<クラシック・輸入盤新譜情報 04−04

 
コメントはメーカー案内書より抜粋で す
  
<DG>
4716142  \1850
ラヴェル:
歌曲集「シェエラザード」/クープランの墓
亡き王女のためのパヴァーヌ/古風なメヌエット
ドビュッシー:
神聖な舞曲と世俗的な舞曲
ボードレールの5つの詩-噴水
フランソワ・ヴィヨンの3つのバラード
アンネ・ソフィー・フォン・オッター(Ms)
アリソン・ハグリー(S)、リサ・ウェルバウム(Hp)
クリーヴランド管弦楽団
指揮:ピエール・ブーレーズ
録音:1999年4月、クリーヴランド
ブーレーズの指揮によるドビュッシーとラヴェルの声楽・管弦楽作品集。
ラヴェルの主要な管弦楽作品はこれでほぼ再録音が完了したことになります。

4745012  \1850
「ロマンティック・ソングブック」
シューベルト:
春の想い D.686/野ばら D.257/ます D.550/春に D.882/ブルックの丘にて
D.853/夕映えの中で D.799/「美しき水車小屋の娘」D.795-焦燥
シューマン:
ベルシャザル 作品57/「ミルテの花」作品25-献呈/自由な心/君は花のごとく
メンデルスゾーン:春の信仰 作品9-8/歌の翼に 作品34-2
ヴォルフ:旅に在りて/よみがえる希望/コウノトリの使い
レーヴェ:
海を行くオーディン 作品118/オーロフ氏 作品2-2/詩人トム 作品135a
R.シュトラウス:
献呈 作品10-1/万霊節 作品10-8/ひそやかな誘い 作品27-3/明日 作品27-4
アイルランド民謡:ダニー・ボーイ
トーマス・クヴァストホフ(B)
ユストゥス・ツァイエン(P)
録音:2003年11月、ミュンヘン
全盛期のハンス・ホッターを思わせる深々とした美声と、豊かな洞察力と表現
力で、身体的なハンデキャップを乗り越えてリートの第一人者として活躍する
クヴァストホフのNEWアルバム。ドイツリートの王道とも言える名曲の数々を
収録しています。

4749652  2枚組  \2380
ビーバー:技巧と愉しみの調和
パルティア 第1番 ニ短調(2つのヴァイオリンと通奏低音ための)
パルティア 第2番 ロ短調(2つのヴィオリーノ・ピッコロと通奏低音ための)
パルティア 第3番 イ長調(2つのヴァイオリンと通奏低音ための)
パルティア 第4番 変ホ長調(ヴァイオリン、ヴィオラと通奏低音のための)
パルティア 第5番 ト短調(2つのヴァイオリンと通奏低音ための)
パルティア 第6番 ニ長調(2つのヴァイオリンと通奏低音ための)
パルティア 第7番 ハ短調(2つのヴィオラ・ダモーレと通奏低音のための)
ムジカ・アンティクヮ・ケルン
Vn&指揮:ラインハルト・ゲーベル
録音:2003年11月、ケルン
今年(2004年)、没後300年を迎えるハインリヒ・イグナツ・フランツ・フォン
・ビーバー(1644-1704)の作品の新録音。「技巧と愉しみの調和」は、ビーバ
ーの死後、1712年になって刊行された作品で、2つの独奏弦楽器と通奏低音の
ために書かれた7曲のパルティア(パルティータ=組曲)からなっています。
代表作である「ロザリオのソナタ」同様、ビーバーの代名詞とも言うべきスコ
ルダトゥーラ奏法(弦楽器の調弦を変えて特殊な効果を生み出す技法)も楽し
める作品集です。

●Collectors Edition
4749192  4枚組  \3600
ハイドン:
交響曲 第88番 ト長調
交響曲 第92番 ト長調 「オックスフォード」
交響曲 第94番 ト長調 「驚愕」
協奏交響曲 変ロ長調
ミサ曲 第7番 ハ長調 「戦時のミサ(太鼓ミサ)」
オラトリオ「天地創造」(全曲)
ジュディス・ブレゲン(S)、ルチア・ポップ(S)
ブリギッテ・ファスベンダー(Ms)、クラエス・H.アーンシェ(T)
トマス・モーザー(T)、カート・オルマン(B)
ハンス・ゾーティン(Bs)、クルト・モル(Bs)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
バイエルン放送交響楽団・合唱団
指揮:レナード・バーンスタイン
バーンスタインがDGに遺したハイドンの作品の録音を集大成したもの(「戦時
のミサ」はPHILIPS原盤)。

4749242  5枚組  \4500
ベートーヴェン:交響曲全集
グィネス・ジョーンズ(S)、ハンナ・シュヴァルツ(A)
ルネ・コロ(T)、クルト・モル(Bs)
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:レナード・バーンスタイン
録音:1977-79年、ウィーン(ライヴ)
バーンスタインとVPOが1970年代の末に録音したベートーヴェン交響曲全集。
80分を越える収録時間が可能になったため、今回初めて夢の5枚組が実現。

4749302  5枚組  \4500
ブラームス:
交響曲 第1番 ハ短調 作品68
交響曲 第2番 ニ長調 作品73
大学祝典序曲 作品80
交響曲 第3番 ヘ長調 作品90
ハイドンの主題による変奏曲 作品56a
交響曲 第4番 ホ短調 作品98
悲劇的序曲 作品81
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 作品102
ギドン・クレーメル(Vn)、ミッシャ・マイスキー(Vc)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:レナード・バーンスタイン
1980年代初頭にバーンスタインとVPOが録音したブラームスの交響曲全集と2曲
の協奏作品を組み合わせたもの。なぜかツィマーマンを独奏者にしたピアノ協
奏曲は含まれていません。

4749362  3枚組  \2700
シベリウス:
交響曲 第1番 ホ短調 作品39
交響曲 第2番 ニ長調 作品43
交響曲 第5番 変ホ長調 作品82
交響曲 第7番 ハ長調 作品105
エルガー:エニグマ変奏曲 作品36
ブリテン:歌劇「ピーター・グライムズ」-4つの海の間奏曲
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
BBC交響楽団、ボストン交響楽団
指揮:レナード・バーンスタイン
バーンスタインがDGに遺したシベリウスの4つの交響曲とイギリス音楽のカッ
プリング。ブリテンの作品はバーンスタインの「最後の演奏会」からとられた
ライヴ録音です。

4749402     6枚組  \5400
「ザ・アメリカンズ」
ガーシュウィン:
ラプソディ・イン・ブルー
前奏曲 第2番
バーバー:弦楽のためのアダージョ
ブロッホ:ヘブライ狂詩曲「シェロモ」
コープランド:
交響曲 第3番/静かな都市/バレエ組曲「アパラチアの春」/
バレエ組曲「エル・サロン・メヒコ」/クラリネット協奏曲/
劇場のための音楽/コノーテイションズ
ハリス:交響曲 第3番
W.シューマン:
交響曲 第3番/アメリカ祝典序曲
アイヴズ:
交響曲 第2番/はしご車の鐘/音の道 第1番/弦楽のための賛美歌/
ハロウィーン/夕暮れのセントラルパーク/答えのない質問
デル・トレディチ:タトゥー
ロレム:ヴァイオリン協奏曲
フォス:雅歌
スタンリー・ドラッカー(Cl)、ギドン・クレーメル(Vn)
ミッシャ・マイスキー(Vc)、シェリ・グリーナヴァルト(S)
レナード・バーンスタイン(P)
ニューヨーク・フィルハーモニック
ロス・アンジェルス・フィルハーモニック
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:レナード・バーンスタイン
バーンスタインがDGに録音した(自作以外の)アメリカ音楽のレパートリーを
集大成。ルーカス・フォスの「雅歌」は、今回が初出となる1986年のライヴ録
音です。


4749912(SACD-Hybrid)  \2500
マーラー:交響曲 第4番 ト長調
ユリアーネ・バンゼ(S)
クリーヴランド管弦楽団
指揮:ピエール・ブーレーズ

4770572(SACD-Hybrid) 2枚組  \2500
シューマン:
交響的練習曲 作品13/幻想曲 ハ長調 作品17
色とりどりの小品 作品99より/アラベスク ハ長調 作品18
ミハイル・プレトニョフ(P)

4770632(SACD-Hybrid) 2枚組  \2500
映画「王は踊る」オリジナル・サウンドトラック
リュリ、コルディエ、ランベール、カンベールの作品
セリーヌ・シェーン(S)
エクス・テンポーレ
ムジカ・アンティクヮ・ケルン
指揮:ラインハルト・ゲーベル

4749922(SACD-Hybrid)  \2500
ドリーム・オブ・オリエント(東方の夢)
コンチェルト・ケルン
サルバンド

4770602(SACD-Hybrid) 2枚組  \2500
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲 第3番 ハ長調 作品26
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 作品30
ミハイル・プレトニョフ(P)
ロシア国立管弦楽団
指揮:ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ

4770662(SACD-Hybrid) 3枚組  \3980
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」(全曲)
ドロシー・レッシュマン、スーザン・グリットン(S)
ベルナルダ・フィンク(A)、チャールズ・ダニエルズ(T)
ニール・デイヴィス(Bs)
ガブリエリ・コンソート&プレイヤーズ
指揮:ポール・マクリーシュ

4749642(SACD-Hybrid)  \1350
「SACD-究極のオーディオ体験」
クラシック・サンプラー
Various Artists
今後SACDで発売予定のDG、DECCA、PHILIPS、3レーベルの音源(CDはいずれも既
発売)からききどころを収録したサンプラー(全14曲収録)。



<DECCA, PHILIPS>
4755142  2枚組  \2300
4706522(SACD-Hybrid)  2枚組 \2800
マーラー:交響曲 第3番 ニ短調
J.S.バッハ(マーラー編曲):管弦楽組曲
ペトラ・ラング(Ms)
プラハ交響合唱団、オランダ児童合唱団
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:リッカルド・シャイー
録音:2003年5月、アムステルダム
残すところ第9番と大地の歌のみとなり、ゴールが見えてきたシャイーのマー
ラー交響曲録音。カップリングは大バッハの管弦楽組曲第2番・第3番を再構
成し、大オーケストラ用にマーラーが編曲した作品。

4753902  \1850
「パヴァロッティ&フレンズ 2003」
ルチアーノ・パヴァロッティ、アンドレア・ボチェッリ、
クイーン、ディープ・パープル、エリック・クラプトン、
ボーノ(U2)、リッキー・マーティン、ズッケロ、他
録音:2003年5月27日、モデナにおけるライヴ
昨年10周年を迎えたパヴァロッティ&フレンズ。昨年の5月27日にパヴァロッ
ティの故郷であるモデナにおいて、「イラクの子供たちのために」と銘打たれて
開催されたコンサートのライヴ録音。昨年も多彩なゲストが登場しましたが、
中でもキムタク主演のTV番組「プライド」でヒット中のクイーンの参加が注
目です。映像(DVD)も同時発売の予定(別項参照)。

4756117  3CD+1DVD  \4800
「ア・セレブレーション」
CD1:
ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」-春 作品8-1
ヘンデル:水上の音楽-組曲 ニ長調
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲 第4番 ト長調 BWV1049
エイヴィソン:スカルラッティのソナタによる合奏協奏曲 第7番 ト短調
ボイス:シンフォニア 第5番 ニ長調
モーツァルト:
セレナード 第13番 ト長調 K.525 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
CD2:
ビゼー:交響曲 ハ長調
ワーグナー:ジークフリート牧歌
ブラームス(パーロウ編曲):ハンガリー舞曲 第5番 ト短調
ロッシーニ:歌劇「ウィリアム・テル」序曲
ベートーヴェン:戦争交響曲「ウェリントンの勝利」 作品91
CD3:
バーバー:弦楽のためのアダージョ
ファリャ:バレエ音楽「三角帽子」-火祭りの踊り
ディーリアス:歌劇「村のロメオとジュリエット」-「楽園への道」
ヴォーン・ウィリアムズ:タリスの主題による幻想曲
ウォルトン:弦楽のためのソナタ
ティペット:コレルリの主題による協奏的幻想曲
DVD:
チャイコフスキー:弦楽のためのセレナード ハ長調 作品48
グリーグ:ホルベルク組曲 作品40
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
指揮:ネヴィル・マリナー
録音:1969年-1993年
今年(2004年)の4月に80歳の誕生日を迎える英国の名指揮者、マリナーを記念
したセット。手兵のアカデミーを率いて、バロックから現代まで幅広いレパート
リで膨大な量のレコーディングを残しているマリナーの業績を凝縮したアルバ
ムで、3枚組のCDに映像DVDが添付されています。

4756016     2枚組  \1780
「チェロ・アダージョ」
※収録曲目未詳
Various Artists

4755372  \1850
映画「真珠の耳飾りの少女」オリジナル・サウンドトラック
17世紀オランダの画家フェルメールの同名の絵画にインスパイアされたトレイ
シー・シュヴァリエのベストセラー小説を原作にした、イギリス映画のオリジ
ナル・サントラ。本年度のアカデミー賞で美術賞・撮影賞・衣裳デザイン賞にノ
ミネートされています。監督は本作がデビューとなるピーター・ウェバー。
フェルメールを英国の名優コリン・ファース(「恋におちたシェイクスピア」
「ブリジット・ジョーンズの日記」)が演じ、絵のモデルとなった謎めいた美少
女、グリートを新鋭のスカーレット・ジョハンソンが演じています。音楽を担
当しているのはフランス人のアレクサンドル・デプラで、この作品により本年
度のゴールデン・グローブ賞にノミネートされました。

9862124  \1850
映画「Deux Freres(二人兄弟)」オリジナル・サウンドトラック
新作フランス映画のオリジナル・サントラ。作曲は「恋におちたシェイクスピ
ア」でアカデミー賞を受賞したスティーヴン・ウォーベック。

●Collectors Edition
4755232  5枚組  \4500
ヤナーチェク:室内楽・管弦楽作品集
草陰の小径を通って 第1集・第2集/霧の中で/思い出
弦楽四重奏曲 第1番 「クロイツェル・ソナタ」
/弦楽四重奏曲 第2番 「内緒の手紙」
ヴァイオリン・ソナタ/ドゥムカ/ロマンス
管楽六重奏曲「青春」
左手ピアノと管楽器のためのカプリッチョ/コンチェルティーノ
おとぎ話/プレスト
シンフォニエッタ/タラス・ブーリバ
ラシュスコ舞曲集
弦楽のための組曲
戯れ歌
グラゴル・ミサ
ケネス・シリトー(Vn)
クリストファー・ヴァン・カンペン(Vc)
ポール・クロスリー(P)
ガブリエリ弦楽四重奏団
ロンドン・シンフォニエッタ・コーラス
ロンドン・シンフォニエッタ/指揮:デイヴィッド・アサートン
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ/
指揮:ネヴィル・マリナー
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団/指揮:フランソワ・ユイブレシュツ
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/指揮:チャールズ・マッケラス
エヴァ・ウルバノヴァー(S)、マルタ・ベニャチコヴァー(Ms)
ヴラディーミル・ボガチョフ(T)、リハルド・ノヴァーク(Bs)
トーマス・トロッター(Org)
スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/指揮:リッカルド・シャイー
今年(2004年)に生誕150年を迎えるヤナーチェクの作品集。

4754652     5枚組  \4500
サン=サーンス:管弦楽作品集
交響曲 第3番 「オルガン付き」/ピアノ協奏曲/ヴァイオリン協奏曲/
交響詩/動物の謝肉祭/他
鄭 京和、ジョシュア・ベル(Vn)、パスカル・ロジェ(P)、他
モントリオール交響楽団、フィルハーモニア管弦楽団
ロンドン・シンフォニエッタ
指揮:シャルル・デュトワ
デュトワがDECCAに録音したサン=サーンスの作品を集大成したもの。

4755292     6枚組  \5400
パーセル:劇音楽集
エマ・カークビー、ジュディス・ネルソン(S)
ケネス・ボウマン(C-T)、マーティン・ヒル(T)、
デイヴィッド・トーマス(B)
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック
指揮:クリストファー・ホグウッド

4755512  4枚組  \3600
ハイドン:ロンドン交響曲(ザロモン・セット)全曲
交響曲 第93番-第104番
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ゲオルグ・ショルティ

4756020  8枚組  \7200
ブリテン:オペラ集 第1集
「アルバート・へリング」 作品39/「ビリー・バッド」 作品50/
「オーエン・ウィングレイヴ」 作品85/「ピーター・グライムズ」 作品33
クレア・ワトソン、エイプリル・カンテロ(S)
ピーター・ピアーズ(T)、ジョン・シャーリー=クァーク(B)
オーエン・ブラニガン(Bs)、他
アンブロジアン・オペラ・シンガーズ
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団・合唱団
イギリス室内管弦楽団、ロンドン交響楽団
指揮:ベンジャミン・ブリテン

●TRIO
4756111     3枚組  \2950
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」 K.492(全曲)
ミレッラ・フレーニ、ジェシー・ノーマン(S)
イヴォンヌ・ミントン(Ms)、イングヴァール・ヴィクセル(B)
ウラディミーロ・ガンツァロッリ(Bs)、他
アンブロジアン・オペラ・シンガーズ
BBC交響楽団
指揮:コリン・デイヴィス


●DVD-Video
0741939  \3300
「パヴァロッティ&フレンズ 2003」
ルチアーノ・パヴァロッティ、アンドレア・ボチェッリ、
クイーン、ディープ・パープル、エリック・クラプトン、
ボーノ(U2)、リッキー・マーティン、ズッケロ、他
収録:2003年5月27日、モデナにおけるライヴ
昨年10周年を迎えたパヴァロッティ&フレンズのライヴ映像。リハーサル風景
や出演者のインタビューなどを収録した約90分のDVD。(特典映像付き)

0711399  \3300
モーツァルト:レクイエム ニ短調 K.626
アーリン・オージェ(S)、チェチーリア・バリトリ(Ms)
ヴィンソン・コウル(T)、ルネ・パーペ(Bs)
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ゲオルグ・ショルティ
司式:ハンス・へルマン・グローエル枢機卿
収録:1991年12月5日、ウィーン、聖シュテファン大聖堂におけるライヴ。
モーツァルト没後200年にあたる1991年12月5日に、ウィーンの聖シュテファン
大聖堂で執り行なわれたミサの模様を収録した映像作品のDVD化。

0743060     \3300
ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調 作品125 「合唱」
オルフ:カルミナ・ブラーナ
アンネ・シュヴァーネヴィルムス(S)、バーバラ・ディヴァー(A)
ポール・グローヴズ(T)、フランツ・ハヴラタ(Bs)
東京オペラ・シンガーズ、サイトウ・キネン・オーケストラ
キャスリーン・バトル(S)、フランク・ロパード(T)、トーマス・アレン(B)
晋友会合唱団、ベルリン・シュターツ&ドム少年合唱団
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(以上)
指揮:小澤征爾
収録:2002年9月 松本、1989年12月31日 ベルリン
オザワの代表的な映像作品をカプリングしたDVD。

0743061  3枚組  \8500
「グレート・コラール・クラシックス」
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」
+上記2タイトル(ショルティ、小澤征爾)を加えたセット
シルヴィア・マクネアー(S)、アンネ・ソフィー・フォン・オッター(Ms)
マイケル・チャンス(C-T)、ジェリー・ハドリー(T)、
ロバート・ロイド(Bs)
コーラス&アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
指揮:ネヴィル・マリナー
収録: 1992年、ダブリン
上記2点と既発売の「メサイア」をカップリングした有名な合唱作品のDVDコ
レクション。
  
<WARNER>
2564.60297  \1980
アイヴス:
ピアノ・ソナタ 第2番「マサチューセツ州コンコード1840〜60年」
歌曲集(われらの祖先が愛したもの/水泳をする人々より/思い出/アン・
ストリート/平穏/サーカス・バンド/おり/インディアンたち/病気の鷲
のように/ひとりごと[7度目の習作その他]/故国よさらば/他)
ピエール=ロラン・エマール(ピアノ)、
スーザン・グラハム(メゾ・ソプラノ)、
タベア・ツィマーマン(ヴィオラ)、
エマニュエル・パユ(フルート)
録音: 2003年11月ウィーン
エマールがアルバム全篇でその素晴らしい音楽性と技巧を聴かせてくれます。
45分を超える大作にして怪作の「ピアノ・ソナタ第2番」では、人気フルー
ティスト=パユと実力派ヴィオラのツィマーマンも参加!「歌曲集」では、欧
米でその実力への評価が赤丸上昇中のスーザン・グラハムの知的で官能的な表
現がたまりません。 

8573.88262  \1980
リゲティ:
バラードとダンス/チェロ・ソナタ/テープのためのアーティキュレーション
/アヴァンチュール/新アヴァンチュール/ムジカ・リチェルカータ/大亀の
ファンファーレ他
ダーヴィト・ゲリンガス(チェロ)、
ASKOアンサンブル、シェーンベルク・アンサンブル、
ラインベルト・デ・レーウ(指揮)他
現代音楽ファンの話題をさらった「リゲティ・プロジェクト」遂に堂々の完
結!戦後現代音楽最大の巨匠として世界中の評価と尊敬を集めるジョルジ・リ
ゲティ。昨年80歳を迎えた彼自身が監修する企画として大きな注目を集め、
第1集は2001年度レコード・アカデミー賞/ミュージック・ペンクラブ賞
を受賞したテルデック「リゲティ・プロジェクト」の最後を飾る、待望の第5
集が遂に登場!

2564.61438  \1450
「ブリティッシュ・ライト・クラシックス」
アーノルド(1921- ): English Dances/バース(1883-1945): Cornish Rapsody
/A.ベンジャミン(1893-1960): Jamaican Rumba/コーツ(1886-1957): By the
 Sleepy Lagoon、Calling All Workers、The Dam Busters March/ A.コリン
ズ(1893-1963): Vanity Fair/T.ダンカン(1924- ): Little Suite - March
/エルガー: Chanson De Nuit/エリス: Coronations Scot/ファーノン(1917
- ): Portrait of a Flirt、Westminister Waltz/ホワイト(1910-1994):
Puffin' Billy/Ch.ウィリアムズ(1893-1973): Devil's Galop、Heart O'
London、Rhythm On Rails/A.ウッド(1875- 1953): Frescoes - The Bandstand
 Hyde Park、My Native Heath - Barwick Green
バリー・ワーズワース指揮
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ロンドンのロイヤル・フィルの制作によるイギリスのライト・クラシック音楽
選。エレガントで親しみやすい音楽は、まさに大人の国=イギリスならでは!
カタログ的にも極めて貴重な1枚!


2564.60493  2枚組 \2300
ブリテン:無伴奏チェロ組曲第1番、第2番、第3番
ウィリアム・バット(チェロ)
イギリスのチェリスト=ウィリアム・バットは、モレイ・ウェルシュに師事し、
ヨーロッパを中心に活躍。特にバッハやコダーイ、ブリテンなど無伴奏チェロ
ものに定評がある。


<FONIT>
5046.71044  \1150
ドニゼッティ:歌劇《夜の呼び鈴》
Miti Truccato Pace / Clara Scarangella / Renato Capecchi / Angelo
Mercuriali / Orchestra Lirica e Coro di Torino della Rai / Alfredo
Simonetto
録音:1949年10月13日 トリノ(モノラル)
レパートリー的に極めて貴重な録音。
 

5046.71045  \1150
マスカーニ:歌劇《イザボー》[抜粋]
Marcella Pobbe / Rinaldo Rola / Pier Miranda Ferraro / Orchestra S
infonica di Sanremo / Tullio Serafin
録音:1962年5月25日 サンレモ(モノラル)
レパートリー的に極めて貴重な録音。しかもセラフィン指揮で、主役を歌うの
はポッベ!
[ボーナス・トラック]:ポッベの室内アリア集(Carissimi: Piangete aure
/ Pergolesi: Se tu m.ami / Paisiello: Donne vaghe after “La serva
padrona”)(1959年録音)
 
<EMI>
CDC-5577732  \2080
ベートーヴェン:三重協奏曲* 
シューマン:ピアノ協奏曲   
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)、
ルノー・キャプソン(ヴァイオリン)*、
ミッシャ・マイスキー(チェロ)*、
オルケストラ・デッラ・シヴィッツェラ・イタリアナ   
アレクサンダー・ラビノヴィチ=バラコフスキー指揮   
新しい発売物が常に大きな話題となるカリスマ・ピアニスト、アルゲリッチ。
人気のある2曲の組み合わせによるこの新譜も例外なくベスト・セラーとなる
でしょう。トリプルはアルゲリッチにとっても初録音。共演の機会が多く親友
でもあるルノー・キャプソンとミッシャ・マイスキー、アレクサンダー・ラビ
ノヴィチ=バラコフスキーとの共演は自発性に溢れ音楽への献身的な姿勢の貫
かれた演奏を実現させています。録音はルガノ・フェスティヴァルの「マルタ
・アルゲリッチ・プロジェクト」(シューマン/02年、ベートーヴェン/03年)
のインティメートな雰囲気でのライヴです。ご期待下さい。
   
CDC-5577772  \2080
シマノフスキ:協奏曲集   
ヴァイオリン協奏曲第1&2番
協奏交響曲*   
トーマス・ツェートマイアー(ヴァイオリン)、
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)*   
サイモン・ラトル指揮
バーミンガム市交響楽団、
高い評価を得ているラトルのシマノフスキ録音のリパッケージ再登場。ツェー
トマイアーの、この東方的な影響を感じさせる作品の演奏は発売時から評価さ
れ、97年度グラモフォン賞・協奏曲部門を獲得した。また当初「ロジェ王」と
組み合わされた民族的要素のあるアンスネスの演奏も高い評価を得ており理想
的な組み合わせの実現です。ラトルはシマノフスキの新録音も予定されており
期待されます。   

CZS-5859742  4枚組  \2950
「ジュリーニ/90歳記念ボックス」
ベートーヴェン:交響曲第7番
ベルリオーズ:ロミオとジュリエット
ブラームス:交響曲第4番
ブルックナー:交響曲第9番
マーラー:交響曲第1番;   
ストラヴィンスキー:
「火の鳥」組曲(1919)、「ペトルーシュカ」組曲(1947)   
シカゴ交響楽団、
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮   
2004年5月9日、ジュリーニの生誕90年の合わせた名録音のボックス。

●DVD-Video
DVA-5994019(DVD-Video)  \2850
ハイドン:十字架上のキリストの最後の7つの言葉   
フィラーモニカ・デッラ・スカラ   
リッカルド・ムーティ指揮   
アレッツォの聖フランチェスコ教会で収録。付属コンテンツとして、ムーティ
のインタヴュー、十字架伝説のドキュメンタリー、英語/イタリア語の字幕、
教会内フレスコ画の紹介 他を収録。
   
DVA-5994059(DVD-Video)  \2850
ペルゴレージ:スターバト・マーテル   
バルバラ・フリットーリ、アンナ・カテリナ・アントナッツイ   
フィラーモニカ・デッラ・スカラ、
リッカルド・ムーティ指揮   
悲劇的な早逝を遂げたペルゴレージの美しい作品。イタリア、サロンノの
Santuario della Beata Virgine de Miracoliでの収録。ムーティのインタヴュ
ー、ペルゴレージについてのドキュメンタリーも収録。   

DVA-5994039(DVD-Video)  \2850
ポルポラ:サルヴェ・レジーナ*   
モーツァルト:エクスルターテ・イウビラーテ**
ハイドン:交響曲第104番「ロンドン」    
*アンゲリカ・キルヒシュラーガー(メゾ・ソプラノ)、
**ルース・ツィーサク(ソプラノ)   
フィラーモニカ・デッラ・スカラ、
リッカルド・ムーティ指揮   
(MUSICOM VIDEO)   
ナポリの聖カルロ教会で収録された比較的聞く機会の少ないポルポラの作品。
ナポリ楽派のドキュメンタリーも収録。
   
DVB-5994429(DVD-Video)  2枚組 \4500
ヴェルディ:ドン・カルロ   
ルチアーノ・パヴァロッティ(ドン・カルロ)、
サムエル・ラメイ(フィリッポII世)   
ダニエッラ・デッシ(エリザベッタ)、
ルチアナ・ディンティーノ(エボリの王女)   
パオロ・コーニ(ロドリーゴ)、
アレクサンダー・アニシモフ(大宗教裁判所長)   
ミラノ・スカラ座合唱団&管弦楽団、
リッカルド・ムーティ指揮
(EMI VIDEO)
映像的にも音楽的にも高い評価を得たヴェルディの傑作オペラ映像の初DVD化。   
92年スカラ座でのライヴ録音。フランコ・ゼッフィレッリ演出のプロダクショ
ンで、オール・スター・キャスト出演。「ドン・カルロ」DVDの決定版で、オ
ペラ・ファンにとってはマスト・アイテムです。


●LEGEND(1CD+ボーナスDVDの新シリーズ)
LEGENDはEMIの大アーティスト達の名演に、彼らのフィルム・フーテッジをボ
ーナスDVDとして組み合わせた新しいフォーマットの新シリーズです。CDには
彼らのベストの名演を70分以上収録、DVDにはEMIの映像カタログから20分前後
が収録され、さらにEMIのDVDカタログからのサンプラー映像も収録予定。

CDC-5577620(1CD+1DVD)  \2980
ダニエル・バレンボイム   
CD:
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」、第14番「月光」、第23番「熱情」
DVD:
ベートーヴェン:合唱幻想曲(ベルリン・フィル他 95年2月ベルリン収録)

CDC-5577600(1CD+1DVD)  \2980
マリア・カラス
CD:
ヴェルディ・アリア集:
「マクベス」−勝利の日に;さあ、いそいですぐに;日の光が薄らいで;消え
てしまえ;「ナブッコ」−ああ、わたしが見つけた運命の書よ;いつかわたし
も晴れの身となり;「エルナーニ」−夜のとばりがおりたのに;エルナーによ、
いっしょに逃げて;「ドン・カルロ」−世のむなしさを知る神;「アイーダ」
−勝ちて帰れ:「オテロ」−私のお母様に;柳の歌;アヴェ・マリア;「ドン
・カルロ」−むごい運命よ
DVD:
マスネ:さようなら、私たちの小さなテーブルよ 他(65年5月パリ収録)

CDC-5577500(1CD+1DVD)  \2980
ジャクリーヌ・デュ・プレ   
CD:
ブラームス:チェロ・ソナタ第1&2番
ブルッフ:コル・ニドライ
ダニエル・バレンボイム、イスラエル・フィルハーモニーO
DVD:
ベートーヴェン:ソナタ第3番(抜粋)(バレンボイム) 他
   
CDC-5577540(1CD+1DVD)  \2980
ヘルベルト・フォン・カラヤン   
CD:
シベリウス:フィンランディア;交響曲第4&5番
フィルハーモニア・オーケストラ
DVD:
ベルリオーズ:幻想交響曲 第4楽章(70年6月 パリ収録)   

CDC-5577660(1CD+1DVD)  \2980
ユーディ・メニューイン   
CD:
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
フィルハーモニアO、ワルター・ジュスキント指揮
DVD:
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番(67年2月 パリ収録)
   
CDC-5577640(1CD+1DVD)  \2980
イツァーク・パールマン   
CD:
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
シカゴ交響楽団、カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
DVD:
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 第1楽章(92年2月 ベルリン収録)
   
CDC-5577480(1CD+1DVD)  \2980
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ   
CD:
バッハ:無伴奏チェロ組曲第1、4、5番
DVD:
バッハ:
無伴奏チェロ組曲 第1番(91年聖マドレーヌ教会 ヨンヌ/フランス収録)
   
CDC-5577520(1CD+1DVD)  \2980
エリザベート・シュワルツコップ   
CD:
R.シュトラウス:
4つの最後の歌;母親の自慢;森の喜び;献呈;懐かしい面影;東方の聖な
る三博士;憩え、わが心;わが子に;子守歌;あすの朝;小川;ばらの花環;
冬の霊感
ベルリン放響、ロンドンSO、ジョージ・セル指揮
DVD:
R.シュトラウス:
「ばらの騎士」より(マッケラス)(61年10月 ロンドン収録)
   
CDC-5577580(1CD+1DVD)  \2980
レオポルド・ストコフスキー   
CD:
バッハ・トランスクリプションズ:
パッサカリアとフーガBWV.582
甘き死よ来たれ;ブーレ(イギリス組曲イ短調)
サラバンド(ヴァイオリン組曲ロ短調)
神はわがやぐら;小フーガト短調BWV.578
G線上のアリア
ゲッセマネにおけるわが主イエス
前奏曲(ヴァイオリン組曲第3番)
トッカータとフーガニ短調BWV.565
DVD:
牧神の午後への前奏曲(ロンドンSO)(72年6月 ロンドン収録)   

CDC-5577560(1CD+1DVD)  \2980
キリ・テ・カナワ   
CD:
G.シャルパンティエ:その日から
マスネ:私が女王のように町を行くと、さようなら、
私たちの小さなテーブルよ、美しく優しいきみ
プッチーニ:お聞きください王子さま、母もなく
チレア:私はいやしい召使です
レオンカヴァッロ:大空を晴れやかに 他   
DVD:
モーツァルト:踊れ、喜べ 他(マッケラス)(90年3月 カーディフ収録)


<EMI UK>
●CLASSICS FOR PLEASURE
CZS-5859042  2枚組 \1350
エルガー:ジェロンティウスの夢
ウォルトン:ベルシャザールの饗宴   
(エルガー)/マージョリー・トーマス、リチャード・ルイス、
ジョン・キャムロン   
(ウォルトン)/ジェイムズ・ミリガン   
ハダースフィールド合唱協会、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニックO.   
マルコム・サージェント指揮
   
CDZ-5859072  \1150
エルガー:星明りの速達便   
ヴァレリー・マスターソン、デレク・ハモンド=ストラウド   
ロンドン・フィルハーモニックO. 
ヴァーノン・ハンドリー指揮
   
CZS-5859082  2枚組 \1350
エルガー:作品集   
ヴァイオリン協奏曲
/ハフ・ビーン、ロイヤル・リヴァプールPO、グローヴズ指揮
ヴァイオリン・ソナタ/ハフ・ビーン、デイヴィッド・パークハウス   
ピアノ五重奏曲/ジョン・オグドン、アレグリ四重奏団   
弦楽四重奏曲/ミュージック・グループ・オブ・ロンドン   
セレナード/ジョン・オグドン
   
CDZ-5859112  \1150
グラモフォンの黄金時代   
ヘンデル:シバの女王の入場(ソロモン)
/ロンドンPO、ビーチャム(33年録音)他   
グラモフォン録音の黄金時代の彩る全23録音
※詳細はWORDファイルでお送りします。ご請求下さい(Goodies)
   
CDZ-5859122  \1150
HEART OF OAK/イギリス各島の歌   
The Bay of Biscay; Cherry Ripe; It was a lover and his lass; The keel
row;The Miller of Dee; Oh, the Oak and the Ash; Sigh no more, ladies;   
Early one morning; The Bailiff's daughter of Islington; Charlie is my   
darling; A-Hunting we will go; The Ash-Grove; Heart of Oak; John Peel;   
Ye Banks and Braes; Where the bee sucks; The vicar of Bray etc.   
ブラニガン、ハーウッド、ヘンドン・グラマー・スクールCho.、
プロ・アルテO.   
ルイス、チャールズ・マッケラス指揮 他   
 
CDZ-5859132  \1150
ホルスト:惑星; どこまでも馬鹿な男*   
BBC交響楽団、*ロイヤル・フィルハーモニックO.
マルコム・サージェント指揮
   
CDZ-5859142  \1150
ザ・ベスト・オブ・ペルト   
スンマ(合唱); マニフィカト・アンティフォンス
/ヴァサリ・シンガーズ、バックハウス指揮
マニフィカト、ベアティチューズ
/キングズ・カレッジCho. クレオベリー指揮   
ベンジャミン・ブリテンへの追悼歌、スンマ(弦楽合奏)
/ボーンマス・シンフォニエッタ   
鏡の中の鏡、フェスティーナ・レンテ、フラトレス(ヴァイオリンとピアノ)
/リトル、 ロスコー
   
CDZ-5859152  \1150
ザ・ベスト・オブ・タヴナー   
葬送のイコス、子羊、他
/ヴァサリ・シンガーズ、バックハウス指揮   
奇蹟のヴェール/イッサーリス、ロンドンSO、ロジェストヴェンスキー指揮
天使、アテネのための歌 他
/ウィンチェスター・カテドラルCho. 他
   
CDZ-5859522  \1150
グランド・オペラ・ガラ   
ロッシーニ:「セヴィリャの理髪師」序曲
ヴェルディ:女心の歌(リゴレット) 他   
D.ノーマン、W.エヴァンス、D.マックスウェル、
ロイヤルフィルO、ヒューズ指揮



<EMIドイツ>
北ドイツ放送のアーカイヴ音源の正式発売です。北ドイツ放送交響楽団の演奏
が10点一気に発売されます。この第1回発売には四半世紀以上にわたり第1主席
指揮者をつとめたハンス・シュミット=イッセルシュテットの演奏が6点、さら
に客演指揮者、演奏者による演奏が収められています。いずれも各アーティス
トの得意なレパートリーが演奏されており、この春注目のシリーズとなるで
しょう。価格もお求め易く絶対のお勧めアイテムです。秋には第2回発売が予
定されます。

CDM-5628522  \1450
バルトーク:
弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽(71年4月26日)、
管弦楽のための協奏曲(66年2月20-21日)、
北ドイツ放送交響楽団、
シュミット=イッセルシュテット指揮

CMS-5628482  2枚組 \2250
ブラームス:
ピアノ協奏曲第1番(66年4月3-4日)、第2番(63年5月5-6日)
クラウディオ・アラウ(ピアノ)
北ドイツ放送交響楽団、
シュミット=イッセルシュテット指揮

CMS-5628442  3枚組 \3400
ブラームス:
交響曲第1番(67年6月5日)、第2番(67年10月30日)
第3番(69年2月4-5日)、第4番(73年5月21日)
ハイドン変奏曲(62年9月24日)、大学祝典序曲(70年9月2-4日)
北ドイツ放送交響楽団、
シュミット=イッセルシュテット指揮

CDM-5628552  \1450
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集全16曲(63年12月18日-64年2月25日)
北ドイツ放送交響楽団、
イシュトヴァン・ケルテス指揮

CDM-5628542  \1450
ヒンデミット:画家マチス(67年8月21-25日)、
演奏会用音楽Op.50(68年12月16日)、
気高き幻想(72年7月3-5日)
北ドイツ放送交響楽団、
シュミット=イッセルシュテット指揮

CDM-5628582  \1450
クジェネーク:
弦楽のためのシンフォニエッタ「ブラジル風」
2つのピアノのための協奏曲*、
11のすかし絵(以上64年6月24-26日)
Quaestio Temporis、Op.170(60年9月29-30日)、
交響的スケッチ「鎖、円、鏡」(58年10月26-27日)
*ゲルティ・ヘルツォーク&ホルスト・ゲーベル(ピアノ)
北ドイツ放送交響楽団、
エルンスト・クジェネーク指揮

CDM-5628562  \1450
マーラー:交響曲第1番「巨人」(81年3月7日)
北ドイツ放送交響楽団、
キリル・コンドラシン指揮

CDM-5628572  \1450
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第20番(93年5月2日),23番(93年5月3日)
フリードリッヒ・グルダ(ピアノ&指揮)、
北ドイツ放送交響楽団

CDM-5628512  \1450
モーツァルト:交響曲33,34&41番「ジュピター」(録音年月日不詳)
北ドイツ放送交響楽団、
シュミット=イッセルシュテット指揮
   
CDM-5628532  \1450
ストラヴィンスキー:
春の祭典(69年1月22日)、
3楽章の交響曲(70年5月25日)、
詩篇交響曲(70年3月16日)
北ドイツ放送交響楽団、
シュミット=イッセルシュテット指揮


<VIRGIN CLASSICS>       
VC-5456462  \2080
ベルリオーズ:夏の夜、パントマイム(-「トロイ人」)
ラヴェル:5つのギリシャ民謡、亡き王女のためのパヴァーヌ
フォーレ:3つのうた、エレジー
デイヴィッド・ダニエルズ
アンサンブル・オーケストラル・ド・パリ、
ジョン・ネルソン指揮



<ANGEL>       
CDC-5576812  \2080
ワーグナー:
”おごそかなこの広間よ”−「タンホイザー」
”あなたこそ春なのです”、”一族の男たちがすべて”−「ワルキューレ」
イゾルデの物語と呪い*、 愛の死ー「トリスタンとイゾルデ」
R.シュトラウス:
「エレクトラ」より*、「ナクソス島のアリアドネ」より、
「影の無い女」より、「サロメ」より
デボラ・ヴォイグト(ソプラノ)
*ナターシャ・ペトリンスキー(メゾ・ソプラノ)、
バイエルン放送交響楽団
リチャード・アームストロング指揮
新しいドラマティック・ヒロイン・ソプラノとして注目されるデボラ・ヴォイ
グトのソロ・デビュー・アルバム。すでに多くの舞台で絶賛された作品で作年
9月ミュンヘンで録音。欧米で引っ張りだこのデボラは3月末にはメトでの
「ワルキューレ」(レヴァイン)4月7日にカーネギー・ソロ・デビュー・リ
サイタル(レヴァイン)、5月にはウィーンでの「トリスタンとイゾルデ」出
演が予定されている。
 
<RCA RED SEAL EU>
82876-58420-2  \1980
シューベルト/ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D.960
シューベルト-リスト編/「セレナード」、「さすらい」、「どこへ?」、
「わが宿」、
リスト/ペトラルカのソネット第104番S.161-5
メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」S.514
エフゲニー・キーシン(p)
位置をゆるぎないものにしたエフゲニー・キーシンの、RCA Red Seal への16枚
目となる最新録音はシューベルト&リスト!このプログラムは2003年に世界各地
でのリサイタルでとりあげたもので、2年ごとに行っている8月のザルツブルク音
楽祭でのソリスト・コンサートと11月の日本公演(音楽の友誌「コンサート・ベ
ストテン2003」で上位に選出された)のリサイタルでも披露し大絶賛を博した演
奏です。
録音:2003年6月、フライブルク、SWRスタジオ(ドイツ)



<RCA RED SEAL France>
82876-60309-2  \1980
リスト編-ヴェルディ:
「リゴレット」-パラフレーズS.434、「エルナーニ」-パラフレーズS.432
「シモン・ボッカネグラ」-追想S.438、「トロヴァトーレ」-ミゼレ
リスト編-ワーグナー:
「トリスタンとイゾルデ」
「パルジファル」-祝典行進曲「聖杯グラールへの礼拝の行進」S.450
「タンホイザー」-夕星の歌「優しい夕星よ」S.444
リストによるオペラのトランスクリプション集
ミシェル・ダルベルト(p)
ダルベルト(1955年パリ生まれ)はパリ音楽院で名匠メルルミュテールに師事し
て研鑚を積む。1975年ザルツブルクでの第1回モーツァルト・コンクールで第3位
入賞、同年クララ・ハスキル・ピアノ・コンクールで優勝し、フランス・ピアノ
界のホープとして本格的な演奏活動を始める。1978年にはリーズ国際ピアノ・コ
ンクールでも優勝、録音でもシューベルトのソナタ集でフランスのACCディスク
大賞を受賞、国際的に大きな注目を浴びた。以後、世界各地で演奏活動を繰り広
げている。 彼の原点であるモーツァルトに回帰したピアノ協奏曲のディスクに
続いてリリースされるこのアルバムは、ロマン派オペラ作曲家の2人の巨人ヴェ
ルディとワーグナーと同時代に生きたピアノのヴィルトゥオーゾ&作曲家リスト
が、演奏会用にピアノのために編曲したトランスクリプション集。ダルベルトは
演奏技巧のみならず深い精神性溢れる演奏で彼が卓越した芸術家であることを
認識させる見事な演奏を繰り広げている、充実した内容のディスクである。
録音:2003年12月17日−21日、パリ近郊、アルフォールヴィル、

82876-58792-2(SACD-Hybrid)  \1980
ヘンデル:主は言われた HWV.232
アントニオ・カルダーラ/「Misa Dolorosa」
トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)
バルサザール・ノイマン合唱団&管弦楽団
カルダーラはヴェネツィアに生まれ、マントヴァ、ローマ、ウィーンで活
躍した作曲家で、主として3400を超える声楽作品、ことにオラトリオにおい
て名声を博した。ヘンデルの作品は有名な作品で、様々な古楽グループが録
音しているが、この曲は意外と合唱が熱く歌う部分が多く、ヘンゲルブロッ
クらしい熱情的な演奏が期待できます。

●バジェットBOX
82876-60388-2  5枚組  \4000
ブラームス:
「交響曲第1-4番」、「大学祝典序曲」、「悲劇的序曲」、「ハイドンの主題
による変奏曲」、「ピアノ協奏曲第1&2番」、「ヴァイオリン協奏曲」
ゲルハルド・オピッツ(p)、 竹澤恭子 (Vn)
コリン・デイヴィス(指揮)
バイエルン放送交響楽

82876-60389-2  4枚組  \3000
エルガー:管弦楽作品集
「交響曲第1&2番」「序曲:南国にて」「セレナード」
「序曲:フロワッサール」「コケイン序曲」「エニグマ変奏曲」「チェロ協奏曲」
「ヴァイオリン協奏曲」
ピンカス・ズカーマン(Vn)
ヤーノシュ・シュタルケル(Vc)
レナード・スラットキン(指揮)
ロンドン・フィル、

82876-60427-2  3枚組  \2400
メンデルスゾーン:弦楽のための交響曲集(全13曲)
ロイ・グッドマン(指揮) ハノーヴァー・バンド
(1992-1993年録音)


●RCA Classic Library シリーズ
海外版RCA BEST 100 形式の発売となります。全て2002 年以降のリマスター音
源を使用。第1回発売として、今回20タイトルが5月に発売されます。
第2回目は8月、第3回目は10月を予定しております。

82876594072  \1200
ドミンゴ、カルーソーを歌う
プラシド・ドミンゴ(T)、
サンティ(指揮)ロンドン交響楽団
ドミンゴが、カルーソーが得意にしていたオペラの名場面を歌い上げます。絶
頂期ドミンゴの張りがある声にうっとり。
1971-1972 年録音

82876594082  \1200
R.シュトラウス:
「4 つの最後の歌」、「ばらの騎士」組曲
管弦楽伴奏付歌曲(Op39-4,Op43-2,Op41-1,Op49-1,Op27-2)
ルネ・フレミング(Sp),
エッシェンバッハ(指揮) ヒューストン交響楽団
ソプラノ:ルネ・フレミングとのR・シュトラウスの「四つの最後の歌」やオ
ーケストラ伴奏歌曲集の、心憎いまでに歌心をつかんだ音楽に感心させられる。
エッシェンバッハに対する信頼の大きさがよく分かる。1988 年からポジション
を持ったヒューストン交響楽団を手塩にかけて育てた結果であろう。
1995 年録音

82876594092  \1200
モーツァルト:
フルート協奏曲第1&2 番、
フルートとハープのための協奏曲
J・ゴールウェイ(Fl) M・ロブレス(Hp)
マリナー(指揮)
セント・マーティン・アカデミー管弦楽団
ゴールウェイはこれらの曲を4-5 回録音してきているが、その一番新しい盤。
もちろん彼のコクのある音色は誰も真似をすることはできない。フルートとハ
ープのための協奏曲は5回目の録音だが、そのうち4 回もロブレスのハープと
の共演。
1995 年録音

82876594102  \1200
ブラームス:
ヴァイオリン協奏曲、
ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲
ハイフェッツ(Vn) ピアティゴルスキー(Vc)
ライナー(指揮) シカゴ交響楽団,
ウォーレンシュタイン(指揮)RCA ビクター交響楽団
もともとLiving Stereo 音源で音質も極上。ハイフェッツの疾駆の演奏は何度
聞いても飽きさせない味がある。名盤。
1955 年/1960 年録音

82876594112  \1200
ラフマニノフ:
ピアノ協奏曲第 番、ピアノ・ソナタ第2番
ホロヴィッツ(p)
オーマンディ(指揮) ニューヨーク・フィル
ホロヴィッツ全盛期は過ぎての演奏だが、ホロヴィッツ節バリバリのものすご
い演奏。
1978年Live/1980 年録音

82876594122  \1200
シューマン:「クライスレリアーナ」、「幻想曲Op17」
エフゲニー・キーシン(p)
もともと、別々のアルバムから取られた新カップリング盤。テクニックの冴え
と情熱、そして抒情性が過不足なく表現され、エネルギッシュな演奏で圧倒さ
れるクライスレリアーナは、印象に残ってやまない。
1997 年/1995 年録音

82876594132  \1200
マーラー:交響曲第4番
レヴァイン(指揮) シカゴ交響楽団
J・ブレーゲン(Sp)
1970年代にRCAに各違ったオーケストラでマーラー交響曲全集を録音して話題
となった盤の1枚。当時の熱血レヴァインさが十分伝わるマーラー。ブレーゲ
ンの粋な声も素晴らしい。
1974年録音

82876594142  \1200
ワーグナー:管弦楽作品集
「さまよえるオランダ人」序曲、「リエンツィ」序曲、「ローエングリン」第3幕へ
の前奏曲、「マイスタジンガー」前奏曲、「ジークフリート牧歌」、「夜明とジー
クフリートのラインへの旅」
マゼール(指揮) ベルリン・フィル
マゼールがベルリン・フィルに戻ってきて話題となった盤。2枚のワーグナー
を録音したが、その中からのベストな選曲盤であります。マゼールのやりたい
放題(手な訳ではないが)と、ベルリン・フィルの骨太な演奏で、ワーグナー管
弦楽曲集としてリファレンスたり得る名演となっている。
1997年ベルリン・フィルハーモニー/1999年ベルリン・イエス・キリスト教会で
の録音

82876594152  \1200
ブラームス:チェロ・ソナタ第1&2番
ヨー・ヨー・マ(Vc) エマニュエル・アックス(p)
ブラームス独特の渋味のある2曲のソナタを,ヨーヨー・マは東洋人ならではの
繊細な感性を生かしつつ楽章ごとに豊かに歌いあげている。完璧な技巧をもち,
若いながら円熟味をも備えたマのチェロと,造型的なアックスのピアノは,恰好
のバランスを保っている。
1985年録音

82876594162  \1200
ドビュッシー:管弦楽作品集
「海」、「牧神の午後への前奏曲」、「夜想曲」より「雲」「祭り」、「映像」
シャルル・ミュンシュ(指揮) ボストン交響楽団
もともとLiving Stereo の音源。当時の録音としてはすばらしい音質で、ミュ
ンシュの演奏に飲み込まれてしまう名盤。
1956-1957年録音

82876594172  \1200
オルフ:カルミナ・ブラーナ
小澤征爾(指揮) ボストン交響楽団
小澤は、シカゴ交響楽団や、後に長期政権となったボストン交響楽団、最初に
北米オーケストラでポジションについたトロント交響楽団など3つのオケを指
揮してRCAに録音してきた。若き小澤の劇的で強烈な演奏が印象的。
1969年録音

82876594182  \1200
メシアン:トゥーランガリラ交響曲
小澤征爾(指揮) トロント交響楽団
小澤征爾が指揮したトロント交響楽団のもの。彼はメシアンとも直接交流があ
り、当時としては若き指揮者がこの曲を演奏することは画期的なことであった。
1967年録音

82876594192  \1200
チャイコフスキー&シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
イツァーク・パールマン(Vn)
ラインスドルフ(指揮) ボストン交響楽団
1967/1966 年録音

82876594202  \1200
レオンタイン・プライス-プッチーニを歌う
レオンタイン・プライス(Sp)
エドワード・ダウンズ(指揮) ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
サンティ(指揮)ロンドン交響楽団
圧倒的な声量と音域をもつソプラノ、レオンタイン・プライスの一番脂ののった
時期のレコーディング。強靭な歌唱は間違いなく20世紀後半のリリコ・スピン
トの代表的な歌手の一人といえるでしょう。他にドミンゴなどの名歌手との名
場面も収録されています。
1969-1974年録音

82876594212  \1200
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1 番、
ピアノ・ソナタ第22&23 番
スヴャトスラフ・リヒテル(p)
ミュンシュ(指揮) ボストン交響楽団
1960年録音

82876594222  \1200
ショパン:ワルツと即興曲集
ルービンシュタイン(p)
1963&1964年録音

82876594232  \1200
ムソルグスキー:
組曲「展覧会の絵」(ラヴェル編)、歌劇「ホヴァーンシチナ」より前奏曲
歌曲集「死の歌と踊り」(ショスタコーヴィチ編曲)
テミルカーノフ(指揮)
ロイヤル・フィル
S・ライフェルクス(Br)
1989/1990 年録音

82876594242  \1200
プロコフェイエフ:バレエ「ロメオとジュリエット」
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)
サンフランシスコ交響楽団
1995年録音

82876594252  \1200
シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレイト」
ギュンター・ヴァント(指揮) ベルリン・フィル
「未完成」と「グレート」の2枚組の1枚目のみのディスク。
1995年3月28-29 日ベルリン・フィルハーモニーでのライヴ

82876602892  \1200
シューマン:交響曲第3&4番
ギュンター・ヴァント(指揮) 北ドイツ放送交響楽団
それぞれ別曲とのカップリングであったが、シューマンだけの新カップリング
での発売。
1991年9月15-17 日/1991年4月21-23 日、ハンブルク・ムジークハレでのライヴ

【発売延期のご案内】
以下の商品は、8月発売に延期となりました。ご了承ください。
82876-58792-2
ヘンデル/主は言われた(Dixit Dominus)HWV.232
アントニオ・カルダーラ/「Missa dolorosa」
トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)
バルサザール・ノイマン合唱団&管弦楽団




<ARTE NOVA>
82876-57741-2  \650
J.S.バッハ:無伴奏バイオリン・パルティータ第3番
ストラヴィンスキー:エレジー
バルトーク/無伴奏バイオリンソナタ
ティボール・ヴァルガ:蛇
イザイ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第4番
ミリヤム・コンツェンはドイツ人の父親と日本人の母親に 1976年ドイツのミュ
ンスターで生まれる。7歳よりヴァイオリンの名手、ティボール・ヴァルガに師
事する。
録音:2003年12月、サル・デ・ラ・フォンダション"ティボール・ヴァルガ"
(スイス)

82876-60488-2(SACD-Hybrid) \1200
ブルックナー:
交響曲第4番「ロマンティック」 (1874年初稿ノーヴァーク版)
デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)
リンツ・ブルックナー管弦楽団
録音:2003年9月14日、リンツ、ブルックナーハウス(オーストリア)でのライ
ヴ・レコーディング



<DHM>
●Splendeurs 再発バジェットシリーズ
82876-60145-2  \1200
ドゥランテ:マニフィカト、アストルガ/スターバト・マーテル、
ペルゴレージ:われ主に感謝せん
トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)
バルサザール・ノイマン合唱団、フライブルク・バロック・オーケストラ
今、ドイツでチケット入手不可能なくらい人気のあるヘンゲルブロックとFBOの
アルバム。ここに収録された作品は、バッハが影響した、バッハに影響された
作品が収録されています。情熱的な演奏が印象的です。1995年録音。 

82876-60146-2  \1200
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 
グスタフ・レオンハルト(cemb)
この盤については、何も言いません。チェンバロでの演奏の名盤! 

