<クラシック・輸入盤新譜情報 04−07>
 
コメントはメーカー案内書より抜粋で す
 
<DEUTSCHE GRAMMOPHON>
4748172  \1850
プロコフィエフ(プレトニョフ編曲):
バレエ音楽「シンデレラ」 作品87-抜粋
ラヴェル:マ・メール・ロワ
マルタ・アルゲリッチ、ミハイル・プレトニョフ(P)
録音:2003年8月、ヴヴェイ
夢の顔合わせ!業師同士が互いに競うテクニックを駆使したプロコフィエフと
ラヴェル!アルゲリッチとプレトニョフというまったくタイプの異なる2人の
名ピアニストの初共演。収録曲の「シンデレラ」は、高名なバレエ音楽からの
9曲をプレトニョフが2台のピアノ用に編曲したもの。「マ・メール・ロワ」
のオリジナル(ピアノ連弾)とのカプリングです。

4775015  \1850
「人生の歌-地中海地方の音楽」
サイクル
録音:2004年1月、シュタインフルト
ギリシャをはじめ、フランス、イタリア、スペイン(セファルディー含む)、
ポルトガルなど、地中海地方の国々の伝承歌を集めたもの。タイトルの通り、
誕生から死まで、人の一生をたどる構成になっています。演奏をしているサ
イクルは2人の女声ヴォーカリストと3人の民族系打楽器奏者からなるアン
サンブル。経歴その他に関しては不明です。

4775077  2枚組  \1850
「ベスト・オブ・ウィーン・フィル」
ベートーヴェン:交響曲 第5番 ハ短調 作品67 「運命」-第1楽章
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77-第3楽章
ブラームス:ハンガリー舞曲 第5番 ト短調
ブルックナー:交響曲 第9番 ニ短調-第2楽章
シャブリエ:狂詩曲「スペイン」
ドヴォルザーク:交響曲 第9番 ホ短調 作品95 「新世界より」-第2楽章
ハイドン:交響曲 第94番 ト長調 「驚愕」-第4楽章
マーラー:交響曲 第5番 嬰ハ短調-アダージェット
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64-第2楽章
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 K.467-第2楽章
モーツァルト:交響曲 第40番 ト短調 K.550-第4楽章
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第1番 変ロ長調 K.207-第1楽章
モーツァルト:クラリネット協奏曲 イ長調 K.622-第2楽章
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第17番 ト長調 K.453-第3楽章
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン 作品20
シューベルト:交響曲 第9番 ハ長調 D.944 「ザ・グレート」-第3楽章
スメタナ:交響詩「モルダウ」
チャイコフスキー:交響曲 第5番 ホ短調 作品64-第4楽章
旧譜
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
アルフレート・プリンツ(Cl)
ギドン・クレーメル(Vn)、ナタン・ミルシテイン(Vn)
アンネ=ゾフィー・ムター(Vn)
フリードリヒ・グルダ(P)、レナード・バーンスタイン(P)
指揮:カルロス・クライバー、レナード・バーンスタイン
フリッツ・ライナー、カルロ・マリア・ジュリーニ
ジョン・エリオット・ガーディナー、ヘルベルト・フォン・カラヤン
クラウディオ・アバド、カール・ベーム
ニコラウス・アーノンクール、ジェイムズ・レヴァイン
ゲオルグ・ショルティ、ワレリー・ゲルギエフ
昨年4月、ドイツ・ローカルとして発売し好評を得たベスト・オブ・ウィーン
・フィルと同内容のインターナショナル盤の発売です。
(旧ドイツ・ローカル番号:4726492)

●MUSIK...SPRACHE DER WELT
DGの新シリーズ(タイトルはズバリ「音楽は世界の言葉」)。1953年‐1956年
のオーケストラ録音の復刻盤。
「Gesellschaft」付のレーベル・ロゴ&作曲家のサインを用いた昔懐かしいジャ
ケット・デザインです。2002年11月に発売されたヨッフムのジュピター&未完
成、ロマンティック同様、デジパックおよびクリアトレイによるパッケージと
なります。

4749812  \1350
ハイドン:
交響曲 第44番 ホ短調 「悲しみ」
交響曲 第95番 ハ短調
交響曲 第98番 変ロ長調
ベルリンRIAS交響楽団
指揮:フェレンツ・フリッチャイ

4749822  \1350
モーツァルト:
交響曲 第33番 変ロ長調 K.319
交響曲 第36番 ハ長調 K.425 「リンツ」
交響曲 第39番 変ホ長調 K.543
バイエルン放送交響楽団
指揮:オイゲン・ヨッフム

4749832  \1350
ベートーヴェン:
交響曲 第2番 ニ長調 作品36
ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 作品37
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
レニングラード・フィルハーモニー交響楽団
指揮:クルト・ザンデルリンク

4749842  \1350
ベートーヴェン:
交響曲 第5番 ハ短調 作品67 「運命」
交響曲 第7番 イ長調 作品92
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:カール・ベーム

4749852  \1350
シューベルト:
交響曲 第3番 ニ長調 D.200
交響曲 第4番 ハ短調 D.417 「悲劇的」
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:イーゴル・マルケヴィチ

4749862  \1350
シューベルト:劇音楽「ロザムンデ」 D.797
ディアナ・オイストラティ(A)
ベルリン・モテット合唱団
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:フリッツ・レーマン

4749872  \1350
ベルリオーズ:幻想交響曲 作品14a
ビゼー:小組曲「子供の遊び」 作品22
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:イーゴル・マルケヴィチ

4749882  \1350
シューマン:交響曲 第4番 ニ短調 作品120
ハイドン:交響曲 第88番 ト長調
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー

4749892  \1350
ブラームス:交響曲 第2番 ニ長調 作品73
レーガー:モーツァルトの主題による
変奏曲とフーガ 作品132
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:カール・ベーム

4749902  \1350
ブルックナー:交響曲 第9番 ニ短調
バイエルン放送交響楽団
指揮:オイゲン・ヨッフム

4749802  10枚組  \13500
MUSIK...SPRACHE DER WELT
※上記10CDをBOXにしたもの
Various Artists


●SACD-Hybrid
4748682(SACD-Hybrid) \2500
プロコフィエフ(プレトニョフ編曲):
バレエ音楽「シンデレラ」 作品87-抜粋
ラヴェル:マ・メール・ロワ
マルタ・アルゲリッチ、ミハイル・プレトニョフ(P)
録音:2003年8月、ヴヴェイ

4749962(SACD-Hybrid)  3枚組  \6240
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」K.522(全曲)
カルメラ・レミージョ、ソワレ・イソコスキ、パトリツィア・パーチェ(S)
ウーヴェ・ハイルマン(T)、サイモン・キーンリーサイド、
ブリン・ターフェル(B)
マッティ・サルミネン、イルデブランド・ダルカンジェロ(Bs)
フェラーラ・ムジカ合唱団
ヨーロッパ室内管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド
録音:1997年1月、2月、フェラーラ

4770832(SACD-Hybrid) 2枚組  \2500
「シューベルト:オーケストラ伴奏による歌曲集」
ロマンツェ(「ロザムンデ」より)
ます(ブリテン編曲)
エレンの歌 第2(ブラームス編曲)
糸を紡ぐグレートヒェン(レーガー編曲)
シルヴィアに(編曲者不詳)
夕映えの中で(レーガー編曲)
夜と夢(レーガー編曲)
タルタロスの群れ(レーガー編曲)
魔王(ベルリオーズ編曲)
涙の雨(ヴェーベルン編曲)
道しるべ(ヴェーベルン編曲)
君はわが憩い(ヴェーベルン編曲)
彼女の絵姿(ヴェーベルン編曲)
プロメテウス(レーガー編曲)
メムノーン(ブラームス編曲)
御者クロノスに(ブラームス編曲)
楽に寄す(レーガー編曲)
魔王(レーガー編曲)
秘めごと(ブラームス編曲)
セレナード(オッフェンバック編曲)
アンネ・ソフィー・フォン・オッター(Ms)
トーマス・クヴァストホフ(B)
ヨーロッパ室内管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド
録音:2002年5月、パリ


●DVD-Video  \3350
0732329(DVD-Video)
ジョルダーノ:歌劇「フェドーラ」   
ミレッラ・フレーニ(Sop)、プラシド・ドミンゴ(T)、他
メトロポリタン歌劇場管弦楽団・合唱団
指揮:ロベルト・アバド



<DECCA, PHILIPS>
4756124  2枚組  \1780
「コーラル・アダージョ」
※曲目詳細不明
Various Artists
「アダージョ」シリーズの最新作。ヒーリング系の合唱音楽を集めた2枚組コ
ンピレーション。

4756145(CD+DVD)2枚組  \2380
カントルーブ:オーヴェルニュの歌
キリ・テ・カナワ(S)
イギリス室内管弦楽団
指揮:ジェフリー・テイト
CDとDVDをカプリングしたシリーズのひとつ。

4756152  \1350
クリスマス・ウィズ・レオンティン・プライス
レオンティン・プライス(S)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン

4756153  \1350
もろびとこぞりて
ジョーン・サザーランド(S)、他

4756154  \1350
「クリスマス・フェスティヴァル」
レナータ・テバルディ(S)、他
DECCAの誇る名ソプラノ歌手のオリジナル・クリスマス・アルバムの復活。オ
リジナル・ジャケット・デザインを使用しています。プライスのアルバムはい
わゆる「カラヤンのアヴェ・マリア」として有名なもの。

●DECCA HERITAGE
DECCAの創立75周年を記念した新シリーズ。1955年にリリースされた6タイトル
のアルバムを復刻したもので、いずれもインターナショナルでは初のCD化とな
る貴重な音源です。オリジナルのジャケット・デザインを用いたデジパック仕
様による発売です。

4756155  \1350
ブラームス:
弦楽四重奏曲 第2番 イ短調 作品51-2
弦楽四重奏曲 第3番 変ロ長調 作品6
ヴェーグ四重奏団
録音:1954年8月、ウェスト・ハムステッド(モノラル)

4756156  \1350
ブリテン:カンタータ「聖ニコラス」 作品42
デイヴィッド・ヘミングズ(B-S)
ピーター・ピアーズ(T)
ラルフ・ダウンズ(Org)
ベックレス・サー・ジョン・
レーマン・スクール少女合唱団
イプスウィッチ・スクール予科少年合唱団
オールドバラ音楽祭管弦楽団・合唱団
指揮:ベンジャミン・ブリテン
録音:1955年4月、オールドバラ(モノラル)

4756157  \1350
「ショパン・リサイタル」
ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 作品58
即興曲 第1番 変イ長調 作品29
即興曲 第2番 嬰ヘ長調 作品36
即興曲 第3番 変ト長調 作品51
即興曲 第4番 嬰ハ短調 作品66 「幻想即興曲」
子守歌 変ニ長調 作品57
ニキタ・マガロフ(P)
録音:1954年11月、ジュネーヴ(モノラル)

4756158  \1350
ドリーブ:歌劇「ラクメ」(ハイライト)
マド・ロバン(S)、アグネス・ディズニー(Ms)
リベロ・デ・ルカ(T)、ジャン・ボルテール(Bs)、他
パリ・オペラ・コミーク管弦楽団・合唱団
指揮:ジョルジュ・セバスチャン
録音:1952年7月、パリ(モノラル)

4756159  \1350
ガーシュウィン:
ラプソディ・イン・ブルー
ピアノ協奏曲 へ調
ジュリアス・カッチェン(P)
マントヴァーニ・オーケストラ
録音:1955年5月、ウェスト・ハンプステッド(モノラル)

4756160  \1350
ハイドン:
交響曲 第88番 ト長調
交響曲 第101番 ニ長調 「時計」
シュトゥットガルト室内管弦楽団
指揮:カール・ミュンヒンガー
録音:1954年11月、ウィーン(モノラル)
 
<EMI CLASSICS>       
CDC-5577892  \2080
「ベルリン・フィルの12人のチェリストたち時の過ぎゆくままに」
ダイヤが一番(紳士は金髪<ブロンド>がお好き)
メイン・テーマ(氷の微笑)
The Man with the Harmonica(ウェスタン)
道(道)
二人で御茶を(ノー、ノー、ナネット)
バードランドの子守歌(恋のゆくえ ファビュラス・ベイカー・ボーイズ)
時の過ぎゆくままに(カサブランカ)
Family Portrait(ハリー・ポッターと賢者の石)
つらい思い/Deborah's Theme(ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ)
Catch Me If You Can(キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン)
メイン・テーマ(タイタニック)
もっと救えたのに…(シンドラーのリスト)
風のささやき(華麗なる賭け)
The Bare Necessities(ジャングル・ブック)
優しく愛して(やさしく愛して)
めまい(めまい)
EMIクラシックスへの3作目の新録音。名作映画のテーマ音楽による魅力的
なコンセプト。
   
CDC-5577902  \2080
シューベルト:「冬の旅」全曲
イアン・ボストリッジ(テノール)
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
EMI専属アーティスト、イアン・ボストリッジとレイフ・オヴェ・アンス
ネスの共演による録音は評論家すじから高く称揚されていますが、いよいよ
リート作品の頂点とされるシューベルト「冬の旅」の発売をむかえました。
「冬の旅」のピアノ・パートは専門の伴奏者によって通常演奏されますが、
この録音のピアノ伴奏はメジャーな国際的ソロ活動を続けるアンスネスが担
っています。この共演は真に音楽的に対等な出会いを実現させ、素晴らしい
結実をもたらしました。二人による「冬の旅」ツアーが8月と10月、ヨーロッ
パと北米で予定されており今から注目を集めています。


●GREAT RECORDINGS OF THE CENTURY 最終発売
CDM-5629052  \1450
スペイン歌曲リサイタル
グラナドス:マハとナイチンゲール(”ゴエスカス”)
w/ニュー・フィルハーモニアO、
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス指揮
グラナドス/フェレル:2つの愛の歌
モンサルバーチェ:5つの黒人の歌
エスプラ:スペインのプラジェーラ歌曲集(5曲)
ロドリーゴ:4つの愛のマドリガル
w/パリ音楽院O、ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス指揮
ロドリーゴ:モーセン・シントの三連画
モンポウ/ロス=マルバ:El Combat del Somni
w/コンセール・ラムルーO,アントニオ・ロス=マルバ指揮
ROLDRA:4つの歌
Patronato Orquesta Ciudad de Barcelona,
アントニオ・ロス=マルバ指揮
モンサルバーチェ:民謡の主題によるマドリガル
w/ルイス・クラレット(チェロ)、Orquesta Ciutat de Barcelona,
ガルシア・ナバロ指揮
(以上)ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)

CDM-5628852  \1450
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番、 幻想曲へ短調
メンデルスゾーン:アンダンテとロンド・カプリチオーソ 作品14
ウェーバー:コンサート小品 ヘ短調 作品79*
クラウディオ・アラウ(ピアノ)
*フィルハーモニアO、アルチェオ・ガリオラ指揮

CMS-5628932  2枚組(通常仕様) \2900
プッチーニ:「トスカ」全曲(1度目の録音)
マリア・カラス(ソプラノ)、ジュゼッペ・ディ・ステファノ(テノール)、
ティト・ゴッビ(バリトン)、ミラノ・スカラ座合唱団&管弦楽団
ヴィクトール・デ・サバタ指揮

CMS-5629012  2枚組  \2900
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」全曲
マリア・カラス(ソプラノ)、ジュゼッペ・ディ・ステファノ(テノール)、
ロランド・パネライ(バリトン)、フェドラ・バルビエリ(メゾ・ソプラノ)
ニコラ・ザッカリア(バス)、ルイサ・ヴィッラ(メゾ・ソプラノ)、
ミラノ・スカラ座合唱団&管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮

CDM-5628872  \1450
エルガー:チェロ協奏曲、海の絵 作品37*
ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ)、*ジャネット・ベイカー(アルト)
w/ロンドン交響楽団、ジョン・バルビローリ指揮
エルガー:序曲「コケイン」
フィルハーモニアO,ジョン・バルビローリ指揮

CMS-5628832  2枚組  \2250
ブラームス:交響曲第4番
シカゴ交響楽団
悲劇的序曲; ハイドンの主題による変奏曲
フィルハーモニア管弦楽団
(以上)カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
フリー・インタヴュー・ウィズ・ジョン・トランスキー

CDM-5628972  \1450
シューベルト歌曲集
全能の神; 漁夫の歌
w/ジェラルド・ムーア(ピアノ)
音楽に寄す; ミューズの息子; ガニュメート; 水の上で歌う; 
魔王;エレンの歌、第3; 春の想い; 糸を紡ぐグレートヒェン; 
笑いと涙; 死と乙女; ます; 万霊節の日のための連とう; 
岩の上の羊飼い*
w/ジョフリー・パーソンズ(ピアノ)、 
*ジェルヴァーズ・ド・ペイエ(クラリネット)
クリスタ・ルードヴィヒ(メゾ・ソプラノ)

CDM-5628892  \1450
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
w/ロンドン交響楽団、ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮
ヴァイオリン協奏曲第2番
w/フィルハーモニアO,アルチェオ・ガリエラ指揮
ヴァイオリン・ソナタ第2番
w/ウラデミール・ヤンポリスキー(ピアノ)
ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)

CDM-5629152  \1450
ヴァイオリン・ショウピース
タルティーニ/クライスラー:ソナタ ト短調「悪魔のトリル」
ドビュッシー/レレンス:月の光
ファリァ/コハンスキ:ホタ
イザイ:エクスタシー
チャイコフスキー/ベゼキルスキー:ヴァルス=スケルツォ
スーク/コツィアン:愛の歌
コダーイ/フェイギン:3つのハンガリー民俗舞曲
ヴィエニャフスキ:物語
ザルジツキ:マズルカ
ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)
ウラディミール・ヤンポリスキー(ピアノ)

CMS-5628812  2枚組  \2900
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第21番「ヴァルトシュタイン」; 第22番; 第23番「熱情」
第24番; 第25番; 第27番; 第30番; 第31番; 第32番
アルトゥール・シュナーベル(ピアノ)

CMS-5628792  2枚組  \2250
バッハ:無伴奏チェロ組曲(全6曲)
ポール・トルトゥリエ(チェロ)   


<EMI ドイツ>       
CDM-5629802  \1450
ファスベンダー/歌曲集 Vol.2
シューベルト:
ミューズの子D.764;最初の喪失D.226; 湖上でD.543
恋人のそばにD.162;テューレの王D.367; 糸を紡ぐグレートヒェンD.118
たゆみなき愛D.138;シルヴィアにD.891; 至福D.433; 笑いと涙D.777
水の上で歌うD.774;春のおもいD.686; 星D.939; 孤独な人D.800
音楽に寄すD.547; セレナード(第2稿)D.921*
セレナード(第1稿)D.920**
ヴォルフ:
希望の復活;ペレグリーナ その1; ペレグリーナ その2;
郷愁; 問いと答え; めぐりあい; つきることのない愛; さようなら;
眠りに寄す; 真夜中に
ブリギッテ・ファスベンダー(メゾ・ソプラノ)
エリク・ヴェルバ(ピアノ)、
*バイエルン国立歌劇場合唱団、**カペラ・バヴァリア
ヴォルフガンク・サヴァリッシュ(ピアノ)
ドイツ系リートの名メゾ、ファスベンダーの魅力に満ちた歌曲集、1973-4年
録音を中心としたシューベルト(セレナードの2つの版が同時に含まれて興味
深い)と79年録音のヴォルフ作品を収録。


<EMI UK>
●CLASSICS FOR PLEASURE  各1枚 \1150
CDZ-5860462
バッハ:ヴァイオリン協奏曲集 BWV.1041-1043
ヘンデル:オルガン協奏曲集 第4&13番*
ケネス・シリトー、ヒュー・ビーン(ヴァイオリン)、
*ニコラス・キナストン(オルガン)
ヴィルトゥオージ・オブ・イングランド、アーサー・デイヴィソン指揮

CZS-5860432  2枚組
バッハ:ブランデンブルク協奏曲集
ハノーヴァー・バンド、アンソニー・ハルステッド指揮

CDZ-5860472
ボイス:8つの交響曲集
メニューイン・フェスティヴァル管弦楽団、
ユーディ・メニューイン指揮

CDZ-5860502
パーセル:
メアリー女王の誕生日の頌歌1692「愛の女神は盲目なり」
1694「行け、汝ら芸術の子ら」
ノーマ・バロウズ、ジェイムズ・バウマン、チャールズ・ブレット、
ロバート・ロイド
アーリー・ミュージック・コンソート・オブ・ロンドン、
デイヴィッド・マンロウ指揮

CDZ-5860482
バードと彼の同時代の作曲家たち
バード、エッカルト、ガブリエリ、ギボンズ、ラッスス、パレストリーナ、
フィリップス、
スヴェーリンク、ビクトリア、ウィ-ルクスの合唱作品集
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団、
デイヴィッド・ウィルコックス指揮

CDZ-5860492
ガブリエリ:ヴェニスの栄光
A.ガブリエリ:
16声のグロリア;4声のリチェルカーレ;ベネディクトス・ドミヌス;
オー・クルス・スプレンディディオール;12声のマニフィカト; 
G.ガブリエリ:
新月にラッパを吹き鳴らせ;ティモールとトレモール;8声のカンツォーナ
イン・エクセレシス 
以上アンブロジアン・シンガーズ他、D.スティーヴンス指揮
G.ガブリエリ:
すべての人よ、手を打ちてほめたたえよ;ああ、大いなる奇蹟;
O Domine Jesu Christe; 天使が羊飼いたちに言われた;第7旋法による8声
のカンツォーナ;Hodie complete sunt;今日キリストは生まれたもう
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団、バッハ合唱団、
ウィルブラハム・ブラス・ソロイスツ、
デイヴィッド・ウィルコックス指揮

CDZ-5860512
ヴィヴァルディ:協奏曲集
オーボエ協奏曲RV156&463;2つのトランペットのための協奏曲RV537;
ヴァイオリン協奏曲Op.11-4&RV129;フルート協奏曲Op.10-2;
4つのヴァイオリンのための協奏曲Op.3-10
ハノーヴァー・バンド、
アンソニー・ハルステッド指揮



<VIRGIN CLASSICS>   
●NEW BUDGET SERIES  各1枚 \1150
VB-5624762
ショパン:ピアノ・ソナタ第2&3番 他
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)

VB-5624882
グレゴリアン・チャント
ダウンサイド・アビー合唱団

VB-5624772
ザ・モスト・ビューティフル・トランペット・コンチェルトス
グラハム・アシュトン(トランペット)、アイルランド室内管弦楽団

VB-5624792
オルフ:カルミナ・ブラーナ
ボーンマス交響楽団、デイヴィッド・ヒル指揮

VB-5624962
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲、2つのロマンス
ドミトリー・シトコヴェツキー(ヴァイオリン)
アカデミー室内管弦楽団、ネヴィル・マリナー指揮

VB-4820012
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲、幻想曲
シャロン・イスビン(ギター)
ローザンヌ室内管弦楽団、ローレンス・フォスター指揮

VB-5624782
モーツァルト:レクイエム
ノーザン・シンフォニア 他、リチャード・ヒコックス指揮

VB-5624802
ハフ/ピアノ・リサイタル(リスト:メフィスト・ワルツ 他)
スティーヴン・ハフ(ピアノ)

VB-5624812
ザ・モスト・ビューティフル・スコアズ・フォー・ピアノ
スティーヴン・ハフ(ピアノ)

VB-5624822
ワグナー:序曲、前奏曲集
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、マレク・ヤノフスキ指揮

VB-5624952
マーラー:交響曲第5番
フィンランド放送交響楽団、ユッカ=ペッカ・サラステ指揮

VB-5624832
ロシア管弦楽作品集
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック管弦楽団、
チャールズ・マッケラス指揮

VB-5624842
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー、協奏曲へ長調
ウェイン・マーシャル(ピアノ)、アールボルグ交響楽団

VB-5624852
モーツァルト:フルート協奏曲集
サミュエル・コールズ(フルート)
イギリス室内管弦楽団、ユーディ・メニューイン指揮

VB-5624862
ベルリオーズ:幻想交響曲
ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団、ユーディ・メニューイン指揮

VB-5624872
モーツァルト:交響曲第38、40&41番
シンフォニア・ヴァルソヴィア、ユーディ・メニューイン指揮

VB-4820032
ストラヴィンスキー:春の祭典
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団、ケント・ナガノ指揮

VB-4820042
シューベルト:ピアノ五重奏曲「鱒」
ナッシュ・アンサンブル

VB-5624892
ベートーヴェン:交響曲第5&6番
ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ、ロジャー・ノリントン指揮

VB-5624902
ベートーヴェン:交響曲第9番
ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ、ロジャー・ノリントン指揮

VB-5624912
ヘンデル:メサイア
タヴァナー・コンソート、合唱団、プイヤーズ、
アンドリュー・パロット指揮

VB-4820002
ラヴェル:ボレロ、ラ・ヴァルス、ピアノ協奏曲
フィルハーモニア管弦楽団、リボール・ペシェク指揮 他

VB-5624922
ドヴォルザーク:交響曲第8&9番
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック管弦楽団、
リボール・ペシェク指揮

VB-5624932
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21&23番
ミハイル・プレトニョフ(ピアノ&指揮)、
ドイツ室内フィルハーモニー

VB-4820022
サティ:ジムノペディ&グノシェンヌ
アンヌ・ケフェレック(ピアノ)

VB-5624942
バッハ:ヴァイオリン協奏曲集
ジョナサン・リース(ヴァイオリン&指揮)、
スコティッシュ・アンサンブル

VB-5624972
プロコフィエフ:ピーターと狼;サン=サーンス:動物の謝肉祭
ジュリアン・クレール(ナレーション)、
アカデミー・オブ・ロンドン
リチャード・スタンプ指揮

VB-5624992
ザ・モスト・ビューティフル・ナイト・ミュージック

VB-5624982
VOIX SACREES(聖なる声)

VB-4820052
ヴィヴァルディ:四季
クリストファー・ウォーレン=グリーン(ヴァイオリン&指揮)、
ロンドン室内管弦楽団
  
<BMG>
●RCA RED SEAL RCA CLASSIC LIBRARY 第2回発売  各1枚 \1200
82876608582
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」&第8番
ギュンター・ヴァント(指揮) 北ドイツ放送交響楽団
(1985年、1987年録音)

82876608592
ベルリオーズ:幻想交響曲、
叙情的モノドラマ「レリオ,または生への復帰」より2曲
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)サンフランシスコ交響楽団
(1997年、1998年録音、旧品番:09026-68930-2)

82876608602
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番、ピアノ・ソナタ第1番
スヴャトスラフ・リヒテル(p)
ラインスドルフ(指揮) シカゴ交響楽団
(1960年、1988年録音)

82876608612
ブラームス:「ドイツ・レクイエム」
キャスリーン・バトル(Sp) ホーカン・ハーゲゴール(Br)
ジェームス・レヴァイン(指揮) シカゴ交響楽団&合唱団
(1983年録音: 旧品番:09026-61349-2廃盤)

82876608622
ガーシュイン:「ラプソディー・イン・ブルー*」
「パリのアメリカ人」「ピアノ協奏曲**」
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮&ピアノ*)
ニュー・ワールド交響楽団*、サンフランシスコ交響楽団、
ギャリック・オールソン(p**)
(1997年、1998年録音)

82876608632
グラナドス:「ゴイェスカス」より6曲、「スペイン舞曲集」より6曲
アリシア・デ・ラローチャ(p)
(1990年、1994年録音)

82876608642
メンデルスゾーン:劇音楽「真夏の夜の夢」*
序曲「海の静けさと幸ある航海」、序曲「ルイ・ブラス」、序曲「フィンガルの洞窟」
クラウス・ペーター・フロール(指揮) バンベルク交響楽団、
ルチア・ポップ(Sp*)
(1987年、1988年録音)

82876608652
メルカダンテ:フルート協奏曲集(3曲)
サー・ジェームズ・ゴールウェイ(Fl)
クラウディオ・シモーネ(指揮) イ・ソリスティ・ヴェネティ
(1987年録音 旧品番:09026-61447-2)

82876608662
モーツァルト:クラリネット協奏曲*、クラリネット五重奏曲**
リチャード・ストルツマン(Cl&指揮*)
イギリス室内管弦楽団* 東京クァルテット**
(1990年録音 旧品番:60723-2RC 廃盤)

82876608672
プロコフィエフ:映画音楽「アレクサンドル・ネフスキー」(全曲)
-ユーリ・テミルカーノフ(指揮) サンクト・ペテルブルク・フィル
(1993年録音 旧品番:09026-61926-2 廃盤)

82876608682
ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第1&2組曲、 激演・強烈
「スペイン狂詩曲」、「ボレロ」、「ラ・ヴァルス」
ロリン・マゼール(指揮) ウィーン・フィル
(1996年録音 旧品番:09026-68600-2)

82876608692
レスピーギ:ローマ三部作
ダニエーレ・ガッティ(指揮) サンタ・チェチリア国立アカデミー管弦楽団
(1996年録音 旧品番: 75605-51292-2 廃盤)

82876608702
ロドリーゴ:「アランフェス協奏曲*」「ある紳士のための幻想曲**」
「3つのスペイン小曲」「麦畑で」「呪文と踊り」
ジュリアン・ブリーム(g)
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮) ヨーロッパ室内管弦楽団*
レオ・ブロウェル(指揮) RCAビクター室内管弦楽団**
(1959-1987年録音)

82876608712
シューベルト:弦楽四重奏曲第13番「ロザムンデ」&第14番「死と乙女」
- 東京クァルテット
(1987年、1989年録音)

82876608722
クルト・ワイル:歌入りバレエ「7つの大罪」
プロローグ/怠惰/高慢/立腹/大食/姦淫/貪欲/嫉妬/エピローグ、
「マハゴニー市の興亡」より”アラバマ・ソング”、
「三文オペラ」より”セックスのとりこのバラード”、
「ハッピーエンド」より”ビルバオ・ソング”、
「三文オペラ」より”海賊ジェニー”、
マリアンヌ・フェイスフル(ヴォーカル)
デニス・ラッセル・デイヴィス指揮 ウィーン放送交響楽団
デニス・ラッセル・デイヴィス指揮,
ウィーン放送交響楽団の演奏と男声歌(マグマみたい)と、マリアンヌとの合体。
歌入りバレエと言われるオペラ「七つの大罪」は、メタリカでも聴かせた超個性
ヴォイスでマリアンヌは貫く。
(1997-1998年録音 旧品番:74321-60119-2)



<RCA RED SEAL France>
82876584162  \1200
ニコラス・バクリ:ヴァイオリンと管弦楽のための祈祷 op52
ローラン・コルシア(Vn)
セミヨン・ビシュコフ(指揮) ケルン放送交響楽団
ニコラス・バルキは1961年パリ生まれの作曲家。1983年パリ音楽院を卒業し、
国際作曲コンクールにて優勝して以来、ラジオ・フランスの作曲家を務め、フ
ランスやスペインの映画やドラマ音楽を作曲した。その後、近代フランス音楽
手法を取り入れた作風に変えたところ大絶賛され、今フランスで一番人気の現
代作曲家となった。ここでは、ローラン・コルシアとビシュコフとの共演とな
ります。なお、25分の曲が1曲しか収録されていないの特価となります。



<RCA RED SEAL>
●Complete Collection
82876603902  3枚組  \2300
モーツァルト:弦楽四重奏曲第14-19番(ハイドン・セット全曲)
ガルネリ弦楽四重奏団
CD初期の頃発売して廃盤となっていたこの名盤が、久々に復活いたします。
(1971-1975年録音)
 
82876603912  7枚組  \5700
グリーグ:ピアノ独奏曲全集
ゲルハルト・オピッツ(p)
意外と問い合わせの多いこの盤が、全集として復活です。以前はグリーグ作
品全集の分売として2巻に分かれていた商品のセット化となります。
(1992-1993年録音)

82876603922  4枚組  \2850
シューベルト/交響曲全集
コリン・デイヴィス(指揮)
ドレスデン・シュターツ・カペレ
コリン・デイヴィスのこの盤も、バジェットで発売。
(旧版もまだ現役なのですが・・)



<EHMS CLASSICS>
OC344  2枚組  \1900
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1、2、4番
ヴァレリー・アファナシエフ(p)
ユベール・スダーン(指揮) 
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
全てザルツブルク・モーツァルテウム大ホールでのLIVE録音
アファナシエフの演奏スタイルは極めて斬新な先鋭さを示し
ュナーミクとアゴーギク、時には極度に遅いテンポ、弾きながら思索するかの
ような、身ぶり豊かな演奏姿で常に聴衆を魅了するともに賛否の渦を巻き起こ
している。作曲家・作家としての顔も持ち、多彩で超個性的な芸術活動を精力
的に展開している。
このアルバムはアファナシエフの初の協奏曲録音となったベートーヴェンのピ
アノ協奏曲第3番&第5番「皇帝」(OC-311 2003年6月発売)に続く第2弾でせは
2001/02年のシーズンにザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団の定期公演
で実現した「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全曲ツィクルス」によるもので、
2002年4月にアメリカ・ツアーも行い絶賛を博した演奏を、ザルツブルクでス
タジオ録音した。ベートーヴェンの「皇帝」は1999年に「東京の夏音楽祭」の
オープニングで東京交響楽団と弾いて大きな話題と感動を巻き起こしたが、
シューマンのピアノ協奏曲を40分以上もかけた激遅テンポで弾いたこともある
アファナシエフがこのディスクでも異能ぶりを発揮し、聴き手を挑発するレ
コーディングとして大きな話題になった第3番&第5番「皇帝」に続く必聴の
レコーディング!

OC349  \950
モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」
モーツァルト:協奏交響曲 変ホ長調 K297b(ロバート・レヴィン版)
ベリオ:レンダリング(シューベルト:交響曲ニ長調 D.936A未完による)
ユベール・スダーン(指揮) 
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
イングリッド・ハッセ(fl), イサベラ・ウンテレル(ob),
ヴィリ・シュヴァイガー(hr), エドァルト・ヴィンマー(fg)
このCDは伝統を誇るザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団によるモーツァ
ルトの交響曲のレコーディング「ザルツブルクからのモーツァルト」シリー
ズとなるもので、古楽奏法を取り入れて話題となったスダーンのモーツァルト
の2枚目(1枚目はOC-203)となるもの。今回は有名な35番「ハフナー」と、録音が
意外と少ない木管のための協奏交響曲K297b。モーツァルトのこの協奏交響曲
は、通常ではOb,Cl,Hr,Fgのための協奏曲として知られていますが、この盤で
はロバート・レヴィンによってコンピュータ解析を行い、モーツァルトの手紙
をもとにして、実際モーツァルトが作曲したであろうFl,Ob,Hr,Fgために復元
したもの。なおこの曲の名盤にはものすごい独奏者を起用したマリナー盤が
ありますが、ここではザルツブルクの教授たちの名人芸よって、ザルツブル
クの香りをお届けいたします。ベリオの「レンダリング」は、シューベルト未
完の交響曲のスケッチ(第10番ニ長調 D.936A)を基にした作品で、ベリオ
によれば「修復であって再構築ではなく」「シューベルト自身がしたであろ
うように交響曲を完成する」といった方法論。

OC343  \950
モーツァルト:交響曲第38&40番
アイヴォー・ボルトン(指揮) 
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
150余年の歴史を誇るモーツァルトの町のオーケストラ、ザルツブルク・モー
ツァルテウム管による交響曲シリーズ録音第2弾は、新・首席指揮者でヨーロ
ッパで注目を集める指揮者アイヴォー・ボルトンとの録音!
アイヴォー・ボルトン(イヴォール・ボルトン)はイギリスのランカシャー生
まれ。ケンブリッジ大学、ロンドンの王立音楽院とナショナル・オペラ・ス
タジオで学ぶ。1984年セント・ジェームズ・バロック・プレイヤーズを創設し、
イングリッシュ・ツーリング・オペラの音楽監督(1991-92)、グランドボー
ン・ツーリング・オペラの音楽監督(1992-97)、スコットランド室内管弦楽団
の首席指揮者(1994-96)などのポストを歴任。バイエルン州立歌劇場(1994)、
コヴェント・ガーデン王立歌劇場(1995)などの主要なオペラ・ハウスにもデ
ビューし、ボローニャ、フィレンツェ、パリ、ブリュッセルのオペラ・ハウ
スやグラインドボーンやザルツブルクなどの音楽祭に客演してきた。バイエ
ルン州立歌劇場には頻繁に客演して絶賛を博している。2004/05年のシーズン
からザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団の首席指揮者に就任する。昨
年2003年以来、今年(カプレーティとモンッテッキ他)と来年(ヘンデル/ソ
ロモン)にザルツブルク音楽祭にも登場し、話題となっている。ボルトンは、
2005年バイエルン国立歌劇場来日公演で来日予定。
このCDは伝統を誇るザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団によるモーツァ
ルトの交響曲のレコーディング「ザルツブルクからのモーツァルト」シリーズ
となるもので、2004年秋のシーズンから音楽監督に就任するアイヴォー・ボル
トンと彼らが最も得意とする、十八番中の十八番、モーツァルトを満を持して
録音するもの。ボルトンはバロック演奏の経験を生かしてピリオド楽器演奏の
成果を採り入れつつ、非常に清澄明晰な演奏で現代の最先端を行くモーツァル
ト像を打ち立てて聴くものを魅了する。これが現代のモーツァルトの交響曲演
奏の新・スタンダードといえる必聴のディスク!

