<クラシック・輸入盤新譜情報 05
−12>
 
コメントはメーカー案内書より抜粋で す
 
<Deutsche Grammophon>
4775566  2枚組  \2280
New Year's Concert 2006
マリス・ヤンソンス&ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ニュー・イヤー・コンサート2006
※演奏曲目未定
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:マリス・ヤンソンス
録音:2006年1月1日、ムジークフェラインザール、ウィーン 
2003年アーノンクール、2004年ムーティ、2005年マゼールと続いたDGのニュー
イヤー。今年はなんとヤンソンスの登場です!毎度のことですが、なにしろ
ラッシュ・リリースということで内容も何も分かりません。ハッキリしている
のは、マリス・ヤンソンスが遂にニュー・イヤーの指揮台に立つ!ということ
だけです。とはいえ、これ以上必要な情報も別段無いわけで、来年のお正月に
はマリスのシュトラウスが聴けるというだけで胸が高鳴ります。

4775788  \1850
モーツァルト:
ピアノ・ソナタ 第10番 ハ長調 K.330
ピアノ・ソナタ 第12番 ヘ長調 K.332
ピアノ・ソナタ 第14番 ハ短調 K.457
ピアノ・ソナタ 第11番 イ長調 K.331「トルコ行進曲付き」
ミハイル・プレトニョフ(Pf)
録音:2005年6月、バーゼル(スイス) 
※ブリュートナー・コンサート・グランド使用
人気絶頂のプレトニョフが、遂にモーツァルトのピアノ・ソナタのレコーディ
ングを開始しました。「トルコ行進曲付き」の第11番をはじめ、最も親しまれ
ている4曲を集積した、《モーツァルト・イヤー2006》の幕開けを飾るに相応
しいリースです。この4つのピアノ・ソナタを一夜にしてレコーディングし終
えてしまったというプレトニョフ。その溢れんばかりの音楽的才能と卓越した
ピアニズム、そして誰もが認めるタッチの美しさを持って奏でられるモーツァ
ルトは、4本弦という特殊性を抜きにしてもプレトニョフの個性に満ちた必聴
のアルバムといえます。そこに加えて、ブリュートナー・コンサート・グラン
ド(ドイツ製)という高音部にかけて4本目の共鳴弦を備えた特殊なピアノを
使用している点はやはり特筆すべきところ。一般的なピアノに比べて華やかさ
と音の厚みが加わった暖かみのある音色を堪能できるという点も、このディス
クの大きなセールスポイントといえます。

4775938(1CD+ボーナスCD) \2080
"ラン・ラン-“Memory”
モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第10番 ハ長調 K.330
ショパン:ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 作品58
シューマン:子供の情景 作品15
ボーナスCD
リスト(ホロヴィッツ編曲):ハンガリー狂詩曲第2番 嬰ハ短調
完全限定盤!デジパック仕様
強力盤!
ラン・ラン(Pf)
録音:2005年8月、フリードリヒ・エーベルト・ハレ(ハンブルク)
全世界で115,000枚以上のセールスを記録した、カーネギー・ホール(ライヴ
474 8202)に続くリサイタル・アルバム。今回はスタジオ録音で“Memory”と
題されています。ラン・ランが幼少時代に親しんだ作品が選ばれており、これ
らは彼が中国における神童時代から国際的なピアニストに成長する過程におい
て自身の音楽性を形造る重要な意味を持っていたと語られています。
奇しくも上記、プレトニョフ盤と共通してモーツァルトの10番ソナタが収録さ
れていますが、その個性の発露は全く違った方向性で、この聞き比べは大変
興味深いものです。テラーク時代からルックスで売るといった手法は一切とら
れなかったラン・ランですが、今回はアーティスト写真なども驚くほど洗練さ
れています。もちろん神童時代からの才気煥発は健在ですが、そこに音楽上の
洗練も加えられ、より完成度をあげたリサイタル・アルバムとなっています。
ボーナスCDに収録されているハンガリー狂詩曲は、ラン・ランが「トムとジェ
リー」のアニメの中で猫のトムが弾くのをみて、いつかは自分で弾いてみたい
と夢見ていた作品だとか。
ネトレプコの「椿姫」同様の初回デジパック限定仕様ですが、ボーナスCDは通
常盤にもつきます。通常盤は次月ご案内する予定です。

4775414     \1850
ゴリジョフ:Ayre *世界初録音
+ベリオ:フォーク・ソングス(1963-64)
ドーン・アップショウ(S)
ジ・アンダルシアン・ドッグス
ゴリジョフは、アルゼンチン生まれで現在アメリカ在住の作曲家。一年前に
NONESUCHからリリースしたVoices of Lightというアルバムの中でアップショ
ウがゴリジョフの作品“青白い月”を歌っており、これは今回のレコーディン
グに繋がる伏線とみることができます。また、クロノス・カルテットの有名な
オムニバス・アルバム“クロノス・キャラバン”では、全12曲中8曲の編曲を
ゴリジョフが担当している一方、映画音楽も手掛けるなど、多岐に渡り活躍し
ています。ゴリジョフは常に、自身とベリオの音楽に深い関係性があると感じ
てきました。まさに、ベリオがキャシー・バーベリアンのために「フォーク・
ソングズ」を作曲したように、アップショウのために創作された「Ayre」。
ゴリジョフはアップショウの声色を聴いた瞬間、「虹を見ているようだ」と
言ったといいます。同じ11曲からなる「Ayre」と「フォーク・ソングズ」。
もちろん近似する部分も多いですが、世界初録音となるAyreにはさらに近代
の音楽手法が現れ、音楽史の変遷にまで思いが至る構成になっています。

4775961     2枚組  \2080
LIVE WITH THE METROPOLE ORKEST
MY FLAME BURNS BLUE
Live from the North Sea Jazz Festival 2004
エルヴィス・コステロ-“マイ・フレイム・バーンズ・ブルー
ライヴ・ウィズ・ザ・メトロポール・オルケスト 
ノース・シー・ジャズ・フェスティヴァル2004
[1] Hora Decubitus
Music Charles Mingus ? Words Elvis Costello
[2] Favourite Hour
Words & Music Elvis Costello
[3] That's How You Killed Before
Words & Music Dave Bartholemew
[4] Upon A Veil Of Midnight Blue
Words & Music Elvis Costello
[5] Clubland
Words & Music Elvis Costello
[6] Almost Blue
Words & Music Elvis Costello
[7] Speak Darkly My Angel
Words & Music Elvis Costello
[8] Almost Ideal Eyes
Words & Music Elvis Costello
[9] Can You Be True?
Words & Music Elvis Costello
[10] Put away forbidden playthings
Words & Music Elvis Costello
[11] Episode Of Blonde
Words & Music Elvis Costello
[12] My Flame Burns Blue (Blood Count)
Music Billy Strayhorn ? Words Elvis Costello
[13] Watching The Detectives
Words & Music Elvis Costello
[14] God Give Me Strength
Music: Burt Bacharach and Elvis Costello ? Words Elvis Costello
※ボーナス・ディスク
「イル・ソーニョ」組曲(edited version)
エルヴィス・コステロwith メトロポール・ジャズ・オルケスト
ボーナス・ディスク
ロンドン交響楽団/指揮:マイケル・ティルソン・トーマス
録音:2004年7月、ハーグ(オランダ) ライヴ録音
すでにDGとのコラボレーションもしっくりなじむ、コステロのライヴ・レコー
ディング!エルヴィス・コステロのDG録音第3弾は、昨年7月にオランダのハー
グで行われたNorth Sea Jazz Festivalでのライヴ・レコーディング。マイル
ス・デイヴィスやデヴィッド・サンボーンなど、ジャズ界の大スターたちで賑
わすジャズ・フェスティバルで、重鎮エルヴィス・コステロがメトロポール・
オルケスト(ジャズ・ビッグ・バンド)と共演したもので、オールド・ヒッ
ツから新曲まで、メトロポール・オルケストのためにアレンジした作品14曲
が収録されています。ボーナス・ディスクには、コステロ初の書き下ろしバレ
エ音楽「イル・ソーニョ」(The Dream)の組曲版を収録しています。この曲
は、シェークスピアの「真夏の夜の夢」をインスパイアして作曲されたもの
で、イタリアのアテルヴェレット・バレエ団が2002年にボローニャで初演し
た作品。この初演時のバックは、ティルソン・トーマス指揮のロンドン交響
楽団。昨年DGリリースした同曲全曲盤から抜粋して組曲にしたものと思われ
ます(約45分)。指揮者のティルソン・トーマスはこの作品を「素晴らしく
冒険的、そしてつかまえどころがなく巧妙である」と称しています。

●DG ORIGINAL MASTERS
毎回ご好評を頂いている、オリジナル・マスターズ・シリーズですが、今回
は、モーツァルト・イヤー絡みのリリースに加え、フルニエの生誕100周年の
アニバーサリ物も。シリーズとしてだけでなく、それぞれ価値あるアイテム
が目白押しです。

4775838  8枚組  \7200
ラファエル・クーベリック-レア・レコーディングス 1963-1974
Disc.1
モーツァルト:セレナード第7番 ニ長調 K.250 「ハフナー」
ルドルフ・ケッケルト(Vn)、バイエルン放送交響楽団 ※録音:1964年
ドヴォルザーク:弦楽セレナード 作品22
イギリス室内管弦楽団 ※録音:1964年(ロンドン)
Disc.2
ベートーヴェン:交響曲第1番 ハ長調 作品21
ロンドン交響楽団 ※録音:1974年(ロンドン)
ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 作品55 「英雄」
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ※録音:1971年(ベルリン)
Disc.3
ベートーヴェン:交響曲第2番 ニ長調 作品36
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 ※1974年(アムステルダム)
ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 作品92 ★全集の7番(VPO)と別録音!
バイエルン放送交響楽団 ※録音:1970年(ミュンヘン)
Disc.4
A.チェレプニン(1899-1977):
ピアノ協奏曲第2番(第2版) イ長調 作品26、ピアノ協奏曲第5番 作品96
アレクサンドル・チェレプニン(Pf)、バイエルン放送交響楽団 
※録音:1967年(ミュンヘン)
J.マルティノン:ヴァイオリン協奏曲第2番 作品51
ヘンリク・シェリング(Vn)、バイエルン放送交響楽団 
※録音:1971年頃(ミュンヘン)
Disc.5
ハルトマン:交響曲第4番(1946/47)&第8番(1960/62)
バイエルン放送交響楽団 ※録音:1967年(ミュンヘン)
ストラヴィンスキー:
「ロシア風スケルツォ」(1944)、 「サーカス・ポルカ」(1942)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ※録音:1963年(ベルリン)
Disc.6
ウェーバー:
歌劇「アブ・ハッサン」序曲、歌劇「プレチオーザ」序曲、
歌劇「歓呼」序曲(祝典序曲)作品59
バイエルン放送交響楽団 ※録音:1963年(ミュンヘン)
シェーンベルク:「グレの歌」第1部
Disc.7
シェーンベルク:「グレの歌」第2&3部
ボルク(S)、テッパー(A)、シャハトシュナイダー(T)、エンゲン(Bs)、
フェーエンベルガー(T)、フィードラー、
バイエルン放送交響楽団 ※録音:1963年(ミュンヘン、ライヴ録音)
クーベリック:弦楽のための4つの形式
イギリス室内管弦楽団 ※録音:1969年(ロンドン)
Disc.8
メンデルスゾーン:劇付随音楽「真夏の夜の夢」作品21&61(序曲&劇付随音楽)
★リハーサル風景付き(トラック1&2-32分)
エディット・マティス(S)、ウルズラ・ベーゼ(A)
バイエルン放送交響楽団&合唱団 ※録音:1964年(ミュンヘン)
録音:1963-74年 ※すべてステレオ録音
チェコが生んだ偉大なる巨匠クーベリック(1914-96)が永年に渡ってDGとエ
クスクルーシヴ契約を結んで生み出した数々の名演の中から、レア音源を含む
ファン垂涎の8枚組BOXセットがリリースされます。1963年から1974年にか
けて録音された、覇気が漲るクーベリック全盛期の録音が集積されており、
中には、ファンの間ではおなじみの「真夏の夜の夢」序曲のリハーサル風景
(32分)や、チェレプニンのピアノ協奏曲、マルティノンのヴァイオリン協奏
曲、ハルトマンの交響曲、クーベリック自身が作曲した「弦楽のための4つの
形式」といったレア作品に加え、不朽の名盤として評価の高いベルリン・フィ
ルとのベートーヴェン「英雄」やバイエルン放送響&合唱団と録音したシェー
ンベルクの「グレの歌」全曲などを含む、巨匠クーベリックの偉業を象徴する
BOXセットの登場です。ベートーヴェンの交響曲第7番は、交響曲全集(VPO)
とは別テイクのバイエルン放送響との録音を収録しています。ブックレットに
はレア写真集も掲載!

4775832  5枚組  \4500
グンドゥラ・ヤノヴィッツ “the golden voice”
モーツァルト:
コンサートアリア集(K.272、K.374、K.578、K.42、K.583、K.528、K.369)
テレマン:劇的カンタータ「イーノ」より(ベッチャー指揮)
ヘンデル:「メサイア」より(リヒター指揮)
J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオより(リヒター指揮)
ベートーヴェン:劇付随音楽「エグモント」より(カラヤン指揮)
同:ミサ曲ハ長調より(リヒター指揮)
ブラームス:ドイツ・レクィエムより(カラヤン指揮)
ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」&歌劇「オベロン」より(ライトナー指揮)
ワーグナー:
歌劇「ローエングリン」&歌劇「リエンツィ」より(ライトナー指揮)
同:楽劇「パルジファル」より(クナッパーツブッシュ指揮)
ロルツィング:喜歌劇「刀鍛冶」より(ステップ指揮)
J.シュトラウス:喜歌劇「こうもり」より(ベーム指揮)
R.シュトラウス:歌劇「カプリッチョ」より(ベーム指揮)
R.シュトラウス:
4つの最後の歌(ハイティンク&アムステルダム・コンセルトヘボウ管/1968年)
オルフ:「カルミナ・ブラーナ」より(ヨッフム指揮)
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」より(ベーム指揮)、他
"グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S)
V/A
録音:1962年-1971年頃 ※すべてステレオ録音
グンドゥラ・ヤノヴィッツのアリア&歌曲を集積した初のBOXセットがリリー
スとなります。アリア集というよりは、カラヤンをはじめとする数々の指揮者
と共演してきた声楽曲、オペラ作品から、ヤノヴィッツが歌う名場面やソロ・
パートを集積したファンには堪らないディスクです。中にはレア音源もあり、
ハイティンク&コンセルトヘボウ管と共演したR.シュトラウスの「4つの最後
の歌」は1968年のオランダ・フェスティヴァルでのライヴ録音で、オランダ以
外でのリリースはこれが初となります。ブックレットには、初出となるカラヤ
ンとのピアノ・リハーサル風景(ワーグナー「リング」より)の写真も掲載
されています。

4775847  7枚組  \6300
エーリヒ・ラインスドルフ-
モーツァルト:交響曲全集(第1-41番)
フィルハーモニック・シンフォニー・オーケストラ・オブ・ロンドン
(ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団)
エーリヒ・ラインスドルフ指揮
録音:1955-59年頃 ※第1-21番 ステレオ録音、第22-41番 モノラル録音
ラインスドルフ(1912-93)が50年代半ばに録音したモーツァルトの交響曲全
集。これが録音物としては初めてのモーツァルト・チクルスであり、37番の
ような偽作(最初の導入部だけがモーツァルトで後は、M.ハイドンによる)
も含んでいます。ウェストミンスター音源で、インターナショナルでは初CD
化。ちょうどモノラルからステレオに移行する過渡期にあたる録音であるた
め、先に録音した22番以降がモノラルで、後に録音した前半の録音はステレ
オ録音となっています。ここで演奏している“フィルハーモニック・シンフォ
ニー・オーケストラ・オブ・ロンドン”という怪しげなオケは実はロイヤル
・フィルであり、当時、ロイヤル・フィルが他のレコード会社と専属契約を
交わしていたために行われた苦肉の策、名称を変更したためです。今、改め
て「ラインスドルフがロイヤル・フィルを振ってレコーディングしたモーツァ
ルト」として聴いてみると、また違った印象を覚えるに違いありません。
当然のことながら、DGによるマスタリングが施されていますので音質の向上
にも期待ができます。

4775856     6枚組  \5400
カール・ゼーマン-
モーツァルト:コンプリート・ソロ・ピアノ・レコーディングス
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集
ロンドヘ長調K.494、K.135、メヌエットハ長調K.1、ドゼードの喜歌劇「ジュ
リー」の「リゾンは眠った」による9つの変奏曲ハ長調 K.264、きらきら星に
よる変奏曲 ハ長調 K.265、アレグロK.312、メヌエットK.355、幻想曲K.396、
K.264、幻想曲K.397、グルックの主題による10の変奏曲 ト長調 K.455、ロン
ドK.485、ロンドK.511、アダージョK.540、デュポールのメヌエットによる9
つの変奏曲ニ長調 K.573、小さなジーグ ト長調 K.574、クラヴザンのための
変奏曲 Anh.137(K.581)
カール・ゼーマン(Pf)
録音:1950年代中頃
カール・ゼーマンは、シュナイダーハンとの共演などで有名なピアニストです
が、彼のソリストとしてのディスクは極めて少ないだけに、このモーツァルト
のソロ・ピアノ作品全集はマニアに堪らない待望のリリースといえます。50年
代、ドイツ・グラモフォンの専属ピアニストとして活躍したゼーマン。そのた
めピアノ伴奏を通じて清楚で端整なピアノを聴くことが多かったのですが、特
にモーツァルト解釈者として当時名を馳せたピアニストで、自然なアプローチ
が調和して見事な演奏を聴かせてくれます。ゼーマンの家族から提供された写
真もレア!

4775939  6枚組  \5400
チェロの貴公子-ピエール・フルニエBOX
Disc.1
ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲 ホ短調
F.クープラン:演奏会用小品集
C.P.E.バッハ:チェロ協奏曲 イ長調 Wq172
ボッケリーニ:チェロ協奏曲 変ロ長調
ルツェルン祝祭合奏団 指揮:ルドルフ・バウムガルトナー
Disc.2
ハイドン:チェロ協奏曲第1番 ハ長調、チェロ協奏曲第2番 ニ長調
ルツェルン祝祭合奏団 指揮:ルドルフ・バウムガルトナー
ストラヴィンスキー:イタリア組曲、ロシアの歌
エルネスト・ラッシュ(Pf)
Disc.3
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ジョージ・セル
エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調 作品85
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:アルフレッド・ウォーレンステイン
Disc.4
ブラームス:
チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 作品38、チェロ・ソナタ第2番 ヘ長調 作品99
ルドルフ・フィルクスニー(Pf)
フランク:チェロ・ソナタ イ長調 (原曲;ヴァイオリン・ソナタ) 
ジャン・フォンダ(Pf)
Disc.5
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D.821
メンデルスゾーン:協奏風変奏曲 作品17
シューマン:幻想小曲集 作品73、民謡風の5つの小品 作品102
ショパン:チェロ・ソナタ
ジャン・フォンダ(Pf)
Disc.6
フランクール:
チェロ・ソナタ ホ長調-アダージョ・カンタービレ、アレグロ・ヴィーヴォ
ハイドン:チェロ・ソナタ ハ長調-テンポ・ディ・メヌエット
ウェーバー:ヴァイオリン・ソナタ 作品10-3-ラルゲット、ロンド
ショパン:ノクターン 第2番 変ホ長調 作品9-2
リムスキー=コルサコフ:太陽への讃歌 、熊蜂の飛行
シューマン:アダージョとアレグロ 作品70
J.S.バッハ(グノー編曲):アヴェ・マリア
チャイコフスキー:6つの小品op.51-感傷的なワルツ
ブラームス:野の寂しさ 作品86-2
ポッパー:妖精の踊り 作品39
ドヴォルザーク:ロンド ト短調 作品94
サン=サーンス:白鳥
パガニーニ:ロッシーニの《モーゼ》の主題による変奏曲
チャイコフスキー:カプリッチョ風小品 作品62
ラマール・クラウソン(Pf)
ピエール・フルニエ(Vc)
V/A
録音:1962-70年頃
チェロの貴公子と題した、巨匠ピエール・フルニエの名演の数々を集積した珠
玉のBOXセット。来年6月はフルニエ生誕100周年なので記念盤でもあります。
実は編成担当者はその昔「フルニエの芸術」の国内盤も編成したので、なか
なか素直に喜べないのですが、世界初出となる音源(最終トラック、カプリッ
チョ風小品)も収録!ブックレットのレア写真も注目です。

●THE 1956 MOZART JUBILEE EDITION
ドイツ・グラモフォンが50年前にモーツァルトの生誕200年を記念してリリー
スしたスペシャル・ジュビリー・エディション。初CD化となるレア音源を多数
含んでおり、とりわけホルショフスキが弾いたピアノ協奏曲第14番や、ヨッフ
ムのレクィエム(モーツァルトの葬儀が行われたシュテファン大聖堂での
1955年ライヴ)は貴重極まりないものです。それぞれが2枚組のデジパック仕
様で、当時のオリジナル・ジャケットを再現したもの。それらが3組ずつBOXに
なった2つのセットで計8アイテムの同時発売となります。50年前も、2枚の
LPがスリップケースに収められたものが3種リリースになっていた訳ですが、
当然各々の収録時間はオリジナルの倍以上。せっかくのモーツァルト・イヤー
なのに、なんだかライト系コンピ物ばっかりのリリースじゃないかとお嘆き
だった、コアファンに贈る大本命の企画復刻盤!

4775807  2枚組  \1880
THE 1956 MOZART JUBILEE EDITION
モーツァルト:オーケストラ作品集-フェレンツ・フリッチャイ
Disc.1
交響曲第29番、第35番「ハフナー」、第41番「ジュピター」
ベルリンRIAS交響楽団 ※(P)1956/53/54 モノラル
アダージョとフーガ K.546
ベルリンRIAS交響楽団 ※(P)1960 ステレオ
Disc.2
アイネ・クライネ・ナハトムジーク
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ※(P)1960 ステレオ
交響曲第39番、第40番
ウィーン交響楽団 ※(P)1960 ステレオ
フリーメーソンのための葬送音楽 ハ短調
ベルリン放送交響楽団 ※(P)1960 ステレオ
指揮:フェレンツ・フリッチャイ
フリッチャイのモーツァルト管弦楽作品録音をすべて収録。インターナショナ
ル初CD化含む。

4775808  2枚組  \1880
THE 1956 MOZART JUBILEE EDITION
モーツァルト:ピアノ協奏曲集
Disc.1
ピアノ協奏曲第19番 ヘ長調 K.459
クララ・ハスキル(Pf)、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:フェレンツ・フリッチャイ ※(P)1956
ピアノ協奏曲第12番 イ長調 K.414
マルグリット・ウェーバー(Pf)、
ルツェルン祝祭合奏団 
指揮:ルドルフ・バウムガルトナー ※(P)1959 ステレオ
ピアノと管弦楽のためのロンド ニ長調 K.382
ピアノと管弦楽のためのロンド イ長調 K.386
アニー・フィッシャー(Pf)、
バイエルン国立歌劇場管弦楽団 
指揮:フェレンツ・フリッチャイ ※(P)1960 ステレオ
Disc.2
ピアノ協奏曲第23番 イ長調 作品488
モニク・アース(Pf)、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:フェルディナンド・ライトナー
ピアノ協奏曲第13番 ハ長調 K.415
クララ・ハスキル(Pf)、
ルツェルン祝祭合奏団 
指揮:ルドルフ・バウムガルトナー ※(P)1961 ステレオ
ピアノ協奏曲第14番 変ホ長調 K.449
ミエチスラフ・ホルショフスキ(Pf)、
ルツェルン祝祭合奏団 
指揮:ルドルフ・バウムガルトナー ※(P)1960 ステレオ
最大の目玉、ホルショフスキの14番を含むピアノ協奏曲集。ハスキルのもの
以外は、すべて初CD化。

4775809  2枚組  \1880
THE 1956 MOZART JUBILEE EDITION
モーツァルト:室内楽作品集
Disc.1
弦楽四重奏曲第16番 変ホ長調 K.428
弦楽四重奏曲第23番 ヘ長調 K.590
アマデウス弦楽四重奏団 ※(P)1958
弦楽四重奏曲第17番 変ロ長調 K.458 「狩」
レーヴェングート弦楽四重奏団 ※(P)1950
Disc.2
弦楽五重奏曲第4番 K.516
アマデウス弦楽四重奏団 ※(P)1960
ピアノ、オーボエ、クラリネット、ホルンとファゴットのための五重奏曲
変ホ長調 K.452
ヘルムート・ロロフ(Pf)、ヘルマン・テッチャー(Ob)、
ハインリヒ・ゴイザー(Cl)、クルト・ブランク(Hr)、
ヴィリ・フグマン(Fg) ※(P)1956
アダージョとロンド ハ短調 K.617
ブルーノ・ホフマン(グラスハーモニカ)、グスタフ・シェック(Fl)、
ヘルムート・ヴィンシャーマン(Ob)、エミール・ザイラー(Va)、
アウグスト・ヴェンツィンガー(Vc) ※(P)1964
アマデウスとレーヴェングートSQを中心とした、室内楽曲集。完全初CD化。
ブルーノ・ホフマンによるグラスハーモニカ(譜面に指定されている)が使わ
れたモーツァルト最晩年のアダージョとロンドも必聴。

4775806  6枚組  \5250
THE 1956 MOZART JUBILEE EDITION
BOX SET 1
完全限定BOXセット
※上記3タイトルを6枚組BOXセットにしたもの

4775811  2枚組  \1880
THE 1956 MOZART JUBILEE EDITION
モーツァルト:宗教曲作品集
Disc.1
レクィエム ニ短調 K.626  ※シュテファン大聖堂での1955年ライヴ
イルムガルト・ゼーフリート(S)、ゲトルーデ・ピツィンガー(A)、
リヒャルト・ホルム(T)、キム・ボルイ(Bs)
ウィーン交響楽団、ウィーン国立歌劇場合唱団/指揮:オイゲン・ヨッフム 
Disc.2
ミサ曲 ハ長調 K.317 「戴冠式ミサ」    
マリア・シュターダー(S)、ジークリンデ・ワーグナー(A)、
ヘルムート・クレブス(T)、ヨーゼフ・グラインドル(Bs)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、聖ヘドヴィヒ大聖堂合唱団
指揮:イゴール・マルケヴィッチ
ラウダーテ・ドミヌム(主日のための晩課 K.321)
アニュス・デイ(K.195)
Et incarnatus est (ミサ曲 ハ短調 K.427)
ラウダーテ・ドミヌム(証聖者の荘厳な晩課 K.339)
マリア・シュターダー(S)
RIAS室内合唱団、ベルリンRIAS交響楽団 
指揮:グスタフ・ケーニヒ ※(P)1954/1958
モテット「踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ」(エクスルターテ・ユビラーテ)
K.165
マリア・シュターダー(S)
ベルリンRIAS交響楽団 
指揮:フェレンツ・フリッチャイ ※(P)1954
1955年の12月5日、モーツァルトの命日にウィーンの聖シュテファン大聖堂で
行われたミサで演奏された「レクィエム」を含む、2巻目の目玉。

4775812  2枚組  \1880
THE 1956 MOZART JUBILEE EDITION
モーツァルト-オペラ・ガラ
オペラ・アリア&序曲集
(イルムガルト・ゼーフリート(S)、エルンスト・ヘフリガー(T)、マリア・
シュターダー(S)、リタ・シュトライヒ(S)、アンネリース・クッパー(S)、
ヨーゼフ・グラインドル(Bs)、エルフリーデ・トレチェル(S)、ヴァルター
・ルートヴィヒ(T)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)、他)
オリジナル・コンピレーションとしてのオペラ・ガラ。ほんんどすべてが初
CD化。

4775813  2枚組  \1880
THE 1956 MOZART JUBILEE EDITION
モーツァルト:セレナード集
Disc.1
セレナード第9番 ニ長調 K.320 「ポストホルン」
カール・ベンツィンガー(ポストホルン)
バイエルン放送交響楽団 指揮:フェルディナント・ライトナー
セレナード第7番 ニ長調 K.250 「ハフナー」
デネス・ジグモンディ(Vn)
バンベルク交響楽団 指揮:フェルディナント・ライトナー
Disc.2
セレナード第10番 変ロ長調 K.361 「グラン・パルティータ」
ベルリン・フィルのメンバー 指揮:フリッツ・レーマン
全編初CD化。1951年録音の「ハフナー」と「グラン・パルティータ」を含む。
「グラン・パルティータ」は12人の木管ソロにコントラバスという編成。

4775810  6枚組  \5250
THE 1956 MOZART JUBILEE EDITION
BOX SET 2
完全限定BOXセット
※上記3タイトルを6枚組BOXセットにしたもの



<Decca & Philips>
4757219  \1850
POISON SWEET MADEIRA
“ポイズン・スウィート・マデイラ”
ソフィー・ソロモン作曲:POISON SWEET MADEIRA
1. Holy Devil
2. Burnt By The Sun (with リチャード・ハウリー)
3. Poison Sweet Madeira
4. Lazarus (with KT タンストール)
5. A Light That Never Dies (with レイフ・ファインズ)
6. Hazy
7. I Can Only Ask Why
8. Meditation on Dvorak's Slavonic Fantasy
9. Pin Pricks & Gravy Stains
ソフィー・ソロモン(Vn)
with Ralph Fiennes(レイフ・ファインズ), Richard Hawley(リチャード・
ハウリー), KT Tunstall(KT タンストール;女性ヴォーカル)
ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、ソフィー・ソロモン-音楽の錬金術師
(英デイリー・テレグラフ紙)
彼女ほど華麗なヴァイオリニストは数少ない。まるで、ギターの革命児エディ
・ヴァン・ヘイレンのようだ。(蘭デ・フォルクスクラント紙)
華やかなパフォーマンスで有名なUKのヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、
ソフィー・ソロモン初のソロ・アルバム。彼女の真摯でひたむきなヴァイオリ
ンは、音楽の境界線を越えてリスナーに訴える熱いものがあり、誰をも魅了す
るオーラのようなものを感じさせます。クラシック・ファンにこそ積極的に
お薦めしたい、「めっけもん的」なアルバム!
彼女は、これまでロンドンの「Oi Va Voi」(イギリスで最も注目されるバン
ドの一つ)というバンドの一人として活躍しており、ヴァイオリンをはじめ、
ヴィオラ、ピアノ、アコーディオン、メロディカなどを器用に操っています。
ちなみに、彼らのデビュー・アルバム“Laughter Through Tears”[Outcaste
CASTE29CD]は、2003年のニューヨーク・タイムズでトップ10アルバムに選ばれ
ており、またヨーロッパではワールド・ミュージック・チャートで連続3ヶ月
間にわたり上位にランクインしました。
マキシム・ヴェンゲーロフやジャズ界のクリス・ガーリックらとも共演してい
るソフィー。国際的な音楽フェスティヴァルや講習会で定期的に教鞭を執る他
に、最近ではロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージックやワイマール音楽院
でも後進に教えています。また、アフリカや東洋のスクール及びロンドンの大
学などで、クレツマー音楽のパフォーマンス・ティーチャーとしても活躍して
います。このディスクでは、彼女自ら作曲した楽曲を自らのエモーショナルな
ヴァイオリンで聴かせてくれます。どんな音なのか興味が尽きません。

●Classic Opera  2006年、モーツァルト・イヤー-オペラ録音、5タイトル!
4757030  2枚組  \2600
モーツァルト:歌劇「皇帝ティートの慈悲」全曲
ウェルナー・クレン(T)、テレサ・ベルガンサ(Ms)、マリア・カズーラ(Ms)、
ルチア・ポップ(S)、ブリギッテ・ファスベンダー(Ms)、他
ウィーン国立歌劇場管弦楽団、合唱団
指揮:イシュトヴァーン・ケルテス
録音:1967年5-6月

4757033  3枚組  \3900
モーツァルト:歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」全曲
ピラール・ローレンガー(S)、テレサ・ベルガンサ(Ms)、
レイランド・デイヴィス(T)、トム・クラウゼ(Br)、
ガブリエル・バキエ(Br)、他
コヴェント・ガーデン王立歌劇場合唱団
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:サー・ゲオルク・ショルティ
録音:1973年

4757037  3枚組  \3900
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」全曲
ベルント・ヴァイクル(Br)、マーガレット・プライス(S)、
スチュアート・バロウズ(T)、シルヴィア・シャーシュ(S)、
ガブリエル・バキエ(Br)、ルチア・ポップ(S)、クルト・モル(Bs)、他
ロンドン・オペラ・コーラス
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:サー・ゲオルク・ショルティ
録音:1978年10-11月

4757041  3枚組  \3900
モーツァルト:歌劇「イドメネオ」全曲
ルチアーノ・パヴァロッティ(T)、アグネス・バルツァ(Ms)、
ルチア・ポップ(S)、エディタ・グルベローヴァ(S)、レオ・ヌッチ(Br)、他
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:サー・ジョン・プリッチャード
録音:1983年6月&9月

4757045  3枚組  \3900
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」全曲
トム・クラウゼ(Br)、アンナ・トモワ=シントウ(S)、
イレアナ・コトルバス(S)、ホセ・ファン・ダム(Bs)、
フレデリカ・フォン・シュターデ(Ms)、ハインツ・ツェドニク(T)、他
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1978年4月&5月、ゾフィエンザール、ウィーン

4757049  \1350
モーツァルト:歌劇「劇場支配人」全曲
コンサート・アリア集
レチタティーヴォ「あわれ、ここはいずこ」 K.369*
アリア「私の心は喜びにおどる」 K.579*
アリア「すでにやさしき春はほほえみ」 K.580*
歌劇「後宮からの逃走」-アリア「Ah, Wie will ich triumphieren」**
アリア「私は行ってしまうわ、でもどこへ?」 K.583
劇唱とアリア「私のうるわしき恋人よ、さようなら」 K.528
アリア「わが感謝を受けたまえ、優しき保護者よ」 K.383
歌劇「フィガロの結婚」序曲
キリ・テ・カナワ(S)、エディタ・グルベローヴァ(S)、
ウヴェ・ハイルマン(T)、マンフレート・ユングヴィルト(Bs)、他
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:サー・ジョン・プリッチャード
ウィーン室内管弦楽団 
指揮:ジョルジ・フィッシャー*
ウィーン=ハイドン管弦楽団 
イシュトヴァーン・ケルテス**
録音:1971年10月-1989年3月

4757195  \1350
パーセル:歌劇「ディドとエネアス」全曲
キャスリーン・ボット(S)、エンマ・カークビー(S)、
ジョン・マーク・アインズリー(T)、他
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック
指揮:クリストファー・ホグウッド
録音:1992年9月


●アルフレッド・ブレンデル生誕75周年記念!
来年1月5日に75歳を迎える巨匠、アルフレッド・ブレンデルのアニバーサリ
ー・アルバム4タイトル!
4757182  2枚組  \2080
ブレンデル・プレイズ・ベートーヴェン
Disc.1
6つのバガテル 作品126
ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 作品109
ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 作品111
Disc.2
ピアノ協奏曲第4番 ト長調 作品58
ピアノ・ソナタ第21番 作品53 「ワルトシュタイン」
アルフレッド・ブレンデル(Pf)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:サー・サイモン・ラトル
録音:1984年3月-1997年12月

4757185  2枚組  \2080
ブレンデル・プレイズ・ハイドン&モーツァルト
Disc.1
ハイドン:
ピアノ・ソナタ ホ短調 Hob.XVI:34、
ピアノ・ソナタ ト長調 Hob.XVI:40、
ピアノ・ソナタ ニ長調 Hob.XVI:42、
ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Hob.XVI:52
Disc.2
モーツァルト:
ピアノ・ソナタ第12番 ヘ長調 K.332、幻想曲 ニ短調 K.397、
ロンド イ短調 K.511、ピアノと管弦楽のためのロンド ニ長調 K.382*、
ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466**
アルフレッド・ブレンデル(Pf)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ*
指揮:サー・ネヴィル・マリナー*
スコティッシュ室内管弦楽団**
指揮:サー・チャールズ・マッケラス**
録音:1975年12月-2002年7月

4757188  2枚組  \2080
ブレンデル・プレイズ・リスト&シューマン
Disc.1
リスト:
ピアノ・ソナタ ロ短調 、死の舞踏、巡礼の年 第1年スイス-第6曲「オーベ
ルマンの谷」、ピアノ協奏曲第2番 イ長調
Disc.2
シューマン:クライスレリアーナ 作品16、幻想曲 ハ長調 作品17
アルフレッド・ブレンデル(Pf)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ベルナルト・ハイティンク
録音:1972年5月-1997年11月

4757191  2枚組  \2080
ブレンデル・プレイズ・シューベルト
Disc.1
ピアノ・ソナタ第14番 イ短調 D.784
ピアノ・ソナタ第15番 ハ長調 D.840
ピアノ・ソナタ第18番 ト長調 D.894 「幻想」
Disc.2
ピアノ・ソナタ第20番 イ長調 D.959
ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D.960
アルフレッド・ブレンデル(Pf)
録音:1984年8月-1999年6月


●DVD-Video
701139  \3350
シューベルト:
ピアノ・ソナタ第19番 ハ短調 D.958
ピアノ・ソナタ第20番 イ長調 D.959
ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D.960
アルフレッド・ブレンデル(Pf)
録音:1988年1月1-3日
The Great Hall of the Honourable Society of the Middle Temple
(ロンドン)
来年1月5日に75歳を迎える巨匠、アルフレッド・ブレンデルのアニバーサリー
DVD。この映像は、ロンドンのミドル・テンプルで1988年にTV収録されたもの
で、ブレンデル得意のシューベルト最後の3つのピアノ・ソナタを披露してい
ます。
※DTS 5.1サラウンドサウンド、収録時間 105分

701459  \3350
ムーティ&ウィーン・フィル 1991
モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K.550
同:交響曲第41番 ハ長調 K.551 「ジュピター」
同:ディヴェルティメント 第1番 ニ長調 K.136
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:リッカルド・ムーティ
録音:1991年7月、ザルツブルク祝祭大劇場
モーツァルトの没後200年に当たる1991年7月に、生地ザルツブルクの祝祭大
劇場で行われたライヴ映像。EMIにベルリン・フィルと録音した「ジュピター」
とK.136が名盤として知られるだけに、ウィーン・フィルとの演奏には一段と
期待がかかります。モーツァルトの年代記(18ページ/スクリーン上)、ピク
チャー・ギャラリー(25枚)付き。
※DTS 5.1サラウンドサウンド

701519  \3350
ウィーン少年合唱団-
モーツァルト/合唱作品集
ミサ・ソレムニス「孤児院ミサ」 K.139*
モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」 K.618
オッフェルトリウム「創造主の御母は」 ヘ長調 K.277
グランドゥアーレ「天主の御母なる聖マリアよ」 K.273
オッフェルトリウム「女より生まれし者として」 K.72
オッフェルトリウム「主の保護のもとに」 ヘ長調 K.198
ウィーン少年合唱団
指揮:ウーヴェ・クリスティアン・ハラー
録音:1989年、ホーフブルクカペレ(ウィーン)*
 / 1990年、聖シュテファン(ウィーン)
ウィーン少年合唱団の初DVD。上記のムーティ盤と同様、この映像も来年のモー
ツァルト・イヤーに向けてリリースされるもので、モーツァルトが12歳で作曲
した「孤児院ミサ」から、亡くなった年に作曲した「アヴェ・ヴェルム・コル
プス」まで、老匠ハラー率いるウィーン少年合唱団の清冽な歌声で堪能する格
別なモーツァルト演奏です。収録時間72分。モーツァルトの年代記(18ページ
/スクリーン上)、ピクチャー・ギャラリー(25枚)付き。
※DTS 5.1サラウンドサウンド

743121  \3350
ガーディナー&イングリッシュ・バロック・ソロイスツ 1991
モーツァルト:レクィエム K.626
ミサ曲 ハ短調 K.427
モンテヴェルディ合唱団
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
指揮:サー・エリオット・ガーディナー
録音:1991年12月5日、パラウ・デ・ラ・ムジカ・カタラーナ(バルセロナ)
モーツァルトの二大ミサ曲を一枚に収めた長時間収録盤(101分)。モーツァ
ルトはレクィエムの作曲途中で亡くなりましたが、それからちょうど200年後
の同日に当たる1991年12月5日に、スペインのバルセロナで行われた没後200年
記念コンサートの模様を収録したもの。厳かな教会の雰囲気の中で静謐に歌い
だされるレクィエムはまさに感動的です。また、世界最高レベルといっても
過言ではないモンテヴェルディ合唱団をガーディナーが見事なまでに操って
おり、深遠な精神性を湛えた素晴らしい演奏を繰り広げています。モーツァ
ルトの年代記(18ページ/スクリーン上)、ピクチャー・ギャラリー(25枚)
付き。
※DTS 5.1サラウンドサウンド




<Universal C&J UK>
4763110 \1850
Living A Dream
L'Amore Sei Tu (I will always love you)
Holst: I vow to thee, my country
ある晴れた日に(蝶々夫人より)
Canto della terra
Music of the night
誰も寝てはならぬ(トゥーランドットより)
「ニュー・シネマ・パラダイス」のテーマ
さようなら、ふるさとの家よ(ワリーより)
アメイジング・グレイス
David of the white rock
All things bright and beautiful
あなたの声に心が開く(サムソンとデリラより)
Over the Rainbow(オズの魔法使いより)
Torna a Surriento
Don't stand on my grave and weep
We'll meet again
キャサリン・ジェンキンス

4763107 \1850
The Choir Boys
1. この人を見よ(「Mr.ビーン」主題歌)
2. ティアーズ・イン・ヘヴン
3. 天使の糧(フランク)
4. ドゥ・ユー・ヒア・ホワット・アイ・ヒア?
5. イン・パラディスム
6. ロード・ブレス・ユー・アンド・キープ・ユー(ジョン・ラター)
7. ピエ・イエス(A.L.ウェッバー)
8. ダニー・ボーイ/カーリック・ファーガス
9. 主は我が導師(ジョン・ラター)
10. 兄弟の誓い
11. 聖体拝領のキャロル(「みどり児はお生まれになった」より)
12. 鳩のように飛べたなら
13. レット・ゼア・ビー・ピース・オン・アース(地上に平和を)
14. ミゼレーレ(アレグリ)
スペシャル・ボーナス・トラック
15. ウォーキング・イン・ジ・エア(映画「スノーマン」のテーマより)
クワイヤーボーイズ
世界初の’ボーイ・ソプラノ・バンド’クワイヤーボーイズが、UK及びイン
ターナショナルで一足先にリリースとなります。
 
<EMI UK>
CZS-3451902  4枚組  \2550
「クラシカル・フェイヴァリッツ」
ホルスト:火星-「惑星」/ボールト指揮
エルガー:威風堂々 第1番/A.デイヴィス指揮
モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク 第1楽章/マリナー指揮
プッチーニ:誰も寝てはならぬ-「トゥーランドット」/カレーラス(テナー)
エルガー:チェロ協奏曲 第1楽章より
/デュ・プレ(チェロ)、バルビローリ指揮
チャイコフスキー:1812年序曲/カラヤン指揮、フィルハーモニアO、
ロッシーニ:「ウィリアム・テル」序曲/ムーティ指揮
オルフ:おお、運命よ-「カルミナ・ブラーナ」/ウェルザー=メスト指揮
ヴィヴァルディ:「春」 第1楽章-「四季」/ケネディ(ヴァイオリン、指揮)
ラヴェル:ボレロ/プレヴィン指揮
ホルスト:木星(ジュピター)-「惑星」/ボールト指揮
J.シュトラウスII:美しく青きドナウ/カラヤン指揮、ベルリン・フィルO.
ベートーヴェン:「月光」ソナタ 第1楽章/リンパニー(ピアノ)
ヴィヴァルディ:「冬」 第2楽章-「四季」/ムーティ指揮
バッハ:G線上のアリア/マリナー指揮
ベートーヴェン:エリーゼのために/オグドン(ピアノ)
ドヴォルザーク:ラルゴ 冒頭-「新世界」より/マッケラス指揮
フォーレ:パヴァーヌ/ウィルコックス指揮 他 全64曲
最も著名なクラシック名曲を名演奏で4CDに収めたベスト・アイテム
マルチ・ケース、スリップ・ケース入り
 
<OEHMS CLASSICS>
OC605(SACD-Hybrid)  \1250(10月30日までにご注文分の特別価格)
※通常価格 \1980
ベートーヴェン:交響曲第1&2番(原典版)
ジョヴァンニ・アントニーニ(指揮)
バーゼル室内管弦楽団
これまでバロック演奏を中心に爆発的斬新な演奏を続けてきた彼が、数年間も
の研究と実演を繰り返し、今さらに衝撃演奏を私たちに投げかけます。彼が今、
バーゼル室内管弦楽団を指揮というのも驚かれるでしょうが、彼はバーゼル室
内管弦楽団の客演指揮者を5年も務めているのです。最近のバロック指揮者が
演奏するように、ナチュラル・トランペット、ケトル・ドラムを使用するのは
もちろん、ナチュラル・ホルンや、弦楽器の全てにガット弦を張りクラシカル
・ボウ(弓)を使用。また当時の古典的配置はもちろん、ヴァイオリンは6人
&6人の小編成に対して、チェロ4人とコントラバス3人とやや多目の編成のた
め、特に低音楽器群のうねるようなダイナミックとアクセント加えて演奏され
るのが印象的。そして、金管楽器とティンパニの軍楽的で粗野的な荒々しさ、
木管の美しい歌い回し、弦楽の切り込みなど、新発見箇所が多数見出されます。
ベートーヴェンがこの交響曲を作曲するにあたって、C.P.E..バッハとハイドン
の交響曲のユーモアを多く取り入れています。また1番の主題と調性はモーツァ
ルトの「シュピター交響曲」も参考にしたようです。作曲当時2年前までサリ
エリ(イタリア人)に師事していたため、この曲に大きく影響していたとも言
われています。そのイタリア人であるアントニーニが、今までのイタリア古楽
演奏研究の結果も取り入れているようです。更に柔和な考えを持つメンバーに
よる、バーゼル室内管弦楽団の抜群な小回りの効く演奏であることもあって、
その彼の考えを見事なほどに実演してきています。現地批評でも、「最もリズ
ミカルでスリリングな演奏」と絶賛されています。
 (2004年11月、2005年1月、ルツェルン大会議場での録音)

OC550  \1400
シューベルト:ピアノ・ソナタ第20番イ長調 D.959
シェーンベルク:ピアノのための組曲 Op.25
アルフレッド・パール(p)
南米チリ出身、クラウディオ・アラウの系譜を継ぐ名手アルフレッド・パール。
既にリリースされているCDでもお分かりの通り、リストの名演が知られている
が、今回はシューベルトとシェーンベルクでその才能の真価を問う。シューべ
ルトの第20番のピアノ・ソナタは、その深遠な内容と堂々たる曲想でベートー
ヴェン以降のピアノ・ソナタの最高傑作の一つとされる作品。かたやシェーン
ベルクの組曲は、彼が12音技法を確立した直後の作品で、古典の形式を踏襲し
ながらも、伝統的な調性には依存しない音列に拠って書かれているもの。

OC531  \1400
【TEMPRA】
カール・オルフと、彼が影響した、 彼に影響された作曲家の合唱作品集
C. Monteverdi/C. Orff :Zwei Chore aus .Orpheus": 「Preist diesen Tag
der Freude」「Froher, lichter Tag」、 H. Genzmer/「Gelassen stieg die Nacht
 ans Land」「Tristissima Nox」、Max Reger/aus .8 geistliche Gesange
“op. 138:「Nr. 2 ‐Morgengesang」「Nr. 3‐Nachtlied」、C. Orff/Hermann
Regner:「Frohlicher Ostersang」「Am Weynachtabend」、 Gregorianischer
Choral /C. Orff:「Veni creator spiritus」、 W. Buchenberg/「Veni sancte
Spiritus」「Magnificat」、 Max Reger/「Oster-Motette」:aus .8 geistliche
Gesange“, op. 138:「Nr. 4 ‐ Und unser lieben Frauen Traum」「Nr. 1 ‐
Der Mensch lebet und bestehet」、W. Buchenberg/「Vidi calumnias et
lacrymas」 、Hermann Regner/Alles zu seiner Zeit(sechs Miniaturen fur
gemischten Chor)、C. Orff /Hermann Regner:「Wessobruner Gebet」「Sunt
lacrimae rerum(fur sechsstimmigen Mannerchor)」
ロベルト・ブランク(指揮) カール・オルフ合唱団
Soli: Michael Gann (Tenor), Rudolf Hillebrand (Bariton),
Ulrich Bayerhof (Bass)
このアルバムでは、カール・オルフの作品:編曲(編集)された作品と、彼に
影響を与え、与えた重要な作曲家による合唱作品を収録しました。またこのア
ルバムのコンセプトはそれだけでなく、オルフのラテン語に関する人間的な
バックグラウンドと愛に対する知識、そして"omnia tempus habent"という古
い聖書の引用文を使用。また、--すべてにその時間(人生の悲劇と全体のプロ
グラムの精髄)といったものも取り入れました。また、一過性のもとしてだけ
でなく、このプログラムは日の回と復活祭などの重要なクリスチャンの季節、
五旬節、降臨節、およびクリスマスまで捧げられる作品でもあります。合唱を
やっておられる方々には有名な作品(楽譜も多く出版されている)ですが、
あまり録音のされない作品ばかりを収録してあります。

OC555  \1400
ドヴォルザーク:
交響曲第9番「新世界より」Op95、
「ボヘミア組曲」Op39
イヴァン・アンゲロフ(指揮)
スロヴァキア放送交響楽団
大好評のアンゲロフの「ドヴォルザーク/交響曲全集」からのシングルカット
です。 特にこの9番は海外でも「非常に哀愁を感じる名演の1つ」と評価され
ております。


<RCA RED SEAL>
74321736642  8枚組  \9600
ドイツ現代音楽集BOX 11
現代音楽マニア必聴のBOX の第11巻めとなります。
今回は分売のお取り扱いはありません
※曲目は、Goodiesまでご請求下さい。





●DHM(ドイツ・ハルモニア・ムンディ)・バロック・エスプリ・シリーズ 第2回
輸入盤で、バジェット・プライスで、 アナログ録音名演が更に14 タイトル
復活。全て、24bit/96k リマスター

82876699882 \950
グレゴリオ聖歌-聖ベネディクト修道院長の記念日
ゴーデハルト・ヨッピヒ神父(指揮)
ミュンスターシュヴァルツァハ修道院聖歌隊
DHM では唯一のグレゴリオ聖歌アルバムです。カトリック教会の典礼様式には、
ローマ式(西方教会)とアレクサンドリア式、ビザンツ式など(東方教会)が
ありますが、修道院で行われる聖務日課は、東方で行われていたものを基礎に
西方教会へは修道生活の父と呼ばれている聖ベネディクトによって導入されま
した。このCD には聖ベネディクトを祝う祝日(7月11日および3月21日)にお
けるミサと聖歌が収められています。
[録音]1980年1月3日&4日、ミュンスターシュヴァルツァハ修道院(ドイツ)

82876699922 \950
ギョーム・デュファイ:
ミサ「ス・ラ・ファス・エ・パール」
(「もしも顔が青いなら」による4声部のためのミサ曲)
イムヌス「星の創り主」、
イムヌス「すべての者の贖い主なるキリスト」
[演奏] クウィリン・ザップル(ソプラノ)、
テオ・アルトマイヤー(テノール)、
ウィルフレッド・ブラウン(テノール)、
ベルンハルト・ミヒャエリス(テノール)
ハンス・ヨアヒム・ロッシュ(テノール)、
ヴィリー・ゲゼル(バリトン)、ハンス・マルティン・リンデ(バリトン)、
テルツ少年合唱団 コレギウム・アウレウム合奏団員
ゲルハルト・シュミット=ガーデン(指揮)
フランドルの地に生まれたデュファイは音楽史の上で中世後期からルネサンス
初期にかけて活躍しました。デュファイの大きな功績は、それまでイギリス、
フランス、イタリアなどで独自の音楽を展開してきた流れの中で音楽的要素の
多くを融合し汎ヨーロッパ様式を確立したことにあると言われています。ここ
に納められているミサ「ス・ラ・ファス・エ・パール」はデュファイの代表的
作品で、ソプラノのザップルを始めとする声楽と共に魅力的なオリジナル楽器
の音色が味わえるアルバムです。
[録音]1964 年バート・テルツ(ミュンヘン近郊)

82876699932 \950
ジョスカン・デ・プレ:モテトゥス名曲集
祝されたり、天の女王 (6声)、 御身のみ、奇蹟をなす者 (4声)
主は王となり (4声)、 アヴェ・マリア (4声)
神よ、われをあわれみたまえ (5声)、
けがれなく、罪なく、貞節なり、マリア (5声)
[演奏] テルツ少年合唱団、 プロ・カンティオーネ・アンティクヮ
コレギウム・アウレウム合奏団員、ハンブルグ古楽合奏団員
ブルーノ・ターナー(指揮)
ジョスカン・デ・プレはルネサンス盛期を代表するフランドル楽派の大作曲家
です。ジョスカンはミラノで大聖堂聖歌隊の歌手となり、ローマの教皇庁礼拝
堂でも活躍し、その後ルイ12 世にも仕え、ルネサンス特有の自己を意識した
ユーモアを解する人であったと言われています。このCDにはジョスカンのおよ
そ90曲にも及ぶモテットの中から、「祝されたり、天の女王」や「アヴェ・マ
リア」など名曲が収められています。プロ・カンティオーネ・アンティクヮは、
この時代の作品を最も得意とする男声の声楽グループです。
[録音]1972 年フッガー城糸杉の間、キルヒハイム

82876699942 \950
パレストリーナ:ミサ「あなたはペテロである」 (6声)、 他
[演奏] テルツ少年合唱団 ゲルハルト・シュミット=ガーデン(指揮)
ルネサンス後期のイタリアを代表するパレストリーナのミサとモテットが収め
られています。パレストリーナはローマ教皇ユリウス3世の時代に、サン・ピ
エトロ大聖堂カペッラ・ジューリアの楽長を務め多くの作品を出版した大作曲
家です。ここに収められているミサはパロディ・ミサと呼ばれ、ミサ以外の曲
(この場合は自作のモテット)を素材に作曲されている曲で、パレストリーナ
の真骨頂とも言うべき本質を垣間見せてくれる名曲です。テルツ少年合唱団の
清く澄んだ声質は驚嘆させられます。
[録音]1974 年レンググリース教区教会

82876699962 2枚組 \1900
ルネサンスのクリスマス音楽
Disc 1
古いドイツのクリスマス音楽
ヨハネス・エッカルト (1553-1611):「山を越えてマリアが行く」、
ヨハン・ヴァルター (1496-1570):「たたえさせたまえ、イエス・キリスト」、
アンドレーアス・ロイスナー (1660年頃没):
「われらにきょうひとりのみどり児生れり」、
アーダム・グンベルツハイマー (1559-1625):
「高き空よりわれは来たれり(讃美歌101番「いずこの家にも」)、
アーノルト・シュリック :「やさしいマリア」、
ミヒャエル・プレトーリウス (1571-1621):
「楽しい喜びの歌声で」(讃美歌102 番「もろびと声あげ」)、「東方のはる
かな国より」、「ひとり子ベツレヘムに生れたまえり」、エサイの根より(讃
美歌96 番)、
バルトロメーウス・ゲジーウス (1560頃-1613):
「キリストをほめたたえんかな」、「ひとり子ベツレヘムに生れたまえり」
Disc 2
テルツ少年合唱団のクリスマス -ルネサンスとアルプス地方のクリスマス音楽
【第1部】
ルネサンスのクリスマス音楽
エアハルト・ボーデンシャッツ (1576-1636):
「ヨセフよ、私の愛しいヨセフよ」
オルランド・デ・ラッソ (1532 - 1594):
「羊飼いに天使のお告げあり」「賛美の声は高く」
ヤコブ・ガルス・ハンドル (1550-1591):「もろ人シバより来たれり」
ヨハネス・エッカルト (1553-1611):「私は主のかいばおけのそばにいる」
サミュエル・シャイト (1587-1654):「おお、やさしきイエスよ」
【第2部】
アルプス地方のクリスマス音楽
「いまぞ歌わん」「がんこなベツレヘムの民よ」「目覚めよ、野の羊飼い達よ」
「いとうるわしきみどり児」「天の御門」「おお静かなみそら」「かしこの山
の上に風は吹き」「われらは誰にもまして感謝せん」
[Disc1:演奏]
エリー・アメリンク(ソプラノ)、ベルンハルト・ミヒャエリス(アルト)
ハンス・ウルリヒ・ミールシュ(テノール)、
バリー・マクダニエル(バリトン)、
ハンス・マルティン・リンデ(バリトン、ブロックフレーテ、クルムホルン)
イルゼ・ブリックス・マイネルト(ヴィオラ・ダ・ブラッチョ)
ウルリヒ・コッホ(ヴィオラ・ダ・ブラッチョ)、
ヨハネス・コッホ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ヴァルター・ゲルヴィッヒ(リュート)
[録音]1972年頃
[Disc2:演奏]
テルツ少年合唱団、器楽グループ、
指揮 : ゲルハルト・シュミット=ガーデン
[録音]1965年 レンググリース教区教会
ドイツのクリスマスは、質素で手づくりの温かさを重んじている上に、中世以
来歌い継がれて来たクリスマスにちなんだ歌を歌うことが多く、Disc1 には、
クリスマスのそうしたドイツで古くから歌い継がれてきたルネサンス期の曲を
中心に納められています。Disc2 にはテルツ少年合唱団によるクリスマス曲
(16 世紀ルネサンス期から17 世紀バロック期にかけてのモテットとアルプス
地方の民謡)が収められています。長く歌われて来た素朴なクリスマスの歌を
集めた心温まるアルバムです。

82876700322 2枚組 \1900
涙のパヴァーヌ-ブロックフレーテの魅力
Disc1
涙のパヴァーヌ -ブロックフレーテとリュートの魅力
テレマン :ブロックフレーテと通奏低音のためのソナタ ヘ長調
J・S・バッハ :プレリュード ハ短調BWV.999, フーガBWV.1000
ヘンデル:ブロックフレーテと通奏低音のためのソナタ イ短調 Op.1-4
ダウランド :デンマーク王のガイヤルド
ヤン・ヤコブ・ヴァン・エイク:
「涙のパヴァーヌ」「ブロックフレーテのための変奏曲」
作者不詳:
「イタリア風グラウンドによるディヴィジョン」「グリーンスリーヴスによる
変奏曲」
Disc2
ヘンデル:ブロックフレーテ・ソナタ集 作品1
ブロックフレーテ・ソナタ ト短調 作品1-2,1-7,1-4,1-11
[演奏]
ハンス・マルティン・リンデ (ブロックフレーテ)、
コンラット・ラゴスニッヒ (リュート、ギター)(Disc1)
アウグスト・ヴェンツィンガー (ヴィオラ・ダ・ガンバ)(Disc2)、
グスタフ・レオンハルト (チェンバロ)(Disc2)
[録音]1970年(Disc1)、 1962年(Disc2)
Disc1 には、アルバム・タイトルにもなっているヴァン・エイクの「涙のパ
ヴァーヌ」や、作者不詳の「グリーンスリーヴスによる変奏曲」など、17-18
世紀バロック期のブロックフレーテのための名曲が収められています。Disc2
には、ヘンデルの12 曲(現在は15曲として出版されている)からなる作品1
の中から、ブロックフレーテで演奏されるソナタ4 曲が収められています。作
品1の11の第3楽章「シチリアーナ」など心に残る旋律が随所にあって、ブロッ
クフレーテの表現の多彩さを楽しめる曲集です。
※ヘンデルの演奏は、村上春樹の小説「1973 年のピンボール」にも出てくる
有名な演奏です。

82876700332 \950
ロココの恋のたわむれ-18世紀ドイツとフランスの軽妙なうわきうた
アンドレーアス・ハマーシュミット:「キスのテクニック」
ヨハン・フィリップ・クリーガー :
「すばらしいキス」「闇は密事のなかだち」
カール・ハインリヒ・グラウン :「小娘」
ヨハン・ヴァレンティン・ラートゲーバー:「女どもについて」
ヨハン・フィリップ・クリーガー :「悪い男たち」「苦境のコリドン」
ゲオルク・フィリップ・テレマン :
「お金」「髪とかさぬフィリス」「ご婦人」「金持ち女」「愛とのみ」
スペロンテス :「才女の歌」
ヨハン・ヴァレンティン・ゲルナー :「円満所帯」
ウィレム・デ・フェッシュ:「ツンとしてるんだね」
ヨハン・ヴァレンティン・ゲルナー :「キス」
スペロンテス:「誠実に私を」
ジャン=バティスト・ブセー:「酒の歌」
ジャン=ジャック・ルソー :「エコー」
[演奏]
エディット・マティス (ソプラノ)、ベンノ・クッシェ (バリトン)
フリッツ・ノイマイヤー (チェンバロ)、
ラインホルト・ヨハネス・ブール (チェロ)
バロック様式の末期から萌芽が芽ばえ育っていった18世紀中葉の時代の狭間で、
短いながらも美しい様式が花開いたロココ時代。このCD は、サロン的であり、
日常的でもある酒を楽しみ、恋をし、歌を楽しく歌う素朴で健康的な曲を集め
たものです。遊びの精神に溢れた痛快な曲集と言えましょう。ソプラノの名花
エディット・マティスのそれぞれの曲調に合わせて変幻自在な歌い方がなんと
も小気味のいい感触を与えてくれる。軽妙な歌にも芸術的深さをもっています。
[録音]196 年ギュタースロー(ドイツ)

82876700352 \950
パリ・ノートルダム楽派の音楽とランス大聖堂の音楽
マショー:ノートルダム・ミサ曲(声)
グマグヌス・ペロティヌス:
ラデュアーレ「ヴィテルント・オムネス(全ての国々は神の救いを見たり)」
アレルヤ・ナティヴィタス(聖母マリアの誕生)、
グラデュアーレ「セデルント・プリンチペス(支配者らは集まり)」
作者不詳:
アレルヤ・クリストゥス・レズルジェンス(キリストはよみがえり)
コンドゥクトゥス「パーテル・ノステル・コムミゼランス(あわれみ深きわれ
らの父は)」、コンドゥクトゥス「ディク・クリスティ・ヴェリタス(告げた
まえ、キリストの真理よ)」
[演奏]
デラー・コンソート & コレギウム・アウレウム合奏団員
アルフレッド・デラー(指揮)
ここにはペロティヌスを中心とするノートルダム楽派の音楽と14世紀マショ
ーのノートルダム・ミサが収められています。ノートルダム楽派は12世紀の
半ばから13世紀にかけて中世キリスト教世界の中心地のひとつであったパリ
のノートルダム大聖堂を本拠地として活動をした音楽家たちが築いたポリフォ
ニー(多声音楽)楽派です。ペロティヌスはその中心的人物として知られてい
ます。カウンター・テノールのデラー率いるデラー・コンソートは古楽・声
楽復興の元祖的存在で、この録音は大変有名で今でもその価値は高いと言え
ましょう。
[録音]196 年 クネヒトシュテーデン大修道院付属教会(ケルン近郊)
フレーデンベルク司教座聖堂(ルール地方)

82876700402 \950
ヴェルサイユの音楽
マラン・マレ:
“聖ジュヌヴィエーヴの丘”教会の鐘 、サント・コロンブ氏への追悼、
ジャン・アンリ・ダングルベール:
プレリュード・ノン・ムジュレ (クラヴサンのための)
アントワーヌ・フォルクレ」:
組曲第5番ハ短調 (ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のための)
[演奏]
シギスヴァルト・クイケン (ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ヴィーラント・クイケン (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
グスタフ・レオンハルト (チェンバロ)
ヴィーラント、シギスヴァルトの若き兄弟とレオンハルトによるフランス・バ
ロック音楽の真髄を味わえる一枚。考え抜かれた選曲の妙は、オリジナル楽器
独特の繊細な表現と、卓越した独自の解釈による個性に満ちていて、アルバム
としての存在をいかんなく発揮しています。これが録音された1970年以後、現
在にまで30年数年のオリジナル楽器による演奏の発展と変遷を想い起こす時、
ここに収められている演奏の価値は極めて高いと言えるでしょう。
[録音]1970年フッガー城、キルヒハイム(バイエルン州シュヴァーベン地方)
(ドイツ)

82876700412 \950
クリスマス協奏曲集
コレッリ:
合奏協奏曲第8番ト短調 Op.6-8 「クリスマスのために(クリスマス協奏曲)」
タルティーニ:
シンフォニア・パストラーレ ニ長調 「クリスマス・シンフォニア」
ヨハン・クリストフ・ペツ:コンチェルト・パストラーレ ヘ長調
フランチェスコ・オノフリオ・マンフレディーニ:
協奏曲 ハ長調 Op.3-12 「クリスマス協奏曲」
[演奏]コレギウム・アウレウム合奏団
バロック期のクリスマスにちなんだ音楽を集めた1枚です。よく知られている
コレルリの「クリスマス協奏曲」を始め名曲揃いですが、このアルバムの最
大の特徴はコレギウム・アウレウム合奏団の興感溢れる演奏スタイルの上に、
ドイツはキルヒハイムにあるフッガー城の糸杉の間での録音ですが、ここの
響きの良さも加わって柔軟で豊麗な音色にあると言えるでしょう。ペツ作曲
の「コンツェルト・パストラーレ」は珍しい曲ですが、このアルバムの好選
曲となっています。
[録音]1966 年フッガー城糸杉の間、キルヒハイム
(バイエルン州シュヴァーベン地方)(ドイツ)

82876700442 \950
J.S.バッハ:協奏曲集
オーボエとヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV.1060
フルート、ヴァイオリンとチェンバロのための協奏曲 イ短調 BWV.1044
チェンバロ協奏曲第1 番 ニ短調 BWV.1052
[演奏]
フランツヨーゼフ・マイアー(Vn)、 ヘルムート・フッケ(ob)(1),
バルトルド・クイケン(Fl-tr)(2)、 ボブ・ファン・アスペレン(Cemb)(2)
グスタフ・レオンハルト (Cemb)(3)、
コレギウム・アウレウム合奏団
J.S.バッハのヴァイオリンを始めとする弦楽器、オーボエ、フルートなどの管
楽器やチェンバロのために作曲された多くの協奏曲の中でも特によく聴かれて
いる有名な3曲が収められています。オリジナル楽器で演奏するコレギウム・
アウレウム合奏団の演奏と相まって、いつもこの合奏団でソロ演奏をしている
オーボエのフッケ、フルートのB.クイケン、チェンバロのレオンハルトの協
奏曲の独奏における一貫して乱れのない明快な演奏が大きな魅力になっている
アルバムです。
[録音]
1976年4月 、シュヴェッツィンゲン城、狩の間(ドイツ)(1、2)
/ 1965年 フッガー城糸杉の間、キルヒハイム(バイエルン州)(ドイツ)(3)

82876700452 \950
J.S.バッハ:ヴィオラ・ガンバ・ソナタ集
第1 番 ト長調 BWV.1027, 第2 番 ニ長調 BWV.1028, 第3 番 ト短調 BWV.1029
[演奏] ヨハネス・コッホ (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
グスタフ・レオンハルト (チェンバロ)
ヴィオラ・ダ・ガンバはガンバ属の楽器の中で最もポピュラーな楽器で、チェ
ロ同様に膝の間に挟んで演奏し、弦は通常6 本あり、ギターにようにフレット
があり、音色は落ち着いた素朴なものでチェロほど大きな音は出せない楽器で
す。J.S.バッハはこの楽器とチェンバロのためのソナタを3 曲作曲しています。
オリジナル楽器が現在ほどの隆盛になる以前の1960 年代初頭に録音されたヨ
ハネス・コッホとレオンハルトによる演奏は、LP 時代ガンバの魅力を世に知
らしめた名盤として知られています。
[録音] 1961年

