<クラシック・輸入盤新譜情報 04−03

 
コメントはメーカー案内書より抜粋で す
 
<DG>
4715812     \1850
ラヴェル:マダガスカル島民の3つの歌
ショスタコーヴィチ:風刺−過去の絵 作品109
レスピーギ:日没
シュルホフ:3つの「声による絵画」 作品12
ブリテン:子守歌のお守り 作品41
マグダレーナ・コジェナー(Ms)
マルコム・マルティノー(P)
ポール=エドマンド・デイヴィス(Fl)
クリストフ・ヘンシェル(Vn)
イジー・バールタ(Vc)
ヘンシェル四重奏団
録音:2003年3月、ミュンヘン
人気絶頂のメッゾ・ソプラノ、コジェナーによる歌曲リサイタル。20世紀に作曲
された作品を5曲収録しています。古楽の分野から頭角を現わしたコジェナー
ですが、近年はそのレパートリーを徐々に広げ、今や先輩であるフォン・オッタ
ーの跡を追うように、第一人者の地位を確立しつつあります。このNEWアルバム
でも、絶え入るような美しさに溢れたレスピーギの名作「日没」や、苦々しいユ
ーモアの毒を含んだショスタコーヴィチの「風刺」など、多彩な作品でその境
地を明らかにしています。テキストも仏・露・伊・独・英と多彩で、彼女の音楽性
と知性の双方をしっかりと感じさせる聴き応え十分のアルバムです。

4742082  \1850
「オデッセイ」
トゥリーナ:セビリアーナ/ドメニコーニ:コユンババ 作品19/
コーシキン:マーリンの夢/横尾幸弘:日本の古謡「さくら」による変奏曲/
ホウトン:キンカチョウよ、私はおまえを愛する/ブランド:ヌーヴォー・ラグ/
コルデロ:3つの黒人の頌歌/ラウロ:ベネズエラ風ワルツ 第3番/
ヌニェス=アリャウカ:コリベニ 第2番/レイス:もしも彼女が訊ねたら/
ピアソラ:ブエノスアイレスの夏/ベベイ:魔法の箱
アレクサンダー=セルゲイ・ラミレス(G)
録音:2003年3月、ノイシュタット
「バリオス作品集」に続く、ペルー出身の実力派ギタリスト、ラミレス(1962年
生まれ)のDG第2弾。今作はその演奏内容の素晴らしさもさることながら、
「オデッセイ」というアルバム・タイトルが示す通り、ベネズエラ、ブラジル、
アルゼンチン、ペルーといった南米諸国から、ロシア、イタリア、スペインのヨー
ロッパ諸国、USA、オーストラリア、カメルーン(アフリカ)、そして日本(アジ
ア)と、世界五大陸をまたにかけた多彩なプログラムがセールスポイントです。

4748132     \1850
シューマン:
交響的練習曲 作品13
幻想曲 ハ長調 作品17
色とりどりの小品 作品99
アラベスク ハ長調 作品18
ミハイル・プレトニョフ(P)
録音:2003年8月、ベルリン
現代随一のヴィルトゥオーゾ、プレトニョフのシューマン・アルバム。ヴァー
ジン・レーベルにも録音していた十八番の「幻想曲」ほか全4曲を収録。なお、
「交響的練習曲」は1852年版を基本に、1837年版からカットされた第3と第8
の練習曲を復活させ、第7変奏の後に「5つの遺作変奏」から第5番と第1番
の2曲のみをこの順番で挿入した、プレトニョフのオリジナル・ヴァージョン
による演奏です。

4748362     \1850
ハイドン:十字架上の最後の七つの言葉 作品51
エマーソン弦楽四重奏団
録音:2002年10月、11月、ニューヨーク
ハイドンの「十字架上の最後の七つの言葉」は、死を目前にしたイエス・キリス
トの言葉に基づく作品で、原曲はオーケストラですが、作曲当時、大いに好評を
博し、ハイドン自身によって弦楽四重奏版が作られたほか、オラトリオや鍵盤楽
器用などにも編曲されています。終曲の「地震」(プレスト)以外はゆったり
とした楽章が続く、1時間を越える大曲ですが、前作の「フーガの技法」でもそ
の現代屈指のアンサンブルを遺憾なく発揮したエマーソンSQは、一瞬たりとも
忽せにしない強靭な集中力で一気に聴かせてしまいます。昨今、安直な「癒し」
に走る音楽や演奏が多いとお嘆きの諸氏にオススメ。

4748202  2枚組  \2280
4748752(SACD-Hybrid)  2枚組  \2800
"ライヴ・アット・カーネギー・ホール"
シューマン:アベッグ変奏曲 作品1
ハイドン:ピアノ・ソナタ 第50番 ハ長調
シューベルト:さすらい人幻想曲 ハ長調 D.760
タン・ドゥン:水彩画の中の8つのメモリー 作品1
ショパン:夜想曲 変ニ長調 作品27-2
リスト:「ドン・ジョヴァンニ」の回想
シューマン:トロイメライ
中国民謡:二頭の馬の競走(※)
リスト:愛の夢 第3番 変イ長調
ラン・ラン(P)
ラン・グォレン(二胡※)
録音:2003年11月7日、ニューヨーク、カーネギー・ホールにおけるライヴ
超絶的なテクニックとエモーショナルなパフォーマンスで聴衆を興奮の渦に巻
き込む中国系アメリカ人の若きヴィルトゥオーゾ、ラン・ランのDG第2弾。昨
年の11月に満員の聴衆を集めて行われたNYのカーネギー・ホールにおけるデ
ビュー・コンサートのライヴ録音です。いずれもラン・ランの得意とする曲目
がプログラムに選ばれており、タン・ドゥンの作品は1978年から1979年にかけ
て作曲された最初期の作品で、ごくごく親しみやすい音楽。また、アンコールで
演奏された中国民謡の「二頭の馬の競走」では、ラン・ランの実父である二胡奏
者のラン・グォレンが特別出演して二重奏を聴かせています。DVDによる映像
も発売の予定。


<DECCA, PHILIPS>
4755182     2枚組 \2700
テレサ・ベルガンサの肖像
CD1
ロッシーニ:
「セビリャの理髪師」-今の歌声は
「アルジェのイタリア女」-むごい運命よ、はかない恋よ
「シンデレラ」-不安と涙のうちに生まれ・・・悲しみよ去れ
モーツァルト:
「フィガロの結婚」-自分で自分がわからない/恋とはどんなものかしら
「コシ・ファン・トゥッテ」-岩のように動かずに
演奏会用アリア「どうしてあなたを忘れられよう・・・心配しないで、愛する人
よ」K.505
グルック:
「オルフェオとエウリディーチェ」-エウリディーチェを失って/空は澄みわたり
「アルセスト」-地獄の神よ
ケルビーニ:「メデア」-メデア!・・・一緒に泣きましょう
ヘンデル:「アルチーナ」-やさしい愛が私を誘う/緑の草原、美しい森
ビゼー:「カルメン」-ハバネラ/セギディーリャ
CD2
ケルビーニ:ああ、私の人生にとって
チェスティ:私の偶像のそばに
ペルゴレージ:途方に暮れて
A.スカルラッティ:
あなたを熱愛するのが罪ならば/恋をしたいなら/
あなたに傷つけられた心は/恋のひまわり
グリーディ:カスティーリャの6つの歌-第5番/第6番
ラビーリャ:バスクの4つの歌より
トゥリーナ:
希望の聖母への祈りの形式によるサエタ 作品60/ファルーカ
グラナドス:
トラララとギターの爪弾き/内気なマホ/悲しみにくれるマホ
ファリャ:7つのスペイン民謡
ゲレーロ:サグラリオのロマンス
マルケス:マルガリータのロマンス
アランバリ編曲:8つのバスクの歌
テレサ・ベルガンサ(Ms)、他
今年、ステージ・デビュー50周年を迎えるスペインの名歌手、ベルガンサ(1935
年生まれ)の記念アルバム。2枚組で、1枚目にはオペラのアリアを、また2枚
目には得意のスペイン歌曲が中心に収録されています。

4756013     2枚組 \2700
「エッセンシャル・ウェディング・アルバム」
ミュンヒンガー、マリナー、パヴァロッティ、キリ・テ・カナワ、他
結婚式のセレモニーで使われるクラシックおよびポピュラーの定番曲を2枚に
完全網羅。


●TRIOシリーズ
4755012     3枚組  \2950
マスネ:歌劇「エスクラルモンド」(全曲)
ジョーン・サザーランド(S)
ユゲット・トゥランジョー(Ms)
ジャコモ・アラガル(T)、他
ジョン・オールディス合唱団
ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:リチャード・ボニング

4755092     3枚組 \2950
ロッシーニ:歌劇「マホメット2世」(全曲)
ジューン・アンダーソン(S)、マルガリータ・ツィンマーマン(Ms)
エルネスト・パラチオ(T)、サミュエル・レイミー(Bs)、他
アンブロジアン・オペラ合唱団、フィルハーモニア管弦楽団
指揮:クラウディオ・シモーネ


●DVD-Video
0711419     \3300
「ア・ポートレート」
チェチーリア・バルトリ
「光の国の歌姫」のタイトルで国内盤LD、VHSが発売されていた映像作品の
DVD化。1991年のインタビューや練習風景と、ロンドンのサヴォイ・ホテルに
おけるリサイタルのライヴ映像で構成されています。

0741889     3枚組  \9600
DVDコレクション/チェチーリア・バルトリ
ア・ポートレート
ライヴ・イン・イタリー
ロッシーニ:歌劇「チェネレントラ」
チェチーリア・バルトリ(Ms)
ジェルジー・フィッシャー(P)
ジャン=イヴ・ティボーデ(P)
ソナトーリ・デ・ラ・ジョイオーソ・マルカ
ラウル・ヒメネス、エンツォ・ダーラ、
アレッサンドロ・コルベッリ、
ミケーレ・ペルトゥージ、他
ヒューストン・オペラ管弦楽団・合唱団
指揮:ブルーノ・カンパネッラ(以上)
新発売の「ア・ポートレート」(上記)と既発売の2作品を組み合わせたDVD
セット。
  
<EMI>   
CDC-5576642  \2080
シューベルト:ピアノ五重奏曲「鱒」、
アデス:ピアノ五重奏曲*
トマス・アデス(ピアノ)
ベルチャ四重奏団員、コリン・ロング(ダブル・ベース)、
*アルディッティ四重奏団
新旧のピアノ五重奏曲の興味深い組み合わせです。2曲の関係性や「鱒」の新し
い発見も期待させる注目の新録音。アデスは4月9日、ザルツブルク・イースタ
ー・フェスティヴァルでの自作五重奏曲出演が予定されており、大きな反響も
ありそうです。

CDS-5574892  2枚組 \4160
モニューシュコ:歌劇「幽霊屋敷」全曲
Adam Kruszewski, Iwona Hossa, Anna Lubanska, Dariusz Stachura,
Piotr Nowacki, Krzystof Szmyt, Stefania Toczyska,
ワルシャワ・ポーランド国立歌劇場合唱団&管弦楽団、 
Jacek Kaspszyk指揮
スタニスラフ・モニューシュコ(1819-72)は19世紀ポーランドの代
表的オペラ作曲家。ショパンの後輩の同時代作曲家で、ポーランドの民俗的な
メロディーや、伝統的な舞踏リズム(マズルカ、クラコヴィアク、ポロネーズ
など)の使用が作品を魅力的にしています。「幽霊屋敷」は彼の代表作で、ワ
ルシャワ叛乱の2年後、1865年に初演。3公演後、ロシアの検閲官から禁
止され1914年まで再演されませんでした。この録音はワルシャワでの連続
公演後収録されポーランド制作による理想的な録音になっています。

CMS-5629172  3枚組 \2950
「コンセルトヘボウ・ライヴ」
CD1
モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番
(ゴールドベルク、ネーデルランド室内O.)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番
(ワルベルク、ロイヤル・コンセルトヘボウO.)
CD2
バッハ:パルティータ第2番、ブーレ、
ショパン:夜想曲第13番、スケルツォ第3番、
バルトーク:ソナタ、
ヒナステラ:アルゼンチン舞曲、
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番、
D.スカルラッティ:ソナタ 二短調Kk141 
CD3
シューマン:幻想小曲集、
ラヴェル:ソナチネ、夜のギャスパール
既発のライヴ・アルバムをセットにして発売。1978、79、92年のライヴ録音。

CDM-5626652  \1450
「マルタ・アルゲリッチ・プレゼンツ…アレクサンダー・ガーニング」
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの3楽章、
ドビュッシー:
6つの前奏曲(前奏曲集 第1巻)、映像 第2集、牧神の午後への前奏曲
(ボルヴィック編)
04年6月、ルガノ国際音楽祭の第3回「マルタ・アルゲリッチ・プロジェク
ト」に登場 するガーニングはポーランド国籍。インドネシア人とポーランド
人を両親に73年ベルギーで生まれ、フランスとロシアのピアノ流派で学ぶ。
ブリュッセルの王立音楽院でアンリエット=シュヴァイツァー・クラスでプリ
ミエ・プリ、モギュレフスキー・クラスでデュプロム・スーペリエ。また、セ
ベクとナウモフから指導を受け、モスクワのチャイコフスキー音楽院でメル
ジャノフに師事。北京、別府、札幌、シュレスヴィヒ=ホルスタインスプスク、
ゼラゾワ・ウォラ、ドゥスニキ、オビドス、ラヴェロ、ルガノ、サラトガ、ラ
・ロク・ダンテロンの各音楽祭に出演。バッハからCoriglianoまでの広いレパ
ートリーを持ち、タンゴのソレダード・アンサンブルにも参加。02年ルガノ
でのR.キャプソンとのフランクのソナタはEMIより発売済み。

CDZ-5858942  \1150
ベートーヴェン:幻想曲Op.77、ピアノ・ソナタ第23番「熱情」、
シューマン:ダヴィド同盟舞曲集
ジョナサン・ビス
23歳の米ピアニスト、ビスはオーケストラとの共演、リサイタル、室内楽演奏
で欧米での注目を浴びています。レパートリーはモーツァルト、ベートーヴェ
ン、ロマン派からヤナーチェク、シェーンベルク、現代作品まで幅広い。カー
ティス音楽院でレオン・フライシャーに師事、ニュー・ヨーク・フィル、シカ
ゴ響、サン・フランシスコ響、ミュンヘン・フィル、ロッテルダム・フィル、
ベルリン・シュターツカペレと共演。2002年度ギルモア・ヤング・アーティス
ト賞、エイヴリー・フィッシャー・キャリアー・グラントを受賞、BBCの番組
'New Generation Artist'に米人アーティストとして初で唯一の出演、ごく最
近2003年度ボーレッティ=ブイトーニ・トラスト賞を受賞している。

CZS-5858422  6枚組  \3150
「ベスト・クラシックス100」
※詳細はWORDファイルでお送りしますので、ご請求下さい(Goodies)。
クラシック楽しくわかりやすい楽曲をズバリ100曲そろえたコンピレーション。


●GEMINI  各2枚組 \1450
CZS-5857762
プーランク:合唱作品集
ロコマドゥールの黒衣の聖母へのリタニア、サルヴェ・レジナ、悔悛とクリス
マスのためのモテット集、7つの歌、人間の顔、雪の夕暮れ、フランスの歌、
酒飲み歌
グループ・ヴォカーレ・ドゥ・フランス、
ジョン・オールディス指揮

CZS-5857702
ハイドン:交響曲第93-98番
ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団、
サー・トマス・ビーチャム指揮
   
CZS-5857852
シベリウス:管弦楽、声楽作品集
ルオンノタール(w/G.ジョーンズ)、エン・サガ、夜の騎行と日の出、海の精
以上ロイヤル・フィル、ドラティ指揮
「クリスチャン2世」組曲、吟遊詩人、祭、序曲「カレリア」 
以上 スコティッシュ・ナショナルO., ギブソン指揮
カレリア組曲、トゥオネラの白鳥、フィンランディア、ポホヨラの娘 
以上ウィーン・フィル、 サージェント指揮
歌曲集(黒いばら 他 4曲) ヴェンベルイ、 パーソンズ

CZS-5857792
ラフマニノフ:
ピアノ協奏曲第2&3番、パガニーニの主題による狂詩曲
前奏曲Op.23-1,2,5&6、Op.32-12、絵画的練習曲Op.39-3&5、エレジー
楽興の時Op.16-3,4,5&6
アンドレイ・ガブリーロフ(ピアノ)、
フィラデルフィアO、ムーティ指揮

CZS-5857732
ルトスワフスキ:
前奏曲とフーガ*、アンリ・ミショーの3つの詩(w/クラコウ放送Cho)、
織りこまれた言葉(w/ルイ・デヴォ)、ポストリュード第1番
チェロ協奏曲(w/ヤブロンスキ)、5つの歌(w/ルコムスカ) 
以上ポーランド放送国立SO、*ポーランド室内O、 
ヴィトルド・ルトスワフスキ指揮
弦楽四重奏曲 − アルバン・ベルクQ

CZS-5857612
ベートーヴェン:変奏曲集
ゴッド・セイヴ・ザ・キング変奏曲、ルール・ブリタニア変奏曲、変奏曲WoO
65,66,68,70,72,73,75&77 
以上 オグドン(ピアノ)
変奏曲WoO.71&80、&Op.76 
以上 ギレリス(ピアノ)

CZS-5857642
ビゼー:歌劇「真珠とり」全曲
7コトルバス、ヴァンゾ、サラビア、ソイエ、パリ歌劇場管弦楽団&合唱団
ジョルジュ・プレートル指揮

CZS-5857882
チャイコフスキー:バレエ「眠りの森の美女」全曲
ロンドン交響楽団、 アンドレ・プレヴィン指揮

CZS-5857672
ショパン:マズルカ全集(58曲)
ロナルド・スミス(ピアノ)

CZS-5857822
フランツ・シュミット:オラトリオ「七つの封印の書」
アンダーセン、ペイプ、エルゼ、カリシュ、オディニウス、ライター
バイエルン放送合唱団&交響楽団、 
ウエルザー=メスト指揮



●BUDGET HISTORICAL SERIES
CDZ-5858212  \1150
ベートーヴェン:交響曲第1&3番「英雄」
ウィーン・フィルハーモニック管弦楽団、
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮

CDZ-5858262  \1150
「ネリー・メルバ・リサイタル」
ドニゼッティ:「ランメルモールのルチーア」より
グノー:「ロミオとジュリエット」より「ファウスト」より
プッチーニ:「ボエーム」より
ヴェルディ:「椿姫」、「オテロ」、「リゴレット」より 
トスティ、ベンベルイ、ビショップ、バッハ-グノー、ショーソン 他:歌曲集

CZS-5858222  2枚組 \2300
シュワルツコップ/レハール:メリー・ウィドウ、微笑みの国*
クンツ、ゲッダ、ルーズ; ゲッダ、クンツ、ルーズ、クラウス 以上*
フィルハーモニア管弦楽団&合唱団、 
アッカーマン指揮

CDZ-5858252  \1150
「シュワルツコップ/R.シュトラウス作品集」
四つの最後の歌、「カプリッチョ」(最終シーン)、「アラベラ」(抜粋)
フェルバーマイヤー、メッターニッヒ、プレクレホフ、ディッキー、ベリー
フィルハーモニア管弦楽団、アッカーマン指揮


<EMI UK>
CZS-5858962  3枚組 \1980
ヴェリー・ベスト・オブ・イングリッシュ・ソング・ウィズ・オーケストラ
※詳細はWORDファイルでお送りしますので、ご請求下さい(Goodies)。
小編成の作品を収録した2枚組に続くこのセットには3つの歴史的名録音、ベイ
カーのエルガー:海の絵、ブラウンのフィンジ:ディエス・ナタリス(作曲家
の息子が指揮)シャーリー-クァーク&キングス・カレッジChoのヴォーン・ウィ
リアムズ:5つの神秘的な歌、が収録されました。さらにヴォーン・ウィリア
ムズの2つの歌曲集、ボストリッジ/ウェンロック・エッジとアレン/旅の歌、
は聴かれるチャンスの少ないオケ版を収録。ブリテン作品ではティアー/セレナ
ードとエインズリー/イリュミナシヨンが注目作。また初CD化の2作含まれてい
ます。



<ANGEL>       
CDC-5574402  \2080
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 二短調
パヌフニク:ヴァイオリン協奏曲
武満:ノスタルジア 
バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲*
アレクサンダー(サッシャ)
シトコヴェツキー(ヴァイオリン)
ニュー・ヨーロピアン弦楽室内O、 
ドミトリー・シトコヴェツキー(指揮&*ヴァイオリン)
世界的に知られる音楽ファミリーから生まれた期待の天才ヴァイオリニスト、
サッシャの初の協奏曲集の新録音。作品は彼の成長に大きな影響を与えたメニュ
ーインに縁のあるもの。”もうひとつ”のメンコンはその存在が秘密にされてい
て、メニューインが作曲家の家族から手稿を入手し1952年に初演した作品。ポー
ランドの作曲家、パヌフニクは共産政権下の祖国から54年に英国に亡命し活躍、
メニューインとの交わりからこの協奏曲が委嘱され72年にメニューイン(ヴァイ
オリン)と作曲家の指揮により初演、録音も残された。またメニューインはバッ
ハを32年に師エネスコと録音しており、もちろんサッシャとも演奏した。武満の
ノスタルジアはやはりメニューインの委嘱により87年に書かれ、映画監督タルコ
フスキーの思い出に捧げられている。


<EMI フランス>       
CZS-5858282  8枚組  \5400
LES INTROUVABLES DU CHANT FRANCAIS
※詳細はWORDファイルでお送りしますので、ご請求下さい(Goodies)。
遂に登場した、フランスの声楽の歴史と魅力を集大成した圧巻のセット。オペラ
作品を中心に17世紀のリュリから20世紀のオーリックまで、古典派、グランド・
オペラ、オペラ・コミークから伊、独、露のオペラの仏語版など様々のアリアな
ど186作品を収録。録音年代は1902年のリトヴィーヌ(Sp)(伴奏:コルトー)
のグノー:「サフォー」からのアリアから始まって53年の録音までまさに半世紀
に及ぶ貴重な音源の復刻CD化発売です。声楽ファンには絶対に見逃せない8枚組
となりました。

CZS-5858372  4枚組 \2400
LES INTROUVABLES DU ALEXIS WEISSENBERG
CD1
リスト:ペトラルカのソネット第123&104番、ソナタ
ショパン:ソナタ第2番
CD2
ブラームス:
ピアノ協奏曲第1番(ムーティ/フィラデルフィアO)、
間奏曲 イ長調Op.118-2
フランク(バウアー編):前奏曲、フーガと変奏曲
バッハ-ブゾーニ:来たれ、異教徒の救い主よ
ツェルニー:リコルダンツァ変奏曲
CD3
ラヴェル:
ピアノ協奏曲(小沢/パリ管)、クープランの墓、高雅にして感傷的なワルツ
ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの3楽章 
CD4
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番(プレートル/シカゴSO)
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番(小沢/パリ管)
ワイセンベルクの名演をまとめた4枚組。
 
<EMI>   
CDC-5576792  \2080
サラ・チャン
フランス・ヴァイオリン・ソナタ集
フランク&ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ、
サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ第1番
ラース・フォークト(ピアノ)
ますます充実を加えたサラの新境地を刻むソナタの名曲集。

CDC-5576772  \2080
ラフマニノフ:聖ヨハネス・クリュソストムスの典礼
ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団、
スティーヴン・クレオベリー指揮
音楽的な高い評価と世界的な人気を持つ、キングスの新録音。20の部分か
らなる作品でキングスの実力が遺憾なく発揮されています。合唱ファンは見
逃せません。

CDC-5577192  \2080
チャイコフスキー:ピアノ・リサイタル
ワルツOp.40-9、ユモレスクOp.10-2、ノクターンOp.10-1、ドゥムカOp.59、
瞑想曲Op.72-5、ワルツ・スケルツォOp.7、(プレトニョフ編)アンダンテ・
マエストーソ(「くるみ割り人形」組曲より)、グランド・ソナタOp.37
上原彩子
大注目を浴びている国内盤に続きいよいよインターナショナル盤の登場です。


●THE GREAT ARTISTS OF THE 20TH CENTURY  各1枚 \1450
EMIの代表的アーティストの名盤を集大成した新シリーズがスタートします。
今後7月、10月、05年3月に各10点づつ発売が予定のメイン・カタログ・シリ
ーズです。

CMS-5627812  2枚組 \1800
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 Op。18(全6曲)
ブリリアント・ドゥオ・ボックス入り
アルバン・ベルク弦楽四重奏団

CDM-5628382
ラフマニノフ:
ピアノ協奏曲第3番
練習曲「音の絵」Op.33-1,2,3&6、Op.39-6
レイフ・オヴェ・アンスネス
パーヴォ・ベルグルンド指揮、
オスロ・フィルハーモニック管弦楽団

CDM-5627892
ベルリオーズ:夏の夜、クレオパトラの死*
ジャネット・ベイカー
ジョン・バルビローリ指揮、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
B.グリーヴィ、K.アーウィン、G.ハウエル、
アンブロジアン・オペラCho、ギブソン指揮

CDM-5627922
シューベルト交響曲第9番「グレート」
ブラームス:大学祝典序曲、アルト・ラプソディ*
エードリアン・ボールト
ロンドン・フィルハーモニックO、
*ジャネット・ベイカー、ジョン・オールディスCho.

CDM-5628012
リスト:
超絶技巧練習曲集(全12曲)、
メフィスト・ワルツ第1番
ジョルジ・シフラ

CDM-5628052
ドヴォルザーク&シューマン*:チェロ協奏曲
ジャクリーヌ・デュ・プレ
ダニエル・バレンボイム指揮、
シカゴ交響楽団、*ニュー・フィルハーモニアO.

CDM-5627872
ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ
シューベルト:冬の旅(1962年録音)
ジェラルド・ムーア(ピアノ)

CDM-5627932
R.シュトラウス:死と変容、
ドン・ファン、ティル・オイレンシュピーゲル、
スメタナ:モルダウ
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

CDM-5628002
ドビュッシー:ベルガマスク組曲、映像
版画、子供の領分、喜びの島、レントよりおそく
ワルター・ギーゼキング

CDM-5628042
ロッシーニ:
序曲集(絹のはしご、ブルスキーノ氏、タンクレディ、アルジェのイタリア女、
セビーリャの理髪師 他
カルロ・マリア・ジュリーニ
フィルハーモニア管弦楽団

CDM-5628082
バッハ:カンタータ「われは満ちたれリ」
*ブラームス:4つの厳粛な歌、リート集(12曲)
ハンス・ホッター
ベルナード指揮、フィルハーモニア管弦楽団、
*ジェラルド・ムーア(ピアノ)

CDM-5628102
ラフマニノフ:交響曲第3番、交響的舞曲
マリス・ヤンソンス
サンクト・ペテルスブルグ・フィルハーモニック管弦楽団

CDM-5628122
ブラームス:ドイツ・レクイエム(1947年録音)
ヘルベルト・フォン・カラヤン
シュワルツコップ、ホッター、楽友協会女声合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

CDM-5627972
ブリテン:キャロルの祭典
ミサ・ブレヴィス、聖チェチリア讃歌、*テ・デウム、+聖コランバ讃歌
指揮:D.ウィルコックス、*Ph.レッジャー、+S.クレオベリー
ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団

CDM-5628162
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」
ワーグナー:ジークフリート牧歌
オットー・クレンペラー
フィルハーモニア管弦楽団

CDM-5628182
シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番
アレグレット ハ短調D.915、楽興の時D.780
スティーヴン・コヴァセヴィチ

CDM-5628202
ブザンソン告別リサイタル
バッハ:パルティータ第1番
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番、
シューベルト:即興曲D.899-2&3, 他
ディヌ・リパッティ

CDM-5628222
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲、
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番*、ハンガリア舞曲第1,4,6,7&17番
ユーディ・メニューイン
フルトヴェングラー指揮、ルツェルン祝祭O.
*H.メニューイン(ピアノ) 他

CDM-5628242
モーツァルト:ピアノ協奏曲第13&23番、第15番*
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ
カラッツイオロ指揮、A.スカルラッティO.、*グラシス指揮、他

CDM-5628262
モーツァルト:
ヴァイオリン協奏曲第1番、アダージョK.261、
*ヴァイオリン協奏曲第2&4番
アンネ=ゾフィー・ムター
マリナー指揮、アカデミー室内O.、*ムーティ指揮、フィルハーモニアO.

CDM-5628282
ブリテン:チェロ協奏曲
無伴奏チェロ組曲第2番、
*ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ
ブリテン指揮、モスクワ・フィル、*ロジェストヴェンスキー指揮、

CDM-5628142
ウォルトン:ヴァイオリン協奏曲、ヴィオラ協奏曲
*ヴォーン・ウィリアムズ:揚げひばり
ナイジェル・ケネディ
プレヴィン指揮、ロイヤル・フィル、
*ラトル指揮、シティ・オブ・バーミンガムS.O.

CDM-5628062
プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」より、
ヴェルディ:*「シモン・ボッカネグラ」より、+「ドン・カルロ」より
ティト・ゴッビ
デ・ロス・アンヘレス、デル・モンテ、+フィリッペスキ、サンティーニ指揮

CDM-5627952
プッチーニ:アリア集、*「愛らしいおとめよ」(ラ・ボエーム)、
*「マリオ!マリオ!マリオ!」、「歌に生き」(トスカ) 他
マリア・カラス
セラフィン指揮、フィルハーモニアO.、
*ディ・ステファノ(テナー)、ヴォットー指揮 他

CDM-5628302
ショスタコーヴィチ:*ブロークの詩による
7つの歌、*風刺、
ムソルグスキー/ショスタコーヴィチ:死の歌と踊り 他
ガリナ・ヴィシネフスカヤ
ロストロポーヴィチ指揮&*ピアノ、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団 他


<ANGEL>
CDC-5575072  \2080
ストーリーブック(ベスト・オブ)
One bad Habit;Is This Anyway to Fall in Love?;'Til You Come Back To Me;
Where Are You Now?;The Man That Got Away;If He Never Said Hello;
スマイル;When I Look In Your Eyes;オール・ザ・ウェイ;Storybook;
I Don't Remember;When I Look At You;明日に架ける橋;Let Him Fly;
Vole Mon Ange(ボーナス・トラック)
リンダ・エダー
エンジェル・レーベルの2枚のアルバムからを中心に未発表曲や新ヴァージョ
ンを加えたミュージカル・スター、リンダ・エダーのベスト盤。リンダは90年
の「ジキルとハイド」で一躍注目を浴びて活躍中。


CDM-5626672  \1450
ショパン-ザ・ロマンティック・ピアニスト
ワルツOp.34-2(アレクセーエフ);夜想曲 嬰ハ短調(ティーポ);練習曲
Op.10-3(ワイセンベルク);夜想曲Op.48-1(ティーポ);バラード第1番
(ウーセ);舟歌Op.60(ゲルナー);バラード第2番(ウーセ);夜想曲
Op.72(ワイセンベルク);前奏曲Op.28-4(バルト);マズルカOp.17(アン
スネス);アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズOp.22(サーダー)
ショパンの最もロマンティックな作品を、映画「戦場のピアニスト」で大注目
された”夜想曲 嬰ハ短調”を中心にギッシリと詰め込んだコンピレーション
・アルバムです。


<EMI CLASSICS>       
CZS-5858732  4枚組  \4600
ワーグナー:トリスタンとイゾルデ(全曲)
ルートヴィッヒ・ズートハウス、キルステン・フラグスタート、
ブランシュ・テボム、ヨゼフ・グラインドル、
ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ、ルドルフ・ショック
エドガー・エヴァンス、コヴェント・ガーデン王立歌劇場合唱団、
フィルハーモニア管弦楽団、
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
巨匠フルトヴェングラーの金字塔、「トリスタン...」がお求め易い価格
で登場。


<EMI UK>       
CDZ-5858992  \1150
シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化、子供の情景、幻想曲
ジョン・リル(ピアノ) 2003年12月の新録音
1970年のチャイコフスキー・コンクール優勝者、ジョン・リルの60歳記念の
新録音

CDZ-5859002  \1150
ベートーヴェン:セレナーデOp.25、
バッハ:フルート・ソナタBWV.1035
テレマン:トリオ・ソナタ ホ短調
ジェイムズ・ゴールウェイ(フルート)、
ヴィルトゥオージ・オブ・ロンドン
ゴールウェイが世界的に注目される以前の録音。79年にLP化されベスト・セラ
ーとなったアルバムの復活CDです。

CDZ-5859032  \1150
R.シュトラウス:リート集
サイモン・キーンリーサイド(バリトン)、
マルコム・マルティヌー(ピアノ)

CDZ-5859022  \1150
モーツァルト:アリア集
もう飛ぶまいぞ、この蝶々(フィガロの結婚)他、
トマス・アレン(バリトン)、アン・マレイ(メゾ・ソプラノ) 他

CDZ-5859012  \1150
マーラー:交響曲第10番
サイモン・ラトル指揮、ボーンマス交響楽団
ラトルの初期の録音の中で特に注目されるアルバムのバジェット・リリース。


DVA-5992009(DVD-Vodeo)  \2880
ザ・ピアノ・プレイヤー-世界デビュー・コンサート
マキシム
世界各国でブレイクしたマキシムの2003年春、ラウンドハウスで行われた世
界デビューコンサートのライヴ映像。高いクオリティとヴィジュアル的な魅
力を十二分に楽しめる内容になっています。さらに’The Bumblebee”と”
Exodus"のプロモ・ヴィデオも収録。



<VIRGIN CLASSICS>       
VCD-5456422  2枚組  \4160
モンテヴェルディ:オルフェオ
オルフェオ:イアン・ボストリッジ(テナー)、
音楽の精:ナタリー・デセイ(ソプラノ)
エウリディーチェ:パトリツィア・ツィオフィ(ソプラノ)、
シルヴィア:アリス・クート(ソプラノ)、
プロセルピナ:ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)、
アポロ:クリストファー・モルトマン(バリトン)、
第2の羊飼い:ポール・アグニュー(テナー) 他
ル・コンセール・ダストレー、エマヌエル・アイム指揮
前作のオペラ録音、パーセルの「ディドとエアネアス」続く、エマヌエル・ア
イムの待望の新録音は永続的な魅力と洗練さを持つ歴史上初のオペラとして知
られるモンテヴェルディの「オルフェオ」。バービカンでボストリッジ、モル
トマン他のキャストによるセンセーションを起こした03年1月の公演以来そ
の発売が待たれていました。アイムはスコアと声楽に対する彼女の明晰な理解
を実現する理想的なキャストとアンサンブルから最高の演奏を引き出し、ベス
トの録音を完成させました。

VCD-5456532  2枚組  \2980
R.&G.カプソン、アンゲリッシュ
ブラームス:
ピアノ三重奏曲 ロ長調Op.8、 ハ長調Op.87、 ハ短調Op.101
ルノー・カプソン(ヴァイオリン)、ゴーティエ・カプソン(チェロ)、
ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ)
カプソン兄弟の新録音。若手世代のピアニスト、アンゲリッシュとの共演。
ブラームスは名室内楽奏者のディスコグラフィーのマスト・アイテム的作品。
この作品で彼らはしばしば共演しています。03年12月の録音。

VBD-5624002  2枚組  \1980
ヘンデル:オペラとオラトリオのアリア集
「セルセ」:なつかしい木陰よ 他、
「ロデリンダ」より/ダニエルス、ノリントン
「アルミーダ」より/ジャンス
「エイシスとガラティア」より/ナオウリ、ピオー、ミンガルド、アイム
「テッサリアの王アドメート」より/ヤコブス、ヤカール、カーティス
「ヘラクレス」より/ブリス、ネルソン
「暁よ、東方に輝け」/レーヌ
「快活の人、沈思の人、温和の人」より/ボストリッジ、ドウソン、ネルソン
「ジュリアス・シーザー」より/ベイカー、ボウマン、マッケラス
「アルミニオ」より/ジノー、リストーリ、カーティス
「アルチーナ」より/ジョーンズ、オージェ、ヒコックス
「リナルド」より/ダニエルス、ノリントン
「ロドリーゴ」より/バンディテッリ、ピオー、カーティス
「ダイダミア」より/ケルメス、アベーテ、ボニタティブス、カーティス
「多くの矢を私の胸に放ち」/ルブランク、ラギン、スタッブス
「ロンゴバルディ王妃ロデリンダ」より/デイヌマン
「私の悩みのいとしいお方」他/プティボン、アグニュー、アイム   
他 全34曲
ヴァージン・クラシックスの比較的新しい録音を中心にヘンデルのアリア作品
を纏めた2枚組です。
  
<RCA RED SEAL France>
82876-60308-2  \1980
プーランク:
「2台のピアノのための協奏曲ニ短調※」、「ピアノ協奏曲」、
ピアノと18の楽器のための協奏舞踏曲「オーバード(朝の歌)」
エリック・ル・サージュ (ピアノ)、
フランク・ブラレイ(ピアノ※)
ステファン・ドゥヌーヴ(指揮) 
リエージュRTBF管弦楽団
パユ、メイエらフランス管楽器の名手たちの最良のパートナーでもある名ピア
ニスト、ル・サージュのソロ作品に続くプーランクのピアノ協奏曲集、会心の
録音!
エリック・ル・サージュは1964年、南仏エクサン・プロヴァンス生まれ。パリ
国立音楽院に学び、81年プルミエ・プリ(一等賞)を受賞、翌年には室内楽で
もトップを獲得し17歳で卒業。85年ポルト国際コンクール、89年シューマン国
際コンクールで優勝し、同年のリーズ国際コンクールなど数々のコンクールで
受賞歴がある。ソリストとしてリサイタル活動の一方で、フランス国立管、ド
レスデン・フィルなどオーケストラとの共演のほか、国際音楽祭への出演、さ
らにエマニュエル・パユ(フルート)やポール・メイエ(クラリネット)の最
良のパートナーとして室内楽でも世界各地で活躍。彼らとはサロン・ド・プロ
ヴァンス音楽祭も主宰している。
このアルバムは、プーランク生誕100周年にル・サージュがパユ、メイエ、ルル
ーらフランスの管楽器の名手たちとともに録音し、日本でも1999年度レコード
・アカデミー大賞に輝いた名盤「プーランク:室内楽全集」と同じ時期の制作
で、ディアパソン・ドールなど数々の賞に輝いた名盤として日本でも話題とな
ったプーランク:ピアノ・ソロ作品全集に続いて、ル・サージュが満を持して
放つプーランクのピアノ協奏曲集。フランス6人組の一人として、その理念に
もっとも忠実に名作を残したフランス近代音楽を代表する作曲家プーランクの
音楽は、刺激的な和声と溢れるようなメロディに富み、通俗性を持ち合わせた
機知と洒脱のミクスチュアが特徴。プーランクの没後40周年(2003年)に録
音されたこのディスクでル・サージュはプーランクの再評価をも促す快演を繰
り広げている。


<DHM(ドイツ・ハルモニア・ムンディ)>
82876-58791-2  \1980
マラン・マレ:ヴィオールとテオルボのための作品集(ヴィオール曲集)
ヒレ・パール(gamb) , リー・サンタナ(テオルボ) 
[組曲ニ長調][組曲ト長調][組曲ニ長調][ロベール・ド・ヴィゼーの組曲ニ長
調][多様な主題]
麗しきガンビスト、ヒレ・パールがサント=コロンブのヴィオール曲集に続い
て放つ、弟子マラン・マレのヴィオール曲集、世界初録音!
ヒレ・パールはドイツのブレーメン、リー・サンタナはアメリカのフロリダ出
身で、ブレーメンの中央駅で出会う。1984年に意気投合しデュオを結成し、以
来デュオ&ソロ活動だけでなくフライブルク・バロック・オーケストラやムジ
カ・フィアタなどのアンサンブルのメンバーとしてもヨーロッパを中心に、ア
メリカ、日本、メキシコ、オーストラリア、エジプト、イスラエルで演奏活動
を行う。ヒレ・パールは1997年に、マラン・マレの師であるサント=コロンブ
のヴィオール作品集のCDをリリースしたが、それに続いて、映画「めぐる逢
う朝」で描かれたように、師サント=コロンブと決別、宮廷音楽家として活動
し多くの(バス・ドゥ・)ヴィオール曲集を遺したマラン・マレの作品集を録
音したのがこのアルバム。マレのヴィオール演奏&作品は「天使のようである」
と評されたように、彼の芸術がフランス・ヴィオール音楽の頂点であることを
示しているといわれる。このディスクは、アンドルー・ローレンス=キングの
ザ・ハープ・コンソートから決別し、トリオ=ロス・オトゥオスとして新たな
に演奏活動を始めた彼らの古楽演奏での長年の経験の産物であると同時に、21
世紀のリスナーに向けて「新しい古楽の聴き方」をオファーするもので、その
新鮮なサウンドと魅力溢れる表現は古楽ファンやクラシック・ファンのみなら
ず広く音楽を愛する人たちにお勧めできるレコーディング。
 ((5)  1CF  4月中旬発売予定)


<ARTE NOVA>
82876-57743-2  2枚組 \1300
シューマン:交響曲全集
デイヴィッド・ジンマン(指揮)
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
1999年に完結したベーレンライター版に基づいたモダン楽器によるベートー
ヴェン:交響曲全集の世界初録音、さらに第9交響曲と並ぶ傑作「ミサ・ソレ
ムニス」の再評価さえ促す快演で、高い評価とリスナーの絶大な支持を得た、
ジンマンとチューリヒ・トーンハレ管が、7枚のR.シュトラウスの管弦楽曲チ
クルスを完結させて21世紀に満を持して取り組んだのはシューマンの交響曲
全曲!ベートーヴェン、シュトラウスとともにジンマンにとっての「ライフ
ワーク」と位置付けられる最新録音。
ジンマンは1989年に当時の手兵ボルチモア交響楽団と交響曲全集をすでに録音
していたが(テラーク)、ベートーヴェンの交響曲全集、R.シュトラウスの管
弦楽曲チクルスに続いて現在の手兵チューリヒ・トーンハレ管と取り組んだこ
の2度目のシューマン交響曲全曲では、ベートーヴェン、シュトラウスと同じ
ように、明晰で知的な解釈で、後期ロマン派的で重厚長大なイメージの強いロ
マン派交響曲の演奏から一線を画し、グッドマン、ガーディナーやヘルヴェッ
ヘなどの古楽器オーケストラでの演奏による成果を踏まえ、ナチュラル・ホル
ン&トランペット、バロック・トロンボーンを使用し、ブライトコプフ新全集
版(ヨアヒム・ドラハイム校訂)を採用し、当時演奏されていたであろう語法
・様式を強く意識しながらシューマンの交響曲群に新たな光を与えている。

82876-57747-2  3枚組  \1800
シューベルト:三大歌曲集
「美しき水車小屋の娘」「冬の旅」「白鳥の歌」(全曲) +「竪琴弾きの歌」
(全3曲)
クリスティアン・ゲルハーヘル(Br) ゲロルド・フーバー(p)
今回のセット化にあたり、(水車小屋82876-53172-2)と(冬の旅74321-80777-2)
はそのままで、(白鳥の歌74321-75075-2)におまけで入っていた4つの歌曲は省
かれ、(シューベル&ブラームス歌曲集74321-92771-2)に収録されていた「竪
琴弾きの歌」が替わりに収録されています。なお、彼の次回の録音から「シュ
ーマン/歌曲集」が始まります。(彼は、ARTE NOVAからRCA RED SEALに昇格し
ます。また彼の名前の読み方は非常に発音しにくいため、すべてレコード芸術
なども含め、ゲルハーヘルに統一いたしました。)         



<ARS MUSICI>
AM-1370-2  \1400
「CELLO CINEMA」
エッカルト・ルンゲ(Vc) 
ジャックジャック・アモン(p)
ニーノ・ロータ、モリコーネ、チャップリン、ピアソラ、ショスタコーヴィチ
作曲の映画音楽を、チェロとピアノで演奏したものです。エッカルト・ルンゲ
は、このARSMUSICIレーベルに多く録音があるアルテミスSQ(昨年末来日)の
チェリストでもあり、非常に積極的でまた器用なんです。そういう彼だこそ
様々な演奏ができるのです。  

AM-1372-2  \1400
クロンマー:室内楽作品集
オーボエ四重奏曲第1番、フルートとオーボエと弦楽のための五重奏曲
フルートと弦楽のためのグランド四重奏曲op89
アンサンブル・ピラミッド
クロンマーは1759年チェコ生まれの作曲家。ハイドンが1732年、モーツアルト
が1756年、ベートーヴェンが1770年の生まれ。そんなころの音楽に生まれたク
ロンマーの作風も、モーツアルトに近いでしょうか。長調の曲らしく、3曲と
も明るさに満ちた快活な曲になっています。とにかく主題が美しいのと、管楽
器を得意としていた彼らしく、ここに収録された作品は、本当に楽しく美しい
作品です。Ens ピラミッドは、チューリヒを中心として活躍している室内楽ア
ンサンブル。フルート、オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ハープ
の6人組(この録音ではハープは無し)。レパートリーは、バッハから現代音楽
まで幅広く、最も得意としている古典派の室内楽の録音となります。(20世紀
フランス音楽も得意としています)

AM1371-2  \1400
ブラームス:4つの歌op17、
ホルスト:リグ・ヴェーダからの合唱讃歌**
ドビュッシー:春のあいさつ、
アンドレ・カプレ:Inscriptions champetres
プーランク:黒い聖母像への連祷、
ホルスト:Seve Part Songs
Alfred Koerppen:Zauberwald
グドラン・シュレッフェル(指揮) ハノーヴァー女声合唱団
大植英次(指揮)
北ドイツ放送フィル**(管弦楽伴奏)
女声合唱団っていうのはアマチュア・グループは多いけれど、数少ない世界的
に活躍している女声合唱団の一つです(ママさんコーラスじゃないよ、皆さん
若娘です。)これらの曲は、合唱をやっておられる方にはおなじみの曲ばかり
で、コンクール課題曲にもなる曲ばかり。

AM-1366-2  \1400
ハンス・レオ・ハスラー(1564-1612):
ドイツ語のマドレガーレ集、Missa Octo Vocum, Missa Ecce Quam Bonum
ラインハルド・カムラー(指揮) 
アウグスブルク大聖堂聖歌隊
ドイツの少年合唱団の中でも、5本の指の中に入るすばらしい合唱団の一つ。
他にはテルツ少年合唱団、ハノーヴァー少年合唱団、などがあるが、この合唱
団は中世〜古典派まで宗教合唱作品を専門としているので、ここに収録された
知られざる作品も、この合唱団にとってはお得意なもの。ハスラーはドイツに
生まれ、ベニスでガブリエリに学んだ。このアウグスブルクにも務めた。特に
世俗的なリズムを取り入れた、画期的な宗教音楽を作曲した。  

AM-1365-2  \1400
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」、
第29番「ハンマークラヴィーア」
ミヒャエル・コルスティック(p)
コルスティックは、ドイツとフランスを中心として活躍している、ロマン派の
ヴィルトゥーゾです。特にベートーヴェンに関しては、こだわりを持った演奏
をしているようで、以前発売されている「op109-111 AM-1227-2」では、絶賛
を浴びています。現代ピアノを使用していますが、フォルテピアノを使用して
いるような独特なタッチで、弾いています。ワルトシュタインの後半部のフォ
ルテとピアノの独特な対比は、圧巻!