OC-346  \950
ヨハン・ボータ:ワーグナー・オペラ・アリアを歌う
ヨハン・ボータ(T)
シモーネ・ヤング(指揮) ウィーン放送交響楽団
「マイスタージンガー」「オランダ人」「rロ−エングリン」「ワルキューレ」「パル
シファル」より
ヨハン・ボータ(Johan Botha)は1965年南アフリカ生まれ、13歳の時から声楽
を始め、1989年ルーデポート国立歌劇場における「魔弾の射手」のマックス
役でデビュー。1990年にはバイロイト祝祭劇場で合唱に加わることによりヨ
ーロッパに出るチャンスを得、同年「仮面舞踏会」のグスタフ3世でヨーロッ
パデビュー。ハーゲン、ドルトムント、ボンなどの歌劇場と契約を結び、現在
主なレパートリーとしている役を歌った。カターニャのベッリーニ劇場におけ
るヴェルディの「レクイエム」でイタリアデビューを果たし、成功を収めた。
パリのバスティーユ・オペラでの「蝶々夫人」のピンカートン役で国際的に
知られるようになってからはベルリン・コーミッシェ・オーパー、ハンブル
ク国立歌劇場などに出演。ウィーン・フォルクスオーパーでは、ハリー・クプ
ファー演出「ラ・ボエーム」のロドルフォを歌った。1995年コヴェント・ガ
ーデン・ロイヤル・オペラ、ベルリン国立歌劇場に登場し、ダニエル・バレ
ンボイム指揮の下で「フィデリオ」のフロレスタンを歌った。ロンドンで「ト
スカ」のカヴァラドッシ役で再出演。後にベルリン国立歌劇場、ウィーン国立
歌劇場でも歌った。1996年には「蝶々夫人」のピンカートン役で初めてミラ
ノ・スカラ座で歌い、シーズンの終わりにはベルリン国立歌劇場で「カヴァ
レリア・ルスティカーナ」のトゥリッドゥを歌った。1999年にウィーン国立
歌劇場でシモーネ・ヤング指揮で「ローエングリン」歌い絶賛を浴びた。現在
ウィーン国立歌劇場、ベルリン国立歌劇場、ロイヤル・オペラを中心として、
ワーグナー歌いの一人として活躍している。アルテ・ノヴァからはイタリア・
オペラのアルバムを1枚発売しているが、今回はエームズからのワーグナー・
アリアの発売です。指揮者も昨年N響で来日して話題となった、ウィーン国
立歌劇場を中心として活躍する女流指揮者シモーネ・ヤング。「ワーグナー
歌いは、太っているに間違いない!」と思ったら、本当にそのまんまでした。
http://www.johan-botha.com/ (2003年12月&2004年1月録音)

OC-340  \950
「皇帝マキシミリアン1世時代の ウィーン王宮での宗教的作品集」
H・イサーク、J・デュプレ、L・ゼンフェルらの 合唱作品と器楽曲集
ルネ・クレマンシック(指揮)
クレマンシック・コンソート
ウィーン王宮カペレ
お待たせ致しました。音楽史の奇才?クレマンシックの新録音がエームズ・ク
ラシックから登場。世界中の音楽史を、独自の研究で塗り替えるクレマンシ
ック。ウィーンっ子である彼は、さすがにウィーンの音楽を愛してやまない
が、この録音でも1500年頃の皇帝マキシミリアン1世(1459-1519年)の時代
に、ウィーン王宮にて演奏された音楽集です。全体としては宗教合唱作品集
ですが、彼の独自の研究により、途中にオルガン曲や器楽曲を挟みながら全
体が流れていきます。ちなみに1498年オーストリア皇帝マキシミリアンI世に
より宮廷礼拝堂付少年聖歌隊として創設されたのが、現在のウィーン少年合
唱団。「クレマンシックには気を付けろ!」
http://www.clemencic.at

OC-345  \950
マーラー:交響曲第9番
グスタフ・クーン(指揮)
マルキジアーナ・フィル
「グスタフ・クーンってオペラ指揮者じゃないの?」って言うくらい、オペラの
録音ばかりしかないクーン。でも彼は様々な音楽祭の監督を務めるだけでな
く、このオケの音楽監督を務めており、イタリアにしてドイツものを多く演
奏し、ドイツものも得意としているのがこのオケの特徴なのです(ワーグナ
ーの指輪も演奏するくらいですから。グスタフ・クーンは演奏会ではこのオケ
とマーラーの交響曲のほとんどを演奏してきており、この9番が今回めずらし
く彼としての本格的ドイツ的録音となりましょうか。2003年1月録音(らしい)。
ちなみにクーンは、ザルツブルク生まれ。 http://www.gustavkuhn.at/

OC-342  \950
クルト・シュヴェルトシク:作品集
「シンフォニア・シンフォニエッタ」 「ヴァイオリン協奏曲第2番」
「Schrumpf交響曲」 「Roald Dahl’s”Goldilocks”*」
デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)
ウィーン放送交響楽団
オーストリアの伝統音楽を尊重しつつも、近代音楽の新しい局面を示すこと
における役割を果たした。この大胆で新しい音楽は、シュトックハウゼンの
音楽と同様に論争を巻き起こしたことがある。ここに収録された作品は、
ウィーン市が委嘱した作品で、ウィーン放送交響楽団によって初演されてい
る。ここでは現代音楽を得意としているデニス・ラッセル・デイヴィスによっ
て指揮です。


●レヴァイン&ミュンヘン・ライヴ
以前1年前ぐらいにBMG Classicsから発売予定されていたものが、なんとエー
ムズ・クラシックスから発売決定!
伝説の巨匠チェリビダッケの薫陶を受け、ドイツではベルリン・フィルと並ぶ
実力を誇るまでになったミュンヘン・フィルは、1999年/2000年のシーズンか
らジェイムズ・レヴァインを首席指揮者にむかえて、さらに充実と飛躍の時
期を迎えてた。レヴァインは2003年/2004年のシーズンをもってこのポストを
退任したが、このシリーズは、レヴァインとミュンヘン・フィルとの実り多い
共演の中から、最も充実したライヴ演奏を選りすぐってCD化されたもので、こ
のコンビによる録音はこれまで発売おらず、その実力は今回はじめて日本の音
楽ファンの前に姿を現すのである。

OC501  2枚組  \2800
シェーンベルク:「グレの歌」
ベン・ヘップナー(T)[ヴァルデマール王],
デボラ・ヴォイト(Sp)[トーヴェ]
ワルトラウト・マイヤー(Ms)[山鳩],
アイケ・ヴィルム・シュルテ(Br)[農夫]
マシュー・ポレンザーニ(T)[道化クラウス],
エルンスト・ヘフリガー(語り)
ミュンヘン・フィルハーモニー合唱団[合唱指揮:アンドレアス・ヘルマン]
バンベルク交響楽団合唱団男声メンバー[合唱指揮:ロルフ・ベック]
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ジェームズ・レヴァイン
シェーンベルクの膨大なオーケストレーションを精緻に再現し、ロマンティシ
ズムあふれる演奏を展開するレヴァインならではの「グレの歌」。ヘップナー、
ヴォイト、マイヤーと、豪華歌手陣も魅力。レヴァインは、2001年のシェーン
ベルク没後50年の記念イヤーに、METオーケストラでこの作品を取り上げてお
り、ニューヨークのカーネギー・ホールと東京文化会館での演奏は「作品の精
緻な再現と熱い高揚感を両立させた」と絶賛を浴びた。このライヴでは、ベン
・ヘップナー、デボラ・ヴォイト、ワルトラウト・マイヤーなどの強力な歌手
を独唱陣に配するだけでなく、フィナーレを導く重要なパートである語り役に
は往年の名テノール、エルンスト・ヘフリガーを招くなど、万全の布陣で臨ん
でいる
        
OC503  2枚組 \2800
マーラー:交響曲第9番
ジェームズ・レヴァイン(指揮) 
ミュンヘン・フィル
RCAに全集を録音しつつも未完となってしまったが、9番は1979年フォラデル
フィアOとの録音以来、彼にとって2枚目の盤となる。このミュンヘンの約20年
ぶりとなる録音で、レヴァインがどう調理しているかが楽しみな盤です。

OC502  \1400
ロジャー・セッションズ:ピアノ協奏曲
チャールズ・ウォーリネン:弦楽のためのグランド・バンブーラ
エリオット・カーター:管弦楽のためのヴァリエーション
ロベルト・ディ・ドメニカ/シンフォニー
ジェームズ・レヴァイン(指揮) 
ミュンヘン・フィル、 ロベルト・タウプ(p)
レヴァインは、ミュンヘン・フィルに行ってから積極的に現代音楽をプログラ
ムを取り入れてきた。この盤では、彼と交友の深い現代音楽作曲家の作品を収
録してあります。どの曲もJazzの要素を大きく取り入れた作品であり、Jazzも
演奏するレヴァインらしいプログラムでもあります。
 
<WARNER>
2564.61561  \1980
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第3番
ジュリアン・ラクリン(ヴァイオリン)、
マリス・ヤンソンス指揮
バイエルン放送交響楽団
録音:2004年2月 ミュンヘン
ウィーンにて育ち、史上最年少でウィーン・フィルと共演した彼は、いわば
クラシック界のサラブレッド! ソニークラシカルから10歳代にてCDデビュ
ーを果たし、立て続けに話題作を発表しましたが、その後、録音が途絶えてい
ました。このブラームスでは、ラクリン自身の近年の充実が素晴らしく、しか
も今もっとも注目を集める指揮者のひとりであるヤンソンスと手兵バイエルン
放送響という大いに刺激的な共演です。海外でのラクリンの評価は、現在絶好
調であり、そうした充実がこの録音の実現につながりました。 

2564.61695  \1980
「バロック・バリエーションズ」
(1) バッハ(ブゾーニ編):トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
(2) バッハ:マルチェルロの主題による協奏曲 ニ短調 BWV974
(3) バッハ(ジロティ編):
前奏曲ロ短調(平均律クラヴィーア曲集第1巻第10番から)
(4) バッハ(ヘス編):主よ、人の望みの喜びよ(カンタータ第147番から)
(5) グルック(ズガンバーティ編):
メロディ(オルフェオとエウリディーチェから)
(6) リスト:ヘンデルの《アルミーラ》からのサラバンドとシャコンヌ
(7) ラフマニノフ:
バッハの《無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番》からプレリュード、
ガヴォットとジーグ/
(8) ラフマニノフ:コレルリの主題による変奏曲 作品42
アレッシオ・バックス(ピアノ)
録音:2004年
注目すべきピアニストの登場です。浜松の国際コンクールでの優勝が話題とな
り、東京でも既にリサイタルを数度催しているバックスが、ワーナーからデビュ
ーします。「音楽の友」誌の2002年コンサートベストテンで、ピアノ音楽
に造詣の深い音楽評論家・原明美さんは、「確固とした様式感」「安定した技
巧」「天性の音楽性」「常に気品が保たれている」とバックスの美質を指摘し、
年間NO.1に選定しています。このデビュー盤のレパートリー選定からも、
バックスの非凡さが伝わってきます。バロック主題による編曲コレクションと
いう凝った内容であり、バックスが、明晰さ-知性-超絶技巧をバランス良く併
せ持つアーティストであることを示しています。
       
2564.61320  4枚組 \4400
ジョリヴェ:エラート録音集成
チェロ協奏曲第1番/チェロ協奏曲第2番/協奏的組曲(独奏チェロのための)
/ハープと室内オーケストラのための協奏曲/トランペット、弦楽とピアノの
ための小協奏曲[トランペット協奏曲第1番]/トランペット協奏曲第2番/オ
ンド・マルトノ協奏曲/エプタード(トランペットと打楽器のための)/アリ
オーソ・バロッコ(トランペットとオルガンのための)/フルート協奏曲/フ
ルートと打楽器のための協奏的組曲[フルート協奏曲第2番]/リノスの歌
(フルート、ハープと弦楽三重奏のための)/5つの呪文(独奏フルートのた
めの)/呪文[イメージが象徴となるために](独奏アルト・フルートのため
の)/セレナード(オーボエと木管四重奏のための)/5つ儀式的舞踏(オー
ケストラのための)/ファゴット、ハープ、ピアノと弦楽のための協奏曲/典
礼組曲(独唱、オーボエ、チェロとハープのための)/親密な詩(独唱、ピア
ノとオーケストラのための)
アンドレ・ナヴァラ(チェロ)[1, 3]、
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)[2]、
リリー・ラスキーヌ(ハープ)[4]、
モーリス・アンドレ(トランペット)[5, 6, 8, 9]、
ジャンヌ・ロリオ(オンド・マルトノ)[7]、
シルヴィオ・グァルダ(パーカッション)[8]、
ヘトヴィヒ・ビルグラム(オルガン)[9]、
ジャン=ピエール・ランパル(フルート)[10, 11, 13, 14]、
マリー=クレール・ジャメ五重奏団[12]、
フランス管楽五重奏団(ジャン=ピエール・ランパル[fl] ピエール・ピエル
ロ[ob] ジャック・ランスロ[cl] ポール・オンニュ[fg] ジルベール・クルシ
エ[hrn])[15]、モーリス・アラール(ファゴット)[17]、
コレット・ヘルツォーク(ソプラノ)[19]
アンドレ・ジョリヴェ指揮ラムルー管弦楽団[1, 5, 6]、
フランス国立放送管弦楽団[2, 7, 10, 16]、
パリ・オペラ座管弦楽団[4]、打楽器アンサンブル[11]、
パイヤール管弦楽団[17]
ジャック・ジュイノー指揮フランス国立放送聖歌隊[18]
アラン・ロンバール指揮ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団
オリジナルテープからの24BIT最新リマスタリング。20世紀フランスの大作曲
家ジョリヴェは、特に最近、その人気が高まりつつあります。この4枚組BOX
は、エラートが所有するジョリヴェ作品録音をほぼ集大成した極めて充実した
内容。様々な楽器のための協奏曲をはじめジョリヴェの主要作品が収められて
おり、演奏者には1960-70年代のフランスを代表する超一流アーテイストが勢揃
いしています。全19曲中10曲はジョリヴェ自身による指揮。まさに画期的なBOX
発売です。

2564.61321  4枚組 \4400
モーリス・オアナ:エラート録音集成
室内オペラ「パイドラのための発音練習」 (1966-1967) Syllabaire pour
Ph dre/クリ[叫び](12の声部のための)(1968) Cris/ミサ(合唱、独唱
と器楽合奏のための) (1977) Messe/イグナチオ・サンチェス・メヒアスへ
の哀歌(オラトリオ) (1950) L'lanto por Ignacio Sanchez Mejias/頌歌
(合唱、独唱と管弦楽のための) (1953-1954) 6 Cantigas/シーニュ[しる
し](器楽合奏のための) (1965) Signes/奇跡の書(管弦楽のための)
(1979) Le Livre des prodiges/暗号(チェンバロと23楽器のための)
(1967-1968) Chiffres/タマリットの輪(チェロと管弦楽のための) (1976)
 Anneau Du Tamarit/ソロン=ンゴ(2台のピアノのための) (1969-1970)
Sron-Ng (1969)/聖なるイルクス(チェンバロ、オーボエ、ホルンのための
三重奏) (1975) Sacral d'Ilx/チェンバロのための二つの小品 (1982-1983)
2 Pieces for Clavecin/昼と夜の祈りのための鐘 (チェンバロのための)
(1960) Carillons pour les heures du jour et de la nuit
マリウス・コンスタン、テオドール・グシュルバウアー指揮
アンサンブル・アルス・ノヴァ
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ、マルク・アンドレーエ指揮
フランス国立管弦楽団/エリザベト・ホイナツカ(チェンバロ)他
オリジナルテープからの24BIT最新リマスタリング。画期的な4枚組BOX!
ユダヤ人を遠い祖先に持つアンダルシアの旧家のもとモロッコに生まれ、フラ
ンスで学んだ作曲家モーリス・オアナ(1914-1992)のエラート録音を集大成!
日本では本格的な紹介が遅れていた作曲家の全貌を紹介する貴重な企画です。
 
<NAXOS>  各1枚 \850
8.555869
特製紙カバー付き
ウォルトン(1902-1983):
オラトリオ「ベルシャザルの饗宴」(英語歌詞付き)/戴冠式行進曲「王冠」
/戴冠式行進曲「宝玉と王のつえ」   
演奏・歌/ポール・ダニエル(指揮)
イギリス・ノーザン・フィルハーモニア、
ハダーズフィールド・コーラル・ソサエティ、
リーズ・フィルハーモニック・コーラス、
ラウディバス、クリストファー・パーヴズ(バリトン)、
サイモン・リンドレイ(オルガン)
旧約聖書のバビロン崩壊をモティーフに、映画を観ているようなストーリー展
開とスペクタクルなサウンドで人気の高いオラトリオ。イギリス王室のために
書かれた2つの行進曲は吹奏楽ファンにも大人気です。

8.557055
ワーグナー(1813-1883):<序曲集>
序曲「リエンツィ、最後の護民官」/序曲「エンツィオ王」/序曲「恋愛禁
制、またはパレルモの修道女」/序曲「妖精」/序曲「クリストフ・コロン
ブス」/序曲「ファウスト」
演奏/アレクサンダー・ラハバリ(指揮)
マラガ・フィルハーモニー管弦楽団
演奏機会が意外に多い「リエンツィ」をはじめ、ワーグナー初期のオペラや
演奏会用の序曲をまとめたお得な一枚。秘曲を集めた8.555386と並び“裏ワ
ーグナー”とも言える、ナクソスならではの企画です。ラハバリが久しぶり
に登場する一枚としても、ナクソス・ファンにとって注目のディスクだと言
えるでしょう。

8.557116
クィルター(1877-1953):<英国歌曲シリーズ第5集>
恋する若者と娘がいた/遠くに、あのくちびるを遠くに/おお私の恋人よ/
真実の愛をどのようにして知ろう?/竪琴をもったオルフェウス/聞け、ひ
ばり/羊を追って/チャーリーは私の愛しい人/堤も山も/ 汝の夢から起き
上がる/音楽/愛の哲学/春は戸口に/過ぎ行く夢/秋の夕べ/古いキャロ
ル/3つの田園歌/行け、愛らしい薔薇よ/過ぎにし年の薔薇/泉に咲くア
マリリス/あえてくちづけは求めない/ 真紅の花びらがまどろめば/ジュリ
アへ/夏の夜のラヴ・コール(英語歌詞付き)
歌・演奏/リサ・ミルネ(ソプラノ)、
アントニー・ロルフ・ジョンソン(テノール)、
グレアム・ジョンソン(ピアノ)、デューク四重奏団
Collins Classicsからの移行商品です。イギリス歌曲の抒情派であり、かぐ
わしいロマンがヴォルフを思わせるクィルター。弦楽四重奏を加えた「ジュ
リアへ」など、このディスクだから聴ける作品も多数です。

8.557118
レーマン(1862-1918):<英国歌曲シリーズ第8集>
Cherry Ripe/「ひなぎくの花輪」より/鳥の歌/Magdalen at Michael's
Gate/夕べの歌/Endymion/音楽/小さな赤い蜘蛛へ/渓谷の夕暮れ/The
 Lily of a Day/When I am dead, my dearest /4つの訓話と1つの教訓
/My true friend hath my hat /「不思議の国のアリス」より2つの滑稽
な歌(英語歌詞付き)
歌・演奏/ジャニス・ワトソン(ソプラノ)、
キャサリン・ウィン=ロジャーズ(メゾ・ソプラノ)、
トビー・スペンス(テノール)、ニール・デイヴィス(バリトン)、
ステュアート・ベッドフォード(ピアノ)
Collins Classicsからの移行商品です。イギリス音楽ファンにとっても未知
の作曲家であるレーマンは、クララ・シューマンやブラームス、ヨーゼフ・
ヨアヒムらと交流する中で作曲家としての才能を伸ばし、シンプルで美しい
歌曲を残しました。このディスクは彼女の、ほぼ唯一の作品集です。

8.557201
ブリテン(1913-1976):<英国歌曲シリーズ第7集>
ジョン・ダンの神聖なソネット/ミケランジェロの7つのソネット/冬の言
葉/トーマス・ハーディの詩による2つの歌曲[もし春がまたやってきたら/
子供と名もない紳士](英語・伊語歌詞、英語対訳付き)
歌・演奏/フィリップ・ラングリッジ(テノール)、
ステュアート・ベッドフォード(ピアノ)
Collins Classicsからの移行商品です。ブリテンの慈愛と博識に満ちた歌曲
集を、ラングリッジと晩年に作曲者のアシスタントを務めたベッドフォード
のピアノで。パーセルの節度を反映させた「7つのソネット」、ハーディの
詩に付曲した「冬の言葉」は、どちらも傑作です。

8.557279
特製紙カバー付き
グリーグ(1843-1907):
演奏会用序曲「秋に」/ピアノ協奏曲/4つの交響的舞曲
演奏/ビャーテ・エンゲセット(指揮)
ロイヤル・スコティッシュ管弦楽団、
ホーヴァル・ギムセ(ピアノ)
有名なピアノ協奏曲は、スコアから素朴な味わいをすくい取ったような演奏
で、グリーグのメロディをしみじみと楽しめるでしょう。「4つの交響的舞
曲」は民族色が非常に豊かで、グリーグならではの抒情的なメロディと朴訥
なリズムの調和が見事な作品。スコアを自然に響かせようとする演奏者のセ
ンスが反映されています。

8.557333
ブランカフォート(1897-1987):<ピアノ音楽全集第2集>
6つの小品/田舎の遊びと踊り/親密な歌曲集 I/ピアノのための8つの小品
演奏/ミケル・ビリャルバ(ピアノ)
ファリャやモンポウらの抒情を受け継いだ作曲家のピアノ曲集第2弾。その
背後にはドビュッシーの全音音階やサティの中世音楽風コラールなどの味わ
いがあり、カタルーニャの民謡や文化などが色濃く反映されています。

8.557418-19  2枚組
ブライアン(1876-1972):
交響曲第1番「ゴシック」(原語歌詞・英語対訳付き)
演奏・歌/オンドレイ・レナールト(指揮)
スロヴァキア放送交響楽団、
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団、
スロヴァキア・オペラ・コーラス、
スロヴァキア・フォーク・アンサンブル・コーラス、
ルチニツァ合唱団、ブラティスラヴァ・シティ合唱団、
ブラティスラヴァ児童合唱団、ユース・エコー合唱団、
パヴォル・プロハーツカ(合唱指揮)、
エヴァ・エニソヴァー(ソプラノ)、ダグマル・ペツコヴァー(アルト)、
ヴラディミール・ドレザル(テノール)、ペーテル・ミクラーシュ(バス)
マルコポーロ8.223280-1からの移行商品。2つのオーケストラと複数の合唱
団など、大編成ゆえに「ギネスブック」にも世界最大の交響曲として掲載さ
れている“伝説の交響曲”。内容も全世界の思想や宗教観などを包括するよ
うなもので、やや誇大妄想気味です。話のタネに、ぜひご一聴を!

8.557446
特製紙カバー付き
ショスタコーヴィチ(1906-1975):映画音楽「ハムレット」
演奏/ドミトリ・ヤブロンスキー(指揮)
ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
1964年に制作された映画『ハムレット』のために作曲された付随音楽で、出
版されているすべてのスコアを収録(レフ・アトフミャン編による組曲116a
の曲を含む)。2003年2月の新録音であり、ショスタコーヴィチの全貌を探
るための重要な一枚です。

8.557466
特製紙カバー付き
トニー・バンクス(1950- ):管弦楽組曲「セヴン」
演奏/マイク・ディクソン(指揮)
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団、
トニー・バンクス(ピアノ)
ピーター・ガブリエルやフィル・コリンズらが在籍していたロック・バンド
「ジェネシス」のキーボード奏者が、ファンタジックなオーケストラ組曲を
リリース。加古隆や久石譲ら、クラシックの技法を持った作曲家たちと同様、
壮大で聴きやすい約1時間のサウンドスケープが展開されます。

8.559127
アイヴズ(1874-1954):
ピアノ・ソナタ第2番「マサチューセツ州コンコード1840-60年」/様々なア
リアと変奏/天国鉄道/「エマーソン」第1番より4つの編曲集
演奏/スティーヴン・メイヤー(ピアノ)
「コンコード・ソナタ」の愛称で知られるピアノ・ソナタと、その素材を再
利用した「天国鉄道」「4つの編曲集」などを収録。演奏者のメイヤーはク
ラシック作品だけでなく、アート・テイタムなどジャズも弾きこなす名手で
あり、アイヴズに新しい光を当てています。


<NAXOS  OPERA>
8.660102-04  3枚組  \3000
モーツァルト(1756-1791):
歌劇「フィガロの結婚」/ボーナス・トラック[第2幕:第13a番「アリエッ
タ」私の心は喜びに躍る/第4幕:第28a番「ロンド」あなたを愛する者の望
みとして]
歌・演奏/ボー・スコウフス(バリトン)、
マリーナ・メシェリアコワ(ソプラノ)、
ユディト・ハラース(ソプラノ)、レナート・ジロラミ(バリトン)、
ミシェル・ブリート(ソプラノ)、ガブリエレ・ジーマ(コントラルト)、
ヤヌス・モナルハ(バス)、ミヒャエル・ロイダー(テノール)、
アレクサンダー・クリンガー(テノール)、
ミヒャエル・ハラース(指揮)
ニコラウス・エステルハージ・シンフォニア、
ハンガリー国立合唱団(合唱指揮:マーティアス・アンタル)、他
巨匠風でもなく古楽演奏でもないモーツァルトが聴きたい!という方におす
すめ。小編成のオーケストラによるコンパクトな演奏、圧倒的な存在感のス
コウフスや若きソプラノ(スザンナ)のハラースほか、キャラクターの性格
を描き分けた歌手陣、そしてライヴに接しているかのような録音。「フィガ
ロ」のスタンダードとして多くのお客様に、自信を持っておすすめできるセ
ットです。


<NAXOS  HISTORICAL>
8.104001J  4枚組 特価\1700
<ブルーノ・ワルター(指揮):ブルーノ・ワルターの芸術 - 永遠の
マーラー名演集>
[8.110850]
交響曲第5番-アダジェット(録音:1938年1月19日、ウィーン)/リュッ
ケルトの詩による五つの歌-私はこの世に忘れられ/大地の歌(ライヴ録音:
1936年5月24日、ウィーン) 
[8.110852]
交響曲第9番(録音:1938年1月16日、ウィーン) 
[8.110871]
リュッケルトの詩による五つの歌-私はこの世に忘れられ/同-私は快い香り
を吸いこんだ/同-真夜中に(録音:1952年5月20日、ウィーン)/大地の
歌(録音:1952年5月15日・16日、ウィーン) 
[8.110876]
亡き子をしのぶ歌(録音:1949年10月4日、ロンドン)/交響曲第4番(録
音:1945年5月10日、ニューヨーク)
演奏・歌/ブルーノ・ワルター(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、
ニューヨーク・フィルハーモニック交響楽団、
ケルスティン・トルボルク(コントラルト)、
チャールズ・クルマン(テノール)、
キャスリーン・フェリア(コントラルト)、
ユーリウス・パツァーク(テノール)、デジ・ハルバン(ソプラノ)
マーク・オバート=ソーン復刻。バラで発売されていたワルターの名演を山
崎浩太郎氏による日本語解説書を付けた魅力溢れるボックスセットとして特
別価格にてリリースします。

8.110293-94  2枚組  \1700
ギルバート&サリヴァン:
喜歌劇「近衛騎兵隊、または従者とその女中」
(録音:1950年7月18日、ロンドン)
ギルバート&サリヴァンの喜歌劇より管弦楽曲抜粋集[喜歌劇「ミカド」-学
校帰りの三人娘/喜歌劇「ゴンドラの漕ぎ手、またはバラタリアの王」-行進
曲 - ありがとう、勇ましいゴンドリエリ/喜歌劇「ミカド」-死刑執行官の
お成り!/喜歌劇「ラディゴアー」-ホーンパイプ/喜歌劇「ゴンドラの漕ぎ
手、またはバラタリアの王」-ガヴォット/喜歌劇「ユートピア国株式会社」
-法廷への入場/喜歌劇「ゴンドラの漕ぎ手、またはバラタリアの王」-カシュ
シャの踊り/喜歌劇「アイオランシ、または貴族と妖精」-行進曲 - 第1幕の
フィナーレ - 入場&貴族たちの行進](録音:1935年1月4日、ロンドン)   
歌・演奏/[近衛騎兵隊]
ドナルド・ハリス、レナード・オズボーン、ダレル・ファンコート、
ネヴィル・グリフィス、マーティン・グリーン、リチャード・ワトソン、
イシドア・ゴドフリー(指揮)
ドイリー・カート歌劇団とニュー・プロムナード管弦楽団、他
[管弦楽曲抜粋集]
スティーブン・S.ムーア(指揮)
ブリティッシュ・ライト・オーケストラ 
デイヴィッド・レニック復刻。1950年代にひとつの黄金期を迎えたドイリー
・カート歌劇団が、英デッカに残した数々の音源。マーティン・グリーン他、
芸達者な歌手陣がそろった時代の名演です。1935年録音のオーケストラ編曲
集は、G&Sが生きた時代の空気を伝えてくれる貴重な音源。

8.110679  \850
<ヴェルテ・ミニョン・ピアノ・ロール・シリーズ第3集>
シューベルト:高雅なワルツ集
(アルトゥール・シュナーベル、録音:1905年) 
パガニーニ/リスト:ラ・カンパネラ
(フェルッチョ・ブゾーニ、録音:1905年) 
ルビンシテイン:ドイツのワルツ
(ヨーゼフ・ホフマン、録音:1905年) 
ドニゼッティ/スミス:「ランメルモールのルチア」幻想曲
(カール・シュミット、録音:1906年) 
ブラームス:狂詩曲第2番(オルガ・サマロフ、録音:1908年) 
シャルヴェンカ:ポーランド舞曲
(クサヴァー・シャルヴェンカ、録音:1905年) 
リスト:ミニョンの歌「君よ知るや、南の国」
(ルドルフ・ガンツ、録音:不明) 
ハイマン:妖精(ヨランダ・メーレ、録音: 1909年) 
ショパン:ワルツ第11番
(ファニー・ブルームフィールド・ツァイスラー、録音:1908年) 
ショパン:スケルツォ第1番
(ファニー・ブルームフィールド・ツァイスラー、録音:1912年) 
シューマン:子供の情景-第1番-第6番
(ファニー・デイヴィス、録音:1909年) 
シベリウス:悲しいワルツ(W.クロウスキー、録音:1910年) 
レーガー:ソナティナ:第2楽章(ヴェラ・シャピラ、録音:1926年)
演奏・オリジナル録音年/各曲の( )内をご参照ください。 
<Vol.1: 8.110677/ Vol.2: 8.110678>
リチャード・シモントンJr.復刻。名ピアニストや作曲家たちがピアノ・ロー
ルに残した演奏を、復刻スタインウェイ=ヴェルテ製ピアノで再生・録音し
たシリーズ第3弾(録音は2000年8月)。ブゾーニの「ラ・カンパネラ」、
シャルヴェンカの自作自演、ストコフスキーが見いだしたことで知られるサ
マロフなど、貴重な演奏の記録です。

8.110775  \850
ベートーヴェン(1770-1827):
ヴァイオリン・ソナタ第7番(録音:1938年3月30日、ロンドン)
ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」
(録音:1934年11月28日、ロンドン)
ロンド ト長調WoO.41(録音:1938年3月29日、ロンドン) 
シューベルト(1797-1828):
華麗なロンド  ロ短調(録音:1936年5月6日、ロンドン)
演奏/ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)、
ヘフシバ・メニューイン(ピアノ)
ウォード・マーストン復刻。神童メニューインが妹ヘフシバと、生涯を通じ
てのデュオ演奏をスタートさせたのが1934年8月のこと。つまり「クロイツェ
ル・ソナタ」はその直後の記念すべき録音です。現在もEMI他からリリースさ
れている名演ですが、ナクソスはマーストンのふくらみがある復刻サウンド
で勝負します。

8.110780  \850
<ネリー・メルバ-グラモフォン完全録音集第4集>
リムスキー=コルサコフ:インドの歌 
ロナルド:小川が流れる丘を離れ/向こうの森に 
リューランス:ミネトンカの湖畔で 
スコット夫人:アニー・ローリー 
ビショップ:ホーム・スウィート・ホーム(埴生の宿) 
ヴェルディ:
柳の歌「泣きぬれてさびしい野にただ一人歌う」/アヴェ・マリア/お嬢さ
んにお伝えください  
プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」より6曲 
オールダリーのスタンリー卿の演説/デイム・ネリー・メルバの別れの挨拶
バンベール:天使がやってきた 
シュルツ:月の光 
黒人霊歌(バーレイ編曲):
スウィング・ロー・スウィート・チャリオット
(録音:1921年5月12日、英ヘイズ/1926年6月8日、ロンドン・コヴェン
トガーデン王立歌劇場での送別演奏会/1926年12月17日、ロンドン・クイー
ンズ小ホール)
歌・演奏/デイム・ネリー・メルバ(ソプラノ、ピアノ)、
ランドン・ロナルド(指揮、ピアノ)、
ヴィンチェンツォ・ベレッツァ(指揮)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団、
ハロルド・クラクストン(ピアノ)、他
ウォード・マーストン復刻。1888年にデビューしたコヴェント・ガーデンに
お別れをするステージ(スピーチ含む)の模様を中心に、SPレコード時代に
は発売されなかった音源も多数収録。また60歳の誕生日を前に録音した歌
(最初の6曲)は、発売以来、彼女の芸術を後世に伝える不可欠の音源と
なっています。


<NAXOS  SACD> 
制作方式:DSDマスタリング 
ディスクの種類:ハイブリッドディスク 
チャンネル:マルチチャンネル・サラウンド・サウンド(5.0ch)、
2chステレオ、CDスタンダード・ステレオ(全トラックを3つのチャンネル
で収録)、CDプレーヤーで再生可能なSuper Audio CDハイブリッド(Super
Audio CDは、音声を従来のCDより高密度に記録したディスクです。またこの
ディスクはSuper Audio CD層とCD層の2層からなるハイブリッド仕様です。
Super Audio CD層:Super Audio CD対応プレーヤーで再生可能/CD層:
通常のCDプレーヤーで再生可能

6.110020  \2180
ショスタコーヴィチ(1906-1975):交響曲第7番「レニングラード」
演奏/ドミトリ・ヤブロンスキー(指揮)
ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
CD(8.557256=発売済)、DVDオーディオ(5.110020=今月同時発売)と同
音源。引き締まった演奏により、交響詩的な側面も否めないこの作品を、
壮大な交響曲として聴かせてくれます。


<NAXOS  NOSTALGIA>
8.120731  \850
ザ・ゴールデン・ゲート・クワルテット:
「ゴスペル・トレイン」オリジナル・レコーディングス1937-1942
[Golden Gate Gospel Train / Gabriel Blows His Horn / Preacher And
The Bear / Take Your Burdens To God / To The Rock / Noah / Travelin'
Shoes / I'm A Pilgrim / Sampson / When The Saints Go Marching Home
/ You'd Better Mind / What A Time / He Said He Would Calm The Ocean
/ The Valley Of Time / Jonah In The Whale / Anyhow / Dip Your Fingers
 In The Water / Blind Barnabas / He Never Said A Mumblin' Word /
Didn't It Rain / The Sun Didn't Shine / Time's Winding Up]
ゴスペル、ドゥー・ワップ、ラップの要素を含み、現在のゴスペルズら、多
くのコーラス・グループにとってはお手本とも言えるスタイルで1930年代-
40年代を席巻。ここに収録したのはデビュー期からヒット・メイカーになっ
ていく過程の音源であり(主にBluebird、2曲のみOKeh)、トラディショナ
ル・ナンバーを愉快にアレンジして聴かせるそのセンスは、今でもまったく
古さを感じさせません(いや、むしろ新鮮かも)。


<NAXOS  DVD-A>
5.110005  \1980
チャイコフスキー(1840-1893):バレエ「白鳥の湖」(ハイライト)
演奏/ドミトリ・ヤブロンスキー(指揮)
ロシア国立交響楽団
録音・編集:24ビット、96kHz、5chサラウンド 
音声方式:5.1ドルビー・デジタル・サラウンド・サウンド、5.1DTSサラウ
ンド・サウンド 
映像:イメージ画(静止画) 
DVDオーディオ・プレーヤー及びDVDビデオ・プレーヤーでご覧いただけます。
CD(8.555873-74=発売済)、SACD(6.110005-06=6月発売)の全曲盤から
抜粋して、映像データを加えDVDオーディオ化。ナクソスのロシア音楽を担
うヤブロンスキーの演奏は、チャイコフスキーの音楽に内在するほの暗さを
すくい上げ、幻想的な雰囲気を聴かせてくれます。

5.110020  \1980
ショスタコーヴィチ(1906-1975):交響曲第7番「レニングラード」
演奏/ドミトリ・ヤブロンスキー(指揮)
ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
録音・ミックス:サラウンド・サウンド、48kHz、24ビット 
音声方式:5.1ドルビー・デジタル・サラウンド・サウンド、5.1DTSサラウ
ンド・サウンド 
映像:ティム・スミス作「Leningrad Requiem」(2003)(静止画) 
DVDオーディオ・プレーヤー及びDVDビデオ・プレーヤーでご覧いただけます。
CD(8.557256=発売済)、SACD(6.110020=今月同時発売)と同音源。「レ
ニングラード・レクイエム」と題された映像作品を収録しており、この曲お
よび街の歴史を追体験できることでしょう。



<MARCO POLO>
8.225254  \1980
ヨハン・シュトラウスI世(1804-1849):<作品集第4集>
シュペールでのシュヴァルツの舞踏会舞曲(歌劇「ポルティチの唖娘」より
お気に入りの旋律による)/魅力的なポルカ/ワルツ「踊り万歳!」/ギャ
ロップ「フォルトゥナ」/ワルツ「深刻な時代に陽気に」/正分列行進曲
(ウィーン市民の行進曲第1番)/ワルツ「人生は踊り」/気まぐれポルカ
/歌劇「異国の女」よりお気に入りの旋律によるコティヨン/ヴェネツィア
のギャロップ/ワルツ「宮廷舞踏会」/歌劇「ポルティチの唖娘」よりギャ
ロップ第1番/ワルツ「インドの舞姫」/歌劇「ポルティチの唖娘」より
ギャロップ第2番 
<Vol.1: 8.225213/ Vol.2: 8.2225252/ Vol.3: 8.225253>
演奏/エルンスト・メルツェンドルファー(指揮)
スロヴァキア・シンフォニエッタ・ジリナ
シリーズ早くも4枚目は、1828年から1834年の間に作曲されたものを収録。
宮廷劇場の俳優であるカール・シュヴァルツが所有する舞踏会場で演奏され
た曲を冒頭に置き、激動する時代だったウィーンの街と宮廷に関係する行事
などを機に作曲・演奏されたものが並びます。



<CPO>
999289-2  \1000
ラフ(1822-1882):交響曲第7番「アルプスで」/歓呼序曲
演奏/ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト(指揮)
フィルハーモニア・フンガリカ
先月6月新譜で「四季の交響曲」がリリースされ、交響曲作家としての全貌が
見えてきたラフ。雄大さを感じさせる“ラフ版・アルプス交響曲”は、高地
でのハイキングをイメージした楽章などから成っています。同時収録の序曲
は、現イギリス国歌をモティーフにした祝典作品。

999820-2  \1980
ファラン(1804-1875):交響曲第2番/序曲第1番/序曲第2番
演奏/ヨハネス・ゴリツキ(指揮)
北ドイツ放送ハノーヴァー・フィルハーモニー管弦楽団
cpoの録音で実体が徐々に見えてきたフランスの女性作曲家。交響曲第2番は、
彼女が敬愛するベートーヴェンの作品へと近づこうとした証とも言える曲で
あり、フランスへの(ベートーヴェンの)影響を考える上でも貴重な存在。
今回のリリースで彼女の管弦楽作品がすべて揃います。

999947-2  2枚組  \3960
ガルッピ(1706-1785):オペラ・ブッファ「悪魔のような女」
歌・演奏/クレメナ・ディルチェヴァ、マティアス・ヴィヴェク、
トム・アレン、ジョニー・マルドナド、ベッティーナ・パーン、
エックベルト・ユングハンス、デルテ・マリア・ザントマン、
ヴォルフガング・カッチュナー(指揮)
ラウテン・カンパニー・ベルリン
1755年にヴェニスで初演されたオペラ・ブッファで、18世紀におけるオペラ
・ブッファの主軸的な作曲家でもあるガルッピの注目作。恋人たち、まぬけ
な金満家、しゃれのわかる召使いというおなじみのキャラクターが登場する
この作品は、録音も少ない掘り出し物です。

999985-2  \1980
<Vol.1: 999139-2>
J.S.バッハ(1685-1750):<偽カンタータ集第2集>
ひとりの御子われらに生まれたりBWV.142/そは永遠に真実なりBWV.141/汝
わが魂を冥府にとどめおかざればBWV.15/われは知る、わが救い主のいます
ことをBWV.160
演奏・歌/ヴォルフガング・ヘルビッヒ(指揮)
イ・フェビアルモニチ、アルスフェルト・ヴォーカル・アンサンブル、
ドロシー・ミールズ(ソプラノ)、ヘニング・ヴォス(アルト)、
ヘニング・カイザー(テノール)、ラルフ・グローブ(バス) 
まだまだ真偽のほどがわからない作品が多数あるJ.S.バッハですが、別の人
の作品だろうと思われる(または判明した)曲を集めたというユニークなシ
リーズの第2弾(全5枚を予定)。収録されたのは復活祭やクリスマスのた
めのカンタータです。

999987-2  \1980
クレンペラー(1885-1973):
交響曲第1番/交響曲第2番/メリー・ワルツ/葬送行進曲/追憶/スケル
ツォ
演奏/アラン・フランシス(指揮)
ラインラント=プファルツ国立フィルハーモニー管弦楽団
フルトヴェングラーの交響曲と共に、熱心なファンから注目されてきたクレ
ンペラーの作品。師プフィッツナーを通じてマーラーの精神も受け継いだ交
響曲(自作自演録音もある)、そして「およそクレンペラーらしからぬ可憐
さ」と評されたワルツなどを収録し、作曲家としての再評価を促します。

999994-2  2枚組  \3960
テレマン(1681-1767):
6つの組曲からなる小室内楽曲(1716)[組曲TWV55:Es5/組曲TWV55:B2
/組曲TWV55:g3/組曲TWV55:e6/組曲TWV55:G2/組曲TWV55:c3]
演奏/ミヒャエル・シュナイダー(指揮)
ラ・スタジオーネ・フランクフルト
1716年にフランクフルトで出版されたこの作品集は、ヴァイオリン(または
他の旋律楽器)と通奏低音のための室内楽曲ですが、今回は1728年に再出版
された管弦楽版とも言える別ヴァージョンを収録。各曲の冒頭にフランス風
序曲を加えた、当時の最新スタイルです。



<IVORY>
74001  \1980
<アール・ワイルドの伝説-ラフマニノフ歌曲編曲集>
美しい人よ、私のために歌わないで/子供たちに/おお悲しまないで/真鶸
の死に寄せて/ムーサ(ミューズ)/ヴォカリーズ/夜の静けさに/春の洪
水/夢/何という苦しさ/小島/この夏の夜/ヴォカリーズ/夜の静けさに
/ここはすばらしい場所/夜の静けさに/春の洪水/ここはすばらしい場所
(録音:1982年、ニューヨーク/1983年、モントリオール(ライヴ)/
1991年、コロンバス)
演奏/アール・ワイルド(ピアノ)
技巧派ワイルドの本領発揮。ラフマニノフの美しいメロディにヴィルトゥオ
ーゾ的なアレンジを加え、“リストがシューベルトの歌曲を編曲したような
心持ちで”まったく新しいピアノ作品を創造したと言える、高い完成度を持
つ編曲集。24bitリマスタリングの威力もあり、鮮烈な演奏をお楽しみいた
だけるでしょう。なお「ヴォカリーズ」「夜の静けさに」などは、違う日時
・場所での音源を同時収録しています。



<DVD  INTERNATIONAL>
DVDI0726  \1750
<スターゲイズ-ハッブル宇宙望遠鏡より宇宙の眺望>
1:星の川[映像:ケンタウルス座A/大マゼラン雲/渦巻銀河、他]
2:七夕の月[映像:エスキモー星雲/オリオン星雲/はくちょう座ループ
超新星、他]
3:過渡期[映像:大マゼラン雲/球状星団/タランチュラ星雲、他]
4:輝きの世界[映像:らせん星雲/バブル星雲/わし星雲、他]
5:スターウォーカーズ[映像:タランチュラ星雲/Quintuplet Cluster五
つ子星団/天の川スターフィールド、他]
6:コクーン[映像:ハッブル・ディープ・フィールド/エイベル221銀河団
/渦巻銀河、他]
7:夢はかなう[映像:車輪銀河/卵星雲/超巨星シャー25、他]
8:ザ・コーリング[映像:ハッブル・ディープ・フィールド、他]
9:かつて古代ギリシャで[映像:ハッブルの変光星雲/リング星雲/かに星
雲、他]
10:永遠の日[映像:火星/木星/木星&イオ/土星/天王星/海王星/冥
王星]
収録:1998-1999年/音楽:2002(作曲・演奏)/スペシャル・フィーチャ
ー[TVスクリーン・セーバー/Windows DVD-ROMスクリーン・セーバー/「ス
ターゲイズ」ウェブサイト(英語のみ)でのWEBDVDフィーチャー]
NTSC方式(地域コード:No Region Coding)/画像構成比:16:9/サウンド
・フォーマット:ドルビー・デジタル・ステレオ/ドルビー・デジタル・サラ
ウンド5.1/DTS6chサラウンド/収録時間:55分/英・仏・独・西語字幕
(Nomenclature学術用語字幕)/英・仏・独・西語字幕(ナレーション)
/片面一層ディスク/DVD-VIDEO,DVD-ROM
天文ファン必携のアイテムが登場。宇宙に存在する無数の星雲や星座などを
網羅的に紹介するこのDVD。淡いオレンジの光をまとった銀河、妖しく紅いひ
ろがりを見せる星雲、緑の砂粒をまき散らしたような星団、蒼くはじけるジェ
ット、紫にたなびく星間ガス……。シリコンバレーの技術を結集したとさえ
言われる「ハッブル宇宙望遠鏡」で捉えた映像と6チャンネルのサラウンド
・サウンドにより、極めてリアルなヴァーチャル・トリップが用意されてい
ます。またこれは、インターネットのウェブサイトと連動して美しい映像や
天文情報などを得ることができるという新しいタイプのメディアであること
も特筆もの。なお、以下のウェブサイトにも商品情報があります。
http://www.StarGazeDVD.com/