82876-60147-2  2枚組  \2400
バッハ:無伴奏チェロ組曲
-鈴木 秀美(バロック・チェロ:6番はチェロ・ピッコロ使用)
レコ芸特選の鈴木秀美の名演の輸入盤が復活。彼の考え抜かれた、若き時期の
バッハ像(この曲は、バッハ30歳代の作曲)を描き出している。特に3番のプレ
リュードのテンポは、彼だけの独自解釈でプレストで演奏されているのにはビ
ックリ。名器A・アマティの音色も素晴らしい。  

82876-60148-2  2枚組  \2400
バッハ:ロ短調ミサ曲
トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)
バルサザール・ノイマン合唱団、フライブルク・バロック・オーケストラ
この演奏は、1996年に行われた舞台(バレエ)形式で行われたロ短調ミサです。
ソリスト達は合唱団のメンバーが歌いますが、本当にうまいです。そしてテン
ポの速い曲はFBO独特ののりのり感がたまらないです。そして、ヘンゲルブロッ
クの情熱感が伝わってくる名盤です。 

82876-60149-2  \1200
ビーバー:レクィエム イ長調、
ステッファーニ:スターバト・マーテル
グスタフ・レオンハルト(指揮) オランダ・バッハ協会合唱団&管弦楽団
ビーバーは、レクイエムを2曲作曲しているが、レオンハルトは両方とも録音。
その1枚です。オランダ古楽に徹した粋な演奏が、感動的です。

82876-60150-2  \1200
ボッケリーニ:
チェロ協奏曲第7&10番、
シンフォニアop21-5,op12-4
アンナー・ビルスマ(バロック・チェロ)
ジーン・ラモン(指揮) ターフェルムジーク
とにかくボッケリーニのチェロ協奏曲は技術的にも難しく、曲自体も変な演奏
したらメチャクチャになってしまうのですが、さすがビルスマです。この超絶
技巧を難なくこなし、解釈もりっぱです。彼の愛器「ゴフリラー」とガット弦
の、独特な倍音豊かな音色がたまりません。ビルスマ曰く「技術ではなく、音
楽は語り歌うこと。楽器の音量なんてもってのほか!」

82876-60151-2  \1200
ブクステフーデ:室内楽作品集(ソナタとカプリッチョ集)
スキップ・センペ (cemb&指揮)、カプリッチョ・ストラヴァガンテ
ブクステフーデというと渋めなオルガン作曲の巨匠?っていう感じがしますが、
センペの手にかかれば、あ-ら不思議、過激イタリア軍団みたいな演奏になっ
ちゃう。ハイフェッツなどの手がけた名プロデューサー、故ジャック・ファイ
ファー氏によれば、「スキップ・センペは、本当の音楽キチ○イだ!」といって
いたのが印象的? 

82876-60152-2  \1200
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:Symphoniae (宗教的歌曲集)
セクエンティア
ビンゲン作品をとことん研究してきたセクエンティア。ビンゲンの曲のほとん
どは単旋律で書かれている訳だが、彼らは初めてそれらをハーモニーにして演
奏した(今のビンゲン演奏の根底となっている)。その演奏の名盤の一つであ
ります。もう一度この粋なハーモニーを聴きなおしてみよう。

82876-60153-2  \1200
ラッスス:5声のためのレクィエム、マニフィカト(アヴェ・マリア)、
ブルーノ・ターナー(指揮) プロ・カンツォーネ・アンティクヮ
コレギウム・アウレウム、 ハンブルク古い音楽のための管楽合奏団
今となっては様々な古楽合唱団が歌っていますが、ほとんど本家古楽合唱団が
歌ったものとしたは初めての録音だった。多少古い歌い方で粋な宗教的な歌い
方ではないにしろ、世俗的な要素が入って、その味わいは絶品なもの。古楽器
管楽器の音色も不思議で面白い。これが当時の本当だったのかも知れない。 

82876-60154-2  \1200
リュリ:ディヴェルティスマン集
スキップ・センペ(cemb&指揮)、カプリッチョ・ストラヴァガンテ
当時のオペラに必須の要素であった「ディヴェルティスマン」にも、音楽的な
聴きどころがあふれています。「ディヴェルティスマン」とは、主軸となるス
トーリーの展開が一時的に中断する部分です。
そしてそこで、時に副次的なストーリーを従えながら、歌や踊りが繰り広げら
れていくのです。観客を楽しませることを主眼とするこの部分、耳に快い旋律
がいくつも現れてくるのは当然と言えるかもしれません。フランス・バロック
時代の栄華を極めた「太陽王」ルイ14世が、ヴェルサイユ宮殿でお気に入りの
楽長リュリと台本作家モリエールのコンビに書かせたディヴェルティスマン
(余興)の音楽を集めた一枚。優雅で牧歌的、エスプリが利いた音楽は、聴け
ばルイ14世気分に浸れます。なお、リュリは演奏中に指揮棒を足に刺してしま
い、それが原因で死亡。 

82876-60155-2  \1200
モンテヴェルディ:
「アリアンナの嘆き」、「カプリッチョ・ストラヴァガンテ」  
「タンクレーディとクロリンダの戦い」
スキップ・センペ(cemb&指揮)、 カプリッチョ・ストラヴァガンテ
こちらもスキップ・センペの演奏で、太めで張りのある弦楽器群団の伴奏が劇
的さを大きくしています。特に「タンクレーディ-」の戦いの場面では、弦楽
器の使い方が変わっているのが、興味深い。

82876-60156-2  \1200
シャンスリエ:コンドゥクトゥス、セクエンティア集
セクエンティア
ノートルダム学派の音楽。地方語による詩を歌うトルバトゥールやトルヴェー
ルといった吟遊詩人たちの活躍が華やかなりし12世紀、ラテン語による詩の創
作も地方語に劣らず盛んに行われていた。ゴールの地=現在のフランスに花開
いたラテン語歌曲の数々を、中世・ルネサンス音楽を専門とするディアボルス
・イン・ムジカが当時の「俗ラテン語」発音をふまえつつ流麗に歌い上げてゆく

82876-60157-2  \1200
ヘンデル:カンタータ「美しきアマリッリ」、合奏協奏曲Op6-6
パーセル:「女預言者」または「ディオクレジャンの物語」
ナンシー・アージェンタ(Sp), マイケル・チャンス(C-T)
 ゴットフリート・フォン・デル・ゴルツ(指揮&Vn),
フライブルク・バロック・オーケストラ
「その国の音楽は、その国の演奏家がやったほうが味がある」と誰が言ったか
は知らないが、やっぱりこの演奏での2人のソロ歌手の表現は、このイギリス
音楽に合っているんですよね。ここに収録されている声楽作品はあまり演奏さ
れない曲ですが、なかなか表現を要するもの。特にM・チャンスの深い表現は絶
品ですね。     

82876-60158-2  \1200
ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」、「海の嵐」「喜び」
ゴットフリート・フォン・デル・ゴルツ(指揮&Vn),
フライブルク・バロック・オーケストラ & ザ・ハープ・コンソート
現在のFBOコンサート・マスターのゴルツの過激なヴァイオリンと、AL=キング
率いるザ・ハープ・コンソートとの合同演奏。ギター、リュート、ハープ、リ
ローネ等のの豪華な通奏低音が、四季の表現をさらにアップしています。これ
だけ多くの通奏低音軍は他にはない演奏。
旧品番:05472-77384-2 ((9)  1CB)

82876-60159-2  \1200
ゼレンカ:「Missa Dei Filii」ZWV 20、「Litaniae Lauretanae」ZWV 152,
ナンシー・アージェンタ(Sp), マイケル・チャンス(C-T)
フリーダー・ベルニウス(指揮) 
シュトゥットガルト室内合唱団 、ターフェルムジーク
最近ではゼレンカの音楽はわりと演奏される機会も多くなってきていますが、
10年ぐらい前までは、ボヘミアのバロック作曲家という方が強かったと思う。
でも彼はドレスデンの宮廷に使え、多くの豪華で感動的な宗教作品を作曲して
いた。ここではヴィヴァルテ・レーベル(SONY)にたくさんの録音してきたベル
ニウス率いるシュトゥットガルト室内合唱団によって演奏されています。

82876-60160-2  \1200
「17世紀のチェロのための作品集」
フレスコバルディ、ガブリエリ、ジャッキーニなどの作品
アンナー・ビルスマ(バロック・チェロ)
L・シーフェス(通奏低音チェロ)、ボブ・ファン・アスペレン(cemb)
この17世紀以前のチェロという楽器は大型で、伴奏程度にしか扱われていな
かったが(ガンバの上)、時代とともに演奏習慣が変わり、名手やチェロのため
のソロ作品が作曲された。それに伴いチェロは小回りが効くようにと小型化さ
れ(鈴木秀美のアマティも大型だったが、その後小型化され削られているんで
す)、さらに超絶技巧の作品が作られた。ここに収録された作品も、16分音符
の連続・跳躍など技術的に難しいのはもちろん、楽譜見ただけではのっぺりな
音楽ですが、それをどのように当時の音楽演奏法を身につけているかによって、
素晴らしい演奏になるのです。もちろん、ビルスマはそのすべてを身に付けて
いる。  

82876-60161-2  \1200
「知られざるスペイン・バロック Vol.2」
アントニオ・デ・リテレスのカンタータ集
エドァルト・ロペス・バンゾ(指揮&cemb) アル・アイレ・エスパノール
なんと、フランスで10000枚以上売れているCDです。リテレスは、バロック・
スペインの宮廷作曲家。当時の演奏様式を踏まえての演奏ですが、通奏低音に
ギターが入り、カンタータというよりはフラメンコに近いのが特徴。結構のり
のりの感じが楽しい。バンゾはスペイン生まれのチェンバリストで、レンハル
トに学んだ。この古楽軍団アル・アイレ・エスパノールは、声楽と通奏低音群
はスペイン人、弦楽器奏者はオランダ古楽の名手たちによって編成されている。

82876-60162-2  \1200
「ハープ・ロワイヤル (王のハープ)」
アンドリュー・ローレンス=キング(バロック・ハープ)
クープラン、ヴィセ、フローベルガーの作品集
バロック・ハープの名手ローレンス=キングによるルイ14世期における宮廷音
楽のアンソロジー集。
ヨーロッパで中世以来{王の楽器}として華麗な宮廷生活を彩ったハープの魅力
と,その楽器のために作曲されたバロック名曲が楽しめる興味深いアルバム。

82876-60163-2  \1200
ダンテとトルバドール(ダンテが敬愛した12-13世紀の抒情歌人の歌)
セクエンティア
中世アンサンブル:セクエンティアが、バーゼル大学W・アルト教授とらの協力
の下で、入念な研究を踏まえて、ダンテが信頼し、影響を受けた6人のトルバ
ドールの歌を蘇らせたもの。「神曲」で名高い中世イタリアの大詩人ダンテ。
当時イタリア詩人たちにとって、南西フランスで活躍していた「吟遊詩人」の
歌が強い影響力をもっていました。そのことは文学研究上でも指摘されていま
したが、それを実際の姿で演奏したものです。 

82876-60164-2  \1200
「パッヘルベルと、J.S.バッハ以前のバッハのモテット集」
パッヘルベル、ヨハン・クリストフ・バッハ、ヨハン・ミヒャエル・バッハの
モテット
K・ユングヘーネル(指揮&リュート)、カントゥス・ケルン
JS・バッハのモテットは有名ですが、あのカノンのパッヘルベルのモテットも
絶品の美しさ。JS・バッハの様式とは違いますが、ユングヘーネルの手にかか
れば、各パート一人の純粋な声が聞こえてきます。JS・バッハの先祖のモテッ
トも貴重な録音で、こちらも渋めながら、美しさは絶品です。

82876-60165-2  \1200
「アントワーヌ・フォルクレイ/ヴィオール小品集と、クラヴサン小品集」
J・ベルンフェルド(gamb),  スキップ・センペ(cemb)
ヴェルサイユ宮で活躍したヴィオラ・ダ・ガンバの名手。 A・フォルクレは、
早くからルイ14世に才能を認められ、17歳でヴェルサイユの宮廷音楽家となる。
イタリア流のヴァイオリン技法をヴィオラ・ダ・ガンバに取り入れたといわれ
ますが、作品はほとんど残っておらず、その真価は、子フォルクレの編曲を通
してうかがい知ることしかできません。
子フォルクレが1747年に出版した「ヴィオール曲集」は、父の29の小品と子の
3つの小品からなりますが、父の作品にも子フォルクレによる大幅な編曲が加
えられていると考えられています。この曲集はヴィオラ・ダ・ガンバの技法が
極限まで高められた作品として、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者の重要なレパート
リーとなっています。 

74321-93542-2  \1200
J.S.バッハ:オーボエ協奏曲集 BWV49&169, 1055, 1056, 1060
ハンス=イェルク・ヴェスターマン(バロック・オーボエ&オーボエ・ダ・モーレ)
カメラータ・ケルン
今ドイツ・オーストリアでひっぱりだこのバロック・オーボエ奏者ヴェスター
マンのソロによる協奏曲集。ムジカ・アンティクァ・ケルンとウィーン・コンツェ
ントウス・ムジクスの主席奏者も務めている。わりと薄い音を出すバロック・オ
ーボエだが、彼のコクのあるオーボエの音は、非常に感情的なのが特徴。(実
は、元北ドイツ放送交響楽団主席オーボエ奏者)。ここに収録された作品は、
現在「チェンバロ協奏曲」や「カンタータのシンフォニアの一部」と残っている作
品だが、実際はオーボエ(・ダ・モーレ)の協奏曲であったとされ、その曲を復元
して演奏されています。(最近では一般的になってきた作品ではありますが・
・・)1992年録音
 
74321-93543-2  \1200
J.S.バッハ:モテット集 BWV225-230
コンラート・ユングヘーネル(指揮) カントゥス・ケルン
最近「ロ短調ミサ」を各パート一人の演奏版を発売した、カントゥス・ケルン。
実はこのモテット集も、各パート一人での演奏によっており、清新的な解釈が
感動的。他には「各パート一人」版モテットは無いようだ。
1995年録音

74321-93541-2  \1200
J.S.バッハ&ヴィヴァルディ:管弦楽組曲と協奏曲集
バッハ:
管弦楽組曲第4番、3つのヴァイオリンのための協奏曲BWV1064、
シンフォニアBWV42
ヴィヴァルディ:
弦楽のためのシンフォニアRV158, 協奏曲Op3-10, 「オリンピアーデ」序曲
ヘンゲルブロック(指揮)
フライブルク・バロック・オーケストラ
バッハの管弦楽組曲4番は初版?(トランペット&ティンパニ無し版)を使用して
の演奏。ちなみに、ドイツで超人気バロック軍団FBOの映像をごらんになられま
したでしょうか?既にブランデンブルク協奏曲がDVD(TDK)から発売済みです
が、通奏低音群のノリノリ演奏が、彼らの演奏を支えているのです。
1992年録音

74321-93544-2  \1200
カッチーニ:「アマリッリ麗し」-新音楽集1601&1614
バーゼル・スコラ・カントールム(SCB)
ホルディ・サバール(Gamb),M・フィーゲラス(Sp),
 ホプキンソン・スミス(リュート)、他
昔からの名盤であり、問い合わせの多い1枚。SCBの録音ではあるが、サバー
ルの演奏を中心としたアンサンブルによっている。この時代(1600年頃)として
は斬新な音楽であったカッチーニの重要な録音でもあり、名曲「アマリッリ麗
し」はこの盤以外入手しにくくなっているようだ。
1983年録音

74321-93545-2  \1200
F・クープラン:ヴィオールのための作品集
ジェイ・ベルンハルド(Gamba), スキップ・センペ(Cemb)
貴重な、メトロポリタン博物館の名器を使用した録音。この録音はハイフェッ
ツ等の名プロデューサーであったジョン・ファイファー氏によって録音されて
いる。(彼は、センペを最高の音楽家であると評価していた)
1993年録音。

74321-93547-2  \1200
フレスコバルディ:「マドンナのミサ」-「音楽の花束」より
ロレンツィオ・ギエルミ(オルガン)
クリストフ・エルケンス(指揮) カンティクム
今月来日するギエルミ。当時の儀礼に基づき、オルガン・ソロと合唱が交互に
演奏される形式で収録されるオルガン・ミサ。明るく華やかな彼のスタイルは、
フランスや、特に南ドイツ圏の作曲家に影響を与えたようで、バッハも賞賛し、
この「フィオリ・ムジカーリ」のオリジナル楽譜のコピーを所有していた。
1994年録音。

74321-93548-2  \1200
ハイドン:チェロ協奏曲第1&2番、協奏交響曲
鈴木 秀美(チェロ)
寺神戸 亮(Vn) マルク・ヴァロン(Fg) パトリック・ボージロー(Ob)
S・クイケン(指揮)ラ・プティット・バンド
レコード芸術特選&アカデミー賞協奏曲部門受賞作品。
鈴木秀美は最近自分のオーケストラで再録音(TDK)しているが、この録音もベ
ーシックながら強弱の絶妙なるコントロールにより、すばらしい表現となって
おります。 ソロの場面では、各パート1人というまさに「室内楽編成」部分
も。当時のハイドンのオケの編成を考慮して、バス声部はコントラバスのみと
いう個所など「冒険」ともいえるような試みをしています。
1998年録音

74321-93549-2  \1200
ハイドン:「ハーモニー・ミサ」「テ・デウム」
シギスヴァルト・クイケン(指揮)
ラ・プティット・バンド、 ナミュール室内合唱団
最近、古楽器オーケストラによるハイドン録音がおおくなってきている。この
一枚はハイドン晩年の宗教曲の傑作を、古楽界の巨匠シギスヴァルト・クイケ
ンが録音したもの。シギスヴァルトならではの知的で柔軟な解釈が素晴らしい。
1994年

74321-93550-2  \1200
リテレス:歌劇「Los Elemntos」
エドァルト・バンゾ(指揮&チェンバロ)、アル・アイレ・スパニョール
スペインや中南米で活躍した作曲家であるリトレスのオペラ。さすがスペイン
の音楽らしく、なにやらフラメンコらしい舞曲が入ったり、通奏低音にもギタ
ー、そしてカスタネットも挿入されている。なお、指揮者バンゾは、レオンハ
ルトの直弟子であります。
1997年録音

74321-93551-2  \1200
マラン・マレ:三重奏のための幻想的小品組曲集
アンサンブル・ルベル
あのヴィオールのマレの作曲した三重奏曲集。彼自身はヴィオール作品ばかり
が演奏されるが、この作品もフランス・バロック様式を踏まえた、美しい作品
です。2つのヴァイオリン&ヴィオール&クラヴサンの編成で、全てが組曲(舞
曲)形式によって書かれています。
1996年録音

74321-93552-2  \1200
モーツァルト:モテット「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」、
「レチタティーヴォとアリア「だからそれが大切…天上のものを求め」
ペルゴレージ:「サルヴェ・レジナ」、
ヨハン・クリスティアン・バッハ:「サルヴェ・レジナ」
ルート・ツィーザク(Sp),
ミヒャエル・シュナイダー(指揮) ラ・スタジオーネ
1963年生まれのルート・ツィーザクのアルバム。1988年にデビューし、1991年
にショルティに見出され共演した。その後、ウィーン国立歌劇場のオペラ、
世界的メジャー・オーケストラや様々な古楽オーケストラと共演してきている。
その知的な表現は、各方面から絶賛を浴びている。この録音では、古典派に移
りつつある時期の作品を収録し、彼女の清楚ながら深い解釈には感嘆させられ
る。ラ・スタジオーネはケルンで活躍する古楽器メンバーによる団体で、ケル
ン音楽大学学長も務める(カメラータ・ケルンのリコーダー奏者でもあった)M・
シュナイダーによって設立されました。
1994年録音

74321-93553-2  \1200
ゼレンカ、ピゼンデル:シンフォニアと協奏曲集
ゴットフリート・フォン・ゴルツ(指揮&Vn)
フライブルク・バロック・オーケストラ
ピゼンデルは、ドレスデン宮廷のヴァイオリニスト。10歳でアンスバッハの宮
廷礼拝堂の少年聖歌隊に。ここでトレッリからヴァイオリンを学び、16歳で宮
廷楽団のヴァイオリニストとなる。1709年にライプツィヒ大学に入学し、ヴァ
イマルへ立ち寄りバッハを訪問している。 1712年にドレスデンの宮廷楽団に
ヴァイオリン奏者として雇われる。ヨーロッパ各地へ旅行し、イタリアでは
ヴィヴァルディに師事した。1730年にはヴォリュミエの後任として楽士長とな
った。ピゼンデルにはヴィヴァルディ、アルビノーニ、テレマンなどが作品を
献呈。バッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」もピゼ
ンデルのために書かれたのではないかと考えられている。(バッハ作品目録に
入っているヴァイオリンソナタBWV1024は、実はピゼンデルの作品らし
い。)。ここに収録された協奏曲は、多くのバロック時代の編成とは違い、管弦
楽による編成によっている。更にも増しての超絶技巧を要するヴァイオリン・
ソロなど、非常に楽しまさせてくれるアルバムです。
1994年録音

74321-93554-2  \1200
ラモー:歌劇「イポリートとアリシー」組曲
シギスヴァルト・クイケン(指揮) ラ・プティット・バンド
ラモーの初めて作曲したオペラ作品。組曲としての録音だが、ラモーの優雅な
音楽は既にこの作品から始まっていた。1978当時ラモーの録音は少なかったが、
この録音は画期的なものであった。ラモーのオーケストラ編成とほぼ同じで、
木管楽器が通常より多く、厚い音になっています。
1978年録音

74321-93580-2  \1200
ラモー/歌劇「プラテー」「ダルダニュス」組曲
ニコラス・マギーガン(指揮)フ
ィルハーモニア・バロック・オーケストラ
イギリス古楽器奏者達が口をそろえて素晴らしいアーティストだというN・マギ
ーガン。ここではほとんど演奏されないラモーの作品を演奏しています。さす
がマギーガンの考えは他の指揮者(クリスティーやガーディナーなど)とはちょ
っと違った観点から作品を見直しています。
1997年録音

74321-93555-2  \1200
ルベル:トリオ・ソナタ全集
アンサンブル・ルベル
ルベルといったらバレエ「四大元素」などで、やや混沌とした作品を想像させら
れますが、この曲でもその傾向が見られます。2つのヴァイオリンの音の絡み
が絶妙で、開放弦を多用したり、当時と捨ては斬新な音作りは他の作品には見
られない特徴です。この曲集の中で「リュリへのトンボー」という作品が収録さ
れていますが、彼の死を偲んでリュリの曲フレーズが主題となっています。
1996年録音

74321-93556-2
サント・コロンブ:ヴィオールのための作品集
ヒレ・パール(gamb), A=L.キング(harp), リー・サンタナ(リュート)
ヒレ・パールはドイツのブレーメン出身。ソロ活動だけでなくフライブルク・
バロック・オーケストラやムジカ・フィアタなどのアンサンブルのメンバー
してもヨーロッパを中心に、世界中で演奏活動を行う。この盤は、映画「めぐ
る逢う朝」で描かれたように、マラン・マレの師であるサント=コロンブのヴィ
オール作品集。彼の芸術もフランス・ヴィオール音楽の頂点の一つでもある。
このディスクでは、アンドルー・ローレンス=キングのバロック・ハープの伴
奏によって(通常はチェンバロが伴奏に加わることが多いが)、撥弦楽器の余韻
の長い美しい響きによって、ヴィオールの美しさが更に効果的に響きます。
1996年録音

74321-93581-2  \1200
アレッサンドロ・スカルラッティ:カンタータ集
デイヴィッド・ダニエルズ(C-T),
ニコラス・マギーガン(指揮&Cemb), アルカディアン・アカデミー
最近ヴァージン・レーベルやデッカから数枚リリースしているD・ダニエルズの
録音。 ブライアン・アサワについで、カウンターテナーとしてメトのオーディ
ションに合格。ジュリオチェーザレに出演。人気を博す。 もともとテノール
だったが、カウンターテナーに転向してから大ブレイクした。絶妙のコロラト
ゥーラを誇る。
1998年録音

74321-93557-2  \1200
テレマン:木管楽器のための協奏曲集
カメラータ・ケルン
テレマンの演奏の定評をもつカメラータ・ケルン。ここではミヒャエル・シュナ
イダー(Bfl)、カール・カイザー(Fl-tr)、H・P・ヴェスターマン(Ob)の古楽器木
管奏者達の技巧が冴えます。有名な「リコーダーとフルートのための協奏曲ホ短
調」は、結構過激な演奏で楽しませてくれます。それ以外は非常に珍しい組み
合わせの曲(「2つのリコーダーのための協奏曲」「2つのオーボエ・ダ・モーレ
とチェロのための協奏曲」)も収録されています。
1996年録音

74321-93561-2  \1200
ヴィヴァルディ:チェロ・ソナタ集
アンナー・ビルスマ(バロック・チェロ)
鈴木秀美(通奏低音チェロ)、ジャック・オッホ(Cemb)
超絶技巧と表現力を要するヴィヴァルディのチェロ・ソナタ集。その解釈は、
バロックに徹したもののみが演奏しえるものである。ビルスマはそれに徹した
最高の巨匠である。弟子である鈴木秀美と、オランダの職人チェンバリストに
よって、ヴィヴァルディの作品は最高のものとなった。 なぜかこの盤のプロ
デューサーは、現チャンネル・クラシックス社長C. Jared Sacks氏。
1986年録音

74321-93560-2  \1200
ヴィヴァルディ:オペラ序曲集
クリストファー・ホグウッド(指揮) ラルテ・デラルコ
ヴィヴァルディの序曲集。イタリアの古楽器アンサンブル、ラルテ・デル・ア
ルコは、ヴェニスの博物館が所有する名器を借りて演奏している団体。言わば
イタリアのスミソニアン・室内プレーヤーズという所か。この録音でもヴィヴ
ァルディ時代の名器を使用とのこと。
1998年録音

74321-93563-2  \1200
「J.S.バッハ以前の聖トーマス教会楽長たちの宗教作品集」
コンラート・ユングヘーネル(指揮&リュート) カントゥス・ケルン
クニュップファー、シェッレ、クーナウ、のモテット&カンタータ集
筆者カントゥス・ケルンの最高のアルバムであると思っているアルバム。ここ
でも彼ららしく各パート一人での演奏で、厳かな雰囲気を醸し出している。
1992年録音

74321-93564-2  \1200
「セファラードの音楽」
ウラディーミル・イワーノフ(リーダー) アンサンブル・サルバンド
中世にカトリックの弾圧から逃れてアンダルシア地方に移り住んだスペインの
ユダヤ民族は、その地で独自の言語や文化を築きました。このディスクは、セ
ファラードと呼ばれる彼らの伝承音楽を当時のスタイルに忠実に再現していま
す。サルバンドの演奏による「オリエンタル」的な雰囲気の曲は、私たちの胸
になんとストレートに響いてくることでしょう。やはり、私たちはアジア人、
どこか深いところで、トルコの音楽と結びついているものは確かにあるので
しょう。無抵抗に染み込んでくる力といったら、クラシック音楽の比ではあり
ません。
1993年録音
 
<NAXOS>  各1枚 \850
8.554667
シューベルト(1797-1828):
<シューベルト・ドイツ語歌曲全集第16集:ゲーテ歌曲集第3集>
愛の神々を買うのはだれかD.261/遊びにおぼれてD.715/羊飼の嘆きの歌D.121
 Op.3-1/魔王D.328 Op.1/希望D.295/湖上でD.543 Op.92-2/マホメットの歌
(第1作、断片)D.549/流れのほとりで(第1作)D.160/流れのほとりで
(第2作)D.766/ヨハンナ・ゼーブス(断片)D.728/遠く去った人にD.765
/あこがれD.123/秘めごとD.719 Op.14-2/金細工職人D.560/恋する者のさ
まざまな姿D.558/ミューズの息子D.764 Op.92-1/歌びとD.149 Op.117/夜の
歌D.119/最初の喪失D.226 Op.5-4/涙の慰めD.120/狩人の夕べの歌(第1作)
D.215/狩人の夕べの歌(第2作)D.368 Op.3-4/食卓の歌D.234 Op.118-3/
歓迎と別れD.767 Op.56-1](ドイツ語歌詞・英語対訳付き) 
歌・演奏/ヨハネス・カルパース(テノール)、
ブルクハルト・ケーリング(ピアノ)
あまりに有名な「魔王」をはじめとするゲーテの詩による歌曲群は、シューベ
ルト作品の中でももっとも高い評価を受け、歌詞と旋律の関係が深いものばか
り。名だたる名歌手たちのマスタークラスに参加したカルパースが抒情的な声
で歌います。

8.555329
バルトーク(1881-1945):<ピアノ作品全集第3集>
野外にて/4つの哀歌/2つのルーマニア舞曲/10のやさしいピアノ小品/
アレグロ・バルバロ/3つのハンガリー民謡/3つのブルレスカ
演奏/イェネ・ヤンドー(ピアノ) 
ハンガリーの名手ヤンドーによる作品集3枚目は、「野外にて」「アレグロ・
バルバロ」などの野性的な曲ほか、民俗舞曲など多彩な作風が1枚で味わえる
選曲。音の芯がしっかりしており、安定感のある演奏です。

8.555740
イヴァノフス(1906-1983):交響曲第8番/交響曲第20番
演奏/ドミトリ・ヤブロンスキー(指揮)モスクワ交響楽団
姉妹レーベル「マルコポーロ」から2枚のCDが発売されているラトヴィアの作
曲家。第8番は抒情的なメロディに満ちたロマン派音楽の典型。晩年の第20番
は全体的にシリアスですが、シベリウスの交響詩を思わせる部分もあります。

8.555799
ショパン(1810-1849):<ピアノ名曲集第2集>
ワルツ第16番(第14番)/夜想曲第5番/舟歌/前奏曲第17番/バラード第3
番/前奏曲第20番/子守歌/練習曲第1番「牧童」/即興曲第1番/マズルカ
第13番/夜想曲第20番(遺作)/スケルツォ第2番/練習曲第9番「蝶々」/
ワルツ第5番/幻想曲
演奏/イディル・ビレット(ピアノ)
偉業とも言えるピアノ曲全集から、名曲を集めたコンピレーションの第2弾
(第1集=8.553170)。強じんな打鍵、ドラマティックな音楽性、深い解釈な
ど、ビレット特有のショパンは一度耳にしたら強く印象に残ります。

8.557060
ベートーヴェン(1770-1827):
荘厳ミサ曲 ニ長調 (ラテン語歌詞・英語対訳付き)
演奏・歌/ケネス・シャーマーホーン(指揮)
ナッシュヴィル交響楽団&合唱団、
ローリ・フィリップス(ソプラノ)、ロビンヌ・レドモン(メゾ・ソプラノ)
ジェイムズ・テイラー(テノール)、ジェイ・バイロン(バス・バリトン)
メアリー・キャスリン・ヴァン・オズデイル(ヴァイオリン)
「第9」とほぼ同時期に作曲されたこの曲は、オーケストラと声楽の融合が名
演を生み出します。ナッシュヴィル響を率いて20年のベテランは、スコアを量
感のある音で再現。声楽陣を際立たせ、落ち着いた演奏を聴かせてくれます。

8.557143
ディーリアス(1862-1934):
2つの小品-第1番「奇想行進曲」/3つの小音詩(夏の夕べ/冬の夜(そり
すべり)/春の朝)/アメリカン・ラプソディ/楽園への小道(歌劇「村のロ
メオとジュリエット」より間奏曲)/小管弦楽のための2つの小品(春、かっ
こうの初音を聞きて/川辺の夏の夜)/夜明け前の歌/幻想的な踊り
演奏/デーヴィッド・ロイド=ジョーンズ(指揮)
ロイヤル・スコティッシュ管弦楽団
もっとも有名な「春、かっこうの初音を聞きて」「楽園への小道」から、録音
されることが珍しい「アメリカン・ラプソディ」まで、明快なロイド=ジョー
ンズの指揮とクリアな録音で繊細なオーケストレーションの妙が味わえる一枚
です。

8.557231
ショスタコーヴィチ(1906-1975):
チェロ・ソナタ(アネット・バルトルディによるヴィオラ版、世界初録音)
/ヴィオラ・ソナタ
演奏/アネット・バルトルディ(ヴィオラ)、
ジュリアス・ドレイク(ピアノ)
最晩年の傑作「ヴィオラ・ソナタ」に、バルトルディがヴィオラのために編曲
した「チェロ・ソナタ」をカップリング。名伴奏者ドレイクのサポートを得て、
スイス生まれの若手奏者が抒情的に聴かせます。

8.559151
カーター(1908- ):祭日序曲/交響曲第1番/ピアノ協奏曲
演奏/ケネス・シャーマーホーン(指揮)
ナッシュヴィル交響楽団、マーク・ウェイト(ピアノ)
難解そうなイメージが強いカーターですが、1940年代に書かれた序曲と交響曲
は“都会派のコープランド”という雰囲気。協奏曲はストラヴィンスキーの85
歳の誕生日を記念し、かつての前衛音楽風です。

8.559153
クレストン(1906-1985):
トッカータ/交響曲第5番/揺籃の中から/パルティータ/祈りと舞曲
演奏/ジェラード・シュウォーツ(指揮)
シアトル交響楽団、
スコット・ゴフ(フルート)、イルッカ・タルヴィ(ヴァイオリン)
DELOSレーベルからリリースされたものと同音源。ニューヨークに生まれ、都
会的センスと色彩的なオーケストレーションを武器に、バロック音楽風味(パ
ルティータ)やバルトーク風のシリアスさ(交響曲)などを織り交ぜた作品集
です。クレストンを知る一枚としてもおすすめです。

8.559164
グリフェス(1884-1920):
4つのローマのスケッチ-第1番「白い孔雀」/フィオナ・マックレードの3
つの詩/バッカナール/4つのローマのスケッチ-第4番「雲」/3つの音画
/詩曲/交響詩「フビライ・ハンの快楽殿」
演奏/ジョアン・ファレッタ(指揮)
バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団、
バーバラ・クインティリアーニ(ソプラノ)、
キャロル・ヴィンセンス(フルート)
近代アメリカでは珍しくフランス近代音楽の影響を大きく受けたグリフェス。
ドビュッシーを思わせる「白い孔雀」「詩曲」、ボロディン風の「舟歌」など、
管弦楽作品のエッセンスが凝縮された一枚です。

8.559212
ブルーベック(1920- ):
クロマティック・ファンタジー・ソナタ/「トゥー・パート・アドヴェンチャ
ーズ」より5つの小品/トリトニス/ザ・サルモン・ストライクス/ライジン
グ・サン
演奏/ジョン・サルモン(ピアノ)
あの「テイク・ファイヴ」で有名なジャズ・ピアニストによるピアノ曲集。
バッハ(B-A-C-H)の音をテーマにしたソナタ、芭蕉の俳句をモチーフにした
「ライジング・サン」、自身のジャズ・グループで演奏している「トリトニ
ス」のピアノ版など、アイデアに満ちた作品が詰まっています。



<Naxos HIstorical>  各1枚 \850
8.110168
シベリウス(1865-1957):
交響詩「ポホヨラの娘」(録音:1936年5月6日、ボストン)
付随音楽「白鳥姫」-第3番「ばらを持った乙女」
(録音:1936年12月29日、ボストン)
交響詩「タピオラ」(録音:1939年11月7日・8日、ボストン)
交響曲第7番(録音:1933年5月15日、ロンドン、ライブ録音) 
グリーグ(1843-1907):
2つの悲しい旋律-第2番「最後の春」(録音:1940年3月20日、ボストン)
演奏/セルゲイ・クーセヴィツキー(指揮)
ボストン交響楽団、BBC交響楽団(交響曲第7番のみ)
マーク・オバート=ソーン復刻。作曲者から絶大な信頼を得ていたクーセヴィ
ツキーのシベリウス演奏。VictorのSPから復刻され(交響曲第7番のライヴ録
音はHMV盤からの復刻)、力強い演奏が生々しく蘇っています。

8.110280-81(2枚組)
モーツァルト(1756-1791):
歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」
(録音:1934年6月6日、1935年6月25日-28日)
歌・演奏/アイナ・スーエズ(ソプラノ)、
ルイゼ・ヘレッツグルーバー(メゾ・ソプラノ)、
ヘドル・ナッシュ(テノール)、
ヴィリ・ドムグラーフ=ファスベンダー(バリトン)、
イレーネ・アイジンガー(ソプラノ)、
ジョン・ブラウンリー(バス)、
フリッツ・ブッシュ(指揮)
グラインドボーン音楽祭管弦楽団・合唱団
ウォード・マーストン復刻。グラインドボーン音楽祭の記念すべき開幕年
(1934年)および翌年に録音された、オペラ・ファンなら聴き逃せないこの
セットは、「コシ」の初録音にもあたります。名匠ブッシュ以下、活き活き
と歌う歌手陣の声がしっかりと伝わってくる復刻です。ソースは状態のいい
英HMVプレスのSP盤です。

8.110302-04(3枚組)
ポンキエルリ(1834-1886):歌劇「ジョコンダ」
(録音:1952年9月6日-10日、トリノ) 
マリア・カラスによる3つのアリア集[ベルリーニ:歌劇「ノルマ」-清らか
な女神よ・・・わたしの胸に帰れ(録音:1949年11月9日)/歌劇「清教徒」
-もう一度望みを・・・狂乱の場「あなたの優しい声が呼んでいた」・・・い
としい方よ、おいでなさい(録音:1949年11月10日)
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」-愛の死「優しくかすかな彼のほ
ほえみ」(録音:1949年11月8日)]
歌・演奏/マリア・カラス(ソプラノ)、
フェドーラ・バルビエリ(メゾ・ソプラノ)、
マリア・アマディーニ(メゾ・ソプラノ)、
ジャンニ・ポッジ(テノール)、
パオロ・シルヴェーリ(バリトン)、
ジュリオ・ネリ(バス)、
アントニーノ・ヴォットー(指揮)
トリノ・イタリア放送管弦楽団、チェトラ合唱団、他 
[アリア集:アルトゥーロ・バジーレ指揮/トリノ・イタリア放送管弦楽団]
ウォード・マーストン復刻。イタリアのCETRAからリリースされたLPをソース
に、カラスの名唱を生々しく体験できるセットです。カラスの「ジョコンダ」
には1959年録音のEMI盤もありますが、1952年に録音されたこの歌は、華々し
くイタリアでのオペラ・デビューを飾った1940年代後半の勢いを持ち、力強さ
さえ感じさせるもの。名匠アントニーノ・ヴォットーのサポートで、なかな
か高い評価を得られないこのオペラ全曲盤が輝きます。

8.110976
<カザルス−アンコール曲と編曲集第2集>
J.S.バッハ:ミュゼット(イギリス組曲第6番より)/甘き死よ来たれ/アン
ダンテ(無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番より)/エア(管弦楽組曲第3番
より) 
ズガンバーティ:ナポリのセレナータ 
ポッパー:マズルカ 
グラナドス:スペイン舞曲 
タルティーニ:チェロ協奏曲-Grave ed espressivo 
カサド:愛の言葉 
ヴィヴァルディ:「調和の霊感」第11番-Largo 
ボッケリーニ:チェロ・ソナタ第6番より 
メンデルスゾーン:無言歌第49番 
ドヴォルザーク:わが母の教えたまいし歌 
リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行 
ヴァレンティーニ:ヴァイオリン・ソナタ第10番-ガヴォット 
ラセルナ:トナディーリャ 
ハイドン:ヴァイオリンとヴィオラのためのソナタ-メヌエット 
シューマン:トロイメライ 
ベートーヴェン:メヌエット第2番/コリオラン序曲(カザルス指揮)
(録音:1927年-1930年) 
演奏/パブロ・カザルス(チェロ&指揮)、
ニコライ・メトニコフ(ピアノ)、ブラス・ネット(ピアノ)、
オットー・シュルホフ(ピアノ)、
ロンドン交響楽団
マーク・オバート=ソーン復刻。シリーズ2枚目は戦前のVictor盤をメインに、
タルティーニとカサドの曲は日本ビクターのプレス盤、他にも英HMVやテスト・
プレス盤などがソースとなり、カザルスの音をはっきりと聞かせてくれます。
指揮者カザルスの奮闘も見事。



●Naxos SACD
制作方式:DSD Mastering 
ディスクの種類:ハイブリッドディスク 
チャンネル:マルチチャンネル・サラウンド・サウンド(5.0ch)、2chステレ
オ、CDスタンダード・ステレオ(全トラックを3つのチャンネルで収録) 
CDプレーヤーで再生可能なSuper Audio CDハイブリッド 
Super Audio CDは、音声を従来のCDより高密度に記録したディスクです。また
このディスクはSuper Audio CD層とCD層の2層からなるハイブリッド仕様です。
Super Audio CD層:Super Audio CD対応プレーヤーで再生可能 
CD層:通常のCDプレーヤーで再生可能

5.110002SACD  \1800
グローフェ(1892-1972):
ミシシッピ組曲(音の旅)/組曲「グランド・キャニオン」(大峡谷)/組曲
「ナイアガラ大瀑布」
演奏/ウィリアム・T・ストロンバーグ(指揮)ボーンマス交響楽団
(録音・編集:サラウンド・サウンド、24ビット、48kHz)
通常CDは8.559007として発売中のもの。壮大な風景を表現した3つの作品は、
音のパノラマ作家であるグローフェの面目躍如。カラフルなオーケストラ・サ
ウンドを味わうのは、SACDの醍醐味そのものでしょう。特に「ナイアガラ・・
・」の冒頭、打楽器群が生み出す迫力ある滝のサウンドは、オーディオ・チェ
ックにも最適でしょう。

5.110003SACD  \1800
エルガー(1857-1934):
交響曲第3番(エルガーのスケッチをもとにアンソニー・ペインが完成)
演奏/ポール・ダニエル(指揮)
ボーンマス交響楽団 (録音・編集:176.4kHz)
通常CDは8.554719として発売中のもの。イギリスではセンセーショナルな話題
を提供したこの演奏は、ナクソスの優秀録音を手掛けているK&Aプロダクショ
ンズ(エンジニアはトニー・フォークナー)によって、176.4kHz.のサンプリ
ング・レートで録音されています。その威力を味わうには、やはりSACDで!


