<クラシック・輸入盤新譜情報 04−06>

 
コメントはメーカー案内書より抜粋で す

<DG>
4748102  \1850
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ 第5番 ハ短調 作品10-1
ピアノ・ソナタ 第6番 ヘ長調 作品10-2
ピアノ・ソナタ 第7番 ニ長調 作品10-3
ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調 作品13 「悲愴」
マウリツィオ・ポリーニ(P)
録音:2002年9月、ミュンヘン
これまで後期・中期と、慎重に慎重を重ねて録音されてきたポリーニのベー
トーヴェン録音がついに初期に突入。全集完成への期待がいやが応にも盛り
上がる黙示的な一枚といえるでしょう。

4745082  \1850
ヴィルムス:
交響曲 第6番 ニ短調 作品58
交響曲 第7番 ハ短調
コンチェルト・ケルン
リーダー&Vn:ヴェルナー・エールハルト
録音:2003年2月、ケルン
ヨハン・ヴィルヘルム・ヴィルムス(1772-1847)の交響曲の世界初録音。
ヴィルムスはベートーヴェンとほぼ同時代の作曲家で、専らアムステルダム
を中心に活動し、オランダの古典派、ロマン派音楽の発展に大きな影響を与え
ました。その交響曲は、金管楽器やティンパニを含む充実した編成や第3楽章
にスケルツォを持つ点、あるいはパトスに満ちた楽想など、ベートーヴェンの
影響が色濃く感じられる作風で、聴き応えのある作品となっています。最後の
交響曲となった第7交響曲は長い間未刊になっていたものですが、コンチェ
ルト・ケルンのリーダーであるエールハルトによって発見され、2002年に
同オーケストラによってほぼ170年ぶりに再演されました。

4748152  \1850
「11弦ギターによるバロック作品集」
ヴァイス:パッサカリア ハ長調
パッヘルベル:組曲 ト短調
ケルナー:ファンタジア ヘ長調
J.S.バッハ:管弦楽組曲 第3番-エアー
J.S.バッハ:アンナ・マグダレーナのための音楽帖-メヌエット
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト短調 BWV1001
ローマン:アンダンテ/ブーレー
バロン:アリア 変ロ長調
クープラン:神秘的なバリケード
ロジ:組曲 変ロ長調
ヴァイス:ロジ伯爵の死を悼むトンボー
イェラン・セルシェル(G)
録音:2003年10月、モル(ベルギー)
セルシェル、11弦ギターによる待望のバロック作品集!
当代きっての名手、セルシェルのNEWアルバム。11弦ギターの豊かな響きを大
いに活かしたバロック作品集です。リュートの名手としても知られたスウェー
デンの伯爵、ヨハン・アントン・ロジ(1650-1971)の組曲はこれが世界初録
音となるもの。

4770702  \1850
バートウィッスル:
テセウス・ゲーム/アース・ダンス
アンサンブル・モデルン
指揮:マルティン・ブラビンス、ピエール=アンドレ・ヴァラード
アンサンブル・モデルン・オーケストラ
指揮:ピエール・ブーレーズ
英国の作曲界において指導的・先進的な立場で活動を続けるハリソン・バー
トウィッスル(1934年生まれ)の70歳を記念してリリースされるNEWアルバ
ム。近作の「テセウス・ゲーム」と、1985-86年に作曲された代表的なオーケ
ストラ作品、「アース・ダンス」をカプリング。

4775019  \1850
映画「モーターサイクル・ダイアリーズ(仮)」
オリジナル・サウンドトラック
日本でも今秋に公開が予定されている米・英合作映画「モーターサイクル・
ダイアリーズ(邦題仮)」のオリジナル・サントラ盤。友人と二人でおんぼ
ろバイクに乗って南米縦断の旅に出かけた伝説の革命家チェ・ゲバラの若
き日の姿を悲喜こもごもに描く、実話に基づいた青春ロードムービーです。
監督は「セントラル・ステーション」の名匠、ウォルター・サレス、音楽はア
ルゼンチンのラテン・ロックの中心的作曲家、グスタボ・サンタオラーヤが
担当しています。

4749592  \1350
ラヴィ・シャンカール/マハトマ・ガンジーに捧ぐ
ラーガ・モハン・カウンス/ラーガ・ガーラ/ターラ・ファロダスト
ラヴィ・シャンカール(シタール)
アラ・ラカ(タブラ)
ジバン夫人、ウイジャ夫人、プロジオット・セン、
スニル・クマール(タンプーラ)
シタールの巨匠シャンカール(1920年生まれ)が1970年代の末に録音した
アルバムのCD化。ステージ・デビュー65周年を記念してのリリースというこ
とですが、実の娘である女性シンガーのノラ・ジョーンズの人気に便乗し
て…というのがホンネのようです。

●Original Masters
4770062  6枚組  \5700
フルトヴェングラー/ライヴ・レコーディング1944-1954
J.S.バッハ:管弦楽組曲 第3番 ニ長調 BWV1068
グルック:歌劇「アルチェステ」序曲
シューベルト:劇音楽「ロザムンデ」序曲
モーツァルト:交響曲 第39番 変ホ長調 K.543
ベートーヴェン:
劇音楽「エグモント」序曲 作品84/レオノーレ序曲 第2番 作品72a
交響曲 第8番 ヘ長調 作品93/大フーガ 変ロ長調 作品133
ウェーバー:歌劇「オイリアンテ」序曲
シューマン:交響曲 第1番 変ロ長調 作品38 「春」
ブラームス:交響曲 第3番 ヘ長調 作品90/交響曲 第1番 ハ短調 作品68
ブルックナー:交響曲 第9番 ニ短調
R.シュトラウス:メタモルフォーゼン
インタビュー集
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
録音:1944-1954年(ライヴ)
フルトヴェングラー没後50年を記念したリリース。
貴重なインタビュー集付き。

4770132  8枚組  \7600
カークパトリック/1950年代のバッハ作品全録音
J.S.バッハ:
イギリス組曲(全6曲)/フランス組曲(全6曲)/
フーガ イ短調 BWV944/ゴルトベルク変奏曲 BWV988/
半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903/
4つのデュエット BWV802-805/
イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971/
パルティータ(全6曲)/
ブランデンブルク協奏曲 第5番 ニ長調 BWV1050/
フルート、ヴァイオリンとチェンバロのための協奏曲 イ短調 BWV1044/他
ラルフ・カークパトリック(Cemb)、他   

4770222  7枚組  \6650
レオポルド・シモノー&ピエレット・アラリー/
オペラ・リサイタルと歌曲集
※曲目詳細不明
ピエレット・アラリー(S)
レオポルド・シモノー(T)、他

4770302  5枚組  \4750
トリエステ三重奏団/DG全録音
ヴィヴァルディ(ゲディーニ編曲):ソナタ ハ短調 作品7-1
ラモー(サン=サーンス編曲):コンセールからの3つの小品
ハイドン:
ピアノ三重奏曲 第25番 ト長調 「ジプシー」/
ピアノ三重奏曲 第28番 ホ長調
ベートーヴェン:
ピアノ三重奏曲 第5番 ニ長調 作品70-1 「幽霊」/
自作主題による14の変奏曲 変ホ長調 作品44/
ピアノ三重奏曲 第7番 変ロ長調 作品97 「大公」
モーツァルト:
ピアノ三重奏曲 ホ長調 K.542/
ピアノ三重奏曲 変ロ長調 K.502
シューベルト:
ピアノ三重奏断章 変ロ長調 D.28
ピアノ三重奏曲 第1番 変ロ長調 作品99
ピアノ三重奏曲 第2番 変ホ長調 作品100
ブラームス:
ピアノ三重奏曲 第1番 ロ長調 作品8
ピアノ三重奏曲 第2番 ハ長調 作品87
ピアノ三重奏曲 第3番 ハ短調 作品101
シューマン:ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 作品63
ラヴェル:ピアノ三重奏曲 イ短調
トリエステ三重奏団

4770892  5枚組  \4750
ハンス・ロスバウト/DG全録音
※曲目詳細不明
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、他
指揮:ハンス・ロスバウト


●ELOQUENCE
4775028  \800
メンデルスゾーン:
序曲「真夏の夜の夢」作品21
劇音楽「真夏の夜の夢」作品61-抜粋
ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
ディアナ・オイストラーティ、リタ・シュトライヒ(S)
ヴォルフガング・シュナイダーハン(Vn)
RIAS室内合唱団
ベルリン放送交響楽団
指揮:フェレンツ・フリッチャイ
モノラル録音

4775027  \800
チャイコフスキー:交響曲 第6番 ロ短調 作品74 「悲愴」
スメタナ:交響詩「モルダウ」
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1939年、1941年(モノラル録音)

4775029  \800
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」第1幕
マリア・ミュラー(S)、ヴォルフガング・ヴィントガッセン(T)
ヨーゼフ・グラインドル(Bs)
シュトゥットガルト・ヴュルテンベルク国立歌劇場管弦楽団
指揮:フェルディナント・ライトナー
モノラル録音

4775030  \800
ベートーヴェン:
交響曲 第5番 ハ短調 作品87 「運命」
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61
ヴォルフガング・シュナイダーハン(Vn)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
録音:1947年、1953年(モノラル録音)

4775031  \800
ベルワルド:
交響曲 第1番 ト短調 「厳粛な」
交響曲 第2番 ニ長調 「気まぐれな」
エーテボリ交響楽団
指揮:ネーメ・ヤルヴィ

4775032  \800
ブルックナー:
ミサ曲 第3番 ヘ短調
モテット「この場所を作り給うたのは」
モテット「アヴェ・マリア」/モテット「エサイの枝は芽を出し」
マリア・シュターダー(S)、クラウディア・ヘルマン(A)
エルンスト・ヘフリガー(T)、キム・ボルイ(Bs)
バイエルン放送交響楽団・合唱団
指揮:オイゲン・ヨッフム

4775033  \800
ヘンデル:オルガン協奏曲集
協奏曲 ヘ長調 「カッコーとナイチンゲール」/協奏曲 変ロ長調 作品7-1/
協奏曲 イ長調 作品7-2/協奏曲 変ロ長調 作品7-3/協奏曲 ニ短調 作品7-4
"エドゥアルト・ミュラー(Org)
バーゼル・スコラ・カントールム/指揮:アウグスト・ヴェンツィンガー

4775034  \800
ロッシーニ:スターバト・マーテル
マリア・シュターダー(S)、マリアンナ・ラデフ(A)
エルンスト・ヘフリガー(T)
RIAS室内合唱団、ベルリンRIAS交響楽団
指揮:フェレンツ・フリッチャイ
モノラル録音

4775035  \800
ベスト・オブ・ワーグナー
「さまよえるオランダ人」「タンホイザー」「ローエングリン」「ワルキュ
ーレ」「ニュルンベルクのマイスタージンガー」「神々の黄昏」「トリスタ
ンとイゾルデ」より
ビルギット・ニルソン、グィネス・ジョーンズ(S)
ジェイムズ・キング(T)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(B)
バイロイト音楽祭管弦楽団/指揮:カール・ベーム
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団・合唱団/指揮:オイゲン・ヨッフム
バイエルン放送交響楽団・合唱団/指揮ラファエル・クーベリック、他

4775036  \800
「ベスト・オブ・トランペット」
ハイドン:トランペット協奏曲 変ホ長調
ヴィヴァルディ:2つのトランペットのための協奏曲 ハ長調 R.537
フンメル:トランペット協奏曲 変ホ長調
ガブリエリ:8声のカンツォン/マルティーニ:トッカータ
アルビノーニのアダージョ/パーセル:トランペット・チューン/他
モーリス・アンドレ、ピエール・ティボー、
ホーカン・ハーデンベルガー(Tp)、他


●SACD-Hybrid
4748162(SACD-Hybrid)  \2500
ノートルダムの夜-オルガン・トランスクリプション集
オリヴィエ・ラトリー(Org)

4770742(SACD-Hybrid) 2枚組 \2500
ラヴェル:管弦楽曲集
バレエ音楽「マ・メール・ロワ」/海原の小舟/道化師の朝の歌/
スペイン狂詩曲/ボレロ
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ピエール・ブーレーズ

4746012(SACD-Hybrid)  \2080
ベートーヴェン:
交響曲 第1番 ハ長調 作品21
交響曲 第2番 ニ長調 作品36
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1961年、ベルリン・イエス・キリスト教会

4746022(SACD-Hybrid)  \2080
ベートーヴェン:
交響曲 第3番 変ホ長調 作品55 「英雄」
交響曲 第4番 変ロ長調 作品60
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1962年、ベルリン・イエス・キリスト教会

4746032(SACD-Hybrid)  \2080
ベートーヴェン:
交響曲 第5番 ハ短調 作品67 「運命」
交響曲 第6番 ヘ長調 作品68 「田園」
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1962年、ベルリン・イエス・キリスト教会

4746042(SACD-Hybrid)  \2080
ベートーヴェン:
交響曲 第7番 イ長調 作品92
交響曲 第8番 ヘ長調 作品93
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1962年、ベルリン・イエス・キリスト教会

4746052(SACD-Hybrid)  \2080
ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調 作品125 「合唱」
グンドゥラ・ヤノヴィツ(S)、ヒルデ・レッセル=マイダン(A)、
ヴァルデマール・クメント(T)、ヴァルター・ベリー(Bs)、
ウィーン楽友協会合唱団
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1962年、ベルリン・イエス・キリスト教会
カラヤン、壮年期の名盤 DG第1回ベートーヴェン:交響曲全集(4746402)
SACDの分売が急遽決定しました。まだ、フルトヴェングラー臭が抜けきらない
ベルリン・フィルによるこの全集のファンも多いかと思います。この時期のベ
ルリン・フィルの生々しさをSACDによる最新テクノロジーで改めてご確認
ください。


●DVD-Video
0730599  \3350
サン=サーンス:歌劇「サムソンとデリラ」   
オリガ・ボロディナ(Ms)、プラシド・ドミンゴ(T)
セルゲイ・レイフェルクス(B)、ルネ・パーペ(Bs)、他
メトロポリタン歌劇場管弦楽団・合唱団
指揮:ジェイムズ・レヴァイン
2001年のMET来日公演でも上演されたボロディナとドミンゴのコンビによる
「サムソンとデリラ」のライヴ映像。



<DECCA, PHILIPS>
4756175  \1850
「ロマンティック・ヴァイオリン」
ブラームス(ヨアヒム編曲):ハンガリー舞曲 第1番
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番-アダージョ
パガニーニ:カンタービレ
バーバー:ヴァイオリン協奏曲-アンダンテ
クライスラー:美しきロスマリン/中国の太鼓/愛の悲しみ
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲-アダージョ
フランク:ヴァイオリン・ソナタ-アレグレット・ベン・モデラート
ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲 第2番-ロマンス
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲-カンツォネッタ
マスネ:タイスの瞑想曲
ラロ:スペイン交響曲-ロンド
ジョシュア・ベル(Vn)
ジャン=イヴ・ティボーデ、ポール・コーカー(P)
クリーヴランド管弦楽団/指揮:ヴラディーミル・アシュケナージ
モントリオール交響楽団/指揮:シャルル・デュトワ
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団/指揮:アンドルー・リットン、他
録音:1986年-1996年
人気ヴァイオリニストのジョシュア・ベルがDECCAに録音した音源から再編
成したベスト・アルバム。

4756169 3枚組  \3900
ヴェルディ:オペラ・アリア集
「オベルト」「王国の一日」「ロンバルディ」
「エルナーニ」「二人のフォスカリ」
「ジョヴァンナ・ダルコ」「アルツィラ」
「アッティラ」「マクベス」「群盗」「海賊」
「レニャーノの戦い」「ルイザ・ミラー」
「リゴレット」「トロヴァトーレ」「椿姫」
「シチリア島の夕べの祈り」「シモン・ボッカネグラ」
「アロルド」「仮面舞踏会」
「運命の力」「ドン・カルロ」「アイーダ」
「オテロ」「ファルスタッフ」より
カルロ・ベルゴンツィ(T)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団/指揮:ネッロ・サンティ
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団/指揮:ランベルト・ガルデッリ
録音:1972年9月、10月、1974年12月
初期の作品から晩年の「ファルスタッフ」まで、ヴェルディのほとんどのオペ
ラから、テノールの「きかせどころ」のアリアを全31曲収録したアルバム。イタ
リアの偉大なテノール、ベルゴンツィの80歳の誕生日を記念しての再リリー
スです。   

4756176  2枚組  \1850
ベスト・オブ・ボストン・ポップス
「スター・ウォーズ」-メイン・テーマ/レイア姫のテーマ
「E.T.」-フライング・テーマ
「スーパーマン」-マーチ/愛のテーマ
「レイダーズ」-マーチ
「炎のランナー」-メイン・テーマ
「風とともに去りぬ」-タラのテーマ
「避暑地の出来事」-メイン・テーマ
「ピンク・パンサー」-メイン・テーマ
「日曜日はダメよ」-メイン・テーマ
「セントルイスで逢いましょう」-トロリー・ソング
「雨に唄えば」-メイン・テーマ
ポップス・サリュート・ザ・オスカー
「未知との遭遇」-組曲
「キャンディード」序曲
「ニューヨーク、ニューヨーク」-メイン・テーマ
「リトル・ナイト・ミュージック」-ナイト・ワルツ
「キャッツ」-メモリー
「アニーよ銃をとれ」-ショーほど素敵な商売はない
「ジジ」セレクション
スリーピー・ラグーン/ムーンライト・セレナーデ/サテン・ドール
イン・ザ・ムード/シング、シング、シング/75本のトロンボーン
「コーラス・ライン」序曲
アンチェインド・メロディー
「アメリカ」メドレー
ボストン・ポップス・オーケストラ
指揮:ジョン・ウィリアムズ
PHILIPSに録音されたジョン・ウィリアムズとボストン・ポップスの音源か
ら再編成されたベスト盤。映画音楽とミュージカル、スタンダード・ナンバ
ーを中心に選曲されています。

4753832  \1850
愛の讃歌/アナ・サラザール
アナ・サラザール
スペインのフラメンコ歌手、アナ・サラザールがタイトル曲他、エディト・ピ
アフのシャンソンをスペイン語で歌ったアルバム。

4756133(CD+DVD) \2400
ミサ
ミサ・ルバ/ミサ・クリオージャ/ミサ・フラメンカ"
Various Artists   
南米やアフリカの民俗音楽と宗教を融合させた民衆的なミサ曲を3曲収録。
1960年代に録音されたオリジナル・ヴァージョンの音源に加え、1990年収録
の「ミサ・ルバ」の映像をカプリングしています。


●COLLECTOR'S EDITION
4557982  3枚組  \2850
ラフマニノフ:
交響曲 第1番 ニ短調 作品13/交響曲 第2番 ホ短調 作品27/
交響曲 第3番 イ短調 作品44/詩曲「鐘」 作品35/
交響的舞曲 作品45/交響詩「死の島」 作品29
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:ヴラディーミル・アシュケナージ

4754712     7枚組  \6650
ヴィヴァルディ:協奏曲集
「和声と創意への試み」作品8-協奏曲集「四季」/
「調和の霊感」作品3/「ラ・ストラヴァガンツァ」作品4/「ラ・チェトラ」
作品9/
管楽器のための協奏曲(全8曲)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
指揮:ネヴィル・マリナー


0743069(DVD-Video) 2枚組  \5600
アンジェラ・ゲオルギューの芸術
ヴェルディ:歌劇「椿姫」
ドニゼッティ:歌劇「愛の妙薬」
アンジェラ・ゲオルギュー(S)
フランク・ロパード(T)、レオ・ヌッチ(B)、他
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団・合唱団
指揮:ゲオルグ・ショルティ
ロベルト・アラーニャ(T)、
ロベルト・スカルトリーティ(B)、他
リヨン国立歌劇場管弦楽団・合唱団
指揮:エヴェリーノ・ピドー
収録:1994年12月、1996年9月
別々に発売されていたゲオルギューをヒロインにした2組のオペラをカプリ
ングしたもの。   
  
<VIRGIN CLASSICS>       
VC-5456322  \2080
バッハ:イギリス組曲第6番ニ短調、BWV.811
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番変イ長調 作品110
ヴェーベルン:変奏曲 作品27
ピョートル・アンデルジェフスキ(ピアノ) (1996年録音)
母国ポーランドのAccordレーベルで発売されたアンデルジェフスキの初録音を
世界発売。独自の音楽的研鑚でその動向が注目されるアンデルジェフスキです
が、「イギリス組曲」の最高峰とされる6番、「イギリス組曲第6番」のプレリュ
ードと同様の’フーガ’をフィナーレ楽章にに持つベートーヴェンの「30番」
そして作曲家自身が’組曲の一種’と見た最後のピアノ作品「変奏曲」という
関連性をコンセプトとした独特な選曲。またヴェーベルンの「変奏曲」は90年
のリーズ・コンペティションで彼が演奏を中止する’事件’の起きたいわく付
きの曲。

<EMIフランス>   
CDC-5577692  \2080
シューマン:予言の鳥&レニー・トリスターノ:レクイエム
アルペリン:オスティナート
Saeverud:Revebjolle(Tango)
ドビュッシー:8指のための練習曲
ショパン:マズルカ作品17−4
ヤナーチェク:草陰の小道を通って(抜粋)&アルペリン:プロセッション
プロコフィエフ:束の間の幻影10番&即興曲
バッハ:アレマンド(-イギリス組曲第2番)&アルペリン:ラルゲット
アルペリン:前奏曲&ヴィヴァーチェ
スクリャービン:前奏曲作品67&やつれの舞曲
ロコフィエフ:トッカータ ハ長調
モーツァルト:グラス・ハーモニカのためのアダージョK.617a
ミハイル・ルディ&ミッシャ・アルペリン(ピアノ)
古典作品とアルペリン自身の’テーマ’によりインスパイアされ、2つのピアノ
で発展させ、変容させ、即興し、完全な共生、新しい音楽世界を創造した。ク
ラシック・ピアノの俊英ルディとウクライナ出身で現在はオスロをベースに北
欧のビッグ・ネームとして活躍する作曲家、ジャズ・ピアニスト、アルペリン
の出会いから新鮮なピアノ・アプローチが生まれました。2人によるドイツ、
北欧ツアーも予定されています。
  
<ARTE NOVA>
82876-61635-2  \650
【Festival】(限定盤)
アルテ・ノヴァ 全カタログ(CDサイズ冊子の予定)付サンプラーCD
※収録曲:モーツァルト/「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」より(ド・ビ
リー指揮)、チャイコフスキー/「アンダンテ・カンタービレ」(J・P・マインツ
(Vc))、シューマン/交響曲第3番より(ジンマン指揮)、メンデルスゾーン
/弦楽四重奏曲第2番より(ヘンシェルSQ)、シューベルト/「美しき水車小屋
の娘」より(ゲルハーヘル(Br))、モーツァルト/ピアノ協奏曲第21番より(キ
ルシュネライト(p))、サラサーテ/「序奏とタランテラ」(M・コンツェン(Vn))、
ヘンデル/「リナルド」より(F・ファジョーリ(C-T))、ストラヴィンスキー/「プ
ルチネルラ」組曲より(ホグウッド指揮)、J・シュトラウス/「こうもり」序曲
(G・クーン指揮)、プッチーニ/「トゥーランドット」より(J・ボータ(T))、ベー
トーヴェン/「ミサ・ソレムニス」より(ジンマン指揮)、モーツァルト/「踊れ,
喜べ,幸いなる魂よ」より(エレーナ・モシュク(Sp))、ロゼッティ/ホルン協奏
曲より(バボラーク(Hr))、ワーグナー/「ワルキューレの騎行」(G・クーン指揮)



<OEHMS CLASSICS>
OC-337  \950
カールマン:喜歌劇
「マリッツァ伯爵夫人」(ハイライト)
ルドルフ・ビーブル(指揮) 
メルビッシュ音楽祭管弦楽団
ウィーン近郊で毎年行われるメルビッシュ湖上音楽祭
http://www.seefestspiele-moerbisch.at/ 。その今年2004年に行われる演
目「マリッツァ伯爵夫人」のハイライト盤となります。音楽祭で行われる同じ
歌手たちによってスタジオ録音されたものです。(ハイライトといっても、
せりふ部分がおおいので、このハイライト盤1枚でほとんどの音楽部分は収録
されております)なお、この音楽祭は日本では超人気で、4月にも昨年のライ
ヴはNHK-BSで放映され、また日本からのこの音楽祭へのツァーは今年も売り
切れだそうです。オペレッタの職人指揮者ルドルフ・ビーブルは、オペレッタ
作品のほとんどを暗記しているというすごい指揮者です。

OC-338  5枚組 \3800
メルビッシュ湖上音楽祭BOXセット
ルドルフ・ビーブル(指揮) 
メルビッシュ音楽祭管弦楽団
今まで発売してきた、「こうもり」「ジプシー男爵」「ヴェニスの一夜」「チャルダ
ッシュの女王」「ほほえみの国」の5枚分をセットにした、1枚分お得価格のBOX
です。以前ARTE NOVA時代に発売されていたBOXとは組み合わせが変更となっ
ておりますので、御注意を。

OC-339  \950
シューベルト:交響曲第8番(9番)ハ長調「ザ・グレート」
ベルトラン・ド・ビリー(指揮) ウィーン放送交響楽団
2002年11月
現在ウィーンで最も人気のある指揮者の一人ド・ビリーの最新録音はシューベ
ルト。昨年よりウィーン放送交響楽団(旧名オーストリア放送O)音楽監督に就
任。もともとオペラ指揮者であり、ザルツブルク音楽祭やウィーン国立歌劇
場にも出演し、通をもうならせる素晴らしい演奏を聴かしてくれている。
彼のドイツものには更に定評があり、モーツァルト、シューベルト、マーラ
ーの作品は、柔軟な表現力を身につけたこのオーケストラによって更に魅力
的な演奏で賞賛を集めている。

OC-348  \950
バルトーク:ピアノ作品集
「ラプソディー Op1」「3つの練習曲 Op18」「ピアノのための組曲 Op14」
「3つソナチネ」「アレグロ・バルバロ」「野外にて」
アンドレアス・バッハ(p)
ヨーロッパでロマン派作品で定評のあるアンドレアス・バッハのバルトークの
録音です。今までシューマンとブラームスの録音で、ドイツで高い評価を得
てきているが、近代音楽の演奏にも興味が持たれます。彼は「バルトークの比
較的初期の作品には、多くのルーマニアの人間味をもったメロディーが存在
します。また倍音の独特な使い方が特徴的です。その2つを融合することに
より、非常にロマンティックな作品に演奏することができる。」と言ってい
ます。
 
<WARNER>
2564.61553  2枚組  \3960
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻
ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
ピアニスト=バレンボイムによる、久々の超話題録音。「鍵盤曲の旧約聖書」
といわれる巨峰《バッハ:平均律クラヴィーア曲集》の第1巻です。
《同第2巻》は2006年に発売予定。バレンボイムのバッハ鍵盤作品録音は、ラ
イヴ録音による《ゴルトベルク変奏曲》(1989年録音)がありますが、その他
にはおそらく存在しません。まさに巨匠の新たな挑戦となる重要な録音です。
ワーナークラシックは、指揮者&ピアニスト=バレンボイムと新たな長期共同
作業をスタートさせています。その第1弾は、《シューマン:交響曲全集》
(ベルリン・シュターツカペレ)でした。この《平均律》に続いて、2005年初
頭にはシカゴ響との共演による《マーラー:交響曲第9番》が発売となる予定
です。  録音:2003年12月 ベルリン。

2564.61329  \1980
「イースト・ミーツ・ウェスト」
ラヴィ・シャンカール:
ラーガ・ピールー、ツィガーヌ、ラーガ・ティラーナI
ファリャ:「7つのスペイン民謡」より
バルトーク:ルーマニア民族舞曲
シュニトケ:ヴァイオリン・ソナタ 第0番
ダニエル・ホープ(ヴァイオリン)、
セバスティアン・ナウアー(ピアノ、ピアノ・リュテラル)、
ガウラブ・マズンダール(シタール)、
アソーク・チャクラパルティ(タブラ)、
ジルダ・セバスティアン(タンプーラ)
3月に「ベルク&ブリテン:ヴァイオリン協奏曲」で鮮烈なCDデビューを飾っ
たダニエル・ホープ(31歳)による間髪入れずのセカンド・アルバムが登場
です!メニューインがラヴィ・シャンカールと1967年に発表した名作「ウェ
スト・ミーツ・イースト」へのトリビュート・アルバムとしての性格をもち、
インドのアーティストと共演したシャンカール作品での驚異的な演奏がまず
大きな聴きもの!ラヴェル、ファリャ、バルトークなどによる「東欧」と
「西欧」の邂逅によって生まれた名曲の演奏は、ホープのただならぬ実力を
証明しています。またシュニトケ「ヴァイオリン・ソナタ第0番」の世界初
録音、ラヴェル自身が指定したピアノ・リュテアルの使用など、多くの話題
に満ちたアルバム!

2564.61078  \1980
ブゾーニ:ヴァイオリン・ソナタ全集
ラーラー・レーフ(ヴァイオリン)、マッティ・ラエカリオ(ピアノ)
APEXシリーズでバッハの無伴奏ソナタ&パルティータが発売されたロシ
アの女流ヴァイオリニストによる新録音。ブゾーニのソナタ第1&2番と共
に、世界初録音となる1876年作曲の第0番が収録されています。

2564.61401  10枚組  \12000
フリッツ・ヴェルナー・バッハ・エディション1(教会カンタータ1)
BWV 61/BWV 40/BWV 28/BWV 65/BWV 110/BWV 57/BWV 32/BWV 82/BWV 92
/BWV 23/BWV 72/BWV 1/BWV 182/BWV 249/BWV 4/BWV 31/BWV 6/
BWV 104/BWV 67/BWV 85(第2回録音)/BWV 103/BWV 87/BWV 43/BWV 11
(249b)/BWV 34/BWV 68/BWV 39/BWV 7/BWV 76/BWV 30
アグネス・ギーベル、インゲボルク・ライヒェルト、
フリーデリケ・ザイラー(ソプラノ)、ヘルタ・テッパー、
マルガ・ヘフゲン(アルト)、ヘルムート・クレプス(テノール)、
バリー・マクダニエル、ヤコブ・シュテンプフリ(バス)、
マクサンス・ラリュー(フルート)、ピエール・ピエルロ(オーボエ)、
モーリス・アンドレ(トランペット)、
マリー=クレール・アラン(オルガン)他
ハインリヒ・シュッツ合唱団、
ハイルブロン=プフォルツハイム室内管弦楽団、
指揮:フリッツ・ヴェルナー
フリッツ・ヴェルナーは1898年生まれ、1977年に没したドイツの合唱指揮者。
そのバッハ演奏は、カール・リヒターと並び称され日本でも多くのファンを持
っていました。リヒターの峻烈な演奏とは異なり、ヴェルナーのバッハは、
常に温かみを持つ穏当な解釈を特徴とします。ヴェルナーのバッハ録音は、
58曲の教会カンタータ録音(2曲は新旧録音あり)、受難曲やオラトリオ、ミ
サなどの大規模宗教曲録音があります。これらの録音はステレオ最初期の
1959年頃から1974年頃になされました。そのすべてが、全3巻CD全30枚の最新
リマスターシリーズとして、オリジナルテープより復刻されます。
今後の発売予定:
フリッツ・ヴェルナーの芸術2
バッハ:カンタータ選集2(CD全10枚・全30曲・2004年10月発売予定)
フリッツ・ヴェルナーの芸術3
バッハ:受難曲、オラトリオ、ミサ、モテット他
(CD全10枚・全11曲・2004年12月発売予定)

2564.61530  5枚組  \5250
ドヴォルザーク没後100周年記念BOX1(交響曲、オーケストラ曲[1])
交響曲第7、8&9番/交響詩《野ばと》《真昼の魔女》《金の紡ぎ車》《水
の精》/序曲《謝肉祭》《オテロ》《自然の王国で》/アメリカ組曲/伝説曲
/チェコ組曲
アーノンクール指揮コンセルトヘボウ管、
マズア指揮ニューヨーク・フィル他
アーノンクールによる最新の後期三大交響曲と交響詩集を中核として編成され
た5枚組お徳用BOX。

2564.61528  6枚組  \5750
ドヴォルザーク没後100周年記念BOX2
(協奏曲、オーケストラ曲[2]、声楽曲)
チェロ協奏曲/ヴァイオリン協奏曲/ピアノ協奏曲/ロマンス/森の静けさ
/スラヴ舞曲集作品46&72/スラヴ狂詩曲第1番/弦楽セレナード/管
楽セレナード/「ルサルカ」から「月に寄せる歌」他/レクイエム
ロストロポーヴィチ(チェロ)、ヴェンゲーロフ(ヴァイオリン)、
エマール(ピアノ)、アーノンクール(指揮)他
豪華3人ソリストによる協奏曲録音、アーノンクールによる《スラヴ舞曲集》
を中核としたお徳用BOXの第2巻。

2564.61527  6枚組  \5750
ドヴォルザーク没後100周年記念BOX2(室内楽曲)
ピアノ三重奏曲第1-4番/ピアノ五重奏曲作品81/ピアノ四重奏曲作品
87/弦楽四重奏曲第9,10,12&13番/弦楽五重奏曲/弦楽六重奏
曲/「糸杉」から第2,3,7,11&12曲
トリオ・フォントネ、パノハ四重奏団、ケラー四重奏団、シフ(ピアノ)他
シフのピアノ、パノハ&ケラー四重奏団、トリオ・フォントネなど最新の録音
を中核としたお徳用BOXの第3巻。

2564.61531  2枚組 \2080
ベスト・オブ・ドヴォルザーク
交響曲第7、8&9番から/チェロ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲、ピアノ協奏
曲から/交響詩《野ばと》、序曲《謝肉祭》/ロマンス/弦楽セレナード、
管楽セレナードから/スラヴ舞曲集から/弦楽四重奏曲第12番《アメリカ》
から/ピアノ三重奏曲第4番から/ピアノ五重奏曲から/月に寄せる歌
アーノンクール、ロストロポーヴィチ、ヴェンゲーロフ、エマール他
大作曲家の没後100周年ならではの企画。
メロディメイカー=ドヴォルザークの最高の聴き所だけをCD2枚(収録時間:
2時間26分)にギッシリと詰め込んだベスト盤。

5046.71200  \1100
フィオラヴァンティ:歌劇《村の歌い手》
チェトラ・オペラ・コレクション 
初出:1952年
Orchestra dell'Associazione Alessandro Scarlatti, Mario Rossi
/ Noni, Bruscantini, Orell, Cadoni, Calabrese, Lazzari
       
5046.71046  2枚組  \2200
モーツァルト:歌劇《フィガロの結婚》
チェトラ・オペラ・コレクション 
初出:1951年
Orchestra Sinfonica e Coro di Roma della Rai, Fernando Previtali
/ Tajo, Noni, Gatti, Sciutti, Bruscantini, Pace

5046.71047  2枚組  \2200
ドニゼッティ:歌劇《愛の妙薬》
チェトラ・オペラ・コレクション 
初出:1952年
Orchestra Sinfonica e Coro di Roma della Rai,Gianandrea Gavazzeni
/ Valletti, Noni, Bruscantini, Poli
       
5046.71223  2枚組  \2200
プッチーニ:歌劇《トゥーランドット》
チェトラ・オペラ・コレクション 
初出:1938年
Orchestra Sinfonica e Coro di Torino della Rai, Franco Ghione
/ Cigna, Olivero, Merli, Neroni
 
<NAXOS> 各1枚 \850
8.554302
ガーシュウィン(1898-1937)(ブレイナー&バルトシュ編):
<ガーシュウィン・フォー・トランペット>
バット・ノット・フォー・ミー/誰も奪えぬこの思い/私の愛する人/いつの
頃から/エンブレイサブル・ユー/霧の日/イット・エイント・ネセサリリー
・ソー/わが愛はここに/バイ・シュトラウス/バット・ノット・フォー・
ミー
演奏/ユライ・バルトシュ(トランペット)、
ペーテル・ブレイナー(ピアノ)
ナクソス・ファンにはおなじみ、ポップス・プログラムに欠かせないブレイ
ナーが、スロヴァキア・フィルなどの首席を務めた名手と共に、楽しいガー
シュウィンを披露。

8.555691
ブゾーニ(1866-1924):<チェロとピアノのための作品全集>
半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV.903(J.S.バッハ=ブゾーニ)/小組曲
/セレナータ/フィンランド民謡「Kultaselle」による10の変奏曲/忘れら
れたワルツ(リスト=ブゾーニ) レスピーギ(1879-1936):アダージョと
変奏
演奏/デュオ・ペピチェッリ
ブゾーニが多大な影響を受けたJ.S.バッハの作品から編曲したものや、シン
プルな美しさを持つ初期の「小組曲」ほか、チェロ作品を集めた一枚。レス
ピーギ20代の曲も加え、20世紀前半のイタリア音楽界をリードする2人の佳
曲です。

8.555800
ドビュッシー(1862-1918):<ピアノ名曲集>
ベルガマスク組曲-月の光/レントよりも遅く/2つのアラベスク/小さな黒
人(ケークウォーク)/子供の領分-雪は踊る/同-小さな羊飼/同-ゴリウォ
ッグのケークウォーク/版画-グラナダの夕べ/同-雨の庭/ロマンティック
なワルツ/スティリー風タランテッラ(舞曲)/ピアノのために-トッカータ
/映像第1集-水の反映/映像第2集-金色の魚/マズルカ/夢想/前奏曲集
第1集-亜麻色の髪の乙女/同-吟遊詩人/同-沈める寺
演奏/フランソワ=ジョエル・ティオリエ(ピアノ)
既発売のピアノ曲全集から有名曲を選んだベスト・セレクション。ロベール
・カザドシュに学んだ彼のドビュッシーは、繊細さとロマン、ソフトな感触
が大きな特徴になっています。全集への足がかりにも最適の一枚です。

8.557018
<ノルウェーのクラシック名曲集第2集>
セーヴェルー:「ペール・ギュント」組曲/反乱のバラード 
トヴェイト:
ハルダンゲルの100の旋律-名誉ある出迎え/同-ラングレイクの旋律/同-ハ
ルダンゲルのエール 
グローヴェン:夕べに/ヤラルヨード序曲 
ブレイン:外海へむけて 
イェルストレム:伝説 
ソンメルフェルト:小序曲 
イルゲンス=イェンセン:ボルの歌 
ヴァーレン:海辺の教会墓地 
ハルヴォルセン:
ノルウェーのおとぎ話-情景[熊に乗る王女/青い山へのトロルたちの入山/
小トロルの踊り]
演奏/ビャルテ・エングスト(指揮)アイスランド交響楽団
(Vol.1: 8.557017)
グリーグの他になかなか評価されないのが残念なノルウェーの作曲家たち。
美しいメロディも多く、民俗音楽の影響も強いという個性的な存在になって
いるこの国の音楽を、各作曲家の代表作で聴く一枚です。

8.557115
ウォーロック(1894-1930):<英国歌曲シリーズ 第4集>
だいしゃくしぎ/リリーゲイ/ピーター・ウォーロックの気まぐれ/ピーター
イズム、第1セット/マイ・ゴーストリー・フェーダー/ブライト・イズ・
ザ・リング・オブ・ワーズ/郷愁/天の衣/冷えきった森/ベツレヘム・ダ
ウン/かわいいはたちの娘/そして汝は我をこのように捨て去るのか?/ベ
ロック氏の気まぐれ/ピーターイズム、第2セット/独身男/アウェイ・トゥ
・トゥイヴァー/ストラトン船長の気まぐれ(英語歌詞付き)
歌・演奏/クリストファー・モルトマン(バリトン)、
エイドリアン・トンプソン(テノール)、
ジョン・コンスタブル(ピアノ)、デューク四重奏団、
フィリッパ・デイヴィス(フルート)、
クリスティン・ペンドリル(イングリッシュ・ホルン)
「英国歌曲シリーズ」第4集でCollins Classicsからの移行商品です。イン
グリッシュ・ホルンを含むアンサンブルと共演する幽玄な歌曲集「だいしゃ
くしぎ」をはじめ、ルネサンス音楽風、民謡風など多彩な顔を持った作品集
です。

8.557117
ホルスト(1874-1934):<英国歌曲シリーズ 第6集>
声とヴァイオリンのための4つの歌/6つの歌/リグ・ヴェーダからの讃歌
/12のハンバート・ウルフによる歌曲/マルグレーテの子守歌/心の崇拝
(英語歌詞付き)
歌・演奏/スーザン・グリットン(ソプラノ)、
フィリップ・ラングリッジ(テノール)、
クリストファー・モルトマン(バリトン)、
ルイザ・フラー(ヴァイオリン)、
ステュアート・ベッドフォード(ピアノ)
「英国歌曲シリーズ」第6集でCollins Classicsからの移行商品です。「惑
星」等でおなじみのホルストによる珍しい歌曲集。民謡風のメロディやロマ
ン派歌曲風のものなど聴きごたえがあり、新しい側面に光を当てた一枚です。
*英国歌曲シリーズ 第5集は7月発売予定です

