<クラシック・輸入盤新譜情報 04−05

 
コメントはメーカー案内書より抜粋で す
   
<DG>
4715822  2枚組  \3700
グルック:歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」(1774年版全曲)
ミレイユ・ドランシュ、マリオン・アルショー(S)
リチャード・クロフト(T)
ルーヴル音楽隊・合唱団
指揮:マルク・ミンコフスキ
録音:2002年6月、ポワジー、サル・モリエールにおけるライヴ収録
グルックの名作をグルックの代表作「オルフェオとエウリディーチェ」の1774年
版はいわゆるパリ版と呼ばれるヴァージョンで、かつては広く知られていまし
たが、オリジナル版重視の風潮から1762年版(いわゆるウィーン版)に押され、
現在ではむしろ演奏されることがまれになっています。フランス語による歌唱
(したがって正しくは「オルフェとユリディース」)であるばかりでなく、オル
フェオがテノールによって歌われ、合唱の登場シーンが少なくなって、その分
オーケストレーションが華やかになるなどの改訂が加えられています。いまや
フランス・バロック&古典オペラの第一人者であるミンコフスキの真骨頂とも
言える最新録音。アモールを歌うアルショーは録音当時弱冠17歳のフランスの
新星ソプラノです。

4748142  \1850
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 ニ長調 作品19
シベリウス:
6つのユモレスク 作品89より第4-6番
ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47
イリヤ・グリンゴルツ(Vn)
エーテボリ交響楽団
指揮:ネーメ・ヤルヴィ
録音:2003年6月、2004年1月、エーテボリ
当代きってのテクニシャンの一人、グリンゴルツのDG3枚目のアルバム。モダ
ニズムあふれるプロコフィエフと抒情的かつドラマティックなシベリウスで、
その技巧の冴えを聴かせてくれます。父ヤルヴィの「熱い」タクトも健在です。

4749742  3枚組  \5400
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」(全曲)
デボラ・ヴォイト(S)、ペトラ・ラング(Ms)
トマス・モーザー(T)、ペーター・ヴェーバー(B)、
ロベルト・ホル(Bs)、他
ウィーン国立歌劇場管弦楽団・合唱団
指揮:クリスティアン・ティーレマン
録音:2003年5月、ウィーン国立歌劇場におけるライヴ収録
DGではクライバー盤以来実に21年ぶりとなる「トリスタン」の新録音。昨年の
ウィーン・フィル来日公演でも聴衆を沸かせたドイツ指揮界の期待のホープ、
ティーレマンの指揮によるウィーン国立歌劇場の公演をライヴ収録したもの。

4749472  2枚組  \1350
ビヴァリー・シルズ/ザ・グレート・レコーディングス
ベルリーニ:
「清教徒」-私は美しい乙女/「ノルマ」-聞きなさい、ノルマ/
「カプレーティとモンテッキ」-ああ、いくたびあなたのために天に祈ったことか
ヴェルディ:
「アッティラ」-神聖なる祖国/「椿姫」-ああ、そはかのひとか…花から花へ
ロッシーニ:「セビリャの理髪師」-愛に燃える心に逆らって
ドニゼッティ:「ロベルト・デヴェリュー」-これが私への報酬だというの…
流された血は
モーツァルト:
演奏会用アリア「私はあなたに明かしたい、おお神よ」 K.418/
「後宮からの逃走」-どんな苦しみが待ち受けていようとも
R.シュトラウス:アモール 作品68-5
マスネ:「マノン」-静かな壁に囲まれた(マノンの死)
マイアベーア:「悪魔のロベール」-ロベール、私の恋人
オッフェンバック:
「ホフマン物語」-あなたはもう歌わないのですか(アントニアの死)
レハール:「ジュディッタ」-私の唇にあなたは熱いキスをした
ジーチンスキー:ウィーン、ウィーン、ただお前だけが
ダグラス・ムーア:「ベイビー・ドウのバラード」-常に変わりゆく
ビヴァリー・シルズ(S)、他
「アメリカの女神」「ニューヨークの名花」と讃えられた往年の名ソプラノ歌手、
ビヴァリー・シルズの75歳を記念したアルバム。彼女が得意としたベル・カン
トのレパートリーを中心に、その卓越したコロラトゥーラと多彩な表現が楽し
める選曲となっています。大部分がMCAの原盤(初CD化含む)ですが、「セビ
リャの理髪師」と「椿姫」はEMIの原盤を使用しています。

4749502  3枚組  \3600
マスネ:歌劇「マノン」(全曲)
ビヴァリー・シルズ(S)、ニコライ・ゲッダ(T)
ジェラール・スゼー(B)、ガブリエル・バキエ(Bs)、他
アンブロジアン・オペラ合唱団
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
指揮:ジュリウス・ルーデル
録音:1970年7月、ロンドン
「ニューヨークの女王」ビヴァリー・シルズの代表的名盤の復活。abc/MCAの
原盤でかつてEMIからもCDで発売されていましたが、今回はOIBPにより音質も
向上しています。シルズのシルキーな歌声もさることながら、共演している
豪華な男声陣の歌唱もききものです。

4749552  2枚組  \2700
ハイドン:オラトリオ「天地創造」   
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S)、
フリッツ・ヴンダーリヒ(T)
ヘルマン・プライ(B)、キム・ボルイ(Bs)
ウィーン楽友協会合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1965年8月、ザルツブルク祝祭大劇場におけるライヴ収録(モノラル)
1965年のザルツブルク音楽祭におけるライヴ録音。正規盤としては初のリリー
スになります。この演奏の成功に気をよくしたカラヤンは翌年、ベルリンでヴ
ンダーリヒを起用した「天地創造」のスタジオ録音を行いますが、途中で彼の急
逝のためにやむなくヴェルナー・クレンを代役に立てて録音を完成させたとい
う曰く付きの演奏です。

4770712(SACD-Hybrid)  2枚組  \2500
マーラー:交響曲 第5番 嬰ハ短調
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド

0730939(DVD-Video)  \3300
ヴェルディ:歌劇「リゴレット」
イレアーナ・コトルバス(S)、アイソラ・ジョーンズ(Ms)
プラシド・ドミンゴ(T)、コーネル・マクニール(B)、
フスティーノ・ディアス(Bs)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団・合唱団
指揮:ジェイムズ・レヴァイン
演出:ジョン・デクスター
制作:1977年
1977年にTV放映用に収録された「リゴレット」の全曲版。若きドミンゴの颯爽た
るマントヴァ公やコトルバスの可憐なジルダ、そしてMETを代表する名バリト
ン、マクニールの迫真的なタイトルロールなど、みどころ・ききどころがたっ
ぷりと詰まった映像作品です。

0732309(DVD-Video)  \3300
アンナ・ネトレブコ/ザ・ウーマン、ザ・ヴォイス
アンナ・ネトレブコ(S)
監督:ヴィンセント・パターソン
制作:2004年
美貌のソプラノ歌手、ネトレブコの魅力を紹介するドキュメンタリー・ビデオ。
デビュー・アルバムに収録されていた「ファウスト」「ドン・ジョヴァンニ」「夢
遊病の女」「ボエーム」「ルサルカ」の5つのアリアのビデオ・クリップを中心
に、インタビューやミュンヘン(「椿姫」)、サンクトペテルブルク(「ルス
ランとリュドミラ」)の舞台映像、メイキング映像などを収録した作品です。

●TRIO
4770372  3枚組  \2700
ヘンデル:オラトリオ「ベルシャザール」
アーリーン・オージェ、ジュリア・グッディング(S)
キャサリン・ロビン(A)、
ナイジェル・ショート、ジェイムズ・ボウマン(C-T)
アンソニー・ロルフ=ジョンソン、ニコラス・ロバートソン(T)
リチャード・ウィストレイク、デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(Bs)
インブリッシュ・コンサート&コーラス
指揮:トレヴァー・ピノック

4770412  3枚組  \2700
ラフマニノフ:オペラ全集
歌劇「アレコ」(全曲)/歌劇「けちな騎士」 作品24(全曲)
歌劇「フランチェスカ・ダ・リミニ」 作品25(全曲)
マリア・グレギナ(S)、アンネ・ソフィー・フォン・オッター(Ms)
イリヤ・レヴィンスキー(T)、セルゲイ・レイフェルクス(B)、他
エーテボリ交響楽団
指揮:ネーメ・ヤルヴィ

4770452  3枚組  \2700
シューベルト:後期弦楽四重奏曲&弦楽五重奏曲
弦楽四重奏曲 第12番 ハ短調 D.703 「弦楽四重奏断章」
弦楽四重奏曲 第13番 イ短調 D.804 「ロザムンデ」
弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調 D.810 「死と乙女」
弦楽四重奏曲 第15番 ト長調 D.887
弦楽五重奏曲 ハ長調 D.956
エマーソン弦楽四重奏団
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc) <D.956>

4770492  3枚組  \2700
スクリャービン:ピアノ・ソナタ全集
ロベルト・シドン(P)

4770532  3枚組  \2700
チャイコフスキー:
マンフレッド交響曲 作品58/デンマーク国歌による祝典序曲 作品15
スラヴ行進曲 作品31/大序曲「1812年」 作品49/イタリア奇想曲 作品45
交響的幻想曲「運命」 作品77/幻想序曲「ロメオとジュリエット」/序曲 へ長調
幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」 作品32
幻想序曲「ハムレット」 作品67
交響的バラード「ヴォエヴォーダ」 作品78/交響詩「テンペスト」 作品18
ロシア・ナショナル管弦楽団
指揮:ミハイル・プレトニョフ



<DECCA, PHILIPS>
4753662  2枚組  \3700
ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」(全曲)
ヴェロニカ・ヴィジャロエル(S)、
エレーナ・ザレンバ(Ms)、
アンドレア・ボチェッリ(T)、
カルロ・グェルフィ(B)、カルロ・コロンバーラ(Bs)
カターニア・ベルリーニ大劇場管弦楽団・合唱団
指揮:スティーヴン・メルクリオ
録音:2001年8月、カターニア
ボチェッリが主役のマンリーコを歌った「トロヴァトーレ」の全曲盤。
ボチェッリにとって「ボエーム」「トスカ」に続く3組目のオペラ全曲盤で、
ヴェルディの作品には初のチャレンジとなります。

4756130  \1850
テオドラキス:
バレエ音楽「その男ゾルバ」/アダージョ/謝肉祭
モントリオール交響楽団・合唱団
フィルハーモニア管弦楽団
指揮:シャルル・デュトワ
映画音楽やポピュラー音楽の作曲家としても著名なギリシャ出身の作曲家、ミ
キス・テオドラキス(1925年生まれ)の作品集。「その男ゾルバ」はテオドラ
キスの代表作である映画のための音楽をバレエ用に改編したもの。また「アダ
ージョ」は1990年代初頭のオーケストラ作品で、ボスニア戦争の犠牲者に捧げ
られています。アテネ五輪の開催を記念したりリース。

4756121  2枚組  \1850
「ギター・アダージョ」
※内容詳細不明
Various Artists                           
ギター作品を集めたヒーリング系コンピレーション。

9861999(B000233112)  \1850
映画「ヴァン・ヘルシング」/オリジナル・サウンドトラック   
日本でも9月に公開が決定した大作スペクタクル・アドヴェンチャー映画「ヴァ
ン・ヘルシング」のオリジナル・サントラ。ヴァン・ヘルシング教授といえば、
ドラキュラ伯爵と対決したことであまりにも有名ですが、この映画では19世紀
のヨーロッパを舞台に、腕ききのモンスター・ハンターとして数々の怪物たち
を相手に大活躍します。主演はX-MENシリーズのヒュー・ブラックマン。製作・
脚本・監督はスティーヴン・ソマーズ(「ハムナプトラ2」)、音楽は「リロ
&スティッチ」や「恋愛適齢期」などで最近活躍の目立つアラン・シルヴェスト
リが担当しています。

4756060  10枚組  \9000
キャスリーン・フェリアー・エディション
キャスリーン・フェリアー(A)、他
41歳の若さで世を去った不世出の名アルト歌手、キャスリーン・フェリアー
(1912-1953)がDECCAに遺した貴重な録音の数々。1993年に発売されたセット
の再発売。

●Original Masters
4756071  2枚組  \1900
ブロッホ:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲 第1番 ロ短調/弦楽四重奏曲 第2番
弦楽四重奏曲 第3番/弦楽四重奏曲 第4番
グリラー弦楽四重奏団
録音:1954年6月、7月、ロンドン(モノラル)
グリラーSQは1929年に名教授ライオネル・ターティスの指導のもとにロンドン
王立王学院の学生たちによって結成された英国のクァルテット。作曲者のブロ
ッホとは第3番を献呈されるなど親交が深く、演奏や録音も積極的に行いまし
た。第5番は録音がなされず残念ながら全集にはなりませんでしたが、1954年
に録音されたこの演奏は彼らの代表盤といってよいでしょう。世界初CD化。

4756074  5枚組  \4750
カール・シューリヒト/DECCAレコーディングス1949-56
ベートーヴェン:
交響曲 第1番 ハ長調 作品21
交響曲 第2番 ニ長調 作品36
交響曲 第5番 ハ短調 作品67 「運命」
ブラームス:
交響曲 第2番 ニ長調 作品73
ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品83
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
メンデルスゾーン:
序曲「フィンガルの洞窟」 作品26
序曲「静かな海と穏やかな航海」 作品27
序曲「美しきメルジーネ」 作品32
序曲「ルイ・ブラス」 作品95
シューベルト:
交響曲 第8番 ロ短調 D.759 「未完成」
シューマン:
序曲、スケルツォとフィナーレ 作品52
交響曲 第2番 ハ長調 作品61
交響曲 第3番 変ホ長調 作品97 「ライン」
チャイコフスキー:
イタリア奇想曲 作品45
組曲 第3番 ト長調 作品55-主題と変奏
ヴィルヘルム・バックハウス(P)、クリスティアン・フェラス(Vn)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
パリ音楽院管弦楽団
指揮:カール・シューリヒト
録音:1949年‐1956年(モノラル)
シューリヒトがモノラル期にDECCAに遺した録音を集大成したもの。

4756080  6枚組  \5700
エーリヒ・クライバー/DECCAレコーディングス1949-1955
ベートーヴェン:
交響曲 第3番 変ホ長調 作品55 「英雄」
交響曲 第3番 変ホ長調 作品55 「英雄」
交響曲 第5番 ハ短調 作品67 「運命」
交響曲 第6番 ヘ長調 作品68 「田園」
交響曲 第6番 ヘ長調 作品68 「田園」
交響曲 第7番 イ長調 作品92
交響曲 第9番 ニ短調 作品125 「合唱」
モーツァルト:
交響曲 第39番 変ホ長調 K.543
交響曲 第40番 ト短調 K.550
4つのドイツ舞曲 K.600/1、K.600/5、K.602/3、K.605/3
シューベルト:
交響曲 第9番 ハ長調 D.944 「ザ・グレート」
ウェーバー:
交響曲 第1番 ハ長調 作品19
ヒルデ・ギューデン(S)、ジークリンデ・ワーグナー(A)
アントン・デルモータ(T)、ルートヴィヒ・ウェーバー(Bs)
ウィーン楽友協会合唱団
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ケルン放送交響楽団
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:エーリヒ・クライバー
録音:1949年-1955年(モノラル)
父クライバーがDECCAに遺した録音(ただし2種のオペラ全曲−「フィガロの結
婚」と「ばらの騎士」を除く)を網羅したセット。「英雄」と「田園」は2種類の録
音を収録しています。また、ケルン放送交響楽団を指揮したものはWDRの音源
ですが、LP初期にDECCAから発売されたもので、今回が世界初CD化となる貴重
なものです。

4756087  2枚組  \1900
R.シュトラウス:楽劇「サロメ」 作品54(全曲)
クリステル・ゴルツ(S)、マルガレータ・ケニー(Ms)
ユリウス・パツァーク(T)、ハンス・ブラウン(B)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:クレメンス・クラウス
録音:1954年3月、ウィーン(モノラル)
古きよき時代のウィーンの香を残した「サロメ」の歴史的名盤の復活。

4750652  \1850
4706512(SACD-Hybrid)  \2500
ショスタコーヴィチ:
交響曲 第5番 ニ短調 作品47
交響曲 第9番 変ホ長調 作品70
キーロフ管弦楽団
指揮:ワレリー・ゲルギエフ
録音:2002年5月、サンクトペテルブルク
ゲルギエフが手兵を指揮して、ショスタコーヴィチの2大有名交響曲を録音し
た注目の一枚。迸る情熱と格調の高さを兼ね備えた、ゲルギエフならではのド
ラマティックかつエモーショナルな演奏が聴かれます。

4756131(CD+DVD)  \2400
カナディアン・ブラス/SEEN AND HEARD
カナディアン・ブラス
当代随一のブラス・アンサンブル、カナディアン・ブラスのパフォーマンスを
耳と映像で楽しめるCDとDVDのカップリング。内容詳細不明。


●MERCURY LIVING PRESENCE
2004年1月新譜でご案内いたしておりましたマーキュリー・SACDシリーズです
が、5月の発売に変更になりました。。お手数をおかけいたしますが、前回頂
いたオーダーをキャンセルさせていただき、改めてこのリストで再オーダーく
ださいますようお願いいたします。

4706372(SACD-Hybrid)  \2500
レスピーギ:リュートのための古風なアリアと舞曲(全曲)
フィルハーモニア・フンガリカ
指揮:アンタル・ドラティ

4706382(SACD-Hybrid)  \2500
スッペ&オベール:序曲集
「美しきガラテア」「スペードの女王」「軽騎兵」「詩人と農夫」
「ウィーンの朝・昼・晩」「ボッカチオ」(以上スッペ)
「青銅の馬」「フラ・ディアヴォロ」「マザニエッロ」(以上オベール)
デトロイト交響楽団
指揮:ポール・パレー

4706392(SACD-Hybrid)  \2500
ラフマニノフ:
ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 作品30
ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18
前奏曲 変ホ長調 作品23-6/前奏曲 嬰ハ短調 作品3-2
バイロン・ジャニス(P)
ロンドン交響楽団、ミネアポリス交響楽団
指揮:アンタル・ドラティ

4706432(SACD-Hybrid)  \2500
ストラヴィンスキー:
バレエ音楽「火の鳥」(1910年版全曲)/
交響的幻想曲「花火」/タンゴ/ロシア風スケルツォ/
交響詩「ナイチンゲールの歌」
ロンドン交響楽団
指揮:アンタル・ドラティ

4706442  2枚組  \4160
J.S.バッハ:
無伴奏チェロ組曲(全6曲) BWV1007-12
チェロ・ソナタ 第1番 ト長調 BWV1027
チェロ・ソナタ 第2番 ニ長調 BWV1028
ヤーノシュ・シュタルケル(Vc)
ジェルジー・シェベック(P)


<DECCA-USA>
B000233202  \1850
BOND:CLASSIFIED(クラシファイド)
録音:2003年11月-2004年1月 ロンドン   
2ndアルバム「シャイン」以来、約1年半振り、ボンドの3rdアルバムがいよ
いよ登場。リード・トラック「エクスプローシヴ」は、キャッチーなメロディ
で開放的・壮大なサウンドのオリジナル曲。さらに、「剣の舞」「白鳥の湖」
「ハンガルー舞曲」といった超メジャー級クラシック曲のボンド・スタイルの
サウンドも多数収録。進化したボンドの魅力が存分に楽しめるアルバムです。
(アメリカ盤での取り扱いとなります)

<EMI>
CMS-5629702  3枚組 \3000
マルタ・アルゲリッチ・プロジェクト/ルガノ2003
ハイドン:ピアノ・トリオ第23番ト長調(アルゲリッチ、R&Gキャプソン)
ラフマニノフ:6つの小品(連弾)Op.11(ジルバースタイン、アルゲリッチ)
グリーグ:チェロ・ソナタ(G.キャプソン、モンテロ)
アレンスキー:ピアノ・トリオ第1番(レスチェンコ、R&G.キャプソン)
ルトスワフスキ:パガニーニの主題による変奏曲(2台ピアノ)
(アルゲリッチ、トマッシ)
フランク:ピアノ五重奏曲
(ガーニング、R&G.キャプソン、シュヴァルツベルク、チェン)
ピアソラ 他(モンテロ、ホスツ=ルゴツキ 他)
ソロ・キャリアと並んで、マルタ・アルゲリッチは室内楽と若い才能の育成に
注力しています。ルガノ・フェスティヴァルのマルタ・アルゲリッチ・プロジェ
クトから纏められたこの3枚組は彼女の活躍とスリリングな音楽創造の場を示す
記録です。ラフマニノフはアルゲリッチ自身の初収録。ヴァージン・クラシッ
クスの注目の若手、キャプソン兄弟、「マルタ・アルゲリッチ・プレゼンツ」
シリーズで登場の、彼女のお気に入り、ガーニングとレスチェンコの演奏を収
録。CD3にはアルゼンチン、東欧、ジプシーの即興的な演奏を収録

CDC-5577912  \2080
プッチーニ:
「マノン・レスコー」なんとすばらしい美人
「トスカ」星は光りぬ、妙なる調和
「トゥーランドット」誰も寝てはならぬ、泣くな、リュー
「ボエーム」冷たい手を
マスネ:「ウェルテル」春風よ、なぜわれを目覚ますのか;
ヴェルディ:
「リゴレット」女心のうた
「ルイザ・ミラー」夜が静まったとき
ドニゼッティ:「愛の妙薬」人知れぬ涙
ポンキエッリ:「ジョコンダ」空と海
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」お母さん、あの酒は強いね
YU QIANG DAI
新交響楽団、ホセ・アントニオ・モリーナ指揮
中国系新人テナー、期待のCDデビュー

CDC-5577782  \2080
「タンゴ・センセイションズ」
シュヴェルツィク:
アデュー・サティ(弦楽四重奏とバンドネオンのための五重奏曲)(2002)
ピアソラ:
タンゴ・センセイションズ(弦楽四重奏とバンドネオンのための)(1989)
Tristezas para un AA(弦楽四重奏、バンドネオンとベースのための)
アロラス:El Marne
コビアン: Mi Refugio
デ・カロ: La Rayuela
(以上 ソロ・バンドネオン)
アルバン・ベルク四重奏団、 
ペール・アーン・グロルヴィゲン(バンドネオン)
アロイス・ポッシュ(ベース)
30年以上にわたって世界的に活躍し、彼らの録音は様々の賞を獲得、聴衆も評
論家もその録音を決定番として評価しているアルバン・ベルクQ。この新譜は
ウィーン・コンツェルトハウスのモーツァルトザールでのライヴ収録。これま
での彼らのレパートリーとは異なったラテン・フレーヴァーの溢れた作品。
シュヴァルツィクは35年生まれのウィーンの作曲家で、シュトックハウゼンと
ケイジに師事。「タンゴ・センセイションズ」は'nuevo tango'の傑作でクロ
ノスQによる委嘱作。
      
CMS-5627252  3枚組  \4350
the ultimate MARIA CALLAS collection(3CD)
昨年の'THE PASSION OF CALLAS'と同時期に企画された3枚組をご案内します。
※曲目はWordファイルでお送りします。ご請求下さい(Goodies)


●THE GREAT CONDUCTORS シリーズ
シリーズ最終回発売、最後にふさわしい充実のラインアップです。これまで同
様レア/未発表音源が多数含まれ、ブックレットにはレアな写真、バイオ、詳細
なライナーノートを掲載。

CZS-5628722  2枚組  \1750
セルジュ・チェリビダッケ
ニールセン:「仮面舞踏会」序曲(デンマーク国立放送O)
ベールヴァルド:風変わりな交響曲(スウェーデン放送SO)
メンデルスゾーン:交響曲第4番(ベルリン・フィル)
チャイコフスキー:「くるみ割り人形」組曲(ロンドン・フィル)
ローゼンべり:マリオネット序曲(スウェーデン放送SO)
ティーセン:ハムレット(ベルリン放送SO)
モーツァルト:交響曲第25番(ロンドン・フィル)
プロコフィエフ:交響曲第1番(ベルリン・フィル)
J.シュトラウスII:
「こうもり」序曲、アンネン・ポルカ、トリッチ・トラッチ・ポルカ
J.シュトラウスI:ラデツキー行進曲(以上 デンマーク放送SO)

CZS-5628752  2枚組  \1750
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
ベートーヴェン:
交響曲第3番(ウィーン・フィル)
交響曲第9番
(ベルガー、ピッツィンガー、ルードヴィヒ、ヴァツケ、ベルリン・フィルO
&合唱団)
交響曲第5番(第2-4楽章)(ベルリン・フィル)

CZS-5629392  \1750
アルトゥーロ・トスカニーニ
ベルリオーズ:「宗教裁判官」序曲
ブラームス:交響曲第4番
ドヴォルザーク:交響的変奏曲
プッチーニ:「マノン・レスコー」第3幕間奏曲
ワグナー:「リエンツィ」序曲
ベートーヴェン:交響曲第6番(BBC交響楽団)
ワグナー:「神々の黄昏」犠牲の場(トラウベル)
ベッリーニ:「ノルマ」序奏とドルイドの合唱(モスコーナ他) 
以上 NBC交響楽団

CZS-5858692  2枚組  \1750
ヘルベルト・フォン・カラヤン
J.シュトラウスII:トリッチ・トラッチ・ポルカ(ウィーン・フィル)
ウォルトン:交響曲第1番(RAIローマSO)
ムソルグスキー/ラヴェル:展覧会の絵
ワルトトイフェル:スケーターズ・ワルツ
シベリウス:交響曲第4番
ワグナー:「トリスタンとイゾルデ」愛の死(デルネシュ、ベルリン・フィル)
リスト:ハンガリア狂詩曲第2番
ワインベルガー:バッグパイプ吹きシュヴァンダ
シャブリエ:スペイン、楽しい行進曲
オッフェンバック:「ホフマン物語」舟歌
以上 フィルハーモニアO

CZS-5858632  2枚組  \1750
ラファエル・クーベリック
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第3番(ロイヤル・フィル)
マルティヌー:交響曲第4番(チェコ・フィル)
ベルリオーズ:「ファウストの劫罰」妖精の踊り
メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」序曲
ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容(シカゴSO)
シューマン:「ゲノヴェーヴァ」序曲(ベルリン・フィル)
シューベルト:交響曲第3番(ウィーン・フィル)
マーラー:交響曲第10番アダージョ(バイエルン放送SO)
ヤナーチェック:シンフォニエッタ(ウィーン・フィル)
以上その他 フィルハーモニアO

CZS-5858662  2枚組  \1750
フリッツ・ライナー
ベートーヴェン:コリオラン序曲
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番(ギレリス)
モーツァルト:交響曲第36番「リンツ」
メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」スケルツォ(フィラデルフィアO)
ブラームス:悲劇的序曲
ワグナー:「神々の黄昏」ジークフリートのラインの旅
バルトーク:「ハンガリアの風景」より
シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲル(RCAビクターSO)
ラヴェル:クープランの墓(NBC交響楽団)
ファリャ:恋は魔術師(ブリス、ピッツバーグSO)
以上 シカゴ交響楽団


●MARTHA ARGERICH PRESENTS
CMD-5626662  \1450
リスト:スペイン狂詩曲、主題と変奏曲
クライスラー/ラフマニノフ:愛の悲しみ
ショパン:序奏とロンド、アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ
ブラームス:パガニーニ変奏曲
バッハ/ファインベルク:ラルゴ(トリオ・ソナタBWV.529より)
ポリーナ・レスチェンコ
ポリーナ・レスチェンコは81年生まれ。サンクト・ペテルベルグで英才教育を
受け、ブリュッセル王立音楽院を卒業。フライシャー、マルグーリス、ギルロ
フ、ラビノヴィチに師事。


●ENCORE シリーズ
CDE-5857922  \900
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第1-4番
アカデミー室内管弦楽団、ネヴィル・マリナー指揮

CDE-5857952  \900
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5&6番、管弦楽組曲第1番
アカデミー室内管弦楽団、ネヴィル・マリナー指揮

CDE-5857982  \900
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番(フィラデルフィアO、ムーティ)
フランク:交響的変奏曲(ベルリン・フィル、カラヤン)
アレクシス・ワイセンベルク(ピアノ)

CDE-5858012  \900
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」
ベルリン・フィルハーモニックO、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮

CDE-5858072  \900
ショパン:バラッド第3番、即興曲第4番、夜想曲第2、8&19番 他
ルドルフ・ブフビンダー(ピアノ)

CDE-5858052  \900
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第3&4番
ケルビーニ四重奏団

CDE-5858132  \900
モーツァルト:交響曲第38「プラハ」&39番
アカデミー室内管弦楽団、ネヴィル・マリナー指揮

CDE-5858102  \900
モーツァルト:コンサート&オペラ・アリア集
キャスリーン・バトル(ピアノ)、ロイヤル・フィル、プレヴィン指揮

CDE-5858172  \900
ラフマニノフ:練習曲集「音の絵」Op.33&39
ウラディミール・オフチニコフ(ピアノ)

CDE-5858192  \900
シューマン:ミサ ハ短調; レクイエム*
白井、ザイフェルト、ローテリング、デュッセルドルフ合唱団、
ベルリン・フィル、サヴァリッシュ指揮
*ドナート、ゾッフェル、ゲッダ、フィッシャー=ディースカウ、
デュッセルドルフCho&O、クレー指揮


<EMI UK>
●BRITISHI COMPOSERSシリーズ
CDZ-5851522  \1150
エルガー:ファルスタッフ、チェロ協奏曲*
ヘンデル/エルガー:序曲ニ短調
バッハ/エルガー:幻想曲とフーガ ハ短調
*ポール・トルトゥリエ(チェロ)
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団、
エードリアン・ボールト指揮

CDZ-5851542  \1150
モーラン:交響曲ト短調、小オーケストラのための2つの小品
以上 イングリッシュ・シンフォニア、 ネヴィル・ディルクス指揮
ヴァイオリン・ソナタ ホ短調
ジェラルディン・オグランディ(ヴァイオリン)、 
チャールズ・リンチ(ピアノ)

CZS-5851532  2枚組  \2300
「エドワード・エルガー自作指揮集」
「子供の魔法の杖」第1&2組曲、子供部屋組曲、セヴァ-ン川組曲 
行進曲「威風堂々」第4番 以上 ロンドンSO
悲歌、3つのバイエルン舞曲、コントラスト(3つの性格的小品第3番)
以上 ロンドン・フィル  
行進曲「威風堂々」第1&2番(ロイヤル・アルバート・ホールO)
マズルカ&ムーア風のセレナード(3つの性格的小品第1&2番)(新交響楽団)
「神の国」前奏曲(BBC交響楽団)
5つのピアノ即興曲(エルガー(ピアノ))
「カラクタクス」-森の国の間奏曲&勝利の行進曲
(ロンドンSO、コリングウッド指揮)

CDZ-5851552  \1150
ヴォーン・ウィリアムズ:弦楽四重奏曲(ブリテンQ)
ウェンロック・エッジで
(フィリップ・ラングリッジ、 ハワード・シェリー、ブリテンQ)
残酷な美
(フィリップ・ラングリッジ-テナー、A.ワトキンソン&J.クラーク-ヴァ
イオリン、D.ウォーターマン-チェロ)
4つの讃美歌集
(ラングリッジ、R.グーンズ-ヴィオラ、ロンドン・フィル、ウィルコック
ス指揮)


<ドイツEMI>
●EMI raritiesシリーズ
ご好評のドイツ語版オペラ・ハイライト(ルドルフ・ショック、ヨゼフ・メ
ッターニッヒ、アンネリーゼ・ロテンベルガー、エリカ・ケート、ゴットロ
ープ・フリックなどの名歌手による)に続く新発売5点をご案内します。アダ
ンのオペラ・コミーク「われ、もし王者なりせば」ハイライト(無視されて
いた傑作で、ルドルフ・ショックをタイトル・ロールにしたベルリン・オペ
ラのプロダクションにより再発見された); ヘルマン・プライとヴィルヘ
ルム・シュヒターの演奏によるドイツ・ロマン派オペラの抜粋集;ウィーン
少年合唱団をソリストにすえたモーツァルトの「バスティエンとバスティエ
ンヌ」のユニークな録音; セーナ・ユルナッチとフリッツ・ブッシュの演
奏による伝説的なグラインドボーンのプロダクション2点「コジ・ファン・
トゥッテ」(1950年)と「イドメネオ」(1951年)の以上5点です。

CDZ-5755502  \1150
シュヒター、プライ 他/ドイツ・ロマン派オペラ集
ロルツィング:「刀鍛冶」(抜粋)
クロイツァー:「グラナダの夜営」(抜粋)
ネスラー:「ゼッキンゲンのラッパ吹き」(抜粋)
ボーナス:シュヒター指揮
「マルタ」序曲(フロトー)、「ウンディーヌ」序曲(ロルツィング)
ヴィルヘルム・シュヒター指揮、
ヘルマン・プライ(バリトン)、ゴットロープ・フリック(バス)、
リザ・オットー(ソプラノ)、ベルリン交響楽団 他

CDZ-5755562  \1150
モーツァルト:「バスティエンとバスティエンヌ」全曲(初CD化)
エドゥアルト・リンデンバーク指揮、ウィーン少年合唱団のソリストたち 他
ボーナス:
「ドン・ジョヴァンニ」序曲、「後宮からの逃走」序曲、「皇帝ティート
の慈悲」序曲、「にせの女庭師」序曲、「劇場支配人」序曲
ラファエル・クーべリック指揮、フィルハーモニアO.

CDZ-5859792  \1150
モーツァルト:「コジ・ファン・トゥッテ」抜粋(イタリア語歌唱)
フリッツ・ブッシュ指揮、
セーナ・ユリナッチ(ソプラノ)、ブランシェ・テボム(メゾ・ソプラノ)
エーリッヒ・クンツ(バリトン)、リチャード・ルイス(テナー)、
マリオ・ボッリエッロ(バリトン)、
グラインドボーン・フェスティヴァルO.
ボーナス:「コジ・ファン・トゥッテ」序曲、「魔笛」序曲、「フィガロの
結婚」序曲、「イドメネオ」序曲
ラファエル・クーベリック指揮、フィルハーモニアO

CDZ-5755552  \1150
モーツァルト:「イドメネオ」抜粋(イタリア語歌唱)
フリッツ・ブッシュ指揮、
セーナ・ユリナッチ(ソプラノ)、リチャード・ルイス(テナー)
アレクサンダー・ヤング(テナー)、ドロシー・マクニール(ソプラノ)
グラインドボーン・フェスティヴァルCho.&O.

CDZ-5755542  \1150
アダン:「われ、もし王者なりせば」抜粋(ドイツ語歌唱)(初CD化)
エルンスト・メルツェンドルファー指揮、
ルドルフ・ショック(テナー)、スティナ=ブリッタ・メランダー(ソプラノ)
トマス・スチュワート(バリトン)、
ベルリン国立オペラ合唱団&管弦楽団
ボーナス:「バグダードの太守」序曲(ボワエルデュ)、「ミニョン」序曲
(トーマ)
ヴィルヘルム・シュヒター指揮、北西ドイツ・フィルハーモニー
 
●"SPANNUNGEN" LIVE
ラース・フォークトをリーダーとして毎年恒例で開催される室内楽フェスティ
ヴァル"Spannungen"。世界的注目を浴びる演奏家たちの2003年のライヴを2CD
にまとめ、本年もご案内いたします。

CDC-5577982  \2080
フランス室内楽作品集
サン=サーンス:動物の謝肉祭
A.リーベンクネヒト(フルート)、S.カム(クラリネット)、
I.ファウスト(ヴァイオリン)、A.ベール=ケーニヒ(ヴァイオリン)、
S.フェーラント(ヴィオラ)、C.ポルテラ(チェロ)、
P.リーゲルバウアー(ベース)、G.ビュール(シロフォン)、
T.コマロヴァ(グロッケンシュピール)、M.ウルスレアサ(ピアノ)、
L.フォークト(ピアノ)
サン=サーンス:幻想曲Op.124
C.テツラフ(ヴァイオリン)、J.ブースコヴァ(ハープ)
フランセ: ディヴェルティスマン
D.イェンセン(ファゴット)、A.ベール=ケーニヒ(ヴァイオリン)、
A.ヴァイトハース(ヴァイオリン)、S.フェーラント(ヴィオラ)、
G.リヴィニウス(チェロ)、R.リーゲルバウアー(ベース)
M.SOULAGE: 伝説
U.ケンク(オーボエ)、A.リーバークネヒト(フルート)、
J.ブースコヴァ(ハープ)
ブートリ:INTERFERENCES I
D.イェンセン(ファゴット)、M.ウルスレアサ(ピアノ)
ミヨー:スカラムーシュ
M.ウルスレアサ(ピアノ)、L.フォークト(ピアノ)

CDC-5577992  \2080
ブラームス:ピアノ四重奏曲第2番Op.26
ラース・フォークト(ピアノ)、C.テツラフ(ヴァイオリン)、
V.ハーゲン(ヴィオラ)、H.シフ(チェロ)
メンデルスゾーン:弦楽五重奏曲第2番Op.87
C.テツラフ&I.ファウスト(ヴァイオリン)、
V.ハーゲン&S.フェーラント(ヴィオラ)
G.リヴィニウス(チェロ)


<ANGEL>
CMS-5629432  2枚組 \2080
チャント−THE ANNIVERSARY EDITION
※曲目はWORDファイルでお送りします。ご請求下さい。(Goodies)
シロス修道院合唱団
グレゴリアン・チャントの世界的ブレイクからほぼ10年。チャントとの素晴ら
しさを振り返るとともに、新しい世代のファンに向けて新たに編成された2枚
組。


<VIRGIN CLASSICS>
VBD-5623522  5枚組 \2850
ハウスムジーク
モーツァルト、ベートーヴェン他:室内楽作品集
CD1:モーツァルト:弦楽五重奏曲ハ長調、ト短調
CD2:ベートーヴェン:弦楽五重奏曲、七重奏曲
CD3:シューベルト:
ピアノ五重奏曲「ます」、
フンメル:ピアノ五重奏曲
CD4:シューベルト:八重奏曲
CD5:メンデルスゾーン:弦楽五重奏曲、 八重奏曲
ハウスムジーク、モニカ・ユゲット(ヴァイオリン) 他

VBD-5623682  5枚組 \2850
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第1-3番、5-7番、11番、13&14番、16-21番、23番、25&26番
メルヴィン・タン(フォルテピアノ)

VBD-5623842  5枚組 \2850
プーランク:協奏曲集、合唱作品集
ピアノ協奏曲、田園の奏楽、オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲、他
グローリア、スターバト・マーテル、人間の顔、悔悛のための4つのモテット

ポミエ(ピアノ)、ウェストミンスター・シンガーズ、ヒコックス指揮 他
    
DVB-5994679(DVD-Video)  \2850
アンデルジェフスキ/ベートーヴェン:ディアベリ変奏曲Op。120
ピョートル・アンデルジェフスキ(ピアノ)
監督:ブルーノ・モンサンジョン
ピョートル・アンデルジェフスキは2000年にヴァージン・クラシックスの専属
アーティストとなり、最初のCD発売はベートーヴェンのディアベリ変奏曲で
した。このアルバムと同時期に著名な映像制作者ブルーノ・モンサンジョンが
映像収録したもの。CDはDiapason d'Orと"Choc" du Monde de la Musiqueを
受賞、Gramophon誌のEditor's Choiceをはじめ多くの評価を得ています。ブル
ーノ・モンサンジョンはグレン・グールド、スヴィアトスラフ・リヒテル、
ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウの作品で世界的に評価されていま
すが、彼が超凡な若手ピアニストとベートーヴェンの最も挑戦的な作品に注目、
制作されました。グレン・グールドのバッハと同様に、アンデルジェフスキの
優れた解釈が展開する素晴らしい演奏で、視る人に新たな発見の旅に誘います。
映像は2つの部分に分かれ、作品の練習と研究も捉え、後半に作品全体の演奏
を収めています。

VC-5456662  \2080
A.スカルラッティ:オラトリオ’La Santissima Trinita'
ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)、ヴィヴィカ・ジノー(アルト)、
ロベルタ・インヴェルニッツィ(ソプラノ)、
ポール・アグニュー(テナー)、ロベルト・アッボンダンツァ(バス)、
エウローパ・ガランテ、
ファビオ・ビオンディ指揮
アレッサンドロ・スカルラッティは知られているもので約40のオラトリオを作
曲した。この作品は1715年、最後のオラトリオ作品。当時作曲家はナポリにい
たが、作曲の経緯やだれのための作品かは不明。’再発見’は最近ビオンディ
自身の探求による。少人数のヴォーカルとアンサンブルにより「神学」「神聖
な愛」「運命」「不信仰」「時」の相克を描く。ジャンスなどヴァージン・ク
ラシックスで御馴染みの歌手に加え、ミラノ出身でM.ヘイウッドとカークビ
ーに師事し、16-18世紀の作品で活躍するインヴェルニッツィと、ローマ出身
でバロック期と抒情的作品を得意とするアッボンダンツァも参加。

VC-5456282  \2080
ヘンデル:デュエット集
「インド王ポーロ」より5曲、「リナルド」より、「ロデリンダ」より、
「シッラ」より、「メディア王ソザルメ」より、「ファラモンド」より、
「アタランタ」より、「ムツィオ・シェーヴォラ」より、「オルランド」より、
「セルセ」より、「テッサリアの王アドメート」より、「ロンゴバルディ王
フラーヴィオ」より、「テゼオ」より、全17曲
パトリツィア・ツィオフィ(ソプラノ)、
ジョイス・ディ・ドナート(メゾ・ソプラノ)
イル・コンプレッソ・バロッコ、
アラン・カーティス指揮
カーティスのヘンデル・シリーズの新録音、比較的聞くチャンスの少ないオペ
ラからの作品も多数含むデュエット集。ディ・ドナートは03年NYシティ・オ
ペラのリチャード・ゴールド・デビュー賞と02年リチャード・タッカー音楽財
団賞を受賞。ロッシーニを得意とするがバッハから20世紀作品までレパートリ
ーは広い。ツィオフィは急速に注目を浴びるイタリアのコロラトゥーラで、
「イタリアの最も新しいオペラ界の宝」と評価され、リヨンとパリでデセイの
代役(ルチア)やコヴェント・ガーデンの「リゴレット」でも評判。

VCD-5456692  3枚組  \6240
ヘンデル:歌劇「ダイダミア」全曲
ボニタティブス(ソプラノ)、ケルメス(ソプラノ) 他
イル・コンプレッソ・バロッコ、
アラン・カーティス指揮
03年6月新譜でご案内中のヘンデルの最後のオペラの貴重な録音。
ノン・コピー・コントロール盤の登場です。

VC-5456302  \2080
ペルト:交響曲第1&2番、無窮動 
バッハ主題によるコラージュ、賛と否(チェロ協奏曲)(ロストロポーヴィチ
に捧ぐ)我らの庭
トゥルルス・モルク(チェロ)、
エストニア国立交響楽団
パーヴォ・ヤルヴィ指揮
エストニアSOとのシベリウスの合唱作品集でグラミー賞に輝いたばかりの、
ヤルヴィのエストニアSOとのエストニア系作曲家シリーズの新録音。ここで
の作品の多くは60年代(ペルトが沈黙から「鈴の音」スタイルと呼ばれる発展
期に入る以前)の作曲。我らの庭は初デジタル録音。交響曲第1番は再録音で
ペルトの全3曲が完結。

VC-5456682  \2080
バルトーク:
ヴァイオリン・ソナタ第1&2番、ソロ・ヴァイオリン・ソナタ
クリスチャン・テツラフ(ヴィオリン)、
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
ヴァイオリニスト、ジェニー・ダラニーとバルトーク自身のために作曲された
難曲。定期的な共演で互いに信頼感もつ名コンビによる新録音。
 
<WARNER>
2.79699  \1980
アダムス:ROAD MOVIES (1995) for piano & violin
HALLELUJAH JUNCTION (1996) for two pianos
CHINA GATES (1977), AMERICAN BERSERK (2001) ,
PHRYGIAN GATES (1977) for piano solo
リーラ・ジョセフォウィッツ(ヴァイオリン) 
ジョン・ノヴァチェク、ニコラス・ホッジズ、ロルフ・ハインド(ピアノ)
ライヒ、グラスと並ぶミニマル御三家のひとりジョン・アダムズのニュー・
アルバム!ピアノとヴァイオリン、2台ピアノ、ピアノ・ソロという小編成
による全5曲が収められています。進化したミニマルをポップと組み合わせた
手法はアダムスのお家芸ですが、編成が小さいだけに非常に聴きやすく、ま
とまりの良いアルバムになっています。タイトル曲の「ロード・ムーヴィー
ズ」は約15分の作品でドライヴの車窓風景からインスパイアされて作曲された
コンサートピース。天才女性ヴァイオリニストとして売り出し中のジョセフォ
ウィッツが参加しているのも話題です。
   
8573.80243  \1980
グリーグ&シベリウス:オーケストラ伴奏付歌曲集
ワーナーに佐渡裕と共演したオペラ・アリア集(0927-46722)他があり、DG
などにも録音のあるフィランランド出身のソプラノ=マッティラが、サカリ・
オラモと共演した北欧2大作曲家によるオーケストラ伴奏付歌曲集。「ソル
ヴェイグの歌」での深々とした歌唱にピタリと寄り添うオケも見事です。
カリタ・マッティラ(ソプラノ) 
サカリ・オラモ指揮、バーミンガム市交響楽団
       
2564.61295  \1980
レスピーギ(1879-1936)、マルトゥッチ(1856-1909)、
ピツェッティ(1880-1968)、マスカーニ(1863-1945)の歌曲集 
Mascagni:
Pena d'amore, M'ama....non m'ama, Rosa, Alla Luna, La tua stella,
Serenata
Martucci: La Canzone dei Ricordi (Song of memories)
Respighi : Nebbie, O falce di luna, Nevicata, Notte
Pizzetti: 3 Sonetti del Petrarca (in morte di Madonna Laura)
Songs by Respighi, Martucci, Pizzetti and Mascagni / Guerrero
スペインの若きテノールのデビュー盤。ホセ・マリア・ゲレーロは、闘牛で有
名なスペインのパンプローナのフラメンコ歌手の一家に生れました。ナヴァラ
にて、ドラマーと歌手として活躍した後、バルセロナ、ロンドン、ミラノにて
声楽を本格的に学んでいます。教師のひとりは、パヴァロッティやカラス、ス
テファーノと共同作業をしたエンツァ・フェラーリでした。ゲレーロはザルツ
ブルク、ロンドン、ジュネーヴ、ローマ他でリサイタルを催しており、来日の
経験もあります。19世紀後期-20世紀初頭のイタリア歌曲における4人の
重要な作曲家の歌曲セレクション。
ホセ・マリア・ゲレーロ(テノール) 
リチャード・ピアース(ピアノ)
       
2564.60190  \1980
「ラクリメ」
パーセル(ブリテン編):シャコンヌ
ブリテン:ラクリメ
ペルト:ブリテンへの追悼歌
パーセル(ストコフスキー編):私が土の中に横たわるとき(ディドの悲歌)
ヴォーン=ウィリアムズ:タリスの主題による幻想曲
ウォルトン:パッサカリア他
ティペット:コレッリの主題による協奏的幻想曲
ヨーロッパ室内管弦楽団が2003年春にロンドンで催したコンセプト性の強いふ
たつのコンサートのライヴ録音シリーズの1枚です。「ラクリメ(=涙)」と
題されたアルバムには、パーセル、ブリテン、ペルトなど、美しく哀しい名旋
律ばかりが収録されています。指揮は3人の若手が担当しており、ボイドはオ
ーボエ奏者として、エッガーはチェンバロ奏者として著名です。
ヨーロッパ室内管弦楽団、
指揮:ウィリアム・コンウェイ、ダグラス・ボイド、リチャード・エッガー

