<クラシック・輸入盤新譜情報 04−09>
 
コメントはメーカー案内書より抜粋で す
 
<DEUTSCHE GRAMMOPHON>
4745042  \1850
4748732(SACD-Hybrid)  \2500
エルガー:ヴァイオリン協奏曲 ロ短調 作品61
ヴォーン・ウィリアムズ:揚げひばり
ヒラリー・ハーン(Vn)
ロンドン交響楽団
指揮:サー・コリン・デイヴィス
録音:2003年10月、12月、ロンドン
DG移籍第1弾となったバッハの協奏曲集でも、その磨き上げられた音楽性と透
徹した精神性を示してくれたハーン、待望の第2弾です。エルガーの協奏曲は
クライスラーの依頼に応じて作曲され、1910年に初演された作品。当時のヴァ
イオリンの技巧の粋が凝らされた難曲であると共に、エルガーが「この作品は
私の魂(Soul)の発露である」と語っているように、作曲者にとって特別な意
義を秘めた深い内容を持つ作品です。全曲で演奏時間50分に及ぶ大作ですが、
ハーンは第1楽章冒頭の情熱的なテーマから終楽章の深い内省を込めたカデ
ンツァ風の長大なモノローグを経たコーダに至るまで驚くべき集中力を持っ
て弾き上げており、強い感銘を与えてくれます。古くはメニューイン、ハイフェ
ッツといった巨匠たちの演奏、パールマン、ズッカーマン、チョン・キョンファ
のガラミアン門下、またイダ・ヘンデルやナイジェル・ケネディの2種の録音な
ど、同曲には多くの名演が記憶されていますが、それらと比しても決して引け
を取ることのない美演が誕生したといっても過言ではないでしょう。3月の来
日公演で充実した演奏を聴かせてくれたデイヴィスとLSOがバックを務めてい
るのもポイントで、まさにエルガーの音楽を知り尽くしたサウンドと表現で
ハーンのソロを盛り立てています。なお、ヒラリー・ハーンは来年の5月に来
日の予定。また、DG第3弾リリースとしてはモーツァルトのソナタ集が予定さ
れています。(9月上旬発売予定)

4745162  \1850
4748782(SACD-Hybrid)  \2500
ショパン:
スケルツォ 第1番 ロ短調 作品20
スケルツォ 第2番 変ロ短調 作品31
スケルツォ 第3番 嬰ハ短調 作品39
スケルツォ 第4番 ホ長調 作品54
即興曲 第1番 作品29
即興曲 第2番 嬰へ長調 作品36
即興曲 第3番 変ト長調 作品51
ユンディ・リ(P)
録音:2004年6月、ベルリン
2000年のショパン国際コンクールの覇者であり、わが国を含むアジア地区で絶
大な人気を誇るユンディ・リの最新録音。インターナショナル・リリースとし
ては「ショパン・アルバム」「リスト・アルバム」に続く第3弾リリースとな
ります。今回は、2003年ザルツブルク音楽祭でのデビュー・リサイタルでも演
奏し、ユンディ自身、最も愛着を持っている作品ショパンのスケルツォの全曲
と即興曲3曲を加えたもの。ザルツブルク音楽祭では「普通の演奏家が一生を
費やしても得ることの出来ない”歌う”という才能を、この若者はすでに持
ち合わせている」(ウィーン/ディ・プレッセ)等、高く評されています。
今年の4月に行われたカーネギーホールでのリサイタルでも絶賛を博してます。

4715772  \1850
エルビス・コステロ:イル・ソーニョ
ロンドン交響楽団
指揮:マイケル・ティルソン・トーマス
エルビス・コステロが作曲した本格的なオーケストラ作品。シェイクスピアの
「真夏の世の夢」にインスパイアされたバレエ音楽で、イタリアのアテルヴェレ
ット・バレエ団が2002年にボローニャで初演しました。タイトルは夢・空想、また
は理想・あこがれの意。ピーター・アースキン、ジョン・ハールがスペシャル
・コラボレートしています。

4745552  \1350
「トラップ・ファミリー・シンガーズのクリスマス」
トラップ・ファミリー・シンガーズ
オーストリアのチロル地方の田舎町に暮らすフォン・トラップ男爵の一家に嫁
いだマリア・オーガスタ・クチェラの熱心な指導で音楽の喜びに目覚めた家族
は、1938年にザルツブルク音楽祭のコンクールで優勝(その経緯は「サウンド
・オブ・ミュージック」で克明に描かれています)し、その後も音楽活動を続け
ますが、ヨーロッパ情勢の悪化により1942年にアメリカ、ヴァーモント州のスト
ウに移住。その地でスキーのロッジ(現在も営業中だそうです)を営みながら、
1956年までコンサートやレコーディングを行いました。1949年にマリアが書い
て出版された「トラップ一家合唱団物語」がベストセラーとなり、「サウンド
・オブ・ミュージック」が生れたのは前述のとおりです。今回CD化されたアルバ
ムは、トラップ・ファミリーが1950年代の初めに米MCAに録音した2枚のLPか
ら復刻されたもので、「きよしこの夜」をはじめとしたクリスマスにちなんだ
賛美歌や民謡が25曲収録されています。まさに映画やミュージカルの舞台を髣
髴とさせるような素朴で愛情に満ちた世界は現代では得がたい宝物といえる
でしょう。

4745016  2枚組 \2550  番号変更:4775016
聖霊-心と精神のための天上の音楽
アルビノーニのアダージョ ト短調
モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618
J.S.バッハ:管弦楽組曲 第3番-エアー
プロコフィエフ:イワン雷帝-ヴォカリーズ/
J.S.バッハ:オルガン協奏曲 第5番-ラルゴ・エ・スピリトーソ
フォーレ:レクイエム-リベラ・メ
コレッリ:クリスマス協奏曲-パストラーレ
モーツァルト:ヴェスペレ K.339-ラウダーテ・ドミニム
シューベルト:ドイツ・ミサ曲-主は神聖なり
ゴダール:ジョスランの子守歌
デュリュフレ:レクイエム-ピエ・イエズ
ベルリオーズ:レクイエム-サンクトゥス
シューベルト:アヴェ・マリア
J.S.バッハ:カンタータ 第208番-羊は牧場で草を食み
フォーレ:レクイエム-ピエ・イエズ
グレゴリオ聖歌:グローリア
ディーン:神聖な民のための神聖な贈りもの
J.S.バッハ:カンタータ 第147番-主よ、人の望みの喜びよ
アレグリ:ミゼレーレ
J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオ-シンフォニア
モーツァルト:フリーメイソンのための葬送音楽 K.477
ヘンデル:ラルゲット
モーツァルト:レクイエム-涙の日よ
フォーレ:レクイエム-イン・パラディスム
J.S.バッハ:マタイ受難曲-われら涙してひれ伏し叫ぶ
グノー:アヴェ・マリア
ブラームス:ドイツ・レクイエム-かくて万物は滅び
タヴナー:アテネの歌
ケルビーニ:レクイエム ニ短調-グラドゥアーレ
グノー:聖チェチーリア荘厳ミサ曲-ベネディクトゥス
ワーグナー:「パルジファル」-第1幕への前奏曲
パトリック・ガロワ(Fl)、ミッシャ・マイスキー(Vc)
チェリル・スチューダー(S)、チェチーリア・バルトリ(Ms)
ルチアーノ・パヴァロッティ(T)、ブリン・ターフェル(Bs)
ウィーン楽友協会合唱団、レーゲンスブルク大聖堂聖歌隊
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団/指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
ローマ国立聖チェチーリア音楽院管弦楽団・合唱団/指揮:鄭 明勲
ミュンヘン・バッハ管弦楽団・合唱団/指揮:カール・リヒター
フィラデルフィア管弦楽団/指揮:クリスチャン・ティーレマン、他
何やらモノモノシいアルバム・タイトルですが、要は宗教音楽と宗教的な雰囲
気の器楽曲を集めたヒーリング系コンピレーション・アルバムです。新旧の
様々なアーティストが参加しています。

●Collector's Edition
4775128  7枚組  \6300
ベートーヴェン:民謡編曲集
25のスコットランドの歌 作品108/25のアイルランドの歌 WoO152/
20のアイルランドの歌 WoO153/12のアイルランドの歌 WoO154/
様々な国の12の歌 WoO157/26のウェールズの歌 WoO155/
12のスコットランドの歌 WoO156/7つのイギリスの歌 WoO158b/
様々な国の6つの歌 WoO158c/様々な国の23の歌 WoO158a
ジャニス・ワトソン、カトリン・ウィン・デイヴィス、
フェリシティ・ロット(S)
ルビー・フィロージェン、サラ・ウォーカー(Ms)
ジョン・マーク・エインズリー、ティモシー・ロビンソン、
トビー・スペンス(T)
クリストファー・モルツマン、トマス・アレン(B)
エリザベス・レイトン、クリシア・オソストヴィッツ(Vn)
アーシュラ・スミス(Vc)
マルコム・マルティノー(P)
1997年にリリースされた「ベートーヴェン全集」のために録音されたもの。
貴重なレパートリーです。

4775136  8枚組  \7200
ブルックナー:
交響曲 第3番 ニ短調
交響曲 第4番 変ホ長調 「ロマンティック」
交響曲 第5番 変ロ長調
交響曲 第7番 ホ長調
交響曲 第8番 ハ短調
交響曲 第9番 ニ短調
モーツァルト:交響曲 第35番 ニ長調 K.385 「ハフナー」
シューベルト:交響曲 第5番 変ロ長調 D.485
スウェーデン放送交響楽団
シュトゥットガルト放送交響楽団
指揮:セルジュ・チェリビダッケ
録音:1980年11月、1969年9月、1981年11月、1971年6月、1976年11月
1974年4月、1979年5月、1979年10月、ライヴ録音
1960-80年代のチェリビダッケの放送録音を集めた「チェリビダッケの遺産」
シリーズで発売されていた2セットのブルックナー集をひとつにまとめたも
の。

4775145  7枚組  \6300
ハイドン:弦楽四重奏曲集
十字架上のイエス・キリストの七つの言葉 作品51
弦楽四重奏曲 第57番 ト長調 作品54-1
弦楽四重奏曲 第58番 ハ長調 作品54-2
弦楽四重奏曲 第59番 ホ長調 作品54-3
弦楽四重奏曲 第60番 イ長調 作品55-1
弦楽四重奏曲 第61番 ヘ短調 作品55-2
弦楽四重奏曲 第62番 変ロ長調 作品55-3
弦楽四重奏曲 第63番 ハ長調 作品64-1
弦楽四重奏曲 第64番 ロ短調 作品64-2
弦楽四重奏曲 第65番 変ロ長調 作品64-3
弦楽四重奏曲 第66番 ト長調 作品64-4
弦楽四重奏曲 第67番 ニ長調 作品64-5「ひばり」
弦楽四重奏曲 第68番 変ホ長調 作品64-6
弦楽四重奏曲 第69番 変ロ長調 作品71-1
弦楽四重奏曲 第70番 ニ長調 作品71-2
弦楽四重奏曲 第71番 変ホ長調 作品71-3
弦楽四重奏曲 第72番 ハ長調 作品74-1
弦楽四重奏曲 第73番 ヘ長調 作品74-2
弦楽四重奏曲 第74番 ト短調 作品74-3「騎士」
アマデウス四重奏団
アマデウスSQがステレオで録音したハイドンの四重奏曲から、作品51、54、55、
64、71、74の全曲を収録したもの。なお、これ以降の9曲についてはTRIOシリー
ズで既発売。

4775153  5枚組  \4500
チャイコフスキー:3大バレエ音楽
バレエ「白鳥の湖」 作品20(全曲)
バレエ「くるみ割り人形」 作品71(全曲)
バレエ「眠りの森の美女」 作品66(全曲)
ボストン交響楽団/指揮:小澤征爾
ロシア・ナショナル管弦楽団/指揮:ミヒャエル・プレトニョフ

4775159  7枚組  \6300
ロマンティック・ピアノ作品集 第1集
ショパン、メンデルスゾーン、リストの作品
ダニエル・バレンボイム(P)


4748812(SACD-Hybrid)  \2500
花から花へ-オペラ名場面集
ヴェルディ:「椿姫」-ああ、そはかの人か…花から花へ
ベッリーニ:「夢遊病の女」-ああ、彼が他の女性を…
おお花よ、こんなに早くおまえに会えるとは…ああ、この思いを乱さないで
ベッリーニ:「清教徒」-狂乱の場「あなたの優しい声が」
ドニゼッティ:
「ランメルモールのルチア」-狂乱の場「優しいささやき…苦い涙が」
ヴェルディ:
「オテロ」-この静けさは…泣きぬれて野にひとり…アヴェ・マリア
プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」-私のお父様
アンナ・ネトレブコ(S)
マーラー室内管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド
録音:2004年2月、3月、レッジョ・エミーリア

4749932(SACD-Hybrid) 2枚組  \4160
グルック:歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」(1774年版全曲)
ミレイユ・ドランシュ、マリオン・アルショー(S)
リチャード・クロフト(T)
ルーヴル音楽隊・合唱団
指揮:マルク・ミンコフスキ
録音:2002年6月、ポワジー、サル・モリエールにおけるライヴ収録

0730989(DVD-Video)  \3300
ライヴ・アット・カーネギー・ホール/ラン・ラン
シューマン:アベッグ変奏曲 作品1
ハイドン:ピアノ・ソナタ 第50番 ハ長調
シューベルト:さすらい人幻想曲 ハ長調 D.760
タン・ドゥン:水彩画の中の8つのメモリー 作品1
ショパン:夜想曲 変ニ長調 作品27-2
リスト:「ドン・ジョヴァンニ」の回想
シューマン:トロイメライ
中国民謡:二頭の馬の競走(※)
リスト:愛の夢 第3番 変イ長調、他
ラン・ラン(P)
ラン・グォレン(二胡※)
収録:2003年11月7日、ニューヨーク、カーネギー・ホール
超絶的なテクニックとエモーショナルなパフォーマンスで聴衆を興奮の渦に
巻き込む中国系アメリカ人の若きヴィルトゥオーゾ、ラン・ランの待望の映像
作品。昨年の11月に満員の聴衆を集めて行われたNYのカーネギー・ホールに
おけるデビュー・コンサートのライヴです(CD既発売)。いずれもラン・ラン
の得意とする曲目がプログラムに選ばれており、タン・ドゥンの作品は1978年
から1979年にかけて作曲された最初期の作品で、ごくごく親しみやすい音楽。
また、アンコールで演奏された中国民謡の「二頭の馬の競走」では、ラン・ラン
の実父である二胡奏者のラン・グォレンが特別出演して二重奏を聴かせてい
ます。


<DECCA, PHILIPS>
4756310  2枚組  \2280
4756191(SACD-Hybrid) 2枚組  \2800
マーラー:交響曲 第9番 ニ長調
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:リッカルド・シャイー
10年以上の年月をかけて録音が進められたシャイーのマーラー交響曲全集の
第10作。残すところは「大地の歌」のみとなりました。メジャー・レーベルに
おける全集録音思考が薄れつつあるなかで統一された指揮者とオーケストラ
によるこのような全集(特にブルックナー、マーラーもの)は今や大変貴重で
あり、今後この手の企画はまず望めないといっていいでしょう。しかも、シャ
イーのスコアの読みの深さから生み出される精緻に満ちたバランス感覚が全
作品の統一感を際立たせており、非常にレヴェルの高い全集に仕上がりまし
た。また、コンセルトヘボウ管もレコーディングされるごとにその質的レヴェ
ルを高めており、シャイーが最後に「第9番」を録音したのは、まさに正解!
と言わしめる結果を表出しています。あくまでも時代考証だけに踏みとどま
らないシャイーの感性、それを余すところ無く表現していくコンセルトヘボ
ウ管。このメンゲルベルクに薫陶を受けて以来、伝統あるマーラー・オーケ
ストラがオケのスタイルを保ちながらも、これほど現代的なヴィルトーゾ・
オーケストラに変貌しようとは当初、誰が思っていたことでしょう。この
「第9番」はその彼らの蜜月を物語る全マーラー録音の頂点といえる最高の
出来映えを示しています。

4756012  \1850
シューマン:歌曲集
ぼくの馬車はゆっくりと行く 作品142-4/
献呈 作品25-1/終わりに 作品25-26/
私のバラ 作品90-2/孤独 作品90-5/
はすの花 作品25-7/
ライオンの花嫁 作品31-1/
君は花のごとく 作品25-24/
浜辺の夕暮れに 作品45-3/
恋の便り 作品36-6/戸外へ 作品89-5/
兵士 作品40-3/世捨て人 作品83-3/
ベルシャザル 作品57/
出会いと別れ 作品90-3
他、全25曲
マティアス・ゲルネ(B)
エリック・シュナイダー(P)
昨年冬の来日で、「ドイツリートの正統的な後継者」としての存在感を大いに
示したゲルネのNEWアルバム。3枚目となるシューマン・アルバムで、今回はは
じめてチクルスではなく自由な選曲でその実力をアピールしています。ゲルネ
は今年のサイトウ・キネン・フェスティバルに来日し、ベルクの「ヴォツェッ
ク」のタイトルロールを歌う予定です。

4756367  \1850
映画「ベニスの商人」:オリジナル・サウンドトラック
ヘイリー・ウェステンラ、アンドレアス・ショル(Vo)、他
シェイクスピアの有名な戯曲に基づく新作映画「ベニスの商人」のオリジナル
・サントラ。監督は「イル・ポスティーノ」や「Bモンキー」のマイケル・ラ
ドフォード。アル・パチーノ、ジェレミー・アイアンズといった実力派のベテラ
ンが出演しています。音楽は「アイズ・ワイド・シャット」のジョスリン・プ
ークで、ヘイリーがエンドタイトルを、ショルが2曲のナンバーを歌っています。

4739972  9枚組  \8400
プッチーニ・オペラ・ボックス
歌劇「ボエーム」(全曲)
歌劇「蝶々夫人」(全曲)
歌劇「トスカ」(全曲)
歌劇「トゥーランドット」(全曲
限定盤
ルチアーノ・パヴァロッティ(T)
ミレッラ・フレーニ、エリザベス・ハーウッド(S)
ロランド・パネライ(B)、ニコライ・ギャウロフ(Bs)、他
ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
ミレッラ・フレーニ(S)、クリスタ・ルートヴィヒ(Ms)
ロバート・カーンズ(B)、他
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
ミレッラ・フレーニ(S)、シェリル・ミルンズ(B)、他
ロンドン・オペラ・コーラス
ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ニコラ・レッシーニョ
ジョーン・サザーランド、モンセラート・カバリエ(S)
ニコライ・ギャウロフ(Bs)、他
ジョン・オールディス合唱団
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ズービン・メータ
パヴァロッティが主役を歌ったプッチーニの4つのオペラ全曲盤をセットにし
たもの。いずれも名盤の誉れ高い演奏ばかりです。契約上これまでレギュラー
プライスでしか入手できなかった商品ですので、今回のセット化によってかな
り徳用な価格になっています。全世界で6,000セットの完全限定生産です。

4756243  6枚組  \5400
「ピアノ協奏曲名演集」
グリーグ、ショパン、モーツァルト、他の作品
ヴラディーミル・アシュケナージ、クラウディオ・アラウ、
マルタ・アルゲリッチ、アルフレッド・ブレンデル、
ラドゥ・ルプー、スヴャトスラフ・リヒテル、内田光子(P)
DECCA,PHILIPS共同企画。2大レーベル専属のお馴染みのピアノの名手たちの
決定的名盤と評されたピアノ協奏曲を6枚組のセットにしたもの。

4756250  2枚組  \1780
マリア・キアーラ/DECCAリサイタルズ
マリア・キアーラ(S)、他
1942年ヴェネツィア生れのソプラノ歌手、マリア・キアーラが1970年代にDECCA
に録音した3枚のリサイタル・アルバム(オペラ・アリア集)をCD化したもの。

4706572(SACD-Hybrid)  \2500
ブルックナー:
交響曲 第7番 ホ長調(ノーヴァク版)
サイトウ・キネン・オーケストラ
指揮:小澤征爾
録音:2003年9月、松本
いよいよ、満を持して小澤が挑戦するブルックナー。脅威のアンサンブル、
サイトウ・キネンOによるしなやかな弦、重厚な金管群が今までにない清澄な
ブルックナーを紡ぎだします。ウィーン国立歌劇場の音楽監督をはじめ、ヨ
ーロッパでのオーケストラとの経験がこのブルックナーにかなりの影響を与
えていることは間違いありません。これを機に4・5・8・9番あたりは録
音してほしいとの期待を抱かせる1枚。このインターナショナル盤は
SACD-Hybrid盤のみのリリースになります。

4756189(SACD-Hybrid)  \2500
ポエム-フランス・ヴァイオリン作品集
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ 作品28/ハバネラ 作品83
ラロ:ギター 作品28
ショーソン:詩曲 作品25
クライスラー:シチリアーノとリゴドーン
才たけた貴婦人
ベルリオーズ:夢とカプリッチョ 作品8
ラヴェル;ツィガーヌ
諏訪内晶子(Vn)
フィルハーモニア管弦楽団
指揮:シャルル・デュトワ
録音:2004年2月、ロンドン
チャイコフスキー・コンクール優勝から15年。数々のレコーディングで世界
でも高い評価を得ている諏訪内晶子の最新盤は名手デュトワと繰り広げるフ
レンチ・メロディ。透明感あふれる美音と驚異的なテクニックで奏でられる
その演奏(特に詩曲は見事!)は彼女の評価を一変させる価値大いにあり。
大家へ繋がるターニング・ポイントとも評せる1枚です。このインターナショ
ナル盤もSACD-Hybrid盤のみのリリースです。

4756108  2枚組 \1850 
「the number one CLASSICAL album 2004」
DISC 1:
ルチアーノ・パヴァロッティ:イル・カント
ヘイリー:ポカレカレ・アナ
ジョセフ・カレヤ:風の中の羽のように
ルネ・フレミング:遠くへ行かないで
ブリン・ターフェル:シェナンドア
ボンド:ララバイ
サラ・ブライトマン:ウィッスル・ダウン・ザ・ウィンド
ラッセル・ワトソン:帰れ、ソレントへ
ラッセル・ワトソン:レプリーゼ
エイナウディ:ホワイト・ナイト
J.L.ウェッバー:タイスの瞑想曲
マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン/映画「タイタニック」より
デュエル:パッヘルベルのカノン
ドミニク・ミラー:アルビノーニのアダージョ
J.Y.ティボーデ:ジムノペディ第1番
ホセ・カレーラス:フニクリ・フニクラ
DISC 2:
スリー・テナー:オー・ソレ・ミオ
キリ・テ・カナワ:私のお父さん
J.D.フローレス:人知れぬ涙
フレミング&ターフェル:オール・アスク・オブ・ユー
ボンド:アレグレット
ラッセル・ワトソン:ネッラ・ファンタジア
カスリーン・フェリアー:あなたなしに、どうしていけばいいのだ
グリエットのテーマ
アンジェラ・ゲオルギュー:私の名はミミ
タリスの主題による幻想曲
ジャニーヌ・ヤンセン:映画「シンドラーのリスト」のテーマ
デュエル:アショカン・ファレウェル
イジー:シー・ムーヴド・スルー・ザ・フェア
パトリカ・ペティボン:フラワー・デュエット
ザ・コアー・オブ・ザ・テンプル・チャーチ:ソング・フォー・アテネ
アンドレアス・スコール:オンブラ・マイ・フ
2004年、世界中のNo.1クラシック・ヒットを網羅したファン待望のシリーズ
最新盤!世界のクラシック界を賑わわせる”旬のアーティスト・楽曲”を網
羅した今やDECCAの定番となった「CLASSICAL 2XXX」シリーズ。毎年、この
CDを心待ちにされている方も多いと思いますが、今回の2004年度盤も前回を
さらに上回る豪華なラインナップでファンを唸らせること間違いなし!ヘイリ
ー、ボンド、パヴァロッティ、ワトソン、フレミングなど綺羅星のごときス
ターたちがこのCDに集結。さらに、今回も2 for 1プライスでお買い得価格
です。

0743067(1CD+1DVD-Video)  \3880
この世の女神/キャスリーン・フェリアーBBCドキュメンタリー
〈CD収録曲〉
グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」-エウリディーチェを失って
グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」-何になるというのか、神よ
ヘンデル:「ロデリンダ」-汝が芸術
シューベルト:音楽に寄せて
シューベルト:ミューズの子
ブラームス:便り 作品47-1
民謡(ブリテン編曲):ニューカッスルから来たんじゃないわね
民謡(ホイッテカー編曲):船漕ぎ
民謡(ホイッテカー編曲):おれの仲間
民謡(ホイッテカー編曲):南の風
民謡(ヒューズ編曲):柳の庭
ヘンデル:「ユダス・マカベウス」-天なる父よ
ヘンデル:「メサイア」-おお汝、よき音信を告げ
J.S.バッハ:「マタイ受難曲」-主よ、あわれみたまえ
マーラー:リュッケルトの詩による3つの歌曲
キャスリーン・フェリアー(A)、他
制作:2003年                           
1953年に亡くなった名アルト歌手、フェリアーの没後50年を記念してBBCが制作
したドキュメンタリー番組のDVD化。彼女の短い生涯を再現したドラマのほか、
フェリアー本人や彼女とゆかりの深い人物たち(バルビローリ夫妻、ブリテン、
ジャネット・ベイカー等)の貴重な映像を交えた構成になっています。エクス
トラ・トラックにはフェリアーのフォト・ギャラリーやディスコグラフィー、
オリジナル・ジャケットなどを静止画像で収録されています。
また、別に約70分収録のフルCD(内容は上記参照)が添付されています。


●MERCURY LIVING PRESENCE(SET)
4756255  5枚組  \4500
ドラティ・コンダクツ・バルトーク
管弦楽のための協奏曲/舞踊組曲
バレエ音楽「中国の不思議な役人」
弦楽のためのディヴェルティメント
バレエ音楽「木製の王子」
ヴァイオリン協奏曲 第2番
弦楽器・打楽器とチェレスタのための音楽
歌劇「青ひげ公の城」
ユーディ・メニューイン(Vn)
オリガ・セーニ(S)、ミーハイ・セーケイ(B)
BBC交響楽団、ロンドン交響楽団、
ミネアポリス交響楽団
指揮:アンタル・ドラティ
ドラティがマーキュリーに録音したバルトーク作品を集大成したもの。

