏曲を献呈されたチェリストです。

8.559419
<ウィーン少年合唱団によるユダヤの祝祭歌>
カリブ(1929- ):安息の日 
カプラン(1931- ):アブラハムの詩篇 
※ヘブライ・英・イディッシュ語による歌唱、英語対訳付き
歌・演奏/ゲーラルト・ヴィルト(指揮)
ウィーン少年合唱団、ウィーン合唱団、ウィーン室内管弦楽団、
ナフタリ・ヘルツィク(カントール)、シモン・クライマー(カントール) 
ウィーン少年合唱団が歌う2つの作品は、ユダヤ教の儀式で歌われる重要な、
そして美しいハーモニーを持つ音楽。作曲者のカリブはシカゴで活躍した作曲
家・編曲家、カプランはバーンスタインとブーレーズ時代のニューヨーク・
フィルを支えた合唱指揮者(カメラータ・シンガーズの創始者)として有名
です。



<NAXOS OPERA>
8.660163-64(2枚組) \2000
エネスコ(1881-1955):歌劇「エディプ(オイディプス王)」 
※リブレットは付いておりません、歌詞は仏語です、英語あらすじ付き
(ライヴ収録:1997年5月29日、ウィーン国立歌劇場)
歌・演奏/モンテ・ペーダーソンj(バス・バリトン)、
エギルス・シリンス(バス)、ダヴィデ・ダミアーニ(バリトン)、
ミヒャエル・ロイダー(テノール)、ゴラン・シミッチ(バス)、
ペーター・ケーヴェス(バス)、ヴァルター・フィンク(バス)、
ユ・チェン(バリトン)、ヨーゼフ・ホプファーヴィーザー(テノール)、
マリャーナ・リポヴシェク(メゾ・ソプラノ)、
ルクサンドラ・ドノース(ソプラノ)、
ミハエラ・ウングレアヌ(メゾ・ソプラノ)、
ミヒャエル・ギーレン(指揮)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団・合唱団、オーストリア連邦歌劇場管弦楽団、
ウィーン少年合唱団 
ナクソスに、20世紀音楽の使徒であり近年になって再評価の兆しがあるギーレ
ンが初登場。ソフォクレスの有名な悲劇をオペラ化したエネスコの作品は、
ギリシャ劇風の合唱(コロス)配置や微分音の使用など、この作曲家としては
実験的なもの。録音も極めて少ないので、希少価値が高いものです。同じ原作
を使ったストラヴィンスキーのオペラと比較するのも一興でしょう。



<NAXOS HISTORICAL>
8.111010 \850
レハール(1870-1948):<オペレッタ・ハイライト>
オペレッタ「ロシアの皇太子」-序奏 ― ヴォルガの歌 ― 美しき夢(1971年、
ライヴ録音)/オペレッタ「ジュディッタ」-第1幕「奥様、お嬢様」/第4幕
「私の唇にあなたは熱いキスをした」/第3幕「おお、我が美しき星」
(1970&1980年、ライヴ録音)/オペレッタ「フリーデリケ」-序曲;歌え、
鳥たちよ/学生たちの四重唱/美しきアルザス女の二重唱/ああ、なぜあなた
は私の心を掴まえて離さないの?(1971年、スタジオ録音)/オペレッタ
「ルクセンブルク伯爵」-第1幕:伯爵の登場/スザンヌの登場;マズルカ/
スザンヌとフェルナンの二重唱/第2幕:スザンヌ/バジールとジュリエット
の二重唱/スザンヌとフェルナンの二重唱/第3幕:スザンヌとブリサール
のロマンス/スザンヌとフェルナンの二重唱/フィナーレ(1971年、ライヴ
録音)/オペレッタ「とんぼの踊り」-序曲/第1幕:二重唱「愛があなたの
扉を開ける」/ジャワ・ガヴォット/第3幕:愛があなたの扉を開ける
(1966年、モノ・スタジオ録音) ※歌詞は仏語です
歌・演奏/リナ・ダシャーリ、レミ・コラザ、アラン・ヴァンツォ、
アニタ・アメルスフェルト、エメ・ドニア、アンドレ・ドラン、
ドミニク・ティルモン、モニーク・シュティーオ、ミシェル・アメル、
アンリ・ルゲ、クロディーヌ・コラール、ピエール・ソージェ、
ジャック・ジレ、ジョルジェット・デスパネリ、
アードルフ・ジーベール(指揮)ORTFオペラ管弦楽団&合唱団 
ART et SON(アレクシス・フランケル)復刻。レハールのオペレッタから名
場面をフランス語で歌ったというユニークな音源集で、INA(フランス国営視
聴覚研究所)のアーカイヴがオリジナル。指揮のジーベールはフルトヴェン
グラーやクラウスに指揮を師事し、ウィーンやパリの放送局を主な仕事場と
していました。

8.111023 \850
<ショパン:アルフレッド・コルトー:SP録音集第1集>
ショパン(1810-1849):
24の前奏曲(録音:1926年3月22日・23日、ヘイズ)/前奏曲Op.45(録音:
1949年11月4日、ロンドン)/24の前奏曲-第15番「雨だれ」(録音:1950年
10月30日、ロンドン)/子守歌(録音:1949年11月4日、ロンドン)/即興
曲第1番/即興曲第2番/即興曲第3番/幻想即興曲(録音:1933年7月5日、
ロンドン)/タランテラ(録音:1931年5月13日、ロンドン)
演奏/アルフレッド・コルトー(ピアノ) 
マーク・オバート=ソーン復刻。多くの録音を残し、複数のレーベルから復
刻リリースされているコルトー。オバート=ソーンの復刻テクニックが、新
しいコルトーの魅力を生み出します。シリーズの第1弾はHMVへの録音である
ショパンの作品集。ルバートなど起伏のあるロマンティックな演奏とニュア
ンスが、ノイズを排したこの復刻で浮かび上がります。

8.111078-80(3枚組) \2550
グリンカ(1804-1857):
歌劇「イワン・スサーニン(皇帝に捧げし命)」
(全曲。ただし以下は省略:第4幕 ― 我らが後衛の営舎の雪は果てること
なく…風雪は我らに何をもたらすのか?[ゴロデツキー版]&わがロシアに栄
あれ…父はこのような栄光の日々を見ずしてこの世を去り!)/ボーナス・
トラック:歌劇「イワン・スサーニン」第3・4幕より選集:[第3幕-まだ
小さかった雛の母鳥が殺されると/同-幼友達よ私は嘆きません[ローゼン男
爵版] /第4幕-仲間たちよ、この嵐の中(独語歌詞)(このテノール・アリ
アは1947年録音では省略されています)/同-哀れな馬が野に倒れ[ローゼン
男爵版] /同-彼らは真実に感づいた[ローゼン男爵版]  (録音:[イワン
・スサーニン]第1幕-第4幕:1947年、エピローグ:1950年、モスクワ[ボ
ーナス・トラック]1913-1950年) 
*歌詞は露語です。リブレットは付いておりません。英語あらすじ付き
イワン・スサーニン]マキシム・ミハイロフ(バス)、
ナタリア・スピラー(ソプラノ)、エリザヴェータ・アントノワ(アルト)、
ゲオルギ・ネレップ(テノール)、アレクサンドル・ホッソン(バス)、
イワン・スコブツォフ(テノール)、フョードル・スヴェトラーノフ(バス)、
アレクサンドル・メリク=パシャエフ(指揮……第1幕-第4幕)、
ワシーリ・ネボリシン(指揮……エピローグ)
ボリショイ劇場合唱団&管弦楽団 
[ボーナス・トラック]I.N.ソコロワ/マルク・レイゼン/アントニーナ・
ネジダーノワ/ヘルゲ・ロスヴェンゲ/エフゲニア・ツブルイェワ/フョー
ドル・シャリアピン 
ウォード・マーストン復刻。戦後のボリショイ劇場制作という、今では貴重
な財産となった録音であり、かつてのロシアン・オペラ・スタイルを現代に
伝える名演でもあります。指揮のメリク=パシャエフは1953年にゴロワノフ
の後を受けてボリショイ劇場の首席指揮者となりましたが、この録音時はす
でに指揮台の常連でした。なおバスのフョードル・スヴェトラーノフは、指
揮者エフゲニー・スヴェトラーノフの父親です。

8.111098 \850
<エリーザベト・シューマンのエジソン、ポリドール録音全集
( 1915-1923 )>
[エジソン録音]
ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」-もしあなたといっしょになって 
ウェーバー:
歌劇「魔弾の射手」-いとしいひとよ、うるんだ瞳は花嫁さんには要らないも
のよ/同-すらりとした若者がやって来たら 
トマ:歌劇「ミニョン」-ミニョンのロマンス「君よ知るや南の国」 
[ポリドール録音]
モーツァルト:
歌劇「フィガロの結婚」-自分で自分がどうなっているかわからない/同-恋
とはどんなものかしら/同-愛しい人、早く/歌劇「ドン・ジョヴァンニ」-
もし、あんたがいい子にしていたら/同-ぶってよ、ぶってよ、愛しいマゼッ
ト/歌劇「後宮からの誘拐」-乙女心をとらえるには/同-なんたる幸せ、な
んたる喜び/モテット「踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ」/歌劇「魔笛」-ああ、
私にはわかる 
ロルツィング:歌劇「密猟者、または自然の声」-人生の急な波の上で 
グノー:歌劇「ファウスト」-なんと美しいこの姿(宝石の歌) 
オーベール:歌劇「フラ・ディアヴォロ」-なんという幸せ 
フンパーディンク:
歌劇「ヘンゼルとグレーテル」-わたしはどこにいるのかしら? 
R.シュトラウス:6つの歌-第6番「東方の聖なる三人の博士」 
※独語による歌唱(「踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ」のみラテン語による歌唱)
歌・演奏/エリーザベト・シューマン(ソプラノ)、
全曲オーケストラ伴奏 
ウォード・マーストン復刻。Romophoneでリリースされている音源。20世紀オ
ペラ史において、その歌声とオペラにおける存在感を無視できないドイツの
ソプラノ歌手。特にR・シュトラウスから絶大な信頼を得ていた彼女は、ワ
ーグナーやモーツァルトなど幅広いオペラを手中に収めました。この一枚は
ウィーンを中心に活躍した全盛期の記録であり、2つのレーベルが録音した
名唱を復刻しています。



<CPO>
777028-2 \1980
レスレル[ロゼッティ](c.1750-1792):
ヴァイオリン協奏曲(Murray C6/Kaul III:9)/ヴァイオリン協奏曲
(Murray C9/Kaul III:5)/交響曲(Murray A39/Kaul I:16)/交響曲
(Murray A45/Kaul I:14)
演奏/ヨハネス・モエズス(指揮)
クルプフェルツ室内管弦楽団、アントン・シュテック(ヴァイオリン)
18世紀の音楽・作曲家は近年さらに評価されていますが、2006年のモーツァル
ト・イヤーでますます注目されるはず。すでに多くのレスレル[ロゼッティ]
作品をリリースしているcpoでは、さらに作品のリリースを続けますが、最新
盤は入門の一枚としてもふさわしい作品集です。

777109-2 \1980
アンタイル(1900-1959):
ピアノ協奏曲第1番/ピアノ協奏曲第2番/ジャズ交響曲/ジャズ・ソナタ
/カン・カン/ソナティナ/機械の死/リトル・シミー
演奏/マルクス・ベッカー(ピアノ)、
大植英次(指揮)ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団
cpoから交響曲シリーズがリリースされているアンタイルですが、やはり彼の
真骨頂は若き日の“暴れん坊、悪童”時代。ジャズを大胆に取り入れた作品
群で、世間をアッと言わせた時代の代表作を集めました。そして指揮は大植
英次、演奏は彼の手兵オケ。あのエネルギッシュな指揮ぶりで、アグレッシ
ヴな音楽を聴かせてくれます。

777153-2 \1000
J.S.バッハ(1685-1750):
<オルガン作品全集第17集:初期版&ヴァリアント集>
前奏曲、トリオとフーガBWV541&528/3/同BWV545&529/2/同BWV545b/前奏
曲とフーガBWV533a/同BWV535a/幻想曲とフーガBWV562/1&546/2/さまざま
な手法による18のライプツィヒ・コラール集-バビロン川のほとりでBWV653b
/フーガBWV532a
演奏/ゲアハルト・ヴァインベルガー
(オルガン……[BWV541&528/3、BWV533a、BWV535a、BWV562/1&546/2]
ドイツ、チューリンゲン、ヴァンダスレーベン、聖ペトリ教会のヨハン・ゲ
オルク・シュレーター製オルガン[1724年製]使用 [その他の作品]チュ
ーリンゲン、ミュールベルク、聖ルカ教会のフランシスクス・フォルクラン
ト/エルンスト・ジークフリート・ヘッセ製オルガン[1729/1823年製]使用)
このシリーズ久しぶりのリリースですが、今回は有名な「前奏曲とフーガ」
などを軸として、各作品のオリジナル稿や編作などを共に収録し、比較がで
きるような内容。マニア必聴のおもしろさがある一枚です。

7777156-2 \1450
アッテルベリ(1887-1974):
弦楽のための交響曲/アダージョ・アモロッソ(ヴァイオリンと弦楽のための)
/間奏曲/序奏とフーガ/組曲第7番(シェイクスピア「アントニーとクレオ
パトラ」付随音楽)
演奏/ウルフ・ヴァーリン(ヴァイオリン、指揮)、
カメラータ・ノルディカ
cpoが交響曲全集を完成させリリースされたスウェーデンのアッテルベリ。さ
らにこの作曲家を深く知るための一枚であり、弦楽作品の名曲が多い北欧の
面目躍如とも言える、美しい曲ばかりです。「弦楽のための交響曲」は弦楽
四重奏曲の改作です。

999845-2 \1980
J.C.バッハ(1735-1782):<協奏交響曲集第6集>
オーボエ、ヴァイオリン、チェロとフォルテピアノのための協奏交響曲(C48)
/フルート、オーボエ、ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための協奏交響曲
(C43)/フォルテピアノ、2つのヴァイオリンとチェロのためのフォルテピ
アノ協奏曲(C60B)/オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための
カデンツァ(原曲:協奏交響曲 C45)
演奏/アンソニー・ホールステッド(指揮)ザ・ハノーヴァー・バンド
“モーツァルトに交響曲を教えた男”として、2006年には再評価が期待でき
るJ.C.バッハ。すでにcpoから多くの作品がリリースされていますが、今回
で第6集となるこのシリーズはひとまず完結。というのも監修にあたってい
たErnst Warburton氏が2001年、このセッション直後に亡くなってしまったか
らです。しかしながら既発売のCDは、貴重な存在となるはずです。

999969-2 \1980
サッリネン(1935- ):
交響曲第4番/交響曲第2番「交響的対話」/ホルン協奏曲(ベルとアリア
と)/マウエルムジーク(ベルリンの壁)
演奏/アリ・ラシライネン(指揮)
ノールショッピング交響楽団、
エサ・タパニ(ホルン)、マルティン・オルライド(打楽器)
2002年にタパニが初演したホルン協奏曲(色彩的な管弦楽法が絶賛されまし
た)をはじめ、1970年代と80年代に作曲された2つの交響曲を収録。「マウ
エルムジーク」は社会的関心事を作品化してメッセージするサッリネンらし
い曲です。



<WIGMORE HALL LIVE>
WHLive0002 \1750
<歌曲選集>
ベートーヴェン:
8つの歌-第4番「5月の歌」/同-第7番「モルモット」/アデライーデ/4
つのアリエッタと1つの二重唱曲-第3番「いらだつ恋人」/アリエッタ「口
づけ」 ヴォルフ:ゲーテ詩集-竪琴弾きの歌その1「孤独にふける者」/
同その2「私は戸口に忍び寄って」/同その3「涙とともにパンを食べたこ
とのない人は」/同-アナクレオンの墓/ハイゼによるイタリア歌曲集第2部
-お前を好きになったばかりに何と長い時間を浪費したことか/同-疲れた体
をベッドに投げだしたかと思うと/同 第1部-セレナードをみなさんに 
バタワース:
「シュロップシャーの若者」の朗読(5トラック)/「シュロップシャーの
若者」からの6つの歌 
ヴォーン・ウィリアムズ:
旅の歌-美しい人よ目覚めよ/同-道端の火/同-無限に輝く空/命の家-静か
な真昼(アンコール曲) 
ブリッジ:とても邪悪/あこがれ/デヴォンのメイド
*独・英語歌詞、英・仏・独語対訳付き
歌・演奏/トーマス・アレン(バリトン)、
マルコム・マルティノー(ピアノ)
ロンドンのウィグモア・ホールにおけるライヴを収録したレーベル、3枚目は
イギリス・オペラ&声楽界の至宝、サー・トーマス・アレンの歌を。ベート
ーヴェンとヴォルフ、そして得意のイギリス歌曲を散りばめ、歌詞をじっく
りとかみ含めるように歌うスタイルは、実に真摯です。



<OPUS ARTE DVD>
OA0940D \2850
<ミケランジェリ・プレイズ・ショパン>
ショパン(1810-1849):
ピアノ・ソナタ第2番「葬送」/バラード第1番/アンダンテ・スピアナー
トと華麗なる大ポロネーズ/幻想曲/ワルツ第9番「告別」/ワルツ第2番
「華麗なる円舞曲」/ワルツ(遺作)/スケルツォ第2番/マズルカ第47番
/マズルカ第25番/マズルカ第20番/子守歌
(収録(イタリア放送協会):1962年、イタリア、トリノ)
演奏/アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)
NTSC方式/画像構成比4:3/音声方式:LPCMモノラル/106分/片面二層
ディスク(DVD9)
12月新譜の「ミケランジェリ・プレイズ・ベートーヴェン」(OA0939D)と同
時期に収録された映像であり、ショパンという“素材”を得たことで、繊細
なピアニズムにスポットが当たる一枚になっています。視覚という要素によ
り、CDでは決して味わえない指先のタッチや身体と音楽の連動などが一目瞭
然。ミケランジェリというピアニストを、さらに深く知ることができるで
しょう。



<EUROARTS DVD>
2054668 \2700
<シャイー・コンダクツ・メンデルスゾーン:ライプツィヒ・ゲヴァントハ
ウス管弦楽団の音楽監督就任コンサート>
メンデルスゾーン(1809-1847):
序曲「夏の夜の夢」(1826年オリジナル版)/詩篇114番/
交響曲第2番「賛歌」(1840年初演版) 
リーム:変化2 ― 管弦楽のための音楽(世界初演)] 
ボーナス ・フィルム「ライプツィヒのシャイー」
(ライヴ収録:2005年9月2日、ドイツ、ライプツィヒ、ゲヴァントハウス)
演奏・歌/リッカルド・シャイー(指揮)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、ゲヴァントハウス合唱団、
ライプツィヒ歌劇場合唱団(モーテン・シュルト=イェンセン合唱指揮)、
アンネ・シュヴァーネヴィルムス(ソプラノ)、
ペトラ=マリア・シュニッツァー(ソプラノ)、
ペーター・ザイフェルト(テノール)
NTSC方式/画像構成比:16:9 anamorphic/音声方式:PCMステレオ、ドル
ビー・デジタル 5.1、DTS5.1/121分(コンサート113分、ボーナス8分)
/英・独・仏・西語字幕付き/片面二層ディスク(DVD9)
先にDECCAからCD(真夏の夜の夢&讃歌)としてリリースされた、記念すべき
コンサートのライヴ映像。老舗中の老舗オケを任されたシャイーのドキュメ
ンタリーとあわせ、やや地味ながらもヨーロッパの伝統を感じさせる組み合
わせは、高齢のマエストロ世代に代わってこれからのクラシック音楽を担う
存在。それを確認するための一枚でもありましょう。東西ドイツの融合の後、
このオーケストラがどう変化したのかを知るにも最適です。




<LPOレーベル>
LPO-0008  2枚組  \2650
ハイドン:オラトリオ「天地創造」(独語歌詞)(2枚組)
(ライヴ録音:1984年ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、
BBC制作)
ルチア・ポップ(S)/アンソニー・ロルフ=ジョンソン(T)/
ベンジャミン・ラクソン(Br)
クラウス・テンシュテット指揮
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
(コンサート・マスター: デーヴィッド・ノーラン)
ロンドン・フィルハーモニック合唱団(リチャード・クーク合唱指揮)
LPOレーベルからの最新タイトル、かつての首席指揮者クラウス・テンシュ
テットの名タクトが蘇ります。ドイツ音楽を得意とするテンシュテットと、
彼と共にヨーロッパ音楽の歴史に名を残すほどになったロンドン・フィルの
熟した果実、テンシュテットには珍しいハイドンの伝説的名演、ライヴ録音
が登場します!ポップ、ロルフ=ジョンソン、ラクソン3人の当代一流のソリ
ストによる歌唱も見逃せません。
  
<BRILLIANT>
BRL-92857  2枚組  \990
ベートーヴェン:弦楽五重奏曲集
チューリッヒ弦楽五重奏団

BRL-7618  4枚組  \1980
プロコフィエフ:管弦楽作品集
ロメオとジュリエット、シンデレラ、交響曲第1番、他
プレヴィン、ロンドン交響楽団

BRL-92858  4枚組  \1980
シューベルト:連弾作品集
エッシェンバッハ、フランツ

BRL-92891  6枚組  \2880
ブラームス:歌曲集
フィッシャー・ディスカウ
ムーア、サヴァリッシュ、バレンボイム、他




<MEMBRAN>
MEMBRAN 223488  10枚組 \2250
レクイエム・ボックス
モーツァルト、ケリビーニ、ブラームス、ヴェルディ、ドヴォルザーク
フォーレ、デュリュフレ、シュニトケ
様々なアーティスト

MEMBRAN 223489  10枚組 \2250
J.S.バッハ:オルガン作品集
ヘルムート・ヴァルヒャ
1947,1950-52年録音

MEMBRAN 223500  10枚組 \2250
ミケランジェリ・ボックス Voi.2
 
<WEITBLICK>
SSS0058-2  \1980
ショスタコーヴィッチ:ヴァイオリン協奏曲第2番
1969年10月10日クルトウア・パラストに於けるライヴ
ベートーヴェン:交響曲第7番
1969年9月16−20日 ドレスデン・ルカ教会における
スタジオ録音
ヘルベルト・ケーゲル指揮
シュターツカペレ・ドレスデン
ヴィクトル・トレチャコフ(ヴァイオリン)
全ステレオ録音
昨年のマーラー:「大地の歌」に続くケーゲル・エディションは、待望の組合
せ、ケーゲル+シュターツカペレ・ドレスデンの登場です。
ケーゲルはドレスデンと縁が深かったものの、シュターツカペレ・ドレスデン
に登場する機会はオペラ指揮も含めて奇妙に少なく、録音もほとんど現存しま
せん。 当盤の録音されました1969年は、東ドイツ建国20周年を記念して文化
宮殿(クルトウア・パラスト)が完成されるなど、数々の記念公演が行われま
した。当盤でも出来立ての音が聴ける訳です。ベーム指揮シュターツカペレ・
ドレスデンによる「フィデリオ」全曲録音もこういう事情を前提とした企画で
した。さらに、この年は伝説的ホルン奏者、ペーター・ダムが入団。シュター
ツカペレ・ドレスデンの全盛期とも言える充実した時代と申せましょう。
ショスタコーヴィッチ:ヴァイオリン協奏曲第2番は好評を博しました交響曲
選集を補完する重要な演奏で、現在も現役バリバリのヴィクトル・トレチャコ
フ(チャイコフスキー・コンクール優勝の3年後)が技の冴えを見せます。
ベートーヴェン:交響曲第7番は、ケーゲルにとって二種目の登場ですが、優秀
なオケ、美しい音色を生かしながらも厳しい統率はさすがの一言です。スタジ
オ録音の会場として選ばれましたドレスデン・ルカ教会は、数々のETERNA録音
で知られる名ホールとして説明の必要もないことでしょう。全て高音質のステ
レオ収録というのも有難いところです。




<VAI>
VAI DVD 4333(DVD-Video)  \4500
ヴェルディ:ファルスタッフ
1956年120分モノクロ
ジュゼッペ・タデイ、ロザンナ・カルテッリ、アンナ・モッフォ、
フェドーラ・バルビエリ、ルイージ・アルバ、他
トゥリオ・セラフィン指揮RAI交響楽団&合唱団
1956年、セラフィン率いるイタリア・ラジオ・テレビジョンが総力を結集した、
感動の名演!タデイ、モッフォ他オール・スター勢揃い!