AMP-5114-2  \1400
「アンサンブル・アマルコルド/リサイタル」
エルガー、グリーグ、プーランク、バッハ、民謡、などいろいろ
Ens アマルコルドは、聖トーマス教会聖歌隊出身のメンバーで結成され、テノ
ール2人、バリトン1人、バス2人の、男声ボーカルグループ。ヒリヤード・ア
ンサンブルに学び、様々なコンクールで優勝。現在では、ライプツィッヒで成
功した団体の3つの指に入るグループに一つと言われています(あとの2つは、
ゲヴァントハウス管弦楽団と聖トーマス教会聖歌隊)。特に中世・ルネッサンス
と現代音楽を得意としており、すでに様々な現代音楽作曲家が彼らのために作
曲しています。ものすごいクラシック唱法ではなく、自声を取り入れた唱法が
独特です。 


<OEHMS CLASSICS>
OC-333  \1050
「シューベルトとウェーベルンヘのディアローグ」
シューベルト:
弦楽四重奏曲第12番、5つのドイツ舞曲D.90
6つのドイツ舞曲D.820(ウェーベルン編曲版)
弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」(マーラー編曲版)
ウェーベルン:弦楽四重奏のための緩徐楽章、
弦楽四重奏のための5つの楽章
アヒム・フィードラー(指揮) 
ルツェルン祝祭弦楽合奏団
「バッハとオネゲルへのディアローグ(OC301)」に続く2枚目のアルバムは、
「シューベルトとウェーベルン」となります。ウェーベルンは、バッハなどの
曲を自分流に編曲していますが、シューベルトの作品も編曲を行っています。
ここでは弦楽四重奏のための曲が多いが、弦楽合奏版で演奏されています。

OC-327  \1050
ハイドン:
ヴァイオリン協奏曲 ト長調Hob.VII-4、ピアノ協奏曲 ニ長調Hob.XVIII-11
ヴァイオリンとピアノのための二重協奏曲 ヘ長調 Hob.XVIII-6
カルメン・ピアッツィーニ(p)
ミハイル・ガントヴァルク(Vn&指揮) 
サンクト・ペテルブルク・ソロイスツ
最近は、バロックからハイドンの音楽は、モダン楽器で演奏されることが少な
くなってきた。ここでは、レニングラード音楽院で学んだ、バシバシのモダン
楽器軍団でこてこての演奏が楽しめます。(古楽器になじめない方は安心?)
また以前「ハイドン/ピアノ・ソナタ全集(OC-245)」を録音したピアツィーニ
も参加しています。ここに録音された二重協奏曲はもともと「オルガン(また
はチェンバロ)とヴァイオリンのための協奏曲」で、ほとんど演奏されない作
品です。

OC-328  \1050
フランツ・ラハナー:
ハイネの詩による歌曲集「Sangerfahrt」 op33
ルーファス・ミュラー(T)   クリストフ・ハンマー(Fp)
ラハナーはシューベルトと親交を持ち、シューベルトが長生きしていたらこん
な音楽を書いただろうと思われる作曲家なのである。あるレーベルから弦楽四
重奏曲集が出ているが、堅実な構成の中に叙情性が浮かび上がる、まさにシュ
ーベルトの後継者の音楽としてもっと聞かれていい音楽だ。
ここで歌っているルーファス・ミュラーは、イギリス生まれで、オックスフォ
ード・ニューカレッジ合唱団出身、A・ルーリーのコンソート・オブ・ミュー
ジックのメンバーや、様々な古楽器アンサンブルと共演してきた。数年前から
ニューヨーク&カナダに移り住み研究に没頭した。その結果、ニューヨークで
の国際声楽コンクール・オラトリオ部門で優勝。最近では、ガーディナーが最
も信頼を寄せるテノール歌手である。最近の彼の歌詞の読解力はものすごいら
しく、ここでもそれが聞けるのが楽しみです。なお、伴奏はミュンヘンを中心
として活躍している鬼才研究家&指揮者&鍵盤楽器奏者であるC・ハンマーの
フォルテピアノによります。


★下記のご案内は、2003年夏の新譜情報ですが、ご案内が漏れていま したので
お送りいたします。既に商品は発売済みです。

<ARTE NOVA>
74321-98338-2  2枚組  \1300
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」(全曲)
ベルトラン・ド・ビリー(指揮)
ウィーン放送交響楽団
Don Giovanni / Kwangchul Youn,  Donna Anna / Regina Schorg,
Donna Elvira / Heidi Brunner,  Don Ottavio / Jeffrey Francis,
Leporello / Maurizio Muraro,  Zerlina / Birgid Steinberger
Masetto / Reinhard Mayr,  Komtur / Reinhard Hagen
大好評のド・ビリーの「モーツァルト・オペラ」! 今回の3弾目の録音は、
「ドン・ジョヴァンニ」となります。ウィーン国立歌劇場&フォルクス・オー
パを中心に活躍する、若手歌手を起用しながら、新鮮かつ斬新な演出でお贈り
するモーツァルト。(前回のフィガロでは、部分的に違った版を使用していた。
レチタティーヴォでは、チェロとフォルテピアノによる通奏低音。)今回も見
逃せないアルバムですね。

74321-95157-2  \650
ウェーバー:
ピアノ・ソナタ第2&3番、
舞踏への勧誘Op65
マリアクララ・モネッティ(p)
ASVレーベルで「パイジェルロ/ピアノ協奏曲集」や「ダルラピコラ/ピアノ作品
集」で話題となった、マリアクララ・モネッティの最新録音。ウェーバーのピ
アノ作品は数多くあれど、そのほとんどはあまり演奏されず録音も少ない。
(昔のロシアの巨匠たちは、好んで演奏していたが・・・)。意外と探してい
るユーザーも多いようです。(楽譜は多数、発刊されているようですが・・)。
でも彼のピアノ作品って美しいのが多いのも事実。

74321-96227-2  \650
ロゼッティ:ハープ・ソナタ集
シャルロッテ・バルツェライト(Hp)
モーツァルトとほぼ同時期に活躍したロゼッティの作品集Vol.3。交響曲集、
ホルン協奏曲集、今回はハープの作品集となっています。もちろんほとんど演
奏・録音されていない作品集でもあります。(一部の作品が、「ハープ・リサイタ
ル」と題されたCDには収録されてはいますが)これだけを扱ったものはほとんど
無いようです。バルツェライト(Charlotte Balzereitは、2001年9月からウィ
ーン・フィル(国立歌劇場管弦楽団)のメンバーとなった、23才のミュンヘン出
身のハープ奏者。彼女は、1996年、ラインル財団ハープ・コンクールで優勝し
ている。


<ARS MUSICI>
AM-1359-2  2枚組  \2800
ヘンデル:「メサイア」(全曲)
シーリ・キャロライン・トルンヒル(Sp)、マルティン・ヴェルフェル(C-T)
ヤン・コボウ(T)、カイ・シュティーファーマン(Bs)
 ハノーヴァー少年合唱団
イェルク・ブライディング(指揮) ラルコ・バロック・オーケストラ
録音も無数にある「メサイア」ですが、当時のように古楽器と少年合唱団を起用
したのは、ホグウッド盤ぐらいしかないのが意外でしたね。ホグウッドは、英国
国教会様式でアルト合唱パートはカウンター・テナーでしたが、ここでは大陸系
教会様式に準じボーイ・アルトの合唱によります。この録音ではハノーヴァー
少年合唱団(テノール&バス・パートは、大人ですね)は、全員出動って言う
感じで、なんと80人もの大合唱となっています。オーケストラは20人程度。も
ちろんソロ歌手たちは、ヨーロッパ古楽のスペシャリストによります。イェル
ク・ブライディングは、1972年生まれの若手指揮者で、主に合唱作品を得意と
しており、今まで長年ハノーヴァー少年合唱団の監督を務めてきたハインツ・
ヘニッヒの引退に伴い、彼がこの合唱団の指揮者を務めることとなりました。

AM-1337-2  2枚組 \1980
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 op70-2、
ETA・ホフマン:ピアノ三重奏曲
トリオ・ジャン・パウル
(語り:ペーター・ヘルトリンク)
音楽と文学の豊かな関係を語るとき、19世紀のロマン派におけるベートーヴェ
ンの存在は無視出来ない。文学者も多く関心を寄せた。多彩な芸術的才能を発
揮したE.T.A.ホフマンは、ベートーヴェンの音楽に触発され、小説に反映させ
ている。また自分でも作曲をした。そのベートーヴェンとホフマンのピアノ三
重奏曲と、彼の詩の朗読も収録したアルバムです。トリオ・ジャン・パウルは
ヨーロッパで最も卓越した三重奏団であり、レコード芸術3月号293ページで、
ドイツの評論家ペーター・コッセ氏が1ページ使って絶賛しています。

AM-1360-2  \1400
フランス近代合唱作品集
W・トール(指揮) カメラータ・ヴォーカル・フライブルク
マルタン:「無伴奏二重合唱のためのミサ曲」、
デュリュフレ:「グレゴリオ聖歌の主題による4つのモテット」、
プーランク:「コロマドゥールの黒衣の聖母への連?」、
フォーレ:「ラシーヌ讃歌」「サルヴェ・レジナ」「アヴェ・マリア」
以前別レーベルから発売されていたもの(品番:AMBITUS,amb97805)の、当レー
ベルからの再発売となります。合唱ファンにはたまらない貴重な名演奏の作品
集のようです。

AM-1347-2  \1400
マーラー:「最後の7つの歌」「子供の魔法の角笛」
トーマス・E・バウアー(Br)  U・ヒールシャー(p)
バウアーは、レーゲンスブルク大聖堂聖歌隊出身。ミュンヘンで声楽を学び、
様々なコンクールで優勝している。ヘレヴェッヘ、HM=シュナイト、HK・グル
ーバーなどと共演。またベルリン・フィル、ミュンヘン・フィル、などとも共演
し、絶賛を浴びている。彼の得意としているのはロマン派のリートで、今まで
シューマン&シューベルトなどを録音してきているが、今回はマーラーを録音
です。

AM-1338-2  \1400
4手によるオルガン作品集(マドリッド・アルムデナ・聖マリア大聖堂オルガン)
B=マリア・ヴァインベルガー & ゲルハルト・ヴァインベルガー(Org)
J.C.バッハ:デュエットOp18-5&6、
R.Ferrenac:ソナタ ト長調、
ベートーヴェン:アダージョWoO 33/1、
R.Cundick:オルガン・デュオのための3つの小品、
N.Hakim:ラプソディー、
P.Wittrich/ダンシング・コラール
珍しい4手のためのオルガン作品集。古典派と現代音楽の作品を収録しました。
ここで使われたオルガンは、ヨーロッパの伝統的なオルガン建造のインスピレ
ーションを受けて、ジェラール・グレンジングが新しく作製したものです。こ
のオルガンの成果は、彼が30年以上も様々なオルガンの修復を手がけたものに
よります。なお、このオルガンとほぼ同じオルガンは、新潟市民芸術文化会館
 <http://www.ryutopia.or.jp/sisetu/index.html> に設置されています。
演奏者のヴァインベルガー兄弟は、ミュンヘンでオルガンを学んだ。2人とも
オルガン奏法の研究家でもあり、多数の著書も出版しています。

AM-1358-2  \1400
ゲオルク・ベーム:オルガン作品集 Vol.2
ヨーゼフ・スルイス(Uithuizen, Jacobikerk, シュニットガー・オルガン1700
年製)
バッハが聖ミヒャエル教会の聖歌隊員として歌うかたわら彼はオルガンの勉強
を始め、楽器への理解を深めてゆく。そのために貴重なのは、当時もっとも高
名なオルガニスト、ゲオルク・ベームの存在であった。G・ベームのVol.1
(AM-1321-2)に続く第2集となります。今回は、オランダの当時の優秀なオルガ
ン製作者シュニットガーが、1700年に作製したものです。何回か改造が行われ
ていたが、2001年に当時の形に修復され、当時の音を再現できる形になりまし
た。<http://home.wanadoo.nl/pjtenkate/Uithuizen.htm>  
ヨーゼフ・スルイスは、1936年ベルギー生まれのベテラン・オルガニスト。
ブリュッセル音楽院教授を務め、特にバロック・オルガンのスペシャリストと
して有名です。

AM-1341-2  \1400
「18世紀南西ドイツ・ベネディクト派教会での祝典のための作品集」
ライトムンド・フーグ(指揮) 
フライブルク大聖堂聖歌隊、フライブルク・フィル
Alphons Albertin,  Roman Hofstetter,  Ildefons Haas, 
Remigius Kleesater,  Philipp Jacob Weigel,  August Violand の作品集
当時フライブルクからバーゼルで活躍した、あまり知られていない当時の作曲
家の作品。特にこの周辺では、ベネディクト派の修道院が多く建てられた、彼
ら独自の典礼用音楽が作曲されていた。ここでは、フライブルク大聖堂聖歌隊
(少年合唱団)によって歌われます。(器楽は、古楽器ではなく、モダン楽器
を使用)


<RCA RED SEAL US>
09026-68542-2  \1980
ジェリー・ハドレイ、ウィーンのオペレッタを歌う
「Jerry Hadley / The World is Beautiful」
ジェリー・ハドレイ(T)
ミュンヘン放送管弦楽団
オペレッタ、オペラからポピュラーまで幅広いレパートリーを持つJ・ハドレイ
の最新録音。ウィーンのオペレッタ(カールマン、シュトルツ、ツェーラー、
J・シュトラウス、レハール、コルンゴールド、ミレッカー)の名アリアを歌い
ます。


<OEHMS CLASSICS>
OC-310  \1050
レハール:喜歌劇「ジュディッタ」(ハイライト)
ルドルフ・ビーブル(指揮)メルビッシュ祝祭管弦楽団
ウィーン近郊で毎年行われるメルビッシュ湖上音楽祭
<http://www.seefestspiele-moerbisch.at/> 。その今年2003年に行われる演
目「ジュディッタ」のハイライト盤となります。音楽祭で行われる同じ歌手たち
によってスタジオ録音されたものです。(ハイライトといっても、せりふ部分
がおおいので、このハイライト盤1枚でほとんどの音楽部分は収録されており
ます)なお、この音楽祭は日本では超人気で、GW中も昨年のライヴはNHK-BSで
放映され、また日本からのこの音楽祭へのツァーは売り切れだそうです。


<ドイツ・ハルモニア・ムンディ>
82876-52621-2  \1150
ヘンデル:水上の音楽、王宮の花火の音楽
コレギウム・アウレウム
コレギウム・アウレウムの、ヘンデルの名盤の1枚が、バジェット・プライスで
再発売
 
<NAXOS>  各1枚 \850
8.504032J  ※特別価格 \2100
(4枚組ボックス・セット、日本語解説書付き、限定盤)
<M.-A.シャルパンティエ名曲集・没後300年企画:エルヴェ・ニケの芸術>
[8.553173]
死者のための4声のミサ曲H.7/聖母マリアへの連祷H.89、他(ラテン語歌詞
・仏語対訳付き) 
[8.553174]
聖母マリアの夕べの祈り(ラテン語歌詞・英語対訳付き(アンティフォナを除
く)) 
[8.553175]
テ・デウムH.147/ミサ曲H.1/ザカリアのカンティクムH.345:主なる神はほ
むべきかな(ラテン語歌詞・英語対訳付き) 
[8.554453]
聖母マリアのためのモテット集<聖母マリアの4つのアンティフォナ/ベルナ
ール神父の聖母マリアへの祈りH.367/聖母マリアへの連祷H.83/マニフィカ
トH.76/祝福されし聖母マリアのすべての祝日のためのモテットH.333/聖母
マリアのモテットH.390/復活祭の楽しい歌H.339>(ラテン語歌詞・英語対訳
付き)(解説:関根敏子)
演奏/エルヴェ・ニケ(音楽監督・指揮)コンセール・スピリテュエル
クリスティ&レザール・フロリサンと並び、フランスのルネサンス-バロック
作品の演奏では群を抜いていると言われるニケ&コンセール・スピリテュエル。
彼らがもっとも得意とし、これまでのリリースで多くのファンと批評家をうな
らせてきたM.-A.シャルパンティエの作品がボックス・セットになって登場し
ます。しかもフランス・バロック音楽研究の第一人者である関根敏子さん執筆
の日本語解説書付きですから、作品の普及にも一助。M.-A.シャルパンティエ
没後300年を迎える2004年に限定版でリリース!

8.555309
モンテヴェルディ(1567-1643):<マドリガーレ集第3巻>
若々しい木は/ああ、苦痛は何と大きいことか/柔らかい草と白い花の上で/愛
しい人よ/私の心を引き裂いて下さい/おおナイチンゲール/激しい情熱が心を
死に追いやるならば/ 去れ、むごき者よ、安らぎにより/そこで血にまみれ/
彼女が正気づいて/おお春よ/何と不実な顔よ/もし私が愛さなくなったら/かつ
ては私の命であった瞳よ/苦悩の日々を生きよう/愛する人の遺骸はどこへ/あ
なたのもとへ行くだろう/美しき瞳よ/安心しておくれ/ 死の影におおわれて彼
は言った(イタリア語歌詞、英語対訳付き)   
<Vol.1: 8.555307 / Vol.2 : 8.555308>
歌・演奏/マルコ・ロンギーニ(指揮)デリティエ・ムジケ
シリーズ第3弾は1592年に出版された第3巻を収録。男声による歌唱で中世の
雰囲気を感じさせるこのディスクは、マドリガーレ集の中でも比較的マイナー
なこの巻に、新しい光を与えています。24bit/96kHzの録音で。

8.555721
<タンゴ・アルゼンチーノ>
ブラスケス:凧あげの夢 
モスカルディーニ:混乱のミロンガ/ティリンゴたちのために 
ピアソラ:
ザ・ラスト・ウーマン/リベルタンゴ/アディオス・ノニーノ/ブエノスアイ
レス午前零時/ハシント・チクラーナ/勝利 
ガルデル:想いのとどく日/君帰りし夜 
モレス:ミリタリー・タップ 
フリアン・プラサ:メランコリコ/ノスタルヒコ 
トロイロ:南 
コセンティーノ:レコレータ 
ローレンス:わが愛のミロンガ 
ビターレ:71ミロンガ
演奏/ビクトル・ビリャダンゴス(ギター)
ピアソラを軸として、アルゼンチン・タンゴの名曲をギターで演奏する一枚。
クラシック・ギターでの本格的なタンゴ演奏は珍しく、ギター愛好家やアマ
チュア・ギタリストが未知の曲を探すのには最適でしょう。

8.555855
セヴラック(1872-1921):<ピアノ作品集>
セルダーニャ組曲/組曲「ラングドックにて」
演奏/ホルディ・マソ(ピアノ)
近年は日本でも協会が結成されるなど、人気が出てきたフランス近代の作曲家。
田園的な風景画を思わせる作品が多く、ファリャなどを得意とするマソの演奏
で、詩情あふれる音楽が展開されていきます。

8.555954
<フランス・フルート名曲集>
ドンジョン:オッフェルトリウム 
ジュナン:ヴェニスの謝肉祭 
ゴダール:
3つの小品の組曲-第1番「アレグレット」/同-第2番「牧歌」/マベルへの
セレナード/伝説的牧歌 
ゴベール:
ギリシア風ディヴェルティメント(2つのフルートとハープのための) 
ベルリオーズ:
オラトリオ「キリストの幼時」-若いイスラエル人たちによる2つのフルートと
ハープのトリオ 
グノー:小交響曲
演奏/マルク・グローウェルス(フルート)、
ユリス・ワーテルロー(指揮)ワーテルロー室内管弦楽団、
クラウディ・アリマニー(フルート)、アニー・ラヴォワジェ(ハープ)
ベルギーのフルート奏者グローウェルスは、かつて自らのレーベルを持ち、現
在はナクソスの中心的なアーティストに。19世紀-20世紀にかけてのフランス
音楽はフルート作品の宝庫で、彼の明るい音色にピッタリです。

8.555976
<フルートと管弦楽のためのオペラティック・ファンタジー>
フォブス:モーツァルトの「魔笛」による幻想曲 
グレトリ:フルート協奏曲ハ長調 
ショパン:ロッシーニの「シンデレラ」の主題による変奏曲 
ボルン:ビゼーの「カルメン」による華麗なる幻想曲 
ロッシーニ:6つの四重奏のソナタ第4番 
グルック:歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」-精霊の踊り
演奏/マルク・グローウェルス(フルート)、
ジョルジュ・デュモルティエ(指揮)ワロニー王立室内管弦楽団
同時発売の8.555954と並び、グローウェルスの明るい音色とテクニックでヴィ
ルトゥオーゾ作品を堪能する一枚。フルート学習者のお手本にも最適です。
以前カメタータ・トウキョウから発売されていた音源と同一です。

8.555996
イザイ(1858-1931):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op.27(全6曲)
演奏/イリヤ・カーラー(ヴァイオリン)
パガニーニ、ショスタコーヴィチ、ブラームスなど、ナクソスで冴えわたった
テクニックを聴かせるカーラー。ティボーやシゲティ、クライスラーらに献呈
されたソナタ集をしっかり、みっちりと聴かせてくれる演奏です。

8.557017
<ノルウェーのクラシック名曲集>
グリーグ:
「ペール・ギュント」第1組曲-朝/同-山の魔王の宮殿にて/4つのノルウェ
ー舞曲-第2番/2つの悲しい旋律-最後の春 
シンディング:6つの小品-第3番「春のささやき」 
バッケル・グロンダール:幻想的小品集-夏の歌 
スヴェンセン:ドヴレの結婚式/ノルウェー芸術家の謝肉祭 
ハンセン:ヴァルドレス行進曲 
ハルヴォルセン:ボヤール(ルーマニアの貴族)の入場行進曲 
オルセン:葬送行進曲 
ノルドローク:
劇音楽「メアリー・スチュアート」(ハルヴォルセン編曲)-パーパス/同-
ヴァルス・カプリス 
イスランスモーン:フォレスト・クリアリング 
エッゲン:「小さなシェルスティ」組曲-フィドル弾きビョルグルヴ 
スヴェンセン:祝典ポロネーズ
演奏/ビャルテ・エングスト(指揮)アイスランド交響楽団
グリーグだけがノルウェーじゃない!と思っている北欧音楽ファンも多いはず。
オーケストラによるこの名曲集は、入門にも一望にも最適な選曲の一枚。
アシュケナージとの共演で注目されたアイスランド響の演奏も見事です。

8.557048
<サロン・オーケストラ名曲集第3集>
フチーク:フィレンツェ行進曲Op.214 
ゴダール:歌劇「ジョスラン」-子守歌 
オスカー・シュトラウス:
オペレッタ「ワルツの夢」-Leise, ganz leise klingt's durch den Raum  
スッペ:悪魔の行進曲 
ホイベルガー:オペレッタ「オペラ舞踏会」-間奏曲「別室へ行きましょう」 
エルガー:愛のあいさつ/2つの小品-夕べの歌/同-朝の歌 
カールマン:オペレッタ「チャールダーシュ侯爵夫人」-ポップーリ 
ドヴォルザーク:ユモレスク 
ヨゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ「とんぼ」 
コムツァークII世:嵐のギャロップ 
クライスラー:愛の喜び/愛の悲しみ 
マスネ:歌劇「タイス」-瞑想曲
演奏/ゲオルク・フーバー(指揮)ザロンオーケスター・シュバーネン
<Vol.1:8.554756 / Vol.2: 8.555344>
20世紀前半に流行したサロン・オーケストラによる編曲・演奏シリーズ第3弾。
アコーディオンも加えた10人のメンバーによる演奏で、単なるBGMではなく、
これもまた20世紀音楽史をひも解く重要なカギなのです。

8.557056
ブラームス(1833-1897):<4手のためのピアノ作品全集第10集>
弦楽四重奏曲第1番(連弾版)/弦楽四重奏曲第2番(連弾版)
演奏/ジルケ=トーラ・マティース(ピアノ)、
クリスティアン・ケーン(ピアノ)
交響曲や協奏曲を経て、「こんな曲まで4手版があったのか」と驚くほどにな
ってきたシリーズの最新リリース。今回はほとんど、オリジナルの連弾作品に
聞こえてしまうほどであり、まったく新しい魅力を得ています。

8.557146
ブリス(1891-1975):
ピアノ協奏曲/ピアノ・ソナタ/2台のピアノと管弦楽のための協奏曲
演奏/ピーター・ドノホー(ピアノ)、マーティン・ラスコー(ピアノ)、
デーヴィッド・ロイド=ジョーンズ(指揮)
ロイヤル・スコティッシュ管弦楽団
20世紀イギリス音楽史にあって、ストラヴィンスキー的な作風で独特の位置を
築いたブリス。第2次世界大戦直前にニューヨークで初演されたピアノ協奏曲
は、プロコフィエフなど同等に評価されてもよい作品だと言えます。

8.557184
ラインベルガー(1839-1901):<オルガン作品全集第5集>
オルガン・ソナタ第12番/7つのトリオ/オルガン・ソナタ第13番 
<Vol.1: 8.554212 / Vol.2: 8.554213/ Vol.3: 8.554549/ Vol.4: 8.554809>
演奏/ヴォルフガング・リュプザム(オルガン……フルダ大聖堂のオルガン使用)
19世紀終盤に作曲された2つのソナタは、ロマン派交響曲のオルガン版といっ
た味わいがあり、ラインベルガーの存在をクラシック音楽ファンに広く知らし
める作品としておすすめ。「7つのトリオ」は第4集(8.554809)とセットで。

8.557368
オルボーン(1925-1991):
交響的舞曲集/合奏協奏曲(弦楽四重奏と管弦楽のための)/3つのシンフォ
ニック・ヴァージョン
演奏/マキシミアーノ・バルデス(指揮)
アストゥリアス交響楽団、
アレクサンドル・ヴァシリエフ(ヴァイオリン)、
エクトール・コルプス・アギラール(ヴァイオリン)、
オレグ・レフ(ヴィオラ)、
ウラディーミル・アターピン(チェロ)
アストゥリアス地方に生まれキューバ、そしてニューヨークに移住して活躍し
た作曲家の、代表的な管弦楽曲集。初めて聴いたとは思えないほど親しみやす
く、色彩的なオーケストレーションとスペイン/南米風味も満点です。

8.559093
スーザ(1854-1932):<吹奏楽曲作品集第4集>
行進曲「聖なる殿堂の貴族たち」/行進曲「建国150周年祝祭博覧会」/組曲
「ある旅人の物語」/行進曲「国旗に捧げし騎兵隊」/行進曲「由緒ある名誉
砲兵中隊」/ワルツ「ミシガンの学生たち」/パナマの開拓者/行進曲「ヤン
キー海軍の栄光」/オペレッタ「選ばれた花嫁」よりセレクション/行進曲
「飛行士」/行進曲「星条旗よ永遠なれ」 
<Vol.1: 8.559058 / Vol.2: 8.559059/ Vol.3: 8.559092>
演奏/キース・ブライオン(指揮)王立砲兵隊バンド 
作品集第4弾は、やはり代表曲「星条旗よ永遠なれ」をはじめとする行進曲が
中心。しかし「選ばれた花嫁」や「ミシガンの学生たち」で聴かせるメロディ
・メイカーとしての才能は、国民的作曲家という地位が納得できるものです。

8.559100
バーンスタイン(1918-1990):
交響曲第1番「エレミア」/祝祭ゲーム「管弦楽のための協奏曲」
演奏/ジェイムズ・ジャッド(指揮)
ニュージーランド交響楽団、
ヘレン・メドリン(メゾ・ソプラノ)、
ネイサン・ガン(バリトン) (トラック3のみ原語歌詞、英語対訳付き)
指揮者の才能を花開かせる以前、作曲家バーンスタインの出世作である「エレ
ミア」はユダヤ色の強いインパクト大の作品。「管弦楽のための協奏曲」は晩
年の、多才さを形にしたような曲。ジャッドが作曲者指揮の録音に対抗します。



<NAXOS OPERA>
8.660111  \1050
プッチーニ(1858-1924):
歌劇「ジャンニ・スキッキ」(英語あらすじ、リブレット付き)
歌・演奏/アルベルト・リナルディ(バリトン)、
タチャーナ・リズニク(ソプラノ)、
メーベル・ペレルステイン(コントラルト)、
ステファノ・セッコ(テノール)、
ヘラルド・ロペス(テノール)、
サラ・ガッリ(ソプラノ)、
アレクサンダー・ラハバリ(指揮)
マラガ・フィルハーモニー管弦楽団、他
名アリア「私のお父さん」ばかりが有名になってしまいましたが、わくわくす
る劇場の雰囲気をそのまま音楽化したような1幕もののオペラ。CD1枚で全曲
が聴け、マニアックな人気を得ているラハバリのタクトにも注目です。



<NAXOS HISTORICAL>  各1枚 \850
8.110256-57(2枚組)
プッチーニ(1858-1924):歌劇「トスカ」
(録音:1953年8月10日-14日・16日・18-21日、ミラノ・スカラ座)
歌・演奏/マリア・カラス(ソプラノ)、
ジュゼッペ・ディ・ステーファノ(テノール)、
ティート・ゴッビ(バリトン)、
フランコ・カラブレーゼ(バス)、
アンジェロ・メルクリアーリ(バリトン)、
メルキオーレ・ルイゼ(テノール)、
ヴィクトル・デ・サーバタ(指揮)ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団、他
マーク・オバート=ソーン復刻。あの、カラスの名唱・名盤がナクソスに登場
するとなれば、やはり復刻の状況が気になるというもの。オバート=ソーンは
オリジナルLP(EMI)を親として、初発売当時の素晴らしいLPの音を再現。カ
ラスのドラマティックな歌声はもちろん、ディ・ステーファノやゴッビら名歌
手の声を伝える2枚組です。

8.110259-60(2枚組)
ベルリーニ(1801-1835):歌劇「清教徒」
(録音:1953年3月24、26、27、29-31日、4月1日、3日、ミラノ、聖エウフェ
ーミア大聖堂)
歌・演奏/マリア・カラス(ソプラノ)、
ジュゼッペ・ディ・ステーファノ(テノール)、
ローランド・パネライ(バリトン)、
ニコラ・ロッシ=レメーニ(バス)、
アンジェロ・メルクリアーリ(テノール)、
カルロ・フォルティ(バス)、
アウローラ・カッテラーニ(ソプラノ)、
トゥリオ・セラフィン(指揮)
ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団(合唱指揮: ヴィットーレ・ヴェネツィ
アーニ)
マーク・オバート=ソーン復刻。「トスカ」同様に、カラスほか名歌手たちの
歌を録音当時の状態で聴き手へと伝えるため、劣化したマスターテープではな
く、状態のいいオリジナルLPレコード(8セット分)より復刻。EMIから何度
もリリースされている名演・名盤ですが、まったく違った生々しいサウンドで
カラス・ファンの皆様を魅了します。

8.110264
<ザ・ジーリ・エディション第3集>
マイアベーア:おお、パラダイス 
カタラーニ:5月のある日に 
グノー:憧れの天使よ/ああ、もう逃げないで 
サン=サーンス:「白鳥」(歌曲版) 
フロトウ:ライオネルのアリア「うるわしい君の姿はまぶたを去らない」 
ブッツィ=ペッチア:スペインのセレナード/哀れなプルチネッラ 
デンツァ:フニクリ・フニクラ 
E.デ・クルティス:見張り番/マリアを想って/さようなら、マリア 
カルネヴァリ:おいで、私と恋をしよう 
タリアフェリ:ナポリのマンドリン 
ドニゼッティ:
見れば見るほど、何とまぁ美しくて/我が祖先の墓よ/我が祖先の墓よ
(78rpmでの未発売録音テイク)/お前は昇天の翼を広げた 
デ・クレッシェンゾ:女性を見る時 
ディ・カプア:マリア・マリ(録音:1923-1925年、カムデン、ニューヨーク)
歌・演奏/ベニアミーノ・ジーリ(テノール)、
ルクレシア・ボリ(ソプラノ)、
ロザリオ・ブールドン(指揮)、
ナサニエル・シルクレット(指揮)、他  
<Vol.1: 8.110262 / Vol.2: 8.110263>
マーク・オバート=ソーン復刻。VictorおよびHMVからリリースされた音源を集
めていますが、ドニゼッティの「我が祖先の墓よ」はSP期に未発売。ノイズを
排したいつもながらの丁寧な復刻で、多レーベルを引き離すシリーズです。

8.110678
<ヴェルテ・ミニョン・ピアノ・ロール・シリーズ第2集>
ショパン:練習曲第5番「黒鍵」(トスタ・ディ・ベニーチ、録音:1912年) 
メンデルスゾーン:
ロンド・カプリッチョーソ(ヨーゼフ・ホフマン、録音年月日不詳) 
ショパン:
夜想曲第5番(カミーユ・サン=サーンス、録音:1905年12月13日)/スケル
ツォ第2番(ファニー・ブルームフィールド・ツァイスラー、録音:1908年8月
6日)/子守歌(ガートルード・ペッパーコーン、録音:1909年) 
モシュコフスキ:ワルツ
(リリアン・ゼッケンドルフ・ポッパー、録音:1915年頃) 
R.シュトラウス:7つのヴェールの踊り
(リヒャルト・シュトラウス、録音:1906年2月16日) 
ウェーバー:華麗なロンド「ざれごと」
(ラオール・プーニョ、録音:1907年3月6日) 
ショパン:ポロネーズ第6番「英雄」
(イグナツ・ヤン・パデレフスキ、録音:1906年2月27日) 
リスト:
「溜め息」(フレデリク・ラモンド、録音:1905年11月27日)/ハンガリー狂
詩曲第2番(H.フェッター教授によるカデンツァ付き)(ヨハンナ・ローア、
録音:1912年) 
グリーグ:蝶々(エドヴァルド・グリーグ、録音:1906年4月17日) 
<Vol.1: 8.110677>
演奏/各曲の( )内をご参照ください。
リチャード・シモントンJr.復刻。名ピアニストや作曲家たちがピアノ・ロー
ルに残した演奏を、復刻スタインウェイ=ヴェルテ製ピアノで再生・録音した
シリーズ第2弾(録音は2000年8月)。SP復刻では得られないニュアンスやダ
イナミックスがわかるのは大きなメリットで、R・シュトラウス自作自演の
「7つのヴェールの踊り」他、貴重な音源ぞろいです。

8.110760
<アルトゥール・シュナーベル(p) - ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ
作品集第6集>
ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ録音協会全集 第6集:
ピアノ・ソナタ 第17番-「テンペスト」
(録音:1934年4月27日・28日、ロンドン)
ピアノ・ソナタ第18番(録音:1932年5月25日、ロンドン)
ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」
(録音:1934年4月25日、5月7日、ロンドン)
演奏/アルトゥール・シュナーベル(ピアノ)
マーク・オバート=ソーン復刻。「ベートーヴェン・ソナタ協会」による世界
初の全集録音シリーズ第6弾で、英HMVプレスのディスクからの復刻。ライヴ
感のある元の録音を、そのままの味わいで再現した音が好評です。



<MARCO POLO>
8.224214  \1980
ホルテン(1948- ):
天国と地獄の結婚(ウィリアム・ブレイクによる6つの詩)/最初の雪/やら
ざるを得ない時/雨とラッシュと薔薇の木/24の独唱のためのイン・ノミネ
演奏/ボー・ホルテン(指揮)BBCシンガーズ、
キャサリン・ボット(ソプラノ)
声楽作品を中心として神秘的なロマンを放つ曲を発表し続けているデンマーク
の作曲家が、BBCシンガーズなどのために書いた曲を集成。イギリスの伝統芸
ともいえる「イン・ノミネ」をはじめ、北ヨーロッパの抒情を思わせる雰囲気
が魅力です。

8.225120  \1980
マルケーヴィチ(1912-1983):<管弦楽作品全集第7集>
J.S.バッハ(管弦楽編曲:マルケーヴィチ):音楽の捧げもの 
<Vol.1 : 8.223653/ Vol.2 : 8.223666/ Vol.3 : 8.223724/ Vol.4 :8.223882
 / Vol.5 :8.225054 / Vol.6 :8.225076 >
演奏/クリストファー・リンドン・ギー(指揮)
アルンヘム・フィルハーモニー管弦楽団、
レミ・ボーデ(ヴァイオリン)、ハンス・ファン・ルーネン(フルート)、
ディルク・リュイメス(チェンバロ)、ジェローン・ロイリンク(チェロ)
名指揮者マルケーヴィチの作品シリーズ第7弾は、1949年-50年に手掛けた「音
楽の捧げもの」のオーケストラ版。「リチェルカーレ」は弦楽の豊かな響きを
基調に、「主題と変奏」の合奏協奏曲的なアプローチで対比を図っています。