●ナクソスSACD 商品番号変更のお知らせ
既発タイトル「ホルスト:惑星<8.555776SACD>」は下記の番号に変更し、引
き続き販売いたします。
ホルスト:惑星 新商品番号:6.110004



<Marco Polo>
※今月より価格改定(値下げ)になります。
8.225264  \1550
ロンビ(1810-1874):<管弦楽作品全集第9集>
ギャロップ「英国皇太子」/アレクサンドラ・ワルツ/組曲「サンクト・ペテ
ルブルクの思い出」-ポルカ「サンクト・ペテルブルクの貴婦人」/同-サンク
ト・ペテルブルク・シャンペン・ギャロップ/同-ロザリー・ポルカ/ギャロッ
プ「バッケン遊園地の遊歩道」/大公アレクサンドル行進曲/幻想曲「夢の絵」
/シルフィード・ワルツ/行進曲「ペテルホフの思い出」/北極光ワルツ/ブ
ランシュ・ポルカ/カドリーユ「ドナウの花」/操縦ギャロップ
演奏/デーヴィッド・リデル(指揮)チヴォリ交響楽団
シリーズ9枚目はデンマーク王室の祝典や儀式に関連して作曲したものや、ロ
シアのサンクト・ペテルブルクに滞在した時の印象をまとめたもの、ウィーン
での公演時に書かれたドナウ川への讃歌などを収録しました。



<cpo>
777001-2  \1980
スーク(1874-1935):交響曲第2番「アスラエル」
演奏/キリル・ペトレンコ(指揮)
ベルリン・コーミッシェ・オーパー管弦楽団
マイニンゲン劇場、そしてベルリン・コーミッシェ・オーパーの指揮者として
ヨーロッパの注目を集めるペトレンコ。チェコの抒情美を詰め込んだ交響曲で、
その才能をCDリスナーに問う一枚です。

999860-2(2枚組)  \3960
ライヒャルト(1752-1814):
ジングシュピール「エルヴィンとエルミーレ」(ゲーテの詞による)
歌・演奏/ジモーネ・ケルメス、ヨハンナ・ストイコヴィッチ、
イェルク・デュルミュラー、ミヒャエル・クプファー、
アンドレアス・シュペリング(指揮)
カペラ・コロニエンシス(ピリオド楽器使用)
モーツァルトと同時代を生きたライヒャルトは、ゲーテと親交を結ぶなどして
ドイツ語オペラの確立に寄与した作曲家だと言えるでしょう。この作品も2人
の共同作品であり、古典派音楽史に重要な足跡を残す曲です。

999916-2  \1980
パッヘルベル(1653-1706):<復活祭カンタータ集>
神よ、わたしを救い出し/キリストは死の絆につかせたまえり/ハレルヤ!主
をたたえよ/キリストは起ち上がり/全地よ、主に向かって喜びの声をあげよ
/マニフィカト
歌・演奏/ローランド・ウィルソン(指揮)
ムジカ・フィアタ、ラ・カペラ・ドゥカーレ
有名すぎる「カノン」のせいで本来の才能がなかなか伝わらないパッヘルベル。
ドイツの都市ニュルンベルクでの復活祭のために作曲されたカンタータ集は、
その定説を覆すのに十分です。

999922-2  \1980
タル(1910- ):交響曲第4番/交響曲第5番/交響曲第6番
演奏/イスラエル・イーノン(指揮)
北ドイツ放送ハノーヴァー・フィルハーモニー管弦楽団
第1番-第3番を収録した第1弾(999921-2)に続き、80歳を過ぎてから作曲
を始めた交響曲群の続編3曲を収録。イスラエルの長老作曲家である彼の作風
はシリアスであり、まるで現代の不安な情勢を思わせるような響きを持ってい
ます。

999932-2  \1980
シュナイダー(1786-1853):交響曲第17番ハ短調 
メンデルスゾーン(1809-1847):ヴァイオリン協奏曲ニ短調/交響曲第1番
演奏/シギスヴァルト・クイケン(指揮)
カペラ・コロニエンシス(ピリオド楽器使用)、
ヒロ・クロサキ(ヴァイオリン)
cpoにクイケン、クロサキが登場します。メンデルスゾーンの(有名ではない
方の)協奏曲と交響曲は若書きの注目作。同時代のシュナイダーを聴くことで
メンデルスゾーンの特徴が、そして19世紀前半のドイツ音楽の幅が明確になる
でしょう。

999982-2  \1400
ピゼンデル(1687-1755):<ヴァイオリン・ソナタ集>
ヴァイオリン・ソナタ ニ長調/ヴァイオリン・ソナタ ホ短調/ヴァイオリン
・ソナタ ハ短調/ヴァイオリン・ソナタ ト短調/ヴァイオリン独奏のための
ソナタ イ短調
演奏/アントン・シュテック(バロック・ヴァイオリン)、
クリスティアン・リーガー(ハープシコード)
「18世紀のパガニーニ」と呼ばれたピゼンデルは、ドレスデン宮廷のヴァイオ
リニストして活躍。J.S.バッハやテレマンなど同時代の作曲家に劣らない印象
を与えてくれる彼の曲は、まさに隠れた名品だと言えます。

***cpo日本語データのお知らせ***
現在アイヴィ社では、2月新譜<リヒャルト・シュトラウス:歌劇「ダナエの
愛」 Op.83(3枚組)(999967-2)>の日本語データを作成しております。
内容は、1)あらすじと登場人物  2)作品の成立過程と特徴(簡単に)  3)トラ
ックごとの解説 等を予定。
PDFファイルにて弊社ウェブサイト<www.naxos.co.jp>に近日中にアップいた
します。
※cpoレーベルでは元来独自に稀少作品のリリースに取り組み、アイヴィもそ
れらの作品をぜひ日本語で紹介したいと常々考えておりました。少しずつでは
ありますが、みなさまが新たな作品に親しんでいただけるよう今後も日本語デ
ータを準備していく予定です。


<Ivory Classics>
73006  4枚組  \3960
ダニエル・エリクール生誕100周年記念:
ドビュッシー(1862-1918):<ピアノ曲集>
ピアノのために/子供の領分/レントよりも遅く/喜びの島/ボヘミア舞曲/
夜想曲/マズルカ/バラード(スラヴ風バラード)/英雄の子守歌/ハイドン
をたたえて/映像第1集/映像第2集/版画/2つのアラベスク/マスク/ス
ケッチ帳より/ロマンティックなワルツ/小さな黒人/12の練習曲/ベルガマ
スク組曲/スティリー風タランテラ/夢想/前奏曲集第1巻/前奏曲集第2巻
(録音:1960年-1962年、ニューヨーク)
演奏/ダニエル・エリクール(ピアノ)
#ADD/24-Bit、HDCD。1903年にパリ近郊で生まれ国立音楽院で学んだエリクー
ルは、作曲者と同じ時代を生きたことで、他のピアニストにないスタイルを継
承・創造しています。晩年のドビュッシーと親交を持ち(チェロ・ソナタの初
演時には、ピアノを弾いたドビュッシーの譜めくりを担当)、さらに多くの音
楽家と共演した彼は1998年に惜しくも亡くなっています。しかし幸運なことに
1960年代はじめ、彼はドビュッシーの作品集を録音していました(原盤はニュ
ーヨークのKappレコーズ)。このCDでは日本でほとんど注目されていないなが
らも、作曲者の意図をくんだ演奏として再評価したいエリクールのピアニズム
が味わえます。



<BBC/ Opus Arte DVD>
OA0898D(2枚組)\4750
英語字幕付き
チェチーリア・バルトリ・シングス・モーツァルト&ハイドン
[既発売商品OA0869D/OA0870Dをまとめてボックス・セット化]
[OA0869D]モーツァルト(1756-1791):
演奏会用アリア「あなたには熱烈な恋人のような真心がある」/演奏会用アリ
ア「私は行く、しかしどこへ」/歌劇「フィガロの結婚」-ようやく時が来た
 - ロンド「あなたを愛する者の望みとして」/演奏会用アリア「私の心は喜
びにおどる」/レチタティーヴォ「うるわしのわが恋人よ、さようなら」とア
リア「とどまって、いとしき人よ」/交響曲第38番「プラハ」/エクストラ・
フィーチャー[撮影ノート(チェチーリア・バルトリを撮影するカメラ・チー
ムの準備を記録した制作日記)/リハーサルにて(チェチーリア・バルトリと
ニコラウス・アーノンクールがモーツァルトの音楽について語る&リハーサル
での演奏に対しての取り組み]
[OA0870D]ハイドン(1732-1809):
交響曲第92番「オクスフォード」/ナクソスのアリアンナ - わがいとしのテ
セウス(ソロ・カンタータ)/私の美しい恋人よ、別れないで - ベレニーチェ
よ、何をしているのだ(シェーナ)/エクストラ・フィーチャー [シュティ
リアルテ音楽祭のポートレート(アーノンクールが出身地であるグラーツで創
設した名高い音楽祭についての短編フィルム)/リハーサルにて(チェチーリ
ア・バルトリとニコラウス・アーノンクールがハイドンの音楽について語る&
リハーサルでの演奏に対しての取り組み]
 (収録:2001年7月13日&14日、オーストリア、グラーツ、シュティリアル
テ音楽祭)
歌・演奏/チェチーリア・バルトリ(メゾ・ソプラノ)、
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、
ブライアン・ラージ(映像監督)  
<画像構成比:16:9/収録時間:196分(モーツァルト:113分、ハイドン:
83分)/サウンド・フォーマット:LPCMステレオ、DTS5.1サラウンド、ドルビ
ー・デジタル5.1サラウンド/伊語歌詞、英語字幕/片面二層ディスク>
既発売で音楽誌や音楽ファンから好評を得ている2つの商品が、ボックス・
セットで新装登場しました。チェチーリア・バルトリ、ニコラウス・アーノン
クールと彼の率いるウィーン・コンツェントゥス・ムジクスのコンサート演奏
を収めた、歴史に残るモーツァルトとハイドンの録音作品です。バルトリの表
情豊かな歌はもちろん、古楽器を用いたオーケストラの才気溢れる鮮烈な演奏
をじっくりとお楽しみいただけます。完璧な音響を持っていることで有名なグ
ラーツのコンサート・ホール、シュテファニエンザールでライヴ収録されてい
ます。リハーサルやディスカッションなど、貴重な舞台裏の映像も満載です。


<NAXOS JAZZ LEGENDS>  各1枚 \850
8.120705
ザ・キング・コール・トリオ:トランスクリプションズ第5集 
フィーチャリング・マキシン・ジョンソン1940
[Let's Do Things / Love Me Sooner / Jumpy Jitters / Nothing Ever
Happens / Sentimental Blue / What'cha Doin' To My Heart / I'm A
Perfect Fool Over You / Never Mind Baby / Lovely Little Person /
Goin' To Town With Honey / Syncopated Lullaby / Falling In And Out
Of Love / Early Morning Blues / Bedtime / Honey Hush / French Toast
/ Vine Street Jump / B Flat/ You Send Me / Love Is My Alibi / Gone
With The Draft / Pogo Stick Bounce]
シリーズ5枚目は、vol.4に続く1940年の録音(7月、11月のパフォーマンス)。
KeystoneおよびStandardという2レーベルへの録音で、キング・コールほか
マキシン・ジョンソンが数曲を歌い、ピアノと歌+ギター+ベースというト
リオ編成でリラックスしたサウンドを作り上げています。

8.120714
スタン・ケントン:「ペインテッド・リズム」ザ・コンプリート・マグレガー
・トランスクリプションズ第5集1944-1945
[Pizzicato / Our Waltz / Tabby The Cat / Tha Man I Love / Stars In My
 Eyes / Sergeant's Mess / And Her Tears Flowed Like Wine / Blue Skies
 / I'm Going Mad For A Pad / Blow Jack / She's Funny That Way /
Artistry In Rhythm / My Guy's Come Back / It's Never Too Late To Pray
 / Elegie / Got A Penny, Jenny / Summertime / Baby Won't You Please
Come Home / Fine, Fine Deal / More Than You Know / Painted Rhythm]
1944年12月と45年12月の2セッションをまとめたこのディスクは、ゲスト参加
したミュージシャンの名前が豪華。1944年はジーン・ハワード、アニタ・オデ
イという2人の歌手に加え、バンドに参加していたスタン・ゲッツが1曲だけ
ソロを聴かせます。1945年はジーン・ハワードに加えてジューン・クリスティ
が7曲を歌っており、ケントンのピアノともどもセンスのいい音楽を聴かせて
くれています。


<NAXOS  NOSTALGIA>  各1枚 \850
8.120748
ジョン・マッコーマック第2集:
「カム・バック・トゥ・エリン」オリジナル・レコーディングス 1910-1921
[Killarney / Come Back To Erin / The Minstrel Boy / My Lagan Love /
Dear Little Shamrock / Believe Me If All Those Endearing Young Charms
 / Mother Machree / The Harp That Once Through Tara's Halls / Where
The River Shannon Flows / Molly Brannigan / The Foggy Dew / The Low
Backed Car / My Wild Irish Rose / It's A Long Way To Tipperary /
Ireland, My Sireland / That Tumble Down Shack In Athlone / Sweet
Peggy O'Neill / The Barefoot Trail / The Next Market Day / A Ballynure
Ballad / Little Town In The Old County Down]
パヴァロッティがナポリ民謡ならマッコーマックの名唱といえばアイルランド
民謡。SP期に世界中で親しまれ、アイルランド音楽を広めたという功績のある
彼の活動とレコードは、21世紀になっても聴き継がれていくはずです。ケルト
音楽ファンからクラシック音楽ファンまで、幅広くアピールできる一枚です。
 
<Scora Classics>
scoracd0010  2枚組 \1850
スヴェトラーノフ指揮 初出を含むモーツァルト、ショスタコーヴィチ
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番
リヒテル(Pf) 1966年3月25日
モーツァルト:交響曲第40番 1963年12月6日
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番 1966年3月25日
スヴェトラーノフ指揮ソヴィエト国立交響楽団
ショスタコーヴィチはMELODIYAから発売あり。同日のコンサートによる
リヒテルとのモーツァルト(初出)と同じくモーツァルトの交響曲第40番
(初出)のカップリング。2CDで価格もお求め安くなっております。
音の状態は粗悪ではございません。

scoracd0011  2枚組 \1850
「ムラヴィンスキー(1)」
(1)チャイコフスキー:交響曲第5番 1965年2月21日
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団 (初出!)
既発のショスタコーヴィチ:交響曲第6番と同じ日の演奏です。
(2)ハチャトゥリアン:交響曲第3番 1947年12月(世界初演時)
ソヴィエト国立交響楽団 (初出!)
存在は知られていましたが、流出のなかった幻の録音です。47年録音とは思え
ない程の音質の良さです。
(3)ショスタコーヴィチ:交響曲第5番「革命」 1982年11月18日
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団 (初出!)
録音記録があるとされるチャイコフスキー:交響曲第5番と同じ日の演奏です。
(4)ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」から前奏曲と愛の死
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団 1978年3月 (未確認)
同年、同月には3月31日の録音記録があり、上記は同じ演奏かどうかの確認は
取れておりません。
以上全て、ムラヴィンスキー指揮

scoracd0012  2枚組 \1850
「ムラヴィンスキー(2)」
(1)ショスタコーヴィチ:交響曲第8番 1976年1月31日
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団 (初出!)
82年のPHILIPS盤を上回る名演奏。
(2)ブラームス:交響曲第3番 1972年1月26日
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団 (BMG,Yedangで発売あり)
(3)ボーナス・トラック ブラームス:交響曲第4番 1940-41年
モスクワ放送交響楽団 (初出!) 
第4楽章のかわりに2楽章が2回収録されています。ご注意ください:
※1941-42年に演奏された同曲のグラスマスター(スタンパー)に記録された
原盤は既に紛失しております。
その後、第4楽章にあたる部分に同じ演奏の第2楽章を付け加え、ムラヴィン
スキー指揮ブラームス:交響曲第4番としたマスターテープの存在が、未発表
の演奏記録としてファンの間で知られるに至りました。この度Scoraレーベルは
ロシア国営放送局(オスタンキノ)の所有する数々にの記録の中から1,2,3,2と
楽章が続く、このマスターテープを発見いたしました。
発売にあたり、歴史的価値とその検証に基づきマスターテープに収録されている
ままを本CDに収録しています。編集ミスでは無い事を、ご理解ください。
1940-41年の演奏記録ですので、音質的に古さを感じますが、音に致命的な傷は
ございません。
以上全て、ムラヴィンスキー指揮


●オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団
1958年ロシア公演ライヴ全6タイトル 既発                   
scoracd001  \1450
ベートーヴェン:交響曲第7番、レオノーレ序曲第3番
バッハ:
管弦楽組曲第3番より「アリア」、カンタータ156番より「アリオーソ」

scoracd002  \1450
ストラヴィンスキー:火の鳥、バーバー:弦楽の為のアダージョ
ガーシュウィン:パリのアメリカ人、
ハリス:交響曲第3番

scoracd003  \1450
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第5番、交響曲第5番
リヒテル(Pf)

scoracd004  \1450
R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
ドビュッシー:交響詩「海」、「夜想曲(雲、祭り)」

scoracd005  \1450
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番「革命」
ハイドン:交響曲第88番「V字」

scoracd006  \1450
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」、
ブラームス:悲劇的序曲
ラヴェル:バレエ「ダフニスとクロエ」より第2組曲

●その他の旧譜
scoracd007  \1450
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
ラヴェル:バレエ「ダフニスとクロエ」第2組曲
シューマン:交響曲第2番から第3楽章(アンコール)
シャルル・ミュンシュ指揮ボストン交響楽団 1956年9月8日ライヴ

scoracd008  \1450
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」 
エミール・ギレリス(Pf)
R.シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
ラヴェル:ラ・ヴァルス
プロコフィエフ:ロメオとジュリエットよりフィナーレ
エーリッヒ・ラインスドルフ指揮
ニューヨーク・フィル 1976年9月16日ライヴ

scoracd009  \1450
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
ワーグナー:歌劇「ローエングリン」第1幕への前奏曲
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死
バッハ(ストコフスキー編):フーガ ト単調BWV578「小フーガ」
レオポルド・ストコフスキー指揮
ソヴィエト国立放送交響楽団 1958年6月17日ライヴ





<LivingStage>
LS 10089  2枚組 \2680
ヴェルディ:ドン・カルロ
ロヴェルティ、シミオナート、タッカー、ゴッビ、クリストフ
ヴォットー指揮
シカゴ・リリック・オペラ管弦楽団&合唱団
1960年10月14日
以前、GOPレーベルから同キャスト、年代の発売がありました。

LS 1092  2枚組 \2680
ドニゼッティ:愛の妙薬
アルフレード・クラウス、ルチアーナ・セッラ、アレッサンドロ・コルベッリ
ジェルメッティ指揮
フローレンス・テアトロ・コミュナーレ
1984年10月16日
初出との情報が入っております。

LS 1093  2枚組 \2680
ビゼー:カルメン
スティーヴンス、アマーラ、デル・モナコ、グァレラ
ミトロプーロス指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団 
1957年1月12日
以前、NuovaEraレーベルから同キャスト、年代の発売がありました。
                   
LS 1096  2枚組 \2680
ドニゼッティ:ルクレツィア・ボルジア
アルフレード・クラウス、エレナ・ジーリオ、ボナルド・ジャイオッティ
ガブリエーレ・フェッロ指揮
フローレンス・テアトロ・コミュナーレ
1979年2月25日 モノラル録音
初出との情報が入っております。エステ家のアルフォンソに嫁いだボルジア家
のルクレツィアが、政敵を毒殺する物語です。ソプラノのアリア「あの魔法の
何と美しいこと(Come e bello! quale incanto)」が、有名です。
                   
LS 1100  2枚組 \2680
チレーア:アドリアーナ・ルクヴルール
テバルディ、コレッリ、コルツァーニ
シルヴィオ・ヴァルヴィーゾ指揮
1963年2月9日
17世紀末のコメディ・フランセーズの女優であるアドリアーナをめぐる、モリ
スとブイヨン后妃との三角関係の物語。
                   
LS 1101  2枚組 \2680
プッチーニ:トスカ
コレッリ、ブルースカンティーニ、Bokocevic
デ・ファブリティース指揮
リスボア歌劇場管弦楽団&合唱団
1973年3月18日 モノラル録音
                   
                   



<CDK ARIOSO>
CDK(アメリカ)レーベルとの共同企画発売を開始致します。
GRAMZAPIS(ロシア)社の音源からCDKがライセンス購入した95タイトル
から日本市場に特に適していると思われるものを順次CD化、日本国内先行発
売してまいります。

ARI 300  \1350
ボロディン:「ダッタン人の踊り」(歌劇「イーゴリ公」から)
ムソルグスキー:交響詩「はげ山の一夜」
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」(ラヴェル編)
スヴェトラーノフ指揮ソヴィエト国立交響楽団 1974年録音
音質は非常に良いです。どれもスヴェトラーノフの名演と称されるものです。
  
★内容変更のご案内
以前ご案内いたしました下記の商品は、内容が1枚ものに変更になりました。
<SCRIBENDUN>
SC-RD1  3枚組 \4200
「ルドルフ・ケンペ・コンダクツ・リーダーズ・ダイジェスト・プロダクト」

●新規ご案内
SC-040  \2250
R.シュトラウス:ドン・ファン(1964年)
ドヴォルザーク:交響曲第9番(1963年)
ショパン:ピアノ協奏曲第2番(1966年)
レスピーギ:ローマの松(1964年)
ルドルフ・ケンペ指揮
ロイヤル・フィル





<FiveTONE>
FiveTONE-90002(DVD-Video)  \2550
ヴィヴァルディ:四季より「春」「冬」
ベートーヴェン:エグモント序曲、
チャイコフスキー:交響曲第4番
イツァーク・パールマン(Vln、指揮)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団

FiveTONE-90003(DVD-Video)  \2550
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番、
バッハ:ObeとVlnの為の協奏曲、
ストラヴィンスキー:プルチネルラ、
シューベルト:ロザムンデ序曲
内田光子(pf)、カプラン(Vln)、カルメル(Obe)
メータ(指揮)イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団

FiveTONE-90004(DVD-Video)  \2550
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲作品46
チャイコフスキー:組曲「白鳥の湖」
サヴァリッシュ(指揮)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団

FiveTONE-90005(DVD-Video)  \2550
グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲、
シューマン:交響曲第1番、
ショスタコーヴィチ:交響曲第6番
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団

FiveTONE-90006(DVD-Video)  \2550
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番、他
レオンスカヤ(pf)
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団

FiveTONE-90007(DVD-Video)  \2550
ハイドン:ヴァイオリン協奏曲第1番
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
ベートーヴェン:交響曲第3番
ギル・シャハム(Vln)
エッティンガー(指揮)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団

FiveTONE-90008(DVD-Video)  \2550
ヴェルディ:運命の力より、
チャイコフスキー:エフゲニー・オネーギンより、
ビゼー:カルメンより、
ハイドン:チェロ協奏曲より、
マスネ:チェロのための悲歌、
チャイコフスキー:1812年、他
プラシド・ドミンゴ(Ten)ボロディナ(Ms)
ロストロポーヴィチ(Vc、指揮)キーロフ劇場管弦楽団





<BRILLIANT>
BRL-92179  8枚組  \3650
ブラームス:合唱作品全集 
ニコル・マット(指揮)ヨーロッパ室内合唱団
2003年録音

BRL-92181  8枚組  \3650
ドヴォルザーク:室内楽曲集
CD1
ピアノ三重奏曲第4番ホ短調 Op.90「ドゥムキー」
ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調 Op.21
ソロモン・トリオ
CD2
ピアノ三重奏曲第3番ヘ短調 Op.65
ピアノ三重奏曲第2番ト短調 Op.26
ソロモン・トリオ
CD3
ピアノ四重奏曲第1番ニ長調 Op.23
ピアノ四重奏曲第2番変ホ長調 Op.87
エイムズ・ピアノ・カルテット
CD4
ピアノ五重奏曲イ長調 OP.5
ピアノ五重奏曲イ長調 Op.81
スヴィヤトスラフ・リヒテル(P)
ボロディン四重奏団
CD5
弦楽五重奏曲ト長調 Op.77
弦楽五重奏曲変ホ長調 Op.97
シュターミッツ四重奏団
イエジ・フデツ
ヤン・ターリヒ
CD6
ヴァイオリンとピアノのためのカプリッチョハ長調 B.81
ヴァイオリンとピアノのためのロマンス Op.11
ヴァイオリンとピアノのための夜想曲 Op.40
ヴァイオリン・ソナタ Op.57
ボフスラフ・マトウシェク(vn)
ペトル・アダメツ(P)
CD7
ヴァイオリンとピアノのためのソナティナ Op.100
ヴァイオリンとピアノのためのバラード Op.15
ヴァイオリンとピアノのための4つのロマンティックな小品 Op.75
ヴァイオリンとピアノのためのマズレック Op.49
ボフスラフ・マトウシェク(vn)
ペトル・アダメツ(P)
CD8
チェロとピアノのためのロンド Op.94
2つのヴァイオリンとヴィオラのためのミニアチュア(バガテル) Op.75a
3つのヴァイオリンのためのガヴォットト長調 B.164
2つのヴァイオリン、チェロとハルモニウムのためのバガテル Op.47
管楽セレナーデ ニ短調 Op.44
ナッシュ・アンサンブル、ほか

BRL-92223  2枚組  \1000
ザ・ヴィルトゥオーゾ・トランペット
CD1
テレマン/フンメル/ハイドン/ヘンデル/レオポルト・モーツァルト
トランペット協奏曲集
CD2
グリーンスリーヴス変奏曲、アヴェ・マリア、ほか小品集
アンドレ・ベルナール、ギィ・トゥーヴロン、ほか(トランペット)
マルティン・ハーゼルベック、ヴォフダン・ヴァルハル(指揮)
エーヴァ・マロシュ(ハープ)

BRL-92227  2枚組  \1000
弦楽のためのセレナーデ集
ドヴォルザーク、チャイコフスキー、モーツァルト、他
コシュラー(指揮)、他





<Silnerline Classics>
80000  20枚組(DVD-Video) \21000
DVD: 1
ドミンゴ・ガラ・コンサート(オペラ・アリア集)
ユージン・コーン(指揮)スペイン国立交響楽団
DVD: 2
マリリン・ホーン・ガラ・コンサート(オペラ・アリア集)
マーティン・カッツ(指揮)スイス・イタリア語放送管弦楽団
DVD: 3
J.シュトラウス:管弦楽作品集
エーリッヒ・ラインスドルフ(指揮)ウイーン交響楽団
DVD: 4
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 「皇帝」
ブラームス:交響曲第3番
オメロ・フランチェシュ (pf)
セルジュ・ボド(指揮)スイス・イタリア語放送管弦楽団
DVD: 5
フォーレ: 「マスクとベルガマスク」組曲
フランク:交響的変奏曲
ビゼー:小組曲
サンサーンス:ピアノ協奏曲第2番
ネルソン・フレイレ(pf)
デヴィッド・シャローン指揮スイス・イタリア語放送管弦楽団
DVD: 6
シューマン: 「ヘルマンとドロテーア」序曲
ショパン:ピアノ協奏曲第2番
シューベルト:交響曲第6番
スティーヴン・デ・フローテ(pf)
ミラン・ホルヴァート(指揮)スイス・イタリア語放送管弦楽団
DVD: 7
モーツァルト: 「皇帝ティートの慈悲」序曲
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番
モーツァルト:ピアノ協奏曲第16番より
シューベルト交響曲第3番
ミハイル・ルディ(pf)
クリストフ・エッシャー指揮スイス・イタリア語放送管弦楽団
DVD: 8
ショパン:ピアノ協奏曲第1番
ベートーヴェン:交響曲第3番 「英雄」
ツィモン・バルト(pf)
ロデリック・ブライドン(指揮)スイス・イタリア語放送管弦楽団
DVD: 9
ルブラン:オーボエ協奏曲第1番
モーツァルト:交響曲第35番 「ハフナー」
オマール・ゾボリ(Ob)
フランス・ブリュッヘン(指揮)スイス・イタリア語放送管弦楽団
DVD: 10
ハイドン:交響曲第103番 「太鼓連打」
ロッシーニ: 「イタリアのトルコ人」序曲
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番
マリア・ティーポ(pf)
ペーター・マーク(指揮)スイス・イタリア語放送管弦楽団
DVD: 11
R.シュトラウス: 「ばらの騎士」より
ブラームス:交響曲第2番
ベルント・グレムザー(pf)
ニコラス・カーシー(指揮)スイス・イタリア語放送管弦楽団
DVD: 12
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
シュポーア:クラリネット協奏曲第1番
ドヴォルザーク:交響曲第9番 「新世界」
クルツィオ・ペトラリオ(Ob)
ペーター・マーク(指揮)スイス・イタリア語放送管弦楽団
DVD: 13
ゾルタン・コチシュ・ピアノ・リサイタル
モーツァルト:幻想曲K475
ベートーヴェン:ピアノソナタ第32番
シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番 D.960
シューベルト:即興曲D.899
DVD: 14
ラッスス:聖ペテロの涙
オケゲム:死者のためのミサ
ヒリヤード・アンサンブル
アントニー・ルーリー(指揮)コンソート・オブ・ミュージック
DVD: 15
チャイコフスキー:バレエ 「白鳥の湖」
エレーナ・イェブチェーエワ
ジョン・マルコフスキー
キーロフ劇場バレエ団
ヴィクトル・フェドトフ(指揮)
サンクト・ペテルブルグ・アカデミー管弦楽団
DVD: 16
ヴェルディ:歌劇 「アイーダ」
ヴォーン、セバスチャン、ニコライ、ドナティ
ジョルジョ・クローチ(指揮)スタジオーネ・ドペラ・イタリアーナ
DVD: 17
ヴェルディ:歌劇 「ナブッコ」
ヴォルフガング・ヴェルナー(演出)
ドナティ、カリニーナ、テリガ、ワレフスカ
マイケル・レスキー(指揮)ウィーン・ユンゲ・フィル
DVD: 18
ビゼー:歌劇 「カルメン」
ジャンフランコ・デ・ボシオ(演出)
ヴァレヴスカ、マルガニーニ、ゾンターク、セナトール
ジョルジョ・クローチ(指揮)スタジオーネ・ドペラ・イタリアーナ
DVD: 19
モーツァルト:歌劇 「魔笛」
ミヒャエル・レスキー(指揮)
ユンゲ・ブンデスレンダー・フィルハーモニー
DVD: 20
ハイドン:歌劇 「薬剤師」
マノッティ、ゴンサレス、アルヴァ、マッテウッツィ
マルク・アンドレー(指揮)スイス・イタリア語放送管弦楽団
 
<TESTAMENT>
SBT1338     \1750
R.シュトラウス:
交響詩「死と変容」 作品24/交響詩「ドン・ファン」 作品20
ワーグナー:
歌劇「リエンツィ」序曲
楽劇「パルジファル」-第1幕への前奏曲
楽劇「パルジファル」-花の乙女たちの情景
楽劇「パルジファル」-第1幕の場面転換の音楽
ギュンター・トレプトウ(T)
パリ音楽院管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ハンス・クナッパーツブッシュ
録音:1956年5月、1950年6月

SBT1339     \1750
ブルックナー:交響曲 第3番 ニ短調(1890年版)
ワーグナー:ジークフリート牧歌
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ハンス・クナッパーツブッシュ
録音:1954年4月、1955年4月

SBT1340     \1750
ブルックナー:交響曲 第4番 変ホ長調 「ロマンティック」(改訂版)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ハンス・クナッパーツブッシュ
録音:1955年3月                           
DECCA原盤によるクナッパーツブッシュの名盤の復刻。シュトラウスは1956年6月
のステレオ録音。そのカップリングのワーグナーは複数の録音が残されています
が、ここに収められているのは1950年6月のモノラル録音。ブルックナーの第3交
響曲は唯一のスタジオ録音で、名演の誉れが高い演奏。「ロマンティック」は
1955年のスタジオ・モノラル録音。どれも、発売のたびに好評を頂いていた人気
アイテムですが、近年入手が困難になっていた名盤ばかりです。

SBT41336  4枚組  \6800
「NBC・ブロードキャスト・コンサート (Vol.3)」
ロッシーニ:歌劇「コリントの包囲」序曲
バルトーク:管弦楽の協奏曲
シューベルト:交響曲 第2番 変ロ長調 D.125
ゲディーニ:アホウドリの協奏曲
ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 イ短調 作品3-8
ブラームス:悲劇的序曲 作品81
ドビュッシー:交響的断章「聖セバスチャンの殉教」
ストラヴィンスキー:幻想曲「花火」 作品4
モーツァルト:交響曲 第29番 イ長調 K.201
ドン・ギリス:プレイリーの日没
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲
メンデルスゾーン:交響曲 第4番 イ長調 作品90 「イタリア」
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ラヴェル:ラ・ヴァルス
ミッシャ・ミシャコフ(Vn)、マックス・ホランダー(Vn)
フランク・ミラー(Vc)、アルトゥール・バルサム(P)
ベン・クローエ(語り)
NBC交響楽団
指揮:グィド・カンテッリ
録音:1951年1月1日、1月3日、1月15日、1月22日、12月1日、
ニューヨーク、マンハッタンセンター、カーネギー・ホール
膨大なNBC音源を獲得した、テスタメントのカンテッリ・シリーズ第3弾!
総数31枚分にも及ぶとお伝えし、過去2アイテム(SBT4 1306、SBT4 1317)
もご好評頂きましたカンテッリNBCシリーズの第3弾が登場。やはり第1弾発売
後には、世界の音楽専門誌がこぞってテスタメントの復刻技術の確かさを絶賛。
大好評を頂きました。この形態でいけば、8巻で完成というこのシリーズ、道
のりはまだ半ばにも達しませんが、それぞれに未出のレパートリーも含み、カ
ンテッリ・ファンにはたまらない内容となっております。

SBT21352  2枚組     \1750
チャイコフスキー:
交響曲 第6番 ロ短調 作品74 「悲愴」
交響曲 第4番 ヘ短調 作品36
パリ音楽院管弦楽団
指揮:エーリヒ・クライバー
録音:1953年、1950年
E・クライバーといえばドイツ物、特にモーツァルト、ベートーヴェン、そし
てリヒャルト・シュトラウスの作品に傑出した指揮者として名をはせており、
そのスコアの綿密な解釈には定評がありました。この録音では珍しくチャイコ
フスキーを演奏していますが、構成的な部分と感情的な要素の均衡が彼の知性
によって見事に保たれた味わい深いものとなっています。しかも2枚で1枚の
価格!

SBT1349     \1750
ラフマニノフ:24の前奏曲
モーラ・リンパニー(P)
「デイム」の称号も受けている英国の名女流ピアニスト、リンパニー(1916年生
まれ)がDECCAに残した名演の復刻。ラフマニノフはとりわけ彼女が得意とした
レパートリーで、前奏曲の全曲録音も3度行っています。ここに収録されている
のは1950年ごろに行われた2度目の全曲録音で、作曲者も絶賛したといわれてい
る技巧と、細やかな抒情的表現が美しい全盛期の演奏が聴かれます。

SBT1341     \1750
リーザ・デラ・カーザ/ドイツ・リートを歌う
ブラームス:
調べのように私を通り抜ける 作品105-1/わが眠りはいよいよ浅く 作品105-2
永遠の愛について 作品43-1/セレナード 作品106-1
シューベルト:
水の上で歌える D.774/春に D.882/君こそわが憩い D.776/
糸を紡ぐグレートヒェン D.118
R.シュトラウス:
単調さ 作品69-3/花束を編みたかった 作品68-2/悪天候 作品69-5/
解き放たれて 作品39-4
ヴォルフ:
庭師/邂逅/今すぐ去れ、恋人よ/時は春
シューマン:歌曲集「女の愛と生涯」 作品42
リーザ・デラ・カーザ(S)
カール・フデーズ(P)、セバスティアン・ペシュコ(P)
録音:1957年、1962年
美しい容姿とロマンティックな歌い口で1950-60年代に一世を風靡した名ソプラ
ノ、デラ・カーザ(1919年生まれ)のリート・アルバム。
EMI原盤とDECCA原盤です。





<ECM>
4761241  \2080
「夜よ、彼女らに告げよ」
オレー・ハルカヴィー:キリエ
レオネル・パワー:グローリア
ギャヴィン・ブライヤーズ:ラウダ・ノヴェラ
ギャヴィン・ブライヤーズ:アヴェ・レジナ・グロリオーザ
レオネル・パワー:クレド
アンドルー・スミス:アヴェ・マリア
アンドルー・スミス:レジナ・チェリ
ギャヴィン・ブライヤーズ:アヴェ・ドンナ・センティッシマ
レオネル・パワー:サンクトゥス
アイヴァン・ムーディ:カッシアーニのトロパリオン
ギャヴィン・ブライヤーズ:ヴェニテ・ア・ラウダーレ
アイヴァン・ムーディ:獅子の眠り
レオネル・パワー:アニュス・デイ
グレゴリオ聖歌:めでたし、救い主の聖母
トリオ・メディーヴァル
録音:2003年4月、オーストリア
2001年に「天使の言葉」(461 7822)でデビューして話題を呼んだ3人の北欧
出身の女声歌手によるアンサンブル、トリオ・メディーヴァルの第2弾アルバ
ム。中世からルネサンスへの移行期に活躍した英国の重要な作曲家、レオネル・
パワー(ca1370-1445)のミサ「めでたし、救い主の聖母」を中心に、ブライヤー
ズ、ムーディら、英国の現代作曲家の宗教的作品を散りばめた構成となっていま
す。

4724022  \2080
ギョーム・ド・マショー:モテット集
ヒリヤード・アンサンブル
録音:2001年11月、オーストリア
「モリムール」「モノディア」等企画色の強いアルバムを次々ヒットさせてき
たヒリヤードですが、久しぶりに彼らのソロ・アルバム、しかも王道といえる
マショーの新録音です。「たぐいなき美よ」「よき羊飼いギョーム」などの名曲
を含む、マショーの教会音楽集です。なお、当録音には音楽学者のニッキー・ロ
セフが新たにマショーの自筆稿から作成した改訂稿が用いられています。

4721122  \2080
シルヴェストロフ:ラリッサのためのレクイエム
コア・カペレ・ドゥムカ
合唱指揮:イェーン・サフチューク
ウクライナ国立交響楽団
指揮:ヴォロディミール・シレーンコ
録音:2001年2月、キエフ                           
ヴァレンティン・シルヴェストロフ(1937年生まれ)の3枚目のECM録音。
1997年から99年にかけて作曲された「レクイエム」は、1996年に亡くなったシル
ヴェストロフの妻で音楽学者のラリッサ・ボンダレンコを追悼して書かれた作品
です。





<TELARC>
CD80595  \2080
SACD60595(SACD-Hybrid) \3300
「クラシックス・アット・ザ・ポップス」
レスピーギ:交響詩「ローマの松」-アッピア街道の松
エルガー:エニグマ変奏曲 作品36-ニムロッド
コープランド:市民のためのファンファーレ
ヴァインベルガー:歌劇「バグパイプ吹きのシュヴァンダ」-ポルカとフーガ
ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」作品9
サン=サーンス:歌劇「サムソンとデリラ」-バッカナール
ヴォーン・ウィリアムズ:グリーンスリーヴスによる幻想曲
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」-大行進曲
ショスタコーヴィチ:祝典序曲 作品96
ドビュッシー:夜想曲-祭り
スーザ:行進曲「星条旗よ永遠なれ」
シンシナティ・ポップス・オーケストラ
指揮:エリック・カンゼル
カンゼルによるレコーディング・スタート時を彷彿させるパワフルな録音!
音量を上げる際は要注意!カンゼル&シンシナティ・ポップスのNEWアルバムは、
久々の純クラシック名曲集。聴き栄えのする華やかな曲を揃えた選曲がお見事
です。

CD80620  \2080
SACD60620(SACD-Hybrid)  \3300
ジェニファー・ヒグドン:
シティ・スケープ
オーケストラのための協奏曲
アトランタ交響楽団
指揮:ロバート・スパーノ
フィラデルフィア在住のアメリカの女流作曲家、ジェニファー・ヒグドン
(1962年生まれ)の規模の大きなオーケストラ作品を収録したディスク。「シ
ティ・スケープ」は2002年11月当録音と同じメンバーによって初演された作品
で、作曲者が幼い頃を過ごしたアトランタの思い出が作品に込められています。
また、「オーケストラのための協奏曲」はフィラデルフィア管弦楽団の創立
100周年を記念して委嘱され、2002年の6月に初演された作品です。





<DORIAN>
DOR90024  \2080
「セレブレーション」
ヘンデル:合奏協奏曲 ニ長調 作品6-5
J.C.E.バッハ:シンフォニア ニ短調
J.S.バッハ(ベルナール・ラバディ編曲):フーガの技法 BWV1080より
ヘンデル:カンタータ「アポロとダフネ」より
J.S.バッハ:コーヒー・カンタータ BWV211より
ヴィヴァルディ:弦楽のための協奏曲 ハ短調 RV120
ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 作品3-11
J.S.バッハ(ベルナール・ラバディ編曲):ゴルトベルク変奏曲 BWV988より
モーツァルト:レクイエム ニ短調 K.626より
カリーナ・ゴーヴァン(S)、ラッセル・ブラウン(B)
ドロテア・レッシュマン(S)
ラ・シャペル・ド・ケベック
レ・ヴィオロン・デュ・ロワ
モントリオールに本拠を置くカナダのバロック・オーケストラ、レ・ヴィオロ
ン・デュ・ロワ(「王のヴァイオリン」の意。ルイ王朝時代にヴェルサイユ宮
殿に常設されていた楽団の名前に由来しています)のサンプラー的アルバム。
いずれも既発売のアルバムからとられた音源ですが、作品6-5のヘンデルだけは
今回が初登場となる録音です。

DOR90316  \2080
「ロマンザ・エスパーニャ-ブラスのためのスペイン名曲集」
ビゼー(ハーヴェイ編曲):「カルメン」組曲
サラサーテ(ツヴァイフェル編曲):アンダルシアのロマンス
ヘローニモ・ヒメネス(ツヴァイフェル編曲):
歌劇「ルイス・アロンソの舞踏会」間奏曲
ヘローニモ・ヒメネス(クリース編曲):
歌劇「ルイス・アロンソの結婚」間奏曲
ファリャ(ツヴァイフェル編曲):「三角帽子」組曲
グラナドス(クリース編曲):スペイン舞曲 第5番 「アンダルーサ」
ルペルト・チャピ(ツヴァイフェル編曲):歌劇「人騒がせな娘」前奏曲
アンソニー・ディロレンゾ:スペインの挿画
バーニング・リヴァー・ブラス
アメリカのブラス・アンサンブル、バーニング・リヴァー・ブラスの第3弾アル
バム。スペインの作曲家またはスペインに因んだ作品を集めています。ヒメネ
スとチャピはサルスエラの作曲家。ディロレンゾは自らトランペット奏者とし
ても活躍するアメリカの作曲家です。

DOR93260  \2080
「クラシック・オカリナ」
チャッカーバッティ・オカリナ四重奏団
指揮:マイケル・コプリー
珍しいオカリナ・アンサンブルのディスク。チャッカーバッティ・オカリナ四重
奏団は、ケンブリッジ・バスカーズ(覚えてますか?)のリコーダー奏者とし
て活躍したマイケル・コプリーが創設した英国の団体。いかにもバスカーズ出
身のコプリーらしく、このデビュー盤でも素朴な民謡から、サリヴァンのアリ
ア、シューベルト(ます)、ヴェルディ(女心の歌)、サティ(ジムノペディ
第2番)、ベートーヴェン(交響曲第1番のフィナーレ!)、ワーグナー
(「ローエングリン」第3幕への前奏曲!)から日本のメロディー(浜辺の歌)
まで、多彩なプログラムで愉しませてくれます。





<REFERENCE>
RR103  \2080
スクロヴァチェフスキー:
コンチェルト・ニコロ
オーケストラのための協奏曲
ゲリー・グラフマン(P)
ミネソタ管弦楽団
指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキー
ミネソタのミスターSこと名指揮者スクロヴァチェフスキーの自作自演(世界
初録音)。「コンチェルト・ニコロ」は右手を怪我したグラフマンのために書
かれた左手ピアノと管弦楽のための作品。タイトルに示されている通り、パガ
ニーニのカプリース第24番をモチーフに使っています。「オーケストラのため
の協奏曲」は「ミステリオーソ」と「ブルックナーの昇天」(笑)と名づけら
れた2つのアダージョ楽章からなる作品で、スクロヴァチェフスキー・ファン、
ブルックナー・ファン(そして、おそらく両方のファン)なら必聴の作品とい
えましょう。

RR104  \2080
「ベルズ・フォー・ストコフスキー」
スザート(パトリック・ダニガン編曲):ダンスリーより
ヴォーン・ウィリアムズ:イギリス民謡組曲
デル・トレディチ:戦時
マイケル・ドアティ:ベルズ・フォー・ストコフスキー
テキサス州立大学ウィンド・アンサンブル
指揮:ジェリー・ジャンキン
名門テキサス州立大学ウィンド・アンサンブルのNEWアルバム。スザートのルネ
サンス舞曲のアレンジと、吹奏楽のためのオリジナル作品3曲を収録。デル・
トレディチの「戦時」は彼の初めての吹奏楽作品で、「讃歌」と「バトルマー
チ」の2つの楽章からなっており、「びっくりするエンディング」が用意され
ているそうです。また、シンセサイザー奏者としても著名なマイケル・ドアティ
(1954年生まれ)の作品は「夜明けにストコフスキーとフィラデルフィア管弦
楽団が自由の鐘を訪れた」情景をイメージしたという、何となくわかったよう
で実はよくワカラナイ作品。いわゆる「ストコフスキー・サウンド」を意識し
た音作りがされているようです。






<KLEOS>
KL5128  \2080
「モダン・マスターズ」
ウォード=スタインマン:室内オーケストラのための協奏曲 第2番
テュロック:哀歌 作品54
デル・ジョイオ:ヴィオラと管弦楽のための抒情的幻想曲
カウエル:弦楽のための讃歌
クレストン:フルート、ヴァイオリンと弦楽のためのパルティータ 作品12
カレン・エレイン(Va)、ヨッシ・アランヘイム(Fl)、
ニコラス・ウォード(Vn)
シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア
指揮:デイヴィッド・エイモス
録音:1990年10月、ロンドン
アメリカの20世紀作品集。デイヴィッド・ウォード=スタインマン(1936年生ま
れ)、ポール・テュロック(1929年生まれ)、ノーマン・デロ・ジョイオ(1913
年生まれ)、ヘンリー・カウエル(1897-1965)、ポール・クレストン
(1906-1985)の作品を収録。いずれもメロディーのある親しみやすい作風の楽
曲です。





<MD+G>
62300012  \1350
モーツァルト:6つのヴァイオリン・ソナタ
 K.Anh.C23.01-C23.06
アントン・シュテック(Vn)
ロバート・ヒル(フォルテピアノ)
MD+Gの2004年版カタログ付のスペシャル・プライス商品。
収録されているモーツァルトのヴァイオリン・ソナタは、かつて第17番-第22番
(K.55-60)と呼ばれていた作品ですが、現在は偽作とされています。

30411842  \2080
モーツァルト:五重奏曲全集 Vol.5
クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581
ホルン五重奏曲 変ホ長調 K.407
アンサンブル・ヴィラ・ムジカ
モーツァルトの名曲2曲をカプリング。アンサンブル・ヴィラ・ムジカはドイ
ツ各地のオーケストラのメンバーで構成された非常設の団体(とてつもない大
物もたまに参加しています)ですが、当アルバムのソロイストについては不明
です。

31912142  3枚組
オルガンの展望-ポメラニア編
マルティン・ロスト(Org)
ヨーロッパ各地のオルガンを探訪する「オルガンの展望」シリーズの最新作。
ドイツ東部とポーランド北西部にまたがるポメラニア地方(愛玩犬のポメラニ
アンの原産地として有名です)の21の町のオルガンを収録しています。

33512402  \2080
アントン・ルビンシテイン:
交響曲 第2番 ハ長調/勝利の序曲 作品43
ヴァルス・カプリス/ロシア風セレナード 第1番 作品93/騎士のトロット
ヴッパータル交響楽団
指揮:ジョージ・ハンソン
ロシアの大ピアニスト兼作曲家、アントン・ルビンシテイン(1829-1894)のオ
ーケストラ作品集。交響曲第2番は、のちに7楽章からなる「大洋」交響曲に
なる作品の原典版(4楽章)。

30312412  \2080
メンデルスゾーン:
ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 作品49
ピアノ三重奏曲 第2番 ハ短調 作品66
トリオ・パルナッスス
1982年の結成以来、数少ない常設のピアノ・トリオとして20年以上のキャリア
を誇るトリオ・パルナッススの最新録音。

60312532  \2080
オンスロウ:
弦楽五重奏曲 イ短調 作品34
弦楽五重奏曲 ト長調 作品35
モメント・ムジカーレ五重奏団
英国出身ながら初期ロマン派の時代にパリで絶大な人気を博したジョルジュ・
オンスロウ(1784-1853)の弦楽五重奏曲(弦楽四重奏+コントラバス)。モメ
ント・ムジカーレ(楽興の時)五重奏団は、ライプツィヒとハレの若い音楽家
で結成されたアンサンブルで、当ディスクがデビューとなります。


●話題のDVD-Audioがドイツの名門レーベルMD-Gから一挙発売!DVDサラウンド
(2+2+2という独自のレコーディング方式を採用)から繰り広げられる想像を
絶する究極のミラクル・サウンドをお楽しみください。なお、当ディスクは通
常のCDプレイヤーではかかりませんがDVDビデオ・プレイヤー、DVDオーディオ
・プレイヤー、コンパチブルSACDプレイヤーで再生可能ですので多くの方にお
楽しみ頂けるシステムとなっています。

90610695(DVD-Audio)  \3300
ブレイクスルー・・・新たなディメンジョンへ
DVD-AUDIOサンプラー

92412545(DVD-Audio+通常CD) 2枚組 \3300
ザビーネ・シェーファー/ヨアヒム・クレプス:
AquaAngelusVox(水・天使・声)
−ヒルデガルト・フォン・ビンゲンのいるトポソニック・マンダラ

93712015(DVD-Audio+通常CD) 2枚組 \3300
ショスタコーヴィチ:交響曲 第10番 ホ短調 作品93   
ボン・ベートーヴェン管弦楽団
指揮:ローマン・コフマン
上記2タイトルのDVD-Audioのみ同内容のノーマルCDが添付されています。通常
のCDとDVD-Audioとの聴き比べが可能な2for1のスペシャル盤となっています。

93211705(DVD-Audio)  \3300
シュッツ:
シンフォニア・サクラ集/ダヴィデの詩篇より
ケルン室内合唱団
コレギウム・カルトゥジアヌム
指揮:ペーター・ノイマン

90709695(DVD-Audio)  \3300
ブラームス:
弦楽四重奏曲 第3番 変ロ長調 作品67
弦楽六重奏曲 第1番 変ロ長調 作品18
ライプツィヒ弦楽四重奏団
ハルトムート・ローデ(Va)、ミヒャエル・ザンデルリンク(Vc)

90109605(DVD-Audio)  \3300
カルテッリエーリ:
クラリネット協奏曲 変ロ長調
2つのクラリネットのための協奏曲 変ロ長調
フルート協奏曲 ト長調
ディーター・クレッカー(Cl)、サンドラ・アルノルト(Cl)
コルネリア・ブラントカンプ(Fl)
チェコ・フィルハーモニー室内管弦楽団

93210195(DVD-Audio)  \3300
ヘンデル:オラトリオ「テオドーラ」
ヨハネッタ・ツォマー、シスタ・ブヴァルダ、ヘレナ・ラスケル、
クヌート・ショフ、トム・ゾル
ケルン室内合唱団
コレギウム・カルトゥジアヌム
指揮:ペーター・ノイマン

94009675(DVD-Audio)  \3300
モーツァルト:
ピアノ協奏曲 第25番 ハ長調 K.503
どうしてあなたを忘れられよう・・・心配しないで、愛する人よ K.505
交響曲 第38番 ニ長調 K.504 「プラハ」
ベルナルダ・フィンク(S)
ローザンヌ室内管弦楽団
ピアノ&指揮:クリスティアン・ツァハリアス

90110005(DVD-Audio)  \3300
モーツァルト:
協奏交響曲 変ホ長調 K.Anh.C.14.01
クラリネット協奏曲 変ホ長調 K.Anh.C14.06
ロンド ニ長調 K.382(シメオン・バイルゼオン編曲)
ディーター・クレッカー(Cl)
ミーユン・チョン(Ob)、ヤン・シュローダー(Hrn)
カール=オットー・ハルトマン(Fg)
チェコ・フィルハーモニー室内管弦楽団

90909275(DVD-Audio)  \3300
ヴィヴァルディ:協奏曲とソナタ集
ムジカ・アルタ・リパ

93710995(DVD-Audio)  \3300
ドビュッシー:
交響的断章「聖セバスチャンの殉教」/牧神の午後への前奏曲
ラヴェル:
ラ・ヴァルス/マ・メール・ロワ
ボン・ベートーヴェン管弦楽団
指揮:マルク・スーストロ

93711285(DVD-Audio)  \3300
ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス ニ長調 作品123
ヒレヴィ・マルティンペルト(S)、エレーナ・ザレンバ(Ms)
ヘルベルト・リッペルト(T)、ロニー・ヨハンセン(B)
ブルノ・チェコ・フィルハーモニー合唱団
ボン・ベートーヴェン管弦楽団
指揮:マルク・スーストロ

94010335(DVD-Audio)  \3300
シューマン:
ピアノ協奏曲 イ短調 作品54
序奏とアレグロ・アパッショナート ト長調 作品92
序奏とアレグロ ニ短調 作品134
ローザンヌ室内管弦楽団
ピアノ&指揮:クリスティアン・ツァハリアス





<ARION>
ARN68643  \2180
ベン・ハイム:歌曲集
ヴァルダ・コトラー(S)
ジェフ・コーエン(P)
ドイツに生まれ、のちにイスラエルに移住したユダヤ系作曲家、パウル・ベン
・ハイム(1897-1984)の歌曲集の世界初録音。コトラーはイスラエル出身の
新進ソプラノ歌手です。

※再発売
ARN68009  \2180
マスネ:歌曲集
春が大地に訪れ/十月の詩/四月の詩/思いでの詩/アルキオネ 他
ベルナール・クリュイザン(Br)
ノエル・リー(P)

ARN68010  \2180
サン・サーンス:
ピアノ三重奏曲第1番 
ピアノ三重奏曲第2番
トリオ・ラヴェル

ARN68014  \2180
ドヴォルザーク:ボヘミアの森より、伝説
クリスティアン・イヴァルディ(P)
ノエル・リー(P)

ARN68018  \2180
ドビュッシー:ピアノ三重奏曲(1880)
ラヴェル:ピアノ三重奏曲
トリオ・ラヴェル

ARN68026  \2180
ヴィヴァルディ:サルヴェ・レジナ R.616
ペルゴレージ:サルヴェ・レジナ 他
ジェイムズ・ボウマン(C-T)
ジャン=ワルテル・オードリ器楽Ens

ARN68028  \2180
モーツァルト:2台のピアノのための作品全集
ナディーヌ・パルミエ(hf)
ジョエル・リガル(hf)

ARN68035  \2180
ブリテン:
イルミナシオン
カンタータ「フェードラ」
シンプル・シンフォニー
クリスティアーヌ・エダ=ピエール(Sop)
ジャン=ワルテル・オードリ器楽Ens

ARN68041  \2180
ストラヴィンスキー:春の祭典、ペトルーシュカ(2台ピアノ版)
クリスティアン・イヴァルディ(P)
ノエル・リー(P)

ARN68043  \2180
ジョスカン・デ・プレ:
ミサ「パンジェ・リングァ」
オケゲムの死を悼む挽歌 他
パリ・メタモルフォーズEns
指揮:モリス・ブルボン

ARN68058  \2180
ボッケリーニ:チェロ協奏曲第9番
C.P.E.バッハ:チェロ協奏曲
ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲 Op.3−9
トルトゥリエ:変奏曲「音楽が平和を守りますように」
ポール・トルロゥリエ(Vc)
ジャン=ワルテル・オードリ器楽Ens
指揮:ジャン=ワルテル・オードリ





<PAVANE>
ADW7468  \1880
「スペイン周辺のオルガン作品」
フランシスコ・ソト・デ・ランガ、フランシスコ・コレア・デ・アラウホ、
アフイレラ・デ・ヘレディア、レジス・カンポ、ブノワ・ムルニエ、他の作品
パスカル・ルーエ(Org)
16-17世紀のスペイン(イベリア)のオルガン作品と、現代の作品を収録。カン
ポ(1968年生まれ)、ムルニエ(1962年生まれ)はいずれもベルギーの現代作
曲家。