8.557189
シューベルト(1797-1828):
ピアノ・ソナタ第5番/ピアノ・ソナタ第7番(第1版D.567、未完成)
/ピアノ・ソナタ第11番(断片)/ピアノ・ソナタ第12番(断片) 
(録音・編集:24 bit)
演奏/ゴットリープ・ヴァリシュ(ピアノ)
未完であったり楽章紛失のソナタを3曲、加えて第7番の第1版を収録した
一枚は、シューベルト・ファン必聴。後期ソナタにはないモーツァルト風の
可憐さも味わえます。ヴァリシュはウィーン生まれの若手(1978年生まれ)。
自身で曲目解説も執筆しています。

8.557204
バークリー(1903-1989):
5つの詩/夜が堅い大地を覆う/愛する人よ、お前の眠る頭を横たえよ 
ブリテン(1913-1976):
この島国で/波立たない湖の魚/夜が堅い大地を覆う/背中に寄りかかるこ
と/太陽が降り注ぐ/何があるの?/2つのバラッド-第2番「みすぼらしい
柳の下に」(テノール独唱)/4つのキャバレー・ソング/愛情を表現した
い気分になっている時/2つのバラッド-第2番「みすぼらしい柳の下に」
(二重唱)
歌・演奏/デラ・ジョーンズ(メゾ・ソプラノ)、
フィリップ・ラングリッジ(テノール)、
ステュアート・ベッドフォード(ピアノ)
Collins Classicsからの移行商品です。ブリテンが大きな影響を受けた詩人
オーデンの作品に曲を付けたもので、シリアスな内容のものから人間味あふ
れるものまで多数。フランス音楽の影響を受けたバークリーの作品も収録し
ています。

8.557242
<ティントナー・メモリアル・エディション第10集>
ディーリアス(1862-1934):
「イルメリン」前奏曲/歌劇「コアンガ」-ラ・カリンダ/楽園への小道(歌
劇「村のロメオとジュリエット」より間奏曲)/歌劇「フェニモアとジェル
ダ」-間奏曲/ヴァイオリン協奏曲/小管弦楽のための2つの小品[春、かっ
こうの初音を聞きて/川辺の夏の夜]/2つの小品-第2番「そりすべり」
演奏/ゲオルク・ティントナー(指揮)
シンフォニー・ノヴァ・スコシア、
フィリップ・ジョキッチ(ヴァイオリン……協奏曲)
1991年録音。当時の手兵オケと共にCBCレーベルへ録音し、リリースされてい
た一枚がナクソスから再登場。この指揮者ゆえ、ディーリアスがR・シュトラ
ウスなど後期ロマン派の系譜だということを証明する演奏です。

8.557253
ペンデレツキ(1933- ):
ヴァイオリン・ソナタ第1番/3つのミニアチュア/ヴィオラ独奏のための
カデンツァ(クリスティアーネ・エディンガーによる、ヴァイオリンのため
の編曲)/ヴァイオリン・ソナタ第2番(世界初録音)
演奏/イーダ・ビーラー(ヴァイオリン)、ニーナ・ティクマン(ピアノ)
意外なほど注目されていなかったペンデレツキの室内楽作品ですが、1953年
のソナタ第1番から2000年のソナタ第2番まで、アヴァンギャルドな作風で
はなくシュニトケやショスタコーヴィチの影響もあるようです。

8.557257
チャイコフスキー(1840-1893):
ピアノ協奏曲第1番/ピアノ協奏曲第3番/アンダンテと終曲(タネーエフ編)
演奏/コンスタンティン・シチェルバコフ(ピアノ)、
ドミトリ・ヤブロンスキー(指揮)ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
ラフマニノフ(SACD、DVDオーディオ)に続き、ロシア音楽を得意とする2人
がタッグを組んで名曲を録音。壮快なテンポでスタートし、縦横無尽に曲をド
ライヴしていく演奏です。地味な存在となってしまっている第3番は単一楽
章ですが、交響曲第7番のスケッチからおこした2つの楽章を、タネーエフ
が補筆・完成させた「アンダンテと終曲」も同時収録。なお、SACD(6.110051)
およびDVDオーディオ(5.110051)としても発売予定です。

8.557295
<ブラジルのギター音楽集>
ペレイラ:
ピシャイム/哀歌/プラナルティナの集い/ジュリアナのショーロ
ペルナンブーコ:鐘の響き/黒鳥/かゆみ粉 
ジョビン:ルイザ/イパネマの娘 ボンファ:謝肉祭の朝 
アサド:水彩画 
ハベーロ:7弦 
ジスモンチ:水とワイン 
ヴィラ=ロボス:センチメンタル・メロディ 
ミランダ:アパッショナータ
演奏/グレアム・アンソニー・デヴァイン(ギター)
クラシックとワールド・ミュージックの接点でもあるブラジルのギター音楽。
ペレイラやペルナンブーコ、ハベーロといったギター界注目の作曲家たち、
ジョビンやボンファなどの定番、ジャズ界のジスモンチ、セルジオ・アサド
の佳曲など1枚で百花繚乱の趣です。

8.557416J
日本作曲家選輯(日本語解説書付き)
大澤壽人(おおざわひさと)(1907-1953):
ピアノ協奏曲第3番「神風協奏曲」/交響曲第3番(世界初録音)
演奏/エカテリーナ・サランツェヴァ(ピアノ)、
ドミトリ・ヤブロンスキー(指揮)ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
すでに評価と知名度のある作曲家ばかりでなく、埋もれた作曲家の復興も行
う当シリーズ。戦前・戦中に将来を期待されながら、不幸にも戦後忘れられ
た大澤壽人は、ボストンでシェーンベルクやセッションズほか、パリでナディ
ア・ブーランジェに学んだ先鋭の作曲家でした。交響曲第3番(1937)は
1940年の皇紀2600年を意識して作曲された大作。「神風協奏曲」は朝日新聞
社による航空機「神風号」の東京-ロンドン間最速飛行記録樹立飛行を記念し
たモダニズム音楽(昨年オーケストラ・ニッポニカが蘇演)。
シリーズ監修者、片山杜秀氏による入魂の解説付きです。

8.557471
<フィルハーモニカーの至芸−ホルン>
ベートーヴェン(1770-1827):ホルンとピアノのためのソナタ 
シューベルト(1797-1828):川の上で(独語歌唱、独語歌詞付き) 
シューマン(1810-1856):ホルンとピアノのためのアダージョとアレグロ 
ブラームス(1833-1897):ホルン三重奏曲
演奏・歌/ヴォルフガング・トムベック(ウィンナ・ホルン)、
乾まどか(ピアノ)、ゲニア・キューマイヤー(ソプラノ……シューベルト)
ヨハネス・トムベック(ヴァイオリン……ブラームス) 
シュミードル(8.557232)に続き、ウィーン・フィルの名手を紹介するシリ
ーズ第2弾。コクのあるウィンナ・ホルンの響きを名曲で堪能できる、トム
ベックの室内楽録音の貴重な一枚です。伸び盛りのソプラノ歌手キューマイ
ヤー、ウィーン・フィルのメンバーから信頼を得ている乾まどかが好演して
います。、そして、国立歌劇場管弦楽団で活躍する実子ヨハネス・トムベッ
クのヴァイオリンとの親子共演にも注目!スリーヴにはホルンの歴史や「オ
ーケストラの中でホルンは何をしているのか」という文章も掲載(英・独文)。

8.559134
バーバー(1910-1981):
ノックスヴィル、1915年の夏/管弦楽のためのエッセー第2番/管弦楽のた
めのエッセー第3番/祝典トッカータ(録音・編集:24 bit)
演奏・歌/マリン・オールソップ(指揮)
ロイヤル・スコティッシュ管弦楽団、
カリーナ・ゴーヴィン(ソプラノ)、トーマス・トロッター(オルガン)
イギリス「グラモフォン」誌で「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」に輝い
たオールソップのバーバー・シリーズ第5弾。ノスタルジックで映画を観て
いるような「ノックスヴィル、1915年の夏」をメインに、“親しみやすい20
世紀アメリカ音楽”が聴ける一枚です。

8.559156
ダイアモンド(1915- ):
バレエ音楽「トム」-組曲/この聖地/交響曲第8番
演奏・歌/ジェラード・シュウォーツ(指揮)
シアトル交響楽団、シアトル交響合唱団、
シアトル少女合唱団、ノースウェスト少年合唱団、
エリック・パース(バリトン)
米Delosレーベルからの移行商品。「トム」はセッションズに師事していた
1930年代の若書き。その他、リンカーンの有名なゲティスバーグの演説を歌
詞にした「この聖地」、1961年にバーンスタインが初演した交響曲を収録し
ました。

8.559158
ホヴァネス(1911-2000):
チェロ協奏曲(世界初録音)/交響曲第22番「光の都市」
演奏/[チェロ協奏曲]ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)、
デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)シアトル交響楽団 
[交響曲]アラン・ホヴァネス(指揮)シアトル交響楽団
米Delosレーベルからの移行商品。エキゾティックな音楽を書くアルメニア系
の作曲家として、一部のファンに絶大な人気を持つホヴァネス。世界初録音
だった「チェロ協奏曲」も、冒頭から中近東-中央アジアの香りがたっぷり。
名手シュタルケルの演奏で曲の魅力が更に引き立ちます。古代エジプトの都
市を描いた交響曲は、拡張高いドキュメンタリー映像の音楽風です。

8.501107  11枚組  \5950
モーツァルト(1756-1791):<交響曲全集>
全41曲、交響曲第37番は第1楽章の序奏(Adagio)のみモーツァルトの作、
他はM.ハイドンの作
演奏/ニコラス・ウォード(指揮)ノーザン室内管弦楽団、
バリー・ワーズワース(指揮)カペラ・イストロポリターナ

8.508007  8枚組  \4250
ベートーヴェン(1770-1827):<交響曲・ピアノ協奏曲全集>
交響曲全9曲/ピアノ協奏曲全5曲/ピアノと管弦楽のためのロンドWoO.6
演奏/歌[交響曲]
ベーラ・ドラホシュ(指揮)
ニコラウス・エステルハージ・シンフォニア、
ハスミク・パピアン(ソプラノ)、
ルクサンドラ・ドノーセ(メゾ・ソプラノ)、
マンフレッド・フィンク(テノール)、
クラウディオ・オテリ(バス・バリトン)、
ニコラウス・エステルハージ合唱団 
[ピアノ協奏曲+ロンド]
シュテファン・ヴラダー(ピアノ)、
バリー・ワーズワース(指揮)カペラ・イストロポリターナ

8.509001  9枚組  \5100
プロコフィエフ(1891-1953):<交響曲・協奏曲全集>
交響曲全7曲(第4番は改訂版Op.112を収録)/交響的絵画「夢」/秋のス
ケッチ/バレエ音楽「放蕩息子」/交響的組曲「1941年」/組曲「ワルツ集」
/ピアノ協奏曲全5曲/ヴァイオリン協奏曲全2曲/無伴奏ヴァイオリン・
ソナタ/チェロ協奏曲第2番ホ短調(交響的協奏曲)/チェロと管弦楽のコ
ンチェルティーノ/プーシキン・ワルツ
演奏/テオドレ・クチャル(指揮)ウクライナ国立交響楽団、
アントニ・ヴィト(指揮)ポーランド国立放送交響楽団、
クン・ウー・パイク(ピアノ)、テディ・パパヴラミ(ヴァイオリン)、
アレクサンドル・ルディン(チェロ)





<NAXOS HISTORICAL>  各1枚 \850
8.110321-24  4枚組
ワーグナー(1813-1883):
楽劇「トリスタンとイゾルデ」(独語歌詞)
(録音:1952年6月10日-21日、23日、ロンドン)
歌・演奏/ルートヴィヒ・ズートハウス(テノール)、
キルステン・フラグスタート(ソプラノ)、
ブランシュ・シーボム(メゾ・ソプラノ)、
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、
ヨーゼフ・グラインドル(バス)、
ルードルフ・ショック(テノール)、
エドガー・エヴァンズ(テノール)、
ローデリック・デーヴィス(バリトン)、
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団、
コヴェント・ガーデン王立歌劇場合唱団(合唱指揮:ダグラス・ロビンソン)
マーク・オバート=ソーン復刻。
フルトヴェングラー復刻第2弾は、EMI(HMV)へ録音され、現在でもその評
価が高く何度も再発売されている「トリスタン」。今回の復刻にはドイツ・
プレスのLPを2セット、メインに使い、さらに状態のいいアメリカ・プレスの
LPも併用。名匠および名歌手たちによる名盤を最高の状態でお聴きいただけ
るよう、細心の注意を払って復刻しました。

8.110753
<エンリコ・カルーソーの録音全集第12集>
チアンピ:ニーナ デ・クレッシェンゾ:初めての愛撫 
E.デ・クルティス:孤独 
ゴメス:歌劇「サルヴァトール・ローザ」-愛しい我が子 
ブラッコ:セレナータ 
フチート:私を忘れないで 
セッキ:私を愛して、愛さないで 
ヘンデル:歌劇「セルセ(クセルクセス)」-なつかしい木陰よ 
パサダス:微笑みが灯る夜 
アレヴィ:歌劇「ユダヤの女」-ラシェルよ、主の恵みにより 
ジョー:ナポリを忘れない 
ドナウディ:36の古い様式による歌-たぐいなく優雅な面影 
マイアベーア:歌劇「アフリカの女」-おお、船を見付けに共に行こう 
リュリ:歌劇「アマディス」-暗い森は影を濃くして 
バートレット:夢 
ロッシーニ:小ミサ・ソレムニス-ドミネ・デウス/同-クルチフィクスス 
カルーソー:自由よ永遠に(演奏:ヴィクター・ミリタリー・バンド) 
エドワーズ:私の従兄カルーソー(ビリー・マレーによる歌唱) 
フランケッティ:歌劇「ジェルマニア」-学生諸君、聞きたまえ
(録音:1902-1920年、ニュージャージー、カムデン、他)
歌・演奏/エンリコ・カルーソー(テノール)、
フランシス・ラピティーノ(ハープ)、
ジョゼフ・A・パスターナック(指揮)ヴィクター管弦楽団
ウォード・マーストン復刻。
シリーズ第12弾にして、いよいよ最晩年の録音へ。1920年に録音された曲集
をメインに、第1次大戦時にカルーソーが作曲したマーチ、そしてシリーズ
第1弾に収録された後、さらに状態のいい復刻が行われたトラック(初録音
ったフランケッティの曲)など、ファンはまたまた聴き逃せない内容になっ
ています。

8.110878
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ協奏曲第3番(録音:1939年6月10日、パリ)
ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲
(録音:1937年10月20日・21日、ウィーン)
演奏/フェリックス・ワインガルトナー(指揮) 
[ピアノ協奏曲]マルグリット・ロン(ピアノ)、パリ音楽院管弦楽団 
[三重協奏曲]リカルド・オドノポゾフ(ヴァイオリン)、
シュテファン・アウバー(チェロ)、アンヘリカ・モラレス(ピアノ)、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
マーク・オバート=ソーン復刻。
交響曲が主に評価されているワインガルトナーのベートーヴェンですが、協
奏曲も力演。マルグリット・ロン、ウィーンやベルリンで活躍した3人のソ
リストと、共演者にも注目です。

8.110880-82  3枚組
J.S.バッハ(1685-1750):
マタイ受難曲(録音された演奏を完全に収録、当時の慣行に基づくカットあり)
(録音:1939年4月2日、アムステルダム)
[ボーナス・トラック]
メンゲルベルク指揮によるJ.S.バッハ完全商業録音集1929-1938:
管弦楽組曲第2番(録音:1931年6月2日、アムステルダム)
管弦楽組曲第3番-エア(マーラー編)
(録音:1929年1月16日、ニューヨーク)
管弦楽組曲第3番-エア(テリコ編)
(録音:1938年12月1日、アムステルダム)
2つのヴァイオリンのための協奏曲(録音:1935年6月24日、アムステルダム)
演奏・歌/ウィレム・メンゲルベルク(指揮)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団、
アムステルダム・トーンクンスト合唱団、
ザンハルスト少年合唱団(合唱指揮:ウィレム・ヘスペ)、
カルル・エルプ(テノール)、ウィレム・ラヴェッリ(バス)、
ジョー・ヴィンセント(ソプラノ)、イローナ・ドゥリゴ(アルト)、
ルイ・ファン・トゥルダー(テノール)、ヘルマン・シャイ(バス)、
ピエト・ファン・エグモンド(オルガン)、
ヨハンネス・デン・ヘルトグ(ハープシコード)、
ルイ・ツィンマーマン(ヴァイオリン)、
G.ブランハード(オーボエ・ダ・モーレ)、
W.ペッデモルス(オーボエ・ダ・カッチャ)、
フーベルト・バルワーザー(フルート)、
ルイ・ツィンマーマン(第1ヴァイオリン……協奏曲)、
フェルディナンド・ヘルマン(第2ヴァイオリン……協奏曲)、
[エア(マーラー編)のみ]ニューヨーク・フィルハーモニック交響楽団
マーク・オバート=ソーン復刻。
古楽奏法・歌唱での演奏が主流になっている昨今ですが、この名盤の価値は
下がることがありません。歴史的価値の高いPHILIPS録音をオランダ盤LPから
復刻し、音量レヴェルのバラツキなども微調整。ときおりカットされること
のある数曲を含む初発売通りの内容で復刻しています。さらにはメンゲルベ
ルクが残したJ.S.バッハの他作品も同時収録しました。


<NAXOS SACD>
制作方式:DSDマスタリング 
ディスクの種類:ハイブリッドディスク 
チャンネル:マルチチャンネル・サラウンド・サウンド
(5.1ch - 6.110061/5.0ch - 6.110005-06)、2chステレオ、
CDスタンダード・ステレオ(全トラックを3つのチャンネルで収録)、
CDプレーヤーで再生可能なSuper Audio CDハイブリッド(Super Audio CDは、
音声を従来のCDより高密度に記録したディスクです。またこのディスクは
Super Audio CD層とCD層の2層からなるハイブリッド仕様です。
Super Audio CD層:Super Audio CD対応プレーヤーで再生可能
CD層:通常のCDプレーヤーで再生可能

6.110005-06  2枚組  \4360
チャイコフスキー(1840-1893):バレエ「白鳥の湖」(全曲)
演奏/ドミトリ・ヤブロンスキー(指揮)ロシア国立交響楽団
既発売の8.555873-74(CD)と同一音源。華麗さや幻想的な雰囲気を持つこの
バレエ音楽に対し、ヤブロンスキーはスコアそのものに語らせるかのような
アプローチで、ややほの暗さのある演奏を聴かせてくれます。

6.110061  \2180
ムソルグスキー(1839-1881):
交響詩「はげ山の一夜」(リムスキー=コルサコフ版)/歌劇「ソロチンス
ク(ソロチンツィ)の定期市」-ゴパーク/歌劇「ホヴァーンシチナ」-ゴリ
ーツィン公の追放/交響詩「はげ山の一夜」(オリジナル・ヴァージョン)
/組曲「展覧会の絵」(管弦楽編曲:ラヴェル)
演奏/テオドレ・クチャル(指揮)ウクライナ国立交響楽団
既発売の8.555924(CD)と同一音源。このコンビの特徴はロシア音楽の土着
的・世俗的な側面を描き出すこと。ムソルグスキーの管弦楽曲は彼らにとっ
て最高の素材であり、バーバリズムあふれる「はげ山の一夜」原典版は最大
の聴きもの。さらに“ロシア音楽としての「展覧会の絵」”も聴かせてくれ
ます。


<MARCO POLO>
8.225279-80  2枚組  \3100
フォン・ヴィンター(1754-1825):
悲劇的メロドラマ「マホメット」(最新校訂版、世界初録音)
(イタリア語リブレット付き)
歌・演奏/セバスティアン・ナ(テノール)、
アントニオ・デ・ゴッビ(バス)、ルカ・サルシ(バリトン)、
チェーザレ・ルタ(テノール)、グロリア・モンタナリ(メゾ・ソプラノ)
マリア・ルイジア・ボルシ(ソプラノ)、
ガブリエッレ・ベッリーニ(指揮)
チェコ・ブルノ室内ソロイスツ(リーダー:イヴァーン・マティアース)、
チェコ・ブルノ・フィルハーモニー合唱団(合唱指揮:ペトル・フィアラ、
ヤン・オツェテク)、ステファノ・セゲドーニ(音楽助手、ピアノ)
“モーツァルトのライバル”サリエリに作曲を学び、ロッシーニと同時代の
人気作曲家だったフォン・ヴィンター。ミラノ・スカラ座の依頼で作曲され
たこのオペラは、イスラム教の始祖であるマホメットが主人公。現在の世界
情勢を考えるヒントがこのオペラの題材になっているという、ある意味で重
要な作品です。

8.226008  \1550
ブクステフーデ(c.1637-1707):<オルガン作品全集第2集>
前奏曲ホ短調BuxWV152/ああ主よ、あわれなる罪人のわれを罰したもうな
BuxWV178/われらの主キリスト、ヨルダン川に来たれりBuxWV180/前奏曲イ
短調BuxWV153/人は幸せに生きんとするやBuxWV206/われは神より離れず
BuxWV221/われは神より離れずBuxWV220/前奏曲ハ長調BuxWV136/神もしわ
れらとともになかりせばBuxWV222/われら汝に感謝す、主イエス・キリスト
BuxWV224/前奏曲イ長調BuxWV151/わが魂よ、今ぞ主をたたえよBuxWV214/
わが魂よ、今ぞ主をたたえよBuxWV215/前奏曲ホ短調BuxWV142  
演奏/ビーネ・ブリンドーフ(オルガン……デンマーク、エルシノア、聖マ
リア教会のオルガン)
当時のデンマーク領で生まれたドイツ人作曲家ということで、dacapoレーベ
ルには重要な存在であるブクステフーデ。J.S.バッハに先んじて北ドイツの
オルガン音楽を充実させたその才能は、このシリーズをお聴きになれば明ら
かです。



<CPO>
777042-2(SACD) \2550
デュリュフレ(1902-1986):<オルガン作品全集>
オルガン組曲/天与の歌−ジャン・ガロンをたたえて/瞑想曲:イエスの御
公現の入祭祷のための前奏曲/スケルツォ/ソアソンのカテドラルの「時の
鐘」の主題によるフーガ/前奏曲、アダージョと「来たれ、創り主なる聖霊」
によるコラール変奏曲/アランの名による前奏曲とフーガ
演奏/フリードヘルム・フラメ(オルガン……バート・ガンデルスハイム、
参事会教会、ミューライゼン・オルガン、2000年製)
ジャン・アラン、メシアンと共に20世紀のフランス・オルガン音楽史を継承
したデュリュフレ。フランクの流れを継いだその作風は重厚さとおだやかさ
を合わせ持っています。SACDの威力を知るためには打ってつけの作品群だと
言えるでしょう。

999536-2  2枚組  特価\1980
ラフ(1822-1882):
交響曲第8番「春の調べ」/交響曲第9番「夏に」/交響曲第10番「秋に」
/交響曲第11番「冬」
演奏/ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト(指揮)
フィルハーモニア・フンガリカ
4曲で四季が揃うというラフの交響曲集は、ワーグナーをはじめとするドイツ
・ロマン派の影響を受けたこの作曲家の真骨頂的サウンド。晩年の作品であ
り、山や森林といった自然を表現するのが得意なラフの独断場です。

999832-2  2枚組  \3960
タンベルク(1930- ):歌劇「シラノ・ド・ベルジュラック」
歌・演奏/サウリ・ティーリカイネン、ミア・フフタ、マティ・コルツ、
ヤッシ・ザッハロフ、リーナ・アイレンヌ、
パウル・マエギ(指揮)エストニア国立歌劇場管弦楽団&合唱団
1974年作曲(1976年初演)のこのオペラを、エストニア語による歌唱で録音。
有名なフランス文学を題材とし、近年の作品ながら叙情性を失っていないと
いう、スカンジナヴィア音楽の特徴を持っています。

999876-2  \1980
シュテルツェル(1690-1749):
聖霊降臨祭のためのカンタータ集(1737)[聖霊に満たされよ/見よ、神の
居ますところを/主の全ての民は予言するでしょう/ここに我らの内に神の
愛が現れています/それならば汝らよ、誰が悪であるか/あなたの願いを叶
えるために教えて下さい]/白衣の主日の日曜日のためのカンタータ(1732)
[彼は平和の主と呼ばれて]
歌・演奏/ドロシー・ミールズ(ソプラノ)、
マルティン・ヴェルフェル(アルト)、ヤン・コボウ(テノール)、
クリスチャン・インムラー(バス)、
ルートガー・レミー(指揮)
ミカエルシュタイン・テレマン室内管弦楽団(古楽器使用)
後期バロック時代に活躍したドイツのシュテルツェルは、主に器楽作品がよ
く知られていますが、オペラや宗教作品も重要。宮廷での祝祭に演奏するた
め書かれたカンタータは、「ドイツのバロック音楽はJ.S.バッハ作品ばかり
じゃない!」と声を挙げているような秀作です。

999957-2  \1450
テレマン(1681-1767):
6つのトリオ(1718刊)[オーボエ、ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ
第1番/リコーダー、ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ第2番/フル
ート・トラヴェルソ、ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ第3番/2つ
のヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ第4番/ヴァイオリン、ヴィオラ
・ダ・ガンバと通奏低音のためのトリオ第5番/ヴァイオリン、チェロと通
奏低音のためのトリオ第6番]
演奏/カメラータ・ケルン(古楽器使用)
カメラータ・ケルンによる新鮮な演奏がテレマンの作品を蘇らせます。今回
はフランクフルト時代に作曲された、さまざまな楽器が入れ替わりで登場す
る6曲のトリオ。優雅で心が落ち着くバロック音楽をお探しのお客様におす
すめを。

999968-2  \1980
サイグン(1907-1991):交響曲第3番/交響曲第5番
演奏/アーリ・ラシライネン(指揮)
ラインラント=プファルツ国立フィルハーモニー管弦楽団
トルコの作曲家による交響曲シリーズ。前アルバム(999819-2)での第1番と
第2番の好評を受け、今回は1961年作曲の第3番と1984年作曲の第5番。西洋
音楽史の中ではマイナーな地域ながら、バルトークらに影響を受けたこの作
曲家はもっと評価されるべきでしょう。



<NAXOS DVD-V>
2.110503  \1750
<「音楽の旅」シリーズープラハ>
[収録曲]スメタナ:歌劇「売られた花嫁」-序曲/ヤナーチェク:シンフォ
ニエッタ-Moderato/同-Allegretto/モラヴィア舞曲集-Kalamajka ドヴォ
ルザーク:8つのユモレスク-第7番/交響曲第8番-第3楽章/歌劇「アル
ミーダ」-序曲/スラヴ舞曲集第2集-第2番 モーツァルト:交響曲第38番
「プラハ」-第1楽章 フィビヒ:詩曲 レスレル(ロゼッティ):2つの
ホルンのための協奏曲-Romance(Andante)] 
[撮影場所]チェコ共和国(プラハ) 
画像構成比4:3/サウンド・フォーマット:ドルビー・デジタル・ステレオ、
ドルビー・デジタル5.1、DTS5.1/収録時間:54分43秒/片面一層ディスク
先月に続いて2作品をリリース。中世からの古い城跡や建物が残るプラハの
風景は、ヨーロッパのロマンティックな雰囲気そのもの。ゆかりの作曲家、
作品をBGMにしての音楽観光映像作品です。

2.110504  \1750
<「音楽の旅」シリーズーローマ>
[収録曲]ベートーヴェン:序曲「コリオラン」 メンデルスゾーン:交響
曲第4番「イタリア」-第4楽章 プッチーニ:歌劇「トスカ」-第3幕への
前奏曲/同-星も光りぬ ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」 モーツァ
ルト:歌劇「皇帝ティートの慈悲」-序曲 ロッシーニ:弦楽のためのソナタ
第3番-Andante ヴェルディ:歌劇「レニャーノの戦い」-第4幕のオープニ
ング レオンカヴァルロ:朝の歌(マッティナータ) リスト:交響詩「タッ
ソ、悲哀と勝利」より抜粋 ワーグナー:歌劇「タンホイザー」-第3幕への
前奏曲 
[撮影場所]イタリア(ローマ) 
画像構成比4:3/サウンド・フォーマット:ドルビー・デジタル・ステレオ、
ドルビー・デジタル5.1、DTS5.1/収録時間:57分18秒/片面一層ディスク
名所旧跡は多数ある観光スポットの定番であるローマ。「ローマの休日」を
はじめとする映画の舞台にもなったこの街を、ゆかりの音楽と共に楽しむ一
枚です。


<BBC/ Opus Arte DVD>
OA0888D  2枚組  \4750
アルベニス(1860-1909):
歌劇「メルリン(マーリン)」(英語歌詞、ホセ・デ・エウセビオ校訂版、
世界初演)/エクストラ・フィーチャー[ホセ・デ・エウセビオ、エーヴァ
・マルトン、デーヴィッド・ウィルソン=ジョンソンのインタビュー/キャ
スト・ギャラリー](ライヴ収録:2003年6月9日 スペイン、マドリッド、
王立劇場)
歌・演奏/デーヴィッド・ウィルソン=ジョンソン、
エーヴァ・マルトン、スチュアート・スケルトン、キャロル・ヴァネス、
アンヘル・オデナ、ビクトル・ガルシア・シエラ、アンヘル・ロドリゲス、
フアン・トマス・マルティネス、フェデリコ・ガリャル、
エドゥアルド・サンタマリーア、シュテフェン・モルシェク、
ホセ・デ・エウセビオ(音楽監督)、
王立劇場管弦楽団・合唱団(マドリッド交響楽団・合唱団)、
マドリッド自治州少年合唱団、メイ・ホン・リン振付 、
ジョン・デュー(演出)
NTSC方式/画像構成比:16:9/収録時間:184分/サウンド・フォーマット
:ドルビー・デジタル・ステレオ、ドルビー・デジタル5.1/英・独・西・仏
語字幕付き/片面二層ディスク
伝説の王アーサーに仕えた魔術師マーリンを主人公とするファンタジー。ワ
ーグナーの神話楽劇に似た題材だけにマドリッド王立劇場の演出も見もので
あり、イギリスの新聞「ザ・タイムズ」は「スター・トレックmeetsハリー・
ポッター」という評で、アルベニス最後のオペラを絶賛しています。

OA0890D  2枚組  \4750
ヨハン・シュトラウスII世(1825-1899):
歌劇「こうもり」(マイケル・ロット校訂版)
エクストラ・フィーチャー[トーマス・アレン、パメラ・アームストロング、
ホーカン・ハーゲゴード、演出家スティーヴン・ローレス、指揮者ウラディ
ミール・ユロフスキのインタビュー/ワルツの起源/グラインドボーンの新
歌劇場の建物と建築様式/看守フロッシュ(語り役)の幕間/コスチューム
・デザイン・ギャラリー/キャスト・ギャラリー](ライヴ収録:2003年8月
17日、グラインドボーン歌劇場)
歌・演奏/パメラ・アームストロング、 トーマス・アレン、
ライナル・ウルフング、 ホーカン・ハーゲゴード、
アルトゥール・コルン、 マレーナ・エルンマン、
ペール・リンドスクーグ、 リュボフ・ペトロヴァ、 ウド・ザメル、
ルネ・シュッテングルーバー、
ウラディミール・ユロフスキ指揮、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団(リーダー:ピーター・シェーマン)
バーナード・マクドナルド合唱指揮、 グラインドボーン合唱団、
スティーヴン・ローレス演出
NTSC方式/画像構成比:16:9/収録時間:196分/サウンド・フォーマット
:LPCMステレオ/ DTS 5.0サラウンド/英・西語字幕付き/片面二層ディスク
(ディスク1)・片面一層ディスク(ディスク2)
由緒あるグラインドボーン音楽祭(イギリス)での華麗なステージを。祝祭に
ふさわしいオペレッタを名歌手たちの名唱・名演技で飾ったこの上演。しかも
オペラ・ファンにはうれしいことに、田園風景に囲まれた会場や建物(近年、
改装されて再オープン)の紹介、登場人物たちのファッションなどを紹介する
映像も収められています。


<NAXOS JAZZ LEGENDS>  各1枚 \850
8.120707
ジャンゴ・ラインハルト:
第5集「H.C.Q.ストラット」フランス・ホット・クラブ五重奏団録音集
1938−1939
[Swing from Paris / The Flat Foot Floogee / Lambeth Walk / I've Got
My Love To Keep Me Warm / Please Be Kind / Louise / Improvisation /
Hungaria / Jeepers Creepers / My Melancholy Baby / Time On My Hands
/ Twelfth Year / Tea For Two / Stockholm / I'll See You In My Dreams
/ Echoes Of Spain / The Younger Generation / Naguine / The Man I Love
/ H.C.Q.Strut]
ホット・クラブ五重奏団の名演集最新盤は、いかにも!なジャンゴ作のスウィ
ング・ナンバーに始まり、ジャンゴのソロ・トラックやグラッペリがピアノ
伴奏をした録音なども収録。

8.120760
ファッツ・ウォーラー:
「ア・ハンドフル・オブ・ファッツ」オリジナル・レコーディングス1929−
1942
[HANDFUL OF KEYS / AIN'T MISBEHAVIN' / I'M CRAZY ABOUT MY BABY /
VIPER'S DRAG / TWELFTH STREET RAG / KEEPIN' OUT OF MISCHIEF NOW /
TEA FOR TWO / THE JOINT IS JUMPIN' / TWO SLEEPY PEOPLE / HOLD TIGHT
 (WANT SOME SEAFOOD MAMA) / HONEY HUSH / YOUR FEET'S TOO BIG /
SQUEEZE ME / DARKTOWN STRUTTER'S BALL / HONEYSUCKLE ROSE / GEORGIA
ON MY MIND / ROCKIN' CHAIR / CAROLINA SHOUT / THE JITTERBUG WALTZ
/ COME AND GET IT]
1929年録音のピアノ・ソロにはじまり、自らヴォーカルをとるヒット・ナン
バーの数々、そしてスタンダード・ナンバーを次々と楽しめる一枚。残念な
がら晩年の名演となってしまった1941年録音の5曲やハモンド・オルガンを
弾いた1942年の録音なども聴きものです。



<NAXOS  NOSTALGIA>  各1枚 \850
8.120596
カルロ・ブティ:
「美しい娘」ザ・ゴールデン・ヴォイス・オブ・イタリアン・ソング−オリ
ジナル・レコーディングス1934−1949
[Bella regazza dalle trecce bionde / Sul Lungarno(Stornellata
fiorentina) / 'O balcone 'e Napule / Sorrento / Carioca, Carioca...!
/ Resta con me/Fantasia d' 'e vase / Due chitarre / Mattinatella
/ Dove sta Zaza? / Io pe' te moro! / Chitarrata a chi sente /
Munasterio 'e Santa Chiara / Verde luna / Ponti sull'Arno /
Malinconia di Capri / Ritorna amor / Tutt' 'e sere / La vit e rosa]
クラシックの歌唱力とポピュラー音楽のセンスを持ち合わせたイタリアのシ
ンガーが、ラジオで人気者となった時代の名唱を集めた一枚。すべて
Columbiaへ録音したトラックで、現在のポップ・クラシカル・シンガーたち
と通じるものがあります。

8.120733
オールマナック・シンガーズ第2集:
「ザ・シー、ザ・ソイル・アンド・ザ・ストラッグル」オリジナル・レコー
ディングス 1941−1942 - フィーチャリング・ウディ・ガスリー&ピート
・シーガー 
[Blow Ye Winds High-O / Haul Away Joe / Blow the Man Down / The
Golden Vanity / Away Rio / Coast of High Barbary / The Dodger Song
/ Ground Hog / State of Arkansas / Hard, Ain't it Hard / I Ride an
Old Paint / House of the Rising Sun / Boomtown Bill / Keep That Oil
 A-Rollin' / Viva La Quince Brigada / Jarama Valley / Spanish
Marching Song / Cookhouse; The Young Man From Alcala / Quinto
Regimiento / Quartermasーter Song]
Generalからリリースした2枚のアルバム、Aschからリリースした1枚のアル
バム、ほか2曲を完全復刻。P・シーガーとW・ガースリーという20世紀
フォークの偉人を擁した名演を、ノイズを排したクリアなサウンドに復刻し
ました。

8.120753
シャルル・トレネ:
第2集「私は歌う」オリジナル・レコーディングス1937−1948
[Je Chante (私は歌う)/ En Quittant Une Ville (J'Entends) (町を離
れて)/ Y a d'la Joie(喜びあり) / Fleur Bleue(青い花) / Le Grand
Cafe(グラン・カフェ) / La Polka du Roi(王様のポルカ) / Biguine
a Bango / Ah Dis, Ah Dis, Ah Bonjour (from film "Je Chante") / La
Vie Qui Va(人生は楽し) (from film "Je Chante") / Annie-Anna(アニ
ー・アンナ) / Quand J'etais Petit(小さかった頃) / Jardins du Mois
de Mai / Le Soleil et la Lune(太陽と月) / Mam'zelle Clio(マムゼル
・クリオ) / Verlaine(ヴェルレーヌの落葉) / Terre(大地) / Tombe
du Ciel / La Retour des Saisons / Marie, Marie(マリー、マリー) /
Coquelicot]
若き日のトレネによる爽やかな歌声を復刻。初の録音となった「青い花」
「私は歌う」をはじめ、映画の主題歌となった「人生は楽し」など戦前のヒ
ット曲、そして戦後の録音(4曲)までを含む一枚です。
  
<WALHALL>
WLCD 0035  2枚組  \1800
レハール:メリー・ウィドウ
エルフリーデ・トレッチェル、ルドルフ・ショック、
アンネリーゼ・ローテンベルガー
ウィルヘルム・シュテファン指揮
北ドイツ放送交響楽団&合唱団
1950年11月14-16日 ハンブルグ スタジオ録音
※初出です。多少エコーがきついですが、とても聴きやすい音です。
       
WLCD 0036  2枚組  \1800
ヴェルディ:アイーダ (ドイツ語)
ヒルデ・ツァデク、エリザベート・ヘンゲン、ヘルゲ・ロスヴェンゲ、
ヨゼフ・メッテルニヒ、ヘルムート・フェーン、
ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮
北ドイツ放送交響楽団&合唱団
1951年 ハンブルグ スタジオ録音
※初CD化です。とても聴きやすい音です。
       
WLCD 0037  3枚組  \2700
ワーグナー:ローエングリン (ロシア語)
コスロフスキー、シュムスカヤ、スモレンスカヤ
トロイテスキ、ボグダノフ、ガルキン
サモスード指揮
ソヴィエト国立放送交響楽団&合唱団
1949年 スタジオ録音 とても聴きやすい音です。
ボーナス・トラックとしてコスロフスキーの名唱集を収録
※全曲盤としては初CD化 メロディア音源。
       
WLCD 0038  2枚組  \1800
ワーグナー:さまよえるオランダ人
ハンス・ホッター、ヘレーネ・ヴェルト、ベルント・アルデンホフ、
クルト・ベーメ、ヘルムート・クレブス、
ヴィルヘルム・シュヒター指揮
北ドイツ放送交響楽団&合唱団
1951年 ハンブルグ スタジオ録音 とても聴きやすい音です。
※初CD化 以前 MELODRAMからLPで発売あり。
       
WLCD 0039  2枚組  \1800
ダルベール:低地地方(Tiefland)
マリアンネ・シェヒ、ベルント・アルデンホフ、アレクサンダル・ヴェリッチ、
マックス・プレブストル、ロスル・シュヴァイガー、パウル・キューン、
ルドルフ・アルベルト指揮
バイエルン放送管弦楽団&合唱団
1953年 ミュンヘン スタジオ録音 
とても聴きやすい音です。
※以前 GALAレーベルで発売あり。
       
●既発売アイテムのご案内。       
WLCD 0032  2枚組  \1800
R.シュトラウス:カプリッチオ
ヴィオリカ・ウルズレアク、カール・シュミット=ワルター、
ルドルフ・ショック、ハンス・ブラウン、ハンス・ホッター、
ヘルタ・テッパー
クレメンス・クラウス指揮
バイエルン放送管弦楽団&合唱団
1953年 ミュンヘンでのスタジオ録音。
初演時の指揮者C.クラウスによる カプリッチオ CD初出! 
とても聴きやすい録音状態です。