82876700472 2枚組 \1900
J.S.バッハ:フーガの技法 BWV.1080
[演奏] コレギウム・アウレウム合奏団員
ウルリヒ・グレーリンク (ヴァイオリン)、
ウルリヒ・コッホ (アルト・ヴィオル)
ギュンター・レメン (テノール・ヴィオル)、
ラインホルト・ヨハネス・ブール (チェロ)
ヨハネス・コッホ (ヴィオローネ)、フリッツ・ノイマイヤー (Cemb)、
リリー・ベルガー (Cemb)
ドイツ・ハルモニア・ムンディとコレギウム・アウレウム合奏団にとって最初
期に録音されたもののひとつです(1962年4月)。J.S.バッハの「フーガの技
法」は演奏する楽器の指定のない未完の大作ですが、ここではコレギウム・ア
ウレウム合奏団のメンバーによる小編成で演奏されています。それだけに各楽
器の表現・表情と音色が重要な要素となりますが、彼らの演奏は細心の配慮を
もって隅々まで神経の行き届いたもので、オリジナル楽器の特徴が如何なく発
揮されています。特にヴィオールを使用しているため、非常に柔らかく暖かい
音色が特徴です。
[録音] 1962年4月

82876708102 \950
オラツィオ・ベネヴォリ (1605-1672)伝:作曲ビバー?
53声部のザルツブルク大聖堂祝典ミサ曲
讃歌「汝ら鼓を打ちならせ」
[演奏] モンセラート修道院聖歌隊 、 テルツ少年合唱団
コレギウム・アウレウム合奏団、 イレネウ・セガーラ神父(指揮)
ベネヴォリの「53声部のザルツブルク大聖堂祝典ミサ曲」は、1628年ザルツ
ブルクの大聖堂の再建を記念して作曲されたものと言われ、驚くほどのぼう大
な声部(53声部)をもつ特異な曲として話題となりました。ところが近年の研
究では、曲が作られた云われは事実ではないことが判明し、しかもビバーが
作曲したらしいとの結果がでています。このCD に収められている演奏は1974
年8月に、ザルツブルク大聖堂完成200 年際での演奏のライヴ録音です。
[録音]1974年8月コレギエン教会、ザルツブルク
 
<TESTAMENT>
SBT1387  \1850
ベートーヴェン:
交響曲 第4番 変ロ長調 作品60
交響曲 第5番 ハ短調 作品67 「運命」
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:オットー・クレンペラー
録音:1966年10月12日、
ベルリン・フィルハーモニー・ザール、ライヴ (モノラル)
VPO芸術週間BOXの興奮も覚めやらぬ今、ベルリン・フィルとの「運命」&4番
登場!クレンペラー最大の美質、木管のバランスが完璧にコントロールされた
ベートーヴェン。武骨と見紛うまでの緻密さには心身の震えを禁じ得ません。

SBT1397 \1850
マーラー:交響曲 第4番 ト長調
テレサ・シュティッヒ=ランダル(S)
ウィーン交響楽団
指揮:オットー・クレンペラー
録音:1955年6月21日、ウィーン・ムジークフェライン、ライヴ(モノラル
先月のベートーヴェンに続く、クレンペラーのリリース。苦難の中にも確固
として存在する生きる喜びを反映し、慈しむように演じられたマーラーの第
4番。クレンペラーとマーラーの密接な関係。大変有名な、第2番バンダ部
分の指揮に対するマーラーの直接指導と絶賛のエピソードは、POとの「復活」
(SBT2 1348)のリリース時にご案内致しました。マーラーに「よくやった」
と褒められた日から、クレンペラーの夢はマーラーとともに働くこととなり
ました。復活の初演指揮者フリードに、どうすればマーラーの興味を引ける
かをたずねにいったクレンペラー。答えはこうでした。「世界にマーラーの
興味を引くものはたったひとつしかない。それは彼自身の音楽だ。」これを
聞いたクレンペラーは、すぐさまピアノに座り、復活のピアノ・アレンジ版
を書き始めたそうです。
バンダの演奏をめぐり、クレンペラーに推薦状を書いたマーラー。その内容
は以下のとおり。「グスタフ・マーラーは、クレンペラー氏を推薦する。彼
は若いが、著しく優秀で経験も充分な指揮者としての成功を約束された音楽
家である。カペルマイスターとしてのどんなトライアルにも、彼は最高の結
果を生むことを保証する。また、彼に関するさらに詳しい情報を喜んで提供
する。」この推薦状についてクレンペラー自身こう書き残しています。「こ
の推薦状はわたしのために全ての扉を開いてくれた。マーラーは、わたしの
事実上の創造主だ。」これだけの関係性があったにもかかわらず,クレンペ
ラーがマーラーの音楽を妄信的に愛していたわけではありません。「わたし
は、興奮した子供みたいに馬鹿ではない。マーラーが書いたすべてのものが
好きなわけじゃない。」ヘイワースにはこう断言しています。ほとんど興味
が示されなかった3番、そして5番のスケルツォとアダージエット(すごく
いい。だけど、だんだんサロン・ミュージックに近くなる。)一回振っただ
けで投げ出した1番(最後の楽章がどうしても嫌いだ。)一回も振らなかっ
た6番(わたしは正直、まったく理解できん。)8番は晩年大変興味を示し
たようですが、余りにも遅かったといえます。
4番交響曲は、クレンペラーが初めてコンサート・ホールで指揮した日
(1912年1月30日ハンブルグ)のメイン・プログラムでした。大型のホールを
使用し、たくさんのエキストラを必要とするこの音楽会がどれほどリスキー
だったか想像に難くありません。しかし、このコンサートは最高の評を得、
大成功となります。ケルン時代も、1シーズンに必ず1曲はマーラーを取り
上げていましたが、徐々に4番からは遠ざかり、数年にわたり一切ふれなか
った時期があります。理由のひとつは、イスラエル・フィルに語った「マー
ラーのもう少し難しい物をやりたいんだ。」という言葉に垣間見られるかも
知れません。しかしながら、戦後クレンペラーは4番に戻ってきます。1947
年のVPOとのザルツブルグ・フェスティヴァルでは、少々アンバランスではあ
りますが、パーセルの「妖精の女王」とロイ・ハリスの3番交響曲とともに
演奏されます。その際のソプラノはヒルデ・ギューデン。クレンペラーは
1910-11年にマーラーが行った改正版のスコアを要求しましたが、これが手に
入らず断念。しかしながらこのコンサートの大成功は、この指揮者に4番へ
の興味を取り戻させます。
1948年はBPOと(Berliner Zeitunugの評は「虜にされた!」)、1949年には
オーストラリア・ツアー(ソリストのシュヴァルツコップをあまりに酷評し
たため、コンサート後の打ち上げでダンスの誘いを拒否された、とのエピソ
ードが残っています。)、そしてそれぞれ海賊盤として出回っていた放送音
源、ケルンWDR(1954)、ベルリンRIAS(1956)、ミュンヘン・バイエルン
放送(1956)。クレンペラーとしては非常にめずらしいLSOとのコンサート
(1954)でも、この作品を取り上げています。
今回のリリースは、ムジークフェラインでのシーズン後のコンサートで、前
半は「ジュピター」でした。マーラーの4番を頻繁に取り上げていたこの頃、
戦争が終わってやっとヨーロッパを自由に旅することができるようになった
喜びを謳歌していたかのようです。VPOとのギリシャ・ツアーを楽しみにし
ていたり、時にはグラーツなど、少々クレンペラーとは格が違うと思えるよ
うな楽団のオファーにも応じ出向いています。(なんとこの時は、カラヤン
がクレンペラーをウィーンまで車で送ったのだそうです!しかも、車中での
クレンペラーは不機嫌そうに押し黙っているか、寝ているかのどちらかだっ
たとか。)数多の苦難に苛まれたクレンペラーの人生において、いつも喜び
の時間とともにあったのが、マーラーの4番交響曲だったといえるかも知れ
ません。





<MD+G>
33213462 \2080
モーツァルト:ザルツブルクの宗教音楽
証聖者の荘厳な晩課 K.339
ミサ・ソレムニス ハ長調 K.337
教会ソナタ ハ長調 K.336
アンティフォナ「レジナ・チェリ」 K.276(321b)
ケルン室内合唱団
コレギウム・カントゥジアヌゥム/指揮:ペーター・ノイマン

93213466(SACD-Hybrid) \2950
上記と同内容のSACDハイブリッド
モーツァルト・イヤー!ニューリリース続々の中、特に注目したいノイマン
の新録音!天上の声が降り注ぐ様を、どうぞ体感してください!
モーツァルトのザルツブルグ時代の宗教曲4曲を収録した、ノイマン注目の
新録音です。モーツァルトの作品が演奏された、ザルツブルグの大聖堂は今
は残ってはいません。しかし、この録音の行われたケルン聖トリニティー教
会の内部では、演奏者が4つのガレリアに配置され、ありし日の大聖堂での
響きが忠実に再現されています。そしてもちろん、それらを完璧に収録する
ために、MDGが世界に誇る2+2+2システムが驚くべき威力を発揮しています。
宗教曲。モーツァルトの作品自体の神々しさに加え、音場が創り出す「天か
ら降ってくるような響き」もまた重要な要素でした。音楽を鑑賞するという
よりは、天の声を体感するというほうが当てはまるこのアルバム。もちろん、
サラウンドで聴けるSACDハイブリッド盤も同時発売です。

34012982 \2080
モーツァルト:ピアノ協奏曲集 Vol.2
ピアノ協奏曲 第9番 変ホ長調 「ジュノム」K.271
ピアノ協奏曲 第11番 ヘ長調 K.413
クリスティアン・ツァハリアス(Pf&指揮)
ローザンヌ室内管弦楽団
モーツァルト・イヤーに向けてさらに注目盤の登場!数年前、「ジュノム嬢
は実在したのか?」などの論争でやたらと脚光をあびた9番ですが、モーツァ
ルトの生前、この協奏曲が出版されたことがなかったというのは、少々意外
です。MDGが「ジャン・シベール(パリの出版社)が、ツァハリアスの演奏さ
え聴いていれば歴史は変わっていた!」と豪語したくなるのも無理はありま
せん。ザルツブルクにいたモーツァルトにフランス風インスピレーションを
もたらしたとされるフランス人ピアニスト、ジュノム嬢の伝説。この盤を聴
いたあとには「それが事実だった」と信じたくなってしまうような、そんな
説得力を持った演奏です。

30713592 \2080
ラヴェル:弦楽四重奏曲
タイユフェール:弦楽四重奏曲
ミヨー:弦楽四重奏曲 第4番
ライプツィヒ弦楽四重奏団
フランス6人組唯一の女性メンバー、タイユフェールの四重奏曲を含んだ、フ
ランス近代弦四集。先月のスペシャル・オファーで、メンデルスゾーンの全
集をご案内したライプツィヒQ。まさにドイツ正統というイメージが強いこの
カルテットが醸し出す「フランス的エスプリ」というのも聴きどころ。しか
しながら、この3作曲家の作品は「フランスの」というより世界的な弦楽四
重奏史に与えた影響が非常に大きかったものばかりで、ボーダレスなアプロ
ーチが必然ともいえる作品集です。

64413512 \2080
フランク:ピアノ五重奏曲 へ短調
ショーソン:ピアノ四重奏曲 イ長調 作品30
ジャン・ミッシェル(Pf)
シュピーゲル弦楽四重奏団
"ルクーの弦楽四重奏曲(644 12662)を隠れたヒット作とした、シュピーゲル
四重奏団。ルクーもそうでしたが、際立った名曲であるにもかかわらず、い
まひとつ知名度がない作品を知らしめてくれるという、価値ある録音を次々
と発表してくれます。
かくいう私も、フランクの五重奏曲がこんな名曲だとは、いままで知りませ
んでした・・・。VNソナタなどと比べると、かなり屹立とした感じの作品で
すが、透明感のあるアンサンブルが、この作品の美点を鮮明に浮き彫りにし
ています。

60613522 \2080
リスト:オルガン作品全集 Vol.2
汝はペテロなり
アルカデルトのアヴェ・マリア
アヴェ・ヴェルム(W.A.モーツァルト)
システィーナ礼拝堂への祈り
コラール「アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム」による幻想曲とフーガ
ミヒャエル・シェーンハイト(Org)

90613526(SACD-Hybrid) \2950
上記の同内容SACDハイブリッド
あまりにジャケが似通っているため、1巻目と区別するのが少々難しいのです
が、リストのオルガン作品集第2巻です。レコーディング自体非常に少なく、
なかなか耳にする機会がない作品ですが、リストの多旋律的構成力をまざま
ざと見せつけられる名曲揃いです。

60413502  \2080
リスト-夜の讃歌
祈り(詩的で宗教的な調べ)
夜の讃歌
子守歌
夜想曲「眠らぬ夜、問いと答え」
大演奏会用独奏曲
第4メフィスト・ワルツ

葬送の前奏曲と行進曲
朝の讃歌
トリスタンとイゾルデの前奏曲(ワーグナー/arr.ゾルタン・コチシュ)
イゾルデの愛の死(ワーグナー/arr.フランツ・リスト)
夜想曲「夢のなかに」
ジャン=エフラム・バウーゼ(Pf)
ショルティ、ブーレーズなどに請われ彼らとの共演でデビューを果たしたバウ
ーゼ。特にフランスでは人気急上昇中で最注目のピアニストです。彼によるリ
スト作品集。とにかく超絶技巧を必要とするリスト作品の中から「夜」をテー
マにした楽曲が選らばれています。途中にワーグナー作品(一作はコチシュ編)
が含まれているところも気が利いています。特に、大演奏会用独奏曲(2台ピ
アノによる「悲愴協奏曲」の原曲です。)はオリジナル版としては初録音。
ジャケに「スターリー・ナイト」というのがあまりに安直な気もしますが、録
音もすばらしく、中身は絶品のリスト曲集です。

31612892  \2080
デュプレ:オルガン作品集Vol.7
英雄的詩曲 作品33、祈り 作品34-2、展望 作品44、79のコラール 作品28
より (22, 5, 45, 55, 40, 3, 56, 72, 78)、イン・メモリアム 作品61
ベン・ヴァン・オーステン(Org)   
ニュージャージー州プリンストン大学のスキンナー・オルガン使用。

30313472  \2080
ルーイ=フェルディナント:ピアノ・トリオ全集 Vol.1
ピアノ・トリオ 変イ長調 作品2
大トリオ 変ホ長調 作品10
トリオ・パルナッスス
ベートーヴェンにピアノ協奏曲第3番を献呈されたことで知られるプロイセン
のルーイ=フェルディナント王子。フリードリヒ大王の末弟として生まれ、
シュレジア戦争や普仏戦争では大きな武勲を残した正真正銘の王侯貴族です。
しかしながら、彼の楽才は貴族の趣味や教養としての音楽とはかけ離れたもの
でした。作曲家として知られる前から、ピアニストとして名声を得、前出の3
番協奏曲は、ルーイのピアノを聴いたベートーヴェンが彼の演奏を「まったく
王侯らしくない、真の音楽家のそれだ」と述べ、敬意を表するために贈られた
とのこと。作品自体もピアノのために書かれたものが多く、彼のピアノ語法は
後にショパンに影響を与え完成されたともいわれます。
ベートーヴェンをも唸らせた真の音楽性が遺憾なく発揮されたピアノ・トリオ
集。19世紀半ばまでは、モーツァルト、ベートーヴェン、ウェーバーらと並び
「天才作曲家」の作品として演奏される機会も非常に多かったルーイ=フェル
ディナントの音楽が、再び身近に楽しめるとはうれしい限りのリリースです。

60313482  \2080
プレスティラゴヤーナ-ギター・デュオ集
ピエール・プティ:タランテラ
イダ・プレスティ:プレリュード第1番、ダンセ・ダヴィラ
カステルヌオーヴォ=テデスコ:カノン風ソナティナ 作品196
ジャン=イヴ・ダニエル=ルジュール:エレジー
ピエール・ウィスマー:プレスティラゴヤーナ
ピエール・プティ:トッカータ
ロドリーゴ:トナディリャ
カステルヌオーヴォ=テデスコ:エレジー風フーガ
ハインリヒ・アルベルト・デュオ
ヨハヒム・シュラーダー、ヤン・エルラー(Gt)
ギター好きの方ならすぐに気づかれると思います。このタイトルに含まれてい
るのはもちろん、伝説のギター・デュオを展開したイダ・プレスティとアレク
サンドル・ラゴヤ。(ご本家はラゴヤBOX6枚組 仏PHILIPS 476 2356 でお楽
しみ頂けます。)1952年に巡り会ったふたりはギター・デュオを始め、いまや
知らない人はいないまでの名声を得ています。
こんな大それたタイトルをつけてしまったデュオ作品集ですが、奏でられる音
楽は喜びに満ちていて二人の大先輩も思わず微笑んでいそうな一枚。しかも、
このデュオの若いほうヤン君はかなりのイケメンです。

61313222  \2080
アジア・ピアノ・アヴァンギャルド Vol.1 インドネシア
ソエジジョ:ピアノのための習作
スジュクール:Svara、Yu Taha
アスマラ:ピアノのための作品 第10番、ピアノのための小品
マルチン:Kenang
エッカグスティマン:Langendria
シュテファン・シュライエルマヒャー(Pf)
これまでも数々の実験的ともいえる挑戦的なアルバムを世に送り出してきた、
シュライエルマヒャー。ケージのピアノ作品全集の意義深いリリースなど、現
代音楽の振興にこのピアニストは無くてはならない地位を築いてきました。
一昨年、「ワルター・シュピースへのオマージュ」(613 11712)という非常に興
味深いリリースもありましたが、その関連か(シュピースはバリ芸術の発展に
貢献した人物)今回からアジアの現代音楽作品への取り組みが開始されます。
その第一回がインドネシア。
インドネシアの現代音楽界が現在どうなっているかなど、これだけインター
ネットが発達した今日でも、それを知るのは至難の業。それでも世界中で新し
い音楽は生まれ続けています。インドネシアと聞くだけで、つい、ガムランや
ケチャばかりを想像してしまいがちですが、日本の現代音楽がすべて雅楽と能
に基づいていないのと同様、音楽は独創的で非常に洗練されています。今回収
録されている作品の中には、ボリス・ブラッヒャーやアンリ・デュティユーに
師事した作曲家のものもあり、アジアとヨーロッパのカルチュラル・エクス
チェンジも聴き所。しかしながら、どの作品も平和的でなにか優しさのような
物が感じられるのはやはり、お国柄なのでしょうか?ヒーリング・ミュージッ
クという訳ではないのですが、心を癒してくれる力は絶大な音楽集です。

●MD+G スペシャル・オファー(限定)
30713642  4枚組  \4600
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲全集
ライプツィヒ弦楽四重奏団
現代ドイツを代表する正統的弦楽四重奏団、ライプツィヒSQによるメンデルス
ゾーン全集。この四重奏団名とメンデルスゾーンに深い縁が感じられ、同曲の
決定盤として愛され続けるべきBOXです。

32813652  4枚組  \4600
ノルベルト・ブルグミュラー:作品集
ピアノ協奏曲 作品1、交響曲 作品11、序曲 作品5、弦楽四重奏曲(全4曲)
歌曲選集、ピアノ・ソナタ 作品8、
クラリネットとピアノのため二重奏曲 作品15
マンハイム弦楽四重奏団、レオナルド・ホカンソン(Pf)、
ウッペルタル交響楽団/指揮:ゲルノット・シュマルフス、
ディエター・クレッカー(Cl)、ヒロコ・マルコ(Pf)、
ミツコ・シライ(Pf)、ハルトムート・ヘル(Pf)
ピアノの初級者が必ずといってよいくらい利用する25の練習曲を作曲したのは、
このノルベルトの兄、フリードリヒ。シューマンに「若い世代における最も優
れた才能」と絶賛されながらも、若くして亡くなったため、作品の録音は極端
に少なく留まっています。しかしながら、シューマンの絶賛に間違いはなく、
どの作品にも天才だけが持つ音符の輝きが聴いてとれます。ファンなら是非ラ
イブラリーに揃えたい一品。

3076002  9枚組  \7800
シューベルト:弦楽四重奏曲全集
ライプツィヒ弦楽四重奏団

3174872  4枚組  \4000
メンデルスゾーン:オルガン作品全集
ルドルフ・イニッヒ(Org)

3163402  3枚組  \3000
ギルマン:オルガン・ソナタ全集
ベン・ヴァン・オーステン(Org)
この3作は、過去にスペシャルオファーとなったものや、通常価格でリリース
されていたBOX。今回の2作品や新録新譜と関連があるため、敢えて復活されま
した。この価格は上と同様、今回だけ!





<TELARC>
CD80628  2枚組  \2080
マーラー:交響曲第1番「巨人」
+歌曲集「さすらう若人の歌」(4曲)
ボーナスCD
「巨人」と「さすらう若人の歌」についてベンジャミン・ザンダーが語る
(演奏つき講義)
クリストファー・モルトマン(Br)
フィルハーモニア管弦楽団/指揮:ベンジャミン・ザンダー
録音:2004年7月12-14日(巨人)、2004年7月11日(さすらう若人の歌)、
ロンドン

SACD60628(SACD-Hybrid)+CD  \3300
上記ディスクのSACDハイブリッド仕様 (ボーナス・ディスクは通常CD)
指揮者として、また音楽学者として斬新な解釈を見せるベンジャミン・ザン
ダーのマーラー第6弾は、満を持しての「巨人」です。ここでは、「巨人」
の素材となった歌曲集「さすらう若人の歌」をフィルアップすることで、モ
ティーフを借用するレベルにとどまるものではない、同一の素材をもって同
一の世界を表現すべく2つの作品が互いに補完していることを示唆しています。
この「巨人」は、ザンダーによるこれまでのマーラーの中でも白眉の名演で、
オケがザンダーの意図を十全に理解して隅々まで神経の通った見事な演奏を
聴かせています。ポルタメントの多様はワルター時代のマーラーを彷彿とさ
せ、一方で現代的な機能美(直線的でスピード感のある金管、しなやかなフ
レージングとアーティキュレーション)をもった、「巨人」の名演を求めて
いるファンに迷わずお奨めしたい演奏であり、また、シノーポリ時代にマー
ラーの名盤を残しているフィルハーモニア管の底力を再認識させる有意義な
ディスクでもあります。ハンプソンに勝るとも劣らないさわやかな歌唱で歌
い上げているクリストファー・モルトマンの「さすらう若人の歌」も決して
聴き逃せません。
いつもながら、ザンダーの演奏つき講義がボーナスCDとして収められていま
す。もちろん、プライスは2枚組で1枚価格! 講義つきCDという教則的なイ
メージで聴いたのではあまりにももったいない、マーラー・ファン必聴の
ディスクといえるでしょう。

CD80638  \2080
テオファニディス:The Here and Now 
※世界初録音
バーンスタイン:交響曲第1番「エレミア」
デル・トレディチ:「ポール・リビアの疾駆」(Paul Revere's Ride)
※世界初録音
ヒラ・プリットマン(S)、リチャード・クレメント(T)、
ブレット・ポレガート(Br)、
ナンシー・モルツビー(Ms)
アトランタ交響楽団/指揮:ロバート・スパーノ
録音:2005年
                           
SACD60638(SACD-Hybrid)  \3300
上記ディスクのSACDハイブリッド仕様
※リリースは12月以降となる予定です
アトランタ交響楽団が委嘱した作品2曲と、バーンスタインのエレミア交響曲
を一枚に収めたディスクがリリースされました。この委嘱作品は、今年の5月
に世界初演されたばかりの最新作で、それをTELARCが早くもレコーディング
したというものです。デル・トレディチの「ポール・リビアの疾駆」は、ア
メリカの国民的詩人H.W.ロングフェロー(Henry Wadsworth Longfellow,
1807-1882)の詩を題材にした作品。一方、テオファニディスの「The Here
and Now」は、13世紀ペルシャの詩人ルミ(Rumi)のテキストによる作品で、
13の楽章に分かれ、恍惚、説教、神秘的叡智、情熱、笑いなどを表現した作
品。新日本フィルの客演でおなじみの気鋭ロバート・スパーノの棒さばきも
聴きものです。

CD80700  4枚組  \4160
The Ultimate Movie Music Collection
究極の映画音楽コレクションBOX!
「ジュラシック・パーク」、「ゴッドファーザー」 、「ゴースト」、「ヘ
ンリー5世」、「バットマン」、「ロミオとジュリエット」、「バック・
トゥー・ザ・フューチャー」他、計60曲!
Disc.1 
1.The Imperial March from Empire Strikes Back  2.Main Themes from
 Jurassic Park  3.Main Title from Shakespeare in Love  4.Themes from
Crouching Tiger, Hidden Dragon  5.Main Title from The Last of the
Mohicans  6.Theme from The Godfather  7.Unchained Melody from Ghost 
8.Theme from The Godfather  9.We're Losing Him from Somewhere in
Time  10.Music from Space Camp  11.Opening and Closing Titles from
Henry V  12.Theme from The Thorn Birds  13.Suite from Moonwalker 
14.The Time of Your Life from A Bug's Life
Disc.2
1.Batman Theme from Batman  2.Bicycle Chase from E.T. the
Extra-Terrestrial  3.Suite from Independence Day  4.Love Theme from
Romeo & Juliet  5.Theme from Back to the Future  6.End Credits from
Contact  7.Theme from Breakfast at Tiffany's  8.Main Theme from Star
Trek (The Movie)  9.May It Be and Themes from The Lord of the Rings:
The Fellowship of the Ring  10.Love Theme from Cousins  11.Sean's
Theme from Minority Report  12.I Will Wait For You from The Umbrellas
of Cherbourg  13.Theme from Rocky14.The Sand Volcano from The Mummy 
15.The Raiders' March from Raiders of the Lost Ark
Disc.3
1.Theme from Mission Impossible  2.Casablanca Suite  3.Book of Days
from Far and Away  4.Love Theme from Superman  5.Tara's Theme from
Gone with the Wind  6.Don't Mess with ""Z"" (SFX) from The Mask of
Zorro  7.Main Title from The Mask of Zorro  8.Finale: The Shady Dame
from Seville, Crazy World, You and Me, Le Jazz Hot from
Victor/Victoria  9.Carol Ann's Theme from Poltergeist  10.Love Theme
from Star Wars: Episode II: Attack of the Clones  11.Main Themes from
 Willow  12.Main Title from Star Trek II: The Wrath of Khan  13.Main
Theme from On Golden Pond  14.Theme from A Summer Place  15.Theme
from Chariots of Fire
Disc.4
1.Iceberg! (SFX) from Titanic  2.Back to Titanic from Titanic 
3.Main Themes from Hook  4.Theme from The Pink Panther  5.Lara's
Theme from Doctor Zhivago  6.Theme from Love Story  7.Music from
The Right Stuff  8.Theme from Jaws  9.When You Believe from The
Prince of Tides  10.Smile from Modern Times  11.The Apollo 13
Mission (SFX)  12.Re-Entry and Splashdown from Apollo 13  13.Main
Titles from Beetlejuice  14.War from Pearl Harbor  15.Cavatina from
The Deer Hunter  16.Throne Room and End Title from Star Wars:
Episode IV: A New Hope
シンシナティ・ポップス・オーケストラ/指揮:エリック・カンゼル
ハリウッド映画の主要作品はほぼ全て網羅されており、ジョン・ウィリアム
ズが手がけた名曲の数々をはじめ、どの楽曲もオリジナル・サウンド・トラ
ックより一段とゴージャスに聴かせてくれるカンゼル・マジックの結晶とも
いうべき、万人にお奨めのディスクです。4枚組で2枚価格というお手ごろ価
格も嬉しいところ。クリスマス・プレゼントにうってつけのおしゃれなアル
バムにもなるでしょう。
パッケージは、「どこかで聴いたクラシック6枚組」と同様の4枚重ねてパタ
パタ開く仕様(左横をテーピング)で、スリップケース入りという豪華版!

●NEW MID LINE
※カタログNO.の変更はありません。
CD80305  \1350
エムパイア・ブラス
CLASS BRASS/ON THE EDGE
ハチャトゥリアン:剣の舞、
サン=サーンス:「サムソンとダリラ」-バッカナーレ、
ビゼー:「アルルの女」-ファランドール、
ショシュタコーヴィチ:祝典序曲、
ビゼー:「カルメン」間奏曲第3番(アラゴネーサ)、
フォーレ:レクィエム-ピエ・イエス、
エネスコ:ルーマニア狂詩曲第1番、
ヤナーチェク:シンフォニエッタ-アレグレット、
ストラヴィンスキー:「火の鳥」-子守歌、
バーンスタイン:「キャンディード」序曲他、全15曲
エムパイア・ブラス
録音:1992年8月29&30日、マサチューセッツ

CD80331  \1350
ラフマニノフ:
交響曲第3番 イ短調 作品44
交響的舞曲 作品45
ボルティモア交響楽団
指揮:デヴィッド・ジンマン
録音:1994年5月28&29日、ボルティモア

CD80359  \1350
モーツァルト:
セレナード第10番 変ロ長調 K.361
「グラン・パルティータ」
セント・ルークス管弦楽団のメンバー
指揮:サー・チャールズ・マッケラス
録音:1993年7月1&2日、ニューヨーク

CD80431  \1350
ギルバート&サリヴァン:
喜歌劇作品集(ハイライト)
(喜歌劇「ミカド」、同「ペンザンスの海賊」、同「軍艦ピナフォア」、
同「近衛騎兵隊」、同「法廷での審理 (Trial by Jury)」)
ジョン・マーク・アインズリー、トーマス・アレン、レベッカ・エヴァンズ、
マリー・マクローラン、フェリシティ・パルマー、
アンソニー・ロルフ・ジョンソン、他
ウェールズ国立歌劇場管弦楽団、合唱団
指揮:サー・チャールズ・マッケラス
録音:1991-95年

CD80475  8枚組  \7200
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集
(第1-16番、大フーガ 変ロ長調 作品133)
クリーヴランド弦楽四重奏団
(ウィリアム・プレウシル(Vn)、ピーター・セイラフ(Vn)
ジェイムズ・ダンハム(Va)、ポール・カッツ(Vc)
録音:1991-95年   
数ある同曲全集盤の中でも、その音楽性とテクニック、アンサンブルの精度
で今もなお際立つ存在であり続けているクリーヴランド盤ですが、ついに特
別価格BOXセットとしてリリースされました。
第13番&大フーガのディスクは97年度のレコード・アカデミー賞を受賞するな
ど、この録音は折り紙つきの名盤です!

CD80533  \1350
クワイエチュード(Quietude)静けさをテーマにした“癒しの音楽
サルゼード:イントロスペクション
ドビュッシー:夢
サティ:ジムノペディ第1番
サルゼード:静けさ
メンデルスゾーン:無言歌-作品67-1「瞑想」
レスピーギ:ノットゥルノ
サティ:3つのグノシェンヌ
ドビュッシー:サラバンド
ショパン:24の前奏曲-3曲(作品28-4,7&20)
シベリウス:抒情的瞑想-子守歌 作品40-5
サルゼード:サルゼード:
気心の知れた前奏曲(プレリュード・インティメス)
-優しく感情を表に出して、夢見るように、極めて平穏に
ヨランダ・コンドナシス(Harp)
録音:1999年4月29日-5月2日、ニューヨーク
癒しに満ちた、コンドナシスのハープの音色!美しく心癒される旋律をもつ
名曲の数々をハープ演奏用に編曲した作品が収められた究極のヒーリング・
アルバムとして、オリジナル発売当時も大変好評を得ました。すべてハープ
1台で演奏されたアコースティック録音で、ハープ特有の「静けさ」がテラ
ークの超優秀録音で一段と魅力を増しています。





<DELOS>
DE3251  \2080
STYLE of FIVE(ザ・ユニーク・ロシアン・フォーク・アンサンブル)
1.Valenki(シャロフ)
2.Fantasy on the Kuban Song ""Varenichki""(アレスケロフ)
3.Dance of the Sugar-Plum Fairy(チャイコフスキー)
4.Tapestry(タマリン)
5.Capriccio Spagnuolo(ミュニエール)
6.Menuet(ラモー)
7.Tambourin(ラモー)
8.Uno Ballo(シュタイベルト)
9.Gavotte-Rondeau(ラモー)
10.Kalina Krasnaya(スメノフ)
11.The Clock(サヴィオ)
12.Variations on the Gypsy Song ""Mar Dyandya""(ツィガンコフ)
13.Carpathian Suite-Finale(ズビツキー)
14.White Acacia's Fragrant Flakes(バスナー=シャロフ)
15.Prelude and Tango(ストラヴィンスキー)
16.Blues(フロロフ)
17.Piece in Country Style(ステチュク)
18.Basso Ostinato(ヴラソフ)
スタイル・オブ・ファイヴ(STYLE of FIVE)
ナターリャ・シュクレプコ(domra)、
イリーナ・エルショヴァ(gusli[psaltery] alto domra)、
ヴァレンタイン・ザビリウハ(accordion)、
ヴラディーミル・カリャキン(double-bass-balalaika)、
エフゲニー・ステチュク(composer, arranger, synthesizers)
録音:1999年7月21&22日、モスクワ音楽院大ホール
スタイル・オブ・ファイヴは1993年に結成した、ロシア民謡を手掛けるロシ
アのカリスマ・パフォーマーたち。ロシア民謡だけでなく、クラシック音楽
をアレンジしてそのユニークな演奏で注目を浴びています。
約5年前の旧譜ですが、日本にはほぼ初めて紹介されるディスクとなります。
ワールド・ミュージックからクラシックのカテゴリーまで広く取り扱ってい
ただきたい大変魅力的なアルバムとしてご紹介いたします。

DE3352  \2080
ホヴァネス:
交響曲第29番(トロンボーンとバンドのための)作品289
オマル・ハイヤームのルバイヤート
聖グレゴリウスの祈り 作品62b
Celestial Fantasy 作品44
マニフィカト 作品157
4つのバガテル
クリスチャン・リンドベルイ(Tb)
オハイオ州立大学コンサート・バンド 指揮:キース・ブライオン
ダイアン・シュミット(アコーディオン)、マイケル・ヨーク(ナレーター)
シアトル交響楽団 指揮:ジェラルド・シュヴァルツ
チャールズ・バトラー(Tp)
上海弦楽四重奏団
アラン・ホヴァネス(1911-2000)は、アルメニア人の父を持つアメリカの作
曲家で驚くべき多作家として知られます。DELOSのホヴァネス録音からせレク
トした初のコレクションです。

DE3358  \2080
コレッリ:合奏協奏曲集 作品6
(第1番、第3番、第4番、第7番、第8番「クリスマス」、第12番)
ダン・ローラン(リコーダー)、
ハンネケ・ヴァン・プロースジ(リコーダー)、
エリーザベト・ウォルフィッシュ(Vn)、キャスリーン・カイム(Vn)
アメリカン・バッハ・ソロイスツ 指揮:ジェフリー・トーマス
世界初録音となる2本のリコーダー編「合奏協奏曲」(1725年ロンドン版)
を3曲含み、有名な第8番「クリスマス」も収録した、コレッリ/合奏協奏曲
のセレクション・アルバム。

DE3351  \2080
ハイフェッツ・トランスクリプション
(J.S.バッハからガーシュウィンまで、計25曲)
ルーベン・アハロニアン(Vn)、スヴェトラーナ・サフォノヴァ(Pf)
結成60年ワールド・ツアー中のボロディン弦楽四重奏団の第1ヴァイオリン
奏者、ルーベン・アハロニアンによる、ハイフェッツ・トランスクリプショ
ン集。アハロニアンは、エネスコ、モントリオール、チャイコフスキーコン
クール他、多数の受賞経験を持つ実力派ヴァイオリニストであり、ボロディ
ンSQの緻密で内面的な演奏を支える要を担っているだけに、彼のソロ・アル
バムには大変期待がかかります。

DE3359  \2080
J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲集
チェンバロ協奏曲 第1番 ニ短調 BWV.1052
チェンバロ協奏曲 第6番 へ長調 BWV.1057
フルート、ヴァイオリンとチェンバロのための協奏曲 イ短調 BWV.1044
チェンバロ協奏曲 ニ長調 BWV.972
(ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 第9番 作品3)
マイケル・スポンセラー(Cemb)
アメリカン・バロック・ソロイスツ
指揮:ジェフリー・トーマス
DELOSが誇る名チェンバリスト、マイケル・スポンセラーによるバッハのチェ
ンバロ協奏曲集。バックを努めるアメリカン・バッハ・ソロイスツは、1989年
に結成したアメリカ国内でも評価の高いスペシャリスト集団。ここで指揮し
ているジェフリー・トーマスは、マンハッタンやジュリアード音楽院などで
教鞭をとるなど教育活動を基盤とした名指揮者で、バロック演奏に定評高い
だけに、このバッハ演奏は期待に違わぬ名演であることでしょう。

DE3348  \2080
ダニール・シュトーダ(T)-ロシアン・オペラ・アリア集
(R=コルサコフ、グレチャニコフ、ダルゴミスキー、ナプラフニク、ラフマニ
ノフ、チャイコフフキー、ボロディン、アレンスキー、フレンニコフの作品)
ダニール・シュトーダ(T)
フィルハーモニア・オブ・ロシア 
指揮:コンスタンティン・オルベリアン
かつて、アバドの「ファルスタッフ」(DG)でフェントン役を歌っていたロシ
アのテノール若手テノール歌手、ダニール・シュトーダ初となるオペラ・ア
リア集。ロシアの作品ばかりを集めて、その実力のほどを十全に披露してい
ます。彼は1977年にサンクトペテルブルクの音楽家の家庭に生まれ、まだ
28歳という若さであり、この年齢でデビュー・アルバムを出してしまうテノ
ールという意味では相当な実力派であることは間違いないでしょう。テノー
ル・ファン注目のアルバムです!
ダニール・シュトーダ(テノール)
4歳の時からヴァイオリンを習い、6歳でグリンカ・アカデミック・カペラの
合唱部門に入る。13歳で「ボリス・ゴドゥノフ」のフョードル役でマリイン
スキー劇場にデビュー。その後、サンクトペテルブルク音楽院でモロゾフ氏
に師事し、またマリインスキー・アカデミーでも学んだ。マリオ・ランツァ、
リムスキー=コルサコフ、チャイコフスキーの国際コンクールで優勝を果た
し、世界各国のオペラ舞台で華々しく活躍している。

DE3293  \2080
ホロストフスキー-I Met You, My Love
(オールド・ロシアン・ロマンス)
I Met You, My Love(Anonymous)
No, It's Not You I Love So Fervently(A. Shishkin)
Only Once(P. German)
Bright Is the Night(N. Shishkin)
I Remember the Charming Sound of the Waltz(N. Listov)
O, If Only I Could Express in Sounds(L. Malashkin)
Do Not Awalen Memories(P. Bulakhov)
The Coachman's Song(A. Gurilyov)
In the Wide Open Field(P. Bulakhov)
The Lonely Coach Bell Rings 鈴の音は寂しく響く(A. Gurilyov)
Misty Morning 霧の朝(V. Abaz)
But I Love You, nevertheless(Anonymous)
The Troika Speeds, the Troika Gallops トロイカは走る(P. Bulakhov)
The Autumn Wind Moans Mournfully(Mikhailov)
At That Fateful Hour(Anonymous)
I Loved You(B. Sheremetev)
The Weeping Willows Slumber(B.B.)
You Cannot Understand(A. Gurilyov)
Shine, Shine, My Star(P. Bulakhov)
ディミトリー・ホロストフスキー(Br)
スタイル・オブ・ファイヴ
モスクワ室内管弦楽団 指揮:コンスタンチン・オルベリアン
録音:2001年8月22,23,&25日
ロシア・オペラ界の王子として高い人気を誇るバリトン歌手ホロストフスキ
ーによる古きロシアのロマンス歌曲集。作曲者不詳の“I met you, my love”
をはじめ、シシュキン、ゲルマン、リストフ、マラシュキン、ブラーホフ、
グリリョーフ、アバーズ、ミハイロフ、シェレメテフらの歌曲を、持ち前の
美声でたっぷり楽しませてくれます。女性ファンは元より、聴く者すべての
ハートをわしづかみにしてしまう、これまでにないタイプのバリトン歌手の
魅力を満喫させる恰好の一枚です。





<ARBITER>
ARB146  \1980
サミュエル・フェインベルグ-""in sound and thoght""
moscow: 1948-1962
J.S.バッハ:幻想曲とフーガ イ短調 BWV.904 ※世界初ステレオ録音
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第5番 作品53 
※1948年/コンサート・ライヴ
ラフマニノフ:前奏曲 作品23-1,3,7&8
ラフマニノフ:練習曲集「音の絵」 作品39-第9曲
リスト:コンソレーション第1&2番
ショパン:バラード 第4番 ヘ短調 作品52
J.S.バッハ(リスト編):幻想曲とフーガ ト短調 BWV.542「大フーガ」
J.S.バッハ:シンフォニア 第12番 イ長調 BWV.798
J.S.バッハ(フェインベルグ編):前奏曲とフーガ ホ短調 BWV.533
※世界初ステレオ録音
J.S.バッハ:トッカータ ニ長調 BWV.912 ※世界初ステレオ録音
サミュエル・フェインベルグ(Pf)
録音:1948-62年、モスクワ MONO/STEREO
印象的な復刻ものをリリースするアメリカのレーベルARBITERより、サミュエ
ル・フェインベルグの世界初ステレオ録音のJ.S.バッハの作品を含む、
1948年から1962年にかけて録音された貴重なディスクがリリースされました。
1曲目のバッハ/幻想曲とフーガは安定した美しい録音で、フェインベルグの
端整なピアニズムを堪能することができます。古めかしい音がするスクリャ
ービンのピアノ・ソナタ第5番(1948年/MONO)は、フェインベルグの超絶技
巧が冴えわたる卓越した技巧を収めたライヴ録音で、コンサート会場の熱い
雰囲気が伝わります。また、ショパンのバラード第4番では、けだるくたゆた
うようなフレージングが味わい深く郷愁を誘います(途中、びっくりするよ
うなスクラッチノイズがボツボツとありますが、これも一興)。とりわけ、
フェインベルグが弾くバッハには深い慈愛と感動があり、聴いているうちに
音楽に引き込まれていつぞや癒されているのがわかります。ARBITERレーベ
ルならではの発掘音源!





<fine NF>
NF 63001  税込\4,500
ジョセフ・リン-魂のシャコンヌ
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第6番 ホ長調 (M.キロガに)
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ短調 BWV1003
イザイ:
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番イ長調「バラード」(G.エネスコに)
J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調 BWV1004 (シャコンヌ)
エクストラ・トラック(CD層のみ)
チャン・イオ・チェン:「凝視」-地震犠牲者への追悼-
ジョセフ・リン(Vn)
松岡 淳(Pf)
録音: 2005年1月25-28日 魚沼市小出郷文化会館 (新潟県)
録音プロデューサー: 西脇義訓 バランス・エンジニア:福井末憲
"凛とした佇まい。イザイとバッハの間に横たわる和声的連続性に着目した、
ジョセフ・リンのfineNFデビュー盤!早いもので、fine NFレーベル作品も今
回第11弾となります。ジョセフ・リンは、台湾系のアメリカ人ヴァイオリニ
スト。ジュリアード音楽院プレカレッジを経て、ハーバード大学神学部を卒
業するという音楽家としては異色ながら大変な秀才です。2003年から毎年来
日を果たし、その深い知性から生まれる凛とした音楽性は「魂のヴァイオリ
ニスト!」と大絶賛されています。同じハーバード卒(人類学)のヨーヨー
・マも音楽家仲間として、彼の才能を高く評価しており、すでに共演も果た
しています。
今回このアルバムも、徹底的な研究から生み出される洞察力が光る構成にな
っています。
イザイの無伴奏自体、バッハの作品に触発されて生み出されたことはよく知
られていますが、この2作品における数々の関連性に着目し、4つのピース
が連続した発展性のある音楽に表現されることが試みられています。特に、
曲と曲との間の和声関係に惹かれたと自ら語るリン。「イザイの6番(ホ短
調)はバッハの2番ソナタ(イ短調)とは属調の関係にあり、そのソナタの
終楽章(イ長調)はイザイの3番バラードの冒頭に再現する。この種子から
導入部を経過し、属和音としてのバラードのニ短調がゆっくりと姿を現す。
そしてこのニ短調はバッハのパルティータの5つの楽章で再確認され、壮大
なシャコンヌで頂点に達する。」(リン自身の解説)これらの曲をひとつに
結んでいる和声的な関係に加え、旋律的な結びつき(それぞれ曲の最後の音
と、つぎの曲の最初の音が同じ!)が、4ピースの感情をつなぐ枠組みとな
っているのです。
エクストラ・トラックは、このディスクの録音の合間に行われた「中越地震」
の被害者のためのコンサートの際、演奏されたもの。「凝視」はジョセフの
いとこであるチャン・イ・チェンが、1999年に台湾を襲った地震の被害状況
を目の当たりにし、創作された作品。このCDは台湾・中越地震を含む、最近
各地で起きた自然災害の罹災者の方々に捧げられています。
そして、毎度のことですが、fineNFの録音クオリティーにも注目です。今回
は、初のソロ・ヴァイオリン録音となった訳ですが、冒頭から、きわめて透
明感の高い伸びやかなヴァイオリンの音色に圧倒されることは間違いありま
せん。





<FONE>
FONE9830(SACD-Hybrid) \2550
マリエッラ・デヴィーア-モーツァルトを歌う
1.モテット「踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ」
(エクスルターテ・ユビラーテ) K.165
2.アンティフォナ「レジナ・チェリ」 K.108
※声楽部をもつイタリア風シンフォニア
3.ラウダーテ・ドミヌム(「証聖者の荘厳な晩課」より) K.339
4.モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」 K.618
5.セレナード第13番 ト長調「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」 K.525
マリエッラ・デヴィーア(S)
クリスティーナ・ピッチャフオーコ(Org)
コーロ・リリコ・マルキジアーナ“ヴィンチェンツォ・ベルリーニ”
オーケストラ・フィルハーモニカ・マルキジアーナ
指揮:ダニエレ・カッレガリ
マリエッラ・デヴィーア、久々のアルバムはなんと、モーツァルト!
デヴィーアの歌唱を聴くたびに、その豊かで艶やかな美声が小柄な身体のどこ
から出るのだろうとつくづく感心してしまいます。おそらく、デヴィーア・
ファンなら皆、そう感じているに違いありません。さて、ここで歌われるモ
ーツァルトは、デヴィーアにとって珍しいレパートリーであり、これまで聴
く機会がほとんど無かったものです。彼女のアルバムといえば、
伊BONNGIOVANNIにアリア集がちょっとある程度ですから、このモーツァルト
・アルバムはファンにとって極めて貴重な、嬉しい贈り物であるといえるで
しょう。このディスクは1997年の録音となっており、今から8年前となるこの
時期の歌声は彼女の絶頂期にあたるだけに、デヴィーア持ち前の美声が散り
ばめられた明るく晴れやかな歌声を聴かせています。とりわけ、エクスルタ
ーテ・ユビラーテは、彼女特有のどこまでも伸びやかな高音域が冴えわたり、
今もなお同曲の決定盤として有名なエディット・マティス(DG、NOVALIS)の
清楚な様式美とは一味違った、オペラティックな歌唱でありながら瑞々しさ
を湛えたチャーミングな歌声が魅力的です。この曲を聴くだけでも十分価値
のある逸品。

FONE037 \2080
サルヴァトーレ・アッカルド “The Master”
ベートーヴェン:ロマンス 第2番 ヘ長調 作品50*
ガーシュウィン:
サマータイム&ア・ウーマン・イズ・ア・サムタイム・スィング**
ピアソラ:オブリヴィオン*
ロッシーニ(カステルヌオーヴォ=テデスコ編):フィガロ*
パガニーニ:ヴェネツィアの音楽祭
(「いとしいお母さん」によるおどけた変奏曲) 作品10*
パガニーニ:24の奇想曲〜第13番 作品1
クライスラー:美しきロスマリン**
ピアソラ:アディオス・ノニーノ*
クライスラー:愛の悲しみ**
パガニーニ:24の奇想曲〜第24番 作品1
サルヴァトーレ・アッカルド(Vn+指揮)
※名器アントニオ・ストラディヴァリ“Hart” ex フランチェスカッティ
1727年 使用
ラウラ・マンツィーニ(Pf)**
オルケストラ・ダ・カメラ・イタリアーナ*
アッカルドの妙技をたっぷり楽しめる一枚。17歳でパガニーニ国際ヴァイオリ
ン・コンクールで第1位になったことは有名ですが、ここでも得意のパガニー
ニを3曲披露しています。巨匠フランチェスカッティが使用していた名器、ア
ントニオ・ストラディヴァリ“Hart”(1727年)を用いて演奏しており、アッ
カルドが弾くことによって名器の魅力が一段と際立って聴こえます。ヴァイオ
リン好きの方には必聴のアイテム!

FONE2006 \2080
サルヴァトーレ・アッカルド-シューマン、シューベルト、モーツァルト
ヴァイオリン作品集
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ短調 作品105
シューベルト:幻想曲 ハ長調 D.934
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 第40番 変ロ長調 K.454
サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)
コッラド・ガルツィオ(Pf)
録音:1973年11月17日、サラ・コンセルヴァトリオ・イタリアーノ・ムジカ
サルヴァトーレ・アッカルドは、1941年生まれのイタリアのヴィルトゥオー
ゾ・ヴァイオリニスト。このディスクは1973年、アッカルドが32歳の時にイ
タリアのサラ音楽院で演奏したライヴ・レコーディングで、音楽的にもテク
ニック的にも磨きのかかってきた絶頂期の録音であるだけに、大変興味深い
一枚です。馴染みやすい作品でラインナップした選曲も嬉しい限りです。

FONE9822(SACD-Hybrid) \2550
“La Primavera d'amore” (ラ・プリマヴェーラ・ダモーレ)
I trovatori XII-XIII sec.
イ・トロヴァトーリ(吟遊詩人)
12-13世紀の音楽
1. Un sonet m'es bel qu'espanda Raimon de Miraval(..1191-1229..)
2. Una danseta Uc de sant Circ(..1217-1253..)
3. Altas ondas Raimbaut de Vaqueiras(..1181-1205..)
4. D'un sirventes faire Peire de la Cavarana(..1157..)
5. D'un sirventes far Guilhem Figueira(..1215-1240..)
6. Tant ai ame Conon de Bethune(..1220-1269..)
7. Quan vei la lauzeta Bernart de Ventadom(..1147-1170..)
8. Ara lausatz Anonyme(..1250..)
9. Ab la doussor del temps novel Guilhem de Peiteus(..1071-1126..)
10. Ara-m digatz senher Raimbaut Albert Marques de Malaspina
(..1180-1210..)
11. Calendo maia Raimbaut de Vaqueiras(..1180-1205..)
12. Ai las e que-m fan mei uelhs Sordel(..1220-1269..)
ジェラール・ズケット(ヴォーカル、フルート、シタール、ハーモニウム、他)
パトリス・ブリアン(シタール、cistre, rebec, viele a archet)
ジャック・クディル(ダラブッカ、ベンディール、他)
録音:1997年10月
トルバドゥール(11‐13世紀に南ヨーロッパで主に恋や騎士道を歌った叙情詩
人)の音楽を、ジェラール・ズケットがオリジナルの詩と音楽に基づいて研究
を重ねて演奏したもので、鑑賞は元より、音楽史的にも貴重なディスク。古雅
な趣を見事に醸し出しており、聴き流していくうちに美しい調べが身体に浸透
して、いつの間にか癒されていることに気づくことでしょう。リスニング効果
の高いディスクです。

FONE028SA(SACD-Hybrid) \2550
ウート・ウーギ-J.S.バッハ、パガニーニ、マスネの作品
(曲目未詳)
ウート・ウーギ(Vn)
イ・フィラルモニチ・ディ・ローマ
録音:2004年11月12日、聖チェチーリア音楽院-オーディトリウム・パルコ・
ライヴ
ミラノの名門貴族出身のヴァイオリニストとして知られるウート・ウーギ久々
のニュー・リリース、第2弾!SACDでリリースされた前作と同じく昨年11月の
ライヴ録音で、還暦を迎えたウーギの妙技が堪能できます。グリュミオーが
使用していた名器グァルネリを使用しての録音。

FONE011SA(SACD-Hybrid) \2550
SACDサンプラーESOTERIC AUDIOPHILE TRIP-(12 complete tracks)
1.グルック(クライスラー編):メロディー
アッカルド(Vn) ※FONE003SA
2.ENTRY OF BELSHAZZAR'S COURT
ニューヨーク古楽アンサンブル 指揮:レンス ※FONE016SA
3.クライスラー:ウィーン奇想曲 作品2
アッカルド(Vn) 
4.カヴァッリ:アヴェ・マリス・ステッラ
アカデミア・ディ・ムジカ・アンティカ 指揮:ヴェットリ ※FONE031SA
5.モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番 イ長調 K.331-トルコ行進曲
ローゼン(Pf) ※FONE025SA
6-8.ヴィヴァルディ:「四季」-夏
フォネ・アンサンブル フォルナチャーリ(Vn+指揮) ※FON-キリエ
聖チェチーリア音楽院合唱団 指揮:ガッビアーニ ※FONE033SA
10.ピアソラ:天使のミロンガ
オルケストラ・ダ・カメラ・イタリアーナ アッカルド(Vn+指揮) 
※FONE020SA
11.パガニーニ:24の奇想曲-第24番
アッカルド(Vn) ※FONE032SA
12.ロジャース:マイ・ファニー・ヴァレンタイン
カステッリ(Vo)、セラーニ(Pf)、他
FONEのポピュラー作品も含んだサンプラー。





<Accord>
4768474 2枚組 \4160
コダーイ:歌劇「ハーリ・ヤーノシュ」(全曲)
(ハンガリー語歌唱)
ジェラール・デパルデュー(語り)、ベラ・ペレンツ(Br)、
ノラ・グビッシュ(Ms)、ルチア・M・シュヴァルツ(Ms)、
ツィタ・ヴァラディ(S)、イシュトヴァン・ロツォス(Br)、
エリック・フロイロン(Bs)、他
モンペリエ国立管弦楽団&歌劇場合唱団
指揮:フリードマン・レイヤー
録音:2004年5月、ベルリオーズ歌劇場、モンペリエ、ライヴ
アコール&モンペリエのさらなる快挙!組曲としては大人気曲の「ハーリ・ヤ
ーノシュ」全曲盤の新録音!
組曲として演奏される機会は非常に多いこの作品ですが、オペラとしても大変
すぐれており、言葉が理解できなくても最初から最後まで非常に楽しめる音楽
です。ストーリー自体が大ボラ吹きのハーリのお話で、しかもいたるところに
組曲で慣れ親しんだ優れたメロディーが登場するのですから、その楽しさとい
ったら天下一品。合唱作品にも多くの傑作を残しているコダーイですので、組
曲には含まれない合唱部分が堪能できるのもうれしい限り。
前回リリースのチレアの「アルルの女」(4767644)など、カタログ上には
少ないながら上質な作品を完成度の高いパフォーマンスで届けてくれるアコー
ル&モンペリエのプロジェクト。録音クオリティの良さもご好評頂いている
一因です。

4768633 4枚組 \3600
テレサ・シュティッヒ=ランダルの芸術
Disc.1
ヘンデル:聖セシリアの祝日のための頌歌 HWV.76
(with アレクサンダー・ヤング(T)、ロンドン・チェンバー・シンガース&
オーケストラ、指揮:アンソニー・ベルナルド) ※1958年10月11日
J.S.バッハ:
カンタータ第51番「すべての地にて歓呼して神を迎えよ」 BWV.51
(with モーリス・アンドレ(Tp)、サルレ室内管弦楽団、指揮:カール・リス
テンパルト) ※1961年(?)
同:
ミサ曲 ロ短調 BWV.232-アリア「ラウダムス・テ」、二重唱「ドミネ・デウ
ス」
(with エルンスト・ヘフリガー(T)、ベルリン放送交響楽団、ロリン・マゼー
ル指揮) ※1965年9月、PHILIPS音源
Disc.2
モーツァルト:モテット「踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ」(エクスルターテ・
ユビラーテ) K.165
(with サルレ室内管弦楽団、指揮:カール・リステンパルト)
※1963年4月26&30日
同:ミサ曲 ハ短調 K.427-「ラウダムス・テ」
(with サルレ室内管弦楽団、指揮:カール・リステンパルト) ※?
同:ミサ曲 ハ長調 K.317 「戴冠式ミサ」
同:ミサ・ソレムニス ハ長調 K.337
(with ビアンカ・マリア・カゾーニ(A)、ピエトロ・ボッターツォ(T)、
ジョージ・リッタジー(Bs)、サルレ室内管弦楽団、指揮:カール・リステン
パルト) ※1963年3月3&9日
Disc.3
ヘンデル:カンタータ「ハーモニー頌」 HWV.124
シューベルト:オッフェルトゥリウム「サルヴェ・レジナ」 イ長調 D.676
(with サルレ室内管弦楽団、指揮:カール・リステンパルト)
※1963年4月26&30日
モーツァルト:歌曲集(すみれ、ラウラに寄せる夕べの思い、夢のなかの面影、
来たれ,いとしのツィター、春へのあこがれ、クローエに寄す、別れの歌、
計7曲)
シューベルト:歌曲集(音楽に寄す、野ばら、君こそわが憩い、笑いと涙、
ます、春のおもい、アヴェ・マリア、たゆみなき愛、夜と夢、計9曲)
(with ジャクリーン・ボノー(Pf)) ※1961年1月20日
Disc.4
J.S.バッハ:カンタータ「わが心に憂い多かりき」 BWV.21
※1954年10月8&9日、ブラームス・ザール、ウィーン
ベートーヴェン:合唱幻想曲 作品80
(with ハンス・リヒター=ハーザー(Pf)、ヒルデ・レッセル=マイダン(A)、
アントン・デルモータ(T)、パウル・シェフラー(Bs)、
ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン交響楽団、指揮:カール・ベーム)
※1957年6月、ウィーン
モーツァルト:歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」-恋人よ許してください
(with ウィーン交響楽団、指揮:ルドルフ・モラルト) ※1956年
ヴェルディ:歌劇「椿姫」-ああ,そはかの人か...花から花へ
シャルパンティエ:歌劇「ルイーズ」-その日から
プッチーニ:歌劇「トスカ」-歌に生き,恋に生き
R.シュトラウス:歌劇「ナクソス島のアリアドネ」-Es gibt ein Reich
(with ウィーン・フォルクスオパー管弦楽団&合唱団、指揮:ブライアン・
プリーストマン) ※1967年6月
同:4つの最後の歌
(with ウィーン放送管弦楽団、指揮:ラスズロ・ソモジー) ※1964年1月
テレサ・シュティッヒ=ランダル(S)
V/A(上記参照)
リリック・ソプラノ特有のチャーミングな歌声とは一風違った深みのある歌唱
を聴かせるソプラノ歌手シュティッヒ=ランダル・・・きっと、多くのリスナー
はこのようにして地味な印象を持っているに違いありません。果たして単にそ
れだけなのでしょうか。彼女がアメリカ出身の歌手であることだってあまり知
られていないことでしょう。これまで、アリア集なるものもほとんど存在せず、
大指揮者にたびたび起用される(先般ご案内したクレンペラーのマラ4のソリ
ストも彼女でした)割には本当の魅力を理解されないまま約半世紀が経過しま
した。そこにきて、満を持してリリースされるのがこの4枚組BOXセットです。
彼女の歌唱の魅力がぎっしり詰まった、再認識させるに申し分のない素晴らし
い内容になっています。
シュティッヒ=ランダルの声はリリック・ソプラノ系でありながら、どこか陰
のある、リート歌手的な清楚な歌声が魅力で、それでいながら十分な声量を有
しているだけに著名なオペラハウスの数々の舞台に立ってきました。ここでは
オペラ・アリアも数曲収録されており、モーツァルト、ヴェルディ、プッチー
ニ、R.シュトラウスというレパートリーの広さから、その活躍の幅をうかがい
知ることができます。
しかしながら、シュティッヒ=ランダルの真骨頂といえばやはりリートやカン
タータといった声楽曲であり、このBOXの約3枚半を占めています。素朴な味わ
いを湛えたモーツァルトやシューベルトのリートは、ネイティヴのような美し
いディクションで品格のある歌唱を聴かせ、彼女がアメリカ人であったことを
忘れてしまいます。「アレルヤ」で有名なモーツァルトのモテット「エクスル
ターテ・ユビラーテ」でも、なめらかなフレージングと持ち前の正確な音程が
奏功した歌声を聴かせています。
このディスクのもう一つの魅力は、共演者たちの演奏レベルが大変充実してい
る点で、頻出するリステンパルトの指揮をはじめ、マゼール、ベーム等が彼女
の歌唱を一段と引き立てています。
ところで、Disc.4のベートーヴェン「合唱幻想曲」にご注目ください。この作
品では、立派なピアニストを立てて4人の歌手にはあまり力を入れないという
ケースが多いのですが、ピアノにリヒター=ハーザーを起用(妙に巧いピアノ
だなぁと思ってジャケットを確認してみたらびっくり!)し、歌手にはシュ
ティッヒ=ランダルをはじめ、レッセル=マイダン、シェフラーといった当時最
高の陣容に加え、ウィーン国立歌劇場合唱団でしっかりと固めた驚くべき「合
唱幻想曲」が収録されているのです。そして指揮はカール・ベーム。
あまりにも贅沢なキャスティングといったらベートーヴェン様に失礼ではあり
ますが、それにしても凄い演奏です。
テレサ・シュティッヒ=ランダル(1927.12.24-)
アメリカのソプラノ歌手。後にドイツに帰化。生地の音楽学校とコロンビア大
学で学び、在学中から舞台に立ったが、本確定なデビューは1949年、トスカニ
ーニ指揮による「アイーダ」の放送録音だった。51年に渡欧し、フィレンツェ
五月祭に出演して成功、ウィーン国立歌劇場を拠点として活躍、アメリカ人と
して初めてオーストリアの宮廷歌手となる。モーツァルトのリリックな役から
イタリア・オペラまで広いレパートリーを持つ。59年に来日。

4768504 4枚組 \3600
パレストリーナ:ミサ&モテット集
Disc.1 聖マリアの音楽
夜の聖務 抜粋
めでたし海の星(Ave maris stella)を含む
ミサ曲 サルヴェ・レジーナ(抜粋)
第2の晩課 (サルヴェ・レジーナ;マニフィカト)
Disc.2 聖ローランの音楽
第1の晩課 抜粋
ミサ曲「ラウレンティウスに祝福あれ(Beatus Laurentius)」抜粋
第2の晩課(Beatus Laurentius、マニフィカト) 抜粋
Disc.3 聖ミシェルの音楽
夜の聖務 抜粋
第2のミサ 抜粋
第2の晩課 抜粋
Disc.4 聖ジャンの音楽
Livre de Motets a cinq voix
Livre d'Hymnes pour tous les temps
Livre de motets a quatre voix
Ricercare IV et VI
Messe Ecce ego johannes
Livre de Magnificat
エマニュエル・マンドラン(Org)(Disc.1&3)、
アマウド・プミル(Org)(Disc.4)、
アンサンブル・ラ・フェニース(Disc.1&3)、
メートリス・ド・パリ(Disc.4)、他
アンサンブル・ヴォーカル・サジッタリウス
指揮:ミシェル・ラプレニー
ルネサンス時代最後のそして最大の作曲家、パレストリーナ。対位法を極限ま
で完成させ、それがパレストリーナ様式とまで呼ばれる巨人ですが、伝統と形
式を重んじながらも、創作家としてはまったくの自由人でもありました。この
音楽史上大変重要な作曲家の作品を類稀なる情熱と愛情で再度世に問うたラプ
レニー&サッジタリウスEnsの演奏で。




<ECM New Series>
4767055 \2080
ヴェラチーニ:
ソナタ 第1番 ト短調 
(ソロ・ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ 作品1より)
ソナタ 第5番 ハ長調 
(ヴァイオリンかフルート・ソロと通奏低音のためのソナタより)
ソナタ 第1番 ニ長調 
(コレッリ作品に基づくディセルタツィオーニより)
ソナタ 第6番 イ長調 
(アカデミック・ソナタ作品2 より)
ジョン・ホロウェイ(Vn)
ジャープ・テル・リンデン(Vc)
ラルス・ウリク・モルテンセン(Cemb)
タルティーニの演奏様式を受け継ぎ、自身もヴァイオリンの名演奏家だった
ヴェラチーニ。彼の時代には珍しく、宮廷音楽家となるよりはフリーランス
の音楽家として存在することを選ぶという先進的な考えを持っており、後に
渡ったロンドンではまさに’スター’でした。
自らバロック音楽界のパイオニアでもあるジョン・ホロウェイはライナーノ
ーツの中で、ヴェラチーニが後のヴァイオリニストでもあった作曲家に与え
た影響にも言及しています。ビーバーからイザイ。そしてもちろんバッハ作
品にもその影響は見てとれます。

4763053 \2080
バリー・ガイ:FOLIO
マーヤ・ホンブルガー(BaroqueVn)
マリエル・カントレッジ(Vn)
バリー・ガイ(Cb)
ミュンヘン室内管弦楽団/指揮:クリストフ・ポッペン
現代音楽作曲家としてよりむしろフリージャズのベーシストとして知られるバ
リー・ガイ。ECMならではのコラボレーションによる彼の最新作のリリースで
す。インプロビゼーションが多く織り込まれた構成になっており、14トラック
からなる約1時間のこの作品は、次々と新しい雰囲気と環境が提示されます。
かなり実験的なこの作品ですが、これを最高のメンツで仕上げてくるのは流石
ECM。




<Emercy>
4763010 \1880
SANTIAGO A CAPPELLA-巡礼の旅
作者不詳(モンセラートの朱い写本より)
ゲレーロ:めでたし、このうえなく聖なるおとめ
ロボ:エレミアの哀歌
ジョアン4世:聖金曜日の十字架賛歌
ヴィクトリア:名誉と徳、道行くすべての者よ
ゲレーロ:ふたりの天使
ロボ:わがハープは哀しみの調べに変わり
ロジエ:主よ、われらを救いたまえ
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮
モンテヴェルディ合唱団
大変恐れ入ります。ちょうど昨年、スペイン盤でご紹介したのですが、輸入不
可になり発売を中止していた「Santiag A Cappella」ですが、こちらもハノー
ヴァー盤としてリリースできることのなりましたので、再度ご案内いたします。




<CATS INTERNATIONAL>
IDC10008 税込\2500
杉谷昭子/ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集Vol. 8
第21番 ハ長調 作品53 「ワルトシュタイン」
第23番 ヘ短調 作品57 「熱情」
第24番 嬰ヘ長調 作品78 「テレーゼ」
杉谷昭子(ピアノ)
録音:2004年8月、11月 群馬県 笠懸文化センター、
2005年1月 新潟県 小出郷文化会館
日本語解説付き
佳境!「ワルトシュタイン」「熱情」「テレーゼ」と人気もありながら難曲
である3作に挑んだ、杉谷昭子ベートーヴェン・チクルス第8弾!
2002年の1月よりリリースを開始した杉谷昭子のベートーヴェン・チクルス。
今回遂に、表題付有名曲が3作からなる第8弾のリリースです。もちろん、ど
れも技巧表現どちらにおいても難解を極めるベートーヴェン・ソナタですが、
やはり後半作はさらに複雑な構成となっており、その分ピアニストの力量、
感性が存分に発揮できるということもあり、より興味深いアルバムとなって
います。
  