DVDI0815  \1750
<アースライト特別版-NASAより提供された映像・画像>
リフトオフ(スペースシャトル「アトランティス号」の打ち上げ)/アース
ビュー(スペースシャトルより宇宙飛行士が撮影した地球の光景)/アルバ
ム(「アースビュー」とは異なるセレクションのヴァーチャル・アルバム)
/スナップショット(世界18カ所の高解像度写真アルバム)/「アースビュ
ー」のトラッキング・マップ/・モア・アースビュー・・・「アースライト」
ウェブサイト(英語のみ)には、Windows PC向けに追加された壮大なアース
ビューが100以上ございます。これらの画像をダウンロードせずに、即座に
コレクションに加えることが出来ます!(注:無料と有料の画像あり) 
収録:1997-1999年/音楽:ライアン・ショア(作曲・プロデュース)
NTSC方式(地域コード:0)/画像構成比:4:3/サウンド・フォーマット:
ドルビー・デジタル5.1/収録時間:85分/英・伊・ヘブライ・西・独・中
国・アラビア・仏・露・朝鮮・クリンゴン・日本語字幕(アースビュー、ア
ルバム、スナップショット)/片面一層ディスク/DVD-VIDEO,DVD-ROM
「地球は青かった」という歴史的発言を家庭で体験するようなこのアイテム
は、NASAによるスペースシャトル撮影の映像と5.1チャンネルのオリジナル
音楽により、気軽に宇宙旅行ができるという商品です。映し出されるのは、
地表を300-400km離れた宇宙空間から眺めるブラジル、シリア、アラビア海、
モロッコ、カスピ海、インド、太平洋、そして日本……。紺碧の海に雲が模
様のように渦を巻き、真青な水平線の上に薄い大気の層が浮かんでいる様子
は圧巻であり、ハリケーンの立体感や夜のアメリカ西海岸に散らばる光の多
さ、地球の向こうに流れる宇宙の漆黒とのコントラストなどが、極上のヒー
リング・タイムを演出してくれるでしょう。同時発売の「スターゲイズ」同
様、インターネットのウェブサイトにアクセスして新しい映像や情報を得る
ことができる「ウェブDVD」です。なお、以下のウェブサイトにも商品情報
があります。 http://www.earthdvd.com


<OPUS ARTE DVD>
OA0899D  2枚組  \4750
ラモー(1683-1764):
歌劇「アバリス、または北風の神」(仏語歌詞)
エクストラ・フィーチャー: 「愛の勝利」[ロバート・カーセン、ウィリア
ム・クリスティ、バーバラ・ボニー、ポール・アグニュー、ロラン・ナウリ
が歌劇と上演について語る: イントロダクション / アルフィーズ / 振付と
現代的な構想 / 物語の主要な要素 / 愛、女と啓発 / ラ・ラ・ラ・ヒュー
マン・ステップス / 傑作を再び取り上げて / フランスのバロック / 善と
悪 / このバロック音楽はロマンティックである / アバリス / ブレー / 闇
から明るいところへ / 全ての者への何か](ライヴ収録:: 2003年4月 パリ、
パリ・オペラ座(ガルニエ宮))
演奏・歌/バーバラ・ボニー、 ポール・アグニュー 、 
トビー・スペンス、  ロラン・ナウリ、 ステファーヌ・デグ、 
ニコラ・リヴァンク、  アンナ=マリア・パンツァレッラ、
ジャエル・アッツァレッティ、
ウィリアム・クリスティ音楽監督 
パリ・オペラ座、  レザール・フロリサン、 
ラ・ラ・ラ・ヒューマン・ステップス、 エドゥアール・ロック振付、 
ロバート・カーセン演出
NTSC方式/画像構成比16:9/サウンド・フォーマット:LPCMステレオ/ドル
ビー・デジタル5.1サラウンド・サウンド/収録時間:218分/英・独・仏・
西語字幕/片面二層ディスク
没年に作曲され、ほぼ最後の大作となったこのオペラですが、こうして映像
化されたことを喜びましょう。しかも、クリスティ指揮、レザール・フロリ
サンとボニー他素晴らしい歌手たちによる音楽、日本公演で大きな話題を提
供してくれたダンス・カンパニー「ラ・ラ・ラ・ヒューマン・ステップス」
の共演というキャストで、非常に凝った演出のもと、いきなり最高の名演が
用意されたのですから。


★ミラノ・スカラ座の映像アーカイブを提供する、新しいシリーズがスター
ト。あの数々の名演を通常のタイトルよりお値打ちな価格にて販売させてい
ただきます。今後も続々とリリースされます。どうぞご期待ください。
OALS3001D  \2250
モーツァルト(1756-1791):歌劇「ドン・ジョヴァンニ」(伊語歌詞)
歌・演奏/トーマス・アレン、エディタ・グルベローヴァ、
フランシスコ・アライサ、アン・マレイ、クラウディオ・デズデーリ、
ナターレ・デ・カローリス、スザンヌ・メンツァー、セルゲイ・コプチャク、
リッカルド・ムーティ(指揮)
ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団 
ジョルジョ・ストレーレル演出(ライヴ収録:1987年、伊ミラノ・スカラ座)
NTSC方式/画像構成比4:3/サウンド・フォーマット:ドルビー・デジタル
・ステレオ/演奏時間:179分/英語字幕/片面二層ディスク
ミラノ・スカラ座の映像アーカイブ。ムーティ時代のスタート時期である
1987年の舞台で、堂々としたアレンをはじめ、話題の歌手として活躍してい
たグルベローヴァやアライサなど、歌手陣の新鮮な歌唱が楽しめるアイテム
です。

OALS3002D  2枚組  \2850
ロッシーニ(1792-1868):歌劇「ウィリアム・テル」(伊語歌詞)
歌・演奏/ジョルジョ・ザンカナーロ、 クリス・メリット、
ジョルジョ・スルヤン、フランコ・デ・グランディス 、
アメリア・フェッレ、 ルディカーナ・ディンティーノ、
ヴィットリオ・テッラノーヴァ、アルベルト・ノーリ / ルイジ・ローニ、
チェリル・ステューダー、エルネスト・ガヴァッツィ、カルラ・フラッチ、
アレッサンドロ・モリン(バレエ)、
リッカルド・ムーティ指揮、
ミラノ・スカラ座バレエ・管弦楽団・合唱団、
フレミング・フリント振付、ルーカ・ロンコーニ演出
(ライヴ収録:1988年、伊ミラノ・スカラ座)
NTSC方式/画像構成比4:3/サウンド・フォーマット:ドルビー・デジタル
・ステレオ/演奏時間:240分/英語字幕/片面二層ディスク
ミラノ・スカラ座の映像アーカイブ。こちらもムーティの指揮による名演の
記録であり、有名でありながらなかなか全曲を映像で見ることができないこ
の作品を、多くのオペラ・ファンに楽しんでいただけるアイテムです。
  
<KEGEL LEGENDE>
KEGEL 930550 27  (書籍+CD)\5800
「ヘルベルト・ケーゲル伝記」
ハードカバー/A4サイズ/英・独併記/写真・チラシの画像など含む全160p
付録CD
マーラー:嘆きの歌(1985年10月7日ライヴ)
ケーゲル:4つの歌(全曲で約6分程度)
※演奏はケーゲルではありません
マーラー:交響曲第8番のリハーサル風景(1981年、約10分収録)
ケーゲル指揮、ゲヴァントハウス管(リハーサルのオケは不明)




<ram>
ram 50402  \2400
リスト:パガニーニ大練習曲、慰め、ハンガリー狂詩曲第2番
アリス沙良オット(Pf)
話題の15歳ピアニストのデビュー





<BRILLIANT>
BRL-92229  5枚組  \2380
「リヒテル・イン・コンサート」
ベートーヴェン:ピアノソナタOp.2/3,7,31/3,90,101,109,111
シューベルト:
ピアノソナタ D.960、ト長調Op.78、ホ短調、ロ長調
リスト:ピアノソナタ
S.リヒテル

BRL-92233  2枚組  \1000
メンデルスゾーン:バイオリン協奏曲
チャイコフスキー:バイオリン協奏曲
ブラームス:バイオリン協奏曲
ブルッフ:バイオリン協奏曲
ヴェルヘイ、スピヴァコフ、ボーレン、ベルト

BRL-92282  2枚組  \1000
フランク:オルガン作品全種
ジャン・ギルー

BRL-92292  2枚組  \1000
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲全集
チューリッヒ弦楽三重奏団

BRL-92295  2枚組  \1000
ヤナーチェク:ピアノ作品全集
ホーコン・アウストベ

BRL-92278  \500
ハイドン:スコットランド歌曲選集第1集
ロルナ・アンダーソン
ジェイミー・マクダウゴル
ハイドン・トリオ・アイゼンシュタッド
   
<CDK MOS(Moscow Studio Archives)>
MOS 19062  \1350
ショスタコーヴィチ:交響曲第8番
フェドセーエフ指揮
USSR TV&Radio Large Symphony Orchestra
1985年5月5日録音

MOS 20009  \1350
チャイコフスキー:交響曲第5番、交響幻想曲「テンペスト」
スヴェトラーノフ指揮
The USSR Symphony Orchestra
1967年(交響曲第5番) 1970年(テンペスト)録音
既発売の CDKM 1010 と同じ音源です。

MOS 19066  \1350
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガ Vol.2 第11-16番
ニコラーエワ(ピアノ)
1987年録音
昨年REGISレーベルから全集として発売されていたものと同じです。分売。

MOS 20003  \1350
ラフマニノフ:交響曲第3番、交響詩「死の鳥」
スヴェトラーノフ指揮The USSR Symphony Orchestra
1960年代(交響曲第3番) 1966年(死の鳥)





<Aulos>
AMC 2048  \1550
D・オイストラフ名演奏集 「悪魔のヴァイオリン」
1.ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1番からロンド-アレグロ
2.シューベルト:ヴァイオリン・ソナタD574-5(Op.162)からアンダンティーノ
3.バルトーク:ルーマニア舞曲
4.ラフマニノフ:ヴォカリーズ
5.クライスラー:ジプシーの女
6.ヴィエニャフスキー:エチュード・カプリスOp.18-5
7.グラナドス:スペイン舞曲集Op.37-5 「アンダルーサ」
8.シューマン:献呈 ミルテの花より
9.ヴィターリ:シャコンヌ
10.タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタ「悪魔のトリル」(全3楽章)
11.グルック:メロディ
全11曲
1.2 = 1972年録音 リヒテル(Pf)
3から9 = 1947年録音 ヤンポリスキー(Pf)
10 = 1956年録音 ヤンポリスキー(Pf)
11 = 1949年録音 ヤンポリスキー(Pf)
録音状態がばらばらな為、多少聴きづらい箇所があります。
特に「悪魔のトリル」Track11 にて聴かれる傷音はマスター上のものです。
ご注意ください。
 
<TESTAMENT>
SBT21351  2枚組  \3500
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲 第3番 作品37、第4番 作品58、第5番 作品73 「皇帝」、
ピアノ・ソナタ 第24、31番
クラウディオ・アラウ(ピアノ)
フィルハーモニア管弦楽団
指揮:オットー・クレンペラー
モノラル録音
録音:1957年10月24日(No.3)、11月3日(No.4)、11月8日(No.5)、
ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
1958年6月8日(No.24)、1957年5月18日(No.31)アビー・ロード・スタジオ
まるで「野火」のよう。大熱狂のベートーヴェン・フェスティヴァル時のア
ラウ&クレンペラー、奇跡の「皇帝」!1957年のベートーヴェン・フェ
スティヴァルが、どれほど圧倒的な成功を収めたか。テスタメントの過去の
リリース(第九、SBT-1177)からも、そして数多く残る新聞評やエピソードか
らも伺い知ることができます。「英雄」終演後、カラヤンが楽屋までやって
きて「あなたと同じだけ素晴らしい葬送行進曲を振るために生きてゆきたい」
と言ったとか、「第九」の後、ジョージ・セルが「残念ながら・・・あまりに
素晴らし過ぎる!」と評したとか、11月の寒さにもかかわらず数百人のファ
ンがクレンペラーに一言お礼を言うためだけに、ホールの外で1時間半以上も
待っていたとか・・・。この年の10月11日から11月15日にわたる一ヶ
月、ロンドンが(もしかすると世界中が!)クレンペラーのベートーヴェン
に熱狂していた様を思い描くことができます。クレンペラーとアラウの関係
は、戦前にまでさかのぼります。それは決して‘良好な’といえるものでは
なく、互いの演奏解釈をかなり辛辣に批判しあうようなものでした。この
1957年のコラボレーションにおいても、そうした精神は健在で、J.ホロヴィ
ッツ著の「アラウとの対話」の中にはこんなエピソードがあります。皇帝の
2楽章の25小節目でした。「そこで君はなにをしているのかね?」と尋ねた
クレンペラー、こうあるべきだと思う方法でトリルを演奏していたアラウ。
「彼のような偉大なアーティストが、すべてのトリルは速いべきと考えてい
るなんて、驚きだ!」しかしながら、ヘイワースの'his life and times'
第2巻において、アラウはこのときの演奏をこう回想しています。「あの、
真に格別のオープニングの和音!生涯で経験したなかで最高の伴奏だった」
と。個性と個性がぶつかりあう中にも、確固たる信頼関係があったことが十
二分に想像できます。そしてそのなによりの証拠として、この録音は存在し
ています。フェスティヴァルの熱狂ぶりを、ふたりの音楽家の深遠な駆け引
きを、存分にご堪能ください。

SBT2 1362  2枚組  \1750
ヴェルディ:レクイエム
ジンカ・ミラノフ(S)
ケルスティン・トルボルイ(Ms)
ヘルゲ・ロスヴェンゲ(T)
ニコラ・モスコーナ(Bs)
BBC交響楽団・合唱団
指揮:アルトゥーロ・トスカニーニ
録音:1938年5月27日、ロンドン、クイーンズ・ホールにおけるライヴ
トスカニーニがBBCに遺した偉大な演奏記録!1938年の「ヴェルレク」が正規
音源&優秀なリマスターで登場。 
1937年にヨーロッパを離れてアメリカに活動の拠点を移したトスカニーニは、
それでも定期的にロンドンを訪れ、第二次大戦が勃発する1939年までの3年間
に、BBC交響楽団と計25回のコンサートを行っています。(バッハからシベリ
ウスまでのスタンダードな作品から珍しいイギリスもの、エルガー、V・ウィ
リアムスなど)それらの記録の一部は、BBCからの正規音源の提供とTESTAMENT
の優秀なりマスタリング技術によって鮮烈に甦り、ファンの喝采を浴びていま
すが(ブラームス:SYM.2他 SBT 1015)、いよいよ一連の演奏会の白眉とも
言うべき、「ヴェルレク」が登場します。
ヴェルディのレクイエムは1874年の再演以来、トスカニーニにとって特別な作
品。バイオグラフィによれば1902年から1951年の間に世界中で30回の公演記録
が残されていますが、その1回1回がマエストロにとって重要な意義を持つも
のでした。ディスクでも決定的名盤として名高いNBC交響楽団との1951年1月27
日のRCA録音をはじめ、ミラノ・スカラ座に歴史的な復帰を果たした1950年6月17
日の演奏など、数種のパフォーマンスを聴くことができます。今回のディスクに
収録されている1938年5月27日の演奏もイタリア系のマイナーから発売されて
いましたが、録音の状態はお世辞にも満足の行くものではなく、今回のリリース
によってはじめてその演奏の偉大さ(以前のディスクで聴かれたことのある方
にとってはまるで別の演奏のように・・・)が認識されるでしょう。
なお、この演奏当時71歳のマエストロは必ずしも万全のコンディションではな
かったようで、コンサートのわずか2日前には親しい友人に「疲れた。眠れない。
…肩が痛い」と手紙の中で弱音を吐いており、また次の日には「肩が激しく痛
む。レクイエムは私を殺す…」と言いながらも「私はますますこの作品が好き
になった。私の演奏はヴェルディが思い描くとおりだと思う」と作品に対する
敬愛の思いを語っています。そして、演奏会の翌日には「悲惨な最終リハーサル
は私から眠りと心の平安を奪い取ってしまったが、昨夜の演奏はすべてが丸く
収まった」と、いかにもトスカニーニらしい言い回しで満足の意を述べていま
す。もちろん当夜の白熱した演奏は聴衆の心を魅了し、熱狂的な成功を収めたこ
とは言うまでもありません。
なお、今回のライナー・ノーツは「トスカニーニの時代」の著者としても有名
なハーヴェイ・サックス氏によるものです。
トスカニーニと直接関わった氏による非常に興味深い内容となっていますの
で、こちらも要注目です。

SBT 1356  \1750
ハイドン:
交響曲 第82番 ハ長調 「熊」ステレオ
交響曲 第103番 変ホ長調 「太鼓連打」ステレオ
交響曲 第92番 ト長調 「オックスフォード」 モノラル
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
指揮:ギュンター・ヴァント

SBT 1364  \1750
シューベルト:
交響曲 第6番 ハ長調 D.589 ステレオ
交響曲 第8番 ロ短調 D.759 「未完成」 ステレオ
ハイドン:
ピアノ協奏曲 ニ長調 モノラル
ハインツ・シュレーター(P)
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
指揮:ギュンター・ヴァント

SBT2 1363  2枚組 \3500
ハイドン:オラトリオ「天地創造」
ヤネッテ・ファン・ディーク(S)、
ペーター・シュライアー(T)
テオ・アダム(Bs)
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団・合唱団
指揮:ギュンター・ヴァント
ステレオ録音
ギュンター・ヴァントが手兵のケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団を指揮して、
1950-60年代にフランス・ディスク・クラブ(後のMUSIDISC)のために録音し
た音源の復活。いずれも世界初のCD化となります。とりわけ、シュライアーとア
ダムという強力な男声ソロイストを起用した「天地創造」は、1966年に3枚組
のLPでリリースされ、その年のフランス・ディスク大賞を受賞するとともに、
当時のカラヤン盤、ベーム盤と並び称された名盤です。

SBT 1361  \1750
ラロ:チェロ協奏曲 ニ短調
サン=サーンス:チェロ協奏曲 第1番 イ短調 作品33
ブロッホ:ヘブライ狂詩曲「シェロモ」
ザラ・ネルソヴァ(Vc)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:エイドリアン・ボールト、エルネスト・アンセルメ(ブロッホ)
録音:1953年、1954年
女流チェリストの先駆者、ネルソヴァによる渾身の3曲!
デュ・プレの出現以来、他の女流チェリストは人気の面で影が薄くなってしま
った感が否めませんが、ロシア系カナダ人のザラ・ネルソヴァ(1918-2002)
は、そんなプレ・デュ・プレの代表的な演奏家。第二次大戦前に英国に渡り、
12歳の時にカザルスの前で演奏するなど、天才少女ぶりを大いに発揮。その後
も卓越した技巧と、スケールの大きい情熱的な表現力で聴衆を魅了しました。
レコーディングはあまり多くはありませんが、残された音源はいずれも彼女の
素晴らしい音楽性がしのばれます。サン=サーンスとブロッホの協奏曲は国内
盤としてすでにCD化されていますが、ラロは今回が初登場。

SBT 1358  \1750
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ集
ソナタ イ長調 作品1-3/ソナタ ト短調 作品1-10/
ソナタ ヘ長調 作品1-12/ソナタ ニ長調 作品1-13/
ソナタ イ長調 作品1-14/ソナタ ホ長調 作品1-15
J.S.バッハ:無伴奏パルティータ 第2番 ニ短調 BWV1001-シャコンヌ
アルフレード・カンポーリ(Vn)
ジョージ・マルコム(P)
叙情ヴァイオリンの名手、カンポーリが奏でる甘美この上ないバロックの世界
嫋々たるカンタービレで一世を風靡したイタリア出身の名ヴァイオリニスト、
カンポーリ(1906-1991)のバロック作品。むせび泣くような歌心を前面に押し
出した演奏は、近年ではすっかり絶滅してしまったオールドスタイルの極みで
すが、それだけに希少価値のあるディスクといえましょう。ヘンデルのソナタは
日本国内のみですでにCD化されておりましたが、バッハのシャコンヌは今回が
初登場。1950年代初めのDECCA原盤です。

SBT 1347  \1750
フランス・オペラ・アリア集
シャルパンティエ:「ルイーズ」-その日から
トマ:「ミニョン」-私はティターニア
オッフェンバック:「ホフマン物語」-小鳥はクマシデの枝で歌う
ビゼー:
「真珠とり」-夜の闇にただ一人…いつかのような暗い夜に/レイラ、レイラ!
グノー:「ミレイユ」-おお、か弱きツバメよ/そよ風は甘くかぐわしく/
私の心は変えられない/幸福な小さな羊飼い/ここは広大な砂漠
グノー:「ロメオとジュリエット」-私は夢に生きたい
シャブリエ:「いやいやながらの王様」-奴隷の六重唱/ジプシーの歌
シャブリエ:音楽への頌歌
ジャニーヌ・ミショー(S)
パリ音楽院管弦楽団/指揮:ロジェ・デゾルミエール
パリ音楽院管弦楽団/指揮:アルベルト・エレーデ
パリ国立歌劇場管弦楽団/アルベルト・エレーデ
エリザベト・ブラッスール合唱団、パリ音楽院管弦楽団/
指揮:ジャン・フルネ
フランス・オペラの名花、ジャニーヌ・ミショー絶品の名唱集!
第二次大戦後を代表する知性派のコロラトゥーラ・ソプラノとして、フランス
や英国を中心に活躍、DECCAや仏EMIに名演を残しているトゥールーズ生れの名
ソプラノ歌手、ミショー(1914-1976)のフランス・オペラ・アリア集。1950年
代の初めにDECCAに録音されたアリア集とオペラ全曲(「ミレイユ」)からの
復刻です。





<MD+G>
30512462  \2080
「歌と踊り-アンコール・ギター小品集」
J.S.バッハ、ソル、メンデルスゾーン、ポンセ、トゥリーナ、
グラナドス、カステルヌオーヴォ・テデスコ、セゴビア、他
フランク・ブンガルテン(G)
ドイツの実力派ギタリスト、ブンガルテンの初の小品集。様々な作曲家の歌と踊
りに関連する作品が全18曲収録されています。   

30712512  \2080
ブラームス:
弦楽五重奏曲 第1番 ヘ長調 作品88
弦楽五重奏曲 第2番 ト長調 作品111
ハルトムート・ローデ(Va)
ライプツィヒ弦楽四重奏団
録音:2003年4月、6月、マルククレーベルク
1988年にゲヴァントハウス管弦楽団の首席奏者たちによって結成されたライプ
ツィヒSQのブラームス室内楽作品全曲録音シリーズの最新の一枚。

61812602  \2080
ロッシーニ:ピアノ作品集 Vol.4
「アルバムのためのいくつかの些細なこと」
シュテファン・イルマー(P)
録音:2003年9月、バート・アロルセン
24曲のピアノ小品からなる「アルバムのためのいくつかの些細なこと」は、オペ
ラの作曲を引退したロッシーニが折にふれて作曲した器楽や声楽のための小曲
をまとめた作品集「老いのいたずら」の第12巻。これまで「老いのいたずら」か
らのピアノ作品を3枚録音してきたイルマーによるロッシーニ:ピアノ作品全
集の第4集です。

64412662  \2080
ルクー:
ピアノ四重奏曲 (未完)
弦楽四重奏のためのモルト・アダージョ
弦楽四重奏曲
ヤン・ミヒエルス(P)
シュピーゲル弦楽四重奏団
録音:2003年12月、バート・アロルセン
24歳の若さで夭折したベルギーの作曲家、ギョーム・ルクー(1870-1924)の室
内楽作品集。ピアノ四重奏曲はルクーの遺作となった作品で、完成された第1楽
章と未完成に終わった第2楽章(ダンディによって補筆完成)のみが残されて
います。またモルト・アダージョと弦楽四重奏曲は作曲者がわずか17歳の学生
時代に作曲された作品ですが、特に弦楽四重奏曲は、ベートーヴェンの後期四重
奏曲に影響を強く受けた6楽章からなる大作で、ルクーの早熟の天才ぶりが発
揮されています。このディスクがCDデビューとなるシュピーゲルSQは1996年に
アントワープで結成された新鋭クァルテット。ヴィエニャフスキ、パガニーニ、
エリザベート王妃など、多くのコンクール入賞歴を持つ日本人演奏家の川口エ
リサが第1ヴァイオリンを務めています。   

62202892  \2080
「ロマンティック・ドイツ民謡集」
ウェーバー、シューベルト、シューマン、メンデルスゾーン、ヴェルナー、
ジルヒャー、ブラームス、他の作品
DROPSヴォーカル・クァルテット
デトモルト・ホルン四重奏団
録音:1987年、ノルトキルヒェン
ドイツ・ロマン派の大作曲家の作曲・編曲による民謡集。「ムシデン」「野ば
ら」「菩提樹」などの有名曲が含まれています。ア・カペラによる男声四重唱
の歌唱の合間にホルンの響きがこだまし、ロマンティックなドイツの雰囲気を
盛り上げています。





<ARION>
ARN68621  \2180
テオドール・キルヒナー:
新ダヴィット同盟舞曲集 作品17
8つのロマンス 作品22/玩具集 作品35より
ジャン・マルタン(P)
テオドール・キルヒナー(1823-1903)は、シューマン夫妻やブラームス、ワー
グナーらと親交のあったドイツ・ロマン派の作曲家・ピアニスト。「新ダヴィ
ット同盟舞曲集」はそのタイトルからも窺えるように、シューマンの影響を強
く受けた作品。また、「玩具集」は全14曲からなる小品集ですが、ここではその中
から10曲が演奏されています。演奏のジャン・マルタンはパリでイヴ・ナット
に学んだフランスのヴェテラン・ピアニストで、ロマン派の作品を得意にして
います。

ARN68626  \2180
セバスチャン・ド・ブロッサール:カンタータとトリオ・ソナタ集
カンタータ「ジュディット、またはオロフェルネの死」
カンタータ「アブラハム、または犠牲になったイサク」
カンタータ「ダリラに裏切られたサムソン」
トリオ・ソナタ ホ短調/トリオ・ソナタ ニ長調/
トリオ・ソナタ ト短調/トリオ・ソナタ イ短調/
サンフォニー・ド・ノエル
ベアトリス・マヨ=フェリップ(S)
ル・コンセール・カロタン
指揮:ファビアン・アルマンゴー
ル・コンセール・カロタンは、ヴェルサイユ・バロック音楽センターの若手演
奏家たちによって結成されたフランスの古楽アンサンブル。ルイ14世時代のパ
リ宮廷で活躍したセバスチャン・ド・ブロッサール(1655-1730)の器楽・声
楽作品を収録しています。
               
ARN55425  \2180
サン・ジョルジュ:6つの弦楽四重奏曲集
ジャン・ノエル・モラール弦楽四重奏団
※再発売
                           
ARN55433  \2180
モンテクレール:協奏曲&カンタータ集
ジュディス・ネルソン(S)、ジャック・ヴァンドヴィユ(Ob) 他

ARN55434  \2180
サン・ジョルジュ:
ヴァイオリン協奏曲Op.7-2
交響曲Op.11-1,2
アンネ・クロード・ヴィラール(Vn)
ヴェルサイユ室内管弦楽団

ARN55436  \2180
ドヴィエンヌ:フルートとクラヴサンのための6つのソナタ
ミシェル・デボスト(Fl)、ブリジット・オドブル(Cla)

ARN55445  \2180
サン・ジョルジュ:ヴァイオリンとクラヴサンのためのソナタ
ジャン・ジャック・カントロフ(Vn)、
ブリジット・オドブル(Cla)

ARN58426  \2180
アレッサンドロ・スカルラッティ:ヨハネ受難曲
ルイス・デヴォ(T) 他
アンサンブル・ムジカ・ポリフォニカ
指揮:ルネ・ヤーコプス

ARN68422  \2180
ヴィセー:ギター作品集
サンドロ・ヴォルタ(G)

ARN68495  \2180
エリオット・カーター:室内楽作品集
ジェラール・プーレ(Vn)、パトリック・ガロワ(Fl)、
モーリス・ブルグ(Ob) 他

ARN68498  \2180
カンプラ:1声・2声のためのモテット
アンサンブル・ダ・パセム

ARN68519  \2180
オーリック&フランセ:室内楽作品集
ジェラール・プーレ(Vn)、クリスティアン・イヴァルディ(P) 他





<RICERCAR>
RIC230  2枚組 特価\2080
ジル・アンリ・エイヌ:マリー・ド・メディシスのためのレクイエム
アンリ・デュ・モン:独唱のためのモテット集、他
アンリ・ルドロワ、ジェラール・レーヌ(C-T)
ベルナール・フォクルール(Org)
リチェルカール・コンソート
ナムール室内合唱団
ラ・フェニーチェ
指揮:ジャン・テュバリー
リエージュで行われたマリー・ド・メディシスの死(1642年)を悼む式典のた
めに作曲されたジル・エイヌ(1590-1650)の6声のためのレクイエム(ミサ
・プロ・デフンクティス)と、リエージュ出身でルイ14世時代の宮廷で活躍し
たアンリ・デュ・モン(1610-1684)の作品を集めたアルバム。RICERCARレー
ベルを代表するアーティストたちの演奏です。   

RIC235  \2080
コレルリ:ソナタと合奏協奏曲集
ソナタ  ヘ長調 作品5-4/ソナタ ニ短調 作品5-7/ラ・フォリア ニ短調
作品5-12/合奏協奏曲 ニ長調 作品6-4/合奏協奏曲 ハ長調 作品6-10/
合奏協奏曲 ト短調 作品6-8 「クリスマス協奏曲」
ナタリー・ウートマン(リコーダー)
ラ・パストレッラ
リコーダー&指揮:フレデリック・ド・ルース
ラ・フォリアやクリスマス協奏曲など、コレルリの代表的な作品をリコーダー
で演奏したもの。合奏協奏曲は独奏部のヴァイオリン・パートをリコーダーで
演奏しています。





<FUGA LIBERA>
FUG501  2枚組 特価\2080
ルカ・フランチェスコーニ:プロット2
ヤン・マレシュ:エクリプス
クロード・レネルス:夜間飛行
ジャン=リュック・ファフシャン:スフィ教の聖典:D
アレハンドロ・ビニャオ:リズム帳
ジェラルド・ツィンスターグ:シャルル・ラシーヌ讃
ミレイユ・ドギー(Ms)
ジャン=マルク・フォルツ(Cl)、オリヴィエ・スリーパン(Sax)
ユナイテッド・インストゥルメンツ・オブ・リュシリン
指揮:マーク・フォスター
ユナイテッド・インストゥルメンツ・オブ・リュシリンは2000年にルクセンブ
ルク文化省のバックアップによって結成された現代作品の演奏専門のアンサン
ブル。収録された作品はそれぞれの作曲家の最新作で、いずれも世界初録音と
なります。





<BAYER>
BR140004  \2080
ナイチンゲールの歌-エドゥアルト・メーリケとその時代
ローベルト・フランツ:
無伴奏混声合唱のための3つの歌 作品53/見捨てられた乙女 作品27-4/
アグネス 作品27-5/マシンカの歌 作品27-3
エミール・カウフマン:
熟考せよ、わが魂 作品6-3/ためいき 作品11-4/ねずみとりの呪文 作品13-2
オットー・シェルツァー:
熟考せよ、わが魂 作品3-5/狩人の歌 作品3-1/夜明け前の楽しいひととき
エルンスト・フリードリヒ・カウフマン:
庭師/婚礼の歌/宿屋の亭主の嘆き
パウリーネ・ヴィアルド:
庭師/朝早く/葦の根の妖精
ローベルト・シューマン:
庭師 作品107-3/見捨てられた乙女 作品91-4/兵士の花嫁 作品69-4/
若い国民の歌 作品125-3/狩人の歌 作品59-3/美しいロートラウト 作品67-2
カール・メーリケ:
敬意を払う人々/ためいき
ルイ・ヘッチュ:
乙女の初恋の歌/朝早く馬車に乗って/アグネス/夜に
アントニオ・サリエリ(カール・メーリケ編曲):
新しい年に
ダニエル・フランソワ・エスプリ・オーベール(カール・メーリケ編曲):
さすらい人の歌
エティエンヌ・ニコラス・メユール(マルクス・ハドゥラ編曲):
ベンジャミン
ローベルト・シューマン(クララ・シューマン編曲):
時は春 作品79-24(ピアノ独奏)
エドゥアルト・メーリケ:
ナイチンゲールの歌(朗読)
メヒティルド・バッハ(S)、グンドゥラ・シュナイダー(Ms)、
クリストフ・ゼクラー、トーマス・ルフ(B)
エリーザベト・フェアホーフェン(朗読)
マルクス・ハドゥラ(P)
ヴュルテンベルク室内合唱団/指揮:ディーター・クルツ
録音:2003年4月、ザントハウゼン
ドイツの詩人エドゥアルト・メーリケ(1804-1875)の詩に、同時代に活躍し
た作曲家が曲を付した歌曲や合唱曲を集めた企画アルバム。シューマン以外
はあまり知られていない作曲家の作品が数多く収録されています。カール・メ
ーリケ)はエドゥアルトの7歳年上の実兄。また、パウリーネ・ヴィアルドは当
時一世を風靡した名メッゾ・ソプラノ歌手です。





<ambitus>
AMB96874  \2180
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ 第7番 ニ長調 作品10-3
ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 作品27-2 「月光」
ピアノ・ソナタ 第30番 ホ長調 作品109
シュテファン・アルノルト(P)
アルノルトはヴュルツブルクに生まれ、ハノーヴァーやザルツブルク・モーツァ
ルテウムで学んだドイツの中堅ピアニスト。





<TELARC>
CD80598  \2080
「ギター・ヒーローズ」
イカルス(ラルフ・タウナー)
B&B(ノーマン・ブレイク&デヴィッド・ブロンバーグ)
ウィー・ノウ・ユー・ノウ-マハヴィシュヌの夢想(ジョン・マクラフリン)
プラック・ストラム・アンド・ハンマー(ジミ・ヘンドリックス)
レター・フロム・ホーム(パット・メセニー)
ウアレケナ(アサド・デュオ)
ムード・フォー・ア・デイ(スティーブ・ハウ)
ジプシー・フラワー(ジャンゴ・ラインハルト)
ポップ(デュアン・ヨーク)
ルイス・アロンソの舞踏会(ロス・ロメロス)
ラメント・アンド・ウェイク(マイケル・ヘッジス)
レッツ・ビー・フランク(フランク・ザッパ)
ブルー・エコー、カントリー・ジェントルマン(チェット・アトキンス)
ロサンゼルス・ギター・クァルテット
録音:2003年12月、ロサンゼルス
LAGQのNEWアルバム。タイトル通り、クラシック、ジャズからロックまで、錚々た
る名ギタリストたちのレパートリーを演奏したもの。オリジナルのアーティスト
たちはいずれも改めて紹介するまでもない程のビッグ・ネーム揃いですが、唯一
なじみのないデュアン・ヨークは、実はメンバーの一人であるアンドルー・ヨー
クの父親だそうです。ギター・ファン必携・必聴のアルバムといえます!

