<クラシック・輸入盤新譜情報 04−08>
 
コメントはメーカー案内書より抜粋で す
 
<DEUTSCHE GRAMMOPHON>
4775324  \1350
ブラームス:交響曲 第4番 ホ短調 作品98
シューベルト:交響曲 第8番 ロ短調 D.759「未完成」
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」
-第3幕、第3場「イゾルデの愛の死」
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
マーガレット・プライス(S)、ドレスデン国立管弦楽団
指揮:カルロス・クライバー                       
"カルロス・クライバー追悼盤、DGより緊急発売!
突然のカルロス・クライバー死去の報道は、クラシック界に止まらず世界中
に激震を与えました。 未だに信じられない74歳の若すぎる死は、天才型巨
匠の終焉を物語るものとなるのでしょうか・・・。この訃報を受けて、DGが
追悼盤を緊急発売することとなりました。数少ない彼の録音の中から、名演
中の名演として誉れの高いブラームスの「第4番」、シューベルトの「未完
成」、そしてワーグナーの「トリスタン」全曲盤からM.プライスの絶唱とも
いうべき終幕の「イゾルデの愛の死」を1枚にカップリング。しかも、お買
い得なミッド・プライス!

4775082  2枚組  \2950
マーラー:交響曲 第2番 ハ短調 「復活」
ドビュッシー:海-3つの交響的素描
エテリ・グヴァザヴァ(S)
アンナ・ラーション(Ms)
オルフェオン・ドノスティアルラ合唱団
ルツェルン祝祭管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド
録音:2003年8月14日、19日、20日
ルツェルン音楽祭コンツェルトザールにおけるライヴ
1938年にトスカニーニの指揮で開幕して以来、ヨーロッパの夏の風物詩として
長い歴史と伝統を持つルツェルン音楽祭ですが、昨2003年はまた新たなページ
が刻まれることとなりました。総監督のミヒャエル・ヘフリガーの提唱により、
芸術監督にアバドを迎えて新生ルツェルン祝祭管弦楽団が結成されたのでした。
ルツェルン祝祭管弦楽団といえば、古くはフルトヴェングラーの指揮による多く
のライヴ録音などでおなじみですが、これまではバイロイト祝祭管弦楽団と同じ
く、ヴィンタートゥール交響楽団、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団といったスイ
ス国内のオーケストラからの選抜メンバーで編成されていました。しかし、今回
の新生ルツェルン祝祭管弦楽団ではコンセプトを一新し、音楽祭のレジデンス・
オーケストラとしての芸術性の高さと若手音楽家の育成を両立させることを目
的に編成され、その結果、豪華なメンバーが集うスーパー・オーケストラが誕生
したのです。オーケストラは「世界最高のアマチュア・オーケストラ」グスタ
フ・マーラー・ユーゲント・オーケストラの選抜メンバーで構成されているマ
ーラー室内管弦楽団を母体として、ベルリン・フィルやウィーン・フィルをはじ
めとした一流オーケストラの首席奏者とソリストを加えて編成されており、エ
マニュエル・パユ(フルート)、アルブレヒト・マイヤー(オーボエ)、ザビー
ネ・マイヤー(クラリネット)、コーリヤ・ブラッハー(ヴァイオリン)、ヴィ
ルフラム・クリスト(ヴィオラ)、ナターリャ・グートマン(チェロ)、アロイ
ス・ポッシュ(コントラバス)、ハーゲンSQのメンバーらが名を連ねています。
また、日本からはハープの吉野直子が参加しています。
昨年の音楽祭のオープニングの1週間を飾った演奏会は演奏会は大成功を収め、
「アバドはルツェルンに驚異のニュー・オーケストラを創造した」(フランク
フルト・アルゲマイネ)、「それは稀にみる友情の結合であった。全員が音楽を
創ることに喜びや楽しさを感じ、熱意と情熱を傾けて演奏するために参加して
いた。彼らは音楽のためならばどんな狂気じみたことでもやってのける覚悟で
臨んでいたのだろうか。炎を踏み越えて歩み、飛翔するほどに」(NYタイムズ)
と絶賛されました。この演奏会の模様は、NHKでも放映され、大きな感銘を与えて
くれました。 
アバドにとって、マーラーの「復活」はかつてザルツブルク音楽祭でのデビュー
を飾った思い出深い曲目。今回のルツェルン祝祭管弦楽団の旗上げに際しても
特別な思いが込められていたことは想像に難くありません。70歳を迎えた巨匠
アバドの全身全霊を込めた迫真の演奏に胸を打たれます。また、カプリング曲の
「海」は、意外なことにアバドの初録音となります。
※価格変更(値下げのみ)の可能性があります。

4748002  \1850
花から花へ-オペラ名場面集
ヴェルディ:「椿姫」-ああ、そはかの人か…花から花へ
ベッリーニ:「夢遊病の女」-ああ、彼が他の女性を
…おお花よ、こんなに早くおまえに会えるとは
…ああ、この思いを乱さないで
ベッリーニ:「清教徒」-狂乱の場「あなたの優しい声が」
ドニゼッティ:「ランメルモールのルチア」
-狂乱の場「優しいささやき…苦い涙が」
ヴェルディ:「オテロ」-この静けさは
…泣きぬれて野にひとり…アヴェ・マリア
プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」-私のお父様
アンナ・ネトレブコ(S)
マーラー室内管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド
録音:2004年2月、3月、レッジョ・エミーリア
その歌声と美貌で世界中のオペラ・ファン(特に男性)を虜にしているアンナ
・ネトレブコ。昨年リリースされたソロ・デビュー・アルバムと5月に発売さ
れたDVDのおかげで、わが国にも熱狂的なファンが急激に増加しています。
ソロ・デビュー第2作となる本作では、オペラ・ヒロインの王道とも言うべきレ
パートリーに正面から取り組み、新時代のディーヴァに相応しい歌唱を聴かせ
てくれます。また、アバドがバックの指揮をとっているのも注目。いずれの曲目
も全曲録音がなく、実演でもあまり取り上げていないレパートリーです。通常の
オペラ・アリア集とは異なり、それぞれのシーンをノー・カット(共演者の合い
の手も含めて)で収録している点は、いかにもアバドらしい「こだわり」と言え
るでしょう。

4775020  2枚組 \3700
ロッシーニ:歌劇「オリー伯爵」(全曲)
ステファニア・ボンファデッリ(S)
マリー=アンジュ・トドロヴィッチ(Ms)
ホアン・ディエゴ・フローレス(T)
アラステア・マイルズ(B)
ブルーノ・プラティコ(B)、他
プラハ室内合唱団
ボローニャ市立歌劇場管弦楽団
指揮:ヘスス・ロペス=コボス
録音:2003年8月、ペーザロ、ロッシーニ音楽祭におけるライヴ録音
ホアン・ディエゴ・フローレスがタイトルロールを歌って大きな注目を集めた、
昨年のロッシーニ音楽祭における上演のライヴ録音。来日時の「椿姫」で好評を
得たボンファデッリや人気上昇中の新鋭トドロヴィッチもキャストに名を連ね
ています。「オリー伯爵」は「ウィリアム・テル」の前年にパリ・オペラ座で初
演されたロッシーニの最後のオペラ・ブッファとなった作品。オリジナルのフ
ランス語による歌唱です。

4775081  \1850
モーツァルト:
弦楽四重奏曲 第20番 ニ長調 K.499
弦楽四重奏曲 第22番 変ロ長調 K.589
弦楽四重奏曲 第23番 ヘ長調 K.590
ハーゲン四重奏団
録音:2000年3月、ヴィエスロッホ 2003年1月、モントゼー
K.499(いわゆるホフマイスター)は新録音。K.589とK.590(プロシア王第2・3番)
は第2ヴァイオリンにアネッテ・ビクが演奏していた第一次ハーゲンQによる
86年盤とは別に新たに再録音したもの。これによりハーゲンQによるモーツァ
ルトの弦楽四重奏曲全集が完成したことになります。

4775085  \1850
歌の翼に                           
ジェイムズ・ゴールウェイ(Fl)
ロンドン交響楽団/指揮:クラウスペーター・ザイベル
ベルリン・フィルの首席フルート奏者として1969年-75年にカラヤンを中心に
オーケストラ録音(ペールギュントの「朝」などいまだに絶品!)はあるもの
のソロ・アルバムとしては初めてのDG録音となるサー・ジェイムズ・ゴール
ウェイ。彼曰く、「DGといっしょに仕事をすることは大変、うれしいこと。
なぜなら、ここは私のルーツといえる場所だから。」と述べているように、彼
にとってこの録音は大変気持ちのこもったものとなったようです。涼やかで自
然で柔らかなアーティキュレーションはいまだに健在。彼の長年に渡り、培わ
れた芸風をお楽しみください。なお、緊急発売のため、曲目は未定ですがフル
ートとオーケストラによるクラシック名曲集となる予定です。

4749612  2枚組 特価 \1850
セゴビア-ザ・グレート・マスター
カステルヌオーヴォ・テデスコ:
「プラテロと私」作品190-5つの小品/ギター五重奏曲 作品143
ヴィラ=ロボス:練習曲 第8番/練習曲 第1番
トローバ:朝の歌/ソナチネ イ長調
エスプラ(セゴビア編曲):レバンテ地方の2つの印象
ラウロ:ベネズエラ舞曲
ポンセ:歌/歌と情景/6つの前奏曲/ワルツ
ミラン:パヴァーヌ 第6番/パヴァーヌ 第5番
ド・ヴィゼー:パッサカリア
ルイス・デ・ナルバエス:皇帝の歌/「牛の見張りをしておくれ」による変奏曲
ダウランド(セゴビア編曲):流れよわが涙/ガリアード
A.スカルラッティ(セゴビア編曲):前奏曲/ガヴォット
D.スカルラッティ(セゴビア編曲):ソナタ L.79
ヴァイス:ファンタジー/前奏曲/バレット/ジーグ
ヘンデル(セゴビア編曲):
アレグレット・グラツィオーソ イ短調/ガヴォット ト長調/メヌエット ニ長調
タンスマン:ポーランド風組曲
アンドレアス・セゴビア(G)
「ギターの神様」セゴビアの米DECCA原盤からのコンピレーション。

●ARCHIV BLUE
4775000  \1350
C.Ph.E.バッハ:
弦楽のための6つのシンフォニア Wq182
イングリッシュ・コンサート
指揮:トレヴァー・ピノック

4775001  \1350
ビーバー:食卓の音楽(全曲)
ムジカ・アンティクヮ・ケルン
指揮&Vn:ラインハルト・ゲーベル

4775002  \1350
ドイツ・バロック・オーボエ協奏曲集
グラウン:オーボエ協奏曲 ハ短調/オーボエ協奏曲 ト短調
クレプス:チェンバロとオーボエのための協奏曲 ロ短調
テレマン:オーボエ協奏曲 変ホ長調/協奏曲 変ロ長調
ハインツ・ホリガー(Ob)
カメラータ・ベルン/指揮:トマス・フューリ

4775003  \1350
D.スカルラッティ:ソナタ集
ソナタ ト短調 K.347/ソナタ ト長調 K.348/ソナタ ニ短調 K.213/ソナタ
ニ長調 K.214/ソナタ 嬰へ長調 K.318/ソナタ 嬰へ長調 K.319/ソナタ ホ長調
K.380/ソナタ ホ長調 K.381/ソナタ ハ長調 K.356/ソナタ ハ長調 K.357/ソナ
タ ハ短調 K.526/ソナタ ハ長調 K.527/ソナタ ニ長調 K.478/ソナタ ニ長調
K.479/ソナタ ヘ長調 K.524/ソナタ ヘ長調 K.525/ソナタ ト長調 K.454/ソナ
タ ト長調 K.455/ソナタ 変ロ長調 K.248/ソナタ 変ロ長調 K.249/ソナタ
ニ長調 K.436
ラルフ・カークパトリック(Cemb)

4775004  \1350
ノートルダム楽派の音楽
レオナン、ペロタンの作品
オルランド・コンソート

●ENTREE
4775005  \1350
ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調 作品125 「合唱」
ガブリエラ・ベニャチコヴァー(S)
マルヤーナ・リポヴシェク(Ms)
イェスタ・ウィンベルイ(T)
ヘルマン・プライ(B)
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド

4775006  \1350
ブルックナー:交響曲 第4番 変ホ長調 「ロマンティック」
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン

4775007  \1350
グリーグ:
ピアノ協奏曲 イ短調 作品16
2つのノルウェーの旋律 作品63
「ペール・ギュント」第1組曲 作品46
「ペール・ギュント」第2組曲 作品55
リーリャ・ジルベルシテイン(P)
エーテボリ交響楽団
指揮:ネーメ・ヤルヴィ

4775008  \1350
モーツァルト:
交響曲 第35番 ニ長調 K.385 「ハフナー」
交響曲 第40番 ト短調 K.550
交響曲 第41番 ハ長調 K.551 「ジュピター」
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:カール・ベーム

4775009  \1350
チャイコフスキー:
バレエ組曲「白鳥の湖」
バレエ組曲「くるみ割り人形」 作品71a
バレエ組曲「眠りの森の美女」 作品66a
ボストン交響楽団
指揮:小澤征爾

4775010  \1350
ホルスト:組曲「惑星」 作品32
ヴォーン・ウィリアムズ:
グリーンスリーヴズによる幻想曲/タリスの主題による幻想曲
シカゴ交響楽団/指揮:ジェイムズ・レヴァイン
オルフェウス室内管弦楽団

4775011  \1350
プロコフィエフ:バレエ組曲「ロメオとジュリエット」抜粋
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:チョン・ミュンフン

4775012  \1350
ロッシーニ:序曲集
「タンクレディ」「アルジェのイタリア女」「幸福な錯覚」「絹のはしご」
「セビリャの理髪師」「ブルスキーノ氏」「結婚手形」「イタリアのトルコ人」
クラリネットと管弦楽のための序奏、主題と変奏曲 変ホ長調
チャールズ・ナイディック(Cl)
オルフェウス室内管弦楽団

4775013  \1350
シベリウス:
ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47
交響曲 第2番 ニ長調 作品43
シュロモ・ミンツ(Vn)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ジェイムズ・レヴァイン

4775014  \1350
ドビュッシー:
海-3つの交響的素描/管弦楽のための映像
牧神の午後への前奏曲
ローマ聖チェチーリア・アカデミー管弦楽団
指揮:レナード・バーンスタイン

4775086  \950
ENTREEシリーズ・サンプラー
R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」-導入部
ビゼー:「カルメン」組曲-闘牛士
ショパン:夜想曲 第2番 変ホ長調 作品9-2
ベートーヴェン:交響曲 第5番 ハ短調 作品67 「運命」-第1楽章
ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」-「夏」第3楽章
チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」-情景
J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
モーツァルト:交響曲 第40番 ト短調 K.550-第1楽章
シューベルト:ます
グリーグ:「ペール・ギュント」第1組曲-朝の気分
ヘンデル:「水上の音楽」第1組曲-エアーとホーンパイプ
オルフ:「カルミナ・ブラーナ」-おお、運命の女神よ
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18-第1楽章
ラヴェル:スペイン狂詩曲-ハバネラ
エルガー:行進曲「威風堂々」第1番 作品39-1
ニューヨーク・フィルハーモニック/指揮:ジュゼッペ・シノーポリ
バスティーユ管弦楽団/指揮:チョン・ミュンフン
ダニエル・バレンボイム
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団/指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
ギドン・クレーメル(Vn)、ロンドン交響楽団/指揮:クラウディオ・アバド
ボストン交響楽団/指揮:小澤征爾
サイモン・プレストン(Org)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/指揮:カール・ベーム
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(B)、ジェラルド・ムーア(P)
エーテボリ交響楽団/指揮:ネーメ・ヤルヴィ
オルフェウス室内管弦楽団
アーノルト・シェーンベルク合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/指揮:アンドレ・プレヴィン
タマーシュ・ヴァーシャーリ(P)
ロンドン交響楽団/指揮:ユーリ・アーロノヴィチ
フィルハーモニア管弦楽団/指揮:ジュゼッペ・シノーポリ

4770772(SACD-Hybrid) 2枚組  \4160
ヴェルディ:歌劇「椿姫」(全曲)
イレアーナ・コトルバス(S)
ステファニア・マラグー(Ms)
プラシド・ドミンゴ(T)
シェリル・ミルンズ(B)、他
バイエルン国立歌劇場合唱団
バイエルン国立管弦楽団
指揮:カルロス・クライバー

4770862(SACD-Hybrid) 2枚組  \2800
ガブリエリ:ヴェネツィアのサン・ロッコのための音楽   
ガブリエリ・コンソート&プレイヤーズ
指揮:ポール・マクリーシュ


0734009(DVD-Video)  \3300
タン・ドゥン:地図-チェロ、ヴィデオと管弦楽のための協奏曲
"アンッシ・カルットゥネン(Vc)
上海交響楽団/指揮:タン・ドゥン
収録:2003年11月21日、湖南省、鳳凰県、北門
タン・ドゥンの「地図」はボストン交響楽団の委嘱で作曲された10の楽章から
なるチェロ協奏曲。これは作曲者の故郷である湖南省西部の古都、鳳凰県の歴史
的な風物を写した映像とともに上演された作品で、タン・ドゥンの創作のテー
マである「西洋音楽と東洋の伝統音楽との幸福な結合」を象徴した作品と言っ
てよいでしょう。初演は2003年の2月に、ヨーヨー・マのソロと作曲者の指揮す
るボストン交響楽団によって行われました。今回リリースされる映像作品は、ま
さに作品が生み出された地である鳳凰県において行われた無料野外コンサート
のライヴで、駆けつけた地元の聴衆のほとんどが初めて西洋音楽に接する機会
を持ったエポックメイキングなイヴェントの記録です。エキストラ・ボーナスと
して約25分間のドキュメンタリーが収録されています。



<DECCA, PHILIPS>
4755472  \1850
4756186(SACD-Hybrid)  \2850
ヘンデル:アリア集
「セルセ」-オンブラ・マイ・フ/
「リナルド」-涙の流れるままに/
「ロデリンダ」-私は最愛の夫を失った、他
ルネ・フレミング(S)
エイジ・オブ・エンライトゥメント管弦楽団
指揮:ハリー・ビケット
録音:2003年11月、ロンドン
今や世界を代表するプリマとしての地位を確立したフレミングのNEWアルバム。
2001年メトロポリタン・オペラの来日公演 (R.シュトラウス:「ばらの騎
士」の伯爵夫人)で華々しい日本デビューを果たし、翌年のリサイタル公演
でファンをさらに魅了したのは記憶に新しいところ。現在、声の質、表現力
ともに頂点に達した感のあるフレミングがその才能の粋を結晶してレコーディ
ングしたのが今回のヘンデル。バロック音楽の名手ハリー・ビケットとエイジ
・オブ・エンライトゥメント管弦楽団とともにオペラやオラトリオからのアリ
アを収録しています(曲目詳細未詳)。なお、フレミングは7月にはニューヨー
クでエルトン・ジョンと彼の大ヒット曲「Your Song」をコラボレート、12月
にメトロポリタン・オペラでヘンデルの「ロデリンダ」の題名役を歌う予定
です。

4755502  \1850
4756186(SACD-Hybrid)  \2850
グレート・テノール・アリア
グルック:
「オルフェオとエウリディーチェ」(パリ版)-エウリディーチェを失って
ヴェルディ:「王国の一日」-かくも長き嘆きの日々があわれみを誘う
ロッシーニ:「セミラーミデ」-運命はかくも甘く
ドニゼッティ:
「連隊の娘」-ついに私はここに来た…歓待?尊敬?賞賛?名誉?
アレヴィ:「ユダヤの女」-はるかなる友の声
ロッシーニ:「アルジェのイタリア女」-一人の美女のせいで疲れ果てて
ヴェルディ:「リゴレット」-風の中の羽のように
チマローザ:「秘密の結婚」-いつか夜明けの空に
ドニゼッティ:
「ルクレツィア・ボルジア」-この穏やかさ…私が所有権を証明したとしても
プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」-ひどい過ちだ!…フィレンツェは花盛り
ホアン・ディエゴ・フローレス(T)
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団
指揮:カルロ・リッツィ
録音:2003年3月、ミラノ
パヴァロッティの後継者として世評の高いペルー出身のリリック・テノール、
フローレスのソロ・アルバム第3弾。古典派のグルックからプッチーニまで、
イタリアとフランスのオペラからのアリアを10曲歌っていますが、知性派のフ
ローレスらしく選曲にも凝った趣向が凝らされているの特徴。ドニゼッティの
2作品はいずれもレアなもので、「連隊の娘」のアリアはイタリア語版を作る
時に「パリのジャン」から移植されたもの。また「ルクレツィア・ボルジア」
のアリアは、パリでの上演時に当時の伝説的な名テノールだったマリオのため
に書きおろされたとされている曲です。

4756292  \1850
ルドヴィコ・エイナウディ/NEWアルバム
※詳細不明
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院に学び、ルチアーノ・ベリオに師事し
たイタリアの作曲家・ピアニスト、エイナウディの作品集。当初は通常のオー
ケストラや室内楽のための作品を発表していましたが、1980年代の半ば頃から
自らのアンサンブルを率いて、ダンス・パフォーマンスや各種メディアをコラ
ボレーションさせた独自の音楽活動を展開しています。映画音楽の分野でも
活躍しており、「ドクトル・ジバコ」「ぼくの瞳の光」などの音楽を担当して
います。内容については未詳ですが、これまでBMGやVIRGINからアルバムをリ
リースしており、今作がDECCAデビューとなります。   

9862875  \1850
映画「ターミナル」オリジナル・サウンドトラック
スピルバーグ&トム・ハンクスのコンビが贈る今秋最大の話題作のサントラ。
音楽はジョン・ウィリアムス。
「ターミナル」は今秋公開が予定されているスティーヴン・スピルバーグ監
督の最新作。アメリカへの移住を決意してNYにやって来たものの、パスポート
の失効のため、J.F.ケネディ国際空港での生活を余儀なくされてしまった東欧
出身の主人公(トム・ハンクス)を巡る笑いあり涙ありのヒューマン・コメディ
です。主人公への同情からやがて彼を愛するようになるヒロインのフライト・
アテンダントにキャサリン・ゼタ=ジョーンズ、音楽は大御所ジョン・ウィリ
アムスと超豪華な顔ぶれがそろい、早くも来年度のアカデミー賞の有力候補
の呼び声が高い作品です。

4114842  \1850
レオンカヴァッロ:歌劇「道化師」(全曲)
旧譜再発売
テレサ・ストラータス(S)、プラシド・ドミンゴ(T)、
ホアン・ポンス(B)、他
ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団
指揮:ジョルジュ・プレートル
ジャケットデザインを一新しての再出荷。カタログナンバーの変更はありませ
ん。

●CLASSIC RECITALS Vol.2
本年2月に発売され、大好評を博したDECCA往年の名歌手シリーズ第2弾の登場
です。20世紀を代表する名手たちのリサイタル盤をオリジナルの形でCD化。
パッケージもオリジナル・デザインを用いた通好みの仕様になっています。
歌手陣もテバルディ、デル・モナコ、ギャウロフなど、今回も豪華な布陣と
なっています。
4753972  \1350
ザ・ベスト・オブ・レナータ・テバルディ
プッチーニ:「ボエーム」-私の名はミミ/あなたの愛が呼ぶ声に
プッチーニ:「トスカ」-歌に生き、恋に生き
プッチーニ:「西部の娘」-ソレダードにいたとき
プッチーニ:「蝶々夫人」-ある晴れた日に/名誉のために死ぬ
プッチーニ:「トゥーランドット」-お聞きください/氷のような姫君の心も
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」-私の亡くなった母が
チレア:「アドリアーナ・ルクヴルール」
-私は神のしもべです/かわいそうな花よ
ボーイト:「メフィストーフェレ」-いつかの夜、暗い海の底に
レナータ・テバルディ(S)
ローマ聖チェチーリア・アカデミー管弦楽団
指揮:トゥリオ・セラフィン
フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ、他
録音:1955年-1961年

4756233  \1350
マクラッケン・オン・ステージ
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」-見よ、あの恐ろしい火を
グノー:「ファウスト」-この清らかな住まい
ヴェルディ:「運命の力」-おお、天使のようなレオノーラ
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
-朝はバラ色に輝き
プッチーニ:「西部の娘」-ひとことだけ言わせてほしい
…もう6ヶ月が過ぎた
ウェーバー:「魔弾の射手」-森を抜け、草原を越えて
レオンカヴァッロ:「道化師」-衣裳をつけろ
ワーグナー:「タンホイザー」-心の熱意もて(ローマ語り)
ヴェルディ:「オテロ」-私を怖れることはない
ジェームズ・マクラッケン(T)
ウィーン歌劇場管弦楽団
指揮:ディートフリート・ベルネット
録音:1965年4月、ウィーン   

4756234  \1350
グレート・テノール・アリア
ヴェルディ:「仮面舞踏会」-永久に君を失えば
ジョルダーノ:「フェドーラ」-愛さずにはいられないこの思い
ザンドナイ:「ロメオとジュリエット」-ジュリエット、僕だ!
プッチーニ:「蝶々夫人」-愛の家よ、さようなら
マスネ:「ル・シッド」-統べたまい、裁きたもう父君よ
ビゼー:「カルメン」-おまえが投げたこの花は
ヴェルディ:「エルナーニ」-芝生に光る露のごとく
マイアベーア:「アフリカの女」-おお、パラダイス
カタラーニ:「ワリー」-おお、いかにこの日を待ちわびたことか
/あの日、ゾルデンで
ドニゼッティ:「ランメルモールのルチア」-わが祖先の墓よ
/おまえは昇天の翼を広げ
マリオ・デル・モナコ(T)
ロンドン新交響楽団/指揮:アルベルト・エレーデ
録音:1956年2月、ロンドン

4756235  \1350
オペラ名場面集
ドニゼッティ:「アンナ・ボレーナ」-あなたたちは泣いているの
…私が生れた城に連れて行って
ヴェルディ:「マクベス」-勝利の日に…早く来て、灯りをつけて
ヴェルディ:「ルイーザ・ミラー」-むごいことよ、おお神様
ヴェルディ:「仮面舞踏会」-私は死にます、でもその前にお願い
エレナ・スリオティス(S)
ローマ歌劇場管弦楽団/指揮:オリヴィエロ・デ・ファブリティース
録音:1966年、ローマ

4756236  \1350
オペラ・リサイタル
ジョルダーノ:
「アンドレア・シェニエ」-ある日青空をながめて/五月の晴れた日のように
プッチーニ:「トスカ」-妙なる調和/星は輝き
プッチーニ:「トゥーランドット」-泣くな、リュー/誰も寝てはならぬ
マスネ:「ウェルテル」-春風よ、なぜ私を目覚めさせるのか
マスネ:「マノン」-目を閉じると
ビゼー:「カルメン」-おまえが投げたこの花は
グノー:「ファウスト」-この清らかな住まい
ビゼー:「真珠とり」-僕の恋人
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(T)
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団/指揮:フランコ・パタネ
録音:1958年11月、チューリヒ

4756237  \1350
オペラ・アリア集
ドニゼッティ:「ランメルモールのルチア」-あたりは沈黙に閉ざされて
ヴェルディ:「エルナーニ」-エルナーニ!エルナーニ!一緒に逃げて!
ヴェルディ:「シチリア島の夕べの祈り」-ありがとう、愛する友よ
ドニゼッティ:「シャモニーのリンダ」-この心の光
ドニゼッティ:「ランメルモールのルチア」-「優しいささやき」(狂乱の場)
ジョーン・サザーランド(S)
パリ音楽院管弦楽団/指揮:ネッロ・サンティ
録音:1959年4月、パリ

4756280  \1350
ヴェルディ:オペラ名場面集
「ナブッコ」-これは祝典の飾り道具…信じたまえ、おお子らよ
「ナブッコ」-行け思いよ、黄金の翼に乗って…泣いているのは誰か
「マクベス」-誰が我らをあえて遣わしたのか…空が急にかげったように
「シチリア島の夕べの祈り」-おお祖国よ…ああ、パレルモよ
「シモン・ボッカネグラ」-おまえに最後の別れを…悲しい胸の思いは
ニコライ・ギャウロフ(Bs)
アンブロジアン・オペラ・シンガーズ
ロンドン交響楽団/指揮:クラウディオ・アバド
録音:1969年1月、ロンドン


●DOUBLE DECCA
4756207  2枚組  \1780
ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」 作品72(全曲)
ヒルデガルト・ベーレンス、ソーニャ・カザリアン(S)
ペーター・ホフマン、デイヴィッド・キューブラー(T)
テオ・アダム(B)
ハンス・ゾーティン、グウィン・ハウエル(Bs)
シカゴ交響楽団・合唱団
指揮:ゲオルク・ショルティ

4756210  2枚組  \1780
ブラームス:
チェロ・ソナタ 第1番 ホ短調 作品38
チェロ・ソナタ 第2番 ヘ長調 作品99
メンデルスゾーン:
チェロ・ソナタ 第1番 変ロ長調 作品45
チェロ・ソナタ 第2番 ニ長調 作品58、他
リン・ハレル(Vc)
ヴラディーミル・アシュケナージ(P)、ブルーノ・カニーノ(P)

4756213  2枚組  \1780
ハイドン:弦楽四重奏曲 作品76(全6曲)
弦楽四重奏曲 第75番 ト長調/弦楽四重奏曲 第76番 ニ短調 「五度」
弦楽四重奏曲 第77番 ハ長調 「皇帝」
/弦楽四重奏曲 第78番 変ロ長調 「日の出」
弦楽四重奏曲 第79番 ニ長調 「ラルゴ」/弦楽四重奏曲 第80番 変ホ長調
タカーチ四重奏団

4756216  2枚組  \1780
ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇「こうもり」(全曲)
グンドゥラ・ヤノヴィッツ、レナーテ・ホルム(S)
ヴォルフガンク・ヴィントガッセン(T)
エーリヒ・クンツ、エバーハルト・ヴェヒター(B)、
ハインツ・ホレチェク(Bs)、他
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:カール・ベーム



0711409(DVD-Video)  \3350
パヴァロッティ30周年記念ガラ・コンサート
ルチアーノ・パヴァロッティ(T)、他
ボローニャ市立歌劇場管弦楽団
指揮:レオーネ・マジエラ、マウリツィオ・ベニーニ
収録:1991年4月29日、レッジョ・エミーリア、テアトロ・ヴァッリ
パヴァロッティの歌手デビュー30周年を記念して、生地に近いレッジョ・エミ
ーリアのテアトロ・ヴァッリにおいて行われたガラ・コンサートのライヴ収録。
ジューン・アンダーソン、ライナ・カバイヴァンスカ、シャーリー・ヴァーレ
ットらの女声歌手がゲスト出演して花を添えています。

0711809(DVD-Video)  \3350
パヴァロッティ・イン・セントラルパーク
ルチアーノ・パヴァロッティ(T)、他
ニューヨーク・フィルハーモニック
指揮:レオーネ・マジエラ
収録:1993年6月26日、ニューヨーク、セントラルパーク
ニューヨークのセントラルパークに1万人以上の聴衆を集めて行われた野外
コンサートのライヴ映像。ハーレム少年合唱団がゲスト出演しています。

0743071(DVD-Video)  \3350
(1)パヴァロッティ&レヴァイン・イン・レコーディング
(2)パヴァロッティが愛した栄光のイタリアン・テノール
ルチアーノ・パヴァロッティ(T)
ジェイムズ・レヴァイン(P、指揮)
レオーネ・マジエラ(P)
制作:不明、1994年
(1)に関しては内容不明。(2)は1994年に制作されたドキュメンタリーで、パ
ヴァロッティ自身の語る少年時代の思い出と、当時彼のアイドルだったイタ
リアのテノール歌手(カルーソー、ティト・スキーパ、ベニャミーノ・ジーリ、
ジュゼッペ・ディ・ステファノ)の映像で構成されています。   

0743072(DVD-Video) 3枚組  \8500
上記3点の商品をセット化したもの。


●MARCURY LIVING PRESENCE
4756181(SACD-Hybrid)  \2500
ハンソン:
交響曲 第1番 ホ短調 作品21 「ノルディック」
交響曲 第2番 作品30 「ロマンティック」
デモクラシーの歌
イーストマン音楽学校合唱団
イーストマン・ロチェスター管弦楽団
指揮:ハワード・ハンソン

4756182(SACD-Hybrid)  \2500
スーザ:行進曲集
サウンド・オフ/神秘の聖堂の貴族たち/剣と拍車/ピカドール/
アワー・フランテーションズ/士官候補生/無敵の鷲/銃弾と銃剣/
自由の鐘/旗手/前線の勇者/勇敢なる第7連隊
イーストマン・ウィンド・アンサンブル
指揮:フレデリック・フェネル

4756183(SACD-Hybrid)  \2500
シャブリエ:
狂詩曲「スペイン」/田園組曲/楽しい行進曲
歌劇「いやいやながらの王様」-ポーランド舞曲、スラヴ舞曲/
歌劇「グヴァンドリーヌ」序曲/気まぐれなブーレ
ルーセル:組曲 ヘ長調 作品33
デトロイト交響楽団
指揮:ポール・パレー

4756184(SACD-Hybrid)  \2500
ロドリーゴ:
アランフェス協奏曲/アンダルシア協奏曲
ヴィヴァルディ:
4つのギターのための協奏曲 ロ短調 作品3-10
ギター協奏曲 ハ長調/2つのギターのための協奏曲 ト長調
ロス・ロメロス
アンヘル・ロメロ(G)、セレドニオ・ロメロ(G)
セリン・ロメロ、ペペ・ロメロ(G)
サンアントニオ交響楽団/指揮:ヴィクトル・アレッサンドロ

4756185(SACD-Hybrid)  \2500
エネスコ:ルーマニア狂詩曲 第1番 イ長調 作品11-1
リスト:ハンガリー狂詩曲集(全6曲)
ロンドン交響楽団
指揮:アンタル・ドラティ
  
<BMG>
【Living Stereoとは】
1950年代半ばから1960年代初頭、ステレオ技術にこそレコードの将来性を感じ
たRCAは積極的に2チャンネルおよび3チャンネル録音を推進した。ライナー、
ミュンシュ、モントゥー、ルービンシュタイン、ハイフェッツ、フィードラー
などの名演奏家たちの決定的な解釈が、ずば抜けた鮮度と立体感を誇る音質に
よって次々と録音されていったのである。
1958年になってウエスタン・エレクトリック社によりステレオLPレコードの技
術が開発された。同じ年、RCAはついに念願のステレオLPレコードを発売、「ハ
イファイ・ステレオ」の黄金時代の幕開けを告げたのである。
RCAのチーフ・エンジニア、ルイス・レイトンを中心に試行錯誤を経て考え抜か
れたセッティングにより、ノイマンU-47やM-49/50などのマイクロフォンとRT-21
(2トラック)やAmpex社製300-3(3トラック)といったテープ・デッキで収録
されたサウンドは、半世紀近く経た現在でも、バランス、透明感、空間性など、
あらゆる点で超優秀録音として高く評価されている。
【今回のSACD化について】
今回のSACD化では、名マスタリング技術者 John Newton氏を中心として、
Philipp Nedelと Mark Donahueも加わり、Soundmirror社の最新テクノロジーに
よってリマスターが行われています。
《ENGINEERING NOTES:John Newton, Soundmirror Inc.》
Living Stereo は、最も自然でありスリリングな録音で、現在でも他の録音に
全くおとらないものです。これらは適切な場所にマイク・セッティングされ、
すばらしいバランスでオリジナル・テープに記録されています。3chで録音され
ているものは、LPになったとき、またCD化されたときにセンター・チャンネル
はL・Rチャンネルに振り分けられました。今回初めてSACDでマルチ・チャンネ
ルが可能となったため、3ch録音のオリジナルのバランスのままで皆様にお聞か
せできるようになりました。ただし2ch録音のものは、そのまま2chでの収録で
す。これは当時のヴィジョンであり、当時のプロデューサー・エンジニアに敬
意をはらってのことです。今回のリマスターにおいては、全ての信号経路を最
短に保ち、信号ロスができるだけ無いようにしました。また再建された特製の
「Studer-Aria」アナログ・テープ・レコーダーから、プレミアムSiltechケー
ブルで直接dSCコンバーターに接続されています。このデータは、SACDデータ
に直接コード化されます。したがって、このスタジオで聞いているように、リ
スナーはこれらのコンバーターの出力を聞くことができます。DSDプログラム
は本質的にはアナログ・テープと同じです。このSACDで再生される音は、それ
ぞれの歴史的な録音の忠実なコピーです。私たちは必要最小限のリマスターを
行いましたが、オリジナル・テープは「改良」をするほどの信号処理は必要あ
りませんでした。それは並外れた質での録音が保たれているからです。21世紀
の最新技術を再習得しながら最適に利用して、我々はリスナーの新しい世代の
ために、最高の20世紀録音技術を公平に扱ったと信じます。
★John Newton・・・ ドルビー研究所に所属、ヴァンガード・レコードのエ
ンジニアを経て、1972年にSoundmirror社を設立。フィリップスUSにてSACD設
立技術者を兼任。現在SACDマルチセッションのスペシャリストとして活躍中。
今までに、グラミー賞を最優秀録音エンジニア部門で2度受賞している。
★Philipp Nedel・・・ ベルリン芸術大学出身、TELDEC Classicsで10年間
エンジニアを務め、1991年よりSoundmirror社に勤める。「クレーメル&
Kremerata Balticaの録音」でグラミー賞受賞。
★Mark Donahue・・・ マサチューセッツ工科大学出身、1992年より
Soundmirror社のチーフ・エンジニアとして勤める。年間200以上ものタイト
ルを手がける。またSoundmirror社のアナログ・マスタリングのために、
Studer製 と Ampex製の独自なアナログ・テープ・マシンを再建した。
★Soundmirror社・・・ John Newtonによってボストンに設立された、最新
テクノロジーを持った、録音とマスタリングを手がけるスタジオ。特にクラシ
ック録音には定評があり、グラモンフォン、EMI、Decca、Koch、BMG、SONY、
シャンドス、フィリップス、テラーク、ナクソス、 等様々なレーベルの録音
&マスタリングを行っている。さらにSACDマルチ・チャンネル用マスタリン
グ技術は、様々なメーカーがゆだねている。<http://www.soundmirror.com/>
Living Stereo は、前述のように「2トラック録音」と「3トラック録音」の2
種類があります。「3トラック録音」では、SACDマルチチャンネル・レイヤー
に3チャンネル(L、R、センター)として収録されています。録音した3チャン
ネル録音の状態そのまま再現可能となり、これは今回初の試みとなり、リスナ
ーが初めて耳にするサウンドです。もちろん全てのレイヤー(CD:2ch, SACD:2ch,
SACD:マルチch)で、オリジナル・マスターテープから最新リマスター処理が行
われています。
BMGのオリジナル・マスターテープは、国外持ち出し禁止のため、ボストンに
あるSoundmirror社でリマスター。その後、SACDプレス技術の定評のある工場
であるドイツ・ソノプレス <http://www.sonopress.de/> にてプレスが行わ
れます。(Sonopress社はBMG(ベルテルスマン)の自社工場で、BMGだけでなく
ヨーロッパの様々なレーベル(ハルモニア・ムンディ・フランスやNAXOS等)、
マイクロソフト等のCD-ROMや、DVDのプレスを手がける、世界最大の生産量(日
産100万枚以上)を誇る工場です。またSACDプレス技術の優秀さは、SONY&フィリ
ップスにも認められています。  
※SACD盤自体はドイツでプレスされ、アッセンブリ(商品最終完成)はアメリカ
で行われます。
このハイブリッドSACDには、3種類の音質の音データが収録されています*。
A)通常CDプレーヤーをお持ちの方は・・・・
最新技術によるリマスタリングによる2ch音源を再生可能。
B)SACD対応プレーヤー+2ch再生システムをお持ちの方は・・・
Aに加え、最新リマスターSACD高音質2chにて再生可能。
C)SACD対応プレーヤー+マルチch再生システムをお持ちの方は・・・
A&Bに加え、最新リマスターSACD高音質オリジナル3ch 音源を再生可能。
*オリジナル録音が2chの録音は、C)は入っておりません。

●第1回発売 9月中旬発売予定
82876613872(SACD-Hybrid)  \1500
サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付」、
ドビュッシー:「海」、イベール/「寄港地」
シャルル・ミュンシュ(指揮) ボストン交響楽団
1956&1959年 ボストン・シンフォニー・ホールでの録音 【3トラック録音】
オリジナル原盤:LSC-2341&2111

82876613882(SACD-Hybrid)  \1500
ラヴェル:「ダフニスとクロエ」
シャルル・ミュンシュ(指揮) ボストン交響楽団
1955年 ボストン・シンフォニー・ホールでの録音 【2トラック録音】
オリジナル原盤:LSC-1893

82876613892(SACD-Hybrid)  \1500
R.シュトラウス:
「ツァラトゥストラはかく語りき」「英雄の生涯」
フリッツ・ライナー(指揮) シカゴ交響楽団
1954年録音 シカゴ・オーケストラ・ホールでの録音 【2トラック録音】
オリジナル原盤:LSC-1806&1807

82876613902(SACD-Hybrid)  \1500
バルトーク:「管弦楽のための協奏曲」【2トラック録音】、
「弦楽器、打楽器とチェレスタの音楽」【3トラック録音】
「ハンガリーの風景」【3トラック録音】
フリッツ・ライナー(指揮) シカゴ交響楽団
1955年、1958年 シカゴ・オーケストラ・ホールでの録音 
オリジナル原盤:LSC-1934&2374

82876613912(SACD-Hybrid)  \1500
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 
-ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)
シャルル・ミュンシュ(指揮) ボストン交響楽団
1955年,1959年 ボストン・シンフォニー・ホールでの録音 【3トラック録音】
オリジナル原盤:LSC-1992 &2314 

82876613922(SACD-Hybrid)  \1500
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番
ヴァン・クライバーン(p)  キリル・コンドラシン(指揮) RCA交響楽団
1958年 カーネギー・ホールでの録音 
オリジナル原盤:LSC-2252 【3トラック録音】
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番
ヴァン・クライバーン(p) フリッツ・ライナー(指揮) シカゴ交響楽団
1962年 シカゴ・オーケストラ・ホールでの録音 
オリジナル原盤:LSC-2601 【3トラック録音】

82876613942(SACD-Hybrid)  \1500
ムソルグスキー:「展覧会の絵」(ラヴェル編)
チャイコフスキー:小行進曲(組曲第1番ニ短調Op.43より) 
ムソルグスキー:交響詩「はげ山の一夜」(リムスキー=コルサコフ編)
ボロディン:歌劇「イーゴリ公」-ダッタン人の行進
チャイコフスキー:スラヴ行進曲Op.31
カバレフスキー:歌劇「コラ・ブレニョン」序曲
グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
フリッツ・ライナー(指揮) シカゴ交響楽団  
1957年&1959年 シカゴ・オーケストラ・ホールでの録音【3トラック録音】
オリジナル原盤:LSC-2201&2423

82876613962(SACD-Hybrid)  \1500
ショパン:バラード第1-4番、スケルツォ第1-4番 
アルトゥール・ルービンシュタイン(p)  
1959年 マンハッタン・センターでの録音 【3トラック録音】
オリジナル原盤:LSC-2370&2368

82876613972(SACD-Hybrid)  \1500
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」 
ピエール・モントゥー(指揮) ボストン交響楽団
1955年 ボストン・シンフォニー・ホールでの録音 【2トラック録音】
オリジナル原盤:LSC-1901

82876613952(SACD-Hybrid)  \1500
レオンタイン・プライス-オペラ・アリア集 
「アイーダ」「トロヴァトーレ」「蝶々夫人」「トスカ」「トゥーランドット」
「つばめ」より
オリビエロ・デ・ファブリティース(指揮) 
アルトゥーロ・バジル(指揮)ローマ歌劇場管弦楽団
1959&60年 ローマ歌劇場での録音 【3トラック録音】
オリジナル原盤:LSC-2506
 