<NAXOS>  各1枚 \850
8.555994
ルトスワフスキ(1913-1994):
20のポーランドのクリスマス・キャロル集(ソプラノ、女声コーラスと管弦楽
のための)[羊飼いのもとに天使が来た/さあ、お祝いしよう/我らのキリス
トがお生まれになった時/深夜12時過ぎに/神がお生まれになった/我らの愛
しいひと/ベツレヘムへ急げ/飼い葉桶の中に/イエス様は眠る/我らは羊飼
い/お休み、イエス様/さあ、この日こそ/イエス様は可愛い花/おや、おや、
羊飼いたちよ、そこにいたのか/この幼子をどうしよう/さあ、さあ、美しい
マリア様/今日は我らが主の誕生日/羊飼いたちよ、教えておくれ/幼く、と
ても小さい/聖なる淑女マリア様(世界を彷徨って)]/「ラクリモーサ」
(ソプラノ、合唱と管弦楽のための)/5つの歌(カジミシュ・イワコヴィッ
ツの詩による、女声と30の独奏楽器のための)
※ポーランド語歌詞
全曲英語対訳は<http://www.naxos.com/libretti/20carols.htm>にアクセス
してPDFファイルをダウンロード。
歌・演奏/アントニ・ヴィト(指揮)
ポーランド国立放送カトヴィツェ交響楽団、
ポーランド放送クラクフ合唱団(合唱指揮:ヴオジミエシ・シエデリック)、
オルガ・パシェチュニク(ソプラノ)、ヤドヴィガ・ラッペ(アルト)
前衛的作風の作品集が続いたルトスワフスキですが、こんなにも親しみやすい
作品は他にないかもしれません。1946年に編纂された「20のポーランドのクリ
スマス・キャロル集」、1937年に作曲された「ラクリモーサ」(構想中だった
「レクイエム」のために作曲)、1957年に作曲されたやや前衛的な「5つの歌」
を収録しています。

8.557160
特製紙ケース付き
<もろびとこぞりて-クリスマス・キャロル・ヴェリー・ベスト・コレクショ
ン>ダビデの村の馬屋のうちに/神のひとり子/ディンドン、ほがらかに/も
ろびと声上げ/ひいらぎとつたは/星をめざして/み空をはせゆくみ使いたち
よ/コヴェントリ・キャロル/まきびと羊を/さまよいながら物思う/木枯ら
しの風ほえたけり/ゆりかご/喜べ、キリストは生まれたまえり/林檎の木な
るイエス・キリスト/はるか遠くの飼葉桶/きよしこの夜/もろびとこぞりて
/この日、人となりし御子を/あめにはさかえ/神の御子は今宵しも 
※リブレットは付いておりません。
歌・演奏/ドナルド・ハント(指揮)ウスター大聖堂聖歌隊、
ロバート・ストリンガー(トレブル)、
レイモンド・ジョンストン(オルガン)、
アンドリュー・サケット(指揮)チュークスベリー修道院学校合唱団、
ノエル・エジソン(指揮)エローラ・フェスティヴァル・シンガーズ、
マイケル・ブロス(オルガン)、
ジェレミー・サマリー(指揮)オックスフォード・カメラータ   
既発売盤からクリスマス・キャロルの名曲を集めたコンピレーションで、紙
製のスリップ・ケース入り。オーソドックスなキャロル集をお求めのお客様
に、自信を持っておすすめできる選曲と歌、そして雰囲気に満ちた定番商品
です。

8.557338
レーガー(1873-1916):<オルガン作品集第6集>
3つのコラール幻想曲-第1番「人はすべて死すべきものなり」/6つのトリオ
/創作主題による序奏、変奏曲とフーガ 嬰へ短調
演奏/マルティン・ヴェルツェル(オルガン……ドイツ、トリーア大聖堂の
ヨハネス・クライス製オルガン(1974年製)使用)
シリーズ第6集の圧巻は、約37分を要する「創作主題による序奏、変奏曲とフ
ーガ」。瞑想的な主題を壮大な変奏で展開し、約5分のフーガで締めるとい
う大作です。全体的に落ち着いたサウンドで、レーガーの真価を味わえる一枚
です。

8.557429
特製紙ケース付き
ブラームス(1833-1897):
交響曲第2番/ハンガリー舞曲集より第1番/第3番/第10番/第17番/
第18番/第19番/第20番/第21番(第1・3・10番はブラームス編、その他
はドヴォルザーク編)
演奏/マリン・オールソップ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団   
2006年にボーンマス響を率いて来日するオールソップの、ブラームス・シリ
ーズ第2弾。(第1弾:8.557428)オーソドックスなアプローチ+ロンドン・
フィルのゲルマン風音色がミックスした落ち着いた演奏であり、来日公演前
に彼女を広く認知していただくための最適なディスクだと言えます。なお、
オールソップが語るブラームスの交響曲に対するアプローチ(英語)を、イ
ンターネット<http://www.naxos.com/marin/brahms-symphonies>で見るこ
とができます。

8.557478
ドヴォルザーク(1841-1904):<ピアノ独奏曲全集第5集>
ポルカ ホ長調B.3/スコットランド舞曲集ニ短調Op.41/B.74/ユモレスク嬰
ヘ長調B.138/即興曲ニ短調B.129/組曲イ長調Op.98/B.184/2つの小品B.188
演奏/ステファン・ヴェセルカ(ピアノ)
5枚にわたるシリーズの完結編であり、オーケストラ曲としても知られる「ア
メリカ組曲」のオリジナル版や、10代の作品である「ポルカ」など幅広い時期
の作品を収録。ブックレットには演奏者による曲目紹介も収録されています。

8.557538
<イタリアのドラマティック・ラメント集>
モンテヴェルディ(1567-1643):
アリアンナの嘆き/苦しみが甘美なものなら 
ぺーリ(1561-1633):
さまざまな音楽(1-3声のマドリガル集)-泉のように、草原のように/あ
なたの灯から遠くはなれて/もしも私を置いてゆくなら/苦痛よ、私を滅ぼせ
カプスベルガー(c.1575-c.1661):スフェラッニャ/カポナ/パッサカリア
カッチーニ(c.1550-1618):
私は陽をみるだろう/麗しのアマリッリ/新音楽と新表現法(29のアリアと
単声マドリガル)-愛の神よ、何故ためらうのか 
ログニョーノ(? - c.1620):
別れの時(デ・ローレのマドリガーレによる変奏曲)
※伊語歌詞、
英語対訳は<http://www.naxos.com/libretti/italianlament.htm>にアクセ
スしてPDFファイルをダウンロード。
歌・演奏/キャタクースティック・コンソート(2003年度アメリカ古楽コン
クール優勝)[キャサリン・ウェブスター(ソプラノ)、マイケル・レオポル
ド(テオルボ)、ベッキー・バクスター(トリプル・ハープ)、芸術監督:
アンナリーサ・パッパーノ(リローネ、トレブル・ヴィオラ・ダ・ガンバ)]
有名な「アリアンナの嘆き」にはじまり、低くうなるテオルボの響きと深い
情感を持つ歌が、聴き手を違う世界へと誘ってくれる一枚。2001年に結成さ
れた若手アンサンブルは、無名の作曲家による作品に潜むドラマも露わにし、
「麗しのアマリッリ」などよく知られた作品にも別の光を当てています。

8.557578
<日暮れて四方は暗く-賛美歌名曲集>
伝承曲: 地上に住む者はみな/栄光の王よ、平和の王よ/汝見張りびとたちよ
/生けるもの全て/人の目には見えねども/主を称えよ、全能の創造主よ/
おお、こぞりて歌う何千もの舌/パリー(1848-1918): 親愛なる主よ、人の父
/いにしえ、かのみ足は(エルサレム)/ハウエルズ (1892-1983): 神への
希望は揺るがじ/アーヴィン(1836-1887): 主はわが牧者/グレートレックス
(1813-1858): 私の魂よ、告げよ/パーセル(1659-1695): 岩なる主イエスを
/ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958): 神の慈悲よ、来たれ/W.H.モンク
(1823-1904): 日暮れて四方は暗く/プリチャード(1811-1887): アレルヤ、
イエスに歌え/ダーウォール(1731-1789): 汝ら、聖なる天使の光/アイアラ
ンド(1879-1962): 我が歌は知られざる愛/ダイクス(1823-1876): 聖なる、
聖なる/テイラー(1907-92): 栄えに満ちたる/ゴス(1800-1880): たたえよ、
王なるわれらの神を/ゴーントレット(1805-1876): おお、主をほめまつれ
※歌詞は<http://www.naxos.com/libretti/englishhymns.htm>にアクセス
してPDFファイルをダウンロード。 録音・編集(24 bit)
歌・演奏/ティモシー・バイラム=ウィッグフィールド(指揮)
ウィンザー城、聖ジョージ教会合唱団、マーロゥ・ブラス・アンサンブル
イギリス国教会の有名な賛美歌を、エリザベス女王の居城であるウィンザー
城の聖歌隊が歌うという、由緒正しい一枚。パリー、ハウエルズ、パーセル、
ヴォーン・ウィリアムズなどの作品も含まれており、伴奏もオルガンではな
くブラス・アンサンブル。王室行事を思わせる厳粛な雰囲気が見事です。

8.557643
<英国歌曲シリーズ第14集>
ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):
旅の歌/命の家/リンデン・リー/フレデゴンド・ショーヴによる4つの詩 
※歌詞は<http://www.naxos.com/libretti/englishsongs14.htm>にアクセ
スしてPDFファイルをダウンロード。
歌・演奏/ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)、
イアン・バーンサイド(ピアノ)
「旅の歌」「命の家」という代表的な2つの歌曲集、アンコール・ピースと
して歌われることも多い「リンデン・リー」など、この作曲家のベスト歌曲
選集とも言うべき1枚。リリカルなバリトンによるイギリスらしいサウンド
です。24bit録音・編集。

8.559253
バウアー(1882-1955):
アフリカの主題によるラメント(M.バーンスタインによる管弦楽編曲)/オ
ーボエ、クラリネットと弦楽のためのコンチェルティーノ/トリオ・ソナタ
第1番(フルート、チェロとピアノのための)/弦楽のための交響的組曲/
オーボエとクラリネットのための二重奏曲/アメリカの若者の協奏曲
演奏/ディアナ・アンバッハ(指揮、ピアノ)
アンバッハ室内管弦楽団&アンサンブル
ナディア・ブーランジェに師事し、抒情的な作風の曲を多数残した女性作曲
家。フランスやイギリス音楽の雰囲気も持ち合わせ、コープランドの持つ抒
情性にも共通点を見出せます。ほぼ無名ながら、一度聴いたらとりこになる
聴き手も多いでしょう。

8.559255
W.シューマン(1910-1992):
交響曲第7番/交響曲第10番「アメリカのミューズ」
演奏/ジェラード・シュウォーツ(指揮)シアトル交響楽団
バーンスタインやスラットキンをはじめ、アメリカの指揮者とオーケストラ
なら必ずレパートリーに入れているほど有名なウィリアム・シューマンの作
品。交響曲シリーズ第2弾(第1弾:8.559254)は、ボストン響創立75周年の
ために作曲され、1960年にミュンシュの指揮で初演された第7番、そして
1976年にドラティ指揮のワシントン・ナショナル響が初演した第10番です。

8.559410
<ハヌカのお祝い>
ゴールドスタイン:
ろうそくを灯して行う祝祷(リンド、アンシス、ロヴナーによるメロディに
基づく) 
H.アドラー:我らが灯した光 
ミラー:マオズ・ツール(岩の砦よ) 
S.アドラー:奇跡を祝って/自由の炎 
ロウ:小さな灯火 
ジルバーツ:ハヌカの灯火 
フロム:ハヌカ・マドリガル(誰が語り、表現することが出来る) 
アンシス:神殿清めの賛美歌 
シャティン:ドライデルをまわせ 
オルシャネツスキー:アドナイ・ツハラヌ 
イサークソン:偉大な奇跡の姿 
※ヘブライ・英・イディッシュ語による歌唱、英語対訳付き、ヘブライ語・
イディッシュ語の歌詞は付いていません。
歌・演奏/ニール・レヴィン(指揮)コロ・ヘブラエイコ、
サイモン・スピロ(カントール)、
ティム・コック(指揮)カロライナ室内合唱団、チョウ・チン(ピアノ)、
ベンジョン・ミラー(カントール)、アバ・ボギン(ピアノ)、
ロドニー・ウィンザー(指揮)
シンシナティ大学音楽学部ウィンド・シンフォニー、
サミュエル・アドラー(指揮)ロチェスター・シンガーズ、
ロナルド・コープ(指揮)新ロンドン児童合唱団、スコラ・ヘブラエイカ、
モシェ・ハシェル(カントール)、南ミシシッピ大学サザン・コラール
クリスマスと同時期に行われるユダヤ教の祭り「ハヌカ」。紀元前、ギリシャ
の異教徒に侵略されたエルサレムの宮殿を解放したという出来事を祝います
が、それに関連した民謡や歌曲なども多数。なかなか日本では紹介されない、
そうした作品を集めた一枚であり、アメリカ音楽の一面を垣間見ることがで
きます。

8.559432
<ユダヤ人の作曲家による舞台の歌曲集第2集 ー セクンダ、オルシャネツ
スキーと仲間の作曲家たち>
セクンダ(1894-1974):
素敵なあなた/私のユダヤの少女/クレズマーよ、フィドルを弾いておくれ
/ユダヤの歌
オルシャネツスキー(1892-1946):
あなたを愛しすぎている/あなたを見ただけで/善き家庭/それっていつの
こと今すぐ言って/幸福/木の下で/恋をしたんだ 
ジロッド(1879-1930):過越しの祭りの女王 
ピールムター(1859-1953)&ヴォール(1877-1936):コロンブス万歳 
トリリング(1895-1947):あなたといっしょなら 
ヴォール:スルーツアイ/ヴェルベットとシルク 
作者不詳:ハドルとシュトルーデル 
※イディッシュ語による歌唱、歌詞の英語対訳付き。
歌・演奏/サイモン・スピロ(テノール)、
エミー・ゴールドステイン(ソプラノ)、
ブルース・アドラー(テノール)、
ロバート・アベルソン(バリトン)、
ジョアンヌ・ボーツ(メゾ・ソプラノ)、
ロバート・ブロック(テノール)、
ベンジョン・ミラー(テノール)、
デヴィッド・クラカウアー(クラリネット)、
エリ・ヤッフェ(指揮)
ウィーン室内管弦楽団、
バルセロナ交響楽団&カタロニア国立管弦楽団
珍しい舞台作品の歌曲を集めたシリーズ第2弾。1910年代よりニューヨーク
で活躍し、ブロッホらに師事したセクンダ。ロシアのオペレッタ・カンパニ
ーで活躍後、1920年代にアメリカへと移住したオルシャネツスキー。2人を
中心とした、アメリカ音楽の深層とも言える一枚です。詳細な作曲家のバイ
オと各曲の解説付き。

8.559442
<「創世記」組曲(パトリック・ラスによる管弦楽再構成)>:
シェーンベルク(1874-1951):前奏曲 
シルクレット(1889-1982):天地創造 
タンスマン(1897-1986):アダムとイヴ 
ミヨー(1892-1974):カインとアベル 
カステルヌォーヴォ=テデスコ(1895-1968):洪水 
トッホ(1887-1964):誓約(虹) 
ストラヴィンスキー(1882-1971):カンタータ「バベル」
演奏/ジェラード・シュウォーツ(指揮)ベルリン放送交響楽団、
エルンスト・ゼンフ合唱団(ジーグルト・ブラウンス合唱指揮)、
トヴァ・フェルドシャー(語り)、バーバラ・フェルドン(語り)、
デイヴィッド・マーグリース(語り)、フリッツ・ウェーヴァー(語り)、
アイザイア・シーファー(語り) 
アメリカ西海岸在住の名だたる作曲家を中心に、音楽と語りで旧約聖書の世
界を展開していくというドラマティックなプロジェクト。かつて米RCAとキャ
ピトルの録音があったものの、今回の録音は紛失していた自筆スコアが見つ
かるなどして、初めてその全貌が明らかになったもの。作曲の経過、曲目の
解説などは充実しており、英語の勉強(リスニング)にも適しています。


<NAXOS HISTORICAL> 各1枚 \850
8.110272
<ザ・ジーリ・エディション第11集 -ミラノ・ベルリン・ローマ録音集
1941-1943>
チレア:歌劇「アルルの女」-ありふれた話(フェデリーコの嘆き) 
プッチーニ:歌劇「マノン・レスコー」-ああマノン、お前の愚かさが 
マスカーニ:
歌劇「ロドレッタ」-フランツが言うなら…ああ、もし彼女を見つけ出せれば
/歌劇「イザボー(イサベオ)」-小さな鳩ではない!…我が叫びを聴き賜え
/同-そして輝かしい神の創造物がやって来る 
ジョルダーノ:歌劇「アンドレア・シェニエ」-ある日青空をながめて 
ヴェルディ:
歌劇「運命の力」-地獄と不幸の人生/同-おお、天使のようなレオノーラ 
ミリテッロ:灰緑色の子守唄/愛 
タリアフェリ&N.ヴァレンテ:情熱(ナポリ方言歌詞) 
チョッフィ:3本の薔薇(ナポリ方言歌詞)/五月の一夜(ナポリ方言歌詞)
ビゼー:
歌劇「カルメン」-なんという眼差し!…きかせておくれ、おふくろの話/
同-私と一緒にいるあなたの母…あなたの母を見た 
ナルデッラ:兵士(ナポリ方言歌詞)  
V.ヴァレンテ:愛し過ぎて(ナポリ方言歌詞) 
オリヴィエーリ:わずかな薔薇 
レオンカヴァルロ:歌劇「道化師」-ごめんなさって、善男善女の皆様 
ミレッカー:オペレッタ「従軍僧」-ただの夢、だけど消えゆく泡 
ビクシオ:映画狂い/おお教えておくれ、春よ (録音:1941-1943年、ミラ
ノ、ベルリン、ローマ) 
※リブレットは付いておりません。表記以外伊語歌詞です。
歌・演奏/ベニアミーノ・ジーリ(テノール)、
ウンベルト・ベレットーニ(指揮)ミラノ・スカラ座管弦楽団、
ブルーノ・ザイドラー=ヴィンクラー(指揮)プロイセン国立管弦楽団、
ルイージ・リッチ(指揮)ローマ歌劇場管弦楽団、他 
マーク・オバート=ソーン復刻。Romophoneレーベルのために復刻された音源
を使い、可能な限りノイズ除去やピッチ修正を施した最高レヴェルの復刻。
「シングルズ」と呼ばれるアリアやカンツォーネを歌ったSPには、全身全霊
で1曲1曲を歌い上げるジーリのパワーが満ちあふれています。

8.110305
ボッケリーニ(1743-1805):
チェロ協奏曲第9番G.482(編曲:グリュッツマッハー)
(録音:1938年5月2日、ロンドン) 
ハイドン(1732-1809):
チェロ協奏曲第2番(編曲:ジュヴァール)-第1・第2楽章
(録音:1945年10月15日、ロンドン) 
エルガー(1857-1934):チェロ協奏曲(録音:1945年10月14日、ロンドン)
ブルッフ(1838-1920):コル・ニドライ(録音:1936年11月27日、ロンドン)
演奏/パブロ・カザルス(チェロ)、
ランドン・ロナルド(指揮)ロンドン交響楽団、
エードリアン・ボールト(指揮)BBC交響楽団 
ウォード・マーストン復刻。今なお、多くのチェリストや音楽ファンが聴き
続ける録音であり、複数のレーベルから復刻されている名演。ボッケリーニ
とハイドンは原典版楽譜の出版により骨董品的な位置づけになっていますが、
一時代の証言として貴重な記録でもあります。

8.111020-21(2枚組)
ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」
(録音:1953年10月13日-17日、ウィーン) 
※リブレットは付いておりません 歌詞は独語です。
演奏/マルタ・メードル(ソプラノ)、
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(テノール)、
ゴットロープ・フリック(バス)、
オットー・エーデルマン(バス)、
アルフレート・ペル(バリトン)、
セーナ・ユリナッチ(ソプラノ)、
ルドルフ・ショック(テノール)、
アルウィン・ヘンドリックス(テノール)、
フランツ・ビェルバッハ(バス)、
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン国立歌劇場合唱団 
マーク・オバート=ソーン復刻。EMIによる歴史的録音であり、ライヴ・レコ
ーディングならではの燃焼が真に迫ったドラマを生んでいる稀代の名演とし
て有名です。この復刻は、状態の良好な初期盤LPをソースにしたもので、オ
バート=ソーンならではの丁寧な仕事により新しい評価を与えられるでしょ
う。
独語歌詞はウェブサイト<http://www.naxos.com/libretti/fidelio.htm>で

8.111055
<ワンダ・ランドフスカ:ハープシコード音楽の珠玉&ポーランド古来の舞
曲集>
J.S.バッハ:幻想曲BWV.919 
D.スカルラッティ:
ソナタ ニ長調K.443/L.418/P.376/ソナタ ニ短調K.32/L.423/P.14 
シャンボニエール:サラバンド ニ短調 
ラモー:
皇太子妃/歌劇「優雅なインドの国々」-2つのポロネーズのためのエア・グ
ラーヴェ 
F.クープラン:神秘的なバリケード/女道化師/ポーランド風の歌 
クロフト(パーセル作):グラウンド 
作者不詳:ナイチンゲール 
ヘンデル:エアと変奏「調子のよい鍛冶屋」 
モーツァルト:
ロンドK.485/ロンド「トルコ風」(トルコ行進曲)/メヌエットK.355(576b)
ヴィヴァルディ(J.S.バッハ編曲):協奏曲第1番 
オギンスキ(ランドフスカ編曲):ポロネーズ「祖国への別れ」 
ポロナイス(ランドフスカ編曲):ガイヤルド 
ランドフスカ:オーヴェルニュのブレー/跳躍(結婚式の民謡) 
カト(ランドフスカ編曲):ポーランド舞踏病 
オギンスキ(ランドフスカ編曲):
ポロネーズ 17世紀の3つのポーランド舞曲集 
ショパン:マズルカ第34番 
(録音:1946年、ニューヨーク、1951年、コネティカット州レイクヴィル)
演奏/ワンダ・ランドフスカ(ハープシコード) 
マーク・オバート=ソーン復刻。20世紀のハープシコード演奏における礎を
作ったランドフスカが、米RCAに録音した演奏。2つのレコードから選曲され
たセレクションですが、モーツァルトやショパンの曲などが今となっては珍
しく、再評価のきっかけになる一枚です。

8.111124-26(3枚組)
ムソルグスキー:
歌劇「ホヴァーンシチナ」(リムスキー=コルサコフ補筆完成)/ボーナス
・トラック:「ホヴァーンシチナ」より3つの抜粋/ムソルグスキーの歌曲
選集(録音:[全曲]1946年、レニングラード、[抜粋]1935-1951年)
歌・演奏/[全曲]ボリス・フレイドコフ(バス)、マルク・レイゼン(バス)
ウラディミール・ウリヤーノフ(テノール)、
イヴァン・シャスコフ(バリトン)、ヤコフ・ミシェンコ(テノール)、
ラフレンティ・ヤロシェンコ(バス)、
ボリス・ハイキン(指揮)
レニングラード・キーロフ劇場管弦楽団・合唱団、他 
[抜粋]ナジェージダ・オボウホーヴァ、パーヴェル・アンドレイエフ、他
[歌曲]マルク・レイゼン、ソフィア・プレオブラチェンスカヤ、フョード
ル・シャリアピン、イーゴリ・ゴリン、他 
ウォード・マーストン復刻。今や貴重な歴史の遺産となってしまった旧ソヴィ
エト連邦時代の録音であり、現在のキーロフ歌劇場ファンにも往年の素晴ら
しさを実感していただける記録。首席指揮者ハイキンのもと、当時の歌手陣
による歌には圧倒されるばかり。さらにはボーナスの歌曲集でもシャリアピ
ンをはじめとする貴重な記録をお楽しみいただけます。


<MARCO POLO>
8.225308-09(2枚組) \2960
フェルステル(1859-1951):歌劇「エヴァ」 
※リブレットは付いておりません。歌詞はチェコ語です。
歌・演奏/イヴェタ・イルジコヴァー(ソプラノ)、
コスティアンティン・アンドレイエフ(テノール)、
デニサ・ハマロヴァー(メゾ・ソプラノ)、
イーゴリ・タラソフ(バリトン)、
エリザベス・バットン(メゾ・ソプラノ)、
ローランド・ダヴィット(バリトン)、
ヤロスラフ・キズリンク(指揮)クラクフ・フィルハーモニック管弦楽団、
ウェクスフォード音楽祭歌劇合唱団(ルボミール・マートル合唱指揮) 
マルコポーロの定番シリーズとなりつつある、ウェクスフォード音楽祭での
ライヴ。チェコの作曲家フェルステルによる男女の悲恋を描いたオペラであ
り、人間ドラマ風の作品。スロヴァキア国立劇場の指揮者キズリンクをはじ
め、この作品にふさわしい歌手陣がそろっています。24bit録音。


<CPO>
777008-2  \1980
テュイレ(トゥイレ)(1861-1907):ピアノ協奏曲ニ長調/交響曲ヘ長調
演奏/アラン・フランシス(指揮)
ボルツァーノ&トレント・ハイドン管弦楽団、
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)
イタリアのボルツァーノに生まれ、R・シュトラウスに会ったことで作曲家
としての道が開かれたテュイレ(トゥイレ)。メンデルスゾーンやショパン
の作風を思わせるピアノ協奏曲は、1882年の作品。1886年にR・シュトラウ
スが初演の指揮をした交響曲と共に、この作曲家の存在を伝える貴重な録音
です。

777085-2  \1980
ガーソン(1790-1825):序曲ニ長調/交響曲変ホ長調 
クンツェン(1761-1817):交響曲ト短調
演奏/ラース・ウルリク・モーテンセン(音楽監督)
コンチェルト・コペンハーゲン
デンマークの古典派音楽および交響曲の歴史に欠かせない、2人の作曲家に
よる秀作。どちらも典型的なウィーン楽派のスタイルであり、ハイドンやモ
ーツァルトと同時代の才能を知るチャンスです。

777097-2(2枚組) \3960
ジークフリート・ワーグナー(1869-1930):
歌劇「太陽の炎」(ライブ録音:2003年)
歌・演奏/ロマン・トレケル(バリトン)、
ミカエラ・シュナイダー(ソプラノ)、
リヒャルト・ブルンナー(テノール)、
ユルゲン・トレケル(バス)、
ニールズ・ギーゼッケ(テノール・ブッフォ)、
エヴァ・バトリ(ソプラノ)、
ウルリケ・シュナイダー(アルト)、
ウルリヒ・シュテューダー(バリトン)、
ロジャー・エップル(指揮)ハレ歌劇場管弦楽団・合唱団
1912年に作曲された8番目のオペラであり、その後初演されてから1979年に
蘇演。2002年にハレ歌劇場で完全な全曲が上演されたという曰く付きの作品。
父が得意としていた騎士ものであり、13世紀ビザンティン帝国を舞台にした
壮大な歴史劇です。日本でも人気が上昇したトレケルが好演。

777104-2(SACD-Hybrid)  \2550
アイプラー(1765-1846):交響曲第1番/交響曲第2番/序曲
演奏/ミヒャエル・ホフシュテッター(指揮)ジュネーヴ室内管弦楽団
チャンネル:マルチチャンネル・サラウンド・サウンド(5.0ch)、2chステ
レオ、CDスタンダード・ステレオ(全トラックを3つのチャンネルで収録)
1790年代後半に作曲された2つの交響曲は、同時発売のゲルソン&クンツェ
ンによる交響曲同様に、ウィーン古典派を形成してハイドンやモーツァルト
の後継者的役割を果たす存在。モーツァルトと親しかったこともあり、
2006年のモーツァルト・イヤーで脚光を浴びる作曲家になるかもしれません。

777168-2(SACD-Hybrid)  \2550
アカペラの楽しみ:オーストリアとスロヴェニアの27の本格的民謡集
歌・演奏/シュニットプンクトヴォーカル男声四重合唱団、
クヴァルテットVITA
チャンネル:マルチチャンネル・サラウンド・サウンド(5.1ch)、2chステ
レオ、CDスタンダード・ステレオ(全トラックを3つのチャンネルで収録)
カウンター・テノールのペーター・パウムガルテンを中心とした声楽アンサ
ンブルが、アルプス地方とスロヴェニアの民謡を歌う、合唱および声楽アン
サンブル・ファン必聴の一枚。中部ヨーロッパの民謡を集めた録音は意外に
少なく、その意味でも貴重です。

777170-2  \1450
ツァイスル(1905-1959):<歌曲集>
ホルツ、ハルトレーベン、ビールバウム、シャウカル、ベーム、フライシュ
レン、ゲーテ、ヘルマン、シュラーフ、ブッシュ、ニーチェ、アイヒェンド
ルフ、レッシング、ギルム、リンゲルナッツ、パウルゼン、モルゲンシュテ
ルンの詩と「少年の魔法の角笛」による28の歌曲集
歌・演奏/ヴォルフガング・ホルツマイアー(バリトン)、
コート・ガーベン(ピアノ)
ユダヤ人であるがゆえに、コルンゴルトらと同じくナチの台頭によってアメ
リカ西海岸へと亡命したツァイスル。しかしながらここに収録された歌曲集
はウィーン時代の産物であり、ストレートな後期ロマン派の表現によるもの。
ホルツマイアーとガーベンという確かな再現者を得たからこそ実現した歌曲
集です。


<NAXOS SACD>
6.110095(SACD-Hybrid)  \2180
<クリスマス・コーラル・スペクタキュラー>
作者不詳:
ディンドン、ほがらかに/コヴェントリ・キャロル/幼少の王/伝承曲:ひ
いらぎ飾ろう/もみの木/ああ小さきベツレヘムの町よ/幼きイエス、愛ら
しく眠り/グロスターの乾杯/マリアはみどり子を授かった/伝J.F.ウェイ
ド:神の御子は今宵しも/ブレイナー: 我らに男の子が生まれた/羊飼いら
はほめたたえ/グルーバー:きよしこの夜(編曲:ブレイナー) 
※ラテン・英語歌詞付き
演奏/ペーテル・ブレイナー(指揮)
ボーンマス交響楽団、
ボーンマス交響合唱団(合唱指揮:ナイジェル・ペリン)、
マーガレット・バーデット(ソプラノ)、
セシリー・アトキンソン(アルト)、
リントン・アトキンソン(テノール)、
ジョナサン・プレンティス(バス)
制作方式:DSDマスタリング 
チャンネル:マルチチャンネル・サラウンド・サウンド(5.1ch)、
2chステレオ、CDスタンダード・ステレオ(全トラックを3つのチャンネル
で収録)
クリスマスを音楽で楽しく演出したい!という方には、ぜひおすすめしたい
一枚。ブレイナーによるアレンジはゴージャスなオーケストラ・サウンドに
コーラスが加わり、誰もが口ずさめる名曲のオン・パレード。これぞ、一家
に一枚の名盤です。もちろんサウンドも広がりがあり、オーディオ・ファン
にもおすすめです。

6.110101(SACD-Hybrid)  \2180
ストコフスキー:<管弦楽編曲集>
ムソルグスキー(1839-1881):
交響詩「はげ山の一夜」/歌劇「ホヴァーンシチナ」-第4幕への間奏曲/
歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」の交響的合成/組曲「展覧会の絵」 
チャイコフスキー(1840-1893):
2つの小品-第2番「ユモレスク」/ラトガウスの歌詞による6つの歌-再び、
前のように、ただひとり 
ストコフスキー(1882-1977):スラヴの伝統的クリスマス音楽
演奏/ホセ・セレブリエール(指揮)ボーンマス交響楽団
制作方式:DSDマスタリング 
チャンネル:マルチチャンネル・サラウンド・サウンド(5.0ch)、2chステ
レオ、CDスタンダード・ステレオ(全トラックを3つのチャンネルで収録)
既発売のCD(8.557645)と同音源。SACD仕様になり、ストコフスキーが仕掛
けたオーケストラによるスペクタクルを、重量感のあるサウンドで味わえる
のは音楽ファンにとって幸福でしょう。「音の魔術師」と呼ばれたその編曲
テクニックは、理想的な再生により体験できるのです。


<ARTHAUS MUSIK DVD>
101237(2枚組) \2880
独・仏・英・日本語字幕付き
J.S.バッハ(1685-1750):
クリスマス・オラトリオ(6部全曲、歌詞独語)
(収録:1999年、ワイマール、ヘルダー教会)/スペシャル・フィーチャー
:ドキュメンタリー[「いざ祝え、このよき日を」ガーディナーのバッハ・
カンタータ巡礼の旅/バッハ再訪 ― ザクセンとチューリンゲンのガーディ
ナー]  
演奏・歌/ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ、モンテヴェルディ合唱団、
クラロン・マクファーデン(ソプラノ)、ベルナルダ・フィンク(アルト)、
クリストフ・ゲンツ(テノール)、ディートリヒ・ヘンシェル(バス)
NTSC方式/画像構成比16:9/音声方式:PCMステレオ、ドルビー・デジタル
5.1、DTS5.1/198分/片面二層ディスク(DVD9) 
TDKから発売されていた映像の移行発売。1999年にドイツのワイマールで収録
され、現在は自主レーベルで継続している「カンタータ全曲シリーズ」の皮切
りとなった演奏。演奏が素晴らしいのはもちろん、ボーナス収録されたドキュ
メンタリーで、ガーディナーのJ.S.バッハに対する思いやこだわり、熱意など
を垣間見ることができます。

102041  \2880
仏・伊・西・日本語字幕付き
<「リーヴィング・ホーム」20世紀の管弦楽曲(サー・サイモン・ラトルの
ガイドによる音楽旅行)第5集 ― アメリカン・ウェイ(抜粋=ガーシュウィ
ン:ラプソディ・イン・ブルー アイヴズ:祭日-第2番「戦没将兵記念日」
 ケージ:コンストラクション第1「金属で」 カーター:ア・セレブレー
ション・オブ・サム・100×150・ノート フェルドマン:マダム・プレスが
先週90歳で死んだ コープランド:バレエ音楽「アパラチアの春」 ジョン
・アダムズ:ハーモニウム ワイル:舞台音楽「街路の風景」-寂しげな家 
ライリー:インC バーンスタイン:ミュージカル「ウェスト・サイド物語」
-シンフォニック・ダンス)/スペシャル・フィーチャー[作曲家たちの経歴
/オーディオ・トラック(コープランド:バレエ音楽「アパラチアの春」
― Naxos音源、画面:ピクチャー・ギャラリー)]
演奏/サー・サイモン・ラトル(指揮)
バーミンガム市交響楽団、アンソニー・ロルフ=ジョンソン(テノール)、
ウェイン・マーシャル(ピアノ)、デボラ・メイ(ディレクター)
NTSC方式/画像構成比4:3/音声方式:PCMステレオ/50分(+オーディオ
・トラック22分)/言語:英・独/片面一層ディスク(DVD5)
シリーズ第5弾は、20世紀音楽史でヨーロッパとまったく違った発展を遂げ
たアメリカの音楽。ラトルがまだ録音していない作品が多く、その意味でも
貴重なドキュメントであり、ガーシュウィンを得意とするウェイン・マーシャ
ルらの共演もうれしいです。

102043  \2880
仏・伊・西・日本語字幕付き
<「リーヴィング・ホーム」20世紀の管弦楽曲(サー・サイモン・ラトルの
ガイドによる音楽旅行)第6集 ― 目覚めた後(抜粋=R.シュトラウス:4
つの最後の歌 シェーンベルク:ワルシャワの生き残り ブリテン:セレナ
ード ストラヴィンスキー:バレエ音楽「アゴン」 シュトックハウゼン:
グルッペン ブーレーズ:主のない槌(ル・マルトー・サン・メートル)/
スペシャル・フィーチャー[作曲家たちの経歴/収録されたコンサート演奏
― シュトックハウゼン:グルッペン(客演指揮者ジョン・カールー&ダニ
エル・ハーディングと共に)]
演奏/サー・サイモン・ラトル(指揮)
バーミンガム市交響楽団、バリー・ガヴィン(ディレクター)
NTSC方式/画像構成比4:3/音声方式:PCMステレオ/50分(+オーディオ
・トラック)/言語:英・独/片面一層ディスク(DVD5) 
シリーズ第6弾は第2次世界大戦後の音楽シーンと前衛の時代を総括。中で
もラトルが敬愛する師カールーと、まだデビュー仕立てのハーディングと共
に指揮をする「グルッペン」の映像が珍しく、これら前衛の作品が好きでは
ない方も見て楽しめるでしょう。


<OPUS ARUTE DVD>
OA0938D(2枚組) \4750
ラモー(1683-1764):
歌劇「遍歴騎士」(仏語歌詞)(ライヴ収録:2004年、パリ、シャトレ座:
パリ音楽劇場)/エクストラ・フィーチャー[「バロックはロックだ!」(ラ
イナー・E・モリッツによるドキュメンタリー・フィルム)/オペラ概要/
キャスト・ギャラリー]
歌・演奏/トピ・レーティプー、ステファニー・ドゥストラック、フランソ
ワ・ピオリーノ、サンドリーヌ・ピオー、ロラン・ナウリ、ルネ・シレール、
エミリアーノ・ゴンサレス・トロ、クレテーユ&ヴァル-ド-マルヌ県サント
ル・コレオグラフィーク、ダンス・カンパニー:モンタルヴォ=エルヴュ、
ウィリアム・クリスティ(指揮)レザール・フロリサン(管弦楽・合唱)、
ジョゼ・モンタルヴォ&ドミニク・エルヴュ振付、ジョゼ・モンタルヴォ演出
NTSC方式/画像構成比16:9Anamorphic/音声方式:DTSサラウンド、LPCMス
テレオ/204分/英・仏・独・西・伊語字幕付き/片面二層ディスク(DVD9) 
ラモーの最晩年にパリで作曲されたオペラであり、華やかな過去の作品と一
変して現実的な題材(権力闘争など)を扱い、初演は残念ながら失敗に終わ
りました。クリスティとレザール・フロリサンを中心としたこの蘇演は、充
実した歌手陣のせいもあって見事な再現であり、バロック・オペラ・ファン
は必見のおもしろさです。

OA0939D  \2850
<ミケランジェリ・プレイズ・ベートーヴェン>
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ・ソナタ第3番/ピアノ・ソナタ第32番 
ガルッピ(1706-1785):ソナタ ハ長調 
D.スカルラッティ(1685-1757):
ソナタ ハ短調K.11/L.352/ソナタ ハ長調K.159/L.104/ソナタ イ長調K.322
/L.483/ソナタ ロ短調K.27/L.449/P.83 
(収録:1962年、イタリア、トリノ、イタリア放送協会)
演奏/アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)
NTSC方式/画像構成比4:3/音声方式:LPCMモノラル/84分/片面二層ディ
スク(DVD9)) 
ベートーヴェン、ガルッピ、D.スカルラッティと、ミケランジェリが得意と
する作曲家が並び、繊細なタッチが映像で確認できる貴重な映像。演奏家と
しても絶頂期であり、魔法が立ち上がるかのような音楽は、映像を伴ってさ
らに神秘的な雰囲気を漂わせるでしょう。


<EURO ARTS DVD>
2054248  \2700
<ヨハン・シュトラウス ― ダンスと夢 ― >
ダンス・パフォーマンス「ウィーンの夜」(ランナー:饗宴ポロネーズ/ワ
ルツ「シューンブルンの人びと」 J.シュトラウスI世:ワルツ「ローレライ、
ラインの調べ」/ギャロップ「カチューシャ」/ラデツキー行進曲 J.シュト
ラウスII世:ハンガリー万歳(ポルカ・シュネル)/オペレッタ「ジプシー
男爵」-ジプシーの歌「みすぼらしく誠実な」/踊りのグシュタンツル/トリ
ッチ・トラッチ・ポルカ(ポルカ・シュネル)/ワルツ「美しき青きドナウ
に」 ヨゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ「とんぼ」)
(収録:2004年11月29日-12月1日、ウィーン)
ドキュメンタリー・ドラマ「ワルツ王」(レスリー・ギャレットの紹介による)
歌・演奏/レスリー・ギャレット(ソプラノ)、マスターズ・ウィーン・ワ
ルツ・ダンス・アンサンブル、ウィーン・アカデミー、アルフレッド・エシュ
ヴェ(指揮)、デーヴィッド・チャールズ・アベル(指揮)
NTSC方式/画像構成比16:9Anamorphic/音声方式:PCMステレオ/120分
(「ウィーンの夜」:60分、「ワルツ王」:60分)/独・仏語字幕付き(ナ
レーションは英語)/片面二層ディスク(DVD9)
人気歌手レスリー・ギャレットをフィーチャーした楽しいパフォーマンスと
ドキュメンタリー・ドラマで、ウィンナー・ワルツの素晴らしさを味わえる
一枚。ニュー・イヤー・コンサートの時期だけに、お客様の関心が高まるの
も間違いありません。

2054518  \2700
J.S.バッハ(1685-1750):
ミサ曲 ロ短調 BWV.232(ラテン語歌詞)
ボーナス・フィルム :バッハとロ短調ミサ曲(ヘルベルト・ブロムシュテッ
トによる紹介)
(ライヴ収録:2005年5月8日、ドイツ、ライプツィヒ、聖トーマス教会
[ライプツィヒ・バッハ音楽祭2005])
演奏・歌/ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、
ゲヴァントハウス室内合唱団(モーテン・シュルト=イェンセン:合唱指揮)
ルート・ツィーザク(ソプラノ)、アンナ・ラーション(アルト)、
クリストフ・ゲンツ(テノール)、ディートリヒ・ヘンシェル(バス)
NTSC方式/画像構成比16:9 Anamorphic/音声方式:PCMステレオ、ドルビー
・デジタル5.1、DTS5.1/138分(ミサ曲:117分、ボーナス:21分)/ラテン
・英・独・仏語字幕付き/片面二層ディスク(DVD9)
円熟期真っ只中のブロムシュテットが、手兵であり作曲者とゆかりの深いオ
ーケストラを指揮した、非常に意義深い一枚。歌手陣も充実しており、ピリ
オド楽器による演奏がメインになっている現在、あらためて現代風の演奏に
スポットを当てる名演の誕生だと言えるでしょう。

2054538  \3450
ヘンデル(1685-1759):
歌劇「アグリッピーナ」(伊語歌詞)
(ライヴ収録:1985年5月1日-4日、ドイツ、シュヴェツィンゲン宮殿内ロ
ココ劇場[シュヴェツィンゲン音楽祭])
演奏・歌/アルノルト・エストマン(指揮)
ロンドン・バロック・プレイヤーズ、ギュンター・フォン・カンネン、
バーバラ・ダニエルズ、デーヴィッド・キューブラー、ジャニス・ホール、
クラウディオ・ニコライ、ウルリヒ・ヒールシャー、エーバーハルト・カッツ
カルロス・フェラー、トーマス・ブレムザー、ミヒャエル・エルプ、
ミヒャエル・ハンペ(演出)
NTSC方式/画像構成比4:3fullscreen/音声方式::PCMステレオ、ドルビ
ー・デジタル5.1、DTS5.1/154分/伊・英・独・仏語字幕付き/片面二層ディ
スク(DVD9)
イギリスへとわたる直前にヴェネツィアで初演されたオペラであり、当時の
イタリア・オペラ様式を知る最適な作品。「胸騒ぎが私を苦しめる」などの
名アリアがあるものの全曲上演(演奏)は珍しく、ドロットニングホルム宮
廷歌劇場の指揮者として知られるエストマンらの上演は、バロック音楽ファ
ンにとって貴重でしょう。

2054578  \2700
モーツァルト(1756-1791):<弦楽四重奏名曲集>
弦楽四重奏曲第14番/弦楽四重奏曲第19番「不協和音」/弦楽四重奏曲第21番
「プロイセン王四重奏曲第1番」/セレナード第13番「アイネ・クライネ・ナ
ハトムジーク」] /ボーナス:舞台裏(静止画) 
(収録:2005年5月11日-13日、ドイツ、ザクセン州、ラメナウ城)
演奏/ゲヴァントハウス弦楽四重奏団、シュテファン・アデルマン(コント
ラバス……セレナード)
NTSC方式/画像構成比16:9Anamorphic/音声方式:PCMステレオ、ドルビー
・デジタル5.1、DTS5.1/102分/片面二層ディスク(DVD9)
弦楽四重奏をじっくりと味わえ、ゲヴァントハウス弦楽四重奏団の妙技とア
ンサンブルを映像で見られる、モーツァルト・ファン、室内楽ファンにおす
すめの一枚。古城での収録が独特の雰囲気を醸し出しており、落ち着いて楽
しめる映像になっています。

2054618  \2700
<メニューイン・プレイズ・メンデルスゾーン&ブラームス、サラサーテ、
バッジーニのアンコール集>
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調/ブラームス:ハンガリー舞
曲集(J.ヨアヒム編曲)-第4番/第5番 サラサーテ:スペイン舞曲集-
第1番 「マラゲーニャ」/第2番「ハバネラ」 バッジーニ:ワルツ「カラ
ブレーゼ」
ボーナス・フィルム:ハリウッドのヴァイオリニスト(ユーディ・メニュー
イン、ハンフリー・バートンと語る)/アンコール集について(ユーディ・
メニューイン、ハンフリー・バートンと語る) 
(収録:メニューイン・プレイズ・メンデルスゾーン……1947年、ハリウッ
ド、チャーリー・チャップリン・スタジオ、ボーナス・フィルム……1997年、
ワルシャワ)
演奏/ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)、
アンタル・ドラティ(指揮、ピアノ)、ハリウッド交響楽団、
アドルフ・ボーラー(ピアノ)
NTSC方式/画像構成比4:3fullscreen/音声方式::PCMステレオ/91分
(演奏:44分、ハリウッドのヴァイオリニスト:36分、アンコール集につい
て:11分)/独・仏語字幕付き(ナレーションは英語)/片面二層ディスク
(DVD9)
1940年代の颯爽としていたメニューインが見られる一枚であり、アメリカで
の人気が高まっていたドラティの映像も貴重。フルトヴェングラーとの共演
録音と同時期だけに、充実した演奏の記録として、20世紀ヴァイオリニスト
史を語る上での不可欠な存在となりそうです。滋味のあるトークも感動もの
です。


<NAXOS  JAZZ LEGEND>
8.120739  \850
ウディ・ハーマン:第3集「ザ・サンダリング・ハード」オリジナル・レコ
ーディングス 1945-1947
[Apple Honey / Bijou(Rhumba a la Jazz) / Caldonia / Goosey Gander /
 Northwest Passage / The Good Earth / Your Father's Moustache / Wild
 Root / Panacea / Blowin' Up a Storm / Mabel! Mabel! / Steps / Igor
/ Lady MacGowan's Dream / Summer Sequence, Parts 1-4 / Back Talk] 
<Vol.1 : 8.120527/ Vol.2: 8.120658>
デヴィッド・レニック復刻。シリーズ第3弾は米Columbiaへの録音集であり、
1946年のウッドチョッパーズによる録音も2トラック収録。ハーマンがヴォ
ーカルをとるトラックもあり、彼のバラエティ豊かな才能を知ることできる
一枚です。

8.120773  \850
サラ・ヴォーン:第3集「降っても晴れても」オリジナル・レコーディング
ス1949-1953
[I Cried For You / Black Coffee / Bianca /You're Mine, You / The
Nearness Of You / Summertime / Dedicated To You / You're All I Need
/ Can't Get Out Of This Mood / It Might As Well Be Spring / Mean To
Me / Come Rain Or Come Shine / Nice Work If You Can Get It / East Of
The Sun (And West Of The Moon) / My Reverie / City Called Heaven /
Ave Maria / Spring Will Be A Little Late This Year / A Blues Serenade
/ Perdido]  <Vol.1 : 8.120572/ Vol.2: 8.120763>
米Columbiaへの録音集は、マイルス・デイヴィスをフィーチャーしたジョー
ジ・トレッドウェル・オールスターズの録音(6トラック)が白眉。またス
タンダード・ジャズのほか、ミュージカル・ナンバーなどもレパートリーに
入れ、歌手として幅を広げた時期の記録だと言えるでしょう。


<NAXOS  NOSTALGIA>
8.120832  \850
アーネスト・ロー:「鳩の翼」オリジナル・レコーディングス1927-1938
[MENDELSSOHN: Hear My Prayer; O for the wings of a dove / Symphony
No. 2 in B flat Op. 52, "Hymn of Praise": I Waited for the Lord /
Elijah: O come everyone that thirsteth & Hear ye, Israel / ANONYMOUS:
 O filii et filiae (arr. H. W. Davies) / G. THALBEN BALL: Lift up
your hearts - H. W. Davies: King of Glory / HANDEL: Messiah, HWV
56: I know that my redeemer liveth / SCHUBERT: Hark!hark! the lark
 (Horch, horch! die Lerch), D. 889 / Who is Sylvia?, D. 891 /
Coronach, D. 836 / TRADITIONAL: Drink to me only with thine eyes
(arr. G. THALBEN BALL) / Nursery Rhymes: Matthew, Mark, Luke and
John - Bless you Bonnie Bee (arr. H. W. Davies)  / BRAHMS: Lied
von Shakespeare (Come away death), Op. 17, No. 2 / J.S.BACH: Herz
und Mund und Tat und Leben, BWV 147: Jesu, joy of man's desiring
(arr. H. Allen) / W. HENRY MONK: Abide with me]
デヴィッド・レニック復刻。1911年にロンドンで生まれ、ロンドン・テン
プル教会合唱団のソリストとして活躍。この復刻集は少年期から青年期へ
と移行した彼の記録であり、メンデルスゾーンやヘンデル、シューベルト
等のクラシック作品を中心に、清らかな歌声を聞かせます。少年合唱ファン
、ボーイ・ソプラノ・ファンにおすすめしたい一枚です。
  
<BRILLIANT>
BRL-92766 5枚組  \2390
ベートーヴェン:交響曲全集
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)、
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、デュッセルドルフ楽友協会合唱団
マーガレット・プライス(ソプラノ)
マリアナ・リポヴシェク(アルト)
ペーター・ザイフェルト(テノール)
ヤン=ヘンドリク・ローテリング(バス)

BRL-92778  4枚組  \1980
シューベルト:交響曲全集
リッカルド・ムーティ(指揮)、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

BRL-92777  6枚組  \2880
サン=サーンス:交響曲集
ヴァイオリン協奏曲
ピアノ協奏曲
ハバネラ
序奏とロンド・カプリチオーソ
アンダルシア奇想曲
ロマンス
アフリカ幻想曲、他
ジャン・マルティノン(指揮)、フランス国立放送管弦楽団
ウルフ・ヘルシャー(ヴァイオリン)
ピエール・デルヴォー(指揮)、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
ガブリエル・タッキーノ(ピアノ)

BRL-92765  4枚組  \1980
ドビュッシー:管弦楽作品全集
ジャン・マルティノン(指揮)、フランス国立管弦楽団

BRL-92809  2枚組  \990
J.S.バッハ:オルガン協奏曲集(ヴィヴァルディ原曲)
エレーナ・バルシャイ(オルガン)
(ルドルフ・バルシャイ夫人)

BRL-92771  10枚組  \4490
ロストロポーヴィチ名演集「1957-1972ソヴィエト録音集」
CD-1
プロコフィエフ:交響協奏曲 Op.125
ミヤスコフスキー:チェロ協奏曲 Op.66
CD-2
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 Op.104
シューマン:チェロ協奏曲 Op.129
CD-3
サン=サーンス:チェロ協奏曲 Op.33
ハイドン:チェロ協奏曲 No.2 ニ短調
CD-4
チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲
カプリッチョ風小品 Op.62
グラズーノフ:吟遊詩人の歌 Op.71
メロディ
ハチャトゥリアン:コンツェルト・ラプソディ
CD-5
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲 Op.107
ティシチェンコ:チェロ協奏曲 Op.23  他
CD-6
プロコフィエフ:チェロ・ソナタ Op.119
ハチャトゥリアン:チェロ・ソナ タ第1&2番
ストラヴィンスキー:ルシアン・ソング 他
CD-7
プロコフィエフ:チェロ協奏曲Op.132
ヴァインベルク:チェロ協奏曲 Op.43 他
CD-8
ラロ:チェロ協奏曲 ニ短調
オネゲル:チェロ協奏曲 
ソーゲ:チェロ協奏曲 ニ長調
CD-9
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ Op.102 1
ブラームス:チェロ・ソナタ イ短調 Op.38
シューマン:民謡風の5つの小品集Op.102
ファリャ:火祭りの踊り  他
CD-10
ブリテン:無伴奏チェロ組曲 第2番
バッハ:無伴奏チェロ組曲 第5番 他
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
キリル・コンドラシン(指揮)
ソヴィエト国立放送管弦楽団
ロジェストヴェンスキー(指揮)
ルドルフ・バルシャイ(指揮)
ドゥブロフスキー(指揮)
アレクサンダー・デドゥーヒン(ピアノ)、他

BRL-92779 3枚組 \1480
ドヴォルザーク:交響曲第5,7,8,9番
マリス・ヤンソンス
オスロ・フィル

BRL-92744 3枚組 \1480
スクリァービン:交響曲全種
リカルド・ムーティ
フィラデルフィア管

BRL-92794 10枚組 \4490
ハイドン:ピアノ三重奏曲全集
オールト、ボーデ、ポールマン、リンデン
ヴァン・スヴィーテン・ソサエティ・ダッチ・アンサンブルのメンバー

BRL-7591 9枚組 \4180
R.シュトラウス:管弦楽作品集
ルドルフ・ケンペ
ドレスデン・シュターツカペレ

BRL-7562 4枚組 \1980
「ロドリーゴ・エディション」
アランフェス協奏曲、他
エンリケ・バティス
ロンドン交響楽団、メキシコ国立交響楽団、他

BRL-92825 3枚組 \1480
ベートーヴェン:宗教曲集
荘厳ミサ、ミサ曲ハ長調、他
ジュリーニ、ニュー・フィルハーモニア管、他

BRL-92773 9枚組 \4180
ベートーヴェン:ピアノソナタ全集
フリードリッヒ・グルダ




<UNIVERSAL DEUTSCHE> ご予約締切日:11月6日
PO-4768761  12枚組 \5400
ベートーヴェン:ピアノソナタ全集、ピアノ協奏曲全集
フリードリッヒ・グルダ
ホルスト・シュタイン、ウィーンフィル
   
<DELTA CLASSICS>
DCCA-0018  \2415
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
ジョコンダ・デ・ヴィート(Vn)
フルトヴェングラー(指揮)トリノ・RAI O
音質は当時の録音技術を考えれば決して悪いものではなく、どちらかという
とデ・ヴィート(ヴァイオリン)に近く生々しい音を捉えている。従って若
干オケにはピントはずれているものの、それでも充分に各楽器の音色、ニュ
アンスまでわかる。しかも自然な音色を保たれており、この2大協奏曲が約
70分強の演奏にも関わらず、聴き疲れすることはありません。
どちらも何回かCD化された演奏ではありますが、現在入手できるのは輸入盤
位しかなく、音質面で若干人工音的であると噂されていますので、そういう
音質面を考慮して敢えて購入していない方も多く今回のCD化は正にその様な
お客様の渇きを癒すCDといえるでしょう。           
ノイズを極力排除したというものの、マスターに起因するノイズは発生しま
す。予めご了承ください。           
マスターによるドロップアウト、ノイズ等お聞き苦しい箇所ががあります。
予めご了承ください。

DCCA-0019 \2415
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱つき」(Jan/7/1951)
(靴音入り。注:これはバイロイトの足音入りの遊びですが、実際所々に、
指揮台を踏みならす靴音と思われる音が収録されています)
フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィル
ウィーン・ジングアカデミー
ゼーフリート(S)、アンダイ(A)、パツァーク(T)、エーデルマン(Br)
51年は「バイロイト」が有名になりすぎていますが、この1月に行われたウィ
ーン・フィルとの第9は隠れた名演ともいえ、オケ、ソリスト、合唱団ともに
出来栄えが素晴らしく、演奏の出来だけでいえば「バイロイト」を凌ぐものだ
と思います。(特に4楽章の最後コーダ以降の速度は尋常ではありませんが、
それを一糸乱れぬアンサンブルをいとも簡単にやってのける所がVPOです。)
ウィーン・フィルの底力をみせつけらる演奏であり、解釈的には7月、8月とあ
まり差はありませんが、アンサンブルの力量では一枚上かもしれません。特に
要所要所のテンポ変化などにも自在に対応できるところや、素早い反応は圧巻
です。
何回かCD化された演奏ではありますが、現在入手できるのは輸入盤位しかなく、
音質面で若干人工音的であると噂されていますので、そういう音質面を考慮し
て敢えて購入していない方も多く、今回のCD化は正にその様なお客様の渇きを
癒すCDといえるでしょう。
ノイズを極力排除したというものの、マスターに起因するノイズは発生します。
予めご了承ください。尚、録音日は諸説ありますが、今回一般的な日にちを明
記しております。
マスターによるドロップアウト、ノイズ等お聞き苦しい箇所があります。予め
ご了承ください。
マスターによる音飛び(1/4拍)が1トラックに1箇所御座います。予めご了承くだ
さい。
 
<Venezia>
CDVE24235  2枚組  \1650
「グレン・グールド・イン・レニングラード&モスクワ」
CD.1 モスクワ(モスクワ音楽院の学生たちへのレクチャーを含む)
ベルク:ピアノ・ソナタ第1番op.1
ウェーベルン:ピアノの為の変奏曲op.27
クジェネーク:ピアノ・ソナタ第3番から抜粋
バッハ:フーガの技法から第1、4、2曲
ゴルトベルク変奏曲から第3、18、9、24、10、30曲
CD.2 レニングラード
バッハ:ピアノ協奏曲第1番
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番
ラディスラフ・スロヴァーク指揮
レニングラード・フィル
グレン・グールド(Pf) 1957年ライヴ

CDVE24236  2枚組  \1650
プッチーニ:管弦楽作品集、歌劇「トスカ」
プッチーニ:
交響的奇想曲
交響的前奏曲
歌劇「マノン・レスコー」からインテルメッツォ
ドミトリー・キタエンコ指揮モスクワ・フィル 1987年 ステレオ
歌劇「トスカ」(ロシア語)
トスカ:タマーラ・ミラキシュキーナ
カヴァラドッシ:ズーラブ・アンジャパリーゼ
スカルピア:オレグ・クレノフ
パンコフ・ゲオルギ、アンドレイ・ソコロフ 他
エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮ソビエト国立交響楽団 1967年 ステレオ
※メロディア原盤

CDVE03263 2枚組 \1650
サルマノフ:交響曲全集
交響曲第1番 1957年録音
交響曲第2番 1960年録音
交響曲第3番 1964年録音
交響曲第4番 1977年録音
ムラヴィンスキー指揮
レニングラード・フィル モノラル録音
ところどころにマスターに起因する音の揺れ、左右バランスの悪さが聴き取れ
ます。ご注意ください。

CDVE44237 4枚組 \2700
シベリウス:交響曲全集
交響曲第1-7番 1969-74年 
ヴァイオリン協奏曲 オイストラフ(Vn) 1965年
ロジェストヴェンスキー指揮
モスクワ放送交響楽団 ステレオ録音

CDVE04238 \1350
カリンニコフ:交響曲第1、2番
ヴェロニカ・ドゥダロワ指揮
ロシア交響楽団 1992年 ステレオ録音
名演の復活です。

CDVE04239 \1350
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」 
モスクワ放送第交響楽団 1973年ステレオ録音
ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第3番 
ソビエト国立交響楽団 1952年モノラル録音
以上、コンスタンティン・イワノフ指揮
ベートーヴェン:「エグモント」序曲
ボリス・ハイキン指揮
ボリショイ歌劇場管弦楽団 1962年ステレオ録音
初CD化です。「運命」はスピード感あるコンスタンティン・イワノフの快演。
オーケストレーションに加筆ある演奏かと思われます。
メロディア原盤によるマスターテープによるCD化。





<Archipel>
ARPCD0286 2枚組 \1800
バッハ:マタイ受難曲2種(抜粋)
バッハ:マタイ受難曲第1-33曲
イルムガルト・ゼーフリート (Soprano)
ヒルデ・レッスル=マイダン (Contralto)
ユリウス・パツァーク (Tenor/Evangelist)
オットー・ヴィーナー (Bariton/Jesus)
ハンス・ブラウン (Bass)
フルトヴェングラー指揮
ウィーン・フィル、ウィーン学友協会合唱団 1952年4月9日
バッハ:マタイ受難曲第1&8-46曲
ニルダ・ホフマン (Soprano)
マルガレーテ・クローセ (Contralto)
アントン・デルモータ (Tenor/Evangelist)
アンヘロ・マッティエッロ (Bariton/Jesus)
ヨゼフ・グラインドル (Bass)
フルトヴェングラー指揮
ブエノス・アイレス・テアトロ・コロン管弦楽団&合唱団 1950年
共に熱い演奏で大きな感動を呼び起こす2種のマタイ受難曲(抜粋)が
クリアで自然なリマスターリングにて発売となります。

ARPCD0287 \950
ブラームス:弦楽四重奏曲第1番 1949年ライヴ ジュネーヴ
ブラームス:クラリネット五重奏曲 1949年ライヴ ジュネーヴ
ヴェーグ弦楽四重奏団
Antoine-Pierre de Bavier(クラリネット)

ARPCD0336 \950
若き日のグルダ(Pf)名演奏集
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第28番 1950年録音
ベートーヴェン:
「エロイカ」の主題による15の変奏曲とフーガop.35 1951年録音
ウェーバー:ピアノ小協奏曲op.79 1955年録音
フリードリヒ・グルダ(Pf)
フォルクマール・アンドレーエ指揮ウィーン・フィル

ARPCD0222  \950
ブラームス:悲劇的序曲
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
クリフォード・カーゾン(Pf)
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮ウィーン・フィル
1955年7月26日 ザルツブルク
※1955年7月26日の演奏会:
ブラームス:悲劇的序曲、ピアノ協奏曲第2番、交響曲第3番の
プログラム(悲劇的序曲、交響曲第3番はORFEOから発売あり)から。
最初は足並みが揃わない感がありますが、曲が進むにつれ
白熱した演奏になってきます。初出!