           
2564.60191  \1980
モーツァルト:
レクイエム、アヴェ・ヴェルム・コルプス
ハイドン:オラトリオ《トビアの帰還》からモテット
ヨーロッパ室内管弦楽団、テネブレ室内合唱団、
指揮:ナイジェル・ショート
2001年にナイジェル・ショートにより創立され、ただちに大きな評価を獲得し
たイギリスの新しいプロフェッショナル室内合唱団「テネブレ」の実力を識る
1枚です。モーツァルトのレクイエムとアヴァ・ヴェルム・コルプスという、
あまりにも有名な2曲に果敢に立ち向かい大きな成果をあげています。なお、
ソリストのクレジットはないので、合唱団のソリストが起用されていると推測
されます。   
   
2564.60762  \1980
「スラヴォニック・ファンタジー」   
ヘーネ:スラヴ風幻想曲
ショパン:夜想曲第2番、練習曲第21番「蝶々」、前奏曲第24番
チャイコフスキー:ロマンス ヘ短調
アルチュニアン:コンチェルト・スケルツォ、アリアとスケルツォ
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第10番、第13番
ヘーネ:歌、ロシア舞曲
ラフマニノフ:春の奔流
ゲディケ:コンチェルト・スタディ
ブラント:ララバイ
シャホフ:スケルツォ
プロコフィエフ:「3つのオレンジへの恋」-行進曲
スクリャービン:練習曲変ロ短調、練習曲嬰ニ短調「悲愴」
ショスタコーヴィチ:3つの幻想的な舞曲   
ヨウコ・ハルヤンネ(トランペット) カリ・ハンニネン(ピアノ)
フィンランド放送交響楽団所属のソリストとして長年精力的な活動を続け、最
近ブラス・ファンの間でもその実力が評価を高めているヨウコ・ハルヤンネ
(1962年生)が7月に来日公演を行います。ロマン派から近現代に至るまで優秀
な作曲家を輩出し続けているスラヴ世界の名曲ばかりを集めたピアノとトラン
ペットによる小曲集。ショパン、ドヴォルザーク、チャイコフスキーなどの超
有名曲やトランペット協奏曲が名高いアルチュニアンの作品に加え、古今の作
曲家の渋い佳作などを収録。   

2564.60344  \1980
「チェロ・カンタービレ」
チャイコフスキー:
アンダンテ・カンタービレ、奇想的小品ロ短調、夜想曲嬰ハ短調
グラズノフ:吟遊詩人の歌
シベリウス:わが心の喜び、わが心からの
サン=サーンス:アレグロ・アパッショナート
ドヴォルザーク:森の静けさ、
フォーレ:エレジーハ短調
ブルッフ:コル・ニドライ
アルト・ノラス(チェロ)、
マルクス・レヒティネン指揮、クオピオ交響楽団
フィンランドが生み出した知る人ぞ知る名チェリストアルト・ノラス(1942年
生)の3年ぶりの新作は、その燻し銀の至芸を華麗なオーケストラの伴奏と共
に聴かせる好企画です。曲は「チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ」
「フォーレ:エレジー」など、天才作曲家達が生み出した流麗な名曲ばかり。
すべてがチェロのために書かれた、または作曲家自身によるチェロ編曲からな
る選曲です。時に激しく時に静謐に「歌い」上げるノラスのチェロ。人間の声の
音域に最も近い楽器といわれるチェロの美しい響きを存分に楽しめる1枚です。

2564.61484  \1980
「バルト海を巡る音楽の旅」
フィンランド、エストニアの「フォークソング」全17曲を収録(編曲:トルミ
ス、リンコラ他)
タッラ・ヴォーカル・アンサンブル
「ある日、楽園にて−安らぎのア・カペラ」 (3984-21560) が好評を博したフィ
ンランド、ヘルシンキのタッラ・ヴォーカル・アンサンブルは男性8名で構成
される超絶技巧合唱団。4オクターブをカヴァーするといわれ、混声のレパー
トリーも軽々とこなす実力を持っています。このアルバムは、"バルト海をめぐ
る音楽旅行"との副題をもち、優れた編曲により、バルトの音楽文化のルーツ
を堪能することができます。

2564.61552  \1980
ヴォーン・ウィリアムズ:付随音楽《すずめばち》序曲
サン=サーンス:序奏とロンド・カプチリオーソ
フォーレ:パヴァーヌ
マスネ:タイスの瞑想曲
ボロディン:イーゴリ公-ダッタン人の踊りと合唱
テオドル・グルゴリウ:ドナウ川のさざ波-ムジカ
カタラーニ:ワリー-さようなら ふるさとの家よ
エルガー:威風堂々第1番
ウッド作曲/ウィルソン編曲:イギリスの海の歌による幻想曲
パリー作曲/エルガー編曲:エルサレム
イギリス国歌
レナード・スラットキン指揮、BBC交響楽団
アンジェラ・ゲオルギュウ(ソプラノ)、
リーラ・ジョセフォウィッツ(ヴァイオリン)、
BBCシンガーズ、BBC交響合唱団
スラットキン、ゲオルギュー、ジョゼフォヴィッツ
プロムス・ライヴ(ラスト・コンサート)
ワーナークラシックから2003年のプロムス・コンサートのライヴ録音のいくつ
かが発売となります。100年を超える伝統をもつ世界最大の音楽フェスティヴァ
ルの高水準ぶりを示す内容であり、このフェスティヴァルの意義を改めて問い
直す好企画です。プロムスの最後を飾る超有名イヴェント「ラスト・ナイト」
は日本でも有名です。2003年は、ゲオルギューとジョセフォウィッツをゲスト
に迎え、お祭り騒ぎの中にも、大人のクオリティを感じさせる音楽を聴かせて
くれます。

2564.61549  \1980
プロコフィエフ:オラトリオ《イワン雷帝》
イリーナ・チチャコーヴァIrina Tchistyakova (メッゾ・ソプラノ)、
ジェイムズ・ラザフォード(バリトン)、BBC交響楽団、
指揮:レナード・スラットキン
2003年プロムスの開幕コンサートのメイン曲目のライヴ録音です。プロコフィ
エフの大規模声楽作品の貴重な録音。

2564.61551  \1980
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第1番、交響曲第5番
ニコライ・ルガンスキー(ピアノ) 
アレクサンドル・ラザレフ指揮
ロイヤル・スコッティッシュ・ナショナル管弦楽団[協奏曲]、
ヤン・パスカル・トルトゥリエ指揮英国
ナショナル・ユース・オーケストラ
※プロムス・ライヴ
ルガンスキーのピアノ、ラザレフの指揮によるピアノ協奏曲がまず注目されま
す。交響曲第5番の指揮は、フランスの中堅で来日でも好評を博したトルトゥリ
エです。

2564.61548  \1980
ストラヴィンスキーによる50分余の大規模声楽作品を中心としたレパートリー
的に極めて貴重な1枚。2003年8月10日のコンサートのライヴ。
ストラヴィンスキー:メロドラマ《ペルセフォーヌ》
デュカス:序曲《ポリウクト》
BBC交響楽団、
指揮:アンドリュー・デイヴィス、BBC交響合唱団、
Nicole Tibbels (ソプラノ)、Paul Groves(テノール)他
       
2564.61550  \1980
ウォルトン:戴冠式のテ・デウム
エルガー:オーケストラ伴奏付歌曲集《海の絵》
バックス:交響詩《11月の森》
ブリテン:青少年のための管弦楽入門
BBC交響楽団、
指揮:アンドリュー・デイヴィス、
キャサリン・ウィン・ロジャーズ(メッゾ・ソプラノ)、
ウィンチェスター大聖堂聖歌隊、BBC交響合唱団他
これもブリテン以外はレパートリー的に極めて貴重な1枚。メッゾのロジャー
ズは今年3月に来日もしているが、エルガーの連作歌曲集でロンドンの批評家
の絶賛を受けている。2003年7月30日のコンサートのライヴ。

2564.61400  6枚組 \5800
ピアノ四重奏曲変ホ長調Op.47/ピアノ五重奏曲変ホ長調Op.44/ピアノ三重奏
曲第1番ニ短調Op.63、第2番ヘ長調Op.80、第3番ト短調Op.110/幻想小曲集
Op.88、ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調Op.105、第2番ニ短調Op.121F.A.E.
ソナタ-第2楽章/弦楽四重奏曲第1番イ短調Op.41-1、第2番ヘ長調Op.41-2、
第3番イ長調Op.41-3/民謡風の5つの小品Op.102/アダージョとアレグロ変イ
長調Op.70/おとぎの絵本Op.113/3つのロマンスOp.94/おとぎ話Op.132/幻
想小曲集Op.73
ジャン・ユボー(p) ヴィア・ノヴァ四重奏団 
ジャン・ムイエール(vn) フレデリック・ロデオン(vc) 
ダリア・オヴォラ(p) ピエール・デル・ヴェスコーヴォ(hrn) 
ジェラール・コセ(va) ピエール・ピエルロ(ob) 
ヴァルター・ブイケンス(cl)
ユボー他
シューマン:室内楽全集
輸入盤4509.96962、国内盤WPCS-4653として、多くの支持を得てきた6枚組のア
ルバムのプライスダウン再発売。ユボーを中心とした多彩なソリストが参加し
ています。

2564.61399  9枚組  \9280
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集
弦楽四重奏曲第1番-第16番、大フーガ
フェルメール四重奏団
フェルメールによる定評ある全曲録音のプライスダウン再発売。
       
2564.61398  10枚組 \10800
モーツァルト:ピアノ協奏曲全集
ピアノ協奏曲第1番-第6番/3台のピアノのための協奏曲(第7番)/ピアノ協
奏曲第8番、第9番/2台のピアノのための協奏曲(第10番)/ピアノ協奏曲第
11番-第27番/コンサート・ロンドK.386、K.382
カール・エンゲル(ピアノ) 
レオポルト・ハーガー指揮、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団 
ティル・エンゲル(第2ピアノ)他
カール・エンゲルが、ハーガー&ザルツブルク・モーツァルテウムと70年代後
半に録音した全集のプライスダウン発売。

2.79135     2枚組 \3960
「バランシン・アルバム」
セレナード(1934初演)〔チャイコフスキー:弦楽セレナード〕、
4つの気質(1946初演)〔ヒンデミット:主題と変奏曲「4つの気質」〕、
アゴン(1957初演)〔ストラヴィンスキー:バレエ「アゴン」〕、
エメラルド(1967初演)〔(1)フォーレ:「ペレアスとメリザンド」-前奏曲/
糸つむぎ/シシリエンヌ (2)同:「シャイロック」-幕間/祝婚歌/夜想曲
/終曲 (3)同:「ペレアスとメリザンド」-メリザンドの死〕
ロバート・アーヴィング指揮 ニューヨーク・シティ・バレエ管弦楽団
ニューヨーク・シティ・バレエ団の基礎を作ったバランシン(1904-1983)にち
なむ音楽を集めたユニークなアルバムの再発売。1986年録音。
  
<OEHMS CLASSICS>
OC-334  \1050
F.A.ホフマイスター:ヴィオラのための作品全集
ヴィオラ協奏曲(2曲) 
12の無伴奏コンサート用練習曲(世界初録音)
アシャン・ピライ(Va)
クリストファー・ホグウッド(指揮) 
リスボン・グルベンキアン管弦楽団
Franz Anton Hoffmeister (1754-1812) はドイツの作曲家兼フルーティストで
あり、後の1784年にペータースの前身である音楽出版社を設立、その当時の有
名な作曲家の作品、特にW.A.モーツァルト、J.ハイドン、L.van ベートーヴェ
ン等の作品を出版して現在ではむしろ、その事業の功績の方が高く評価されて
いた。モーツァルトと同時代のホフマイスターは、モーツァルトとよく比較さ
れるが、展開部の終わりから再現部にかけての推移は、特にその類似性が感じ
られる。頭から印象に残るきれいなメロディー、細かいパッセージに、重音、
ハイポジション、3連音符の移弦、最後にカデンツァと技巧を要し、当時とし
てはかなりの超絶技巧ヴィオラ協奏曲だったようです。
ヴィオラのアシャン・ピライはコロンボ生まれで、ロンドンとジュリアード音
楽院でズカーマン等に学んだ。1994年から様々なコンクールで優勝し、パーセ
ル・ルーム、カーネギーホールでデビューした。EMI、ASV、Meridian等にフラ
ンスの作品を録音。NAXOSへのバックスの作品集は非常に高い評価を得ている。
この録音では、古楽の知識を踏まえたホグウッド指揮によって、珍しい作品が
演奏されます。

OC-901  3枚組  \3150
ジョヴァンニ・フェランディーニ:歌劇「ウティカのカトーネ」(全曲)
クリストフ・ハンマー(指揮) ミュンヘン新王宮カペレ
ジョヴァンニ・フェランディーニ(1710-1791)は、ヴェネツィアに生まれ、その
後ミュンヘンの宮廷音楽家として仕えた。彼の作品は主に室内楽作品が多く残
されており、特にフルート・ソナタは有名な作品の一つ。ここではちょうど作曲
されて250年を記念して、この曲が上演されたミュンヘン新王宮での復活上演ラ
イヴの録音です。ミュンヘンでの鬼才鍵盤楽器奏者&歴史音楽研究家の、クリ
ストフ・ハンマーが校訂して、世界初録音となりました。

OC-336  \650 限定盤
PIANO NEWS (Oehms Classics ピアノ・サンプラー)
Oehms Classics のピアニストたちによる、OEHMS CLASSICS のピアニスト・サン
プラーです。ドイツ語圏のピアノ専門詩「Piano News」と連動した企画限定商品
です。(予定演奏者:アファナシエフ、アンドレアス・バッハ、M・エンドレス、
K・ゲルシュタイン、E・クピーク、A・パール、L・スミルノヴァ)。


<DHM (ドイツ・ハルモニア・ムンディ)>
82876-58705-2(SACD-Hybrid)  \1980
モーツァルト:レクィエム(バイヤー版)
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
クリスティーナ・シェーファー(Sp),  ベルナルダ・フィンク(A)
クルト・シュトライト(T)、ジェラルド・フィンレイ(Bs)
ウィーン・コンツェントウス・ムジクス、 
アーノルド・シェーンベルク合唱団
[録音]2003年11月29日&30日、
ウィーン、ムジークフェラインザールでの、ライヴ
1981年の革命的なテルデック録音から20有余年を経て、モーツァルトを現代に
鮮烈に蘇らせてきた巨匠アーノンクールが再び世に問う、「レクイエム」の決
定的解釈。ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス創立50周年記念演奏会での
驚嘆すべきライヴ録音。
再録音を滅多によしとしないアーノンクールが自らのモーツァルト解釈の原点
へと回帰。当アルバムはそれから20数年を経ての待望の再録音となる。この新
録音について、「それ以後私のコンセプトは年月を経るにつれて自然により熟
してきたので、今こそ録音し直す意味があると決心したのです」とアーノンク
ール自身は語る。
「この作品では、典礼文の歌詞が、強烈な実在的意味合いを持って迫ってくる
のです」と語るアーノンクールらしく、歌詞と音楽の連関性へのこだわりは尋
常ではない。今回の録音では、アーノンクールとはもはや一心同体の存在とい
えるアーノルト・シェーンベルク合唱団を従え、その表現主義的なまでの歌唱
でヨーロッパで最も注目されているソプラノ、クリスティーナ・シェーファー
など、アーノンクールの語法を完全に理解した独唱陣を配して、歌詞の内容を
歌の言葉として徹底的に血肉化させている。コンツェントゥス・ムジクス自体
も一層作品の核心へと迫る求心的な演奏でアーノンクールの指揮に応え、ウィ
ーンのムジークフェラインザールの美しい響きが、アーノンクールの信頼する
録音スタッフによって理想的な形で収録されている。


<ARTE NOVA>
82876-58835-2(CCCD)\650
フランコ・ファジョーリ、モーツァルト&ヘンデル・オペラ・アリアを歌う
フランコ・ファジョーリ(カウンター・テノール)
グスタフ・クーン(指揮) マルキジアーナ・フィル
ヘンデル/「リナルド」より、モーツァルト/「ポントの王、ミトリダーテ」より、
「アルバのアスカーニョ」より、「ルチオ・シルラ」より、「アポロとヒュアキントゥ
ス」より、「皇帝ティートの慈悲」より
2003年度世界オペラ歌唱コンクール(ベルテルスマン財団主催、芸術監督G・ク
ーン)の優勝者フランコ・ファジョーリの初アルバム。(2年に一回、アジア予
選は5月に横須賀芸術劇場で行われている)。これまでの優勝者は現在ヨーロ
ッパを中心とした歌劇場で活躍している。(特に、シュトゥッツマン、カサロ
ヴァはここで優勝しました。)
フランコ・ファジョーリは、アルゼンチン生まれの22歳。世界中の1200人の中
から選ばれ、更にカウンター・テノールが選ばれたところをみると、かなりの
歌手だと思える。どのような歌声、そして表現して歌っているのかが楽しみだ。

82876-57748-2  \650
ハンス・ロット:交響曲 ホ長調
「オーケストラへの前兆 ホ長調」、「ジュリアス・シーザーへの前兆」
セバスティアン・ヴァイグル(指揮) ミュンヘン放送交響楽団
今年話題となってきている、26歳で夭折の天才作曲家ハンス・ロット。マーラ
ーの2歳年上で二人は親友だった。唯一の交響曲は、マーラーの交響曲群の先
鞭を着けたもので、マーラーのオーケストレーションのルーツはロットにある
ことは歴然。つまり彼が長生きしていたら、マーラーは作風を変えざるを得な
かったか?と思わせる。曲の部分部分にはマーラーの交響曲1番「巨人」のメロ
ディーが流れ、実はこのメロディーはマーラーの「巨人」が作曲される8年前に、
ハンス・ロットの方が先に作曲していたとか。 今年2004年11月11日、日本
フィル定期で日本初演が決まっている。

82876-57745-2  \650
シューマン:ピアノ作品集
「幻想曲 ハ長調Op.17」、「3つの小品Op.99」、「雑記帳」より
マティアス・キルシュネライト(p)
日本では「ミスター・スタインウェイ」と呼ばれているキルシュネライトの最新
録音。彼は毎年日本にやってきて、マスター・クラスやコンサートを行い、絶賛
を浴びている。今までモーツァルト/ピアノ協奏曲、ブラームス、メンデルス
ゾーンを録音してきたが、今回はシューマン。昨年来日時にこの「幻想曲」を
演奏したが、それは絶品だったそうです。

74321-98500-2  2枚組  \1300
グスタフ・クーン・ベスト
今までARTE NOVAから発売されたG・クーン指揮の演奏のBESTです。6月から行わ
れるG・クーン音楽監督のチロル音楽祭に連動したBEST盤です。


<RCA RED SEAL>
82876-60670-2 限定盤  \1200
Stars of Salzburg ,  Vol. 2 
Nikolaus Harnoncourt, Rene Pape, Ramon Vargas, Waltraud Meier,
Thomas Quasthoff, Valery Gergiev, Veronika Ferres
昨年に引き続き、7月から行われるザルツブルク音楽祭に出演するアーティスト
による、BMGサンプラーの発売です。上記のアーティストによる演奏ですが、
実際はどのような曲が収録されるかはお楽しみに?


<ARS MUSICI>
AM-1374-2  \1400
バロック・フルート・ソナタ集
J.P.キルンベルガー:
フルート・ソナタ第3&9番、「音楽家のためのサークル」より、
CPE.バッハ:フルートとオブリガード・チェンバロのためのソナタ H.505
ヘンデル:フルート・ソナタOp1-5.HWV363b,
J.S.バッハ:
フルートとオブリガード・チェンバロのためのソナタBWV1028(H.ヴィセ校訂版)
ヘンリク・ヴィセ(Fl),
アニコ・ゾルテシュ(Cemb), イヴェス・サヴァリ(Vc)
神戸での国際フルート・コンクールで優勝し、現在はバイエルン国立歌劇場管
弦楽団主席を務めるヘンリク・ヴィセの最新録音。彼はフルート奏者というだ
けでなく、楽譜の研究&校訂者としても有名で、現在では彼によるJS.バッハ
やモーツァルトの校訂版が出版され、多くの演奏に使われている。ここでは、
バッハの弟子でもあったJP.キルンベルガー(1721-1783)の珍しいフルート作
品が収録されている。またJS.バッハの作品はヴィセ自身が校訂した版を使用
して演奏しています。彼のフルートってとても優しくって、ぬくもりをもっ
て、木管を使っているような感じさえあります。テクニックは言うこと無し。

AMP-5116-2  \1400
ショスタコーヴィチ/交響曲第1番、
ベルンド・フランケ/「Chagall ? Musik」
アンドレイ・ボレイコ(指揮) ドイツ学生連盟オーケストラ(BJO)
ここでは「学生」だからと読み飛ばしてはいけません。学生といっても、音楽
大学にはいるために完璧に訓練させられた方ばかりなのですから。だからス
ゴイ演奏もするんです。とても15-18歳の演奏には思いません。今回はロシア
出身の現代音楽を得意としているA・ボレイコ(今年7月名古屋フィルに出演)
を起用。ベルリン・フィル、ベルリン・ドイツ響、ミュンヘン・フィル、ゲ
ヴァントハウス管、バンベルク響、コンセルトヘボウ管、チェコ・フィル、
BBC響、シカゴ響など、世界中のメジャー・オケに客演を重ね、絶賛浴びてい
るロシアの俊英。サンクトペテルブルクに生まれ、現地の音楽院で指揮を学
び、1989年コンドラシン指揮者コンクールに入賞したことで国際的な注目を
集める。ウラル・フィル。ポズナニ・フィル、イェナ・フィルの音楽監督、
ロシア・ナショナル管の準首席指揮者、ヴァンクーヴァー響首席客演指揮者
を歴任。現在はウィニペグ響音楽監督、ハンブルク響首席指揮者を兼任。

AM-1376-2  \1400
教会暦祝祭のための合唱とオルガンのための近現代作品集
フライブルク大聖堂聖歌隊
ライムンド・フーク(指揮) クレメンス・シュノール(org)
フライブルク大聖堂で行われる教会暦の祝祭礼拝に使われる合唱とオルガン
の作品集です。最近ではこのように近現代の作曲家による作品も多く取り上
げられております。(イギリス国教会の雰囲気とは違った感じです)
作曲家: A.Kubizek, P.Planyavsky, M.Lehmann, H.Henger, A.Heiller,
C.D.Wiggins, L.Hengsberger, C.Tournemire, O.Messiaen, J.B.Hilber,
R.Schweizer, G.Mutter, J.Berger
 
<NAXOS>  各1枚 \850
8.554752
ヘンデル(1685-1759):聖セシリアの日のためのオード(英語歌詞付き)
演奏・歌/ヴォルフガング・ヘルビッヒ(指揮)
コンチェルト・ポラッコ、
アルスフェルト・ヴォーカル・アンサンブル、
ドロシー・ミールズ(ソプラノ)、マルク・ヴィルデ(テノール)
多くの傑作オラトリオの陰に隠れた秀作であり、パーセルをはじめイギリスの
オードの伝統を受け継いだ宗教作品。劇的な要素はないものの、ソロ歌手2人
によるしっとりとしたアリアと合唱のコントラストが上品です。

8.555887
<キューバのギター音楽集>
サイモン:ピーナッツ売り 
ロハス:
グユン−エル・マエストロ/ユムリの入り江で/フランシートとアルフォンシ
ート/リジャム/母に捧げるグアヒーラ 
ファリーニャス:前奏曲/悲しい歌 
A.ロドリゲス:歌/踊り 
グラマッチェス:小組曲 
ブローウェル:
3つのキューバの民謡-第2番ゆりかごの歌(子守歌)/サパテオ/魔術師の瞳
ファリーニャス:悲しい歌 
アングロ:キューバのヨルバの歌
演奏/マルコ・タマヨ(ギター)
クラシックの要素と民俗音楽の要素がバランス良く配合され、しかも独特の神
秘が漂っているのがキューバ音楽の特徴。スター作曲家ブローウェルの作品や
「ピーナッツ売り」としておなじみの曲など、ラテン系音楽ファンにおすすめ。

8.555966
シュポア(1784-1859):<弦楽五重奏曲全集第2集>
弦楽五重奏曲第3番/弦楽五重奏曲第4番
演奏/新ハイドン弦楽四重奏団(ブダペスト)、
シャーンドル・パップ(第2ヴィオラ)
マルコポーロ8.223599からの移行商品。ベートーヴェン時代の異才として、主
に室内楽作品の評価が上向きですが、センチメンタリズムが漂う第3番、家族
などを失って悲嘆に暮れた時代の第4番はシュポア初体験者にも最適でしょう。

8.557014
リスト(1811-1886):<ピアノ曲全集第20集>
2つの演奏会用練習曲/3つの演奏会用練習曲/12の練習曲/サロン小品−仕
上げの練習曲/怒りをこめて−仕上げの練習曲/マゼッパ
演奏/ウィリアム・ウルフラム(ピアノ)
有名な「 溜め息」が聴ける一枚ですが、メインは「12の練習曲」(企画され
た48曲中、作曲されたのは収録されている12曲のみ)。「ウィリアム・カペル
・コンクール」で名を挙げたアメリカの奏者による美しい演奏です。

8.557166
エルガー(1857-1934):
「子供の魔法の杖」第1組曲/同第2組曲/夢の中の子供たち/「子供部屋」
組曲
演奏/ジェイムズ・ジャッド(指揮)ニュージーランド交響楽団
イングランドの田舎を思わせるエルガーの抒情的な側面や、やさしさが詰まっ
た曲を集めた一枚。作品番号1の「子供の魔法の杖」は民謡組曲かと思うくら
いに親しみやすく、アマオケのアンコール・ピースにも最適でしょう。

8.557193
フンメル(1778-1837):
テ・デウム/荘厳ミサ曲(ラテン語歌詞、英語対訳付き)
演奏・歌/ウーヴェ・グロット(指揮)ニュージーランド交響楽団、
タワー・ヴォイセズ・ニュージーランド、
パトリシア・ライト(ソプラノ)、
ザン・マッケンドリー=ライト(アルト)、
パトリック・パワー(テノール)、
デーヴィッド・グリフィス(バス)、
ドナルド・アームストロング(ヴァイオリン)
世界初録音。シュポアと共にベートーヴェン時代を支えたフンメルの宗教作品
は、なかなか省みられることがない秘曲。ハイドンおよびベートーヴェンと同
じくニコライ2世に献呈され、「3大ミサ・ソレ」の一端を担う作品です。

8.557224
ヴァリ(1952- ):
フルート協奏曲/民謡集(第10セット)/ディラーマン
演奏/アルベルト・アルマルサ(フルート)、
ジョージ・マグルディチャン(バルバト[ウード])、
ジャンナ・バティ(ソプラノ)、
ギル・ローズ(指揮)ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト
イラン出身のヴァリは、自らの民族的・文化的アイデンティティを大切にして、
民謡や民俗音楽などの要素を自作に反映させている作曲家。中近東の笛を思わ
せる効果を使ったフルート協奏曲はじめ、エキゾティックな音楽はインパクト
大です。

8.557256
ショスタコーヴィチ(1906-1975):交響曲第7番「レニングラード」
演奏/ドミトリ・ヤブロンスキー(指揮)
ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
多数のロシア音楽を聴かせてくれるヤブロンスキーが、ロシア・フィルと本格
的にショスタコーヴィチへ?! 曲の抒情的な側面とロマン派音楽的な側面を押
し出した解釈は新鮮で(もちろんエネルギーも十分)、新しい全集への期待も
かかります。なお、2ヶ月後にSACDおよびDVDオーディオでもリリース予定に
なっています。

8.557269
<超絶のテノール・アリア集-マルチェッロ・ジョルダーニ>
ロッシーニ:歌劇「ウィリアム・テル」-我を見捨るな、ああ、復讐の望みよ
ドニゼッティ:
歌劇「連隊の娘」-ああ友よ、今日は楽しい日/歌劇「ファヴォリータ」-隣で
祈りを捧げる見知らぬ女性は天使のように 
ベルリーニ:
歌劇「海賊」-激しい嵐の中/同-君がために我は未だ生きて/帰れ、いとしの
フィッリデよ 
パチーニ:歌劇「フィアンセ競争」-到着した! 
ビゼー:歌劇「カルメン」-お前が投げたこの花は 
ヴェルディ:
歌劇「第1回十字軍のロンバルディア人」-オロンテのアリア「私の喜びは呼
び覚ます」/歌劇「ルイーザ・ミラー」-夜が静まったとき/歌劇「トロヴァ
トーレ」-ああ、あなたこそ、私の恋人/同-見よ、恐ろしい炎を 
マスカーニ:
歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」-母さん、このぶどう酒は強いね(原
語歌詞・英語対訳付き)
歌・演奏/マルチェッロ・ジョルダーニ(テノール)、
ジョヴァンニ・グアリアルド(バリトン)、
マリア・アルギラコプロス(メゾ・ソプラノ)、
スティーヴン・マーキュリオ(指揮)
ベルリーニ劇場フィルハーモニック管弦楽団&合唱団(カターニア)
「神のように歌う」とニューヨークタイムズが絶賛したシチリア出身のホープ
が、得意のイタリア・オペラなどを歌う一枚。落ち着いた声質でありながら抒
情味があり、やや渋めの役柄にピッタリという特徴を持っている歌手です。

8.558152-53(2枚組)
J.タヴナー(1944- ):
<60歳記念ポートレート−作品、人生、インタビュー with ビョーク>
イン・アリウムより/トゥ・ア・チャイルド・ダンシング・イン・ザ・ウィン
ドより/キャロル「子羊」/虎/光のイコン/オルガンのための「マンデリオ
ン」(抜粋)/ギターのための「聖歌」(抜粋)/リンディスファーンの聖カ
スバートのイコン(抜粋)/チェロとオーケストラのための「奇跡のヴェール」
より/歌劇「エジプトのメアリー」-ブレス・デュエット/ソプラノと弦楽四重
奏のための「アフマートワの詩による歌曲」-第5番「女神」/弦楽四重奏のた
めの「ディオディア」/アテーネーのための歌/ピアノのための「ゾディアッ
クス」/プレイヤー・オブ・ザ・ハート(世界初録音)/エロスのイコンより
/母と子/ジョン・タヴナーの熟考−インタビュー録音、他
歌・演奏/湯浅卓雄(指揮)、クリストファー・ロビンソン(指揮)
ケンブリッジ大学セント・ジョンズ聖歌隊、
ハリー・クリストファーズ(指揮)ザ・シックスティーン、
デューク四重奏団のメンバー、ケヴィン・バウヤー(オルガン)、
マリア・クリーゲル(チェロ)、
ジェームズ・ランスロット(指揮)ダラム大聖堂合唱団、
ヴァンブラ四重奏団、
ポール・グッドウィン(指揮)ミネソタ管弦楽団、
アイリーン・ハルス(ソプラノ)、
ハイディ・グラント・マーフィー(ソプラノ)、
パトリシア・ロザリオ(ソプラノ)、
スティーヴン・ヴァーコー(バリトン)、他
生誕60年を迎え、複数レーベルでアンソロジーが組まれるなど人気の高いタヴ
ナーの作品集。ポップ・シンガーであり俳優のビョークとのインタビューはじ
め、趣向を凝らした内容ですが、他レーベルも含む既発売ディスクなどから抜
粋された選曲は「タヴナー入門」にも最適です。通常の2枚組価格、限定販売。

8.559129
ロックバーグ(1918- ):
ヴァイオリン協奏曲(1974/2001年改訂版、作曲家とクリストファー・リンド
ン=ギーによる共同制作)
演奏/ペーター・シェパード・スカーヴェド(ヴァイオリン)、
クリストファー・リンドン=ギー(指揮)ザールブリュッケン放送交響楽団
アイザック・スターンとアンドレ・プレヴィンの録音で知られる秀作を、作曲
者自らがオリジナル版として蘇らせたもの(スターン盤はカットあり)。その
初演者スカーヴェドと復興を手伝ったリンドン=ギーによる決定盤(世界初録
音)です。


<NAXOS OPERA> 
8.660118-19(2枚組) \2100
ラモー(1683-1764):
歌劇「カストルとポリュクス」(1754年版、全5幕)
(英語あらすじ、仏語リブレット付き)
歌・演奏/コリン・エインズワース(テノール)、
ジョシュア・ホプキンス(バリトン)、
モニカ・ウィッチャー(ソプラノ)、
メレディス・ホール(ソプラノ)、
ジャイルズ・トムキンズ(バス・バリトン)、
ルネ・ウィニィク(ソプラノ)、
ブライアン・マクミラン(バリトン)、
ジョーイ・ニースフォロ(テノール)、
ケヴィン・マロン(指揮)
アレイディア・アンサンブル(オリジナル楽器使用)、
オペラ・イン・コンサート
名作「イポリトとアリシー」「優雅なインド人」に続く1737年の作品であり、
ここでは1754年の改訂版をベースに指揮者マロンが作成した演奏会用ヴァー
ジョンで演奏。珍しい作品だけに、フランス・バロック・ファンは注目の録
音です。

8.660155  \1050
24bit録音&編集
ファリャ(1876-1946):歌劇「はかない人生」(西語リブレット付き)
歌・演奏/アナ・マリア・サンチェス(ソプラノ)、
ビンセンテ・オンブエナ・バルス(テノール)、
アリシア・ナフェ(メゾ・ソプラノ)、
アルフォンソ・エチェベリア(バス)、
エンリケ・バケリソ(テノール)、
マリア・ホセ・スアレス(ソプラノ)、
マヌエル・シッド(テノール)、
ペドロ・サンス(テノール)、
アントニオ・レジェス(ギター)、
マキシミアーノ・バルデス(指揮)アストゥリアス交響楽団、
プリンス・オブ・アストゥリアス・ファウンデーション・クワイア
(合唱指揮:ホセ・エステバン・ガルシア・ミランダ)
ジプシーの娘の悲恋を題材に、神秘的なスペインの民俗的要素を取り入れたオ
ペラ。ファリャの出世作でもあり、スペインの歌手たちと演奏家を揃えた本場
ものの録音からは、“闇のスペイン”とでも言うべき雰囲気が伝わってきます。



<NAXOS  HISTORICAL>  各1枚 \850
8.110258
レオンカヴァルロ(1857-1919):
歌劇「道化師」
(録音:1953年1月10日・11日・15日・19日・29日、ニューヨーク)
歌・演奏/ユッシ・ビョルリンク(テノール)、
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)、
レナード・ウォーレン(バリトン)、ロバート・メリル(バリトン)、
ポール・フランキ(テノール)、ジョージ・チェハノフスキー(バリトン)、
リチャード・ライト(テノール)、
レナート・チェルリーニ(指揮)RCAヴィクター管弦楽団、
コロンブス・ボーイクワィア(合唱指揮:ハーバート・ハフマン)、
ロバート・ショウ合唱団(合唱指揮:ロバート・ショウ) 
マーク・オバート=ソーン復刻。米RCA Victor原盤で名歌手たちを揃えたこの
録音は、発売直後のRCA Victor<Shaded Dog>レーベルの盤から復刻され、若々
しい歌手たちの声をしっかりと伝えてくれます。

8.110265
<ザ・ジーリ・エディション第4集:カムデン・ニューヨーク録音集1926-1927>
プッチーニ:
歌劇「トスカ」-妙なる調和/歌劇「マノン・レスコー」-なんとすばらしい美
人/歌劇「ラ・ボエーム」-おお、ミミ、君はもう戻って来ない(ティッタ・ル
ッフォとの共演)/おお、ミミ、君はもう戻って来ない(ジュゼッペ・デ・ル
ーカとの共演) 
ドリゴ:バレエ音楽「百万長者の道化師」-愛の夜曲 
トゼッリ:
セレナード(嘆きのセレナード)[未発売音源]/セレナード(嘆きのセレナ
ード) 
ブッツィ=ペッチア:トルナ・アモーレ 
マスカーニ:海のストルネッロ 
マリオ:はるかなるサンタ・ルチア 
デ・クレッシェンゾ:古巣に帰るつばめ 
ヴェルディ:
歌劇「運命の力」-最後の頼みだ(ティッタ・ルッフォとの共演)/最後の頼み
だ(ジュゼッペ・デ・ルーカとの共演) 
ポンキエルリ:
歌劇「ジョコンダ」-サンタフィオルの公爵、エンツォ・グリマルド(ティッ
タ・ルッフォとの共演) 
ボイト:
歌劇「メフィストーフェレ」-野から牧場から/地の果てに近づいた(エピロー
グ) 
コットラウ:ナポリよ、さらば 
ドナウディ:
ああ、すばらしい愛の巣(録音:1926年-1927年、カムデンおよびニューヨーク)
歌・演奏/ベニアミーノ・ジーリ(テノール)、
ティッタ・ルッフォ(バリトン)、ジュゼッペ・デ・ルーカ(バリトン)、
ジョゼフ・A・パスターナック(指揮)管弦楽団、
ナサニエル・シルクレット(指揮)管弦楽団、
ロザリオ・ブールドン(指揮)管弦楽団  
マーク・オバート=ソーン復刻。シリーズ第4弾は、違う相手と共演した同じ
曲の録音を含み、まさにコンプリート化への執念を感じさせるもの。CEDARでノ
イズを排したこの復刻により、ジーリの存在がまた一歩近くなったと言えるで
しょう。

8.110768
<イタリア歌曲集第1集>
トスティ:
かわいい口もと/暁は光から闇をへだて/理想の人/マレキアーレ/セレナー
タ/最後の歌 
エスポジト:アネマ・エ・コーレ 
メリハル:愛しい人 
E.デ・クルティス:
ソレントの歌「カルメラ(眠れよ、カルメ)」/私に歌っておくれ/帰れソレ
ントへ 
バルテレミー:Chi se nne scorda cchiu! 
カルディッロ:カタリ・カタリ-つれない心 
ロッシーニ:踊り(ナポリのタランテッラ) 
デンツァ:フニクリ・フニクラ 
ヌティーレ:マンマ・ミーア! 
タリアフェリ:ナポリのマンドリン 
レオンカヴァルロ:朝の歌(マッティナータ) 
ガスタルドン:禁じられた音楽 
ディ・カプア:私の太陽(オ・ソレ・ミオ) 
デンツァ:妖精の瞳 
コットラウ:サンタ・ルチア 
N.ヴァレンテ:帰れ 
イタリア民謡(ヴェルジネ編曲):海に来たれ(録音:1926年-1953年)
歌・演奏/ティート・スキーパ、ユッシ・ビョルリンク、
フェルッチョ・タリアヴィーニ、ベニアミーノ・ジーリ、
ジュゼッペ・ディ・ステーファノ、ヤン・キエプラ、
アレッサンドロ・ジリアーニ、ヨーゼフ・シュミット、
アウレリアーノ・ペルティレ、マリオ・デル・モナコ
ウォード・マーストン復刻。夢のような歌手たちのそろい踏みによるイタリア
民謡および歌曲集は、声楽ファンが長く待ち望んでいたものに違いありません。
録音もレーベルもバラバラな音源をまとめてアンソロジー化したマーストンの
手腕は、これから続くこのシリーズが信頼できるものであることを証明してい
ます。

8.110877
ベートーヴェン(1770−1827):
交響曲第6番「田園」
(録音:1937年6月22日、7月16日、10月21日-22日、ロンドン) 
モーツァルト(1756−1791):歌劇「魔笛」-序曲
(録音:1938年6月2日、ロンドン) 
ロッシーニ(1792-1868):歌劇「絹のはしご」-序曲
(録音:1938年6月13日、ロンドン) 
ウェーバー(1786-1826):舞踏への勧誘−華麗なロンド
(ベルリオーズによる管弦楽編曲)(録音:1938年6月14日、ロンドン) 
ブラームス(1833−1897):悲劇的序曲(録音:1937年10月25日、ロンドン)
演奏/アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)BBC交響楽団
マーク・オバート=ソーン復刻。とかく音楽の激しさが評価の対象になってき
たトスカニーニですが、ナクソス・ヒストリカルや他レーベルの復刻で、その
豊かさが再認識されています。相性の良かったBBC響との録音も、丁寧な復刻で
再評価されること間違いなし。ソースは戦前の米Victor<GOLD>プレスのSPです。



<NAXOS  DVD-A>
5.110013  \1980
ラフマニノフ(1873-1943):ピアノ協奏曲第2番/ピアノ協奏曲第3番
演奏/コンスタンティン・シチェルバコフ(ピアノ)、
ドミトリ・ヤブロンスキー(指揮)ロシア国立交響楽団
録音・ミックス:サラウンド・サウンド、48kHz、24ビット 
音声方式:5.1ドルビー・デジタル・サラウンド・サウンド、
5.1DTSサラウンド・サウンド 
映像:イメージ画(静止画) 
DVDオーディオ・プレーヤー及びDVDビデオ・プレーヤーでご覧いただけます。
ナクソスでロシア音楽を得意とする2人の演奏家が共演した注目すべき一枚。
情緒豊かで必要以上に起伏を作ることなく、常に落ち着いている彼らの演奏は、
言わば“大人の音楽”であり、2つの名曲に新しい性格を与えています。しっ
とりとした感触のあるオーケストラ(特に弦楽の響き)と、粒立ちのいいピア
ノの音を味わってください。。
(CDでのリリースは現状予定しておりません。)

5.110016  \1980
ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):海の交響曲(交響曲第1番)
演奏・歌/ポール・ダニエル(指揮)ボーンマス交響楽団&合唱団、
ジョーン・ロジャース(ソプラノ)、クリストファー・モルトマン(バリトン)
録音:サラウンド・サウンド、44.1kHz、16ビット 
音声方式:5.1ドルビー・デジタル・サラウンド・サウンド、
5.1DTSサラウンド・サウンド 
映像:イメージ画(静止画) 
DVDオーディオ・プレーヤー及びDVDビデオ・プレーヤーでご覧いただけます。
通常盤CD(8.557059)として発売中の録音。大編成のオーケストラと合唱を伴
うこの曲は、20世紀への希望を壮大に歌い上げたものであり、オーディオ空間
を作り上げるのに最適なもの。第1楽章のトゥッティ、第2楽章のひそやかな
雰囲気、第3楽章の切れ味、第4楽章のエネルギーと、DVDオーディオの威力
を知る最良のサンプルでしょう。



<NAXOS  SACD>
6.110013  \2180
ラフマニノフ(1873-1943):ピアノ協奏曲第2番/ピアノ協奏曲第3番
演奏/コンスタンティン・シチェルバコフ(ピアノ)、
ドミトリ・ヤブロンスキー(指揮)ロシア国立交響楽団
制作方式:DSD Mastering 
ディスクの種類:ハイブリッドディスク 
チャンネル:マルチチャンネル・サラウンド・サウンド(5.0ch)、
2chステレオ、
CDスタンダード・ステレオ(全トラックを3つのチャンネルで収録) 
CDプレーヤーで再生可能なSuper Audio CDハイブリッド Super Audio CDは、
音声を従来のCDより高密度に記録したディスクです。またこのディスクは
Super Audio CD層とCD層の2層からなるハイブリッド仕様です。
Super Audio CD層:Super Audio CD対応プレーヤーで再生可能 
CD層:通常のCDプレーヤーで再生可能
同時発売のDVDオーディオ盤と同一の演奏です (CDでのリリースは現状予定し
ておりません。)



<MARCO POLO>
★MARCO POLOレーベルは4月1日より、レギュラー盤1枚あたり、\1550に値下げ
になります。

8.223612  \1550
サン=サーンス(1835-1921):
バレエ音楽「ジャヴォット」/付随音楽「パリザティス」
演奏/アンドリュー・モグレリア(指揮)クイーンズランド交響楽団
珍しいバレエ音楽2作をカップリング。1896年に初演された「ジャヴォット」
は、アダンを思わせるフランスのロマンティック・バレエ音楽。「パリザティ
ス」は1902年の初演作で、4曲8分足らずの作品です。

8.225177  \1550
クーラ(1883-1918):
秋の想い/私はずっと炎を見つめていた/朝の歌/教会墓地の夏の夜/エピロ
ーグ/くちづけ/マルヤッタの歌/シニッカの歌/森の娘/土曜の夕べ/氷の
花/昔の秋の歌/荒れ野の夜/おいで、いとしい人よ/イマンドラの歌/月夜
の舟旅 
マデトヤ(1887-1947):秋の歌曲集
歌・演奏/キルシ・ティーホネン(ソプラノ)、
サトゥ・サルミネン(ピアノ)
シベリウスと共にフィンランド近代ロマン派の中心だった2人の歌曲を集成。
北欧音楽らしいほの暗さと抒情をたたえたクーラの曲、ドラマティックなマデ
トヤの連作歌曲集は、シベリウス・ファン必聴です。

8.226013  \1550
オルセン(1922-1982):歌劇「ベリーサ」
歌・演奏/エイル・インデルハウグ(ソプラノ)、
ステーン・ビリエル(バリトン)、マリアネ・レアホルム(ソプラノ)、
アネ・マーグレーテ・ダール(ソプラノ)、
リーセ=ロッテ・ニルセン(ソプラノ)、
エリサベト・ハリング(ソプラノ)、
タマーシュ・ヴェテ(指揮)オーデンセ交響楽団、
ボー・ルンドビュ・イエガー(エレクトロニクス)、他
ロルカの戯曲をオペラ化したこの作品は1966年に初演され、電子音響などのメ
ディアを加えた新しいアプローチを模索したもの。愛と死をテーマに世俗的な
雰囲気を漂わせ、老人とその若い妻を中心に人間の欲望を描きます。

8.226017-18  2枚組  \3100
ホルンボー(1909-1996):
交響曲第1番/交響曲第2番/交響曲第3番/交響曲第4番 
[ボーナスCD]シャイロズ(曲名「シャイロズ」として、交響曲第1番-第4番
のトラックを異なる順序で演奏)
演奏/ハンヌ・コイヴラ(指揮)デンマーク放送シンフォニエッタ、他
ニールセンの後継者として20世紀デンマーク音楽をリードした作曲家による、
弦楽のための交響曲集を収録。バルトークやブリテンらの味わいがある作品集
です。ボーナスCDは、メインCD収録の4曲(7トラック)を別の順番で演奏し
た、いわばリミックス版です。


<CPO>
777018-2  \980(特価)
J.S.バッハ(1685-1750):<オルガン作品全集第15集:編曲集第2集>
協奏曲ト長調BWV.592/協奏曲イ短調BWV.593/協奏曲ニ短調BWV.596/さまざま
な手法による6つのコラール-目覚めよ、と呼ぶ声ありBWV.645/われいずこに
逃れ行かん(わが愛する神に)BV.646/ただ愛する神の摂理にまかすもの
BWV.647/わが魂は主をあがめBWV.648/ああ、われらのもとにとどまれ、主イ
エス・キリストよBWV.649/汝イエスよ、今天より降りたもうやBWV.650/アリ
ア ヘ長調BWV.587/音楽の捧げ物BWV.1079-6声のリチェルカーレ
演奏/ゲアハルト・ヴァインベルガー(オルガン……聖ヴェンツェル、ナウム
ブルク、ツァハリアス・ヒルデブラント製オルガン、1743年-1746年製)
オリジナル作品から編曲への拡大は、この全集がさらに高く評価される大きな
ポイント。有名な「6声のリチェルカーレ」をはじめ、コラールや協奏曲など、
JSBファンは必ずおさえておきたい一枚でしょう。

777037-2(SACD-Hybrid) \2500
ヴィヴァルディ(1678-1741):
協奏曲集「四季」(管楽器を伴うドレスデン版)/グイード(c.1660-after
1728):「四季」によるスケルツォ・アルモニコ
演奏/フェデリコ・グリエルモ(ヴァイオリン&指揮)
ラルテ・デラルコ(ピリオド楽器使用)
チャンネル:マルチチャンネル・サラウンド・サウンド(5.1ch)、
2chステレオ、
CDスタンダード・ステレオ(全トラックを3つのチャンネルで収録) 
ディスクの種類:ハイブリッドディスク<SACDプレーヤー及びCDプレーヤーで
お聴きいただけます)
その当時、ヨーロッパでもっとも優秀な管楽器奏者が集まっていたとされるド
レスデン宮廷は、ヴィヴァルディも訪れて多くの作品を残しました。管楽器を
加えられた「四季」(たとえば「春」ではリコーダー、オーボエ、ホルン、
ファゴット)は、編曲の枠を超えてまったく違った音楽に響きます。同時代の
作曲家による「四季」へのオマージュ作品も同時収録。