<EMI CLASSICS>   
CDC-5577882  \2080
メシアン:かなたの閃光
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル指揮
20世紀の音楽作品に強い意欲を示す、ラトルの最新録音。最近のシェーン
ベルク「グレの歌」も高い評価を得ており今年度の大話題作となるのは間違
いありません。オリヴィエ・メシアン(1908-1992)は20世紀を代
表する最も偉大なフランス出身の作曲家の一人であり、そのハーモニーの複
合と色彩豊かな音楽は、深い宗教的な帰依と自然、とりわけ鳥の声に魅了さ
れてインスパイアされていると言われます。「かなたの閃光(Eclairs sur
l'au-dela)」はニュー・ヨーク・フィルの委嘱により1991年に作曲され、
92年同フィルによりニュー・ヨークで初演されたメシアンの最後のオーケ
ストラ作品。譜面パートの合計は128、全11楽章で演奏に1時間以上を
要する大作で、巨大なパワーと信仰の集大成が、個性的でユニークな音楽性
で表現されています。

CDC-5578122  \2080
HEAVENLY VOICES
パニス・アンジェリクス、ピエ・イエズ 他(曲目詳細未詳)
少年合唱団(ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団)
キングスの少年たちの「天使の歌声」が癒しをもたらす名曲集。

CDC-5578232  \2080
LIBERA / FREE
(収録予定曲目)
I am the day
Voca me
Stay with me
A song of enchantment
Ave Verum
Do not stand at my grave and weep
When a knight
A new heaven
Twilight
Be still my soul
Lament
I vow to thee my country
Adoramus
Liberaの特徴あるサウンドは世界中を席捲しています。グループの前作アル
バムは多くの国でメイン・チャートとクラシカル・チャートの両方でトップ
に輝き、USではビルボード・クラシック・チャートのトップ10に入り、
UKではボチェッリやパヴァロッティとともに数週間トップ3を維持しまし
た。EMIクラシックスと新たに契約したLiberaのニュー・アルバム、
Free、は彼らを世界中に知らしめた、伝統的な合唱音楽とニュー・エイ
ジ・サウンドを融合させたユニークな音楽に満ちています。
Liberaの才能豊かな歌い手たち様々なバックグラウンドを持ちながら
南ロンドンの教会に集合し毎週、数多くのリハーサルと演奏を行っています。
メンバーは7歳から14歳までの少年たちです。
Liberaのオリジナルな活動と同時に、ポップスや映画、TVへの出演
でも活躍しており、「ロミオとジュリエット」、「ハンニバル」などのサウ
ンドトラック、ビョークやエルトン・ジョン、パヴァロッティなどとの共演
も果たしています。またTV,ラジオ番組でデイム・エドナ、クリフ・リチャ
ード、ラッセル・ワトソンと共演、プレイステーション・ゲームの音楽も録
音しています。

CZS-5578042  3枚組  \2850
PEACE
詳細はWORDファイルでお送りしますので、ご請求下さい(Goodies)
親しみ深く、美しいクラシック名曲、全49曲をCD3枚に収録。
マルチ・ケース、 12Pブックレット


●GREAT ARTISTS OF THE 20TH CENTURY シリーズ
CDM-5629472  \1450
モーリス・アンドレ
トランペット協奏曲集
(ハイドン、アルビノーニ、ヘンデル、テレマン、ヘルテル、フンメル)
ムーティ、マッケラス、カラヤン指揮

CDM-5629492  \1450
トーマス・ビーチャム
フランク:交響曲
ラロ:交響曲
フォーレ:パヴァーヌ

CDM-5629512  \1450
グィド・カンテッリ
ドビュッシー:海、夜想曲より、牧神の午後への前奏曲
フィルハーモニア管弦楽団

CDM-5629532  \1450
パブロ・カザルス
ドヴォルザーク&エルガー:チェロ協奏曲
7ブルッフ:コル・ニドライ

CDM-5629782  \1450
プラシド・ドミンゴ
ヴェルディ:アリア&デュエット集
(アイーダ、仮面舞踏会、ドン・カルロ、エルナーニ、運命の力、マクベス
オテロ 他 より)

CDM-5629572  \1450
キルステン・フラグスタート
ワーグナー:アリア集
ヴェーゼンドンクの歌

CDM-5629592  \1450
ジョルジュ・プレートル
プーランク:牝鹿、田園の奏楽、オバド
模範的な動物たち
フィルハーモニア管弦楽団

CDM-5629762  \1450
サイモン・ラトル
ハイドン:交響曲 第22,86&102番
バーミンガム市交響楽団

CDM-5629612  \1450
スヴィヤトスラフ・リヒテル
シューベルト:さすらい人幻想曲
シューマン:幻想曲。蝶々

CDM-5629652  \1450
ブルーノ・ワルター
マーラー:交響曲第9番


●SPECIAL BUDGET BOXES FOR CHRISTMAS  ※価格は予定価格です
CZS-5860192  6枚組  \4090
ボスコフスキー/シュトラウス・ファミリー:ワルツ集 他

CZS-5859902  6枚組  \4090
フランソワ/ドビュッシー&ラヴェル:ピアノ作品集

CZS-5860262  7枚組  \4500
ハイティンク/ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲集

CZS-5859972  13枚組  \7200
レハール:オペレッタ集
(フリーデリケ、ジュディッタ、ルクセンブルク伯爵、ほほえみの国、
メリー・ウィドウ、パガニーニ、ロシアの皇太子)
ボスコフスキー、マッテス、ワルベルク、ウェルザー=メスト指揮

CZS-5860112  7枚組  \4500
サヴァリッシュ/シューベルト:合唱作品集


●ENCORE シリーズ
CDE-5861042  \950
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲 第5&6番
ケルビーニ四重奏団

CDE-5860832  \950
バッハ:管弦楽組曲 第2-4番
アカデミー室内管弦楽団
ネヴィル・マリナー指揮

CDE-5861072  \950
モーツァルト:交響曲 第36番「リンツ」&第40番
アカデミー室内管弦楽団
ネヴィル・マリナー指揮

CDE-5860952  \950
ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容
弦楽と金管のための協奏音楽
バルトーク:「不思議なマンダリン」組曲
フィラデルフィア管弦楽団、ユージン・オーマンディ指揮

CDE-5860892  \950
ビゼー:交響曲 ハ長調、序曲「祖国」、子供の遊び
「カルメン」組曲
パリ管弦楽団、小沢征爾 指揮

CDE-5861102  \950
行進曲名曲集

CDE-5860982  \950
フンパーディンク:「ヘンゼルとグレーテル」(ハイライツ)
バイエルン放送O ジェフリー・テイト指揮

CDE-5860862  \950
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ 第13、14「月光」&23番「熱情」
アンドレ・ワッツ

CDE-5861012
コルンゴルト:交響曲 嬰へ長調、歌曲集
バーバラ・ヘンドリックス
フィラデルフィア管弦楽団、フランツ・ウェルザー=メスト指揮

CDE-5860922  \950
ブラームス:交響曲 第1番、ハイドン変奏曲、悲劇的序曲
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴォルフガンク・サヴァリッシュ指揮


●DVD-Video
DV2B-5994479(DVD-Video) 2枚組  \4500
トマ:歌劇「ハムレット」全曲
キーンリーサイド、 デセイ
バルセロナ・リセウ・オペラ
デ・ビリー指揮

DVA-5997299(DVD-Video)  \2850
ジャクリーヌ・デュ・プレの思い出
ダニエル・バレンボイム、ジョン・バルビローリ、ズービン・メータ、
イツァーク・パールマン、ウィリアム・プリース、ピンカス・ズーカーマン
監督:クリストファー・ヌーペン 約60分
天才チェリストとして早くから評価されながら悲劇的な病魔により28歳でそ
のキャリアを奪われ、1987年42歳で早世したデュ・プレの縁の人々の証言を
交えて描くドキュメンタリー映像の初DVD発売。エルガーの協奏曲の記念
碑的演奏の一場面は貴重です。

DV2B-5997309(DVD-Video)  2枚組  \4500
ショスタコーヴィチ:歌劇「ムツェンスク郡のマクベス夫人」全曲
セクンデ、ヴェントリス
バルセロナ・リセウ・オペラ
アニシモフ指揮


<EMI UK>       
CZS-5861512  3枚組  \2850
キングス・カレッジ合唱団/クリスマス・フロム・キングス
(収録内容)
CD1 合唱名曲集(Favourite Carols form King's)
デイヴィッド・ウィルコックス指揮、フィリップ・レッジャー指揮、
(CDM-5662412)
CD2 フェスティヴァル・レッスン&キャロルズ
(A Festival of Lessons & Carols from King's)
フィリップ・レッジャー指揮
(CDM-5662422)
CD3 アドベント・プロセッション(An Advent Procession with Carols
from King's) フィリップ・レッジャ−指揮
(CDM-5662432)
マルチ・ケース 12Pブックレット
キングスのクリスマス向けアルバム3タイトルをお求め易いパッケージでご
案内いたします。

CDZ-5861612  \950
クラシック・AD(VERTISEMENT)ズ
オルフ:おお、運命よ-「カルミナ・ブラーナ」
ヴィヴァルディ:「冬」第1楽章
ベートーヴェン:エリーゼのために
アルビノーニ/ジャゾット編:アダージョ
ヘンデル:ホーンパイプ-「水上の音楽」第2組曲
モーツァルト:ホルン協奏曲第4番-第3楽章
ドリーブ:花の二重唱-「ラクメ」
リムスキー=コルサコフ:熊ん蜂の飛行
グリーグ:朝-「ペール・ギュント」
ロッシーニ:「セヴィリアの理髪師」より
デュカ:魔法使いの弟子
ドヴォルザーク:ラルゴ-交響曲第9番「新世界」
ヴェルディ:ヘブライ囚人の合唱-「ナブッコ」
サティ/ドビュッシー編:ジムノペディ第3番
ドリーブ:ピツィカーティ-「シルヴィア」
バッハ:G線上のアリア-管弦楽組曲第3番
スメタナ:モルダウ-「わが祖国」
プッチーニ:誰も寝てはならぬ-「トゥーランドット」

CDZ-5861622  \950
バロック・クラシックス
ヴィヴァルディ:2つのトランペットのための協奏曲ハ長調
アルビノーニ/ジャゾット編:アダージョ
バッハ:バディネリ-管弦楽組曲第2番
パーセル:「アーサー王」抜粋
ロンド―-「アブデラザール」
バッハ:G線上のアリア-管弦楽組曲第3番
パッヒェルベル:カノン
ボッケリーニ:メヌエット-五重奏曲ホ長調
ヘンデル:ラルゴ-「セルセ」
グルック:精霊の踊り-「オルフェオとエウリディーチェ」
シャルパンティエ:「テ・デウム」前奏曲
ヴィヴァルディ:マンドリン協奏曲ハ長調
ラモー:ミュゼット、タンブーラン&ロンド―
バッハ:トッカータとフーガ 二短調

CDZ-5861632  \950
クリスマス・キャロルズ
7Hark! The Herald Angels Sing; Gabriel's Message; I saw three ships;
In the bleak midwinter*; It came upon the midnight clear; Sussex
Carol; Ding, Dong! Merrily on high; Away in a manger; God rest you
merry, gentlemen; Coventry Carol; While shepherds watched; When
Christ was born; I sing of a Maiden; See amid the winter's snow; 
Tomorrow shall be my dancing day; Wassail; We've been a while
a-wandering; Rocking; Up! Good Christen Folk, and listen; Patapan;
O little one sweet; Upon us is born a Son; Infant holy, infact lowly;
Born in a manger; When an Angel host entuned; Carol with lullaby;
Masters in this hall; A Child is born; A Christmas carol; Past three
o'clock
バッハ合唱団(*w/ジョン・キャロル・ケイス)、ジャック管弦楽団、
デイヴィッド・ウィルコックス指揮

CDZ-5861642  \950
クラシック・ヘンデル
兵士ザドク; シバの女王の入場; ホーンパイプ-「水上の音楽」第2組曲;
エア-「水上の音楽」第1組曲; ハレルヤ・コーラス他2曲-「メサイア」;
ミヌエット-合奏協奏曲Op.3-2; ラルゴ-「セルセ」; トランペットと弦楽
のための組曲―序曲; ミュゼット-合奏協奏曲Op.6-6; Rejouissance
-「王宮の花火の音楽」; シチリアーナ-オーボエ協奏曲第1番; 見よ、
勇者は帰る-「ユダス・マカベウス」; ミヌエット-合奏協奏曲Op.6-5;
名誉と武器-「サムソン」; カッコーとナイチンゲール(オルガン協奏曲
第13番第2楽章); 葬送行進曲-「サウル」

CDZ-5861652  \950
クラシック・ヴィヴァルディ
「四季」抜粋(シリトー他); 「グローリア」抜粋(ムーティ指揮); 
マンドリン協奏曲ハ長調(オーリアコンブ指揮); 協奏曲「海の嵐」第1楽
章(メニューイン指揮); オーボエ協奏曲イ短調(サトクリフ、デイヴィ
ソン指揮); 協奏曲「狩」第1楽章(メニューイン指揮); ソナタ 
ハ長調(トラジコメディア)

CZS-5861562  3枚組  \2850
ザ・クール・ボックス
CD1 
ノットゥルノ―ミュージック・フォー・ファンタジー・アンド・ドリームス
リムスキー=コルサコフ:シェエラザード(抜粋)
メンデルスゾーン:フィンガルの洞窟(冒頭)
真夏の夜の夢―スケルツォ
グリーグ:ペール・ギュント―山の魔王の宮殿にて
デュカ:魔法使いの弟子(抜粋)
ムソルグスキー:はげ山の一夜(抜粋)
サン=サーンス:動物の謝肉祭―水族館; 化石;
ドビュッシー:ベルガマスク組曲―月の光
ラヴェル:弦楽四重奏曲第2楽章;
サティ:グノシェンヌ第1番
ムソルグスキー:展覧会の絵―卵の殻をつけたひなどりのバレエ
ラヴェル:道化師の朝の歌
ヤナーチェク:シンフォニエッタ第2楽章
ホルスト:惑星―海王星
CD2 
トランクィロ-ミュージック・フォー・ピース・アンド・セレニティ
バッハ:管弦楽組曲第3番―G線上のアリア
ヴォーン・ウィリアムズ:「グリーンスリーヴズ」の主題による幻想曲
ヴェルディ:「椿姫」―第1幕への前奏曲
シューマン:子供の情景―トロイメライ
ビゼー:カルメン―第3幕への前奏曲
パッヒェルベル:カノン 二長調
ホルスト:惑星―火星;
ヘンデル:セルセ―ラルゴ
バッハ:鍵盤協奏曲第5番 第2楽章
ベートーベン:エリーゼのために
ディーリアス:春初めてのカッコーを聞いて
ウォーロック:キャプリオル組曲 第2楽章
ショパン:前奏曲ホ短調
CD3 
ロマンツァ―ミュージック・オブ・テンダネス・アンド・ラヴ
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 第1楽章
フォーレ:パヴァーヌ
カントルーブ:オーヴェルニュの歌―バイレロ
マスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナ―間奏曲
プッチーニ:ボエーム―冷たい手を
ベートーヴェン:「月光」ソナタ 第1楽章
サン=サーンス:動物の謝肉祭―白鳥
サティ:ジムノぺディ 第1番
バーバー:弦楽のためのアダージョ
ドヴォルザーク:ルサルカ―月によせる歌
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲 第2楽章
チャイコフスキー:白鳥の湖―第4幕、フィナーレ


<ANGEL>       
CDM-5626672  \1450
ショパン-ザ・ロマンティック・ピアニスト
ワルツOp.34-2(アレクセーエフ);夜想曲嬰ハ短調(ティーポ) 他全11曲
「戦場のピアニスト」で注目のショパン・コンピレーション。
3月新譜でご案内した商品です。改めてご注文ください。



<EMI ドイツ>
●EMI-RARITATEN シリーズ
CDZ-5755522  \1150
グノー:マルガレーテ(ファウスト) ハイライツ
ニコライ・ゲッダ(テノール)、クルト・モル(バス)、
ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、
エッダ・モーザー(ソプラノ)、ウラ・グレーネヴァルト(ソプラノ)、
Rias室内合唱団、ベルリン放送交響楽団
ジュゼッペ・パターネ指揮 (歌唱:ドイツ語) (1973年録音)
ボーナス:バレエ音楽
北ドイツ・フィルハーモニー、ヴィルヘルム・シュヒター指揮

CDZ-5859802  \1150
フンパーディンク:ヘンゼルとグレーテル ハイライツ
エリカ・ケート(ソプラノ)、ローレ・ホフマン(ソプラノ)、
ヘルガ・ヒルデブラント(ソプラノ)、
ベルリン交響楽団、アルトゥール・グリューバー指揮 
(歌唱:オリジナル・ドイツ語) (1958年録音)
ボーナス:(ケンペ編)「ヘンゼルとグレーテル」組曲
ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団、
ルドルフ・ケンペ指揮 (1961年録音)

CDZ-5853052  \1150
モーツァルト:ドン・ジョヴァンニ ハイライツ
ジョン・シャーリー=クァーク(バリトン)、
シーラ・アームストロング(ソプラノ)、
スタッフォード・ディーン(バス)、アン・マレイ(メゾソプラノ)、
ロバート・ティアー(テナー) 他 
スコットランド室内管弦楽団、アレグザンダー・ギブソン指揮
(歌唱:オリジナル・イタリア語) (1975年録音)

CDZ-5853042  \1150
モーツァルト:後宮からの逃走 ハイライツ
(1972年グラインドボーン音楽祭キャストによる)
マーガレット・プライス(ソプラノ)、
ライランド・デイヴィース(テノール)、 他
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団、
ジョン・プリッチャード指揮
(歌唱:オリジナル・ドイツ語) (1972年録音)

CDZ-5755532  \1150
プッチーニ:蝶々夫人 ハイライツ
ピラール・ローレンガー(ソプラノ)、
フリッツ・ヴンダーリッヒ(テノール)、
ヘルマン・プライ(バリトン)、 他 
ベルリン・コミッシュ・オーパー女声合唱団
ベルリン交響楽団、ベリスラフ・クロブカール指揮
歌唱:ドイツ語) (1961年録音)

CDZ-5755512  \1150
シュルツェ:黒人ペーター ハイライツ(子供のためのオペラ)
アンネリーゼ・ローテンベルガー(ソプラノ)、
ハインツ・ホッペ(テノール)、
トニ・ブランケンハイム(バス)、ヘルマン・プライ(バリトン)、
ゲルハルト・ウンガー(テノール)、
ハンス=ヨアヒム・クーレンカンプ(語り手、星占い)、
Rias室内合唱団
シェーネベルガー少年合唱団、FFB管弦楽団、
ノルベルト・シュルツェ指揮
(歌唱:ドイツ語) (1964年録音)

CDZ-5853062  \1150
R.シュトラウス:ばらの騎士 ハイライツ
ヘルガ・デルネッシュ(ソプラノ)、マイケル・ラングドン(バス)、
アン・ハウエルズ(メゾソプラノ)、テレサ・キャヒル(ソプラノ) 他
スコットランド国立管弦楽団
アレグザンダー・ギブソン指揮
(歌唱:オリジナル・ドイツ語) (1974年録音)


<EMI UK>
●CLASSICS FOR PLEASURE   
CDZ-5859002  \1150
ゴールウェイ名演集
ベートーヴェン:セレナーデOp.25
バッハ:フルート・ソナタBWV1035
テレマン:トリオ・ソナタ ホ短調
ジェイムズ・ゴールウェイ(フルート)、
ヴィルトゥオージ・オブ・ロンドン
ゴールウェイが世界的に注目される以前の録音。79年にLP化されベスト・セラ
ーとなったアルバムの復活です。
※以前にご紹介済みですが、発売延期のため、あらためてご発注を受付いたし
ます。


<EMI CLASSICS>       
CDC-5577332  \2080
ジュリア・ソーントン/ハーピストリー(ハープ・リサイタル)
ダウランド/流れよ、わが涙
ヴィヴァルディ/ラルゴ(リュート協奏曲二長調)
ノイジトラー/16世紀のリュート・ソロ
ヘンデル/サラバンドと変奏曲(組曲二短調)
バッハ/アリアと第13変奏(ゴルトベルク変奏曲)
クープラン/神秘的なバリケード
Pescetti/アンダンティーノ(ソナタ ハ短調)
ベートーヴェン/アダージョ(ピアノ協奏曲「皇帝」)
チャイコフスキー/子守歌Op.16-1
ドビュッシー/沈める寺(前奏曲 第1巻)
サティ/秘儀(星の子供たち)
サルセード/夜の歌
ハーピストでありパーカショニストでもあるイギリス出身のジュリア・ソーン
トンのデビュー。プライアン・フェリーのツアー・メンバーとして世界中にファ
ンを持つが、このアルバムではプロデュースにパヴァロッティからラモーンズ、
ブロンディまで手がけたクレイグ・レオンを迎え、幅広いクラシック作品に取
り組んでいる。
※以前にご紹介済みですが、発売延期のため、あらためてご発注を受付いたし
ます。



<VIRGIN CLASSICS>   
●VERITAS X2 シリーズ  各2枚組 \1450
VBD-5624162
モンテヴェルディ:デュエット集
イル・コンプレッソ・バロッコ
アラン・カーティス指揮

VBD-5624102
ダウランド:イギリスのオルフェウス
ジョーンズ:ミューズの庭
エマ・カークビー、アンソニー・ルーリー

VBD-5624132
ヴィヴァルディ、ガルッピ:モテット集
ジェラール・レーヌ

VBD-5624222
マラン・マレ:ヴィオール作品集
ムジカ・パシフィカ

VBD-5624192
F.クープラン、H.ドゥ・モン:モテット集
ル・タラン・リリク
クリストフ・ルーセ指揮

VBD-5624372
ドヴォルザーク:「アメリカ」
スメタナ:「わが生涯より」
マルティヌー:
二重協奏曲、弦楽四重奏と管弦楽のための協奏曲、協奏的交響曲
エンデリオン弦楽四重奏団
シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア、 
リチャード・ヒコックス指揮

VBD-5624282
モーツァルト:交響曲第38-41番
シンフォニア・ヴァルソヴィア
ユーディ・メニューイン指揮

VBD-5624312
プーランク:合唱作品集
ザ・シックスティーン

VBD-5624342
ペルト、タヴナー他:Byzantia & Sanctuary(合唱曲集)
Various

VBD-5624252
エルガー:ヴァイオリン協奏曲、チェロ協奏曲
D.シトコヴェツキー、 S.イッサーリス
ヒコックス指揮
   
<RCA RED SEAL US>
82876-62516-2  \1500
パガニーニ:「24のカプリース」より第1,16,24番、
ベン=ハイム:「舟歌」
サラサーテ:「ナヴァーラ」**、
バッツィーニ:「妖精の踊り」
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ ホ長調*、
ヒンデミット:ソナタ op11-1*、
ルクレール:ソナタ op9-3*、
ブロッホ:「ニグン」、
ファリャ:スペイン舞曲第1番、
* = パールマンの演奏で他には無い録音、 
** = 今まで発売されたことがある録音、
イツァーク・パールマン(Vn)、
デヴィッド・ガーヴェイ(p)
ここに収録された録音は、1965年3&11月にスタジオ録音されたもの。理由はわ
からないが、RCAが当時パールマンのデビュー・アルバムとして計画されたもの
であったが、発売されなかった曰く付の録音である。その幻の録音が、今はじ
めて現します。なおこの盤では最新リマスターが使用されているが、ハイフェ
ッツなどのプロデューサー&エンジニアを務め、最近ではreDISCOVEREDシリー
ズや、XRCDのリマスターを手がけるJon.M.Samuels氏によっている。


<ARTE NOVA>
74321-98339-2  4枚組  \2600
ヨハン・シュトラウス:喜歌劇「こうもり」(全曲)
【スタジオ録音ヴァージョン & ライヴ録音ヴァージョン】
グスタフ・クーン(指揮) チロル祝祭管弦楽団
Eisenstein:Matthias Klink、Michael Kupfer   
Rosalinde:Michaela Sburlati、same   
Frank:Raphael Sigling、same   
Prinz Orlofski:Nadja Michael、Mariza Altmann-Althausen   
Alfred:Francesco Marcacci、same   
Dr. Falke:Andrea Martin、same   
Dr. Blind:Peter Sonn、Arturo Cauli   
Adele:Natalie Karl、Paola Antonucci   
Ida:Beate Gabriel、same   
Frosch:role does not exist、Gerhard Lippert   
毎年行われるチロル音楽祭のメインで行われる、クーン指揮のオペラ。今回は
「こうもり」全曲となります。この盤では、そのライヴでの録音と、多少メンバ
ーが違ったスタジオ録音の2種類を収録してしまいました。あまり日本では知
られていない歌手たちのようですが、ヨーロッパでは様々な歌劇場から呼ばれ
ている、人気の高い新鋭歌手を起用しているのも見逃せません。(クーンは、
新鋭歌手を見つけるのがうまく、カサロヴァや、最近日本でも評価の高い幸田
浩子さんも、彼が見つけ出したアーティストなのです。)なお昨年この発売の
際に大変問い合わせが多かった商品です。またこの間発売されたARTE NOVAサ
ンプラーCDにも序曲が収録されており、「こんなワクワクさせられる序曲は、
クライバー以来!」と、発売の期待も高まっております。
昨年末にご案内しておりましたが、発売延期となったため、前回ご注分はキャ
ンセルとさせていただき、今回再受注となります。
 
<NAXOS>  各1枚 \850
8.505205  5枚組
ドヴォルザーク(1841-1904):<ピアノ独奏音楽全集>
[第1集:8.557474]
2つのメヌエット/ドゥムカ ニ短調/主題と変奏/3つのアルバムのページ
/8つのワルツ 
[第2集:8.557475]
2つのフリアント/4つの牧歌/題名無し(4曲)/6つの小品 
[第3集:8.557476]
ドゥムカとフリアント/2つの真珠/詩的な音画 
[第4集:8.557477]
8つのユモレスク/6つのマズルカ/影絵 
[第5集:8.557478]
ポルカ/スコットランド舞曲集-Vivace/ユモレスク/即興曲-Allegro
scherzando/組曲/2つの小品(子守歌とカプリーチョ)
演奏/ステファン・ヴェセルカ(ピアノ)
なかなか注目されないピアノ曲を、これ1セットで網羅。まとめて入手する
のが難しいだけに待望のリリースです。ヴェセルカは1968年にノルウェーの
スタヴァンゲルで生まれたチェコ人で、ヤナーチェクと血縁関係にあたる俊
英。ドヴォルザーク作品の根底にある“チェコらしさ”の表現が、この録音
の価値を高めています。

8.551221
ライナーノートは独語のみ
<ミュラー=ブリュール&ケルンCO/傑作シリーズ>
ペルゴレージ(1710-1736):
スターバト・マーテル/サルヴェ・レジナ(ラテン歌詞付き)
演奏・歌/ヘルムート・ミュラー=ブリュール(指揮)
ケルン室内管弦楽団、
ヨーク・ワシンスキー(ソプラノ:ソプラニスト)、
マイケル・チャンス(アルト)
共に作曲者の没年に作曲された印象的な作品を、男性ソプラノ/ヨーク・ワシ
ンスキーと男性アルト/マイケル・チャンス(ナクソスに初登場!)を擁して演
奏。旋律の美しさと前古典派音楽のたたずまいを感じさせる録音です。

8.554272
ブラームス(1833-1897):<4手のためのピアノ作品全集第11集>
弦楽四重奏曲第3番(連弾版)/弦楽五重奏曲第1番(連弾版)
演奏/ジルケ=トーラ・マティース(ピアノ)、
クリスティアン・ケーン(ピアノ)
ブラームスの4手ピアノ作品および編曲を網羅するシリーズ。最新盤は作曲
者自身の編曲になる室内楽の2作品。ピアノ演奏によって曲の持つ和声が明
快に聴きとれ、新しい作品のように響くのが特徴です。ブラームス・ファン
必聴!

8.554550
ベートーヴェン(1770-1827):
三重奏曲Op.87/モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」の「手をとりあっ
て」の主題による12の変奏曲 
(アントン)ヴラニツキー(1761-1820):三重奏曲 ハ長調
演奏/マーク・シャシュマン(オーボエ)、
ジョン・アベルガー(オーボエ)、
ラニ・スパー(イングリッシュ・ホルン)
「ターフェルムジーク」「ボストン・バロック」など北米を代表する古楽器
アンサンブルなどで活躍中の3人が、ベートーヴェンと、チェコ出身の古典
派作曲家による管楽作品を演奏。それぞれの楽器(古楽器)の素朴な音色が、
作品の本質的な響きを再現する一枚です。

8.555705
シュッツ(1585-1672):
葬送音楽(ドイツ・レクィエム)/十字架上のキリストの七つの言葉/宗教
的合唱曲集-第10番「涙とともに種まく人は」/同-第11番「かくてわれはイ
エス・キリストの御許に行く」(独語歌詞、英語対訳付き)   
演奏・歌/ヴォルフガング・ヘルビッヒ(指揮)
イ・フェビアルモニチ・バロック・オーケストラ(古楽器使用)、
アルスフェルト・ヴォーカル・アンサンブル、ヒムリシェ・カントライ、
ヴェローニカ・ヴィンター(ソプラノ)、ベッティーナ・パーン(ソプラノ)
ヘニング・ヴォス(カウンターテノール)、ヤン・コボウ(テノール)
ヘニング・カイザー(テノール)、ラルフ・グローブ(バス)
ウルリヒ・マイアー(バス)、ベアーテ・レーレッケ(オルガン)
冒頭の声楽アンサンブルから、いかにもシュッツらしい豊かなハーモニーを
聴かせる名演。ドイツのブレーメンを拠点にする演奏団体、日本でも名が知
られる歌手陣のアンサンブルが素晴らしく、歌声が生々しいほどの録音も魅
力的です。

8.555975J
日本語解説付き
芥川也寸志(1925-1989):
オーケストラのためのラプソディ/エローラ交響曲/交響三章
演奏/湯浅卓雄(指揮)ニュージーランド交響楽団
24bit録音・編集で蘇る芥川作品の真髄。日本の戦後音楽界のあらゆる分野に
わたって大きな功績を残した巨人の作品集がついに発売! 文豪、芥川龍之
介の三男として生まれ、作曲、指揮、執筆、映画音楽、テレビやラジオへの
出演、アマチュア音楽活動の育成、そして数多くの団体組織では事務的なリ
ーダーとしても活躍するなど、芥川は音楽にとどまらない日本の文化全般の
指導的人物でした。伊福部昭やストラヴィンスキーに傾倒し、ショスタコー
ヴィチやプロコフィエフに共感を抱いたという芥川の作品では(かつて芥川
は「交響三章」について「アクタガワエフ・ヤスシヴィッチだった時代の作
品」と紹介しています)、律動的で速度感のある強靭なオスティナート(反
復)音楽と、都会的でメロディアスな音楽への2つの志向が見事に融合して
います。作品の魅力を鋭く描き切った湯浅卓雄の指揮で聴く、シリーズ最新
盤。名盤です!(片山杜秀氏による秀逸解説付き)

8.556813
<シネマ・クラシックス2004>
「グッバイ、レーニン!」-ロッシーニ:歌劇「ウィリアム・テル」序曲 
「トゥームレイダー2」-ドリーブ:歌劇「ラクメ」-ジャスミンとばらの(花
の二重唱) 
「X−MEN2」-モーツァルト:セレナード第13番「アイネ・クライネ・ナハト
ムジーク」-第2楽章 
「ジョニー・イングリッシュ」-ヘンデル:司祭ザドク 
「エレファント」-ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番「月光」-第1楽章
「ニューオーリンズ・トライアル」-ビゼー:歌劇「カルメン」-ハバネラ
「恋は野の鳥」 
「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」-ヘンデル:12の合奏
協奏曲第12番-第3楽章 
「N.Y.式ハッピー・セラピー」-バーンスタイン:ミュージカル「ウェスト・
サイド物語」-素敵な気分 
「マスター・アンド・コマンダー」-ヴォーン・ウィリアムズ:タリスの主
題による幻想曲(抜粋) 
「ジャスト・マリッジ」-ワーグナー:歌劇「ローエングリン」-婚礼の合唱
「真心こめてご先導いたします」 
「恋は邪魔者」-チャイコフスキー:祝典序曲「1812年」
おなじみ、毎年恒例のシリーズ最新盤は、最新作・話題作で使用されたクラ
シック音楽集。映画ファンにもおすすめですが、ナクソス・ファンには「音
のカタログ」または「最新コンピレーション」としてもお楽しみいただける
でしょう。

8.557098
バイヤー(1852-1913):
バレエ音楽「人形の精」/バレエ音楽「太陽と地球」(世界初録音)
演奏/アンドリュー・モグレリア(指揮)スロヴァキア放送交響楽団
ウィーンの宮廷バレエ団や国立歌劇場などを活動拠点に一時代を華やかに彩
った、いわば“バレエ界のシュトラウス”的な存在。「ジゼル」のようなメ
ルヘンティック・バレエ音楽である「人形の精」、ワルツやポルカでウィー
ンらしさを感じさせる「太陽と地球」、どちらも隠れた名曲です。

8.557109
<超絶のソプラノ・アリア集-マリーナ・メシェリアコワ>
ラフマニノフ:
歌劇「フランチェスカ・ダ・リミニ」第1幕-フランチェスカのアリア 
チャイコフスキー:
歌劇「エフゲニー・オネーギン」第1幕-タチヤーナの手紙の場面「私は破滅
してもいい」 
ヴェルディ:
歌劇「ドン・カルロ」第5幕-世の空しさを知る神/歌劇「ルイーザ・ミラ
ー」第2幕-むごいことよ、おお神様/歌劇「シモン・ボッカネグラ」第1
幕-夕やみに星と海はほほえみ/歌劇「エルナーニ」第1幕-夜になり……
エルナーニよ、一緒に逃げて 
ベルリーニ:歌劇「ノルマ」第1幕-清らかな女神よ 
ドニゼッティ:歌劇「マリア・ストゥアルダ」第2幕-おお、雲よ! 
スポンティーニ:
歌劇「ウェスタの巫女」第2幕-おお、守り神よ(原語歌詞・英語対訳付き)   
歌・演奏/マリーナ・メシェリアコワ(ソプラノ)、
ミヒャエル・ハラース(指揮)スロヴァキア放送交響楽団、
スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団
ロシアに生まれ、レナータ・スコットらに学んだドラマティック・ソプラノ
のリサイタル盤。ダイナミック・レンジの広い声で感情の揺らぎを表現する
テクニックは見事で、得意の「手紙の場面」、ピアニッシモが美しい「清ら
かな女神よ」などを聴かせます。

8.557141
グラナドス(1867-1916):<ピアノ作品集第7集>
感傷的なワルツ(世界初録音)/7つの練習曲(世界初録音)/6つの表情
的練習曲/スケッチ:小品からのコレクション/エクスキーズ……!ワルツ
・ツィガーヌ/死者のための讃歌(世界初録音)/恋文(心のワルツ)/昔
風に − ブレー(世界初録音)/メヌエット/ゴンドラ − 詩的な情景(世
界初録音)
演奏/ダグラス・リヴァ(ピアノ)
世界初録音の作品を5曲も収録した、グラナドス・ファン、スペイン音楽
ファンには聴き逃せない一枚。小品集だからこそ味わえる詩情が漂い、いわ
ゆる「スペイン的」な雰囲気ではなくドビュッシーの影響も垣間見える作品
もあります。

8.557243
<ティントナー・メモリアル・エディション第11集>
モーツァルト(1756-1791):
バレエ音楽「レ・プティ・リアン(つまらぬこと)」K.299b/3つのドイツ
舞曲K.605/5つのコントルダンスK.609/コントルダンス「雷雨」K.534/
3つの行進曲K.408/4つのメヌエットK.601/5つの舞曲(シリル・ルーサ
ムによる選集)
演奏/ゲオルク・ティントナー(指揮)シンフォニー・ノヴァ・スコシア
晩年の手兵オケを指揮して、1990年にカナダのCBCへ録音した音源の再発売。
ありそうでなかなかないモーツァルトのバレエ音楽&舞曲・小品集ですが、
だからこそ堂々としたこの演奏が存在価値を増してきます。

8.557244
<ティントナー・メモリアル・エディション第12集>
管弦楽小曲集-グレインジャー(1882-1961):
若々しき組曲-田園風舞曲/ 同-東洋風間奏曲/コロニアル・ソング(植民
地風の歌)/組曲「イン・ア・ナットシェル」-陽気な、しかしもの悲しそ
うな/同-ガム=サッカーズ・マーチ 
リルバーン(1915-2001):弦楽のための気晴らし 
ドライフース(1928- ):小管弦楽のためのセレナード 
ベンジャミン(1893-1960):
ノース・アメリカン・スクエア・ダンス 
クルサード(クルタール)(1908-2000):バレエ組曲「エクスカーション」
演奏/ゲオルク・ティントナー(指揮)
シンフォニー・ノヴァ・スコシア
晩年の手兵オケを指揮して、1988年にカナダのCBCへ録音した音源の再発売。
オーストラリア、ニュージーランド、カナダというかつてのイギリス植民地
で生まれた(または生活した)作曲家を集め、カタログ的に珍しい作品集と
なっています。「ティントナー=ブルックナー(またはドイツ系音楽)」と
いう認識を打ち破る一枚です。

8.557312-13(2枚組)
ヘンデル(1685-1759):
オラトリオ「ギデオン」(ジョン・クリストファー・スミスの再構成による)
(英語リブレット、英・独語あらすじ付き)
歌・演奏/バーバラ・ハニガン(ソプラノ)、
リンダ・ペリッロ(ソプラノ)、ニコラ・ウィームズ(ソプラノ)、
デーヴィッド・コーディア(カウンターテノール)、
クヌート・ショッホ(テノール)、シュテファン・マクロード(バス)、
ヨアヒム・カルロス・マルティニ(指揮)
フランクフルト・バロック管弦楽団(オリジナル楽器使用)、
ユンゲ・カントライ イスラエル合唱団
ヘンデルの没後、ヘンデル作品のリブレット執筆者モレールとJ.C.スミスが、
ヘンデルの残したオペラから曲を抜粋し、再構成して生み出したのがこのオ
ラトリオです。録音も貴重でありヘンデル・ファンは聴き逃せない一枚で
しょう。

8.557351
リョベート(1878-1938):<ギター音楽作品集>
スケルツォ − ワルツ/奇想的練習曲/マズルカ/13のカタルーニャ民謡/
即興曲/5つの前奏曲/フェデリコ・ブファレッティのためのマズルカ/4
つの民謡/練習曲 ホ長調/ロマンス/ソルの主題による変奏曲
演奏/ロレンツォ・ミケーリ(ギター) 
24bit録音。セゴヴィアのレパートリーとして現在も多くのギタリストが愛
奏する、リョベートの作品集。映画「禁じられた遊び」にも使われた「アメ
リアの遺言」を含む「13のカタルーニャ民謡」など、詩情豊かな小品の集合
体のような一枚です。

8.557584
イサシ(1890-1940):交響曲第2番/組曲第2番
演奏/フアン・ホセ・メナ(指揮)ビルバオ交響楽団
ベルリンでフンパーディンクらに師事し、当時の音楽を吸収した作風で好評
を博した作曲家。交響曲はR・シュトラウスの影響大で、スクリャービン、
ツェムリンスキーあたりが好きな方にもおすすめ。作曲者の生まれ故郷ビル
バオのオケも好演。

8.559154
ダイアモンド(1915- ):交響曲第2番/交響曲第4番
演奏/ジェラード・シュウォーツ(指揮)シアトル交響楽団
Delosからの移行商品です。1942-43年に作曲された第2番、1945年に作曲さ
れた第4番は、戦争に悲劇を感じさせながらコープランド風アメリカ20世紀
音楽の味で描く曲。交響曲作家ダイアモンドの“最初の一枚”に最適の一枚
です。

8.559176
エバーハード(1943- ):
ピアノ協奏曲「白鳥の影」(ロシア原子力潜水艦「クルスク」の犠牲者の追
悼)(世界初録音)/バス独唱と弦楽オーケストラのための「プロメテウス
の嘆き」(1945年8月6日、8月9日)(世界初録音)
演奏・歌/アレクサンドル・チェルヌシェンコ(指揮)
サンクト・ペテルブルク・カペラ交響楽団、
ハリダ・ディノワ(ピアノ)、ピョートル・ミグノフ(バス)
記憶に新しい原潜クルスクの事故、日本の歴史に影を落とす広島・長崎、
チェルノブイリ原発。原子力が引き起こした3つの悲劇をモティーフに作曲
された近作で、前衛的な作風と瞑想的な雰囲気を合わせ持った作品です。



<NAXOS HISTORICAL>  各1枚 \850
8.110242-44(3枚組)
ムソルグスキー(1839-1881):
歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」(リムスキー=コルサコフ第二改訂版)/ボー
ナス・トラック:ボリス・ゴドゥノフ役フョードル・シャリアピンのスタジ
オ録音集[プロローグ:第2場-人民の合唱「皇帝ボリス・フョードロヴィッ
チに幸いあれ!」/ボリスの入場「悲しみに胸は痛み」/第2幕-ボリスの
モノローグ「私は最高の権力を手に入れた」/時計の場面「うーん、苦しい
!」/第4幕:第2場-ボリスの別れと祈る人「さらば、我が子よ、私はも
う死ぬ」/葬送の鐘とボリスの死「Zvon! Pogrebalny zvon!」](録音:
[全曲]1952年7月7日-21日、パリ 
[アリア集]1926年・1931年、ロンドン)
歌・演奏/[全曲]ボリス・クリストフ(バス)、ユージニア・ザレスカ
(メゾ・ソプラノ)、リュドミーラ・レベデワ(ソプラノ)、リディア・
ロマノヴァ(メゾ・ソプラノ)、アンジェイ・ビエレッキ(テノール)、
キム・ボルイ(バス)、
イサイ・ドブロヴェン(指揮)フランス国立放送管弦楽団、
パリ・ロシア合唱団、他 
[アリア集]フョードル・シャリアピン(バス)、
ユージン・グーセンス(指揮)、マックス・ステイマン(指揮)、他 
マーク・オバート=ソーン復刻。パリのシャンゼリゼ劇場でHMVにより行わ
れたこの録音は、ボリス・クリストフという名歌手を得たことでこのオペラ
の価値を上げたとされるもの。併録されたシャリアピンの名唱(一部初発売)
とあわせ、二世代の「ボリス」が聴けるというセットです。

8.110736
<フリードマンの録音全集第4集>
メンデルスゾーン(1809-1847):
無言歌集-第1巻第3番「狩人の歌」/同-第1巻第6番「ヴェネツィアの舟
歌 第1」/同-第8巻第5番「子供のための小品(楽しき農夫)」/同-第
2巻第6番「ヴェネツィアの舟歌 第2」)/同-第3巻第2番「失われた幸
福」/同-第3巻第6番「デュエット」/同-第4巻第2番「浮雲」/同-第
4巻第4番「心の悲しみ」/同-第6巻第2番「失われた幻影」
(録音:1930年9月16日・17日) 
ベートーヴェン(1770-1827):
ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」(録音:1930年9月11日・12日)
ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」-第1楽章の代替テイク)
(録音:1930年9月11日) 
リスト(1811-1886):
ハンガリー狂詩曲第2番(録音:1931年12月16日・17日)
演奏/イグナーツ・フリードマン(ピアノ)、
ブロニスワフ・フーベルマン(ヴァイオリン)
ウォード・マーストン復刻。ショパンを得意としたフリードマンの叙情性あ
ふれるメンデルスゾーン、フーベルマンとの純ドイツ風ベートーヴェン(し
かも代替テイク収録)、“炎と嵐の演奏”と呼ばれるリスト。3つの側面を
聴くことができる一枚です。すべて英Columbiaへの録音。

8.110779
<リヒャルト・タウバー第3集:オペレッタ・アリア集>
J.シュトラウスII世(1825-1899):
オペレッタ「ヴェネツィアの一夜」-Sei  mir  gegrusst, du  holdes 
Venezia/同-Treu  sein,das  liegt  mir  nicht/オペレッタ「ジプシー
男爵」-バリンカイの登場:見捨てられたが陽気に世界をさまよった/オペ
レッタ「こうもり」-このしとやかさ/同-シャヴァリエ様/同-Genug damit,
 genug カールマン(1882-1953):オペレッタ「伯爵夫人マリツァ」-私の
恋人よ/同-ウィーンへ愛をこめて レハール(1870-1948):オペレッタ
「フラスキータ」-フラスキータのセレナード「青空をしとねに」/オペレ
ッタ「パガニーニ」-Was  ich  denke, was  ich  fuhle/同-Einmal  mocht
  ich  was  Narrisches  tun/同-美しいイタリア/同-私は女たちにキス
をするのが好きだった/同-だれも私ほどおまえを愛した者はいない/オペ
レッタ「メリー・ウィドウ」-舞踏会のシレーヌたちのワルツ、唇は黙って
いても、ヴァイオリンはささやく/同-ヴィリアの歌「昔ヴィリアがいた……
ヴィリア、ヴィリア、森のおとめよ」)/オペレッタ「ジプシーの恋」-Es
 Liegt  in  blauen  Fernen/同-Wer  nennt  nicht  die  Liebe  sein 
einziges  Gluck/オペレッタ「針金細工師」-ふたりが愛し合っているなら
 ホイベルガー(1850-1914):オペレッタ「オペラ舞踏会」-別室へ行きま
しょう フリムル(1879-1972):オペレッタ「ローズ・マリー」-O  Rose
  Marie, ich  liebe  dich/同-Uber  die  Prarie(録音:1921-1932年)
歌・演奏/リヒャルト・タウバー(テノール)、
ロッテ・レーマン(ソプラノ)、
グレーテ・メレメ=ニキッシュ(ソプラノ)、
エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(指揮)、
アントン・パウリク(指揮)、他
ウォード・マーストン復刻。前半がアコースティック録音、後半が電気録音
で、ウィーン国立歌劇場を拠点としたタウバーの十八番とも言えるオペレッ
タの名唱集。コルンゴルトが指揮をする4曲、ロッテ・レーマンやベルリン
国立歌劇場が共演する「こうもり」など、タウバーの粋な歌唱が楽しめる一
枚です。今月はNAXOS NOSTALGIAでも、タウバーの歌うポピュラー音楽集
(下記)を同時リリース!