ARPCD0274  \950
ウェーバー:舞踏への勧誘
ヨハン・シュトラウス:ウィーンの森の物語
ヨハン・シュトラウス:千夜一夜物語
ランナー:シェーンブルンの人びと
ヨハン・シュトラウス:エジプト行進曲
シューベルト:軍隊行進曲
ヨハン・シュトラウス:アンネン・ポルカ
ヨハン・シュトラウス:南国のバラ
コムツァーク:バーデン娘
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮バイエルン州立歌劇場管弦楽団
1955年3月20日のコンサートから
※音質良好です。
※LivingStage#1005からArchipelへの移行です。
つきましてはLivingStage#1005が廃盤と成ります。

ARPCD0320  \950
シューマン:謝肉祭、クライレスリアーナ 1955年
交響的練習曲 1954年
ゲーザ・アンダ(Pf)
※音質良好です。

ARPCD0321  \950
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
ベルリン・シュターツカペレ 1955年
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
ケルン放送交響楽団 1955年
エーリッヒ・クライバー指揮
※音質良好です。

ARPCD0333  \950
ショパン:
ピアノ・ソナタ第2番、バラード第1番
マズルカ第17、20、24番、ワルツ第2番
練習曲Op.10-2、3、5、8、10
練習曲Op.25-1、2、3、6、7、8、9、11
ヴィルヘルム・バックハウス(Pf)    1950/53年ロンドンでの録音
※音質良好です。





<WALHALL>
WLCD0137  2枚組  \1800
ベルリオーズ:ヴェンヴェヌート・チェッリーニ(ドイツ語)
フリッツ・ウール、オットー・ヴィーナー、レオ・ヘッペ
クルト・フォン・テナー指揮
ウィーン大放送管弦楽団 1952年
※スタジオ録音。とても良い音質です。初出
       
WLCD0138  2枚組  \1800
オーベール:フラ・ディアヴォロ(ドイツ語)
ヴィルマ・リップ、ルドルフ・ショック、エルンスト・ステインホフ
ヴィルヘルム・シュヒター指揮
北ドイツ放送交響楽団 1954年
※スタジオ録音。良い音質です。
       
WLCD0139  2枚組  \1800
プッチーニ:トゥーランドット
ゲルトルーデ・グローブ=ブランドル、ノーマン・スコット、
マルチェッロ・ロッシ
フランコ・カプアナ指揮
ヴェネツィア・フェニーチェ歌劇場管弦楽団、合唱団
1953年 ※スタジオ録音、音質は良いです。初出
       
WLCD0140  2枚組  \1800
ヴェルディ:シチリア島の夕べの祈り(ドイツ語)
ヒルデ・ツァデク、ハンス・ホップ、
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ
マリオ・ロッシ指揮
ケルン放送管弦楽団、合唱団 1955年
※スタジオ録音。良い音質です。 MYTOレーベルから発売あり。

WLCD0141  2枚組  \1800
ヴェルディ:仮面舞踏会
ジンカ・ミラノフ、ジャン・ピアース、ロバート・メリル、
マリアン・アンダーソン
ディミトリ・ミトロプーロス指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団 1955年
※ライヴ録音。臨場感ある良い音質です。FOYERレーベルから発売あり。

WLCD0142  2枚組  \1800
ヴェルディ:アイーダ
リューバ・ヴェリチュ、ラモン・ヴィナイ、マーガレット・ハーショー
エミール・クーパー指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団 1950年
※ライブ録音。分離が悪く聴き辛いです。MELODRAMレーベルから発売あり。

WLCD0143  2枚組  \1800
R.シュトラウス:サロメ
クリステル・ゴルツ、ラモン・ヴィナイ、ブランシュ・シーボム
ディミトリ・ミトロプーロス指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団 1955年
※ライヴ録音。 良い音質です。初出
       
WLCD0144  2枚組  \1800
モーツァルト:魔笛
エリーザベト・グリュンマー、エルンスト・コツーブ、エリカ・ケート
ゲオルグ・ショルティ指揮
ヘッセン放送管弦楽団、合唱団 1955年
※スタジオ録音。良い音質です。安心して聴けます。
       
WLCD0145  3枚組  \2700
ワーグナー:タンホイザー
ルートヴィヒ・ズートハウス、マルタ・ムジアル、パウラ・ブフナー
ヨゼフ・グラインドル、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ
レオポルド・ルートヴィヒ指揮
ベルリン市立歌劇場管弦楽団、合唱団 1949年
※ライヴ録音。 良い音質です。MELODRAMレーベルから発売あり。
  
WLCD0146  3枚組  \2650
ワーグナー:ローエングリン
ラウリッツ・メルヒオール、ヘレン・トラウベル、アストリッド・ヴァルナイ、
デジェー・エルンステル、ヘルベルト・ヤンセン、フランク・グェルラ
スティードリー指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団 1950年
音質は悪く、所々に雑音、音切れが聴かれます。残念ながら一般向けとは
いえません。お気をつけください。

WLCD0148  2枚組  \1800
プッチーニ:蝶々夫人(ドイツ語)初出!
エリザベート・リンダーマイヤー、リヒャルト・ホルム、マルセル・コルデス
ヘルタ・テッパー、カール・オステルターク
ルドルフ・アルベルト指揮
バイエルン放送交響楽団&合唱団 1954年
スタジオ録音。放送用音源。音質は非常に良く、演奏も良いものです。
       
WLCD0149  2枚組  \1800
ベートーヴェン:フィデリオ
ユリウス・パツァーク、エルナ・シュリュター、フェルディナント・フランツ
ヘルベルト・アルゼン、リサ=デラ・カーザ、ルドルフ・ショック、
エーデルマン
フルトヴェングラー指揮
ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団 1948年
名盤の復活。音質良好です。
       
WLCD0150  2枚組  \1800
モーツァルト:イドメネオ(ドイツ語)初出!
クルト・シェフラー、トルーデ・アイッペルレ、アンネリース・クッパー
フランツ・フェーリンガー
ヴィンフリート・ツィリヒ指揮
ヘッセン放送交響楽団&合唱団 1954年
スタジオ録音。放送用音源。音質は非常に良く、演奏も良いものです。
       
WLCD0151  2枚組  \1800
モーツァルト:後宮からの逃走
エルナ・ベルガー、ワルター・ルートヴィヒ、マルティナ・ヴルフ
アルフレード・ブファイフレ、テオ・ヘルマン
ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮
北ドイツ放送交響楽団&合唱団 1946年
スタジオ録音。放送用音源。音質は非常に良く、演奏も良いものです。
       
WLCD0152  2枚組  \1800
モーツァルト:ドン・ジョヴァンニ(ドイツ語)
カール・ハンメス、マリア・ライニンク、ヘトヴィヒ・ユングクルト
ユリウス・パツァーク、ゲオルグ・ハン、ハンス・デュクルー
ヨゼフ・カイルベルト指揮
シュトゥットガルト放送交響楽団&合唱団 1936年
名盤の復活です。1936年としては音質も良いですが、初心者向きではありま
せん。
       
WLCD0153  2枚組  \1800
プッチーニ:トスカ
レナータ・テバルディ、フェルッチョ・タリアヴィーニ、
ティト・ゴッビ、ハウエル・グリン
フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ指揮
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団、合唱団 1955年ライヴ
音質は悪く、所々に雑音、音切れが聴かれます。残念ながら一般向けとは
いえません。お気をつけください。





<ANDROMEDA>   
ANDRCD5030  2枚組  \1150
ワーグナー:
「リエンツィ」から序曲 1926&27年
「ローエングリン」から第1幕への前奏曲 1927年
「ローエングリン」から第3幕への前奏曲 1940年
「タンホイザー」から序曲、ヴェヌスベルクの音楽 1937年
「タンホイザー」から第3幕への前奏曲(ストコフスキー編曲) 1936年
「パルジファル」から第1幕への前奏曲 1936年
「トリスタンとイゾルデ」(ストコフスキー編曲の管弦楽版) 1932年
「パルジファル」から聖金曜日の音楽 1936年
「パルジファル」(ストコフスキー編曲の管弦楽版) 1934年
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」から第1幕への前奏曲 1936年
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」から第3幕への前奏曲 1934年
レオポルド・ストコフスキー指揮
フィラデルフィア管弦楽団 
       
ANDRCD5033  3枚組  \1800
「ランドフスカ1934-54年Victor&HMV録音集」
バッハ:イギリス組曲第2番 1936年
バッハ:トッカータ ニ長調 1936年
バッハ:パルティータ第1番 1935年
バッハ:フランス組曲第6番 1936年
バッハ:小前奏曲 1935/1936年
クープラン:作品集 1934/1954年
ラモー:組曲 ホ短調、ト短調  1934/35年
ヘンデル:コンチェルト 1934/35年
ヘンデル:組曲第10、11番 1934/35年
ワンダ・ランドフスカ(チェンバロ)
       
ANDRCD5034  6枚組  \2650
フルトヴェングラー The Late Unforgettable Colombia Recording
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」 
E.フィッシャー(Pf) フィルハーモニア 1951年
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
ウィーンフィル 1954年2月28日&3月1日
ワーグナー 作品集:
「さまよえるオランダ人」序曲 ウィーンフィル 1949年
「タンホイザー」序曲 ウィーンフィル 1952年
「ローエングリン」から第1幕への前奏曲 ウィーン・フィル 1954年
「神々の黄昏」から序曲&ジークフリートのラインへの旅 
ウィーン・フィル 1954年
「神々の黄昏」から序曲&ジークフリートの葬送行進曲 
ウィーン・フィル 1954年
「神々の黄昏」からブリュンヒルデの自己犠牲 
フィルハーモニア 1952年
モーツァルト:交響曲第40番 ウィーン・フィル 1948&49年
シューベルト:交響曲第8番「未完成」 ウィーン・フィル 1950年
ウェーバー:オイリアンテ 序曲 ウィーン・フィル 1954年
スメタナ:モルダウ ウィーン・フィル 1951年
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」 ウィーン・フィル 1952年
グルック:序曲「アルセスト」、「アウリウスのイフィゲネイア」 
ウィーン・フィル 1954年
ブラームス 作品集:
交響曲第1番 ウィーン・フィル 1952年 ライヴ
ハイドンの主題による変奏曲 ウィーン・フィル 1952年 ライヴ
ハンガリー舞曲から ウィーン・フィル 1949年
ハイドン:交響曲第94番「驚愕」 ウィーン・フィル 1951年
シューベルト:ロザムンデから ウィーン・フィル 1950/51年
ウェーバー:「魔段の射手」序曲 ウィーン・フィル 1954年
ウェーバー:「オベロン」序曲 ウィーン・フィル 1950年
ヨハン・シュトラウス:皇帝舞曲 ウィーン・フィル 1950年
       
ANDRCD5038  2枚組  \1150
リヒテル(Pf) モスクワ1948-55 名演奏集
バッハ:ファンタジアとフーガ BWV944 1948年
イタリア協奏曲 1948年
イギリス組曲第3番 1948年
ピアノ協奏曲第1番 BWV1052
ザンデルリング指揮ソビエト国立交響楽団 1955年
ムソルグスキー:展覧会の絵 1952年
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第2、6番、前奏曲 1952/55年
スヴャトスラフ・リヒテル(Pf)
※Melodiya、BMG、Urania、Parnassus等のレーベルから発売あり。
 
<JIMMY CLASSICS(メロディア音源)>
★限定特価入荷でご注文順に商品確保いたします。確保が出来なくなった時点で
受注は終了となりますので、お早めにご注文下さい。
OM03-131 \900
「レナード・バーンスタイン・イン・ロシア」
ベートーヴェン:エグモント序曲
ブラームス:交響曲第1番
ラヴェル:ラ・ヴァルス
レナード・バーンスタイン指揮
ニューヨーク・フィル
録音:1959年8月28日
(レニングラード・フィルハーモニー・大ホール、ライヴ録音)
1959年8月24日(モスクワ音楽院大ホール、ライヴ録音)
バーンスタインがニューヨーク・フィルを率いて冷戦下のソ連(当時)を訪れ
た貴重なライヴ。異常な状況のもと壮絶な演奏です。モノラルながら良好な音
質です。





<アクースティカ・レーベル>
PPCA103 4枚組 定価 6,000円 (税抜 5,714円)
SONODA ESSENTIAL-「園田高弘ベスト」
収録曲(演奏年)
CD1
バッハ:半音階的幻想曲とフーガ二短調BWV.903(1998年ライヴ)、
パルティータ第1番(1995年)、シャコンヌ 二短調(ブゾーニ編)(1989年)
ハイドン:ピアノ・ソナタ変ホ長調Hob.XVI/49(2000年)
CD2
モーツァルト:
ピアノ・ソナタ ヘ長調K.322(1991年)、幻想曲 ハ短調K.457(1991年)
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第21番Op.53「ワルトシュタイン」(1993年)、同第31番変イ
長調Op.110(1995年)
CD3
シューマン:フモレスケOp.20(1992年)、
ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番(1997年)、
リスト:ダンテを読んで(1998年ライヴ)
CD4・
ショパン:バラード第1番(1998年)、幻想ポロネーズ(1998年ライヴ)
ドビュッシー:
6つの前奏曲(アナカプリの丘、亜麻色の髪の乙女、途絶えたセレナーデ
(1980年)、月光に満ちたテラス、水の精、花火(1980年ライヴ))
ベルク:ピアノ・ソナタOp.1(1998年ライヴ)、
シェーンベルク:組曲Op.25(1990年)、
ラヴェル:水の戯れ(1963年)、
ストラヴィンスキー:4つの練習曲Op.7(1962年)





<ORF>
VCD 021 \2080
ベートーヴェン:バレエ音楽「プロメテウスの創造物」
クリストフ・エーベルレ指揮フォラールベルク響、
ミヒャエル・ケールマイア(語り)2005年5月録音
この作品は序曲、序奏と16曲の管弦楽曲から成り、合間に当時の主要な舞踊家
ヴィガーノによる台本が朗読されます。フォラールベルク交響楽団は、オース
トリア西部にも高水準のオーケストラをという意図で1984年に創設されました。
ブレゲンツ出身のエーベルレは1986年ウィーン室内管弦楽団を指揮してデビュ
ーしました。1988年からフォラールベルク交響楽団の主席指揮者、2004年から
ザルツブルク州立劇場の音楽監督を務め、東京都交響楽団も指揮しています。

CD 387 \2080
「KULINARISCHES AUS OSTERREICH (オーストリアの料理)」
クルト・アントン・ヒューバー(1928-):ボッカチオ賛歌1/
ゲルハルト・プレゼント(1957-):「木管楽器のためのソロ」/
マーサ・シュヴェディアウアー=サウスウィック(1956-):小三重奏曲3/
E.R.ライトナー(1943-):
無伴奏ヴァイオリンの為の「パガニーニ氏の弦の跳躍」
エルンスト・ヴュルディンガー(1952-):
B管クラリネットのための「ザダスタン」/
ダナ・クリスティナ・プロプスト(1961-):
チェロとピアノのための「メシアン賛歌」、
マクシミラン・クロイツ(1953-):ウィーン風三重奏曲/
ゲルハルト・トラック(1934-):無伴奏ヴァイオリンのための主題と変奏/
ディーター・シェルマン(1957-):
ソプラノとピアノのための7つの歌曲から5曲/
エルンスト・ケルツ(1929-):ピアノのための「感情」/
ウェルナー・ペリンカ(1952-):アラベスク風三重奏曲
ウェルナー・ハックル指揮
トーンキュンストラー合奏団、
アルフレート・ヘルテル(Ob)、ゲラルト・ヒンタードルファー(Vn)、
伊藤志保(Cl)、バルバラ・シュヴァルツ(Vc)、ウルリケ・ジヒ(S)、
アンデアス・ウィキダル(P)他
「ボッカチオ賛歌1」は哀愁の漂う古風で調性的な作品。「ソロ」では無伴奏
オーボエが名人芸を繰り広げます。「小三重奏曲3」はアメリカ人気質の表れ
た陽気で軽快な曲です。「パガニーニ氏の弦の跳躍」は細かい音型による無窮
動風の曲で、切実に訴えるような旋律がはさまれます。「ザダスタン」は4本
のクラリネットによるのどかな作品。「メシアン賛歌」は、厳粛で重々しい基
調の中に現れる高音域のピアノのクリスタルな音色が印象的です。クロイツは
伝統から発展した半音階的音体系を用いる作曲家で、「ウィーン風」なのはし
ばしば現れるワルツのリズムだけの陰鬱な作品です。「主題と変奏」はロマン
派的様式で書かれ、抒情的で静謐な旋律が連綿と歌われます。「7つの歌曲」
はピアノを打楽器的にも扱い、激しい表出力を持った作品。ケルツは音素材を
限定することが多く、この曲もほとんど同じリズムで作曲されています。「ア
ラベスク風三重奏曲」は、ピアノがアラベスク風の細かい装飾的な音型を奏す
る明るく華やかな作品です。

CD 388 \2080
「The NEXT GENERATION(次の世代)」
アンドレアス・ウィキダル(1966-):チェロとピアノのための「ピンポン」/
ルーカス・ハーゼルベック(1972-):管楽五重奏のための「モビール」/
ソニア・フーバー(1980-):ピアノのための”d’accord”/
R.グラーフ(1967-):フルート、ギターと打楽器のための「原因と副作用」/
ユディット・ヴァルガ(1979-):ピアノのための変奏曲/
アレクサンダー・クロップ(1977-):クラリネットとピアノのためのロンド/
カール・バート(1957-):チェロとピアノのための「簡潔なレントラー」/
ツヴェタ・ディミトロヴァ(1968-):ピアノと室内管弦楽のための「変形」/
ヨハネス・コーバルト(1971-):アルト、ヴィオラとピアノのための「断章」/
ミヒャエル・ワールミュラー(1980-):室内合奏のための「G.ハーゼンベル
ガーの絵による4つの幻想小曲集」から「カッパドキア」「エーゲ海」/
ローラント・フライジッツァー(1973-):ヘレンの真夜中の狂気の踊り
ルイーゼ・ブライヤー(Vc)、
ウェルナー・ハックル指揮トーンキュンストラー合奏団、
ソニア・フーバー(P)、バルバラ・ギスラー=ハーゼ(Fl)、
リヒャルト・グラーフ(G)、ユディット・ヴァルガ(P)、
アレクサンダー・クロップ(Cl)、カール・バート(P)、
マルガレーテ・ユンゲン(A)、
ペーター・コイシュニヒ指揮モスクワ管他
ピンポン」は、リズムを刻むピアノの上をチェロがスタッカートやピツィカ
ートを多用して跳ね回ります。「モビール」では、長く音を伸ばす楽器と細か
い動きをする楽器が絡み合います。”d’accord”は同意、賛成という意味で、
ピアノは点描的に始まり、暗い音色で激しく動きます。「原因と副作用」はフ
ルートが牧歌的な旋律を奏し、ギターと打楽器が異国的な雰囲気をかもし出し
ます。変奏曲は3楽章から成り、高音域と低音域が対比されています。ロンド
は細やかな情趣のある抒情的な作品です。レントラーでは、ピアノがレントラ
ーのリズムを奏する上で、チェロが単純な旋律を反復したりギターのように弦
をかき鳴らしたりします。ディミトロヴァはブルガリア出身で、「変形」には
印象主義的な音色、ダイナミックな対照、不規則なリズムが共存しています。
「断章」では哀愁を帯びた緩やかな旋律が歌われます。カッパドキアはトルコ
の昔の王国名で、のどかな旋律で始まりますが、行進曲風のリズムの暗い響き
に変わり、これは次の曲にも引き継がれます。フライジッツァーの作品では
様々な打楽器やが狂気を強調しています。

CD 389 \2080
「私が前に歩む時−島々の歌曲と旋律集」
ロバート・ジョンソン(1583頃-1633):私が前に歩む時/
ターラフ・オカロラン(1670-1738):ヒューレット/カロランの歓迎/
作者不明:ブルターニュの舞曲/ジョン・バーリコーン/あなたは
何歳/黒と灰色/冷たい土の上で/ジェニーの結婚/川は広い/
もう決してお前を愛さない他
ニコラウス・ネヴェルクラ指揮
クワドリガ・コンソート
イングランド、スコットランド、アイルランドの音楽はヨーロッパ大陸とは異
なる歴史をたどってきました。たとえば、3度や6度という協和音程が他のヨ
ーロッパの国々より早く用いられました。それは、芸術音楽と民俗音楽との境
界線が大陸ほどはっきり引かれていなかったからです。ここには、17-18世紀の
写本から採られた、心をなごませるしみじみとした民謡からにぎやかな舞曲ま
で20曲が収録されています。

CD 390 \2080
「バルダッサーレ・ガルッピ(1706-1785):作品集」
カンタータ「弁明」/2つのヴァイオリンと低音のためのソナタヘ長
調/ファゴット協奏曲変ロ長調(フルート協奏曲ニ長調の編曲)/
フルート、オーボエと通奏低音のためのソナタト長調/チェンバロ
と弦楽のための協奏曲へ長調
サラ・ミンガルド(A)、
セルジョ・アッツォリーニ(Fg)、
マッシミリアーノ・ラスキエッティ(Cemb)、
ロペラ・ストラヴァガンテ
ガルッピはオペラ・ブッファの作曲家、聖マルコ大聖堂の楽長としてヴェネツィ
アで活動し、多数の器楽曲も作曲しました。美を追求するために常に努力を重
ね、優雅で洗練された様式を作り上げました。ロペラ・ストラヴァガンテは、
注目に値するのに不当に無視されている劇場作品に再び光を当てることを目的
とするアンサンブルで、初期のオペラを研究と演奏の総合として上演しようと
しています。

CD 391 \2080
エドゥアルト
「ティロルの現代音楽」国際現代音楽協会オーストリア支部
エーリヒ・ウルバナー(1936-):室内合奏のための抒情詩/
トーマス・アマン(1978-):弦楽四重奏のための「…お前の世界は呼吸…」
ノルベルト・ホフマン(1948-):Acrotiri(電子音楽)/
ベルンハルト・ガンダー(1969-):弦楽三重奏と電子音のための「具体
的な詩」/
・デメツ(1958-):ソプラノと室内合奏のための「仮面劇」/
ギュンター・ツェヒベルガー(1951-):弦楽六重奏曲第1・3・4・5楽章/
マルティン・リヒトフス(1959-):管弦楽のための「エアロビクス」
エーリヒ・ウルバナー(指揮)、
コルドス(弦楽四重奏団)、
ウィーン・ケルネ四重奏団員、
ペーター・コイシニヒ指揮コントラプンクテ合奏団、
ゲオルク・シュメーエ指揮インスブルック・ティロル響他
「抒情詩」はロマン的な基本姿勢を暗示する題で、古典的形式や舞曲の引用も、
多様な楽器による多彩な音色の中に織り込まれています。アマンの作品では、
抑制された音響の中でトレモロが断続的に奏され続けます。”Acrotiri”は楽
器の音を素材として周波数を変えて作られました。「具体的な詩」は、機械、
建築現場、事務所などの音に楽器の音を加えて編集されました。「仮面劇」の
歌詞はクラウス・ヘンドルの歌劇の台本から採られていて、殺人を目撃した警
部が被害者の仮面をつけて犯人を驚かせようとします。「弦楽六重奏曲」では
グリッサンドによる音の漸進的上下が多用されています。「エアロビクス」は
運動の2つの重要な前提である周期的運動と脈動する反復を主題とすることを
意図し、活気と運動の喜びを音楽で表現しようとしています。

CD 394(SACD-Hybrid) 2枚組 \4160
「トリゴナーレ2004古楽音楽祭−変化」
コレッリ:ヴァイオリン・ソナタニ短調op. 5-12「ラ・フォリア」
カルダーラ:独唱カンタータ「メデアを誘拐された時のアエタの嘆き
ヘンデル:合奏協奏曲変ロ長調op. 6-7/
ヴィヴァルディ:フルート協奏曲ハ長調RV444
J.S.バッハ:カンタータ第196番「主はわれらを思いたもう」/モテット
「主をたたえよ、すべての異教徒よ」BWV230/カンタータ第12番「泣
き、嘆き、悲しみ、おののき」/モテット「わが喜びなるイエス」
BWV227/カンタータ第147番「心と口と行いと命もて」から「主よ、人
の望みの喜びよ」他
ヒロ・クロサキ(黒崎広嗣 Vn)
ハリー・ファン・デア・カンプ指揮ア
ムステルダム・ジェズアルド・コンソート
ジョヴァンニ・アントニーニ指揮
イル・ジャルディーノ・アルモニコ
コンラート・ユングヘネル指揮カントゥス・ケルン他
トリゴナーレという名は、古代のハープの一種トリゴノンから採られています。
2003年に始まった古楽音楽祭で、オーストリア南部のケルンテン州で毎年開催
されます。古楽は演奏会で次第に認識されてきましたが、この時代の作品の大
部分はまだ知られないままです。この音楽祭は、1750年以前に作曲された知ら
れていない作品を初演することや、知られていない演奏家をデビューさせるこ
とによって、古楽を多様に鑑賞し、主流以外の音楽にも目を向けることに貢献
することを目的としています。水準の高い演奏がそろっています。

CD 395 \2080
フランセ:管楽五重奏曲第1番ホ長調(1948)/
アントン・ライヒャ:管楽五重奏曲変ホ長調op. 88-2/
アイネム:管楽五重奏曲op.46
アーノルド:管楽五重奏のための3つの船乗りの歌/
アイネム:
クラリネット、ファゴットとホルンのためのセレナード「ネズミ、ビーバー、
クマについて」op. 84
ペンタ・ムジカ
フランセは、フランスの国立放送管弦楽団の独奏ホルン奏者から、演奏者の名
人芸を示せるような管楽五重奏曲を委嘱されました。フランス的で優雅で軽妙
なこの作品の作曲は難航しましたが、世界中で成功を収めました。フルート奏
者でもあったライヒャの曲は古典派様式の明るく穏やかな作品です。アイネム
の唯一の管楽五重奏曲は着想と機知に富んだディヴェルティメント的性格の作
品です。「ネズミ、ビーバー、クマについて」は、クマは作曲者、ネズミは妻、
ビーバーは出版者を描写しています。アーノルドは「クワイ川マーチ」の作曲
者として知られていますが、現代の傾向も採り入れた多数の器楽曲を作曲して
います。「3つの船乗りの歌」では、軽快な両端の2曲の間に抒情的な「ジョ
ニーは兵士だった」が奏されます。

CD 397(SACD-Hybrid) \2080
「起きて、目を開けて」−1500年頃のナポリ風のフロットラと田舎の歌
ヴィラールト:おお私のかわいい人/口論している年取った女たち/
作曲者不明:ヴィラネッラ
トロンボンチーノ:美しい聖母/起きて、目を開けて/
アルフィオ・アンティコ(1956-):海の精神/山で
セヴェリーノ・コルネティ:私は失った他
アッコルドーネ
フロットラは1500年頃イタリアで流行した世俗歌曲で、民謡風で単純で、マド
リガルの先駆の一つとなりました。ここには素朴な味わいの歌曲と器楽曲15曲
が収録されています。アッコルドーネは1984年に演奏を始め、1989年からは歌
詞と音楽の関係の理解しやすさに焦点を当てて活動してきました。ここで歌と
打楽器を担当しているアルフィオ・アンティコの作品も収録されています。

CD 399 \2080
リヒャルト・デュンザー(1959-):作品集
悲歌.ディオティマへ(弦楽四重奏曲第1番)/4つのトンボー(墓)
〜ギター独奏のために/3つのピアノ曲(思い出/記念碑/夜の歌)/
…不毛の土地から生えるライラック…
ウィーン・アンタレス四重奏団、
アレクサンダー・スヴェーテ(G)、
アルフォンス・コンタルスキー(P)、
エーリヒ・ウルバナー指揮ライエ合奏団
「悲歌」はヘルダーリンの詩「悲歌」に基づき、詩の主要な観念や節の配置な
どは音楽においても類似していて、それらが音楽的に発展します。「4つのト
ンボー」は、フランスのヴィオラ・ダ・ガンバのための古い音楽の精神を思い
出させるために作曲されました。デュンザーは「夜の」作曲家で、たいてい暗
い気分と色彩を含んでいます。「3つのピアノ曲」のピアノと室内合奏のため
の版は「夜の三部作」という題です。「記念碑」ではシェーンベルクの文字の
音名が「記念碑」としてオスティナート風に挿入され、シェーンベルク作品の
引用も現れます。「…不毛の土地から生えるライラック…」の題は、T.S.エリ
オットの詩「荒地」の一部です。

CD 402 \2080
レハール
:オペレッタ「ルクセンブルク伯爵」抜粋
フレッド・リーヴェール(T)、ソニア・ニッテル(S)、
マックス・シェーンヘル指揮ウィーン放送大管他、1951・59年録音
レハールの「メリー・ウィドウ」に続くオペレッタは並の成功しか収めなかっ
たので、あれは一時の幸運だったのではないかと言う批評家もいました。しか
し、そうではなく、1909年に初演された「ルクセンブルク伯爵」は世界的に成
功しました。マックス・シェーンヘルは1931年からウィーン放送管弦楽団の指
揮者を務め、1951年にこの作品を指揮した時、タイトル・ロールにフレッド・
リーヴェールを起用しました。ソニア・ニッテルはこの録音の歌手役ではなく、
ジュリエッタ役でした。

CD 403 2枚組 \4160
マックス・ナーグル(1960-) :オペレッタ「4分割された第7天国」
アレクサンダー・ドゥルカー指揮ライエ合奏団、
プリティ・コールズ (S)、マーク・ハマン(T)、他 2005年4月録音
第7天国とは最高の天国を意味します。大統領の秘書は、大統領の愛犬を殺し
ましたが、犬の腹に爆弾を埋め込めば生き返るかもしれないと考え、獣医に手
術を依頼します。けれども爆弾は爆発せず、獣医は計画を断念するよう懇願し
ます。その時執事が爆弾に点火し、すべてが消え去って、第7天国の場面とな
ります。ナーグルはオーストリア生まれの作曲家・サクソフォン奏者で、舞台
作品や映画音楽を作曲し、ジャズ・フェスティヴァルにも参加しています。こ
の作品は19世紀のウィーンのオペレッタの様式を基調とし、様々な現代的手法
を採り入れています。

CD 405 \2080
「オペレッタ・ライヴ」
ヨハン・シュトラウス2世:「ウィーン気質」抜粋
カールマーン:「チャルダーシュ侯爵夫人」抜粋
レハール:「メリー・ウィドウ」抜粋
ウィーン・フォルクスオパー管・合唱団
アルフレート・エシュヴェ指揮、バルバラ・ペイハ(S)、
ゼバスティアン・ラインタラー(T)、他 2004年10月録音
マンフレート・マイアホーファー指揮、
テュンデ・フランコー(S)、S.ラインタラー(T)、他 2005年3月録音
レオポルト・ハーガー指揮、ノエミ・ナデルマン(S)、
モーテン・フランク・ラーセン(T)、 他 2005年6月録音
「ウィーン気質」は未完の作品で、アドルフ・ミュラーJr. が完成しました。
カールマーンはハンガリー生まれで、ウィーンでオペレッタ作曲家として成功
しました。レハールもハンガリー生まれで、1902年ウィーンの劇場の指揮者と
なり、1905年に初演された「メリー・ウィドウ」で世界的に知られるようにな
りました。オペレッタの本場であるウィーン・フォルクスオパーでのウィーン
情緒を堪能できる演奏です。

CD 407(SACD-Hybrid) \2080
ヴィヴァルディ:「赤毛の情熱」
ピッコロ協奏曲ハ長調RV443/フルート、オーボエ、ヴァイオリン、ファゴット
と通奏低音のための協奏曲ト短調RV107/フルート、オーボエ、ヴァイオリン、
ファゴットと通奏低音のための協奏曲ト長調RV101/フルート協奏曲ト短調
op.10-2 RV439「夜」/フルート、オーボエ、ファゴットのための協奏曲ト短調
RV103/フルート協奏曲ニ長調op. 10-3 RV428「ごしきひわ」
ミヒャエル・オマン(指揮、Bfl)、
オマン・コンソート
ヴィヴァルディは1703年からヴェネツィアの女子孤児院に勤務し、その生徒た
ちから成る合唱団と管弦楽団を教えて演奏会を行いました。そのために多くの
器楽曲が作曲されました。その優れた演奏の評判は外国にまで伝わりました。
また、作品10は出版された最初のフルート曲と思われます。オマン・コンソー
トは、明確で歯切れの良い演奏をしています

CD 409 (3SACD+BONUS) \6240
アントニオ・サルトリオ(1630-1680) :
歌劇「エジプトのジュリアス・シーザー」
アレクサンドリーナ・ペンダチャンスカ(S)、ラウラ・アロンソ(S)、
アッティリオ・クレモネージ指揮ラ・チェトラ他
2004年録音(ボーナスCD:PDFファイルによる歌詞)
サルトリオは初めハノーファーの公爵の宮廷楽長を務め、1676年ヴェネツィア
のサン・マルコ大聖堂の楽長に就任し、この歌劇を初演しました。大変人気を
得てナポリやミラノでも上演されました。けれども、最初にヴェネツィアで出
版された楽譜は、器楽伴奏のないアリアしか残っていないので、クレモネージ
は1680年のナポリでの復刻版と台本を元に、楽器編成を変更したり、アリアと
レチタティーヴォを整理したりして、楽譜の失われた二重唱1曲を作曲しまし
た。クレモナージはルネッサンスとバロック音楽を専門とするイタリアのチェ
ンバロ奏者・指揮者で、モンテヴェルティやロッシーニの歌劇も指揮しています。

CD 412 \2080
アゴスティーノ・ステッファニ(1654-1728):「宗教音楽集」
主は言われた/主を恐れる者は幸いなり/主がシオンの捕らわれ人を帰され
た時/エルサレムよ、主をたたえよ/神に希望を/マニフィカト/スターバト・
マーテル
クリストフ・ハマー(指揮、Org)、
ミュンヘン新宮廷楽団 2003年8月録音
ステッファニはヴェネツィアで生まれ、ミュンヘンの宮廷オルガン奏者、室内
楽指揮者、ハノーファーの宮廷楽長を歴任し、1703年から外交官としてデュッ
セルドルフ宮廷に仕えました。1706年司教となり、1709年からは再びハノー
ファーに住みました。このような多様な経歴のためにステッファニは当時のヨ
ーロッパで最も重要な人物の一人となり、その作品はヘンデル、クーナウ、
マッテゾンなどに影響を与えました。スターバト・マーテルは最後の作品で、
高度の技術と豊かな表現を示す、ステッファニの最も優れた作品の一つです。





<OTAKEN RECORDS> 
●4点すべてCD-R
TKW-205  2枚組  \2580
「英コニコーン・オリジナル盤の第9(1942)」
ベートーヴェン:交響曲 第9番 「合唱」 作品125
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 作品56A
フルトヴェングラー
ベルリン・フィル(1942-1943)
英ユニコーン・オリジナル盤のフルトヴェングラー、第9(1942)
この音源の提供者は某小売店の代表者、中岡教夫氏です。氏によればこのレコ
ードは今から30年程前に新品で購入されたもので心斎橋ヤマハで6千円もし
たそうです。30年前といえば小生はまだCBSソニーのワルターの全集をせ
っせと買い集めていた頃であり、中岡氏はかなり先を行っておられたようです。
その後、小生がフルトヴェングラーの戦中録音に行き着いた時にはすでに東芝
EMIのユニコーン・シリーズの時代となっており、その薄っぺらで歪みっぽ
い音に辟易としたものでした。以後、ユニコーンは悪い音の代名詞のようにな
ってしまっていたのですが、この度そのオリジナル盤を聴かせていただきその
凛とした気品のある音に認識を改めさせられました。リアリティはメロディア
・オリジナル盤にはやや及びませんが盤が新しい分、聴きやすくなっており、
興味のある方には御一聴いただきたい逸品です。英ユニコーンのオリジナル盤
自体も中古市場で見たこともなく、今ではかなりのレア物だと思われます。
オタケンレコード太田憲志

TK5513  \2080
ベートーヴェン
ヴァイオリン協奏曲 作品61
ピアノ協奏曲 第5番 「皇帝」
シゲティ(ヴァイオリン)
ワルター指揮 ブリテッシュ交響楽団(1935,原盤GR)
シュナーベル(ピアノ)、ガリエラ指揮 フィルハーモニア
管弦楽団(1947.5.27-28 原盤GR)
名曲決定盤シリーズ
世の中にはその曲を名曲たらしめている名演というものがあるものです。それ
は人によって多少の違いはあるでしょうが、ワルターのマーラー、コルトーの
シューマン、モントゥーの「春祭」などは衆目の一致するところではないで
しょうか。ベートーヴェンやバッハ、モーツァルトなどの超名曲となるとある
程度のレベルの演奏なら聴かせてしまう力を持っているのですが、それでもお
手本となる名演はあります。ここに聴くシゲティのヴァイオリン協奏曲やシュ
ナーベルの「皇帝」です。これらの演奏は小生がクラシックを聴き初めてから
ずっと聴き続けてきた名演で悪いとわかっていても後から出る演奏はついこれ
らの演奏と比較されてしまいます。実際聴き馴染んでいることもあって小生に
はこれらを越える演奏はその後いまだ出会わずじまいです。シゲティのヴァイ
オリンはこの時期名器「ペトルス・グァルネリウス」を借り受けて弾いていた
こともあってたいへん美しいものです。ぜひオタケンの自然な復刻音でこれら
の名演奏をお楽しみくださいませ。

TK5035  \2080
「ブッシュ,ゼルキンHMV初期レコーディングス」
シューベルト:大幻想曲 D.943 (1931.5.6 ロンドン)
バッハ:プレリュード BWV1006 (1922 ベルリンーポリドール録音)
バッハ:ヴァイオリン・ソナタ BWV1021 (1929, 10.24 ベルリン)
ジェミニアーニ:
ヴァイオリン・ソナタ-シチリアーノ(ブッシュ編)(1931.5.5ロンドン)
ヴィヴァルディ:
ヴァイオリン・ソナタ 作品2-2(ブッシュ編)(1931.5.5 ロンドン)
レーガー:
ヴァイオリン・ソナタ第5番作品84より アレグレット(1931.5.7 ロンドン)
(以上 原盤ペレニアル レコーズ)
バッハ:無伴奏ヴァイオリンの為のパルティータ第2番 BWV1004
アルマンド,クーラント,サラバンド,ジーク,シャコンヌ
(1929.11.8&11 ベルリン)(原盤 GR)
ブッシュ(Vn)、
ゼルキン(P)
名曲決定盤シリーズ
ブッシュのこれらの演奏について、あらえびす氏の「名曲決定盤」に次のよう
にあります。シューベルトに関しては「ブッシュの潔癖は、シゲティに輪をか
けたものだ。そのレパートリーは、バッハにあらずんばベートーヴェンだ。
シューベルトにあらずんばブラームスだ。その頑固一徹に見ゆるブッシュが、
何んと言う美しい境地を持ったことであろう。シューベルトの「大幻想曲」に
示した、幽玄不可思議な美しさはどうだろう。ブッシュのヴァイオリンと、ゼ
ルキンのピアノは、人間離れのした幽玄な美しさを醸し出して、我等をこの世
とも覚えぬ陶酔境に導くだろう。良い哉ブッシュ」とあり、バッハに関しては
「高雅、優麗、およそ俗塵と縁の遠い美しさだ。ブッシュのバッハに対する理
解と同情は非凡なもので、凡庸アーティストの企ての及ぶところではない。」
とあります。(一部現代用語に変更)まことに溜飲のさがる思いの文章であり
批評です。

TK5036  \2080
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 作品35
(原盤 英コンサートホール)
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 作品26
(原盤 米ミュージカルマスターピースソサエティ)
オドノポソフ(Vn)
ゲール指揮ネーデルランドフィル
リッカルド・オドノポソフというヴァイオリニストを意識して聞き始めたのは、
ヴァイオリニスト辻井淳氏がこの人に注目しだしてからのことでした。それま
では1937年のイザイコンクールでソヴィエトの俊英オイストラフに約束された
金賞を危うくかっさらおうとした当時のウィーンフィルのコンマス、ぐらいの
認識しか正直なかったのですが、戦後すぐぐらいに入れた小品集が独バイヤー
社からCD化されそのシルバートーンの美しさ、独自の歌い回しの魅力にすぐ引
き込まれてしまいました。そこから小生のオドノポソフのミュージカルマスタ
ーピースソサエティー、コンサートホールソサエティーなどのLP盤探訪の旅が
始まった次第です。 前回に引き続き今回もそのなかよりよりすぐりの逸品を
そろえましたので、どうぞゆっくりと御堪能くださいませ。





<QUERSTAND>
VKJK0522  \1680
ベートーヴェン :ミサ曲ハ長調作品86
ファビオ・ルイジ指揮
ライプツィヒ放送響(中部ドイツ放送響)、同合唱団、
エルツェ(S)、マーンケ(MS)、エルズナー(T)、ゼーリヒ(B)
2005年9月8,9日スタジオ録音
才人ルイジの最新録音。二日間をかけた綿密なスタジオ録音です。この良心
的な姿勢に好感が持てます。ミサ・ソレムニスよりも一般的でない曲ですが、
「エグモント」と同時期の作品ですから充実した管弦楽です。ルイジの懇切
丁寧な指導、荘重なフィナーレ。定評ある合唱団の分厚い響き。まさにドイ
ツの団体によるベートーヴェンとして、高く評価したい演奏です。

VKJK0105  \1680
「ソングス・フォー・ギター」
武満徹(編曲):ギターのための12の歌(全曲)
ロンドンデリーの歌、虹の彼方へ、サマー・タイム、早春の歌、失われた恋、
星の世界、シークレット・ラヴ、ヒア・ゼア・アンド・エヴリエア、ミシェ
ル、イエスタデイ、インターナショナル
武満徹(作曲):ラスト・ワルツ
ジョージ・ロックバーグ(作編曲):アメリカン・ブーケ(ポピュラー・ミュ
ージック版)/マイ・ハート・ストゥッド・スティル、アイ・オンリー・ハヴ
・アイズ・フォー・ユー、トゥー・スリーピー・ピープル、ライザ、ハウ・
トゥ・エクスプレイン、ディープ・パープル、ノートルダム・ブルース
ヨッヘン・ロート(G)
録音:2001年1月
20世紀を代表する二人の現代音楽作曲家がポップスをギターのために編曲し
た愛らしい小品集。武満の「12の歌」はすでに何種類かのCDで広く知られた、
演奏者に超絶技巧を要求する、編曲の域を遥かに越えた作品。オズの魔法使
いの「虹の彼方へ」、ビートルズの「ヒア・ゼア・アンド・エヴリエア」、
「イエスタデイ」など武満らしい粋で凝った和声が付けられ美しいことこの
上なし。試聴機に入れれば大ヒットが期待できます。ギターのロートは若手
ですがジョン・ウィリアムズらと較べても全く遜色のない見事なプレイです。

VKJK0402  \1680
「聖夜-カルムス・アンサンブル」
マウエスベルガー:扉を高く 門を広く、
ジョスカン・デ・プレ:乙女のなかの乙女、
ブリテン:キャロルの祭典より「今日、キリストがお生まれになった」、
スヴェーリンク:今日 キリストがお生まれになった、
シャイン:いざ来たれ 異教徒の救い主よ、
エリクソン:おおキリスト 我らが光りたる御身、
ギボンズ:ダビデの息子へのホサナ、
J.S.バッハ:クリスマス・コラール(全8曲)、
ヘンデル:輝かしき天使に、
ウェイロック:マリアは茨の森を通って行った、
バッハ:やさしい幼な子イエスよ、
プーランク:クリスマスの4つのモテット
ビラー(編):きよしこの夜、
マウエスベルガー:聖夜
カルムス・アンサンブル(Calmus Ensenble)
【アンヤ・リプフェルト(S)、ダヴィド・エーラー(CT)、セバスティアン・
クラウゼ(CT)、マルティン・ラッケ(T)、ルードヴィヒ・ベーム(Br)、ウルリ
ッヒ・バーセル(B)】
ライプツィヒ金管ゾリステン
録音:2004年9月
中世ルネサンス、バロックを得意する声楽アンサンブル、カルムスのクリス
マス・アルバム。アカペラでは静かな、金管アンサンブルを従えては華やか
な聖夜のハーモニー。

VKJK0421  \1680
「フルート・ハーモニク/1600年以前のドイツ語の愛の歌」
レナルト(1540‐1599):Venus,du dein kind、
リーダーブッフ(1480頃):Ich sach eins mals
バルビロー(1420‐1491):Een vroylic wesen
オビレヒト(1450‐1505):Ein frolich wesen、作者不詳(13世紀頃):Nota
ヴォルケンシュタイン(1377‐1445):Ain tunckle farb
イザーク(1450‐1517):Tota pulchra es
他全23曲
マリア・ヨナ(歌)
シルケ・ヤコブセン(ブロック・フレーテ)
シモーネ・ニル(ブロック・フレーテ&ポジティブ・オルガン)
アクセル・ウォルフ(Lute)
録音:2005年
ひなびた中世ルネサンスの愛の歌。最後の中世吟遊詩人オスワルト・フォン
・ヴォルケンシュタインの歌も収録。

VKJK0425  \1680
クルト・マズア夫人が歌う世界のクリスマス・ソング
「ジョイ・オブ・クリスマス/世界のクリスマス・ソング」
O jul med din glede(ノルウェイ)、
コヴェントリー・キャロル(イギリス)、
Es hat sich halt eroffnet(オーストリア)、
バルー・レイミー(スコットランド)、
Nu tandas tusen juleljus(スウェーデン) 、
鳥の歌(カタルーニャ)、
Schedrivka(ウクライナ)、
アイント・ザット・ア・ロッキング・オール・ナイト(アメリカ)
東方の三賢人、Dureau,la Duree(フランス)、東方の三賢人(ドイツ)、
Adorar al Nino/Santo,Santo(ベネズエラ/エルサルバドル)、
A queima da Lapinha(ブラジル)、彼の名はイエス(アメリカ)、
ジングル・ベル(イギリス) トモコ(偕子)・マズア(ヴォーカル)
ココ・テイラー(リコーダー、フルート、チューバ、ケーナ、スプーン、
ホイッスル、ヴォーカル)
シルヴェイン・フォルニエ(打)
録音:2003年2月、9月
トモコ・マズアのヴォーカルをメインにした世界のクリスマス・ソング。と
言ってもさすがクルト・マズア夫人だけあって、選曲はなかなかマニアック。
アレンジはクラシカルというより各地の風土に合わせて時にブルース調、
フォークロア調、シャンソン風と変化し、さながら世界旅行をしているよう
です。

VKJK0508  \1680
「喜びも哀しみも-フリッツ・クライスラー賛歌」
クライスラー:
プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ、ウィーン奇想曲、愛の悲しみ、
愛の喜び、美しきロスマリン、中国の太鼓、
マスネ:タイスの瞑想曲、
クライスラー:ラ・ギターラ
ファリャ:スペイン舞曲、
アイルランド民謡:ロンドンデリーの歌、
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン、
アルベニス:タンゴ
クライスラー:羊飼いのマドリガル、ロマンティックな子守歌
チューリンゲン・サロン・クインテット
【アンドレアス・ハルトマン(Vn)、エグベルト・フンダ(Vn)、ヴォルフラム・
ステファン(Vc)、ペーター・ネルソン(Cb)、ヨハネス・ライナー・アイヒホル
ン(Pf)】
今年生誕130年を迎えたクライスラーの作品と彼がレパートリーにしていた小
品をクライスラー自身の編曲の他にサロン・アンサンブル(ピアノ五重奏)の
ために新たに編曲されたヴァージョンで聴かせます。とことんくつろぐ内容
です。

VKJK0509  \1680
「バッハ・ウント・ディー・ロマンティク」
ジョスカン・デ・プレ:御身は貧しき者の隠れ家なり
パレストリーナ:イエスよ、われらの救い
ロッティ:ミサIVよりアニュス・デイ
J.S.バッハ:
天にいます我らの父よ(オルガン・ソロ)、
愛する主イエスいずこにかくも久しく留まりたもうや
メンデルスゾーン:主よ われらの罪によりて
ケルビーニ:レクイエムより昇階唱
レーガー:婚礼の歌、オルガン即興 他全24曲
ヴォーカル・ロマンティカ
ヨハネス・ディッケルト(Org)
ユルゲン・オプファーマン(Org)
ヴィクトール・ハルトバヌ(Hp)
録音:2005年3、4月
バッハとロマン派、近代の宗教曲を対比的に選曲。合間にオルガン・ソロも
差し挟まれている。ヴォーカル・ロマンティカは男性9人からなるヴォーカル
・アンサンブル。当レーベルから既に4枚のCDをリリースしている。バッハを
得意とするがロマン派-20世紀の声楽曲もさかんに取り上げている。
 
VKJK0512  2枚組  \1680
MUT HABEN HEISST DIE ANGST UBERWINDEN
1989年10月22日-11月17日のゲヴァントハウスでの対話
ドキュメント:クルト・マズア他
ベルリンの壁崩壊後、東ドイツの終焉に向かって動き出したきっかけの一つ
となったライプツィヒ・ゲヴァントハウスでのドキュメントです。クルト・
マズアなど主に文化人の演説が収録されています。

VKJK0513  \1680
「ガラスの都市」-4手ピアノと朗読のための作品集
アルフレート・ケルッペン(テキスト:クルト・クーゼンベルク)
:ガラスの都市(2002)、ラ・ボテッラ(2002)、とある部屋(2002)、
アンドレアス・N・タルクマン:アインシュタインはかく語りき(2000)
(テキスト:アルバート・アインシュタイン)
トーマス・シュミット=コヴァルスキー:きらめく謎(2003)
(テキスト:フリードリッヒ・シラー)
デュオ・ピアノ・ヴォルテ(DUO PINO WORTE)
【ベルント=クリスティアン・シュルツェ(Pf)】
ヘルムート・ティーレ(朗読)
録音:2005年
テキストの朗読と音楽による作品。「アインシュタインはかく語りき」はア
インシュタインの手記をテキストに使用。

VKJK0515  \1680
「ラ・エストレラス/アンサンブル・アズフュー(アラブ)」
聖母マリアのカンティガ集、セファルディ歌集、
T.J.ウォルフ(編):アルハンブラ他全13曲
アンサンブル・アズフュー
録音:2003年1月
イスラム文化の影響を色濃く受けたスペイン中世音楽集。声、リュート、ハー
プ、ハーディ・ガーディ、マンドーラ、各種打楽器他多彩な楽器を駆使し典
雅でひなびた世界を再現します。かのパニアグアを彷彿とさせます。





<クッキー&ベアー・レーベル(日本)>
C&B0007.0008 2枚組 3500円(税込定価)
モンテヴェルディ:「聖母マリアの夕べの祈り」全曲(1610)
濱田芳通(指揮、コルネット、リコーダー)
ラ・ヴォーチェ・オルフィカ(合唱)、アントネッロ(器楽)
ソプラノ:野々下由香里、高山潤子
テノール:七条信明、春日保人、細川裕介
バス:小田川哲也、春日保人
録音:2005年1月14-17日キラリふじみ
ヨーロッパの教会音楽の歴史のなかでも、最高傑作に数えられるモンテヴェル
ディ《聖母マリアの夕べの祈り》。人気の古楽アンサンブル「アントネッロ」
のリーダー濱田芳通が、日本古楽界を代表するプレーヤーたちと手兵ラ・ヴォ
ーチェ・オルフィカを率いて、自身のライフワークとしている同曲を初録音!
ラテンなテイストあふれる新しい《ヴェスプロ(晩課)》が誕生した。従来の
解釈とは全く異なる、ロック出身のテノール七条信明の歌唱にも注目!
指揮:濱田芳通
桐朋学園大学古楽器科卒業後、スイス政府給費留学生としてバーゼル・スコラ
・カントールムに留学。リコーダーを花岡和生、コルネットをブルース・ディ
ッキー、中世理論及びアンサンブルをクロフォード・ヤング、ドミニク・ヴェ
ラールの各氏に師事。コンチェルト・パラティーノ、アンサンブル≪ラ・フェ
ニーチェ≫、アンサンブル≪PAN≫、アンサンブル≪エリマ≫、ルネ・ヤー
コプス、エンリコ・ガッティ、キース・ブッケ等と共演、ヨーロッパ各地でコ
ンサート及びレコーディング活動を行っている。アンサンブル「アントネッロ」
の主宰者。既にイタリアや日本で多くのCDをリリースし、そのいずれも国内
外雑誌の推薦盤として選ばれるなど、その動向は「日本から発信する古楽の潮
流」(仏・ディアパソン誌より)と国内のみならず海外からも注目されている。
米国ヒストリック・ブラス・ソサイエティー会員。 合唱団≪ラ・ヴォーチェ・
オルフィカ≫指揮者。
ラ・ヴォーチェ・オルフィカ La Voce Orfica
イタリア語で「オルフェオの声」の意味である「ラ・ヴォーチェ・オルフィカ」
は、濱田芳通と彼の音楽に共鳴する人々によって1987年に結成された。95年に
は日本テレビ主催「システィーナ礼拝堂修復記念コンサート in Tokyo」に出
演したほか、99年の第15回公演は「音楽の友」誌で年間ベストコンサートの1
つに選ばれるなど、中世、ルネサンスからバロック時代までの音楽作品の真の
姿を現代に再現することを目的に活動している。





<WEITBLICK>
SSS0056-2  \1980
「テンシュテットのベートーヴェン」:
交響曲第1番
1968年4月19日 ステレオ・スタジオ録音
交響曲第5番「運命」、「エグモント」序曲
1980年3月20日 ステレオ・ライヴ録音
クラウス・テンシュテット指揮
メクレンブルク・シュターツカペレ・シュヴェーリン
キール・フィルハーモニー管弦楽団
クラウス・テンシュテット・シリーズ 第1弾
旧東独出身の巨匠ながら、出身地での活躍はほとんど知られておりません。若
い頃から、録音時のトラブルが多かったため(巨匠は晩年まで、人間的には非
常に問題があったことが知られています)、テンシュテットとは録音の仕事を
するなというのが放送業界では不文律になっていたそうで、旧東独放送録音で
はごく初期のオペラ・アリアの伴奏、東独現代音楽が少々しか現存しません。
1962年から音楽総監督を務めた古都シュベーリン州の歌劇場管=メクレンブル
ク・シュターツカペレとのベートーヴェンは、奇跡的な存在ともいえるもので、
立派な演奏である上に、一点一画を疎かにせず、しかも十分な高揚があります。
この時代から、すでに巨匠的風格を備えていたのです。 「運命」と「エグモン
ト」は、すでに東独から亡命し、アメリカ、イギリスでの活躍で名を挙げてか
らの演奏。1972年から音楽総監督を務めたキール歌劇場管=キール・フィルと
の凄絶な名演奏。ピリピリとした緊張感とド迫力が共存。マニアからはプライ
ヴェート盤他でテンシュテット最高のベートーヴェンとして知られるものです。
WEITBLICKではテンシュテット未亡人との良好な関係を今後も維持し、良質な
演奏をリリースすべく計画しております。

SSS0057-2  \1980
「ライトナーのブルックナー」
ブルックナー:交響曲第7番
1978年10月4日コミッシェ・オパー・ベルリン
ライヴ・ステレオ録音
フェルディナント・ライトナー指揮
ハーグ・フィル
フェルディナント・ライトナー シリーズ 第1弾
高貴なる演奏家、フェルディナント・ライトナーのブルックナー。ブルックナ
ー演奏には定評がある巨匠ですが、その上品な芸風に最もぴったりな第7番、
初出レパートリーです。手兵ハーグ・フィルを率いての東ベルリン公演。しみ
じみとした味わいが筆舌に尽くしがたく。美音の連続と無理のないオーケスト
ラ・ドライヴ。ゆとりを感じさせるブルックナー。70分を超える、ゆったりと
した悠久の名演です。






<ARTS>
●ARTS ARCHIVESシリーズ
43050  6枚組  \9000
カール・オルフ-ジ・ウルティメット・コレクション/
Disc1)カルミナ・ブラーナ(43001)
Disc2)カトゥーリ・カルミナ、アフロディーテの勝利(43002)
Disc3)オルフェウス(43003)
Disc4)アリアドネの嘆き、情けしらずの女たちの踊り(43004)
Disc5-6)プロメテウス(43007)
Disc1&2) ライトナー指揮 ケルン放送響ほか
M.カズンズ(T)、R.へルマン(B)、B.マクダニエル(Br)、
R=M.ビュッツ(S)、 (録音1973-74年)
Disc3&4) クルト・アイヒホルン指揮 バイエルン放送響、
ヘルマン・プライ(Br)、ルチア・ポップ(S)、ローゼ・ワーゲマン(Ms)、
リッダーブッシュ(Bs)、カール・オルフ(語り手)、(録音1972-74年)
Disc5&6)ライトナー指揮 ケルン放送響ほか、
ヨゼフ・グラインドル(クラトス)、ハインツ・クラマー(ヘファイストス)
ローラント・ヘルマン(プロメテウス)、キース・エンゲン(オケアノス)
フリッツ・ウール(ヘルメス) (録音1972年)
カール・オルフ生誕110年を記念して、これまでArts Archivesで出ていたカー
ル・オルフ・エディションを1Boxにまとめました。指揮はライトナー、アイヒ
ホルン、歌手陣はポップ、プライ、リーダーブッシュら伝説的なアーティスト
たち。折しも本年末に東京で劇的三部作(カルミナ・ブラーナ、カトゥーリ・
カルミナ、アフロディーテの勝利)のバレエ付き舞台日本初演が控えており、
揃えておいて損のないセットです。

47704-8(SACD-Hybrid)  \2080
ショスタコーヴィチ:交響曲第8番(1943)
オレグ・カエターニ指揮
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団
録音:2004年10月
好調のカエターニ、ショスタコーヴィチ交響曲全曲録音チクルスの最新盤。
2005年にメルボルン交響楽団の終身指揮者に任命されたカエターニは今、もっ
とも脂の乗っている指揮者でしょう。前回の第11番も迫力ある演奏でしたが本
CDはそれを上回る迫力といっても言いすぎではありません。ARTSが誇るハイブ
リッドSACDマルチ・チャンネルの高音質で存分にお楽しみ下さい。

47707  \1480
カステッロ:「セイチェント・イタリアーノ」
J.H.カプスベルガー(1575-1651):
シンフォニア第17番、コレンテ第5番、カンツォーネI、
G.M.トラバーチ(1580-1647):ガリアルダI、III、IV、
フレスコバルディ(1583-1643):カンツォーネVIII
ファルコニエロ(1586-1656):リンファンタ・アルツィビッツァーラ
メルーラ(1594-1665):カプリッチョ、「ラ・ロダ」
マリーニ:三声のアリア「ダ・ソランツァ」 1644):ソナタII、
G.B.ブオナメンテ(1595-1642):ソナタX「カヴァレット・ツォッポ」
マリーニ:4声のパッサカリア、
カプスベルガー:前奏曲第12番、
ピッキ(1572-1643):カンツォーネIV
B.ストラーチェ(1637-1707):チェンバロのためのバレエ、
マリーニ:ソナタI
カステッロ:シンフォニアXV「ストロメンティ・ダルコ」
カプスベルガー:前奏曲第3番、
トラバーチ:コンソナンツェ・ストラヴァガンティ
オッタヴィオ・ダントーネ(指揮、チェンバロ)
アカデミア・ビザンチナ
録音:1997年4月
「調和の霊感」「和声とインヴェンションの試み」で高い評価を得ているダン
トーネ率いるアカデミア・ビザンチナはいつも非常に個性的。創意工夫に満ち
た刺激的な演奏でありながら、どこかクールでスマート、そして実に上手い!
今回は17世紀の珍しい作曲家の作品を集めました。

47810  2枚組  \2960
マウロ・ジュリアーニ(1781-1829):
CD1)ギター協奏曲第1番イ長調op.30/ ギター協奏曲第2番イ長調op.36
CD2)ギター協奏曲第3番ヘ長調 Op.70
ギターと弦楽のための大五重奏曲ハ長調 Op.65、
ロッシーニの「オテッロ」の主題による変奏曲、
ジェネラーリの「ローマのバッカス祭」の主題による変奏曲 Op.102、
ワルツ・ファヴォーリによる変奏曲
エドアルド・カテマリオ(G)、
マルティン・ハーゼルベック指揮
ウィーン・アカデミー
録音
2002年11月(CD1)、
2002-2003年(CD2)
自らが優れたギタリストであったジュリアーニのギター協奏曲全集ほかギター
と管弦楽のための作品集集成。47688、47689を1Box化したもの。

47509  \1080
レオンカヴァッロ:歌曲集
(Melodie&Songs)
四月、さようなら、そこにあなたの瞳が、宣言、ユウの歌、リラへの賛歌、
それは愛に任せる、愛の歌、愛する人のために私は死にたいと思う、ミュー
ズへの誘惑、12月の夜、パンシエロ、フランスのセレナード、マンドリナ
ータ、朝の歌
ファウスト・テンツィ(T)
ロベルト・ネグリ(Pf)
録音:1993年5月
マスカーニの歌曲集に続くヴェリズモ・オペラの巨匠レオンカヴァッロの歌曲
集です。彼の純粋な歌曲はその一部が知られており、たまにコンサートでも取
り上げられますが、これだけまとめて出るのは初めて。歌曲といっても、もう
コテコテ、ベトベト、メロメロのカンツォーネです。好きな人にはたまらない
でしょう。テノールのテンツィは マスカーニ歌曲集とヴェルディ未出版集で
も柔らかくつややかな声を聴かせています。





<CLASSICO>
CLASSCD551-2  2枚組  \2700
J.S.バッハ:
ブランデンブルク協奏曲(全6曲)BWV1046-1051、
ヴァイオリンとオーボエ、弦楽のための協奏曲ハ短調BWV1060R、
2つのヴァイオリン、弦楽のための協奏曲ニ短調BWV1043
モーエンス・ヴェルディケ卿指揮
コペンハーゲン・チャペル・ロイヤル管 (第6番)、
デンマーク放送室内管弦楽団
録音:1953年12月-1954年1月(第1-3番)、
1950年3月(第4番)、1950年5月(第5、6番)、
1946年5月(BWV1060R)、1947年10月(BWV1043)
デンマークを代表する巨匠指揮者ヴェルディケ卿による高貴なバッハ。
ヴァンガードへのハイドン、バッハ録音は志鳥栄八郎先生をはじめとする良
識ある保守派批評家の賞賛を集めました。ヴェルディケ卿は、その気品溢れ
る風貌でご婦人達の人気を集めました。これらSP復刻は当然初CD化で、オリ
ジナルはHMV録音です。品格ある音楽。クラシックが高貴な時代の残照とも言
える嬉しい発売です。

CLASSCD624  \1850
「ラメント-無伴奏チェロのための作品集」
コダーイ:無伴奏チェロのためのソナタop.8
ヒナステラ:プネーニャ第2番(ハラウィ、ウェイノ・カルナヴ
ァリート)-パウル・ザッヒャーへ捧ぐ、
ブリテン:無伴奏チェロ組曲第1番
リヒャルト・クルーグ(Vc)
録音:2004年3月
20世紀代表するチェロの名曲コダーイの無伴奏ソナタとブリテンの無伴奏組
曲第1番。そしてヒナステラ晩年の作品を収録。コダーイはハンガリーの民族
色豊で熱情的なチェロが縦横無尽に歌いまくる傑作。ヒナステラは現代音楽
の偉大な擁護者であったパウル・ザッヒャーに捧げられた曲で、アルゼンチ
ンの民族性に根ざしていますが語法は現代的で特殊奏法なども使いながら切
れ味のよい原初的な生命感を表現している。チェロのクルーグは1969年ベル
リン出身の若手中堅で現代音楽を得意をしており、そのダイナミックな音楽
性は近年注目を集めている。

CLASSCD631  \1850
ミシェル・ヨスト(1754‐1786):
クラリネットと弦楽トリオのための6つの四重奏曲(世界初録音)
イジー・コタル(Cl)
ヘロルド弦楽三重奏団
録音:2004年
ミシェル・ヨストは1754年フランスで生まれ1786年にパリで没した作曲家で
モーツァルトとほぼ同じ歳月を生きた。この時代の典型的な様式を踏襲おり
モーツァルトと見紛うばかりの音楽である。クラリネットのコータルは1975
年チェコ生まれの若手。ヘロルド弦楽三重奏団はプラハ音楽院出身者で結成
されたこれも若手のグループ。

CLASSCD634  \1850
「イギリスの交響作品集第14集」(世界発録音)
ウィリアム・スターンデール・ベネット(1816‐1875):交響曲ト短調(1867)
シプリアーニ・ポッター(1792‐1871):交響曲第7番へ長調(1826)
ダグラス・ボストック指揮
チェコ室内管弦楽団
録音:2005年
ベネットとポッターは師弟関係であった。弟子のポッターの交響曲はシュー
マンかメンデルスゾーンを思わせ、対する師匠のポッターはシューベルトを
思わせる。これらの曲を聴くと音楽史とは一人の天才によって作られたので
はなく、多くの作曲家、時代の雰囲気で徐々に形成されていったことが分か
る。珍曲・奇曲の巨匠ボストックの棒はこういう古典・ロマン派の曲でもし
っかりしているぞ!