ADW7474  \1880
「まごうことなき紳士」
-イングランド、アイランド、スコットランドの調べ
パトリック・デネッカー(リコーダー)
ギイ・ペンソン(Cemb)
バロック時代の英国で流行した世俗音楽や民謡などをリコーダーで演奏したもの。

ADW7483  \1880
ヨンゲン:
弦楽四重奏曲 第1番 作品3
弦楽四重奏曲 第2番 作品50
ゴン四重奏団
ベルギーの国民的大作曲家、ヨーゼフ・ヨンゲン(ジョゼフ・ジョンゲン、
1873-1953)の弦楽四重奏曲(全)集。ゴン四重奏団は、リーダーである中国系
のハンシャン・ゴンをはじめ、リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団のメンバ
ーで結成されたクァルテット。

ADW7484  \1880
過ぎ行く人生-スペイン系ユダヤの歌
ラ・ローゼ・エンフロレーゼ
中東を追放後、イベリア半島に移住して独自の原語や文化を築いたセファルディ
と呼ばれるスペイン系ユダヤ民族の民謡や伝承歌を集めたアルバム。前作の
「セファラード」(ADW7456)で見事な演奏を聴かせてくれた、ベルギー人とフ
ランス人の音楽家で編成されたラ・ローゼ・エンフロレーゼ(「バラの花が咲
く」の意。最もポピュラーなセファルディ民謡のタイトル)の第2弾アルバム
です。

ADW7486/7  2枚組  \3600
ハイドン:初期ソナタ集
綿谷優子(クラヴィコード、Cemb)
1766年以前に作曲されたハイドンの初期の鍵盤楽器のためのソナタを収録。演
奏の綿谷優子はブリュッセル音楽院に学んだ日本のチェンバロ、クラヴィコード
奏者。ハイドンのソナタはとりわけ彼女のライフワークとして重要な位置を占
める作品です。





<BAYER>
BR150032  \2080
「子どものためのコンサート」
J.S.バッハ:小フーガ ト短調/リムスキー=コルサコフ:くまばちの飛行/
アンダーソン:トランペット吹きの子守歌/ハチャトゥリアン:剣の舞/
ムーレ:ロンドー、他
レンクヴィンテット
録音:2002年6月、カールスルーエ(ライヴ)
南西ドイツ放送交響楽団のメンバーによって1986年に結成された金管五重奏団、
レンクヴィンテットが子供のために開いた演奏会をライヴ収録したディスク。
ユーモラスなおしゃべり(ドイツ語に堪能でないとほとんどわかりませんが)
を交えたコンサートの模様をそのまま収録しています。





<Cypres>
CYP1640  3枚組 特価 \4160
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集
ジョリア・フリーザニス(Vn)
シリル・ユーヴェ(フォルテピアノ)
録音:2003年5月、ヴァランセ
ピリオド楽器を用いたベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集。ヴァイオ
リンのフリーザニスは1989年からミネソタ管弦楽団のコンサートミストレスを
務めているヴァイオリニストで、1993年にロジャー・ノリントンと共演して以
来、ピリオド楽器の演奏にも手を染め、フランス人ピアニストのユーヴェと古楽
スタイルによる二重奏で共演を重ねています。

CYP4619     \2080
ジャン=マリー・ランス:作品集
ヴァイブレーションズ
文字主義者の3つの小さな詩
ピアノのための3つの小品
フラマン、フランス、ワロンの伝承による7つの歌
空間-時間
ムジク・ヌーヴェル/指揮:デニス・ムニエ
ワールド・ジュネス合唱団/指揮:デニス・ムニエ
ジョルジュ・デップ(P)
ナアンドーヴ
リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ピエール・バルトロメー
1955年生まれのベルギーの作曲家、ジャン=マリー・ランズの作品集。ランズは
ジャズやワールドミュージックの畑からシリアスな音楽の作曲家に転向した経
歴の持ち主で、型にはまらない自由な作風が魅力です。

CYP5620  \2080
ファウスト・ロミテッリ:プロファッサー・バッド・トリップ
プロフェッサー・バッド・トリップ レッスン1
プロフェッサー・バッド・トリップ レッスン2
プロフェッサー・バッド・トリップ レッスン3
シースケープ
グリーン、イエロー・アンド・ブルー
トラッシュ・TV・トランス
アントニオ・ポリターノ(コントラバス・リコーダー)
トム・パウエルズ(エレキギター)
ICTUS
指揮:ジョルジュ=エリー・オクトール
ロミテッリは1962年にミラノに生まれ、IRCAMで研鑚を積んだ作曲家。ナマ音と
電子音響をミックスさせたサウンドを駆使した作風で、音楽の感触はほとんど
サイケデリック・ロック。イメージとしてはロバート・アシュレーのTVオペ
ラをアカ抜けた感じにしたモノ。

CYP9613     3枚組 \6240
エリザベート女王国際コンクールの優勝者たち 1951-2001
シベリウス:Vn協奏曲(ミリアム・フリート)<'71>
リスト:Pf協奏曲第?番(ヴラディーミル・アシュケナージ)<'56>
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番(堀米ゆず子)<'80>
モーツァルト:Pfソナタ第12番(フランク・プレイリー)<'91>
ラヴェル:ツィガーヌ(フィリップ・ハーシュホーン)<'67>
チャイコフスキー:Pf協奏曲第1番(ワレリー・アファナシエフ)<'72>
ロッシーニ:「アルジェのイタリア女」-むごい運命よ
 (マリ・ニコル・レミヨー)<'00>
プロコフィエフ:Pf協奏曲第2番(アデル・ラーマン・エル・バチャ)<'78>
チャイコフスキー:Vn協奏曲(ワディム・レーピン)<'89>
ショパン:バラード第4番(ヴィクター・サモシュコ)<'99>
エリザベート女王国際コンクールから歴代の優勝者の中から名演の誉れ高い演
奏を集めたもの。
  
<QUERSTAND>
この度ドイツのQUERSTANDレーベルを取り扱うことになりました。このレーベル
はドイツの出版社の音楽部門で、2枚組、3枚組は全て1枚価格となっており
ます。なんと言っても注目なのは新シリーズとしてスタートしたMDR(旧ラ
イプツィヒ放送交響楽団)エディションでしょう。この3月に当オーケストラ
と来日する首席指揮者兼音楽監督のファビオ・ルイージのアルバムが2タイト
ル、マーラーの交響曲第6番とベルリオーズ:「キリストの幼時」が登場。
奇しくも弊社(東武トレーディング社)で以前取り扱っていて現在解散してし
まったGIBレーベルで好評だったマーラー:交響曲第5番、ベルリオーズ:
ファウストの劫罰の続編となっております。1959年イタリア生まれルイージは
現在MDR響とスイス・ロマンド管の首席を務め、また05年からウィーン交響楽
団、07年からザクセン(ドレスデン)州立歌劇場及びシュターツカペレ・ドレ
スデンの首席指揮者になることが決まっている、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの
注目の指揮者です。この秋にはN響にも再登場しますので、日本のファンにも
身近な存在になってきました。もう一枚はMDR放送合唱団の指揮者を務めるハ
ワード・アーマンによるヴォーン=ウィリアムズの最高傑作とも言われる「野
の花」と自作を含めた各国の現代合唱曲を集めた興味深いディスクです。
 
VKJK 0323  2枚組  \1550(3月1日までのご予約価格。通常価格:\1680)
マーラー:交響曲第6番
ファビオ・ルイージ指揮
MDR交響楽団(ライプツィヒ放送響)
(録音:1998年2月7-8日)

VKJK 0324  \1550(3月1日までのご予約価格。通常価格:\1680)
「雅歌『愛は死のように力強い』」
ヴォーン=ウィリアムズ:
「野の花」(独奏ヴィオラ、合唱、小管弦楽のための)
ローレンス・トレイガー(1956-、アメリカ):「まだ眠っている」
ハワード・アーマン(1954-、イギリス):
あなたの左手は私の首の下、右手は私を抱き締める
ウィルヘルム・ヴァイスマン(1900-1980、ドイツ):
ソプラノ独唱、合唱と管弦楽のための協奏曲「シュラムの女」
ハワード・アーマン指揮
MDR交響楽団(ライプツィヒ放送響)、
MDR放送合唱団、
アンナ・コロンディ(S)、
ヘルベルト・クライネル(Va)、
ミハエラ・プロイス(Hrp)、
フェリックス・フリードリヒ(Org)
(録音:1998、1999年)

VKJK 0327  2枚組  \1550(3月1日までのご予約価格。通常価格:\1680)
ベルリオーズ:オラトリオ「キリストの幼時」(全曲)
ウィリアム・ケンダル、ナディア・ミヒャエル、
アンドレアス・シャイプナー、フィリップ・ルイヨン、
ヴァンサン・ル・テクシエ(Vo)、
ファビオ・ルイージ指揮
MDR交響楽団(ライプツィヒ放送響)、MDR放送合唱団
(録音:1998年12月)

●DVDヴィデオ
クラシックのDVDはまだこの1タイトルだけですが、日本の市場も考えNTSC方
式でも発売されており、日本語の字幕が選択できます。
(他に英語、フランス語、スペイン語でも視聴可能)。
VKJK 0101 (DVD-Video) \2500
「ヨハン・セバスティアン・バッハ:生涯と作品」
トッカータとフーガニ短調BWV565/カンタータ「神はわが王なり」/
協奏曲ハ長調BWV984/ブランデンブルク協奏曲第3番BWV1048/
モテット「聖霊はわれらの弱きを助けたもう」BWV226/
フーガの技法から
ゴットフリート・プレラー(Org)、
ミヒャエルシュタイン・テレマン室内管、
クリスティーネ・ショルンスハイム(Cemb)、
ゲオルク・クリストフ・ビラー指揮ライプツィヒ・トー
マス協会合唱団、ドレスデン弦楽三重奏団





<MITTANWALD>
MTWD99019  \3000
伊福部 昭:「ギター作品集」
代日本旋法による踏歌 (1967年)
箜篌歌 (1969年)
ギターのためのトッカータ (1970年)
日本組曲より (1933年) 盆踊り、七夕、侫武多
哘崎 考宏 (さそざき・こうひろ)
DANROKU 〈新堀ギター男性六重奏団〉
この一枚には 渾身の伊福部愛が詰まっている。オーケストラや器楽作品と
は一味違う別次元の伊福部音楽の世界が、ギター奏者・ 哘崎 考宏の情熱
と愛情によって静かに、熱く、花開く。(評論家 片山杜秀)





<MARSTON>
総勢55人の歌手が登場!「マーラー時代(1897-1907)の
ウィーン宮廷歌劇場の名歌手たち」
53004 (3CD)
「マーラー時代(1897-1907)のウィーン宮廷歌劇場の歌手たち」   
1.イレーネ・アーベントロート(ソプラノ、1872-1932、録音:1902年)
2.アンナ・フォン・バール=ミルデンブルク
(ソプラノ、1872-1947、録音:1904年)
3.ローラ・ベート(ソプラノ、1860-1940、録音:1904年)
4.テオドル・ベルトラム(バリトン、1869-1907、録音:1905年)
5.エルザ・ブラント(ソプラノ1880-1935、録音:1905年)
6.ヘルミーネ・ボゼッティ(ソプラノ、1875-1936、録音:1906年)
7.エレン・ブラント=フォルスター(ソプラノ、1866-1921、録音:1902年)
8.ハンス・ブロイアー(テノール、1868-1921、録音:1904年)
9.サラ・カヒアー(アルト、1870-1951、録音1907年
10.レオポルト・デムート(バリトン1861-1910、録音:1903年)
11.アンドレアス・ディッペル(テノール、1866-1932、録音:1906年)
12.エリーゼ・エリッツァ(ソプラノ、1870-1926、録音:1904年、1906年)
13.ベネディクト・フェリックス(バリトン、1860-1912、録音:1902年)
14.オッティリー・フェルヴォック(アルト、1877-?、録音:1904年)
15.フリーダ・フェルザー(ソプラノ、1872-1941、録音:1907年)
16.グレーテ・フォルシュト(ソプラノ、1878-1942?、録音:1904年)
17.ゲルトレーデ・フェルシュテル(ソプラノ、1880-1950、録音:1904年)
18.ベルタ・フェルシュター=ラウテラー
(ソプラノ、1869-1936、録音:1936年)
19.モリッツ・フラウシャー(バス、1859-1916、録音:1902年)
20.マリー・グートハイル=ショーダー
(ソプラノ、1874-1935、録音:1902年)
21.アレクサンデル・ハイター(バス、バリトン、1872-1919、録音:1906年)
22.ヴィルヘルム・ヘッシュ(バス、1960-1908、録音:1902、1904年)
23.ラウラ・ヒルガーマン(アルト、ソプラノ、1867-1937、録音:1908年)
24.ヘルミーネ・キッテル(アルト、1879-1948、録音:1908年)
25.ベルタ・キウリーナ(ソプラノ、1882-1933、録音:1906、1914年)
26.ゼルマ・クルツ(ソプラノ、1874-1933、録音:1900年)
27.フーベルト・ロイアー(テノール、1880-1969、録音:1902年)
28.ゲオルク・マイクル(テノール、1872-1951、録音:1905年)
29.リヒャルト・マイア(バス、1877-1935、録音:1905年)
30.ハンス・メルムス(バス、1869-1941、録音:1907年)
31.マルガレーテ・ミヒャレク(ソプラノ、1875-1944、録音:1902年)
32.アントン・モーザー(バス、1872-1909、録音:1905年)
33.フランツ・ナヴァル(テノール、1865-1939、録音:1902年)
34.フランツ・パーカル(テノール、1865-1938、録音:1902年)
35.ヨシー・ペトル(アルト、1876-1907、録音:1906年)
36.ジェニー・ポールナー(ソプラノ、1868-1952、録音:1904年)
37.アルトゥール・プロイス(テノール、1878-1944、録音:1906年)
38.カール・ライヒ(バス、1877-?、録音:1903年)
39.フランシス・サヴィル(ソプラノ、1865-1935、録音:1902年)
40.エリク・シュメンデス(テノール、1868-1931、録音:1902、1908年)
41.フリッツ・シュレーダー(テノール、1855-1924、録音:1902年)
42.ベッティ・シューベルト(ソプラノ、1876-1930、録音:1902年)
43.ゾフィー・ゼットルマイアー(ソプラノ、1876-1930、録音:1903年)
44.シャルロッテ・フォン・セーベック
(ソプラノ、1886-1952、録音:1905年)
45.ヨハネス・ゼンバッハ(テノール、1881-1944、録音:1906年)
46.レオ・スレザーク(テノール、1873-1946、録音:1901、1903年)
47.ユリウス・シュピールマン(テノール、1866-1920、録音:1905年)
48.ゲルハルト・シュテーマン(バリトン、1866-1926、録音:1902年)
49.エルネスト・ヴァンダイク(テノール、1861-1923、録音:1903、1905年)
50.エディト・ヴァルカー(アルト、ソプラノ1867-1950、録音:1902年)
51.フリードリッヒ・ヴァイデマン(バリトン、1871-1919、録音:1907年)
52.ルツィエ・ヴァイト(ソプラノ、1876-1940、録音:1904年)
53.ヘルマン・ヴィンケルマン(テノール、1849-1912、録音:1905年)
54.ヴィルヘルム・ヴィッシアーク(バス、1879-1960、録音:1906年)
55.リリ・レーマン(ソプラノ、1948-1929、録音:1907年)   
MARSTONからものすごい新譜が登場します。マーラーが指揮者としてウィーン
宮廷歌劇場で活躍していた時期(1897-1907年)の同歌劇場に登場していた総
勢55人の歌手の声が実際に聴けるのです。ボーナス・トラックのリリ・レーマ
ン以外は歌手のABC順に、一人あたり1-3曲が収録されています。まさに聴く
ことができる名簿です。録音も大半がその時期で、100年も前にこんなにたく
さんの録音が行われていたことも驚きです。この時代はマーラーの活躍もあっ
て、黄金時代といわれるほどこの歌劇場が充実した時期でした。もちろん名技
師ウォード・マーストンのリマスタリングのマニアにはたまらないセットです。





<ISODA>
IE2008  \2500
辻井淳「愛の挨拶」- ヴァイオリン小品集第6弾-
1.エルガー:愛の挨拶7.メシアン:世の終わりのための四重奏曲より終曲
2.ブラームス:ハンガリー舞曲第6番8.ガーシュウィン:3つの前奏曲
3.チャイコフスキー:憂鬱なセレナード変ロ短調9.アクロン:ヘブライの旋律
4.モナステリオ:シェラモレーナ10.ファリャ:ホータ
5.ヴュータン:ロンディーノ11.エンゲル:貝殻
6.ヴュータン:失望12.サラサーテ:カルメン幻想曲
録音:2003 年7 月滋賀県高島町ガリバーホール
新日本フィルの客演コンサート・マスターとして活躍するヴァイオリニスト・
辻井淳の録音を手がけているISODA レーベルからの新譜です。今回のアルバムは
小品集の第6弾です。辻井氏は、作品を丁寧に読み込んだ奥行きの深い演奏を行
なっている演奏家で、効果のみを狙う演奏家とは、一線を画しております。
礒田行智氏の音響理論に基づいた明瞭な美しい録音も聴きものです。
●人の足が及びにくい深山幽谷の中に、ひっそりと人知れず咲く美しい花がある
ように、長い歴史の中には、知られなくとも魅力を秘めた作品が、それを分かる
人がやって来るのを待ち詫びながら潜んでいることがあるものだ。今回も辻井さ
んの仲立ちで、多くの未知の作品や、既知の作品の隠れた魅力に触れることが出
来るのは本当に嬉しいことだ。一人でも多くの人がこれらの曲と至福の時を過ご
して欲しい。(中村孝義)





<MITTENWALD>
MTWD99014  \2500
ベートーベン:ソナタ第9番、
松村禎三:巡礼
ドビュッシー:版画、
ガーシュイン:ワイルド超絶技巧編曲集
渡辺康雄
作曲家・松村禎三氏立会いの下、行われた録音。
『ライナーノート』で渡邉氏自身が語っているように、音符の正確さではなく
「訴えかける音楽性」をどこまでも追求した。はずれかかった1音1音を差し替え
るなどと言う作業は一切行わず、ピアニスト・渡辺康雄のダイナミックな音楽
が、真っ直ぐに伝わるCDです。






<KAIROS>
12332KAI  \1980
ゲオルグ・フリードリッヒ・ハース(1953-):
In Vain (無駄に)-24楽器のための(2000)世界初録音
シルヴァイン・カンブルラン指揮
クラングフォルム・ウィーン
(録音:2002 年2月2-4日)
ハースは1953 年グラーツ生まれの作曲家でKAIROS には既に作品集があるが、
この新譜では演奏に60分以上かかる(しかもこのCD にはトラックがひとつしか
ない!)室内オーケストラのための大作が一曲のみ収録されている。木管楽器
群の細やかな運動に始まり、およそ一時間、穏やかに移り行く色彩とテクスチュ
アの変化、聴覚上の焦点の立体的な配置に構成の主眼が置かれている。一聴し
てリゲティを思わせるが(特にミクロポリフォニー時代の諸作品、またアトモ
スフェールを思わせる部分もある)、60分間の持続は聴き手の時間感覚を麻痺
させ、次第に音そのものに没入させてゆく。結果として、その表面的な違いに
も関わらずフェルドマン、ライヒの音楽への親近性を持つことになる。作曲者
はヴィシネグラツキ、ジェームズ・テニー、ハーリー・パーチ、シェルシ、ス
ペクトル楽派に共感すると言い、その色彩には陶酔させられる。

12362KAI  \1980
モートン・フェルドマン(1926-87):ピアノ作品集
廃墟の静寂-フランチェスコ・クレメンテのために(Palais de Mari)(1986)
ネイチャー・ピース(Nature Pieces)(1951/52)
3つのダンス(マニュスクリプト)
インターミッションズI-VI(1950/53)
ジークフリート・モーザー(Pf)
最晩年の大作、廃墟の静寂(Palais de Mari)と初期作品(1950 年代)を収録。
3つのダンスは未出版作品で、これが世界初録音となる。インターミッションズ
の第3 曲と第4 曲はフェルドマンの死後、デヴィッド・テュードアの蔵書のな
かから発見された。何れも彼らしい切りつめられた、静謐の音楽。






<NBB>
ザ・ベース・ギャングはかつて国内盤も発売されていたUn'ottava Sottosopra
(日本名オクトバス4)がメンバー変更に伴い名前を変更したグループです。
2003 年半ばにCola とTaddei が抜け新メンバーとしてアルベルト・ボチーニ
(フィレンツェ歌劇場首席奏者)とアメリーゴ・ベルナルディ(パルマ歌劇場奏
者)が加入しました。NBB から新譜が発売になったのに伴いオッターヴァ・ソッ
トソプラの旧譜も販売できることになりました。

NBB 11  \2080
THE BASS GANG『エヴァズィオ−ニ・アンド・フーガ』
1.THE VOLGA BOATMAN (G.Miller)
2.BLACK CAT WHITE CAT
(N.Karajlic-V.Aralica-D.Sparavaio)
3-4.CONTRABAJISSIMO Cadenza & Tango (A.Piazzolla)
5.AKATOMBO (K.Yamada)
6.PULP BASS or BASS FICUTION? (Wise-Leeds-Russell)
7-8.CONTRABAJEANDO 4 Intro & Tango (A.Piazzolla)
9.BIRDLAND (J.Zawinul)
10.A WHITER SHADE OF...BACH
(J.S.Bach & K.Reid-G.Brooker)
11.SLAP THAT BASS (G.Gershwin)
12.HARD HEADED WOMAN (Demetruis)
13.'O SOLE MIO (Capuzzo-Di Capua)
14.LONG VEHICLE (N.Karajlic-V.Aralica-D.Sparavaio)
15.FUNERAL MARCH of a MARIONETTO** (C.Gounod)
16.JUMP** (L.Bernstein)
17.HARD HEADED WOMAN** (Demetruis)
** ALTER EGO (イタリア製、サイレントベース)使用
AKATOMBO(by Bobby Crabs) 以外は全てアンドレア・ピ
ーギ編曲
ザ・ベース・ギャング
【メンバー: アントニオ・シャンカレーポレ(ローマ・サンタ・チェチリア音
学院管弦楽団首席奏者)、アンドレア・ピ−ギ(ローマ・サンタ・チェチリア
音学院管弦楽団)、アルベルト・ボチーニ(フィレンツェ歌劇場首席奏者)、
アメリーゴ・ベルナルディ(パルマ歌劇場奏者)】
録音:2003年3月2,3,11,12日、4月2日
昨年の日本公演で大旋風を巻き起こしたイタリアのコントラバス・マフィア!?
前作2枚も凄いがこちらは本当に『気分が悪くなる!?』(中の解説に書いてあ
る)コントラバスの可能性の高さを極限と言えるまでに示した話題の一枚。コン
トラバス愛好家のみならず、全てのジャンルのファンが楽しめる。

●(新取扱商品)NBB 取扱いmusicaimagine records レーベル
オッターヴァ・ソットソプラ(日本名:オクトバス4)
彼等の魅力は、コントラバス・カルテットの概念をくつがえす、一流の弦楽四
重奏に勝るとも劣らない卓越したアンサンブル、そしてクラッシックの名曲か
ら映画音楽、ジャズまで、非常に多彩な選曲と、これまたコントラバスを知り
尽くしているからこそできる本当に素晴らしいアレンジで、コントラバスの愛
好家のみならず世界中のすべての音楽ファンに圧倒的な支持を受けています。
(唯一の欠点?は純クラッシックの曲がない!すぐに脱線?してしまう)メン
バーはシャンカレーポレ(首席奏者), ピーギがローマ・サンタ・チェチリア
音学院管弦楽団。タッデイがトリノ・イタリア放送交響楽団。コーラがローマ
近郊のフロジノーネ国立音学院教授。

MR10015  \1980
「ライヴ・リサイタル」
ピンクパンサーのテーマ、コントラバへアンド、ベ−ト−ヴェン第5・ボサノ
バ、キチョ−、シュトラウス・イン・ザ・ドッグハウス、アメリカン・ベー
スィズ、レッツ・コール、リゴレット・カルテット、リベルタンゴ、ジェラスィ
−、カデンツォーネ、クンパルスィ−タ、べサメ・ム−チョ、ラ・ムエルテ・
デル・アンジェル、アイ・ウオウント・ダンス、エレナー・リグビ−、ハバネ
ラ、カルメンの闘牛士のマーチ
オッターヴァ・ソットソプラ(イタリアのコントラバスカルテット)

MR10046  \1980
「空飛ぶじゅうたん(Flying Carpets)」
スターウオーズ・イントロ・テーマ、3色のセルフポートレイト、チュニジアの
一夜、インディアナ・ジョ−ンズ・マーチ、コントラバへアンド3、メヌエット
アンドスイングブーリ−、セレサンバ、サマー・ストールン・タイム、S・o・
F、レ・オーレ、ウェマ・アフリカ、ゴーストバスタ−ズ、ニューヨーク・ニュ
ーヨーク・テーマ、ワルツ・ウーブリエ
(スペシャル・ゲスト、フランコ・ペトラッキ)
オッターヴァ・ソットソプラ(イタリアのコントラバスカルテット)





<DIVOX>
CDX45247  \1980
「ジャズ・クィンテットのためのシューベルトの印象」
握手/ストレッチ/次第にはっきり、次第にぼんやり/オランダの空/
愛をもってエルヴィンに
ディック・デ・グラーフ(テナーSax)、
ダニエル・ペツォッティ(Vc)、
アンドレア・ポッツァ(P)、
シュテファン・クルマン(Cb)、
ハンス・フォン・オーステルホウト(Ds)
2002年10月18-19日ライヴ録音
2002年10月にバーゼルで開催されたシューベルト・フェスティヴァルの芸術監督
マリオ・ヴェンツァゴはバーゼル交響楽団の主席指揮者で、シューベルトの交響
曲を倍も遅いテンポで演奏してきた伝統は作品を損なっていると考え、作品に対
するより良いアプローチを行うための一つの方法として、グラーフに作曲と演奏
を委嘱しました。第1・5曲は弦楽五重奏曲ハ長調のアンダンテ・コン・モートと
アダージョの主題、第3曲は歌曲「死と乙女」、第2・4曲は未完成交響曲の主題
に基づいています。初めは主題がかなり明確に聞こえる部分もありますが、完全
にジャズのスタイルになっています。

CDX50004  \1980
「イタリア・バロックの珍しい弦楽合奏曲」
ステッファーニ(1654-1728):「運命の勝利」組曲
ヴィヴァルディ:
ヴァイオリン協奏曲「聖母被昇天のために」、「不安」、「パドヴァの聖アント
ニウスの聖なる舌の祝日のために」、「夏」
カステッロ(1678-1741):弦楽のためのソナタ第15番
メルーラ(1594/95-1665):4声の半音階的カプリッチョ
レグレンツィ(1626-1690):シンフォニア(2声のオラトリオの序曲)
ウッチェリーニ(1603-1680):ベルガマスクによるアリア
スカラーニ(16世紀):3声のソナタ第15番
ヴィタリ(1632-1692):4声のカプリッチョ
マリーニ(1597-1665):「モニカ」によるソナタ
ジュリアーノ・カルミニョーラ(Vn)、
ソナトリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカ
カルミニョーラはトレヴィゾで育ち、ミルシテインとシェリングに学び、アバド、
インバル、マーク、シノーポリなどと共演しています。ソナトリ・デ・ラ・ジョ
イオーサ・マルカは1983年トレヴィゾで結成されたオリジナル楽器による合奏団
で、レパートリーはガブリエリからモーツァルトに及びますが、特に16世紀から
18 世紀のヴェネツィアの作品を演奏しています。このCDはこの演奏者たちによ
る既発売のCD7点の抜粋で、カルミニョーラの晴朗な音による名人芸と、生き生
きとした合奏を聴くことができます。

CDX60306  \1980
レナート・ディオニジ(1910-2000):「イタリア民謡集」
ジロレミン/子守歌/シャムの捕虜たち/出発した/おお素晴らしい晴れた夜/来れ、
甘き死(J.S. バッハのコラールの編曲)他
マウロ・ペドロッティ指揮
トレントSAT合唱団
ディオニジはクロアティア西部のロヴィニで生まれ、イタリアで学んでボルツァ
ーノ、フィレンツェ、ミラノ、ロヴェレートの学校で作曲を教えました。特に室
内楽曲に関心を示し、交響曲、オルガン曲なども残しています。ここに収録され
ているのはほとんどトレントの民謡で、親しみ易く素朴な味わいがあります。

CDX70005  \1980
「イタリア・ルネッサンスの巨匠たち」
M.A.カヴァッツォーニ(1480/90-1570以後):ボローニャのマルク・アン
トニオのリチェルカーレ/もはや悲しみもなく
ジャコモ(ヤコポ)・フォリアーノ(1468-1548):リチェルカーレ
G.カヴァッツォーニ(1506/12-77):リチェルカーレ第4、2番/めでたし海の星
クラウディオ・ヴェッジョ(1510-44):リチェルカーレ
ジョヴァンニ・デ・マック(1548/50-1614):不協和音と繋留/奇妙な調和
アントニオ・ヴァレンテ:(1530/40-1601):ニ調の詩句第1-6番
A.ガブリエリ(1510/20-86):フランスのシャンソン、通称「元気溌剌」
ジョヴァンニ・ガブリエリ(1553/57-1612):第4旋法の幻想曲
クラウディオ・メルロ(1533-1604):第11旋法のトッカータ第1番他
アンドレア・マルコン(Org)
2001年3月録音
リチェルカーレは16-18世紀の器楽曲の形式で、初期の作品は前奏曲風なもの、
即興的・技巧的なものなど様々で定義は困難ですが、次第に模倣を用いるように
なり、後のフーガの基礎となります。M.A. カヴァッツォーニのリチェルカーレ
はトッカータの要素を含んでいますが、フォリアーノとヴェッジョの作品では模
倣が用いられ始め、G.カヴァッツォーニのは模倣様式によるリチェルカーレの最
初の例の一つです。カンツォーナはフランスのシャンソンの編曲として始まり、
対位法的楽曲として独立してこれもフーガへと発展します。マルコンはイタリア
の古いオルガン・チェンバロ音楽の権威で、スコラ・カントルムで教え、1997年
からヴェネツィア・バロック合奏団の指揮をしています。

CDX70207  \1980
フランチェスコ・フォッジア(1604-1688):「晩課の賛美歌集」
フォッジア:
詩編「主は言われた」/詩編「主をほめまつる」/詩編「すべての人は幸いなり」
詩編「主をほめたたえよ」/マニフィカート/アンティフォン風モテット「涙の谷
より」/聖母マリアのアンティフォン「めでたし天の女王」
トマス・ルイ・ヴィクトリア(1549頃-1611):「主よ、われを助けに」
ドメニコ・マッセンツィオ(?-1650):賛歌「この聖証者」
グレゴリオ聖歌:
レスポンソリウム「主よ、われを助けたまえ」/アンティフォン「これこそ大司祭
なり」/アンティフォン「神の司祭たちよ」/アンティフォン「良いしもべよ」他
ベルンハルト・プファマッター指揮
カペルアンティカ
2002年1・3月録音
フォッジアはローマの教会の合唱指揮者を歴任し、晩課によく用いられる詩編、
マニフィカート、アンティフォンなどを集めた「晩課の賛美歌集」を1667年に出
版しました。このCDにはその中の詩編5曲とマニフィカート、聖母マリアのアン
ティフォンに加えて、フォッジアのモテット2曲、ヴィクトリアとマッセンツィオ
の作品1曲ずつ、グレゴリオ聖歌8曲が収録されています。フォッジアはパレスト
リーナの伝統を受け継ぎながら大胆な和声も用い、バロックのコンチェルタート
様式で作曲しています。カペルアンティカは独唱者たちと器楽奏者から成るアン
サンブルで、特にイタリアの初期バロック声楽曲を演奏しています。





<ORF(オーストリア放送協会)>
CD318  \1980
「もうすぐクリスマス」
カンプラ:
主をたたえよ/クリスマス・メドレー
アダン:
クリスマスの歌(おお聖なる夜)/古いクリスマスの歌のメドレー「...ベ
トレヘムに生まれ給う...」
ラグランゲ:アヴェ・マリア
ブトラー:グローリア
黒人霊歌:
「聖母マリアに乳飲み子がいた」/黒人霊歌「川のそばに」
ゲルハルト・トラック:
音楽のクリスマス・カード(いと高き栄光に/夢は実現する/ 待降節/闇の中の
光/この世にクリスマス・ツリーを下さい/この世
トラック:クリスマス幻想曲/楽しいクリスマスを
バルバラ・パイハ(S)、
マンフレット・シーベル(or, p)、
ゲルハルト・トラック指揮
ウィーン男声合唱協会、
プロ・ムジカ・インターナツィオナル管
ここには厳粛な宗教曲、活気のある黒人霊歌、そして指揮をしているゲルハル
ト・トラックの作品や彼の編曲による楽しいメドレーと多彩な作品が収録され
ています。トラックはウィーンで作曲と指揮を学んで合唱指揮者となり、1955
年にはウィーン少年合唱団を率いて初来日しています。1958年から86年までア
メリカでオーケストラと合唱団を指揮した後、90年にウィーン男声合唱協会の
指揮者に就任しました。同協会は1843年に創立され、多くの作曲家が初演を委
ねています。パイハの透明で情緒豊かな声も素晴らしく、クリスマスを待つ喜
びが伝わって来ます。

CD319  2枚組 \3960
「GLATT & VERKEHRT 2002(順調と混乱音楽祭2002)」
少女(民謡)
ルチラ・ガレアッツィ:家が欲しい/セレナード/
ヴォルフガング・プシュニヒ:高く天へ
作者不詳:舟歌
ジオラ・フェイドマン:インプロヴィゼーション
バルトーク:二重奏曲第32番/雨だと思った(民謡)他
ヴェスヴィオの太鼓、ルチラ・ガレアッツィ(vo)、DUR、
ガンベ・ブラス・バンド、ペペ・バラ(vo)、ジオラ・フェイドマン・トリオ、
ムジカス、エリック・マルシャン(vo)他
この音楽祭は、現在のクラシック音楽の傾向を広く民謡・民族音楽の視点で捕
らえ、その境界を越える可能性を探る試みです。イタリア、西アフリカ、アル
メニア、インドネシア、ハンガリー、ルーマニアなどから来た奏者たちが民族
色の濃い音楽を奏で、聴衆の喝采を浴びています。

CD321  \1980
アレッサンドロ・ポリエッティ:「17世紀フーガの芸術」
ゲオルク・ロイター(1656-1738):トッカータ/カンツォーナ
ポリエッティ(?-1683):
第2旋法のリチェルカーレ/第6旋法のリチェルカーレ/第1旋法のリチェルカー
レ/第4旋法のリチェルカーレ/第3旋法のリチェルカーレ/第5旋法のリチェル
カーレ/第7旋法のリチェルカーレ
ニコラウス・アダム・シュトルンク(1640-1700):リチェルカーレ
ルカ・グリエルミ(cemb)
2001年4月10・11日録音(初録音)
ポリエッティは恐らくトスカナで生まれ、1661年にウィーンの宮廷オルガニス
ト・楽長となり、作曲家としても成功を収めました。その教会音楽は伝統に従
ったものですが、オルガン・チェンバロ曲にはバロックの表情豊かな特徴が表
れ、技術的革新を試みています。ロイターはウィーンの宮廷、シュトルンクは
ドレスデンの宮廷の楽長を務めた作曲家です。どの曲も丁寧に堅実に弾いてい
るグリエルミは1977年トリノで生まれ、オルガン・チェンバロ・フォルテピア
ノ奏者、指揮者として活動しており、2000年に16-19世紀の声楽・器楽曲を演
奏する「ドルカウレ・コンソート」を創設しました。

CD325  2枚組 \3960
「オーストリアの現代音楽第4集」
フランシス・バート(1926-):走馬灯的光景op.12
チェルハ(1926-):カール・プラントルのための記念碑/交響曲
トーマス・ダニエル・シュレー(1957-):管弦楽曲op. 45
ヨハネス・マリア・シュタウト(1974-):
「...あたかも...のように」
ゲオルク・フリードリヒ・ハース(1953-):ヴァイオリン協奏曲
ベルト・ブライト(1927-):ヴィオラと弦楽のための葬送協奏曲
ゲルハルト・シェドル(1957-2000):タンゴ
エルンスト・コヴァチク(vn)、
アルテンブルガー(va)、
デニス・ラッセル・デイヴィス指揮、
ゴットフリート・ラブル指揮、
ロタール・ツァグローセク指揮
ウィーン放送響
1981-2002年録音
バートはロンドンで生まれ、ウィーンで活動していて、「走馬灯的光景」は前
に作曲したバレエ音楽”Golem”(ユダヤ密教の粘土人形)に基づいています。
チェルハは音楽語法の革新と現代作品の指揮に指導的役割を演じてきました。
「カール・プラントルのための記念碑」は彼の65歳の誕生日のために作曲され
ました。「交響曲」はウェーベルンの後期作品のような古典的様式で書かれて
います。シュレーの「管弦楽曲」はコペンハーゲン・フィルのために作曲され
ました。「...あたかも...のように」という曲名についてシュタウトは、
作品は自律的な音楽の論理と音楽外の経験の両方によって成立すると説明して
います。ハースは四分音音楽の作曲や研究も行い、秋吉台音楽祭にも参加して
います。静かに訴えるような独奏による開始が印象的なヴァイオリン協奏曲は
ORFの委嘱で作曲されました。ブライトは映画音楽や記録映画も製作しており、
「葬送協奏曲」は、排除されている者を忘れてはいけないという警告です。
「タンゴ」についてシェドルは「舞曲というよりむしろ悲しい歌」だと書いて
います。

CD327  2枚組 \3960
「マックス・シェーンヘルの思い出:指揮者・作曲家・編集者・音楽著述
家」
プラターへの旅/つららポルカop. 60/会議の町のワルツ/バレエ「ホテ
ル・ザッハー」から序曲、メリーゴーラウンドの音楽、チャルダーシュ/オ
ーストリア舞曲集op. 25/「爆弾ワルツ」序曲/楽しいおどけ者/ワルツ・ロ
ンド/組曲「ウィーン日記」/組曲「バーデンの光景」他
マックス・シェーンヘル指揮
ウィーン放送大管弦楽団
このCDはシェーンヘル(1903-1984)の生誕100年を記念して発売されました。
シェーンヘルは1930年代からウィーンの放送管弦楽団でオペレッタやワルツ
の指揮をしています。1945年に新たに「ウィーン放送管弦楽団」を創設し、
これは後に「ウィーン放送大管弦楽団」「オーストリア放送大管弦楽団」と
改称され、1968年にORF交響楽団となりました。多くの娯楽的音楽を作曲し、
バレエ音楽「ホテル・ザッハー」は1957年ウィーン国立歌劇場で初演され、
長く同劇場のレパートリーとして残っていました。「オーストリア舞曲集」
はオーストリアの民俗音楽の編曲です。1968年退職後はツィーラー、ランナー、
シュトラウスやその時代の舞曲についての研究書を出版しましたが、その作
品もウィーンの情緒にあふれる同じような様式で作曲されています。

CD329  \1980
「純粋な現在」-グラス・ハーモニカ作品集
G.シェーンフェルディンガー:夕べの影/アグレオフェーメ/エアバッグ/
星のささやき/アムピトリュオーン/ヒョウの涙/
シュレー:純粋な現在、
ミュールバッハー:天から(と逆)
グラーフ:永遠への数秒、
クビツェク:滞在、
ダルトン(Jr.):凍ったガラスの小鉢、
アブリンガー:白い/白味がかった31d
ウィーン・グラスハーモニカ二重奏団
クリス・シェーンフェルディンガー(グラスハーモニカ)、
ゲラルト・シェーンフェルディンガー(ヴェロフォン)、
ラケルシュミット(vib)
グラスハーモニカは水平な軸の上にガラス板を並べた楽器で、ヴェロフォンは
楽器製作者が1985年に垂直なガラスの管を並べて作りました。透明なガラスの
音を生かした神秘的な作品から打楽器的に扱っものまで、多彩な響きを聞くこ
とができます。二人の演奏者はヴァイオリンを学びましたが、リヒャルト・シュ
トラウスの「影のない女」でグラスハーモニカを知って、1990年代初めに二重
奏団を結成しました。

CD330  \1980
ヤナーチェク:霧の中で、
シューベルト:ピアノ・ソナタ変ロ長調D.960、
グリーグ:抒情小曲集op. 12
イングリット・マルゾナー(p)
マルゾナーは1970年に生まれたオーストリアのピアニストで、オーストリア連
邦コンクール、スタインウェイ・コンクール、ウィーンのジュネス・ミュジカ
ル・コンクールなどで優勝しています。細やかな神経の行き届いた演奏で、
シューベルトのソナタも上場的な面が強く出ています。

CD331  \1980
ヘンデル:「ハープシコード協奏曲集第1集」
合奏協奏曲ト長調op. 3-3/協奏曲ニ短調op. 7-4/協奏曲ト短調op.
7-5/協奏曲ト短調op. 4-1/合奏協奏曲ヘ長調op. 6-2
ヴォルフガング・グリュクサム(cemb)、
黒崎広嗣(ヒロ・クロサキ)
指揮グラドゥス・アド・パルナッスム・ウィーン
ヘンデルの作品4と7は現在オルガン協奏曲として演奏されますが、作品4は、
ヘンデルの生前1738年にロンドンで「ハープシコードまたはオルガンのための
6つの協奏曲」という題で作曲者の注釈を付けて出版されました。これは、ヘ
ンデルがこの作品をまずハープシコード用と考えていたかもしれないことを示
していて、それをこの録音は実行しています。グリュクサムはアムステルダム
でコープマン、ウィーンでミッテルホーファーに学び、1985年からウィーン音
楽大学で教えています。

CD332  \1980
「第2回フィデリオ・コンクール2003受賞者演奏会」
ジョリヴェ:呪文、
ラヴェル:ヴァイオリンとチェロのためのソナタから、
ヴィエニャフスキ:創作主題による変奏曲イ長調op.15、
ルンドクヴィスト:アコーディオンと打楽器のための二重奏曲、
エネスコ:ヴァイオリンとピアノのための協奏的即興曲、
クライスラー:美しきロスマリン、
ヴォルフ:「メーリケ歌曲集」から旅路/愛する人に、
ブラームス:F.A.E. ソナタハ短調から、
モーツァルト:2台のピアノのためのソナタニ長調KV448から他
M. シェーンビヒラー(fl)、
D. カルヴェイ(vn)、
M. カラノヴィチ(vc)、
O. ヤノシュカ(vn)、
M. トドロフスキ(アコーディオン)、
S. ミュールバウア(perc)、
R. パンフィリ(vn)、
T. ヴァインハッペル(vo)、
C. レフラー(vn)、J. グレープナー、V. トリスコ(p)他
これはウィーン音楽院の学生のためのコンクールで、応募者は今学んでいる曲
目で参加することができます。同音楽院では世界中の約1000人の学生が音楽・
舞踊・演劇を学んでいて、水準の高さがうかがわれ、また、ジャズやポピュラ
ーの曲目も収録されています。将来この中から大物がでてくるかも。

CD334  \1980
「ウィーン奇想曲」
クライスラー:ウィーン奇想曲op.2/美しきロスマリン/ロスマリン/愛の悲
しみ/シンコペーション/プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ、
トセリ:セレナード、
サラサーテ:ナヴァラ、
ランナー:シュタイル風舞曲/ワルツ「夕べの星」/チェリート・ポルカ、
ヨハン・シュトラウス2世:チェロと管弦楽のためのロマンス第1番
シューベルト:クペルヴァイザー・ワルツD.Anh.1-14、
ヨハン・シュトラウス1世:エクセター・ポルカop. 249
ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「古き良き時代」
バイジャン・ハーデム=ミサク(vn、指揮)
アカデミア・アレグロ・ヴィヴォ
1985-1994年録音
テヘランで生まれたカーデム=ミサクはウィーンで学び、同地のNTO交響楽団
のコンサート・マスターに就任しました。1977年「トーンキュンストラー室内
管弦楽団」を創設し、これが後にアカデミア・アレグロ・ヴィヴォとなりまし
た。1988年からハウアー音楽院の教授を務めています。ここに収録された作品
の多くはウィーンに住んだ作曲家によるものです。カーデム=ミサクは明るく
伸びやかな音でこのウィーン風の上品な趣味の良さを表現しています。

CD335  \1980
「ヨーロッパの舞曲集」
シューベルト:アツェンブルク舞曲集D.145/ドイツ舞曲集D.90、
レスピーギ:古風な舞曲とアリア第3番、
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリッチョーソ、
ヴィエニャフスキ:マズルカop.19-1、
レーガー:ワルツホ長調op. 22-1、
ショパン:マズルカハ長調op. 67-3、
ドリーブ:「コッペリア」-人形のワルツ、
グリーグ:ワルツイ短調op. 12-2、
モシュコフスキ:無言歌op.77-3/スペイン舞曲op. 12-1, 5, 2、
ドヴォルザーク:ワルツイ長調op.54-1、
バルトーク:ルーマニア民族舞曲
バイジャン・ハーデム=ミサク(vn、指揮)
アカデミア・アレグロ・ヴィヴォ
1985-1994年録音
ここにはオーストリア、イタリア、フランス、東欧、ノルウェーなどの作曲家
による様々な楽器のための舞曲の編曲が収録されています。全体としては民族
的要素をあまり強調はせず、美しくむらのない音と洗練された様式で演奏され
ていますが、バルトークなどには民族音楽特有の音楽の原初的な要因が感じら
れます。

CD338  \1980
「われらの聖母をたたえるために、1700年頃のミュンヘン宮廷の宗教音楽」
ヨハン・カスパー・ケルル:われらの聖母をたたえるために、
ヨハン・クリストフ・ペツ:ソナタ第12番ホ短調、
エルコレ・ベルナベーイ:困窮して主に叫んだ、
ルペルト・イグナツ・マイヤー:
トリオ・ソナタニ短調/もし家を建てるのが主でなければ/アリアと変奏曲/来
れ、汝諸民族よ/ソナタニ長調/めでたし天の女王
クリストフ・ハマー指揮
プリシュナ合奏団
2002年8月2日ライヴ録音
ここには、ミュンヘンにあるバイエルン居城で演奏されたか、バイエルン選帝
侯に献呈された音楽が収録されています。ヴィッテルバッバ宮廷では常に音楽
が中心的な役割を演じて来ました。16世紀に続き、17世紀前半は音楽の第2の
興隆期で、スペイン継承戦争が始まるまでウィーンの宮廷と密接な関係があ
りました。戦争中でさえ、1715年まではマックス・エマヌエルの下で音楽は盛
んで、王家の人々は声楽・器楽を習い、演奏したと伝えられています。

CD339  \1980
ハイドン:ピアノ・ソナタニ長調Hob. XV-19、
スクリャービン:4つの小品op.51/ワルツ変イ長調op.38
ラヴェル:優雅で感傷的なワルツ、
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第6番イ長調op. 82
アニカ・ヴァヴィチ(p)
2003年8月1-6日録音
ヴァヴィチはベオグラード出身で、ウィーンで学び、2001年ウィーンのスタイ
ンウェイ・コンクールに入賞しました。この時ハイドンの解釈に対する特別賞
も受賞しており、端正なハイドンを聞くことができます。スクリャービンとラ
ヴェルは透明な澄んだ響きで細やかな情感が表現されています。プロコフィエ
フは明確なタッチでこの作品の現代的な面と抒情的な面を弾き分けています。

CD340  \1980
「ナポリのサロン音楽あこがれと愛−ナポリの歌」
ラーマ:レジネッラ、
ドニゼッティ:あなたをとても愛している、
カルディロ:つれない心、
コットラウ:サンタ・ルチア、
作者不詳:光さす窓辺、
ムロロ:いとしいルチア、
ブオンジョヴァンニ:蛾、
マリオ:天国についての二つの見解、
ファルヴォ:彼女に告げて、
クルティス:夜の声、
トト:不幸な女、
バルベリス:聖キアーラ修道院、
デンツァ:フニクリ・フニクラ他
アコルドーネ:マルコ・ベアスレイ(vo)、
グイド・モリーニ(p)
2002年2月4日ライヴ録音
ここに収録されている歌15曲の過半数の前に、ピアノ伴奏付きで詩が朗読され
ています。二人は1970 年代後半から古い音楽を演奏し、1984年から共演して
きましたが、1989年から音楽と言葉との関係に焦点を合わせることにより独自
性を確立しました。詩は音楽と同時代かにこだわらずに選ばれています。歌は
朗読の延長のように、親しい人の多く集まるサロンでのように、語るように歌
われ、ナポリ出身のベアスレイの本領が発揮されています。

CD346  \1980
ヘンデル:合奏協奏曲変ロ長調op. 6-7 HWV325/モテット「天に在す者
が息を吐き給うと」HWV231、
ヨハン・ヨーゼフ・フックス(1660-1741):テ・デウムハ長調K270、
ヴィヴァルディ:グローリアニ長調RV589
G.ベルタニョッリ、L.チェリチ(S)、
S.プリナ(A)、H.J.リッケンバッハー
(T)、A.アベーテ(T)、
ウィーン室内合唱団、
ジョヴァンニ・アントニーニ指揮
イル・ジャルディーノ・アルモニコ
1999年12月22日ライヴ録音
イル・ジャルディーノ・アルモニコは1985年ミラノで結成された古楽器合奏
団で、17・18世紀の作品を中
心に世界各地で演奏し、特にヴィヴァルディの解釈が評価されています。指揮
をしているアントニーニはリコーダ奏者で、1989年からこの団体の芸術監督を
務めています。フックスはウィーンの宮廷や楽長を務め、多数の宗教曲を作曲
しました。

CD341(SACD-Hybrid) 3枚組  \5940
「レゾナンツェン2003:戦争と平和中世とバロックの間の音楽」
作者不詳:サンクトゥス/めでたし海の星/マニフィカート、
モンテヴェルディ:
タンクレディとクロリンダの戦い/シンフォニア/「戦いと愛のマドリガル集」
から「今や天も地も」、
ストラデッラ:死んだセネカ、
A.スカルラッティ:ラ・フォリア、
メルーラ:愛の竪琴に、
モンテクレール(1667-1737):コンセール第6番「平和」、
トロンボンチーノ:フロットラ「涙と熱望するあなた」「戦いへ戦いへ」、
ルッフォ(1508頃-1587):カプリッチョ第4番「悪漢たち」、
作者不詳:パヴァーヌ「戦い」/カナリヤ、
バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ短調BWV1018、
パーセル:「ウォルター氏はある夜乙女と楽しむ」Z273、
ゼンフル:気高い芸術について、作者不詳:飲め歌え、
テレマン:組曲ハ長調「水の音楽:ハンブルクの潮の満ち干」他
ルセ指揮タラン・リリク、
メメルスドルフ指揮マラ・プニカ、
J.サヴァール指揮
コンセール・ド・ナション、
H.ファン・デル・カンプ(B)、A.ヴァイマン(Cemb)、
R.アレッサンドリーニ指揮
コンチェルト・イタリアーノ、
A.ラーシ指揮
アカデミア・ストルメンターレ・イタリアーナ、
黒崎広嗣(ヒロ・クロサキ)(Vn)、
W.クリスティ(Cemb)、
オルランド・コンソート、
M.ストリンクル指揮ムジカ・フロレア他
レゾナンツェン古楽音楽祭の2003年ライヴが発売になります。今回もルセ、サ
ヴァール、アレッサンドリーニ、ヒロ・クロサキ、クリスティといった古楽の
大物が大挙参加しております。毎年テーマを決めてコンサートを行っておりま
すが、今回は「中世とバロックの間」というテーマで演目も最近にしてはわか
りやすいものが多いです。これはORF初のSACD(スーパー・オーディオCD)で
す。ハイブリッドなので通常のCDプレイヤーで再生できますが、サラウンド・
サウンド(コンサート・ホールで聴いているように聞こえる再生音)を再生する
には多チャンネルのSACD用プレイヤーが必要です。