<Arioso>
ARIOSO 350  \1350
ロシアの響き 「ロシア音楽名曲集」
グラズノフ:ヴォルガの舟歌(オーケストラ・バージョン)  rec:1990年
グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」から序曲
アレンスキー:歌劇「ヴォルガ川上の夢」から序曲   rec:1983年
スヴェトラーノフ指揮The USSR Symphony Orchestra
ボロディン:歌劇「イーゴリ公」から「ダッタン人の踊りと合唱」
ムソルグスキー:交響詩「禿山の一夜」
フェドセーエフ指揮モスクワ放送交響楽団
ハチャトゥリャン:バレエ音楽「ガイーヌ」から「剣の舞」
ロジェストヴェンスキー指揮レニングラード・フィル
プロコフィエフ:戦争の終焉 Op.105    rec:1990年
ロジェストヴェンスキー指揮ソヴィエト文化省交響楽団
カリンカ
ヴォルガの舟歌
ボリス・アレクサンドロフ指揮アレクサンドロフ赤軍合唱団





<Archipel>
ARPCD0211  \950
ブラームス&カリンニコフ
ブラームス:交響曲第1番 
ウィーン国立歌劇場管弦楽団 1951年
カリンニコフ:交響曲第1番 
チェコ・フィル 1951年
シェルヘン指揮
   
ARPCD0212  \950
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」
シカゴ交響楽団 1954年
ライナー指揮
   
ARPCD0213  \950
リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」
ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第1組曲、「ラ・ヴァルス」他
サンフランシスコ交響楽団 1933-54年
モントゥー指揮
   
ARPCD0215  \950
「シューマン名演奏集 1933−54年」
シューマン:ピアノ協奏曲 
ビゴー指揮ラムルー管弦楽団
シューマン:ピアノ作品集、子供の情景、トッカータ、アラベスク 他
エリー・ナイ(ピアノ)

ARPCD0229  \1800
ヴェルディ:椿姫
テバルディ、プランデッリ、タリアブエ
セラフィン指揮ナポリ・サンカルロ歌劇場管弦楽団&合唱団 1954年7月3日
※以前GAOから同キャスト、同日付での発売あり。
   
ARPCD0230  \1800
チャイコフスキー:
交響曲第4番 ウィーン・フィル 1951年2月10,16日
交響曲第5番 ローマRAI管弦楽団 1952年6月6日
交響曲第6番 ベルリン・フィル 1938年
弦楽合奏の為のセレナード ウィーン・フィル 1950年2月2日
フルトヴェングラー指揮

ARPCD0260  \950
リスト:
ピアノ協奏曲第1番 ロスバウド指揮ベルリン放送交響楽団 1942年
ピアノ協奏曲第2番 カンテッリ指揮ニューヨーク・フィル 1953年3月15日
ハンガリー幻想曲 
オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団 1952年2月17日
クラウディオ・アラウ(ピアノ)
   
<MAINICHI CLASSICS>
MNCL102     \2625
ねむの木の子守歌-愛子様生誕記念ガラ・コンサート
1.美智子皇后作詞 山本正美作曲 :「ねむの木の子守歌」
2.J.シュトラウス2世:ワルツ「春の声」
3.グノー:「宝石の歌」
(歌劇「ファウスト」より) 
4.シャルパンティエ:「その日から」
(歌劇「ルイーズ」より)
5.R.シュトラウス:「あした」
6.金子仁美:「祝典序曲
新しい生命に-オーケストラのための」        
7.ゲンツマー:シンフォニエッタ第2番
-弦楽オーケストラのための
森麻季(1) 吉原圭子(2,3)
市原愛(4,5)(Sp)
ロイヤルメトロポリタン管弦楽団
指揮:堤俊作
録音:2002年2月26日、サントリー・ホール (ライヴ)
日本初、新聞社主催のCDレーベル「MAINICHI CLASSICS」(Mクラシック)が
昨年「梯剛之 伝説のライヴ」(MNCL101)を大ヒットさせ旋風をまきおこし
たのも記憶に新しいところ・・・。そして、お待たせいたしました!待望の
第2弾の登場です。今回も、美智子皇后陛下の作詞されたアルバム・タイトル
曲を2月発売のソロ・アルバムがチャートを賑わせた森麻季が歌うなど、話題
性満載の一枚となっています。吉原圭子、市原愛も森麻季に負けず劣らずの
実力・美貌の保持者です。
02年2月26日、サントリーホールで開かれた「愛子様生誕記念ガラ・コンサー
ト」(毎日新聞社など主催)のライブ録音。初演となる金子仁美やゲンツマ
ーの作品も要注目です。毎度ながら、西脇&福井の超優秀録音も聴き所です。





<ECM New Series>
4761283  2枚組  \3700
ラッヘンマン:歌劇「マッチ売りの少女」(改訂版/全曲)
森川栄子、ニコール・ティッベルス(S)
ヘルムート・ラッヘンマン(語り)
菅原幸子、辺見智子(P)、宮田まゆみ(笙)
SWRヴォーカル・アンサンブル
南西ドイツ放送交響楽団
指揮:シルヴァン・カンブルラン
ザルツブルク音楽祭はじめ、パリ、ハンブルク、シュトゥットガルトなど各地で
上演され話題を呼んだラッヘンマンの過激なオペラ、「マッチ売りの少女」の
新録音。はやくもツァグロセク/シュトゥットガルト・オペラ盤(KAIROS)に続
く2組目の全曲盤です。今回のレコーディングには2000年の3月に東京で上演
(演奏会形式)された際に手が加えられた改訂版(別名「東京ヴァージョン」)
が使用されています。森川栄子はドイツを中心に現代音楽の分野で活躍してい
るソプラノ歌手で、日本初演の際の歌唱が認められ、ザルツブルク、フランクフ
ルト、ベルリンでも同作品の上演に参加しています。因みにピアノの菅原幸子
はラッヘンマン夫人です。       

4761941  \2080
ホリガー:ヴァイオリン協奏曲「ルイ・ステー賛」
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 作品27-3
トーマス・ツェートマイア(Vn)
南西ドイツ放送交響楽団
指揮:ハインツ・ホリガー
ホリガーが自国スイスの画家、ルイ・ステー(1871-1942)を讃えて作曲した
ヴァイオリン協奏曲の世界初録音。ステ-は建築家ル・コルビュジェの従兄弟
で自らも建築や絵画を修めるとともに、イザイ門下のヴァイオリニストでもあ
り、スイス・ロマンド管弦楽団のヴァイオリン奏者も務めていましたが、30代に
なってから強度の心身症に罹病して情緒障害を起こし、後半生のほとんどを保
護施設の中で過ごすという波乱の生涯を送りました。






<ACCORD>
4761884  2枚組  \4160
レスピーギ:歌劇「沈鐘」(全曲)
ローラ・エイキン、アレッサンドラ・レッツァ(S)
ジョン・ダジャック、ケヴィン・コナーズ(T)
ロデリック・アール(Bs)、他
オペラ・ジュニア合唱団
モンペリエ国立管弦楽団
指揮:フリーデマン・ライアー
録音:2003年10月4日、モンペリエ、ベルリオーズ劇場におけるライヴ
音楽史の陰に埋もれた貴重なオペラ作品を次々に復活上演させているライア
ーとモンペリエ歌劇場の最新作。レスピーギの「沈鐘」は、泉鏡花の「夜叉ヶ
池」に大いに影響を与えたゲルハルト・ハウプトマンの有名な戯曲に基づい
て作曲され、1927年にハンブルクで初演された4幕のオペラ。2003年の4月に
行われた演奏会形式による上演のライヴ録音です。   

4762237  \2080
Cantu di a terra(地球の歌)
サルテーネ合唱団
指揮:ジャン=ポール・ポレッティ
録音:2003年10月-12月、フォッツァーノ
「大地に根ざした音楽」をコンセプトに指揮者ポレッティが編纂、アレンジ
を行ったヒーリング系の1枚。全て合唱のみの演奏で、民族音楽とクラシッ
クの宗教曲をバランス良く構成しており、大地から生ずる魂の響きを聴くも
のに問いかけます。

4653572  \1350
アルベニス:イベリア(全12曲)   
ロジェ・ミュラロ(P)

4653832  \1350
ショパン:ポロネーズ集
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 作品22/
ポロネーズ 第1番-第7番
ロジェ・ミュラロ(P)

4761887  \1350
リスト:詩的で宗教的な調べ(全10曲)
ロジェ・ミュラロ(P)

4653812  \1350
ラフマニノフ:
ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 作品36
6つの楽興の時 作品16/コレルリの主題による変奏曲 作品42
ロジェ・ミュラロ(P)

4653822     \1350
ラヴェル:
ピアノ協奏曲 ト長調/左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調
ラ・ヴァルス/クープランの墓(共にピアノ独奏版)
ロジェ・ミュラロ(P)
バレ交響楽団/指揮:ユベール・スダーン
ミュラロが「メシアン全集」以前(1990-1997年)に録音したディスクを再発
するもの。





<ECM New Series>
4720822     \2080
カンチェッリ:ディプリピート(1997)、ヴァルス・ボストン(1996)
トマス・デメンガ(Vc)
デレク・リー・ラギン(CT)
シュトゥットガルト室内管弦楽団
指揮:デニス・ラッセル・デイヴィス
グルジア共和国の功労芸術活動家の称号を受け、同国で最も急進的活動をし
ているカンチェッリの最新盤。民謡を基調とした民俗音楽の構造は、今回の
新作でも健在です。





<MD+G>
33712022  \2080
ショスタコーヴィチ:
交響曲 第5番 ニ短調 作品47
交響曲 第9番 変ホ長調 作品70
ボン・ベートーヴェン管弦楽団
指揮:ローマン・コフマン
ボン・ベートーヴェン管弦楽団(いつのまにか“ハレ”がなくなっています)
と2003年から新たに首席指揮者の地位に就いたキエフ出身の指揮者、コフマン
によるショスタコーヴィチ:交響曲全集の第2弾。第1弾として第10番が発売さ
れています(337 12012)。

61312172  \2080
「新ウィーン楽派の室内楽作品集」
シェーンベルク:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 作品47
ハウアー:ヴァイオリンとピアノのための4つの小品 作品28
ヴェーベルン:ヴァイオリンとピアノのための4つの小品 作品7
ベルク:室内協奏曲からのアダージョ
アポステル、アイスラー、シュピンナーの作品
アンサンブル・アヴァンギャルド
アンドレアス・ザイデル(Vn)、マティアス・クレーアー(Cl)
シュテファン・シュライエルマヒャー(P)
シュライエルマヒャーのピアノを中心に、ヴァイオリンとクラリネットを加え
た新ウィーン楽派の室内楽作品集。   

60312342  \2080
「テオドール・シュトルムの詩による歌曲集」
ブラームス、ベルク、シェック、レーガー、他の作品
ウルフ・ベストライン(B)
チャールズ・スペンサー(P)
19世紀ドイツの抒情詩人、シュトルム(1817-1888)の詩による様々な作曲家
のリートを収録したアルバム。現代を代表する歌曲伴奏の第一人者スペンサ
ーが、ドイツ・オーストリアで活躍する中堅バリトン歌手のベストラインの
歌唱を見事にサポートしています。   

34212612  \2080
ドヴォルザーク:
ピアノ三重奏曲 第1番 変ロ長調 作品21
ピアノ三重奏曲 第3番 ヘ短調 作品65
ウィーン・ピアノ・トリオ
MD+Gデビューのシューベルトのピアノ三重奏曲でふくよかな演奏を聴かせて
くれたウィーン・ピアノ・トリオによるドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲全
集の第1弾。ドヴォルザーク没後100年の記念リリースです。

30412632  2枚組 \2080
シュポーア:
ピアノと管楽のための五重奏曲 ハ短調 作品52/
ピアノ五重奏曲 ニ長調 作品130/弦楽六重奏曲 ハ長調 作品140/
七重奏曲 イ短調 作品147
アンサンブル・ヴィラ・ムジカ
シュポーアの様々な編成による室内楽作品を収録。ドイツのオーケストラの
メンバーによってフレキシブルに編成されるアンサンブル・ヴィラ・ムジカ
ならではのアルバムといえるでしょう。   





<ARION>
ARN68645  \2180
愛のチェロ
ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ:ソナタ ニ長調
カール・フリードリヒ・アーベル:ソナタ 第1番&第2番
クリストフ・ジグムント・ビンダー:ソナタ ニ長調
フィリップ・フーロン(ヴィオロンチェロ・ダモーレ)
ブリジット・ヨードブール(フォルテピアノ)
18世紀のドイツ・バロックから古典派への以降期に作曲された比較的珍しい
バス・ヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)の作品を集めたアルバム。自ら
アンサンブルを率いて指揮活動も行っているフランスの名手、フーロンがヴィ
オロンチェロ・ダモーレと呼ばれる歴史的な楽器を演奏しています。

ARN68213  \2180
※再発売
ブラガー:ロシアの歌による序奏・主題・変奏
グラナドス:アンダルーサ
パガニーニ:ソナタ・コンチェルターナ
ヘンデル:ソナタOp.1-4
バッハ:サラバンド
ジュリアーニ:大ソナタ
C.P.E.バッハ:ハンブルク・ソナタ
ヴィラ=ロボス:アリア(ブラジル風バッハ第5番)
クルト・レーデル(Fl)
クリスティアン・ド・シャボ(G)

ARN68226  \2180
シューマン:
パガニーニの奇想曲による練習曲Op.3&10、4つの夜曲
ジャン・マルタン(P)

ARN68238  \2180
フルートとピアノのためのフランス作品集
プーランク、ルーセル、イベール、ラヴェル、ドビュッシー、ミヨーの作品
クルト・レーデル(Fl)
ノエル・リー(P)

ARN68251  \2180
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番
交響詩「コシュート」
ジェラール・プーレ(Vn)
トリノ・RAI交響楽団
指揮:ルカ・パフ

ARN68275  \2180
ミヨー:ソプラノ、語り、合唱と管弦楽のためのカンタータ
「アニ・マーミン-失われ、見つけられた歌」Op.441
シャロン・クーパー(S) 他
マドリガル・ド・ボルドー、アンサンブル2E2M
指揮:ポール・メファノ

ARN68286  \2180
ケックラン:小品Op.179、メロベOp.175、ティティルの休息、
オーボエ・ソナタOp.58
ジャック・ヴァンドヴィユ(Ob、Ehr)
ジャン・ミシェル・ルシャール(P)

ARN68293  \2180
フランク:交響詩集(2台ピアノ版)
アイオロスの人々、のろわれた狩人、プシュケ、贖罪
クリスティアン・イヴァルディ(P)
ノエル・リー(P)

ARN68299  \2180
ジョリヴェ:聖アンドレの讃歌、ユニヴェルスの讃歌、
アリオーソ・バロッコ、マンダラ、ノクチェルヌ
ダニエル・ロト(Org)、ダニー・バラウド(S)、
ルネ・ペリネッリ(Tp)、
ピエール・ルナッソウ(Vc)、ジャクリーヌ・ロバン(P)

ARN68321  \2180
ジャン・アラン:声楽・器楽作品集Vol.2 
ソプラノ・とピアノのための2つのメロディ、
婚礼の歌、ポスト・スクリプト、モノディ、
カンティクル・イン・フリジャン・モード、
インヴェンション、アダージョ 他
オーヴル・インストゥルメンタルズ&ヴォーカルズ
指揮:ジョルジュ・ジラール

ARN68392  \2180
ブラームス:四重唱曲集
6つの四重唱曲集Op.112、3つの四重唱曲集Op.31、
4つの四重唱曲集Op.92、3つの四重唱曲集Op.64、
愛の歌(18のワルツ)<ピアノ連弾>
リーダー四重唱団
ノエル・リー、クリスティアン・イバルディ(P)

ARN68420  \2180
パガニーニ:マンドリンとギターのための作品全集
愛の二重奏、セレナータ、ソナタ・ロヴェーネ、
ギター・ソナタ、マンドリン・ソナタ 他
サンドロ・ヴォルタ(G)
カルロ・アオンゾ(Mand)





<PAN Classics>
PAN10162  \2180
ツェムリンスキー:歌曲集
7つの歌曲/メーテルリンクの詩による6つの歌曲 作品13/
ワルツと歌 作品6/5つの歌曲/2つのブレットル歌曲
ヘルミーネ・ハーゼルベック(Ms)
フローリアン・ヘンシェル(P)
オーストリア出身でウィーンに学んだ新進メッゾ・ソプラノ歌手、ハーゼル
ベックによるツェムリンスキーの歌曲集。

PAN10164  \2180
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ
バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ 第2番
ラヴェル:ツィガーヌ
メシアン:主題と変奏
ブリジット・ラング(Vn)
イヴォンヌ・ラング(P)
ルツェルン出身のうら若き(たぶん)美人姉妹デュオによる20世紀作品集。





<AMBITUS>
AMB96856  \2180
トリオ・ヴィルトゥオーゾ-感動的に
クーラウ:三重奏曲 ト長調 作品119
フレデリック・ユーゼル:ファゴットとピアノのためのエアー・ヴァリエ
P.モルラッキ&A.トリアーニ:ヴェルディの主題による協奏的二重奏曲
ジョルジュ・アドルフ・ユー:フルートとピアノのための幻想曲
フリードリヒ:メンツェル:ロマンツェ「甘きあこがれ」
ベルンハルト・フォイクト:セレナード
オスカル・クローゼ:ロマンツェ 作品38
ヴェレーナ・グティー=ホモルカ(Fl)、フランク・レーマン(Fg)
エーファ・ヤンセン(P)
フルート、ファゴットとピアノのための珍しいオリジナル作品を集めたアルバ
ム。「トリオ・ヴィルトゥオーゾ」がアルバムのタイトルなのか、この3人の
アンサンブルの名前なのかは不明。





<TELARC>
●NEW MID LINE
※カタログNO.の変更はありません。
CD80060  \1350
ベートーヴェン:
交響曲 第5番 ハ短調 作品67 「運命」
劇音楽「エグモント」序曲 作品84
ボストン交響楽団
指揮:小澤征爾

CD80123     \1350
「バッハバスターズ」
J.S.バッハ:
イタリア協奏曲/インヴェンションとシンフォニア 第1,8,10,12,15番/
ゴルトベルク変奏曲のアリアによる14のカノン/トッカータとフーガ ニ短調/
主よ、人の望みの喜びよ
トミー・ドーシー(シンセサイザー)

CD80241     \1350
ショスタコーヴィチ:交響曲 第10番 ホ短調 作品93
アトランタ交響楽団
指揮:ヨエル・レヴィ

CD80637     \1350
J.S.バッハ:
幻想曲とフーガ ト短調 BWV542/トッカータとフーガ ヘ長調 BWV540/
パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582/
コラール「天にいますわれらの父よ」BWV737/
コラール「人みな死すべきもの」BWV643
フランク:
幻想曲 イ長調/パストラール ホ長調 作品19
マイケル・マレイ(Org)
 
<SCRIBENDUM>
SC-035  \2250
フランク:交響曲ニ短調
サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン」
スヴェトラーノフ指揮
ソヴィエト国立交響楽団
※ライヴ録音





<BRILLIANT CLASSICS>
BRL-92178  7枚組 \3300
クープラン:室内楽曲全集
ムジカ・アド・レヌム
イェド・ベンツ指揮

BRL-92283  6枚組  \2850
グラナドス:ピアノ作品全集
トーマス・ライナ

BRL-92148  4枚組  \1950
シューマン:世俗合唱曲全集
カールスルーエ・シュトゥーディオ・ヴォカーレ
ヴェルナー・ファッフ指揮

BRL-6734  3枚組  \1480
ファリャ:管弦楽作品集
マータ指揮
ヴェネズエラ国立交響楽団

BRL-92304  2枚組  \1000
子供のためのピアノ作品集
クララ・ヴェルツ、他

BRL-92299(DVD-Video)  \2080
ヴェルディ:歌劇「ナブッコ」
カリニャーニ指揮
ナポリ・サン・カルロ歌劇場

BRL-92300(DVD-Video) \2080
R.シュトラウス歌劇「バラの騎士」
ネシュリング指揮
パレルモ・マッシモ歌劇場

BRL-92301(DVD-Video) \2080
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」
ダニエル・オーレン指揮
ナポリ・サン・カルロ歌劇場

BRL-92302(DVD-Video) \2080
グルック:歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」
グスタフ・クーン指揮
ナポリ・サン・カルロ歌劇場
 
<BIDDULPH>
80208  \1550 
ベートーヴェン:
弦楽四重奏曲第7番ヘ長調op.59-1
第8番ホ短調op.59-2
ブッシュ弦楽四重奏団
(エンジニア:リック・トーレス)
(録音:1942年5月、1941年5月)
アメリカに移住していたブッシュ四重奏団にコロムビア・レコードはベート
ーヴェンの弦楽四重奏曲全曲を録音する契約を申し出ました。録音は第8番
から始まり、緩徐楽章では彼らは最良の演奏をしました。けれども、発売前
にビクターからクーリッジ四重奏団による同作品の録音が発売され、その後
第二次大戦で原料が不足したため、棚ざらしになっていました。日本のコロ
ムビア系列会社にその存在を問い合わせて、初めてこの作品の録音が発売さ
れることになりました。第7番の方は78回転レコードとして発売され、その
後LP・CDとして数回発売されています。
 



<ARTS>
★現在行なっておりますARTSセールは、6月下旬の入荷分までとなります。
品切れ等でそれまでに入荷のなかったものは、ご注文キャンセルとなり
通常価格に戻りますので、よろしくお願いいたします。
今回ご案内の新譜は、セール価格(下記にご案内の価格)で販売できる
予定です。

●ARCHIVESシリーズ                                     
43003-2  \950(通常価格 \1350)
<オルフ・エディションVol.3>
オルフ:歌劇「オルフェオ」
ヘルマン・プライ(Br)、ルチア・ポップ(S)、
ローゼ・ワーゲマン(Ms)、カール・リッダーブッシュ(Bs)、
カール・オルフ(語り手)、
クルト・アイヒホルン指揮
バイエルン放送響、同合唱団
1972年録音                             │
※これは、モンテヴェルディが作曲した同名の歌劇をオルフがオーケストレ
ーションをし直した作品です。作曲者が朗読を担当した権威ある録音で、以
前Acantaから発売されていました。アイヒホルン(1908-1994)はバイエルン
国立歌劇場、ミュンヘン放送協会の管弦楽団、バイエ
ルン放送交響楽団、リンツ・ブルックナー管弦楽団などの指揮者を務め、オ
ルフの演奏は正統的な解釈と評価されています。プライやポップといった超
一流の歌手が参加、また作曲者も語りを受け持つというこれ以上ありえない
布陣です。

43032-2  \950(通常価格 \1350)
モーツァルト:
協奏交響曲変ホ長調K. 297b
交響曲第25番ト短調K.183
交響曲第29番イ長調K. 201
コンスタンティーニ、フェランティ、アプリレ、ロマーノ、
ペーター・マーク指揮ローマ放送響
1987-1990年録音
2曲の交響曲は1773年夏ウィーンへ旅行した後に翌年にかけて作曲され、ハイ
ドン兄弟の影響を受けています。1778年パリに着き、コンセール・スピリテュ
エルの支配人の依頼で作曲した協奏交響曲は、明るく華やかな曲想を持ってい
ます。1919年スイスで生まれたマークは、デュッセルドルフ、ウィーン・フォ
ルクスオーパー、パルマ、トリノなどの歌劇場指揮者を歴任し、モーツァルト
の演奏に定評があります。

●ブルー・ライン24/96シリーズ新譜案内
47675-2  \950(通常価格 \1350)
ショスタコーヴィチ:             
交響曲第9番変ホ長調op. 70
交響曲第10番ホ短調op. 93
オレグ・カエターニ指揮
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ響
2002-2003年録音
カエターニはロシア生まれの指揮者イーゴリ・マルケヴィチの息子で、ヴィ
ースバーデンの歌劇場を指揮した後、1995年までハッセン州立劇場の音楽監
督を務めました。10年ほど前来日し、<春の祭典>の熱烈な演奏で注目を集め
ました。Artsレーベルではマーラーの交響曲第2番、ワーグナーの序曲集を
録音し、ショスタコーヴィチの交響曲は第5・6番(47668-2)、第7番
(47667-2)に続く第3弾となります。ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響
楽団の過去の指揮者にはジュリーニ、シャイー、佐渡裕などがおり、イタリ
ア初の本格的交響楽団を目指しています。

47688-2  \950(通常価格 \1350)
マウロ・ジュリアーニ(1781-1829):
エドアルド・カテマリオ(G)、
ギター協奏曲第1番イ長調op.30
マルティン・ハーゼルベック指揮
ギター協奏曲第2番イ長調op.36
ウィーン・アカデミー 2002年11月録音
ジュリアーニは19世紀最大のギター奏者・作曲家の一人で、イタリアのバリ
近郊で生まれ、1806年から19年までウィーンで活動しました。ギターの技術
的可能性を拡大して、ギターにオーケストラに対抗し得る独奏楽器の地位を
与えました。ギター協奏曲として最初期の作品であるこれらの協奏曲はジュ
リアーニの代表作で、ウィーン古典派の様式の中で歌うようなイタリア的な
楽想が展開されます。カテマリオはナポリで生まれ、セゴビア・コンクール
で優勝後世界的に演奏活動を行い、パリ音楽院教授を務めています。ハーゼ
ルベック指揮のウィーン・アカデミーとの共演です。

47690-2  \950(通常価格 \1350)
ハイドン:ピアノ協奏曲全集第4集(ディヴェルティメント集)
ハ長調Hob. XIV-4/ハ長調Hob. XIV-3/ハ長調Hob. XIV-7
ヘ長調Hob. XIV-9/ハ長調Hob. XIV-8
「ヴァイオリン付き」ハ長調Hob.XIV-10/ハ長調Hob. XIV-C1ハ長調Hob.
XIV-C2
マッシモ・パルンボ(P)、
ユナイテッド・ヨーロッパ室内管弦楽団
2003年4月録音
ここに収録されているディヴェルティメントは、第6曲が「ヴァイオリン付き、
ピアノのための」と記されていますが、皆ピアノ、2つのヴァイオリンとチェ
ロのための作品です。第10番はピアノ・パートしか残っていません。コンチェ
ルティーノと異なり、中間楽章はメヌエットで、ソナタに近づいているとも言
えるでしょう。皆初期の作品で、後にコンチェルティーノやディヴェルティメ
ントを作曲することはありませんでした。

47694-2  \950(通常価格 \1350)
J.S.バッハ:
「消し去りたまえ、いと高き者よ、わが罪を」
(詩編第51編、ペルゴレージの「スターバト・マーテル」の編曲)BWV.1083
カンタータ「満ち足りた安らぎ、望まれし心の喜びよ」BWV.170
ナンシー・アルジェンタ(S)、
ギルメット・ローレンス(Ms)
ディエゴ・ファソリス指揮
ルガーノ・スイス・イタリア語放送合唱団、
イ・バロッキスティ(ピリオド楽器)
2000年12月録音
初めの作品は原曲の第12曲と第13曲(最後から3曲目と2曲目)を入れ替え、リ
ズムや装飾音などを変更し、ルターがドイツ語に翻訳した詩編を歌詞に用いた
モテットです。バッハが晩年にも最近のイタリアの作品に関心を持っていたこ
とを示しており、礼拝時にカンタータの代わりに演奏されました。第2の作品
は1726年ライプツィヒで作曲され、バッハのカンタータの中では少数の、独唱
と器楽伴奏だけから成るソロ・カンタータです。ロ短調ミサ(47525)やヨハ
ネ受難曲(47539)やヘンデルの「メサイア」(47627)が好評の合唱指揮者の
第1人者ファソリスのバッハ:モテット&カンタータ第3弾です。

47697-2  \950(通常価格 \1350)
ウェーバー:
クラリネット協奏曲第1番ヘ短調op.73
クラリネット協奏曲第2番変ホ長調op.74
クラリネット小協奏曲ハ短調op.26
クラリネット、2本のファゴット、2本のホルンのための六重奏曲
アレッサンドロ・カルボナーレ(Cl)
ボーツェン・ハイドン響
2003年録音
小協奏曲は、バイエルン王国のミュンヘンの宮廷楽団クラリネット奏者ベール
マンに依頼されて作曲されました。その演奏を聴いて感動した国王の依頼によ
り、さらに2曲の協奏曲が生まれました。これらは、ロマン的で華やかな色彩
を持ち、クラリネット協奏曲の最も重要なレパートリーとなっています。カル
ボナーレは1967年イタリアで生まれ、ジュネーヴ、プラハなど6つのコンクー
ルで優勝し、フランス国立管弦楽団主席奏者を務めています。1997年と2001年
来日公演を行い、国立音楽大学で指導もしました。

47710-2  4枚組  \3800(通常価格 \5400)
ハイドン:ピアノ協奏曲全集(4枚組)
ARTSレーベルによりますと、第5番と第7番はハイドンの真作ではないので、こ
の全集には収録されておりません。
マッシモ・パルンボ(P)、スエラ・ムライ(Vn)、
エルンスト・タイス指揮
オーストリア室内管、ユナイテッド・ヨーロッパ室内管弦楽団 
録音:2000〜2003年                                        │







<METIER>
MSV92067  2枚組  \3700
ジョージ・クラム(1929-):ピアノ作品全集
CD1:マクロコスモス第1集、マクロコスモス第2集
CD2:ピアノのための5つの小品、グノミック・ヴァリエーション
プロセッショナル、クリスマスのための小組曲
演奏:フィリップ・ミード(Pf)
アヴァンギャルド全盛期においても、また、それに続く新ロマン主義の台頭期
においてもいっさい時代の流行に流されず一人独自の幻想世界に耽溺してきた
孤高の神秘家クラムのピアノ作品全集が2枚組で登場します。代表作「マクロ
コスモス第1集、2集」を1枚目に他の作品を2枚目に収録。暗闇に光る一瞬の光
彩、豊かな残響、静謐の美学は武満のピアノ曲とも較べられるでしょう。特に
代表作の2つのマクロコスモスでは内部奏法はもちろん、ピアノのボディをコ
ツコツ叩いたり、ペダルを踏んだまま、共鳴体に向かって口笛を吹いたり(そ
れが懐かしいメロディだったりする)と、奔放なイマジネーションが溢れてい
ます。ピアノのフィリップ・ミードはロンドンの王立音楽院で学び現代音楽の
演奏部門で第1位を獲得、その後イギリスを中心にアメリカ、ヨーロッパで活
動、ジョナサン・ハーヴェイらの作品など現代音楽の初演に数多く携わってい
ます。このアルバムは2002年から2003年にかけてマンチェスター大学のホール
で収録されたもので、ホールの長い残響感がクラムの神秘的な音楽を一層、惹
きたてています。




<ECO EARTH RECORDS(エコ・アース)>
EECD-001/2  2枚組  \3675
河内琢夫(1963b)室内楽作品集
CD1:
エコーイング・エアー/大気はこだまして(2000)
-ヴァイオリン、チェロとピアノのための
ほほ笑みの谷(2003)
-声(Mez-Sop&Ten)、チェロ、打楽器、ピアノ、環境音のための
天と地(2003)-弦楽四重奏のための
CD2:
春のソナチネ‐全3楽章版‐(2003)-ピアノのための
ダンシング・トゥ・マイ・スピリット(1996)
-ヴァイオリン、ピアノと打楽器のための
エピローグ/やまびこのうた
演奏:手島志保(Vn)、平岡陽子(Vn)、東義直(Va)、平野知種(Vc)、
井上雅代(Vc)、神田佳子(Perc)、神野朋子(Mez-Sop)、鈴木直人(Ten)、
前田康徳(音響)、伊藤智恵子(Pf)、小笠原貞宗(Pf)
●「河内くんの音楽を聴くことは、よく磨かれた鏡を覗くことに等しい。」
中川 俊郎(作曲家・ピアニスト)
●「少しの迷いも無いキッパリとした音、透明で繊細で力強く、そしてあたた
かい音。河内琢夫さんの曲を聴いていると、自然と一体となったようなスッと
した感覚を覚えます。」
本間 みち代(チェンバリスト)
●河内琢夫さんの作品は演奏家に「音楽」をさせてくれる。彼は演奏家に「弾
く」という行為の喜びを与えてくれる作曲家なのだ。自由に羽ばたく数々の音
たちは、演奏家の体内のエネルギーを通し、それぞれの楽器によって「音」と
なり「音楽」となって聴き手に放射されることだろう。
廻 由美子(ピアニスト)
このアルバムは昨年12月6日に横浜みなとみらい小ホールで行われた「河内 琢
夫 室内楽作品個展」ライヴの完全収録盤です。
河内琢夫はいわゆる現代音楽のジャンルに属していますが、常に自然からイン
スピレーションを得ている作品はどれも大変、抒情的、ロマンティックな音楽
で、一部の聴衆から熱狂的な支持を得ています。彼は20代前半で第3回Music
Today国際作曲コンクールにおいて武満徹氏に認められ、1999年にはルーマニ
アで開催された国際現代音楽協会(ISCM)主催による音楽祭「ISCM World
Music Days」でも作品(ダンシング・トゥ・マイ・スピリット)が取り上げら
れています。当日のプログラムは全5曲の内、新作初演が3曲という意欲的な内
容で、注目作は北海道立オホーツク流氷科学センター提供による流氷の音のテ
ープをコンピュータで加工処理した環境音と声とアンサンブルのための「ほほ
笑みの谷」という作品で自然と人間の合一という夢が表されています。
その他、新しい抒情性を感じさせる作品揃いで現代音楽、ニューエイジ・ミュ
ージックのファンにアピールする内容です。

河内琢夫の既発売 ファースト・アルバムCDのご紹介
MMSP-9003  \2835
「天の息/河内琢夫の音楽」
天の息(1992)-打楽器アンサンブルのための
春のソナチネ-ピアノのための(第一楽章のみ)
はるがきた(詞:工藤直子「のはらうた」より)
ピアノと打楽器のためのムーヴメント(1988)
ダンシング・トゥ・マイ・スピリット(1996)
-ヴァイオリン、ピアノと打楽器のための
演奏:高橋明邦指揮ポーロニア・パーカッションアンサンブル、
伊藤智恵子(Pf)、生駒圭子(Sop)、河内琢夫(Pf)、手島志保(Vn)、
小笠原貞宗(Pf)、宮本典子(Perc)他





<OTAKEN RECORDS(CD-Rレーベル)>
TKW-201 (2CD-R)  \4160
ベートーヴェン:交響曲第3番 「英雄」
ベートーヴェン:交響曲第4番,
「コリオラン」序曲
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ウィーン・フィル(1944年録音)
ベルリン・フィル(1943.6.27/30録音)   
ミドル世代には懐かしいフルトヴェングラーDXMシリーズよりの復刻です。ミ
ドル世代フルトヴェングラー開眼はバイロイトの第9とこのシリーズの何点か
によってでした。これらの演奏はその後何度も復刻されましたが結局このシ
リーズの音がベストという声が未だに根強く小生もそう感じますが、残念な
がら手持ちのレコードはかなり聞き込んだすり減ったものとなってしまいま
した。ところがこの度世界的コレクターの品川征郎氏の盤庫より上記2点のミ
ント盤が発見され早速復刻の運びとなりました。何れも見本盤(英雄は顔入
り正規レーベルに見本盤の印、第4はホワイトレーベル)でファーストプレ
ス品には間違いありません。所により針通なしの為の経年変化によるスクラ
ッチノイズが多少ありますが、気になるほどではありません。フルトヴェン
グラーDXMシリーズの一部がほぼ完全なかたちで甦った喜びを一人でも多くの
ファンの方々とお分かち出来れば幸いです。
 
<hyperion>
CDA67467  \2080
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678−1741):
6つのヴァイオリン・ソナタOp.2  
第1番ト短調  
第2番イ長調  
第3番ニ長調  
第4番ヘ長調  
第5番ロ短調  
第6番ハ長調
エリザベト・ウォルフィッシュ(ヴァイオリン)、
リチャード・タンニクリフ(チェロ)、
マルコム・プラウド(チェンバロ)
イギリスのバロック・ヴァイオリニストの中でも、常にその動向が注目を集
めるエリザベト・ウォルフィッシュと、そのグループによる最新作。イタリ
アン・ヴァイオリン・ソナタのレパートリーは、これまでにアルビノーニ、
コレッリ、ロカテッリ、タルティーニなどがあった。

CDA67447  \2080
"愛の支配" ジャン・フィリップ・ラモー(1683−1764):オペラの愛の歌
歌劇《優雅なインドの国々》-Fra le pupille, Rigaudon I - Rigaudon II
- Fuyez, Tambourin I - Tambourin II - Partez, Regnez, Amour,
Tempete : La nuit couvre les cieux !  
歌劇《遍歴の騎士》-C'est trop soupirer  
歌劇《プラテー》- Soleil, fuis de ces lieux !  
歌劇《ゾロアストル》- 愛の支配 Regne Amour 
歌劇《ダルダニュス》- Marche pour les differents nations -
Par tes bienfaits, Air gracieux - L'Amour, le seul Amour,
Si l'Amour coute des soupirs, Tambourin I - Tambourin II,  
歌劇《ピグマリオン》- Du pouvoir de l'Amour  
歌劇《イッポリートとアリシー》- Rossignols amoureux 
歌劇《優雅なインドの国々》- Musettes, resonnez  
歌劇《プラテー》- Honneur a la Folie - Je veux finir - Hymen
カロリン・サンプソン(ソプラノ) 、
ジェフリー・スキッドモア(指揮)、エクス・カシードラ
ラモーのオペラから愛の歌を抜粋。カロリン・サンプソンはキングズ・コン
ソートでソロイストをつとめるソプラノ。イギリスの古楽系歌手の中でも特
に成長株。エクス・カシードラも前作のシャルパンティエが素晴らしかった
だけに、今回も期待がもてる。

CDA67455  \2080
"新発見のリスト" Vol.2 ―― フランツ・リスト(1811−1886):
「詩的で宗教的な調べ」へのプレリュードS.171d  
管弦楽をともなわない協奏曲S.524a  
アルバムの綴り変ロ短調S.164e/2  
ハンガリー行進曲変ロ長調S.229a 
 "夜想曲"追憶S.168b  
4つのアルバムの綴り(ニ長調S.164h?、前奏曲S.164j、変イ長調S.166l、
S.167h)  
おお、愛しうる限り愛せS.540
レスリー・ハワード(ピアノ)
ハワードのリスト全集は一旦完結したのかと思ったが、新発見の作品がまだ
まだあった! これは新シリーズの第2弾となるもの。

CDA67397  \2080
ウィリアム・バード(1543−1623):コンソート歌曲集 ――
主に喜べ、ああ おろかな魂よ、年老いたご婦人が、ああ、いとしい命のひ
とよ、悲しみよ永遠にわれに来たれ、恋をしたいと思っている誰が、おお 希
有で率直なそれを通じて、世界はすべて海のよう、聖なるミューズたちよ
(トマス・タリスの死を悼むエレジー)、貞淑なペネローペ、ああ神よ 汝は
輝ける太陽を導き、おやすみ、かわいい子、死ぬべき人間がする苦労という
のは何とむなしい
ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)、コンコルディア
BCJへの客演でお馴染みロビン・ブレイズの注目の新作。

CDA67454  \2080
ピーター・マッゥスウェル・デイヴィス(1934− ):
ミサ・パルウラ、ミサ、来たれ、創り主なる聖霊よ(オルガン独奏)  
聖霊降臨祭の夕食礼拝(無伴奏合唱)、Reliqui domum meum(オルガン独奏)
来たりたまえ、聖霊よ(無伴奏合唱)
ロバート・クィニー(オルガン)、
マーティン・ベイカー(指揮)、ウェストミンスター大聖堂聖歌隊

CDD22043(2CDs price of 1)  \2080
フランツ・ベルワルド(1796−1868):交響曲と序曲集 ――
CD1
《ソリアのエストレッラ》序曲  
交響曲第3番ハ長調《風変わりな》  
《ゴルコンダの女王》序曲  
交響曲第2番ニ長調《気まぐれ》  
CD2
交響曲イ長調断章  
交響曲第1番《厳粛な》  
交響曲第4番《ナイーヴ》
ロイ・グッドマン(指揮)、スウェーデン放送交響楽団
hyperion  CDA67081の廉価再発売。



<helios>
CDH55160  \1200
マーラー:若き日の歌 ――
グスタフ・マーラー(1860−1911):
ハンスとグレーテ、冬の歌、春に  
歌曲集《若き日の歌》  
さすらう若人の歌
ジャネット・ベイカー(メゾソプラノ)、
ジェフリー・パーソンズ(ピアノ)
hyperion CDA66100の廉価再発売。

CDH55167  \1200
バーコード:画像参照
フランシス・プーランク(1899−1963):
シンフォニエッタ  
ピアノと18楽器のための舞踏をともなう協奏曲《オーバード》 
 バレエ音楽《エステ家のベアトリーチェの舞踏会》
ジュリアン・エヴァンズ(ピアノ)、
ロナルド・コープ(指揮)、ニュー・ロンドン・コンソート
hyperion CDA66347の廉価再発売。

CDH55172  \1200
ドメニコ・スカルラッティ(1685−1757):
スターバト・マーテル  
オルガンのためのソナタ集(ニ長調Kk.288、ト長調Kk.328、ハ短調Kk.254、
ニ長調Kk.287、ハ長調Kk.255)  
サルヴェ・レジナ
フランシ・グリアー(オルガン&指揮)、
オックスフォード・キリスト教会大聖堂聖歌隊
hyperion CDA66182の廉価再発売。






<Glossa Platinum>
GCDP30407  \2180
"トラベル・ノーツ" ヴィオラ・ダ・ガンバのための新しい音楽 ――
パオロ・パンドルフォ: 前進 Keep Going、アルバネーゼ Albanese
兄弟たち Brothers、フロランティーヌLa Florentine、変容 Metamorphosis
ナナ・ボボ Nana Bobo、マッジオ Maggio、プロセルピナの歌 Il Sogno di
Proserpina、バグダッドの春 Baghdad's Spring、プレイリー Prairies
パオロ・パンドルフォ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
アンドレア・パンドルフォ(トランペット)、
ラウラ・ポリメノ(歌)、アルバロ・ガリード(パーカッション)
ヴィオラ・ダ・ガンバで新しい地平を切り開く!
これまで、マラン=マレ作品集のボーナスCDに即興演奏を組み入れたことが
あったものの、まさかすべて自作(即興が中心)のアルバムが登場するとは
思えなかった。才人パンドルフォの面目躍如たるニュー・ディスク。シャン
ソン風あり、ジャズ風あり、中近東音楽風ありと、その音楽語法はとどまる
ところを知らない!