●NEW MID LINE
※カタログNO.の変更はありません。
CD80081  2枚組  \2080
マーラー:交響曲 第2番 ハ短調 「復活」   
キャスリーン・バトル(S)、モーリーン・フォレスター(A)
セントルイス交響楽団・合唱団
指揮:レナード・スラットキン

CD80150  2枚組  \2080
ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス ニ長調 作品123
モーツァルト:ミサ曲 ハ短調 K.427
シルヴィア・マクネアー(S)、エディス・ウィーンズ(S)
ジャニス・テイラー(Ms)、ドロレス・ツィーグラー(Ms)
ジョン・エイラー(T)
トム・クラウゼ(B)、ウィリアム・ストーン(B)
アトランタ交響楽団・合唱団
指揮:ロバート・ショウ

CD80157  2枚組  \2080
ブリテン:戦争レクイエム 作品66
ローナ・ヘイウッド(S)、アンソニー・ロルフ・ジョンソン(T)
ベンジャミン・ラクソン(B)
アトランタ少年合唱団
アトランタ交響楽団・合唱団
指揮:ロバート・ショウ


●SACD-Hybrid
SACD 60498  \3300
「オン・ブロードウェイ」
ミス・サイゴン、ライオン・キング、イークレット・ガーデン、
ジキル&ハイド、レ・ミゼラブル、タイタニック 他
シンシナティ・ポップス・オーケストラ
指揮:エリック・カンゼル

SACD 60526  \3300
TANGO(タンゴ)
エネジー・フォー・ゾーズ・フー・アー・ノー・ロンガー
ホアン・ホセ・モサリーニ(バンドネオン)、オスバルド・カロ(P)
レオナルド・サンチェ(Gui)、オット・デロレス(Vn) 他
イ・フィアミンギ
指揮:ルドルフ・ウェルゼン

SACD 60540  \3300
「ミュージック・オブ・ザ・ビートルズ」
エリナー・リグビー、オール・ユー・ニード・イズ・ラヴ、ミッシェル、
オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ、ペニー・レイン、イエスタディ、
ヘイ・ジュード、レット・イット・ビー 他
キングズ・シンガーズ、他
シンシナティ・ポップス・オーケストラ
指揮:エリック・カンゼル

SACD 60604  \3300
ホヴァネス:
交響曲第2番 作品132「神秘の山」
交響曲第66番 作品428「グレイシア・ピークへの讃歌」
交響曲第50番 作品360「セント・ヘレンズ山」
山猫を襲う嵐 作品2-2
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ジェラード・シュウォーツ

SACD 60610  \3300
シューベルト(マーラー編):
弦楽四重奏曲第14番 ニ短調 D.810「死と乙女」(弦楽合奏版)
ドヴォルザーク:
弦楽四重奏曲第12番 へ長調 作品96「アメリカ」(弦楽合奏版)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:チャールズ・ローズクランス

SACD 60614  \3300
「バロック・ブラス」
パーセル、J.S.バッハ、テレマン、ヘンデル、パッヘルベル、
アルビノーニ 他
(ブラスとオルガンでの演奏)
エムパイヤ・ブラス
ウィリアム・クールマン(Org)





<DELOS>
DE3274  \2080
ウクライナ民謡集
親愛なる母へ/トネリコ/かわいい人/2つの色/暗い顔/リンゴの木/空を見上げて
庭を歩くと/父が語ったこと/もしそうでなかったら/月の輝く夜/ワシ/言ってお
くれ/空の月/山/夕暮れのこと/僕の恋人/ドニエプル河
ワシリー・ゲレーロ(B)
モスクワ室内管弦楽団
指揮:コンスタンティン・オーベリアン
ウクライナ出身のバリトン歌手、ワシリー・ゲレーロのソロ・デビュー盤。祖国
の民謡を18曲歌っています。ロシアの民族楽器も加えたバックの演奏もソロを大
いに盛り立てています。   

DE3334  \2080
シベリウス:
交響曲 第2番 ニ長調 作品43
交響曲 第7番 ハ長調 作品105
オレゴン交響楽団
指揮:ジェイムズ・デプリースト
日本のオーケストラへの度重なる客演でもおなじみの、アメリカはフィラデル
フィア出身の黒人指揮者、デプリーストによるシベリウスの交響曲。1980年以来、
20年以上も音楽監督を務めている手兵のオレゴン交響楽団を指揮して、その実力
を披露しています。





<CHESKY>
SACD255(SACD)  \3300
ウィーン音楽の真髄
ヨハン・シュトラウス2世:雷鳴と電光 作品324
ヨハン・シュトラウス2世:
「ウィーン気質」-二重唱「どうしても許せないこと」
ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲 作品228
ヨハン・シュトラウス2世:「ヴェニスの一夜」-アリア「優雅なヴェニスよ」
モーツァルト:「フィガロの結婚」-アリア「愛の喜びよ、早くここへ」
モーツァルト:「魔笛」-アリア「何と美しい絵姿」
レハール:「メリー・ウィドウ」-ヴィリヤの歌
ヨハン・シュトラウス2世:「こうもり」序曲
レハール:「メリー・ウィドウ」-二重唱「唇は黙っていても」
シューベルト:「ロザムンデ」-間奏曲 第2番
シューベルト(ベルテ編):
「三人姉妹の家」-アリア「天上から光が降りてきた」
ヨハン・シュトラウス2世:
「こうもり」-アリア「侯爵さま、冗談はおよしなさいませ」
レハール:「微笑みの国」-アリア「君はわが心のすべて」
ヨハン・シュトラウス2世:美しく青きドナウ 作品314
カールマン:「チャルダーシュの女王」-二重唱「踊りましょう」
エディト・リーンバッヒャー(S)、ヘルベルト・リッペルト(T)
リンツ・ブルックナー管弦楽団
指揮&Vn:ペーター・グート
SACDのみで発売されるオーディオファイル・マニア垂涎のCHESKYの最新録音。
亡きボスコフスキーの衣鉢を継いでウィーン・フォルクスオパーなどで活躍す
るウィンナ・ワルツ&オペレッタの第一人者、ペーター・グートを客演に招いた
ウィーン音楽集です。   





<DORIAN>
●再発売
DOR90120  \2080
魔法にかけられた島々
アイルランド、スコットランド、イングランド、ウェールズのハープ音楽
キャロル・トンプソン(Hp)
16-18世紀にイギリスの各地方で盛んに演奏された流行歌や楽曲をハープで演
奏したもの。曲に応じて、ケルティック・ハープほか3種の楽器を弾き分けて
います。   

DOR90142  \2080
「イギリス・ルネサンスの音楽」
デストレー:バッフェンズ
不詳:ナツメッグとジンジャー
ジョンソン:グリーン・ガーターズ
レイヴェンスクロフト:3羽のカラス
不詳:ハウエルズの喜び
アリソン:私の窓辺より去れ
ジョンソン:グリーン・スリーヴズ
モーリー:風笛
不詳:預言者ジョナスの書を読んで
バード:御者の口笛
ダウランド:「彼女は私の過ちを許してくれるだろうか」のガイヤルド
ダウランド:涙のパヴァーヌ
アリソン:4つのパヴァーヌ
アリソン(?):トランペットのパヴァーヌ
ニコルソン:ユダヤ人の踊り
不詳:4声のパヴァーヌとガイヤルド
モーリー:手を結んで
不詳:ワトキンスのエール
ボルティモア・コンソート
16世紀後半から17世紀の初頭にかけて作曲された英国の合奏音楽集。ジョン・
ダウランド、トマス・モーリー、リチャード・アリソン、ウィリアム・バードら
の作品を収録しています。編成はヴィオール、フルートとリュートやシターン
などの撥弦楽器。

DOR90156  \2080
プロコフィエフ:スキタイ組曲「アラとロリー」 作品20
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」
ダラス交響楽団
指揮:エドゥアルド・マータ
1995年に50代前半の若さで惜しまれつつ世を去ったメキシコの熱血指揮者、マ
ータの代表的な録音。バーバリズムあふれる2作品のカプリングです。

DOR90175  \2080
レーガー:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ集
ソナタ ニ長調 作品91-2/ソナタ ロ短調 作品91-4/ソナタ イ短調 作品91-7
ウルリケ=アニマ・マテ(Vn)
ドロシー・ディレイ(ジュリアード)やティボール・ヴァルガ(デトモルト)
に学んだドイツの女流ヴァイオリニスト、マテによるレーガーの無伴奏ソナタ
集。7曲からなる作品91から3曲を演奏しています(残りの4曲もDORIANから
リリース済)。

xCD90301  \2080
「オデカトンからの音楽」
オブレヒト、イザーク、アグリコラ、ビュノワ、ムートン、他の作品
ピッファロ
1498年にヴェネツィアの楽譜業者オッタヴィアーノ・ペトルッチによって、機
械で印刷された楽譜集としては世界で初めて出版された96の小曲からなる
「Harmonice Musices Odhecaton」に収録されている作品を演奏したもの。出版
から500年を記念して録音されたアルバムです。ピッファロはフィラデルフィア
に本拠地を置くアメリカの中世・ルネサンスの管楽アンサンブル。かつては
ARCHIVレーベルにも録音を行っていました。   
  
<WEITBLICK>
SSS0043-2  \1850(6月30日までのご予約価格。以降のご注文は通常価格\1980)
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番より第二楽章
ジュリアス・カッチェン(P)
フランツ・コンヴィチュニー指揮
ゲヴァントハウス管弦楽団
(1960年11月24日 ライプツィヒ・コングレスハレにおけるライヴ・モノラル
録音)   
コンヴィチュニーの芸術シリーズも少しずつですが、進行していきます。 天
才ピアニスト、ジュリウス・カッチェン(1926−1969)と組んだブラームス、モ
ーツァルトが登場。 コンヴィチュニーの音楽はいつにも増してどっしりとし
た重みあるもので、地鳴りのような冒頭の凄み。音色のほの暗さが曲のイメー
ジにぴったりくる理想的な名演。ピアノは、カッチェンらしい完璧なテクニッ
クとどこまでも古典様式を追求したストイックさには崇高な気配すら漂います。
カッチェンはブラームスを得意とし、デッカにもソロ作品全集を録音しており
ますが、第1協奏曲はモントゥー共演盤しかなく、これが少々録音に癖のある
ものでした。クリアーでオーソドックスなアナログ録音を伝える当盤は貴重な
ものと言えます。モーツァルトの協奏曲第21番に至っては、今まで録音のない
レパートリーで、アンコールとして演奏された第二楽章のみとはいえ、曲が終
わると聴衆が溜息を漏らすほどの美演。もちろんカッチェン未亡人の快諾を得
た待望のリリースです。   

SSS0053-2  \1850(6月30日までのご予約価格。以降のご注文は通常価格\1980)
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」   
ハインツ・ボンガルツ指揮
ライプツィヒ放送響
(1969年6月30日 ライプツィヒ・ベタニア教会におけるスタジオ・ステレオ
録音)   
ドレスデンフィルは戦前からマーラー演奏に積極的でシューリヒト、クレンペ
ラーを招いて重要な演奏を繰り返しました。ボンガルツも主要な曲をほとんど
演奏しております。演奏は、ボンガルツらしいエッジのはっきりした鮮やかな
もので、テンポ、音量変化も自由自在。肺腑を抉るような底力、感情をぶちま
けたようなテンペラメントにも事欠きません。旧東独のマーラー指揮者という
とテンシュテットですが(ボンガルツ時代のドレスデンフィルにも繰り返し客
演)、ボンガルツにも共通するマーラー美学があります。 録音年代にご注目
下さい。東ドイツのステレオ録音としてはごく初期のものです。同時期のマー
ラー指揮者ケーゲルを差し置いてのライプツィヒ放送響とのスタジオ・セッショ
ン。第1楽章提示部反復は無し。第2楽章にアンダンテを置き、第4楽章ハンマ
ーは二発。良好なステレオ録音。   

SSS0054-2  \1850(6月30日までのご予約価格。以降のご注文は通常価格\1980)
リヒャルト・シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
ハインツ・ボンガルツ指揮
ドレスデンフィル
(1977年2月5日 ドレスン・クルトウア・パラスト、1977年11月9日 ドレス
デン・クルトゥア・パラスト 全て、ライヴ・ステレオ録音)   
手兵ドレスデンフィルとのラストに近いコンサート。最晩年の演奏で、ボン
ガルツは83歳を超えております。「ドン・ファン」は20分近く掛かります。
甘美なメロディを隅々まで堪能させてくれます。殺伐としたトーンクラスタ
ー演奏とは対極にある名演。 「英雄」も気宇壮大なもので、オールド・ファ
ッション演奏の頂点ともいえる立派な響き。ファンファーレ的なトランペット
も朗々たるものです。重厚でかつ噛締めるように正確なリズムに好感が持て
ます。ドレスデンフィルの華麗なサウンド、クルトゥア・パラストの綺麗な
アコースティックもこの良好な録音で楽しめます。   






<VISTA VERA>
VVCD00058  \1980
シューマン:チェロ協奏曲イ短調op. 129
チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲イ長調op. 33
ミャスコフスキー:チェロ協奏曲ハ短調op. 66
ヴィクトル・シモン(Vc)、
ウラディーミル・フェドセーエフ指揮
チャイコフスキー響(モスクワ放送響) 1984、1986年録音
   
VVCD00060  \1980
「ハチャトゥリアン生誕100周年記念ライヴ」
 ハチャトゥリアン:
ヴァイオリン協奏曲/ バレエ<スパルタクス>からアダージョ/ バレエ<ガイー
ヌ>からの組曲/<仮面舞踏会>からワルツ   
アラベラ・シュタインバッハー(Vn)、
ウラディーミル・フェドセーエフ指揮
チャイコフスキー響(モスクワ放送響) 2003年5月録音
   
VVCD00061  \1980
リムスキー=コルサコフ:
交響組曲<シェエラザード>/スペイン奇想曲/歌劇<サルタン皇帝の物語>から
の3つの奇跡   
ミハイル・シェスタコフ(Vn)、
ウラディーミル・フェドセーエフ指揮
チャイコフスキー響(モスクワ放送響) 2003、1988、1985年録音

VVCD00054  \1980
モーツァルト:「室内楽曲集第1集」
クラリネット五重奏曲イ長調KV581/ ファゴットとチェロのためのソナタ変ロ
長調KV292/ ピアノ・オーボエ・クラリネット・ファゴットとホルンのための
五重奏曲変ホ長調KV452   
E.ヴィルサラーゼ(P)、 A.ウトキン(Ob)、V.ソコロフ(Cl)、 V.ポポフ(Fg)、
R.ウラドコヴィチ(Hrn)、 国立ショスタコーヴィチ四重奏団 1988年録音

VVCD00056  \1980
「昔のウィーンの音楽」
E.シュトラウス:テープは切られた
ランナー:アルプスの羊飼いの踊り
ディアベッリ:軍隊ロンド/ソナティネ
シューベルト:英雄的行進曲/
J.シュトラウス1世:ベルリンの思い出/オーストリアの歓呼の響き
J.シュトラウス2世:
農夫のポルカ/スッペのオペレッタ「10人の娘と小男」の主題によるカドリール
ツァウアー:ウィーンのこだま(演奏会用ワルツ)他   
エレーナ・ソロキナ、 アレクサンドル・バフチェフ(P) 1986年録音
   
VVCD00057  \1980
グリンカ:室内楽曲集
ドニゼッティの歌劇<アンナ・ボレーナ>の主題によるセレナード(ピアノ・ハ
ープ・ファゴット・ホルン・チェロ・コントラバスのための)変ホ長調/ 悲愴
三重奏曲(ピアノ・クラリネット・ファゴットのための)ニ短調/ 大六重奏曲
(ピアノ・弦楽四重奏・コントラバスのための)変ホ長調   
イタリアン・アンサンブルズ 1978年録音
   
VVCD00059  \1980
「17曲のロシア民謡集」   
ヴァレリー・ポリャンスキー指揮
ロシア国立シンフォニック・カペレ 1990、1994年録音
   
VVCD00062  \1980
「クラリネットの名人芸第1集」
ウェーバー:
クラリネット協奏曲第1番へ短調op.73/第2番変ホ長調op.74/クラリネット
小協奏曲変ホ長調op. 26   
ウラディーミル・ソコロフ(Cl)、
 レフ・マルキズ指揮室内管 1978年録音
   
VVCD00063  \1980
「クラリネットの名人芸第2集」
ドビュッシー:ピアノのための前奏曲集から(クラリネット用編曲)
プーランク:クラリネット・ソナタ
オネゲル:クラリネット・ソナタ
ストラヴィンスキー:クラリネット独奏のための3つの小品
ベルク:クラリネットとピアノのための4つの小品op.5
ヒンデミット:クラリネット・ソナタ
バルトーク:コントラスト
レフ・ミハイロフ(Cl)、マリヤ・ユーディナ(P)、
ヴィクトル・ピカイゼン(Vn) 1963、1965、1966、1967年録音   





<OLYMPIA(Mezhduharodnaya kniga muzyka)>
MKM144  \1980
リャードフ:
管弦楽曲集 キキモラ(民話)/ババ・ヤガ(ロシア民謡への音画)/管弦楽の
ための8つのロシア民謡/ヨハネ黙示録から(交響的絵画)/アマゾンの踊り/
古い時代について(管弦楽のためのバラード)/第1スケルツォ/挽歌/ポロネ
ーズハ長調(A.プーシキンを記念して)   
ヴェロニカ・ドゥダロワ指揮 国立ロシア響 1992年録音
   
MKM147  \1980
「ロシアの心―19曲のロシア歌曲と民謡集」
ニーナ・ヴィソティナ(S)、 アナトーリ・サフューリン(B)、
ニコライ・カリニン指揮
オシポフ・ロシア民族楽器管のソリストたち 1990年録音   





<OTAKEN RECORDS(CD-Rレーベル)>   
TKW-202  2枚組  \2580
ベルリオーズ:
「キリストの幼時」全曲(旧盤)*
「ファウストの劫罰」-「ハンガリー行進曲」、「妖精の踊り」、「鬼火のメ
ヌエット」、 「ローマの謝肉祭」序曲 「ロメオとジュリエット」-スケルツォ   
クリュイタンス 指揮
パリ音楽院管弦楽団 他
オペラ・コミック座管弦楽団   
ベルリオーズの最も美しい曲の最も美しい演奏です。ベルリオーズの宝石のよ
うな才能が全編に散りばめられた作品を最高のシェフが最上に料理しています。
米VOX初期ロングBOX盤より復刻。かなり長い余白にはこれまたすばらし
いクリュイタンスのベルリオーズ管弦楽作品集。仏コロンビア初期10インチ
盤より復刻。

TK-5005     \2180
チャイコフスキー:弦楽セレナード、モーツァルティアーナ
アルベニス:スペイン組曲より   
パウル・フォン・ケンペン、ラムルー管弦楽団
J.オルメード.マドリード放送室内管弦楽団   
蘭フィリップス、オリジナル初期厚盤でしかも正規サンプル(正規レーベルに
サンプル盤の紙シール)ファーストプレス品より復刻!わずかのスクラッチ以
外は音質共々最上級ミントクオリティーです。分厚く迫るほれぼれするような
音でケンペンの名演をお楽しみ下さい。おまけのテレフンケンのアルベニスは
大変珍しい音源です。

TK-5006     \2180
フランク:交響曲
ブラームス:交響曲第2番
ハンス・ヴォルフ指揮 オーストリア交響楽団   
謎の指揮者:ハンス・ヴォルフ
アルベルト・ヴォルフという独系仏人の指揮者は存在しましたが、ハンス・
ヴォルフという名前の指揮者は本レーベルのレコード上でしか私の知るかぎり
登場しません。ウラニアがフルトヴェングラーのエロイカの戦中録音を発売し
たように、レミントンもフルトヴェングラーのフランクとブラームス2番の戦
中のウィーン録音を発売しようとしたが、その時ちょうど例のウラニアのエロ
イカ裁判が勃発しやむなくレミントンはその録音をハンス・ヴォルフの名前で
発売したのだろうというイソダケーブルの礒田行智氏の説は興味深いものです。
しかし、おそらくこれらの録音は米アレグロのシュライバー、ドレスデン国立
シンフォニーと同様自社カタログを埋めるためプロデューサーの指揮又は指導
によって製作され、それらしい名前をかぶせて発売されたものであると思われ
ます。プロデューサーが指揮を採ることはグラモフォンのオットー・ゲルデス
の例もあるように当時は珍しくないことでした。いずれにせよブラームス2番
はともかくフランクはかなりの名演で礒田氏のフルトヴェングラー説も含め研
究家の精査が待たれます。
オタケンレコード:太田憲志





<OPUS3>
CD22031(SACD-Hybrid マルチチャンネル) \2680
「オルガンの宝」
J.S.バッハ:
トッカータとフーガニ短調/イエスはわが喜び/カンタータ第29番からシンフォ
ニア/アリア
フランク:英雄的小品
アイヴズ:「アメリカ」による変奏曲
ピエルネ:3つの小品op. 29
カルク=エラート:かわいいワルツop. 142-2
ヴィドール:オルガン交響曲第5番からトッカータ   
マティアス・ワーガー(Org) 2003年6月録音       
ワーガーは1967年ストックホルムで生まれ、1991年スウェーデンのストレング
ネスでの即興コンクール、1995年イギリスのセント・オールバンズでのオルガ
ン・コンクールとパリでの即興コンクールで優勝しました。2002年からストッ
クホルムで教会オルガニストを務め、教会のオルガンによる演奏会の責任を負
っています。打楽器奏者アンダース・エストランドと二重奏を行い(「ヴァト
ナイェクル・ライヴ」Opus 3 CD19802)、エリック・ウェストベリ合唱団と
共演(「ムジカ・サクラ」Opus 3 CD199506, SACD19516)しています。






<ムジカノーバ・レーベル>
MUSI-0002  \2100
「サンクトゥス」
1.前奏曲/ソラージュ
2.アヴェ・マリア/アルカデルト
 3.サンクトゥス/フォーレ
4.ピエ・イエス/フォーレ
5.リベラ・メ/フォーレ
6.アヴェ・ヴェルム・コルプス
7.間奏曲/ソラージュ
8.アメイジング・グレイス
9.ラクリモッサ/モーツァルト
10.主はいのちを/聖歌集より 
11.まぶねのかたえに/聖歌集より 
12.あまつましみず/聖歌集より (全て編曲:ハラオサム)
淑野裕香子
今回は器楽(ヴァイオリン)独奏のアルバムを制作致しました。
内容はルネッサンス後期の作曲家アルカデルトのアヴェ・マリア、ロマン派後
期の作曲家フォーレのレクイエムよりサンクトゥス、ピエ・イエス、リベラ・
メ、古典派の作曲家モーツァルトのアヴェ・ヴェルム・コルプス、ラクリモッ
サ、そして聖歌よりアメイジング・グレイス、主はいのちを、まぶねのかたえ
に、あまつましみずを取り上げました。編曲は純粋なクラシックを避けて親し
みやすいポップ的な調子を加味した内容と成っています。
今回の演奏家は若干17才(6月初旬現在)の女声ヴァイオリニストです。現役
高校三年生の彼女は優秀な音楽的才能と頭脳を併せ持っています。茅ヶ崎市西
海岸在住の彼女は、科学エンジニアの父と母、妹の四人兄弟です。最初に彼女
の演奏を聴いたときに実に良く歌う演奏に心惹かれまして、私の映像音楽の演
奏者に起用致しました。その録音の際の演奏が実に素晴らしいもので有った事
が今回のアルバムの制作の動機になりました。仕上がりましたアルバムの演奏
も期待に違わぬ実に若々しく瑞々しい感情に満ちて居まして、皆様に作品をご
紹介出来る事を嬉しく思います。石原眞治(プロデューサー)





<ORF(オーストリア放送協会)>
CD322  \1980
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」Op.8 1-4
3つのヴァイオリンのための協奏曲へ長調RV551
ビジャン・カーデム=ミサク(Vn、指揮)、
マルタ・カーデム=ミサク(Vn)、
ヴァヒド・カーデム=ミサク(Vn)、
アカデミア・アレグロ・ヴィヴォ
2002年8月、1999年8月録音
NTOウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団のコンサートを務めるビジャン
・カーデム=ミサクはテヘラン生まれ、ウィーンで学び、1977年トーンキュン
ストラー室内合奏団を結成しました。これがアカデミア・アレグロ・ヴィヴォ
と改称し、1979年に創設された「オーストリア国際室内音楽祭」で主要な役割
を務めています。バロックから現代曲まで広く演奏していますが、ウィーン古
典派を中心とする19世紀の音楽が主要なレパートリーです。ここではテンポを
遅目に取り、丁寧な演奏をしています。3つのヴァイオリンのための協奏曲で
ソリストをつとめるマルタとヴァヒドはビジャンの子供達で、ヴァヒドはマー
ラー・ユーゲント管のコンサート・マスター、マルタも数々のコンクール受賞
暦をもち、CD録音や日本を含む世界でコンサートを行う新進ソリストです。恐
るべきヴィルトゥオーゾ一家です。

CD323  \1980
ベネディクト・ラントハルティンガー(1802-1893):歌曲集
(宿り/春の信仰/涙の慰め/郵便屋/セレナード/どうぞ/葦の歌/最初の喪失/重
苦しい夕べ/歓喜に寄す/静かな国へ他)
イルディコ・ライモンディ(S)、
ミッチェレ・ブレート(Ms)、
ヘルベルト・リッペルト(T)、
ヴァルター・フィンク(Bs)、
チャールズ・スペンサー(P)他
2003年1月録音
ラントハルティンガーはウィーンの西方にある都市メルクの近くで生まれ、ウィ
ーンの教会の聖歌隊でシューベルトと知り合いました。19世紀前半のウィーン
ではシューベルトと並んで最も有名で好まれた作曲家でした。いくつかの宮廷
の楽長や教会のオルガン奏者を務め、交響曲や教会音楽を含む2217曲を残して
いますが、そのうち歌曲と合唱曲は約800曲に上ります。1993年に再発見されて
以来、その作品の演奏や出版が盛んに行われるようになりました。
 
CD328  \1980
モーツァルト:「連弾ソナタ集」
ソナタニ長調KV381/アンダンテと変奏曲ト長調KV501/ソナタハ長調KV521/ソナ
タ変ロ長調K 358/フーガKV401
パトリック・エアトン、
ヴォルフガング・グリュクサム(Cemb)
2001年9月録音
連弾曲は家族や親しい人との楽しみとして演奏されることが多いものですが、
ニ長調とハ長調のソナタも、姉ナンネルとの連弾用に作曲されました。ここに
収録されている作品はチェンバロまたはピアノのためとして出版され、KV501
とKV521の自筆譜には「チェンバロ1」「チェンバロ2」という指示があります。
エアトンは、チェンバロがモーツァルトにおいて一般に考えられているよりも
っと決定的な役割を果たしていて、この種の作品の演奏にはチェンバロが理想
的な楽器だと述べていますが、チェンバロでもピアノに劣らず力強く多彩な表
現が可能なことを示していると言えるでしょう。コープマンの弟子二人による
演奏です。

CD336  \1980
シー(1950-) :室内歌劇<父の死−9つの挿話による暴力と自律>
ニコラス・ハリアデス(T)、ウルリケ・ドルナー(Ms)、
アルフレート・ヴェルナー(Br)、 ゴットフリート・ファルケンシュタイン(C-T)
フー・ライズ・ジェイムズ指揮
ウィーン・ムジークヴェルクシュタット管
2000年12月録音
シーは台湾で生まれ、ウィーン高等音楽院で学んで、現在ウィーンで活動して
います。物語は農業をしたいという息子の願いを聞き入れず、勉強を強要する
父親が息子が刺し殺されるという、大変暗い作品です。1994年、ドレスデンで
の現代音楽祭で初演され、作曲の1等賞を受賞したことにより、シーはようや
く作曲家として評価されることとなりました。

CD337  \1980
ヴォルフガング・ザウゼンク(1956-) :ヨハネ受難曲(2002)
ダニエル・ヨハンゼン(T)、
ヨハネス・ヒーメツベルガー指揮
ザイネ・ノミネ合唱団他 2003年4月録音
グラーツで生まれ、ウィーンで教会音楽を学んだザウゼンクは、教会音楽の作
曲や指導を行うほか、オルガン奏者としても活動し、ウィーン国立劇場の指揮
者も務めています。この作品はヨハネ福音書のドイツ語訳、ギリシア正教のギ
リシア語による復活祭前の土曜日の典礼文、インゲボルク・バッハマンの詩に
基づいています。緊迫した器楽合奏の場面もありますが、全体は中世やバロッ
ク時代の教会音楽の要素も取り入れて静かに進行し、次第に暗く悲劇的な音調
になって行きます。
 
CD342  \1980
ダッラーバコ(1675-1742) :4声の教会協奏曲op. 2(12曲)
アルベルト・ラージ指揮テンピオ・アルモニコ
2002年4月13-15日ライヴ録音(世界初録音)
エヴァリスト・フェリーチェ・ダッラーバコは1704年からミュンヘンの選帝侯
マクシミリアム・エマヌエルの宮廷音楽家となり、スペイン継承戦争の時はエ
マヌエル侯に従ってブリュッセル、ネーデルランド、フランスなどを遍歴した
ため、ヨーロッパ各国の新しい様式を吸収することができました。緩急緩急の
4楽章から成る教会ソナタの形式によるものと、急緩急の3楽章から成る、後
期バロック以降の新しい形式によるものとがあります。1999年に結成されたテ
ンピオ・アルモニコは、オリジナル楽器によって17・18世紀の作品の原曲に忠
実な演奏を目指し、本拠地ヴェローナ生まれのダッラーバコの全器楽曲を演奏
しています。

CD343  \1980
「甘美な旋律−地中海地方の器楽」
ロッシ(1570頃-1639頃):シンフォニア第4番/第5番
カツァッティ(1620頃-1677):バレット第4番/クーラント第4番
クァリアーティ(1555頃-1628):トッカータ
ウッチェリーニ(1603-1680):ソナタ第9番/<ベルガマスカ>によるアリア
ストラーチェ(17世紀):パッサカリア/戦いの踊り
ディエゴ・オルティス(1525頃-?):古いパッサメッツォ
アンドレア・ファルコニエロ(1586-1656):甘美な旋律
コレッリ(1653-1713):ソナタop.5-3
ヴィヴァルディ:ソナタイ長調op.13-4
カプスベルガー(1580頃-1651):トッカータ第2番他
ミヒャエル・オマン(Rec、指揮) オマン・コンソート
2003年7月録音
オマンによれば、南方、特に17-18世紀イタリア音楽の表現しようとしているも
のは、各人に深く根ざしている人間本来の感情であり、その3つの面を表して
いる作品を集めることがこのCDの意図です。すなわち、舞曲の名人芸的で多彩
な表現(パッサメッツォ、クーラント、パッサカリアなど)、ロッシ(シンフォ
ニア第5番)、ファルコニエロ(甘美な旋律)、ヴィヴァルディ(パストラー
ル)の旋律の暖かく感傷的な感覚、カプスベルガー、ストラーチェの作品の即
興的性格です。オマン・コンソートは2001年ミヒャエル・オマンによって創設
され、16-18世紀のリコーダ曲を中心に演奏しています。

CD344  \1980
アルブレヒツベルガー(1736-1809):「口琴とマンドーラのための協奏曲集」
5声の協奏曲(マンドーラと口琴のための)へ長調
5つの楽器(口琴、チェンバロ、ヴァイオリン、ヴィオラ、低音楽器)のため
の協奏曲変ホ長調
6声の協奏曲ホ長調(マンドーラと口琴のための)/
5声の協奏曲(マンドーラと口琴のための)ニ長調
アルビン・パウルス(口琴)、
ピエトロ・プロッサー(マンドーラ)、
エンリーコ・バイアノ(Cemb, Org)、
ロベルト・センシ指揮
ピッコロ・コンチェルト・ウィーン
2003年6月録音
口琴は、小薄片の一端を固定し、他端を指ではじいて振動させ、口腔に共鳴さ
せて音を変化させる楽器、マンドーラはリュート型の撥弦楽器です。ヨハン・
ゲオルク・アルブレヒツベルガーは、1759年にメルクの修道院のオルガン奏者
に就任しました。皇帝が当地に滞在する時には音楽を演奏して歓迎することが
よくありました。この4曲は、珍しい楽器の演奏家の名人芸を見たいという皇
帝の求めに応じて1769年から1771年に作曲されました。1993年に結成されたピ
ッコロ・コンチェルトは、あまり知られていない作曲家や作品、特殊な楽器編
成の作品も積極的に取り上げようとしています。

CD345  \1980
ヴァイス、バッハ:リュート作品集
シルヴィウス・レオポルト・ヴァイス(1686-1750):
組曲ト長調/幻想曲ハ長調/ロジー伯爵の1721年の死を悼むトンボー
J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・ソナタト短調BWV1001、パルティータハ短調BWV997
(リュート用編曲:マスカルディ)
エバンゲリーナ・マスカルディ(Lute)
ヴァイスはリュート奏者として各地の王侯に仕え、多数のリュート組曲を残し
ました。バッハはヴァイスの作品を知ってリュート曲を作曲したと言われてい
ます。マスカルディは1977年ブエノス・アイレスで生まれ、スコラ・カントル
ムでホプキンソン・スミスにリュートを学び、多くの合奏団で通奏低音を担当
しています。ここでは陰影に富んだ繊細な演奏を聴かせます。
 
CD350  \1980
「オーストリアからのこだま−故郷からの音楽?」
クルシェーネク:「オーストリア・アルプスの旅日記」op.62(1929)から14曲
シューベルト:
ヴィルデマン山地を越えてD.884/十字架D.932/羊飼いの嘆きの歌D.121/アルプ
スの狩人D.588/酒宴の歌D.888/アルプスの狩人D.524b/雷雨の後にD.561/郷愁
D.851/リーゼン山頂に立ってD.611/森でD.834
ヴォルフガング・ホルツマイアー(Br)、
ラッセル・リャン(P)
2003年10月14日ライヴ録音
クルシェーネクは初め新古典主義や無調音楽の影響を受けましたが、この作品
を作曲したころは調性のある新ロマン主義的作風に回帰していました。シュー
ベルトをとても尊敬していて、このCDでは二人の作品が1曲か2曲ずつ交互に
演奏されていますが、それほど違和感がありません。ここには収録されていま
せんが、この曲集の最後には12音技法の旋律が現れ、この後12音技法の時代に
入ることになります。このアルバムではクシュネクとシューベルトの歌曲が一
曲か二曲づつ交互に歌われております。オーストリア出身のホルツマイアーは
歌曲とオペラの両面で各国で活動していて、柔らかい声で細やかな情感を表現
しています。

CD351  \1980
レーガー(ルドルフ・コリシュ編曲) :ヴァイオリン協奏曲イ長調op. 101
エレーナ・デニソワ(Vn)、
アレクセイ・コルニエンコ指揮
コレギウム・ムジクム・カリンティア 2003年4月録音
ヴァイオリン奏者コリシュの編曲による版は1922年ウィーンで初演されました
が、その後行方不明になり、1986年コリシュの遺産から発見されました。作曲
者は常に原曲を支持していましたが、演奏の限界に近いので長い間ほとんど演
奏されませんでした。豊かな表現力でスケールの大きな演奏をしているデニソ
ワはロシアの優れたヴァイオリン奏者で、グスタフ・マーラー合奏団を創設し
ています。

CD352(2CD)  \3960
「順調と混乱 音楽祭2003」
クリストフ・チェク、ベルティ・ミュッター、マルティン・プターク、
クリスティアン・ミュールバッハー:mc2(抜粋)
マルセル・カリフェ:リタ
民謡:ワルツ/ポルカ/ヨーデル/舞曲/ケベックの糸車
ペペ・バスク:黒人のリズム他
ヌヴェル・クイジーヌ、ボリウッド・ブラス・バンド、マルセル・カリフェ、
アンバー・アウフ・ザイテン、ツァンバララナ、
ジュスティン・バリ・グループ、ルナサ、キューバニスモ、
トラバンド、メルセデス・ペオン他
2003年7−8月ライヴ録音
この音楽祭は、2002年には、現在のクラシック音楽の傾向を広く民謡・民族音
楽の視点で捕らえ、その境界を越える可能性を探る試みとして開催されました。
2003年も世界各地の様々なジャンルの演奏者が参加しています。ロンドンのブ
ラス・バンドやウィーンのジャズ・グループ、ジプシーのバンド、スペインの
歌手のほか、レバノン、イラク、マダガスカルなどからの演奏者たちが多彩な
演奏を繰り広げます。

CD354  \1980
「あなたの意のままに−ドイツ・ルネッサンスのリュート音楽」
ハンス・ノイジードラー(1508/09-1563):
とても上手なオルガン奏者の前奏曲/あなたの意のままに/前奏曲第1番/私は
その日を嘆く/前奏曲第3番/ああエルスライン、いとしい私のエルスライン/
良いヴェネツィアの舞曲/ヴァシャ・メザ(外国の舞曲)/
ハンス・ユーデンキュニヒ(1450頃-1526):
格言詩第1/ロッシーナ(外国の舞曲)/オランダの輪舞/もう一つの格言詩
シモン・ギンツラー(1500頃-1547以後):前奏曲他
ヨアヒム・ヘルト(Lute)
2001年11月録音
16世紀ドイツのリュート曲が現在ほとんど知られていないのは、扱いにくいド
イツ式タブラチュアで記譜されていることが大きな理由であると思われます。
ノイジードラーとユーデンキュニヒは、教則本的な内容や舞曲の編曲を含む様々
な難易度の曲集を出版しました。ヘルトは1963年ハンブルクで生まれ、ブリュ
ージュの「ムジカ・アンティカ」コンクールで2位となりました。数多くの音
楽祭に出演していて、1992年にはルネ・ヤコブスと共に東京公演に参加しました。
 
CD357  \1980
「ロッキン・ジャニター−ザイデコ体験ライヴ」
エケルル:
ジャニターのお勧め/ボブのパブのためのブギ/婚礼の日のワルツ/昔の学校のザ
イデコ/ブルー・アリス/ジュニア・マーティン・ツー・ステップ/ザイデコのは
ずみ
エケルルによる民謡編曲:告解火曜日(復活祭の最終日)の踊り/ミドランド・
ツー・ステップ/ジョリー・ブロン他
ヤン・”ロッキン・ジャニター“・エケルル(アコーディオン)、
フィリップ・ブルナ(フロットア、トライアングル)、
エーリヒ・ディルンヴェーバー(トライアングル)
2003年9月15日ライヴ録音
大笑いまちがいなしのヘンテコ音楽です。ザイデコとは、フランス起源のダン
ス音楽にカリブ音楽やブルースの要素を採り入れ、ギター・金属の洗濯板状の
楽器(フロットア。ルイジアナでは今はもう使用されていない)・アコーディ
オンで演奏する、ルイジアナの大衆音楽です。実際聴いてみると横森良造がポ
ンチャクをやっているといった風情で、単純なメロディ(それもなぜか演歌調
のものが多い)を延々と繰り返すというもの。エケルルはクラシックのアコー
ディオンを学びましたが、12歳の時ザイデコの王クリフトン・チェニエを聴い
て、南米のダンス音楽に魅了されました。チェニエの死後、皆がその地位に就
くことを望みましたが、エッケルルは、頂点に達する前に大いに修行するべき
だと考え、その後 ”Rockin’ Janitor(門番)”と名乗っています。1995年から
異母弟ブルナと共演し、ルイジアナでも定期的に演奏しています。聴きように
よっては関西風お好み焼き味のミニマルミュージックと言えなくもありません。





<PIERRE VERANY>
PV704021  2枚組  \3960
ヘンデル:オラオトリオ「セメレ」HMV58
ダニエル・ド・ニース(S)、ポール・アグニュー(T)、
ギュメット・ロランス(Ms)、
デイヴィッド・スターン指揮オペラ・フォーコ他
この作品はギリシア神話を題材としたオヴィディウスの「変身物語」に基づい
ていて、1744年コヴェント・ガーデンで初演されました。オラトリオとして演
奏されましたが、オラトリオを期待した聴衆は不敬で挑発的と感じ、成功とは
言えませんでした。20世紀になって再び演奏されるようになり、ヘンデルの傑
作の一つと見なされています。オペラ・フォーコは、オペラを改革するために
最近パリで設立され、歌詞をもっと重視することによってオペラの演奏を活性
化することを目指しています。2003年ヘンデルの「ヘラクレス」でデビューし、
次にこの作品を録音しました。
 
PV704031  \1980
ジャック・デュフリ(1715-1789):「クラヴサン曲集第3・4巻」
第3巻:ラ・フォルクレ(ロンド)/シャコンヌ/メデー/グラース/ドゥ・ブ
ロンブル/メヌエット/ドゥ・ラ・トゥール/ドゥ・グィヨン/メヌエット/ド
ゥ・シャムレ/ドゥ・ヴィルヌーヴ/
第4巻:ドゥ・ジュイニェ/ドゥ・サルタン/ドゥ・ドゥリュモン/ドゥ・ヴォカ
ンソン/ポトゥアン/デュ・ビュク
ジャン=パトリス・ブロス(Cemb)
第1巻(PV704011)が好評だったブロスのデュフリ:クラヴサン曲集第2弾で
す。第3巻が出版された1756年にデュフリはクラヴサン奏者・教師としてパリ
で有名でした。前2巻はバロック時代の組曲に近い構成でしたが、第3巻は独立
した曲の集合で、舞曲、描写している人物を題名とする曲、ハープシコードと
ヴァイオリンのためのソナタから成っています。ハープシコードの音はすぐ減
衰するので、ヴァイオリンを序奏的に加えることは当時一般的に行われており、
ハープシコードだけで演奏しても構いませんでした。1768年に出版された第4巻
は、フォルテピアノに取って代わられつつあったクラヴサンのために書かれた
最後の作品の一つであり、デュフリにとっても最後の作品となりました。
 
PV704041  \1980
「13世紀ロレーヌ地方のトルヴェール」
ジャック・ド・シソワ:シャンソン/エスタンピー 他
ジャノ・ド・レスキュレル(?-1304)、アノニム・ド・メッツ、ゴーティエ・
デピナル(-1272頃)、コラン・ミュゼ(13世紀前半)の作品
シンタグマ合奏団
シンタグマ合奏団は、ペテルブルグ出身のアレクサンドル・ダニレフスキーに
よって1995年に創設され、中世からバロックをレパートリーとしています。
「ロシアのバロック音楽」(PV700035)を最初に録音したのに続き、ロレーヌ地
方の議会の援助を受けて、13世紀にこの地方で活動していた作曲家たちを取り
上げました。その甘美な雰囲気は中世の音楽に対する新しい見方を提供してく
れます。

PV704051  \1980
アントン・ルビンシテイン:
ヴィオラ・ソナタヘ短調op. 49/ ヴァイオリン・ソナタ第3番変ロ短調op. 98
ピエール・フランク(Vn)、
ダナ・チョカルリエ(P)
ロシア音楽協会とぺテルブルグ音楽院を設立してロシア音楽におけるアカデミ
ズムを確立したルビンシテインは、ドイツ・ロマン派の影響を受けた作品を多
数残しています。ヴァイオリン・ソナタはミルシテインやハイフェッツの師で
あるハンガリーのヴァイオリニスト、アウアーに献呈されました。パリ音楽院
で学んだフランクはヴィオッティ四重奏団、リモージュ・バロック合奏団、ラ
ヴェル四重奏団のメンバーとして活動し、2003年、19世紀の音楽を当時の楽器
で演奏することによって当時の雰囲気を再現しようとする合奏団「サロン・ロ
マンティーク」を創設しました。ここでは1685年に製作されたヴィオラと1810
年頃に製作されたヴァイオリンを用い、暖かみのある音色で演奏しています。
(注:解説書扉に掲載されているトラック表の曲目は2曲が逆になっています
が、時間はこの通りです。)

PV704061  \1980
クリストリープ・ジークムント・ビンダー(1723-1789)
:2台のチェンバロのための協奏曲ニ短調/ヘ短調
ビビアン・ラポアン、
ティエリー・メダー(Cemb)、
レ・シクロペ
ノルマンディー地方を拠点とする合奏団「レ・シクロペ」は、18世紀のヴァイ
オリニスト、オーベールの作品を最近録音しました。その成功により、下ノル
マンディー地方から、1944年6月のノルマンディー上陸作戦を記念する録音を
委嘱されました。カン近郊のアルデン大修道院で録音が行われました。ビンダ
ーが生まれたドレスデンとザクセン地方も、カンとノルマンディー地方と同様、
第二次大戦中ひどい損害を受けました。
 
<Channel Classics>
CCSSA21698(Normal CD) \2080
CCSSA21604(SACD-Hybrid multichannel) \2850
セルゲイ・ラフマニノフ(1873−1943):
交響曲第2番ホ短調Op.27   
ヴォカリーズOp.34-14〔管弦楽版〕
イヴァン・フィッシャー(指揮)、ブダペスト祝祭管弦楽団
イヴァン・フィッシャーとブダペスト祝祭管弦楽団は、いよいよ今年から
Channel Classicsと新しいパートナー・シップを組んでレコーディング・プ
ロジェクトをスタートさせる。
Channel Classicsのリリースはここ1年ほどHybrid SACDのみのリリースでし
たが、このディスクに限り「ノーマルCD」もリリースされます。

CCSSA20504(SACD-Hybrid multichannel) \2850
ジョアッキーノ・ロッシーニ(1792−1868):ピアノ作品全集Vol.5
《老年のいたずら》第7集 "草葺き小屋のアルバム"  
《老年のいたずら》第8集 "館のアルバム"
パオロ・ジャコメッティ(ピアノ)
霊感豊かなジャコメッティの演奏。1837年製エラール・ピアノを使用。