CD355  \1980
ジョヴァンニ・レグレンツィ(1626-1690):「モテットとソナタ集」
4声のソナタ第1番/外国のすべての人/5声のソナタ「ラ・スクァルツォーナ」
/3声のソナタ第7番/3声のソナタ「封建貴族たち」/ばらの花輪で飾ろう/6声の
ソナタ「探索」/3声のソナタ「小さなばら」/おお、最愛のイエスよ/5声のソ
ナタ「クレモナ」他
モニカ・マウフ(S)、
コルネ・ノアール
レグレンツィはヴェネツィアの聖マルコ大聖堂の楽長として宗教曲を作曲した
ほか、ヴェネツイァ楽派の代表的なオペラ作曲家の一人と見なされています。
コルネ・ノアールは古楽演奏の名門、バーゼルのスコラ・カントルムの出身者
たちを中心に1997年創設された古楽合奏団です。編成はヴァイオリン2、チェ
ロ1、オルガン1、コルネット(トランペット系管楽器)2です。創立したのが
このコルネット奏者たちだったことが「黒いコルネット」を意味する団体名
の由来です。

●ORF(オーストリア放送協会)レーベル旧譜
レゾナンツェン音楽祭ライヴシリーズのご紹介
古楽音楽祭「レゾナンツェン2003」が新譜として発売になります。
CD091  2枚組 \3960
レゾナンツェン’96ライヴ「ハプスブルク王家の音楽」
カバニリェス:序曲、
デュロン:巨人の戦争、
アラーニェス:Un sarao de la Chacona、
ユーデンキュニッヒ: リュート作品(4 曲) 、
ダルサ:Kalata ala spagnola、
作者不詳(14、15 世紀)、ランディーニ、ザップ、の声楽作品、
ミラ、ゲレーロ、エンツィーナの作品、セファルディスのロマンス
作者不詳(17 世紀)3 曲、
オデット:サムフェア・オーヴァー・ザ・レインボウ、
レオポルド1 世:モテット、
フローベルガー:フェルディナンド4世に寄せる哀歌、パルティータ、
カルミナ・ブラーナ(13 世紀)より3 曲、
コヤ:カンタータ「L’amante impazzito」
カルダーラ:オラトリオ「イエス・キリストの受難」
ジョルディ・サヴァール指揮ラ・カペラ・レイアル・デ・カタルーニャ、
ポール・オデット、
レ・メネストレル
サヴァール指揮エスペリオンXX
ブダペスト・ケスケシュ・アンサンブル&クレマンシック・コンソート、
J.リフキン指揮バッハ・アンサンブル、コンチェントゥス・ヴォカリス、
グリュクサム(Cemb)、
クレマンシック指揮クレマンシック・コンソート
フローリオ指揮カペラ・デラ・ピエタ・デ・トゥルキーニ、
M.シュナイダー指揮ラ・スタジョーネ・フランクフルト

CD124  2枚組 \3960
レゾナンツェン’97ライヴ「中世とバロックの間に」
13世紀の聖母マリアのカンティーガ、
バッハ:カンタータ「キリストは死の絆につかせたまえり」BWV4、
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「不安」RV234、「四季」より「冬」
ヘンデル:カンタータ「アポロとダフネ」二重協奏曲第1 番HWV332
ヴァスケス:Mi mal de causa es、
セルミジー:
美しい森で、Je ne menge point de porc、生きる限り、Vien tost、おまえ
は私がそれで死ぬだろうと言ったけれど、
ファーナビー:王の狩、マスク、幻想曲、
ブリットマン:聖歌(2 曲)、
ブル:王の狩、
ジョンソン:5尋の深み、蜜蜂の吸うところ、
作者不詳:運命・私の敵、
モーリー:恋する若者と娘がいた、
テッシアー:日陰がとても濃い森で、
作者不詳:つかまえに行く
ファジオーリ:Marte,ammore,Guerra e pece、
プロヴェンツァーレ:Io pur vi miro、Me sento‘na cosa、
作者不詳(17 世紀):Se da me tu non parti、
ジャヌカン:狩
アンサンブル・ミクロロゴス
トーマス・ヘンゲルブロック指揮
ピタゴラス・アンサンブル、バルタザール・ノイマン合唱団
ジュリアーニ・カルミニョーラ(Vn)、
ソナトーリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカ
トン・コープマン指揮
アムステルダム・バロック管
イザベル・レイ(S)、ヴァン・ミシェレン(B)
アンサンブル・クレマン・ジャヌカン[ドミニク・ヴィス(C-T)他]
ピエール・アンタイ(Cemb)
ポール・アニュー(T)、クリストファー・ウィルソン(リュート)
フローリオ指揮カペラ・デラ・ピエタ・デ・トゥルキーニ

CD199  2枚組 \3960
レゾナンツェン’98ライヴ「音楽で賞賛されるべき国イタリア」
カヴァッリ:8 声のソナタ、主は主に言われた、
プロヴェンツァーレ:歌劇「ラ・コロンバ・フェリタ」より4つの場面
カプスベルガー:
トッカータ・アルペッジアータ、トッカータ第1番、ナリオ、コレンテ第7番、
リュイトン:「預言者エレミヤの哀歌」より、
フェリチェ・サンチェス:ラクリモーサ・ベルタ、
フェルディナンド3世:マドリガル、
モンテヴェルディ:マドリガル、
フェリチェ・サンチェス:Usurpator tiranno、
作者不詳(1700 年頃):パッサカリア1&2、Cancion、
トーレス: Afectos amantes、
ローゼンミュラー:ソナタ第4 番(1682) 、
ブックステフーデ:Quemadmodum desiderat cervus、
ヴォルケンシュタイン:Frolich geschray、リフレイン・リート、
作者不詳:Belicha、
デュファイ:ロンドー、
レオポルド1世:3つのレクシオン
ヘンゲルブロック指揮バタサル・ノイマン合唱団、アンサンブル、
フローリオ指揮カペラ・デラ・ピエタ・デ・トゥルキーニ
ホプキンソン・スミス、
パウル・ファン・ネーヴェル指揮フエルガス・アンサンブル、
トラジコメディア、コンチェルト・パラティノ、
アッコルドーネ
ロペス・バンソ指揮アル・アイレ・エスパニョル
トゥベリー指揮アンサンブル・ラ・フェニーチェ
ポッシュ(リコーダー、指揮)アンサンブル・ユニコーン

CD215  2枚組 \3960
レゾナンツェン‘99ライヴ「ビュルガー、バウアー、エーデルマン」
作者不詳(16 世紀中頃イタリア):
Madonna tu mi fai lo scorucciato、Voccuccia de no pieresco apreturo、
G・T・ディ・マイオ:Madonna non e piu lo tiemp’antico、
ダ・ノラ:St‘amaro core mio e diventanto
ヴァルデラバーノ:スペインのフィリップス王、
ブレード:トルコのイントラーダ/サテュロスの踊り/スコットランドの踊り、
ヴェラルディ:大ドン・フェルナンド賛、
ゲレーロ:Si la noche haze escura、
即興:ラ・フォリア、
フレッチャ:La Bomba よりAnde,pues
ナヴァラ王ティボー4 世:殿方は金のないのになれている、
ベルネヴィユ:De moi dolorous vos chant 、
作者不詳(13 世紀) :Gaiete et Oriour、
リシャルト・デ・セミリ:Dame qui a mal mari、
ラモー:カンタータ「忠実な羊飼い」
ホセ・マリン:Si quieres dar Marica en lo cierto、
ガスパル・サンス: ハカラ、フォリア、カナリー、
ホセ・マリン:No piense Menguilla ya
イザーク:私は恋のとりことなり/私のアミカ、
作者不祥(14 世紀):La seconde estampie real、
ロリン・デ・ヴォー:ロンド、
チェザリス:ロンド(2曲)、
作者不詳(14世紀):ダンス、
フレスコバルディ:アリア集第1、2 巻より4 曲
テレマン:組曲「ドン・キホーテのブルレスカ」、
パーセル:つかの間の音楽
ロベルト・フェスタ(指揮、fl)
アンサンブル・デダルス
ジョルディ・サヴァール(指揮、Gamb)
ラ・カペラ・レイアル・カタルーニャ
ルネ・クレマンシック(指揮、fl)
クレマンシック・コンソート
クリストフ・ルセ(指揮、Cemb)
ル・タラン・リリク
モンセラ・フィゲレーラス(S) ロルフ・リスレヴァンド(バロックg)、
アリアンナ・サヴァール(hrp、S)、ペドロ・エステヴァン(打楽器)、
アデラ・ゴンザレス=カンパ(カスタネット)
レ・メネストレル
グロリア・バンディテッリ(Ms)、グイド・モリーニ(Cemb)
ミハエル・シュナイダー指揮ラ・スタジョーネ・フランクフルト
アコッルドーネ

CD252  3枚組 \5940
レゾナンツェン2000ライヴ-VOX POPULI、VOX DEI
ラッツィ:O Vergin Santa, non m’abbanconare
作者不詳(15世紀): Voca la goliera,
フアン・コルナーゴ:Morte,merce,gentile aquil’altera
ファリーナ(1600-40):4声のカプリッチョ・ストラヴァガンツァ、
キルンベルガー:カンタータ「An den flussen Babylons」、
J.S.バッハ: ミサ曲ロ短調-「Symbolum Nicenum:Credo」
ビーバー:6声のソナタ「Die pauern kirchfahrt genandt」、
シュメルツァー:Sonata cum tubis in pleno
作者不詳(13世紀):Stantipes、
ナヴァラのティボー4世(1201-53): Comencerai a fere un lai、
アルフォンソ10世(1221-84):聖母マリアのカンティーガ、
作者不詳(13世紀)Estampie「Reis glorios」
ドメニコ・アウレッタ(1723-53):チェンバロ協奏曲
モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り-4曲
作者不詳(13、14世紀):
laudiam’lli gloriosi martyri、Novel canto、benedicti e llaudati
ファルコニエロ:Battallia de Barbaso yerno de Satanas、
ローセンミュラー:ソナタ第9番、
ビーバー:パルティータ第3番
レオナルド・ヴィンチ(1696-1730):「Li zite’ngalera」(1721)
ロベルタ・ファスタ(フルート、指揮)、
アンサンブル・ダエダルス
ドゥフシュミット(ガンバ、指揮)
アルモニコ・トリビュート、テアター・ナッラッタク
ブラチュケ指揮バルタサール=ノイマン合唱団&アンサンブル、ハッペル(B)
マレク・シュトリンツル(指揮、Vc、ポジティフOrg)、ムジカ・フロレア
ミハエル・ポッシュ(指揮、bfl)、
アンサンブル・ユニコーン、ヴァカレンアンサンブル・ノヴァ
アントニオ・フローリオ指揮
カペラ・デラ・ピエタ・デ・トルキーニ、バイアノ(Cemb)
サヴァール指揮カペラ・レアル・カタルーニャ、エスペリオンXXI
ラ・レヴェルディ
サヴァール指揮コンセール・デ・ナシヨン
フローリオ指揮カペラ・デラ・ピエタ・デ・トルキーニ、

CD281  3枚組+ボーナスCD \5940
レゾナンツェン2001ライヴ-「ヴィヴァ、エスパーニャ!」
カベソン(1510-66):第9旋法によるティエント、
ラ・リュー(1460-1518):アヴェ・レジーナ・カロラム、
ダ・モデナ(1498-1561):リチェルカーレXIII、
フアン・デ・アンキエタ(1462-1523):キリエ、グローリア
セファルディのロマンス、カンティーガ
マヌエル・デ・メサ(1725-73):Sonoro clarin del viento、
フアン・デ・アラウホ(1646-1712):Por celebrar del Infante、他
アッコルドーネ:Cecchie letrose nui cingari simo、
アンティコ(1956-): ピッティ・ペッティ、
ピノ・デ・ビットリオ(1965-):Tarantella di Ischitella
サンチアゴ・デ・ムルシア(1682-1740):ファンダンゴ、
マリツァポリス、フォリアス・ガレガス、ザランベケス、タランテラ、
ホセ・デ・ネブラ(1702-1768):サルスエラより「Para obsequio a la
deydad nunca es culto、la crueldad, y lphigenia en Tracia」
フアン・ヒダルゴ(1614-1685):「Celos aun del aire matan」
作者不詳(15 世紀):
ストランボット、バルツェレッタ、バラータ=カンツォーナ集(8曲)、
グリエルモ・エブレオ・ダ・ペサロ(1425-1485):
バロ「La vida de Culin」、
作者不詳(15世紀):Noca la galiera
ボーナス:デジタルdts サラウンドCD によるこのセットの聴き比べCD
ディルク・シュネリングス(指揮、B)、
カペラ・フラメンカ、デ・キャット(C-T)、
ヴァン・エルサッカー(T)、テルモント(Br)、ヴァンボウウェル(Org)
サヴァール(指揮)、エスペリオンXXI、フィゲラス(S)、
メメルスドルフ(fl)、ダラル他
ガブリエル・ガリド指揮アンサンブル・エリマ
オスカル・ボアダ指揮
エルス・ペティッツ・カントルス・デ・カタルーニャ「ヴィヴァルディ合唱団」
アッコルドーネ
ロルフ・リスレヴァンド(G)
エドゥアルド・ロペス・バンソ(指揮Cemb)、
アル・アイレ・エスパニョル、マルタ・アルマハノ(S)
ロラ・カサリエゴ(Ms)
サヴァール指揮エスペリオンXXI、
ラ・カペラ・レイアル・デ・カタルーニャ、アンサンブル・ミクロロゴス

CD314  3枚組+ボーナスCD \5940
レゾナンツェン2002-Das ewig Weibliche(永遠の女性)」
ピサドール、クリストバール・モラーレス、クローダン・セルミジ、
作曲者不詳、ディエゴ・オルティス、マッテオ・フレーチャ、
フアン・デル・エンシーナ、アルフォンソ・ムダーラの作品
フランチェスコ・ランディーニ:マドリガル、バラータ(3曲)
F.クープラン:王宮のコンセール第2コンセールニ長調、
A.フォルクレ:コタン、ベルモン、ポルトガル人(Cemb 用編曲)、
モーツァルト:ヴァイオリン伴奏クラヴサンのためのソナタK304(304c)
作曲者不詳:17-18 世紀イギリスのヴィオラ・ダ・ガンバを中心とした
民族音楽的な歌と器楽曲集
カッチーニ:アマリリうるわし、フレスコバルディ:<Se l’aura spira>、
M-A.シャルパンティエ:<Non,non,je ne l’aime plus>、他、
パーセル:つかの間の音楽
オルランド・ディ・ラッソ(ラッスス):<Parce mihi>、<Spiritus meus>、
<Pelli meae>、<Quare de vulva eduxisti me?>
アレサンドロ・ストラデッラ:オラトリオ「洗礼者聖ヨハネ」
ヘンデル:
オペラ「ギリシャのアマディージ」より、「アルチーナ」より、
ラ「アルミニオ」より
モンテヴェルディ:ニンフの嘆き、フレスコバルディ:Cosi mi disprezzate
モンテヴェルディ:
タンクレディとクロリンダの戦い、
ゲオルグ・フィリップ・テレマン:インテルメッツォ「ピンピノーネ」抜粋、
オペラ「ダモン」より「シャコンヌ・コミーク」を間に挟む)
ボーナスCD【dtsサラウンドCD内容】付き
ホセ・ミゲル・モレーノ(指揮、ビウエラ)
オルフェニカ・リラ、ヌリア・リアル(S)、ジョルディ・ドメネク(CT)、
フェルナンド・パス(recorder)、ベントゥラ・リコ(Gamb)
アンサンブル・ミクロログス
ヒロ・クロサキ(バロックVn)ヴォルフガング・グリュクザム(Cemb)
ザ・ボルティモア・コンソート
イル・セミナリオ・ムジカーレ、
ジェラール・レーヌ(CT)、ブリュノ・コセ(Vc)、
ブランディーヌ・ランヌ(Cemb&ポジティフOrg)
Aフェスタ指揮アンサンブル・ダエダルス
ミヒャエル・シュナイダー指揮
ラ・スタジョーネ・フランクフルト、ジェラール・レーヌ(A)、
ミヒャエル・ショッパー(B)、アン・モノイオス(S)、
ローリー・ルヴィオル(S)、アンドレアス・カラジアク(T)
アラン・カーティス指揮
イル・コンプレッソ・バロッコ、
ジモーネ・ケルメス(S)、グロリア・バンディテッリ(Ms)、
ドンナ・レオン(語り)
アッコルドーネ〈ベアズレイ(T)、モリーニ(Cemb)〉
ミヒャエル・シュナイダー指揮
ラ・スタジョーネ・フランクフルト、モノイオス(S)、M.ショッパー(B)





<ARTS>
★4月よりARTSレーベルのセールを行ないます。今回の新譜もセール価格での
ご案内となりますが、セール終了後は通常価格に戻ります。セールのご案内は
後日お伝えいたします。

●ARCHIVESシリーズ
43031  2枚組 \1900(通常価格 \2700)
ヴェルディ:歌劇「椿姫」(全曲)
ミレッラ・フレーニ(ヴィオレッタ)
フランコ・ボニゾッリ(アルフレード)
ブルスカンティーニ(ジョルジョ)、コヴィッチ(フローラ)、
グドルン・シェーファー(アンニーナ)、ビンツス(ガストーネ子爵)、
ルドルフ・イェドリツカ(ドゥフォール男爵)、
ハインツ・レーフ(ドビニー公爵)、
ハンス・ヨアヒム・ルカト(グランヴィル医師)
ランベルト・ガルデッリ指揮、
シュターツカペレ・ベルリン、ベルリン国立歌劇場合唱団
(録音:1973年ステレオ)
1964年にスカラ座でカラヤンとの共演で上演されるも不評だったフレーニの椿
姫(以前、スカラ座であったマリア・カラスの舞台があまりに素晴らしかった
ため)。そんなことにもめげず立派なヴェルディの歌い手となったフレーニ。
この録音は事件の約10年後に録音されたもので、20世紀最高のソプラノの一人
フレーニの忘れがたき名演となっております。また昨年10月に惜しくも亡くな
った名テノール ボニゾッリもアルフレード役を得意としていて‘63年のスポレ
ート音楽祭でこの役を歌って注目を浴びることになったのでした。

43035  2枚組 \1900(通常価格 \2700)
モーツァルト:歌劇「コシ・ファン・トゥッ
テ」全曲
テレサ・シュティヒ=ランダル(フィオルディリージ)、
ジャニス・マーティン(ドラベッラ)、
ヴェルナー・クレン(フェエンド)、
ヴィクター・コンラッド・ブラウン(グリエルモ)、
カルロス・フェラー(ドン・アルフォンソ)、
アドリアーナ・マルティノ(デスピーナ)
ペーター・マーク指揮ローマRAI交響楽団
(録音:1967年6月13日、ローマ、ステレオ・ライヴ録音)
ペーター・マークの放送録音の復刻第2弾!モーツァルトを最も得意としていた
ペーター・マーク。コシ・ファン・トゥッテの全曲はMONDO MUSICAでフェニー
チェ劇場でのライヴが出ておりましたが、この録音はそれとは別の放送録音で
す。マークはモーツァルトのオペラの中でも特にこの「コシ・ファン・トゥッ
テ」を愛しておりました。イタリアRAI放送局提供のこの音源は少し古い感じは
しますが、ステレオ録音でARTSレーベルの24bit/96kHzリマスターで音質改善
がなされております。マークの指揮のもと水準の高い声楽陣の生き生きとした
歌唱と劇場的な雰囲気を味あわせてくれる名演奏です。

●ブルー・ライン24bit/96kHz・シリーズ
47691  \950(通常価格 \1350)
「戦争と信仰」
A.ガブリエリ(1520-1586):第6旋法のイントナツィオーネ/
第6旋法のアンティフォン/陽気な歌/
マイネリオ(1535-1582):第6旋法のマニフィカート/フラン
ス舞曲/ミラノ舞曲/第5旋法のマニフィカート/第5旋法の
アンティフォン/レジーナ・チェリ
ジャヌカン(1475-1560):戦争
ヴェレコーレ(?-1574以後):タリアーナの戦い
メルーロ(1533-1604):
第1旋法のトッカータ/第5旋法のアンティフォン/即興演奏
ジャン・パオロ・ファゴット指揮
イル・テルツォ・スオーノ、
ダルトロカント、
ベアトル教会合唱団、
フェニーチェ合奏団、
スオナル・パルランテ合奏団
1515年マリニャーノの戦いでフランスはミラノを公爵領とし、従軍したジャヌ
カンは「戦争」を作曲しました。10年後、フランスはパヴィアの戦いで神聖ロー
マ帝国軍に敗北して公爵領を失い、ヴェレコーレは「パヴィアの戦い」を作曲
しました。前者は「フランスの戦い」、後者は「イタリアの戦い」と呼ばれる
ようになって有名になり、これらの編曲・模倣・引用が多数現れました。マイ
ネリオは1574年に「8つの旋法のマニフィカート集」を出版し、そのうち2曲に
は作曲者が「フランスの戦いによる」「イタリアの戦いによる」と記していま
す。マイネリオはヴェネツィアの東北に位置するアクイレーイアの教会の合唱
指揮者でしたが、宗教音楽は忘れられ、16世紀後半の器楽舞踏曲として重要な
舞曲集が残っています。ヴェネツィアの聖マルコ大聖堂のオルガン奏者を務め
たガブリエリとメルーロの作品も収録されています。
 
47702  \950(通常価格 \1350)
「20世紀のフルート音楽第2集」
ブルーノ・マデルナ(1920-1973):ニ次元のための音楽
ジャン=クロード・リセ(1938-):パッセージ
アルド・クレメンティ(1925-):パッサカリア
フランコ・ドナトーニ(1927-2000):ミディ
マリオ・チェサ(1940-):音楽身振り劇場
ジャンヴィンチェンツォ・クレスタ(1968-):
「不安定な者、無名の者、見捨てられた者、詩人」
細川俊夫(1955-):垂直の歌1/
アレッサンドロ・グレゴ(1969-):
「記憶の持続、または、時計を持って熱狂はできない!」
ロベルト・ファブリチアーニ(Fl)、
アルヴィゼ・ヴィドリン(電子楽器)
ここにはこの50年間に作曲された独奏フルート用作品3曲、フルートとテープに
よる作品3曲、フルート、電子楽器生演奏とテープによる作品2曲が収録されて
います。1952年ダルムシュタットの講習会で発表された「二次元のための音楽」
はマデルナの最初の電子音楽です。「変転」とはコンピュータによって作り出
される雰囲気の変化を指していて、1982年のコンピュータ音楽国際会議のため
に委嘱されました。「パッサカリア」は、部分的に500を超える多数の声部か
ら成る対位法的楽曲です。「ミディ」は友人である演奏者のために作曲された
技巧的な曲です。クレスタの作品は、社会で無視され窒息させられている人々
への攻撃に対する告発です。「垂直の歌1」は、邦楽のような間の取り方と自
由なリズム、尺八のような息遣いを用いています。「記憶の持続」は、鎮痛剤
を飲んだ主人公が錯乱し始めても、時計の音のために現実の時間・空間の記憶
を忘れられない状態を描写しています。





<PIERRE VERANY>
PV704012  \1980
モーツァルト:「フルート四重奏曲・五重奏曲集」
四重奏曲ニ長調KV285/四重奏曲ト長調KV285a/四重奏曲ハ長調KV285b(171)
/四重奏曲イ長調KV298/フルート、ハープ、弦楽三重奏のための五重奏曲KV617
(アダージョとロンド。原曲の編成:グラス・ハーモニカ、フルート、オーボ
エ、ヴィオラ、チェロ)
クリスティアン・ラルデ(Fl)、
マリー=クレール・ジャメ(Hp)、
アニェス・スレム=ビアロブロダ(Vn)、
ジャン・スレム(Va)、
クサヴィエ・ガンペン(Vc)
KV285KVと285aの2曲は、2曲のフルート協奏曲と共に、医師でフルート愛好家の
ドゥジャンの委嘱により作曲されました。4曲のフルート四重奏曲、特に2楽章
しかないKV285aとKV285bは軽い性格を持っています。夫人のジャメと共にたび
たび来日している名手ラルデが軽快で優雅な演奏を聴かせます。グラス・ハー
モニカはモーツァルトの時代に人気のあった楽器で、死の直前に完成した五重
奏曲は、深い情緒をたたえた作品です。
 
 
PV703091  \1980
「ザゴルスク修道院聖歌隊パリ演奏会」
プロキメノン(グラドゥアーレ)/おお、驚くべき奇跡...(キエフ・グロッ
ト修道院の旋律)/だれが私たちを隔てるのか...(長司祭ジャン・ソロミナ)
/あなたは祝福された、主は...(チェスノコフ編曲)/天を喜ばせよう...
(ギリシアの旋律、トルバチェフ編曲)/夜祷の詩編(キエフの旋律、カスタル
スキー編曲)/平和の天(修道士エフレム)/聖母賛歌(テオドール皇帝の版)
/主の名を賛美せよ(修道士ナタナエル)/私たちはあなたを賛美する.../
今天の力が(ルヴォルスキー)/十字架の前で私たちはお辞儀する(クリロフ)
/キリストはよみがえられた/キリストの復活を熟視して(グロット修道院の旋
律、チェスノコフ編曲)/汝ら主を賛美せよ(グレチャニノフ)/ロシアの国、
聖なる国土(グロット修道院の旋律)
プロキメノン ザゴルスク修道院聖歌隊、
モスクワ教会学院合唱団
1988年2月17日パリのノートルダム大聖堂、
16日パリの聖マドレーヌ教会でライヴ録音
この合唱団は、ロシアにキリスト教を導入したキエフのウラディーミル王子の
洗礼千周年を祝って、初めて海外公演を行いました。このCDは、そのうちノー
トルダム大聖堂と聖マドレーヌ教会での演奏の抜粋を収録した貴重な録音です。
前者は聖母マリア、後者はキリストの復活を扱った曲を集めています。ロシア
人がギリシア正教を受け入れた時、その音楽をギリシア人が教えましたが、世
俗音楽や西洋のポリフォニーの影響を受けて変化しました。19世紀後半になる
と、特にラフマニノフやグレチャニノフなどの作曲家たちには、過去の遺産に
戻り、ポリフォニーを過度に用いない傾向が現れました。荘厳な響きの男声合
唱団が所属するトリニティ教会は革命後の1919-46年閉鎖され、再建後は世俗
音楽の影響を避ける方針を採っています。
 
PV703101  \1980
ジャック・オーベール(1689-1753):
「4つのヴァイオリンのための協奏曲集」
ホ短調op. 17-4/ホ短調op. 26-4/ニ長調op. 17-1/ニ長調op. 26-3「シャコ
ンヌ」/ヘ長調op. 26-2/ト短調op. 17-6/ヘ長調op. 17-5
シクロペ(Les Cyclopes)
オーベールはブルボンのコンデ公に仕え、オペラや多数の交響曲、協奏曲など
の器楽曲を作曲し、パリのコンセール・スピリチュエルでも作品を初演しまし
た。ここに収録された協奏曲の、独奏ヴァイオリンを3つのヴァイオリン・チェ
ロ・通奏低音が伴奏するという、現代から見ると変わった編成は、18世紀初期
には一般的でした。作曲者が意図した「フランス的な」作品の特徴は、舞曲形
式の多用や装飾音などに表れていますが、形式や演奏技法にはヴィヴァルディ
やコレッリなどイタリアの作曲家の影響が見られます。シクロペは芸術監督
ラポワントとメデを中心とした、オリジナル楽器でバロック音楽を演奏する団
体です。

PV703111  \1980
レグレンツィ(1626-1690):晩課op. 1
B.プロット、V.ペリン(S)、V.ダラス(A)、H.ラミー(T)、B.ボントゥ(B)、
オプデベーク指揮
コーリ・スペッツァーティ他 2001年7月世界初録音
レグレンツィは1655年までベルガモの教会オルガン奏者を務め、後にヴェネツィ
アに移って聖マルコ大聖堂の楽長となりました。オペラ、宗教曲、器楽曲など
多くの作品を残し、バロック音楽の発展に大きな役割を果たしました。「晩課」
は1654年ヴェニツィアで出版されましたが、教皇の支配を逃れたかった都市に
おいて、晩課は典礼上ローマ教会に対する独自性を主張できる点で重要でした。
ヴェネツィア楽派が用いた二重合唱を意味するコーリ・スペッツァーティは24
人の歌手から成り、未出版のヴェネツィアの作品を演奏しています。
 
PV703112/6  5枚組 \9900
マラン・マレ(1656-1728):「ヴィオル曲集第4巻全曲」
フランス趣味の6つの組曲:イ短調/ニ短調/ヘ長調/ホ短調/イ長調/ニ短調/
外国趣味の組曲/3つのヴィオルのための組曲第1番/第2番
J.-L.シャルボニエ、P.ルソー、A.-M.ラスラ、M.ミッデンウェイ(Gamb)、
M.ブラグリア(テオルボ)、M.ジャルデリ、P.トロセリエ(Cemb)、
M.インベール(Perc) 1992・1996年世界初録音
マレはフランスの宮廷楽団員・ヴィオル独奏者として活躍し、550曲以上のヴィ
オル曲を5巻に分けて出版しました。第4巻の序文でマレーは、「フランス趣味
の組曲」は和音が少なく易しく旋律の美しい曲を好む人のための作品と説明し
ており、これに対し、「外国趣味の組曲」は和音が多く演奏が困難です。
”etranger”には「外国の」のほか「奇妙な」という意味もあり、その同義語
を曲名とするアルマンドを含むほか、困難な技巧や不協和音を使用しています。
 
PV704011  \1980
ジャック・デュフリ(1715-1789):「クラヴサン曲集第1集」
アルマンド/クーラント/ヴァンロ/ロンド/トリボレ/ロンド/ダマンズィ/カザ
マヨジョル/アルマンド/ブーコン(クーラント)/ララル/メヌエット/ロンド
/ミレッティナ/軽快に
ジャン=パトリス・ブロス(Cemb)
デュフリは1942年パリに出て、クラヴサン奏者としてノアイユ家、デュアレ家
のサロンでも演奏しました。クラヴサン曲集を4冊出版し、そこにバロック組曲
からロココ様式、前古典派への歴史をたどることができます。この第1集は、組
曲を2つ連続した形式で、クープランやラモーの影響を受けています。曲中で描
写したり曲を献呈したりした人物を曲名とすることはこの二人も行いました。
中には画家ヴァンロ、ハープシコード奏者ブーコンなど著名な人物も含まれて
います。ブロスはフランスのチェンバロ・オルガン奏者で、オリジナル楽器に
よる「コンセルト・ロココ」の指揮もしています。





<DORON>
DRC3042  \1980
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調op.54
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための協奏曲イ短調op.102
クリスティアン・ファーヴル(P)、
ギュラ・ストゥラー(Vn)、フランソア・ギュイ(Vc)、
エルヴェ・クロプフェンスタイン指揮
ジュネーヴ交響楽団
2001年3月11日、2002年6月11日ライヴ録音
ファーヴルは1955年ローザンヌで生まれ、同地の音楽院教授を務めています。
シューマンの情熱と抒情をバランス良く表現しています。ストゥラーはブダペ
ストで生まれ、ローザンヌ室内管弦楽団のコンサート・マスターを経てフライ
ブルク音楽院とティボール・ヴェガ高等音楽院で教えています。スイスで最も
優れたチェロ奏者の一人と目されているギュイはウィーン・コンクールとジュ
ネーヴ・コンクールで優勝し、スイス・ロマンド交響楽団主席奏者を務めまし
た。重厚なブラームスの作品のライヴならではの緊張感と高揚のある演奏を聴
くことができます。

DRC5021  \1980
「クラリネットを含む室内楽曲」
シューマン:幻想小曲集op. 73
ブラームス:クラリネット三重奏曲イ短調op. 114
サムエル・ラングマイヤー(1938-):9つの絵の形の幻想曲
デュオ・コスモス:ハンナ・ラングマイヤー(Cl)、
カテリーネ・ガラント(P)、サムエル・ラングマイヤー(Vc)
ダーフィト・ライツ指揮
チューリヒ弦楽合奏団 2002年4-10月録音
サムエル・ラングマイヤーはスイスで生まれ、チェロと作曲を学んでテューリ
ヒ歌劇場やテューリヒ・トーンハレ管弦楽団のチェオロ奏者を務めました。い
くつかの作品は国内外で演奏されており、「幻想曲」は二人の娘ハンナとモニ
カに献呈されました。哀愁を含んだ響きを基調とするオーケストラを背景とし
てクラリネットが自由なリズムで動きます。ハンナはバーゼルとパリで学び、
1995年パリでガラントと出会って共演し始め、古典から現代曲まで広く演奏し
ています。






<MEGADISC>
MDC7813  \2080
辺見康孝「ヴァイオリン・エンカウンター」
ファニーホー:シャコンヌ風(1986)/不可視の色彩(1997〜98)、
原田敬子:ラビリンスX(1997/99)、
デヴィッド・ヤング:「ヴァル・カモニカ渓谷の小品集」より動物達(2002)、
パトリック・デ・クラーク:アイ・モルティ(2001)
ベリオ:セクエンツァVIII(1976)、
ミハエル・マイヤーホフ:
ヴァイオリンとCDプレイヤーのためのスプリッティング5(2000/01)
辺見康孝(ヴァイオリン)
辺見康孝はベルギーの現代音楽アンサンブルCHAMP D'ACTION(シャン・ダクショ
ン)のヴァイオリニストで、日本でも活発にソロ活動を行っております。このア
ンサンブルの録音は当MEGADISCレーベルに多数ありますが、初のソロ・アルバ
ムです。

MDC7814  \2080
レポ・スメラ(1950-2000):「昨日に到達するために」
シナリオ/1981年の2つの小品/静かなオダリスク/昨日に到達するために/シェ
ークスピアの2つのソネット/星
ラヴェル合奏団:アーレ・タメサル(Vc)、ネーメ・プンダー(Fl)、
レア・レイテン(P); ピレ・リル(S)、マリエ・ロフアル(P)
2002年2-6月録音
スメラはエストニアで最も重要な現代作曲家の一人です。エストニア音楽院で
教え、同音楽院に電子音楽スタジオを設立し、エストニア作曲家連合会長を務
めました。現代の作曲技法を独自の方法で混合したり対照させたりして用い、
1970年代には自由な12音技法的様式で書いていました。1980年代初めには全音
階を用い始めましたが、「1981年の2つの小品」はその転換点となりました。
1980年代後半から電子音楽に関心を持ち、マルティメディア作品も作曲してい
ます。室内楽作品の多くには偶然性を取り入れた部分がありますが、作品全体
の構造を偶然性に委ねたことはありませんでした。ここに収録されているのは
第2曲以外は1990年代以降の作品です。

MDC7817  \2080
ニコライ・コールンドルフ(1947-2001):作品集
アルフレード・シュニトケに敬意を表して(AGSCH)/パッサカリア/用意はできま
したか、お兄さん
パトリシア・コパチンスカヤ(Vn)、ダニエル・ライスキン(Va)、
アレクサンダー・イヴァシキン(Vc)、イヴァン・ソコロフ(P)
2001年8月録音
コールンドルフはモスクワで生まれ、1991年カナダに移りました。1970年代末
には初期の無調的様式を捨てて調性に復帰し、ミニマル・ミュージックの影響
も受けました。大規模な作品も多数作曲しましたが、その芸術的価値が生前に
は正当に評価されませんでした。「アルフレード・シュニトケに敬意を表して」
は複雑な記譜による演奏困難な曲で、シュニトケとの精神的類似を示していま
す。「パッサカリア」は無伴奏チェロのための作品で、演奏者はダンテの「神
曲」の数節をささやいたり、チェロと一緒に歌ったり、口笛を吹いたりします。
「用意はできましたか、お兄さん」では1990年代半ばの傾向が顕著で、半音階
的変化を避けた簡潔な記譜が調性的な印象を与えます。





<TELOS>
TLS030  \1980
「ミュンヘン楽派第1集」
ルートヴィヒ・テュイレ(1861-1907):ヴァイオリン・ソナタOp.30
プフィッツナー:ヴァイオリン・ソナタホ短調Op.27
ルーディ・シュテファン(1887-1915):
ヴァイオリンとピアノのためのグロテスケ
クリストフ・シッケンダンツ(Vn)、
ベルンハルト・フォグラッシャー(P)、
 
TLS037  \1980
「ジューコフ・エディション第3集」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調op.110
メトネル:ピアノ・ソナタト短調op.22
ピアノ五重奏曲ハ長調遺作WoO5
イーゴリ・ジューコフ(P)、クリストフ・シッケンダンツ、
ゾヤ・ネヴゴドフスカ(Vn)、ヨアヒム・クリスト(Va)、
シュテファン・ブライト(Vc)
1980年2月、2002年5月録音
メトネルはロシアに定住したドイツ人の家系で、ピアノ奏者として活動を始め
ました。作品は後期ロマン派の作風を踏襲しており、ピアノ曲が重要です。ロ
シア的な憂愁も漂うこのソナタは1楽章形式で書かれています。大きな広がり
を感じさせる輝かしいピアノ五重奏曲は、心臓発作に苦しんでいた晩年に完成
しました。ジューコフはギレリスやネイガウスに学び、ロン=ティボー・コン
クールで優勝したヴェテランです。

TLS054  \1980
「ミュンヘン楽派第2集」
ルートヴィヒ・テュイレ(1861-1907):ピアノ五重奏曲変ホ長調op.
20/チェロ・ソナタニ短調op. 22
フォグラッシャー(P)、インゴルフ・トゥルバン(Vn)、
クリストフ・シッケンダンツ(Vn)、ヨアヒム・クリスト(Va)、
ウェン=シン・ヤン(Vc)
2002年1月8-10日録音
TLS030とあわせてミュンヘン楽派シリーズ2集が発売になります。19世紀末から
20世紀にかけてミュンヘンで活動していた、新古典主義や調性の崩壊に反対す
るグループがミュンヘン楽派と呼ばれていますが、多様な傾向が含まれていて、
明確な定義をすることはできません。ここに属するのは代表者と見なされてい
るテュイレのほか、プフィツナーやオルフなどで、ブルックナーやワーグナー
の後期ロマン派和声を保持した現代様式を確立しようとしました。テュイレは
ミュンヘンの音楽院で教えることに時間を費やしたため、作品は多くありませ
んが、オペラは生前大変成功しました。ピアノ五重奏曲はロマン的な感情の大
きなうねりを抑制せずに余すところなく表現しており、チェロ・ソナタはこれ
と対照的に静かな作品です。
 
TLS057  3枚組  \5940
シューマン:「ピアノのための練習曲全集」
パガニーニの奇想曲による練習曲op. 3/パガニーニの奇想曲による演奏会用
練習曲op. 10/フリッケン男爵の主題による幻想曲と終曲(交響的練習曲の草
稿、作品番号なしno. 6)/交響的練習曲op. 13/ベートーヴェン練習曲作品番
号なしno. 31(3通りの版)/ペダル・ピアノのための練習曲:カノン形式による
6つの小品op. 56(独奏用編曲)/ペダル・ピアノのためのスケッチop. 58
(独奏用編曲)
レフ・ヴィノクール(P)
2002年1-2月録音
「交響的練習曲」の草稿は、シューマンの作曲過程を窺うことのできる興味深
い録音です。ヴィノクールはこの作品の録音を前にして、どの版を使うか、遺
作の変奏曲を演奏するべきか迷っていました。その時、ベルギーの家庭に保管
されていた草稿を見る機会を得ました。そこには未完の変奏曲も含まれ、速度
表示も異なるものがありました。これも録音するべきだというのが待ち望んで
いた解決でした。そうするとシューマンの全練習曲を録音するのが理にかなっ
ていると思えてきて、このCDが企画されました。歯切れの良いタッチで力強
い演奏をしているヴィノクールはモスクワで生まれ、1996年ドイツに移住し、
東京クヮルテットと共演し、横浜のピアノ・フェスティヴァルに出演してい
ます。

TLS063  \1980
「4手のためのピアノ作品集」
レーガー:6つのワルツop. 22、
シュールホフ(1894-1942):皮肉op. 34
ゴードン・シャーウッド:ブルースによるソナタop.66、
ドビュッシー:バラード
メンデルスゾーン:アンダンテとアレグロ・アッサイ・ヴィヴァーチェop. 92
マティアス・ファイト、
ヘニング・ルツィウス(P)
2001年9月7-9日録音
「6つのワルツ」には後のレーガーの複雑な和声はまだ見られず、簡潔な様式
を示しています。シュールホフはユダヤ人で、ナチスの犠牲となりましたが、
6曲から成る「皮肉」は、舞曲やジャズの要素も含む、活気のあるコミカルな
作品です。「ブルースによるソナタ」はブルースの要素を取り入れたソナタ
で、第3楽章はブルースそのものです。「バラード」はドビュッシーの初期の、
神秘的な雰囲気を持つ作品で、ピアノ独奏曲の編曲です。「アレグロ」はメン
デルスゾーン特有の軽快で流麗な書法で書かれた作品です。溌剌とした演奏を
しているファイトとルツィアスは、ドイツを中心として伴奏・室内楽の分野で
も演奏・教授を行っています。

TLS068  2枚組 \3960
「レオシュ・ヤナーチェクとカミラ・シュテスローヴァ」
ヤナーチェク:
弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」/第2番「内緒の手紙」
ヤナーチェク四重奏団
ヤナーチェクの晩年約10年間の創作力の高まりの原動力の一つは、1917年から
親しくなった若い人妻カミラでした。二人はそれぞれの結婚生活を壊すつもり
はなく、精神的恋愛を貫きましたが、彼女に毎日手紙を書き、ヤナーチェクの
は約800通、カミラのは200通余りが残っています。1枚目のCDにはドイツ語と
チェコ語による二人の手紙の朗読が収録されています。「クロイツェル・ソナ
タ」はトルストイの同名の小説に抗議して書かれ、「内緒の手紙」には彼女
への作曲者の思いが込められています。





 
<MUSIC VARS>
VA0148  \1850
「オーボエ四重奏曲集」
モーツァルト:
ヘ長調KV370/イングリッシュ・ホルンのためのアダージョKV580a
クロンマー:第1番ハ長調
ヨハン・クリスティアン・バッハ:変ロ長調
カール・シュターミッツ:ニ長調
パヴェル・ヴェルナー(Ob, Enghr)、
プラハ・ヴラフ四重奏団員【ヤナ・ヴラコヴァー(Vn)、ペトル・ヴェルナー
(Va)、ミカエル・エリクソン(Vc)】
2002年7月8-10日録音
ここには前古典派から古典派にかけての4人の作曲家のオーボエ四重奏曲が収録
されています。クロンマーはモラヴィアで生まれウィーンの宮廷楽長を務めま
した。この曲は最近モラヴィアのペルンシュテイン城で発見されました。ウィ
ーン古典派の様式で書かれ、第2楽章には傾倒していたハイドンの影響が見ら
れます。カール・シュターミッツはチェコ出身でマンハイム楽派の創始者ヨハ
ンの長男カールで、マンハイム、パリ、ドイツなどで作曲家・指揮者・ヴァイ
オリン奏者として活動しました。協奏交響曲が歴史的に重要ですが、他の協奏
曲や室内楽曲もレパートリーとして残っています。ヴェルナーはプラハで生ま
れ、プラハ交響楽団主席奏者などの要職を歴任したチェコ木管楽器界の重鎮で、
豊かな経験に基づく確かな演奏をしています。

VA0152  \1850
ドヴォルザーク :スラヴ舞曲集op.46(四重奏用編曲)/バガテルop.7
マルティヌー合奏団【ヴィースナー(P)、マチェイカ(Fl)、プレイスレロヴァ
ー(Vn)、ザイミ(Vc)】
ドヴォルザークは「スラヴ舞曲集」op. 46を初めピアノ二重奏曲にするつもり
でしたが、管弦楽曲にしたくなり、第3曲が完成するとすぐ管弦楽用に書き始
めました。この作品は大変人気があったので、出版後すぐ多くの編曲が生ま
れました。その一つがこの録音の第1・2・4・6曲で用いられているフリッツ・
レートルによるもので、これはドヴォルザークが正当なものと認めています。
残りの4曲は若い作曲家マルティン・ヒュプラーがこの録音のために編曲しま
した。





<OTAKEN RECORDS(CD-Rレーベル)>
TK-5021  \2180
シューマン:交響曲第4番
シューベルト:グレイト交響曲
フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィル
トスカニーニ指揮フィラデルフィア管
旧ディスクショップ・アレグロで購入時、未開封新品でその後通針2-3回まで
の新品同様盤より復刻。原盤はシューマンが独へリオドール初版でシューベル
トが米RCAソリアシリーズ(当演奏の初リリースのクレジット有)。両巨匠の
好対照の芸風が一枚で味わえます。

TK-5022  \2180
マーラー 交響曲第2番「復活」
クレンペラー指揮ウィーン交響楽団
原盤は米VOX初期厚盤。門馬直美氏が同曲中ベストとした名演の復活。近年同
VOX社が復刻したCDはキンキンした音でしたがこれはオリジナルに限りなく近
い。中間楽章のリアリティーは特に見事。

TK-5023  \2180
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
L.モーツァルト:おもちゃのシンフォニー
E.クライバー指揮ウィーンフィル 他
ワインガルトナー指揮ブリティッシュ管
原盤は米ロンドン(プレスは英)初期厚盤。E・クライバーは戦前の盛期ベル
リン国立歌劇場のシェフを務めた名匠。戦後も棒の冴えは変わりません。師匠
ワインガルトナーのおもちゃのシンフォニーのおまけ付き。

TK-5024  \2180
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
ベートーヴェン:交響曲第5番
ワーグナー:ジークフリートのラインへの旅
バックハウス(P) ベーム指揮ウィーンフィル
E.クライバー指揮アムステルダム・コンセルトへボー
ワインガルトナー指揮パリ音学院管
原盤はベートーヴェンは両曲とも英デッカ初期厚盤。バックハウスとベームの
P3はモノLP期のベスト。第5はミントクオリティーで英デッカの音が存分
に味わえます。ワインガルトナーのラインの旅はおそらく世界最速。

TK-5025  \2180
ベートーヴェン:交響曲第1番、交響曲第8番
ワーグナー:リエンツェ序曲、ワルキューレ終幕
メンゲルベルク指揮アムステルダム・コンセルトへボー管
ストコフスキー指揮ニューヨークフィル
原盤はメンゲルベルクが米キャピトルーテレフンケン初期厚盤でストコフスキ
ーが英コロンビア初期10インチ盤。ベートーヴェンの直系曾孫弟子たるメン
ゲルベルクの面目躍如!これらの名演の既存の復刻に満足出来ない方にぜひ聞
いていただきたい一枚です。

TK-5026  \2180
ブラームス:交響曲第2番、フランク:交響曲
メンゲルベルク指揮アムステルダム・コンセルトへボー
原盤は米キャピトルーテレフンケン。コピー盤の復刻と言わず、ぜひ御一聴を。
メンゲルベルクの真実が聞けます。メンゲルベルクはこれまで言われてきたよ
うに決してロマンティークの大家ではなく、極めて客観的なオランダゴシック
の名匠であることがわかります。

TK-5027  \2180
メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」
チャイコフスキー:交響曲第2番「小ロシア」
リムスキーコルサコフ:スペイン奇想曲
ミトロプーロス指揮ミネアポリスo
シュヒター指揮フィルハーモーニアo
原盤はミトロプーロスが米コロンビア初期厚盤でシュヒターが英パーロフォン
初期厚盤。ミトロプーロスの黄金期はミネアポリス時代と言われています。
シュヒターはN響を振ったこともあるオールドファンにはなつかしい指揮者。





<BMC>
BMC CD101  \1980
ドホナーニ:祝典序曲op. 31
ドビュッシー(コチシュ編曲):
無邪気な人たち/操り人形/ロンドー/カプリス/牧神/華やかな宴(バンヴィル
作詞)/家のない子のクリスマス/
ラフマニノフ:交響曲第1番ニ短調op.13
ユーリア・ハイノーツジ(Vo)、
ゾルターン・コチシュ指揮
ハンガリー国立フィル
2001年12月23日・2002年1月11日
録音
ピアニストとしてだけでなく作曲家としても活動するコシチュが満を持して編
曲したドビュッシー歌曲の管弦楽版編曲。ここにまた魅力的なオーケストラの
レパートリーが増えたことを喜びましょう。若きラフマニノフが全精力を傾け
て作曲した第1交響曲は指揮者とオーケストラが一丸となった熱演。
むせ返る程の抒情と官能美!そして鮮烈、奔放、華麗なる音の奔流!

BMC CD102  \1980
シェーンベルク:ペレアスとメリザンドop.5、
ヴァレーズ:アメリカ
ゾルターン・コチシュ指揮
ハンガリー国立フィル
2001年12月23日・2002年1月11日
録音
現代音楽に深い関心を持つコシチュによる20世紀音楽の古典。後期ロマン派の
香りが漂うシェーンベルク「ペレアスとメリザンド」は、ドビュッシーの同名
の歌劇が初演された翌年完成しました。ドビュッシーがこの作品によってワー
グナーの影響から脱却したのに対し、こちらはワーグナーの影響が濃厚に残っ
ています。フランスで生まれたヴァレーズは1915年アメリカに移住し、この作
品は1918年から1921年の間にかけて作曲されました。作曲者は「アメリカは発
見の象徴だ。地上、天上、人間の意識における新世界だ」と書いています。音
の解放を目指すヴァレーズの奔放なイマジネーションが炸裂!