CLASSCD635  \1850
ルドルフ・シモンセン(1889‐1947):室内楽作品集
クラリネット五重奏曲(1929)、
弦楽四重奏曲第1番ハ長調、第2番イ短調「タゴール」
コントラ弦楽四重奏団
ヘンリー・リンデル(Cl)
BISレーベルなどに多彩な録音を続けるコントラ四重奏団の新録音です。シモ
ンセンは19世紀後半から20世紀半ばまで活躍したデンマークの作曲家。ここ
では1920年代の作品が収録されている。作風は調性を基本としたロマンティッ
クなものだが、時代の流れを受けて無調的な部分も含み、ヴォーン・ウィリ
アムス、ショスタコーヴィチ、そして今日のヴァスクスを想起させる。弦楽
四重奏曲第2番は標題通りタゴールの詩にインスピレーションを得て作曲され
ている。

CLASSCD652  \1850
「ア・デュオ/リコーダー・デュエット」
ジョヴァンニ・ガストルディ(1550頃‐1622):
ビッチーニ第5番、第7番、第9番
トマス・モーリー(1558‐1602):ラメント、シレーナ
J.ヴァン・エイク(1590頃‐1657):「笛の楽園」よりロベルト殿下
のマスク、うるわしのアマリッリ、モア・パラティーノ、
スヴェーリンク(1562‐1621):フランス様式とイタリア様式の詩韻
ジョン・ボールドウィン(1560‐1615):ア・デュオ
J.M.オトテール(1673‐1763):第1組曲
G.P.テレマン(1681‐1767):ソナタ ニ短調 Op.2-4
ドルト・レスター・ナウタ&ヴィッキ・ベックマン(リコーダー)
録音:2003‐2004年
ドルト・レスター・トータとヴィッキ・ベックマンのふたりは1987年以来コ
ンビを組んで活動している。彼女達はヴィオラ・ダ・ガンバのモゲス・ラス
ムッセン、リュート奏者のヴィゴ・マンゴーらとも活動し、デンマーク国内
では最も知られた古楽アンサンブルである。

CLASSCD675  \1850
「リーヴィング・リヴェンデル」
-トールキンの「ロード・オヴ・ザ・リング」より歌と詩
音楽:キャスパー・レイフ&ペーター・ホール
クリストファー・リー(朗読)
モルテン・レイルント指揮
トールキン・アンサンブル、
デンマーク放送シンフォニエッタ、
デンマーク国立室内合唱団
録音:2005年
おなじみトールキンの「ロード・オヴ・ザ・リング」(指輪物語)を朗読と
歌、音楽でつづるディスク。但し映画音楽とは全く別物。スター・ウォーズ
で元気なところを見せたイギリスの名優クリストファー・リーが朗読で渋い
声を聴かせているが、その声がダース・ヴェーダーか暗黒の皇帝を思わせる
迫力で、考えてみればスター・ウォーズもこの偉大なサーガの一部といって
もよいので実にタイムリー。音楽は室内管弦楽を基本としたもので映画とは
別にトールキンの文学世界を静かに楽しみたい人には最適。

CLASSCD913  \1850
「トーニャ・レモー/ピアノ・リサイタル」
リスト:オーベルマンの谷、
グリフェス:白い孔雀、アクア・パオロの泉、
ニールス・ヴィーゴ・ベンソン:組曲
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番、ヒナステラ:アルゼンチン舞曲、
J.S.バッハ/ブゾーニ:主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶBWV639
トーニャ・レモー(Pf)
録音:2004年11月
トーニャ・レモーはオーストラリア出身のピアニストで2003年デンマークの
インターナショナル・コンペティション・オブ・ヤング・パフォーマーで優
勝した。その後ロンドンの王立音楽院でミハイル・ヴォスクレセンスキー、
ボリス・ベルマン、クリスティーナ・オルティーズらに師事している。当
アルバムではベンソンの組曲、ヒナステラのアルゼンチン舞曲が聴き物。





<コウベレックス・レーベル(日本)>
KRS445
定価:2、500円(税込)
中山幾美子(オルガン・ソロ)「クリスマス・オルガン曲集」
1. A.ギルマン:オフェルトワール 第1番《ノエル集より》
2. A.ギルマン:エレヴァシオン 第2番《ノエル集より》
3. A.ギルマン:序奏と変奏《ノエル集より》
4. J.パッヘルベル:「高き天よりわれは来たりぬ」
5. J.パッヘルベル:「高き天よりわれは来たりぬ」
6. J.M.バッハ:「甘き喜びもて」
7. J.S.バッハ:「高き天より、われは来たりぬ」 BWV738
8. J.S.バッハ:「たたえられん、汝イエス・キリストよ」 BWV604
9. J.S.バッハ:「かくも喜びあふるる日」 BWV605
10. J.S.バッハ:トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564
11. J.ブラームス:「一輪のバラ咲きぬ」(エッサイの根より)
12. M. スジンスキー:パストラーレ
13. C.フランク:古いノエル
14. C.フランク:古いスイスのノエル
15. C.フランク:アンジュー地方のノエル ト長調
16. C.フランク:アンジュー地方のノエル ト短調
17. O.N.ラッセル:「エッサイの根より」
18. D.パクストン:「まきびとひつじを」
19. F.リッター:「もろびとこぞりて」
20. G.F.ヘンデル:「主は羊飼いのごとくその群れを養い」 《メサイアより》
21. E.ジグー:ノエルによるラプソディー
クリスマスには教会でオルガンが最も活躍する時であり、作曲家も多くの楽曲
を残した。今回収録されているものは、ドイツのコラールを変奏した伝統的な
バッハやパッヘルベルの作品だけでなく、フランスやドイツのロマン派や、ポ
ーランドのスジンスキー、現代讃美歌アレンジとして人気の高いアメリカの作
曲家の作品まで幅広く収録。各曲は短いものばかりだが、教会になじみのない
人にとってもどこかで聴いたメロディーが多く織り込まれているので、パイプ
オルガン音楽が少し身近になるかもしれない。京都府京田辺市にある同志社
(大学、女子大、中高校)のキャンパス内に2001年に設置された、
フランス・アルザス地方の名ビルダー、ケルン社建造の大規模なオルガンで、
これが初収録となる。フランスのやわらかくも厚い響きが特徴だが、バロック
期の作品にも適しており、音色に底力のある飽きのこない楽器である。
中山幾美子 (オルガン)
同志社女子大学及びハンブルク国立音楽大学卒業。
ソリストとしてリサイタルの他、京都コンサートホール、宝塚ベガホールなど
で度々演奏。また、1997年より日本キリスト教団京都教会にて10回にわたりオ
ルガンのコンサートシリーズを行った。通奏低音奏者、伴奏者として数多くの
カンタータ、ミサ曲等の演奏会にも出演。室内楽やオーケストラとの共演も多
い。現在、同志社女子大学音楽学科嘱託講師。同志社大学、同志社女子大学な
どでオルガニストをつとめている。





<BMC>
BMCCD099  \1980
「スクリャービン:前奏曲、小品集」
前奏曲集(Op.11-2、11、12、16、17、21、23、Op.16-2、4、Op.17-2、4~7、
Op.22-2、3、Op.31-3、4、Op.33-2、3、Op.35-1~3、Op.37-4、Op.39-1、4、
Op.48-1、2、Op.51-2、Op.59-2)
詩曲 嬰ヘ長調 Op.32-1、アルバムの綴り Op.45-1、たよりなさ Op.51-1、
謎 Op.52-2、ニュアンス Op.56-3、不思議 Op.63-2、おどけて Op.71-1、
空想して Op.71-2、炎に向かって Op.72、
前奏曲 ゆっくりした、漠然と、あいまいな Op.74-4
ガボール・チャローグ(ピアノ)
シューベルト:楽興の時、即興曲(BMCCD084)、リスト、リゲティ:練習曲集
(BMCCD095)に次ぐチャローグの新譜です。ガボール・チャローグは、1960年、
ブダペスト生まれのピアニスト。6歳でピアノを習い始め、11歳でリスト音楽
院に入学、ゾルタン・コチシュやアンドラーシュ・シフらに学ぶ。さらにイン
ディアナ大学でも学んでいる。在学中からヨーロッパ各地で演奏活動をし、
1990年からは録音活動も精力的である。スクリャービンは彼の得意とする分野
で、40曲もの短い作品を、それぞれ練り上げた楽想で弾きこなしている。
 
BMCCD100  \1980
サティ(ケージ編):ソクラテス
リスト:十字架の道行
デジュー・ラーンキ(ピアノ)
エディト・クルコン(ピアノ)
2004年10月22−23日
ハンガリーの名ピアニスト、デジュー・ラーンキと、彼の妻でやはり名ピアニ
ストのエディト・クルコンのデュオ。サティの「ソクラテス」は、この曲を偏愛
していたジョン・ケージが二台ピアノ曲に編曲したもの。透けるようなシンプ
ルな音楽が、サティの繊細さをさらに浮き上がらせていて、素晴らしい。

BMCCD107  \1980
モーツァルト:交響曲第25番 ト短調 K.183、第40番 ト短調 K.550
ゾルタン・コチシュ(指揮)
ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団
2005年8月1日 ブダペスト
モーツァルトのト短調交響曲を2曲組み合わせている。コチシュの指揮は実に
キッパリした、真っ直ぐな意志の強いものである。いわゆる古楽系のアプロー
チとも異なっているが、しかし辛口で、ハートを掴む力の強いモーツァルトで
ある。ベタベタしたモーツァルトが嫌いな人には歓迎されるだろう。オーケス
トラがコチシュの音楽にピタリとついていっているのが強い。





<DIVOX>
CDX25249/50  2枚組  \2850
バッハ:無伴奏チェロ組曲(全6曲)BWV1007~1012
エステル・ニッフェネッガー(チェロ)
録音:1971年
スイスの名チェリスト、ニッフェネッガーのバッハ:無伴奏チェロ組曲の1回目
の録音が復活です。後にノヴァリス・レーベルにも録音しております。1657年
製アンドレア・ガルネリ、1740年製アントニオ・テストーレ、1968年製ローラ
ンド・サンドナーと時代を超えた3つの楽器を使い分けております。名曲バッ
ハの無伴奏ですが、ここまで美しく、品よく仕上げられた演奏はなかなかあり
ません。





<BIDDULPH>
80216-2  4枚組  \6750
「ライオネル・ターティス 近代ヴィオラの父」
CD1
バッハ:シャコンヌ、
バッハ(ターティス編):来たれ、甘き死よ、
ポルポラ:アリア、
コルンゴルト:ホーンパイプ、
ドホナーニ:ヴィオラ・ソナタ 嬰ハ短調 Op.21、
民謡(ターティス編):オールド・アイリッシュ・エア、
ターティス:昨日の晩、
タルティーニ(クライスラー編):フーガ ニ長調、
シューベルト(ターティス編):夜と夢、アンダンテ
シューベルト:アレグロ・モデラート、
ドヴォルザーク(クライスラー編):スラブ舞曲第1番 ト短調
アレンスキー(ターティス編):ラ・ヒターナ、
フォーレ(ターティス編):夢の後に、
ギロー:メロドラム
ヴォルシュテンホルメ:カンツォーナ、
スコット:熟したさくらんぼ
CD2
バッハ:アダージョ、
ヘンデル:ソナタ ヘ長調、
モーツァルト:ソナタ イ長調、
ベートーヴェン:主題と変奏、
シューベルト:君こそは憩い、
メンデルスゾーン:歌の翼に、
ルビンステイン:調べ ヘ長調、
チャイコフスキー:悲しい歌、願い、
ブラームス:愛の歌(CD2以上ターティス編曲)
ターティス:セレナーデ、黒ツグミ、川、
民謡(ターティス編):ロンドンデリー・エア、
バックス:ヴィオラ・ソナタ
CD3
ディーリアス(ターティス編):
ソナタ第3番(原曲 ヴァイオリン・ソナタ)、セレナーデ、
クライスラー:前奏とアレグロ、
メンデルスゾーン(ターティス編):甘い思い出、羊毛のような雲
リスト(ターティス編):愛の夢、
ヴォルステンホルメ:アレグレット、答え
民謡(ターティス編):嘆き、ロンドンデリー・エア、古いドイツの愛の歌
メンデルスゾーン(ターティス編):舟歌、二重唱、
ドヴォルザーク:母が教え給いし歌
ブラームス:ソナタ第1番、
サンマルティーニ:ソナタホ長調−アレグレット、
バッハ:来たれ、甘き死よ
CD4
ヘンデル(ハルヴォルセン編):パッサカリア、
メンデルスゾーン:三重奏曲第2番ハ短調 Op.66
モーツァルト:三重奏曲 ホ長調 K.542、協奏交響曲 変ホ長調 K.364
演奏:ライオネル・ターティス(ヴィオラ)
共演:ウィリアム・マードック(ピアノ)、アーノルド・バックス(ピアノ)他
録音:1924-1933、1947年
伝説的なヴィオラの名手で、近代ヴィオラ演奏の父と讃えられる、英国人ヴィ
オリスト、ライオネル・ターティス(1876-1975年)の録音を集めている。ター
ティス出現前には、オリジナルのヴィオラ曲は少なく、彼は多くの作品を編曲
して演奏した。同時に、彼の腕前に魅了された作曲家が様々な曲を書くように
なり、後のヴィオリストのためのパイオニアとなった。バックスが作曲し、自
ら伴奏しているヴィオラ・ソナタの録音は貴重だ。彼のヴィオラは、古い録音
を通しても、豊かな艶と深々とした味わいがあることが伝わってくる。また演
奏スタイルは、同世代のクライスラーと比べると、ずっと端正である。聞くべ
きものの多いCDである。日本人のコレクターがお二人、製作の御協力をされて
いる。




 <アクースティカ・レーベル>
PPCA102   定価 3,000円(税抜 2,857円)
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番二短調作品15
園田高弘(ピアノ)
大山平一郎(指揮)九州交響楽団
録音:2002年2月15日 アクロス福岡シンフォニーホール、ライヴ収録
園田高弘(1928-2004)は、現役を貫いた生涯のなかで、ブラームスの「ピア
ノ協奏曲第1番」については国内外で少なくとも20回は演奏した。日本での最
初の公演は、1959年3月24、25、26日のNHK交響楽団第403回定期演奏会(指揮:
ヴィルヘルム・シュヒター)だった。以後、園田のこの曲の演奏暦は2002年
4月18日、19日の日本フィル第539回東京演奏会(指揮:エルヴィン・ルカーチ)
まで続く。(中略)今回の第1番のCDは、晩年に特に共演を重ねた大山平一
郎/九州交響楽団との、2002年2月のライヴ録音である。ここで園田は、決し
て力まかせではなく、作品の様式をしっかりとふまえ、気心の知れた指揮者
/オーケストラと共に演奏をていねいに作りあげて、ブラームスのロマンティ
シズムを朗々と歌い上げている。長年この曲を弾きこんできた巨匠ならでは
の落ち着いた風格が漂い、ひとつひとつの表現に深い味わいがある。1970-80
年代の演奏と比べると、音楽の運びはゆったりとしているが、技巧的にきわめ
て充実し、年齢を感じさせない活力にあふれた演奏が繰り広げられている。





 <Col legno>
20032  \1980
チャールズ・ウゾール(Charles Uzor,1961b):
リチェルカーレ(1989‐91)-ピアノ・ソロ、弦楽、2つのハープ、打楽器のための
氾濫した時間(1996‐97)-オルガンのための
我々の命(1997‐98)-声楽とアンサンブルのための
アトンへのイクナートンへの賛歌(1995)-テノールとアンサンブルのための
ダニエル・ベリゲル指揮
アンサンブル・ラ・ノッテ、パーカッション・アート・アンサンブル・ベルン、
クロード・ベルセ(Pf)、マルコルム・ヒル(Org)、
マルティナ・ファウシュ&バーバラ・シュネーベリ(Sop)、
マルグリット・ヘス&エリザベス・マックィーン(Alto)、
サミュエル・ツュンド(Bar)、クリストフ・ゲルマン(Bass)、
パオロ・ヴィノーリ(Ten)、
録音:1995‐1998年
現代音楽の作曲家に有色人種はたくさんいるし、肌の色を云々すること自体、
ナンセンスなのだが、それでもこの世界に黒人作曲家は珍しい。西洋音楽と
その延長にある現代音楽とは結局、西洋インテリ(支配)階級のものという
絶望的な偏見の壁が未だ存在していないか?その壁に亀裂を入れる作曲家が
現代音楽の殿堂コルレーニョに登場だ。チャールズ・ウゾール、1961年ナイ
ジェリア生まれ。7歳の時、国内紛争のためスイスに逃れ、そこで音楽教育を
受け、ロンドンで作曲を学んだ。彼の作品は戦後ヨーロッパの前衛の影響を
受けながら劇的でダイナミックな音楽。マリア・ジョアオ・ピリスに捧げら
れた「リチェルカーレ」は一条の音の帯から次第に音が増殖しやがて壮大な
クライマックスを形成する。打楽器の咆哮が人間の原初的衝動を呼び覚ます
だろう。

20209  \1980
ファビアン・パニセロ(Fabian Panisello,1963b):
トリオII-ヴァイオリン、チェロとピアノのための(1996)、
日本の絵-ピアノのための(1999)
ムードII-ピアノとアンサンブルのための(2001)、
閃光-ピアノのための(1997)
透明な存在I、II-アンサンブルのための(1990‐91)、
私は低く感じない-ピアノのための(1999)
ピツァーニクの4つの詩-メゾとヴィオラ、ピアノのための(1995)
ファビアン・パニセッロ指揮
プルーラル・アンサンブル、
アンサンブル・ヴァリアンティ、
録音:1995‐2004年
パニセッロは1963年ブエノスアイレス生まれ。かの地で音楽の基礎教育を受
けた後、ザルツブルクのモーツァルテウム音楽院で更に研鑚を積んだ。彼は
エリオット・カーター、ドナトーニ、ファーニホー、ルイス・デ・パブロら
に作曲を、指揮はエトヴェシュにそれぞれ学んでいる。せかせかと慌しく動
く音形と点描的な音楽は典型的なヨーロッパの前衛様式を示しているが、ど
ことなくユーモラスで鮮やかな色彩感覚はやはりラテンの血の故だろうか。
シュトックハウゼンが彼の才能を「そのインスピレーションは際立っている」
と絶賛したそうで、その御言葉がブックレットに特筆大書されている。

20239  \1980
ディエゴ・ミンキアッチ(1955b)/ピアノ作品集I
小品第1番「天使の踊り」間奏曲、小品第2番「3つの時の形」
小品第3番「COCKAMAMEY」、小品第4番「Vae Victis」
小品第6番「La connessione disumana‐then‐Sequitur clades,fortes an
dolo princiois incertum」
ジェームス・クラッパートン(Pf)
録音:2003年
ミンキアッチはシュトックハウゼンやノーノ、ヌネスらの作品を研究し自身
の作品に取り入れている。彼は内科と神経科の博士号を取得している変り種。
フェルドマンとも違う点描的でまったりした時間が延々と流れてゆく作品群。

20245  \1980
「ドナウエッシンゲン音楽祭2004」
全作品世界初演ライヴ録音(2004年10月15‐17日)
アンドレアス・ドーメン(1962b):
ラウトゥング-大管弦楽とソリストのための(2003‐04)、
レベッカ・ソーンダース(1967b):
ミニアータ-アコーディオン、ピアノ、合唱と管弦楽のための(2004)、
ミヒャエル・ヴァン・デル・アー(1970b):
もう一人の自分-管弦楽とサウンドトラックのための(2004)、
ピエルルイジ・ビローネ(1960b):
マニ、デ・レオナルディス-4つの自動車のサスペンションとグラスのための
(2004)
ローランド・クルティヒ指揮
ハンス・ツェンダー指揮
SWR交響楽団(バーデンバーデン・フライブルク)
ノイ・ヴォーカル・ゾリステン・シュトゥトガルト、
テオドロ・アンゼロッティ(アコーディオン)、ニコラス・ホッジス(Pf)、
SWRヴォーカル・アンサンブル・シュトゥットガルト、
クリスティアン・ディアーシュタイン(打楽器)
ドーメンの「ラウトゥング」はヴォーカル・グループと大管弦楽が息もつか
せぬ緊張した関係でぐいぐいと推進する音楽。ヴォーカルの発する言葉は純
粋な音響の渦となって大管弦楽と同化する。ソーンダースも声(合唱)と管弦
楽による作品で霧のようにたなびく合唱とアコーディオンのクラスターの持
続を管弦楽のひきつった響きが切り裂く。ヴァン・デル・アー作品はライヴ
・エレクトロニクス作品で管弦楽とコンピュータで制作したらしき音響が融
合したリリカルな音楽。そして自動車とサスペンションとグラスのためのビ
ローネ作品は、その編成から想像できるように特殊な音響イメージが売りと
も言え、生楽器でやる電子音響といった趣きの作品。子供の頃、学校帰りに
近所の家の鉄の柵を棒で叩きながら帰った記憶がよみがえる人も多いでしょ
う(?)、そんな作品。

20604(SACD-Hybrid)   \1980
ベネディクト・メイソン(1955-):
felt/ebb/thus/brink/here/array/telling (2001)‐
視覚的・聴覚的・音響学的・彫刻的音楽
No.1:ハーモニクスとヘルムホルツ共鳴装置のための
No.2:空気、火および水を備えた、グラス・プラスチックおよび金属のための
No.3:硬い木と高いピッチのエコーのための
No.4:マリンバ・ドア、真鍮および粘土のための
No.5:3つのスペースのための
No.6:ドップラー波のための
No.7:長い振動のための
No.8:反響穴のある金属のチューブのための
No.9:グリッサンド・クアドロボウと銅のための
No.10:調律している弦楽器のための
No.11:ゴング・ドラムと杖のための
No.12:覆われた空気路のための
アンサンブル・モデルン、
インターナショナル・アンサンブル・モデルン・アカデミー(
ユンゲ・ドイチェ・フィル協力)、
音楽監督:フランク・オルー、
録音:2004年10月17日
使用されている楽器(?)からも想像できるように、通常、楽器とはいえない
素材を使って特殊で面白い音響を作っている。音の出るもの全て楽器になり
うると言ったのはベルリオーズだが、こうした試みはかつてカウエルやケー
ジが盛んにやっていたし最近ではタン・ドゥンがやっている。一聴するとた
だ音と戯れている感じだがヨーロッパ人がやると生楽器でも電子音楽に聴こ
えるし、そこが狙いなのだろう。クラム的な神秘感も感じられ、宇宙人登場!
といった奇妙な感覚に包まれたい向きにお奨め。ドナウエッシンゲンの会場
で延々とマジ顔でやっている演奏者の顔が脳裏に浮かんできてそれもまた楽
しい。





<KAIROS>
12482KAI  \2080
サルバトーレ・シャリーノ(1947-):
道のノート-バリトンと器楽のための12の歌と諺(2003)
1.そうでなかったら時間、いつか?、2.・・・ 損失、
3.スマリータの測定、4.詩人は言った、
5.知られていることを望めば、
6.石大工が夕方行ったところ、7.410年 、
8.つま先で触れられる遠い薔薇、9.ピオーヴ、
10.寄付されたクレティは書いた、11.ヴァイオリンの弦に、
12.フィオール・ディ・ケンキュール、13 世界への提言(諺)
オットー・カッツァメイヤー(Br)
シルヴァイン・カンブルラン指揮
クラングフォルム・ウィーン
録音:2005年2月
微細な光の色彩、地中海の景観のゆらゆらするイメージを喚起するシャリー
ノ・マジックを堪能出来る。2003年の作品で初演者カッツァメイヤーとクラ
ングフォルム・ウィーンに捧げられている。
 
12492KAI  \2080
ヴォルフラム・シュリーク(Wolfram Schurig,1967-)/作品集
ウルティマ・トゥーレ(2003-04)-アンサンブルのための、
視力による推定(2000)-室内オーケストラのための、
ホケトゥス(1997-98)-ヴァイオリンと室内オーケストラのための、
ゲスピンスト(1990)-バス・クラリネットと6楽器のための
クラングフォルム・ウィーン
シルヴァイン・カンブルラン(指揮
エミリオ・ポルマリコ(指揮)、
ベアト・フラー(指揮)、
アネッテ・ビク(Vn)
エルネスト・モリナーリ(B.Cl)
録音:1993-2005年
シュリークは1967年生まれ。ラッヘンマンに作曲を師事。群的な書法を
とる緊張感のある音楽を書く。1993年にはダルムシュタット夏期現代音楽講
習会で講師を勤めたこともあるドイツ作曲界のホープ的存在。
 
<Gimell>
CDGIM 040  \2080
GIMSA 540(SACD-Hybrid)  \2850
フランシスコ・ゲレーロ(1528−1599):
ミサ曲《わが愛する者よ、立ちて急げ》/主よ、いつまでもわれを/アヴェ
・マリア/主よ、ああ、悲しや/わが愛する者よ、立ちて急げ/幸いなる神
の母/めでたし、いと聖なる乙女/天の后よ、喜び給え
ピーター・フィリップス(指揮)、タリス・スコラーズ
ルネサンス教会音楽において世界最高の合唱団としての地位を確立したタリ
ス・スコラーズ。ジョン・ブラウンの《イートン・クワイアブックからの音
楽(CDGIM 036/OCDGIM 036)》 に続くタリス・スコラーズ待望の新作は
16世紀スペインの誇る大家ゲレーロの作品集。知られざる作曲家であったブ
ラウンを収録した前作から一転、まさしく王道とも言えるゲレーロの作品を
タリス・スコラーズが取り上げるというのだから合唱ファン、ルネサンス音
楽ファンは期待せずにはいられないだろう。しかも今回はGimell、そしてタ
リス・スコラーズにとって初となるSACD Hybrid盤が登場!サラウンドで響
き渡る歌声は、目の前でタリス・スコラーズが歌っているような臨場感を聴
き手に与えてくれるはず!
フランシスコ・ゲレーロは16世紀後半のスペイン教会音楽においてビクトリ
アに次ぐ評価を受け、絶大な存在感を発揮していた大作曲家である。師であ
るモラレスの推薦を受けたゲレーロは17才の若さでハエン大聖堂の楽長の任
についた後の1574年には故郷であるセビーリャ大聖堂の楽長に就任。ゲレー
ロが作曲を行った18曲のミサ曲と150曲に及ぶ典礼曲とモテットはスペイン
国内のみならず、国外、ラテン・アメリカへも大きな影響を与えたとして知
られている。(SACD Hybrid盤、ノーマルCD盤の同時リリースとなります。)





<Chandos>
CHAN 10349  \2080
ウィリアム・オルウィン(1905−1985):映画音楽集Vol.3 ――
《魔法の箱》組曲/《春風と百万紙幣》より ワルツ/《最後の突撃》より
マーチ/《南海漂流》組曲/《木馬に乗る少年》より ポールの最後の乗馬
/《若い河》組曲/《The Cure for Love》より ワルツ/《ペンシルバニア
のペン》組曲/《真の栄光(The True Glory)》より マーチ/《逃げる男》
組曲
ラモン・ガンバ(指揮)、BBCフィルハーモニック
シャンドスの大好評シリーズ“Chandos Movies(映画音楽集)”の最新作はオ
ルウィンの第3集!
フルート奏者、教育者、画家そして作曲家と多くの肩書きを持つオルウィン
はその生涯に数多くの映画音楽のスコアを書き上げた20世紀イギリスを代表
する作曲家の1人。今回の第3集では名作アドベンチャー「南海漂流」や「逃
げる男」といった作品の映画音楽を収録。フィリップ・レーンによるアレンジ
が施されており、このアレンジでの全曲世界初録音となる!
指揮者はこれまでに数多くの録音を手掛けるなど“Chandos Movies(映画音
楽集)”の顔となったラモン・ガンバ。BBCフィルとの抜群のコンビネーショ
ンでオルウィンの映画音楽の作曲家としての1面を楽しませてくれるだろう!

CHAN 10351  \2080
フランツ・アントン・ホフマイスター(1754−1812):
交響曲ト長調《ラ・フェスタ・デッラ・パーチェ1791》/交響曲へ長調/交
響曲ニ長調
マティアス・バーメルト(指揮)、ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ
ハーシェル、サリエリ、ミスリヴェチェクなど、モーツァルトと同時代の作曲
家を取り上げてきたシリーズの続編が登場!
ホフマイスターは1768年にウィーンで法律を学び資格を取得。その後は一転、
作曲と出版に情熱を傾け始め、多数の楽譜の出版を手掛けることとなった。
最初は軌道に乗っていた出版活動も次第に厳しい状況に陥り1806年にホフマ
イスターは出版事業から引退、作曲活動に専念したと言われている。今回収
録の交響曲は3曲とも世界初録音。出版者ではなく作曲家としてのホフマイス
ターの姿を知ることの出来る注目盤!
演奏は今回もバーメルト&ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズが担当。
同コンビのパフォーマンスはこれまでのシリーズでも高い評価を受けており、
研究を重ねて取り組んでくるであろう演奏に期待したい。

CHAN 10347(2CDs) \4160
S・プロコフィエフ:
歌劇《3つのオレンジへの恋》(英語版全曲/世界初録音)
ブルース・マーティン(バス)、ジョン・マック・マスター(テノール)、
デボラ・ハンブル(コントラルト)、
リチャード・ヒコックス(指揮)、
オーストラリア歌劇場&バレエ管弦楽団、オーストラリア歌劇場合唱団、他
シャンドスを代表する指揮者であるリチャード・ヒコックス。そのヒコック
スが現在音楽監督をつとめているオーストラリア歌劇場とのコンビで初とな
る録音をリリース!
「3つのオレンジへの恋」はイタリアの劇作家、カルロ・ゴッツィが創作した
童話をプロコフィエフが歌劇へと書き上げた作品。作品の1部である「行進曲」
は吹奏楽版、ピアノ版などに編曲が行われ、日本でも度々演奏され親しまれて
いる。
今回の録音は2005年2月にシドニー・オペラ・ハウスで行われたライヴを収録
したものであり、英語版による録音はもちろん世界初録音!シャンドス、そ
してヒコックスらしい意欲的なアルバムの登場!

CHAN 10352  \2080
ステファン・マクネフ(1951−):
ベアトリクス・ポッターの4つの物語〔あひるのジマイマのおはなし/ピータ
ー・ラビットのおはなし/りすのナトキンのおはなし(§)/ひげのサムエル
のおはなし〕
イメルダ・スタウントン(朗読)、
クラーク・ランデル(指揮)、BBCコンサート・オーケストラ、
BBCシンガーズ(§)
イギリスの気鋭の作曲家、ステファン・マクネフがベアトリクス・ポッター
の不朽の名作「ピーター・ラビット」の中の4作品を題材としたスコアを作成。
朗読付きの音楽作品として新しく生まれ変わった「ピーター・ラビット」を
楽しめるタイトル。
クラーク・ランデルはロイヤル・ノーザン・カレッジ・オブ・ミュージック
の録音でもタクトを振るうイギリス期待の指揮者。

●Chandos Classics
CHAN 10354X  \1680
ハンス・クリスチャン・ロンビ(1810−1874):チボリの祭り ――
シャンペン・ギャロップ/ルイーズ女王のワルツ/コペンハーゲン蒸気鉄道ギ
ャロップ/2本のヴァイオリンのためのコンサート・ポルカ/行進曲《サンク
ト・ペテルブルク万歳》/ポルカ《サンクト・ペテルブルクのご婦人》/夢
の絵/ポロネーズ/ブリッタ・ポルカ/最終景のギャロップ《ナポリのバレ
エ》/コロンビーヌ・ポルカ・マズルカ/オギュスト・ブルノンヴィル万歳
/アメーリ・ワルツ/最終景のギャロップ/サンクト・ペテルブルクのシャ
ンペン・ギャロップ
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)、
デンマーク国立放送交響楽団&合唱団
19世紀デンマークで活躍し、“デンマークのヨハン・シュトラウス”とも呼
ばれていたロンビの作品集。指揮は巨匠ロジェストヴェンスキー。
24bit/96kHzデジタルリマスターによる再発売。


●Chandos 2for1   
CHAN 241-30  2枚組  \2080
S・ラフマニノフ:ピアノ協奏曲全集 ――
ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調Op.1/同第2番ハ短調Op.18/同第3番ニ短調Op.30/
同第4番ト短調Op.40/パガニーニの主題による変奏曲Op.43
ハワード・シェリー(ピアノ)、
ブライデン・トムソン(指揮)、
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
意欲的な復刻を続けてくれている“2for1”シリーズにラフマニノフのピアノ
協奏曲全集が登場!現在は指揮活動も盛んに行っているピアニスト、シェリー
とスコットランドの名匠トムソンの見事な共演が聴ける名盤。
24bit/96kHzデジタルリマスターによる再発売。






<APR>
APR 5630  \1750
F・シューベルト(リスト編):君こそは憩い S558-3
F・ショパン(ゴドフスキー編曲):
練習曲第18番A Op.10-9(左手のみのための)
C・グルック(アルカン編曲):オルフェオのガヴォット
R・シュトラウス(グレインジャー編曲):
ランブル・オン・ラヴ (薔薇の騎士より)
G・ガーシュウィン(グレインジャー編曲):
ラブ・ウォークド・イン、The Man I Love
J・S・バッハ(ブゾーニ編曲):シャコンヌ
ロナルド・スティーヴンソン(1928−):
ピーター・グライムズ幻想曲、ブゾーニのファウスト博士の主題による『前
奏曲、フーガと幻想曲』
ロナルド・スティーヴンソン(ピアノ)
ブラックバーン出身のコンポーザー=ピアニスト、ロナルド・スティーヴンソ
ンの演奏による編曲作品集。バッハ=ブゾーニ編のシャコンヌからスティー
ヴンソンがブリテン、ブゾーニの作品を題材として作曲を行った作品などを
収録。1976年4月21日、ブリティッシュコロンビア大学リサイタル・ホール
での録音。

APR 7040  2枚組  \3500
ハンガリー狂詩曲集 ――
F・リスト:ハンガリー狂詩曲第1番-第11番(1927年&1934年録音)/ハンガ
リー狂詩曲第12番-第14番(1930年、1933年&1934年録音)/ラコッツィ行進
曲(1927年録音)/ハンガリー狂詩曲第2番(1926年録音)/ハンガリー狂詩
曲第14番(1929年)/悲愴協奏曲ホ短調−2台のピアノ(1934年録音/※)
マルク・ハンブルク(ピアノ)、ミハエル・ハンブルク(ピアノ/※)
ロシア出身のピアニスト、マルク・ハンブルク(1879−1960)によるリスト
のハンガリー狂詩曲を中心とした歴史的録音集。ウィーンでレシェテツキー
に師事し、移住したロンドンを中心に活躍した。悲愴協奏曲で共演のミハエ
ル・ハンブルクはマルク・ハンブルクの娘である。






<Raumklang>
RK 2409  \2180
J・S・バッハ:
《クリスマス・オラトリオ》BWV.248より 第1部「いざ祝え、このよき日を」
/第2部「この地に野宿して」/第3部「天の統治者よ、この歌声を聞け」
カタジナ・ヤギェウォ(ソプラノ)、
ゲルヒルト・ロンベルガー(コントラルト)、
マーカス・ウルマン(テノール)、ヨ
ッヘン・クプファー(バス)、
ハンス=クリストフ・ラーデマン(指揮)、
ドレスデン・バロック管弦楽団、ドレスデン室内合唱団
ドイツの名門合唱団の1つであるドレスデン室内合唱団によるクリスマス・オ
ラトリオ(抜粋)。ドレスデン室内合唱団は1985年にラーデマンによってド
レスデン・カール・マリア・フォン・ウェーバー・アカデミーの学生たちに
よって結成された合唱団。ドレスデンの聖ルカ教会で行われたコンサートを
収録したライヴ録音!





<Bella Musica>
BM-CD 14.9006  2枚組  \3500
A・シェーンベルク:グレの歌(全曲/室内楽編成版)
ミヒャエル・ランスブルク(語り)、
マルティン・フォン・ホップフガルテン(チェロ&ピアノ)、
クレメンス・クレーガー(ピアノ)
大編成オーケストラに合唱団、ソリストといった“超巨大編成”を必要とす
るシェーンベルクの大作「グレの歌」をチェロとピアノ、そして語りのみと
いう“超小編成”で行った演奏を収録。大編成の原曲版とは一味違った室内
楽作品としての「グレの歌」を楽しむ事のできる興味深いタイトルである!






<Eufoda>
EUFODA 1156  \2180
J・ブラームス:
ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78/同第2番イ長調Op.100
同第3番ニ短調Op.108
ヤン・ファン・ウェイエンベルク(ヴァイオリン)、
ムライ・ノリコ(ピアノ)
ウェイエンベルクがピエトロ・グヮルネリ(ヴェニス・1736)のヴァイオリ
ンで奏でるブラームスのヴァイオリン・ソナタ集。

EUFODA 1158  \2180
ペーター・ベノワ(1834−1901):
混声合唱、児童合唱と管弦楽のための《ルーベンス・カンタータ》
ロドウィック・デ・フォークト(指揮)、
フランダース歌劇場管弦楽団&合唱団、他
19世紀ベルギーの作曲家ベノワがによる約50分からなるロマン派の作風を持
つカンタータ。曲名は同じベルギーで活躍した画家であるピーター・ポール
・ルーベンス(1577−1640)から取られたものだという。1958年、アントワ
ープでの録音。

EUFODA 1159  \2180
L・V・ベートーヴェン:
ピアノと管楽のための五重奏曲変ホ長調Op.16
エドゥアルド・フライヘル・フォン・ランノイ(1787−1853):
五重奏曲変ホ長調Op.12
F・プーランク:六重奏曲
ヤン・ミヒエルス(ピアノ)、クインテセンス
Eufodaの看板アーティストの1人であるピアノのミヒエルスと1982年10月に
ブリュッセル音楽院で結成された木管五重奏団「クインテセンス」による室
内楽作品集。




★PentaTone Classics 特別セール★
SACD専門レーベルPentatoneの特別セールを行ないます

価格:1枚 \2380 ※通常価格:\2850(下記2点は特別価格)
PTC 5186 072  \3550
PTC 5186 086  \1280
ご注文締め切り:10月31日(締め切りを過ぎたご注文は通常価格となります)

●新譜 3点
PTC 5186 079(SACD Hybrid Multichannel) \2380
モーツァルト(1756−1791):
ホルン協奏曲第1番ニ長調K.386b
フルート協奏曲第1番ト長調K.313/285c
バスーン協奏曲変ロ長調K.191/186c
オーボエ協奏曲ハ長調K.271k/314
ヤコブ・スローター(ホルン)、エミリー・バイノン(フルート)、
グスタヴォ・ヌニェス(バスーン)、
アレクセイ・オグリンチュク(オーボエ)、
コンセルトヘボウ室内管弦楽団
来年2006年に生誕250年を迎えるモーツァルト。
現在世界中で最も波に乗っていると言っても過言ではないオーケストラ王国
オランダ。そのオランダを代表する名門オーケストラ“ロイヤル・コンセル
トヘボウ管弦楽団”の首席奏者たちによるモーツァルトの協奏曲集というファ
ン必聴の注目盤がPentatoneよりリリース!
ソリストは日本でもお馴染みのフルート奏者エミリー・バイノンやホルン奏
者のヤコブ・スローターはもちろんのこと、驚異的な音色とテクニックを聴
かせてくれるバス―ン奏者のヌニェス、1998年ジュネーヴ国際音楽コンクー
ル第1位獲得のオーボエ奏者オグリンチュクと豪華絢爛。

PTC 5186 045(SACD Hybrid Multichannel) \2380
ブラームス(1833−1897):
大学祝典序曲op.80
アルト・ラプソディOp.53
ハイドンの主題による変奏曲Op.56a
イヴォンヌ・ナエフ(アルト)、
ハンス・フォンク(指揮)、オランダ放送交響楽団、オランダ放送合唱団
闘病の末、2004年8月29日に63歳という年齢で惜しまれつつもこの世を去った
オランダの名指揮者ハンス・フォンク。病の発症後、1996年から務めていた
セント・ルイス交響楽団の音楽監督を2002年に辞任。その後はオランダ放送
響とPentatoneへの録音などの音楽活動を行っていた。
今回収録のブラームス3作品は亡くなる約1年前となる2003年8月18日-21日に
かけて、オランダ・ヒルヴァーサムのMCOスタジオIで行われた最後のセッ
ション録音。
また、音楽監督ハンス・フォンクを失ったオランダ放送交響楽団(オランダ
放送フィルとは別団体)は2005年7月7日に行われたラスト・コンサートを最
後に活動停止、解散となってしまった。
今回リリースとなるディスクは、派手さは無いものの堅実な音楽作りで大き
な支持を集めていたハンス・フォンクがオランダ放送響と共に遺してくれた
“遺産”といっても言い過ぎではないだろう。

PTC 5186 086(SACD Hybrid Multichannel)\1280 (通常価格:\1480)
アレクサンドル・グラズノフ(1865−1936):
ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.82-Moderato
ユリア・フィッシャー(ヴァイオリン)、
ヤコフ・クライツベルク(指揮)、
ロシア・ナショナル管弦楽団〔PTC 5186 059〕
ヨハネス・ブラームス(1833−1897):
交響曲第2番ニ長調Op.73-Allegretto grazzioso
ハンス・フォンク(指揮)、
オランダ放送交響楽団〔PTC 5186 042〕
セルゲイ・タネーエフ(1856−1915):
カンタータ第2番《詩篇の朗読》Op.36-2つの合唱
ミハイル・プレトニョフ(指揮)、
ロシア・ナショナル管弦楽団〔PTC 5186 038〕
アルカンジェロ・コレッリ(1653−1713):
合奏協奏曲第4番ニ長調Op.6-4-Allegro
サイモン・マーフィー(指揮)、
新オランダ・アカデミー室内管弦楽団〔PTC 5186 031〕
カール・レーヴェ(1796−1869):
ピアノ協奏曲第2番イ長調-Espaniola(Andante grazioso)
児玉麻里(ピアノ)、
ケント・ナガノ(指揮)、ロシア・ナショナル管弦楽団〔PTC 5186 026〕
フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732−1809):
交響曲第44番ホ短調《悲しみ》Hob.1-44-Allegro con brio
マルコ・ボーニ(指揮)、
ロイヤル・コンセルトヘボウ室内管弦楽団〔PTC 5186 016〕
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770−1827):
ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調《月光》-Adagio sostenuto
児玉麻里(ピアノ)〔PTC 5186 023〕
ヨハン・シュターミツ(1717−1757):
4声のシンフォニア ヘ長調-Tempo di Minuetto
サイモン・マーフィー(指揮)、
新オランダ・アカデミー室内管弦楽団〔PTC 5186 029〕
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756−1791):
ヴァイリンと管弦楽のための《アダージョ》ホ長調KV261
 ユリア・フィッシャー(指揮)、
ヤコフ・クライツベルク(指揮)、オランダ室内管弦楽団〔PTC 5186 064〕
ガブリエル・フォーレ(1845−1924):レクイエムOp.48-天国に
エド・スパニャールド(指揮)、
オランダ室内合唱団、リンブルフ交響楽団〔PTC 5186 020〕
ガブリエル・フォーレ(1845−1924):
組曲《ペレアスとメリザンド》Op.80-Sicilienne-Allegretto molto moderato
ヤコフ・クライツベルク(指揮)、
オランダ・フィルハーモニック〔PTC 5186 058〕
ゴットフリート・アウグスト・ホミリウス(1714−1785):
《コラール前奏曲》-主なるイエスよ成就を助けたまえ
ブラム・ベークマン(オルガン)〔PTC 5186 003〕
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756−1791):
クラリネット協奏曲イ長調KV622-Rondo(Allegro)
アンドリュー・マリナー(クラリネット)、
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)、
アカデミー・オヴ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
〔PTC 5186 048〕
リヒャルト・ワーグナー(1813−1883):
歌劇《ローエングリン》-第3幕への前奏曲
ヤコフ・クライツベルク(指揮)、
オランダ・フィルハーモニック〔PTC 5186 041〕
ボーナス・トラック(SACDレイヤーのみ収録):
サラウンド・サウンドによる効果音(ロッホ・ローモンドの川岸の下流/シェ
フィールドの蒸気機関車の旅/エジンバラのミリタリー・タトゥー)/機材
セット・アップのための31種類のテスト・トーン
ユリア・フィッシャー、クライツベルク、プレトニョフ、児玉麻里、フォン
クなど演奏による新録音からのべスト盤(サンプラー盤)が登場!Pentatone
通算3枚目となる今回のベスト盤では上記アーティストたちによる新録音から
のノーカットによる抜粋を収録。
これらの演奏に加えてSACDレイヤーにはボーナス・トラックとしてオーディ
オ・ファン必聴の“実際にイギリス&スコットランドで収録を行ったサラウ
ンド・サウンドによる効果音”、“機材セットアップのための31種類のテス
ト・トーン”を収録。更にブックレットには機材セットアップのためのマニュ
アルまでも掲載!
特に“サラウンド・サウンドによる効果音”は、まるで自分がその場にいる
ような感覚にさせてくれる程の驚異的な録音。Pentatoneの優秀録音の数々
を楽しめるだけでなく、オーディオ・ファン要注目の要素を併せ持った画期
的なディスクの登場は各所で話題となること間違い無し!

●以下は旧譜セール分
PTC 5186 009(SACD Hybrid Multichannel)
P・I・チャイコフスキー:弦楽セレナード/フィレンツェの思い出
マルコ・ボーニ(指揮)、コンセルトヘボウ室内管弦楽団

PTC 5186 011(SACD Hybrid Multichannel)
S・プロコフィエフ:
ピーターと狼/ジャン=パスカル・バンテュス:狼のたどる道
ビル・クリントン(語り)、ミハイル・ゴルバチョフ(語り)、
ソフィア・ローレン(語り)、
ケント・ナガノ(指揮)、ロシア・ナショナル管弦楽団

PTC 5186 015(SACD Hybrid Multichannel)
フランツ・シュミット:交響曲第4番ハ長調/歌劇《ノートル・ダム》より
ヤコフ・クライツベルク(指揮)、オランダ・フィルハーモニック

PTC 5186 018(SACD Hybrid Multichannel)
若尾圭介とボストン響の仲間たち ――
J・C・バッハ/モーツァルト/ブリテン/プロコフィエフ/J・S・バッハ
の作品
若尾圭介(オーボエ)、トーマス・マーティン(クラリネット)、
マルコム・ローヴェ(ヴァイオリン)、
ヴィクター・ロマヌル(ヴァイオリン)、
キャシー・バスラック(ヴィオラ)、サト・クヌッセン(チェロ)、
エドウィン・パーカー(コントラバス)

PTC 5186 019(SACD Hybrid Multichannel)
A・ドヴォルザーク:交響曲第9番《新世界より》Op.95
P・I・チャイコフスキー:幻想序曲《ロメオとジュリエット》
ヤコフ・クライツベルク(指揮)、オランダ・フィルハーモニック

PTC 5186 020(SACD Hybrid Multichannel)
ガブリエル・フォーレ(1845−1924):
レクイエムOp.48/パヴァーヌOp.50/マドリガルOp.35/魔神たちOp.12/
ああ、まことの御からだOp.65-1/タントゥム・エルゴOp.55
ラシーヌ讃歌Op.11
クリスティアーネ・エルゼ(ソプラノ)、ハリー・ペータース(バリトン)
エド・スパニャールド(指揮)、
オランダ室内合唱団、マーストリヒト・リンブルフ交響楽団

PTC 5186 022(SACD Hybrid Multichannel)
P・I・チャイコフスキー:
ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35/ピアノ協奏曲第1番変ロ短調op.23
クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)、
ニコライ・ルガンスキー(ピアノ)、
ケント・ナガノ(指揮)、ロシア・ナショナル管弦楽団

PTC 5186 024(SACD Hybrid Multichannel)
L・V・ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第21番ハ長調《ワルトシュタイン》Op.53
同第23番へ短調《熱情》Op.57
同第26番変ホ長調《告別》Op.81
児玉麻里(ピアノ)

PTC 5186 026(SACD Hybrid Multichannel)
F・ショパン:ピアノ協奏曲第2番へ短調Op.21
カール・レーヴェ:ピアノ協奏曲第2番イ長調
児玉麻里(ピアノ)、
ケント・ナガノ(指揮)、ロシア・ナショナル管弦楽団

PTC 5186 038(SACD Hybrid Multichannel)
セルゲイ・タネーエフ:カンタータ第2番《詩篇の朗読》Op.36
ロリータ・セメニナ(ソプラノ)、マリアンナ・タラソワ(アルト)、
ミハイル・ガブスキー(テナー)、アンドレイ・バトゥルキン(バス)、
ミハイル・プレトニョフ(指揮)、
ロシア・ナショナル管弦楽団、
サンクト・ペテルブルク・ステイト・アカデミー・カペラ合唱団、
グリンカ・コーラル・カレッジ少年合唱団

PTC 5186 041(SACD Hybrid Multichannel)
R・ワーグナー:前奏曲と序曲集 ――
《さまよえるオランダ人》序曲/《リエンツィ》序曲/《ニュルンベルクの
マイスタージンガー》前奏曲/《タンホイザー》序曲/《ローエングリン》
第3幕への前奏曲/《トリスタンとイゾルデ》前奏曲と愛の死
ヤコフ・クライツベルク(指揮)、オランダ・フィルハーモニック

PTC 5186 046(SACD Hybrid Multichannel)
I・ストラヴィンスキー:
音楽劇《兵士の物語》組曲/11の楽器のための《ラグタイム》/音楽劇《兵
士の物語》より-〈小さなコラール〉/協奏曲変ホ長調《ダンバートン・オ
ークス》/弦楽のための協奏曲ニ長調《バーゼル協奏曲》/小管弦楽のため
の組曲第1番/小管弦楽のための組曲第2番
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)、
ブレーメン・ドイツ・カンマーフィルハーモニー

PTC 5186 051(SACD Hybrid Multichannel)
アントン・ブルックナー(1824−1896):交響曲第7番
ヤコフ・クライツベルク(指揮)、ウィーン交響楽団

PTC 5186 058(SACD Hybrid Multichannel)
M・ラヴェル:
《ダフニスとクロエ》第2組曲、組曲《鏡》より 鏡の谷(グレインジャー編
曲)、ボレロ
G・フォーレ:組曲《ペレアスとメリザンド》Op.80
C・ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ヤコフ・クライツベルク(指揮)、オランダ・フィルハーモニック

PTC 5186 059(SACD Hybrid Multichannel)
 A・ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲ニ短調
S・プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.19
A・グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.82
ユリア・フィッシャー(ヴァイオリン)、
ヤコブ・クライツベルク(指揮)、ロシア・ナショナル管弦楽団

PTC5186 060(SACD Hybrid Multichannel)
リヒャルト・シュトラウス(1864−1949):
組曲《町人貴族》Op.60/クラリネットとファゴットのための二重協奏曲
AV.147/《カプリッチョ》からの六重奏曲
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)、
ブレーメン・ドイツ・カンマーフィルハーモニー

PTC5186 072(2SACD Hybrid Multichannel) \3550 (通常価格:\4250)
J・S・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ集
ユリア・フィッシャー(ヴァイオリン)

PTC5186 105(SACD Hybrid Multichannel)
W・A・モーツァルト:ホルン協奏曲第1番-第4番(RQR/1971年録音)
アラン・シヴィル(ホルン)、
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)、
アカデミー・オヴ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ

PTC5186 106(SACD Hybrid Multichannel)
G・ロッシーニ:オペラ序曲集 ――
序曲《セビリャの理髪師》/序曲《アルジェのイタリア女》/序曲《婚約手
形》/序曲《絹のはしご》/序曲《タンクレディ》/序曲《ブルスキーノ氏》
/序曲《イタリアのトルコ人》/序曲《幸福な錯覚》(RQR/1974年録音)
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)、
アカデミー・オヴ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ

PTC5186 107(SACD Hybrid Multichannel)
P・I・チャイコフスキー:
交響曲第6番ロ短調《悲愴》Op.74/バレエ組曲《くるみ割り人形》Op.71a
(RQR/1974年録音)
小澤征爾(指揮)、パリ管弦楽団

PTC5186 108(SACD Hybrid Multichannel)
A・ヴィヴァルディ:フルート協奏曲集「海の嵐」(RQR/1968年、1973年録音)
セヴェリノ・ガッツェローニ(フルート)、イ・ムジチ合奏団

PTC5186 114(SACD Hybrid Multichannel)
S・ラフマニノフ:
ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18/パガニーニの主題による狂詩曲
(RQR/1974年録音)
ヴェルナー・ハース(ピアノ)、
エリアフ・インバル(指揮)、フランクフルト放送交響楽団

PTC5186 116(SACD Hybrid Multichannel)
C・サン=サーンス:交響曲第3番《オルガン》
M・ムソルグスキー(ラヴェル編曲):組曲《展覧会の絵》(RQR/1976年録音)
ダニエル・コルゼンバ(オルガン)、
エド・デ・ワールト(指揮)、ロッテルダム・フィルハーモニック

PTC 5186 130(SACD Hybrid Multichannel)
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678−1741):
ヴァイオリン協奏曲ハ長調Op.7-2,RV.188/ヴァイオリン協奏曲ト短調Op.7-3,
RV.326/ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.7-4,RV.354/ヴァイオリン協奏曲ヘ長
調Op.7-5,RV.285a/ヴァイオリン協奏曲変ロ長調Op.7-6,RV.374/ヴァイオリ
ン協奏曲ト長調Op.7-8,RV.299/ヴァイオリン協奏曲変ロ長調Op.7-9,RV.373
/ヴァイオリン協奏曲ヘ長調Op.7-10,RV.294a(RQR/1975年録音)
サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)、イ・ムジチ合奏団

PTC 5186 133(SACD Hybrid Multichannel)
アメリンクが歌うモーツァルト&シューベルト・アリア集 ――
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756−1791):
アリア〈誰が知っているでしょう、私のいとしい人の苦しみがなんなのか〉
K.582〔マルティンの歌劇への挿入曲〕、歌劇《フィガロの結婚》より-〈恋
人よ早くここへ〉〈恋とはどんなものかしら〉〈自分で自分が分からない〉、
レチタティーヴォとアリア《ひどいこと、ここはどこ!…いま話しているの
は私ではない》K.369、アリア《われは行かん、されどいずこへ、おお神よ》
K.583、歌劇《コシ・ファン・トゥッテ》より-〈あっちへ行ってちょうだ
い!…はげしい狂気が〉、歌劇《ドン・ジョヴァンニ》K.527より-〈ぶって
よ、ぶってよ、いとしいマゼット〉〈恋人よ、さあこの薬で〉、シェーナと
ロンド《どうしてあなたが忘れられましょう…恐るるな、愛する人よ》K.505
フランツ・シューベルト(1797−1828):
歌劇《クラウディーネ・フォン・ヴィッラ・ベッラ》D.239より-〈あちらこち
ら矢は飛びかう〉〈恋はいたるところに〉、歌劇《人質》より-〈何という夜
を過ごしたのだろう〉、歌劇《双子の兄弟》D.647より-〈お父さんはいつま
でも私を子供と呼ぶがいいわ〉、歌劇《アルフォンゾとエストレルラ》D.732
より-〈いつまでもここにとどまって〉、歌劇《陰謀者》D.787より-〈私は気
掛かりでそっと忍び歩きまわる〉
エリー・アメリンク(ソプラノ)、
エド・デ・ワールト(指揮)、
ロッテルダム・フィルハーモニック、イギリス室内管弦楽団





<Channel Classics>
CCSSA 21005(SACD-Hybrid)   \2850
G・P・テレマン:パリ四重奏曲集第3巻 ――
四重奏曲第4番ロ短調/同第5番イ長調/同第6番ホ短調/第2組曲ロ短調(1730)
フロリレジウム〔アシュリー・ソロモン(フルート)、ケイティ・デブレツェ
ーニ(ヴァイオリン)、市瀬礼子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、ジェニファー・
モーシェス(チェロ)、ジェームズ・ジョンストン(チェンバロ)〕
前作“ボリビアのバロック(CCSSA 22105)”が大きな反響を呼んだフロリレ
ジウム。シリーズとして進行しており定評あるテレマンのパリ四重奏曲集も
第3巻に突入!前回の第2巻と同様、アシュリー・ソロモン、ケイティ・デブ
レツェーニ、そしてロンドンで活躍中の日本人ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者市
瀬礼子といった実力派メンバーは健在。2004年にはパリ四重奏曲集第2巻がグ
ラモフォン誌のエディターズ・チョイスに選出されるなど好評価を継続中。
躍動感に溢れるテレマンは今回も話題となるだろう!

CCSSA 23005(SACD-Hybrid)  \2850
L・V・ベートーヴェン:
弦楽四重奏曲第16番ヘ長調Op.135(弦楽合奏版)
ウィリアム・ウォルトン(1902−1983):弦楽のためのソナタ
カンディダ・トンプソン(ヴァイオリン&音楽監督)、
アムステルダム・シンフォニエッタ
チャイコフスキーの弦楽六重奏曲《フィレンツェの思い出》の弦楽合奏版によ
る演奏(CCSSA 21504)が話題となったアムステルダム・シンフォニエッタ。
第2作目となる今作ではベートーヴェン最後の弦楽四重奏曲である“第16番”
とウォルトンの弦楽のためのソナタのカップリングで充実の演奏を聴かせてく
れる。アムステルダム・シンフォニエッタは23人による演奏を基本形態とする
オランダの常設アンサンブル。2003年から現在の音楽監督カンディダ・トンプ
ソンがその任にある。レパートリーはバロックからコンテンポラリーまでと幅
広く、ゲルギエフ、今井信子、クレーメル、ヨーヨーマ、ヴェンゲーロフ、ブ
ロドスキー・クヮルテットなどのアーティストと共演を重ねている。





<Signum Classics>
SIGCD 067  \2180
1つの星、ついに ――
ボー・ホルテン(1948−):ノエルを歌おう
スティーヴ・マートランド(1959−):3つのキャロル
カール・ルッティ(1949−):さまよいながらわたしは不思議に思う
ジュディス・ウェイアー(1954−):輝け、エルサエレムよ
ジュディス・ビンガム(1952−):羊飼いの贈り物
フランシス・グリアー(1956−):聖体拝領のキャロル
トーマス・アデス(1971−):フェアファックス・キャロル
コンラッド・スーザ(1935−):羊飼いの歌
ジャン・ベルモン(1939−):ナティヴィタス
ジェームズ・マクミラン(1959−):Seinte Mari moder milde
ジョン・タヴァナー(1944−):トゥデイ・ザ・ヴァージン
イェルジ・コルノウィッツ(1959−):Oczekiwanie
リチャード・ロドニー・ベネット(1936−):キャロル
ピーター・マクスウェル・デイヴィス(1934−):1つの星、ついに
ジョン・ハービソン(1938−):大いなる神秘
ロクサンナ・パヌフニク(1968−):Sleep,little Jesus,sleep
ハワード・グッドール(1958−):天使たちのロマンス
ジョン・ハール(1956−):Mrs Beeton's Christmas Plum Pudding
ロバート・クィニー(オルガン)、
スティーブン・クレオベリー(指揮)、BBCシンガーズ
合唱王国イギリスを代表する世界的な名声を誇る室内合唱団、BBCシンガーズが
Signum Classicsに初登場!BBCシンガーズのSignum Classicsデビュー盤は、
現在も活躍中の20世紀の作曲家たちによる新しいキャロルを収録したアルバム。
収録曲は現代イギリスの作品が中心となっているが難解な作品ではなく、現代
作曲家ならではの斬新なスタイルによるクリスマス・シーズンに相応しい作品
が収録されている(世界初録音を含む)。BBCシンガーズはその名の通りBBC
(英国放送協会)を母体とし、世界中で活発な演奏活動を行っているプロフェ
ッショナルの室内合唱団。BBCシンガーズは16世紀からコンテンポラリーまで
の作品を多数取り上げてきており、委嘱作品の初演や録音なども数多い。

SIGCD 065  \2180
聖なる橋 ――
 サラモン・ロッシ・ヘブレ:詩篇124番、同第118番、同第128番
アリ・ウフキ(1610−1675)、クロード・グーディメル(c.1510−1572):
詩篇第9番、同第5番
ヤン・ピーテルスゾーン・スヴェーリンク(1562−1621):
詩篇第6番、同第7番、同第2番
アリ・ウフキ(ジュネーヴ詩篇歌):詩篇第6番、同第2番
ユダヤ伝承歌:詩篇113番
サルバンドによる即興演奏:詩篇第2番
キングズ・シンガーズ、サルバンド
結成以来30年以上の歴史を持つイギリスの誇る6人の紳士たちによるヴォーカル
・アンサンブル、キングズ・シンガーズの新作は“詩篇”集。16世紀終盤から
17世紀にかけて作曲された詩篇の数々からは、キングズ・シンガーズの美しき
歌声によって醸し出された神秘的な雰囲気を感じとることができる。共演のサ
ルバンドは5人の演奏家たちによる古楽器のアンサンブル。これまでに国際的
な音楽祭への参加や15枚の録音をリリースするなど活発な活動を行っている。

SIGCD 055  \2180
子守歌とさよなら ――
 ビリー・ジョエル:ララバイ
フンパーティング:夕べの祈り
オッフェンバック:舟歌
リチャード・M.シャーマン&ロバート・B.シャーマン:お山の子守歌
ブラームス:子守歌
J・R・R・トールキン:ビルボの別れの歌
ガーシュウィン:ララバイ
伝承歌:さようなら
マルコム・サージェント:ハワイアン・ララバイ
ベルリン:ムーンシャイン・ララバイ
ドヴォルザーク:家路/他 全23曲
カンタービレ、マルコム・マルティヌー(ピアノ)
男声のみによるヴォーカル・クヮルテット“カンタービレ”による「子守歌」と
「さよなら」にちなんだ作品を集めたアルバム。ガーシュウィンやブラームス、
ドヴォルザークからビリー・ジョエルまでジャンルを越えた作品を収録している。

SIGCD 069  \2180
ヒスパニック(スペイン)のバロック時代の歌曲と舞曲 ――
フアン・ヒダルゴ(c.1612−1685):待つ、感じる、死ぬ
カー=ミン・ンー&クララ・サナブレス:Quiero,y no saben que quiero
ルカス・ルイス・デ・リバヤス(b.1626):エスパニョレタス
セバスティアン・デュロン(1660−1716):コラゾン・カウサテネイス
フランシスコ・エスカラダ(fl.17C):カンテン・ドス・ジルグエリロス
作曲者不詳:ソロ・トリステ・アウセンテ、Differenzias sobre la Gayta
クレメンテ・イマーナ(fl.17C):フィリス・ヨ・テンゴ
他 全16曲
クララ・サナブラス(ソプラノ)、
ロドリゴ・デル・ポゾ(テノール&ギター)、
カー=ミン・ンー(ディレクター)、シャリヴァリ・アグレアブル
Signum Classicsのバロック音楽の演奏で重責を担ってきたシャリヴァリ・アグ
レアブルはアジア系オーストラリア人演奏家であるカー=ミン・ンーが主宰す
るバロック・アンサンブル。ちなみにアンサンブル名の“シャリヴァリ・アグ
レアブル”とはフランス語で“楽しい騒ぎ”との意味を持つ。LINN(CKD 164)
でも素晴らしい歌声を披露してくれているクララ・サナブラスも録音に参加。
ヒスパニック(スペイン)の貴重な音楽を楽しませてくれる。

SIGCD 066  \2180
マイケル・ティペット:歌曲集《心のよりどころ》、音楽、アリエルの歌
H・パーセル(ティペット&バーグマン編曲):
もし音楽が恋の糧なら、しばしの音楽、ばらの花はよりかぐわしく、結婚の歌
B・ブリテン:カンティクル第1番
他 全14曲
ジョン・マーク・エインズリー(テノール)、
イアン・バーンサイド(ピアノ)
小澤、プレヴィン、ハイティンク、ラトルなどの巨匠たちとも共演を重ねるテ
ノール奏者エインズリーのティペットを中心としたアルバム。





<Olive Music>
om 006  \2180
1300年から1650年のリコーダーを伴う器楽作品集 ――
作曲者不詳(スペイン/14世紀):おお、輝きの聖母よ
ヤコブス・デ・ボノニア(14世紀):
ああ、私の心の人よ−Creatura gentile−Uccel di Dio
作曲者不詳(フランス/C.1350):Tres Doulx Compains
アントワーヌ・ブリューメル(c.1460−1515):タンデルナック
ディエゴ・オルティス(c.1510−c.1570):
リチェルカーダ、リチェルカーダ第2番
ジョン・ボールドウィン(c.1550−1615):ブロウニング
ウィリアム・バード(c.1542−1623):ジョン、来てすぐキスをして
エルウェイ・ベヴィン(1554−c.1639):ブロウニング
トーマス・シンプソン(c.1582−a.1621):愛しいロビン
ジョヴァンニ・バティスタ・リッチョ(16世紀-17世紀):4声のソナタ
ジョヴァンニ・バティスタ・フォンタナ(c.1580−1630):ソナタ第15番
クリストファー・シンプソン(−1669):グラウンドによるディヴィジョン
ダリオ・カステロ(17世紀):ソナタ第12番
ジョヴァンニ・バティスタ・リッチョ(16世紀-17世紀):
カンツォン・ラ・ロシニョール
ラユエラ〔クラウディア・ジェラウア(リコーダー)、
マルティナ・ヨース(リコーダー)、トーマス・エンジェル(リコーダー)
クレア・ポティンガー=シュミット(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
トーマス・C.ボイセン(テオルボ)、
ダニエル・オーマン(リュート&バロック・ギター)、
ヨハネス・ヘマーレ(チェンバロ&オルガン)〕
レーベルのスタート以来、古楽ファンから大きな支持を集めている“Olive
Music”。デュファイのシャンソン集(om 005)に続く最新盤は中世の貴重な
器楽作品を15曲収録。大半はリコーダーのための、もしくはリコーダーを伴な
う作品となっている。好評を得ている美しいディジパック仕様と演奏者の息遣
いを感じさせてくれる素晴らしい演奏は健在。今回も古楽ファンは目が離せな
さそうだ!ラユエラは2004年の春にジェラウア、ヨース、エンジェルの3人の
リコーダー奏者たちによって結成されたアンサンブル。ヨーロッパ、北アフリ
カで演奏活動を始めており、今後の録音や演奏活動が楽しみなグループである。





<Arcana>
A 324  \2180
アントニオ・カルダーラ(1670−1736):4声による12のシンフォニア ――
シンフォニア第1番《聖テレンツィアーノの殉教》/同第2番《洗礼者》/
同第3番《アベルの死》/同第4番《キリストの死と埋葬》/同第5番《カエサ
レアの聖ペテロ》/同第6番《苦痛を受けし聖エレナ》/同第7番《改宗した
エルサレム》/同第8番《セデーチャ》/同第9番《神殿に現れたイエス》/
同第10番《夢を説くジョゼッフォ》/同第11番《ナボス》/第12番《我らの
主、イエスの受難》
グナ―ル・レツボール(ヴァイオリン&ディレクター)、
アルス・アンティクァ・オーストリア
3400曲以上の声楽作品を作曲したと言われるイタリアの作曲家カルダーラ。
ヴェネツィアに生まれたカルダーラはマントヴァ、ローマ、そしてウィーン
で重要な任に着き、声楽曲を中心に莫大な数に及ぶ作品を作曲。特に声楽音
楽の発展に大きく尽力したとして知られている。
そんなカルダーラの器楽曲を代表する作品として現代に伝わっているのが「4
声による12のシンフォニア」。この「4声による12のシンフォニア」は独立し
た器楽曲として作曲されたものではなく、オラトリオの序曲として作曲された
作品であり、各曲に宗教的要素の強い副題が付けられているのはそのためで
ある。莫大な数の作品を残しながらも録音の少ないカルダーラに挑むのはア
ルカナのトップ・アーティストとして地位を築いたヴァイオリン奏者レツボ
ールと自身が率いるアルス・アンティクァ・オーストリアの名コンビ!





<Capriccio>
71063(SACD-Hybrid)  \2550
A・ブルックナー:
交響曲第1番ハ短調(リンツ稿)
/前奏曲とフーガ ハ短調(※)/前奏曲ハ長調(※)
マルティン・ハーゼルベック(指揮&オルガン※)、ウィーン・アカデミー
ブルックナーの壮大な交響曲の出発点となった交響曲第1番。その第1番をハー
ゼルベックとウィーン・アカデミーのコンビが作曲当時のオリジナル楽器を
使用して録音を行った注目盤!中期から後期の交響曲に比べて演奏機会の少
ない第1番だが、後に続いて行く作風と活力に満ちた演奏はさすがはブルック
ナーと感じさせてくれる。
ウィーンとパリでオルガンや指揮法を学んだハーゼルベックは、アバドやム
ーティら名匠との共演経験を持つ名オルガン奏者。同時に近年は指揮活動も
精力的に行っている。

71062(SACD-Hybrid)  \2550
ウィルへルム・グローツ(1894−1939):
歌曲集《恋人に》Op.18、
クリスティアン・モルゲンシュテルンの詩による子供の歌
ヴィクトル・ウルマン(1898−1944):
シュテフェンの詩による6つの祈りの歌Op.17、ヘルダーリン歌曲集
エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(1897−1957):
3つの歌Op.22、Unverganglichkeit Op. 27
クルト・ワイル(1900−1950):ベルトルト・ブレヒトの詩による3つの歌曲
クリスティアーネ・エルツェ(ソプラノ)、
エリック・シュナイダー(ピアノ)
退廃音楽のレコーディングを積極的に行っているCapriccioならではのタイト
ルが登場。祖国を追われたグローツやコルンゴルト、そしてウルマン、ワイル
の歌曲を歌うのはクリスティアーネ・エルツェ。エルツェはラトル&ベルリ
ン・フィルとの共演をはじめ、アバド、ブーレーズ、ブロムシュテット、シャ
イー、アーノンクールなどとの共演を数多く行っている世界的ソプラノ奏者。

60124  \2080
ワルター・ゴール(1903−1960):ラジオ・オペラ《マルポピタ》
トルステン・ヘニッヒ(テノール)、リリア・ミレク(ソプラノ)、
アクセル・ヘッリク(バリトン)、
ジン・ワン(指揮)、マルポピタ室内管弦楽団&室内合唱団、他
1903年ドイツに生まれた後にイギリスへ移住、1960年に54歳で亡くなるまで
指揮者、作曲家として幅広く活躍していたワルター・ゴール。シェーンベルク
を作曲の師としていたゴールによって、1931年に放送用オペラとして作曲され
た「マルポピタ」をロベルト・セイツが編成などを新たに再構成。2004年5月
にベルリンのコミッシュオーパーで上演を収録したライヴ録音となっている。
指揮者、映画音楽の作曲家としてではないゴールの一面を知ることの出来る貴
重な録音となるこは間違い無い!

49489  4枚組  \3080
J・ハイドン:ピアノ三重奏曲第5番-第6番/第9番-第11番/第13番/第18番
/第20番-第23番/第26番/第28番-第31番/第38番/第40番-第41番/ピアノ
三重奏曲ハ長調Hob.XV-C1
ハイドン・トリオ・アイゼンシュタット
ハイドン・トリオ・アイゼンシュタットは1992年にウィーン音楽大学のマスタ
ークラスで室内楽を学んでいたメンバーによって結成されたアンサンブル。
1995年にはオーストリアのブルゲンラント・ハイドン・フェスティヴァルでハ
イドンのピアノ三重奏曲を40曲(!)演奏したという。





<Cala>
CACD 0542  \2080
ストコフスキ・コンダクツ・パーシー・グレインジャー・フェイヴァリッツ
P・グレインジャー:
カントリー・ガーデン(※)、モリスもどき、ある朝早く、シェパーズ・ヘイ
(※)、ロンドンデリーの歌、岸辺のモリー、ストランド街のヘンデル(※)
J・シベリウス:子守歌(ストコフスキ編曲)、悲しきワルツ
R・ヴォーン=ウィリアムス:トマス・タリスの主題による幻想曲
S・ラフマニノフ:ヴォカリーズ
E・グラナドス:間奏曲(オットー・ランゲイ編曲)
C・ドビュッシー:月の光(ストコフスキ編曲)
J・イベール:寄港地
レオポルド・ストコフスキ(指揮)、
ヒズ・シンフォニー・オーケストラ、
パーシー・グレインジャー(ピアノ/※)
カーラとストコフスキ協会によるストコフスキ音源の復刻シリーズ最新タイト
ルはグレインジャーを中心とした小品集。(※)の3曲ではグレインジャー自
身がピアノ担当しており、ストコフスキ&グレインジャーという豪華タッグが
実現!その他の収録曲もヴォーン・ウィリアムス、ラフマニノフ、イベール
などファンには嬉しい音源が盛り沢山!1947年-1953年録音(RCA Victor原盤)

CACD 1036  \2080
ギルドホール・ホルン・ソロイスツ ――
リチャード・ビッシル(1960−):コルペンディウム1
R・シューマン:アダージョとアレグロ
R・ビッシル:Lone Horn Call and Charge
C・サン=サーンス:ロマンス ホ長調
G・ロッシーニ:狩りの集い
L・ケルビーニ:ソナタ第2番
J・S・バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番より ブーレ1&2
P・デュカス:ヴィラネル
R・ビッシル:タイム・アンド・スペース
E・ボザ:森にて
R・ビッシル:3つのポートレート
デイヴィット・パイアット(ホルン)、リチャード・ビッシル(ホルン)、
ジェフリー・ブライアント(ホルン)、アンドリュー・クラーク(ホルン)、
ジョナサン・リプトン(ホルン)、ヒュー・シーナン(ホルン)、
ギルドホール音楽院ホルン・アンサンブル
ロンドン響首席ホルン奏者をつとめるデイヴィット・パイアットや元ロンドン
響首席のヒュー・シーナン、元ロイヤル・フィル首席のジェフリー・ブライア
ント、ギルドホール音楽院教授でソリストのリチャード・ビッシルなどといっ
たイギリス・ホルン界の俊英や重鎮がゲスト・ソロとして録音に参加している
ホルン関係者にとってたまらないタイトルの登場!
ギルドホール音楽院はイギリスの名門であり、約570名の音楽専攻生の約半分
はイギリス外からの留学生だという。その中から選抜されたホルン・アンサ
ンブルの実力も中々のもの。豪華ソリスト陣とフレッシュな学生アンサンブ
ルの共演に期待!

CACD 88044  \2080
ケルティック・ロマンス ――
ウィリアム・ヴィンセント・ウォリス(1812−1865):ラ・ルイジアナ
マズルカ−エチュード/私の星よ/ラ・ラピディテ/ラ・フォース/ポーラ
ンドの花/ドラマチックな夜想曲/羊飼いの憂鬱/スペインのお土産/蜂と
薔薇/軍隊のワルツ/他 全15曲
ローズマリー・タック(ピアノ)
アイルランドに生まれながらオーストラリアに移住し、植民地時代のオース
トラリア音楽の発展に尽力したウォリスのピアノ作品集。ウォリスはオース
トラリアに最初の音楽学校を創設した人物でもある。
ローズマリー・タックはシドニー出身の女流ピアノ奏者。シドニー歌劇場や
ロンドン・サウス・バンク・センター、カーネギー・ホールでリサイタルを
行うなど活躍している。





<Timpani>
2C 2098  2枚組  \4360
ルイ・ヴィエルヌ(1870−1937):室内楽作品全集 ――
 ヴァイオリン・ソナタOp.23/ハープのための《ラプソディー》Op.25/ピア
ノ五重奏曲Op.42/アルトとピアノのための《2つの小品》Op.5/チェロ・ソ
ナタOp.27/オーボエとピアノのための《ラルゴとカンツォネッタ》Op.26/
チェロとピアノのための《Soirs Etrangers》Op.56/弦楽四重奏曲Op.12
フランソワ・ケルドンクフ(ピアノ)、オリヴィエ・ガルドン(ピアノ)、
アレクシス・ガルプリーヌ(ヴァイオリン)、
イヴァン・シフォロー(チェロ)、オディーレ・カラシリー(アルト)、
クリスティアン・モロー(オーボエ)、パスカル・ザンロンギ(ハープ)、
フィリップス・クヮルテット
既発の「1C 1019」、「1C 2019」の2タイトルを装いも新たにセット化。ルイ
・ヴィエルヌはフランスの作曲家でありオルガン奏者として活躍した盲目の
音楽家。オルガン交響曲や室内楽曲など優れた作品を数多く残しており、日
本の学校のチャイムにもなっている「ウェストミンスターの鐘」の作曲者で
もある。そんなヴィエルヌの室内楽作品を網羅したフランス音楽ファンにと
って嬉しいセットの登場である!
   