<DVD-A : MARCO POLO>
5.220501  \1980
コルンゴルト(1897-1957):
映画音楽「ロビン・フッドの冒険」(ジョン・モーガンによる復元スコア)
演奏/ウィリアム・T・ストロンバーグ(指揮)モスクワ交響楽団
録音・ミックス:5.1サラウンド・サウンド、48kHz、24bit 
音声方式:5.1ドルビー・デジタル・サラウンド・サウンド、
5.1DTSサラウンド・サウンド 
映像:イメージ画(静止画)、
フォト・ギャラリー[尊敬される作曲家ジェローム・カーンよりアカデミー
賞を受け取るコルンゴルト、ワーナー・ブラザーズ管弦楽団を指揮するコル
ンゴルト(丸太の上のロビンとリトル・ジョン&バンケット・シーン)、
サウンド・ステージにて(実際のスコアリング・セッションの合間の休憩、
指揮台のコルンゴルトと右側に座っている彼の両親)、ジョン・モーガンと
ウィリアム・T・ストロンバーグ] 
DVDオーディオ・プレーヤー及びDVDビデオ・プレーヤーでご覧いただけます。
8.225268(CD)の音源をDVD-A化。さらに貴重な写真を多数収録していますの
で、コルンゴルト・ファンおよび映画ファン、映画音楽ファンにおすすめ。
色彩的なオーケストレーションは、オ−ディオ的にも最高のサンプルです。



<CPO>
777012-2  \1980
シャーウッド(1929- ):
交響曲第1番/ピアノ協奏曲/シンフォニエッタ
演奏/ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト(指揮)
バイエルン州立青少年オーケストラ、マーシャ・ディミトリエワ(ピアノ)
将来を期待されながらキャリアを捨て、世界各国を放浪していたシャーウッド。
作品はコープランドやアイヴズなどを彷彿とさせる部分が多く、交響曲第1番
は、ミトロプーロスがニューヨーク・フィル時代に指揮した佳曲です。

999713-2  \1980
ヴィラ=ロボス(1887-1959):交響曲第7番/シンフォニエッタ第1番
演奏/カール・セント=クレア(指揮)
SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
1945年に作曲された交響曲第7番、そして1916年にモーツァルトを意識して作
曲されたという、シンフォニエッタ第1番のカップリング。既発売作品は音楽
史各誌でも好評をいただき、交響曲の全貌が明らかになりつつあります。

999825-2(2枚組) \3960
ソリーヴァ(1791-1853):
歌劇「ジューリオとセスト・ポンペーオ」(カエサルとポンペイウス)
歌・演奏/フランチェスカ・ペダーチ、エリザベッタ・スカーノ、
カルロ・ヴィンチェンツォ・アッレマーノ、パトリシア・スペンス、
カルロ・ボージ、ドナト・ディ・ステファノ、
アンジェロ・カンポーリ(指揮)
スイスーイタリア語放送協会管弦楽団、
スイスーイタリア語放送協会合唱団、
ディエゴ・ファソリス(ピアノ)
ベートーヴェン、そしてロッシーニと同じ時代を生きながら、歴史の中に埋没
してしまったソリーヴァ。近年、オペラ作曲家として再評価されているこの作
曲家が1818年に作曲したこのオペラは、スイスーイタリア語放送協会の肝いり
です。

999880-2  \1400
ラドゥレスク(1942- ):<ピアノ・ソナタ集「ラオ・ツー(老子)」>
ピアノ・ソナタ第2番「ビーイング・アンド・ノン=ビーイング・クリエイト
・イーチ・アザー」/ピアノ・ソナタ第3番「ユー・ウィル・エンドュア・
フォーエヴァー」/ピアノ・ソナタ第4番「ライク・ア・ウェル・・・オール
ダー・ゼン・ゴッド」
演奏/オルトウィン・シュトゥーマー(ピアノ)
題名の通り、老子の言葉(教義)をモチーフにして作曲されたピアノ・ソナタ
・シリーズ。収録された3曲は1990年代の作品で、演奏者のシュトゥーマーが
ラドゥレスクに作曲をすすめて生まれています。

999893-2  \1980
フックス(1847-1927):
ピアノ協奏曲/小管弦楽のためのセレナード第5番(ヨハン・シュトラウスに
敬意を表して)
演奏/アラン・フランシス(指揮)
ルクセンブルグ・フィルハーモニー管弦楽団、
フランツ・フォーラバー(ピアノ)
マーラー、ヴォルフ、シベリウスらの師として知られるフックスの作品は、今
日なかなか聴けません。それだけに19世紀後半の音楽史を探る大きな意味を持
つのがこのディスク。「こうもり」の主題による「セレナード」が聴きもの。

999961-2  \1400
レスレル[ロゼッティ](c.1750-1792):
5つの管楽パルティータ(エッティンゲン・ヴァラーシュタイン宮廷のための
音楽)/パルティータ第8・9・11・14・15番
演奏/コンソルティウム・クラシクム
自らが監督を務めた宮廷管弦楽団が演奏し、その後も受け継がれてきた「管楽
パルティータ」。12人の管楽器アンサンブルによる曲集は、同時代のモーツァ
ルト作品と並んでもっと演奏されるべきレヴェルでしょう。



<BBC/ Opus Arte>
OA0873D(2枚組) \3950
西語字幕付き
ダンス・オブ・エクスタシー
[Disc1]
<ダンス・オブ・エクスタシー(58分)>
世界の伝統的・宗教的儀式から現代的なダンスに至る、トランス状態となる踊
りのドキュメンタリー。ナミビアのサン族、韓国のクッ(巫儀)、ナイジェリ
アのヨルバ族、ニューヨークのシャーマン、ガブリエル・ロス、ブラジルの宗
教カンドンブレ、トルコのイスラム神秘主義修行者たちによる旋回舞踏、モロ
ッコの癒しの儀式ハドゥラ、アメリカのファイヤー・ダンス、オーストラリア
のレインボー・サーペント・フェスティヴァルを紹介。 <儀式(102分)>
4つの伝統的・宗教的儀式のドキュメンタリー(ナミビア、カラハリ砂漠の
「サン族」/ブラジルの宗教「カンドンブレ」/ナイジェリアの「ヨルバ族」
/韓国の「クッ(巫儀)」)とイスラム神秘主義修行者たちの旋回舞踏
 (フィルム制作者であるミシェル・マーラー(オーストラリアの優れたダン
ス・フィルム制作者の一人)とニコール・マ(オーストラリア人プロデューサ
ー)の英語による解説付き/ ミシェル・マーラー(ディレクター、ライター)
ニコール・マ(プロデューサー、ライター))
[Disc2]
<ガブリエル・ロスのエクササイズ「ザ・パワー・ウェーブ」(33分)>
ガブリエル・ロス制作、音楽:ガブリエル・ロス&ザ・ミラーズ。ハイ・エネ
ルギーのダンス哲学にのっとった5Rhythms(TM)(流れ・スタッカート・カオ
ス・リリカル・静けさ)を基に、ニューヨーク在住のシャーマン、ガブリエル
・ロスがトランス状態となる高速ダンスをレクチャー。音楽に合わせ、自由に
ダンスしましょう。<ダンス!(84分)>D-Fuse(映像)。14曲のグローバル
・グルーヴな曲に合わせて、自由にダンスしましょう。日本ではNTT DoCoMo
のTVコマーシャルのジングルをデザインした実績を持つ、イギリスで話題のデ
ザイナー集団D-Fuseによるサイケデリックな映像付き。<2つの隠れたボーナ
ス・ビデオ(17分)>「ニューヨーク・シティ・バレエ・ワークアウト」DVD
のプロデューサー、ワン・ジャイアント・リープ制作による「ハッピー」/ロ
ンドンで活躍中の作曲家兼プロデューサー、ミュージシャンのジェームズ・
アッシャー制作・演奏による「ザンモ・ザンサ」
NTSC(地域コード:All Regions)/画像構成比:16:9(ダンス・オブ・エ
クスタシー、儀式、パワー・ウェーブ)、4:3(ダンス!)/サウンド・フォ
ーマット:ドルビー・ステレオ2.0、ドルビー・デジタル5.1/収録時間:
約290分/片面二層ディスク/西語字幕付き(ダンス・オブ・エクスタシー、
儀式、ザ・パワー・ウェーブ)
BBC / OAから立て続けにリリースされるダンス・パフォーマンス映像。今回は
世界中のさまざまな伝統的舞踊を紹介し、さらにはそのグルーヴや精神を取り
入れて新しいダンスを提案するというプロジェクト。Disc 1ではドキュメンタ
リーを、Disc 2では新しいダンスのプレゼンテーションを。しかも使われてい
る音楽が先鋭的なポップ感覚あふれる曲ばかりで、かなりハイ・レヴェルな内
容だと言えるでしょう。パッケージに付された紹介文には、次のように書いて
あります(要約)。「『ダンス・オブ・エクスタシー』は、リズムを通じてあ
なた独自の世界へといざない、日々のプレッシャーから解き放ち、新たな視野
を広げる手助けとなることでしょう。見るだけ聴くだけではなく、映像・音楽
に合わせ自由に体を動かし、日頃の運動不足を解消すると共に、心に滞ったス
トレスを発散し魂を解き放ちましょう。」
「ダンス・オブ・エクスタシー」ウェブ・サイト(英語) 
http://www.dancesofecstasy.com

OA0892D  \2850
英語・西語字幕付き
モーツァルト(1756-1791):
<フィルム「後宮からの誘拐」 - モーツァルト・イン・トルコ>
(収録:トルコ、イスタンブール、トプカピ宮殿の後宮)
※歌劇「後宮からの誘拐」をフィーチャリング[歌劇の上演/サウンドトラッ
クの録音、歌手のリハーサル、上演作品の収録の全創作過程をドキュメンタリ
ー/歌劇の歴史とこの歌劇を作曲中のモーツァルトの私生活に関しての新たな
見方/この歌劇への私的なアプローチについて、演出家イライジャ・モシンス
キーのインタビュー/歌劇「後宮からの誘拐」よりミュージック・ハイライト
歌・演奏/ポール・グローヴズ、イェルダ・コダーイ、
デジリー・ランカトーレ、リントン・アトキンソン、
ピーター・ローズ、オリヴァー・トビアス、
チャールズ・マッケラス(指揮)スコティッシュ室内管弦楽団、
イライジャ・モシンスキー(演出)、ミック・チャーキ(映像監督)
NTSC方式(地域コード:All regions)、画像構成比:16:9、サウンド・フォ
ーマット:ドルビー・ステレオ2.0/ドルビー・デジタル5.1サラウンド、収録
時間:約88分、片面二層ディスク、英語・西語字幕付き
モーツァルトの生きた18世紀は、東方のエキゾティックな文化が一種の流行と
なっていました。トルコはその中で象徴的に位置づけられていたふしもあり、
トルコの文化や音楽を取り入れた作品も多数。このディスクはオペラ『後宮か
らの誘拐』をサンプルとして、モーツァルトや同時代のヨーロッパ社会とトル
コとの関係を探っていく作品です。これを観た後では『後宮からの誘拐』をは
じめ、作品の印象が大きく変わるはずです。交響曲全集、およびブレンデルと
のピアノ協奏曲集などでモーツァルトのスペシャリストとしての信頼度が高ま
っているマッケラスが、良きパートナーであるスコティッシュ室内管と繰り広
げる見事な演奏にも注目を。
*「ヒルゲガルト・フォン・ビンゲン(OA0875D)」に始まり、BBC/ オーパス
・アルテでは作品の歴史的背景、芸術性などの周辺にもスポットを当て、時代
やサイトをよりリアルに体験できるように、DVDというメディアをフル活用し
た総合芸術作品の制作を目指しています。


<NAXOS JAZZ LEGENDS>
8.120681  \850
ボブ・クロスビーズ・ボブ・キャッツ:
「パレスチナ」オリジナルレコーディングス1937-1940
[March  of  the  Bob  Cats / Stumbling / Who's  Sorry  Now? /
Coquette / Palesteena / You're  Driving  Me  Crazy! / Slow  Mood /
So  Far,  So  Good / Big  Foot  Jump / Five  Point  Blues / Tech 
Triumph /   Call  Me  a  Taxi / I  Hear  You  Talking / Blow,  Blow, 
Thou  Winter  Wind / It  Was  A  Lover  and  His  Lass / Hindustan /
 Do  You  Ever  Think  of  Me? / The  Love  Nest / Washington  and 
Lee  Swing / It's  All  Over  Now / Till  We  Meet  Again]
ディキシーの名シンガーにして自身のバンドを率いるリーダーでもあった、
ボブ・クロスビーの名演集第2弾(第1弾は8.120652で発売中)。第2次世界
大戦の混乱期に、シカゴやニューオリンズを湧かせていた彼らは大きな転機
を迎えます。それがラジオ・ショーへの出演とスウィング・ジャズへの接近。
そんな時代にDeccaへと録音された名演は、テーマ曲とも言える「ボブ・キャ
ッツのマーチ(March  of  the  Bob  Cats)」はじめ、引き締まった演奏ぞ
ろいです。


<NAXOS  NOSTALGIA>
8.120721  \850
ノエル・カワード コンプリート・レコーディング第4集「アイ・ワンダー
・ホワット・ハップンド・トゥ・ヒム」1944-1951 
<Vol.1: 8.120529  / Vol.2: 8.120559/ Vol.3: 8.120623>
[NINA* / LOCH  LOMOND* / THERE  HAVE  BEEN  SONGS  IN  ENGLAND* /
UNCLE  HARRY* / MUSIC  HATH  CHARMS* / I  WONDER  WHAT  HAPPENED 
TO  HIM* / SIGH  NO  MORE / I  WONDER  WHAT  HAPPENED  TO  HIM /
MATELOT / NINA / NEVER  AGAIN / WAIT  A  BIT,  JOE / UNCLE  HARRY
/ THIS  IS  A  CHANGING  WORLD / BRIGHT  WAS  THE  DAY / HIS 
EXCELLENCY  REGRETS / JOSEPHINE / DON'T  MAKE  FUN  OF  THE  FAIR
/ SAIL  AWAY] *は未発売録音
イギリスの才人ノエル・カワードのシリーズも4枚目。ヴォーカル・ファン、
オールド・ポップス・ファン、ジャズ・ファンすべてにおすすめでき、さら
には“英語で歌うシャンソン”という趣も。日本でいえば服部良一や三木鶏
郎などの曲に似た小粋な雰囲気があるという感じでしょうか。
     
<BRILLIANT>
BRL-6515  4枚組  \1950
モンポウ:ピアノ作品全集
フェデリコ・モンポウ
※ENSAYO原盤

BRL-92269  8枚組  \3650
カルッリ:ギター&フィルテピアノ作品全集
レオポルド・サラチーノ
マッシモ・パルンボ

BRL-6514  2枚組  \1000
コダーイ:管弦楽作品集
ハーリ・ヤーノッシュ、ハンガリー詩篇
孔雀の主題の変奏曲、マロシュセーク舞曲、ガランタ舞曲
アダム・フィッシャー
ハンガリー国立交響楽団

BRL-92190  2枚組  \1000
「ロマンティック・フルート」
グルック、フォーレ、ショパン、ゴダール、他の作品
グロウウェル、バリント、クラマリス、
ヴァンデルノート、ベルギー放送管弦楽団

BRL-92265  7枚組  \3300
モーツァルト:協奏曲曲集
バイオリン協奏曲、管楽器の協奏曲
様々なアーティスト

BRL-92266 10枚組  \4380
モーツァルト:セレナーデ&ディヴェルティメント集
様々なアーティスト

BRL-92267  11枚組  \4780
モーツァルト:
弦楽四重奏&弦楽五重奏曲曲集
様々なアーティスト

BRL-92268  5枚組  \2380
モーツァルト:
ピアノソナタ集
クララ・ヴェルツ





<LSO>
LSO-0045  \1150
ブラームス:交響曲第1番、悲劇的序曲
ハイティンク、ロンドン交響楽団

LSO-0051  \1150
シベリウス:交響曲第3&7番
C.デイヴィス。ロンドン交響曲楽団





<AMADO>
AMADO-60039(DVD-Video) \2250
ブラームス:バイオリン協奏曲、交響曲第2番
クレーメル、シノーポリ
イスラエルPhil

AMADO-60041(DVD-Video)  \2250
Alexander Argov(1914-95)
ポーロ・マッカートニー・スタンディング・ストーン
ローレンス・フォスター指揮
イスラエルPhil

AMADO-221932  5枚組(DVD-Video) \8250
モーツァルト:人形劇による歌劇集
「魔笛」「後宮からの逃走」「フィガロの結婚」
「ドン・ジョヴァンニ」「コシ・ファン・トゥッテ」
ザルツブルク・マリオネット劇場
 
<TESTAMENT>
SBT41343  4枚組  \6800
ミッシャ・エルマンの芸術 VOL.1
CD1
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ長調 K.218
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調 K.219
新交響楽団/指揮:ヨーゼフ・クリップス
ウェルナー・ジョステン:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ
ジョセフ・シーガー(P)
CD2
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団/指揮:ゲオルク・ショルティ
ヴィターリ(シャルリエ編曲):シャコンヌ ト短調
ジョセフ・シーガー(P)
CD3
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団/指揮:エードリアン・ボールト
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲 第2番 ニ短調 作品44
ロンドン交響楽団/指揮:アナトール・フィストゥラーリ
CD4
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 ト短調 作品26
ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲 第2番 ニ短調 作品22
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団/指揮:エードリアン・ボールト
コルンゴルト:組曲「から騒ぎ」 作品11
ジョセフ・シーガー(P)
ミッシャ・エルマン(Vn)
録音:1954-56年(モノラル)

SBT41344  4枚組 \6800
ミッシャ・エルマンの芸術 VOL.2
CD1
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ヘ長調 作品8
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ハ短調 作品45
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 イ長調 作品15
CD2
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 作品100
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 作品108
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
CD3
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ 第4番 ニ長調 作品1-13
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第5番 ヘ長調 作品24 「春」
ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ 第9番 イ長調 作品47 「クロイツェル」
CD4
クライスラー:スラヴ風幻想曲(ドヴォルザークの主題による)
メンデルスゾーン(クライスラー編曲):
無言歌 第25番 作品62-1 「五月のそよ風」
チャールズ・ミラー:キューバ人
クライスラー:愛の悲しみ
エルマン:タンゴ
エスペーホ:ジプシーの歌 作品14
サンマルティーニ(エルマン編曲):
ソナタ イ長調 作品1-4 よりアンダンテ「愛の歌」
ヴィエニャフスキ:マズルカ 作品12-2
ベンジャミン:サン・ドミンゴより
スメタナ:わが故郷より 第2番
サンマルティーニ(ナシェ編曲):パッサカリア
J.S.バッハ(ウィルヘルミ編曲):G線上のアリア
ミッシャ・エルマン(Vn)
ジョセフ・シーガー(P)
録音:1955-56年(モノラル)
待っただけの価値ありのエルマンBOX、2巻にわけて同時発売!
「エルマン・トーン」で一世を風靡した名ヴァイオリニスト、ミッシャ・エル
マン(1891-1967)がDECCAに録音したすべての音源を2巻8枚に収録したもの。
すでに10年ほど前に、キング・ロンドンより限定盤として発売されて大好評を
博したエルマンBOXと同内容ですが、限定盤だったこともあり、手に入らず涙を
のんだファンも多かったときき及んでいます。そんな方に朗報!長くお待たせ
しましたが、遂にTESTAMENTよりリリースとなります。しかも、すべて完全オリ
ジナル・マスター・テープからのリマスタリングで、日本盤より数段の音質向
上がなされています。(日本盤は擬似ステのマスターも含んでいたとか?)晩
年のステレオ期のレコーディングでは残念ながら少々衰えも感じられるエルマ
ンですが、このモノラル期はまさに最盛期!「エルマン・トーン」の真髄が凝
縮されたこのBOXは、すべてのヴァイオリン・ファン必携のアイテムです。

SBT1334  \1750
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品19
ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 作品37
ヴィルヘルム・バックハウス(P)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:クレメンス・クラウス、カール・ベーム

SBT1335  \1750
「ショパン:ピアノ作品集」
ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 作品35
練習曲集 作品10 より第2、3、5、8、10番
練習曲集 作品25 より第1-3、6-9、11番
バラード 第1番 ト短調 作品23/マズルカ 第17番 変ロ短調 作品24-4
マズルカ 第20番 変ニ長調 作品30-3
マズルカ 第24番 ハ長調 作品33-3
ワルツ 第2番 変イ長調 作品34-1 「華麗なる円舞曲」
ヴィルヘルム・バックハウス(P)
バックハウスのあまりにも有名なベートーヴェン・コンチェルトと、1枚物で
は初のショパン。バックハウスのショパン?と思う方も多いと思いますが、若
いころのバックハウスにとってはショパンはかなり重要な位置を占める作曲家
でした。(1928年の練習曲全曲録音も伝説的ですね。)





<ALIAVOX>
AV9835  \2080
ヴィヴァルディ:ヴィオラ・ダ・ガンバを含む協奏曲集
ヴァイオリンとヴィオラ・ダ・ガンバのための協奏曲 イ長調 RV546
2つのヴァイオリンとヴィオラ・ダ・ガンバのための協奏曲 ニ短調 RV565
葬送協奏曲 変ロ長調 RV579
協奏曲 ヘ長調 「プロテウス、または逆の世界」 RV544
2つのヴァイオリンとヴィオラ・ダ・ガンバのための協奏曲 ト短調 RV578
4つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲 ロ短調 RV580
多数の楽器のための協奏曲 ハ長調 「イギリスのスミレ」 RV555
マンフレード・クレーマー、パブロ・ヴァレッティ(Vn)
ブルーノ・コチェット(Vc)、イムケ・ダヴィド(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ル・コンセール・ド・ナシオン
ヴィオラ・ダ・ガンバ&指揮:ジョルディ・サバール
録音:2003年9月、カルドナ
800曲以上の作品を様々な楽器のために残したヴィヴァルディですが、ヴィオラ
・ダ・ガンバの声部を持つ楽曲はわずかに5作品を数えるのみで、これらも「イ
ギリスのヴィオール」または「イギリスのチェロ」と表記されています。これ
は17世紀中盤以降、アルプス以南の地域ではヴィオラ・ダ・ガンバは、ほとんど
チェロやバス・ヴァイオリンに取って代わられており、「過去の産物」となって
いたことに由来するものです。このディスクには、ヴィヴァルディのヴィオラ・
ダ・ガンバ声部を含む作品全5曲がすべて収録されています(声部のない
RV544とRV580の2曲は独奏チェロのパートをヴィオラ・ダ・ガンバで演奏)。





<MD+G>
34411932  \2080
サファイア・ナイト
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:
朝の光は燃え/慈悲は深淵より/ユーカリよ、鳩よ/称えよ、天の輪/
いずこにても、われ汝を歓迎す/いずれの故郷でも/たとえ偉人に養われし娘も/
鳩の見つめる中で
パトリシア・ヴァン・ネス:天使の九等級
作者不詳:おお、栄光の聖母
タペストリー
中世ドイツのヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179)と、現代アメリカ
の作曲家、パトリシア・ヴァン・ネス(1951年生まれ)の800年以上の時を越え
た二人の女流作曲家の出会い。ヴァン・ネスの作品は、ネウマ譜を用いて作曲
されており、中世への思いを表明しています。タペストリーはボストンに本拠
地を置く女声ヴォーカル・グループで、TELARCなどにも同種のアルバムを録音
しています。

60312292  \2080
ジャン・バプティスタ・サングレー:サクソフォン作品集
カプリース 作品80/サクソフォンのための幻想曲 作品50/幻想曲 作品60/
サヴォイの思い出 作品73/アダージョとロンド 作品63/
演奏会用独奏曲 第1番 作品74/演奏会用独奏曲 第2番 作品77/
華麗なる幻想曲 作品75/小協奏曲 作品78/協奏曲 作品57/
演奏会用独奏曲 第3番 作品83/演奏会用独奏曲 第4番 作品84/
華麗なる幻想曲 作品86/幻想曲 作品89/演奏会用独奏曲 第5番 作品91/
演奏会用独奏曲 第6番 作品92/演奏会用独奏曲 第7番 作品93/
幻想曲 作品102
クリスティアン・ペータース(Sax)
イケヤ・ヨリコ(P)
1842年にアドルフ・サックスによって発表された「新時代の管楽器」、サクソ
フォンに魅せられ、多くの作品を世に送り出すとともに、この楽器の普及に一役
買ったベルギー出身のヴァイオリニスト兼作曲家、サングレー(1812-1875)の
作品集。ペータースはベルリンで学んだドイツの演奏家です。

60312332  \2080
オンスロウ:
弦楽五重奏曲 変ロ長調 作品33
弦楽五重奏曲 ホ短調 作品74
アンサンブル・コンチェルタント・フランクフルト
英国に生まれ、フランスで活躍したジョルジュ・オンスロウ(1784-1853)の弦
楽五重奏曲(弦楽四重奏+コントラバスという編成が特徴的)を収録したアルバ
ム。ロココ風の趣味性をバックボーンにした初期ロマン派の爽やかな作風が魅
力です。アンサンブル・コンチェルタント・フランクフルトはフランクフルト
放送交響楽団のメンバーによって1987年に結成されたアンサンブル。

60312352  \2080
ウィーンのギター二重奏曲
ハイドン(カルッリ編曲):交響曲 第104番 ニ長調 「ロンドン」-第1楽章
ジュリアーニ:大協奏変奏曲 作品35
ハイドン(ド・フォッサ編曲):弦楽四重奏曲 第8番 ホ長調
ディアベッリ:セレナード ヘ長調 作品63
ベートーヴェン(カルッリ編曲):
アンダンテ・ヴァリエ(ピアノ・ソナタ 第12番より)
ハインリヒ・アルベルト・デュオ
ウィーン古典派時代のギター二重奏のための作品を収録したアルバム。ジュリ
アーニとディアベッリの有名なオリジナル作品の他、カルッリとド・フォッサ
によるハイドンとベートーヴェンの作品のアレンジを収録。演奏のハインリヒ
・アルベルト・デュオは、師弟関係にあるヨアヒム・シュラーダーとヤン・エ
ルラーの二人によって結成されたデュオ・チームです。

60312362  \2080
グラズノフ:
弦楽四重奏曲 第3番 ト長調 作品26 「スラヴ」
弦楽四重奏曲 第5番 ニ短調 作品70
ユトレヒト弦楽四重奏団
ユトレヒトSQによるグラズノフ:弦楽四重奏曲全集の第1弾。副題の通り、ス
ラヴ風(時としてオリエンタル風)の親しみやすいメロディーが次々と歌われ
るチャーミングな第3番と、充実した内容の中期の傑作、第5番の2曲を収録
しています。

30103932  \2080
管楽八重奏によるロッシーニ:序曲集
コンソルティウム・クラシクム
オリジナル楽器を用いる管楽アンサンブル、コンソルティウム・クラシクムの
演奏によるロッシーニのオペラ序曲集。

61310052  \2080
ダルムシュタット楽派のピアノ音楽 VOL.2
プスール:カラクテールI/シュトックハウゼン:音程/
カーゲル:メタピース/シュライエルマヒャー:きれいな帽子、他
シュテファン・シュライエルマヒャー(P)
1946年の開始以来、20世紀の新しい音楽のメッカとして大きな貢献をしたダル
ムシュタット夏期音楽講習に参加した作曲家(といっても著名な作曲家の全て、
と言ってよいのですが)によるピアノ作品を収録した企画アルバムの第2弾。
上記の他、福島和夫、アール・ブラウンとラッヘンマンの作品(曲目不詳)を
収録。

30710572  \2080
メンデルスゾーン:
弦楽四重奏曲 変ホ長調
弦楽八重奏曲 変ホ長調 作品20
ライプツィヒ弦楽四重奏団
マティアス・ヴォロンク、ヤメイ・ユー(Vn)
ハルトムート・ローデ(Va)、マルティン・ザンデルリンク(Vc)
ライプツィヒSQによるメンデルスゾーン:弦楽四重奏曲全集の完結編。作品
番号のない変ホ長調のクァルテットは作曲者がわずか14歳の時の作品。16歳
の時に作曲された名作、弦楽八重奏曲とともに、充実した演奏でメンデルス
ゾーンの早熟の天才ぶりを改めて感じさせてくれます。

34112132  \2080
ムファット:クラヴィーアのための作品全集
ジークベルト・ランペ(Cemb、クラヴィコード)
パリでリュリに、ローマでコレルリに学んで、ドイツの・バロック音楽にフラ
ンスとイタリアの様式を持ち込んだと言われているオルガンの大家、ゲオルク
・ムファット(1653-1704)の作品集。もっぱらオルガン曲が知られています
が、このディスクにはムファットが晩年に作曲したクラヴィーアのための全作
品が収録(世界初録音含む)されており、クープランの性格的な小品を思わせ
る作風が展開されます。





<ARION>
ARN68628  \2180
フィリッポ&イグナツィオ・プロヴェール:
オーボエと通奏低音のためのソナタ集
ジャック・ヴァンドヴィユ(Ob)
ジャン・ミシェル・ルシャール(Org)
"オリジナル楽器とモダン楽器の両方で活躍するフランスの名オーボエ奏者、
ヴァンドヴィユの新録音。作曲者のプロヴェールについては詳細不明ですが、
フィリッポとイグナツィオは父子で、いずれも18世紀半ば(モーツァルトと
同時代)にフランスで活躍した作曲家です。世界初録音。

●再発売
(今後、随時ARIONのレギュラー・タイトルをご提案してまいります。)
ARN55394  \2180
ナデルマン:ハープのための7つの上達するソナタ
アニー・シャラン(Hrp)   

ARN55395  \2180
サン・リュク:
組曲第9番 ト短調
組曲第13番 ハ短調
「バルセロナの砦」
「プロシャのレーネ」
「カプリース」
組曲第1番ニ短調
ジャン・ヴァンドヴィユ(Ob)
ダニエル・フルニエ(Lute、他)

ARN55401  \2180
タンスマン:ソナチネ
大西洋横断のソナチネ
木管五重奏のための組曲(1960)
3つのブルースの風の前奏曲
イーヴァ・ヴァグレノーマ(P)
J=ミシェル・アラーイ(Fg)
J=マルク・ベルノー(Cl)

ARN60264  \2180
「アート・オブ・中世のリュート」
モラン、マショー/他:アルフォンソ10世のカンティガより/他)
ギ・ロベール(各種リュート)
ペルセヴァル

ARN60267
「アート・オブ・コルネット」
ダメア、ビゼー、ロッシーニ、クラーク、コード、アーバン
オッフェンバック、プティの作品
ティエリー・ケーンズ(コルネット)
リヨン管楽五重奏団





<AMBITUS>
AMB96872  \2180
バロック・クラリネット・ソナタ集
ヴィヴィアーニ、ヘンデル、テレマン、シロリ、コレットの作品
クリスティアン・ライテラー(Cl、シャルモー)
ヤン・カチュケ(Org、Cemb)
バルバラ・ライテラー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
クラリネットとその前身であるシャルモーのために作曲されたバロック時代の
作品を集めたアルバム。ライテラーはドイツのバロック・クラリネットの名手
ですが、このディスクでもテレマンの「メトーディシェ・ソナタ」やヘンデル
のソナタ(作品5-1)など全7曲を5種類の楽器を持ち替えて演奏しています。





<BAYER>
BR100336  \2180
ドイツ宮廷のギター音楽
プレトリウス、モーリッツ・ヘッセン公、フヴェート、J.S.バッハ、ヘンデル、
エサイアス・ロイズナー2世の作品
ハン・ヨンカース(G)
ルネサンスおよびバロック時代のドイツ宮廷で活躍した作曲家の作品をギター
で演奏したアルバム。大バッハ(ケーテン)の前奏曲BWV999、フーガBWV1000
と無伴奏チェロ組曲第3番をはじめ、プレトリウスとフヴェート(ヴォルフェ
ンビュッテル)、ヘンデル(ハンブルク)、モーリッツ公(カッセル)などの
作品を収録しています。

BR150030  \2180
ピアノ、わが人生
カール・ミヒャエル・コンマ(P、語り)
昨年90歳を迎えたドイツのピアニスト兼作曲家、カール・ミヒャエル・コンマ
(1913年生まれ)の記念アルバム。モーツァルト、ベートーヴェン、シューマ
ン、スクリャービン、ヒンデミットの作品や自作を演奏しながら、自らの人生
について語っています。





<EBS>
EBS6135  \2180
ブルックナー:交響曲 第5番 変ロ長調 (ハース版)
ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ロベルト・パーテルノストロ
ヴァインガルテン大聖堂におけるライヴ録音。パーテルノストロは、スワロフ
スキーに学び、カラヤンの晩年のアシスタントを務めたこともあるドイツの指
揮者で、1991年から当オーケストラの首席指揮者を務めていました。





<SIGNUM>
SIGX12600  \2180
ハンス・フランケ:
ピアノ三重奏曲 第4番 ニ短調 作品792
ピアノ五重奏曲 第3番 嬰へ短調 作品795
ピアノ三重奏曲 第5番 ニ長調 作品801
トリオ・イン・C
ゲジーネ・カルプヘン(Vn)、クラウス・オピッツ(Va)
ハンス・フランケ(1882-1971)は、ライネッケやドレーセケに学んだドイツ
の作曲家。ヴェーベルンやベルク、バルトークらと同世代ながら、89歳の高齢
で死ぬまで、頑なに19世紀後半の後期ロマン派風の作風を貫き通しました。
作品番号が示すとおり膨大な作品を残していますが、1945年にドレスデンが爆
撃によって破壊されたときに、そのほとんどが失われています。





<TELARC>
CD80601  \2080
ラヴェル:管弦楽曲集
バレエ「ダフニスとクロエ」第2組曲/
亡き王女のためのパヴァーヌ/
ラ・ヴァルス/組曲「マ・メール・ロワ」/
ボレロ
シンシナティ交響楽団
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
好評を得ているP.ヤルヴィと手兵シンシナティ響の最新録音。ボレロを含むラ
ヴェルの管弦楽作品集です。ヤルヴィ&シンシナティ交響楽団の直截的でスト
レートなアプローチと超弩級のテラーク録音をお楽しみください。


●NEW MID LINE
※カタログNO.の変更はありません。

CD80634     \1350
サン=サーンス:交響曲 第3番 ハ短調 作品78 「オルガン付き」
アンコール・ア・ラ・フランセーズ
−ボストン・シンフォニー・ホールの大オルガン
マイケル・マレイ(Org)
フィラデルフィア管弦楽団/指揮:ユージン・オーマンディ
新編成。

CD80112     \1350
「アメリカン・ピアノ・クラシックス」
アンダーソン:ピアノ協奏曲 ハ長調
ガーシュウィン:セカンド・ラプソディー
ゴットシャルク:
ピアノとオーケストラのためのグランド・タランテラ 作品67
ボウマン:12番街のラグ
ジョプリン:ジ・エンターテイナー
ジョプリン:ソラース
ジョプリン:メイプル・リーフ・ラグ
M.グールド:インタープレイ
(ピアノとオーケストラのためのアメリカン・コンチェルテット)
スチュアート・グッドイヤー(P)、キース・ロックハート(P)
ウィリアム・トリット(P)
シンシナティ・ポップス・オーケストラ
指揮:エリック・カンゼル

CD80117     \1350
「コープランド:オーケストラ作品集」
ジョン・ヘンリー-オーケストラのための鉄道バラード
リンカーンの肖像
歌劇「入札地」-生きていくことの約束
アメリカの古い歌 第1集
ジュビリー変奏曲
祝典ファンファーレ
戸外のための序曲
キャサリン・ヘップバーン(語り)、シェリル・ミルンズ(B)
シンシナティ・ポップス・オーケストラ
指揮:エリック・カンゼル

CD80158     \1350
ヴォーン・ウィリアムズ:
交響曲 第5番 ニ長調/タリスの主題による幻想曲
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:アンドレ・プレヴィン

2CD80234  2枚組 \2700
フランク:オルガン作品全集
幻想曲 イ長調/カンタービレ/英雄的小品/幻想曲 ハ長調 作品16/
前奏曲、フーガと変奏曲 作品18/祈り 作品20/終曲 変ロ長調 作品21/
パストラール 作品19/交響的大曲 作品17/3つのコラール
マイケル・マレイ(Org)

●SACD-Hybrid
SACD60601  \3300
ラヴェル:管弦楽曲集
バレエ「ダフニスとクロエ」第2組曲/亡き王女のためのパヴァーヌ/
ラ・ヴァルス/組曲「マ・メール・ロワ」/ボレロ
シンシナティ交響楽団
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ

SACD60599(2SACD+1)  \3300
リリー・パーシキヴィ(Ms)
ロンドン・フィルハーモニー合唱団
ティフィン少年合唱団
フィルハーモニア管弦楽団
指揮:ベンジャミン・ザンダー
録音:2003年2月、3月、ロンドン





<DELOS>
DE3320  \2080
ベートーヴェン:
弦楽四重奏曲 第8番 ホ短調 OP.59−2
「ラズモフスキー 第2番」
弦楽四重奏曲 第9番 ハ長調 OP.59−3
「ラズモフスキー 第3番」
上海カルテット
今や、アジアを超え世界のトップへと昇りつめた感のある上海カルテットによ
る初のベートーヴェン・アルバム!
ベートーヴェンの構成感を大事にしながらも、彼らの持つ独特で柔軟な肌合い
の音造りが今までにないベートーヴェンを具現化します。全曲録音を予定して
いますが、慎重な彼らのことですのでかなりの期間を要するものと思われます。

DE3331  \2080
「天使のマリア大聖堂のオルガン」
アレック・ワイトン:ファンファーレ
ヴィエルヌ:24の幻想的小品-ナイアード
ロイプケ:オルガン・ソナタ ハ短調 「詩篇94番」
J.S.バッハ:前奏曲とフーガ ホ短調 BWV548
メシアン:キリストの昇天-第2曲、第3曲
ハーバート・ハウエルズ:詩篇前奏曲 第2巻-第1番
サミュエル・ソリア(Org)
2002年9月、ロサンゼルスにオープンした全米最大のカトリック教会である天使
のマリア大聖堂(Cathedral of Our Lady of the Angels)のパイプオルガン
の世界初録音。演奏者のソリアについては不明です。   





<ACCORD>
4761279  \2080
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D.821
フランク:チェロ・ソナタ イ長調
ストラヴィンスキー:イタリア組曲
タチアーナ・ワシリエワ(Vc)
パスカル・ゴダール(P)
録音:2003年12月、パリ
ロストロポーヴィチ国際コンクールの第1回優勝者であり、現代の無伴奏作品
ばかり集めたアルバムで、鮮烈なACCORDデビューを飾ったノヴォシビルスク出
身の大器、ワシリエワのNEWアルバム。今回はシューベルトとフランクという
チェロ・ソナタの王道を行くプログラムです。また、ストラヴィンスキーの「イ
タリア組曲」は、彼女の得意としている曲目で、NAXOSにも録音していました。
今年11月に来日公演もあります。

4761282     \2080
エスケシュ:
舞踏会の情景-弦楽四重奏のための
夜の連祷-独奏ピアノのための
円-ピアノと弦楽四重奏のための五重奏曲
二重の遊び-独奏ピアノのための
夜想曲-チェロとピアノのための
合唱-クラリネット、ピアノと弦楽四重奏のための
フローラン・エオー(Cl)、グザヴィエ・フィリップス(Vc)
ベルトラン・シャマユー、ティエリー・エスケシュ、クレール=マリー・ルゲ(P)
ルートヴィヒ四重奏団
録音:2003年9月、パリ
オルガン奏者としても活動しているフランスの作曲家、ティエリー・エスケ
シュ(1965年生まれ)の室内楽作品集。1990年-2001年の作品を収録しています。

4761454     \1350
ソレム修道院のグレゴリオ聖歌:主の身体
ミサ「主の身体」/聖体降福式/難時の祈り
ソレム派聖ペテロ修道院聖歌隊
指揮:ジャン・クレール神父

4761452     \1350
ソレム修道院のグレゴリオ聖歌:聖人たちI
聖ヨゼフのミサ(19世紀)/バプティストの聖ヨハネの祝日/聖ペテロの祝日
ソレム派聖ペテロ修道院聖歌隊
指揮:ジョセフ・ガジャール神父

4761453     \1350
ソレム修道院のグレゴリオ聖歌:晩課と終課
日曜日の晩課/終課/連祷(ミサ第8番{天使のミサ」、
ミサ第15番、ミサ第16番)
ソレム派聖ペテロ修道院聖歌隊
指揮:ジョセフ・ガジャール神父
ソレム唱法の呼び名のもととなった、グレゴリアン・チャントの歴史的名盤の
復刻第4弾。   

●フレンチ・ミュージック・コレクション
シンプルなジャケ、ミッド・プライス、そして卓越した内容で大好評のシリー
ズ、続編が登場!今回もミヨーの自作自演等非常に貴重なレパートリーを含む
要注目盤!