8.110885
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲第6番「悲愴」(録音:1941年4月22日、アムステルダム)
弦楽合奏のセレナード(録音:1938年11月7日、アムステルダム)
演奏/ウィレム・メンゲルベルク(指揮)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
マーク・オバート=ソーン復刻。メンゲルベルク特有のロマン、特にポルタ
メントを多用したフレージングが生きる音楽として、チャイコフスキーは最
右翼。1941年の有名なテレフンケン録音が、オバート=ソーンの復刻でリフ
レッシュしました。



<NAXOS NOSTALGIA>
8.120752  \850
<リヒャルト・タウバー:傑作選第3集「愛のセレナード」オリジナル・レ
コーディングス1939−1947>
(オスカー・)シュトラウス:オペレッタ「チョコレートの兵隊」-私の英雄
レハール:
歌劇「フラスキータ」-フラスキータのセレナード「青空をしとねに」
ツェラー:オペレッタ「坑夫長」-ドント・ビー・クロス 
ヨハン・シュトラウスII世/ティオムキン編:
映画「グレート・ワルツ」-私たちがかつて若かったとき 
ドリゴ:愛のセレナード 
ハーバート:キス・ミー・アゲイン/インディアン・サマー 
ポーター:ビギン・ザ・ビギン 
カッチャー:ホェン・デイ・イズ・ダン 
コーツ:静かな潟 
フィビヒ:マイ・ムーンライト・マドンナ 
ゲーゼ:ジェラシー 
ビクシオ:ラヴズ・ラスト・ワード・イズ・スポークン 
タウバー:映画「オールド・チェルシー」-マイ・ハート・アンド・アイ 
ノヴェロ:ウェル・ギャザー・ライラックス 
カロリス:ザ・ナイト・ハズ・ノウン・マイ・ティアーズ 
オリヴィエリ:オールヴォワール 
(ハロルド・)パーセル:
映画「リスボン・ストーリー」-ペドロ、ザ・フィシャーマン 
バーリン:ミュージカル「アニーよ銃をとれ」-みんながすばらしいと言う 
ロジャース:
ミュージカル「オクラホマ」-オウ・ホワット・ア・ビューティフル・モー
ニン
歌・演奏/リヒャルト・タウバー、他 
デイヴィッド・レニック復刻。タウバーの、もうひとつの顔であるポピュラ
ー・シンガーの魅力があふれるシリーズ最新盤。オペレッタやミュージカル
からの曲、歌詞を付けて歌にしたクラシックのライト・ミュージック、映画
のために自ら作曲した曲など、盛りだくさんの内容を甘い歌声でお楽しみく
ださい。



<NAXOS SACD>
6.110051  \2180
チャイコフスキー(1840-1893):
ピアノ協奏曲第1番/ピアノ協奏曲第3番/アンダンテと終曲(タネーエフ
によるオーケストラ編曲)
演奏/コンスタンティン・シチェルバコフ(ピアノ)、
ドミトリ・ヤブロンスキー(指揮)ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
制作方式:DSDマスタリング 
ディスクの種類:ハイブリッドディスク 
チャンネル:マルチチャンネル・サラウンド・サウンド(5.1ch)、
2chステレオ、CDスタンダード・ステレオ(全トラックを3つのチャンネル
で収録)、CDプレーヤーで再生可能なSuper Audio CDハイブリッド(Super
Audio CDは、音声を従来のCDより高密度に記録したディスクです。またこの
ディスクはSuper Audio CD層とCD層の2層からなるハイブリッド仕様です。
Super Audio CD層:Super Audio CD対応プレーヤーで再生可能/CD層:通常
のCDプレーヤーで再生可能
CD(8.557257=発売済)、DVDオーディオ(5.110051=今月同時発売)と同
音源。ナクソスが誇る2人のロシア音楽スペシャリストが、名曲中の名曲を
録音。なかなか聴く機会のない2曲とあわせ、チャイコフスキー・ファンは
選曲・演奏ともに注目したい一枚です。粒立ちのよいピアノのタッチ、重量
感のあるオケの音などは、ぜひSACDで体験を。



<NAXOS DVD-Audio>
5.110051  \1980
チャイコフスキー(1840-1893):ピ
アノ協奏曲第1番/ピアノ協奏曲第3番/アンダンテと終曲(タネーエフに
よるオーケストラ編曲)
演奏/コンスタンティン・シチェルバコフ(ピアノ)、
ドミトリ・ヤブロンスキー(指揮)ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
録音・ミックス:24ビット、48kHz、サラウンド・サウンド 
音声方式:5.1ドルビー・デジタル・サラウンド・サウンド、5.1DTSサラウ
ンド・サウンド 
映像:イメージ画(静止画) 
DVDオーディオ・プレーヤー及びDVDビデオ・プレーヤーでご覧いただけます。
CD(8.557257=発売済)、SACD(6.110051=今月同時発売)と同音源です。



<CPO>
777022-2  2枚組(SACD-Hybrid)  \5100
オスカー・シュトラウス(1870-1954):喜歌劇「クレオパトラの真珠」
歌・演奏/モレニケ・ファダヨミ、ミヒャエル・ツァバノフ、
アクセル・メンドロク、フォルカー・フォーゲル、
グンドゥラ・パイエル、ロベルト・マイヤー、
ヘルベルト・モッグ(指揮)フランツ・レハール管弦楽団、
バート・イシュル・レハール・フェスティバル合唱団
ディスクの種類:ハイブリッドディスク 
チャンネル:マルチチャンネル・サラウンド・サウンド(5.0ch)、
2chステレオ、CDスタンダード・ステレオ(全トラックを3つのチャンネル
で収録)
レハールらと並び、オペレッタの黄金時代を築いた作曲家による作品(1923
年初演)で、録音が少ないだけに貴重なリリース。クレオパトラを主人公に
した物語を、オペレッタのベテラン指揮者モッグらが手慣れた歌と演奏で楽
しませてくれます。cpoではこの作曲家に注目し、作品全集シリーズをこの
1セットからスタートさせます。オペレッタ・ファン注目のシリーズとなる
ことでしょう。

777034-2  \1980
ベック(1734-1809):<交響曲集第2集>
交響曲op.3-1/交響曲op.3-2/交響曲op.3-6/「オルフェウスの死」より序曲
演奏/ミヒャエル・シュナイダー(指揮)
ラ・スタジオーネ・フランクフルト(古楽器使用)
マンハイムに生まれ、ヨハン・シュターミッツに師事。古典派音楽の中心的
存在として活躍した作曲家による交響曲シリーズ第2弾は、18世紀後半の交
響曲事情を把握するのに適したスタンダードなスタイルの3曲です。


999447-2  \1450
ブラームス(1833-1897):<歌曲全集第7集>
ロマンスとリート/6つのリート/低音のための6つのリート/低音のため
の5つのリート
歌・演奏/ユリアーネ・バンゼ(ソプラノ)、
イリス・ヴェルミリヨン(メゾ・ソプラノ)、
アンドレアス・シュミット(バリトン)、
ヘルムート・ドイチュ(ピアノ)
このシリーズ久々のリリースは、作品84から86および94の4作品。来日公演
などでスター歌手となったバンゼほか、充実の歌手陣は他レーベルに負けな
い魅力的な顔ぶれ。ドイチュの深い作品への理解は、各音楽誌でも絶賛され
ています。

999798-2  \1980
シュポア(1784-1859):
2つのヴァイオリンのコンチェルタンテ第1番/2つのヴァイオリンのコン
チェルタンテ第2番/大ポロネーズ/アイルランド民謡によるポップーリ
演奏/クリスティアン・フレーリッヒ(指揮)
ベルリン放送交響楽団、
ウルフ・ヘルシャー(ヴァイオリン)、
グンヒルト・ヘルシャー(ヴァイオリン)
cpoが火を付けたとも言えるシュポア作品の再評価ですが、シリーズに新し
い作品が加わります。コンチェルタンテ第1番は1808年、第2番は1833年の
作品で、両者の差に作曲の円熟度が垣間見える2作です。

999959-2  2枚組  \3960
シャイン(1586-1630):
イスラエルの泉/詩編第91番「シオンのシンバル、または聖歌集」
演奏・歌/マンフレート・コルデス(主宰)
アンサンブル・ヴェーザー=ルネサンス
16-17世紀におけるドイツ・スタイルのマドリガル、モテットを習得してい
たシャインは、後にJ.S.バッハがその地位につく、ライプツィヒ聖トーマス
教会の音楽監督職へも就任。5人の歌手と通奏低音による「イスラエルの泉」
は美しい宗教的マドリガルです。

999998-2  \1980
ヴェレス(1885-1974):交響曲第1番/交響曲第8番/交響的エピローグ
演奏/ゴットフリート・ラプル(指揮)ウィーン放送交響楽団
cpoではおなじみの作曲家になりつつあるヴェレス。交響曲第1番は1945年、
60歳の時に書かれた作品で、オーストリアからイギリスへと移住した後にそ
の風景に打たれて作曲。第8番は1970年の作品です。



<IVORY>
74002  2枚組  \3960
<ナディア・ライゼンバーグ(1904-1983)-生誕100年記念>
カバレフスキー:24の前奏曲 
チャイコフスキー:
中級程度の12の小品/ロマンス ヘ短調/2つの小品/ハープサルの思い出
(3つの小品) 
ラフマニノフ:
幻想的小品集より/V.R.のポルカ/サロン小品集より(録音:1954年-1955年
ニューヨーク)
演奏/ナディア・ライゼンバーグ(ピアノ)
ADD/ 24bitリマスタリング。ロシア革命時にアメリカへ渡り、ヨーゼフ・ホ
フマン他に師事。20世紀を彩る作曲家・音楽家たちとともにキャリアを積み
ながら、ピアニストとして、また優れたピアノ教師として一流であり続けた
ライゼンバーグを偲ぶ2枚組です。レコード録音に恵まれるなど華やかなス
ターダムには乗らなかったものの、名声と信頼を得たその生涯はブックレッ
トの詳細なバイオや多数の写真からうかがえるでしょう。


<Opus Arte DVD>
OA0894D  2枚組  \4750
英・独・仏・西・カタルーニャ語字幕付き
ヴェルディ(1813-1901):
歌劇「アイーダ」(伊語歌詞)/エクストラ・フィーチャー[キャスト・
ギャラリー/セット・ギャラリー/オペラ概要/ドキュメンタリー「リセ
ウ劇場のホセプ・メストレス・カバネス」](収録:2003年7月21日・24日、
バルセロナ・リセウ劇場でのライヴ:背景図法の古典カタロニア派の代表者
であるホセプ・メストレス・カバネスによる、1936-1945年に描かれた歴史
的な紙製だまし絵のセットをバックに上演)
歌・演奏/ステファノ・パラッチ、エリザベッタ・フィオリッロ、
ダニエラ・デッシー、ファビオ・アルミリアート、
ロベルト・スカンディウッツィ、ファン・ポンス、
ミゲル・アンヘル・ゴメス=マルティネス(指揮)
リセウ劇場交響楽団&合唱団(ホセ・ルイス・バッソ合唱指揮)、
コンパニア・メトロス(ダンス)、ラモン・オリェル(振付)、
舞台デザイン:ホセプ・メストレス・カバネス(ホルディ・カステル復元)、
ホセ・アントニオ・グティエレス(演出)、他
NTSC方式/画像構成比16:9 Anamorphic/サウンド・フォーマット:LPCMス
テレオ/DTS5.1chサラウンド/収録時間:186分(オペラ170分、エクストラ・
フィーチャー16分)/片面二層ディスク(DVD9)/ハイ・ヴィジョン映像
作品についてはあらためて説明の必要がない「アイーダ」。上演している
セット、そして貴重な絵画などが作り出す空間に注目したいDVD作品です。

OALS3003D  \2380
英語字幕付き
ドニゼッティ(1797-1848):
歌劇「ランメルモールのルチア」(伊語歌詞、ブックレットに歌詞付き)
(収録:1992年、伊ミラノ・スカラ座でライヴ収録)
歌・演奏/レナート・ブルゾン、マリエッラ・デヴィーア、
ヴィンチェンツォ・ラ・スコーラ、マルコ・ベルティ、
カルロ・コロンバーラ、フロリアーナ・ソヴィッラ、
エルネスト・ガヴァッツィ、
ステファノ・ランザーニ(指揮)
ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団、ピエラッリ(演出)
NTSC方式/画像構成比4:3Letterbox(メニューのみ16:9 Anamorphic )
/サウンド・フォーマット:ドルビー・デジタル・ステレオ/収録時間:
140分/片面二層ディスク(DVD9)
「ミラノ・スカラ座」での名演をお楽しみいただけるシリーズの最新盤。
オペラ・ファンなら記憶に新しい、ブルゾンの名唱が蘇る一枚。何度、こ
の劇場で上演されたかわからないほど親しまれているこのオペラだけに、
その伝統を楽しめるソフトでもあります。

OALS3004D  \2380
英語字幕付き
プッチーニ(1858-1924):
歌劇「西部の娘」(伊語歌詞、ブックレットに歌詞付き)(収録:1991年、
伊ミラノ・スカラ座でライヴ収録)
歌・演奏/マーラ・ザンピエーリ、ファン・ポンス、プラシド・ドミンゴ、
セルジョ・ベルトッ  キ、ルイージ・ローニ、アルド・ブラマンテ、
ロリン・マゼール(指揮)ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団、
ジョナサン・ミラー(演出)、他
NTSC方式/画像構成比4:3Letterbox(メニューのみ16:9 Anamorphic )
/サウンド・フォーマット:ドルビー・デジタル・ステレオ/収録時間:
144分/片面二層ディスク(DVD9)
「ミラノ・スカラ座」での名演をお楽しみいただけるシリーズの最新盤。
ドミンゴ、マゼール、そしてジョナサン・ミラーなどなど、オペラ・ファ
ンなら飛びつきたくなるスターがそろったステージ。単なる記録を超えた
ソフトであり、スカラ座の“底力”を感じさせてくれる内容です。



<DVD International>
DVDI0730  \1750
英語字幕付き
<プラネット・アース:大洋・海・島・沿岸地域 - 宇宙から見た地球の映
像 - >
音楽:(作曲・編曲:リサ・リン、作曲:ジョージ・トートレリ):
イルミネーション [映像:バハ・カリフォルニア半島/紅海/ベーリング海
/インド洋/地中海/バハマ/ソマリア北東部/キクラデス諸島/アラル海
/フロリダ・キーズ北部/カプリコーン海峡]/パヴァーヌ(フォーレ作曲)
 [映像:カナダ/グリーンランド/南大西洋]/スカイライド [映像:バハマ
/バハマ諸島]/レイク・オブ・ドリームズ [映像:ロアタン島/グランド・
ケイマン島/ハバナ/ジャマイカ島/イスパニョーラ島/ゴナヴ島/プエル
ト・リコ/セント・クロイ島/アンチグア島/グアドループ島/ボネール島
/アルバ島/他]/ミステリウム [映像:ジェット気流・雷雨・ハリケーン・
台風など]/モーニング・ソング [映像:ロシア/アラスカ]/ザ・ファーゼ
スト・ランド [映像:日本]/ガーデン・グリーン(伝承曲) [映像:台湾
/マニラ/フィリピン/東沙諸島/メコン・デルタ/インドネシア/ブルネ
イ湾/ニューブリテン島]/スティル・ザ・ムーン [映像:オーストラリア]
/オーロラ・ボレアリス [映像:ハワイ]/サークル・オブ・ジョイ [映像:
千島列島/硫黄島/ハワイ/ミッドウェー諸島/ガラパゴス諸島/キリバス
共和国/ボラ・ボラ島]/ルナ・デ・アムール [映像:グアイェコ群島/東
フォークランド島/サウス・ジョージア島/アセンション島/アゾレス諸島
/カナリア諸島/マデイラ諸島/ジブラルタル海峡/コルシカ島]/ファー
スト・ライト[映像:バレアレス諸島/エトナ山/メッシナ海峡/マルタ/
クレタ海/ギリシャの島々/キプロス島/東地中海]/ダンス・オブ・ヘロ
ド [映像:トルコ/アゾフ海/カスピ海/エルブルズ山脈/カラ・ボガズ・
ゴル湾/アラル海]/ザ・ドーン [映像:死海地溝帯/ナイル川デルタ地帯
/シナイ半島/アラビア半島南西部/アフリカの角/モルジブ/アルダブ
ラ諸島/マダガスカル南部/レユニオン島] [追加フィーチャー] Windows
 DVD-ROMフィーチャー [映像・音楽はDVD-VIDEOと同内容です。PCがインタ
ーネットに接続されている場合、各映像に関するミッションの詳細をご覧
いただけます。ディスクには150以上の地球の画像(低・中・高解像度フォ
ーマット)が含まれています。]
演奏/リサ・リン(ケルティック・ハープ、マンドリン、ダルシマー)、
ジョージ・トートレリ(尺八、リコーダー、ブズーキ、打楽器)、他
NTSC方式/画像構成比:16:9 (1.78:1)/ 4:3 Letterbox/4:3 Pan-Scan
(1.33:1)(お使いのDVD-VIDEOプレーヤーの設定によります)/
Widescreen anamorphic video/追加フィーチャー16:9/サウンド・フォー
マット:ドルビー・デジタル5.1サラウンド・サウンド/DTS6chサラウンド
・サウンド/収録時間:80分/片面二層ディスク/DVD−ROM/DVD−VIDEO
地球の豊かな海と島々が、宇宙からの壮大な映像で楽しめる一枚。パソコ
ン(Windowsマシン)を使うことで、さらに画像を楽しめます。BGVとして
もお子様への教育アイテムとしてもおすすめです。

DVDI0731  \1750
 英語字幕付き
<プラネット・アース:オーストラリア-宇宙から見た地球の映像>
音楽(作曲:アボリジニーの伝統音楽、デーヴィッド・ハドソン)ワールド
・ヘリテージ [映像:ウェスタン・オーストラリア ― ジョゼフ・ボナパル
ト湾/グレート・サンディ砂漠/エイティ・マイル海岸/デ・グレー川/ポ
ート・ヘドランド/ダンピア/ノース・ウェスト岬/ハマズリー山地/マク
ラウド湖/他]/ウォークアバウト [映像:ウェスタン・オーストラリア
― グレート・ヴィクトリア砂漠/カーネギー湖/ガスコイン川/キンバリ
ー台地/他]/ウェッジテイル [映像:ノーザン・テリトリー ― ローパー
川/メルヴィル島/ダーウィン/コバーグ半島/ブルーマッド湾/マクドネ
ル山脈/エアーズ・ロック/アマディーアス湖/シンプソン砂漠/アーネム
・ランド/他]/ジャーニー [映像:サウス・オーストラリア ― シンプソ
ン砂漠/エア湖/フリンダーズ山脈/ヘッド・オヴ・バイト湾/バックス
テアーズ水道/アデレード/ドンビー岬/他]/ホーム [映像:クイーンズ
ランド ― トムソン川/マウント・アイザ/バークリー台地/マチャティ
湖/グレー山脈/他]/シャキムラ・パート1 [映像:クイーンズランド
― カーペンタリア湾/フリンダーズ川/ウェイパ/ヨーク岬半島/タウン
ズヴィル/カプリコーン海峡/グラッドストン/フレーザー島/ブリズベー
ン/他]/ザ・グレート・ディヴァイド [映像:ニュー・サウス・ウェール
ズ ― バーウォン川/ニューカースル/グレート・ディヴァイディング山
脈/バラゴラン湖/シドニー/他]/ロゼッラ・プレインズ [映像:タスマ
ニア/ヴィクトリア ― オトウェー岬/ポートランド/メルボルン/ポート
・フィリップ湾/アイルドン湖/ウィメラ川/他]/ドルフィン・ジャーニ
ー [映像:サンゴ海/クイーンズランド ― グレート・バリア・リーフ/イ
ンディスペンサブル諸島/モートン湾/ウェスタン・オーストラリア ― マ
ーメード島/ラウリー浅瀬/他]/エコーズ・オブ・ジ・オーシャン [映像:
ニュージーランド ― ワカティプ湖/クイーンズタウン/サザン・アルプス
/ワナカ/バンクス半島/フルヌイ川/ゴールデン湾/グレート・バリア島
/ナインティ・マイル海岸/ラウクマラ山脈/他] [追加フィーチャー]
Windows DVD-ROMフィーチャー [映像・音楽はDVD-VIDEOと同内容です。PCが
インターネットに接続されている場合、各映像に関するミッションの詳細を
ご覧いただけます。ディスクには240以上の地球の画像(低・中・高解像度
フォーマット)が含まれています。]
NTSC方式/画像構成比:16:9 (1.78:1) /4:3 Letterbox(お使いのDVD-VIDEO
プレーヤーの設定によります)/Widescreen anamorphic video/追加フィー
チャー16:9/サウンド・フォーマット:ドルビー・デジタル5.1サラウンド
・サウンド/DTS6chサラウンド・サウンド/ドルビー・デジタル・ステレオ/
収録時間:80分/片面二層ディスク/DVD−ROM/DVD−VIDEO
近年は旅行先・留学先・移住地としても再注目されているオーストラリアの、
広大な大地と周囲の海が、宇宙からの壮大な映像で楽しめる一枚。パソコン
(Windowsマシン)を使うことで、さらに画像を楽しめます。BGVとしてもお
子様への教育アイテムとしてもおすすめです。


<NAXOS  JAZZ  LEGENDS>
8.120727  \850
ザ・キング・コール・トリオ「トランスクリプションズ第6集」1941-1943
[Jumpin' With  the  Mop / Jam  Man / Let' s  Try  Again / Scotchin'
With  The  Soda  /  Fudge  Wudge /  Smokey  Joe / Windy  City 
Boogie  Woogie / Gone  With  The  Draft / This  Side  Up / Ode  To 
A  Wild  Clam / Vom, Vim, Veedle / All  For  You / Let' s  Spring 
One / Beautiful  Moons  Ago / Pitchin' Up  A  Boogie / I' m  Lost /
Let' s  Pretend / Got  A  Penny / My  Lips  Remember  Your  Kisses
/ F.S.T.(Fine, Sweet  And  Tasty)]
放送用の録音から編集されたシリーズ6枚目は、「Exesior」「Premier and
 Atlas」などのレーベルで制作された曲や「Capitol」の協力で制作された
録音などを収録。それらのオリジナル・ラッカー盤やSP盤から復刻していま
す。
  
<ARTS>
★ARTSレーベルは7月末まで特価セールを行なっております。
今回の新譜も、7月19日までにご注文いただきました分は、\950でお届けいたし
ます。それ以降は通常価格になりますので、ご注意下さい。

43039-2  \950(通常価格 \1350)
ラヴェル:
歌劇「子供と魔法」(全15トラック)
組曲「マ・メール・ロワ」
ペーター・マーク指揮ローマRAI響
坊や:アンドレ・オーブリー・ルッキーニ(Ms)
お姫様:メイディ・メスピー(S)
中国の茶碗他:ジェニヴィヴ・マコー(Ms)
小人の老人:ミシェル・セネシャル(T)他
(1963年3月16日 ローマ・ライヴ ステレオ録音)   
録音の極めて少ないオペラ。「子供と魔法」は吉田秀和氏が高く評価する逸品
であるが、フランス・オペラということもあり上演の機会はわが国でも少ない
上に馴染みある作品とは言いがたい。しかし、元高級娼婦の超熟女と青年の恋
愛を描き、ファンも多いガブリエル・コレット女史の 戯曲は、高雅なものです。
粗筋は夢見がちな少年がいたずらに興じているうちに、妄想の中で自らが加害
者から被害者になったり、赦されたりという、如何にも空想的な作品。ラヴェ
ルの作曲は精緻の極地で、音だけを楽しみたい瞬間がしばしばある魅力的なも
の。テーマといい、曲想といいあまりにも完璧で侵しがたい魅力がある。言わ
ば箱庭のような、盆栽のようなオペラ。 オペラ嫌いが特に好むオペラとして
も知られる。アンセルメのアシスタントも経験したスイス人、語学の達人ペー
ター・マークの指揮ぶりは、どちらかというと劇場的側面よりも室内楽的な繊
細なものだが、共演のRAIの歌心というのか時として騒がしくなることも辞さな
い、愉悦がそこここにあふれ出る魅力的な組み合わせである。演奏会形式の上
演と思われる。歌手陣も突出した魅力はないが、常にアンサンブル重視という
マークの厳しい眼の光る中器楽的な精妙さに腐心する様子は微笑ましい。カプ
リングの「マ・メール・ロワ」が美演でありがたい。チェリビダッケやジュリ
ーニの神経質なそれでいて雄大な大河的演奏の対極にあるテンペラメントに富
んだ輝かしくも慶びに満ちた演奏で、思わぬ拾い物だ。   

43040-2  \950(通常価格 \1350)
ラヴェル:
歌劇「スペインの時」(全22トラック)
高雅で感傷的なワルツ   
ペーター・マーク指揮
トリノRAI交響楽団
時計屋:エリック・タッピー(T)
時計屋の女房 :アンドレ・オーブリー・ルッキーニ(S)
ロバ曳き:ピーエル・モレ(Br)
詩人気取りの学生:ミシェル・セネシャル(T)
銀行家:デリック・オルセン(B)
(1962年5月25日トリノ・ステレオ・ライヴ)
ミラノRAI交響楽団 (1969年3月4日 ミラノ・ステレオ・ライヴ)   
ラヴェルの非常に屈折した心境が、このオペラに投影されているようだ。卑俗、
かつ好色な登場人物の最も醜い部分がラヴェルの人間に対するもっとも興味ひ
かれる部分なのだろう。これまた上演の機会も少なく、ディスクも少ないので、
この名演の登場は歓迎されよう。この名作もオペラ嫌いが好むオペラだ。浮気
者の時計屋の女房が結局肌を許すのが屈強のロバ曳きというところに小男で体
力的に恵まれなかったラヴェルの歪んだ憧れと見る人もいる。しかし、フェリ
ーニ映画をもっと軽くしたような明るい乱痴気騒ぎを見たほうがより健康的で
自然な気がする。マークは器楽的表現に重きを置いたシャープな演奏を展開す
るが、ラテンの血むんむんのオケ、歌手ゆえに華麗な音楽が継続する。カプリ
ングは、「高雅で感傷的なワルツ」。あるようでなかったマークのラヴェル演
奏で、もちろん、若い頃のマークだからビシビシとオケを縛り、音色いきいき
と誘導する。これもオマケとはいえ拾い物の名演です。   





<ウインド・ミュージック・レーベル(日本)>
MDS-QV1924 定価\3000(税込)
ホルン協奏曲集・ライヴ収録
外山雄三:ホルン協奏曲第1番より第1楽章
モーツァルト:ホルン協奏曲第2番
ロセッティ:ホルン協奏曲第1番
ヒンデミット:ホルン協奏曲
R.シュトラウス:ホルン協奏曲第1番
近藤望(ホルン)
手塚幸紀(指揮)
泉庄右衛門(指揮)
朝比奈隆(指揮) ※R.シュトラウスのみ
大阪フィルハーモニー室内管
大阪フィルハーモニー交響楽団
(録音:1975年6月25日、 1971年2月27日、1973年1月25日、1973年4月23日)
「このCDについて」
このCDの音源は1970年代の演奏記録用テープからのものです。ほとんどが生演
奏(ライヴ)ですので、様々なキズや雑音が、そのまま多く録音されています。
私の意図としましては、当時の臨場感を残し伝えるために、敢えて、修正処理
を最小限に止めることにしました。お聴き苦しい点は、どうか、私の意図をご
理解下さり、ご容赦下さいますようお願い申し上げます。私が約37年在籍した
大阪フィルハーモニー交響楽団の音楽総監督兼指揮者の朝比奈隆氏はすでに故
人になられましたが、この曲(R.シュトラウス)で共演できたことも懐かしい
思い出となっています。
近藤 望(ライナー・ノートより)
近藤 望(ホルン)
1942年和歌山県生まれ。1961年大阪音楽大学器楽学部トランペット科に入学。
一年後にホルンに転科。1965年大阪音楽大学を卒業と同時に大阪フィルハーモ
ニー交響楽団(大阪フィル)にホルン奏者として入団。1968年ドイツのデット
モルト音楽大学に留学。1970年大阪フィルに帰団。以後、首席ホルン奏者を勤
める。1971年第1回ホルン・リサイタルで大阪文化祭賞受賞。1972年音楽クリ
ティック・クラブ賞受賞。1975年第2回ホルン・リサイタルで大阪府民劇場奨
励賞受賞。1977年文化庁芸術家在外研修員として、ドイツのケルン音楽大学と
リスト音楽院で研修を行う。2003年大阪フィルを定年退職。現在、大阪音楽大
学非常勤講師。
ホルンを大栗 裕、千葉 馨、エーリッヒ・ペンツェル、カール・ヴィーリッ
ヒ、室内楽をヘルムート・ヴィンシャーマン、ヨスト・ミヒャエルスの諸氏に
師事。日本音楽コンクール、日本管打楽器コンクールの審査員を歴任。門下生
には優秀な演奏家・教育者が夛い。





<QUERSTAND>
VKJK0411  2枚組  \1680
フランツ・シュミット :オラトリオ「七つの封印を有する書」
ルイジ指揮
ライプツィヒ放送響(MDR)、同合唱団
歌唱:アネット・ダッシュ、ナテラ・ニコリ、ヨハネス・クム
ヘルベルト・リッパート、ギュンター・グロワスベック
ヤン・ヘンドリック・ローテリンク、ミハエル・シェーンハイト
2004年1月 ライプツィヒ・ゲヴァントハウスにおけるライヴ   
フランツ・シュミットの大作。ブルックナーの弟子だけに大規模、そしてオル
ガンの入る壮麗なオラトリオ。世界的には人気のない曲だが、ドイツ語圏の巨
匠は好んで取り上げる。ミトロプーロスの古風な演奏ぐらいしかかつてはディ
スクはなかった。シュタインといういかにもな名匠のCDは廃盤。アーノンク
ール盤の登場で、再評価の兆しがあるという現状。この手のアナクロニズムか
らは程遠い俊才ルイジの最新演奏が突然リリース。いつもどおりの明快な割切
れる演奏で、この難解な作品の水先案内人を務めてくれる。二枚で一枚価格。

VKJK0412  2枚組  \1680
カール・ハインリヒ・グラウン :受難オラトリオ「イエスの死」
ハワード・アーマン指揮
ライプツィヒ放送響(MDR)、同合唱団
歌唱:ソワレ・イソコスキ(S)、リヴィア・アジュ(S)、
クリストフ・ゲンツ(T)クラウス・ヘーガー(Bs)
2000年7月25日ライプツィヒ・ペテルス教会ライヴ   
グラウンは、1704―1759の作曲家そしてテノール歌手。ブラウンシュヴァイク
宮廷の歌手であり、恵まれた創作活動も展開した。この大作は、初演以後100年
間毎年受難週間に演奏された記録を持つ。 こういう作品は、我々には馴染み薄
いのが正直な処だが、合唱曲とは何かを考えるときに非常に勉強になる。それ
だけ合唱団が優秀なのです。二枚で一枚価格。   

VKJK0413  \1680
マーラー:交響曲第5番   
ルイジ指揮
ライプツィヒ放送響(MDR)
1997年4月ライプツィヒ・ゲヴァントハウスにおけるライヴ   
大好評の「第6番」で、マーラー指揮者としての評価を決定づけた巨匠ルイジ。
この「第5」ライヴも、GIBから出ており、優れた演奏ながら当時はあまり
話題にならず残念に思っておりました。GIB倒産でその音源を引き受けた
QUERSTANDが再発。ジャケットも一新。神経質なくらいに、各メロディ、リズ
ムを浮き彫りにした名演。

VKJK0307  \1680
SOMMERSPROSSEN(夏の到来)(全16曲)
ファイヴ・ジェントルメン:
ファルコ・テュンムラー(T)、マティアス・メーネルト(2nd T、Vn)、
トビアス・ライスナー(Br)、アンドレアス・コンラート(B)、
グレゴル・マイヤー(P)   
夏の夕暮れに聴くのにピッタリのアルバムが登場です。男性5人のヴォーカル・
グループ、ファイヴ・ジェントルマンはクラシックを基礎にしながら、ジャズ
のイディオムを取り入れたスウィンギーでごきげんなヴォーカル・パフォーマ
ンスを聴かせてくれます。ドヴォルザークの「家路」など懐かしい歌を収録、
私たちを子供の夏休みに帰してくれます。

VKJK00325  \1680
ミヒャエル・シュテキクトMichael St ckigt(1957-):
モーツァルトの側面-4声のための分散
ブレーデマイヤー(1929-95)Reiner Bredemeyer:7つの小品
ゲルト・ザンネミュラー(1914-)Gerd Sannemuller:3つのエッセイ
ペーテリウス・ヴァスクス(1946-):3つの視野
トーマス・ベトガー(1957-):Dance oubliee
ジャン=リュック・ダルベレイ(1946-):17のミニアチュア
ヘルムート・ビーラー(1940-):アンサンブルのための「情景」
ジャン=ルイ・プチ(1940-):ソルティサティオ1   
アンサンブル・ソルティサティオ・ライプツィヒ(Ensemble SORTISTIO) :
ワルター・クリングナー(ob)、アクセル・アンドレー(Fg)、
マティアス・ザンネミュラー(Va)、トーマス・ブリューメンタール(G)
この現代音楽を専門とする4人組は1992年に結成されたオーボエ、ファゴット、
ヴィオラ、ギターで構成されたユニークなアンサンブルです。そのやや特殊な
編成から当然のことながら多くの新作を委嘱初演し、作曲家から絶大な信頼を
受けています。昨今人気の高いペーテリウス・ヴァスクスをはじめ若手からベ
テランまで様々な作曲家の作品を収録、どれも緊張感のある結晶度の高い作品
を聴くことが出来ます。
    
<MEMORIES>
ME1002  \1750
ベートーヴェン:交響曲第4,7番
シュトラウス:「こうもり」序曲
C.クライバー指揮バイエルン放送響 ヴァレンシア・ライヴ

ME1001  2枚組 \3500
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
ブルックナー:交響曲第9番
ヴァント指揮ミュンヘンフィル
1998年4月のライヴ
懐かしいヒストリカルレーベルMEMORIESが復活。
  
<Andante>
ANDANTE−3060  2枚組  \6500(初回プレス特価)
※初回プレスが無くなり次第、通常価格\7800になります
アルバン・ベルク:歌劇「ヴォツェック」全3幕(1955)
ヴォツェック:ヴァルター・ベリー(Br)
鼓手長:マックス・ローレンツ(T)
アンドレス:マーレイ・ディッキー(T)
大尉:ペーター・クライン(T)
医者:カール・デンヒ(Bs)
第1の徒弟職人:ハラルト・プレグルヘフ(Bs)
第2の徒弟職人:マルヤン・ルス(Br)
白痴:ウィリアム・ヴェルニック(T)
マリー:キリステル・ゴルツ(S)
マルグレート:ポリー・バティック(A)
指揮:カール・ベーム
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン国立歌劇場管弦楽団  
1955・11・25、ウィーン国立歌劇場再建オープニング・オペラ・フェスティ
ヴァル、ライヴ録音
音源:ORF、ウィーン国立歌劇場アーカイヴ
現在、20世紀の最も重要なオペラとして世界中のオペラハウスで上演され
ているアルバン・ベルク(1885-1935)の傑作「ヴォツェック」
「ルル」。
この2つのオペラが広く知られるようになるまで世界各地の歌劇場で最も数
多く上演、ベルクから高く評価されていたベームのウィーン国立歌劇場にお
ける歴史的な名演の初CD化。
ベームが初めてベルクのオペラを指揮したのは、彼がダルムシュタットの音
楽総監督だった1931年、6年前の1925年に初演されたばかりの「ヴォツェッ
ク」だった。この上演で大成功をおさめたベームは、当時、現代音楽の名指
揮者と高く評価されるとともにベルクとも親交を結び、二人の緊密な関係は
ベルクが1935年に亡くなるまで5年間続いた。
この録音は、ベームがウィーン国立歌劇場の監督だった1955年、国立歌劇場
再建オープニング・フェスティヴァル期間中のライヴで、音源はORF、ウィー
ン国立歌劇場アーカイヴのもの。ヴォツェックのベリーをはじめ、ローレン
ツ、ディッキー、デンヒ、ゴルツなど、ウィーンの名歌手たちが参加して
いる。

ANDANTE−3050  2枚組  \6500(初回プレス特価)
※初回プレスが無くなり次第、通常価格\7800になります
アルバン・ベルク:歌劇「ルル」2幕版(1968)
ルル:アニア・シリア(S)
猛獣使い:ゲルト・ニーンシュテット(Bs)
シェーン博士:エルンスト・グートゥシュタイン(Br)
アルヴァ(作曲家):ワルデマール・クメント(T)
画家ヴァルター:ウィリアム・ブランケンシップ(T)
衛生顧問官:ハンス・ブラント(語り)
シゴルヒ(老人):ハンス・ホッター(Bs-Br)
劇場支配人:マンフレッド・ユンクヴィルト(Bs)
劇場の衣裳係:ヒルデ・コネッツニー(A)
公爵:マリオ・グッジア(T)
ゲシュヴィッツ伯爵令嬢:マルタ・メードル(S)
ロドリーゴ(力技者):オスカー・ツェルヴェンカ(Bs)
ギムナジウムの学生:ロハンジス・ヤハミ(A)
従僕:ハインツ・ツェトゥニク(T)
指揮:カール・ベーム
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン国立歌劇場管弦楽団  
1968・12・16、ウィーン国立歌劇場ライヴ録音
音源:ORF、ウィーン国立歌劇場アーカイヴ
今回初めてCD化された「ルル」は、ベームが名実ともにオーストリア音楽総
監督にふさわしい活躍をしていた1968年、彼の最もゆかりの深いオペラハウ
スであるウィーン国立歌劇場におけるライヴで、音源はORF、ウィーン国立
歌劇場アーカイヴ。ベルリン・ドイツ・オペラでのグラモフォン録音と同年
のライヴだが、最高のルル役として有名だったシリアをはじめ、ホッター、
ニーンシュテット、クメント、ユングヴィルトなどに加え、往年の名歌手コ
ネッツニーやメードルも脇役として参加しているなど最高のキャスティング
によるもの。

ANDANTE−4090  3枚組 \6950
ロストロポーヴィチ=ロンドン響、ショスタコーヴィチ・フェスティヴァル
・ライヴ(1998)
ショスタコーヴィチ(1906-1975)
<CD-1>
アダージョ断章1934年
交響曲第4番 ハ短調 Op.43
<CD-2>
5つの断章 Op.42 
交響曲第15番 イ長調 Op.141
<CD-3>
ロストロポーヴィチの半生-ジョン・トランスキーとの対話(日本語訳は付
きません)
子供時代、そして若い頃
ショスタコーヴィチとのモスクワ音楽院時代
プロコフィエフ:想い出と交流
ヴァツラフ・ターリヒとドヴォルザークのチェロ協奏曲
ブリテン:想い出と交流
指揮そしてロンドン交響楽団との関係
ムスチスラフ・ロストロポーヴィチ指揮
ロンドン交響楽団
ロンドン、バービカン・センター
CD1、CD2 1998年2月26日、
CD2-1998年10月28日、
CD3 2002年1月、ロンドン
音源:ライヴ録音 BBC
ショスタコーヴィチの音楽について作曲者との討論
ソ連からの追放とショスタコーヴィチ「ムツェンスクのマクベス夫人」の録音
ショスタコーヴィチ:想い出と交流
ソビエトの政党を批判してプラウダ紙へ宛てた手紙
「ショスタコーヴィチの交響曲はロシアの歴史そのもの」と語るロストロポ
ーヴィチ。指揮者としての彼と最も厚い信頼関係で結ばれているロンドン響
と1998年に行ったショスタコーヴィチ・フェスティヴァルのライヴ録音。4
番、15番の2つの交響曲、また4番とほぼ同時期に作曲された「アダージョ
断章」と「5つの断章42」という、これまであまり演奏されていない管弦楽
曲も収録されており、ロストロポーヴィチならではの熱演がショスタコーヴィ
チの音楽の魅力を鮮明に表現している。3枚目にはロストロポーヴィチとジョ
ン・トランスキーとの対話による「ロストロポーヴィチの半生」が収録され、
約30年に及ぶショスタコーヴィチとの交流をはじめ、プロコフィエフ、ブリ
テンなどとの交流や思い出を中心に子供時代からの波乱に富むダイナミック
な活動が語られている。ロストロポーヴィチ・ファンはもちろん、ショスタ
コーヴィチ・ファンにも時代の証言者として貴重なアルバム。
 
<ヴェネチア レーベル> ご予約締切日 7月19日
CDVE 03214  \1350
ブルックナー:交響曲第9番 1980年1月30日
ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィル
※解説はロシア語のみです。ジャケットは英語と併記。

CDVE 03217  \1350
ショスタコーヴィチ:交響曲第13番
グロマツキー(Bass) 改訂版初演時のライヴ 1963年 モノラル
(15:00, 08:02, 10:44, 10:39, 11:50 の全5楽章)
カンタータ「われらの祖国に太陽は輝く」1965年 ステレオ
コンドラシン指揮モスクワ・フィル
※解説はロシア語のみです。ジャケットは英語と併記。





<モスクワ放送チャイコフスキー交響楽団 自主制作CD>
CSO 001     \1700
スヴィリドフ:作品集
管弦楽のための小三部作
吹雪(Snow Storm)
カンタータ「春」
映画音楽「Time Forward」組曲(全6曲)
フェドセーエフ指揮
モスクワ放送チャイコフスキー交響楽団
Yurlov State Academic Russian Choir
録音年月日は正確に記載がありませんが、コピーライト1994 モスクワ放送
と成っておりますので、1994年録音であると思われます。
このディスクに収録された曲はいずれもが映画音楽風で、情景が目に浮かぶ
わかりやすい様式でかかれた親しみやすい作品ばかりです。
形状はCDが上下2枚入る程のトール・サイズの紙ジャケット(1CDです)
※入荷数量が制限になる可能性がございます。その場合はご注文順で発送
させていただきますので、ご了承下さい(Goodies)。