VAI DVD 4343(DVD-Video)  \4050
アリシア・アロンソ/究極のプリマ・バレリーナ
(チャイコフスキー:白鳥の湖、ベルリオーズ:ロメオとジュリエット、アダ
ン:ジゼル、ドリーブ:コッペリア、ミンクス:ドン・キホーテ、プーニ・パ
・ド・カトル、ヘルテル:ラ・フィーユ・マル・ガルデ、ブロウウェル:エ
ディプス王、ブルグミュラー:ラ・ペリ、シチェドリン:カルメン組曲、より)
アリシア・アロンソ、
キューバ国立バレエ・プロダクション、キューバ国立交響楽団
74分カラー/モノクロ、音
声:モノラル
キューバのバレリーナ・アロンソの1963年から1985年までに踊った主要な役を
要領良くまとめたコンピレーションDVD。ジゼル、白鳥の湖、ドン・キホーテ、
コッペリア、ロミオとジュリエットほか。

VAI DVD 4345(DVD-Video)  \3400
ウディ・ハーマン・アンド・ヒズ・スウィンギング・ハート1964
(50分モノクロ)
スウィング・ジャズの巨匠ハーマンが1964年にテレビに登場した際の映像。
彼のヒット作、ウッドカッパー・ボール、4人兄弟、カルドニア、彼のトレー
ドマークとも言うべきブルー・フレーム他収録。ゲストにピアニストのナット
・ピアース。

VAI DVD 4347(DVD-Video)   \3650
バーバラ・クック/ベル・テレフォン・アワー1960-1965 (45分カラー)
世界初出映像!ミュージカル・スター、バーバラ・クックがTVショウ、ベル・
テレフォン・アワーに登場した際の映像。ミュージックマン、キャメロット、
南太平洋ほか名作ミュージカルのナンバーを熱唱。

VAI DVD 4356(DVD-Video)   \3650
「ピエール・フルニエの芸術」
バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番BWV.1009
コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタOp.8
シューマン:アダージョとアレグロ
ドビュッシー:チェロ・ソナタ
フランクール:チェロ・ソナタ
ピエール・フルニエ(チェロ)
ギイ・ブラッサ(P)
収録:1959年.5/7、1960年11/22
60分モノクロ、音声:モノラル
フルニエが1959年と60年にラジオ・カナダのスタジオに訪れた際に撮られたテ
レビ・リサイタルの映像。ドビュッシー、フランソワのソナタ、シューマンのア
ダージョとアレグロ、バッハの無伴奏組曲の3番、コダーイのソナタを収録。

VAI DVD 4368(DVD-Video)   \3650
「アイザック・スターン/リサイタル」
シューベルト:ソナティネ
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ-シャコンヌ
モーツァルト:アダージョホ長調K.261、ロンドハ長調K.373
ブラームス:FAEソナタ-第3楽章スケルツォ
アイザック・スターン(ヴァイオリン)
アレクサンドル・ザーキン(ピアノ)
収録:1967年57分モノクロ、音声:モノラル
1967年2月にカナダCBCモントリオールのスタジオに訪れた際のスタジオ・リサ
イタル。バッハのパルティータからシャコンヌ、他にシューベルト、モーツァ
ルト、ブラームスを収録。

VAI DVD 4372(DVD-Video)  \3650
「ホセ・イトゥルビの芸術」
(ラモー:タンブーラン、ショパン:前奏曲イ長調、リスト:ハンガリー狂詩
曲、シャブリエ:ロマンティックなワルツ第1番、インファンテ:アンダルシ
ア舞曲第2、3番、ファリャ:火祭りの踊り、リスト:ピアノ協奏曲第1番-
第3楽章、グリーグ:ピアノ協奏曲-第3楽章、イトゥルビ:ピアノと管弦楽の
ための幻想曲)
ホセ・イトゥルビ(ピアノ)
ドナルド・ヴォールヘース指揮
ベル・テレフォン・アワー・管弦楽団
収録:1959-62、48分カラー、音声:モノラル
ピアニストで作曲家、指揮者であるイトゥルビの芸術を知る上で格好の映像。
彼は1959年から62年にかけてベル・テレフォン・アワーに登場。そこでラモ
ー、ショパン、リスト、グリーグ、シャブリエ、そして自作を演奏した。
 
VAI DVD 4373(DVD-Video)  \4050
「エミール・ギレリスの芸術」
バッハ/ブゾーニ編:前奏曲とフーガニ長調BWV532
モーツァルト:幻想曲二短調K.397、ソナタイ短調K.310
プロコフィエフ:「3つのオレンジへの恋」-スケルツォと行進曲
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
エミール・ギレリス(ピアノ)
アルフレッド・ウォーレンスタ
イン指揮交響楽団
収録:1971年1/10、1969年12/25、
70分モノクロ、カラー、
音声:モノラル
ギレリスがカナダへ客演した時の貴重な映像。嬉しいことに協奏曲はカラーで
収録されています。バッハ/ブゾーニの前奏曲とフーガ、モーツァルトの幻想
曲、ソナタK310、プロコフィエフの3つのオレンジへの恋から、そしてチャイ
コフスキーのピアノ協奏曲を収録。

●VAIディストリビューション・HARDY CLASSICS
HCD 4020(DVD-Video)  \4500
ドニゼッティ: ランメルモールのルチア
1986年144分カラー
ジョルジョ・ザンカナロ、ルチアンナ・セッラ、アルフレッド・クラウス、他
アンジェロ・カンポーリ指揮
エミーリャ・ロマーニャ・アルトゥーロ・トスカニーニ管、
パルマ・レジオ・マルツォ劇場合唱団
1986年イタリア・テアトロ・ディ・パルマでのライヴ映像。アルフレッド・ク
ラウス、ルチアンナ・セッラほか一流どころが勢揃い。指揮はアンジェロ・カ
ンポーリ。

VAIA1243  \1980
「ヴァネッサ・ペレス/プレゼンティング」
アルベニス:組曲「イベリア」より(ナバーラ、エル・アルバイシン、エ
ル・ポーロ、ラバピエス)、
ショパン:バラード第1-4番
スザンヌ・ファーリン(1976-):フォロウド・バイ・アナザー
ヴァネッサ・ペレス(P)
ラザール・ベルマンが“注目すべき演奏と偉大な才能、技術的成熟を与えられ
たピアニスト”と絶賛したエキサイティングなアメリカのピアニスト、ペレス
がデビュー。ショパンのバラードの他、アルベニス、シュザンヌ・ファーリン
の作品を収録。




<TUDOR>
TUDOR 7120  \1980
ラフ:
交響曲第9番 Op.208「夏に」
交響曲第11番 Op.214「冬」
ハンス・シュタードルマイアー(指揮)
バンベルク交響楽団
録音:2002年10月15-18日、DDD、73:45
極めて好評な、シュタットルマイアーとバンベルク交響楽団によるラフの交
響曲シリーズの新刊。第9番「夏に」は、1878年に作曲され、翌年の3月にヴィ
ースバーデンで初演され、大成功を収めた。メンデルスゾーン的な幻想味に、
ほのかな後期ロマン派のロマン色が加味されたような名作である。第11番
「冬」は、1876年から77年にかけて作曲されたが、番号としてはラフの最後
の交響曲となり、ラフの死後1883年2月にヴィースバーデンで初演された。こ
の曲も人気の高かった作品で、19世紀前半からの伝統的中規模のオーケスト
ラのすっきりした音で、ロマン色豊かな音楽を描くという、ラフの姿勢が結
実している。またチャイコフスキーとの近似が指摘される作品でもある。
シュタットルマイアーとバンベルク交響楽団の演奏も完璧である。

TUDOR 7127  \1980
ラフ:
交響曲第8番 Op.205「春の響き」
交響曲第10番 Op.213「秋に」
ハンス・シュタードルマイアー(指揮)
バンベルク交響楽団
2002年9月10-13日、DDD、69:12
交響曲第8番から第11番までは、それぞれに春夏秋冬の標題が与えられており、
いわばラフの四季交響曲集となっている。第8番「春の響き」は1877年3月に
ヴィースバーデンで初演された。イ長調の明るさが春の喜びを表す一方で、
第2楽章ではワルプルギスの夜(4月30日)を描いているといるのがユニーク
だ。第10番「秋に」は1879年に作曲された。この曲は<エレジー>と題され
た第3楽章でよく知られており、その面々とした美しさは、1880年代の他の作
曲家の作品に大きな影響を与えただろうといわれている。第4楽章は一転して
勇壮な狩の様子を描いている。

●シュタードルマイアー&バンベルク響のラフ・シリーズ(旧譜)
TUDOR 7077  \1980
ラフ:交響曲第5番〈レオノーレ〉/管弦楽のための組曲第1番
 
TUDOR 7086  \1980
ラフ:
ヴァイオリン協奏曲第1番/第2番/ヴァイオリンとオーケストラのための
カヴァティーナ/ヴァイオリンとオーケストラのための〈ハンガリー風〉
ミケラ・ペッチュ・ネフテル(ヴァイオリン)

TUDOR 7088  \1980
ラフ:交響曲第3番〈森にて〉/イタリア組曲

TUDOR 7099  \1980
ラフ:交響曲第1番〈祖国に〉

TUDOR 7102  \1980
ラフ:交響曲第2番/組曲〈テューリンゲンより〉

TUDOR 7108  \1980
ラフ:交響曲第6番/〈ハンガリーのメロディ〉組曲第2番

TUDOR 7113  \1980
ラフ:
交響曲第4番 ト短調 、「ベネデット・マルチェッロ」序曲、
「ダーメ・コボルト」序曲、「言葉」序曲

TUDOR 7117  \1980
ラフ:
交響曲第7番「アルプスにて」、バッハのシャコンヌの大管弦楽への編曲、
狂詩曲「夕べに」

TUDOR 7121
ラフ:チェロ協奏曲第1番ニ短調、第2番ト長調、小曲集「出会い」、
チェロとピアノの二重奏曲イ長調
ダニエル・ミュラー=ショット(チェロ)

TUDOR 7128  \1980
ラフ:
4つのシェークスピア劇への前奏曲(「テンペスト」,「オセロ」,
「マクベス」,「ロミオとジュリエット」)、
管弦楽のためのエレジー WoO48、祝祭序曲 Op.117


TUDOR 7134  \1980
シューベルト:シラーの詩による歌曲集
(人質 D.246、4つの時代 D.391、タルタルスの群れ D.583、ヘクトールの
別れ D.312、バッカス讃歌 D.801、ギリシャの神々 D.677、春に寄す D.587、
巡礼者 D.794、ラウラに感じる恍惚 D.390、希望 D.637、ひめごと D.793、
アルプスの狩人 D.588、小川のほとりの若者 D.30、逃亡者 D.402、
あこがれ D.636)
ヴォルフガング・ホルツマイアー(バリトン)
ジェラード・ヴィス(ピアノ)
録音:2004年12月20-24日、
ヴォルフガング・ホルツマイアーはオーストリア出身のバリトン。バリトン
といっても、限りなくテノールに近いほどのハイ・バリトンで、これはドイ
ツ・リート、とりわけシューベルトの歌曲には打ってつけの声種である。か
つてPHILIPSにシューベルトの「冬の旅」やシューマン夫妻の歌曲集、フラン
ス歌曲集を録音していた。このゲーテの詩によるシューベルト歌曲集は、待
望の新録音で、TUDORレーベルへのシューベルト歌曲の第5集である。




<ジェイズミュージック・レーベル(日本)>
JMCC20200  \2800(税込)
「レイネ デビュー」/平野玲音
ドビュッシー/チェロ・ソナタ
マスネ/タイースの瞑想曲
ストラヴィンスキー/イタリア組曲
フランク/チェロ・ソナタ
平野玲音(チェロ)
メロディ・プファンナー(ピアノ)
録音:2005年11月23日、12月4日、12月15日
TONAL audiophile productions(wien)
「ウィーンから一人の日本人チェリストの録音が届いた。これだけなら他に
もたくさんの演奏家がいるが、彼女の場合はかなり様子が違う。なんと日本
での学舎は東京大学。それも大学院・修士課程まで進んでいる。その後ウィ
ーンにチェロ(!)で留学。現在ウィーン・フィルのG.イーベラー氏他に師
事している。元来チェリストには「哲学的」な頭の持ち主が多いが、彼女の
場合その両方を専門的に学んだわけである。取り上げる作曲家は、ドビュッ
シー、マスネ、フランク、ストラヴィンスキーと、フランス又はフランスに
縁のある作家ばかり。昔からのヨーロッパを代表する音楽都市であるウィー
ンとパリ。そのウィーンで学ぶ平野さんが、パリの音楽をどう表現するか。
又、自分がプレイヤーとして成功する事を冷静に見つめている彼女ならでは
の新鮮な解釈が期待できそうである。さらに数々のコンクール入賞歴を誇る
「クァルテット・アルモニコ」にも去年から参加している。」(弦楽ファン
 第3号より)
「私は、ヒラノレイネさんの真に素晴らしい才能を、そしてウィーンの弦の
演奏スタイルを学ばれ、それを自分のものとなさっていることを、大変誇り
に思っています。彼女はオーストリア室内楽フェスティバルやマスタークラ
スで、数々の賞に輝きました。ですから、きっと素晴らしい魅力あふれる
『フランス的―そしてウィーン的なひととき』を皆様にお届け出来ると確信
しています。」(ゲアハルト・イーベラー氏(ウィーン・フィル)の推薦文
より。)





<R's ART DISCレーベル(日本)>
RAD-126006  \1600(税込)
「アニクラ」“アニメソング・THE・室内楽”
ルパン三世 1970年代-
タッチ 1980年代
美少女戦士セーラームーン 2000年代
アタックNo.1 1970年代
キューティーハニー 1970年代
新世紀エヴァンゲリオン 1990年代
キテレツ大百科 1980年代
魔女っ子メグちゃん 1970年代
機動戦士ガンダム 1980年代
タイムボカン 1970年代
一休さん 1970年代
うる星やつら 1980年代
ケロロ軍曹 2000年代
キャンディキャンディ 1970年代
ふたりはプリキュア 2000年代
杉ちゃん&鉄平【杉浦哲郎(P,アレンジ)、岡田鉄平(Vn,アレンジ)】
大人から子供まで幅広い年齢層にアピールする楽曲をセレクト。「ケロロ軍
曹」や「ふたりはプリキュア」など、今子供たちを熱くする楽曲も収録。古
い楽曲はリバイバル等で子供たちの知っているものを優先的にセレクト。ま
た、メロディの美しいものを中心に選曲することによりアレンジの仕上がり
もクオリティが高まります。 編成はヴァイオリンとピアノをメインに、室内
楽にこだわりながら、杉鉄ならではのアレンジでお送りします。 今までに、
アニメソングのオーケストラ・アレンジ、又は楽器単体のクラシックアレン
ジ・アルバムは数多くありましたが、室内楽アンサンブルでのアルバムはあ
まりありませんでした。本作は楽器の特性を活かし個性的なアレンジを施し
た、楽しい作品です。
杉浦哲郎(ピアノ、アレンジ)
ロックからシャンソンまで、幅広く活躍する作・編曲家、ピアニスト。過去
にはTV「タモリの音楽は世界だ」をはじめ、様々なアーティストの現場や、
CM音楽制作等に携わる。昨今では梅垣義明(ワハハ本舗)との活動でも話題。
岡田鉄平(ヴァイオリン、アレンジ)
桐朋学園大学卒業後、研究科終了。長江杯国際音楽コンクール第1位 他、多
数のコンクールで上位入賞。数々の楽団にソリストや、コンサートマスター
として出演。テレビCM演奏、作曲編曲の他、長岡京アンサブルのメンバーと
しても活躍中。




<MERIDIAN>
CDE84494  \1850
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
ハイドン:ピアノ協奏曲ニ長調Hob
XVIII:11
フー・ツォン(ピアノ、指揮)
イェルジ・スヴォボダ(指揮)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
以前ビクターから国内盤も発売されたことのある個性的名演です。第1楽章の
異様な遅さが話題になりました。長い間ファンの間では語り草になっていた
録音ですが、ようやく入手しやすくなりました。

●フー・ツォン(ピアノ)の旧譜
CDE 84390  \1850
シューベルト:12のドイツ舞曲(レントラー集)op. 171 D790/ソナタ第21
番変ロ長調D960/20のワルツ(最後のワルツ集)op. 127 D146から第
15-18番/ディアベッリのワルツによる変奏曲他
フー・ツォン(P)

CDE 84483/4  2枚組  \3700
ドビュッシー:「前奏曲・練習曲全曲」
前奏曲集第1・2集/練習曲集第1・2集
フー・ツォン(P)

CDE 84485  \1850
ドメニコ・スカルラッティ:32のソナタ
フー・ツォン(P)

CDE 84486  \1850
モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K482/第24番ハ短調K491
フー・ツォン(P、指揮)、
シンフォニア・ヴァルソヴィア

CDE 84487  \1850
J.S.バッハ:パルティータ第4番ニ長調/
ヘンデル:ソナタト短調/協奏曲ト長調/組曲第7番ト長調/
D.スカルラッティ:
ソナタト長調K424/K425/K454/K455/ト短調K546/ト長調K547
フー・ツォン(P)

CDE 84488  \1850
ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調op. 11/第2番へ短調op. 21
フー・ツォン(P)、
ムハイ・タン指揮
シンフォニア・ヴァルソヴィア

CDE 84489  \1850
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調K467/第27番変ロ長調K595
フー・ツォン(P、指揮)、
シンフォニア・ワルシャワ

CDE 84490/1  2枚組  \3700
シューマン:アラベスクハ長調op.18/子供の情景op.15/クライスレリア
ーナop.16/蝶々op. 2/ダヴィート同盟舞曲集op. 6/森の情景op. 82
フー・ツォン(P)

CDE 84492  \1850
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番変ホ長調K271/第12番イ長調K414
フー・ツォン(P、指揮)、
ポーランド室内管

CDE 84493  \1850
モーツァルト:幻想曲ハ短調K475/ピアノ・ソナタ第14番ハ短調K457/
ロンドイ短調K511/ピアノ・ソナタへ長調K533/494/アダージョロ短調K540他
フー・ツォン(P)

●MERIDIANレーベル その他の新譜
CDE 84478  \1850
「英国ロマン派の三重奏曲」
トーマス・ダンヒル:三重奏曲 ハ長調
アーネスト・オースティン:三重奏曲第4番
ロザリンド・エリコット:三重奏曲第2番
アリス・ヴェルネ=ブレッド:幻想三重奏曲
サマーヘイズ・ピアノ三重奏団
アダム・サマーヘイズ(ヴァイオリン)
キャスリーン・サマーヘイズ(ピアノ)
ジョゼフ・スプーナー(チェロ)
19世紀末から20世紀初頭の、英国のロマン派ピアノ三重奏曲集。ロザリンド・
エリコット(1857-1924)はケンブリッジ生まれの女性の作曲家。アリス・ヴェ
ルネ=ブレッド(1868-1958)は、サウスハンプトン生まれ、ドイツ系の両親の
娘。トーマス・ダンヒル(1877-1946)はロンドン生まれ、アーネスト・オース
ティン(1874-1947)もロンドン生まれ。いずれも珍しい作品ばかりである。
 