TFMC 0017/20  4枚組  \4850
ステレオ
「TOKYO FM 朝比奈 隆1970年代ライブ集成」
[CD 1](TFMC.0006)
ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調「英雄」
ハイドン:交響曲第10番
[CD 2](TFMC.0007)
ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」(ハース版)
[CD 3-4](TFMC.0008-9)
ハイドン:序曲 ニ長調
ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(ハース版)
[CD 1]朝比奈 隆(指)新日本フィルハーモニー交響楽団
録音:1977年4月2日、1977年3月8日東京文化会館
[CD 2]朝比奈 隆(指)新日本フィルハーモニー交響楽団
録音:1979年3月8日東京文化会館
[CD 3-4]朝比奈 隆(指)新日本フィルハーモニー交響楽団
録音:1977年4月15日東京文化会館
以上すべて
音源:エフエム東京・監修:東条碩夫(音楽評論家、元FM東京ディレクター)
TOKYO FMアーカイヴ・セレクションの朝比奈隆のライヴがお得なBOXで新装登
場です。ファンの間で熱く今に語り継がれる1970年代の朝比奈隆と大阪フィル
ならびに新日本フィルとのライヴ。こうしてまとめられるとまさに壮観! 
まさに「朝比奈伝説」はここから始まったといえます。
なお今回のBOX化にあたり、朝比奈と親交があり、彼の良き理解者である映画
監督実相寺昭雄氏の書き下ろしエッセイを新たに収録。
限定生産となりますのでこの機会にぜひ!






<haenssler>
=SWR MUSIC=
93 134  \2080
ブラームス:
悲劇的序曲Op.81
交響曲第1番ハ短調Op.68
ミヒャエル・ギーレン(指)南西ドイツ放送SO.
録音:1995年12月14日、1995年5月17日
バーデン=バーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオ
ギーレン&南西ドイツ放送響によるブラームスという、なんとも注目度満点
のシリーズがスタート!第1弾は第1交響曲と悲劇的序曲でいずれも初出。怒
涛の悲劇的序曲に始まり、きわめて振幅の大きな表現はそのまま交響曲へと
引き継がれて行きます。緩徐楽章におけるデリケートな美しさも印象深く、
そしてスケールが途方もなく雄大なフィナーレ。明晰なスコア・リーディン
グで知られるギーレンと長年の手兵との息の合ったところが遺憾なく発揮さ
れた内容。SWR提供の正規音源で、録音も見事。なお、2006年春には第2番&ハ
イドン変奏曲(93.135)、第3&4番(93.136)のリリースが引き続き予定されて
います。





<Maguelone>
MAG 111109  \1650
アーン:歌曲集Vol.2
ラテン礼賛(全10曲)/白鳥/無神論者/不実/捧げ物/恋される人/夜想曲
/ブドウ収穫期の3日/泉/牢獄から/星のない夜は/最後の希望/わが青春
/水面に/しおれた花/最高の贈物/セラフィン/田舎の墓地/捧げ物/口づ
けして以来
ディディエ・アンリ (Br)、ステファーヌ・プティジャン (Pf)、
アンサンブル・ヴォーカル・フランセ
マゲローヌ・レーベルのアーン・シリーズ第4弾は、歌曲集第2巻です。当シ
リーズは毎回すこぶる評判が良く、アーン作品の録音を待たれている方々の多
さに驚かされます。アーンの作品中でも、やはり量・質ともに傑作と呼べるの
は歌曲。ベル・エポックの雰囲気に満ちた繊細にして粋、甘美なメロディの連
続に酔わされます。





<INTEGRAL>
INTEG 221138  \2080
ドゥシーク(デュセック):
ピアノソナタ 変ロ長調 Op.23
同 変イ長調 Op.64「パリへの帰還」
同 変ホ長調 Op.44「告別」
イレーヌ・ポーリャ (Pf)
ボヘミア出身のピアニスト兼作曲家ヤン・ラジスラフ・ドゥシーク(デュセッ
ク) (1760-1812)は、当時人気を誇り、マリー・アントワネットからも高く評
価されました。揺籃期だったピアノの機能革新に貢献し、今日では当たり前の
ピアノを舞台横向きに配置することも彼が始めました。彼の音楽は古典派なが
ら、すでにロマン派の香りを感じさせます。ハンガリー出身の女流ピアニスト、
ポーリャは切れ味の良いタッチが魅力です。





<Skarbo>
DSK 4054  \2080
オルガンとピアノによるデュオ
ディヌ・リパッティ:オルガンとピアノのための協奏曲
フランク(ルドロワ編):交響変奏曲
ルドロワ:反対 Op.48
デュプレ:バラード Op.30
ジャン=ピエール・フェレ (Pf)、フレデリック・ルドロワ (Org)
同じ鍵盤楽器なのに活躍の場と機能の違いから、あまり共演の話を聞いたこと
がないピアノとオルガン。こんなに魅力的な作品がありました。注目はピアニ
スト・リパッティのオリジナル作品。1939年の作で、地中海的な陽光とルーマ
ニアの民俗色に溢れています。大ピアニストの手によるだけありピアノ・パー
トは非常に効果的ですが、オルガンも劣らず雄弁。

DSK 4052  \2080
ピッコロ・パッション
アンデルセン:無窮動 Op.8/スウェーデンの歌によるおどけた変奏曲 Op.26
ドンジョン:演奏会用マズルカ
チャルディ:狂人 Op.64/笛吹き Op.62
シルヴァ:喚起 Op.1/初恋 Op.4/夢 Op.5
ミケリス:遊戯 Op.83/スコッティシュ Op.59
ユグー:幻想的ソナタ Op.100
モルラッキ:東洋的カプリッチョ Op.64
イレーヌ・ポーリャ (Pf)
特殊な効果を出すゆえ、オーケストラでは大事なピッコロ。しかし独奏となる
と珍品になってしまいます。この楽器当代一の名手ボーマディエがSkarboレー
ベル初登場、2004年録音で健在振りを示しています。いずれもピッコロを学ぶ
人にとっては重要な作品ですが、鑑賞用としても存分に楽しめます。





<Doremi>
DHR 5705  \1880
「ジュリアード四重奏団 / ブラームス-米合衆国議会図書館ライヴ第3集」
ブラームス:弦楽六重奏曲集
第1番変ロ長調Op.18
第2番ト長調Op.36
ジュリアード四重奏団[ロバート・マン(Vn)イシドア・コーエン(Vn)
ラファエル・ヒリヤー(Va)クラウス・アダム(Vc)]
・ワルター・トランプラー(Va)、レスリー・パーナス(Vc) 
ワルター・トランプラー(Va)、バーナード・グリーンハウス(Vc)
録音:1965年10月8日、1964年10月23日
米合衆国議会図書館ライヴ
室内楽ファン注目のシリーズ、ジュリアードSQの米合衆国議会図書館ライヴ。
第3弾はブラームスの六重奏で、もちろん完全初出。あまりにも有名な第1番2
楽章など聴けば聴くほどに惚れ惚れするくらいの素晴らしさで、醍醐味満点
です。

DDR 71147  \1880
モーツァルト:
ピアノ・ソナタ第1番ハ長調K.279
ピアノ・ソナタ第6番ニ長調K.284
ピアノ・ソナタ ヘ長調K.533
ロンド ヘ長調K.494
コリン・ティルニー(フォルテピアノ)
録音:2005年7月&9月
来年のモーツァルト・イヤーを控えて、ゆっくりとですが着実に進むティル
ニーのモーツァルト・シリーズ。文字通り大家の芸に魅了される一枚です。
使用楽器は1983年シアトル、ケネス・ベークマン製作によるアントン・ワル
ターのコピー。






<naive OPUS111>
OP 30413  3枚組  \4250
ヴィヴァルディ:「ティート・マンリオ」
ニコラ・ウリヴィエーリ(Br ティート・マンリオ),
カリーナ・ゴーヴァン(S マンリオ),デボラ・ベロネージ(Ms ルーチオ),
アン・ハレンベリ(Ms セルヴィーリア),
マリヤーナ・ミヤノヴィッチ(A ヴィテッリア),他
オッターヴィオ・ダントーネ(指)アカデミア・ビザンチーナ
録音:2005年7月
*ブックレットにダントーネのインタビュー掲載 *2003年校訂版使用
ヴィヴァルディ・エディションの新刊は、大作「ティート・マンリオ」。
1719年にマントヴァで初演されたオペラです。ティート・マンリオとは、紀
元前4世紀のローマの執政官、ティトゥス・マンリウス・トルクゥアトゥスの
こと。彼は執政官、独裁官を何度も務めた名将です。彼はまた、敵との一騎
打ちを禁じた命に背いた息子を罰し、首を跳ねたことでも後世に知られてい
ます。このオペラでも、父と息子の話が軸となりながら、敵と味方、血縁、
恋愛が複雑に絡み合った、大変にドラマティックな物語になっています。今
回の録音は、ボーヌでの上演と連携したもの。イタリアのイケ面美声バスの
ウリヴィエーリのタイトルロール、カナダ出身でメキメキと頭角を現してい
るゴーヴァン、その他ミンコフスキやクリスティから引っ張りだこのハレン
ベリにミヤノヴィッチと、隙のないキャスト!そして3時間を越す大作をバッ
チリ纏め上げたダントーネの手堅い手腕と、文句なしの出来ばえです。この
冬のバロック声楽大作一番の話題作となるでしょう!





<altara>
ALT 1007  \1650
「ミケランジェリ&ロヴィツキ / シューマン」
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調
バッハ / ブゾーニ編:シャコンヌ ニ短調
ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲(抜粋)
アルトゥーロ・ベネデッティ=ミケランジェリ(P)
ヴィトルド・ロヴィツキ(指)ワルシャワ・フィルハーモニックO.
録音:1955年3月ワルシャワ、
ナショナル・フィルハーモニック・ホール(ライヴ)
スカルラッティ、シューマンほか(ALT.1005)に続く、ミケランジェリ、ワル
シャワ・ライヴ第2弾。ミケランジェリが重態説の渦中にあった1955年。ショ
パン・コンクールのためにワルシャワを訪れた際に行った一連のライヴ。例に
よって、十八番の独奏曲に加えて注目はロヴィツキとのシューマン。個性派と
して知られるふたりのやりとりがなんともスリリング!すべて過去に他からも
出たことがあるものですが、ポイントはポーランド放送協会アーカイヴの蔵出
しのため格段に音の状態がよいこと!伝説のピアニストの秘密を紐解くにうっ
てつけの一枚。

=altara classic=
ALT 1008  \1980
ブラームス:チェロ・ソナタ集
第1番ホ短調Op.38
ニ長調Op.78(パウル・クレンゲルによるヴァイオリン・ソナタからの編曲)
第2番ヘ長調Op.99
マッツ・ランディン(Vc)ハンス・ポールソン(P)
録音:2003年3月17-20日スウェーデン
スウェーデンを代表する器楽奏者ふたりによるブラームス。太い音色で朗朗と
歌うランディンのチェロは、ロストロポーヴィチに師事したことを感じさせる
もの。大きな魅力です。





<RICERCAR>
RIC 243  \1750
2005年RICERCARレーベルカタログ付CD
「トゥルバドゥールの芸術:喜び-トゥルバドゥールの歌とジョングルールの
舞曲」
作曲者不詳:
1「愛の踊り」、4「喜びの始まり」、8「王の新しいエスタンピー」、
11「誰か我が眼に」に基づく即興曲(以上器楽曲)
シャンパーニュ伯ティボー4世:2「愛が私を」(器楽曲)
ベルナルト・デ・ヴェンタドルン:
3「陽の光を浴びて雲雀陽の光を浴びて雲雀が」5「友はみな私を失った」
ガウセルム・ファイディト:
6「酷き不幸」、9「いかなる時も決して」、10「野の夜鳴鶯は」
ベレンギエ・デ・パラゾル:7「私は喜びと愛を堪能した」
ミッレナリウム[カロル・マトラス(VO、Hrp)、クリストフ・デリーニュ
(オルガネット)、ティエリ・ゴマール(Perc)]
録音:2000年11月ラングドック・ルシヨン地方エロー県シラン、ノートルダム
・ド・サントゥイユ教会
中世、アキテーヌ地方を起源とし、南仏から地中海世界を中心に栄えたトゥル
バドゥールの伝統。この録音では、非常に有名なヴェンタドルンから知る人ぞ
知るパラゾルまで、そして、名も知れぬジョングルールたちの舞曲も併せて取
り上げた、中世南仏の宮廷文化を堪能させてくれる好企画盤です。詩を語るよ
うに朗々と歌うマトラスの清冽な声は、中世南仏に聴く者の魂を運んでくれま
す。また、この「喜び」というアルバム・タイトルには、トゥルバドゥールの
生きた時代や歌への、演奏者たちの憧憬が込められています。

RIC 241  \1750
17世紀初頭のベルギーの王室音楽-16世紀後半から17世紀にかけてのベルギー
の作曲家たちによる作品集-ラッスス、ペーテル・フィリップ、コルネリス・
フェルドンクらの作品
ラ・カッチャ
17世紀、ブリュッセルは世界中の名士が行き交うヨーロッパでも特に重要な
都市でした。ラ・カッチャの管楽器の6人の名人たちによる、当時のベルギー
のあでやかさをしのばせるきらびやかな音色と完璧なアンサンブルは実に見
事です。

RIC 245  \1750
シャルパンティエ:
テ・デウム、オルガンの代わりをつとめるさまざまな楽器のためのミサ
ジャン・テュベリ(指)、ナムール室内合唱団、
ル・アグレマン、ラ・フェニーチェ
クレール・レフィリアートル(S)、フランソワ・ニコラス・ジェロ(C-T)、
ブルーノ・ボテルフ(T)、ジャン=クロード・サラゴス(B)
17世紀フランス、グラン・シエクルと呼ばれた時代、かつてないほどの大規
模な宗教の儀式が行われておりました。当時の教会の荘厳な雰囲気にどっぷ
り浸かれる一枚です。テュベリの見事な統率は圧巻です。

RIC 240  \1750
フェルディナンド2世&3世のための音楽〔ブォナマンテ、カステッロ、プリ
ウーリ、フェッロ、ペゼンティ、ネーリ、モンテヴェルディらの作品〕
ジャン・トゥベリ(指)/ラ・フェニーチェ
バロック期に入る少し前のイタリアの黄金時代を築いた作曲家たちによる作品
集です。ルネッサンスの香りが残っていながらバロックの香りもある、魅力
的な作品ばかりです。





<HUNGAROTON>
HCD 32361  \1980
ハイドン:ヴァイオリンとヴィオラのための6つのソナタ集
第1番 ヘ長調 Hob.VI:1
第2番 イ長調 Hob.VI:2
第3番 変ロ長調 Hob.VI:3
第4番 ニ長調 Hob.VI:4
第5番 変ホ長調 Hob.VI:5
第6番 ハ長調 Hob.VI:6
ヴィルモシュ・サバディ(Vn) ペーテル・バールショニ(Va)
録音:2004年12月20−23日
シュターミッツのヴァイオリンとヴィオラの二重奏曲集(HCD 32282)が好評だ
ったヴィルモシュ・サバディとペーテル・バールショニのデュオ、今回はハイ
ドンのソナタ集です。ヴァイオリンとヴィオラだけという恐ろしくシンプル
な編成ですが、聞けばこれはまごうことなくハイドンの愉悦に満ちた佳曲。
ことに明るく人の良さそうなヴァイオリンの旋律の美しさは、ハイドンの弦
楽四重奏曲がお好きな方なら間違いなく気に入ることでしょう。

HCD 32312  \1980
フバイ:ヴァイオリンとピアノのための作品集 Vol.8
バラトン湖の波Op.33,黄色いコフキコガネOp.34,五月の歌Op.37/1,昔の頃
からOp.37/2,彼女の肖像画の前でOp.38/1,彼女の窓の下でOp.38/2,夜鶯の
歌Op.39,コシュートの歌Op.41,そう言われているOp.60,3つの小品 Op.66,
ワルツのパラフレーズ Op.105
フェレンツ・セチェーディ(Vn) イシュトヴァーン・カッシャイ(P)
録音:2004年4月26、27日,5月13、14日
伝説的な大ヴァイオリニスト、イェネー・フバイの作品シリーズ、第8弾です。
いずれも、美しい旋律と、ハンガリーの民族色のある音楽を巧みに盛り込ん
だ、親しみやすい曲ばかり。なかでも「夜鶯の歌」の歌は、トリルを多用が
幻想的で美しく、ヴァイオリン小品マニアなら聞く価値大です!セチェーディ
のヴァイオリンもこの上ないもの、作曲家フバイの真骨頂を知らしめています。

HCD 32201  \1980
ドラヴィーニュ:
「花々」 Op.4
2つのミュゼットのための小品の6つの組曲 Op.1−第3組曲,第5組曲
アンサンブル・ル・ベルジェ・フォルチュネ
パル・ネーメト(バロック・フルート) アンナ・ヤヌイ(リコーダー) 
ノラ・ボトシュ(リコーダー) モニカ・トート(バロック・ヴァイオリン)
 ジャン=クリストフ・マイヤール(ミュゼット) 
ロバート・マンデル(ヴィエル) 
ピロシュカ・ヴィタリウス(バロック・ヴァイオリン)
録音:2003年1月27日,7月1日,9月1日,2004年9月20日
フィリベルト・ドラヴィーニュ(1700頃−1750)は、ルイ15世時代のフランス
の重要な作曲家。ことに「花々」は、24曲の二重奏曲からなる堂々たる作品、
これはルイ15世の元帥ビロン公爵の妻に献呈されました。作品としては結構
知名度も高く、個々の作品は人気も高いのに、録音がほとんどなかったのは、
24曲を普通に演奏するだけでは単調だからでしょう。この演奏では、リコー
ダーやフルートを中心にしながら、ヴァイオリン、ミュゼット、ヴィエル
(ハーディ・ガーディ)など多彩な楽器を用い、変化に富んだ楽しい音楽に
なっています。フランス・バロック・ファンは押さえなきゃ!

HCD 32292  \1980
クラフト:チェロ・ソナタ集
チェロ・ソナタ ハ長調 Op.1/1
チェロ・ソナタ ト長調 Op.1/2
チェロ・ソナタ ニ長調 Op.1/3
二つのチェロのためのグランド・デュオ ト短調 Op.5
バラージュ・マーテー(Vc) ミクローシュ・シュパーニ(Fp) 
デーネシュ・カラッソン(Vc) イシュトヴァーン・ギョーリ(G)
録音:2004年7月22−25日,8月3日
アントン・クラフトは、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンの時代の
高名なチェリスト。1749年、ボヘミアのロキツァニで生まれ。法律を勉強し
にプラハに出たものの、ここで音楽家になることを決意、チェロを勉強し、
1778年にエステルハージ家のオーケストラに所属、当然ハイドンの下で働い
ていました。1789年4月にはドレスデンでモーツァルトと共演。1796年から、
ベートーヴェンの擁護者として有名なウィーンのフランツ・ヨーゼフ・ロブ
コヴィッツ伯爵に仕え、ベートーヴェンの三重協奏曲でソリストを務めてい
ます。1820年ウィーン没。作風は、ハイドンに近い感じで、しかしさすがは
ボヘミア人、土の匂いはずっと強いもの。ト長調のソナタの第3楽章なんて、
実に御陽気です。
バラージュ・マーテーは1965年ブダペスト生まれのハンガリーのチェリスト。
ことに古楽の分野で活躍している人で、ミンコウスキのレ・ミュジシャン・
ド・ルーヴルなどで活動したことも。この録音では、伴奏にシュパーニの奏
でる見事なフォルテピアノに、さらに第2チェロを加えています。しかもト
長調のソナタではギターまで持ち出して、創意に満ち溢れています。古楽
ファンにお勧めです!

HCD 32319  \1980
オブレヒト:
ミサ曲「今はただ死を待つばかり」
ミサ曲「私の彼女はいいところばかり」
ミサ曲「そのことはもう」
ヤーノシュ・バリ(指)A:N:S合唱団
録音:2004年9月17−24日
ヤーコプ・オブレヒト(1458頃−1505年)は、ベルギーのゲント出身、15世紀
後半の最も重要な作曲家の一人です。A:N:S合唱団はオブレヒトを集中
的に録音しており、これで6枚目のCDとなります。「今はただ死を待つばかり」
はオケゲムの、「私の彼女はいいところばかり」はエーヌ・ヴァン・ギゼゲ
ムの、「そのことはもう」は、ペトルッチの印刷譜にあるコリネット・デ・
ランノイの歌に基づいています。いずれも高度な作曲技法に基づいたもので、
A:N:S合唱団の精緻な演奏が生きています。

HCD 32330  \1980
“ハンガリー音楽のモザイク”
コダーイ:アダージョ
レショフスキ:前奏と小奇想曲
コーシャ:バガテル
ガールドニ:古い様式の組曲第1番
ラヨシュ・モンタグ:エクストレーメ,ユーモレスク
ヴィルモシュ・モンタグ:シルエット
マロシュ:アルバムの一葉
ヤールダーニ:調べ
アーブラーニ:ハンガリー奇想曲
ファルカシュ:ハンガリー民謡に基づいたソナティーナ、他
フェレンツ・チョントシュ(Cb) ジュジャ・バウエル(P) 他
録音:2005年
1882年生まれのコダーイから、1920年生まれのヤールダーニまで、ハンガリー
の近現代の作曲家によるコントラバス作品を集めています。フェレンツ・チョ
ントシュは1946年ブダペスト生まれ、1967年からハンガリー国立歌劇場のコン
トラバス奏者を務め、ソリストとしても活躍している名手です。

HCD 32329  \1980
アレクサンドル・シュヴェード、アリア集
モーツァルト:「フィガロの結婚」
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」,「グリエルモ・テル」
グノー:「ファウスト」
ドニゼッティ:「ファヴォリータ」
ヴェルディ:「リゴレット」,「シモン・ボッカネグラ」,「オテッロ」
ワーグナー:「タンホイザー」,「ワルキューレ」
からのアリア,場面
アレクサンドル・シュヴェード(Br)
ラーズロー・プレス(指),アンドラーシュ・コーロディ(指),
ミコローシュ・ルカーチ(指),ヴィルモシュ・コモル(指),
ヴィクトル・ヴァシ(指)パール・ヴァルガ(指),
ヘルマン・アーベントロート(指)
ハンガリー国立歌劇場管弦楽団
録音:1954、55年
アレクサンドル・シュヴェード、もしくは西欧風にアレクサンダー・スヴェッ
ド(1904-1979)は、世が世なら世界的大バリトンとして広く活躍したであろう、
ハンガリーの偉大なバリトンです。どれくらいの人だったかというと、30代に
してウィーン国立歌劇場のトップバリトンになり、ワルター、フルトヴェング
ラーらと共演、南北アメリカでも活躍し、メトでも絶賛されたほど。しかし
1948年以降、ハンガリー政府が西側への出国を禁じてしまい、1956年まで活
動が制限されてしまったのです。このCDはその時期の録音。アーベントロート
が客演しての「ワルキューレ」の幕切れが貴重。
「ファウスト」,「リゴレット」,「シモン」はハンガリー語の歌唱。

HCD 32336  \1980
ヴァイダ:
シンフォニエッタ
交響詩「タイタニック」
オラトリオ「一度、でなければ決して」
イムレ・コラール(指)デブレツェン・フィルハーモニー管弦楽団、他
録音:2005年2月15−18日
ヤーノシュ・ヴァイダは1949年生まれのハンガリーの作曲家。シンフォニエッ
タは2002年の作品で、4楽章25分ほどの弦楽オーケストラのための曲。小ぶり
で纏まりの良い、聞きやすい作品です。全体にハンガリー情緒が滲んでおり、
とりわけアダージョ、ハンガリー風に、と指示のある第3楽章が情感たっぷり
の名曲です。

HCD 32263  \1980
ホルシツキ:作品集
室内カンタータ「北」 Op.70
4つの歌曲集 Op.8
新しい歌曲集 Op.59
音楽の力 op.73
3つの歌曲集 Op.7
チェロとピアノのためのソナタ Op.71
アッティラ・フュレプ(T),アダム・メドヴェツキ(指)
ブダペスト交響楽団員,ハンガリー国立民族アンサンブル合唱団
ユッタ・ボコル(Ms),タマーシュ・シャルゴー(P)
ジェルジェリ・メーネシ(指)ヴァーツ・ヴォックス・ウマーナ合唱団
コロシュ・コヴァーチュ(Bs),ゾルターン・ホルシツキ(P)
エデ・バンダ(Vc),エリカ・ルクス(P)
録音:1975年,2004年,1982年
ゾルターン・ホルシツキ(1903-1985)による様々な作品。

HCD 32328  \1980
ホルヴァート:“今まで”
フォーク・ソングズ
エロティックな汚染
ミのための小品
間奏曲
マリアの歌
ベア・パルヤ(歌),マーリア・ホルヴァート(歌)
アンサンブル
録音:2004年7月8日−8月31日
マールトン・レヴェンテ・ホルヴァートは1983年生まれというから、まだ22歳。
いずれも2001年から2004年の作品です。夏休みに収録というのが微笑ましい。

HCD 32375  \1980
“日暮れ、黄昏”
様々なハンガリー民謡
エルツィ・テレク(歌)
メリンダ・キシュテーテーニ(P),フェレンツ・ファルカシュ(P)
1972年にデブレツェンで行われたハンガリー民謡のリサイタルをライヴ収録し
た物が主になっています。モノーラル録音。

HCD 18104  \1980
“南スラヴの民族音楽”
ヴイチッチ・アンサンブル
クロアチアやセルビアの文化に近い南スラヴの民族音楽をアレンジして演奏し
ています。





<ALIA VOX>
AV 9845  \1980
AVSA 9845(SACD-Hybrid)  \2700
ボッケリーニ:
1.ギター五重奏曲第4番ト長調「ファンダンゴ」G448
2.シンフォニア第23番ニ短調「グランデ」G517(op37-3)
3.シンフォニア第17番イ長調G511(op35-3)
4.弦楽五重奏曲第60番ハ長調「マドリードの通りの夜の音楽」G324(op30-6)
ジョルディ・サヴァール(指)ル・コンセール・デ・ナシォン
スペインを代表する音楽家、サヴァールの最新録音は、今年、没後200年を迎
えるボッケリーニ。イタリア出身とはいえ、スペインで人生の大半を過ごし
た作曲家を記念する年の、卓尾を飾るに相応しい名録音の登場です。一般的に
は、有名な「メヌエット」でのみ知られているボッケリーニですが、彼の作品
が持つ素晴らしさを、このサヴァールの熱演が再認識させてくれます。
収録曲には、馴染み深い「ファンダンゴ」や、各部分の対比が個性的な「グラ
ンデ」などボッケリーニの代表作が選ばれていますが、同時に、「マドリード
の町を知らない人には理解できないから」とボッケリーニが出版に反対した
「マドリードの通りの夜の音楽」が入っているのもうれしい限りです。





<naive>
V 5040  \1980
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64
クルト・マズア(指)フランス国立O.
録音:2005年6月2 & 3日サン=ドゥニ大聖堂
(サン=ドゥニ音楽祭におけるライヴ)
フランスの代表的な音楽祭のひとつとしてすでに30回以上の歴史を数える、
サン=ドゥニ音楽祭。今年も一ヶ月(5/28-6/29)にわたり開催され大成功の
中に閉幕しましたが、なかでも注目を集めたのが音楽監督マズアと手兵フラ
ンス国立管によるチャイコフスキーの夕べ。ルノー・カプソンとのヴァイオリ
ン協奏曲に続いて、メイン・プロとして演奏されたのがこの第5交響曲。
フランス国立管では、ムーティとの悲愴(2003年 / V.4970)に次ぐライヴに
よるチャイコフスキー。マズアも過去にゲヴァントハウス管と交響曲全集を
完成させていますが、5番は87年以来18年ぶりの再録音となります。
近年ますます結びつきを強めている両者だけに出来栄えも大いに期待されると
ころ。果たして、全篇きわめてダイナミックで熱い演奏を繰り広げており、
フィナーレまで一気に駆け抜けます。また、会場となるサン=ドゥニ大聖堂
は、フランス最古のゴシック建築と云われ、フランス歴代の王族が眠る由緒
ある建造物。豊かな響きも印象深く、優秀な録音がこれを余すところなく捉
えています。




<Dynamic>
DYNDVD 33475  \3700
1 DVD,ALL REGIONS,NTSC,DOLBY DIGITAL,LINEAR PCM 2.0
COLOUR,16:9,126 MIN.日本語字幕付!
ヴェルディ・ガラ2004
「ジョヴァンナ・ダルコ」,「アッティラ」,「マクベス」,「海賊」,
「群盗」からのアリア,場面
ホセ・クーラ(T),レオ・ヌッチ(Br),ズヴェタン・ミハイロフ(T),
ウラディーミル・ストヤノフ(Br),リッカルド・ザネッラート(Bs),
アドリアーナ・ダマート(S),アレッサンドラ・レッツァ(S)
レナート・パルンボ(指)パルマ歌劇場管弦楽団,合唱団
収録:2004年10月10日
10月10日はヴェルディの誕生日。パルマ歌劇場では2008年まで毎年この日は記
念演奏会を催すのだそうな。2004年は、ヴェルディの1845−48年の比較的珍し
い作品を中心にしたガラでした。しかも、クーラが「ジョヴァンナ」、「アッ
ティラ」、「海賊」で、ヌッチが「アッティラ」、「マクベス」、「群盗」を
歌うという豪華さです。ベルリン・ドイツオペラの音楽監督に決まったパルン
ボの指揮も見事なもの、これはヴェルディ・マニアにはまたとないDVDです。
嬉しい日本語字幕付!

CDS 499  2枚組  \3700
R.シュトラウス:「ダフネ」
ジューン・アンダーソン(S ダフネ),
ロベルト・サッカ(T ロイキッポス),
スコット・マック・アリスター(T アポロ),ほか
シュテファン・アントン・レック(指)
フェニーチェ歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:2005年6月、ヴェネツィア
シュトラウスの「ダフネ」は、1938年にドレスデンで初演されて以来今日まで、
時々上演はされる程度の作品に留まってしまっています。録音もあまり多くあ
りませんでした。このフェニーチェでのライヴは、なんとヴェネツィア初演だ
そうです。指揮は、つい先日も新国立劇場での「マイスタージンガー」で素晴
らしい名演を繰り広げたレック!ここでも、重ったるさの感じられない爽やか
なシュトラウス・サウンドを見事に作り上げています。タイトルロールには、
ビックリのジューン・アンダーソン!ロッシーニやベッリーニなどのイタリア
オペラを得意としてきた彼女ですが、意外や既にサロメやアラベラも歌ってい
るそうです。ロイキッポスにはロベルト・サッカとこれも上々。
なおDVDも近々発売される予定だそうです。

CDS 486  10枚組  \5480
“イタリアの弦楽四重奏曲”
ボッケリーニ:弦楽四重奏曲集 Op.8,Op. 39,Op.41,Op.64,Op. 52
バッジーニ:弦楽四重奏曲全集
マリピエロ:8つの弦楽四重奏曲
ヴェルディ:弦楽四重奏曲 ホ短調
プッチーニ:「菊」
ザンドナーイ:弦楽四重奏曲 ト長調
レスピーギ:ドリア旋法の弦楽四重奏曲,弦楽四重奏曲 ニ短調
ヴェネツィア弦楽四重奏団
ボッケリーニがCDS 111、CDS 127、CDS 154、バッジーニがCDS 418(3CD)、マ
リピエロがCDS 168(2CD)、ヴェルディ、プッチーニ、ザンドナーイがCDS 461、
レスピーギがCDS 276で出ていたもの。イタリアの作曲家による古今の弦楽四
重奏曲を集めた画期的企画でした。10枚セットで、価格は3CD分!普段ドイツ
の弦楽四重奏曲しか聞かない方々も、この機会にぜひイタリアの弦楽四重奏
曲に触れてみてはいかがでしょう。





<IDIS>
IDIS 6476  2枚組  \3100
ヴェルディ:「アイーダ」
アントニエッタ・ステッラ(S アイーダ),
フランコ・コレッリ(T ラダメス),
フェドーラ・バルビエーリ(Ms アムネリス),
アンセルモ・コルツァーニ(Br アモナズロ),他
ヴィットーリオ・グイ(指)サン・カルロ歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1955年11月24日
ナポリのサン・カルロ劇場でのライヴ。ステッラ、コレッリ、バルビエーリ
と、強力なキャストに加え、指揮がグイです。音の状態はそこそこと思われ
ますので、御注意ください。

IDIS 6475  \1550
ベートーヴェン:
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
ロマンス第1番,第2番
シュポア:ヴァイオリン協奏曲第8番 イ短調 Op.47
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)
シャルル・ミュンシュ(指)ボストン交響楽団
ウィリアム・スタインバーグ(指)RCAビクター交響楽団
アイズラー・ソロモン(指)RCAビクター交響楽団
エマニュエル・ベイ(ピアノ)
録音:1951−55年
いずれもBMG録音。





<SUPRAPHON>
SU 3848  \1650
ドヴォルザーク:
交響曲第8番ト長調Op.88
交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」
サー・チャールズ・マッケラス(指)プラハSO.
録音:2005年9月
プラハ、市庁舎スメタナ・ホールにおけるライヴ
スメタナ、ヤナーチェクそしてドヴォルザークとスラヴ音楽のスペシャリスト
として自他共に認めるマッケラス。このアルバムは今年80歳の誕生日を迎える
彼の記念ガラ・コンサートの模様を収めたもの。第6番ライヴ(02年・SU.3771)
でもオケの魅力と、何よりマッケラスの作る共感溢れ返る音楽に魅了されまし
たが、ここで彼が振るのはいつものチェコ・フィルではなく、長年にわたり
マッケラスお気に入りのオケであるプラハ響。実際、会場全体がお祝いムード
に包まれて、たいへんな盛り上がりを見せています。ぜいたくなカップリング
な上に、出来たてほやほや鮮度抜群の録音。今回も私たちを惹きつけて放しま
せん。

SU 3808  \1350
ドヴォルザーク:
スラヴ舞曲第1集Op.46
スラヴ舞曲第2集Op.72
サー・チャールズ・マッケラス(指)
チェコ・フィルハーモニックO.
録音:1999年4月8−11日プラハ、芸術家の家スタジオ
今年の11月17日で80歳の誕生日を迎えるマッケラス。チェコ・フィルとの代表
的な録音のひとつ、スラヴ舞曲集全曲がこれを機にフルプライス
(旧番号SU.3422)からミドルプライスに再発となります。ドヴォルザーク演
奏にかけては絶大なる信頼を得ている指揮者とオケ。録音も含めて、数ある同
曲異演のなかでも現状最右翼の一枚です。

SU 3809  \1350
モーツァルト:ピアノ協奏曲集
第14番変ホ長調KV.449
第23番イ長調KV.488
第25番ハ長調KV.503
イヴァン・モラヴェツ(P)
ヨゼフ・ヴラフ(指)
チェコ室内O.チェコ・フィルハーモニックO.
録音:1974年4月4−5日、1974年4月11−12日、1973年2月3日
プラハ、芸術家の家ドヴォルザーク・ホール
チェコの名手モラヴェツが、今からほぼ30年前のアナログ期に録音した協奏
曲。来年のモーツァルト・イヤーを前に復活いたします。モラヴェツの特徴
はその音色。リマスタリングも上々で、「ヌルっとした」音色のピアノと麗
しい弦の響きとの溶け合いがなんとも魅力的です。
 
<Ambroisie>
AMB 9977  2枚組  \3760
J.S.バッハ:
ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハのためのクラヴィーア小曲集
【CD1】
プレリュードBWV 846a、847、851、850、855a、854、856、848、849、853、
0111857(後の《平均律クラヴィーア曲集》のプレリュード)/プレアンブル
ム(小プレリュード)BWV 924、926 、927a、930、928(《9つの小さなプレ
リュード》より)/プレアンブルムBWV 772、775、778、779、781、784、786、
785、783、782、780、777、776、774、773(後の《インヴェンションとシン
フォニア》)
【CD2】
ファンタジアBWV 787、790、793、794、796、799、801、800、798、797、795、
792、791、789、788(後の《インヴェンションとシンフォニア》)/プレリュ
ードBWV 924a、925、932、931(《9つの小さなプレリュード》より)/運指
練習曲BWV 994/《2つのアルマンド》BWV836、837/フーガ ハ長調(BWV953)
/《3つのメヌエット》BWV 841、、842、843/バス・スケッチ ト短調
(BWVなし)/尊き御神の統べしらすままにまつろいBWV691、イエス、わが喜
びBWV753/《パルティータ》BWV929(シュテルツェル作)/組曲 イ長調
BWV 824(テレマン作)/J.C.リヒターによるクラヴサン作品
クリストフ・ルセ(Cemb)
録音:2004年11月
使用楽器:
ヨハネス・リュッカース1632年製(1787年フォン・ナーゲル改修)チェンバロ
かけた途端、思わず引き込まれてしまう魅惑のサウンド。ルセは、名器リュッ
カースを完全に手中におさめており、そのたっぷりとした音色は実に心に沁み
ます。これらの小曲をここまで鮮やかに聞かせてくれる演奏がかつてあったで
しょうか・・・。演奏も楽器の音色も、その美しさに息をのむほどの出来栄え。
今回ルセが世に送り出すのは、大バッハが長男のために書き上げた練習曲集、
「ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハのための音楽帳」。これは、ヴィル
ヘルムが10歳になった頃から書き始められ、3年くらいかけてこの音楽帳に様々
な楽曲が加えられ完成しました。これには、のちにインヴェンション、シン
フォニアや平均律曲集におさめられることとなる曲の原型、運指練習曲、さら
にはコラールまで、実に多岐にわたる内容のものがおさめられており、まさに
よい勉強になる曲集です。この盤では、“音楽帳”として残されているものが
体系的に録音されています。のちに平均律曲集に含められることとなるプレ
リュードも、この音楽帳の中では少し形が違うものもあり、バッハがどのよう
に作品を改編していったかをみることもできる興味深い内容になっています。

AMB 9987  3枚組  \5150
VIOLON VIOOL 2005
【CD1】
第1位 セルゲイ・ハチャトリャン 
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調op.99
ショーソン:詩曲op.25
第2位 ヨッシフ・イヴァノフ
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調op.108
【CD2】
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調KV216(ヨッシフ・イヴァノフ)
入賞 米元響子
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
第3位 ソフィア・ヨッフェ
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第3番 変ホ長調 op.12-3
入賞 ヒュック・ジョー・クン
サン=サーンス(イザイ編):ワルツ形式の練習曲によるカプリース
【CD3】
第4位 松山冴花
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 op.77
第5位 ミハイル・オヴルツキ
ジャヴィエ・トッレス・マルドナード(1968-メキシコ):
<コンクール用新曲>Obscuro Etiamtum Lumine
イザイ:ヴァイオリン・ソナタ ト長調 op.27-5
第4位 松山冴花
ハンス・スルイース(1969-オランダ):四大元素
入賞 アンタル・サライ
ヴィエニャフスキ:華麗なるポロネーズ ニ長調op.21
【CD1】ヴァルガ(指)ベルギー王立管弦楽団、
ルジーヌ・ハチャトリャン(Pf)
ルック・デヴォー(Pf)
【CD2】ポール・グッドウィン(指)ヴァロニエ室内王立管弦楽団
トビアス・コッホ(Pf)ビョルン・レーマン(Pf)
【CD3】ヴァルガ(指)ベルギー王立管弦楽団 エリアーネ・ルイス(Pf)
トビアス・コッホ(Pf)
録音:2005年5月9-14日、セミ・ファイナル
2005年5月23-28日、ファイナル/パレ・ド・ボザール(ブリュッセル)のライ
ヴ録音
2005年のエリザベート王妃国際音楽コンクールのヴァイオリン部門上位入賞者
たちの実際のコンクール時の演奏がそのままCDになりました。異様にはりつめ
た空気の中響く弦の音は、若々しくみずみずしい感性が詰まっており、聴く者
の心をうちます。
優勝者のセルゲイ・ハチャトリャンはこれまでに何度か来日していて、ナイー
ブレーベルからシベリウスとハチャトゥリアンのVn協奏曲(V 4959)がリリー
スされております。ここでは、彼の繊細な歌わせ方と美しい音色にますます磨
きがかかって、まさに絶品。他の演奏者たちと演奏の空気がまったく違います。
どうしたらあんな美しい音色が出せるのか、不思議でなりません。日本人の
松山冴花も注目株。精緻な歌わせ方で行き届いたブラームスは実に見事です。






<TAHRA>
FURT 1101  4枚組  \4500
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 Op.125「合唱」
全てヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
【CD1】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団,ブルーノ・キッテル合唱団
ティラ・ブリーム (S),エリーザベト・ヘンゲン (A),
ペーター・アンデルス (T),ルドルフ・ヴァツケ(Bs)
録音:1942年3月22-24日 新リマスター
【CD2】バイロイト祝祭管弦楽団,合唱団
エリザベス・シュワルツコップ(S),エリーザベト・ヘンゲン(A),
ハンス・ホップ(T),オットー・エーデルマン(Bs)
録音:1951年7月29日 新リマスター
【CD3】フィルハーモニア管弦楽団,ルツェルン音楽祭合唱団
エリザベス・シュワルツコップ(S),エルザ・カヴェルティ(A),
エルンスト・ヘフリガー(T),オットー・エーデルマン(Bs)
録音:1954年8月22日
【CD4】サミ・アブラ氏によるフルトヴェングラー指揮の第9交響曲・比較分析
フルトヴェングラー以外に使用されている音源(全て一部のみ)
トスカニーニ(指)NBC交響楽団 1952年
カラヤン(指)ベルリン・フィル 1963年
メンゲルベルク(指)コンセルトヘボウ管弦楽団 1940年
アーベントロート(指)ライプツィヒ放送管弦楽団 他
フルトヴェングラーが指揮したベートーヴェンの第9交響曲は、1937年から亡
くなる1954年までの17年間に、全部で11種類の演奏がCDになっています。その
中でも特筆すべき演奏は3つあります。1942年3月のベルリン・フィルとの公演、
これは大戦中の緊迫感に満ちた演奏。「バイロイトの第9」として名高い1951年
のバイロイト音楽祭開幕公演、これは極めつけの名演として長い間君臨してい
ます。そして1954年のルツェルン音楽祭公演、これはフルトヴェングラー晩年
の深い思索を感じさせる感動的演奏。この3つの演奏がセットなって発売!
しかもベルリンとバイロイトの演奏は、新たなリマスターが行われており、
音質も一新!TAHRAとしても大きな自信の出来ばえとなっています。さらにフ
ランス・フルトヴェングラー協会の重鎮サミ・アブラ氏による詳細な分析と、
比較用CDがついて、フルトヴェングラーの芸術を多面的に検証できるように
なっています。さすがTAHRA!





<BIS>
BISSA 1461(SACD-Hybrid)  \2250
J. S. バッハ:カンタータ全集Vol.29
第2番「ああ神よ、天よりみそなわし」BWV2
第3番「ああ神よ、いかに多き胸の悩み」BWV3
第38番「深き悩みの淵より、われ汝に呼ばわる」BWV38
第135番「ああ主よ、哀れなる罪びとわれを」BWV135
ドロテー・ミールズ (Sop)、パスカル・ベルタン(A)、
ゲルト・テュルク (Ten)、ペーター・コーイ (Bs)、
鈴木雅明(指)バッハ・コレギウム・ジャパン、コンチェルト・パラティーノ
SACDハイブリッド盤。第29巻に収められた4作には、すべてコルネット(ツィ
ンク)とトロンボーンが登場するのが特徴。この録音ではブルース・ディッキ
ー率いるフランスの名人集団コンチェルト・パラティーノが担当しているのが
嬉しいところ。舌を巻く巧さです。いつものBCJの響きと一味異なる荘重さ
が新鮮です。

BISSA 1206(SACD-Hybrid)  \2250
デュリュフレ:レクイエム Op.9
フォーレ:レクイエム Op.48(マティアス・ヴァグナー編のオルガン伴奏版)
ミア・パーション (Sop)、マレーナ・エルンマン (Ms)、
オッレ・パーション (Br)、マティアス・ヴァグナー (Org)、
フレドリク・マルムベリ(指)スウェーデン放送Cho
SACDハイブリッド盤。BISにはグラーデン&聖ヤコブ教会Choによる素晴らしい
デュリュフレのレクイエムがありましたが、また素敵な盤が加わりました。
BCJのカンタータ録音でもおなじみのパーション、キャバレーソング集で静か
な人気を読んだエルンマンという独唱の豪華さ、また北欧ならではの冷たいま
でに透きとおった合唱も期待できます。オルガン伴奏版のフォーレも予想を上
回る良さです。

BISSA 1491(SACD-Hybrid)  \2250
グリーグ:弦楽のための作品集
組曲「ホルベアの時代より」Op.40 
2つの悲しい旋律 Op.34 
2つのメロディ Op.53 
2つのノルウェーの旋律 Op.63 
2つの叙情小曲 Op.68
ウーレ・クリチスチャン・ルード(指)ベルゲン・フィル
SACDハイブリッド盤。透明な高音、微妙な色合いの変化する中低域などグリー
グの作品ほど弦楽オーケストラに合った音楽はちょっと考えられません。涙が
出るほど美しい「過ぎし春」、叙情小曲集の「山の夕べ」をグリーグ自身がオ
ーボエ、ホルンと弦楽オーケストラ用に編曲した絶品まで、すべて治められた
います。かすかなトレモロの効果や厚い響きはSACDならではです。

BIS 1537  \2080
モーツァルト(フンメル編曲):
ピアノ協奏曲第26番ニ長調 K..537「戴冠式」(室内楽版)
ピアノ協奏曲第22番変ホ長調 K..482(室内楽版)
白神典子(Pf)、ヘンリク・ヴィーゼ(Fl)、ペーター・クレメント(Vn)、
ティボル・ベーニ (Vc)
白神典子によるモーツァルト=フンメルの第3弾。フンメルは編成を室内楽に
するだけでなく、ピアノ書法もロマン派風に手を加えています。その点で不完
全なピアノ譜しか残っていない第26番「戴冠式」の編曲は要注目。というのも、
フンメルはモーツァルト自身が独奏を務めた初演を聴いており、抜群の記憶力
を誇った彼がそれを反映させ充実したソロ・パートを完成させているから。ど
のようになったか乞うご期待!

BIS 1355  \2080
ドビュッシー:ピアノ曲全集 Vol.3
前奏曲集第2巻(全12曲)
英雄の子守唄
アルバムのページ
エレジー
おもちゃ箱
小川典子 (Pf)
小川典子のドビュッシー・ピアノ曲全集の第3弾。第1集・2集はともにレコ
ード芸術誌特選でした。このアルバムには小川の十八番である「前奏曲集第2
巻」に、比較的珍しい3作が収められています。「前奏曲集第2巻」の説得力
はさすがと申せましょう。

BIS 1167  \2080
ヴァイグル:
交響曲第6番(1947)
古都ウィーン (1939)
ウーレ・クリチスチャン・ルード(指)ベルゲン・フィル
カール・ヴァイグル (1881-1949)はウィーンに生まれ、ツェムリンスキーに
作曲を師事、マーラーとシェーンベルクをつなぐべく存在でした。ユダヤ人
だったためアメリカへ移住しますが、彼の音楽はブルックナーやマーラーの
強い影響を受けています。「古都ウィーン」はヨハン・シュトラウス未亡人
邸の常連だったヴァイグルのウィーン賛歌。ウィーンの風物にきらめきます。






<NOVALIS>
NOV150  247  5枚組  \3380
モーツァルト:
CD1
交響曲集 
交響曲第38番「プラハ」、交響曲第40番
ハワード・グリフィス(指)チューリヒ室内O
CD2
ヴァイオリン協奏曲集 
ヴァイオリン協奏曲第3,4,5番
ドミトリー・シトコヴェツキー(Vn,指)イギリス室内O
CD3
セレナーデ集 
セレナーデ第13番 
第9番「ポストホルン」
ジェームス・ジャッド(指)イギリス室内O
コリン・デイヴィス(指)バイエルン放送O

CD4:
木管楽器のための協奏曲集
フルートとハープ、オーボエ協奏曲、クラリネット協奏曲
ウルズラ・ホリガー(Hp)オーレル・ニコレ(Fl)ハインツ・ホリガー(指)
トーマス・インデアミューレ(Ob)レオポルド・ハーガー(指)
ディーター・クレッカー(Cl)ヴォルフ・ディーター・ハウシルト(指)
イギリス室内O
CD5:
宗教曲集 
証聖者の荘厳な晩課K.339よりラウダーテ・ドミヌム
踊れ喜べ幸いな魂よK.165よりアレルヤ
オッフェルトリウムK.72
ハ短調大ミサK.427よりラウダームス・テ
アヴェ・ヴェルム・コルプスK.618
ミサ・ブレヴィスK.275よりベネディクトゥス
レジーナ・チェリK.276
戴冠式ミサ曲K.317
エディット・マティス(Sp)ベルンハルト・クレー(指)
イギリス室内O タリス室内Cho
・エディット・ヴィンス(Sp)ベルナルダ・フィンク(At)
ヴェルナー・ホルヴェーグ(Tn)トーマス・ハンプソン(Bs)
マルティン・ハーゼルベック(指)ウィーン・アカデミー
スイスの名門レーベル、NOVALISの名盤のなかからモーツァルトのおい
しいところを厳選して超特価でお届けいたします。





<URANIA>
URNSP 4240  \1350
バッハ:
ゴルトベルク変奏曲 ト長調 BWV.988
クラヴィーア協奏曲第1番 ニ短調 BWV.1052
パルティータ第5番 ト長調 BWV.829
グレン・グールド(P)
アーネスト・マクミラン(指)トロント交響楽団
録音:1954-55年
いずれもCBC(カナダ放送協会)による録音。ゴルトベルク変奏曲は、有名な
米COLUMBIA(=SONY)録音の前年の1954年の録音。本家CBCからもCDになって
います。

URNSP 4243  \1350
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73「皇帝」
モーツァルト:
ディヴェルティメント第2番 ニ長調 K.131,交響曲第33番 変ロ長調 K.319
ジョージ・セル(指)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団,クリーブランド管弦楽団
録音:1949年,1955年
ベートーヴェンはDECCA録音。モーツァルトはセルのディスコグラフィには該
当する録音の記載がないもの。

URN22 281  \1350
シューベルト:幻想曲ハ長調「さすらい人」 D.760,Op.15
リスト:ピアノ協奏曲第2番 イ長調 S.125,R.456
アルベニス:イベリア(第1巻、第2巻)
クラウディオ・アラウ(P)
グィド・カンテッリ(指)ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1947年,1955年
アルベニスは1947年の英COLUMBIA(=EMI)録音。シューベルトは1955年の英
COLUMBIA録音。リストは1953年3月のライヴ、以前Music & ArtsからCDが出て
いたものと同じ(M&A 625)。

URNSP 4241  \1350
シューマン:
アベッグ変奏曲 Op.1
フモレスケ 変ロ長調 Op.20
幻想小曲集 Op.12から(3曲)
スクリャービン:
ピアノ・ソナタ第2番 嬰ト短調 Op.19
前奏曲集 Op.11から(12曲)
「炎に向かって」 Op.72
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
録音:1955年
ディスコグラフィによると、大半が1955年6月20日、モスクワでの録音。シュ
ーマンの幻想小曲集は2、3、7番を、スクリャービンの前奏曲は2、3、5、9、
10、11、12、15、16、17、18、24番を演奏。

URNSP 4242  2枚組  \2700
ベートーヴェン:後期ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第26番 変ホ長調 Op.81a「告別」
ピアノ・ソナタ第27番 ホ短調 Op.90
ピアノ・ソナタ第28番 イ長調 Op.101
ピアノ・ソナタ第29番 変ロ長調 Op.106「ハンマークラヴィーア」
ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 Op.109
ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110
ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.111
イーヴ・ナット
録音:1954年
EMI録音。

URN22 283  4枚組  \5400
ワーグナー:「神々の黄昏」
キルステン・フラグスタート(S ブリュンヒルデ),
セト・スヴァンホルム(T ジークフリート),
イングリット・ビョーナー(S 第3のノルン),他
フィエルシュタート ノルウェイ国立放送管弦楽団
オイヴィン・フィエルスター(指)
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団,ノルウェー国立放送管弦楽団
ノルウェー国立放送合唱団
録音:1956年
DECCAからLPが発売されたことのある録音で、もともとはノルウェー放送の録
音。詳しい経緯は、カルショーの<レコードはまっすぐに>(山崎浩太郎訳)
の182−3ページにかかれています。CDとしてはこれが初出。

URN22 280  3枚組  \4050
ワーグナー:「ワルキューレ」
ルートヴィヒ・ズートハウス(T ジークムント),
レオニー・リザネク(S ジークリンデ),
マルタ・メードル(S ブリュンヒルデ),
ゴットロープ・フリック(Bs フンディング),
フェルディナント・フランツ(Br ヴォータン),
マルガレーテ・クローゼ(Ms フリッカ)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1954年9-10月
EMI録音。フルトヴェングラーの最後の指揮となったもの。

URN22 282  2枚組  \2700
マスネ:「マノン」
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(マノン),
アンリ・ルゲイ(デ・グリュー),ミシェル・ダン(Br レスコー),他
ピエール・モントー(指)パリ・オペラ座管弦楽団,合唱団
録音:1955年
EMI録音。現在はTESTAMENTでCDになっている物と同一。

RM11 925  2枚組  \2700
シューベルト:「冬の旅」,「白鳥の歌」
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br),
ヘルタ・クルースト(P),クラウス・ビリング(P)
録音:1948年,1953年
いずれもフィッシャー=ディースカウの初期の放送録音。





<PREISER>
PRCD 90699  \1780
ワーグナー:
「さまよえるオランダ人」序曲
「タンホイザー」序曲とヴェーヌスベルクの音楽
「ワルキューレ」−ワルキューレの騎行
「ジークフリート」−森のささやき
「パルジファル」前奏曲
「パルジファル」−第1幕の場面転換の音楽
「パルジファル」−花の乙女の場面
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
フランツ・レヒライトナー(T)  ギュンター・トレプトフ(T)
ウィーン国立歌劇場合唱団
録音:1953年5月,1950年6月,1950年9月
いずれもDECCA録音。言わずと知れたワーグナーの巨匠、クナッパーツブッシュ
が、1950年代前半に録音したもの。

PRCD 90679  \1780
ブルックナー:
交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」
フランツ・コンヴィチュニー(指)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1952年
SUPRAPHON録音。本家からもCDが出ていますが、加工のすくないPREISERの素直
な音も好ましいものです。

PRCD 90678  \1780
マーラー:交響曲「大地の歌」
アントン・デルモータ(T),エルザ・カヴェルティ(Ms)
オットー・クレンペラー(指)ウィーン交響楽団
録音:1951年
VOX録音。1950年代初頭の、クレンペラーとウィーン交響楽団が残した一連の
録音の中でも評価の高いもの。

PRCD 90695  \1780
ヴェルディ:
「仮面舞踏会」抜粋
「トロヴァトーレ」−ミゼレーレ
「運命の力」からの場面
ジャン・ピアース(T リッカルド),ジンカ・ミラノフ(S アメーリア),
レナート・ウォーレン(Br レナート),
マリアン・アンダースン(A ウルリカ),
ロバータ・ピーターズ(S オスカル),
ディミトリ・ミトロプーロス(指)メトロポリタン歌劇場管弦楽団
ジンカ・ミラノフ(S),ジャン・ピアース(T) 
レナート・チェッリーニ(指)RCAヴィクター管弦楽団
ジャン・ピアース(T),ジンカ・ミラノフ(S),レナート・ウォーレン(Br),
ニコラ・モスコーナ(Bs) 
ヨネル・ペルレア(指),レナート・チェッリーニ(指)
RCAヴィクター管弦楽団
録音:1955年1月,1951年5月,1955年2,4月
いずれもRCA録音。「仮面舞踏会」はライヴではなく、オリジナルの抜粋録音。
ちゃんとしたCDに復刻されるのは初めてです。ミトロプーロスは、同時期に
メトで「仮面舞踏会」を上演していて、そこでマリアン・アンダースンが黒
人歌手として初めてメトの舞台に立ったのは有名な話。さらにピアース、ミ
ラノフ、ウォーレンと、当時のメトのスターが揃った録音です。

PRCD 90663  3枚組  \5340
グリンカ:「ルスランとリュドミラ」
ウラディミール・ガヴリュショフ(Bs スヴェトザール)
ヴェラ・フィルソワ(S リュドミラ) イワン・ペトロフ(Br ルスラン)
エウゲニア・ヴェルビツカヤ(Ms ラトミール)
ゲオルギー・ネレップ(T フィン)他
キリル・コンドラシン(指)ボリショイ劇場管弦楽団,合唱団
録音:1952年
コンドラシン30代末にボリショイ劇場で録音した「ルスランとリュドミラ」の
全曲。ソ連時代の名歌手がずらりと並んでいます。





<CALLIOPE>
CAL 3221  3枚組  \4050
CAL 6679  (ADD)   55'57"
ブラームス:詩曲集Op.79, 3つの間奏曲Op.117, 6つの小品Op.118
CAL 6219  (DDD)   62'11"
ブラームス:16のワルツ集(Op.39,52a,65a),ハンガリー舞曲集(第1,2,5&17番)
CAL 6221 (DDD)   79'25"
ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番Op.5,幻想曲集Op.116,4つの小品Op.119
インゲル・セデルグレン(ピアノ)
現在は、ナタリー・シュトゥッツマンの伴奏でその実力を示しているインゲル
・セデルグレン。既発の3枚のブラームス録音をまとめたボックス・セットが
発売されます。CAL6221は廃盤扱いとなっていたものです。

CAL 3817  3枚組  \4050
CAL 4819    75'03"
サン=サーンス:
オーボエ・ソナタ ニ長調 Op.166,ホルンとピアノのためのロマンス ヘ長調
Op.36,テナー・トロンボーンのためのカヴァティーナOp.144,クラリネット・
ソナタ 変ホ長調Op.167
グノー:小交響曲 変ロ長調
ダンディ:7つの木管楽器のための舞曲集
モーリス・ブルグ八重奏団
録音:1975年
CAL 6818    74'48"
サン=サーンス:チェロ・ソナタ第1&2番
日本のメロディー:
「夏の思い出」「砂山」「ふるさと」「城ヶ島の雨」「浜千鳥」「しかられて」
「出船」「宵待草」
アンドレ・ナヴァラ(Vc) アニー・ダルコ(P)
録音:1976年&1982年
CAL 5817    44'06"
サン=サーンス:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1&2番
ミシェル・ベネデット(Vn) アニー・ダルコ(P)
録音:1975年
フランスの木管の香り漂うモーリス・ブルグと仲間たちによる木管楽器のため
の作品集(CAL4819)。名手、ナヴァラによる官能的なサン=サーンスのソナタ
と味わい深い日本でのメロディーを集めたアルバム(CAL6818)。現在は廃盤扱
いとなっているミシェル・ベネデットによるサン=サーンス:ヴァイオリン・
ソナタ集(CAL5817)、一つにまとめたサン=サーンスのセットが発売されます。

CAL 3310  3枚組  \4050
CAL 9310  68'35"
「ミサ曲《別れの時》と聖母マリアのためのモテット集」
マントヴァのジャケット:
ミサ曲「別れの時」、モテット「マリアは良いほうを選んだ」他 
ジャケ・ド・ベルヘム:「おお、イエス・キリストよ、私を憐れんでください」
グレゴリオ聖歌:「天にまします我らが父よ」「アヴェ・マリア」
ムートン:「アヴェ・マリア、清らかなる処女」、「アヴェ・マリア(4声)」
作者不詳「マニフィカト」
アンサンブル・ジャケット・ド・マントヴァ
CAL 9340  63'29"
マントヴァのジャケット: 「エレミアの哀歌」
・聖木曜日のための ・聖金曜日のための ・聖土曜日のための
アンサンブル・ジャケ・ド・マントヴァ, ミシェル・ロンスダール(朗唱)
録音場所:ブルターニュ地方フィニステール県ルレック修道院
CAL 9342  58'20"
マントヴァ、ゴンザーガ家の1549年のミサとモテット
(ジャケ・ド・マントヴァとアドリアン・ヴィラールトの作品による)
アンサンブル・ジャケット・ド・マントヴァ
レ・サクブティエ・ド・トゥールーズ





<Alba>
ABCD 195  2枚組  \4160
エドゥアルド・トゥビン (1905-1982):
バレエ「クラット」 ETW111
エストニアの主題によるシンフォニエッタ ETW11 (管弦楽のための)
エストニア国立交響楽団 
エストニア・フィルハーモニック室内合唱団女声合唱団
イリス・オヤ (メッツォソプラノ)  
アルヴォ・ヴォルメル (指)
録音:2003年1月25日−26日、5月5日 (クラット)、
2003年11月21日エストニア・コンサートホール
〈クラット〉はトゥビンの唯一のバレエ。 “クラット”は、エストニア民謡
に登場する悪鬼。いろいろな材料を集めて作った人型が、主人が悪魔に魂を
売り渡すと、それとひきかえに命を得て、宝物を運んできます。村の宴。悪
魔に魂を売った者たちの祭り、オーロラ。村娘と牧童の踊り。クラットの復
讐。さまざまな情景が、エストニア民謡と舞曲も取り入れた音楽により、活
き活きと描かれます。交響曲とならぶ、トゥビンの代表作。組曲は、ネーメ
・ヤルヴィ指揮バンベルク交響楽団の録音 (BIS 306) がありますが、全曲の
商用録音は、これが初めて。組曲と全曲をくらべると、まるで別の作品のよ
うにも聞こえます。バレエ全曲というのは、音楽だけ取り出すと退屈になり
がち。しかし、〈クラット〉には、全曲を一気に聴かせてしまうような圧倒
的なパワーがあります。エストニア国立交響楽団とアルヴォ・ヴォルメルは、
トゥビンの全交響曲を録音したコンビ。

ABCD 205  \2080
ノルドグレン(1944-):ペリマンニの肖像 作品26
ブルッフ:スウェーデン民謡によるセレナード 
バルトーク(アーサー・ウィルナー 編曲):ルーマニア民族舞曲 Sz56 
サッリネン(1935-):ペルトニエミ・ヒントリークの葬送行進曲の諸相 (1981) 
ラウタヴァーラ(1928-):オストロボスニア・ポルカ
グリーグ:2つの旋律 作品53 (ノルウェーの旋律 はじめての出会い) 
ペッカ・ヤルカネン(1945-):
ヴィロの農奴(1980) (2つのヴァイオリンと弦楽オーケストラのための)
ユハ・カンガス(指)オストロボスニア室内管弦楽団
レイヨ・トゥンカリ (ヴァイオリン) ティモ・カンガス (ヴァイオリン) 
エラル・クイヴ (ヴァイオリン)
録音:2004年5月14日−16日 スネルマン・ホール (ハッコラ)
10月に紀尾井シンフォニエッタを客演指揮したユハ・カンガスが音楽監督を
務める、フィンランドを代表するアンサンブル、オストロボスニア室内管弦
楽団。本拠地、ボスニア湾に面した町、コッコラは、フィンランドにおける
民俗音楽研究の中心地カウスティネンに近く、民俗音楽をルーツとする作品
に彼らのアイデンティティが示されます。最新アルバムは、彼らがもっとも
得意とする作品を集めた“ポートレート”。ノルドグレンの〈ペリマンニの
肖像〉、サッリネンの〈ペルトニエミ・ヒントリークの葬送行進曲の諸相〉
は、日本の室内オーケストラのプログラムにも載るようになりました。民俗
音楽と芸術音楽の融合。フィドル弾きからスタートしたユハ・カンガスの自
信があふれています。

ABCD 209(SACD-Hybrid)  \2180
バッハ:オルガン作品集
トッカータ、アガージョとフーガ ハ長調 BWV564 トリオソナタ 変ホ長調
BWV525
前奏曲 (幻想曲) とフーガ ト短調 BWV542 トリオソナタ ニ短調 BWV527
前奏曲 (トッカータ) とフーガ ニ短調 BWV538 《ドリア旋法》
カリ・ヴオラ (オルガン)[ナーンタリ修道院教会堂 (フィンランド) のオル
ガン (1990年)]
録音:2003年10月16日、2004年5月10日
ブラームス・オルガン作品全集 (ABCD121)、レーガー・オルガン作品集
 (ABCD175) につづくカリ・ヴオラのAlba録音。ヴオラは、カリ・ユッシラ、
ハンス・ファーイウスのほか、シュトゥットガルトのルトガー・ローマン教
授に個人指導を受けています。楽器は、フィンランドの古い町ナーンタリに
ある修道院教会堂に設置された、バロックオルガンの伝統を受け継ぐ、ストッ
プ数36の美しいオルガン。

NCD 26  \2080
ヴィッレ・マトヴェイネン (1986-):天使 (2004)
アンナ=マリ・カハラ (1963-):(トゥーカ・ハーパニエミ リズム編曲)
おまえのゆりかごで一緒に寝ているのは誰 (2000)
タパニ・ランシオ(1953-):魔王 (2002)
ラウリ・キルピオ(1974-):子守歌 (2003))
ロッタ・ヴェンナコスキ(1970-):水の前に (2001)
ヤルモ・サーリ(1970-):海の旅人 (2000)
エサ=ペッカ・サロネン(1958-):
アン・イェーデルルンドの2つの詩(2000)(わたしにくちづけして 部屋の奥に)
サデ・リッサネン (1965-):ジャバウォックの詩 (2000 rev.2003)
ユッカ・リンコラ(1955-):歓喜 (2001)
EMOアンサンブル パシ・ヒュオッキ (指)ピュー四重奏団
録音:2004年6月6日−10日 ヴィヒティ教会
EMOアンサンブルはフィンランド、エスポー音楽学校の合唱団です。約40人の
編成。シベリウス・アカデミーで合唱指揮を学んだパシ・ヒュオッキが、創立
時から芸術監督を務めています。シューベルトの歌曲と同じゲーテの詩をテク
ストとする、タパニ・ランシオの〈魔王〉。ルイス・キャロルの「鏡の国アリ
ス」から、ナンセンス英語で書かれた英雄バラッド、「ジャバウォックの詩」
によるサデ・リーサネンの作品。合唱のためのビッグバンド・ミュージック、
ユッカ・リンコラの〈歓喜〉。いずれも、“前衛”を超えた、“新ミレニア
ム” にふさわしいスタイルの作品です。