BMC CD069  \1980
『ラースロー・シャーリ:ダンス・ミュージック』
ハンガリー舞曲’95/ブルース1,2,3/エコー・ラグ1,2,3/エステルハージのた
めのワルツの一種/思い出/タンゴ/ブロードウェイ・ブギウギ/祖母の踊り/遅
く元気良く
G.チャログ(P)、C.クレニュアーン(Cl)、V.ブザ(Cb)、N.ゲッツ(Sax)、
L.シャーリ(P)、G.デーリ(Vc)、G.エクハルト(P)、A.ホルン(Cl)他
2002年12月20-21日、2003年2月2日録音
シャーリは当初、実験的で前衛的作品を書いており、後に、新音楽スタジオ
設立に参画。実験音楽と電子音楽の経験を経たサーリの舞曲は、伝統的な舞曲
とテクノロジー、ジャンルを横断したクール&ホットでブッ飛んだダンス・
ミュージック。

BMC CD085  \1980
『ペーター・エトヴェシュ(1944-):IMA』
IMA(祈り)―混声合唱と管弦楽のための/ 宇宙(2台ピアノ版)/手紙−弦楽
四重奏のための情景
シルヴァン・カンブルラン指揮
ケルン西ドイツ放送響&合唱団、アンドレアス・グラウ、
ゲッツ・シューマッハー(P)、ペレグリーニ四重奏団、
2002年9-10月録音
「IMA」は1995年の彼の代表作「アトランティス」の続編で、突然海中に沈ん
だ文化を表しています。「宇宙」は、1961年ガガーリンの宇宙飛行によって世
界が突然開け、無限大に見えたという衝撃から作曲されました。「手紙」は、
ザルツブルクに住んでいたレオポルト・モーツァルトと、1778年にパリに住ん
でいた息子ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトとの間の手紙の抜粋か
ら、二人の劇的な関係を再現しています。

BMC CD089  \1980
J.S.バッハ:「オーボエ協奏曲全曲」
協奏曲ヘ長調BWV1053/ト短調BWV1056/イ長調BWV1055/ハ短調BWV1060/ニ短調
BWV1059
ラースロー・ハダディ(Ob)、アンタル・サライ(Vn)、
バロバーラ・ドボジー(Cemb)、
ブダペスト室内交響楽団、2003年4月14-18日録音
バッハは別の楽器への編曲をしばしば行いました。ここに収録されている協奏
曲は現在チェンバロ協奏曲として知られていますが、初めは旋律楽器の協奏曲
として書かれたという想定でこの録音が行われました。ハダディは1956年ハン
ガリーで生まれ、1980年からパリに住んでアンサンブル・アンテルコンタンポ
ランの独奏オーボエ奏者を務め、パリ・オペラ座管弦楽団やフランス放送交響
楽団と共演しています。
 
BMC CD090  \1980
『リグヌム三重奏団-オッフェルトリウム(奉納唱)』
マショー:わが終わりはわが始まり、
ラースロー・シャーリ:半音階的ゲーム、
ジョスカン・デ・プレ:定量カノン、
アーダーム・コンドル:対立/裁判官、
ゾルターン:イエネイ:「若かった時私は言われた」、
オケゲム:私の愛する女、
ラースロー・ヴィドヴスキ:カノン的な子守歌、
ブル:イン・ノミネ4他
リグヌム三重奏団【チャバ・クレニュアーン、ラヨス・ロズマーン(Cl)、
ジェルジ・ラカトシュ(Fg)】
2003年6月23-36日録音
リグヌム三重奏団は1997年、ルネッサンスとそれ以前の声楽曲の多様性に引き
付けられて結成されました。現代楽器で演奏してルネッサンスと現代音楽の関
係を探ることが重要という考え方でプログラムを構成しています。「裁判官」
は、ナチの終末期の不当な死刑判決を描いたアダム・ザイデルの小説「ブラウ
ンシュヴァイクのヨハンナ」に題材を取っています。古楽と現代のクロスオー
ヴァーという点で、かつてヒットしたヤン・ガルバレクの「オフェルトリウ
ム」やクロノスQの「アーリー・ミュージックを思わせます。」
 
BMC CD092  \1980
ペーター・エトヴェシュ :内部の音程(1974/1981)/風の連続
ミヒャエル・シュヴォボダ(Tr)、
エトヴェシュ指揮ウムゼ室内合奏団、
クラングフォールム・ウィーン
2002年10月24日、2003年4月14-15日録音
この2曲は作曲者が自然の法則を音に変えることに関心を集中させていた1970年
代の「探究の時代」に始まります。1972年から1974年の間に電子音を基礎とす
る素材で「内部の音程」を作曲しましたが、1975年から1981年の間に器楽部分
の3つの版を追加しました。 「風の連続」は、1970年、大阪万国博覧会のため
にシュトックハウゼンの合奏団の一員として来日したエトヴェシュが日本の自
然や禅の影響を受けて書いた作品で、1975年から2002年まで作曲を続けました。
 
BMC CD095  \1980
『リスト、リゲティ:練習曲集』
リスト:超絶技巧練習曲集第1-3番/第12番「雪かき」/第11番「夕べの調べ」
/パガニーニによる超絶技巧練習曲第4番/2つの演奏会用練習曲から「森のささ
やき」
リゲティ:練習曲第1, 2, 5-10番
ガーボル・チャローグ(P)
2003年9月24-30日録音
リゲティによれば、この練習曲を書いた第一の理由は、自分の不十分なピアノ
技術をプロの手腕にまで向上させたかったことでした。この作品はアフリカ音
楽でもジャズでもなく、前衛的・無調的でも調的でもなく、単なる数学的構造
で、ショパン的とかドビュッシー的というレッテルを貼ろうとは思わないと述
べています。チャログはブダペストに住んでリスト音楽院とバルトーク音楽院
で教え、めったに演奏されない作品を含む広範囲の作品を録音しています。彼
のシューベルト・アルバム(BMCCD084)がレコード芸術3月号の海外盤
試聴記で絶賛されました。

BMC CD096  \1980
『ショパン作品集』
マズルカop.26/op.30/op.63/幻想曲ヘ短調op.49、
ソナタ第2番変ロ短調「葬送」
ゲルゲイ・ボガーニ(p)
2003年4月1-4日録音
ボガーニはブダペスト音楽院、シベリウス音楽院で学んだ後インディアナ大学
でジェルジュ・シェベックに師事し、1996年リスト国際音楽コンクールで優勝
しました。ショパンを得意とし、2001年ハンガリーで行ったショパン全曲演奏
リサイタル・シリーズはグラモフォン誌の年間ベスト・コンサート・シリーズ
賞、ヴァイオリニストのケレメンと録音した2枚のディスクは国際リスト協会
のグランプリを受賞しました。

BMC CD097  \1980
ペーター・エトヴェシュ:
「会話の断片」2つの朝顔を持つトランペット独奏、語り手と合奏のための、
「ジェット気流」トランペット独奏と管弦楽のための、
「パリ=ダカール」トロンボーン独奏とビッグ・バンドのための、
歌劇「バルコニー」の主題によるジャズ即興演奏
マルコ・ブラーウ(Tp)、
エトヴェシュ指揮ムジークファブリック、
マルクス・シュトックハウゼン(Tp)、
エトヴェシュ指揮BBC響、
ラースロー・ゲッツ(Tb)、
ゲルゲイ・バイダ指揮ブダペスト・ジャズ管
ベーラ・サクチ(P)、ガーボル・ガドー(G)
2001-2003年録音
1950年代にハンガリーでは短波ラジオは西洋の反共放送と見なされて禁じられ
ていたので、これでジャズを聞いていた作曲者は、ジャズが神秘的な禁じられ
た世界を表しているように思えると述べています。「会話の断片」はコーヒー
ハウスでの会話を即興風に自由に作曲した作品ですが、演奏者は即興を行いま
せん。「ジェット気流」は大きなエネルギーを持つ風で、一方通行の道にいる
日本の群集の流れの中でトランペット奏者だけが反対に行こうとしているのに
似ています。トランペットの最初のカデンツァは自由な即興です。「パリ−ダ
カール」は文字通りの自動車レースで、トロンボーン奏者が重要な扱いを受け
て自由に即興します。
  
<hyperion>
CDA67389  \2080
ロマンティック・ヴァイオリン協奏曲集 Vol.4 ――
ミエチスワフ・カルヴォヴィチ(1854−1925):
ヴァイオリン協奏曲イ長調Op.8  
モリッツ・モシュコフスキ(1876−1909):バラード ト短調 Op.16-1  
モリッツ・モシュコフスキ:ヴァイオリン協奏曲ハ長調Op.30
タスミン・リトル(ヴァイオリン)
マーティン・ブラビンズ(指揮) BBCスコティッシュ交響楽団
Chandosからリリースされた管弦楽作品集(2タイトル)が好評を博しているカ
ルヴォヴィチ。hyperionからのリリースはもちろん初めて。
来日公演が終わったばかりのタスミン・リトルはhyperion初登場。昨年のプロ
ムスでラトル指揮ベルリン・フィルと共演するなど、今最も輝かしい成功を収
めているヴァイオリニストの一人。
現時点で34タイトルを数えるロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリー
ズに続いて、ヴァイオリン編もこれで4枚目となる。

CDA67438  \2080
SACDA67438(SACD-Hybrid)  \2850
モンテヴェルディ:宗教音楽全集 Vol.2 ――
クラウディオ・モンテヴェルディ(1567−1643):
天はわきかえり天使は喜ばん(1629)  
来たれ、汝ら渇ける者よ  
人々よ、馳せ来たれ  
われは眠りたれども  
4声の合唱とオルガンのためのミサ(1650)  
カンターテ・ドミノ(主に向かって新しき歌を歌え)  
おお、めでたき道  
主をたたえよ  
祝福されし聖母のためのリタニア
カロリン・サンプソン、レベッカ・アウトラム(ソプラノ)
ロジャーズ・カーヴィー=クランプ、ニコラス・マルロウ、
ダニエル・オーチンクロス(ハイ・テナー)、
チャールズ・ダニエルズ、ジェームズ・ギルクリスト(テナー)、
ピーター・ハーヴィー、ロバート・エヴァンズ(バス)、
ロバート・キング(指揮)、
キングズ・コンソート&キングズ・コンソート合唱団
《聖母マリアの夕べの祈り》《倫理的・宗教的な森》など、傑作にこと欠かな
いモンテヴェルディの宗教作品だが、1つの団体が宗教関連作を全集化させる
べく録音を進めるという試みは他に例を見ない。ルネサンスのポリフォニー様
式から、より感情を強く打ち出すモノディー様式を経て、半音階進行や不協和
音まで用いたモンテヴェルディの「作風の変遷ぶり」はピカソやストラヴィン
スキーにも例えられよう。生涯関わってきた宗教作品には変遷の軌跡が鮮明に
刻印されているから、全集完成の暁には、一貫した演奏によって示される意義
は大きい。
1650年に刊行された《ミサ》と、同じ本に収められていた《祝福されし聖母の
ためのリタニア》が今回のメイン。イギリス古楽界の総力を結集した、素晴ら
しい演奏がくりひろげられることだろう!
前作同様、ハイブリッドSACDによるマルチチャンネル録音が同時にリリースさ
れるのもポイント。

CDA67393  \2080
ベートーヴェン:ピアノ三重奏作品全集 Vol.3
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770−1827):
ピアノ三重奏曲第1番変ホ長調Op.1-1  
ピアノ三重奏曲第2番ト長調Op.1-2  
ピアノ三重奏曲変ホ長調WoO.38〔第9番〕
フロレスタン・トリオ〔アンソニー・マーウッド(ヴァイオリン)、リチャー
ド・レスター(チェロ)、スーザン・トムズ(ピアノ)〕
フロレスタン・トリオのベートーヴェン全集もこれで三作目。番号付きの曲だ
けでなく、ピアノ三重奏の形態で書かれた曲すべてを収録する予定だから、他
の全集よりも枚数は増えることになりそう。今回、幻の《9番》もしっかり収
録されている。

CDA67450  \2080
"オルフェウスとリュート" シェイクスピアのための音楽(パーセルからアー
ンまで)――
ジェレミー・クラーク (c1674−1707):
Overture to Titus Andronicus "Overture" "Minuet"  
ジョン・ウェルドン(1676-1736): Take, O take those lips away  
ジョン・エクルス(1668-1735): Can life be a blessing  
トマス・チルコット  (c1700-1766): Pardon, goddess of the night 
モーリス・グリ−ン (1696-1755): Orpheus with his lute  
トマス・チルコット (c1700-1766): Orpheus with his lute  
トマス・チルコット (c1700-1766): Hark, hark the lark  
トマス・アーン(1710-1778): To fair Fidele's grassy tomb  
ロバート・ウッドクック(1690-1728):
Concerto No 9 in E minor "Vivace" "Largo" "Allegro"  
リチャード・レヴェリッジ(1670/1-1758):
When daisies pied, and violets blue  
トマス・アーン (1710-1778): When daisies pied and violets blue 
トマス・アーン Thomas Arne (1710-1778): When icicles hang by the wall
ジョン・クリストファー・スミス (1712-1795): You spotted snakes
ジョン・クリストファー・スミス (1712-1795): Full fathom five
ウィレム・デ・フェッシュ(1687-?1757): All fancy sick
ジョン・ウェルドン (1676-1736): Dry those eyes which are o'erflowing
ヘンリー・パーセル (1659-1695): Dear pretty youth
トマス・アーン (1710-1778): Honour, riches, marriage, blessing
トマス・アーン(1710-1778): Where the bee sucks there lurk I
キャスリーン・ボット Catherine Bott(ソプラノ)、
レイチェル・ブラウン Rachel Brown (フルート)、
パーリー・オヴ・インストゥルメンツ、
ピーター・ホルマン(ディレクター)
地味ながら高い評価を受けている "イングリッシュ・オルフェウス"シリーズの
第15巻。

HYP30  \1100
英国歌曲の宝石 ――
ジョン・アイルランド:海の香り、
アイヴァー・ガーニー:サリー・ガーデンを下って、
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ:オルフェウスとリュート、
ブリッジ:行かないで幸せな日々よ、他
フィンジ、ブリテン、コリンズ、ソマーヴィル、バントック、スタンフォー
ド、ウォーロック、ハーディ、ミルフォードの作品
トマス・アレン、スティーヴン・ヴァーコー、イアン・ボストリッジ、
アンソニー・ロルフ=ジョンソン、ロバート・ホワイト、他 多数の歌手たち
「歌曲帝国」ハイペリオンの既存音源から再編集。これだけの名歌手を揃えら
れるのはさすが。バジェット価格。



<helios>
CDH55146  \1200
様々な作曲家による"古代舞曲とアリア" Ancient Airs and Dances ――
シモーネ・モリナーロ (c1565-1615):
オルランド伯爵のバレット
ペドロ・バッロのサルタレッロ
ヴィンセンツィオ ガリレイ (c1525-1591): ポリムニア
作曲者不詳(c1600): ヴィラネルラ
作曲者不詳 ANON: 'Orlando fa' che ti raccordi' 
作曲者不詳 ANON: イタリアーナ
作曲者不詳 ANON: Passo mezzo bonissimo  
作曲者不詳 ANON: マスカラーダ Mascherada
ファブリシオ・カローソ(c1527-c1605): 優雅な月桂樹
ジャン=バプティスト・ベサルド (c1567-c1617): 田園舞曲
作曲者不詳 ANON: パリ女の鐘
アントニー・ベザール(1586-1643): Divine Amaryllis
ベルナルド・ジアノンチェリ BERNARDO
GIANONCELLI (fl1650): Tasteggiata  
同:ベルガマスカ Bergamasca  
サンティノ・ガルーシ・ダ・パルマ(1542-1604):
Italiana Anonymous - La Cesarina  
ジャン=バプティスト・ベサルド : 宮廷のアリア
作曲者不詳 ANON: スパニョレッタ
ロドヴィーゴ・ロンカッリ (fl late-17th century): パッサカリア
ポール・オデット(リュート)、
ロジャース・カーヴィー・クランプ(テノール)
hyperion CDA66228の廉価再発売。英Gromophone誌に「とても嬉しいレコード
A delightful record 」と評されるなど、評判を呼んだアルバム。というの
も、レスピーギ《リュートのための古代舞曲とアリア》の原曲は、その題名
の通り16〜17世紀のリュート作品を流用しているわけだが、じゃあ原曲を聴
こうと思っても、作曲者がバラバラなので、カタログをめくって丹念に拾い
集めるのは至難のワザ。じゃあ、原曲を全部集めて録音してしまおうという
ことで実現したのがこのディスク。ほとんどがリュートの独奏曲だったんで
すね。名手オデットの演奏は、弦楽合奏版より雄弁なときも…! 企画の勝利。

CDH55153  \1200
リリ・ブーランジェ(1893−1918):歌曲集《天の空間》  
ソプラノ独唱、合唱とピアノのための《シレーヌ》
独唱とピアノのための《復活》 
メゾソプラノ独唱、合唱とピアノのための《太陽の賛歌》
バリトン独唱、合唱とピアノのための《ある兵士の葬儀のために》
ソプラノ、テナー、バリトン、合唱とピアノのための《平原の夕暮れ》
マーティン・ヒル(テナー)、アンドルー・バル(ピアノ)、
ジェームズ・ウッド(指揮)、ニュー・ロンドン室内合唱団
hyperion CDA66726の廉価再発売。名教育者ナディアの妹で、夭折の天才とうた
われたリリ・ブーランジェ。その歌曲、合唱曲の主な作品はすべここに入って
いる。

CDH55180  \1200
フレデリック・ショパン(1810−1849):
ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21  
ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11
ニコライ・デミジェンコ(ピアノ)、
ハインリヒ・シフ(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
hyperion CDA66647の廉価再発売。デミジェンコ得意の協奏曲。名演です。





<Channel Classics>
CCSSA20204(Multichannel Hybrid SACD) \2850
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685−1750):
フーガの技法(サクソフォン四重奏版)
ニュー・センチュリー・サクソフォン・クヮルテット
強烈なパロディー作で聴き手をあっと驚かすニュー・センチュリー・サクソ
フォン・クヮルテットの6作目。今回はぐっとマジメ。正攻法でバッハの遺作
に取り組んでいる。

CCSSA19804(Multichannel Hybrid SACD) \2850
グラン・タンゴ ――
アストル・ピアソラ(1921−1992):
フガータ  
ブエノスアイレスの秋 
ミロンガ ニ調  
タンゴ組曲  
現実との3分間  
リエハへのオマージュ 
グラン・タンゴ
カトナ・ツインズ&共演者たち
ハンガリー出身の双子の兄弟、カトナ・ツインズの最新作は初のピアソラ作品。
《ブエノスアイレスの秋》《タンゴ組曲》《グラン・タンゴ》はギター・デュ
オだけで聴かせる。その他の曲はバンドネオン、弦楽四重奏、弦楽オーケスト
ラとの共演。





<Et'cetera>
KTC1259  \2180
フレンチ・コネクション ――
アンドレ・カプレ(1879−1925):五重奏曲(fl-ob-fg-pf) 
アルベール・ルーセル(1869−1937):
ディヴェルティスマン(fl-ob-cl-fg-hr-pf) 
クロード・ドビュッシー(1862−1918)〔アリー・ボエ編〕:
6つの古代墓碑(fl-hr-pf) 
ジョゼフ・ジョンゲン(ヨンゲン)(1873−1953):ラ
プソディーOp.70(fl-ob-cl-fg-hr-pf)
ヘクサゴン・アンサンブル
印象派ゆかりの作曲家による作品を集めたディスク。ドビュッシー《6つの古代
墓碑》はもともとパントマイムと室内楽のための《ビリティスの歌》をピアノ
連弾に改作したものだが、それをボエが再編曲してフルート、ホルン、ピアノ
の編成に改めた版が用いられている。





<Klara>
MMP045  \2180
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681−1767):
管楽器のための協奏曲集 ――
リコーダー、トラヴェルソ、弦楽と通奏低音のための協奏曲TWV52e:1
トラヴェルソ、ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲(6声)TWV52e:3
リコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンバ、弦楽と通奏低音のための協奏曲TWV51a:1
トラヴェルソ、弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ長調TWV51F:1
3つのオーボエ、3つのヴァイオリンと通奏低音のための七重奏曲TWV44:43
イル・ガルデリーノ
注目のグループ=イル・ガルデリーノの最新作。このグループ、すでに日本に
招聘され、評判になったこともあるので、ご存じの人も多かろう。オーボエ奏
者マルセル・ポンセールの呼びかけで、アムステルダム・バロック・オーケス
トラ、ラ・プティット・バンド、シャペル・ロワイヤル&コレギウム・ヴォカ
ーレ、BCJといった一流団体に参加する奏者たちが参加。グループ名はヴィヴァ
ルディの協奏曲ニ長調《ごしきひわ(Gardellino)》RV.90をとって命名。コ
ア・メンバーとしてクレジットされているのはポンセールのほか寺神戸亮
(vn)、ヤン・デ・ヴィネ(fl)、シャレフ・アド=エル(hpd)、ルネ・シ
ファー(vc)の計5名。これに上村かおり(viol)、フランシス・フェルナン
デス(vn)、ミラ・グローデアーヌ(va)が随時加わる。今回のアルバムには
北里孝浩(ob)、秋葉美果(vn)も参加しており、メンバーの邦人比率は高い。
なお今回チェンバロはコア・メンバーのアド=エルではなく、ロバート・コー
ネンである。演奏はさすが一流メンバーらしい見事なものなので、ぜひ! ご
注目いただきたいディスク。





<Musique en Wallonie>
MEW0214  \2180
ジョゼフ・ジョンゲン(ヨンゲン)(1873−1953):
カンタータ《コマラ》 
《月の光》Op.33(管弦楽版)
《月の光》Op.33(ピアノ版)*
ソフィー・マリン=ドゴール(ソプラノ)、マルク・ラーホ(テノール)、
ロジャー・ホアキン(バリトン)、
ジャン=ピエール・ヘーク(指揮)、
リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団、
ナミュール・シンフォニック合唱団、
マルセル・マルセニール(ピアノ)*
ベルギー音楽界の抜きんでた大物といわれるジョンゲンの大作カンタータ《コ
マラ》はめったに録音されない曲だけに注目。ドビュッシーに強く影響を受け
たといわれるジョンゲンだが、こうした声楽をともなう大規模作品では、むし
ろワグネリズムの影響が強く感じられる。





<Eufoda>
EUFODA1355  \2180
フェリックス・メンデルスゾーン(1809−1847):
弦楽四重奏曲第1番Op.44-1
弦楽四重奏曲第2番Op.44-2
ダネル・クヮルテット






<Olive Music>
OM002  \2180
トレチェントの音楽 ――
ギョーム・ド・マショー(ca.1300−1377)、
ヤコポ・ダ・ボローニャ(c.1310−1386?)、
アンドレアス・デ・フロレンティア(?−1415?)、
マッテオ・ダ・ペルージャ(?−1418)、
ヨハネス・チコーニア(c.1370−c.1412)
ジル・フェルドマン(ソプラノ)、キース・ベーケ(笛、ヴィウエラ)
「トレチェント」とは1300〜1399年のことをあらわすイタリア語。
ソプラノと笛のみ、ほかに一切の伴奏なしで歌われる中世の歌が心地よいディ
スク。





<black box>
BBM1091  \2080
ジョン・ウールリッチ(1954− ):
ユリシーズの目覚め(モンテヴェルディによる)*  
真夜中のシュヴァイツァー博士  
庭園を象徴する劇場:夜(モーツァルトによる)  
暴挙と(弦楽のための21の小品) 
4つのコンサート・アリア
ジョン・ルボック(指揮)、セント・ジョン(聖ヨハネ)管弦楽団、
ジェーン・アトキンス(ヴィオラ)*
ジョン・ウールリッチはサイレンセスター出身で、マンチェスター大学で作曲
を学んでいる。すべて世界初録音。アルバム・タイトルにもなっている《ユリ
シーズの目覚め》が面白い。モンテヴェルディの《ウリッセの帰還》をコラー
ジュ風につなげ、ヴィオラとオーケストラのための音楽に仕立てたもの。スト
ラヴィンスキーがペルゴレージの作品を範として《プルチネッラ》を創作した
のと似た雰囲気を持つ曲。《庭園を象徴する劇場:夜》はモーツァルトの
《フィガロ》と《魔笛》をベースにした作品。

BBM1092  \2080
ジョン・ウールリッチ(1954− ):
ピアノ三重奏のための《黒き空へ》  
ピアノ四重奏のための《セスティナ》
ピアノ五重奏のための《5つのコーラル》
ピアノ五重奏のための《影のレッスン》 
クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための《過ぎ去った劇のプレ
ゼンス》 
ピアノ四重奏のための《アダージッシモ》
シューベルト・アンサンブル
これもすべて世界初録音。アルバム・タイトル曲の《黒き空へ》はフランスの
詩人ヴェルレーヌの詩集『わびしい会話』の中のダイアログからとられている。

BBM1090  \2080
オリヴィエ・メシアン(1908−1992):
ミのための詩
主題と変奏
《幼な児イエスにそそぐ20の眼差し》より第14曲〈天使たちの眼差し〉、
第15曲〈幼な児イエスの接吻〉
クロウタドリ(黒つぐみ)
鳥の小スケッチ
ギネス=アン・ジェファーズ(ソプラノ)、
マシュー・トラスラー(ヴァイオリン)、
ダニエル・ペイルソープ(フルート)、
スティーヴン・デ・ブレッジ(ピアノ)
メシアンの歌曲、室内楽作品、ピアノ作品から「オイシイとこどり」選曲した
ディスク(既存音源の再編集ではありません)。名作《ミのための詩》は競合
盤も多いが、ギネス=アン・ジェファーズの歌唱はメシアン初期作品の濃厚な
ロマン性を全面に出した独特の雰囲気。色っぽい歌手なのです!
BBC交響楽団の準首席奏者をつとめていたダニエル・ペイルソープの見事なフ
ルートもききもの。






<HALLE TRADITION(ASV)>
CDHLT8000  \1680
アントニン・ドヴォルザーク:
交響曲第9番《新世界より》、序曲《謝肉祭》、夜想曲Op.40、
ヨハネス・ブラームス:ハンガリー舞曲
ハミルトン・ハーティ(指揮)、レスリー・ヘイワード(指揮)、
ハレ管弦楽団
ハレ管弦楽団のヒストリカル音源リリースがスタート。今回は3点とも第二次
大戦以前の録音とのこと。

CDHLT8001  \1680
エドワード・エルガー:
エニグマ変奏曲*、オラトリオ《ゲロンティアスの夢》(抜粋)**、
オラトリオ《使徒たち》(抜粋)、愛の挨拶
ハミルトン・ハーティ(指揮)*、マルコム・サージェント(指揮)**、
レスリー・ハワード(指揮)、ハレ管弦楽団

CDHLT8002  \1680
マックス・ブルッフ:ヴァイオリオン協奏曲第1番、
フェリックス・メンデルスゾーン:
交響曲第4番《イタリア》、序曲《フィンガルの洞窟》
アルバート・サモンズ(ヴァイオリン)、
ハミルトン・ハーティー(指揮)、マルコム・サージェント(指揮)、
ハレ管弦楽団



<ASV>
CDDCA1171  \2080
ルートヴィヒ・テュイール(トゥイレ)(1861−1907):
ピアノ五重奏曲変ホ長調Op.20 
ピアノ五重奏曲ト短調
フォーク・クヮルテット
ドイツ・ロマン派の末裔テュイールの情緒てんめんな室内楽2曲をカップリング。

CDDCA1165  \2080
シャルル・マリー・ヴィドール(1844−1937):
オルガン交響曲第1番ハ短調Op.13-1
オルガン交響曲第2番ニ長調Op.13-2
ヨゼフ・ノーラン(オルガン)


<ASV Gaudeamus>
CDGAU331  \2080
ニコロ・フィオレンツァ(1659−1722):
フルート協奏曲イ短調
フルート協奏曲ト短調
フルート協奏曲ハ短調
フルート協奏曲ヘ短調
トリオ・ソナタニ短調 
トリオ・ソナタロ短調
フェスタ・ルスティカ

CDGAU339  \2080
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678−1741):
カンタータ《蝶々は舞う》RV.660 
カンタータ《何とつれなき心》RV.674 
カンタータ《愛よ、お前は勝った》RV.651
カンタータ《このような見知らぬ小道へ》RV.677 
カンタータ《疑いの影》RV.678
ニュー・チェンバー・オペラ、バンド・オヴ・インストゥルメンツ

CDGAU347  \2080
アントニオ・カルダーラ(c.1670−1736):
2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ第6番Op.2
カンタータ《イル・シレンティオ》Op.3
2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ第4番ト短調Op.2
チャッコーナOp.2-12
カンタータ"L'Anniversario Amoroso" Op.3
2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ第8番Op.2 
カンタータ《噂》Op.3 
カンタータ"Vicino a un rivoletto"
フォー・ネイションズ・アンサンブル

CDGAU345  \2080
ヨハン・セバスティアン・バッハ:ヴァイオリン・ソナタ集 Vol.3 ――
J・S・バッハ(1685−1750):
ソナタ ト長調BWV.1021 
ソナタ ハ短調BWV.1024 
C・P・E・バッハ(1714−1788):ソナタ変ロ長調VW.77
J・S・バッハ:ソナタ ホ短調BWV.1023
C・P・E・バッハ:ソナタニ長調VW.71
J・S・バッハ:ソナタト長調BWV.1019a
ジャクリーヌ・ロス(ヴァイオリン)、
デイヴィッド・ポンスフォード(チェンバロ)、
リチャード・ブースビー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
推薦度:☆☆☆


<ASV White Line>
CDWHL2157  \1680
シュトラウス・アルバム ――
ヨハン・シュトラウスI(1804−1849):ギャロップ《ザンパ》Op.62a
ヨゼフ・シュトラウス(1827−1870):ポルカ・マズルカ《ナイチンゲール》
ヨハン・シュトラウスII:無窮動  
同:皇帝円舞曲 
同:シャンペン・ポルカ 
同:喜歌劇《こうもり》序曲 
同:ワルツ《クラプフェンの森にて》 
同:トリッチ=トラッチ・ポルカ 
同:ワルツ《美しく青きドナウ》 
同:ポルカ《雷鳴と電光》 
ヨハン・シュトラウスII&ヨゼフ・シュトラウス:ピチカート・ポルカ
ヨハン・シュトラウスII:ワルツ《コヴェントガーデンの思い出》
ヨゼフ・シュトラウス:ポルカ《ジョッキー》
エドゥアルド・シュトラウス(1835−1916):フランス風ポルカ《燃える憧れ》
ヨハン・シュトラウスI:ラデツキー行進曲
クリストファー・ウォーレン=グリーン(指揮)、
ヨハン・シュトラウス管弦楽団
black box BBM1059の値下げ再発売。ウォーレン=グリーンは元フィルハーモ
ニアのコンサートマスター。

CDWLS273(2CDs)\3360
サー・フレッドへのトリビュート ――
〔CD-1〕
アンドレ・メサジェ(1853−1929)(ランチベリー編):
バレエ音楽《2羽の鳩》全曲
フランツ・リスト(1811−1886):ダンテ・ソナタ(ランバート編)*  
〔CD-2〕
アラン・ロースソーン(1905−1972):バレエ音楽《お菊さん》全曲**
フランシス・クープラン(1668−1733)(ジェイコブ編):
バレエ音楽《ストリートの道化師》全曲
バリー・ワーズワース(指揮)、
ロイヤル・バレエ・シンフォニア、
ジョナサン・ヒギンズ(ピアノ)*、ジュディス・ハリス(ソプラノ)**
1988年に84歳で亡くなった伝説的な振付師で、ロイヤル・バレエのディレクタ
ーをつとめていたフレデリック・アシュトンへのトリビュート・アルバム。
《お菊さん》はフランスの文豪ピエール・ロチの小説を題材にしたバレエ。舞
台は日本の長崎で、ロチがまだ海軍の軍人だった頃の幕末の長崎での体験をも
とにしたストーリー。


<ASV Living Era>
CDAJS281(2CDs) \2400
"I hear you calling me" アイルランドの歌とポピュラーなバラッド50曲
ジョン・マコーマック(テナー)
ヒストリカル音源。






<Cala>
CACD1035  \2080
プレイズ・オーボエ・コンチェルト ――
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756−1791):
オーボエ協奏曲ハ長調 K.314  
ユージン・グーセンス(1893−1962):単一楽章のオーボエ協奏曲
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872−1958):
オーボエと弦楽のための協奏曲イ短調  
ボフスラフ・マルティヌー(1890−1959):
オーボエと小管弦楽のための協奏曲
ナンシー・アンブローズ・キング(オーボエ)、
ジェレミー・スウェーリング(指揮)、
ヤナーチェク・フィルハーモニック
ナンシー・アンブローズ・キングは95年のニューヨーク国際オーボエ・コンク
ールの優勝者。





<Signum Two>
SIGCD505  \2180
ユダヤ人の生活より ――
ブロッホ:ユダヤ人の生活より、ヘブライの瞑想、チェロ・ソナタ、
ブルッフ:コル・ニドライOp.47、
バーンスタイン:《ミサ》より〜2つの瞑想、他
ポール・マーリーン(チェロ)、ジョン・レネハン(ピアノ)
ユダヤ人作曲家のチェロ作品を集めた企画。マーリーンはマニトバ大学の助教
授としてチェロ&室内楽クラスを受け持ちつつ、ソロイストとしても活動して
いる。





<New World>
80613-2  \2080
ジョン・ハービソン(1938− ):
カンタータ《4つの詩篇》
カンタータ《エマーソン》
デイヴィッド・ホーズ(指揮)、カンタータ・シンガーズ&ソロイスト

80614-2  \2080
リー・ヒュラ(1952− ):
バス・クラリネット協奏曲*  
トランス  
ヴァイオリン協奏曲**
ティム・スミス(バス・クラリネット)*、
ローラ・フラウチ(ヴァイオリン)**、
ギル・ローズ(指揮)、ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト
リー・ヒュラはこれまでにオルフェウス室内管、クロノスSQなどに作品を提供
している作曲家。ロス・フィルの新しい本拠地となるディズニー・ホールのオ
ープニング・セレモニーのための音楽も委嘱されるなど、なかなかの売れっ子
のようだ。作風はネオロマン派に属すると言い切ってしまおう。
それより、ヴァイオリン協奏曲のソロイスト、ローラ・フラウチは、なんと、
あの「クリスティーナ&ローラ」のおひとりです。残念ながらこの曲にはスー
プスパCMの音楽は出てきません(?)。というわけで、日本では何よりもヴァ
イオリニストに注目が集まってしまいそうなディスク。





<VMS>
VMS143  \2180
ホアキン・ロドリーゴ(1901−1999):
アランフェス協奏曲
マドリガル協奏曲
アンダルシア協奏曲
チリ・ギター・クヮルテット、
デイヴィッド・デル・ピノ・クリンゲ(指揮)、チリ交響楽団

VMS123  \2180
"ウィーンへこんにちわ" 知られざるオペレッタ・アリア集 ――
オスカー・シュトラウス(1870−1954)、
ロベルト・シュトルツ(1880−1975)、
ヨハン・シュランメル(1850−1893)、
アルフレート・グリュンフェルト(1852−1924)、
レオ・ファル(1873−1925)、
パウル・アブラハム(1892−1960)、
レオ・アシャー(1880−1942)、
エドムント・アイスラー(1874−1949)、
フランツ・レハール(1870−1948)、
エメリッヒ・カールマン(1881−1953)、
ヴィットリオ・モンティ(1868−1922)のオペレッタ・アリア
ヘルベルト・リッペルト(テノール)

VMS127  \2180
ドイツの歴史的オペラ歌手 Vol.1 ――
イレーネ・アイジンガー(ソプラノ)、
ヘルマン・シャイ(バリトン)、
マルガレーテ・ジームス(ソプラノ)のオペラ&オペラアリア集
アイジンガーが1929年から37年、シャイが27年から29年、ジームスが10年から
12年の吹き込み。





<Classica D'oro>
CDO1060  \850
ドヴォルザーク:交響曲第7番(rec.1951)、第8番(rec.1948)
ラファエル・クーベリック(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団

CDO3044  \850
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第4番(rec. dec. 18. 1965 / Live)、
第5番《皇帝》(rec. apr. 24. 1970 / Live)
エミール・ギレリス(ピアノ)、
マッシモ・プラデッラ(指揮)
ナポリ "A・スカルラッティ" RAI管弦楽団(4番)、
ブルーノ・マルティノッティ(指揮) ミラノRAI管弦楽団(5番)
 
<Avie(SFS Media)>
829136-0004-2(Multichannel Hybrid SACD) \3380
グスタフ・マーラー:交響曲第4番
ラウラ・クレイコム(ソプラノ)、
マイケル・ティルソン=トーマス(指揮)、
サンフランシスコ交響楽団
初回プレス限定!
日本語曲目表記オビ付き
(2003 年9月24日-28日、サンフランシスコ、デイヴィス・シンフォニー・
ホールでのライヴ録音)
2年連続のグラミー賞受賞という快挙、しかも同じ部門にノミネートされたブ
ーレーズ&ウィーン・フィルの同曲を押しのけ、黄金のマーラーコンビと呼ぶ
に相応しいマイケル・ティルソン・トーマス& サンフランシスコ交響楽団によ
るマーラー・シリーズのリリース第4弾!
そして、もう一つの話題、世界最強の録音チーム「トリトナス」の手による、
驚異的なハイファイ録音は世界各地のオーディオ誌からも非常に高い評価を受
けている。
ソプラノのラウラ・クレイコムはサンフランシスコ・オペラでデビュー、
1994年のチャイコフスキー・コンクールでは銀メダルを獲得。
ティルソン=トーマス、サロネン、ケント・ナガノ、ウェルザー・メスト、
ミンコフスキー、ヒコックス、フィッシャーら名高い指揮者達と多数の共演
を行っている実力派。





<Chandos>
CAHN10183  \2080
ドミトリー・ショスタコーヴィチ(1906−1975):
映画音楽集 Vol.2 ――
映画音楽《黄金の丘》からの組曲Op.30(1931)  
映画音楽《馬あぶ》からの組曲Op.97(1955)  
映画音楽《ヴォロチャーエフの日々》Op.48(1936-37)(世界初録音)
ワシーリー・シナイスキー(指揮)、
BBCフィルハーモニック
ショスタコーヴィチの映画音楽集、待望の第2作。前作(CHAN10023/国内仕様
MCHAN10023)同様、来年(没後30年)と再来年(生誕100年)、2年連続のショ
スタコーヴィチ・イヤーにむけて、このシリーズも着々と進められることにな
りそうな雲行きだ。シナイスキーの水際立った演奏は、これまで一般にあまり
知られていなかった映画音楽作曲家としてのショスタコーヴィチを極上の演奏
で聴かせてくれる。さて、今回の収録作品では、《馬あぶ》こそ、日本でまま
知られており、ビデオも入手可能だが、他の2作は果たして日本人で見た人が
いるかどうか? というレアな2作が注目される。特に《ヴォロチャーエフの日
々》は、1918年の日本軍によるシベリア出兵を描いた戦争映画。中の一曲〈パ
ルチザンの歌〉が、後に交響詩《10月革命》の主題に転用されたことも知られ
ている。今回の3曲からなる組曲は世界初録音。第2曲は《日本軍の攻撃》とい
うタイトルがついている! ショスタコーヴィチの描く「日本軍」の音楽なん
て、果たしてどんな音楽なのだろうか?
そして《黄金の丘》はショスタコーヴィチが手がけた3作目の映画音楽。映画
の舞台は1914年からだが、1905年の第一次ロシア革命においてその決定的なき
っかけとなったサンクト・ペテルブルクの労働者のストライキがロシア全土の
民衆蜂起に広がる様子なども描かれているらしい。ショスタコーヴィチの音楽
はそれまでの映画音楽に比べ、よりシンフォニックな手法が用いられていると
いう。ここに収められた組曲版は、作曲者自身が自らの手で編んだ最初の映画
音楽による組曲。

CHAN10180  \2080
アルフレート・シュニトケ(1934−1998):
交響曲第6番  
合奏協奏曲第2番
タチアナ・グリンデンコ(ヴァイオリン)、
アレクサンドル・イワーシキン(チェロ)、
ワレーリー・ポリャンスキー(指揮)、
ロシア国立交響楽団
昨年のプロコフィエフ・イヤーにこれまで顧みられなかったレアな作品を次々
と取り上げ、高く評価されたポリャンスキーとイワーシキンのコンビによる最
新作。多様様式といわれるシュニトケの合奏協奏曲第2番はヴァイオリンとチェ
ロを独奏者に据え、弦楽器中心のバロック・オーケストラと巨大編成のモダン
・オーケストラが対峙する、という破天荒な曲。シュニトケと親密な関係にあ
り、彼に関する著作もあるイワーシキンの参加は興味深い。
交響曲第6番はロストロポーヴィチとワシントン・ナショナル交響楽団に捧げ
られた93年の作品。

CHAN10179  \2080
ヨハンネス・ヴェルフルスト(1816−1891):
序曲ロ短調Op.2  
序曲ハ短調Op.2  
序曲ニ短調Op.8  
交響曲ホ短調Op.46
マティアス・バーメルト(指揮)、
ハーグ・レジデンティー管弦楽団
「事実上オランダの音楽会を牛耳っていた(ニューグローヴ音楽事典)」とい
われるほど、作曲や指揮活動を勢力的に行っていた19世紀オランダの作曲家
フェアフルスト。すでにミサ曲Op.20がバーメルトの指揮でリリース
(CHAN10020)されている。ロベルト・シューマンの親友だったといわれ、作
品もドイツ・ロマン派の潮流に沿ったもの。ヨーロッパのエア・ポケットだ
ったオランダの作曲家の流れを知る上でも貴重なディスク。

CHAN10181  \2080
クレズマー(ユダヤの音楽) ――
Vi bist du gevezen far prohibition (traditional)  
Yoshke Yoshke/Odessa Bulgar (traditional)  
Kolomeke* (traditional)  
Moldavian Hora* (traditional)  
Zol zayn gelebt (traditional)  
Firen di Mehutonim Aheym (traditional)  
Freylach Yidelach (traditional)  
Dem Trisker rebbins chosid (traditional)  
Going Home (Henri Oppenheim)  
Dem rebin's Nigum, Oy Tate(traditional)  
Tears of Israel (traditional)  
Omer Tantz (Henri Oppenheim)  
Violin Doina*(traditional)  
Di Zilberne Khasene (traditional)  
Fun Tashlikh (traditional)
クレゾリー Kleztory,
イ・ムジチ・デ・モントリオール I Musici de Montreal,
ユーリ・トウロフスキー Yuli Turovsky (arranged by Airat Ichmouratov、
arranged by Henri Oppenheim)
クレズマー音楽とは、東ヨーロッパから発祥したユダヤ人の音楽のこと。中東
からヨーロッパにかけてのあらゆる民族音楽の混合に、さらにジャズなどのア
メリカ生まれの新しい音楽までをも盛り込んだ、無国籍さが特徴。 "クレズメ
ル(klezmer)"という言葉はヘブライ語の "クレ・ゼメル"を語源としており、
直訳すると「演奏の道具」とでもいった意味で「楽器」を示していた。20-30
年代にはラジオを通じてアメリカ中で流行した時期もあり、「クレズマー」と
いう英語風の発音もその時期に定着したと思われる。70年代ごろから再び人気
が復活して現在に至っている。モントリオール交響楽団の主要なメンバーから
なるイ・ムジチ・デ・モントリオールはこれまでクラシカルな作品がほとんど
だっただけに、今までとは違う大胆なチャレンジ、との印象が強い。モントリ
オールで最もダイナミックなクレズマー・バンド"クレゾリー"との共演。クレ
ゾリーの編成はダブル・ベース、ギター、アコーディオン、クラリネット、
ヴァイオリン。

CHAN10182  \2080
ジョン・ブラックウッド・マキューアン(マクユーエン)(1868−1948):
弦楽四重奏曲第8番変ホ長調  
弦楽四重奏曲第2番イ短調
小弦楽四重奏曲第15番《スコットランドの様式で》
チリンギリアン・クヮルテット
チリンギリアンによるマキューアンの作品集第3弾。スコットランド民族音楽
にフランスの洗練された香りを加えたマキューアンの音楽は、隠れたファン
も多い。

CHAN10093  \2080
ニコライ・メットネル(1880−1951):ゲーテ歌曲集 ――
12のゲーテ歌曲集Op.15より  
9つのゲーテ歌曲集Op.6より  
ヴォカリーズ組曲Op.41-2  
ソナタ=ヴォカリーズOp.41-1
スーザン・グリットン(ソプラノ)、
ジェフリー・トーザー(ピアノ)
超絶技巧ピアノ協奏曲の存在がハフ、アムランなどの活躍によりようやく認知
されてきたメットネルの歌曲集。すでに協奏曲全集やピアノ・ソロ作品集の録
音を行っているトーザーだけに、ピアノ・パートは万全。Op.41の技巧的な作品
もぬかりない。そして、何と言っても94年にフェリアー・メモリアル賞を受賞
するなど、第一級の評価を得ているスーザン・グリットンの歌唱が光る。

CHAN3105  \2080
"偉大なオペラ・アリア" (英語版)第2集 ――
レヴォンカヴァッロ《道化師》、
ポンキエッリ《ジョコンダ》、
ヴェルディ《アイーダ》《イル・トロヴァトーレ》《アッティッラ》より 他
デニス・オニール(テナー)、
デイヴィッド・パリー(指揮)、ロンドン・フィルハーモニック
ピーター・ムーア財団との共同制作による、英語によるオペラ・シリーズ。デ
ニス・オニールのアリア集はCHAN3013に続き、これが2作目となる。


●Chandos Classics
CHAN10184X  \1680
アントン・アレンスキー(1861−1906):
ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.32  
ピアノ三重奏曲第2番ヘ短調Op.73
ボロディン・トリオ
かつてのChandosの名盤を24bit / 96Hzでリマスターし、好評を得ている
Chandos Classicsシリーズの新譜。かつてボロディン・クヮルテットのオリ
ジナル・メンバーだったヴァイオリンの名手ドゥビンスキーの技が光る。

CHAN10199X(2CDs) \3360
リヒャルト・シュトラウス(1864−1949):交響詩集 Vol.1 ――
【CD-1】
アルプス交響曲Op.64  
交響詩《死と変容》Op.24  
【CD-2】
交響詩《英雄の生涯》Op.40  
交響詩《ドン・ファン》Op.20
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
これもChandos Classicsの新譜。ティッシュ・ナショナル管弦楽団をギブソン
時代からさらに飛躍させた立役者ヤルヴィの記念碑的な録音。《英雄の生涯》
はホルンをはじめとする金管群が冒頭からフルスロットルの、豪快極まる演奏。
今後も2枚組で第3弾までリリースされる予定。

●Chandos Collect
CHAN6679  \1200
"クラシカル・フェイヴァリッツ" ――
ベートーヴェン:エグモント序曲、
モーツァルト:交響曲第40番、
シューベルト:交響曲第8番《未完成》
ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、アルスター管弦楽団

CHAN6680  \1200
"ロマンティック・フェイヴァリッツ" ――
チャイコフスキー:幻想序曲《ロメオとジュリエット》、
ドヴォルザーク:序曲《謝肉祭》Op.92、
グリーグ:《ペール・ギュント》第1組曲Op.46、
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲Op.56a
ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、アルスター管弦楽団

CHAN6681  \1200
"弦楽のためのエレジー" ――
マーラー:アダージェット(交響曲第5番より)、
エラー:ハープと弦楽のためのエレジー、
バーバー:弦楽ためのアダージョ、
シュトラウス:メタモルフォーゼン、
ペルト:カントゥス−ベンジャミン・ブリテンの追憶に
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、スコティッシュ・ナショナル管弦楽団





<HALLE(ASV)>
CDHLL7506  \1680
ドミトリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975):
交響曲第1 番ヘ短調Op.10、交響曲第6 番ロ短調Op.54
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指揮)、ハレ管弦楽団
ASVのチャンネルを通じて供給されているハレ管弦楽団自主レーベルの新譜。
現時点では録音年代が明らかにされていないが、91年まで首席指揮者をつとめ
ていたハレ管との録音だから、90年前後のものと推測される。
スクロヴァチェフスキは学生時代に作曲者本人と会っている。そんな彼にとっ
てショスタコーヴィチの作品は、定評あるブルックナーとならんで特別なもの。
スクロヴァチェフスキ時代に、「洗練と妥協なき誠実な姿勢」を身につけたと
いわれるハレ管の、ベスト・フォームが聴けることだろう!

CDHLL7505  \1680
エドワード・エルガー:
チェロ協奏曲、ファルスタッフ、バスーンのためのロマンス、
スモーキング・カンタータ
ハインリヒ・シフ(チェロ)、
マーク・エルダー(指揮)、ハレ管弦楽団
ハレ管による、ザ・エルガー・エディション第3弾。シフをソロイストに迎え
たチェロ協奏曲が注目される。





<ASV Resonance>
RSN3001  \1100
ニューヨーク・フィル首席奏者によるモーツァルト室内楽曲集! ――
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756−1791):
ピアノと木管のための五重奏曲変ホ長調K452  
クラリネット五重奏曲イ長調K581
スタンリー・ドラッカー(クラリネット)、
イスラエラ・マルガリート(ピアノ)、
フィリップ・マイヤーズ(ホルン)、
ジョゼフ・ロビンソン(オーボエ)、
ジュディス・ルクレアー(ファゴット)、
エセックス・クヮルテット
16歳でインディアナポリス交響楽団首席奏者に就任しその後ニューヨーク・
フィルに移籍し50年以上在籍(いまだ現役!)という驚異的経歴を持つクラ
リネット界を代表する名手、スタンリー・ドラッカーとエセックス・クヮル
テットによるクラリネット五重奏曲。
ニューヨーク・フィル、シカゴ響、ボストン響、クリーブランド管、ロンド
ン響、ロンドン・フィル、そしてベルリン・フィルといった超一流のオーケ
ストラと共演を重ね世界中で活躍中のピアニスト、イスラエラ・マルガリー
トとドラッカー、マイヤーズ、ロビンソン、ルクレアーの共演によるピアノ
五重奏曲の2曲を収録という豪華なカップリング!
名手たちの至芸を堪能できる名盤が復活、しかもバジェットとは嬉しい!