4756261  5枚組  \4500
ドラティ・コンダクツ・チャイコフスキー
交響曲第1番-第6番、他
ロンドン交響楽団、ミネアポリス交響楽団
指揮:アンタル・ドラティ
ドラティがマーキュリーに録音したチャイコフスキー作品を、全6曲の交響曲
を中心に集めたもの。   

4756268  5枚組  \4500
「フランス管弦楽作品集」
サン=サーンス、ショーソン、ビゼー、
イベール、ラヴェル、ラロ、グノーの作品
デトロイト交響楽団
指揮:ポール・パレー
マーキュリー音源によるポール・パレーのフランス作品集。   

4756274  5枚組  \4500
「アメリカ名曲集」
バーバー、ピストン、チャドウィック、
アイヴズ、マクダウェル、M.グールド、
W.シューマン、メニン、ムーア、グリフェスの作品
イーストマン・ロチェスター管弦楽団
指揮:ハワード・ハンソン
マーキュリー原盤。アメリカの作曲家兼指揮者のハンソンによる近代アメリカ
の作品集。   


●PHILIPS DUO
4756219  2枚組 \1780
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全6曲)
今井信子(Va)

4756222  2枚組 \1780
マーラー:
交響曲 第1番 ニ長調 「巨人」
交響曲 第2番 ハ短調 「復活」
シルヴィア・マクネアー(S)、ヤルド・ヴァン・ネス(Ms)
エルンスト・ゼンフ合唱団
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ベルナルト・ハイティンク

4756225  2枚組 \1780
ラモー:管弦楽のための組曲集
ボレアード、カストルとポルクス、ダルダニュス、優雅なインドの国々
18世紀オーケストラ
指揮:フランス・ブリュッヘン

4756239  2枚組 \1780
サン=サーンス:歌劇「サムソンとデリラ」(全曲)   
アグネス・バルツァ(Ms)、ホセ・カレーラス(T)
ジョナサン・サマーズ(B)、サイモン・エステス、
パータ・ブルチュラーゼ(Bs)
バイエルン放送交響楽団・合唱団
指揮:コリン・デイヴィス
   
<EMI CLASSICS>       
CDC-5578742  \2080
MAKSIM/VARIATIONS PART  I, PART II
(収録予定曲目未定)
12Pブックレット
類まれなルックスと圧倒的なテクニックで日本を含む世界の音楽ファンを魅
了したマキシムの第2弾アルバムの登場です。
詳細は不明ですが、アルバムは大きく2つのコンセプトからなり第1部は前
作と同様にポップ・サイドに重点を置いた作品で、第2部はクラシカル・サ
イドのサウンドを追求した(パーカッション、リズム・セクションを除いた)
造りになる模様です。Tonji Huljic作のオリジナル曲も数曲録音され、公式
オリンピック・アルバム「ハーモニー」に収録された'Olympic Dream'の収録
も決まっています。現在マキシムは「ハーモニー」発売に関連する各種イヴェ
ントに参加、プロモーションヴィデオの制作もアルバム制作と平行して進行
中で、よりグレード・アップしたスケールで音楽ファンの期待に応えるアル
バムにご注目ください。

CDC-5578732  \2080
CHRIS COCO & SACHA PUTTNAM/リマスターピース
イントロ(Dead Composers)
眠っている子供(シューマン)
アダージェット(マーラー)
Resonance(Puttnam)
Lamentation(Tunde Yegede)
子守歌(サティ)
G2(Coco)
L'Ombre Della Luce(Franco Battiato)
Maresias(Dead Composers)
チューリップの王女様(サティ)
In Turtina(オルフ)
前奏曲 第15番(ショパン)
Ederlezi(feat. ナイジェル・ケネディ)(Goran Bregovic)
Minore(Dead Composers)
Chile Con Carne(「ベティ・ブルー」のテーマ)(ガブリエル・ヤレド)
夜想曲 第1番 変ホ長調(フィールド)
Syrinx(Dead Composers)
月の光-「ベルガマスク組曲」(ドビュッシー)
Spiegel im Spiegel(ペルト) 全19曲
「リマスターピース」はクリス・ココとサッシャ・パットナムの初めてのコ
ラボレーション、インターナショナル発売のプロジェクト。このアルバムに
はクラシックとコンテンポラリーの作曲家の作品を収録。彼らのアンビエント
・ミュージック制作の経験を基に、これらの作品をリミックス、再解釈、彼ら
が今日の聴衆のための「ターンテーブル・シンフォニー」と呼ぶものを創造
しました。クリス・ココのベースはダンス・ミュージックで有名なクラブ・
マガジン「DJ」の編集者を経て最近はBBC、Radio1の「The 
Blue Room」のホスト。世界中のクラブででプレイしながらWarp
Recordsでプロデュースを続けている。サッシャ・パットナムはピアノや指揮
を学んだ後、ロックに転向、バンド「Bush」を結成した。ブリクストンのクラ
ブ「Mass」での二人の出会いからこのプロジェクトがスタートしました。イビ
サやロンドン他のUK各地での二人のライヴが予定されており話題となるで
しょう。

CDC-5578002  \2080
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
ピエール・サンカン:ピアノ協奏曲(1959)(世界初録音)
ジャン・フィリップ・コラール(ピアノ)
ビルケント交響楽団、タバコフ指揮
詳細未詳。
チャイコフスキーの名曲とパリ音楽院での師、サンカンの作品を組み合わせ
たアルバム。コラール久々の新企画。



<EMI フランス>       
CZS-5861142  2枚組  \2300
ジョルジュ・プレートル/80歳記念アルバム
※詳細はWordファイルで送りしますので、ご請求下さい(Goodies)。




<VIRGIN CLASSICS>  
VBD-5624732  2枚組  \2080
バッハ:ハープシコード作品集
ピエール・アンタイ
詳細未詳

VC-5456672  \2080
音楽的肖像画-モーリス・カンタン・ドゥ・ラ・トゥールのクラヴサンの本
オリヴィエ・ボーモン(ハープシコード)
この録音はフォルクレ、ラモー、バルバストレ、ルソーといった17&18
世紀のフランスの作曲家のハープシコード作品を収録。各作品は同時代の有
名人を称揚するため作曲された音楽的肖像画。モーリス・カンタン・ドゥ・
ラ・トゥールが描いたパステルの肖像画に対応している。このアルバムはフ
ランスの名ハープシコード奏者、ボーモンにより、2004年9月シャトー
・ドゥ・ヴェルサイユで開催されるカンタンの回顧展の(彼の生誕300年
に合わせた)イヴェント用に案出された。このアルバムはフランス古典派時
代のハープシコード作品の興味深い回顧と発見であり、ハープシコードファ
ンとこれから17、18世紀作品を聴こうとするファンの両方にお薦めでき
ます。録音はサン・カンタンのAntoine Lecuyer美術館で行はれ、そこには
パステル画が展示され、カンタン所有の楽器が用いられた。

VCT-5457112  3枚組  \6240
ヘンデル:「セルセ」全曲
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(セルセ-メゾ・ソプラノ)、
ローレンス・ザッゾ(アルサメネ-カウンターテナー)
シルビア・トロ・サンタフェ(アマストレ-メゾ・ソプラノ)
サンドリーヌ・ピオー(アタランタ-ソプラノ)他
レ・ザール・フロリサン、ウィリアム・クリスティ指揮
クリスティの、珍しいヘンデルの作品を取り上げるヴァージン・クラシック
スでの新録音、ヴァージンでは初のオペラ作品。「セルセ」はヘンデル最後
のオペラで1738年初演、わずか5回の公演後ほぼ2世紀にわたって消え、
アリア「オンブラ・マイ・フ」だけがヘンデルの名作として知られている。
国際的なキャストにより03年11&12月にパリ、リヨン.ロンドンでクリ
スティは上演、録音はパリのシャンゼリゼ劇場でのライヴで行われた。

VC-5457022  \2080
ブラームス:アルト・ラプソディ
ワーグナー:ヴェーゼンドンクの5つの詩
マーラー:告別-「大地の歌」
ステファニー・ブリス(メゾ・ソプラノ)
ア・セ・ヴォシ、アンサンブル・オルケストラル・ドゥ・パリ、
ジョン・ネルソン指揮
アメリカ出身のメゾ、ブリスのバロック作品のアルバムに続く、ロマン派、
ポスト・ロマン派作品による新録音。これらのレパートリーでも評価の高い
ブリスの伴奏はバロック・アルバムと同様にネルソンとE.O.P.にフランスの
名合唱団を加えた布陣。これらの作品としては、ベイカー、フェリア、ルド
ヴィッヒに続く注目の新録音です。「ヴェーゼンドンク…」はワーグナー
のオリジナルの大編成オケを室内オケに縮小したヘンツェの編曲版(1976)、
「告別」も同様の編曲をシェーンベルクが手がけ(未完)、ライナー・リー
ンが完成させた(1983)編曲版が使用されています。

VC-5624062  \2080
ウィーンのワルツ、パリのワルツ
ヨハン・シュトラウス:「こうもり」序曲
レハール:ワルツ「金と銀」 
ホイベルガー:「オペラ舞踏会」−別室へ行きましょう
O.シュトラウス:「ワルツの夢」より
ヨゼフ・シュトラウス:ポルカ「鍛冶屋」
E.シュトラウス:ギャロップ「テープは切られた」
ヨゼフ・シュトラウス:ポルカ「休暇旅行で」
レハール:「ジュディッタ」−私の唇にあなたは熱いキスをした
「パガニーニ」−愛は地上の天国
オッフェンバック:「美しきエレーヌ」序曲
「ジェロルスタン大公妃」より−ああ私は兵隊さんが好き
ワルトトイフェル:ワルツ「愛と春」
メサジェ:「仮面の恋人」−恋人がふたり
O.シュトラウス:「3つのワルツ」より2曲
オッフェンバック:「ペリコール」より
フェリシティ・ロット(ソプラノ)
スイス・ロマンド管弦楽団、 アルミン・ジョルダン指揮
ウィーン、パリ、ロンドン、サンクト・ペテルスブルグ、19世紀のヨーロッ
パ中がワルツのぐるぐる回るリズムにあふれかえりました。そんな熱狂の時
代を彷彿とさせるアルバムの登場です。

VC-5456632  \2080
メンデルスゾーン&シューマン:ヴァイオリン協奏曲
ルノー・キャプソン(ヴァイオリン)
マーラー室内管弦楽団、 
ダニエル・ハーディング指揮
将来を嘱望される期待の若手、ルノー・キャプソンとハーディングの顔合わ
せによる2作目となる新録音。ヴァイオリン協奏曲の2大名曲でその存在感
をさらにアピールするフレッシュなアルバムにご注目ください。
 
<DHM>
82876587062  2枚組+ボーナスCD  \3960
モーツァルト:初期交響曲集 Vol.1
1.交響曲 変ホ長調 K.16(旧ブライトコプフ版番号:第1番)(1764-65)
2.交響曲 ニ長調 K.19(第4番)(1765)
3.交響曲 ヘ長調 K.19a (1765)
4.交響曲 変ロ長調 K.22(第5番)(1765)
5.交響曲 ヘ長調 K.42a(第43番) (1767)
6.交響曲 ヘ長調 K.43(第6番)(1767)
7.交響曲 ニ長調 K.45(第7番)(1768)
8.交響曲 ト長調 K.45a (1768)
9.交響曲 変ロ長調 K.45b (1768)
10.交響曲 ニ長調 K.48(第8番)(1768)
11.交響曲 ハ長調 K.73(第9番)(1772)
ニコラウス・アーノンクール
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
モーツァルト最初の交響曲を含む初期作品でアーノンクールが聴かせる衝撃的
なサウンド。アーノンクール一家によるモーツァルト父子の手紙の朗読CD付き。
稀代のモーツァルト指揮者アーノンクールによるモーツァルト10歳代の交響曲
集。1980年にアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団とのモーツァルト:
交響曲第35番「ハフナー」を録音して以来、交響曲、セレナード、オペラ、
そして宗教声楽曲に渡るモーツァルトの作品の演奏・録音を手がけ、今や最も
重要なモーツァルト指揮者といえるアーノンクール。このアルバムは、交響曲
第1番を含むモーツァルト最初期の交響曲を11曲収録。若書きの作品だからと
いって手を抜くことのないアーノンクールの鮮烈なアプローチはここでも健在
である。
モーツァルト親子の間で交わされた手紙をアーノンクール一家が読み聞かせる
朗読ボーナスCD付き
ボーナスディスクは、ちょうどこれらの交響曲が作曲されていたころに父のレ
オポルトとの間で交わされた手紙を、アーノンクールと彼の孫とが読みついだ
朗読CDとなっている。演奏にも演劇的所作を求めるアーノンクールのオースト
リアなまりの入った語りは、レオポルトやヴォルフガングがしゃべっていたド
イツ語の再現ともいえるユニークなものである。      
※Vol.2 は、2006年発売予定
[録音]1999年-2004年、ウィーン、カジノ・ツェーゲルニッツ

82876587972  2枚組 \3960
ヘンデル:歌劇「ロタリオ」(全曲)
アラン・カーティス(指揮) 
イル・コンプレッソ・バロッコ
Adelaide:SIMONE KERMES、
Lotario:SARA MINGARDO
Matilda:SONJA PRINA, 
Idelberto:HILARY SUMMERS
Berengario:STEVE DAVISLIM
Clodomiro:  VITO PRINA
最近様々なヘンデルのオペラが続々と復刻上演されてきている。その中でも
アラン・カーティスは、ヘンデル等のバロック・オペラの楽譜校訂と再演を
多く手がけているアーティストである。ほとんど録音されてしまっているか
と思われたが、この「ロタリオ」があった。「ロタリオ」は1729年に作曲さ
れ、同年12月2日にロンドン・キングズ劇場にて初演されました。このあと
上演された「ジュリアス・シーザー」があまりにも好評だったため、残念な
がら7回の上演で終了となってしまった。しかしヘンデルのこの曲への思い
は強く、再演のためにローマへ新人歌手発掘の旅をしたそうです。この曲は
ヘンデルの中でも大成功したオペラでないが、様々なところに新しい手法を
取り入れており、その後のオペラの作曲の改革の元になったものです。
(世界初録音か?同月末にエームズからもこの曲が発売予定。)


<ARTE NOVA>
82876577402  \650
マルティヌー/管弦楽作品集
「交響曲第6番:幻想的交響曲」
「フランチェスカのフレスコ画」 「ジュリエッタ組曲」
イルジー・コウト(指揮) 
ザンクト・ガレン交響楽団
あまり演奏されない、録音も意外と少ないマルティヌーの交響曲と管弦楽作品
の新録音です。マルティヌーと言えばチェコの名作曲家でありますが、アン
チェルの名盤などがありますが、ここではアンチェルに学んだコウトによる
演奏です。 N響定期などでも振る幅広いレパートリーを誇るチェコの名匠
イルジー・コウトは、1937年に生まれる。プラハの音楽院とアカデミーでオ
ルガンと指揮を学ぶ。指揮法をアンチェルに師事。オペラ指揮者として活動
を始め、65年ブザンソン指揮者コンクールでの優勝を初めとして、様々なコ
ンクールで賞を受賞。73年プラハの国民劇場の指揮者のポストを得たコウト
は、76年からライン・ドイツ・オペラの指揮者を経て、85年から91年までザ
ールラント管弦楽団首席指揮者も兼任。86年コウトは、ベルリン・ドイツ・
オペラにデビュー、これが成功して90年同オペラの首席指揮者に就任。93年
からライプチヒ歌劇場の音楽総監督、96年からザンクト・ガレン交響楽団
(スイス)の首席指揮者も兼任。同響がピットに入る歌劇場でも1シーズン
に1演目ないしは2演目の新演出上演を任されており、事実上の“音楽監督”。
コウトの着任でザンクト・ガレン株は急上昇中。     

74321984942  \650
モーツァルト:ピアノ協奏曲第13&26番
マティアス・キルシュネライト(P) 
フランク・ベールマン(指揮) バンベルク交響楽団
ミスター・スタインウェイ、キルシュネライトの最新盤。
1962年、ドイツのドルトムンド/ヴェストファーレンに生まれ、クラウディ
オ・アラウ、マイセンベルグ、ゲルバー、ペライアらに師事。87年ボン、ド
イツ音楽コンクール優勝、91年チューリッヒ、ゲッツァ・アンダ国際コンク
ール入賞、1992年シドニー国際ピアノコンクール入賞。日本を含む世界中で
演奏活動。数々の名だたるヨーロッパのオーケストラと共演。 また、室内楽
でも非凡な才能を発揮しており、テツラフ等とのデュオやトリオの演奏を幅
広く行っている。2003年5月には、ロシアのサンクトペテルブルク建都300周
年記念祭において、サンクトペテルブルク・フィル(指揮:テミルカーノフ)
とラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を共演し絶賛を浴びた。97年以来、ロス
トック音楽大学のピアノ科教授を務めている。5年連続の来日となる、キル
シュネライトによる マスタークラス&コンサート。熱のこもったマスターク
ラスは大変好評で、 来日を重ねるごとに日本全国にファンを増やしている。
今年も11月に来日予定。(スタインウェイ認定アーティスト:スタインウェイ
ピアノを愛し、世界各地のコンサートステージでスタインウェイピアノを自
らの意思で選んで弾くトップアーティストのことで、ピアノ演奏史に不滅の
名を残すピアニストたちのほとんどが名を連ねています。) 


<OEHMS CLSSICS>
OC-504  \1400
「レヴァイン&ミュンヘン・フィル,ライヴ Vol.4」
ウェーバー:オベロン序曲
R.シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら
モーツァルト:交響曲第39番
コープランド:クラリネット協奏曲
ジェームズ・レヴァイン(指揮) ミュンヘン・フィル
古典派から近代まで幅広い作曲家の作品を多彩な魅力をたたえたアルバム。
オペラティックな躍動感に溢れた「オベロン序曲」や「ティル-」に始まり、
コープランドの名曲。そして交響曲全集やオペラの録音・上演でモーツァル
ト指揮者としての名声を得ているレヴァインならではの交響曲第39番を収録。
モーツァルト以外はレヴァインにとって初録音。モーツァルトは1989年の
ウィーン・フィル以来の再録音となる。
(録音:2000年6月16-18日、2002年1月11-12日、2000年12月8日、
2002年2月1-3日)

OC-341  \950
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集 Op.30 (第6-8番)
ベンヤミン・シュミット(Vn),
アルフレッド・パール(p)
ウィーン奏法を身につけた彼のヴァイオリンは決して技巧だけに頼らず、音
楽を豊かに奏でることに主眼が置かれている。すべての作品からウィーンの
香りが漂ってくるのである。響きはまろやかで甘美でありながら、するどい
弓使いで、ハッとさせられる部分もあり、新しい今のウイーンの風が聞こえ
てくるようである。スケールの大きい正統派のピアニストとしては最近の逸
材、ArteNova⇒Oehms とB・シュミットと同じように移籍したA・パールと
は、今回初共演。落ち着いたテンポと真摯な表現に、強勢部の前に大きく引
きつけるアゴギーク等、指のメカニズムを遙かに越え、強い精神的エネルギ
ーが感じられます。2004年1月、スイスでの録音。

OC-335  \950
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集
第25番K301, 第4番K9, 第42番 K.526, 第34番 K.378
ベンヤミン・シュミット(Vn), 
アリアーネ・ヘーリング(p)
こちらもベンヤミン・シュミットの新録音盤。モーツァルトの幼少期作品も
含む、充実した作品ばかりを収録しました。美しき新鋭女流ピアニスト、A・
ヘーリングと息のあった演奏は絶品です。上記のベートーヴェンの大きな表
現ではなく、細かく繊細な演奏は、まさにモーツァルトの演奏にはぴったり
でしょう。(と思ったら、B・シュミットの奥さんだそうで・・・最近結婚
したばかり。 ベンヤミン・シュミットは、小澤征爾との共演で、「コルン
ゴールド/ヴァイオリン協奏曲」の演奏のため今月7月来日しており、来月
ザルツブルク音楽祭で、小澤征爾&ウィーン・フィルで同曲を演奏いたしま
す。B・シュミットもメジャーな一人となりました。

OC-353  \950
マックス・レーガー:ピアノ・デュオのための作品集
6つの小品Op.94,6つのブルレスケOp.58,
ベートーヴェンの主題による変奏曲とフーガOp.86
デュオ・ダコール
今ドイツでもっとも期待されているピアノ・デュオ「デュオ・ダコール」の
デビュー・アルバムです。Shao-Yin Huang と Sebastian Euler の若き男女
によるデュオで、すでにリンカーン・センター、ミュンヘン・ヘラクレス・
ホール、チューリヒ・トーンハレ、などメジャーなホールで絶賛を浴びてい
ます。ここでは、ほとんど演奏されなくまた録音も非常に少ないものですが、
レーガーのピアノ作品の定番になれればと思います。


<ARS MUSICI>
AM13452  \1400
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第2&14番
アルテミス・クァルテット
アルバン・ベルク四重奏団の薫陶を受けた精鋭カルテット
極めて高水準な演奏によって急速に注目を集めている弦楽四重奏団。
リューベック音楽大学在学中に結成したカルテットは、1996年ミュンヘン
・コンクール優勝に輝き、ヨーロッパやアメリカ各地で大成功を収めた後も、
現代最高のカルテット、アルバン・ベルク四重奏団に指導を仰いで演奏の向
上に努めている。曲に合わせて第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンを交替
するが、それも均質で透明度の高いヴィオラとチェロの土台があればこそで
ある。世界の主要都市を次々と制覇しつつある彼らから目が離せない。

AM13692  \1400
スクリャービン:マズルカ全集 (Op3, 25, 40)
クリスティアーナ・ブランドナー(p)
あまりこれだけまとまったCDは少ないマズルカ集。ショパンの影響からマズ
ルカという形を用いてはいるが繊細なイントネーションでつながり独創性に
満ちた曲。Op.25は1898年モスクワ音楽院の教授になった頃の作品。
C・ブランドナーは、まだ若い女流ピアニストで、今ヨーロッパで「もっとも
ユニークでありながら、深く感動的な解釈」と評価され、聴衆や評論家から
熱狂的に受けれられるピアニストの一人です。特に彼女はスクリャービンを
研究しており、その独特な強弱とテンポを揺らした演奏は美しく、絶賛を浴
びています。ここに収録されたマズルカ全曲は、ベルリン・ドイツ放送で録
音・放送されたもので、絶賛を浴びた演奏です。

AM13732  \1400
シューベルト:ピアノ・ソナタ D.960、
ハンガリー風のメロディーD.817
ベートーヴェン:6つのバガテル Op.126,
3つの小品WoO60,61,62
ミヒャエル・コルスティック(p)
ケルン生まれのコルスティックは、ドイツ・ロマン派を最も得意としている
ピアニストで、今までにARS MUSICI から4枚のCDを発売し、ベートーヴェン
のCDはドイツの音楽専門誌で賞をもらっている。たしかに聞いてみると非常
に独特なタッチをしているのがわかる。またシューベルトの第1楽章は、テン
ポを落として霧の中から現れるよう巨大な城といった風に進む。でも彼はド
イツの心は忘れてはいない。

AM13812  \1400
Jacobus Vaet:テ・デウム、ミサ、マニフィカト、
デュファイ・アンサンブル
パレストリーナ、ラッソスの影に隠れたフラマン人の作曲家(1529-1567)
J.Vaet。1564年マクシミリアン皇帝に仕え、ウィーンの宮廷音楽家長に兼務
した。フランドル・イタリア様式を中部ヨーロッパに伝えた歴史上重要な作
曲家。自由なテクスチャと大胆な不協和音を多く含み、ラッソスの影響も伺
える。中世の考えの表現が踏み出したあとの熱烈な衝動で、新しい感覚を結
び付けます。
ここで演奏するデュファイ・アンサンブルは、フライブルク大学出身の声楽
アンサンブル。ヨーロッパの古楽音楽祭等に出演し、完璧なアンサンブルと
刺激的な調和で話題を浴びています。通常これらの作品は、各パート同人数
で歌われますが、ここでは男声だけの演奏で(1CT、4T、1Br、 2Bs)、カウン
ターテナー1人とハイ・テナーの組み合わせで高域パートを受け持ちます。教
会での残響豊かな録音で、非常に美しいです。

AM13782  \1400
クラヴィコードで弾く、ルネッサンス鍵盤楽器のための作品集
ジル・バンショワ、スヴェーリンク、ガブリエリ、他 
当時の鍵盤楽器用ダブラチュアによる作品。
パウル・シモンズ(クラヴィコード)
世界的クラヴィコードの研究家及び演奏家であるP・シモンズの最新録音。
この録音では、当時の名チェンバロ製作家 Domenicus Pisaurensis が1543年
に製作したクラヴィコードの忠実なるコピー(1896年にアーノルド・ドメルッ
チも復刻したタイプ)を使用している。クラヴィコードは、チェンバロとは違
い弦に触れて発音するため、非常に音が小さいのですが、単純な設計と、当
時としては若干の強弱のでる鍵盤楽器のため、様々な場所で使用されていたが、
残念ながらその後チェンバロやピアノに取って代わった。しかしその単純な
音は、心を現れるような心地にさせてくれる。

AM13882  \1400
オスカー・ゴットリープ・ブラー(1934-):オルガンのための作品集
Sonata”Schaalli schlom Jeruschalajim”、Missa Brevis、Hommage、
Dream Talk、Al har habajit
ヴォルフガング・アーベントロート(org)
ブラーは、現代ドイツを代表する教会音楽作曲家(なんと、カラヤンにも認
められている)。現代音楽にしてはメシアンとは違い、ドイツ的(バッハ的)
な壮大な作りの曲です。W・アーベントロートはまだ26歳の若手オルガニスト
であるが、ドイツでの様々な国際オルガン・コンクールで優勝し、現在では
主要ヨーロッパ都市の教会オルガン・コンサートやオルガン・フェスティヴァ
ルに出演している。既に彼はその実力により、デュッセルドルフ室内合唱団
と室内楽コンサートの音楽監督も務めている。