GCDP31507  \2180
ドメニコ・スカルラッティ(1685−1757):最後のソナタ集 ――
ソナタ 変ロ長調K.550、ソナタ 変ロ長調K.551、ソナタ ト短調K.546
ソナタ ト長調K.547、ソナタ 変ホ長調K.507、ソナタ 変ホ長調K.508
ソナタ ヘ長調K.540、ソナタ ヘ長調K.541、ソナタ ニ短調K.552
ソナタ ニ短調K.553、ソナタ ヘ長調K.542、ソナタ ヘ長調K.543
ソナタ 変ロ長調K.544、ソナタ 変ロ長調K.545、ソナタ ロ短調K.87
ファビオ・ボニッツォーニ(チェンバロ)
優れた鍵盤奏者として欧米で評判の高いファビオ・ボニッツォーニによるス
カルラッティ。

GCDP30107  \2180
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685−1750)/ホセ・ミゲル・モレーノ編:
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番BWV.1004によるシャコンヌ=トンボ
ー(リュート&声楽)
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調BWV.1001(リュート独奏版)
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調BWV.1004(リュート独奏版)
ホセ・ミゲル・モレーノ(リュート)、
エマ・カークビー(ソプラノ)、カルロス・メーナ(カウンターテナー)
99年にリリースされたものの、すぐに品切れとなり、追加生産もされず長く廃
盤扱いとなっていたディスク。今回、Platinumからの再発の一環で、5年ぶり
に復活することになった。
J・S・バッハの名曲、無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番の、あの長大
なシャコンヌが、バッハの最初の妻であるマリア・バルバラの死を悼むトン
ボー(追悼曲)だったのではないかというデュッセルドルフ大学のバッハ学
者ヘルガ・テーネの研究に基づいて、原曲のリュート編曲を伴奏に、歌詞を
つけて2人の歌手が歌うという冒険的な試みがBWV.1004。テーネがシャコンヌ
の中に死や復活をテーマにした教会コラール旋律が隠されていることを、独自
の方法で読み解こうとしたことは2月12日の朝日新聞夕刊にも紹介されていた
から、ご記憶の方もあるだろう。ホセ・ミゲルが《シャコンヌ》部分をリュ
ートに編曲、その上にのっかる声楽パートをテーネの説に基づき兄エミリオ
が書き加えたものである。このアルバムでは、そのあとソナタ第1番と、パル
ティータ第2番の全曲が収まっている。つまりシャコンヌの声楽パート付きと
なしの二種類がアルバムの最初と最後にきているということ。声楽付き
《シャコンヌ》に始まりリュートのみの《シャコンヌ》に終わる秀逸なコン
セプトに感心せずにはいられない。エマ・カークビーの参加も大いに話題を
呼んだ。98年録音。

GCDP30804  \2180
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685−1750):
独奏フルートのための音楽 ――
無伴奏フルート・ソナタ イ短調BWV.1013
無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV.1007(フルート版/ハーツェルツェット編)
無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調BWV.1008(フルート版/ハーツェルツェット編)
無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調BWV.1009(フルート版/ハーツェルツェット編)
ウィリバルト・ハーツェルツェット(トラヴェルソ)
これも待望の再発売。1998年10月録音。99年に発売された後、長く廃盤となっ
ていた。ハーツェルツェット自らの編曲による無伴奏チェロ組曲が話題を呼ん
だ。






<Tactus>
TC681905  \2080
ドメニコ・スカルラッティ(1685−1757):
チェンバロのためのソナタ集 ――
ソナタ 変ロ長調K.70、ソナタ ト長調K.71、ソナタ ハ長調K.72
ソナタ ハ短調K.73、ソナタ イ長調K.74、ソナタ ト長調K.75、
ソナタ ト短調K.76、ソナタ 変ロ長調K.57、ソナタ ニ短調K.77
ソナタ ト短調K.43、ソナタ ヘ長調K.78、ソナタ ト長調K.79
ソナタ 変ロ長調K.47、ソナタ ハ短調K.48、ソナタ ハ短調K.84
ソナタ ヘ長調K.85、ソナタ ハ長調K.86
フランチェスコ・セラ(フォルテピアノ、チェンバロ)
曲によってフォルテピアノとチェンバロを使い分けている。

TC585301  \2080
フランチェスコ・コロンビーニ(1588−1671):
教会コンチェルトOp.7  
Dall'intavolatura del fondo Foa  
モテット・コンチェルトOp.6
ベッティナ・ホフマン(ディレクター)、
コンチェルト・エクレシアスティチ

TC862701  \2080
マルコ・エンリコ・ボッシ(1861−1925):様々な作品 ――
幻想曲(org)、アヴェ・マリアOp.50(sop, org, vn)、
サルヴェ・レジナOp.8(sop, org)、ヴァイオリンとオルガンのためのアダ
ージョOp.84、サンクトゥスとベネディクトゥス(sop, org)、神は偉大なり
アヴェ・マリア(第2)(org)、アヴェ・マリアOp.50-1(sop, org, vn)
ダフネとクローエ(田園曲)Op.142-2(org)、スケルツォOp.95(org)
アンプロンプチュ(即興)、ア・ラ・ショパン Op.49-3(org)、
ジャンヌ・ダルク(org)
イラリア・トルチアーニ(ソプラノ)、
マルコ・ビアンキ(ヴァイオリン)、
アンドレア・マチナンティ(オルガン)
オルガニストとして20世紀初頭に世界的名声を博したイタリアの作曲家マル
コ・エンリコ・ボッシの作品集。

TC621101  \2080  番号変更 TC621201
ジョヴァンニ・レグレンツィ:
4声と通奏低音のためのオラトリオ《人の心の売買》 第1部、第2部
アンサンブル・レグレンツィ

TC910001  \2080
"歓喜のモテット" 16世紀から20世紀まで ―― 
ジョヴァンニ・マリア・ナニノ(1544−1607)、
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548−1611)、
フェリス・アネリオ(1560−1630)、
ジョヴァンニ・フランチェスコ・アネリオ(1567−1630)、
ジロラモ・フレスコバルディ(1583−1643)、
ジュゼッペ・オッタヴィオ・ピトーニ(1657−1743)、
ベルナルド・パスキーニ(1637−1710)、
ジョヴァンニ・ジョルジ(18C−1762)、
ジョヴァンニ・キティ(1715−1759)、
ジョヴァンニ・バッティスタ・カサーリ(1715−1792)、
ドメニカ・バルトルッチ(1917− )、
ヴァレンティノ・ミセラキス(1943− )、
アウグスト・モリコーニ(1907− )の作品
カペレ・ムジカーレ・デ・ラ・トリニテ・デス・モンツ





<Fono Enterprise>
FONO 086/087(2CDs) \5680
バーコード:8 011662 920720
マリア・カラスの歌声 ―― ベッリーニ:歌劇《清教徒》より
ヴェルディ:歌劇《マクベス》より、歌劇《ナブッコ》より、歌劇《仮面舞
踏会》より、歌劇《アイーダ》より、歌劇《トロヴァトーレ》より
ドニゼッティ:歌劇《ランメルモールのルチア》より 他
マリア・カラス(ソプラノ)ほか様々な指揮者とオーケストラ
マリア・カラス生誕80周年(2003年)を記念して発売されたボックス・セッ
ト。貴重な写真などを多数掲載した350ページにも及ぶブックレット付き。

FONO 1201(4CDs) \4080
"神秘の歌声" マリア・カラス ―― ベッリーニ:歌劇《ノルマ》より、
歌劇《清教徒》より/ワーグナー:楽劇《トリスタンとイゾルデ》より 他
マリア・カラス(ソプラノ)ほか様々な指揮者とオーケストラ
※FONO1006、1010、1011、1012のセット化。

FONO 1204(4CDs)\4880
"黄金の歌声" ジュゼッペ・ディ・ステファーノ ―― マスネ:歌劇《マノン》
より、歌劇《ウェルテル》より/ビゼー:歌劇《真珠採り》より/マスカーニ:
歌劇《友人フリッツ》より 他
ジュゼッペ・ディ・ステファーノ(テノール)ほか
様々な指揮者とオーケストラ
※FONO1007、1041、1063、1074のセット化。

FONO 1205(4CDs) \4080
"世紀のテノール" エンリコ・カルーソー ―― ヴェルディ:歌劇《リゴレッ
ト》より/マスネ:歌劇《マノン》より/ドニゼッティ:歌劇《愛の妙薬》
より 他
エンリコ・カルーソー(テノール)他 様々な指揮者とオーケストラ
※FONO1048、1051、1053、1054のセット化。

FONO 1208(4CDs) \4080
"ディヴィーナ" マリア・カラス ―― ベッリーニ:歌劇《清教徒》より、ワ
ーグナー:舞台神聖祝典劇《パルジファル》より、ヴェルディ:歌劇《アイ
ーダ》より 他
マリア・カラス(ソプラノ)ほか様々な指揮者とオーケストラ
※FONO1038、1039、1042、1044のセット化。

FONO 1209(4CDs)\4880
"ロマンティカ・ディーヴァ" マリア・カラス ―― ベッリーニ:歌劇《ノル
マ》より、歌劇《清教徒》より/ワーグナー:楽劇《トリスタンとイゾルデ》
より 他
マリア・カラス(ソプラノ)ほか様々な指揮者とオーケストラ
※FONO1067、1071、1075、1076のセット化。






<Thorofon>
CTH2485  \2180
"ゴールデン・スランバー Golden Slumbers" イギリス民謡&トラッド集 ――
民謡(ラッター編):ヴァイオリン弾きの男 Fiddler Man
民謡(ラッター編):
(ザ・ガール・アイ・レフト・ビハインド The Girl I left behind  
民謡(ラッター編):O Waly,walyオー・ワリイ・ワリイ(流れは広く)
民謡(ラッター編):
ザ・ブリティッシュ・グレナディアーズ The British Grenadiers  
民謡(ラッター編):
ゴールデン・スランバー Golden slumbers(Kiss your eyes) 
民謡(ラッター編):
火箸をもって走れ Dashing away with the smoothing iron 
ジョン・ラッター(1945− )(シェイクスピア作詞):
イット・ヴァズ・ラヴァー・アンド・ヒズ・ラス
It was a lover and his lass(Birthday Madrigals No.1)  
ヘンリー・レスリー(1822−1896):
チャーム・ミー・アスリープ Charm me asleep,and melt me so  
ロバート・ルーカス・パーサル(1795−1856):エレの水 Waters of Elle
 民謡(ゴフ・リチャーズ編):スウィート・ナイチンゲール
民謡(G・ラングフォード編):樫とトネリコ The Oak and the Ash
民謡(D・オヴァートン):ロッホ・ローモンド Loch Lomond
民謡(P・ナイト編):
ロンドンデリー・エア(ダニー・ボーイ)Londonderry Air
民謡(G・アイヴズ編):ミグリ・メグリ Migildi Magildi
民謡(キース・アブス編):
アイルランドの子守歌(トゥーラ・ルーラ・ルーラ)
ハノーファー・ハーモニスツ Hannover Harmonists
思いがけず、ドイツのレーベルから、上質のコメディアン・ハーモニスツのア
ルバムが登場。ハノーファー・ハーモニスツは、ハノーファー少年合唱団の男
性メンバー6人によって1988年に結成。編成はカウンターテナー2、テナー2
バリトン、バスという編成。ラッター編曲とオリジナルを多数取り上げてい
るのも「こだわり度」が高い。

CTH2479  \2180
トリオ ――
アストル・ピアソラ(1921−1992):
リベルタンゴ、タンティ・アンニ・プリマ、エスクヮロ(鮫) 
ナディア・ブーランジェ(1887−1979):3つの小品
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685−1750):
ソナタ第1番BWV.1027(ホルガー・ルーニンク編)
セルゲイ・ラフマニノフ(1873−1943):東洋風の踊りOp.2-2
ラダメス・ニャタリ(1906−1987):ソナティナ
ジョルジュ・ビゼー(1838−1875):カルメン組曲(マクシン・ノイマン)
セルゲイ・ラフマニノフ:ヴォカリーズ
ベルモント・トリオ 〔マクシン・ノイマン(チェロ)、カリン・ショルツ
(ギター)、ペーター・エルンスト(ギター)〕

CTH2476  \2180
デュオ・カンタービレ ――
フリードリヒ・クーラウ(1786−1832):
グランド・ソナタ・コンチェルタンテ イ短調 Op.85
フランツ・シューベルト(1797−1828):
「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲 D.802
フランツ・シューベルト:
レオポルド・ヤンザ編曲による6つの歌曲 ―― 歌曲集《白鳥の歌》《冬の旅》
より- 〈セレナード〉〈菩提樹〉〈漁師の娘〉〈鳩の便り〉〈海辺にて〉〈お
やすみ〉
ハンス=イョルク・ヴェグナー(フルート)、
クリスティーネ・クレッカー(ピアノ)

CTH2467  \2180
ヨハン・フィリップ・クリーガー(1649−1725):
シュロス・ゴットルフのためのカンタータ集
ヘイドラム・リヒテンハルト(ソプラノ)、カイ・ヴェーゼル(アルト)、
クリストフリート・ビーブラッハ(バス)、他
ジモーネ・エッケルト(ヴィオラ・ダ・ガンバ&指揮)、
ハンブルク・ラッツムジーク

CTH2477  \2180
フランツ・シューベルト(1797−1828):
ひめごと、孤独な男、ミューズの子、鳩の便り、影法師  
グスタフ・マーラー(1860−1911):歌曲集《子供の魔法の角笛》より
リリ・ブーランジェ(1893−1918):歌曲集《天の空間》
ヴィーブケ・ホークリンマー(アルト)、
パトリック・ヴァリゼール(ピアノ)

CTH2478  \2180
フランク・マルタン(1890−1974):
8つの前奏曲、ピアノのための4つの小品〈ギター》、フラメンコのリズムに
よる幻想曲  
アルテュール・オネゲル(1892−1955):
バッハの名による前奏曲、アリオーソとフゲッタ、ロマンドの音楽帳
7つの小品
クラウス・シュティッケン(ピアノ)

RTCH2501(12CDs / Special Price) \15000
マックス・レーガー:ピアノ作品全集
マルクス・ベッカー(ピアノ)
2000年に完結したレーガーのピアノ作品集12枚組集大成。豪華木箱入り。





<Cavalli Records>
CCD130  \2180
フランス音楽のポートレート ――
フランシス・クープラン(1668−1733):
傲慢な女またはフォルクレ夫人、モラン嬢、クープラン、メザンジェール、
たぐいなき優雅さ またはコンティ家の女
ルイ・クープラン(1626−1661):ブランクロシュ氏のトンボー
アントワーヌ・フォルクレ(1671−1745):
ルクレール、クープラン、フォルクレ、ラモー、ベルモント
ジャック・デュフリ:
ラ・デ・ラ・トゥール、ラ・ブソン、ラ・フォルクレ、ラ・デリコール
クロード=ベニニュ・バルバートル(1727−1799):ラ・デリコール
ザビーネ・エルドマン(チェンバロ)

CCD133  \2180
ヴァイオリン・ソロ ――
ヨハン・パウル・ヴェストホフ(1656−1705):組曲第2番イ長調
アントニオ・ロカテッリ(1695−1764):カプリッチョ
ニコロ・パガニーニ(1782−1840):奇想曲 ハ短調 Op.1-4
カロル・ヨゼフ・リプキンスキ(1790−1862):大奇想曲
ハインリヒ・ヴィルヘルム・エルンスト(1814−1865):練習曲第4番
ウジェーヌ・イザイ(1858−1931):ソナタ第6番
マヌエル・キローガ(1892−1961):エミグランテ・セルタス
パウル・ヒンデミット(1895−1963):ソナタOp.11-6
V・ジト(生没年不明):タンゴ・カプリッチョ
グロリア・コート(1938− ):ヴァイオリン独奏のためのソナタ
イェルク・ヴィトマン(1973− ):エチュード1
アンドレアス・ルケ(ヴァイオリン)

CCD254  \2180
土曜日 ――
エリック・サティ(1866−1925):
グノシェンヌ1-5、瞑想、かぶとについて、オジーヴ1&2、オーバード、他
ミュンヘン・ドビュッシー・トリオ〔ベッティナ・ファッシュ(フルート)、
ギュンター・プレツェル(ヴィオラ)、ロズマリー・シュミット=ミュンス
ター(ハープ)〕

CCD418  \2180
クラウス・キューヌル(1957− ):
室内アンサンブルのための《デュプラム》(1989)  
大オーケストラのための《フランツ・リストの孤独》
20人の弦楽器奏者のための《ヴィジョンズ》
チェロとピアノのための《ウン・スーヴェニール》
クラウス・キューヌル(指揮)
シュロス・ヴェルネック室内管弦楽団のメンバー、
クラウス・キューヌル(指揮)
ニュルンベルク交響楽団
スザンヌ・ミュラー=ホルンバッハ(チェロ)、
クラウス・キューヌル(ピアノ)

CCD247  \2180
イェルク・ビルケンケッター:
チェロのためのソロ 
Schweburg und Strenge
アコーディオンのための4つの小品
paysage neuf
マティアス・ロレンツ(チェロ)、ワ=キョン・ユン(ピアノ)、
テオドロ・アンゼロッティ(アコーディオン)、
トーマス・エステルディーホフ(打楽器)

CCD424  \2180
"オルガン賛歌" 合唱作品集 ――
ジョルト・ガールドニー(1946− ):
Gott, Unser Schopfer、詩篇第8番、
フェリックス・メンデルスゾーン(1809−1847):ヴェニ・ドミネ
ハラルト・ゲンツマール(1909− ):男声合唱のための2つの宗教作品、
フロール・ペータース(1903−1986):テ・デウム、
マール・マハ(1922− ):トッカータ、
エルンスト・ゲブハルト(1832−1899):Ambrosianischer Lobgesang、
ゾルソン・コダーイ(1882−1967):オルガン賛歌
ディートリヒ・エーレンヴェース(指揮)、
エアフルト・アウグスティネル=カントレイ、
マティアス・ドレイシヒ(オルガン)






<hyperion>
CDA67433  \2080
カプースチン:ピアノ・ミュージック ――
ニコライ・カプースチン(1937− ):
変奏曲Op.41、8つの演奏会用エチュードOp.40、バガテルOp.59-9
古い形式による組曲(スィート・イン・オールド・スタイル)Op.28
ピアノ・ソナタ第6番Op.62、ソナティナ Op.100 
異なるインターヴァルによる5つのエチュード
マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)
すでに昨年からWeb上でピアノ・ファン同士でウワサが駆けめぐっていた話題
作。アムランの来日は今年の協奏曲ソロイストとしての登場を含め、すでに
5回を数えている。ブゾーニ《ピアノ協奏曲》やメトネル《ピアノ協奏曲》の
本邦初演など、最近の公演ではコンチェルト関連の話題が多かったが、今をさ
かのぼる4年前、2回目の来日公演となった2000年3月のリサイタル(東京オペ
ラシティ)で弾いたカプースチンのソナタ第2番の演奏も、アムラン伝説をふ
りかえる上で欠かせない出来事だったのだ。作曲者の自作自演盤でも守られて
いなかった早いテンポ指定を、その通りに、まるで何でもないかのように平然
と演奏、ピアノに詳しい人ほど「空いた口がふさがらない」状態だったのであ
る。カプースチンをレコーディングすることについて、アムランはその時点で
はまだ「いつか録音したいが、まだ検討中」と答えていたというから、ファン
が渇望すること4年、遂にようやくフル・アルバムが実現したというわけである。
ロシア伝統のヴィルトゥオーゾ・ピアニズムと、ジャズ(特にバップ)が融合
したカプースチンの音楽は、自作自演のリリースや、3月のニュース・ステー
ションでのTV紹介で、次第に一般的にも認知されるようになっている。どちら
かといえば自作自演盤がジャズ的なスタイルで演奏されているのに対し、アム
ランの演奏はよりクラシカルなアプローチであり、その路線による最右翼に位
置づけられるのは間違いないところ。ピアノ・ファンのみならず、一般音楽
ファンまで巻き込むこと必至の大注目作!






<Gimell>
CDGIM203  2枚組  \2080
タリス・スコラーズが歌うトマス・タリス
【Disc 1】 オックスフォード・メルトン大学チャペルでの録音
御身よりほかにわれは(40声のモテット)
聖なる神
世の救い主よ
世の救い主よ
喜べ、栄光ある神の御母
われらを憐れみたまえ
様々な国の言葉で
もし汝われを愛さば
聴け、声と祈りを
新たな聖訓を
主よ、汝の聖霊を与えたまえ
清めたまえ、主よ
まことにわれ汝に告げん
主よ、思い出すことなかれ
大主教パーカーのための詩篇曲
おお主よ、汝にすべてをゆだねん
キリストは復活し
汚れなき者に祝福あれ
【Disc 2】 ノーフォーク・サール教会での録音
エレミアの哀歌
エレミアの哀歌
主よ、わが過ちをお清めください
おお、聖なる宴よ
あなたの御手に
めでたし、汚れなき乙女よ
4声のマニフィカト
幸あれ、父なる神の娘
ピーター・フィリップス(ディレクター)
タリス・スコラーズ
英国王室の変遷と共に、プロテスタントとカトリックの間を揺れ動き、激しく
移り変わった時代のイギリスで、宮廷音楽家として長くその地位を保つことの
できたトマス・タリス。タリスは穏やかで争いを好まない静かな人間だったと
推測されており、宗教曲の作曲においても、弟子だったバードと同じく、プロ
テスタント(英語)、カトリック(ラテン語)の作品を書き分けるだけの分別
と冷静さを持っていたという。作曲家タリスのDNAを現代に受け継いでいるのは、
タリスの“弟子たち”と名乗るタリス・スコラーズをおいてほかにないという
ことを強烈に印象づけた、90年代の歴史的な名演の数々が、2枚のディスクに
凝縮されている。





<Guild Historical>
GHCD2271/2(2CDs) \2300
【CD1】
放送アナウンス
クロード・ドビュッシー(1862−1918):イベリア 
放送アナウンス  
牧神の午後への前奏曲 
放送アナウンス
交響詩《海》 
放送アナウンス(以上1953年2月14日のコンサート中継から)
《海》のリハーサル(1953年10月13-14日)  
【CD2】《海》のリハーサル(続き)(1953年10月13-14日)
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)、NBC交響楽団
これまでに類を見ないレベルの素晴らしい復刻をものしているGuildの歴史的
録音シリーズが、いよいよ40年代後半から50年代前半のトスカニーニ復刻に着
手する。もちろんこれまでにRCAから復刻発売された音源が含まれているが、
それとの違いについては、元RCA Victorの社員として活躍したリチャード・カ
ニエル(キャニエル)自らの証言がすべてを物語っている。カニエルはカナダ
の非営利団体Immortal Performances Recorded Music Society and Toscanini
 Archiveの創設者であり、Guild Historicalシリーズの中心的な役割を果たし
ている人物でもある。彼は1949年からRCA Victorの社員として活躍し、1949年
から1953年にかけて、トスカニーニのコンサートの大半を聴いている。
山崎浩太郎氏も「《海》はトスカニーニにとってこだわりのあった曲。リハー
サル・シーンがこれだけの長さで公開されるのはおそらく初めてだろう」と述
べている。

GHCD 2275/7  3枚組  \3450
ジュゼッペ・ヴェルディ(1813−1901):歌劇《オテロ》全曲+リハーサル
ラモン・ヴィナイ(テナー)、ヘルヴァ・ネッリ(ソプラノ)、
ジュゼッペ・ヴァルデンコ(バリトン) 他、
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)、NBC交響楽団&合唱団
これもRCAからリリースされていた音源だが、音の印象はまったく違い、モノ
クロームがカラーになったような変貌ぶり。山崎浩太郎氏も絶賛の言葉を寄せ
てくださっている。

GHCD2269/70  2枚組  \2300
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770−1827):歌劇《フィデリオ》
キルシテン・フラグスタート、レネ・メイソン、
アレグサンダー・キプニス、ユリウス・ユーエン、
カール・ラウフケッター、マリタ・ファレル、ヘルベルト・ヤンセン、他
ブルーノ・ワルター(指揮)、
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団(1941年2月22日ライヴ)
+ブルーノ・ワルター・インタビュー
ワルターの名演が音質劇的改善!
すでにWeb上で話題が沸騰している画期的な復刻! ワルターの歴史的名演のひ
とつです。『レコード芸術』6月号(5月20日発売)の「今月のリマスタ盤」山
崎浩太郎氏の記事(P.330-331)をぜひご参照下さい。これまで多くの復刻CD
が発売された音源ですが、当ディスクとの差は歴然!

GHCD2273/4  2枚組  \2300
カミーユ・サン=サーンス(1835−1921):歌劇《サムソンとデリラ》
ルネ・メイソン、ゲルトルート・ヴェッターゲルン、
エツィオ・ピンツァ、エマニュエル・リスト、他
モーリス・アブラヴァネル(指揮)、
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団(1936年12月26日ライヴ)
+《サムソンとデリラ》(セザール・ヴェッツァーニとマリア・デュシェーヌ
による貴重な録音)

GHCD2278/80  3枚組  \3450
リヒャルト・ワーグナー(1813−1883):楽劇《ローエングリン》
ラウリッツ・メルヒオール、エリザベト・レスベルク、
ケルシテン・トルボルク、ユリウス・ユーエン、
エマニュエル・リスト、レナード・ウォーレン 他、
エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)、
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団





<hyperion>
CDA67465  \2080
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト Vol.35
アンリ・エルツ(1803−1888):
ピアノ協奏曲第1番イ長調Op.34  
ピアノ協奏曲第7番ロ短調Op.207  
ピアノ協奏曲第8番変イ長調
ハワード・シェリー(ピアノ&指揮)、タスマニア交響楽団
アンリ・エルツは19世紀フランスの作曲家で、ニュー・グローヴ音楽事典によ
れば、生前は著名で人気のあったヴィルトゥオーゾだったとされる。リストや
ショパンをはじめとする作曲家たちの合作《ヘクサメロン》にも加わっている。
後半生はパリ音楽院でピアノ課の教授をつとめるかたわら、ピアノ製作にも興
味を示し、工場への出資、あげくには自分で工場を建設、経営までしていたら
しい。ここに収められた3曲のコンチェルトは世界初録音。

CDA67448  \2080
ヨゼフ・スーク(1874−1935):室内楽作品集
ピアノ四重奏曲イ短調Op.1  
ピアノとヴァイオリンのための4つの小品Op.17  
ピアノ五重奏曲Op.8
ナッシュ・アンサンブル
ドヴォルザークの弟子で娘婿に当たるスークの室内楽。イギリス勢による演奏
だけに、大陸勢とは違う、透明感のある合奏がセールス・ポイントとなろう。

CDA67413  \2080
ボリス・チャイコフスキー(1925−1996):室内オーケストラのための音楽
弦楽のためのシンフォニエッタ  
室内交響曲
オルガンと弦楽オーケストラのためのエチュード
前奏曲《鐘》(オーケストレーション:ピョートル・クリモフ)
リュドミラ・ゴルブ(オルガン)、
アレクサンドル・ルジン(指揮)、ムジカ・ヴィーヴァ室内管弦楽団
ショスタコーヴィチの弟子の一人で、96年に亡くなったB・チャイコフスキー
の見直しもこれから進んでいくことだろう。その意味で、初期の時代の曲(シ
ンフォニエッタ)から、生涯最後の曲(鐘)までをバランスよく並べたこの
ディスクは、彼の作風の変遷を端的に集約しているといえるだろう。


<helios>
CDH55144  \1200
シャルル=マリー・ウィドール:オルガン交響曲第5番
デイヴィッド・ヒル(オルガン)
hyperion CDA66181で発売されていたものの廉価再発。

CDH55159  \1200
"女性賛美" ―― 英国女流作曲家の150年
ミス・LH・オヴ・リヴァプール、カロリーヌ・ノートン、
ヴァージニア・ガブリエル、アニー・フォーテスキュー・ハリソン、
マウデ・ヴァリーヌ・ホワイト、リザ・レーマン、レベッカ・クラーク、
エリザベス・マコンシー、他の歌曲
アンソニー・ロルフ・ジョンソン(テナー)、
グレアム・ジョンソン(ピアノ)
hyperion CDA66709の廉価再発。

CDH55164  \1200
ジョン・アイルランド(1879−1962):ヴァイオリンピアノのための作品集
ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調
ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調
バガテル
聖なる少年
ポール・バリット(ヴァイオリン)、
キャスリーン・エドワーズ(ピアノ)
hypereion CDA66853の廉価再発。

CDH55165  \1200
クラウディオ・モンテヴェルディ(1567−1643):
《戦いと愛のマドリガーレ》より-
人々よ、愛の神のことを歌うがいい
タンクレディとクロリンダの戦い
私の魂は
つれない娘たちのバッロ
レッド・バード、パーリー・オヴ・インストゥルメンツ
hyperion CDA66475の廉価再発。

CDH55168  \1200
ダリウス・ミヨー(1892−1974):
ピアノと管弦楽のための幻想曲《エクスの謝肉祭》Op.83
管弦楽とハープシコードのための幻想曲《モリエール礼讃》Op.286
ロンドンの謝肉祭(「ベガーズ・オペラ」の主題による)
バレエ音楽《屋根の上の牡牛》Op.58
ロナルド・コープ(指揮)、ニュー・ロンドン・コンソート
hyperion CDA66594の廉価再発。

CDH55171  \1200
グスターヴ・ホルスト Gustav Holst:パートソング集 Part Songs
Ahyperion CDA66594の廉価再発。

CDH55174  \1200
ラトランド・ボウトン(1878−1960):
谷間の風景、丘の上からの風景、サタイア、丘の歌
弦楽四重奏曲第1番
弦楽四重奏曲《ギリシャ民謡による》
オーボエ五重奏曲
サラ・フランシス(オーボエ)、ラズモフスキー・クヮルテット
hyperion CDA66936の廉価再発。

CDH55184  \1200
フランツ・リスト(1811−1886):
ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178、2つの伝説S.175、スケルツォと行進曲 S.177
ニコライ・デミジェンコ(ピアノ)
hyperion CDA66166の廉価再発。






<Guild>
GMCD7275  \2180
"悲嘆" イギリスのヴィオラ音楽アンソロジー ――
エリック・コーツ:ファースト・ミーティング、
レベッカ・クラーク:モルフェウス、
ノーマン・フルトン:序奏・エアとリール、
トーマス・ダンヒル:イン・コートリー・カンパニー、アラ・サラバンダ、
アダム・カーズ:悲嘆、
フランク・ブリッジ:ペンシエロ、アレグロ・アパッショナータ、
ライオネル・ターティス:日没 他
アヴリル・ピストン(ヴィオラ)、
シャモニア・ハルパ(ピアノ)

GMCD7271  \2180
"ポーツマス・リメンバー" 合唱とブラスのための作品集
ポーツマス大聖堂聖歌隊、レジェント・ブラス・アンサンブル

GMCD7276  \2180
"来たれ、聖なる魂よ" 宗教合唱曲集 ―― 即位、精霊降臨、三位一体の音楽
フィンジ、ビクトリア、バード、ロボ、バッハ、タリス、ハーヴェイ、
パレストリーナ、タヴァナーの作品
オックスフォード・クィーンズ・カレッジ聖歌隊

GMCD7278  \2180
リンカーン大聖堂のオルガン ――
ジャン・ラングレ(1907−1991):ブレーヴェ組曲
オリヴィエ・メシアン(1908−1992):聖サクラメントのオフランデ
ジャン・ラングレ:呪文
ガストン・リテーズ(1909−1991):スケルツォ
ジャン・ラングレ:エヴォケーション
ギイ・ロパルツ(1864−1955):ファネブル前奏曲
 ルイ・ヴィエルネ(1870−1937):3つの即興曲
ガストン・リテーズ:歌
ガストン・リテーズ:エピファニー
マルセル・デュプレ:エヴォケーション
コリン・ウェルシュ(オルガン)

GLCD5101  \2180
"ライト・ミュージックの黄金時代"イントロダクション ――
ファーノン、トーチ、コステラネッツ、グッドウィン、マーティン、
チャックスフィールド 他の作品
かつてのオーケストラ・ムード・ミュージック全盛期を回顧するシリーズ。

GLCD5102  \2180
"ライト・ミュージックの黄金時代" 1940年代 ――
トーチ、C・ウィリアムズ、レヴィ、M・グールド、コーツ、スタンリー・
ブラック、A・サンドラー 他

GLCD5103  \2180
"ライト・ミュージックの黄金時代" 195年代 ――
D・ロス、E・ロス、マントヴァーニ、P・ウェストン、ビリー・コットン、
スタンリー・ブラック 他





<Syrius>
SYR-141376  \2180
ガブリエル・フォーレ:チェロとピアノのための作品集
ロマンス イ長調 Op.109
チェロ・ソナタ ニ短調Op.109
悲歌(エレジー)Op.24
セレナーデOp.98
チェロ・ソナタ第2番Op.117
舟歌Op.16
蝶々
シシエンヌOp.78
フローラン・オーディベール(チェロ)、レミー・カルディナーレ(ピアノ)





<PentaTone Classics>
PTC5186034(SACD-Hybrid)  3枚組  \8550
ミカイル・グリンカ(1804−1857):
歌劇《ルスランとリュドミュラ》全曲(原典版)
タラス・シュトンダ(バスバリトン)、
エカテリーナ・モロゾワ(ソプラノ)
ワジム・リンコフスキー(バス)、
アレグザンドラ・ドルセネワ(コントラルト)、
パニフィロフ(テノール) 他、
アレクサンドル・ヴェデルニコフ(指揮)、
ボリショイ劇場管弦楽団&合唱団
ペンタトーンの、ボリショイ劇場との共同プロジェクト第1弾。マルチチャンネ
ルで聴くロシアン・グランド・オペラは迫力満点。新たに発見された原典版に
よる世界初録音で、ロシアの民族楽器なども用いられている。ヴェデルニコフ
の指揮も、冒頭の有名な序曲からパワー全開。ロシア・オペラのファンなら絶
対に聞き逃せないディスク。2003年4月のライヴ録音。

PTC5186042(SACD-Hybrid)  \2850
ヨハネス・ブラームス(1833−1897):
交響曲第2番ニ長調Op.73
悲劇的序曲Op.81
ハンス・フォンク(指揮)、
オランダ放送交響楽団
N響への客演でもお馴染み、ヴェテラン指揮者ハンス・フォンクの新録音。今後
全集に発展する予定。

PTC5186032(SACD-Hybrid)  \2850
ロシア・バレエ組曲集
セルゲイ・プロコフィエフ(1896−1953):
バレエ《ロメオとジュリエット》組曲第1番Op.64-bis 
アラム・ハチャトゥリアン(1903−1978):バレエ《スパルタカス》組曲より
ドミトリー・ショスタコーヴィチ(1906−1975):バレエ《ボルト》組曲Op.27
アレクサンドル・ヴェデルニコフ(指揮)、
ロシア・ナショナル管弦楽団
ヴェデルニコフとロシア・ナショナル管弦楽団は以前にも《ロメオとジュリエッ
ト》の第2組曲の方をライヴで録音していた(PTC5186017)。今回はモスクワで
のセッション録音。

PTC5186141(SACD-Hybrid)  \2850
マウロ・ジュリアーニ(1781−1829):ギター協奏曲第1番イ長調Op.30
ホアキン・ロドリーゴ(1920−1999):
2台のギターと管弦楽のための《マドリガル協奏曲》 
ハープと管弦楽のための《ヒラルダの夕べ》セビーリャ幻想曲
ペペ・ロメロ(ギター)、アンヘル・ロメロ(ギター)、
カトリーヌ・ミシェル(ハープ)、
ネヴィル・マリナー(指揮)、アカデミー室内管弦楽団、
アントニオ・デ・アルメイダ(指揮)、モンテカルロ歌劇場管弦楽団
RQRシリーズ最新作。ペペ・ロメロとマリナーのギター協奏曲シリーズはかつて
LP時代好評を博している。73年から74年にかけての録音。

PTC5186129(SACD-Hybrid)  \2850
オーボエ協奏曲集
ベッリーニ:オーボエ協奏曲変ホ長調
モリーク:オーボエ協奏曲ト短調
モシェレス:フルート、オーボエと管弦楽のためのコンチェルタンテ ヘ長調
リーツ:オーボエと管弦楽のためのコンチェルトシュトゥック
ヴィヴァルディ:
オーボエ、弦楽、通奏低音のためのコンチェルト変ロ長調Op.7-1, RV.465
ヴィヴァルディ:
オーボエ、弦楽、通奏低音のためのコンチェルト変ロ長調Op.7-7, RV.464
ハインツ・ホリガー(オーボエ)、オーレル・ニコレ(フルート)、
エリアフ・インバル(指揮)、
フランクフルト放送交響楽団、イ・ムジチ合奏団
RQRシリーズ最新作。75年録音。





<Eufoda>
EUFODA1310  \2180
フリードリヒ大王の室内楽
ヨハン・ゴットリープ・ヤニチュ(1780−1763):
ソナタ・ダ・カメラ ハ短調
C・P・E・バッハ(1714−1788):トリオ ロ短調
ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ(1697−1773):3声のソナタ ニ短調
ヨハン・ゴットリーブ・ヤニチュ:四重奏曲第10番ト長調
C・P・E・バッハ:ソナタ ホ短調Wq.124
C・P・E・バッハ:ソナタ ト長調Wq.86
ヤン・デ・ウィンネ(トラヴェルソ)、
マルセル・ポンセール(バロックオーボエ)、
寺神戸亮(ヴァイオリン)、
イル・ガルデリーノ
寺神戸亮も参加する「イル・ガルデリーノ」「の第2弾! 今回は最大5人のこ
ぢんまりした編成だが、この合奏団の優秀性は今回もフルに発揮された名演。
軍事的才能や政治手腕に卓越した手腕を発揮したフリードリヒ2世は音楽好き
としても知られ、自らトラヴェルソもたしなんだ人物だっただけに「フリード
リヒ大王」関連のディスクは枚挙にいとまがないくらい出ているが、この演奏
は特に卓越したものとして記憶に残るのではないか。歯切れの良さ、雰囲気、
どれをとっても非の打ち所はない。

EUFODA1263  \2180
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756−1791):
交響曲第29番イ長調K.201、 交響曲第40番ト長調K.550
ディルク・フェルミューレン(指揮)、プリマ・ラ・ムジカ
ベルギーの優秀な室内管弦楽団プリマ・ラ・ムジカの新譜。

EUFODA1258  \2180
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770−1827):
ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27-2《月光》
ピアノ・ソナタ第17番ニ短調Op.31-2《テンペスト》
ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53《ワルトシュタイン》
アンダンテ・フォヴォリ WoO.57
トム・ベギン(フォルテピアノ)
1795年製アントン・ヴァルター作のレプリカを使用した演奏。

EUFODA1356  \2180
ヨゼフ・ハイドン(1732−1809):
《十字架上のキリストの最後の7つの言葉》(ピアノ版)
ジェルジ・クルターク(1926− ):
《ヌリアのための青い花》《2つのコンソレーション》《別れ》
レオシュ・ヤナーチェク(1854−1928):
ピアノ・ソナタ「1905年10月1日」-〈予感〉〈死〉
ヤン・ミキエルス(ピアノ)
ハイドンのオラトリオ《十字架上のキリストの最後の7つの言葉》(ピアノ版)
各楽章間に近・現代の作曲家の作品を織り込むという、大胆で破天荒な試み。
ハイドンの序奏が終わったら、いきなりクルタークの現代的な和音を聴かされ、
すぐにまたハイドンに戻り、ヤナーチェクに行き、またハイドン、クルターク
というように《7つの言葉》を軸に展開される摩訶不思議な世界。なにしろピア
ニスト・ミキエルス自ら「このコンビネーションは奇怪なコントラストを示し
ている。」と記しているくらいだ。1884年製の古いベーゼンドルファーの美し
い音色が、この突拍子もない試みにある種の統一感を与えている、とも言えよ
うか?