999596-2  \1980
シンディング(1856-1941):
交響曲第3番/交響曲第4番(管弦楽のための狂詩曲)/霜と春
演奏/デヴィッド・ポーセリン(指揮)
北ドイツ放送ハノーヴァー・フィルハーモニー管弦楽団
ドイツ・ロマン派音楽と北欧的抒情をミックスさせたシンディングの曲は、グ
リーグよりも中央ヨーロッパに近い作風。タスマニア響とのベートーヴェン交
響曲全集で一部リスナーの話題をさらったポーセリンが指揮。

999769-2  \1450
ラフ(1822-1882):<ヴァイオリンとピアノのための作品全集第3集>
スイスより/ソナタ第3番/ソナチネ第4番-第7番/ワーグナーの「さまよえ
るオランダ人」のモティーフによる二重奏曲
演奏/インゴルフ・トゥルバン(ヴァイオリン)、
ヤッシェ・ネムトソフ(ピアノ)
既発売の2枚で、ロマン派音楽の中心に位置していることが証明されたラフで
すが、シリーズ3枚目はソナタ第3番を中心に、母国へのオマージュである作
品(ヨアヒムに献呈)などを含めた内容です。

999872-2(SACD-Hybrid) 2枚組   \5100
レハール(1870-1948):オペレッタ「天文学者」
歌・演奏/ローター・オディニウス、クラウディア・ロールバハ、
ハンナ・ドーラ・ストゥールドッティア、ローベルト・ヴェルレ、
マルクス・ケーラー、
ヨハネス・ゴリツキ(指揮)ドイツ室内管弦楽団(ノイス)
チャンネル:マルチチャンネル・サラウンド・サウンド(5.0ch)、
2chステレオ、
CDスタンダード・ステレオ(全トラックを3つのチャンネルで収録) 
ディスクの種類:ハイブリッドディスク<SACDプレーヤー及びCDプレーヤーで
お聴きいただけます)
1916年にウィーンで初演されたこのオペレッタですが、その後ほとんど上演さ
れていないだけにこの録音が再評価への道を開拓。ウィンナ・オペレッタ・
ファンのリスナーにとっては“残された宝石”になるかもしれません。

999900-2  \1980
テレマン(1681-1767):<ヴァイオリン協奏曲全集第1集>
ヴァイオリン協奏曲ハ長調TWV51:C2/ヴァイオリン協奏曲ト長調TWV51:G8
ヴァイオリン協奏曲ホ短調TWV51:e3/ヴァイオリン協奏曲ニ長調TWV51:D9
ヴァイオリン協奏曲ホ長調TWV51:E2/ヴァイオリン協奏曲ヘ長調TWV51:F2
ヴァイオリン協奏曲ニ長調TWV51:D10
演奏/エリザベス・ウォルフィッシュ(ヴァイオリン&指揮)
オルフェオ・バロック・オーケストラ
イギリスの古楽シーンで長くリーダー的な存在の一人だったウォルフィッシュ
が、時代楽器のアンサンブルを率いてヴィヴァルディのスタイルを継承した
ヴァイオリン協奏曲集にチャレンジ。バロック音楽ファンは必聴です。


<NAXOS  DVD-V>
2.110501  \1750
<「音楽の旅」シリーズーロンドン>
[収録曲]
ハイドン:交響曲第104番「ロンドン」-メヌエット 
エルガー:
行進曲「威風堂々」第1番/悲歌/創作主題による変奏曲「エニグマ」-R.P.A.
/同-B.G.N./同-Troyte/同-Nimrod 
ヘンデル:
オラトリオ「メサイア」-人によりて死のきたりしごとく/6つの合奏協奏曲
第3番-アレグロ/王宮の花火の音楽-序曲 
バード:4声のミサ曲-サンクトゥス 
ベートーヴェン:ウェリントンの勝利(戦争交響曲) 
ヴェルディ:
歌劇「マクベス」-スコットランド亡命者の合唱“しいたげられた祖国” 
メンデルスゾーン:劇音楽「夏の夜の夢」-第7番「夜想曲」 
[撮影場所]
イギリス(ロンドン/オックスフォード) 
NTSC方式/画像構成比4:3/サウンド・フォーマット:ドルビー・デジタル・
ステレオ、ドルビー・デジタル5.1、DTS5.1/収録時間:56分20秒/片面一層
ディスク
日本では未発売のヴィデオ時代から好評だった都市シリーズの最新作は、新旧
の歴史が混在するロンドンと古風な大学都市オックスフォードの風景にスポッ
トを当てて、ゆかりの音楽をBGMにしたもの。手軽な旅行気分を味わえる映像作
品です。今後もプラハ、ローマ、ヴェニス、パリ等引き続きリリースされます。

2.110502  \1750
<「音楽の旅」シリーズーウィーン>
[収録曲]
ベートーヴェン:
序曲「フィデリオ」/交響曲第6番「田園」-雷雨・嵐/ピアノ協奏曲第4番-
アンダンテ・コン・モート 
モーツァルト:
ピアノ、オーボエ、クラリネット、ホルンとファゴットのための五重奏曲-ア
レグレット/行進曲ニ長調K.249/ヴァイオリン協奏曲第4番「軍隊」-ロン
ドゥー/歌劇「魔笛」-地獄の復讐がわが心に煮えかかる/ホルン協奏曲第4
番-ロマンツァ 
シューベルト:
弦楽四重奏曲第14番「死とおとめ」-スケルツォ/4つの即興曲集-第3番/五
重奏曲「ます」-スケルツォ/ヴァイオリン・ソナティナ第3番-メヌエット 
[撮影場所]
オーストリア(ウィーン) 
NTSC方式/画像構成比4:3/サウンド・フォーマット:ドルビー・デジタル・
ステレオ、ドルビー・デジタル5.1、DTS5.1/収録時間:57分04秒/片面一層
ディスク
ウィーンの美しい風景をふんだんに盛り込んだこの1枚は、観光映像としては
もちろん音楽ファンへの啓蒙も加味されており、ウィーンで活躍した3人の作
曲家とその時代に思いをはせることができる内容です。



<ARTHAUS  MUSIC  DVD>
100153  2枚組  \5280
ワーグナー(1813-1883):
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
(収録:1995年2月19日-27日、ドイツ、ベルリン・ドイツ・オペラ)
歌・演奏/ヴォルフガング・ブレンデル(バス)、
ヴィクター・フォン・ハーレム(バス)、
デーヴィッド・グリフィス(テノール)、
アイケ・ヴィルム・シュルテ(バス)、
レヌス・カールソン(バス)、イェスタ・ヴィンベリー(テノール)、
ウーヴェ・ペパー(テノール)、エヴァ・ヨハンソン(ソプラノ)、
ウーテ・ヴァルター(メゾ・ソプラノ)、
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団・合唱団(合唱指揮:カール・カンパー)、
ゲッツ・フリードリヒ(演出)、ブライアン・ラージ(映像監督)、他
独、英、仏、西、日本語字幕付き
NTSC方式/画像構成比:16:9/収録時間:266分/サウンド・フォーマット:
PCMステレオ/片面二層ディスク
ゲッツ・フリードリヒの演出によるステージは、ワーグナー・ファンならおな
じみ。象徴的なセットと演出はスタンダードであり、歌手たちの歌や演奏が引
き立ちます。名指揮者デ・ブルゴスのリードは堂々としており、この大作を楽
しむには申し分のないできばえでしょう。

101047  \2980
ブラームス(1833-1897):
ドイツ・レクィエム(収録:1997年、ウィーン楽友協会大ホール)
演奏・歌/クラウディオ・アバド(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、スウェーデン放送合唱団、
エーリク・エーリクソン室内合唱団(合唱指揮:マリア・ヴィースランダー)、
バーバラ・ボニー(ソプラノ)、ブリン・ターフェル(バリトン)
独、英、仏、西、日本語字幕付き
NTSC方式/画像構成比:16:9/収録時間:79分/サウンド・フォーマット:
PCMステレオ/片面一層ディスク
あえて何もコメントを加える必要もない豪華なラインナップであり、没後100周
年という記念すべき年のクライマックスとも言えるような名演が繰り広げられ
ます。7年を経て熟成してきたアバド&ベルリン・フィル、ボニーとターフェ
ルという2人のスター歌手、アバドとの共演も多いエーリクソン薫陶の合唱団。
あとはそれを味わうだけのことです。



<NAXOS JAZZ LEGENDS>  各1枚 \850
8.120729
デューク・エリントン:「トゥーティン・スルー・ザ・ルーフ」クラシック・
レコーディングス第6集1939-1940 フィーチャリング・アイヴィ・アンダー
ソン
[ Doin' the Voom Voom  /  Serenade to Sweden  /  Portrait of the Lion
/  Lady in Blue  /  Solid, Old Man  /  In a Mizz  /  I'm Checkin' Out,
 Go'om Bye   /  A Lonely Co-Ed  /  Bouncing Buoyancy  /  The Sergeant
Was Shy  /  I Never Felt This Way Before  /  Grievin'  /  Weely (A
Portrait of Billy Strayhorn)  /  Tootin' Through the Roof  /  Blues 
/  Plucked Again  /  Solitude  /  Stormy Weather  /  Mood Indigo  / 
Sophisticated Lady ]
1939年から翌年にかけてのエリントン楽団は、主にニューヨークで米Columbia
のために録音を行い(直後にVictorへ移籍)多くの名曲をスタンダード化。
1940年になるとバンドにベン・ウェブスターが加入して、アイヴィ・アンダー
ソンをヴォーカルに立てた録音を行います(このディスクにも収録)。この
ディスクはエリントン楽団がさらにステップアップする岐路の時期を記録して
いると言えるでしょう。

8.120746
グレン・ミラー:第3集「グレン・アイランド・スペシャル」ザ・グレート・
インスツルメンタルス オリジナルレコーディングス1938-1942
[ In The Mood / Sunrise Serenade / By the Waters of Minnetonka
(Indian Love Song) / Little Brown Jug / Pavanne / Glen Island Special
 / My Isle of Golden Dreams / I Want to Be Happy / Johnson Rag /
Tuxedo Junction / Pennsylvania 6-5000 / Song of the Volga Boatmen /
Anvil Chorus / Adios / A String of Pearls / American Patrol / Sleepy
Town Train / Rhapsody in Blue / Here We Go Again ]
「イン・ザ・ムード」「茶色の小瓶」「タキシード・ジャンクション」「ペン
シルヴァニア6-5000」「真珠の首飾り」……。映画『グレン・ミラー物語』で
も華やかに描かれた、ミラー楽団が最高に輝いている時代の録音で名曲の数々
を。RCA VictorのBluebirdレーベルおよびVictorへの録音(1942年)を集め、
もっとも有名な録音(演奏)を量感のある音で復刻しました。


<NAXOS  NOSTALGIA>
8.120751  \850
ハリー・ローダー:
「ローミン・イン・ザ・グローミン」オリジナル・レコーディングス1926-1930
[Roamin' In The Gloamin' / Breakfast In Bed On Sunday Morning / Stop
Your Tickling,Jock / I Love A Lassie (My Scotch Blue Bell) / It's
Nice To Get Up In The Morning (But It's Nicer To Lie In Bed) /
Soosie McLean / I Love To Be A Sailor / There Is Somebody Waiting For
Me / She's The Lass For Me / The Wee Hoose 'Mang The Heather / When I
Meet MacKay / Doughie The Baker (It's Nicer When You Make It Up Again)
 / Just Got Off The Chain / That's The Reason Noo I Wear A Kilt / The
 End Of The Road / A Wee Deoch An' Doris]
1870年にスコットランドで生まれたハリー・ローダーは、ロンドンに進出して
録音史の初期に膨大なレコーディングを行い、ラジオでもスターとなりました。
その片鱗がうかがえるこの一枚は、のんきな歌とヴォードビリアン風のトーク
により楽しさ一杯。ノスタルジックなオーケストラにはエノケンの録音を思い
出してしまいます。
     
<BRILLIANT>
BRL-6634  6枚組 \2850
ヴィラ=ロボス:弦楽四重奏曲全集
ラテン・アメリカ四重奏団

BRL-92177  4枚組 \1950
テレマン:ターフェルヌジーク全集
ムジカ・アムフィホン
ピーター・ヤン・ベルダー

BRL-92176  3枚組 \1480
グリーグ:室内楽作品全集
ラファエル四重奏団、イヴァン・ゼナティ
アントニン・クーベリック、ロバート・コーエン、他

BRL-99274  2枚組  \1000
ドヴォルザーク:ピアノ・デュオ作品全集
イングリッド・トルソン。ジュリアン・トゥルバー

BRL-92275  2枚組 \1000
シューベルト:バイオリンとピアノのための作品全集
ジェーン・ラレード
ステファニー・ブラウン

BRL-92277  2枚組 \1000
シューマン:協奏曲全集
ジュリアス・ベルガー、クララ・ヴェルツ
ルジェロ・リッチ、ペーター・フランクル、他

BRL-92284  2枚組 \1000
J.S.バッハ:
イタリア協奏曲、フランス風序曲、半音階的幻想曲とフーガ
ゴールトベルク変奏曲
ピーター・ヤン・ベルダー

BRL-92285  2枚組 \1000
J.S.バッハ:イギリス組曲
ボブ・ファン・アスペレン

BRL-92286  2枚組 \1000
J.S.バッハ:パルティータ第1-6番
ピーター・ヤン・ベルダー

BRL-92287  2枚組 \1000
J.S.バッハ:無伴奏バイオリンソナタ・パルティータ全曲
マルク・ルボツキー

BRL-92217  23枚組  \9000
J.S.バッハ:鍵盤楽曲作品全集
様々な演奏家

BRL-92216  17枚組  \7380
J.S.バッハ:オルガン作品全集
様々な演奏家

BRL-92215  15枚組  \6580
J.S.バッハ:室内楽曲集
様々な演奏家
 
<AULOS>
※メロディア原盤
AMC 2044  \1650
ロマンティック・メロディ-ボリショイ劇場ヴァイオリン・アンサンブル
ショスタコーヴィチ:ロマンス、
グルック:メロディ、
リムスキ=コルサコフ:くまばちの飛行、
ヘンデル:パッサカリア、
チャイコフスキー:感傷的なワルツ、エレジー、
ポンセ:小さな星、
グラナドス:スペイン舞曲、
マスネ:タイスの瞑想曲、
シューマン:トロイメライ、
ルビンシテイン:メロディ、
ドヴォルザーク:わが母の教えたましい歌、
タルティーニ:コレッリの主題による変奏曲、
バッハ(グノー):アヴェ・マリア、
ラフマニノフ:ヴォカリーズ、
シベリウス:悲しいワルツ
以上 全16曲 ボリショイ劇場ヴァイオリン・アンサンブル
1958~1967年録音 編曲:G.Zaborov
テレビドラマのヒットで「韓流」という言葉が巷では騒がれていますが、この
アルバムはまさしく韓国Aulos社による韓国マーケット向けの癒される曲のオ
ンパレードによる選曲。韓国国内では20000枚の販売実績を持ちます。

AMC 2046  \1650
ショパン:ピアノ協奏曲第1、2番
キーシン(ピアノ)
キタエンコ指揮モスク・フィル
1984年3月27日 ライヴ
他レーベルにて4枚組のキーシン・イン・コンサートとして発売されていた
ものと、同じ録音。リマスターリング違いです。





<Scora Classics>
scoracd0013  2枚組  \1850
全て初出!
Disc1
プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」第2組曲 Op.64c
プロコフィエフ:交響曲第6番 変ホ短調 Op.111
Disc2
チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 Op.64
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」から序曲
録音年月日:
ロメオとジュリエット:1972年1月30日、交響曲第6番:1961年2月9日
チャイコフスキー:1961年2月9日、ワーグナー:1978年3月30日
ムラヴィンスキー指揮
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
   
scoracd0014  2枚組  \1850
※初出を含む
Disc1
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 Op.77
ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)
ワーグナー:楽劇「ジークフリート」より ”森のささやき”
ワーグナー:楽劇「神々のたそがれ」より ”ジークフリートの葬送行進曲”
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」より ”ワルキューレの騎行”
Disc2
ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調「英雄」 Op.55
スクリャービン:交響曲第4番「法悦の詩」 Op.54
録音年月日:
ショスタコーヴィチ:1956年11月、 ワーグナー:1961年4月6日(初出)
ベートーヴェン:1961年4月6日(初出)、 スクリャービン:1959年
注)ショスタコーヴィチはスタジオ録音です!
スクリャービンのオーケストラは ソヴィエト国立交響楽団
他は レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
ムラヴィンスキー指揮





<Archipel>
ARPCD 0256  2枚組  \1800
ワーグナー:トリスタンとイゾルデ 第2,3幕のみ
トリスタン:アウグスト・ザイダー August Seider
イゾルデ:ヘレナ・ブラウン Helena Braun
ブランゲーネ:イーラ・マラニウク Ira Malaniuk
クルヴェナール:ハンス・ホッター Hans Hotter
マルケ王:ゴットローブ・フリック Gottlob Frick
ケンペ指揮バイエルン国立歌劇場管弦楽団、
合唱団・ミュンヘン
1953年11月8日 プリンツレゲンテン劇場
音質は決して良くありません。全体的に、こもった音です。しかし、ノイズ、
ポップ音は聴かれず、聴きやすい状態のリマスターリングがなされています。 
初出です。

●24bitリマスターリング
ARPCD0194  \950
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第24番:セル指揮ニューヨーク・フィル 1952年5月14日
ピアノ協奏曲第27番:バルビローリ指揮ニューヨーク・フィル 1941年
R.カサドシュ(ピアノ)
   
ARPCD0200  \950
ハイドン:交響曲第44番 RIAS放送管弦楽団 1953年6月
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」ベルリン・フィル 1953年
フリッチャイ指揮

ARPCD0203  \950
メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第1&2番
P.ケイティン(ピアノ)
A.コリンズ指揮、ロンドン交響楽団 1953年
メンデルスゾーン:真夏の夜の夢 から
ワルター指揮ニューヨーク・フィル 1948年12月ライヴ
   
ARPCD0204  \950
ドヴォルザーク&チャイコフスキー
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲 
コンドラシン指揮、ソヴィエト国立交響楽団 1948年
チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲第2番 
クヌシェヴィツキー、オボーリン 1949年
D.オイストラフ(ヴァイオリン)





<ARIOSO>
※ロシアClassound社からのライセンス
ARI 702    4枚組  \1600
ロシアのヴィルトォーゾ(1)
Disc-1
ヴィヴァルディ:四季(ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」)
スタドレル Sergei Stadler(Vn),V.Dabkute(Cem),ソンデツキス(Vc)
ソンデツキス(Saulus Sondetzkis)指揮
リトアニア室内オーケストラ
ヘンデル:水上の音楽 (初CD化)
ダヴィド・オイストラフ指揮
モスクワ・フィル・ソリスト・アンサンブル
Disc-2
バッハ:管弦楽組曲第2番
ホフマン Andrey Hoffmann(Fl)
ダヴィド・オイストラフ指揮
モスクワ・フィル・ソリスト・アンサンブル 1972年
モーツァルト:クラリネット五重奏曲「シュタードラー」
モズゴヴェンコ Ivan Mozgovenko(Cl), ボロディン四重奏団
Disc-3
モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」
キタエンコ指揮モスクワ・フィル
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番
グトニコフ Boris Gutnikov(Vn)   セローフ 
Eduard Serov指揮
レニングラード・オーケストラ・オブ・アンシェント・アンド・モダン・
ミュージック
Disc-4
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番
バシュキーロフ Dmitry Bashkirov(Pf)
ソンデツキス(Saulus Sondetzkis)指揮
リトアニア室内オーケストラ
モーツァルト:セレナード第13番「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
ダヴィド・オイストラフ指揮
モスクワ・フィル・ソリスト・アンサンブル 
※各演奏年月日の記載はありません。全てステレオです。
       
ARI 703    4枚組  \1600
ロシアのヴィルトォーゾ(2)
Disc-1
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
ユーリ・シモノフ指揮
ボリショイ歌劇場管弦楽団&合唱団
※ソリストの記載はありません。ドイツ語です。
Disc-2
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番
シャフラン(Vc),ゴットリーブ(Pf)
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
トレチャコフ Viktor Tretyakov(Vn)
フェドセーエフ指揮
The USSR TV&Radio Large Symphony Orchestra
Disc-3
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」
スヴェトラーノフ指揮
The USSR Symphony Orchestra
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
コルサコフ Andrey Korsakov(Vc)
P.コーガン Pavel Kogan指揮
The USSR Symphony Orchestra
Disc-4
R.シュトラウス:ドン・ファン
キタエンコ指揮
モスクワ・フィル
R.シュトラウス:英雄の生涯
ジューク Valentin Zhuk(Vn)  
キタエンコ指揮
モスクワ・フィル
※各演奏年月日の記載はありません。全てステレオです。
 
<TELARC>
CD80619  \2080
SACD60619(SACD-Hybrid) \3300
J.S.バッハ:管弦楽組曲(全4曲)
組曲 第1番 ハ長調 BWV1066
組曲 第2番 ロ短調 BWV1067
組曲 第3番 ニ長調 BWV1068
組曲 第4番 ニ長調 BWV1069
ボストン・バロック
指揮:マーティン・パールマン
録音:2003年9月、ウースター
1973年に音楽学者兼ハープシコード奏者のパールマンによって設立されたアメ
リカを代表する古楽アンサンブル、ボストン・バロックによる大バッハの管弦
楽組曲全曲。きびきびとしたテンポで全曲を1枚のCDに収めています。

●NEW MID LINE
※カタログNO.の変更はありません。
CD80192  \1350
エルガー:
エニグマ変奏曲 作品36/序曲「コケイン」 作品40
弦楽のためのセレナード ホ短調 作品20/愛の挨拶 作品12
ボルティモア交響楽団
指揮:デイヴィッド・ジンマン

CD80295  \1350
P.D.Q.バッハ:Classical Talkity Talk Radio
P.D.Q.バッハ(ピーター・シックリー)

CD80094  \1350
STAR TRACKS(スター・ウォーズ-驚異のスペース・サウンド)
シンシナティ・ポップス・オーケストラ
指揮:エリック・カンゼル

CD80114  \1350
モーツァルト:ピアノと管楽のための五重奏曲 変ホ長調 K.452
ベートーヴェン:ピアノと管楽のための五重奏曲 変ホ長調 作品16
アンドレ・プレヴィン(P)
ウィーン管楽ソロイスツ





<DELOS>
DE3300  \2080
わが祈りを聞きたまえ
ベイントン:そして、われ新たなる天国を見たり
トムソン:アレルヤ
モーツァルト:
ラウダーテ・ドミヌム K.339/カザルス:われは黒し/汝はこよなく美しい
メンデルスゾーン:わが祈りを聞きたまえ/幸福と祝福はわれらとともにあり
パリー:われ喜びぬ
デュリュフレ:汝はペテロ
フランク:天使のパン
ハウエルズ:雄鹿が河の流れを恋い慕うがごとく
トルチャコフ:主に祈る、おおわが魂よ
チャイコフスキー:幸いなるかな選ばれし者
ストラデッラ:主よ、あわれみたまえ
スタンフォード:幸いなるかな、全き道を行く者
ヘイキョン・ホン(S)
ヴォイシーズ・オブ・アセンシオン
指揮:デニス・キーン
古今東西の宗教合唱曲を収録したアルバム。ヴォイシーズ・オブ・アセンシオ
ン(昇天の歌声)は、ニューヨークのプロ歌手によって結成された声楽アンサ
ンブル。

DE3311  \2080
スヴィリドフ:
ペテルスブルク-ブロークの詩による声楽詩
プーシキンの詩による6つの歌曲
ドミトリー・ホロストフスキー(B)
ミハイル・アルカディエフ(P)
現代を代表するバリトン歌手の一人、ホロストフスキーによる現代ソビエトの
作曲家スヴィリドフ(1915-1998)の歌曲。「プーシキンの詩による6つの歌
曲」は1935年、作曲者がわずか20歳の時の作品。一方、「ペテルスブルク」はそ
れから60年を経た1995年に作曲された作品で、当ディスクの演奏者によってス
ヴィリドフの80歳記念演奏会で初演されました。

DE3332  \2080
イタリア・フルート協奏曲集
アルビノーニ:フルート協奏曲 ト長調
ペルゴレージ:フルート協奏曲 ト長調
タリティーニ:フルート協奏曲 ニ長調
ヴィヴァルディ:フルート協奏曲 ハ短調
ガルッピ:フルート協奏曲 ニ長調
ボッケリーニ:フルート協奏曲 ニ長調
ラファエーレ・トレヴィサーニ(Fl)
モスクワ室内管弦楽団
指揮:コンスタンティン・オーベリアン
ミラノ生まれのイタリアのフルート奏者、トレヴィサーニのDELOS第2弾アル
バム。バロック-古典期のイタリアの作曲家の作品を集めています。

DE3333  \2080
イタリア・サクソフォン四重奏団の響き
リード:サクソフォン四重奏曲
フランセー:サクソフォンのための小四重奏曲
イトゥラルド:「英雄的な組曲」より
ピアソラ:忘却/フガータ/リベルタンゴ
トロイロ:コントラバジャンドー
ジョプリン:ジ・イージー・ウィナーズ
ガーシュウィン:パリのアメリカ人から
ブルース/ロータ:映画「8 1/2」のテーマ
ネイグル:スリー・シェイズ・オブ・ブルース
ナイマン:トニーのための歌、他
イタリア・サクソフォン四重奏団
イタリア・サクソフォン四重奏団はソプラノ・サックス奏者のフェデリコ・モ
ンデルチによって1982年に結成された団体。DELOS初登場となる当ディスクは、
ヴェローナのマフェイアナ・ホールにおける演奏会のライヴ録音です。





<KLEOS>
KL5129  \2080
2台のピアノとオーケストラのための珍しい作品集
ピエール・マックス・デュボワ:イタリア協奏曲
ロイ・ハリス:2台のピアノと管弦楽のための協奏曲
アーサー・ベンジャミン:ノース・アメリカン・スクエア・ダンス組曲
ジョシュア・ピアース、ドロシー・ジョナス(P)
スロヴァキア放送交響楽団
指揮:カーク・トレヴァー
いずれも世界初録音となる20世紀の2台のピアノとオーケストラのための作品
を収録したアルバム。いずれも親しみやすい作風の音楽です。ピアースとジョ
ナスは1982年から活動を続けている世界屈指のピアノ・デュオ・チームです。






<TESTAMENT>
SBT21350  2枚組  \3500
マーラー:交響曲 第3番 ニ短調(ステレオ)
バルビローリ:エリザベス朝の組曲(モノラル)
ルクレツィア・ウェスト(Ms)
聖ヘドヴィヒ大聖堂聖歌隊
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:サー・ジョン・バルビローリ
録音:1969年3月8日、ベルリン・フィルハーモニーにおけるライヴ
1964年1月、ベルリンにおけるライヴ
第2番、第6番に続く正規盤では初CD化となるバルビローリ&ベルリン・フィ
ルによるマーラーの交響曲第3番!死の前年の1969年に客演した際のライヴ録
音です。1963年の歴史的な第9番の成功以来、バルビローリはベルリンにおい
て「マーラーの伝道師」と目されており、BPOとの最後のマーラー演奏となっ
た3月8日と9日の「第3番」の演奏会も大きな感銘を残しました。「第3番」
といえば同年5月のハレ盤が出ていますが、オケの実力、特にカラヤンによって
究極といえるまでに磨き上げられた当時のベルリン・フィルの弦セクションと
の比較において、その違いは歴然!それが遺憾なく発揮された第6楽章は聴き手
をとてつもなく深い感銘へと誘う事でしょう。まさに、この奇蹟的演奏は63年
以来のこのコンビによるマーラーへの飽くなき探求心が結実させたものであり、
おそらく、このような「第3番」は2度と現れない事でしょう。カップリング
の「エリザベス朝の組曲」は、1941年にバルビローリが「フリッツ・ウィリアム
・ヴァージナル・ブック」の中の舞曲をオーケストラ用に編曲したもの。こち
らは1964年のライヴ録音です。





<MD+G>
30712492  \2080
ドヴォルザーク:
ピアノ五重奏曲 イ長調 作品81
弦楽五重奏曲 変ホ長調 作品97
クリスティアン・ツァハリアス(P)、
ハルトムート・ローデ(Va)
ライプツィヒ弦楽四重奏団
ドヴォルザーク没後100年記念リリース。MD+Gの看板アーティストであるツァ
ハリアスとライプツィヒSQの共演。

30912502  \2080
テレマン:組曲、ソナタと協奏曲集 Vol.2
ムジカ・アルタ・リパ
ドイツの古楽アンサンブル、ムジカ・アルタ・リパによるテレマン作品集の第
2弾。世界初録音を含む5作品を収録。

31709002  \2080
ラインベルガー:オルガン作品全集 Vol.10
オルガン・ソナタ 第16番 嬰ト短調 作品175/
12の様々な小品 作品174
ルドルフ・イニッヒ(Org)
ついに二桁の大台に乗ったヨーゼフ・ガブリエル・ラインベルガー(1839-1901)
のオルガン作品全集。ソナタの第16番は妻の死の直後に書かれた苦渋に満ちた
作品。チューリヒ、ノイミュンスターのクーン・オルガンを使用しています。

34012452  \2080
ミヒャエル・ハイドン:
交響曲 ト長調 MH334/
交響曲 変ロ長調 MH82/
レクイエム ハ短調 MH155
ヨハネッテ・ツォマー(S)、ヘレナ・ラスカー(A)
マルクス・シェーファー(T)、クラウス・メルテンス(Bs)
スイス室内合唱団
ローザンヌ室内管弦楽団
指揮:クリスチャン・ツァハリアス
ミヒャエル・ハイドンのレクイエムは、当時彼が仕えていたザルツブルクの大
司教シギスムント・シュラッテンバッハの死(1771年)に際して作曲されたも
の。初演の際にはモーツァルト父子も臨席しており、かのモーツァルトのレク
イエムにも大きな影響を与えたといわれています。また、ト長調の交響曲はか
つてモーツァルトの「交響曲第37番K.444」として知られていたもの。

34111952  \2080
フローベルガー:知られざる作品集 Vol.2
ジークベルト・ランペ(Cemb、Org、クラヴィコード)
ドイツ・バロック期を代表する鍵盤音楽の巨匠、ヨハン・ヤーコブ・フローベ
ルガー(1616-1667)の知られざる作品を集めたアルバムの第2集。世界初録音。

93510306(DVD-Audio) \3300
レスピーギ:
第12旋法によるメタモルフォーゼン/
ロッシニアーナ/
管弦楽のためのブルレスカ/
パッサカリア ハ短調
(J.S.バッハのオルガン曲より編曲)
ヴッパータル交響楽団
指揮:ジョージ・ハンソン
録音:2000年9月、ヴッパータル   

94011626(DVD-Audio) \3300
D.スカルラッティ:ソナタ集
ソナタ ハ短調 K.126/ソナタ ト短調 K.450/ソナタ ト短調 K.108/
ソナタ ハ長調 K.384/ソナタ ハ長調 K.406/ソナタ ヘ短調 K.69/
ソナタ ヘ長調 K.518/ソナタ ヘ短調 K.519/ソナタ ヘ長調 K.434/
ソナタ ニ長調 K.278/ソナタ ホ短調 K.402/ソナタ ホ長調 K.403/
ソナタ ホ長調 K.206/ソナタ 変ロ長調 K.202
クリスティアン・ツァハリアス(P)
録音:2002年6月、バート・アロルセン






<ARION>
ARN68642  \2180
C.Ph.E.バッハ:
6つのオルガン・ソナタ Wq.70
エリック・フェレ(Org)
演奏者のフェレは1962年生まれのフランスのオルガン奏者。シュライデンの宮
廷教会のケーニヒ・オルガン(1770年製作)を使用。

ARN68059  \2180
サン・サーンス:クリスマス・オラトリオ Op.12
クァム・ディレクタ Op.148
アヴェ・ヴェルム
ミシェル・ルグランシュ(S)、アニー・タセ(Ms)、アンナ・シェル(A)、
ジョルジュ・ゴティエ(T)、ポール・ギグ(Br)、
ル・マドリガル・ド・リヨン、リヨン管弦楽団
指揮:シルヴァン・カンブルラン
※再発売

ARN68091  \2180
オハナ:3つのカプリース、24の前奏曲
ジャン=クロード・ペヌティエル(P)

ARN68093  \2180
サン=ジョルジュ:ヴァイオリン協奏曲
Op.5−1&2、Op.3−1、Op.8−9
ジャン=ジャック・カントロフ(Vn)
ベルナール・トーマス管弦楽団
指揮:ベルナール・トーマス

ARN68132  \2180
ブラームス:合唱作品集
6つの四重唱曲Op.112−1&2、
3つの四重唱曲Op.64
5つの歌Op.104(無伴奏六重唱曲)
2つのホルンとハープの伴奏による女声合唱のための
4つの歌Op.17
4つの四重唱曲Op.92
宗教的歌曲「惜しみなくあたえよ」Op.30
スーザン・メイノフ(P)、マリエル・ノールマン(Hrp)
ミシェル・ピクマル声楽アンサンブル
指揮:ミシェル・ピクマル

ARN68148  \2180
ジャン・アラン:声楽・器楽作品集Vol.1
メス・モダル(旋法ミサ)
弦楽五重奏のためのアンダンテ・コン・ヴァリツァオーニとスケルツォ
フルートとオルガンのためのアリア
ヴァイオリンとオルガンのための3つの楽章、他
フランソワーズ・ジプ(Fl)、クララ・ボナルディ(Vn)、
ブルーノ・パスキエ(Va)、
デルフィーヌ・コロ(S)、ガエル・シュラミ(A)、ルートヴィヒSQ、
カメラータ・サン=ルイ
Org&指揮:ジョルジュ・ギヤール

ARN68149  \2180
オケゲム:レクイエム、ミサ「ロム・アルメ」
パリ・メタモルフォーズEns
天と地・声楽アンサンブル
指揮:モリス・ブルボン

ARN68161  \2180
モーツァルト:歌曲、二重唱、三重唱、四重唱曲集
アンナ・マリア・ミランダ(S)
ル・リーダー・クヮルテット
クリスティアン・イヴァルディ(P)

ARN68186  \2180
ウィエネル:アコーディオン協奏曲
チェロ・ソナタ
管弦楽と主要ピアノのためのコンセール
ジャン・ウィエネル、ジャクリーヌ・ロバン(P)、
ジルベール・ルセル(アコーディオン)、ピエール・ペナス(Vc)、
管弦楽団
指揮:アンドレ・ジラール

ARN68194  \2180
ル・サロン・ド・ロッシーニ/ニ重唱、四重唱曲集
ル・リーダー・クヮルテット
クリスティアン・イヴァルディ(P)

ARN68197  \2180
スペイン歌曲集
ロドリーゴ:3つのスペインの歌
ファリャ:7つのスペイン民謡
ガルシア・ロルカ:古風なスペインの歌
イザベル・ガルシサンス(S)
アルベルト・ポンセ(G)





<Cypres>
CYP4621  \2080
プスール:
交差する色調
第2のラモー讃
リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団
アンサンブル・ムジク・ヌーヴェル
指揮:ピエール・バルトロメー
録音:1986年6月、リエージュ、2002年12月、ブリュッセル
「あなたのファウスト」で有名なベルギーの現代作曲家、アンリ・プスール
(1929年生まれ)の作品。「交差する色調」は1967年にクーゼヴィツキー財団
の委嘱によって作曲されたプスールの代表的なオーケストラ曲で、アメリカの
賛美歌「勝利を我らに」が引用されています。また、21楽器のために書かれた
「第2のラモー讃」は1981年の作品。クープランの「リュリ讃」のパロディーで、
パルナッスス山に招かれた音楽の祖ラモーが、ドビュッシー、ストラヴィンス
キー、シェーンベルク、ヴェーベルンらと交流して古典と現代の結合が行われ
る…というストーリーを持っています。因みに第1の「ラモー讃」は1968年に
プスールが著した本の題名で、音楽作品としては存在しません。





<ACCORD>
4761635  2枚組  \3960
アペルギス:ソプラノと室内楽のための作品集
巨人ゴリア/280ムジュール/7つの恋の罪/
5つのクープレ/腕の先端で/
シミュラクルI‐IV/4つの熱烈な小品/
クラリネット、チェロとピアノのための三重奏曲/
モノマニーズ
アンサンブル・アクローシュ・ノート
録音:1991年&1992年、パリ/2003年、ストラスブール
ジョルジュ・アペルギス(1945年生まれ)はアテネに生まれ、パリで学んだギ
リシャ人作曲家。この2枚のディスクには1975年から1996年までの彼の室内楽
作品が収録されています。アンサンブル・アクローシュ・ノートはソプラノ歌
手のフランソワーズ・キュブラーとクラリネット奏者のアルマン・アングステ
ルによって1981年に結成されたアンサンブルで、この二人を中心に様々な楽器
を加えた編成となっています。

4761894  2枚組  \1750
グルダ/モンペリエ・リサイタル1993
ドビュッシー:音と香りは夕べの大気の中に漂う
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調 作品110
モーツァルト:幻想曲 ハ短調 K.475
モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第14番 ハ短調 K.457
モーツァルト(グルダ編曲):スザンナのレチタティーヴォとアリア
シューマン:幻想小曲集-夕べに
シューベルト:即興曲 変ト長調 作品90-3
ショパン:夜想曲 嬰ヘ長調 作品15-2
ショパン:舟歌 嬰ヘ長調 作品60
ドビュッシー:中断されたセレナード
ドビュッシー:ヴィーノの門
ビゼー(グルダ編曲):「カルメン」-ハバネラ
グルダ:前奏曲とフーガ
J.シュトラウス(グルダ編曲):「こうもり」幻想曲
民謡(グルダ編曲):辻馬車の御者
民謡(グルダ編曲):レーブラウス
ブラームス:子守歌
グルダ:アリア
フリードリヒ・グルダ(P)
録音:1993年7月31月、モンペリエにおけるライヴ
今は亡き名ピアニスト、グルダが1993年のモンペリエ・サマー・フェスティ
ヴァルに登場して開いたリサイタルを、グルダのナレーションも含め、完全
収録したアルバム。モーツァルトとベートーヴェンのソナタをメインにした
まっとうなプログラムによる前半と、鬼才ぶりを遺憾なく発揮した後半の二
部構成で、異能の音楽家グルダの魅力が堪能できるアルバムです。

4761907  \1350
リスト編曲によるシューベルト歌曲集
美しき水車小屋の娘/水車職人と小川/シェイクスピアのセレナーデ/魔王/
アヴェ・マリア/乙女の嘆き/水の上にて歌える/菩提樹/鳩の使い
シューベルト(クズミン編曲):幻想曲 ヘ短調 D.940(2手版)
レオニード・クズミン(P)
録音:2000年12月、モンペリエ
ロシアのヴィルトゥオーゾ・ピアニストの系譜を継ぐといわれている豪腕ピア
ニスト、クズミンのNEWアルバム。以前OGAMIからリリースされたラフマニノフ
のソナタでも、あえてホロヴィッツ版を使用するといったこだわりを聴かせて
いましたが、このディスクでもリスト編曲のシューベルトの歌曲に加え、自身
で編曲した幻想曲(オリジナルは4手連弾)を弾いて、その豪腕ぶりを披露し
てくれます。

4761897  \1350
ベートーヴェン(リスト編曲):
アデライーデ 作品46
七重奏曲 変ホ長調 作品20
アレクサンダー・パリー(P)
録音:2000年3月、モンペリエ
リスト編曲のベートーヴェンというと9曲の交響曲が思い浮かびますが、その
ほかにもこんな作品を編曲していたのです。パリーはNAXOSにスクリャービン
やウェーバーなどを録音しているモルダヴィア生まれの中堅ピアニストです。

4761890  3枚組  \3900
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集
ジャック・プラ(Vn)
ジユ・ニコラ(P)
録音:2000年4月30日、モンペリエにおけるライヴ
ベルネードSQやドビュッシーSQのかつてのメンバーであり、パリ・オペラ座管
弦楽団やバーゼル交響楽団の首席奏者を歴任し、現在はモンペリエ・フィルの
コンサートマスターを務めるフランスのベテラン・ヴァイオリニスト、ジャッ
ク・プラのベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集。何と一日(2回)の
コンサートで全曲演奏(!)を行った際の記録とのことであります。ピアノの
ニコラは1972年生まれの若いピアニスト。1860年製作のエラールを弾いていま
す。

4761919  \1350
デュサパン:弦楽四重奏曲第1番/弦楽四重奏曲 第4番
ケラン:弦楽四重奏曲第2番/弦楽四重奏曲 第3番
ダネル四重奏団
録音:2003年5月、モンペリエ
パスカル・デュサパン(1955年生まれ)とルネ・ケラン(1940年生まれ)の弦
楽四重奏曲集。ダネルSQは1991年にブリュッセルで結成されたクァルテット。

4761679  \1350
ドビュッシー:
子供の領分
フォーレ:
即興曲 第2番 ヘ短調 作品31
即興曲 第3番 変イ長調 作品34
ラヴェル:
高雅にして感傷的な円舞曲
クープランの墓
ニキタ・マガロフ(P)
録音:1988年、モントルー、ヴェヴェイ

4761680  \1350
ワルツ集
モシュコフスキ:ワルツ 作品34-1
シベリウス:悲しきワルツ 作品44
ウェーバー:舞踏への勧誘 作品65
レヴィツキー:ワルツ風アラベスク 作品6
シューベルト:ワルツ(遺作)
ショパン:ワルツ 第1番 作品18 「華麗なる円舞曲」
ヨハン・シュトラウス2世:春の声
ゴドフスキー:古きウィーン
シャブリエ:スケルツォ・ヴァルス
ドビュッシー:レントよりおそく
クライスラー:愛の悲しみ
スクリャービン:ワルツ 変イ長調 作品38
リスト:ファウストのワルツ
ニキタ・マガロフ(P)
録音:1990年、モントルー、ヴェヴェイ

4761681  \1350
メンデルスゾーン:ピアノ作品集
前奏曲とフーガ ヘ短調 作品35-5/
厳格な変奏曲 ニ短調 作品54/
無言歌集より(9曲)/
ロンド・カプリチオーソ ホ長調 作品14/
3つの練習曲 作品104b/
ピアノ・ソナタ 変ロ長調 作品106
ニキタ・マガロフ(P)
録音:1988年、モントルー、ヴェヴェイ
名ピアニスト、ニキタ・マガロフ(1912-1992)が晩年にADESに録音した数多く
のディスクが復活。その広範なレパートリーと味わい深い演奏が楽しめるシリ
ーズです。乞う御期待。






<FONE>
FONE 032SA(SACD-Hybrid) 2枚組 \4160
パガニーニ:24のカプリース Op.1
サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)
録音:2002年2月、クレモナ
今年(2004年)、63歳を迎えるイタリアのヴァイオリニスト、アッカルドの
通算3度目となるパガニーニのカプリース全曲盤の登場です。今や、ヴァイオ
リン界の頂点に達した感のある重鎮アッカルドが、その音楽の中枢に置いてい
るのが他ならぬパガニーニ。特にカプリースは、62年のデビューとなったR
CA盤、77年のDG盤と既に2度正規盤として全曲録音を行っており、まさ
に彼のライフワークとも呼べる作品です。「稀代のパガニーニ弾き」、アッカ
ルドによる無類のテクニックとその円熟味のある演奏をSACDでお楽しみく
ださい。なお、このCDは通常ではカットされている”リトネッリ”を全て演奏
した初の「完全全曲録音」となっています。

FONE 033SA(SACD-Hybrid) 3枚組 \5000
パレストリーナ:ミサ曲集 第1巻より
ミサ1:見よ、大いなる司祭を(4声)
ミサ2:おお、天の王を(4声)
ミサ3:大いなる勇気をもて(4声)
ミサ4:大天使ガブリエル(4声)
ミサ5:子羊の正餐(5声)
サンタ・チェチーリア音楽院ポリフォニコ合唱団
指揮:ロベルト・ガッビアーニ
録音:2003年10月-11月、ローマ
ルネサンス期の教会音楽の最後にして最大の作曲家、パレストリーナによるミ
サ曲集第1巻から「死者のためのミサ」を除く5曲を収録したアルバム。演奏
は、パレストリーナもその創設に関わったといわれるサンタ・チェチーリア音
楽院の合唱団。本場ローマの合唱団による癒しにも似たポリフォニックなルネ
サンスの教会音楽をSACDサウンドが完璧に捉えています。





<TESTAMENT>
●ルドルフ・ケンペ・コレクション(SBT12-1281)<既発売>の分売 各\1750
SBT1269
シューマン:交響曲 第1番 変ロ長調 作品38 「春」
ドヴォルザーク:交響曲 第9番 ホ短調 作品95 「新世界より
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ルドルフ・ケンペ
録音:1955年6月(モノラル)、1957年9月(ステレオ)

SBT1270
ベートーヴェン:交響曲 第3番 変ホ長調 作品55 「英雄」
シューマン:「マンフレッド」序曲 作品115
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ルドルフ・ケンペ
録音:1959年9月(ステレオ)、1956年11月(モノラル)

SBT1271
ベートーヴェン:序曲集
「フィデリオ」「レオノーレ第3番」「コリオラン」「プロメテウスの創造物」
「エグモント」
J.S.バッハ:管弦楽組曲 第3番 ニ長調 BWV.1068
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ルドルフ・ケンペ
録音:1957年7月、9月(ステレオ)、1956年11月(モノラル)

SBT1272
ベルリオーズ:
幻想交響曲 作品14
「ローマの謝肉祭」序曲 作品9
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ルドルフ・ケンペ
録音:1959年5月(ステレオ)、1958年12月(ステレオ)

SBT1273
モーツァルト:
序曲集
「フィガロの結婚」「コシ・ファン・トゥッテ」「魔笛」「イドメネオ」
セレナード第13番 ト長調 K.525 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
ハイドン:交響曲 第104番 ニ長調 「ロンドン」
フィルハーモニア管弦楽団
指揮:ルドルフ・ケンペ
録音:1955年12月(ステレオ)、1955年11月(ステレオ)、
1956年6月(ステレオ)

SBT1274
ワーグナー:管弦楽作品集
歌劇「ローエングリン」-第1幕への前奏曲、第3幕への前奏曲
舞台神聖祭典劇「パルシファル」-第1幕への前奏曲、聖金曜日の音楽
楽劇「トリスタンとイゾルデ」-前奏曲と愛の死
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ルドルフ・ケンペ
録音:1958年2月(ステレオ)

SBT1275
ウィーン名曲集
J.シュトラウスI世:ラデツキー行進曲
J.シュトラウスII世:喜歌劇「こうもり」-序曲、皇帝円舞曲、
喜歌劇「千夜一夜物語」-間奏曲
ウィーンの森の物語、クラップフェンの森にて
ヨゼフ・シュトラウス:ディナミーデン、天体の音楽
レハール:金と銀
ホイベルガー:喜歌劇「オペラ舞踏会」序曲
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ルドルフ・ケンペ
録音:1958年2月、1960年12月(ステレオ)

SBT1276
メンデルスゾーン:「フィンガルの洞窟」序曲
ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲
レズニチェック:歌劇「ドンナ・ディアナ」序曲
ニコライ:歌劇「ウインザーの陽気な女房たち」序曲
シューベルト:
付随音楽「ロザムンデ」-序曲、間奏曲第3番、バレエ音楽第3番
スメタナ:歌劇「売られた花嫁」序曲
スッペ:「ウィーンの朝・昼・晩」序曲
J.シュトラウスII世:ポルカ「浮気心」
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ルドルフ・ケンペ
録音:1958年、1959年、1960年(ステレオ)

SBT1277
ヘンデル:王宮の花火の音楽
グルック:バレエ組曲<モットル編集による各歌劇の管弦楽曲を組曲化>
コダーイ:組曲「ハーリ・ヤーノシュ」
バンベルク交響楽団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ルドルフ・ケンペ
録音:1962年5月(ステレオ)、1961年12月(ステレオ)