CDE 84503  \1850
「ヴィラ=ロボス:ピアノ作品集」
ブラジル風バッハ第4番、赤ちゃんの家族 第1集、
ブラジルの魂、ブラジル風連作
クレイア・イルズン(ピアノ)
ブラジルの大作曲家、エイトール・ヴィラ=ロボスのピアノ作品集。クレリ
ア・イルズンはリオ・デ・ジャネイロ生まれ。17歳でロンドンに留学、アル
トゥール・シュナーベルの弟子のマリア・クルチョに学んでいる。現在、ブ
ラジルとヨーロッパで高い評価を受けている。

CDE 84522  \1850
「アレグリ/ミセレーレ・メイ」
アレグリ:
「神よ、我をあわれみたまえ」,「味わいて見よ」,
「マリアは天に昇りたもう」
パレストリーナ:神をほめたたえよ
フレスコバルディ:おお死の日
クワリアーティ:われは眠る
アガッツァーリ:喜び給え、乙女よ
パレストリーナ:舌よ歌え

ジョージ・ゲスト(指揮)
ケンブリッジ大学セント・ジョーンズ・カレッジ合唱団、
エイドリアン・ルーカス(オルガン)
名盤として名高いCDE 84163の再発売(CDE 84163でご注文いただいていた分
はキャンセルとさせていただきます)。パレストリーナとその後継者である
アレグリらの作品を集めている。ケンブリッジ・セント・ジョーンズ・カレ
ッジ合唱団は長い歴史を誇る名門で、こうしたレパートリーには打ってつけ
である。

CDE 84528  \1850
ロビン・アイルランド(1954-):作品集
組合せ(ペアリング)1,2,3
弦楽四重奏曲第1番「シェフィールドによる幻想曲」
スザンヌ・スタンツェライト(ヴァイオリン)
ロビン・アイルランド(ヴィオラ)
ルイーズ・ウィリアムズ(ヴィオラ)
バーナード・グリゴア=スミス(チェロ)
リンゼイ四重奏団
録音:2004年6月16、17日,2005年6月4日
ロビン・アイルランドは1954年英国生まれのヴィオラ奏者。先日惜しまれつ
つ活動を停止したリンゼイ四重奏団のヴィオラ奏者として長年親しまれ、ソ
リストとしても活躍している。1987年以来、作曲活動も盛んである。

CDE 84530  \1850
ハンス・ガル(1890-1987):室内楽曲集(世界初録音)
弦楽四重奏曲第1番 ヘ短調 Op.16
弦楽四重奏曲第4番 変ロ長調 Op.99
モーツァルトの主題による即興、変奏、フィナーレ Op.60b
エジンバラ四重奏団
ハンス・ガル(1890-1987)は、ウィーン近郊の村に生まれた指揮者、作曲家。
1930年頃までは順調な活動を行い、1929年にはマインツ音楽院の教授に就任
している。しかしナチスの台頭によって、ユダヤ系のガルは、まずオースト
リアに、そしてアメリカ合衆国へと移住せざるを得なかった。弦楽四重奏曲
第1番は1916年の作品で、ブッシュ四重奏団が初演した。弦楽四重奏曲第4番
は1972年に出版。モーツァルトの主題による即興、変奏、フィナーレは、
1934年に書かれたものを後に改訂したもの。冒頭の即興曲、主題、7つの変奏、
そして終曲からできている。
 
CDE 84534  \1850
「トム・インゴルズビ(1957-,Tom Ingoldsby) :室内楽曲集」
(対話、ピアノ・ソナタ、三重奏曲、賞賛のあとで)
アダム・サマーヘイズ(ヴァイオリン)
ブリジット・キャリー(ヴィオラ)
アラン・ブラウン(ピアノ)
キャスリーン・サマーヘイズ(ピアノ)
クライヴ・ウィリアムソン(ピアノ)
トム・インゴルズビは1957年、カナダのトロントで生まれた作曲家。ティー
ン時代にロックに熱中し、20代になってからアカデミックな作曲の勉強を始
めたという。




<若林工房レーベル>
WKLC-7001/02  2枚組  \2680
シューベルト:
ピアノ・ソナタ 第20番 イ長調 D.959
ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D.960
コンスタンチン・リフシッツ(ピアノ)
録音:1996年11月26日、東京芸術劇場(D.959)
2002年11月10日、横浜、フィリアホール(D.960)(コンサート・ライヴ録音)
STEREO/Digital録音、発売元:若林工房
神童ピアニストとしてセンセーショナルにデビュー、以来、順調にその才能を
開花させ、欧米で大活躍を続けているリフシッツの日本公演より、シューベル
ト最晩年の傑作ソナタ2曲を組み合せたアルバム。第20番のソナタはリフシッ
ツ19歳時の記録で、その年齢からは信じられない深みをたたえた音づくりはま
さに天才の証。その6年後の録音である第21番のソナタでは、さらなる深まり
と成熟を見せており、一人の芸術家の成熟の過程を示す文字通りの「記録
(record)」となっています。
コンスタンチン・リフシッツ
1976年、ウクライナ生まれ。モスクワのグネーシン特別音楽学校で名教授タチ
アーナ・ゼリクマンに師事。13歳でモスクワ・デビュー、ロシア文化財団の
「ニュー・ネームズ」の一員に選ばれ、国内外での演奏活動を開始。イタリア、
ドイツなどでセンセーショナルな成功を収める。その後ロンドン(王立音楽院)
やイタリアでも研鑽を積み、世界各地でリサイタルやオーケストラとの共演で
活躍。2006年にはザルツブルク音楽祭への出演も予定されている。これまでに
クレーメル、ヴェンゲーロフ、ジョセフォヴィッツ、ハレル、マイスキー、タ
ーリヒ四重奏団などと室内楽を共演。共演した指揮者は、スピヴァコフ、テミ
ルカーノフ、ハイティンク、マリナー、ノリントン、インバル、ロストロポー
ヴィチなど。
13歳時に録音したCDが1995年のドイツ・エコー・クラシック最優秀新人賞を
獲得。94年録音の「J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲」(DENON)が96年度
の米グラミー賞にノミネートされるなど録音面でも高い評価を受けている。





<ARTS>
●ARCHIVESシリーズ
43049 \1500
「ヘルマン・バウマンの古典派ホルン協奏曲集」
レオポルド・モーツァルト:
2つのホルン・弦楽合奏と通奏低音のための協奏曲 変ホ長調,
シンフォニア・ディ・カッチャ ト長調
ポコルニー:
2つのホルン、2つのフルートと弦楽合奏のための協奏曲 ヘ長調
ヴィット:2つのホルンと管弦楽のための協奏曲 ヘ長調
レスレル:ホルン協奏曲 ヘ長調
ヘルマン・バウマン(ホルン)
クリストフ・コーレル(ホルン)
マヒール・カカール(ホルン)
ヤープ・シュレーダー(指揮)
コンチェルト・アムステルダム
録音:1981年、

43066 2枚組 \3000
ケルビーニ: 歌劇「アバンセラージュ族」
ペーター・マーク(指揮)RAIミラノ交響楽団,合唱団
マルゲリータ・リナルディ(ノレム)、フランシスコ・オルティス
(アルマンゾール)、ジャン・デュプイ(ゴンザルヴ)、ジャック・
マール(アレマール)、エルマンノ・ロレンツィ(カレド)、他
録音:1975年1月15日RAI

●ARTS NEW HYBRID SACDシリーズ
47649-8(SACD-Hybrid) \2080
バッハ:管弦楽組曲全曲
ディエゴ・ファソリス(指揮)
イ・バロッキスティ
ARTSに様々なバッハの宗教曲を録音してきたファソリスが遂に器楽作品に
も着手しました。ARTSから発売された数々の録音によって、ディエゴ・ファ
ソリスの素晴らしい音楽性は、スイスのルガーノから世界へと広まった。
ファソリスのバッハは、しっかりとしたドイツ的構築を持ちつつも、響き
に適度な明るさと暖かみをもっている。その絶妙のバランスが多数の支持
者を生み出しているのである。この管弦楽組曲全曲においても、そうした
彼らの特徴は遺憾なく発揮されている。
SACD HYBRID(5.1サラウンド、2チャンネル、通常CD)での発売。

47666-8(SACD-Hybrid) \2080
「バターリア!」
ファンティーニ:
ソナタ・イン・コンチェルトのためのエントラータとインペリアーレ,
第2インペリアーレ
アテニャン:戦いのパヴァーヌ
スザート:パヴァーヌ「戦い」,ヘラクレスの踊り,ラ・モリク,
オルランド・ディ・ラッソ:
ベンディネッリ:ロッタ・オ・ソナタ
ガストルディ:勝利の愛、ガルシ:戦い
プレトリウス:戦いのクーラン,太鼓のヴォルト,ブランスル・ゲ、他
イジーノ・コンフォルツィ(指揮)
ティビチネス
バロック時代の戦いにまつわるブラス音楽を集めている。今回ARTS初登場
となるティビチネスは、古代ローマの宗教行事の吹奏楽団からその名をと
った団体で、16−17世紀の音楽を核としている。創設者のイジーノ・コン
フォルツィは、イタリアのポッジョ・ミルテート生まれの音楽学者、指揮
者、トランペット奏者。SACDでは5+1サラウンドの素晴らしい音響が楽し
める。

●ブルー・ライン24bit/96kHzシリーズ
47579 \1500
ドビュッシー:ピアノ作品集 第4巻
【練習曲集第1巻,第2巻(全12曲)、見つけだされた練習曲、ピアノの
ために(全3曲)、喜びの島、ハイドンを讃えて、エレジー】
ジャン=ピエール・アル
マンゴー(ピアノ)
先に全集で発売されたセットからの分売。好評をもって迎えられたジャン
=ピエール・アルマンゴーによるドビュッシーのピアノ作品集の完結編。

47709 \1500
ウィーンへの挨拶 -ウィーンのニューイヤー・コンサート
スッペ:「美しきガラテア」序曲
ヨハン・シュトラウスI:シュペール・ギャロップ Op.42
ヨハン・シュトラウス:
チク・タク・ポルカ op 365,
「こうもり」−ふるさとの調べよ,
「騎士パスマン」−パスマン・ワルツ,ハンガリー万歳 Op.332,
百発百中ポルカ,アンネン・ポルカ,ウィーンへの挨拶 Op.225
ヨゼフ・シュトラウス:うわごとワルツ Op.212
E.シュトラウス:テープは切られた Op.45
ツィーラー:気も晴ればれと Op.386,
「観光案内人」−美しく懐かしきドナウの町
レハール:「ルクセンブルク伯爵」−ワルツ間奏曲,
「ジュディッタ」−私の唇にあなたは熱いキスを
ペーター・グート(指揮)
ウィーン・シュトラウス音楽祭管弦楽団
イルディコ・ライモンディ(ソプラノ)
録音:2005年1月1日
2000年ニューイヤー・コンサート(品番:47604)以来のグートの新譜。
ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートは世界にあまねく有名だが、
あまりにイヴェント的になってしまったことに嘆く向きも多い。そんな人
にとって、このCDは,まさに本来のウィーンのニューイヤー・コンサート
の味わいを振舞ってくれるだろう。指揮に当たるグートは、ウィーン・ム
ジークアカデミーを卒業後、モスクワでオイストラフに学んだヴァイオリ
ンの名手。その後シュトラウスの作品への敬愛から、1978年にウィーン・
シュトラウス音楽祭管弦楽団を設立、今日、ウィーンにおいても、シュト
ラウス一家の音楽のスペシャリストとして筋金入り存在である。観光客向
けのシュトラウス演奏とは異なった、地元ウィーンの喜びに満ちた演奏が
聞ける。イルディコ・ライモンディはルーマニア出身のソプラノ、ウィー
ン国立歌劇場やフォルクス・オパーを中心に、ドイツ語圏で幅広く活躍し
ている。デジタル24bit/96khzの録音。

●レッド・ライン・シリーズ
47780 4枚組 \4320
モーツァルト:初期交響曲集
第1番変ホ長調K.16、第4番ニ長調K.19、第5番変ロ長調K.22、
第6番ヘ長調K.43、第7番ニ長調K.45、第8番ニ長調K.48、
第9番ハ長調K.73、第10番ト長調K.74、第12番ト長調K.110、
第13番ヘ長調K.112、第14番イ長調K.114、第15番ト長調K.124、
第16番ハ長調K.128、第17番ト長調K.129、第18番ヘ長調K.130、
第19番変ホ長調K.132、ニ長調K.100(62a)、
変ロ長調K.A nh.214(45b)、ト長調K.Anh.221(45a)「旧ランバッハ」、
ヘ長調 K.Anh.223(19a)、ガリマティアス・ムジクム K.32
クラウディオ・シモーネ(指揮)
イ・ソリスティ・ヴェネティ
録音:1991年,1994年,1996年,1998年
モーツァルトが1772年までに書いた初期の交響曲を集めている。第2番,
第3番は偽作で外されている。当時モーツァルトはヨーロッパ中を旅して
回っており、これらの作品からは、ドイツ、フランス、イタリアなどの音
楽を貪欲に吸収、紹介していくモーツァルト少年の姿が浮かび上がってく
る。シモーネは、それら様々な様式感を慎重に見極めた上で、伸びやかな
音楽を作り上げている。いずれも1990年代のデジタル録音。




<SION RECORDSレーベル(日本)>
SIONレコードは三絃(三味線)演奏家の野澤徹也氏の演奏を紹介するレー
ベルです。三味線による現代音楽を演奏したユニークなラインナップです。
SCD-012 \3150
三絃 野澤徹也3-三味線協奏曲
岡隆一郎:Moon-dewy flowers(1998年)〔1.臥待月、2.蝕、3.月の雫〕
杵屋正邦:浮拍子(1968年)-三絃三重奏曲
松岡長政:つれづれなる戦い(2003年)
マーティ・レーガン:虹の光-十七絃筝と三味線のための
長沢勝俊:三味線協奏曲
野澤徹也(三絃)
小濱明人(尺八)、
野澤佐保子(筝)
山本普乃(三絃)
上原潤之助(三絃)
原郷隆(篠笛)、元永拓(尺八1)、渡辺淳(尺八2)、
首藤久美子(琵琶)、田村法子(箏1)、山田由紀(箏2)、
久本桂子(十七絃箏)、多田恵子(打楽器)、盧 慶順(打楽器)
2006年リリースの3rdアルバム。「三味線のイメージを一新する、若き弦楽
器奏者」として、現代邦楽のみならずさまざまなジャンルの音楽ファンから
熱い注目を集める最新作。日本音楽集団の若手メンバーとの共演も注目!
若い柔軟な感性が、生命力の横溢する音楽に呼応、エネルギーを発散して
飛翔する。
  
<ANDROMEDA>   
ANDRCD5027  \950
プッチーニ:外套
エットレ・バスティアニーニ、デ・ローサ、サルヴァトーレ・プーマ
アンジェロ・メリクリアーリ、エラルド・コーダ
マリオ・コルドーネ指揮
NDR交響楽団&合唱団 1954年 スタジオ録音
良い音質です。以前SROレーベルから発売あり。

ANDRCD5037  2枚組  \1150
グノー:ファウスト
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス、ジャン・ピアース、チェーザレ・シエピ
ロバート・メリル、
モントゥー指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団 1955年ライヴ
以前MERODRAMレーベルから発売あり。

ANDRCD9001  2枚組  \1150 
プッチーニ:トスカ
レナータ・テバルディ、リチャード・タッカー、レナード・ウォーレン
クリフォード・ハーヴォー、フェルナンド・コレナ
ミトロプーロス指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団 1956年ライヴ
良い音質です。以前Cetraレーベルから発売あり。





<CARUS>   
83.212  \1850
バッハ:復活祭オラトリオ BWV249
CPEバッハ:主に感謝せよ Danket dem Herrn
CPEバッハ:聖なるかな Heilig Wq217
ジョアン・ラン(S)、エリザベト・ヤンソン(A)、ヤン・コボウ(T)、
ゴットホルト・シュヴァルツ(Bs)
フリーダー・ベルニウス指揮
シュトゥットガルト・バロックオーケストラ
シュトゥットガルト室内合唱団  2004年録音





<WALHALL>
WLCD0154  3枚組  \2650
ワーグナー:ワルキューレ
グレ・ブラウェンステイン、ヴォルフガング・ヴィントガッセン
ヨゼフ・グラインドル、マルタ・メードル、ハンス・ホッター
カイルベルト指揮
バンベルク交響楽団 1955年4月27日バルセロナ
マスターテープに起因する雑音、音の揺れ等が、聴かれます。
(ジャケット裏面に注意事項として記載あり)お気をつけください。
音質的には一般にお勧めできるものとは言えません。

WLCD0156  2枚組  \1800
ビゼー:カルメン
ジュリエッタ・シミオナート、ロザンナ・カルテリ、
ジョゼッペ・ディ・ステファノ
ミシェル・ルー、グラツィエッラ・シュッティ
カラヤン指揮
スカラ座管弦楽団&合唱団 1955年1月18日ライヴ
以前CETRAから発売あり。名演奏です。

WLCD0155  2枚組  \1800
R.シュトラウス:エレクトラ
クリステル・ゴルツ、レオニー・リザネク、ジーン・マデイラ
フランツ・クラルヴァイン、ヘルマン・ウーデ
ベーム指揮
バイエルン州立歌劇場管弦楽団&合唱団 1955年

WLCD0158  2枚組  \1800
初出!
J.シュトラウス:ジプシー男爵
アルフレート・ペル、ゲルトラウト・ホップフ、クルト・ベーメ
ヒルデ・レッスル=マイダン
ロベルト・シュトルツ指揮
ウィーン放送大管弦楽団
オーストリア放送合唱団 1955年11月15-21日スタジオ録音。ウィーン

WLCD0161  2枚組  \1800
ワーグナー:さまよえるオランダ人
ヘルマン・ウーデ、アストリッド・ヴァルナイ、ルートヴィヒ・ヴェーバー
ヴォルフガング・ヴィントガッセン、ヨゼフ・トラクセル
クナッパーツブッシュ指揮バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団 1955年
以前GoldenMelodramから発売あり。

WLCD0162  3枚組  \2650
ワーグナー:タンホイザー
ヴォルフガング・ヴィントガッセン、グレ・ブラウェンステイン
ヨゼフ・グラインドル、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ
クリュイタンス指揮
バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団 1955年
以前GoldenMelodramから発売あり。

WLCD0163  4枚組  \3300
ワーグナー:ニュルンベルクのマイスタージンガー
パウル・シェフラー、イルムガルト・ゼーフリート
ハンス・バイラー、ロゼッティ・アンダイ
ライナー指揮
ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団 1955年
以前Goldenから発売あり。

WLCD0164  2枚組  \1800
モーツァルト:コシ・ファン・トゥッテ
エリーザベト・シュヴァルツコップ、ナン・メリマン
ルイジ・アルバ、ローランド・パネライ、グラツィエッラ・シュッティ
カンテッリ指揮
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団 1956年
以前Datum,LivingStageから発売あり。
LivingStage LS4035145 は廃盤となります。





<Opera Rara>
ORR236  \1750
パチーニ&メルカダンテの作品からアリアとアンサンブル
Paventa Insano
メルカダンテ:歌劇「アンドロニコ」、「ヴィルジニア」 から
パチーニ:歌劇「エジプトのチェザーレ」 他 から
アニーク・マシス、ブルース・フォード、マジェラ・カラフ
ラウラ・ポルヴェレッリ、アラン・オービー
デヴィッド・パリー指揮
ロンドン・フィル




<VENEZIA>       
CDVE04240  11枚組  \5400
ブルックナー:交響曲全集
交響曲へ短調、
交響曲第5番(原典版)
交響曲第0番
交響曲第1番(リンツ版)
交響曲第8番(ハース版)
交響曲第2番(1877年第2稿)
交響曲第3番(1877年第2稿)
交響曲第4番「ロマンテック」(ノヴァーク版)
交響曲第6番(原典版)
交響曲第7番(原典版)
交響曲第9番(原典版)
ロジェストヴェンスキー指揮ソビエト国立文化省交響楽団
1983-1986年録音 スタジオ録音 
名演奏の復活です。今回の発売に伴いCDVE44004は廃盤になります。




<Forlane>       
一昨年経営難により一時期倒産も危ぶまれていたForlaneレーベルですが       
同じフランスの音楽流通会社であるDOM社にレーベルごと引き取られ、改め
て発売を開始致しました。尚、以前発売されていたアイテム全てが再発に
は至っておりませんので、ご了承下さい。   

FOR16854  \1800
ラフマニノフ:
前奏曲Op.3-2
ラフマニノフ:10の前奏曲Op.23
ラフマニノフ:13の前奏曲Op.32
アブデル・ラーマン・エル=バシャ(Pf) 2004年録音
ここ数年繰り返しの日本での演奏により地道にファンを増やしている
ピアニスト エル=バシャ。音楽への一途な探究心から奏でられる繊細な
響きは深い感動を呼び起こします。
       