AM13912  \1400
「ドイツのシャンソン集」
「Mein mann will mich verlassen, Gott sei Dank.」
オクサナ・ソヴィアク(歌) フリッツ・ミュールヘルツァー(g)
久々のソヴィアクの新録音は、ドイツ語のシャンソン集です。なんとなく1
930年台のイメージが取り付いてしょうがないんですが、いい感じです。タイ
トルを直訳すると「私の夫は私が捨てられるのを望みます。」ということな
んですが、曲の意味がわかったらかなり意味深なんでしょうね。(ジャケット
の画も怪しいし)。でも歌詞カードは付いていませんでした。残念。 
 
<WARNER>
2564.60602  \1980
ベートーヴェン:三重協奏曲Op.56、合唱幻想曲Op.80、ロンドWoO.6
ワーナーから立て続けに話題作を発表しているピアニスト=エマールを軸と
した1枚です。大きな話題となった「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集」
と同じくアーノンクール’ヨーロッパ室内管弦楽団との共演で、「三重協奏
曲」ではツェートマイアーとクレメンス・ハーゲン、「幻想合唱曲」ではア
ーノルト・シェーンベルク合唱団という豪華な顔ぶれです。ピアノ協奏曲第
2番の異稿である「ロンド」を併録。
ニコラウス・アーノンクール指揮ヨーロッパ室内管弦楽団、
ピエール=ロラン・エマール(ピアノ)、
トーマス・ツェートマイアー(ヴァイオリン)、
クレメンス・ハーゲン(チェロ)、
アーノルト・シェーンベルク合唱団
   
2564.60309  \1980
「ゴスペルを歌う」
"Sit Down Servant/Plenty Good Room(伝承歌)、Jesus Hits Like the Atom
Bomb (作曲:L.V. McCullom)、My Soul is a Witness(伝承歌)、Medley
[Soon One Morning - What are You Going to Do When the World’s on
Fire - You Can’t Hide - Run on for a Long Time]、Surely God is Able
 [作曲:W. H. Brewster, Sr.]、(Keep Your Hand on the Plow) Hold on
(伝承歌)、(There is a) Balm in Gilead(伝承歌)、Medley [Sometimes I
Feel like a Motherless Child - Poor Pilgrim of Sorrow - Walk in
Jerusalem - Didn’t it Rain] (伝承歌)、Be still and know (作曲:
Joseph Jennings)[全編曲:ジョーゼフ・ジェニングズ]"
Wシャンティクリア(音楽監督:ジョーゼフ・ジェニングズ)、
ユヴェッテ・フランダーThe Reverend Yvette A. Flunder(スペシャル・ゲ
スト・シンガー)
男声12人からなる世界最高のア・カペラ・アンサンブル=シャンティクリ
アによる2枚目15年ぶりの黒人霊歌(ゴスペル)アルバムです。シャンティ
クリアの構成メンバーは白人ですが、創立以来、音楽監督を務めるジョーゼ
フ・ジェニングズは黒人であり、彼らにとって「ゴスペル」はアメリカ音楽
の源泉として、もっともなじみ深い得意なレパートリーのひとつです。昨年
末の来日ツアーでも、ジェニングズの力強い独唱を交えたゴスペルを数曲が
必ず披露され、聴衆の熱狂的な喝采を受けていました。極めて洗練された
「ゴスペル・アルバム」として、クラシック・ファンからゴスペル・ファン
まで広く聴いていただきたい1枚です。
   
2564.61492  \1980
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲 第4番《ドゥムキー》、
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲 第1番
ボザール・トリオ
1954年に結成され、今年創立50周年を迎えるピアノ三重奏団の名門中
の名門ボザール・トリオの新録音。メナヘム・プレスラーは50年間不動のピ
アニスト、チェロは名手アントニオ・メネセス、そしてヴァイオリンにワー
ナーから2枚の新録音を立て続けに発表しているダニエル・ホープが新たに
加わり、非常に充実した演奏を聴かせています。

2564.60613  \1980
ラフマニノフ:
パガニーニの主題による狂詩曲 作品43、
ショパンの主題による変奏曲 作品22、
コレルリの主題による変奏曲 作品42
ニコライ・ルガンスキー(ピアノ)、
サカリ・オラモ指揮バーミンガム市交響楽団[狂詩曲]
5月に来日を果たし、2回のソロ・リサイタルに加え、現代ロシアを代表する
指揮者ゲルギエフ率いるロッテルダム・フィルのツアーに同行し、大好評を
博したロシアの若き俊英ピアニストの最新アルバムです。ラフマニノフ演奏
には特に定評があり、これまで「前奏曲集/楽興の時」「ピアノ協奏曲第1&
3番」をリリースしています。オラモ&バーミンガム市響の共演も魅力。今年
2回目となる9月の来日公演のための来日記念盤です。

2564.61525  \1980
ジョン・フォールズ:
3つのマントラThree Mantras作品61B、
ケルトのリラLyra Celtica作品50(c1925)(声とオーケストラのための)、
崇拝[エレジー]Apotheosis作品18(1909)(ヴァイオリンとオーケストラの
ための音楽詩、ヨーゼフ・ヨアヒムの思い出に捧ぐ)、
蜃気楼Mirage作品20(1910)(オーケストラのための音楽詩)
サカリ・オラモ指揮バーミンガム市交響楽団
イギリス後期ロマン派の作曲家ジョン・フォールズ(1880-1939)の管弦楽作品
集です。東洋、とくにインドを愛した彼はカルカッタで没している。イギリ
スの保守的なロマンティシズムにインド的な神秘性を混合した独特の作風を
もつフォールズを紹介する非常に貴重な1枚。しかも演奏は成長株のオラモ
&バーミンガム響です。収録4曲のうち、Lyra Celtica, Apotheosisの2曲
は世界初録音。

7559.79812  \1980
ヴォイセズ・オブ・ライト-フランス近現代歌曲集
ドビュッシー:ビリティスの3つの歌
フォーレ:歌曲集《イヴの唄》
メシアン:
歌曲[5曲](ミのための詩、ハラウィ−愛と死の歌、天と地の歌より)、
ゴリジョフ:青白い月
ドーン・アップショウ(ソプラノ)、
ギルバート・カリッシュ(ピアノ)
ニューヨークを中心に世界中で活躍するソプラノ、ドーン・アップショウ待
望の新録音。近現代フランスを代表する作曲家達が「神話」や「祈り」をテ
ーマとして紡ぎだした歌曲を中心に集めたもの。アップショウの透き通るよ
うな声は、テキストの内面を深く描き出した極上の音世界。

7559.79816  \1980
ジョン・アダムズ:
オン・ザ・トランスミグレーション・オブ・ソウル[魂の転生](2002年)
ロリン・マゼール指揮
ニューヨーク・フィルハーモニック、同合唱団&児童合唱団
アメリカにおける"9.11"同時多発テロの1年後の2002年9月、ニューヨーク・
フィルとリンカーン・センターの委嘱作品として、ニューヨーク・フィルの
シーズン開幕コンサートにてロリン・マゼール指揮により初演されたオーケ
ストラ、合唱、児童合唱、録音テープによる約25分の大作です。この録音
は初演後、同じキャストにより行われました。この作品により、ジョン・ア
ダムズは2003年度ピューリッツァー賞(音楽部門)を受賞しています。現代
アメリカを代表する作曲家により書かれたこの「鎮魂歌」は、「ポストモダ
ン時代の完璧なレクイエム」(ロサンジェルス・タイムズ紙)との絶賛を受
けています。

2564.61434  \1980
グラズノフ:交響曲第5番作品55、バレエ《四季》作品67
ホセ・セレブリエール指揮
ロイヤル・スコッ ティッシュ・ナショナル管弦楽団
1938年ウルグアイ生まれの指揮者&作曲家であるセレブリエールは、日本で
の知名度は今ひとつですが、様々なオーケストラと数多くのCDを発表して
います。ワーナー初登場となるこの1枚は、グラズノフの交響曲と傑作バレ
エ曲の組み合わせです。

2564.61718  \1350
レーガー:
バッハの主題による変奏曲とフーガ作品81、
テレマンの主題による変奏曲とフーガ作品134
マーク・ラティマー(ピアノ)
イギリスを中心にジャズとクラシックの両面で活躍するピアニスト=ラティ
マーによるレーガーの2つのピアノ曲。

2564.61402  10枚組  \12000
フリッツ・ヴェルナー・バッハ・エディション2(教会カンタータ2)
バッハ:
教会カンタータ BWV 8/BWV 10/BWV 19/BWV 21/BWV 26/BWV 50/BWV 51
/BWV 53/BWV 56/BWV 70/BWV 78/BWV 79/BWV 80/BWV 85 *第1回録音
/BWV 90/BWV 98/BWV 102/BWV 105/BWV 106/BWV 119/BWV 130/BWV 131
/BWV 137/BWV 140 *第2回録音/BWV 140 *第1回録音/BWV 147/BWV 149
/BWV 150/BWV 180/BWV 200
ハインリヒ・シュッツ合唱団、
ハイルブロン=プフォルツハイム室内管弦楽団、
指揮:フリッツ・ヴェルナー他
フリッツ・ヴェルナーは1898年生まれ、1977年に没したドイツの合唱指揮者。
そのバッハ演奏は、カール・リヒターと並び称され日本でも多くのファンを
持っていました。リヒターの峻烈な演奏とは異なり、ヴェルナーのバッハは、
常に温かみを持つ穏当な解釈を特徴とします。ヴェルナーのバッハ録音は、
58曲の教会カンタータ録音(2曲は新旧録音あり)、受難曲やオラトリオ、
ミサなどの大規模宗教曲録音があります。これらの録音はステレオ最初期の
1959年頃から1974年頃になされました。そのすべてが、全3巻CD全30枚の最新
リマスターシリーズとして、オリジナルテープより復刻されます。「カンタ
ータ選集第1巻」2564.61401に続く発売。なお、第3巻には受難曲、オラト
リオ、ミサ、モテット他を収録。

2564.61730  6枚組 \5940
ヴォーン・ウィリアムズ:
交響曲第1番(海の交響曲)、第2番(ロンドン交響曲)、第3番(田園交響曲)
第4番、第5番、第6番、第7番(南極交響曲)、第8番、第9番、
タリスの主題による幻想曲、揚げひばり、舞踏のための仮面劇《ヨブ》、
グリーンスリーヴズ幻想曲、《すずめばち》-序曲
アンドリュー・デイヴィス指揮
BBC交響楽団&合唱団他
A.デイヴィス&BBC交響楽団によるヴォーン・ウィリアムズの交響曲全曲
録音の廉価盤BOXセット。今までBOX未収録であった《グリーンスリー
ヴズ幻想曲》、《すずめばち》-序曲も収録。録音:1990〜96年。

5046.71050  2枚組 \2250
ロッシーニ:歌劇《セビリャの理髪師》[全曲]
タディ、シミオナート、インファンティーノ、バディオリ、
プレヴィターリ指揮ミラノ・イタリア放送交響楽団&合唱団
名バリトンのタデイと名花シミオナートという豪華な顔合わせ、しかも指揮
は名手プレヴィターリ。1951年の放送録音(モノラル)。
 
<NAXOS>  各1枚 \850
8.551219-20(2枚組)
※ナクソス・ドイツ企画盤、ライナーノートは独語のみ
<ミュラー=ブリュール&ケルンCO/傑作シリーズ>
J.S.バッハ(1685-1750):ミサ曲ロ短調
演奏・歌/ヘルムート・ミュラー=ブリュール(指揮)
ケルン室内管弦楽団、ドレスデン室内合唱団、
スンハエ・イム(ソプラノ)、
マリアンネ・ベアーテ・シェラン(メゾ・ソプラノ)、
アン・ハレンベリ(アルト)、
マルクス・シェーファー(テノール)、
ハンノ・ミュラー=ブラハマン(バス・バリトン)
すでに管弦楽・協奏曲集などもリリースし、J.S.バッハのスペシャリストとし
て認知されているコンビが、純ドイツ風の落ち着いた味わいで演奏しています。

8.555791
<独奏ハープのための音楽>
リスト:
愛の夢(ルニエ編曲)/3つの演奏会用練習曲-第3番「溜め息」(ルニエ編曲)
ドニゼッティ:歌劇「ランメルモールのルチア」-ハープ独奏(ツァーベル編曲)
グリンカ:夜想曲「別れ」 ラインホルト:即興曲Op.28-3 
ショパン:12の練習曲Op.25-第1番「牧童」(ポッセ編曲) 
レスレル[ロゼッティ]:ソナタ第2番 
シュポア:幻想曲Op.35 
ポッセ:練習曲第2番/練習曲第7番 
パリッシュ=アルヴァーズ:セレナード
演奏/エリザベス・ハイネン(ハープ)
ルニエ編曲によるリストの作品を両端におき、ハープのオリジナル作品やハー
ピストたちの編曲になるピアノ曲などを並べた、まさにハープならではの(や
やマニアックな)選曲。ハイネンはスーザン・マクドナルド門下で、フィラデ
ルフィア管の首席も務めた奏者。

8.557013
チシチェンコ(1939- ):交響曲第7番(世界初録音)
演奏/ドミトリ・ヤブロンスキー(指揮)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
ショスタコーヴィチの孫弟子に当たる作曲家が1994年に作曲したこの交響曲は、
全5楽章で約50分を要する作品。“シリアスになりすぎないショスタコーヴィ
チ作品”といった印象を与え、コミカルで劇場音楽風の作風も加わります。ス
ケルツォ風の楽章は、まさにショスタコーヴィチのバレエ音楽を思わせます。

8.557031
パイジェッロ(1740-1816):
歌劇のシンフォニア/ピアノ協奏曲第2番/歌劇「プロゼルピーヌ(プロセル
ピナ)」-序曲/ピアノ協奏曲第4番
演奏/フランチェスコ・ニコロージ(ピアノ)、
ジェンナーロ・カッパビアンカ(指揮)
コレギウム・フィラルモニクム室内管弦楽団
多くのオペラ・ブッファで有名なパイジェッロは、ハイドンやベートーヴェン
が敬愛したほど、当時の最先端をいく作曲家。古典派のエッセンスを凝縮した
ような器楽作品は、爽やかに歌うメロディやシンプルな音の構成などが特徴で、
青年期のモーツァルト作品がお好きな方には、特におすすめです。

8.557037
<天は美し-讃歌とアンセム集>
スレーター(編曲:P.ハーレイ):Jesu, the very thought of Thee 
ウィラン:
Gloria Deo per immensa saecula/I beheld her/Fair in face/Rise up,
my love 
キャンベル: 主に向かいて歓ばしき声をあげよ 
S.S.ウェズリー:O Thou who camest from above 
ハウエルズ: テ・デウム 
ラミンシュ:アヴェ・ヴェルム・コルプス 
アイアランド:My song is love unknown 
モーツァルト:モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」 
ケリー: マニフィカト 
W.H.モンク:日暮れてよもは暗く 
メンデルスゾーン:われらに平安をあたえたまえ 
W.H.ハリス:天は美し 
スクルフィールド:The day Thou gavest(英語・独語歌詞付き、英語対訳付き)
歌・演奏/ノエル・エジソン(指揮)
エローラ・セント・ジョンズ聖歌隊、ポール・ハーレイ(オルガン)
広い教会で豊潤なハーモニーを身体いっぱいに浴びるような気分。まさにそれ
がこのCDで体験できます。英国国教会のために作られた英語の歌詞による宗教
作品を中心に、この合唱団が拠点としているカナダの教会で歌われている作品
などを集めました。

8.557167
ブリッジ(1879-1941):
狂詩曲「春の始まり」/交響詩「夏」/管弦楽のための2つの詩/交響組曲
「海」
演奏/ジェイムズ・ジャッド(指揮)ニュージーランド交響楽団
24bit録音。R・シュトラウスの豊潤さ、ドビュッシーの色彩、ディーリアスの
ファンタジーを兼ね備えたと言ってよい、イギリスの作曲家による作品集。
4曲からなる「海」は、ドビュッシーに対するイギリスからの回答であり、
愛弟子ブリテンを魅了した作品です。

8.557288
エルガー(1857-1934):<宗教合唱曲集>
主に捧げよ(詩篇第29番)/アヴェ・ヴェルム・コルプス/アヴェ・マリア
/めでたし、海の星/おお汝、耳を傾けよ/テ・デウム/ベネディクトゥス
/おお、救い主なるいけにえよ/主は偉大なり(詩篇第48番)/オラトリオ
「使徒たち」-The Spirit of the Lord is upon me/行け、我が歌/オラト
リオ「生命の光」-Seek Him that maketh the seven stars/同-世界の光
(原語歌詞、英語対訳付き)
歌・演奏/クリストファー・ロビンソン(指揮)
ケンブリッジ大学セント・ジョンズ聖歌隊、
ジョナサン・ヴォーン(オルガン)
ロビンソン&セント・ジョンズによるイギリス合唱曲シリーズは、アマチュ
ア合唱団でも取りあげることが多くなったエルガーの作品集。「威風堂々」
のような威厳を保ちつつ、大英帝国の栄光と品位や伝統ある教会のイメージ
を感じさせる音楽です。

8.557342
バラダ(1933- ):
ゲルニカ/サラサーテをたたえて/カザルスをたたえて/交響曲第4番「ロ
ーザンヌ」/サパタ:管弦楽のための映像
演奏/サルバドール・マス・コンデ(指揮)
バルセロナ交響楽団、カタロニア国立管弦楽団
ストラヴィンスキーを思わせる多彩な作曲技法、さまざまなオーケストラの
演奏手法を駆使して新しい音楽を作るスペインの作曲家が、ピカソ他の芸術家
を賛美。「サパテアード」をベースにしたサラサーテ賛美、「鳥の歌」をベ
ースにしたカザルス賛美など、「エスニック・アヴァン・ギャルド」と称さ
れるこの作曲家の、もっとも親しみやすい作品集です。

8.557454
<サクソフォーンとオーケストラのためのバラード集>
トマジ(1901-1971):
アルト・サクソフォーンとオーケストラのためのバラード 
マルタン(1890-1974):サクソフォーンとオーケストラのためのバラード 
ラヴェル(1875-1937)(編曲:A.ホウレ):
サクソフォーンと室内オーケストラのためのハバネラ形式の小品 
ピアソラ(1921-1992)(編曲:T.ケルケゾス):
サクソフォーンとオーケストラのためのタンゴ組曲 
ドラガタキス(1914-2001):
サクソフォーンと弦楽のためのバラード(世界初録音) 
ペドロ・イトゥラルデ(1929- )(管弦楽編曲:J.イトゥラルデ):
サクソフォーンとオーケストラのためのチャールダーシュ(世界初録音)
演奏/セオドア・ケルケゾス(サクソフォーン)、
ロベルト・ミンチュク(指揮)ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
メロディ楽器としての魅力を最大限に生かした作品を集めている一枚。フラン
ス近代の香りとエキゾティックさをミックスさせたトマジや新古典主義のマル
タンほか、ギリシャやスペインの作曲家のオリジナル作品など、どれもがサッ
クスの世界だけにとどまらない魅力を持っています。

8.557553-54(2枚組)
エイヴィソン(1709-1770):
7つのパートのための12の合奏協奏曲Op.6(D.スカルラッティの「42の練習曲
集」より編曲、世界初録音)
演奏/エイヴィソン・アンサンブル(ピリオド楽器使用)、
パヴロ・ベズノシウク(ディレクター、ヴァイオリン)
18世紀のイギリスにおける重要な作曲家であり、J.C.バッハやハイドンに先駆
けて音楽形式を確立させたことでも評価されるエイヴィソン。D.スカルラッテ
ィ作曲による鍵盤楽器のためのソナタから編曲した協奏曲集を、イギリス古楽
界の中心的存在であるベズノシウクたちが再現します。

8.559114
ジョプリン(1868-1917):<ピアノ・ラグ集>
メープル・リーフ・ラグ/ヘリオトロープ・ブーケ:スロウ・ドラッグ・トゥ
ー=ステップ/パイナップル・ラグ/ソラス:メキシカン・セレナード/パラ
ゴン・ラグ/プレザント・モーメンツ:ラグタイム・ワルツ/エリート・シン
コペーションズ/オリジナル・ラグ/フィグ・リーフ:ハイ=クラス・ラグ/
エンターテイナー:ラグタイム・トゥー=ステップ/イージー・ウィナーズ/
カントリー・クラブ・ラグ/ストレニュアス・ライフ/ベシーナ:コンサート
・ワルツ
演奏/アレクサンドル・ペスカノフ(ピアノ)
アメリカン・ルーツ・ミュージックとして、クラシック音楽の世界でも取りあ
げるアーティストが多いジョプリンの作品集。アメリカ音楽のみならず、ド
ビュッシーやストラヴィンスキーなど、ラグタイムの影響を受けた作曲家も多
数いるだけに、20世紀前半の音楽ファンは必聴でしょう。

8.559119
アイヴズ(1874-1954):
ヴァイオリン・ソナタ第1番/ヴァイオリン・ソナタ第2番/ヴァイオリン・
ソナタ第3番/ヴァイオリン・ソナタ第4番「キャンプの集いの子供の日」
演奏/カート・トンプソン(ヴァイオリン)、
ロドニー・ウォーターズ(ピアノ)
1902年から1916年にかけて作曲された4曲のヴァイオリン・ソナタは、順に聴
くとロマン派からコラージュ手法へと至る足跡をたどれます。当時の流行歌、
民謡などが使われるアイヴズ特有の作品を、この作曲家に傾倒するヴァイオリ
ニストの演奏で。

8.559155
ダイアモンド(1915- ):
詩編/チェロと管弦楽のためのカディッシュ/交響曲第3番
演奏/ジェラード・シュウォーツ(指揮)、
シアトル交響楽団、ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)
米Delosからの移行商品。ダイナミックで洗練された、いかにもダイアモンド
らしい交響曲(ミュンシュ/ボストン響が初演)を軸に、巨匠シュタルケルが
ソロを弾いた祈りの音楽、アンドレ・ジイドに捧げている「詩編」をカップリ
ングした、交響曲シリーズの最新盤です。

8.559191
ビーチ(1867-1944):<歌曲集>
雨の日/アリエッタ/彼女から遠ざかる時/夜の女王/秘密/恍惚/心ととも
に/おやすみ、小さなあなた/夜/忘却/Dearie/Far Awa'/季節は春/ああ
恋よ、いつの日か/I Send My Heart Up to Thee!/Come, ah Come/カンツォ
ネッタ/Ich sagte nicht/Wir drei/六月/Je demande a l'oiseau/Go Not
 Too Far/Shena Van/Baby/Hush, Baby Dear/前奏曲/O Sweet Content/
Ein altes Gebet/葬儀の花輪 /キャンディ・ライオン/感謝祭の物語/黄昏
に/主人/メイ・フラワーズ/我は主を求め/Though I Take the Wings of
Morning(英語・仏語・独語歌詞、英語対訳付き)
歌・演奏/キャサリン・ブリンゲルド(ピアノ)、
キャサリン・ケルトン(メゾ・ソプラノ) 
近代における女性作曲家の草分けとして、アメリカ・ニューイングランド楽派
の中心的作曲家として、再注目されているビーチの歌曲集。ロマン派音楽の流
れを受け継ぎ、どれもが民謡かと思うほどシンプルで親しみやすいメロディを
持っています。


<NAXOS OPERA>
8.660128  \1000
ロッシーニ(1792-1868):歌劇「ブルスキーノ氏、または冒険する息子」
歌・演奏/アレッサンドロ・コデルッピ(テノール)、
マウリツィオ・レオニ(バリトン)、エレナ・ロッシ(ソプラノ)、
ダーリオ・ジョルジェレ(バス)、
クラウディオ・デズデーリ(指揮)
イ・ヴィルトゥオージ・イタリアーニ、他(伊語リブレット付き)
序曲ばかりが有名になっているオペレッタの全曲版。全1幕のためCD1枚に収
まり、ロッシーニの愉快なオペレッタを気軽に楽しめる一枚です。作曲者19歳
の時の作品で、モーツァルト(フィガロ、など)を思わせる軽妙洒脱な雰囲気
に満ちています。イタリア出身の歌手たちを中心に据えたキャスティングも見
事です。


<NAXOS BOX SET>
8.501701  17枚組  \8500
ドヴォルザーク(1841-1904):<管弦楽曲全集/その他>
交響曲第1番「ズロニツェの鐘」-第9番「新世界より」(全9曲)/伝説曲
(全10曲)/交響的変奏曲/ピアノ協奏曲/交響詩「水の精」/ヴァイオリ
ン協奏曲/ロマンス/マズルカ*/チェロ協奏曲ロ短調/森の静けさ(室内楽
曲編)*/ロンド*/スラヴ舞曲集(全2集)/狂詩曲/3つのスラヴ狂詩曲
/交響詩「真昼の魔女」/交響詩「金の紡ぎ車」/交響詩「野ばと」/セレ
ナード ホ長調(弦楽セレナード)/セレナード 二短調(管楽セレナード)
/夜想曲*/5つのプラハ・ワルツ*/ポルカ「プラハの学生に捧ぐ」*/小管
弦楽のための7つの小品(間奏曲集)*/チェコ組曲/組曲イ長調*/ポロネ
ーズ*/祝典行進曲/歌劇「王様と炭焼き」序曲/歌劇「ジャコバン党員」/
歌劇「カーチャと悪魔」/歌劇「ルサルカ」/歌劇「ディミートリー」序曲
/歌劇「アルミーダ」序曲/歌劇「ヴァンダ」/序曲「自然の王国で」/序
曲「謝肉祭」/序曲「オセロ」/序曲「わが家」/序曲「フス教徒」/歌劇
「いたずら百姓」序曲/劇的(悲劇的)序曲/スケツルォ・カプリッチョー
ソ/交響詩「英雄の歌」
演奏/スティーヴン・ガンゼンハウザー(指揮)
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団、
チェコスロヴァキア放送ブラティスラヴァ交響楽団、
イエネ・ヤンドー(ピアノ)、イリヤ・カーラー(ヴァイオリン)、他
*印は新録音/ドミトリ・ヤブロンスキー(指揮、チェロ)
ロシア・フィルハーモニー管弦楽団、
アレクサンドル・トロスティアンスキ(チェロ)
ナクソスに録音された、ドヴォルザークの交響曲、管弦楽曲、協奏曲などを
集成。しかもいくつかの新録音を加えて、より完全な管弦楽作品集へと近づ
いたボックス・セット。この1セットがあれば、「ドヴォルザーク・オタク」
を自称しても恥ずかしくないほどの内容です。