SBT1278
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 作品98
付随音楽「真夏の夜の夢」組曲
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ルドルフ・ケンペ
録音:1960年2月(ステレオ)、1961年2月(ステレオ)

SBT1279
スメタナ:歌劇「売られた花嫁」組曲
ドヴォルザーク:スケルツォ・カプリチオーソ 作品66
フンパーディンク:歌劇「ヘンゼルとグレーテル」組曲
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ルドルフ・ケンペ
録音:1961年1月、4月(ステレオ)、1961年1月(ステレオ)

SBT1280
R.コルサコフ:交響組曲 「シェエラザード」 作品35
ワインベルガー:歌劇「笛吹きシュワンダ」-ポルカ、ワルツ
ドヴォルザーク:スケルツォ・カプリチオーソ 作品66
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ルドルフ・ケンペ
録音:1967年2月(ステレオ)、1961年1月(ステレオ)、
1957年7月(ステレオ)                           
2002年10月に大好評をいただいたルドルフ・ケンペ・コレクションの分売です。
EMIの音源ソースのCD化となるこのシリーズは、1950年代中期から60年代にかけ
ての壮年期のケンペの芸術をコレクションしたもの。50代前後のいわゆる彼の
脂の乗り切った時期の指揮振りがなんといっても魅力です。ドイツ正統派とし
て職人芸とも称えられた明快なリズムとフレージング、抑制の効いた繊細な表
現はこのCDのいたるところに感じられるかと思います。現代では、もう現れ
ることのないであろう通好みの指揮者の演奏をお楽しみください。
 
<QUERSTAND>
VKJK 0414  \1550(4月30日までのご予約特価。通常価格 \1680)
「ハイティンク シュターツカペレ・ドレスデン首席指揮者就任コンサート」
ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲
ブラームス:交響曲第1番   
ハイティンク指揮
シュターツカペレ・ドレスデン  2002年10月ライヴ   





<col legno>
20600(SACD-Hybrid) 2枚組  \3960
ルイジ・ノーノ(1924−1990):
イオ、プロメテウスからの断片(1981)-
3人のソプラノ、小合唱団、バス・フルート、コントラバス・クラリネット、
ライブ・エレクトロニクスのための
息づく静寂(1980/83)-小合唱団、バス・フルート、ライブ・エ
レクトロニクスと テープのための
アンドレ・リヒャルト指揮、
カティア・プラシュカ(Sop)、
ロベルト・ファブリツィアーニ(Cb.Fl)、
ミカエル・アッカー&ラインホルト・ブレイグ(音響)、
ソリステンコーア・フライブルク(合唱)他
声楽と電子音響を混合して独自の作風を築いたノーノ円熟期の代表作2品。
共に2001年ザルツブルク音楽祭のライブ。バス・フルートに現代音楽の
名手ロベルト・ファブリツィアーニ(ARTSレーベルでお馴染み)を迎え、特に
ライブ・エレクトロニクスはハイブリッドSACDならではの迫力。両作
品はともに他にCDが出ていますが、当ディスクだけの圧倒的な臨場感はぜ
ひヘッドフォンでお楽しみ下さい。

20603(SACD-Hybrid)  \1980
「死の間近な時」ノーノ:声楽作品集
「春が来た〜シルヴィアのための歌」(1960)〜ソプラノ・ソロと6人のソ
プラノ・アンサンブルのための
「兄弟よ何処へ?」(.Donde estas, hermano?)(1982)〜4人の女声のた
めの
ジャミラよ朝は近い(1962)〜ソプラノ・ソロのための(「生命と愛の歌
〜広島の橋の上で」より)
それはやさしい沈黙(1960)〜8声のための
死の間近な時(ポーランド日記第2)(1982)〜4人の女声とバス・フルート、
チェロ、ライヴ・エレクトロニクスのための
マンフレート・シュライアー指揮
シュトゥットガルト・ノイエ・ヴォカルゾリステン、
ピルミン・グレール(フルート)、
エリク・ボルギア(Vc)
ノーノが重きをおいて作曲していた声楽作品集。こちらもハイブリッドSACDで
す。
 
20220  \1980
ロマン・ハウベンシュトック=ラマティ(1919‐1994):
カテドラルI〜ハープ独奏のための(1988)
カテドラII〜ハープとテープのための(1988)
ジョバンナ・レイターノ(Hp)
ナッチョ・デ・パズ(エレクトリック・レアリゼーション)
ハウベンシュトック=ラマティはポーランド出身で戦後イスラエルのテル・ア
ヴィヴ音楽院で教鞭を取り、1957年からはパリのフランス国営放送でミュージ
ック・コンクレートの制作に励み、後にウィーンに在住した作曲家。ミュージ
ック・コンクレートの他、様々な前衛技法で作曲した人だけあって、ハープの
可能性を最大限に引き出すように考え抜かれた精緻な書法が取られている。カ
テドラルIIは予め録音された15のハープ・パートと実演のソロがアンサンブル
する作品。こうした、いわゆるライヴ・エレクトロニクスを彼は創作の根幹と
捉え、この発想から多くの作品を生み出している。今日ではIRCAMを始め、こ
の種の創作は盛んだが、この機会にパイオニアの作品にじっくり耳を傾けてみ
たい。
 
20234  \1980
エルマー・ランプソン(1952):
弦楽四重奏曲第2番(1992‐98)、
ハレルヤ〜独奏チェロのための(1996)
ヴァイオリンとピアノのための4つの小品(1988)
マルク・ダニエル(Vn)、ジル・ミレ(Vn)、
トニー・ニス(Va)、ガイ・ダネル(Vc)、
ヴォルフガング・セルナー(Vc)、
ヤン・ミカエル(Pf)
最近は指揮者としても数多くの現代作品の初演に携わるランプソンはハンブル
ク在住の作曲家。作曲者がシュニトケ、リゲティ、グバイドゥリーナ、そして
アルヴォ・ペルトの影響を受けたと言う通り、彼の音楽は折衷主義的ではある
が、基本的に現代性の中に仄かな叙情を湛えた、最近のドイツの作曲家には珍
しい(?)ロマンティックなものといえるだろう。表現主義的な激しい表出性
と静けさとの対比、そして静寂のなかで鮮やかに煌めく調性的、旋法的響き。
特殊奏法もここでは宇宙の広がりを感じさせ、独自の詩的ニュアンスを含んで
いる。特に1998年に完成された2楽章からなる弦楽四重奏曲第2番は彼の美学
が端的に示された秀作である。





<OTAKEN RECORDS(CD-Rレーベル)>
TK-5901     \2180
「プフィツナー 管弦楽自作自演集」
歌劇「パレストリーナ」3つの前奏曲、 歌劇「心」より 、
交響曲 作品46、 歌劇「キリストになった小悪魔」序曲、
バイオリンとチェロの二重奏曲(小オーケストラ付)、
 ハイルブロンのケートヒェン   
作曲家指揮
ベルリン国立歌劇場管弦楽団及びメンバー 
ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
          
TK-5902  \2180
プフィツナー交響曲全集
小交響曲 作品44 
交響曲第1番作品36a
交響曲第2番作品46    
アーベントロート ライプツィヒゲバントハウスO
シュミット・イッセルシュテット ベルリンドイツオペラO  
ベーム ドレスデン国立歌劇場O       
長い人生のなかで、これは私のこれからの人生に不可欠だと思える音楽に出
会うことがあります。洋楽ファンの方ならバッハやモーツァルトやベートー
ベンの音楽は人生に必要欠くべからざる音楽であるということに異論をとな
える人はまずいないはずです。ところがブラームスやワーグナー、あるいは
ブルックナーやマーラーになってくると聞き手の好みによって意見が違って
くるようになり、R・シュトラウスに到ってはこの音楽が人生に必要かどう
かの議論さえナンセンスなもののように思えてくるのです。さてそのシュト
ラウスと同時代、同じ独襖圏で作曲家、指揮者、教師として名声を得ながら、
没後ごく最近に至るまで忘却の彼方におかれていた音学家がハンス・プフィ
ツナーです。プフィツナーの音楽は久々に心、おおげさに言えば魂に来る音
楽と言って過言ではないでしょう。クラシック音楽がますます軽薄になって
いるこんにち、私どもの人生に意義ある音楽体験を与えるプフィツナーの音
楽を一人でも多く人に聞いて頂きたく次の二枚をリリースします。一枚は作
曲者自身の指揮によるオーケストラ作品集でもう一枚は同時代の名指揮者に
よる交響曲全集です。近年CPOレーベルがプフィツナーの作品を体系的に
録音してくれていってますが、作曲者のオリジナルの演奏や同時代の演奏は
やはり格別に心に堪えます。

TK-5031  \2180
モーツァルト:ハフナーセレナード、
シューベルト:交響曲第5番   
F・ブッシュ、P・リバール(Vn)、ウィンターツールO       

TK-5701  \2180
1930年代のワーグナー、ライブ集Vol.I 
マイスタージンガー序曲
タンホイザー序曲
ローエングリン第3幕抜粋
「神々の黄昏」よりプロローグ〜ラインへの旅   
ワインガルトナー、ウィーン国立歌劇場O、
F・ブッシュ、ドレスデンシュターツカペレ、
フルトヴェングラー、バイロイト祝祭O、フォルカー、ミューラー、
フルトベングラー、コベントガーデン歌劇場O、
フラグスタート、メルヒオール
       
TK-5702  \2180
1930年代のワーグナー、ライブ集Vol.II
ワルキューレ第3幕、 
「神々の黄昏」よりブルンヒュルデの自己犠牲   
フルトベングラー、コベントガーデン歌劇場O、
フラグスタート、ボッケルマン、ミューラー、
同指揮、同オケ、フラグスタート
       
TK-5703  \2180
モーツァルト「フィガロの結婚」抜粋、1949
F・ブッシュ、メト、スティーバー(伯爵夫人)サヤオ(スザンナ)
ターヨ(フィガロ)ノボトナ(ケルビーノ)他       
聴き処の多い第1幕は全曲、2幕は夫人のアリアとケルビーノのロマンス、
3幕は夫人のアリアから3幕フィナーレ、4幕はフィガロのレシタティーボ
とアリアからスザンナの最後のアリア、と聴き処を一枚80分に満載!
CLSレーベルの復刻は超レア。一ヶ所針飛び、2〜3箇所混信、原盤に起
因に付きご容赦下さい。






<KAIROS>
12412KAI  \1980
カイヤ・サーリアホ(1952):室内楽作品集 
火山灰(1998)〜アルト・フルート、チェロとピアノのための
ノア・ノア〜(1992)〜フルートとエレクトロニクスのための
鏡(オリジナル版1997)〜フルートとチェロのための
スピン&スペル(1996)独奏チェロのための
モンキー・フィンガーズ、ベルベット・ハンド〜ピアノのための(1991)
花弁(1988)〜チェロとエレクトロニクスのための
鏡(レスリー・オルソン版1998)〜フルートとチェロのための
Laconisme de l’aile(1982)〜フルートとオプショナル・エレクトロニク
スのための
6つの日本の庭−武満徹の思い出に−(1993/95)〜打楽器とエレクトロニ
クスのための 
演奏:ウォルペ・トリオ/レスリー・オルソン(Fl)、
スコット・ローラー(Vc)、スザンヌ・アキーユ(Pf)
トマス・ノイハウス(ライヴ・エレクトロニクス)、
アンドレアス・ボートガー(打楽器とライヴ・エレクトロニクス)   
いまやヨーロッパ現代音楽の中心的存在といっても過言ではないフィンラン
ド出身のサーリアホはIRCAMでの音響探求を経て独自の語法を確立した作曲家
です。ライヴ・エレクトロニクスのみならずアコースティックな楽器にも、
その経験が映され、これに生来の繊細な色彩感覚が加わって、色彩豊かな音
の帯が幾重にも絡み合った美しい作品を数々生み出しています。彼女にとっ
て倍音システムは非常に重要な素材で、そのきらめくようなハーモニーから
生まれる響きの刻々と変化するテクスチュアとエレクトロニクスを伴ったサ
イケデリックなサウンドはプログレシヴ・ロックと非常に近い関係にあると
いえるでしょう。どれも傑作揃いですが、一風変わった作品としてカイヤ風
ブルース・ロック(!)とも言うべき「モンキー・フィンガーズ、ベルベッ
ト・ハンド」、日本の国立音大の委嘱により武満徹の思い出に捧げられた、
いささか安っぽいジャポニズムが逆に新鮮な(佐藤聡明とYMOが合体した感
じで大笑い)エレクトロニクスと打楽器のための「6つの日本の庭」がお薦
めです。
 
<Piano21>
P21011(DVD-Video)  \3380
エヒテナハ国際音楽祭のシプリアン・カツァリス 79' ――
ロベルト・シューマン(1810−1856):子供の情景Op.15 
フランツ・シューベルト(1797−1828)(リスト編):アヴェ・マリア 
ジャック・アルカデルト(1500?−1568)(リスト編):アヴェ・マリア
フランツ・リスト(1811−1886):葬送前奏曲と葬送行進曲S.206 
オリヴィエ・メシアン(1908−1992):
《幼な児イエスにそそぐ20の眼差し》より〜第20曲〈愛の教会の眼差し〉
シプリアン・カツァリス(ピアノ)
特典トラック ――
ドキュメンタリー「エヒテナハ国際音楽祭」  
シプリアン・カツァリス・ディスコグラフィー(DVD-ROM仕様)
1979年のエヒテナハ音楽祭におけるリサイタルをライヴ収録。ヨーロッパでは
PAL方式で発売されていたが、今回初めてNTSC方式によるDVDもリリースされる。
映画フィルムで収録されているため、画面の質感がビデオとは大きく異なり、
陰影が深いのが特徴。演奏はカツァリスらしいヴィルトゥージティに満ちてお
り、ファンにとって見逃せないもの。79年といえば、まだベートーヴェン/リ
スト編:交響曲全集(Teldec)の録音を開始する前のこと。ジョルジュ・シフ
ラ・コンクールに優勝し、国際的に認知されるようになって5年しか経っていな
い時期のライヴ。若々しいカツァリスの才気が爆発する様子が迫真の映像で収
められている。2人の作曲家による異なった《アヴェ・マリア》の後、メイン
となるリストとメシアンでは、別撮りしたイメージ映像が挿入される。これに
もカツァリス本人が出演しているのだから驚く。森を散歩する貴族の衣装(リ
スト本人のつもり?)をまとったカツァリスが、ふと棺桶を見つける。のぞき
込むカツァリス。すると中に目を見開いて横たわっているのはカツァリス本人!
という、ブラック・ユーモアともとれる映像が、曲の合間にフラッシュバック
的な手法で挿入されている。メシアンはもっと抽象的で、ヨーロッパの森のロ
ングショット、森の中でピアノを弾くカツァリス、噴水のかたわらでピアノを
弾くカツァリスなどなど、幻想的な曲の雰囲気に合わせた不思議な感覚美をも
った映像が挿入されている。メシアン本人は76年に「カツァリスが私の〈愛の
教会の眼差し〉を格調高く弾いてくれるのを聴けて、とても幸運だった…」と、
手放しの称賛を寄せている。確かに、あの不協和音の連打から、崇高な雰囲気
をかもし出すカツァリスの手腕には、誰もが舌を巻かざるを得ないだろう。
特典トラックには、カツァリス自身が音楽監督をつとめるエヒテナハ音楽祭の
紹介ドキュメンタリーと、これまでのカツァリスのディスコグラフィーが収め
られている。
画面サイズ:4/3   音声:Stereo   リージョン・コード:ALL

P21012(DVD-Video) \3380
イン・メモリアム・ショパン ――
ショパン没後150周年記念カーネギー・ホール・コンサート
フレデリック・ショパン(1810−1849):
葬送行進曲ハ短調 Op.72-2  
前奏曲第17番変イ長調 Op.28-17  
幻想即興曲(即興曲第4番)嬰ハ短調 Op.66  
子守歌変ニ長調 Op.57  
マズルカ第25番ロ短調 Op.33-4  
ポロネーズ第3番イ長調Op.40-1《軍隊》  
夜想曲第2番変ホ長調 Op.9-2  
舟歌嬰ヘ長調Op.60  
幻想曲ヘ短調Op.49  
葬送行進曲(ピアノ・ソナタ第2番 Op.35より)  
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58  
(アンコール)ワルツ第7番嬰ハ短調 Op.64-2  
夜想曲第20番嬰ハ短調《レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ》  
マズルカ第47番イ短調 Op.67-4
シプリアン・カツァリス(ピアノ)
1999年10月17日はピアノの詩人ショパンがパリで没してちょうど150年の命日
に当たっていた。歴史と伝統を誇るカーネギー・ホールがこの日のスペシャル
・コンサートのために迎えたピアニストがシプリアン・カツァリスだった。
CD発売時にも話題になったディスクのDVD。これもNTSC化は初。コンサートの
開始と、休憩後の第2部開始にそれぞれ別の「葬送」をもってくる、没後150年
を意識したこだわりのプログラム構成とも相まって、圧倒的な成功をおさめた
リサイタルのリアル・ドキュメント。「ライヴのカツァリス」の凄さをあらた
めて見せつけられる内容で、楽譜にない即興的なトリルなど、多くの話題(物
議も含めて)を提供した。この演奏、楽器はハンブルク・スタインウェイが用
いられている。調律はProPianoレーベルのオーナーとしてもよく知られるリカ
ルド・デ・ラ・ローサ。
画面サイズ:4/3   音声:Stereo   リージョン・コード:ALL






<Gimell>
GIMDN902(DVD-Video) \3380
エリザベス王朝の調べ ―― タリス・スコラーズ、ウィリアム・バードを歌う
1. ライヴ・パフォーマンス  
テュークスベリー大聖堂でのコンサート映像(72分23)
ウィリアム・バード(1542/43−1623):
目覚めていよ − 悲しみと不安が − 怒りたもうな − 導きたまえ、おお主よ
− おお主よ、御身のしもべエリザベスが − マニフィカト(大典礼曲) −
アヴェ・ヴェルム・コルプス − ヌンク・ディミッティス − 御身が唇には慈
しみが置かれぬ − 4声のミサ曲
2. ドキュメンタリー
「ウィリアム・バードの生涯と音楽」(69分16)
BBCウェールズ放送局制作のドキュメンタリー番組
3. 特典 オーディオ・トラック(51分41)
バード:5声のミサ − 3声のミサ − 主よ、認めたまえ
パレストリーナ:今こそ御身の僕を
タリス:エレミヤの哀歌IIより-ジメル
タリス・スコラーズ初のDVD!
日本語字幕付き!
1のテュークスベリー大聖堂でのコンサート映像がこのDVDのメイン。エリザベ
ス1世の統治時代に、師であるトマス・タリスと共に活躍したウィリアム・バ
ードの作品を特集したプログラムである。あえて撮影用のライトを立てず、ロ
ウソクの灯火だけで映し出されるテュークスベリー大聖堂の様子はとびきり美
しく、タリス・スコラーズの見事な歌唱と調和しつつ、聴き手を16世紀の世界
へいざなう。
レベルの高さで世界的に定評のあるBBCのドキュメンタリー番組がまるごと収録
されている2も見逃せない。当時の宗教紛争 ―― 英国内におけるカトリック信
仰の禁止という時代背景の説明から始まり、禁教信者だったはずのバードがな
ぜエリザベス女王の寵愛と庇護を受けたのかが解き明かされてゆく。ピーター
・フィリップスや歴史学者のコメント、タリス・スコラーズのパフォーマンス
映像など、豊富な素材を交えて作られた番組。
なお、1も2もメニュー画面で選択すれば日本語字幕が出るのがありがたいとこ
ろ。
3はDVD Videoのオーディオ・トラックにタリス・スコラーズの過去の音源を収
録したもの。(パレストリーナのみ映像付き/ライヴ・イン・ローマより/こ
れのみ字幕なし)。音声トラックはDVD Audio仕様ではありません。念のため。





<Chandos>
CHAN10189  \2080
独奏チェロのための作品集 ――
ゾルターン・コダーイ(1882−1967):無伴奏チェロ・ソナタOp.8
ベンジャミン・ブリテン(1913−1976):無伴奏チェロ組曲第1番Op.72
ベンジャミン・ブリテン:テーマ「ザッヒャー」(1976)
ヘンリク・ダム・トムセン(チェロ)
ヘンリク・ダム・トムセンはデンマークの若手チェリストで、1998年コペン
ハーゲンでデビュー。現在デンマーク国立交響楽団の首席チェリストを務め
る傍ら、サートリー・弦楽四重奏団の主宰者としても活躍。これがソロのデ
ビュー・アルバムとなる。コダーイの《無伴奏》は、変則チューニングが用
いられた難曲で、ウィスペルウェイ、ヨー・ヨー・マ、ペレーニなど競合ディ
スクが増えてきたのもようやく最近のことだが、トムセンはデビューでいき
なり持ってくるあたり、自信があるレパートリーなのだろう。

CHAN10188  \2080
フランク・ブリッジ(1879−1941):管弦楽作品集Vol.4 ――
管弦楽のための序曲《レブス》(1941)(世界初録音) 
合唱と管弦楽のための《祈る人》(1916−18)** 
弦楽オーケストラのための《ラメント》(1915) 
チェロと管弦楽のための《オレイション(演説)》(1930)* 
弦楽オーケストラのためのフラグメント《アレグロ・モデラート》(1940−41)
リチャード・ヒコックス(指揮)、
アルバン・ゲルハルト(チェロ)*、BBCウェールズ・ナショナル合唱団**、
リチャード・ヒコックス(指揮)、BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団
ヒコックスのブリッジも、早くもこれで4作目。

CHAN10211  \2080
シリル・スコット(1879−1970):
交響曲第3番《ミューズ》(1937)(世界初録音)**  
ピアノ協奏曲第2番(1958)* 
大オーケストラのための海の詩《ネプチューン》(1933/1935改訂)
ハワード・シェリー(ピアノ)*、ハダースフィールド合唱協会**、
マーティン・ブラビンズ(指揮)、BBCフィルハーモニック
1920年代から30年代にかけて盛んに演奏されたにもかかわらず、戦後はドビュ
ッシーやスクリャービンの亜流と見なされ、価値を認められなくなったのが、
このシリル・スコット。グレインジャーやバルフォア・ガーディナーの同級
生だった人だ。イギリスでは71年にピアノ協奏曲がコンサートで取り上げら
れるなど、再評価の兆しがあったが、録音となるとこれからのことになりそ
うだ。

CHAN10190  \2080
ジョアッキーノ・ロッシーニ(1792−1868):ピアノ作品全集Vol.1 ――
【未出版作品(世界初録音】
ワルツ変ホ長調(1849)、主題変ホ長調、アレグレット
スケルツォ イ長調(1850)、リアン(何もない)  
【《老年のいたずら》第3集より】*
〈とっておきの曲〉(7曲)  
【《老年のいたずら》第9集より】
〈ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、ハルモニウムとホルンのためのアルバム〉
(12曲)
マリア・デ・リゾ(ソプラノ)*、マルコ・ソリーニ(ピアノ)

CHAN10191  \2080
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770−1827):
弦楽四重奏曲集Vol.2 ――
弦楽四重奏曲第8番ホ短調Op.59-2《ラズモフスキー第2番》
弦楽四重奏曲第10番変ホ長調Op.74《ハープ》
ボロディン・クヮルテット
来年創設60周年(!)を迎えるボロディン・クヮルテットのベートーヴェン
第2弾。創設以来のメンバーはワレンチン・ベルリンスキー(チェロ)ただ一
人だが、まだまだガンバって弾いてます

CHAN10197(2CDs) \4160
ジョナサン・ドーヴ:オペラ《フライト》(全3幕)(ライヴ)
クリストファー・ロビン(カウンターテナー)、
クラロン・マクファーデン(ソプラノ)、
リチャード・コクソン(テノール)、
マリー・プラザス(ソプラノ)、
ナウラ・ウィリス(メゾソプラノ)、
アン・テイラー(アルト) 他ソロイストたち、
デイヴィッド・パリー(指揮)、ロンドン・フィルハーモニック
ジョナサン・ドーヴはイギリスでかなり人気のある作曲家なんだそうです。こ
のオペラは喜劇で98年にグラインドボーンで初演されており、イギリスでは
Channel4でテレビ放映もあったという。

CHAN 241-15(2CDs price of 1) \2080
ヘンデル・クラシックス ――
《ソロモン》、《メサイア》、《水上の音楽》、《マカベウスのユダ》、
《リナルド》、《サムソン》、《アポロとダフネ》、他より抜粋
全40トラック(130分)
様々なアーティスト
Chandos既存音源からの再編集アルバム。

●Chandos Classics
CHAN10192X  \1680
ベンジャミン・ブリテン(1913−1976):
イリュミナシオンOp.18*  
4つのフランスの歌*  
セレナードOp.31**
フェリシティ・ロット(ソプラノ)*、
アンソニー・ロルフ・ジョンソン(テナー)**、
マイケル・トンプソン(ホルン)**、
ブライデン・トムソン(指揮)、スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
役者が揃ったブリテンのオーケストラ歌曲アルバムの24bitリマスター再発売。
ロットはもちろん、ガーディナーの《オルフェオ》でタイトル・ロールを歌っ
ていたロルフ=ジョンソンの名唱も特筆もの。《セレナード》では名手トン
プソンのオブリガート・ホルンがすばらしい。

CHAN10193X  \1680
イーゴル・ストラヴィンスキー(1882−1971):
バレエ音楽《カルタ遊び》*  
バレエ音楽《オルフェウス》*  
組曲《兵士の物語》
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団*、
スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
24bitリマスター&再編集による発売。スイス・ロマンド管弦楽団との一連の
ストラヴィンスキー録音集大成セット(Chandos CollectCHAN6654)も再発時
に大好評だったヤルヴィ。それとは曲目が重ならない。

CHAN10194X(3CDs) \5040
バーコード:0 95115 11942 6
サー・ハミルトン・ハーティー(1879−1941):
【CD-1】
ヴァイオリン協奏曲ニ短調(1908) 
ピアノ協奏曲ロ短調(1922)  
【CD-2】
交響詩《リアの子供》(1938) 
ヴァイオリンと管弦楽のための《ダブリン・エア変奏曲》(1924)
ロンドンデリー・エア 
ナイチンゲールへの頌歌  
【CD-3】
コメディー序曲(1906/改訂1908)
アイリッシュ交響曲(1906/改訂1915, 1924)
フルート、ハープ、管弦楽のための《アイルランドにて》 
野生の雁と(1910)
ヘザー・ハーパー(ソプラノ)、ラルフ・ホルムズ(ヴァイオリン)、
マルコム・ビンズ(ピアノ)、
ブライデン・トムソン(指揮)、アルスター管弦楽団
24bitリマスターによる再発売。


●CHANDOS COLLECT
CHAN6684  \1200
シューベルト:交響曲集 ――
フランツ・シューベルト(1797−1828):
交響曲第3番ニ長調D.200、交響曲第5番変ロ長調D.485、
交響曲第8番ロ短調《未完成》D.759
ハインリヒ・シフ(指揮)、
ノーザン・シンフォニア、
ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、
アルスター管弦楽団

CHAN6687(2CDs) \2400
シュトラウス・セレブレーション ――
ウィーンのボンボン、フランツ・ヨゼフ皇帝の行進曲、トリッチ・トラッチ・
ポルカ、美しく青きドナウ、他
ジャック・ロススタイン(指揮)、ヨハン・シュトラウス管弦楽団





<Linn>
CKD233(SACD-Hybrid Multichannel) \2850
トマス・タリス(1505−1585):
《テ・ルーチス・アンテ・テルミヌム(光の消ゆる前に)》  
《サルヴァトール・ムンディ(世の救い主)》  
《スペム・イン・アリウム(御身よりほかにわれは)》(40声)
《イン・イェユニオ・エト・フレートゥ(断食し、涙を流し)》
《オー・サルタリス・オスティア(おお、救いのための生け贄よ)》
予言者エレミヤの哀歌I  
予言者エレミヤの哀歌II
《ミゼレーレ》 
4声のミサ
フィリップ・ケイヴ(ディレクター)、マニフィカト
CKD075でリリースされていたマニフィカトの名盤
マルチチャンネル・ハイブリッドSACD化!
《スペム・イン・アリウム(御身よりほかにわれは)》は有名な40声部に及
ぶレスポンソリウム。ノーマルCDによる初発売時にも、フィリップ・ホッブ
スの手によるハイファイ録音が話題を呼んだディスクだが、これほどマルチ
チャンネルの威力を発揮できる曲は他にないだけに、今回のSACD化は大いに
注目。

CKD217(SACD-Hybrid Multichannel) \2850
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678−1741):
ピッコロ(フラウティーノ)協奏曲ト長調(原曲:ハ長調)RV.443
ゲオルグ・フィリップ・テレマン(1681−1767):組曲イ短調 TWV.55:a2
ジュゼッペ・サンマルティーニ(1695−1750):リコーダー協奏曲ヘ長調
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678−1741):
フルート(リコーダー)協奏曲ハ短調RV.441 
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678−1741):
ピッコロ(フラウティーノ)協奏曲ハ長調RV.444
パメラ・トービー(リコーダー)、モニカ・ハジェット(ヴァイオリン)、
エミリア・ベンジャミン(ヴァイオリン)、
キャサリン・マギリヴレイ(ヴィオラ)、
アリソン・マギリヴレイ(チェロ)、
サラ・グローサー(ヴィオローネ)、
マシュー・ホールズ(チェンバロ、オルガン)
CKD183でリリースされていたトービーの名盤がマルチチャンネル・ハイブリッ
ドSACD化!パラディアン・アンサンブルの要、パメラ・トービーのソロ・ディ
スクで、ソロ名義のデビュー作となったもの。ヴィヴァルディの協奏曲などい
くつかの曲目が、かつてのブリュッヘンのレコーディング・レパートリーと重
なるが、リコーダー奏法の進歩のめざましさをあらためて認識させるトービー
のけた外れの実力が大いに話題になった。英Gramophone誌では、いきなりエ
ディターズ・チョイスに選出されたことも話題だった。






<Metronome>
METCD1056  \2180
"シークレット・バッハ" クラヴィコードのための作品集 ――
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685−1750):
幻想曲BWV.903a(BWV.903の幻想曲の初稿)  
アルマンド ト短調BWV.836  
フーガ ト短調BWV.1000(リュート原曲)
アルマンド ト短調BWV.836 
メヌエット ト長調BWV.841 
メヌエット ト長調BWV.843  
コラール・パルティータ《おお神、汝義なる神よ》BWV.767(オルガン原曲)
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番イ短調BWV.1004(モーテンセン編)
クリストファー・ホグウッド(クラヴィコード)
ホグウッド、英メトロノーム・レーベルに初登場!
三種類のクラヴィコードを使用(Hass, Bodechtal, Schmahl)してバッハの
秘曲に挑む周到に準備された、凝った企画である。
「卓上チェンバロ」と形容したくなるクラヴィコードを3種類用いて、ほとん
ど演奏されない作品や、編曲作品ということで敬遠されていた曲を集めたも
の。最後は無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番。例のあの長大な〈シャ
コンヌ〉がアルバムの最後を飾る。

METCD1064  \2180
マヌエル・ブラスコ・デ・ネブラ(1750−1784):ソナタと田園曲 ――
田園曲第1番ト長調  
ソナタ第3番ニ長調 
ソナタ第5番ニ短調  
ソナタ 嬰ヘ短調Op.1-5  
田園曲第4番ロ短調  
ソナタ ハ短調Op.1-1 
ソナタ第6番ハ短調  
ソナタ 変ロ長調Op.1-2  
田園曲第4番ホ短調
キャロル・セラシ(ハープシコード&フォルテピアノ)
"J・S・バッハとメラー手稿譜"(METCD1055/国内仕様MMETCD1055)も好評だ
ったセラシの最新作。ネブラはセビリア大聖堂のオルガニストだったスペイ
ンの作曲家。





<Signum Two>
SIGCD506  \2180
マイケル・ナイマン(1944− ):2つのピアノのための音楽 ――
テイキング・ア・ライン・フォー・ア・セカンド・ウォーク  
(タイトルなし)(タイトルなし)
赤い帽子の女  ウィンター・ダンス
ズー・デュエット
94年録音。今年60歳を迎えたナイマンは、記念のイヴェントやツアーが企画
されている。





<Capriccio>
71013(SACD-Hybrid Multichannel) \2850
ドミトリー・ショスタコーヴィチ(1906−1975):交響曲第8番ハ短調Op.65
ドミトリー・キタエンコ(指揮)、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
全集第1弾がスタート!
キタエンコ&ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団のライヴ・プロジェクト。ショ
スタコーヴィチの大規模オーケストラ作品のマルチチャンネル録音はまだまだ
少ないが、ショスタコーヴィチ・イヤーに当たる2006年までに、世界初のSACD
によるショスタコーヴィチ交響曲全集完結を目指す。
なお、ノーマルのみのCDの発売は現時点では予定されていないようです。

67073  \2080
フランソワ=ジョゼフ・ゴセック(1734−1829):交響曲集 ――
多くの楽器のための交響曲ハ短調Op.6-3, RH24 
大オーケストラのための《狩りの交響曲》RH.41, Op13-3/RH.59
バレエ音楽《ミルザ》からの協奏交響曲ニ長調(ヴァイオリン、フルートと管
弦楽のための) 
17声の交響曲ヘ長調RH.64
アンドレア・ケラー(ヴァイオリン&ディレクター)、
ヴェルナー・エールハルト(ディレクター)、
マーティン・サンドホフ(フルート)、コンチェルト・ケルン
好評だったモーツァルト・アルバムに続く、コンチェルト・ケルンのCapriccio
復帰第2弾。今回もこの団体ならではの、テンポの早い毅然とした表現にワク
ワク。デジパック仕様。

67072  \2080
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678−1741):
"ヴィヴァルディ・アルバム"カンタータ集 ――
カンタータ《ああ、暁に愛でられるもっとも美しい娘》RV.685
カンタータ《ああ、暁に愛でられるもっとも美しい娘》RV.685
カンタータ《愛よ、お前の勝ちだ》ホ短調RV.683 
カンタータ《懐かしき森、友なる牧場》ハ長調RV.671
カンタータ《お願いだ、もうやめてくれ》ト短調RV.684
マックス・エマヌエル・ツェンツィク(カウンターテナー)、
カーステン・エリク・オーセ(指揮)、オルナメンテ99
カウンターテナーの分野ほど急激に発展した声楽ジャンルはないが、ヨーロッ
パで騒ぎになっている男声ソプラノがここで歌っているツェンツィク。
子供の頃からウィーン少年合唱団に参加していた人である。昔のウィーン少年
合唱団名義のCDをよく見てみると、彼のソロがフューチャーされたものが結構
あったりするから、あの名門団体の中でも頭抜けた存在だったようだ。それが
成人してもソプラノのままコロラトゥーラを歌いのけてしまう、驚異の声帯の
持ち主だったというわけ。ヴィヴァルディの、まるでヴァイオリンのフレーズ
を模したようなアクロバティックなフレーズが、ビシビシ決まるさまを聴くの
は、ひたすら愉快。

67071  \2080
エルネスト・ブロッホ(1880−1959):
海の詩* 
ヴァイオリン協奏曲**
チェロ・オブリガート付きの交響詩《荒野の叫び声》***
マティアス・ヴォロング(ヴァイオリン)**、
ヴォルフガング・エマヌエル・シュミット(チェロ)***、
ファブリス・ボロン(指揮)*/***、
ヴラディミール・ユロフスキ(指揮)**、
ベルリン放送交響楽団

67077  \2080
"20世紀のポートレート" ヴェレス
エゴン・ヴェレス(1885−1974):
大管弦楽のための交響詩《春の幕開け》Op.12 
コントラルトと管弦楽のための《生、夢と死》 
ソプラノと管弦楽のための《世界の歌》 
ソプラノと弦楽オーケストラのための《ポルトガルのソネット》Op.52
アルトと室内オーケストラのための音楽への頌歌Op.92 
ソプラノと管弦楽のための《ヴィジョン》Op.99 
大オーケストラのための《交響的エピローグ》Op.108
レジナ・クレッパー(ソプラノ)、ゾフィー・コッホ(メゾソプラノ)、
ロジャー・エップル(指揮)、ベルリン・ドイツ交響楽団

67078  \2080
"20世紀のポートレート" クルシェネク(クジェネーク)
エルンスト・クルシェネク(クジェネーク)(1900−1991):
ソナチネOp.5-1  
3楽章形式による12の変奏曲 
11のパーツによるピアノ小品集 Op.197 
オーストリアのこだま  
ピアノ・ソナタ第7番Op.240
ティル・アレグザンダー・ケールバー(ピアノ)

67091-92(2CDs) \4160
ヒューゴー・ヴォルフ:
オーケストラ歌曲集、スペイン歌曲集、歌劇《マヌエル・ヴェネガス》第1幕
白井光子(メゾソプラノ)、
デイヴィッド・シャローン(指揮)、ベルリン放送交響楽団、
ハルトムート・ヘル(ピアノ)
10830、10855の2枚をセット化。《マヌエル・ヴェネガス》は未完に終わった
オペラで、第1幕のヴォーカル・スコアのみ存在する。

67088-90(3CDs) \6240
ルネサンス時代のマイスターたち ――
モンテヴェルディ:詩篇126番(《聖母マリアの夕べの祈り》より)、
ガブリエリ:シンフォニア・サクレI・マニフィカト・グローリア、他
シュッツ、パレストリーナ、プレトリウス、ダウランド、バード、シャイン
などの作品
コープマン、ライプツィヒ聖トーマス合唱団、
ペーター・シュライヤー、レーゲンスブルグ聖歌隊、他 様々なアーティスト
Capriccio既存音源からのコンピレーション。

49364(2CDs) \4160
春のパレード ――
J・シュトラウス:春の声、南国のばら、雷鳴と電光、
メンデルスゾーン:春の歌、
ヴォーン=ウィリアムズ:グリーンスリーヴズ幻想曲、
シュトルツ:春のパレード、サン=サーンス:白鳥
ヘルマン・プライ、ウィーン少年合唱団、ヨッヘン・コヴァルスキー、
他 様々なアーティスト
既存音源からの再編集。デジパック2枚組。





<AVIE>
AV0032  \2080
オルランド・ギボンズ(1583−1625):
ヴィオール合奏のためのコンソート集 ――
6声のファンタジア  
5声のイン・ノミネ  
4声のヴァージナル音楽と5声のマドリガル 
3声のファンタジア 
6声のアンセム 
6声のダンスとディヴィジョン
ファンタズム〔ローレンス・ドレイフュス、ウェンディ・ガレスビー、ジョナ
サン・マンソン、マルック・ルオヤラン=ミッコラ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)〕
スザンナ・ペル、森川麻子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
Channel ClassicsやSimax、GMNへの録音でお馴染みの名アンサンブル「ファン
タズム」の最新アルバム。今回はAVIEからの登場である。ゲストでロンドン在
住の日本人奏者、森川麻子が参加している。中野哲也、ヴィーラント・クイケ
ンに師事したのち、ヨーロッパで多くのレコーディングやコンサートをこなし
ている名手だ。

AV0044  \2080
サミュエル・コールリッジ=テイラー(1875−1912):
ヴァイオリン協奏曲ト短調Op.80(世界初録音)
アントニン・ドヴォルザーク(1841−1904):
ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.53
フィリップ・グラファン(ヴァイオリン)、
ミヒャエル・ハンキンソン(指揮)、ヨハネスブルク・フィルハーモニック
わずか13歳でパリ音楽院を卒業した、あの逸材フィリップ・グラファンの最新
アルバム。世界初録音となるサミュエル・コールリッジ=テイラーは、イング
ランドの作曲家だが1900年にアメリカを初訪問、アフロ=アメリカンやアメリ
カ=インディアンの音楽に触発されて書いた作品が多くあるという。つまりド
ヴォルザークとのカップリングはアメリカ繋がりというワケ。

AVIE0039  \2080
平和 ―― われらの時代の合唱アルバム
トマス・ルイス・デ・ビクトリア:おお、大いなる神秘 
ランダル・トンプソン:アレルヤ  
セルゲイ・ラフマニノフ:スモレンスキーを記念する夕べのミサ曲Op.37
モーテン・ラウリセン:おお、大いなる神秘 
サミュエル・バーバー:アニュス・デイ
ジョン・タヴナー:アテネの歌
アーノルト・シェーンベルク:地には平和をOp.13 
ヘンリク・ミコワイ・グレツキ:すべて御身に
フレデリック・ディーリアス:夏の夜、水の上にて歌える
エドワード・エルガー(J・キャメロン編):ルクス・エテルナ(ニムロッド)
グラント・ルウェリン(指揮)、ヘンデル&ハイドン協会合唱団

●AVIE CREAR Classics
AVIE0037  \2080
エドワルド・グリーグ(1843−1907):
ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ短調Op.45 
アントニン・ドヴォルザーク(1841−1904):
ヴァイオリン・ソナタ ト長調B183(Op.100)
セザール・フランク(1822−1890):ヴァイオリン・ソナタイ長調
カイ・グルースティーン(ヴァイオリン)、
キャスリーン・オルドロノー(ピアノ)

AV0012(SACD-Hybrid Multichannel) \2850
ジョルジュ・エネスコ(1881−1955):
組曲第1番ト短調(古風な形式による組曲)Op.3、組曲第2番ニ長調Op.10、
組曲第3番(即興的小品集)
ルイザ・ボラック(ピアノ)
ヴァイオリンの巨匠エネスコのピアノ組曲集。ノーマルCDではAV0013でリリー
スされていたもののハイブリッドSACD化。
エネスコと同郷のルーマニア生まれのピアニスト、ルイザ・ボラックのデビュ
ー盤だった。





<Danacord>
DACOCD610  \2180
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685−1750):
オルガン作品集 Vol.10――
前奏曲とフーガ ト長調BWV.541  
コラール前奏曲集〔コラール《これぞ聖なる十戒》BWV.635
コラール《これぞ聖なる十戒》BWV.678
コラール《われらの主キリスト、ヨルダン川に来れり》BWV.684
コラール《主イエス・キリストよ、われらをかえりみたまえ》BWV.632
コラール《主イエス・キリストよ、われらをかえりみたまえ》BWV.709
コラール《いと尊きイエスよ、われらはここに集いて》BWV.633
コラール《いと尊きイエスよ、われらはここに集いて》BWV.634〕  
カンツォーナ ニ短調BWV.588  
トリオ・ソナタ第1番変ホ長調BWV.525 
オルガン・コンチェルト第1番ト長調BWV.592
ハンス・ヘルムート・ティルマンス(オルガン)
ホブロ(デンマーク)のブルーノ・クリステンセン・オルガン、オルペ=ビッ
ゲゼー(ドイツ)聖霊カトリック教会のヴァイラント・オルガンを使用。





<Timpani>
1C1080  \2180
デオダ・ド・セヴラック(1873−1921):
ひなたで水浴びする女たち(バニュルス=シュル=メルの思い出)
《セルダーニャ》5つの絵画的練習曲〔二輪馬車にて/祭/遍歴楽師と落ち穂
広いの女/リィヴィアのキリスト像の前のらば引きたち/らば引きたちの帰還〕
夾竹桃の下で(カタルーニャ海岸の謝肉祭の調べ)
騒ぎ立てるニンフ、あるいは不謹慎な牧羊神
ビリー・エイディ(ピアノ)
2000年8月、イルカム(パリ)での録音。かつてOgamレーベルからリリースさ
れていた音源。

4C4079  4枚組 \5400
アルテュール・オネゲル(1892−1955):室内楽作品集 ――
CD-1
ヴァイオリン・ソナタ第1番ハ短調H.17
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ短調H.143
ヴァイオリン・ソナタ第2番ロ長調H.24
コンクールの小品H.179
ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ長調H.3
アリオーソH.214
CD-2
2つのヴァイオリンのためのソナチネ ト長調H.29
ヴァイオリンとチェロのためのソナチネ ホ短調H.80
無伴奏チェロのためのパドゥアーナ ト長調H.181
チェロ・ソナタ ニ短調H.20
コントラバスとピアノのための前奏曲ホ短調H.79
ヴィオラ・ソナタH.28
ピアノ三重奏のためのアリオーソH.214
CD-3
クラリネットとピアノのためのソナチネH.42
2つのフルート、クラリネット、ピアノのための狂詩曲H.143
無伴奏フルートのための牝山羊の踊りH.39
フルートとピアノのためのロマンスH.211
2つの楽器とピアノのための小組曲H.89 
ピッコロ、オーボエ(コール・アングレ)、
ヴァイオリン、チェロのための《3つの対位法》
フルート、チェレスタ、ヴァイオリン、ヴィオラのための《対話》H.216 
ハープ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための《序奏と踊り》H.217
トランペットとピアノのための《イントラーダ》変ロ長調H.193
トロンボーンとピアノのための "Hommage du trombone, exprimant la
tristesse de l'auteur absent" H.59
弦楽四重奏のための "J'avais un fidele amant" H.74
ロンサールの歌H.54  
独唱、フルート、弦楽四重奏のための《小さな人魚》H.63
CD-4
弦楽四重奏曲第1番ハ短調H.15
弦楽四重奏曲第2番ニ長調H.103
弦楽四重奏曲第3番H.114
ニューヨークの復活祭H.30
ドン=スク・カン(ヴァイオリン)、パスカル・ドワイヨン(ピアノ)、
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)、アラン・マリオン(フルート)、
ミシェル・アリニヨン(クラリネット)、ミシェル・ベッケ(トロンボーン)
近藤フサコ(メゾソプラノ)、ルートヴィヒ・クヮルテット
オネゲルの室内楽作品録音を集大成したセット。特別価格を設定。