EUFODA1264  \2180
ヨハン・フィリップ・キルンベルガー(1721−1783):
フルートのためのソナタ集
フランク・トウンス(トラヴェルソ)、エワルド・デメイェレ(チェンバロ)、
リチート・ファン・デル・メール(バロックチェロ)

EUFODA1259  \2180
シャルル=ジョゼフ・ヴァン・エルモン(1715−1790):荘厳ミサ曲
ピエトロ・アントニオ・フィオッコ(1673−1737):悪魔よ去れ
ピエール・エルキュール・ブレーイ(1673−1737):
わが愛は死から蘇り、影の中で、イウビラーテ・デオ、神の友と共に勝利する
エリク・ファン・ネーヴェル(指揮)
カペラ・クレンデ、コンチェルト・クレンデ

EUFODA1266  \2180
フラマンの街とベルギーの音楽1400-1500 ――
作曲者不詳:クレド、シャンソン  
アルフォンソ・デ・ラ・トッレ:ラ・スパーニャ 他 全18曲






<Timpani>
1C1075  \2180
クラウス・フーバー(1924− ):
大管弦楽のための《テネブレ TENEBRAE》
ピアノと17人の奏者のための室内協奏曲《INTARSI》
管弦楽のための3つの小品《PROTUBERANZEN》
ハープ、ホルンと室内管弦楽のための《ジェームズ・ジョイス・チェンバー・
ミュージック James Joys Chamber Music》
アルトゥーロ・タマヨ(指揮)、
ルクセンブルク・フィルハーモニック
ミヒャエル・ヴェンデベルク(ピアノ)、
ジョヴァンナ・レイターノハープ)、
ミクロシュ・ナジ(ホルン)
クラウス・フーバーは武生国際音楽祭にも参加するなど、日本でもお馴染みの
コンポーザーだが、カタログを眺めてみるとディスクは室内楽や合唱作品が中
心でオーケストラ作品は意外にリリースされていないようだ。クセナキス作品
集で空前のヒットを放ったタマヨ&ルクセンブルクのコンビによる演奏は今回
も鮮烈そのもの。《テネブレ》での猛烈なクラスター音響は背筋が凍りつきそ
うな迫力。かと思えば文豪ジェームズ・ジョイスに寄せて書いた最後の曲では
静謐な世界が出現する。なお、この曲ではバボラークに対抗できる存在と評判
の天才ホルン奏者ナジの参加も注目に値する。





<LINN>
CKD223(SACD-Hybrid)  \2850
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685−1759):リコーダー・ソナタ集
ソナタ ニ短調HWV.367a、ソナタ 変ロ長調HWV.377、ソナタ ハ長調HWV.365
ハープシコード組曲HWV.430、ソナタ ヘ長調HWV.369、ソナタ イ長調HWV.362
ソナタ ト短調HWV.360
パメラ・トーヴィー(リコーダー)、
リチャード・エガー(チェンバロ、オルガン)
パラディアン・アンサンブルのリコーダー奏者パメラ・トーヴィーのソロ名義
のディスク第2弾。とにかく聴いてみてください。あきれるほど巧いです。ヘ
ンデルのソナタがこれまでとは全然違う曲にきこえます。

CKD224(SACD-Hybrid)  \2850
ヨハネス・ブラームス:
ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77、ハンガリー舞曲集より(14曲)
ジョゼフ・スウェンセン(ヴァイオリン&指揮)、
スコットランド室内管弦楽団
マッケラスの後を受け継いで、スコットランド室内管の音楽監督をつとめてい
るスウェンセンによる最新作。ブラームスの協奏曲は、な・な・なんと、弾き
振りである! ソロ・パートが合奏の対比として提示されるバロック・古典派
作品ならいざ知らず、ロマン派の作品でここまでやるとは! あの忙しいソロ
・パートを弾きながら、いったいどうやって指揮したのか想像もつかないが、
流れ出る演奏は見事な一体感があるから恐れ入る。

CKD216(SACD-Hybrid)  \2850
フェリックス・メンデルスゾーン(1809−1847):
ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64
交響曲第3番イ短調Op.56《スコットランド》
序曲《フィンガルの洞窟》
ジョゼフ・スウェンセン(ヴァイオリン&指揮)、
スコットランド室内管弦楽団
かつてCKD205でリリースされていたもののマルチチャンネルSACD化。これにと
もない旧ノーマルCDは製造中止、廃盤となります。






<VMS>
VMS124  \2180
クレメント・ハリス(1871−1897):ピアノ作品&室内楽作品全集
バラッド ヘ長調、2つの演奏会用エチュード、歌曲Op.4-1、
4つの演奏会用エチュード、海の歌、6つの歌《私を忘れないで》  
ヴァイオリンとピアノのためのロマンス
クラリネット、チェロとピアノのためのロマンス
ウルリヒ・ウルバン(ピアノ)、
アンドレアス・ハルトマン(ヴァイオリン)、
アンナ・ニエバー(チェロ)、
アレグザンドル・ロスケ(クラリネット)、
ヘンリク・ベーム(バリトン)

VMS129  \2180
トルコの芸術歌曲
Works by: Necil Kazim Akses (1906-1999),
Ahmet Adnan Saygun (1907-1991), Nevit Kodalli (*1924),
Ihan Usmanbash (*1921), Musammer Sun (*1932), Cenan Akin (*1932),
Ihan Baran (*1934), Cemal Resit Rey (1904-1985),
Ulvi Cemal Erkin (1906-1973), G・er Aykal (*1942)
Mesut Iktu, baritone   Sergey Gavriliv, piano

VMS133  \2180
カロル・シマノフスキ(1882−1937):
妖精の王子の歌Op.31、ハーフィズの愛の歌Op.26、狂えるムエジンの歌Op.42
カスプロヴィツキの詩による3つの歌Op.5
イザベラ・クロシンスカ(ソプラノ)、
クリスティナ・ローバッハ(ソプラノ)、
バルバラ・ザゲルザンカ(ソプラノ)、
クリスティナ・ソステク=ラドコワ(ソプラノ)、
ロベルト・サタノフスキ(指揮)、ポーランド国立歌劇場管弦楽団
「愛」をテーマに「シマノフスキ」を聴く。ありそうでなかった企画です。

VMS134  \2180
ヨゼフ・ランナー(1801−1843):ウィーンのダンス
新年のギャロップ、ハンスイェルゲルのポルカ、ワルツ《ユーモラスな人々》、
刺青ポルカ、スペインのギャロップ、他 全15曲
アンサンブル・ウィーン
アンサンブル・ウィーンは弦楽四重奏編成だが、チェロのかわりにコントラバ
スが加わっている(ヴァイオリン2、ヴィオラ、コントラバス)。現在ウィーン
音楽芸術大学の教授をつとめるコントラバスのニーダーマイヤーを除く3人は
ウィーン・フィルのメンバー。

VMS136  \2180
西部の歌 ―― 峠のわが家、カウボーイの夢、テキサス・カウボーイ、コロラ
ド鉄道、他 全22曲
スティーヴン・キンブロー(バリトン)、
ダルトン・ボールドウィン(ピアノ)、
ジョン・ダーナル(ギター、ハーモニカ)
アメリカの有名な民謡や俗謡を芸術歌曲風に仕立てた一枚。バリトン歌手は大
まじめに、ドイツ・リートでも歌うような、見事な抑揚をつけて歌っているが、
パロディっぽく聞こえてしまうのはナンデダロウ(笑)?

VMS141  \2180
"ドイツの著名な歴史的指揮者たち"Vol.2
ハンス・ヴァイスバッハとオットー・クレンペラー
【クレンペラー】
ワーグナー:ジークフリート牧歌(rec.1927)  
ベートーヴェン:レオノーレ序曲第3番Op.72a(rec.1927 以上ベルリン・シュ
ターツカペレ)  
【ヴァイスバッハ】
ハイドン:交響曲第104番《ロンドン》(rec.1938 ウィーン・フィル)
ハイドン:交響曲第92番《オックスフォード》(rec.1934 ロンドン交響楽団)
Otto Klemperer & Hans Weisbach
 
<harmonia mundi>
HMI 987048  \2080
ブラームス:
クラリネット五重奏曲 op.115
クラリネット三重奏曲 op.114
ホアン・エンリク・ルナ(Cl)
東京クヮルテット
ルイス・クラレット(Vc),ヨセプ・コロン(P)
録音:2003年
ムンディ・イベリカからまた注目の1枚。スペインを代表するクラリネット奏
者、ホアン・エンリク・ルナがブラームスの2つの室内楽作品のソロを務めて
います。さすがはインターナショナルに活躍するソリスト、いわゆるブラー
ムスらしい濃厚さにはこだわらず、知的な明晰さで独自の侘び寂びを描いて
います。五重奏曲のバックはなんと東京クヮルテット。結成35年という大ベ
テラン四重奏団の巧さについてはいまさらいうまでもないでしょう。三重奏曲
のチェロが日本でも人気の名手、クラレットというのも注目。

HMU 907336  \2080
ラフマニノフ:トランスクリプション集
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番
シューベルト:何処に?
メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」-スケルツォ
クライスラー:愛の喜び/愛の悲しみ
ビゼー:「アルルの女」-メヌエット
チャイコフスキー:子守歌
ムソルグスキー:ゴパーク
リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
ラフマニノフ:リラの花/ひなぎく
リスト:ハンガリー狂詩曲第2番(ラフマニノフのカデンツァ付)
ラフマニノフ:コレッリの主題による変奏曲 Op.42
オリガ・カーン(Pf)
2001年ヴァン・クライバーン・コンクール優勝のロシア人オリガ・カーンの
第2弾。今回はラフマニノフのトランスクリプションを集めていますが、記
譜されなかったリストの「ハンガリー狂詩曲第2番」のカデンツァはラフマ
ニノフの古い録音から採譜するという念の入れよう。難曲揃いながら、余裕
のテクニックで、大柄かつソウルフルな演奏を繰り広げています。





<BIS>
BISSA 1348(SACD-Hybrid) \2280
チャイコフスキー:
交響曲第6番「悲愴」Op.74
幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」Op.32
ネーメ・ヤルヴィ(指)エーテボリSO
SACDハイブリッド盤。録音数の多さはギネスブック級のネーメ・ヤルヴィです
が、意外にもチャイコフスキーの「悲愴」は録音がありませんでした。円熟の
ヤルヴィがまさに満を持して臨みました。ムラヴィンスキーの流れを汲む彼が
どう伝統を受け継いでいるか興味津々です。

BIS 1303  \2080
末吉保雄:ミラージュ 
石井眞木:サーティーン・ドラムス 
三善晃:風紋
小櫻秀樹:ジョハリ 
一柳慧:森の肖像 
三木稔:マリンバの時
竹原美歌 (Perc)
安倍圭子の弟子にしてスウェーデン在住の若手パーカッショニスト竹原美歌。
邦人作品でBISデビューです。非常に和風で、日本人なら癒されること間違い
ない世界です。千手観音を思わせるジャケットも奇抜です。

BIS 1307  \2080
C. P. E. バッハ:鍵盤協奏曲 Vol.13
ソナチネ ヘ長調 H.463
ピアノ協奏曲ニ短調 H.425
ソナチネ ハ長調 H.457
ミクローシュ・シュパーニ(タンジェント・ピアノ)、
ペーテル・スツ(指)コンチェルト・アルモニコ
欧米で非常に評価の高いシリーズの第13弾。エマヌエル・バッハならではの
活気と激越ぶりがショッキングです。

BIS 1315  \2080
ラウタヴァーラ:
ヴァイオリン協奏曲 (1977)
交響曲第8番「旅」(1999)
ヤーッコ・クーシスト (Vn)
オスモ・ヴァンスカ(指)ラハティSO
Ondineと録音を競い合っている感のあるBISラウタヴァーラ。割と初期のヴァ
イオリン協奏曲はニューヨーク滞在中、摩天楼や五番街の強烈な印象がその
ままオーケストラ曲になったとのこと。

BIS 1080  \2080
レイフス:
ヴァイキングの返答 Op.54-管楽アンサンブルと打楽器、Va, Cbのための
フンディング殺しのヘルギの歌 Op.61-Alt, Bsと小Orchのための
グロウアの呪文 Op.62-Alt, TenとOrchのための
ヨウナス・ハトルグリムソン追悼 Op.48-ChoとOrchのための
春の歌 Op.46-ChoとOrchのための
地すべり序曲 Op.41-ChoとOrchのための
アイスランド・カンタータ Op.13-ChoとOrchのための
グドルーン・エッタ・グンアルドッチル (Alt)、
フィンヌル・ビャルナソン(Ten)、オウラヴル・シグルダルソン (Bs)、
ハトルグリム教会モテットChoほか。
ヘルマン・ボイマー(指)アイスランドSO
物凄い音響と原始的魅力で熱狂的ファンを持つアイスランドの作曲家ヨウン・
レイフス (1899-1968)。ここに収められた曲は「ヴァイキングの返答」を除
き声楽を伴い、全体的に凶暴さは後退しています。「ヴァイキング」は4本の
サクソフォンを含む管楽アンサンブルが主役で、独特な響を作り上げています。

BIS 1374  \2080
レクオーナ:歌曲集
いつも私の心の中に/感じるままに/あの遠い山の中で/つれないあなた/私
の心は消えた/あなたはバラの貴婦人/あなたはそれをしてはだめ/
目的/愛の貴婦人/私を笑って/女優/最後に/花が咲いた/キューバの蟻/
晩熟の愛/そんな夜に/心が戻る/幻の春/愛を手に入れる/コスタリカのカ
ーニバル/私は残された/私はだまされない/進歩したルンバ/私を見ずに話
す/私の愛は花になった/悲しい愛の歌
キャロル・ファーリー (Sop)、ジョン・コンスタブル (Pf)
かつてBISからピアノ曲のシリーズが出たレクオーナ。彼の歌曲はピアノ曲以
上に有名。歌曲アルバムが待望のリリースとなりました。アメリカ出身で、
他レーベルからも数枚ディスクが出ているソプラノ、キャロル・ファーリー。
ポップなムードもたっぷりです。





<Ondine>
ODE 1031  \2080
サルメンハーラ:
スオミ-フィンランド、ミニスカートの乙女、アダージェット、船酔い
エリ・クラス(指)タンペレ・フィル
フィンランド異色派作曲家のエルッキ・サルメンハーラ (1941-2002)。リゲ
ティの弟子にして、その個性を強く受け継いだ作風で知られました。「ミニ
スカートの乙女」は、「亜麻色の髪の乙女」、ベートーヴェンの「ワルトシュ
タイン」冒頭の引用で始まり、さらに第9交響曲まで現れます。

ODE 1047  \2080
サーリアホ:
水晶から、…煙の中へ、睡蓮(秘密の園)、7羽の蝶
ペトリ・アランコ(Fl)、アンシ・カルットゥネン(チェロ)、
エサ=ペッカ・サロネン(指)
ロサンゼルス・フィル、・クロノスQ
1993年にリリースされたアルバム (ODE804)に新録音の「7羽の蝶」を加えて
再リリース。フィンランドの女性作曲家カイヤ・サーリアホ (1952-)の代表盤。
サロネンとロサンゼルス・フィル、クロノスQなど演奏陣も豪華です。





<NM CLASSICS>
NM 97056  \2250
マルタン:合唱曲集
二重合唱のためのミサ,カンタータ「かくて、いのちは勝利す」,
アリエルの5つの歌
トヌ・カリユステ(指)オランダ室内合唱団
RIAS室内合唱団に負けじとこちらもマルタン。しかも指揮をとるのは、トヌ・
カリユステ!エストニア・フィルハーモニック室内合唱団やスウェーデン放送
合唱団を世界随一の団体に育て上げた現代最高の合唱指導者とあればこれまた
合唱ファンが色めきたつことでしょう。大傑作の二重合唱のためのミサ曲はも
ちろんスンバラシイ演奏。加えてマルタンの生涯最後の作品であるカンタータ
「かくて、いのちは勝利す」に注目。1974年の初演の頃に録音されたコルボの
CD(CASCAVELLE VAL.1014)があったくらいですので、貴重な新録音です。





<FRAME>
FR 0348  2枚組  \4160
「20世紀ピアノ音楽年鑑1920年」
ミヨー:
ブラジルの郷愁から(ソロカーバ,ボタフォーゴ,コルコヴァード,ティジュ
カ,スマレー),
ショスタコーヴィチ:5つの前奏曲,
スーク:友情,
コープランド:猫とねずみ,
ノヴァーク:
「若者たち」から(対話,踊り,熱望,雲雀,子守歌,月光,羊飼い,悪魔の
ポルカ),
カゼッラ:子供のための11の小品,
ヴィラ=ロボス:カボクロの伝説,
デュカス:牧神の遠いかなたの嘆き,
ルーセル:ミューズたちの歓迎,
マリピエーロ:レント,
ファリャ:讃歌 ,
グーセンス:ドビュッシーへの讃歌,
バルトーク:即興曲,
フローラン・シュミット:二つの幻影から“そして牧神は”,
ストラヴィンスキー:木管楽器のための交響曲の断片,
ラヴェル:ラ・ヴァルス,
ケクラン:牧歌
マウリツィオ・バリーニ(P)
FRAME社の“20世紀ピアノ音楽年鑑”シリーズの第3弾です。今回は1920年代。
第1次世界大戦が終わった後の混乱とつかの間の平和の時代のヨーロッパの多
様な音楽状況が垣間見れます。2枚目に収録されているデュカス、ルーセル、
マリピエロ、ファリャ、グーセンス、バルトーク、シュミット、ストラヴィ
ンスキーの作品はいずれも1918年に亡くなったドビュッシーの追悼のための
もの。フランスのある音楽雑誌の発案によるもので、10人の作曲家が寄稿し
ました。マウリツィオ・バリーニは1975年生まれ、斜塔で有名なピサ出身。
達者な腕前にピリッとした味が効いている音楽です。

=シリーズ既刊=
FR 9931  2枚組  \4160
「20世紀ピアノ音楽年鑑1910年」
バルトーク:12の変奏曲,
マクダウェル:ピアノ・ソナタ第4番「ケルト風」,
シマノフスキ:9の前奏曲,
スクリャービン:幻想曲ロ短調,
メトネル:3つの幻想的即興曲,
ツェムリンスキー:幻想曲,
デュカス:ピアノ・ソナタ 変ホ短調
ジュゼッペ・アルバネーゼ, マルコ・ラペッティ(P)

FR 0138  \2080
「20世紀ピアノ音楽年鑑1950年」
メシアン:4つのリズムの練習曲,
武満徹:リタニ,
ケージ:ミュージック・オブ・チェンジ,
フェルドマン:二つの幕間,
ゲルハルト:三つの即興曲,
クルシェネク:ソナタ第5番
パオロ・ウォルフガンゴ・クレモント(P)





<BBC LEGENDS>
BBCL 4147  \1980
ステレオ
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
サー・レジナルド・グッドール(指)
BBC交響楽団 イングリッシュ・ナショナル・オペラ管弦楽団
録音:1971年11月3日ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァルホール
1974年10月27日オールドバラ、スネイプ・モルティングス
イギリスが生んだ最大のワーグナー指揮者グッドール。スケールの大きな音楽
で発売時に話題を集めた第8番(BBCL.4086)に次いで、ブルックナー第7番が
完全初出。「クライバーが讃え、ショルティが恐れた男-指揮者グッドオール
の生涯」の著者で熱心な崇拝者、音楽評論家の山崎浩太郎氏がかねて存在を
指摘していた演奏がようやく日の目を見ました。氏によると、同日のトリス
タン前奏曲(ブル8とカップリング)の素晴らしさをそのままに、遅めのテ
ンポで何もかもが理想的に進められてゆくブルックナー。
さらに、稀代のワーグナー指揮者の本能が呼び覚まされた「マイスタージン
ガー」前奏曲が収録されたのも大きなポイント。これはグッドールが「聖地
バイロイトに並ぶ最高の音響」とまで絶賛したと伝わるモルティングスに初
めて立った日の記念すべきライヴ。ちなみにモルティングスといえば、かつ
ての朋友ブリテンゆかりのホール(グッドールとブリテンとの間柄について
は前掲書に詳しく描かれています)。
ブル8にシビれた方にはもちろん、すべてのブルックナー・ファン、ワグネ
リアンの方々に福音となる貴重なアルバムです。全曲ステレオ録音。

BBCL 4145  \1980
ステレオ
グリンカ:2つのロシアの主題による交響曲
プロコフィエフ:交響曲第1番ニ長調「古典」
チャイコフスキー:交響曲第3番ニ長調「ポーランド」
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)ソヴィエト国立交響楽団
録音:1968年8月24日アッシャー・ホール(エジンバラ音楽祭ライヴ)
またもスヴェトラーノフのとんでもないライヴが発掘!今回のポイントはズバ
リ、マニアには悲願のプロコ「古典」。録音データが異なる別演奏の
Intaglio盤(廃盤)が出たキリでまったくの初出となります。オケに殺人的な
演奏技術を強いるこの作品、ソヴィエト屈指の精度を誇るアンサンブルと、な
によりスヴェトラーノフの暴力的な指揮ぶりとがあいまって寒気さえ覚える前
代未聞の仕上がり。そもそも当ライヴ自体がマニア筋に存在さえ知られていな
かったもので、チャイコ、グリンカもスタジオ盤を上回る爆発力。ステレオ録
音で魅力も倍増です。

BBCL 4146  \1980
ステレオ
シューベルト:楽興の時D.780より第1番、第3番 & 第6番
シューベルト:ピアノ・ソナタ第6番 ホ短調D.566
ショパン:舟歌 嬰ヘ長調Op.60
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
録音:1965年6月22日オールドバラ、ジュビリーホール
1964年6月20日、1966年6月21日オールドバラ教区教会
アメリカ・デビュー以降60年代のリヒテルは、リサイタルで欧米諸国を一日
刻みに駆け巡る生活に拍車をかけていた時期。この間64年から67年にかけて
毎年6月には必ずオールドバラに駆けつけ、朋友ブリテンやロストロポーヴィ
チらとの共演を果たしています。これはその音楽祭でのライヴをまとめたも
の。実際には各日ともソロ・リサイタルではなくデュオを挟む形で構成され
ていました。(ちなみに65年はブリテンとの連弾を含むシューベルティアー
デ、64年はロストロとのブラームス第1ソナタのあとにブリテンとシューベル
トを連弾といった具合)。さすがにソロともなると「巨人」の圧倒的世界へ
ガラリと一変!ことにバリバリと弾きまくる66年のリストは、リヒテルのベ
スト・パフォーマンスに挙げられているほど。澄み切っていながら重く腹に
響き渡る打鍵は、聴けばたちどころにそれと分かるリヒテルの音。今は遠く
オールドバラで繰り広げられていたひとこまの実り豊かさに思いを馳せる衝
撃の内容。すべてステレオで残されていたのも何よりです。

BBCL 4148  \1980
ステレオ
シューベルト:
わが心にD.860、泉のほとりの若者D.300、狩人の夕べの歌D.368、
孤独な人D.800
シェーンベルク:
期待Op.2−1、あなたの金の櫛を私におくれOp.2−2、高揚Op.2−3、
森の木漏れ日Op.2−4
R.シュトラウス:
オフィーリアの3つの歌Op.67、わが目Op.37−4、わが子にOp.37−3、
サフランOp.10−7、私の父は言いました−それだけでは済みませんとOp.36−3、
万霊節Op.10−8
ドヴォルザーク:民謡調でOp.73
マーラー:
たくましい想像力、わたしは緑の森を楽しく歩いた、夏の交代、
いたずらな子をしつけるために
ブラームス:
あの谷に菩提樹が立っている、いったいどうやって門から入ろうか?、
静かな夜に(以上、49のドイツ民謡集より)、憧れOp.49−3 、
悲しむ娘Op.7−5
ルチア・ポップ(S)
アーヴィン・ゲージ(P)、ジョフリー・パーソンズ(P)
録音:1983年8月30日、1980年8月18日
エジンバラ音楽祭、クィーンズ・ホールでのライヴ
54歳の若さで惜しまれつつ93年に急逝したポップ。エジンバラ音楽祭でのリー
ト・リサイタルは、明るい笑顔とチャーミングな歌声で愛されて止まない彼
女を偲ぶまたとない一枚。前作(BBCL.4025)同様に、シューベルト、シュト
ラウス、マーラーといつものドイツ・リートが並ぶ中、変り種がシェーンベ
ルク。うち3曲が「淨夜」のデーメル詩に曲をつけたもの。無調や十二音に向
かう前のロマンチックな作風で心に染みます。ポップを支えるゲージ、パーソ
ンズとも素晴らしいピアノ。すべてステレオ録音。






<CALLIOPE>
CAL 3719  \1350
バッハ:「フーガの技法」 BWV1080
アンドレ・イゾワール(Org),ピエール・ファラゴ(補助Org))
ペリゴール/聖シプリアン修道院のグレンツィング・オルガンを使用
録音:1999年
2000年に発売され、オルガン演奏による「フーガの技法」の望みうる最高の
演奏と欧米の専門誌で軒並み高い評価を得たCD、あっと驚くカタログ付き特
価で限定御提供!
楽器指定からなにから様々な選択裁量が許される「フーガの技法」には決定
盤というのはありえないでしょうが、対位旋律の絡合いを堪能するにオルガ
ンほど適った楽器はないでしょう。イゾワールはバッハのオルガン曲全集を
完成した豊富な経験に基づき、隅々まで見抜き切った音楽を生み出していま
す。78分超の長時間収録で1枚で聞けるというのもうれしいじゃありませんか。
限定商品ゆえ、初回入荷分だけしか御提供できないことになると思われます。
エヴァーグリーンとして売れる商品ゆえ、この機会の御注文をお待ちしてお
ります。

CAL 9526  \1850
オネゲル:オラトリオ「死の踊り」
ミヨー:「男とその欲望」(16の楽器と打楽器のための版)
エドモン・コロメル(指)ピカルディー管弦楽団
ランベール・ウィルソン(ナレーション)
アンヌ=ソフィー・シュミット(S)
クレア・ブリュア(Ms)ユベール・クレサン(Br)
録音2002年9月
一見無関係な二つの作品のように見えますが、どちらもフランスの作家、詩
人にして外交官でもあったポール・クローデルに関連した作品です。オネゲ
ルのオラトリオ「死の踊り」は、1938年の作品。クローデルの詞に、ナレー
ターとソリスト、合唱を伴った勇輝な音楽を付けています。オネゲルらしい
ゴッツイ迫力のある名作にもかかわらず、意外に録音がなく、これは貴重な
ものです。ミヨーの「男とその欲望」は、元々はニジンスキーのためのバレ
エ音楽。ブラジル大使に赴任したクローデルの秘書官としてブラジルに滞在
した時に接したラテン音楽のリズムの影響が色濃く現れています。ここでは
1924年に演奏会用に小編成アンサンブルに編曲された珍しいヴァージョンを
使用しています。

CAL 9338  \1850
ピエルネ:カンツォネッタ,
カユザック:
田舎老人の旋律による幻想的変奏曲,セヴェンヌ地方のパストラール,
カンティレーヌ,オック地方の民謡による変奏曲
ジャンペリ:ヴェネツィアのカーニヴァル
ジャンジャン:明るい朝,アラベスク
ダンガン:オフェリーへのバラード
リムスキー=コルサコフ(ジェットマン編):「金鶏」による幻想曲
ギィ・ダンガン(Cl) 馬場みさき(P)
録音:2003年
これはクラリネット・ファンなら飛びつきのCDでしょう。フランスを代表す
る偉大なクラリネット奏者、ギィ・ダンガンが近代フランスのクラリネット
小品を録音しています。とりわけドビュッシーやラヴェルなどの大作曲家か
ら絶賛された大先輩、ルイ・カユザック(1880-1960)の代表作、カンティレ
ーヌが収められているのは大感激。クラリネットの魅力とはかくあるものだ
よ、と新旧のクラリネットの御大二人が伝えてくれます。
馬場みさきは、上原彩子などの逸材を数多く輩出したヤマハマスタークラス
出身の若い世代のホープです。

CAL 9342  \1850
マントヴァ、ゴンザーガ家の1549年のミサとモテット(ジャケ・ド・マント
ヴァとアドリアン・ヴィラールトの作品による)
アンサンブル・ジャケ・ド・マントヴァ
レ・サクブティエ・ド・トゥールーズ
1549年、7年後にはスペイン国王となる青年フェリペがマントヴァのゴンザ
ーガ家を訪問します。その時に演奏されたであろうミサ曲を再現したのがこ
のアルバムです。フランドル出身でヴェネツィアで活躍した作曲家アドリア
ン・ヴィラールト(1490頃-1562)と、ジャケ・ド・マントヴァの作品を組合
せています。
アンサンブル・ジャケ・ド・マントヴァの清廉な声楽アンサンブルに加え、
レ・サクブティエ・ド・トゥールーズの優しくも崇高なサックバンドの融合
によって、16世紀の覇者たちの一時の憩いを回想できます。





<NOVALIS>
=ダイアモンド・クラシックス=
NOV150 741  2枚組 特価 \1980
「エディト・マティス、モーツァルト&シューベルトを歌う」
〔disc 1〕モーツァルト:歌曲集
歓喜に寄す/いかに私は不幸なことか/アリエット「鳥よ、年ごとに」/アリ
エット「寂しい森の中で」/満足/希望に寄す/孤独に寄す/魔術師/満足/すみ
れ/老婆/秘め事/ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いたとき/夕べの思い/ク
ローエに/小さなフリードリヒの誕生日/小さな紡ぎ娘/春への憧れ/春の初め
に/子供の遊び
〔disc 2〕シューベルト:歌曲集
春の思い/沈みゆく太陽に寄す/ばら/ズライカI/ズライカII/悲しみの喜び
/春の神/ナイチンゲールに寄す/笑いと涙/ます/岩の上の羊飼い/アンセルモ
の墓にて/ミニョンI/ ミニョンII/最初の喪失/憩いなき愛/糸を紡ぐグレー
トヒェン/少女/子守歌
エディト・マティス(S)カール・エンゲル(P)
ノヴァリスを代表するアルバムにもかかわらず、長らくカタログから落ちて
いたマティスの2枚(旧番号NOV150.010、026)が晴れて復活いたしました。
しかもセット化で一枚価格とはさらに耳よりなお話! シューベルトとくに
モーツァルトは、可愛らしいマティスの魅力がいっぱいで、いまさら申し上
げるまでもない名盤中の名盤です。

NOV150 175  \1980
フランツ・クサヴァー・モーツァルト:ピアノ協奏曲集
第1番ハ長調Op.14
第2番変ホ長調Op.25
ヘンリ・シグフリドソン(P)
グンハルト・マッテス(指)レンベルク国際新SO.
録音:2003年7月2-4日チューリヒ、アルトシュテッテン改革派教会
偉大な父が亡くなる半月前に生まれ、生前「アマデウス2世」を名乗ってい
たクサヴァー・モーツァルト(1791−1844)。生涯に50曲ほど残しましたが、
サリエリやフンメルに師事したピアニストという点でもっとも魅力的なのが
ピアノ作品。聴いてビックリ!14歳の時の第1番、初演地にちなみ「レンベ
ルク協奏曲」と呼ばれる第2番。古典派の堂々たるアレグロ、愁いをたたえ
たアダージョ、軽快なロンドという構成が共通し、なによりピアノの美しさ
は父親譲り。1974年フィンランド生まれ、ベルマンとギリロフに師事したジ
グフリドソンの綺麗な音がまた曲にピッタリ。録音も優秀です。







<Temperaments>
TEM 2046020  \1350
バッハ:モテット集
「おお人よ、汝の罪の大いなるを嘆け」BWV622
「いと高きにある者よ、わが罪を贖いたまえ」BWV1083
「主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ」BWV639
前奏曲とフーガ ハ短調BWV546
「ああ、いかにはかなく、いかに空しき」BWV644
「人みな死すべきもの」BWV643
デュエット ホ短調BWV802
「天にましますわれらの父よ」BWV682
「われら悩みの極みにありて」BWV668a
モニカ・フリンマー(S),アンネッテ・マルケルト(A)
マルティン・ゲスター(指,Org)ル・パルルマン・ド・ミュジーク
録音:1999年6月&9月   






<claves>
50- 2312  \2080
シェーンベルク:「グレの歌」−山鳩の歌(室内管弦楽版)
シェーンベルク(ハンス・アイスラー編):自然 op.8-1
シェーンベルク(エルヴィン・シュタイン編):
あの甘美な魅力にあふれて op.8-5
ツェムリンスキー(エルヴィン・シュタイン編):
メーテルランクの詩による6つの歌曲 op.13から
ベルク(ラインベルト・デ・レーウ編):
7つの初期の歌(夜,葦の歌,夜鶯,夢の冠, 部屋の中で,愛を讃える,
夏の日)
マーラー(ライナー・リーン編):亡き子を偲ぶ歌
マリア・リッカルダ・ヴェッセリング(Ms)
ピエール・アレン・モノ(指)ヌーヴェル・アンサンブル・コンテンポレン
録音:2003年8月
マーラーから新ウィーン楽派の歌曲はたくさん出ています。しかしこのCDは
ちょっと異色。もともとオーケストラ伴奏に書かれた作品が小アンサンブル
に編曲されたものを演奏しています。マーラーの「大地の歌」にシェーンベ
ルク他の室内オーケストラ版があるように、こうした編曲は盛んで、原曲と
はまた異なった魅力があります。編曲者も様々、山鳩の歌のは作曲者自身、
自然はアイスラーの手によります。
マリア・リッカルダ・ヴェッセリングはスイス生まれのメッゾソプラノ、ま
だかなり若い人ながら将来が期待できる人です。

50-2405  \2080
「フランスの三重奏」
ドビュッシー:フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ
フォーレ / メストレ編:幻想曲 ハ長調Op.79-フルートとハープ版
マルセル・トゥルニエ:ハープのためのソナチネOp.30
ショーソン / メストレ編:小品Op.39-ヴィオラとハープ版
ラヴェル / サルセード編:ソナチネ-フルート、ヴィオラとハープ版
クサヴィエ・ド・メートル(Hrp)
ギャビー・パ=ヴァン・リエト(Fl)グンター・トイフェル(Va)
録音:2001年4月6-7日,2002年2月6-7日シュトゥットガルトSWRスタジオ
現在ウィーン・フィル、バイエルン放送響のともに首席という当代一級のハ
ーピスト、メートルがオリジナル&編曲作品に大活躍の一枚。なかでも20世
紀前半、ハープ音楽に大きな影響を与えたトゥルニエ作品は幻想的な美に彩
られていて拾いもの。フルート、ヴィオラともシュトゥットガルト放送響首
席という名手を揃え、フランスの室内楽を雰囲気満点に聞かせてくれます。





<gega>
GD 285  \1880
バーバー:チェロ・ソナタ Op.6
ヴィヴァルディ:ソナタ第5番 ホ短調
シューマン:ピアノとチェロのための幻想小曲集 Op.73
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 Op.38
カリン・イワノフ(Vc) エミリー・ホワイト(P)
ヴィヴァルディ、シューマン、ブラームス、そしてバーバーと幅の広い時代
の作品をプログラムしています。バーバーのチェロ・ソナタは,作曲活動の
初期、22歳の時の作品、大変いい曲です。
カリン・イワノフはブルガリアの若いチェリスト、現在メキメキ売出し中です。

GD 106  \1880
「ブルガリアの器楽音楽」
ロドペ,トラキア,ストランジャ,ピリン・マチェドニア,
ショッペ・レジョン,
北西ブルガリア,北ブルガリアの音楽
ブルガリア国立放送民族管弦楽団,他
これは民族音楽のアルバムというわけではなく、民族楽器を使って伝承曲から
現代に作曲された曲までこだわりなく集めたアルバムです。バグパイプを用い
た曲が多く、それも御存知スコットランドのバグとはかなり異なった野性的で
ほのかにアラブ風な野趣あふれるものです。






<haenssler>
98 472  \1650
スケルツォ第1番 ロ短調op20,練習曲第12番 ハ短調 op10‐12「革命」,
ワルツ第3番 イ短調 op34‐2,ワルツ第10番 ロ短調 op69‐2,
夜想曲第1番 変ロ短調 op9‐1,夜想曲第13番 ハ短調 op48‐1,
幻想即興曲op66,
バラード第1番 ト短調 op23,幻想ポロネーズ op61
パヴロス・ハッツォプロス(P)
録音:2003年
ハッツォプロスは1964年シュトゥットガルト生まれのピアニスト。控えめで
慎み深いショパンです。

98 471  2枚組  \3300
テレマン:
「すべての国よ、主を賛美せよ」TWV 1:1061 ,
「神よ、われらはひそかに汝をたたえ」TWV 14:12,
「ただ神にのみゆだねまつる者は」TWV 1:1593,
「マタイ受難曲」(1746年 抜粋) ,
「神よ、われらはひそかに汝をたたえ」TWV 14:12,
トランペット協奏曲 ニ長調,
幻想曲 イ短調,協奏曲 ハ長調,4つのギターのための協奏曲,
ヴィオラ協奏曲
ウルリヒ・シュテトツェル(指),
ラ・ストラヴァガンツァ・ケルン,他多数
大バッハの生きた時代に一番人気だった作曲家、テレマンの作品を2枚に凝縮
したお徳用。1枚目がカンタータや受難曲、2枚目が協奏曲。

98 449  2枚組  \3300
“サイレンス”
CD1:ポピュラー音楽から
ある愛の詩のテーマ,ユール・ネヴァー・ウォーク・アローン,
サム・ホエア,他
CD2:クラシック音楽から
スメタナ:モルダウ,
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲,
シューベルト:「ロザムンデ」バレエ音楽第2番,
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲−第2楽章,
グリーク:ゆりかごの歌,
ヴィヴァルディ:「四季」−冬 第2楽章,
バッハ:管弦楽組曲第3番−エア,
ハイドン(ホフシュテッター):セレナード,
ヘンデル:オンブラ・マイ・フ,
グルック:精霊の踊り,
コレッリ:クリスマス協奏曲から,
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲 第2楽章,
グリーク:トロルドハウゲンの婚礼の日
クラウス=ペーター・ハーン(指)モスクワ放送交響楽団
ネヴィル・マリナー(指)
アイオナ・ブラウン(指)
アカデミー・オヴ・セントマーチン・イン・ザ・フィールズ、他
穏やかな曲ばかりを集めたコンピレーション・アルバム。






<Radio France>
211  851  2枚組  \4600
ガストン・バシュラール:講義
詩と物の要素,水の詩情,火の印象,手の詩情,他
フランスの哲学者、ガストン・バシュラール(18845-1962)のラジオ講義。科学
と想像、詩を独特の視点で考察した彼の思想をダイレクトに体験できます。

211  845  2枚組  \4600
マルグリット・ユルスナール:神話と歴史の間の人間
マルグリット・ユルスナール(1903-1987)は歴史に題材をとった小説で知られ
る作家。日本人にとっては三島由紀夫論の著者としても知られているでしょう。

211  841  2枚組  \4600
アンドレ・ブルトン:シュールレアリストの冒険
フランスの詩人でシュールレアリズム運動の騎手、アンドレ・ブルトン
(1896-1966)の1952年のインタビュー。

211  842  4枚組  \9200
マルグリット・デュラス:言葉の恍惚
マルグリット・デュラス(1915-1996)は、文学者、また映画監督としても知ら
れています。日本では映画化された「愛人 ラ・マン」の原作者としての方が
有名でしょうか。何と5時間にわたる貴重な記録。
「インディア・ソング」、「24時間の情事」の一場面(セリフ、音楽)も聞こ
えて来ます。





<SUPRAPHON>
SU 3771  \1650
ドヴォルザーク:
交響曲第6番ニ長調Op.60 
交響詩「金の紡ぎ車」Op.109
サー・チャールズ・マッケラス(指)チェコ・フィル
録音:2002年10月17-18日(ライヴ)
2001年6月14日プラハ芸術家の家ドヴォルザーク・ホール
今年2004年に、生誕150年を迎えるヤナーチェクと没後100年となるドヴォルザ
ーク。前者のシンフォニエッタほか(SU.3739)に続いて、マッケラス&チェ
コ・フィルによるドヴォルザークの最新作は当コンビ初の交響曲録音となりま
す。第6番はこれを境にドヴォルザークが交響曲作家としての地歩を本格的に
踏み出した記念すべき作品。民俗色丸出しのこの曲、第3楽章スケルツォがチェ
コ舞踊のリズム、フリアントで書かれていたりとまさしくあのスラヴ舞曲その
もの!第7、第8番にも通じる土の香りが満点です。弦はもちろん、オーボエほ
かの木管の奏でる濃い味わいは、チェコ・フィルならではの強みを感じさせ、
楽曲の魅力を存分に引き出して余すところがありません。殺人をテーマにした
キワドイ内容の交響詩も含めてメモリアル・イヤーにふさわしい注目の一枚。