<NAXOS HISTORICAL> 各1枚 \850
8.110091-92(2枚組)
ワーグナー(1813-1883):
「ジークフリート」-楽劇「ニーベルングの指環」第二夜(抜粋)
(録音:1928年-1932年)
歌・演奏/[第1幕第1場・第2場]
ラウリッツ・メルヒオール(テノール)、
ハインリヒ・テスマー(テノール)、
フリードリッヒ・ショル(バス・バリトン)、
ロベルト・ヘーガー(指揮)
ロンドン交響楽団 
[第1幕第3場]
ラウリッツ・メルヒオール(テノール)、
アルベルト・ライス(テノール)、
アルバート・コーツ(指揮)ロンドン交響楽団 
[第2幕第1場]
エドゥアルト・ハービヒ(バス)、
フリードリッヒ・ショル(バス・バリトン)、
ロベルト・ヘーガー(指揮)ロンドン交響楽団 
[第2幕第2場]
ラウリッツ・メルヒオール(テノール)、
アルバート・コーツ(指揮)ロンドン交響楽団 
[第2幕第2場(続き)、第3場]
ラウリッツ・メルヒオール(テノール)、
ハインリヒ・テスマー(テノール)、
エドゥアルト・ハービヒ(バス)、
ロベルト・ヘーガー(指揮)ロンドン交響楽団 
[第2幕第3場(続き)]
ラウリッツ・メルヒオール(テノール)、
ノーラ・グルーン(ソプラノ)、
アルバート・コーツ(指揮)ロンドン交響楽団 
[第3幕第1場]
エミール・シッパー(バリトン)、
マリア・オルシェフスカ(コントラルト)、
カール・アルヴィン(指揮)ウィーン国立歌劇場管弦楽団 
[第3幕第2場]
ラウリッツ・メルヒオール(テノール)、
ルードルフ・ボッケルマン(バス・バリトン)、
アルバート・コーツ(指揮)ロンドン交響楽団 
[第3幕第3場]
ラウリッツ・メルヒオール(テノール)、
ロベルト・ヘーガー(指揮)ロンドン交響楽団 
[第3幕第3場(続き)]
フローレンス・イーストン(ソプラノ)、
ラウリッツ・メルヒオール(テノール)、
ロベルト・ヘーガー(指揮)コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団)
ウォード・マーストン復刻。1928年から32年にかけて、英HMVが行ったいくつ
かの録音セッションをまとめ、ひとつの楽劇(ただし抜粋)として楽しめる
よう曲順などを編集したもの。復刻にはいろいろな状態のSP盤が使用された
ものの、見事なテクニックによって音質もバランスがとれ、メルヒオールの
名唱を中心とした楽劇になっています。

8.110266
<ザ・ジーリ・エディション第5集:カムデン・ニューヨーク録音集1927-1928>
ビゼー:歌劇「真珠採り」-神殿の奥深く 
ポンキエルリ:
歌劇「ジョコンダ」-サンタフィオルの公爵、エンツォ・グリマルド/同曲
(代替テイクの盤) 
ドニゼッティ:
歌劇「ランメルモールのルチア」-我が祖先の墓よ/同曲(SPでの未発売録音
テイク)/同-正しき天の神よ/同曲(代替テイクの盤)/同-お前は昇天の翼
を広げた/同曲(代替テイクの盤)/じゃまをするのはだれだ 
ヴェルディ:
歌劇「リゴレット」-愛する美しいおとめよ/同曲(代替テイクの盤)/歌劇
「椿姫(ラ・トラヴィアータ)」-燃ゆる心を 
マスカーニ:
歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」-乾杯の歌「酒をたたえて」 
トマ:
歌劇「ミニョン」-Ah, non credevi tu/ヴィルヘルムのカヴァティーナ「さ
らばミニョン、勇気を出して」 
マイアベーア:
歌劇「アフリカの女」-おお、パラダイス E.デ・クルティス:夜の声/私に
歌っておくれ(録音:1927-1928年、カムデン、ニューヨーク)  
<Vol.1: 8.110262/ Vol.2: 8.110263/Vol.3: 8.110264/Vol.4: 8.110265>
歌・演奏/ベニアミーノ・ジーリ(テノール)、
ロザリオ・ブールドン(指揮)、ジュリオ・セッティ(指揮)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団・合唱団、
アメリータ・ガッリ=クルチ(ソプラノ)、
エツィオ・ピンツァ(バス)、他 
マーク・オバート=ソーン復刻。ジーリの録音シリーズ最新盤。目玉はやはり、
同一曲別テイクの音源。ジーリ専門家によるディスコグラフィを参照した完全
リリースで、1996年にリリースされたRomophoneからの全集盤をもとに、新し
くリマスターした音源も使用されています。

8.110761
<アルトゥール・シュナーベル − ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ録音協会
全集第7集>
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ・ソナタ第22番/ピアノ・ソナタ第23番「熱情」/ピアノ・ソナタ
第24番/ピアノ・ソナタ第25番/ピアノ・ソナタ第26番「告別」
(録音:1932年3月21日、1933年4月11日・13日、1935年11月15日、ロンドン)
演奏/アルトゥール・シュナーベル(ピアノ) 
マーク・オバート=ソーン復刻。シュナーベルのシリーズも、いよいよ後半の
山場へ。どことなく静けさと孤高さが漂うこの5曲(「熱情」でさえも!)の
演奏は、作曲者の円熟や心情を表現したようでもあり、シュナーベル芸術の真
髄でもあります。

8.110913
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィア」(管弦楽編曲:ワインガルトナ
ー)(録音:1930年3月26日-28日・31日、ロンドン)/バレエ音楽「プロメ
テウスの創造物」-序曲(録音:1933年11月14日、ロンドン)/交響曲第5番
「運命」(録音:1933年1月31日、2月2日、ロンドン)
演奏/フェリックス・ワインガルトナー(指揮)
[ソナタ]ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団、
[序曲、交響曲]ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
マーク・オバート=ソーン復刻。20世紀前半におけるベートーヴェン演奏・研
究の第一人者による録音。「ハンマークラヴィア」は米Columbiaおよび英
Columbiaの盤、序曲と交響曲は米Columbiaの盤、それぞれ最良の状態にあっ
たSPから復刻。音もさることながら、演奏も当時のスタイルを伝えます。


<NAXOS SACD>
CDプレーヤーで再生可能なSuper Audio CDハイブリッド(Super Audio CDは、
音声を従来のCDより高密度に記録したディスクです。またこのディスクは
Super Audio CD層とCD層の2層からなるハイブリッド仕様です。Super Audio
 CD層:Super Audio CD対応プレーヤーで再生可能/CD層:通常のCDプレーヤ
ーで再生可能

6.110014  \2180
モーツァルト(1756-1791):歌劇「フィガロの結婚」(ハイライト)
歌・演奏/ボー・スコウフス(バリトン)、
マリーナ・メシェリアコワ(ソプラノ)、
ユディト・ハラース(ソプラノ)、
レナート・ジロラミ(バリトン)、
ミシェル・ブリート(ソプラノ)、
ミヒャエル・ハラース(指揮)
ニコラウス・エステルハージ・シンフォニア、
ハンガリー国立合唱団(合唱指揮:マーティアス・アンタル)、他
制作方式:DSDマスタリング 
ディスクの種類:ハイブリッドディスク 
チャンネル:マルチチャンネル・サラウンド・サウンド(5.1ch)、
2chステレオ、CDスタンダード・ステレオ(全トラックを3つのチャンネル
で収録)
CD(8.660102-04=発売済)より抜粋、DVDオーディオ(5.110014=同時発売)
と同音源です。スコウフスの堂々たる歌、メシェリアコワ、ハラースの可憐
な歌が光り、コンパクトで存在感があるオーケストラ(小編成の現代オケ)
のサウンドも特徴です。CDと比較するのも、オーディオ・ファンとしては楽
しみでしょう。
http://www.naxos.com/libretti/Figaro.htm>にてイタリア語リブレット
(歌劇全体)をご覧いただけます。

6.110060  \2180
グリーグ(1843-1907):
演奏会用序曲「秋に」/ピアノ協奏曲/4つの交響的舞曲
演奏/ビャーテ・エンゲセット(指揮)
ロイヤル・スコティッシュ管弦楽団、ホーヴァル・ギムセ(ピアノ)
制作方式:DSDマスタリング 
ディスクの種類:ハイブリッドディスク 
チャンネル:マルチチャンネル・サラウンド・サウンド(5.0ch)、
2chステレオ、CDスタンダード・ステレオ(全トラックを3つのチャンネル
で収録)
CD(8.557279=発売済)、DVDオーディオ(5.110060=同時発売)と同音源
です。ノルウェーの指揮者とピアニスト、そしてノルウェーと歴史的なつな
がりがあるスコットランドのオーケストラによるグリーグは、叙情と豊穣を
合わせ持った音楽を聴かせる演奏。繊細な響きを体験するために、SACDは最
適のメディアです。

6.110062  \2180
ショスタコーヴィチ(1906-1975):映画音楽「ハムレット」
演奏/ドミトリ・ヤブロンスキー(指揮)
ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
 制作方式:DSDマスタリング 
ディスクの種類:ハイブリッドディスク 
チャンネル:マルチチャンネル・サラウンド・サウンド(5.1ch)、
2chステレオ、CDスタンダード・ステレオ(全トラックを3つのチャンネル
で収録)
CD(8.557446=発売済)と同音源です。ヤブロンスキーのショスタコーヴィ
チは、すでにナクソスでも確固たる地位を築いていますが、この作品の全貌
を知るには最適の一枚として、CD発売時に話題となりました。


<NAXOS DVD-A>
5.110014  \1980
モーツァルト(1756-1791):歌劇「フィガロの結婚」(ハイライト)
歌・演奏/ボー・スコウフス(バリトン)、
マリーナ・メシェリアコワ(ソプラノ)、
ユディト・ハラース(ソプラノ)、
レナート・ジロラミ(バリトン)、
ミシェル・ブリート(ソプラノ)、
ミヒャエル・ハラース(指揮)
ニコラウス・エステルハージ・シンフォニア、ハンガリー国立合唱団
(合唱指揮:マーティアス・アンタル)、他
音声方式:5.1ドルビー・デジタル・サラウンド・サウンド、
5.1DTSサラウンド・サウンド 
映像:イメージ画(静止画) 
DVDオーディオ・プレーヤー及びDVDビデオ・プレーヤーでご覧いただけます。
CD(8.660102-04=発売済)より抜粋、SACDハイブリッド(6.110014=同時発
売)と同音源です(ただしSACD盤に比べて、若干収録曲が多くなっています)。
リブレットは付いておりませんが、インターネット上の
<http://www.naxos.com/libretti/Figaro.htm>にてイタリア語リブレット
(歌劇全体)をご覧いただけます。

5.110060  \1980
グリーグ(1843-1907):
演奏会用序曲「秋に」/ピアノ協奏曲/4つの交響的舞曲
演奏/ビャーテ・エンゲセット(指揮)
ロイヤル・スコティッシュ管弦楽団、ホーヴァル・ギムセ(ピアノ)
録音・ミックス:サラウンド・サウンド、48kHz、24ビット 
音声方式:5.1ドルビー・デジタル・サラウンド・サウンド、
5.1DTSサラウンド・サウンド 
映像:イメージ画(静止画) 
DVDオーディオ・プレーヤー及びDVDビデオ・プレーヤーでご覧いただけます。
CD(8.557279=発売済)、SACDハイブリッド(6.110060=同時発売)と同音源
です。


<MARCO POLO>
8.225265  \1550
ロンビ(1810-1874):<管弦楽作品全集第10集>
ギャロップ「ブーケ・ロイヤル」/パ・ド・ドゥ「エル・カプリッチョ」/イ
ンディアン戦争舞曲/パ・ド・ドゥ、ホーンパイプ&リールダンス「漁師の娘
たち」/パ・ド・ドゥ「軍隊ギャロップ」/パ・ド・ドゥ・ディヴェルティス
マン「ポルケッタ」/ディヴェルティスマン「圧倒的」/パ・ド・ドゥ「ポラ
ッカ・ゲッリエラ」/行進曲「私たちの敬礼」/ポルカ・マズルカ「リュセ
ット」/バッカス・ギャロップ
演奏/デーヴィッド・リデル(指揮)チヴォリ交響楽団
オッフェンバックかロッシーニかシュトラウスか、という具合に理屈抜きで
楽しい「ブーケ・ロイヤル」で幕を開け、まるでひとつのショーが展開して
いるような気分にさせてくれる第10集。バレエ音楽や舞曲の多いことも、こ
のシリーズ最新盤の特徴です。


<cpo>
999829-2  \1450
(フランツ・ヨゼフ・)ハイドン(1732-1809):
<ピアノ三重奏曲全集第6集>
3つのピアノ三重奏曲(ピアノ三重奏曲第43番/ピアノ三重奏曲第44番/ピア
ノ三重奏曲第45番)
演奏/トリオ1790(ピリオド楽器使用)
当時のヴィルトゥオーゾ・ピアニストに捧げられたこの3曲は、当然ながらピ
アノ・パートに革新的な要素を取り入れており、晩年の円熟した作曲テクニッ
クと融合して、この分野での最高傑作を生み出しました。古楽器アンサンブル
による鮮烈な演奏で。

999898-2  \1980
レズニチェク(1860-1945):交響詩「勝者」
演奏・歌/ミハイル・ユロフスキ(指揮)
西部ドイツ放送ケルン放送交響楽団、西部ドイツ放送ケルン合唱団、
ベアーテ・コープ(アルト)
R・シュトラウスをライヴァル視していたためか、対抗意識で作曲したとも言
える壮大な交響詩。レズニチェクの作品はなかなか演奏されませんが、cpoで
は管弦楽作品を中心に、その全容を解明していきます。19世紀末から20世紀
初頭におけるウィーン音楽ファンは必聴!

999906-2  \1450
レーヴェ(1796-1869):<歌曲・バラード全集第19集>
軍司令官/物語-「野いばら」/招待/井戸端のマイズナ/アーリとファトメ
/セルビア歌曲集-第1-第6番/神の全能/少女の願いと告白/オアシス/
オアシスの小鳥の歌/星/歌曲集Op.9-処女と死/ミューズへ、エーバーハ
ルト伯爵のさんざし/5番目の5月/聖ヨハネと小さな虫/サルヴム・ファ
ック・レゲム/3つのバラード-第1番「悪魔」/永遠の愛
歌・演奏/インゲボルク・ダンツ(ソプラノ)、
コート・ガーベン(ピアノ)
ダンツの美しい声を得た第19集は、アラビア旅行(井戸端のマイズナ/オア
シス/オアシスの小鳥の歌)、ペルシャの絵画(アーリとファトメ)など異
国的な題材や、若い頃の作品である「セルビア歌曲集」などを収録しています。

999953-2  \1450
ブゾーニ(1866-1924):<ピアノ作品集>
7つの悲歌集/無窮動/7つの小品集/アルペッジョのための前奏曲と練習曲
演奏/ローランド・ポンティネン(ピアノ)
スペシャリストによる演奏で聴くブゾーニのピアノ作品集。自らがピアニスト
であり、数多くの編曲も手掛けているだけに、ピアノに関する知識と演奏効果
などを駆使したこれらの曲は実にピアニスティック。その醍醐味を味わうべき
一枚です。

999981-2(SACD-Hybrid)  \2550
ワインガルトナー(1863-1942):<交響作品集第1集>
交響詩「リア王」/交響曲第1番
演奏/マルコ・レトーニャ(指揮)バーゼル交響楽団
ディスクの種類:ハイブリッドディスク 
チャンネル:マルチチャンネル・サラウンド・サウンド(5.0ch)、
2chステレオ、CDスタンダード・ステレオ(全トラックを3つのチャンネル
で収録)、CDプレーヤーで再生可能なSuper Audio CDハイブリッド(Super
Audio CDは、音声を従来のCDより高密度に記録したディスクです。またこの
ディスクはSuper Audio CD層とCD層の2層からなるハイブリッド仕様です。
Super Audio CD層:Super Audio CD対応プレーヤーで再生可能/CD層:通常
のCDプレーヤーで再生可能
指揮者として有名なワインガルトナーは、クレンペラーやフルトヴェングラ
ー同様に、作曲家としても評価されるべき存在。作風はマーラーに影響を受
けた後期ロマン派音楽の流れであり、かつて首席指揮者を務めたオケが、シ
リーズを通じて共感深い演奏を聴かせます。
-

<NAXOS DVD-Video>
2.110505  \1750
<「音楽の旅」シリーズ ー ヴェネツィア>
[収録曲]コレルリ:12の室内トリオ・ソナタOp.2第4番-Giga/合奏協奏曲
Op.6第7番-Vivace/同第3番-Grave/同第12番-Adagio ヴィヴァルディ:合
奏協奏曲集「調和の霊感」第11番-Largo e spiccato/ 同第4番-Andante/
トレブル・リコーダー協奏曲P.440,RV.441-Largo/トリオ・ソナタRV.779-
Largo e cantabile/室内ソナタ集Op.1-第12番「ラ・フォリア」/ギター協
奏曲P.209,RV.93(原曲:リュート協奏曲)-Allegro D.スカルラッティ:ピ
アノ・ソナタK.159,L.104/同K.435,L.361 プニャーニ:トリオ・ソナタ
Op.1-3-Grazioso トレルリ:合奏協奏曲集Op.8第6番「クリスマス」-
Allegro/5声のソナタ第1番-Andante A.マルチェルロ:オーボエ協奏曲
ニ短調-Adagio アルビノーニ(ジャゾット編):アダージョ 
[撮影場所]イタリア(ヴェネツィア)
NTSC方式/画像構成比4:3/サウンド・フォーマット:ドルビー・デジタル
・ステレオ、ドルビー・デジタル5.1、DTS5.1/収録時間:55分50秒/片面
一層ディスク
あまりに多くの芸術、アーティスト、音楽家などを輩出したヴェネツィア
(ヴェニス)。観光スポットとして、歴史ある風景としても世界的に有名で
あり、その華麗さは比類のないものがあります。この地にゆかりのあるイタ
リア・バロック時代の音楽をBGMに、この美しい街をたっぷりと味わっていた
だく一枚です。

2.110506  \1750
<「音楽の旅」シリーズ ー パリ>
[収録曲]
モーツァルト:交響曲第31番「パリ」-Allegro ドビュッシー:小組曲-第1
番「小舟にて(フルートとハープのための編曲)」 ショパン:12の練習曲
Op.10-第12番「革命」 ビゼー:「アルルの女」第2組曲-メヌエット(フル
ートとハープのための編曲)/小組曲「子供の遊び」-こま回し(即興曲) 
サティ:3つのジムノペディ-第1番(ドビュッシー編曲) ドリーブ:バレ
エ組曲「シルヴィア」-ピッツィカート/付随音楽「歓楽の王」-Pavane 
プッチーニ:歌劇「マノン・レスコー」-やわらかなレースのなかで マイア
ベーア:歌劇「予言者」-戴冠式行進曲 M.-A.シャルパンティエ:テ・デウ
ム ニ長調H.146-前奏曲(オルガンのための編曲) ワーグナー:「神々の黄
昏」-楽劇「ニーベルングの指環」第三夜-ジークフリートの死と葬送行進曲
 フランク:前奏曲、コラールとフーガ-コラール(管弦楽編曲版) ヴェル
ディ:歌劇「椿姫(ラ・トラヴィアータ)」-導入部/第1幕への前奏曲/パ
リを離れて マレ:ヴィオール曲集より組曲ト長調-Allemande/同-Prelude
/同-Gigue'la petite' フォーレ:3つの歌-第1番「夢のあとに」(オル
ガンのための編曲) 
[撮影場所]フランス(パリ/シャンティイ/ヴェルサイユ/シャルトル)
NTSC方式/画像構成比4:3/サウンド・フォーマット:ドルビー・デジタル
・ステレオ、ドルビー・デジタル5.1、DTS5.1/収録時間:61分56秒/片面
一層ディスク
シリーズ最新盤の一枚は、伝統と革新が共存する街パリの風景と、歴史を物
語る建造物、観光スポットなどを映像で紹介。ゆかりのある音楽を聴きなが
ら、のんびりと散歩をする感覚でお楽しみください。



<OPUS ARTE DVD>
OA0901D(2枚組) \4750
プッチーニ(1858-1924):
歌劇「トスカ」(伊語歌詞)/エクストラ・フィーチャー[インタビュー:ダ
ニエラ・デッシー&ファビオ・アルミリアート、ルッジェーロ・ライモンディ、
マウリツィオ・ベニーニ、ヌリア・エスペルと王立劇場の芸術監督エミリオ・
サヒの対話/キャスト・ギャラリー](収録:2004年1月19日・22日、スペイ
ン、マドリッド、王立劇場)
歌・演奏/ダニエラ・デッシー、ファビオ・アルミリアート、
ルッジェーロ・ライモンディ、マルコ・スポッティ、ミゲル・ソーラ、
エミリオ・サンチェス、ホセプ・ミケル・リボー、
マウリツィオ・ベニーニ(指揮)
王立劇場管弦楽団・合唱団(合唱指揮:マーティン・メリー)、
マドリッド自治州少年合唱団(合唱指揮:ホセ・デ・フェリペ)、
ヌリア・エスペル(演出)、他
NTSC方式/画像構成比16:9Anamorphic/サウンド・フォーマット:LPCMステ
レオ/DTS5.1chサラウンド/収録時間:194分/英・独・仏・西語字幕/片面
二層ディスク(DVD9)
日本語解説書付き。Opus Arteが注目するマドリッド王立劇場での収録で、
キャストやスタッフへのインタビューから、その素晴らしさをより感じてもら
える内容です。デッシー、アルミリアート、ライモンディという強力な歌手た
ちが、あまりにも有名なこのオペラをどう表現しているか、にご期待ください。

OALS3005D  \2380
ペルゴレージ(1710-1736):
歌劇「恋に陥った兄と妹」(伊語歌詞、ブックレットに歌詞付き)
(収録:1989年、伊ミラノ・スカラ座でライヴ収録)
歌・演奏/アレッサンドロ・コルベッリ、ヌッチア・フォチーレ、
アメリア・フェッレ、ベルナデッテ・マンカ・ディ・ニッサ、
ルチアーナ・ディンティーノ、エツィオ・ディ・チェーザレ、
エリザベート・ノルベルク=シュルツ、
リッカルド・ムーティ(指揮)
ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団、ロベルト・デ・シモーネ(演出)、他
NTSC方式/画像構成比4:3Letterbox(メニューのみ16:9Anamorphic)/サ
ウンド・フォーマット:ドルビー・デジタル・ステレオ/収録時間:172分/
英語字幕/片面二層ディスク(DVD9)
日本語解説書付き。「ミラノ・スカラ座」での名演をお楽しみいただけるシリ
ーズの最新盤。知名度の低い作品であっても、スカラ座での上演なら(しかも
ムーティの指揮)信頼性はアップ。コルベッリ、フォチーレをはじめ、オペラ
通でも納得できる歌手陣は、さすが頂点のオペラ・ハウスだと納得いただける
はずです。


<NAXOS  JAZZ  LEGENDS>
8.120677  \850
ベニー・グッドマン第3集「バンブル・ビー・ストンプ」オリジナル・レコー
ディングス1937-1939
[Let's Dance / Jumpin' at the Woodside / I Want to Be Happy / Life
Goes to a Party / If Dreams Come True / Loch Lomond / Make Believe /
Ti-Pi -Tin / My Melancholy Baby / The Flat-Foot Floogie / Big John
Special / Blue Interlude / Bumble Bee Stomp / Louise / It's the
Dreamer in Me / Topsy / Smoke House Rhythm / My Honey's Lovin' Arms
/ Shut-Eye / Rose of Washington Square]
おなじみ「レッツ・ダンス」(1939年、Columbiaへの録音)でスタートするこ
の編集盤は、Victorへの録音をメインにColumbiaの2曲を追加。ハリー・ジェ
ームスが楽団に加わっている時期のもので、ジーン・クルーパ、フレッチャー
・ヘンダーソン、ライオネル・ハンプトンらが参加しているトラックも。
スウィング最高潮時の熱演ばかりです。

8.120702  \850
ベッシー・スミス第3集「プリーチン・ザ・ブルース」オリジナル・レコー
ディングス1925-1927
[I Ain't Got Nobody / He's Gone Blues / Nobody's Blues But Mine /
New Gulf Coast Blues / Florida Bound / At the Christmas Ball / I've
Been Mistreated and I Don't Like It / Red Mountain Blues / Golden
Rule Blues / Squeeze Me / Money Blues / Baby Doll / Hard Driving Papa
 / Lost Your Head Blues / Hard Time Blues / Young Woman's Blues /
Back-Water Blues / Preachin' the Blues]
デビューから約2年半の1925年8月から、1927年2月にかけて録音された音
源を集成(すべてColumbia)。“乗りに乗っている”という評価そのものと
いう時期であり、今回は収録17曲のうち12曲、フレッチャー・ヘンダーソン
がピアノでサポート。ブルースのエッセンスとでも言うべきシンギング・ス
タイルが詰まった一枚です。


<NAXOS  NOSTALGIA>
8.103005  3枚組 \1700
「イントロデューシング……ビング・クロスビー」:「クラシック・クロスビ
ー第1集」1930-1934(8.120507)/クラシック・クロスビー第2集「サム・
オブ・ジーズ・デイズ」オリジナル・レコーディングス1931-1933(8.120562)
/「リズム・キング」ジ・アーリエスト・レコーディングス第1集オリジナル
・レコーディングス1926-1930(8.120696)]
既発売の3枚をボックスセット化して特別価格にて再発売します。