4761592     2枚組  \2700
「コクトーへのオマージュ」
バレエ音楽「エッフェル塔の花嫁花婿」
 (ミヨー、オネゲル、プーランク、オーリック、タイユフェールによる共作)
コクトーの詩による歌曲集(ソーゲ、オネゲル、デュレーの作品)
フランス国立放送管弦楽団/指揮:ダリウス・ミヨー
ジャン=フランソワ・ガルデイル、ビリー・エイディ

4761590     \1350
ミヨー:神聖祭儀 作品279
ハインツ・レーフス(Bs)
フランス国立放送合唱団
パリ国立オペラ座管弦楽団
指揮:ダリウス・ミヨー

4761591     \1350
ミヨー:
歌劇「オルフェの不幸」 作品85
歌劇「哀れな水夫」 作品92
ジャクリーヌ・ブルメール(S)、ジャン・ジロドー(T)
ジャン・キュザック(B)、他
パリ国立オペラ座管弦楽団
指揮:ダリウス・ミヨー

4761610     \1350
フォーレ:
ピアノ四重奏曲 第1番 ハ短調 作品15
ピアノ五重奏曲 第2番 ハ短調 作品115
アンサンブル・アリス・アデール

4761658     \1350
モーリス・エマニュエル:
ピアノのための6つのソナチネ
クラリネット、フルートとピアノのためのソナタ
マリー=クレール・ジロ(P)
リシャール・ヴィエイユ(Cl)、アラン・マリオン(Fl)

4761609     \1350
ポール・ル・フレム:
ピアノ作品集/ヴァイオリンとピアノのための作品集
四月/古びた十字架像/ヴァイオリンとピアノのための7つの小品
砂浜の向こう/荒野の向こう/シダの歌/灰色の夢
ヴァイオリン・ソナタ/
ヴァイオリンとピアノのためのコンツェルトシュトゥック
マリー=クレール・ジロ(P)
アニック・ルーサン(Vn)
   
<MARSTON>
52044 (2CD)  \4360
DISC1 「ゾディアック・セッション1953」
シューマン:
子供の情景、ノヴェレッテ第2番、交響的練習曲、ロマンス第2番
ブラームス:スケルツォ第4番、間奏曲第4番Op.76、同Op.117第1番
パウエル:古いフランスのガヴォット、
クラメル:練習曲第1番OP.81
メンデルスゾーン:アンダンテとロンド・カプリッチョーソOp.14
DISC2
ベートーヴェン:ピアノソナタ第2番、
フリートベルク:即興曲第1-3番、
「ジュリアード・リサイタル1949、1951」
パラディーシ:トッカータイ長調、
スカルラッティ:ソナタハ長調K.159
モーツァルト:ピアノソナタ第4番第1楽章
ブラームス:間奏曲第3番Op.76、同第3番Op.119,バラード第3番Op.118
ショパン:
即興曲第3番、夜想曲第2番Op.32、ワルツ第2番Op.34、同ホ短調、
バラード第3番、夜想曲第2番Op.15、
フリートベルク:即興曲「追憶」    
カール・フリートベルク(1872−1955)(P) (録音:1949−1953年)
ドイツ生まれのフリートベルクはブラームス,シューマンの直弟子。幼少より
天才を発揮し、1892年にマーラー指揮ウイーン・フィルでソリストとして
デビュー。その後はフレッシュやベッカーとも共演。1914年カーネギーで
のアメリカでビュー後は、現ジュリアード音楽院の前身にて教鞭をふるいまし
た。E.ナイなど、著名な教え子も輩出。録音嫌いのフリートベルクが死の二年
前に許可した貴重なレコーディングがこちら。なんと幻のゾディアック・レー
ベルにのこした40分ほどのLP(録音:1953年/発売:1985年、イン
ターナショナル・ピアノ・アーカイヴス) を完全復刻、オリジナルマスター
テープ使用です。中古盤市場では破格値がついている、ブラームスの真髄を今
に伝えるピアノマニア垂涎アイテムです。そしてジュリアード音楽院でのスタ
ジオ・ライヴ録音(1949,1951年)とプライヴェート録音の3部構成
と聴き応え充分!

52045(2CD) \4360
「ジェラルディン・ファーラー(1882-1967)、ジ・アメリカン・ディーヴァ」
 DISC1
「グラモフォン&タイプライター・カンパニー、ベルリン・レコーディングス」
 (椿姫「いつも自由に」(ヴェルディ)、「朝の歌」(トスティ)、ロメオ
とジュリエット「私は夢に生きたい」(グノー)、 レオンカヴァッロ:ベルリ
ンのローランドよりアリアと二重奏(5曲) 他ミニョン、マノン、メフィスト
フェーレ、ファウスト、ロメオとジュリエット、マルタ、リゴレット、ファウ
スト、タンホイザーのアリア集、歌曲)
DISC2
「ヴィクター・トーキーング・マシーン、キャムデン、電気録音集(全13曲)」
(ロッティ、モーツァルト、メンデルスゾーン、R.シュトラウス、レハール、
クライスラー、トスティ、ドヴォルザーク他)
「ベル・テレフォン・ラボラトリーズ試験録音集(4曲)」
「ゼネラル・モーターズ・シンフォニー・コンサート放送録音」
(フランツ:浜辺のマリー、シューベルト:のばら)
「メトロポリタン歌劇場でリハーサル休憩中の会話」(1935年1月4日)
ジェラルディン・ファーラー(Sop)
ジェラルディン・ファーラーは主にメトロポリタン歌劇場で活躍し、アメリカ
で絶大な人気を誇るソプラノでした。貴重なグラモフォン&タイプライター社
録音から貴重なリハーサルの休憩の模様まで、彼女の人気の一端が伺い知れる
2枚組となっております。






<BIDDULPH>
80206  \1550
「ミッシャ・エルマン・プレイズ・バッハ・アンド・ヘンデル」
バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番 BWV1042(録音:1931年)
バッハ:無伴奏パルティータ第3番より前奏曲BWV1006
ヘンデル:歌劇セルセより「なつかしい木陰よ(ラルゴ)」
ヘンデル:ガヴォット、ソナタイ長調、同ニ長調、同ホ長調   
ミッシャ・エルマン(vn) ヘルベルト・ドウソン(org)(ラルゴ)
ヴォルフガング・ローゼ(p)(ガヴォット)
ローレンス・コリンウッド指揮 管弦楽団   
ヴァイオリン協奏曲はエルマン絶頂期。ヘンデルのヴァイオリン・ソナタは
第2次世界大戦後の録音。インドでの演奏旅行時と思われます。ヘンデルはエ
ルマンの十八番。リサイタルではことさら取り上げられました。甘美でロマ
ン的・濃厚なアプローチは、古楽奏法全盛の今でこそ衝撃的。

80207  \1550
バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番BWV1042(録音:1953年)
バッハ:無伴奏パルティータ第2番より前奏曲BWV1004
バッハ:無伴奏パルティータ第3番より前奏曲BWV1006   
ジノ・フランチェスカッティ(vn)
ジョージ・セル指揮 クリーヴランド管弦楽団     
コロンビア・レーベルの名盤が素晴らしい音質で登場。セルも厳格、精緻。
クリーヴランド管は既に鍛えぬかれています。パルティータはフランチェス
カッティが残したバッハ作品のうち唯一の独奏。





<MITTANWALD>
MTWD99015/16  2枚組  \3000
「佐藤久成 ヴァイオリン・リサイタル・ライヴ」
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番、 
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番
オンドリチェク:ボヘミア狂詩曲(日本初演)、 
ガーシュイン(ハイフェッツ編):ポーギーとベス
スーク-コチアン:愛の歌、 
スタトコフスキ:クラコヴィアク、 
マスネ:タイスの瞑想曲
佐藤久成(ヴァイオリン)、紫垣英二(ピアノ)
(録音:2002年9月11日 カザルス・ホール ライヴ録音)
溢れんばかりのエネルギーとしなやかな官能美。ヴィオッティ国際コンクール
第2位など輝かしい経歴とともに表面的な技術だけではない「魂のヴィルトゥ
オーゾ」と評されあた佐藤の2002年のリサイタルを完全ライヴ録音にてつい
にCD化

MTWD99017/18  2枚組 \3500
「藤川真弓 ヴァイオリン・リサイタル2002」
コレルリ(クライスラー編):ラ・フォリア
ブラームス:
ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調Op102-2(作曲者によるクラリネット・ソナタ
からの編曲)
シューマン:夕べの歌、ロマンス
ウォルトン:ヴァイオリン・ソナタ
クライスラー:ジプシー・カプリース、中国の太鼓、シンコペーション
ラフマニノフ:マルゲリータ、ロマンスOp6-1
フォーレ:子守唄Op.16
藤川真弓(ヴァイオリン)、清水由香里(ピアノ)
かつてチャイコフスキー国際コンクールであの鬼才、ギドン・クレーメルと
優勝を争いN響など日本だけでなく世界的なオーケストラとの共演で、絶賛を
博す藤川真弓。2002年11月16日トッパンホールにおけるリサイタルのその格調
高き演奏が完全ライヴ録音でCDという形になった。
 
<ANDANTE>
ANDANTE−1170(3CDs) \6950
J.S.バッハ マタイ受難曲 BWV.244(1950)
ワルター・ルートヴィヒ(T):エヴァンゲリスト
パウル・シェフラー(Br):イエス
イルムガルト・ゼーフリート(S)
カスリーン・フェリア(A)
オットー・エーデルマン(Br)
エーリヒ・カウフマン(Bs):ペテロ
ハラルド・プレークルヘフ(Br):ユダ
オットー・ヴィーナー(Br):ピラト
ワルター・ベリー(Br):高僧
アニー・フェルバーメイヤー(S):ピラトの妻
ギゼラ・ラートハウシャー(S):第1の侍女
ロスル・ステルバ(S):第2の侍女
マグダレーナ・シュトヴァッサー(A):第1の証人
フリッツ・ウール(T):第2の証人
アントン・ハイラー(ポジティヴ・オルガン)
アロイス・ファラー(オルガン)
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
ウィーン楽友協会合唱団 ウィーン少年合唱団
ウィーン交響楽団  1950・6・9、ウィーン、ムジークフェライン大ホール
音源:ORF
バッハ没後200年記念のフェスティバルのために1950年にカラヤンが指揮した、
伝説的な「マタイ」のライヴ録音。エヴァンゲリストのルートヴィヒをはじめ、
独唱者もシェフラー、ゼーフリート、フェリア、エーデルマン、ヴィーナー、
ペリー他の世界的な名歌手をそろえ、またオルガンの名手ハイラーなども参加
し、大変な話題となった公演。当時学友教会の音楽監督であったカラヤンは、
合唱団だけでも50回のリハーサルを行ったという逸話も。

ANDANTE−1150(4CDs) \8400
20世紀前半の巨匠によるショパン名演集 第1集(1917−1951)
<CD-1>
24の前奏曲 Op.28 アルフレッド・コルトー(p)
(音源;HMV パリ、スタジオ・アルベール;1942・12・2、1943・2・25)
前奏曲イ長調 Op.28-7 
練習曲変ト長調 Op.10-5 以上、フェルッチョ・ブゾーニ(p)
(音源;コロンビア ロンドン、ペティ・フランス・スタジオ;1922・2・27)
前奏曲変ニ長調 Op.28-15 イグナツ・フリードマン(p)
(音源;コロンビア ロンドン、ペティ・フランス・スタジオ;1928・9・6)
スケルツォ第1番ロ短調 Op.20 
アルトゥール・ルービンシュタイン(p)
(音源;RCA ロンドン、アビーロード・スタジオNo.3;1932・10・12)
スケルツォ第2番変ロ短調 Op.31 
アルトゥーロ・エネデェッティ・ミケランジェリ(p)
(音源;HMV ミラノ、HMVスタジオ;1939)
スケルツォ第3番嬰ハ短調 Op.39 アルトゥール・ルービンシュタイン(p)
(音源;RCA ロンドン、アビーロード・スタジオNo.3;1932・10・16)
スケルツォ第4番ホ長調 Op.54 ウラディミール・ホロヴィッツ(p)
(音源;HMV ロンドン、アビーロード・スタジオNo.3;1936・3・9)
<CD-2>
ピアノ・ソナタ 第2番変ロ短調 Op.35 「葬送」 
セルゲイ・ラフマニノフ(p)
(音源;HMV ニューヨーク、ビクター・スタジオ;1930・2・18)
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58 ディヌ・リパッティ(p)
(音源;コロンビア ロンドン、アビーロード・スタジオNo.3;1947・3・1&4)
バラード(全4曲) ロベール・カサドシュ
(音源;コロンビア ニューヨーク、コロンビア・スタジオ;1950・1・30)
<CD-3>
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op.22 
アルトゥール・ルービンシュタイン(p)
(音源;HMV ロンドン、アビーロード・スタジオNo.3;1935・2・7&8)
幻想曲ヘ短調 Op.49 ソロモン(p)
(音源;コロンビア ロンドン、アビーロード・スタジオNo.3;1932・12・2)
子守歌 変ニ長調 Op.57 ヨーゼフ・ホフマン(p)
(音源;コロンビア ニューヨーク、コロンビア・スタジオ;1918・3・26)
子守歌 変ニ長調 Op.57 ラウル・コザルスキ(p)
(音源;ポリドール ベルリン、ベルリン音楽大学;1928)
子守歌 変ニ長調 Op.57 アルフレッド・コルトー(p)
(音源;HMV ロンドン、アビーロード・スタジオNo.3;1949・11・4)
舟歌嬰ヘ長調 Op.60 アルトゥール・ルービンシュタイン(p)
(音源;RCA ハリウッド、ビクター・スタジオ;1946・8・28)
即興曲 第1番変イ長調 Op.29 ウラディミール・ホロヴィッツ(p)
(音源;HMV ロンドン、アビーロード・スタジオNo.3;1951・10・11)
即興曲 第2番嬰ヘ長調 Op.36 アルフレッド・コルトー(p)
(音源;HMV ロンドン、アビーロード・スタジオNo.3;1933・7・5)
即興曲 第3番変ト長調 Op.51 アルトゥール・ルービンシュタイン(p)
(音源;RCA ニューヨーク、RCAビクター・スタジオNo.2;1946・3・29)
幻想即興曲嬰ハ短調 Op.66 レオポルド・ゴドフスキ(p)
(音源;ブルンスヴィック ニューヨーク、ブルンスヴィック・スタジオ;
1921・5)
幻想即興曲嬰ハ短調 Op.66 アレクサンダー・ブライロフスキ(p)
(音源;ポリドール ベルリン、ベルリン音楽大学;1929)
3つのエコセーズ Op.72-3 ラウル・コザルスキ(p)
(音源;エレクトローラ ベルリン、エレクトローラ・スタジオ;1937・3・17)
3つのエコセーズ Op.72-3 アレクサンダー・ブライロフスキ(p)
(音源;HMV ロンドン、アビーロード・スタジオNo.3;1938・11・23&24)
<CD-4>
ワルツ(全14曲) アルフレッド・コルトー(p)
(音源;HMV ロンドン、アビーロード・スタジオNo.3;1934・6・19&20)
ワルツ第1番変ホ長調 Op.18 「華麗なる大円舞曲」 
ディヌ・リパッティ(p)
(音源;コロンビア ジュネーヴ、放送第2スタジオ;1950・7・9)
ワルツ第2番変イ長調 Op.34-1 「華麗なる大円舞曲」 
ヨーゼフ・ホフマン(p)
(音源;コロンビア ニューヨーク、コロンビア・スタジオ;1918・2・13)
ワルツ第2番変イ長調 Op.34-1 「華麗なる大円舞曲」 
アルトゥール・ルービンシュタイン(p)
(音源;HMV ロンドン、クィーンズ・ホール[小];1928・3・9)
ワルツ第2番変イ長調 Op.34-1 「華麗なる大円舞曲」 
ディヌ・リパッティ(p)
(音源;コロンビア ロンドン、アビーロード・スタジオNo.3;1947・9・24)
ワルツ第4番ヘ長調 Op.34-3 「華麗なる大円舞曲」 
エミール・フォン・ザウアー(p)
(音源;コロンビア ベルリン、ベートーヴェン・ザール;1940頃)
ワルツ第5番変イ長調 Op.42 マグダ・タリアフェロ(p)
(音源;ウルトラフォン パリ、;1933)
ワルツ第6番変ニ長調 Op.64-1 「小犬」 ワルター・ギーゼキング(p)
(音源;コロンビア ロンドン、アビーロード・スタジオNo.3;1936・2・9)
ワルツ第7番嬰ハ短調 Op.64-2 イグナツ・ヤン・パデレフスキ(p)
(音源;ヴィクトローラ ニューヨーク、ビクター・スタジオ;1917・5・23)
ワルツ第7番嬰ハ短調 Op.64-2 ディヌ・リパッティ(p)
(音源;コロンビア ジュネーヴ、放送第2スタジオ;1950・7・3)
ワルツ第14番ホ短調 セルゲイ・ラフマニノフ(p)
(音源;HMV ニューヨーク、ビクター・スタジオ;1930・2・18)
ショパン演奏史に燦然と輝く巨匠たちによる円熟の至芸!未発売の音源を多数
収録。
ラフマニノフ、パデレフスキ、コルトー、ルービンシュタイン、ホロヴィッツ、
リパッティなどの国内でも有名な巨匠のほか、ブゾーニ、フリードマン、ホフ
マン、ゴドフスキ、ソロモン、ブライロフスキ、カサドシュ、タリアフェロ、
コザルスキなど、個性豊かな名手たちの貴重な録音の数々。日本ではほとんど
知られていないラウル・コザルスキは、ショパンの高弟ミクリとルビンシュテ
インに師事、4歳でデビューしたポーランドの天才ピアニスト・作曲家で、と
くにショパンの演奏にかけては屈指のピアニストとして欧米で知られている。

ANDANTE−1140(3CDs) \6950
ストラヴィンスキー 自作自演集3(1945−1950)          
バーンスタインの「兵士の物語」「八重奏曲」を含む、ストラヴィンスキー自
作自演の第3弾!ストラヴィンスキーが指揮者として最も活躍した時代の作品
で、ほとんどが1940年代に初演または改訂初演直後、ウディー・ハーマン、
コリリアーノ他の初演者との録音。
<CD-1>
ダンス・コンセルタント(5曲) 
RCAビクター室内管弦楽団
(音源;RCA ハリウッド、リパブリック・スタジオ;1947・9・8&9) 
サーカス・ポルカ 
ニューヨーク・フィルハーモニック
(音源;米コロンビア ニューヨーク、カーネギーホール;1945・2・5)
4つのノルウェーの情緒 
ニューヨーク・フィルハーモニック
(音源;米コロンビア ニューヨーク、カーネギーホール;1945・2・5)
頌歌 
ニューヨーク・フィルハーモニック
(音源;米コロンビア ニューヨーク、カーネギーホール;1945・2・5)
ロシア風スケルツォ 
RCAビクター交響楽団
(音源;RCA ハリウッド、リパブリック・スタジオ;1947・9・15)
バレエの情景 
ニューヨーク・フィルハーモニック
(音源;米コロンビア ニューヨーク、カーネギーホール;1945・2・5) 
以上、指揮:イーゴル・ストラヴィンスキー
<CD-2>
3楽章の交響曲 
ニューヨーク・フィルハーモニック
(音源;米コロンビア ニューヨーク、カーネギーホール;1946・1・28)
エボニー・コンチェルト 
ウッディ・ヘルマン(クラリネット)、ハーマンズ・ハード
(音源;米コロンビア ハリウッド、CBSスタジオ;1946・8・19)
協奏曲ニ長調 
ジョン・コリーグリアーノ&ミヒャエル・ローゼンカー(ヴァイオリン) 
RCAビクター管弦楽団
(音源;RCA ニューヨーク、RCAスタジオNo.2;1950・4・1)
バレエ「オルフェウス」 
RCAビクター交響楽団
(音源;RCA ニューヨーク、マンハッタン・センター;1949・2・22&23) 
以上、指揮:イーゴル・ストラヴィンスキー
<CD-3>
「兵士の物語」 
レナード・バーンスタイン指揮 ボストン交響楽団員
(音源;RCA タングルウッド、コンサート・シアター;1947・8・11) 
八重奏曲 
レナード・バーンスタイン指揮 ボストン交響楽団員
(音源;RCA タングルウッド、コンサート・シアター;1947・8・11)
ミサ曲 
イーゴル・ストラヴィンスキー指揮 ニューヨーク・サクラメント教会合唱団
ロバート・ブルーム(オーボエ)、ウィリアム・ポリシ(ファゴット)、
ウィリアム・ヴァッキアーノ(トランペット)他
(音源;RCA ニューヨーク、タウンホール;1949・2・24&25) 
主の祈り
(パーテル・ノステル) 
アヴェ・マリア 
以上、イーゴル・ストラヴィンスキー指揮 
ニューヨーク・サクラメント教会合唱団
(音源;RCA ニューヨーク、タウンホール;1949・2・25)
  
<hyperion>
CDA67480  \2080
SACDA67480(Multichannel SACD hybrid) \2850
フランソワ・クープラン:鍵盤音楽集II ―― クラヴサン曲集第4巻より
第25組曲〔空想にふける女、神秘的な女、モンフランベール夫人、勝利した
ミューズ、さまよう亡霊たち〕  
第21組曲〔慕わしき王妃、跳躍、クープラン、ハープ型、小さな皮肉や〕
第24組曲〔毒槍、二重生活者(パッサカリアの動き)〕 
第26組曲〔病み上がりの女、ガヴォット、ソフィ、とげのある女、パント
マイム〕
第27組曲〔上品な女、けしの実、中国風、頓知(とんち)〕
アンジェラ・ヒューイット(ピアノ)
クープランの「クラヴサン曲集」を収録した3巻シリーズの2枚目にあたるも
の。バッハやスカルラッティのチェンバロ作品はピアノでも演奏する習慣が
定着しているのに、クープランでは試みられてこなかった。ヒューイットが
長年暖めていたこの企画は、定評あるバッハと同様、高い評価を得ている。
「全226曲を前もって検討した後、私は現代のピアノにいちばん合うと感じら
れたもの、そしてもっとも興味深いと思われたものを選び出した」と語る
ヒューイット。前回のCD(CDA67440/国内仕様MCDA67440)では、クラヴサ
ン曲集の第2巻と第3巻から、組曲を3つ選んで演奏していたが、今回は第4巻
から5つの組曲を選択。第24組曲のみ2曲を抜粋、21と25〜27組曲はすべて演
奏している。
〈空想にふける女〉〈毒槍〉〈二重生活者(パッサカリアの動き)〉〈病み
上がりの女〉〈とげのある女〉など、各曲につけられた奇抜なタイトルは見
ているだけで想像力をかき立てずにいられない。クープランは明らかに彼の
身近な人物を描いたのだが、具体的なことを明らかにしていないため、謎も
多い。ヒューイットによれば、当時の演劇の登場人物、クープランがつきあ
っていた人たちにしかわからないような、様々な“内輪の冗談”がタイトル
に含まれているという。もともと曲に絵画的なあるいは奇抜な題名を付ける
伝統は、16世紀末のリュート奏者が始めたものだが、フランスの数多くのク
ラヴサン奏者が採用するようになった。クープランもその一人だった。後の
時代になってこの伝統に倣ったのがエリック・サティ。つまりピアノで聴く
クープランはヒーリング・ミュージックの開祖サティの原点を探る旅なのか
もしれない。

CDA67387  \2080
オイゲン・ダルベール(1864−1932):復活祭への序曲Op.8
フレデリック・ラモンド(1868−1948):
交響曲イ長調Op.3  
スコットランド高地からの序曲
剣の踊り(《スコットランド高地での生活》より)
マーティン・ブラビンズ(指揮)、BBCスコティッシュ交響楽団
スコットランドに生まれた2人のピアノ・ヴィルトゥオーゾ、ダルベールとラ
モンドの管弦楽作品を取り上げた企画。ダルベールとラモンドはグラスゴー
の「歩いていける距離」に住んでいた幼なじみ。2人ともドイツに渡り、リス
トの弟子となっている。ラモンドの交響曲は作曲者21歳(1885年)に書き始
められ、1993年に出版された。ベートーヴェンとマーラーの間を埋める作品
がここにも!

CDA67384  \2080
フランセ:管弦楽作品集 ――
ジャン・フランセ(1912−1997):
バレエ音楽《ソフィーの不幸》 
ピアノと管弦楽のためのコンチェルティーノヘ長調 
シテーレ島のバスク
フィリップ・カッサール(ピアノ)、
ティエリー・フィッシャー(指揮)、アルスター管弦楽団
自作自演を除けば、木管五重奏曲あたりが実用的な意味で取り上げられる傾
向が強かったフランセ。近年、そのディスク・カタログの充実に貢献してい
るのがhyperionで、前回フランセ唯一の交響曲(CDA673223)を取り上げたコ
ンビ=フィッシャー&アルスター管が起用されており、おそらく今回も充実
した演奏を聴かせてくれることだろう。バレエ音楽は、ストラヴィンスキー
と新古典主義の影響を如実に受けていたフランセにとって、特にこだわりの
あったジャンル。セギュール伯爵夫人の童話をもとに書かれた《ソフィーの
不幸》は1948年にパリ・オペラ座で初演された作品で、33分ほどかかる大規
模な作品。ピアノと管弦楽のためのコンチェルティーノは9分弱の短い曲だが、
名曲として知られている。この新録音は、作曲者の娘クロードがドラティ指
揮ロンドン響と組んだ古いレコーディングがあったが、それ以来久々に登場
した新録音だと思う。

CDA67441-2(2CDs)  \4160
イェネー・フバイ(1858−1937):
【CD1】《チャールダーシュの情景》第1番-第10番  
【CD2】《チャールダーシュの情景》第11番-第14番
6つの《ハンガリーの詩》
新・6つの《ハンガリーの詩》
ハガイ・シャハム(ヴァイオリン)、アーロン・エルツ(ピアノ)
ヴァイオリン・ファン必聴のディスク。20世紀初頭のヴァイオリンの歴史を
今の時点からふりかえる意味からも注目に値するディスクだ。
イェネー・フバイはハンガリーのヴァイオリン奏者だった父親(カール)か
ら手ほどきを受け、幼少より才能を発揮、11才で演奏会にデビューした神童。
13才でベルリンの高等音楽学校に入学、18才までヨアヒムに師事。リストの
推薦により1878年にパリでデビュー。そこでヴュータンに認められ師事する。
1882年にブリュッセル音楽院の教授に就任するが,1886年にはブダペスト音楽
アカデミーの教授となり、その後、同ブダペスト・アカデミー音楽院の校長
として、後進の指導に当たっている。門下からシゲティ、ヴァルガ、ヴェ
チェイ、マルツィ、テルマニー、レナー、オーマンディ、セーケイ、フラン
シス・ダラニー、エルダリング(ブッシュの師)などを輩出。20世紀の偉大
なヴァイオリニストたちが並ぶこれら門下生リストは壮観の一言に尽きる。
作曲家として4つのヴァイオリン協奏曲、オペラ、バレエ、交響曲、室内楽曲
を残しているフバイ。近代ヴァイオリン奏法の開祖ともいえるフバイだが、
ルーツはやはりハンガリーのジプシー音楽。その旋律がナマにあらわれてい
るのがここに収められたヴァイオリンとピアノのための3つの曲集というわけ。
コンプリートな形で収録されるのは世界初だけに、これは大注目。H・シャ
ハムも前作の協奏曲録音(CDA67367)が素晴らしかっただけに大いに期待で
きる。

CDA67457  \2080
"ロンドンの誇り" 歌でつづるロンドン祝賀 ――
モンクトン:チョーク・ファームからカマーベル・グリーンへ、
ドリング:ビジネス・ガール、
ガーシュウィン:霧の日、
ウォルトン:ライム、
ノリス:ビッグ・ベンのブルース、
シャーウィン:バークリー・スクエアのうぐいすの歌、
スワン:楽しい騒音、
カワード:ロンドンの誇り、他
キャスリーン・ボット(ソプラノ)、
デイヴィッド・オーウェン・ノリス(ピアノ)


<helios>
CDH55150  \1200
バーコード:画像参照
"歌の翼に" メンデルスゾーン歌曲集 ――
フェリックス・メンデルスゾーン(1809−1847):
春の憩いOp.9-8、問いOp.9-1、告白Op.9-2、5月の歌Op.8-7、
もうひとつの5月の歌(魔女の歌)Op.8-8、挨拶Op.19a-5、新しい愛Op.19a-4、
歌の翼にOp.34-2、春の歌Op.34-3、ズライカOp.34-4、ズライカOp.57-3、
恋する女の手紙Op.86-3、最初の喪失Op.99-1、民謡Op.47-4、愛の歌Op.47-1、
葦の歌Op.71-4、美の女神の娘たちはいない、眠りなき太陽、少女の歎き、
月Op.86-5、森の城、誰が知るものかOp.99-6、夜の歌Op.71-6、
さすらいの歌Op.57-6
マーガレット・プライス(ソプラノ)、グレアム・ジョンソン(ピアノ)
hyperion CDA66666の廉価再発売。

CDH55155  \1200
グラーフ・フォン・ヴァッセナール(1692−1766):
コンチェルト・アルモニコ第1番-第6番
ロイ・グッドマン(指揮)、ブランデンブルグ・コンソート
hyperion CDA66670の廉価再発売。
間違ってペルゴレージ作とされていたヴァッセナールのコンチェルト・アル
モニコ(合奏協奏曲)。2番の第4楽章は、ストラヴィンスキー《プルチネッ》
の〈タランテッラ〉楽章の原曲。

CDH55173  \1200
ミカイル・グリンカ:大六重奏曲変ホ長調  
ニコライ・リムスキー=コルサコフ:五重奏曲変ロ長調
カプリコーン
hyperion CDA66163の廉価再発売。
グリンカはピアノ、弦楽四重奏、コントラバス、R=コルサコフはピアノ、
フルート、クラリネット、ホルン、ファゴットの編成。




<Centaur>
CRC 2664  \2080
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660−1725):
オラトリオ《追放されたハガルとイシマエル》 
メリッサ・フォガーティ(ソプラノ)、
カリーナ・ゴウヴィン(ソプラノ)、
ジェニファー・レーン(メゾ・ソプラノ)、
ネーザニエル・ワトソン(バリトン)、
シアトル・バロック、
バイロン・シェンクマン(アーティスティック・ディレクター)、
イングリッド・マシューズ(ミュージック・ディレクター)ほか
スウェーデン女王クリスティーナの後援により1683年に作曲したオラトリオ。

CRC 2658  \2080
ゲオルク・フィリップ・テレマン:
ソナタ ト短調、ヴァイオリンのための幻想曲嬰ホ長調、ニ長調、
ヨハン・セバスティアン・バッハ:
カンタータ第163番より、同第47番より、同第97番より、同第56番より、
同第159番より、同第158番より
オールド・フレンズ・コンサート・アーティスツ〔アリソン・ゲスト・エド
バーグ(バロック・ヴァイオリン)、アン・マリー・モーガン(バロック・
チェロ)〕、ダニエル・リヒティ(バス・バリトン)、ワシントン・マック
レーン(バロック・オーボエ)、エリザベス・ライト(チェンバロ)ほか

CRC 2649  \2080
ウジューヌ・イザーイ(1858−1931):チェロ・ソナタop.28、
ジョセフ・ヨンゲン(1873−1953):チェロ・ソナタop.39
ウェスリー・ボルドウィン(チェロ)、クリスティ・リー(ピアノ)

CRC 2642/43(2CDs) \4160
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:チェロ・ソナタ《全曲》
アンソニー・クック(チェロ)、アーミン・ワトキンス(ピアノ)
チェリスト、ネルソン・クックを父に持つアンソニー・クックは1948年、シ
ドニー生まれ。

CRC 2639  \2080
ピエール・シュローダー:アトランティス
ピエール・シュローダー(シンセザイザー)、
イヴ・デヴェロー(指揮)、L.A.C.G.室内管弦楽団
ピエール・シュローダーは若きフランス作曲家。《アトランティス》はエス
ニック、ジャズ、電子音楽などの要素を持つ交響詩。





<Rondo>
RCD 8377  \2180
"T-ボーン・ミュージック" ――
ヨハン・デ・メイ:
T−ボーン・コンチェルト(Rondo RCD 8371と同音源、録音:2000年3月)
トルシュタイン・オーゴール=ニールセン:
トロンボーンとウィンド・バンドのためのカンティレーナ(録音:2003年5月)
セーアン・ヒュルゴー:北国のラプソディー(録音:2002年7月)
ラウニ・グレンダール(ポウル・イヴァン・メラー編曲):
トロンボーン協奏曲(録音:2000年11月)
セーアン・ヒュルゴー:バガテル(録音:2002年7月)
イェスパー・ユール・セーアンセン(トロンボーン)、
ヤーウェン・ミッサー・イェンセン(指揮)、
デンマーク・コンサート・バンド
1997年よりデンマーク国立交響楽団首席トロンボーン奏者を務めるイェスパー
・ユール・セーアンセンはトゥーロン、ジュネーヴ国際コンクールでの受賞
歴を持つデンマークを代表するトロンボーン奏者の1人。デンマーク国内だけ
でなくシカゴではアーノルド・ジェイコブス、エドワード・クレインハーマ
ーに、パリではジャック・モージェらの元で研鑚を積んでいる。
新録音であるラウニ・グレンダールの協奏曲はトロンボーンの重要なレパー
トリーの1曲であり日本でも頻繁にコンサートやコンクールの課題曲として取
り上げられている。
吹奏楽伴奏版の録音は少なく今回のリリースは大変喜ばれよう。
リンドベルイ、モージェ、そしてアレッシらが挑んできたデ・メイの超難曲
T-ボーン・コンチェルト(Rondo RCD 8371と同音源)でも前出の名手達に負
けず劣らずといった素晴らしい演奏を披露。特にラストのハイFは必聴!
セーアンセンをサポートしているデンマーク・コンサート・バンドの演奏も
見事。ただの伴奏として埋もれずバランスの良い演奏でセーアンセンのソロ
を引き立てている。
このディスクをお聴きいただければ北欧のトロンボーン奏者はリンドベリだ
けではないということを実感できる。ちなみにセーアンセンはトロンボーン
奏者としてだけではなく2003年5月にノルウェーで行われたヨーロピアン・コ
ンダクターズ・コンペティションで優勝するなど指揮者としても活躍している。





<Sterling>
CDS 1058-2  \2180
ヒゥーゴ・アルヴェーン(1872−1960):カンタータ集 第2巻
黙示録カンタータop.31  
ウプサラ大学創立450年記念カンタータop.45
ペーテル・ブースマン(バス)、
フレードリク・セッテルストレム(バリトン)、
アルヴォ・ヴォルメル(指揮)、
マルメ・オペラ合唱団&同管弦楽団員、
ペール=ウーヴェ・ラーション(オルガン)ほか
《黙示録カンタータ》はアルヴェーンの2作目のカンタータ。ストックホルム
近郊、サルトシェーバーデンの黙示録教会の献堂式のために作曲された。






<Caprice>
CAP 21697  \2180
カール=ビリエル・ブロンダール(1916−1968)自作自演集 ――
交響曲第3番《ファセット》  
ピアノ、木管楽器と打楽器のための室内協奏曲
オラトリオ《鏡の広間で》
カール=ビリエル・ブロンダール(指揮)、
スウェーデン放送交響楽団、王立オペラ合唱団
録音:1962年11月18日(モノラル録音)
ルーセンベリに作曲を学び、セリエル音楽、電子音楽など現代的、前衛的な
手法による作品を発表しながらもシェーンベルクらの表現現代主義とは一線
を画した作曲家ブロンダールの貴重な自作自演集。1962年11月18日にストッ
クホルム・コンサートホールで行われたコンサートをライヴ録音したスウェ
ーデン放送のアーカイヴ音源は今回がはじめての発売となる。110ページに及
ぶブックレットにはブロンダール自身による解説と彼の指揮歴が掲載されて
いる。





<nosag records>
nosag CD 088  \2180
ダーグ・ルンディン(1943−):ピアノ作品集 ――
春のソナティナ  
アイスランド変奏曲 
旅行かばんより 
グレンガリーのバラード変奏曲
スールヴェイ・ヴィークマン(ピアノ)

nosag CD 089  \2180
ギターのための音楽 ――
エイトール・ヴィラ=ロボス:練習曲第7番、第8番、前奏曲第4番 
カルロ・ドメニコーニ:アナトリア民謡による変奏曲op.15
ホアキン・ロドリーゴ:ソナタ・ジョコーサ
アウグスティン・バリオス=マンゴレ:
フリア・フロリダ、大聖堂、情熱的マズルカ、みつばち 
フランク・マルタン:4つの短い小品 
アントニオ・ラウロ:ヴェネズエラ・ワルツ第2番、第3番
ヤーコブ・ヘンリケス(ギター)
ヤーコブ・ヘンリケスはストックホルム・ギター三重奏団の最初のメンバー
の一人。2001年、イタリアの国際ギター・コンペティション'Citta di
Voghera'で第1位を獲得している。





<Phono Suecia>
PSCD 148  \2180
トリオ・コン・フォルザ ――
アンデシュ・ヒゥルトクヴィスト:雨、その後
アーネ・メルネス:ビロードの上の真珠、雨だれのように
クリステル・リンドヴァル:ウィアー ほか全8曲
HOT3〔テリエ・ティヴォング(フルート)、トゥルビョン・ヘランデル(ヴィ
オラ)、ステファン・オステルシェー(ギター)〕





<Serpent>
SERCD 26  \2180
王立スウェーデン海軍バンドのタンゴ ――
ユーリウス・ヤコヴセン(編曲):マーチコラージュ
ラーシュ=エーリク・ラーション:メロディ
ビリー・ジョエル(ベルント・エールクルンド編曲):素顔のままで
オーケ・ドゥーリン:フーグランド公園の行進曲
クリステル・ダニエルソン:祝祭行進曲
ギャヴィン・サザーランド(エークダール編曲):セイリング ほか全16曲
アンドレアス・ハンソン(指揮)、
王立スウェーデン海軍バンド、ラーシュ・ルース(ピアノ)
王立スウェーデン海軍バンドは、スウェーデン唯一のプロフェッショナルな
軍隊バンド。





<SFZ Records>
SFZ 1005  \2180
フルートのための音楽 ――
ソフィア・グバイドゥーリナ:森の音、アレグロ・ルスティコ  
エドゥアルド・トゥービン:フルート・ソナタ  
ラーシュ・エードルンド:フルート・ソナタ 
アンドレ・ジョリヴェ:リノスの歌  
アルベール・ルーセル:ロンサールの2つの詩、フルートを吹く人たち 
オリヴィエ・メシアン:クロウタドリ 
アンリ・デュティーユ:ソナティナ
マグヌス・アーヴィング・ボーグ(フルート)、
ベンクト=オーケ・ルンディン(ピアノ)、
カール=アクセル・ドミニック(ピアノ)、
マデレイネ・バリンゲル(ソプラノ)
トゥービンのフルート・ソナタは、チャールズ・コールマンがオーケストレ
ーションした<フルート協奏曲>の原曲。ラーシュ・エードルンドのソナタ
は初録音となる。






<Chamber Sound>
CSCD 03034  \2180
コンテンポラリー・ストリングス ――
フレードリク・エード:鐘楼の悪魔、
フレードリク・ヘーデリン:確執、
ヨアキム・サンドグレン:贈物、ほか全5曲
トゥオマス・オリッラ(指揮)、ムジカ・ヴィテ ほか





<Simax>
PSC 1219  \2180
"スクラッチ" 打楽器のためのノルウェー音楽 ――
ロルフ・ヴァリン:スクラッチ
ヘンリク・ヘルステニウス:時の5つの痕跡II
トマス・ニルソン&D・J ・バラバス:ノー・イリュージョン ほか全4曲
SISU パーカッション・アンサンブル

PSC 1241(2CDs) \4360
クヌート・ニーステット(1915−):交響曲《ヨハネの黙示録》
モナ・ユールスルード(ソプラノ)、
ジェイムズ・ギルクリスト(テノール)、
アーリル・レンメライト(指揮)、
オスロ・フィルハーモニック管弦楽団&合唱団
ノルウェーの作曲家、指揮者、オルガニストであるニーステットの生誕85周
年を記念してオスロ・フィルからの委嘱により作曲された交響曲。全4楽章か
ら成るこの交響曲は1-3楽章がオーケストラのみの演奏で4楽章がソプラノ、
テノール独唱、合唱とオーケストラによる演奏となっている。

PSC 1252  \2180
"再訪" ダブル・ベースのための作品集 ――
アストル・ピアソラ(ダン・ステュッフェ編曲):
タンゴ・エチュード第4番  
ヨン・ペルセン:デュオ(フルートとダブル・ベースのための)  
ジャンチント・シェルシ:マクノンガン  
テッポ・ハウタ=アホ:ピエニ・バッソファンタジア  
ギスレ・クヴェルンドク:汝いずこへさすらう  
イアニス・クセナキス:ロスコベック(チェロとダブル・ベースのための)
ポール・ラムジェ:エウセビウス再訪
ダン・ステュッフェ(ダブル・ベース)、
アンネ・ヴェーディング(フルート)、
オイスタイン・ビルケラン(チェロ)、
ゴンサロ・モレーノ(ピアノ)





<Fik Classics>
FIKCD 1962  \2180
ロマンツァ ――
ミゲル・ロベット:スケルツォ=ワルツ、ロマンツァ
エドヴァルド・グリーグ(アーネ・ブラトラン編曲):
ワルツop.38-7、民謡op.12-5、孤独なさすらい人op.43-2、ハリングop.47-4
ミゲル・ロベット編曲:カタルーニャ民謡  
フランシスコ・タレガ:《16の前奏曲》より第1曲〜第10曲  
エドヴァルド・グリーグ:バラードop.24、オーセの死op.46-2
アンデルス・クレメンス・オイエン(ギター)
アンデルス・クレメンス・オイエンはノルウェー生まれのギタリスト。
2003年、アンドレス・セゴヴィア・ギター・コンペティションで第1位を受賞
した実力者。本作がCDデビューとなる。