<ZIG-ZAG Territoires>
ZZT 030801  \2180
G.ボノンチーニ:セレナータ「恋の敵」(1693)
アドリアーナ・フェルナンデス(クローリ;S) 
マルティン・オロ(ティルシ;C-T) 
フリオ・ザナッシ(フィレーノ;Br)
キアラ・バンキーニ(指、第1Vn)アンサンブル415
録音:2002年10月7-12日フランス、フランシュ・コンテ地方、オート=ソー
ヌ県、フラーヌ=ル=シャトー教会
ジョヴァンニ・ボノンチーニは、モデナに生まれ、イタリアで活躍した後、
ヘンデルに対抗し、ロンドンでも活躍した作曲家。1693年8月10日ローマのコ
ロンナ宮殿で初演されたこのセレナータは、ローマで活躍していたボノンチ
ーニ絶頂期の作品の1つ。なお、この時代のセレナータとは、宮廷や貴族社会
において、特別な機会を祝い、夜、主に野外の特別会場で演奏された、擬似
演劇的な大規模なカンタータを指しており、後に、器楽曲のセレナードに取
って代わられた曲種です。

ZZT 031101  3枚組  \4950
モンテヴェルディ:「倫理的宗教的森」(抜粋)
聖マルティルスの晩課と荘厳ミサ(抜粋),
告解の晩課とアカペラによるミサ,
洗礼者聖ヨハネのための荘厳ミサ
フランソワーズ・ラセール(指)アカデミア
録音:2000年5月22-26日,2002年2月11-15日,2002年12月7-14日フランス、
アルザス地方、オ=ラン県、リボヴィル教会堂
「倫理的宗教的森」に新たな視点を取り入れた意欲作の登場。この作品集の
うちラテン語の歌詞によるものを、3つの晩課のための曲を集めたものとして
捉え直し、再構成した録音。ラセール率いるアカデミアは、これらの曲が持
つ荘厳さと華やかさを生かした、祈りを感じさせる演奏を展開しています。

ZZT 031102  \2180
「我がヘンデル氏の数声部のためのソナタ集」
ヘンデル:
トリオ ハ短調HWV386A,トリオ ヘ長調HWV389,前奏曲ト短調HWV572,ソナタ
 ト短調HWV404,トリオ ト短調HWV393,ソナタ ニ短調HWV359A,前奏曲ニ短
調HWV562,ソナタ ト長調(HWV252&314からの再構成)
ラッサンブレ・デ・オネスト・キュリュ〔アマンディーヌ・ベイエ(Vn) 
アルバ・ロカ(Vn) アントワーヌ・トランチク(Ob) シャオ=ピン・
クォ(Cemb) バルドメロ・バルチエラ(Gamb)〕
録音:2003年3月17-21日パリ(11区)、ボン・セクール教会
資料があまり残されていないため、原典の研究が難しいヘンデルの器楽曲の
うち、トリオ・ソナタを取り上げた録音。若き名手がそろったラッサンブレ
・デ・オネスト・キュリュは、イタリアにおける国際音楽コンクールにおい
て部門第1位を獲得したうえ、委員長を務めていたレオンハルトから特別賞ま
でもらった実力派。曲に真摯に向き合い、心に染み入る演奏をしています。

ZZT 031001  \2180
シャッリーノ:
「パジーネ」〔ジェズアルド:マドリガーレ「行け、わがため息よ」,マド
リガーレ「お前は私を殺す」,
バッハ:フゲッタ「これぞ聖なる十戒」,キリエ「永遠の父なる神よ」,
D.スカルラッティ:ソナタ イ短調K532,ソナタ ホ長調K206,
モーツァルト:アダージョ(グラン・パルティータK361より),
コール・ポーター:「アイヴ・ゴット・ユー・アンダー・マイ・スキン」,
作曲者不詳(アルス・ノヴァ期):
シャス「おお、輝く聖処女」,シャス「とても甘き不平」〕と補遺〔ガーシュ
ウィン:「フー・ケアーズ?」,
D.スカルラッティ:ソナタ ニ短調K120〕,
「スカルラッティのカンツォネッタ集」〔ソナタ イ長調K208,ソナタ ヘ
長調K350,ソナタ イ短調K404,ソナタ イ長調K209,ソナタ ハ長調K255,
ソナタ ニ長調K359〕と補遺〔ソナタ ト長調K153〕
XASAX〔セルジュ・ベルトッシ(S-Sax) ジャン=ミシェル・グリ(A-Sax)
 ピエール=ステファン・ムージュ(T-Sax) マルクス・ヴァイス(Br-Sax)〕
録音:2003年4月12&13日ブロワ音楽院
XASAXは、HatArtレーベルに数点、現代音楽の録音を残しているサクソ
フォーン四重奏団。今回は、「ヴェルサイユの幽霊」などの作品で知られる
シャッリーノの作品ですが、今迄の不協和音が飛び交う作品とは一味違い、
中世から現代に至るまでの協和音の作品をサクソフォーン四重奏のために再
構成した作品集。聴けば原曲はすぐ判りますが、曲の構造をいじっており、
フレーズの取り扱いも現代的な方法で処理されており、編曲レベルから抜け
出た仕上がりとなっています。






<PRAGA>
PRDDSD 250184(SACD-Hybrid)  \2280
バルトーク:
「中国の不思議な役人」 Sz.73(2台ピアノ版),2つの映像 Op.10,Sz.46
(ゾルタン・コチシュ編),2台のピアノと打楽器のためのソナタ Sz110
ジャン=フランソワ・エセール,マリー=ジョゼフ・ジュード(P) 
フローラン・ジョーデレ,ミシェル・セルッティ(perc)
バルトークならではの大傑作「中国の不思議な役人」に作曲者自身による四
手ピアノ版があることは比較的知られていることと思いますが、軽視されて
いるんだか、録音となると案外いいものがありませんでした。バルトークは
作曲にあたって「春の祭典」の四手ピアノ楽譜を熱心に研究していたことが
伝えられており、この四手ピアノ版にはバルトークが春の祭典を超えたろう
じゃないかという剥き出しの意欲が一層満ちています。エセールとジュード
のピアノは、複雑に織込まれた音楽の中から、不気味な物語に熱中している
バルトークの興奮を見事に再生しています。コチシュ編曲の2つの映像も貴重。

PRDDSD 250187(SACD-Hybrid)  \2280
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集
第1番ト長調 Op.78「雨の歌」,第2番イ長調 Op.100,第3番ニ短調 Op.108
ペーテル・チャバ(Vn)
ジャン=フランソワ・エセール(P)
ハンガリー出身のヴァイオリニスト、ペーテル・チャバが弾くブラームスの
ヴァイオリン・ソナタ集。さすが弦の国の人だけあって、伸びのある美音に
吸込まれそうです。

PRDDSD 250207(SACD-Hybrid)  \2280
マヌーリ:ピアノ・ソナタ「村」
ジャン=フランソワ・エッセール(P)
録音:2003年12月
ブーレーズが提唱したIRCAM (フランス国立音響音楽総合研究所) の中でも最
も活動的な作曲家の一人、フィリップ・マヌーリ(1952-)の新作ピアノ作品です。






<haenssler>
93 130(13CD)  \11500
マーラー:交響曲全集(第1番-第10番アダージョ)
J.バンゼ,C.ベシジェ,A.マルク,C.ウィットルーシー,M.J.レイ(S) 
C.カリッシュ(Ms) E.グルーネヴァルト,D.ペツコヴァー(A) 
G.ウィンスレイド(T) A.マイケルズ=ムーア(Br) P.リカ(Bs) 
ヨーロッパ合唱アカデミー,フライブルク大聖堂児童合唱団,
カルフ・アウレリウス児童合唱団
ミヒャエル・ギーレン(指)
南西ドイツ放送交響楽団
録音:(第1番)2002年6月11-13日 (第3番)1997年2月ライヴ
(第5番)2003年12月9-10日 (第8番)1998年12月8-18日
(第9番)2003年6月30日-7月4日以上、フライブルク・コンツェルトハウス
(第2番)1996年6月3-7日(第7番)1993年4月19-23日
(第10番アダージョ)1989年11月16-17日以上、バーデン=バーデン、
ハンス・ロスバウト・スタジオ
(第4番)1988年2月23-26日カールスルーエ、ブラームス・ザール
(第6番)1999年9月7-10日バーデン=バーデン、フェストシュピールハウス
厚紙のボックスで遂に完成。最新録音で大迫力の5番。尋常ならざる気高さを
感じる9番、凄い演奏でございます。価格もうれしい13CDで7CD価格。高音質
の素晴らしい全集の登場です。
※5番と9番の分売は、2005年の予定です。






<LSO>
LSO 0054  3枚組  \3240
ブリテン:「ピーター・グライムズ」(全曲)
ピーター・グライムズ:グレン・ウィンスレード
エレン・オーフォード:ジャニス・ワトソン
ボルストロード船長:アントニー・マイケルズ=ムーア
セドリー夫人:キャサリン・ウィン=ロジャース
スワロー:ジェイムズ・ラザフォード
ホブソン:ジョナサン・レマル
パブの女主人:ジル・グローヴ
その姪1:サリー・マシューズ
その姪2:アリスン・ブキャナン
ボブ・ボールズ:クリストファー・ジレット
ホレイス・アダムス牧師:ライランド・デイヴィス
ネッド・キーン:ネイサン・ガン
サー・コリン・デイヴィス(指)ロンドン交響楽団&合唱団
収録:2004年1月10&12日、バービカン・センター(ロンドン)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンスン
エンジニア:ジョナサン・ストークス、ニール・ハッチンスン
まるでカラヤン&ベルリンフィルの黄金時代をほうふつとさせるような、絶妙
なコンビネーションのデイヴィスとロン響。きわめて高い評価をえたLSO0010
『トロイの人々』から久々のオペラ全曲録音です。キャストはもちろんロン響
合唱団もものすごい力唱、まるでオラトリオのようなスケールの大きさでギリ
シア悲劇の容赦ない世界を展開しています。






<OPUS111>
OP 30392  3枚組  \4350
ヴィヴァルディ:「狂人を装ったオルランド」
アントーニオ・アベーテ(Bs オルランド),
ジェンマ・ベルタニョッリ(Sエルジッラ),
マリーナ・コンパラート(Ms ティグリンダ),
ソーニャ・プリーナ(Aアルジッラーノ),
マルティン・オーロ(T グリフォーネ),
マリアンナ・ピッツォラート(Ms ブランディマルテ),
アレッサンドロ・デ・マルキ(指)
アカデミア・モンティス・レガリス,トリノ歌劇場合唱団
またまたヴィヴァルディ・ファン、バロックオペラファンを狂喜させる新録音!
「狂気を装うオルランド」は1714年の作品で、ヴィヴァルディがヴェネツィア
のために書いた初めてのオペラでした。これが大成功を収めたため、ヴィヴァ
ルディはその後ヴェネツィアで長くオペラ作曲家として活動することになりま
す。物語は、魔女エルジッラを騎士オルランドが打ち破る話ですが、ここにバ
ロックオペラらしい恋のもつれが絡まり入り組んで、いかにもバロックしてい
ます。初演後ほぼ完璧に忘れられていた作品を蘇らせたのは、もはやヴィヴァ
ルディの権威、アレッサンドロ・デ・マルキ!2003年12月に復活上演を行い、
大絶賛!!迷いなくズバズバと自信たっぷりにヴィヴァルディの音楽に斬り込
み、ヴィヴァルディの音楽が当時としてはいかに驚くべき斬新さをもっていた
か改めて知らしめてくれます。この未知の世界に触れる快感、たまりません!





<K617>
K617 152  2枚組  \2900
ゴセック:死者のためのミサ曲
ジャン=クロード・マルゴワール(指)、サロメ・アレ(S)、
イングリッド・ペリュシェ(S)、カタリン・ヴァルコニイ(A)、
シリル・オヴィティ(C-T)ブノワ・アレ(T)、アラン・ビュエ(Bs)、
王室大厩舎及び室内楽団、
ナミュール室内合唱団(パトリック・ダヴァン:合唱指揮)
録音:2002年11月30日ヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂(ライヴ)
斬新なオーケストラ効果を駆使したことで知られるゴセックの初宗教作品、死
者のためのミサ曲(レクイエム)は、同時代のモーツァルトのレクイエムの影
に隠れた感もありますが、その斬新さは今聴いても新鮮です。1760年の初演以
来、数度の改作と公演があり、今回録音されたものは1780年の版に基づいてい
ます。オーケストレーションではベルリオーズに、オペラ的な雰囲気があると
いう点ではヴェルディのレクイエムに、繋がりを感じる部分があり、また、フ
レーズによってはモーツァルトのレクイエムを思い出させる部分があることも
興味深い点。作曲の実際的な契機を離れ、ゴセックの特徴である、作品が持つ
壮大な雰囲気は、革命前夜の時代的要請なのか、個人というよりも、国を挙げ
ての儀式でという感じを強く受けます。

K617 158  \1880
「クリスマス物語-キリスト生誕をめぐるシュッツ、シャイン、ヴェックマン
の作品集」
シュッツ:
「クリスマス物語」SWV435、「マニフィカート」、「今日、キリストがお生ま
れになった」
シャイン:「立ち上がって光になってください」
ヴェックマン:受胎告知のディアログ「よくぞ来ませり」
ジャン・テュベリ(指)、
クレール・ルフィヤートル(S)、ハンス=イェルク・マンメル(T)、
ラ・フェニーチェ、ナミュール室内合唱団
録音:2003年11月15−18日ナミュール、サン・ルー教会
シュッツの名高い「クリスマス物語」を中心に、シュッツに師事したヴェック
マンと、シュッツと交友が深かったシャインの、クリスマスに関連した主題の
曲を集めた録音。テュベリ率いるラ・フェニーチェ他が、ヴェネツィアからド
イツに伝わった、華やかで感動的な様式で作曲された、キリスト生誕という感
動的な主題を、現前させるような熱演によって今に蘇らせます。

K617 159  \1880
「ポルトガル王室記録保管所にあるナポリの音楽」
ペルゴレージ:5声のミサ曲
ガッラッシ:「テ・デウム」
レオナルド・レオ:シンフォニア「デメートリオ」
ダビード・ペレス:トリオ
ルイス・アルバレス・ダ・シルバ&マティアス・ヴァイベル(指)、
アンサンブル・トゥリクム
録音:2003年12月19−22日チューリッヒ、スイス放送(ドイツ語)第1スタジオ
「奥様女中」他で有名な、ナポリ楽派の中心人物の一人、ペルゴレージのミサ
曲を中心に、レオ、ガラッシ、ペレスの作品をまとめた録音。併録されたレオ
は、ペルゴレージと並んでナポリ楽派を代表する作曲家。ガッラッシはポルト
ガルで活躍した音楽家。収録された美しい「テ・デウム」が代表作です。また、
ペレスもナポリ、パレルモを経てポルトガルで活躍した音楽家。カスタネット
が活躍するこのトリオは、イベリア半島の音楽風土を感じさせる仕上がりとな
っています。





<PREISER>
PRCD 90265  \1780
ドヴォルザーク:
交響曲第7番 ニ短調 op70,木管合奏のためのセレナーデ ニ短調 op44
ヘルベルト・ベック(指)ウィーン青年管弦楽団

PRCD 90324  \1780
モーツァルト:弦楽四重奏曲第19番 ハ長調 K465 「不協和音」
マルティヌー:弦楽四重奏曲第3番
ストラヴィンスキー:弦楽四重奏のための小協奏曲
ハイドン:弦楽四重奏曲第58番 ハ長調 Hob. III:58
エオス四重奏団

PRCD 90323  \1780
ランナー&シュトラウス、作品集
ランナー:
ロンジュモーの郵便馬車・ギャロップ op. 122−第1番,第2番,第3番,
デッサウアー・ギャロップ op. 88,新しいウィーンのレントラー op. 1,
ハイムバッハー op. 112,アムピーオンの響き・ワルツ,ドルンバッハのレン
トラー op. 9
ヨハン・シュトラウス:
国の色ワルツ,タンタシオン=カドリーユ,憂いを払うもの・ワルツ,シュペ
ール・ポルカ,平和の使い・ワルツ
ヴィーナー・ゾリステン四重奏団
PRCD 90375
ランナー&シュトラウス、作品集
ランナー:
ジプシー・ギャロップ op. 142b,アマゾネスのギャロップ op. 148,
コンスタンティーネの襲撃 op. 127,渦巻き・ギャロップ op. 142a,
愛のたわむれ op. 105,夏の夜の夢・ギャロップ Op 90,タランテル・ギャロ
ップ op. 125,希望の輝き・ワルツ op. 158
シュトラウス:
夜鶯のワルツ,宮廷舞踏会ワルツ,ウィーンの気まぐれ・ワルツ,
エリーザベト・ワルツ,ドイツの思い出・ワルツ
ヴィーナー・ゾリステン四重奏団

PRCD 90475  \1780
ストラヴィンスキー:「兵士の物語」
ウィーン・ベルリン・アンサンブル
ローレ・ブルンナー(語り)
語りはドイツ語と思われます。

PRCD 91052  \1780
「クリスマスの歌」
プレトリウス:エサイの根より若枝が育ち,
ヴルピウス:いざ喜べ、愛するキリストの徒よ,
バッハ:甘き喜びのうちに,
メンデルスゾーン:賛美せよ、国々の人々よ,
ブラームス:めでたしマリア,
レーガー:聖母様の夢,
グルーバー:きよしこの夜,他、
ヨゼフ・レヒトハルター,クサヴァー・マイヤー,
ハンス・ギレスベルガー,ヘルムート・グーゲルバウアー,
アントン・ハイラー,ハンス・バウエルンファイントの作品(全26曲)
クサヴァー・マイヤー(指)ヴィーナー・マドリガルコール
クリスマスの合唱曲集。グルーバーの「きよしこの夜」のようなおなじみの曲
ばかりでなく、合唱指導者のハンス・ギレスベルガー,オルガニストのアント
ン・ハイラー,ブルックナーの小教会音楽作品集の校訂者のハンス・バウエル
ンファイントなど、知られた名前の人の作品が含まれています。

PRCD 90479  \1780
ウィーン風の歌曲集
フェリックス・ドヴォルザーク

PRCD 90493  \1780
シュランメルン集
デビアージ,シュムッツァー,ハブリチェクの作品
ノイエ・ヴィーナー・コンチェルト・シュランメルン

PRCD 90548  \1780
シュランメルン集
オーベルマイル,ヘルテル,ミクラスの作品
ヴィーナー・アート・シュランメルン

PRCD 90536  \1780
マーラー:
「さすらう若人の歌」,・「子供の不思議な角笛」
ヨゼフ・メッテルニヒ(Br),
レオポルド・ルートヴィヒ(指)ベルリンRIAS交響楽団
ロルナ・シドニー(Ms),アルフレード・ペル(Br) 
フェリックス・プロハスカ(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
指揮者にしても歌手にしても、味があります。

PRCD 93420  \1780
レーヴェ:バラード集
魔王 op.1- 3,オルフ氏 op.2-2,時計 op.123-3,シュパイヤーへの鐘
op.67-2,さまよえる鐘 op.20-3,小さなお家 op. 71,ピサの修道士
op. 114,聖フランチェスコ op.75-3,海を行くオーディーン op.118,
さすらい人の夜の歌 op.9-3a,さすらい人の夜の歌 Op.9-3b,海の燐光
op.145-1,敵 op.145-2,嵐の中で op.145-3,秘密 op. 145-4,騎兵の歌
op. 145-5,囚われの提督 op. 115
ロベルト・ホル(Bs),ダーフィト・ルッツ(P)
新録音の少ないレーヴェのバラード集、しかしこのホルの演奏は最高。





<Quindecim>
QP 100  \2080
「アメリカの1920,30年代」
ガーシュイン:
ソングブック−スワンダフル/ドゥ・イット・アゲイン/私の愛した人/ア
イガットリズム/リアルト・リプルズ,
レブエルタス:レタブロ,
レクオーナ:アンダルシア組曲,
チャベス:ブルース/狐,
ヒナステラ:アルゼンチン舞曲集
アルマンド・メリーノ(P)
タイトル通り1920年代30年代の北米南米のピアノ曲を集めています。御存知ガ
ーシュウィンのスウィングする音楽はもちろん、中南米系の作曲家のラテンの
リズムも気分爽快!

QP 024  \2080
「キューバのピアノ音楽」
レクオーナ:
エル・エスコリアルの前で/ついに君にあえた/ニャニゴの踊り/菊/ラ・コ
ンパルサ/昔風に/4分の3拍子で/アンダルシア/コルドバ/ヒタネリアス
/マラゲーニャ,サウメル:ニナ・ボニータ/ゴットシャルクの思い出/ペパ
の目/君の微笑み/テデスコ,セルバンテス:3つの衝撃/冷たいシャワー/
素敵な娘/お通夜/さらばキューバ/失望/即興的に
イレアナ・バウティスタ(P) 録音:1998年3月メキシコ
キューバの三世代のクラシックの作曲家のピアノ曲を集めた優れもの企画。マ
ヌエル・サウメル(1817-1870)はハバナ出身のキューバのクラシック作曲家の
始祖的存在。イグナシオ・セルバンテス(1847-1905)はパリ音楽院でアルカン
にも学んだ名手。20世紀に活躍したエルネスト・レクオーナ(1895-1963)は最
近日本でも人気が高い人です。どれもこれもクバーナなものばかりです。

QP 088  \2080
エチェバリア:ワステカ組曲,タラスカ組曲
ルシアン=アメリカン弦楽四重奏団 録音:2000年11月
ヘスス・エチェバリアは1951年メキシコ生まれの作曲家。どちらの曲もバロッ
ク風の明快な音楽にメキシコの民族色が豊かに混ぜられていて、聞いていると
根拠なく平和な気持ちになって来ます。ラム酒のパイナップルジュース割りを
飲みながらどうぞ。






<RELIEF>
CR 991068  \2080
マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」
ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」-前奏曲と愛の死
ウラディミール・フェドセーエフ(指)
モスクワ放送チャイコフスキー交響楽団
録音:2000年6月&2001年1月(マーラー),1999年12月(ワーグナー)
RELIEFのフェドセーエフ・エディションの新譜です!フェドセーエフのマーラ
ー録音は非常に少なく、Melodya録音の第1番と第4番があったくらい。しかし
演奏会ではしばしば取り上げています。今回は第1番の新録音です。なにせオ
ーケストラの機能美を引き出すことにかけては大天才のフェドセーエフ、ねっ
ちょりした思入れなぞバッサリ!オーケストラのコントロールを存分に効かせ
たまっすぐで見通しの良いマーラー。まるで夏の北海道の道路をドライブする
ような気持ち良さ!マーラーの若い感性がバッチリ生きています。さすがフェ
ドセーエフ!続編も予定されているようです。楽しみ!
※RELIEFレーベルのフェドセーエフ関係のタイトルは、旧譜も含めて今月末
より、\2080に値上げとなります。





<ZIG-ZAG Territoires>
ZZT 040102  \2180
メンデルスゾーン:「チェロとピアノのための作品集」
チェロ・ソナタ第2番ニ長調Op58、協奏的変奏曲Op17、
チェロ・ソナタ第1番変ロ長調Op45、3つの歌曲、「アルバムの綴り」
アントニー・ルロワ(Vc)、サンドラ・ムバラク(P)
録音:2003年9月8−12日パリ(11区)、ボン・セクール教会
メンデルスゾーンが、19歳の時に書いた協奏的変奏曲を始め、29歳の時に書い
た、叙情性あふれるソナタ第1番、晩年の34歳の時に書いた、劇的な緊張と反
駁が凝縮されたソナタ第2番など、チェロのための作品を集めた録音。特に、
第2番は、生き生きとした情熱と輝かしく響き渡る効果とがはっきりと表れて
います。
ルロイとムバラクのデュオは、アルティス四重奏団でチェリストをつとめる
ミュラーやピアニストのイヴァルディらに才能を見出されたコンビ。前作、
ルビンシテインのチェロ・ソナタ全集は、新人のデビュー・アルバムとしては
まずまず良い評価と評判を得ました。一回り成長しての録音である、今回の
メンデルスゾーンでは、その清冽さと情熱的な雰囲気、抜群のテクニックが
バランスよく組み合わさり、メンデルスゾーン作品の美点を余すことなく引
き出す事に成功しています。

ZZT 040303  \2180
バクリ:「クラリネットのための作品集」
[ディヴェルティメントOp37b(1991-92)、室内協奏曲Op61(1999)、モンド
ルフ・ソナティナ第2番Op58(1997)、「民謡風に」Op43(1994)、「夜の音
楽」Op73(2001)、2つの小狂詩曲Op21b(1979)]
フロラン・エオ(Cl)、
ロラン・ケネル(指)、
ダヴィッド・ルフェーヴル(Vn)、シリル・メルシエ(Va)
ティエリ・アマディ(Vc)、ユーロピアン・カメラータ
録音:2003年1月2−6日、27−29日パリ(16区)、オトゥイーユ改革派教会
ニコラ・バクリは1961年パリに生まれた作曲家。ここに収録されたクラリネッ
トのための作品は、彼の言うところの拡張された調性に基づいて作曲された
作品群。古典・ロマン派によって確立された調性音楽とは一味違う現代的な調
性世界を味わわせてくれます。
ソロを受け持つ68年生まれのエオは、ヨーロッパ、特にフランスを中心に活躍
する実力派。躍動的な作品においても、静謐な作品においても、曲の特徴を十
分引き出しつつ、自分の持ち味を発揮しており、バランスの取れた仕上がりに
しています。

ZZT 040202  \2180
ラウル・レ:
「生命」(シェイクスピア作「マクベス」より抜粋)(1997)、
「銀の手の乙女」組曲(2003)、
「さすらいの歌」(ハイネの詩により、シューマン作「詩人の恋」による着想)
(2002)、「秘密の賞賛」(1999)
ラウル・レ(指)、アンサンブル・テレマク、
リチャード・リトルマン(Br)、アガタ・ミメルスハイム(S)、
ブリジット・ペイレ(S)、ヤン・ル・ル(Vn)、ナタリー・ネグロ(P)
録音:2003年3月17−21日パリ(11区)、ボン・セクール教会
ラウル・レは1964年マルセイユ生まれの作曲家・指揮者。バクリらと同世代で、
現代的な調性世界を基盤に作品を創り出しています。現代音楽を専門とする演
奏団体を数多く指揮してきた経験は、作品にも活かされており、調性と無調の
際をバランス感覚抜群にすり抜ける作品を得意としています。

ZZT 040302  \2180
フランソワ・サラン:「地獄(ちょっとした詳細)-室内楽作品集」
「CRWTH」(ミスタンゲット版)、「イン・リスパイト」、
「ボボーク」、「地獄」(ちょっとした詳細)、「スリープ・ダート」、
「百科事典」、「ピルエット」、エスキス第3番、「ブラック・ページ」
CRWTH[エレーヌ・ブレシャン(Hrp)、エルヴァン・ブルバン(Hrn)、
ラファエル・ゴドー(G)、ベルトラン・レノー(Vc、VO)、マリ=ロール・
サラン(Vn)、ジェローム・ヴォワザン(Cl)、ジャン=ミシェル・フェト
・マルゴ・ヴォワザン(VO)、ゲルダ・ヴァルブルガ・クレンツリン(VO)、
フランソワ・サラン(エレクトロニクス)]、
S.i.c.[エレーナ・アンドレイエフ(Vc)、ジル・ドリエージュ(Va)、
ソフィー・デシャイエ(Fl)、ピエール・デュトリュー(Cl)、ソナ・ホシャ
フィアン(Vn)、ヴァンサン・ルテルム(P)、リオネル・パントル(VO)、
フランソワーズ・リヴァラン(指、Perc)]、
ロザモンド弦楽四重奏団[アニェス・ビアロブロダ(Vn)、トマ・テルシゥ
(Vn)、ジャン・シュラン(Va)、クサヴィエ・ガニェパン(Vc)]、
トニー・グレイ(P)
録音:2003年9月−10月パリ
サランは1972年ルーアン生まれの作曲家。舞台作品でよく知られています。こ
こに収録されているエレクトロ=アコースティック作品の「地獄」が代表作。
「ボボーク」はドストエフスキーの同名作品の題名から影響を受けた作品。ま
た、「スリープ・ダート」や「ブラック・ページ」はフランク・ザッパの作品を弦
楽四重奏のために編曲したもの。






<URANIA>
RM11  919  \1350
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
カール・シューリヒト(指)
フランス国立管弦楽団,合唱団
マリア・シュターダー(S),カタリーナ・マルティ(Ms),
ワルデマール・クメント(T),ハインツ・レーフス(Bs)
録音:1954年9月12日,モントルー
モントルー音楽祭でのライブ。晩年の枯翁シューリヒトでなく、かなりのパッ
ション系熱演。

RM11  918  2枚組  \2700
ビゼー:「カルメン」
ジュリエッタ・シミオナート(カルメン),ニコライ・ゲッダ(ホセ),
ヒルデ・ギューデン(ミカエラ),ミシェル・ルー(エスカミーリョ),他
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
ウィーン交響楽団,ウィーン国立歌劇場合唱団
録音:1954年10月8日
演奏会形式の公演のライブ録音。ウィーン国立歌劇場から締め出されていたカ
ラヤンが、自分の能力をデモンストレーションするために猛烈に気合を入れて
いたことで知られています。ちなみにフルトヴェングラー最後の指揮であった
「ワルキューレ」の録音が完了したのがこの公演の2日前。

URN22 260  \1350
チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 op.64
R・シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
RAIトリノ交響楽団,・フィルハーモニア管弦楽団
1953年、トリノ,1954年10月31日、トリノ
チャイコフスキーの5番交響曲は以前イタリアの海賊盤が出ていたもの。録音
日はこのCDでは3月1日なっていますが、正しくは2月27日のようです。実は
チャイコフスキーの5番交響曲は、この前年の6月にフルトヴェングラーが同
じオーケストラで演奏したばかり。それを知ってか知らずか(知ってたでしょ
う)、「もはや時代は私のものだ!」といわんばかりにググッと攻める演奏で
す。一方、「ドン・ファン」はフィルハーモニアOを率いてトリノに楽旅した
折りでの録音。どうやらこれが初出のようです。手兵だけにより緻密な完成
度があります。

URN22 257  \1350
ベルリオーズ:幻想交響曲
ヴォーン=ウィリアムズ:タリスの主題による幻想曲
ドビュッシー:牧神午後への前奏曲
ブルーノ・ワルター(指)
ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団,
ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1954年11月,1953年2月,1949年6月
ワルターの珍しいレパートリー。

URNSP 4221  \1350
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番 変ホ長調 K.271「ジュノム」,
ヴァイオリン・ソナタ第40番 変ロ長調 K454
クララ・ハスキル(P)
オットー・アッカーマン(指)ケルン放送交響楽団
ペーター・リバール(Vn)
録音:1954年6月,ケルン,1954年,スイス
「ジュノム」はM&Aなどからも発売されていたもの。リバールとのK454は1947
年10月3日という録音が出まわっていましたが、同一かどうかは未確認。

URNSP 4225  2枚組  \2700
モーツァルト:ピアノ協奏曲集
第9番 変ホ長調 K.271「ジュノム」 ,第13番 ハ長調 K.415,
第19番 へ長調 K.459,第20番 ニ短調 K.466 ,第23番 イ長調 K.488,
デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲 ニ長調 K.573
クララ・ハスキル(P)
パウル・ザッハー(指)ウィーン交響楽団
フェレンツ・フリッチャイ(指)ベルリンRIAS交響楽団
ヘンリー・スウォボダ(指)ウィンテルトゥール交響楽団
録音:1954年10月、ウィーン,1953年3月30日、ベルリン,
1950年9月、ウィンテルトゥール,1954年5月、アムステルダム

URNSP 4223  \1350
チャイコフスキー:
ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 op23,ピアノ・ソナタ ト長調 op37
スヴャトスラフ・リヒテル
カレル・アンチェル(指)チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1954年5月、プラハ,1954年12月、モスクワ

URNSP 4226  \1350
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第24番 ハ長調 K491,第26番 ニ長調K537「戴冠式」
ウェーバー:コンチェルトシュテュック ヘ短調Op79
ロベール・カサドシュ(P)
ジョージ・セル(指)コロンビア交響楽団
録音:1954年1月,1952年1月
米COLUMBIA(現SONY CLASSCAL)録音。オーケストラはもちろんクリーブランド
管弦楽団、当時別会社と専属だったための変名表記となったのです。モーツァ
ルトの2曲は後に同じコンビによってステレオで再録音され、それが圧倒的評
判となったため復活されていなかったもの。こちらももちろん名演。

URN 22 259  \1350
カスリーン・フェリアーのロマン派歌曲
シューマン:「女の愛と生涯」op.42,小さな民謡 op.51-2,献呈op.25-1
ブラームス:
「4つの厳粛な歌」 op.121,鎮められたあこがれ op.91-1,聖なる子守歌
op.91-2
ヴォルフ:メリケ歌曲集より
シューベルト:四つの歌曲
カスリーン・フェリアー(A) ジョン・ニューマーク(P),
フィリス・スパー(P),他
DECCA録音が中心になっていると思われます。

RM11  917  \1350
バッハ:
チェロ・ソナタ第1番ト長調 BWV 1027,第2番ニ長調 BWV 1028,第3番ト短調
BWV 1029
ベートーヴェン:
ヘンデルの「ユダス・マッカベウス」の主題による12の変奏曲 ト長調 
WoO 45
パブロ・カザルス(Vc)
パウル・バウムガルトナー(P),ルドルフ・ゼルキン(P)
録音:1950,1953年,プラド
プラド音楽祭での録音。どちらもM&Aの13枚組セットには未収録だったもの。

URNSP 4222  2枚組  \2700
D・スカルラッティ:ソナタ集(53曲)
ラルフ・カークパトリック(Cemb)
録音:1954年
スカルラッティのK番号で知られる学者、チェンバロ奏者、ラルフ・カークパ
トリックがスカルラッティを演奏した貴重な録音。現時点では曲目詳細が分
かっていません。





<talent>
DOM 291092  \2080
“ピッコロ・カーニヴァル”
ジュナン:ヴェネツィアのカーニヴァル
ラッボーニ:ハンガリーのカーニヴァルに基づく変奏曲
ドンジョン:トラコリーネ
レミュサ:ナポリのカーニヴァル
ピユヴェストル:ピッコリネット
クラカンプ:メッシーナのカーニヴァル
ブリッチャルディ:ヴェネツィアのカーニヴァル
チャルディ:ロシアのカーニヴァル
ジャン・ルイ・ボーマディエ(ピッコロ)
エリック・メロン(Vn),リズ・ベルト(Va),
ピエール=アンリ・ゼレブ(Va),ディディエール・ポスカン(Vc),
ベルナール・カゾラン(Cb),ラファエル・レオーネ(ピッコロ),
ジャン=マルク・ファビアーノ(アコーディオン),
レティシア・ブニョル(チェレスタ)
珍しいピッコロのソリストとして、CALLIOPEに多数の録音を残しているジャン
・ルイ・ボーマディエがtalentに新録音。今回は19世紀後半のヴィルトゥオー
ゾなピッコロ曲を集めています。もともとそのキンキンした音が祝祭ごとに
は受ける楽器だけに、アクロバティックな難曲ばかりどれを聞いても「これ
またメデタイねぇ!」と拍手喝采したくなるものばかりです。ランパルにも
学んだボーマディエの卓越した技術の鮮やかさに感服。





<MANDALA>
MAN 5078  \2180
イヴァン・ジェヴティック:「ホワット・ア・ラヴリー・デイ!」
エリック・オービエー(Tp),パスカル・ギャレ(P),
スネジャナ・サヴィチッチ(S)
「ホワット・ア・ラヴリー・デイ!」は、ピッコロ・トランペットと弦楽合奏
のための協奏的組曲。

MAN 5071  \2180
ブエノス・アイレスからのブルース
盲目の老人,花咲くオレンジの樹,チェ・バンドネオン,哀愁のミロンガ,
最後の盃,黒いマリア,トゥレンサス(お下げ髪),他
フィリップ・ソラル(歌)
ホアン・カルロス・カラスコ(P),
ジルベルト・ペレイヤ(バンドネオン),
ニニ・フロレス(バンドネオン),他
名曲ぞろいです。

MAN 5077  \2180
慰め -ケルトの精神
パスカル・ブルネ(G),
ロベール・ル・ギャル(ヴァイオリン,マンドリン,ベース,パーカッション)
ベノワ・ソヴェ(リコーダー),エクトル・ゴメス(パーカッション)
パスカル・ブルネのケルト音楽への憧憬に満ちたオリジナルが40篇収録されて
います。






<PREISER>
PRCD 93434  \1780
マリア・カラス、アリア集
ベッリーニ:「清教徒」,
ヴェルディ:「トラヴィアータ」,
プッチーニ:「トスカ」,
ポンキエッリ:「ジョコンダ」からのアリア
マリア・カラス(S)
トゥッリオ・セラフィン,ヴィクトール・デ・サバタ,
アントーニオ・ヴォットー(指)ミラノ・スカラ座管弦楽団,合唱団,
ガブリエーレ・サンティーニ(指)RAIトリノ交響楽団
録音:1952−53年
意外なことに、あれだけアリア集を出しているにもかかわらず、これが
PREISER社の初めてのマリア・カラスのCDです。伊CETRA録音の「トラヴィア
ータ」と「ジョコンダ」、そして英COLOMBIAの「清教徒」と「トスカ」から
名場面が収録されています。とりわけ音が悪いとマニアが嘆き続けてきたト
リノ録音の「トラヴィアータ」がわりあい良好に聞けるのがありがたい!

PRCD 89598  \1780
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス、アリアと歌曲集
モーツァルト:「フィガロの結婚」,
ワーグナー:「タンホイザー」,「ローエングリーン」,
グノー:「ファウスト」,
マスネ:「マノン」,
ファリャ:「はかない生涯」,
グラナドス:「ゴイエスカス」からのアリア,
他シューマン,ブラームス,レスピーギ,ファリャ,トゥーリナの歌曲
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(S)
ワルター・ジュスキンド(指)
フィルハーモニア管弦楽団,ジェラルド・ムーア(P),他
録音:1948−51年
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレスの魅力は何と行っても声に宿っている優
しさ。どんな役を歌っても心から善良な人に感じられ、悪い意味でのプリマ
ドンナ臭さが一切ありません。このCDには、彼女が1948年にロンドン・デビュ
ーしてすぐの、国際的キャリアに乗ったばかりのプリマドンナの瑞々しい歌
が収録されています。

PRCD 89597  \1780
フェルナンド・コレナ、アリア集
モーツァルト:
「フィガロの結婚」,「ドン・ジョヴァンニ」,「コジ・ファン・トゥッテ」
「魔笛」
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」,「泥棒カササギ」,
ドニゼッティ:「愛の妙薬」,「ドン・パスクワーレ」,
ポンキエッリ:「ジョコンダ」,
ヴェルディ:「運命の力」からのアリア
フェルナンド・コレナ(Bs)
ペーター・マーク(指)スイス・ロマンド管弦楽団,他
録音:1952年
戦後の代表的バッソ・ブッフォのフェルナンド・コレナは、スイスのジュネ
ーブ生まれ。20代がすっぽり第二次世界大戦中だったのでキャリアが遅れ、
加えて一般的なバス役が当たらず、ブッフォに転向したところが大成功し、
その後の大活躍になりました。このCDには1952年のジュネーブとローマでの
DECCA録音を中心にしています。ドイツ語で歌う「魔笛」のザラストロのアリ
アは貴重!