8.103006  3枚組 \1700
「イントロデューシング……マリオ・ランザ」:[「ミッドナイト・キス」
「ニューオリンズの乾杯」からのセレクション1949-1950(8.120547)/
第2集「ザ・グレート・ランザ」オリジナル・レコーディングス1949-1951
(8.120668)/第3集「ザ・クリスマス・アルバム」オリジナル・レコーディ
ングス1950-1952(8.120720)]
既発売の3枚をボックスセット化して特別価格にて再発売します。

8.120737  \850
ピート・シーガー:「イフ・アイ・ハッド・ア・ハンマー」オリジナル・レコ
ーディングス1944-1950
[Cindy / The Young Man who Wouldn't Hoe Corn / The Erie Canal / Casey
Jones / Solidarity Forever / U.A.W.-C.I.O. / Listen, Mr. Bilbo / Roll
The Union On / Devilish Mary / Danville Girl / I Had A Wife / Talking
Atom / Newspaper Men / Cumberland Mountain Bear Chase / Keep My
Skillet Good and Greasy / "T" For Texas / John Riley / Darling Corey
/ Git Along Little Dogies / Penny's Farm / The Jam On Jerry's Rocks
/ Come All Fair Maids / Wasn't That A Time / The Hammer Song / Banks
Of Marble / Banjo Pieces (My Blue-Eyed Gal - Cripple Creek - Old Joe
Clark - Ida Red)]
さまざまなレーベルからリリースされていたシーガーの歌を集成し、ノイズ・
リダクションを施して聴きやすいサウンドに。彼自身の歌が素晴らしいのは言
うまでもないことですが、ウディ・ガスリー、ジ・ユニオン・ボーイズ、バー
ル・アイヴスらゲストとの競演も。ニューヨークという街が生んだシーガーの
歌は、次世代のボブ・ディランやポール・サイモンへとつながっていきます。

8.120761  \850
ディーン・マーティン:「ホェン・ユーアー・スマイリング」オリジナル・レ
コーディングス1946-1953
[I Got The Sun In The Morning / Oh Marie / All Of Me / Walkin' My
Baby Back Home / The Money Song / You Was / Powder Your Face With S
unshine / That Lucky Old Sun / Vieni Su / Muskrat Ramble / I'll Always
Love You / I Don't Care If The Sun Don't Shine / We Never Talk Much /
In The Cool, Cool, Cool Of The Evening / Luna Mezzo Mare / Come Back
To Sorrento / When You're Smiling / You Belong To Me / That's Amore /
 I Feel A Song Coming On]
ゴキゲンなスウィング・サウンドに乗って、甘く魅力的な歌声が楽しめる。
それがディーン・マーティンの醍醐味。彼を映画スターとしてだけ評価するの
は間違っています。
 
<ヴェネチア レーベル>
CDVE 10007  10枚組  \7250
★ご予約締切日 8月7日 ※ご予約日を過ぎたご注文は、商品確保が出来ない
場合がございますので、ご注意下さい。
ショスタコーヴィチ:交響曲全集
ロジェストヴェンスキー指揮
ソヴィエト国立文化省交響楽団
以上4CDが2組と2CDが1組。プラス約200ページのショスタコーヴィチに
関する本(ロシア語のみ)
装丁:310mmx310mm のLPサイズに4種(CDx3種+本)
限定3000セット製作。生産管理番号入り。
メロディア原盤ライセンス商品です。以前Victor,BMGで発売されていたもの
と同じ音源。
  
<TESTAMENT>
SBT1359  \1750
ボッケリーニ(グリュツマッハー編曲):チェロ協奏曲 第9番 変ロ長調
ヴィヴァルディ(ダンディ編曲):チェロ協奏曲 ホ短調
クープラン(バズレール編曲):演奏会用小品
ハイドン:チェロ協奏曲 第2番 ニ長調
ピエール・フルニエ(Vc)
シュトゥットガルト室内管弦楽団
指揮:カール・ミュンヒンガー
モノラル録音
「チェロのプリンス」と謳われ、その気品のある演奏スタイルで聴衆を魅了し
たフルニエ(1906-1886)がDECCAに録音したバロックと古典派のチェロ協奏
曲集。フルニエは主にEMIとDGを中心に録音活動を行っていましたが、1952年か
ら1956年にかけての短い期間のみDECCAへも録音を行っており、クラウスとの
「ドン・キホーテ」(SBT 1185)、クーベリックとのドヴォルザークの協奏曲、
バックハウスとのブラームスのソナタなど、印象的な成果を残しています。こ
のディスクに収められた作品もそれらのひとつですが、ハイドン以外の3作
品はいずれもロマン派の作曲家(バズレールはフルニエのチェロの師匠)が
アレンジしたもので、オリジナルばやりの昨今ではあまり聴く機会がないも
のであり、フルニエのロマンティックな演奏も相俟ってレトロな感興を掻き
立ててくれます。

SBT1360  \1750
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ 第1番イ長調 作品13
ローラ・ボベスコ(Vn)
ジャック・ジャンティ(P)
モノラル録音
昨2003年の9月に84歳で亡くなったルーマニア出身の女流ヴァイオリニスト、
ローラ・ボベスコ(ボベスク)がDECCAに録音したフランクとフォーレのソナ
タ。10年ほど前にキングレコードから一度CDで発売されて、現在は入手不能
になっている音源です。この2曲のソナタは、エネスコの高弟であり、フラン
コ・ベルギー派の流れを汲むボベスコが最も得意としていた作品。後年の録
音もありますが、まだ30代になったばかりのこの演奏には、若々しいエネル
ギーとテクニックの冴えが感じられます。ピアノのジャンティはプライヴェ
ートでもボベスコの夫君だったまさにベスト・パートナーで、実に半世紀以上
にわたって共演を重ねていました。

SBT1345  \1750
J.C.バッハ:管楽のための6つのシンフォニア
シンフォニア 第1番 変ホ長調
シンフォニア 第2番 変ロ長調
シンフォニア 第3番 変ホ長調
シンフォニア 第4番 変ロ長調
シンフォニア 第5番 変ホ長調
シンフォニア 第6番 変ロ長調
ロンドン管楽合奏団
指揮:ジャック・ブライマー
ステレオ録音

SBT1346  \1750
ハイドン:管楽合奏のためのディヴェルティメント集
ディヴェルティメント ヘ長調 Hob.II-15
ディヴェルティメント ヘ長調 Hob.II-13
ディヴェルティメント ハ長調 Hob.II-7
ディヴェルティメント ニ長調 Hob.II-D18
ディヴェルティメント ト長調 Hob.II-3
ディヴェルティメント ト長調 Hob.II-G8
ディヴェルティメント ヘ長調 Hob.II-D23(偽作)
ロンドン管楽合奏団
ステレオ録音
ロンドン管楽合奏団は、1962年に当時DECCAのプロデューサーだったエリック
・スミスの提唱によって、モーツァルトの管楽合奏曲を録音するために結成
されたアンサンブル。ロイヤル・フィルやロンドン交響楽団の首席奏者を歴
任したクラリネットの名手ブライマーをリーダーとして、テレンス・マクドナ
ー(オーボエ)、アラン・シヴィル(ホルン)、ウィリアム・ウォーターハウ
ス(ファゴット)といったロンドンの各オーケストラの首席級が参加してい
ます。当初はレコーディング用の臨時団体でしたが、その後、公開の演奏活動
も行うようになり、モーツァルト以外の録音も行われました。今回復刻される
2枚のディスクは1960年代の後半に録音されたもので、当時としては貴重な
レパートリーでした。





<MD+G>
60412712  \2080
グリーグ:抒情小曲集(抜粋)
ハイディ・コンメレル(フォルテピアノ)
1829年製作のナンネッテ=シュトライヒャー・ピアノを使用したグリーグの抒
情小曲集。コンメレルはミュンヘンでクラウス・シャイデに、ウィーンでブル
ーノ・ザイデルホーファーに学んだシュトゥットガルト出身の女流ピアニス
ト。1990年からはフォルテピアノの演奏者として、ヨーロッパの忘れられた作
曲家の作品の紹介を中心に活動しています。

34112522  \2080
グラウプナー:管弦楽作品集 Vol.2
管弦楽組曲(序曲) GWV451/三重奏曲 GWV203
シンフォニア GWV571
ノヴァ・ストラヴァガンツァ
指揮:ジークベルト・ランペ
ダルムシュタットの宮廷楽団の楽長として活躍したドイツ後期バロックの作
曲家、クリストフ・グラウプナー(1683-1760)のオーケストラ作品集。ノヴァ
・ストラヴァガンツァは、1988年に指揮者兼チェンバロ奏者のランペによって
ハンブルクで創設された古楽アンサンブル。

60312592  \2080
ドヴォルザーク:
チェコ組曲 ニ長調 作品39(シェイファー編曲)
弦楽五重奏曲 ト長調 作品77
アンサンブル・アハト
ドヴォルザーク没後100年記念リリース。作品77の五重奏曲は、弦楽四重奏曲
にコントラバスが加わる特異な編成の作品。また、5曲からなる「チェコ組曲」
は、ポルカやフリアントといったボヘミアの民族舞曲の要素を取り入れた作品
で、元来はオーケストラのための作品ですが、ここではアンサンブル・アハト
のクラリネット奏者、ウルフ=グイード・シェイファーが室内アンサンブル用
に編曲したヴァージョンで演奏しています。本ディスクがMD+Gレーベル・デ
ビューとなるアンサンブル・アハトは、1991年に北ドイツ放送交響楽団やハ
ンブルク歌劇場管弦楽団のメンバーによって結成されたアンサンブル。3人
の管楽器奏者と5人の弦楽器奏者から成っています。   

34212622  \2080
ドヴォルザーク:
ピアノ三重奏曲 第2番 ト短調 作品26
ピアノ三重奏曲 第4番 ホ短調 作品90「ドゥムキー」
ウィーン・ピアノ・トリオ
ドヴォルザーク没後100年記念リリース。既発売の第1番&第3番(342 12612)
に続くドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲全集の第2弾(完結)。ウィーン・
ピアノ・トリオは1988年に結成されたオリジナルの三重奏団で、ヨーロッパ
や南北アメリカの各地で国際的な演奏活動を行っています。メンバーはシュ
テファン・メントル(P)、ヴォルフガング・レディク(Vn)、マティアス・グ
レトラー(Vc)。

60912732  2枚組  \4160
ヘンデル:歌劇「オレステ」(全曲)
メアリー=エレン・ネシ、マリア・ミツォロプールー、
マータ・カツーリ、アントニス・コロネオス、
ペトロス・マグーラス、ニコラス・スパノス
カメラータ・シュトゥットガルト
指揮:ゲオルゲ・ペトルー
ヘンデルのオペラ「オレステ」の世界初の全曲録音。ただし「オレステ」は
正規のオペラではなく、1734年に当時ロンドンで人気の絶頂にあったヘンデル
が、自作をつぎはぎして創り上げた、いわゆるパスティッチョです。したがっ
て、ヘンデルの著名な作品のアリアやメロディーが次々と登場する、ヘンデル
・ファンにはとても興味深い作品となっています。ギリシャ出身のペトルーと
カメラータ・シュトゥットガルトは、この作品を2003年から2004年にかけて、
ギリシャの若いソロイストを起用してアテネで復活上演し、大いに話題になり
ました。本ディスクの録音もその上演に基づいています。

60112752  \2080
ブリテン:
イリュミナシオン 作品18
シンプル・シンフォニー 作品4
フランク・ブリッジの主題による変奏曲作品10
フランツィスカ・ヒルツェル(S)
キエフ室内管弦楽団
指揮:ローマン・コフマン
ブリテンの初期の3作品を収録したディスク。指揮者のコフマンは1936年、キ
エフの出身。1963年の創設から1990年まで、キエフ室内管弦楽団のコンサート
マスターを務め、1990年以降は音楽監督を務めています。アルテュール・ラン
ボーの詩による刺激的な「イリュミナシオン」を歌うヒルツェルは、ボン歌
劇場を中心に活動するソプラノ歌手で、バロック・オペラから現代作品まで
幅広いレパートリーを持っています。





<ARION>
ARN68647  \2180
フォーレ:弦楽四重奏曲 ホ短調 作品121
ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調
ドビュッシー四重奏団
ドビュッシー四重奏団はリヨン音楽院の卒業生によって1990年に結成された
フランスのクァルテット。1993年にはエヴィアンの国際コンクールで優勝し
て一躍脚光を浴びて以来、国際的な演奏活動を続けています。   

●再発売
ARN268038  2枚組  \4360
シューベルト:4手ピアノ作品集Vol.1
幻想曲D.940、創作主題による8つの変奏曲D.813、
ソナタ「大二重奏曲」D.812、序曲D.675、
アレグロ「人生の嵐」D.947、4つのレントラーD.814
フランスの主題によるディヴェルティメントD.823
クリスティアン・イヴァルディ(P)
ノエル・リー(P)

ARN268152  2枚組  \4360
シューベルト:4手ピアノ作品集Vol.2
ハンガリー風ディヴェルティメントD.818、
大ソナタD.617、ロンドD.608&D.951、
フランスの歌による8つの変奏曲D.624、
6つの行進曲とトリオD.819、英雄的行進曲D.885
2つの性格的な行進曲 他
クリスティアン・イヴァルディ(P)
ノエル・リー(P)

ARN268170  2枚組  \4360
フランス4手ピアノ作品集
シャブリエ:道化の行列、ミュンヘンの思い出、
ビゼー:子供の遊び、
グノー:ソナタ、
マスネ:組曲第1番、過ぎし年、
フォーレ:ドリー、
サン・サーンス:子守歌、
フォーレ(メサジュ編):バイロイトの思い出、
ドビュッシー:6つの古代墓碑銘、
ラヴェル:マ・メール・ロワ、
カプレ:とても賢い子供のための沢山の小品、
サティ:梨の形をした3つの小品
クリスティアン・イヴァルディ(P)
ノエル・リー(P)





<TELARC>
CD80627  \2080
SACD60627(SACD-Hybrid)  \3300
ベルリオーズ:レクイエム 作品5
フランク・ロパード(T)
アトランタ交響楽団・合唱団
指揮:ロバート・スパーノ
録音:2003年11月、アトランタ
現在、アメリカで注目を集めているスパーノとアトランタ交響楽団のコンビに
よるベルリオーズの「レクイエム」の最新録音。スパーノはこの大作の怪物性
をいたずらに強調することなく、的確なフレージングとリズム感で全体を集中
力高くまとめ上げており、その結果、音楽的でかつ「カッコイイ」演奏が生れま
した。この録音はTELARCにしては珍しく84年の故ロバート・ショウ盤
(CD 80109)以来、同オケ・同合唱団によるおよそ20年振りの再録音。
しかも、今回の録音にも名エンジニアにジャック・レナーが携わっており、
いかにこの曲が録音芸術的に再録してまでして録りたい魅力的な楽曲である
かが窺い知れます。ショウが創設し、鍛え上げてきたアトランタ交響合唱団
の美しいハーモニーと力強い表現力も聴き応え十分。さすがに前回の録音を
大きく上回る立体的な音造りで、パースペクティヴ豊かに美しくとらえた超
最優秀録音となっています。

●NEW MID LINE
※カタログNO.の変更はありません。
CD80084  \1350
ベルリオーズ:歌曲集「夏の夜」 作品7
フォーレ:組曲「ペレアスとメリザンド」 作品80
エリー・アーメリンク(S)
アトランタ交響楽団
指揮:ロバート・ショウ

CD80095  \1350
シベリウス:
交響曲 第2番 ニ長調 作品43
交響詩「フィンランディア」 作品26
クリーヴランド管弦楽団
指揮:ヨエル・レヴィ

CD80444  \1350
マーラー:交響曲 第6番 イ短調 「悲劇的」   
アトランタ交響楽団
指揮:ヨエル・レヴィ

CD80643  \1350
プーランク:
グローリア
オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲 ト短調
ストラヴィンスキー:詩篇交響曲
シルヴィア・マクネアー(S)
マイケル・マレイ(Org)
アトランタ交響合唱団
アトランタ交響楽団/指揮:ロバート・ショウ





<DORIAN>
●再発売
DOR90185  \2080
ボヘミアの思い出
スーク:母について 作品28
ヤナーチェク:霧の中で
スメタナ:ポルカの形式によるボヘミアの思い出 作品12&13
ノヴァーク:思い出 作品6
アントニン・クバレーク(P)
チェコ出身のピアニスト、クバレークによるボヘミア(とモラヴィア)の作曲
家のピアノ作品集。ヤナーチェクの作品以外は比較的珍しい貴重なレパート
リーです。   

DOR90193  \2080
マーラー:交響曲 第5番 嬰ハ短調
ダラス交響楽団
指揮:アンドルー・リットン
現在DELOSレーベルでマーラーの交響曲全集の録音に取り組んでいるリット
ン&ダラス交響楽団のマーラー録音第1弾となったもの。1993年のライヴ録音
です。

DOR90234  \2080
グリーグ:
ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ヘ長調 作品8
ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ト長調 作品13
ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ハ短調 作品45
イヴァン・ゼナティ(Vn)
アントニン・クバレーク(P)
チェコ出身のコンビによるグリーグのヴァイオリン・ソナタ全集。ゼナティは
1962年生れ。ミルシテイン、ジェルトレル、ベズロードヌイらに師事しており、
1982年のチャイコフスキー・コンクールで第4位に入賞しています。

DOR90249  \2080
天使の死
ピアソラ:フーガと神秘
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ 第9番/ブラジル風バッハ 第4番-前奏曲
ブレンノ・ブラウト:オーボエと弦楽のための協奏曲
ヒナステラ:パンペアーナ 第1番/弦楽のための協奏曲 作品33
アンドレス・スピラー(Ob)
カメラータ・バリローチェ
Vn&指揮:フェルナンド・フサイ
ブラジルとアルゼンチンの作曲家の作品を収録したアルバム。カメラータ・
バリローチェはアルゼンチンの室内オーケストラ。

DOR90280  \2080
エロスの時代
ボリス・ヴィアン/ジミー・ウォルター:鳥かごの中の愛
チャーリー・ベイリー/アンドレ・ヴァレル:私のせいなの?
クレティアン・ド・トロワ/ジニャック:傷ついた鵞鳥
クリスティーヌ・ド・ピサン/ジニャック:私の大切な喜び
伝承歌:私のみじめな心がため息をつく
伝承歌:なぜに愛は私を縛るのか
伝承歌:もしも恋人を失ったら
アンリエット・ド・ラ・スーズ/ヴァレー:淫らな快楽
ジャック・プレヴェール/コスマ:鋼鉄の処女
ヴィクトル・ユゴー/ジニャック:私は口づけをしたから
マリー・ニゼ/ジニャック:あなたの口もと
シドニー・ベシェ:小さな花
エディト・ピアフ/マルゲリート・モノ:愛の讃歌
モーリス・マグル/ワイル:セーヌ河の嘆き
ロジェ・フェルネ/ワイル:ユーカリ
シャルル・ボードレール/レオ・フェレ:恋する二人の死
クレール・ジニャック(Vo、Bf、Fl、バンドネオン)
ステファーヌ・アラール(Vn、マンドリン、プサルテリウム)
マルク・ヴァレー(G)
ノーマン・ラシャペル(バス・ギター)
中世から現代まで、様々な時代の愛にまつわる詩を集めたシャンソン集。
ジニャックは古楽とポピュラー音楽の分野で活躍しているアーティスト。
ここでは中世の詩に曲をつけた自作のほか、現代のシャンソンも歌っています。





<ECM New Series>
9819613  \2080
聖歌、讃歌と踊り
ツァブロプーロス:
ビザンチン聖歌による3つの小品/踊り/聖歌
グルジェフ=ハルトマン・ミュージック
アニヤ・レヒナー(Vc)
ヴァシリス・ツァブロプーロス(P)
録音:2003年12月、フランクフルト
ギリシャ出身のピアニスト、ツァブロプーロスが自作とグルジェフ=ハルトマ
ン・ミュージックを演奏したディスク。グルジェフ=ハルトマン・ミュージック
は、20世紀前半に活躍したロシアの神秘思想家、ゲオルギー・イヴァノヴィチ
・グルジェフ(ca1877-1949)が弟子の音楽家、トマス・ド・ハルトマン
(1886-1956)との共同で、自らの教義を実践するスクールのために創り上げ
た音楽。その中には、アルメニアで生れ、チベットやコーカサス地方から北ア
フリカまで放浪生活を送ったグルジェフが、その経験で身につけた各地の民
族的な要素がふんだんに使われています。かつてECMレーベルにはキース・
ジャレットが演奏したアルバムもありました。ごく一部を除いてピアノ独奏
用の作品ですが、このディスクではチェロとピアノ用にアレンジしたヴァー
ジョンで演奏しています。ツァブロプーロスは1966年にアテネで生れ、生地
やパリ、ザルツブルクの音楽院で学んだピアニスト。ジャズの分野でも活躍
しています。また、チェロのレヒナーはロザムンデ四重奏団のメンバーとし
ても活動しているドイツ出身の女流チェリストで、クラシックのみならず、
ジャズやワールドミュージックの分野でも幅広い演奏活動を行っています。

4726872  \2080
イザイ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 作品27(全6曲)
トーマス・ツェートマイアー(Vn)
録音:2002年9月、オーストリア
オーストリア出身の名ヴァイオリニスト、ツェートマイアーの演奏によるイ
ザイの無伴奏ソナタの新録音。第3番「バラード」のみはホリガーのヴァイ
オリン協奏曲のフィルアップとしてすでにリリースされているものです。著
名な音楽学者のポール・グリフィスが「ツェートマイアーは、100年前のイザ
イと同様に、情熱と精密さを併せ持つ演奏家として、また個人的見解と問題
意識を持つ音楽家としての自己を確立した」と絶賛しているように、ツェー
トマイアーにとって大きなエポックメイキングとなる名演奏が刻まれたディ
スクになることは疑いありません。   

4724002  \2080
静かなる訴え
メシアン:8つの前奏曲
ラヴェル:夜のガスパール
フォーレ:
即興曲 第3番 変イ長調 作品34
即興曲 第1番 変ホ長調 作品25
即興曲 第4番 変ニ長調 作品91
即興曲 第2番 ヘ短調 作品31
即興曲 第5番 嬰へ短調 作品102
アレクサンダー・ロンクヴィッヒ(P)
録音:2002年9月、チューリヒ
1960年にトリアーで生れたドイツの実力派ピアニスト、ロンクヴィヒのECM
ソロ・デビュー盤。近代フランスの3人の作曲家の作品を収録しています
(アルバムタイトルはメシアンの前奏曲集の第7曲から取られたもの)。
ロンクヴィヒは1980年代の末頃から頭角を表し、EMI(ドイツ・エレクトロ
ーラ)にモーツァルト、シューベルト、シューマンなどを録音していました
が、近年は室内楽の録音が多く、今回のソロ・アルバムでその優れた音楽性を
久々に披露してくれます。   





<ACCORD>
4762137  \1350
フランス歌曲とオペレッタ・アリア集
ベルリオーズ:君なくて
グノー:ヴェニス/5月の最初の日
マスネ:エレジー
デュパルク:悲しき歌/前世
フォーレ:漁夫の歌/月の光/秘めごと
アーン:私の歌に翼があれば
ドビュッシー:鐘
ラヴェル:ロンサールここに眠る/私に雪を投げるアンヌへ
プーランク:パリへの旅
ソーゲ:クレオルの子守歌
イヴァン:ポルクロール島
ルコック:喜歌劇「アンゴー夫人の娘」より
ヴァルネ:喜歌劇「修道院の近衛兵」より
ガブリエル・バキエ(B)
ジャン・ラフォルジュ(P)
管弦楽団/指揮:リシャール・ブラロー、ロベール・ベネデッティ
録音:1957年-1962年

4762344  \1350
オペラ・アリア集
モーツァルト:
「ドン・ジョヴァンニ」-シャンペンの歌/セレナード/カタログの歌
ヴェルディ:「オテロ」-無慈悲な神の命ずるままに/夜になった
ベッリーニ:「清教徒」-ああ、これが最後だ
ヴェルディ:「ドン・カルロ」-おおカルロよ、聞いてほしい
モーツァルト:「フィガロの結婚」-ため息をついている間に
ヴェルディ:「リゴレット」-やつは刃物で、おれは言葉で/悪魔め、鬼め
マスネ:「マノン」-万歳、すべてうまくいった(二重唱)
ベルリオーズ:「ファウストの劫罰」-のみの歌/メフィストのセレナード
トマ:「ハムレット」-ハムレットのモノローグ
グノー:「ロメオとジュリエット」-マブ女王のバラード
オッフェンバック:「ホフマン物語」-ダペルトゥットのアリア
ドリーブ:「ラクメ」-スタンス
マスネ:「ウェルテル」-あの人は私を愛している
マスネ:「ドン・キホーテ」-笑え、笑え、みすぼらしい空想家を
ガブリエル・バキエ(B)
管弦楽団/ジェズス・エチェヴリー、ジャン=クロード・アルトマン
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団/指揮:ジュリウス・ルーデル
スイス・ロマンド管弦楽団/指揮:カジミエシュ・コルド
録音:1965年-1979年
フランスの名バリトン歌手、ガブリエル・バキエ(1924年生れ)の80歳を記念
したアルバム。リサイタル盤及びオペラ全曲盤からの選曲で、アリア集には
一部DECCAとMCAの音源も使用されています。

4762275  2枚組  \2700
ボワエルデュー:歌劇「白衣の貴婦人」(全曲)
フランソワーズ・ルヴェイ、ジャーヌ・バルビエ(S)
ジェルメーヌ・ボド(Ms)、ミシェル・セネシャル(T)
エイメ・ドニア(B)、アドリアン・ルグロ、ピエール・エラール(Bs)、他
パリ交響楽団・合唱団/指揮:ピエール・ストール
録音:1961年、パリ
フランソワ・ボワエルデュー(1775-1834)のオペラ・コミークの代表作。
ウォルター・スコットの原作に基づき、スコットランドの城の継承権を巡って
起こる騒動を、主人公が謎の貴婦人の助けを借りて切り抜けるというストー
リーです。ステレオ初期に録音された全曲盤で、昔なつかしいオペラ・コミ
ークの雰囲気を味わい深く聴かせてくれます。
  