<ALB>
ALB 11  \2180
ベートーヴェン:ピアノトリオ第7番「大公」
バーコード無し    メンデルスゾーン:ピアノトリオ第1番
カザルス・トリオ(カザルス、コルトー、ティボー)
録音:ベートーヴェン -1928年 、 メンデルスゾーン -1927年
   
ALB 12  \2180
ベートーヴェン:レオノーレ序曲第3番 
バーコード無し    ウェーバー:「魔弾の射手」序曲
シューマン:交響曲第1番「春」
フルトヴェングラー指揮ウィーン・フィル
録音:レオノーレ -1950年、ウェーバー&シューマン -1951年
LPからのリマスターリング故、全体をとおしてパチパチ音が聴かれます。
しかし、そのパチパチ音の奥から聴こえる自然でつややかな原音を
是非お聴きください。これがこのレーベルの特徴です。





<Archipel>
ARPCD 0231  \950
1954年11月29日プッチーニ没後30年記念コンサート
「ジャンニ・スキッキ」から Ah, che zucconi 他
「ラ・ボエーム」から 私の名はミミ、冷たい手を 他
「蝶々婦人」から ある晴れた日に
「トゥーランドット」から Non piangere Liu
「西部の娘」から Minnei, della miacasa
「マノン・レスコー」から 捨てられて、ひとり寂しく 他
レナータ・テバルディ、ジュゼッペ・ディ・ステファノ、
ジュゼッペ・タッデイ
アルベルト・パオロッティ指揮ローマRAI交響楽団
トラック1に 1912年ニューヨークにおけるプッチーニ他のインタビュー
を収録(2分27秒)
   
ARPCD 0235  \950
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第5番「幽霊」
ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番
1953年8月8日ザルツブルク
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番
1952年6月18日トリノ
エドヴィン・フィッシャー(Pf)
ヴォルフガング・シュナイダーハン(Vn)
エンリーコ・マイナルディ(Vc)
   
ARPCD 0236  \950
マルタ・メードル(Sop) 放送用&スタジオ録音集
ベートーヴェン:「フィデリオ」から Abscheulicher, wo eilst du him?
ワーグナー:「神々のたそがれ」から Starke Scheite
アルトゥール・ローター指揮ベルリン国立歌劇場管弦楽団 1952年
ヴェルディ:
「マクベス」から La luce langue, Una macchia e qui tutt'ora
ヴェルディ:「ドン・カルロ」から O don fatale
ビゼー:「カルメン」から L'amour est un oiseau rebelle, Card trios
イッセルシュテット指揮NDR交響楽団 1952年
ムソルグスキー:「ボリス・ゴドノフ」から
Skuchno marynie, O kak tomitel'no I vyalo
ヴィルヘルム・シュヒター指揮NDR交響楽団 1950年
マルタ・メードル(Martha Modl)
1951年戦後第一回からバイロイト音楽祭に出演し、ワーグナー・ソプラノ
として名高い。メゾ・ソプラノからスタートしドラマティック・ソプラノの
役まで手がけたドイツのソプラノ歌手。





<Carus>
83.154  \1850
マックス・レーガー:合唱曲集 Vol.1
8つの宗教合唱曲 Op.138、 3つのモテット Op.110
ハンス・クリストフ・ラーデマン指揮
ハンブルクNDR合唱団 2003年録音
   
83.155  \1850
マックス・レーガー:合唱曲集 Vol.2
3つのコラール Op.79g、7つの教会合唱曲、12のドイツ教会唱歌
ハンス・クリストフ・ラーデマン指揮
ハンブルクNDR合唱団 2003年録音
レーガー (Max Reger: 1873-1916)
   
83.156  \1850
ブクステフーデ:”甘き喜びのうちに” 合唱曲集
甘き喜びのうちに Bux WV.52
主に新しき歌を歌え(カンターテ・ドミノ) Bux WV.12
新たに生まれし御子 Bux WV.13 、 ハレルヤ Bux WV.43  他
Holger Speck指揮 
ラスタット・ヴォーカルアンサンブル&古楽器アンサンブル
2003年録音

83.162  \1850
ドレスデンのヨハン・ゲオルグ・ピセンデル
ピセンデル(Johann georg Pisendel: 1687-1755)
当時最高のヴァイオリン奏者でありドレスデンで活躍したピセンデルの作品と
同時期において活躍した有名無名の作曲家のヴァイオリン・ソナタ集
Johann Georg Pisendel (1687-1755)
Johann David Heinichen (1683-1729)
Johann Adolf Hasse (1699-1783)
Wilhelm Friedemann Bach (1710-1784)
上記の作曲家による8作品中7作品が世界初演のCD化
マルティナ・グラウリッヒ(バロック・ヴァイオリン)
&アンサンブル(バロック・チェロ、ギター、リュート、ハープシコード) 
2003年録音
   
83.163  \1850
コルネリウス:”永遠の生命をわれらに与えたまえ”合唱曲集
レクイエム、  悲しみの合唱曲 Op.9
Liebe Op.18 1-3、 4つの宗教合唱曲 Op.11
バッハの鍵盤楽曲を主題とした合唱曲 Op.13  他
Georg Grun指揮 ザールブリュッケン室内合唱団   2003年録音
   
27.041/99  \1850
ヨハン・エルンスト・エベルリン(1702-1762):教会音楽
Johann Ernst Eberlin: ミサ Nr.34、  レクイエム Nr.8
ユルゲン・レッテンマイヤー指揮
ヒストリカル・インストロメンツ”La banda”
グンツブルグ・カメラータ・ヴォーカル
2002年録音 世界初演のCD化
 
<RICERCAR>
RIC236  \2080
レグレンツィ:
ヴィオール四重奏のためのソナタ 第6番
死者のための通常文(怒りの日)
第2旋法によるリチェルカーレ
モテット「天使は我らとともにあり」
ヴィオール四重奏のためのソナタ 第5番
モテット「主はためいきをつかれた」
スーザン・ハミルトン(S)
アルノー・マルツォラーティ(Bs)
ケネス・ヴァイス(Org)
リチェルカール・コンソート
指揮:フィリップ・ピエルロ
録音:2000年4月、ブラ
サン・マルコ大聖堂の楽長を務めたヴェネツィア楽派の作曲家で、またヴィ
ヴァルディの師としても知られるジョヴァンニ・レグレンツィ(1626-1690)
の器楽曲と声楽曲を収録したアルバム。2曲のヴィオール四重奏曲は当時、
ウィーン宮廷での職を熱望していたレグレンツィがレオポルド1世に献呈し
たソナタ集「ラ・チェトラ」(1673年刊)の中に含まれる作品。「怒りの日」
はパリの国立図書館から発見されたソロと8声の合唱、3声のヴィオールと
通奏低音のために作曲された規模の大きな作品。いつ誰のために作曲された
のかは不明ですが、彼のオペラやオラトリオを思わせる充実した内容の佳品
です。ガンバの名手、フィリップ・ピエルロ率いるリチェルカール・コンソー
トの演奏で、ヴィオール四重奏には上村かおりも参加しています。

RIC239  \2080
トゥンダー:オルガン作品集
コラール幻想曲「キリストは死の絆につかせたまえり」/
前奏曲 第4番 ト長調/
コラール幻想曲「主よ、汝によりてわれ希望をもてり」/
前奏曲 第2番 ト長調/カンツォーナ ト長調/
コラール前奏曲「われらの救い主、イエス・キリスト」/
前奏曲 第3番 ト長調/
コラール前奏曲「来たれ聖霊、主なる神」/
コラール前奏曲「真の神の御子、イエス・キリスト」/
前奏曲 ヘ長調/コラール幻想曲「わが愛する神に」/
コラール前奏曲「主なる神よ、われら汝をたたえん」
ベルナール・フォクルーユ(Org)
録音:2001年4月、6月、ロスキルデ、2003年5月、ノルデン
フランツ・トゥンダー(1614-1667)はスヴェーリンクの流れを組む北ドイツ
楽派のオルガニスト兼作曲家。リューベックの聖マリア教会のオルガン奏者
を務めました。ノルデン・ルートゲリ教会とロスキルデ大聖堂の17世紀の歴史
的オルガンを演奏に使用しています。





<FUGA LIBERA>
FUG502  \2080
ファッシュ:管弦楽組曲集
3つのオーボエ、ファゴット、弦楽と通奏低音のための組曲 ト短調
2つのオーボエ、ファゴット、弦楽と通奏低音のための組曲 ニ短調
3つのオーボエ、ファゴット、弦楽と通奏低音のための組曲 ト長調
イル・フォンダメント
Ob&指揮:ポール・ドンブレヒト
録音:2004年2月、アルデン・ビーセン
大バッハやヘンデルと同時代に活躍したヨハン・フリードリヒ・ファッシュ
(1688-1758)の作品。ここに収録された3曲の管弦楽組曲(序曲)は、大バッ
ハの著名な作品と同様、様々な舞曲を組み合わせたもので、当時流行していた
フランス様式とイタリア様式の融合が見られます。ファッシュの作品について
はまだ研究があまり進んでいませんが、この3作品は、当時優秀なオーケスト
ラとして知られていたダルムシュタットとドレスデンの宮廷楽団を想定して
かかれたもののようです。ライプツィヒ大学で法学を学んでいた頃から、学生
のオーケストラ(そのメンバーには名手として名を馳せたピセンデルやハイ
ニヒェンがいたそうです)を組織して師のクーナウと張り合っていたファッ
シュらしく、これらの作品も演奏効果が十分に考えられた熟達したもので、大
変聴き応えのあるものになっています。イル・フォンダメンテルはバロック
・オーボエの名手ドンブレヒトによって1989年に結成されたベルギーの古楽
アンサンブルです。   





<TELARC>
CD80644  \1350
美しきトスカーナ
プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」-私のお父様
プッチーニ:「ボエーム」-私が町を歩くと
レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲-イタリアーナ
レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア 第2組曲-田舎風の踊り
ガブリエリ:ソナタ 第13番
ヴィヴァルディ:協奏曲 ホ長調 「春」 作品8-1-アレグロ
ヴィヴァルディ:協奏曲 ト短調 「夏」 作品8-2-アレグロ
レスピーギ:組曲「鳥」-ナイチンゲール
レスピーギ:組曲「鳥」-カッコー
レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲-シチリアーナ
プッチーニ:「ボエーム」-冷たき手を
プッチーニ:「蝶々夫人」-ハミング・コーラス
アルビノーニのアダージョ
ヴィヴァルディ:マンドリン協奏曲 ハ長調-アダージョ
ヴェルディ:「椿姫」-プロヴァンスの海と空
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
シンシナティ・ポップス・オーケストラ
指揮:エリック・カンゼル
ローザンヌ室内管弦楽団
指揮:ヘスス・ロペス=コボス
エンパイア・ブラス
ヨランダ・コンドナシス(Hp)
イ・フィアミンギ/指揮:ルドルフ・ヴェルテン
アトランタ交響楽団/指揮:ルイス・レーン
アンヘル・ロメロ(G)
フェルナンド・デ・ラ・モーラ(T)
ウェールズ・ナショナル・オペラ管弦楽団
指揮:チャールズ・マッケラス
メイ・フェスティヴァル・コーラス
ポール・パターソン(マンドリン)
トスカーナ地方(中部イタリア)にゆかりの深い作曲家や作品を集めたコンピ
レーション。いずれも既発売の音源から採られています。トスカーナの美しい
風景が目の前に広がるような心地よい音楽があなたを癒しの旅へと誘います。
疲れたときの清涼剤的ヒーリング系CD。

SACD60598(SACD-Hybrid)  \3300
ギター・ヒーローズ
イカルス(ラルフ・タウナー)/B&B(ノーマン・ブレイク&デヴィッド・ブロン
バーグ)/ウィー・ノウ・ユー・ノウ-マハヴィシュヌの夢想(ジョン・マクラ
フリン)/プラック・ストラム・アンド・ハンマー(ジミ・ヘンドリックス)/
レター・フロム・ホーム(パット・メセニー)/ウアレケナ(アサド・デュオ)
/ムード・フォー・ア・デイ(スティーブ・ハウ)/ジプシー・フラワー(ジャ
ンゴ・ラインハルト)/ポップ(デュアン・ヨーク)/ルイス・アロンソの舞踏
会(ロス・ロメロス)/ラメント・アンド・ウェイク(マイケル・ヘッジス)
/レッツ・ビー・フランク(フランク・ザッパ)/
ブルー・エコー、カントリー・ジェントルマン(チェット・アトキンス)
ロサンゼルス・ギター・クァルテット
録音:2003年12月、ロサンゼルス

SACD60634(SACD-Hybrid)  \3300
サン=サーンス:
交響曲 第3番 ハ短調 作品78 「オルガン付き」
ランス・オルガン小品集
ルイ・クープラン:シャコンヌ ト短調
デュプレ:カリヨン 作品27-4
ジグー:スケルツォ
フランク:英雄的小品
ヴィドール:交響曲 第5番-トッカータ
J.S.バッハ(デュプレ編曲):カンタータ 第29番-シンフォニア
ヴィエルヌ:交響曲 第1番 作品14-終曲
デュプレ:ミュゼット 作品51
ルマン:ファンファーレ
マイケル・マレイ(Org)
フィラデルフィア管弦楽団/指揮:ユージン・オーマンディ

SACD60641(SACD-Hybrid)  \3300
ヴォーン・ウィリアムズ:タリスの主題による幻想曲
バーバー:弦楽のためのアダージョ
フォーレ:パヴァーヌ 作品50
ヴォーン・ウィリアムズ:グリーンスリーヴズによる幻想曲
パッヘルベル:カノン ニ長調
チャイコフスキー:弦楽セレナード ハ長調 作品48
グレインジャー:デリー州のアイルランド民謡(ダニー・ボーイ)
セントルイス交響楽団
指揮:レナード・スラットキン

SACD60639(SACD-Hybrid)  \3300
ホルスト:
吹奏楽のための組曲 第1番 変ホ長調 作品28-1
吹奏楽のための組曲 第2番 ヘ長調 作品28-2
ヘンデル:王宮の花火の音楽
レオ・アルノー:3つのファンファーレ-オリンピック・テーマ
カール・キング:バーナムとベイリーのお気に入り
ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲
スーザ:行進曲「星条旗よ永遠なれ」
ヴォーン・ウィリアムズ:イギリス民謡組曲
グレインジャー:リンカーンシャーの花束/羊飼いのヘイ
クリーヴランド・シンフォニック・ウィンズ
指揮:フレデリック・フェネル


●NEW MID LINE
※カタログNO.の変更はありません。
CD80125     \1350
ウォルトン:
交響曲 第1番 変ロ短調
戴冠式行進曲「王冠」/戴冠式行進曲「宝玉と王の杖」
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:アンドレ・プレヴィン

CD80146     \1350
スター・トラックス2
「スーパーマン」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「スター・トレック」
「スター・トレック2」「スター・トレック4」「スペース・キャンプ」
「コクーン」「スペース・バンパイア」「スター・ウォーズ3-ジェダイの
復讐」「ライト・スタッフ」
シンシナティ・ポップス・オーケストラ
指揮:エリック・カンゼル

CD80313     \1350
ピアノ・クラシックス
ベートーヴェン:エリーゼのために
ラフ:糸を紡ぐ女 作品157-2
ショパン:夜想曲 第2番 変ホ長調 作品9-2
ショパン:夜想曲 第19番 ホ短調 作品72-1
ショパン:前奏曲 第15番 変ニ長調 作品28-15 「雨だれ」
ショパン:ワルツ 第7番 嬰ハ短調 作品64-2
グリーグ:夜想曲 ハ長調 作品54-4
マクダウェル:野ばらに寄す 作品51-1
シベリウス:ロマンス 変ニ長調 作品24-9
メンデルスゾーン:スケルツォ ホ短調 作品16-2
ラフマニノフ:メロディー ホ長調 作品3-3
スクリャービン:左手のための夜想曲 変ニ長調 作品9-2
サティ:ジムノペディ 第1番
シューマン:トロイメライ 作品15-7
ブラームス:ワルツ 第15番 変イ長調 作品39-15
モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第11番 イ長調 K.331-トルコ行進曲
ドビュッシー:ベルガマスク組曲-月の光
ドビュッシー:アラベスク 第1番 ホ長調
ジョン・オコーナー(P)

CD80640     \1350
チャイコフスキー:
大序曲「1812年」 作品49/イタリア奇想曲 作品45
歌劇「マゼッパ」-コサックの踊り
ベートーヴェン:
ウェリントンの勝利 作品91
リスト:
交響詩「フン族の戦い」/ハンガリー突撃行進曲
シンシナティ交響楽団
指揮:エリック・カンゼル







<DELOS>
DE3335  \2080
ジョウ・ロン:
テイルズ・フロム・ケイヴ/ヘン/ヴァリー・ストリーム/
シクルーデッド・オーキッド/
ファイヴ・エレメンツ
ミュージック・フロム・チャイナ・アンサンブル
指揮:ジョウ・ロン
ジョウ・ロンは1953年に北京に生れた中国の作曲家。西洋のクラシック音楽と
中国の伝統音楽をミックスさせた作風。作品がプロムスで演奏されるなど、近
年、欧米でも注目を集めています。ミュージック・フロム・チャイナ・アンサ
ンブルはジョウ・ロンが結成した中国の伝統楽器を含むアンサンブルで、これ
までカーネギー・ホールやリンカーン・センターでも公演を行い、好評を得て
います。

DE3313  \2080
ショスタコーヴィチ:歌曲全集 Vol.4
風刺 作品109/春よ春 作品128/カンタータ「反形式主義的ラヨーク」/
映画音楽の中の歌曲集
ヴィクトリア・エフトディーエワ(S)
リュドミラ・シキルティル(Ms)
ミハイル・ルコーニン(B)
フョードル・クズネツォフ(Bs)
ユーリ・セーロフ(P)
サンクトペテルブルク・ユース室内合唱団
指揮:ユーリア・フトレツカヤ
ロシアの声楽家たちによるショスタコーヴィチ歌曲全集の第4集。体制風刺の
毒に満ちた問題作の「ラヨーク」をメインに、サーシャ・チョルヌイのテキ
ストによる「風刺」、プーシキンの詩による抒情的な「春よ春」と、映画のため
に書かれた歌を収録しています。





<DORIAN>
DIS80101  \2080
※再発売
アントニオ・エステベス:
カンタータ・クリオージャ「フロレンティーノ、悪魔と歌う者」
ヴィラ=ロボス:ショーロス 第10番
イドワー・アルバレス(S)、ウィリアム・アルバラード(B)
スコラ・カントールム・デ・カラカス
シモン・ボリバール大学合唱団
ベネズエラ・シモン・ボリバール交響楽団
指揮:エドゥアルド・マータ
「フロレンティーノ、悪魔と歌う者」は、南米ベネズエラの作曲家アントニオ・
エステベス(1916-1988)の3部からなるカンタータ。同国の詩人、アルベルト
・アルベロ・トレアルバの民間伝承に基づく詩「フロレンティーノと悪魔」を
テキストにした民族的色彩の強い作品です。   

DOR90121  \2080
チェコ・ミニアチュア・マスターピース
スーク:牧歌 ヘ短調 作品7-4
スーク:牧歌 ヘ長調 作品7-4
ドゥセク:ピアノ・ソナタ 変ロ長調-プレスト
ミスリヴェチェク:メヌエット ニ長調
ヴァニュハル:ソナチネ 作品2-1-アレグロ
スメタナ:スケルツォ・ポルカ 作品5-1
ドゥシーク:四旬節のメヌエット
ヴォシーシェク:ロンド 作品18-1
ヴォシーシェク:即興曲 作品7-1
ドヴォルザーク:ワルツ イ長調 作品54-1
ドヴォルザーク:古い城で 作品85-3
ドヴォルザーク:影絵 嬰ハ短調 作品8-12
フィビヒ:詩曲 作品41-4-14
キミリチカ:5つの前奏曲
ヤナーチェク:草陰の小道を通って-散りゆく葉
マルティヌー:ポルカ イ短調
マルティヌー:ポルカ ヘ長調
スーク:愛の歌 作品7-1
アントニン・クバレーク(P)
チェコ出身のベテラン・ピアニスト、クバレークによるボヘミア(チェコ、スロ
ヴァキア、モラヴィア)のピアノ小品集。バロックから現代まで、ボヘミアの民
族色が表現された親しみやすい作品を集めています。   

DOR90181  \2080
ショーソン:交響曲 変ロ長調 作品20
イベール:交響組曲「寄港地」/ディヴェルティスマン
ダラス交響楽団
指揮:エドゥアルド・マータ
1995年に50代前半の若さで惜しまれつつ世を去ったメキシコ出身の熱血指揮
者、マータの遺産のひとつ。1977年から死の前年まで音楽監督を務めていたダ
ラス交響楽団を指揮したフランス近代音楽の逸品です。   

DOR90194  \2080
シューマン:ピアノ四重奏曲 変ホ長調 作品47
ブラームス:ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 作品25
エイムス・ピアノ四重奏団
エイムス四重奏団はアイオワ州立大学の音楽部の卒業生によって結成された
オリジナルのピアノ四重奏団。1976年の結成以来、四半世紀以上の活動歴を誇っ
ています。   

DOR90237  \2080
パガニーニ:ギターと弦楽のための作品集
ギターと弦楽のための四重奏曲 第15番 イ短調
ヴァイオリンとギターのためのカンタービレ ホ長調
ヴァイオリンとギターのための協奏的ソナタ イ長調 作品61
ギター、ヴィオラとチェロのための協奏的三重奏曲 ニ長調 作品68
ジュリアン・グレイ(G)
ディアス・トリオ
〔デイヴィッド・キム(Vn)、ロベルト・ディアス(Va)、アンドレス・ディア
ス(Vc)〕
アメリカの演奏家たちによるパガニーニの室内楽作品集。ギターを中心に様々
な楽器の組み合わせが楽しめる一枚です。

DOR90251  \2080
リスト:ヴァイオリンとピアノのための作品集
ハンガリー戴冠ミサからのベネディクトゥスとオフェルトリウム
ラフォンのロマンス「船乗り」による協奏的大二重奏曲
忘れられたロマンス
巡礼の年 第2年-イタリア-婚礼
3人のジプシー
エドゥアール・レメーニの結婚式のための祝婚曲
エレジー
ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調
レイチェル・バートン(Vn)
トーマス・ラーベ(P)
未出版の作品の世界初録音を含むリストのヴァイオリンとピアノのための作品
(全?)集。ヴァイオリンのバートンは、エリーザベト王妃、クライスラー、パ
ガニーニなどのコンクール入賞歴を持つシカゴ出身の若い女流ヴァイオリニ
スト。なお、「婚礼」と「ハンガリー狂詩曲」の2曲はピアノ・ソロによる演
奏です。   





<ARBITER>
ARB142  \1980
シャリアピン・エディション Vol.5:
アメリカ&イギリス録音 1921-23
シューマン:二人の擲弾兵
ケーネマン:王が戦場に赴いた時
グリンカ:真夜中の閲兵
ベートーヴェン:この暗い墓場で
ムソルグスキー:トレパーク
ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」-カザンの街で(ヴァルラームの歌)
ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」-わが子よ、さらば(ボリスの別れ)
ロッシーニ:「セビリャの理髪師」-かげ口はそよ風のように
ナドソン:夢
ヴェルディ:「ドン・カルロ」-ひとりさびしく眠ろう
ケーネマン:王が戦場に赴いた時
リムスキー=コルサコフ:「サトコ」-ひどく険しい岩山に向かって(商人の歌)
民謡:ヴォルガの舟歌
ムソルグスキー:
「ボリス・ゴドゥノフ」-「汝、主なる父よ」(ピーメンのモノローグ)
ヴェルディ:「ドン・カルロ」-ひとりさびしく眠ろう
ベッリーニ:「夢遊病の女」-ああ、再び見るなつかしい眺め
ボーイト:「メフィストーフェレ」-ごきげんよう、主よ(プロローグ)
民謡:やあ、ワーニカ
ボロディン:「イーゴリ公」-公よ、お楽しみか(ガリツキー公の歌)
ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」-私は最高の権力を得た
フョードル・シャリアピン(Bs)
管弦楽伴奏
指揮:パーシー・ピット、ジョセフ・パスターナック
ジョージ・W.ビング、ユージン・グーセンス
録音:1921年10月、ヘイズ、1922年1月、ニューヨーク
1922年9月、ヘイズ、1922年10月、ヘイズ
1922年11月、キャムデン、1923年6月、ヘイズ
ヴラディーミル・グルヴィチ氏のコレクションによるシャリアピンの全録音
シリーズの第5集。今作は1920年から1923年にかけて英国とアメリカで録音
された音源(ビクターによるアコースティック録音)を集大成しています。
未発表音源も含みます。
 
<Arcana>
A421  3枚組  特価  \4360
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685−1750):
無伴奏チェロ組曲全集(第1番-第6番)&ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロ
のためのソナタ全集(第1番-第3番)
【CD1】
無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV.1007
無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調BWV.1008
無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調BWV.1009
【CD2】
無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調BWV.1010
 無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調BWV.1012
【CD3】
無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調BWV.1011
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第1番ト長調BWV.1027*
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第2番ニ長調BWV.1028*
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第3番ト短調BWV.1029*
ヴォーラント・クイケン(チェロ、チェロ・ピッコロ、ヴィオラ・ダ・ガン
バ)、ピート・クイケン(チェンバロ)*〔2001-2002年録音〕
1938年ベルギーのブリュッセル近郊に生まれ、有名なクイケン兄弟の長男
(次男シギスヴァルト〔ヴァイオリン〕、末弟バルトルド〔トラヴェルソ〕)
として「古楽界に君臨する法王」とでも形容したくなるほどの威厳をそなえ、
多くの尊敬を集めるヴィーラントだが、その長大なキャリアを辿ってみても、
ことバッハの無伴奏組曲の録音となると、なぜかポッカリ穴があいたように
抜け落ちているのを、多くの人が不自然に感じていただろう。
クイケン・アンサンブルの一員として、ラ・プティット・バンドのコア・メ
ンバーとして、数え切れないほどのバッハ演奏を行ってきたであろうヴィー
ラントだが、弟のシギスヴァルトが無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティ
ータだけでも2回全曲録音したのに比べると、ヴィーラントは無伴奏チェロ
組曲にまったく手を出さずで(ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタに関してはア
ナログ時代に一度録音があるが)、兄弟でありながら、その姿勢は極端な対
照を示していた。しかし、その均衡が破られる日が遂にきた。それも、思い
がけなくも仏アルカナ・レーベルから、思いもがけないような形で...。
ヴィーラントは今回のブックレットの中で「無伴奏チェロ組曲をバロック・
チェロで演奏することの意味がわからないわけでは決してないが、今の自分
にとって"私のアマティ"で弾くのが最も楽しいことなのだ」と言い切ってい
る。3人兄弟の中で最も内省的、まさに「古楽の求道者然」としていたヴィ
ーラントが、40年にも及ばんとする試行錯誤を経て、遂に世に問うバッハの
無伴奏組曲が、周囲もあっと驚くモダン楽器によるアプローチ。まさにヴィ
ーラントの悟りの境地を反映したもの、といっても決して大げさではないだ
ろう。
ヴィーラントの2人の息子たちによるサポート
無伴奏チェロ組曲の第6番は現存しない5弦の「ヴィオラ・ポンポーゾ」が指
定されており、常にその処理が問題になる曲集だが、ヴィーラントがここで
用いたのは息子フィリップが2001年に作ったチェロ・ピッコロ。東京で弦楽
器工房を営むフィリップ氏に直接訊ねたところによれば、「チェロ・ピッコ
ロ」さえ現存しているものに完全なものはなく、名器のレプリカを作ろうと
思っても、手本がないため作りようがないという。そのため、今回用いられ
たチェロ・ピッコロは当時の資料から離れ自由な発想で作ったものだという。
その考え方はヴィーラントの今回の演奏ポリシーとも見事なまでに一致する。
3曲のガンバ・ソナタはヴィーラントにとってレオンハルトとの共演盤(DHM)
以来、約30年ぶりの再録音となる(普通だったらそれだけでもビッグ・ニュ
ースのはず!)。チェンバロを担当するのはピート・クイケン。彼もヴィー
ラントのもう一人の息子である。





<Simax>
PSC1184  \2180
クリティカル・エディションによるベートーヴェン管弦楽作品全集 Vol.6
ベートーヴェン:
交響曲第6番ヘ長調《田園》Op.68
《レオノーレ》序曲第1番Op.138
《レオノーレ》序曲第2番Op.72
《レオノーレ》序曲第2番Op.72a
トマス・ダウスゴー(指揮)、スウェーデン室内管弦楽団
前作第5集(ピアノ協奏曲第3番&三重協奏曲)から2年ほど間隔が開いたが、
クリティカル・エディションによるベートーヴェン全集の第6弾となるディス
ク。ベーレンライターやヘンレの最新校訂版の成果を生かし、今最も研ぎ澄ま
されたベートーヴェンを聴かせてくれるコンビの《田園》だけに、大変大きな
期待が集まることになろう。





<hyperion>
CDA67469  \2080
チャールズ・アイヴズ:
ピアノ・ソナタ第2番《マサチューセッツ州コンコード1840-1860
(コンコード・ソナタ)》Op.19  
サミュエル・バーバー:ピアノ・ソナタOp.26
マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)、
ジェイミー・マーティン(フルート 〔コンコード・ソナタの第4楽章のみ〕)
アムランがカーネギー・ホール国際ピアノ・コンクールで優勝したのが1985年、
前回のNew Worldでの録音はそのわずか2年後のものだったから、《コンコード
・ソナタ》はアムランがキャリア初期からレパートリーに組み入れている曲
である。旧録音ではピアノのみのヴァージョンを用いていたが、今回は4楽章
にオプションのフルートが加わる版が用いられている(フルート奏者はジェ
イミー・マーティン:ヨーロッパ室内管とASMFの首席奏者)。
このソナタ、レノーア・パーセルが1920年から29年にかけて楽章ごと別々に
初演した後、39年にジョン・カークパトリックが10年もの準備期間を経て全4
楽章を通して初演。その後48年に米Columbiaがカークパトリックの演奏を録音
し発売、何ヶ月にもわたるベストセラーを記録したという。カークパトリッ
クはステレオ時代に再録音も行っている。大変な難曲だが、それがアイヴズ
の代表作のひとつとして急速に認められたのは、レコードという新時代のメ
ディアが大きく作用しているからに他ならない。バーンスタインがラジオ中
継されるコンサートでアイヴズの交響曲第2番を取り上げて大きなセンセー
ションを巻き起こしたのと同様、メディアを通じたアイヴズのポピュラリティ
ー向上を考える上で重要な出来事だ。
アイヴズが信奉する"超絶主義(マサチューセッツ州コンコードの4人の哲人
によって形成された、性善説に基づく宗教的・哲学的倫理)"を骨格に、複調、
クラスター、拍子なしのリズム…などアヴァンギャルドな要素と、ベートー
ヴェンの運命交響曲の動機、ハンマークラヴィア・ソナタの様式感とが細胞
となって生み出された有機生命体が《コンコード・ソナタ》。来るべき前衛
の幕開けを告げるターニング・ポイントとなった重要な作品だけに、これま
でにも腕に覚えがあるピアニストたちによって機会あるごとに取り上げられ
てきてはいる。しかし2度も録音を実施したのは、初演者カークパトリック
を除けばアムランしかいないはず。キャリア初期の段階から人間離れした超
絶技巧を誇ったアムランの、17年のさらなる進化が凝縮された演奏となるこ
と必至の話題作。大注目盤!

CDA67500  \2080
ロバート・シンプソン:
交響曲第11番
ニルセンの主題による変奏曲
マシュー・テイラー(指揮)、シティ・オヴ・ロンドン・シンフォニア
「ブルックナー交響曲第9番の1楽章以降、これほど大聖堂が荘厳な響きに満
ちたことはなかった」とまで言われるシンプソンの交響曲。ブルックナーと
ニルセンに影響を受けたと公言してはばからず、20世紀を生きた作曲家とし
ては時代錯誤とさえ思える重厚長大な交響曲を11曲も生み出したシンプソン。
その作品紹介にひとかたならぬ使命感を持ち続け、97年に作曲者が亡くなっ
てからは、「シンプソン協会」の設立に奔走したhyperionレーベルの創設者
テッド・ペリーも、2003年、ついに鬼籍に入ってしまった。このディスクは
そんなテッド・ペリーの思い出に捧げられている。
交響曲第11番はここで指揮をしているマシュー・テイラーが初演している。
彼もヴァーノン・ハンドリーと同様、シンプソンの作品紹介にひとかたなら
ぬ情熱を捧げる人物だ。

CDP12105  \2080
イギリスの賛歌第5巻 "たえなる道しるべの" 信仰と誓約の賛歌
The English Hymn - 5 'Lead, kindly Light' Hymns of Faith and Assurance
Guide me, O thou great Redeemer (CWM RHONDDA)
Great is thy faithfulness (FAITHFULNESS)
There's a wideness in God's mercy (CORVEDALE)
Breathe on me, Breath of God (CARLISLE) 
Saviour, again to thy dear name we raise (ELLERS)
The Lord's my shepherd (BROTHER JAMES' AIR)
Ye holy angels bright (DARWALL'S 148TH)
God be in my head
O Jesus, I have promised (WOLVERCOTE)
Tell out, my soul (WOODLANDS)
Lead, kindly Light (SANDON)
O for a thousand tongues to sing (LYDIA)
Blest are the pure in heart (FRANCONIA)
Gracious Spirit, Holy Ghost LAKE MACDONALD
We have a gospel to proclaim (FULDA)
Lord of all hopefulness (SLANE)
Firmly I believe and truly (SHIPSTON)
Jesu, the very thought of thee (ST BOTOLPH)
O God, you search me and you know me
Love divine, all loves excelling (BLAENWERN)
O thou who camest from above (HEREFORD)
Christ is made the sure foundation (WESTMINSTER ABBEY)
Thine be the glory (MACCABAEUS)
マルコム・アーチャー(ディレクター)
ウェールズ大聖堂聖歌隊
ロバート・ゴフ(オルガン)


<helios>
CDH55109  \1200
レア・ピアノ・アンコール
ロッシーニ:オッフェンバックの形式による小カプリース
ブゾーニ:
モーツァルト《ドン・ジョヴァンニ》のアリア〈おいで窓辺に、可愛い娘〉
に基づくセレナード
ガーシュウィン:プロムナード
レーガー:マリアの子守歌
グレインジャー:
楽しい鐘の音(J・S・バッハ《狩りこそがわが喜び》のアリア〈羊は安らか
に草をはみ〉に基づくフリー・ランブル)
ワーグナー:アルバムの綴り
フリードマン:ヴェニスの踊り
ラフマニノフ&シロティ:ロマンス変ホ長調Op.8-2
モシュコフスキ:ビゼー《カルメン》のアリア〈ジプシーの歌〉
リスト:忘れられたワルツ第4番S.215-4
ルービンシュタイン:ワルツ=カプリース
グリーグ:君を愛すOp.41-3
リスト:シューベルト《ウィーンの夜会》第6番イ長調
ブルックナー:思い出 変イ長調
リスト:
ドニゼッティ《ルチア》と《パリジーナ》の2つのモティーフによる奇想的
ワルツ
L・ハワード:クリスマスのパストラル
L・ハワード:カタラーニ《ワリイ》の追想
レスリー・ハワード(ピアノ)
hyperion CDA66090にいくつかのトラックを加えて廉価再発するもの。






<Cala>
CACD0538(2CDs price of 1)  \2080
ストコフスキ・バロック・マスターワークスを振る ――
【CD1】
アントニオ・ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集《四季》*
【CD2】
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル:オラトリオ《メサイア》ハイライト**
レオポルド・ストコフスキ(指揮)
*/**、ヒュー・ビーン(ヴァイオリン)*、
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団*、
シーラ・アームスロリング(ソプラノ)**、
ノーマ・プロクター(コントラルト)**、
ケニース・ボーエン(テナー)**、
ジョン・キャメロン(バス)**、
チャールズ・スピンクス(チェンバロ)*/**、
フィリップ・レッジャー(オルガン)**、
ロンドン交響楽団&合唱団**
録音は《四季》が1966年1月11日ロンドンの郊外ウェストハンプステッドにあ
るデッカ・スタジオ、《メサイア》が同年9月20日ロンドン・キングスウェイ
・ホールでの収録。今回の2枚組はストコフスキ協会創立25周年を記念しての
リリースで、2枚組で1枚分の価格となっている。
ブックレットの中でエドワード・ジョンソンが書いているように、ヴィヴァ
ルディの《四季》は、50年代中期ミュンヒンガーのLPが世界中で大ヒットし
たのを受けて、60年代にはカラヤン、ジュリーニ、オーマンディ、バーンス
タインなどのスーパー・スターを起用した、大規模編成の録音がブームとな
った。ストコフスキが録音を行ったのもそうした流れの一環だった。むしろ
バッハのオルガン作品の編曲ものがトレードマークだったストコフスキは、
バロック・ブームの中でのDeccaにおける「切り札」的な存在だったとも言え
る。編曲魔で知られるストコフスキだが、この演奏ではマリピエロが校訂し
たRicordiの実用演奏譜を用いている。しかしそのゴージャスで分厚いサウン
ドは先にあげたどの指揮者とも違う、ストコフスキならではのものだった。
ヴィヴァルディがまるでベルリオーズかチャイコフスキーのように、豪快な
響きで鳴りわたるのだ。そして各楽章の最後の音をさらに飛び抜けた大音量
で長く引っ張るタメの取り方など、ストコフスキのオルガン編曲にも共通す
る大見得の切りかたがファンにとってはたまらない。当時の名コンサート・
マスターで、後年ナショナル・フィルとの録音でもストコフスキを支えた
ヒュー・ビーンの端正なソロも発売当時から高く評価されているものである。
録音は2作品ともDeccaならではのPhase 4 Stereoによるハイファイ・サウン
ドもセールス・ポイントだった。《四季》は以前このシリーズでリリースさ
れた《シェラザード》同様、日本で何度も廉価盤での発売が繰り返されてき
た。しかし当ディスクの音源は、ロンドンのDecca本社にある、貴重なPhase
 4 Stereoオリジナル・マスター・テープから、ダイレクトでリマスタリン
グされたものである。今回のリマスター処理にも24bit/96KHzのハイビット
・テクノロジーが用いられており、音の生々しさは現行の国内盤(それにも
「オリジナル・マスターからCD化」の注意書きがある!)と比較してさえ、
全く違うほどの生々しさだと断言できる!





<Collegium>
CSCD304(2CDs price of 1)  \2080
ライト・オヴ・ザ・スピリット ――
【CD1(オリジナル番号COLCD125)】
グレゴリオ聖歌−光
ハリス:われらにもたらしたまえ、おお主なる神よ
ラウタヴァーラ:夕べの讃歌
ラフマニノフ:ヌンク・ディミッティス
バード:おお、祝福されし輝ける三位一体
ビンゲン:おお、きらめきく星の光
タリス:おお、光から生まれし光よ
タリス:光の消える前に
ラッター:光の創造者への讃歌
ウッド:めでたし、喜ばしき光
ホワイト:光であり日であるキリスト
ホルスト:ヌンク・ディミッティス
パレストリーナ:光であり日であるキリスト
ジョスカン・デ・プレ:ヌンク・ディミッティス
グレチャニノフ:めでたし、喜ばしき光
チャイコフスキー:スヴィエチェ・ティヒイ
パレストリーナ:祝福されし光の創造者よ
リゲティ:永遠の光
【CD2(オリジナル番号COLCD127)】
グレゴリオ聖歌−レクイエム・エテルナム
キエフ聖歌−死者のコンタキオン
シュッツ:死者は幸いなり
チャイコフスキー:選ばれた者は幸いなり
タヴナー:葬送のイコス
グレゴリオ聖歌−主イエス・キリストよ
ビクトリア:おお、なんという栄光
デイヴィス:詩篇121とレクイエム・エテルナム
ホルスト:夕べの見張り
黒人霊歌−連れ去りたまえ
パリー:古き信仰あり
おお、なんというライナウの賛美歌
バード:主に従う者の魂
黒人霊歌−深い川
グレゴリオ聖歌−天国で
ビンゲン:おお、まことの魂
シェパード:天の声を聞け
ハリス:天は美し
ケンブリッジ・クレア・カレッジ合唱団、
ティモシー・ブラウン(指揮)
COLCD125と127をセットにしたもの。2枚組1枚分価格。






<Musiques Suisses>
MGBCTS-M99  \2180
ユライ・フィラス(1955− ):
トロンボーンとピアノのためのソナタ《世紀末にて》(1997)
フランソワ・カタン(1972− ):
トロンボーンとソプラノのための《ペーテル・ノステル(主の祈り)》(2000)
ロベルト・シューマン(1810−1856):ロマンス第2番イ長調Op.94-2
ジャン=フランソワ・ミシェル(1957− ):
トロンボーンとピアノのための《イン・メモリアル》(1991)
フランソワ・カタン:トロンボーンとソプラノのための《復活》(2000)
ロベルト・シューマン:ロマンス第3番イ短調Op.94-3
ジャン=フランソワ・ミシェル:4つのトロンボーンのための《連祷》(1991)
フランソワ・カタン:
トロンボーンとソプラノのための《栄光の聖なる魂》(2000)
フランク・マルタン(1890−1974):
トロンボーンとピアノのための《バラッド》(1940)
アルテュール・オネゲル(1892−1955):
ピアノとトロンボーンのための《オマージュ ―― 演奏に立ち会えない作曲
家の悲しみをトロンボーンに託して》(1925)
フェルディナンド・ダヴィド(1810−1873)(インゴ・ルイス編):
コンチェルティーノ(トロンボーン四重奏とピアノ版)(1995)
ダヴィド・ブリュシェ(トロンボーン)、
アリアンヌ・ヘリング(ピアノ)、アントネッラ・ラッリ(ソプラノ)
ブリュシェはスイス生まれのトロンボーン・ソロイスト。地元ローザンヌの
音楽院で学んだ後、ニューヨークと、ベルリンのカラヤン・アカデミーでも
学んだ。1998年ジュネーヴ国際コンクールで2位(1位なし)など、国際コン
クール入賞歴多数。96年からチューリヒ歌劇場管弦楽団の首席奏者。ヨーロ
ッパの著名なオーケストラに協奏曲のソロイストとして登場する機会も多い
という。彼はモダン楽器でコンテンポラリー&アヴァンギャルド作品をこな
すのみならず、ピリオド楽器(バロック・トロンボーンなど)にも精通、そ
の方面で活躍もしているという。

MGBCTS-M88  \2180
ヤニス・クセナキス(1922−2001):
弦楽三重奏のための《イコール Ikhoor》(1978)
ミヒャエル・ロート(1976− ):
ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための《フェアインナールンク
verinnerrung》(2001/2002)
マルティン・イェジ(1978− ):
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスとピアノのための《シェブ
カ Schebka》(2001)
ジチャント・シェルシ(1905−1988):弦楽三重奏曲(1958)
ディーター・アンマン(1962− ):
弦楽三重奏のためのオマージュ《ゲヘルテ・フォーム Gehorte Form》(1998)
モンドリアン・アンサンブル
モンドリアン・アンサンブルはスイスの若手(全員1970年代生まれ)により
2000年に結成された。編成はピアノと弦楽三重奏(Vn-Va-Cello)となってい
る。クセナキスの《イコール》はアルディッティ・クヮルテット以来久々の
新録音となろう。弦楽三重奏といえども、脳髄を直接刺激するようなクセナ
キスならではのサウンドはアルディッティ以上にシャープで過激。

MGBCD6207  \2180
カール・グライス(1828−1887):
オラトリオ《サンクト・ガレン(聖ガル)》
テレサ・プラト(ソプラノ)、クラウディオ・ダヌザー(バリトン)、
ステファン・ランクル(テナー)、ミヒャエル・ハーグ(バス)、
マリオ・シュヴァルツ(指揮)、
サンクト・ガレン・コレギウム・ムジクム、オベルスルグ室内合唱団
世界遺産にも指定されている修道院のある街サンクト・ガレンは7世紀にロー
マへ巡礼に向かったアイルランドの修道僧ガルが開いたとされる。そのガル
を称えるオラトリオを書いたのが19世紀スイスの作曲家グライズ。サンクト
・ガレンの地元アンサンブルによる由緒正しき演奏。

MGBCD6208  \2180
アルペントーン 03' Alpentone - Ein Querschnitt durch das Festival
'03entone in Querschnitt durch das Festival '03
Totschna: "Suworoff - Marsch", Lager; Nikita Pfister mit Montferrine,
La Mi-Ete; Michel Godard: "Die Schwarze Madonna (Einsiedeln - Codex
121)", Ecce virgo, Le feu et l'eau; Roland von Flue mit Ribi Orchester:
 "Alpine Jazz Suite", Chilbi; Mike und Kate Westbrook: " Turner in
Uri", Jelly House; Shirley Anne Hofmann: "Euphoria", Euro Cha Cha Cha,
Alpenroeseli; Patricia Draeger; "Roseligarten", Schonste Obestarn;
Peter Waters: "Songlines", Von Gonten nach Hundwilerhohe I, Von Gonten
 nach Hundwilerhohe II; Strepitz: "Suns Naturai", Traditionell.
スイスの民謡フェスティヴァル。アルペン・ホルンなど、民族楽器も登場す
るが、すべてポップなアレンジが施されている。

MGBCD6210(2CDs) \4360
ルネ・ゲルバー(1908− ):歌劇《真夏の夜の夢》
声楽ソロイストたち、テオ・ローズリ(指揮)、ヌーシャテル交響楽団
メンデルスゾーン、ブリテンなど、多くの作曲家たちのイマジネーションを
刺激して止まないシェイクスピアの《真夏の夜の夢》を題材とした新たなオ
ペラ。ゲルバーはパリでデュカスやナディア・ブーランジェに学び、今年96
歳になるスイスの長老作曲家。この作品は73歳のときの作品。歌詞はフラン
ス語訳が用いられている。

MGBCD6211  \2180
メーリケの詩によるスイスの歌曲集 ――
ウィリー・ブルクハルト、フェリックス・ワインガルトナー、
パウル・ミュラー=チューリヒ、ヘルマン・ハラー、オスカー・ウルマー、
リヒャリト・フルーリー、ウィルヘルム・パウムガルトナー 他の歌曲
ティノ・ブリューチェ(テナー)、イヴォンヌ・トロクスラー(ピアノ)

MGBCD6212  \2180
テューリング・ブレム(1944− ):
4幕のミモペラ(ミニ・オペラ)《魔法のゴング》
声楽ソロイストたち、
ヨスト・メイヤー:中央スイス・ユンゲ・フィルハーモニー

MGBCD6213  \2180
ボリス・メルソン:四重奏のためのオデッセイOp.40
バルバラ・ヤズウィンスキ:ブルー・タンゴ
ハンス=マルティン・リンデ:ウィンド=シュピール
フェリックス・フーバー:木管のためのミニチュア
イェジー・デルフェル:ソナタ・イン・ブルー
フランシス・プーランク四重奏団〔デイヴィッド・セゲッツォ(オーボエ)、
ジャン=フランソワ・フィリップ(クラリネット)、ダニエル・ベスニア
(サクソフォーン)、マリー=テレーゼ・ヤン(バスーン)〕
珍しい編成の木管四重奏団。結成は1992年。

MGBCD6214  \2180
コントラスツ ―― グレゴリオ聖歌とジャズ・イン・ダイアログ
トマス・メジャー(サクソフォーン)、
ローランド・フォン・フリュー(サクソフォーン)、
ジョン・フォイロル(サクソフォーン)、
ルツェルン・スコラ・ロマーナ
グレゴリオ聖歌とサクソフォーン三重奏の融合。ECMの「オフィチウム」同様、
グレゴリアン&ジャズ・サクソフォーン・スタイルも定着してきた?