<Aurora>
ACD 5021  \2180
ラグンヒル・ベルスタード:作品集 ――
模倣(ヴァイオリンとチェロのための)、クレッツ、シベリア、
トレウマ(弦楽四重奏のための)、ヴェルト(声、チェロと打楽器のための)
ほか全7曲
ヴィクトリア・ジョンソン(ヴァイオリン)、
タニヤ・オルニング(チェロ)、アルディッティ弦楽四重奏団 ほか
ベルスタードは1956年生まれのノルウェー女流作曲家。ギタリストおよび音
楽教師としての音楽キャリアを持つ彼女は、ノルウェー国立音楽アカデミー
で作曲を学んだ。この作品にはアルディッティ弦楽四重奏団も1曲参加してい
る。

ACD 5032  \2180
ストーレ・クライベルグ:作品集 ――
嘆き
交響曲第2番《室内交響曲》
交響曲第1番《鐘の岩礁》
ロレフ・グプタ(指揮)、トロンハイム交響楽団

ACD 5034  \2180
セシーリエ・ウーレ(1954−):A.影のオペラ
ヨアキム・カルマイヤー(声)、アンネケ・フォン・デア・リッペ(声)、
ティルマン・ハルテンスタイン(声)、ヘンリク・イナドリ(声)、
ラキス・カンザキス(声)、ロブ・ウェアリング(声)、
セシーリエ・ウーレ(テープ製作)
セシーリエ・ウーレ(音楽)とプール=ヘルゲ・ハウゲン(テクスト)の共
同作業による作品。《A.影のオペラ》のステージ上の人物は一人。作品を構
成する基本素材は人間の声と言葉。声は語るが歌わない。音楽は金属製の打
楽器だけで演奏される。ちなみにタイトルの前にあるAとは主役の名。この
CDはいわゆるブック・スタイルでハード・カバーが施された外装に110ページ
以上に及ぶブックレット(写真込み)があり、表3にCDがついているという仕
様。なお、表1、表4には作曲者、作品名、アーティスト名などの表記は一
切なく、背表紙にCD番号が記載されているのみ。





<Opheria Ragtime Orchestra>
3MON  \2180
スコット・ジョップリン:オペラ《ツリーモニシャ》抜粋
サイム合唱団、オフェーリア・ラグタイム・オーケストラ ほか
オフェーリア・ラグタイム・オーケストラはラグタイム音楽を演奏すること
を目的に結成された。この録音での編成はヴァイオリン、チェロ、クラリネ
ット、トロンボーン、バンジョー、ベース、ドラムス、ピアノを使用。2003
年ベルゲンでのライヴ録音。





<Point>
PCD 5158  \2180
夢の絵−オルガン愛好曲集第2巻
フレゼリク・クーラウ:劇音楽《妖精の丘》
H・C・ロンビ:夢の絵
カール・ニールセン:霧が晴れていく、世紀の変わり目の祝祭前奏曲
ルーズ・ランゴー:「ダウマー王妃はリーベで病に臥す」による幻想曲
フィニ・ヘンリケンス:結婚行進曲 ほか全9曲
ヘルエ・グラムストロプ(オルガン)

PCD 5159  \2180
アメリカ合唱作品集 ――
エリック・ウィテカー:水の夜、
サミュエル・バーバー:生まれ変わり、
ジョン・ガードナー:
ウォレス・スティーヴンスの詩による5つのパートソング、
アーロン・コープランド:4つのモテット、
レナード・バーンスタイン:サムウェア、
ウォード・スウィングル:好いた同士が肩を寄せ、
ライオネル・バート(ジーン・ピュアリング編曲):愛はどこに、
ジョージ・ガーシュウィン(ロデリック・ウィリアムズ編曲):サマータイム
ジェローム・カーン(ウォード・スウィングル編曲):あなたのすべてが、
アメリカ民謡(ジェイムズ・アーブ編曲):シェナンドー
青年学生合唱団、
フレミング・ヴィネキレ(指揮)、
トマス・リスケル(ピアノ)

PCD 5161/2(2CDs) \4360
モンテヴェルディ:マドリガーレ集第6巻 ほか
【CD1】
クラウディオ・モンテヴェルディ:
アリアンナの嘆き(マドリガーレ集第6巻)、貴方の頬は美しい、マリアよ
なぜ墓のほとりで嘆くのですか(アクイリーノ・コッピーニのコレクション)
クヌーズ・イェペセン:
4つのデンマーク語のモテット、ベネディカムス・ドミノ、デンマーク語のパ
ート・ソング、2つのパート・ソング、4つのシェイクスピアの歌、ヨーン殿
【CD2】
クラウディオ:モンテヴェルディ:
いとしい女の墓にそそぐ恋人の涙(マドリガーレ集第6巻)
同:さあ、シルヴィオ(マドリガーレ集第5巻) 
フィン・マティアセン:
4つのパート・ソング、2つのパート・ソング、小さな年鑑、デンマークの不
思議な胸に
イェンス・ペーター・ヤコブセン(指揮)、
オーフス大学音楽学生室内合唱団





<Danica>
DCD 8213  \2180
現代デンマークの教会音楽 ――
イブ・ネアホルム(1931−):
クリスマスの悲しみと喜び(クリスマス・カンタータ第1番)  
同:恐れと喜び(クリスマス・カンタータ第2番)  
ライフ・カイザー(1919-2001):マリアの賛歌  
同:「甘き喜びのうちに」による変奏曲  
メーズ・ヘク(1968−):わたしの魂よ、主をたたえよ
聖アネ少女合唱団、
クラウス・ヴェスタゴー・イェンセン(指揮)、
ハンス・オーレ・タース(オルガン)ほか

DCD 8220  \2180
ヘリンゴン教会の一年の歌 ――
東の空に陽が昇る、ばらの園の花々のよるに、心よ、お前の喜びの翼を高く、
神の徳をたたえましょう、なんと美しい青空 ほか全17曲
聖アネ少女合唱団、
クラウス・ヴェスタゴー・イェンセン(指揮)、
ハンス・オーレ・タース(オルガン)

DCD 8221  \2180
ハンス=エーリク・フィリップ(1943−):
交響曲、そしてほかの夢、ひなぎく
モニカ・ユーハス・ミチュラ(ソプラノ)、
ベーラ・ドラホス(指揮)、ブダペスト交響楽団&合唱団

DCD 8224  \2180
「...じゃないよね」第1巻
−キツネのユゴーとアライグマのイネットのお話 ――
ヴィヴァルディ、ニールセン、モーツァルト、シューベルトほかの作品
クラウス・ビリト(朗読)、リセ・ストラーチク(トラヴェルソ)、
ヴィリ・ストラーチク(ピアノ)
デンマーク語の朗読による子供向けのCD(DCD 8225、8226も同様)。

DCD 8225  \2180
"「...じゃないよね」第2巻−キツネのユゴー、新しい冒険へ" ――
モーツァルト、バッハ、ベートーヴェンほかの作品
クラウス・ビリト(朗読)、リセ・ストラーチク(トラヴェルソ)、
ヴィリ・ストラーチク(ピアノ)
デンマーク語の朗読による子供向けのCD。

DCD 8226  \2180
"「...じゃないよね」第3巻
−キャンディとおいはぎ...変わったハネムーン"
ヘンデル、ビゼー、バルトークほかの作品
クラウス・ビリト(朗読)、リセ・ストラーチク(トラヴェルソ)、
ヴィリ・ストラーチク(ピアノ)
デンマーク語の朗読による子供向けのCD。





<Paula>
PACD 142  \2180
"主は偉大なり" 英国国教会の音楽第1巻 ――
ヘンリー・バルフォア・ガーディナー(1877−1950):夕べの賛美歌、
ベンジャミン・ブリテン(1913−1976):祝祭テ・デウム、
シャルル・グノー(1818−1893):ミサ曲第5番、
シャルル=マリー・ウィドール(1844−1937):タントゥム・エルゴ、
セザール・フランク(1822−1890):天使の糧、
エドワード・エルガー(1857−1934):主は偉大なり ほか全12曲
ヘアニング教会少年合唱団、
メーズ・ビレ(指揮)、ハネ・クールマン(オルガン)
 
<Chandos>
CHAN10171  \2080
ミエチスワフ・カルウォヴィチ(1876−1909):
交響的プロローグ〈ビアンカ・ダ・モレナ〉
-《白い鳩によせる曲》の付随音楽
弦楽オーケストラのためのセレナード ハ長調 Op.2 
復活交響曲ホ短調Op.7
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)、BBCフィルハーモニック
ポーランドに生まれ、作曲家としていざこれから大輪の花を咲かせようという
32歳の若さで、雪崩に遭い早世してしまったカルウォヴィチ。その作品はポー
ランド国内でこそ知られていたものの、西欧諸国では1996年に出版されたアリ
ステール・ワイトマンの書『カルウォヴィチ 若きポーランドと世紀末の音楽』
(Scolar Press)と、2002年のChandosの交響詩アルバム(CHAN9986/国内
仕様MCHAN9986)により、ようやく再評価の気運が形成されたといっても過言
ではない。名作交響詩《永遠の歌》をはじめとする5作品を取り上げたその前
作は、ChandosにおけるBBCフィルハーモニック100枚目の記念アルバムにな
ったこともあって、一大プロモーション・キャンペーンが展開された。パフォ
ーマンス的にもGramophone誌の"Record of the Month" (毎号のEditor's
Choice 10点の中でもっとも優れたディスクに与えられる評価)、BBCミュー
ジック・マガジンの "Pick of the Month" 、デイリー・テレグラフ紙の
"Pick of 2002"に選出されるなど、好評価が続出。その余波は世界に広がり、
Chandosの2002年度ワールド・セールス・トップ・テンにも食い込む健闘を
見せた。その余勢をかって企画されたのが、今回の第2弾。指揮者は前回の
トルトゥリエから、“ミスター昇り龍”とまで形容されるBBCフィルの現首
席指揮者ジャナンドレア・ノセダに交代、カルウォヴィチ作品の中で最も規
模の大きい《復活交響曲》に挑む。4楽章からなるこのシンフォニー、演奏
時間は40分ほどで、習作期の総決算と位置づけられた作品。まるでマーラー
の向こうを張ったようなこのタイトル、原題では"Odrodzenie"(英語では
"Rebirth"または "Revival")であり、広義の「再生」を意味する。「キリ
スト復活」を表現するのに用いられるマーラーの「復活」"Auferstehung"
(英 Resurrection)とはニュアンスが違いこそすれ、どちらも聴き手を圧
倒せんばかりのエネルギーを放射する音楽であることは変わりない。カル
ウォヴィチ版《復活》は、彼が好んだブルックナー、グリーグ、R・シュト
ラウス、チャイコフスキーなど後期ロマン派の語法がしかと刻印されており、
特にチャイコフスキーの影響は、構成や楽器法に顕著に見られる。各楽章に
付された長大なプログラムはチャイコフスキーの第4交響曲を連想させるし、
第5交響曲との外見上の類似点も多い。
なお、カップリングの2曲のうち、ヨザファト・ノヴィンスキの戯曲『白い
鳩』の付随音楽として書かれた〈ビアンカ・ダ・モレナ〉は世界初録音。
プロコフィエフ《石の花》(CHAN10058/国内仕様MCHAN10058)、レスピ
ーギ《風変わりな店》(CHAN10081/国内仕様MCHAN10081)に続き、また
また放たれるノセダ&BBCフィルよる注目盤。さらに嬉しいことにこのコン
ビ、いよいよ今年秋に来日ツアーも予定されている!!

CHAN10172  \2080
CHSA5028(Hybrid SACD Multichannel)  \2850
レナード・バーンスタイン(1918−1990):
交響曲第3番《カディッシュ》(世界初録音ヴァージョン)*  
チチェスター詩篇**  
ミサ・ブレヴィス(世界初録音ヴァージョン)***
アン・マレー(メゾソプラノ)*、ジェイミー・バーンスタイン(語り)*、
パブロ・ストロング(ボーイ・ソプラノ)**、
レナード・スラットキン(指揮)、
BBC交響楽団、ロンドン礼拝堂学校スコラ*、BBCシンガーズ***、
BBCシンフォニー合唱団*/**
スラットキンによるバーンスタイン交響曲全集完結編! バーンスタインの実
娘ジェイミーも参加! スラットキン&BBC交響楽団による『バーンスタイン
作品集』第2弾。第1弾(CHAN9889/国内仕様MCHAN9889)と合わせて、交響
曲全集が完結する。スラットキンはいわゆる「バーンスタイン門下」ではな
く、初めての顔合わせは、意外にも1986年(バーンスタインの死からわずか
4年前)の夏のこと。タングルウッドでボストン交響楽団を指揮して、バーン
スタインの初期のバレエ音楽《ファクシミリ》を演奏していたスラットキン
は、その時はじめて子供時代から憧れていた作曲者本人と会えたのだ。そこ
でスラットキンは、もしバーンスタインに不安があるとすれば、より真摯な
作品で人々の記憶に残る作曲家にはなれないと感じていることを悟ったとい
う。現在、バーンスタインが逝って10年以上の時が経ったが、彼のシリアス
な作品は最近ようやくオーケストラのレパートリーに(徐々にではあるが)
定着しつつある。それは「門下生ではない」スラットキンをはじめとする指
揮者たちが果たした役割もまた大きいのだ。スラットキンは生前のバーンス
タインに「あなたの作品は、なにかの記念日に取り上げればいいというもの
ではない」と述べたというが、それがお世辞でなかったことは、前作とこの
新録音の水際だった演奏を聴けばよくわかる。バーンスタインの交響曲は、
ファシズムへの非難をあからさまに表明した《エレミヤ》(第1番)、オー
デンの詩を借りて自分のプライヴェートな部分(バイセクシャルだったこと
も含め)を自伝的に吐露した《不安の時代》(2番)もそうだが、《カディ
ッシュ(神聖化)》(3番)が、「信仰」について思いを巡らすバーンスタ
インの「個」そのものであり、劇的な彼の人生の集大成であるとさえ言える
のだ。今回の録音でナレーションをつとめるバーンスタインの実娘ジェイミ
ーも、《カディッシュ》が全作品中最も個人的な曲であり、家族にとっては
そのあまりに赤裸々な内容に、困惑を覚えるほどだったと証言している。こ
の新しい録音は、作家でもあり、放送キャスターでもある彼女自ら書き起こ
した新しいテキストによるナレーションが収録されているのが特徴。《ミサ
・ブレヴィス》も同様に新しいヴァージョンによる初録音であり、自作自演
や、弟子たちの録音とは違った意味で作曲家バーンスタインを見つめ直すき
っかけを提供することになろう。

CHAN10095  \2080
ラフマニノフ:チェロとピアノのための作品全集 ――
セルゲイ・ラフマニノフ(1873−1943):リート(歌) ヘ短調  
同:2つの小品Op.2  
同:前奏曲変ト長調 Op.23-10(A・ブランデュコフ編)  
モデスト・アルトシュラー(1873−1963):
ラフマニノフの主題によるメロディ ニ長調(世界初録音ヴァージョン)
セルゲイ・ラフマニノフ:
ヴォカリーズOp.34-14(オリジナル版による世界初録音)  
同:チェロ・ソナタ ト短調Op.19
アレクサンドル・イワーシキン(チェロ)、
ルステム・ハイルディノフ(ピアノ)
なんと《ヴォカリーズ》オリジナル・チェロ&ピアノ版の初録音!
ラフマニノフには有名な《チェロ・ソナタ》だけでなく、他にもこの編成に
よる魅力的な作品が多数あることを知らしめる新録音。作曲者がわずか17歳
だったときの作品《リート》や、ピアノ・ソロから編曲された《前奏曲》な
ど興味が尽きない作品ばかりだが、最も注目なのはこれが初の録音となるオ
リジナル・ヴァージョンによる《ヴォカリーズ》だろう。世界中で親しまれ
ている名曲《ヴォカリーズ》は作曲者自身のものだけでも、声楽版、チェロ
版、管弦楽版があるが、このチェロ版はモスクワのグリンカ音楽文化博物館
が近年購入したもので、現行の版とはフレージングが違うという。総じて現
在一般に流布している版より「妥協がない」となっている。

CHAN10186  2枚組  \4160
マイケル・バークリー:
歌劇《バー・バー・ブラック・シープ》ジャングルの物語
マルコム・ロリマー(ボーイ・ソプラノ)、
ウィリアム・ダジリー(バリトン)、
アン・テイラー=モーリー(メゾソプラノ)、
アイリーン・ハルス(ハイ・ソプラノ)、
ヘンリー・ニューマン(バス・バリトン)、
フィオナ・キム(コントラルト)、
フィリップ・シェフィールド(テナー)、
マーク・ホーランド(バス・バリトン)、
ポール・マッキャン(テナー)、
ブライアン・クックソン(テナー)、
ポール・ダニエル(指揮)、
イングリッシュ・ノーザン・フィルハーモニア、オペラ・ノース合唱団
マイケル・バークリーの最初のオペラ作品。原作はノーべル賞作家、ラドヤ
ード・キップリングが1894年に書いた『ジャングル・ブック』。インドの密
林地帯で、まだ赤ん坊だった少年マウグリが狼の一群に紛れ込んでしまうが、
その中でたくましく成長していく姿を描いた名作。オーストラリアの作家デ
イヴィッド・マロウフがそれを台本にし、バークリーが曲をつけてオペラ化
したという。

CHAN0705  2枚組  \4160
ニコロ・ピッチンニ(ピッチーニ)(1728−1800):歌劇《女の仕返し》
ヴィンセンツォ・ディ・ドナート(テナー)、
ジュリアーナ・カステッラーニ(ソプラノ)、
マウロ・ブッダ(バリトン)、
シルヴィア・ポッツァー(ソプラノ)、
ディーゴ・ファソリス(指揮)、
イ・バロッキスティ
(ドゥイリオ・ガルフェッティ:ヴァイオリン/リーダー)
ピッチンニ("ピッチーニ"という表記もアリ)はナポリ楽派のオペラ作曲家。
活躍した年代はハイドンやモーツァルトと重なる。120ものオペラを作曲し、
後年の活躍の場だったパリではグルックに対抗する勢力の筆頭だったとされ
ている。王妃マリー・アントワネットの歌の教師をしていたことでも知られ
る。このオペラ《女の仕返し》はピッチンニの初期作であり、出世作でもあ
る。初演されたローマだけでなく、オーストリア、ドイツ、ポーランド、フ
ランスでも上演され、各地で好評を博した記録が残っている。現在のインタ
ーナショナル・レコード・カタログには存在しない作品だけに、後期バロッ
クから古典派への橋渡しをしたこの作品を、音で聴くことができる意義は大
きい。音楽も、いかにもナポリ派らしい、のびやかで美しい旋律がてんこ盛
り。演奏はイル・ジャルディーノ・アルモニコの元メンバーだったドゥイリ
オ・ガルフェッティがリーダーをつとめる「イ・バロッキスティ」。今が旬
のイタリア古楽勢の演奏により表現も積極的、そして時代考証もバッチリ怠
りなし。

CHAN0704  \2080
ベルナルド・パスクィーニ(1637−1710):
グラヴィチェンバロのためのソナタ集  
通奏低音のためのソナタ第14番イ短調
ロベルト・ロレジャン(チェンバロ、スピネット)、
フランチェスコ・フェッラリーニ(チェロ)

CHAN10174X  \1680
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872−1958):
劇音楽《すずめばち》序曲  
同:管弦楽のための《セレナーデ・トゥー・ミュージック》  
フレデリック・ディーリアス(1862−1934):
小管弦楽のための《2つの小品》  
管弦楽のための《夏の夜》  
弦楽オーケストラのための《エアとダンス》
ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、ロンドン・フィルハーモニック
2003年のグラモフォン・アウォードで、バックスの新しい交響曲全集
(CHAN10122)をはじめとする功績の数々により、Special Achievement(特
別功労賞)を受賞したヴァーノン・ハンドリーの名演をミッド化。ハンドリ
ー得意のイギリス音楽プログラム。

CHAN10175X  \1680
エドゥアルト・グリーグ(1843−1907):
《ペール・ギュント》第1組曲Op.46  
《ペール・ギュント》第2組曲Op.55  
抒情組曲Op.54  
ピアノ協奏曲イ短調Op.16*
マーガレット・フィンガーハット(ピアノ*)、
ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、アルスター管弦楽団
グリーグの中でも最もポピュラーな作品ばかりだが、ハンドリーの目の詰ん
だ音楽造りの確かさは、ぱっと出の指揮者ではとても味わえない職人芸。

CHAN10209X(2CDs price of 1) \1680
バックス:管弦楽作品集 Vol.7 ――
アーノルド・バックス(1883−1953):
〔CD-1〕交響詩《冬の伝説》  
〔CD-2〕交響的変奏曲
マーガレット・フィンガーハット(ピアノ)、
ブライデン・トムソン(指揮)、ロンドン・フィルハーモニック
バックス管弦楽曲集のChandos Classicへのリパッケージ・リリースもこれ
が最終巻。2曲ともこれが唯一の録音。

●Chandos Collect
CHAN6676  \1200
アルバート・W・ケテルビー(1875−1959):
月光の中に
ペルシャの市場にて
牧場を渡る鐘の音 
コックニー組曲  
ウェッジウッド・ブルー  
時計とドレスデン人形
恋人の庭で  
中国の寺院の庭で 
心の聖域  
ジャングル・ドラム
アンソニー・グッドウィン(指揮)、パルム・コート劇場管弦楽団
1900年から大戦終結の45年までロンドンに実在したサロン・オーケストラ
「パルム・コート劇場管弦楽団」のレパートリーを再現した企画。ケテルビ
ーはもともとシリアスな作品で作曲家として一人前になることを望んでいた
が、とてもそれでは食べていけないため、放送局のディレクターになった。
ところがラジオ番組の穴埋めに作曲した通俗的な描写曲が当たって世界的な
ヒットとなり、作曲家としての地位を確立したという。ケテルビーの多くの
作品はそうした経緯から生まれたもので、このディスクのようなサロン・オ
ーケストラの編成で聴くのが正しい、というわけ。
FBCD2002からの移行再発売。

CHAN667  \1200
アントニン・ドヴォルザーク(1841−1904):
弦楽セレナード ホ長調Op.22 
管楽のためのセレナード ニ短調Op.44
クリストファー・ウォーレン=グリーン(指揮)、
フィルハーモニア管弦楽団
指揮をしているウォーレン=グリーンはかつてフィルハーモニア管のコンサ
ートマスターだったこともある。

CHAN6677  \1200
アイヴァー・ノヴェロ Ivor Novello (1893−1951):
ソングズ Songs ―― Some Day My Heart Will Awake, Primrose, Love Is
My Reason, Dark Music, The Little Damozel, When the Gypsy Played, On
Such a Night as This, Fly Home, Little Heart, Keep the Home Fires
Burning ( 'Till the Boys Come Home), Music in May, A Violin Began
to Play, Spring of the Year, My Dearest Dear, Finder, Please Return
from Gay's the Word, Look in My Heart, When I Curtsied to the King,
We'll Gather Lilacs, Fairy Laughter, Glamorous Night, Why Is There
Ever Goodbye?
マリリン・ヒル・スミス Marilyn Hill Smith(ソプラノ)、
ステュワート・バリー Stuart Barry(指揮)、
シャンドス・コンサート・オーケストラ The Chandos Concert Orchestra、
ゴードン・ラングフォード Gordon Langford(ピアノ)
イギリスのポピュラー音楽賞として有名な"アイヴァー・ノヴェロ・アウォ
ード"にその名を冠されているアイヴァー・ノヴェロは、いわゆるシンガー・
ソングライターの草分け。俳優としてもヒッチコック作品に登場するなど有
名だった。





<Channel Classics>
CCSSA20804  \2850
「死と献身」
マティアス・ヴェックマン(1616/9−1674):
Wie liegt die Stadt so Wuste 
フランツ・テンダー (1614−1667):
An Wasserflussen Babylon 
O Jesu dulcissime
Ach Herr, lass deine lieben Engelein 
ディートリヒ・ブクステフーデ(1637-1707):
カンタータ《おお神の都》
Wo ist doch mein Freund geblieben? BuxWV.111 
クリスティアン・リッター(1645/8-1717/25):
O amantissime sponse Jesu 
ブクステフーデ:カンタータ《主よ、あなたさえこの世にあれば》
ヨハンネッテ・ゾマー (ソプラノ)、ピーター・ハーヴィー (バス)
ヨス・ヴァン・フェルトホーフェン (指揮)、
オランダ・バッハ協会
豪華装丁の《クリスマス・オラトリオ》のヒットが印象に新しいフェルトホー
フェン&オランダ・バッハ協会の最新作。
表情豊かでオリジナリティーに溢れた17世紀北ドイツの教会音楽の中でも、
特に悲劇的な内容の作品を集めている。
ハイブリッド・スーパーオーディオCD。マルチチャンネルにも対応。ノーマ
ルCDの発売予定はありません。






<Capriccio>
67075  \2080
カルロ・アンブロジオ・ロナーティ(ca.1645−ca.1710):
ヴァイオリン・ソナタ第11番、第2番、第4番、第10番、第3番、
第7番《チャッコーナ(シャコンヌ)》
クリストフ・ティンペ(ヴァイオリン)、アカデミア・ペル・ムジカ
ドイツ人ながらローマを本拠地に活躍するバロック・ヴァイオリニスト、クリ
ストフ・ティンペと、彼が率いるアカデミア・ペル・ムジカの最新作。
ロナーティの作品も取り上げられる機会が多いとはいえないが、バロック初
期にあらわれた革新的なヴァイオリン・ヴィルトゥオーゾの一人であり、その
作品に残された技巧性はヴィヴァルディ、ビーバーなどにもひけをとらない。
冒頭におさめられたソナタ11番はスコルダトゥーラ(変則調弦)の特徴が発
揮された傑作。他の曲も含め当時としては滅多に使われることのなかったハ
イ・ポジション(第7)を大胆に用いた作品が目立つ。第7番では、冒頭に15分
に及ぶ長大な〈シャコンヌ〉がおかれており、まるでビーバーやバッハを先
取りしたような曲だと感じさせる。

67074  \2080
フィリップ・ハインリヒ・エルレバッハ(1657−1714):
序曲第5番ヘ長調、 第3ソナタ イ長調、序曲第6番ト短調、第2ソナタホ短調
ベルリン・バロック・カンパニー
カンタータをはじめとする膨大な数の作品を残した、と記録にあるものの、
大半が火災などで失われてしまったため、あまり知られていないバロック時
代のドイツの作曲家、エルレバッハの器楽作品集。ドイツ的な構成感とイタ
リア的な旋律が融合した珠玉の作品群がベルリン・バロック・カンパニーの
シャープな演奏でよみがえっている。





<Eufoda>
EUFODA1347  \2180
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714−1788):
鍵盤楽器のための性格的な小品集 ――
ガウゼWq.117-37、ポットWq.117-18、ボルヒヴァルトWq.117-17 
ベーマーWq.117-26、フィリピーネWq.117-34、ガブリエルWq.117-35
カロリーネWq.117-39、プリンツェッテWq.117-21、
アリ・ルーパリヒWq.117-27、 グライムWq.117-19、シュタールWq.117-25
グライムWq.117-20、ブーフホルツWq.117-24、ヘルマンWq.117-23 
数ある記憶Wq.117-33、追随者Wq.117-28、恋煩いWq.117-30
日々の移ろいWq.117-32、優柔不断な人Wq.117-31、ルイーズWq.117-36
クセノフォン=シビッレWq.117-29、ゾフィWq.117-40*、
エルネスティーネI Wq.199-16*、エルネスティーネII Wq.199-38
アウグステ:ポロノワーズWq.117-24
トム・ベガン(クラヴィコード)、
ヤン・ヴァン・エルサッカー(テナー)*
C・P・E・バッハ・ファン注目!
ここで演奏しているトム・ベガンは、かつて話題になった複数のフォルテピア
ノ奏者たちによる「ベートーヴェン・ソナタ全集」(Claves)のレコーディン
グに参加していた一人。バイオなどの資料がないので、どんな経歴の人だかわ
からないが、研究者としてもなかなかの才人のようだ。《性格的な小品集》の
25曲は、作曲者の死後、1790年に公刊された《カール・フィリップ・エマヌエ
ル・バッハ音楽遺産総目録》に記載がある曲集の名前で、ベガンはこれを
Wq.117を中心とした作品であろうと推測し、実践したのがこのディスク。なん
だか "C・P・E・バッハ版「エニグマ(謎)」" という趣も感じられる。
なお、このディスク、CD-ROM層もあり、それぞれの曲にエッチング絵画をあて
がった画集(PDFファイル)が組み込まれている。編纂はベガン自身で、掲載
された作品はエマヌエルと同時代の画家ウィリアム・ホガース William
Hogarth(1697−1764)のもの。ロンドンで活躍したホガースは当時の貴族階
級や政治家、中産階級の道徳観などを風刺した版画を数多く制作。英国風刺画
の祖とうたわれている人物だ。

EUFODA1286  \2180
"少女の歎き" メンデルスゾーン&ツェルター:歌曲集 ――
フェリックス・メンデルスゾーン(1809−1847):
さすらいの歌、歌の翼に、
カール・フリードリヒ・ツェルター(1758−1832):
お似合い同士、他(全27曲)
アンドレア・ファラン(ソプラノ)、トム・ベガン(フォルテピアノ)

EUFODA1348  \2180
アントニン・ドヴォルザーク(1841−1904):
ドゥムカとフリアントOp.12、詩的な音画Op.85、組曲イ長調Op.98
8つのユモレスクOp.101
ヤン・ミキエルス(ピアノ)
ドヴォルザーク・イヤー(没後100年)らしい、いい企画。リスト《十字架の
道行》(EUFODA1324)で明確なコンセプトによる見事な演奏を聴かせてくれた
ミキエルスの最新作。ここで使用したピアノは1884年製ベーゼンドルファーだ
という。ぱっと聴きにもすぐわかる、深々とした音色の素晴らしさがウリ。

EUFODA1352  \2180
モンテヴェルディ:クリスマス礼拝の晩祷 ――
ジョヴァンニ・ガブリエリ(c.1555−1612):今日キリストは生まれた
クラウディオ・モンテヴェルディ(1567−1643):
主は言われた  
われ主に感謝せん
主を畏るる者は幸いなり
主のしもべらよ、ほめまつれ
グローリア
主をたたえよ
ジョヴァンニ・ガブリエリ:第3旋法のカンツォーナ
クラウディオ・モンテヴェルディ:キリスト、もろびとの救い主
キアーラ・マルガリータ・コッゾラーニ(1602−c.1677):グローリア
クラウディオ・モンテヴェルディ:マニフィカト
エリク・ファン・ネーヴェル(指揮)、クレンデ
実力派古楽団体クレンデの新録音。《マニフィカト》がすばらしい!

EUFODA1284  \2180
ハンス・レオ・ハスラー(1562−1612): 宗教音楽集
Intrada I、Intrada II、Intrada III、Intrada IV、Intrada VII  
Nun fanget an ein guts Liedlein zu singen、Schons Lieb, du machst
mir angst、Feinslieb, du hast mich gfangen、Herzlieb, zu dir allein、
Von dir kan ich nicht scheyden、Canzona、Musica e lo mio core、
Tessea catna d'oro、O dolci lagrimette、Vattene pur crudel、
Care lagrime mie、Mein Gmuth ist mir verwirret、Tantzen und springen、
Mi sento ohime morire、Fuggendo andai per boschi、O tu che mi dai pene、
Vivan sempre i pastori、Intrada V、Gagliarde
エリク・ファン・ネーヴェル Erik Van Nevel (指揮)、
クレンデ
プレトリウスと並ぶルネサンス期ドイツの大作曲家ハスラーを本格的に取り
上げたディスク。ヴェネツィアで学び、ガブリエリのコンチェルタント様式
をドイツに最初にもたらした人物とされている。たしかに音を聴いてみると、
きらびやかに吹かれるサックバットの音色、合奏と合唱の交歓など、見事な
までに「ドイツ版ガブリエリ」。ネーヴェルとクレンデの入念な演奏も見事。

EUFODA1285  \2180
ハンス・レオ・ハスラー(1562−1612):宗教音楽集
Hertzlich lieb hab ich dich、O Mensch, bewien dein Sunde gros、Deus,
Deus meus、Exsultate Deo、Veni, Sancte Spiritus、Hodie completi sunt
dies Pentecostes  03'59'' 、Dum complerentur dies Pentecostes、Nunc
dimitis servum tuum、Vincula dum Christus terit、Ricercar in G、
Ricercar in C、Ad Dominum, cum tribularer、Laudem dicite Deo nostro、
Nos autem populus ejus、O Domine Jesu Christe、O sacrum convivium、
Domine, Deus meus、Aus tieffer noth schrey ich zu dir、Und ob es
wert bis in die nacht、Ob bey uns ist der sunde vil、Ehr sey dem
Vater und dem Son
エリク・ファン・ネーヴェル Erik Van Nevel (指揮)、
クレンデ
上記(EUFODA1284)の続編アルバム。

EUFODA1283  \2180
ジャン・フィリップ・ラモー(1683−1764):《優雅なインド》管弦楽組曲
ディルク・フェルミューレン(指揮)、プリマ・ラ・ムジカ
ディルク・フェルミューレンはブリュッヘンのアシスタントとしてキャリア
をスタートした。師匠ゆずりの活気に満ちたラモー。モダン楽器での演奏と
思われる。

EUFODA1353  \2180
ヴォルフ−その生涯と愛 ――
フーゴー・ヴォルフ(1860−1903):
ゲーテの詩による歌曲集−『スレイカ詩集』による歌曲、『酒亭の書』によ
る歌曲、『西東詩集』による歌曲、他 (全24曲)
イヴ・シーレンス(テナー)、インゲ・スピネッテ(ピアノ)





<black box>
BBM1088  \2080
"タペストリー" マンドリンとハープのためのコンテンポラリー・ミュージック
ビル・コナー:クルーグ(サークル)  
ジュリアン・ドウズ:マンドリンとハープのための3つの小品  
デイヴィッド・サットン=アンダーソン:マンダラス  
ポール・ミッチェル・デイヴィッドソン:タペストリー
デュオ・マンダラ〔アリソン・スティーヴンス(マンドリン)、ローレン・
スコット(ハープ)〕
かなり変わった編成によるコンビ。アンビエント的な音楽ではなく、2つの弦
楽器によるスリリングな掛け合いの妙。





<ASV>
CDDCA1119  \2080
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770−1827):
弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調Op.131  
弦楽四重奏曲第16番ヘ長調Op.135
リンゼイズ〔ピーター・クロッパー(ヴァイオリン)、ロナルド・バークス
(ヴァイオリン)、ロビン・アイルランド(ヴィオラ)、バーナード・グレ
ゴール=スミス(チェロ)〕
リンゼイズのベートーヴェン全集再録音も、これで完結。イギリスの弦楽クヮ
ルテットの頂点を極めたリンゼイズの比類なき境地。
なお、旧全集もBox化され同時発売される。

CDDCA1148  \2080
エルンスト・ブロッホ(1880−1959):
イスラエル交響曲
ヴィオラと管弦楽のための組曲*
アドリアーナ・コフトコワ(ソプラノ)、カタリーナ・クラモリセーワ(ソ
プラノ)、テレジア・バヤコワ(メゾソプラノ)、デニーサ・ハマロワ(メ
ゾソプラノ)、ミヒャル・マチュラ(バリトン)、ユーリ・ガンデルスマン
(ヴィオラ*)、
ダリア・アトラス(指揮)、
スロヴァキア放送管弦楽団、アトラス・カメラータ管弦楽団*
ブロッホの代表的な作品2曲。終楽章にユダヤの神エロイムをたたえる声楽が
加わる《イスラエル交響曲》など、ユダヤ民族主義を全面的に強調した作風
は今聴いても斬新。
ダリア・アトラスはイスラエル生まれの女性指揮者。

CDDCA1173  \2080
イギリスのオーボエ協奏曲集 ――
ゴードン・ジェイコブ(1895−1984):
オーボエと弦楽のための協奏曲第1番(1934) 
エドワード・エルガー(1857−1934)(G・ジェイコブ=管弦楽編曲):
独白(1930)  
グスターヴ・ホルスト(1874−1934):
フガール・コンチェルト(フーガ風協奏曲)H.152, Op.40-2(1923)*  
ユージン・グーセンス(1893−1962):単一楽章の協奏曲(1927)
レイフ・ヴォーン=ウィリアムズ(1872−1958):
オーボエ協奏曲イ短調(1944)
ルース・ボリスター(オーボエ)、ケイト・ヒル(フルート)*、
スティーヴン・ベル(指揮)、エルガー室内管弦楽団
ここでオーボエを吹いているルース・ボリスターは、イングリッシュ・ナショ
ナル・オペラ管弦楽団の首席奏者。余談だが、2児の母でもある彼女はフィッ
トネスも趣味で、2000年のロンドン・マラソンに市民ランナーとして出場し、
4時間16分で完走したそうだ!(笑) だからってわけじゃないが、演奏も息
の長いフレーズを見事に歌い切っていて素晴らしい。

CDDCA786  \2080
※未案内旧譜
セルゲイ・プロコフィエフ(1891−1953):
ピアノ協奏曲第1番変ニ長調Op.10  
ピアノ協奏曲第3番ハ長調Op.26  
ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調Op.83
児玉麻里(ピアノ)、ケント・ナガノ(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
1991年録音。児玉麻里のデビュー・ディスクだった。

CDGAU102  \2080
※未案内旧譜
ディートリヒ・ブクステフーデ(c.1637−1707):
チェンバロのための組曲と変奏曲 ――
ラ・カプリツィオーザ(創作アリアに基づく変奏曲)BuxVW.250  
組曲ニ短調BuxVW.234  
組曲イ長調BuxVW.243  
組曲ホ短調BuxVW.236  
組曲ハ長調BuxVW.230
ミッツィ・メイヤーソン(チェンバロ)
パンドルフォとの共演でもお馴染み、メイヤーソンのソロ・アルバム。
80年代半ばの収録。


●ASV Resonance(新シリーズ)
RSN3006  \1100
イギリスの吹奏楽名曲集 ――
グスターヴ・ホルスト(1874−1934):
吹奏楽のための《第1組曲》変ホ長調Op.28-1  
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872−1958):
イギリス民謡組曲
トッカータ・マルツィアーレ  
グスターヴ・ホルスト:
吹奏楽のための《第2組曲》へ長調Op.28-2  
《ハマースミス》前奏曲とスケルツォOp.52
デニス・ウィック(指揮)、ロンドン・ウィンド・オーケストラ
収録曲は日本でも演奏会からコンクール、アマチュアからプロまでと今でも
大変親しまれている“超”有名な作品ばかり。特にホルストの組曲は「上手く
聴かせることのできる団体は真の吹奏楽団である」とまで言われる名曲中の名
曲。これらの収録作品はフェネル、ハンスバーガーといった著名な指揮者や団
体が膨大な録音を出しているが、それらが束になってもかなわない、と言われ
てイルのがこのデニス・ウィック&ロンドン・ウィンド・オーケストラの78年
録音。もともとENIGMAレーベルの原盤で、LP時代には東芝から国内盤が発売
されていた。丁度フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルの最初の
ブームとタイミング的に重なっていたせいもあって、LPは当時のベストセラ
ーとなっているはず。経験者を含めれば100万人とも200万人ともいわれる日
本の吹奏楽人口だが、ホルストの組曲を知らない人はほとんどいないだろう
し、その中でもかなりのパーセンテージで、この演奏がスタンダードになって
いる人がいるはずだ。ASVのQuicksilvaシリーズでCDにリマスター復刻されて
いたものの、しばらく廃盤となっていため、この新装再発売は大いに歓迎さ
れるだろう。
指揮者のデニス・ウィックは30年以上に渡りロンドン交響楽団首席トロンボ
ーン奏者として活躍、首席在籍期間はロンドン交響楽団史上最長記録となっ
た。フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルにも参加していたトロ
ンボーン界を代表する名手で、その名を冠したマウスピースやミュートは世
界で愛用されており、教育者としても熱心だった彼の偉大さをあらためてう
かがい知ることができる。
ロンドン・ウィンド・オーケストラは、デニス・ウィックの呼びかけで結成
した私設団体。メンバーにはなんとチューバのジョン・フレッチャー、トラ
ンペットのジェイムズ・ワトソン、クリスピアン・スティール=パーキンス、
トロンボーンのジョン・アイヴソン、エリック・クリース、ペーター・ハー
ヴェイなど、PJBEで活躍した名手中の名手がキラ星の如く名を連ねる。
木管セクションにもクラリネットのジャック・ブライマー、ロイ・ジョウィ
ット、オーボエのアンソニー・カムデンといったロンドン響で活躍していた
同僚たちが多数参加、この歴史的な名演は生まれるべくして生まれたのだ。
編曲物が氾濫している昨今、吹奏楽の原点とは何かを聴かせてくれる重要で
魅力的な1枚である。

RSB504(5CDs special price)  \4000
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770−1827):
交響曲全集(第1番-第9番《合唱》)
リチャード・ヒコックス(指揮)、
イングランド・ノーザン・シンフォニア、シンフォニア合唱団、
ロンドン・シンフォニー合唱団のメンバー、
ヘザー・ハーパー(ソプラノ)、アルフレーダ・ホジソン(アルト)、
ロバート・ティアー(テナー)、グウィニー・ハウエル(バス)
ヒコックスがChandosと専属契約を結ぶ前に行われたレコーディング。1958年
に結成されたイングランド・ノーザン・シンフォニアは北アイルランドのニュ
ーキャッスルに本拠をおく室内管弦楽団。1982年から90年まで首席指揮者を
つとめたヒコックスの時代に飛躍的な向上を遂げたといわれている。たしか
に正攻法かつ見事なベートーヴェン。なにかと問題視される第9の声楽部分
も、合唱指揮者として定評あるヒコックスらしい充実した表現に目を見張る
こと必至。もっと評価されていい全集。24mm幅プラケース入り。