<Phono Sveciae>
PSCD700  24枚組  \34500
スウェーデンのモダン・クラシックス ――
コレクターズ・ボックス(PSCD701-722)
PSCD701
エドヴィン・カルステニウス(1881-1967):ダ
ーラナ・ラプソディ、歌の捧げもの、交響曲第2番
ウッレ・ペーション (バリトン)、
B・トミー・アンデション(指揮)、スウェーデン放送交響楽団
PSCD702
ヒルディング・ルーセンベリ(1892-1985):バレエ《最後の審判》前奏曲
ペッテル・スンドクヴィスト(指揮)スウェーデン放送交響楽団
バレエ〈街のオルフェウス〉
B・トミー・アンデション(指揮)、
ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニック
PSCD703
ベリからベックまで − スウェーデンの合唱とオルガン作品集
ゴットフリド・ベリ(1889-1970):
3つのラテン語の賛美歌、来たれ創造主たる精霊よ、ミゼレーレ、
アヴェ・マリア、あなたのいますところはどれほど愛されていることでしょう、
生涯の日々を正しく数えるように教えてください、
ダーヴィド・ヴィーカンデル(1884-1955):キリエ、
グンナル・テュレスタム(1900-1984):
聖ヨハネはかくも鮮やかな光景をみた、
トシュテン・ソーレンソン (1908-1992):涙と共に種を蒔く人は
ヒルディング・ルーセンベリ (1892-1985):
モテット〈ご覧ください、与えられたこの生涯はわずか手の幅ほどのもの、
モテット〈お前たちは、立ち帰って静かにしているならば救われる、
交響曲第4番《「ヨハネの黙示録」のコラール》、炎が島から立ち昇り、
すべての地が燃えている、私は何があなたを失望させたのかを知っている、
その時はすべての栄光に値する、
スヴェン=エーリク・ベック(1919-1994):神はそれほどに世を愛された、
モテット:今わたしたちはイェルサレムへ上っていく、
スヴェン=エーリク・ユーハンソン(1919-1997):
もし種が知っていれば神はまさにお喜びになる、
アルベルト・ルンベック(1894-1974):
おお神よ、すぐに私を救ってください
エリク・エリクソン(指揮)、エリク・エリクソン室内合唱団
ゴットフリード・ベリ(1889-1970):
コラール・パルティータ《あなたをたたえます、イエス・キリストよ》、
ヴァルデマー・セーデルホルム (1919-1990):トッカータ イ短調、
グンナル・テュレスタム(1900-1984):夕べの賛美歌、
グスタフ・カールマン(1906-1958):ファンタジア・オスティナータ
ロルフ・ステーンホルム (オルガン)
PSCD704
スウェーデンのバレエ音楽 ――
ヴィーキング・ダール (1895-1945):バレエ音楽《精神病院》
ウーレ・クリスチャン・ルード (指揮)、スウェーデン放送交響楽団
モーセス・ペルガメント (1893-1977):
バレエ音楽《クレランテムスとエルデリング》組曲
スティグ・ヴェステルベリ(指揮)、スウェーデン放送交響楽団
PSCD705
スウェーデンのヴァイオリン・ソナタ ――
シーグルド・フォン・コック(1879-1919):ヴァイオリン・ソナタ ホ短調、
ヒルディング・ルーセンベリ(1892-1985):ヴァイオリン・ソナタ第2番、
H・メルケル・メルケルス (1882-1961):ヴァイオリン・ソナタ
セシリア・シリアクス(ヴァイオリン)、
ベンクト=オーケ・ルンディン (ピアノ)
PSCD706
ヨン・フェーンストレム(1897-1961):
交響曲第6番、小協奏曲(フルート、小管弦楽と女声合唱のための)
スサンネ・ヘルベリ(フルート)、スウェーデン放送合唱団女声合唱団、
ミッコ・フランク(指揮)、スウェーデン放送交響楽団
4楽章のセレナード《気まぐれな吟遊詩人》
ステファン・ソリヨム(指揮)、スウェーデン放送交響楽団
PSCD707:1
スウェーデンのロマンス(歌曲)第1集 ――
クヌート・ホカンソン(1887-1929)、
ユセフ・エリクソン (1872-1957)、
ハラルド・フリュクレフ (1882-1919)、
ヨースタ・ニューストレム (1890-1966)、
アルゴット・ハクヴィニウス(1886-1966)の作品
カーリン・インゲベック (ソプラノ)、
ガブリエル・スオヴァネン(バリトン)、
ハンス=エーリク・グークソユル(ピアノ)
PSCD707:2
スウェーデンのロマンス(歌曲)第2集 ――
シーグルド・フォン・コック(1879-1919)、
グスタヴ・ヌードクヴィスト(1886-1949)、
インゲマー・リリエフォシュ(1906-1981)、
モーセス・ペルガメント(1893-1977)、
オーケ・ウデーン (1903-1987)、
リレ・ブルール・セーデルルンド (1912-1957)、
イングマー・ミルヴェーデン(b.1920)、
カール・ヴォールファート (1874-1943)、
ヒルディング・ハルネス(1903-1984)の作品
マレーナ・エルンマン (メッツォソプラノ)、
ウッレ・ペーション (バリトン)、
ベンクト=オーケ・ルンディン(ピアノ)
PSCD708
スウェーデンの五重奏曲集
シーグルド・フォン・コック(1879-1919):ピアノ五重奏曲、
ヨン・フェーンストレム(1897-1961):管楽五重奏曲、
エドヴィン・カルステニウス(1881-1967):クラリネット五重奏曲
ルシア・ネグロ (ピアノ)、ニクラス・アンデション(クラリネット)、
リュセル四重奏団、アマデ五重奏団
PSCD709
ヨースタ・ニューストレム (1890-1966):
劇附随音楽第2番《テンペスト》 − 前奏曲、歌曲集《海辺の歌》、
海の交響曲(交響曲第3番)
シャルロット・ヘレカント(メゾソプラノ)、
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)、
スウェーデン放送交響楽団、スウェーデン放送合唱団女声合唱
PSCD710
エルランド・フォン・コック(b.1910):
北欧カプリッチョ、交響曲第2番《シンフォニア・ダレカルリカ (ダーラナ
交響曲)、ヴィオラ協奏曲 作品、組曲第1番(バレエ《シンデレラ》から)
ヨハンナ・ペーション (ヴィオラ)
B・トミー・アンデション (指揮)、スウェーデン放送交響楽団
PSCD711
モーセス・ペルガメント(1893-1977):
ヴァイオリン・ソナタ ロ短調、弦楽四重奏曲第1番 ハ短調
ニルス=エーリク・スパーフ(ヴァイオリン)、
ベンクト・フォシュベリ(ピアノ)、リュセル・クヮルテット
PSCD712
テューレ・ラングストレム(1884-1947):
魔女たち(メゾソプラノと管弦楽)、大きな蛾の二枚の羽、
テマリカンボクとリンボクの間を歩かないで、オオバコの野を踊りながら、
はるか遠く夜の闇のなかに
カーリン・インゲベック(ソプラノ)、
ハンヌ・コイヴラ(指揮)、スウェーデン放送交響楽団  
テューレ・ラングストレム:
ディヴェルティメント・エレジアーコ(弦楽オーケストラのための)
レイフ・セーゲルスタム(指揮)、スウェーデン放送交響楽団  
テューレ・ラングストレム:
パルティータロ短調(ヴァイオリンと管弦楽のための)
ベルント・リュセル (ヴァイオリン)、
ニクラス・ヴィレーン(指揮)、スウェーデン放送交響楽団
テューレ・ラングストレム:交響詩《海は歌う (海の歌)》
ニクラス・ヴィッレーン(指揮)、スウェーデン放送交響楽団
PSCD714
ラーシュ=エーリク・ラーション(1908-1986):
演奏会序曲第2番、フィドル弾きの最後の旅(バリトンと管弦楽のためのバラ
ード)、弦楽オーケストラのためのシンフォニエッタ、輝ける国(独唱者、
合唱と管弦楽のためのカンタータ)
カール=マグヌス・フレードリクソン (バリトン)、
レーナ・ホール (ソプラノ)、
ステファン・パークマン(指揮)
スウェーデン放送合唱団、SAMIシンフォニエッタ
PSCD715
"群島のスケッチ" スウェーデン・ピアノ作品集 第1集 ――
ニルス・ビョーカンデル (1893-1972):4つの群島のスケッチ、
ユングヴェ・ショルド(1899-1992):前奏曲とフーガ《幻想曲風の》、
ブルール・ベックマン(1866-1929):ピアノのためのバガテル《庭の花》、
グスタフ・ハインツェ(1879-1949):
ピアノのための4つの小品、バラード 変ニ長調、
インゲマル・リリエフォシュ(1906-1981):アンダンテとスケルツォ、
ゴトフリード・ベリ (1889-1970):4つのピアノの小品《散策しながら》、
レンナート・ルンドベリ(1863-1931):
夜想曲、演奏会エチュード第1番《トッカータ》
ハンス・ポールソン(ピアノ)
PSCD716
ダーグ・ヴィレーン(1905-1986):
シンフォニエッタ、チェロ協奏曲、ロマンティック組曲(劇音楽〈ヴェニス
の商人〉から)、交響曲第3番
マッツ・リードストレム (チェロ)、
ステファン・ソリヨム(指揮)、サーミ・シンフォニエッタ
PSCD717
H・メルケル・メルケルス(1882-1961):
ピアノ協奏曲第2番、交響曲 ニ短調
ユーハン・ウッレーン(ピアノ)、
マッツ・ロンディン(指揮)、
ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニック
PSCD718
"夏のスケッチ" スウェーデン・ピアノ作品集 第2集 ――
ヴィリアム・セイメル(1890-1964):夏のスケッチ、
イングマー・ミルヴェーデン(b.1920):ソナティナ、
オラッロ・モラレス (1874-1957):ピアノのための2つの幻想曲、
テューレ・ラングストレム (1884-1947):スペルマン(フィドル弾き)の春、
ヘンニング・マンケル(1868-1930):2つの夜想曲、
クヌート・ホカンソン(1887-1929):
スウェーデン民謡による10の変奏曲とフーガ
ニクラス・シヴェレーヴ(ピアノ)
PSCD719
ユングヴェ・ショルド(1899-1992):ヴァイオリン協奏曲、交響曲第2番
トビアス・リングボリ(ヴァイオリン)、
トゥオマス・オッリラ(指揮)、スウェーデン放送交響楽団
PSCD720
ユーセフ・ヨンソン(1887-1969):交響曲第1番《北国》、交響曲第2番
リュー・チャー(指揮)、ノールショーピング交響楽団
PSCD721
ナタナエル・ベリ(1879-1957):
雅歌(ソプラノ、テノール、合唱と管弦楽のための)
カーリン・インゲベック(ソプラノ)、
マティアス・サカリアセン(テノール)、
パトリック・リングボリ(指揮)スウェーデン放送交響楽団・合唱団
ナタナエル・ベリ:
交響詩《夢の支配》
マフレート・ホネック(指揮)、スウェーデン放送交響楽団
ナタナエル・ベリ:交響曲第4番 《交響的小品》
マッツ・ロンディン(指揮)、スウェーデン放送交響楽団
PSCD722(2CD's)
ヒルディング・ルーセンベリ(1892-1985):オペラ《至福の島》
パトリック・フォシュマン(テノール)、
アイネタ・エイケンホルス(ソプラノ)、
リサ・グスタフソン (ソプラノ)、
スサンナ・レヴォネン (メッツォソプラノ)、
ペーテル・カディエフ(バスバリトン)、
ホーカン・スターケンベリ(テノール)、
ラーシュ・マッティンソン(バスバリトン)、
アンナ・アクセルソン(ソプラノ)、
ヘレナ・マッティンソン(ソプラノ)、
クリスチャン・ヤルヴィ(指揮)、
ノルランド・オペラ交響楽団&合唱団&児童合唱団
Musica Sveciae のModern Classicsシリーズ全タイトルを集大成したボックス。
全世界200セット限定販売のため、初回分も確保できない場合がありますので
ご了承下さい。
  
<CHANDOS>
CHAN10202  \2080
吉松 隆(1953 − ):
鳥たちの時代Op.25(1986)
チェロ協奏曲Op.91《ケンタウルス・ユニット》*(2003)(世界初録音)
チカプOp.14(1981/2003)(世界初録音)
ピーター・ディクソン(チェロ) *、
藤岡幸夫(指揮)、BBC フィルハーモニック
BBC フィルの首席チェリスト、ピーター・ディクソンとは交響曲第2番のレ
コーディングの際に初めて出会い、それがやがてチェロ協奏曲《ケンタウル
ス・ユニット》へ発展していったという。「ケンタウルス・ユニット」とは、
作曲者吉松によれば「チェリストを半人半馬のケンタウルスに見立てた命名。
なにしろチェロ奏者は、上半身が人間(演奏家) で、下半身は褐色の胴体
(楽器)。しかも弓矢(弓とエンド・ピン)まで持っている。そこで、ケン
タウルス(人馬神)のユニット(単位)。」昨年10 月20 日、藤岡&ディク
ソンのコンビにより関西フィル定期にて初演。その後28日には日本フィル定
期にて東京初演。レコーディングは11 月にマンチェスターでセッションが行
われた。今回カップリングされた旧作にも注目。特に《鳥たちの時代》は、
吉松作品の中では《朱鷺に捧ぐ哀歌》と並んで演奏頻度の高い作品のひとつ
だが、一般に入手できる音源としては日フィルの古いライヴ録音しかなかった
だけに、今回の新録音は待望のものと言えるだろう!

CHAN10204  \2080
アレクサンドル・ツェムリンスキー(1871−1942):
交響曲変ロ長調  
前奏曲《昔々…》(原典版による世界初録音) 
シンフォニエッタOp.23  
歌劇《カンダウレス王》第3幕への前奏曲
アントニー・ボーモント(指揮)
チェコ・フィルを起用したツェムリンスキー・シリーズ第3弾。指揮者アント
ニー・ボーモントはツェムリンスキーのスペシャリストとして国際的に名を知
られている人物で、英語による初のツェムリンスキー評伝を書いたことでも知
られている。前作(CHAN10138)でもニ短調の交響曲を取り上げていたので、
これで3曲ある交響曲のうち、2曲の録音が完了したことになる。オペラ《カン
ダウレス王》は未完に終わったオペラだが、2002年のザルツブルク音楽祭でも
ケント・ナガノが取り上げる(今話題のジョン・建・ヌッツォも出演したそう
な)など、ここのところ再評価が目立っている。この補作とオーケストレー
ションを担当したのがボーモントご当人。今回は第3幕前奏曲だけとはいえ、
補筆者自らの演奏となるわけで、ちょっとした注目を集めそうだ。

CHAN10203  \2080
ヨゼフ・ミスリヴェチェク(1737−1781):
交響曲ハ長調F.26  
交響曲イ長調F.27  
交響曲F.28  
交響曲ニ長調F.29  
交響曲変ロ長調F.30  
交響曲ト長調F.31
マティアス・バーメルト(指揮)、
ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ
モーツァルトと同時代の作曲家シリーズの最新作。ミスリヴェチェクはボヘミ
ア出身。イタリアに出てオペラ作曲家として名を成している。多くの女性と浮
き名を流したプレイボーイだったことも知られており、結果梅毒に感染してし
まった。病床に伏せていた際、モーツァルト本人がお見舞いに来たという記録
もあるそうな。最近コジェナーがアリア・声楽作品などを盛んに取り上げ、注
目度が高まりつつあるだけに、こうしてシンフォニーがまとまった形で出るの
はありがたい。なお、バーメルトは、1772年のオリジナル楽譜を参照して今回
の収録の任に当たったという。

CHAN10201  \2080
ツェーザリ(セザール)・キュイ(1835−1918):
1幕の歌劇《疫病流行時代の祝宴》  
3つのスケルツォOp.82(管弦楽のための)  
オーケストラ歌曲《2人の幽霊ヴァイオリン弾き》Op.44  
オーケストラ歌曲《晴れた春》Op.66-4  
独唱と管弦楽のためのバラッド《バドリスと彼の息子たち》
アンドレイ・バトゥルキン(バリトン)、
タチアナ・シャロワ(ソプラノ)、
リュドミラ・クズネツォワ(メゾソプラノ)、
ワレーリー・ポリャンスキー(指揮)、ロシア国立交響楽団
キュイは他にR=コルサコフ、バラキレフ、ムソルグスキー、ボロディンといっ
た役者が揃うロシア五人組の中では最も渋〜い存在で、正面きってとりあげた
レコーディングも旧メロディアを除けばほぼ皆無に等しいと思われる。しかし、
綿密に考え抜かれた構成と、ロシア伝統のダイナミズムを持つその作風は、も
ともとロシア陸軍大学の工学部出身で、終生軍隊に在籍、最後には工兵大将の
地位にまで昇りつめた「お固い」キャリアとも大いに関連していると見ていい
だろう。築城学の大家キュイはその音楽も「堅固」だったのだ。演奏は、プロ
コフィエフやショスタコーヴィチの秘曲を次々取り上げ、職人的な手腕により、
見事な結果を出してきたポリャンスキーとその手兵。すべて世界初録音となる
今回のアルバムのためにはこれ以上ないキャスティングといえ、またしてもロ
シア音楽ファンの大きな注目と支持を集めることだろう。全部で30分ほどの
《疫病流行時代の祝宴》はプーシキンが英国の詩人ジョン・ウィルソンの詩
『疫病の都市』を台本に翻案したものを用いた短いオペラ。ペストが大流行し、
市民の6人に1人が死んだといわれる1665年のロンドンが舞台となっている。狭
い場所に集ったサークルで、参加者たちが「死の恐怖にうち勝つには?」「ペ
スト保菌者への賛歌」「闘う興奮と死の恐怖の淵がある」といった、皮肉とも
絶望ともとれる詩を歌いついでいくという内容。

CHAN10205  \2080
パーシー・グレインジャー(1882−1961):ピアノ独奏作品集 Vol.3 ――
フォスターに捧ぐ子守歌
わたしのジョンよ、もう一日  
婚礼のララバイ  
騎士と羊飼いの娘  
子供の行進曲《丘を越えて遙かに》 
婚礼のララバイのランブル(世界初録音)  
スプーン・リヴァー  
シュトラウス《ばらの騎士》の最後の愛の二重唱によるランブル  
デンマーク民謡組曲  
北欧の王女へ  
楽しい鐘の音  
ウォーキング・チューン  
フォスターに捧ぐ子守歌  
誇り高きヴェッセリル  
リマーとゴールドカッスル  
アイルランド、デリー州の調べ  
カントリー・ガーデンズ(田舎の庭園)  
固定されたド(自鳴するC)  
美しく新鮮な花(中国の旋律)  
おお、今こそ別れねばならぬ
ペネロピ・スウェイツ(ピアノ)
ペネロピ・スウェイツによる、グレインジャー・ピアノ独奏曲シリーズの第3作
目で、完結編となるディスク。

CHAN0707  \2080
シルヴィウス・レオポルド・ワイス(1686−1750):リュート協奏曲集 ――
コンチェルト・グロッソ変ロ長調SC.57  
5声のコンチェルト ハ長調SC.90  
コンチェルト ニ短調SC.58  
コンチェルト ヘ長調SC.53  
リュートとフルートのためのコンチェルト 変ロ長調  
リュートとフルートのためのコンチェルト ヘ長調 SC.9
リチャード・ストーン(リュート)、テンペスタ・ディ・マーレ
S生前「鍵盤ならライプツィヒのバッハ、リュートならドレスデンのワイス」と
まで言われて称賛され、リュート音楽の最高峰の名をほしいままにしたシルヴィ
ウス・レオポルド・ワイスの「コンチェルト」集!
リュートの独奏曲なら、(ギター編曲も含めて)それこそ山のようにCDが出て
いるワイスだが、コリュート協奏曲形態の曲があることなんて、専門家ならと
もかく、一般的な古楽ファンはほとんど知らないのではないだろうか。三省堂
の音楽作品名辞典を見ても、協奏曲はひとつも掲載されていない。当然これが
すべて世界初録音。まだ一部のサンプル音源を聴いただけだが、バッハのチェ
ンバロ協奏曲にも負けない完成度を持っているように聞こえる。ヴァイオリン
・パートの書法など、バッハより洗練されているかもしれない。いやはや、こ
れはギター&リュート系の方なら見逃せないでしょう。

●Chandos Classics
CHAN10206X  2枚組  \3360
R・シュトラウス:交響詩集 Vol.2 ――
CD1
家庭交響曲Op.53  
交響詩《ティル・オイレンシュピオーゲルの愉快ないたずら》Op.28  
交響詩《マクベス》Op.23  
CD2
交響詩《ドン・キホーテ》Op.35  
交響詩《ツァラトゥストラかく語りき》Op.30
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)、
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
Chandosの、CD時代初期の名盤。
ドイツ系演奏家、オケがまったく絡んでいないR・シュトラウス作品集だが、そ
れが逆に魅力でもある。Chandosらしい透明な録音、ギブソンに薫陶を受け、ヤ
ルヴィ時代になってますます益荒男のような雄叫びをあげるオーケストラ、迫
力満点、感銘絶大。

CHAN10208X  \1680
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756−1791):
レクイエム K.626
オヴォンヌ・ケニー(ソプラノ)、サラ・ウォーカー(コントラルト)、
ウィリアム・ケンドール(テノール)、
デイヴィッド・ウィルソン・ジョンソン(バス)、
フィリップ・ケニオン(オルガン)、
ジョージ・ゲスト(指揮)、
イギリス室内管弦楽団、ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団
これもChandosのCD時代初期の名盤の再発売。
ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団は数あるイギリスの教会聖
歌隊の中でも、特に名門のひとつ。


●Chandos Collect
CHAN6689(2CDs) \2400
オペレッタの宝物 ―― ツィヒラー、J・シュトラウスII、O・シュトラウス、
カールマン、タウバー、マスネ、ハーバート、レハール、ツェラー、モンクト
ン、ヤコビ、他のアリア
マリリン・ヒル・スミス(ソプラノ)、ピーター・モリソン(バリトン)、
アンブロシアン・シンガーズ、シャンドス・シンガーズ、
バリー・ナイト(指揮)、シャンドス・コンサート・プレイヤーズ

CHAN6691  \1200
シュトラウス・ファミリー・イン・ロンドン ――
ヨハン・シュトラウスI:
ワルツ《大英帝国女王ヴィクトリアへの敬意》Op.103、
フレデリック・ポルカOp.239、
アリス・ポルカOp.238、
ヨハン・シュトラウスII:ポルカ《田園風》Op.239、他
ジョン・ジョージアディス(指揮)、ロンドン交響楽団


●Chandos Opera in English
CHAN3106  2枚組  \3360
レオシュ・ヤナーチェク(1854−1928):
歌劇《イェヌーファ》全曲(ブルノ版)(英語版)
ジャニス・ワトソン(ソプラノ)、
ジョセフィーネ・バルストウ(ソプラノ)、
ピーター・ウェッド(テノール)、
ナイジェル・ロブソン(テノール)、
チャールズ・マッケラス(指揮)、
ウェールズ・ナショナル・オペラ管弦楽団&合唱団
ピーター・ムーア財団との共同製作による英語オペラシリーズ新録音。「ブル
ノ版」とは、長らくコヴァジョヴィツ改訂版によって演奏されてきた《イェヌ
ーファ》を、ジョン・ティレル博士がマッケラスとの共同作業により、ブルノ
での初演時の姿に戻すことを試みた版で、別名「ティレル=マッケラス版」と
も呼ばれる。すでにこの版、定着しつつあり、オザワが今年ウィーン歌劇場で
上演したのもこれ。マッケラスにとって、今回の全曲録音は3回目。1回目
(Decca)は改訂版、2回目(Supraphone)はブルノ版、3回目に当たる今回は
ブルノ版の英語版だから、厳密にいうとすべて版が異なっているということに
なる。まさにヤナーチェク・スペシャリストとしての面目躍如。2004年はヤナ
ーチェクの生誕150周年であり《イェヌーファ》の初演から100周年にも当たる。

●DVD-Video
CHDVD5029(DVD-Video) ※4月25日前のご予約特価:\3380  通常価格:\4080
オラツィオ・ベッキ(1550−1605):音楽喜劇《パルナッソス山をめぐって》
サイモン・カーロウ(語り)、
ロバート・ホーリングワース(ディレクター)、
イ・ファジョリーニ
後期ルネサンスの作曲家ベッキの、マドリガル・コメディ。マドリガル・コメ
ディはオペラの前身と考えられており、その代表作とされる本作が映像作品と
して見られるというのは画期的。2003年8月4-5日収録のライヴ。音声はStereo
とDolby Surraund両方に対応。





<Cala>
CACD0537  \2080
ストコフスキ、ニューヨーク・フィルハーモニックを振る! Vol.3
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第6番  
チャイコフスキー:幻想序曲《ロメオとジュリエット》  
モーツァルト:交響曲第35番ニ長調《ハフナー》 
トマス・ジェファーソン・スコット:神聖なるハープより  
ヤロミール・ワインベルガー:
歌劇《バグパイプ吹きのシュヴァンダ》より〜ポルカとフーガ
レオポルド・ストコフスキ(指揮)、ニューヨーク・フィルハーモニック
ロジンスキの急な解雇により、ミトロプーロス着任の時期までワルターと共に
ニューヨーク・フィルを支えたストコフスキの貴重な記録が、またしても蘇っ
た。ヴォーン・ウィリアムズ《交響曲第6番》は、これが世界初録音だったとい
う。1948年4月エイドリアン・ボールト指揮で初演されてからわずか10ヶ月後の
49年2月21日の録音である。大戦後の不穏な世界情勢を映し出した作品と見られ、
「戦争交響曲」とあだ名された第6番は、初演から2年で100回以上にわたって世
界各地で取り上げられ、一種のブームとなっていた(もっとも作曲者本人は6番
が戦争を反映した作品と見られることを嫌っていたという)。ストコフスキの
この録音はそうしたブームの最中に一番乗りで録音されたものである。これは
ストコフスキが単に新しいもの好きだったということだけではない。もともと
ストコフスキは田園交響曲(第3番)をフィラデルフィア在任時代の1924年に、
第4番をNBC響と43年に取り上げるなど、ヴォーン・ウィリアムズの音楽にひと
かたならぬ愛着を感じており、その作品の紹介にある種の使命を感じていたよ
うだ。このヴォーン・ウィリアムズとモーツァルトはColumbiaのオリジナル・
マスターから直接復刻されている。さらにアメリカの作曲家トマス・ジェファ
ーソン・スコット(1912−61)の作品が注目に値する。1942年から49年まで、
アメリカ政府が製造した30cmのSPレコード=V-Discのためにレコーディングし
た音源なのである。このV-Discの目的は、もともと戦地のアメリカ兵のリクレ
ーション用だったので、落下傘で投下しても割れないように、当時の一般的な
素材シュラックではなく、ビニールで製造されたという。音源契約の問題もあ
ってV-Discは後にアメリカ政府の手によって金属原盤ごと回収されている。こ
のV-Disc音源を商業用にCD復刻してもよいとの許可が出たのはつい今から4年前
のことである。ここではV-Discから「板おこし」した音源を用いている。
ストコフスキ・コレクターにとって重要なアイテムとなること間違いないだろ
う。曲そのものは南米の民族賛歌の旋律をモティーフに構成した、親しみやす
い小品。
モーツァルト、ワインベルガーの作品は1949年のカーネギー・ホールでのライ
ヴ音源からの復刻で、これも年代からすれば音の状態は非常によい。





<Signum>
SIGCD048  \2180
カルロ・ジェズアルド(c.1560−1613):
月曜日、火曜日の聖務日課のためのレスポンソリウム
キングズ・シンガーズ
"クリスマス・アルバム"(SIGCD502)に続くキングズ・シンガーズのSignum移
籍第2弾。「妻殺し」とその贖罪に後半生を捧げたジュズアルドの名作。声部
を半音階進行させ、不協和音の効果的な使用により、深い情感を表現した異色
の作曲家ジェズアルドだけに、素晴らしいハーモニーを誇るキングズ・シンガ
ーズにうってつけのレパートリー。バークシャーのドゥエ聖堂で今年1月に収録。

SIGCD029  \2180
トマス・タリス(1510−1585):作品全集Vol.7
女王エリザベスI世のための音楽 ――
世の救い主よ、おお光より生まれし光、断食し泣きながら、おお聖なる饗宴、
40声のモテトゥス《御身より他にわれは》他
アリステア・ディクソン(ディレクター)、シャペル・デュ・ロワ
これまでどんな団体もなし得なかったタリスの一大全集もいよいよ佳境。最後
のトラックには40声のモテトゥス《御身より他にわれは Spem in alium》も収
録されている。





<PentaTone Classics>
PTC5186 029  \2850
(5.0 Multichannel SACD - 2ch SACD - Normal 2ch CD Hybrid)
ヨハン・シュターミツ(1717−1757):
4声のシンフォニア ヘ長調(1750年以前)  
フランツ・クサヴァー・リヒター(1709−1789):
4声のシンフォニア ハ長調《ドイツの旋律》(1750年頃)  
4声のシンフォニア 変ホ長調(1754)  
4声のシンフォニアト長調
サイモン・マーフィー(指揮)、新オランダ・アカデミー室内管弦楽団
PentaTone Classicsの最新録音。オーストラリアに生まれ96年からオランダに
渡り音楽学者として、また指揮者としても活躍するサイモン・マーフィーが立
ち上げたプロジェクト「マンハイム:様式の創造」シリーズの第2弾。いわゆ
るマンハイム楽派が書いた交響曲の諸作品は後のモーツァルト・ベートーヴェ
ンの時代へと連なる過程において重要なものだが、後の戦乱などによって、楽
譜や資料はかなり失われてしまっている。これを現時点での研究成果を駆使し、
体系的に録音しようという新たな試みに大きな注目が集まっている。

PTC5186140  \2850
(4.0 Multichannel SACD - 2ch SACD - Normal 2ch CD Hybrid)
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685−1750):フーガの技法 BWV.1080
ネヴィル・マリナー(指揮)、
アカデミー・オヴ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
Philips RQRシリーズの最新作でLP時代に一世を風靡したマリナーの代表盤の
ひとつ。録音は74年で、ブレント・タウン・ホール(ロンドン)での録音。
プロデューサーはウィルヘルム・ヘルヴェーク。編成はヴァイオリン×2、
ヴィオラ×1、チェロ×1、ヴィオローネ×1、オーボエ×2、イングリッシュ
・ホルン×1、バスーン×1、オルガン&チェンバロ。メンバーの移り変わり
が激しいのは英国楽団の常だが、このレコーディングにおけるASMFの参加メ
ンバーには、アンドルー・デイヴィス(オルガニスト−後に指揮者)、クリ
ストファー・ホグウッド(チェンバリスト)の名前が見うけられるだけに興
味深い。

PTC5186110  \2850
(4.0 Multichannel SACD - 2ch SACD - Normal 2ch CD Hybrid)
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685−1759):
オルガン協奏曲集第4集 ――
オルガン協奏曲第14番イ長調HWV.296
オルガン協奏曲第15番ニ短調HWV.304
オルガン協奏曲第16番ヘ長調HWV.305a
ダニエル・コルゼンパ(Org)、
ヤープ・シュレーダー(指揮)、コンチェルト・アムステルダム
これもPhilips RQRシリーズの最新作で、録音は74年、オランダ・ハールレム。
プロデューサーはウィルヘルム・ヘルヴェーク。





<Olive Music>
OM001  \2180
"モノグラフィア Monografia" リコーダー・コンポジションズ
recorder compositions ――
4イン3イン2イン1 4 in 3 in 2 in 1(1970/1980)  
アンフォールディング The Unfolding  
ヒストリー・ダンプ The History Dump(1971)  
VCS 7(1997)
ケース・ブーケ(リコーダ)、ジル・フェルドマン(ソプラノ)*、
アンサンブルDuix、トリオO'Henry
伝説のグループ「サワークリーム」でブリュッヘンと活動していたリコーダー
奏者ケース・ブーケ(ベーケ)の意欲みなぎるアルバム。すべて彼の自作自演
…といっても即興が大半を占めている。格調高いデザインのジャケットとは裏
腹に、内容は超アヴァンギャルドで、「ルネサンス&バロック時代の優雅な楽
器=リコーダー」なんてイメージなぞ、はなから期待しないほうがいい。超高
音域でのフラッター奏法など、アクロバティックな技巧のオンパレードである。






<BNL>
BNL112920  \2180
ベートーヴェン(1770−1827):交響曲第1番ハ長調Op.21  
エティエンヌ=ニコラ・メユール(1763−1817):交響曲第1番ト短調
ディディエル・タルペイン(指揮)、
コンセール・ポラッコ&アンサンブル・フィルドール
弦楽合奏団コンセール・ポラッコと、管楽アンサンブルであるアンサンブル・
フィルドールの合同演奏。フランス系のピリオド団体による古典派シンフォニ
ーのディスクはまだまだ少ないだけに貴重かも。ベートーヴェンの第一楽章の
超特急テンポは昨今珍しくないが、これだけ猛烈に早いのはそうそう聴いたこ
とがない。いかにもフランスの団体らしい色彩豊かな管楽器の音色も、ドイツ
系、オランダ系、イギリス系あたりのピリオド団体とは大きく異なる。なお、
フォルテピアノによる通奏低音入りらしく、クレジットにはフォルテピアノ奏
者の名前があり、写真にも載っているが、録音ではあまりクローズアップされ
ていないせいもあって、全楽章に渡って参加していないように聞こえる。解説
文も残念ながらそのことには触れていない。ライヴ収録。

BNL112928  \2180
マレヤ・ケレメ
ギルマ・イフラシェワ(ピアノ)、ミシェル・ベレーネー(歌)他
編成はピアノ三重奏と歌。エチオピアの民謡風ポップス。





<Eufoda>
EUFODA1276  2枚組 \4360
クロード・ドビュッシー(1862−1918):
CD-1
映像第1集  
前奏曲集第1巻  
子供の領分  
CD-2
映像第2集 
前奏曲集第2巻
ヤン・ミキエルス(ピアノ)
ベルギーの才人ピアニスト、ヤン・ミキエルスの最新作。1894年製エラール・
ピアノを用いた演奏。ドビュッシーのピアノ作品でエラールを用いた例は過去
にChannel Classicsでインマゼールによるものがあった。テュッティで弾いた
ときの包み込むような音の質感が素晴らしく、お薦めです。

EUFODA1281  \2180
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ:フルート四重奏曲集 ――
四重奏曲第1番イ短調Wq.93, H.537(1788)〔cemb,fl,va,vc〕  
フルートと通奏低音のためのソナタ ト長調Wq.133,H.564《ハンブルク・ソナ
タ》(1786)〔fl,BC〕  
四重奏曲第2番ニ長調Wq.94, H.538(1788)〔cemb,fl,va,vc〕  
四重奏曲第3番ト長調Wq.95, H.539(1788)〔cemb,fl,va,vc〕 
無伴奏フルート・ソナタ イ短調Wq.132, H.562(1747/1963出版)〔fl〕
ヤン・デ・ヴィンネ(トラヴェルソ)、メルテン・ブロッケン(ヴィオラ)、
ロエル・ディールテンス(チェロ)、シャレフ・アド=エル(フォルテピアノ)
ヤン・デ・ヴィンネはヘレヴェッヘ率いるコレギウム・ヴォカーレ&シャペル
・ロワイヤルのメンバー。コープマン、アーノンクールのアンサンブルに参加
することも多いようだ。1987年にはベルギーで開かれた国際アーリー・ミュー
ジック・コンクールでファイナリストに選出され、その後バルトルド・クイケ
ンにもついて学んでいる。学生時代にはフルートだけでなく、音楽学、歴史学
も学んだ才人で、このディスクの解説も自ら執筆している。トラヴェルソはま
だフルートのようなキー・メカニズムが発展していない時代の楽器であり、い
わば単純な筒に穴をあけただけのもの。その素朴さ=頼りなさはどんな名手で
も多少なりとも演奏にあらわれるのが普通だが、このヴィンネの演奏にはそれ
がほとんどない! トラヴェルソ演奏も飛躍的に進歩していることを実感でき
る演奏で、古楽第一世代とは次元の違うテクニック、正確な音程、豊かな音色
に驚くこと必至! 最後に収められた無伴奏ソナタなど見事の一言に尽きる。
お薦めです。

EUFODA1267  \2180
イグナッツ・モシェレス(1794−1870):
50の前奏曲Op.73より-前奏曲ホ長調  
フォルテピアノのための大ソナタOp.41  
マリブランの思い出に捧げる性格的な幻想曲Op.94  
メランコリックなソナタOp.49  
輝かしいロンドOp.49  
アレクサンドルI世が好んだ行進曲による大変奏曲Op.32
トム・ベギン(フォルテピアノ)

EUFODA1272  \2180
様々な作曲家による《ひとりの御子われらに生まれたり》
ヨハン・クーナウ(1660−1722):
カンタータ《ひとりの御子われらに生まれたり》BWV.142(?/J・S・バッハ
作とされていた)  
ゴットフリート・アウグスト・ホミリウス(1714−1785):
ひとりの御子われらに生まれたり  
ゴットフリート・ハインリヒ・ シュテルツェル(1690−1749):
偉大な秘蹟を授かる  
フリードリヒ・ルートヴィヒ・ベンダ(1752−1792):
天使に導かれ、神が降臨した
グレタ・ディ・レイゲレ(ソプラノ)、
アルトゥール・ステファノヴィッツ(アルト)、他ソロイストたち、
パトリック・ペイレ(指揮)、
コレギウム・インストゥルメンターレ・ブルジェンセ、
カペラ・ブルジェンシス

EUFODA1273  \2180
ヨハンネス・ル・フェビュール(?−1609/1612):モテット集(17曲)
エリク・ファン・ネーヴェル(指揮)、クレンデ

EUFODA1279  \2180
ヨゼフ・ハイドン(1732−1809):
交響曲第22番変ホ長調《哲学者》Hob.I-22  
交響曲第26番ニ短調《ラメンタツィオーネ(悲しみ)》Hob.I-26  
交響曲第52番ハ短調Hob.I-52
ディルク・フェルミューレン(指揮)、プリマ・ラ・ムジカ

EUFODA1280  \2180
"聖マリア" ――
無原罪の聖マリアの祝日のためのグレゴリオ聖歌  
キリスト復活の祝日のための  
受胎告知の祝日のための  
聖母被昇天の祝日のための
グリムゲルゲン大聖堂グレゴリオ聖歌隊





<NBE LIVE>
NBECD-001  \2180
バーコード:9 789070 778026
"アンダー・ザ・グリーン・タイム" アイリッシュ・コンサート ――
オランダ管楽アンサンブル
とてもクラシックの範疇には収まらない、特異な作品を発表しているオランダ
管楽アンサンブルの自主制作盤。これはエレクトロニクス・パフォーマーのロ
ジャー・デイルをゲストに迎えたコンサートのライヴ。アイルランドをテーマ
にした、壮大な幻想組曲。

NBECD-0003  \2180
"吸血鬼の踊り" イヴァ・ビトヴァ&レオシュ・ヤナーチェク
イヴァ・ビトヴァ(ヴァイオリン、ヴォーカル)、
オランダ管楽アンサンブル
チェコ出身のシンガー兼ヴァイオリニスト、イヴァ・ビトヴァをゲストに迎え
てのコンサート。ヤナーチェクの作品はピアノ曲(草かげの小径にて、など)
からの編曲だか、アレンジはエスニック風ヴォーカルをフューチャーしたもの
でほとんど原型をとどめていない。モラヴィア地方の吸血鬼伝説をベースにし
たおどろおどろしい組曲仕立て。PAも遠慮なく使用。とてもクラシックには聞
こえないが、面白いことも間違いない。

NBECD-004  \2180
"血(ブラッド)"
ヒリヤード・アンサンブル、オランダ管楽アンサンブル
オランダの現代音楽作曲家、コルネリス・デ・ボントによるルネサンス期回顧
プロジェクト。シェークスピアのリア王の一節が朗読されたあと、デ・ボント
の「フレーム音楽」(前奏・後奏)に挟まれ、デ・ロレ、デ・モンテ、フラン
チェスコーニ、モンテヴェルディ、ウィールケス、ファーナビー、ジョスカン
などの作品がヒリヤード・アンサンブルによって歌われる。
後半の《ブラッドII》はデ・ボント自身の作曲による組曲。呪術的な雰囲気に
支配された不思議な音楽だ。

NBELIVECD-006  \2180
Raam op het Zuiden
テオ・レーヴェンディ、オランダ管楽アンサンブル
オランダのジャズ・ミュージシャン、テオ・レーヴェンディとの共演ライヴ。
かなりのアヴァンギャルド・ジャズで、オランダ語による語りと即興が交錯。

NBE-005  2枚組  \2180
"Le Printemps nous oublie" ニューイヤーコンサート2001
オランダ管楽アンサンブル
2001年1月1日、アムステルダム・コンセルトヘボウでのライヴ。ショパンから
ジョルジュ・サンドへの手紙の一節 "Le Printemps nous oublie" をコンサー
ト全体のモチーフとし、主に現代音楽の新作で固めたプログラム。ヴォーカル
あり、民族音楽あり、ジャズありの多彩なプログラム。

NBECD-002(1CD + 8cm Single CD)  \2180
"Si Dolce" ニューイヤーコンサート1999
オランダ管楽アンサンブル
1999年1月1日、アムステルダム・コンセルトヘボウでのライヴ。吟遊詩人をコ
ンセプトに、主に現代音楽の新作で固めたプログラム。ヴォーカルあり、民族
音楽あり、ジャズありの多彩なプログラム。





<Hortus>
HORTUS 019  \2180
ゲオルク・フリードリヒ・カウフマン(1679−1735):和声の心得、
ヨハン・ルートヴィヒ・クレブス(1713−1780):トリオ ハ長調、
ゴットリーブ・アウグスト・ホルミリウス(1714−1785):トリオ ト長調
イェズス・マルティン・モロ(オルガン)、
マーク・エコール(オーボエ)
Diapason音叉マーク5ツを獲得。

HORTUS 029  \2180
ルネサンス時代のオルガンのための歌 ――
セルミジ、デュ・コーロワ、ジャヌカン、A・ガブリエリ、スウェーリンク、
他の作品
ジュリエッテ・グレレイ=ボヴィエル(オルガン)

HORTUS031  \2180
ブラームス:オルガン作品集 ――
「おお悲しみよ、おお心の苦しみよ」によるコラール前奏曲とフーガ、11のコ
ラール前奏曲 他
フランシス・メニシエ(オルガン)
Diapason D'ORを獲得。

HORTUS 030  \2180
"聖母マリアに捧げる" グレゴリオ聖歌集(7曲)
パリ・ノートルダム聖歌隊
収録時間22分19秒。
 
<harmonia mundi>
HMC 901816  \2080
ハイドン:
チェロ協奏曲第1番 ハ長調 Hob. VIIb-1
チェロ協奏曲第2番 ニ長調 Hob. VIIb-2
モン(1717-50):チェロ協奏曲 ト短調
ペトラ・ミュレヤンス(指)ジャン=ギアン・ケラス(Vc)
フライブルク・バロック・オーケストラ
なんとも痛快なハイドンのチェロ協奏曲です。特に第1番終楽章のイキのよさは
鮮烈の極み!文句なし、とびっきりのハイドンです。モンといえば、「4楽章構
成の交響曲を初めて作曲した」人。チェロ協奏曲は低弦を活かして書かれてお
り、チェロのもつ可能性と魅力を最大限に引き出した作品。古典派名曲ぞろい、
ケラスの貴公子ぶりが光る一枚。超おすすめ!

HMI 987045  2枚組  \4160
A・スカルラッティ:オラトリオ「罪、後悔と慈悲」
ローラ・カザリエーゴ(Ms 罪),マーティン・オーロ(CT 後悔),
マリア・エスパーダ(S 慈悲)
エドゥアルド・ロペス・バンゾ(指)セヴィリア・バロック管弦楽団
録音:2003年8月
「ユピテルとセメレ」(HMI.987036) が大好評だったエドゥアルド・ロペス・
バンゾのハルモニア・ムンディのイベリカ企画第2弾。イタリア・バロック音
楽の大御所アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725)、昨年ヤーコプス指
揮による「グリゼルダ」の超絶名盤が飛び出たばかりだというに、今度はオラ
トリオ「罪、後悔と慈悲」。1708年ローマでの復活祭向けの作品で、台本はオ
ットボーニ枢機卿が書いています。罪、後悔、慈悲がそれぞれ擬人化され歌わ
れるというもの。
エドゥアルド・ロペス・バンゾは1961年生まれ、18歳で単身アムステルダムに
渡りレオンハルトに師事、その後スペインを中心に各地で破竹の活躍を収めて
います。特徴は何と言ってもダイナミックなリズムと色彩の明暗のコントラス
ト。さすがスペインの血は争えません、イタリア系やフランス系の古楽とは違
った強烈なインパクトのある美感です。
ポルトガルとの国境の町アヤモンテでの音楽祭と連動した録音です。

HMX 2907205  \1350
モーツァルト:「ツァイーデ」 K344(336b)
リン・ドーソン(ツァイーデ),
ハンス=ペーター・ブロホヴィッツ(ゴーマツ),
オラフ・ベーア(アラツィム),
ヘルベルト・リッペルト(スルタン・シロマン),
クリストファー・パーヴェズ(オスミン)
ポール・グッドウィン(指)
アカデミー・オヴ・エンシェント・ミュージック
録音:1997年6月17−18日
2004年のHMFのカタログ付スペシャルCDは、モーツァルトが好きなら一度は聞
かなきゃという傑作、「ツァイーデ」です!「ツァイーデ」は、モーツァルト
が17 79年にザルツブルクを訪れていた劇団のために作曲するものの未完に終わ
った作品。物語はほとんど「後宮からの逃走」と同じもの。フィナーレがない
などの致命的欠落から上演はほとんどないのですが、音楽的には「後宮からの
逃走」より遥かに傑作だ!という意見は良く聞きます。たしかにどのアリアも
美しいこと!モーツァルティアンでこれをまだ聞きいていないなら大損失です!
このグッドウィンの演奏は初の時代楽器演奏による録音。AAMの音色も美々なら、
ドーソン、ブロホヴィッツ、ベーア、リッペルトと良くぞ集めた名歌手と、完
璧な出来映え。台詞を省いて1枚に収録しています。35ページの仏英独語の解
説付き。今年の11,12月に、ジョン・健・ヌッツォがゴーマツ役で上演(日本
初演?)の予定があるそうです。予習するならぜひコレ

HMX 290261  4枚組  \4750
アルフレッド・デラー-ポートレイト・オブ・ア・レジェンド
CD1 パーセルのオペラと舞台音楽
CD2 宗教音楽
CD3 ソロの声楽曲
CD4 英国民族音楽
今でこそカウンターテナーは世界中で大活躍していますが、半世紀前にはほと
んど認知されていない声種でした。気持ち悪い声を出す男声という悪イメージ
を打ち破ったのが、このアルフレッド・デラー。英国教会の伝統に立脚しなが
らも、現代の耳にもすんなり受け入れられる透明なカウンターテナーの美声を
確立した人物として重要。古楽の復活はもちろん、彼の声に魅せられたベン
ジャミン・ブリテンなどが多くの新作を書いています。また初期のHMFの重要
なアーティストでもありました。
そんな大御所の没後25周年を記念してのスペシャル・ボックス。初CD化も含む
4枚組です。

●CLASSCAL EXPRESS
harmonia mundi USAの廉価盤シリーズ、CLASSCAL EXPRESSの最新刊です。
HCX 3957018  \1050
モーツァルト:ピアノ四重奏曲集
ピアノ四重奏曲 変ホ長調 K.493,ピアノ四重奏曲 ト短調 K.478
モーツァルティアン・プレイヤーズ(オリジナル楽器使用)
[スティーヴン・ルービン(フォルテピアノ),スタンリー・リッチ(Vn),
マイロン・ルツケ(Vc),デイヴィッド・ミラー(Va)]
すっかり時代は時代楽器演奏のモーツァルト、でもいまだに室内楽は少数派。
モーツァルティアン・プレイヤーズの演奏は貴重です。清廉かつ愛情たっぷり。

HCX 3957017  \1050
モーツァルト:
5つのディヴェルティメント 変ロ長調 K.439b(Anh.229),
ニ重奏曲集 ハ長調 K.496a(487)
シュタットラー:三重奏曲集
ニュー・ワールド・バセット・ホルン三重奏団
モーツァルトがバセットホルンを愛好していたことは知られていても、バセッ
トホルンのトリオやデュオを書いていたことはあまり知られていなかったでしょ
う。実際他の楽器で代用されることがほとんどだったからです。これが初録音
でした。

HCX 3957025  \1050
バッハ:フルート・ソナタ集 第2巻
ジャネット.シー(バロックフルート),
デイヴィット・モロニー(Cemb),
メアリー・スプリングフェルズ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
以前HMU.907024/25の2枚組で発売されていたものの分売。第1巻はHCX 3957024
で既発。

HCX 3957117  \1050
メンデルスゾーン:ピアノ・ソナタ集   
ピアノ・ソナタ第1番 ホ長調 op6
ピアノ・ソナタ第2番 ト短調 op105
ピアノ・ソナタ第3番 変ロ長調 op106
ロンド・カプリッチョーソ ホ長調 Op.14
フレデリック・チュウ(Pf)
旧HMU.907117。決して有名ではないメンデルスゾーンのピアノ・ソナタを、チュ
ウがバシッと弾いてくれています。

HCX 3955182  \1050
バード:「グラドゥアリア」からのミサ曲集
復活祭のミサ,モテット「天の女王」,ミサ「祝されし聖母マリアの被昇天」
交唱「讃えよ、天の女王」
シャンティクレール
録音:1986年6月
初発売時から話題だったシャンティクレールによるバードの「グラドゥアリア」
からのミサ曲集。「グラドゥアリア」は2巻からなるミサ曲(およびモテット)
集。


●independantsシリーズ
全て春らしいカラフルなスリップケース入り。でも中身は最高級品です。
HMX 2041162  特価 \1350(限定入荷)
シュッツ:イタリア・マドリガーレ集より
おお花よ,おお恋の苦甘さよ,至福の森よ,悩める心よ,このように私は,
アルプスの険しい石から,春の微笑み,お逃げ、おおわが心,おまえは毒舌の
蛇のように傷つける,私を縛りつける炎,私は雌鹿,彼女は私に挨拶した,
私は死ぬ,嘆息,愛しき森よ,戻ってきておくれ,君は大理石のようだ,時は
来たりぬわがリディアよ
ルネ・ヤーコプス(指)コンチェルト・ヴォカーレ
録音1984年10月
旧HMA.1901162の再発。国内盤発売時にレコード芸術誌で特選を獲得した名盤で
す。ヤーコプスの生々しい感情表現は20年前でも相当なレヴェルだったことが
分かります。コンチェルト・ヴォカーレのメンバーには、ヤーコプス自身に加
え、イザベル・プールナール,ミヒャエル・ショッパー,テオルボにコンラー
ト・ユングヘーネルなどが参加しています。

HMX 2041667  特価 \1350(限定入荷)
ビーバー:聖ヨゼフの連祷,聖ポリカルピのソナタ
ムファット:
ミサ・イン・ラボーレ・レクイエス(含 ベルターリ:13声のソナタ,ビーバ
ー:宗教的・世俗的弦楽曲集より“第11ソナタ”,ベルターリ:聖プラテー
ディのソナタ)
コンラート・ユングヘーネル(指)
カントゥス・ケルン,コンチェルト・パラティーノ
録音:1998年5月
旧HMC.901667。ハインリヒ・イグナツ・ビーバー(1644-1704)とゲオルク・ム
ファット(1653-1704)という17世紀後半に活躍した二人の作曲家の宗教音楽を
収録。しかし宗教音楽だから抹香臭いと思ったら大間違い。ビーバーの聖ヨゼ
フの連祷のキリエの光に満ちた絢爛さは,その眩さに一瞬たじろぐ思い。ム
ファットのミサ・イン・ラボーレ・レクイエスもえらく壮麗な上に軽快。こ
りゃ愉しい!どうやら我々の持っている“バロック宗教音楽”のイメージの
方が間違っているようです。
ユングヘーネルのこの名盤が廉価とは…。タイトルに恐れをなしていた人、こ
の機会に買わないとバロックの黄金シャワーを浴び損ねますぞ!