CCSSASEL3404(SACD-Hybrid multichannel)特価 \2080
スーパー・アーティスツ・スーパー・オーディオ2
〔CCSSA20103〕
オランダ・バッハ協会 / バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV.248より
The Netherlands Bach Society / J.S. Bach: Christmas Oratorio BWV 248
- Jauchzet, frohlocket, auf, preiset die Tage  
〔CCSSA20003〕
ピーター・ウィスペルウェイ(チェロ)&デヤン・ラツィック(ピアノ)
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタより Pieter Wispelwey, violoncello
& Dejan Lazic, piano / D. Shostakovich: Sonata in D minor op. 40 -
Allegro  
〔CCSSA20804〕
ヨハネッテ・ゾマー(ソプラノ)&オランダ・バッハ協会 / 死と献身より
Johannette Zomer, soprano & The Netherlands Bach Society / "Death &
Devotion" Franz Tunder: An Wasserflussen Babylon  
〔CCSSA19703〕
デヤン・ラツィック(ピアノ) / ハイドン:ピアノ・ソナタ変ホ長調より
Dejan Lazic, piano / J. Haydn: Piano Sonata in E-flat major, Hob.
XVI:52 - Allegro  
〔CCSSA21504〕
アムステルダム・シンフォニエッタ / チャイコフスキー:フィレンツェの
思い出より Amsterdam Sinfonietta, string orchestra / P. Tchaikovsky:
Souvenir de Florence, op. 70 - Adagio cantabile e con moto  
〔CCSSA20403〕
ジェンツ / 星に願いを The Gents, vocal ensemble / Follow That Star
〔CCSSA20204〕
ニュー・センチュリー・サクソフォーン・クヮルテット / バッハ:フーガ
の技法より New Century Saxophone Quartet
J.S. Bach: Die Kunst Der Fuge - Contrapunctus 7  
〔CCSSA19603〕
フロリレジウム / ハイドン:交響曲第101番《時計》より Florilegium /
J. Haydn: London Symphonies, vol.1, Symphony no.101 in D major 'The
Clock' - Andante  
〔CCSSA18003〕
パオロ・ジャコメッティ(ピアノ) / ロッシーニ:ピアノ作品全集Vol.4
《アルバムのためのいくつかの些細なこと》より Paolo Giacometti, piano
/ G. Rossini: Quelques riens pour album complete works for piano,
vol.4 - Allegro Vivace  
〔CCSSA19903〕
ヨハネッテ・ゾマー(ソプラノ)、フレッド・ヤコブス(ソプラノ) /
"光り輝くローマ"より Johannette Zomer, soprano & Fred Jacobs, theorbo
/ "Splendore di Roma" Luigi Rossi: Or che la notte del silenzio amica
〔CCSSA19403〕
アムステルダム・ルッキ・スターダスト・クヮルテット / フーガ・アラウ
ンド・ザ・クロック Amsterdam Loeki Stardust Quartet, recorders /
Fugue Around The Clock: J.S. Bach: Fuge in G major BWV 577 
〔CCSSA19804〕
カトナ・ツインズ(ギター) / ピアソラ:《レーニャの思い出》より
Katona Twins, guitars / A. Piazzolla: Homenaje a Lieja Double
concerto for two guitars, string quartet and double-bass - Milonga
〔CCSSA21604〕
イヴァン・フィッシャー(指揮)、ブダペスト祝祭管弦楽団 / ラフマニノ
フ:交響曲第2番より Budapest Festival Orchestra, Ivan Fischer /
Rachmaninov: Symphony no. 2 in E minor - excerpt from Adagio
世界のインディペンデント・レーベルの中で最もSACDへの取り組みに積極的
なチャンネル・クラシックスのSACDサンプラー第2弾。ハイブリッドです。





<Chandos>
CHSA5030(SACD-Hybrid multichannel) \2850
コンダクターズ・トランスクリプションズ
−バルビローリ、ダムロッシュ、グイ、クレンペラー、ラインスドルフ、
ミトロプーロス、オーマンディ、サージェント、スクロヴァチェフスキ、
ウッドによるバッハ編曲集
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685−1750):
トッカータとフーガ ニ短調BWV.565
(スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ編)
カンタータ第147番-コラール〈イエス、わが喜び〉
(ユージン・オーマンディ編)  
コラール《われ心より待ち望む》BWV.727(エーリヒ・ラインスドルフ編)
フル・オーケストラのための組曲第6番(ヘンリー・ウッド編)
G線上のアリア(マルコム・サージェント編)
カンタータ第208番《楽しき狩こそわが悦び》より-アリア〈羊は安らかに草
を喰み〉BWV.208(ジョン・バルビローリ編)
ファンタジアとフーガ ト短調BWV.542(ディミトリー・ミトロプーロス編)
コラール《われ御身に呼びかけん、主なるイエス・キリストよ》BWV.639
(ヴィットリオ・グイ編)
アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳第2巻より-アリア〈わが傍らにいま
し給え〉BWV.508(オットー・クレンペラー編)
コラール《われらが神はかたき砦》BWV.720(ワルター・ダムロッシュ編)
レナード・スラットキン(指揮)、BBC交響楽団
Chandos初めてのHybrid SACDのみのリリースとなります。ノーマルCDの発売
は予定されていません。

CHAN10185  \2080
"アルゼンチンの情景" シンフォニック・アンソロジー
カルロス・ロペス=ブチャルド(1881−1948):
交響詩《アルゼンチンの情景》
フリアン・アギーレ(1868−1924)(エルネスト・アンセルメ:オーケスト
レーション):ラ・ウエジャ(轍)、エル・ガト(猫)  
アストル・ピアソラ(1921−1992):
管弦楽のための《タンガーソ》ブエノス・アイレス変奏曲
ルイス・ヒアネオ(1897−1968):交響詩《満開のタルコ》
カルロス・グアスタビーノ(1912−2000):
少女たち(この版による世界初録音)
オスカー・ヒウディセ(1906−1974):パラナのサルモ
ガブリエル・カスターニャ(指揮)、リオ交響楽団
カスターニャによる南米音楽シリーズ第3弾。今回はアルゼンチンの作曲家特
集。ピアソラだけを点でとらえたアルバムではなく、総合的にアルゼンチン
のクラシック音楽界を俯瞰できる内容。なお、アギーレの2曲はピアノ作品か
らの編曲で、名指揮者アンセルメが編曲したヴァージョンを使用しているの
が興味深い。世界初録音となるグアスタビーノ《少女たち》の原曲は1951年
作曲の2台のピアノのための《3つのアルゼンチンのロマンス》の第1曲。

CHAN10214  \2080
カミーユ・サン=サーンス(1835−1921):
レクイエムOp.54、夕べのロマンスOp.118、花々と木々Op.68-2  
並木道の足跡Op.141-1、夜の静けさOp.68-2、春の騎士の挨拶Op.151-2 
戦士たちOp.84、パストラーレ、ケルモールの水夫Op.71-1 
空の征服者たちに捧ぐOp.164、祖父の歌Op.53-1
マリー=パウレ・ドッティ(ソプラノ)、
ギュメッテ・ラウレンス(メゾソプラノ)、
ルカ・ロンバルド(テナー)、ニコラス・テステ(バス)、
ディエゴ・ファソリス(指揮)、
ルガノ・イタリア語圏管弦楽団、ルガノ・イタリア語圏放送合唱団
サン=サーンスの《レクイエム》も、だんだん選択肢が増えてきた。ファソ
リスは宗教音楽のフィールドで活躍する指揮者。

CHAN10215  \2080
ヨハネス・ブラームス(1833−1897):声楽と管弦楽のための作品集Vol.3
運命の女神の歌Op.89、
アルト・ラプソディOp.53 
カンタータ《リナルド》Op.50
アンナ・ラーション(コントラルト)、スティヒ・アンダーソン(テナー)、
ゲルト・アルブレヒト(指揮)、
デンマークDR国立合唱団、デンマーク国立交響楽団
アルブレヒト指揮によるブラームス:合唱と管弦楽のための作品集シリーズ
もこれで完結。世界屈指の合唱団デンマークDRのレベルの高さに感服せずに
いられない。

CHAN10216  \2080
ヨハン・ネーポムク・フンメル(1778−1837):
ピアノ協奏曲ハ長調Op.34
華麗なロンド イ長調 Op.56
華麗なロンド 変ロ長調 Op.98
ハワード・シェリー(ピアノ&指揮)、
ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ
シェリー&LMPによるフンメル協奏曲シリーズの第4弾。
2曲のロンドは世界初録音。

CHAN10219  \2080
レノックス・バークリー(1903−1989):歌劇《ディナーの約束》全2場
ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)、イヴォンヌ・ケニー(ソプラノ)
ジーン・リグビー(メゾソプラノ)、アン・コリンズ(メゾソプラノ)
リチャード・ヒコックス(指揮)、
シティ・オヴ・ロンドン・シンフォニエッタ
バークリー親子の父親の方のオペラ。世界初録音。


●Chandos Classics
CHAN10217X  \1680
アルベール・ルーセル(1869−1937):
交響曲第3番ト短調Op.42  
《バッカスとアリアーヌ》Op.43より-組曲第2番
弦楽オーケストラのためのシンフォニエッタOp.52
交響曲第4番イ長調Op.53
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、デトロイト交響楽団
ヤルヴィの名演がミッドプライス化再発。

CHAN10218X  \1680
リヒャルト・シュトラウス(1864−1949):交響詩集Vol.3
交響的幻想曲《イタリアより》Op.16  
23の独奏弦楽器奏者のための《メタモルフォーゼン》
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
ヤルヴィの名演がミッドプライス化再発。


●Chandos Opera in English
CHAN3112  \1680
"グレート・オペラ・アリア"
バリー・バンクス、ベル・カント・アリアを歌う ――
ロッシーニ:
《スターバト・マーテル》、《アルジェのイタリア女》、《伯爵オリイ》、
《エジプトのモーゼ》、《アルミーダ》、
モーツァルト:《ドン・ジョヴァンニ》
ストラヴィンスキー:《放蕩息子の遍歴》
ドニゼッティ:《ドン・パスクワーレ》
マスカーニ:《友人フリッツ》、他
バリー・バンクス(テナー)、
デイヴィッド・パリー(指揮)、
ロンドン・フィルハーモニック、フィルハーモニア管弦楽団


●Chandos Collect
CHAN6692  \1200
エドワード・エルガー(1857−1934):
バレエ《真紅の扇》Op.81、劇音楽《グラニアとディアルミード》Op.42、
序曲《フロワッサール》Op.19、エニグマ変奏曲Op.36
ジェニー・ミラー(ソプラノ)、
ブライデン・トムソン(指揮)、ロンドン・フィルハーモニック

CHAN6693  \1200
ジョルジュ・ビゼー(1838−1875):
《カルメン》組曲第1&第2、《アルルの女》組曲第1&第2
ヤン・パスカル・トルトゥリエ(指揮)、アルスター管弦楽団

CHAN6694  \1200
カリンカ:ポピュラー・ロシアン・ソングズ
Coachman, do not speed
Strains of a waltz
My love lives in a tower
The street
Two guitars
I dreamt of a garden in bridal attire
Song of the peddler
Bright is the night
Kalinka
I met you Down the Peterskaya road
I loved you・Dark eyes
Shine on, shine on, O star of mine
Song of the coachman
Song of the Volga boatman
Down the long road
Listen to me
No, it's not you
Evening bells
ニキータ・ストロエフ Nikita Storojev(バス)、
デイヴィッド・アシュケナージ David Ashkenazy(ピアノ)





<Capriccio>
67079  \2080
アルヴォ・ペルト(1935− ):
合唱と弦楽オーケストラのための《ベルリン・ミサ》
独奏ヴァイオリン、弦楽オーケストラと打楽器のための《フラトレス》
弦楽、オーボエ、チェンバロとピアノのための《B-A-C-Hの名によるコラー
ジュ》 
弦楽オーケストラのための《スンマ》
弦楽オーケストラと鐘のための《ベンジャミン・ブリテンへの追悼歌》
ピアノ三重奏のための《モーツァルト=アダージョ》
ヴラディミール・スピヴァコフ(ヴァイオリン&指揮)、
モスクワ・ヴィルトゥオージ、アカデミー・オヴ・コーラル・アート合唱団
ヴァチェスラフ・マリニュク(チェロ)、
セルゲイ・ベツロードニー(ピアノ)
オール・ロシア勢によるペルトは珍しい。名曲の誉れ高い《ベルリン・ミサ》
は、これまで合唱系指揮者が取り上げる場合がほとんどで、器楽奏者が指揮
をするのは珍しいと思われる。

67080  \2080
エルウィン・シュルホフ(1894−1942):
交響曲第5番《ロマン・ロラン》  
室内オーケストラのための組曲  
交響曲第2番
ジェームズ・コンロン(指揮)、バイエルン放送交響楽団
ナチスに虐げられた作曲家シュルホフの代表作だけに、こうしてバイエルン
放送響というドイツの超一流オーケストラの演奏で聴けるようになったこと
を喜びたい。こだわり派コンロンならではの企画。

60100  2枚組  \4160
アントニオ・サリエリ(1750−1825):
歌劇《イエス・キリストの受難》全曲
メルバ・ラモス(ソプラノ)、フランツィスカ・ゴットヴァルト(テナー)
フローリアン・モック(テナー)、ハンノ・ミュラー・ブラックマン(バス)
クリストフ・シュペリンク(指揮)、
ノイエ・オルケスター、コーラス・ムジクス・ケルン
古典派作品全般にこだわりを見せるクリストフ・シュペリンクだが、サリエ
リのオペラ全曲とは珍しい。深刻な内容とは裏腹に序曲は打楽器など鳴り物
入りで、妙に明るい。

60103  2枚組  \4160
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714−1788):ヨハネ受難曲
エリザベス・ショル(ソプラノ)、
アレクサンドラ・ペーターザマー(アルト)、
グンナー・グビョルセン(テナー)、
ヨッヘン・クプファー(バス)、
ヨシャート・ダウス(指揮)、
カプリッチョ・バーゼル・バロックオーケストラ、
ツェルター・アンサンブル、ベルリン・ジングアカデミー

67093/96  4枚組  \8320
フランツ・シュミット:オルガン作品集 ――
【CD1】
創作主題による変奏曲とフーガ
前奏曲とフーガ変ホ長調
トッカータ
【CD2】
幻想曲とフーガ ニ長調
4つの小コラール前奏曲
シャコンヌ嬰ハ短調  
【CD3】
前奏曲とフーガ ハ長調
フーガニ長調
4つの小前奏曲とフーガ  
【CD4】
ハイドンの「皇帝賛歌」の主題による変奏曲
救世主は立たれた
前奏曲とフーガ イ長調
トッカータとフーガ 変イ長調
アンドレアス・ユッフィンゲル(オルガン)

67100/2  3枚組  \6240
モーツァルト時代のマイスターたち ――
J・M・クラウス、ノイマン、サリエリ、ロゼッティ、ディッタースドルフ、
グルック、アルブレヒツベルガー、ボッケリーニ、フェルレンディス、
ヴァンハル、J・C・バッハ、パイジェッロ、ゴセック、ヴェンドリング、
シュターミツの作品
様々なアーティスト
Capricccio既存音源からのオムニバス。

67097/99  3枚組  \6240
"禁断の音楽" 流浪する作曲家たち ――
ツェムリンスキー、シュレーカー、シュルホフ、ウルマン、ヒンデミット、
シェーンベルク、ヴェレシュ、ミヨー、アイスラー、ワックスマン、ワイル、
クシェネク、デッサウ、グルリットの作品
様々なアーティスト
Capricccio既存音源からのオムニバス。

67103  \2080
神秘的なバラッドと歌曲 ――
シューベルト:魔王、丘の上の若者、トゥーレの王、小人、
ヴォルフ:ワイラ女神の歌、他
レーヴェ、リスト、マーラーの歌曲
ヘルマン・プライ、ユリアーネ・バンゼ、白井光子 他
Capricccio既存音源からのオムニバス。

67107/8  2枚組  \4160
夕暮れのクラシック ――
マスネ:《タイス》の瞑想曲、
シューマン:夕べに、
グリーグ:ソルヴェイグの歌、
ビゼー:《カルメン》間奏曲、
ラフマニノフ:ヴォカリーズ、
グローフェ:夕暮れ、
アルビノーニ:アダージョ、他
様々なアーティスト
Capricccio既存音源からのオムニバス。





<AVIE>
AV0038  2枚組  \3120
ハインリヒ・イグナーツ・フランツ・フォン・ビーバー(1644−1704):
ロザリオのソナタ(全曲+物語朗読)
パヴロ・ベズノシウク(ヴァイオリン)、
デイヴィッド・ロブロウ(チェンバロ)、
ポーラ・シャトーネウフ(テオルボ、アーチリュート)、
リチャード・タニクリフェ(ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴィオローネ)
ティモシー・ウェスト(朗読)
新機軸! ストーリー朗読トラック付きの《ロザリオ》
ビーバー(1644−1704)は当時、ドイツ圏で最高の技術を誇るヴァイオリニ
ストだったという。「ミステリアス・ソナタ」とか「ロザリオのソナタ」、
さらに「ローセンクランツ」と様々な名前で呼ばれているこの曲は、ビーバ
ーの代表作。キリスト誕生から処刑に至るまでの喜び、栄光、安らぎ、神秘、
悲しみといった、あらゆる感情を表現した15のソナタから成り立っている。
いわば器楽版《マタイ受難曲」と形容していいような規模を持つ大作。抜粋
で演奏されることも多い。これをナレーション付きで演奏するという試み。
映画『ジャッカルの日』などに出演していたイギリス演劇界の大ヴェテラン
俳優ティモシー・ウェストが味わい深い語りを聞かせてくれる(英語)。

AV0042  \2080
ショート・ストーリーズ ――
ジョージ・ガーシュウィン:ショート・ストーリー 
イェネー・フバイ:ボレロOp.51-3(世界初録音) 
モーリス・ラヴェル:ハバネラの形式による小品 
クルト・ワイル:タンゴ・ハバネラ《ユーカリ》(世界初録音) 
エフレム・ジンバリスト:
《「サラサテーナ」からのタンゴ》組曲(世界初録音)
アレクサンドル・グラズノフ:ワルツop.42-3(世界初録音)
ヘンリク・ヴィニアエフスキ:東洋風ファンタジア(世界初録音)
ヨゼフ・アクロン:愛の献呈Op.51(世界初録音)
オヴィデ・ムーシン:演奏会用マズルカ(世界初録音)
ハンス・シット:ボレロOp.95-12(世界初録音)
フレデリック・ショパン:マズルカ イ短調
イザーク・アルベニス:タンゴOp.165 
セルゲイ・ラフマニノフ:ダンス・ツィガーヌOp.6
フレデリック・ショパン:ワルツイ短調Op.34-2
アンリ・ヴュータン:3つの小品Op.40
デイヴィッド・フルワーズ(ヴァイオリン)、
ヘンリー・シグフリッソン(ピアノ)
デビュー作「二大世界大戦間のヴァイオリンとピアノのための音楽」(AV0009)
がヴァイオリン・ファンの話題をさらったフルワーズの第2弾。今回もとても
一筋縄ではいかない小品集である。前回同様、世界初録音が多数(8曲)とい
うのは、ヴァイオリン小品集としては異例のことだろう。
デイヴィッド・フルワーズは、幼少時代からザルツブルク・モーツァルテウ
ムでルッジェーロ・リッチに師事、1990年からはドイツでザハール・ブロン
に学んだ。ブロン仕込みのカロリー高い節回しが魅力。なお、彼の使用楽器
は、前作では1715年製のカルロ・ベルゴンツィだったが、今回はオーストリ
ア国立銀行から貸し出されたストラディヴァリウスの銘器「エクス=ブリュ
ストレイン」である。ピアノはベーゼンドルファーが用いられている。

AV0036  \2080
シエナ・リュート・ブック ――
フランチェスコ・ダ・パリージ(16c.)、
フランチェスコ・ダ・ミラノ(1497−1543)、
ファブリツィオ・デンティス(c.1539?−1581)、
ペリーノ・フィオレンティーノ(1523−1552)、
ジュリオ・セーニ・ダ・モデナ(1498−1561)、
グイド・セヴェリーノ(16c.)のファンタジア、リチェルカータ、
ガリアルダ集
ジェイコブ・ヘリングマン(リュート)





<E'tcetera>
KTC1257  \2180
ミヒャエル・ハイドン(1737−1806):宗教合唱曲集 ――
聖レオポルトのミサ(ドイツ語荘厳ミサ曲《ここに皇帝陛下は横たわり》)
2つのホルンと弦楽のためのノットゥルノ(ディヴェルティメント)ヘ長調
無辜嬰児殉教者の祝日のための晩祷
マリー=ノエレ・デ・カタライ(ソプラノ)、
ペトラ・ヴァン・テンデロー(ソプラノ)、
レイチェル・ファブレー(メゾソプラノ)、
グイ・ペンソン(オルガン)、
フロリアン・ヘイエリク(指揮)、
コレギウム・インストゥルメンターレ・ブルジェンセ、カペラ・コンシンテ

KTC1263  \2180
"アミューズ" 啓蒙時代からロマン派までのハープ音楽 ――
フランソワ=ジョゼフ・ナデルマン(1781−1835):
ジャン・ジャック・ルソーの歌によるファンタジアと変奏曲
ルイ・シュポア(1784−1859):幻想曲 ハ長調Op.35
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756−1791)
ニコラ・ボクサ(1789−1856)&エトムント・シュエッカー(1860−1911)編:
歌劇《魔笛》のアリア
ニコラ・ボクサ:モーツァルト《ドン・ジョヴァンニ》の主題による変奏曲
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
ニコラ・ボクサ&エトムント・シュエッカー編:
歌劇《フィガロの結婚》のアリア
ソフィア・コッリ(1775−1847):ソナタ第3番ハ短調Op.2
ジャン・フィリップ・ラモー(1683−1764):鳥のさえずり
ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルセッティ(1704−1766):
ソナタ第6番ハ短調
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685−1750):
イタリア協奏曲ヘ長調BWV.971
長澤真澄(シングル&ダブル・アクション・ハープ)

KTC1268  \2180
21世紀のスピリチュアルなスペイン音楽 ――
クリストバル・ハルフテル(1930− ):アテンディーテ Attendite(2003)
ホセ・マリア・サンチェス=ベルドゥ(1968− ):
不在の構造 Arquitectras de la ausencia(2003)
ルイス・デ・パブロ(1930− ):エレイソン Eleison(2003)
エリアス・アリツクーレン(指揮)、
チェロ・オクテット・コンフント・イベリア

KTC1270  \2180
"グランド・デザート" ドゥシェクの世界 ――
ヤン・ラディスラフ・ドゥシェク(1760−1812):
ハープとフォルテピアノのための二重奏曲変ホ長調Op.38
フォルテピアノのためのソナタ嬰ヘ短調Op.61
ハープとフォルテピアノのための小デュエット第2番ヘ長調
ハープのためのソナタ第1番変ホ長調Op.34
ハープとフォルテピアノのためのデュオ・コンチェルタンテ変ロ長調Op.69-1
長澤真澄(ナデルマン・シングル・アクション・ハープ)
リチャード・エガー(フォルテピアノ)

KTC4001  \2180
管楽のためのセレナーデ ――
アントニン・ドヴォルザーク(1841−1904):管楽セレナーデ ニ短調Op.44
フロール・アルパールツ(1876−1954):アヴォントムジーク
リヒャルト・シュトラウス(1864−1949):組曲変ロ長調Op.4
エティエンヌ・ジーベンス(指揮)、
イヴォ・ハデルマン(指揮)、イ・ソリスティ・デル・ヴェント





<Danacord>
DACOCD596  \2180
エミール・フォン・ザウアー(1862−1942):
ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 
ややむずかしい5つの小品、バレエの小さな情景、メヌエット(古いスタイ
ルの)、 演奏会ポルカ、演奏会ギャロップ
オレク・マルシェフ(ピアノ)、ジェームズ・ロッホラン(指揮)、
オーフス交響楽団
ピアノのヴィルトゥオーゾ、ザウアーの、異常に難易度の高い作品を次々取
り上げてピアノ・ファンを驚かせているマルシェフの最新作。名匠ロッホラ
ンとの共演も話題。
   
<hyperion>
CDA67499  \2080
SACDA67499(SACD-Hybrid multichannel) \2850
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685−1750):
幻想曲とフーガ イ短調BWV.904
イタリア風アリアと変奏 イ短調BWV.989
ソナタ ニ長調BWV.963
パルティータ イ長調BWV.832
組曲ヘ短調BWV.823
アダージョ ト長調BWV.968
フーガ ハ長調BWV.953
コラール《イエス、わが頼り》BWV.728
コラール《ただ神の御旨に従う者は》BWV.691
幻想曲とフーガ イ短調BWV.944
アンジェラ・ヒューイット(ピアノ)
いまだ来日公演の熱気もさめやらぬヒューイットの最新作。これがバッハ・
シリーズの第11作目となる。イ長調のパルティータは偽作だと考えられてい
るため、『パルティータ集』(CDA67191/2)のセットには収録せず、今回の
アルバムで取り上げられている。その他今回は偽作の可能性がある作品でも
遠慮なく取り上げているのが特徴で、《無伴奏ヴァイオリン・ソナタ》第3番
のアダージョ楽章であるBWV.968もW・F・バッハの編曲ではないかと推察され
ている曲だし、3曲の断片からなる組曲ヘ短調、フーガハ長調も偽作の可能性
が高いとされている。おそらく話題を呼んだクープランのシリーズと同様、
ヒューイット自身がピアノに向いていると感じた作品を、真贋にこだわらず、
あくまで音楽性のみで判断し抽出した結果であろうと思われる。長いバス声
部の持続音が印象的なフーガBWV.944は後にバッハ自身がオルガン曲
(BWV.543)に改作したことで知られる作品。ペルシャ絨毯にも例えられる
複雑な対位法を織り込み、いかにもバッハらしい悲劇的な色彩を帯びたこの
曲のフーガが、アルバム全体を締めくくる……という、いつもながらの見事
な構成。ますますヒューイット・ファンの心を熱くしてくれるアルバムの登
場だ。

CDA67437  \2080
シジスムンド・ストヨフスキ(1870−1946):ピアノのための音楽
2つの心の音楽Op.1
2つの東洋風Op.10
ピアノのための4つの即興曲Op.26より(2曲)
幻想曲Op.38
《憧れ》Op.39より(4曲)
オリジナル主題による変奏曲とフーガOp.42
ジョナサン・プロウライト(ピアノ)
ポーランドのロマン派作曲家ストヨフスキのピアノ・ソロ・アルバム。
hyperionは既にロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズでも協奏
曲1&2番をリリースしており(CDA67314)、起用されたピアニスト=プロウ
ライトも共通することから、それと対をなす企画と見ることもできる。
ワーグナーのようなドイツ・ロマン派的な雰囲気にサン=サーンスやフラン
クのフレンチ・テイストを加えたようなストヨフスキのピアノ作品。その復
権に大きな役割を果たすであろうアルバムの登場となる。
イギリスのピアニスト、ジョナサン・プロウライトのこれまでのディスコグ
ラフィーを眺めてみると、定番曲のリサイタル盤以外に、パデレフスキの作
品を集めた凝ったアルバムが目を惹く。東欧系の作品にも大きな関心を抱い
ているピアニストのようだ。

CDA67444  \2080
ロビン・ミルフォード(1903−1959):《月明かりで釣り》他 作品集
月明かりで釣りOp.96(ピアノと管弦楽)
ミニチュア・コンチェルト ト長調 Op.35(弦楽オーケストラ)
哀愁の瞑想Op.83(ヴィオラと弦楽)
2つの管弦楽のためのインターリュード(フルート、弦楽、ピアノ)
組曲《ゴー・リトル・ブック》Op.18(フルート、ソプラノ、弦楽)
 ジェームズ・スコットのためのエレジー(弦楽オーケストラ)
インターリュード(フルート、弦楽)
ジュリアン・スペリー(フルート)、ジュリアン・ミルフォード(ピアノ)、
クララ・フィニモア(ヴィオラ)、カリース・レーン(ソプラノ)、
ロバート・ソルター(ディレクター)、ギルドホール・ストリングス
ロビン・ミルフォードはホルスト、ヴォーン=ウィリアムズ、R・O・モリス
に師事した作曲家で、作曲に専念できる環境にあったため、大規模なオペラ、
オラトリオ、交響曲をはじめとするあらゆるジャンルに多くの作品を残して
いるという。とはいえ民謡旋律に多大な影響を受けた作曲家だけに、こうし
た小品が最も本領を発揮できる分野だっただろう。
なお、ピアニストとして参加しているジュリアン・ミルフォードは作曲者の
親戚筋(甥の息子)。


<helios>
CDH55162  \1200
イタリア・ルネサンス期のハープ音楽
ジョヴァンニ・マリア・トラバチ(1575−1647):
トッカータ第2番とリガドゥレ、タリアネルラによる4声のガリアルダ第3番、
ラ・マントワーナについての5声のガリアルダ第3番、ゼフィロ組曲、
スペイン風のガイヤルダ第4番  
チェザーレ・ネグリ(c.1536−fl.1604):
橿/4人の羊飼いと4人のニンフのための曲、メイヨーネ・トッカータ第1番 
ファブリツィオ・フィリマリノ(fl.1594):半音階のカンツォーン  
ジウリアーノ・カッチーニ(1546−1618):アマリリ麗し  
作曲者不詳:美しき処女マリア、ガリアルダ第1番
アンドルー・ローレンス=キング(中世ハープ)
hyperion CDA66229の廉価再発。名手ローレンス=キングの名盤。

CDH55169  \1200
ヴァージル・トムソン(1896−1989):映画音楽集
《大平原を耕す鋤》
《ルイジアナ物語》組曲
《ルイジアナ物語》アカディア人の歌と踊り
男達の力(日本未公開)フーガとカンティレーナ
ロナルド・コープ(指揮)、ニュー・ロンドン・オーケストラ
hyperion CDA66576の廉価再発売。《大平原を耕す鋤》はストコフスキも取り
上げていた作品。《ルイジアナ物語》はドキュメンタリーの名作。






<Glossa>
GCD921201(2CDs)\4360
アレッサンドロ・ストラデッラ(1639−1682):オラトリオ《スザンナ》
エマヌエラ・ガッリ(ソプラノ)、バルバラ・ザニチェッリ(ソプラノ)、
ロベルト・ボニコーニ(カウンターテナー)、ルカ・ドルドーロ(テナー)
マッテオ・ベロット(バス)、
エンリコ・ガッティ(ヴァイオリン&ディレクター)、
アンサンブル・アウロラ
バロック・ヴァイオリンの第一人者として世界的に高く評価されているエン
リコ・ガッティがGLOSSAと専属契約を締結。これがその第1弾となるリリース。
コレッリ、タルティーニなど、イタリア・バロックの作曲家たちの傑作を真
摯極まる姿勢で演奏、作品の評価そのものが変わってしまうほどの演奏をも
のしてきたガッティにとって、自国の偉人ストラデッラを手がけるのは自然
のなりゆきといえよう。
冒頭のシンフォニアから、これぞガッティ! と快哉を叫びたくなる、洗練さ
れた響きに満ちた素晴らしい演奏。2冊分冊になったブックレットも充実。

GCD920924  \2180
クラウディオ・モンテヴェルディ(1567−1643):マドリガーレ集第4巻
ああ、つらい別れ
愛する人よ、あなたを見つめていると
わが心よ、お前は死なないのか
星に対して彼は打ち明けた
私の魂は
愛しい人よ、許して下さい
あなたは私の心の人ですから
澄みきった輝く瞳よ
この胸の痛手
お前もまた私から去っていくのか
美しい目の輝きに
そんなにも愛するなら
私は若い娘
恋する小鳥
もう戦いはやめてくれ
こうして死ねるものなら
悲しみの魂よ
わが心の魂よ
遠く離れて
彼女は泣き、ため息をついた
クラウディオ・カヴィーナ(ディレクター&カウンターテナー)、
ラ・ヴェネクシアーナ
ヴェネクシアーナのモンテヴェルディ・マドリガーレ・エディションの第4作
目となるディスク。ネイティヴなイタリアのグループによる、由緒正しきモ
ンテヴェルディ。間違いなく、これからのスタンダードとなる名唱。

GCD921608  \2180
ヘンリー・パーセル(1659−1695):歌劇《アーサー王》
ヴェロニク・ジャン(ソプラノ)、ハンナ・バヨディ(ソプラノ)、
ベアトリス・ジャリージェ(アルト)、
シリル・オーヴィティー(カンターテナー)、
ジョゼフ・コーンウェル(テナー)、ピーター・ハーヴィー(バス)、
エルヴェ・ニケ(指揮)、コンセール・スピリチュエル
エルヴェ・ニケの最新作! 《ディドとエネアス》に続く、パーセルのオペラ
第2弾。





<Channel Classics>
CCSSA20904(SACD-Hybrid multichannel)  \2850
ソフィア・グバイドゥーリナ(1931− ):
太陽のカンティクル
無伴奏チェロのための前奏曲
チェロとバヤンのためのイン・クロス
ピーター・ウィスペルウェイ(チェロ)、
ダニエル・ロイス(指揮)、コレギウム・ヴォカーレ・ヘント、
プロメテウス・アンサンブルのメンバー、アン・ラスキン(バヤン)
生前のショスタコーヴィチから「すっと君は過激なままでいてほしい」旨の
ことを言われ、まさにその言葉通り、今や世界のアヴァンギャルド・シーン
を牽引しているグバイドゥーリナ。彼女の多くの作品の中からチェロがフュ
ーチャーされた作品をチョイスしたアルバム。モダン・チェロからバロック
・チェロまで引き分けるウィスペルウェイだが、アヴァンギャルドまで手が
けてしまうのだから、もはや唖然とするほかはない。《カンティクル》では
ヘレヴェッヘに鍛えられたコレギウム・ヴォカーレの合唱がシャープな響き
をたたえ、その上をチェロの旋律がたゆたう。《無伴奏チェロ組曲》での
ウィスペルウェイは、「これがアヴァンギャルド?」と思えるほど歌いまく
って痛快。ロシアの伝統的な楽器バヤン(左右ともボタン式のアコーディオ
ン)との二重奏《イン・クロス》は二つの楽器が対立し交差することを意図
した作品で、チェロがクラスター音階から始まり、全音階で終わるのに対し
て、一方のバヤンはイ長調から始まり、無調で終わる。その二つの楽器と調
が「クロス」する、という曲。ここでもウィスペルウェイのチェロは(クラ
スターさえも!)美しい。

CCSSA20604(SACD-Hybrid multichannel)  \2850
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681−1767):パリ四重奏曲第2集
四重奏曲第1番ニ長調
四重奏曲第2番イ短調
四重奏曲第3番ト長調
第1コンチェルト ト長調
フロリレジウム〔アシュリー・ソロモン(フルート)、ケイティ・デブレツィ
ーニ(ヴァイオリン)、市瀬礼子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、ジェニファー
・マルシェス(チェロ)、ジェームズ・ジョンストン(チェンバロ)〕
フロリレジウムの定評あるテレマン。主宰のアシュリー・ソロモン、イング
リッシュ・バロック・ソロイスツのゲスト・コンマスをつとめるケイティと
いった豪華メンバーに加え、ロンドンの古楽シーンを語る上で欠かせない存
在となった日本人ガンバ奏者、市瀬礼子も加わっているだけに、大いに注目。

CCSSA19204(SACD-Hybrid multichannel)  \2850
ジャック・クリスティアン・ヴィデルケール(1759−1823):デュオソナタ集
イントロダクション(語り)
ソナタ第1番ホ短調
イントロダクション(語り)
ソナタ第2番ハ長調
イントロダクション(語り)
ソナタ第3番ヘ長調
バート・シュネーマン(オーボエ&語り)、
パオロ・ジャコメッティ(フォルテピアノ)





<AVIE>
AV0030(SACD-Hybrid multichannel)  \2850
ロレイン・ハント・リーバーソン、ヘンデルを歌う
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685−1759):
オラトリオ《テオドーラ》HWV.68より-アリアとレチタティーボ
カンタータ《ルクレツィア》HWV.145より-アリアとレチタティーボ
歌劇《セルセ》HWV.40より-アリアとレチタティーボ
ロレイン・ハント・リーバーソン(メゾソプラノ)、
ハリー・ビケット(指揮&チェンバロ&オルガン)、
エイジ・オヴ・エンライトメント管弦楽団、ルクレツィア
イギリスで大ブレイクのメゾといえば、今やこの人! まだ発足して数年の
AVIEだが、初回からこんなにブレイクしたアルバムはないというくらいのす
さまじい人気だという。彼女の前作であるバッハ:カンタータ集(Nonesuch)
もアメリカ&イギリスでチャート・インしたというが、今回はそれ以上の反
響らしい。確かに、アリア〈オンブラ・マイ・フ〉だけをとっても、その骨
太の歌唱はこれまでのどんな歌手とも似つかない、雄大なスケールを感じさ
せる。

AV0043  \2080
ドミトリー・ショスタコーヴィチ(1906−1975):交響曲第8番ハ短調Op.65
セミヨン・ビシュコフ(指揮)、ケルンWDR交響楽団
有休活火山ビシュコフの復活シリーズ第4弾! 今年のザルツブルク音楽祭で
は《ばらの騎士》の新演出上演を手がけるなど、にわかにその周辺があわた
だしくなってきたビシュコフ。レニングラードでの修行時代、名伯楽ムーシ
ンに仕込まれたショスタコーヴィッチとなれば、名演を期待しない方がおか
しい。8番は先頃キタエンコがケルンのギュルツェニヒ管を振ってリリース
したばかり(Capriccio 71013)だけに、ロシアン・コンダクター+ケルンの
オーケストラの対決の行方もまた興味深いところ。

AV0035  2枚組  特価 \2080
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756−1791):
管楽器のための協奏曲集
【CD1】
クラリネット協奏曲イ長調K.622
クラリネット、オーボエ、ホルン、バスーンのための協奏交響曲変ホ長調
K.297b   【
CD2】
オーボエ協奏曲ハ長調K.314
ファゴット協奏曲変ロ長調K.191 
ホルン協奏曲第4番変ホ長調K.495*
アンソニー・パイク(クラリネット)、ジョン・アンダーソン(オーボエ)
リチャード・ベリー(ホルン)*、ジュリー・プライス(バスーン)、
ジョン・トールグッド(ホルン)、
ラルフ・ゴトーニ(指揮)、イギリス室内管弦楽団
古くはベンジャミン・ブリテンと、最近では内田光子やペライヤと歴史的な
モーツァルト・レコーディングを行ってきたイギリス室内管弦楽団の最新フォ
ームを伝える一枚。ソロイストはすべてオーケストラの自前のメンバーである。
新生イギリス室内管弦楽団を率いるのは、ピアニストとしてシベリウスのピ
アノ作品全集まで録音しているラルフ・ゴトーニである。

AV0046(SACD-Hybrid multichannel)  \2850
地上の楽園 ――
バーバー:アニュス・デイ(弦楽のためのアダージョ)
デュリュフレ:《レクイエム》より-〈永久の安息を/キリエ〉
アイヴズ:詩篇第90番
バーンスタイン:《チチェスター詩篇》より-詩篇第23番
ストラヴィンスキー:《クレド/主の祈り》
ヴォーン・ウィリアムズ:
《5つの神秘的な歌》より-〈愛はようこそと言った/使命〉
ヴェルディ:《4つの聖歌》より-〈アヴェ・マリア〉
シェーンベルク:地には平和を
ジョゼフ・フルーマーフェルト(指揮)、ウェストミンスター合唱団
2001-2003年にかけての収録。冒頭のバーバーの崇高なまでの美しさは格別で、
合唱王国イギリスならでは。

AV0040  \1350
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770−1827):
交響曲第2番ニ長調Op.36
交響曲第5番ハ短調《運命》Op.67
ダグラス・ボイド(指揮)、マンチェスター・カメラータ
かつて、アバドの下、ヨーロッパ室内管弦楽団の木管セクションの要たるオ
ーボエ奏者としてその名を馳せたダグラス・ボイドだが、なんと今はフルタ
イムの指揮者となって、マンチェスター・カメラータの音楽監督だというか
ら大したもの。いわゆる「モダン=ピリオド」のアプローチ。第2番など、
これまで聴いたことがないほどこぢんまりした編成。オーケストラの名前の
通り、まさに「室内楽」している演奏である。特別価格。





<Cello Classics>
CC1010  2枚組  特価 \2180
【CD1】
ロッシーニ:《ウィリアム・テル》序曲(序奏部分)
ダグラス・キャメロン(チェロ)、ナショナル交響楽団
J・S・バッハ:チェロ・ソナタBWV.1027より-アダージョ
ジョン・バルビローリ(チェロ)  
ゴダール:ジョスリンの舟歌
WH・スクワィア(チェロ)  
ディーリアス:エレジー
B・ハリソン(チェロ)  
ポッパー:演奏会用ポロネーズ
セドリック・シャープ(チェロ)  
グリーグ:春へ
フェリックス・サルモンド(チェロ)
ポッパー:ハンガリー幻想曲
ラウリ・ケネディー(チェロ)
サン=サーンス:歌劇《サムソンとダリラ》より-〈春は目覚めて〉
アンソニー・ピニ(チェロ)
チャイコフスキー:バレエ《眠りの森の美女》より-第2幕の情景
レイモンド・クラーク(チェロ)
マスネ:エレジー
レッグ・キルビー(チェロ) 
ラッブラ:ソナタト短調Op.60
ウィリアム・プリース(チェロ)
フォーレ:エレジー
アラン・ダルツィエル(チェロ)
フォーレ:チェロ・ソナタ第2番より-アンダンテ
トーマス・イグロイ(チェロ)
ドビュッシー(ハーヴィー編):牧神の午後への前奏曲
キース・ハーヴィー(チェロ)  
ラッブラ:独り言
ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ)、
ニューベリー・ストリング・プレイヤーズ  
【CD2】
ヴェルディ:歌劇《群盗》序曲(部分)
ノーマン・ジョーンズ(チェロ)、フィルハーモニア管弦楽団  
スッペ:歌劇《朝・昼・晩》序曲
デニス・ヴァイゲイ(チェロ)
シューベルト:アルペジオーネ・ソナタより-アレグレット
デレク・シンプソン(チェロ)
バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番より-アルマンド、クーラント
ダグラス・カミングス(チェロ)
デュティユー:ストロフィー第3番
モーレイ・ウェルシュ(チェロ)
ヤナーチェク:《おとぎ話》第3番
クリストファー・ファン・ケンペン(チェロ)
カステルヌォーヴォ=テデスコ:フィガロ
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)
コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタOp.8より-Allegro molto vivace
コリン・カー(チェロ)
グリエール:《アルバムの綴り》第5番、第12番
アレグザンダー・ベイリー(チェロ)
ウォルトン:チェロ協奏曲より-アレグロ楽章
ロバート・コーネン(チェロ)
フォーレ:夢のあとで
スティーヴン・イッサーリス(チェロ)  
ヘンデル(ハルヴァルセン編):主題と変奏
ティム・ヒュー(チェロ)  
ウッド:イギリスん海の歌による幻想曲
クレイヴ・グリーンスミス(チェロ)、ロイヤル・フィルハーモニック  
ホルスト:祈り
ポール・ワトキンス(チェロ)、BBC交響楽団
イギリスのチェロ奏者の歴史を網羅的にコレクション。






<Rondeau Productions>
ROP2027(2CDs)  \4360
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714−1788):
マタイ受難曲(1781年版)
カール・フリードリヒ・ベリンガー(指揮)
ウィンズバッハー少年合唱団、ベルリン・ドイツ・カンマーヴィルトーゼン





<Thorofon>
CTH2494  \2180
ハラルト・ゲンツマー(1909− ):
オルガンと管弦楽のための協奏曲
打楽器と管弦楽のための協奏曲
ピアノ協奏曲
エドガー・クラップ(オルガン)、ペーター・ザードロ(打楽器)、
オリヴィエ・トリエンドル(ピアノ)、
ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト(指揮)、バンベルク交響楽団

CTH2495  \2180
ハラルト・ゲンツマー(1909− ):
ピアノ三重奏曲ヘ長調
ピアノ三重奏曲
ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、クラリネットのための四重奏曲
インゴルフ・トゥルバン(ヴァイオリン)、ヤン・ヴェンシン(チェロ)、
エドワード・ブルンナー(クラリネット)、
オリヴィエ・トリエンドル(ピアノ)





<Cavalli Records>
CCD135  \2180
ヨゼフ・ハース:ピアノ作品集
悲歌Op.42、家庭の童話Op.35、オイゲンシュピーゲライエンOp.39
ゲリト・レンセ(ピアノ)
ヨゼフ・ハースはレーガーの弟子の一人。《オイゲンシュピーゲライエン》
はピアノ変奏曲史上屈指の作品といわれ、名手マックス・フォン・パウエル
に献呈されている。ハースはドナウエッシンゲン音楽祭の創設にも力を尽く
し、彼の門弟にはカール・アマデウス・ハルトマンや指揮者のオイゲン・ヨ
ッフム、ウォルフガンク・サヴァリッシュらがいる。

CCD419  \2180
西村朗(1953− ):ソロ・マリンバのための《KALA》
カルロス・チャベス(1978− ):6人の打楽器奏者のための《TAMBUCO》
ジャニス・ブラショポルス(1939− ):
6人の打楽器奏者とピアノのための《PRASENS》
ギゼルヘル・クレーベ(1925− ):
7人の楽器奏者のための《ESRARICO》Op.30 
三木稔(1930− ):
マリンバと3人の楽器奏者のための《マリンバ・スピリチュアル》
ギゼルヘル・クレーベ:7人の楽器奏者のための《アダージョとアレグロ》
エリッキ=スヴェン・テューレ(1959− ):
4人の打楽器奏者のための《モトゥス》
H/F/Mパーカッション・アンサンブル!ESTATICO!