<New World>
80571  \2080
カレル・フサ(1921− ):
2つの前奏曲(1966) 
5つのポエム(1994)
リコレクションズ(1982)*
セレナーデ(1963)**
クインテット・オヴ・アメリカズ、
クインテット・オヴ・アメリカズ&デイヴィッド・オイ(ピアノ)*、
デイヴィッド・ギルバート(指揮)**、
クインテット・オヴ・アメリカズ&パースペクティヴス・アンサンブル**
フサは、吹奏楽作品(《プラハのための音楽1968》《この地球を神と崇める》
など)ばかりが極端に有名だが、これは木管五重奏(fl, ob, cl, hr, fg)
をベースとした室内楽曲集。《デレナーデ》では、木管五重奏に弦楽合奏が
加わる。





<Centaur>
CRC2640  \1880
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲断章ニ長調(第6番1楽章?)
ピアノ協奏曲ニ長調Op.61(作曲者自身によるヴァイオリン協奏曲からの編曲)
リネア・バーダーソン(ピアノ)、
ジョン・C・ミッチェル(指揮)、
ボフスラフ・マルティヌー・フィルハーモニック
60ページにおよぶスケッチからなるピアノ協奏曲(第6番)の断章は諸説ある
楽譜で、ベートーヴェンの真作だとする説や、ボヘミア=ハンガリーの作曲
家ヨハン・ヨゼフ・レスレル Johan Josef Roesler(1771−1813)の作だと
する説があって、まだ確定はしていない。ヴァイオリン協奏曲の作曲者自身
による編曲は有名で、他にも昔バレンボイムなどの録音があったが、新録音
で収録されるのはかなり久しぶりのこと。オリジナルのヴァイオリン協奏曲
にはベートーヴェン自身のカデンツァがなかったのに、このピアノ協奏曲に
はそれがあるので、ここからヴァイオリン協奏曲用のカデンツァを再編曲す
ることが最近流行っているようだ。

CRC2657  \1880
ヘンリ・ラザロフ(1932− ):
交響曲第4番《イン・セレブレーション》
バリトン、混声合唱と管弦楽のための交響曲第5番
リチャード・ゼラー(バリトン)、
ジェラード・シュヴァーツ(指揮)、シアトル交響楽団&合唱団
ヘンリ・ラザロフはモナコ国際作曲賞、ミラノ・スカラ座賞などを受賞。現
在カリフォルニア大学の名誉教授。

CRC2651  \1880
チェンバロでダンス ――
ハーバート・ハウエルズ(1892−1983):ランバートのクラヴィコードOp.41
ケント・ホリデイ(1940− ):コカ峡谷の踊り
ドミトリー・セルヴォ(1968− ):ピケーナ組曲
スティーヴン・ドッジソン(1924− ):組曲第1番ニ長調より-タンブーラン
ティモシー・ティッカー(1958− ):3つのベルギーの踊り
ティモシー・ブラウン(1959− ):スペイン組曲
フランシス・トーメ(1850−1909):リガドン
ルディ・ヴェンポート(1948− ):7つの無邪気な踊り
ソンダ・クラーク(1941− ):3つの奇妙な拍子
サリー・モーシェ(1934− ):ボサ・ノバ
サリー・モーシェ:下町を闊歩するラグ
スティーヴン・イェーツ(1957− ):ファンダングル・インディード
エレイン・フナロ(チェンバロ)
チェンバロのために書かれた「近作」を集めた意欲的なディスク。
現役の作曲家が多いのも特徴。無調やクラスター的な作品はなく、大半はア
メリカの作曲家によるネオ・ロマンティック系やアンビエント系の作品。

CRC2641  \1880
アンドレ・ジョリヴェ(1905−1974):
ピアノ・ソナタ第1番
ピアノ・ソナタ第2番
典礼の5つの踊り
フィリップ・アダムソン(ピアノ)
《赤道コンチェルト》や《トランペット協奏曲》でジョリヴェの音楽のカッ
コよさに触れた人なら、めったに録音されないこれらピアノ独奏作品に「お
おお!」と驚嘆の声をあげるはず。東南アジア(ポリネシアなどフランスの
旧植民地)やアフリカの民族音楽を大胆に取り入れたジョリヴェの音楽語法
はここでも健在。ピアニストのフィリップ・アダムソンは主として大学での
教育活動がメインの人らしいが、テクニックは万全。

CRC2670  \1880
エリザベト・ジャケ・ド・ラ・ゲール(1666/67−1729):
カンタータ《ユディット》
ヴァイオリンのためのソナタニ長調
カンタータ《ゆりとばら》
ウリッセの眠り
セシリアズ・サークル〔ジャネット・ヤングダール(ソプラノ)、
ジュリー・アンリジェスキ(ヴァイオリン)、ヴィヴィアン・モンゴメリー
(チェンバロ)、アン・マリー・モーガン(ヴィオラ)〕
エリザベト・ジャケ・ド・ラ・ゲールは17世紀後半のフランスで活躍した女
性作曲家。当時のバロック作曲家たちの中にあっても上位におかれる実力を
持っていた、と伝えられる。演奏しているセシリアズ・サークルはサンフラ
ンシスコを拠点に活動しているグループ。これまでにも音楽史に埋もれた多
くの女性作曲家を紹介してきているという。

CRC2668  \1880
オリヴィエ・メシアン(1908−1992):
アーメンの幻像*
4つのリズムの練習曲
ポール・キム(ピアノ)、マシュー・キム(第2ピアノ)*
メシアン・ピアノ作品全集の第3巻。

CRC2659  \1880
ティモシー・メルビンガー:
一瞬の情景
ディヴェルティメント
サム・シングズ・アー・ダーク
インセクト・ポリティクス
6つのマドリガル
スティーヴン・ウェイト(ピアノ)他、スーザン・ガル(フルート)、
ウィリアム・カークリー(バス・クラリネット)、他

CRC2620  \1880
アントニー・ルイス・スカーモリン(1890−1969):小管弦楽作品集
《ストリート・ヴェンダーズ・ディッティー》序曲、夜、
ウィスパーズ・オヴ・ラヴ、古いハープシコードを見て、
弦楽のためのシンフォニエッタ、他
ヴィラディミール・ツィピン(ヴァイオリン)、
シルヴィア・カポワ(ピアノ)、
ジョエル・エリック・サーベン(指揮)、スロヴァキア放送交響楽団
北イタリアに生まれ、幼少のころアメリカに渡った作曲家。ジャズ・テイス
トが入ったライト・クラシック。

CRC2634  \1880
ロバート・ムチンスキ(1929− ):室内楽曲集 ――
ピアノ三重奏曲第1番Op.24
ピアノ三重奏曲第2番Op.36
無伴奏チェロ組曲《ギャラリー》
ピアノ三重奏曲第3番Op.46
弦楽三重奏曲Op.31
アダム・ウィドニッキ(ピアノ)、
ロバート・ダヴィドヴィッチ(ヴァイオリン)、
カーター・エニーアート(チェロ)、
リチャード・オニール(ヴィオラ)

CRC2660  \1880
バックスとボウエンの音楽 ――
ヨーク・ボウエン(1884−1961):ヴィオラ・ソナタ ハ短調
ヨーク・ボウエン:ヴィオラとピアノのための幻想曲Op.54
アーノルド・バックス(1883−1953):ヴィオラ・ソナタOp.54
ドリス・レデラー(ヴィオラ)、ジェーン・クープ(ピアノ)

CRC2667  \1880
クラヴィーア練習曲集ライヴ! ――
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685−1750):
《クラヴィーア練習曲集第3巻》〔前奏曲とフーガ変ホ長調BWV.552-1, 2
21のコラール前奏曲BWV.669-89〕
ヘイグ・マドロシアン(オルガン)

CRC2669  \1880
ローガン・スケルトン:歌曲集 Vol.1 ――
アンダーソンの歌
チョーサーの歌
フィリップ・フローンマイヤー(バリトン)、
ローガン・スケルトン(ピアノ)、レオーネ・バイセ(フルート)

CRC2674  \1880
バーコード:0 44747 26742 5
ジョン・ジェンキンスとマシュー・ロック:ファンタジアと組曲集
ミュージックス・レ=クリエイション〔クララ・ムーア(バロック・ヴァイ
オリン)、ジョン・ドーネンブルク(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、ロルナ・ペ
ータース(オルガン、チェンバロ)〕

CRC2663  \1880
バーコード:0 447474 26632 9
クラリネット・ナウ ――
レナード・バーンスタイン:クラリネット・ソナタ
モートン・グールド:フルートとクラリネットのための二重奏
エリザベス・ウォルトン・ヴァーコー:
クラリネットとピアノのための4つのユーモア
ジェフリー・チャペル:クラリネットとピアノのための《もの悲しい月》
ベラ・バルトーク(ブレツニアク編):15のハンガリー農民の歌
チェスター・ブレツニアク(クラリネット)、
ジェフリー・チャペル(ピアノ)、
ロバート・スタルマン(フルート)

CRC2665  \1880
ルイス・ニールソン(1950− ):
ヴァイオリン協奏曲
ヴァイオリンとチェンバロのための4つの楽章*
ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための《アナグラム》(幻想曲第2番)**
レヴォン・アンバーツミアン(ヴァイオリン)、
ミカイル・ククシュキン(指揮)、
チャイコフスキー記念モスクワ放送交響楽団、
ワシーリー・ドリンスキー(チェンバロ)*、
ルイス・ニールソン(指揮)**、ARCO室内管弦楽団






<Opera D'oro>
OPD1403  2枚組  \1700
ヤナーチェク:歌劇《イェヌーファ》
ステパニカ・イェリンコワ、イヴォ・ジーデク、マルタ・クラーソヴァー、
ヤロスラフ・フォーゲル(指揮)、プラハ国民劇場管弦楽団&合唱団
1953年スタジオ録音

OPD1404  2枚組  \1700
J・シュトラウスII:喜歌劇《こうもり》
ヒルデ・ギューデン、アントン・デルモータ、ユリウス・パツァーク、
クレメンス・クラウス(指揮)、
ウィーン・フィルハーモニック、ウィーン国立歌劇場合唱団
1953年スタジオ録音

OPD1405  2枚組  \1700
サン=サーンス:歌劇《サムソンとデリラ》
ジョン・ヴィッカース、オラリア・ドミンゲス、エルネスト・ブランク、
ジャン・フルネ(指揮)、オランダ放送管弦楽団&合唱団
1964年2月29日アムステルダムでのライヴ(放送録音)

OPD1406  2枚組  \1700
レハール:喜歌劇《メリー・ウィドウ》
エリザベト・シュワルツコップ、ニコライ・ゲッダ、エーリヒ・クンツ、
オットー・アッカーマン(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団&合唱団
1953年スタジオ録音

OPD1407  2枚組  \1700
ヴェルディ:歌劇《イェルサレム》
ホセ・カレーラス、カティア・リッチャレッリ、シグムンド・ニムスゲルン
ジャナンドレア・ガヴァツェーニ(指揮)、トリノRAI管弦楽団&合唱団
1975年12月20日トリノでのライヴ(放送録音)

OPD1408  \850
ビゼー:歌劇《ミラクル博士》
クリスティアーヌ・エダ=ピエール、ロベール・マサール、レミー・コラザ
ブルーノ・アマドゥッチ(指揮)、フランス放送管弦楽団
1976年3月1日パリでのライヴ(放送録音)

OPD1409  2枚組  \1700
マスネ:歌劇《タイス》
アンドレ・エスポージト、ロベール・マサール、ジャン・モリエン、
アルバート・ウォルフ(指揮)、フランス放送管弦楽団&合唱団
1959年8月27日フランスでのライヴ(放送録音)

OPD1410  2枚組  \1700
チレア:歌劇《アドリアーナ・ルクヴルール》
マグダ・オリヴェーロ、フランコ・コレッリ、ジュリエッタ・シミオナート
エトッレ・バスティアニーニ、マリオ・ロッシ(指揮)、
ナポリ・サン・カルロ劇場管弦楽団&合唱団
1959年11月28日ナポリでのライヴ(放送録音)

OPD1411  2枚組  \1700
アルファーノ:歌劇《シラノ・ド・ベルジュラック》
ウィリアム・ジョーンズ、オリヴィア・スタップ、
エツィオ・ディ・チェーザレ、
マウリツィオ・アレーナ(指揮)、トゥリーナRAI管弦楽団&合唱団
1975年9月6日トゥリーナでのライヴ(放送録音)

OPD1412  2枚組  \1700
ドニゼッティ:歌劇《ロアン家のマリア》
レナータ・スコット、レナート・ブルゾン、
ジャナンドレア・ガヴァツェーニ(指揮)、
ヴェニス・フェニーチェ歌劇場管弦楽団&合唱団
1974年3月26日ヴェニスでのライヴ(放送録音)

OPD1371  2枚組  \1700
デッサウ:歌劇《アインシュタイン》
テオ・アダム、エーベルハルト・ビュヒナー、ライナー・ジュス、
ヘノ・ガルドゥーン、
オトマール・スウィトナー(指揮)、フィレンツェ5月祭管弦楽団
1976年フィレンツェでのライヴ(放送録音)

OPD1002  \850
オペラ・オブセッション! Vol.2(Opera D'oroグレテスト・ヒッツ)――
19 selections from La Boheme, Carmen, La Juive, Idomeneo,
I masnadieri, Adriana Lecouvreur, Sapho, Hans Heiling, I Capuleti e
i Montecchi, The Bartered Bride, Madama Butterfly, Otello, Norma,
La dame blanche, Le prophete, Cosi fan tutte, Herodiade, L'Amico
Fritz and the Verdi Requiem / Various artists, including Maria
Callas, Nicolai Gedda, Luciano Pavarotti, Montserrat Caballe,
Mirella Freni, Marilyn Horne & many more
OPD-1143, 1358, 1333, 1340, 1326, 1336, 1372, 1245, 1364, 1301, 1350,
1346, 1194, 1360, 1345, 1171, 1354, 1284, 1352より抜粋した19トラック
を収録。





<PentaTone>
PTC5186023(SACD-Hybrid Multichannel)  \2850
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770−1827):
 ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27-2《月光》
ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調Op.7
ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13《悲愴》
児玉麻里(ピアノ)
児玉麻里のベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全集、待望の第2弾。浜離宮朝日
ホールでの3年がかりの全曲演奏会と並行して進められているプロジェクトだ
けに、注目度は非常に高い。前作は世界中のレビューで好評価が続出。ハイ
ブリッドSACDのみのリリース。

PTC5186131(SACD-Hybrid Multichannel)  \2850
ロベルト・シューマン(1810−1856):
歌曲集《女の愛と生涯》Op.42 
フランツ・シューベルト(1797−1828):
グレートヒェンの歌〔若い尼D.828,Op.43-1/トゥーレの王D.367,Op.5-5/
糸を紡ぐグレートヒェンD.118,Op.2/グレートヒェンの願いD.564〕
フランツ・シューベルト:
エレンとズライカのための歌〔ズライカ1D.720,Op.14-1/ズライカ2「ああ、
お前の湿った翼のために」D.717,Op.31〕
フランツ・シューベルト:
エレンの歌〔エレンの歌1「憩え戦士よ」D.837,Op.52-1/エレンの歌2「憩
え猟師よ」D.838,Op.52-2/エレンの歌3「アヴェ・マリア」D.839,Op.52-3
エリー・アメリンク(ソプラノ)、ダルトン・ボールドウィン(ピアノ)
Philipsのアナログ4ch音源を最新のSACD技術で蘇らせるRQRシリーズの最新作。
かつてPhilipsレーベルの黄金時代に、声楽部門の屋台骨を支えていたといっ
ても過言ではないアメリンク。その録音に、サラウンド収録されたものがあっ
たことなんて、ほとんど誰も知らなかったのではなかろうか? 録音は1973年
&75年、アムステルダム・コンセルトヘボウ。30年前の録音だが、オリジナル
・マスターからリマスタリングされた音はみずみずしいの一言。ハイブリッド
SACDのみのリリース。

PTC5186132(SACD-Hybrid Multichannel)  \2850
フランツ・シューベルト(1797−1828):
草原の歌D.917,Op.115-1
蝶D.633,Op.57-1
夜鳴きうぐいすに寄すD.497
夜鳴きうぐいすに寄すD.196,Op.172-3
うずらのさえずりD.742,Op.68
戸外でD.880,Op.80-3
鳥D.691
墓掘人の歌D.869
茂みD.646
森にてD.738
夕映えの中でD.799
星D.939,Op.96-1
夜と夢D.827,Op.43-2
愛らしい星D.861
劇音楽《ロザムンデ》より-満月は輝き(ロマンス)D.797-3b,Op.26
孤独な男D.800,Op.41
子守歌D.527,Op.24-2
シルヴィアにD.891,Op.106-4
乙女D.652
愛の歌D.429
愛はあざむいたD.751,Op.23-1
あなたは私を愛していないD.756,Op.59-1
リュートに寄すD.905,Op.81-2
花の手紙D.622
男たちは悪いものD.866-3
幸福D.433
エリー・アメリンク(ソプラノ)、ダルトン・ボールドウィン(ピアノ)
録音は1975年、アムステルダム・コンセルトヘボウ。ハイブリッドSACDのみの
リリース。

PTC5186133(SACD-Hybrid Multichannel)  \2850
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756−1791):
アリア〈誰が知っているでしょう、私のいとしい人の苦しみがなんなのか〉
K.582〔マルティンの歌劇への挿入曲〕 
歌劇《フィガロの結婚》より-〈恋人よ早くここへ〉〈恋とはどんなものかし
ら〉〈自分で自分が分からない〉
レチタティーヴォとアリア《ひどいこと、ここはどこ!…いま話しているの
は私ではない》K.369
アリア《われは行かん、されどいずこへ、おお神よ》K.583
歌劇《コシ・ファン・トゥッテ》より-〈あっちへ行ってちょうだい!…は
げしい狂気が〉
歌劇《ドン・ジョヴァンニ》K.527より-〈ぶってよ、ぶってよ、いとしいマ
ゼット〉〈恋人よ、さあこの薬で〉
シェーナとロンド《どうしてあなたが忘れられましょう…恐るるな、愛する
人よ》K.505
フランツ・シューベルト(1797−1828):
歌劇《クラウディーネ・フォン・ヴィッラ・ベッラ》D.239より-〈あちらこ
ちら矢は飛びかう〉〈恋はいたるところに〉
歌劇《人質》より-〈何という夜を過ごしたのだろう〉
歌劇《双子の兄弟》D.647より-〈お父さんはいつまでも私を子供と呼ぶがい
いわ〉
歌劇《アルフォンゾとエストレルラ》D.732より-〈いつまでもここにとどま
って〉
歌劇《陰謀者》D.787より-〈私は気掛かりでそっと忍び歩きまわる〉
エリー・アメリンク(ソプラノ)、
エド・デ・ワールト(指揮)、
ロッテルダム・フィルハーモニック、イギリス室内管弦楽団
録音は1972年ロンドン、75年アムステルダム・コンセルトヘボウ。ハイブリッ
ドSACDのみのリリース。





<Arcana>
A315  \2180
アルノルト・シェーンベルク(1874−1951):
3つのピアノ小品Op.11、6つのピアノ小品Op.19、5つのピアノ小品Op.23
ピアノ曲Op.33a&b、ピアノ組曲Op.25
ピーター・ゼルキン(ピアノ)
「古楽レーベル」のイメージが強いArcanaから、ピーター・ゼルキンによる
シェーンベルクの新譜が出ること自体驚きだが、難曲《ピアノ協奏曲》をブ
ーレーズ(ERATO)とオザワ(RCA)を相手に2回も録音したわりには、ソロ作
品のみに焦点を当てたシェーンベルク・アルバムとなるとピーターにとって
初めてというから、さらに驚かざるをえない。先鋭的な「タッシ」での活動か
ら、ソロイストとして活躍する今日まで、一貫して彼が持つ鋭敏な音楽感覚と
透徹したピアニズムを支持するファンは今も昔も少なくない。昨年10月の来日
公演では準メルクル指揮N響との共演でブラームスのピアノ協奏曲第1番を演
奏、サントリー・ホールでのソロ・リサイタルではウォルペ、ベートーヴェン、
武満などを演奏、どちらもNHKでテレビ中継が行われており、当日集まった聴
衆のみならず、全国の音楽ファンにもあらためて「ピーター健在」をアピール
した。遅いテンポで緻密に演奏したブラームスはN響定期会員の投票による
「2003年ベスト・コンサート」の第一位に選ばれているほどだ。そんなピータ
ーの新譜、しかも得意のシェーンベルクとなれば、大いに注目・期待できる
のは当然。
2001年7月、タングルウッドのセイジ・オザワ・ホールでの録音。プロデュー
スはゼルキン自身が担当している。

A329  \2180
トンダルのヴィジョン ――
カタリーナ・リフルヤニッチ(歌・ディレクター)、ディアロゴス
La Vision de Tondal - A la recherche des chantres glagolitiques &
latins de la Dalmatie medievale
Gospodin, smiluj se (Seigneur, prends pitie / Kyrie eleison)
Zac noge tvoje sada u tanci ne igraju ? (Pourquoi tes jambes ne
dansent-elles pas ?)
Venite, benedicti patris mei (Venez, vous qui etes benis par mon pere
/ Introit gregorien)
A dusa rece (Et l'ame dit)
Qui habitat in adiutorio altissimi (Celui qui s'abrite tout pres du
Tres-Haut / Trait gregorien)
I pridose na dolac strasan (Ils s'approcherent d'une vallee
epouvantable)
Viruju u jedinoga boga (Je crois en un seul Dieu / Credo)
I onde bi dusa grebena (Et l'ame fut saisie)
Gospodine, pomiluj (Kyrie Eleison)
I pridose k drugomu dolcu (Ils s'approcherent d'une autre vallee)
Gospin plac (Seigneur, prends pitie / Lamentation de la Vierge)
Evo tudje strah (La peur)
I toj reksi gredise prid Tondalom (En disant cela, il marchait
devant Tondal)
O janjce bozji (Agneau de Dieu / Agnus Dei)
Obrativ se Tondal za angelom (Tondal se tourna vers l'ange)
Citanje knjige Otkrivenja (Moi, Jean, je vis un autre ange /
Lecture du Livre de l'Apocalypse)
A na jednoj katidri (Et sur un trone)
Dodji, duse presveti (Viens, Esprit Saint / Veni, sancte spiritus)
Cuvsi toj (Entendant cela)
Salve regina
I toj reksi vaze ga za ruku (Disant cela, il le prit par la main)
Svet, svet (Saint, saint / Sanctus)
I otvorivsi oci (Et, ouvrant les yeux)
Laudes regia ("Exaudi, Christe" [Exauce-nous, o Christ] / Acclamations)
Conception musicale, adaptation du texte : Katarina Livljanic
Dialogos, Katarina Livljani?
「トンダルのヴィジョン」とは、12世紀後半にアイルランドで形成されヨーロ
ッパ全土に広まった物語のことで、このディスクはそれにまつわる世俗歌曲
や聖歌をコレクションしたもの。中世音楽専門のグループ、ディアロゴスの意
欲的な新作。





<Channel Classics>
CCSSA21204(SACD-Hybrid Multichannel)  \2850
甘く楽しい音楽 ――
クリストファー・シンプソン(1602−1669):
プレリュード ニ長調、同 ホ短調、
ロバート・ジョーンズ(fl.1597−1615):パヴィン
トバイアス・ヒューム(1579−1645):さらに良きかな
マシュー・ロック(1621−1677):ハ長調&ハ短調の組曲
ジョン・ダウランド(1563−1626):
去れ夜ごとの悩みよ、コラント、ああ、わが命のひとよ、他
ミエネケ・ファン・デル・ヴェルデン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
フレッド・ヤコブス(リュート、テオルボ)、
ヤープ・テル・リンン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ピーター・コーイ(バス)、ヨハンネッテ・ゾマー(ソプラノ)
吉田秀和氏がかつて絶賛していたミエネケ・ファン・デル・ヴェルデンの最新
作。イギリスのコンソート歌曲と室内楽。ハイブリッドSACDのみのリリース。






<Linn Records>
CKD242(SACD-Hybrid Multichannel)  \2850
ヨゼフ・ラインベルガー(1839−1901):
2つのトランペットとオルガンのための組曲Op.149
リヒャルト・シュトラウス(1864−1949):
組曲《町人貴族》Op.60より3つの楽章
エドワード・;エルガー(1857−1934):ソナタ第2番
ジョナサン=フリーマン・アットウッド(ピッコロ・トランペット)、
ジョン・ウォーレス(E♭&B♭トランペット)、
コルム・カーリー(オルガン)
英グラモフォン誌のレビュー執筆、Channel Classicsでポッジャーのレコー
ディング・プロデュース、さらには自身の演奏活動も行うというマルチ人間
ジョナサン=フリーマン・アットウッドと,英国トランペット界の親玉ウォー
レスの共演。まさに役者が揃ったアルバム。ハイブリッドSACDのみのリリース。





<Signum Two>
SIGCD508  \2180
1937−オルガンのためのロマンティック作品集 ――
ペリー・ウィットロック:ソナタハ短調
エドワード・C・ブリストゥー:ソナタ変ホ長調
ウィリアム・H・ハリス:フラリッシュ・フォー・アン・オーシャン
コルム・カーリー(オルガン)
前項Linnにも登場したオルガニスト、コルム・カーリーの演奏。

SIGCD507  \2180
ジェームズ・マクミラン:合唱作品集 ――
Divo Aloysio Sacrum、The Gallant Weaver、A Child's Prayer、Seinte
Mari Moder Milde、Tremunt vindentes angeli、Cantos Sagrados、Christus
Vincit、 So Deep
サム・レイトン(指揮)、エリジアン・シンガーズ

SIGCD019  \2180
"チャールズ5世の音楽" 聖なるロマンの皇帝 ――
作曲者不詳:ロム・アルメ(戦士たち)、
クリストバル・モラレス:ミサ・ロム・アルメ
、ジョスカン・デ・プレ:アヴェ・マリア、他
ニコラ・ゴンベール、トマ・クレキヨン、オルランド・ディ・ラッススの作品
アリステア・ディクソン(ディレクター)、シャペル・デュ・ロワ






<Chandos Bear Essential>
CHAN241-16  2枚組  特価 \2080
ララバイ・クラシックス ――
ドビュッシー:月の光、
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番-アンダンテ楽章、
バックス:子守歌、
バッハ:管弦楽組曲第3番-アリア、
アイルランド:聖なる少年、
ターレガ:アルハンブラ宮殿の思い出、
ワーロック:カプリオール組曲より、
吉松隆:2つの小品-カンティクル、ノエル、
ダイソン:子供のための組曲-田園曲、他
様々なアーティスト
イギリス版「赤ちゃんのためのクラシック」。定番曲に加え、吉松、バック
スなど、Chandosらしい音源も加えられているのがミソ。
既存音源からの再編集。






<Globe>
GLO5207  \2180
クシシュトフ・ペンデレツキ(1933− ):ミゼレーレ
来たれ、創造主よ、死に満ちたる塵の中に、深き淵より、ミゼレーレ
ベネディクトゥス、スターバト・マーテル(悲しみの聖母)、ケルビムの歌
アニュス・デイ、ベネディカムス
トヌ・カリユステ(指揮)、オランダ室内合唱団
2001年、オランダ・ハーグ・カトリック教会での録音。

GLO5221  \2180
ドン・カルロ・ジェズアルド(1566−1613):マドリガーレ第1巻
カシオペア・クインテット






<BNL>
BNL112929  \2180
フランツ・シューベルト(1797−1828):
ヴァイオリンとピアノのためのロンド・ブリランテ ロ短調D.895,Op.70
ヴァイオリンとピアノのための二重奏曲(ソナタ)イ長調D.574,Op.162
ヴァイオリンとピアノのための幻想曲ハ長調D.934,Op.159
フレデリク・ペラッシー(ヴァイオリン)、フジノ・ユカリ(ピアノ)
メニューイン・スクールの優等生で、日本の一部ヴァイオリン・マニアから
熱狂的な支持があるベラッシーの最新作。かつてのイケメン・ヴァイオリニ
スト(?)も大家に脱皮しつつあることを実感させる、スケール豊かな演奏。

BNL112925  \2180
パリ・ノートルダム大聖堂のグランド・オルガン ――
ヘンデル:音楽時計のための小品
J・S・バッハ:コラール《目を覚ませと呼ぶ声が聞こえ》BWV.645
J・S・バッハ:前奏曲とフーガ ヘ短調BWV.534
J・S・バッハ:コラール《われらはみな唯一の神を信ず》BWV.740
J・S・バッハ:トリオ・ソナタ第2番ハ短調BWV.526
W・A・モーツァルト:アレグロとアンダンテ(幻想曲)ヘ短調K.608
シャルル=マリー・ウィドール:
《オルガン交響曲》より-〈アダージョ〉〈トッカータ〉
ヴィエルネ:24の幻想曲より〈ナイアデス〉〈ウェストミンスターの鐘〉
リテージュ:スケルツォ
デュリュフレ:トッカータ
オリヴィエ・ラトリ(オルガン)

BNL112927  \2180
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714−1788):3つの協奏曲
2つのチェンバロ、2つのホルンと弦楽のための協奏曲H.408(Wq.46)
チェンバロ、2つのフルート、2つのオーボエ、2つのホルン、2つのトランペ
ット、ティンパニと弦楽のための協奏曲ニ長調H.433(Wq.27)
チェンバロ、フォルテピアノ、2つのフルート、2つのホルンと弦楽のための
コンチェルトH.479(Wq.47)
ダフニ・コッコリ(チェンバロ&フォルテピアノ)、
マレク・トポロフスキ(チェンバロ)、
ディディエル・タルペイン(指揮)、
コンチェルト・ポラッコ





<Caprice>
CAP21695(SACD-Hybrid Multichannel)  \2850
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685−1750)〔ドミトリー・シトコヴェ
ツキー編〕:
ゴルトベルク変奏曲BWV.988(弦楽三重奏版)
トリオ・シリアクス=ペーション=ライティネン〔セシリア・シリアクス
(ヴァイオリン)、ヨハンナ・ペーション(ヴィオラ)、カティ・ライティ
ネン(チェロ)
「トリオ・シリアクス=ペーション=ライティネン」は“スウェーデンのヴァ
イオリン・ソナタ”(Phono Suecia PSCD-705) によりスウェーデン・グラミ
ー賞を受けたセシリア・シリアクスが、ヨハンナ・ペーション、カティ・ライ
ティネンと結成したトリオである。各地の室内楽フェスティヴァルに参加して、
人気を集めているグループだ。2001年6月、スウェーデンのボースタード室内
音楽祭で演奏した、シトコヴェツキー編曲による《ゴルトベルク変奏曲》の演
奏が当夜の聴衆の心を奪い、このCD制作が実現したという。
G・グールドの熱烈なファンというヴァイオリニスト、ドミトリー・シトコ
ヴェツキーが、この弦楽三重奏版の編曲を手がけたのは、もうかなり前の話だ。
シトコヴェツキー+コセ+マイスキーの3人によりレコーディングもなされて
いる(Orfeo)。出版楽譜が手に入るため、その後日本の竹澤+豊島+堤のト
リオをはじめ、いろいろなグループが実演に取り上げる機会こそ多かったも
のの、録音となると(元祖に敬意を表してか)他にはなかったようだ。今回
はOrfeo盤とはまったく異なるしなやかなアプローチ。音を聴く限り、ヴィヴ
ラートも抑えめ、テンポ早め、ボウイング軽めという昨今のモダン・ピリオ
ド奏法の影響がそこここに見え隠れしており(「シトコヴェツキー版」にま
でそれが必要かという議論はともかく)注目に値する斬新な演奏だといえそ
うだ。なお、当然ながらこれがマルチチャンネルによる初録音となる。
2002年2月17日−19日、スウェーデン放送第3スタジオ(ストックホルム)で
の収録。ハイブリッドSACDのみのリリース。

CAP21734(SACD-Hybrid Multichannel)  \2850
クリスティーナの旅 ――
マルコ・マラッツォーリ(c.1602−1662):
歌劇《人の一生》より-シンフォニアとプロローグ〈オーロラ〉
ルイジ・ロッシ(c.1597−1653):
戦没のスウェーデン国王グスタフ・アードルフのためのカンタータ
ヴィンチェンツォ・アルブリーチ(1631−1696):2声のシンフォニア  
アレッサンドロ・チェッコーニのコレクションから- 〔マル=カントーニオ
・パスクヴァリーニ(1614−1691):Si bel volto/作者不詳:Poiche la
bella Clori/作者不詳:E bugiardo chi dice/作者不詳:Pur mi parto〕
ジャコモ・カリッシミ(1605−1674):勝利、勝利だ
マルク・アントーニオ・チェスティ(1623−1669):
歌劇《アルジア》より-〔ラウリンドのアリア/フィラウラのアリア/ドリス
ベのアリア〕  
アレッサンドロ・ストラデッラ(1639−1682):
セレナータ《星の力》または《セレナータ》より-〔シンフォニア Vola in
altri petti/バレット/アリア〕
スサンネ・リュデーン(ソプラノ)、
マリア・リンダール(ヴァイオリン&ディレクター)、
マーク・タトロウ(チェンバロ)、
ストックホルム・バロックアンサンブル
17世紀スウェーデン、クリスティーナ王朝の響きを蘇らせる画期的プロジェ
クト“クリスティーナの旅" は、スウェーデンのソプラノ、スサンネ・リュ
デーンが企画したプロジェクト。グスタフ二世アドルフの娘、クリスティー
ナ女王(1626−1689)は、在任中も、亡命先ローマでも常に魅力的で色彩ゆ
たかな音楽に囲まれていたといわれる(ローマ滞在中はコレッリやストラデ
ッラなど、多くの有能な作曲家の後援者となったとされている)。今回のプ
ロジェクトが目標としたのは、公演とCD制作を通じてその音楽を再現、文化
人としての女王の姿を現代に映し出すことにある。そしてこのプロジェクト
を実現するために、スウェーデン王立図書館所蔵の楽譜などの調査、並びに
日記や手紙の研究に、数年が費やされている。このアルバムは、上演に先立
って録音セッションが行われ、公演とほぼ同じ内容の音楽が収録されている。
ルネサンス、バロックから現代まで、リュデーンのレパートリーは広く、ホ
グウッド、グッドマン、モーテンセンらの古楽オーケストラとの共演も多い。
バッハ・コレギウム・ジャパンの公演にも参加し、《メサイア》を歌ったこ
ともある。2004年2月23日−25日、スウェーデンでの録音。ハイブリッド
SACDのみのリリース。

CAP21500  \2180
エミール・シェーグレン(1853−1918):
ヴァイオリンとピアノのための作品全集 第1集 ――
ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調Op.19(1884-85)
2つの幻想的小品Op.27(1885)
2つの抒情的小品(1895−98?)
夢の中の君はぼくのそばに〔H・ベーレンス編〕
ヴァイオリン・ソナタ第3番 ト短調Op.32(1894-1900)
トビアス・リングボリ(ヴァイオリン)、
アンデシュ・シールストレム(ピアノ)
エミール・シェーグレンの音楽は洗練された、格調の高い表現に特色がある。
全3枚のシリーズとなる予定。

CAP21686  \2180
イーゴル・ストラヴィンスキー(1882−1971):
ペトルーシカからの3つの断章
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685−1750)
〔フェルッチョ・ブゾーニ編〕:
前奏曲とフーガ ニ長調BWV.532
フランツ・リスト(1811−1886):ピアノ・ソナタ ロ短調
ミカエル・ホルムルンド(ピアノ)
ポリーニとアムランとデミジェンコに対抗するようなレパートリーに注目。

CAP22054  2枚組  \4360
カミーユ・サン=サーンス(1835−1921):
歌劇《サムソンとデリラ》Op.47-第2幕ゲネプロ
ブランシュ・シーボム(メゾソプラノ)、
シーグルド・ビョーリング(バリトン)、
セト・スヴァンホルム(テノール)、
ヘルベルト・サンドベリ(指揮)、スウェーデン王立管弦楽団
〔録音 1956年9月2日、4日 ストックホルムでのライヴ、フランス語、スウェ
ーデン語〕
エクトル・ベルリオーズ(1803−1869):
歌劇《トロイアの人々》ハイライト・ゲネプロ、
セト・スヴァンホルム(テノール)、
シェシュティン・デレルト(ソプラノ)、
バーブルー・エーリクソン(メゾソプラノ)、
アンデシュ・ネースルンド(バリトン)、
シュシュティン・メイエル(メゾソプラノ)、
ヘルベルト・サンドベリ(指揮)、スウェーデン王立オペラ管弦楽団&合唱団
 〔録音 1958年3月26日 ストックホルムでのライヴ、スウェーデン語〕
ヒストリカル音源。






<Phono Suecia>
PSCD161  \2180
ウッレ・アドルフソン(1934−2004):合唱のための作品集 ――
今、夕べが訪れると
五月の歌
スウェーデン語のミサ
コラール
時は流れ去り
アリア
そうして、われらの時は尽き
グスタフ・シェークヴィスト(指揮)、
ストックホルム大聖堂聖歌隊
ウッレ・アドルフソンはシンガーソングライター、詩人として有名だった人。
合唱曲などの作曲家としても活動。キリエ、グローリア、クレード、サンクゥ
ス、アニュス・デイがスウェーデン語によるミサ通常文をテクストに歌われる
《スウェーデン語のミサ》は、デンマークの合唱団の委嘱で作曲され、1983年
に初演された。

PSCD144  \2180
レンナルト・ヘドヴァル:カント ――
序曲《Amerika, Amerika, Uvertyr》、歌曲集《生活必需品から》、
チェロ協奏曲、3つの叙情的な歌、シンフォニア1
グスタフ・シェークヴィスト(指揮)、
ノールショッピング交響楽団、
スーザン・ヴェーグ(ソプラノ)、
ステファン・ラーション(指揮)、
ヘルシングボリ交響楽団、他

PSCD133  \2180
"声の容貌" スウェーデン現代歌曲集 ――
アンドレアス・エリアソン、スタファン・ビョークルンド、ラルス・ハラス、
アーネ・メルネス、スヴェン=エリク・ベーク、
カール=ビルガー・ブロムダール、クロード・ロヨラ・アッレンの作品
マリア・ヘグリンド(メゾソプラノ)、
ヘンリク・レーヴェンマーク(ピアノ)

PSCD151  \2180
ヴィオラ・コン・フォルツァ ――
ダニエル・ネルソン:
独奏ヴィオラ、弦楽オーケストラ、チェエスタと打楽器のめの《ロマンタト
リニック》
イエルゲン・ダフゴー:
ヴィオラとテープのための《眠りのために:ドリーム・ソナタ》
ケント・オロフセン&ヘンリク・フレンディン:
ヴィオラとテープのための《アリネア・ヴァリエーションズ》
ケント・オロフセン:ヴィオラ・ダモーレのための《ネペンセ》
フレドリック・セーダーベルク:
エレクトリック・ヴィオラ・グランデ、室内オーケストラとテープのための
《間違い音楽》
ヘンリク・フリスク:
エレクトリック・ヴィオラ・グランデと電子音楽のための《ドライヴ》
ヘンリク・フレンディン&フレドリック・エミルソン:
エレクトリック・ヴィオラ・グランデとテープのための《ソフトなキリスト》
ヘンリク・フレンディン(ヴィオラ)、
ハンヌ・リントゥー(指揮)、ヘルシングボリ交響楽団、他






<Intim Musik>
IMCD087  \2180
ヨースタ・ニューストレム(1890−1966):
弦楽オーケストラのための協奏曲第1番
フルート、弦楽とハープのためのパルティータ《カロル・シマノフスキの思
い出に》
弦楽オーケストラのための協奏曲第2番
ミヒャエル・バルトッシュ(指揮)、ムジカ・ヴィテ






<Sterling>
CDS-1060-2  \2180
クサヴァー・シャルヴェンカ(1850−1924):
序曲
交響曲ハ短調Op.60
アンダンテ・レリジオーソOp.46
クリストファー・フィフィールド(指揮)、イェヴレ交響楽団