RSB501(5CDs special price) \4000
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756−1791):
後期交響曲集(第25番−第41番)
ジェーン・グローヴァー(指揮)、
ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ
かつてLP時代にちょっとしたセンセーションを巻き起こした女性指揮者ジェ
ーン・グローヴァーによるモーツァルトの交響曲セット。通常演奏されない
第37番ト長調(ミヒャエル・ハイドン作、序奏のみモーツァルト)も収録し
ているのがミソ。24mm幅プラケース入り。

RSB502(5CDs special price) \4000
ベスト・オヴ・ブリティッシュ・ライト・ミュージック ――
アーノルド、オルウィン、サージェント、ラングレー、ジェイコブ、ラング
フォード、ベネット、ライオン、ブリザード、クラフト、フェンビー、レー
ン、ロースソーン、ランバート、スタンフォード、ラッター、ファンショワ、
ダンヒル、他の作品
ギャビン・サザーランド(指揮)、
バリー・ワーズワース(指揮)、
BBCコンサート管弦楽団、ロイヤル・バレエ・シンフォニア
THE BEST OF BRITISH LIGHT MUSIC ――
○ Disc 1: INCLUDES:
SIR MALCOLM ARNOLD (b.1921): THE ROOTS OF HEAVEN - Overture, SIR
MALCOLM SARGENT (1895-1967): AN IMPRESSION ON A WINDY DAY, GORDON
JACOB (1895-1984): THE BARBER OF SEVILLE GOES TO THE DEVIL -
Overture, SIR RICHARD RODNEY BENNETT (b.1936): LITTLE SUITE
Royal Ballet Sinfonia, Gavin Sutherland
○ Disc 2: INCLUDES:
SIR MALCOLM ARNOLD: LITTLE SUITE No.4 Op.80a (orch. Lane), ARTHUR
BUTTERWORTH (b.1923): THE PATH ACROSS THE MOORS, PHILIP LANE (b.1950):
SUITE OF COTSWOLD FOLK DANCES / Royal Ballet Sinfonia, Gavin
Sutherland
○ Disc 3: INCLUDES:
SIR MALCOLM ARNOLD: HRH THE DUKE OF CAMBRIDGE MARCH Op.60a (orch.
Lane), CONSTANT LAMBERT (1905-51): ELEGIAC BLUES, ROMEO AND JULIET
- SECOND TABLEAU / Royal Ballet Sinfonia, BBC Concerto Orchestra,
Barry Wordsworth
○ Disc 4: INCLUDES:
JOHN RUTTER (b.1945): PARTITA, SIR RICHARD RODNEY BENNETT: SUITE
FRANCAISE, DAVID FANSHAWE (b.1942): FANTASY ON DOVER CASTLE / Royal
Ballet Sinfonia, Gavin Sutherland
○ Disc 5: INCLUDES:
HERBERT CHAPPELL (b.1934): BOY WIZARD, PHILIP LANE: A SPA OVERTURE,
PAUL LEWIS (b.1943): SUSSEX SYMPHONY OVERTURE / Royal Ballet Sinfonia,
Gavin Sutherland
英国伝統のオーケストラ・ライト・ミュージックを手軽に集めるなら、これ
はお買い得。24mm幅プラケース入り。

RSB801(8CDs special price) \6000
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770−1827):
弦楽四重奏曲全集(第1番-第16番)、第13番終楽章の異稿、
大フーガ変ロ長調Op.133
リンゼイズ
丁度新全集が完結したばかりのリンゼイズだが、このBoxは旧録音のほう。
グラモフォン・アウォードを受賞しており、リンゼイズが英国随一のクヮル
テットとして認知されるきっかけになったレコーディング。
スリムケース入り。

RSB101(10CDs special price)  \6200
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770−1827):
ピアノ・ソナタ全集(第1番-第32番)
ジョン・リル(ピアノ)
実力派ジョン・リルのベートーヴェン。だれにも安心してすすめられるスタ
ンダードな演奏がウリ。スリムケース入り。

RSB701(7CDs special price) \5200
グレート・コーラル・フェイバリッツ ――
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685−1750):マタイ受難曲(英語版)、
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685−1759):オラトリオ《メサイヤ》
ジョン・スタイナー(1840−1901):十字架、
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756−1791):レクイエム
デイヴィッド・ウィルコックス(指揮/マタイ)、
チャールズ・マッケラス(指揮/メサイヤ)、
スタンリー・ヴァン(指揮/十字架)、
ジェーン・グローヴァー(指揮/レクイエム)
英語版の《マタイ》全曲はほかにあまりないと思われる。
スリムケース入り。

RSB503(5CDs special price) \4000
蓄音機時代の偉大な名演100選 ――
カルーソー、エルガー、ラフマニノフ、カザルス、ハイフェッツ、ビョルリ
ング、グレインジャー、メニューイン、ガーシュウィン、グレインジャー、
トスカニーニ 他の名演集
○ Disc 1: INCLUDES:
Vesti La Giubba - sung by Enrico Caruso / Salut D'Amour (Elgar) -
Sir Edward Elgar conducting / Prelude in C sharp minor, Op.3 No.2
(Rachmaninov) Sergey Rachmaninov - piano / Ol' Man River sung by
Paul Robeson
○ Disc 2: INCLUDES:
The Swan (Saint?Saens) - Pablo Casals - cello / Estrellita (Ponce arr.
Heifetz) Jascha Heifetz - violin / Deep River sung by Paul Robeson
○ Disc 3: INCLUDES:
Nessun Dorma! from Turandot  sung by Jussi Bjorling / Country
Gardens (Grainger) Percy Grainger - piano / Ave Maria! (Schubert)
Yehudi Menuhin - violin
○ Disc 4: INCLUDES:
JOHN RUTTER (b.1945): PARTITA / SIR RICHARD RODNEY BENNETT: SUITE
FRANCAISE / DAVID FANSHAWE (b.1942): FANTASY ON DOVER CASTLE
○ Disc 5: INCLUDES:
HERBERT CHAPPELL (b.1934): BOY WIZARD / PHILIP LANE: A SPA OVERTURE
/ PAUL LEWIS (b.1943): SUSSEX SYMPHONY OVERTURE
SP時代のアンソロジー・アルバム。24mm幅プラケース入り。





<SIGNUM TWO>
SIGCD504  \2080
グラハム・アシュトン・ブラス・アンサンブルによる、ジェイムズ・ピュー
&ダニエル・シュナイダー作品集 ――
ジェイムズ・ピュー:そして天使達は飛び立っていった…
ダニエル・シュナイダー:トリオ  
ジェイムズ・ピュー:金管4重奏のための《アヴィアリエイションズ》
ダニエル・シュナイダー:金管8重奏のための《4つの短い物語》
ジェイムズ・ピュー:
ソロ・バストロンボーンと2つのトロンボーン4重奏のための《4x2x1》 
ダニエル・シュナイダー:金管4重奏のための《鉄のテトラポッド》 
ジェイムズ・ピュー:金管3重奏のための《トリアド》  
ダニエル・シュナイダー:3つのアメリカ舞曲
グラハム・アシュトン・ブラス・アンサンブル、ジョセフ・アレッシ(トロン
ボーン)、中川英二郎(トロンボーン)、
マーク・パターソン(トロンボーン)、他
豪華メンバーによるブラス・アンサンブル!
元フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルのメンバーでありニューヨ
ーク州立大学トランペット科教授を務めるグラハム・アシュトン、メトロポリ
タン歌劇場管弦楽団首席トランペット奏者マーク・グールド、ジャズ=クラシ
ックのジャンルを越えて大活躍中のバス・トロンボーン奏者デイブ・テイラー
など、アメリカの実力派プレイヤーが結成した、ドリーム・チームが、このグ
ラハム・アシュトン・ブラス・アンサンブル。
ジェイムズ・ピューとダニエル・シュナイダーによる金管3重奏から金管8重
奏、トロンボーン・アンサンブルのための作品が収録されている。
ジェイムズ・ピューはニューヨーク州立大学トロンボーン科の教授を務める
傍らフリーランスのトロンボーン奏者、作曲家としても活躍、(このディス
クにも作曲家、演奏者として参加)ピューの作品はニューヨーク・フィル、
ミネアポリス響などアメリカの著名な団体にも演奏されている。
ダニエル・シュナイダーはスイス生まれの作曲家、サクソフォーン奏者でミ
ルウォーキー交響楽団ではコンポーザー・イン・レジデンスを務めている。
《4x2x1》では世界一との呼び声高いトロンボーン奏者ジョセフ・アレッシ
(ニューヨーク・フィル首席)、日本が誇る若手ジャズ・トロンボニスト中
川英二郎がゲストとして参加!
デイブ・テイラーの豊かな低音で演奏されるソロに華を添えている。





<Caprice>
CAP21717(SACD hybrid Multichannel)  \2850
ヴィータウタス V・ユルグティス(1976− ):
エレクトロアクースティック作品集
Axis (2001) 、Sound Masks (Garso kaukes) (2001) 、PoDar (2001)  
Su60 (2002) 、Alpha 10 (2002) 、Telemeros (2002)
ヴィータウタス・V・ユルグティス





<Arcobaleno>
AAOC94432  \1780
フレデリック・ショパン(1810−1849):ワルツ集 ――
ワルツ第1番《華麗なる大円舞曲》Op.18  
ワルツ第2番《華麗なる円舞曲》Op.34  
ワルツ第5番《大円舞曲》Op.42  
ワルツ第6番-第8番Op.64  
ワルツ第9番-第10番Op.69 
ワルツ第11番-第13番Op.70  
ワルツ第17番、第19番KK IVb 10-11  
ワルツ第14番-第16番、第18番 KK IVa 12-15
ジャン・ミコート(ピアノ)
イタリア・スルモナ・ピアノ・コンペティションの主宰などを務めるジャン・
ミコートによるショパンのワルツ集。

AAOC94602  \1780
パドレ・アントニオ・ソレール(1729−1783):チェンバロ・ソナタ集 ――
ソナタ第4番、第11番、第19番、第23番、第43番、他 全13曲
ブリジット・ハウデブルク(チェンバロ)
パドレ・アントニオ・ソレールはドメニコ・スカルラッティに師事した18世紀
スペインの作曲家。ブリジット・ハウデブルクはヴィオッティ国際コンクール
等での優勝歴を持つパリ生まれのピアノ、チェンバロ奏者である。






<New World>
80606-2  \2080
マーガレット・ブロウワー(1940−):作品集 ――
ラメント、ライト、夏の木の下で、スカイ・ライディング、序曲《デメテル》
カヴァニ・ストリング・クヮルテット、キャサリン・ブラウン(ピアノ)、他






<BUDA>
615542(3CDs) \6240
マリア・カラス・コレクション ――
○ Disc 1  
ヴィンチェンツオ・ベッリーニ:歌劇《ノルマ》より《清らかな女神よ》
(1949年録音)、ジュゼッペ・ヴェルディ:歌劇《ナブッコ》より《いつか
は私も晴れの身となり》(1949年)、ジュゼッペ・ヴェルディ:歌劇《アイ
ーダ》より《おお、我が故郷よ》(1950年)、他 全11曲
○ Disc 2  
ジャコモ・プッチーニ:歌劇《トスカ》より《歌に生き、恋に生き》
(1950年)、ジュゼッペ・ヴェルディ:歌劇《アイーダ》より《勝ちて帰れ》
(1951年)、他 全12曲
○ Disc 3  
ガエターノ・ドニゼッティ:歌劇《ランメルモールのルチア》より《狂乱の
場》(1952年)、ジュゼッペ・ヴェルディ:歌劇《椿姫》より《さようなら、
過ぎ去った日よ》(1952年)、他 全11曲
マリア・カラス(ソプラノ)、様々な共演者
マリア・カラスの1949年-1952年の録音を集めた3枚組。
ブックレットには1938年から1953年までの演奏記録が掲載されている。






<Tactus>
TC692002  \2080
ジュゼッペ・タルティーニ(1692−1770):フルート協奏曲集 ――
フルート協奏曲ト長調(Gimo293)、同ニ長調(Gimo291)、
同ト長調(Gimo294)、同ヘ長調、同ト長調
マジモ・メルチェッリ(フルート)、
レスピーギ・アンサンブルのソリストたち
世界初録音。18世紀最大のヴァイオリニストであったタルティーニの珍しい
フルート協奏集。

TC792901  \2080
ベルガモ(Padre Davide Da Bergamo/1791−1863):典礼のための音楽 ――
幻想曲、祈祷、アレグロ・モデラート、パストラーレ、大シンフォニアほか
全11曲
マルコ・ルジェッリ(オルガン)
ベルガモ(改名前はフェリーチェ・モレッティ)は14才からオルガンの勉強
を始め、作曲に関してはドイツ作曲家であるヨハン・ジモン・マイヤーに学
んだ。オルガニストとして、またオルガン作曲家として活躍したベルガモは
1808年から1818年までいくつかの教会のオルガニストに就任したが、1818年
の7月にピアチェンツァ(イタリア)のサンタ・マリア・カンパーニャ修道院
に修道士として入り、1863年に同修道院で生涯を閉じた。

TC792902  \2080
ベルガモ:コンサート用作品集 ――
シンフォニア ホ長調、同ニ長調、ソナタ ヘ長調、同変ロ長調、コンチェル
ティーノほか全8曲
マルコ・ルジェッリ(オルガン)
世界初録音

TC682703  \2080
パオロ・ベネデット・ベリンツァーニ(1680−1757):
3声のための12の教会ソナタ集 ―― 教会ソナタ第1番-第12番
アンサンブル・レスピーギのソリストたち〔ジャンフランコ・イアンネッタ
(ヴァイオリン)、フェデリコ・フェッリ(チェロ)、ダニエル・プローニ
(チェンバロ)〕
世界初録音。イタリア作曲家ベリンツァーニはウーディネ大聖堂(ヴェロー
ナ)をはじめ、さまざまな大聖堂の楽長を務めた。熟達した対位法作曲家と
して情感豊かな旋律を書いたベリンツァーニは当時大人気を博した作曲家で
あったが、現在その作品が録音されることはないだけに貴重。

TC660101  \2080
ピエロ・カパチェッリ・アルベルガーティ(1663−1735):
マニフィカト、オラトリオ《La Beata Caterina da Bologna Tentata di
Solitudine》、サンタ・ブリジダ、サン・クリストファーノ
ヴァレンティーナ・ドメニカッリ(ソプラノ)ほか、
フォートュナ・アンサンブル
コレッリとも親交があったとされるイタリア作曲家アルベルガーティの声楽
作品集。アルベルガーティは多作な作曲家で器楽曲、宗教曲、カンタータな
どを書いているが、最も優れているのは声楽曲であると言われている。






<Thorofon>
CTH2517  \2180
ロベルト・シューマン(1810−1856):ピアノ作品全集Vol.5 ――
パガニーニの奇想曲による6つの練習曲Op.10
アレグロOp.8
子供のためのソナタOp.118−2 
ウィーンの謝肉祭の道化Op.26
フランツ・フォーラバー(ピアノ)
和訳要約付き

CTH2518  \2180
ロベルト・シューマン(1810−1856):ピアノ作品全集Vol.6 ――
子供のためのアルバムOp.68(第1部)
フゲッタ形式の7つのピアノ曲Op.126
謝肉祭Op.9
フランツ・フォーラバー(ピアノ)
和訳要約付き

CTH2520  \2180
ロベルト・シューマン(1810−1856):ピアノ作品全集Vol.8 ――
3つのロマンスOp.28  
かくれんぼ 
おにごっこ 
子供のためのアルバムOp.68(第2部)
フランツ・フォーラバー(ピアノ)
和訳要約付き

CTH2521  \2180
ロベルト・シューマン(1810−1856):ピアノ作品全集Vol.9 ――
蝶々Op.2 
ソナタ ト長調Op.118−1
間奏曲Op.4  
ソナタ ハ長調Op.118-3
フランツ・フォーラバー(ピアノ)
和訳要約付き

CTH2511  \2180
ロベルト・フックス(1847−1927):ヴァイオリン・ソナタ全集Vol.1 ――
ヴァイオリン・ソナタ第1番嬰ヘ短調Op.20 
ヴァイオリン・ソナタ第4番ホ長調Op.77b 
ヴァイオリン・ソナタ第5番イ長調Op.95
ウルスラ・マリア・ベルク(ヴァイオリン)、
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)

CTH2454  \2180
ロベルト・フックス(1847−1927):ピアノ四重奏曲集 ――
ピアノ四重奏曲第1番ト短調Op.15 
ピアノ四重奏曲第2番ロ短調Op.75
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)、アドヤン・トリオ

CTH2481-2(2CDs) \4360
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685−1750):モテット集 ――
モテット第1番《主に新しき歌を》BWV 225、
モテット第2番《御霊は我らが弱気を助けたもう》BWV 226、
モテット第3番《わが喜びなるイエスよ》BWV 227、
モテット第4番《恐るるなかれ、われ汝と共にあり》BWV 228、
モテット第5番《来れ、イエスよ、来れ》BWV 229、
モテット第6番《すべての国よ、主を賛美せよ》BWV 230、他 全19曲
ヨルク・シュトラウベ(指揮)、
北ドイツ・フィグラル合唱団、ハノーファー・バッハ管弦楽団、
ロンドン・バロック・ブラス






<Antes Edition>
BM-CD31.9103  \2180
ピーター・ヴァイ(1955−):ハンドベル交響曲、
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685−1750)(キンヨン編):
パストラーレ、
フランツ・シューベルト(1797−1828)(グリフィン編):
アヴェ・マリア、
ヨハン・シュトラウス(1804−1849)トンプソン編:
ラデッキ−行進曲、他 全8曲
アルシス・ハンドベル・アンサンブル、
アイヴァ−ル・マエ(指揮)、エストニア国立交響楽団

BM-CD31.9184  \2180
パンチョ・ヴラディゲロフ(1899−1978):ピアノ作品集 ――
バーダー狂詩曲Op.16  
シューメンOp.29  
ソナチナ・コンチェルタンテOp.28  
ワルツOp.44
ローゼン・ポポフ(ピアノ)





<Aeolus>
AE-10016  \2180
初期バロック時代のイタリアソナタ集 ――
ジョバンニ・アントニオ・パンドルフィ・メアッリ(c.1660):
ソナタ《ラ・チェスタ》、ソナタ《ラ・ステラ》、ソナタ《ラ・プリマ》、
ソナタ《ラ・ヴィオンシオリーナ》、
ニコロ・コッラディーニ(?−1646):ソナタ《スフォンドラータ》、
他 全19曲
クラウディア・ホフマン(バロック・ヴァイオリン)、
トルステン・ブライヒ(バロック・ギター、テオルボ、アルチリュート、
キタローネ)、
マティアス・ミュラー=モアー(リローネ)

AE-10017  \2180
ヨハン・フリードリッヒ・ファッシュ(1688−1758):
シンフォニア変ロ長調FWV M:B2 
シンフォニアト長調 FWV M:g1  
シャリュモ−のための協奏曲変ロ長調 FWV L:B1  
ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲ニ短調 FWV L:d4  
ヴァイオリンのための協奏曲イ短調 FWV L:A2  
シンフォニアイ短調 FWV M:a1
クリスティアン・レイトエレール(シャリュモー)、
メイケ・グルデンハウプト(オーボエ)、
マーティン・ジョプ(ヴァイオリン)、
フランクフルト・メイン=バロック管弦楽団

AE-10086  \2180
アンナ・ボン・ディ・ヴェネチア(1740−1767):
ソナタ&ディヴェルティメント集 ――
ディヴェルティメント ニ短調Op.3 
ディヴェルティメント ト長調Op.3  
ソナタ ニ長調Op.1  
ソナタ ロ短調Op.2  
ソナタ ト短調Op.1  
ソナタ ト短調op.2  
ディヴェルティメント ニ短調Op.3
ウムバッハ&コンソート

AE-10281  \2180
フランツ・リスト(1811−1886):
バッハのカンタータ《泣き、嘆き、悲しみ、おののき》のコンティニュオに
よる変奏曲、
ジークフリート・カルク=エラート(1877−1933):
交響的コラールOp.87-1、
ジャン・ラングレ(1907−1991):3つの福音詞、
セザール・フランク(1822−1890):祈りOp.20、他 全8曲
ナジ・ハキム(オルガン)

AE-10331(2CDs Price of 1) \2180
アウグスト・ゴットフリート・リッター:ソナタ第3番イ短調Op.23  
フランツ・リスト(1811−1886):交響詩第4番《オルフェウス》  
フランツ・リスト:コンソレーション第4番  
ユーリウス・ロイブケ(1834−1858):ソナタハ短調《詩篇第94番》
ダニエル・ロース(オルガン)






IMMORTAL
IMM950005(DVD-Video) \2450
オペラ・スターズ-シング・ブロードウェイ ――
《ウェスト・サイド・ストーリー》より《アメリカ》、《マリア》、《トゥ
ナイト》、《サムウェアー》、《ポーギーとベス》より《グラナダ》、《サ
マータイム》、他 全13曲
メラニ−・ホリデイ(ソプラノ)、ラモン・ヴァルガス(テノール)、
ゲイル・ギルモアー(メゾ・ソプラノ)、
レナ−タ・スコット(ソプラノ)、パオロ・コニ(バリトン)、
コンラド・レイトナー(指揮)、
スロヴァキア・フィルハーモニック管弦楽団
スペイン・バルセロナのパラウ・サン・ジョルディでのライブを収録。
オペラ界のスター達によるブロードウェイ・ミュージックの豪華コンサート!

IMM950009(DVD-Video) \2450
オペラ・スターズ-ライブ・イン・バルセロナ ――
フランツ・レハール:喜歌劇《メリー・ウィドウ》より《ヴィリアの歌》、
ジュゼッペ・ヴェルディ:歌劇《リゴレット》より《風の中の羽根のように》
ジュゼッペ・ヴェルディ:歌劇《マクベス》より《憐れみも、誉れも、愛も》
ガエターノ・ドニゼッティ:歌劇《愛の妙薬》より《人知れぬ涙》、他 全12曲
アルフレード・クラウス(テノール)、メラニ−・ホリデー(ソプラノ)、
ラモン・ヴァルガス(テノール)、ゲイル・ギルモアー(メゾ・ソプラノ)、
レナ−タ・スコット(ソプラノ)、パオロ・コニ(バリトン)、
コンラド・レイトナー(指揮)、
スロヴァキア・フィルハーモニック管弦楽団
こちらのタイトルもバルセロナ、パラウ・サン・ジョルディでのライブ。
  
<OPUS蔵>
OPK 2049  \2250
マーラー:
交響曲「大地の歌」
私はこの世に忘れられ
アダージェット(※OPK 2017収録と同内容)
トルボルイ(S)クルマン(T)
ブルーノ・ワルター(指)ウィーン・フィル
録音:1936年ライヴ、1936年
「オ−パス蔵の復刻を聴いて、今までの印象は一変した。この演奏は52年デッ
カ再録音に決して劣るものではない。むしろ当盤こそ今後聴くことが増えるだ
ろう。魅力の一つは戦前のウィーン・フィルの弦の音色。柔らかく澄んだ輝き
のある音色は実に美しい。演奏は貴族的と言っていい気品が漂う。トルボルイ
も絶賛しておきたい。」山崎浩太郎

OPK 2047  \2250
ベートーヴェン:
ヴァイオリン協奏曲ニ長調
ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調「スプリング」
フリッツ・クライスラー(Vn)
サー・ジョン・バルビローリ(指)ロンドン・フィル
フランツ・ルップ(P)
録音:1936年

OPK 2048  \2250
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調「クロイツェル」
フリッツ・クライスラー(Vn)
サー・ジョン・バルビローリ(指)ロンドン・フィル
フランツ・ルップ(P)
録音:1936年
復刻に用いたレコード    相原 了
本CDに用いたレコードはどれも日本盤である。協奏曲は比較的選ぶのに苦労は
なかったが、ソナタはピアノの響きに不満なレコードが多かった。中でもピア
ノが生きていた盤はヒスがあり悩んだが、ヒスを嫌う人にはAndante盤がある
と思い、ピアノの響きを優先させた。協奏曲は音が鮮明になった分クライスラ
ーの魅力と同時に技術の衰えもわかってしまうかもしれない。





<Harmonia mundi France>
HMU 807280  \2280
DSD(ハイブリッド盤) STEREO/Multi-Channel
モーツァルト:夜の音楽
セレナーデK. 525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
アダージョとフーガ ハ短調 K.546
メヌエット ハ長調 K.485a
セレナーデ ニ長調 K.239 「セレナータ・ノットゥルナ」
音楽の冗談K.522
アンドルー・マンゼ(指)イングリッシュ・コンソート
こんなモーツァルトを待ってた!という書き出して夏にお知らせしたデジパッ
ク仕様通常CDのマンゼ&イングリッシュ・コンソートの初録音が、ハイブリッ
ド盤SACDで早くもリリース。今もって、この気持ちは揺るがず、SACDでますま
す冴えと凄みが加わったカッコイイ最先端のモーツァルトの刺激に、67分間ど
っぷり漬かれます。

HMU 907381  \2080
チャイコフスキー:
交響曲第5番ホ短調 Op.64
幻想的序曲「ロミオとジュリエット」
ダニエレ・ガッティ(指)ロイヤル・フィル
爆演かつイタリア人ならではの歌ごころで将来を最も嘱望されている指揮者
ガッティ。ハルモニア・ムンディに初登場です。曲は非常に彼向きのチャイ
コフスキーの交響曲第5番。第1楽章第2主題や第2楽章のカンタービレは
まさにオペラ調、またフィナーレの盛り上がりの異常さは、スヴェトラーノ
フやムラヴィンスキーに引けをとりません。これほど熱気にあふれたチャイ
5もひさびさ。

HMC 905260  \2080
ショパン:
24の前奏曲 Op.28
バラード第1番ト短調 Op.23
同第2番ヘ長調 Op.38
同第3番変イ長調 Op.47
同第4番ヘ短調 Op.52
シュテファン・ヴラダー(Pf)
1965年ウィーン生まれのピアニスト、シュテファン・ヴラダーがハルモニア・
ムンディに初登場です。このショパンは甘さや感傷性を配した辛口の演奏で、
その奥行きの深さ、落ち着いた音など、どこから見てもオトナ向き。ショパ
ンの偉大さや怖さが全く納得できる1枚です。

HMC 901785  \2080
「放浪のヴァイオリン」
パガニーニ(クライスラー編):ラ・カンパネラ
チャイコフスキー:ワルツ=スケルツォ
ポンセ(ハイフェッツ編):エストレリータ
サラサーテ:カルメン幻想曲
バルトーク(セーケイ編):ルーマニア民俗舞踊
フロローフ:ブルース形式による小品
クレイン:ヘブライ奇想曲
ライナ:タランテラ
シリル・スコット(クライスラー編):蓮の国
シチェドリン:アルベニスを模して
クロール:バンジョーとヴァイオリン
ウラジゲロフ:ホロ
グラフ・ムリャ(Vn)、ナターリヤ・グス(Pf)
ヴァイオリンの織り成すさまざまな様相を聴かせてくれるアルバム。スラヴ
風なもの、ユダヤ的なもの、ジャズ風なもの、ラテン系、印象主義、アメリ
カ風など多彩。いずれも小品で、1枚で12回のおいしさを味わえます。





<Calliope>
CAL 9255  \1850
スクリャービン:
ピアノソナタ第6番
同第7番「白ミサ」
同第8番
同第9番「黒ミサ」
同第10番
ヤコフ・カスマン(Pf)
1997年に行われた第10回ヴァン・クライバーン・コンクール第2位のカスマン
がスクリャービンのアブナイ世界に挑戦。技巧の冴えはもちろんながら、異常
な感覚の表出も抜群です。

CAL 9336  \1850
モーツァルト:
ピアノソナタ第12番ヘ長調 K.332
幻想曲ハ短調 K.475
ピアノソナタ第14番ハ短調 K.457
ピアノソナタ第16番変ロ長調 K.570
インゲル・セデルグレン(Pf)
ナタリー・シュトゥッツマンの伴奏者として知られるスウェーデンの実力派
セデルグレン(ゼーダーグレン)の新録音。非常に端正なモーツァルトです。





<Music & Arts>
M&A 1122  \1880
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
ブロニスワフ・フーベルマン(Vn)
アルトゥール・ロジンスキ(指)管弦楽団
ユージン・オーマンディ(指)管弦楽団
録音:1944年1月23日,1946年3月
豪快で生命力に満ちていつつ、どこかノーブル、そんな無二の個性を誇った
往年の名ヴァイオリニスト、フーベルマン(1882-1947)。ここにはその晩年
の演奏が収められています。
神童として騒がれたフーベルマン、14歳の時になんとブラームスの前でその
協奏曲を演奏、あまりに感動したフクロウ親父が思わず涙にむせび、この神
童を絶賛したという逸話を残しています。そんな訳でこのブラームスは大変
貴重なもの。チャイコフスキーも彼のお得意中のお得意で、情熱の火花がハ
ジケ飛んでいます。
どちらもかつて出回ったことはありますが、M&Aの報告では、今回はより良好
な音源が手に入れられた、とのことです。
なお、オーケストラは、ブラームスがニューヨーク、チャイコフスキーが
フィラデルフィアです。





<haenssler>
94 047  \850
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 op.19
ピアノ三重奏曲第1番ニ長調 op.70「幽霊」
ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 op.13「悲愴」−アダージョ・カンタービレ
ハイリゲンシュタットの遺書(朗読)
エリー・ナイ(P)
フリッツ・ツァウン(指)管弦楽団
マックス・シュトルプ(Vn),ルートヴィヒ・ヘルシャー(Vc)
録音:1937年,1938年
エリー・ナイは1882年生まれで、1968年に亡くなったドイツのピアニスト。
とにかく20世紀前半のドイツ系の女性ピアニストではずば抜けた高い評価を受
けていました。その演奏はドイツの伝統に深く根ざしたスケールと底力、それ
に炎のような激しい感情表現のあるもので、とりわけベートーヴェンは絶賛さ
れていました。ところが、狂信的なナチス信望者だったため、戦後はひっそり
活動するに留まりました。ようやく1960年代になっていくらかの録音を残して
いますが、80歳をすぎてもはや全盛期の面影程度の出来映えです。
このCDに収録されているのはナイが50代のバリバリに活躍した時期のもの。
彼女がいかにすごいピアニストだったが如実に伝わってきます。1940年代の
フルトヴェングラーとも共通した、“熱にうなされるようなベートーヴェン”
を味わえます。

94 048  \850
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第15番 変ロ長調 K450
シューマン:ピアノ四重奏曲 変ホ長調 op.47
ハイドン:ロンド
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第3番 ハ短調 op.1-3−メヌエット
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第4番 変ホ長調 op.7−アレグロ
ベートーヴェン:パイジェッロの主題による6つの変奏曲 ト長調 WoO.70
エリー・ナイ(P)
ヴィレム・ファン・ホーフストラーテン(指)管弦楽団,他
録音:1930年代
1939年から1945年まで、エリー・ナイはザルツブルクのモーツァルテウムの
教授でもありました。それだけモーツァルトにも定評があったというわけです。
そのわりに録音はあまり残していないので、K450は貴重なもの。御主人が伴奏
をしています。






<IDIS>
IDIS 6419(2CD)  \3100
ドニゼッティ:「ランメルモールのルチア」
マリア・カラス(ルチア),
ジュゼッペ・ディ・ステーファノ(エドガルド),
ローランド・パネライ(エンリーコ),他
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
ミラノ・スカラ座管弦楽団,合唱団
録音:1954年1月18日,ミラノ
カラス,ディ・ステーファノ、そしたカラヤンによる「ルチア」なら珍しくな
い…と思うなかれ、広く出まわっているのは1955年のベルリンでの引越し公演
のライブ。これはその前年、本家スカラ座でのライブ。音質はドイツの放送局
の優秀な録音とは比べようもないですが、オーケストラがスカラ座のものとい
うのはえらい違いでしょう。
このスカラ座の「ルチア」は、ごく限られた海賊盤しか出回ったことがないレ
アもの。待望の復活です。

IDIS 6421(2CD)  \3100
アンドレ・セゴビアの黄金時代
ムダーラ,フレスコバルディ,ド・ヴィセー,ラモー,バッハ,ソル,
ジュリアーニ,ショパン,メンデルスゾーン,フランク,アルベニス,
ファリャ,ポンセ,ロドリーゴ,ペドレル,カステルヌオーヴォ・テデスコ,
ヴィラ・ロボス,トローバの作品
アンドレ・セゴビア(G)
録音:1952−54年
初CD化のものを含んでいるようです。






<Dynamic>
CDS 444(2CD)  \3700
ジョルダーノ:「シベリア」
フランチェスカ・スカイーニ(ステファーナ),
ジェオン=ウォン・リー(ヴァッシーリ),
ヴィットーリオ・ヴィテッリ(グレビ),
エウフェーミア・トゥファーノ(ニコナ),他
マンリオ・ベンツィ(指)
イタリア国際管弦楽団,ブラティスラヴァ室内合唱団
録音:2003年8月,マルティーナ・フランカ
「シベリア」は1903年12月19日にミラノのスカラ座で初演されたオペラ。強力
なキャストも後押しして大成功を収めています。その後4年ほどイタリア各地
でおびただしい上演があったものの、1910年頃からパッタリ上演されなくなり、
近年も十数年に一度思い出したように上演されるくらい。物語は典型的なヴェ
リズモのドロドロしたもので、加えてシベリア流刑があるのでロシア情緒もた
っぷり。コテコテの南イタリア男がヴォルガの舟歌などを引用して一生懸命雰
囲気を作っています。
驚いたことにこれが初の正規CD。初演100年を記念したマルティーナ・フラン
カでの上演のライブです。

CDS 411  \1850
パガニーニ:ヴァイオリンとギターのための作品集
アドニスのヴィーナスの王宮への入場 M.S. 8(世界初録音)
6つのソナタ  M.S. 26
6つのソナタ  M.S. 27
終わりのない楽章のアレグロ・ヴィヴァーチェ M.S. 72
ルイージ・アルベルト・ビアンキ(Vn) マウリツィオ・プレーダ(G)
Dynamicの柱の一つである一連のパガニーニの録音の中でも、ヴァイオリンと
ギターのための作品への取組みは大きな功績です。これまで一部の曲は知ら
れていたものの、体系だった録音は初めて。これによってパガニーニがいか
にこの二つの楽器の調和と協奏を好んでいたかがはっきり伝わってきます。
このシリーズを支えてきた、ルイージ・アルベルト・ビアンキとマウリツィ
オ・プレーダのコンビの新録音がこれ。今回は世界初録音となるアドニスの
ヴィーナスの王宮への入場が含まれているのが売りです。

CDS 438  \950
パガニーニ:アダージョMS49(世界初録音)
マッシモ・クアルタ(Vn&指)
ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ劇場管
CDS 450(3CD)の特典CDとして付けられていたものを特別価格で単売。音楽は
世界初録音のアダージョMS49一曲だけ。
※余白に、録音風景やパガニーニのヴァイオリンの歴史を説明するビデオク
リップなどが収められていますが、これは付録扱いですので動作保証はいた
しかねます。予め御了承下さい。






<PREISER>
PRCD 90593  \1780
ドヴォルザーク:
ピアノ三重奏曲第3番ヘ短調Op.65,
ピアノ三重奏曲第4番ホ短調Op.90「ドゥムキー」
オイストラフ・トリオ
〔ダヴィド・オイストラフ,スヴャトスラフ・クヌシェヴィツキー,レフ・
オボーリン〕
録音:1950年代
オイストラフ・トリオは、かの大ヴァイオリニスト、ダヴィド・オイストラフ
と、彼と数年来共演していたピアニスト、レフ・オボーリンに、チェロのス
ヴャトスラフ・クヌシェヴィツキーを迎えて1941年に発足。クヌシェヴィツ
キーが亡くなる1963年まで活動しました。
オイストラフの豊潤な音色を核に、惚れ惚れするほど極めて密度の高いアンサ
ンブルが構築されており、ソ連のみならず西側まで非常に高い評判を得ました。
EMIに残したベートーヴェンの大公トリオはいまだ同曲のベストに挙げる人も
数多いもの。
このドヴォルザークも、恐ろしいほどの完璧さと豊かな音楽性に満ち満ちた演
奏です。有名な「ドゥムキー」はもちろん、第3番がこんな名曲とは!第3楽
章など、絶品です。
Melodia原盤で、音質はモノラルながら非常に優秀です。大推薦!