<URANIA>
URN 22 255  3枚組  \4050
ブラームス:
交響曲全集
ハイドンの主題による変奏曲
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
ベルリンPO.ウィーンPO.
録音:1953年9月15日ベルリン、1945年1月28日ウィーン
1954年5月14日ベルリン、1950年8月15日ウィーン、1954年5月4日パリ
いずれも様々なレーベルから発売されていたもの。

URNSP 4220  \1350
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第22番変ホ長調 K486,第24番ハ短調 K491
エドウィン・フィッシャー(P)
デンマーク室内管弦楽団
録音:1954年トリノ
M&A.4872で出ているものと同一と思われます。そちらの表示では1954年11月9日、
トリノでのライブ、オーケストラはデンマーク王立管弦楽団。

RM11 916  \1350
ヴェルディ:「マクベス」「ナブッコ」,
ドニゼッティ:「ルチア」,
ドリーブ:「ラクメ」
マイヤベーア:「ディノーラ」
ロッシーニ:「アルミーダ」
モーツァルト:「後宮からの逃走」
シャルパンティエ:「ルイーズ」からのアリア
オリヴィエーロ・デ・ファブリティース,
アルフレード・シモネット(指)
RAIローマ交響楽団,RAIミラノ交響楽団
録音:1952,54年
カラスがグルックのオペラを歌った数少ない機会のうちの一つ。こうした古典
的な格調高い音楽でもカラスの美は非常に映えています。指揮がジュリーニと
いうのもポイント。





<SYNNARA>
KCCA 0037  \1780
ドヴォルザーク:ユーモレスク,
エルガー:愛の挨拶,
ボッケリーニ:メヌエット,
J.S.バッハ:主よ人の望みの喜びよ/G線上のアリア,
パッヘルベル:カノン,
シューマン:トロイメライ,
ショパン:プレリュード第4番ホ短調,
ヴェルディ:プロヴァンスの海と陸,
ハイドン:セレナーデ、「皇帝」-第2楽章,
グルック:精霊の踊り/おもいでの夏/追憶 他全18曲
クムホ・アジアナ四重奏団
とても聴きやすいヒーリング、ムード音楽的な弦楽四重奏によるクラシック有
名曲集です。





<Relief>
CR 1913  2枚組  \3300
モーツァルト:「フィガロの結婚」(ドイツ語)
エリーザベト・グリュンマー(伯爵夫人),
ヒルデ・ギューデン(スザンナ),
アニー・シュレム(ケルビーノ),
パウル・シェフラー(伯爵),
エーリヒ・クンツ(フィガロ),
リリアン・ベンニングセン(マルチェッリーナ),
ヴィルヘルム・シルプ(バルトロ),
パウル・クーエン(バジーリオ),
ワルター・カセク(クルツィオ),
ギュンター・ヴィルヘルムズ(アントーニオ),
ルート・ヴァイゲルト(バルバリーナ)
フェレンツ・フリッチャイ(指)ケルン放送交響楽団,合唱団
録音:1951年5月,ケルン
これはまたとんでもない秘蔵音源が登場しました!
戦後ドイツ音楽界に新風を吹き荒らしたハンガリー出身の若武者、フェレンツ・
フリッチャイがケルンの放送局に残したドイツ語による「フィガロの結婚」。
これがビックリの強力キャスト、グリュンマー、ギューデン、シェフラー、ク
ンツ!フリッチャイはこの10年後にDGに録音しているものの、キャストは完璧
にこっちが上。そしてまだ30代後半のフリッチャイの音楽の新鮮なこと!これ
はぜひとも一つ加えなきゃいけない「フィガロ」です!

CR 1907  2枚組 \3300
モーツァルト:「コジ・ファン・トゥッテ」(ドイツ語)
シュザンヌ・ダンコ(フィオルディリージ),
イーラ・マラニウク(ドラベッラ),
エディト・オラヴェス(デスピーナ),
ルドルフ・ショック(フェランド),
ホルスト・ギュンター(グリエルモ),
ベンノ・クッシェ(アルフォンソ)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
NDR交響楽団,合唱団
録音:1953年
これまた仰天!!シュミット=イッセルシュテットのモーツァルトのオペラが
あったなんて!こちらはハンブルクのNDRの録音。S-Iはモーツァルトの評判は
非常に高く、多いとは言えない録音はどれも名演ぞろい。ところがダ・ポンテ
・オペラの商業録音は残さず、先日ようやく晩年の「フィガロ」の映像がDVD
になったくらい。この「コジ」は大歓迎です。キャストも、ベルギーの名花ダ
ンコ、ウクライナのやわらか系メッツォ、マラニウク、大人気テノール、ショ
ック、それに芸達者なクッシェと抜群。これもぜひとも一つ加えなきゃいけな
い「コジ」です

CR 1905  2枚組 \3300
プッチーニ:「トスカ」(ドイツ語)
カルラ・マルティニス(トスカ),
ルドルフ・ショック(カヴァラドッシ),
ヨゼフ・メッテルニヒ(スカルピア),
ホルスト・ギュンター(アンジェロッティ),
ベンノ・クッシェ(堂守),
クルト・マルシュナー(スポレッタ),ほか
ヴィルヘルム・シュヒター(指)NDR交響楽団,合唱団
録音:1953年
ヴィルヘルム・シュヒターは日本人は忘れちゃいけない名前。1957年カラヤン
とベルリンフィルの来日公演に同行、その実力を買われて1959年から3年間
NHK交響楽団の常任指揮者を務めました。さすがカラヤンの眼鏡にかなっ
人だけあって、就任前後でN響はレヴェルがガラッと高まっていますからた
いしたもの。もっともその厳しさゆえ嫌われてしまったそうですが。この「ト
スカ」では、そんなシュヒターのドイツ気質丸出しのガッシリした音楽がまた
味があります。カルラ・マルティニスは1950年代を中心にドイツ語圏でヴェル
ディやプッチーニのヒロインを歌って活躍した人です。





<ATMA>
ACD2 2310  \1650
ペルト:詩篇 (1985/1991, 改訂1997),
大全(1977,改訂1996),
兄弟 (1977/1989),
何年も前のことだった(1984),
大全(1977/1990),
スターバト・マーテル(1985)
ダニエル・テイラー(CT),フランツ・ヨゼフ四重奏団(ピリオド楽器使用)
クリストファー・ジャクソン(指)モントリオール古楽スタジオ
すっかり人気作曲家の仲間入りを果たしたアルヴォ・ペルト、ここでは1980年
代前後の名作を集めています。詩篇やスターバト・マーテルのように、バロッ
クの宗教音楽を意識した作風がユニークです。そして演奏が、カナダが誇るカ
ウンターテナー、ダニエル・テイラーにケベックの古楽勢が加わった、なんと
もユニークなもの。限りなく古楽しているペルト、これは逃せません!

ACD2 2245  \1650
テレマン:フルートとヴィオールのための作品集
四重奏曲 ト長調,組曲第5番 イ短調,ソナタ ニ長調,幻想曲 ニ長調,
幻想曲 ロ短調,ソナタ ホ短調,ソナタ ニ長調,四重奏曲 ト長調
バルトルド・クイケン(フルート・トラヴェルソ)
レ・ヴォワ・ユメーヌ
エリック・ミルンズ(Cemb)
テレマンはドイツ人とはいえ、ハンブルクという商業都市で活躍したため、と
てもインターナショナルな味の人。彼の作品はパリでも大変人気がありました。
このアルバムでも、どれも華やかでギャラントな音楽。それでいて瑞々しいし
っとり感もお肌にジワッとくるもの。きっと御婦人から人気があったのでしょ
う。バルトルド・クイケンのフルート・トラヴェルソ、レ・ヴォワ・ユメーヌ
のヴィオラ・ダ・ガンバのデュオ、そしてエリック・ミルンズのチェンバロと、
実力者が四人揃って実にいい音楽を奏でてくれています。

ACD2 2255  \1650
ロパルツ:ピアノ作品集
若い娘たち,庭園の音楽,スケルツォ,夜想曲(3曲)
ステファーヌ・ルムラン(P)
フランスはブルターニュ出身の作曲家、ジョセフ・ギ・ロパルツ(1864-1955)は、
フランクの流れを汲みつつ、それを消化し独自の抒情的な作風を築き上げた人。
長命し、渋-い作品が多数あります。近年人気は非常に高いにもかかわらず、意
外や単独のピアノ作品のみのアルバムはほとんどありませんでした。ロパルツ・
マニアはもちろん、ロパルツ入門にも最適の一枚です。

ACD2 2281  \1650
ケベック=フランドル賞受賞作品集
ヴァン・パリズ:フレーズV,
ヴィルヌーヴ:人間の16の孤独な痕跡,
スウィネン:クワール,
ヘンドリックス:ミステリウム,
リスティク:詩
ルイーズ・ベセット(P),アンサンブル・ド・フリュート・アリゼ
ウォルター・ブドロー(指)ケベック現代音楽協会
どうやらケベック現代音楽協会が主催するケベック=フランドル賞という現代
音楽コンクールの受賞作のようです。

ACD2 2282  \1650
3つの協奏曲集
フェルギュソン:インサイド・パッセージ,
コラード:協奏曲“ラッキー・リューク”,
パネトン:ヴォランド
マルク・クロー(P),ジュリ=アンヌ・ドゥロム(Vn),
アレン・トルーデル(トロンボーン)
ウォルター・ブドロー(指)ケベック現代音楽協会

ACD2 2283  \1650
ウォルターの異常な家
明日星々が,大箱 3a,引渡し,ゴルゴタ
ウォルター・ブドロー(指)ケベック現代音楽協会

ACD2 2335  \1650
マフィー:ダンス・ミー,
チャン・カ・ニン:冷たい山の水,
ダニエル:ワイルド・ハニー,
ルサージュ:感傷的な音楽家の肖像,
マクドナルド:ソナタ第2番 Op. 43
ナンシー:ダーン(Vn),ティモシー・スティーヴ(P)





<TALL POPPIES>
TP 009  \2080
“お下品モーツァルト”
カノン「おれの尻をなめろ」 K.382c(231),カノン「仕度をするんだ」 K.556, 
カノン「「プラーター公園に行こう」 K.558,カノン「私は悲しい」 K.555, 
カノン「マルスとイオニア人になるのは難しい」 K.559, カノン「おお、お前
馬鹿なマルティンよ」 K.560(K3.560b), 歌曲「魔術師」 K.472, カノン
「泡立つ酒がグラスに光るところ」 K.382f(347), カノン「俺の尻をなめろ、
きれいにきれいにね」(偽作) K.382d(233), カノン「親愛なるフライシュ
テットラー君」K.509a(232), アリア「男たちはいつでもつまみ食いしたが
る」 K.416c(433), カノン「私の大好きないとしい人よ」 K.562,カノン
「彼女は死んだ」 K.382a(229), 歌曲「おいで、いとしのツィターよ」 
K.367b(351), 四重唱「いとしい私の食いしんぼさん」 K571a(Anh.5), 
カノン「私の太陽は隠れてしまい」 K.557, 三重唱「いとしのマンデル、リ
ボンはどこなの?」 K.441, カノン「心やさしく君を愛す」 K.382g(348),
カノン「おやすみ!お前はほんとのお馬鹿さん」 K.561 ,ほか全24曲
ザ・ソングズ・カンパニー
ジェフリー・ランカスター(フォルテピアノ)
フジテレビの人気番組「トリビアの泉」の2月18日の放送で紹介され、大きな話
題となったカノン「おれの尻をなめろ」を始めとする、モーツァルトのイカレ
タ曲を集めています。モーツァルトがかなりのスカトロジー嗜好だったことは
残された手紙(とても引用できません!)からも伝わっていますが、こういう
歌にするとは、天才のやることは分かりません。しかも音楽がいいと来ていい
ます。とはいえ、ドイツ語で歌われたって何だか分からない。かといって日本
語だとあまりに生々し過ぎる。ここでは半分ほどの歌は英語に訳されていてちょ
うどいい。ザ・ソングズ・カンパニーは1984年設立のオーストラリアの団体、
驚異的な上手さ。ランカスターのフォルテピアノの伴奏も的確で、大変優れも
のです。

TP 076  \2080
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 op109,
ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 op110,
ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 op111
スティーヴン・サヴェイジ(P)
録音:1995年1月,7月
スティーヴン・サヴェイジは1942年英国生まれのピアニスト。オーストラリア
ではベートーヴェンのスペシャリストとして高い評価を受けているそうです。

TP 084  \2080
ブラームス:
ヴィオラ・ソナタ協奏曲第1番 へ短調 op120-1(ベリオによる管弦楽編曲)
ブルッフ:ヴィオラと管弦楽のためのロマンス op85
シューベルト:
アルページョーネ・ソナタ(デイヴィットソンによる管弦楽編曲)
サビン:ニューヨークの思い出
パトリシア・ポレット(Va)
ウェルナー・アンドレアス・アルベルト(指)
クィーンズランド・フィルハーモニー管弦楽団
20世紀の偉大な作曲家、ルチアーノ・ベリオは、どういうわけだか他人の作品
をいじるのも好きで、プッチーニの「トゥーランドット」の未完フィナーレを
新しく書き改めたり、ヴェルディの歌曲をオーケストラ化したり。まさかブラ
ームスまでやっていたとは!意外や良く出来た優れものの編曲、ブラームスの
鬱蒼とした感じが良く出ています。アルペジョーネ・ソナタを編曲しているロ
バート・デイヴィドソンはオーストラリアのブリスベン在住の作曲家。これは
まっとう過ぎるくらい。
パトリシア・ポレットは、オーストラリアの今井信子といったような存在の人。

TP 086  \2080
バッハ(ジェンキン編):音楽の捧げもの−6声のリチェルカーレ,
ヴェラ:タンゴ,
クセナキス:クラリズマ,
ベルク:4つの断章,
ベリオ:セクエンツァIX,他
ピーター・ジェンキン(Cl) ロジャー・ディーン,
ダニエル・ハースコヴィチ,リサ・ムーア(P),他
20世紀のクラリネット作品を中心にしています。多重録音の6声のリチェルカ
ーレの異様な均一さがユニーク。





<talent>
DOM 291084  \2080
ミュラー:
ハープとクラリネットのための大ポロネーズ,
ロッシーニの主題による変奏曲,
クラリネット,ファゴット,ハープのためのデュオ・コンチェルタンテ
ロマンツァ
舟歌による第1幻想曲
ロッシーニの「アルミーダ」の主題による二重奏曲
モーツァルトの「魔笛」の主題による変奏曲
オリヴィエ・ダルテヴェル(Cl),エマニュエル・ショサド(Cl),
リュク・ルブリ(Fg),ラシェル・タリトマン(Hp)
世の中にはまだまだ隠れた名曲があるものです。イワン・ミュラーは1780年生
まれのエストニアのクラリネットの名手で、ヨーロッパを旅して回った後、
1810年にパリに腰を据え、クラリネット、バソン、ハープのためのヴィルトゥ
オーゾ・スタイルの曲を多数残しています。1854年にドイツで没。鍵盤楽器で
はなくハープを用いているのがミソで、どれも華やかな曲ばかり。

DOM 291075  \2080
ヴァンハル:
ファゴット協奏曲 ハ長調,
クラリネット協奏曲 ハ長調,
オーボエ協奏曲 へ長調,
二つのファゴットのための協奏曲 へ長調
ミシェル・ルシエク(Cl),ピエト・ヴァン・ボックシュタール(Ob),
フランソワ・バプティスト(Fg),リュク・ルブリ(Fg),
ハンス・ロトマン(指)プロシア室内管弦楽団
ヴィオラ協奏曲他(DOM.291055)に続く、ロトマンとプロシア室内管弦楽団によ
るヨハン・バプテイスト・ヴァンハル(1739 - 1813)の協奏曲集。今回は木管楽
器のための協奏曲集。モーツァルトと交友があった人だけに、作風にも同様の
華やかな愉悦があります。







<Zig-Zag Territoires>
●アニマ・エテルナ・コレクション
ZZT 040203  \2180
ハイドン:
交響曲第44番ホ短調「悲しみ」  
ピアノ協奏曲第11番 ニ長調 
交響曲第45番嬰へ短調「告別」
ジョス・ファン・インマゼール(指 & ・フォルテピアノ)
アニマ・エテルナ
録音:2003年6月11、12 & 14日ブリュージュ、コンセルトへボウ
大変好評のジグザグのアニマ・エテルナシリーズの最新録音。ついにハイドン
が登場。いつにもまして美しい演奏で、ピアノ協奏曲第11番はハイドンのピア
ノ協奏曲の中でも最も有名なものでアルゲリッチやミケランジェリ、なども愛
奏、録音した名曲。オリジナル楽器で大家インマゼールも挑みます。録音も大
変優秀で、自然。






<LSO>
LSO 0037  \1050
(ライヴ録音)
シベリウス:
交響曲第5番変ホ長調op.82
交響曲第6番ニ短調op.104
サー・コリン・デイヴィス(指)ロンドン交響楽団
録音:2003年12月10&11日(エンジニア:ジョナサン・ストークス)
2002年9月28&29日(エンジニア:トニー・フォークナー)
本年3月の来日公演の興奮冷めやらぬデイヴィス&ロン響のシベリウス5番&6番
文句なしのシベリウスです。弦の色彩のまざり具合はまさに筆舌に尽くし難い
美しさ、すみずみまでしっくりと染み入ってきます。金管、木管も冴えに冴え、
5番第一楽章冒頭、6番の終楽章、どこをとってもこの世ならざる美しさのシベ
リウスです。ストークスとフォークナーの音の聴き比べもまた一興の、一粒で
何度も美味しい一枚。






<SEL Classics>
KDC 5005  \2450
日本語解説書付
モーツァルト:
オーボエ協奏曲ハ長調 K.314
交響曲第35番ニ長調「ハフナー」K.385
交響曲第41番ハ長調「ジュピター」K.551
渡辺克也 (Ob)
ジャック・マーティン・ヘンドラー (指)
ルクセンブルク・エウロペーンズ・ソロイスツ
ベルリン・ドイツ・オペラの首席オーボエ奏者にして、次世代のオーボエ界を
担う逸材として熱い注目を集める渡辺克也。同歌劇場の音楽監督クリスティア
ン・ティーレマンからも絶大な信頼を受ける渡辺初の協奏曲録音が登場します。
それも名作モーツァルト。類のない美音と華麗なテクニックは全く日本人ばな
れしていて、近年稀に見る名演と申せましょう。オーケストラは、渡辺克也が
首席オーボエ奏者を務めるルクセンブルク・エウロペーンズ・ソロイスツ。腕
達者揃いで、緻密なアンサンブルが魅力。フィル・アップの2篇の交響曲では
渡辺克也がオーケストラの団員としてトップを吹いています。




《CALLIOPE》
CAL 2049711  特価 \1350(限定入荷)
バッハ:オルゲルビュヒライン BWV599-644
アンドレ・イゾワール(Org)
録音:1977年
イゾワールによるバッハのオルガン作品全集の第9巻。イゾワールの陽光あふれ
る教会の黄金の輝きのような音色はいまだ凌駕されず。

CAL 2049264  特価 \1350(限定入荷)
クロンマー:管楽八重奏のための3つのパルティータ
第1番 ヘ長調 op73,第2番 ヘ長調 op57,第3番 変ロ長調 op79
フィリドール・アンサンブル(ピリオド楽器使用)
録音:1999年
フランツ・クロンマー(フランティシェック・ヴィンツェンツ・クラマーシュ)
は(1759-1831)はモラヴィア生まれでウィーンで活躍したヴァイオリニスト。
1818年からハプスブルク家の楽長を務めています。
当時絶大な人気があったというのもうなずける、極めて親しみやすいあったか
い作風。聞いていて思わず顔が緩みます。これがピリオド楽器で演奏されると
ますますいい味。フィリドール・アンサンブルの演奏はひなびた味を生かして
最高です。






<PRAGA>
PRD 2040026  特価 \1350(限定入荷)
モーツァルト:「プロシャ王」弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第21番K575,弦楽四重奏曲第22番K589,弦楽四重奏曲第23番K590
録音:1992年
今やPRAGA社の看板、プラジャーク四重奏団、これが初のモーツァルトの弦楽
四重奏曲の録音でした。それにしても四人が四人とも惚れ惚れする美音です。






<K617>
K617 2047095  特価 \1350(限定入荷)
モンテヴェルディ:「タンクレディとクロリンダの戦い」
その他、ステーファノ・ベルナルディ,シジスモンド・ディンディア,
フランチェスコ・エレーディ,ドメニコ・マンゾッキ,
ビアージョ・マリーニ,アントーニオ・チフラの作品
マリネッラ・ペンニキ(クロリンダ),
ジョヴァンニ・カッカモ(タンクレディ),
フーリオ・ザナージ(テスト),他
ガブリエル・ガリード(指)アンサンブル・エリマ
録音:1997年7月,パレルモ
強烈な音楽描写を駆使したモンテヴェルディの3大オペラで爆発的賞賛をうけ
たガリード、モンテヴェルディのもう一つ傑作「タンクレディとクロリンダの
戦い」でも20分、息もつけないテンションの高さです。






<ZIG ZAG>
ZZT 2040301  特価 \1350(限定入荷)
ラモー:「コンセールによるクラヴサン曲集」
ブランディーヌ・ランヌ(クラヴサン),ヴァレリー・バルサ(Fl),
カトリーヌ・ジラール(Vn),エマニュエル・バルサ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
録音:2000年
ZZT.010301(4CD)として発売されいたラモーのクラヴサン曲集から、「コンセ
ールによるクラヴサン曲集」を単発したもの。編成は四重奏ですが、あくまで
主役はクラヴサン。そのクラヴサンをひくブランディーヌ・レンヌの音色をど
う表現したらよいやら!最高級の品の良いフランス菓子をちょいと口に入れた
ときのような、ただただ「はぁ-幸せ…」といいたくなるような美音。音楽性
もここかしこロココ。4枚組に手が出なかったという方々、まずはこれをお聞
きください!






<MANDALA>
MAN 2044950  特価 \1350(限定入荷)
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988
チュ・シャオ=メイ(P)
録音:1999年
ディアパゾンで音叉5つ獲得した名盤が復活です。ピアノの運動性を積極的に
活用した、現代志向のゴルトベルクです。






<aeon>
AE 2040102  特価 \1350(限定入荷)
アンドレ・ブークーレシュリエフ:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲III,鏡(ミロワール)2,群島(アルシペル)II
イザイ四重奏団
録音:2000年12月
弊社では一昨年の秋に新譜として御紹介したばかりですが、もう廉価盤に。ア
ンドレ・ブークーレシュリエフは1925年ソフィアに生れた作曲家。1949年にパ
リに移住し、ここで1997年に亡くなっています。前衛ではなく、渋めのいい作
品。なお,この商品だけ、ディジパック仕様にスリップケースをつけたもので
す(他は全てジュエルケースにスリップケース)






<Dynamic>
DYNDVD 33427(DVD-Video)  \3650
マスネ:「タイス」
エヴァ・メイ(タイス),ミケーレ・ペルトゥージ(アタナエル),
ウィリアム・ジョイナー(ニシアス),他
マルチェッロ・ヴィオッティ(指)
ヴェネツィア・フェニーチェ劇場管弦楽団,合唱団
収録:2002年11月,ヴェネツィア,マリブラン劇場
昨年CDで発売(CDS 427)されて公表だった、ヴェネツィアでのマスネの「タイ
ス」がDVDになりました!DVDのレパートリーとしては世界初です。
なんと言っても注目は、現代最高の演出家の一人、ピエール・ルイージ・ピッ
ツィの演出。色彩の魔術師ともいわれるピッツィの色彩感覚は実に見事。また
この舞台ではトップレスのダンサーを多数起用、官能の世界を濃厚に彩ってい
ます。タイス役のエヴァ・メイは歌も演技も熟したもの、一方ミケーレ・ペル
トゥージの堂々としたバスに野生的な風貌も見事。残念ながら今回は日本語字
幕はついておりません。

CDS 447  \1350
(2004年カタログ付)
ヴィヴァルディ:協奏曲集
ヘ長調RV100,ニ長調RV92,ト短調RV106,ニ長調RV84,ニ長調RV91,
ト短調RV103
コレギウム・プロ・ムジカ(オリジナル楽器使用)
CDS.156で発売されていたものにカタログを付けたものです。もちろん、特別
価格!

CDS 442  2枚組  \3700
パイジェッロ:「プロセルピーヌ」
サラ・アッレグレッタ(S プロセルピーヌ),
マリア・ラウラ・マルトラーナ(S カレ),
サイモン・エドワーズ(T アスカラフ),
ピエロ・グアルネーラ(Br プリュトン),他
ジュリアーノ・カレッラ(指)
イタリア国際管弦楽団,ブラティスラヴァ室内合唱団
録音:2003年7月
「プロセルピーヌ」は1803年にパリのオペラ座で初演された、パイジェッロ
(1740-1816)の力作。パイジェッロはナポレオンに気に入られ1802年にパリに
招かれ、皇帝就任の戴冠式の音楽を作曲しています。その翌年の初演で,ナポ
レオンももちろん臨席、賞賛を惜しまなかったそうですが、却って政治的思惑
から“ほどほど”の成功しか収められなかったそうです。ともかく、我々が全
然知らないパイジェッロのトラジェディ・リリクの世界,興味はつきません。
Dynamicのおなじみ、マルティナ・フランカ音楽祭のライブです。

CDS 445  2枚組  \3700
タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲集 第11巻
協奏曲 D 113,協奏曲 D 40,協奏曲 D 77,協奏曲D 70a,協奏曲D 23,
協奏曲 D 87,協奏曲 D14,協奏曲D 41
ラルテ・デッラルコ(オリジナル楽器使用)

CDS 440  \1850
パガニーニ:ヴァイオリンとギターのための作品集、最終巻
6つの二重奏曲 M.S. 110
変奏をともなったカルマニョーラ M.S. 1
ギターとヴァイオリンのための大ソナタ M.S. 3
ルイージ・アルベルト・ビアンキ(Vn),マウリツィオ・プレーダ(G)
こちらも好評の、パガニーニのヴァイオリンとギターのための作品集、今回が
完結編。コンチェルトでの堂々としたパガニーニもいいけれど、こちらのより
インティメイトな音楽もまたパガニーニであると世に知らしめた功績は大です。

CDS 428  2枚組  \3700
トンマーゾ・ジョルダーニ:チェンバロ協奏曲集
6つのチェンバロ協奏曲集 op23,3つのチェンバロ協奏曲集 op33
リータ・ペイレッティ(Cemb,指)アッカデミア・デイ・ソリンギ
18世紀後半に英国を拠点に活躍したトンマーゾ・ジョルダーニのチェンバロ協
奏曲を集めています。これまた世界初録音。ほぼ同世代でやはりロンドンでも
活躍したヨハン・クリスティアン・バッハと比べてみると、当時のロンドンの
音楽界の活況が浮かび上がってきます。
  
<Altus>
ALT 080  \2450
モノラル
日本語解説書付
ブルックナー:交響曲第9番
カール・シューリヒト(指)ウィーン・フィルハーモニー
録音:ウィーン・コンツェルトハウス大ホール
1955年3月17日ロートヴァイスロート放送集団
シューリヒト本人もこのコンサートに大変満足し、数日後にウィーン・フィル
にあてて手紙を出したほど(その手紙の内容は解説書内で翻訳)。このコンサ
ートのすばらしさに、EMIも録音を計画。のちの決定盤ともいえる名盤が誕生
しました。録音は豊富な資金と資材に満ちたアメリカ軍の放送局ロートヴァイ
スロートだけあって良好です。

ALT 079  \2450
モノラル
日本語解説書付
モーツァルト:
交響曲第38番「プラハ」
交響曲第40番
ブルーノ・ワルター (指)ウィーン・フィルハーモニー
録音:1955年11月6日ロートヴァイスロート放送集団
1956年6月24日オーストリア放送協会
ムジークフェライン黄金のホール
ワルターといえばモーツァルト。モーツァルトといえばウィーン・フィル。
プラハはかつてDGで出ておりましたが肝心の40番は完全初出。ワルターの40番
の演奏は昔から定評あるもので豊満な美演に感動。プラハの序奏の堂々たる風
格、そして主題提示の美しさはワルターVPOならではの味わい。うれしいこと
に新たな音質で蘇りました。

ALT 077/8  2枚組  \2980
モノラル
日本語解説書付
ブラームス:
ハイドンの主題による変奏曲
二重協奏曲
交響曲第1番
ボスコフスキー(Vn) ブラベッツ(Vc)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)ウィーン・フィルハーモニー
録音:1952年1月27日ロートヴァイスロート放送集団
ムジークフェライン黄金のホール
フルトヴェングラー伝説のブラームス・コンサート1日を再現。これぞCDなら
ではの疑似体験。フルトヴェングラーの考えぬかれたプログラムを堪能しま
した。新しい音質で見事蘇り、ボスコフスキーの美音も聴き物です。






<TDK>
TDKAD 009  \2450
日本語解説付
ドメニコ・ガブリエリ:チェロ作品全集
チェロ・ソナタ ト長調 
無伴奏チェロのリチェルカ−レ全7曲 
2つのチェロのためのカノン 
チェロ・ソナタ イ長調 
チェロ・ソナタ ト長調(異稿) 
鈴木秀美(Vc)
エマニュエル・バルサ(Vc) 大塚直哉(Cemb)
録音:2003年11月秩父ミューズパーク音楽堂
自身がチェロ奏者だった1651年生まれの天才ガブリエリ。チェロのために史上
初めて書かれた作品を全て網羅。あまりの曲の面白さにびっくり。さすが秀美
氏のバロック・チェロ。高いボルテ−ジで凄いテンションで弾き切っています。
美しい曲あり、前衛風の曲ありで、全く飽きさせません。今まで録音があまり
無かったのが不思議。39才で世を去った天才の作品をバロック・チェロの王者、
鈴木秀美が見事に甦らせました。録音もバツグンで、桜田卓、野田智子の名コ
ンビによるリアルな音質。





<ALQUIMISTA>
ALQ 0005  \2450
日本語解説・歌詞対訳付
オーリック:ムーラン・ルージュ 
プーランク:セー 
プーランク:愛の小径 
サティ:ジュトゥヴ 
サティ:エンパイヤ劇場の歌姫 
サティ:潜水人形 他
野々下由香里(Ms) 寺嶋陸也(P)
録音:2001年5月笠懸野文化ホール

ALQ 0006  \2450
日本語解説付
ピアソラ:タンゴの歴史, 
バルトーク:ル−マニア民族舞曲, 
クープラン:恋のうぐいす 他
田中潤一(モダン・フルート,リコーダー)
中根康美(モダン・ギター)





<harmonia mundi>
HMU 907337  \2080
「セカンド・サーヴィスとコンソート・アンセム」
ギボンズ:
「これは洗者ヨハネの記録」、「全能にして永久なる神」、ヴォランタリー、
セカンド・サーヴィス[朝](テ・デウム、ユビラーテ)、「教会のための讃
歌と歌」第1曲、2台のオルガンのためのファンタジー、「教会のための讃歌と
歌」第9曲、セカンド・サーヴィス[夕](マニフィカト、ヌンク・ディミッ
ティス)、「おお共に手を打て」、「偉大なる神々の王」、「見よ、見よ、御
言葉は肉体となった」
ビル・アイヴズ(指)、
ロジャーズ・カーヴィイ=クランプ(C-T)、
スティーヴン・ハロルド(C-T)、ピーター・ハーヴェイ(Br)、
スティーヴン・コノリー(Bs)、
オックスフォード大モードリン・カレッジ合唱団、
フレットワーク、ジョナサン・ハーディ(Org)
録音:2003年7月9-11日オックスフォード大学、
モードリン・カレッジ・チャペル
17世紀前半のイギリスを代表するギボンズの最も優れた作曲ジャンルである英
国国教会のための礼拝音楽を集めた録音。17世紀に特有な「ヴァース」・スタ
イルで作曲されたセカンド・サーヴィスと、珍しい伴奏版が選択されたヴァー
ス・アンセムが取り上げられています。
すなわち、ヴァース・アンセムのうち3曲、ギボンズの作品中最もよく知られ
ており、独唱の朗誦的な旋律線が見事な傑作「これは洗者ヨハネの記録」、
彼の独創性が最も発揮された「見よ、見よ、御言葉は肉体となった」、「偉
大なる主の中の主」という後世改作された歌詞でもよく知られる「偉大なる
神々の王」は、17世紀中期にモードリン・カレッジのオルガニストを勤めた
ベンジャミン・ロジャーズ所蔵であったヴァイオル合奏(コンソート)によ
る伴奏版が用いられています。
残りの2曲のヴァース・アンセム、シンプルで美しいテクスチュアの「全能に
して永久なる神」と、ギボンズがオクスフォード大学で音楽博士号を取得し
た際に課題作品であった「おお共に手を打て」は、無伴奏合唱。これに、
「教会のための讃歌と歌」から2曲とオルガン作品2曲がバランスよく配され
ています。
合唱を担当しているオックスフォード大学モードリン・カレッジ合唱団は、
この伴奏版と縁深い演奏団体。歌詞の持つ意味を最大限引き出しているギボ
ンズの作品を、清澄な声と真摯な姿勢で歌っています。また、伴奏を担当す
るフレットワークと独唱陣も、これらの曲の特徴をよく捉え、演奏しています。





<dB Productions>
DBCD 48  \2080
バーンスタイン:
「ウエストサイド・ストーリー」−シンフォニック・ダンス
ストラヴィンスキー:「火の鳥」組曲(1945)
大勝秀也(指)マルメ歌劇場管弦楽団
大勝秀也の名前は結構よく目にするのに、録音となると今は無きDISCOVERに
1枚あったくらいでは…。待望の1枚です。大勝秀也は1961年東京都生まれ、
東京音楽大学指揮科を卒、まずドイツ各地の歌劇場で下積み、徹底的に鍛え
られたおかげで認められ、その後ヨーロッパで広く活躍。1996年から2001年
までスウェーデンのマルメ市歌劇場音楽監督を務めました。劇場音楽に才能
を発揮する人で、ミュージカルとバレエ音楽を収録したこのCDは本領発揮です。

DBCD 50  \2080
アーン:「アルタクセルクセス」−疲れた戦士,
ビショップ:見よ、優しき雲雀を,
ラフマニノフ:私のために歌わないで,ヴォカリーズ,
グリエール:コロラトゥーラ・ソプラノのための協奏曲,
アダン:ブラヴーラ変奏曲,
バシュレ:いとしい夜,
ドリーブ:カディスの娘たち,
アリャビエフ:夜鶯,
ベネディクト:カピネラ
ディルバー(S)
タン・ムーハイ(指)マルメ・オペラ管弦楽団
日本も含め近年のアジア系のクラシック音楽演奏家の台頭は目覚しいものがあ
ります。中国は新疆(シンジャン)出身のソプラノ、ディルバーもその一人。
潤いのある中音域と、伸びの良い高音をもっています。このアルバムでは、コ
ロラトゥーラ・ソプラノのための難易度Cの曲ばかりを歌っています。指揮のタ
ン・ムーハイも上海出身。カラヤンの目にとまりベルリンフィルを指揮、ヨー
ロッパ(特に北欧)で精力的に活躍しています。
ディルバーのCDはONDINEからもアリア集(ODE.768),歌曲集(ODE.890),民謡集
(ODE.812)が発売されています。ODE.768が実はすごい。知る人ぞ知る名盤です。

DBCD 67  \2080
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第9番 変ホ長調 K.271「ジュノーム」,
ピアノ協奏曲第8番 ハ長調 K246
ペール・テングストランド(P)
レヴォン・チリンギリアン(指)カメラータ・ロマン
ペール・テングストランドはスウェーデンのピアニスト、第2回クリーヴラン
ド国際ピアノコンクールで優勝、また1996年のジュネーヴ国際音楽コンクール
でも1位なしの2位。2002年に日本フィルと共演、渾身のチャイコフスキーを
聞かせて沸かせました。モーツァルトでは知性派の刺激的な演奏です。





<STEINWAY & SONS>
SJLEK 001  \2280
日本語解説付
「エレーナ・クシュネローバ、東京ライヴ」
D・スカルラッティ:
ソナタ ニ短調K9(L413),へ長調 K518(L116),ホ長調 K531(L430)
ドビュッシー:ピアノのために−プレリュード,サラバンド,トッカータ
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番 変ロ長調
バッハ(シロティ編):プレリュード ロ短調
プロコフィエフ:古典交響曲第3楽章,「3つのオレンジへの恋」の行進曲
エレーナ・クシェネローバ(P)
録音:2002年4月11日,すみだトリフォニー小ホール
Schoeps CMC52Hマイク main2本,  ambience2本,ワンポイント録音
レコード芸術4月号338ページで紹介されていた、名門ピアノ・メーカー、
STEINWAY & SONS社製作のCDです。エレーナ・クシュネローバはモスクワ生ま
れのピアニスト、今はドイツを拠点に活躍しています。口の大きな聡明な女性
という印象のクシェネローバ、キリリと引き締まったクリアな音と芯のあるし
なやかなタッチにはまさしく息を飲む思い。音符一つ一つ粒立ちがよく、加え
てシャキッとした力強い味わいや熱い情熱、奥行きのある香りもあって、まる
で極上のシャンペンのようです。あくまで格調高いスカルラッティや、水滴
が跳ね踊るようなドビュッシーもいい演奏。しかし絶品はお得意のプロコフィ
エフ、ソナタの第3楽章ではどんどんテンションが上がっていって、凄いこと
になっています。一方作曲者自身のピアノ版による古典交響曲と「3つのオレ
ンジへの恋」では、クシェネローバが「ねぇ、面白いでしょ?」と語りかけて
くるようです。





<PREISER>
PRCD 20020  2枚組  \2200
J・シュトラウス2世:「ジプシー男爵」
アルフレッド・ペル(ホモナイ伯爵),カール・デンヒ(カルネロ伯爵),
ユリウス・パツァーク(バリンカイ),エミー・ローゼ(アルゼーナ),他
クレメンス・クラウス(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,ウィーン国立歌劇場合唱団
録音:1951年5月
DECCA原盤。クレメンス・クラウスがDECCAに残した数少ないオペラ全曲録音の
うち、この「ジプシー男爵」はどういうわけかCDではヨーロッパ盤がありませ
んでした。PREISERからの復活は待望。
「こうもり」もPREISER社のレギュラーラインで発売されています
(PRCD.90491 2CD)

PRCD 20021  2枚組  \2200
オッフェンバック:「地獄のオルフェ」
ジャン・モリアン(オルフェ),クロディーヌ・コラール(ユリディス),
アンドレ・ドラン(アリステー/プルトーン),
ジャニーヌ・リンデンフェルダー(ディアーヌ),他
ルネ・レイボヴィッツ(指)
パリ・フィルハーモニー管弦楽団,合唱団
録音:1951年
米Renaissance原盤。「美しきエレーヌ」(PRCD.20026)、「ジェロルスタン女
大公殿下」(PRCD.90591)が好評のレイボヴィッツのオッフェンバック・シリー
ズ、これで全て出揃いました。これも冴えのある名演。オリジナルの1858年の
ブフ・パリジャン座初演版(ミンコウスキも基にしたヴァージョン)を使用。
軽妙洒脱の爽快さが味わえます。パリ色濃厚の歌手もボン。

PRCD 20033  2枚組  \2200
ヴェルディ:「運命の力」
ジュゼッペ・カンポーラ(アルヴァーロ),
アドリアンナ・グエリーニ(レオノーラ),
アンセルモ・コルツァーニ(カルロ),
フェルナンド・コレナ(メリトーネ),他
アルマンド・ラ・ローザ・パロディ(指)
ミラノ・スカラ座管弦楽団,合唱団
録音:1952年
米URANIA原盤。ジュゼッペ・カンポーラは1923年生まれのイタリアのテノール。
1950年代に初頭にテバルディの相手役としてDECCAの「トスカ」、「蝶々夫人」
の録音に参加、1957年にはEMIにヴェルディの「シモン・ボッカネグラ」の録
音でガブリエーレを歌うなどかなり活躍した人です。高い音域でのしっかりと
した輝かしい声が武器。

PRCD 20034  2枚組  \2200
ポンキエッリ:「ジョコンダ」
アニタ・コリドーリ(ジョコンダ),
ジュゼッペ・カンポーラ(エンツォ),
アンセルモ・コルツァーニ(バルナバ),
ミリアム・ピラッツィーニ(ラウラ),他
アルマンド・ラ・ローザ・パロディ(指)
ミラノ・スカラ座管弦楽団,合唱団
録音:1952年
米URANIA原盤。アニタ・コリドーリは1919年、北イタリアの湖水地方の町レッ
コ生まれ1974年に生地で亡くなった、という以上の詳しい情報がありません。
ちょっとカバリエを思わせる密度のある声の持ち主で、「自殺!」は力唱。
なお、オーケストラと合唱のオリジナル表記は、Professori d'Orchestra
and Artisti del Coro of La Scala、これはPRCD.20033の「運命の力」も同様。

PRCD 20017  2枚組  \2200
ヴェルディ:「リゴレット」
イヴァン・ペトロフ(リゴレット),ジーノ・サルリ(マントヴァ公),
オルランディーナ・オルランディーニ(ジルダ),
リディア・メラーニ(マッダレーナ),
マリオ・フロシーニ(スパラフチーレ),他
エラズモ・ギーリア(指)
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団,合唱団
録音:1951年
米REMINGTON社原盤。バリトンのイヴァン・ペトロフ (1899-1963)はブルガリ
ア出身。ウィーンで法律を勉強していて、イタリアの法律を学びにナポリに
行ったら、いにしえの大テノール、フェルディナンド・デ・ルチアに見出さ
れて歌手になって帰ってきたという人。その後合衆国に移住して活躍しまし
た。このシリーズの「オテッロ」(PRCD.20029)、「トロヴァトーレ」
(PRCD.20031)に登場のテノール、ジーノ・サルリがここにも。
 
PRCD 20009  2枚組  \2200
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」
ジュゼッペ・タッデイ(フィガロ),
ジュリエッタ・シミオナート(ロジーナ),
ルイージ・インファンティーノ(アルマヴィーヴァ伯爵),他
フェルディナンド・プレヴィターリ(指)
RAIミラノ交響楽団,合唱団
録音:1950年
意外にもタッデイのフィガロはこれ一種類だけかも。シミオナートのロジーナ
や、カンツォーネ歌手としても知られるインファンティーノの伯爵と、美声の
饗宴。





<Cascavell>
VELD 7005(DVD-Video)  2枚組  \13500
フランク・マルタンと共に
DVD1 フランク・マルタンのインタビュー,TV番組出演,生立ち紹介など
DVD2 フランク・マルタンの26作品の音声(約15時間10分)
いやはや,驚くべき時代になったものです!
20世紀スイスを代表する作曲家、フランク・マルタンを偲ぶこのDVD、しかし
そんじょそこらDVDとは全く訳が違います。1枚目は映像中心で、スイス放送に
よるマルタンのインタビューが中心。動くアンセルメも登場します。4時間の
長時間収録。しかし驚くべきは2枚目。静止画像と音声だけで、この音声部分
に実に26作品、計15時間を越える音楽が収録されているのです!しかもそれら
はスイスのJecklinレーベルを中心にしたライセンスもので、大型装置で聞い
ても十分鑑賞に堪える音質。どんな圧縮技術なのか分かりませんが、ただただ
驚き!また、ほとんど全ての録音にマルタン自身が参加、ないしは監修。つま
りこれほど権威の高いマルタン作品録音もないというわけです。CDでは発売
されていない作品もあって、重要度は特大です。
マルタン・ファンはもちろん必携!のみならず、音楽メディアの未来形に触れ
てみたい人にもお勧めです!
DVD2 収録内容詳細
一部ソリストなどが抜けていますが、オリジナル資料にないものです。
いずれも録音年などは未表記です。
基本的に全てステレオと思われますが、一部判別しづらいものもございます。
●オラトリオ「魔法の酒」
ナタ・トゥシャー(イズ),エリック・タピー(トリスタン),
ハインツ・レーフス(マルク王),フランク・マルタン(P)
ヴィクトール・デザルツェンス(指)
ヴィンタートゥール市立管弦楽団のメンバー
1時間41分57秒
●フルートとピアノのためのバラード
ロバート・ウィロビー(Fl),フランク・マルタン(P)
7分16秒
●ピアノと管弦楽のためのバラード
セバスチャン・ベンダ(P)
フランク・マルタン(指)ローザンヌ室内管弦楽団
16分52秒
●トロンボーンと管弦楽のためのバラード
アルマン・ロザン(Tb)
フランク・マルタン(指)ローザンヌ室内管弦楽団
8分44秒
●「イェーダーマン」からの6つのモノローグ(ピアノ版)
ハインツ・レーフス(Br),フランク・マルタン(P)
18分00秒
●小協奏交響曲
エーファ・フンツィカー(Hp),
ジェルメン・ヴォシェ=クレール(クラヴサン),ドリス・ロシオー(P),
フランク・マルタン(指)スイス・ロマンド管弦楽団
21分22秒
●受難オラトリオ「ゴルゴダ」
ワリー・ステンプフリ,マリー=リーズ・ド・モンモラン,
エリック・タピー,ピエール・モレ,フィリップ・フッテンロッハー,
ロバート・フォラー(指)管弦楽団,フォラー合唱団,ローザンヌ大学合唱団
1時間28分14秒
●3つのクリスマスの歌
エリー・アメリング(S),ピーター・オデー(Fl),フランク・マルタン(P)
5分40秒
●8つの前奏曲
フランク・マルタン(P)
22分52秒
●チェロとピアノのためのバラード
アンリ・オネガー(Vc),フランク・マルタン(P)
15分26秒
●「イェーダーマン」からの6つのモノローグ(管弦楽版)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
フランク・マルタン(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
20分58秒
●ヴァイオリン協奏曲
ヴォルフガング・シュナイダーハン(Vn)
フランク・マルタン(指)ルクセンブルグ放送交響楽団
31分17秒
●クラヴサンと小管弦楽のための協奏曲
クリスティーヌ・ジャコテ(クラヴサン)
フランク・マルタン(指)ローザンヌ室内管弦楽団
21分09秒
●「嵐」からの3つの断章
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
フランク・マルタン(指)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
21分37秒
●悪魔への侮蔑(小編成版)
エルネスト・アンセルメ(指)スイス・ロマンド管弦楽団,他
1時間12分52秒
●クリスマス・オラトリオ「生誕の秘蹟」
エルネスト・アンセルメ(指)スイス・ロマンド管弦楽団,他
1時間42分02秒
●3つの愛の歌
エリー・アメリング(S),フランク・マルタン(P)
●「プルソーニャック氏」
フランク・マルタン(指)ユトレヒト交響楽団
1時間40分31秒
●大オーケストラのためのパッサカリア
フランク・マルタン(指)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
13分20秒
●チェロ協奏曲
ジャン・ドゥクロー(Vc)
ベルナルト・ハイティンク(指)アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
24分35秒
●ピアノ協奏曲第2番
パウル・バドゥラ=スコダ(P)
フランク・マルタン(指)ルクセンブルグ放送交響楽団
22分13秒
●マリア三部作
イムガルト・ゼーフリート(S),ヴォルフガング・シュナイダーハン(Vn)
フランク・マルタン(指)スイス・ロマンド管弦楽団
22分05秒
●死の詩
フランク・マルタン(指)3台のエレキギター,他
15分02秒
●レクイエム
エリザベス・シュパイザー(S),リア・ボレン(A),
エリック・タピー(T),ピーター・レッジャー(Bs),アンドレ・リュイ(Org)
フランク・マルタン(指)スイス・ロマンド管弦楽団
ユニオン・コラール,ローザンヌ女声合唱団,アルス・ラエタ声楽集団
44分09秒
●ポリプティク
ユーディ・メニューイン(Vn)
エドモン・ド・ストゥーツ(指)管弦楽団
25分27秒
●コルネット
リア・ボレン(A)
フランク・マルタン(指)ベルギー放送交響楽団
57分42秒