●下記は旧譜のご案内です。管理番号等に以前発売時と差異がございます。
お気をつけください。       

FOR16522  \1800
ラヴェル:ピアノ協奏曲 
エル・バシャ M.スーストロ指揮ペイ・ド・ラ・ロワールO
   
FOR16615  \1800
ショパン:ポロネーズ集 
フランス・クリダ
   
FOR16624  \1800
ショパン:ピアノ協奏曲第1、2番 
F.クリダ W.ミフニェフスキ指揮バルソビエO
   
FOR16647  \1800
シューベルト:白鳥の歌 
ヨセ・ヴァン・ダム ヴァレリー・アファナシェフ(Pf)
   
FOR16729  \1800
ショパン:マズルカ集 
フランス・クリダ(Pf)
   
FOR16730  \1800
プーランク:歌曲集 
フェリシティ・ロット(Sop)
   
FOR16737  \1800
ラヴェル:ピアノ作品集 鏡、夜のガスパール 他 
エル=バシャ(Pf)   

FOR16760  \1800
オッフェンバックからプーランクまで歌曲集 
フェリシティ・ロット(Sop)
   
FOR16786  \1800
ルイス・ヴィエルヌ:ミサ・ソレムニス 
F.バルドー指揮パリ国立歌劇場少年合唱団
   
FOR16792  \1800
サン=ジョルジュ:4つのヴァイオリン協奏曲 
スイス・イタリア放送O

FOR16811  \1800
ドイツの作曲家による歌曲集 R.シュトラウス、ブラームス他 
フェリシティ・ロット(Sop)

FOR16833  \1800
ショパン:ピアノ協奏曲第1番 
エル=バシャ S.ザンデルリング指揮ブルターニュO
   
FOR16845  \1800
ショパン:ピアノ協奏曲第2番 
エル=バシャ S.ザンデルリング指揮ブルターニュO
   
FOR213141  2枚組 \2700
リスト:ピアノを中心とした作品集
F.クリダJ.C. カザドシュ指揮ルクセンブルク放送O
   
FOR213143  2枚組 \2700
リスト:ピアノを中心とした作品集
F.クリダ  J.C.カザドシュ指揮ルクセンブルク放送O   

FOR216774  2枚組 \2700
ヴェルディ:オテロ 
M.プライス、M.マヌグエッラ A.ロンバール指揮ボルドー国立O
   
FOR268052  2枚組 \2700
R.シュトラウス:カプリッチョ 
F.ロット、T.アレン プレートル指揮シュトゥツトガルト放送O
   
FOR316591  3枚組 \3780
サティ:ピアノ作品集 フランス・クリダ(Pf)
   
FOR316747  3枚組 \3780
モーツァルト:木管協奏曲集 
G.プレートル指揮パリ国立歌劇場O   

FOR416804  4枚組 \4500
シューベルト:交響曲全集 
アラン・ロンバール指揮スイス・イタリア放送O
   
FOR916700  9枚組 \10000
ベートーヴェン:ピアノソナタ全集 
エル=バシャ(Pf)   

FOR126817  12枚組 \12000
ショパン:ピアノ作品全集(作曲年代別) 
エル=バシャ(Pf)   
 
<Chandos>
CHAN 10358  \2080
ドミトリー・ショスタコーヴィチ(1906−1975):
ミケランジェロの詩による組曲Op.145a/10月/イギリスの詩による6つのロ
マンスOp.140
イルダール・アブドラザコフ(バス)、
ジャンナンドレア・ノセダ(指揮)、BBCフィルハーモニック
ノセダ&アブドラザコフの強力タッグが贈るショスタコーヴィチの秘曲集!
シャンドスを代表する強力コンビ、ノセダ&BBCフィルによるショスタコー
ヴィチ生誕100年記念アルバムがリリース!これまでプロコフィエフ、リス
ト、ダラピッコラ、そしてカルウォヴィチなど様々な作曲家の多彩な作品を
リリースしてきたノセダ。今回登場となるショスタコーヴィチ・アルバムは
演奏頻度の高い交響曲や管弦楽曲ではなく管弦楽伴奏付きの声楽作品集!
収録作品のうち、“ミケランジェロの詩による組曲Op.145a”、“イギリス
の詩による6つのロマンスOp.140”の両作品は、バスとピアノ伴奏のための
作品を作曲者自身が管弦楽伴奏に改定した版を用いてレコーディングが行わ
れた貴重な録音。
ノセダのタクトで1988年にマリンスキー歌劇場でデビューを飾ったロシア期
待のバス奏者アブドラザコフはシャンドス初登場。

CHAN 10359  \2080
マルコム・ウィリアムソン(1931−2003)-管弦楽作品集Vol.1 ――
序曲《サンチャゴ・デ・エスパダ》/組曲《ハバナの我が男》(世界初録音)
/合奏協奏曲(世界初録音)/シンフォニエッタ
ラモン・ガンバ(指揮)、アイスランド交響楽団
“シャンドス映画音楽シリーズ”では様々な作曲家の貴重な作品の録音を
うなど現在のシャンドスで中核を担っているといっても過言ではないラモン
・ガンバ。そのラモン・ガンバが音楽監督をつとめるアイスランド交響楽団
を引き連れて同コンビとしては初めてシャンドスに登場!
マルコム・ウィリアムソンはシドニーで生まれ、12歳からシドニー音楽院で
作曲をウジェーヌ・グーセンスに師事。ウィリアムソンは1950年にロンドン
へ渡りブーレーズやメシアンの音楽を研究。1975年10月には女王付き楽長に
も任命されるなど作曲家としてだけでなく音楽家として幅広い活躍を見せた。

CHAN 10381  3枚組 \4160
L・V・ベートーヴェン(1770−1827):弦楽四重奏曲集Vol.6 ――
弦楽四重奏曲第1番ヘ長調Op.18-1/同第2番ト長調Op.18-2《挨拶》
/同第3番ニ長調Op.18-3/同第4番ハ短調Op.18-4/同第5番イ長調Op.18-5
/同第6番変ロ長調Op.18-6
ボロディン・クヮルテット
結成60年という長い歴史を持つボロディン・クヮルテットが進めていたベー
トーヴェン・チクルスが今回リリースとなる第6集でついに完結。
昨年6月に行われた来日公演で見事な演奏を披露し、絶賛を受けたボロディ
ン・クヮルテット。結成時のオリジナル・メンバーでもあるチェロのベルリ
ンスキーもまだまだ健在!
数あるベートーヴェンの四重奏曲集の中でも一際輝く今回のチクルス。偉大
なるクヮルテットに新たなるベートーヴェンの指標となること間違い無し!

CHAN 0726  \2080
ジャン=マリー・ルクレール(1697−1764):ヴァイオリン・ソナタ集 ――
ヴァイオリン・ソナタ イ長調Op.9-1、同ハ長調p.9-8、同ニ長調Op.9-3、
同イ短調Op.9-5
フランソワ・クープラン(1668−1733):尊厳、またはフォルクレ
アントワーヌ・フォルクレ(1672−1745):ルクレール
ジャック・デュフリ(1715−1789):フォルクレ
サイモン・スタンデイジ(ヴァイオリン)、
ニコラス・パール(ハープシコード)
これまでにもシャンドスにルクレールのヴァイオリン協奏曲の録音を行って
きた名手、スタンデイジによる久しぶりのソロ・アルバム。ルクレールの作
品は18世紀フランスに活躍しながらその作品は典型的なイタリアの様式から
成っている。スタンデイジのヴァイオリンに加えてニコラス・パールの演奏
による小品がカップリングされているのもポイント。

●Chandos 2for1   
CHAN 241-31  2枚組 \2080
チャールズ・ヒューバート・パリー(1848−1918):
Imvocation to Music/魂のあがない/The Lotos-Eaters/Blest Pair of
Sirens/I was glad
リチャード・ヒコックス(指揮)、マティアス・バーメルト(指揮)、
ロンドン交響楽団&合唱団、ロンドン・フィルハーモニック&合唱団、他
エルガーやヴォーン・ウィリアムズへ影響を与えたイギリスの作曲家パリー
の作品集。24bit/96kHzデジタルリマスターによる再発売。


●Chandos Opera In English
CHAN 3130  3枚組  \3380
A・ベルク:歌劇《ルル》(英語版)
リサ・サファー(ソプラノ)、
ポール・ダニエル(指揮)、
イングリッシュ・ナショナル・オペラ管弦楽団、他
Chandosとピーター・ムーア財団の共同制作による英語版オペラ・シリーズ
の最新作はアルバン・ベルクの代表作。





<Avie>
AV 2080(SACD-Hybrid)  \2580
J・ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.100
R・シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調Op.105
C・フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
ルーデンス・トゥルク(ヴァイオリン)、
ミラナ・チェルニアフスカ(ピアノ)
Avieが大きな期待を持って送り出す若きヴァイオリン奏者ルーデンス・トゥ
ルクのソナタ・アルバム!
ルーデンス・トゥルクは1978年にバルカン半島南西部に位置するアルバニア
共和国の首都ティラナで生まれる。6歳よりプロのヴァイオリン奏者として
活躍していた父の手解きを受け、音楽家の道を志すきっかけとなる。1996年
にはドイツへ渡りミュンヘン音楽大学でアナ・チュマチェンコ教授の下で
ヴァイオリンを学んだ経歴を持つ。
トゥルクは全ドイツ青少年音楽コンクール、ライオンズクラブ国際協会主催
のコンテストなどで優勝を果たし、2006年のミュンヘン・アーティスト・オ
ブ・ザ・イヤー・アウォードに選出されるなど今後の活躍が大きく期待され
ている。2002年10月にはベルリンでビル・クリントン氏出席の式典で演奏を
披露するなどドイツ、祖国アルバニアやヨーロッパ各地を中心に活躍中の新
星である!





<PentaTone>
PTC 5186 061(SACD-Hybrid)  \2850
P・I・チャイコフスキー:組曲第3番ト長調Op.55
I・ストラヴィンスキー:
ディヴェルティメント(バレエ組曲《妖精の口づけ》より編曲)
ウラディミール・ユロフスキ(指揮)、
ロシア・ナショナル管弦楽団
現在、ヨーロッパを中心に目覚しい活躍を見せている注目の若手指揮者ウラ
ディミール・ユロフスキのペンタトーン・デビュー盤がリリース。注目の内
容は祖国ロシアの名門オケであるロシア・ナショナル管を率いたロシア・ア
ルバム。2曲とも決して交響曲やバレエ音楽に比べると演奏機会の多い作品
ではないが、ユロフスキの繰り広げる壮大な音楽はまさしく評判に違わぬス
ケールを持っている。
父にカプリッチョなどでお馴染みの指揮者ミハイル・ユロフスキを持つウラ
ディーミル・ユロフスキはグラインドボーン音楽祭の音楽監督、ロンドン・
フィル、ロシア・ナショナル管の主席客演指揮者のポストにある急速に評価
を高めている俊英である。今後の活躍に期待大!

PTC 5186 127(SACD-Hybrid)  \2850
J・S・バッハ:
トッカータとフーガ ニ短調BWV.565、パッサカリア ハ短調BWV.582、
前奏曲とフーガ ニ長調BWV.532、前奏曲とフーガ イ短調BWV.543
F・リスト:前奏曲《泣き、嘆き、悲しみ、おののき》S179
ダニエル・コルゼンパ(オルガン)
フィリップスのクァドラフォニック(4チャンネル録音)の復刻シリーズ最
新作。バッハ、リストとも1970年8月の録音。





<Phaedra>
DDD 92039  \2180
In Flanders' Fields Vol.39
ヤン・ヴァン・デル・ロースト(1956−):
金管楽器、ギターのための作品集 ――
ギターと室内管弦楽のための《コンチェルト・ド・オマージュ》(マエスト
ロ・ホアキン・ロドリーゴに捧ぐ)/トランペット協奏曲/ホルン、管楽器
と打楽器のための《ラプソディ》
オーレ・エドヴァルド・アントンセン(トランペット)、
ヤコブ・スローター(ホルン)、ファビオ・サノン(ギター)、
ルドルフ・ウェルテン (指揮)、
イ・フィアミンギ室内管弦楽団、
ヤン・ヴァン・デル・ロースト(指揮)、
レメンス高等音楽学校シンフォニックバンド     
ベルギーの誇る吹奏楽の大作曲家ヤン・ヴァン・デル・ローストの作品集が
ベルギーの演奏家や作品の紹介を行っていくPhaedraより登場。注目はなん
といっても北欧の名奏者アントンセンのために作曲された「トランペット
協奏曲」!この「トランペット協奏曲」は2001年に亡くなったアントンセン
の母親に捧げられた作品であり、トランペット、フリューゲルホルン、ピッ
コロ・トランペットの持ち替えを要する。他にもロイヤル・コンセルトヘ
ボウ管の主席ホルン奏者スローター、ブラジルのギター奏者ザノンも参加す
るなど吹奏楽、金管楽器、ギター関係者にとって興味深いディスクに仕上
がっている。

DDD 92045  \2180
In Flanders' Fields Vol.45
ピート・スウェルツ(1960−):
クラリネット五重奏曲/弦楽四重奏曲第2番
ルーラント・ヘンドリクス(クラリネット)、
テンペラ弦楽四重奏団、シュピーゲル弦楽四重奏団
ピート・スウェルツは近年その吹奏楽作品が日本で演奏、紹介されるなど現
在注目を浴びているベルギー期待の若手作曲家。クラリネットのルーラント
・ヘンドリクスはミッコ・フランクが率いるベルギー国立管弦楽団でソロ・
クラリネット奏者をつとめている実力者。ソリストとしてもフランダース放
送響、リンブルフ響、ハーゲン・フィルとも共演を行っており、室内楽の分
野なども含めて幅広い活動を行っている。

DDD 92044  \2180
In Flanders' Fields Vol.44
ジェフ・ファン・ホーフ(1886−1959):
交響曲第5番ホ長調/5つの歌/交響組曲第2番/交響曲第6番変ロ長調
《Onvoltooide》(未完)
アン・デ・レネ(ソプラノ)、
ツォルト・ハマル(指揮)、パンノン・フィルハーモニック管弦楽団
ファン・ホーフはベルギー王立フレミッシュ音楽院で音楽を学び、6つの交
響曲を残した20世紀ベルギーの作曲家。交響曲第6番はファン・ホーフの遺
作であり未完の作品である。ソプラノのレネはスウィングル・シンガーズの
メンバーとして国際的なキャリアをスタートさせたイギリスのソプラノ。パ
ンノン・フィルは1968年生まれの若きマエストロ、ツォルト・ハマルが率い
るハンガリーのオーケストラである。

DDD 92016  \2180
In Flanders' Fields Vol.16
ヤン・ブロックス(1851−1912):ピアノ五重奏曲/
マリナス・デ・ヨング(1891−1984):弦楽四重奏曲第2番Op.27
ヨゼフ・デ・ベーンハウワー(ピアノ)、エンソール弦楽四重奏団
19世紀と20世紀に活躍したベルギーの2人の作曲家による室内楽作品を収録。
エンソール弦楽四重奏団は1993年オルフェウス・コンテンポラリー室内楽コ
ンクールなどの優勝歴を持つ。




<AGPL>
AGPL 1-007  \2180
L・V・ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第6番Op.10-2/ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調Op.106
《ハンマークラヴィーア》
ニコライ・デミジェンコ(ピアノ)
ハイペリオンよりバッハ=ブゾーニ編曲集をはじめ数々のベストセラー・
アルバムをリリースしているデミジェンコのありそうで無かったベートー
ヴェンがドイツのレーベル“AGPL”よりリリースに!デミジェンコは1978年
のチャイコフスキー国際コンクールを制覇するなど広大なレパートリーと
脅威の技巧で注目を浴び続ける旧ソ連出身のピアニスト。感受性豊かで情熱
に溢れたベートーヴェンで使用しているピアノはヒューイットも愛用してい
るイタリアのファツィオーリである。

AGPL 1-009  \2180
D・スカルラッティ:ピアノ(チェンバロ)のための20のソナタ ――
ソナタ ニ長調L361/同ロ短調L376/同ヘ長調L385/同ハ長調L355/
同ハ短調L7/同ハ長調L303/同ハ長調L305/同ト短調L338/同イ長調L345
/同嬰へ長調L35/同ホ長調L21/同ト長調L349/同ハ短調L360/
同ハ短調L352/同ニ長調L415/同ニ短調L370/同ホ長調L375/同ハ長調L401
/同ヘ長調L433/同ト長調L445
ニコライ・デミジェンコ(ピアノ)
デミジェンコの幅広いレパートリーを証明するスカルラッティ・アルバム。
バッハやベートーヴェン、リスト、ショパンなどの録音とは一味違った音楽
の流れとテクニックを味わうことのできる見事な演奏。こちらのスカルラッ
ティでもベートーヴェンと同じくファツィオーリを録音に用いている。

AGPL 1-004  \2180
L・V・ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第3番ハ短調Op.1-3
ウィルフレッド・ヒラー(1941−):ピアノ三重奏曲《ニオベ》
F・メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲ニ短調Op.49
ミュンヘン・トリオ
ミュンヘン・トリオは1994年秋に開催されたシャンドール・ヴェーグ主催の
コーンウェル室内楽フェスティヴァルで出会った3人のアーティストによっ
て結成されたアンサンブル。ヒラーの「ニオベ」はミュンヘン・トリオのた
めに作曲された作品。





<Cobra Records>
COBRA 0014  \2180
O・メシアン:世の終わりのための四重奏曲
P・ヒンデミット:
クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための四重奏曲
フィリップ・グラファン(ヴァイオリン)、
チャールズ・ナイディック(クラリネット)、
パスカル・ドゥヴァイヨン(ピアノ)、
コーリン・カー(チェロ)
グラファン、ナイディック、ドゥヴァイヨン、コーリン・カーといった世界
的アーティストたちのアンサンブルによる20世紀の室内楽作品集。メシアン
&ヒンデミットとなると少々難解なイメージもあるが、名手4人が紡ぐアン
サンブルはぐいぐいと聴き手を引き込んで行く圧倒的な演奏を聴かせてくれ
ている。

COBRA 0013  \2180
ユリウス・レントヘン(1855−1932):室内楽作品集第1巻 ――
弦楽四重奏曲ハ長調/弦楽四重奏曲ト短調《空想》/ソプラノとピアノのた
めの《中国の歌》Op.66
パルカニー弦楽四重奏団、
ユリア・ブロンクホルスト(ソプラノ)、ハンス・アイザッカー(ピアノ)
オランダの音楽家の一族レントヘン家で最も著名なユリウス・レントヘン。
グリーグとの親交を持ち、初期の作品には北欧の影響が、後期の作品ではレ
ーガー、ドビュッシーなどの影響が見られることも作品の特徴である。





<Eufoda>
EUFODA 1362  2枚組  \4360
新ウィーン楽派のピアノ作品集 ――
A・シェーンベルク:
3つのピアノ小品、室内交響曲第1番Op.9、3つのピアノ小品Op.11、
6つのピアノ小品、5つのピアノ小品、ピアノ組曲Op.25、ピアノ曲Op.33A、
ピアノ曲Op.33B
A・ウェーベルン:
ピアノのための楽章、ピアノのためのソナタ楽章、子供のための小品、
ピアノ曲、変奏曲Op.27
A・ベルク:自作主題による12の変奏曲ハ長調、ピアノ・ソナタOp.1
エドゥアルト・シュトイアーマン(1892−1964):4つの小品
ヤン・ミヒエルス(ピアノ)
Eufodaの看板アーティストでもあるベルギーの実力派ピアニスト、ヤン・ミ
ヒエルスが“新ウィーン楽派”のピアノ作品に挑んだ意欲作。ミヒエルスは
今回の録音ではベヒシュタイン(1899)のピアノを使用している。


EUFODA 1145  \2180
ロマンティック室内楽作品集 ――
A・ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番ホ短調Op.90《ドゥムキー》
C・ドビュッシー:弦楽四重奏曲ト短調Op.10
ジュール・ブーケ(1914−):三重奏曲
ハンス・メムリンク・トリオ
1982年より活動を行っているブルージュを本拠とするハンス・メムリンク・
トリオのアルバム。団体名のハンス・メムリンクは15世紀のブルージュで活
躍した画家である。(録音データ不詳/ADD)

EUFODA 1147  \2180
ルネサンスのクリスマス ――
低地国(ベネルクス3国)のクリスマス(8曲)/ヨーロッパの教会のクリス
マス(7曲)/Kerstmuziek in het Italie van de zestiende eeuw(3曲)
/De Spaanse kerst(4曲)
カピラ・フラメンカ
Eufodaで数々の演奏を聴かせてくれているヴォーカルとピリオド楽器による
アンサンブル、カピラ・フラメンカによるルネサンス時代のクリスマス音楽
集。(録音データ不詳/DDD)

EUFODA 1150  \2180
IN'T STAMINEE ――
マーチ/組曲/アリエッタ/ラ・ヴェニティエンヌ/メヌエット/カンティ
レーナ・ファルコーニ/マテロット/アルマンド/他 全22曲
 't Kliekske(“the bunch”)
IN'T STAMINEE/'t Kliekske
フランドル地方の伝統音楽の演奏団体「't Kliekske」のアルバム。
(録音データ不詳/DDD)

EUFODA 1152  \2180
アントワープのモーツァルト
ヨゼフ・ケニスによる変奏-W・A・モーツァルト/ウィレム・ヤコブ・ヨゼ
フ・ケニス(1768−1845)による変奏曲:《主をほめまつる》ニ長調/しも
べらよ、賛美せよ/アヴェ・ヴェルム/Quis Te Comprehendat/パンジェ・
リングァ
パトリック・ペイレ(指揮)、
コレギウム・インストゥルメンターレ・ブルジェンセ、
カペラ・ブルジェンシス
ウィレム・ヤコブ・ヨゼフ・ケニス(ギヨーム・ジャック・ジョゼフ・ケニス)
は作曲家であると同時にモーツァルト、ハイドン、ベートーヴェンの楽譜の
収集家であった人物。大聖堂の音楽再建のためにこれらの大作曲家の作品の
編曲を多数手がけたことでも知られている。(録音データ不詳/DDD)