<DELTA CLASSICS>
DCCA-0001  \2415                   
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」改訂版/抜粋
(1941/12月rec ベルリン於ライヴ録音)   
※世界初CD化
フルトヴェングラー(指揮)           
ベルリン・フィル           
フルトヴェングラーには3種類の「ロマンティック」の録音がありますが、今
まで発売されている音源は全て戦後('51年)でウィーンフィルとのもでした。
今回はフルトヴェングラー全盛期の'41年、しかもオケは手兵ベルリン・フィル
とのもです。この音源は、一時期プライベートLPや正体不明のCD-R盤でごく限
られたお店で密かに販売されていましたが、一般発売はこのCDが最初となりま
す。フルトヴェングラーの音源なのに世界初CD化が今日までなかったのには理
由があります。この音源が41年当時音楽ファン(放送局関係者という説もあり
ますが)が家庭の録音機で録音したものであり、まだテープ録音が開始される
前の事ですから、ディスクに直接録音するという方法で行っていたため、盤面
を変える時にどうしても録音に欠落が生じてしまい、全曲収録という形でなか
たっため今までその演奏は幻といわれておりました。(4楽章は圧巻です)
欠落箇所を他の音源で繋ぐようなことはしておりません。約68分のうち61分は
収録されております。世界中にいるフルトヴェングラー研究家やコレクターの
方の力を借りてようやくフルトヴェングラーの没後50年に陽の目をみることと
なりました。さて気になる音質ですが、予想に反して素晴らしい音で、バラン
スも申し分なくまた低域や中域も気になることはなく、非常にリアルに聞こえ
ます。上記の理由によりディスクから直接音採りをしたため、それに伴うノイ
ズ(ディスクに針を落とす音など)、原盤に起因するノイズはありますが、そ
れでも聞いて損はありません。           
 
<BIDDULPH>
80209-2  \1550
サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調
ブロッホ:ヘブライ狂詩曲「シェロモ」
チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲
マスネ:悲歌、Greene Sing Me to Sleep
(全て発CD化、エンジニア:ゲーリー・ストゥッカ)
レナード・ローズ(Vc)、
ディミトリ・ミトロプーロス指揮、
ジョージ・セル指揮
ニューヨーク・フィル、
グラディス・スウォーザウト(S)、ギブナー・キング(P)
 (録音:1952年、1951年、1949年)   
ローズは1938年NBC交響楽団に入団し、1939-43年クリーヴランド管弦楽団、
1943-51年ニューヨーク・フィルの主席チェロ奏者を務めた後、ソリストとし
て活動し、アイザック・スターン、ユージン・イストミンとピアノ三重奏団
を結成しました。ユダヤ人であるブロッホにはユダヤ民族主義的傾向の作品
が多く、<ソロモン>は旧約聖書の<伝道の書>に基づいています。<ロココ風の
主題による変奏曲>は、チャイコフスキーの親しい友人でロシア音楽協会の主
席チェロ奏者フィッツェンハーゲンの委嘱で作曲されました。完成後、フィ
ッツェンハーゲンは変奏曲の順序を入れ替えたり、難しいパッセージを挿入
したりする改変を行い、ここに収録された演奏もその版によっています。
 
<WALHALL>
WLCD 0047  2枚組  \1800
プッチーニ:ボエーム(ドイツ語)
トルーデ・アイッペルレ、カール・テルカル、ヴィルマ・リップ
クレメンス・クラウス指揮
バイエルン放送交響楽団&合唱団 1951年ミュンヘン
CD初出。スタジオ録音。多少こもった音ですが傷無く聴きやすい音です。
   
WALCD 0048  2枚組  \1800
ヴェルディ:椿姫(ドイツ語)
クララ・エバース、リヒャルト・ホルム、ヨゼフ・メッテルニヒ
モリナーリ・プラデッリ指揮
ヘッセン放送交響楽団&合唱団 1952年フランクフルト
初出。スタジオ録音。多少のぱちぱち音は入りますがクリアな音です。
   
WALCD 0049  2枚組  \1800
ダルベール:低地地方
マックス・ローレンツ、カール・クローネンベルグ、オットーフォン・ロール
クルト・シュレーダー指揮
ヘッセン放送交響楽団&合唱団 1953年フランクフルト
初出。スタジオ録音。多少のぱちぱち音は入りますがクリアな音です。

WALCD 0050  4枚組  \3300
ワーグナー:ニュルンベルクのマイスタージンガー
プロハスカ、ローレンツ、フックス、グラインドル、ツィンマーマン
ミュラー、カラーブ 他
フルトヴェングラー指揮
バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団 1943年バイロイト
名盤の復刻。第1、3楽章にマスター上の一部欠落あり。
音質は決して万人向きとはいえませんが、当時ドイツの第一級のワーグナー
歌手による緊張感あふれる名演奏です。
余白にボーナス・トラックとして、1938年のフルトヴェングラー指揮
ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団、ルドルフ・ボッケルマン、
ティアナ・レムニツ、オイゲン・フックス、エーリッヒ・ツィンマーマン等
によるワーグナー:ニュルンベルクのマイスタージンガーから抜粋を収録。
   
WALCD 0051  2枚組  \1800
ヴェルディ:アイーダ(ドイツ語)
アンネリース・クッパー、マックス・ローレンツ、マルガレーテ・クローゼ
クルト・シュレーダー指揮
ヘッセン放送交響楽団&合唱団 1952年フランクフルト
以前Mytoから同キャストで発売あり。スタジオ録音。クリアな音です。
 
<CHANDOS>
CHAN10244  \2080
ヴォーン・ウィリアムズ 映画音楽集Vol.2 ――
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(スティーヴン・ホッガー編):
《潜水艦轟沈す(49度線)》組曲  
《ディム・リトル・アイランド》
《エリザベスのイングランド》組曲
エミリー・グレイ(ソプラノ)、マーティン・ハインドマーシュ(テナー)
チータム室内合唱団、
ラモン・ガンバ(指揮)、BBCフィルハーモニック
Chandosによるヴォーン・ウィリアムズ映画音楽シリーズの第2弾。
《潜水艦轟沈す》は1940年に制作されたイギリス映画。制作&監督はマイケル
・パウエルで主演はエリック・ポートマン。名優ローレンス・オリヴィエも
ゲスト出演している。
ヴォーン・ウィリアムズはこの映画音楽を交響曲第5番と並行して作業してお
り、第5番に共通するパストラル風のフレーズも随所に見られる。また、後年
の6番におけるジャズ的な要素がここですでに登場しており、ヴォーン・ウィ
リアムズの作風の変遷を考える上で欠かせない作品だと言えよう。
《潜水艦轟沈す》と《エリザベスのイングランド》(55'/日本未公開)は組
曲版の世界初録音、《ディム・リトル・アイランド》(49'/日本未公開)は
コンプリート・ヴァージョンによる世界初録音である。映画用のスコアは実
際の収録現場で手が加えられることが多く、また収録が済むと散逸してしま
うことも多い。今回もその例にもれないため、スティーヴン・ホッガーが再
構築・再編曲したスコアを収録に用いている。

CHAN10237  \2080
ミエチスワフ・ワインベルク(1919−1996):
交響曲第4番Op.61(1957, rev 61)  
モルダビアの主題によるラプソディーOp.47-1(1949)
シンフォニエッタ第2番Op.74
ガブリエル・フムーラ(指揮)
ポーランド・カトウィツェ国立放送交響楽団
フムーラによるワインベルク交響曲全集第2弾。

CHAN10238  \2080
アレクサンドル・グラズノフ(1865−1936):
交響曲第6番ハ短調Op.58
性格的な組曲Op.9
ワレーリー・ポリャンスキー(指揮)、ロシア国立交響楽団
ポリャンスキーによるグラズノフ交響曲シリーズもこれで第7作目となる。
前作(第8番/CHAN9961)はグラモフォン誌エディターズ・チョイスに選出
されている。

CHAN10255  \2080
ヨハン・ネーポムク・フンメル(1778−1837):
ヴィオラと管弦楽のための《ポプリ(と幻想曲)》ト短調Op.94
ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョとロンド・アラ・ポラッカ イ長調
ピアノと管弦楽のための変奏曲 変ロ長調Op.115(スティーヴン・ホッガー
&ハワード・シェリー補筆完成版)
ヴァイオリン協奏曲ト長調(スティーヴン・ホッガー&ハワード・シェリー
補筆完成版)
ジェームズ・エーネス(ヴァイオリン、ヴィオラ)、
ハワード・シェリー(ピアノ、指揮)、
ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ
《ポプリ》を除きすべて世界初録音となる貴重なディスク。『フンメル秘曲
集』といっても差し支えないほど珍しい曲ばかり。
ハワード・シェリーとロンドン・モーツァルト・プレイヤーズのコンビはこ
れまでに4枚のピアノ協奏曲集をリリース済み(CHAN9558、9687、9886、
10216)。

CHSA5031(SACD-Hybrid)  \2850
シェイクスピア・イン・ソング ――
マシュー・ハリス(1956− ):シェイクスピアの歌
フランク・マルタン(1890−1974):
シェイクスピア『テンペスト』より-〈エアリエルの歌〉
スティーヴン・サミッツ(1954− ):彼が死ぬとき
ヤーコ・マンテュヤルヴィ(1963− ):4つのシェイクスピアの歌
ニルス・リンドベリ(1933− ):あなたを夏の日にたとえようか?
ドミニク・アージェント(1927− ):ソネット第64番
アラン・マレー(1890−1952):おお、わが愛しの人よ!
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872−1958):3つのシェイクスピアの歌
チャールズ・ブラッフィー(指揮)、フェニックス・バッハ・クワイヤー
多くの作曲家たちにインスピレーションを与えたシェイクスピアの詩作を歌詞
に用いた合唱作品をコレクションしたもの。ちなみにこのディスクのタイトル
は映画『恋に落ちたシェイクスピア(Shakespeare in Love)』のパロディー
である。イギリスのインディペンデント・レーベルならではの好企画……と
いいたいところだが、合唱団はアメリカ合衆国、それも砂漠で有名なアリゾ
ナ州フェニックスに本拠をおく団体なのは、必ずしも作品がイギリスの作曲
家の手になるものばかりではないからだろう。ハイブリッドSACDのみのリリ
ース。

CHAN0708  \2080
ジャン=フィリップ・ラモー(1683−1764):
新しいクラヴサン曲集〔組曲イ長調、組曲ト長調〕 
コンセールによるクラヴサン曲集(全5曲)からのチェンバロ編曲
〔第1組曲-リヴリ、第2組曲-わずらわしいもの、第3組曲-内気(第1ロンド
ー)第3組曲-内気(第2ロンドー)第4組曲-軽はずみなおしゃべり〕
フランス皇太子妃
ソフィー・イェーツ(チェンバロ)
ソフィー・イェーツのラモー作品集はこれが2枚目。「ラモーの作品はどれも
私にとって特に重要なものばかり」と語るイェーツならではの素晴らしい演
奏が期待できそうだ。

CHAN0709  \2080
"仲間との楽しみ" 国王ヘンリー8世(1491−1547)の音楽 ――
コンソート曲集、グリーンスリーヴズ、仲間との楽しみ、他
イルムヒルト・ベートラー(リコーダー)、
マーティン・リッパー、シルヴィア・C・ロジン(リコーダー)、
ミヒャエル・メッツラー(打楽器)、
ベルリン・ドライクラング・アンサンブル
イギリス国王ヘンリー8世(在位1541年−1547年1月28日)はルターの宗教改革
を批判する「七秘蹟の擁護」を著した功で、教皇レオ10世から「信仰の擁護者」
の称号を授かるほどの熱心なカトリック信者であったが、後にキャサリン王妃
との離婚および、アン・ブーリンとの再婚を巡る問題から教皇クレメンス7世
と対立。1534年には国王至上法(首長令)を発布し、自らをイギリス国教会の
長とするとともに、ローマ・カトリック教会から離脱した。妃やトマス・モア
をはじめとする側近を次々と離別・処刑し、カトリック修道院の財産を没収す
るなど苛烈な人物で、イギリス王室の権威確立に寄与したとされている。
ヘンリー8世はシェイクスピアの史劇の主人公として取り上げられているほか、
音楽にも造詣が深く、自ら作曲したとされる合唱曲の楽譜《仲間との楽しみ
Pastyme with good companye》が現存していることはよく知られている。そ
れを含めヘンリー8世自身の作品や、献呈を受けた作品などを網羅的に取り上
げたのがこのディスク。

CHAN0710  \2080
トマゾ・ベルナルド・ガッフィ(1667−1744):オラトリオ《神の愛の力》
レオナ・ペレスコワ(ソプラノ)、マリヴィ・ブラスコ(ソプラノ)、
セルジオ・フェレスティ(バス)、
アントニオ・フリジェ(指揮&チェンバロ)、
"ピアン&フォルテ" アンサンブル
ガッフィはバッハやヘンデルとほぼ同時代にローマで活躍した作曲家。生涯
オルガニストとして教会に奉職し、7曲のオラトリオを書いたという。

CHAN3113  3枚組  \3360
W・A・モーツァルト:歌劇《フィガロの結婚》全曲(英語版)
ウィリアム・ダザリー(バリトン)、イヴォンヌ・ケニー(ソプラノ)、
レベッカ・エヴァンズ(ソプラノ)、
ディアナ・モンタギュー(メゾソプラノ)、
クリストファー・パーヴィス(バリトン)他、
デイヴィッド・パリー(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団、
ジェフリー・ミッチェル合唱団
ピーター・ムーア財団との共同制作による、英語オペラ。


●Chandos Classics
CHAN10224X  3枚組  \5040
フェリックス・メンデルスゾーン(1809−1847):
交響曲全集(第1番-第5番)、序曲《フィンガルの洞窟》
ヴァルター・ヴェラー(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
元ウィーン・フィルのコンサート・マスターで、現在は指揮者として活躍する
ヴェラーの代表的な名盤のひとつ。

CHAN10221X  \1680
アーサー・ブリス:
カラー・シンフォニー(色彩交響曲)、エンチャントレス(魔女)*、
チェロ協奏曲**
リンダ・フィニー(ソプラノ)*、
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)**、
ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、アルスター管弦楽団

CHAN10235X  \1680
アーネスト・ジョン・モーラン(1894−1950):
セレナード ト長調、交響詩《山国にて》、ラプソディー第1番ヘ長調、
ラプソディー第2番ホ長調、バリトン、合唱と管弦楽のための《ノクターン》*
ヒュー・マッキー(バリトン)*、ルネサンス・シンガーズ*、
ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、アルスター管弦楽団





<Piano21>
P21016  \2180
ロベルト・シューマン(1810−1856):蝶々Op.2、花の曲Op.19
アラベスクOp.18、子供の情景Op.15、幻想曲ハ長調Op.17
シプリアン・カツァリス(ピアノ)
録音:1977年8月3日 パリ、2003年12月1日 ドイツ、
1989年12月20日 東京・津田ホール、
1998年10月31日 エストニア(以上すべてライヴ録音)
カツァリスの新譜。シューマンをまとめて取り上げるのはTeldecのスタジオ
録音以来だが、今回はすべてライヴ音源。収録年代も多岐に渡っているが、
どれもそれぞれライヴならではの高揚感がたっぷり詰まっている演奏。






<Raumklang>
RK2204  \2180
ヤコブ・クライン(1688−1748):
チェロと通奏低音のためのソナタOp.4(全6曲)
バロック期のオランダの作曲家ヤコブ・クラインのソナタ集。チェロを独奏と
して扱い、ガンバを通奏低音として用いたソナタだけに、むしろ低音弦楽器の
二重奏と聞こえる。チェンバロはなく、リュートのみ和音を奏でるという趣向
のため、よけいにその感が強い。
クリスティアン・フォン・デア・ゴルツはフライベルク・バロック・オーケ
ストラを皮切りに、ハノーヴァー・バンドでも活躍した名手。モダンとバロ
ック、両方の楽器を使いこなせる人で、フィルハーモニア管弦楽団やロンド
ン・フィルハーモニックでもソロを弾いた経験があるという。
ヒレ・パールと、リー・サンタナのコンビはDHMレーベルのトップ・アーティ
ストとして古楽ファンにお馴染み。ついこの春もマレのアルバムをリリース
したばかりだ。





<Cavalli Records>
CCD264  \2180
ノンソルディーノ1
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685−1750):
幻想曲(前奏曲)とフーガ ト短調BWV.542
アストル・ピアソラ(1821−1992)(ルディ・スプリング編):フーガと神秘
 ペーター・バッハマン(1955− ):5つのインターピース
ダリウス・ミヨー(1892−1974):チェロ協奏曲第1番Op.136(四重奏編曲版)
アントニン・ドヴォルザーク(1841−1904):5つのバガテル(四重奏編曲版)
ノンソルディーノ〔ペーター・バッハマン(チェロ)、ミカエラ・ブッフホル
ツ(ヴァイオリン)、マリア・ライター(アコーディオン)、フィリップ・
シュトゥーベンラオホ(コントラバス)〕
気鋭のチェロ奏者ペーター・バッハマンが主宰するグループ「ノンソルディー
ノ」の第一弾。
ピアノなし、アコーディオン入りのグループなんて、ともすれば酒場バンドっ
ぽいが、音は見事に洗練されていてシャープ。明らかにピアソラからの影響を
受けたバッハマンの自作もカッコイイ。
この感覚はクレーメルのグループのノリに近い、といえばわかりやすいだろう
か。






<Antes Edition>
BM-CD31.9189  \2180
リコーダー四重奏曲集
 ジェンキンス(1592−1678):アルマンド、ファンタジア
マシュー・ロック(1630−1677):組曲第1番
フェリックス・トライバー(1960− ):5つのインヴェンション
G・フレスコバルディ(1583−1643):カプリッチョ
パレストリーナ(1524−1594):キリエ、マニフィカト
ピート・スウェルツ(1960− ):ノヴェレッテ
ディック・コーマンス(1957− ):ジョガー
フォー・ホイール・ドライヴ・リコーダー・クヮルテット

BM-CD31.9194  \2180
フランツ・シューベルト(1797−1828):フルートとピアノのための音楽
アルペジオーネ・ソナタ(フルート版)
テオバルト・ベームによる歌曲編曲集〔おやすみ/菩提樹/漁師の娘/セレナ
ード/海辺にて/鳩の便り〕
「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲ホ短調
クリスティーナ・パルカイ(フルート)、アンナ・アダミック(ピアノ)






<Aeolus>
AE10431  \2180
ジークフリート・カルク=エーレルト:オルガン作品集Vol.3
3つの交響的コラールOp.87
3つの宗教的な歌Op.66
エルケ・フェルカー(オルガン)






<Christophorus>
CHR77269  \2180
"クニグンデ" 皇后のためのグレゴリオ聖歌集
ヴェルナー・ペース(指揮)、スコラ・バンベルグ





<Thorofon>
CTH2524  \2180
ロベルト・シューマン(1810−1856):ピアノ作品集Vol.12
パガニーニの奇想曲による6つの練習曲第1集Op.3
4つの行進曲Op.76
クライスレリアーナOp.16
フランツ・フォーラバー(ピアノ)
ブックレットには日本語で楽曲解説の要約が掲載されている。

CTH2525  \2180
ロベルト・シューマン(1810−1856):ピアノ作品集Vol.13
5つの練習曲o.op.
4つのピアノ曲Op.32
幻想小曲集Op.111
4つのフーガOp.72
交響的練習曲Op.13
フランツ・フォーラバー(ピアノ)
ブックレットには日本語で楽曲解説の要約が掲載されている。





<New World>
80612-2  2枚組  \4160
ジェームズ・テニー(1934− ):ポスタル・ピーシーズ
マキシ・ミュージック(1965)、スウェル・ピース(1967)、
スウェル・ピース#2(1971)、スウェル・ピース#3(1971)、
チェログラム(1971)、8月のハープ(1971)
 ジェームズ・フォルカーソン(ディレクター、トロンボーン)、
バートン・ワークショップ
ジェームズ・テニーはケージ、フェルドマンらに続く世代としては最も重要
なアメリカ実験音楽の作曲家の一人だが、CDはまだそれほど多くないだけに
このリリースは貴重。テニーはアイヴズやラッグルス、シーガー、ヴァレー
ズ、パーチ、ケージ、ライヒなどの様々な技法を自らの語法に変換し昇華さ
せた屈指の理論家でもある。

80610-2  \2080
ベス・アンダーソン(1950− ):スウェールとエンジェル
弦楽四重奏曲《スウェールのマーチ》、
弦楽四重奏曲《ペニーロイヤル・スウェール》、
ソプラノと室内アンサンブルのための《エンジェル》、ピアノ協奏曲、他
ルビオ弦楽四重奏団、ディルク・ファン・デン・ハウウェ(フルート)、
ジョゼフ・クベラ(ピアノ)、ギャリー・M・シュナイダー(指揮)





<Guild>
GLCD5104  \1350
"軽音楽の黄金時代" イギリスの偉大なライト・ミュージック
ハニー・チャイルド(コクラン)、テレビジョン・マーチ(E・コーツ)、
プレリュード・トゥー・ア・マネー(チャックスフィールド)、他 全26曲
ロバート・ファーノン、エリック・コーツ&LSO、
フランク・チャックスフィールド&ヒズ・オーケストラ、他
古きよき時代のオーケストラ・ムード・ミュージックを体系的に復刻するシ
リーズの第4集。曲目・演奏者等の詳細については GuildのWebサイト
(http://www.guildmusic.com/light/catalogue/5104.htm)をご参照下さい。

GLCD5105  \1350
"軽音楽の黄金時代" アメリカの偉大なライト・ミュージック
フィドル・ファドル(アンダーソン)、
ブルー・ヴァイオリン(マーティン)、
おもちゃの国のワルツ(ハーバート)、
マンハッタン・マスカレード(アルター)、他 全26曲
ルロイ・アンダーソン&ヒズ "ポップス" オーケストラ、パーシー・フェイス
&ヒズ・オーケストラ、ポール・ホワイトマン&ヒズ・オーケストラ、他
古きよき時代のオーケストラ・ムード・ミュージックを体系的に復刻するシリ
ーズの第5集。曲目・演奏者等の詳細については GuildのWebサイト
(http://www.guildmusic.com/light/catalogue/5105.htm)をご参照下さい。

●Guild Historical
GHCD2290  \1150
"トスカニーニ1943年ライヴ" ―― ブラームス:ドイツ・レクイエム
ヘルベルト・ヤンセン(バリトン)、
ヴィヴィアン・デラ・キエザ(ソプラノ)、
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)、
NBC交響楽団、ウェストミンスター合唱団

GHCD2285-6  2枚組  \2300
"メト1952年ライヴ/ヴァルナイ&ライナー!" ――
R・シュトラウス:楽劇《エレクトラ》
アストリッド・ヴァルナイ(ソプラノ)、
エリーザベト・ヘンゲン(アルト)、
ヴァルブルガ・ヴェーグナー(ソプラノ)、
パウル・シェフラー(バスバリトン)、
セト・スヴァンホルム(テナー)、
フリッツ・ライナー(指揮)、メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
R・シュトラウス:楽劇《ばらの騎士》第1幕&第3幕より
アストリッド・ヴァルナイ(ソプラノ)、
リーゼ・スティーヴンズ(メゾソプラノ)、
フリッツ・ライナー(指揮)、メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団

GHCD2287-9  3枚組  \3450
"サンフランシスコ・オペラの宝石" Vol.2 ――
アレヴィ:歌劇《ユダヤの女》第2幕(rec. 36')、
ワーグイナー:楽劇《ワルキューレ》第3幕第3場(rec. 36')、
ジョルダーノ:歌劇《アンドレア・シェニエ》第1幕より(rec. 38')、
レヴォンカヴァッロ:歌劇《道化師》第1幕(rec. 45')、
ビゼー:歌劇《カルメン》ハイライト(rec. 45')、
R・シュトラウス:歌劇《ばらの騎士》第3幕(rec. 45')
マルティネッリ、レートブルグ、フラグスタート、ショル、ジーリ、
ジョビン、アルバネーゼ、
ヴァレンティノ、ハレル、スティーヴンズ、カルマン、スティーバー、
レーマン、コナー、アルヴァリ

GHCD2281-4  4枚組  \4600
"ロシアン・レガシー/ザラ・ドルハノワ"
ヘンデル、モーツァルト、ベートーヴェン、リスト、ロッシーニ、シューマン、
シューベルト、ヴォルフ、ブラームス、R・シュトラウス、ラヴェル、
オッフェンバック、ブリテン、ビゼー、ファリャ、サン=サーンス、
チャイコフスキー、ラフマニノフ他の歌曲、アリア、デュエット
ザラ・ドルハノワ(1918− )は1940年代から60年代にかけて活躍したアルメ
ニアのソプラノ。ロシアのオペラ&歌曲からドイツ、イタリア、フランス、
スペインものまで膨大なレパートリーを誇った。ここに収められたのは50年
代の全盛期の歌唱がほとんど。





<Pearl>
GEM0209  \1880
ハリナ・ツェルニー=ステファンスカ・プレイズ・ショパン
ショパン:
マズルカ第2番、第5番、第13番、第23番、第41番、第45番、第46番、第47番、
即興曲第4番、ワルツ第1番、ポロネーズ第4番、第8番、夜想曲第7番、
バラード第1番、ロマンツェ(ピアノ協奏曲第1番より)
ハリナ・ツェルニー・ステファンスカ(ピアノ)、
バジル・カメロン(指揮)、ロイヤル・フィル(録音:1949−1951年)
ポーランド生まれのステファンスカは父から音楽の手ほどきを受けた後、トゥ
ルチンスキ、ジェヴィエツキにピアノを学んだ。特にショパンを得意とし、
1949年に行われた第4回ショパン・コンクールでベラ・ダヴィドヴィッチとと
もに第1位を獲得。ここに収録されている録音は初のCD化となる。