PRCD 90595  \1780
リムスキー=コルサコフ:ピアノ三重奏曲ハ長調
スメタナ:ピアノ三重奏曲ト短調Op.15
オイストラフ・トリオ
〔ダヴィド・オイストラフ,スヴャトスラフ・クヌシェヴィツキー,レフ・
オボーリン〕
録音:1950年代
知る人ぞ知るリムスキー=コルサコフの“隠れた名作”、ピアノ三重奏曲のこ
れ以上望みようもないほど素晴らしい演奏です。40分に迫る大曲があっという
間に感じるほどうっとりしっぱなし。オイストラフ・トリオの恐るべき個々の
力量に加え鉄壁のアンサンブルだというのに、どこか和やかさがある演奏なの
です。まさにスーパートリオ。一方のスメタナのピアノ三重奏曲では、娘を亡
くしたスメタナの抑えられぬ悲しみがひたひたと迫ってきます。
Melodia原盤。音質はモノラルながら優秀です。

PRCD 90572(3CD)  \5340
シェーンベルク:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲    第1番ニ短調op.7,第2番嬰ヘ短調op.10,第3番op.30,
第4番op.37
弦楽四重奏曲 ニ長調,弦楽四重奏のためのプレスト,
弦楽四重奏のためのスケルツォ
アロン四重奏団,アンナ・マリア・パンマー(Ms)
録音:2002年12月−2003年9月,ウィーン
シェーンベルクは番号付きの弦楽四重奏曲を4曲残していおり、1905年から
1936年まで、彼が後期ロマン派から合衆国に亡命して独自の物寂しい作風を
完成させるまでの変貌を如実にみてとることができます。さらに、このアル
バムには加えて1890年代後半に書かれた若書きの3曲も含まれています。これ
がまさに知られざる名曲!弦楽四重奏曲ニ長調はドヴォルザークの影響が顕著
で、ウィーン情緒もたっぷりの実に美しい音楽です。まだ聞いたことのなかっ
たら、ぜひお勧めです。
シューベルトの「ロザムンデ」と「死と乙女」(PRCD.90549)で、21世紀の新
しいウィーンの弦楽四重奏団の姿を見せてくれたアロン四重奏団、様々な作
風をそれぞれ立派に演奏しています。明らかにウィーンの弦の味を保ってい
るところがうれしいものです。

PRCD 9059223  \1780
モーツァルト:ディヴェルティメント第11番ニ長調K251
ハイドン:
ピアノ協奏曲ニ長調Hob.XVIII-11,ディヴェルティメント 変ロ長調「狩」
ザルツブルク・モーツァルト・アンサンブル,イムレ・ローマン(P)
録音:2003年11月
モーツァルトのK251は1776年7月に姉ナンネルのために書いた愛らしい作品。
最後に小粋で短いフランス風行進曲がついているのがユニーク。オーボエに
2本のホルン、弦五部という編成です。ハイドンの「狩」は、弦楽四重奏曲
第1番として知られるもの。
ザルツブルク・モーツァルト・アンサンブルは、モーツァルテウムのオーケ
ストラの団員と音楽院の教授からなる団体。モーツァルトに代表されるウィ
ーン古典派のディヴェルティメントなどの室内楽作品を中心に活動しています。

PRCD 90583  \1780
プレイエル:フォルテピアノのための作品集
ロンド 変ホ長調B.613,ピアノ・ソナタ ロ長調B.571,
ピアノ・ソナタへ短調,ロンド イ長調B.114,アンダンティーノB.651,
ピアノ・ソナタ ト長調B572
リヒャルト・フラー(フォルテピアノ)
録音:2003年10月7日
プレイエルといえば有名なピアノメーカー。その創始者、イグナツ・ヨーゼ
フ・プレイエル(1757−1831)は実は作曲家としても名高い人。ヴァーンハル
とハイドンに学び各地で活躍、その後パリに移住して出版業でも成功、自作
の楽譜は飛ぶように売れたといいます。50歳の時ピアノメーカーを起業、こ
れまた大成功。芸術とビジネスを結びつけた人物だったわけです。
モーツァルトと同時代人ですが、作品は初期のベートーヴェンを思わせるキ
リっとした爽快感があり、当時人気が高かったこともよく分かります。
Der Walter & Sohn-Fl殀el社の1814年製のフォルテピアノを使用。フォルテ
ピアノをポロロンと頼りなく鳴る楽器と思っていたら大間違いの、背筋の伸
びた品の良い響きがします。

PRCD 90589  \1780
シューベルト:流れの上でD943,秋D945,岩の上の羊飼D965,
プロッホ:さようなら,シュヴァイツァーの郷愁,鐘の音,
ラハナー:秋,森の小鳥,
シュポア:6つの歌曲
ヘレナ・デアリング(S) オルトルン・グラーエ(P)
アント゛レアス・シャブラス(Cl) トビアス・シュトジエク(Vc)
録音:2003年2月
ハインリヒ・プロッホ、フランツ・ラハナー,ルイス・シュポアと比較的珍し
い歌曲が収録されています。ヘレナ・デアリングはニューヨーク生まれのウィ
ーンのソプラノ。

PRCD 90591(2CD)  \3560
STEREO
オッフェンバック:「ジェロルスタン女大公殿下」
ユージニア・ザレスカ(女大公殿下) アンドレ・ドラン(フリッツ)
ジゼル・プレヴェ(ヴァンダ) ジャン・モリアン(ポール王子)
ジョルジュ・ラクール(ピュック男爵) ジョン・ライリー(ブン大将) 他
ルネ・レイボヴィッツ(指)パドルー管弦楽団,パリ・リリク合唱団
録音:1958年
日本では「ブン大将」の名で古くから親しまれてきたオッフェンバックの軍隊
コメディーの傑作、「ジェロルスタン女大公殿下」。今年はチューリヒでアー
ノンクール(!)が、年末にはパリでミンコウスキが取り上げるというほどの
人気作です。
この録音は、鬼才レイボヴィッツが1958年に録音したステレオ初期の名盤で、
合衆国のURANIA社から発売されていました。レイボヴィッツのとんがった指
揮がオッフェンバックのキレの良い音楽を見事に起爆させています。

PRCD 89408(4CD)  \7120
「ハンブルクの歌劇場の名歌手たち」
登場する歌手
ヘルマン・ヴィンケルマン,エルネスティーネ・シューマン=ハインク,ハイ
ンリヒ・ベーテル,ルドルフ・アイヒホルン,エルタ・フェルスター=ラウテ
ラー,ヴィリ・ヴィレンコーフェン,カタリーナ・フライシャー=エーデル,
マックス・ローフィング,マックス・ダヴィゾン,アロイス・ペンナリーニ,
イダ・サルデン,ロッテ・シュロス,アエンネ・ヒンダーマン,ヨゼフ・ティ
ーセン,アレン・ヒンクリー,コルネリス・ブロンスゲースト,ロベルト・
フォン・シャイト,ヘレネ・オッフェンベルク,オッティリー・メッツガー,
エドゥアルト・エルハルト,ハンス・シュリッツァー,エディト・ウォーカー,
エドゥアルト・リヒテンシュタイン,べっら・アルテン,テオドール・ラッタ
ーマン,オタカール・マラク,エリザベート・シューマン,ロッテ・レーマン,
マルタ・ヴィンターニッツ=ドルダ,ヴィルヘルム・ブエルス,フローレンス
・イーストン,フランシス・マクリナン,ルシーユ・マルセル,ヘドヴィク・
フランシロ=カウフマン,カール・アルムスター,ハインリヒ・ヘンシェル,
パウル・シュヴァルツ,カール・ツィ−グラー,ヘレネ・ユング,フリーダ・
ジングラー,アレクサンダー・キプニス,ヴェラ・シュヴァルツ,ミヒャエル
・ナスタ,ローゼ・アドラー,ヨゼフ・グレーネン,ザビーネ・カルター,
リヒャルト・シューベルト,フリーダ・ライダー,エミール・エンラーライン,
マリア・オルシェンフスカ,ドリス・ケント=ロートハウク,ハンス・ハイン
ツ・ボルマン,ジェニー・ユンクバウアー,パウル・シュティークラー,エミ
ー・ランド,ドゥソリーナ・ジャンニーニ,ハンス・ラインマール,ゲルトル
ート・カラム,ルドルフ・ボッケルマン,マリア・フサ=グレーヴェ,ラウリ
ツ・メルヒオール,ヤン・ベルリク,ヴィリ・フライ,パウル・ケッター,
マティオイ・アーラースマイヤー,リーゼロット・アンマーマン,イルゼ・
ケーゲル,ウラディスラウ・ラディス,シュテファン・シュヴェア,マルティ
ーナ・ヴルフ,フェルディナンド・フランツ,グスタ・ハンマー,ハンス・
ホッター,アガ・イエステン,テオ・ヘルマン,ユリウス・カトーナ,カール
・クローネンベルク,トルキルト・ノヴァル,カール・フリードリヒ,ヨアヒ
ム・ザットラー,アンネリーズ・クッパー,ヨープ・デ・ヴリーズ,ゲオルク
・ムント,エルナ・シュリューター,ロベルト・ハーガー,グスタフ・ナイト
リンガー,ペーター・マルクヴォルト
録音:1901-1944年
Preiser社御得意の貴重音源集。よくぞこれだけ集めたものです。

PRCD 89593  \1780
ジンカ・ミラノフ,アリア集
ベッリーニ:「ノルマ」,
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」「運命の力」「アイーダ」,
ポンキエッリ:「ジョコンダ」,
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」からのアリア
ジンカ・ミラノフ(S)
録音:1945-53年
ジンカ・ミラノフ(1906-1998)は、クロアチアのザグレブ出身で、プラハを経
てウィーンで人気を博し、さらに渡米してメトのプリマドンナとなったという、
まさに20世紀のGo west!の典型的人物。メトでは25シーズンで400回以上出演、
とりわけアイーダ役は75回も歌っています。

PRCD 89596  \1780
ヘレン・トラウベル,第2集
ワーグナー:「さまよえるオランダ人」「タンホイザー」「ローエングリーン」
「トリスタンとイゾルデ」「ワルキューレ」「神々の黄昏」「パルジファル」,
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」,
ヴェルディ:「アイーダ」「オテッロ」,
ポンキエッリ:「ジョコンダ」からのアリア
ヘレン・トラウベル(S)
録音:1946-1950年
生粋の米国人ワーグナー・ソプラノとして、フラグスタートが帰国したあとの
メトのワーグナー上演を牽引したトラウベル(18a98-1972)の全盛期の録音を集
めています。

PRCD 90579  \1780
ヘルベルト・アルゼン,アリア集
モーツァルト:「後宮からの逃走」「魔笛」,
ベートーヴェン:「フィデリオ」,
ヴェルディ:「マクベス」,
ワーグナー:「マイスタージンガー」「ジークフリート」,
R.シュトラウス:「ダフネ」からの場面
ヘルベルト・アルゼン(Bs)
ルドルフ・モラルト,カール・ベーム(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,ウィーン交響楽団
録音:1943-49年
ヘルベルト・アルゼン(1906-1978)は、1936年から1958年までウィーン国立歌
劇場で活躍したバス。63の役で実に1408回の公演に出演したそうです。

PRCD 89592  \1780
ロバート・メリル,第3集
ドニゼッティ:「ルチア」,
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」,
レオンカヴァッロ:「道化師」,
ガーシュイン:「ポギーとベス」,
カーン:「ショウ・ボート」,
ポーター:「キス・ミー・ケイト」 他、ミュージカルなどからの歌,ポピュラ
ー・ソングなど(全23曲)
ロバート・メリル(Br)
録音:1946-53年
メトで息の長い活躍をしたバリトン、ロバート・メリル(1917-)の30代前半の
録音。朗々と明るい美声で歌われるアメリカン・ポピュラーソングもまたい
いものです。

PRCD 89591  \1780
マルセル・ヴィットリシュ、オペラとオペレッタのアリア集
レハール:「パガニーニ」「フラスキータ」「フリーデリケ」「微笑みの国」
「ロシアの皇太子」「美しいこの世界」,
キュネッケ:「かの地から来た従兄弟」,
アブラハム:「ハワイの花」,
ヨハン・シュトラウス:「ジプシー男爵」「ヴェネツィアの一夜」,
ツェラー:「小鳥売り」,
ミレッカー:「乞食学生」,
ベナツキー:「白馬亭にて」,
スッペ:「ボッカチオ」からのアリア
マルセル・ヴィットリシュ(T)
録音:1927-35年
マルセル・ヴィットリシュ(1903-1955)は、ベルギー生まれのドイツ人。幅広
い活躍をした人で、その頂点は1937年にバイロイトでフルトヴェングラーの
指揮のもとローエングリーンを歌ったこと。一方でオペレッタでも大変な人
気で、レハールも彼を高く評価していました。甘ったるいばかりのオペレッ
タと一線を画した、骨太の充実した歌唱です。

PRCD 89186  \1780
レオ・シュッツェンドルフ、アリア集
モーツァルト:「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」,
コルネリウス:「バグダットの理髪師」,
ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」,
ワーグナー:「マイスタージンガー」,
フロトウ:「マルタ」,
ロルツィング:「ウンディーネ」,「皇帝と船大工」,
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」,
ヨハン・シュトラウス:「ジプシー男爵」,
ミレッカー:「乞食学生」からのアリア
レオ・シュッツェンドルフ(Bs-Br)

●paperback operaシリーズ-
PRCD 20031(2CD)  \2180
ヴェルディ:「オテッロ」
ジーノ・サルリ(オテッロ) アントーニオ・マンカ・セルラ(イヤーゴ) 
アンナ・ラ・ポッロ(デズデーモナ) 他
アルベルト・パオレッティ(指)ローマ歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1951年12月8-14日
LP時代の初期に合衆国のURANIA社から発売されていたもの。先にCD化された
「トロヴァトーレ」(PRCD.20029)と同時期のローマ歌劇場のセッション録音
で、サルリとセルラは共通しています。著しく無名な人ばかりですが、意外
や皆実力派のなかなかいい演奏になっています。音質も年代を考えるとかな
り良好。





<HUNGAROTON>
HSACD 32187(SACD-Hybrid)  \2280
バルトーク:
管弦楽のための協奏曲
舞踏組曲
ハンガリー農民の歌
ゾルターン・コチシュ(指)ハンガリー国立フィル
録音:2002年9月13−16日ブダペスト
血が騒ぐとはまさにこのこと。ドビュッシー&ラヴェル作品集(HCD.32106)に
続いて、指揮者コチシュの本格的始動と呼ぶにふさわしい、なんとも熱く濃密
なバルトーク。なかでもオケコンは、フリッチャイ、セル、ドラティ、ショル
ティら錚々たるハンガリー系の大先輩たちの名盤を聴き込んできたマニアをも
唸らせること間違いなし。コチシュは恐ろしく錯綜するテクスチュアを明晰に
さばくと同時に、リズムと響きの面白さを生き生きと解き明かしています。
幾たびの名称変更を経て今に続くハンガリー国立フィルは1923年にはじまり、
黄金時代を築いたフェレンチクを筆頭に、わが小林研一郎も音楽監督・常任指
揮者を務めた名門。彼らのバルトークに傾ける情熱は計り知れず、演奏はネジ
を巻いたような集中度合い。切れ味鋭い弦、クラリネットやファゴットほか木
管の表情には、格別な味わいがあります。
しかも記念すべきフンガロトンSACD第1作とあって、目の醒める生々しい録音。
楽譜に書かれたすべての音が洪水のように押し寄せる迫力といったらたまりま
せん。

HCD 32259  \1980
クルト・シュヴィッタース :音響詩「ウアゾナーテ」(1922/32)
-2声と音楽環境のための + スピリチュス・ノイスター:
rever of zrem, part 1−part 4
カタリン・ラディク、エンドレ・スカーロシ(Vo)
ジョルト・コヴァーチ(G、バスG、オブジェクツ)
ジョルト・シェレーシュ(Va、Synth.、コールビン・チェロ、オブジェクツ)
録音・編集・マスタリング:2001年6月、リマスタリング:2003年8月
ブダペスト、アリオン・スタジオ
全4部からなるウアゾナーテは、独のダダイスト、シュヴィッタースが1932年に
書いた前衛芸術の古典。演奏譜は擬音で著され、その詩とも音楽ともつかぬ特
異な内容(ドゥルルルルーとかひたすら唸ってます)には、唯一無二の作曲者
自らによる怪演(WER.6304)が知られますが、このたび現代のノイスターが自
作を挿入する形でアルバムを構成。遠く20世紀現代音楽のバイブルを今日に蘇
らせました。

HCD 32249  \1980
ミクローシュ・マレク(b.1945):金管楽器のための協奏曲集
・トランペット協奏曲 ・トロンボーン協奏曲 ・ホルン協奏曲
ジェルジ・ゲイゲル(Tp)グスターヴ・へーナ(Tb)
ゾルターン・ヴァルガ(Hrn)
ミクローシュ・マレク(指)ハンガリー放送SO
録音:1997年11月29日、2002年6月11-13日、1999年11月29日 
ハンガリー放送
リスト音楽院トランペット科卒業のマレクは、クラシックの指揮者&アレンジャ
ーにとどまらず、ハンガリーではTVタレント、プロデューサーとして活躍する
マルチタレント。作曲家としてはミュージカル・ソングなどの商業音楽を数多
く手掛けるかたわら、音楽監督を務めていたハンガリー放送の委嘱で、こうし
た協奏曲などの芸術作品も書いています。マレクの友人でもあるハンガリー放
響首席奏者たちの意見を取り入れつつ、彼らのために書かれた3曲は、現代の
目まぐるしい演奏技術の変化や発展に伴い、ソリストとしての才能を存分に発
揮できるようにとの配慮がされた力作揃い。ブラス・ファンは要チェックです。

HCD 32278  \1980
イェネー・タカーチ(b.1902):
管弦楽のための小品集Op.53
ピアノ、弦楽オケと打楽器のための協奏曲Op.60
天地創造の歌Op.44
アイマ・マリア・ラッブラ=マック(P)
ソムバトヘイ楽友会Cho.、ツェルデメルク・フェレンツ・リストCho.、
セントゴットハールト市混声Cho.
タマーシュ・パール(指)サヴァリアSO
録音:2003年10月6−7日ソムバトヘイ、バルトーク・ホール
世界初録音。8曲からなる「小品集」は、シャーンドル・ヴェレシュ(同名の
作曲者とは別人。カナ表記すると区別つきませんが微妙にスペルが違います)
台本の人形劇「水夫と月」付随音楽による管弦楽組曲。世界の創造・月・星
星の創造・人間の創造の4部から成る「天地創造の歌」もS.ヴェレシュの詩に
もとづく作品で、混声合唱と管弦楽のためのカンタータ。

HCD 32190  \1980
「世紀末ハンガリーの合唱音楽」
ミクローシュ・コチャール:
丘を越え谷を越え(1992)/ 春の祈り(1957−2000)
フェレンツ・ファルカシュ:
フォートの歌(1993) / 死の舞踏(1944)/ 輝ける天使(1996)/ 挨拶(1995)
エルジェーベト・セーニ:早春(1986)/ 来たれ、創造主なる精霊よ(2001)
ジョルト・ガールドニ:悲しいワルツ(1979)
レヴェンテ・ジェンジェシ:
2つのほろ苦い民謡(2000)/ミサ・ブレヴィス - キリエ−アニュス・デイ
(1996)
ミクローシュ・モハイ:主よ、われは心を尽くして(1994)
ジェルジ・オルバーン:スターバト・マーテル ニ短調(2001)
クラーラ・コロニツ(S)ルーチア・メジェシ・シュヴァルツ(Ms)
エーヴァ・コッラール、
アンドラーシュ・デーリ(指)ブダペスト・モンテヴェルディ合唱団
エルデーディ室内管
録音:2002年11月30日−12月4日、2003年3月27−29日フンガロトン・スタジオ
アルバム名の通り、主に20世紀の終わりにハンガリーを代表する作曲家たちが
書いた作品をポイントよくまとめたアルバム。世紀末を反映してか宗教的内容
をもつものが多いのが特徴で、合唱ファン注目の内容。

HCD 32222  \1980
「コラール・ファンタジア集」
バッハ:
高き天より、われは来たりBWV.700、BWV.701、BWV.738、BWV.769
わが心の切なる願いBWV.727
暁の星のいと美しきかなBWV.739
レーガー:
高き天より、われは来たり
暁の星のいと美しきかなOp.40−1
デジェー・アンタルッフィ=ジロシュ(1885−1945):
暁の星のいと美しきかな
ラースロー・アドリアーン・ナジ(Org)
録音:2003年5月26−29日ブダペスト、オルサーグート教区教会

HCD 31996  \1980
「エルジェーベト・ハージ(S)オペラ・アリア集」
-フィガロの結婚、売られた花嫁、エフゲニー・オネーギン、道化師、
マノン・レスコー、ボエーム、蝶々夫人、西部の娘、ハーリ・ヤーノシュ、
マハゴニー
ミクローシュ・エルデーイ(指)
ハンガリー国立歌劇場管、ブダペスト・フィル
録音:1965、68、70年





<EDA>
EDA 023  \2080
フンパーディング:歌曲集(全29曲)
スーザン・アンソニー(S),アンドレアス・シュミット(Br),
アドリアン・バイアヌ(P)
録音:1999&2000年
メルヘンオペラ「ヘンデルとグレーテル」一作だけで知られるドイツの作曲家、
エンゲルベルト・フンパーディング(1854-1921)。「パルジファル」の一部を
フンパーディングが代筆したという噂があるほどワーグナーとの関係ばかりが
強調されがちのこの人、しかし作風はワグネリズムとは程遠いとっても穏やか
で心あたたまるもの。このアルバムには少年時代の1867年から亡くなる直前の
1920年まで50年以上の歌曲が29曲収められています。なんと半数以上の16曲が
世界初録音!
現代ドイツリート界を代表するバリトン、アンドレアス・シュミットがまさに
ドイツの優しいパパ的あったか歌唱!また、新国立劇場での「ワルキューレ」
のジークリンデで話題となり、6−7月にも「ファルスタッフ」でアリーチェ役
に出演予定のスーザン・アンソニーが聞けるもうれしいものです。

EDA 020  \2080
レイゼンスタイン:ソロ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第1番 ロ長調 op.19 (1944)
無伴奏ヴィオラのためのソナタ op.45 (1967)
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ op.46 (1968)
コルヤ・レッシング(P,Va,Vn)
録音:1999-2001年
フランツ・レイゼンステイン(ドイツ語読みだとライゼンシュタイン)は1911
年にニュルンベルクに生まれた作曲家、ピアニスト。ヒンデミットに学んでい
ます。1934年に英国に移住、ここでさらにヴォーン=ウィリアムズに学んでい
ます。1968年没。師匠のヒンデミットの影響が顕著ながら、基本的に英国の作
曲家の系譜に連なる人です。ついでながら、ホフナング音楽祭の抱腹絶倒パロ
ディーの中でも傑作として名高い「人気協奏曲」はこの人の手によるもの。
ピアニスト兼ヴァイオリニストとして意欲的な音楽活動を行なっているコルヤ
・レッシング、この二つの楽器を弾いた録音は既にありましたが、ついにヴィ
オラまで加えた3つの楽器を一人でこなしています。しかもどれも技術、表現
とも高水準。まさに才人!

EDA 022  \2080
ボルック:導入とカプリッチョ op.11 (1934)
デッサウ:組曲 (1935)
ハイデン:サクソフォン・ソナタ (1937)
ドレッセル:バガテル (1938)
ブムケ:サクソフォン・ソナタ 変ロ長調 op.68
フランク・ルンテ(A-Sax) タティヤーナ・ブローメ(P)
第1集(EDA.21)の続編。エドムント・フォン・ボルック(1906-1944)、パウル・
デッサウ(1894-1979)、ベルンハルト・ハイデン(1910-2000)、エルヴィン・ド
レッセル(1909-1972)、グスタフ・ブムケ(1876-1963)の作品を収録。
アルトサクソフォンはゆったりとした静かな音楽には長けていて、デッサウの
エアやドレッセルのエレジーにアリアなんか、実にいい曲です。
ドレッセルとブムケの曲は世界初録音。





<Bongiovanni>
GB 2543  \1880
カルロ・コロンバーラ、アリア集
ヴェルディ:
「ドン・カルロ」,「アッティラ」,「シチリアの晩鐘」,「エルナーニ」,
「マクベス」,
グノー:「ファウスト」,
ボーイト:「メフィストーフェレ」,
ラフマニノフ:「アレコ」からのアリア
カルロ・コロンバーラ(Bs)
ジョルジ・ラト(指)イタリア語地域スイス管弦楽団
録音:2003年5月
生粋のイタリアの名バス歌手というのは案外少なく、ルッジェーロ・ライモン
ディ以来目立った人はいません。そんな中いま最も期待されているのがこのカ
ルロ・コロンバーラ。ボローニャ生まれで、1987年にデビュー。それからたっ
たの2年後、スカラ座のムーティ指揮の「シチリアの晩鐘」でプロチダ役で舞台
に立っているというほどの逸材。スカラ座には近年常連です。もちろん世界中
の劇場でひっぱりだこ、日本にも新国立劇場や藤原歌劇団の公演で何度も来日
し、またこの8月にもデヴィーアが主役の「ルチア」の公演に参加予定です。
コロンバーラの一番の特色は、バスでありながらイタリアンな明るさと輝きが
たっぷりあること。これでこそヴェルディのバス役の真の味が出るというもの。
渋いフィリッポから迫力満点のアッティラまでたっぷり楽しめます。

GB 2351(2CD)  \3760
サルティ:「アルミーダとリナルド」
アンナ・キエリケッティ(アルミーダ),
グローリア・バンディテッリ(リナルド),
フェデリーコ・レプレ(ウバルド),
カルラ・ブルジーニ(イズメーネ)
マルコ・ベルドンディーニ(指)
プロ・アルテ管弦楽団,プロ・アルテ室内合唱団
録音:2002年10月,ファエンザ
「ジューリオ・サビーノ」(GB 2246),「ラツィオのエネーア」(GB 2334)
に続くBongiovanniのサルティのオペラ第3弾。フィレンツェ生まれのジュゼッ
ペ・サルティ(1729-1802)は、デンマークで才能を認められ、国王からイタリ
アに逆留学させられたという珍しい経歴の持ち主。その後1784年からペテル
ブルグのエカテリーナ女帝に仕えており、この「アルミーダとリナルド」は
1786年に新築された劇場の御披露目公演のために作曲されたもので、さすが
に力の入った名作です。ハイドンと同世代の古典的にピシッとキマった音楽
に力強さと柔和さがバランス良く盛り込まれています。アルミーダやリナル
ドの、やたら音域が広い超絶技巧のアリアなんか迫力満点です。
ベルドンディーニが引き締まった緊張感のある指揮で作品を魅力を生かして
います。

GB 5138  \1880
ヴィオッティ:ヴァイオリン協奏曲第12番 変ロ長調,第24番ロ短調
グイド・リモンダ(Vnと指) オーケストラ・カメラータ・ドゥカーレ
録音:2002年8月
GB 5133( 第2番,第18番)に続くリモンダによるヴィオッティのヴァイオリ
ン協奏曲集第2弾。リモンダの明るい風合いのヴァイオリンはヴィオッティの
音楽には実にいい相性です。今回もヴィオッティ自身よるカデンツァを使用
しています。

GB 2350  \1880
フィリッポ・マリア・ゲラルデスキ:
レスポンソーリ(応唱歌集),レクイエム
マリア・ビッレリ(S),アレッサンドロ・カルミニャーニ(CT),
レオナルド・メラーニ(T),アレッサンドロ・マンゲージ(Bs)
ステーファノ・バランドーニ(指)
サン・ニコラ管弦楽団,サン・ニコラ・コーロ・ポリフォニコ
録音:2003年5月
レスポンソーリもレクイエムも、ナポレオンが建国させたフランスの傀儡国家
“エトルリア”の王、ルドヴィーコ1世(1773-1803)の早過ぎる死を悼んで、ピ
サのマエストロ・ディ・カペラであったフィリッポ・マリア・ゲラルデスキ
(1738-1808)に依頼されたもの。ゲラルデスキは,高名なボローニャのマルティ
ーニ神父に学んだ人で、非常にしっかりした作品。しばらくの間、レクイエム
の傑作として広く知られていました。

GB 5136  \1880
ジャンカルロ・ファッキネッティ:
室内協奏曲,ディヴェルティメント第2番,ジャズ組曲,ソネットを伴った器
楽協奏曲
ヴィットーリオ・パリージ(指)
デダーロ・アンサンブル,コンプレッソ・カメリスティコ・ブレシャーノ
ジャンカルロ・ファッキネッティはブレッシャの作曲家。前衛的な作風です。

●新譜扱い(未案内商品)
GB 1078  \1880
マファルダ・ファヴェーロ、アリア集
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」,
フロトー:「マルタ」,
ワーグナー:「ローエングリン」,
ボーイト:「メフィストーフェレ」,
ヴェルディ:「オテッロ」,
マスカーニ:「友人フリッツ」,「ロドレッタ」,
レオンカヴァッロ:「道化師」,
プッチーニ:
「マノン・レスコー」,「ボエーム」,「蝶々夫人」,「トゥーランドット」,
他からのアリア
マファルダ・ファヴェーロ(S)
マファルダ・ファヴェーロ(1903-1981)はイタリアのソプラノ。デビューから
わずか2年後の1929年、トスカニーニがスカラ座でワーグナーの「マイスター
ジンガー」を上演する時エーファ役に抜擢、以来スカラ座を中心に活躍しまし
た。

GB 1112  \1880
ヴィルジニア・ゼアーニ、アリア集その2
ドニゼッティ:「マリーア・ディ・ロアン」,
ヴェルディ:「リゴレット」,「トラヴィアータ」,「アイーダ」,
ボーイト:「メフィストーフェレ」,
マスネ:「タイス」,
プッチーニ:「ボーエム」,「トスカ」,
チレーア:「アドリアーナ・ルクヴルール」からのアリア
ヴィルジニア・ゼアーニ(S)

GB 1121(2CD)  \3760
ドニゼッティ:「ルチア」
リーナ・パリウーギ(ルチア),ジョヴァンニ・マリピエロ(エドガルド),
ジャンピエロ・マナッキーニ(エンリーコ)
ウーゴ・タジーニ(指)RAIトリノ交響楽団,合唱団
録音:1939年





<Pro Piano>
PPR 224538  \2080
レイナルド・アーン:ピアノ曲集
第1ワルツ集(全11曲)(1898)
画家の肖像(全4曲)
東洋-旅のアルバムから(全6曲)(1909)
ソナチネ ハ長調 (1907)
ロール・ファヴル=カーン (Pf)
プロ・ピアノから超美人ピアニスト、ロール・ファヴル=カーンが登場します。
1976年アルル生まれ。パリ音楽院でブルーノ・リグットに師事、満場一致でプ
リミエ・プリを与えられた腕前の持ち主です。
日本の某電子楽器メーカーがイメージ・キャラクターモデルにと強く希望した
ほどの美貌の持ち主でもあり、日本でも人気がでること間違いなしの魅力です。
このアルバムはキング・インターナショナル社提案、楽譜提供によるもの。
アーンのメロディ・メーカーぶりと上品なエスプリはどのフランス人作曲家よ
りも魅力的で、擬古典的な書法によるソナチネでさえ甘いメロディに満ちてい
ます。上品なエキゾシズムの「東洋」も、異国的音楽ファンを大いに喜ばせる
内容となっています。
   
<ORFEO>
ORFEO 580031  \1880
R.シュトラウス:「バラの騎士」,「アラベラ」,
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」,「フィガロの結婚」,
ベートーヴェン:「フィデリオ」,
ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房たち」,
プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」からの場面
ルチア・ポップ(S)
カルロス・クライバー,ヴォルフガング・サヴァリッシュ,
カール・ベーム(指)
バイエルン国立歌劇場管弦楽団,他
録音:1972−83年,バイエルン国立歌劇場
ルチア・ポップが癌のために1993年に亡くなってからもう10年以上。世界中を
魅了した美声もいにしえになりつつあります。これはミュンヘンでも大活躍し
た彼女を偲んで作られたアルバムです。
まず大注目は、カルロス・クライバー指揮の「バラの騎士」からの2場面。
第2幕の絶美のバラの献呈の場面と、第3幕の三重唱(うれしいことに幕切れま
で収録!)という、一番美しい場面が2つバッチリ。時間にして23分ほど収録
されています。この1972年のライブ録音は海賊ルートでも流れたことのない、
完全な初出。40代はじめの覇気溢れるクライバーの音楽はファンなら悶絶もの。
モノーラルながら音質も良好!これ以外では、サヴァリッシュとの名演が数々。
ついに全曲を残さなかった「アラベラ」。1988年の来日公演を思い出させます。
「ドン・ジョヴァンニ」ではポップの若き日の可憐な声が。これまた若いライ
モンディがイタリア男のフェロモン全開の魅力!ちょっと意外なプッチーニの
ラウレッタのアリア、しかしこれは絶品!!などなど。ベーム指揮の「フィデ
リオ」は全曲盤で出ていたものと同一。
歌ものファン、クライバー・ファン、サヴァリッシュ・ファン、全員に大推薦
です。
《詳細》
R.シュトラウス:「バラの騎士」
クレア・ワトソン(元帥夫人),
ブリギッテ・ファスベンダー(オクターヴィアン),
ルチア・ポップ(ゾフィー)
カルロス・クライバー(指)バイエルン国立歌劇場
録音:1972年4月20日(モノーラル)

モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」
ルッジェーロ・ライモンディ(ドン・ジョヴァンニ),
ルチア・ポップ(ツェルリーナ),エンリーコ・フィッソーレ(マゼット)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)バイエルン国立歌劇場
録音:1973年7月12日(モノーラル)

モーツァルト:「フィガロの結婚」
ルチア・ポップ(スザンナ),ヴォルフガング・ブレンデル(伯爵)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)バイエルン国立歌劇場
録音:1983年7月13日(ステレオ)

ベートーヴェン:「フィデリオ」
ルチア・ポップ(マルツェリーネ)
カール・ベーム(指)バイエルン国立歌劇場
録音:1978年1月30日(ステレオ)

ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房たち」
ルチア・ポップ(フルート夫人)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)バイエルン国立歌劇場
録音:1983年10月15日(ステレオ)

R.シュトラウス:「アラベラ」
ルチア・ポップ(アラベラ),ヴォルフガング・ブレンデル(マンドリーカ)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)バイエルン国立歌劇場
録音:1983年12月25日(ステレオ)

プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」
ルチア・ポップ(ラウレッタ)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)バイエルン国立歌劇場
録音:1982年12月17日(ステレオ)


ORFEO 602033(3CD)  \5640
ブリテン:「ビリー・バッド」
ニール・シコフ(エドワード・フェアファックス・ヴィア),
ボー・スコウフス(ビリー・バッド),
エリック・ハルフヴァルソン(ジョン・クラッガート),
ジョン・健・ヌッツォ(新兵),他
ドナルド・ラニクルズ(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:2001年2月12日,ウィーン国立歌劇場
フランス革命に揺れる時代の大英帝国の軍艦を舞台にしたブリテンの異色作
「ビリー・バッド」。全て男声だけのオペラなので、歌手には強烈な個性が求
められます。このウィーンでのライブは凄い!艦長には、異常に役にのめり込
むことで知られる完全燃焼テノール、シコフ。ピーター・グライムズ役では当
代最高のこの人、ここでも成り切っている!一方純真な若者ビリーは美声が伸
びるバリトン、スコウフス。悪役クラッガートにはMETでのオックス男爵が評
判となったハルフヴァルソン。さらに新兵役で我らが紅白歌手、ジョン・健・
ヌッツォも出演しています。指揮のラニクルズも神経のビンビンかよったもの。
「ビリー・バッド」は録音も少なくありませんが、ライブはほぼなし。この異
様な昂揚感はやはりライブならでは!病みつきになりますぞ!






<TDK>
TDKAD 008  \2450
ハイドン:・交響曲第26番「ラメンタツィオーネ(哀歌)」
モーツァルト:・ファゴット協奏曲
ハイドン:・交響曲第55番「学校の先生」
堂阪清高(ファゴット)
鈴木秀美(指)オーケストラ・リベラ・クラシカ
録音:2003年10月3日浜離宮朝日ホール・ライヴ
なんと、オリジナル楽器で本邦初演となったらしいモーツァルトのファゴット
協奏曲も収録。ファゴットの第一人者堂阪氏のやわらかく温かみのある響きが
実に魅力的。過去のあらゆる録音を凌駕しそう。3楽章など絶品で秀美氏のリ
ズミックな伴奏に堂阪氏の味なファゴットが絶妙品格。「ラメンタツィオーネ」
も名曲中の名曲。グレゴリオ聖歌からの引用旋律がとてつもなく印象的で、さ
すがBCJでバッハのカンタータを数多く演奏している秀美氏だけあって表現の
深みが一味違います。一番聴いたら忘れられないインパクトのある曲。「学校
の先生」もすごい。






<Ondine>
ODE 1030  \2080
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(ノヴァーク版)
クリストフ・エッシェンバッハ(指)パリ管弦楽団
録音:2003年2月3日パリ、放送用公開ライヴ
厚みのある優秀な録音がブルックナーにふさわしく、パリ管の健在ぶりをレコ
ードで久々に発揮。弦の繊細な美しさ、木管の独得の味など、魅力が随所で。
エッシェンバッハのあまりに濃厚で耽美な表現、に驚かされ、かつしみじみ聴
かせるブルックナー。堂々たるその表現に脱帽でございます。






<harmonia mundi france>
HMC 901818 (3CD)  \4680
モーツァルト:「フィガロの結婚」
アルマヴィーヴァ伯爵:サイモン・キーンリサイド,
伯爵夫人:ヴェロニク・ジャンス,
スザンナ:パトリツィア・チオーフィ,
フィガロ:ロレンツォ・レガッツォ,
ケルビーノ:アンジェリカ・キルヒシュラーガー,
マルチェッリーナ:マリー・マクローリン,
ドン・バジーリオ:コビー・ヴァン・レンズブルク,
バルトロ,アントーニオ:アントーニオ・アベーテ
ニコラウ・デ・フィゲイレド(ピアノフォルテ)
ルネ・ヤーコプス(指)コンチェルト・ケルン,
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント
ヤーコプスがオペラの至宝「フィガロの結婚」に真正面から取組みました。こ
の録音はそれこそ従来の次元を軽く振り切っています!!! とにかく音が熱い!
「フィガロの結婚」でオペラの常識も限界も超越した理想を求めてフル回転し
ているモーツァルトの天才脳回路をそのまま音にしたような音楽!火照る熱、
変幻する輝き、充実した響きの密度!唖然呆然!
歌手もこの上なく強力。切れこみ鋭い知性派バリトンのキーンリサイドの伯爵
に、いまや伯爵夫人で最高の評価のジャンスという夢の組合せ。一方フィガロ
とスザンナには、現代最高の演技派バス、レガッツォと、集中力の強さで役と
完全に同化するチオーフィというイタリア人コンビ。さらにキルヒシュラーガ
ーがケルビーノに、マクローリンがマルチェッリーナという豪華なもの。想像
するだけで前頭葉に響く!
ついでに、セッコ伴奏が名手フィゲイレド、このピアノフォルテも猛烈に雄弁
で、モーツァルトのレチタティーヴォってこんなにおもしろかったのかと目を
見開かされる思いです。
聞き終えるとクッタクタの幸せになれます。こんな知的刺激の情報量の多い
「フィガロ」、もう最高!






<HUNGAROTON>
HCD 32202  \1980
「グロスヴァルダイン時代のミヒャエル・ハイドン Vol.2」
M.ハイドン:初期交響曲集
ハ長調MH.23、ヘ長調MH.25、ト長調MH.26、ハ長調MH.37
パール・ネーメト(指)
サヴァリア・バロック・オーケストラ(ピリオド楽器使用)
録音:2003年8月23−26日フンガロトン・スタジオ
世界初録音。ミヒャエルが最初に活躍したグロスヴァルダイン時代。大の音楽
愛好者パタチッチ司教の下で楽長を務めた時期には、彼の命で宮廷定期演奏会
「アカデミーズ」用に大量の楽曲が必要とされました。同時期のレアな教会音
楽集(HCD.32005)とならび、世界初録音の交響曲集(1758−1761年作の3曲と
1761年2月16日作のMH.37)はまさにこうした需要から生まれたもののひとつ。
既発2枚の交響曲集(HCD.31706、HCD.31810)と異なるポイントは、後期の交
響曲では失われてしまうメヌエット楽章も含まれた4楽章構成であること。バ
スドラと木管が盛大に鳴り、祝賀ムードいっぱいの楽しい音楽です。

HCD 32185  \1980
レオー・ヴェイネル:ヴァイオリン協奏曲集
第2番嬰へ短調Op.45 
第1番ニ長調Op.41
ヨーゼフ(ヨージェフ)・ヨアヒム:
ヴァイオリンと管弦楽のための変奏曲 ホ短調
ヴィルモシュ・サバディ(Vn)
ラースロー・コヴァーチ(指)ミシュコルツ北部ハンガリーSO.
録音:2003年5月19−22日ミシュコルツ、ヴァシャシュ文化センター
指揮者ショルティにピアノを教えたヴェイネルは、20世紀前半を代表する音楽
教師・作曲家。19世紀ヨーロッパの伝統に従い保守的な作風を通したのがバル
トークやコダーイらとの大きな違い。つまり民俗臭は弱めでロマンチックな傾
向。1957、58年と晩年に相次いで書かれたヴァイオリン協奏曲は共に、初期の
ヴァイオリン・ソナタ(Op.9 & Op.11)からの改作。とくに最後の作品となっ
た第2番は、一時期生徒だったモリーニに捧げられた曲。第1楽章での独奏Vnの
旋法的、半音階的進行はどこかショーソンのようでもあり、たまらなく幻想的。
さらにヴァイオリン・ファンを興奮させるのがヴィルトゥオーゾ、ヨアヒムの
曲。かのサラサーテに献呈されたと訊けば、持てる技巧の粋を凝らした内容は
折り紙つき。

HCD 32191  \1980
エルネー・ドホナーニ:ピアノ作品集Vol.2
5つのフモレスケOp.17 
ヘドヴィギアナ第1番−第6番 
ハンガリー民謡による変奏曲Op.29 
ピアノ上級者のための12の短い練習曲
イロナ・プルニ(P)
録音:2003年9月11−13日、22−24日フンガロトン・スタジオ
第1集(HCD.31910)に続く、リスト以後最大のピアノ・ヴィルトゥオーゾ、ド
ホナーニの魅力がギッシリつまったアルバム。晩年の「練習曲」が典型で、ど
の作品もとにかく指がスゴイ勢いで廻ること!14歳の作「ヘドヴィギアナ」。
休みに偶然知り合ったガールフレンド、ヘダ・ポングラーツの名前の文字(H・
E・D・A)から採られた4音(B・E・D・A)の動機で始まるナンバー。アベッグ
変奏曲のアイデアを真似たように、響きまでもがまるでシューマン。また「変
奏曲」では超絶技巧に加え、ブラームス風の重たい響きと愁いを滲ませた歌と
が綯い交ぜになった独特の世界に心惹かれます。世界初録音。

HCD 32217  \1980
リスト:金管楽器伴奏つき男声のための作品集
光を!もっと光を!R.554 
主よ、王を健やかに渡らせたまえR.504 
ミサ曲ハ短調R.485 
詩篇18番R.490 
ハンガリーの神R.214
アッティラ・フェケテ、ヤーノシュ・ガール、ヨージェフ・ベーラ・キシュ、
ジュラ・ヴェレシュ(T)
ドモンコシュ・ブラジョー、レヴェンテ・ボドー、
ラースロー・センチムレイ(Br)
シャーンドル・パーストル、ゾルターン・フレチ、L.センチムレイ(Bs)
リヒャルト・リーデルアウアー、ラヨシュ・ゲイゲル、L.ボドー、
バラージ・コンコイ、L.センチムレイ、Z.フレチ(児童合唱)
ラースロー・アドリアーン・ナジ(Org)
ホンヴェード男声合唱アンサンブル
ラースロー・マロシ(指)
ブダペスト・フェレンツ・リスト音楽院シンフォニック・バンド
録音:2002年6月25−27日ブダペスト、F.リスト音楽院コンサート・ホール
多作家リストの仕事の中でも、「ブラスつき合唱作品」はようやく最近の研究
で解明が進んできたジャンル。ハンガリーの神を除く4曲は、放浪のヴィルトゥ
オーゾに見切りをつけてワイマール大公国でカペルマイスターに納まった頃の
作品です。
ズバリ、ゲーテ辞世の名ゼリフがタイトルの第1曲。1849年、大詩人ゆかりの
地ワイマールによる生誕百年記念の祝典行事期間中に初演されました。冒頭の
ユニゾンから勇壮でカッコ良くたちまち胸が熱くなってきます。第2曲もやは
りゲーテの誕生日に因んで、1853年ワイマール選定侯即位式のために準備され
た作品。オルガン単独の伴奏部を師リストの指示でラフが大規模に拡大して圧
倒的な迫力。しかしド派手さがかえって災いしたのか、夫を失った悲しみに沈
む皇太后に配慮して、儀式は一切の音楽ナシで執り行われ初演が見送られたと
いうオチがついています。ほかに、リスト曰く「一本の石柱のように非常に簡
素でどっしりした」詩篇第18番、当ジャンルの代表作ミサ曲など、どれもみな
合唱、ブラス・ファンならきっと心躍るはず。

HCD 32256  \1980
ヨアヒム・ラフ:歌曲集(19曲)
アンドレア・メラート(Ms)エメシェ・ヴィラーグ(P)
録音:2003年6月16日、7月8日フンガロトン・スタジオ
「カヴァティーナ」が有名な独の作曲家ラフの本格的なスタートは、まずワイ
マール時代のリストの助手としてから。のちにパトロンとなるリストがバーゼ
ルでリサイタルを開くのを聞きつけて、チューリヒから“徒歩で”駆けつけた
エピソードが残されています。後年リストのもとを離れてから生涯に作品番号
付きで200を越えるおびただしい作品を書きましたが、うち歌曲は90曲ほど。
一口に作風はいろんな様式を貪欲に吸収した折衷主義。音楽史では玉石混交と
の冷めた評価ですが、とんでもない!自由度の高いピアノ伴奏はよく練られ、
ハーモニーはロマンティックの極み。ギーベル詩「乙女の歌」、ハイネ詩の
「ローレライ」など夢みるような調べはいつまでも耳に残ります。陰影豊かな
声質を聴かせるメラートも好ましく内容にピッタリ。





<naive>
V 4974  \1980
リャプノフ:交響曲第2番変ロ短調 Op.66
エフゲニー・スヴェトラーノフ (指)フランス放送管
【1998年11月27日、サル・プレイエルでのライヴ】
これは貴重、ファン驚きの録音が出現しました。スヴェトラーノフのリャプノ
フの交響曲第2番は、1969年のモノラル・ライヴしか存在せず、その録音状態
がかなり悪いものでしたので、最新デジタルによるこのディスクの出現はまた
とない朗報と申せましょう。
セルゲイ・リャプノフ (1859-1924)はバラキレフ門下の作曲家・ピアニストで、
ピアノのための「12の超絶技巧練習曲集」や、ゲルギエフも録音している師バ
ラキレフの「イスラメイ」の管弦楽編曲で知られています。彼の交響曲第2番
は1917年(つまりロシア革命の年)の作で、その際作曲者がパリへ亡命したた
めずっとお蔵になっていました。それを1951年に世界初演したのがスヴェトラ
ーノフとレニングラード・フィル。まさに彼にとって縁浅からぬ作品でもあり
ます。作品は鮮やかなロシア色に満ちた非常にボルテージの高い音楽。巧みな
管弦楽法が冴えます。スヴェトラーノフは期待通りのボルテージの高さに加え、
円熟味も増し、旧盤とは比べ物のない素晴らしさ。ロシア音楽ファン必携の一
枚と申せましょう。