EUFODA 1155  \2180
ルネサンス時代ブルージュのポリフォニー音楽 ――
Geesteljike Muziek(5曲)/Liederen uit de Lage Landen(6曲)/
フランスのシャンソン(9曲)/舞踏のための音楽(2曲)/
Vroeg bekende madrigalen in de Lage Landen(3曲)
カピラ・フラメンカ
カピラ・フラメンカが歌い、奏でる16世紀ブルージュのポリフォニー音楽集。





<Globe>
GLO 5212  \2180
フリードリヒ・ハルトマン・グラーフ(1727−1795):
フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調/フルート、ヴァイオリンとチェ
ロのための三重奏曲ニ長調/フルート、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロの
ための四重奏曲ト長調/2本のフルート、ヴィオラとチェロのための四重奏曲
第2番ニ長調/五重奏曲変ホ長調
アンサンブル・シェーンブルン
晩年にはオックスフォード大学の名誉音楽博士号を授与され、スウェーデン王
立音楽協会の会員にも選出されるなど高い評価を受けていた18世紀ドイツのフ
ルート奏者、作曲家であったグラーフの作品集。

GLO 5222  \2180
カルロ・ジェズアルド(1566−1613):マドリガーレ集第2巻(1594年)
カシオペア・クインテット
ハーグ王立音楽院で学んだ5人の若き歌手たちによって1999年に結成されたヴォ
ーカル・アンサンブル。好評を得た第1巻(GLO 5221)に続く続編となる。





<Etcetera>
KTC 2507  2枚組  \4360
エリオット・カーター(1908−):
弦楽四重奏曲第1番/同第2番/同第3番/同第4番/エレジー
アルディッティ弦楽四重奏団
30年以上の歴史を誇る名門、アルディッティ弦楽四重奏団による既発2タイト
ル(KTC 1065/KTC 1066)をセット化し再発売。





<Attacca>
ATTACCA 2598&2599  2枚組  \4360
ルイ・アンドリーセン(1939−):BASE ――
ロンド・バルバロ/レジスターズ/3つの小品/From “The Memory of Roses”
/子供の頃の思い出/他 全11曲
ラルフ・ファン・ラート(ピアノ)、ルイ・アンドリーセン(ピアノ)
武満徹作曲賞の審査員を務めるなど日本でもその名を知られている現代オラン
ダの作曲家アンドリーセンのピアノ作品集。“子供の頃の思い出”では「スト
ラヴィンスキー」というタイトルの小品が登場する。





<Hortus>
HORTUS 037  \2180
ジャン=バプティスタ・ロビン(1976−):Trois Elements d'un Songe
ベノワ・メルニエ(1964−):3つのインヴェンションより
ローラン・カール(1970−):Aphorismes
クリストフ・マルシャン(1972−):トッカータとカンツォン
ピエール・ファラゴ(1969−):Nachtlich Geschurzt
エリック・ルブラン(1967−):《Eli,Eli,lamma sabacthani》
ヴァレリー・オーベルティン(1970−):
《Vincent Van Gogh−Les Franques−Lamento》
ジャック・ピシャール(1961−):《La trahison de Judas》
ティエリー・エスケーク(1965−):3つのエスキス
様々なアーティスト
2005年1月27日にパリ音楽院で行われた9人の若手オルガニスト=コンポーザー
たちによるコンサートを収録。





<Resonance>
CDRSN 3050  \1080
セルゲイ・ラフマニノフ(1873−1943):
ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18/パガニーニの主題による変奏曲Op.43
ホルヘ・ルイス・プラッツ(ピアノ)、
エンリケ・バティス(指揮)、メキシコ・シティ・フィルハーモニック
キューバ出身のピアニストであるプラッツとメキシコの名物指揮者バティス。
名前を見るだけで熱気すら感じるコンビによる名盤と謳われた怒涛のラフマ
ニノフが復活リリース!

CDRSN 3047  \1080
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840−1893):バレエ組曲集 ――
 バレエ組曲《白鳥の湖》Op.20/バレエ組曲《眠りの森の美女》Op.66a
/バレエ組曲《くるみ割り人形》Op.71a
エンリケ・バティス(指揮)、ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団
ロイヤル・フィルがバティスのタクトで豪快に鳴り響く迫力満点のチャイコフ
スキー。1987年2月の録音。

CDRSN 3032  \1080
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770−1827):
ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61(1楽章のカデンツァ:F・クライスラー)
/ロマンス第2番へ長調Op.50
オスカー・シュムスキー(ヴァイオリン)、
アンドリュー・デイヴィス(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
ストコフスキも認めた世界的ヴァイオリニストの残した見事なるベートーヴェ
ン。

CDRSN 3035  \1080
セルゲイ・ラフマニノフ(1873−1943):
チェロ・ソナタ ト短調Op.19、2つの小品Op.2
クロード・ドビュッシー(1862−1918):チェロ・ソナタ ニ短調
ジュリアン・ロイド=ウェッバー(チェロ)、蕭奕慶(ピアノ)
あのアンドリューの兄、ジュリアンが奏でる力強さを感じさせながらも情緒豊
かなソナタ・アルバム。1979年5月の録音。

CDRSN 3043  \1080
ベンジャミン・ブリテン(1913−1976):
フランク・ブリッジの主題による変奏曲Op.10/シンプル・シンフォニーOp.4
/前奏曲とフーガOp.29
リチャード・ヒコックス(指揮)、ノーザン・シンフォニア
イギリス音楽のスペシャリスト、ヒコックスがタクトを振るうブリテンの世界。

CDRSN 3040  \1080
ガブエル・フォーレ(1845−1924):
ピアノ五重奏曲第1番ハ短調Op.15/ピアノ五重奏曲第2番ト短調Op.45
シューベルト・アンサンブル
オーケストラアンサンブル金沢で第1コンサートマスターとして活躍中のサイ
モン・ブレンディスも参加の麗しきフォーレ。1998年&1999年の録音。

CDRSN 3042  \1080
アーロン・コープランド(1900−1990):
《ロデオ》からの4つのダンス・エピソード、組曲《ビリー・ザ・キッド》
ガーシュウィン(1898−1937)、リチャード・ロドニー・ベネット編曲:
交響的絵画《ポーギーとべス》
ジョン・ファラー(指揮)、ボーンマス交響楽団
20世紀アメリカ音楽を代表する名作を凝縮した1枚!1993年6月の録音。

CDRSN 3052  \1080
トム・スメイル(1964−):赤頭巾ちゃん/眠れる森の美女
ハリー・アンフィールド(語り)、
トム・スメイル(指揮)、ダグラス・ボイド(オーボエ)、
他 様々なアーティスト
Reasonanceの子供向けシリーズ“hear this!”の最新作。トム・スメイルの音
楽とエンマ・ハウス(1965−)の台本によって音楽となった童話の世界。



■重要なお知らせ
諸事情により下記のレーベルの取り扱いが終了となりました。
まことに勝手ながらこれまでのご注文分はすべてキャンセルとさせて頂きます。
ご了承下さい。

●New Albion
   
<CHALLENGE CLASSICS>
CC 72152 \2180
シューベルト:歌曲集「冬の旅」Op.89 D.911
クラウス・メルテンス(バリトン)
ティニ・マト(フォルテピアノ)
トン・コープマン指揮「J・S・バッハ:カンタータ全集」でバス・パート
のほとんどすべてを歌っている名歌手メルテンスによるシューベルトの名作
が登場。プロデューサーはコープマン、伴奏は彼の夫人マトが務めています。





<SRTADIVARIUS>
STR 33719 \2080
ハビエル・トレス・マルドナード(1968-):Exabrupto
Exabrupto(3つの楽器群、ピアニストと打楽器奏者のための;1998)
Tiento(チェロとエレクトリニクスのための版;2004)
The Unexpected Clock in the Mirrors
(ヴァイオリン、バスクラリネットとアンサンブルのための;2005)
Orior(ピアノ独奏のための;1997)
De Ignoto Cantu(バスクラリネット、トランペット、
打楽器、ヴァイオリン、チェロとエレクトロニクスのための;2004)
Luz(バヤンと弦楽四重奏のための;2000)
ロレーヌ・ヴァヤンクール(指揮)
ノーヴェル・アンサンブル・モデルン
カルロ・キアラッパ(ヴァイオリン)
ロッコ・パリージ(バスクラリネット)
ハビエル・トレス・マルドナード(指揮)
ディナミス・アンサンブル
カンディダ・フェリーチ(ピアノ)
アンドレア・カヴオート(チェロ)
ジェルマーノ・スクルティ(バヤン)
テルプシコルデス弦楽四重奏団
ハビエル・トレス・マルドナードはフランコ・ドナトーニとイヴァン・フェデ
レに師事したメキシコ出身イタリア在住の作曲家です。

STR 33726 \2080
現代イタリアのフルート三重奏曲集
ジョルジョ・ガスリーニ:Il triangolo(2004)
フラヴィオ・エミリオ・スコーニャ:Ison(2003)
イヴァン・フェデレ:Latinamix(1985/2004)
フランコ・ドナトーニ:Ciglio 2°(1984)
ルチアーノ・シャイー:Improvvisazione n.14(1999)
ブルーノ・ベッティネッリ:Aforismi(1989/2002)
アルド・クレメンティ:Due Canoni(1994)
トリオ・アルバトロス・アンサンブル
ステファノ・パッリーノ(フルート)
フランチェスコ・パッリーノ(ヴァイオリン)
マルコ・パリージ(ピアノ)

STR 11001 2枚組 \2080
コンスタンツォ・フェスタ(1490-1545):モテット集 Vol.1&2
主よ、われらの罪により責めたもうな/天使が羊飼いたちに言った
聖なるマリアよ救いたまえ/めでたし、いとも高貴なる人
フィレンツェよ、悔悟の時だ/来たりて神を崇めん/ナザレのイエス
われは御身をたたえる、主よ/御身の加護のもとに/神よ、異教徒らが
天よりにわかに/十字架の祭壇に/めでたし、慈悲深き処女
われはすばらしきものを見たり/われを解き放ちたまえ、主よ
ケース・ブケ&ジュゼッペ・マレット(指揮)
カンティカ・シンフォニア
ジョスカン・デプレ没後からパレストリーナ登場までのイタリアにおける最
も重要な作曲家の一人フェスタの、2枚のモテット・アルバムをセットにして
1枚分の価格でご提供いたします。





<GLISANDO>
779 055-2 \1850
新ローマ法王ベネディクト16世御前 バチカン・コンサート
パレストリーナ:教皇マルチェルスのミサ から キリエ(+/++)
ゲオルク・ラッツィンガー:聖年のミサ から サンクトゥス(+/++)
メンデルスゾーン:まことに彼は御使いたちに命じ(+/++)
モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス(*/++)
リスト:オラトリオ「キリスト」から 汝はペテロなり(*/++)
プフィツナー:
オペラ「パレストリーナ」から 第1幕前奏曲,第3幕前奏曲(*)
ヴェルディ:聖歌四篇 から テ・デウム(*/#)
ワーグナー:オペラ「タンホイザー」序曲(*)
クリスティアン・ティーレマン(指揮(*))
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団(*)
ローラント・ビュヒナー(指揮(+))
レーゲンスブルク大聖堂聖歌隊(++)
アテスティス合唱団(#)
収録:2005年10月20日、バチカン、パウロ6世ホール、ライヴ
ドイツのバイエルン州に生まれ、ミュンヘン教区司教から第265代ローマ法王
となったベネディクト16世のために、地元ミュンヘンと近郊のレーゲンスブル
クの演奏家たちが御前演奏を行った際のライヴ録音です。2004年にミュンヘン
・フィルの音楽監督に就任したティーレマンが手兵を指揮した演奏が注目され
ます。






<PNEUMA(ネウマ)>
PN-650 \2180
「アル・アンダルースのスーフィー」
ヌーバ・ラムル・ル・マーヤ
ヒジャーズ・アル・カビール
イブン・バーヤ
ハサン・アジャル(歌) サイード・ベルカディ(歌、ベンディール)
アルスデッセラム・アムラニ・ブコブザ(歌、タール)
オマル・メティウィ(ウード、歌) 
エドゥアルド・パニアグァ(中世フルート)
アフメド・アル・ガズィ(ラバーブ) 
モハメド・アグドゥール(デルブガ)
マグレブに残るアル・アンダルースの宗教歌の内に、中世スペインのスーフィ
ー(イスラーム神秘主義)儀礼を辿る試み。ウードのタクシーム(即興演奏)
の導入からヌーバに則って厳かに、また穏やかに演じられます。

PN-690 \2180
「アル・アンダルースの鼓動 アンダルシアとオリエンタルの打楽器」
Danza del ajedrez(チェスの踊り)
Palpito andalusi(アンダルシアのビート)
Respiracion azorada(騒がしい呼吸)/
Control de arritmia(リズムの不整のコントロール)
La fortaleza(力)/La egipcia(エジプトの女)/Los amantes(愛人)
Lamento enamorado(愛の悲しみ)/La novia(花嫁)/La ceremonia(儀式)
Escala de pleyades(プレヤデスのスケール)
Adelante al-Maya(アル・マーヤの向こうへ)/Danza azul(青い踊り)
エドゥアルド・パニアグァ
(パンデーロ、ナカーラス、ドゥムベク、ダフ、タール、レク、キリミア、
カヴァル、アハベバ、ファル、フラウタス・ア・ビセル・アルト、テノール、
カーヌーン)
ダビド・マヨラル
(デルブカ、ドゥムベク、エジプトのタブラ、ソムバティ、ドホッラ、パン
デーロス、ダフ、ベンディール、アタバル、カンターラ、レク、ソナハス、
マザル、カサベレス、カラケブス、チンバロス、バケタ・デ・ミムブレ、
パニュエーロ、シントゥローン・デ・バイラリーナ)
セルゲイ・サプリチョフ
(デルブカ、ドイラ、パンデーロ、トルコのデフ、タムボール、ナガラス、
カンターラ、プラティッロス)
アル・アンダルース音楽のリズム面の面白さをクローズアップした作品。
3人の名手が様々な打楽器を手に取り鮮やかなクロスビートを聴かせます。
セルゲイ・サプリチョフは多彩な活動歴を持つロシア生まれの奏者。曲目は
キリスト教側では聖母マリアのカンティガ集から数曲、イスラーム側からは
アル・アンダルース系のモロッコのトゥシア、カイム・ワ・ニスフ、チュニ
ジアのマルーフ等まで。

PN-750 \2180
アルムエーダノ(ムエッズィン) アザーン−祈りへの召喚
モハメド・ベッラク、エル・アラビー・セルギーニ、
アッゼディーネ・アル・バドリ、
ムハマド・ズギル、ハッサン・アジャル、サイード・ベルカディ(朗誦)
エドゥアルド・パニアグァ(カーヌーン)
モスクのミナレット(尖塔)で唱えられるムアッズィン(朗誦者)のアザーン
(礼拝への召喚の祈りの朗誦)を集めたアルバム。異なる旋法で唱えられたア
ザーンに臨場感豊かな環境音がバックに入ります。メディナ、メッカ、カイロ、
アレッポのようなイスラーム諸国の各地から、スペイン諸都市(セビーリャ、
コルドバ、トレド、サラゴサ、アルメリア、ムルシア)の朗誦まで。後者の多
くはアル・アンダルースのモードで唱えられ、フラメンコと似通って聞こえる
所も少々。17曲中4曲、パニアグァがカーヌーンでアザーンを伴奏、または
独奏でパラフレーズしています。

PN-760 \2180
Hilal
Hali Bihi Yahlu / Bein elnakhil / Halat wayd / Hilal al Saba /
Zaman al-Nahawand / Taalim Huviyya / Ishraq / Lil Ruh hadith /
Subhan el dayem
ナスィール・シャンマ&オユーン
ナスィール・シャンマ(ウード、指揮)
サビル・アブデル・サッタール(カーヌーン) 
ハニ・アル・バドリ(ナイ)
アル・ガンドール・フセイン、サイード・カマル、
ワリッド・ヤフヤ(ヴァイオリン)
イマデル・ディーン・アブデル・モニム(チェロ)
サラー・ラジャブ(コントラバス) 
オマル・ムスタファ(レク)
2004年に来日したイラク出身のウード奏者と彼のアンサンブルの新作で、来日
時と同じコンセプトでスペインで行われたスタジオ録音です。

<DELTA CLASSICS>
DCCA-0020 \2415
ベートーヴェン:交響曲第1番
ブラームス:交響曲第1番
(ベートーヴェン、ブラームス共に録音は13,July,1950)
フルトヴェングラー(指揮)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管
オランダ音楽祭に招かれた際の演奏を録音したもので、元々ディスクに録音
されたのか、テープに録音された後にディスクへ移されたのかは不明だが、
ブラ1ではディスクと思われる周期ノイズが数箇所あるものの、さほど長く
収録されていないのが救いである。
ブラ1は、録音が多く今まで発売された音源は13種類にも及び、とりわけ51年
のNDRとのものと翌52年のHMV録音(VPO)をフルトヴェングラーのブラ1の決定
盤に推す人も多い。
今回のACOとのものは隠れた名演として知られ、手兵のVPOやBPOと違いACOとの
演奏に不安を感じる人もいると聞くが、それは全くもって心配なく、当時から
一流と言われていたACOだけに巨匠の意図を完全に汲んでおり、自由自在に作
り上げる音楽は流石としか言いようがない。
ベト1は録音からも編成が小さいのが伺えるが、スピード感ある動きや明るい
弦の音色、木管の歌うような動きが印象的であり、ブラ1は全く逆の意図で全
体的には重い雰囲気で進められながらも野
暮ったい感じではなく、要所要所で聞かせどころ、締めどころを心得ておりや
はり十八番というしかないできである。上記NDR、VPO盤と比較しても決して劣
ることはない演奏です。
ベト1、ブラ1共に何回がCD化されてますが、現在は入手が困難な状態であり意
外にもACOとの演奏をお持ちでない方もまだいるのではないでしょうか?(今回
あえて当時の名称アムステルダム・コンセルトヘボウ管と明記しています)

<ORFEO>
ORFEOR 700051(SACD-Hybrid)  \2080
5.0ch / 2.0chステレオ
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92
カルロス・クライバー(指)
バイエルン国立O.[バイエルン国立歌劇場O.]
録音:1982年5月3日ミュンへン、国立劇場(ライヴ)
追悼盤となった「田園」(ORFEOR.600031)がいまから2年前。長き沈黙を経て
今此処に、オルフェオからカルロス・クライバーの新譜が緊急リリース!
第7番ライヴは、屈指のベストセラー第4番(ORFEOR.100841)と同日に行われ
たもの。すでに非正規盤などではあまりにも有名ながら、いうまでもなく正規
盤で聴くことが夢のまた夢となっておりました。
異常なハイテンションで運動性も豊かに疾走する音楽。天才クライバーの姿を
ありのままに刻印したとてつもない内容です。
なお、このたびはより音質面への万全の配慮からSACDでのリリースというのも
大きなポイントです。これこそ年明けのクラシックを飾る超弩級のタイトルと
申しあげて差し支えないでしょう。

ORFEOR 672052  2枚組  \3760
ウィーン国立歌劇場再建50周年記念祭
ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第3番
小澤征爾(指)
モーツァルト:
「ドン・ジョヴァンニ」−カタログの歌,ひどい人ですって?…もう言わない
で,シャンパンのアリア,ぶってよ,マゼット-第1幕フィナーレ
トーマス・ハンプソン(Br ドン・ジョヴァンニ),
エディタ・グルベローヴァ(S ドンナ・アンナ),
ミヒャエル・シャーデ(T ドン・オッターヴィオ),
ソイレ・イソコスキ(S ドンナ・エルヴィーラ),
イルディコ・ライモンディ(S ツェルリーナ),
フェルッチョ・フルラネット(Br レポレッロ),他
ズービン・メータ(指)
R.シュトラウス:
「影のない女」−第3幕“私に委ねられた”,“彼の愛を私が受けないなら”
ヨハン・ボータ(T 皇帝),リカルダ・メルベス(S 皇后),
ファルク・シュトルックマン(Br バラク),
デボラ・ポラスキ(S その妻),他
フランツ・ヴェルザー=メスト(指)
R.シュトラウス:「バラの騎士」−第3幕“マリー・テレーズ!”-幕切れ
ソイレ・イソコスキ(S 元帥夫人),
アンゲリカ・キルヒシュラーガー(Ms オクターヴィアン),
ゲニア・キューマイアー(S ゾフィー),
ゲオルク・ティヒ(Br ファーニナル)
クリスティアン・ティーレマン(指)
ヴェルディ:「アイーダ」−第3幕
ヴィオレタ・ウルマーナ(S アイーダ),ヨハン・ボータ(T ラダメス),
ナディア・クラステヴァ(Ms アムネリス),
フランツ・グルントヘーバー(Br アモナズロ)
ダニエレ・ガッティ(指)
ヴェルディ:「アイーダ」−第4幕第1場の二重唱
プラシド・ドミンゴ(T ラダメス),アグネス・バルツァ(Ms アムネリス)
ダニエレ・ガッティ(指)
ワーグナー:
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」−第1幕前奏曲,“リラの花が何と
やわらかく”,“目覚めよ!”
ブリン・ターフェル(Br ザックス) 
クリスティアン・ティーレマン(指)
ベートーヴェン:「フィデリオ」−第2幕フィナーレ
ヨハン・ボータ(T フローレスタン),デボラ・ポラスキ(S レオノーレ),
トーマス・ハンプソン(Br ドン・フェルナンド),他
小澤征爾(指)
全てウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:2005年11月5日,ウィーン国立歌劇場
2005年の世界のオペラ界の行事の中でも、最も注目されたものが、この11月5日
のウィーン国立歌劇場再建50周年記念ガラ・コンサート。大戦で破壊された
劇場が1955年に再建された時の公演演目を抜粋で演奏して祝すという内容で
す。ということは出演者たちが豪華なのは当然!指揮者は、ティーレマン、
ヴェルザー=メスト、ガッティ、小澤、メータ!歌手も、ソプラノはグルベ
ローヴァ、ポラスキ、ウルマーナ、メルベス、イソコスキ、メッゾはバルツァ、
キルヒシュラーガー、テノールはドミンゴ、ボータ、バリトンに至ってはター
フェル、ハンプソン、シュトルックマン、グルントヘーバー、バスはフルラ
ネット!これだけの人たちが一夜に結集したのですから、興奮しない方がお
かしいというもの。どれもこれもすごい盛り上がりっぷりです。さらにオー
ケストラはキュッヒル&ヒンクを筆頭に豪華メンバー、会場にはオーストリ
ア大統領ハインツ・フィシャーを始めとする要人がずらりと並び、おまけに
往年の名歌手、指揮者も来賓として招かれていたというから、まさに国家的
記念祝典。式典、その雰囲気を音でたっぷり楽しみましょう!