CDS-1061-2  \2180
ベルナルド・ツウェールズ(1854−1924):
 演奏会用序曲《サスキア》
交響曲第2番変ホ長調
劇付随音楽《ヘイスブレヒツ・ヴァン・エームステル》からの組曲
ジャン・フルネ(指揮)、アントニー・ヴィト(指揮)、
ルーカス・ヴィス(指揮)、
オランダ放送フィルハーモニック、オランダ放送交響楽団
オランダの作曲家ツウェールズの珍しいレパートリー。

CDS-1057-2  \2180
エミール・ジャック=ダルクローズ(1865−1950):
舞踏組曲
アルプスの詩
スイスの有名な歌「美しいスイス」の主題による13の小変奏曲
バレエ組曲
アドリアーノ(指揮)、モスクワ交響楽団
ジャック=ダルクローズはスイスの作曲家。音楽教育家としても著名な人物
だった。

CDS-1059-2  \2180
フリッツ・ブルン(1878−1959):交響曲第3番ニ短調
アドリアーノ(指揮)、モスクワ交響楽団
フリッツ・ブルンもスイスの作曲家。





<Paula>
PACD141  \2180
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685−1750)フレデリク・セーガード編:
ギターで弾くカノン ――
14のカノンBWV.1087(「ゴルトベルク変奏曲」の低音主題にもとづく)
音楽の捧げものBWV.1079より
フーガの技法BWV.1080より
カノンBWV1072-72, 86
フレデリク・セーガード(ギター、ギター・シンセサイザー)
デンマークの鬼才ギタリスト、セーガードによる突拍子もない試み。バッハの
カノンに微分音感覚やディレイ効果を持ち込んで、思いっきりコンテンポラリ
ー・テイストに仕上げてしまった異次元バッハ。生ギターとシンセ・ギター
の多重録音によるもので、奏でられる旋律はバッハそのものなのに、なんで
こんなに不協和音がぶつかり合うのか、聴けば聴くほどわからない不思議な音
楽。数ある「ギターによるバッハ」のCDの中でもユニークさにかけては屈指の
ディスクとなろう。笑い出す人、怒り出す人さまざまだろうが、一度おためし
あれと言うしかない。

PACD144  \2180
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685−1750):
オルガン小曲集(オルゲルビュヒライン)BWV.599-644
アーセ・モルリ(オルガン)
コペンハーゲン・アンナ教会の大オルガンを使用。






<Point>
PCD5157  \2180
バーコード:5 703060 812426
S・S・シュルツ(1913−1998)、P・D・ニルセン(1950− )、
B・レウコヴィッチ(1927− )、N・リンドベリ(1933− )、他の作品
オールボー大学音楽学生合唱団
Alt under himlen...
Schultz, Svend S.: Gensyn med Danmark (De vilde blomsterSidste sang)
Drud Nielsen, Per: Til Laura (Tre Petrarca-sonetter) (Sonet nr. 47
(Velsignet) ; Sonet nr. 173 (Du raske Rhone) ; Sonet nr. 239 (Hvor
Zefyr svaver)) /
Lewkovitch, Bernhard: Fem danske madrigaler, opus 12 (Vare-digtet
(O at vare en hone)Skovsol (Nu blir den skare sommer)Til en folsom
veninde (Gar igennem morket))
Lindberg, Nils: Sange (Under en Djurgardsek ; Alt under himlens
faste ; Domaredansen ; Vi ska stalla te'en roliger dans)
Sandagerdi, Pauli i: Goymi eg minni
Skriver, Per: Three sea songs, 2001 (Break, break, break ; There
comes a murmur ; At Dover Cliffs, July 20, 1787)
Bruun, Peter, f. 1968: Wandring in the wood
Britten, Benjamin: Five flower songs, opus 47 (To daffodils)
Cederberg-Orreteg, Anna: Skissor fran Aftonland (Nu ar det
sommarmorgon ; Du manniska som star vid stranden av mig ; Fagelunge
lyft din vinge ; Gissa din gata, lillebror) /
Taube, Evert: Sa skimranda var aldrig havet
Stanford, Charles Villiers: Korsange, opus 119 (The blue bird)
Nystedt, Knut: Peace I leave with you, opus 43:2
Musikstuderendes kammerkor Aalborg Universitet
  
<Capriccio>
71014(SACD-Hybrid Multichannel)  \2850
セルゲイ・プロコフィエフ(1891−1953):
映画音楽版《アレクサンドル・ネフスキー》
(ストローベルの再構築による完全全曲版・世界初録音)
マリーナ・ドマシェンコ(ソプラノ)、
フランク・ストローベル(指揮)、
ベルリン放送交響楽団、エルンスト・ゼンフ合唱団
2003年10月16日、ベルリン・コンツェルトハウスにおいてプロコフィエフの没
後50周年記念行事の大規模なコンサートが開催された。それが、映画『アレク
サンドル・ネフスキー』を、生オーケストラの演奏で上映するというものだっ
た。同映画はプロコフィエフの全面的な協力のもと、1938年に完成をみた巨匠
セルゲイ・エイゼンシュタイン監督の歴史大作である。すでに無声映画ではな
く、トーキー時代に入ってからの作品だから、セリフや音楽といった音声トラ
ックは映画に入っているわけだが、ローテク時代だっただけに、収録されたオ
ーケストラのサウンドは今日的な耳で聴くといい音とはいえない。それをナマ
のオーケストラに演奏させてしまうという画期的な試みだったのだ。その新装
なった『アレクサンドル・ネフスキー』をコンサートの前後に入念なセッショ
ンで収録したのがこのディスク。
ストローベルは1966年ミュンヘン生まれで、伝統的なクラシック・ジャンルか
ら映画音楽まで幅広く手がける指揮者兼作曲家。これまで、ツェムリンスキー、
シュレーカー、S・ワーグナーなどの初演の指揮を手がけているほか、映画音
楽ジャンルでも活躍している。

67104  \2080
アルノルト・シェーンベルク(1874−1951):弦楽合奏のための《浄夜》
アントン・ウェーベルン(1883−1945):弦楽四重奏のための緩徐楽章
ベラ・バルトーク(1881−1945);弦楽のためのディヴェルティメント
ヴラジミール・スピヴァコフ(指揮)、
モスクワ・ヴィルトゥオージ
ベルクの作品は1905年に作曲されたあと、長く失われていたもので、1931年に
発見、翌年初演された作品。スピヴァコフに長年鍛えられたモスクワ・ヴィル
トゥオージの完璧な合奏能力が最も威力を発揮するプログラム。

67083  \2080
ヨハン・パウル・フォン・ウェストホフ(1656−1705):
無伴奏ヴァイオリンのための組曲イ長調(1683)
無伴奏ヴァイオリンのための6つの組曲
コーリャ・レッシング(ヴァイオリン)
ヴァイオリンとピアノ...恐るべき両刀使いアーティスト=コーリャ・レッシ
ングの最新作。このウェストホフも相当な難曲だが、一切危なげなし。

67081  \2080
フランチェスコ・ジェミニアーニ(1687−1762):
合奏協奏曲Op.7-6
バレエ音楽《魔法の森》
合奏協奏曲Op.7-4
ミヒャエル・シュナイダー(指揮)
ラ・スタジオーネ・フランクフルト
ジェミニアーニの傑作《魔法の森》久々の新録音。

67106  \2080
ファビアン・ミュラー(1964− ):
弦楽四重奏曲
弦楽三重奏曲
弦楽五重奏曲《ラプソディ》
ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲
ペーターゼン・クヮルテット
ミュラーの音楽は「ネオ・ロマンティック」と称していいだろう。レーガー
やヒンデミットに共通する世界。

●Capriccio Classic Collection
Capriccio既存音源からの再編集盤。
51150  2枚組  \1500
ドミトリー・ショスタコーヴィチ(1906−1975):映画音楽集
マキシム三部作『ヴィボールグ地区』Op.50より、『ベルリン陥落』Op.82より、
『馬あぶ』Op.97aより、『黄金の日々』Op.30より、『リア王』より、
『ハムレット』より、マキシム三部作『幼なじみ』Op.41aより、
『馬あぶ』Op.97aより、『ハムレット』Op.116より、他
ミハイル・ユロフスキ(指揮)、レオニード・グリン(指揮)、
ジェームズ・ジャッド(指揮)、ベルリン放送交響楽団、他

51153  2枚組  \1500
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756−1791):
ミサ曲ハ長調K.317《戴冠式ミサ》、
ミサ・ブレヴィス ハ長調K.259《オルガン・ソロ》、
モテット《エクスルターテ・イウビラーテ(踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ)》
K.165、教会ソナタ ハ長調K.328、ヴェスペレ ハ長調K.321(主日のための晩
課)、ミサ・ソレムニス ハ短調K.139《孤児院ミサ》、オッフェルトリウム
・デ・テンポーレ《ミゼリコルディアス・ドミニ》ニ短調K.222(205)、洗
礼者ヨハネの祝日のための奉納唱《女の生みたるもののうち》K.72(74f)、
サンクタ・マリア・マーテル・デイ ヘ長調K.273、アヴェ・ヴェルム・コル
プス(まことのお体)K.618
マーカス・クリード(指揮)、ペーター・マルシク(指揮)、
ウィーン少年合唱団、アルテンブルガー少年合唱団、RIAS室内合唱団、
ベルリン放送交響楽団、他

51156  2枚組  \1500
ジョージ・ガーシュウィン(1898−1937):
ラプソディー・イン・ブルー、コンチェルト・イン・F、キューバ序曲、
ベスト・オヴ・ガーシュウィン(魅惑のリズム/霧の日/アイ・ガット・リ
ズム/ザ・マン・アイ・ラヴ)、変奏曲《アイ・ガット・リズム》、ポギー
とベス(ハイライト) / セシル・ウーセ(ピアノ)、アラン・マルクス
(ピアノ)、
ネヴィル・マリナー(指揮)、
シュトゥットガルト放送交響楽団、ベルリン放送管弦楽団、

51159  2枚組  \1500
リヒャルト・シュトラウス(1864−1949):
交響詩《ツァラトゥストラかく語りき》、
23の独奏弦楽器奏者のためのメタモルフォーゼン、
交響詩《ドン・ファン》、交響詩《カプリッチョ》、
交響詩《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら》、
組曲《ばらの騎士》
ネヴィル・マリナー(指揮)、シュトゥットガルト放送交響楽団

51165  2枚組  \1500
ホルン協奏曲集
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756−1791):
ホルン協奏曲第1番-第4番、
ホルン協奏曲断章(K.412, 494a, 371, 370)、
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681−1767):
2つのホルン&弦楽アンサンブル&通奏低音のための組曲、
フリードリヒ・ヴィット(1770−1836):コンチェルティーノ変ホ長調
ヨゼフ・フィアラ(1748−1816):2つのホルンと管弦楽のための協奏曲
ヨハン・ゲオルク・フェルドマイヤー(1756−?):
2つのホルンのための協奏曲ニ長調
セバスティアン・ワイグレ(ホルン)、
イェルグ=ペーター・ワイグレ(指揮)、
ドレスデン・フィルハーモニック、
アブ・コスター(ホルンI)、ヤン・シュレーダー(ホルンII)、
ヘルムート・ヴィンシャーマン(指揮)ドイツ・バッハゾリステン

51162  2枚組  \1500
モーリス・ラヴェル(1875−1937):管弦楽作品選集&室内楽作品選集
ラ・ヴァルズ、シェラザード、ダフニスとクロエ第2組曲、スペイン狂詩曲、
ボレロ、序奏とアレグロ、水の戯れ、亡き王女のためのパヴァーヌ、
ハバネラの主題による小品、弦楽四重奏曲
ギッセラ・パシノ(メゾソプラノ)、アンドレア・ヴェーグ(ハープ)、
エステル・ホルガス(フルート)、ベラ・バンファルヴィ(ヴァイオリン)
ハンス=マルティン・シュナイト(指揮)、
ベルリン放送交響楽団、
バルトーク・クヮルテット、ブダペスト・クヮルテット、他

51168  2枚組  \1500
サンスーシー城の祝典演奏会 ――
フリードリヒ大王:
フルート協奏曲ハ長調、交響曲ニ長調、行進曲ヘ長調、
フルート・ソナタホ短調、
J・S・バッハ:音楽の捧げもの
C・P・E・バッハ:
交響曲変ホ長調、交響曲ハ長調、
プロシア皇太子アウグスト・ヴィルヘルム:
管楽器のためのための行進曲変ホ長調、
C・H・グラウン:ソナタニ短調、
プロシア皇太子妃アンナ・アマリア(C・P・E・バッハ):フーガニ短調
J・J・クヴァンツ:フルート協奏曲ニ長調
J・G・グラウン:序曲ニ短調
プロシア皇太子妃フィリッピーネ・シャルロッテ:行進曲
ヨハン・ゴットリーブ・ヤニッシュ:クアドロ ト長調
C・H・グラウン:歌劇《モンテズマ》(抜粋)
エッケルト・ハウプト(フルート)、
ローランド・ミュンヒ(オルガン)、
クリスティーネ・ショルンスハイム(チェンバロ)、
ベルリン・バロック・カンパニー、カペラ・コロニエンシス、
C・P・E・バッハ管弦楽団、他

51171  2枚組  \1500
北欧の旋律 ――
エドヴァルド・グリーグ:
ホルベルク組曲、2つの悲しき旋律-過ぎた春、故郷への帰還、メランコリー、
2つのノルウェーの旋律-牛寄せ歌と農民の踊り、トロルドハウゲンの婚礼の日
2つの悲しき旋律-胸のいたで、ノルウェー舞曲第2番イ長調、春に、忠誠行進曲
ソルヴェイグの歌
ジャン・シベリウス:
フィンランディア、悲しいワルツ、アンダンテ・フェスティーヴォ、
カンツォネッタ、ロマンス、トゥオネラの白鳥
ヘルベルト・ケーゲル(指揮)、
ドレスデン・フィルハーモニック、
ユーリ・アーロノヴィチ(指揮)、
ウィーン交響楽団、
イェルグ・ペーター・ワイグレ(指揮)、
ライプツィヒ放送合唱団、ブダペスト・ストリングス、他

51174  2枚組  \1500
フランツ・シューベルト(1797−1828):歌曲集 ――
魔王、夜と夢、ミニョン、白鳥の歌、死と乙女、
歌曲集《美しき水車小屋の娘》より、歌曲集《冬の旅》より
ペーター・シュライヤー(テノール)、
ヨゼフ・プロチュカ(テノール)、
白井光子(ソプラノ)、
クリシティアン・エルズナー(テノール)、
シュテファン・ゲンツ(バリトン)、他

51177  2枚組  \1500
シューベルト:菩提樹、セレナーデ、夜の明かり、夕映え、
ブラームス:白い小鳩、森の夜、私の心の思いのすべて、
アブト:セレナーデ、アヴェ・マリア、
グリーグ:アヴェ・マリア・ステラ、他全36曲
レーゲンスブルグ男声合唱団、ベルリン放送合唱団、
ライプツィヒ男声合唱団、他





<Eufoda>
EUFODA1248  \2180
受難のためのポリフォニー ――
トマ・クレキヨン(c.1490−1557):嘆きの歌
クレメンス・ノン・パパ(c.1510−c.1555):見守りたまえ、おお主よ
ヤコブ・アルカデルト(1505?−1568):嘆きの歌
ジャッケス・デ・ヴェルト(1536−1596):おお死よ、いかなる苦しみ
オルランド・ラッスス(1532−1594):スターバト・マーテル
フィリップ・ド・ロジエ(c.1561−1596):私の目は見えなくなった
エリク・ファン・ネーヴェル(指揮)、クレンデ

EUFODA1251  \2180
ピート・スウェルツ(1960− ):自作自演集 ――
ロマンティク・ピアノ小品集
子供のためのピアノ小品集
ピアノのためのポリフォニックな小品
ピアノ独奏のためのパルティータ
ピート・スウェルツ(ピアノ)
ベルギーの作曲家ピート・スウェルツはDehaskeから多くの吹奏楽作品を出版
&リリースしており、日本では「吹奏楽作曲家」として認知されている(代表
作に《マルテニッツァ》《エピタフ》《タイタニック・サーガ》など)。しか
し、ネオ・ロマンティックを標榜するスウェルツの作品はピアノ曲であっても
大変魅力的。ピアニストとしてのレベルも高い。

EUFODA1252  \2180
フランツ・シューベルト(1797−1828):
イタリア風序曲ニ長調D.590
交響曲第3番D.200
交響曲第5番D.485
ディルク・フェルミューレン(指揮)、プリマ・ラ・ムジカ

EUFODA1253  \2180
ヨハネス・ブラームス(1833−1897):
幻想曲Op.116
3つの間奏曲Op.117
6つの小品Op.118
4つの小品Op.119
ヤン・ミキエルス(ピアノ)
1884年製ベーゼンドルファーを使用。

EUFODA1254  \2180
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678−1741):オーボエ協奏曲集 ――
オーボエ協奏曲ハ長調RV.447
オーボエ協奏曲イ短調RV.461
オーボエ協奏曲ヘ長調RV.457
オーボエ協奏曲ニ短調Op.8-9,RV.454
オーボエとファゴットのための協奏曲ト長調RV.545
2つのオーボエのための協奏曲ニ短調RV.535
ジョリス・ファン・デン・ハウヴェ(オーボエ)、
パトリック・ペイレ(指揮)、
コレギウム・インストゥルメンターレ・ブルジェンセ

EUFODA1255  \2180
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681−1767):
カンタータ《いかに汝が言おうとも》
カンタータ《汝はこの男イエスを見たであろう》
カンタータ《響け正しい教えよ》
カンタータ《われらは見た》
グレタ・ディ・レイヘレ(ソプラノ)、
マリアンヌ・フリーヘン(メゾソプラノ)、
レジナルド・ピンヘイロ(テノール)、
ステファン・ガイヤ(バス)、
パトリック・ペイレ(指揮)、
コレギウム・インストゥルメンターレ・ブルジェンセ、
カペラ・ブルジェンシス

EUFODA1256  \2180
中世からバロックにかけてのクリスマス音楽 ――
作曲者不詳:キリエ、神は来たれり
作曲者不詳:おおクリスマスの夜
プレトリウス:おお、羊飼いよ
ファン・エイク:嬰児は生まれた
デ・レーウ:嬰児は生まれた
メサウス:おお、祝福せし、聖なるベツレヘム
作曲者不詳:この新年は 
メサウス:この新年は
スウェーリンク:われらに嬰児が生まれた
ブクステフーデ:コラール《申し分ない幸せ》
ブクステフーデ:申し分ない幸せ
シャイト:祝福への讃歌
ハスラー:マリアは天使に言う
ハスラー:フーガ 
ガルス:天使は知らせた
フレスコバルディ:リチェルカーレ
フランダース・リコーダー・クヮルテット、カピラ・フラマンカ






<Syrius>
SYR141373  2枚組  \4360
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678−1741):
協奏曲集Op.4《ラ・ストラヴァガンツァ》(オルガン版)
カテリーヌ・トドロフスキ(オルガン)
ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲集《ラ・ストラヴァガンツァ》をオル
ガンで演奏。

SYR141382  \2180
テオドール・デュボワ(1837−1924):
トッカータ
行列の詩篇(パスカル寺院のためのラテン組曲)
序奏−幻想曲、フゲッタとコーダ
エヴォカシオン
デロレーション
大プレリュード(ノエル寺院のための組曲)
オッフェルトリウム
大コラール
ヘルガ・シュエレ(オルガン)

SYR141351  \2180
フルートとハープ ――
ルイ・シュポワ:ソナタ、
W・A・モーツァルト:ソナタK.14、
ニルセン:霧が晴れてゆくOp.41、
ロッシーニ:アンダンテと変奏、
グルック:精霊の踊り、
ドニゼッティ:ソナタ、
サン=サーンス:ロマンス、
フォーレ:幻想曲Op.79、
ジェナン:ヴェニスの謝肉祭Op.14
ジェーン・トムセン(フルート)、ジャナ・ボウスコワ(ハープ)





<black box>
BBM1071  \2080
アルヴォ・ペルト:
アルト、ヴァイオリン、ヴィオラのための《彼女は長く歌いすぎた》
ソプラノ、アルト、テナー、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための《スタ
ーバト・マーテル(悲しみの聖母)》
無伴奏合唱のための《マニフィカト》
無伴奏合唱のための《ヌンク・ディミッティス》
カウンターテナーとオルガンのための《わが心は高地に》
ピアノのための2つのソナチネOp.1, No.1
ピアノのための2つのソナチネOp.1, No.2
ヴァイオリンとピアノのための《鏡の中の鏡》
マシュー・オーウェンス(指揮)、
チェンバー・ドメーヌ(器楽+声楽アンサンブル)、
スティーヴン・デ・プラッゲ(ピアノ)、
エディンバラ聖マリア大聖堂聖歌隊
合唱王国イギリス勢によるものだけに、無伴奏合唱曲の透明度は群をぬいて
いる。

BBM1082  2枚組  特価 \2080
ジョン・メットカルフェ:焼け付くような入江 ――
ベンド・イン・ザ・ロード、8、7日後、ファースト・メジャー・アップセット
・オヴ・ザ・トーナメント、焼け付くような入江、ファブリネ、ロケット、
キューバ通り、スクーター、君がしていた時計を思い出せない、
ミュージック・フォー・トレインズ
ジョン・メットカルフェ(ヴァイオリン、ヴィオラ、ギター、ピアノ)、
ソフィー・ハリス(チェロ)、リチャード・プライス(コントラバス)、
ラルフ・サルミンズ(ドラムス)
【ボーナスCD/旧 BBM1053】 ジョン・メットカルフェ:インナー・ライン
青いルビー、95、シェーンベルク、ジョージ、レイ・B、
ジ・インナー・ライン、サスピション、ザ・スリル・イズ・ゴーン、
ムーヴィング・オン、1916、グルーヴィー・ドッグ、ジョー、
イァ=?ノウ!ノウ!、ブルー・ルビー
ジョン・メットカルフェ(ヴァイオリン、ヴィオラ、ギター)、
ルイーザ・フラー(ヴァイオリン)、リック・コスター(ヴァイオリン)、
イヴァン・マックレディ(チェロ)
デューク・クヮルテット(弦楽四重奏団)を主宰するジョン・メットカルフェ
の第2弾となるクロスオーバー・アルバム。クラフトワークに影響を受け、ス
ティーヴ・マートランド・バンドにも参加していたメットカルフェならでは
の「テクノ」+「アンビエント」なクラシック。《焼け付くような入江
Scorching Bay》は彼の出身地ニュージーランド・ウェリントンの小さい入江
のこと。メットカルフェのファースト・アルバムがボーナスCDとして付される。






<ASV>
CDDCA1167  \2080
リュイス・ベネハム(1914−1968):
ヴァイオリン・ソナタ(1951)
ヴィオラ・ソナタ《楽興の時》
チェロ・ソナタイ長調
エフゲニー・グラッチ(ヴァイオリン)、アシャン・ピライ(ヴィオラ)、
ダミアン・マルティネス(チェロ)、アルバート・アテネレ(ピアノ)
リュイス・ベネハムはスペインの作曲家。

CDDCA1178  \2080
カール・フリードリヒ・アベル(1723−1787):
フルートと弦楽のための6つの協奏曲Op.6〔第1番ハ長調/第2番ホ短調/第3番
ニ長調/第4番ハ長調/第5番ト長調/第6番ハ長調〕
エドワード・ベケット(フルート)、
ロバート・アルドウィンクル(チェンバロ)、
アカデミー・オヴ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
フレンチ・スタイルの名手ベケット久々の新譜。本当に彼のフルートは味わい
深いものがあります。

CDDCA1164  \2080
ヨゼフ・マルクス(1882−1964):管弦楽伴奏による歌曲集(全32曲)
アンジェラ・マリア・ブラスト(ソプラノ)、
ステッラ・ドゥーフェクシス(メゾソプラノ)、
スティーヴン・スローン(指揮)、ボーフム交響楽団

CDDCA1166  \2080
クリスティアン・シンディング(1856−1941):
ヴァイオリン・ソナタハ長調Op.12
組曲ヘ長調Op.14
ヴァイオリン・ソナタヘ長調Op.73
マルコ・ロジリアーノ(ヴァイオリン)、
マウリツォ・パキアリエッロ(ピアノ)






<Gaudeamus>
CDGAU310  \2080
オルランド・ラッスス(c.1532−1594):ミサ《急ぎ昇り来たれ》
あなたはなんと美しい、私は園から加わり、急ぎ昇り来たれ、
ミサ《急ぎ昇り来たれ》、恋人よ、あなたは見事に美しい、私に口づけを
あなたは私の心を夢中にす、来たれ、わが愛、マニフィカト
アンドルー・カーウッド(ディレクター)、
カーディナルズ・ミュージック

CDGAU341  \2080
ヤコブ・オブレヒト(1457/8−1505):ミサ《あなたの庇護の下に》
神聖なる主イエス、あなたの庇護の下に、ミサ《あなたの庇護の下に》
十字架をたたえよ、神聖なるマリア、サルヴェ・レジナ、
ミレ・クインジェンティス、世界の創造主よ
エドワード・ウィックマン(ディレクター)、クラークス・グループ






<Living Era>
CDAJA5485  \1580
"ビー・マイ・ラヴ" マリオ・ランツァ、ポピュラーを歌う(オリジナル・モ
ノ・レコーディング・22曲) ――
ビー・マイ・ラヴ、ティナ・リナ、アヴェ・マリア、他
マリオ・ランツァ(1949−1952年録音)

CDAJA5503  \1580
"ヴィンテージ・ギルバート&サリヴァン" バラッド、ソング、スナッチ集
(オリジナル・モノ・レコーディング・28曲) ――
《ミカド》《軍艦ピナフォア》《ペンザンスの海賊》《ゴンドラの漕ぎ手》
《近衛騎兵隊》より 他(1926−1930年録音)

CDAJA5365  \1580
"アロング・ザ・ロード・オヴ・ドリーム" ウェブスター・ブースとアン・ジ
ーグラー(オリジナル・モノ・レコーディング・24曲) ――
オンリー・ア・ローズ、アロング・ザ・ロード・オヴ・ドリーム、天国の夜、
2人のパラダイス、真珠の月、他
ウェブスター・ブース(テナー)、アン・ジーグラー(ソプラノ)
(1929−1947年録音)






<resonance>
RSN3014  \1100
ストラヴィンスキー:
バレエ音楽《春の祭典》*、バレエ音楽《火の鳥》(1910年版)
サイモン・ラトル(指揮)*、ナショナル・ユース・オーケストラ*、
アンタル・ドラティ(指揮)、ロイヤル・フィルハーモニック
ラトルの隠れた名盤として知られているもの。日本クラウンから93年に国内盤
が発売されたこともある。1977年の録音で、このときラトルまだ弱冠23歳。オ
ケからも指揮者からも若いエネルギーがほとばしり出ている強烈な《春の祭典》
なのだ。咆吼するブラス、雷鳴のような打楽器の迫力は、数あるこの曲の録音
の中でも屈指。ラトルは11年後に手兵バーミンガム市響とEMIに再録音をおこ
なうが、打って変わったようにおとなしくなってしまう。
名匠ドラティが76年に行った《火の鳥》も名演。大規模な1910年版による演奏。
録音はどちらもADD。日本語曲目表記オビ付き。

RSB201  2枚組  \2200
J・S・バッハ:ブランデンブルク協奏曲第1番-第6番
ジョージ・マルコム(指揮)、イングランド・ノーザン・シンフォニア
録音は1977年5月。ADD。日本語曲目表記オビ付き。

RSN3030  \1100
ジョン・スタイナー(1840−1901):十字架
ジェームズ・グリフェット(テナー)、マイケル・ジョージ(バス)、
アンドルー・ニューベリー(オルガン)、
スタンリー・ヴァン(指揮)、ピーターボロー大聖堂聖歌隊
イギリスの作曲家ジョン・スタイナーによる宗教合唱曲。作曲者のコメントに
よると、この作品はオラトリオでもカンタータでもない独自のものだという。
録音は70年代後半。ADD。日本語曲目表記オビ付き。

RSN3018  \1100
メンデルスゾーン:交響曲第3番《スコットランド》、第4番《イタリア》
ジョン・ルボック(指揮)、
オーケストラ・オヴ・セント・ジョンズ(聖ヨハネ管弦楽団)
日本語曲目表記オビ付き。

RSN3016  \1100
"オルガン・ショウケース" ――
スッペ(ブリットン編):《軽騎兵》序曲、
ヴェルディ(ブリットン編):《アイーダ》大行進曲、
ワーグナー(レメレ編):ワルキューレの騎行、
ジョプリン(ブリットン編):エンターテイナー、
スーザ(ブリットン編):行進曲《リバティーの鐘》、
J・S・バッハ:トッカータとフーガ ニ短調BWV.565、
ヴィドール:オルガン交響曲第5番
ハロルド・ブリットン(オルガン)
ロイヤル・アルバート・ホールのパイプ・オルガンによる演奏。
録音は1986年。日本語曲目表記オビ付き。

RSN3015  \1100
ボロディン:交響曲第2番、《イーゴリ公》より序曲と舞曲
エンリケ・バティス(指揮)、メキシコ州立交響楽団
録音は1986年。日本語曲目表記オビ付き。

RSN3013  \1100
バロック・ブラス・コレクション ――
スザート(S・パーキンス編):組曲、
シャイト:戦いの組曲、
ペーツェル:セレモニアル・ブラス・ミュージック、
J・S・バッハ(グラセル編):
《フーガの技法》より-〈コントラプンクトゥス〉、
作曲者不詳(I・ジェームズ編):エリザベス組曲、
ホルボーン:5つの舞曲、
J・クラーク(S・パーキンス編):
デンマーク王子の行進(トランペット・ヴォランタリー)、
J・スタンリー(S・パーキンス編):トランペット・チューン、
M・ロック(S・パーキンス編):
女王陛下のサグバットとコルネットのための音楽、
パーセル(S・パーキンス編):トランペット・チューンとエア
ロンドン・ガブリエリ・ブラス・アンサンブル(&合唱)
録音は1980年代初頭。トランペットは名手クリスピアン・スティール・パーキ
ンス。モダン楽器による演奏である。日本語曲目表記オビ付き。

RSN3012  \1100
ロマンティック・チェロ ――
サン=サーンス:白鳥、
ディーリアス:ロマンス、
メンデルスゾーン:無言歌、
ブリッジ:エレジー、
ラフマニノフ:アンダンテ、
エルガー:愛の挨拶、
ロイド・ウェッバー:夜想曲、
フォーレ:夢のあとに、
ショパン:序奏とポロネーズ・ブリランテ、
アイルランド:聖なる少年 他
ジュリアン・ロイド・ウェッバー(チェロ)
録音は1970年代後半から90年代にかけて。日本語曲目表記オビ付き。

RSN3011  \1100
"ミゼレーレ" 合唱作品コレクション ――
アレグリ:ミゼレーレ、
J・S・バッハ:イエス、わが喜び、
ヘンデル:司祭ザドク、
W・A・モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス 他
ウィンチェスター大聖堂聖歌隊、
オックスフォード・クライスト教会大聖堂聖歌隊、他
録音は1980年代。日本語曲目表記オビ付き。
 
<harmonia mundi France>
HMC801829(SACD-Hybrid)  2枚組  \3780
ハイドン:オラトリオ「四季」
マルリス・ペーターゼン(S;ハンネ)
ウェルナー・ギューラ(T;ルーカス)
ディートリヒ・ヘンシェル(Br;シモン)
ルネ・ヤーコプス(指)
フライブルク・バロックオーケストラ,RIAS室内合唱団 
録音:2003年8月インスブルック
ハイドンの傑作オラトリオ「四季」、しかしCDショップで棚を見てみれば…
あらら、「天地創造」はたくさんあるのに、「四季」はほんのチョビッと。
しかもここ10年以上良い新録音がありません。何せハイドン自身が「天地創
造」の方が優れているなんて言葉を残しちゃったもんで、今日まで評価が今
一つ…しかしさすがヤーコプス、誰が聞いても「四季」が傑作であることを
納得させる大名演をやってくれました!大ベストセラーになった「フィガロ
の結婚」同様、時代楽器オーケストラをフル稼働させ、晩年のハイドンの恐
るべき旨み成分たっぷりの表現力を万全に引き出しています。特に狩の場面
(鉄砲炸裂!)とワイン祭のある「秋」の大胆かつユーモアたっぷりの音楽!
これでこそハイドン!!加えて歌手も素晴らしい。要のシモンは男っぷりも
かっこいいヘンシェル!当代最高美声テノールのギューラに、バロックから
ルルまで幅広く大活躍のソプラノ、ペーターゼン!

HMU 907331  \2080
バルチック・ヴォイシズ2
シサスク(エストニア):〈祖国の栄光〉より5つの歌 (1988)
トイヴォ・トゥレヴ(エストニア):そして静寂のなか (2002)
ペーア・ネアゴー(デンマーク):冬の聖歌 (1976/84)
ガリーナ・グリゴリエヴァ(ウクライナ):離脱の時 (1999)
シュニトケ(ロシア):3つの聖歌 (1983/4)
ポール・ヒリアー(指)エストニア・フィル室内合唱団
録音:2003年7月14/17日、ハープサル教会(エストニア)
第1弾が絶賛された「バルチック・ヴォイシズ」。待望の第2弾の登場です。
今回の作曲家はエストニア、デンマーク、ロシア系が選ばれています。ジャ
ケットも19世紀ロシアを代表する画家レヴィタンの「永遠の平和に」が使用
され、ロシアに焦点があてられていることを強調しています。そのせいもあ
って、グリゴリエヴァとシュニトケの作品は絶品。どちらもロシア正教の聖
歌の伝統に忠実で、シュニトケ作品はその強い宗教性ゆえロシア人以外の演
奏は不可能であると作曲者自身も述べていたものですが、ヒリヤーとエスト
ニア・フィル室内合唱団は驚くべき完成度を示しています。しかしシュニト
ケは凄い。ソ連時代にこれだけ露骨な聖歌を、それも交響曲や器楽曲で異常
な作風を展開していた時期に、かくも真摯で敬虔な音楽を書けたとは!エス
トニア・フィル室内合唱団の清らかで透明な響きも絶妙。人間の声の力を実
感させられ、震えるほど感動的です。

HMC 901857  \2080
ブルックナー:交響曲第7番
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)シャンゼリゼ管弦楽団
なんとブルックナーの交響曲がオリジナル楽器で登場。しかも美音主義者ヘ
レヴェッヘとシャンゼリゼ管の演奏というのも期待させられます。ヘレヴェ
ッヘはブルックナーの大家ヴァントを大変尊敬していたこともあり、とろけ
る美音を聴かせながらも大変硬派なブルックナーに仕上がっております。
音質もハルモニア・ムンディ・フランスならではの優秀録音。





<FARAO>
D 108045(DVD-Video) \3700
リージョンALL
NTSC.16:9、PCM Stereo DTS-Surround
グルック:
「オルフェーとユリディス」(「オルフェオとエウリディーチェ」 ベルリ
オーズ編)
ヴェッセリーナ・カサロヴァ(オルフェー),
ローズマリー・ジョシュア(ユリディス),
デボラ・ヨーク(アムール)
アイヴァー・ボルトン(指)
バイエルン国立管弦楽団,バイエルン国立歌劇場合唱団
演出:ナイジェル・ローリー,アミール・ホセインプール
ミュンヘンの俊英レーベルFARAOから驚くべきDVD VIDEO!グルックの「オル
フェーとユリディス」(「オルフェオとエウリディーチェ」のフランス語)。
バイエルン国立歌劇場でのライヴで、表記がありませんが2003年10月20日の
プレミエの公演をZDFが収録したもののようです。主役は天下のメッゾソプラ
ノ、ヴェッセリーナ・カサロヴァ。さすがは渾身の歌唱演技で、画面を通し
て見るとものすごい迫力が感じられます。燕尾服での立ち姿のかっこいいこ
と!さらにローズマリー・ジョシュアとデボラ・ヨークという古楽で大活躍
の美声ソプラノを2人も配するという豪華さ。演出は、鋭い美的センスでドイ
ツを中心に大変人気のナイジェル・ローリーとアミール・ホセインプールの
コンビ。舞台をオーケストラに設定したユニークな演出で、面白いこと間違
いありません。今では珍しくなってしまったベルリオーズ編のフルオーケス
トラ版に、オリジナルのバレエを最後に付け加えています。このバレエでの
ホセインプール振付のパントマイムがまた大変に独創的で楽しいものです。
うれしい日本語字幕付き。





<Dynamic>
CDS 448  3枚組 特価  \1850
マルティナ・フランカ音楽祭30周年記念ボックス
ヘンデル:「ジューリオ・チェーザレ」
ヴィヴァルディ:「ファルナーチェ」
パイジェッロ:「滑稽な決闘」
チマローザ:「女の手管」
ロッシーニ:
「ボルゴーニャのアデライーデ」,「オテッロ」,「試金石」
パチーニ:「ポンペイ最後の日」
ベッリーニ:「ノルマ」,「夢遊病の女」,「海賊」
メルカダンテ:「刺客」
ドニゼッティ:
「マリーア・ディ・ロアン」,「間違った幸福」,「ファヴォリータ」,「ジ
ンガラ」
ヴェルディ:「エルナーニ」,「マクベス」,「シモン・ボッカネグラ」
プッチーニ:「妖精」
ジョルダーノ:「シベリア」
ピッチンニ:「ロラン」
パイジェッロ:「プロセルピーヌ」
オーベール:「フラ・ディアヴォロ」
マイヤベーア:「ユグノー」,「悪魔ロベール」
ドニゼッティ:「ランマームーアのリュシ」
ヴェルディ:「トルヴェール」
グノー:「サバの女王」
オッフェンバック:「ジェロルスタン女大公殿下」
ビゼー:「真珠採り」
ドリーブ:「ラクメ」
マスネ:「ローマ」からの場面
登場する歌手
マリエッラ・デヴィーア,ウィリアム・マッテウッツィ,ラウル・ヒメネス,
グレース・バンブリー,パトリツィア・チオーフィ,
ヴィンチェンツォ・ラ・スコーラ,ダニエラ・デッシー,
ミケーレ・ペルトゥージ,ホセ・クーラ,ルチアーナ・セッラ,
ルチア・ヴァレンティーニ=テラーニ,他多数
南イタリア、プーリア州にある小さな町、マルティナ・フランカで毎夏行われ
る音楽祭、ここでは珍しいオペラを上演することで有名で、また多数の人気歌
手が若い時に出演していることでも知られています。1974年に始まった音楽祭
は、1980年代に入ってから録音が残されていて、ことに近年は毎年の3演目全
てがDynamic社によって録音されています。この3枚組の記念アルバムには、
Dynamic社の音源はもちろん、Nuova Era社やFonit Cetra社などの音源も借り、
さらには1977年にグレース・バンブリーが歌ったベッリーニの「ノルマ」,
1987年にルチア・アルベリティが歌った「海賊」からの二つの未発表録音を
含んでいます。多数の名歌手が出演の3枚組みがなんと1枚価格!