ABCD 218  \2080
ペール・ヘンリク・ノルドグレン (1944-):ギターのための作品集
コメ・ダ・ロンターノ 作品122 (2003):(ギター独奏のための) 
魅せられた音 作品132 (2005) (ギター、ホルンとチェロのための) 
ギターと弦楽四重奏のための五重奏曲 作品119 (2003) 
ギター協奏曲 作品126 (2004-05)
ペトリ・クメラ (ギター) テロ・トイヴォネン (ホルン) 
トマス・ユプショバッカ (チェロ) テンペラ四重奏団 
ヨン・ストゥールゴールズ (指)ラップランド室内管弦楽団
ペトリ・クメラはフィンランドのギター奏者。ソロのほか、アヴァンティ!
室内アンサンブル、タンペレ・ロー・アンサンブルなどと共演し、室内楽の
分野でも活動しています。このアルバムは、フィンランドの作曲家ノルドグ
レンがクメラのために書いた作品集。この3年間の間に書かれた新作ばかり。
すべて初めてのCD録音です。共演しているテンペラ四重奏団は、シベリウス
の弦楽四重奏曲全曲録音に挑んだ、女性だけのグループ (最初のディスクが
 BIS 1376)。ヴァイリニストとしても活動し、アヴァンティ!室内アンサン
ブルの指揮者として来日したヨン・ストゥールゴールズが、音楽監督を務め
るラップランド室内管弦楽団を指揮して共演しています。

ABCD 212  \2080
リヒト=ゲシュタルト:
アンビエンス I アンビエンス II アンビエンス III 
アンビエンス IV アンビエンス V
新しい踊り、サテュムルティがブルースを手に入れたとき、
憩い、天使のなみだ 何かが終わった
プラティパス・アンサンブル
シド・ヒッレ (ピアノ、メロディカ、サウンド追加) 
マヌエル・ドゥンケル (テナーサックス、ソプラノサックス) 
アリ=ペッカ・アンティラ (ベース) 
テッポ・マキュネン (ドラムズ、パーカッション) 
テーム・ヴィーニカイネン (ギター)
録音:2004年12月7日−8日 フィンランド放送局
“カモノハシ (Platypus)”をグループ名にしたフィンランドのジャズアンサ
ンブル。透明感のうちに熱さを秘めたシド・ヒッレのピアノは、同じフィン
ランドのピアニスト、サムリ・ミッコネンの音を想わせます。クールなスタ
ジオの雰囲気とセッションのリアルな空気が、ふしぎと調和。ヒッレ、ドゥ
ンケル、アンティラ、マキュネンが共同で即興した〈新しい踊り〉 のほか、
シド・ヒッレのオリジナル曲で構成されています。






<LSO Live>
LSO 0074  \1050
LSO 0574(SACD-Hybrid)  \1850
シベリウス:クレルヴォ交響曲Op.7
ペーテル・マッティ(Br)モニカ・グロープ(Ms)
サー・コリン・デイヴィス(指)ロンドンSO.&ロンドンSO.男声cho.
録音:2005年9月18日&10月9日ロンドン、バービカンセンター(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:ジョナサン・ストークス
2005-6年シーズンのオープニング・コンサートで、デイヴィスとロン響が取り
上げたクレルヴォ。LSO Liveでシベリウス全集を再度進行中の当コンビにとっ
ては、96年以来5年ぶりの再録音となるものです。
全5楽章からなる大作クレルヴォは民族叙事詩「カレワラ」を題材にとり、若
きシベリウスの名を一躍フィンランド国内に轟かせることになった記念すべ
き作品。全曲の中心となる第3楽章。実演での興奮そのまま、オケはもちろん
とりわけ男声コーラスが力強くユニゾンで歌い上げるさまはビックリするほど
劇的で、まさにド迫力!そして、すでにクレルヴォ歌いとしてはヴェテランの
ソリストが聴かせる、なんとも情感のこもったやりとり。続く第4楽章では、
自慢のパワフルなブラス・セクションの見せ場がこれでもかと爆発しており魅
力度満点!
声楽を伴う作品への取り組みにもひときわ熱心なことで知られるデイヴィス。
心血を注ぎ愛情がぎっしり詰まったシベリウスとはいえ、あえてこうした意欲
的なプログラムを大事な場にかけることは長年の悲願だったのでしょう。手兵
に寄せる厚い信頼もあって演奏会が大成功を収めただけに、特別に感動的な
ものとなっています。






<naive>
E 8905  6枚組  \5000
モーツァルト:ピアノ・ソナタ&作品集
【CD1】ピアノ・ソナタK.279, 280, 281, 282, 283
【CD2】ピアノ・ソナタK. 284, 309, 311
【CD3】ピアノ・ソナタK. 332, 333, 457, 475
【CD4】ピアノ・ソナタK. 310, 330, 331
【CD5】ピアノ・ソナタK. 533/ 494, 545, 576
【CD6】ファンタジアとフーガK.394(383a)、小葬送行進曲K.453a、
アダージョ ロ短調 K.355 (576b)、小さなジグ ト長調 K.574、
幻想曲 ニ短調 K.397(385)、ロンド イ短調 K.511、
『ああ、お母さん聞いて』による12の変奏曲
ハ長調(キラキラ星変奏曲) K. 265(300e)
パウル・バドゥラ=スコダ(ピアノフォルテ)
モーツァルト博士、バドゥラ=スコダによるモーツァルト作品集がおとくな
セットになりました。あぶなげない解釈でまさにピアノ学習者のお手本とし
てもぴったりです。各CDにつけられている、バドゥラ=スコダ夫妻によるブッ
クレットも一読の価値のあるものでございます。旧譜バラ(E. 8864-8869)
のセット化。






<RICERCAR>
RIC 244  \1750
ボッケリーニ:スターバト・マーテル
パトリック・コーエン=アケニン(指&Vn)、ゾフィー・カルトホイザー(S)、
ル・フォリア・フランソワーズ/レオノール・ド・レコンド(Vn)、
ミッシェル・レナルド(Va)、
フランソワ・ポリー&エルヴェ・ドゥスィー(Vc)
ボッケリーニは「スターバト・マーテル」の宗教曲をソプラノと室内楽伴奏
(弦楽五重奏)のために書きました。自身も名チェリストであっただけに、
弦のブレンド具合と、その上にたつソプラノとも絡み具合は実に美しく見事
です。ソプラノのカルトホイザーは、2005年のモネ劇場日本公演でも来日、
ベルギーのモネ劇場で公演されたヤーコプスの「魔笛」でもパミーナをつと
めるなど、今後ますます目が話せない若手実力派ソプラノです。





<K617>
K617 177  2枚組  \3380
ポルポーラ:「オルランド」
ロバート・イクスパート(CT オルランド),
ベトサベー・アース(S アンジェリカ),
オルガ・ピターチ(S メドーロ),他
ファン・バウティスタ・オテーロ(指)
レアル・コンパーニャ・オペラ・デ・カマラ
ニコラ・ポルポーラ(1686-1768)は、ナポリで生まれナポリで没した生粋のナ
ポリ人作曲家ですが、ロンドンでヘンデルのライヴァルだったり、ドレスデ
ンで宮仕えしたり、ウィーンでは少年ハイドンを教えたりと、極めて国際的
な活躍をした人です。もちろんオペラや宗教作品を多数残しています。この
「オルランド」(本来の題名は「アンジェリカ」)は1720年にナポリで初演
されたセレナータ。台本はメタスタージオ。歴史的カストラート歌手、ファ
リネッリがこの作品でオペラ・デビューを飾ったそうです。ファン・バウティ
スタ・オテーロは、バーゼル・スコラ・カントルムでルネ・ヤーコプスやナ
イジェル・ロジャーズに学んだ人物。レアル・コンパーニャ・オペラ・デ・
カマラ(直訳すると、カマラの王立歌劇団)とともに、スペインとイタリア
のバロック音楽に取組んでいます。
※特典としてDVDがついておりますが、残念ながらPAL仕様のみで、日本の通
常のDVDプレイヤーでは再生できません。





<ZIG-ZAG Territoires>
ZZT 051003  \2180
モンテヴェルディ:マドリガーレ集
タンクレーディとクロリンダの戦い(第8巻)
ニンファの嘆き(第8巻)
さえぎられた希望(第7巻)
他の者は愛の神について歌えばよい(第8巻)
今や天も地も(第8巻)
他の者は軍神マルスについて歌えばよい(マリーノ 第8巻)
唇よ、何とかぐわしく匂うことか(第7巻)
フランソワーズ・ラセール(指)アカデミア
ヤン・ヴァン・エルサッカー(T 語り手)
ギュメット・ロランス(Ms クロリンダ) エルヴェ・ラミ(T タンクレーディ)
モンテヴェルディの「倫理的宗教的森」抜粋(ZZT 031101)でで大きな話題を
掻っ攫ったフランソワーズ・ラセールとアカデミア、モンテヴェルディの続編
です!モンテヴェルディの後期マドリガーレ集、第7巻と第8巻の作品を集めて
います。とりわけ大傑作「タンクレーディとクロリンダの戦い」では、ギュメ
ット・ロランス、エルヴェ・ラミ、ヤン・ヴァン・エルサッカーと名歌手揃い。
ラセールが生み出すのは、柔らかく明るい、自然な優しさ溢れる陽光のような
モンテヴェルディ。モンテヴェルディ本来の生命力を十全に引き出した見事な
演奏です。

ZZT 051002  \2180
「トリスタンとイズー」
ブリジット・レーヌ(指)アラ・フランチェスカ
中世の傑作恋愛物語「トリスタンとイズー」。そのレ(lai 中世の小物語詩)
を、ブリジット・レーヌが再構成して音楽化したものです。17曲の音楽は、
歌あり、ハープ、笛、ヴィエール、シターン、ギター、各種打楽器など、非常
に多彩。とても刺激に満ちた内容となっています。
なお、レーヌとアラ・フランチェスカには、「薔薇物語」を再構成したCDもあ
ります(naive  OP 30303)。





<ORFEO>
ORFEOR 669051  \1880
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
ブルーノ・ワルター(指)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団
ヒルデ・ギューデン(S),エリーザベト・ヘンゲン(A),
エーリヒ・マイクト(T),ゴットロープ・フリック(Bs)
録音:1955年11月13日,ウィーン国立歌劇場
伝説の演奏がついに正規盤で発売!
戦後のワルターとウィーン・フィルのライヴは随分発掘されましたが、これは
残る中でも特に大物。ウィーン国立歌劇場がベーム指揮の「フィデリオ」で柿落
としをしてちょうど一週間後の1955年11月13日、ワルターはウィーン国立歌劇
場で、ブルックナーのテ・デウムと共に、ベートーヴェン第9交響曲を演奏しま
した。1955年といえば、ワルターの生涯の中でも最も気力の漲ぎっていた時期、
加えて記念行事的演奏会、それだけにウィーン・フィルもルーティンなところ
は一切なく、全パートがフル稼働しているような、熱気と充実感に満ちた演奏
になっています。また第3楽章での綿々とした弦、管の美しさはさすがウィー
ン・フィル!これはワルターの全録音中でも重要な物の一つでしょう。
かつて録音状態の悪い海賊盤で流通しただけで、これが正規盤初出。オースト
リア放送協会収録で、ウィーン国立歌劇場が保管していた貴重な蔵出音源を使
用、1955年のライヴとしては上々の音質になっています。

ORFEOR 670051  \1880
モーツァルト:レクイエム K626
カール・ベーム(指)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団
イルムガルト・ゼーフリート(S),ヒルデガルト・レッセル=マイダン(A),
アントン・デルモータ(T),ゴットロープ・フリック(Bs)
+フリードリヒ・ヘルダーリン「人間讃歌」
ラウール・アスラン(朗読)
録音:1955年11月20日,ウィーン国立歌劇場
ベームがモーツァルトのレクイエムに特別の思入れをしていたことは、残され
た録音(スタジオ2種、映像1種)がすべて素晴らしい名演であることからも明
らかでしょう。この録音は、ワルターの第9からさらに一週間後、1955年11月
20日にウィーン国立歌劇場で行われた公演。そのため当時のベームにしても
一層気宇が大きく、合唱を雄弁に歌わせています。歌手4人も優秀、オーケス
トラともども、スタジオの中のガチガチの演奏ではなく、ヒューマンな味のあ
る秀演です。
レクイエムの前に、ブルク劇場の名優ラウール・アスラン(「未完成交響楽」
のサリエーリ役)が、フリードリヒ・ヘルダーリン「人間讃歌」を朗読して
おり、これもそのまま収録しています。

ORFEOR 671051  \1880
ヴェルディ:
「シモン・ボッカネグラ」,「ドン・カルロ」,「アッティラ」,「マクベス」
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」
チャイコフスキー:「エウゲニ・オネーギン」
ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」
からのアリア,場面
ニコライ・ギャウロフ(Bs)
エーベルハルト・ヴェヒター(Br),
ロハンギス・ヤシュメ(Ms),ワルデマール・クメント(T),
カール・テルカル(T)
ヨゼフ・クリップス(指),ホルスト・シュタイン(指),
ジュゼッペ・シノーポリ(指),ミゲル・ゴメス・マルティネス(指),
小澤征爾(指),ロベルト・スタノフスキ(指)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1969年3月28日,1970年10月25日,1980年12月21日,1982年2月7日,
1979年9月1日,1998年5月20日,1976年2月21日
昨年惜しくも亡くなった、ブルガリア出身の世界的大バス歌手、ニコライ・
ギャウロフ(1929-2004)、そのウィーン国立歌劇場でのライヴ録音を集めま
した。ギャウロフは活動期間がほとんど半世紀に迫るほど長く、亡くなる直前
まで元気に歌っていました。それでも1960年代から80年代初め頃までの全盛期
は、声の張りと美しさが格別、ゾクゾクする響きを持っていました。特に聞き
ものは「シモン」、クリップスのビックリするほど躍動的な指揮に、ヴェヒタ
ーの共演と、白熱の舞台になっています。低声マニアにはたまらないCDです!





<RELIEF>
CR 991076  \2080
ボリス・チャイコフスキー:
ピアノ協奏曲 (1971)
イギリス主題によるカプリッチョ (1954)
青年時代 (1984)-ドストエフスキーの小説に基づく音詩
ボリス・チャイコフスキー(Pf)、
ウラジーミル・フェドセーエフ(指)モスクワ放響
録音:1980年、1989年、1985年、「青年時代」はライブ
ショスタコーヴィチの愛弟子で、近年シャンドス等から録音が続いて再評価著
しいボリス・チャイコフスキー (1925-1996)。彼の音楽はショスタコーヴィチ
ゆずりのシニカルな新古典的作風が特徴です。彼はピアノをオボーリンに師事
した名手で、自作のピアノ協奏曲ではたいへんなヴィルトゥオーゾぶりを伺う
ことができます。

CR 991080  \2080
ボリス・チャイコフスキー:
交響曲第2番 (1967)
ハープを伴う交響曲 (1993)
ウラジーミル・フェドセーエフ(指)モスクワ放響
録音:1977年、1993年12月(世界初演時ライヴ)
ボリス・チャイコフスキー (1925-1996)の交響曲第2番は、旧ソ連の交響曲中
屈指の傑作のひとつながら、これまでコンドラシンの録音しか存在しませんで
した。それも入手困難な現在、このフェドセーエフのCDは大歓迎と申せま
しょう。まずは是非聴いてみて下さい。

CR 991078  \2080
ショスタコーヴィチ:
交響曲第7番ハ長調「レニングラード」
ウラジーミル・フェドセーエフ(指)チャイコフスキー記念モスクワ放響
録音:2004年12月6日(ライヴ)
フェドセーエフ最新の「レニングラード」。彼ならではの颯爽としたテンポと、
不思議な軽やかさが魅力です。

CR 991077  \2080
ショスタコーヴィチ:
交響曲第1番ヘ短調
交響曲第3番変ホ長調「メーデー」
ウラジーミル・フェドセーエフ(指)チャイコフスキー記念モスクワ放響ほか
録音:2004年8月21日、2003年5月20日(ライヴ)
ショスタコーヴィチの交響曲中、最も演奏頻度の低い第3番。フェドセーエフ
にとっても初めての録音のはず。合唱付で、当局御用達的な内容ですが、フェ
ドセーエフの演奏だと非常に面白く聴くことができます。

CR 1922  2枚組  \3300
ヴェルディ:「ドン・カルロ」(ドイツ語)
ヨゼフ・グラインドル(Bs フィリップ2世),
オーセ・ノルドモ=レーヴベリ(S エリザーベト),
リーベロ・デ・ルカ(T ドン・カルロス),
ダグマール・ヘルマン(A エボリ),
フーゴ・ハスロ(Br ロドリーゴ),他
ヴィルヘルム・シュヒター(指)NDR交響楽団,合唱団
録音:1953年4月
ハンブルクでの放送録音。ドイツの偉大なバス、グラインドルと、バイロイト
でも歌ったノルウェイのソプラノ、ノルドモ=レーヴベリ、スイス生まれでパ
リで活躍したデ・ルカ、スウェーデンのバリトン、ハスロ、ブルノ出身のヘル
マンと、意外や多国籍なドイツ語の「ドン・カルロ」。NHK交響楽団の育ての
親、シュヒターの引き締まった指揮も良好。

CR 1916  2枚組  \3300
スメタナ:「売られた花嫁」(ドイツ語)
リヒャルト・ホルム(T ハンス),エルフリーデ・トレチェル(S マリー),
ゲオルク・シュテルン(Bs ケツァル),
クリスタ・ルートヴィヒ(Ms アグネス)
カール・エルメンドルフ(指)ヘッセン放送交響楽団,合唱団
録音:1953年
「売られた花嫁」はドイツでも人気が高く、ドイツ語訳での上演が当たり前で録
音も多数あります。これは1953年のフランクフルトでの放送録音。実力派の歌
手に加え、1927年から15年間もバイロイトに出演した名指揮者エルメンドルフ
の、戦後の貴重なオペラ録音でもあります。

CR 2003  2枚組  \3300
J.シュトラウス:「ジプシー男爵」
セーナ・ユリナッチ(S サッフィ)ペーター・アンダース(T バリンカイ)
カール・シュミット=ヴァルター(Br ホモナイ伯爵)
マリアンネ・シュレーダー(Ms ツィプラ)ゲオルク・ハン(Bs ジュパン)他
フランツ・マルシャレク(指)ケルン放送交響楽団,他
録音:1949年12月
ユリナッチ、アンダース、シュミット=ヴァルターと名歌手が揃った「ジプシ
ー男爵」。しかも指揮は、PHILIPSに大量のオペレッタ抜粋を残した、オペレ
ッタ指揮者フランツ・マルシャレクが指揮ですから、抜群の出来です。

CR 1918  2枚組  \3300
フロトウ:「マルタ」
ヴィルマ・リップ(S レディ・ハリエット),
ワルデマール・クメント(T ライオネル),
ヘティ・プリュマッハー(Ms ナンシー),
ルドルフ・ヴュンツァー(Bs トリスタン・ミクルフォード卿),
クルト・ベーメ(Bs プランケット),他
ハンス・ギールスター(指)ミュンヘン放送交響楽団
録音:1955年5月
アリア「夢のように」でおなじみフトロウの「マルタ」。アリアはイタリア語で
もいいけれど、全曲はやはりオリジナルのドイツ語で聞きたいもの。ヴィルマ
・リップ、ワルデマール・クメント、クルト・ベーメと、強力なキャストが揃
っています。

CR 3001  2枚組  \3300
ルドルフ・ショック 生誕90年記念アルバム
ルドルフ・ショック(T)
録音:1946-1953年
1940年代から1970年代まで、ワーグナーから映画音楽まで幅広い活躍をした人
気テノール、ルドルフ・ショック(1915-1986)の生誕90年を記念するアルバム。
未亡人の秘蔵音源からのCD化です。

CR 3003  \1650
“オペレッタの王国で”
カールマン,O.シュトラウス,キュンネケ,レハール,J.シュトラウス,
ツェラー,アイスラー,ミレッカー,シュトルツの作品
ペーター・アンダース(T) アウリッキ・ラウタヴァーラ(S)
録音:1934-1940年
全盛期に事故で亡くなってしまった、ドイツの名テノール、ペーター・アンダ
ース (1908-1954)のオペレッタ録音集。初出音源が多数含まれているというこ
とです。





<Biscoito>
BC 211  \1980
ベートーヴェン:
「エグモント」序曲
交響曲第2番 ニ長調 Op.36
交響曲第8番 ヘ長調 Op.93
ジョン・ネシュリング(指)サンパウロ州立交響楽団
録音:2004年3月,5月
南米の交響楽団のベートーヴェン?どうせ熱気一本で突っ走る、荒っぽい演奏
だろうなどと思ったら大間違い。サンパウロ州立交響楽団(略称OSESP)はかな
りの実力団体で、アンサンブルの精度は相当に優秀、感触としてはむしろ上品
なくらい。音色はさすが明るく、コパカバーナ海岸の青い空を思わせるような
スッキリ感。その上で、音楽に熱が入ってくると、いかにもブラジル的ラテン
の血でノリノリになってくるので、聞いていて実に楽しい演奏です。ブラジル
出身でいまや欧米で大活躍の指揮者のネシュリングもあちこちで唸りをあげて
の熱演。

BC 210  \1980
ベートーヴェン:
序曲「コリオラン」Op.62
交響曲第1番 ハ長調 Op.21
交響曲第4番 変ロ長調 Op.60
ジョン・ネシュリング(指)サンパウロ州立交響楽団
こちらもネシュリング&OSESPが素敵なベートーヴェンを演奏しています。
ネシュリングは、決して古楽系のアプローチをしているわけではないのですが、
ヴィヴラートをあまり強くかけてなかったり、フレージングを粘らせないなど、
透明感を非常に重視し、機敏にドライブすることで、気持ちよいベートーヴェ
ンに仕上げてくれています。ベートーヴェン好きならばこれは要注目のCDです!

BC 212  \1980
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 Op.125「合唱」
ロベルト・ミンチュク(指)サンパウロ州立交響楽団
レーネ・テオリン(S),ルイーザ・フランチェスコーニ(A),
ジョニー・ヴァン・ハル(T),ヘールト・スミッツ(Bs)
サンパウロ州立交響楽団合唱団,パウリスターノ合唱団
録音:2004年3月
こちらはロベルト・ミンチュクの指揮する第9。ミンチュクは地元サンパウロ
生まれ。かつてニューヨーク・フィルで副指揮者を務め、現在はOSESP首席客
演指揮者です。彼はロシア移民の孫だそうで、たしかに彼が指揮するとOSESP
も重厚感のあるヨーロピアン・サウンドになります。あまたの第9のCDの中で
も、十分存在意義の見出せるこのサンパウロの第9です。





<Ondine>
ODE 1072(SACD-Hybrid)  \2180
バルトーク:管弦楽のための協奏曲
マルティヌー:交響詩「リディツェ追悼」
G.クライン:弦楽のためのパルティータ(サウデク編)
クリストフ・エッシェンバッハ(指)フィラデルフィア管弦楽団
録音:2005年5月
ライヴ・レコーディング ヴェリゾン・ホール(フィラデルフィア)
シリアスなアプローチ、衝撃のクライマックス、エッシェンバッハの真摯な姿
勢は心に訴えかけます。強烈なオーラ、意欲的な表現、まさに完全燃焼といっ
た演奏です。またカップリングとして、ナチスによって虐殺された村人たちに
捧げられたマルティヌー:「交響詩リディツェ追悼」、そして第一次大戦中の
チェコのユダヤ人家庭に生まれたG.クライン。彼はプラハ音楽院に学びまし
たが、1941年、テレジンに送られ25歳で亡くなっています。その収容所の中で
書いた「弦楽のためのパルティータ」、を収録しています。





<CASAVELLE>
VEL 3083  3枚組  \3380
グリーグ:抒情小品集第1集-第10集
アルド・チッコリーニ(P)(ファツィオーリ使用)
録音:2004年 パリ
チッコリーニが惚れ込んだイタリアのファツィオーリを使用。著名なピアニス
トでも愛好家が多いピアノで、のびやかによく歌い、クリアで優雅な響きが特
徴です。1925年生まれで80歳を迎えたチッコリーニの演奏は、驚くほど瑞々し
く闊達。曲目はグリーグが生涯書き続け、全10巻になった北欧音楽の美しさを
感じられる抒情小品集。柔らかく透明感のある音色が広がり、心に染み渡る感
動的な演奏です。

VEL 3086  2CD+DVD(PAL)  \2700
CD1:
チマローザ:フルート協奏曲、
ヴィヴァルディ:2本のフルートのための協奏曲
マルチェッロ:6つの協奏曲よりホ短調、
アルビノーニ:オーボエ協奏曲(フルート編曲版)
ボッケリーニ:フルート協奏曲
CD2:
J.S.バッハ:管弦楽組曲第2番BWV1067、
モーツァルト:アンダンテK.315、ロンドK.184、
テレマン:組曲ホ短調
DVD(PAL):
シュターミッツ:フルート協奏曲、
バルトーク:ルーマニア舞曲、
バッハ:管弦楽組曲第2番、
チマローザ:2本のフルート協奏曲、
ヘンデル:フルート・ソナタ、
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン、
ヴェラチーニ:ラルゴ、
ボッケリーニ:メヌエット、
スタチュウ:ホラ・スタッカート
シミオン・スタチュウ(パン・フルート)、アラン・マリオン(フルート)、
ミッシェル・デジャルダン(ピアノ)
ノルマンディー管弦楽団、ジャン・ピエール、ベルリンゲン(指)
録音:CD:1989年-1999年、DVD(PAL):1993年2月ベルネイ(フランス)
パン・フルートの第一人者シミオン・スタチュウが演奏する様々な作曲家のフ
ルート協奏曲集。素朴な音色と美しい選曲で落ち着かれるアルバムに仕上がっ
ています。シミオン・スタチュウの演奏が緩やかな郷愁を誘い、マルチェッロ
:6つの協奏曲よりホ短調などは素晴らしい演奏を聴かせてくれています。





<TDK>
TDKOC 021  2枚組  \2980
シューベルト:交響曲第8番ロ短調「未完成」
ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」
【ボーナス】リハーサル
クラウス・テンシュテット(指)ロンドン・フィルハーモニックO.
録音:1984年4月11日東京簡易保険ホール(ライヴ)
「激しく横に揺れ動き、うねり、猛り狂うブルックナー」山崎浩太郎(ライナ
ーノーツより)
白熱のマーラー5番(TFMC.0015/16)に引き続き、1984年テンシュテットが手
兵ロンドン・フィルを率いた初の来日公演のドキュメントがリリース!
ベルリン・フィルとのスタジオ盤(81年 / EMI)が知られるブルックナー。
やはり彼の本領が発揮されるライヴとなると恐ろしく濃厚で、まさに「生物的
な、無数の環状生物がもつれ合っているような演奏」。さらに、初レパートリ
ーで注目度大の「未完成」は、曲想も彼の音楽にはまりすぎで、嘆き節がまる
でマーラーを聴いているかのよう。録音が抜群なのもなにより嬉しい限り。な
お、テンシュテットの肉声を伝える貴重なリハーサル風景をボーナスとして収
録しています。




<TDKコア>
TDKAD 017  \2450
ボッケリーニ:弦楽五重奏曲集
ルイージ・ボッケリーニ(1743-1805):
弦楽五重奏曲 イ長調 G.316
弦楽五重奏曲 ハ短調 G.314
弦楽五重奏曲 ト短調 G.318
小弦楽五重奏曲 変ホ長調 G.304
若松夏美(Vn) 高田あずみ(Vn) 森田芳子(Va) 鈴木秀美(Vc) 
懸田 貴嗣(Vc)
録音:2005年4月 秩父ミューズパーク音楽堂
ボッケリーニ没後200周年の掉尾を飾る鈴木秀美と弓の仲間たちによる、記念
リリース。ボッケリーニの筆に託された親密な歌心と、清明な地中海の風光に
満ちた、至福の響きを味わうことの出来る1枚です。ボッケリーニは多作家で、
当時のヨーロッパで絶大な人気を博し、特に自身の楽器であるチェロを活用し
た作品は非常に素晴らしいものばかりです。ボッケリーニの魅力は、明るくて
分かりやすい旋律が、自然に広がり展開していく所。チェロ2本を用いた弦楽
五重奏曲では、超絶技巧も交えた味わい深い作品。鈴木秀美のチェロが朗々と
鳴り響きます。





<FUGA LIBERA>
FUG 508  \1850
「甘美なクラヴィコード」
C.P.E.バッハ:組曲Wq62-12, H66 
J.S.バッハ:イタリア風のアリアと変奏 
C.P.E.バッハ:ファンタジア Wq59-6, H284 
J.S.バッハ:ファンタジアBWV 996
C.P.E.バッハ:「スペインのフォリア」による変奏曲 Wq118-9, H263
ジョスリン・キュイラー(クラヴィコード)
チェンバロの親戚、クラヴィコードの魅力を堪能できる一枚。クラヴィコード
はバッハの息子たちの時代に特によく用いられた楽器ですが、大バッハの作品
もこの楽器で聴くとまた新しい魅力が感じられます。イタリア風の古城で録音
されており、魅惑の音色が響き渡ります。

FUG 511  \1850
「郷愁と現実のはざまに」
ドビュッシー:フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ
マルタン:時の色彩のパヴァーヌ(弦楽四重奏)
カプレ:
幻想的な物語(ポーの短編小説による「赤死病の仮面」の作曲者本人による
ハープと弦楽四重奏版)
ピエルネ:自由な変奏と終曲
ピエルネ:愛の国への旅(Fl, 弦楽三重奏、Hrp)
ジョンゲン:2つのトリオ(Fl, Vla, Hrp)
オクサリス〔アニー・ラヴォワズィエール(Hrp)、トゥーン・フレット(Fl)、
ナタリー・ルフェーヴル(Cl)、
シャーリー・ローブ&フレデリク・デュルセル(Vn)、
エリザベス・スモルト(Vla)、マルタイン・ヴィンク(Vc)、
コーンラード・ホフマン(Cb)〕
オクサリスは1993年にベルギー王立音楽院の学生たちによって創設された新進
気鋭の室内楽集団。このCDでは、フランスを中心に活躍した作曲家たちの室内
楽の名曲を、変幻自在、色彩豊かに演奏しています。





<RICERCAR>
RIC 242  \1750
ゴセック:ヴァイオリンとチェロのための協奏交響曲 ニ長調
ピエルタン:ヴァイオリンのための第3の協奏曲 変ロ長調
グレトリ:フルート協奏曲 ハ長調
フレスニック:クラリネットとファゴットのための協奏交響曲 変ロ長調
パトリック・コーエン=アクニーヌ(Vn)、フランソワ・ポリー(Vc)、
ジャン・デ・ヴィンヌ(Fl)、エリック・ヘープリッヒ(Cl)、
ジェーン・ゴーウェル(Fg)
「コンセール・スピリチュエル」はもともとは「宗教音楽演奏会」の意で、オ
ペラの上演が禁止される宗教上の祭日に、器楽曲とラテン語の宗教曲が演奏さ
れたのがはじまり。18世紀後半から19世紀前半にかけては、宗教音楽だけでな
く、世俗音楽も演奏されるようになりました。当時のコンサートの気分を満喫
できる一枚です。





<harmonia mundi france>
●センチュリー・エディション-音楽の豪華歴史絵巻20CDシリーズ
古代ギリシアの音楽から現代音楽まで、膨大なレパートリーを誇るハルモニア
・ムンディならではの好企画です。20枚の美麗デジパックシリーズで、西洋音
楽史を網羅!古代ギリシアからバロック、古典、ロマン、さらにメシアン、リ
ゲティに至るまでの音楽史上の名曲、重要作品を、ムンディの誇る一流アー
ティスト達の演奏で鑑賞することができます。それぞれのブックレットでは、
各時代の重要な出来事、重要人物、そして音楽史おもしろQ&A(古代の楽譜の
解読方法や、バロック時代の様々なジャンルの発展の変遷、ベートーヴェンや
シューベルトとロマン派との関係など)がわかりやすくまとめられております。
それぞれのジャケットも、時代に即した名画ばかり。これはもう本格的な西洋
音楽史百科事典CDシリーズであると申せましょう。全部で20枚のこのシリーズ、
前半後半各10枚ずつ、ボックスセットとしてもお求めいただけます。

[CENTURY EDITION]  各1枚 \1650
HMX 2908163
センチュリー・エディションvol.1-古代の音楽
古代ギリシアの音楽 
旧約聖書の音楽 
ビザンチン聖歌 
メルキト教徒の聖歌 
ゴール(ガリア)のアレルヤとオッフェルトリウム
アリアンナ・サヴァール他 
アドルフ・アッティア(T) ミシェル・シェルプ(Br) 
エミール・カスマン(Bs) モーリス・ベナム(合唱指揮)
マリー・キーロウズ修道女 ・レズニコフ
断片的に残された古代ギリシアの楽譜と、当時のレリーフなどに描かれた楽器
や舞踊の様子から復元された音楽。愛のこと、快楽のこと、神への祈り・・・
詩に託された人類普遍の思いが、悠久のときを越えて鮮やかに蘇ります。
ハルモニア・ムンディの大ベストセラー「古代ギリシアの音楽」(HMA1951015)
他の抜粋です。

HMX 2908164
センチュリー・エディションvol.2-初期キリスト教の聖歌集
聖アンブロジウス聖歌 
古代ローマ聖歌(7、8世紀) 
ベネヴェント典礼の音楽 
モザラベ聖歌 
古代ローマ聖歌(6-13世紀)
M.ペレス(指)アンサンブル・オルガヌム
0中世のはじまり、キリスト教が勢力を増し始めたころの各地の聖歌です。こ
うして色々な聖歌を聴き比べてみると、絶大な勢力を拡げはじめた初期キリス
ト教ではありましたが、その典礼(音楽)は、各地の昔からの伝統を色濃く残
したものであったことがよくわかります。ポリフォニーの萌芽がみられるのも
この時代からです。

HMX 2908165
センチュリー・エディションvol.3-グレゴリオ聖歌集
グレゴリオ聖歌集大成 
1000年のミサ(抜粋) 
サンチャゴ・デ・コンポステッラのための聖歌 
シトー修道会の聖歌(12世紀) 
オルガヌム大全(12世紀)
ドミニク・ヴェラール(T) デラー・コンソート アノニマス4 
アンサンブル・オルガヌム シアター・オブ・ヴォイシズ/ヒリアー(指)
キリスト教の典礼音楽がほぼヨーロッパ全土で統一されたのは、グレゴリウス
1世の死後のことでした。こうしてまとめて聴いてみると、初期のキリスト教
典礼音楽よりも、典礼の順序や形式が定まっていったことがよくわかります。

HMX 2908166
センチュリー・エディションvol.4-吟遊詩人の歌
トルバドゥールの歌(南フランス、11&12世紀)
トルヴェールの歌(北フランス、12&13世紀)
カンティーガ(スペイン)
ミンネゼンガー(ドイツ、13世紀-吟遊詩人の宮廷の恋物語)
カルミナ・ブラーナ(13世紀)
クレマンシック・コンソート シアター・オブ・ヴォイシズ、
ハープ・コンソート・デュファイ・コレクティヴ 
ドリュー・ミンター(C-T)
中世の世俗音楽集。当時、教会の外で歌われ親しまれていた詩と音楽は、主に
吟遊詩人たちによって奏でられていました。騎士とお姫様の恋・・・なんとも
ロマンティックでございます。

HMX 2908167
センチュリー・エディションvol.5-ポリフォニーの誕生
アキテーヌ公のポリフォニー(12世紀)
ノートル・ダム楽派(12世紀)
バンベルク写本/ホケトゥス(13世紀)
モンペリエ写本(13世紀)
ブルターニュのグラドゥアーレ(13&14世紀)
ソールズベリのミサ
シアター・オブ・ヴォイシズ(ヒリアー指揮)
アノニマス4 ・アンサンブル・オルガヌム
中世も後期に近づくと、次第に音楽も多声のものが増えていきます。それまで
は2声の場合、低声部は長い保続音で高声部が自由に動くかたちが主流でした
が、この時代になると両方の声部が自由に動くようになり、より複雑で魅力的
な響きが生み出されます。

HMX 2908168
センチュリー・エディションvol.6-アルス・ノーヴァ
コンテスタツィオン
最初のポリフォニーによるミサ曲
フランスのアルス・ノーヴァ(マショーのミサ曲)
イタリアのアルス・ノーヴァ(ランディーニらによるミサ曲)
14世紀英国の世俗音楽
クレマンシック・コンソート アンサンブル・オルガヌム 
アンサンブル・オルガヌム、アノニマス4 ヒリアード・アンサンブル
記譜法も発展してきたこのころ、複雑なリズムを多数の演奏者たちが演奏する
ことが可能になりました。リズム定型が各声部から時間差で聴こえてきます。
繰り返される多声リズムは、教会内の反響も加わって、神の言葉として礼拝参
加者たちに圧倒的な力をもって響いたことでしょう。

HMX 2908169
センチュリー・エディションvol.7
アルス・スブティリオル
アルス・スブティリオル(グイード、ソラーゲらによる作品)
15世紀の英国(ダンスタブルの作品)
フランコ−フレミッシュ・ポリフォニーの勃興(ギョーム・デュファイ、オケ
ゲム、ビュノワの作品)
フェッラーラ・アンサンブル、アンサンブル・オルガヌム 
オルランド・コンソート、ヒリアード・アンサンブル 
ゴシック期に入ると、多声音楽がよりさかんに生み出されるようになります。
「アルス・スブティリオル」は「繊細な技法」の意。動機や旋法、調の用い方
が実に凝っていて、その響きは複雑かつ美しいものです。天にむかってストイ
ックにそびえたつゴシックの教会さながらに聴く者を圧倒します。

HMX 2908170
センチュリー・エディションvol.8-ルネッサンス期の宗教音楽
ミサ(ジョスカン・デ・プレ、ジャヌカンらのミサ曲)
ルネッサンスのモテット(デ・プレ:サルヴェ・レジーナ他)
宗教改革の歌曲と詩篇(ラッスス、タリスらの作品)
アンサンブル・クレマン・ジャヌカン シアター・オブ・ヴォイシズ他
古典派およびロマン派時代、作曲家にとっての試金石が交響曲であったように、
このルネッサンス時代の作曲家にとってミサは大変重要なジャンルでした。初
期のころのポリフォニー音楽(vol. 5)と比べて、各声部の動きかたが自由に
なり、いかにこのジャンルが発展を遂げたかがよくわかります。

HMX 2908171
センチュリー・エディションvol.9-ルネッサンス時代の世俗音楽(歌曲)
ポリフォニーのシャンソン(ジョスカン・デ・プレ、ル・ジュヌ、ジャヌカ
ン他)
イタリアのマドリガル(マレンツィオ、ジェズアルド他)
エリザベス朝イングランドの歌曲(バード、ダウランド)
アンサンブル・クレマン・ジャヌカン ヒリアード・アンサンブル 
カークビー、デラー、フレットワーク
教会の外でもやはり歌は重要なジャンルでした。ポリフォニーあり、単旋律あ
り、歌詞の内容は恋だの愛だのばかりではなく、戦いの歌やlalalaといった特
に内容のないものまで、実に自由になっています。

HMX 2908172
センチュリー・エディションvol.10-「器楽」の誕生【15-16世紀】
トランスクリプションとリダクション(デュ・ロワ、ファン・アイク、ジョス
カンらの作品)
演奏するための音楽(フェラボスコ、カプスベルガーらの作品)
ダンスのための音楽(舞曲)(ピエール・アテニャンらの作品)
カール・エルンスト・シュレーダー、クロフォード・ヤング(Lute)他
ポール・オデット、アンドレアス・マルティン(Lute)
ザ・キングス・ノイズ、ザ・ブロードサイド・バンド
ルネッサンス時代、リュート、オルガンといった楽器が、人の声と混ざること
なく鳴り響くようになったころの作品です。当時は声楽作品を器楽でなぞって
演奏することも多く、同じ強さで音を保持できる声楽とは異なる「消え入る音
(diminishing tone)」は人々の耳に新鮮に響いたことでしょう。とはいって
も、当時器楽は主に口頭伝承であったため、それ以前にも器楽のみの楽曲が演
奏されていたであろうとされています。

HMX 2908173
センチュリー・エディションvol.11-バロック-モダン音楽の誕生【1600-1750】
第一作法から第二作法へ(ディンデイア、モンテヴェルディらの作品)
オペラの誕生(ヴェッキ:「アンフィパルナッソ」、モンテヴェルディ:「オ
ルフェーオ」他)
新しい器楽ジャンル(ソナタ、コンチェルト、シンフォニア)の誕生(フレス
コバルディ、コレッリ、タルティーニ、サンマルティーニらの作品)
オペラ・セーリア(ヘンデル:「フラーヴィオ」、ブロスキ:「イダスペ」)
ヤーコプス(指)&コレギウム・ヴォカーレ、キールウズ修道女他
アンサンブル・クレマン・ジャヌカン、マリア・バーヨ他
マンゼ、アンサンブル415、バンキーニ、ヴィヴィカ・ジュノー他
音楽史上「初めて○○した人」が勢ぞろい。初めてオペラを書き、初めて多声
マドルガルに通奏低音パートをつけたモンテヴェルディ、初めてシンフォニー
を書いたサンマルティーニ・・・。第一作法は音楽が詞よりも優先され、どこ
までも美しい響きを求める方法で、第二作法は詞が音楽よりも優先され、言葉
の意味によっては不協和音なども使うものです。こうして聴き比べてみると、
新しい第二作法を用いたモンテヴェルディの音楽が当時いかに斬新であったか
が容易に想像できます。それにしてもヤーコプスの演奏の実に見事なこと!

HMX 2908174
センチュリー・エディションvol.12-英国のバロック
前夜-市民戦争(1642-1648)以前(ギボンズ:「全能にして永遠なる神」他)
室内&オーケストラ音楽(パーセル、ヘンデル)
劇場の音楽(ブロウ:「ヴィーナスとアドニス」、
パーセル:「ディドーとエネアス」他
ロンドンにおけるイタリア・オペラ(ヘンデル:「アチスとガラテア」、
「ジューリオ・チェーザレ」他)
宗教音楽(ヘンデル:「メサイア」他)
マグダレン・カレッジ・クワイア、ロンドン・バロック 
ヤーコプス、クリスティ ジェニファー・ラーモア、ショル他 
サンドリーヌ・ピオー他
バロック期、大陸ではコレッリらによる新しい器楽ジャンルの流行など、活発
な動きがでていたのに対して、英国ではルネッサンス時代の色合いを強く残し
た音楽が主流でした。そんななか、「稀代のメロディーメーカー」ヘンデルの
音楽をこうして同時代の他の作曲家たちによる作品と並べて聴いてみると、今
聞いてもショッキング。歴史に大きく名を残したのもうなずけます。

HMX 2908175
センチュリー・エディションvol.13-
ヴェルサイユの太陽王ルイ14世のための音楽
王の教会の音楽(シャルパンティエ:テ・デウム、クープラン:聖水曜日のた
めの第3のルソン・ド・テネブル、ドラランドの作品他)
王の愉しみ(リュリ:「町人貴族」よりトルコ人の儀式のための行進曲、F&L.
クープラン:クラヴサンのための作品、マレらの作品他)
ロイヤル・オペラの夜(リュリ:「アティス」、「アルミード」より他)
ヘレヴェッヘ&ル・シャペル・ロワイヤル他 
ヤーコプス、クリストフ・ルセ(Cem)、ユングヘーネル(lute) 
レザール・フロリサン
リュリは王のために3000もの作品を捧げたといわれています。そしてあの(F)
クープランは、第二のリュリといわれたドラランドの日陰にかくれて王室内で
はさほど力をもっていなかったとか・・・。太陽王は、当時やはり想像を絶す
る権力をもっていたのだとあらためて思わされる一枚です。

HMX 2908176
センチュリー・エディションvol.14-
後期バロックおよび、ロココ様式と多感様式
バッハの先駆者たち(パッヘルベル:カノン、ブクステフーデ、クーナウの
作品)
J.S.バッハとその同時代人たち(バッハ:ロ短調ミサほか、テレマン、カイ
ザー、シュールマン、グラウンらの作品)
バロックから前古典派へ(C.P.E.バッハ、W.F.バッハ、J.C.バッハらの作品)
ロンドン・バロック カントゥス・ケルン&ユングヘーネル 
ベルリン古楽アカデミー他
パッヘルベルやクーナウらは、イタリアのルネッサンスの声楽作品を学び、そ
こにドイツの伝統も組み込んで、オラトリオやカンタータといったジャンルの
作品を多く残しました。それを学習したのがJ.S.バッハでした。バッハへの道
は一日にしてならずだったことがよくわかります。バッハ親子の作品も収録。
前古典派になると、シンフォニーも多く作られるようになっていきます。

HMX 2908177
センチュリー・エディションvol.15-ウィーン古典派の巨匠たち
グルック(オルフェオとエウリディーチェ)
J.ハイドン(弦楽四重奏曲「ひばり」、チェロ協奏曲、四季他)
W.A.モーツァルト(フィガロの結婚、クラリネット協奏曲、トルコ行進曲他)
ベートーヴェン(ミサ・ソレムニス、月光ソナタ、交響曲第9番他)
ヤーコプス イェルサレム弦楽四重奏団、ケラス他 
ポルタル、シュタイアー他 フランク・ブラレイ他
古典派の3大巨匠たちの作品をあつめたもの。
いわゆる「クラシック(=古典)」の名曲ばかりの一枚。どれも優秀録音、名
演奏でたのしい一枚です。

HMX 2908178
センチュリー・エディションvol.16-ロマン派の黄金時代
ウィーンのロマン派音楽(シューベルト:ます、ピアノソナタ他)
ドイツの圧勝(メンデルスゾーン:真夏の夜の夢、シューマン:子供の情景、
リーダークライス、交響曲第4番、ブラームス:ドイツ・レクイエム)
ヨーロッパのロマンティシズム(ショパン:前奏曲、ロッシーニ:小荘厳ミサ、
ベルリーズ:キリストの幼時、幻想交響曲)
トリオ・ワンダラーほか 
ヘレヴェッヘ、エンゲラー、ギュラ アラン・プラネス、RIAS室内合唱団他
ハルモニア・ムンディは、ロマン派作品のレパートリーがやや少ないですが、
そのなかでよく集めました。曲はロマン派のなかでは地味なものが多いかもし
れませんが、どれも演奏は際立っています。

HMX 2908179
センチュリー・エディションvol.17-国民楽派-汝を解放せよ!
ハンガリー(リスト:悲しみのゴンドラ、ハンガリー狂詩曲第6番)
ボヘミア(チェコ)(ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲「アメリカ」、歌曲)
北欧(グリーグ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ、シベリウス:親愛な
る声)
ロシア(ムソルグスキー:展覧会の絵、チャイコフスキー:交響曲第5番)
スペイン(アルベニス:アストゥリアス)
フランス語圏(フランク:交響曲ニ短調、ビゼー:アルルの女、サン=サーン
ス:トリオop.18、交響曲第3番)
ベルトラン(Vc) メロス弦楽四重奏団 ピエール・アモワイヤル(Vn) 
ガッティ ルネ・バルトリ(Guit) ヘレヴェッヘ
ロマン派も円熟してくると、その国々の民謡などを盛り込んだ、国民色豊かな
音楽が多く生み出されるようになってきます。

HMX 2908180
センチュリー・エディションvol.18-
ウィーン1900年-ワグネリズムから新ウィーン楽派まで
ポストロマン主義の終焉(ワーグナー:トリスタンとイゾルデ、ブルックナー
:交響曲第3番、マーラー:交響曲第8番)
新ウィーン楽派(シェーンベルク:地には平和、3つのピアノ曲、ヤコブのは
しご、ベルク:アダージォ、ウェーベルン:緩徐楽章)
フリデリク・チュウ、ケント・ナガノ ・ヘレヴェッヘ、ケント・ナガノ他

HMX 2908181
センチュリー・エディションvol.19-現代音楽への小径(1900-1950)
フランスの印象主義(デュパルク:旅への誘い、ドビュッシー:シランクス、
フォーレ:レクイエム、ラヴェル:鏡)
無調という選択(アベル・デュコー:月の光、シェーンベルク:月に憑かれた
ピエロ、ヤコブのはしご、バルトーク:中国の不思議な役人)
12音技法(ベルク:弦楽のための四重奏曲op.28)
その他の解法(ブゾーニ:クラリネットとピアノのための組曲、マルティヌー
:クラリネットとピアノのためのソナチネ、プーランク:人間の顔、プロコ
フィエフ:3つのオレンジの恋、ショスタコーヴィチ:ピアノトリオ第2番、
ストラヴィンスキー:火の鳥)
フェリシティー・ロット、ヘレヴェッヘ、アレクサンドル・タロー 
イレーネ・ヤーコブ、フレデリク・チュウ、ケント・ナガノ他 
ドビュッシー弦楽四重奏団 ポンス他
調性音楽も極限まで突き進められると、旋法、無調、12音技法など様々な書法
が用いられるようになります。シリーズを初めから順々に聴くと、その変わり
ようにあらためて気付かされるとともに、この100-200年の音楽の多様性には
あらためて瞠目するばかりです。

HMX 2908182
センチュリー・エディションvol.20-1945年以降の音楽創造
ヴァレーズ:デンシティー21.5(比重)
セリー主義&ポスト・セリー主義(メシアン:ルシャン IV、ブーレーズ:ソ
ナチネ、リゲティ:ヴィオラのためのソナタ、オアナ:演奏解釈のための練習
曲、デュティユー:ザッハーの名による3つの詩節、ベリオ:ラボリントゥス2、
シュトックハウゼン:七つの日より
数多の枝(ルトスワフスキ:スービト、クセナキス:プレイアデス、ペルト:
カンターテ・ドミノ、ケージ:声のためのソロ22、ジョージ・クランブ:独奏
チェロのためのソナタ、バーンスタイン:ミサ、ピアソラ:天使のミロンガ
フィリップ・ベルノルド(Fl) RIAS室内合唱団、ベリオ他 
イザベル・ファウスト、シアター・オブ・ヴォイシズ、ケント・ナガノ他
「ゲンダイオンガク」というだけで「ちょっと・・・」と敬遠されてきた方に
是非聴いていただきたい一枚です。

HMX10 2908163 (10CD)  \13500
センチュリー・エディションVOL. 1-10のボックスセット【美麗箱入り】

HMX10 2908173 (10CD)  \13500
センチュリー・エディションVOL. 11-20のボックスセット【美麗箱入り】





<BIS>
BIS SA  1452(SACD-Hybrid)  \2250
クロマータ・アンコール
カールソン:タンゴ、ジプシー・サーカス風に 
ジョージ・ハミルトン・グリーン:半音階的フォックストロット 
ジャスパー:ハミング・バード 
アルント:ノラ 
シルヴマルク:ヴィタベリの歌 
ペッテション=ベリエル:ベリエブィヴァルス 
ログイン:無題 
エングストレム:リスポルスカ 
アルヴェーン:眠りの森 
ホルダル:町の祭り 
ジョンソン:ディルのピクルス
クロマータ打楽器合奏団、ジヤ・アイテキン(トルコの民俗管楽器)、
ホーカン・ハーゲゴール (Br)
スウェーデンが誇る名人打楽器集団クロマータ久々の新譜です。アンコール
的な小品を集めていますが、効果満点。BISならではの超優秀録音がSACDハイ
ブリッドでさらにパワーアップ。要注意! 音響が襲い掛かります。

BIS SA  1353(SACD-Hybrid)  \2250
ブラームス:
クラリネットソナタ第1番ヘ短調 Op.120の1
同第2番変ホ長調 Op.120の2
クラリネット三重奏曲イ短調 Op.114
マルティン・フレスト (Cl)、ローランド・ペンティネン(Pf)、
トルレーヴ・テデーン (Vc)
SACDハイブリッド盤。スウェーデンの若手クラリネット奏者フレストがブラ
ームス晩年の名作に挑戦。淡々としながらも滋味あふれる解釈がなかなかの
良さ。ドイツ的でないブラームスをお求めの向きにオススメです。

BIS 1557/8  2枚組  \2700
「ジャン・シベリウス伝説」
フィンランディア Op.26 
カレリア組曲 Op.11 
ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.47
交響詩「海の精たち」Op.73 
悲しいワルツ Op.44の1 
アンダンテ・フェスティーヴォ 
交響詩「エン・サガ」Op.9 
交響詩「ポホヨラの娘」Op.49 
交響詩「森の精」Op.15 
交響詩「タピオラ」Op.112 
ポリの人々の行進曲(シベリウス編)
レオニダス・カヴァコス(Vn)、オスモ・ヴァンスカ(指)ラハティSO
名盤の誉れ高いヴァンスカとラハティによるシベリウスのシリーズから、人気
の作だけを2枚にまとめ、さらにお手頃な価格にしたうれしいアルバム。さら
にさらに5ヶ国語(英・独・仏・フィン・瑞典)による96ページの豪華ブック
レット付。各家庭に1セットは揃えたいスグレモノと申せましょう。


BIS NL 5028  \2080
「キャンドルライトがキャロルを歌う」
ヴェンネルベリ、ヴィデーン、アルヴェーン、シベリウス、スヴェーリンク、
プレトリウス、アダン、グルーバー、ガーデ、メンデルスゾーン、ベニー・ア
ンダーソンらの作品
セシリア・リーディネル・アリン(指)
アルメンナ・ソンゲン、ウプサラ室内管
スウェーデンを代表する合唱団によるクリスマス・ソング集。注目なのは元
ABBAのメンバーだったベニー・アンダーソンの「朝焼け前」が入っているこ
と。アバはスウェーデンで最も有名な音楽家といっても過言ではなく、BISか
ら作品がリリースされても不思議はありません。ABBAファンにとっては久々の
新譜と申せましょう。

BIS 1446  \2080
「愛は私を歓迎してくれた-歌、二重唱、器楽曲」
ダウランド:あふれよわが涙/愛の神よ、見つけたことがあるなら話して/
ラクリメ/誰よりも私だけをあの世に送り返して/もう一度帰っておいで、
優しい恋人よ
ジョーンズ:あなたの異常さにもかかわらず/私は不平を言うふりをしてい
るだけほか
ジョンソン:ハットン夫人のアルメンほか
シアター・オヴ・アーリー・ミュージック:ジェイムズ・ボーマン、
ダニエル・テイラー(C-T)、フランシス・ケリー (Hrp)、
エリザベス・ケニー (Lute)、マーク・レヴィ(Gamb)
BCJのカンタータ・シリーズでもお馴染のカウンターテナー、ダニエル・テイ
ラーが歌うイギリス黄金時代の音楽。ダウランドの「ラクリメ」の味わい深さ
は格別です。

BIS 1262  \2080
セーヴェルー:
交響曲第2番 Op.4(1934年版)
交響曲第4番 Op.11 
ロマンツァ Op.23a~VnとOrchのための 
夏の夜の舟歌 Op.16の6
50の小変奏曲 Op.8
カトリーネ・ブヴァルプ(Vn)、
ウーレ・クリスチャン・ルード(指)スタヴァンゲルSO
現代ノルウェー音楽を代表する作曲家ハーラル・セーヴェルー (1897-1992)の
第7弾。後期ロマン派的な交響曲第2番をはじめ、親しみやすいものが集めら
れています。





<ZIG ZAG TERRITOIRES>
ZZT 051001  \2180
モーツァルト:
ヴァイオリン協奏曲第2番ニ長調KV.211
交響曲第29番イ長調KV.201
ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調KV.216
ミドリ・ザイラー(Vn)
ジョス・ファン・インマゼール(指)アニマ・エテルナ
録音:2004年2月23−25日ブリュージュ、コンセルトヘボウ
ビックリするほどに瑞々しい生気がいっぱい。インマゼール&アニマ・エテル
ナが2006年の生誕250周年に先駆けて贈るモーツァルト。大きな話題を呼んだ
後期3大交響曲集(ZZT.030501)に続く第2弾は、ザルツブルク時代1774年と
75年の代表作、2つのヴァイオリン協奏曲と29番のシンフォニー。
コンチェルトでは、コンミス、ミドリ・ザイラーのソロがため息を誘うほど
にチャーミング!ハフナーに始まる後期の6曲に繋がる29番も、ピリオド・ア
プローチの清清しいフレージングが幸福で愉悦的な気分を盛り上げます。と
もにインマゼール&アニマ・エテルナの絶好調ぶりを窺わせる出来栄えです。
なお、当コンビでは今後メモリアル・イヤーに向けて、ホルンやフルートと
ハープなどの協奏曲リリースも続々と予定されていて大いに期待が持てます。

ZZT 050901  2枚組  \3300
CD1:60'14"
CD2:66'23"
J.S.バッハ:クラヴィーア練習曲集第3部
CD1:プレリュード変ホ長調BWV552a キリエ、とこしえの父なる神よBWV669
キリストよ、世の人すべての慰めBWV670 キリエ、聖霊なる神よBWV671 他
CD2:天にましますわれらの父よBWV682 われらの主キリスト、ヨルダンの川
に来れりBWV684 深き淵より、われ汝に呼ばわるBWV686
フーガ変ホ長調BWV552b 他
フランシス・ジャコブ(オルガン)
[パリ、サン・ルイ教会にて。ベルナール・オーベルタン・オルガン使用]
J.S.バッハ:オルガン作品集(ZZT 001001),ブクステフーデ:オルガン作品集
(ZZT 030901)でその実力を知らしめた、アルザス出身の若手オルガニスト、
フランシス・ジャコブスによるZIG -ZAGレーベル第3作目がリリース。今回は、
格調高いカトリックのサン・ルイ教会に2004年に設置されたばかりのオルガン
を用いて、バッハのクラヴィーア練習曲集第3部を聴かせてくれています。作
品の核に迫る的を得た演奏で、生き生きとした音楽を展開しています。

ZZT 050801  2枚組  \3300
CD1:45'16"
CD2:48'18"
J.S.バッハ:6つのヴァイオリン・ソナタBWV1014〜1019
CD1:BWV1014、1016&1018 
CD2:BWV1019、1017&1015
フロランス・マルゴワール(バロック・ヴァイオリン)
ブランディーヌ・ランヌー(チェンバロ)
J.S.バッハ:6つのヴァイオリン・ソナタは、感覚的な要素を持った作品。無
伴奏ソナタと比較すると感情表現が豊かです。演奏は、レザール・フロリサン
のソロ・ヴァイオリンで、ウィリアム・クリスティなどとも共演しているバロ
ック・ヴァイオリニスト、フロランス・マルゴワール。そしてZIG-ZAGRレーベ
ルで多くのアルバムをリリースしているブランディーヌ・ランヌー。デビュー
録音のラモー(ZZT010301)を皮切りに、J.S.バッハ;フランス組曲(ZZT020401)、
イギリス組曲(ZZT030401)、トッカータ(ZZT050501),F.クープラン(ZZT040401)
と好評を博しています。

ZZT 050902  \2160
C.P.E.バッハ:ヴァイオリンとピアノ・フォルテのためのソナタ
変ロ長調H513, Wq77 
ハ短調H514, Wq78 
ト短調H545(フルート・ソナタBWV1031) 
ロ短調H512, Wq 76
アマンディ−ヌ・ベイェ(バロック・ヴァイオリン)
エドナ・スターン(ピアノ・フォルテ)
「シャコンヌ」(ZZT050601)でも共演し、その実力を知らしめたアマンディ−
ヌ・ベイェ(バロック・ヴァイオリン)とエドナ・スターン(ピアノ・フォルテ)
のC.P.E.バッハのヴァイオリン・ソナタ集。C.P.E.バッハの音楽は内向的な感
受性が強く、聴くものの心に訴えかけるものがあります。雰囲気や感情の突然
の変化は、同時代の作曲家とは一線を画しています。アマンディ−ヌ・ベイェ
は、気分の赴くままに高揚し、また軽やかに明澄に展開していく部分もありと、
うつろいゆく心のような魅惑的な演奏をしています。

ZZT 050602  \2160
ウジェーヌ・イザイ:
紡ぎ車に寄すOP.13 (ヴァイオリンとピアノ版)
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1&4番OP.27-1、4
遠い昔〜3つのマズルカ第1番OP.11
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番「バラード」
デニス・ゴールドフェルド(ヴァイオリン)
ワディム・ゴールドフェルド(ピアノ)
イザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタは、弾き手にとっても聴き手にとっても
難曲。そしてヴァイオリニストの成長過程では不可欠な作品の一つです。そん
なヴィルトゥオーゾ・ピースに挑むのが1974年生まれの若きヴァイオリニスト、
デニス・ゴールドフェルド。この作品を録音することが、彼の兼ねてからの夢
であり、目標であったと語っています。また、ワディム・ゴールドフェルド
(ピアノ)との兄弟デュオも実現しています。新しい才能に触れることの出来る
大変興味深いアルバムとなっています。






<harmonia mundi france>
HMU 907423  2枚組  \2700
HMU 807423  2枚組(SACD-Hybrid)  \3780
ベートーヴェン:「ラズモフスキー」四重奏曲集
[CD1]
弦楽四重奏曲 第7番 op.59-1、同第8番 op.59-2
[CD2]
弦楽四重奏曲第9番 op.59-3
東京クヮルテット〔マーティン・ビーバー(Vn) 池田菊衛(Vn) 磯村和英
(Vla) クライヴ・グリーンスミス(Vc)〕
録音:2005年4月26−29日
もはや室内楽集団として押しも押されぬ存在、東京クヮルテット。ハルモニ
ア・ムンディにてベートーヴェン弦楽四重奏曲ツィクルス始動です。第一弾は
いきなり直球、ラズモフスキー。作品としても、そしてテクニック的にも手の
込んだこれら3曲を完璧に手中におさめ、余裕たっぷりと瑞々しい歌を聴かせ
てくれます。メンバーの入れ替わりがあるとはいえ、結成30年以上のベテラン
勢とは思えないような、けれん味のなさは実に見事、はや達観の域なのでしょ
うか。息のぴったりと合ったアンサンブルで、ふとした間に満ちているただな
らぬ霊感にはっとさせられます。
演奏も格別ですが、楽器がこれまた特別。ニコロ・パガニーニ選定によるスト
ラディヴァリのクヮルテット。この夢のようなセットは地球上に6セットしか
存在しないと言われています。東京クヮルテットに日本音楽財団より10年以上
もの期間貸与されております。

HMI 987060  3枚組  \4050
W.A.モーツァルト:初期の弦楽四重奏曲集
[CD1]
弦楽四重奏曲K.80 ト長調、ディヴェルティメントK. 136 (125a) ニ長調、
同 K.137 (125b) 変ロ長調、同 K.138 (125c) ヘ長調、
弦楽四重奏曲 K. 155 (134a) ニ長調
[CD2]
弦楽四重奏曲 K.156 (134b) ト長調、同 K. 157 ハ長調、同 K. 158 ヘ長調、
同 K. 159 変ロ長調、同 K. 160 (159a) 変ホ長調、同 K. 168 ヘ長調
[CD3]
弦楽四重奏曲 K.169 イ長調、同K.170 ハ長調、同 K.171 変ホ長調、
同 K. 172 変ロ長調、同 K. 173 ニ短調
カザルス弦楽四重奏団
〔アーベル・トマス・レアルプ(Vn)、ヴェラ・マルティネス・メーナー
(Vn)、ジョナサン・ブラウン(Vla)、 アルナウ・トマス・レアルプ(Vc)〕
モーツァルトが14歳の時に一晩で作曲したK.80を先頭に、16〜17歳にかけて作
曲されたミラノ四重奏曲とウィーン四重奏曲がおさめられています。あらため
て彼の天才ぶりを実感できる作品ばかり。弦楽四重奏の編成を変幻自在に操っ
て、我々を極上の世界へと誘います。1997年に結成された、若手カザルス弦楽
四重奏団の息のぴったりと合ったフレッシュなアンサンブルによる演奏は、
モーツァルティアンにも室内楽ファンにもたまらない仕上がりです。





<FUGA LIBERA>
FUG 509  \1850
フランク:
《前奏曲、フーガと変奏曲》、
《前奏曲、コラールとフーガ》、
ピアノ五重奏曲
アリス・アデール(P)Ensアデール
録音:2002年2月3-6日
フランスの女流ピアニスト、アリス・アデールの最新録音盤が発売されます。
フランス近現代の作品を中心に録音していて、今回のアルバムでも彼女の特徴
であるキラキラとした輝かしい音色を堪能出来ます。フランクの《前奏曲とフ
ーガと変奏曲》は、原曲はオルガン。繊細な響きを丁寧に演奏しています。





<claves>
50-2502  \2080
「左手のピアノのためのリサイタル / アントワーヌ・レプシュタイン」
バッハ / ブラームス:シャコンヌ
サン=サーンス:6つの練習曲Op.135
リパッティ:ソナチネ
スクリャービン:前奏曲嬰ハ短調Op.9-1
スクリャービン:夜想曲変ニ長調Op.9-2
シュルホフ:組曲第3番
J.シュトラウス2世 / ゴドフスキー:
「ジプシー男爵」の宝のワルツの主題による交響的変容
アントワーヌ・レプシュタイン(P)
録音:2005年5月5-8日
スイス、ラ・ショー・ド・フォン、サル・ド・ミュジーク
レプシュタインは1978年ローザンヌ生まれ。6歳でデビューしエマールやぺラ
イアにも薫陶を受けましたが、突如右手を患うというアクシデントに見舞われ
ました。その彼が不幸に見舞われながらも困難を克服して録音したのがこのア
ルバムです。(音楽への情熱を失うことなく、今では指揮も学んでいるとのこ
と。)ラヴェルが左手の協奏曲を書く際に参考にしたサン=サーンス、まるで
3本の腕で弾いているようなゴドフスキー。どう聴いても左手だけで弾いてい
るとは思えない難曲ぞろい。

50-2508  \2080
ブラームス:
バラード集Op.10
3つの間奏曲Op.117
6つの小品Op.118
マルク・パンティヨン(P)
録音:2005年4月9−11日
スイス、ラ・ショー・ド・フォン、サル・ド・ミュジーク
ラハナーのピアノ三重奏(50.9802/3)、ヘイレルのピアノ曲(50.9805)
ヴィオラ・アルバム(50.9905)でおなじみのパンティヨン。開設(1955年)
から半世紀、ヨーロッパ有数の名ホール、ラ・ショー・ド・フォンとスタイ
ンウェイの響きが印象深いブラームスです。





<ACCENT>
ACC 24165  \1880
J.S.バッハ:オーボエ協奏曲集
オーボエ協奏曲 変ホ長調BWV1053a
オーボエとヴァイオリンのための協奏曲 BWV1060a
オーボエ・ダモーレ協奏曲 BWV1055a
オーボエ協奏曲BWV1059R
*マーラー:最後の7つの歌(リュッケルトの詩による5つの歌)-私はこの世
に捨てられて-マルセル・ポンセール編曲によるオーボエ、管弦楽とハープシ
コード版を併録
マルセル・ポンセール(Ob),寺神戸 亮(Vn),
イル・ガルデリーノ・アンサンブル
録音:2004年9月 聖アポリネール教会 ボラン(ベルギー)
オーボエのマルセル・ポンセール、ヴァイオリンの寺神戸 亮、アムステル
ダム・バロック・オーケストラ、ラ・プティット・バンド、シャペル・ロワイ
ヤル&コレギウム・ヴォカーレ、BCJといった一流団体に参加する奏者たちが
参加する注目のグループ、ベルギーのグループ、イル・ガルデリーノによる
J.S.バッハのオーボエ協奏曲集。マルセル・ポンセールは演奏活動の傍ら、
18世紀モデルのオーボエ制作にも取り組んでいる楽器職人でもあります。職
人気質のポンセールの演奏は、楽器とその性能を熟知して曲そのものを浮き
上がらせています。また興味深いのは、ポンセール編曲によるマーラー:
リュッケルトの詩による5つの歌-私はこの世に捨てられて-のオーボエ版を
収録しています。オーボエの哀愁と甘さの絶妙のバランスが、この曲の美し
さを浮き彫りにしています。





<IDIS>
IDIS 6470  2枚組  \3100
リスト:
巡礼の年第1年「スイス」
ピアノ・ソナタ ロ短調
巡礼の年第2年補遺「ヴェネツィアとナポリ」
巡礼の年第2年「イタリア」
スペイン狂詩曲
5つのシューベルトの歌曲
ラザール・ベルマン(P)
録音:1974−1989年
1970年代に西側に登場、大変なセンセーションを巻き起こした、ロシアのピア
ニスト、ラザール・ベルマン。惜しくも今年の2月に亡くなってしまいました
が、彼の超絶ピアノに魅せられた人も多いはず。この録音は、ベルマンの全盛
期のリストを収録したもの。改めて口アングリしてください。

IDIS 6474  \1550
“マグダ・オリヴェーロの伝説”
ヴェルディ,プッチーニ,ボーイト,チレーア,シャルパンティエ,マスカ
ーニ,マスネ,アルファーノ,フランクの作品から
マグダ・オリヴェーロ(S)
録音:1938-1953年
マグダ・オリヴェーロは1910年生まれのイタリアのソプラノ。1932年にデビュ
ーして以来、長年に渡ってプリマドンナとして君臨した名ソプラノです。イタ
リアで名声を築き、1975年には65歳でメトにデビューし大成功、1981年まで舞
台に立ち、最後の録音は1993年、83歳の時!そんなスーパー・ソプラノ、オリ
ヴェーロも、録音は極端に少なく、幻の名ソプラノと言われていました。この
CDには、20代末から40代初めの、若きオリヴェーロの歌が集められています。

IDIS 6472  2枚組  \3100
“ビクトリア・デ・ロス・アンヘレスの芸術”
モーツァルト,ワーグナー,グノー,マスネ,プッチーニ,グラナドスの作品,
スペイン民謡
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(S)
録音:1949-1955年
ソプラノにはいろいろなタイプがありますが、ビクトリア・デ・ロス・アンヘ
レスの魅力は全く独自のもの。どんな役であれ、聞いていると「ホッ」とさせ
られる優しさは、なかなか他では得られないものです。このCDには、彼女が
1948年にロンドン・デビューして国際的キャリアに乗った頃から、バリバリ
の世界的プリマドンナにのし上がるまでの時期の歌が収録されています。





<ORFEO>
ORFEOR 667054  4枚組  \7520
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
パウル・シェフラー(Brザックス),ゴットロープ・フリック(Bsポーグナー)
エーリヒ・クンツ(Br ベックメッサー),ハンス・バイラー(T ヴァルター)
イルムガルト・ゼーフリート(S エーファ),
マレイ・ディッキー(T ダーヴィト),
ロゼッテ・アンダイ(Ms マグダレーネ),他
フリッツ・ライナー(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1955年11月14日
すごいものが出ました!フリッツ・ライナーの伝説的「マイスタージンガー」
大戦で破壊されたウィーン国立歌劇場が再建され、1955年11月5日に「フィデ
リオ」で柿落としされました(指揮は監督のベーム)。この時は記念行事と
して、信じられないほど豪華な上演が組まれました。ベームは他に「影のな
い女」、「ヴォツェック」、「ドン・ジョヴァンニ」(ドイツ語)を、クナッ
パーツブッシュが「バラの騎士」、クーベリックが「アイーダ」(ドイツ語)。
そして、その中にあって異彩を放っていたのが、フリッツ・ライナーが指揮
した「マイスタージンガー」でした。これはもう絶句ものの大名演!驚くべ
き引き締まったオーケストラの醍醐味!しかもキャストもシェフラー、クンツ、
フリック、バイラー、ゼーフリートらウィーンの名歌手総動員、さらに若き
エーベルハルト・ヴェヒターノがナハティガルを歌っています。ORFの蔵出し
音源で、音質も年代にしては十分!これが飛びつかずにいられましょうか!