GEM0205  \1880
ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリン−ベンノ・レビノフ ――
パガニーニ:
ロッシーニの《タンクレディ》のアリア「こんなに胸騒ぎが」による序奏と
変奏曲
R・コルサコフ:ロシアの主題による幻想曲、熊蜂の飛行、
クライスラー:ウィーン奇想曲、愛のよろこび、ジプシー奇想曲、
シマノフスキー:神話、
ヘンデル:ソナタ、
サン=サーンス:ハバネラ、
ラヴェル:ツィガーヌ、
ノヴァーチェク:演奏会用カプリース
ベンノ・レビノフ(ヴァイオリン)、
シルヴィア・レビノフ(ピアノ)ほか(録音:1943−1953年)
ベンノ・レビノフはアメリカ生まれのロシアン・ヴァイオリニスト。1927年
にカーネギー・ホールでデビュー・コンサートを行い大成功を収めた。ピア
ノは夫人であるシルヴィア・レビノフ。

GEM0206  \1880
フルート・ファンタスティック−マルセル・モイーズ ――
ビゼー(ボルン編曲):カルメン幻想曲、
サン=サーンス(タファネル編曲):白鳥、
ノブロ:メロディ、
ゴーベール:マドリガル、
ドビュッシー:パンの笛、
ライヒェルト:幻想曲と変奏曲、
バッハ:ポロネーズ−バディネリ、
タファネル:スケルツェッティーノ、
アンダンテ・パストラーレ、
ドップラー:ハンガリー田園幻想曲、
ビゼー:メヌエットほか全17曲
マルセル・モイーズ(フルート)ほか様々なアーティスト
(録音:1927−1935年)

GEM0207  \1880
ウィリアム・プリムローズ初期の録音集 ――
【ヴァイオリン編】
バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第2番BWV.1015、
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ、
メンデルスゾーン(ブルメスター編曲):カプリチェット、
アレンスキー(エルマン編曲):セレナード、
バッハ(クライスラー編曲):ガヴォット(パルティータBWV.1006より)ほか
【ヴィオラ編】
パガニーニ(プリムローズ編曲):2つのカプリースop.1−13&5、
シューベルト(ウィルヘルム編曲):
アヴェ・マリア、ロンドンデリーの歌(ヒューズ編曲)ほか
ウィリアム・プリムローズ(ヴァイオリン&ヴィオラ)ほか様々なアーティスト
(録音:1923−1935年)

GEMS0216  2枚組  \3760
ブランデンブルク協奏曲とカンタータ ――
バッハ:ブランデンブルク協奏曲
カール・ミュンヒンガー(指揮)、シュトゥットガルト室内管弦楽団
バッハ:カンタータ第51番、第202番
スザンヌ・ダンコ(ソプラノ)

GEM0214  \1880
イン・メモリアム−キース・ハードウィック
EMIなどで復刻を手がけたエンジニア、キース・ハードウィック自身のコレク
ションからメルヒオール、シャリアピン、ジーリ、スペルヴィア、スキーパ
など往年の名歌手たちの作品を集めたもの(曲目不詳)。

GEM0203  \1880
コヴェント・ガーデンのゼナテッロとシャリアピン−ファースト・ライヴ・
レコーディングス
ヴェルディ:歌劇《オテロ》より
ジョヴァンニ・ゼナテッロ(テノール)ほか(録音:1926年6月17日)、
グノー:歌劇《ファウスト》より
フョードル・シャリアピン(バス)、
ユージン・グーセンス(指揮)、
コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団ほか
(録音:1928年6月22日)

GEM0208  \1880
ロジャース&ハマースタイン:ミュージカル《王様と私》、
ワイル:ミュージカル《闇の女》ほか
ガートルード・ローレンスほかオリジナル・キャストたち
(録音:1933−1951年)

GEMS0210  2枚組  \3760
戯曲『マクベス』
アレック・ギネス
《ハムレット》、《戦場にかける橋》などで大成功を収めた俳優アレック・
ギネスが演じるシェイクスピアの《マクベス》。

GEM0213  \1880
ドビュッシー&ラヴェル:歌曲集(曲目不詳)
ピエレット・アラリー(ソプラノ)ほか

GEM0211  \1880
戯曲『ハムレット』
ジョン・ギールグッド
イギリス演劇界のスターとして活躍したジョン・ギールグッドによる《ハム
レット》。

GEM0215  \1880
アンパブリッシュド・トレジャリー
カルーソー、シャリアピン、ガリ=クルチ、スキーパ、ジーリ、ピアンツァ、
ティベット
ほかの演奏を収録(曲目不詳)

GEM0217  \1880
ロシア帝国のテノールたち第1巻
イワン・エルショフ、ニコライ・フィグネル、レオニード・ソビノフ、
ワシーリー・ダマエフ、ドミトリ・スミルノフらの演奏を収録(曲目不詳)
エンジニア、キース・ハードウィックのコレクションの中からロシアの名テ
ノール歌手たちの貴重な録音を収録。





<Capriccio>
93506(DVD-Video)  \2680
"禁断の音楽" 流浪する作曲家たち ――
〔ドキュメンタリー〕
ツェムリンスキー、シュレーカー、シュルホフ、ウルマン、ヒンデミット、
シェーンベルク、ヴェレシュ、ミヨー、アイスラー、ワックスマン、ワイル、
クシェネク、デッサウ、グルリットなど、ナチスによって迫害・追放された
作曲家たちのドキュメンタリー
〔スペシャル〕
1. ペーターゼン・クヮルテットとクシェネク未亡人の対話 ―― クシェネク
について   2. ジェームズ・コンロンが語るウルマンと失われた世代について
〔オーディオ・トラック〕
Capriccioのカタログから上記作曲家たちの作品の抜粋と、映像によるカタログ
日本語オビ付き
三カ国語(ドイツ語、英語、フランス語)、
リージョン・コード:0(Worldwide)、
音声トラック:2ch Stereo & 5.1ch surround、
収録時間:ドキュメンタリー72分、スペシャル35分、
オーディオ・トラック70分
  
<MUSIC&ARTS>
M&A 1146  9枚組  \9400
ヤッシャ・ホーレンシュタイン パリ・ライヴ録音集
ヤッシャ・ホーレンシュタイン(指)フランス国立放送管弦楽団
録音:1950−66年
これは素晴らしいCDセットです!ヤッシャ・ホーレンシュタインがフランス
国立放送管弦楽団を指揮した録音が10時間44分!彼は少なからぬ録音を残し
てはいるのですが、その多くは非独墺系の作曲家のものか、マーラー以降の
時代のもので、このセットのようにハイドン、モーツァルト、ベートーヴェ
ン、メンデルスゾーン、ブラームスといった作曲家の音楽を聴けるのは非常
に貴重。とりわけベートーヴェンの第9交響曲があるのは大いに注目です。
もちろん近代ものも多数、マリアン・アンダーソンをソリストに迎えた「亡
き子を偲ぶ歌」とかプロコフィエフの交響曲第5番など、どれも興味津々。
さらに、若きローラ・ボベスコがソリストを務めるバーバーのヴァイオリン
協奏曲なんてものは、ヴァイオリン・マニアは見逃しちゃいけません!
曲目一覧
CD1
ラヴェル:ピアノ協奏曲 1952年2月11日
モニク・アース(P)
ベートーヴェン:交響曲第7番 1966年6月1日
ルーセル:蜘蛛の饗宴 1966年6月1日
CD2
バルトーク:管弦楽のための協奏曲 1961年12月19日
ベートーヴェン:交響曲第8番 1952年2月11日
CD3
シベリウス:交響曲第2番 1956年11月19日
ストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」 1964年4月3日
CD4
ドビュッシー:「海」 1966年6月1日
ストラヴィンスキー:3楽章の交響曲 1961年12月19日
R.シュトラウス:死と変容 1961年9月26日
CD5
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 1963年10月31日
ピラール・ローレンガー(S) マルガ・ヘフゲン(Ms)
ヨゼフ・トラクセル(T) オットー・ヴィーナー(Bs)
モーツァルツト:「ドン・ジョヴァンニ」序曲
CD6
メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調Op.90
1961年9月26日
ブラームス:交響曲第1番ハ長調Op.68 1957年12月
CD7
ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調Op.21
1963年10月31日
マーラー:亡き子を偲ぶ歌 1956年11月22日
マリアン・アンダーソン
R・シュトラウス:メタモルフォーゼン 1964年4月3日
CD8
ベートーヴェン:「エグモント」序曲 1954年5月27日
ラヴェル:ボレロ 1966年7月1日
ヤナーチェク:シンフォニエッタ 1952年月11日
ハイドン:交響曲第100番ト長調「軍隊」
1956年1月22日
CD9
ブラームス:悲劇的序曲 1956年11月19日
バーバー:ヴァイオリン協奏曲 1950年11月13日
ローラ・ボベスコ(Vn)
プロコフィエフ:交響曲第5番Op.100
1956年11月22日

M&A 1140  \1880
ヴェルディ:「運命の力」序曲,
リスト:ピアノ協奏曲イ長調,
ドビュッシー:聖セバスチャンの神秘(4曲),
ラヴェル:「ダフニスとクロエ」組曲第2番
クラウディオ・アラウ(P) 
グイド・カンテッリ(指)
ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団
グイド・カンテッリが亡くなってまもなく半世紀。1956年11月、わずか36歳
で飛行機事故によって亡くなってしまった天才指揮者。生きながらえていれ
ば、30代でスカラ座の音楽監督に就任し、ヨーロッパ、合衆国で引っ張りだ
この大指揮者となっていたことは間違いありません。多くはないスタジオ録
音と、多数の放送録音が残されてはいますが、あのトスカニーニが感嘆した
というカンテッリの真骨頂を感じさせてくれるものは決して多くはありませ
んでした。この1953年3月15日のコンサートは、いかにカンテッリが抜きん
出た才能の持ち主であったかを理解するには絶好のものです。ことに「ダフ
ニスとクロエ」での柔らかい筆致から隈取のはっきりした太いタッチまで鮮
やかに使い分ける描きっぷりは見事の一言。聴衆が大熱狂しています。リス
トでは後の大巨匠クラウディオ・アラウがヴィルトゥオーゾぶりを見せ付け
てくれます。

M&A 1147  \1880
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調K466
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第3番ハ長調Op.2/3
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(P)
カール・ミュンヒンガー(指)シュトゥットガルト・フィル
録音:1967年11月22日シュトゥットガルト、1975年11月11日パリ
孤高のピアニスト、ミケランジェリの未発表録音が出るというだけうれしい
ですが、しかもモーツァルトにベートーヴェン!しかもモーツァルトは傑作
と来ていますからうれしさ倍増!伴奏がミュンヒンガーというのも面白い組
み合わせです。ベートーヴェンは初期の作品のみずみずしさをたっぷりもっ
た作品です。

M&A 1141  \1880
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27/2「月光」 
ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13「悲愴」
ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57「熱情」
ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調「告別」
ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53「ワルトシュタイン」
ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109 
幻想曲ト短調/ロ長調 
ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調Op.78
ルドルフ・ゼルキン(P)
録音:1951年5月28-30日、1945年6月5日、1947年7月14&29日
1951年5月1、28-30日、1952年9月8-10日、1952年7月22日、1947年12月1日
ルドルフ・ゼルキンはベートーヴェンで大変高い評価を得た人ですが、録音
は案外と限られていて、しかも現在手に入るものはステレオ時代のものばか
り。このCDに収録されているのは、1950年前後に米COLUMBIAに録音した40代
のゼルキンのピアノ。さすが指も達者なら、それを上回る音楽への突っ込み
方!ベートーヴェンの中、後期の名作ばかりで、ゼルキン・ファンならずと
もうれしいものです。

M&A 1139  \1880
シューベルト:
ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D960,即興曲Op.90 D899
フアナ・サヤス(P)
キューバ生まれでパリに学んだピアニスト、フアナ・サヤスのシューベルト。
清潔感あふれる音色と明快な構成力の、実に気持ちの良いシューベルトです。





<BBC LEGENDS>
BBCL 4149  \1980
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調Op.104
ブラームス:二重協奏曲イ短調Op.102
ピエール・フルニエ(Vc)
ジノ・フランチェスカッティ(Vn)
サー・コリン・デイヴィス
サー・マルコム・サージェント(指)BBC交響楽団 
録音:1973年3月14日ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール 
1955年8月30日アッシャー・ホール(エジンバラ音楽祭)
稀代の名手フルニエのドヴォルザークにまたひとつ名演が加わりました。ラ
イヴでは2つ目、通算4種目にあたります。スタジオ盤のセル&BPO(62年 /
DG)とクーベリック&VPO(54年 / DECCA)、さらにシェルヘン&スイス・イ
タリア語放送O.とのライヴ(62年ルガーノ / AURA, TAHRAほか)の中ではもっ
とも新しく完全初出となります。
もはや説明不要、演奏から気品が香り立つチェロはフルニエ独特のもの。しか
も曲がドヴォルザークならいくつ手元にあろうとも揃えておく価値は十分。
若きデイヴィスの力強いサポートも聴きどころで申し分ありません。また、
ブラームスは後にワルター盤(59年 / SONY)でも共演のフランチェスカッ
ティ。このエジンバラでのライヴが両者の初顔合わせでした。こちらも初出。

BBCL 4151  \1980
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番-前奏曲
パガニーニ:24のカプリース-第5番、第11番
ファリャ:スペイン民謡組曲-ホタ、アストゥリアーナ
ノヴァーチェク:無窮動
(ボーナス・トラック)ミルシテイン・インタヴュー“音楽について語る”
〔聞き手:ジョン・エイミス〕
ナタン・ミルシテイン(Vn)
サー・エイドリアン・ボールト(指)ロンドン・フィル
アーネスト・ラッシュ(P)
録音:1968年9月29日ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
1963年6月9日、1957年9月22日ロンドン、BBCスタジオ
1991年11月7日ロンドン
録音当時63歳ミルシテインのベートーヴェン。数種ある協奏曲は、絶頂期の
スタインバーグ盤(55年 / キャピトル)にとどめを刺すと言われていますが、
共演者ボールトの力もあって当ライヴもこれに引けを取らぬ白熱ぶり。忘れ
がたい名演奏です。続いてパガニーニやファリャ、バッハなどBBC放送録音の
リサイタルも、類稀なヴィルトゥオーゾ、ミルシテインの姿を印象付ける貴
重な記録。なお最晩年(1992年没)に行われたインタヴューは、皮肉屋で飾
り気の無い人柄を知る上で格好の内容です。

BBCL 4150  2枚組  \2850
ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス
シューベルト:交響曲第8番ロ短調「未完成」
ワーグナー:「ファウスト」序曲
テレサ・シュティヒ=ランダル(S) ノーマ・プロクター(A) 
リチャード・ルイス(T) キム・ボルイ(Bs) BBC合唱団 
ヤーシャ・ホーレンシュタイン(指)
BBC交響楽団、BBCノーザン交響楽団
録音:1961年2月23日ロンドン、BBCメイダ・ヴェイル・スタジオ
1971年9月15日ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール
1972年4月23日イングランド、サルフォード大学
ホーレンシュタイン唯一のミサ・ソレムニスは、記録上存在を知られながら
40年以上も眠っていた伝説のライヴ。なるほど彼のベートーヴェン演奏を知
る限り出来栄えに間違いはないところですが、実際にこれはとんでもなくす
ごい。ことに最大の聴きどころであるグローリアのラスト、炎と化したオケ
と合唱の迫力には度肝を抜かれます。ホーレンシュタインの数あるライヴの
中でも屈指の内容といえ、醍醐味が満点。さらなるポイントとして、なんと
「未完成」もまた初出レパートリーというオマケつき。なんとも盛りだくさ
んのアルバムです。

BBCL 4152  \1980
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調
(ボーナス・トラック)ルービンシュタインとの対話〔聞き手:マイケル・
オリヴァー〕
アルトゥール・ルービンシュタイン(P)
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)フィルハーモニア管
ルドルフ・シュヴァルツ(指)BBC響
録音:1961年5月16日、1957年11月27日ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
1973年10月7日ロンドン
ルービンシュタインの貴重な協奏曲ライヴが楽しめる一枚。チャイコフスキー
は既出ショパン第2番と同日の演奏(BBCL.4105)。70歳を越えたルービンシュ
タインのテクニックにも驚かされますが、ここでの柔軟で熱いジュリーニのア
プローチは、同じ曲でもラインスドルフ&ボストン響(62年 / BMG)とは対
照的で興味深いところ。一方、クリップス、ジュリーニと2種のスタジオ盤
(BMG)で聴けるシューマンも濃厚なロマンを漂わせて印象的。

BBCL 4154  \1980
シベリウス:交響曲第2番ニ長調
ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調
サー・トーマス・ビーチャム(指)
BBC響、ロイヤル・フィル
録音:1954年12月8日、1959年10月25日ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
BBC LEGENDSの顔ビーチャム卿通算11枚目のアルバム。シベリウス、ドヴォル
ザークとも以前よりたいへん有名な演奏で、60年代にBBCのライセンスにより
EMIから出ていたものと同一。90年に一度はCD化されたものの、すでに10年以
上も前から廃盤のまま。しかも当時のCD化は、ファンの間では放送時のBBCオ
リジナル・テープとの音質の違いが最後まで物議を醸した曰くつきの代物で
した。BBCの案内によると、ビーチャム協会の要請でこのたび“BBCのオリジ
ナル・テープから新たに20ビット・リマスタリング”を施したとのこと。ビ
ーチャム卿大暴れのフィナーレが十数年振りに蘇りました。

BBCL 4153  \1980
R.シュトラウス:四つの最後の歌
同:「カプリッチョ」より終景
ラヴェル:歌曲集「シェエラザード」
モーツァルト:
「フィガロの結婚」よりアリア「愛の神様、慰めの手をさしのべて下さい」
「楽しい思い出はどこへ」
エリーザベト・ゼーダーシュトレーム(S)
アンタル・ドラティ(指)ロイヤル・フィル
ピエール・ブーレーズ(指)BBC響
サー・ジョン・プリッチャード(指)ロイヤル・リヴァプール・フィル
録音:1976年10月3日ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
1971年8月3日、1960年8月20日ロイヤル・アルバート・ホール
リサイタル集(BBCL.4132)に次ぐ、ゼーダーシュトレーム(エリサベト・セ
デシュトレム)の続篇。ひとくちにソプラノといっても性格は実にさまざま。
彼女の知的で陰りのある声質がバッチリはまったシュトラウスは絶品。歌曲、
オペラともスタジオ盤を残していますが未CD化のまま。そのため当ステレオ・
ライヴは価値ある内容です。ほかに存在感と貫禄の伯爵夫人が聴けるプロム
スでのモーツァルト。初出レパートリーのラヴェルではブーレーズが指揮を
務めているのも注目。





<TRITON>
TR 331134  \2180
クープラン:教区のためのミサ曲
アンコール バルバストル:ノエル「陽気な羊飼いはどこへ」
マリー=クレール・アラン(Org)
サジッタリヴズ
録音:2002年10月9日
ボルドー、サント=クロワ大聖堂のベドス師製大オルガンを使用
過去数十年に渡ってオルガン奏者の頂点に君臨してきたマリー=クレール・
アラン、いまだ健在です!2002年10月9日にボルドーのサント=クロワ大聖堂
で行われた演奏会のライブ。演奏するはクープランの最充実作といえる教区
のためのミサ曲。無修正ライヴだというのに、アラン女史、見事に弾き切っ
ているのみならず、神々しいまでの風格はなんと例えれば良いやら。サジッ
タリヴズの控えめに響く合唱も大変好ましいもの。そしてなによりこの名演
の真の主役はサント=クロワ大聖堂でしょう。由緒ある教会で聴衆を迎えて
のライヴという独特の空気は、スタジオ録音からでは絶対に味わえません。
オルガンもベドス師が1748年に制作したもので、1997年に修理して見事な音
色が蘇りました。アランがこれに惚れこんでのリサイタルだそうです。良質
な装置で再生すれば、部屋がたちまち大聖堂に変わること間違いなしです!






<ONDINE>
ODE 1046  \2080
シベリウス:ヴァイオリン小品集
5つの小品 Op.81,4つの小品 Op.78,5つの田園舞曲 Op.106,
4つの小品 Op.115,3つの小品 Op.116
ペッカ・クーシスト(Vn),ヘイニ・カルッカイネン(P)
録音:2004年
ヴァイオリン協奏曲は世界的に有名だというのに、シベリウスのヴァイオリ
ン小品はあまり耳にする機会がありません。ところがこれらは実に素敵なも
のばかり。田舎の焼き菓子のように素朴で滋味たっぷり。どの曲も一曲2、
3分の規模で、次々と楽しんでいるうちにあっという間に1枚終えてしまいま
す。つくづく、交響曲ばかりがシベリウスじゃないと思わされます。
ペッカ・クーシストは、北欧音楽マニアでは絶大な信頼と人気があるヴァイ
オリニスト。1976年生まれですからまだ二十代。しかし19歳の時にシベリウ
ス国際ヴァイオリン・コンクール出優勝しているという腕の持ち主。加えて
やさしい抒情、飾らない内面性、そして涼風のような爽やかさを持ち、しか
も堂々とした自信に満ちた音楽。これでこそフィンランドの自然に育まれた
シベリウスが生きるというものです。
シベリウスが1904年から居住した、イェルヴェンパー自宅アイノラで録音。
ピアノもシベリウスが使っていたものでしょう。家庭サロンコンサートとい
った雰囲気がまたこうした小品にはふさわしいものです。

ODV 40001(DVD-Video)  \2700
ティッカ:「ルター」
エサ・ルートゥネン(マルティン・ルター),
ラッシ・ヴィルタネン(サタン),
メリヤ・ヴィルカラ(シェーンフェルト),
アキ・アラミッコテルヴォ(セバスティアン,他),ほか
カーリ・ティッカ(指)
ニューヤング室内管弦楽団,ヴィーヴァ・ヴォックス合唱団
演出:ユッシ・タポラ
収録:2003年5月,ヘルシンキ
カーリ・ティッカは1946年生まれの作曲家、指揮者。「ルター」は2000年に
初演されたもの。かの宗教改革のマルティン・ルターを題材にとったもので、
ルターの生涯と活動を追いつつ、常にサタンがさまざまな人物となって登場
し、人間と宗教にからむ問題を提起しています。聴衆も賛美歌を歌って参加
したりと、ユニークな試みをしていますが、オペラとしては実に真っ当です。
歌手ではサタンを歌うテノール、ラッシ・ヴィルタネンが非常に強烈な個性
を発揮しています。北欧音楽ファンなら必見です。
英語、ドイツ語、スウェーデン語、フィンランド語の字幕付き。






<BIS>
●BIS録音活動20周年記念特別企画!
クリスチャン・リンドベルイ20選
BIS 258  \2080
“熊蜂の飛行”-ヴィルトゥオーソ・トロンボーン
R.コルサコフ:熊蜂の飛行 
シューレク:ヴォクス・ガブリエリ 
マルタン:バラード 
モンティ:チャールダーシュ 
クライスラー:愛の悲しみ 
プライヤー:スコットランドの釣鐘草 
ヒンデミット:トロンボーン・ソナタ 
ベリオ:セクエンツァ
クリスチャン・リンドベルイ(Tb) ローランド・ペンティネン(P)
伝説はここから始まった!記念すべきデビュー盤。

BIS 298  \2080
「ロマンティック・トロンボーン」
ロパルツ:小品変ホ短調 
メルカダンテ:マリア様 
サン=サーンス:カヴァティーヌ 
ゴーベール:交響的小品 
ヨンゲン:アリアとポロネーズ 
ストヨフスキ:幻想曲 
アルヴェーン:羊飼の少女の踊り 
ウェーバー:ロマンス
クリスチャン・リンドベルイ(Tb) ローランド・ペンティネン(P)
ロマン派時代のトロンボーンのオリジナル作品集

BIS 318  \2080
「ブルレスク・トロンボーン」
フォルケ・ラーベ:バスタ
セロツキ:ソナチナ 
バーンスタイン:ミッピー2世のエレジー 
ドゥファイ:2つのダンス 
デュティーユ:コラール,カデンツとフガート 
ショパン:小犬のワルツ
ヤコブセン:ソナタ・セリオーソ
ペンティネン:カメラ
クリスチャン・リンドベルイ(Tb) ローランド・ペンティネン(P)
1986年スウェーデングラモフォン賞受賞
ショパン「小犬のワルツ」をトロンボーンで吹いてます。

BIS 328  \2080
「トロンボーンの犯罪」
ロッシーニ:セヴィリャの理髪師より序曲
シューマン:ロマンス1,2番 
モーツァルト:きらきら星変奏曲
ジャゾット編:アルビノーニのアダージョ 
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ
バッハ:組曲よりバディネリ,エア
クリスチャン・リンドベルイ(Tb) ローランド・ペンティネン(P)
超絶! バッハ管組バディネリ。

BIS 348  \2080
「冬のトロンボーン」
ヴィヴァルディ:「四季」より冬 
ミヨー:冬のコンチェルティーノ 
テレマン:協奏曲ハ短調, 他ラーション, ペンティネンの作品
クリスチャン・リンドベルイ(Tb) 
オッコ・カム(指)新ストックホルム室内O.
ヴィヴァルディの「四季」をトロンボーンで。

BIS 378  \2080
「ロマンティック・トロンボーン 協奏曲集」
ダヴィッド:トロンボーン小協奏曲作品4
ギルマン:交響的小品作品88 
グレンダール:トロンボーン協奏曲
フルメリー:トロンボーン協奏曲作品81
クリスチャン・リンドベルイ(Tb) 
レイフ・セーゲルスタム(指)バンベルクSO.
メンデルスゾーンのVn協奏曲の初演&被献呈者ダヴィッドほか、ロマン派の
トロンボーン協奏曲集。

BIS 388  \2080
「孤独なトロンボーン」
ベリオ:セクェンツァV
クセナキス:ケレン 
カーゲル:アーテム 
エリアソン:ディセーニョ 
ケージ:ソロ・スライディング・トロンボーン 
シュトックハウゼン:友情
クリスチャン・リンドベルイ(Tb)
まさにトロンボーンのパガニーニ。リンドベルイが現代無伴奏作品にチャレ
ンジ!