CDS 464  \1850
ショスターコーヴィチ:
2台ピアノ、四手ピアノのための作品全集
2台のピアノのための組曲 嬰へ短調 Op.6、3つの幻想的舞曲 Op.5、
アフォリズム Op.13、四手ピアノのためのワルツ Op.95、
四手ピアノのためのポルカ、2台ピアノのための陽気な行進曲、
2台ピアノのためのタランテッラ、
2台ピアノのためのコンチェルティーノ Op.94
ルイーザ・ファンティ・ズルコフスカヤ(P),サブリナ・アルベルティ(P)
有名な24の前奏曲とフーガを始め、ショスタコーヴィチのピアノ作品も大変魅
力のあるものが揃っています。このCDは、二台ピアノ、および四手ピアノの作
品を中心にしています。ショスタコーヴィチ独特のエネルギー、皮肉、グロテ
スクさも、四本の腕で倍化されているようです。

DYNDVD 33457(DVD-Video)  \3700
プッチーニ:「蝶々夫人」(ブレッシャ版世界初収録)
ダニエラ・デッシー(蝶々夫人),
ファビオ・アルミリアート(ピンカートン),
ファン・ポンス(シャープレス)、
ロッサーナ・リナルディ(スズキ),ほか
プラシド・ドミンゴ(指)
チッタ・リリカ管弦楽団,合唱団
演出:ステファノ・モンティ
舞台美術:アルナルド・ポモドーロ
衣裳:メゾン・ガッティノーニ
収録:2004年5月28、30日,トッレ・デル・ラーゴ
長崎を舞台にしたプッチーニの「蝶々夫人」は、ちょうど100年前の1904年2月
17日、スカラ座で初演されました。しかしこれが大失敗に終わり、わずか1公
演でキャンセル。リベンジを誓ったプッチーニは改訂を加え、同じ年の5月28日
にミラノから遠くないブレッシャという町で上演、これは大成功となりました。
例年夏に行われるトッレ・デル・ラーゴのプッチーニ・フェスティヴァル、今
年は「蝶々夫人」の成功100周年を祝って、ブレッシャでの上演の初日のちょ
うど100年後の今年5月28日に「蝶々夫人」の特別記念公演を開催しました。
デッシー、アルミリアート、ポンスといった豪華キャストに加え、指揮はなん
と驚きのプラシド・ドミンゴ!公演は大成功に終わりました。このプロダク
ションは、指揮者だけ替わって後はそのまま9月のNHKホールで引越し公演を
行います。今回DYNAMIC社がこの記念公演を映像収録、日本公演に間に合うよ
うDVDを制作してくれることになりました!しかも日本語字幕つき!加えて、
ブレッシャ版での「蝶々夫人」はCDでもなかったので、二重三重に大注目です。
来日公演を見る人も、見られない人も、プッチーニ・ファンもオペラマニアも
ドミンゴのファンも、みんな必携!お楽しみに!
-公演予定-
プッチーニ:「蝶々夫人」
2004年9月   9日(木) NHKホール
2004年9月11日(土) NHKホール





<IDIS>
IDIS 6436  \1550
バッハ,チェッコーニ,ビゼー,リヴィアベッラ,ストラデッラ、ラッファ,
シューベルト,ジビラーロ,ブラームス,カーン,ヴェルディ,
カルネヴァーリ,ヘンデル,フランクの作品
ベニアミーノ・ジーリ
録音:1932-1954年
天下の名テノール、ジーリが残した宗教歌曲をあつめたもの。バッハ&グノー
の有名なアヴェ・マリアから、有名無名作曲家取り混ぜて歌っています。






<BONGIOVANNI>
GB 2315  \1880
A.スカルラッティ:「フィランドラとセルヴィーノ」
ジポーリ:「侮辱に復讐するために」
ヴィンチェンツォ・サンゾ(T)カルメロ・コルラード・カルーゾ(Br)
ファウスト・ナルディ(指)
プラート“ジュゼッペ・ヴェルディ”音楽学校合奏団
録音:2000年12月
スカルラッティの「フィランドラとセルヴィーノ」は、1698年にナポリで上演
されたオペラ「今も貞淑な女」のインテルメッツォとして作られたもの。年増
の乳母フィランドラが老庭師セルヴィーノの気を引こうとしてあれこれ工夫し、
うまく行きそうだったに最後は喧嘩別れ、というシルバー恋愛もの。フィラン
ドラ役はなんとテノール、悪ノリが倍化されています。バッテン荒川あたりを
思い浮かべながらお聞き下さい。「侮辱に復讐するために」はバリトン・ソロ
による劇的カンタータ。ドメニコ・ジポーリ(1668-1726)はイタリア生まれで
後にアルゼンチンに移住した人。

GB 5618  \1880
ロッラ:
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調,友人カヴィナッティのためのアダージョ 
へ長調,シンフォニア ニ長調
グイド・リモンダ(Vn,指)
アレッサンドロ・ロッラ室内管弦楽団
録音:2003年12月
アレッサンドロ・ロッラ(1757- 1841)はイタリアのヴァイオリニストで、ミラ
ノ・スカラ座でコンサートマスター(当時は指揮者も兼ねていました)を務め
たこともある名手。モーツァルトと同世代で、イタリアにウィーン古典派の作
風を広めた作曲家の一人としても知られています。ヴァイオリン協奏曲は
1796年の作品で、モーツァルトからの影響が顕著です。アダージョはロッラの
比較的晩年の作品で、モーツァルトの影響から抜け出してそろそろベッリーニ
やドニゼッティの時代と感じさせるもの。
ヴィオッティのヴァイオリン協奏曲集(GB.5133、GB.5138)が好評だったリモン
ダが、節度あるイタリアン・カラーでロッラの持ち味を引き出してくれていま
す。

HOC 017  2枚組  \2200
ドニゼッティ:「シャムニーのリンダ」
ジャンニ・ライモンディ(T;シルヴァル子爵) 
マルゲリータ・カルージオ(S;リンダ) 
ジュゼッペ・タデイ(Br;アントーニオ) 
リナ・コルシ(S;ピエロット),他
アルフレード・シモネット(指)
RAIミラノ管弦楽団,合唱団
録音:1953年
若い頃のジャンニ・ライモンディやジュゼッペ・タデイの声が聞けるのが魅力。






<KII>
-キングレコード制作品-
CCDAM 001  \2000
国内盤
ケルビーニ:レクイエム ハ短調
シューベルト:奉献唱
畑 儀文(テノール、指)
大阪チェンバーオーケストラ
同志社CCD Alma Mater 1st 合唱団
デンオンが大変力を入れていたユニークなテノール歌手畑儀文が指揮を。そし
て日本最古の伝説を誇る学生混声合唱団である同志社CCDがコーラスを。オケ
は関西でバッハカンタータ全曲に挑む集団の大阪チェンバーオケ。歌詞対訳
付きの国内盤仕様です。





<haenssler>
93 109  \1650
ワイル:7つの大罪,クオドリベッド
アニア・シリア(S) ユリウス・プファイファー(T)
アレクサンダー・ユデンコフ(T) ベルンハルト・ハルトマン(Br)
トルステン・ミュラー(Bs)
グジェゴシュ・ノヴァーク(指)
カイザーラウテンSWR放送管弦楽団 録音:2002年9月
1960、70年代に大活躍したドイツのソプラノ、アニア・シリア。今年の3月に
来日しシュトラウスの「サロメ」のヘロディアートを歌ったくらい、まだ元気
元気の現役です。そんな彼女の新録音。クルト・ワイルの傑作、7つの大罪で
す。しっかりしていることくらい予想していましたが、聞いてみたら予想よ
り遥か上。しっかりした発声のみならず、見事な表現力に存在感!並み居る
若い男声歌手を差し置いて姐御の風格です。さすが!指揮のグジェゴシュ・
ノヴァークはポーランド出身、現在カイザーラウテンのオーケストラの音楽
監督を務めています。ワイルの一筋縄ではいかない音楽を実にいいお味に料
理していて、なかなか腕のたつ人のようです。






<GOP>
66307  2枚組  \2700
ヴェルディ:「オテッロ」
マリオ・デル・モナコ(オテッロ)
オネーリア・フィネスキ(デズデーモナ)
レナート・カペッキ(イヤーゴ) 他
トゥリオ・セラフィン(指)RAIミラノ管弦楽団,合唱団 録音:1954年9月
他社から発売されていた時はRAIトリノとなっていました。

66308  2枚組  \2700
ヴェルディ:「仮面舞踏会」全曲
ジャン・ピアース(T;リッカルド)
ヘルヴァ・ネッリ(S;アメリア)
ロバート・メリル(Br;レナート)
クララーメ・ターナー(Ms;ウルリカ)
ヴァージニア・ハスキンズ(S;オスカル)
ジョージ・チェハノフスキー(Br;シルヴァーノ)
ニコラ・モスコーナ(Bs;サムエル)
ノーマン・スコット(Bs;トム) 他
アルトゥーロ・トスカニーニ(指)
NBC交響楽団,ロバート・ショウ合唱団 録音:1954年1月
御存知NBC放送の公演。ボーナスにトスカニーニの「仮面舞踏会」のリハーサ
ル風景を収録。

66306  2枚組  \2700
ヴェルディ:「アッティラ」
イタロ・ターヨ(アッティラ)
ジャンジャコモ・グエルフィ(エツィオ)
ジーノ・ペンノ(フォレスト)
カテリーナ・マンチーニ(オダベッラ)
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)RAIミラノ管弦楽団,合唱団
録音:1951年9月
ボーナス:イタロ・ターヨとフェドーラ・バルビエーリのリサイタル、1952年
ジュリーニの比較的若い頃の録音。ターヨ、グエルフィ、ペンノと男声が充実。

66309  2枚組  \2700
チャイコフスキー:「マゼッパ」(イタリア語)
エットレ・バスティアニーニ(Br;マゼッパ)
マグダ・オリヴェーロ(マリヤ)
ボリス・クリストフ(コチュベイ)
ヨネル・ペルレア(指)
フィレンツェ五月祭管弦楽団,合唱団 録音:1954年6月
イタリア語ながら、バスティアニーニ、オリヴェーロ、クリストフと豪華な
メンバーの「マゼッパ」。





<ALBA>
ABCD189  \2080
トゥーッカネン:管弦楽作品集
劇「きこり」序曲Op.1,セレナータ・ジョコーザOp.4,夕べの歌Op.9/3,
夏の踊りOp.9/4,劇「雲」のための小組曲,弦楽のためのロマンティックな
モーメントOp.8,テンプス・フェストゥムOp.53
ハンヌ・コイヴラ(指)
ヨエンスー市立管弦楽団
フィンランドの作曲家、カレルヴォ・トゥーカネン (1909-1979)はきっかり
20世紀を生きた人だというのに、作品はほとんどグリークと同世代じゃない
かというほど全くのロマン派。どの曲も北欧の自然を謳歌する美しさに満ち
溢れた傑作ぞろい。この見事な時代ズレっぷり、たしかに20世紀には時代遅
れと取られたかもしれませんが、今から見れば実にアッパレ、いい仕事をし
てくれたもんです。「雲」の第1曲の“夢”なんて、実に素敵な曲でゾクゾ
ク来ます!

ABCD187  \2080
ポホヨラ:室内楽作品集
弦楽四重奏曲第3番,ニューヨーク・ニューヨーク,ゲーム・オーバー,
オペラ座の一夜,リーベライ
ミントゥ・ペス(S)
ドミートリー・スロボデニューク (指)
サグロス・アンサンブル
セッポ・ポホヨラは1965年生まれのフィンランドの作曲家。現代の感性をも
ちつつトゲトゲしさを排したキレの良い音楽です。

NCD20  \2080
トルミス:エストニアの光景2
マリアの地のバラード,ハンド・ルンネルとの回顧,無法の日々,
神が我々を戦争から守ってくれる,戦の伝令の旅,太陽を輝かさせろ!,
タマサーレの家畜番少年の時代,私を忘れないで 他
アンツ・ソーツ(指)
エストニア国立男声合唱団
ヴェルヨ・トルミスは1930年生まれのエストニアの作曲家。エストニアの民
謡から影響を受けた合唱曲で知られている人。

NCD22  \2080
マトヴェイネン:私のお母さん/愛を呼び起こす/思い, 
トゥルッカ:追い求める人/美しさはどこへ消えてしまったの, 
カハラ:サムサラ,甘い心の足音,ジャガイモを茹でる間の歌 他
マリユッカ・リーヒマキ(指)
フィロメラ 録音:2003年
フィロメラは1984年設立の女声合唱団。素朴な民族色を残しつつより洗練さ
れた高度なアンサンブルを達成しており、近年高い評価を受けています。






<URANIA>
URN22 262  \1350
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58 
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
ヴィルヘルム・バックハウス(P) 
ハンス・クナッパーツブッシュ(指) 
カール・シューリヒト(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 録音:1954年1月17日、1952年5月
シューリヒトと巨匠二人の共演。ベートーヴェンはライブ録音。ブラームス
はDECCA録音。

URN22 261  \1350
ホロヴィッツ名演集
シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D960 
メンデルスゾーン:3つの無言歌 
同:厳格な変奏曲ニ短調Op.54 
ショパン:ポロネーズ変イ長調Op.61「幻想ポロネーズ」 
同:バラードOp.52
ウラディーミル・ホロヴィッツ(P) 
録音:1953年2月25日、1946年10月29日、1946年10月25日,11月22日
1951年、1952年4月18日
ホロヴィッツ全盛期の記録。

URN22 263  \1350
レオンカヴァッロ:「道化師」
ユッシ・ビョルリンク(T;カニオ)
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(S;ネッダ)
レナード・ウォーレン(Br;トニオ)
ロバート・メリル(Br;シルヴィオ) 他
レナート・チェッリーニ(指)
RCAヴィクター管弦楽団,ロバート・ショウ合唱団,他 録音:1953年1月
RCA録音で現在はEMIが発売しているもの。

URNSP 4227  \1350
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調リスト:ピアノ協奏曲第1番
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第1番
スビャトスラフ・リヒテル(P) 
ヘルマン・アーベントロート(指)
ソヴィエト国立管弦楽団
カレル・アンチェル(指)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
カレル・アンチェル(指)
プラハ交響楽団 録音:1954年10月モスクワ、1954年6月3日プラハ
1954年5月プラハ
いずれも名演として知られているもの。モスクワでのアーベントロートとの
共演が注目。





<BRIDGE>
BCD 9148  \2080
モーツァルト:四手ピアノ作品集
四手のためのピアノ・ソナタ 変ロ長調K381,
四手のためのピアノ・ソナタ ハ長調K521,
アダージョとアレグロ ヘ長調K594,
四手のためのピアノ・ソナタ 変ロ長調K358,
四手のためのピアノ・ソナタ ヘ長調K497
ナディア・レイゼンベルク(P) アルトゥール・バルザム(P)
フランチェスカッティやミルシタインなど多くの名手の伴奏を務めたアルトゥ
ール・バルザムが参加しているのが注目です。ナディア・レイゼンベルクも
1940、50年代に活躍したピアニスト。オーソドックスでありながら、清潔で
無駄な虚飾のない気持ちの良いモーツァルトの音楽になっています。
録音年代は明記されていませんが良好なモノラルです。

BCD 9149  \2080
トゥルーマン作品集
機械言語,罠,偽の骨董品,春のリズム,静けさ,アカペラ
アンナ・リム(Vn) ダン・トルゥーマン(電子Vn) アラシュ・エイミニ(Vc)
ダニー・トゥニック(Perc) ダエダルスSQ. ノン・シークイチャー(Ens)
ブレンタノSQ. クートニー・オーランド(Vn) タラブ・チェロ・アンサンブル他
エレクトリック・ヴァイオリンを自ら弾いて独自の音楽を模索しているダン・
トゥルーマンの室内楽作品を中心にあつめたもの。






<INTEGRAL>
MAG 111135  \1650
ジョリヴェ:歌曲集
祈り,哀悼歌,ボリッグブロック卿のラバ,3つのギャラントな歌,
兵士の3つの嘆き,個人的な歌(5曲),冬の庭(4曲),礼拝組曲
クリストフ・クラペ(T) リオネル・ペントル(Br) カテリーヌ・クルノ(P)
 ロラン・デッカー(Ob) オアナ・ウンク(Vc) フランシス・ピエール(Hp)
録音:2002,2003年
20世紀フランスを代表する作曲家の一人、アンドレ・ジョリヴェ、もっぱら器
楽曲ばかり聞かれることが多く、こうして歌曲をまとめて聞けることはなかっ
たのではないでしょうか。全26曲(ただし礼拝組曲のうち4つは器楽のみの
曲)、いずれの曲も非常に緻密に書きこまれた細やかな心象風景で、知的な
深みのある名曲ばかりで驚かされます。それでいて、フランス近代の歌曲の
諸先輩たちからの伝統も十分受け継いでいます。「ポン・デ・ジアンの嘆き」
なぞ素晴らしい傑作。
フランス近代声楽曲を歌わせたらトップクラスの名バリトン、リオネル・ペ
ントルが大半を歌っており、実に見事です。

MAG 111152  \1650
グラシアーヌ・フィンジ:窓辺の月,
ドイナ・ロターリュ:伝説,アンタラ
ソフィー・ラカーズ:壊れた言葉,母音
アリーナ・ピエチョースカ=パスカル:四重奏曲第3番
アンサンブル・エリオス〔クリステル・レヌー(Fl)
シュザンヌ・マリー(Vn) ファビエンヌ・スターデルマン(Va)
クレール・オペール(Vc)〕
現代活躍中の女性作曲家のフルートと弦楽のための室内楽作品を集めたCD。
アンサンブル・エリオスも女性4人のアンサンブル。






<WERGO>
WER 2058(1DVD-Audio)  \1850
Edition ZKM(5.1ch)
「サラウンド・ミュージック」
アルヴィン・ルシエ:
「私は部屋に座っている(ZKM版)」-声とテープのための-
ブリュンマー:「メデューサ」
ジャスティン・ベネット,ニコラス・コリンズ,カッフェ・マシュー,
アンヌ・ウェルメール,ツァイトブロム:「ファイバー・ジェリー」
「私は部屋に座っている」はルシエのヒソヒソボソボソとした語りが8回繰り
返され、そのそれぞれの回が音響的に変化が付けられているというもの。なん
ともいえないモゾモゾとした声質ですが、ルシエ・マニアにはたまらないトラ
ックなのではないでしょうか。・「メデューサ」と・「ファイバー・ジェリー」
は鍾乳洞の中かあるいは水琴窟の壺の中にいるような気分になれる、摩訶不思
議な音響世界。人工的に作られた音の織り成すハーモニーはまさに自然界の音、
体と耳の中を風が吹き抜け、涼しくなれます。大容量DVDオーディオならでは、
123分51秒収録の超長編。耳も心も大満足することうけあいです
※この商品はDVD-Audioです。DVD-Audio専用プレイヤーでのみ再生可能です。







<dB Productions>
DBCD 60  2枚組  \2080
ゲフォーシュ:「オオカミが出た」
アンネ=リーセ・ベルントセン(S;ロッロ)
ステファン・ダールベリ(T;リュコス)
ミカエル・ヴェイニウス(Br ポースケ)
エンツォ・フローリモ(Bs フント) 他
大勝秀也(指)マルメ歌劇場管弦楽団,合唱団 録音:1999年6月マルメ
おそらく日本人としては初めての劇場たたき上げの実力派指揮者、大勝秀也。
彼がマルメ歌劇場の音楽監督を務めていた時期(1996-2001)の最も充実した
成果の一つが、このオペラ「オオカミが出た」です。保育所に立てこもった男
と、人質になった子供たちと保母の物語。ハンス・ゲフォーシュ(またはイェ
フォーシュ、1952年生まれ)の音楽は、しゃきっとした分かりやすさと劇的効
果を優先し、非常に楽しみやすいものになっています。もちろんスウェーデン
語で、台本には英語対訳があります。
大勝とマルメ歌劇場のメンバーの演奏も非常に熱の入ったもので聞き応え満点。
噂には聞いていた現代オペラの名作、ついに日本上陸です!

DBCD 46  \2080
“クラシカル・ギター・リボーン”
オルボン:前奏曲と舞曲,
オアナ:ティエント,
ゲルハルト:幻想曲,
ヘンツェ:3つのテントス,
ミヨー:セゴビアーナOp.366,
セゴビア:光のない練習曲,
クシェネク:ギター独奏のための組曲Op.164,
ハリソン:セレナーデ,
ソーゲ:ファリャの思い出のソリローク,
ブローウェル:性格的な舞曲,
スミス=ブリンドル:リトミコとヴィーヴォ,
ザッパ:ギターのためのワルツ
グンナル・スピュート(G)
これはユニークな企画。1950年代に作曲されたギターのためのクラシック音楽
を集めています。ギター・ファンならおなじみの曲から、かなり珍しい作品ま
で様々で楽しめます。

DBCD 27  \2080
“ゴシックの夢”
ディストラー:ソナティーナ,変奏曲「エルゼちゃん,いとしのエルゼちゃん」
ブクステフーデ:
プレリューディウム BuxWV139,カンツォネッタ BuxWV169,
カンツォーナ BuxWV170,変奏曲を伴ったアリア BuxWV246,
ハンブレウス:太陽の昇る地平から,他
ハンス・ヘルステン(Org)
スコラ・カントルム・スカニエンシス
マルメ博物館スクヴゴード・ルームに保管されている、演奏できるものとして
は最古のオルガンを演奏したもの。ブクステフーデを中心に、フーゴ・ディス
トラー(1908-1942)、さらにベンクト・ハンブレウス(1928-2000)のゴシック風
の曲も含めています。ハンス・ヘルステンは1958年ヘルシンボリ生まれのオル
ガニスト。ディスポジションとレジストレイションの一覧表付き。オルガンを
勉強している人には参考になるでしょう。






<QUINDECIM>
QP 063  \2080
レブエルタス:管弦楽作品集
コロリーネス,会話のための音楽,小道,トロカ,バティク,網
ホルヘ・ペレス・ゴメス(指)
モラヴィア・フィルハーモニー管弦楽団 
録音:1999年チェコ
近年のメキシカン・クラシック人気の立役者、シルベストレ・レブエタス
(1899-1940)の管弦楽作品集。レブエタスの単独のCDは意外なほど少なく、こ
こに収録されている比較的短い作品がまとまっているのは大変重宝します。
「網」(レデス)はもともと映画音楽だったものを、レブエルタスの才能に深
く共感していたかの大巨匠エーリヒ・クライバーがレブエルタスの没後1943年
に組曲にしたもの。

QP 015  \2080
カサド:愛の言葉,
ファリャ:メロディア,ロマンス,
スペイン民謡−ムーア人の織物,ナナ,カンシオン,ポロ,アストゥリアーナ,
ホタニン:スペイン組曲
ヒメナ・ヒメネス・カッチョ(Vc) イレネウシュ・ヤグラ(P) 
録音:1997年
スペインのチェロのための近代名曲を集めています。カサド、ファリャの有名
曲はもちろん、モンポウの苦味の走った「橋」も格別。ホアキン・ニン(1879-
1949)はキューバ出身でバルセロナ,パリで育ったピアニスト,作曲家。スペ
イン組曲の伊達男っぽさは見事。
ヒメナ・ヒメネス・カッチョはメキシコ生まれのチェリスト。女性らしい優し
さが生きています。

QP 091  \2080
アクア-フルートと電子音の作品集
エスクエル:オクトゥム,
フェルトフルズ:口紅,
ガリンド:俳句2,
ロカ:蝉の声,
スカラーニ:死の幻影その1−カラベラス,
フエンテス:ウィット,
ウォーターズ:アクア・ブルーとスカーレット・レッドの夢
アレハンドロ・エスクエル(Fl)
どれもフルートに、サンプリング音や電子音などをかぶせてつくられたもの。
日本で作曲されたという原題Semi No Koeは、日本人にはかえって新鮮かもし
れません。





<Korea Arts Center-朝鮮芸術研究所>
KRC 009  \1980
日本語解説付き
朝鮮民謡ピアノ名曲選
アリラン 
トラジ 
ヤンサンド 
セヤセヤ 
しだれ柳 
龍岡打令 
トンドルラリ
金 貞淑(Pf)
キム・ジョンスクは朝鮮大学師範教育学部、同大学研究院卒業。1964年、73年
に在日朝鮮学生音楽コンクールで初級ピアノ部門、高級ピアノ部門でそれぞれ
2位入賞の実力者。
このCDには楽譜請求シールがついております。送料500円で本CD演奏曲、7曲
の楽譜(A4,46ページ)がKorea Arts Centerから送られます。





<BRIDGE>
BCD 9147  \2080
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第5番 ニ長調 Op.70 No.1 「幽霊」
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番 ホ短調 Op.67
ジュピター・トリオ
〔アグリカ・アンジェロヴァ(P),ロバート・ウォーターズ(Vn),ジュリアン
・ハーシュ(Vc)〕
録音:2002年8月
ベートーヴェンの中期の傑作「幽霊」と、ショスタコーヴィチの室内楽曲の中
でも飛び切り人気の高いピアノ三重奏曲第2番を引っさげて登場したのが、合
衆国を拠点に活動するジュピター・トリオ。この名前にピンと来る人も多いは
ずで、2002年に行われた第4回大阪国際室内楽コンクールでピアノ三重奏部門
の優勝に輝いています。また今年の4月から5月にかけて日本各地を回るツアー
を行っています。1999年結成、メンバーは全員1970年前後の生まれの若い人。
アグリカ・アンジェロヴァがブルガリア生まれで、残り二人がアメリカ人。
三人とも音楽に対する強靭な集中力が共通していて、えぐりのある個々の楽器
が密にアンサンブルを組むことで、並々ならぬ熱気が放出、「幽霊」はとり
わけ充実した演奏です。比較的地味なピアノ三重奏の世界にこれからますます
楽しみな団体の登場、室内楽ファンは要注目です。





<l'empreinte digitale>
ED 13198  \2280
イヴァン・フェデーレ:作品集
マヤ,エリンニ,言葉と話,モドゥス,想像の島
アンサンブル・アクローシェ・ノート
録音:2002年
イヴァン・フェデーレは1953年南イタリアのレッチェ生まれの作曲家、1990年
代に頭角をあらわし、現在ではかなり人気のある人です。いかにも現代的な作
風ながら、非常に洗練された美を保っています。






<skarbo>
DSK 3042  \2080
ユー:幻想曲,
グリフェス:詩曲,
サン=サーンス:
オデレット Op.162,ロマンス Op.37,「アスカーニオ」からの2場面
シャミナード:小協奏曲 Op.107,
フット:夜の音楽,
バーンスタイン:ハリル,
ブーレーズ:メモリアル
ミシェル・デボスト(Fl)
フランソワ=クサヴィエ・ロト(指)ミシュコルツ交響楽団
録音:2003年6月
フルート・ファンにはたまらなく魅力的なCD。ミシェル・デボストは1934年
生まれ、世界各地のコンクールを制覇した後、1967年から1989年までパリ管
弦楽団の首席奏者でした。もちろんパリ音楽院を始め、教師としても著名。
生粋のパリジャンならではの華麗な音色と見事なテクニックの持ち主です。
ジョルジュ・アドルフ・ユー(1858-1948)の幻想曲は1913年のパリ音楽院の試
験課題曲。チャールズ・トムリンソン・グリフェス(1884-1920)はニューヨー
ク生まれながらドイツで学んだ夭折の作曲家。詩曲はオリエンタル色も盛り
こまれた濃厚な傑作。アーサー・ウィリアム・フット(1853-1932)はアメリカ
の作曲家

DSK 2034  \2080
ケクラン:
僧院 Op.16,コラール Op.98a,オルガンのための3つのソナチネ Op.107,
コラール ヘ短調 Op.90b
ジャン・ガラール(Org)
ジルベール・マルタン・ブイエ(指)
アンサンブル・ヴォーカル・フランセ
録音:2003年3月
シャルル・ケクラン(1867-1950 )の静かな佇まいがオルガン曲にあっている
だろうとは思っていましたが、まさかこれほど深い感動に満ちたものだった
とは。全く独特の穏やかに静かに流れ行く音楽には深い瞑想と宇宙的広さが
あり、大きな安堵を与えてくれます。僧院は1899年から1902年にかけて作曲
された比較的若い頃の作品、合唱を伴った8曲からなる組曲です。ソナチネは
1929年の作品。ジャン・ガラールはパリで活躍するベテランのオルガニスト。






<RADIO FRANCE>
211 854  2枚組  \4580
フランソワ・トリュフォー:ある映画人の想い出
クロード=ジャン・フィリップ(聞き手)
録音:1976‐82年
1960、70年代のフランス映画で独自の魅力を発揮して人気を博したフランソ
ワ・トリュフォー(1932-1984)。ヌーヴェル・バーグの旗手として多数の優れ
た映画を作り、いまでも大半の作品がDVDになっているという熱狂ぶり。かの
スピルヴァーグも大ファンで、「未知との遭遇」の博士役を頼んで引き受け
てもらったというエピソードも有名。生涯映画少年の気持ちを忘れなかった
トリュフォーの芸術観を知るに打ってつけの記録です。


211 852  2枚組  \4580
ロラン・バルト:声の断章
ジャン=マリー・ベノワ,ベルナール=アンリ・レヴィ(聞き手)
録音:1977年
ロラン・バルト(1915-1980)は、二十世紀後半の偉大な思想家、批評家,作家
にして、趣味でピアノを弾き、デッサンを描くアマチュアの芸術家。その存
在は全く無二のもので、亡くなって四半世紀が過ぎようとする今日でもカリ
スマ的人気を博しています。バルトといえば文章の断章ですが、ここでは雄
弁に語っています。





<Naive>
V 4976  2枚組 特価  \1980
ロマンティック-ショパン、リスト、シューマン、メンデルスゾーン名曲集
【CD1】
ショパン:
前奏曲op.28-16; op.28-8、葬送行進曲、練習曲op.25-2&25-6、前奏曲
op.28-24(グレゴリー・ソコロフ)/夜想曲op.15-2(ラファエル・オロスコ)
/マズルカop.68-2&op.17-4、ポロネーズop.40-1&op.53(ヤヌス・オレイニ
チェク)/前奏曲op.28-4&28-1&28-20、練習曲op.25-12(グレゴリー・ソコ
ロフ)/リスト:ペトラルカのソネット第1番、鬼火、ダンテを読んで(ラ
ファエル・オロスコ)
【CD2】
リスト:愛の夢(ラファエル・オロスコ)、忘れられたワルツ第1番(フィ
リップ・カッサール)/ハンガリー狂詩曲第15番(イェネ・ヤンドー)/シュ
ーマン:謝肉祭op.9よりショパン;キアリーナ、子供の情景より第1&7曲
(イェネ・ヤンドー)/クライスレリアーナ(ロラン・カバッソ)、森の情
景(パウル・グルダ)、幻想小曲集より飛翔;夢のもつれ、暁の歌、4つの夜
曲より(ロラン・カバッソ)/アラベスク(ラファエル・オロスコ)、3つの
幻想的小曲(カール・エンゲル)/メンデルスゾーン:無言歌集op.62-6;
67-4; 30-6; 19-2; 62-3(ペーター・ナジ)/ロンド・カプリチオーソ、カ
ンツォネッタ(ダニエル・ラヴァル)
これはピアノファンにとってなんとも嬉しいことです。ナイーブが、opus111
やAuvidis音源から名ピアニストの名演ばかりを選りすぐって二枚のアルバム
にしちゃいました。実に濃厚な音楽に溢れた二枚、ただただ聞き惚れつつ夜
は更けてゆくのです。価格もお得!






<SUPRAPHON>
SU 3792  \1350
「ヴァイオリン・マジック / ガブリエラ・デメテロヴァー」
フィビヒ:詩曲Op.39
ヴァーツラフ・ヴァチカーシュ:ズビロフの思い出
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ドビュッシー:美しい夕暮れ
バッハ:G線上のアリア
ヘンデル:アリオーソ
ヘンデル:「リナルド」よりアルミレナのアリア
フォーレ:パヴァーヌOp.50
ドヴォルザーク:わが母の教え給いし歌
フリムル:オペレッタ「ローズ・マリー」よりインディアン・ラヴ・コール
フォーレ:夢のあとに
ヨハン・シュトラウス2世:ウィーンの森の物語
フリムル:オペレッタ「ローズ・マリー」より、おおローズ・マリー
スーク:愛の歌Op.7−1
ガブリエラ・デメテロヴァー(Vn)
ヤナ・ボウシュコヴァー(Hp)テレザ・マートロヴァー(S)
ヤン・チャルペツキー(指)チェコ・フィルハーモニック・コレギウム
録音:1999年4月19−21日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
ほぼ毎年のように来日公演を行い、人気の高いデメテロヴァーが名曲アルバ
ムをリリース。バッハ、フォーレ、ドヴォルザークと名旋律が並ぶ中、珍し
いのはアメリカに渡りオペレッタで当たったフリムルの魅力的なナンバーが
収められているところ。極めつけのメロディがモダンの名器(ジュゼッペ・
ロッカ1855年製作)の美音でとろけるように奏でられます。全曲センスの良
いアレンジを手がけるのは作曲家オトマール・マーハ。なお、オマケの機能
としてCDエクストラ仕様のため、Windowsメディア・プレーヤー搭載PCなら、
約3分に渡ってデメテロヴァーの動く画像が見られます。





<Opus蔵>
OPK 7003  \2250
ベートーヴェン:交響曲第9番
フルトヴェングラー(指)ベルリン・フィル
(録音:1942年、メロディア青トーチ盤より)
「蘇る戦慄と感動のクレシェンド!その復刻技術のすごさに魂の底まで震撼
させられた」と小林利之氏も絶賛。メロディア青トーチ盤はソ連に接収され
た、劣化のないオリジナルテープの音に限りなく近い音と言われている。幻
のレコード。その大変貴重な盤より復刻。しかし、その貴重な青トーチ盤そ
のものには2楽章に編集上のミスでわずかな欠落があるのですが、それも今回
完全に修復いたしました。

OPK  2050  \2250
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲、交響曲第7番
ハイフェッツ(Vn)
トスカニーニ(指)ニューヨーク・フィル
録音:1940、1936年ビクタ
「トスカニーニはNBC響を振って「第7」を再録しているが迷うことなくこち
らを採るべきだ。凄い迫力であるエネルギーが炸裂する素晴らしい録音だ」と
宇野功芳氏はライナーノートで激賞しており、まさにおそるべき復刻でござい
ます。





<ORFEO>
ORFEOR 637042  2枚組  \3760
チャイコフスキー:「エウゲニ・オネーギン」
ミレッラ・フレーニ(S タチヤーナ),
ヴォルフガング・ブレンデル(Br オネーギン),
ペテル・ドヴォルスキ(T レンスキー),
ニコライ・ギャウロフ(Bsグレーミン公),
ハインツ・ツェドニク(T トリケ),他
小澤征爾(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1988年5月20日,ウィーン
ORFEOのウィーン国立歌劇場ライヴシリーズ、とんでもないものを出してくれ
ました!現音楽監督の小澤征爾が初めてウィーン国立歌劇場に登場し大成功
を収めた「エウゲニ・オネーギン」です。「オネーギン」はウィーンでも人
気がある演目でしたが、従来ドイツ語で歌われていて、この時がロシア語に
よる初めての公演でした。そこに出演したのがこの強力なキャスト。なんと
言ってもフレーニのタチアーナ。有名な手紙の場面での詩情たっぷりの切々と
した歌!クラッときてしまいます。そして彼女の良きパートナー、ギャウロ
フがグレーミン公、これはもう圧倒的貫禄。加えてブレンデルの屈折したイ
ンテリジェンス、ドヴォルスキの実に瑞々しい素直な美声、脇役にツェドニ
クを配するなど、実に豪華。小澤の指揮は地元紙から「輝かしいデビュー」
と絶賛されたもの、ウィーンのオーケストラから繊細な美に満ちたチャイコ
フスキーを引き出していてこれまた最高!この成功が音楽監督就任の遠い布
石になっていたことは疑いありません。ライヴならでは盛りあがりをたっぷ
り楽しめる、あらゆる点で聞くべき価値のある名盤です。





<CASCAVELLE>
VEL 3075  2枚組  \4160
ラヴェル:ピアノ曲全集
古風なメヌエット/亡き王女のためのパヴァーヌ/水の戯れ/ソナチネ/鏡/耳で
聴く風景*/マ・メール・ロワ*/夜のガスパール/ハイドンの名によるメヌエッ
ト/高雅で感傷的なワルツ/シャブリエ風に/ボロディン風に/前奏曲/クープラ
ンの墓
フィリップ・アントルモン(P) ラウラ・ミッコラ(P*) 
録音:2003&2004年パリ
30年の時を経て今も変わらぬ煌びやかな音色と、さらに深みを増した音楽。
1934年生まれ、今年70歳を迎えたフランスの名手アントルモン。1953年ロン
=ティボー国際コンクール入賞以来、一線で活躍を続ける彼の最新アルバム
は、2度目の全曲録音となるラヴェル。旧録(74年・SONY)ではハバネラのみ
だった「耳で聴く風景」が、今回は2曲とも収録されたのが変更点(前回の
共演はデニス・リー)。大ヴェテランの健在な姿を知り、共に祝いたくなる
素敵な演奏です。
 
<Altus>
ALT 083  \2250
モノラル
シベリウス:交響曲第3番(オリジナル・モノラル)
シベリウス:交響曲第3番(アルトゥス特別編集疑似ステレオ)
ムラヴィンスキー(指)レニングラード・フィル
録音:1963年10月27日
幻の仰天音源が出現しました。ムラヴィンスキーによるシベリウスの交響曲
第3番で、これまで誰も聴いたことがなかったものです。
ムラヴィンスキーは1963年10月26日にレニングラードで同曲のソ連初演を行
い、その後4回しか演奏しなかったため、同曲異録音はもちろん存在しませ
ん。当ディスクは初演の翌27日の演奏会ライヴで、ソ連全土へ放送するため
に録音されました。その後この音源は失われたとされていましたが、昨年ペ
テルブルグの放送局でオリジナル・マスターが発見され、未亡人に返還され
ました。未亡人は、これまでの功績と恩義に報いるため、この音源をアル
トゥスでのCD化を許可、待望の発売となりました。
ムラヴィンスキーは1946年にレニングラード・フィルとフィンランドへ演奏
旅行を行いましたが、その際、ザンデルリンク(もちろん親父の方)とシベ
リウス邸を訪問し、大作曲家に謁見しています。自身、シベリウスを高く評
価していました。
さて演奏と解釈ですが、これが驚きの名演。贅肉のない研ぎ澄まされた音楽
はシベリウスにぴったりですが、当時60歳のムラヴィンスキーの覇気と推進
力、さらに異常なまでの音楽の大きさに圧倒されない人はいないでしょう。
しばしば現れるフォルテの強烈さはスヴェトラーノフやゴロワーノフにも劣
りません。
録音もモノラルながら非常にクリアで臨場感たっぷり。当時のソ連放送局の
録音技術の高さに驚かされます。さらに、アルトゥスが現代最新技術による
同音源の擬似ステレオ化も収録。「擬似ステはちょっと…」という先入観を
覆す出来となっております。
ムラヴィンスキーの未知の音源がこれほどのクオリティで出現するのはまさ
に奇跡。シベリウスの交響曲第3番の評価さえ変える凄い演奏です。





<TOKYO FM>
TFMC 0010/11  2枚組 特価 \2450
ステレオ 日本語解説付
シベリウス:
交響曲第1番、交響曲第2番        
渡辺暁雄(指)東京都交響楽団
録音:1972年4月28日、1973年4月17日 東京文化会館
すばらしく感動的なシベリウスで、まさに2番など涙なくしては聴けぬでき。
日フィルとはシベリウスのスタジオ録音を残した渡辺暁雄ですが、この都響
との組み合わせは常任就任直後のライヴだけあって熱気、迫力に溢れた1枚
です。音質良し。マスタリングはアルトゥス。

TFMC 0012 \2450
ステレオ 日本語解説付
シベリウス:交響曲第5番、トゥオネラの白鳥
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番        
藤川真弓(Vn) 
バート・ギャスマン(イングリッシュ・ホルン)
渡辺暁雄(指)東京都交響楽団
録音:1975年9月22日、1974年7月17日 東京文化会館
都響の渡辺コンビの絶頂期のライヴ。はったりのないひたすら雄大なシベリ
ウスが聴きもの。また、藤川真弓とのブルッフは大変貴重で品格の表現者2人
の息もピッタリ。音質良好。

TFMC 0013/14  2枚組 特価 \2450
ステレオ 日本語解説付
マーラー:交響曲第2番「復活」
日本プロ合唱団連合
常森寿子(Sp) ソウクポヴァ(Alt)
渡辺暁雄(指)日本フィル
録音:1978年4月8日 東京文化会館
紆余曲折を経た日本フィルが初代音楽監督の渡辺暁雄に原点回帰のため再び音
楽監督就任を要請、監督復活コンサートの大変話題となった「復活」。渡辺と
いうとシベリウスのイメージが強い指揮者ですが、マーラーも70年代より熱心
に取り上げていたマーラー信者でもあります。食事中も「大地の歌」を口ずさ
むくらいのマーラー好きでした。そういった特別のコンサートでしたので、大
変な熱気ながら品格がにじみ出る稀代の大演奏となっています。またマスタリ
ングはアルトゥス。





<BIS>
BIS 1361  \2080
J. S. バッハ:カンタータ全集Vol.25
第78番「イエスよ、あなたはわが魂を」BWV78
第99番「神の業こそ、麗しい」BWV99
第114番「ああ、愛するキリスト者、慰めを受けよ」BWV114
野々下由香里(Sop)、ダニエル・テイラー(A)、櫻田亮(Ten)、
ペーター・コーイ(Bs)、
鈴木雅明(指)バッハ・コレギウム・ジャパン
録音:2003年2月14−17日神戸松蔭女子学院大学教会
BCJの教会カンタータ・シリーズも、ついに25集となりました。それを記念し
て、今回は別刷り20ページ、フルカラーのBCJ美麗アルバム付。ドイツの名高
いバッハ学者によるBCJ礼賛が日本語で印刷されています。演目も、珠玉の78
番が入っているのが注目。鈴木雅明本人や礒山雅氏をバッハの世界に引きずり
込むきっかけになったといわれる作品だけに、思い入れも尋常でないもの凄さ。
まさに入魂の演奏と申せましょう。有名な二重唱を野々下由香里と当シリー
ズ初参加のダニエル・テイラーが限りなく美しく演じているのも魅力です。

BIS SA 1172(SACD-Hybrid)  \2280
ベートーヴェン:
ピアノ三重奏曲第3番ハ短調 Op.1の3
ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調 Op.97「大公」
ケンプ・トリオ
録音:2003年4月スウェーデン、ストックホルム旧ストックホルム音楽アカデ
ミー
フレディ・ケンプ率いる若き団体ケンプ・トリオ。第1弾のチャイコフスキー
も好評でした。第2弾はベートーヴェン。フレッシュで伸び伸びした音楽性が
特徴で、若きベートーヴェンの世界を描いています。

BIS 1157  \2080
「自然の声」
シュニトケ:合唱協奏曲/自然の声-10人の女声とヴィブラフォンのための
ペルト:小カンタータ「勝利の後で」,聖母と乙女,私は本物のワイン
トヌ・カリユステ(指)スウェーデン放送合唱団
録音:
2000年1月24−27日ストックホルム、スウェーデン放送第2スタジオ(シュニ
トケ:合唱協奏曲)
2000年3月14−16日スウェーデン、ストックホルム・ヘガリツキルヘン
(その他)
合唱の神様エリク・エリクソンが育てた名門スウェーデン放送合唱団。北欧
ならではの透明な合唱は比類ありません。いずれも宗教的テーマにより、ペ
ルトの小カンタータ「勝利の後で」は同団体に献呈されています。シュニト
ケ作品はロシア正教的要素が強すぎるため、作曲者自身外国人による演奏は
不可能と考えていたもの。この録音を聴けばシュニトケは考えを改めたに違
いない、素晴らしく感動的な演奏を繰り広げています。

BIS 1253  \2080
リスト:
ピアノソナタ ロ短調
葬送-詩的で宗教的な調べより
スペイン狂詩曲
オーベルマンの谷
アルナルド・コーエン(Pf)
録音:2003年7月4−7日旧ストックホルム音楽アカデミー
ブラジル出身のヴィルトゥオーゾ、アルノルド・コエーンの真骨頂というべ
きリスト作品集。無類のテクニシャンながら、独特の骨太な音楽が魅力です。

BIS 1198  \2080
C. P. E. バッハ:鍵盤独奏曲全集 Vol.12
ソナタ ロ短調 H.132
プリンツェッテ H.91
アリ・ルーパリヒ H.95
グライム H.89
ソナタ ホ短調 H.106
シュタール H.94
ベルギウス H.90
ブーフホルツ H.93
ヘルマン H.92
ソナタ イ短調 H.131
ミクローシュ・シュパーニ(クラヴィコード)
録音:2000年7月フィンランド、ルミヨキ青年連合の家
C.P.E.バッハの鍵盤独奏曲全集の第12弾。今回は小品が中心で、彼の友人だっ
た人々の音による肖像画とのことで、いわばクラヴィコードによるモノマネと
申せましょう。C.P.E.バッハの多面的な作風をよく示しています。

BIS NL 5025(SACD-Hybrid)  \2280
デュオ「ご随意に」
ヘンデル:ヴァイオリンソナタ イ長調 Op1の3
シューベルト:ヴァイオリンソナチネ ニ長調 D384
チャイコフスキー:感傷的なワルツ/ヴァルス・スケルツォ
シベリウス:叙情的瞑想 Op.40より
ペッテション=ベリエル:フレースエーの花々第1巻より
ガーシュウィン:サマータイム
ユーマンス:二人でお茶を
ジェローム・カーン:イエスタディズ
ヨアキム・スヴェンヘーデン(Vn)、マッツ・ベリストレム(Guit)
録音:2001年8月、2002年2月、2003年8月スウェーデン、アリングソース、
ヘムシェー教会
スウェーデン音楽界を代表するふたりの名手が楽しんで演奏・録音した軽い
アルバム。いずれも編曲ですが、しっとりとしたギターがよく合い、BGMに
も最適。ヘンデルから「二人でお茶を」まで、一見ごちゃまぜに見える演目
も、何ら違和感なく味わえます。





<SUPRAPHON>
SU 3693  \1350
マーラー:交響曲第9番ニ長調
カレル・アンチェル(指)チェコ・フィル
録音:1966年4月7−9、12 & 15日プラハ芸術家の家スタジオ
「新世界より」と並び当コンビ最大の遺産のひとつマーラーの第9が登場。数
ある同曲の演奏中とびきり美しい演奏として親しまれてきたものです。意外に
もアンチェルがスタジオ録音で残したマーラーはわずかに巨人と第9の2曲のみ。

SU 3692  \1350
ストラヴィンスキー:
結婚 
カンタータ 
ミサ
リブシェ・ドマニーンスカー(S)マリー・ムラーツォヴァー(A)
イヴォ・ジーデク(T)ダリボル・イェドリチュカ(Bs)
ズデニェク・コジナ、ヤン・マルコル、ぺテル・トペルチェル、
アルノシュト・ウィルデ(P)
バーバラ・ロボサム(S)ジェラルド・イングリッシュ(T)
チェコ・フィル・パーカッション・セクション
チェコ・フィル木管アンサンブル
プラハ・フィルCho. 
カレル・アンチェル(指)
録音:1964年5月28−30日プラハ芸術家の家スタジオ
1967年4月3、4日&6月20日
1967年3月28、29日プラハ・ドモヴィナ・スタジオ
これも有名なアルバム。当コンビの「春祭」(SU.3665)も壮絶ですが、4台の
ピアノを擁する特殊編成の「結婚」が聴きもの。ストラヴィンスキー自演盤、
アルゲリッチ盤など注目の演奏も目白押しですが、アンチェル盤の切れ味も見
事。とても40年前の録音とは思えぬほど新鮮。

SU 3691  \1350
ブラームス:
交響曲第2番ニ長調 
二重協奏曲イ短調
ヨゼフ・スーク(Vn)アンドレ・ナヴァラ(Vc)
カレル・アンチェル(指)チェコ・フィル
録音:1967年6月5 & 7日
1963年9月30日&10月1日プラハ芸術家の家ドヴォルザーク・ホール
アンチェルのブラームス、交響曲は第2番と第1番(SU.3669)のみ。二重協奏
曲はオイストラフ&サードロ盤(プラハ響 / 1950年SUPRAPHON)がありました。
スークの美音に仏の気品を体現したナヴァラが当アルバムのポイント。ともに
ステレオで残されたのも何よりです。

SU 3696  \1350
プロコフィエフ:
カンタータ「アレクサンドル・ネフスキー」
交響的協奏曲Op.125
ヴィエラ・ソウクポヴァー(Ms)プラハ・フィルCho. 
アンドレ・ナヴァラ(Vc)
カレル・アンチェル(指)チェコ・フィル
録音:1962年1月30日−2月2日
1965年6月20−24日プラハ芸術家の家スタジオ
カンタータが聴かせどころのツボを心得て何とも迫力満点。アンチェルの棒さ
ばきが冴え渡っています。チェコの名アルト、ソウクポヴァーの力強い歌唱に
分厚いコーラスも魅力。また、自作改訂癖のあるプロコフィエフが初演者ロス
トロに献呈したOp.125は、実質はチェロ協奏曲第一番の改訂版。初演での指揮
はかのリヒテル(!)が務めています。ここでは共演機会の多かったナヴァラ
のソロが光ります。

SU 3694  \1350
マルチヌー:
交響曲第5番H.310
交響的幻想曲(交響曲第6番)H.343
交響詩「リディツェ追悼」H.296
カレル・アンチェル(指)チェコ・フィル
録音:1955年3月21−23日
1956年2月23−24日、1957年3月20日
プラハ芸術家の家スタジオ
マルチヌーと同じく、68年カナダへの亡命以来二度と祖国の土を踏むことが
無かったアンチェル。第2次大戦中に行われたナチスの残虐行為に触発された
交響詩に注目。1943年に書かれたこの作品、プラハに程近いリディツェ村が
レジスタンスへの報復としてナチスに抹殺された出来事を主題とするプロテ
スト音楽。怒りと痛みとを不協和音で表現した重すぎる内容には、収容所で
家族を虐殺される体験が重なるアンチェルをおいて他に見当たりません。ほ
かにふたつの交響曲、チェコ・フィルに捧げられた第5番とボストン響のため
に書かれミュンシュに献呈された第6番を収録。

SU 3695  \1350
ヴィツパーレク:
人間の最後のものについてのカンタータ-独唱、合唱と管弦楽のためのOp.16
オストルチル:大管弦楽のための組曲 ハ短調Op.14
ドラホミーラ・ティカロヴァー(S)ラディスラフ・ムラーツ(Br)
プラハ・フィルCho.
カレル・アンチェル(指)チェコ・フィル
録音:1957年6月21、22、24 & 25日
1954年10月11−13日プラハ芸術家の家ドヴォルザーク・ホール
アンチェルの近代チェコ・アルバムは、ディスコグラフィを埋める貴重なもの。
50に満たない作品数ながら合唱作品に多大な業績を残したヴィツパーレク
(1882−1969)。ふたつのモラヴィア民謡の詞にもとづく全4部からなるカン
タータは、見事な対位法が印象的。一方、指揮者としてチェコ現代音楽の旗手
として活躍したオタカル・オストルチル(1879−1935)。やはり寡作家で創作
の中心は管弦楽曲。順にマーチ、小さなスケルツォ、変奏曲、セレナード、
フーガから成る組曲は代表作。

SU 7007(DVD-VIDEO)  \4750
リージョンALL
NTSC.16:9
PCM&Dolby Digital Stereo
“デオ・グラティアス”-ドヴォルザークのドキュメンタリー
ドキュメンタリー映像(ナレーション英仏独チェコ選択化 56:37)
ドヴォルザーク名演集(約1時間半)
交響曲第9番 ホ短調 Op.95「新世界より」−第4楽章,
ピアノ協奏曲 ト短調 Op.33−第3楽章
チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104−第1楽章
スラヴ舞曲第1番 ハ長調,第2番 ホ短調
弦楽セレナード ホ長調 Op.22−第5楽章
弦楽四重奏曲第12番 ヘ長調 Op.96「アメリカ」−第4楽章
歌曲集「聖書の歌」 Op.99−“主は我が牧者”,“神よ、神よ、新しき歌を歌
わん”
テ・デウム Op.103
ヴァーツラフ・ノイマン(指)
イルジー・コウト(指)
ズデニク・コシュラー(指)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
マルティン・カシーク(P),グスタフ・リヴィニウス(Vc) 
イルジー・ビエロフラーヴェク(指)
プラハ・フィルハーモニア 
スカンパ四重奏団 
ロマン・ヤナール(Br),ヤロスラフ・トゥーマ(Org) 
ズデナ・クロウボヴァー(S),イヴァン・クスニェル(Br),
キューン混声合唱団,
ガエターノ・デログ(指)プラハ交響楽団
今年2004年は、アントニーン・ドヴォルザーク(1841-1904)の没後100年。それ
を記念してSUPRAPHON社が出してきたのがこのDVD。大きく2部からなるもので、
半分はドヴォルザークの生涯をたどるドキュメンタリー。1時間、縁のある場
所などが紹介されています。ナレーションは英仏独チェコ語のいずれかが選択
できますが、字幕はありません。風景映像を眺めるようにお楽しみ下さい。
むしろ興味があるのは、およそ1時間半に及ぶ演奏の映像。中でもノイマンが
指揮する「新世界より」が貴重でしょう。かなり晩年と思われる風格豊かな演
奏です。また各々の会場の美しさも特筆もの、プラハの伝統に触れる思いがあ
ります。
さらに特典としてドヴォルザークの貴重な写真などが収録されています。






<naive>
V 4979  \1980
ミシェル・ルグラン:ピアノコンチェルティーノ「思い出の夏」
アンドレ・オッセン:ピアノ協奏曲第3番「ファンタジア」
バーナード・ハーマン:死の協奏曲
ジャン・ウィーネ:ピアノ協奏曲第1番「フランコ=アメリカン」
ダニエル・ラヴァル(P)
パスカル・ヴェロ(指)モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1995年
ミシェル・ルグランは1932年生まれの人気作曲家。「シェルブールの雨傘」、
「華麗なる賭け」などの多数の映画音楽を担当、またジャズとクラシックの
両ジャンルで活躍しているピアニストとしても有名。
アンドレ・オッセン(1907-1983)も「傷だらけの用心棒」などの映画音楽で有
名な人。
御存知カリスマ的人気を誇るバーナード・ハーマン(1911-1975)。これはなん
といってもヒッチコックの映画音楽。「サイコ」の効果音は40年以上経って
も使われています。「トワイライト・ゾーン」のテーマもあまりにも有名。
ジャン・ウィーネ(1896-1982)は1950年代のフランス映画ではおなじみの人。
「巴里の空の下セーヌは流れる」,「現金に手を出すな」,「奥様にご用心」
などを手がけています。
この四人が作るピアノ協奏曲はどれも個性的!映画音楽ファンならずとも楽し
めるものです!