CCD263  \2180
ドロシー・エバーヘルト(1952− ):ピアノ三重奏曲第1番
ピアノ三重奏とクラリネットのための《シュトラウゼ》
クラリネット独奏のための《サラマニカ》
ピアノ三重奏曲第2番
ブリジット・ゲーツ(クラリネット)、
スレテン・クルスチッチ(ヴァイオリン)、
ペーター・ウェプケ(チェロ)、ミカエラ・ゲリウス(ピアノ)

CCD425  \2180
モーリス・ラヴェル:マ・メール・ロワ他
ルドルフ・ピールマイヤー(指揮)、
アウグスブルク・フィルハーモニー管弦楽団
音楽物語仕立てで、語りはドイツ語のみ。

CCD250  \2180
マルグリート・カナール(1890−1978):歌曲集
ドミニク・ロン(バリトン)、アンドレアス・ルケ(ヴァイオリン)、
バーバラ・サランゲ=ルーマイスター(ピアノ)





<Tactus>
TC672241  \2080
"オルガン用に編曲されたヴィヴァルディの協奏曲集" ――
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678−1741):
ヴァイオリン協奏曲ト短調RV.328、同イ短調RV.356、同ハ長調RV.180、
同ト短調RV.333、同ニ長調RV.206、協奏曲ハ長調RV.144、
トリオ・ソナタホ短調RV.67
フランチェスコ・タジーニ(オルガン)
オルガニスト、タジーニ編曲によるヴィヴァルディの作品集。ヴィヴァルディ
の作品の編曲は、J・S・バッハ、ヨハン・ゴットフリート・ヴァルターによっ
て行われたものが良く知られている。今回、タジーニはバッハ、ヴァルター
の編曲手法を模してオルガン用に編曲。オルガンは、ボローニャのサンタ・
マリア教会に、昨年新しく設置されたものを使用している。

TC571301  \2080
アスカニオ・マイオーネ(c.1570−1627):
さまざまなカプリッチョ集第1巻
リチェルカール、フランス風カンツォーネ、トッカータほか全16曲
フランチェスコ・タジーニ(チェンバロ)
マイオーネはイタリアの作曲家、オルガニスト、ハープ奏者。1603年に出版
された《さまざまなカプリッチョ集第1巻》は、バロック初期の器楽曲の特徴
となる新しい様式によって作曲されている。世界初録音となる貴重な作品。

TC533802  \2080
クラウディオ・メールロ(1533−1604):モテットと器楽作品集 ――
ほむべきかな主よ、オルガンのための第2旋法によるトッカータ、
アヴェ・マリア、カンツォーナ、祝福されしエリザベス、
オルガンのための第6旋法によるトッカータほか全20曲
ラウラ・アントナーツ(ソプラノ)、クオニアム(器楽グループ)、
ピエトロ・パスクィーイ(オルガン)
卓越したオルガン奏者として高名であったメールロは、作曲家としても名を
馳せ、声楽曲、器楽曲を多数残している。中でもオルガンのためのトッカー
タは彼の代表作として評価が高い。器楽グループのクオニアムは5人のファ
ゴット奏者から成るグループ。ここでは、ソプラノ・ファゴット、テノール
・ファゴットなどを使用。

TC541301  \2080
クリストファーノ・マルヴェッツィ(1543−1599):
5声と6声のマドリガーレ集全19曲
ムジカ・フィグラータ
教会オルガニストとしても活躍したイタリア作曲家、マルヴェッツィは数こ
そ少ないもの優れた作品を残した。彼の存命中に出版されたといわれている
マドリガーレは3巻あり、そのうちの2巻が5声のための曲集で、残り1巻は6声
のための曲集。このCDには3巻の中から選曲されたものが収録されている。

TC200001  \2080
中世フィレンツェの礼拝式での演劇 ――
アンティフォナ、ラウダ、カンターレ、レスポンソリウム、セクエンティア
ほか全25曲
フェデリコ・バルダッツィ(指揮)、アンサンブル・サン・フェリーチェ

TC580605  \2080
ジローラモ・フレスコバルディ(1583−1643):
カプリッチョ第1巻、カプリッチョ第1番−第11番
フランチェスコ・タジーニ(オルガン)、
ステファーノ・ティンカーニ(トロンボーン)

TC791301  \2080
フランチェスコ・サヴェリオ・メルカダンテ(1795−1870):
宗教音楽とオペラ的様式によるシンフォニア ――
ミサ曲(2人のテノール、バスとオルガンのための)、
タントゥム・エルゴ(テノール、合唱、オルガンのための)、
大シンフォニア、シンフォニア・カラッテリスティカ、
オルガンのためのシンフォニア
マリア・ダル・ビアンコ(指揮)、
エンリコ・ザノヴェッロ(オルガン)、
コーエノビウム・ヴォカーレ(声楽アンサンブル)





<Fono Enterprise>
FONO1094  \1350
"マイ・ファースト・トスカ−マリア・カラス"
プッチーニ:歌劇《トスカ》よりアリア集全16曲
マリア・カラス(ソプラノ)、
ヴィクトール・デ・サバタ(指揮)、ミラノ・スカラ座管弦楽団ほか
貴重な写真を多数掲載した36ページのブックレット付き。録音:1953年8月10
-21日(ミラノ)、1950年6月8日、1952年6月28日(メキシコ・シティ)。

FONO1095  \1350
"マイ・ファースト・プッチーニ−エンリコ・カルーソー"
プッチーニ:歌劇《マノン・レスコー》、《ラ・ボエーム》、
《蝶々夫人》よりアリア集 全17曲
エンリコ・カルーソー(テノール)、様々な指揮者とオーケストラ
貴重な写真を多数掲載した36ページのブックレット付き。録音:1902-1916年。

FONO1096  \1350
"フィレンツェ−マリア・カラス"
ドニゼッティ:歌劇《ランメルモールのルチア》より, ベッリーニ:歌劇
《清教徒》より、歌劇《ノルマ》より, ヴェルディ:歌劇《椿姫》より、
歌劇《シチリア島の夕べの祈り》より, ケルビーニ:歌劇《メディア》より,
ロッシーニ:歌劇《アルミーダ》よりアリア集全11曲
マリア・カラス(ソプラノ)、様々な指揮者とオーケストラ
貴重な写真を多数掲載した36ページのブックレット付き。録音:1949-1953年。

FONO1097  \1350
"ヴェローナ−マリア・カラス"
ポンキエッリ:歌劇《ジョコンダ》より, ヴェルディ:歌劇《椿姫》より、
歌劇《トロヴァトーレ》より、歌劇《アイーダ》より
マリア・カラス(ソプラノ)、様々な指揮者とオーケストラ
貴重な写真を多数掲載した36ページのブックレット付き。録音:1950-1953年。

FONO1098  \1350
"プッチーニのアリアと二重唱−ディ・ステファーノ"
プッチーニ:歌劇:《トスカ》より、歌劇:《ラ・ボエーム》より、歌劇:
《蝶々夫人》より
ジュゼッペ・ディ・ステファーノ(テノール)、
マリア・カラス(ソプラノ)、ルチア・アルバネーゼ(ソプラノ)、
様々な指揮者とオーケストラほか
貴重な写真を多数掲載した36ページのブックレット付き。録音:1944-1953年。





<2L>
2L14  \2180
"...in circles" ヴォルフガング・プラッゲ(b.1960):
ヴァイオリンのための作品集
ヴァイオリンソナタ第3番 Op.93 (1997)、アステロイド組曲Op.33 (1987)
ラプソディOp.89 (ヴァイオリン独奏のための)、
ヴァイオリンソナタ第4番 Op.116 《...in circles (軌道をめぐり)》
(2001)
アンナル・フォレソー (ヴァイオリン)、
ヘルゲ・ヒェクスフース (ピアノ)





<Euridice>
EUCD22  \2180
"歌う景色" トシュタイン・オーゴール=ニルセン(b.1964):作品集
クロッシング・ラインズ、ブラックライト、第4の天使、寓話 I−V、
シンフォニエッタ、歌う景色
トマス・リームル(指揮)、ブード・シンフォニエッタ





<MTG>
CD78885  \2180
"コン・アモーレ" ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770−1827)
ヴェンツェスラウス・マティエグカ(1773−1830)編:
弦楽三重奏のためのセレナード ニ長調Op.8(ヴァイオリン、ヴィオラとギ
ターのために編曲)、
アントン・ディアベリ (1781−1858):
セレナータ・コンチェルタータOp.105
ア・コルダ〔ビルギッテ・ステルネス(ヴァイオリン)、
マッティン・ハウグ (ギター)〕、
ペール・クリスチャン・スカルスタード (ヴィオラ)
デュオ・ア・コルダは、オスロ近郊の街、ドラメンを見下ろすアウスターの
館で行われるコンサートシリーズの中心的存在となるグループ。





<NMA>
NMA3  \2180
エドヴァルド・グリーグ(1843−1907):歌曲集
「ハウグトゥッサ」の歌(作品67に含まれなかった作品)
ヴィンニェの詩による12の歌Op.33
スールヴェイ・クリンゲルボルン(ソプラノ)、
マルカム・マーティノー(ピアノ)





<Simax>
PSC1215  \2180
ロベルト・シューマン(1810−1956):
謝肉祭Op.9
クライスレリアーナOp.16
アラベスクOp.18
シーグル・スロッテブレク(ピアノ)

PSC1226  \2180
トマス・テレフセン(1823−1874):室内楽作品集
ヴァイオリンソナタOp.19(1855)
チェロソナタOp.21(1855)
ピアノ三重奏曲Op.31(1861)
アイナル・ステーン=ノクレベルグ (ピアノ)、
アトレ・スポンベルグ (ヴァイオリン)、
オイスタイン・ビルケラン (チェロ)





<Vest Norsk Plateselskap>
VNPCD2004-0061  \2180
"内省" エドヴァルド・ハーゲルプ・ブル (b.1922):室内楽作品集
エピローグOp.26 《失われた世界の記憶へのオマージュ(1961)(弦楽オー
ケストラのための)
リカルド・オドリオソーラ(指揮)室内管弦楽団  
ヴァイオリンとピアノのための二重奏曲第2番Op.44c(1973)
リカルド・オドリオソーラ (ヴァイオリン)、
アイナル・ロッティンゲン (ピアノ) 他
カッサシオン、ヴァイオリンとピアノのための二重奏曲第1番Op.18a、
ソナタ・コン・モートOp.51b

VNP2004-0062  \2180
"ロマンス" 北欧の歌
グスタフ・ヌードクヴィスト(1886-1949):
リンダギュルの王冠、昔むかし、ダールブーの調べ、吹き寄せる雪  
エドヴァルド・グリーグ (1843−1907):
詩Op.18-5、H・C・アンデルセンの詩による「心の歌」Op.5、
ヘンリク・イプセンの6つの詩Op.25 他
ロルフ・ニークマーク(バリトン)、アウドゥン・カイセル(ピアノ)
 
<harmonia mundi France>
HMU 907316  \2080
ベネーガス・デ・エネストローサ:
「即興(ファンタシア)の技法-鍵盤楽器、ハープ、ビウエラのための新しい
数字式タブラチュアによる曲集(1557)」
[エントラーダ]
エントラーダ(エネストローサとカベソンに基づく即興)
カベソン(エネストローサ編):
「ラ・アルタ(ラ・スパーニャ)」の旋律による3声の曲
ジョスカン(ナルバエス編):皇帝の歌「千々の悲しみ」
クレキヨン(エネストローサ編):
カンシオン「私をそんなに喜ばせたいのね、あなたは」
作曲者不詳(エネストローサ編):カンシオン「わたしはあなたに」
[舞曲様式]
ムダーラ:ハープもしくはオルガンによるティエント
バルデラーバノ:
王宮のパヴァーヌによるティエント、舞曲様式によるソネット
エネストローサ&バルデラーバノ:
ロマンセ「クラーロス伯爵」によるディフェレンシア
[40声部]
パヴァーヌ(エネストローサに基づく即興)
エネストローサ:カンシオン「世界よ、汝は我に何を与えてくれるのか」
カベソン:ミラノ風ガリアルダによるディフェレンシア
エネストローサ:
40声のためのフーガ「唯一の神を丘にて」、カンシオン「見よ、何故泣いてい
るのか」
[ディスカントゥスと対位法]
バルデラーバノ:「朗誦するために」
バスケス:ロマンセ「ポプラの森まで行って来ました、お母さん」
ナルバエス:バハ・デ・コントラプント
カベソン(エネストローサ編):ティエント第18番
[賛歌:アヴェ・マリス・ステッラ]
単旋聖歌「アヴェ・マリス・ステッラ」
カベソン:「アヴェ・マリス・ステッラ」(2声)
カベソン(エネストローサ編):
「アヴェ・マリス・ステッラ」(3声)、4声のための賛歌「アヴェ・マリス・
ステッラ」、単旋聖歌の賛歌「アヴェ・マリス・ステッラ」
[フィナール(終曲)]
エネストローサ&ナルバエス:
「私の牛の見張りをしておくれ」によるディフェレンシア
ナルバエス:ロマンセ「モーロの王は散策していた」
パレロ(エネストローサ編):グロサード「モーロの王は散策していた」
フィナール(終曲)(ムダーラ&カベソン(エネストローサ編)に基づく即興)
アンドルー・ローレンス=キング(指、スペイン式ダブルHrp、ルネサンスHrp、
Org、Cemb、ハーディ・ガーディ)
ザ・ハープ・コンソート
録音:2000年2月11−17日イギリス、ケンブリッジ州、チェスタートン、セン
ト・ジョージズ教会
ルイス・ベネーガス・デ・エネストローサ(16世紀前半)によって集成されたこ
の1557年の曲集は、スペインのみならず、フランスやフランドルなど、広くヨ
ーロッパ中の既存の曲集から集められ、また、エネストローサが作編曲した音
楽が収められています。これらは、当時のスペイン王、カルロス1世宮廷におけ
る音楽を反映しており、世俗的な楽しみに満ちあふれています。

HMC 901828  \2080
ラッスス:「ペトラルカ作『カンツォニエーレ』より(抜粋)」
「独り物思いにふけって人けない野原を」(5声)、
「もし愛の誠意が」(8声)、
「思いから思いへ」(6声)、
「ひねもす泣き暮らし」(5声)、
「我かつて歌い、今は泣く」(5声)、
「魂よ、おまえは何をしているのか」(7声)、
「夜明けの光に向かって」(5声)、
「わたしの優しい運命と楽しい生活とが」(5声)、
「耐えがたい重荷の下でわたしは疲れ」(5声)、
「わたしの過ぎ去ったときに涙し」(5声)
パウル・ヴァン・ネーヴェル(指) ウエルガス・アンサンブル
録音:2003年7月サントンジュ、サン=ソヴァン、サン・シルヴァン教会
14世紀イタリア人文主義を代表する詩人、文学者、フランチェスコ・ペトラル
カが生涯に渡って推敲し続けた「カンツォニエーレ」(全366編)にインスピレ
ーションを受け、ルネサンス後期の巨匠ラッススが作曲した、60曲以上の作品
のなかから10曲を抜粋して集めた録音。
これら、ラウラ・デ・ノヴェスへの愛を綴った詩に対する、ラッススの格調高
い音楽は、古雅の趣を思わせると同時に、鋭く表現に富んでいます。また、収
録された曲は、1555年から1579年にかけて作曲され、様々な曲集に収録されて
おり、ペトラルカもまたラッススにとっての創作の源泉であったことを示して
います。

HMA 1951383  \1050
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D821
メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ第1番 変ロ長調 Op.45
ルイス・クラレット(チェロ),アラン・プラネス(ピアノ)
シューベルトとメンデルスゾーンは、ドイツ・ロマン派の作曲家を代表するメ
ロディ・メーカー二人といってよいでしょう。シューベルトの代表作の一つ、
アルペジョーネ・ソナタは全編哀愁を帯びた心に沁みる旋律に満ちています。
またメンデルスゾーンのチェロ・ソナタには陽光のような温かな歌が溢れ、ど
ちらもうっとりと聞き惚れることができます。
来日も度々のスペイン出身のチェロの名手、ルイス・クラレットの人間味のあ
る優しさいチェロが二つの曲に大変ぴったりしています。

HMA 1951728  \1050
ストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」(1945年版),バレエ「カード遊び」
ジョセプ・ポンス(指)グラナダ市管弦楽団
スペインの名指揮者ポンスは、ストラヴィンスキーの鮮やかな色の扱いをさら
にラテン的な強烈なコントラストで引き立て、鮮烈な刺激を引き出しています。
また「カード遊び」での知性的でキリリとした音楽づくりも優れものです。

HMA 195414  \1050
マレ:
聖ジュヌヴィエーヴ・デュ・モンの鐘,3声の組曲 ハ長調,
組曲第4番 ニ長調
ニコラウス・アーノンクール(ヴィオラ・ダ・ガンバ,高音ヴィオール),
アリス・アーノンクール(ヴァイオリン),
ヘルベルト・タヘツィ(チェンバロ),
レオポルド・シュタストニー(フルート)
録音:1973年
映画「めぐり逢う朝」で日本でも一躍その名が広まったフランスの作曲家、マ
ラン・マレ(1656-1728)。ヴィオラ・ダ・ガンバの名手であったマレの作品は
今日でも高い評価を得ており、数々の名手が取組んでいます。このアルバムは、
今や世界的大指揮者となったニコラウス・アーノンクールが仲間たちとマレを
演奏したことで大変に貴重な録音。古楽演奏が盛んな昨今と異なり、自ら道を
切開かなくてはならない時代、開拓者アーノンクールの意欲がそのまま音にの
りうつったような傑作です。

HMA 1957017  \1050
グラナドス:「ゴイエスカス」から(組曲6曲,わら人形,間奏曲)
アルベルト・ギノバルト(P)
近代スペインの大作曲家の一人、エンリケ・グラナドス(1867-1916)の代表
作といったらなんといっても「ゴイエスカス」でしょう。ゴイエスカスとは
“ゴヤの絵のような情景”という意味で、スペインの誇る偉大な画家ゴヤの絵
からインスピレーションを得て作られた曲です。ふんだんに盛りこまれたスペ
イン情緒とダイナミックな躍動感は誰にでも親しみやすいものです。
アルベルト・ギノバルトはバルセロナ生まれのピアニスト、作曲家。グラナド
スのスペシャリストと知られているだけに音符の全てを掌中に収めた自信に満
ちた演奏になっています。

HMA 1951133  \1050
クープラン:聖水曜日のための3つのルソン・ド・テネブレ
クラーク:祝福あれ、この甘美な地に
パーセル:讃歌「主よ、人間とは何か」,夕べの讃歌「夜が来れリ」
ルネ・ヤーコプス(カウンター・テナー,指)コンチェルト・ヴォカーレ
ウィリアム・クリスティ(オルガン,チェンバロ),
コンラート・ユングヘーネル(テオルボ),
ヴィーラント・クイケン(バス・ド・ヴィオル),
ヤープ・テル・リンデン(バス・ド・ヴィオル),
ヴァンサン・ダーラ(カウンター・テナー),
マックス・ヴァン・エグモント(バス)
録音:1983年10月
フランソワ・クープラン(1668-1733)は、もっぱら鍵盤音楽が有名でしょうが、
小規模な宗教音楽にも大変優れた作品を残しています。とりわけ評価が高いの
がこのルソン・ド・テネブレ。テネブレとは、聖水曜日、聖木曜日、聖金曜日
の三日行われる暗闇の朝課。この厳かな儀式のために付けられた音楽の幽玄で
崇高な美しさには誰もが息を飲むことでしょう。
この録音は、演奏の素晴らしさはもちろん、現代の古楽界をリードする巨匠た
ちが勢ぞろいしていることでも大変有名なものです。

HMA 1951073  \1050
ブラームス:
弦楽六重奏曲第1番 変ロ長調 Op.18,ピアノ三重奏曲第3番 ハ短調 Op.101
ジャン=クロード・ペヌティエ(ピアノ),
レジス・パスキエ(ヴァイオリン),
ラシェル・オレグ(ヴァイオリン),
ブルーノ・パスキエ(ヴィオラ),
ジャン・デュプイ(ヴィオラ),
ロラン・ピドゥ(チェロ),
エティエンヌ・ペクラール(チェロ)
録音:1980年10月、1982年
ブラームスの弦楽六重奏曲第1番は、27歳に作曲されたブラームスの青春の息
吹に満ちた作品。爽やかさと淡い甘さ、それにほろ苦さもある美しいメロディ
ーに満ちています。ことに第2楽章はフランス映画の傑作「恋人たち」のテー
マ音楽に用いられたこともあるほど耳に親しいものです。一方のピアノ三重奏
曲第3番は53才のブラームスの渋さがまた魅力です。
フランス勢によるこの録音は、ブラームスを過度に重々しくせず、力強いタッ
チで描いた骨太の演奏。傾向の違う二つの作品を見事に描き分けています。

HMA 1951245  \1050
“サンマルティーニ兄弟作品集”
ジョヴァンニ・バッティスタ・サンマルティーニ:
シンフォニア ト長調
同 ニ長調 
クインテット ト長調 他 
ジュゼッペ・サンマルティーニ:
リコーダー協奏曲ヘ長調 
コンチェルト・グロッソ第6番ホ短調 
同 第8番ト短調   
キアラ・バンキーニ(指)アンサンブル415
コンラート・シュタインマン(フルート)
サンマルティーニ兄弟は18世紀初頭に活躍した音楽家です。兄ジュゼッペ
(1693-1751)はオーボエ奏者。後にロンドンに移住し、ヘンデルなどと交流が
ありました。協奏曲の分野で優れた作品を残しています。弟のジョヴァンニ・
バッティスタ(1701-1775)は、交響曲の始祖とも言われる人で、ソナタ形式を
積極的に活用し後の作曲家に多大な影響を与えています。多数の管弦楽作品や
オペラを残しています。サンマルティーニ兄弟のまとまった録音は比較的珍し
く、バンキーニ率いるこの録音は貴重です。

HMA 1957007  \1050
「アルベニスの知られざるピアノ・ソナタ集」
アルベニス:ピアノ・ソナタ第3番,第4番、第5番,ワルツ「秋」
アルベルト・ギノバルト(P)
イサーク・アルベニス(1860-1909)には多数のピアノ曲がありますが、「イベ
リア」ばかりが有名な嫌いがあります。あるいはピアノ・ソナタがあることす
ら知られていないかもしれません。他の多くの小品と同様、今日あまり顧みら
れることのないアルベニスのピアノ・ソナタに新たな視点を投げかけたのがス
ペインのピアニスト、アルベルト・ギノバルト。彼は現状の評価に真っ向から
挑み、アルベニスのピアノ・ソナタがいかに「ピアノ・ソナタ」という形式に
スペインの風合いを混ぜ合わせた傑作であるかということをここで証明してい
ます。

HMA 1951848  \1050
シューマン:交響曲第2番,第4番
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)シャンゼリゼ管弦楽団
シューマンの交響曲には強い叙情性と内面に渦巻くようなロマンティシズムが
独特の魅力で、様々なアプローチがなされてきました。ヘレヴェッヘはバラン
スから表情付けにいたるまで伝統的な演奏とは一線を画した独自の冴えを見せ
ています。またシューマンの時代のオーケストラを意識した小規模なオリジナ
ル楽器のオーケストラを用い、ことに木管楽器群の瑞々しさは、これでこそ
シューマンのオーケストレーションが生きるように思われます。







<haenssler>
98 476  \1650
R.シュトラウス:
交響詩「ツアラトゥストラはかく語りき」 Op.30,ブルレスケ ニ短調
ゲルハルト・オピッツ(P)
ジョン・フィオーレ(指)デュッセルドルフ交響楽団
録音:2002年5月&2001年11月,デュッセルドルフ,ライヴ
若い指揮者に地方オーケストラだからってナメちゃいけない。ジョン・フィオ
ーレは現在デュッセルドルフ交響楽団の音楽監督、既に1999年にNHK交響楽団
に客演もしている実力派。しっかりした構築力をもってオーケストラを見事に
掌握、“冒頭だけ名曲”といわれがちな「ツアラトゥストラはかく語りき」に
進むべき道をきっちり見出しています。より精緻な演奏はあるにしても、若い
潔さとライヴならではの高揚感は魅力です。ブルレスケに名手オピッツが登場
というのもうれしいじゃありませんか。

98 445  \1650
シューマン:
ペダル・ピアノのための練習曲 Op.56,5つのカノンの練習曲,幻想小曲集
Op.73,民謡風の5つの小品 Op.102,3つのロマンス Op.94,アダージョとア
レグロ Op.70,おとぎ話 Op.132,12の連弾曲集 Op.85−晩の歌
ディルク・アルトマン(Cl,バセットホルン),ギュンター・トイフェル(Va),
ルドルフ・ケーニヒ(バセットホルン),フローリアン・ヘンシェル(P)
シューマンのピアノ伴奏の室内楽を集めたもの。クラリネットやヴィオラとい
ったただでさえ渋い楽器に加え、バセットホルンを導入しているのでますます
渋さ倍増。シューマンはこうした愛らしい小品では抜群のセンスの持ち主で、
ドイツ・ロマン派のしっとり美をとことん味わえます。
中堅から若手の演奏者によるもので、極めて上質のアンサンブル、一曲一曲し
みじみ聞かせてくれます。
フローリアン・ヘンシェルは1970年ベルリン生まれのピアニスト。

98 473  \1650
ブラームス:
クラリネット五重奏曲 ロ短調 Op.115,弦楽四重奏曲第3番 変ロ長調 Op.67
フランソワ・ベンダ(Cl),
ヴェルディ四重奏団〔ズザンネ・ラーベンシュラーク(Vn),ペーター・シュタ
イン(Vn),カリン・ヴォルフ(Va),アンドレイ・メリク(Vc)〕
録音:2002年4、5月
ドイツの若い弦楽四重奏団の中では筆頭クラスのヴェルディ四重奏団のブラー
ムス。明るめの音色の柔らかく演奏された優しさのあるブラームスで、悩める
ブラームスの諦観が押しつけがましくないところがポイント。フランソワ・ベ
ンダはブラジル出身のクラリネット奏者。

98 452  \1650
シューマン:
ケルナーの詩による12の歌曲 Op.35,哀れなペーター Op.53 Nr.31-3,二人の
擲弾兵 Op.49-1,あなたの顔は Op.127-2,歌曲集「詩人の恋」Op.48
ウルフ・ベシュトライン(Br),シュテファン・ラウ(P)
録音:2003年7月
ドイツ歌曲界期待の若手、ウルフ・ベシュトラインの歌うシューマンの歌曲。
不器用な青年といった風情が、名作「詩人の恋」で生きています。






<Tahra>
TAH 541  2枚組  \4160
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調
ストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」
ベルリオーズ:「ローマの謝肉祭」
ベルリオーズ:幻想交響曲
ピエール・モントゥー(指)アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
ヴィルヘルム・バックハウス(P)
録音:1950年10月19日、アムステルダム,1962年6月4日、ウィーン
ピエール・モントゥーはアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団と深い結
びつきがあり、1920、30年代にはメンゲルベルクを補佐してACOの指揮者を10年
務め、その後も晩年まで頻繁に指揮をしています。このCDのメインは1950年の
演奏会。バックハウスと共演のブラームスなんてあったのかとビックリ。圧巻
はやはり「火の鳥」、昨今の冷たくソリッドなストラヴィンスキー演奏の対極
にある優美かつ躍動美溢れる名演。アセテート録音のようでノイズは入ります
が聴ける音です。一方,幻想交響曲はACOを引き連れてのウィーン公演でのライ
ブ。既に80台半ばのモントゥー、だいぶテンポが遅くなって恰幅のよい音楽に
なっていますが、明確に刻むリズムとグンと下の方まで降りる呼吸の力はさす
がの一言。なおモントゥーの幻想交響曲の録音は、パリ交響楽団(1930年)、
サンフランシスコ交響楽団(1945年),ACOライヴ(1949年),サンフランシス
コ交響楽団(1950年),ウィーン・フィルハーモニー(1958年)、NDR交響楽団
(1964年)とありましたので、これが7つめの録音です。
   
<ONDINE>
ODE 1052  \2080
シベリウス:
ポヒョラの娘 Op.49
組曲「レミンカイネン」−トゥオネラの白鳥,レンミンカイネンの帰郷
ヴァイノ賛歌op.110
レミンカイネンの歌op.31-1
タピオラ作品112
トゥオマス・オッリラ(指)タンペレ・フィルハーモニー管弦楽団
レイフ・セーゲルスタム(指)ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団
エリ・クラス(指)ヘルシンキ歌劇場管弦楽団,合唱団
収録されている音楽はODE.871,ODE.852,ODE.754から採ったもの。しかしこ
のアルバムのユニークなところは、シベリウスと同年生まれの画家、アクセリ
・ガレン=カレラ(1865-1931)の絵をカラーで多数収めているところにありま
す。 ガレン=カレラはシベリウス同様、フィンランド独立運動に大きく影響
を受け、叙事詩「カレワラ」を始め、民族的な題材をもとにした絵画を多数残
しています。また、やたら暗い照明のマーラーの肖像画を書いた人物として
も知られているでしょう。ガレン=カレラの絵はどれも豊かなファンタジー
の中に祖国愛が滲み出ているもので、これらを見つつシベリウスの音楽を聞
くと、フィンランド独立の時代の空気がより鮮明に浮かび上がってくるよう
です。





<GEGA>
GD 177  \1880
ショパン:
ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op.21
演奏会用ロンド「クラコヴィアク」 ヘ長調
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調
ボレロ Op.19
夜想曲 嬰ハ短調
ナデジャ・ヴラエヴァ(P)
バシル・カザンジェフ(指)ソフィア交響楽団
録音2003年7月,ソフィア

GD 296  \1880
ブルガリア正教の聖歌
グレチャニノフ,フリストフ,リュビモフ,ディネフ,チェスノコフ,
アルカンジェルスキ,ニコラエフ=ストルムスキの作品(全11曲)
オルリン・アナスタソフ(Bs)
ディミタル・グリゴロフ(指)セブン・センツ・コール
録音:2004年3月
バスのソリストに合唱という編成のブルガリア正教の聖歌集です。ソロを務め
るアナスタソフは1976年生まれのブルガリアの若いバス。先日なくなったブル
ガリアの大バス、ニコライ・ギャウロフどころか、その先輩ボリス・クリスト
フに近いくらいの大迫力です。既に各地の劇場で活躍しており、CDもコリン
・デイヴィスとLSOのベルリオーズ「ロメオとジュリエット」があります。
作曲家は全員18世紀後半生まれ。

GD 292  \1880
女声によるブルガリア正教の聖歌
ククゼル,ディネフ,フリストフ,テケリエフ,スパソフ,タネフ,
シュヴェドフ,チャイコフスキー,ラフマニノフ,ボルトニャンスキー,
他の作品(全17曲)
テオドラ・パヴロヴィチ(指)
ヴァシル・アルヌドフ・ソフィア室内合唱団(女声合唱団)
様々な時代の正教聖歌を集めています。ロシアの三人以外は馴染みのない人
ばかりですが、どれも東方美の薫る名作。中世の伝説的名歌手セント・ ヨア
ン・ククゼル(1280頃-1360)の作品を除くと大半は19世紀から20世紀の作品
です。素朴で敬虔な女声合唱団がα波を増加してくれます。





<Tahra>
TAH 543  2枚組  \4160
ヴェルディ:レクイエム
ムソルグスキー(ラヴェル編):展覧会の絵
イーゴリ・マルケヴィッチ(指)
・エリザベート・シュワルツコップ(S),フェドーラ・バルビエーリ(Ms),
アメーデオ・ベルディーニ(T),オットー・フォン・ロール(Bs),
フランス国立管弦楽団,合唱団
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1953年4月30日、パリ,1953年1月31日、ベルリン
イーゴリ・マリケヴィッチの1953年のライヴを2つ。シャンゼリゼ劇場での
ヴェルディのレクイエムはマルケヴィッチならではの切れ味の良さと推進力
のある鮮烈な演奏。いかにもマルケヴィッチに合いそうな作品だというのに、
録音ではモスクワでのもの(当然歌手もオーケストラもロシア勢)しかなか
ったので、このライヴは大歓迎!録音はちょっと歪っぽいものの良好。キリ
エの冒頭にはしゃべり声が聞こえるなどざわついていた聴衆が「怒りの日」
で総身逆毛立っているかのように静まりかえってしまうのもさもありなんの
緊張感溢れる名演。
「展覧会の絵」はベルリンでの放送用スタジオ録音。切れ味はそのままに落
ち着きのある大人の演奏になっています。

TAH 540  \2080
シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調
ヒンデミット:主題と変奏「4つの気質」
パウル・クレツキ(指)ハーグ・レジデンス管弦楽団
ハンス・ロスバウト(指)バーデンバーデン南西ドイツ放送管弦楽団
録音:1953年7月9日、オランダ音楽祭,1953年3月4日、バーデンバーデン
ハスキルのライヴ音源を二種発掘。シューマンのピアノ協奏曲はハスキルの
お得意の曲目で、1951年にPhilipsに商業用録音もしていました。ハスキルな
らではの求心力の強さと繊細な表現の両立は、まさにこの曲に打ってつけ。
またクレツキの誠意ある伴奏が実に好ましいものです。ヒンデミットの「4
つの気質」は、人間の性格を胆汁質、憂鬱質、多血質、粘液質と4つの気質
に分ける考えに基づいたピアノ協奏曲仕立ての作品。意外なことにハスキル
は好んで取り上げていて、1959年ミュンヘンでの作曲者との共演(ORFEOR.
197891)など数種のライヴ録音が残されています。ドイツ近代ものといった
らこの人、ロスバウトのスパッとした音楽が作品のユニークな魅力を十全に
引き出していてグーです。





<BIS>
2003年に、BIS社の創業30周年記念として30タイトル発売された特価限定の
300000番台シリーズ、今年も続編をお届けすることになりました!さらに内
容厳選グレードアップした15タイトルを特価にて御提供。この機会をお見逃
しなく!限定発売です。

BIS 310819  \1350
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988
鈴木雅明(Cemb)
録音:1997年4月
通常盤BIS.819。天下のバッハの権威、鈴木雅明のゴルトベルクという以上
に何を付け加えましょうか。

BIS 311011  \1350
マニフィカート集
クーナウ:マニフィカート ハ長調,
ゼレンカ:マニフィカート ハ長調 ZWV107,
マニフィカート ニ長調 ZWV108,
バッハ:マニフィカート ニ長調 BWV243
ミア・パーション(S),野々下由香里(S),太刀川昭(C-T),
ゲルト・テュルク(T),浦野智行(Bs)
鈴木雅明(指)バッハ・コレギウム・ジャパン
録音:1998年11、12月
通常盤BIS.1011。国内仕様盤発売時にレコード芸術誌で特選となり、さらに
は1999年度レコード・アカデミー賞の音楽史部門で受賞。大バッハと彼に縁
のある作曲家のマニフィカートを集めた好企画です。当時のドイツ式ラテン
語の発音を採用した歌唱も話題となりました。未聴ならこの機会に!