RSN3000  \1100
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770−1827):
創作主題による32の変奏曲ハ短調Wo80  
アンダンテ・ファヴォリへ長調WoO57  
ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13《悲愴》  
創作主題による6つの変奏曲へ長調Op.34  
ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調Op.81a《告別》
レオン・マコーニー(ピアノ)
1993年に行われた第9回ベートーヴェン国際ピアノ・コンクールで第1位を受賞
したイギリスのピアニストレオン・マコーニーによるベートーヴェン作品集。

RSN3002  \1100
ヨハネス・ブラームス(1833−1897):
ピアノ五重奏曲へ短調Op.34  
ピアノ四重奏曲第3番ハ短調Op.60
シューベルト・アンサンブル、
ジャン・ピーター・シュモルク(ヴァイオリン)
シューベルト・アンサンブルのヴァイオリン奏者、サイモン・ブレンディスは
イギリス室内管やオーケストラ・アンサンブル金沢にゲスト・コンサートマス
ターとして招かれている。

RSN3003  \1100
アルゼンチンのピアノ作品集 ――
アルベルト・ヒナステラ(1916−1983):
アルゼンチンの童謡によるロンドOp.19  
アストル・ピアソラ(1921−1992):
天使のミロンガ  
3つのアルゼンチン舞曲集Op.2  
ブエノスアイレスの冬  
アディオス・ノニーノ  
カルロス・グァスタヴィーノ(1912−2000):ソナチナ ト短調  
アルベルト・ヒナステラ:
ミロンガ  
忘却  
アルベルト・ヒナステラ:《アメリカの序曲集》より  
アストル・ピアソラ:ブエノスアイレスの夏  
アルベルト・ヒナステラ:ピアノ・ソナタ第1番Op.22  
カルロス・グァスタヴィーノ:ガトー  
アルベルト・ヒナステラ:クレオール舞曲組曲Op.15
ニクラス・シヴェレフ(ピアノ)
ヒナステラ、ピアソラ、グァスタヴィーノの作品による南米音楽ファンにはた
まらないピアノ作品集!ニクラス・シヴェレフは1992年のジュネーブ国際音楽
コンクールで3位(1位なし)に入賞した実力派。

RSN3004  \1100
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756−1791):
フルートのための作品集 ――
ロンドハ長調K373  
アンダンテハ長調K315  
フルートとハープ、管弦楽のための《協奏曲》ハ長調K299/297c  
セレナード第9番ニ長調K320《ポストホルン》より《ロンド》  
フルート協奏曲第1番ト長調K313/K285c
エドワード・ベケット(フルート)、スカイラ・カンガ(ハープ)、
ロス・ポプル(指揮)、ロンドン祝祭管弦楽団
エドワード・ベケットはHyperion、Helios、Black Boxにもレコーディングを
行っているイギリスのフルート奏者である。

RSN3005  \1100
ガブリエル・フォーレ(1845−1924)歌曲集 ――
3つの歌Op.23  
夢の後でOp.7-1
2つの歌Op.83  
歌曲集《優しい歌》Op.61  
月の光Op.46-2  
スプリ−ンOp.51-3  
歌曲集《ヴェネツィア》Op.58  
歌曲集《幻想の水平線》Op.118 
クレール・ブルア(メゾ・ソプラノ)、
ローラン・ナウリ(バリトン)、
ダヴィッド・アブラモヴィッチ(ピアノ)
ローラン・ナウリは指揮者ミンコフスキの高い信頼を得ているバリトン奏者で
2002年9月には日本で《ドン・ジョバンニ》のアルマヴィーヴァ伯爵を演じてい
る。クレール・プルアもバスティーユ歌劇場でチョン・ミュンフン指揮の《カ
ルメン》に出演し好評を得ている。

RSN3007  \1100
ベンジャミン・ブリテン(1913−1976):
キャロルの祭典Op.28  
テ・デウムハ長調  
聖ペテロ讃歌Op.56a  
聖母への讃歌  
聖セシリア讃歌Op.27
フランシス・グリエール(指揮)、
オックスフォード大聖堂聖歌隊、他
Gaudeamusでも活躍しているオックスフォード大聖堂聖歌隊によるブリテンの
作品集。

RSN3008  \1100
ヨハン・セバスチャン・バッハ(1685−1750):フルート・ソナタ集 ――
ソナタ第1番ロ短調BWV1030  
ソナタ第2番変ホ長調BWV1031  
ソナタ第3番イ長調BWV1032  
ソナタ第4番ハ長調BWV1033  
ソナタ第5番ホ短調BWV1034  
ソナタ第6番ホ長調BWV1035
ウィリアム・ベネット(フルート)、
ジョージ・マルコム(チェンバロ)、
マイケル・エヴァンス(チェロ)
BBCノーザン響、ロンドン響、イギリス室内管などの多くのオーケストラの首
席奏者を歴任し現在は王立音楽アカデミーで教鞭を取っているウィリアム・
ベネットによるバッハのフルート・ソナタ集。1995年には多大な活躍が評価さ
れエリザベス女王より大英勲章第四位(O・B・E)を授章。
日本にも度々来日しコンサートやマスタークラスを行っている。

RSN3009  \1100
ルネサンス合唱作品集 ――
トマス・ルイス・デ・ヴィクトリア(1548−1611):アヴェ・マリア  
ジャン・ムトン(c.1459−1522):アヴェ・マリア…清らかなる乙女  
ジョバンニ・ピエルルイジ・パレストリーナ(1525/6−1594):
聖母マリアへの讃歌(5声)  
カルロ・ジェズアルド(c.1528−1599):幸いあれ、いとしいマリアよ  
フランシスコ・ゲレーロ(1528−1599):聖母マリアへの讃歌  
ジョスカン・デ・プレ(c.1455−1521):
喜びたまえ乙女よ、キリストの御母  
ジョン・タヴァナー(c.1490−1545):いと高きキリストの御母  
ジョスカン・デ・プレ:あなたは傷も罪も汚れもない  
ヤーコブ・オブレヒト(c.1457/8−1505):聖母マリアへの讃歌  
ウィリアム・コーニッシュ(1468−1523):神の母、聖マリア  
ペーター・フィリップス(1560/1−1628):アヴェ・レジーナ  
トマス・ルイス・デ・ヴィクトリア:聖母マリアへの讃歌(8声)
デイビット・アリンソン(指揮)、カントレス
ヴィクトリア、タヴァナー、ジョスカン・デ・プレなどルネサンス時代の大作
曲家の作品を集めた1枚。





<Rondeau>
ROP3023(2CDs) \4360
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685−1750):ミサ曲ロ短調BWV.232
クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ)、
インゲボルグ・ダンツ(アルト)、
マルクス・シェーファー(テノール)、
トマス・クヴァストホフ(バス)、
カール・フリードリヒ=ベリンガー(指揮)、
ウィンズバッハー少年合唱団、ドイツ室内アカデミー・ノイス(管弦楽)
少年合唱による《ロ短調》だからといって、まったくあなどれないディスク。
ソロイスト陣に実力派を揃え、凝縮された完成度は比類ないもの。無垢で透明
な合唱は、この曲の悲劇性をかえって強調するようにきこえる。94年の録音。
装丁もスリムケースの中にデジパックを収めるという凝った仕様。68ページに
及ぶ解説書も丁寧なつくり。

ROP2025-26(2CDs price of 1) \2180
"ズィンクト・ウント・クリンクト" クリスマス音楽集(全42曲)
ペーター・ヘートリンク&カール・フリードリヒ=ベリンガー(指揮)、
ウィンズバッハー少年合唱団、
デュオ・ヨアヒム・プリケット&アルヴィド・ガスト
(トランペット&オルガン)
少年合唱といえばお約束のクリスマス音楽集。全体にドイツ・ローカルなクリ
スマス音楽が多いが《歓喜の声 たからかに》など、有名な曲もいくつかあり。





<Christophorus>
CHR77263  \2180
ペドロ・デ・エスコバル(1465/70−1535/54):
《4声のミサ》(1520年頃のグラナダのミサ)&グレゴリオ聖歌《サバトにおけ
る聖母マリアの聖務日課》
ドミニク・ヴェラール(ディレクター)、
アンサンブル・カントゥス・フィグラートゥス
ドミニク・ヴェラールと、彼の率いるアンサンブル・カントゥス・フィグラー
トゥスが、突然Christophorusに登場! もちろん、指揮だけでなく、ペッター
・ヨハンセンとともにソロの歌唱も披露している。
ペドロ・デ・エスコバルはスペインで活動したポルトガルの作曲家。卓越した
対位法技巧を駆使し、歌詞をすぐれた感受性で扱う作曲家とされている。ミサ
曲は完成されたものが2曲あり、これは2番目の作品だという。当時の様式にの
っとりグレゴリア聖歌を交えて歌われる。

CHR77255  \2180
"サン・ピエトロの涙" ――
オルランド・ディ・ラッソ(c.1532−1594):
《サン・ピエトロの涙》、《メランコリア》生と死の格言
ミヒャエル・プロクター(指揮)、アンサンブル・ホフカペレ

CHR77264  \2180
中世サンチャゴ巡礼の音楽 ――
別れ、巡礼(2部)、到着、神殿にて
アウグスブルク古楽アンサンブル

CHR77259  \2180
アントン・エーベルル(1765−1807):
ソナタ(三重奏曲)イ短調Op.10-1  
ルセの主題による変奏曲  
フォルテピアノのためのグランド・ソナタト短調Op.39  
ソナタ(三重奏曲)変ロ短調Op.10-2
サンクト・ペテルブルク・プレイエル・トリオ






<Thorofon>
CTH2513  \2180
ロベルト・シューマン(1810−1856):ピアノ作品全集Vol.1 ――
色とりどりの小品Op.99  
スケルツォ  
ソナタ第3番へ短調Op.14
フランツ・フォーラバー(ピアノ)

CTH2514  \2180
ロベルト・シューマン(1810−1856):ピアノ作品全集Vol.2 ――
ユーモレスクOp.20  
花の曲変ニ長調Op.19  
ソナタ第1番嬰へ短調Op.11
フランツ・フォーラバー(ピアノ)

CTH2515  \2180
ロベルト・シューマン(1810−1856):ピアノ作品全集Vol.3 ――
森の情景Op.82  
トッカータハ長調Op.7  
アラベスクハ長調Op.18  
幻想曲ハ長調Op.17
フランツ・フォーラバー(ピアノ)

CTH2522  \2180
ロベルト・シューマン(1810−1856):ピアノ作品全集Vol.10 ――
幻想小曲集Op.12  
夜想曲集Op.23  
アベック変奏曲Op.1  
クララ・ヴィークの主題による即興曲Op.5
フランツ・フォーラバー(ピアノ)

CTH2484  \2180
スピン・トランペット−マイケル・T・オットー作品集 ――
9つのおかしなファンファーレと1つの歌  
妖精の王様  
カデンカI  
カルメ 
レオンの叫び  
アルペントラウム 
カデンカII  
Sotu  
夕暮れの歌
マイケル・T・オットー(トランペット)、他
マイケル・T・オットーの自作自演集。
歌あり、鳴き声あり、誌の朗読あり、テクノスタイルまで登場。
ユーモア溢れる楽しい1枚。

CTH2470  \2180
"デュオ1995-2000" ――
J・S・バッハ:G線上のアリア、
ジュリオ・カッチーニ:アマリリ・ビア・ベラ、
アドリア−ナ・ヘルスツキー:デュオ、
ヘルムート・W・エルデマン:サウンド・ピクチャー、他 全15曲
マルテ・バルバ(トランペット)、他
トランペット同士のデュオだけでなくフルート、打楽器、ユーフォニウム、ピ
アノそして電子楽器など多彩な組み合わせによる作品が収録されている。

CTH2447  \2180
ヨハネス・ブラームス(1833−1897):
ピアノ三重奏曲ロ長調Op.8  
ベドルジーハ・スメタナ(1824−1884):
ピアノ三重奏曲ト短調Op.15
トリオ・バンベルク

CTH2486  \2180
アレクサンダー・ワスティン(1943−)-作品集
メモリア2、ベートーヴェンへのオマージュ、アニュス・デイ、他 全5曲
ユーリ・ニコラエフスキー(指揮)、
モスクワ・クラシカル・オーケストラ、
ペカルスキ・パーカッション・アンサンブル、他
ロシアの作曲家、アレクサンダー・ワスティンの作品集。





<Centaur>
CRC2622  \1880
20世紀アメリカのピアノ音楽 ――
アーロン・コープランド:
4つのピアノ・ブルース  
猫とねずみ  
ピアノ・ソナタ  
ポール・クレストン:6つの前奏曲  
デヴィッド・アムラン:ピアノ・ソナタ  
ジョージ・ガーシュウィン:3つの前奏曲
バーバラ・マイスター(ピアノ)

CRC2633  \1880
ミュージック・シアター・ニュー・ディメンションズ ――
トーマス・デリオ−P・インマン:アマウンツ・トゥ  
スチュアート・サンダース・スミス:言葉の装飾 I
 P・インマン(リーダー)、クリステン・ロリー(声/パーカッション)、
ジョン・バートリット(プロデューシング・ディレクター)

CRC2656  \1880
フランツ・シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番 変ロ長調op.99  
ロベルト・シューマン:ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調op.63
ユーヴァル三重奏団

CRC2662  \1880
ブライアン・ダイクストラ:
コンサート・ラグ、リオ・ラグ、フリー・スピリット、ラグ・イン・ブルー、
オーロラ・ラグ ほか全15曲
ノエル・レスター(ピアノ)、デヴィッド・デュリー(サクソフォン)、
ローズアン・マーコウ(ヴァイオリン)、ナンシー・ロルダン(ピアノ)
ブライアン・ダイクストラはスコット・ジョップリンに影響を受け、数十曲の
ラグを作曲している作曲家。

CRC2666  \1880
リビー・ラーセン:歌曲集
カウボーイの歌、ポルトガルのソネット、リュート・ソング ほか全4曲
アイリーン・ストレンペル(ソプラノ)、
シルヴィー・ビューデッテ(ピアノ)
リビー・ラーセンは1950年生まれの女流アメリカ作曲。
  
<東京FM>
TFMC 0007  \2450
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(ハース版)
朝比奈隆(指)新日本フィルハーモニー
録音1979年3月8日東京文化会館

TFMC 0008/9(2CD)  \2950
ハイドン:序曲ニ長調Hob.Ia-7
ブルックナー:交響曲第8番(ハース版)
朝比奈隆(指)新日本フィルハーモニー
録音1977年4月15日東京文化会館
録音担当者の東条碩夫氏自らが監修し、音質も朝比奈隆の音を知り尽くした東
条氏だけあって万全。リマスタリングもアルトゥスで大変成功しています。な
お解説はウルトラマンなどで有名な実相寺監督が朝比奈を語る名エッセイがタ
イトル読み切りで掲載。この2タイトルで朝比奈70年代の名ライヴ集は完結と
なります。





<naive>
V 4970  \1980
チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調「悲愴」
リッカルド・ムーティ(指)フランス国立管弦楽団
録音:2003年4月26日パリ、シャンゼリゼ劇場ライヴ
ムーティの男っぷりが大いに発揮。ともかく、旋律の歌わせ方が最高に美しく、
円熟味も加わり、凄いことになっております。3楽章なども男ム−ティ怒りの
一撃といった感じで、パリでも大変評判になり、熱狂的歓迎を受けた大演奏。
凄い悲愴の発売でございます。

V 4971  \1980
ベートーヴェン:
交響曲第2番ニ長調 
交響曲第6番ヘ長調「田園」
クルト・マズア(指)フランス国立管弦楽団
録音:2002年11月7&14日パリ、シャンゼリゼ劇場ライヴ
さすがドイツの長老マズア。名人のみ許される自信のカップリング。フランス
国立管の明るい響きと美しいアンサンブル、マズアの簡潔にして見事なそれ。
このコンビの妙が、思えば大シューリヒト・パリ音楽院のコンビの妙に通じる
味わいを醸し出していて必聴でございます。





<dB Productions>
DBCD 88  \2080
ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調,第5番 ハ短調
クリストフ・ケーニヒ(指)マルメ響楽団
録音:2002年6月,マルメ
これは爽快!指揮者のクリストフ・ケーニヒはドイツ生まれのまだ若い人。こ
れがびっくりの名演!音楽の流れが実にスムースで前向き。楽器の鳴らし方に
も積極性がたっぷりで気持ち良い。それでいて構築感も実にしっかりとしたも
んで、見通しは抜群。岩肌を飛沫をあげながら落ちる清流のようなベートー
ヴェンです。この人は伸びる才能でしょう。キリリと引き締まったマルメSOの
音も○。特に4番は非常にいいです。
ベートーヴェンなんて聞き飽きたというなかれ、こんなフレッシュな感性のベ
ートーヴェンも良いものですぞ!

DBCD 82  \2080
モーツァルト:
ディヴェルティメント ニ長調 K.251,交響曲第29番 イ長調 K.201(186a),
アダージョとフーガ ハ短調 K.546
レヴォン・チリンギリアン(指)
カメラータ・ルーマン
ゴードン・ハント(Ob)
録音:2000年1月&2001年2月
チリンギリアン四重奏団のヴァイオリン奏者、レヴォン(リーヴォン)・チリ
ンギリアンが指揮をしています。カメラータ・ルーマンは1974年設立のスウェ
ーデンの団体。「スウェーデン音楽の父」と敬愛されているユーハン・ヘルミ
ク・ルーマン(1694-1758)の名にちなんでいます。

DBCD 80  \2080
バッハ:
リュート組曲第1番 ホ短調 BWV996 ,プレリュード、
フーガとアレグロ 変ホ長調 BWV998,リュート組曲 ト短調 BWV995
ステファン・エステルシェ(アルトギター)
録音:2001年7月
シュテファン・オステルショはスウェーデンのギタリスト。写真を見る限り
10弦のギターを用いています。

DBCD 96  \2080
バッハ:6つのトリオ・ソナタ BWV525‐BWV530
シェシュティン・フロディン(リコーダー),
ウルバン・ヴェステルルンド(cemb,org)
録音:2001年6月,11月
トリオ・ソナタをリコーダーと鍵盤伴奏で演奏しています。清涼感バッチリ。





<Supraphon>
SU 5471  \1050
アレクサンドロフ赤軍アンサンブル・プラハ録音
ポーリシュカ・ポーレ、ボルガ、ボルガ、トロイカ、ボルガの舟歌
祖国の歌(ショスタコーヴィチ)、街の喧騒を離れて、防衛の歌
わが国よ永遠に、平和の盾、緑の草(チェコ民謡)、
のろまおじさん(チェコ民謡)、聖戦、平和の歌(ショスタコーヴィチ)、
パルチザンの歌、ほか全22曲
ボリス・アレクサンドロフ (指)アレクサンドロフ赤軍アンサンブル
最近リリースされるロシアの民族アンサンブルは政治色の薄い民謡を収めたも
のばかりですが、このアルバムはバリバリのソ連調軍歌に終始したとんでもな
い内容です。いずれも第2次世界大戦直後から1952年頃までの録音で、スター
リンの恐怖政治が最後の凄みを増していた時期のもので、非常に好戦的。チェ
コをはじめとする東欧諸国はもとより、若い世代のロシア人も眉を顰めたくな
る曲調が続きます。とは言え、この種のディスクはほとんどなく、欲しくても
手に入らない現状なため、逆に貴重盤と申せましょう。





<Alba>
ABCD 172  \2080
トゥビン:交響曲全集 Vol.5
交響曲第9番「シンフォニア・センプリーチェ」
交響曲第10番
交響曲第11番(未完成。カリヨ・ライド補筆)
アルヴォ・ヴォルメル (指)
エストニア国立SO
好評シリーズの完結編。未完に終わった第11番は同じ演奏者によるKoch盤もあ
りますが、これは2002年の新録音。トゥビンの故国エストニアを代表するオー
ケストラによる当シリーズ演奏は、しみじみと味わい深く、BISのヤルヴィ盤
より高く評価する人も多い隠れた名盤です。

ABCD 176  \2080
ケルビーニ:レクイエム ニ短調-男声合唱のための
アンドレス・ムストネン (指)
エストニア国立SO、エストニア国立男声Cho
ルイジ・ケルビーニ (1760-1842)には混声合唱用のハ短調レクイエムもありま
すが、こちらは男声のみ。パリの大司教が、女声を含むという理由で1834年に
ハ短調レクイエムの葬儀用演奏を禁じたため、ケルビーニが新たに作曲しまし
た。その初演がケルビーニ自身の葬儀だったという因縁つきの作品です。エス
トニアの力強い男声合唱が魅力です。





<Ondine>
ODE 1016  \2080
クリストファー・ラウス:
打楽器と管弦楽のための幻想曲「救われたアルベリヒ」
狂喜
ヴァイオリン協奏曲
イヴリン・グレニー (Perc)、チョーリャン・リン (Vn)
レイフ・セーゲルスタム (指)ヘルシンキ・フィル
1949年生まれのアメリカの作曲家クリストファー・ラウス。ピューリッツァー
賞を受賞したトロンボーン協奏曲をリンドベルイがBISで録音していました。
「救われたアルベリヒ」はグレニーのために書かれた作品で、ワーグナーの
〈神々のたそがれ〉からのライトモチーフがいろいろ現れます。

ODE 1028  \2080
ヴィラ=ロボス:12の練習曲(1928年オリジナル版)
ブローウェル:13のシンプルな練習曲
ティモ・コルホネン (Guit)
タレガ編曲のショパンやベートーヴェンで有名になったフィンランドの実力派
コルホネン。今回はオリジナル作品に挑戦していますが、ヴィラ=ロボスは通
常知られている出版譜とはかなり異なる1928年版によります。この版の方がブ
ラジル的野性味と乗りの良さが強く、興味津々です。





<BIS>
BISSA 1390(SACD-Hybrid)  \2280
ショパン:12の練習曲 Op.10、12の練習曲 Op.25
フレディ・ケンプ(Pf)
SACDハイブリッド盤。ケンプのショパンといえばバラード全曲や幻想即興曲の
名盤がありましたが、今回は難曲エチュード。鮮やかな腕の冴えとフレッシュ
な感覚はケンプならでは。

BIS 1325  \2080
ハイドン:十字架上のキリスト最後の7つの言葉(ピアノ独奏版)
ロナルド・ブラウティハム(フォルテピアノ)
ハイドンの名作オラトリオ「十字架上のキリスト最後の7つの言葉」は管弦楽
版や弦楽四重奏版もありますが、このアルバムはピアノ独奏のみ。もちろんハ
イドン自身の編曲。それもフォルテピアノなのが魅力。ピアノ曲としても十分
魅力的で、ピアノ・ファンにはたまりません。

BIS 1320  \2080
カマルゴ・グアルニエリ:交響曲集 Vol.3
交響曲第5番「合唱付」(1977)
「ビラ・リカ」組曲 (1957/8)
交響曲第6番 (1981)
ジョン・ネシリング(指)サン・パウロSO、同Cho
ブラジル民族楽派の作曲家カマルゴ・グアルニエリ(1907-1993)の交響曲集第
3弾。全曲世界初録音。いずれも南米的味わいに富み、ポップス的なセンスさ
え感じさせます。打楽器を多用した「ビラ・リカ」組曲はオーディオ的興味も
そそられます。

BIS 1252  \2080
トヴェイト:
ピアノ協奏曲第5番 Op.156
ハルダンゲル民謡による変奏曲-2台のピアノと管弦楽のための
ニルス・モルテンセン、・スヴェイヌング・ビェランズ(Pf) 
ウーレ・クリスチャン・ルード(指)
スタヴァンゲルSO
グリーグに次ぐノルウェーの作曲家ゲイル・トヴェイト(1908-1981)。BISは彼
の作品録音に力を注いでいますが、今回はピアノとオーケストラのための作品
集。トヴェイト自身がピアノの名手でもあったため、グリーグに匹敵する効果
的な北欧協奏曲となっています。

BIS 1192  \2080
「われらが時代の舞曲」
スティーヴン・スタッキー:ドリーム・ワルツ (1986)
イ・チェン:デュオ・イェ (1985)
アルトゥーロ・マルケス:ダンソン第2番 (1993)
ブルース・マッコンビー:チェルシー・タンゴ (1991)
ヴォイチェフ・キラール:交響詩「クシェサニ」 (1974)
ラン・シュイ(指)シンガポールSO
チェレプニン作品の録音で、意外なまでの巧さを世に知らしめたシンガポール
響。ここでは世界各国の現代の舞曲を集めています。ダンソンやタンゴもあり、
民族的というよりはワールドミュージック的で、まるで最新のクラブ系ダンス
ミュージックみたいです。

BIS 1415  \2080
カタルド・アモデーイ(1649-1693):作品集
解き放たれた足と草原の間
地平に夜明けの光が
すでに夜の帳が
あなたが私にしたことが
足元に光を、荘重な歩みで
セベートと引いた所
ザンボーニ:リュートソナタ ハ長調
ストラーチェ:チェンバロのためのパッサカリア
エマ・カークビー(Sop) ヤコブ・リンドベルイ(テオルボ) 
ラーシュ・ウルリク・モルテンセン(Cem)
カタルド・アモデーイ(1650頃−1695年頃)はシチリア出身でナポリで活躍した
バロック作曲家。ここに収められたものはいずれもカンタータながら、小オペ
ラの様を呈しています。彼の録音は非常に珍しく、それをカークビーが絶妙に
演じているのが貴重です。





<haenssler>
93 094  \1650
「ユダヤのクラリネット音楽」
グリゴーリー・クレイン(1879-1957):
4つの無言歌 Op.23/3つの無言歌 Op.38
ブランドマン(1901-1992):民謡による変奏曲 Op.12
フィテルベルク(1879-1953):婚礼に
ヤコヴ・ワインベルク(1879-1956):カンツォネッタ/子供の輪舞
ボリス・レヴェンソン(1884-1947):ユダヤ舞曲 Op.68
ユリアン・クレイン(1913-1996):3つのユダヤの歌/子守歌/ラプソディ
ヴォルフガング・マイヤー(Cl)、ヤーシャ・ネムツォフ(Pf)
ロシア音楽史のなかで死角になっているのがユダヤ人作曲家の作品。ここに採
りあげられているものは、これまで全く聴くことができなかったので超貴重。
東欧ユダヤの音楽はマイムマイムでもわかるようにクラリネットの哀調を帯び
た音色がぴったり。むせかえるようなユダヤ色が新鮮です。このアルバムの中
ではクレイン兄弟と、ポーランドの指揮者でシマノフスキの親友だったフィテ
ルベルクが注目です。




<WERGO>
WER 6664(2CD)  \2580
ヘンツェ:オペラ「ポッリチーノ」(おやゆびこぞう)
フィリップ・ホルシュタイン(おやゆびこぞう)、
ライラ・フィッシャー(クロティルデ=人食い鬼の娘)、
ステファン・リセフスキ(オルコ=人食い鬼)、
テレーズ・アフォルター(おやゆびこぞうの母親役)、
トーマス・シェンデル(おやゆびこぞうの父親役)他
ヨープスト・リープレヒト(指)
おやゆびこぞうのおはなしをオペラにしたもの。オペラというよりも、劇音楽
といったほうがあたっているかもしれません。ストーリーは、「ヘンゼルとグ
レーテル」のお話の魔女が人食い鬼になったと思っていただければ当たらずと
いえども遠からず。親に見捨てられた子供たちが家をぬけだし、人食い鬼や狼
など様々な困難に出会い、それらをくぐりぬけ、ついには大人のいない国へと
向かうという物語です。
ヘンツェ自身が「子供のために」と書いた作品ではありますが、大人が聴いて
も十二分にたのしめる音楽。ベルリン音楽学校の生徒たちによるオーケストラ
もなんとも絶妙な味わいです。

WER 6557  \1850
イエルク・マインカ(1962-):作品集
(四分音符)=100
トゥッティ
la condition humaine(人間の条件)
フレデリク
タイプ文化
なんでも13歳か14歳のときに電話帳をめくっていたら「作曲家」という職業を
知り、それ以来作曲家になることを強く夢見るようになったというマインカ。
≪フレデリク≫は、バラード第1番の遠鳴りの中で発狂の世界が繰り広げられ
ます。これはかなり上級者向けかも、です。





<BBC LEGENDS>
BBCL 4143  \1980
チャイコフスキー:交響曲第4番へ短調
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)
ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー(指)レニングラード・フィル
録音:1971年9月9日ロンドン、ロイヤル・アルバートホール 
1960年9月9日エジンバラ、アッシャーホール
さながら精密機械。ピンと張り詰めたアンサンブルは軍隊のそれ。しかもライ
ヴとはまた驚き。ロジェストヴェンスキーにはロンドン響(IMP)との録音も
ありますが、今回はすべてがケタ違い。濃厚なヴィブラートで咆えまくるブラ
ス。全編にロシアのオケの魅力が爆発!ソヴィエト時代の国家の威信をまるご
と背負った圧倒的な演奏。畳み掛けるフィナーレも息を呑む素晴らしさで、興
奮のるつぼと化した会場からは終演を待ちきれずに盛大な雄叫びがあがるほど。
そもそもレニングラード・フィルをムラヴィンスキー以外の指揮者が振ること
自体きわめて異例のこと。ちなみに、この顔合わせには「幻想」(BBCラジオ
・クラシックス / 廃盤)もあり、チャイコフスキーとは同日の演目でした。
録音もクリアで世紀のライヴを盛り上げます。
なお、併録のショスタコーヴィチは以前当レーベルから出ていたもの
(BBCL.4024)と同じ。契約上の理由から発売中止が続いていましたが、初演
者&被献呈者ロストロポーヴィチによる貴重なドキュメントが晴れて復活と
なります。

BBCL 4141  \1980
シューマン:子供の情景、クライスレリアーナ、幻想曲 ハ長調
アニー・フィッシャー(P)
録音:1986年4月8日BBCブロードキャスティングハウス・コンサートホール
1971年2月24日BBCスタジオ
亡くなってなお高い支持を集めるフィッシャー(1914−1995)は録音を好ま
ず、天性の趣くままリサイタルに生きたピアニスト。そんな彼女の姿を伝え
るかけがえのない一枚といえるのがこちら。大切なレパートリーだったらし
くシューマンはスタジオ盤(EMI)にも残していますが、彼女の持ち味が聴
けるのは断然ライヴのほう。あくまで自然体の音楽。ミスタッチも少なくな
いエジンバラ・ライヴ(BBCL.4054)までもがファンを魅了する所以もそこ
にあります。たとえば子供の情景。第1曲の開始から胸がいっぱいになり、
トロイメライのこよなく優しい表情など不覚にも涙が出てくるほど。収録曲
間で10年以上の開きがあるものの録音状態が良好なのも何よりです。

BBCL 4142  \1980
モノラル(皇帝のみ)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調「皇帝」
同:32の変奏曲ハ短調
シューベルト:ピアノ・ソナタ第19番 ハ短調D.958
ジョン・オグドン(P)
ヤッシャ・ホーレンシュタイン(指)BBCノーザンSO
録音:1969年1月21日ドイツ、フィアゼン・フェストハレ
1972年1月23日ロンドン、BBCスタジオ
1962年の第2回チャイコフスキー・コンクールでアシュケナージと1位を分け
合いながら、人気の点で大きく水をあけられた感の否めない巨漢ヴィルトゥオ
ーゾ、オグドン。これは英国の誇りである彼の偉大さを知らしめる驚異のライ
ヴ。すべてスタジオ盤にさえ無い完全初出レパートリーなのも嬉しいところ。
「皇帝」はホーレンシュタインに帯同して大成功を収めたドイツ・ツアーでの
もの。眩いばかりのピアノと雄渾なオケが曲のイメージそのままの演奏を繰り
広げています。一方のロンドンのライヴは、心の奥深いところまで沈み込んで
ゆくデリケートなタッチが印象的。1989年50代での早すぎた死が切に惜しまれ
てなりません。録音はモノラルも含めてたいへんクリア。

BBCL 4140  \1980
シューベルト:交響曲第9番ハ長調「グレート」
ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲
ブリテン:「家の建築」序曲
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)
ロンドン・フィル
ニュー・フィルハーモニア管(ニュー・フィルハーモニアCho.)
録音:1975年5月14日、1970年12月13日
1968年1月16日ロンドン・ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
途方もなく巨大でエネルギッシュな「グレート」。ジュリーニがもっとも充実
していた時期に行った注目のライヴ。どっしりとした響きの中で拡がりを持っ
て旋律が歌い尽くされてゆくところが最大の魅力。これは有名なシカゴ響と
の録音(77年 / DG)に共通するスタイルでリズムの冴えも抜群。すなわち惑
溺するような唯美表現が支配するバイエルン放響ライヴ(93年 / SONY)と比
較しても、いっそうジュリーニらしさが鮮明な内容となっています。片やロ
ンドン・フィルの「グレート」といえば、ボールト卿による2つの演奏(72年
スタジオ / EMI、69年ライヴ / BBC LEGENDS)がこれにとどめを刺すと言わ
れるほど絶大な人気を得ています。当時のロンドン・フィルの高い運動性に
支えられた、歓びに満ち溢れた力強い響き。そもそもこうした背景を踏まえ
れば、絶頂期のジュリーニとの顔合わせから新たな名演が生まれる環境はす
でに整っていたといっても過言ではないでしょう。
なお、ジュリーニ唯一のウェーバーと、ロンドン初演を手掛けた珍しいブリ
テン作品が聴けるのもファンには魅力でしょう。すべて完全初出。





<harmonia mundi France>
HMA 1951159  \1050
タイレ:マタイ受難曲
クルト・エクヴィルツ(T),ステファン・バルコエ(Bs),
ロジャーズ・コヴェイ=クランプ(C-T),他
チャールズ・メドラム(指)
ロンドン・バロック
録音:1982年4月
ヨハン・タイレ(1646−1724)は17世紀末から18世紀始めの作曲家です。
シュッツに学んだ彼はドイツ各地で活躍しました。タイレは大バッハへが傾
倒していた作曲家の一人としても知られています。たしかにタイレのマタイ
受難曲には、イエスがバスで福音史家がテノールという配置、コラールや賛
美歌を効果的に採用し、叙情的な要素を活用していることなど、バッハの作
品と様々な共通点が指摘できます。つまり、バッハの時代に向けて宗教音楽
を大きく改革した人物なのです。チャールズ・メドラム率いるロンドン・バ
ロックが、バッハのマタイ受難曲でも感動的な福音史家として知られるクル
ト・エクヴィルツら優れた歌手を得て、タイレの表現探求の精神を今に蘇ら
せています。






<Tahra>
TAH 531(2CD)  \4160
バッハ(オーマンディ編):「目覚めよ、と呼ぶ声あり」から
ウェーバー:交響曲第1番
ベートーヴェン:交響曲第2番 ニ長調 op36
ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 op73
ベルリオーズ:夏の夜
ディミトリ・ミトロプーロス(指)
ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団
エレノール・スティーバー(S)
録音:1953年4月5日,1951年4月1日,1953年11月29日,1952年11月2日
またまたTAHRAの素晴らしい仕事!名指揮者ディミトリ・ミトロプーロスが
NYPと密接な関係にあったことはよく知られていますが、録音となると決して
恵まれていませんでした。ことに古典派の作品の録音は極端に少なく、近現
代ものを鋭利に指揮するばかりがミトロプーロスだと誤解されがちでした。
今回のアルバムには1951年から53年のライブ録音が収録、冒頭のバッハのコ
ラールから実にクリアでいて温かい感動的なもの。さらに3曲の交響曲が実に
ヴォルテージの高いもの。猛烈な推進力に輝ける熱気、そしてグンと腹に入
る呼吸!これぞミトロプーロスの真骨頂!ことにベートーヴェンの2番交響曲
は空前の大名演、聞かぬは損です!
夏の夜での、全盛期のスティーバーの美声も驚き。

TAH 526(2CD)  \4160
ハイドン:交響曲第104番「ロンドン」
ルーセル:交響曲第4番 へ長調
ベートーヴェン:交響曲第2番 ニ長調
モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲
ヘルマン・シェルヘン(指)
フランス国立管弦楽団,シャンゼリゼ劇場管弦楽団(モーツァルト)
リリー・ラスキーヌ(ハープ),ロジェル・ブールダン(フルート)
録音:1953年10月29日,1953年10月28日(モーツァルト)
ヘルマン・シェルヘンが1953年10月にパリで録音(拍手無し)した、古典派
を中心としたプログラムです。ハイドンといいベートーヴェンといい、モノ
ーラルという点を除けば「ごく最近の演奏」といって通じるほど大変スッキ
リした明快な演奏で驚かされます。それでいてさすがは鬼才シェルヘン、随
所にギラリとした意思が覗けます。INAから蔵出し音源で音も上々。モーツァ
ルトのハープとフルートのための協奏曲は、デュクレテのためのセッション
録音でEMIからのライセンス。全盛期のラスキーヌ女史の薫り高いハープ
はさすが絶品です。なお、オーケストラはこれだけシャンゼリゼ劇場管弦楽
団となっていますが、実体は同じです。






<Music & Arts>
M&A 1129  3枚組  \3760
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」
チェーザレ・シエピ(ドン・ジョヴァンニ),
オットー・エーデルマン(レポレッロ),
ラファエレ・アリエ(騎士長),
エリーザベト・グリュンマー(ドンナ・アンナ),
エリザベス・シュワルツコップ(ドンナ・エルヴィーラ),
アントン・デルモータ(ドン・オッターヴィオ),
エルナ・ベルガー(ゼルリーナ),
ワルター・ベリー(マゼット)
ウィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
天下の美声バス、チェーザレ・シエピがザルツブルク音楽祭でフルトヴェン
グラーの指揮でドン・ジョヴァンニを歌った録音は、1953年のものと1954年
のもの、それに有名な映画があります。このうち、1953年の録音はだいぶ遅
れて世に現れ、CDもあまり多くはありません。そんな訳で、このM&Aは待望の
ものです。






<NM CLASSICS>
※以前に既にご案内しておりましたがコメントが抜けておりましたので再度
御案内いたします。

MCCL 92111  \2250
※ボーナス・トラック付き
17世紀のヴィオラ・ダ・ガンバ作品集
リーマン:ソナタ第2番 ニ短調、
ハッカルト:組曲第10番 イ短調
シェンク:ソナタ第2番 イ短調,ソナタ第15番 へ長調、
スネップ:ソナタ第1番 ニ短調
ウイトネメント・カビネット
[ヨハネス・ブール(ヴィオラ・ダ・ガンバ),
エリック・ベイヤー(ヴィオラ・ダ・ガンバ),
ヌノ・ミランダ(テオルボ,バロック・ギター),
パトリック・アイルトン(チェンバロ,オルガン)]
ヤコプ・リーマン(c.1680-1726),カレル・ハッケルト(c.1640-1701),ヨハ
ン・シェンク(1660-c.1720),ヨハン・スネップ(1656-1719)のヴィオラ・ダ
・ガンバ作品を集めたもの。ヴィオラ・ダ・ガンバの独特の憂いに満ちた音
色は、とりわけ短調の作品でしみじみとした美しさを醸しています。
演奏がまた大変優れもの。ウイトネメント・カビネット't Uitnement Kabinet
とは「素敵な飾り棚」という意味('t はオランダ語の定冠詞hetの短縮形)。
クイケンに学んだブールが中心となって1999年に設立されたまだ若い注目の
団体です。クセのない自然体な音楽づくりは古楽ファンに歓迎されること間
違いなし。ボーナスにCD-ROMトラックがあり、PCで作曲家や演奏者のプロフィ
ールなどを見られます。残念ながら一部を除き全てオランダ語、画像だけで
もお楽しみください。





<haenssler>
93 093  \1650
モーツァルト:「魔笛」,「ツァイーデ」,
ベートーヴェン:「フィデリオ」,
カールマン:「マリッツァ伯爵令嬢」,「皇后ジョセフィーヌ」,
ケルビーニ:「水運び」,
キーンツル:「アルプスの牧歌」からのアリア
フリッツ・ヴンダーリヒ(T)
カール・シューリヒト,ウィリ・マッテス,他(指)
シュトゥットガルト放送交響楽団
録音:1956−63年
おそらく戦後のドイツのあらゆるテノールの中で最も美声の持ち主だったフリ
ッツ・ヴンダーリヒ。1966年にわずか36歳で無くなってからもう40年近くたっ
ても、いまだその気品と甘さト情熱が見事に調和した歌は世界中で愛されてい
ます。当たり役「魔笛」のタミーノ(シューリヒトの指揮!)、これまた美声
ソプラノ、シュターダーと共演のモーツァルトの未完の大傑作「ツァイーデ」、
疑いなく録音史上最高の「フィデリオ」の第一の囚人、名オペレッタ指揮者
マッテスとの共演の「マリッツァ伯爵令嬢」など、どれもこれも絶品です。
美声ファンには絶対のお勧めです。

98 458  \1650
パヴロフ=アザンチェーフ:ギター作品集
常動曲,ズールー族の行列,アクロバティック・ダンス,スペインのセレナー
デ,ソナタ第2番,蜃気楼,ジャズ・バンド,エレジー,ペダルポイントの練
習曲,他
オレグ・ティモフェイエフ(7弦ギター)
録音:2001年
マトヴェイ・パヴロフ=アザンチェーフは1888年グルジアに生まれた人。モス
クワ音楽院でチェロを学んだチェリストなのですが、スターリン時代の当局に
不当に逮捕され1940年代の大半を南ロシアの収容所で過ごさなくてはなりませ
んでした。1951年に解放されるものの、1963年に亡くなるまで不遇でした。そ
んな彼の心の支えとなったのがロシアの7弦ギター。趣味で弾いていたこの楽
器にパヴロフ=アザンチェーフは思いを注ぎ込んだのです。このアルバムには
そんな彼の貴重な作品が収められております。

98 425  \1650
ハイドン:
交響曲83番 ト短調 「めんどり」,
第84番 変ホ長調,第85番 変ロ長調 「王妃」
トーマス・フェイ(指)
ハイデルベルク交響楽団
録音:2002年
ハイドンのパリ交響曲集からの3曲。当時世界一優秀で大編成と謳われたパリ
のオーケストラのために作曲されただけに、作品の充実度はザロモンセット
に負けず劣らず。となるとフェイが黙っちゃいません、バリバリやってくれ
ます。「王妃」の第4楽章プレストは3分ちょいという猛スピードで駆け抜け
ます。ニックネームは暢気なものの「めんどり」も激しく燃えています。

98 407  \1650
ハイドン:
交響曲39番 ト短調,第34番 ニ短調,第40番 へ長調,第50番 ハ長調
トーマス・フェイ(指)ハイデルベルク交響楽団
録音:2002年
ハイドンの1760年代から70年代の交響曲を4曲収録しています。同時期にニッ
クネーム付きの交響曲が多数あるのに、あえて更の交響曲だけ取り上げている
あたりにフェイの意気込みが感じられます。いずれにしてもハイドンの傑作
時期の作品、フェイのズバリと切り込む指揮が見事です。

※既発商品
98 391  \1650
ハイドン:交響曲第82番「熊」,第88番「V字」,第95番
トーマス・フェイ(指)ハイデルベルク交響楽団







<INTEGRAL>
INTEG 221125  \2080
サン=ジョルジュ:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲 変ロ長調 G067,弦楽四重奏曲 ト短調 G068,
弦楽四重奏曲 ハ長調 G002, 弦楽四重奏曲 ニ長調 G007
モーツァルト:弦楽四重奏曲 第6番 変ロ長調 K159
アンタレ四重奏団[ルッジェーロ・カプラニコ,ダニア・ドラガ,ヘレーヌ・
プラトーヌ,セシル・ニコラス]
フランス革命期の作曲家、サン=ジョルジュ。本名はジョゼフ・ブローニュ、
一般的にはシュヴァリエ・ドゥ・サン=ジョルジュで通っています。生年は
1739年とも1745年とも。カリブ海の小島グアドループの生まれ。父がフランス
人入植者、母がアフリカ系の奴隷のハーフ。少年期にパリに渡り、ここでルク
レールにヴァイオリンを、ゴセックに作曲を学び、一気に頭角を表し、パリの
優秀なオーケストラのコンサートマスターや指揮者を務めています。ちなみに
あるオーケストラのウィーン楽旅の際に彼がハイドンに新作依頼したのが有名
なパリ交響曲集。
一方で、強靭な肉体の武勇伝も数々あり、若い頃はダンスの達人、フェンシン
グの名手としても知られ、真冬のセーヌ川を片手で渡ったという腕っ節の強さ。
革命期には1000人の黒人部隊を率いたそうです。
作風は、革命期のパリのギャラントな様式を反映したもの。そのギャラントな
作風から“モーツァルト・ノワール”などと呼ばれることもしばしば。しかし
サン=ジョルジュ独自の才能はかなり高く評価されてしかるべしです。古典派
音楽が好きなら知らぬは大損の人です!

INTEG 221133  \2080
ハイドン:十字架上のキリスト最後の7つの言葉(ピアノ独奏版)
ショーソン:詩曲
フォーレ:子守歌
エルガー:気まぐれな女
マスネ:タイスの瞑想曲
クライスラー:レチタティーヴォとスケルツォ・カプリス
ラヴェル:ハバネラ形式の小品
チャイコフスキー:カンツォネッタ
ドリゴ:ヴァルス・ブリュエット(火花のワルツ)
ヴィターリ:シャコンヌ
マキシム・トランス(Vn),
アルマン・ジョルダン(指)
アンサンブル・アペルト
マキシム・トランスはパリ音楽院でピエール・ドゥカンに学んだヴァイオリニ
スト。オーケストラはパリ・オペラ座管弦楽団のメンバーからなるようです。

INTEG 221129  \2080
コレッリ:リコーダー・ソナタ op5から第1番−第6番
ムジカ・アンティクワ・プロヴァンス[クリスティアン・メンドズ(リコーダ
ー),フィリップ・フロン(Vc),ブリジット・トラミール(Cemb)]
録音:1997年2月
コレッリの傑作、ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集 op5をリコーダー
で演奏したもの。これはその前半、教会ソナタ様式の作品を収録しています。

INTEG 221130  \2080
コレッリ:リコーダー・ソナタ op5から第7番−第12番「ラ・フォリア」
ムジカ・アンティクワ・プロヴァンス[クリスティアン・メンドズ(リコーダ
ー),フィリップ・フロン(Vc),ブリジット・トラミール(Cemb),ジャン=ミ
シェル・ロベール(テオルボ&ギター)]
録音:1997年2月
コレッリのop5の後半、室内ソナタ様式の作品。名曲ラ・フォリアにリコーダ
ーで果敢に挑んでいます。






<Bongiovanni>
GB 2353(2CD)  \3760
ジョルダーノ:「シベリア」
アメデオ・ザンボン(T ヴァッシーリ),
ルイーザ・マラリアーノ(S ステファーナ)、
ワルター・モナケージ(Br グレビ)
ダニロ・ベラルディネッリ(指)RAIミラノ管弦楽団
録音:1973年
これはテノール・マニアにはたまらないCD。アメーデオ・ザンボンは1934年生
まれのイタリアのテノール。1960から70年代にプッチーニあたりの時代のスピ
ント系の役で大変人気のあった人で、力強くカッ飛ぶ高音を持っています。
しかしこの人、どういうわけかまともな録音が一つも残されませんでした。
今回Bongiovanni社が発売するのはRAIミラノによる放送用スタジオ録音のライ
センス発売。ザンボンの全盛期で、しかも彼にうってつけのヴェリズモオペラ、
ジョルダーノの「シベリア」。第2幕のアリアでのBフラットのド迫力!近頃じゃ
まず聞けない類の声の大砲です。相手役のルイーザ・マラリアーノはつい先日Dynamic社からアリア集が発売された、これまた知られざる名ソプラノ。二 人
の往年の名歌手によるジョルダーノ節、たまりません!
御注意:2枚目の無音部分に小さな点が見られますが、無信号個所なので再生
には全く支障はなく、問題なしと判断いたしました。御了承くださいませ。

GB 1176  \1880
マリオ・デル・モナコ アリア集第2集
ヴェルディ:
「トロヴァトーレ」、「ルイーザ・ミラー」、「マクベス」、「トラヴィア
ータ」、「運命の力」、
プッチーニ:
「蝶々夫人」、「西部の娘」、「マノン・レスコー」、「トゥーランドット」、
「トスカ」、
レオンカヴァッロ:「ボエーム」、
マスカーニ:「友人フリッツ」、
フロトー:「マルタ」、
マイヤベーア:「アフリカの女」からのアリア、場面
マリオ・デル・モナコ(T)
録音:1950−53年
今だ人気のマリオ・デル・モナコ。ここには彼の非常に珍しい録音が集められ
ています。「蝶々夫人」は1951年5月29日のメキシコライブから3場面。音はか
なり貧弱ですが、えらいドラマティックなピンカートンを20分強たっぷり楽し
めます(特に“さらば愛の住処よ”のすごいこと!)。「トロヴァトーレ」は
1950年7月9日のブエノスアイレス公演から“見よ、あの恐ろしい炎を”、その
他放送録音やSP録音から全17曲、圧倒されっぱなしです。

GB 2261  \1880
パイジェッロ:「からかわれた花婿」
ルチアーノ・パスクワーレ(Bs ドン・トトロ),
パトリツィア・チーニャ(S レズビーナ),
ヌンツィア・サントディロッコ(S リゼッタ),
マルゲリータ・パーチェ(S リンドーロ),
ヴィート・マルティング(T ヴァレーリオ)
パオロ・パリーニ(指)イーオー・ムジカ劇場管弦楽団,合唱団
録音:1998年12月
「からかわれた花婿」は、パイジェッロがサンクト・ペテルブルクでエカテリ
ーナ 2世のもとに仕えていた時期の1778年7月24日に夏の屋外公演で初演され
たオペラブッファ。レズビーナはリンドーロという若者と愛し合っていますが、
亡くなった父が金持ちだけど間抜けな詩人ドン・トトロとの結婚を約束してい
たので、レズビーナはヴァレーリオという友人に助けを求める、という話。
詩人が主人公ということでオルフェウス伝説をパロディーにしているのもの
愉快。
名の知れた人はパトリツィア・チーニャながら、全体にしっかりした公演です。

GB 5137  \1880
ワイス:リュート組曲 ニ短調
サンス:「スペインギター教本」より
フォスカリーニ:「スペイン風ギター第5巻」より
ヴィルジーニオ・ファッダ(リュート、バロックギター)
シルヴィウス・レオポルド・ワイス(1686-1750)はポーランドのブレスラウ生
まれのリュート奏者。ポーランド王子アレクサンデル・ソビエスキーのお抱え
奏者になり、王子がローマに追放になるとこれに従い、ここでスカルラッティ
親子やコレッリなど交流しています。各地を旅した後、1718年からドレスデン
を拠点にし、この地で亡くなっています。この組曲もドレスデンに残されてい
る手稿譜をもとにしています。ガルパス・サンス(1640-1710) はスペインのギ
タリスト、ジョヴァンニ・パオロ・フォスカリーニは17世紀にローマで活躍し
た人。ヴィルジーニオ・ファッダはイタリアのリュート奏者。大変美音です。


●新シリーズ ヒストリカル・オペラ・コレクション-
HOC 003(2CD)   \2200
マスネ:「タイス」(イタリア語),
プッチーニ:「外套」からフィナーレ
・エットレ・バスティアニーニ(アタナエル),
フィオレッラ・カルメン・フォルティ(タイス),
グラウコ・スカルリーニ(ニーチャ),他
ルイージ・トッフォロ(指)
トリエステ・ヴェルディ歌劇場管弦楽団,合唱団
エットレ・バスティアニーニ(ミケーレ),
ノーラ・デ・ローザ(ジョルジェッタ),
アントーニオ・マッサーリア(ルイージ)
マーリオ・コルドーネ(指)NDR交響楽団
録音:1954年,1953年

HOC 001(2CD)  \2200
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」
チェーザレ・ヴァレッティ(アルマヴィーヴァ伯爵),
ロバート・メリル(フィガロ),
ロバータ・ピーターズ(ロジーナ),
チェーザレ・シエピ(バジーリオ),
フェルナンド・コレナ(バルトロ)
アルベルト・エレーデ(指)メトロポリタン歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1954年






<skarbo>
DSK 4989  \2080
ワイル:「三文オペラ」より(19曲)
ル・ペネク:「乞食オペラ」組曲
パスカル・ル・ペネク,フィリップ・ボレチェク
ご存知クルト・ワイルの傑作「三文オペラ」の名曲をアコーディオンの二重奏
で演奏したもの。これが意外なくらいピタリの雰囲気。なんだかパリの街角で
足を止めて聞き入っているような気分になります。彼らが使っているアコー
ディオンの音色の良さにも驚かされます。

DSK 3945  \2080
ルムラン:
エアメン(飛行機乗りたち)op159,エピローグ op164,メモリアル op158,
タイム・ランドスケープ(時の光景) op153
マルク・タルデュ(指),ジョゼ・セレブリエル(指)
ライン・フィルハーモニー国立管弦楽団,
グレノーブル器楽合奏団,フランシーヌ・ベサック声楽アンサンブル
キャロル・ファーリー(S),パメラ・ハンター(語り)
オベール・ルムランは1932年生まれのフランスの作曲家で、ドーバー海峡に突
き出したコタンタン半島の町で生まれた人。第二次世界大戦を追悼する作品が
目立ちます。

DSK 5981  \2080
ルムラン:「ロール」
モニカ・ブレンドル(S),リヒャルト・ウィリアムズ(T),
クラウディオ・ダヌセール(Br),ローレンス・アルベール(Bs)
マルク・タルデュ(指)ライン・フィルハーモニー国立管弦楽団
録音:1997年
「ロール」は3幕からなるオペラ(ただし時間は45分ほど)。フランス革命時
の流刑船内での理不尽な処刑を題材にとっています。

DSK 2338  \2080
ルムラン:
オマハ,亡くなった兵士たちのための歌,ハープ協奏曲,サミュエル・バー
バーの思い出への哀歌
マルク・タルデュ(指)グレノーブル器楽合奏団,
フランシーヌ・ベサック声楽アンサンブル
キャロル・ファーリー(S),サビーヌ・シェフソン(Harp)