<SUPRAPHON>
SU 3779  \1350
フランク:交響曲ニ短調
ドゥシーク:2台のピアノと管弦楽のための協奏曲 変ロ長調Op.63
ヤン・パネンカ,フランティシェーク・マキシアーン(P)
サー・ジョン・バルビローリ(指)チェコ・フィル
録音:1962年3月23−25日プラハ芸術家の家スタジオ
1960年5月24日プラハ市庁舎スメタナ・ホール(プラハの春ライヴ)
なんとサー・ジョンのレア音源が完全初出!プラハの春ライヴでドゥシークの
協奏曲と内容がまた珍品。ちょうどベートーヴェンの第4協奏曲と同時期
(1805−06)に書かれたこの曲、ボヘミア生まれのヴィルトゥオーゾ作らしく
華麗にして技巧的。チェコを代表する名手パネンカ、マキシアーンとの共演が
まさにズバリとはまってたいへん聴き応えする仕上がり。また、先に国内CD化
されているフランクは、チェコ・フィルとの貴重な顔合わせでアナログ時代よ
りファンには人気の一枚でした。復刻も素晴らしい。

SU 3781  \1350
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)チェコ・フィル
録音:1967年3月20-23日プラハ、芸術家の家ドヴォルザーク・ホール
チェコ・フィルとの第7番といえば、マタチッチの雄渾なブルックナーを後世
に強く印象づけた記念碑的録音。国内盤(こちらは録音データが3月27−30日
となっています)に続いてようやくスプラフォンからも復刻されました。肝
心のリマスタリングも大満足の出来栄え。





<BONGIOVANNI>
GB 2275  2枚組  \3760
モスカ:「アルジェのイタリア女」
アガタ・ビエンコウスカ( Ms イザベッラ),
ヴォイチェフ・アーダルベルト・ギェルラフ(Bs ムスタファー),
ドナート・ハーヴァー(T リンドーロ),
クリスティアン・セン・バスケス(Br タッデーオ),
アサ・ファニー・ゲスツドッティル(S エルヴィーラ),他
ブラド・コーエン(指)
ブルノ・チェコ室内ソリスト,アルス・ブルネンシス室内合唱団
録音:2003年7月、ヴィルトバート
ルイージ・モスカ(1775-1824)の「アルジェのイタリア女」?あれ,ロッシー
ニじゃないの?と思われるかもしれません。実はロッシーニの「アルジェのイ
タリア女」は時間不足から新しい台本を用意できず、1808年にミラノのスカラ
座で初演されたモスカの作品の台本をほぼそっくりリサイクルしているのです。
何せ台本がほとんど同じなんですから、ロッシーニの作品を知っていれば、マ
イナーオペラを聞く時につきものの物語を理解するのに四苦八苦という心配は
全くなし!モスカの作品も当時の大当たりですから、ロッシーニのブレイク直
前のオペラ・ブッファを知るには打ってつけです。そして最大の関心事は、ロ
ッシーニはいったいパクったのか否か?その答えは聞いてのお楽しみ!
ドイツのヴィルトバート・ロッシーニ音楽祭でのライヴ録音。ギェルラフ、ビ
エンコウスカともポーランド出身。ビエンコウスカはアルベルト・ゼッダが才
能を見出し、1998年からヴィルトバートの音楽祭に不可欠のメッゾ。ギェルラ
フは1976年生まれ、2002、2003年とイタリアのロッシーニ音楽祭の「ランスへ
の旅」に出演しています。

GB 5139  \1880
スヴェーリンク:大公の舞踏,
パスキーニ:スペイン風フォリアのアリアによるパルティータ,
バッハ:パッサカーリア ハ短調 BWV538,
マルティーニ:
コレンテ,ガヴォット(オルガンとチェンバロのためのソナタ・ディンタヴォ
ラトゥーラから),
パッヘルベル:シャコンヌ ニ短調,
ゲラルデスキ:ロンド,
ディアーナ:ポロネーズ,
マレルビ:「セビリアの理髪師」の主題によるワルツ,
ボエルマン:ゴシック風メヌエット(ゴシック組曲より),
ビゼー:トルコ風ロンド(3つの音楽スケッチより),
ルフェビュル=ウェリ:ボレロ・ド・コンセール Op.166 ,
ギルマン:メヌエット(ソナタ第4番 ニ短調 Op.61より)
アレッサンドラ・マッザンティ(Org)
ボローニャ、聖アントーニオ寺院のオルガンを使用
録音:2004年4月,ボローニャ
オルガンはどうしても荘重な宗教曲に偏ってしまいますが、400年も広げて見て
みればこんなにも素敵な舞曲の数々があるじゃありませんか。スヴェーリンク
の良く知られた「大公の舞踏」、実にかわらいらしいゲラルデスキのポロネー
ズ、「セビリアの理髪師」のアルマヴィーヴァ伯爵とフィガロの二重唱から取
られたマレルビのワルツ、オリジナルはハルモニウムのビゼーのトルコ風ロン
ド、ついにはオルガンにボレロまでさせてしまったルフェビュル=ウェリなど、
飽きることなく1枚聞くことができます。アレッサンドラ・マッザンティが地
元ボローニャのオルガンを多彩に操っています。

HOC 015  2枚組  \2180
ドニゼッティ:「アルバ公爵」(サルヴィ補筆版)
ジャンジャコモ・グエルフィ(Br アルバ公爵),
アメーデオ・ベルディーニ(T マルチェッロ・ディ・ブルジェス),
カテリーナ・マンチーニ(S アメーリア・デグモント),
ダリオ・カゼッリ(Br サンドヴァル),他
フェルナンド・プレヴィターリ(指)RAIローマ交響楽団,合唱団
録音:1951年,ローマ
「アルバ公爵」はもともと1839年にパリ・オペラ座で上演するために着手され
たものの、上演計画が流れてしまったため未完のまま残されてしまったもの。
40年以上経ってイタリアでこれを補完して上演する計画が立てられ、ポンキエ
ッリらのチームがかつてのドニゼッティの弟子マッテオ・サルヴィに補筆させ、
1882年にローマで初演されました。1959年に指揮者トーマス・シッパーズがよ
り現代的な補筆版を完成させ、現在では二つの版があります。この1951年の録
音はサルヴィ版の唯一のもの。ちなみに物語はヴェルディの「シチリアの晩鐘」
とほぼ同じ、台本作家のスクリーヴがヴェルディにお古をまわしたためで、
ヴェルディの作品と比べるのもおもしろいでしょう。





<ORFEO>
●以下は通常ラインナップ既発で未案内だったものです。
ORFEO 121021  \2080
ロイター:歌曲集
四季(4曲),4つ歌,5つの歌,3つの歌 Op.56,3つのエンペドクレスの独白,
5つの歌曲 Op.58,室内楽
ドリス・ゾッフェル(Ms),ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
アクセル・バウニ(P),アリベルト・ライマン(P)
録音:2000年,1980年
ヘルマン・ロイター(1900-85) は20世紀の代表的ドイツ・リートの作曲家の一
人で、200曲を超えるドイツ・リートを作曲したことで知られています。フィッ
シャー=ディースカウがしばしば取り上げていて、当然ここにも出演。半分近
くの13曲を歌っているドリス・ゾッフェルは知性派の美声&美貌のメッゾとし
て知られてる人で、バイロイト音楽祭にフリッカ役で出演したこともあります。

ORFEO 433971  \2080
フォルトナー:歌曲集
シェークスピア歌曲集(12曲),献呈(4曲),告別(5曲),4つの歌,
遺作歌曲集(5曲),三行詩節集(6曲)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br),
ステラ・ドゥフェクシス(Ms),
ラルフ・ルーカス(Br),クリストファー・リンカーン(P),
アクセル・バウニ(P),
アリベルト・ライマン(P)
ありそうでなかったヴォルフガング・フォルトナー(1907-1987)の単独の歌曲
集。20世紀ドイツ・リートといえばこの人、フィッシャー=ディースカウもも
ちろん歌っています。





<ALIA VOX>
AV 9837  \1980
ヒューム:「音楽の諧謔(ユーモア)」(ロンドン、1605年)
第43曲「ユーモラスなパヴァーヌ」、第50曲「ヒューム大佐のガリアルド」、
第7曲「私の望みは」、第46曲「ヒューム大佐のパヴァーヌ」、
第10曲「聴け、聴け」、第48曲「戦士のガリアルド」、
第4b曲「ガンバの精神」、第42曲「パヴァーヌ」、第38曲「軽く触れて」、
第95曲「ハンガリーの領主、ベックス」、第96曲「同第2部分」、
第47曲「愛よ去らば」、第6曲「ホルストン公爵のアルメイン」、
第12曲「死」、第13曲「生」、第25曲「問い」、第26曲「答え」、
第27曲「新しい切り口」、第11曲「戦士の決意」、
第14曲「グッド・アゲイン」
ジョルディ・サヴァール(Gamb)
[ロンドン、1697年、バラク・ノーマン製ヴィオラ・ダ・ガンバ使用]
トバイアス・ヒュームが作曲した、非常に個性的な、17世紀初頭における最大
のヴィオラ・ダ・ガンバ独奏曲集(全115曲)は、サヴァールが、若い頃から
慣れ親しみ、今回のみならず、かつて1982年にNAIVEレーベルで、評価の高い
演奏を録音しています。また、今回録音した大半の曲は、彼が82年に録音した
ものと重なっており、収録曲順、曲へのアプローチ、表現といったものについ
てのサヴァールの変化を比較するという点でも大変適しています。ちなみに、
今回も、82年当時と同じ楽器を使用しています。
描写的であったり、幻想的であったり、あるいは、ユーモラスな表題を持つ、
これらの曲の理解や表現に関して、同程度の深さを持ってアプローチしている
ことを前提としても、昔の録音が、やや、テクニック的な面に意識がいってい
るように感じられるのに対し、今回の録音は、より懐豊かな表現への意欲に重
点がおかれているように感じられ、聴いている自分がより音楽に埋没するよう
な感覚に捉われます。





<BRIDGE>
BCD 9105  \2080
ジョージ・クラム・エディション第4巻
時代精神,夏の晩のための音楽
スーザン・グレイス(P),アリス・リバック(P),
ジョン・キンジー(パーカッション),
デイヴィッド・コルソン(パーカッション)
時代精神は7曲からなる二つの増幅ピアノための作品。夏の晩のための音楽は
6曲からなる二つの増幅ピアノとパーカッションのための音楽。

BCD 9113  \2080
ジョージ・クラム・エディション第5巻
復活祭の夜明け(1992),天上の力学(1979),魅入られた風景(1984),
行列聖歌(1983),復活祭の夜明け(1982)
ドン・クック(カリヨン),ロバート・シャノン(P),
ハエウォン・ソン(P),
トーマス・コンリン(指)ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
復活祭の夜明けはカリヨンのための作品。天上の力学はマクロコスモス第4巻
からのもので、四手の増幅されたピアノによるもの。魅入られた風景は管弦楽
作品。行列聖歌(プロセッショナル)はピアノ曲。

BCD 9127  \2080
ジョージ・クラム・エディション第6巻
永遠の光(ルクス・エテルナ),牧歌的ドローン,4つの夜想曲,
格言的変奏曲時のエコーと川
ジャン・デ・ガエターニ(Ms),
リチャード・ウェルニック(指)ペン・コンテンポラリー・プレイヤーズ,
グレゴリー・ダゴスティーノ(Org),ロバート・シャノン(P),
グレゴリー・ファルカーソン(Vn),
トーマス・コンリン(指)ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
クラムの作品の中でも解くに人気のある「時のエコーと川」を収録。






<POLYMNIE>
POL 580429  \2080
モンブラン:12の練習曲=カプリス集,インドシナの絵画,七つの大罪
テディ・パパヴラミ(Vn),ジェラール・プーレ(Vn),ボリス・ガルリツキ(Vn)
ベナイム四重奏団
オレリア・ルゲ(S),サビーヌ・ヴァタン(P)
レイモン・ガロワ・モンブラン(1918-1994)はベトナム、サイゴン生まれ。
ヴァイオリニストとして名を馳せ、1952、53年と二度来日しています。1963年
から実に21年もの間パリ音楽院の院長を務めていました。モンブランはヴァイ
オリニストとして以上に作曲活動も盛んでしたが、前衛趣味の強かった1960、
70年代のパリではあまり正当に評価されなかった恨みがあります。しかしどれ
も味があり見事です。12の練習曲=カプリス集は無伴奏ヴァイオリンのための
極めて技巧的な難曲で、一つ一つの曲にヴァイオリンの技法を追求した凝った
作品。インドシナの絵画は、タイトル通りアジア情緒のある弦楽四重奏曲。
七つの大罪はシャンソン風のおしゃれな連作歌曲です。ちなみにモンブランは
来日時、東宝映画「花の中の娘たち」の音楽を担当したり、日本交響曲という
作品があったりと、日本にも結構な縁があります。
テディ・パパヴラミは1971年アルバニア生まれでパリに学んだヴァイオリニス
ト。パガニーニの難曲も軽くこなす高度な技術の持ち主と知られていて、ここ
でも猛烈ダッシュを聞かせてくれます。今年の9月にも来日予定あり。

POL 490227  \2080
フランスのホルン四重奏曲集
デュボワ:ホルン四重奏曲,
フランセ:夜想曲とディヴェルティメント,
ロベール=ヴァレー:ホルン四重奏曲,
ボザ:ホルン組曲 へ長調,
ダニエル=ルスュール:5つの間奏曲,
デュファイ:4つのホルン小品,
パスカル:アレグロ、コラールとフガート,
トマージ:小組曲,
シュラン:ある日,
バルボトゥー:遊戯
ミシェル・コカール,リオネル・シュラン,フランソワ・カニョン,
ジャン=ピエール・サン・ディジエ(Hr)
ホルン四重奏のためにかかれたフランスの音楽を集めたユニークなCD。四人の
名手が音色を驚くほど自由に変幻させるので、単調になることがありません。
作曲家はジャン・フランセ(1912-1997),ウジェーヌ・ボザ(1905-1991),ジャ
ン・イヴ・ダニエル=ルシュール(1908-)
ジャン=ミシェル・デュファイ(1932-)など二十世紀の人たち。

POL 590325  \2080
クロード・パスカル:室内楽作品集
ヴァイオリンとピアノのための第2ソナタ、ギターのためのセレナード
トップ-モデル、ノットゥルノ、ソナタ、舞踊組曲、ソルフェージュの要素、
旅への誘い
G.プーレ(Vn),G.カツァラヴァ(P),J.クェヴェド(G),A.バケ(S),
D.ネドンシェル,他
録音:2003年3-9月、1987年
レコ芸7月号、海外盤試聴記での注目盤です。





<Talent>
DOM 291093  \2080
ブルーノ・ワルター:ヴァイオリンソナタ
アイスラー:ヴァイオリンソンタ「旅のソナタ」
クルト・ローガー:ヴァイオリンソナタ Op.44
ハガイ・シャハム (Vn)、アーノン・エレツ (Pf)
録音:2000年3月、リンダウ国立劇場(ドイツ)
大指揮者ブルーノ・ワルターのヴァイオリンソナタはCDが存在するものの入手
が難しく、聴いたことのない方も多いはず。ワルターならではの優しさと人間
味に溢れた佳作で、絶美。楽譜入手が可能なら、多くのヴァイオリニストがレ
パートリーに入れても不思議でない魅力的なものです。この秘曲がついに入手
容易になりました。ワルター以外にもアイスラーやクルト・ローガー (1895-
1966)など独墺系ユダヤ人作曲家のヴァイオリンソナタが集められており、い
ずれも他では聴くことができない貴重なものばかり。ワルター・ファン必携の
1枚です。





<EA>
EA 0312  2枚組  \3360
バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲
ドミニク・ド・ヴィリアンクール(Vc)
録音:2003年12月12‐13日
今チェロ好きの間で高い評価が広まっているのがこの人,ドミニク・ドゥ・
ヴィリアンクール。ついこの6月に初来日を果たしたばかりですが,その素晴
らしさはあっというまに伝播。細かい経歴は省略しますが、単なるチェロ弾き
ではなく、チェロを弾くことを精神活動の一環として捉えているかのように、
チェロを抱えて世界中の辺境の地や山奥、果ては砂漠にまでいってチェロを弾
いたり、様々な文化団体で活動したりと,全くユニーク。そのチェロですが、
まずは明るく力みのない抜けた音色。しかしこの軽い感触から見事にニュアン
スが薫り、深い思索哲学をもった音楽家だけが持っている深みがあります。
というわけで、この“二日で全曲録音した”チェロ組曲全曲、チェリスティア
ンだったら聞かないわけには行かなそうです。
3ページの簡潔にして詳細な日本語解説付き。
ちなみにヴィリアンクールは、クロード・ソーテ監督「愛を弾く女」というフ
ランス映画(トリオを結成している男女が織り成すちょっぴり大人の恋物語)
のチェリスト役としても名役者ぶりを発揮している底知れぬ才能の持ち主です。

EA 0308  \2080
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ:フルート作品集
フルート協奏曲 ニ短調 Wq22/H426
無伴奏フルートのためのソナタ イ短調 Wq132/H562
フルート協奏曲 ト長調 Wq169/H445
ジャン・フェランディス(Fl)
ドナタス・カトクス(指)ヴィルニウス・サン=クリストフ室内管弦楽団
ジャン・フェランディスの名前はおそらくフルート・ファンの間では相当に有
名でしょう。レナード・バーンスタインと共演した時、この巨匠が思わず「彼
はまさに牧神(パン)である!」と絶賛し、カデンツァまで作曲したというか
らただごとじゃありません。このCDでは、カール・フィリップ・エマヌエル・
バッハのフルート作品ばかりを吹いています。どの曲を聴いてもまあ自在な
フルート。あらゆる音符を何の苦もなく吹くのはもちろん、フルートが陥りが
ちな単調さなんてかけらもなくて、音色の操りも変幻自在、そして何より演奏
全体の印象がオシャレ。この時代の作品だと「時代楽器じゃないと…」とこう
るさく言いたくなる人もいるかもしれませんが、実際に耳にしてみればぐうの
音も出ないでしょう。近年いそうでいないフルート・ヴィルトゥオーゾを突っ
走りそうな予感に満ちたフェランディス、楽しみです。
5ページにわたるかなり詳細な日本語解説つき!

EA 0404  \2080
グリンカのピアノ曲と大六重奏曲
グリンカ:
ピアノ作品集(夜想曲、「ルスラントリュドミラ」の若い娘たちの合唱,
マズルカ,ロシアの民謡による変奏曲,夜想曲,新しいコントルダンス,
バルカロレ,ポルカ,マズルカ,ワルツ,三声のフーガ,別れのワルツ)
大六重奏曲 変ホ長調
リュドミラ・ベルリンスカヤ(P)
ボロディン四重奏団,グリゴリ・コヴァレフスキ(Cb)
録音:2003年12月27‐30日、モスクワ
いろんな意味で興味津々のCDです。まずは御存知ボロディン四重奏団、1945年
創立ですから、もう60年近い歴史。しかもチェリストのヴァレンチン・ベルリ
ンスキーは創立時以来のメンバー!これはほとんど奇跡に近いでしょう。25年
第2ヴァイオリニストを務めているアンドレイ・アブラメンコフが若く見えて
しまう…。彼はまたベテランでなくては出せない味がじっくり染み込んでいる
団体で、ベルリンスキーの岩の統率力によって類稀な風格を放っています。
一方、ピアニストのリュドミラ・ベルリンスカヤ、名前でピンと来る通り、
ヴァレンチン氏の御令嬢です。彼女も既にかなり芸歴のピアニストで、各地
で大活躍。アンサンブルでの親子共演もいまではすっかり評判となっています。
グリンカの大六重奏曲は、「ルスランとリュドミラ」序曲しかグリンカを知ら
ない人が聞いたら絶対当てられない、限りなくドイツ・ロマン派している隠れ
た室内楽の名曲。ボロディン・カルテットの地味溢れる音楽に、瑞々しいベル
リンスカヤのピアノの流れがたとえ用もなく心地よいものです。一方ピアノ曲
は、余り知られていないのがもったいないかわいらしい曲ばかり。ベルリンス
カヤの清潔なピアノが生きています。





<harmonia mundi France>
●英Gramophon誌「Label of the Year」受賞記念セール
コメント入り美麗帯付き!
HMC 901099  \2080
鳥の歌-ジャヌカン:シャンソン集
クレマン・ジャヌカン:
鳥の歌、夜ごと夜ごと、のぞみはゆるぎなく、その昔娘っこが、
悲しいかなそれははっきりしたもの、ある日コランは ああ、甘い眼差しよ、
ひばりの歌、他全20曲
アンサンブル・クレマン・ジャヌカン
〔ドニミク・ヴィス、フイリップ・カントール、ミシェル・ラプレニー、アン
トワーヌ・シコ、クロード・ドゥボーブ〕
録音:1982年7月
ルネサンス期のフランスの声楽作曲家の中でも飛びきり人気が高いのはクレマ
ン・ジャヌカン(1485頃-1558)で間違いないでしょう。彼の人気はなんと言っ
ても多数のシャンソン(無伴奏多声 合唱曲)の豊かな世界にあります。世俗的
でかなり猥雑な内容も含んでいる作品はどれも生命力に溢れ、世界の一流の団
体からアマチュアまで好んで取り上げられています。ことに、さまざまな鳥の
声を真似て歌う有名な「鳥の歌」は代表作です。

HMC 901298  \2080
シャルパンティエ:
テ・デウム H.146、聖母被昇天のミサ H.11、聖母マリアへの連祷 H.83
ウィリアム・クリスティ(指)レザール・フロリサン
録音1988年10月、パリ、ノートラダム・ドゥ・トラヴァーユ教会
レコード芸術特選盤。ウィリアム・クリスティにとってもマルカントワーヌ・
シャルパンティエはとりわけ思い入れの強い作曲家で、彼の手兵レザール・フ
ロリサンはシャルパンティエの作品「花咲ける芸術」から名前が取られていま
す。シャルパンティエの代表作「テ・デウム」の録音はクリスティが万全を期
したもので、輝かしい豊かな音響の中に絶妙の緻密さで音楽が配されており、
息を飲む鮮やかさに溢れた見事な演奏です。

HMC 901310  \2080
シュッツ:クリスマスの音楽集
クリスマス物語(キリスト生誕の喜ばしき物語) SWV435
小教会コンチェルト集第2集 Op.9から,めでたしマリア SWV333,
天は滴を落とし SWV322,ヨセフ・汝ダビデの子よ SWV323,
今日こそキリストの生まれた日 SWV315,
今日こそ主なるキリストの生まれた日 SWV439
ルネ・ヤーコプス(指)コンチェルト・ヴォカーレ
マリア・クリスティーナ・キール(ソプラノ),
ゲルト・テュルク(テノール),他
録音:1989年9月
バッハのちょうど100年前に生まれたハインリヒ・シュッツ(1585-1672)。
彼の代表作の一つ、クリスマス物語には、ドイツ語を用いながらも、若き日に
出会ったガブリエリやモンテヴェルディを髣髴とさせる明るさがあり、独自の
美を生み出しています。指揮者としてのヤーコプスの比較的初期の代表盤で、
いまや引っ張りだこのキールとテュルクが参加しているのも目を引きます。

HMC 901315  \2080
ビザンツ聖歌集-受難と復活
アレルヤ,見よ、夜中の花婿が,主よ、あなたの花嫁の寝室を,
主よ、多くの罪を犯した女が,畏怖すべきあなたの晩餐の交わり,
主は私のところに,
マリー・キーロウズ修道女,サン・ジュリアン・ル・パーブル教会聖歌隊
録音:1989年6月
レバノン出身のキーロウズ修道女は、中近東や北アフリカのキリスト教声楽曲
の復活に力を入れている人です。彼女が歌うアラビア語やギリシャ語の歌は、
遥か東方のエキゾチックな薫りに満ちたキリスト教の別の姿を露わにする音楽。
このCDでは男声低音の地響きのようなドローンにのって、キーロウズ修道女の
歌が不思議な美の世界へ誘ってくれます。

HMC 901326  \2080
バッハ:
マニフィカート ニ長調 BWV243 
カンタータ「われらが神は堅き砦」 BWV80
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)
シャペル・ロワイヤル,コレギウム・ヴォカーレ
バーバラ・シュリック(ソプラノ),
ジェラール・レーヌ(カウンターテナー),
ハワード・クルック(テノール),ペーター・コーイ(バス)
ラテン語によるマニフィカートと、ドイツ語によるカンタータと、バッハの二
つの側面を浮き上がらせたCDです。BWV243はバッハの声楽作品の中でも傑作と
して名高いものです。一方BWV80はルター作と伝えられるコラール「神はわが
堅き砦」に基づいていて、これも広く親しまれているものです。
生涯をバッハの声楽作品に献身しているかのようなフィリップ・ヘレヴェッヘ
がどちらの作品でも見事に練り上げた音楽を聞かせているのはもちろん、世界
的なな名カウンターテナー、ジェラール・レーヌが参加していることもこの録
音の価値を一層高めています。

HMC 901366  \2080
ヴィヴァルディ:ラ・フォリア
トリオ・ソナタ ニ短調 Op.1-12 RV63「ラ・フォリア」
トリオ・ソナタ ニ短調 Op.1-8 RV64
2つのヴァイオリンのためのソナタ へ長調 RV98 
同ト長調 RV71 
同変ロ長調 RV77 
同へ長調 RV70
キアラ・バンキーニ(Vn),アンサンブル415
録音:1991年1月
「四季」で名高いヴィヴァルディは、それに負けず劣らぬ個性的な名曲を多数
残しています。なにより自身天才的なヴァイオリンの名手だったわけですから、
火花を飛ばすようなヴァイオリンの名曲は聞き応え満点。このCDには、楽器ど
うしのせめぎあいもスリリングな「ラ・フォリア」を始めとする優れものばか
りが選り抜かれています。
キアラ・バンキーニはジュネーヴ生まれでパリで活躍するヴァイオリニスト。
最近多いガリガリと弾くヴィヴァルディとは異なった、熱気の中にも透明で柔
らかな情感を大切にする音楽性が好ましいものです。レコード芸術推薦盤。

HMC 901508  \2080
ヤナーチェク:
ピアノ・ソナタ 「1905年10月1日」 
草かげの小径にて 第1集 
草かげの小径にて 第2集 
霧の中で 
回想
アラン・プラネス(P)
録音:1994年2月
ヤナーチェクの「1905年10月1日」という不思議な題名のピアノ・ソナタは、
ドイツに抗議する若いチェコ人が射殺された事件に基づいています。ことに死
者を悼む第2楽章は感動的。一方「草かげの小径にて」は、ヤナーチェクの生前
から非常に人気の高かったピアノ小品集。親しみやすい旋律を用いた素朴で優
しさに溢れた作品です。
プラネスは、ヤナーチェクの音楽がもつ繊細さと強いコントラストを十分に引
き出すことで、ヤナーチェクの音楽のいわゆる土臭さをより鮮やかで力強い感
情へと高めることに成功しています。

HMC 901513  \2080
バッハ:
復活祭オラトリオ BWV249
カンタータ第66番「喜べ、汝ら、もろ人の心よ」 BWV66
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)コレギウム・ヴォカーレ
バーバラ・シュリック(S),カイ・ヴェッセル(A),
ジェームズ・テーラー(T),ペーター・コーイ(Bs)
録音:1994年4月
バッハの復活祭オラトリオ「来れ、急げ、そして走れ」は、もともとは誕生日
を祝う世俗カンタータだったものから転用されたもので、そのため華やかで祝
賀的な雰囲気に満ちています。一方、「喜べ、汝ら、もろ人の心よ」も世俗カ
ンタータから改作されたもの。また題材はキリストの復活を扱ったものですの
で、両者は同じような立場にある作品です。
ヘレヴェッヘの音楽は、バッハに過度な重苦しさを与えず、あくまで端正で自
然で軽やかな流れをもったもの。しかしその美しさの向こうから、バッハが込
めた新興への真摯な思いが伝わって来ます。

HMC 901522  \2080
ベルリオーズ:
歌曲集「夏の夜」 Op.7 
叙情的場面「エルミニー」
ブリジット・バレー(メッゾ・ソプラノ),
ミレイユ・ドゥランシュ(ソプラノ)
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)シャンゼリゼ管弦楽団
録音:1994年6月,10月
ベルリオーズはなにも大編成のオーケストラによる狂おしいロマンティシズム
ばかりではありません。ゴーティエの詩に基づいた「夏の夜」の控えめな美し
さ、幻想的で夢に満ちた音楽は心に響く美しさがあります。「エルミニー」は
ベルリオーズがローマ大賞に入選した時の作品。
ヘレヴェッヘはベルリオーズを演奏するにあたり、19世紀音楽向けに当時の楽
器を使用したシャンゼリゼ管弦楽団を編成、現代オーケストラでは再現の難し
いベルリオーズが意図した通りの色彩の調合を可能にしています。

HMC 901571  \2080
ヴィヴァディ:声楽作品集
スターバト・マーテル RV621、他
アンドレアス・ショル(カウンターテナー)
キアラ・バンキーニ(指)アンサンブル415
録音:1995年6月
このCDの最大の聞き物はまだ若い頃のアンドレアス・ショルの絶品の美声で
しょう。ことに、ヴィヴァルディの声楽曲の傑作「スターバト・マーテル」で
は、ショルだけが持つ凛々しくも気高く、柔らかな声の中に宿る力強さが最高
に発揮されています。一方「消え去ってくれるか」では、恋に悩める男の嘆き
がしみじみ描かれています。もちろんバンキーニとアンサンブル415の伴奏
も密にして情感溢れるもの。

HMC 901589  \2080
バッハ:モテット集 BWV225-230
マリア=クリスティーナ・キール(ソプラノ),
シビッラ・ルーベンス(ソプラノ),ベルナルダ・フィンク(アルト),
ゲルト・テュルク(テノール),ペーター・コーイ(バス)
ルネ・ヤーコプス(指)ベルリン古楽アカデミー,リアス室内合唱団
録音:1995年11月
今でこそバッハの代表的声楽作品は受難曲やカンタータですが、バッハの死後
も演奏され続けていたのは実はこれらモテットでした。小規模ながらしっかり
と書きこまれた音楽は後世でも評判を呼び、ライプツィヒを訪問したモーツァ
ルトも耳にして感激したという逸話が伝えられています。
ルネ・ヤーコプスはバッハの音楽には大変慎重で録音もわずかしかありません。
このモテット集は貴重です。

HMC 901590  \2080
ギョーム・ド・マショー:ノートルダム・ミサ曲
マルセル・ペレス(指)アンサンブル・オルガヌム
録音:1995年11月
ギョーム・ド・マショー(1300頃-1377)のノートルダム・ミサ曲は、ミサの通
常文全てを単独の作曲家が作曲したものとしては現存する最古のものといわれ
ています。この音楽史上極めて重要な作品には様々なアプローチがありますが、
マルセル・ペレスとアンサンブル・オルガヌムは、この野心作本来の大胆さと
積極性を引きだし、鬼才マショーの鮮やかな筆を今の世に再現することに成功
しています。この刺激的かつ個性的な演奏はヨーロッパでは大評判となり、
1997年のカンヌ・クラシカル・アワードを受賞しています。

HMC 901595  \2080
ピアソラ:「天使のミロンガ」
バンドネオン協奏曲 
タンゴ・ポルテーニョの3楽章 
5つのタンゴ
パブロ・マイネッティ(バンドネオン) リュイス・ビダール(ピアノ)
ジョセフ・ポンス(指)リウレ劇場室内管弦楽団
録音:1995年12月
バンドネオンとオーケストラという“意外な”組合せが見事に成功していて、
近年演奏会でもしばしば取り上げられています。5つのタンゴには、ピアソラ
の代表作ともいえる「天使のミロンガ」が含まれています。
パブロ・マイネッティは1971年ブエノスアイレス生まれ。録音当時まだ20代前
半という若さでしたが、タンゴの世界では当時から世界的に有名な天才です。

HMC 901603  \2080
17世紀イギリスの民謡とリュート・ソング
ダウランド:見よ、この不思議,私を、誰よりもこの私を,お前たち、
愛と運命に,ルーセル嬢のパヴァン,愛しい人が泣くのをみた,流れよ、
我が涙,悲しみよ、とどまれ,愛の神よ、今までに,彼女は許せるだろうか,
我が窓から行、他
アンドレアス・ショル(カウンターテナー),
アンドレアス・マルティン(リュート)
録音:1996年4月
ジョン・ダウランド(1563-1626)を中心に、エリザベス1世時代(在位1558-
1603)の英国で人気のあったリュート歌曲とリュート独奏曲を集めています。
ダウランドの哀愁を帯びた美しい旋律は、甘さの中にどこか屈折した翳がひそ
んでいいて、400年前の宮廷人同様、現代の我々をも虜にします。
このアルバムほど、カウンターテナーのアンドレアス・ショルの素材の上質さ
を示したアルバムもないでしょう。簡素なリュートの伴奏にのった彼の歌は比
較する対象が全く見当たらないほどの美を宿しています。

HMC 901608  \2080
ブラームス:ドイツ・レクイエム Op.45
クリスティアーネ・エルゼ(ソプラノ),
ジェラルド・フィンリー(バリトン),
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)シャンゼリゼ管弦楽団
シャペル・ロワイヤル,コレギウム・ヴォカーレ
録音:1996年6月8、9日、スイス、モントルー
ブラームスがあえてドイツ語の歌詞にこだわったレクイエム、その深いドイツ
精神ゆえに往々にして重厚な色にベッタリ染められがちです。ヘレヴェッヘは
古典派、ロマン派音楽のために結成した時代楽器オーケストラ、シャンゼリゼ
管弦楽団を用いて、愛情はたっぷり、しかし深刻な思い入れはさっぱりめの、
自然な流れと暖かい幸福感に満ちた「ドイツ・レクイエム」を生み出していま
す。コレギウム・ヴォカーレ、シャペル・ロワイヤルの混濁のない響きも特筆
すべきで、オーケストラの中から合唱が浮かび上がるところなぞ、ブラームス
はこんなに美しい音楽を書いていたのかと目を覚まされる思いになります。

HMC 901655  \2080
ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲集
チェロ協奏曲ハ短調 RV401、ト短調 RV417、変ロ長調 RV423、ニ短調 RV405、
ハ長調 RV400、イ短調 RV419、ト長調 RV415
ロエル・ディールティエンス(チェロ、ピッコロ・チェロ)
アンサンブル・エクスプロラシオン
録音:1997年11月、ベルギー
ロエル・ディールティエンスはベルギー出身のバロック・チェロ奏者。様々な
古楽オーケストラで活躍してきた人だけに腕はたしかで、歌心にも富んでいま
す。これを支えるアンサンブル・エクスプロラシオンは各パート一人の編成で、
ヴィヴァルディのヴェネツィア魂の音楽をスッキリと小気味良く弾きこなして
います。随所で加えられているリュートやギター、粋なチェンバロも彩りを一
層華やかにしています。ヴァイオリンには我らが若松夏美も参加しています。

HMC 901729  \2080
ルネサンス時代フランス・フランドル楽派の酒歌
クレメンス・ノン・パパ:食膳の祈り
デカレッラ:トゥールで聖マルタンの祭日に,
セルトン:
嘆きつつ、助けを私は待つ,私が愛する女は私のそばにはいないのだ,
セルミジ:アウ、アウ、アウ、俺は飲むぞ,あなたのおそばに密かに侍る,
アバンゼレール:
私は望みを失ってしまう,ミューズたちよ、三倍も偉大なるジュピターの
ダンベール:私を揺さぶって,他、全21曲
ドミニク・ヴィス(指)アンサンブル・クレマン・ジャヌカン
録音:2000年7月、パリ
ルネサンス期の酒や食事にまつわる歌を集めた、大変に愉快なCDです。本能
の支配する単純で素直な内容の歌のなんと楽しいこと!作者もクレメンス・ノ
ン・パパのような有名な人から全く無名の人まで多岐にわたります。
歌うはドミニク・ヴィス率いる芸達者集団、アンサンブル・クレマン・ジャヌ
カン。いつものように悪乗り寸前までハメを外して陽気に盛り上げています。
聞いている人までお酒引っ張り出して酔っぱらいたくなる楽しさです。

HMU 907212  \2080
愉快な舞曲-ムルシアのギター作品集
ムルシア:ハラカス,ラ・ホタ,マリサパロス,ガリャルダス,
タランテラ,他、全21曲
ポール・オデット(バロック・ギター),
アンドルー・ローレンス=キング(ハープ・プサルテリウム),
ペドロ・エステバ(打楽器),スチーブン・プレイヤー(バロック・ギター)
録音:1997年9月7‐11日、オランダ
18世紀スペインのギター奏者、サンチャゴ・デ・ムルシア(1685-?)が残した
「サルディバール写本第4」をもとに、ポール・オデットがバロック・ギター
を持ち、打楽器やハープ、プサルテリウムなどの楽器を加えて陽気にアンサン
ブルしているごきげんなCDです。演奏に当たってはラテンアメリカに伝わる
民衆音楽の手法を応用しているそうで、たしかに明るい生命力に満ちています。

HMU 907213  \2080
タルティーニ:悪魔のトリル-ヴァイオリン作品集
ヴァイオリン・ソナタ ト短調「悪魔のトリル」
「運弓法(コレッリの作品5からのガヴォットによる50の変奏曲)」より
(10曲)
ヴァイオリン・ソナタ イ短調
スコルダトゥーラ・ヴァイオリンのためのパストラーレ
アンドルー・マンゼ(ヴァイオリン)
録音:1997年5月27‐30日、カリフォルニア
レコード芸術特選の名盤。当代最高のバロック・ヴァイオリン奏者、アンドル
ー・マンゼが、「妖気」としか言いようがないオーラを放しつつタルティーニ
に挑みました。夢枕に立った悪魔の弾くヴァイオリンをもとに作曲したという
伝説で有名なタルティーニの「悪魔のトリル」の胸をすくような切れ味。しか
も彼は伴奏を一切排し、ヴァイオリン一本で勝負を挑んでいるのです。剣豪の
乱れ斬りのようなヴァイオリンには熱狂せざるをえません。世界中で絶賛され
たベストセラーCDです。