PRCD 89942  \1780
イタリアの名バリトンたち 第2集
ジョヴァンニ・インギッレーリ,アンテノーレ・レアーリ,
カルロ・タリアブエ,アフロ・ポーリ,スチピオ・コロンボ,
エンツォ・マスケリーニ,ウーゴ・サヴァレーゼ,ジーノ・ベキ,
ティート・ゴッビ,パオロ・シルヴェーリ,マリオ・ボリエッロ,
ジュゼッペ・ヴァルデンゴ,ジュゼッペ・タッデイ,
ジャンピエロ・マラスピーナ,アンセルモ・コルツァーニ,
アルド・プロッティ,エットレ・バスティアニーニ,
レナート・カペッキ,ジャンジャコモ・グエルフィ,ローランド・パネライ,
アントーニオ・マンカ・セルラ(みんなBr)
PRCD.89995に続くイタリアの名バリトンの記録第2集。21人の名バリトンを生
年順にアリア1曲ずつCD1枚に収録しています。録音で有名な人がほとんどな
中、最後に登場するマンカ・セルラだけは、1929年生まれながら27歳で亡く
なってしまい、わずかしか録音が残っていない貴重な人。かなりドラマティ
ックなバリトンで、録音時23歳だったとはとても思えない堂々とした歌で、
大成することなく亡くなったのは残念です。






<BONGIOVANNI>
GB 2356  2枚組  \3760
ポンキエッリ:「いいなづけ」
ナタリア・マルガリート(S ルチーア),
マルチェッロ・ベドーニ(T レンツォ),
マルリツィオ・ザンケッティ(Br ドン・ロドリーゴ),
ロベルタ・マッテッリ(Ms モンツァ夫人),
ジャンフランコ・ズッカリーノ(Bs クリストフォロ神父),他
シルヴァーノ・フロンタリーニ(指)
ドネプロペトロフスク・ウクライナ国立管弦楽団,合唱団
録音:2003年7月
「ジョコンダ」で有名なアミルカーレ・ポンキエッリの出世作「いいなづけ」
の世界初録音です。イタリアの文豪アレッサンドロ・マンゾーニの代表作で
ある同名の物語(古い翻訳では「婚約者」)をオペラ化したもので、もとも
とは1856年にポンキエッリが地元クレモナに書いた初のオペラでした。それ
から16年もたってからミラノでの上演のために大幅に改訂して大成功を収め、
それによってミラノに拠点をおいたポンキエッリはその後「ジョコンダ」で
大家となるのです。今回の録音は改訂版を基にしており、多少古い音楽と新
しい音楽が入り乱れている印象はありますが、ポンキエッリらしい感受性豊
かなメロディーの美しさはあちこちにあります。この作品を聞くと、プッチ
ーニがヴェルディの後継者では決してなく、ミラノ音楽院での師匠ポンキエ
ッリからより多くのものを受け継いだことがよくわかります。

GB 5617  \1880
ヴァッセナール伯のコンチェルト・アルモニコ集
新校訂クリティカル・エディションでの初録音
ヴァッセナール伯ウーニコ・ヴィルヘルム:6つのコンチェルト・アルモニコ
ファブリツィオ・アンメット(指)
スポレート・オルフェオ・アンサンブル&ヘルマンス・コンソート
録音:2003年8月
ながらくペルゴレージ作とされていた名作、ヴァッセナール伯ウーニコ・ヴィ
ルヘルムの6つのコンチェルト・アルモニコ集。一部をストラヴィンスキーが
「プルチネッラ」の素材にも使ったように昔から名曲として知られていた作品
集です。そのわりには時代楽器演奏で目立ったものは少なく、イタリア勢によ
る録音となるとこれが初めてだと思われます。しっとりかつつややかに伸びる
弦の響きの美しさが曲調に合致しています。
アルバート・ダンニング校訂のクリティカル・エディションによる初録音とい
うのも注目です。

HOC 009  2枚組  \3760
グノー:「ファウスト」(イタリア語)
・全曲,・第4幕と第5幕のフィナーレ
・フェルッチョ・タリアヴィーニ(ファウスト),
ボリス・クリストフ(メフィストフェレ),
アンナ・アリア・ロヴェーレ(マルゲリータ),
エンツォ・マスケリーニ(ヴァランティーノ),他
ガブリエーレ・サンティーニ(指)
ナポリ・サンカルロ歌劇場管弦楽団,合唱団
レナータ・テバルディ(マルゲリータ),
マリオ・フィリッペスキ(ファウスト),
イタロ・ターヨ(メフィストフェレ),
ウーゴ・サヴァレーゼ(ヴァランティーノ)
録音:1954年,1950年、共にナポリ
CDにははっきり書かれていませんが、1954年8月14日と1950年7月30日のナポリ
での公演のライブ録音。アレーナ・フレグレアでの野外公演だと思われます。
どちらもLPでもCDでも発売されたことはなさそうで、初出だと思われます。
録音は良かろうはずはありませんが、それでも声はわりと問題なく聞けます。
若きテバルディが歌う惚れ惚れとするマルゲリータはめちゃめちゃ貴重。

HOC 011  \1880
ヴェルディ:「アイーダ」抜粋
アニタ・チェルケッティ(アイーダ),ジーノ・ペンノ(ラダメス),
エレナ・ニコライ(アムネリス),
ジャンジャコモ・グエルフィ(アモナズロ),
ボリス・クリストフ(ランフィス),他
ガブリエーレ・サンティーニ(指)
ナポリ・サンカルロ歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1954年、ナポリ
1954年7月24日のアレーナ・フレグレアでの野外公演のライブ録音。この抜粋
は以前イタリア製CDが出まわっていたことがあります。なんといってもヴェ
ルナー・シュレーター監督の映画「愛の破片」にも出演した幻のソプラノ、
アニタ・チェルケッティの唯一のアイーダの録音として大変に貴重です。彼
女はこの時まだ23歳かそこらのデビューしたて。ところが<勝って帰れ>だ
け聞いてもまあ見事な声!深い感情表現!そして圧倒的なプリマドンナの存
在感!驚くべきものです。イタリアオペラ・マニアなら音をものともせず聞
きたくなることでしょう!






<dB Productions>
DBCD 75  \2080
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集 第1巻
第1番 ハ長調 KV 279(189d),第12番 ヘ長調 KV 332(300k),
第16番 変ロ長調 KV 570,第9番 ニ長調 KV 311(284c)
ハンス・ライグラフ(P)
録音:1981年、ストックホルム

DBCD 76  \2080
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集 第2巻
第4番 変ホ長調 KV 282(189g),第10番 ハ長調 KV 330(300h),
幻想曲 ハ短調 KV 475
ハンス・ライグラフ(P)
録音:1981年、ストックホルム

DBCD 77  \2080
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集 第3巻
第3番 変ロ長調 KV 281(189f),第17番 ニ長調 KV 576,
第15番 ハ長調 KV 545,第8番 イ短調 KV 310 (300d)
ハンス・ライグラフ(P)
録音:1981年、ストックホルム

DBCD 78  \2080
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集 第4巻
第2番 ヘ長調 KV 280(189e),第13番 変ロ長調 KV 333(315c),
第5番 ト長調 KV 283(189h),ニ長調 KV 284(205b)
ハンス・ライグラフ(P)
録音:1981年、ストックホルム

DBCD 79  \2080
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集 第5巻
第7番 ハ長調 K.284b(309),第12番 ヘ長調 K.332(300k),
第18番 ヘ長調 K 533/494
ハンス・ライグラフ(P)
録音:1981年、ストックホルム
ハンス・ライグラフは1920年ストックホルム生れ。ピアニストとしても大変
活躍した人ですが、それ以上にモーツァルテウムの名教授として大変に有名
で、長年多数の優秀な弟子を育てました。日本人にも伊藤恵や若林顕などラ
イグラフに学んだ名手がいます。これほどの人ながら録音となると実に少な
いもの、このモーツァルトのソナタ全集は貴重です。
ライグラフのモーツァルトを一言でいうなら、極めて明瞭かつ清潔。恣意的
な表現を廃して、じつに素直な美しさ。一見淡々としていますが、しかし慈
愛に満ち満ちており、まさに正攻法の王道モーツァルト。時代楽器モーツァ
ルトや個性派モーツァルトに耳馴染んでいても、ライグラフの演奏を聞くと
“ほっ”とするはずです。さすが偉大な教授!





<Callipe>
CAL 9332  \1850
スメタナ:弦楽四重奏曲第1番 ホ短調「わが生涯より」,第2番 ニ短調
フィビヒ:弦楽四重奏曲 イ長調
ターリヒ四重奏団
スメタナの弦楽四重奏曲2曲と、珍しいフィビヒの弦楽四重奏曲を収録してい
ます。有名な「わが生涯より」は、何度聞いても第4楽章で聴覚を失ったスメ
タナの苦悩の吐露が悲痛。優れた演奏も多々あるものの,このターリヒ四重
奏団の演奏も壮絶なものです。第3楽章までの幸福さが美しいだけに落差が堪
えます。
フィビヒの作品は24歳の時のもので、民族舞踊を取り入れたりと意欲的です。





<PRAGA>
PRDDSD 250196(SACD-Hybrid)   \2280
ハイドン:「キリストの七つの最後の言葉」(鍵盤楽器版,1787年)
ヤロスラフ・トゥーマ(フォルテピアノ)
録音:2003年8月
ハイドンの傑作「キリストの七つの最後の言葉」には様々なヴァージョンがあ
ります。もともとは教会で演奏するための小オーケストラのためのものだった
(1785年)のが、その後弦楽四重奏曲、鍵盤楽曲、そして大規模なオラトリオ
と変貌を遂げます。ここで演奏されているのは1787年の鍵盤楽器バージョン。
ハイドン自身が監修、校訂したもの。ハイドンは出版社に「とても上質で配慮
の行き届いた作業がなされた」ことに礼を述べています。
ヤロスラフ・トゥーマが、ウィーンのワルター社製フォルテピアノ(1806年)
のレプリカで演奏、これまた上質です。

PRD 350113  2枚組  \3300
ヒンデミット:弦楽四重奏曲全集
第1番 ヘ短調 op10,第2番 ハ長調 op16,第3番 op22,第4番 op32,
第5番 変ホ長調,第6番 変ホ長調
コチアン四重奏団
旧PRD.250113の再発ですが、3CDを2CDにまとめ、2枚で1時間51分35秒という長
時間お徳用パックになっています。ヒンデミットの激動の四半世紀がこめられ
た6曲が、コチアン四重奏団の鮮やかなボーイングで綴られています。





<BRIDGE>
BCD 9142  \2080
グレチャニコフ:歌曲集
雪片,猫やなぎ,小さな子牛について,森の中で,親指トム,地の精たち,夜,
霜,ユキノハナ,妖精の歌,鋭い斧で,子守歌,夜、彼女はあなたのものだっ
た,子守歌,鐘を集める人,晩,夜,君を愛す,遠い国を夢見る,晩、悲しい
夢の時,猫,初雪,古いアガシュカ,祈る人,花,若者,辛く泣いている,
酌人に,晩,日没の薔薇色の反射,小斑点をつけられためん鳥,子守歌,タリ
タリ
ジョージン・レジック(S),ウォーレン・ジョーンズ(P)
録音:1996年12月
アレクサンドル・グレチャニノフ(1864−1956)は、素晴らしい歌曲を多数
(250曲とも)作曲しています。ロシア革命を機にフランスを経て合衆国に亡
命、どうもこれが原因で歌曲作曲家としてのグレチャニコフはあまり評価され
ないままになってしまったようです。近代にも世紀末にも背を向けたようなグ
レチャニコフのやさしさたっぷりの音楽は一度聞けば虜になってしまうでしょ
う。おそらく一番有名なレールモントフの詩による子守歌ももちろん収録。
レジックはアメリカ人のソプラノ、とてもたおやかで伸びる声が最適。

BCD 9144  \2080
ニュー・ミュージック・ウィズ・ギター 第6巻
マイケル・スタロビン:ジョシュア変奏曲(ソロ・ギター),
ジョージ・クラム:犬の世界(ギターとパーカッション)
デイヴィッド・リプタク:フォルラーヌ(ソロ・ギター),
メリンダ・ワグナー:アラベスク(ソロ・ギター),
リチャード・ウェルニク:トロカイック・トロット(ソロ・ギター),
グンター・シュラー:幻想組曲(ソロ・ギター),
ポール・ランスキ:恥知らずなサラバンド(ソロ・ギター),
エリオット・カーター:
ルイメン(トランペット,トロンボーン,ハープ,マンドリン,ギター,ヴィ
ヴラフォン)
デイヴィッド・スタロビン(G)
ジョージ・クラム(パーカッション)
ウィリアム・パーヴィス(指)スペキュラム・ムジカエ
BRIDGE社の創設者にして名ギタリスト、デイヴィッド・スタロビンの意欲企画。
今回は何と言ってもジョージ・クラムが実際にパーカッションを叩いている犬
の世界(しかもラテン語でムンドゥス・カニスと題されています)。
 
<Grand slam>
GS 2005  \2250
モノラル
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
フルトヴェングラー(指)ウィーン・フィル
録音:1944年12月19日 ウィーン・ムジークフェラインザール
1953年、米ウラニア社から発売され、すぐに発売が中止され、幻と化した、あ
まりにも有名な“ウラニアのエロイカ”です。この録音はその後数多くのレー
ベルからLP,CDとなって発売され、今もなお「英雄」の最高の演奏とされている
ものです。今回、フルトヴェングラーの没後50周年を記念し、状態の良いもの
は中古市場で最低でも20万円はすると言われる最初期の米ウラニア盤LP
URLP7095より直接復刻したCDを制作しました。
■制作者、平林直哉氏よりの今回のCD制作のポイントについて
●望みうる最上の音質
一部の除去出来ないノイズを除き、全体的には50年前のLPとしては非常にノイ
ズの少ない、望みうる最上の状態で復刻しました。
●修正したピッチでの復刻
このウラニアのLPは通常の33・1/3rpmで再生すると、約半音も高くカッティン
グされています。これをそのまま復刻したCD、CD-Rがいくつか知られています
が、このCDではピッチを修正して復刻してあります。また、この事実を確認し
ていただくために、今回のCDにはオリジナルLPを33・1/3rpmで再生した第1楽
章を〈ボーナス・トラック〉として付けます。
●特定された日付
従来、この録音は1944年12月16日-20日の頃の録音で、正確な日付けは不明と
されていました。しかし、アメリカ人研究家マイケル・グレイ氏は、最近にな
って当時の録音台帳のコピーを入手、それによると12月19日であることが判明
しました。さらに、このCDではその録音台帳のコピーもブックレットに掲載す
る予定です。
●詳細な解説
このCDではこの録音の小史についてはもちろんのこと、ピッチについて、ある
いは日付についての報告をマイケル・グレイ氏に行ってもらう予定で、オリジ
ナルの英文と、その邦文訳を掲載します。






<harmonia mundi Farnce>
HMC 901834  \2080
マルタン:無伴奏二重合唱のためのミサ,アリエルの5つの歌
メシアン:5つのルシャン,ああ聖餐よ
ダニエル・ロイス(指)RIAS室内合唱団
現在世界最高の合唱団のRIAS室内合唱団、しかしまさかマルタンとメシアンの
この二つの傑作合唱曲を1枚にいれるとは!
近代宗教音楽の大傑作として広く人気のあるマルタンの無伴奏二重合唱のため
のミサは、1922年から作曲され、1926年に初演されたもの。マルタンがその後
半世紀近く再演の許可を出さなかったことでも知られています。無伴奏合唱の
頂点に君臨するような作品ですから録音も少なくないものの、やはりRIAS室内
合唱団はすごい!響きの純粋な美しさ、驚異的な精度の高さはもちろん、多く
の団体がピッチリ合わせようと目の色変えて力んでしまっているのに対し、
RIAS室内合唱団はさも当然とばかりの緻密なアンサンブルな上、やわらかく自
在に音のブレンド具合を微妙に変えて驚くほどの豊かさを得ているのです。
メシアンの5つのルシャンは、トゥランガリーラ交響曲が初演された1949年の作
品(この二曲とハラウィで「トリスタン」三部作と呼ばれます)。メシアンな
らではの緻密に織り込まれた精巧な美音から浮かび上がる官能性がたまりませ
ん。

HMC 901824  \2080
ドヴォルザーク:歌曲集
愛の歌 op.83 B160,クラローヴェー・ドヴールの写本による歌曲集 op.7 B30,
4つの歌曲 op.2 B124,エリシュカ・クラースノホルスカーの詩による愛の歌,
4つの歌曲 op.82 B.157,4つの歌曲「民謡調で」 op.73 B146,
歌曲集「ジプシーの歌」 op.55 B104
ベルナルダ・フィンク(Ms)
ロジャー・ヴィニョールス(P)
録音:2003年5月
ドヴォルザークの魅力といえば何といっても素朴で親しみやすいメロディー。
そんなドヴォルザークが歌曲を好んでいたのは当然で、生涯に実に百曲近い歌
曲を残しています。民謡調の優しい歌を聞いていると、ひたひたと心に沁みて
いつしかホッと安堵させられます。しかし残念なことに言葉の問題からことに
日本では決して有名ではありません。何とももったいないことです。ここでは
アルゼンチン生まれのメッゾソプラノ、ベルナルダ・フィンクが全部で33の歌
曲を原語で歌っています。彼女のすっきりと素直で木目調の声がこれほどド
ヴォルザークにピッタリだったとは!心地よい音楽にどっぷりとつかる安らぎ
をどうぞ!






<HUNGAROTON>
HCD 32294  \1980
「レガシーズ 5 - ライヴ・レコーディングス1989−1999 /アマディンダ & フ
レンズ」
アウレール・ホッロー:ア・バースデイ・ソング・フォー・アス
ガフ−アフリカの伝統音楽(ガーナ)
ガーボル・プレッシェル:ドラム・ストリート・ブルース
ジョゲ・ブンブン−インドネシアの伝統音楽(バリ)
ベン・バーニー:スウィート・ジョージア・ブラウン
Agbadza−アフリカの伝統音楽(ガーナ)
アウレール・ホッロー:…ジョンのために…
オテア−ポリネシアの伝統音楽(タヒチ)
ガーボル・プレッシェル(詞) ドゥシャーン・ステヴァノヴィチ(曲):
どうしてうまくいかないの?
アマディンダ・パーカッション・グループ
[ゲスト]
ゾルターン・コチシュ(P、打楽器)
ガーボル・プレッシェル(P、Vo、ビブラフォン、打楽器)
ヤーノシュ・カラーチョニ(G、Vo)
ラースロー・デシュ(ソプラノSax)
コルネール・ホルヴァート、・ティボル・ネメシュ、
ジョルト・シャールカーニ、べネデク・トート(打楽器)
ライヒやケージの作品演奏で知られる第一級の打楽器集団アマディンダ。10年
分のライヴ音源より編んだ最新作は、趣向を変えてガムランなどワールド・
ミュージックを織り交ぜているのが珍しいところ。また、コチシュら豪華ゲス
トとのコラボからグループの活動域の幅広さがうかがえます。肝心の録音状態
も万全で、リズムがビシビシとカラダに届く刺激的なアルバム。

HCD 32286  \1980
ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ(1697−1773):
6つのフルート四重奏曲 第1-6番
マリア・オレシキェーヴィチ(フラウト・トラヴェルソ) 
エリザベス・フィールド(バロックVn) 
ダニエル・イライアー(バロックVa) 
ステファニー・ヴィアル(バロックVc) 
デイヴィッド・シュレンバーグ(Cem)
録音:2003年6月14−16日アメリカ・マサチューセッツ州ロスリンデイル、
ザ・ソニック・テンプル
ずば抜けたフルート奏者で数多くの作品を残し、名著「フルート演奏法試論」
や新たな楽器の開発まで手がけ、今日のフルート音楽に絶大な影響を及ぼした
クヴァンツ。エマニュエル・バッハと並び、かのフリードリヒ大王の宮廷音楽
家として仕え、フルートの師をつとめあげました。世界初録音の四重奏も、そ
んなクヴァンツの才がギッシリと詰め込まれたもので後期バロックあたりに目
がない方は要チェック。オリジナル楽器のフレッシュな響きもまた魅力の一枚
です。

HCD 32234  \1980
タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲集Vol.2
ハ長調D.7、ニ長調D.20、イ長調D.90、ニ長調D.17
ラースロー・パウリク(Vn)
ジェルジ・ヴァシェギ(指 & 通奏低音)
オルフェオ管弦楽団(同時代楽器使用)
録音:2003年4月9−10、12−13日フンガロトン・スタジオ
18世紀のヴィルトゥオーゾ、タルティーニが残した膨大な数に及ぶヴァイオリ
ン協奏曲。それでも近年、着実に進むカタログの充実ぶりには驚くべきものが
あります。第1集(HCD.32045)から2年ぶり、目下売り出し中のパウリクとヨ
ーロッパを席捲中の古楽団体オルフェオ管が再び登場。小編成で引き締まった
響きのオケ(1st Vn、2nd Vn 各3、Va 2、Vc 2、Cb 1、テオルボ & バロック
・ギター 1、通奏低音&Org 1)に乗せて、ソロが気持ち良く歌い上げます。た
とえばD.20は転調の妙が織り成す美に魅力。装飾を効かせたヴァイオリンは鳥
のさえずりのよう。すべてヴァシェギ校訂による自筆譜を使用。

HCD 32225/26  2枚組  \3960
バッハ:ヨハネ受難曲BWV.245
ヨージェフ・レーティ(T, 福音史家)
ジェルジ・メリシュ(Br, イエス) マグダ・カルマール(S) 
ユーリア・ハマリ(A) ブルース・アベ(Bs, ピラト) 
アッティラ・フュレプ(T)コロシュ・コヴァーチ(Bs, ペテロ) 
ジェルジ・レヘル(指)
ブダペスト・フェレンツ・リスト室内O, 
フェレンツ・リスト音楽院室内Cho
録音:1971年
ハンガリーのスター・キャストを揃えたバッハ。ドイツ語歌唱です。

=ハンガリーの現代作品=
HCD 32212  \1980
シャーンドル・バラッシャ(b.1935):
フン族の谷(アンニヴィエール峡谷) Op.69(1999)
チャバ皇子Op.46(1993)
ムチャ舞曲集Op.50(1994)
ハンガリー放送SO
ラスロー・コヴァーチ、タマーシュ・ヴァーシャリ(指)
コンツェントゥス・フンガリクス

HCD 32246  \1980
エルジェーベト・セーニ(b.1924):
オルガン協奏曲
6つの中世の聖歌(シャーンドル・シクによる現代譜校訂)
五重奏曲-ハープと弦楽四重奏のための
ランツァ・デル・ヴァストの詩による歌曲-第3番、第6番
2台ピアノのための組曲「イェルサレム画」
ガーボル・レホトカ(Org)ジュラ・ネーメト(指)ハンガリー国立O
イシュトヴァーン・ヴァールダイ(指)
ペーチ大学女声Cho, E.ファルディ(S) Z.エルデーイ(Vn) 
J.ムリン(Va) I.ヤンジェー(Vc) I.ラカトシュ(Hp)
C.キラーイ(Org) F.サボー(Perc)
アンドレア・コチシュ(Hp)ダヌビウスSQ
マルティーヌ・ド・カーン(S) ジルベール・ド・グレーヴ(P)
エグリ & ペルティス・ピアノ・デュオ0

HCD 18268  \1980
「アレルヤ-中央ヨーロッパの復活祭」
カティ・スヴォラーク(Vo)
モナルキア・オーケストラ





<OPUS111>
OP 30396  \1980
ド・ロワイエ:
ギターと弦楽オーケストラのための協奏曲 op.16,
ギターのための3つの協奏二重奏曲(第1番 イ長調,第2番ハ長調,第3番 
ホ短調)
フィリップ・スピノージ(G),
ジャン=クリストフ・スピノージ(指)アンサンブル・マテウス
デュオ・スピノージ〔ジョジアーヌ・ラベマナンジャラ(G),
フィリップ・スピノージ(G)〕
録音:2001年12月
フランス革命期の知られざる作曲家の傑作が発掘!
アントワーヌ・ド・ロワイエ (1768-1852)はフランス中南部、オーヴェルニュ
ー地方のクレルモン・フェランの生まれ。幼い頃にギターを知り、1774年にパ
リに移住して本格的に学び、やがてパリでも屈指のギターの名手として活躍し
ました。一方軍人としても知られており、ルイ14世の護衛についたり、コブレ
ンツに亡命していた後のルイ18世の軍隊に入って戦場で名を上げたり。かと思
えば1804年にはザンクト・ペテルブルグの宮廷に音楽家として雇われ10年間も
厚遇されたとか。さらに国王になったルイ18世のもとでも厚遇されたものの、
1830年の七月革命で失脚、貧困の中亡くなったそうです。何という波乱万丈の
人生!音楽はいかにも革命期のフランスの音楽らしいキビキビとした鋭い生命
力と高度な技巧が施された華やかさがあるもので、これぞまさにフランス・ギ
ター革命。時代物のギターを使ったデュオ・スピノージと、J-C・スピノージ
とアンサンブル・マテウスのズバリとした伴奏が、刺激と楽しさを振りまいて
くれています。





<naive>
V 4984  \1680
“至高の婚礼音楽”
ベンチーニ:アヴェ・マリア・ステッラ
アルビノーニ:アダージョ,
ヴィヴァルディ:処女マリアのヴェスプレ
ヘンデル(モーツァルト編):「メサイア」−ハレルヤ,
バッハ:
トッカータとフーガ ニ短調,「目覚めよと呼ぶ声あり」,
「憧れて探し求めん」,ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲−アレグロ
ペルゴレージ:スターバト・マーテルから
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番−第2楽章,
シューベルト:アヴェ・マリア
メンデルスゾーン:「夏の夜の夢」−結婚行進曲
ワーグナー:「ローエングリーン」−結婚行進曲
フォーレ:エレジー  他
豪華な演奏者たち
naiveの音源から結婚式でよく使われたり結婚式にふさわしい音楽を集めたコ
ンピレーション。結婚式音楽の“両横綱”、メンデルスゾーンとワーグナーの
結婚行進曲からバロック時代の美しい音楽、さらにはゴスペルまで入っている
お徳用です。演奏者はもちろんnaiveが誇る豪華な人たちばかり。
値段もお幸せ価格。





<PRAGA>
PR 50021  \1150
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 作品73「皇帝」
ベートーヴェン:交響曲第4番
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(P)
ヴァーツラフ・スメターチェク(指)プラハ交響楽団
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1957年5月29日,1955年6月3日、プラハ
1993年に国内盤扱いで発売され、レコード芸術誌で宇野功芳、高橋昭両氏から
絶賛され特選をとった天下御免の名盤。ことに「皇帝」は若きミケランジェリ
と名匠スメターチェクのガップリ四つの白熱した名演に宇野氏が激賞。「速い
テンポで若々しく、華やかに、胸がすくように弾き上げる。奔放さも十分だ」
「最大限にテンポの緩急をつけ、念を押すように語りかけたり颯爽と突き進ん
だり、傍若無人の感もあるとはいえ、それを支えるテクニックに淀みがないの
で、一気に聴かされてしまう。」と絶賛しています。これは聞かねば!ムラ
ヴィンスキーのベートーヴェンももちろん壮絶演奏。

PR 54047  \1150
バルトーク:
弦楽器と打楽器とチェレスタのための音楽,
管弦楽のための協奏曲
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
ジェルジ・レヘル(指)チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1967年5月24日、プラハ
7ムラヴィンスキーが指揮したバルトークの弦楽器と打楽器とチェレスタのた
めの音楽というと1965年のモスクワ・ライブが有名ですが、このプラハでのラ
イブもかなりの豪演。ムラヴィンスキーはアンサンブルをビシっと合わせるに
飽き足らず、一部の隙もないところにさらに容赦なく攻めて攻めて!さしもの
猛烈オーケストラもギシギシ軋む、スリリング!
ジェルジ・レヘル(1926-1990)は知る人ぞ知るハンガリーの名匠。こちらは
大らかで民族色豊かな演奏です。

PR 50017  \1150
ハチャトゥリヤン:
ピアノ協奏曲 変ニ長調,ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
レフ・オボーリン(P),
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
ダヴィド・オイストラフ(Vn),
ラファエル・クーベリック(指)プラハ交響楽団
録音:1946年6月1日,1947年5月15日,プラハ
このCDはちょっとそんじょそこらのハチャトゥリヤンものとは訳が違います。
ハチャトゥリヤンのピアノ協奏曲はオボーリンが初演、オボーリンに献呈され
たもの、同様にヴァイオリン協奏曲もオイストラフが初演、そして献呈された
もの。これ以上のお墨付きもないでしょう。もちろん演奏も極上!鮮やかな
テクニックと民族色が共に生かされています。しかも伴奏がムラヴィンスキー
とクーベリック!ことにムラヴィンスキーはレニングラード・フィル以外との
演奏はこのチェコ・フィルだけで、それも生涯にたった4プログラム!大変貴
重な録音です。

PR 54006  \1150
ドヴォルザーク:
ヴァイオリン協奏曲 イ長調 op.53,
交響曲第8番 ト長調 op.88
ダヴィッド・オイストラフ(Vn)
カレル・アンチェル(指)
プラハ放送交響楽団,チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1950年5月,1960年11月,プラハ
近年人気の高いアンチェル、そのプラハでのライブです。意外にもアンチェル
とチェコ・フィルの組合せによるドヴォルザークの第8交響曲はこれが唯一の
録音。

PR 50101  \1150
ドヴォルザーク:
交響曲第9番 「新世界より」
序曲「自然の王国で」Op.91
ロンドOp.94
森の静けさOp.68−5
ヴァーツラフ・ノイマン(指)チェコ・フィル
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)チェコ・フィル
ミハル・カニュカ(Vc)
トマーシュ・コウトニーク(指)オストラヴァ・ヤナーチェク・フィル
録音:1971年1月4日、1972年12月、1992年9月
ノイマンとチェコ・フィルの相性の良さは数々の名演、名盤で証明されていま
す。ことに新世界交響曲は何度も録音されている定番。この録音はチェコ・
フィルの首席指揮者に就任して3年ほどの頃のもの、両者が実にいい関係だっ
たことがバッチリわかる演奏です。

PR 50015  \1150
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ集
第2番 ニ短調op.14,第6番 イ長調 op.82,第9番 ハ長調 op.103
スヴェトスラフ・リヒテル(P)
録音:1966年2月2日,1965年11月16日,1956年12月6日,プラハ
これも国内盤発売時にレコード芸術で準特選をとったもの。日本人が知ってい
る「薄闇の中の内気なピアニスト」リヒテルと違って、この壮年のリヒテルの
バリバリに腕の鳴る演奏はもう次元が違います。バリッとしたメリハリの強い
音楽でプロコフィエフのモダニズムを完璧に芯で捉えていて、当たればホーム
ランという豪快さ。エネルギーの漲った演奏って、ただただ快感です。

PR 54056  \1150
ショパン:
練習曲集 op.10−第4番 「別れの曲」,第10番 変イ長調,第11番 変ホ長調,
練習曲集 op.25−第5番 ホ短調,第8番 変ニ長調,第11番 「木枯し」,
第12番 ハ短調,夜想曲第18番,第19番,ポロネーズ第7番 
「幻想ポロネーズ」
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第2番 op.19,第5番 op.53
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
録音:1988年7月15/20日(練習曲),
1972年10月18日(夜想曲,幻想ポロネーズ),
1972年9月24日(スクリャービン),以上プラハ
リヒテルのショパンは、しばしばありがちな安っぽい感傷さや気取りを排し、
厳しい目で吟味されたもの。上質の蒸留酒のような気品ある格調の高さはまず
他の人からは聞けないものです。
スクリャービンも、扇情的な官能性を抑えて、クリアでかつ強力な燃焼のある
青い炎の音楽。

PR 50065  \1150
コダーイ:室内楽作品集
チェロとピアノのためのソナチネ,インテルメッツォ,アダージョ,
ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲,無伴奏チェロ・ソナタ
ミクローシュ・ペレーニ(Vc),ロラーント・スーチ(P)
チェコ弦楽三重奏団
イゴール・ガヴリシュ,タチヤーナ・サドフスカヤ
ヨゼフ・スーク(Vn)アンドレ・ナヴァラ(Vc)
ピエール・フルニエ(Vc)
録音:1979年11月11日、1967年9月5日、1959年5月18日
ペレーニのソナチネから始まって、スーク、ナヴァラ、とどめにフルニエの
無伴奏と、豪華な面々です。

PR 50024  \1150
フランク:
ヴァイオリン・ソナタ イ長調,弦楽四重奏曲 ニ長調
ギドン・クレーメル(Vn),オレグ・マイセンベルク(P)
プラハ四重奏団〔ブジェティスラフ・ノヴォトニー(Vn),カレル・ブジビル
(Vn),ルボミール・マリー(Va),ヤン・シルツ(Vc)〕
録音:1980年6月18日,1978年2月14日,プラハ
調べてみて驚いた、まさかクレーメルの弾いたフランクのバイオリン・ソナタ
の録音はこれしかない?ウソのようですが、本当のようです。2003年の来日
公演では、交響曲のヴァイオリンとピアノ用編曲版なんてものを弾いてしま
うクレーメル、なぜにソナタがない?ということで、大変貴重な録音です。

PR 54016  \1150
ラヴェル:ヴァイオリン作品集
ヴァイオリン・ソナタ(1897)
ハバネラ形式の小品
ヴァイオリンとチェロのためのソナタ
ヴァイオリン・ソナタ
ツィガーヌ
ヨセフ・スーク(Vn),ヨゼフ・ハーラ(P)
ヨセフ・スーク(Vn),アンドレ・ナヴァラ(Vc),
ダヴィド・オイストラフ(Vn),フリーダ・バウアー(P)
ダヴィド・オイストラフ(Vn),ウラディミール・ヤンポリスキ(P)
スークとオイストラフという、全くタイプの異なる二人のヴァイオリニストの
ラヴェルが楽しめます。スークの清廉なヴァイオリンはラヴェルとはあわなさ
そうに思えて、初期のヴァイオリン・ソナタにしてもハバネラ形式の小品にし
ても淡麗さが新鮮です。一方のオイストラフの妖艶豊満なツィガーヌはさすが。
 
<Grand slam>
GS 2005  \2250
モノラル
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
フルトヴェングラー(指)ウィーン・フィル
録音:1944年12月19日 ウィーン・ムジークフェラインザール
1953年、米ウラニア社から発売され、すぐに発売が中止され、幻と化した、あ
まりにも有名な“ウラニアのエロイカ”です。この録音はその後数多くのレー
ベルからLP,CDとなって発売され、今もなお「英雄」の最高の演奏とされている
ものです。今回、フルトヴェングラーの没後50周年を記念し、状態の良いもの
は中古市場で最低でも20万円はすると言われる最初期の米ウラニア盤LP
URLP7095より直接復刻したCDを制作しました。
■制作者、平林直哉氏よりの今回のCD制作のポイントについて
●望みうる最上の音質
一部の除去出来ないノイズを除き、全体的には50年前のLPとしては非常にノイ
ズの少ない、望みうる最上の状態で復刻しました。
●修正したピッチでの復刻
このウラニアのLPは通常の33・1/3rpmで再生すると、約半音も高くカッティン
グされています。これをそのまま復刻したCD、CD-Rがいくつか知られています
が、このCDではピッチを修正して復刻してあります。また、この事実を確認し
ていただくために、今回のCDにはオリジナルLPを33・1/3rpmで再生した第1楽
章を〈ボーナス・トラック〉として付けます。
●特定された日付
従来、この録音は1944年12月16日-20日の頃の録音で、正確な日付けは不明と
されていました。しかし、アメリカ人研究家マイケル・グレイ氏は、最近にな
って当時の録音台帳のコピーを入手、それによると12月19日であることが判明
しました。さらに、このCDではその録音台帳のコピーもブックレットに掲載す
る予定です。
●詳細な解説
このCDではこの録音の小史についてはもちろんのこと、ピッチについて、ある
いは日付についての報告をマイケル・グレイ氏に行ってもらう予定で、オリジ
ナルの英文と、その邦文訳を掲載します。






<harmonia mundi Farnce>
HMC 901834  \2080
マルタン:無伴奏二重合唱のためのミサ,アリエルの5つの歌
メシアン:5つのルシャン,ああ聖餐よ
ダニエル・ロイス(指)RIAS室内合唱団
現在世界最高の合唱団のRIAS室内合唱団、しかしまさかマルタンとメシアンの
この二つの傑作合唱曲を1枚にいれるとは!
近代宗教音楽の大傑作として広く人気のあるマルタンの無伴奏二重合唱のため
のミサは、1922年から作曲され、1926年に初演されたもの。マルタンがその後
半世紀近く再演の許可を出さなかったことでも知られています。無伴奏合唱の
頂点に君臨するような作品ですから録音も少なくないものの、やはりRIAS室内
合唱団はすごい!響きの純粋な美しさ、驚異的な精度の高さはもちろん、多く
の団体がピッチリ合わせようと目の色変えて力んでしまっているのに対し、
RIAS室内合唱団はさも当然とばかりの緻密なアンサンブルな上、やわらかく自
在に音のブレンド具合を微妙に変えて驚くほどの豊かさを得ているのです。
メシアンの5つのルシャンは、トゥランガリーラ交響曲が初演された1949年の作
品(この二曲とハラウィで「トリスタン」三部作と呼ばれます)。メシアンな
らではの緻密に織り込まれた精巧な美音から浮かび上がる官能性がたまりませ
ん。

HMC 901824  \2080
ドヴォルザーク:歌曲集
愛の歌 op.83 B160,クラローヴェー・ドヴールの写本による歌曲集 op.7 B30,
4つの歌曲 op.2 B124,エリシュカ・クラースノホルスカーの詩による愛の歌,
4つの歌曲 op.82 B.157,4つの歌曲「民謡調で」 op.73 B146,
歌曲集「ジプシーの歌」 op.55 B104
ベルナルダ・フィンク(Ms)
ロジャー・ヴィニョールス(P)
録音:2003年5月
ドヴォルザークの魅力といえば何といっても素朴で親しみやすいメロディー。
そんなドヴォルザークが歌曲を好んでいたのは当然で、生涯に実に百曲近い歌
曲を残しています。民謡調の優しい歌を聞いていると、ひたひたと心に沁みて
いつしかホッと安堵させられます。しかし残念なことに言葉の問題からことに
日本では決して有名ではありません。何とももったいないことです。ここでは
アルゼンチン生まれのメッゾソプラノ、ベルナルダ・フィンクが全部で33の歌
曲を原語で歌っています。彼女のすっきりと素直で木目調の声がこれほどド
ヴォルザークにピッタリだったとは!心地よい音楽にどっぷりとつかる安らぎ
をどうぞ!