BIS 311521  \1350
ヘンデル:「メサイア」抜粋
鈴木美登里(S),米良美一(C-T),ジョン・エルヴィス(T),
デヴィッド・トーマス(Bs)
鈴木雅明(指)バッハ・コレギウム・ジャパン
録音:1996年12月
BIS.891/2で発売されている全曲から新たに抜粋されたハイライト盤。
BCJが初めてバッハ以外の作品を録音したもので、これまたレコード芸術誌の
特選、BCJの活動の幅を広げる先駆けとなった録音でした。米良の声に圧倒。

BIS 311057  \1350
レオ:チェロ協奏曲集
第4番 イ長調,第5番 ヘ短調,第1番 イ長調,第3番 ニ短調,
第2番 ニ長調,協奏交響曲(チェロ協奏曲第6番) ハ短調
鈴木秀美(チェロ,ピッコロ・チェロ)
赤津眞言(指)オルケストラ・ヴァン・ヴァッセナール
録音:1999年7月
通常盤BIS.1057。レオナルド・レオ(1694-1744)は18世紀前半にナポリで活躍
した作曲家で、大スカルラッティの後継者と目された人物。チェロ協奏曲6曲
は他にユリウス・ベルガーやアンナー・ビルスマが録音している程度、鈴木
秀美があえて取り上げた意気込みが充満している名演です。

BIS 311506  \1350
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ:作品集
チェロ協奏曲 イ長調 H439,Wq172,
鍵盤楽器のためのソナタ ト長調 H119,Wq62/19,
オルガンのための幻想曲とフーガ ハ短調 H75.5, Wq119/7,
フルートとオルガンのためのソナタ ニ長調H505,Wq83 (),
ピアノ協奏曲 ハ短調 H448,Wq37
鈴木秀美(チェロと指)
バッハ・コレギウム・ジャパン,
ミクローシュ・シュパーニ(クラヴィコード),
ジャック・ファン・オールトメルセン(Org),
レナ・ヴェマン(トラヴェルソ),ハンス=オラ・エリクソン(Org),
ミクローシュ・シュパーニ(タンジェント・ピアノ)
ペーテル・スツ(指)コンチェルト・アルモニコ
新編集。
大バッハの次男坊、カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714−1788)
の作品をBISの各盤から集めたうれしいアルバム。

BIS 311135  \1350
ボデッカー:イエスが生まれた,
アレッサンドロ・スカルラッティ:
カンタータ・パストラーレ「私にはわからない」,
クリスマス・カンタータ「おお、ベッレヘムの誇り高き貧しさ」
パッヘルベル:カノンとジグ
バッハ:
カンタータ第61番「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」−“開け、我が心の全
て”,管弦楽組曲第3番−アリア,カンタータ第147番「心と口と行いと生
き様は」−“備えなさい、イエスよ、今もなおその道を”
コレッリ:クリスマス・コンチェルト Op.6 No.8
エマ・カークビー(S),ロンドン・バロック
通常盤BIS.1135。声楽曲を中心にクリスマス関係のバロック名曲を揃えてい
ます。やはりなんといっても永遠の天使の歌声、カークビーが最高です。ま
だ半年早いなんて野暮なこと言いっこなしに楽しめます。

BIS 311165  \1350
パーセル:ファンタジア集
3声のファンタジア ニ短調 
3声のファンタジア ヘ長調 
3声のファンタジア ト短調 
4声のファンタジア ト短調 
4声のファンタジア 変ロ長調 
4声のファンタジア ヘ長調 
4声のファンタジア ハ短調 
4声のファンタジア ニ短調 
4声のファンタジア イ短調 
4声のファンタジア ホ短調 
4声のファンタジア ト長調 
4声のファンタジア ニ短調 
4声のファンタジア イ短調(断片) 
4声のパヴァン 
4声のシャコンヌ 
1つの音による5声のファンタジア ヘ長調 
6声のイン・ノミネ ト短調 
7声のイン・ノミネ ニ短調
ロンドン・バロック
通常盤BIS.1165。2年前の新譜がスペシャルに。パーセルの作品の中でも重要
な位置にあるファンタジアを集めたもの。ファンタジアは17世紀を中心に英
国で人気があった曲種で、キッチリした対位法で作られているのが特徴。古
楽オーケストラの御長寿、ロンドン・バロックのビシッとした音楽が生きて
います。

BIS 311275  \1350
クープラン:
パルナッソス山、またはコレッリ讃,リュリ讃,スルタン妃,スタンケルク
ロンドン・バロック
通常盤BIS.1275。何と昨年の秋の新譜がスペシャルに。フランソワ・クープ
ランはフランス音楽に積極的にイタリアの様式を導入したことで知られてお
り、その精神に則った題名からしてユニークな傑作をいくつも残しています。
コレッリ讃は、イタリアの大ヴァイオリニスト、アルカンジェロ・コレッリ
がミューズに導かれてパルナッソス山のアポロの元へ行く、という表題。そ
の続編のリュリ讃では、今度はリュリがパルナッソス山に導かれます。どち
らの作品でもイタリア流儀のトリオ・ソナタが重要な働きをしています。
仏伊の精神融合をロンドン・バロックが偏りなく引き立てています。

BIS 310635  \1350
ヴィヴァルディ:リコーダー協奏曲集
ハ短調 RV441,ハ長調 RV444,ヘ長調「海の嵐」 RV433,ハ長調 RV443,
ヘ長調 RV434,ト短調「夜」 RV439
ダン・ラウリン(リコーダー)
ドロットニングホルム・バロック・アンサンブル
録音:1991年6月
通常盤BIS.635。レコード芸術で準特選を獲得した名盤もスペシャルに。
今やリコーダー奏者の代表格、ラウリンのヴィヴァルディの協奏曲集。軽や
かで開放的なリコーダーの響きは聞いていて心底ほっとできます。

BIS 311185  \1350
テレマン:
管弦楽組曲 イ短調,リコーダー協奏曲 ヘ長調,リコーダーとヴィオラ・
ダ・ガンバのための協奏曲 イ短調,リコーダー協奏曲ハ長調
ダン・ラウリン(リコーダー),マーク・クードル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
アルテ・デイ・スオナトーリ
通常盤BIS.1185。リコーダー奏者にとってテレマンは巨大な山だそうで、多
数の優れた作品が残されているので挑み甲斐があるそうです。名手ラウリン
は、しかし実にさらりと楽しく吹いてくれるので、聞いていてハッピーにな
れます。

BIS 310290  \1350
ヴィヴァルディ:
2つのヴァイオリンとリュートのための協奏曲 RV93,
トリオ・ソナタ ト短調 RV85,トリオ・ソナタ ハ長調 RV82,
ヴィオラ・ダモーレとリュートのための協奏曲 ニ長調 RV540
ザンボーニ:アルチリュートのためのソナタ ハ短調
バッハ:前奏曲、フーガとアレグロ 変ホ長調 BWV998
ヤコブ・リンドベルイ(リュート),
モニカ・ハジェット(ヴィオラ・ダ・モーレ),
ニルス=エリク・スパルフ(Vn),
ドロットニングホルム・バロック・アンサンブル
通常盤BIS.290を丸ごと使った上で、この春の新譜BIS.1415からと、
BIS.587/88からの曲を加えたお徳盤。トロンボーンの超人クリスティアンの
兄にしてリュート奏者のヤコブ・リンドベルイの類稀な名技を御堪能あれ。

BIS 310403  \1350
ヘンデル:
9つのドイツ・アリア集 
「アチスとガラテア」−お黙り!愛らしく歌うコーラスよ! 
カンタータ「やさしい忘却のなかで」 
トリオ・ソナタ ハ短調   
クリスティーナ・ヘグマン(S)
イ・クワットロ・テンペラメンティ
通常盤BIS.403。スウェーデン出身のソプラノ、クリスティーナ・ヘグマンが
歌うヘンデルの声楽作品集。ヘンデルの数少ないドイツ語の作品の一つ、9
つのドイツ・アリア集は、傑作のわりに良い録音に恵まれていないので貴重
です。

BIS 310608  \1350
ビーバー:
「技巧的で楽しい合奏」−パルティータ第3番,7つの大ソナタ−第6番,
描写的なソナタ イ長調,「技巧的で楽しい合奏」−パルティータ第5番,
「ロザリオのソナタ」−ソナタ第10番,
ヴァイオリン・ソロのためのパッサカリア
マリア・リンダル(Vn),アンサンブル・サガ
通常盤BIS.608。二重のメモリアル・イヤーだというのに目立った動きもない
ハインリッヒ・イグナツ・フランツ・フォン・ビーバー(1644−1704)、せ
めてこの盤をお楽しみ下さい。

BIS 310909  \1350
マレ:ヴィオール曲集第2巻
マルク・ルオラヤン=ミッコラ(ヴィオラ・ダ・ガンバ),
ヴァルプ・ハーヴィスト(ヴィオラ・ダ・ガンバ),
エリナ・ムストネン(Cemb),エーロ・パルヴィアネン(リュート)
通常盤BIS.909。ヴィオール曲集第2巻は1701年、マレが45歳の時に出版され
たもの。9つの組曲からなるもので、とりわけスペインのフォリアはマレの
代表作とされる名曲。また、サント・コロンブ氏のトンボーとリュリ氏のト
ンボーという、二人の恩師への追悼曲も含まれています。

BIS 311544  \1350
バッハ:オルガン作品集
トッカータとフーガ ニ短調 BWV 565,
バビロンの流れのほとりにて BWV 653,
マニフィカト「わが心は主をあがめ」 BWV 733,
トリオ・ソナタ ニ短調 BWV527,オルガン協奏曲 ト長調 BWV592,
前奏曲とフーガ イ短調 BWV543,フーガ ト短調 BWV578(小フーガ),
フーガ ト長調 BWV577,
オルゲルビュヒラインから(かくも喜び満れる日 BWV 605,汝にこそ喜びあ
り BWV615,     
我汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ BWV639,
主よ、われは汝に望みを抱けり BWV640,我ら悩みの極みにありて BWV 641),
前奏曲とフーガ ホ短調 BWV548
ハンス・ファユス(Org)
ファユスが弾いたバッハのオルガン作品全集から名曲ばかりを抜粋したコン
ピレーション。さすがの貫禄です。





<DOREMI>
DHR 7845  \1880
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集
第5番「春」、第9番「クロイツェル」、第3番
レオニード・コーガン(Vn)エミール・ギレリス(P)
録音:1964年3月29日レニングラード(ライヴ)
コーガン、ギレリスお互いに唯一無二の共演となるライヴ。プログラムも素
晴らしく、名手同士の顔合わせで聴く、個性的で堂々たるベートーヴェン。
クロイツェル第1楽章での丁丁発止のやりとりは聞きもの。

DHR 7804  \1880
「セゴヴィアとその同時代人たち第9集/セゴヴィア&サインス・デ・ラ・
マーサ」
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
タレガ:マズルカ / エヴォカシォン / 夢
サインス・デ・ラ・マーサ編:エル・ヴィト(アンダルシア民謡)
カステルヌオーヴォ=テデスコ:ギター協奏曲第1番よりタランテラ
ポンセ:南国風のソナチネ
レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサ(G)
アンドレス・セゴヴィア(G)
録音:1935-1948年頃米デッカ;オデオン録音復刻
1949年コロムビア録音復刻
サインス・デ・ラ・マーサ(1897−1981)はスペインのギタリスト。タレガ
の孫弟子で、名作「アランフェス協奏曲」誕生に際しロドリーゴに助言を与
えて、作品の被献呈者ならびに初演者として知られます。その第一人者が弾
いたアランフェスのほか、初出も聴けてギター・ファンにはたまらないアル
バム。テデスコの曲はセゴビアの委嘱作。

DDR 71144  \1880
モーツァルト:
ピアノ・ソナタ第3番変ロ長調K.281
ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331「トルコ行進曲つき」
幻想曲 ニ短調K.397
アレグレットによる12の変奏曲変ロ長調K.500
アレグレットによる6つの変奏曲ヘ長調K.54(547b)
コリン・ティルニー(フォルテピアノ)
現役最長老のひとり、ティルニーの味わい深いモーツァルト・シリーズ最新
作。セコセコしたところはゼロ。悠然と弾き進める格調の高さは、この時代
にあって貴重というほかありません。
 
<ORFEO>
ORFEO 050041  \2080
ブラームス:マゲローネのロマンス Op.33(語りつき)
コンラート・ヤルノート(Br),カール=ハインツ・メルツ(P)
インゲ・ボルク(語り)
録音:2002年6、8月
ブラームスの連作歌曲、マゲローネのロマンスは、ルートヴィヒ・ティークの
「美しいマゲローネとペーター伯爵との恋物語」に基づいたうっとりとしたロ
マンティックで美しいメロディーに溢れた傑作。しかしそのわりに人気が今一
つなのは、ブラームスが原作から自由に15の詩を選び作曲したため展開が追い
づらく、全体としての一貫性が弱いためだといわれます。この弱点を補うため
物語を説明するナレーションを入れることがよくあります。この録音もその方
式を採用、そしてナレーターがなんと往年の大ドラマティック・ソプラノ、イ
ンゲ・ボルク!さすがはもともと演劇畑のボルク、言葉がさっぱりわからなく
ても何故か目の前に情景が広がるような素晴らしい劇作り!ボルクの語りに思
わず引き込まれてそのまま歌に繋がるので、一気に全曲聞いてしまいます。こ
れはうれしい!コンラート・ヤルノートは、数多いフィッシャー=ディースカ
ウの門下生の中でも声の抒情的な瑞々しさとスイスイと伸びる美しさでは群を
抜いています。知的で分析的な歌い方が鼻につくようなことがなく、気のいい
天然青年っぽさは、この歌曲集にピッタリ。

ORFEO 620041  \2080
ローレム:歌曲集
高声のための6つの歌曲(ジョン・ドライデン,ロバート・ブラウニング)
ウォレス・スティーブンズの最後の詩集(9曲),アリエル(5曲),
ほか全23曲
ローラ・エイキン(S),ニコラ・ユルゲンセン(Cl),
ゲルハルト・ツァンク(Vc),ドナルド・サルゼン(P)
録音:2003年2月
ネッド・ローレムは1923年米国インディアナ州リッチモンド生まれ、今や存命
の作曲家の中でも長老格です。自由闊達な合衆国の現代作曲家たちの中にあっ
て、ローレムは手堅い書法の中に鋭い感性を込めた作風が特徴。とりわけ歌曲
が有名、近年は名歌手たちが競って取り上げています。このアルバムに収めら
れたものの中では、高声のための6つの歌曲がユニーク。題名通りとにかく音
域が高い!歌曲ではおよそあるまじき音域を多用したクリスタルで非日常的な
美しさには一発で虜になります。この至難の歌曲を歌うのは合衆国のコロラ
トゥーラ・ソプラノ、ローラ・エイキン。近年のザルツブルク音楽祭やメト
では「魔笛」の夜の女王はこの人。超難易度の歌を実に鮮やかに歌いきり、
最後には高いF音を見事に決めています。他の歌曲もそれぞれに魅力があり、
ウォレス・スティーブンズの最後の詩集ではチェロが、アリエルではクラリ
ネットが伴奏に加わって彩りを増しています。最後に集録されている今っぽい
“アレルヤ”がまた楽しい。
現代歌曲ファンも、超高音ソプラノ・ファンも飛びつきです。





<TEMPERAMENTS>
TEM 316030  \2180
“ローマのバロック”
E・パスクィーニ:
第7旋法のトッカータ,フランスのカンツォン,第4旋法のトッカータ
フレスコバルディ:
第1トッカータ,ルッジェーロのアリアによるカプリッチョ,聖体奉挙のた
めのトッカータ,「アポストリのミサ」−レチェルカールの前のトッカータ,
クレードの後の半音階的リチェルカーレ
フェリーニ:フィオレンツァのアリア
ロッシ:第3トッカータ,トッカータ
パスクィーニ:ソナタ,パッサガーリ,パストラーレ,変奏曲
ヘンデル:「アマディージ」序曲
フランチェスコ・チェーラ(Org)
ローマ、サンタ・マリア・イン・ヴァッリチェッラ教会の1612年製オルガン
を使用
録音:2002年11月
バロック時代、法王のお膝元ローマでは当然宗教音楽が盛ん。しかも枢機卿な
どの要職を有力貴族が勤め、芸術活動を積極的に支援し、他都市以上に豪華壮
麗な音楽が好まれていました。このアルバムには17、18世紀にローマで活躍し
た作曲家のオルガン曲が収録。北方系の禁欲的なオルガン曲とは打って変わっ
た自在で豊かな音の饗宴に、おもわず大伽藍のステンドグラスを仰ぎ見るよう
な感動を覚えること必至。しかもオルガンは1612年に当時随一のオルガン製作
者、ジョヴァンニ・グリエルミが製作したもの。パスクィーニなどが実際に弾
いているという由緒ある楽器で、教会内での鳴りも極上。
フランチェスコ・チェーラは1967年ボローニャ生まれの若い世代のオルガニ
スト。レオンハルトにも学んでいます。





<l'empreinte digitale>
ED 13171  \2280
フェラーリ:小品集、もしくはピアノとテープレコーダーのための36の縦射
ミシェル・モレール(P) 
アルス・ノヴァ(アンサンブル・インストラメンタル)
電子音やテープ録音を使った楽曲で知られるリュク・フェラーリ。2002年に
来日して大変盛りあがっておりました。この小品集は1985年の作品、ピアノと
いろんなヘンテコな音が織り成す不思議世界は1980年ブームの現代にうけそう
です。





<HUNGAROTON>
HCD 32235  \1980
シャルパンティエ:
レスポンソリウム第2番(聖木曜日第1夜課のルソン・ド・テネーブル第2番直
前の)
「神殿の垂れ幕が」H128、死者のための4声のミサ曲とサンフォニH10、
降誕祭のカンティクム(前奏曲、夜) H416、
ダヴィデ詩篇第87番「主よ、わたしの救いの神よ」H207、
3合唱体の「サルヴェ・レジナ」H24
ジェルジ・ヴァシェジ(指)、
マーリア・ザードリ(S)、アンドレア・チェレクイェイ(S)、
ペーテル・バーラーニ(C-T)、ゾルターン・ガヴォディ(C-T)、
ペーテル・ドルッカー(T)、アンドラーシュ・レゲンハルト(T)、
レジェー・クティク(T)、イシュトヴァーン・コヴァーチ(Bs)、
マーテー・ショーイオム=ナジ(Bs)、
パーセル合唱団、オルフェオ管弦楽団(ピリオド楽器使用)
録音:2003年4月17−20日ブダペスト、フンガロトン・スタジオ
イタリアの影響とフランス的な表現様式をバランスよく調和させ、17世紀フラ
ンス宗教音楽の名曲を作り出したシャルパンティエ。61歳まで生きた彼の数あ
る宗教曲の中から、50歳台に作曲されたものを中心にした録音です。

HCD 32152  \1980
モショニ(1815−70):
ミサ曲第1番ハ長調(ラテン語)、「聖別された死」(ハンガリー語)、
「ラヨシュ・バッチャーニ伯爵の思い出に」(ハンガリー語)
ペテル・ショルツ(指)、
インギド・ケルテシ(S)、マールタ・ルキン(C-A)、
ヨージェフ・ムック(T)、ラースロー・イェクル(Bs)、
リスト・フェレンツ管弦楽団&合唱団(アムステルダム)
録音:2003年6月7−12日ブダペスト、フンガロトン・スタジオ
ドイツ語が母国語のハンガリー人作曲家、ミハーイ・モショニは、独学で音楽
を習得し、後半生をペスト市で過ごした作曲家。同じ環境で育ったリストと親
交深かった彼は、ベートーヴェンの影響を出発点とし、後にコダーイやバルト
ークに結実する、ハンガリーの音楽言語を次第に確立していきました。
グノーやベルリオーズを思い起こさせるミサ曲第1番は、1840年から42年にか
けて作曲された、彼にとって初の大作。「聖別された死」は、1849年のハンガ
リー革命に題材をとって1868年に作られた曲。また、「・・・思い出に」も、
その革命におけるハンガリー臨時革命政府の首班、ラヨシュ・バッチャーニ伯
爵を題材とした1870年の作品。

HCD 32199  \1980
モルターロ(1587−1610頃活躍):
「カンツォーナ・ダ・ソナーレ集第1巻」
ペーテル・シラーク(Org)[18世紀、ガエターノ・カッリード作ヴェネツィ
ア製オルガン]
録音:2003年1月6−10日ブダペスト=ファルカシュレート、諸聖人教区教会
イタリア人のアントニオ・モルターロは、ルネサンスからバロックにかけて活
躍した、修道士、作曲家、オルガニスト。宗教曲とオルガン曲が作品の中心で
ある彼のこの作品は、1600年にヴェネツィアで出版されたもの。ルネサンスの
技法とバロックの技法がバランスよく散り嵌められており、独特の仕上がりと
なっています。

HCD 32157  \1980
「ハンガリー語で歌われたグレゴリオ聖歌」
(待降節、クリスマス、公現節、聖週間・復活祭・五旬節、聖イシュトヴァー
ン王に関する頌歌、セクエンツィア)
ラースロー・ドブサイ(指)、ヤンカ・センドレイ(指)、
スコラ・フンガリカ
録音:2003年6月22−28日ブダペスト、市庁舎会議場ホール
ルターが宗教改革を開始してから後、プロテスタント系のヨーロッパ各国では、
グレゴリオ聖歌を自国語で歌う試みが数多くなされていました。ドイツ語、
チェコ語、スウェーデン語、ノルウェー語、英語と、西ゲルマン系と北ゲルマ
ン系の言語が数多い中、東洋系のハンガリー語も、その豊かな伝統の一端を
担っています。
グレゴリオ聖歌らしい、その素朴な歌声は、同時に祈りの深さと母国語で歌う
喜びを感じさせ、民族の英雄かつ聖人、イシュトヴァーン王の頌歌では、誇り
までも感じさせます。

HCD 32200  \1980
「サンブラシアヌス写本/中世の聖母被昇天祭のためのミサ曲」
ヤーノシュ・メゼイ(指)、スコラ・カントルム・ブダペスティエンシス
録音:2001年9月6−10日ブダペスト=チェペル、ギリシャ・カトリック教会
聖イシュトヴァーン王以後、キリスト教を国教として発展してきたハンガリー
には、中世以来、豊かなキリスト教音楽の伝統があります。このサンブラシア
ヌス写本は、14世紀南ドイツのアウグスチノ修道参事会修道院に起源をもつ写
本。素朴な祈りの気持ちは、仏伊西の影響も受けた音楽とともに心に響き渡り
ます。





<ALTUS>
ALT 081/2  2枚組 特価  \2450
マーラー:交響曲第2番「復活」
ミカエラ・カウネ(Sp) リオバ・ブラウン(Ms)
準・メルクル(指)NHK交響楽団、二期会合唱団
空前の大ヴォルテージで凄い迫力と緊張感。メルクルもこの曲初挑戦とは思え
ぬ指揮ぶりで、改めて大器ぶりを確認。二期会のうまさ、独唱陣の絶品の歌、
N響の超絶ぶりにも唖然といたしました。また素晴らしい音質で放送されたも
のとテイクが違います。





<TDK>
TDKAD 010  \2450
ハイドン:交響曲第30番「ハレルヤ」
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番
ハイドン:交響曲第52番
若松夏美(Vn)
鈴木秀美(指)オーケストラ・リベラ・クラシカ
録音:2004年2月20日 浜離宮朝日ホール
バロックヴァイオリンのスター若松夏美の待望のソロでモーツァルトの協奏曲
が登場。タイトルからしてそそられる「ハレルヤ」と格調高い主題が有名な名
曲52番という内容。録音も最高にすばらしい出来栄えです。






<DYNAMIC>
DYNDVD33431(DVD-Video) 2枚組  \4080
NTSC 172'
ヘンデル:「アグリッピーナ」
ヴェロニク・ジャンス(S;アグリッピーナ),
フィリップ・ジャルスキ(CT;ネローネ),
ナイジェル・スミス(Bs;クラウディオ),
ドナータ・ダヌンツィオ・ロンバルディ(S;ポッペーア),
ティエリー・グレゴワール(CT;オットーネ),他
ジャン=クロード・マルゴワール(指)
ラ・グランド・エキュリ・エ・ラ・シャンブル・デュ・ロワ
(王室大厩舎・王宮付楽団)
演出:フレデリック・フィスバック
収録:2003年3月
今年の春にCDで発売され世界的に大変好評だった、マルゴワールが指揮したヘ
ンデルの「アグリッピーナ」の公演、今度はDVDで登場。ジャケット写真から
も舞台の華やかさは十分に伝わってきますから、これは大期待!もちろん音楽
は非常に楽しく、ヴェロニク・ジャンスのアグリッピーナとフィリップ・ジャ
ルスキのネローネの母息子のお馬鹿さは最高です。
※日本語字幕はございません。伊英仏独西のみ。
※CD御案内時にJarousskyをヤロウスキとカナ表記しましたが、フランス人な
のでジャルスキが正しいとの御指摘を受けました。訂正いたします。

CDS 449  2枚組   \3700
ドニゼッティ:「パリ伯爵ウーゴ」
中島康晴(T ウーゴ),
ドイナ・ディミートリゥ(S ビアンカ),
カルメン・ジャンナッタージョ(S アデーリア),
デジャン・ヴァチュコフ(Bs フォルコ),他
アントニーノ・フォリアーニ(指)
ミラノ・スカラ座アッカデーミアO.&Cho.
録音:2003年10月ベルガモ
20代にしてスカラ座の舞台に主役で何度も立ち、ムーティ指揮で歌い、レオ・
ヌッチと渡合った若い日本人”と聞けば、オペラ・ファンなら先刻御存知の中
島康晴。イタリアでは既に“YASU”の愛称で通っている、今最も期待されてい
るテノールです。スカラ座のアッカデーミアに留学したため近年は日本では
ニューイヤーオペラくらいでしかその姿を見ることができませんでした。よう
やくオペラの全曲録音!そのアッカデミアの公演としてドニゼッティの故郷ベ
ルガモで上演された「パリ伯爵ウーゴ」のライブです。この作品は1832年、有
名な「愛の妙薬」の直前にスカラ座で初演された力作ですが、事情あって成功
とならず、近年の上演も極めて稀。ウーゴ役にアリアがないのが恨めしいとは
いえ、中島はまさしくタイトルロールです。2005年にはヴェネツィアのフェニ
ーチェ座と来日予定、それまではこのCDで中島の声を楽しみましょう!
プリマドンナ、ビアンカ役には、先日サントリーホールの「トスカ」でニール
・シコフ、レナート・ブルゾンを向こうに回して見事なトスカを歌ったルーマ
ニア生まれのドイナ・ディミートリゥ。他の人たちも、若いけれど数年先には
大活躍という人たちばかりです。
なお、DYNAMICからはさらに中島の録音が出る予定があるそうです。お楽しみ
に!

CDS 452  \1350
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K466,
ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K491
ディーノ・チアーニ(P)
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ(指)
ポメリッジ・ムジカーリ管弦楽団
録音:1970年,1973年
夭折の偉大なピアニスト、ディーノ・チアーニの録音発掘に力を入れている
DYNAMIC社、今回はモーツァルトのピアノ協奏曲、それもK466とK491という
短調の2曲をリリースです。チアーニは残されたモーツァルトの録音そのもの
が極めて少なくK457のソナタなどわずかなので、ファンにはたまらない贈り
物です。ミッドプライスでの御提供というのもうれしい限り。





<SUPRAPHON>
SU 3791  \1650
ドヴォルザーク:
祝典序曲Op.54 
歌劇「ルサルカ」Op.114よりポロネーズ 
スラヴ舞曲ハ短調Op.46−7 
スラヴ舞曲ト短調Op.46−8 
スラヴ舞曲ロ長調Op.72−1 
スラヴ舞曲ハ長調Op.72−7 
序曲「わが家」Op.62
スメタナ:
歌劇「リブシェ」よりファンファーレ 
歌劇「売られた花嫁」よりフリアント 
バヤデール(インドの舞姫)のギャロップ 
ダリア・ポルカ ・ポルカ「我らの乙女たちに」 
学生生活よりポルカ 
チェコ国民軍行進曲
マルチヌー:バレエ「シュパリーチェク」より魔法の袋 
ヤナーチェク:シンフォニエッタより第1楽章
プラハ城衛兵&チェコ共和国警察隊バンド
ミロスラフ・ハンザル
リボル・クルマーシェク
ヴァーツラフ・ブラフネク(指) 
録音:2004年3月31日,4月1日ZDAWスタジオ(チェコTV)
「弦の国」のイメージが強いチェコは、一方では話題の天才バボラクを生んだ
管の王国でもあります。なかでも1945年発足、すでに半世紀を越える歴史を持
つプラハ城衛兵&チェコ共和国警察隊バンドはチェコを代表する精鋭集団。
出来たてほやほやの最新録音は、輝かしい金管と柔らかな木管とのブレンドに
魅力。さらにスプラフォンらしくスラヴ系作曲家たちの、いわゆるブラス畑に
偏らない選曲で広く楽しめる工夫が施されています。その典型がスラヴ舞曲。
オリジナル版と見紛うかのような出来栄えには聴けば大満足です。締め括り
にシンフォニエッタのファンファーレをもってくるところも心憎いセンス。
パーッと気分を盛り上げるのにもってこいのアルバムです。

SU 3487  \1650
フィビヒ:
ピアノ四重奏曲ホ短調Op.11 
ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、クラリネットとホルンのための五重奏曲
ニ長調Op.42
マリアーン・ラプシャンスキー(P)
イジー・パノハ(Vn) ミロスラフ・セフノウトカ(Va) 
ヤロスラフ・クルハン(Vc) ルドミラ・ペテルコヴァー(Cl) 
ヴラディミーラ・クラーンスカー(Hrn) イジー・パノハ(Vn) 
ヤロスラフ・クルハン(Vc) 
録音:2001年12月15-16日,2003年11月15-16日プラハ、
ドモヴィナ・スタジオ
フィビヒの室内楽曲はオペラや交響曲、交響詩に比べて全作品中もっとも少な
く10曲ほど。作品番号を付けなかったり、すすんで楽譜を出版しなかったりと
いう作曲者自身の関心の問題もあって、これからのジャンルです。母国を離れ
ヴィリニュス滞在中のピアノ四重奏曲は、民俗的な香りを含みつつガッチリと
した構成と堅く重めのリズムが特徴。ブラームス風のピアノがドイツ音楽への
傾倒をうかがわせます。また、室内楽向きの楽器クラリネットとホルンの扱い
も印象的な五重奏は最後の室内楽作品。ラルゴなど、教え子で作家のアネシュ
カ・シュルツォヴァーとの幸せな関係(ピアノ曲集「気分、印象、思い出」の
絡みで有名)を反映して甘美な旋律と創作の充実ぶりが際立っています。
演奏陣は、前回の弦楽四重奏曲集(SU.3470)同様パノハSQのメンバーに加え、
ペテルコヴァーら強力なソリストも迎えて地元勢による理想的な顔合わせ。
室内楽がお好きな方はぜひおためしを。

SU 3786  \1350
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番ホ短調Op.90「ドゥムキー」 
スメタナ:ピアノ三重奏曲ト短調Op.15
プラハ・グァルネリ・トリオ
録音:1991年9月25-26日&11月30日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
フルプライス旧番号11.1561のミドル再発。PRAGAとSUPRAPHONに重要レパート
リーの録音を続ける名門グァルネリ・トリオ(1986年結成)を代表する一枚。
新世界交響曲やチェロ協奏曲、アメリカ四重奏曲と同じに強烈な民俗的香り
から、ドヴォルザークの代表作にして同ジャンルの傑作「ドゥムキー」と、
娘の夭逝を悼んで書かれた悲劇的なスメタナ唯一のトリオという組み合わせ。






<BONGIOVANNI>
GB 2358  2枚組  \3760
パイジェッロ:「フラスカーティの娘」
カルメラ・カルヴァーノ・フォルテ,レティツィア・スペルツァーガ,
ロラン・ダルニ 他
フランコ・トリンカ(指)ジュネーヴ室内管弦楽団
録音:2002年7月
18世紀後半のジョヴァンニ・パイジェッロの人気は想像以上のものでした。
この「フラスカーティの娘」は1774年にヴェネツィアで初演されて大当たり、
それからヨーロッパのあちこちで人気演目として上演されつづけ、デンマーク
やアイルランドでも上演されたとか。当然イタリアでは劇場のある街では全て
上演されたんじゃないかというほどの人気作でした。物語は、あるローマの
貴族が許婚のもとに旅する途中の街で出会った、フラスカーティ生まれの娘
に一目惚れ、ところが彼女の後見人も彼女を狙っており、しかし娘は若い羊
飼いと相愛、そして待ちくたびれた貴族の許婚が出迎えにやってきて、騒動
が…というもの。人気があったことがわかる良くできた物語、音楽です。
歌手やオーケストラも堅実な演奏。ジュネーブでのライヴ録音。

GB 2355  \1880
ペロージ:オラトリオ「イエルザレム」
マルコ・カマストラ(Br),ジャンニ・プッドゥ(T),
エミディオ・グイドッティ(Bs)
アルトゥーロ・サッケッティ(指)マルキジャーナPO.
コラーレ・チェント・トッリ
録音:2003年4月
BONGIOVANNI社のロレンツォ・ペロージ・シリーズの新刊。「イエルザレム」
はラテン語で書かれたオラトリオで、1900年に初演。キリストが歌う“イエ
ルザレム、イエルザレムよ!”という劇的な歌があることで知られています。

HOC 013  2枚組  \2200
マスネ:「マノン」
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(マノン),
チェーザレ・ヴァレッティ(デ・グリュー),
フェルナンド・コレナ(レスコー),
ジェローム・ハインズ(デ・グリュー伯爵) 他
ピエール・モントゥー(指)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1954年
これはおそらく初出でしょう。1954年12月18日のメトロポリタン歌劇場での
公演のライブ。モントゥーは1955年にやはりデ・ロス・アンヘレスをマノン
役にしてEMIに録音をしていますが、オペラコミクとメトの違いが出て、こち
らの方が華やかでゴージャスな演奏になっています。当たり役マノンを歌う
デ・ロス・アンヘレスの抗しがたい魅力がたまりません。

HOC 012  \1100
レオンカヴァッロ:「道化師」
フランコ・コレッリ(カニオ),マファルダ・ミケルッツィ(ネッダ),
ティート・ゴッビ(トニオ) 他
アルフレード・シモネット(指)RAIミラノ交響楽団
録音:1954年
デビューして間もない頃のコレッリと、全盛期のゴッビの共演が聞き物です。





<HODIE>
804721  001045(両面DVD+CD)\3380
ワーグナー:管弦楽曲集第4巻
「タンホイザー」序曲,「ローエングリーン」前奏曲,
「パルジファル」前奏曲
マクシミアンノ・コブラ(指)ヨーロッパ・フィルハーモニア
録音:2002年
SIDE 1 :
DVD-AUDIO 専用プレイヤーが必要
192 kHz - 24 bit / MLP / 2.0 STEREO
96 kHz - 24 bit / MLP / 5.1 CHANNEL SURROUND
SIDE 2 :
通常のDVDプレイヤーで再生可能
DVD-VIDEO Bonus
Dolby 5.1 & 2.0 /  DTS 5.1 
御存知マクシミアンノ・コブラの新作。テンポ・ジュスト理論がどうだこう
だという面倒くさい話は抜きにして、まず各曲の演奏時間を表示しますって
えと、「タンホイザー」序曲が29分16秒、「ローエングリーン」前奏曲が
17分17秒、そして「パルジファル」前奏曲が24分51秒。初演の時間記録が残
っている「パルジファル」ですらそれを全く無視した超スロー演奏をしでか
してます。コブラ氏の理論の前には物証すら無意味なようです。
前作ベートーヴェンの「運命」でアッと驚かされた新生ヨーロッパ・フィル
ハーモニアの電脳サウンドはここでも継承。「運命」より前の録音に用いら
れていた臨時編成とおぼしき田舎っぽいオーケストラから一転、最新ヴァー
ジョンにアップグレードされた驚異のハイパーサウンドはまるでコンピュー
ターグラフィックスのような音色。限りなくシンセサイザーのように鳴り響
いています。これほど楽器の音色に生身の温もりの感じられないオーケスト
ラはいまだかつてなかったでしょう。なおマクシミアンノ・コブラ氏御本人
は「総勢百数十人名の優秀な団員による演奏だ」と明言しておられます。

804721  001076(両面DVD+CD)  \2680
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集第1巻
第8番 ハ短調op.13「悲愴」,第14番 嬰ハ短調 op.27-2「月光」
ウィリアム・シャイア(P)
録音:2003年
商品情報(両面DVD)
SIDE 1 :
DVD-AUDIO 専用プレイヤーが必要
192 kHz - 24 bit / MLP / 2.0 STEREO
96 kHz - 24 bit / MLP / 5.1 CHANNEL SURROUND
SIDE 2 :
通常のDVDプレイヤーで再生可能
DVD-VIDEO Bonus
Dolby 5.1 & 2.0 /  DTS 5.1 
「悲愴」が約34分、「結構」…もとい「月光」が37分弱。
オーケストラだと異様極まりないテンポ・ジュスト理論による演奏も、ピア
ノ・ソロだと、まだ指のつたないお子様がゆっくりゆっくり練習しているよ
うで、なんだか昭和40年代の新興住宅地の夕方といった雰囲気です。





<Naive>
KDC 5006  \2180
日本語解説付
ラフマニノフ&ラヴェル:ピアノ作品集
ラフマニノフ:音の絵より 作品39-1,2 作品33-6,2,9
ラヴェル:ソナチネ、鏡
リーズ・ドゥ・ラ・サール(P)
録音:2002年9月
リーズ・ドゥ・ラ・サールは、1988年生まれ。録音当時はなんとまだ14歳。
フランスとロシアの血を引く彼女らしく、初アルバムはラフマニノフとラヴェ
ルの作品を収録。ラフマニノフのテクニックと熱さ、ラヴェルの硬質なタッ
チなど、この少女完成度の高さにはただならぬものがあります。
2004年YCA国際コンクールに優勝するなど、その活躍もますます目覚ましいリ
ーズ・ドゥ・ラ・サール。フランスが生み出した「恐るべき子供」、「この
才能の前には誰もひれ伏さずにはおられない」と賞賛されている彼女の若き
才能に注目です。





<CALLIOPE>
CAL 9337  \1850
“悦びの庭”
デュファイ:
新年を迎えて楽しもう,私が嘆き苦しむのも当然,私の気高くも美しい人よ,
恋する私たち、目覚めよう
ジョスカン・デ・プレ:森の精たち、泉の女神,スカラメラ,国王万歳
バイユーの手稿譜-イングランドの王は,ああ、私の人生はおしまいだ,
飲もう、友よ,ああ、私の心,神が彼女を不名誉から救いますように,美し
くとても優しいお母さん,言わないべきではないのか,ああ、私の嘆きの御
夫人よ,他(全22曲)
エマニュエル・ボナルド(指)オプシディエンヌ
録音:2003年5月
中世・ルネサンス音楽で最近メキメキ評価の高いオブシディエンヌ。彼らの
特徴は、メンバーたちが歌うだけでなく、楽器も演奏し、演じるというマル
チな活動がその音楽に大きなプラスの働きをしています。コルネット、リラ
・ダ・ブラッチョ、レベック、カホン、タンブリン、シャルマイ、フィドル、
バグパイプ、ギンバルド等など、実に自由に豊かに音楽に彩りを与えていま
す。デュファイやジョスカンがさらに新鮮に、さらに楽しく聞けます。

CAL 9339  \1850
シューベルト:歌曲集「冬の旅」 D911
ナタリー・シュトゥッツマン(A)
インゲル・セデルグレン(P)
国内盤が先行リリースされ既に大変な評判となっている、ナタリー・シュト
ゥッツマンの歌う「冬の旅」、輸入盤もリリースです。学生時代から実に
20年もの間温めつづけ、偉大なハンス・ホッターにも学んで完成させた「冬
の旅」。女声だから、アルトだから、といった概念をふっ飛ばして、人間
シュトゥッツマンの思いがググッと入っている「冬の旅」になっています。
やっぱり歌曲は魂です!