<harmoniamundi france>
HMC 901898  \2080
Hamburg1734-18世紀ドイツの鍵盤音楽
ヘンデル:シャコンヌ ト長調 HMV 435
テレマン:
組曲ブルレスケ ニ短調-『忠実な音楽の師』より、ポロネーズ風序曲―
ルール―ガヴォットとロンドー―ブーレ―メヌエット―ジグ
ブクステフーデ:前奏曲とフーガ ト短調 BuxWV163
マッテゾン:「通奏低音大教本」より、上級問題第13番&7番
ゲオルク・ベーム:前奏曲、フーガと後奏曲 ト短調
テレマン:
『水の音楽―ハンブルクの潮の干満 組曲ハ長調』より、ルール(恋におち
たネプチューン)、ブーレ(テティスの目覚め)、ガヴォット(ナイアデス
の遊戯)、ハレルキナーダ(おどけたトリトン)、ジグ(潮の干満)/〔ク
ラヴサン版編曲:アンドレアス・シュタイアー)〕
ヴェックマン:トッカータ第4番 イ短調
シャイデマン:涙のパヴァーヌ ニ短調
テレマン:
組曲「アルスター川」ヘ長調より、ハンブルクのカリヨン、カエルとカラス
のコンサート、白鳥の歌、アルスターの羊飼いの陽気な音楽
ブリス・ポセ:
アントレー-アンドレアスのための(デューラーの「ヒエロニムス」より)
アンドレアス・シュタイアー(チェンバロ)
【使用楽器:ヒエロニムス・アルブレヒト・ハス製作の1734年の楽器を復元
したチェンバロ】
鬼才チェンバリスト、シュタイアー待望の新譜です。以前のリリースのモー
ツァルトのソナタ集(HMC.901856)では私たちの度肝を抜く「トルコ行進曲」
を聴かせてくれたことでも記憶に新しいですが、今回は時代を少し遡って、
バロック時代の音楽のリリース。テレマンの名曲『ハンブルクの潮の干満』
や、『アルスター川』の演奏からは、神話にでてくる神々が戯れている様子
や、カリヨンが華やかに町に鳴り響く情景が目に浮かぶようです。目玉なの
がマッテゾンの「通奏低音大教本」の録音。マッテゾンは、18世紀前半当時
のドイツの音楽界の大御所で、この「通奏低音大教本」は当時のオルガニス
トたちの必携の書でした。シュタイアーがどのように通奏低音に即興的な和
声づけを施すか、大いに興味をそそられるところです。モーツァルトの「ト
ルコ行進曲」で見せた達者なアレンジャーぶりが遺憾なく発揮された、創意
に富んだ一枚です。当時のチェンバロ製作一家、ハスの作による楽器のレプ
リカを使用しており、チェンバロなのにオルガンのような厚い響きが堪能で
きます。





<hanssler>
93 056  \2080
ベートーヴェン:
交響曲第8番ヘ長調Op.93
ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
大フーガ 変ロ長調Op.133(ギーレン編)
ステファン・リトウィン(P)
ミヒャエル・ギーレン(指)南西ドイツ放送SO.
録音:2000年1月21&22日フライブルク、コンツェルトハウス
1994年4月20日、1993年10月9日バーデン=バーデン、ハンス・ロスバウト・
スタジオ
ヴァイオリン両翼型配置をとる第8番は、インターコード=EMI盤とは別演奏で、
DVDによる交響曲全集(ユーロアーツ)と同一の音源。「作曲家ギーレン」の
アイデアが満載の大フーガは聴きもの!

93 057  \2080
シューベルト:交響曲第9番ハ長調「グレート」
J.シュトラウス2世:ワルツ「春の声」
ミヒャエル・ギーレン(指)南西ドイツ放送SO.
録音:
1996年4月27日ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ライヴ)
1998年9月4日フライブルク、コンツェルトハウス
意外なほどあっさりとした冒頭のホルン・ソロにまずはビックリの「グレー
ト」。ギーレンのテンポ・ルバート処理の巧みさにより圧巻の怪演となって
います。

93 058  \2080
ブルックナー:交響曲第6番イ長調
バッハ / シェーンベルク編:前奏曲とフーガ 変ホ長調BWV.552
ミヒャエル・ギーレン(指)南西ドイツ放送SO.
録音:2001年3月29日、1996年8月22日フライブルク、コンツェルトハウス
ヘンスラーには第3番(93.031)と第8番(93.061)があるギーレンのブルッ
クナー。ドライなアプローチのイメージに反して、情報量がふんだんで聴き
ごたえ満点です。

93 059  \2080
スクリャービン:交響曲第3番ハ短調Op.43「神聖な詩」
ブゾーニ:悲しい子守歌Op.42
ラヴェル:海原の小舟
ストラヴィンスキー:ロシア風スケルツォ
ミヒャエル・ギーレン(指)南西ドイツ放送SO.
録音:1975年5月22&23日1995年2月3日
バーデン=バーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオ
1997年1月9日、1998年4月17日フライブルク、コンツェルトハウス
ニキシュによりパリで初演された「神聖な詩」は、スクリャービン終生の伴
侶タチアナが創作の過程で深く関わった作品。ギーレンはドロドロとして激
烈な響きを余すところなく表現。ラヴェルの繊細極まりない美しさも印象的。

93 060  \2080
シェーンベルク:幸福の手Op.18
ベルク:演奏会用アリア「ワイン」
ウェーベルン:管弦楽のための5つの小品Op.10
ウェーベルン:カンタータ第1番Op.29
E.シュトイアマン:管弦楽のための変奏曲(1958)
M.ギーレン:アンサンブルのための「義務と嗜好」
ジョン・ブレッヒェラー(Br)ベルリン放送Cho. 
メラニー・ディーナー(S) クリスチアーネ・エルツェ(S)
フライブルク・アントン・ウェーベルンCho.
録音:1996年8月27&28日、2002年3月22日、2001年3月26日
フライブルク・コンツェルトハウス、
1990年9月13日、1991年5月24日、1990年2月12日
バーデン=バーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオ
ギーレンの叔父にあたるシュトイアマンのほか自作を含めて、現代作品演奏
の旗手ギーレンの本領がいかんなく発揮された一枚。





<ACCENT>
ACC 24163  \1880
モンテクレール:
バスを伴ったフルートのためのコンセール第2番 ハ短調 
レ・ラマージュ(鳥のさえずり) 7つのブリュネット
バスを伴ったフルートのためのコンセール第2番 ホ短調
フランク・トインス、マルク・アンタイ(Flトラベルソ)、
マルティン・バウアー(Va・ダ・ガンバ)、ロベール・コーネン(Hrps)
録音:2004年11月
クープランと同じ時代に活躍したモンテクレールのフルート(フリュート・
トラヴェルジエール)のための作品集です。現在の形を取り始めたコントラ
バスの音楽史上初の名手、そしてオペラ、宗教曲、器楽曲に才能を発揮した
モンテクレールですが、ここに収められた音楽には哀愁と静謐が支配する独
特の味わいがあり、当時の様式に従っているのにもかかわらず、現代の私た
ちに働きかける力は並大抵のものではありません。その生涯の全貌があまり
はっきりわかっておらず、すこし謎めいたところのある作曲家ですが、ひょ
っとして現代の作曲家が何かの間違いで過去にタイムスリップしてしまった
のではないかと思えるほど不思議な魅力を湛えた音楽です。

ACC 10081  \1880
ヴィヴァルディ:ソナタ ト短調RV40  
ジェミニアーニ:ソナタ第6番 イ短調 
ヴィヴァルディ:ソナタ 変ロ長調RV46 
ジェミニアーニ:ソナタ第3番 ハ長調
ジェミニアーニ:ソナタ第2番 二短調 
ヴィヴァルディ:ソナタ ト短調
ロエル・ディールティエンス(Vc)、
リヒテ・ファン・デル・メール(Vcコンティヌオ)、
アンソニー・ウッドロウ(Db)、ロベール・コーネン(Org、Hrps)
録音:1991年11月
後期イタリアバロック様式の典型的な明るさと憂いのコントラストが際立つ
音楽が生き生きと演奏されている爽快な一枚です。

ACC 24168  2枚組  \3760
ボワモルティエ:
フルートとハープシコードのためのソナタ集「ラ・ヴェルテー」
CD1:
第4組曲への前奏曲 ニ長調 ソナタ第1番 ニ長調 
第3組曲への前奏曲 ト短調 ソナタ第2番 ト短調 
第5組曲への前奏曲 イ短調 ソナタ第6番 ハ短調 
第2組曲への前奏曲 ト長調 ソナタ第3番 ト長調
CD2:
第1組曲への前奏曲 ホ短調 ソナタ第4番 ホ短調 第4組曲 イ長調 
第6組曲への前奏曲 イ長調 ラ・ヴェルテー
レ・ビュッファルダン
フランク・トインス(フラウト・トラヴェルソ) 
マルチン・バウアー(Vaダ・ガンバ)
エーヴァルト・デメイエール(Hrps)
録音:2004年10月
ジョセフ・ボダン・ド・ボワモルティエ(1689-1755)はフランスバロック後
期に活躍し、特にリコーダー愛好者にはお馴染みの名前です。トインスはこ
の時代の作曲家の紹介を自らの使命としているだけあり、250年以上の時を隔
てた楽曲に新しい生命を吹き込んでいます。

ACC 24169  \1880
フレスコバルディ:ファンタジー(1608)とカンツォーニ(1615) 全18曲
リューウェ・タミンガ(Org)
録音:2004年12月
大バッハ以前の最も重要なオルガン作曲家ジローラモ・フレスコバルディ
(1583-1643)のオルガン音楽の魅力を集約した1枚です。イタリア・ボロー
ニャの聖ペトロニオ大聖堂のそれぞれ15世紀、16世紀に完成したオルガンの
響きを隈なく捉えた録音にも注目です。オルガンを弾いているタミンガはオ
ランダ出身ですが、現在ボローニャ在住でこの大聖堂のオルガン奏者を務め
ています。

ACC 10068  \1880
イル・カンター・モデルノ-15世紀のヴェネツィア、ナポリ歌曲集 全18曲
アンサンブル・ダエダルス
録音:1990年7月
14世紀、16世紀に比べて残された楽譜が異様に少ない15世紀のイタリア世俗
歌曲。その貴重なレパートリーを当時の様式で再現したアルバムです。イタ
リアルネッサンスが最も開花したこの時期になぜ?とは誰でも思うところで
すが、ダ・ヴィンチの時代の音楽自体は歓楽窮まって哀情多しといった感の
する独特の魅力を備えています。リコーダーや打楽器、ヴィオールなどを伴
った歌には独唱あり斉唱ありと編成も様々です。アンサンブル・ダエダルス
は1986年イタリア・ジェノヴァで結成されオリジナルスコアをもとに中世や
ルネッサンスの音楽にアプローチしてきた団体で器楽奏者と声楽メンバーか
ら構成されています。

ACC 23159  \1880
デリツィエ・ナポリターネ-16世紀の古いナポリの愛の歌 全18曲
アンサンブル・ダエダルス
録音:2003年7月、2005年2月
ルネッサンス期の音楽を生き生きと蘇らせることで定評あるアンサンブル・
ダエダルスが今度は古いナポリのラブソングを取上げました!語りがあれば、
ニャニャーという猫の声もあり、そしてもちろん切ない恋の歌ありとバラエ
ティ豊かな内容です。内容としては1500年代半ばに作られたものが多いので
すが、現在の私たちの感情と通じるところが多く、楽しい聴きものになって
います。





<TAHRA>
TAH 575  3枚組  \6240
「後宮からの逃走」
モテット「エクスルターテ・ユビラーテ」K・165
レクイエム ニ短調 K626
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)NDR交響楽団,合唱団
テレサ・シュティヒ=ランダル(S コンスタンツェ),
エミー・ローゼ(S ブロンデ),ルドルフ・ショック(T ベルモンテ),
マレー・ディッキー(T ペドリッロ),
テオドール・シュロット(Bs オスミン)
マリア・シュターダー(S)
リーザ・デラ・カーザ(S),マリア・フォン・イロスファイ(Ms),
ヘルムート・クレプス(T),ゴットロープ・フリック(Bs)
録音:1954年10月18−24日,1953年4月14日,1952年3月31日
モーツァルト・イヤーを祝って、TAHRAが名指揮者ハンス・シュミット=イッ
セルシュテット(1900-1973)のモーツァルトの音楽をまとめてリリース。この
うち「エクスルターテ・ユビラーテ」はこれが初出と思われます。レクイエ
ムは、TAHRA TAH 9907(3CD)で出ていたもの。「後宮からの逃走」は、先に
RELIEFからCD(CR 1906)が出ていたもの。いずれもS-Iの人柄が反映された名
演です。

WEST 3003  2枚組  \4160
バッハ:管弦楽組曲(全4曲),音楽の捧げもの BWV 1079
ヘルマン・シェルヘン(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
録音:1962年9月(管弦楽組曲),1964年6月(音楽の捧げもの)
どちらもWESTMINSTER社によるステレオ録音。シェルヘンは新時代のバッハの
開拓者としても名高く、録音も結構残しています。ロマンティックな装いを
剥ぎ取り、知性的で明晰なバッハ像を打ち立て、続く戦後世代の演奏家に大
きな影響を与えました。この二つの録音はいずれもシェルヘン晩年の貴重な
もの。ドイツ・グラモフォン社からのライセンスを得てのCD化です。

TAH 579  2枚組  \4160
マルセル・メイエル讃
スカルラッティ:ソナタ L23,L401,L433,L449
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第3番 変ロ長調K・281,第8番 イ短調 K・310,
第12番 ヘ長調K・332,アダージョ ロ短調 K・540,幻想曲 ハ短調 K・396
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op73「皇帝」,
シャブリエ:絵画的小曲集−風景,華やかなメヌエット
ドビュッシー:練習曲集第1巻−第2番「3度のために」
ペトラッシ:トッカータ
プーランク:2つのノヴェレッテ
カゼッラ:バッハの名による2つのリチェルカーレ
マルセル・メイエル(P)
フォルクマール・アンドレーエ(指)スイス・ロマンド管弦楽団
録音:1950−1956年
フランスの名ピアニスト、マルセル・メイエルの録音集です。フランスの粋
に満ちたそのピアニズムは、今もってファンが多いのも頷けるもの、明晰で
粒立ちが良く、感受性に満ちているけれど情に溺れない彼女のピアノは、こ
とにモーツァルトで高い評価を得ており、ここでも3つのソナタをはじめいず
れも名演!さらに「皇帝」のライヴ、近代作品も含めてのうれしい2枚です。




<Doremi>
DHR 7864/9  6枚組  \10000
ステレオ
「リヒテル第10集 / 1960年カーネギー・ホール・リサイタル」
[CD 1]
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第3番ハ長調Op2-3
 同 第9番ホ長調Op14-1
 同 第22番ヘ長調Op54
 同 第7番ニ長調Op10-3
録音:1960年10月19日、1960年10月28日
[CD 2]
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番へ短調Op57「熱情」
ベートーヴェン:同 第12番変イ長調Op26
ハイドン:ピアノ・ソナタ第50番ハ長調HobXVI:50
シューベルト:即興曲変イ長調Op90-4, D899-4
録音:1960年10月19日、1960年10月25日
[CD 3]
プロコフィエフ:
ピアノ・ソナタ第6番イ長調Op82
田園風ソナチネ ハ長調Op59-3
風景Op59-2
思考Op62-3
ピアノ・ソナタ第8番変ロ長調Op84
「シンデレラ」Op95よりガヴォット
「シンデレラ」Op95よりガヴォット
録音:1960年10月23日、1960年10月23日、1960年10月28日
[CD 4]
ドビュッシー:ベルガマスク組曲
 同:映像第1集
 同:喜びの島
 同:映像第2集より葉ずえを渡る鐘の音
 同:前奏曲集第1巻より野を渡る風 / アナカプリの丘
ラヴェル:「鏡」より悲しい鳥
 同:亡き王女のためのパヴァーヌ
 同:水の戯れ
録音:1960年10月25日、1960年10月28日、1960年10月30日
[CD 5]
シューマン:ノヴェレッテOp21より第1、2 & 8曲
 同:幻想曲ハ長調Op17
 同:幻想小曲集Op12-2「飛翔」
ショパン:スケルツォ第4番ホ長調Op54
 同:マズルカ第15番ハ長調Op24-2
 同:練習曲ホ長調Op10-3「別れの曲」
 同:練習曲ハ長調Op10-1
録音:1960年10月25日、1960年10月30日、1960年10月19日、1960年10月28日
[CD 6]
ラフマニノフ:前奏曲集Op23より第1、2 & 8番
 同:前奏曲集Op32より第1、2、6、7、9、10 & 12番
 同:前奏曲集Op23より第4 & 5番
 同:前奏曲集Op32より第12番、Op23より第7番
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第5番嬰ヘ長調Op53
録音:1960年10月28日、1960年10月23日、1960年10月30日
すべてカーネギー・ホール(ライヴ)
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
1960年はリヒテルが念願のアメリカ・デビューを果たした重要な年。9月まで
は東欧にロシア、北欧と巡り、10月から12月にかけてシカゴを皮切りに北米
ツアーを行っています。そのアメリカ・デビューの目玉ともいえるのが、5日
間に渡り「クラシックの殿堂」カーネギー・ホールで行われたリサイタル。
謎のヴェイルに包まれていた「ピアノの巨人」が、いままさにセンセーション
を巻き起こすリアルな感触。こうしてまとめて聴けるのは大きなポイントで、
アンコールを含めほぼ完全な形で網羅しています。




<RAPTUS>
30505  01  \2080
フェルディナント・リース(1784-1838):
ピアノ・ソナタ ハ長調Op1-1,イ短調Op1-2
スーザン・カガン(Pf)
オランダのベートーヴェン・オタクのレーベル、Raptusの新譜は世界初録音
のフェルディナント・リースのピアノ・ソナタ。フェルディナントはベート
ーヴェンのボンでの音楽の師匠、フランツ・リースの長男。父、フランツは
ベートーヴェンの母が死去した際に一家を親しく援助したため、ベートーヴェ
ンもウィーンでこの旧師の息子を歓迎し大いに援助した。ピアノを教え、仕
事を斡旋し、リヒノフスキー公にも紹介している。だが、リースがあまりに
自分の真似ばかりするため激怒したこともあったという。
ハ長調ソナタはアレグロ・コン・ブリオで始まる4楽章形式の30分に及ぶ大
ソナタ。イ短調は3楽章、25分。第2楽章のアンダンテ・クワジ・アレグレ
ット スケルツァンドがいかにもベートーヴェンチックだが、どうしてもベ
ートーヴェンになりきれない、清水ミチコの完成度にはとうてい及ばぬ、ま
ねだ聖子なみ。ただしベートーヴェン・ファンは一聴の価値はあり。





<HUNGAROTON>
HCD 32140/1  2枚組  \3960
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番&第2番
CD1:悲劇的序曲Op81 ピアノ協奏曲第1番 ニ短調Op15
CD2:大学祝典序曲Op80 ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調Op83
ぺテル・フランクル(P)
タマーシュ・ヴァーシャリ(指)、ハンガリー放送交響楽団
録音:1998年5月/CD1 1998年3月/CD2 ライブ録音
傑出した音楽家を輩出してきたハンガリー楽壇の底力を思い知らされる白熱
の名演奏です。ピアノのペテル・フランクルは1935年ブダペスト生まれ。
15歳でプロデビュー、1957年にはロン=ティボー・コンクールで優勝し、故
ジョージ・セルに抜擢されるなど若くして世界的に活躍しましたが、その後
活動の中心を教育界に移していました。このブラームスでは卓越したテクニ
ックに裏付けられた詩情溢れるピアノを聴かせてくれます。まるで晩年のセ
ルが指揮しているような、推進力と潤い豊かな歌を兼ね備えたすばらしいオ
ーケストラの響きにも圧倒されます。