DSK 3922  \2080
ルムラン:ヴァイオリン協奏曲(3曲)
マリー=アニク・ニコラス(Vn)
エマヌエル・プラッソン(指)トゥールーズ国立室内管弦楽団





<Huks Music>
DBKHD-0020  \1350
「Dreaming-The Dreaming Piano Solo Collection」
01)Tears  「冬のソナタ」の挿入曲
05)I Miss You  「冬のソナタ」の挿入曲
13)Stepping On The Rainy Street  「冬のソナタ」の挿入曲、他
NHK-BSで話題の「冬のソナタ」のサントラ盤に未収録の3曲が収録されています。





<SUPRAPHON>
SU 3749  \1650
マルティヌー:バレエ音楽集
「調理場のレビュー」,「まわれ」,「驚くべき飛行」
クリストファー・ホグウッド(指)チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
ホグウッドを古学専門指揮者と思っていると大間違い。彼はストラヴィンスキ
ーなどの近代音楽も大好きで、とりわけマルティヌーの真価を世界中に広めて
回っている世界的なスペシャリストでもあります。このアルバムに収められた
のはいずれも1927年に作曲された1幕ものの短いバレエで、「調理場のレビュ
ー」と「まわれ」は世界初録音だそうな。ことに「調理場のレビュー」は、
ホグウッドが昨年10月に東京フィルに来演した時にも取り上げている得意曲。
ジャズの要素を巧みに取り込んだノリノリの曲です。

SU 3776  \1350
ドヴォルザーク:セレナード ニ短調 op44,セレナード ホ長調 op22
チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ
チェコ・フィルハーモニー木管アンサンブル
ヨゼフ・ヴラフ(指)チェコ室内管弦楽団
ニ短調のセレナードは1878年の作品で、3本のホルン、各2のオーボエ、クラリ
ネット、ファゴット、さらに各1のコントラ・ファゴット、チェロ、コントラ
バスという珍しい編成。一方ホ長調のセレナードは1875年の作品で、5楽章の
弦楽合奏。チェコフィルの優秀な木管奏者たちと、ヨゼフ・ヴラフ率いるチェ
コ室内管弦楽団の弦のメンバーが、お国ものならではの最良のドヴォルザーク
を作り上げています。

SU 3787  \1350
ドヴォルザーク:
ミサ曲 ニ長調,アヴェ・マリア,賛課への讃歌,めでたし海の星,
おお、最も聖なるもの
ナタリエ・ロマノヴァー(S),アンナ・バロヴァー(A),
ミロスラフ・コップ(T),ルデク・ヴェレ(Bs),他
ヨゼフ・クシツァ(Org)
ルボミール・マートル(指)
プラハ・フィルハーモニー合唱団
ドヴォルザークの宗教曲が集められています。ミサ曲 ニ長調は1887年に作曲
されたソリスト、合唱とオルガンのための作品で、オーケストラを用いない合
唱作品としてはドヴォルザークの中でもわりと有名。その他の小品は耳にする
機会も少ない珍しいものでしょう。ヨーロッパ各地で引っ張りだこのスーパー
合唱団、プラハ・フィルハーモニー合唱団の緻密にして熱の入った歌がお見事。






<CASCAVELLE>
VEL 3074(2CD)  \4160
メサジェ:
「ヴェロニク」,「法曹団」,「お菊夫人」,「フォルチュニオ」,
「仮面の愛」,「ボーケール氏」,「熱烈に」,「不意の横揺れ」からの場面
エドメー・ファヴァール,ロベール・ビュルニエ,ダヴィド・ディヴリース,
ミゲル・ヴィラベラ(T),リュシアン・フュジェル,
アンドレ・ボージェ(Br),宮川美子(S),ロジェ・ブールダン,
ニノン・ヴァラン,ジョルジュ・ティル(T),イヴォンヌ・プランタン(S),
サシャ・ギトリー,ルネ・コヴァル,エミル・ルソー,エディト・マネ,
ジェレメン・フェラルディ,他
これは日本人には大変感慨深いアルバムです。
プッチーニの「蝶々夫人」に先立つこと11年前、パリで初演されたジャポニズ
ムオペラ“お菊夫人”を歌っているのが宮川美子。1912年、アメリカ生まれ。
歌の素質を見込まれ、16歳でパリに留学、パリ音楽院教授で学び、オペラコミ
ークで蝶々さんを歌っています。1931年初めて日本に“帰国”、大人気となる
ものの、翌年結婚、引退。二十歳そこそこで表舞台から去ってしまったのです。
いくつか録音を残していますが、これはパリでの録音ということで尚のこと貴
重。1931年2月11日の録音とあります。
宮川以外にも、パリの名歌手がメサジェの名曲を最高の雰囲気で歌っているも
のばかり。

VEL 3066(2CD)  \4160
ラヴェル:スペイン奇想曲
シャブリエ:「いやいやながらの王様」から
ラロ:「イスの王様」序曲
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
シャブリエ:スペイン
ピエルネ:バレエ「ジラション」
ベルリオーズ:ハンガリー行進曲
ウェーバー(ベルリオーズ編):舞踏への勧誘
ショパン:葬送行進曲
モーツァルト:トルコ行進曲
デュカス:バレエ「ペリ」
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番
メサジェ:バレエ「二匹の鳩」
フォーレ:「ぺネロープ」序曲
ラロ:スケルツォ
エドゥアール・コロンヌ,ガブリエル・ピエルネ,ポール・パレー,
ジャン・フルネ,・ピエール・デルヴォー(指)コンセール・コロンヌ
録音:1908/09年,1929/30年,1948/49年,1947/48年,1960年
コンセール・コロンヌは1873年に、名指揮者エドゥアール・コロンヌによって
設立されたオーケストラ。コロンヌの指導力もあって、この楽団は名声を高め
ました。失敗作とみなされていたベルリオーズの「ファウストの劫罰」の真価
を広めたり、マーラーの「復活」やチャイコフスキーの4番交響曲やヴァイオリ
ン協奏曲のパリ初演をしたり。その楽団の歴代の指揮者との貴重な録音が集め
られています。まずは当然コロンヌ。そして作曲家としても有名なピエルネ。
日本でも人気の高いパレーとフルネの若い頃の録音、そしてデルヴォーと、そ
れぞれに優れものです。ピエルネやメサジェの珍しい作品もあって、フランス
音楽ファンなら絶対必需です。





<PRAGA>
PRDDSD 250199(SACD-Hybrid)  \2280
ベートーヴェン:
弦楽四重奏曲第10番 変ホ長調 op74 「ハープ」,
第11番 へ短調 op95 「セリオーゾ」
プラジャーク四重奏団
録音:2003年7月,9月
非常に好評なプラジャーク四重奏団のベートーヴェン弦楽四重奏シリーズ、
第4巻です。今回は中期の傑作「ハープ」と「セリオーゾ」。一時はやったト
ゲトゲしいカルテットスタイルではなく、あくまで豊かに音楽を描き内容を
深く抉っていく姿勢は、昔のスタイルのカルテットを好む人にも大いに歓迎
されるものでしょう。しかも録音は空前絶後!彼らの温かみのある音の絡みを
聞いているだけで幸せになれます。全集完成まで一枚一枚が楽しみです。
今回もSACD HYBRIDでの発売。





<CALLIOPE>
CAL 9335  \1850
バルトーク:
弦楽、打楽器とチェレスタのための音楽,弦楽のためのディヴェルティメント
エマニュエル・ルデュック=バロム(指)
バルティック室内管弦楽団
アレクサンドル・パンコウ(P),アンナ・マカロヴァ(ハープ),
マリア・チェルノウソヴァ(チェレスタ),他
録音:2003年12月
ルデュック=バロム率いるバルティック室内管弦楽団の第2弾。2000年結成の
サンクトペテルブルクPOの団員からなる優秀な団体で、2003年の春にリリース
されたオネゲルとシュトラウスのデビューアルバムで、鋭利に引き締まったア
ンサンブル力を大いに見せ付けました。今回のバルトークでも、なにやらムラ
ヴィンスキーと同じ空気を感じさせる張り詰めた緊張感が遺憾なく発揮されて
います。





<aeon>
AE 0418  \2180
シューマン:弦楽四重奏曲全集
第1番 イ短調 Op41-1,第2番 ヘ長調 Op.41-2,
第3番 イ長調 Op.41-3
イザイ四重奏団
録音:2003年
なぜだかシューマンの作品の中で著しく人気のない弦楽四重奏曲。1842年に一
気に3曲書き上げられたほどシューマンが入れ込んだ作品なのですが、確かに
この作曲家独特の鬱の陰と正反対の能天気な明るさの交差はおよそ分かりやす
いとは言い難く、半端な演奏じゃ退屈なばかり。そこへ反旗を掲げたイザイ
四重奏団、一筋縄じゃ行かないからこそ奥が深いんだぜ,といわんばかりに
鋭く深く突っ込んでいきます。この3曲の深層が始めて露わにされた演奏と
いって良いでしょう。気分が巡るときにはテキメン。





<Radio France>
211 850  2枚組  \4360
“マノスクのもとで” -ジャン・ジオノのインタビュー-
録音:1965年
「木を植えた男」で有名な、20世紀フランスを代表する作家、ジャン・ジオノ
(1895-1970)が人生を回顧するインタビュー。マノスクとは、ジオノが生ま
れ生涯愛して暮らしたプロヴァンスの町。





<INTUITION>
INT 33732  \1850
アルビノーニのアダージョ 
道化師-衣装をつけろ 
プラム アイランド 
次の最後の波 
キャンディ・リップ 
もう行った方がいいよ 
バラードじゃなく 
ローピン 
ヤーガプリヤ
ジョナサン・スィアーズ(指)
ヴュルツブルグ・フィルハーモニー管
ニュー・オン・ザ・コーナー〔ベルンハルト・ピヒ(Pf),ルーディ・エンゲル
(Db),ビル・エルガールト(Drums)〕
チャーリー・マリアーノ(Sax)
チャーリー・マリアーノは1923年生まれのアルト・サックスの巨匠。渡辺貞夫
の師匠にして秋吉敏子の元ダンナ。何の気なしに聴き始めて思わず椅子からず
り落ちてしまいました。1曲目がアルビノーニのアダージョで、あのオーソン
・ウエルズの「審判」でも使われた、甘いけれどもどこか荘重な響きのアルビ
ノーニが、突然どこかのナイトクラブの妖しい音楽に変身してしまう。その後
はもう一気呵成にチャーリー・マリアーノの音楽に翻弄される1時間。
おもしろい音楽が聴きたいっ!!という全ての人にお薦めします。
  
<PALEXA>
PA 0531  \2180
ベートーヴェン:交響曲第7番
ストラヴィンスキー:春の祭典
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1978年1月28日ベルリン、1978年8月31日ルツェルン
全盛期のカラヤンとベルリン・フィルのライブが登場!ベートーヴェンの7番交
響曲は本拠地ベルリンでの演奏会。「春の祭典」はルツェルン・フェスティヴァ
ルでの録音。どちらも正規初出、特に春の祭典は海賊ルートでも全く出回った
形跡のない完璧な初出音源。ライブのカラヤンはスタジオとはまるで違った張
りのある光沢が持ち前の完成度と結実、最高です。カラヤン好きもカラヤン嫌
いも逃すべからず!





<GOP>
77 400  2枚組 \3500
「トスカニーニの晩年のライブ集」
メンデルスゾーン:交響曲第4番 イ長調 op90 「イタリア」
R・シュトラウス:「ドン・ファン」
ウェーバー:「オベロン」序曲,・「オイリアンテ」序曲
ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 op95 「新世界より」
ムソルグスキー(ラヴェル編):展覧会の絵
アルトゥーロ・トスカニーニ(指)NBC交響楽団
録音:1954年2月28日,1951年11月,1953年1月31日,1953年1月24日
メンデルスゾーンはRCAの録音とほぼ同一(RCAではリハーサルとともに編集),
ドヴォルザーク・ムソルグスキーはそれぞれスタジオ録音の直前のライブ。

66 300  2枚組 \3500
マスカーニ:「友人フリッツ」
チェーザレ・ヴァレッティ(フリッツ),ロザンナ・カルテリ(スゼル),
カルロ・タリアブエ(ダヴィド),リナ・コルシ(ベッペ),他
ヴィットーリオ・グイ(指)
RAIミラノ交響楽団,合唱団
録音:1953年4月
優美な声で人気のあったヴァレッティと、50年代に娘役で活躍したカルテリの
共演。

66 301  2枚組 \3500
ビゼー:「カルメン」
フェドーラ・バルビエリ(カルメン),マリオ・デル・モナコ(ホセ),
フランク・グアレラ(エスカミーリオ),ヒルデ・ギューデン(ミカエラ),他
フリッツ・ライナー(指)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1953年1月
珍しいデル・モナコとライナーの共演。

66 302  2枚組 \3500
ドニゼッティ:「愛の妙薬」
チェーザレ・ヴァレッティ(ネモリーノ),アルダ・ノニ(アディーナ),
レナート・カペッキ(ベルコーレ),
ジュゼッペ・タッデイ(ドゥルカマーラ),他
マリオ・ロッシ(指)
RAIミラノ交響楽団,合唱団
録音:1954年10月
ヴァレッティ、ノニ、カペッキ、タッデイとそれぞれ当たり役を歌う充実した
キャストです。

66 303  2枚組 \3500
ヴェルディ:「運命の力」
マリオ・デル・モナコ(ドン・アルヴァーロ),
ジンカ・ミラノフ(レオノーラ),
レナード・ウォーレン(ドン・カルロ),他
ウォルター・ハーバート(指)
ニューオリンズ交響楽団,合唱団
録音:1953年3月
ニューオリンズでのライブ。テープ状態がかなり悪くなっている個所がありま
すので御了承ください。

66 304  2枚組 \3500
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」
ローランド・パネライ(フィガロ),
ニコラ・モンティ(アルマヴィーヴァ伯爵),
アントニエッタ・パストーリ(ロジーナ),他
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)
RAIミラノ交響楽団,合唱団
録音:1954年4月
名バリトン、ローランド・パネライもフィガロは珍しいもの。

66 305  2枚組 \3500
グノー:「ファウスト」
リチャード・タッカー(ファウスト),
ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレス(マルゲリート),
ニコラ・モスコーナ(メフィストーフェレ),他
ウォルター・ハーバート(指)
ニューオリンズ交響楽団,合唱団
録音:1953年2月
メトの万能バス、モスコーナの珍しい悪魔役。タッカーが絶好調です。





<ALBA>
ABCD 154  \2080
「メディチ家の結婚式-メディチ写本から13曲のモテット」
ムトン:
「主よ、王を健やかにあらせたまえ」、「私を救ってください」、「処女なる
御母は悪を知らず」、「天使ガブリエルは遣わされた」
ヴィラルト:「栄光に満ちたキリストの処女」、「天の元后」
フェスタ:「我を導きたまえ、主よ」
リシャフォール:「来たれキリストの花嫁」
デ・シルバ:「主は天より雷をとどろかせ」、「完全なる美」
ル・サンティエ:「めでたし、救い主の御母」
ディヴィティス:「大いなる流れによって」
作曲者不詳:「わたしを偽りによって迷わせた傲慢な者が」
リング・アンサンブル
録音:2000年4月10−13日
メディチ家出身の教皇レオ10世とフランス王フランソワ1世によって進められた、
ウルビーノ公ロレンツォ2世・デ・メディチとマドレーヌ・ド・ラ・トゥールの
政略結婚に際して、結婚の贈り物として製作された写本に収められた53曲から
13曲のモテットを選び構成された録音。ルネサンス期を代表する作曲家、ムト
ン、ヴィラルトの他に、不詳の1人を含む、6人の作曲家の作品が取り上げられ
ています。

ABCD 182  \2080
ガス・ブリュレ(C1160−1213):
「愛のことを私に忠言する人は」、「我が生涯を深く思って」、「とどめるこ
ともかなわず」、「甘やかな幸せに」、「昔のこと」、「愛の悲しみ」、「森
に野に」、「多くの愛が歌ったのは」、他全15曲
オリファント
録音:2002年9月23−26日
ガス・ブリュレは初期のトルヴェールの中で、最も作品数が多いと同時に、最
も名の知られた人物で、同時代の文学作品「薔薇物語」や「すみれ物語」に彼
の作品が引用されたり挿入されたりしています。トルバドゥールの遺産を引き
継ぎ、トルヴェールの世界を確立したその作品群は、当時絶大な人気を博しま
したが、今もなお、まっすぐに強く心に響いてきます。





<Accent>
ACC 23155  \1880
プリオリス(c1460−c1512):レクエイム、ミサ曲「ゆけよ悲しみ」
ロベルト・フェスタ(指)
アンサンブル・ダイダロス
ヨハネス・プリオリスは、ジョスカン・デプレ、オケゲムと同様の名声を得て
いた、ルイ12世宮廷の楽長。イタリア風様式も取り入れたその作風は、ここに
収録された、ルイ12世妃アンヌ・ド・ブルターニュのために書かれたといわれ
るレクイエムと、ミサ曲「ゆけよ悲しみ」に顕著です。ジョスカン、オケゲム
に勝るとも劣らぬ、これら代表作2曲は、静謐で清冽な雰囲気に満ちており、聴
くものの心を洗ってくれます。





<ATMA>
ACD2 2209  \1650
「ドビュッシー、若き日の歌曲集」
ドビュッシー:
「パントマイム」、「秘めやかに」、「マンドリン」、「月の光」、「操り
人形」、ロマンス「言うに言われぬ静けさ」、「音楽」、「美しき夕べ」、
「センチメンタルな風景」、ロマンス「春が来た」、「後悔」、「アリエル
のロマンス」、「祈願」、「ピエロ」、「西風」、「艶なる宴」、「出現」、
他(全21曲)
ドンナ・ブラウン(S)、ステファーヌ・ルムラン(P)
後に創られるピアノ曲と同タイトルの歌曲や、後に作曲されたのと同じ詩を用
いた歌曲を創っていた若き日のドビュッシー。彼独自の世界を作り出す実験場
として機能していた、これら若き日の歌曲というジャンルをまとめた意欲的な
録音。ブラウンの心のこもった歌唱が、若きドビュッシーのあふれる気概と天
才的なひらめきを伝えてくれます。






<NAIVE-OPUS 111>
OP 30377  \1980
ヴィヴァルディ:弦楽のための協奏曲集(全12曲)
協奏曲イ長調RV159,協奏曲ト短調RV153,協奏曲ニ長調RV121,
協奏曲ニ短調RV129,協奏曲ト短調RV154,協奏曲ハ長調RV115,
協奏曲ヘ短調RV143,協奏曲ヘ長調RV141,協奏曲ハ短調RV120,
協奏曲ト短調RV156,協奏曲イ長調RV158,協奏曲ニ長調RV123
リナルド・アレッサンドリーニ(指)コンチェルト・イタリアーノ
待望のヴィヴァルディ・エディション、最新刊は弦楽のための協奏曲集です!
「四季」に比べると知名度は劣るものの、弦楽器と通奏低音のチェンバロだけ
というシンプルな編成から生まれるヴィヴァルディの音楽はソネットなしでも
目に鮮やか耳に快感。速いテンポでのノリノリの音楽には思わずお尻でリズム
を取り、遅いテンポのメランコリックな音楽にはハートが指圧されたように揉
みほぐされる。CD1枚一気に聞いちゃいます。
ヴィヴァルディ・シリーズには多数のアーティストが登場していますが、やっ
ぱりこの人、アレッサンドリーニ!!ヴィヴァルディの何たるかをちゃんと心
得ていて、メリハリたっぷりかつ歌も艶も忘れちゃいません。サイコー!






<CASCAVELLE>
REF 65458  \2080
ファーヴル:序曲2000年,
ゾンマー:青い湖,
レッチュ:アルプホルン・ブルース 他全19曲
スイス・アルプホルン四重奏団
スイス・アルプホルン四重奏団は、1991年にローザンヌ室内管弦楽団のホルン
奏者、ヨゼフ・モルナールによって結成された立派な団体。驚くほど技術は高
く、ブルースでもスイングしています。

REF 65434  \2080
「パンフルート、ヴァイオリンとツィンバロンによるルーマニア音楽」
私の若き日の穏やかな流れ,大地の苦悩の叫び,魂の音楽,オーロラの北風,
恋の炎,川の向こう側から 他全12曲
シミオン・スタンチュ・シリンクス(パンフルート)
ニコラエ・サム(Vn) イオン・ミウ(ツィンバロン) 他
ルーマニアの民族楽器として知られるパンフルートと、東欧圏でいまでも広く
使われているツィンバロン、それにバイオリンを組み合わせて演奏しています。

REF 65439  \2080
ピアソラ:
レビラード,アルフレッド・ゴッビの肖像,フラカナパ,ラ・ムーファ,
キチョ,天使の死,天使の復活,ルンファルド,十月の歌,
五重奏のためのコンチェルト
ダニエル・ツィスマン(Vn) ミカエル・ツィスマン(バンドネオン)
フランシス・コレッタ(G) 他
ダニエル・ツィスマンはピアソラに深い影響を受けたヴァイオリニスト。極め
て正攻法のピアソラです。







<harmonia mundi FRANCE>
HMC 801821(SACD-Hybrid)  \2250
シェーンベルク:
地には平和を op. 13(管弦楽版) 
ヤコブのはしご 
地には平和を op. 13(無伴奏合唱版)
ケント・ナガノ(指)ベルリン・ドイツ交響楽団,ベルリン放送合唱団
ディートリヒ・ヘンシェル(ガブリエル)
 ヨナス・カウフマン(指名された者)
ステファン・リュガメル(扇動的な男)
ミカエル・フォッレ(奮闘する男)
ジェイムス・ジョンソン(選ばれし者)
クルト・アセスベルガー(修道士)
サロメ・カンマー(瀕死の男)
「ヤコブの梯子」に間違いなく決定盤と呼ぶにふさわしい名演誕生です。「ヤ
コブの梯子」は未完でおわったものをツィリヒが完成させたもの。ヘンシェル
のガブリエルはさすがの一言、カンマー扮する瀕死の男には寒気すらおぼえて
しまうほどの絶唱。合唱もオケもケント・ナガノのもとで一致団結、実に見事
です。第1曲目に収録の「地には平和を」の管弦楽版の緻密にして濃厚な音楽
作りにはうっとり、最終曲に収録された無伴奏合唱版も実に美しいのです。
こちらは通常CDの発売は無く、SACDハイブリッド・バージョンのみの発売とな
ります!

HMC 901803  \2080
J.C.バッハ:
交響曲変ホ長調Op.6-2
チェンバロ協奏曲変ロ長調Op.13-4
交響曲ト短調Op.6-6
C.P.E.バッハ:フルート協奏曲ニ短調Wq.22
ラファエル・アルパーマン(Cemb)
クリストフ・フンゲバース(Fl)
ベルリン古楽アカデミー
録音:2002年10月ベルリン、テルデック・スタジオ
ゴリゴリと弾む低音、鮮度満点で、古楽器中、最も重厚な団体と言われるベル
リン古楽アカデミー。美しいメロディーは美しく、弾むリズムは弾み、凄い求
心力です。録音の凄さも文句無し。

HMU 907329  \2080
バッハ:独奏チェンバロのための作品集
イタリア協奏曲へ長調BWV971 
協奏曲ト長調BWV973 
半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV903 
協奏曲ニ長調BWV972 
幻想曲とフーガ イ短調BWV904 
ソナタ イ短調BWV965 
幻想曲(とフーガ)ハ短調BWV906 
フーガ ハ短調BWV906(エガー補筆完成版)
リチャード・エガー(Cemb)
バロック・ヴァイオリンのマンゼとのコンビでおなじみ、チェンバロのエガー
がソロ・アルバムをリリース!満を持してというべきか、これが今までどうし
て無かったのか不思議なくらい抜群の内容。イタリア協奏曲など人気曲で固め
られているから腕前の凄さもハッキリと分かります。さらにBWV.906では、消
失したフーガをエガー自らが補筆完成させるというスペシャリストならではの
芸当もみせています。

HMC 901809  \2080
モーツァルト:
セレナード第6番ニ長調K.239「セレナータ・ノットゥルナ」 
ディヴェルティメント ニ長調K.136 
同 変ロ長調K.137 
同 ヘ長調K.138
ペトラ・ミュレヤンス(指)
フライブルク・バロック管弦楽団
録音:2002年12月ベルリン、テルデック・スタジオ

HMC 901823  \2080
ハイドン:弦楽四重奏曲集
ニ長調Op.64-5「ひばり」 
ニ短調Op.76-2「五度」 
ト長調Op.77-1
イェルサレム四重奏団
録音:2003年4月オランダ、ハーレム
今年秋、待望の来日も果たす、ユダヤ人演奏の真髄を聴かせるイェルサレム四
重奏団。美しい音色、弾むリズム。モダン楽器でなくてはなし得ない素晴らし
い表現でハイドンに迫ります。

HMC 901763  \2080
ハイドン:ピアノ・ソナタ集Vol.3
第32番(旧47番)ロ短調 
第20番(旧33番)ハ短調 
第37番(旧50番)ニ長調 
第51番(旧61番)ニ長調 
第43番(旧35番)変イ長調
アラン・プラネス(P)
録音:2001年8月パリ、IRCAM
モダンで聴くハイドン(スタインウェイ)。こういう演奏でないといけません。






<PELLEAS>
PE4 0101/04  4枚組  \6800
バッハ:平均律クラヴィーア曲集(全曲)
スコット・ロス(Cemb)
録音:1980年4月
20世紀最大のチェンバリストと断言できるスコット・ロス。その早過ぎる死は
惜しんでも惜しみきれないもの。まだまだ残してほしかった作品がたくさん…。
その思いから発掘されたのが、このバッハの平均律全曲。ラジオ・カナダが収
録した音源を使用したこのCDは、数年前、第1集&第2集と分売され、ロスの卓
越した音楽創造力を改めて見せ付けてくれたものでした。彼はチェンバロとい
う楽器を愛して理解し、ピアノでは絶対に再現できないチェンバロだけが可能
なバロック精神の美学を、そしてチェンバロだけが汲み取ることができるバッ
ハの深層の表現を音にしてくれたのです。後にも先にもこんな人はいません。
今回、初めて4枚組の全集セットとなりました。平均律をピアノでしか聞いたこ
とのない人、チェンバロでも聞いたけれどピンと来なかったという人にこそお
勧め!







<naive>
E 8887  2枚組  \4280
マルティン・イ・ソレール:「こらしめられたわがまま女」
マルゲリーテ・クルッル(ドンナ・チプリーニャ)
エンリケ・バケリソ(ボナーリオ)
ラファエッラ・ミラネージ(チリア)
カルロス・マリン(ドン・ジーリオ)他
クリストフ・ルセ(指)レ・タラン・リリク
録音:2003年1月パリ
モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」にオペラ「稀なこと」の一節が引用さ
れていることで知られているヴィセンテ・マルティン・イ・ソレール(1754−
1806)。スペインのバレンシア生まれで、ナポリで学び、ウィーンを中心に活躍、
そしてイタリアオペラ好きのエカテリーナ女帝からザンクト・ペテルブルグに
招かれ,ここで没しています。「こらしめられたわがまま女」は1795年ロンド
ンで初演され大成功を収めた作品。ロレンツォ・ダ・ポンテが台本を書き、ペ
テルブルグからマルティン・イ・ソレールを呼び出して作曲させたもの。ボナ
ーリオ氏の若い後妻チプリーニャはわがまま放題で、先妻の子供のヴァレーリ
オとイザベッラ、それに召使たちも大弱り。そこで一芝居うち、不思議な島を
でっち上げそこで彼女を懲らしめ改心させる、というものです。
音楽は、モーツァルトのように手が込んだものではありませんが、スカッと爽
快なもの、これを若い人たち中心のキャストに、ルセとレ・タラン・リリクが
ノリ良く演奏しています。モーツァルトの同時代のイタリアオペラを知るには
うってつけ!

V 4956  \1980
ブラームス:ドイツ・レクイエム(ロンドン版)
ソプラノ/サンドリーヌ・ピオ
バリトン/ステファン・デグー
ピアノ/ボリス・ベレゾフスキー、ブリジット・アンジュレ
ロランス・エキルベイ(指)
第一曲目の冒頭「悲しんでいる人たちは幸いである。彼らは慰められるであろ
う」から神秘的な響きに全身包みこまれます。慰め、あたたかさ、やさしさに
溢れた音作りで全曲首尾一貫しており、まさに究極の癒し。ドビュッシー歌曲
集(V. 4932)の記憶も新しいサンドリーヌ・ピオの天使のソプラノ、ステファン
・デグーの力強いバリトン、そしてベレゾフスキーとアンジュレという2大名手
によるピアノ。皆をあったかく幸せな気分にしてくれること間違いなしの一枚
です。ものすご-く落ち込んだ気分の時、しっとりしたい時・・・色んな気分
に合いそうです。
ドイツ・レクイエム・・・ブラームスはこの作品を書き上げるのに約10年間か
かりました。最初は声楽と管弦楽のために作曲(1868年完成)、のちに彼自身
の手で2台ピアノ版に編曲したのが1869年。英国ヴィクトリア女王を前に初演
され、これが由来で「ロンドン版」と呼ばれています。






<BRIDGE>
BCD 9141  \2080
ジャッフェ:
ヴァイオリン協奏曲 
オーボエと5つの楽器のための室内協奏曲
グレゴリー・フルクカーソン(Vn)
ドナルド・パルマ(指)オデンスSO.
スティーヴン・テイラー(Ob)
ウィリアム・パーヴィス(指)スペクラム・ミュジカエ
BCD.9047に続くスティーヴン・ジャッフェの作品集の第2巻。1954年生まれの
合衆国の作曲家で、どことなく20世紀初頭の雰囲気があるユニークな作風で知
られています。室内協奏曲はチェンバロも加わって、新古典主義のよう。

BCD 9140  \2080
マーティン:前奏曲とフーガ集,パート2
ヘンリー・マーティン(P)
ニュージャージー州のラトガーズ大学教授のヘンリー・マーティンのピアノ作
品。現代におけるフーガのあり方を考えたような真摯な作風の一方、ラグの要
素を生かした楽しい前奏曲とフーガ第13番がユニーク。






<SUPRAPHON>
=アンチェル・ゴールド・エディション第5期6タイトル=
SU 3686  \1350
バルトーク:
管弦楽のための協奏曲 
ヴィオラ協奏曲
ヤロスラフ・カルロフスキー(Va)
カレル・アンチェル(指)チェコPO.
録音:1963年3月25−27、29日、1961年12月11、19-20日プラハ、
芸術家の家スタジオ
オケコンといえば管弦楽の機能美を極限まで追求した世紀の難曲。チェコ・
フィル黄金時代に録音されたのも必然といえ、今もってマーラー9番などと並
んで代表的なもののひとつ。痛いほどにアンサンブルの凄みが伝わる極めつけ
の演奏です。

SU 3685  \1350
ベートーヴェン:
交響曲第5番ハ短調「運命」 
ピアノ協奏曲第4番ト長調 
ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第2番ヘ長調Op.50
ヨゼフ・パーレニーチェク(P)
ダヴィド・オイストラフ(Vn)
カレル・アンチェル(指)チェコPO.
録音:1953年2月7-9日、1953年10月12-13日プラハ芸術家の家スタジオ
1954年4月27日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
アンチェルが遺した唯一の「運命」で、ほかに交響曲は第1番のみ。フィナーレ
でのエネルギーの解放も圧巻。全曲を貫く前進しようとする強い意志に圧倒さ
れる骨太のベートーヴェン。

SU 3687  \1350
ブロッホ:ヘブライ狂詩曲「シェロモ」 
シューマン:チェロ協奏曲イ短調
レスピーギ:チェロと管弦楽のためのアダージョと変奏
アンドレ・ナヴァラ(Vc)
カレル・アンチェル(指)チェコPO.
録音:1964年2月7-8日 、1964年2月9日、1965年6月20-24日プラハ、
芸術家の家スタジオ
シェロモ(EMI)を除いて、いずれもナヴァラとしては現状入手できる唯一の
もの。匂い立つような格別の気品で親しまれた名手との顔合わせは、相性の良
さを物語る数々の印象深い演奏を生み出しました。

SU 3689  \1350
「名序曲集」
ウェーバー:舞踏への勧誘
ショスタコーヴィチ:祝典序曲
モーツァルト:「魔笛」序曲
ベートーヴェン:序曲「レオノーレ」第3番
ワーグナー:ローエングリン第1幕への前奏曲
スメタナ:「売られた花嫁」序曲
グリンカ:「ルスランとリュドミラ」序曲
ベルリオーズ:「ローマの謝肉祭」序曲
ロッシーニ:「ウィリアム・テル」序曲
カレル・アンチェル(指)チェコPO.
録音:1964年12月、1964年4月、1960年6月、1962年12月、1958年9月
1965年1月プラハ芸術家の家ドヴォルザーク・ホール
ものすごいテンション。とくにスメタナ、ショスタコ、グリンカ、ロッシーニ
などアップテンポのナンバーにおける切れ味には唖然とするほど。選曲がまた
素晴らしく、ほかに例を見ない名曲アルバムに仕上がっています。アンチェル
&チェコ・フィルの精緻なアンサンブルにしびれる一枚。

SU 3690  \1350
ヒンデミット:
ヴァイオリン協奏曲 
チェロ協奏曲
ボシュコヴェツ:ピアノ協奏曲第2番(1949 / 50)
アンドレ・ジェルトレル(Vn)
ポール・トルトゥリエ(Vc)
アントニーン・イェメリーク(P)
カレル・アンチェル(指)チェコPO.
録音:1968年1月23、26-27日、1955年5月15&17日、
1961年1月30-31日プラハ芸術家の家スタジオ
玄人好みのソリストらを迎えたヒンデミットのコンチェルト。そもそもトル
トゥリエにとっては作曲者御前演奏をした思い入れのある作品。フバイ仕込み
のジェルトレルのソロも見事。創作の一番充実していた40年代最後期に位置す
るパヴェル・ボシュコヴェツ(1894−1972)の曲は、ハッとするような美しい
瞬間があったりして思いがけない拾いもの。イェメリークは当録音のわずか一
年後に亡くなっています。

SU 3688  \1350
ノヴァーク:
大管弦楽のための交響詩「タトラ山にて」Op.26
ボシュコヴェツ:
モラヴィア舞踏幻想曲(1951) 
狂詩的変奏曲(1952 / 53)
カレル・アンチェル(指)チェコPO.
録音:1950年12月11-12日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ 
1953年9月21-23日、1959年1月20&22日 プラハ、芸術家の家スタジオ
ノヴァークはボヘミアの雄大な自然に触発されて、美しさを音で表現すること
に腐心した作品の数々で知られますが、これは代表的な例。そのノヴァークと
ヤナーチェクの影響が濃厚なクレメント・スラヴィツキー(1910−)も民俗色
豊かで同傾向。当コンビにこういったレパートリーを演奏させたらほとんど無
敵。





<Music & Arts>
M&A 1137  6枚組 \9400
ベートーヴェン:交響曲全集
ブルーノ・ワルター(指)
ニューヨーク・フィル,フィラデルフィア管弦楽団(第6番)
イルマ・ゴンザレス(S),エレナ・ニコライディ(A),
ロール・ジョバン(T),マック・ハレル(B),
ウェストミンスター合唱団(第9番)
録音:1947年11月(第1番),1952年3月17日(第2番),1941年1月(第3番),
1949年3月(第3番),1952年3月(第4番),1941年12月(第5番),
1950年2月(第5番),1946年1月(第6番),1951年3月(第7番),
1942年4月(第8番),1949年4,5月(第9番第)
ブルーノ・ワルターが1940年代から50年代にかけて米Columbia(現SONY
CLASSICAL)に録音したベートーヴェンの交響曲を復刻したもの。演奏はまだ元
気元気だった時期のワルターの活力が漲ったもので、ステレオ時代の恰幅の良
い再録とはまた違った魅力。日本や各国で既にCDになったものも少なくないの
ものの、それでもこのセットにはいくつかの価値が。第9番の第4楽章は1953年
に差替え再録音したものではなく、オリジナルの1949年のものを使用、これは
おそらく世界初CD化。ワルターがオリジナルの第4楽章に不満で録り直ししたの
ですが、4年も経ってからなので演奏に一貫性がなく、かなり不自然でした。
LPでもほとんどが差替えされていたので、このオリジナルの第4楽章は貴重な
もの。そしてもう一つが、米Columbiaでの録音を開始した年、1941年の「英雄」
と「運命」。どちらも後の再録音の方が評価は高いのですが、SONYがさっぱり
復刻しないのでこれまた貴重です。
M&Aらしく音は癖のない優良モノーラル。ノイズリダクションにイコライジン
グ、ステレオエフェクトで厚化粧するのもいいけれど、こうした素直で自然な
音も安心できます。

M&A 1063(2CD)  \3760
ハイドン,ベートーヴェン,ウェーバー,シューベルト,ニコライ,
シューマン,リスト,レーヴェ,ブラームス,ヴォルフ,プフィッツナー
の歌曲
《収録曲一覧》
ハイドン:告別,人生は夢
ベートーヴェン:戦士の別れ,星空の下の夕べの歌
ウェーバー:嘆き,
シューベルト:
挨拶を贈ろう,さすらい人の夜の歌1,さすらい人の夜の歌2,自ら沈みゆく,
連祷,不運,騎士トッゲンブルク,ブロンデルからマリーへ,人質,リヒャル
ト・ローヴェンヘルツのロマンス,人生の歌
ニコライ:
荒狂え、冬の風,落胆した求愛者,私が生き生きした小鳥だったら,愛の陶酔
シューマン:頬の赤いハンネ
リスト:さすらい人の夜の歌2
レーヴェ:エーベルシュタイン伯爵,曽祖父協会
ブラームス:黄昏が天から降りてきて,死への憧れ,誠の愛は絶えることなく
ヴォルフ:
どうして明るい気持ちでいられよう,君を思い出すと、アナクレオンの墓
プフィッツナー:忘却への憧れ
ハンス・ホッター(Br),ミヒャエル・ラウハイゼン(P)
録音:1942−45年
昨年惜しくも亡くなったハンス・ホッターの追悼盤。ホッターが人気歌手と
なって活躍をし始めた1940年代前半にドイツ放送が録音した、様々なリート
やバラードなどを集めています。かなり珍しい作品も含まれていて、このう
ち19曲は初出とのこと。ホッターは生涯に渡ってドイツ歌曲を愛し歌ってい
ます。この若き日の録音はその原点を見るようで貴重です。

M&A 1130  \1880
マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」
レオポルド・ストコフスキー(指)
ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団
カルロス・アレクサンダー,ユージン・コーンリー,フランシス・イーンド,
マーサ・リプトン,ジョージ・ロンドン,ウタ・グラーフ,
カミラ・ウィリアムズ,ルイーズ・バーンハルト
ウェストミンスター合唱団,スコラ・カントルム少年合唱団
録音:1950年4月9日
旧M&A.280の再発売。ストコフスキーは、1910年のミュンヘンでの「千人の交
響曲」初演をリハーサルから立ち会っていて、6年後フィラデルフィアでアメ
リカ初演をしています。たしかにストコフスキー向きの作品です。これはニュ
ーヨークでのライブ録音。






<haenssler-SWR MUSIC (faszination musik 改め)>
93 103  \1650
ベルリオーズ:
幻想交響曲Op.14 
序曲「宗教裁判官」Op.3
サー・ロジャー・ノリントン(指)
シュトゥットガルト放送交響楽団 録音:2003年ライヴ
ノリントン2度目の「幻想」は、ピリオド・オケとの旧盤(1988年 / EMI)以
来15年ぶりの2003年最新ライヴ。さきのベートーヴェン全集ライヴのショック
も再び、ピリオド奏法を叩き込まれた手兵シュトゥットガルト放響との斬新か
つ衝撃の「幻想」!ゾクッとするほどに前半3楽章における陶酔的なまでの美
しさ。一転してギロチンへの行進からサバトの夜の夢へと突入してゆくあたり
は、徹底的にグロテスク。ゴリゴリと音を立てる不気味なコントラバス、凶暴
なチューバ、ティンパニの刺すような打撃など、これこそ本来の革新的で異常
な響き。やがて狂乱のコーダ、崩れ落ちるようにとんでもないアッチェレラン
ドでの終曲。ようやくノリントンとしても、誇大妄想狂ベルリオーズのブッ飛
んだ音楽を表現し尽くしたのではという思いを強くさせる会心の出来栄えです。
やはり再録となる序曲もまた目が眩むような鮮烈さ。録音もたいへん優秀。





<AEON>
AE 0419  \2180
エルネー・ドホナーニ:
チェロ・ソナタ 変ロ短調Op.8 
ヴァイオリン・ソナタ 嬰ハ短調Op.21 
弦楽三重奏のためのセレナード ハ長調Op.10
ダヴィ・グリマル(Vn)ジェラール・コセ(Va)
マルク・コッペイ(Vc)ミシェル・ベロフ(P) 
録音:2003年2月パリ
リストそして特にブラームスの影響から、いかにも渋く緻密で濃厚な味わいを
ふんだんに染み込ませたドホナーニの音楽は、好きな人にはたまらなく惹かれ
る世界。ここでは贅沢にも演奏者すべてをスターばかりで揃えました。コセ、
コッペイら通好みのヴェテランによるコクのある音楽造りを支えているのが名
手ベロフ。作曲者=ピアノ・ヴィルトゥオーゾという背景を踏まえての参加と
いえます。彼らの演奏にはフランス人らしい気品と繊細な表情がうかがえると
ともに、心を強く揺さぶる力があります。すばらしい録音。





<ORFEO>
ORFEO 095031  \2080
ロゼッティ:フルート協奏曲集
ト長調RWV C25、ハ長調RWV C16、ヘ長調RWV C21、ト長調 RWV C22
ブルーノ・マイアー(Fl) 
プラハ室内管(コンサートマスター&指;アントニーン・フラディル) 
ヤロスラフ・トゥマ(通奏低音) 
録音:2003年4月24-26日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
400を越える作品を書いたボヘミアの職人作曲家ロゼッティ。なかでも管楽器
のために書いた作品にはハズレがないのは、ホルン協奏曲などをお聴きになら
れた方ならお分かりでしょう。まったく同様に世界初録音のフルート協奏曲も
たいへん魅力的。うきうきと生命力の塊と化したアレグロに、こぼれ落ちるよ
うな美が詰まった緩徐楽章。締めは軽快なロンドという具合に、古典派ファン
にはお約束の聴きどころがいっぱい。モイーズやP=L.グラーフに師事したス
イス生まれのマイアーの腕前もバッチリです。






<BIS>
BIS 1229  \2080
「アンティクィティズ-ヴィオラとアコーディオン」
ギヨーム・ド・マショー:
モテット23番「幸いな処女は」/ロンドー第14番「我が終わりは我が始まり」
J.S.バッハ:
イタリア協奏曲BWV971/パルティータ第3番ホ長調BWV1006/ヴィオラ・ダ・
ガンバソナタ第1番ト長調BWV1027/マタイ受難曲より「汝の行くべき道と」
/コラール「心から私は憧れる」
イサーク:ミサ曲「悲しみを背負って」より
ダウランド:
ラクリメ/彼女は私の過ちを許してくれるだろうか/もしも私の悲しみが
今井信子(Va,Vn) 御喜美江(Acc)
今井信子と御喜美江夢の共演第2弾。今回はバロック以前の作品を集めていま
すが、ヴィオラはガンバと、アコーディオンはオルガンと響きが似ているため、
全く違和感なく実に魅力的。むしろフットワークが軽い分、自由自在な表現
(これがまた深い!)に舌を巻かれます。さらにさらに、バッハの「パルティ
ータ第3番」で今井信子がヴァイオリンに初挑戦。ヴィオラ同様の名手ぶりに
驚かされますし、「イタリア協奏曲」は御喜美江が全曲をアコーディオンで弾
いています。これを聴かないテはないと申せましょう。

BIS 1351  \2080
J.S.バッハ:カンタータ全集 Vol.24
第113番「主イエス・キリスト、この上なく貴き宝よ」BWV113
第33番「ただあなたにのみ、主イエス・キリストよ」BWV33
第8番「愛する御神よ、いつ我は死なん」BWV8
野々下由香里(Sop) ロビン・ブレイズ(A) ゲルト・テュルク(Ten)
ペーター・コーイ(Bs)
鈴木雅明(指)バッハ・コレギウム・ジャパン
BCJのカンタータ第24集。いずれも1724年の作で、第8番はオープニングの合
唱の第2稿も録音しているのに注目。ますます円熟の度合いを深めた演奏も神
業的です。

BIS 1223  \2080
カヤヌス:
フィンランド狂詩曲第1番ニ短調Op.5 (1881)
クレルヴォの葬送行進曲Op.3  (1880)
シンフォニエッタ 変ロ長調Op.16 (1915)
交響詩「アイノ」 (1885/1916)
オスモ・ヴァンスカ(指)ラハティSO. ヘルシンキ大学Cho.
ロベルト・カヤヌス (1856-1933)は指揮者としてシベリウス作品の擁護と普及
に努めたことで知られていますが、シベリウスの1世代前のフィンランドを代
表する民族主義作曲家でもありました。ことに合唱を含む交響詩「アイノ」を
聴き刺激されたシベリウスが「クレルヴォ交響曲」を作ったともいわれていま
す。「アイノ」を含めた彼の管弦楽曲をまとめて聴けるうれしいアルバムで、
演奏がヴァンスカとラハティ響なのも魅力です。

BIS 1292  \2080
シベリウス:ピアノ三重奏曲全集 Vol.2
ピアノ三重奏曲ニ長調 JS209 (1887) 
アンダンティーノ ト短調 JS43 (1887/8) 
アレグレット 変イ長調 (1887/8) 
ピアノ三重奏曲ハ長調 JS208 (1888) 
アレグロ ニ短調(カレヴィ・アホ補筆完成)(1889) 
アレグレット 変ホ長調(ヤーッコ・クーシスト補筆完成)(1891/2)
アラ・マルチア ハ長調 (1892/5)
ヤーッコ・クーシスト(Vn) マルコ・イロネン(Vc)
フォルケ・グラスベック(Pf)
全曲世界初録音。第1集とあわせて、シベリウスのピアノ三重奏作品はすべて
揃うことになります。いずれもシベリウスならではの北欧色に満ちていますが、
驚きなのが「アラ・マルチア」。全くシベリウス的な所がなく、しいていえば
サン=サーンスの「動物の謝肉祭」みたいです。これはお宝と申せましょう。

BIS 1195  \2080
C.P.E.バッハ:鍵盤独奏曲全集 Vol.11
幻想曲変ホ長調H.348、ソナタ 変ロ長調W.65/20、ソナタ ハ長調W.65/16
ソナタ ト短調W.65/17
ミクローシュ・シュパーニ(フォルテピアノ)
シュパーニの同シリーズも第11集となりました。楽器もフォルテピアノとなり、
大規模なソナタも現れるようになってきましたが、意外にもほとんどが世界初
録音。ハイドンやモーツァルトのすぐ近くの世界まで来ています。

BIS SA 1391(SACD-Hybrid)  \2280
グリーグ:
付随音楽「十字軍の戦士シーグル」Op.22
陸地を見ることOp.31
ベルグリョットOp.42
リカルド・ノルドロークのための葬送行進曲(ハルヴォルセン編)
山にとらわれし者Op.32
ホーカン・ハゲゴード(Br) ゲリルド・マウセズ(語り) 
ウーレ・クリスチャン・ルード (指)ベルゲンPO. 同Cho.男声部
ルードのグリーグ管弦楽曲シリーズ第3弾。今回は声楽と語りを含んだ作品が
集められています。もともとベルゲン・フィルはノルウェーならでは地方色に
溢れている団体ですが、ノルウェー語も加わると、まさに魔術的な光りを放ち
ます。他のどんな有名オーケストラでも真似のできない至芸を見せてくれます。






<CLAVES>
50-2310  \2080
グリーグ:
山にとらわれし者op32,オスムン・オラヴソン・ヴィニエの詩による12の旋律
集op33から,目標,コケモモ,老いた母,幻,まずなすべきこと,流れに沿っ
て,傷ついた心,ルンダルネにて,若者,春
マーラー:さすらう若者の歌
ヘルマン・ヴァレン(Br) 
ハンヌ・リントゥ(指)ヘルシンボリ交響楽団 録音:2003年8月
ヘルマン・ヴァレンという名前にピンときた人は耳ざとい!1978年生まれのま
だ20代半ばというこのフィンランドのバリトン、ONDINEから発売されたフィン
ランド古典派秘曲集(ODE.971)でマイナーなアリアを2曲歌っていて、そのとき
既に「大変な逸材だ!」と話題になっていたのです。バリトンだというのに澄
み切った泉のような清廉な美声、そしてひたむきで端正な歌、そんなヴァレン
の本格的ソロアルバム。なによりグリーグの歌曲が素晴らしい!天性の伸びや
かさと細やかな神経が無理なく一体化し、気持ち良い北欧の夏を思わせる爽や
かさと清涼感。「目標」の軽やかで陽気な足取り、有名な「春」の静かな感動
など、空前絶後。若いからこそ出せる魅力は、高い歌唱技術があってこそ。
見事!既にベルリンで活躍、スターへの道を歩み始めているそうです。まずは
このグリーグを!






<PREISER>
PRCD 90597  \1780
シューベルト:ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調D929
ショパン:ピアノ三重奏曲ト短調Op.8
オイストラフ・トリオ〔ダヴィド・オイストラフ(Vn) スヴャトスラフ・クヌ
シェヴィツキー(Vc) レフ・オボーリン(P)〕
録音:1950年代
先日、プライザーから3枚のCDが発売されたオイストラフ・トリオ。「こんな
スゴイピアノ・トリオがあったのか!」と、彼らの存在を知らない若い世代を
も驚かせました。待望の続編です。このCDのメインはシューベルトのピアノ・
トリオの第2番。亡くなる前年のこの作品、実に40分かかる大作。大交響曲や
弦楽五重奏曲と並ぶシューベルトの「天国的長大さ」を遺憾なく示した傑作で
す。三つの楽器だけで長大な作品を引っ張っていくのは並ではありません。し
かしここでのオイストラフ・トリオの演奏はまさにグレート!と叫びたくなる
ような密にして雄大、余裕があるのに緊張感もバッチリ。素晴らしいの一言。
ショパンのピアノ三重奏曲は、珍しいショパンの室内楽曲という紹介ばかりで
すが、意外や疾風怒涛の感情渦巻く名作だったということを、オイストラフ・
トリオが証明しています。Melodia原盤。音質はモノラルながら非常に優秀。

PRCD 90596  \1780
ラヴェル:ピアノ三重奏曲イ短調
ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲第2番「偉大な芸術家の思い出」 
オイストラフ・トリオ
オイストラフ・トリオの優れた演奏だと、ピアノ・トリオにはいかに優れた傑
作があるか再認識させられます。ラヴェルのピアノ三重奏曲は、彼の全作品中
最もインティメイトな美にあふれたもの。
「悲しみの」という副題のあるラフマニノフの2番は、敬愛していたチャイコ
フスキーの死を悼んで書かれたもの。ラフマニノフは甘ったるいなんて思って
いる人も思わず正座して焼香したくなるほどの悲痛さにあふれた傑作です。
Melodia原盤。音質はモノラルながら非常に優秀。

PRCD 90598  \1780
ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲イ長調Op.81
シュミット:ピアノ五重奏曲ト長調
バリリ四重奏団、エディト・ファルナディ(P) 、イェルク・デムス(P) 
録音:1953年、1952年
どちらもWestminster原盤の定評ある演奏。ことにフランツ・シュミットの傑
作、ピアノ五重奏曲が、バリリとデムスのウィーン的美感が最高に発揮されて
います。
 
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