<IDIS>
IDIS 6428  2枚組  \3100
モーツァルト:「フィガロの結婚」
エリーザベト・シュワルツコップ(伯爵夫人)
マリオ・ペトリ(伯爵)
ローランド・パネライ(フィガロ)
イルムガルト・ゼーフリート(スザンナ)他
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)ミラノ・スカラ座管弦楽団,合唱団
録音:1954年2月4日スカラ座
カラヤンがスカラ座で精力的に活動していた時期の珍しいモーツァルトのライ
ブ。カラヤンの颯爽とした指揮に驚かされます。ドイツ勢、イタリア勢の混成
の歌手も優秀。

IDIS 6430  2枚組  \3100
スポンティーニ:「ホーエンシュタウフェンのアニェーゼ」
ルシール・ウドヴィク(アニェーゼ)
ドロシー・ドウ(イルメンガルダ)
フランコ・コレッリ(エンリーコ)
フランチェスコ・アルバネーゼ(フィリッポ)
エンゾ・マスケリーニ(ボルゴーニャ公)
ジャン・ジャコモ・グェルフィ(皇帝エンリーコ5世)他
ヴィットーリオ・グイ(指)フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団,合唱団
録音:1954年5月フィレンツェ
昨年末亡くなった名テノール、フランコ・コレッリの若い頃のライヴ録音です。
この年の暮にスカラ座にやはりスポンティーニの「ヴェスターレ」でマリア・
カラスの相手役として初登場、大絶賛を受け、コレッリのスターの地位が決ま
ったのです。スポンティーニの「アニェーゼ」は、他に海賊録音が一種あるく
らいで貴重。イタリア語での歌唱です。






<BBC LEGENDS>
BBCL 4144  2枚組  \2850
ヴェルディ:
歌劇「運命の力」序曲
レクイエム
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)フィルハーモニア管弦楽団
・イルヴァ・リガブーエ(S)グレイス・バンブリー(Ms)
シャーンドル・コーニャ(T)ラファエル・アリエ(Bs)
フィルハーモニア合唱団
録音:1961年5月16日、1964年4月26日ロンドン、
ロイヤル・フェスティヴァルホール(ライヴ)
熱い激情と深い祈り。ジュリーニ自身ならびに同曲の決定盤に数えられるフィ
ルハーモニア管とのスタジオ盤(63&64年 / EMI)とほぼ同時期に行われたラ
イヴは、熱心なファンの間で伝説的と噂されていたもの。BBCとしては2種目の
ヴェルレク(1枚目はニュー・フィル63年ライヴ / BBCL.4029)となりますが、
BBCサイドによれば声楽陣の歌唱が抜群に素晴らしいとのこと。なかでも絶頂
期のバンブリーとスタジオ盤同じヴィルヘルム・ピッツ率いるフィルハーモニ
ア合唱団の力強い歌声に打たれます。今年5月に90歳を迎える巨匠を祝っての
緊急リリース。







<haessler SWR MUSIC>
93 106  \1650
ケクラン:
星空の詩Op.129-管弦楽のための夜想曲、
カミーユ・フラマリオンの思い出に捧ぐ
ファブリチウス博士Op.202-シャルル・ドルフュスの小説にもとづく交響詩
ハインツ・ホリガー(指)シュトゥットガルト放送交響楽団 
クリスティーヌ・シモナン(オンド・マルトノ)
録音:2003年2月24-26日ジンデルフィンゲン・シュタットハレ
ジュワーッと豊かに拡がってゆく幻想美が描くものは大宇宙への憧れ。天文学
者を志し、音楽の道に進んだ後も死ぬまで天空に思いを馳せていたケクラン。
その名もズバリ「星空の詩」は、ケクラン少年を天文学に目覚めさせた本の著
者である天文学者に捧げられています。曖昧模糊とした分厚い和声が塊ごと押
し寄せてくるところなどは、ディーリアスやエルガーあたりにも通じる風合い。
曲の終盤でホルンが朗々と旋律を歌い上げる場面もすばらしい効果。また“あ
る種の音楽的遺言”と自ら語った「ファブリチウス博士」は、事実上最後の管
弦楽曲で全7部構成の大曲。叔父シャルル・ドルフュス(哲学者で作家)の小
説をモチーフに、やはり彼のテーマ“天空”とは切り離せない内容。オンド・
マルトノが神秘性を巧みに演出する複雑な音楽は、作曲当時40年代の相変わら
ず新古典主義流行下のフランスでは受容されず、1949年の初演を最後に半世紀
以上も封印されていた曰くつきの作品でもあります。ワイルと同じ20世紀のド
真ん中(1950年)で世を去ったケクランは、紛れもなくフォーレやドビュッシ
ーの流れを汲む後継者。現代ものでの明晰な指揮で評価の高いホリガーによる
万全の演奏だけに、フランス近代に目がない方はぜひともお試しを。

93 110  \1650
レーガー:ヴァイオリン・ソナタ集
第8番ホ短調Op.122、第9番ハ短調Op.139
ナッフム・エーリッヒ(Vn)ジークフリート・マウザー(P)
録音:2002年6月12日、2000年11月22日
バーデン=バーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオ
「渋さの代名詞」レーガーは近年ようやく再評価が進みつつある作曲家。驚く
べき多作にあって、室内楽曲はピアノ曲と並んでもっとも重要なジャンル。こ
こでは9曲あるヴァイオリン・ソナタから最後の2つを収録。とくに作曲者が
「自由イェーナ様式」と名付けた作品群にあたるOp.139は、もっとも成熟した
出来栄えと自負していた作品。熱く激しては次の瞬間に内省へと向かう屈折し
た音楽が、ブラームスへの敬愛ぶりをうかがわせます。Op.122第3楽章や
Op.139第2楽章では、甘美な旋律が極端に遅めのテンポでまるで夢みるような
表情で紡がれてゆき、とことん溺れてみたくなる誘惑に駆られます。

98 462  2枚組 特価 \1650
ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調Op.12−1
同 第2番イ長調Op.12−2
同 第3番変ホ長調Op.12−3
モーツァルトの「フィガロの結婚」の主題による12の変奏曲WoO.40
ロンド ト長調WoO.41
マティアス・メッツガー(Vn)
ゲリット・ツィッターバルト(P&フォルテピアノ)
(CD1;モダン楽器による演奏、CD2:時代楽器による演奏)
モダン楽器;ヨゼフ・ガリアーノ製作(1761)&スタインウェイ・モデルD
時代楽器;ヨアンネル・ゲオルギウス・レープ製作(1783年プレスブルク)
&フォルテピアノ;M.ウォーカー2001年製作による、A.ワルター1795年製作
のコピー
録音:2003年4月、5月SWRバーデン=バーデン、ロスバウト・スタジオ
ユニークなベートーヴェンの比較演奏。同様の企画との画期的な違いは、“楽
器の持ち替え以外は同じ演奏家で同一曲を順番も同じまま2枚”にしたこと。
しかもお値段据え置き一枚分!基本はピリオド・アプローチで、テンポの設定
および演奏時間はほぼ同じ。ピッチに始まるモダンとピリオドとの相違の数々
への興味もさることながら、単純に音色の聴き比べが出来て楽しいというのが
正直な感想でどちらも面白く聴けます。独の名手ウルフ・ヘルシャーに師事し
たメッツガーは、ゲーベルやアーノンクールの古楽セミナーに参加したのち、
指揮者フェイのオケ、ハイデルベルグ響のコンマス。鍵盤はフェイとのモー
ツァルト協奏曲シリーズでおなじみツィッターバルト。

98 388  \1650
シューベルト:歌曲集「白鳥の歌」D.957
アンドレアス・シュミット(Br)
ルドルフ・ヤンセン(P)
録音:2000年11月8-10日自由ベルリン放送、小ホール
バリトン界の大御所A.シュミットと名伴奏者ヤンセンの顔合わせによるシュー
ベルト3大歌曲集第2弾。前作「美しき水車屋の娘」(98.373)と同じ年の録音
で、40代を迎えたシュミットのますますの充実ぶりを物語る内容。本シリーズ
もいよいよ冬の旅を残すのみとなりました。

98 448  \1650
パガニーニ:24のカプリースOp.1
ルドルフ・ケルマン(Vn)
録音:1996年6月1 & 8日チューリヒ−ヴィーディコン、ビュール教会(ライヴ)
さすがに上手い!しかもこの難曲を2日間とはいえライヴで収録とは相当の自
信。ケルマンは1959年アムステルダム生まれ。アムステルダム音楽院でヘルマ
ン・クレバースに師事したのち、ロスアンジェルスに渡りハイフェッツ最後の
弟子のひとりとなる。1999年まで師クレバース同様にロイヤル・コンセルトへ
ボウ管の第1ヴァイオリンのリーダーを務め、現在ソロ活動を世界的に展開中。

98 448  \1650
ベートーヴェン:オリーヴ山上のキリストOp.85
マリア・ヴェヌーティ(S)キース・ルイス(T)ミシェル・ブロダール(Bs)
ヘルムート・リリング(指)バッハ・コレギウム・シュトゥットガルト
シュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊
録音:1994年2月シュトゥットガルト・リーダーハレ、ヘーゲルザール
98.993(2CD)からの分売再発。





<Accent>
ACC 10034  \1880
ベートーヴェン:
交響曲第7番(ベートーヴェン編曲の管楽合奏版),
「フィデリオ」序曲(セドラク編の管弦合奏)
オクトフォロス
旧ACC.48434の再発。オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴット各2+コン
トラファゴットという編成。ベートーヴェン自身の編曲ですから重要度高し。
「フィデリオ」序曲はヴェンツェル・セドラクの編曲。

ACC 30035  2枚組(1枚価格)   \1880
ルクレール:フルート・ソナタ全集
バルトホルト・クイケン(フルート・トラヴェルソ),
ヴィーラント・クイケン(ヴィオラ・ダ・ガンバ),
ロベルト・コーネン(Cemb)
旧ACC.58435/36の再発。

ACC 23157  \1880
W・F・バッハ:フーガとソナタ集
ソナタ イ長調 FK8,ソナタ ニ長調 FK4,ソナタ 変ホ長調 FK9,
8つのフーガ FK31
エヴァルト・デマイヤー(Cemb)
最近知名度もぐっとあがったヴィルヘルム・フリーデマン・バッハの鍵盤作品
集。エヴァルト・デマイヤーは1974年生まれの若いチェンバリストで、インマ
ゼールとレオンハルトに学んだという王道を進んでいます。1756年製パリのア
ンリ・エムシュのコピーを使用。


ACC 23158  \1880
メルツ:
夕べの諧調,ロマンティック,タランテラ,ドウニュウとロンド・ブリラン
ジュリアーニ:ローズマリー,ソナタ op15
ラファエラ・スミッツ(G)
19世紀前半に活躍した二人のギターの名手の作品を収録。ブラティスラヴァ出
身のヨハン・カスパル・メルツ(1806−1856)と、ボローニャ生まれでウィー
ンで活躍したマウロ・ジュリアーニ(1780−1840)。
ラファエラ・スミッツは1986年のタレガ国際ギターコンクールのウィナー。初
の性として初めて優勝。

ACC 30046  2枚組(1枚価格)  \1880
ランディ:「オルフェオの死」
ジョン・エルヴェス(T オルフェオ),
ヨハンナ・コズロウスキ(S エウリディーチェ),
デイヴィッド・コーディエー(CT),
マイケル・チャンス(CT),
ハリー・ヴァン・デア・カンプ(Bs),他
スティーブン・スタッブズ(指)
アンサンブル・トラジコメディア,クレンデ・ヴォカール・アンサンブル
録音:1987年8月
旧ACC.8746の再発。ローマでの初期オペラの作曲家の一人、ステーファノ・ラ
ンディの1619年の作品で、モンテヴェルディの「オルフェオ」(1607年)と比
較するといろいろ面白い発見があります。マイケル・チャンスにハリー・ヴァ
ン・デア・カンプなど、結構いいメンバーです。

ACC 10018  \1880
モーツァルト:
幻想曲 ハ短調 K475,ソナタ ハ短調 K457,幻想曲 ニ短調K397,
「キラキラ星」の主題による変奏曲ハ長調 K265 ,ロンド イ短調 K511
ジョス・ヴァン・インマゼール(フォルテピアノ)
旧ACC.58018







<PREISER>
PRCD 90573  2枚組  \3560
シリングス:「モナ・リザ」,歌曲集「鐘の歌」
インゲ・ボルク(モナ・フィオルダリーザ),
マティオイ・アーラーズマイヤー(フランチェスコ),
ハンス・バイラー(ジョヴァンニ),ほか
ロベルト・ヘーガー(指)ベルリン市立歌劇場管弦楽団,合唱団
ペーター・アンデルス(T),
ロベルト・ヘーガー(指)シュターツカペレ・ベルリン
録音:1953年,1943年5月,ベルリン
フルトヴェングラーの音楽の師匠という存在ばかりが知られているマックス・
フォン・シリングス(1868-1933)。彼自身優れた指揮者であり作曲家でした。
「モナ・リザ」は1915年初演の彼の代表作。ドイツ語圏の各都市のみならず、
メトでも上演されたほど。近年も時々上演があります。この録音は1953年5月
にベルリン市立歌劇場(現在のベルリン・ドイツ・オペラ)で上演された際
に並行して放送用に録音されたスタジオ録音。ボルクやバイラーなどキャス
トも強力です。音も年代相応に良好です。

PRCD 90575  2枚組  \3560
シェーンベルク:「グレの歌」
リチャード・ルイス(ワルデマール),エセル・セムサー(トーヴェ),
ネル・タンジェマン(森の鳩),ほか
ルネ・レイボヴィッツ(指)パリ新交響楽協会管弦楽団,合唱団
録音:1953年10月
シェーンベルクの弟子にして忠実な伝道者であったルネ・レイボヴィッツ。
その彼が1953年に録音した師匠の大作「グレの歌」は、世界初録音ではない
(ストコフスキーが先)ものの、LP時代には長く唯一の録音として君臨してい
た名盤です。膨大な編成のオーケストラと合唱を、名録音技師アンドレ・シャ
ルランが手際良くまとめており、今でも十分通用する内容です。

PRCD 20032  2枚組  \2180
ドニゼッティ:「ランメルモールのルチア」
ドロレス・ウィルソン(ルチア),ジャンニ・ポッジ(エドガルド),
アンセルモ・コルツァーニ(エンリーコ),ほか
フランコ・カプアーナ(指)ミラノ歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1953年
1950年代に米URANIAから発売されていたもの。ドロレス・ウィルソンの詳しい
経歴はわかりませんでしたが、軽いソプラノ。ジャンニ・ポッジはどういう訳
か日本では著しく人気がないものの、この全盛期のエドガルドを聞けばその甘
さを湛えた声に感嘆させられることでしょう。

PRCD 90580  \1780
ジョージ・ロンドン、アリア集
モーツァルト:「フィガロの結婚」から(5曲)
演奏会用アリア「娘よお前と離れている間に」K513,
「この美しい手で」K612,
「彼をふりかえりなさい」K584
ヴェルディ:「アイーダ」から
ボロディン:「イーゴリ公」から
ワーグナー:「ワルキューレ」から
ジョージ・ロンドン(B)
ブルーノ・ワルター(指)コロンビア交響楽団
ヘルマン・ヴァイゲルト(指)バイエルン放送交響楽団
録音:1953年5月7−8日,ロサンジェルス,1953年10月3日,ミュンヘン
1950年代を中心に、イタリア、ドイツ、ロシアいずれのオペラでも高い評価を
得たドラマティック・バス、ジョージ・ロンドン(1919-1985)、彼が国際的な
活躍を始めた頃の1953年の録音を集めています。米Columbia録音のモーツァル
トは伴奏がワルターというのが豪華。「フィガロの結婚」からは、フィガロの
“もし踊りをなさりたければ”,“もう飛ぶまいぞ、この蝶々”,“さあ眼
をあけろ”、伯爵の“訴訟に勝っただと…溜息をついている間に”、さらに
バルトロの“復讐!”と3役歌う達者振り。
しかしロンドンの本領はミュンヘンでの放送録音の方。「アイーダ」ではア
ストリッド・ヴァルナイがアイーダ。この二重唱はド迫力です。「イーゴリ
公」はちゃんとロシア語での歌唱。そして30代半ばでよくこんなヴォータン
が歌えると驚く「ワルキューレ」の告別。どれも桁違いのパワー満載です。

PRCD 89595  \1780
アストリッド・ヴァルナイ,アリアと場面集
ワーグナー:「ローエングリーン」,「ワルキューレ」,「タンホイザー」,
「さまよえるオランダ人」,「トリスタンとイゾルデ」,「パルジファル」,
ウェーバー:「オベロン」,ベートーヴェン:「フィデリオ」,からの場面
アストリッド・ヴァルナイ(S),ジョージ・ロンドン(Bs)
エーリヒ・ラインスドルフ,ヘルマン・ヴァイゲルト,
ジョルジュ・セバスシャン(指)
録音:1942,51,53年
1950年代のバイロイトを牽引したドラマティック・ソプラノ、アストリッド・
ヴァルナイの若き日の録音を集めたもの。メトにデビューした翌年のラインス
ドルフが指揮したワーグナー4曲は20代というのに実に堂々としたもの。
1951年のRemington録音はかなり珍しいもの、「オベロン」のアリアが熱唱。
そして極めつけはジョージ・ロンドンとの「ワルキューレ」第3幕第3場の二重
唱。バイロイトでは実現しなかったこのコンビ、うるさいワグネリアンも聴け
ば大満足!

PRCD 90567  \1780
ミットラー:作品集
クプレ(オッフェンバックの「パリの生活」の替え歌),
カール・クラウスの詩による四つの歌,
ピアノ三重奏曲 ト長調 
ブッシュの詩による歌曲集 
リルケの詩による歌曲集 
ピアノのための性格的小品 
ネストロイの詩によるクプレ
ヴォルフガング・ホルツマイヤー(T),ラッセル・ライアン(P)
アントン・ミラー(Vn),ローレンス・ツェリング(Vc),
ディアナ・ミットラー(P)
ディアナ・ミットラー(P)
フランツ・ミットラー(1893-1970)はウィーン生まれの詩人、作曲家、ピアニ
スト。19世紀末から20世紀始めのウィーンの文豪、カール・クラウス
(1874-1936) の晩年に交流があり、クラウスの詩を歌曲にしています。大戦中
は合衆国に亡命、晩年にヨーロッパに戻りミュンヘンで亡くなっています。ピ
アノ三重奏曲ト長調は彼の代表作とも言えるもので、ブラームス調の渋さが世
紀末的色彩で飾られています。ディアナ・ミットラーは娘。
  
<harmonia mundi>
HMC 905261  \2080
「出会い-インドのラーガとヨーロッパ中世の歌、旋法音楽の2つの世界」
ジャンノ・ド・レスキュレル:
バラッド「親切、知性、価値と値段」、ヴィルレ「甘き愛よ、私を慰めよ」
ヒルデガルド・フォン・ビンゲン:「おお、輝く宝石よ」
グレゴリオ聖歌:
グラドゥアーレ「あなたに望みをおくものは誰も」、「アレルヤ、主の天使
が天より下り」
作曲者不詳(12世紀):コンドゥクトゥス「栄光の王の誕生日に」
作曲者不詳:イスタンピー「美徳の始まり」
セファルディ:「おいで恋人よ」
インド伝統音楽:
ラーガ「ビンパラシュリ」、同「パハリ」、同「マンジュ・カマジュ」、
同「ビハグ」、同「バイラヴィ」、
ケン・ズッカーマン:
ドリア旋法による作曲と即興、フリギア旋法による即興
[バーゼル・スコラ・カントルム・ドクメンタ・シリーズ]
ケン・ズッカーマン(リュート、サロド)、ドミニク・ヴェラール(T)、
スワパン・チャウドゥリ(タブラ)、ケィヴァン・チェミラニ(ザルブ)、
カジャ・ラィ(ドローン)、エミリー・ズッカーマン(ドローン)
録音:2003年2月ベルン放送コンサートホール
ケン・ズッカーマンは、旋法という共通の土壌の上にありながら、歴史的に
は出会うことがなかった音楽を、同じ舞台上で引き合わせ、交じり合わせる
ことで、新しい豊かな音楽世界を現出させました。悠久の時と懐かしさを感
じさせる、その音楽は、音の中に魂の平安を見出したい人に最適。ケン・ズ
ッカーマンの驚異的な演奏技術も聴きどころです。

HMC 801817(SACD-Hybrid DSD録音) \2080
ブルックナー:交響曲第3番「ワーグナー」
ベルリン・ドイツ交響楽団
ケント・ナガノ(指)
すばらしい演奏。堂々たるテンポ、あまりに美しい響きに驚きましたが、ブル
ックナーにふさわしいどっしりしたもの。終楽章の圧倒的コーダも聴きもの。
まさにワーグナー交響曲というにふさわしい第一稿にすごい演奏が加わりまし
た。

HMX 2901539  \1350
パッヘルベル:作品集
カノンとジーク、他
アンドリュー・マンゼ
ロンドン・バロック
パッヘルベルの作品をまとめた貴重な一枚。一部の曲にマンゼも参加している
名盤。古楽器にしては遅めのテンポのカノンが絶品で、ベストセラー盤。ジャ
ケットが一層美しくなりました。

●SACD-Hybridでの再発売
HMU 807155(SACD-Hybrid)  \2250
バッハ:ヴァイオリン協奏曲集
2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV1043,
ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV1041,
ヴァイオリン協奏曲第2番変ホ長調 BWV1042,
2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV1060a
マンドルー・マンゼ(指,Vn)レイチェル・ポッジャー(Vn)
ジ・アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック
録音:1996年10月ロンドン
通常盤はHMU.907155。今や押しも押されぬバロック・ヴァイオリン界の大物、
マンゼとポッジャーが共演してバッハを弾いているという驚愕仰天のCD。重っ
苦しいバッハの呪縛を逃れた自在でスイングした演奏はとってもスリリング、
熱心なバッハ・ファン、時代楽器愛好家から絶大な支持を得ました。待望の
SACD hybridでの発売。まだ聞いたことがないならばこの機会にぜひ!
BWV1060aは本来オーボエとヴァイオリンのための協奏曲であるものを、2台の
ヴァイオリンで演奏しています。

HMU 807271(SACD-Hybrid)  \2250
ジョン・タヴナー:「皆既日食」,「アグラフォン」
パトリシア・ロザリオ(S) クリストファー・ロブソン(CT)
 ジェイムズ・ギルクリスト(T) ジョン・ハーレ(SAX)
ポール・グッドウィン(指)
ジ・アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック
オックスフォード・ニューカレッジ合唱団
録音:2000年6月
通常盤はHMU.907271。「皆既日食」は1999年の作。皆既日食とはいっても天文
チックな音楽ではなく、キリストが処刑された日「昼の十二時になると、全地
は暗くなり、それが三時まで続いた」という新約聖書の記述にもとづいたキリ
ストの受難の音楽。ポール・グッドウィンのために作曲されました。
発売時その録音の優秀さでも大変に話題になり、オーディオチェックにも最適
と評判になりました。SACDになってますます冴えています。SACDマニアなら必
需の1枚です!





<BIS>
BIS 1248  \2080
古典派のトロンボーン協奏曲
ミヒャエル・ハイドン:トロンボーン協奏曲ニ長調 (1764)
ワーゲンザイル:トロンボーン協奏曲変ホ長調
アルブレヒツベルガー:トロンボーン協奏曲変ロ長調
レオポルト・モーツァルト:トロンボーン協奏曲ニ長調 (1755)
ボーナス・トラック
【a.リンドベルイ:アルカンディアの夢/b.マッツ・ラーション・グーテ:
前奏曲と舞曲】
クリスティアン・リンドベルイ(アルト・トロンボーン)、
リチャード・トニェッティ(指)オーストリア室内O、【
ボーナス・トラック;シャロン・ベザリー(Fl)、
クリスティアン・リンドベルイ(指)
スウェーデン室内O、スウェーデン・ウィンドEns】
トロンボーンの超人クリスティアン・リンドベルイが久しぶりに古典派作品に
取り組みました。ここに挙げられている作品は、かねて日本のファンからも録
音を強く希望されていたもの。やっと実現しました。演奏は掛け値なしの素晴
らしさ。自在な名人芸は健在なうえ、円熟味も加わり、まさにいぶし銀の芸術
と申せましょう。どの曲もリンドベルイが慎重に研究、校訂した結果が反映さ
れているので、ほかの演奏では聴けなくなってしまうほど説得力満点です。彼
は今年がBISデビュー20周年にあたり、3枚以上の仰天CDのリリースが予
定されています。その予告として当ディスクにボーナス・トラックが収められ
ています。

BIS 1399  \2080
パウル・クレツキ:
交響曲第3番「イン・メモリアム」 (1939)
フルート小協奏曲 (1940)
世界初録音
シャロン・ベザリー(Fl)、
トーマス・ザンデルリンク(指)ノールショピングSO
ポーランド出身の大指揮者パウル・クレツキ (1900-1973)。彼は作曲も残して
いましたが、ほとんどが初演すらされていません。ここに収められた2篇も今
回がおそらく世界初演。交響曲は第2次世界大戦のユダヤ人犠牲者への追悼と
のことですが、1939年なのでナチスの強制収容所が現れる以前の作ですが、
痛切な感情が胸を打ちます。同じユダヤ系のトーマス・ザンデルリンクとシャ
ロン・ベザリーが入魂の演奏を見せます。

BIS 1392  \2080
シュニトケ:古風な様式による組曲 (1972)/フーガ (1953)
ペルト:フラトレス (1980) /鏡の中の鏡 (1978)
ヴァスクス:小さな夏の音楽 (1985)
カンチェリ:時…そして再び (1996)
ワジム・グルツマン(Vn)、アンジェラ・ヨッフェ(Pf)
レーラ・アウエルバッハ作品集 (BIS1242)でBISデビューしたグルツマンと
ヨッフェ夫妻の第2弾は、旧ソ連のヴァイオリンとピアノのための作品を集め
ています。透明で絶美なペルトの「鏡の中の鏡」、カルト映画「キン・ザ・ザ」
の映画音楽で注目されたグルジアのカンチェリなど、いずれも独特な世界を作
り上げています。

BIS 1397  \2080
トヴェイト:
ピアノ協奏曲第1番 Op.5
亀-メゾソプラノとOrch
ピアノ協奏曲第4番「オーロラ」
スヴァイヌング・ビェラン(Pf)、インゲビェルグ・コスモ (Ms)、
ホーコン・アストベー(Pf)、
ウーレ・クリスチャン・ルード(指)スタヴァンゲルSO
グリーグ以後ノルウェー最大の作曲家ゲイル・トヴェイト。ピアノ協奏曲第4番
はオーロラの下を彷徨うような幻想的な美しさが光ります。「亀」はスタイン
ベックの「怒りの葡萄」をテキストとし、同郷の大歌手フラグスタートのため
に作曲されました。

BIS 1364  \2080
スカルコッタス:
ピアノ協奏曲第3番-ピアノと管楽十重奏のための (1939)
バレエ音楽「グノームス」
ジェフリー・ダグラス・マッジ(Pf)
ニコス・フリストドゥルー(指)キャプトEns
スカルコッタスのピアノ協奏曲第3番は1939年の作で、何と演奏時間65分。
作曲者お気に入りの作品だったそうですが、1969年まで初演されませんでし
た。10本の管楽器だけで伴奏する点もユニークで、独奏パートはとんでもな
く複雑難解。難し物大好きなマッジが恐怖の演奏を繰り広げています。






<SYMPHONIA>
SY 03205  \1780
カロルス・ハッカルト:
「ケリス(海亀の甲羅を共鳴胴にした竪琴)」12の組曲Op.3より
第6組曲ニ長調、第8組曲ホ短調、第9組曲へ長調、第10組曲イ短調、
第11組曲ト短調、第12組曲ハ長調
グィド・バレストラッチ(Gamb)、
ニコラ・ダル・マーゾ(ヴィオローネ)、
ラファエル・ボナヴィータ(アーチリュート)、
マッシミリアーノ・ラシエッティ(Cemb、Org)
録音:2003年4月ピサ、サン・ジョルジオ教会
[24bit 96KHzハイ・レゾリューション録音]
ハッカルトは1640年頃ブルッヘに生まれ、70年頃に、アムステルダムに移住し
た作曲家。生地で音楽教育を受け、移住したオランダで作曲家として活躍し、
高い評価を得ました。今回録音された、このヴィオラ・ダ・ガンバのための組
曲集は、1686年に出版されたもの。表題のケリスは海亀の甲羅を共鳴胴にした、
オルフェウスが用いたとされる種類の竪琴の意。この組曲集は、パーセルやコ
レッリのトリオ・ソナタにも匹敵するとされる「パルナス山の調和」Op.2と同
様に、彼の代表作です。

SYO 02712  \1780
「オリジナリア」、「アテム」、「古い角笛の音楽の神に捧げる頌歌」、「泉
の歌」、「プリミティヴァ」、「一様な多様」、「インヴェルニ」、「影の典
礼石化音」
ステファノ・バッタリア(P、Perc)、テアトルム
録音:2000年5月シエナ、ロッジ劇場
[24bit 96KHzハイ・レゾリューション録音]
【オデッセイ・シリーズ】
ステファノ・バッタリア率いるテアトルムは16人編成のジャズ・バンド。でも、
その音楽は、ジャズだと言われればジャズに、ミニマル以後の現代音楽だと言
われればそのように感じる、不思議な、でも心地良い音世界。





<naive>
E 8881  \1980
「歌曲集-ジェラール・レーヌ、ダウランドを歌う」
ダウランド:
「わが過ちを許してくれようか?(エセックス伯のガリアード)」、「もし罪
人の溜め息が」、「静かな夜から」、「さあもういちど、愛が呼んでいる」、
「溢れよ、わが涙」、「おいで、さあかわいい人」、「暗闇に住まわしておく
れ」、「力強き神よ」、「行け、水晶の涙」、「ご婦人向きの素敵な小間物」、
「晴れても曇っても」、「言葉であの人に訴えるべきか」、ファンタジー「来
たれ、深き眠り」、「悲しみよ来たれ」、リュートのためのプレリュード、
「私の嘆きで人の心が動かせるものなら」、「このふるえる影の中で」、「こ
の生命を捨てて」、「言っておくれ、まことの愛よ」、「今こそ別れねばなら
ぬ(蛙のガリアード)」、「目覚めよ、愛、追放は終わった」
ジェラール・レーヌ(C-T)、
アンサンブル・オルランド・ギボンズ[アンヌ=マリ・ララ(Gamb)、上村か
おり(Gamb)、シルヴィ・モケ(Gamb)、エマニュエル・バルサ(Gamb)、
ジェイコブ・ヘリングマン(リュート)]
録音:2002年10月フランス、フロヴィル小修道院
いよいよ円熟の境地を迎えたレーヌによるダウランド歌曲集。あの名曲「溢れ
よ、わが涙」を、重すぎず、軽すぎず、弱すぎず、強すぎず、まさにこれしか
ないという絶妙の歌いぶりで表現しています。また、アンサンブル・オルラ
ンド・ギボンズも、歌曲では声を包み込むような絶妙のバランスで伴奏し、
器楽曲では、収録曲全体の流れを生かした演奏をしています。






<Quindecim>
QP 046  \2080
ファイブ・フォー・タンゴ-バンドネオンと弦楽四重奏によるピアソラ
ピアソラ:
天使の死,天使のミロンガ,フーガ9,ファイブ・タンゴ・センセイションズ,
ディヴェルティメント9,フォー・フォー・タンゴ
セサル・オルギン(バンドネオン)
クアルテト・ラティノアメリカーノ〔アロン・ビトラン(Vn) サウル・ビトラ
ン(Vn) ハビエル・マンティエル(Va) アルヴァーロ・ビトラン(Vc)〕
昨今のピアソラ・ブームはとどまるところを知りません。このアルバムはバン
ドネオンと弦楽四重奏という編成がユニーク。クラシック音楽の基本とも言わ
れる弦楽四重奏の緻密な音楽にバンドネオンの哀愁が彩りを添え、大変に格調
高いピアソラになっています。特に「天使のミロンガ」冒頭の有名なフーガ,
弦の絡みからバンドネオンが浮かび上がってくる美しさは絶妙。ピアソラには
興味あるけれどまだ聞いたことが無い,というクラシックファンには絶対のお
勧めです。

QP 004  \2080
メキシコの打楽器四重奏曲
ヘンク・デ・フリーガー:トッカータ,ラウル・トゥドン:カルテット#2,
ポール・バーカー:3楽章の4つのカルテット,エドゥアルドソート:コラソ
ン・スール,サンチャゴ・オヘダ:ザッパロアパン,西アフリカの伝統ジャン
ベ音楽
タンブーコ
タンブーコは1993年結成のメキシコのパーカッションアンサンブル。ここでは
打楽器四重奏と銘打ってありますが、当然四声ではなく、四人があれこれ楽器
を操り多彩な世界を作り出しています。
ヘンク・デ・フリーガーはヨハン・デ=メイの「指輪物語」のオーケストラ版
を作成した人物として日本でも知られているでしょう。ジャンベは西アフリカ
の民族打楽器。

QP 116  \2080
“コロンビア”
アレクサンドラ・カルデナス:騒音の時間の,
レオポルド・ノヴォア:どうだか知っている?,
ロドルフォ・アコスタ:クラウスのための歌,
クラウディア・カルデロン:アルボレス(夜明け)
レオナルド・イドブロ:フィグーラス(図形),
ヨハン・ハスラー:アクロスティコ
タンブーコ 録音:2002年

QP 110  \2080
“ドリーミング・メキシコ”
ドリーミング・シュリー
コーリング・ザ・スピリッツ 
ウドゥ・ウドゥ 
アタルデセル(日没) 
アグア・アルディエンテ(熱い水) 
赤道の時間で 
トラクスカラ・ウォーク
シェイズ・オブ・タイム〔スティーヴ・ゴルン(ボンスリ,ソプラノサクソ
フォン),ラウル・トゥドン(マリンバ,Perc),ゲオルク・ホフマン(Dr,
Perc)〕
録音:2002年4月
クラシックというよりはフリーセッションといったものです。





<PRAGA>
PRDDSD 250206(SACD-Hybrid)  \2280
ベートーヴェン:
弦楽四重奏曲第13番変ロ長調 op.130(大フーガ付き),
弦楽四重奏曲第13番の新たなフィナーレ
プラジャーク四重奏団
録音:2003年12月
プラジャーク・カルテットのベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集、大詰め近く
なってきました!今回は晩年の傑作、第13番。プラジャーク・カルテットはあ
えてフィナーレをオリジナルの大フーガに戻し、ベートーヴェンが本来意図し
たような、長大な第1楽章とフィナーレの間に短い楽章を置くという構成を明確
にしています。もちろん新しいフィナーレも収録されているので、お好みによ
って選択可能です。
プラジャークカルテットの潤いのある美音、自然体で豊かな演奏はここでも最
高。初心者からカルテット通の方まで安心して聞くことが出来ます。彼らの
ベートーヴェンを聞いていると、1950年代の名カルテットを最新録音で聞いて
いるような気持ちになります。







★ALIA VOXレーベルの取扱い代理店が変更になりましたので、まとめて
ご紹介いたします
<ALIA VOX>
AV 9836  \1980
「エルス(エルチェ)の神秘劇をたたえて」
[聖母被昇天祭前夜]
[イントラーダ/行列賛歌(15世紀)]、「わたしの姉妹たちよ」(聖母マリ
ア)、「処女にして神の母」(マリアたち)、「ああ、悲しいこのうつし身」
(聖母マリア)、[モラレス:「確固たる良識」(器楽曲)]、「大きな望
みが私の心を」(聖母マリア)、[ファンファーレ(15世紀の旋律に基づく)]
「神、御身を救えかし」(天使)、「平安と天啓を授ける天使」(聖母マリ
ア)、「使徒たちは、そのように」(天使)、[ファンファーレ(15世紀の旋
律に基づく)]、「健康と名誉と救いが」(使徒聖ヨハネ)、「ああ、汝、
使徒聖ヨハネ、そして私の友」(聖母マリア)、[フアン・バスケス:「腕が
疲れた第1番」(器楽曲)]、「ああ、悲しいこのうつし身」(使徒聖ヨハネ)、
[モラレス:アニュス・デイ(器楽曲)]、「聖処女よ、心まずしい誉れの
花よ」(使徒聖ペトロ)、[フアン・バスケス「腕が疲れた第2番」(器楽
曲)]、「おお、いと高き御力」(使徒たち)、[ビクトリア:「王の分隊
は」(器楽曲)]、「救われてあれ、姫なる后」(使徒たち)、「ああ、至高
なる神!神はそこにおわします」(使徒聖ペトロ)、「私の親愛なる息子た
ちよ」(聖母マリア)、「栄光ある聖き御身体」(使徒たち)、[モラレス:
キリエ・エレイソン(器楽曲)]、「神の御母にして配偶者」(アラセリ
(5名の天使たち))、[行列賛歌(15世紀)]
ジョルディ・サヴァール(指)
モンセラート・フィゲーラス(マリア、S)、
アリアンナ・サヴァール(天使、S)、
リュイス・ビラマホ(聖ヨハネ(ジョアン)、T)、
パスカル・ベルタン(聖ペトロ(ペレ)、Br)、
ランベール・クリマン(使徒)、
フランチェスク・ガッリゴーサ(使徒)、
ダニエーレ・カルノヴィチ(使徒)、
ラ・カペッリャ・レイアル・デ・カタルーニャ
録音:2003年12月8, 9日&2004年1月1, 12, 13日&2月19日カタルーニャ自治
州バルセロナ県カルドナ城聖ビチェンス参事会教会
2001年に、世界遺産(正確には無形遺産)に登録された「エルチェの神秘劇」。
中世の昔から、エルチェの住民によって毎年8月14日と15日(聖母被昇天の日
とその前夜)に、連綿と上演されてきたこの伝統をたたえて、サヴァールが、
この上演が始まった当初の形を再現すべく、学術的資料に基づき、自らの版
を作成、録音しました。このサヴァールの版は、歌詞や劇の進行は1625年と
1639年の手稿に、音楽は1709年の手稿に基づき、これに加え、スペイン国民
楽派の祖としても名高いペドレル、この神秘劇の詳細な研究書を著したホセ
・ポマレスら音楽学者の口承伝承の研究を考慮して、校訂しています。
なお、神秘劇全体のうち、資料などの関係で、この校訂の対象となったのは、
「前夜(イヴ)」の部分のみです。また、タイトルのエルスElxはカタルー
ニャ語での、エルチェElcheは標準スペイン語(カスティーリャ語)での、
同一地の地名です。

AV 9835  \1980
「協奏曲の中のヴィオラ・ダ・ガンバ(ヴィオールとチェロ・アッリングレ
ーゼ)」
ヴィヴァルディ:
ヴァイオリンとヴィオラ・ダ・ガンバのための協奏曲イ長調R546、
2挺のヴァイオリンとヴィオラ・ダ・ガンバのための協奏曲ニ短調R565、
葬送協奏曲変ロ長調R579、
ヴァイオリンとチェロのための協奏曲ヘ長調「プロテウス」R544、
2挺のヴァイオリンとヴィオラ・ダ・ガンバのための協奏曲ト短調R578、
4挺のヴァイオリンとチェロのための協奏曲ロ短調R580、
協奏曲ハ長調R555
ジョルディ・サヴァール(Gamb、指)、ル・コンセール・デ・ナシォン
ヴィヴァルディの協奏曲にヴィオラ・ダ・ガンバが使われているなんて、普
通は聞いたことがないでしょう。しかし、今回、録音された協奏曲は、通常
チェロで演奏されているけれども、原出典にあたってみると、チェロではな
く、チェロ・アッリングレーゼ、ヴィオラ・アッリングレーゼ、ヴィオラ・
イングレーゼなどと指定されているものばかり。
サヴァールは、碩学パンシェルルの説を敷衍し、古楽の演奏家たちが実践か
ら導いた経験則と、楽器の購入、所蔵や演奏会の記録から音楽学者たちが追
った、楽器の消長の研究を基に、今回の曲目においてヴィオラ・ダ・ガンバ
が使われたものと特定しています。特に、バッハの編曲で有名なR.580に、
ガンバが使われると、曲がどう響くかということには興味津々。ガンバによ
って音楽にもたらされる響きの豊かさに心を打たれます。

AV 9805  \1980
AVSA 9805(SACD-Hybrid)  \2700
「ラ・フォリア(1490−1701)」
作曲者不詳:聖母マリアの頌歌集のビリャンシーコ(フォリア「ロドリーゴ
・マルティネス」)による即興曲
オルティス:「ラ・フォリア」に基づくレセルカーダ第4番、同第8番
カベソン:ロマンセ「誰のために長くした髪」
フアン・デル・エンシーナ:
自身のビリャンシーコ「さあ、食べ飲もう」による即興曲
マルティン・イ・コル:
「ラ・フォリア」に基づくディフェレンシアス(フィレンツェ写本による)
コレッリ:
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ短調「ラ・フォリア」Op5−12
マレ:
「ラ・フォリア」のクープレ(通奏低音を伴う1もしくは2挺のヴィオールの
ための曲集第2巻より)
ジョルディ・サヴァール(指)、エスペリオンXX
コレッリの「ラ・フォリア」が特に有名なため、単に、「ラ・フォリア」と
言われるとコレッリの旋律を思い浮かべるでしょうが、実は、「ラ・フォリ
ア」という名の旋律型は、2種類あります。この録音は、曲をほぼ年代順に並
べ、2種類の「ラ・フォリア」に目配りできるよう構成されており、2つの型
の近縁性と相違が良くわかります。

AV 9814  \1980
AVSA 9814(SACD-Hybrid)  \2700
「カール5世(1500−1558)、千々の悲しみ:皇帝の歌-王宮の音楽第1巻」
ジョスカン・デプレ:
「国王万歳」(4声の器楽曲)、ラ・スパーニャ(5声の声楽曲)、「千々の
悲しみ(皇帝の歌)」(5声の声楽曲)
イザーク:「絶望的な運命」
ヴィラールト:「何の値打ちもない、だらしないお婆さんたち」
クレマン・ジャヌカン:「マリニャーノの戦い(戦争)」
パラボスコ:リチェルカーレ第14番「平安を与えたまえ」
カベソン:「生涯、私を虜にする麗しき人」に基づくディフェレンシア
モラレス:ミ
サ曲「千々の悲しみ」よりサンクトゥスとアニュス・デイ、
6声のためのモテット「全地よ、神をたたえよ」、
5声のための「死の悲しみが私を取り囲み」
ナルバエス:ビウエラのための「千々の悲しみ」(ジョスカン作による)
フアン・デル・エンシーナ:
「運命の女神と連れ立つ愛の神は」、「世界中の全ての富を」
マテーオ・フレーチャ:
「全ての良き戦士たちは (エンサラーダ「戦争」の断片)」
トワノ・アルボー:「生涯、私を虜にする麗しき人」
作曲者不詳:アルフォンソ王のファンファーレ(聖母マリアの頌歌集より)
作曲者不詳:
「ブルゴーニュ人は言った」、「クラレット・ワインを飲むと」、「あんま
りの言い争いにうんざりして」
ジョルディ・サヴァール(指)、
ラ・カペッリャ・レイアル・デ・カタルーニャ、エスペリオンXXI
カール5世(スペイン王としてカルロス1世)は、今のオーストリア、ベルギ
ー、スペインなどを領有し、ドイツなどに支配権を持っていたルネサンス時
代、最も有名な皇帝。この録音は彼の生涯の各局面に関係のある曲と、彼が
生まれる前で彼にも関係のある局面の音楽を集めて、音楽によってカール5世
の生涯を辿ることができるように構成されています。特に表題に取り上げら
れた「千々の悲しみ」は、別名、「皇帝の歌」と言われ、彼の生涯を象徴す
るような内容の曲です。

AV 9816  2枚組  \3300
「アラゴン王アルフォンソ5世寛大王(1396−1458)-王宮の音楽第2巻」
モンテカッシーノ修道院の歌曲集より
[Disc1:宗教曲]
デュファイ:
讃歌「来たれ、創り主なる聖霊」(3声)、第3及び第4旋法による「マニフィ
カート」CM74(4声)
コルナーゴ:「我らの先祖は罪を犯した」CM2(4声)
作曲者不詳:
「主を拝礼し(アドラムス・テ)」CM4(3声)、「めでたし海の星」CM62
(3及び4声)、「めでたし海の星」CM76(4声)、「万物の神である主よ、わ
たしたちを憐れんでください/王の分隊は」CM106(4声)、ファンタジア
(器楽曲)CM91、「しかし私はやってきた」CM120(4声)
[Disc2:世俗曲]
デュファイ:シャンソン「あなたお願い」CM109(4声)
オケゲム:
モテット=シャンソン「死よ、お前は傷つけた/ミゼレーレ」CM107(4声)、
シャンソン「わたしの生命は」CM10(4声)
ヒーゼヘム:シャンソン「すべての幸せに満ちて」CM85
作曲者不詳:
トッカータ「鍵、鍵」CM131、バッラータ「私はあなたに哀れみを請う」CM89、
バッロ「ギユマン家の娘」CM6、ストランボット「おお良き時よ」CM132、ス
トランボット「野を耕す」CM20、ディスペラータ「嘆き悲しむことによって
お前を呼び寄せる」CM24、二重シャンソン「お前が僕を独りぼっちにしたか
ら/もう、お前なんか愛してない、マリオネット」CM86、カント「篩(ふる
い)で」CM133、バッロ「小高い丘」CM22、バルゼッレッタ「愛よ欺くな」、
ストランボット=カッチャ「犬の大群が駆け」CM140、バス・ダンス「ラ・
スパーニャ」、カンシォン「万歳、万歳、フェルランド王」CM111、ヴィッロ
タ風カンツォーネ「ディンディリンディン」CM127
ジョルディ・サヴァール(指)、
ラ・カペッリャ・レイアル・デ・カタルーニャ
非常に音楽好きなアラゴン王アルフォンソ5世は、ナポリを領有したことで、
初期イタリア・ルネサンスの息吹をスペインに持ち込み、各地から音楽家を
呼び寄せ、両カトリック王(フェルディナンド2世は彼の甥)時代以降にスペ
イン楽派が興隆する基礎を用意しました。
音楽好きな王様をテーマとするこの録音において、サヴァールは、ローマと
ナポリの間にあるモンテカッシーノ修道院(ローマから140キロ、ナポリか
ら80キロ)に残された写本を用い、宮廷における音楽生活の雰囲気を再現す
ることに成功しています。打楽器が打ち鳴らす軽快なリズムが、中世から今
に続くスペインの雰囲気を感じさせてくれます。