HCD 32322  \1980
コダーイ:男声のための合唱作品集
飛べよ孔雀、ナーンドルの見張り番、廃墟、盗賊ビュンゲスディ
囚われの国の息子、神の慈悲、夕べの歌独り者、おてんば娘 
カラート地方の歌、兵士の歌、イエスの顕現、聖イシュトヴァーン王の歌
フランスの変転、A・フェイのアルバムより、ナショナル・ソング-シャンドル
ペトフィの詩による、アピール、エルサレムとテナチェム 
ラ・マルセイエーズ、忠誠の歌
タマーシュ・ラクネル(指)ベラ・バルトーク男声合唱団
録音:2004-2005年
合唱ファンにはこたえられない、コダーイの合唱曲から男声作品ばかりを集
めた1枚です。オスマン・トルコやオーストリア帝国に抑圧されていたハン
ガリーの解放の願いをこめた曲からおどけた民謡、そしてハンガリー語によ
る「ラ・マルセイエーズ」まで多彩な曲を創立60余年の伝統を誇るバルトー
ク合唱団の精緻な合唱で楽しめます。

HCD 32321  \1980
ドホナーニ/バルトーク:2台のピアノのための作品集
ドホナーニ:ワルツの組曲Op39a ・ピアノ連弾のためのワルツOp3 
バルトーク:中国の不思議な役人-2台のピアノによるOp19
デュオ・エッリ&ペルティス
録音:2004年11月
ほぼ同時代に活躍した20世紀ハンガリーの代表的作曲家、ドホナーニ(1877
-1960)とバルトーク(1881-1945)の2台もしくは連弾によるピアノ作品集
です。ドホナーニの作風は後期ロマン派的で甘く爛熟した味わいのもので、
「ラ・ヴァルス」やクレンペラーの「メリーワルツ」と共通する雰囲気を持
っています。一方バルトークの作品は他の誰とも異なる孤高のオンリーワン
・ワールド!音楽史や民族を突き抜けた純粋な響きの世界に圧倒されます。
モニカ・エッリとアッティラ・ペルティス夫妻は、先にリストのオペラファ
ンタジー作品等の録音で注目を集めたことからわかるように素晴らしいテク
ニックを誇るピアノデュオです。

HCD 32391  \1980
ゲオルギーナ・ルカーチ/プッチーニ、マスカーニオペラアリア集
プッチーニ:この宮殿の中で-「トゥーランドット」より 
プッチーニ:歌に生き愛にいき-「トスカ」より 
プッチーニ:捨てられて、ひとり寂しく-「マノン・レスコー」より
ジョルダーノ:私の亡くなった母が-「アンドレア・シェニエ」より 
チレーア:私は神の卑しい僕(しもべ)-「アドリアーナ・ルクブルール」より
ポンキエッリ:自殺-「ジョコンダ」より 
マスカーニ:ママも知るとおり-「カヴァレリア・ルスティカーナ」より 
ボイト:いつかの夜、暗い海のそこで-「メフィストーフェレ」より 
カタラーニ:遠くへ行かないで-「ラ・ワリー」より
ゲオルギーナ・ルカーチ(Sop)
ゲルゲリー・ケッセリャク(指)ハンガリー国立歌劇場管弦楽団
録音:2005年2月
いわずと知れたハンガリーが誇る世界的ソプラノ、ルカーチのベルベットに
も例えられる美しい声を堪能できるオペラアリア集です。ご覧のように収録
曲目も文句なし!声質の美しさはもちろんですが、強さ、弱さ、健気さを演じ
る豊かな表現力の幅にも圧倒されます。世界の頂点を目指すソプラノの魅力
を凝縮したアルバムです。

HCD 32334  \1980
ジャン&ジャック・オットテール:田舎の結婚
ジャン・オットテール:田舎の結婚 
ジャック・オットテール:
ニ調の前奏曲-前奏曲の技法(1719) 
ト調のトリオ・ソナタOp第6番 
ホ調の前奏曲-前奏曲の技法(1719)
2つの高音楽器のための組曲集第3巻
ト調の前奏曲-前奏曲の技法(1719) 
戦争 
ニ調の前奏曲-前奏曲の技法(1719)
アンサンブル・ル・ベルジェ・フォルテュネ
録音:2004年9月,2005年5月
優れた音楽家を輩出したオットテール一族のなかでも、ローマのオットテー
ルとして知られているジャックはルイ14世(太陽王)の大のお気に入りでし
た。木管楽器奏法の理論家としても一家を成し、多くのフルート作品を残し
ています。このCDではブルボン家の宮廷音楽家らしい典雅な作品に加えて、
ハーディ・ガーディ(手回しオルガン)やミュゼット(袋に風を送りパイプ
を鳴らす楽器)など風変わりな楽器が加わった愉快な作品も収録されている
のが魅力です。とくに彼の兄ジャンが書いた「田舎の結婚」はハーディ・ガ
ーディやミュゼットが大活躍する野趣豊かな舞曲集で、これを聴けば誰でも
愉快な気分になること請け合いです。

HCD 32382  \1980
スヴェーリンク:トッカータ、ファンタジア、変奏曲集
前奏曲 
半音階的ファンタジア(ドリア調) 
わが青春はすでに過ぎ去り 
エオリア調のトッカータ 
涙のパヴァーヌ 
詩篇140番 
エオリア調のファンタジア“B-A-C-H”
エコー・ファンタジア(エオリア調) 
エコー・ファンタジア(ドリア調) 
緑の菩提樹の下で 
ハ調のトッカータ(イオニア調) 
それはマルスの神 
天にいますわれらの父よ
ペテル・エッラ(クラヴィコード)
録音:2001年6月
初期バロックの偉大な作曲家スヴェーリンク(1562-1621)のクラヴィコード
音楽作品集。彼自身はネーデルランドでオルガニスト、作曲家として活躍し
ましたが、その門下からはシャイトなど北ドイツ学派のオルガン音楽家が多
数巣立っていきました。雲のたち込めた北ヨーロッパの風土さながらのほの
暗い音楽がクラヴィコードの響きを通じて染み渡ってくるような孤高の音楽
世界です。7曲目のバッハの綴りによる旋律は偶然なのでしょうが、ちょっと
不思議。

HCD 32383  \1980
ジャスミンの花-ヘンデル:イタリア・カンタータ集
いとしい森、心地よい風 
やさしい私の恋人よ 
私が別れを告げたとき 
ジャスミンの花 
別れた私の恋人 
心の平和を奪ったのはだれ 
G・B・との別れ「星よ、不実な星よ」
アンナ・コロンディ(Sop)
レジェ・ペルトリーニ(Vc)、ユーディット・ペテリ(Harps)
録音:2005年2月
17世紀から18世紀にかけての時期にイタリアで一番人気が高い室内声楽曲は
カンタータでした。アレッサンドロ・スカルラッティなどは600曲以上もこの
ジャンルの作品を残しているほどです。イタリアの中心ローマでは教皇のお
膝元で、オペラの上演が禁じられていたこともあり、その代替としてカンタ
ータが人気を集めたようです。そんなローマに1700年代の初めに留学したヘ
ンデルはあっという間にローマ中の人気を集め、貴族や枢機卿から作曲依頼
が殺到しました。このアルバムに収録された作品も、編成こそ小ぶりなもの
の、オペラではないというほうが難しいぐらい表現の幅が大きく、ドラマティ
ックな内容です。 ブダペスト生れで、現在ドイツオペラ界で活躍している
コロンディは近年ゾフィー(薔薇の騎士)やズデンカ(アラベラ)を歌って
いますが、バッハから現代まで幅広いレパートリーを持つ容姿に恵まれたソ
プラノです。

HCD 32385  \1980
ハイドン:ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのためのディヴェルティメント集
ディヴェルティメント第1番 ト長調HobXI-53 
ディヴェルティメント第2番 イ短調HobXI-81 
ディヴェルティメント第3番 イ短調HobXI-96 
ディヴェルティメント第4番 ハ長調HobXI-101 
ディヴェルティメント第5番 ニ長調HobXI-114 
ディヴェルティメント第6番 ヘ長調HobXI-117 
ディヴェルティメント第109番 ハ長調HobXI-109
ディヴェルティメント第113番 ニ長調HobXI-113
ベルヴェデーレ・トリオ・ウィーン
ヴィルモス・ザバディ(Vl)、エルマール・ランデラー(Va)、
ローベルト・ナズィ(Vc)
録音:2005年2月
このトリオ・ディヴェルティメントは18世紀にオーストリアや南ドイツで愛
好されていたヴィオラ・ダ・ガンバに似た楽器バリトンを好んで演奏したエ
ステルハージ候ニコラウスのために書かれたものです。このCDはモダン楽器
の演奏なのでチェロがバリトンの役目を務めています。1999年結成のベルヴェ
デーレ・トリオの若い3人の生き生きとした演奏で、ハイドンならではの明晰
で愉悦を呼び覚ます音楽が楽しめます。





<CASCAVELLE>
VEL 3082  \2080
ラヴェル / ワルター編:ツィガーヌ(弦楽オケ伴奏版)
ショーソン / ワルター編:詩曲Op25(弦楽オケ伴奏版)
ショーソン:
ピアノ、ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための協奏曲ニ長調Op21
オーギュスタン・デュメイ(Vn & 指)
ジャン・フィリップ・コラール(P)
ヴァロニエ室内王立O
録音:2005年7月9−13日ベルギー、モンス・サン=ドゥニ教会
デュメイとコラールによるおなじみのフランス近代の名作たち。ポイントは
すべてバックが弦楽アンサンブルに置き換えられていること。まず、詩曲と
ツィガーヌ。「フルオケでは響きが重たすぎる」という動機から、アイザッ
ク・スターンのために編曲を手がけたのはモラーゲス五重奏団のオーボエ奏
者デイヴィッド・ワルター。
そして特異な編成によるフランス室内楽の傑作、協奏曲(コンセール)。タ
イトルに反して、実体は純然たる室内楽というこの作品がここでは「協奏曲」
として鳴っています。しかも、弦楽四重奏版のよいところはそのままに、程
よいスケールの拡がりで見通しもすっきり。むしろこちらをとる方もおられ
るのでは。
2004年からデュメイが主席指揮者を務めるアンサンブル(19人編成)は、
1958年創設のベルギー最古の室内オケ。エリザベート王妃国際コンクール本
選でもソリストをサポートしています(AMB9956)。





<Dynamic>
DYNDVD 33493(DVD-Video) 2枚組  \4160
ALL REGIONS
NTSC
LINEAR PCM 2・0,
DOLBY DIGITAL 5・1
COLOUR
16:9
164m
字幕:日英独仏伊西
ベッリーニ:「ノルマ」
ディミトラ・テオドッシュウ(S ノルマ),
ニディア・パラチオス(Ms アダルジーザ),
カルロ・ヴェントレ(T ポリオーネ),
リッカルド・ザネッラート(Bs オロヴェーゾ),他
ジュリアーノ・カレッラ(指)
カターニャ・ベッリーニ歌劇場管弦楽団,合唱団
演出:ワルター・パリアーロ
収録:2005年6月,カターニャ,ベッリーニ大劇場
シチリア島はカターニャのベッリーニ大劇場での、ベッリーニ「ノルマ」の
新製作公演がDVD化。2005年の6月14、16日に上演され、大好評を博しました。
このプロダクションは今年の6-7月に日本で上演されます。テオドッシュウ、
パラチオス、ヴェントレ、ザネッラートら、予定されている歌手も指揮者も
全く一緒です。ワルター・パリアーロの新演出は、2003年来日公演の時のレ
ンツォ・ギアッキエーリのショボかった舞台と異なり、緊張感のあるなかな
かに見事なものです。日本語字幕付きで、これは予習用に最適!もちろん、
公演を見られない人にもうれしい映像です。

CDS 496  2枚組  \3700
ヴェルディ:「エルナーニ」
マルコ・ベルティ(T エルナーニ),
カルロ・グエルフィ(Br ドン・カルロ),
ジャコモ・プレスティア(Bs シルヴァ),
スーザン・ネヴィス(S エルヴィーラ),他
アントネッロ・アッレマンディ(指)
パルマ・レージョ劇場管弦楽団,合唱団
録音:2005年6月
パルマ歌劇場でのヴェルディの「エルナーニ」のライヴ録音です。さすが目
利き耳利き揃いのパルマらしく、主役の四人にかなりの実力者を集めていま
す。タイトルロールのマルコ・ベルティは、近年メト、ウィーン、フィレン
ツェ、パリ、ロンドンなどでヴェルディからプッチーニのヒロイックな役を
歌って人気うなぎ昇りのテノール。カルロ・グエルフィはもうすっかり大物
の貫禄、スカラ座でも頻繁に歌っています。今年の6月のボローニャ歌劇場
来日公演でホセ・クーラ相手に「アンドレア・シェニエ」に出演予定。ジャ
コモ・プレスティアも、いまやイタリアを代表するバス歌手として大人気。
今年4月のサントリーホールでのホール・オペラ、プッチーニ:「トゥーラ
ンドット」に出演予定。スーザン・ネヴィスはニューヨーク生まれのソプラ
ノ、「ナブッコ」のアビガイッレなど、ヴェルディの初期オペラのヒロイン
を得意にするという貴重なソプラノです。指揮のアントネッロ・アッレマン
ディも、ロッシーニ、ドニゼッティからヴェルディまでで非常に評価の高い
人。ヴェルディの初期のオペラの中でも人気の高い作品ですが、新録音はほ
とんど20年ぶり!これは歓迎されること間違いないCDです。
なお、夏にDVDが発売の予定です。これもお楽しみに!





<IDIS>
IDIS 6479  2枚組  \3100
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」
マリア・カラス(S ロジーナ),ティート・ゴッビ(Br フィガロ),
ルイージ・アルヴァ(T アルマヴィーヴァ伯爵),他
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)ミラノ・スカラ座管弦楽団,合唱団
録音:1956年
マリア・カラスとスカラ座がまだ蜜月の関係だった1956年のライヴ録音。こ
の年がスカラ座の音楽監督最後の年だった、ジュリーニの指揮というのも貴
重です。

IDIS 6478  \1550
アンドレ・セゴビアの芸術 第3集
ナルバエス,ド・ビゼ,ガリレイ,スクリャービン,スカルラッティ,
シューベルト,タレガ,リョベートの作品
録音:1955−56年




<LYRINX>
LYR 2241(SACD-Hybrid)  \2350
ラフマニノフ:サロン小品集-バルカロールOp10-3
チャイコフスキー:四季-舟歌(6月)&松雪草(4月)
ラフマニノフ:12の歌-リラの花Op21-5(ピアノ編曲)
ラフマニノフ:絵画的練習曲集Op39
ラフマニノフ:子守歌(チャイコフスキー:18の小品Op72-2編曲)
カーチャ・スカナヴィ(P)
録音:2004年
スカナヴィの演奏は男性的で魅力的。特にラフマニノフ: 絵画的練習曲集は、
ピアニスティックでなんとも豪快。またラフマニノフ:12の歌は、ラフマニノ
フの創作意欲が最も旺盛な時期に書かれた歌曲集。妻ナターシャに捧げられ、
素直な美しさと哀愁を持つ作品。ピアノ編曲版で甘美な演奏を聴かせてくれ
ています。

LYR 2232(SACD-Hybrid)  \2350
グリーグ:
ヴァイオリン・ソナタ第2番ト長調Op13,
ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ短調Op45
グリエール:12のやさしい小品 Op45(1、4、6、7、9&12)
ダヴィット・ガルストフ(Vn)ジュリアン・ジェルネ(P)
録音:2003年
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタのうち第3番は、最も人気が高い作品。この
曲は、民族的な要素が旋律やリズムパターンに感じられますが、ハーモニー
は伝統的なロマン派様式で書かれています。グリエールは、スクリャービン、
ラフマニノフと同世代であり、チャイコフスキーと国民楽派の両方から影響
を受けています。しかし初期の室内楽作品はドイツ後期ロマン派の影響を受
けていることは明白です。この”12のやさしい小品 Op45”もその一つ。若手
演奏家ガルストフ(Vn)とジェルネ(P)による凄烈な音楽作りによる演奏
です。

LYR 2216(SACD-Hybrid) 3枚組  \7050
リスト:巡礼の年報
第1年スイス
ウィリアム・テルの礼拝堂,ワレンシュタット湖畔で,
パストラール,泉のほとりで,夕立,オーベルマンの谷,牧歌,郷愁,
ジュネーヴの鐘
第2年イタリア
婚礼,物思いに沈む人,サヴァトール・ローザのカンツォネッタ,
ペトラルカのソネット第47番,ペトラルカのソネット第104番,
ペトラルカのソネット第123番,ダンテを読んで-ソナタ風幻想曲
(第2年への追加ヴェネツィアとナポリ)/ゴンドラの漕ぎ手,カンツォーネ,
タランテッラ
第3年ローマ
夕べの鐘-守護天使への祈り,エステ荘の糸杉に寄せて-葬送歌,
エステ荘の噴水,哀れならずや-ハンガリー風に,葬送行進曲,心を高めよ
ムーザ・ルバツキーテ(P)
録音:2003年
リトアニア出身のルバツキーテによるリスト:巡礼の年。リストがスイスと
イタリアに赴き、そこで出会ったものを題材としてまとめた曲集。特に「巡
礼の年」全曲で最も規模の大きい作品”ダンテを読んで”は、単独で演奏さ
れることも非常に多い傑作。イタリアの詩人ダンテの「神曲」の第1部「地
獄編」を読み影響を受けて作曲されました。ムーザ・ルバツキーテは深い音
楽性と優れた技巧でこの大作を弾き鳴らしています。

LYR 2217(SACD-Hybrid) 2枚組  \4700
アルベニス:イベリア(全12曲)、ナバーラ、スペイン組曲(全8曲)
エルヴェ・ビヨー(P)
録音:2002&2003年
スペイン生まれの作曲家アルベニスが生んだピアノ作品の最高傑作「イベリ
ア」。イベリアの美しい情景を表した音楽。第6回日本国際音楽コンクール
でも入賞経験のあるフランス人ピアニスト、エルヴェ・ビヨーの絶妙なリズ
ム感で躍動感溢れる演奏披露しています。また未完であった『ナバーラ』は、
245小節目以降をデオダ・ド・セラヴィックが補筆完成させています。スペ
イン組曲は、郷愁に満ちた作品で中期の傑作の一つ。





<Profil>
PH 05025  \2080
モーツァルト:
クラリネット協奏曲 イ長調K.622
モテット「踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ」 K.165
交響曲第29番 イ長調K.201
ジリ・リノット(Cl)、ドリス・ハーゲル(Sop、指)
カペラ・ヴァイルブルゲンシス
録音:2004年10月
お城の町として、そして城内で行われるコンサートで知られるドイツ・ヴァ
イルブルク。その城内教会を根拠として活動するカペラ・ヴァイルブルゲン
シスが18世紀の響きでモーツァルトの典雅な世界を再現しています。曲目の
良さも特筆すべきで、さながらお城で行われた一夜のコンサートのよう!躍
動感で一杯の演奏を、素晴らしい録音でお楽しみいただけます。

PH 05002  \2080
コントルダンス-ドレスデンの宮廷から
デルペッシュ:3ペアのためのコントルダンス 他全17曲
レ・ベルリノワ<ベアトリックス・ヘルハマー(バロックVn)、
シルビア・ロージン(バロックOb、バロックFl)、
アンドレアス・フェッター(バロックVc)、
クリステン・アギッテ(Perc)、
ザビーネ・エルトマン(Cem、音楽監督)>
録音:2003年7月
中世以来の選帝侯の地位を誇ったフリードリッヒ・アウグスト1世
(1670-1733)は自国の文化振興に熱心だったため、ドイツの他領からはも
とより、遠くアルプスを超えて音楽の先進国イタリアからも多くの音楽家
たちが参集しました。宮廷で催されたダンスのための音楽を、ちょうど一夜
の宴のように配列して収録したのがこのCDです。幸い当時使用された楽譜や
舞踏法の資料は今日まで伝えられていて、レ・ベルリノワの古楽器演奏はこ
うした資料を十分に踏またものです。冒頭からウキウキしてくるようなとて
も生命力豊かな演奏なので、ただ聴いているだけでももちろんシアワセな気
分を味わえます。

PH 05014  \2080
ロベルト・シューマン:
アベッグ変奏曲ヘ長調op.1 
パピヨン(蝶々)op.2 
ダーヴィド同盟舞曲集op.6
スザンネ・グリュッツマン(P)
録音:2001年11月
若き日のシューマンを代表するピアノ作品3作が収録されています。グリュッ
ツマンは10代からツヴィカウのシューマン・コンクールなど各地で催される
コンクールに入賞し続け、1989年のミュンヘン国際コンクールの優勝で決定
的な名声を確立しました。現代ドイツを代表するピアニストの一人とみなさ
れています。快速なパッセージを涼しく弾き進めていくテクニック。そして
スローパートをじっくり聞かせる奥行きのある解釈。饒舌さとは無縁である
ことで、却って燃え上がるロマン派の息吹を確かに伝えてくれる、そんな演
奏がここにあります。

PH 05015  \2080
ヨーゼフ・スーク:弦楽オーケストラのためのセレナード 変ホ長調op.6 
ドヴォルザーク:
弦楽オーケストラのためのセレナード ホ長調op.22 
スラブ舞曲 ホ短調op.72-2 
スラブ舞曲 ハ長調op.46-1
フォルカー・ハルトゥンク(指)
ヨーロピアン・ニュー・フィルハーモニック・オーケストラ
録音:2003年、2004年
19世紀から20世紀にかけて活躍したチェコの二大作曲家ドヴォルザーク
(1841-1904)とスーク(1874-1935)。若き日のスークは偉大な先輩の薫陶
を受け、後には師の娘を妻に迎えるなど、まさに血を分けた家族同様の交流
がありました。ドヴォルザークのセレナードはこのジャンルの代表的な作品
ですが、スークのセレナードもそれに遜色ない素晴らしい作品です。しかも
この作品を書いた時、スークはまだ18歳だったことを聞いたら驚きも2倍に
なるというものです。当初メランコリックに傾きがちだった作風が、生きる
喜びに溢れた作品へと変貌した蔭には師ドヴォルザークのアドヴァイスがあ
りました。ジュリアード出身でチェリビダッケにも師事したハルトゥングと
ENPOの淀みなく歌う演奏はそれぞれの作品の魅力をストレートに伝えてい
ます。

PH 04033  \2080
ルドルフ・ショック/最も美しいオペラ歌手1947-1953
なんと美しい絵姿-モーツァルト:『魔笛』 
花の歌-ビゼー:『カルメン』 
私はそこに母を見て-ビゼー:『カルメン』 
どこへ行ってしまったのか、私の青春の黄金の日々よ
-チャイコフスキー:『エフゲニー・オネーギン』 
インド人の歌-R.コルサコフ:『サトコ』 
クラインザックの伝説-オッフェンバック:『ホフマン物語』 
ああ、わが魂がどれほど-オッフェンバック:『ホフマン物語』 
ただお前にだけわが心は慄く-ヴェルディ:『トロヴァトーレ』 
見よ、薪の恐ろしい火を-ヴェルディ:『トロヴァトーレ』 
真っ赤に熟れて珠のよう-マスカーニ:『友人フリッツ』 
星は光ぬ-プッチーニ:『トスカ』 
なくな、リュー-プッチーニ:『トゥーランドット』 
誰も寝てはならぬ-プッチーニ:『トゥーランドット』 
目を閉じると-マスネ:『マノン』 
おお海から現われた楽園よ-マイアベーア:『アフリカの女』 
ああ、かくも素直で愛らしい-フロトー:『マルタ』 
父、母、姉妹、兄弟よ-ロルツィング:『ウンディーネ』 
さようなら、私の浮気な娘よ-ロルツィング:『ロシア皇帝と船大工』
ルドルフ・ショック(Tn)
ウィルヘルム・シュヒター(指)ベルリン・ドイツオペラ管弦楽団、
ワルター・ジュスキント(指)ロンドン・フィル 他
録音:1947-1953年
1950年代にドイツ系テノールとして大変な人気を誇ったルドルフ・ショック
がまさに成功の階段を駆け上りつつあった時代の貴重なオペラアリア集です。
後に彼はその恵まれた容姿を活かしてスクリーンやブラウン管に活躍の場を
替えていきますが、このCDではオペラ歌手としてのショックの魅力をたっぷ
りと味わえます。有名曲目白押しの選曲でドイツ・オペラ界を席巻した甘い
テナーを聴けるなんとも贅沢なアルバム!