<HUNGAROTON>
HCD 32294  \1980
「レガシーズ 5 - ライヴ・レコーディングス1989−1999 /アマディンダ & フ
レンズ」
アウレール・ホッロー:ア・バースデイ・ソング・フォー・アス
ガフ−アフリカの伝統音楽(ガーナ)
ガーボル・プレッシェル:ドラム・ストリート・ブルース
ジョゲ・ブンブン−インドネシアの伝統音楽(バリ)
ベン・バーニー:スウィート・ジョージア・ブラウン
Agbadza−アフリカの伝統音楽(ガーナ)
アウレール・ホッロー:…ジョンのために…
オテア−ポリネシアの伝統音楽(タヒチ)
ガーボル・プレッシェル(詞) ドゥシャーン・ステヴァノヴィチ(曲):
どうしてうまくいかないの?
アマディンダ・パーカッション・グループ
[ゲスト]
ゾルターン・コチシュ(P、打楽器)
ガーボル・プレッシェル(P、Vo、ビブラフォン、打楽器)
ヤーノシュ・カラーチョニ(G、Vo)
ラースロー・デシュ(ソプラノSax)
コルネール・ホルヴァート、・ティボル・ネメシュ、
ジョルト・シャールカーニ、べネデク・トート(打楽器)
ライヒやケージの作品演奏で知られる第一級の打楽器集団アマディンダ。10年
分のライヴ音源より編んだ最新作は、趣向を変えてガムランなどワールド・
ミュージックを織り交ぜているのが珍しいところ。また、コチシュら豪華ゲス
トとのコラボからグループの活動域の幅広さがうかがえます。肝心の録音状態
も万全で、リズムがビシビシとカラダに届く刺激的なアルバム。

HCD 32286  \1980
ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ(1697−1773):
6つのフルート四重奏曲 第1-6番
マリア・オレシキェーヴィチ(フラウト・トラヴェルソ) 
エリザベス・フィールド(バロックVn) 
ダニエル・イライアー(バロックVa) 
ステファニー・ヴィアル(バロックVc) 
デイヴィッド・シュレンバーグ(Cem)
録音:2003年6月14−16日アメリカ・マサチューセッツ州ロスリンデイル、
ザ・ソニック・テンプル
ずば抜けたフルート奏者で数多くの作品を残し、名著「フルート演奏法試論」
や新たな楽器の開発まで手がけ、今日のフルート音楽に絶大な影響を及ぼした
クヴァンツ。エマニュエル・バッハと並び、かのフリードリヒ大王の宮廷音楽
家として仕え、フルートの師をつとめあげました。世界初録音の四重奏も、そ
んなクヴァンツの才がギッシリと詰め込まれたもので後期バロックあたりに目
がない方は要チェック。オリジナル楽器のフレッシュな響きもまた魅力の一枚
です。

HCD 32234  \1980
タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲集Vol.2
ハ長調D.7、ニ長調D.20、イ長調D.90、ニ長調D.17
ラースロー・パウリク(Vn)
ジェルジ・ヴァシェギ(指 & 通奏低音)
オルフェオ管弦楽団(同時代楽器使用)
録音:2003年4月9−10、12−13日フンガロトン・スタジオ
18世紀のヴィルトゥオーゾ、タルティーニが残した膨大な数に及ぶヴァイオリ
ン協奏曲。それでも近年、着実に進むカタログの充実ぶりには驚くべきものが
あります。第1集(HCD.32045)から2年ぶり、目下売り出し中のパウリクとヨ
ーロッパを席捲中の古楽団体オルフェオ管が再び登場。小編成で引き締まった
響きのオケ(1st Vn、2nd Vn 各3、Va 2、Vc 2、Cb 1、テオルボ & バロック
・ギター 1、通奏低音&Org 1)に乗せて、ソロが気持ち良く歌い上げます。た
とえばD.20は転調の妙が織り成す美に魅力。装飾を効かせたヴァイオリンは鳥
のさえずりのよう。すべてヴァシェギ校訂による自筆譜を使用。

HCD 32225/26  2枚組  \3960
バッハ:ヨハネ受難曲BWV.245
ヨージェフ・レーティ(T, 福音史家)
ジェルジ・メリシュ(Br, イエス) マグダ・カルマール(S) 
ユーリア・ハマリ(A) ブルース・アベ(Bs, ピラト) 
アッティラ・フュレプ(T)コロシュ・コヴァーチ(Bs, ペテロ) 
ジェルジ・レヘル(指)
ブダペスト・フェレンツ・リスト室内O, 
フェレンツ・リスト音楽院室内Cho
録音:1971年
ハンガリーのスター・キャストを揃えたバッハ。ドイツ語歌唱です。

=ハンガリーの現代作品=
HCD 32212  \1980
シャーンドル・バラッシャ(b.1935):
フン族の谷(アンニヴィエール峡谷) Op.69(1999)
チャバ皇子Op.46(1993)
ムチャ舞曲集Op.50(1994)
ハンガリー放送SO
ラスロー・コヴァーチ、タマーシュ・ヴァーシャリ(指)
コンツェントゥス・フンガリクス

HCD 32246  \1980
エルジェーベト・セーニ(b.1924):
オルガン協奏曲
6つの中世の聖歌(シャーンドル・シクによる現代譜校訂)
五重奏曲-ハープと弦楽四重奏のための
ランツァ・デル・ヴァストの詩による歌曲-第3番、第6番
2台ピアノのための組曲「イェルサレム画」
ガーボル・レホトカ(Org)ジュラ・ネーメト(指)ハンガリー国立O
イシュトヴァーン・ヴァールダイ(指)
ペーチ大学女声Cho, E.ファルディ(S) Z.エルデーイ(Vn) 
J.ムリン(Va) I.ヤンジェー(Vc) I.ラカトシュ(Hp)
C.キラーイ(Org) F.サボー(Perc)
アンドレア・コチシュ(Hp)ダヌビウスSQ
マルティーヌ・ド・カーン(S) ジルベール・ド・グレーヴ(P)
エグリ & ペルティス・ピアノ・デュオ0

HCD 18268  \1980
「アレルヤ-中央ヨーロッパの復活祭」
カティ・スヴォラーク(Vo)
モナルキア・オーケストラ





<OPUS111>
OP 30396  \1980
ド・ロワイエ:
ギターと弦楽オーケストラのための協奏曲 op.16,
ギターのための3つの協奏二重奏曲(第1番 イ長調,第2番ハ長調,第3番 
ホ短調)
フィリップ・スピノージ(G),
ジャン=クリストフ・スピノージ(指)アンサンブル・マテウス
デュオ・スピノージ〔ジョジアーヌ・ラベマナンジャラ(G),
フィリップ・スピノージ(G)〕
録音:2001年12月
フランス革命期の知られざる作曲家の傑作が発掘!
アントワーヌ・ド・ロワイエ (1768-1852)はフランス中南部、オーヴェルニュ
ー地方のクレルモン・フェランの生まれ。幼い頃にギターを知り、1774年にパ
リに移住して本格的に学び、やがてパリでも屈指のギターの名手として活躍し
ました。一方軍人としても知られており、ルイ14世の護衛についたり、コブレ
ンツに亡命していた後のルイ18世の軍隊に入って戦場で名を上げたり。かと思
えば1804年にはザンクト・ペテルブルグの宮廷に音楽家として雇われ10年間も
厚遇されたとか。さらに国王になったルイ18世のもとでも厚遇されたものの、
1830年の七月革命で失脚、貧困の中亡くなったそうです。何という波乱万丈の
人生!音楽はいかにも革命期のフランスの音楽らしいキビキビとした鋭い生命
力と高度な技巧が施された華やかさがあるもので、これぞまさにフランス・ギ
ター革命。時代物のギターを使ったデュオ・スピノージと、J-C・スピノージ
とアンサンブル・マテウスのズバリとした伴奏が、刺激と楽しさを振りまいて
くれています。





<naive>
V 4984  \1680
“至高の婚礼音楽”
ベンチーニ:アヴェ・マリア・ステッラ
アルビノーニ:アダージョ,
ヴィヴァルディ:処女マリアのヴェスプレ
ヘンデル(モーツァルト編):「メサイア」−ハレルヤ,
バッハ:
トッカータとフーガ ニ短調,「目覚めよと呼ぶ声あり」,
「憧れて探し求めん」,ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲−アレグロ
ペルゴレージ:スターバト・マーテルから
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番−第2楽章,
シューベルト:アヴェ・マリア
メンデルスゾーン:「夏の夜の夢」−結婚行進曲
ワーグナー:「ローエングリーン」−結婚行進曲
フォーレ:エレジー  他
豪華な演奏者たち
naiveの音源から結婚式でよく使われたり結婚式にふさわしい音楽を集めたコ
ンピレーション。結婚式音楽の“両横綱”、メンデルスゾーンとワーグナーの
結婚行進曲からバロック時代の美しい音楽、さらにはゴスペルまで入っている
お徳用です。演奏者はもちろんnaiveが誇る豪華な人たちばかり。
値段もお幸せ価格。





<PRAGA>
PR 50021  \1150
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 作品73「皇帝」
ベートーヴェン:交響曲第4番
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(P)
ヴァーツラフ・スメターチェク(指)プラハ交響楽団
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1957年5月29日,1955年6月3日、プラハ
1993年に国内盤扱いで発売され、レコード芸術誌で宇野功芳、高橋昭両氏から
絶賛され特選をとった天下御免の名盤。ことに「皇帝」は若きミケランジェリ
と名匠スメターチェクのガップリ四つの白熱した名演に宇野氏が激賞。「速い
テンポで若々しく、華やかに、胸がすくように弾き上げる。奔放さも十分だ」
「最大限にテンポの緩急をつけ、念を押すように語りかけたり颯爽と突き進ん
だり、傍若無人の感もあるとはいえ、それを支えるテクニックに淀みがないの
で、一気に聴かされてしまう。」と絶賛しています。これは聞かねば!ムラ
ヴィンスキーのベートーヴェンももちろん壮絶演奏。

PR 54047  \1150
バルトーク:
弦楽器と打楽器とチェレスタのための音楽,
管弦楽のための協奏曲
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
ジェルジ・レヘル(指)チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1967年5月24日、プラハ
7ムラヴィンスキーが指揮したバルトークの弦楽器と打楽器とチェレスタのた
めの音楽というと1965年のモスクワ・ライブが有名ですが、このプラハでのラ
イブもかなりの豪演。ムラヴィンスキーはアンサンブルをビシっと合わせるに
飽き足らず、一部の隙もないところにさらに容赦なく攻めて攻めて!さしもの
猛烈オーケストラもギシギシ軋む、スリリング!
ジェルジ・レヘル(1926-1990)は知る人ぞ知るハンガリーの名匠。こちらは
大らかで民族色豊かな演奏です。

PR 50017  \1150
ハチャトゥリヤン:
ピアノ協奏曲 変ニ長調,ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
レフ・オボーリン(P),
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
ダヴィド・オイストラフ(Vn),
ラファエル・クーベリック(指)プラハ交響楽団
録音:1946年6月1日,1947年5月15日,プラハ
このCDはちょっとそんじょそこらのハチャトゥリヤンものとは訳が違います。
ハチャトゥリヤンのピアノ協奏曲はオボーリンが初演、オボーリンに献呈され
たもの、同様にヴァイオリン協奏曲もオイストラフが初演、そして献呈された
もの。これ以上のお墨付きもないでしょう。もちろん演奏も極上!鮮やかな
テクニックと民族色が共に生かされています。しかも伴奏がムラヴィンスキー
とクーベリック!ことにムラヴィンスキーはレニングラード・フィル以外との
演奏はこのチェコ・フィルだけで、それも生涯にたった4プログラム!大変貴
重な録音です。

PR 54006  \1150
ドヴォルザーク:
ヴァイオリン協奏曲 イ長調 op.53,
交響曲第8番 ト長調 op.88
ダヴィッド・オイストラフ(Vn)
カレル・アンチェル(指)
プラハ放送交響楽団,チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1950年5月,1960年11月,プラハ
近年人気の高いアンチェル、そのプラハでのライブです。意外にもアンチェル
とチェコ・フィルの組合せによるドヴォルザークの第8交響曲はこれが唯一の
録音。

PR 50101  \1150
ドヴォルザーク:
交響曲第9番 「新世界より」
序曲「自然の王国で」Op.91
ロンドOp.94
森の静けさOp.68−5
ヴァーツラフ・ノイマン(指)チェコ・フィル
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)チェコ・フィル
ミハル・カニュカ(Vc)
トマーシュ・コウトニーク(指)オストラヴァ・ヤナーチェク・フィル
録音:1971年1月4日、1972年12月、1992年9月
ノイマンとチェコ・フィルの相性の良さは数々の名演、名盤で証明されていま
す。ことに新世界交響曲は何度も録音されている定番。この録音はチェコ・
フィルの首席指揮者に就任して3年ほどの頃のもの、両者が実にいい関係だっ
たことがバッチリわかる演奏です。

PR 50015  \1150
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ集
第2番 ニ短調op.14,第6番 イ長調 op.82,第9番 ハ長調 op.103
スヴェトスラフ・リヒテル(P)
録音:1966年2月2日,1965年11月16日,1956年12月6日,プラハ
これも国内盤発売時にレコード芸術で準特選をとったもの。日本人が知ってい
る「薄闇の中の内気なピアニスト」リヒテルと違って、この壮年のリヒテルの
バリバリに腕の鳴る演奏はもう次元が違います。バリッとしたメリハリの強い
音楽でプロコフィエフのモダニズムを完璧に芯で捉えていて、当たればホーム
ランという豪快さ。エネルギーの漲った演奏って、ただただ快感です。

PR 54056  \1150
ショパン:
練習曲集 op.10−第4番 「別れの曲」,第10番 変イ長調,第11番 変ホ長調,
練習曲集 op.25−第5番 ホ短調,第8番 変ニ長調,第11番 「木枯し」,
第12番 ハ短調,夜想曲第18番,第19番,ポロネーズ第7番 
「幻想ポロネーズ」
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第2番 op.19,第5番 op.53
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
録音:1988年7月15/20日(練習曲),
1972年10月18日(夜想曲,幻想ポロネーズ),
1972年9月24日(スクリャービン),以上プラハ
リヒテルのショパンは、しばしばありがちな安っぽい感傷さや気取りを排し、
厳しい目で吟味されたもの。上質の蒸留酒のような気品ある格調の高さはまず
他の人からは聞けないものです。
スクリャービンも、扇情的な官能性を抑えて、クリアでかつ強力な燃焼のある
青い炎の音楽。

PR 50065  \1150
コダーイ:室内楽作品集
チェロとピアノのためのソナチネ,インテルメッツォ,アダージョ,
ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲,無伴奏チェロ・ソナタ
ミクローシュ・ペレーニ(Vc),ロラーント・スーチ(P)
チェコ弦楽三重奏団
イゴール・ガヴリシュ,タチヤーナ・サドフスカヤ
ヨゼフ・スーク(Vn)アンドレ・ナヴァラ(Vc)
ピエール・フルニエ(Vc)
録音:1979年11月11日、1967年9月5日、1959年5月18日
ペレーニのソナチネから始まって、スーク、ナヴァラ、とどめにフルニエの
無伴奏と、豪華な面々です。

PR 50024  \1150
フランク:
ヴァイオリン・ソナタ イ長調,弦楽四重奏曲 ニ長調
ギドン・クレーメル(Vn),オレグ・マイセンベルク(P)
プラハ四重奏団〔ブジェティスラフ・ノヴォトニー(Vn),カレル・ブジビル
(Vn),ルボミール・マリー(Va),ヤン・シルツ(Vc)〕
録音:1980年6月18日,1978年2月14日,プラハ
調べてみて驚いた、まさかクレーメルの弾いたフランクのバイオリン・ソナタ
の録音はこれしかない?ウソのようですが、本当のようです。2003年の来日
公演では、交響曲のヴァイオリンとピアノ用編曲版なんてものを弾いてしま
うクレーメル、なぜにソナタがない?ということで、大変貴重な録音です。

PR 54016  \1150
ラヴェル:ヴァイオリン作品集
ヴァイオリン・ソナタ(1897)
ハバネラ形式の小品
ヴァイオリンとチェロのためのソナタ
ヴァイオリン・ソナタ
ツィガーヌ
ヨセフ・スーク(Vn),ヨゼフ・ハーラ(P)
ヨセフ・スーク(Vn),アンドレ・ナヴァラ(Vc),
ダヴィド・オイストラフ(Vn),フリーダ・バウアー(P)
ダヴィド・オイストラフ(Vn),ウラディミール・ヤンポリスキ(P)
スークとオイストラフという、全くタイプの異なる二人のヴァイオリニストの
ラヴェルが楽しめます。スークの清廉なヴァイオリンはラヴェルとはあわなさ
そうに思えて、初期のヴァイオリン・ソナタにしてもハバネラ形式の小品にし
ても淡麗さが新鮮です。一方のオイストラフの妖艶豊満なツィガーヌはさすが。





<TAHRA>
TAH 528  2枚組  \4160
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 op.77
ベートーヴェン:交響曲第7番 op.92
同:祝賀メヌエット 変ホ長調 WoO.3
ベルリオーズ:幻想交響曲
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲−第1楽章のリハーサル
シャルル・ミュンシュ(指)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団,ボストン交響楽団,
フランス国営放送管弦楽団
オッシ・レナルディ(Vn),ミシェル・オークレール(Vn)
録音:1948年9月,1949年11月,1949年9月,1951年1月
ミュンシュ・ファンにはたまらないCDがTahraから登場しました。いずれも
1950年前後の非常に珍しい録音を集めたものです。ブラームスのヴァイオリ
ン協奏曲はDECCAへのSP録音。ソリストのオッシ・レナルディは1920年ウィー
ン生まれ。十代から神童として名を馳せたものの、1937年に合衆国に移住して
からは軍役も兼ねざるを得ず、戦後のやっとこれからという1953年、自動車事
故がもとで亡くなってしまいました。わずか33歳!当然残された録音は少なく、
このブラームスの協奏曲は非常に貴重です。見事なテクニックでバッサバッサ
と弾きつつも、ウィーンの薫りが感じられます。
ベートーヴェンの2曲はRCAへの録音。第7交響曲はなぜか復活しませんでした。
祝賀メヌエットは録音自体非常に珍しい曲です。
ベルリオーズの幻想交響曲は仏Columbia録音、これは1954年にRCAがボストン
交響楽団と録音し、さらに後に2回も再録音されたため全く顧みられなかった
幻の録音。そして極付がオークレールをソリストに招いてのボストンでのチャ
イコフスキーのリハーサル。ミュンシュがオークレールを紹介するところから
始まり、しばらくは様子見のゆるい演奏。しかしやがてオークレールとミュン
シュがノッてきてせめぎ合いが始まり、ソロもオーケストラもどんどんヒート
アップしていく様はズバリ興奮!第1楽章が終わった瞬間、オークレールの素
晴らしい演奏に思わず団員たちが「ブラーヴァ!」と祝福。1楽章だけなの
が何とも残念ですが、でもこれは実にスリリング。リハーサルですからミュン
シュの声が飛んだりはしますが、出をやり直した以外は通しています。





<haenssler>
98 400  \1650
レゴンディ:夢想(ギターのための夜想曲) op.19,
ディアベリ:
ギターとピアノのための小ソナタ イ長調 op.68,
ギター・ソナタ イ長調 op.29/2−メヌエット,
ソナタ ニ長調(3台のギター用に編曲)
ジュリアーニ:
スペインのフォリアによる変奏曲 op.45,ギターのための変奏曲 op.62,
ギターのための大序曲 イ長調op.61
パガニーニ:
ギター・ソナタ第25番 ホ長調 MS 84/25,
ギター・ソナタ第26番 イ長調 MS 84/26,
ギター・ソナタ第37番 イ長調 MS 84/37,
ギター・ソナタ第32番 ホ長調 MS 84/32,
ギター・ソナタ第35番 ホ長調 MS 84/35
デイル・カヴァナー(G)
カナダの女性ギタリスト、デイル・カヴァナーの新録音です!何せ技術力で
はこの世代で抜きん出ている人だけあって、難曲パガニーニのソナタもお手
のもの。もちろん女性らしい細やかな神経も通っています。






<INTEGRAL>
INTEG 221124  \2080
メルレ:24の前奏曲
エリック・ハイドシェック(P)
INTEGRALからハイドシェックの新録音
ミシェル・メルレは1966年のローマ大賞を受賞したフランスの作曲家。1988年
からパリのエコール・ノルマール・デ・ミュジークの教授でもあります。この
24の前奏曲は1981年の作品、近代フランスピアノ音楽の鮮やかな和音のキラメ
キを受け継ぎながら、ディティユーほど熾烈な音楽でもなく、美しい作品です。
ハイドシェックに献呈されています。





<TACET>
TACET-119  2枚組 \2700
フルトヴェングラー:ピアノ五重奏曲
Disc.1 第1楽章:Molto Allegro (28分) 第2楽章:Adagio (25分37秒)
Disc.2 第3楽章:Allegretto (26分40秒) 計 80分強の大作
クラレンス五重奏団 Clarens Quintet
2003年ケルンのドイツ放送局での録音。
クラレンス五重奏団 
ワイマール州立オーケストラの主席ヴァイオリニストで、バレンボイムとフル
トヴェングラーのヴァイオリン・ソナタを弾くなど、その作品に造詣の深い
Gernot Sussmuthを中心に、ベルリン・ドイツ響、ベルリン国立響等から選り
すぐられたアーティストによって構成された五重奏団。
フルトヴェングラー没後50周年を記念する、アルバム。
この曲は1993年録音のTimpani社のものでしか聴くことが出来ませんでした。
1986年ベルリンに生まれたフルトヴェングラーは7歳で最初の作曲を行い、作
曲家になるべく作曲と理論をヨーゼフ・ラインベルガーらに師事します。
1902年には作曲家にして指揮者のマックス・フォン・シリングスに学んでい
ます。曲は室内楽ながら、あたかもオーケストラ作品のような重厚な響きが
特徴の名曲です。決して難解ではありません。





<GEBHARDT>
JGCD 0062  12枚組 \7580
バイロイト100年の記録 1900-1930年の録音
G&T(グラモフォン&タイプライター)社による1904年バイロイトでの
貴重な録音を含みます。
1876-1906年の間、主にバイロイトで活躍した93人の歌手達による
主にワーグナーのオペラから300の名演奏集。
Disc.1 
「さまよえるオランダ人」 から
ジークフリート・ワーグナー指揮
ベルリン国立歌劇場による序曲(1925年4月4日)
から、このCDは開始します。16曲+ボーナス・トラック4曲 全20曲を収録。
Disc.2 
「タンホイザー」 から
フーゴ・リューデル指揮の合唱から、このCDは開始します。
22曲+ボーナス・トラック2曲 全24曲を収録。
Disc.3 
「ローエングリン」 から
ジークフリート・ワーグナー指揮
ロンドン交響楽団による序曲(1927年4月8日)
から、このCDは開始します。 全22曲を収録。
Disc.4 
「トリスタンとイゾルデ」 から
リヒャルト・シュトラウス指揮
ベルリンフィルによる前奏曲(1928年12月13日)
から、このCDは開始します。 
14曲+ボーナス・トラック9曲(シューベルト、シューマン等の歌曲) 
全23曲を収録。
Disc.5 
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」 から
パウル・クニュプファー(Bs)によるアリアから、このCDは開始します。
17曲+ボーナス・トラック6曲 全23曲を収録。
Disc.6 
「ラインの黄金」、「ワルキューレ」第1,2幕 から
ラインの黄金:
ヨゼフィーネ・フォン・アルトナー(S)とマリー・クニュプファー、
オッティリー・ラッテルマン=メッツガー(A)による”ワルハラ!ワルハラ!”
から、このCDは開始し、テオドル・ベルトラム(Br)によるアリアまで9曲。
ワルキューレ: エルンスト・クラウス(T)、パウル・クニュプファー(Bs)、
マリー・クニュプファーによる三重唱から開始し、カール・ブラウン(Bs)によ
る第2幕のアリアまで9曲。 全18曲を収録。
Disc.7 
「ワルキューレ」第2,3幕、「ジークフリート」第1,2幕 から
ワルキューレ: エルンスト・クラウス(T)、ベルタ・モレナ(S)による第2幕の
アリアから、このCDは開始し、ヴァルター・ゾーマー(Bs)による第3幕の
アリアまで8曲。
ジークフリート: ハンス・ブロイアー(T)による第1幕のアリアからエルンス
ト・クラウス(T)による第2幕のアリアまで11曲。 全19曲を収録。
Disc.8 
「ジークフリート」第3幕、「神々の黄昏」 から
ジークフリート: リヒャルト・マイア(Bs)による第3幕のアリアからティラ・
プライヒンガー(S)によるアリアまで4曲。
神々の黄昏: ヘルミーネ・キッテル(A)によるアリアからヨハンナ・ガドスキ
(S)による第3幕のアリアまで13曲。 +ボーナス・トラック4曲。
全21曲を収録。
Disc.9  
「パルジファル」 から
パウル・クニュプファー(Bs)による第1幕のアリアからエリク・シューメデス
(T)による第3幕のアリアまで6曲。 +ボーナス・トラックとしてマイアベー
ア、モーツァルト、ヴェルディ、ワーグナー等の作品から。 全23曲を収録。
Disc.10
バイロイトの名歌手達(1) Bayreuther Stimmen 1876-1894
Disc.11
バイロイトの名歌手達(2) Bayreuther Stimmen 1894-1899
Disc.12
バイロイトの名歌手達(3) Bayreuther Stimmen 1901-1906

115ページの解説書には 曲目、録音出典、主要歌手のプロフィール、歌手ご
とのインデックス等が英語とドイツ語で記されています。装丁は同社発売の
リングと同じ。130x130x40/mm のスリム・ケースです。音質は100年前のもの
とは思えない程、良好です。

※Disc10-12に登場する名歌手たち
リリー・レーマン(S)
ペラギー・グレーフ=アンドリーセン(S)
エレン・ブラント=フォルスター(S)
マリー・ディートリヒ(S)
イーディス・ウォーカー(Ms)
エルンスト・ヴァン・ダイク(T)
アンドレアス・ディッペル(T)
ヴィルヘルム・グリューニング(T)
ゲオルク・アンテス(T)
テオドル・ベルトラム(Br)
ヘルマン・バッハマン(Br)
ハンス・ブロイアー(T)
リリアン・ノーディカ(S)
アロイス・ブルクスタラー(T)
ヨゼフィーネ・フォン・アルトナー(S)
エレン・グルブランソン(S)
エルネスティーネ・ハインク=シューマン(A)
オットー・ブリーゼマイスター(T)
エリク・シュメーデス(T)
オッティリー・ラッテルマン=メッツガー(A)
パウル・ベンダー(Bs)
フリーダ・ランゲンドルフ(A)
フリーダ・ヘンベル(S)
マルタ・レフラー=ブルクハルト(S)
ピーター・コルネリウス(T)
エリク・ヴェルル(T)
ヴァルター・ゾーマー(Bs)
ロレンツ・コルヴィヌス(Bs)
ゼルマ・フォン・シャイト(S)
ユリウス・フォン・シャイト(Br)  他
※Disc10〜12では、ワーグナー作品以外も多く収録されています。





<ORFEO>
ORFEOR 638042  2枚組  \3760
ドヴォルザーク:「ルサルカ」
ガブリエラ・ベニャチコヴァー(S ルサルカ),
ペテル・ドヴォルスキ(T 王子)、
エヴァ・ランドヴァー(S 外国の王女),
エフゲニー・ネステレンコ(Bs 水の精),
佐々木典子(第1の森の精),他
ヴァーツラフ・ノイマン(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1987年4月10日、ウィーン
ORFEOのウィーン国立歌劇場ライブ・シリーズ、感涙ものが出ました!
ドヴォルザークの抒情美の結晶、「ルサルカ」のライブ録音。驚いたことに
ウィーン国立歌劇場で「ルサルカ」が上演されるのはこの1987年の公演が初
めてだったそうです。注目はドヴォルザークといったらこの人、ヴァーツラ
フ・ノイマン、これがビックリするほどウィーンのオーケストラと相性がよ
く、実に瑞々しい!オーケストラよりもはるかに「ルサルカ」の美しさが引
き立っています。あらためてノイマンの偉大さを思い知りました。
加えて歌手には、ドヴォルスキ、ランドヴァー、ベニャチコヴァーにさらに
はネステレンコという当時の最高メンバー。また1986年に専属ソリストにな
ったばかりの佐々木典子も出演しています。
この演奏の素晴らしさは言葉なんぞわからなくても十分伝わります。





<TAHRA>
TAH 537  \2080
スカルラッティ:
ソナタ イ長調 K332 L483,ソナタ ニ長調 K29 L461,
ソナタ ロ短調 K27 L449
モーツァルト:ピアノ協奏曲第13番 ハ長調 K415
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(P)
マリオ・ロッシ(指)RAIトリノ管弦楽団
イゴール・マルケヴィチ(指)サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団
録音:1952年12月、アレッツォ,1953年12月、トリノ,1952年5月、パリ
希代の鬼才ピアニスト、ミケランジェリの1950年代のライブ録音を集めたもの。
一番注目は、これまた鬼才マルケヴィッチとの共演のラヴェルのピアノ協奏曲。
おそらくこれまでLPでもCDでも発売されたことはなかったでしょう。パリの
シャンゼリゼ劇場での演奏会でライブ録音で、INA蔵出音源。モーツァルトも
世界初出音源だと思われます。圧巻は超スピードのスカルラッティの3曲。ミ
ケランジェリの見事に粒立ったピアノの音が紡ぎ出すスカルラッティの音楽の
美しいこと!聞きながら目眩がしてきます。

TAH 534  \2080
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K466,
交響曲第40番 ト短調 K550,2台のピアノのための協奏曲 K365
エドウィン・フィッシャー(P&指)ストラスブール市立管弦楽団
ハリー・ダティナー(P)
録音:1953年6月12日、ストラスブール
エドウィン・フィッシャーのモーツァルト・プログラムのコンサートのライブ
録音。こうしたゴッツいドイツ魂丸出しのモーツァルトは今では絶滅状態なの
で貴重。ピアノ協奏曲第20番と交響曲第40番はM&Aの6枚組セット(M&A.1080)に
集録されていたものと同じもの(ただしM&Aでは日付は6月11日)。音はM&Aに
一日の長がありますが、セットでは苦しいという人にうれしい1枚発売です。
2台のピアノのための協奏曲は初出のようです。ハリー・ダティナーはスイス
出身のピアニスト。1944年のジュネーヴ国際音楽コンクールで優勝しています。

TAH 536  \2080
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番 K467
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
ゲザ・アンダ(P)
カレル・アンチェル(指)トロント交響楽団
オイゲン・ヨッフム(指)アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
録音:1970年3月,1967年4月
ゲザ・アンダの詩的で深い思索を感じさせるピアノは本当に独特のもの。一見
即興的な自由さの裏に考え抜かれた音楽作りが見え隠れしています。このCDは
アンダの貴重なステレオ・ライブ録音が2つ収められています。注目はヨッフ
ムと共演のブラームス。アンダは第2番はフリッチャイとカラヤンの2回録音し
ていましたが、たしか第1番はなかったはず。豪快迫力で押し切る演奏とは異
なり、常に思いふけるような深さがあるブラームスらしい陰鬱さが味です。
定評あるモーツァルトはアンチェルとの共演。あまり録音の少ないアンチェル
のトロント時代の録音としても貴重です。

TAH 538  \2080
「パリのフラグスタート」
ブラームス:
永遠の愛 op43-1,懐郷2 op63-8,悩みなのか喜びなのか op33-3,別れがな
ぜあるのだろうか op33-12,何と喜ばしく清々しく私の意気があがることか
op33-14
ヴォルフ:
憩え、憩え,一晩中、お前の金髪の頭をあげておくれ,朝の気分
R.シュトラウス:
私の心は沈黙し冷える op19-6,あなたは知らない op49-5,愛を抱いて
op32-1,ひそやかな誘い op27-3
他,シンディング,アルネス,グリークの歌曲
キルステン・フラグスタート(S) ハンス=ヴィリ・ヘスリン(P)
録音:1953年10月2日,パリ
20世紀最大のワーグナー・ソプラノ、キルステン・フラグスタートがパリの
シャンゼリゼ劇場で催した歌曲リサイタルをアンコールまで完全収録。しば
しば「最高級の真珠」と例えられるフラグスタートのやわらかく高貴な声、
深く呼吸する歌のラインにはただただ驚嘆。かなり渋めのプログラミングだ
というのに、前半からパリの聴衆が熱狂。アルネスの名曲“入り江の2月の
朝”の後ではブラーヴァ!と歓声が飛び交っています。決してスタジオ録音
では聞けない興奮満載のこの録音は、歌曲歌手フラグスタートの最高の記録
ではないでしょうか。INA蔵出音源で音質も悪くありません。





<DYNAMIC>
CDS 443  2枚組  \3700
マスネ:「ウェルテル」(作曲者によるバリトン版)
+ボーナス:
マッティア・バッティスティーニが歌う「ウェルテル」のアリア曲
(1911年録音)
ルーカ・グラッシ(Br ウェルテル),
エウファーミア・トゥファーノ(Ms カルロッタ),
ドメニコ・コライアンニ(Br ポテスタ),ガブリエーレ・スピーナ,
ロジータ・ラミーニ(S ソフィア),他
ジャン=リュク・タンゴ(指)イタリア国際管弦楽団
録音:2003年7月、マルティナ・フランカ
珍しい演目でいまや世界的な注目を浴びる南イタリア、マルティナ・フランカ
のイトリアの谷音楽祭。2003年の目玉はマスネの「ウェルテル」…といっても
やっぱり普通のものじゃない。“イタリアの栄光”と称えられた100年前の大
バリトン、マッティア・バッティスティーニ(1856 - 1928)の素晴らしさに驚
いたマスネが彼のためにウェルテル役をバリトン用に直したもの。1901年11月
にワルシャワで初演されました。ウェルテルがバリトンだとより男性的になり、
全体のトーンも微妙に変ります。
この版が一気に知られるようになったのは、トーマス・ハンプソンが1999年に
メトでこのウェルテルを歌ってから。ただし、この時はおそらくフランス語で
歌ったと思われますが、バッティスティーニ自身は生涯イタリア語でしか歌わ
なかったので、正確な“バッティスティーニ版”はこれが近年の初でした。
ルーカ・グラッシなど中堅の実力者をあつめた公演です。ボーナスのバッティ
スティーニ自身が歌っている録音も貴重!

CDS 446  2枚組  \3700
メルカダンテ:フルート協奏曲集
フルート協奏曲 ホ長調,ホ短調,ト長調,ニ長調
クラリネットとトロンボーンのオブリガートを伴ったフルート協奏曲 ヘ長調
主題と変奏 イ長調
マリオ・カルボッタ(Fl)
ヴィットーリオ・パリージ(指)イ・ソリスティ・アクイラーニ
サヴェリオ・メルカダンテ(1795-1870)は、1840年代から60年代に非常に人気
の高かったイタリアオペラの作曲家で、イタリアオペラにマイヤベーアのグラ
ンドオペラの要素を取り入れたことで知られており、後にヴェルディに多大な
影響を与えました。しかし現在ではどちらかというと管楽器のヴィルトゥオー
ゾ・スタイルの協奏曲の作曲家としての作品の方が知られているのではないで
しょうか。オペラのアリアの技術を活かした音楽で、ランパルやゴールウェイ
といったフルーティストもメルカダンテのフルート協奏曲を録音しています。
全集となるとこれが世界初録音。しかも今回の録音では、自筆譜を含む当時の
手稿譜を基にした新たな楽譜を使用、作品の魅力をより正確に再現しています。

CDS 456  2枚組  \3700
ボンポルティ:室内ソナタ集 Op. 4,Op. 6
アルベルト・マルティーニ(Vn,指)
アッカデミア・イ・フィルハルモニチ(時代楽器使用)
Dynamics社が復活に力を入れる作曲家の一人、フランチェスコ・アントーニオ
・ボンポルティ(1672 - 1748)。北イタリアのトレントの貴族出身で、インス
ブルックで学んだ後、ローマでアルカンジェロ・コレッリから多大な影響を
受けています。その後は故郷で高位の僧職について“趣味で”作曲をしていま
した。ところが彼の音楽の人気は高く、生前12の音楽集が出版されていて、
バッハにも影響がうかがえます。
シリーズ第5巻は室内ソナタ(ソナータ・ダ・カーメラ)集。二つのヴァイオ
リンとチェロ、それに通奏低音というトリオソナタのタイプの曲集です。コレ
ッリ仕込みのヴァイオリンの名手だったというボンポルティの力量が遺憾なく
発揮されています。






<OPUS111>
OP 30360  \1980
「ナポリの宗教音楽」
プロヴェンツァーレ:パンジェ・リングア,ディアロゴ・サクロ
カレザーナ:ソナタ,ミサ“エクスルテット・オルビス・ガウディス”
アントーニオ・フローリオ(指)ラ・カペッラ・デ・トゥルキーニ
“ナポリのバロック音楽の復活”をキーワードに活躍するアントーニオ・フロ
ーリオとラ・カペッラ・デ・トゥルキーニ。今回は宗教音楽です。フランチェ
スコ・プロヴェンツァーレ(1624-1704)は大スカルラッティより前の世代のナ
ポリ最大の作曲家。ナポリ人らしい伸びやかな明るさが大変気持ち良く耳に
響きます。パンジェ・リングアは9声の込み入った書法が決して混濁せず明る
く澄みとおっていて、プロヴェンツァーレの筆の冴えが感じられます。クリス
トフォロ・カレザーナ(1640-1709)は、教育者としても名高かったプロヴェン
ツァーレの弟子の一人、より控えめでインティメイトな音楽ですが、これも
白壁の小さな教会のように美しい!

OP 30401  \1980
「ヴィヴァルディのオペラから」
「勝利のユディタ」,「オリンピアーデ」,「試練の中の真実」,「狂気を
装うオルランド」からのアリア,場面
フィリップ・ジャルスキ(CT),サラ・ミンガルド(CA),
マグダレーナ・コジェナ(Ms),
ナタリー・シュトゥッツマン(Ms),アンソニー・ロルフ・ジョンソン(T),他
リナルド・アレッサンドリーニ,アレッサンドロ・デ・マルキ,
ジャン=クリストフ・スピノージ(指)
naiveのヴィヴァルディ・エディションで発売された4つのオペラ(「ユディ
タ」はオラトリオ)から名アリアを中心に17曲を引き抜いたもの。どれも絶
賛されたものからさらに選りすぐったわけですから、中身の素晴らしさは保
証!居並ぶ名歌手の名前を見るだけでヴィヴァルディの沸きあがる音楽が聞
こえてきそうです。ヴィヴァルディのオペラ入門に最適!

OP 30301  \1980
ヴィヴァルディ:
協奏曲 ニ短調 RV565,協奏曲 ト短調RV316a,協奏曲 ト短調RV439「夜」
バッハ:イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971(ヴァイオリン協奏曲復元版)
ベネデット・マルチェッロ:協奏曲 ホ短調
アレッサンドロ・マルチェッロ:協奏曲 ニ短調
リナルド・アレッサンドリーニ(指)コンチェルト・イタリアーノ
生前のヴィヴァルディの人気はそりゃ大変なものでした。なにせヴェネツィ
ア人の作品がアムステルダムで出版されたのですから。そんなヴィヴァルデ
ィの音楽にあこがれたのが、ドイツのど真ん中でジッとしていた大バッハ、
楽譜を手に入れては一生懸命ヴィヴァルディの生命力に溢れた作風を学んで
いました。ここに収録されているヴィヴァルディの協奏曲のうち、RV565は
バッハがオルガン協奏曲 ハ短調 BWV596に、RV316aはクラヴィーア協奏曲 
ト短調 BWV975に編曲したことで知られているものです。 一方、今日ではク
ラヴィーア曲として知られるイタリア協奏曲 BWV971は、本来はヴィヴァル
ディのスタイルをまねした本当の協奏曲だったのではないか、という意見が
有力です。ここでは原曲の味をそのままにヴァイオリン協奏曲にしたててい
ます。ベネデット・マルチェッロ(1686-1739)はヴィヴァルディ憎さから「当
世流行劇場」というとんでもなくタチの悪い誹謗中傷本を書いたことで悪名
高い人物、アレッサンドロはその兄。
アレッサンドリーニのバリッとした音楽は毎度のことながらサイコーです。
彼の演奏するヴィヴァルディがどれもこれも目の覚めるように新鮮に聞こえ
るのは、アレッサンドリーニがいかにヴィヴァルディの音楽を愛し理解して
いるかの証拠でしょう。またバッハのイタリア協奏曲もこの形こそ本来だよ、
といわれているような説得力です。

OP 30395  \1980
メールラ:子守歌による宗教的カンツォネッタ「さあ眠りなさい」
サルヴァトーレ:カンタータ「ティルシが聞いたとき」
カリッシミ:カンタータ「ああ、思い出よ」,愛の手紙
モンテヴェルディ:二重唱「あなたに口づけしたい」
カヴァッリ:「カリスト」第2幕から
レグレンツィ:カンタータ「この女は顔の中に」
ヘンデル:カンタータ「私から離れて、むごい思いよ」 HWV125a
ヴィヴァルディ:「涙、嘆き、そして慈悲の求め」ヘ長調RV.676
サラ・ミンガルド(Ms)
リナルド・アレッサンドリーニ(指)コンチェルト・イタリアーノ
サラ・ミンガルドは、近年の女声低音歌手の中でも特別な人です。メッゾソ
プラノではなく、深々としたコントラルト。ビロードのように高級感があっ
てやわらかく、高い音から低い音までむらなく上質に響く。そんな声がバロ
ックの声楽曲に合わないはずがない!とりわけ注目が、メールラの「さあ眠
りなさい」。半音しか動かない二つの音が延々と繰返される伴奏にのって、
幼いイエスに歌う劇的な子守歌。以前アントネッロで鈴木美登里が歌ったCD
(KDC5003)が大変話題になりましたが、ミンガルドのコントラルトの声だとよ
り劇的でググッと胸に迫ってきます。またヘンデルでの激しい躍動、レグレ
ンツィの伸びやかな明るさ、ヴィヴァルディの軽快さなど、ミンガルドの多
彩な魅力がこの1枚で完全に明かされています。もちろんアレッサンドリーニ
とコンチェルト・イタリアーノの伴奏もピタリ!非常に高水準のCDになって
います。





<HAT ART>
HATART147  \1980
ラインヴォス:ブロック・ボイス(1−7)
アイヴズ・アンサンブル
リヒャルト・ラインヴォスは1964年生まれのオランダの作曲家。ブロック・
ボイスとはドイツのダムシュタット州立美術館にある現代美術家ヨゼフ・ボ
イス(1921-1986)の7つの展示室のことで、現代音楽の講習会のためにダルム
シュタットに滞在していたラインヴォスはこれに感銘を受け作曲したそうです。

HATART150  \1980
カーデュー:
オータムン 60、トリーティス(論文)lメモリー・オブ・ユーlマテリアル
オクテット '61
ジェフ・パーカー(エレキギター) 
キャリー・ビオロ(ヴィヴラフォン,パーカッション) 
フレッド・ロンバーグ=ホルム(チェロ)他多数のアーティスト
英国の実験音楽の大御所だったコーネリアス・カーデュー(1936-1981)の作品
集。そういえばふた昔前のとんがった現代音楽コーナーではよくこの人の作品
がかかっていたもんです。カーデューから影響を受けたナイマンの方が人気の
点で凌駕しちゃいましたが、近年またカーデューも再評価著しく、タイミング
の良いリリース。