BIS 478  \2080
「ロシアン・トロンボーン」
ゲディケ:即興曲 
チャイコフスキー:「スペードの女王」の組曲(リンドベルイ編曲)
オークネフ:アダージョとスケルツォ 他
クリスチャン・リンドベルイ(Tb) ペンティネン(P)
ほかにプロコフィエフ「ロメオとジュリエット」組曲がききもの。

BIS 488  \2080
「聖なるトロンボーン」
リスト:ホザンナ 
エベン:2つの祈り 
シュニトケ:音・響 ほか
クリスチャン・リンドベルイ(Tb) G.イデンスタル(Org)
すべてオリジナル作品。祈りにも似たトロンボーンの響きが印象的。

BIS 538  \2080
「トロンボーンの冒険旅行」
マルタン:トロンボーンとオーケストラのためのバラード(1940) 
セロツキ:トロンボーン協奏曲 
ブロッホ:トロンボーンとオーケストラのための交響曲(1953-54) 
サンドストレム:トロンボーン協奏曲(オートバイ小旅行)
クリスチャン・リンドベルイ(Tb) 
レイフ・セーゲルスタム(指)スウェーデン放送SO.
オートバイの擬音効果をトロンボーンで代用したサンドストレムは必聴!

BIS 568  \2080
「トロンボーン協奏曲集」
R.コルサコフ, トマジ, ニーノ・ロータ, シュニトケ, 
フォルケ・ラーベのトロンボーン協奏曲
クリスチャン・リンドベルイ(Tb) 
オスモ・ヴァンスカ(指)タピオラ・シンフォニエッタ
R.コルサコフはオリジナル・ブラス伴奏部をリンドベルイがオケ伴奏にアレ
ンジ。

BIS 628  \2080
「アメリカ・トロンボーン協奏曲集」
クレストン, ウォーカー, シュラー, ズヴィリシュの作品
クリスチャン・リンドベルイ(Tb) 
ジェイムス・デプリースト(指)マルメSO.
「トロンボーン・ルネサンス発祥の地」アメリカの作曲家によるトロンボー
ン曲はジャジーなムード満点。

BIS 658  \2080
「イギリス・トロンボーン協奏曲集」
ゴードン・ジェイコブ, エルガー・ハワーズ, 
デレク・ブルジョワらの作品
クリスチァン・リンドベルイ(Tb) 
ルヴェリン(指)BBCウェールズO.
フィリップ・ジョーンズ・ブラスのハワーズの曲が聴けます。

BIS 788  \2080
「アメリカ・トロンボーン協奏曲集Vol.2」
ラウス:トロンボーン協奏曲 
チャベス:トロンボーン協奏曲 
トーマス:トロンボーンと管弦楽のための瞑想曲
クリスチャン・リンドベルイ(Tb)
グラント・ルヴェリン(指)BBCウェールズ・ナショナルSO.
好評シリーズ、パート2。

BIS 808  \2080
「スマイル-リンドベルイ愛奏曲集」
マスネ:タイスの瞑想曲 
サン=サーンス:白鳥 
ドビュッシー:レントより遅く/亜麻色の髪の乙女/夢想 
チャップリン:テリーのテーマ/映画「モダンタイムス」より“スマイル” 
グリーグ:春に 
シューベルト:セレナード 
メンデルスゾーン:歌の翼に 
グラズノフ:吟遊詩人の歌 
フォーレ:夢のあとに 
エルガー:愛のあいさつ 
ラフマニノフ:ヴォカリーズ 他
クリスチャン・リンドベルイ(Tb) パル・リンドベルイ(Pf)
有名なメロディがいっぱい。

BIS 828  \2080
「ドン・キホーテ-サンドストレム作品集」
ヤン・サンドストレム:
トロンボーンと管弦楽のための「皇帝の歌」(1994) 
ドン・キホーテ(トロンボーン協奏曲第2番)(1994) 
ヴァールベルイ変奏曲 
オートバイ小旅行(1989)
クリスチャン・リンドベルイ(Tb) 
オスモ・ヴァンスカ(指)ラハティSO.
人気曲「オートバイ小旅行」ほかリンドベルイと親交の深いサンドストレム
作品集。

BIS 848  \2080
「リンドベルイ&佼成ウィンド」
R.コルサコフ:トロンボーン協奏曲(ブラス伴奏オリジナル版) 
ホルスト:トロンボーンと吹奏楽のためのコンチェルタンテ 
ブルジョワ:トロンボーン協奏曲(オリジナル吹奏楽伴奏版) 
ベルリオーズ:葬送と勝利の交響曲より 
サンドストレム:ボンビボン・ブラスビット
クリスチャン・リンドベルイ(Tb) 
今村能(指)東京佼成ウィンドオーケストラ
R.コルサコフはオリジナルのブラス伴奏用。注目の佼成Wとの共演。

BIS 858  \2080
“リンドベルイ・無伴奏”
テレマン:ファンタジア ニ長調, 変ロ長調, 変ホ長調 
ヤン・サンドストレム:ラ・マンチャのスケッチ(日本語版) 
ラ・マンチャのスケッチ(スペイン語版) 
ラ・マンチャのカデンツァ(英語版) 
リンドベルイ:グレゴリオ聖歌による変奏曲 
フレデリク・ヘグベルイ:ス・バ・ド・ベ 
J.S.バッハ:組曲変ロ短調 ・作者不詳:3つの中世の舞曲
クリスチャン・リンドベルイ(テナー&アルトTb)
「ラ・マンチャのスケッチ」ではリンドベルイが日本語で歌う様子が異様な
迫力。

BIS 988  \2080
トロンボーンの犯罪.その2 1/2
リンドベルイ:盗賊たち 
ムソルグスキー(リンドベルイ編):展覧会の絵を 
J.S.バッハ(リンドベルイ編):
ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ ト短調BWV1029 
シューマン(リンドベルイ編):幻想小曲集Op.73 
ストラヴィンスキー(リンドベルイ編):火の鳥より3つの断章
クリスチャン・リンドベルイ(Tb) ローランド・ペンティネン(Pf)
名曲「展覧会の絵を」ほかトロンボーン用に作品を盗んできました。

BIS 1008  \2080
モーツァルト:ホルンボーン協奏曲全集
ホルン(ボーン)協奏曲第1番ニ長調K.412 
ホルン(ボーン)協奏曲第2番変ホ長調K.417 
ホルン(ボーン)協奏曲第3番変ホ長調K.447 
ホルン(ボーン)協奏曲第4番変ホ長調K.495
クリスチャン・リンドベルイ(ホルンボーン)
ジャン=ジャック・カントロフ(指)タピオラ・シンフォニエッタ
モーツァルトの名曲をトロンボーンで。
 
<WERGO>
WER 6670  \1850
コンロン・ナンカロウ(1912-1997):練習曲と独奏曲
プレイヤー・ピアノのためのスタディ(ピアノ・デュオ編曲版)
♯9,6,4,3B,3C,3D,15,14,18,19,26
ウルスラのための3つのカノン(1988)[カノンA(5:7)、B(6:9:10:15)、C(2:3)]
タンゴ?(1984)
三部からなる練習曲(1940年代初頭)
プレリュード(1935)
ブルース(1935)
ソナティーナ(1945頃)
演奏:ブガッロ=ウィリアムズ・ピアノ・デュオ
ヘレナ・ブガッロ
エイミー・ウィリアムズ
ナンカロウといえば、プレイヤー・ピアノ。ナンカロウはとてつもなくリズム
に対して厳密な人で、自分の作品がちょっとでも間違ったリズムで演奏される
ことに我慢できなくなってしまいました。それならいっそ、と人間が演奏する
のが不可能かと思われるほど複雑で細かいリズムの作品をプレイヤー・ピアノ
のために書くようになったのです。このCDはプレイヤー・ピアノのための作品
を、実際に生身の人間が演奏したというもの。あまりにも難しい作品はピアノ
・デュオに編曲されておりますが、編曲する人も演奏する人も、とてつもなく
大変だったことが想像されます。出来上がった音はきわめてかちっとしたジャ
ズのようで、実にかっこいいです。

WER 6662  \1850
ヴィンコ・グロボカール(1934年-)
クワドラ
タッチャー(触れる人)
大地についての会話
?肉体的
引き裂かれたパンジー

幽霊のリズムに乗って広がる女子同性愛者
マティアス・カウル
(打楽器、声、回転七弦琴(ハーディ・ガーディ))
目をつぶれば東南アジアかと思うような打楽器の音色にのって、マティアス
・カウルが叫ぶ叫ぶ。このうえなくクレイジーな音世界は、かなりの上級者
向けです。グロボカールは今年のサントリー東京の夏で来日します。





<SUPRAPHON>
SU 3777  \1050
スメタナ:「わが祖国から」ヴァイオリンとピアノのための2つの小品
ドヴォルザーク:ヴァイオリン・ソナティナ ト長調 Op.100,
4つのロマンティックな小品 Op.75,スラヴ舞曲第2番 ホ短調 Op.64/I
スーク:バラード ニ短調 Op.3b,4つの小品 Op.17
ヨゼフ・スーク(Vn),ヤン・パネンカ(P),アルフレード・ホレチェク(P)
名ヴァイオリニスト、ヨゼフ・スークも今年の8月8日で75歳を迎えます。
1948年にソリストとして活動を始めてから実に半世紀以上、世界中で活躍し、
日本にも1959年初来日してから頻繁に訪れています。75歳を祝って、
SUPRAPHON社がこのCDを発売。スークがバリバリに活躍していた1960‐70年代
の録音からお国ものの作曲家の作品を選んでいます。御存知の通りスークは,
ドヴォルザークの曾孫、作曲家スークの孫と来ています。DNAの段階で並の
ヴァイオリニストとは相当違うんでしょ、とにかく見事な音楽です。

SU 3788  \1350
アントニーン・ヴラニツキー:六重奏曲 ト長調
パヴェル・ヴラニツキー:
六重奏曲第3番 変ホ長調,第4番 ハ長調,第6番 ニ短調
ヤナ・ブロ・コヴァー(Ob),イルジー・ヴァーレク(Fl),
シュターミッツ四重奏団〔ヴィチェスラフ・チェルノフ(Vn),ヤン・ペルー
シュカ(Va),ヨセフ・ケクラ(Va),ヴラディーミル・レイクスネル(Vc)〕
録音:1998年2月25‐27日
モーツァルトと同世代のチェコの作曲家、パヴェル・ヴラニツキー
(1756-1808)とアントニーン・ヴラニツキー(1761-1820)の兄弟の、六重
奏曲ばかりを集めた面白い企画です。兄パヴェルはハイドンのエステルハー
ジ家のオーケストラでヴァイオリン奏者を務めた後、ウィーンにでて宮廷管
弦楽団でも活躍。ハイドンやベートーヴェンから絶大な信頼をおかれたヴァ
イオリニストで、ベートーヴェンが彼の主題に基づいた変奏曲を書いている
ことでも知られています。作曲家としても、51曲の交響曲や多数の室内楽曲
を残しています。弟アントニーンもやはりウィーンでヴァイオリニストとし
て名を馳せました。彼はモーツァルトとハイドンに作曲を学んでいる!とい
ううらやましい人で、やはり多数の作品を残しています。
いずれもフルート、オーボエに弦楽四重奏という組合せで、しかも弦はヴァ
イオリンとチェロが一本で、ヴィオラが2本という独自の編成。中音域の充
実が魅力です。ヴァイオリンの名手ならではの流麗な旋律に満ちた作品で、
ウィーン古典派ファンなら堪能できます!





<HUNGAROTON>
HCD 32194  \1980
バンキエーリ:シンフォニエ・エックレジアースティケ(21曲)
アルス・レナータ・ヴォーカルアンサンブル
ソナトーレス・パンノニアエ
アルス・ロンガ室内アンサンブル
ソマ・ディニェス(Org)
録音:2003年5月12‐30日
アドリアーノ・バンキエーリ(1567-1634)はボローニャ生まれで、16世紀末か
ら17世紀始めにかけての重要なオルガニストでした。彼は修道士でもありまし
たが、宗教音楽のみならず、「ヴェネツィアからパドヴァへの船旅」 のよう
なマドリガル・コメディーでも人気があった人でした。シンフォニエ・エック
レジアスティケ(聖職シンフォニア集)は1607年の作で、詩篇などから題材を
とった21曲の声楽作品集。音楽的には、マドリガル同様の手法が駆使された
高度なもの。古楽ファンには待望のアルバムです。

HCD 32267  \1980
アグリコラ:
ミサ「尽くす人」(キリエの別ヴァージョン付き),ミサ「我は求めず」
ヤーノシュ・バリ(指)A:N:S合唱団
録音:2003年9月5‐11日
ヤーノシュ・バリとA:N:S合唱団によるアレクサンデル・アグリコラ(1456頃
-1506)のミサ曲集の第2集(第1集はHCD 32011 ミサ「不幸に見舞われ」とミ
サ「イン・ミネン・シン」)。 15世紀後半にフランドル楽派の重要な作曲家
で、イタリアやフランスでも活躍した人物ですが,意外やミサ曲の録音はこ
れまで少なかったので歓迎されるCDです。透明な美しいハーモニーを満喫下
さい。

HCD 32219  \1980
ヨゼフ・アイブラー(1765−1846):弦楽三重奏曲ハ長調Op.2
イグナツ・プレイエル(1757−1831):演奏会用三重奏曲Op.11,Nos.1−3
ベルヴェデーレ・トリオ・ウィーン
ヴィルモシュ・サバディ(Vn)エルマー・ランデラー(Va)
ローベルト・ナジ(Vc)
録音:2003年11月26−27日フンガロトン・スタジオ
ともにパパ・ハイドンの弟子だったふたり、プレイエルとアイブラーの弦楽
トリオは、思いがけない美しさ。ハイドンの遠縁にあたるアイブラーは、モ
ーツァルトと親交があり、コンスタンツェが「レクイエム」の補筆完成を
ジュスマイアー以前に依頼したことで知られます。5楽章ほぼ30分に及ぶア
イブラーに対し、プレイエルは2楽章(アレグロ−ロンド)形式で10分強の
作品。ゆったりとしたムードと吸い込まれるような美音はまさに音のご馳走、
師匠ハイドンの室内楽にも通じます。演奏がまた、ウィーン・フィルのヴィ
オラとチェロが参加するアンサンブルで文句なし。

HCD 32257/58  2枚組  \3960
ジャン=ジョゼフ・カサネア・ド・モンドンヴィル(1711−1772):
独奏ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集「調和の響き(倍音)」
Op.4(全曲)
クリストフォリ・トリオ(同時代楽器使用)
ラースロー・パウリク(Vn)シルヴィア・エレク(Cem, Org)
バラージ・マーテー(Vc)
録音:2003年4月28日−5月2日トルダシュ、ルター派教会
豊かな通奏低音に乗って自由に遊ぶヴァイオリンの響き。ナルボンヌ生まれ、
1730年代初めパリにやってきた若きモンドンヴィルは、ほどなくヴァイオリ
ニスト&作曲家としてずば抜けた才能を開花させます。ヴェルサイユのシャ
ペル・ロワイヤル副楽長、次いでコンセール・スピリテュエルの監督に就任
したあたりから、フランス楽壇の寵児としてもてはやされるようになります。
作品も同時代のドゥラランド、ラモーと同等に見なされていました。器楽曲
では「ソナタ形式によるクラヴサン曲集」Op.3に次いで、重要な「調和の響
き」。自らの楽器ヴァイオリンにウェイトを置いた作品で最大のポイントは、
タイトルからも分かるように“フランスで初めてヴァイオリンの倍音奏法
(ハーモニクス)を導入”したこと。聴けば明らか、従来にましてパッと格
段に表現の幅が拡がった感があります。満ち足りたムードで進められてゆく
5曲のほか、唯一短調による異色の第1番がまた印象的な美しさ。切れ込みの
鋭い演奏を聴かせるのはバロック・ヴァイオリンの雄パウリク。全曲として
は世界初録音とあって、古楽ファンにはたまらないセットです。

HCD 32214  \1980
「クラリネットつきのフランスの室内楽」
トマジ:
序奏と舞曲 / コルシカの歌 / クラリネット独奏のためのソナチネ・アッティ
ク / 婚礼の踊り / クラリネットとピアノのための協奏曲(※)
ボザ:
フルートとクラリネットのための3章(※)
ボージャンシーのメヌエット(※)
ピエール・マクス・デュボワ:9つの即興曲(※)
チャバ・クレニャーン(Cl)※変ロ管に持ち替え
ゾルターン・ジェンジェッシ(Fl) イルディコー・Cs・ナジ(P)
録音:2002年12月17−20日ブダペスト、フンガロトン・スタジオ
クラリネットの珍しいレパートリーを立て続けに発掘しているクレニャーンが、
今回も世界初録音。学生時代にクラリネットを専攻したデュボワをはじめ、
3人に共通するのは管楽器のための室内楽作品を通じて国際的な名声を獲得し
たところ。時代的には印象主義・象徴主義の影響も見られ、官能的なナンバー
あり、また幻想的な、あるいはおどけたものありと多彩な内容で楽しめます。

HCD 32268  \1980
「ラヨシュ・へルナーディの芸術」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調「悲愴」 
ウェーバー:無窮動Op.24
リスト:巡礼の年第2年補遺、ヴェネツィアとナポリ
同:ハンガリー狂詩曲第15番「ラコーツィ行進曲」
バルトーク:15のハンガリー農民の歌Sz.71
同:アレグロ・バルバロ 
同:ピアノ・ソナタSz.80
ラヨシュ・へルナーディ(P)
録音:1961年8月、1956年7月、1961年12月、1959年12月
フンガロトン・スタジオ
録音年不明ハンガリー放送による録音
ラヨシュ・ヘルナーディ(1906−1986)はバルトークとドホナーニ、さらに
シュナーベルに師事したハンガリー屈指のピアニスト。かのチャイコフスキ
ー国際コンクールの審査員を20年に渡り歴任したことでも知られ、教育者と
してもターマーシュ・ヴァーシャリらを育て、ジェルジ・シフラにも影響を
与えました。

HCD 31517  \1980
リスト:巡礼の年(ハイライト)
第1年「スイス」より、第1、2、4 & 9曲,第2年「イタリア」より、第1、4、
5 & 6曲,第2年補遺「ヴェネツィアとナポリ」,第3年よりエステ荘の噴水
イレーネ・ポルヤ(P)
録音:1991年
ポルヤはハンガリーのデブレツェン生まれ。リスト音楽院で、ピアノをイシュ
トヴァーン・アンタルとラヨシュ・ヘルナーディに、チェンバロをヤーノシュ
・シェベシュティエーンに、また室内楽をジェルジ・クルターグに師事して
います。ペトラルカのソネットや美音が零れ落ちるようなエステ荘の噴水な
ど、スタインウェイの華麗な響きで聴くリストは格別です。

HCD 32251  \1980
「現代ハンガリーのトランペット協奏曲集」
フリジェシュ・ヒダシュ:トランペット協奏曲第2番
ミクローシュ・シュガール:ファンファーレ第1番−第4番
エミル・ペトロヴィチ:トランペットと管弦楽のための小協奏曲
ラースロー・ドゥブロヴァイ:
トランペットと15の弦楽器のための協奏曲第2番
カミッロー・レンドヴァイ:
トランペットとシンフォニック・バンドのための協奏曲
エルヴィン・イェレブ:トランペット協奏曲
ジェルジ・ゲイゲル(Tp)
アンドラーシュ・リゲティ(指)
ジュラ・ヤールマイ(指)
ラースロー・コヴァーチ(指)ハンガリー放送SO. 
ペーテル・ガズダ(指)フェレンツ・リスト室内O. 
ラースロー・マロシ(指)ハンガリー軍楽隊
録音:1986年、1991年、2003年ハンガリー放送、1993年、
1991年フンガロトン・スタジオ
このアルバムでしか聴けないものばかり。





<HODIE>
804721001151  \2280
バッハ:管弦楽組曲第3番 BWV1068
マクシミアンノ・コブラ(指)
コレギウム・インヴィジービレ・アンサンブル 録音:2003年
マクシミアンノ・コブラの新作はバッハの管弦楽組曲第3番。演奏時間は
47分9秒。ただ、クレンペラーやクナッパーツブッシュのバッハになれてい
る耳にはさほど遅いとは感じません。リピートをしているのでやたら長くな
っています。コブラ氏、ヨーロッパ・フィルハーモニアでは飽き足らなかっ
たようで、ついに究極の電脳サウンドを求めて“コレギウム・インヴィジー
ビレ・アンサンブル”なる新団体を結成。invisibileとは思い切ったネーミ
ング、まさにこのオーケストラのスピリッツを象徴しています。もちろん驚
異のアンドロイド・ハイパーサウンド。CGストップモーション映像のような
非日常的空間が貴方を待っております。





<SALZBURGER FESTSPIELE>
SF 012  \1350
フルトヴェングラー、ザルツブルク音楽祭1948‐1954
ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第3番,「フィデリオ」序曲
モーツァルト:「魔笛」序曲
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」−第2幕フィナーレ
ヴェルディ:「オテッロ」−第2幕フィナーレ
モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲
ウェーバー:「魔弾の射手」序曲
付録:フルトヴェングラーのインタビュー
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
・ティト・ゴッビ(ドン・ジョヴァンニ),
ヨゼフ・グラインドル(騎士長),
エーリヒ・クンツ(レポレッロ)
・ラモン・ヴィナイ(オテッロ),
パウル・シェフラー(イアーゴ)
録音:1948年8月3日,1950年8月5日,1949年7月27日,1950年7月27日,
1951年8月7日,1953年8月7日,1954年7月26日
没後50年のフルトヴェングラー、そのザルツブルク音楽祭での名場面を1枚に
集めたCD。オペラからの序曲や名場面が中心となっています。病欠した1952年
を除き、フルトヴェングラーの戦後の演奏が俯瞰できる非常に優れた1枚です。





<HOMA Records>
HR 1012  \2380
リョベート:カタルーニャ民謡集・全曲
1 盗賊の歌 2'15"
2 アメリアの遺言 2'20"
3 王子 1'33"
4 哀歌 2'11"
5 凍れる12 月 1'37"
6 商人の娘 2'48"
7 糸を紡ぐ娘 1'31"
8 レリダの囚人 1'58"
9 聖母の御子 2'09"
10 夜うぐいす 0'54"
11 先生 3'46"
12 あととりのリエラ0'54"
13 羊飼いの娘 1'35"
14 フルメリ:スウェーデン民謡による変奏曲8'26"
2つのスウェーデン舞曲カールステッド:
15 アンダンテ・センプリーチェ2'18"
16 アレグレット・ジョコーソ1'08"
17 愛のワルツノイマン3'18"
ブローウェル:2つのキューバのテーマ
18 子守歌 3'22"
19 魔法の瞳 2'17"
ブローウェル:2つのキューバの旋律
20 グアヒラ・クリオージャ1'55"
21 サパテオ2'16"
22 ビーザー:シェナンドー10'49"
23 リョベート:レオン地方の歌2'52"
マーティン・フォゲール(Gt)
スウェーデン出身のマーティン・フォーゲルは、近年最も注目されている若手
ギタリストであり、母国、日本での活動はもとより、イギリスでも定期的に演
奏している。彼はゴッセンベルク音楽院、英国王立音楽院でギター、指揮を学
び、スウェーデン王立音楽院奨学賞で優勝するなど、国内外で数々の賞を受け
ている。そのダイナミックな演奏、クリアで美しい音、そして音楽に対する真
摯で想像力あふれるアプローチが、全世界の批評家や多くの聴衆から絶賛され
ている。






<TRITON>
TRI 331126  \2180
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲,
ブラームス:ハンガリー舞曲
ドミニク・ド・ヴィリアンクール(Vc)
フィリップ・ド・シャランダール(指)サヴァリア交響楽団
録音:2001年11月29日
今最も注目すべきチェリストの一人、ドミニク・ド・ヴィリアンクール。
“想い”のこもった彼のチェロはどんどん人気が高まっています。そんなヴィ
リアンクールのドヴォルザークのチェロ協奏曲。もとより魂が叫ぶような曲想
で人気のあるこの作品、ヴィリアンクールはドヴォルザークの書き記した様々
な深いニュアンスを自分なりの語法で静かに、しかし雄弁に語り、大変に新
です。ライヴならではの即興性も大変生きています。指揮者のシャランダー
ルは1962年生まれの中堅、ハンガリー舞曲もなかなかの熱演です。






<Preiser>
PR 89185  \1750
リリー・レーマン、アリアと歌曲集
モーツァルト:
「後宮からの逃走」,「フィガロの結婚」,「ドン・ジョヴァンニ」,
ヘンデル:
「ジョシュア」,マイヤベーア:「悪魔ロベール」,「ユグノー」,
ヴェルディ:「トラヴィアータ」からのアリア,
シューベルト:
魔王,水の上で歌う,君こそは憩い,のばら,うれしい便り,喜びに満ち、
悲しみに満ち
ベートーヴェン:喜びに満ち、悲しみに満ち,
ベイリー:昔々
グリーク:待ちながら,
スコットランド民謡:ロビン・アデア
バッハ(グノー編):アヴェ・マリア
フォーレ:クルチフィクス,
シューマン:インテルメッツォ,月の夜,
ブンゲルト:ローレライ
リリー・レーマン
伝説的という言葉は良く見かけますが、リリー・レーマンのような人にこそふ
さわしい言葉です。1848年ヴュルツブルク生まれのドイツのソプラノで,
1865年にプラハでデビュー、1870年にはベルリン宮廷オペラに加わっていまし
た。1876年にバイロイトの「指環」の初演にもヴォークリンデ役で参加。
1885年から90年にはメトのスターとして大活躍しています。もともとはコロラ
トゥーラ・ソプラノだったのですが、やがてブリュンヒルデなどワーグナーの
ドラマティックな役でも評判を得ます。1929年没。彼女の歌唱法の著作は日本
語訳もあります。
20世紀初頭の録音で、既に彼女は60才という頃。それでも全盛期の名残は十分
感じられる風格が漂っています。録音に残された大プリマドンナの中では最古
の世代の人、オペラファン、リートマニアなら一度は耳にせねば!