PH 04044  \2080
グリゴリ・フリート:モノ・オペラ「アンネ・フランクの日記」
サンドラ・シュヴァルツハウプト(Sop)、
ハンス・デッカート(指)エムスラント・アンサンブル
録音:2003年11月
ナチス・ドイツ下のオランダで逃避生活を余儀なくされるなかで綴られた余
りにも有名な日記をテクストとして作曲された独唱オペラが初めてこのCDに
収録されました。作曲者のフリート自身も旧ソ連のラーゲリに送られたとい
う経験の持ち主ですが、ロシアン・モダニズムの伝統も反映した音楽は思っ
たほど重くはありません。ソプラノのシュヴァルツハウプトはクラシック界
での活躍に止まらず、ポップスのジャンルでもチャートの50位以内にランク
するほどの多芸な歌手ですが、ここでは多感な少女の感情の動きを饒舌感な
く描き出しています。

PH 04022  \2080
コンチェルトとソナタ集/フリーデマン・ウットゥケ
カステルヌォーヴォ=テデスコ:協奏曲第1番ニ長調op.39 
ホアキン・トゥリーナ:ギターのためのソナタop.61 
ハイドン:ギターと弦楽のための協奏曲ニ長調 
フェルナンド・ソル:グランド・ソロop.14
フリーデマン・ウットゥケ(G)、
二コラシュ・パスケ(指)ハンガリー室内管弦楽団
イゴール・ジューコフ(指)新モスクワ室内管弦楽団
録音:1993年10月、1996年9月
洗練された語り口で、早すぎず遅すぎずのテンポ、しかも弾き崩すようなこ
とは決してしないオーソドックスな演奏が楽曲本来の魅力を引き立てている
のがこの録音の一番の魅力といえるでしょう。
共演者として他のアーティストから人気が高いのもこのCDを聴いたならなる
ほど頷けるはずです。3曲目のハイドンは「リュートと弦楽」というのがオ
リジナルの編成なのですが、ギターの特性にあわせたウットゥケの編曲の
おかげで実に楽しい聴きものになりました。

PH 04023  \2080
イタリアのギター協奏曲
・ルッリ:ギターとオーケストラのための協奏曲イ長調 
パガニーニ:ギターと弦のためのロマンス イ短調 
ヴィヴァルディ:ギターとオーケストラのための協奏曲 ニ長調 
ボッケリーニ:ギターと弦楽四重奏のための五重奏曲 ホ短調
フリーデマン・ウットゥケ(G)、
イゴール・ジューコフ(指)新モスクワ室内管弦楽団
録音:1992年、1993年
ヴィヴァルディからカルッリに至るおよそ200年ほどのイタリアのギター協
奏曲を集めたアルバムです。かねてより共演を重ねてきたソリストと指揮
者、管弦楽が一体となったオーソドックスで爽やかな演奏を楽しめます。

PH 04024  \2080
ダンサ・エスパニョーラ(スペイン舞曲集)
グラナドス:スペイン舞曲集op.37-5 
アルベニス:アストゥリアスop.47-5 
ソル:魔笛の主題による変奏曲 
グランド・ソロop.14 ウェドリッヒ:ギターのためのソナタ 
ペルナンブーコ:マシセ・チョーロ 
プホル:悲しみのプレリュード
フリーデマン(G)
録音:1995年6月、2004年10月
このアルバムではスペインと南米(ブラジル、アルゼンチン)の作曲家の
作品を聴き比べることができます。ペルナンブーコやプホルの南米組の曲
はスペインの作品の暗いパッションとはまた異なった純化されたメランコ
リーを帯びていて、それがウィットゥケのテンペラメントと殊更に合って
いるようです。

PH 04025  \2080
コユンババ
ドメニコーニ:コユンババ 
ヴィラ‐ロボス:5つの前奏曲 
トゥリーナ:ギターのためのソナタop.61 
グラナドス:スペイン舞曲第5番o
フリーデマン・ウットゥケ(G)
録音:1997年、1999年、2003年
820世紀も押し迫った1990年代にわが国に紹介され、以後ギターソロの定番
名曲となったのが、ここで演奏されている「コユンババ」。コユンババと
はトルコに実在した隠者の名で、寄せては返すフレーズの繰り返しが心地
よい瞑想に誘うかのようです。新時代の名曲をドイツの名ギタリスト、ウッ
トゥケの端正な演奏が引き立てています。





<Ondine>
ODE 1062  \2080
ヨウニ・カイパイネン(1956-):
ホルン協奏曲作品61,チェロ協奏曲第1番作品65
ハンヌ・リントゥ(指)フィンランド放送交響楽団
エサ・タパニ(Hrn) マルコ・ユロネン(Vc)
録音:2005年1月3日−4日(ホルン協奏曲)、
2005年1月5日、7日文化の家(ヘルシンキ)
0モーツァルトがクラリネット協奏曲を献呈したシュタードラー(悪人?)の
ように、優れた協奏曲の背景には優れた奏者の存在があります。フィンラ
ンドの作曲家による協奏曲が多数書かれるようになったのも、優秀な器楽
奏者がフィンランドにいることと関係があります。フィンランドを代表す
る作曲家のひとり、カイパイネンのホルン協奏曲は、フィンランド放送交
響楽団の奏者、エサ・タパニ(1968-)の求めにより、作曲されました(委嘱
者はオウル交響楽団)。ホルンという楽器には、“ドイツの森”をイメージ
させること以上に、より柔軟に役割が与えられています。“ジプシー音楽”
を回顧するページ。ラルゲットでは、リヒャルト・シュトラウスを思わせ
る瞬間も。カイパイネンの音楽は、さまざまに表情を変えます。チェロ協
奏曲は、ニューヨーク・コンサート・アーティスツ・ギルドとフィンラン
ド放送の共同委嘱作。激しい情熱、静かな祈り。付点リズムの音楽はアメ
リカへのオマージュでしょう。この作品はマルコ・ユロネンに献呈されま
した。





<ORFEO>
ORFEO 622051(SACD-Hybrid)  \2250
フランツ・アントン・ホフマイスター(1754−1812):
クラリネット協奏曲変ロ長調
協奏交響曲第1番変ホ長調
協奏交響曲第2番変ホ長調
ディーター・クレッカー(第1 Cl) ジュゼッペ・ポルゴ(第2 Cl)
ヨハネス・メースス(指)プフォルツハイム南西ドイツ室内O.
録音:2003年10月29−30日、2004年2月23−28日オーベルデアディンゲン、
ラウレンティウス・エヴァンゲリスト教会
モーツァルトがクラリネットのための傑作を書いたアントン・シュタード
ラー。弟ヨハンとともに稀代の名手として知られた彼ら。モーツァルト作
品の出版者として音楽史に名を残すホフマイスターもまた親交があり、こ
ちらの協奏交響曲とクラリネット協奏曲を書いています。クラリネット協
奏曲ではモーツァルトに先駆けて、かくも高度に技巧的な書法がみられる
のは驚くべきこと。パッセージの多くにモーツァルトの原型がみられます。
また、当時流行していたスタイルの協奏交響曲。清清しい弦楽オケの調べ
に載せて、2本のクラリネットの掛け合いが楽しさいっぱい。
未知の作品を掘り当ててきたクレッカーが教え子のポルゴの協力(ヨーロ
ッパ中のアーカイヴを奔走して楽譜を探し当てたそうです)を得て、リリ
ースにこぎつけました。クラリネットの伸びやかな音色の魅力がSACDでよ
りいっそうお楽しみいただけます。





<ELOQUENTIA>
EL 0504  \2180
バーンスタイン:2つの愛の歌 他
コープランド:エミリー・ディキンソンの12の詩
ジェイク・ヘギー:深い欲求-賞賛された4つの劇的な歌
ジョイス・ディドナート(Ms)  フランセス・シェリー(Fl)  
デイヴィッド・ゾーベル(P)
ロッシーニのオペラでなどで大活躍中のジョイス・ディドナート。彼女は、
柔らかく深い声のメゾ・ソプラノ。
アメリカの若手作曲家ヘギーの歌曲はこれまでもスーザン・グラハム、ド
ーン・アップショウ、などによって 広く歌われていますが、ジョイス・
ディドナートの爽やかな歌い方はなんとも気持ちがよい。また、バーンス
タインやコープランドの作品も彼女のストレートな表現がいきいきと軽快
に仕上げています。





<Hanssler>
98 222  \1650
Winter Moods
1,シベリウス:テンペストOp.109-前奏曲
2,作者不詳/トロット
3,シューベルト:冬の旅D.911-凍った涙
4,ヴィヴァルディ:四季-冬
5,チャイコフスキー:組曲「くるみ割り人形」OP.71
6,ハイドン:オラトリオ「四季」
1,ドミートリ・シトコヴェツキ(Vn) 
ネヴィル・マリナー(指)  アカデミー室内O.
2,マリオン・ココット(Hfl) 他
3,アンドレアス・シュミット(Bs) ルドルフ・ヤンセン(P)
4,アイオナ・ブラウン(指&Vn)アカデミー室内O.
5,リリング(指)シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム,
シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライ 他
「オータム・ムーズ(98 225)」に続くHansslerレーベルからリリースされる
コンピレーション・アルバム、「ウィンター・ムーズ」。寒い季節を乗り
切るためのハーティーなアルバムです。

98 491  \1650
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番 Op.67
ワインベルク:ピアノ三重奏曲 Op.24
ヴェープリク:3つの民族舞曲 Op.13b
ドミートリー・シトコヴェツキー(Vn)、ダーヴィド・ゲリンガス(Vc)、
ヤーシャ・ネムツォフ(Pf)
4シトコヴェツキー、ゲリンガスという旧ソ連出身のユダヤ系大演奏家の魅
惑の共演。作品もユダヤの旋律を用いているショスタコーヴィチのトリオ
と、ユダヤ人ゆえにスターリンに殺されそうになったふたりの天才、ワイ
ンベルクとヴェープリク。演奏も説得力満点です。





<WERGO>
WER 6560  \1850
トビアス・PM・シュナイト(1963-):
プレリュードI:ハーモニックな邂逅
鏡のケージの中の気味の悪いシーン
垂直の地平線
私は時間の淵の上で踊っているI
孤独な僧の瞑想II
ペーター・ルンデル(指)
ムジークファブリーク、カール・ロスマン(Cl)、
ウルリヒ・レーフラー(鍵盤)
1998年にゲーテ・インスティトゥートの招聘で京都に演奏旅行に訪れたこ
ともある、トビアス・PM・シュナイトの作品集です。2曲目の「鏡のケージ
の中の気味の悪いシーン」は、鏡張りのケージの中に閉じ込められたらど
のような音楽が聴こえるか、というもの。江戸川乱歩の「鏡地獄」という
短編に同じような設定の話があり、最近実相寺昭雄監督によって映画化さ
れたことでも記憶に新しいものです。半音階などを多様し、強迫観念的で
半狂乱な仕上がり。曲の終結は、狂乱の末の死を感じさせるもの。演奏も
一流アーティストに恵まれ、このうえなく倒錯的で怪しげな世界が広がっ
ています。

WER 6677  \1850
ヴォルフガング・リーム(1952-):
天球をまわる天球
問いかけ
ルーカス・ヴィス(指)アンサンブル・レシェルシェ、
サロメ・カンマー(Ms)
鋭く硬く美しい響きの作品集。1曲目の「天球をまわる天球」は、宇宙にい
るかのような錯覚をおぼえる音響です。2曲目の「問いかけ」は、5曲から
なる組曲で、それぞれリームの親友の描く絵に着想を得て作曲されました。
どれもちょっとこわい感じの響きですが、リームの世界を堪能できる一枚
です。





<BIS>
BISSA 1471(SACD-Hybrid) \2250
J. S. バッハ:カンタータ全集 Vol.30
第51番「すべての国よ、神を誉め讃えよ」BWV51
新発見のアリア「神と共にすべての事に当り」BWV1127
ボーナス(ステレオのみ):結婚カンタータBWV210より「歌たちよ」
キャロリン・サンプソン (Sop)
鈴木雅明(指)バッハ・コレギウム・ジャパン
SACDハイブリッド盤。昨年6月にワイマールで発見されて話題となった大バ
ッハ未知のアリア。ガーディナーにより一部が世界初録音されましたが、
今回BCJが全12節すべてを録音。キャロリン・サンプソンの美声を堪能でき
ます。ボーナス・トラックは「結婚カンタータ」(BIS-1411)からのアリア
ですが、通常層のみに入っています。ご注意下さい。

BISSA 1429(SACD-Hybrid) \2250
フルート名曲集
プロコフィエフ:フルートソナタ ニ長調Op.94
シューベルト:「しぼめる花」による変奏曲
デュティーユ:ソナチネ
ジョリヴェ:リノスの歌
シャロン・ベザリー (Fl)、ロナルド・ブラウティハム(Pf)
精力的な録音を繰り広げるフルートの女神シャロン・ベザリー。今回はフ
ルート・レパートリー中でも王道中の王道の名作ばかりを集めた魅力的な
ラインナップ。いずれも難曲ばかりですが、シャロンは余裕の解釈で、彼
女の凄さが納得できます。さらにプロコフィエフのようにピアノがフルー
トと互角に渡り合う作品では、ブラウティハムの巧さと音楽性がシャロン
に全くひけをとらない名手ぶりを示しています。

BISSA 1475(SACD-Hybrid) \2250
蜂の巣からの蜜-ダウランド:リュート歌曲
あふれよ、わが涙 
悲しみよ、とどまれ 
彼女は私の過ちを許してくれるだろうか 
彼の金髪も時が銀髪に 
私は見た、あの人が泣くのを 
早まって死んではならない 
悲しめ、昼は闇に去った 
時の長男、すなわち老い 
おお優しい森 
さようなら、あまりに美しく貞節な人 
時は静止して 
愛の神の目を閉じた 
ダフネはあまり純潔ではなかった 
誰よりも私だけをあの世に 
アポロが初めてダフネを 
愛の神よ、見つけたことがあるなら 
愚かな蜜蜂が
エマ・カークビー(Sop)、アンソニー・ルーリー(lute)
婦唱夫随のカークビーとルーリーが、彼らに最もふさわしい曲を集めたア
ルバムを最新録音。円熟のカークビーがさりげなくも魔術のような巧さ。
その優しさ、透明さは涙がでるほどの美しさです。

BIS 1373  \2080
ソラブジ:100の超絶技巧練習曲より第1−25番
フレドリク・ウレーン(Pf)
インドの血を引く、音楽史上超奇人にして超天才カイクシュルー・ソラブ
ジ。「100の超絶技巧練習曲」は1940-44年に作曲され、全曲の演奏時間が
7時間かかるという一大奇作。これに本業は医者であるスウェーデンの超
絶名手フレドリク・ウレーンが挑みました。当アルバムはその4分の1を
集めていますが、複雑の極み、不可能なまでの難しさはまさにウレーンの
みが再現可能と申せましょう。難解ながらも麻薬的美しさに満ちています。

BIS 1457  \2080
グリーグ:歌曲集 Vol.5
4つのデンマーク語のロマンス Op.10 
ペール・ギュントから3つの歌 Op.23 
山とフィヨルドからの思い出 Op.44 
ドラックマンの6つの詩 Op.49 
シンプルな歌 EG147
モニカ・グロープ(Ms)、ロジャー・ヴィーニョルズ(Pf)
フィンランドのベテラン、グロープによるグリーグの第5集。「ペール・
ギュントからの3つの歌」には、グリーグ自身がピアノ伴奏にした「ソル
ヴェイグの歌」が入っているのが嬉しい。滋味溢れる名唱です。

BIS 1370  \2080
クラウジオ・サントーロ:
交響曲第4番「平和」-Cho付 (1954)
同第9番 (1982)
ポンテイウ (1953)
フレヴォ (1953/82)
ジョン・ネシリング(指)サンパウロSO、同Cho
ブラジルの作曲家クラウジオ・サントーロ (1919-1989)は14篇の交響曲を
残した大シンフォニスト。12音技法にも関心を示しましたが、このアルバ
ムに収められているものはブラジルの民族主義的なものばかり。左寄りだ
った彼は旧ソ連と親しく、交響曲第4番は1956年にモスクワで演奏され、
ハチャトゥリヤンに激賞されました。感動的な内容です。
  
<MUSIC&ARTS>
M&A1171  4枚組  \5940
ジノ・フランチェスカッティ(Vn)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番、
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
(以上、1946年11月13日、クリュイタンス指揮パリ音楽院管)、
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
(1969年5月23日、ラインスドルフ指揮フランス国営放送響)、
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
(1970年5月5日、クレツキ指揮フランス国営放送響)、
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
(1972年6月3日、ドラティ指揮フランス国営放送響)、
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第7番
(1963年6月30日、ロベール・カサドシュス=ピアノ)、
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番、
ラヴェル:ツィガーヌ、
バッハ:パルティータ第1番、
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリツィオーソ
(以上、1958年9月9日、ユジニオ・バノーリ=ピアノ)、
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番、
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ロマンス第1,2番、
パガニーニ:「こんなに胸騒ぎが」変奏曲、
(以上、1961年5月9日ブザンソン、ユジニオ・バノーリ=ピアノ)          
今なお、人気の高いフランスの名ヴァイオリニスト、フランチェスカッティ
による協奏曲を中心としたライヴ名演集です。共演者が豪華なのが有難い限
りです。クリュイタンスとのベートーヴェン、モーツァルトなど垂涎のリリ
ース。どの曲がステレオ収録かは現段階では不明ですが、これまでの経緯か
ら、常識的に60年代後半と70年代はステレオ収録と思われます。




<MEMORIES>
ME1066/68  3枚組  \5040
R.シュトラウス:歌劇「バラの騎士」全曲
1990年10月ニューヨーク・ライヴ
クライバー指揮
メトロポリタン・オペラ管、
ロット、フォン・オッター、ホーニック、ボニー、ハウグラント他   
鬼才クライバーの十八番、「バラの騎士」全曲が登場。この年、クライバー
はロンドン・コヴェントガーデンで「オテロ」、ニューヨークのメトで「バ
ラの騎士」を指揮しました。クライバーとしては公演回数の多い年でした。
メトロポリタン・オペラ最後の登場となった当公演は94年の伝説的演奏を
先取りした瞬発力よりも洒脱で澄み切った音楽作りで魅了します。騒がしい
聴衆の雰囲気も手に取るように判る、臨場感溢れる名盤です。

ME1069/70  2枚組
ベートーヴェン:交響曲第1番、交響曲第2番
テンシュテット指揮
トロント交響楽団 1977年9月メンシー・ホール、
ベートーヴェン・ウィーク・オープニング公演ライヴ
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」、エグモント序曲
テンシュテット指揮
北ドイツ放送響 1979年10月アスコーナ音楽週間聖フランチェスコ・ライヴ
今、最も支持率の高い巨匠テンシュテット。完全初出のベートーヴェン、第1、
第2を含む大歓迎のライヴ録音。トロント交響楽団がヨーロッパの歴史ある団
体のように野太い音を聞かせてくれます。ゆったりしたテンポで紡ぎだされ
る、その充実度は、ベートーヴェン中期、後期の交響曲に劣りません。
「英雄」はイタリア、アスコーナにおけるライヴで定評あるものです。
 
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