<IDIS>
IDIS 6434  \1550
モーツァルト:ピアノ協奏曲第14番変ホ長調K449
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
マイラ・ヘス(P)
ブルーノ・ワルター(指)ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1954年1月17日、1951年2月11日カーネギーホール
20世紀最大の英国のピアニストの一人、マイラ・ヘス (1890-1965)、案外と
日本では人気がないのが残念です。ここでは1950年代前半の、大指揮者ブル
ーノ・ワルターとの共演。モーツァルトの心のこもった音楽はもちろんです
が、それ以上にブラームスが注目。宇野功芳氏も「女流ながら構えが大きく、
決然たる威厳にみち、全ての音が鳴り切ったシンフォニックな響きは男性的
とさえいえよう」と絶賛、ワルターの指揮についても「終始、厚みと充実感
と豊かな歌があり、むせるようなロマン、いじらしさ、熱狂的な追いこみな
ど、音楽を堪能させてくれる」とベタ褒めです。ここまで言われれば誰だっ
て聞きたくなります。

IDIS 6433  \1550
ブルッフ:
ヴァイオリン協奏曲第1番ト長調Op. 26 
第2番ニ長調Op.44 
スコットランド幻想曲Op.46
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)
マルコム・サージェント(指)ロンドン新SO.
アイズラー・ソロモン(指)RCAビクターSO.
ウィリアム・スタインバーグ(指)RCAビクターSO.
録音:1951年5月18日、1954年11月2日、1947年9月12日
RCA録音。ハイフェッツお得意のブルッフ。
全盛期の録音だけに切れ味抜群です。

IDIS 6435  \1550
バッハ:
ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV1041
第2番ホ長調BWV1042
2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1043
パルティータ第2番ニ短調BWV 1004
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)
アルフレッド・ウォーレンステイン(指)ロスアンジェルスPO.
フランツ・ワックスマン(指)RCAビクターSO.
録音:1953年12月6日、1946年10月、1952年10月24日
RCA録音。2つのヴァイオリンのための協奏曲は、ハイフェッツが2台のヴァイ
オリンを二重録音したことで知られているもの。

IDIS 6432  \1550
アンドレ・セゴビア/1952-1954録音
ミラン,クープラン,ヴァイス,C.P.E.バッハ,ハイドン,パガニーニ,
マラツ,タンスマン,トロバの作品
アンドレ・セコビア(G)
一部に初CD化録音を含むとのこと。






<harmonia mundi France>
HMU 807318(SACD-Hybrid)  \2250
「ザ・パワーズ・オブ・ヘブン-17,18世紀の東方正教会の音楽」
ボルトニャンスキー:
私の祈りをあなたに/私は眼を山へと向ける/私の声で主を呼ぶ,
サルティ:いまや天の力が,
ガルッピ:ケルビムの讃歌/肉においてあなたは眠りに落ちる,
ティトフ:父と息子への栄光,
ディレツキ:主の名を讃えよ/死者のように,
ヴェデル:
バビロンの川のほとりで/主よ、私の終わりを教えてください他全11曲
ポール・ヒリアー(指)エストニア・フィルハーモニー室内合唱団
録音:2002年7月
通常盤HMU.907318。昨年秋のリリース時に世界的に話題となったアルバムが
SACDで発売。17,18 世紀、ロシアが西欧化を進めた時代におけるロシアの教
会音楽を集めています。洗練されたクリアな空気の中に、ほのかにロシア色
がふわりと漂って、スラヴ臭い作品とは全く違う美しさ。エストニア・フィ
ルハーモニー室内合唱団の演奏は、これほど完璧だと他の人がやりづらいだ
ろうが!というくらい鉄壁に完成された演奏。さすが天下のポール・ヒリヤ
ーとエストニア・フィルハーモニー室内合唱団!マルチチャンネルの魅力、
爆発でSACDには最適のディスクです。






<TAHRA>
TAH 533  \2080
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調BWV1004
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調K218
ユーディ・メニューイン(Vn)
カール・ベーム(指)RIAS交響楽団
録音:1968年10月6日ベルン、1951年4月9日ベルリン
ユーディ・メニューインくらい生涯で評価、人気が揺れたヴァイオリニスト
もいないでしょう。誰もが仰天した神童時代、エネスコの指導が行き届いた
青年時代の圧倒的な人気実力。ところが1950年代から急速にテクニックが衰
え、まだ壮年のうちに往年のヴァイオリニストになってしまいました…とい
われるものですが、剛健に弾きまくれなくとも出せる味があるというもの。
その一つがバッハのパルティータの2番で、この1968年のライブ録音からも
エネスコから受け継いだ深い洞察が伝わってきます。気になるテクニックも
シゲティよりはしゃっきりしてるでしょう。
モーツァルトの協奏曲はカール・ベームとの共演が聞き物。





<INTEGRAL-Maguelone>
MAG 111146  \1650
グリーグ:ピアノ曲集
3つのピアノ小品,2つのノルウェー民謡による即興曲Op.29,農民の暮らし
の情景Op.19,ピアノ・ソナタ ホ短調Op.7
パスカル・ギャレ(P) 録音:2002年6月
叙情詩人グリーグのピアノ曲は素朴な親しみやすさばかりが強調されがち、
しかし見落としちゃイケナイ!表面上の土の薫りの奥底には、グリーグのピ
アノの特性を知り尽くした高度な作曲技法がしっかりと土台にあるのです。
さすがはフランスの俊英、ギャレは明晰にピアノをコントロール、グリーグ
の音楽からピアノの鳴りの美しさとブレンドされた色彩とを引き出していま
す。グリーグの音楽の中にこれだけ響きのキラメキがあったのか!と目を覚
まされるCDです。





<MANDALA>
MAN 5079  \2180
ロドリーゴ:ギター作品集
スペインの田園で,ソナタ・ジョコーサ,祈りと踊り,3つのスペイン風小曲
ジェラール・アビトン(G) 録音:2004年
ロドリーゴのギター・ソロの名作を集めています。どれもロドリーゴらしい
スペインの強い日差しと色彩を感じさせる名曲。親しみやすくノスタルジッ
クでもありながら、鋭い感性が隠れているところがロドリーゴの人気の秘訣
でしょう。ジェラール・アビトンは1954年生まれのフランスのギタリスト。
1981年のジュネーヴ国際音楽コンクールで1位なし2位を受賞しています。細
やかに神経を通わせた音色のコントロールが絶妙です。

MAN 5081  \2180
ピアソラ:「ブエノスアイレスのマリア」からの3つの部分,
武満:ギターのための12の歌曲から(5曲),
アルメイダ:谷の夕暮れ、ベリンバウ・カリオカ,
ブロウェル:11月のある日,
ルリシュ:ジャンゴのための導入とセレナーデ,
ハウク:アルバ/前奏曲,
デュアーテ:3つの英国民謡,
イルマル:バーデンジャズ組曲
オスカー・カセレス(G) 録音:2003年11月
武満、ピアソラのような大御所から、国も様々な作曲家のギター作品を取り
上げている好企画。20世紀の多様なギター曲の方向性がうかがえて興味が尽
きません。特筆すべきはキューバの世界的ギタリスト、レオ・ブロウエル
(1939-)。11月のある日のしみじみとした美しさは、何故か日本情緒にもあ
う雰囲気があります。





<NM CLASSICS>
NMQ 97033(13CD+1DVD)  \13500
リッカルド・シャイーとコンセルトヘボウ管弦楽団の放送録音集
やってくれると思ってはいましたが、NM CLASSICS、とうとうシャイーのライ
ブをドッサリ出してくれました。もちろん今回もDVD付き!
1988年にシャイーとアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(ACO)の首席
指揮者に就任したときは誰もが驚いたものでしたが、まさか2004年の今年まで
16年もの長きに渡って続くとは誰も予想しなかったことでしょう。それだけこ
の両者の関係が極めて良好だった証拠で、DECCAなどにすぐれた録音が多数残
されました。
このBOXには、シャイーが初めてACOを指揮した1985年1月から、2003年のクリ
スマスまで、実に20年近くの放送録音が集められています。その曲目も、独墺
系の古典ものから、アヴァンギャルドな現代ものまでまあ多彩!シャイーの面
目躍如たるものです。
主なものを御紹介しましょう。
まずは何と言っても2002、2003年収録のDVDのストラヴィンスキー!肉感的な
リズムでは定評あるシャイーのこと、バレエ音楽は最高。豪快な「火の鳥」、
色彩的でダイナミックな「春の祭典」はもちろん、「プルチネッラ」では日本
でも人気のメッゾ、ソーニャ・ガナッシが出演というのもうれしいじゃありま
せんか。
CDではなんといってもマルタ・アルゲリッチと共演のプロコフィエフのピアノ
協奏曲第3番!この二人の相性の良さが抜群に出ています。
1995年には大作、マーラーの千人の交響曲を指揮しています。DECCAのCDとは
キャストも全く異なっています。
シャイーらしい近現代ものも多数。ベルク,ウェーベルン,ベリオ,リーム,
マデルナ,ディーペンブロック,ヴァレーズなど、うれしい録音が多数ありま
す。
●内容
演奏:全てリッカルド・シャイー(指)コンセルトヘボウ管弦楽団
CD1
ヴェルディ:「運命の力」序曲(1986年6月20日)
ベリオ:2台のピアノとオーケストラのための協奏曲(1985年1月6日)
チャイコフスキー:交響曲第1番「冬の日の幻想」(1985年1月12日)
アントーニオ・バッリスタ(P) ブルーノ・カニーノ(P)
CD2
リーム:黒と赤の踊り(1986年4月3日)
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第1番Sz.36(1987年11月5日)
ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調Op.36(1986年8月27日)
シュロモ・ミンツ(Vn)
CD3
ベリオ:レクイエム(室内管弦楽のための、第1版)(1986年4月6日)
ムソルグスキー:死の歌と踊り(1987年11月1日)
ツェムリンスキー:人魚姫(1986年10月24日)
コロシュ・コヴァーチュ(Bs)
CD4
マデルナ:「フランツ・カフカの経過」のための習作(1989年10月19日)
マーラー:亡き子を偲ぶ歌(1989年10月12日)
バーンスタイン:セレナーデ(1988年11月10日)
エバーハルト・エッシェ(語り) エッダ・モーザー(S)
ロベルト・ホル(Bs)
ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(Vn)
CD5
ベリオ:民謡集(1989年4月6日)
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第2番ト短調Op.126(1988年8月20日)
ベリオ:フォルマツィオーニ(1988年3月3日)
ヤルト・ヴァン・ネス(Ms)
リン・ハレル(Vc)
CD6
ドビュッシー:バレエ「カンマ」(1993年10月21日)
ケウレン:ティンパン(1991年9月26日)
プロコフィエフ:交響曲第3番ハ短調Op.44(1991年3月1日)
CD7
ベリオ:コンチェルト2(1991年3月1日)
シャット:天国(1992年4月3日)
ブルーノ・カニーノ(P)
CD8
ウェーベルン:パッサカーリア
(1992年2月2日ウィーン、ムジークフェラインザール)
シェーンベルク:室内交響曲第1番ホ長調Op.9(1992年1月16日)
ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」(1947年版)(1993年10月21日)
CD9
ベルク:ピアノ・ソナタOp.1(フェアベイによる管弦楽編)(1993年2月17日)
ディーペンブロック:大いなる沈黙の中で(1994年2月10日)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第14番変ホ長調K449(1994年2月17日)
ヒンデミット:室内音楽第2番Op.36 No.1(1990年10月25日)
ホーカン・ハーゲゴール(Br)
マリア・ジョアン・ピリス(P)
ロナルド・ブラウティガム(P)
CD10
ケウリス:オルガン協奏曲(1993年3月19日)
ベルク:ヴァイオリン協奏曲(1996年6月6日)
マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」−第1部(1995年5月16日)
レオ・ヴァン・デゼラール(Org)
フランク・ペーター・ツィンマーマン(Vn)
CD11
マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」−第2部(1995年5月16日)
ベルク:7つの初期の歌(1999年2月26日)
アレッサンドラ・マルク,ジュリア・フォークナー,
シンディア・シーデン(S) ヤルト・ヴァン・ネス,
ビルギット・レンメルト(A) ゲイリー・レイクス(T)
アンドレアス・シュミット(Br) ロベルト・ホル(Bs)
プラハ・フィルハーモニーCho. キューン混声Cho.
 聖バヴォ大聖堂少年合唱団サクラメンツコール・ブレダ
バーバラ・ボニー(S)
CD12
ワーグナー:「神々の黄昏」−夜明けとジークフリートのラインへの旅
(1995年5月2日)
ブルックナー:ミサ曲第3番ヘ短調(1996年10月13日)
ルバ・オルゴナソヴァ(S) ナタリー・シュトゥッツマン(A)
ハンス・ペーター・ブロホヴィッツ(T) クルト・モル(Bs)
オランダ放送合唱団
CD13
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「アゴン」(2001年9月16日)
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番ハ長調Op.26(1998年12月19日)
ヴァーレーズ:「アメリカ」(1996年12月13日)
マルタ・アルゲリッチ(P)
DVD
NTSC Region-ALL
ストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」(1945年版)(2003年12月25日)
ストラヴィンスキー:「プルチネッラ」(2002年12月25日)
ストラヴィンスキー:「春の祭典」(2002年12月25日)
ソーニャ・ガナッシ(Ms) ケネス・ターヴァー(T)
 シモーネ・アルベルギーニ(Bs)
 
<NAIVE>
OP 30379  \1980
ヴィヴァルディ:ファゴット、オーボエ協奏曲集第1集
ファゴット協奏曲イ短調RV498, オーボエ協奏曲ハ長調RV451, 
オーボエとファゴットの協奏曲ト長調RV545, 
ファゴット協奏曲ニ短調RV481, オーボエ協奏曲イ短調RV461, 
ファゴット協奏曲変ロ長調RV501「夜」
セルジョ・アッゾリーニ(Fg) ハンス・ペーター・ヴェスターマン(Ob) 
ジョルジョ・ファーヴァ(指)ソナトーリ・デ・ラ・ジョイオーザ・マルカ
naiveのヴィヴァルディ・エディションの新刊です!ヴィヴァルディは様々なタ
イプの協奏曲を作っています。もちろんヴァイオリンが多数ですが、意外に多
いのがファゴット。40曲弱もあるというから驚き。それだけヴィヴァルディが
ファゴットを好んでいた証拠でしょう。あまりソロには向かないと思われてい
るこの楽器も、ヴィヴァルディの手にかかると軽やかに歌い踊るのですから面
白いものです。オーボエ協奏曲も20曲ほどあり、こちらも独特の哀愁がよく出
ています。
ジョルジョ・ファーヴァ率いるソナトーリ・デ・ラ・ジョイオーザ・マルカは
ヴィヴァルディ・エディション初登場の団体。既に20年のキャリアを持つ結構
なベテランの団体で、パリッと糊付けの良いヴィヴァルディです。セルジョ・
アッゾリーニは1967年ボローニャ生まれ。ボローニャ、ローマ、ハノーファー
と学び、コンクールで軒並み優勝をかっさらっていったという凄腕の持ち主。
普通想像するようなバスーン、ファゴットの音色とだいぶ違う明るく軽やかな
音がヴィヴァルディに打ってつけです。ハンス・ペーター・ヴェスターマンは
オーボエ界では有名な人で、録音も多数です。







<ALTUS>
ALT 084  \2450
モノラル
シューベルト:交響曲ハ長調「グレイト」 
フランツ・シュミット:ハンガリーの軽騎兵の歌による変奏曲
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)ウィーン・フィル 
録音:1957年10月27日オ−ストリア放送協会
かつてDGで発売され、あまりのクナ節に驚かされた、かのグレイト。ついに10年
ぶりにアルトゥスから新たな音質で蘇りました。

ALT 085  \2450
モノラル
ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調
カール・シューリヒト(指)ウィーン・フィル 
録音:1963年10月27日オ−ストリア放送協会
スタジオ盤の方はいささか枯れた感じの名演でございましたが、さすがシュ−
リヒト。ライヴの迫力がやはり本当でした。終楽章コ−ダの気高さは圧倒的で
ございます。

ALT 086  \2450
モノラル
モーツァルト:交響曲第35番ニ長調「ハフナー」 
R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
ラヴェル:「マ・メール・ロワ」/「ダフニスとクロエ」組曲第2番
アンドレ・クリュイタンス(指)ウィーン・フィル 
録音:1955年5月15日ロートヴァイスロート放送集団
まさに絶妙のコンビといえる美しさでとろけるよう。エレガントの極みとはこ
のことでありましょうか。モーツァルトのシンフォニーも待望の登場。ドンファ
ンもイキ。ラヴェルはあまりの官能性にしびれてしまいました。ウィ−ン・フィ
ルの魅力も爆発。






<RELIEF>
CR 991070  \2080
マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調
ウラディーミル・フェドセーエフ(指)
モスクワ放送チャイコフスキー交響楽団
録音:2000年8月30日,9月2,3日、モスクワ音楽院大ホール
フェドセーエフの音楽は男の美学。タフでクールでビシッと決める。マーラー
の5番というとアダージェットに代表される世紀末頽廃美ばかりが強調されが
ちなところが、フェドセーエフの手にかかるといやみなくかっこいい。なんだ
かスポーツで鍛えた肉体をシャキッとしたスーツで包んだような、筋肉美と知
性の融合を感じてしまいます。

CR 991071  \2080
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」
ウラディーミル・フェドセーエフ(指)
モスクワ放送チャイコフスキー交響楽団
録音:2001年5月25-31日
マーラーの交響曲の中でも最もフェドセーエフの個性がガッチリ合いそうなの
がこの第6番。フェドセーエフの手にかかれば滅々とした曲想もスパッとダイ
レクト、あたかもミケランジェロの筋肉隆々の彫刻のような緊張感のある活力
に満ちたものになります。とかくマーラーは分裂的に解釈、扱われがちですが、
ここまで真っ直ぐに切り込むオーケストラ美学に徹してくれると文句無し、聞
けば元気の泉湧くマーラー。あらためてフェドセーエフの男気の音楽に感心す
ること請け合いです。


CR 991073  2枚組  \4160
チャイコフスキー:「くるみ割り人形」 Op.71
チャイコフスキー(フェドセーエフ編):「眠れる森の美女」からの大組曲
ウラディーミル・フェドセーエフ(指)
モスクワ放送チャイコフスキー交響楽団
録音:2003年,1999年
メインは御存知傑作バレエ「くるみ割り人形」。なんといってもチャイコフス
キーの作品の中でも屈指の大傑作、フェドセーエフの腕が鳴ります。オーケス
トラ・ドライヴにかけては天下一品の人だけに、手兵モスクワ放送チャイコフ
スキー交響楽団の力量を存分に発揮させつつも、そこは達人フェドセーエフ、
決して押しっぱなしではなく、メルヘンチックなかわいらしさやのびやかさも
十分。うまい!組曲に採用されなかったため知名度ではぐんと下がってしまっ
た数々の佳曲にもたっぷりと愛情が注がれているのがうれしいところ。フェド
セーエフは1986年にやはり全曲をMelodiyaに録音していますが、その頃よりも
ずっと円熟していることがよく分かります。
ボーナスに収録されている「眠れる森の美女」からの大組曲は以前CR.991055
で発売されたものと同じ。通常の組曲とは異なり、フェドセーエフ自身が選曲
したものです。





<Music & Arts>
M&A 1135  2枚組  \3760
チャイコフスキー:
交響曲第4番 ヘ短調 Op.36,
交響曲第5番 ホ短調 Op.64,
交響曲第6番 ロ短調 Op.74「悲愴」
セルゲイ・クーセヴィツキ(指)ボストン交響楽団
録音:1949年3月11日,1943年11月6日,1946年2月9日、以上ボストン
ブラームスの交響曲全集(M&A.1108 2CD)に続くM&A社のセルゲイ・クーセヴィ
ツキ(1874‐1951)の貴重なライヴ録音発掘。前任のモントゥー、後任のミュ
ンシュに劣らぬボストン交響楽団の栄光の時代を築いたにもかかわらず現代で
は人気の低いクーセヴィツキ、昨今ではむしろコントラバス協奏曲の作曲家と
しての方が知られているんじゃないかというくらい。しかし彼の太っいロマン
ティシズムはたしかに説得力があるもので、とりわけチャイコフスキーには
ぴったりです。

M&A 1134  \1880
ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 Op.55「英雄」
「レオノーレ」序曲第3番
「コリオラン」序曲
アルトゥーロ・トスカニーニ(指)NBC交響楽団
録音:1938年12月3日,1948年3月6日,1953年12月6日
トスカニーニの剛毅なベートーヴェンの芸術が楽しめる1枚。「レオノーレ」
序曲第3番はこれまで発売された形跡の無いものでおそらく初出と思われます。
「英雄」は伝説的な1938年のベートーヴェン・チクルスでの名演の誉れ高いも
の。「コリオラン」序曲はかつてM&A.3007で一度だけ発売されたことがある珍
しいもの、待望の復活です。

M&A 4248  2枚組  \2980
ヴェルディ:「ファルスタッフ」のリハーサル
ジュゼッペ・ヴァルデンゴ(Br ファルスタッフ),
ヘルヴァ・ネッリ(S アリーチェ),
ナン・メリマン(Ms ペイジ夫人),
クローエ・エルモ(Ms クイックリー夫人),
フランク・グァレラ(Br フォード),
テレサ・シュティヒ=ランダル(S ナンネッタ),他
アルトゥーロ・トスカニーニ(指)
録音:1950年3月
トスカニーニは1950年の4月に二晩に分けてヴェルディの「ファルスタッフ」
を放送で公演しています。これはそのリハーサルの記録。トスカニーニのヴェ
ルディやイタリアオペラに対する考え方が良くわかるもので、ファンは必聴で
す。





<BIS>
BISNL 5026  \2080
本能のベース:
ムソルグスキー:展覧会の絵
シューマン:トロイメライ
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
フォーレ:シシリエンヌ
ドビュッシー:小さな黒人
リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
モンティ:チャルダーシュ
ラハティ交響楽団チェロ&コントラバス・セクション
録音:2002年4月フィンランド,ラハティ、シベリウス・ホール
2003年11月フィンランド、ラハティ音楽専門学校、カレヴィ・アホ・ホール
シベリウスの管弦楽曲のCDで、あの怖い低音をしっかり支えていたラハティ
交響楽団の低弦セクション。名人集団の彼らがイーッカ・パッリの編曲による
「展覧会の絵」ほかを演奏する仰天アルバム。特に「熊蜂の飛行」の細かい
パッセージは殺人的です。力強い男性的なサウンドが魅力。フィンランド版
「オーケストラ・ド・コントラバス」と申せましょう。

BIS 1388  \2080
グラズノフ:
交響曲第5番変ロ長調 Op.55
交響曲第7番ヘ長調 Op.77
尾高忠明 (指)BBCウェールズ・ナショナルO
録音:1995年4月28日 1998年2月5日
ウェールズ、スワンシー、ブラングウィン・ホール
尾高&BBCウェールズによるグラズノフの交響曲の完結盤。「第5番」はムラ
ヴィンスキーと正反対の解釈なのが興味津々です。

BIS 1389  \2080
マルティヌー:
弦楽四重奏曲第3番 H.183 (1929)
弦楽四重奏曲第4番 H.258 (1937)
弦楽四重奏曲第5番 H.268 (1938)
エンペラーSQ
録音:2002年8月5-8日イングランド、サウス・ヨークシャー、
ウェントワース聖三位一体教会
新校訂楽譜による録音。強烈なリズムが特徴の第3番、チェコの民謡風なメロ
ディによる第4番、夭折の愛弟子カプラロヴァーへの思いを込めているという
意味深な第5番等、イギリスの新鋭エンペラーSQの演奏が光ります。

BIS 1150  \2080
ヴァスクス:
ヴァイオリン協奏曲「遠い光」 (1996/7)
ムジカ・ドロローサ (1983)
旅人 (2001)
カタリナ・アンドレアソン (Vnと指) スウェーデン室内O
録音:2003年1月スウェーデン、エレブロ・コンサートホール
ラトヴァアを代表する作曲家ペトリス・ヴァスクス (1946-)作品集。いずれも
作曲者立会いのもとで録音された決定盤。透明ながら独特のメランコリーを秘
めた作風が個性的です。

BIS 1322  \2080
ジョウ・ロン(周龍):
韻(タンの詩による)-弦楽四重奏とOrchのための (1995)
タイグの韻-Orchのための (2003)
ダ・ク-打楽器とOrchのための (1990/1)
炎の未来-ChoとOrchのための (2001/3)
上海SQ、ジョナサン・フォックス(Perc)、
シンガポール・フィル室内Cho、ラン・シュイ(指)シンガポールSO
録音:2003年8月シンガポール、ヴィクトリア・コンサートホール
北京出身、アメリカ在住の中国人作曲家周龍 (1953-)の作品集。古代中国の典
礼音楽に基づく世界は全く独自のもので、荘厳。シンガポール響が抜群の巧さ
を見せています。

BIS 1496/8  5枚組  \6240
北欧五天王
スヴェンセン:
交響曲第1番ニ長調/同第2番変ロ長調/2つのスウェーデンの調べ
ステンハンマル:セレナード/ピアノ協奏曲第2番/間奏曲
ニールセン:交響曲第4番「消しがたきもの」/交響曲第6番
シベリウス:交響曲第2番ニ長調/カレリア組曲/ポヒヨラの娘
トゥビン:交響曲第9番/同第10番/トッカータ/エストニア舞踊組曲
クリスティーナ・オルティス (Pf)、ネーメ・ヤルヴィ (指)エーテボリSO
録音:1986年9月
1985年8月/1989年5月/1989年3月
1990年9月/1992年3月
1983年9月/1983年5月/1985年8月
1981年9月/1986年10月/1984年2月/1984年1月
全てスウェーデン、エーテボリ・コンサートホール
スヴェンセン(ノルウェー)、ステンハンマル(スウェーデン)、
ニールセン(デンマーク)、シベリウス(フィンランド)、
トゥビン(エストニア)という北欧五カ国を代表する作曲家たちのオーケス
トラ曲を集めたお買い得盤。いずれも充実した内容です。






<Claves>
50-2409  \2080
トゥリーナ:
円Op.91
ピアノ三重奏曲第1番Op.35
ピアノ三重奏曲第2番Op.76
ピアノ四重奏曲イ短調Op.67
ダモクレス三重奏団 
ローレンス・ダットン(Va)
クラーヴェスが力を入れるトゥリーナのシリーズ最新作。ダモクレス・トリオ
はニューヨークで活躍する若手により1996年に結成。活動当初からトゥリーナ
のほかスペインの室内楽を積極的に取り上げています。ピアノ四重奏では、あ
のエマーソンSQのメンバーもゲスト参加しています。






<ALBA>
ABCD 190  \2080
ショパン:ノクターン集
ト短調 Op.37の1/ト長調 Op.37の2/ハ短調 Op48の1/嬰ヘ短調 Op48の2
/ヘ短調 Op55の1/変ホ長調 Op55の2/ロ長調 Op62の1/ホ長調 Op62の2
/ホ短調(遺作)/嬰ハ短調(遺作)/ハ短調(遺作)
ヤンネ・メルタネン (Pf)
録音:2003年8月4-7日 ミッケリ、
ミカエリ・コンサート&コングレス・ホール/マルッティ・タルヴェラ・ホール
1967年生まれのフィンランドのピアニスト、メルタネンによるショパンの
第2弾。甘口のショパンにお嘆きの方々にオススメの超辛口演奏。ショパンの
ノクターンの怖さがよくわかります。

ABCD 178  \2080
フレスコバルディ:チェンバロ作品集
トッカータ7番/アルカデルトのパッセジアート/バレット第3番とクラント
/パッサカリアによる100のパルティータ/別の旋法によるパッサカリア/逆
行リガトゥーレ付の半音階的カプリッチョ/トッカータ9番/不協和音のカプ
リッチョ/トッカータ10番/トッカータ2番/カンツォーナ1番/バッタリア
によるカプリッチョ/トッカータ1番/カンツォーナ4番/トッカータ6番/ガ
リアルダ2番/同3番/同4番/リチェルカーレ5番/フレスコバルディ風のア
リア
アーポ・ハッキネン (チェンバロ)
録音:2002年7月30日、8月1日 カリス教会
1967年生まれ、ピエール・アンタイ門下でヘルシンキ・バロック・オーケスト
ラの音楽監督も務める期待のチェンバロ奏者ハッキネンがフレスコバルディに
挑戦。名手です。

ABCD 179  \2080
リタンデル兄弟の音楽
カール・ルドヴィク・リタンデル (1773-1843):
ソナタ ハ長調/ソナタ 嬰ヘ短調/アレグレッツァ ハ長調/カプリッチョ
ト長調
フレドリク・エマヌエル・リタンデル (1777-1823):
ロンド〈喜び〉/ハイドンの主題による変奏曲
クリストフィリス・リテンデル (1778-1823):ポロネーズ ハ長調
ダヴィド・リタンデル (1780-1807) :
ワルツ 変ロ長調(トゥイヤ・ハッキラ 編曲)
トゥイヤ・ハッキラ (フォルテピアノ)
録音:2002年9月15-17日 クーサンコスキ・ホール
珍しいフィンランド古典派音楽集。リタンデル兄弟は全部で11人もいて、う
ち4人が作曲家になりました。いずれもエスニックな香りの全くないウィー
ン古典派作風で、ハイドン、モーツァルト、あるいはベートーヴェンを思わ
せます。ピアノ音楽ファンにもオススメです。






<MALIBRAN>
CDRG 182  \2080
アルベニス:「イベリア」
グラナドス:「ゴイエスカス」間奏曲 
ラヴェル:道化師の朝の歌
リュリ:序曲と舞曲 
クープラン:第3ルソン・ド・テネブル 
ダレラック:四重奏曲第3番    
ルーセル:シンフォニエッタ
ガストン・プーレ(指)ブザンソン祝祭管弦楽団
ジャーヌ・エヴラール(指)パリ女性管弦楽団
録音:1948年、1949年、1938年、1943年、1956年
これはまた珍しい録音です。ガストン・プーレ(1892-1974)とジャーヌ・エヴ
ラール(1893-1984)はパリ音楽院の同窓で学生結婚したヴァイオリニスト。夫
婦そろって「春の祭典」の初演のオーケストラに参加していたといいます。
ガストン・プーレは今日ではドビュッシーのヴァイオリン・ソナタの初演者と
して知られているでしょう。トスカニーニの勧めで1920年代半ばに指揮者に転
進、かなりの活躍をしました。一方、ジャーヌ・エヴラールは、夫が指揮者に
なってから小さなアンサンブルを組んでいたものが好評で、これが室内オーケ
ストラに発展、1930年代から指揮をとるようになり、女性だけのオーケストラ
を設立。これはパリで大変な評判となりました。1934年にはルーセルの弦楽の
ためのシンフォニエッタを初演しています。
二人とも20世紀の音楽では結構有名な人なのに、録音となると極めて乏しく、
伝説となっていただけに、このCDは大変に貴重なものです。

CDRG 183  \2080
マスネ:パルナソス組曲,オラトリオ「エーヴ」
ティエリー・ペリカン(指)モンティヴィリエO.
アンサンブル・ボワエルデュー,
オワーズ県立フィルハーモニー・ル・コンセールO.パリ・リリクCho.
ルネ・フィネル,ナタリー・ラブリ,
マルク・スーシェ,ジャン・ゴイェチェ
マスネの珍しい声楽作品です。パルナソス組曲は1912年、マスネが亡くなる
直前に書き上げ校正までしたものの、オーケストラスコアは印刷されること
なく埋もれてしまっていた作品。神秘劇と銘打たれた「エーヴ」は1875年に
初演された作品。エーヴとは創世記のイヴのこと。といってもそれを素材に
した愛の讃歌といった趣の内容です。

MR 546  \2080
オッフェンバック:「美しきヘレナ」抜粋
ファネリ・ルヴォワ(S;ヘレナ) ルイ・アルヌ(T;パリス) 
マルセル・サンソネッティ(オレスト) モーリス・ポルテラ(メネラス)
ジュール・グレシエ(指)ラジオ・リリク管弦楽団
録音:1948年5月9日パリ
最近やたら人気の演目になっているオッフェンバックの「美しきヘレナ」の
1948年の放送録音。抜粋とはいえ語りも入って80分近くみっちり収録されてい
るので聞き所はほぼ完全収録。ちょっとレトロな雰囲気がまたよいものです。
ファネリ・ルヴォワは美貌で知られた人。
なお、MRの品番はMALIBRANのCD-Rのものですが、これはCDです。






<WERGO>
WER 6667  \1850
ルイージ・ノーノ(1924-1990):作品集
管弦楽のための作品 第1
赤いマント-Der rote Mantel-(全三幕)〔世界初録音〕
「ドン・ベルリンプリーンのベリサとの庭での恋」に基づく    -ソプラノ、
バリトン、混声合唱とオーケストラのための(1954年)-エンリケ・ベックに
よるテキストのドイツ語翻案
アンゲリカ・ルッツ(S) イエルク・ゴットシック(Br) RIAS室内合唱団
ペーター・ヒルシュ(指)ベルリン・ドイツ交響楽団
今年はルイージ・ノーノ生誕80年の記念の年。
「弦楽のための作品第1」は1951年に作曲されたもの。もともとこれはプラハ
の共産主義者ジャーナリスト、フチーク(作曲家のフチークとはまったくの別
人)についての作品で、二人の弁者と管弦楽のために書かれる予定でした。し
かし当時の社会的事情から結局は完成・演奏の日の目を見ないままになってし
まっていました。ノーノはのちにこれをオーケストラのみの作品として完成さ
せています。聴いているだけではわかりませんが、この作品でノーノは音の素
材を9つに制限しております。
「赤いマント」は全曲世界初録音。アンダルシアの薫りがカスタネット等の木
の楽器から感じられます。ところどころに聴こえる耳に残る金属音は「死」の
告知。すべての生が閉ざされたあと、黒い紙で作られた鳥がはらりと落ちて終
わる舞台音楽のようです。

WER 6646  \1850
シャオンガン・イエ:作品集(最後の楽園,冬,ピーパ協奏曲,地平線)
ヤンヤン・ワン(ソプラノ) ソン=フー・リウ(バリトン)
ウェイ・ルー(ヴァイオリン) マン・ウー(ピーパ)
サールブリュッケン放送交響楽団
イ・チャン(指)ギュンター・ヘルビッヒ(指/ピーパ協奏曲)
中国出身の作曲家、シャオガン・イェは、その作品が数々の国際的な賞を受賞
した実力者。大陸間を忙しく行き来する人気の作曲家で、西と東の音楽文化を
こよなく愛する美的放浪者でもあります。

WER 6558  \1850
カリン・ハウスマン(1962-):
lys、これぞ騒音、共鳴、重さと寸法(ピアノ独奏のための)、膨らむ
偶然のための場所
エリック・オーナ(指)チュルムヒェンアンサンブル
ノルマ・アンズ(S)アンサンブル ・ファ=キュン・イム(P)
イングリード・シュミットヒューゼン(S)
現代音楽のための音楽工房アンサンブル
植物など自然とお話ができてしまう不思議女性作曲家、カリン。目を閉じれば
そこは森の中、森の妖精になった気分になれる一枚です。音の使い方がちょっ
と不思議でなかなか素敵です。





<PRAGA>
PRDDSD 250203(SACD-Hybrid)  \2280
シュールホフ:室内楽作品集
弦楽四重奏のための5つの小品,
フルート(ピッコロ)、ヴィオラ、コントラバスのための小協奏曲,
ヴァイオリンとチェロの二重奏曲,
弦楽六重奏曲
プラジャーク四重奏団,コチアン四重奏団,
イジー・フデッツ(Cb),ヴァーツラフ・クント(Fl)
録音:2003-2004年
近年再評価著しいチェコの作曲家、エルヴィン・シュールホフ(1894-1942)の
室内楽作品集。編成はマチマチですが、どの曲もシュールホフならではの毒の
ある苦味が決まった作品です。とくに弦楽四重奏のための5つの小品は全て舞
曲調の音楽で、不協和音とノリの良い音楽との融合が不思議な魅力を生み出し
ています。
演奏は、チェコを代表する四重奏団、プラジャーク・カルテットとコチアン・
カルテットがメンバーを分けあい、さらに名ベーシスト、イジー・フデッツ
らのゲストを加えたもの、シュールホフのヒリヒリ感を存分に出しております。

PRDDSD 250204(SACD-Hybrid)  \2280
ヴォルジーシェク:
ヴァイオリン・ソナタ ト長調Op.5
ヴァイオリンとピアノのためのロンドOp.8
チェロとピアノのための変奏曲Op.9
弦楽四重奏のためのロンドOp.11
コチアン四重奏団,イヴァン・クランスキ(P)
録音:2003年12月
ヤン・ヴァーツラフ・ヴォルジーシェクは1791年プラハの北東の町ヴァンベル
クに生まれ1825年にウィーンで亡くなった鍵盤奏者、作曲家。ベートーヴェン
の友人としても知られています。ベートーヴェンよりは、同世代のウェーバー
(1786年生)に近い明るさと軽快さがあり、弦楽四重奏のためのロンドなど軽
いリズムの弾みが実にうきうきと楽しい作品です。コチアン四重奏団のメンバ
ーがソロを担当しています。






<PREISER>
PRCD 90613  \1780
モーツァルト:
交響曲第36番ハ長調 K425「リンツ」
交響曲第41番ハ長調 K551「ジュピター」
ヨハン・シュトラウス:
ワルツ「南国のバラ」
ワルツ「朝の新聞」,
ヨゼフ・シュトラウス:ワルツ「天体の音楽」
カール・ベーム(指)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
録音:1950年9月(リンツ),1949年3月(ジュピター),
1949年3月(シュトラウス)
1950年前後の覇気漲るベームとウィーン・フィルの録音。「リンツ」はDECC
A録音、他はHMV(=EMI)録音。「リンツ」LP時代に廉価版でよく見かけた名
盤の復活、思わず懐かしくなる人も多いはず。1950年のVPOの薫りがDECCAの
優秀録音でクリアに取られていてたまりません。ベームのキリリとした演奏
も全く古びていません。「ジュピター」は音は一段落ちますがこちらも豊か
な演奏。一方いかにもベームとはあわなさそうなシュトラウスのワルツですが、
さすが1940年代のVPOは心得たもので、楽しくやってくれています。

PRCD 89600  \1780
ニノン・ヴァラン/アリア集
マスネ:「ウェルテル」「エロディアート」「マノン」,
グノー:「ファウスト」,
トーマ:「ミニヨン」,
ビゼー:「カルメン」,
シャルパンティエ:「ルイーズ」,
ルコック:「アンゴー夫人の娘」,
ベッリーニ:「ノルマ」,
ボーイト:「メフィストーフェレ」,
プッチーニ:「蝶々夫人」,
ワーグナー:「ローエングリーン」からのアリア(全20曲)
ニノン・ヴァラン(S) ギュスターヴ・クロエ,
フランソワ・ルールマン(指) 録音:1927-1932年
1920、30年代のパリの大スター、ニノン・ヴァラン(1886-1961)の全盛期の素
晴らしい歌を集めたもの。「マノン」、「ウェルテル」や「カルメン」(ミカ
エラではなくカルメンです)、「ファウスト」といったフランスオペラだけで
なく、イタリア・オペラやさらにはワーグナーまで、この大ソプラノの魅力が
満載です。
尚、トラック21が収録されなかったため裏面の曲目表示に白紙での修正があり
ます。予め御了承下さい。

PRCD 89605  \1780
ジャニーヌ・ミショー/アリア集
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」,
ビゼー:「真珠採り」,
グノー:「ミレイユ」「ロメオとジュリエット」,
オッフェンバック:「ホフマン物語」,
トーマ:「ミニヨン」「ハムレット」,
シャルパンティエ:「ルイーズ」,
マスネ:「マノン」,
R.シュトラウス:「ナクソスのアリアドネ」からのアリア,
プロッホ:主題と変奏
ジャニーヌ・ミショー(S)
ロジェ・デゾルミエール(指)パリ音楽院O.
アルベール・ヴォルフ(指)オペラ・コミクO. 
ユジェーヌ・ビゴ(指)コンセール・ラムルーO.他 
録音:1946-1951年
戦後パリで大活躍したトゥールーズ生まれのソプラノ、ジャニーヌ・ミショ
ー(1914-1976)の30代の録音。「ハムレット」と「アリアドネ」以外は全て
DECCA原盤。オペラ座とオペラ・コミクの両方で活躍しただけに、華やかさ
と同時に親しみやすさもあって、彼女の歌は聞いてきてホノボノさせられま
す。名指揮者デゾルミエールと共演の1948年のSP録音6曲は大変貴重。1946年
の「アリアドネ」(フランス語でツェルビネッタの大アリアを歌っています)
はSPで未発売だったもの。

PRCD 89604  \1780
マリアン・アンダーソン/歌曲集
ヘンデル:テ・デウム/シチリアーナ/約束,
バッハ:来れ、甘き死よ,
シューベルト:死と乙女/ます/アヴェ・マリア/すみか,
シューマン:くるみの木,
ブラームス:五月の夜,
シベリウス:
不安な胸より/夕日のようにゆっくりと/とんぼ/2つのばら/それは夢か
/来れ、死よ 他全23曲
マリアン・アンダーソン(A)
もはや伝説的な人物にも思えるマリアン・アンダーソンですが、1897年生まれ
で長命し、没したのは1993年、まだ10年ちょっと前のこと。1935年にザルツブ
ルクでリサイタルを催し、トスカニーニが「百年に一人の声」と絶賛したこと
は有名。その後合衆国で人種差別の壁を乗り越えて、メトで始めて歌った黒人
歌手になったこともまた有名。アンダーソンというとどうしても黒人霊歌が有
名ですが、実際にはクラシックの分野での方が遥かに卓越していたことは,こ
のCDを聞いていただければ実感できると思います。深く濡れたアルトの音色は、
いまだ類をみない空前のものです。

PRCD 89599  \1780
クルト・ベーメ/アリア集
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」,
ベートーヴェン:「フィデリオ」,
ワーグナー:「さまよえるオランダ人」,
ウェーバー:「魔弾の射手」,ニ
コライ:「ウィンザーの陽気な女房たち」,
ワーグナー:「ローエングリーン」「マイスタージンガー」,
スメタナ:「売られた花嫁」,
R.シュトラウス:「バラの騎士」からのアリア,場面
クルト・ベーメ(Bs)
ルドルフ・ケンペ(指)ドレスデン国立歌劇場O.他 
録音:1943-1951年
わが国でもおなじみのドイツのバス、クルト・ベーメの戦中、戦後の録音。
岩のようにガッシリした声で重厚に歌いもするし、柔軟な歌で幅広いレパート
リーをこなしてしまう人です。ほとんどが放送用録音、「フィデリオ」と「オ
ランダ人」は未発売に終わった独ELECTROLA(=EMI)録音です。

PRCD 89603  \1780
レア・ピルッティ/アリアと歌曲集
モーツァルト:「牧人の王」「イドメネオ」,
ドニゼッティ:「ルチア」,
ヴェルディ:「リゴレット」,
R.シュトラウス:「ナクソスのアリアドネ」からのアリア,
J.シュトラウス:皇帝円舞曲/南国のバラ,
R.シュトラウス:帰郷/森の幸福 他
レア・ピルティ(S)
レア・ピルティ(1904-1982)は本名をレア・マイレ・キリネンというフィンラ
ンド人。日本での知名度は低いでしょう(アーベントロートが指揮した)が、
1930年代から1940年代前半に活躍したコロラトゥーラ・ソプラノ。まだ若い時、
シュトラウスが「アリアドネ」を指揮している時、彼女の歌うツェルビネッタ
のアリアにしごく感心してブラーヴァ!と声をかけたというエピソードが残っ
ています。その後ウィーンを拠点に一世を風靡したコロラトゥーラになります
が、大戦が激化したため1943年にフィンランドに帰郷しています。「帰郷」と
「森の幸福」の2曲はシュトラウス自身のピアノ伴奏です。

PRCD 89594  \1780
ティート・スキーパ/第4集
カプア:オ・ソーレ・ミオ,
ファリャ:ホタ,
マスカーニ:アヴェ・マリア,
トスティ:理想の女/マレキアーレ 他全26曲
ティート・スキーパ(T) 録音:1925-1930年
イタリアでも最も南の町の一つ、レッチェ生まれの名テノール、ティート・
スキーパ(1889-1965)、そりゃもう大変なスターでした。オペラの舞台はも
ちろん、民謡、カンツォネッタ、ポピュラー歌曲、映画音楽などなど、あら
ゆる分野で活躍したのは、何といってもその美声あればこそ。現代ではほぼ
絶滅したこの優美極まりないテノールの魅力は、この全盛期の録音からたっ
ぷり伝わってきます。スキーパの自作もあります。

PRCD 89601  \1780
アルフレード・ピッカヴァー/第2集
ドニゼッティ:「ドン・セバスティアーノ」,
ヴェルディ:
「リゴレット」「トロヴァトーレ」「仮面舞踏会」「アイーダ」,
マイヤベーア:「アフリカの女」,
グノー;「ファウスト」,
ビゼー:「カルメン」,
ポンキエッリ:「ジョコンダ」,
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」,
レオンカヴァッロ:「道化師」「ボエーム」,
プッチーニ:
「マノン・レスコー」「ボエーム」「トスカ」「蝶々夫人」「西部の娘」,
ジョルダーノ:「フェドーラ」からのアリア
アルフレード・ピッカヴァー(T) 録音:1923年
アルフレード・ピッカヴァー(1884-1958)はなかなか変わった経歴の人。英国
生まれで両親はスペイン系、すぐにニューヨークに移民し、ここでかのエジソ
ンのもとで働いていたとか。ところがメトでカルーソーの歌を聞いて大感激、
歌手に転向します。本格的に学んだ後1910年プラハでデビュー、その後ウィー
ンに移ってここでスターテノールにのし上がります。第二次世界大戦の勃発
で英国に戻るものの、晩年ウィーンに戻り没しています。彼の声は誰が聞いて
もカルーソーからの影響が色濃く感じられるもので、太くズドンとした声をの
びのびと歌わせて聞き応え満点です。

PRCD 90609  \1780
シューベルト:「冬の旅」
コンシュタンティン・ヴァルダドルフ(Br) ク
リスティン・オッカルント(P)
コンシュタンティン・ヴァルダドルフは正真正銘プロのバリトン。と同時に
本物の伯爵で、また食通、料理研究家としても有名。そんな彼がシューベル
との「冬の旅」に挑んでいます。3ページだけですが日本語解説あり。誤植
もありますが…。