AV 9807  \1980
AVSA 9807(SACD-Hybrid)  \2700
「太陽王(1638−1715)のオーケストラ」
リュリ:
第1組曲「町人貴族」LWV43(1670)、第2組曲「王のヴェルサイユの大ディ
ヴェルティスマン」LWV38(1644−70)、第3組曲「アルセスト」LWV50
(1674)、「恋は医者」のシャコンヌLWV29(1665)
ジョルディ・サヴァール(指)、ル・コンセール・デ・ナシォン
バロック時代を象徴する王、太陽王ルイ14世が君臨した時代は、リュリ
(1632−1687)がフランス音楽界に君臨していました。バレエに夢中で、自
らも踊っていた太陽王が、踊るのをやめた直後、リュリによるフランス・バ
ロック・オペラの確立が始まりました。そのバレエからオペラへの転換期に
焦点を当て、代表的な曲目から器楽曲を選択し、組曲として録音したのがこ
のアルバム。サヴァールによる、祝祭的で荘厳な雰囲気の演奏は、ヴェルサ
イユ宮殿の華やかな世界を思い起こさせてくれます。

AV 9824  \1980
「ルイ13世(1601−43)のオーケストラ-アンドレ・ダニカン・フィリドール
のコレクションより」
[皇太子の幼年時代の音楽]
1601年に奏された、模擬戦のためのパヴァーヌ[26]、組曲よりガイヤルド[27]、
ミュゼット「わたしのかわいい子」、1609年のヴァンドーム公の結婚式に奏
されたパヴァーヌ[16]、フォブルドン風ブランル(1540年に奏された)[31]、
組曲よりガイヤルド[32]
[1610年10月17日に挙行された、王の戴冠式のための音楽]
王の戴冠式に奏された、オーボエのためのパヴァーヌ[18]、同エール第2番
[19]、同エール第3番[20]
[ルイ13世の結婚式のための音楽]
1615年、ルイ13世の結婚式のパヴァーヌ[120]、アヴィニョンのブレ[22]、
1615年、大オーボエ隊によって、ルイ13世の結婚式のため王宮にて奏された、
メリーゴーラウンドの馬のためのバレ[106]、同エール第2番[108]、同エール
第3番[108]、同エール第4番[109]
[1627年にルイ13世によって催された音楽会]
「影」[1]、同エール第2番[2]、オーボエのための「大騒ぎ(シャリヴァリ)」
[4]、同ガヴォット[6]、ヴァイオリンのためのアリア「スイス人」[9]、「ス
イスの女性たち」[11]、「ガスコーニュ人」[13]、「リアンクール氏の入場」
[14]、「祝祭の従者たち」[15]、「湿地のニンフ」[17]、「羊飼いたち」[20]、
「アメリカ人」[22]
[1634年から1650年までの王室の音楽]
ファンファーレ[即興]、イントラーダ=ガヴォット=サラバンド(1648年頃)
[カッセル写本]、オーボエのための「大騒ぎ(シャリヴァリ)」(1648年、
デュマノワール氏)[26]、イングランド女王のクーラント(1634年)[117]、
ガヴォット(1648年頃)[カッセル写本]、ルイジ・ロッシ作「オルフェの嘆
き」のファンタジア(1648年)[カッセル写本]、「自由(リベルタ)」[113]、
サラバンドとタンブラン[カッセル写本]、「愛の王国へ」(イタリア風サラバ
ンド)[116]
ジョルディ・サヴァール(指)、ル・コンセール・デ・ナシォン
アンドレ・ダニカン・フィリドール(c1647?−1730)はルイ14世時代の宮廷
音楽コレクションを司る役目を仰せつかっていた作曲家。彼が収集した曲は、
アンリ3世の昔からルイ14世が在位していた当時に至るまで、幅広いもので、
フィリドール一族の作品もコレクションのかなりの部分を占めていました。
ちなみに、31曲目のイングランド女王とは、チャールズ1世妃で、ルイ13世
の妹のアンリエット=マリーのこと。
前出のカール5世の録音と同様、この録音でも、ルイ13世の生涯の各局面に
関係した曲を、フィリドールのコレクションから選択して構成しています。
バロック時代中後期と比べると曲の規模は小さ目ながら、喜びに満ちた華や
かな点が当時の特徴で、サヴァールの演奏もこの点を踏まえており、演奏す
る喜びが伝わってきます。

●旧譜のご案内
AV 9701  \1980
映画「女優マルキーズ」(オリジナル・サウンドトラック)
リュリ:
ロンド、アリア、同第2番、葬送行進曲、シャコンヌ「恋は医者」、王の行進
曲、エコー、栄光のロンド、行進曲、マルスのための前奏曲、メヌエット、
ブレ第1番、同第2番、トランペットのためのメヌエット
マレ:
シャリヴァリ、パスピエ第1番、同第2番、「アルシオーヌ」のシャコンヌ
ルイジ・ロッシ:幻想曲「オルフェの嘆き」
デュマノワール:行進曲
サヴァール:ミュゼット「ラ・ミニョンヌ」、ファンファーレ、「影」
作曲者不詳:
イントラーダ、ガヴォット、サラバンド、タンブラン、ブランル、フォブル
ドンによるガイヤルド、サラバンド「ラ・マルキーズ」、リベルタ、
ジョルディ・サヴァール(指)、ル・コンセール・デ・ナシォン

AV 9801  \1980
フアン・カバニーリェス(1644−1712):
「バターリャ、ティエントとパサカーリェ(1660−1700)」
カバニーリェス:
不協和のティエント第2番、第2旋法によるティエント・リェーノ、不協和の
ティエント第8番、ティエント第23番、ティエント第1番、「パンジェ・リン
グァ」によるティエント第17番、ティエント第9番、パッサカリア第1番、
同第4番
ケルル:第5旋法による皇帝のバタッリャ
オベルトゥーラ:イタリア風コッレンテ
ジョルディ・サヴァール(指)、エスペリオンXX

AV 9802  \1980
ホセ・マリン(1618−99):「人間の調べ-世俗的歌曲集」
[気まぐれな愛](1「メンギッリャ、もう考えないで」、2「全てのものに私
が死ぬことを知らしめよ」、3「私にはそれがどうだか分からない」、4「小
川のせせらぎが響き」)
[紛らわせられた苦痛](5「当たり前の話し」、6「そのように私を軽蔑する
目を」、7「マリカ、もし、絶対にのめりこみたいならば」、8「コキジバト
よ、愛のためでないならば」、9「疑いなく、メンギッリャは思っている」
[移り気な愛](10「タホ川の高台よ聞け」、11「愛しき人よ、あなたは何
と気まぐれなことか」、12「あの雪山は」、13「魂を運び去るもの」、
14「年老いし我が女主人マリア」)
モンセラート・フィゲーラス(VO)、
ロルフ・リスレヴァンド(バロックG、バッテンテG)、
アリアンナ・サヴァール(ダブルHrp(アルパ・ドッピア))、
ペドロ・エステヴァン(Perc)、
アデラ・ゴンサレス=カンパ(カスタネット)

AV 9803  \1980
「人間の声」
マレ:
「人間の声」(ヴィオール曲集第2巻より)、
スペイン風サラバンド(組曲ホ短調)
アーベル:前奏曲イ短調(ヴィオラ・ダ・ガンバのための組曲より)
バッハ:
アルマンド(無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調BWV1011より)、
メヌエット(1、2番)とジーグ(無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV1007より)
サラバンドとドゥーブル(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番ロ
短調BWV1002より)、
ブレ(無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調BWV1010より)
シェンク:田舎風アリア
プレイフォード:サラバンド「鐘」ヘ長調
ドマシー:前奏曲イ短調
フォルクレ:「デュ・ヴォーセル」
テレマン:ヴィヴァーチェ
ヒューム:
音楽のユーモア第10番「聞け、聞け」ト短調、音楽のユーモア第14番「グッ
ド・アゲイン」ト短調
ケ・デルヴロワ:「嘆き」
サント=コロンブ(子):
前奏曲ホ短調(独奏ヴィオールのための5つの組曲、サント=コロンブ(父)
氏のためのトンボーより)、ロンド風幻想曲
作曲者不詳:ランカシャー・パイプ
ジョルディ・サヴァール(Gamb)[1550年ヴェネツィア、ペッレグリーノ・
ザネッティ製6弦ガンバ、及び、1697年ロンドン、バラック・ノーマン製7弦
ガンバ使用]

AV 9804  \1980
「エリザベス朝のコンソート音楽(1558−1603)」
アルベルティ:アルベルティのパヴァーン、ガイヤルド
パーソンズ:
7声の「イン・ノミネ」第4番、同第5番、6声の「トランペットと呼ばれる歌」
ストロージャーズ:
5声の「イン・ノミネ」第3番、6声の「イン・ノミネ」第4番
タヴァナー:6声の「鹿が泉を求めるように」
ホワイト:5声の「イン・ノミネ」第5番
マンディ:5声の「おお、世界の母よ」
ウッドコック:
「ブラウニング・マイ・ディアー」5声の「イン・ノミネ」第2番、同第3番
デイマン:「ディ・セイ・ソプラーニ」
作曲者不詳:
5声の「イン・ノミネ」、デスペラーダ、ガイヤルド、アルマンド、ロンド、
ラ・レプレーザ、アッレマーナ・ダモール、ダンス、パヴァーヌ、ブランド
ベルジュ
ジョルディ・サヴァール(指)、エスペリオンXX

AV 9806  \1980
「シビラ(巫女)の歌(マジョルカ島−バレンシア、1400−1560)」
マジョルカ島のシビラ(巫女)の歌(マジョルカ島パルマのラ・コンセプシ
オ女子修道院)
バレンシアのシビラ(巫女)の歌(バレンシア司教座聖堂)
モンセラート・フィゲーラス(VO)、
ジョルディ・サヴァール(指、リラ)、
ラ・カペッリャ・レイアル・デ・カタルーニャ、
クサビエ・ディアス(リュート)、
ルカ・グリエルミ(Org)

AV 9808  \1980
ビーバー:23声のための「ブリュッセル・ミサ」
ジョルディ・サヴァール(指)、
L.シェラー(S)、R.コンラート(S)、P.ベルタン(C-T)、
C.メナ(C-T)、L.クリマン(T)、F.ガリゴーサ(T)、
D.カルノヴィチ(Bs)、A.アベーテ(Bs)、
ラ・カペッラ・レイアル・デ・カタルーニャ、
ル・コンセール・デ・ナシォン

AV 9809 (2CD)  \3300
「セファルディの離散-民族と記憶第1巻」
ロマンセ「何故泣くの、清らかな少女よ」[1 アンテケラのモーロ人(ロード
ス島)、2 少年伯爵は起き(サロニカ)、3 フランス王(スミルナ)、4 道を通り
過ぎる騎士は(トルコ)、5 何故泣くの、清らかな少女よ(サラエヴォ)、6 薔
薇の冠(ロードス島)、7 お眠り、お眠り(モロッコ)、8 朝早く起きた王は(ソ
フィア)]
器楽曲「天空の星々」[1 天空の星々(アレクサンドリア?)、2 セント・ヘ
レナ島にて(ソフィア)、3 1時に私は生まれた(サラエヴォ)、4 即興曲(ウー
ドと打楽器)、5 パクサリコというのが君の名だね(サラエヴォ)、6 私は由
緒ある家の娘でした(スミルナ)、7 あなたは私から遠く離れた所に(ソフィア)
8 美しい娘(イェルサレム)、9 15歳のアクセリコ(サロニカ?)、10 「アク
セリコ」に基づく即興曲(サロードと打楽器)]
モンセラート・フィゲーラス(VO)、
ジョルディ・サヴァール(指)、エスペリオンXXI

AV 9810(カタログCD) \1150
「世界の調和-2001年のポートレート」
2001年までにリリースされた録音より17曲を抜粋。
ジョルディ・サヴァール(指、Gamb)、
モンセラート・フィゲーラス(VO)、
エスペリオンXXI、ラ・カペッリャ・レイアル・デ・カタルーニャ、
ル・コンセール・デ・ナシォン

AV 9812  \1980
バッハ:「ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集」
第1番ト長調BWV1027、第2番ニ長調BWV1028、第3番ト短調BWV1029、
第4番ハ長調BWV529
ジョルディ・サヴァール(Gamb)[第1番&第3番:1550年ヴェネツィア、
ペッレグリーノ・ザネッティ製、第2番:1697年ロンドン、バラック・ノー
マン製、第4番:1757年クリンゲンタール、アンドレアス・デルフェル製を
使用]、
トン・コープマン(Cemb)[1737年ハンブルク、クリスティアン・ツェル製
使用]

AV 9813  \1980
「ミューズの涙-エリザベス朝のコンソート音楽第2巻」
ホルボーン:「ミューズの涙(1599)」
(「よき望み」、「ミューズの涙」、「選択」、「やれやれ休日だ」、「イ
ンフェルヌム」、ガイヤルド、パヴァーヌ、ガイヤルド、「夜警」、「子守
歌」、ガイヤルド、「メランコリーの印象」、「なんと善なることか」、
「それゆえいつもそうする習わしなのです」、「決定」、ガイヤルド、「私
自身」、「天国」、「溜め息」、「すいかずら」、「妖精のラウンド」、
「葬送」、ガイヤルド、「愛の果実」、「聖夜に降るように」)
ジョルディ・サヴァール(指)、エスペリオンXXI

AV 9815  \1980
「バタッリャ(戦争)とラメント(哀歌)(1600−1660)」
モンテヴェルディ:
5声のための4部による「アリアンナの嘆き」SV107(マドリガル集第6巻より)
シャイト:パヴァーヌ、ガイヤルド、バタッリャ
G.ガブリエーリ:6声のためのカンツォーナ第3番
ペーリ:「イオレの嘆き」
L.ロッシ:幻想曲「オルフェの嘆き」
フォンテーイ:「エリンナの涙」
グアミ:「戦争(ラ・バタッリャ)」に基づく4声のカンツォーナ
ストロッツィ:ラメント「峻厳なるローヌの流れに」
ファルコニエーリ:「悪魔の息子、バラバッソのバタッリャ」
キレーゼ:8声のカンツォーネ
作曲者不詳:イタリア風サラバンド
モンセラート・フィゲーラス(VO)、
ジョルディ・サヴァール(指)、エスペリオンXXI

AV 9817  \1980
バッハ:「音楽の捧げもの」BWV1079(バッハ・テスタメント第1巻)
ジョルディ・サヴァール(指)、ル・コンセール・デ・ナシォン

AV 9818  2枚組  \3300
バッハ:「フーガの技法」BWV1080(バッハ・テスタメント第2巻)
ジョルディ・サヴァール(指)、エスペリオンXX

AV 9819  3枚組  \3780
「バッハ・テスタメント」
バッハ:「音楽の捧げもの」、「フーガの技法」
(AV 9817とAV 9818のBOXセット化)
ジョルディ・サヴァール(指)、
コンセール・デ・ナシォン、エスペリオンXX

AV 9820  \1980
「オスティナート」
ディエゴ・オルティス:
古いパッサメッツォによるレセルカーダ第5番、新しいパッサメッツォによる
レセルカーダ第2番、「ルッジェーロ」(5声のための、第9番)、「ロマネス
カ」によるレセルカーダ第7番
アントニオ・ヴァレンテ:ナポリ風ガリアルダ
アンドレア・ファルコニエリ:
パッサカリア、チャッコーナ(カンツォーナ集第1巻より)
サロモーネ・ロッシ:
「ルッジェーロ」のアリアによるソナタ第4番(第3巻より)
ビアッジョ・マリーニ:パッサカリア
タルクィーノ・メールラ:「ルッジェーロ」、2声のためのチャッコーナ
フランシスコ・コレーア・デ・アラウホ:
我らが聖母マリアの無垢懐胎を讃える単旋聖歌「この世全てに遍く」による3
つのグローサ
パーセル:2声のソナタ、グラウンドによる3つの作品
パッヘルベル:カノンとジーグ ニ長調(パッヘルベルのカノン)
作曲者不詳:グラウンド「グリーンスリーヴス」
エスペリオンXXI:カナリオス(即興曲)
ジョルディ・サヴァール(指)、エスペリオンXXI

AV 9821  \1980
映画「めぐり逢う朝」(オリジナル・サウンドトラック)-10周年記念盤
リュリ:トルコ人の儀式のための行進曲
マレ:
「スペインのフォリア」による即興曲(抜粋)、「夢見る人」(ヴィオール
曲集第4巻より)、「アラベスク」(同第4巻より)、「戯れ」(同第4巻より)
サント=コロンブ氏へのトンボー(同第2巻より)、ミュゼット第1&2番(同
第3巻より)、「パリ、サント・ジュヌヴィエーヴ・デュ・モン教会の鐘」
サヴァール:
ヴォクラン氏の前奏曲(サント=コロンブ(息子)氏の前奏曲ト短調による
即興曲)、ファンタジア ホ短調(サント=コロンブ(息子)氏の曲に基づ
く編曲)、「若々しい娘」(民謡の編曲)
サント=コロンブ:
愛のガヴォット、「嘆き(愛惜のトンボー)」(1挺のヴィオール版)、2挺
のヴィオールのためのコンセール「訪れ」、「嘆き(愛惜のトンボー)」
(2挺のヴィオール版)
F.クープラン:ルソン・ド・テネブル第3番(2声)
(ボーナスCD:10年後)
リュリ:
トルコ人の儀式のための行進曲、スペインの歌第1番、同第2番、アントレ、
カナリー、「スカラムーシュのアントレ」、「スカラムーシュのシャコンヌ」
サント=コロンブ(息子):ロンド風ファンタジア、前奏曲ホ短調
マレ:
「スペインのフォリア」のクープレ、前奏曲、「大騒ぎ(シャリヴァリ)」、
「人間の声」、パスピエ第1&2番
フォルクレ:「デュ・ヴォーセル」
サヴァール:「影」
作曲者不詳:ファンファーレ
ジョルディ・サヴァール(指、Gamb)、
モンセラート・フィゲーラス(S)、
マリア=クリスティーナ・キール(S)、
ファビオ・ビオンディ(Vn)、
クリストフ・コワン(Gamb)、
ジェローム・アンタイ(Gamb)、
ロルフ・リスレヴァンド(テオルボ)、
ピエール・アンタイ(Cemb)、
コンセール・デ・ナシォン

AV 9822  3枚組 \4550
ヴィヴァルディ:
歌劇「ファルナーチェ」RV711(1727年ヴェネツィア、1739年マドリッド)
コルセッリ:
シンフォニア、行進曲、ベレニーチェのレチタティーヴォとアリア(1曲)、
ファルナーチェのアリア(1曲)
ジョルディ・サヴァール(指)、
フリオ・ザナッシ(ファルナーチェ)、
アドリアーナ・フェルナンデス(ベレニーチェ)、
サラ・ミンガルド(タミリ)、
グロリア・バンディテッリ(セリンダ)、
ソニア・プリナ(ポンペオ)、
チンツィア・フォルテ(ジラーデ)、
フルヴィオ・ベッティーニ(アクィリオ)、
サルスエラ劇場合唱団、ル・コンセール・デ・ナシォン
録音:2001年10月26&28日マドリッド、サルスエラ劇場(ライヴ)

AV 9823  2枚組  \3300
「コンソート音楽第3巻」
ウィリアム・ロウズ(1602−45):
5声のコンソート組曲(第1番ト短調、第2番イ短調、第3番ハ短調、
第4番ヘ長調、第5番ハ長調)、6声のコンソート組曲(第1番ト短調、第2番
ハ長調、第3番ヘ長調、第4番変ロ長調、第5番ハ短調)
ジョルディ・サヴァール(指)、エスペリオンXXI

AV 9825  \1980
ビーバー:「10声のバタッリャと15声のレクイエム」
ジョルディ・サヴァール(指)、
ラ・カペッリャ・レイアル・デ・カタルーニャ、
ル・コンセール・デ・ナシォン

AV 9826  \1980
「子守歌(1500−2002)」
バード:子守歌「おいで、かわいい娘さん」
メルーラ:子守歌「今はもう寝る時間」による宗教的カンツォネッタ
ライヒャルト:「我が子よ、眠れ」
ムソルグスキー:「お人形を持って」(「子供部屋」より)
ペルト:「クリスマスの子守歌」、エストニアの子守歌「眠れ、眠れ」
レーガー:子守歌「薔薇の茂みの横にマリアは座り」
ファリャ:子守歌「眠れ、我が子よ、眠れ」
ミヨー:ヘブライ語の子守唄「眠れ、眠れ」
ガルシア・ロルカ:セビリャの子守歌「この小さな亀は」
作曲者不詳(アリカンテ)/ジョルディ・サヴァール:
「お母様、愛しいお母様、私を泣かせないで」
作曲者不詳(ポルトガル):
揺りかごの歌「ヨゼフは赤ん坊を揺りかごであやし」
作曲者不詳(イングランド):子守歌「わたしのかわいい愛しい人」
作曲者不詳(ギリシャ):子守歌「眠りなさい、私の赤ちゃん」
作曲者不詳(セファルディ):子守歌「眠れ、眠れ」
作曲者不詳(ベルベル):子守歌「アマジグの子守歌」
作曲者不詳(イスラエル):
ヘブライ語の子守歌「眠れ、眠れ、私のかわいい娘」
作曲者不詳:(カタルーニャ):子守歌「神の母は」
モンセラート・フィゲーラス(VO)、エスペリオンXXI

AV 9827  2枚組  \3300
「息子、サント=コロンブ氏(c1660−1720?)」(ヴィオールのパルナッス
ス山第1巻)
サント=コロンブ:
「ヴィオール曲集-父、サント=コロンブ氏のトンボーを伴う独奏ヴィオラ・
ダ・ガンバのための6つの組曲」
第1組曲ト短調、第2組曲イ短調、第3組曲ヘ長調、第4組曲ホ短調、
第5組曲ロ短調、第6組曲ヘ短調
ジョルディ・サヴァール(Gamb)[1697年ロンドン、バラック・ノーマン製
使用]、ジャン=ピエール・マリエル(朗読:第6組曲終曲)

AV 9828  \1980
マラン・マレ(1656−1728):
「ヴィオール曲集第2巻(1701)-リュリ氏とサント=コロンブ氏に捧げる」
(ヴィオールのパルナッスス山第2巻)
組曲ホ短調、組曲ロ短調
ジョルディ・サヴァール(Gamb)、ピエール・アンタイ(Cemb)、
ロルフ・リスレヴァンド(テオルボ、G)、
クサビエ・ディアス=ラトーレ(テオルボ、G)、
フィリップ・ピエルロ(Gamb)

AV 9829  3枚組  \4550
「ヴィオールのパルナッスス山」
「息子、サント=コロンブ氏(c1660−1720?)」
サント=コロンブ:
「ヴィオール曲集-父、サント=コロンブ氏のトンボーを伴う独奏ヴィオラ・
ダ・ガンバのための6つの組曲」(第1組曲ト短調、第2組曲イ短調、第3組曲
ヘ長調、第4組曲ホ短調、第5組曲ロ短調、第6組曲ヘ短調)
マラン・マレ(1656−1728):
「ヴィオール曲集第2巻(1701)-リュリ氏とサント=コロンブ氏に捧げる」
(組曲ホ短調、組曲ロ短調)
(AV 9827とAV 9828のBOXセット化)
ジョルディ・サヴァール(Gamb)[1697年ロンドン、バラック・ノーマン製
使用]、ジャン=ピエール・マリエル(朗読:第6組曲終曲)ピエール・ア
ンタイ(Cemb)、ロルフ・リスレヴァンド(テオルボ、G)、クサビエ・ディ
アス=ラトーレ(テオルボ、G)、フィリップ・ピエルロ(Gamb)

AV 9830(カタログCD) \1150
「ヴィヴァルディ作:歌劇「ファルナーチェ」よりアリア名曲集」
ジョルディ・サヴァール(指)、フリオ・ザナッシ(ファルナーチェ)、
アドリアーナ・フェルナンデス(ベレニーチェ)、
サラ・ミンガルド(タミリ)、グロリア・バンディテッリ(セリンダ)、
ソニア・プリナ(ポンペオ)、チンツィア・フォルテ(ジラーデ)、
フルヴィオ・ベッティーニ(アクィリオ)、
サルスエラ劇場合唱団、ル・コンセール・デ・ナシォン
録音:2001年10月26&28日マドリッド、サルスエラ劇場(ライヴ)

AV 9832  \1980
アルフォンソ・フェラボスコ2世(1575−1628):
4、5&6声のためのコンソート曲
(鳩小屋パヴァーヌ、アルメイン、ファンタジア第14番、同第4番、同第2番、
同第8番、5声のための「イン・ノミネ」、6声のためのファンタジア第3番、
同第24番、同第5番、同第7番、同第9番、4音のパヴァーヌ、
6声のためのファンタジア第2番、ファンタジア第6番、同第1番、同第10番、
同第3番、6声のための「イン・ノミネ」、6声のためのファンタジア第6番)
ジョルディ・サヴァール(指、Gamb)、エスペリオンXXI

AV 9833  \1980
「ベッラ・テッラ-美しき地球/アリアンナ・サヴァール」
アリアンナ・サヴァール:「愛」、「その香りが好きになりました」、
「私と手をつないで」、「愛の秘訣」、「船乗り」、「旅」(父ジョルディ
に)、「眼」(母モンセラートに)、「その瞬間を味わおう」、「私は最愛
の人のもの」、「このとても細長い小道が」、「私の夜に歌われるために」、
「そこでは渦を巻き」
アリアンナ・サヴァール(VO, Hrp)、
ディミトリス・プソニス(ベンディール、サーズ、ブーズーキー、ウード)、
ペドロ・エステヴァン(ベンディール、パロス・デ・アグア、カシーシ)、
フリオ・アンドラーデ(Cb)

AV 9834  \1980
「南米クリオージャのビリャンシーコと踊り(1550−1750)」(新世界の道
 第1巻)
ペドロ・ゲレーロ:モレスカ「教えろ、黒い雌犬」
マテーオ・フレーチャ:4声のためのネグリッリャ「聖サベヤ、ググルンベ」
フアン・イダルゴ:世俗曲「ああ、私は何と愛をあざけり」
フアン・アラニェス:チャコーナ「良い人生へと」
ホアン・セレロルス:
8声のためのビリャンシーコ「その心地よい調和が新しく生まれた命を褒め称
えるセラフィムは」
作曲者不詳(イベリア半島):アチャ(舞曲・器楽曲)
トレホン・イ・ベラスコ(クスコ):子守歌「眠らずにいる我が主よ」
ガスパル・フェルナンデス(オアハカ):
メスティーソとインディオ「君に歌うよ、かわいこちゃん」
フアン・グティエレス・デ・パディッリャ(プエブラ):
ネグリーリャ「おお、フランシキーリョさん」
聖母マリア会のフィリペ修道士(グァテマラ):
5声のためのネグロ「アントーニャ、フランシキア、ガシパ」
フアン・ペレス・ボカネグラ(リマ):連祷式文「天は喜びを遣わし」
メルチョル・デ・トレス・イ・ポルトゥガル:寸劇「火遊びの歌を」
フアン・ガルシア・デ・セスペデス(メキシコ):
4声のための寸劇「招待された夜」、グアラーチャ「おお、なんと身を焦がす
ことか」
作曲者不詳(メキシコ):ホタ(Hrp, Perc)
作曲者不詳(ペルー):カチュア(舞曲・器楽曲)
ジョルディ・サヴァール(指)、
ラ・カペッラ・レイアル・デ・カタルーニャ、エスペリオンXXI

AVSA 9802(SACD-Hybrid)  \2700
ホセ・マリン(1618−99):「人間の調べ-世俗的歌曲集」
[気まぐれな愛](1「メンギッリャ、もう考えないで」、2「全てのものに私
が死ぬことを知らしめよ」、3「私にはそれがどうだか分からない」、4「小
川のせせらぎが響き」)
[紛らわせられた苦痛](5「当たり前の話し」、6「そのように私を軽蔑する
目を」、7「マリカ、もし、絶対にのめりこみたいならば」、8「コキジバト
よ、愛のためでないならば」、9「疑いなく、メンギッリャは思っている」
[移り気な愛](10「タホ川の高台よ聞け」、11「愛しき人よ、あなたは何と
気まぐれなことか」、12「あの雪山は」、13「魂を運び去るもの」、14「年
老いし我が女主人マリア」)
モンセラート・フィゲーラス(VO)、
ロルフ・リスレヴァンド(バロックG、battente G)、
アリアンナ・サヴァール(ダブルHrp(アルパ・ドッピア))、
ペドロ・エステヴァン(Perc)、
アデラ・ゴンサレス=カンパ(カスタネット)

AVSA 9831(SACD/Hybrid) 特価 \1980
「スペイン黄金世紀の幕間劇-ロペ・デ・ベガとその時代」
ロペ・デ・ベガ/作曲者不詳:
ロマンセ「櫂の音がなんて響き渡り」、ベリサの嘆き「塔の手摺りにもたれ
かかり」
ロペ・デ・ベガ/ゲレーロ:「神へ、心からの愛の独白」
バルデラーバノ:ソネット第8番、同第13番
ディエゴ・オルティス:
パッサメッツォ・モデルノ第3番(1553)、ロマネスカ第7番
カベソン:
ティエント第3番、「御婦人の望み」によるディフェレンシアス(1578)
フアン・バスケス:
ビリャンシーコ「ポプラの木まで行って来ました、お母さん」(1560)
ヒネス・デ・モラータ:マドリガル「まさにここで、彼は私に考えを語った」
ガルシラソ・デ・ベガ/ゲレーロ:ソネット「バラと白百合が」(1589)
マヌエウ・マシャード:
ロマンセ「ガラテアは、なんて感じやすい心なのだろう」、ロマンセ「外へ、
外へ、そこから出ておいで」
ゲレーロ:「麗しきカタリーナ」によるグロッサ
マテオ・ロメロ:ロマンセ「サンザシは実を落とし」
セバスチャン・アギレラ・デ・エレディア:
「バタッリャ(戦争)」のティエント、エンサラーダ(器楽曲)
フアン・ブラス・デ・カストロ:
ロマンセ「葉繁れるポプラの間で」、ロマンセ「魂の塔から」
フランシスコ・コレーア・デ・アラウホ:モラレスのバタッリャ(戦争)
作曲者不詳:
エンサラーダ「鋭き剣よ切り給え」、ハカラ「素晴らしいなどと言ってはな
らぬ」
モンセラート・フィゲーラス(VO)、
ジョルディ・サヴァール(指)、エスペリオンXX





<harmonia mundi>
HMI 987042  \2080
ビクトリア:
そしてイエスに,二人の熾天使が呼び交し合った,おお、使途の輝き,年老い
し女、男子をみごもり,博士たちは星を見た,主よ、われは価せず,聖なるか
な,褒むべきかな,神の小羊,恐れるなマリアよ,この者に罪なし,戦いにて
は力強くあれ,救い主を育てた母,おお何と栄光に満ちた,偉大な師にして神
の友,ヘブライの子等は,めでたし元后
カルロス・メーナ(CT) ホアン・カルロス・リベラ(ラウド,ビウエラ)
録音:2003年10月
トマス・ルイス・デ・ビクトリアの美しい歌には録音が少ないものの、ここで
のカルロス・メーナほどピュアで透明な美しさは今だかつて無かったでしょう。
1971年生れで、ここ数年各地で活躍しています。ルネ・ヤーコプスにも学んで
いて、昨年は彼の指揮したモンテヴェルディの「オルフェオ」にも出演してい
ます。彼の声には不純物がまるでみあたりません。清潔な教会の中にいるよう
な穏やかで静かな空間に、日常の喧騒から隔たった深々とした感動があるので
す。カウンターテナーは数多くいますが、こうした声そのものが世俗から超越
したような人はそうそういません。リベラの奏でるラウドとビウエラの楚々と
した美しさも最高。
これはビクトリアが好きな人にも、まだ聞いたことがないという人にも自信を
持ってお勧めできます!

HMC 905262  \2080
ブレシャネッロ:
シンフォニア第1番,第5番
ヴァイオリン、オーボエ、弦楽と通奏低音のための協奏曲
二つのオーボエ、二つのヴァイオリン、ヴィオラと通奏低音のための序曲
ヴァイオリン、ファゴット、弦楽と通奏低音のための協奏曲
シャコンヌ
ダヴィッド・プランティエ&ヴァーツラフ・ルークス(指)
バーゼル・ラ・チェトラ・バロックオーケストラ
バッハ(1685年生まれ)とほぼ同時代にドイツで活躍したイタリア人ヴァイオ
リニスト,作曲家のジュゼッペ・アントーニオ・ブレシャネッロ(1690-1758)
の管弦楽作品集です。バッハがケーテンの宮廷楽長に就任した1717年に、シュ
トゥットガルトの宮廷の楽長というずっと重要度の高い地位に就任しています。
18世紀前半にみられた、イタリア様式をドイツ風に適合させることに成功した
作曲家の一人で、旋律美とがっしりとした構成感を併せ持っています。後期
バロックファンは要注目です。






<BONGIOVANNI>
GB 2343  \1880
マイール:「ウェルテル」
アンナ・リータ・ジェンマベッラ,アンケ・ヘルマン,
ダヴィド・チッケッティ,パヴォル・ブレシュリク,ルカ・サラージ,
ジャンチト・ザレッリ
パウル・テラチーニ(指)チェコ室内ソリスティ
2001年7月,ヴィルトバート
ジョヴァンニ・シモーネ・マイール(1763-1845)は、ドニゼッティを一から鍛
えた名教師として知られています。また彼自身、ドイツ人にもかかわらず、
18世紀末から19世紀初頭にかけてのイタリアの代表的オペラ作曲家として売
れっ子でした。この「ウェルテル」はもちろんゲーテ原作。1794年の作で、
1幕もので合唱も無し。どうやら私的な上演のための作品のようです。埋もれ
ていた楽譜が発見され、一般の世界初演はなんと2001年7月のドイツのヴィル
トバート・ロッシーニ音楽祭でのこと。これはそのときの録音です。

GB 5616  \1880
パイジェッロ:聖週間のための音楽集
キリスト,ミゼレーレ,聖木曜日の晩のためのレツィオーネ,聖週間のため
の2つのモテット,オルガン・ソナタ
ウォン・ミ・ユン(S),ジョルジョ・ウバルディ(指)
アンサンブル・ストルメンターレ・フォンス・アモリス(時代楽器使用)
パルマ・アッリーゴ・ボーイト音楽院室内合唱団
パイジェッロのオペラは録音も盛んになってきました。しかし宗教音楽はまだ
珍しいでしょう。キリストとミゼレーレはともに1794年の作、ソロと合唱、二
つのチェロ、コントラバスとオルガンという慎ましい編成です。

●ヒストリカル・オペラ・コレクション
HOC 005  2枚組  \2200
ヴェルディ:「リゴレット」
ティート・ゴッビ(リゴレット),リーナ・パリューギ(ジルダ),
マリオ・フィリッペスキ(マントヴァ公),
ジューリオ・ネリ(スパラフチーレ)
トゥーリオ・セラフィン(指)RAI管弦楽団
録音:1946年
オペラ映画のサウンドトラックのようです。ゴッビのリゴレットを始めかなり
強力な面々。余白にマリオ・フィリッペスキのアリア集付き。

HOC 007  2枚組  \2200
チャイコフスキー:「エウゲニ・オネーギン」(イタリア語)
ジュゼッペ・タッデイ(オネーギン),ロザンナ・カルテリ(タチヤーナ),
チェーザレ・ヴァレッティ(レンスキー),他
ニーノ・サンツォーニョ(指)RAIミラノ管弦楽団
録音:1953年
これはCDフォーマットでは初出かもしれません。1953年のRAIミラノの放送録
音です。名バリトン,タッデイのオネーギンとは!余白にロザンナ・カルテリ
が「トラヴィアータ」のアリアを歌った録音を収録。






<DISCMEDI>
DM 866  \1550
「夏の思い出」
ヴィヴァルディ:無視された花嫁
ジュリアーニ:6つの歌曲 Op.89
シューベルト:別れ/はるかな歌/セレナード/夜
ハバネラ形式によるヴォカリーズ
ファリャ:子守歌-7つのスペイン民謡より
ヴィラ=ロボス:アリア-ブラジル風バッハ第5番より
オヴァッレ:アズアオ Op.21
バッローゾ:ニンアルのために
ガルシア・ロルカ:5つの民謡
中田喜直:夏の思い出
イザベル・レイ(Sop)、鈴木一郎(gui)
鈴木一郎と言えば、某野球選手を思い出す向きも多いでしょうが、セゴビア門
下の日本を代表するギタリストとして、武満徹、林光などが作品を献呈してい
る大物でした。彼久々の新録音はスペインの名歌手イザベル・レイとのデュオ。
中田喜直の名歌「夏の思い出」がギターにぴったりなのも驚きですが、スペイ
ンの天才詩人ロルカの作曲は並々ならぬ情念が感じられ、さすがの一言につき
ます。





<Orfeo>
ORFEO 623041  \2080
ハチャトゥリヤン:
チェロ協奏曲
ヴァイオリン協奏曲
ダニエル・ミュラー=ショット(Vc)、アラベラ・シュタインバッハー(Vn)、
サカリ・オラモ(指)バーミンガム市SO
1976年生まれ、イッサーリス門下のミュラー=ショットと81年生まれ、ギトリ
ス門下のシュタインバッハーというドイツ期待の美形若手によるフレッシュな
ハチャトゥリヤン。若々しいエネルギーがハチャトゥリヤンの音楽にぴったり。
渾身の演奏を聴かせてくれます。

ORFEO 618041  \1350
シューベルト:
夜鶯 D724,遠く離れた人D331,矛盾D865,酒の歌 D148,16世紀の酒宴の歌
D847,酒の歌 D75,昔を今にD710,墓と月 D893,ゴンドラを漕ぐ男 D809,
夜 D983,晩の静けさ,    草原の羊飼いの少女 D513,おやすみに D903
シューマン:
夢みる湖 op33-1,ミンネゼンガー op33-2,はすの花 op33-3
メンデルスゾーン:
舟旅 op50-4,夏の歌 op50-3,夕べのセレナードop75
ジルヒャー:
ローレライ,元気に歌う,ごめんなさい,陽気な博士たちのお気に入りの歌,
不実
クリスティアン・エルスナー,ジェイムズ・テイラー(T)
フランツ・ヨゼフ・ゼーリヒ(Bs) ミヒャエル・フォレ(Br)
ジェロルド・フーバー(P)
録音:2002年7月27日
日本ではかつて、ダークダックス、デュークエイセス、ボニージャックスと
男声カルテットが大変人気でした。今ではゴスペルが主流とはいえ男声カル
テットは盛んです。どうやら日本人には男声カルテットのダンディズムは相
性があうようです。そして王道ドイツ歌曲のカルテットを集めたのがこのCD。
シューベルトの作品には、親しい紳士が集まって和やかに歌い楽しむといっ
たウィーンの小市民の喜びが感じられます。フィリップ・フリードリヒ・ジ
ルヒャーは御存知ローレライの作曲家。
ヨハニスベルクでのラインガウ音楽祭でのライブ録音。四人の歌手の完成度
の高さはもちろん、ライブならでは感興も十分です。






<Ondine>
ODE 1017  \2080
マグヌス・リンドベルイ:
ピアノ協奏曲 (1990/4)
クラフト (1985)
マグヌス・リンドベルイ(Pf)
トイミー・アンサンブル、エサ=ペッカ・サロネン (指)
フィンランド放響
フィンランド作曲界の中堅マグヌス・リンドベルイ (1958-)。今年5月には東
京オペラシティのコンポジアウム2004で来日が予定されています。北欧独特の
キラキラしたオーケストラの響きが魅力です。このアルバムでは彼自身がピア
ノ協奏曲の独奏を務め名手ぶりを見せています。

ODE 1044  \2080
ブラームス:
ピアノソナタ第3番ヘ短調 Op.5
ワルツ集 Op.39(全16曲)
アンッティ・シーララ(Pf)
1979年生まれ、内田光子、ペライヤに師事したフィンランドの若手シーララ。
昨年のリーズ国際コンクール優勝の期待の星です。ブラームスが20歳の時に作
曲したソナタ第3番は奔放さと重厚さを兼ね備えた力作。ほぼ同世代にあたる
シーララがブラームスの夢と屈折を驚くべき雄弁さで再現しています。超オス
スメ。






<Quindecim>
QP 111  \2080
アヴェ・マリア サンクタ・マリア-メキシコのアカペラ
伝承:ラス・ポサダス,
ブラス・カリンド:アルージョ,
ホセ・ガルヴァン:メキシコのクリスマス,
伝承:レターニア(大祈願祭),
トマス・ルイス・デ・ビクトリア:アヴェ・マリア,
エルナンド・フランコ:
サンクタ・マリア,ナシミエント(クリスマスの飾りもの) 他
ボス・エン・プント〔ソニア・ソロルサノ,クリスティーナ・ソロルサノ,
アンドレア・カラヤ(S) ラモン・レオン(T) ホセ・ガルバン(Br)〕
メキシコを愛するヴァイオリニスト、黒沼ユリ子さんが大絶賛しているのがこ
の5人のアカペラ、ボス・エン・プント(Voz En Punto)。アカペラに不可欠な
正確な音程と密なアンサンブルはもちろんですが、彼らの強みは、どんなに
緻密に演奏していても無邪気に戯れているかのような自由さに溢れていること、
そしてインターナショナルな洗練を持ちつつも、強烈にメキシコをアピールす
るカラーがあること。アカペラで高名なグループは数あれど、彼らの個性は全
くの無二。この優秀さはただごとではありません。
最後に黒沼さんのお言葉を拝借。
「きっと両手のひらを真っ赤に染めて、周囲の聴衆と一緒にスタンディング・
オーヴェイションの列に加わっているご自分を発見してビックリなさることで
しょう。」

QP 113  \2080
作者不祥:ラ・ブルーハ(魔女)
エルピディオ・ラミレス・ブルゴス:シェリト・リンド
ホセ・アルフレド・ヒメネス:騎手/月が出たら
マリア・グレヴェール:アシ
ジュディス・レイエス:ラ・パランダ・ラルガ
アンヘル・カブラル/エンリケ・ディエソ:誰も私の悩みを知らない
デニス・デ・カラフェ:君を忘れる
アリエル・ラミレス/フェリックス・ルーナ:アルフォンシーナと海
アントーニオ・フエンテス:ラ・ムクーラ
ホセ・ドミンゲス:マヤブの歌
メヒカリア〔ロレーナ・バランコ,リリアーナ・バラデス(S)ラウラ・ロペ
ス(Ms)ジェルマン・ロボス(T)ウリセス・マイナルド(Br)サルヴァドール・
グィサール(Bs)〕
こちらはメキシコのア・カペラの六重唱の団体。もう少し墨西哥!という感
じのおおらかな陽気さが勝っています。






<PREISER>
PRCD 90603  3枚組  \5340
ワーグナー:「ローエングリーン」
ロレンツ・フェーエンベルガー(ローエングリーン)
アンネリース・クッパー(エルザ)ヘレナ・ブラウン(オトルート)
フェルディナント・フランツ(ハンリヒ・フォン・テルラムント)
オットー・フォン・ロール(国王ハインリッヒ)ハンス・ブラウン(軍令)他
オイゲン・ヨッフム(指)
バイエルン放送交響楽団,合唱団
録音:1952年12月15-22日
「ローエングリーン」の初のLP全曲録音で、巨匠オイゲン・ヨッフムの数少な
いワーグナーの全曲録音の一つだというのに、1953年にLPで発売されたっきり
全く復活しなかった幻の録音が、半世紀以上たってやっとCDになりました。な
によりヨッフムとバイエルン放送交響楽団の組み合わせが大注目。このコンビ
のブルックナー同様の名演!歌手は今となってはあまり知られていないとはい
え、大戦中から戦後にかけて一線で活躍した人たちばかりです。

PRCD 93435  \1780
ワーグナー:
「ワルキューレ」-第2幕のブリュンヒルデとの場面 
「ジークフリート」-第1幕のミーメとの場面
プフィッツナー:
「パレストリーナ」-パレストリーナとボローメオの場面 
「哀れなハインリヒ」-ディートリヒの語り
ハンス・ホッター(Bs)
アストリッド・ヴァルナイ(S)
パウル・クーエン(T)
ユリウス・パツァーク(T)
クレメンス・クラウス(指)バイロイト祝祭O.
リヒャルト・クラウス(指)ケルン放送SO.
ハンス・ロスバウト(指)ミュンヘンPO.
録音:1953年8月9日バイロイト、1953年8月10日バイロイト
1952年10月ケルン、1946年7月3日ミュンヘン
昨年惜しまれつつ亡くなった20世紀最高のヴォータン歌手、ハンス・ホッター
の貴重な録音です。「ワルキューレ」と「ジークフリート」はクレメンス・ク
ラウスがたった一度だけバイロイトで指揮した「ニーベルングの指環」の公演
のライブ。若き日のホッターのキャリアを第一線へと引っ張ったのはまさにク
ラウスで、ホッターも恩師に報いる歌唱をしています。一方プフィッツナーも
ホッターの声を大変に気に入っていたことも知られています。

●ペーパーバック・オペラ
PRCD 20035  2枚組  \1650
コルネリウス:「バグダッドの理髪師」
ルドルフ・ショック(ヌレディーン) セーナ・ユリナッチ(マルジアーナ)
ゴットロープ・フリック(理髪師アブル・ハッサン)
アルフレート・ペル(カリフ) エーリヒ・マイクト(ババ・ハッサン)
ヒルデ・レッセル=マイダン(ボスターナ)
ハインリヒ・ホルライザー(指)
ウィーン放送O.ウィーン国立歌劇場Cho.
録音:1952年
寡作家で、ほとんどこの一作で知られているペーター・コルネリウスの傑作喜
劇。ドイツ語圏ではちょくちょく上演されます。バグダッドの若者ヌレディー
ンが恋するマルジアーナと結ばれる物語で、アブル・ハッサンはかなりお節介
なじいさんです。
フリック、ショック、ユリナッチなど,1950年代のウィーンで活躍した名歌手
がずらり。脇役にワルター・ベリーやクルト・エクヴィルツも登場しています。






<Cascavelle>
VEL 3073  \1880
ハイドンとモーツァルトの宗教曲のアリア集
モーツァルト:
証聖者の盛儀晩課」ハ長調K339,エクスルターテ・ユビラーテK165,ミ
サ曲ハ長調K317「戴冠式ミサ」,ミサ曲第16番ハ短調K.427(417a),
聖体の秘蹟のための連祷K243 からの楽曲
ハイドン:
オラトリオ「トビアの帰還」,「四季」,「天地想像」,
スターバト・マーテル からの楽曲
アニク・マシス(S)
ダニエル・インバル(指)コロンヌ管弦楽団,合唱団
フランス人ソプラノでいまナタリー・デセイと人気を二分するのがこのアニク
・マシス。軽やかな中にしなやかな芯のある声で、バロックから古典派の音楽
で最高の評価を得、ウィリアム・クリスティやマルク・ミンコフスキからも絶
大な信頼を受けています。日本ではトリエステ歌劇場公演でロッシーニの「タ
ンクレーディ」に出演していたのがまだ記憶に新しいもの。このアルバムはハ
イドンとモーツァルトの宗教曲の中のアリアを集めた珍しい企画で、バックを
支えるのが、大指揮者エリアフ・インバルの息子、ダニエル。1972年アーヘン
生まれで今メキメキ売出し中です。この秋に来日予定あり。
 
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