ORFEOR 668053  3枚組  \5640
R.シュトラウス:「影のない女」
ハンス・ホップ(T 皇帝),レオニー・リザネク(S 皇后),
ルートヴィヒ・ウェーバー(Bs バラク),その妻(S クリステル・ゴルツ),
クルト・ベーメ(Bs 霊界の使者),エリーザベト・ヘンゲン(Ms 乳母),他
カール・ベーム(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1955年11月9日
カール・ベームがシュトラウスと個人的に親交があり、作品に深い愛情を持っ
ていたのことは良く知られているます。中でもベームにとっては「影のない女」
は格別の作品だったようで、ウィーン、ザルブルクで強力な上演をしばしば行
い、この難解な作品の真価を広く知らしめました。当然、ウィーン再建記念公
演でも取上げ、大評判をとりました。この直後にDECCAでほぼ同キャストでス
タジオ録音を残しています(バラクだけシェフラーに代わっています)。ライ
ブの方が熱気が優っているのは当然、壮年期のベームならではのジンジン来る
シュトラウス・サウンドが満喫できます。またウィーンの偉大なバス、ウェー
バーが渾身の大熱演!ORF収録でウィーン国立歌劇場のライブラリーに保管さ
れていた秘蔵音源からのCD化!!!

ORFEOR 666053  3枚組  \5640
“ウィーン・オペラ祭1955 ハイライト”
ウィーン国立歌劇場の再建記念の7公演の全てをハイライト収録した、贅沢な
3CDです!ことに貴重なのは、まさに柿落としの「フィデリオ」と、珍しくクー
ベリックがヴェルディを指揮しての「アイーダ」、どちらもこれまで正規盤
では発売されたことのなかったもの。この2つだけのために買う価値は十分あ
るセットです。もちろん全て蔵出し音源で、海賊盤とは音の水準が違います。
貴重な舞台写真、アーティスト写真多数の約100ページのブックレット(独英
仏語)も充実!
[ CD1 ]
ベートーヴェン:「フィデリオ」抜粋
マルタ・メードル(S レオノーレ),アントン・デルモータ(T フロレスタン)
パウル・シェフラー(Br ピツァロ),ルートヴィッヒ・ウェーバー(Bs ロッ
コ),イルムガルト・ゼーフリート(S マルツェリーネ),ワルデマール・
クメント(T ヤキーノ),他
カール・ベーム(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1955年11月5日
正規音源では初出。序曲、第1幕の囚人の合唱の場面、第2幕のフィナーレを収
録。
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」(抜粋)
ジョージ・ロンドン(Br ドン・ジョヴァンニ),エーリッヒ・クンツ(Bs レ
ポレッロ),リーザ・デラ・カーサ(S ドンナ・アンナ),セーナ・ユリナッ
チ(S ドンナ・エルヴィーラ),アントン・デルモータ(T ドン・オッター
ヴィオ),イルムガルド・ゼーフリート(S ゼルリーナ), ワルター・ベリ
ー(Bs マゼット),ルートヴィッヒ・ウェーバー(Bs 騎士長)
カール・ベーム(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1955年11月6日
ドイツ語上演。BMGから全曲発売されたCDと同内容。
[ CD2 ]
ヴェルディ:「アイーダ」第3幕
レオニー・リザネク(S アイーダ),ハンス・ホップ(T ラダメス),ジー
ン・マデイラ(Ms アムネリス),ジョージ・ロンドン(Br アモナズロ),
ゴットロープ・フリック(Bs ランフィス),他
ラファエル・クーベリック(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1955年11月11日
ドイツ語上演。第3幕を全て収録。何とクーベリックの指揮するヴェルディ!
正規音源としては初。
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第3幕から
全曲盤ORFEOR 667054と同内容。第3幕のベックメッサーの場面から五重唱ま
でを収録。
ベルク:「ヴォツェック」から
ワルター・ベリー(Bs ヴォツェック),クリステル・ゴルツ(S マリー)
カール・ベーム(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1955年11月25日
andanteから全曲発売されたCDと同内容。第3幕の第1場と第2場を収録。
[ CD3 ]
R.シュトラウス:「バラの騎士」抜粋
マリア・ライニング(S 元帥夫人),クルト・ベーメ(Bs オックス男爵),
セーナ・ユリナッチ(S オクターヴィアン),ヒルデ・ギューデン(S ゾフィ
ー),ほか
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1955年11月16日
BMGから全曲発売されたCDと同内容。
R.シュトラウス:「影のない女」第3幕から
全曲盤ORFEOR 668053と同内容。






<AMBROISIE>
AMB 9982  \2280
フランシス王聖ルイを讃える晩課-アンヴァリッドの聖歌
マルセル・ペレス(指)アンサンブル・オルガヌム
録音:2005年 2月20日 フォントヴロー修道院
アンジュー公ルイ1世が城を築いたことでも知られる町、ソミュールにある、
1101年に設立された修道院フォントヴロー修道院。世界遺産にも指定されて
います。その修道院で録音されたアンサンブル・オルガヌムの新録音です。
パリのアンヴァリッドにあるサンルイ教会で1682年から保管されていた昇階
唱をもとに演奏しています。アンヴァリッドはもともと17世紀にルイ14世が
建てた傷病兵の療養所。ドーム教会の地下埋葬所にはナポレオンの遺体が安
置されています。アンサンブル・オルガヌムの良さがじんわり伝わってくる
アルバムです。立体感のある響きは、構築された音楽性をより引き立たせて
います。響きもいっそう洗練されていて、繊細に緻密に音楽を構成しています。

AMB 9986(2CD+DVD[PAL])  \3780
サリエリ「トロフォーニオの洞窟」
オリヴィエル・ラルエッテ(Br アリストーネ),
ラッファエッラ・ミラネージ(S オフェーリア),
マリー・アーネット(S ドリ),ニコライ・シュコフ(T アルテミドーロ),
マリオ・カッシ(T プリステーネ),カルロ・レポーレ(Bs トロフォーニオ)
クリストフ・ルセ(指)レ・タラン・リリク
録音:2005年3月,ローザンヌ
来年のモーツァルト生誕250年を受けて、音楽界はまたモーツァルトいっしょ
くになってしまうかもしれませんが、しかし、かのウィーン宮廷作曲サリエリ
の復活も実は猛烈な勢いで進んでいます。この「トロフォーニオの洞窟」は、
1785年10月にウィーンで初演されたもの。物語は、二組の仲むつまじいカップ
ルが、中を通ると性格が正反対になるという魔法の洞窟を通ってしまって大騒
ぎ、というもの。愉快な物語に、サリエリの見事な音楽で、このオペラは大成
功を収めたそうです(音楽之友社刊の「サリエーリ」に詳しい記述があります)。
これを演奏するは、いまや古楽界きっての気鋭、ルセとレ・タラン・リリク。
この演奏を聞けば、成功に気を良くした皇帝がボーナスをはずんだ上に、総譜
まで印刷された、という逸話もなるほどと思わせられます。若手中心の歌手も
ピタリの起用。この上なく見事な世界初録音です。
※特典として、リハーサル風景、インタビューなどを収録したDVDがついてお
りますが、残念ながらPAL仕様のみで、日本の通常のDVDプレイヤーでは再生
できません。

AMB 9983  2枚組  \3780
ヨンメッリ「見捨てられたアルミーダ」
エヴァ・マラス=ゴドレフスカ(S アルミーダ),
クレア・ブリュア(Ms リナルド),ジル・ラゴン(T タンクレーディ),
ヴェロニカ・ジャンス(S エルミーニア),
ラウラ・ポルヴェレッリ(Ms ランバルド),
パトリシア・プティボン(S ウバルド),セシル・ペリン(S ダーノ)
クリストフ・ルセ(指)レ・タラン・リリク
録音:1994年7月24日−8月2日
以前fnac社が発売していた名盤、待望の復活!ルセは、クラヴサン奏者とし
てメキメキ台頭していた1991年に、バロック団体、レ・タラン・リリクを創設
し、指揮活動にも本格的に乗り出しました。このヨンメッリの「見捨てられた
アルミーダ」は、声楽大作としては彼の初期の録音。ナポリ出身でシュトゥッ
トガルトで大活躍した人物として名前ばかり知られていたニッコロ・ヨンメッ
リの劇的なオペラを、見事に蘇らせた画期的演奏と、非常に高い評価を得、
絶賛されました。にもかかわらず、その後fnacがCD製作から撤退、廃盤の憂き
目にあっていました。やっとの復活はうれしい限り。主役アルミーダはポーラ
ンドの名歌手、エヴァ・マラス=ゴドレフスカ、彼女は同時期の映画「カスト
ラート」で歌を担当したことでも知られています。その他、ブリュア、ラゴン、
さらに今や大活躍のジャンス、ポルヴェレッリ、プティボンらの若い頃まで、
隙のない歌手!クラブサンにはエマニュエル・アイムが参加。10年以上も前に
良くぞこれだけ完成度の高い演奏を成し遂げたものだと、改めてルセの才能に
驚かされます。
 
<CHALLENGE CLASSICS>
CC 72220  3枚組  \4950
J・S・バッハ:カンタータ全集 Vol.20
第120番a「主なる神、万物の支配者」BWV120a
第156番「片足は墓穴にありてわれは立つ」BWV156
ヴィルヘルム・エルンスト公の誕生日のための頌歌
「すべては神とともにあり、神なきものは無し」BWV1127
第149番「人は喜びもて勝利の歌を歌う」BWV149
第14番「神もしわれらとともになかりせば」BWV14
第29番「神よ、われら御身に感謝す」BWV29
第192番「いざ諸人、神に感謝せよ」BWV192
第120番「神よ、人は御身をひそかにたたえる」BWV120
第11番「御国にまします神をたたえよ」BWV11
第9番「救い主はわれらに来たれり」BWV9
第112番「主はわが信頼すべき羊飼いなり」BWV112
サンドリーヌ・ピオ、ヨハネッテ・ゾマー、リサ・ラーション(ソプラノ)
ボグナ・バルトシュ、ナタリー・ストゥッツマン(アルト)
ジェイムズ・ギルクリスト、クリストフ・プレガルディエン(テノール)
クラウス・メルテンス(バス)
トン・コープマン(指揮)
アムステルダム・バロック管弦楽団&合唱団
チャレンジ・クラシックスからのシリーズ新録音第8作目となります。
BWV1127は新発見作品で、先頃ガーディナー盤が発売されましたが、リサ・
ラーションの独唱で当全集に収められたことは歓迎すべきでしょう。

CC 72210  3枚組  \4950
J・S・バッハ:カンタータ全集 Vol.10
第119番「エルサレムよ、主をたたえよ」BWV119
第134番「イエスの存在を知りし者は」BWV134
第44番「彼らは汝らを追放せん」BWV44
第73番「主よ、御身の御心のままに、われはあらん」BWV73
第20番「おお、永遠よ、汝恐ろしい言葉」BWV20
第2番「ああ、神よ、天より見たまえ」BWV2
第101番「主、まことの神よ、われらから取り去りたまえ」BWV101
第180番「汝を飾れ、おお、愛する魂よ」BWV180
第130番「主なる神よ、われらはみな御身をたたえる」BWV130
第134番a「時は日と年を作りて」BWV134a
カロリーヌ・スタム(ソプラノ)
マイケル・チャンス(カウンターテナー)
ポール・アグニュー(テノール)
クラウス・メルテンス(バス)
トン・コープマン(指揮)
アムステルダム・バロック管弦楽団&合唱団
Warnner/Eratoからの以降再発売です。

CC 72211  3枚組  \4950
J・S・バッハ:カンタータ全集 Vol.11
第127番「まことの人にして神なる、主イエス・キリスト」BWV127
第5番「われいずこに逃れ行かん」BWV5
第94番「われ何ぞ世を思い患わん」BWV94
第41番「イエスよ、今ぞたたえられよ」BWV41
第7番「われらの主キリスト、ヨルダン川に来たれり」BWV7
第139番「自らの神に拠れる者は幸いなり」BWV139
第115番「わが心よ、備えをなせ」BWV115
第113番「至高の善なる、主イエス・キリスト」BWV113
第10番「わが魂は主をたたえる」BWV10
シビラ・ルーベンス(ソプラノ)
アネッテ・マルケルト(アルト)
クリストフ・プレガルディエン(テノール9
クラウス・メルテンス(バス)
トン・コープマン(指揮)
アムステルダム・バロック管弦楽団&合唱団
Warnner/Eratoからの以降再発売です。

CC 72148  2枚組  \3300
フーガ・イン・C・オヴ・ドッグ
J・S・バッハ/ウィレム・ファン・メルヴュク編曲:フーガの技法
ペリー・ゴールドスタイン(1952-):Lessons of the Master(2005)
ペーター・ファン・オンナ(1966-):Imbroglian Fugue(2005)
ディミトリー・ニコラウ(1946-):Fugue in C of Dog(2004)
フース・ヤンセン(1951-):De Meesterfout(2005)
デイヴィッド・ローランド(1939-):Dream Fugue(2004)
テオドール・ブルカリ(1975-):Ensemobile II(2005)
ウェイナント・ヴァン・クラフェレン(1975-):
Inventie over Bach's(2004)
ルート・ファン・エーテン(1973-):Punctus Einz(2005)
シェーン・ファージ(1964-):Stretto Fugue(2005)
エリック・ステム(1973-):Windows II(2005)
アブ・サンドブリンク:(1953-):Als, een, scha, duw, heen(2002)
フアン・パブロ・ドバル(1964-):La Fugasita(2005)
ダヴィド・ドラム(1961-):Fugue State(2005)
カタジナ・グロヴィツカ(1977-):Contre Bruit(2005)
ジョーイ・ロウケンス(1982-):Fading Fugue(2005)
オーレリア・サクソフォン・クァルテット
ヨハン・ヴァン・デル・リンデン(ソプラノ・サクソフォン)
ニールス・ベイル(アルト・サクソフォン)
アルノ・ボルンカンプ(テナー・サクソフォン)
ヴィレム・ファン・メルヴュク(バリトン・サクソフォン)
1枚目にバッハの「フーガの技法」を、2枚目に各国の作曲家に委嘱した15の
フーガ的作品(もちろん世界初録音)を収録したユニークなアルバムです。





<REGIS>
RRC 1189  \850
ミヒャエル・ハイドン(1737-1806):交響曲集
ト長調「グラーツ」Garland No.3(*)
ト長調 Perger 7, Garland 12(*)
ニ長調 Perger 11, Garland 19(+)
イ長調 Perger 33, Garland 41(+)
ハロルド・ファーバーマン(指揮)
ボーンマス・シンフォニエッタ
録音:1984(*)、1985年(+)、ドーセット、クライストチャーチ・プライオリー
ライセンサー:Cortelu Music, New York
初出音源です。

RRC 1212  \850
チャイコフスキー:
交響曲第4番へ短調 Op.36(*)
スラヴ行進曲(*)
大序曲「1812年」(+)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮(*))
ユーリー・アーロノヴィチ(指揮(+))
ロンドン交響楽団
録音:1987年 ライセンサー:LSO Ltd

RRC 1213  \850
チャイコフスキー:
交響曲第5番ホ短調 Op.64
イタリア奇想曲 Op.45
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
ロンドン交響楽団
録音:1987年 ライセンサー:LSO Ltd

RRC 1214  \850
チャイコフスキー:
交響曲第6番ロ短調 Op.74
序曲「嵐」Op.76
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
ロンドン交響楽団
録音:1987年 ライセンサー:LSO Ltd

RRC 3009  3枚組  \2400
チャイコフスキー:
交響曲第4番へ短調 Op.36(*)/スラヴ行進曲(*)/大序曲「1812年」(+)
交響曲第5番ホ短調 Op.64(*)/イタリア奇想曲(*)
交響曲第6番ロ短調 Op.74(*)/序曲「嵐」Op.76(*)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮(*))
ユーリー・アーロノヴィチ(指揮(+))
ロンドン交響楽団
録音:1987年 ライセンサー:LSO Ltd
RRC 1212-1214をスリップケースに収めたものです。

RRC 1227  \850
ヴェルヴェット・ジェントルマン
サティ:ピアノ名曲集
ジムノペディ第1−3番/ラグタイム・パレード(Hans Ourdine 編曲)
グノシェンヌ第1,4,5番/官僚的ソナティネ/パサカーユ/夜想曲第1番
ジュ・トゥ・ヴ(ワルツ)/グノシェンヌ第2,3番/メドゥーサの罠
貧者の夢/ワルツ=バレエ(逃げ出したくなる3つの歌)/冷たい小品
あらゆる意味ででっちあげられた数章/夜想曲第3,5番
最後から二番目の思想/スポーツと気晴らし/5つのしかめっ面
ジョン・マッケイブ(ピアノ)
録音:1974-1980年(ADD) ライセンサー:CNR Music, bv.

RRC 1228  \850
フィルム・テーマ・クラシックス
2001: A Space Odyssey (Richard Strauss“Also sprach Zarathustra”)
The Big Country (Jerome Moross)
Love Story [Where do I begin ?] (Francis Lai)
High Noon [Do not forsake me] (Dmitri Tiomkin)
The Godfather (Nino Rota)
For a Few Dollars More (Ennio Morricone)
Lara's Theme/ Somewhere my love [Dr. Zhivago] (Maurice Jarre)
The Green Leaves of Summer [The Alamo] (Dmitri Tiomkin)
The Good the Bad and the Ugly (Ennio Morricone)
Brief Encounter (Adagio Sostenuto (excerpted)
from Sergei Rachmaninov Piano Concerto No.2)
Once Upon a Time in the West (Ennio Morricone)
The World at War (Carl Davis)
Gone with the Wind (Max Steiner)
Romeo & Juliet (Nino Rota)
Platoon / Elephant Man
(Samuel Barber: Adagio for Strings (excerpted))
A Fistful of Dollars (Ennio Morricone)
Lawrence of Arabia (Maurice Jarre)
The French Lieutenant's Woman (Carl Davis)
The Magnificent Seven (Elmer Bernstein)
カール・デイヴィス(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1996年 ライセンサー:MAT Music Theme Hamburg

RRC 1229  \850
ポール・ロブソン 闘争の歌
Ballad of Joe Hill/John Henry/The Peat-Bog Soldiers
Kevin Barry/The Four Insurgent Generals
The Purest Kind Of Guy [Joe's Birthday Song] (from No for an Answer)
From Border To Border/Oh, How Proud Our Quiet Don
Within Four Walls/Native Land/Song Of The Plains [Red Army Song]
Cradle Song (Gretchaninov)/Passing By/Thora/Love At My Heart
Ebenezer [The Proud Valley]/Lazin' [Big Fella]
Encantadora Maria/Just A-Wearyin' For You/St.Louis Blues
Mah Lindy Lou/Summertime [Porgy and Bess]/Swing Low Sweet Chariot
Ol' Man River [Showboat]/The Little Black Boy [Songs Of Innocence]
ポール・ロブソン(歌)
ロレンス・ブラウン(ピアノ)
クリフォード・グリーンウッド、レイ・ノーブル(指揮)
ニュー・メイフェア管弦楽団
録音:1927-1947年

RRC 1230  \850
ベートーヴェン:
創作主題による6つの変奏曲ヘ長調 Op.34
「アテネの廃墟」のトルコ行進曲による6つの変奏曲ニ長調 Op.76
「プロメテウスの創造物」の主題による15の変奏曲変ホ長調
(エロイカ変奏曲)Op.35
シューマン:
ノヴェレッテ Op.21 から Nos.2,4,8
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:1970年、1979年 ライセンサー:Olympia

RRC 1231  \850
THESE WE ALL LOVED 2 22 MORE ORIGINAL CLASSICAL MEMORIES
さまざまな演奏家
録音:1954年以前

FRC 9108  \1050
フリードリヒ・クーラウ(1786-1832):
「エルフの丘」組曲;序曲,バレエ音楽(第5幕)
ピアノ協奏曲ハ長調 Op.7(*)
2つのホルンのための協奏曲(+)
マイケル・ポンティ(ピアノ(*))
イブ・ランツキー=オット、フレイディス・レー・ヴェークレ(ホルン(+))
オトマー・マーガ(指揮)
オーデンゼ交響楽団
録音:1990年 ライセンサー:Unicorn Kanchana Records

RRC 6002  6枚組  \4500(11月13日までのご注文価格。以降は通常価格 \4800)
カール・ニルセン(1865-1931):交響曲全集・協奏曲全集・序曲&組曲集
[交響曲全集(RRC 3002)]
第1番ト短調 Op.7
第2番 Op.16「四つの気質」
第3番 Op.27「シンフォニア・エスパンシーヴァ」
第4番 Op.29「消し去りがたきもの(不滅)」
第5番 Op.50
第6番「シンフォニア・センプリーチェ」
オーレ・シュミット(指揮)ロンドン交響楽団
録音:1974年 ライセンサー:Ole Schmidt 原盤:Unicorn Kanchana
[協奏曲全集(RRC 1208)]
ヴァイオリン協奏曲(*)
クラリネット協奏曲(+)
フルート協奏曲(#)
松山冴花[まつやまさえか](ヴァイオリン(*))
ヤン・ワグナー(指揮(*))
オーデンセ交響楽団(*)
ジョン・マッコー[John McCaw](フルート(+))
レイモンド・レパード(指揮(+))
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(+)
ジェニファー・スティントン(フルート(#))
ステュアート・ベッドフォード(指揮(#))
スコットランド室内管弦楽団(#)
録音:1999年、ニューヨーク、ニルセン国際コンクール、ライヴ(+)
1992年、エジンバラ、クイーンズ・ホール(#)
ライセンサー:Bridge Records(*)/Unicorn Kanchana(+)
/Collins Classics(#)
[序曲&組曲集(RRC 1166)]
オペラ「サウルとダヴィデ」第2幕前奏曲
フェロー諸島への幻想の旅 FS.123
劇音楽「母」FS.94 から;前奏曲,第7場
弦楽のための小組曲 Op.1 FS.6
田園曲「パンとシリンクス」Op.49 FS.87
交響詩「サガの夢」FS.46
オペラ「仮面舞踏会」組曲;序曲,第2幕前奏曲,若い雄鶏たちの踊り
タマーシュ・ヴェテ(指揮)
オーデンセ交響楽団
ライセンサー:Big Ben(スウェーデン)
[(RRC 1134)]
「フューンの春」Op.42 FS.96(*)
劇付随音楽「アラジン」Op.34 FS.89 から 組曲(+)
3つのモテット Op.55 FS139(#)
モエンス・ヴェルディケ(指揮(+)) ヘンリク・メツ(指揮(#))
コペンハーゲン大学リレ・ムコ合唱団(*/#)
タマーシュ・ヴェト(指揮(+))
オーゼンセ交響楽団(+)
ライセンサー:Odense Symphony Orchestra





<CRD>
CRD 3450  \1750
ペドロ・デ・エスコバール(1465頃-1535以後):
死者のためのミサ(レクイエム)
非道なる敵ヘロデ[Hostis Herodes]/われに注ぎたまえ[Asperges me]
スターバト・マーテル/アヴェ・マリス・ステラ[Ave maris stella]
Clamabat autem mulier/神よ、御身の戦士の[Deus tuorum militum]
Beatus es/サルヴェ・レジナ
クオドリベット
パッケージのみの変更による再発売。エスコバールはポルトに生まれたポル
トガルの作曲家で、同国宮廷およびイサベルとフェルディナンド両王時代の
スペイン宮廷で活躍しました。クオドリベットは4-5人編成のイギリスの
声楽アンサンブルです。

CRD 2415  2枚組  \2180
ブラスのためのイギリス音楽
エルガー:セヴァーン組曲
ヴォーン・ウィリアムズ:「ヘンリー5世」序曲
ホルスト:ムーアサイド組曲
アイアランド:喜劇序曲/ダウンランド組曲
ウォルトン:ザ・ファースト・シュート
ティペット:フェスティヴァル・ブラス・ウィズ・ブルース
ブリテン:ロシアの祝典
ジェイムズ・ストバート(指揮)
ロンドン・カレジエイト・ブラス
CRD 3434、CRD 3444の2枚をスリムケースに収めて値下げ再発売するものです。




<ARTA>
F1 0133  \2080
イジー・アントニーン・ベンダ(1722-1795):チェンバロ協奏曲集
ト短調/ロ短調/へ短調/ト長調
ヴァーツラフ・ルクス(チェンバロ)
コレギウム1704
レンカ・コウプコヴァー、ヤン・ハーデク(ヴァイオリン)
ミハウ・クハシーク(ヴィオラ) リボル・マーシェク(チェロ)
イジー・アントニーン[ゲオルク・アントン]・ベンダはボヘミアの音楽一家
に生まれドイツを中心に活躍した、「疾風怒濤期」を代表する作曲家の一人。
ヴァーツラフ・ルクスは1970年生まれのチェコの鍵盤古楽器奏者、コレギウム
1704はルクスが1991年に創設したピリオド楽器アンサンブル。室内楽編成での
演奏です。

F1 0136  2枚組  \3080
J・S・バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988
[CD 1] クラヴィコードによる演奏
[CD 2] チェンバロによる演奏
ヤロスラフ・トゥーマ(クラヴィコード(*/+)、チェンバロ(#))
使用楽器:マルティン・カーター製(ハンブルクにて)
2004年(モデル:1761年、ダーヴィト・タンネンベルク製)(*)
2002年(モデル:1787年、クリスティアン・ゴットロープ・フーベルト製)(+)
2004年(モデル:1733年、フランソワ・エティエンヌ・ブランシェ製)(#)
これはユニークなアルバム。1枚目はなんと、クラヴィコード(*)の上に小型
のクラヴィコード(+)を重ね、2段鍵盤として演奏されています。楽器製作は
どちらもマルティン・カーター。そして2枚目は同じくカーター製のチェンバ
ロによる演奏です。奏者はチェコの鍵盤古楽器の名手トゥーマ。

F1 0137  \2080
ゴットフリート・フィンガー(1655頃-1730):
ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集
第2ソナタ ニ長調/第3ソナタ イ長調/前奏曲ホ短調
ソナタ第4番ニ短調/ソナティナ イ長調/アリアと変奏曲ニ長調
バレット・スコルダーティ イ長調/第6ソナタ イ短調/ソナティナ ニ短調
ペトル・ヴァグネル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
アンサンブル・トゥールビヨン
ナタリア・シタルツ(チェンバロ、オルガン)
ヤン・クレイチャ(テオルボ、バロック・ギター)
プシェミスル・ヴァツェク(アーチリュート)
ロバート・ローソン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
フィンガーはモラヴィア出身でイギリス、ドイツで活躍した作曲家。彼がヴィ
オラ・ダ・ガンバのために書いたソナタは名曲かつ難曲とされています。ペト
ル・ヴァグネルは1969年プラハに生まれ、リチャード・ブーズビー、ヤープ・
テル・リンデン、ヴィーラント・クイケンに師事したヴィオラ・ダ・ガンバ奏
者。アンサンブル・トゥールビヨンは1998年にヴァグネルが創設したピリオド
楽器アンサンブルです。





<LIGIA DIGITAL>
Lidi 0103157-05  \2180
クラリネットとピアノのためのフランス音楽
シャルル=マリー・ヴィドール(1844-1937):序奏とロンド Op.72(1898)
エルネスト・ショーソン(1855-1899):
風景 Op.38(1895)/アンダンテとアレグロ(1881)
いくつかの舞曲 Op.26(1896)から 献呈
ポール・ラドミロー(1877-1944):ソナタ(1942)
テオドール・グヴィ(1819-1898):ソナタ Op.67(1875)
ベアトリス・ベルン(クラリネット)
ロラン・マルタン(ピアノ)
録音:2005年2月25-27日、
レジョン・ド・クレルモン・フェルラン国立音楽院サル・ラモー
ベアトリス・ベルンはレジョン・ド・クレルモン・フェルラン国立音楽院教
授を務める女性クラリネット奏者です。

Lidi 0103161-05  \2180
アレクシス・ド・カスティヨン(・ド・サン=ヴィクトール)(1838-1873):
束の間の思索 ピアノ作品集
「束の間の思索」から 第1,6,7,10,11,15,16,18,19,22,23曲
組曲 Op.5 から 主題と変奏/6つのユーモラスなワルツ Op.11
古い様式による5つの小品 Op.9 から アリア
第2組曲 Op.10 から 第1,3,4曲
ロラン・マルタン(ピアノ)
録音:2005年5月24-25日、聖フランソワ・ド・ポール修道院
カスティヨンはフランクに師事したフランスの作曲家ですが、先駆的な作風
が理解されないまま若くして亡くなってしまいました。

Lidi 0104160-05  \2180
オルガン・ダンス
ロバート・エルモア(1913-1985):ルンバ(1951)/パヴァーヌ(1949)
ポーター・ヒープス、ロイド・ノーリン&…:
スウィンギング・バッハ(トッカータとフーガ ニ短調(?))
ギー・ボヴェ(1942):
神童モーツァルトのボレロ(1988)
ハンブルクの死の舞踏(3つのハンブルク前奏曲;1969)から ハンブルク
アンドレス・ラプリーダ(1959-):フロリンダ
ピエール・ショレイ(1962-):
D.S.C.H.によるタンゴ(2005)/D.S.C.H.によるパソドブレ(2005)
グランジュによるルンバ
ジュリアン・ブレ(1974-):妖精のロンド/天使のワルツ
アンドレア・ヴィルシュナー(1955-):
私のベートーヴェン(オルガンのためのコンサート・ラグ)
トッカータ・アラ・ルンバ(1981)
オリヴィエ・ヴェルネ(オルガン)
録音:2005年6月6-8日、ロクヴェール、聖ヴァンサン教会

Lidi 0109151-04  \2180
パリのアメリカ女
オリヴィエ・メシアン(1908-1992):
キリストの昇天(1932/1988)から キリストの栄光による魂の喜びへの変移
マルセル・フルニエ(1899-1963):鐘(1949/1950)
セザール・フランク(1811-1890):前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18(1863)
チャールズ・アイヴズ(1874-1954):「アメリカ」による変奏曲(1891)
アレクシス・ショヴェ(1833-1871):オルガン小品ト短調(1868)
アレクサンドル・ギルマン(1837-1911):
大合唱曲(ヘンデル風)Op.18 No.1(1866)
シャルル・ボルドの思い出に(1909)
ルイ・ヴィエルヌ(1870-1937):
幻想的小品集 Op.54(1927)から ウェストミンスターのカリヨン,即興曲
自由な形式の小品集 Op.31(1913)から 子守歌
オルガン交響曲第1番 Op.14(1899)から フィナーレ
キャロライン・シュスター=フルニエ(オルガン)
録音:2004年7月28-19日、パリ、マドレーヌ教会
使用楽器:1846年、カヴァイエ=コル製
キャロライン・シュスター=フルニエはアメリカ合衆国ミネソタ州コロンビア
に生まれ、ボストンのニューイングランド音楽院を卒業後、パリに渡りマリ
ー=クレール・アラン、ミシェル・シャオユイ、アンドレ・イゾワールに師事。
現在はパリで教会オルガニストとして活躍しています。

Lidi 0202152-04  \2180
マルカントワーヌ・シャルパンティエ(1643-1704):
クリスマスのカンティクム(1676)
アンティフォナ「贖い主の優しき御母」H.21
エレヴェーション「喜べ、最も愛されし人々よ」H.238
オラトリオ「クリスマスのカンティクム」H.393
オラトリオ「主の割礼の祝日に」H.316/トリオ H.548
オラトリオ「聖ジュヌヴィエーヴの祝日のために」H.317
オラトリオ「公現祭の祝日のために」H.395
オラトリオ「潔めの祝日に」H.318
[挿入曲]
アンリ・デュ・モン(1610-1684):
メランジュ第2巻(1657)から 第11,1,14,2,9曲
カンティカ・サクラ(1652)から Allemanda Gravis
ルイ・クープラン(1626頃-1661):前奏曲 Oldham46/ファンタジア Oldham69
ガスパール・ルルー(1660頃-1706頃):サラバンド イ短調
オリヴィエ・ヴェルネ(オルガン、指揮)
アンサンブル・イン・オレ・メル
カトリーヌ・グリュイエ、ノエミ・リム(ソプラノ)
フランソワ・バゾラ(バス)
ステファニー=マリー・ドガン、こいけ・ゆうき(ヴァイオリン)
ユーゴ・レイヌ、ソフィー・トゥサン(リコーダー)
アン=マリー・ラーラ(ソプラノ・ヴィオル、ヴィオラ・ダ・ガンバ)
シルヴィー・モクェ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
クリスティーヌ・パユー(ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴィオローネ)
ジョナサン・ケイブル(ヴィオローネ)

Lidi 0202153-05  \2180
ヨハネ受難曲 聖金曜日の礼拝
クローダン・ド・セルミジ(1490頃-1562):
キリエ・エレイソン…Parce Famulis(*)
作曲者不詳:ルソン・ド・テネーブル(抜粋)
作曲者不詳:ヨハネ受難曲(1534年、ピエール・アテニャンにより出版)(+)
エルヴェ・ラミー(テノール:福音史家(+))アントワーヌ・シコ(指揮)
レ・シャントレ・ド・ラ・サント=シャペル
イザベル・デュモン、ジャン=クリストフ・カンドー、リュク・テリュー、
ジャン=マリー・ヴィエ
アントニー&マクシム・テリュー(*)
録音:2004年11月21-24日、アンビアレ小修道院教会
世界初録音。





<STRADIVARIUS>
STR 33703  \2080
ルカ・フランチェスコーニ(1956-):
Cobalt Scarlet(管弦楽のための;2000)
Rest(チェロと管弦楽のための;2004)(*)
アンシ・カルットゥネン(チェロ(*))
ロベルト・アバド(指揮)
RAI国立交響楽団

STR 33722  \2080
ジョスカン・デプレ(1455頃:1521):ムジカ・シンボリカ
ミサ・ガウデアームス[Missa Gaudeamus]
贖い主の優しき御母[Alma Redemptoris mater]
神をは育む汚れなき処女[Illibara Dei virgo nutrix]
ほむべきかな、天の女王よ[Benedicta es, coelorum regina]
フォイボスの輝き[Ut Phoebi radiis]
あなたは傷も罪も汚れもない[Inviolata, integra et casta]
ワルター・テストリン(指揮)
デ・ラビリント
ナディア・カリスティ、ラウラ・ファブリス、アンナ・シンボリ、
ブロニスラヴァ・ファリンスカ、アレッサンドロ・カルミニャーニ、
パオロ・コスタ、
ルチアーノ・ボンチ、ファビオ・フルナーリ、ジャンルカ・フェラリーニ、
エンリコ・バーヴァ、マルコ・スカヴァッツァ、
マルチェロ・ヴァルジェット、ほか

STR 33727  \2080
ショスタコーヴィチ(1906-1975):ピアノ作品全集 Vol.1
5つの前奏曲 Op.2(1921)/3つの幻想的舞曲 Op.5(1922)
格言集 Op.13(10の小品;1927)/ポルカ Op.22a(1935)
24の前奏曲 Op.34(1932)/人形の踊り(子供のための7つの小品;1952)
ボリス・ペトルシャンスキー(ピアノ)





<NORTHWIND>
NWC 306168(SACD-Hybrid)
\2160(11月16日までのご注文特価) 以降は通常価格 \2280
「サラバンド」
バッハ、ヴィヴァルディ、メールラとピアソラにインスパイアされて
プレルディオ
[J・S・バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV1007-前奏曲]
チャコーナ
[タルクィニオ・メールラ(1595-1665):アリア・ディ・チャコーナ]
コラール[アストル・ピアソラ(1912-1992):コラール]
アントニオズ・E=ムーズ
[アントニオ・ヴィヴァルディ:ソナタ第5番ホ短調 RV40]
セッション・イン・E♭
[J・S・バッハ:無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調 BWV1010]
ラ・ナンナ(子守歌)
[メールラ:子守歌によるカンツォネッタ・スピリトゥアーレ]
タンゴバロック
ペール・アルネ・グルールヴィーゲン(バンドネオン)
トルムード・ダーレン(バロック・チェロ)
録音:2003年6月、2004年10月、パリ、聖エフレム教会
1980年代のあるとき、ペール・アルネ・グルールヴィーゲンとトルムード・
ダーレンはオスロのノルウェー国立音楽アカデミーの廊下で出会いましたが、
以来、アコーディオンとチェロという楽器の違いもあって疎遠となっていま
した。しかし十年後、二人は、タンゴと古楽の中心都市パリのはずれのカフェ
で偶然再会し、隣人どうしであることを知りました。そして間もなく「一緒
にワインを飲む以上のことをやろうじゃないか」ということになり、バンド
ネオンとバロック・チェロという異色のデュオ、タンゴバロックが誕生しま
した。当アルバムには、二人が原曲[カッコ内に表示]にインスパイアされ
即興的に展開した音楽が収められています。





<SOMM>
SOMMCD 045  \2080
「ピアソラのタンゴ」
アストル・ピアソラ(1921-1992)/ホセ・ブラガート編曲:
忘却/鮫/アディオス・ノニーノ/リベルタンゴ/ムムキ/ミロンガ ニ長調
「天使」組曲;
天使への序奏,天使のミロンガ,天使の死,天使の復活,アヴェ・マリア
ホセ・ブラガート(1915-):グラシエラとブエノスアイレス
エドゥアルド・バッサーリョ(チェロ)
クリスティーナ・フィローソ(ピアノ)
録音:2004年1月27-28日、バーミンガム、CBSOセンター
1961年ブエノスアイレス生まれのエドゥアルド・バッサーリョは、1989年以来
バーミンガム市交響楽団の首席奏者を務めています。クリスティーナ・フィロ
ーソもブエノスアイレス生まれ。編曲者のホセ・ブラガートはアルゼンチンの
チェリストで、ピアソラの親友でした。バッサーリョは「ブラガートはピアソ
ラにとっては兄、つまり私にとっては伯父のような存在です」と語っています。
 
SOMMCD 051  \2080
メンデルスゾーン:オルガン作品全集 Vol.2
ソナタ第2番ハ短調 Op.65 No.2(*)
ソナタ第6番ニ短調 Op.65 No.6(+)
フーガ ト短調(1820.12)(#)
オルガノ・プレーノのためのフーガ 二短調(1833.3.29)(#)
フーガ ハ短調(1843.7.30)(**)
コラールと変奏曲 二短調(断片;1840.8?)
+補筆(ジェニファー・ベイト完成)(*)
アレグロ ニ長調(1844.9.9)(#)
アダージョ変イ長調(1844.12.19)(++)
アレグロ・モデラート・マエストーソ ハ長調(1844.12.21以降)(**)/
アレグロ・コン・ブリオ変ロ長調(1845.1.2)(**)
フーガ変ロ長調(1845.4.2)(++)
アンダンテ、レチタティーヴォ ヘ短調(1845年前半)(##)
ジェニファー・ベイト(オルガン)
録音:
2003年11月9日、ロンドン、フリート・ストリート、テンプル教会(*)
2004年10月8日、
ロンドン、アッパー・ノースウッド、セント・ジョンズ教会(+)
2004年9月29日、ドーセット州ウィンボーン、ウィンボーン修道院教会(#)
2004年7月31日、ロンドン、ベイズウォーター、セント・マテュー教会(**)
2004年8月6日、
ロンドン、マーガレット・ストリート、オール・セインツ教会(++)
2004年9月28日、ドーセット州ボーンマス、セント・ステファン教会(##)




<RTVE>
CD 65240  \2180
第4回フリアン・アルカス国際ギター・コンクール優勝者
ホセ・アントニオ・エスコバール ギター・ソナタ集
アントニオ・ホセ(1902-1936;スペイン):ソナタ(1933)(*)
レオ・ブローウェル(1939-;キューバ):ソナタ(1990)(*)
アルベルチ・ヒナステラ(1913-1983:アルゼンチン):
ソナタ Op.47(1976)(*)
ハビエル・ファリアス(1973-;チリ):ソナタ(2004)(+)
ホセ・アントニオ・エスコバール(ギター)
録音:
2004年9月19-22日、イギリス、ハートフォード州ウェストン、
聖三位一体教会(*)
2005年1月7日、チリ、サントゥアリオ・ソニコ
1973年チリのサンティアゴに生まれたホセ・アントニオ・エスコバールは、
他にもヴィラ=ロボス国際(1997)、アリリオ・ディアス国際(1998)、タ
ーレガ国際(2000)等のギター・コンクールで優勝しています。

CD 65241  \2180
北から南へ ビルバオ・アコーディオン・シンフォニー・オーケストラ
グリーディ:
サルスエラ「農場」第2幕前奏曲/オペラ「アマーヤ」から Ezpata-dantza
アロンソ:マイテチュ・ミア(ソルチコ)
民謡:ボガ・ボガ
アルベニス:カタルーニャ奇想曲/タンゴ
チャピ:サルスエラ「人さわがせな娘」前奏曲
ソウティーリョ&ベルト:サルスエラ「口づけの伝説」間奏曲
アロンソ:エル・ピチ(スチョティス)/ラ・カレセーラ(パッサカリア)
ラーラ:グラナダ
ビゼー:オペラ「カルメン」から;闘牛士の歌,アラゴネーズ
ポルラン:ポンセ(パソドブレ)
ロペス:ガリート(パソドブレ)
アールバレス:スペインのため息(パソドブレ)
アマゴイア・ロローニョ(指揮)
ビルバオ・アコーディオン・シンフォニー・オーケストラ
ビルバオ・アコーディオン・シンフォニー・オーケストラは1963年にホス・
ロローニョによって創設された大規模なアコーディオン合奏団(ホームペー
ジ:http://www.bilbaoacordeon.org/index_i.html)。現在はホスの娘のア
マゴイアが監督・指揮を行っています。

CD 65242  \2180
グラナダ国際音楽舞踊祭 Vol.7 テレサ・ベルガンサ リサイタル
モンテヴェルディ/カール・オルフ編曲:アリアンナの嘆き
ハイドン:ナクソスのアリアンナ
ヴォルフ:
メーリケ歌曲集 から;世を逃れて,庭師,さようなら
女声のための6つの歌曲 から:ねずみ獲りの呪文
スペイン歌曲集 から:主よ、このチを担う者,私の髪のかげに,
闇にも一筋の光が,お話しください、気高い主よ
ファリャ:7つのスペイン民謡;
モーロ人の衣装,ムルシアのセギディーリャ,アストゥリアーナ,
ホタ,子守歌,歌,ポーロ
テレサ・ベルガンサ(メゾソプラノ)
フアン・アントニオ・アールバレス・パレーホ(ピアノ)
録音:2000年6月2日、グラナダ、アルハンブラ宮殿、
アラヤネスのパティオ、ライヴ
スペインの名メゾ、ベルガンサのデビュー45周年にあたる2000年に行われた
リサイタルを収録したアルバムです。

<COLUMNA MUSICA>
1CM 0077 \2180
ホアキン・ロドリーゴ(1901-1999):歌と踊り
見習水夫の歌(*)/聖なる羊飼い(*)/4つの愛のマドリガル(*)
4つのセファルディムの歌 から(*);
ナニ、ナニ,彼らは私を色黒娘と呼ぶ,アデーラ
ドゥエロの歌(アントニオ・マチャードの詩による)
パストラール/カスティーリャの5つのソナタ から ティエント風
セシリアのアルバム/バレンシアの7つの歌(+)/ソナタ・ピンパンテ(+)
イサベル・モナール(ソプラノ(*))
アラ・ヴォロンコヴァ(ヴァイオリン(+))
マック・マクルーア(ピアノ)
録音:2001年3月4日、4月22-23日、5月13日、
カペリャーデス、サラ・パペール・デ・ムシカ

1CM 0085 \2180
フェリプ・ペドレイ(1841-1922):「東洋」 歌曲集
「春」(12曲)/アラベスク歌曲集(6曲)
慰め(3曲)/「東洋」(2曲)/アモローザ
ベゴーニャ・ロペス(ソプラノ)
アレハンドロ・ザバラ(ピアノ)
録音:2002年7-11月、アルベルト・モラレーダ・スタジオ

1CM 0086 \2180
エルネスト・ハルフテル(1905-1989):「白鹿」 歌曲全集
2つの歌;白鹿,海へ向かう少女/子供の頃の冬(4曲)/セニョーラ
ポルトガルの6つの歌/ドロテアの歌/インカの歌/宣伝文句[Pregon]
セギディーリャ=カセレーラ/水晶の子供の歌(3曲)/子守歌
エレーナ・グラヘーラ(メゾソプラノ)
アントン・カルド(ピアノ)
録音:2001年9月18-19日、アルベルト・モラレーダ・スタジオ

1CM 0091 \2180
ヴィヴァルディ合唱団 旅 Vol.2
E・モレーラ(1865-1942):アメリアの遺言,La sardana de les monges
O・ボアーダ(1961-):アルナウ伯爵
A・ガルシア・デメストレス(1960-):天文台の三重唱
M・リルンガ/Th・ルック編曲:Ekundungu
E・ヴァン・ビルヨン/Th・ルック編曲:Tuli, Tuli
L・モンメン/Th・ルック編曲:Dubula
近藤春恵:雪の城
W・リ・ピン:Da haia gu xiang
エルガー:踊り/子守歌
ヨハン・シュトラウス II:歌手の楽しみ/トリッチ=トラッチ・ポルカ
ロッシーニ:信仰
D・カッチーニ:アヴェ・マリア
ラミレス:アルフォンシーナと海
M・デ・メサ(1725-1773):今日食事においで
Br・アダムス(1954-):歓呼せよ、正しき者たちよ
ガーシュウィン:サマータイム
バーンスタイン:アドナイ
N・ルボフ(1917-1987):スタッフ・アンド・ナンセンス
オスカル・ボアーダ(指揮、ピアノ)
ヴィヴァルディ合唱団[カタルーニャ少女合唱団]
アルバウ・ファレ(オルガン)
録音:2002年3月12日、6月20日、ヴィンタートゥール・ホール

1CM 0095 \2180
ジョアン・ギンジョアン(1931-):
フォボス[Phobos](アコーディオン、ピアノと打楽器のための;1978)
ホンド[Jondo](ピアノのための;1978)
変奏曲(「声を合わせて歌おう」、ヴィブラフォンのための;1996)
ディグラフ[Digraf](ピアノのための;1976)
カデンツァ−F・モンポウへのオマージュ(ピアノのための;1993)
プリズム(ピアノ、ヴィブラフォンとマリンバのための;1979)
ルート・リュイス(ピアノ)
ピラール・スビラ(打楽器、マリンバ、ヴィブラフォン)
リカルド・リャノス(アコーディオン)
録音:2002年5-6月、アルベルト・モラレーダ・スタジオ

1CM 0100 \2180
サルヴァドール・ブロトンス(1959-):
スターバト・マーテル Op.73
(ソプラノ、バリトン、混声合唱と管弦楽のための)Op.73(*)
交響的楽章第7番「頑迷」Op.56(管弦楽のための)
ジョアンナ・リャブレス(ソプラノ(*))
ジョセプ・ピエレス(バリトン(+))
エドモン・コロメール(指揮(*))
サルヴァドール・ブロトンス(指揮(+))
バルセロナ交響楽団
コラルス・カルミナ・イ・リエデル・カメラ(合唱(*))
録音:2000年12月17日、L'Auditori(*)
1992年1月10日、カタルーニャ音楽堂(+)

1CM 0107 \2180
カタルーニャのトロバドール
ギリェム・デ・カベスタニー(1164年頃活躍)、
ベレンゲル・デ・パロウ(1212年頃活躍)の作品
作者不詳の作品(「サン・ジョアン・デ・レス・アバデセス歌集」より)
アントニ・ロッセイ(歌、指揮)
C・コートリー・ミュージック・コンソート
クララ・エルナンデス(ビオラ) マレイア・エルナンデス(オルガン)
シャビ・ロザーノ(管楽器、打楽器) イバン・ベルトラン(レベック)
ラフェウ・シチェル(ビオラ・デ・ロダ) タクタケテ(打楽器、効果)
ジャウメ・アヤツ(歌、男声合唱指揮)
ノバ・エウテルペ(男声合唱) ジョセプ・フェレル(歌)
マリア・インコルナータ・コラントゥオーノ(歌、女声合唱指揮)
エリーザ・ブセリャット、アンナ・マウリ(歌)
録音:2003年3月5-7日、バルセロナ、サンタ・マリア・デ・リェローナ教会
カタルーニャ出身のバリトン歌手アントニ・ロッセイは、中世歌曲の研究家
・演奏家として高名です。

1CM 0109 \2180
ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ(1697-1773):フルート協奏曲集
2つのフルート、弦楽と通奏低音のための協奏曲ト短調(*)
2つのフルート、弦楽と通奏低音のための協奏曲第89番ト長調(*)
フルート、弦楽と通奏低音のための協奏曲第82番ニ長調
フルート、弦楽と通奏低音のための協奏曲第161番ト長調
ジョセプ=フランセスク・パロウ(フルート)
クラウディ・アリマニー(フルート(*))
ハンガリー・ヴィルトゥオージ室内管弦楽団
録音:2002年8月7-10日、パルマ・デ・マジョルカ音楽院ホール

1CM 0113 \2180
子守歌集
ブラームス、フリース(伝モーツァルト)、シューマン、メストレス、
アルティセント、ラモンテ・デ・グリニョン、コープランド、
モンサルバーチェ、
ファリャ、ガスイ、サバテル、オレーゴ・サラス、グティエレスの作品
五木の子守唄、セビーリャの子守歌、カタルーニャの子守歌
テレサ・デ・ラ・トーレ(ソプラノ)
アントニ=オラフ・サバテル(ピアノ) フェリウ・ガスイ(ギター)
ラファエル・サラ(チェロ) ケラルト・ロカ(クラリネット)
ジョアキン・オリェル(フルート)
録音:2001年11-12月、スタジオb+b、ビチャベッチア音楽スタジオ





<DAHIZ>
772-CD \2180
アラメディータス 現代バレンシア作曲家の歌曲集
ホアキン・ロドリーゴ(1901-1999):
聖なる羊飼い/見習水夫の歌/4つの愛のマドリガル
ベルナルド・アダム・フェレーロ(1942-):風の中の音楽(2曲)
マティルデ・サルバドール(1918-):夕暮れの歌
マヌエル・パラウ(1893-1967):雪片/最も甘美な被創造物
ホセ・バゲーナ・ソレール(1908-1995):4つの歌
エドゥアルド・ロペス=チャバッリ・マルコ(1871-1970):
「マドリガルの捧げもの」から 野の春
「スペインの歌」から セラニーリャ,バレンシアーナ
フアン・マルティネス・バーゲナ(1897-1986):私のスペイン!
レヒナ・カナリーアス(ソプラノ)
リカルド・ヘスス・ロカ・パディーリャ(ピアノ)
録音:1998年10月29-30日、タバレット・スタジオ

854-CD \2180
ミゲル・アシンス・アルボ(1916-1996):始まりと終わり 歌曲集
「アルベルティーナス」(詩:ラファエル・アルベルティ;10曲)
「ジプシーのロマンス」から (詩:フェデリコ・ガルシア・ロルカ;3曲)
「春のバラード」から 3つのスペインの歌(詩:ラモン・ヒメーネス)
6つのスペインの歌(詩:アントニオ・マチャード)
思い出のための歌(詩:マリア・ゲッラ;3曲)
パトリシア・リョレンス(ソプラノ)
ジョセ・アントニオ・ロペス(バリトン)
フェルナンド・タベルネル(ピアノ)
録音:2001年1月4-5、11-13日、トレント・ホール

879-CD \2180
リョレンス・バルベール:打楽器のための作品集
LA ESTIMULATE SENSACION DE TODAVIA
LA MUSICA TIENTE MUCHO QUE DECIR(1980)
VERGE LILIANA(1977)
FLOR SIN TEMPO(1980)
DEU DIU DEU DINS DEL DAU(1999)
PAGINES AMIGUES I COUPONS DESCOMPTE
(MUSICA DE ALTURA NO.2;2001)
アモーレス・パーカッション・グループ
録音:2001年10月15-18日、タバレット・スタジオ
2001年11月9-11日、バレンシア音楽堂

895-CD \2180
フアン・マルティネス・バーゲナ(1897-1986):ピアノ作品集
スペインの歌(1911-1923;5曲)
マズルカ
エル・カルピオ(パソドブレ;1916)
スペイン組曲(1919-1958;7曲)
きらめき(アンダルシア即興曲;1920/1962)
リカルド・ヘスス・ロカ・パディーリャ(ピアノ)
録音:2002年7月8-9日、タバレット・スタジオ

896-CD \2180
エドゥアルド・ロペス=チャバッリ・マルコ(1871-1970):ピアノ作品集
物語と幻想(6楽章;1915)
抒情詩集(4曲;1936)
レバンテのソナタ(4楽章;1957)
アルバイダ舞曲(1943)
2つの小品(1984, ?)
3つの印象(1985,1982)
リカルド・ヘスス・ロカ=パディーリャ(ピアノ)
録音:2002年11月5-6、13-14日、タバレット・スタジオ

965-CD \2180
アモーレス・パーカッション・グループ:
フェニックス(ビセンテ・サエス・カンパニーの
スペクタクル・パフォーマンスのためのオリジナル音楽)
アモーレス・パーカッション・グループ

014-CD \2180
戦いの歌(1936-1939)
カルロス・パラシオ(&R・エスピノーサ)、ハンス・アイスラー、
シルベストレ・レブエルタス、ラン・アドミアン、アベラルド・ムス、
エンリケ・カルロス・チャピ、ラファエル・カサセンペレ、
レオポルド・カルドーナ、カルロス・オルドーニェス、
エバリスト・フェルナンデス・ブランコ、ロドルフォ・ハルフテル、
ヘスス・ビラトーロの作品(全28曲)
サルバドール・モロデール(指揮)
混声合唱団
アナ・ベガ・トスカーノ(ピアノ)
録音:1998年3月21-22日、タバレット・スタジオ
1998年7月24-25日、トレント・ホール
カルロス・パラシオ(1911-1986)が1939年3月にバレンシアでまとめた、スペ
イン市民戦争当時の戦いの歌集を演奏・収録したアルバム。英文解説・歌詞訳
を完備した102ページのブックレットとCDが厚紙ケースに収められています。
資料的価値も高いと言えるでしょう。

016-CD \2180
サクステンドラ
フォーレ(1845-1924)/ダニエル・ドファイエ編曲:
幻想曲 Op.79/エレジー Op.24/パヴァーヌ Op.50/シシリエンヌ Op.78
夢のあとに Op.7 No.1/川のほとりで Op.8 No.1/月の光 Op.46 No.2
イスパハンのバラ Op.39 No.4/トスカーナのセレナード Op.3 No.2
ゆりかご Op.23 No.1/子守歌 Op.16
マルセル・ミュール編曲/
メンデルスゾーン(1809-1847):無言歌 第20番
リュリ(1633-1687):エール・タンドルとクーラント
ルクレール(1697-1764):ヴァイオリン・ソナタ第3番 から アダージョ
ヘンデル(1685-1759):ガヴォット
デトゥーシュ(1762-1749):「イセ」から パストラールとパスピエ
ヘンデル:フルート・ソナタ第5番 から シシリエンヌとフーガ
カンプラ(1660-1744):
「アキレウスとダイダメイア」から 羊飼いのガヴォット
マルティーニ(1704-1784):「Les Mutons」から ガヴォット
J・S・バッハ(1685-1750):管弦楽組曲第1番ハ長調 から ブーレ
モンドンヴィル(1711-1772):タンブラン
ラモー(1683-1764):栄光の寺院
ホアキン・フランコ(サクソフォン)
ヘスス・マリア・ゴメス(ピアノ)
録音:1999年5月、9月、トレント・ホール

020-CD \2180
ミゲル・アシンス・アルボ(1916-1996):映画サウンドトラック作品集
"El verdungo"(1964)から フォックス・トロット
"La espera"(1956)から フォックス・レント
"Quince bajo la lona"(1959)から チャ・チャ・チャ
"Un hecho violento"(1959)から ロック
"Un paso al fuente"(1960)から マーチ,スウィング,チャールストン
"El cochecito"(1961)から フォックス・トロット
"Placido"(1961)から フォックス・トロット
"El tesoro de la isla"(1967)から ルンバ
"El Elegido"(1985)から I−VI
"La vaquilla"(1985)から パソドブレ,行列,オーストリア=ハンガリーの
ため息
ホアキン・フランコ(指揮),器楽グループ
特別出演:ペドロ・イトゥラルデ(テナー・サクソフォン)
録音:2001年12月16-17日、マドリッド市立管弦楽団&合唱団本拠
 
<MUSIC & ARTS>
★MUSIC & ARTSレーベルは輸入代理店が変更になり、
価格も新価格になります。

M&A1172  2枚組  \3960
ブルックナー:交響曲第7番
1954年10月4日ライヴ録音
レーガー:希望に寄す
ブルックナー:交響曲第8番
1955年10月23,24日
シューリヒト指揮 北ドイツ放送響
クリスタ・ルードヴィッヒ(Ms)
巨匠シューリヒトによる極めつけのブルックナー。第7番は、TAHRAから既出
ですが音質のナチュラルさは、こちらに軍配があがります。第8番はURANIA,
ARCHIPELの劣悪音質盤が知られておりますが、北ドイツ放送提供によるオリ
ジナル・テープからの復刻による当CDの高品質とは比較になりません。快速、
快活テンポによる清清しい名演です。

M&A1173  4枚組 \5940
ヴィヴァルディ:調和の霊感(1934年)、
パレストリーナ:キリストよあなたを崇めます(1934年)、
フレスコバルディ:ガイヤルド(1934年)、
リュリ:愛の凱旋(1930年)、
バイルド:パヴァーヌとジーク(1937年)、
ヘンデル:序曲ニ短調(1935年)、メサイアより田園交響曲行進曲(1935年)、
バッハ:
トッカータとフーガ(1934年)、主イエス・キリスト、我汝を呼ぶ、アリア
「全ては成就した」、我らが神は固き砦、パッサカリアとフーガ、メヌエット
(1929−1935年)、
ハイドン:アンダンテ・カンタービレ(1929年)、
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」(1931年)、
フランク:交響曲(1927年)、
ドビュッシー:夜想曲、月の光、牧神の午後の前奏曲(1927−1928年)、
ウェーバー:舞踏への勧誘、
ブラームス:交響曲第4番、
シュトラウス:美しく青きドナウ、ウィーンの森、
R.シュトラウス:サロメの踊り、
スーザ:カピタン行進曲、星条旗を永遠なれ(1929−1939年)
*カッコ内は録音年です。
ストコフスキー指揮
フィラデルフィア管
カルロス・クライバーも自宅では聴き続けたというストコフスキー。名人マ
ーク・オバート・ソン復刻によるストコフスキー+フィラデルフィアのSP録
音集。アメリカ人のストコフスキー憧憬は留まることを知りません。没後、
30年近くなっても崇拝者を生み続けております。蜜月時代の黄金コンビによ
る輝かしい名演ばかり。特にストコフスキー編曲によるパレストリーナ、フ
レスコバルディ、ヴィヴァルディの神々しさには脱帽です。

M&A1175  5枚組 \7920
シュナーベル・シューベルト全録音集
アルトゥーロ・シュナーベル(P)、
プロ・アルテSQ、
テレサ・ベール・シュナーベル(CA)、
カール・ウルリッヒ・シュナーベル(P)
シューベルト:
即興曲作品90(1950年)、アレグレットハ短調(1939年)、行進曲D606(1939年)、
楽興の時D.780(1937年)、ピアノ・ソナタ第18番(1939年)、
ピアノ・ソナタ第21番(1939年)、ピアノ・ソナタ第22番(1939年)、
ピアノ五重奏曲「鱒」(1935年)、歌曲集(1932年)、
軍隊行進曲(1937年)、ハンガリー風ディベルティメント(1937年)、
行進曲D.819-2,3(1937年)、アンダンティーノと変奏曲D.823(1937年)、
アレグロイ短調「人生の嵐(1937年)、ロンドイ長調(1937年)
名人マーク・オバート・ソンによるSP復刻。巨匠シュナーベルによるシュー
ベルト全録音集。ベートーヴェンの権威として知られますが、シューベルト
に対しても同等の情熱を傾けております。 粒だった音色の美しさもさること
ながら、キリリと辛口の中にも何ともいえない叙情が同居いたします。クラ
シック愛好家は必携のセットと言えます。

M&A1151  \1980
「ヴィオラ編曲による名作集」
フランク:ヴィオラ・ソナタ、
ミヨー:ヴィオラ・ソナタ、
ブロッホ:瞑想と葬列、
バビット:ヴィオラとピアノのための音楽   
ザスラフ・デュオ ベルナルド・ザスラフ(Va),ナオミ・ザスラフ(P)
ベルナルド・ザスラフは、フェルメールSQ,ファインアーツSQ,スタンフォー
ドSQでも活躍した名手。ヴィオラ・ファンは必携の名演集。ジュリアード音
楽院出身の夫人とのいきもぴったりです。

M&A1163     \1980
ブゾーニ:ピアノ協奏曲(男声合唱を伴う)
イッセルシュテット指揮
北ドイツ放送響、
北ドイツ放送男声合唱団、
グンナー・ヨハンセン(P)1956年1月15,16日の録音
協奏曲という形式を完璧に逸脱した、ブゾーニによる怪作。何と68分という
演奏時間で、並みのピアニストなら尻込みして当然。ヨハンセンは、エゴン
・ペトリの高弟、即ちブゾーニの孫弟子ということになります。イッセルシュ
テットの指揮も魅力であることは言うまでもありません。ヨハンセン協会協
力によるリリースです。録音は北ドイツ放送の顔、フリードリヒ・シュナッ
プ博士です。

M&A1167  \1980
R.シュトラウス:アルプス交響曲
ウェーバー:「オベロン」序曲、
フンパーディンク:「ヘンゼルとグレーテル」幻想曲、
ワーグナー:「ファウスト」序曲   
オスカー・フリード指揮
シュターツカペレ・ベルリン
DGへのSP録音
ゲルト・フィッシャーによるSP復刻。
今やマーラーの高弟(「復活」の初演者)としてしか認識されていない名指
揮者オスカー・フリードの貴重な演奏群。SP時代から果敢に大曲の録音に取
組み、「復活」をはじめとし、当盤の「アルプス交響曲」などを遺しており
ます。

M&A1169  2枚組  \3960
バルトーク:弦楽四重奏曲全集
ヴェーグSQ
シャーンドル・ヴェーグ(Vn),
シャーンドル・ゼルディ(第2ヴァイオリン)、  
ジェルジ・ヤンツェル(ヴィオラ)、  
パウル・サボー(ヴィオラ) 1954年パリに於けるモノ録音    
マッジ・ペインによる復刻。ヴェーグSQによるバルトークと言えば1972年の
ものが高名ですが、さすが若き日のリーダーぶりには輝かしいものがありま
す。待望のリリースです。

M&A1174  \1980
リスト:ピアノ協奏曲第2番(1943年9月5日ライヴ)、
シューマン:ピアノ協奏曲(1951年3月18日ライヴ)、
ウェーバー:小協奏曲(1947年12月20日ライヴ)
クラウディオ・アラウ(P)
ミトロプーロス指揮NYP、
デ・サバタ指揮NYP、
クライバー指揮NBC
マッジ・ペインによる復刻。壮年期のアメリカにおけるライヴ録音というこ
ともあり、後年の落ち着き払った威厳とは異なる熱気と迫力に圧倒されます。
共演する指揮者も熱い人ばかりです。

M&A4008  \1550
「トスカニーニ・ファイナル・コンサート」
ワーグナー:
「ローエングリン」第1幕前奏曲、「ジークフリート」森の囁き、
ジークフリードのラインへの旅、「タンホイザー」序曲とバッカナーレ、
「名歌手」第1幕前奏曲
トスカニーニ指揮NBC響 1954年4月4日
このコンサートのエピソードについては、語りつくされております。トスカ
ニーニ唯一のステレオ録音として知られ、途中で曲が分からなくなった巨匠
は退席。騒然とする聴衆・・・などなど。しかし、ここに聴かれる音楽は純
粋に透明で絶美の音色です。トスカニーニ本来の持ち味が味わえるのはこの
CDだけという声もあります。ステレオ録音により、巨匠独特の両翼配置の立
体感が楽しめます。ミッド・プライスによる復活がうれしい限りです。
 
 modoru