<Alquimista>
ALQ 0004  \2450
日本語解説付
J.S.バッハ作品集
J.S.バッハ:
幻想曲とフーガ BWV904
組曲ホ短調 BWV996
カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに寄せて」
パルティータ第4番 BWV828
トッカータ ニ短調 BWV912
ニコラウ・デ・フィゲイレド(チェンバロ)
フィゲイレドのこのバッハは実にユニーク。どんでもなく舞踏的なバッハで、
フィゲイルドの動くリズムに乗せられて、夢中に引き込まれました。古楽のオ
ーソリティ矢沢孝樹氏によると「フィゲイレドのバッハは端的に言うならば
“踊るバッハ”なのだ。私はこれまで体験したことのない新しい印象と興奮を
この演奏から感じた。」とのことで実に刺激的なディスクの誕生です。

ALQ 0009  \2450
今井重幸:神々の履歴書
メインテーマ、祈り、土のうた、時の流れ、青山映えて、郷愁、こころの故郷
目ざめ、眠り、夜明け、やすらぎ、祭り、なつかしい日々(伊福部昭邸)
光と影、終章、渡来のうた
国分誠 (指)
新星日本交響楽団、同Cho、東京アカデミーCho、東京女性Cho、
池成子(カヤグム)
今井重幸のソロ・アルバムが待望の登場です。「現代の病弊に害されていない、
すぐれた作曲家」と師・伊福部昭が評する今井の音楽は、人間的であたたか。
民族系なごみ音楽と申せましょう。「神々の履歴書」は1988年制作の映画(前
田憲二監督)のための音楽。日本文化のルーツが朝鮮半島であるということを
見直す意義深い作品で、音楽も極めて重要です。

ALQ 0010  \2450
今井重幸:回顧展コンサート
第1部:舞台作品
グラナダの妖女サロメ (1997) 
埴輪の舞 (1958)
ソロンゴ・ヒターノの変容 (2002)
第2部:音楽作品
「百萬人の身世打鈴」より三つの情景
二十絃箏とオーケストラのための協奏的変容「シギリヤ・ヒターナ」
「草迷宮」のイメージに拠る詩的断章
マリンバとパーカッションとオーケストラの為の協奏的変容「沖縄」
悠久の舞
オーケストラ・ニッポニカ、稲田康(指)、甲田潤(指)、今井重幸(指)、
松村エリナ(二十絃箏)、宮本益光(バリトン)、吉原すみれ(マリンバ)、
山口恭範(Perc)
2003年3月30日、東京文化会館大ホールにおけるコンサートのライヴ。吉原す
みれをはじめとする豪華独奏者と、オーケストラ・ニッポニカの白熱した演奏
を聴くことができます。スペインと沖縄の音楽文化にひかれ、伊福部昭の弟子
である今井の音楽は民族的な色彩が濃く情熱的。邦楽器の二十絃箏がフラメン
コ・ギター的かきならしを続ける「シキリヤ・ヒターナ」は衝撃的。片山杜秀
の解説も充実しています。





<haenssler>
98 467  \1650
オーボエ・イタリアーノ
チマローザ:オーボエ協奏曲 ハ長調
ドニゼッティ:コンチェルティーノ へ長調,アンダンテ へ短調
ペドロッロ:オーボエ協奏曲
ロータ:エレジア
カステルヌオーヴォ=テデスコ:オーボエ協奏曲 op.146
ラヨシュ・レンチェシュ(ob)
パトリック・シュトルプ(指)シュトゥットガルト・アルカータ室内管弦楽団
録音:2003年5月
ラヨシュ・レンチェシュはハンガリーのオーボエ奏者。1943年生まれ,1968年
のジュネーヴ国際音楽コンクールで、オーボエ部門の第1位なしの第2位を、か
のジャン=クロード・マルゴワールと分け合っています。1971年にシュトゥッ
トガルト放送交響楽団の主席奏者になり、30年以上その任にあたっています。
日本でもオーボエ・マニアから絶大な人気を博している人です。
チマローザ、ドニゼッティの作品に加えて,アッリーゴ・ペドロッロ
(1878-1964)などの珍しい作品も収録しています。

98 461  \1650
「ラ・フォリア」 -フルートの音楽-
作者不詳:トロット
ヴァン・エック:愛しのアマリッリ
トレット:トレットの土地
コレッリ:ソナタ第4番 へ長調,ソナタ第12番 ト短調 「ラ・フォリア」
ヘッセ:フルート音楽
テレマン:幻想曲第1番 ハ長調
アベーテ:アストール・ピアソラの肖像
マリオン・ココット(リコーダー)
アレクサンダー・ワイマン(cemb),ドリス・ルンゲ(Vc),他
これはただのリコーダーアルバムではありません。コレッリの曲では普通に通
奏低音の伴奏ですが、他はどれもユニーク。トロットやラ・フォリアは中世か
ルネサンスの世俗音楽風、トレットの土地はアイリッシュ・ハープ,アベーテ
のオリジナル曲はアコーディオンとベース、愛しのアマリッリは森の中?とい
う具合。時々詩の朗読も挟まれています。非常に個性的です。

98 434(2CD)  \3300
ヘンデル(モーツァルト編):「メサイア」 K572
ドナ・ブラウン(S),コルネリア・カリッシュ(S),ロベルト・サッカ,
アラステア・マイルズ(Bs)
ヘルムート・リリング(指)
バッハ・コレギウム・シュトゥットガルト,
ゲヒンガー・カントライ・シュトゥットガルト
録音:1991年
旧98.975 の再発。ウィーンのスヴィーテン男爵の依頼によって、モーツァルト
が「メサイア」を編曲したものです。言葉がドイツ語になり、オーケストレー
ションが時代の趣味に合わされて拡大したほか、ソロと合唱の配分もいくらか
変わっています。クラリネットが活躍したり、和音にモーツァルトの香りがし
たりと、どちらかというとモーツァルティアン向きの音楽になっています。
リリングの音楽はヘンデルの原曲にあまりこだわらず、モーツァルト色を強く
出したもの。今や各地でひっぱりだこの人気テノール、ロベルト・サッカやバ
スのアラステア・マイルズの若い頃の声が聞けます。
なお、リリングは通常のヘンデルの楽譜を使用したCDもあります(98.198)。




<musicaphon>
M 51532  \2080
ブラームス:
ハイドンの主題による変奏曲 op56b,ワルツ集 op39,
シューマンの主題による変奏曲 op23
アルフォンス・コンタルスキー,アロイス・コンタルスキー(P)
録音:1960年代中頃
コンタルスキー兄弟によるブラームスのピアノ・デュオ曲集。

M 51522  \2080
ブラームス:
クラリネット三重奏曲 イ短調 op.114,
クラリネット・ソナタ第1番 へ短調 op120
ヨスト・ミヒャエルズ(Cl),デトレフ・クラウス(P),
クラウス・シュトルック(Vc)
録音:1963年7月

M 51949  \2080
メンデルスゾーン:
弦楽五重奏曲第1番 イ長調 op18,弦楽五重奏曲第2番 変ロ長調 op87
ホイトリング四重奏団,ハインツ=オットー・グラーフ(Va)
録音:1978年5月
わりと珍しいメンデルスゾーンの弦楽五重奏曲。

M 56855  \2080
ドヴォルザーク:
ポロネーズ イ長調, 森の静けさ op68-5,スラヴ舞曲 ト短調,
ロンド ト短調 op94
ヤナーチェク:おとぎ話
マルティヌー:四つの夜想曲,ロッシーニの主題による変奏曲
マルティン・ルンメル(Vc),クリストフ・エッグナー(P)
録音:2001年4月
新録音。マルティン・ルンメルはまだ30歳そこそこのチェリスト。ミュンヘン
を拠点にして活躍しています。

M 56852(2CD)  \4160
ブロウ:鍵盤作品全集
ヨゼフ・ペイン(Org & Cemb)
録音:2001年4月,8月
オルガン曲30曲、チェンバロ曲20曲を収録。オルガンは英国のケンブリッジ大
学のマグダレーヌ・カレッジのものを使用。

M 55714  \2080
ログル:瞑想曲,チェロと室内オーケストラのための協奏曲
ダリンガー:チェロとアコーディオンのためのソナタ
ズルツァー:シェーナ・アッフェットゥオーザ
ヴァルデル:ミックスド・ダブル
マルティン・ルンメル(Vc)
アルフレート・メリヒャル(アコーディオン),クリストフ・エッグナー(P)
エルラント・フロイデントハラー(指)アンサンブル・ララ
いずれも20世紀生まれの作曲家のチェロ作品。ヘルムート・ログル(1960-),
フリドリン・ダリンガー(1933-),バルドゥイン・ズルツァー(1932-),グンタ
ー・ヴァルデク(1953-)





<CANTATE>
C 57624  \1750
ブルックナー:ミサ曲第2番 ホ短調 (第2稿 1882年)
ヘルムート・リリング(指)
バッハ・コレギウム・シュトゥットガルト木管合奏団
ゲヒンガー・カントライ,シュトゥットガルト・ゲデヒトニス教会フィグラル
コール,シュパンダウアー・カントライ
録音:1966年3月
8声の混声合唱と木管アンサンブルのためのミサ曲。バッハの大家リリングが挑
んでます。

C 57625  \1750
クリスマスのモテット集
シュレーター:甘い喜びに
スヴェーリンク:今日キリストが生まれた
ブラームス:救い主よ、天の扉を開きたまえ
ブルッフ:クリスマスの歌,三人の王
レーガー:聖母さまの夢,待降節の歌,クリスマスの歌
カミンスキ:マリアは茨の森を通って行った
プーランク:クリスマスのための4つのモテット
コダーイ:来れ、エマヌエル
ラファエル:
船が来て接岸した,救い主よ、天の扉を開きたまえ,マリアは茨の森を通って
行った,一本の薔薇が芽吹いた,高い天から天使がやってきた,ヨーゼフ、大
好きなヨーゼフ ,さあ歌え、そして楽しめ
ディストラー:生き生きと陽気に歌え
フォルカー・ヘンプフリング(指)ケルナー・カントライ
録音:1979年,1983年
季節外れですが、歌詞が分からないのをこれ幸いと、むしろどの季節でも楽し
める美しい曲ばかりです。

C 58019  \1750
ラファエル:降臨節とクリスマスの歌
船が来て接岸した,救い主よ、天の扉を開きたまえ,いざ来たりませ、異邦人
の救い主,マリアは茨の森を通って行った,この日こそ喜び溢れ,一本の薔薇
が芽吹いた,賛美を受けたまえ、イエスキリストよ,わたしはあなたのまぶね
の傍らに立つ,ベツレヘムで一人の子供が,ヨーゼフ、大好きなヨーゼフ,
他全21曲
マティアス・ユング(指)ドレス デン・モテットCho
録音:2003年
こちらは最新録音。ギュンター・ラファエル(1903-1960)はドイツの作曲家。

C 58018  \1750
ディジパック仕様
トランペット・アンサンブル名曲集
マイスター:トランペットの礼拝間曲の組曲,
バッハ:協奏曲ニ長調 BWV972,フーガ ト長調 BWV577 ,
ムレ:ファンファーレ組曲,
ダカン:カッコー,
ラモー:組曲 ハ長調,他
プファイファー・トランペット・コンソート
録音:2002年7月
教会音楽のコラールを中心とした美麗CD。





<RAPTUS>
30368 34  \2080
ベートーヴェン:
ピアノ三重奏曲 変ホ長調 op.63,
ピアノ三重奏曲第3番 ハ短調 op.1-3
オジリス三重奏団[ペーター・ブルント(Vn),ラリッサ・グローエネヴェルト
(Va),エレン・コルヴァー(P)]
録音:2003年6月,ロッテルダム,2003年2月,アマースト
op.63は、弦楽五重奏曲変ホ長調op.4からの編曲で、編曲におけるベートーヴェ
ンの関与の度合いに議論があるため実際に耳にできる機会はほとんどありませ
ん。このCDには世界初録音と銘打ってあります。
オジリス三重奏団は1980年結成の団体。
RAPTUSはベートーヴェン・マニアが運営しているレーベルなので、なかなかユ
ニークなところをついてきます。
ベートーヴェン好き、珍曲マニアには見逃せません。






<ACTES SUD>
AT 34115  \2080
ファリャ:恋は魔術師
アゴベ:フォリア
マルソ:ガザル,蝶の勅命
ロラン・エラベディアン(指)地中海青年管弦楽団
ファリャに、ジャン・ルイ・アゴベ(1968-)とカロリーヌ・マルソ(1974-)の若
い作曲家の作品を加えたもの。
ハードカヴァー・ブックレットの装丁、CDは最終ページの厚紙の袋に収納。

AT 34116  \2080
オアナ:イグナチオ・サンチェス・メヒアスへの哀歌
リオネル・ペントル(Br),ルドルフ・ド・スーザ(語り)
ロラン・エラベディアン(指)アンサンブル・ミュジカトレーズ
カサブランカ出身でフランスで活動したモーリス・オアナ Maurice Ohana
(1914-1992)の声楽大作。
ハードカヴァー・ブックレットの装丁、CDは最終ページの厚紙の袋に収納。詳
細な解説つき(ただしフランス語とスペイン語のみ)。






<NM CLASSICS>
MCCL 92111  \2250
17世紀のヴィオラ・ダ・ガンバ作品集
リーマン:ソナタ第2番 ニ短調
ハッカルト:組曲第10番 イ短調
シェンク:ソナタ第2番 イ短調,ソナタ第15番 へ長調
スネップ:ソナタ第1番 ニ短調
ウイトネメント・カビネット[ヨハネス・ブール(ヴィオラ・ダ・ガンバ),
エリック・ベイヤー(ヴィオラ・ダ・ガンバ),ヌノ・ミランダ(テオルボ,
バロック・ギター),パトリック・アイルトン(チェンバロ,オルガン)]

NM 97045  \2250
テオ・ブルーインズ,作品集
6つの短い作品,ピアノ協奏曲,ピアノ・ソナタ,6つの習作,他
テオ・ブルーインズ(P),マールテン・ボン(P),
オットー・ケッティング(指)ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団,他
録音1958−2003年
テオ・ブルーインズ(1929-1993)はイヴ・ナットの弟子のピアニスト。このCD
には作曲家としてのブルーインズの全作品が収録されています。





<ATMA>
ACD2 2302(2CD)  \3300
ヘンデル:「アチスとガラテア」
スージー・ルブラン(S) マーク・ブリーク(T) 
マルク・モロモット(T) ナタニエル・ワトソン(Br)
エリック・ミルンズ(指)レ・ボレアデ
「アチスとガラテア」はヘンデルが1718年に作曲した英語の声楽作品。比較的
小規模ながらよくできた室内オペラのようなもので、英語圏では人気があって
頻繁に上演されています。ATMAのプリマドンナ、スージー・ルブランの清みき
った声がうってつけ。

ACD2 2313  \1650
C.P.E.バッハ:鍵盤楽器とヴァイオリンのためのソナタ集
アリオーゾ イ長調H. 535,ソナタ ハ短調H. 514,ソナタ 変ロ長調H. 513,
ソナタ ニ長調H. 502
エイドリアン・バターフィールド(Vn)
ローレンス・カミングズ(クラヴィコード,Cemb)
ここ数年でのカール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788)の復権は目
覚しいものがあります。CDは続々登場、日本では昨年に専門書がでて評判にも
なったので、なおのこと注目されています。彼の生きた時代はちょうどバロッ
ク音楽が古典派の形態に移行する時期で、ここに収められた作品も、トリオ・
ソナタからソロと鍵盤楽器による作品へと変化するさなかのもの。バターフィ
ールドとカミングズが、どちらも主役の息のあったコンビネイションを聞かせ
てくれます。

ACD2 2300  \1650
エクレス,ブロウ,パーセル,D.パーセル:歌曲集
エクレス:
私は焼け、頭は灰へと燃え尽きる,涙の流れる目で見捨てられた恋人を見よ
ブロウ:美しいセリーナ
D・パーセル:私のいとしい人
パーセル:
私のいとしいアストレーを見てから,ここで神が認め,私の静けさは永久に失
われ,他
ナンシー・アージェンタ(S) ダニエル・テイラー(CT) 
エイドリアン・バターフィールド(Vn) エレーヌ・プルフ(Vn) 
マーガレット・リトル(Va) スージー・ナッパー(Vc) 
クリストファー・ジャクソン(Cemb) 他
古楽界で大活躍の二人の歌手、ナンシー・アージェンタとダニエル・テイラー、
どちらもカナダ出身です。エクレス、ブロウ、パーセルと、英国の作曲家の美
しい歌曲を歌っています。珍しいことに、パーセルの弟、ダニエル・パーセル
の曲が含まれています。

ACD2 2290  \1650
「12、13世紀のフランスの吟遊詩人の歌」
作者不詳:
イスタンピッタ・イン・プロ,トロット,ダンカ・アモローザ,エスタンピ
第7番,エスタンピ第5番
ギヨ・ド・ディジョン:私の心の為に歌おう 他,   
ペイレ・ヴィダル,ギ・ロス,シャトレン・ド・クシ,
ゴンティエ・ド・ソワニーの作品
アン・アゼマ(S)
キヤ・タバシャン(指)コンスタンティノープル
12,13世紀のトゥルバドゥールやトルヴェールの歌を集めたものです。フラン
スの騎士たちの粋な心意気が感じられるものばかり。
中世からルネサンス音楽を独自の視点で蘇らせるタバシャンとコンスタンティ
ノープル、ここでも絶妙です。

ACD2 2314  \1650
「トルコの音楽」
キヤ・タバシャン(指)コンスタンティノープル
フランソワーズ・アトラン(Vo)
16世紀のオスマントルコの作曲家、ガズィ・ギライ(1554-1607)の作品をはじめ、
セファルディの音楽など、伝承されて来たトルコの音楽を再現しています。こ
うした音楽はえてしてどぎつくアラブ調に演奏されますが、タバシャンとコン
スタンティノープルはあくまで洗練された感覚で扱っており、トルコが西洋音
楽のルーツの一角であることを認識させてくれます。フランソワーズ・アトラ
ンの歌も暑っ苦しくないほのかなもの。

ACD2 2308  \1200
※カタログ付き特別価格
“ラメント”
シュメルツァー:フェルディナンディ3世の死に寄せる三声のラメント,
シュッツ:「われを憐れみたまえ」,
J.C.バッハ:ラメント「ああ、たっぷりと水さえあれば」,
ブクステフーデ:
「主よ、我に汝あれば」,「安らぎと喜びもて」,「嘆きの歌」,
エルレバッハ:第3ソナタ イ長調,
ホフマン:いざ、待ち望みたる時を告げよ,
ブクステフーデ:「ユビラーテ・ドミノ」
ダニエル・テイラー(カウンターテナー)
シアター・オヴ・アーリー・ミュージック
カナダのケベック州では非常に好評だった旧ACD2.2261を、ディジパック仕様に
して、さらにATMAの最新カタログをつけたもの。

ACD2 2306  \1650
マーラー:交響曲第4番
ヤニク・ネゼ=セガン(指)モントリオール・メトロポリタン管弦楽団
カリーナ・ゴヴァン(S)
録音:2003年10月
ネゼ=セガンは1975年生まれという若手。彼は神童としてモントリオールでは
知られていた人で、2000年3月からモントリオール・メトロポリタン管弦楽団
の音楽監督を務めています。荒っぽさのない丁寧な音楽づくりで逸材が伝わっ
てきます。一方モントリオール・メトロポリタン管弦楽団(正式名称は
L'Orchestre M師ropolitain du Grand Montr斬l)も1981年設立の若い団体。
カリーナ・ゴヴァンはバロックから古典派のレパートリーで活躍するソプラノ。
透明感のある美声の持ち主です。

ACD2 2250  \1650
シューベルト:
3つのピアノ曲 D946,ピアノ・ソナタ 第15番 ハ長調 D840
ルートヴィヒ・セムルジアン(フォルテピアノ)
モーツァルトのピアノ・ソナタ集(ACD 2.2243)に続くセムルジアンのフォルテ
ピアノによる古典派ソナタ。フォルテピアノで弾いたシューベルトのピアノ曲
はまだ珍しいはず。

ACD2 2287  \1650
ハイドン:ヴァイオリン協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲イ長調,ハ長調,ト長調
マルク・デストリューブ(Vn,指)パシフィック・バロック管弦楽団

ACD2 2271  \1650
チャイコフスキー:
ピアノ三重奏曲イ短調Op.50「偉大なる芸術家の思い出のために」
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番ホ短調Op.67
ラフマニノフ三重奏団〔パトリス・ラレー(P),ナタリア・コノノヴァ(Vn),
ヴェリチュカ・ヨチェヴァ(Vc)〕
録音:2003年1月
ラフマニノフ三重奏団(Trio Rachmaninoff de Montr斬l)は1997年結成。ラレー
はパリ、コノノヴァはペテルブルグ、ヨチェヴァはブルガリアのスタラザゴラ
の出身。






<harmonia mundi France>
HMC 901826(2CD)  \4160
ヘンデル:「シローエ」
アン・ハレンベリ(シローエ) グンター・シュミット(メダルセ) 
ゼバスティアン・ノアック(コズローエ) 
ヨハンナ・ストイコビチ(エミーラ)他
アンドレアス・シュペリング(指)カペラ・コロニエンシス
「シローエ」はヘンデルが1728年2月に初演したイタリアオペラ。シローエは
ペルシャの国王コズローエの二人の息子の一人で、王座を狙うもう一人の息子
メダルセから父の命を狙っていると誤解させられ追い詰められていくという話。
最後にどんでん返しもあり楽しい展開です。
「シローエ」はヘンデルのオペラのブームの中にあってどういう訳か録音が少
なく、マイナーレーベルに15年も前の録音があっただけ。これもとっくに廃盤
で、世界中のヘンデリアンが血眼になって探していました(合衆国の中古サイ
トで$150以上の値がついている!)。待望の新録音なのです。
指揮者のアンドレアス・シュペリング(クリストフ・シュペリングと混同なき
よう)は、ムジカ・アンティクワ・ケルンのチェンバリストとして活動した後、
バロックオペラの指揮者としてメキメキ頭角を現している若手の逸材。2001年
にハレのヘンデル音楽祭にも登場、つい先日もあるヘンデルのオペラのCDが出
たばかり。HMFにはハイドンのエステルハージ家のためのカンタータ集
(HMC.901765)以来久々の登場です。
タイトルロールのアン・ハレンベリはスウェーデンのメッゾ。バロックの分野
では既に大活躍していて、潤いのある深い声が魅力です。
21世紀のバロックオペラを担う新時代の人たちの演奏、バロックファンは要
チェックです!
  
<Bach-Gesamt ausgabe>
CDFS 15102001(3CD-ROM)  \47500
ヨハン・セバスティアン・バッハ:D-ROM楽譜大全集(PDFファイル形式)
凄い時代になったものです!
大バッハが作曲したほとんんどの作品が、たった3枚のCD-ROMの中に収録されて
しまったのです。総ページ数なんと16,800!これらは全てPDFファイルとして
収録されていて、PCで見ることはもちろん、印刷することだってできます。
収録作品の一覧を見たら、きっと誰でも目を回すでしょう。マタイ受難曲、ヨ
ハネ受難曲、クリスマス・オラトリオ、ミサ曲ロ短調、ブランデンブルク協奏
曲、管弦楽組曲、平均率クラヴィーア集、フーガの技法なんて主要作品はもち
ろん、膨大な量のカンタータ、オルガン曲、コラール、協奏曲、室内楽曲、器
楽曲まで、もう大変!これだけ全てを冊子で揃えたら、費用も膨大なら場所も
たくさんかかります。それが、僅かな値段で片手で持てるサイズなんて!
扱いもPDFファイルなのでとりわけ難しい点はありません。コンピュータを扱え
る人ならまず問題はないでしょう。
-御注意-
本ソフトはCD-ROMです。音楽CDではありません。
本ソフトの動作環境は、製品の欧文表示によると、Windows 95以上、OS8.1
以上です。
本ソフトを御利用されるには、Adobe社のAcrobat reader(5.0以上)が必要
になります。Acrobat reader(5.0以上)が御利用になれない環境では、当商
品の御利用はできません。
本ソフトは輸入品です。日本語による御案内は一切ありません。
収録されている楽譜は、19世紀の印刷譜を画像として取り込んだものです。元
の楽譜の状態によっては一部に不鮮明な箇所もありますのが、御了承下さい。
収録されている楽譜の内容(校訂や歌詞など)についてのお問合せにはお答え
しかねます。





<LSO>
ロンドン交響楽団自主制作レーベル
※この度、LSOレーベルの輸入元変更に伴い、旧譜も含めて再度ご案内させて
いただきます。また、今回のご注文分より、若干の値下げとさせていただき
ますので、よろしくお願いいたします。(Goodies)

LSO 0045  \1050
ブラームス:交響曲第1番&悲劇的序曲
ベルナルド・ハイティンク(指)ロンドン交響楽団
録音:2003年5月22、23日、ロンドン

異常なまでのボルテージのブラームス第2番に続いて、ブラームスツィクルス
第二弾。おそろしい気迫の冒頭には、いままでの1番像がくずれてしまうほど
に圧倒されてしまいます。終楽章も鳥肌もの、もう涙なしには聴けません。
弦の美しさにただただ魅了、ライブ録音とは思えないような素晴らしい音質も
また見事の一語に尽きます。
ロンドン交響楽団は、ちょうど100年前の1904年、英国初の自治オーケストラ
団体として発足した伝統あるオーケストラ。ハンス・リヒター、クラウディオ
・アバド、ビーチャム、ティルソン・トーマスら錚々たる面々がその主席を歴
任、1995年以降はデイヴィスが主席をつとめています。デイヴィスの人脈・
人徳により、客演指揮者もこれまた超豪華メンバー。
録音勢もこれまた充実。初代はあのトニー・フォークナー。今後は、DECCAか
ら独立したジョナサン・ストークスをはじめとする若手メンバーによって設立
されたクラシック・サウンド社がエンジニアをつとめます。
来日公演も間近にひかえ、ますますノリノリのロンドン交響楽団、目がはなせ
ません!!!

LSO 0051  \1050
シベリウス:交響曲第3、7番
サー・コリン・デイヴィス(指)ロンドン交響楽団
録音:7番/2003年9月24、25日;3番/2003年10月1、2日、ロンドン
デイヴィスもこれまたシベリウス全集始動です。とにかく弦がきれいです。デ
イヴィスはさすがの首席指揮者ぶりを発揮、ロン響とのコンビネーションは抜
群。

LSO 0043  \1050
ブラームス:
交響曲第2番、二重協奏曲
G.ニコリッチ(Vn)、T.ヒュー(Vc)
ベルナルド・ハイティンク(指)ロンドン交響楽団
録音:2003年5月、ロンドン
ロンドン響の両主席をむかえてのドッペルコンチェルトも聴きもの。

LSO 0038(2CD)  \1650
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」
マリス・ヤンソンス(指)ロンドン交響楽団
録音:2002年11月、ロンドン

LSO 0005  \1050
ブラームス:「ドイツ・レクイエム」
H. ブラックウェル(Sop)、D. ウィルソン・ジョンソン(Br)
アンドレ・プレヴィン(指)ロンドン交響楽団
録音:2000年6月、ロンドン

LSO 0030  \1050
ショスタコーヴィチ:交響曲第11番
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(指)ロンドン交響楽団
録音:2002年3月、ロンドン

LSO 0029  \1050
ホルスト:組曲「惑星」
サー・コリン・デイヴィス(指)ロンドン交響楽団、同女声合唱団
録音:2002年6月、ロンドン

LSO 0014  \1050
ドヴォルザーク:交響曲第7番
サー・コリン・デイヴィス(指)ロンドン交響楽団
録音:2001年3月、ロンドン

LSO 0002  \1050
ドヴォルザーク:交響曲第8番「イギリス」
サー・コリン・デイヴィス(指)ロンドン交響楽団
録音:1999年10月、ロンドン

LSO 0001  \1050
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
サー・コリン・デイヴィス(指)ロンドン交響楽団
録音:1999年9月、ロンドン

LSO 0017  \1050
エルガー:交響曲第1番
サー・コリン・デイヴィス(指)ロンドン交響楽団
録音:2001年9月、ロンドン

LSO 0018  \1050
エルガー:交響曲第2番
サー・コリン・デイヴィス(指)ロンドン交響楽団
録音:2001年10月、ロンドン

LSO 0019  \1050
エルガー:交響曲第3番 ──A. ペイン(1936-)補筆
サー・コリン・デイヴィス(指)ロンドン交響楽団
録音:2001年12月、ロンドン

LSO 0022  \1050
ブルックナー:交響曲第6番
サー・コリン・デイヴィス(指)ロンドン交響楽団
録音:2002年2月、ロンドン

LSO 0023  \1050
ブルックナー:交響曲第9番
サー・コリン・デイヴィス(指)ロンドン交響楽団
録音:2002年2月、ロンドン

LSO 0007  \1050
ベルリオーズ:
幻想交響曲
「ベアトリスとベネディクト」序曲
サー・コリン・デイヴィス(指)ロンドン交響楽団
録音:2000年9月、ロンドン、2000年6月、ロンドン

LSO 0010(4CD)  \4000
ベルリオーズ:歌劇「トロイの人々」全曲
ヘップナー(T)、ラング(Ms)、デヤング(Ms)、ミンガルド(Alt)、マッテイ(Br)、
ターヴァー(T)、ミリング(B)他
サー・コリン・デイヴィス(指)ロンドン交響楽団
録音:2000年12月、ロンドン

LSO 0004(2CD)  \2000
ベルリオーズ:歌劇「ベアトリスとベネディクト」全曲(歌唱:フランス語)
シュコサ(Ms)、ターヴァー(T)、グリットン(S)、ミンガルド(A)、ナウリ(B)他
サー・コリン・デイヴィス(指)ロンドン交響楽団、同合唱団
録音:2000年6月、ロンドン

LSO 0008(2CD)  \2000
ベルリオーズ:劇的物語「ファウストの劫罰」
サッバティーニ(T)、シュコサ(Ms)、
ペルトゥージ(B)、ウィルソン=ジョンソン(B)
サー・コリン・デイヴィス(指)ロンドン交響楽団、同合唱団
録音:2000年10月、ロンドン

LSO 0040  \1050
ベルリオーズ:
ヴィオラ独奏と管弦楽のための交響曲「イタリアのハロルド」
「トロイの人々」よりバレエ音楽
タベア・ツィンマーマン(Vla)
サー・コリン・デイヴィス(指)ロンドン交響楽団
録音:2002年3月

LSO 0003(2CD)  \2000
ベルリオーズ:ロメオとジュリエット(歌唱:フランス語)
バルセローナ(Ms)、ターヴァー(T)、アナスタソフ(B)
サー・コリン・デイヴィス(指)ロンドン交響楽団、同合唱団
録音:2000年1月

LSO 0011  \1680
デイヴ・ブリューベック・ライヴ・with ロンドン交響楽団
1. サマーミュージック
2.イン・ユア・オウン・スウィート・ウェイ
3.ベイジー・バンドが街にやってきた
4. コラール
5.トルコ風ブルー・ロンド
6.フォー・スコア・イン・セブン
7. ブランデンブルク門再訪
8.テイク・ファイヴ
9.アンスクエア・ダンス
ロンドン交響楽団

LSO 0046(12CD Box)  \8000
ベルリオーズ大集成
サー・コリン・デイヴィス(指)ロンドン交響楽団





<audite>
AU 92513 (SACD HYBRID)  \2180
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第8番 op84,ピアノ・ソナタ第4番 op29
ラフマニノフ:前奏曲 変ト長調 op23-10,ホ長調 op32-3
アレクセイ・ナビオリン(P)
録音:2003年3月
これはまた凄いピアニスト。アレクセイ・ナビオリンは1978年シベリア生まれ。
2002年チャイコフスキー国際コンクールで優勝の某邦人ピアニストに次ぐ第2位
となり一気に知名度が上がりました。しかし彼が1位であっても不思議でないと
いう意見はアチコチ聞こえてきます。以来世界中でひっぱりだこのピアニスト
です。日本にも既に何度か来日しており、また今月ちょうど来日しているとこ
ろ(2月26日に表参道でコンサートがあるそうです)。残念ながら聞きに行けな
いという人も、ぜひこのSACDで逸材に触れてみてください。

AU 97507  \1880
シューベルト:
弦楽四重奏曲第14番 ニ短調 D810 「死と乙女」,
弦楽四重奏曲第10番 変ホ長調 D87
マンデルリング四重奏団[セバスティアン・シュミット(Vn),ナネッテ・シュ
ミット(Vn),ロランド・グラッスル(Va),ベルンハルト・シュミット(Vc)]
録音:2003年3月
マンデルリング四重奏団は3人のシュミット一族にグラッスルが加わって結成
されたもの。弦楽四重奏団の中には「きっとステージ降りたら一言も口きかな
いんだろうな」と思うほどキリキリしたものもありますが、さすが血族、ピチ
ッとまとめつつも和やかです。

AU 97500  \1880
トマジ:サクソフォン協奏曲
カプレ:伝説
アブシル:ファンタジー=カプリス
コンスタン:ムジク・ドゥ・コンセール
ドビュッシー:ラプソディ
ドミニク・タッソ(Sax)
マンフレート・ノイマン(指)ミュンヘン放送管弦楽団
録音:2002年
20世紀フランスの、サクソフォンと管弦楽のための作品を集めたもの。アンリ
・トマジ(1901-1971)、アンドレ・カプレ(1878-1925)、ジャン・アブシル(1893
-1974)、マリウス・コンスタン(1925-)、そしてドビュッシーの作品。コンスタ
ンはトワイライトゾーンのテーマ曲の作曲者。
ドミニク・タッソは1960年生まれ,パリ音楽院で学んだサックス奏者。サック
スのおフランスの魅力がでています。

AU 97501  \1880
エドゥアルト・フランク:
弦楽六重奏曲 変ホ長調 op41,弦楽六重奏曲 ニ長調 op50
エディンガー四重奏団,レオ・クレッペル(Va),マティアス・ドンデラー(Vc)
Auditeが再評価に力を入れるエドゥアルト・フランク(1817-1893)の、弦楽六
重奏曲を二曲収録。この作曲家、写真を見る限り堅実な性格俳優のような渋い
風貌。そして作品がまたそのままの印象。地味ながら味のあるドイツのロマン
主義がヒタヒタ。ブラームスの弦楽六重奏曲が好きな方なら特にお勧めできま
す。

AU 97517  \1880
ジェイコブ:
7つのバガテル(無伴奏オーボエのための),6つのシェークスピアのスケッ
チ(弦楽三重奏のための),四重奏曲(オーボエと弦楽のための)
アンサンブル・ピュウ
録音:2002,2003年
ゴードン・ジェイコブ(1895 - 1984) はロンドン生まれの作曲家。日本ではブ
ラス音楽で知られている人でしょう。ここには彼の室内楽作品が収められてい
ます。静かで知的な雰囲気のもの。





<DISCMEDI>
DM 85902  \1880
「ジャコモ・アラガル、アリア集」
レオンカヴァッロ:「道化師」,
プッチーニ:「ヴィッリ」,「西部の娘」,「トゥーランドット」,「外套」,
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」,
ヴェルディ:
「ルイーザ・ミラー」,「エルナーニ」,「運命の力」,「アイーダ」,
ポンキエッリ:「ジョコンダ」からのアリア
ジャコモ・アラガル(T)
ハヴィエル・ペレス・バティスタ(指)イギリス室内管弦楽団
録音:1997年
実力の割にメジャーから録音の声が余りかからなかったスペインの名テノール、
ジャコモ・アラガル(スペイン名はハウメ・アラガル)。パヴァロッティとド
ミンゴのちょうど間の年代で、国際的に広く活躍しました。ここにはお得意の
アリアがズラッとならんでいます。





<NM CLASSICS - Composers' Voice>
CV 145(11CD BOX)  \10500
「シメオン・テン・ホルト:ピアノ作品集ハイライト」
CD 1-3
レムニシャート(1983)
ケース・ヴィーリンハ,エレン・ダイクハウゼン,ジョン・ブリンク,
アニータ・ファン・フローニンゲン・ア・ストゥリング(P)
CD 4-5
ホリゾン(1983-85)
ポロ・デ・ハース,フレッド・オールデンバーグ,ヨーコ・アベ,
マルガレート・クリル(P)
CD 6
ソロダウフェルドンスI(1959)
ケース・ヴィーリンハ(P)
ソロダウフェルドンス II(1986)
ポロ・デ・ハース(P)
CD 7
ソロダウフェルドンス III(1990)
ケース・ヴィーリンハ(P)
ソロダウフェルドンスIV(1998)
ユルン・ファン・フェーン(P)
CD 8
メアンドレ(1995-97)
ポロ・デ・ハース,ケース・ヴィーリンハ,エレン・ダイクハウゼン,
フレッド・オールデンバーグ(P)
CD 9-11
カント・オスティナート(1976-79)
ヘラルド・バウハウス,ジーン・カール,ケース・ファン・ゼーラント,
アリエル・フェルネーデ(P)
録音:1988,1991,1998,2000年
オランダ現代音楽の巨人テン・ホルト。生誕80年を記念して製作されたセット
はオランダ国内で現代音楽にもかかわらず記録的な大ヒット。ついに日本上
陸!ポイントは聴き易さ。第1曲レムニシャートから聴けば明らか、まぎれも
なくこれはライヒやグラスを思わせるミニマル・ミュージック。とにかく1曲
が長い!しかもライヴでやってのけるというのがまたスゴイ!
同じような傾向のものが集められた収録曲はみな本来、演奏者の数、楽節の繰
り返しの回数などが変更可能という自由さ。作曲者によれば演奏者に最後まで
責任を負わせるためなのだとか。現代音楽という枠にこだわらずに幅広くオス
スメしたいアルバムです。
シメオン・テン・ホルト…1923年アムステルダム北の海岸沿いの町ベルゲンに
生まれた作曲家・ピアニスト。画家の父を持ち周囲を芸術家の家系に育つ。地
元の作曲家ヤコプ・ファン・ドムスラールに師事。次いでパリに出てエコール
・ノルマルでオネゲルとミヨーに師事。





<IDIS>
IDIS 6427  \1550
ヴォルフ:歌曲集
春に,妖精の歌,さようなら,眠れる幼児イエス,自然の現象,お澄まし娘,
恋に目覚めた女,アナクレオンの墓,花の挨拶,エピファーニアスの祭,
どんなに長い間,何をそんなにカッカと怒って,いけませんわ、お若い方,
私の恋人が私を食事に,私を花で包んで,主よ、この地に何が,私の髪のか
げで,くちさのない人たちには,明るい月が遠くで,夏の子守歌,魔法の夜,
ジプシーの娘
エリザベス・シュワルツコップ(S) 
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(P)
録音:1953年8月12日ザルツブルク
1953年のザルツブルク音楽祭で一際話題となったのが、名指揮者フルトヴェン
グラーが伴奏をかってでたシュワルツコップのヴォルフのリートの夕べ。公演
に立ち合えなかったシュワルツコップの旦那でEMIのプロデューサー、ウォル
ター・レッグが記録用に収録していたと伝えられています。当初13曲のみ発売
され、その後9曲も含めた22曲が陽の目をみました。どういう分けか国内では
これをわざわざ2枚に分けてしまったので、この1枚に収録したIDIS盤は便利。
かつ、音を変にいじらないナチュナルな音で安心して聞けます。

IDIS 6425(2CD)  \3100
スポンティーニ:「ヴェスターレ」(イタリア語)
マリア・カラス,フランコ・コレッリ,ニコラ・ロッシ=レメーニ,他
アントニーノ・ヴォットー(指)ミラノ・スカラ座管弦楽団,合唱団
録音:1954年12月7日ミラノ
1954/55年のシーズンの開幕公演。この時はヴィスコンティの演出がスポンティ
ーニの古典的な音楽とピタリとあい、加えて絶頂期のカラスにまだ新人ホヤホ
ヤのコレッリという凄い組み合わせで、大成功を収めました。戦後スカラ座史
上でも屈指のプロダクションの貴重な記録です。

IDIS 6423(2CD)  \3100
グルック:「アルセスト」(イタリア語)
マリア・カラス,ローランド・パネライ,レナート・ガヴァリーニ,他
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)ミラノ・スカラ座管弦楽団,合唱団
録音:1954年4月4日ミラノ
カラスがグルックのオペラを歌った数少ない機会のうちの一つ。こうした古典
的な格調高い音楽でもカラスの美は非常に映えています。指揮がジュリーニと
いうのもポイント。





<FARAO>
S 108019(5.0サラウンド SACD-Hybrid)  \2080
バーバー:交響曲第1番
シューマン:交響曲第4番ニ短調Op.120
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)
バイエルン国立管弦楽団
録音:2003年7月21日バイエルン国立劇場ライヴ
一時はリリースさえ危ぶまれるなか弊社の粘り強い交渉の末に、ようやくサ
ヴァリッシュ本人の許可も下りて、めでたくリリースの運びとなったアルバム。
まことに貴重です。
前回ご案内時にお預かりしておりますオーダーについては、そのまま活かさせ
て頂きます。





<Music & Arts>
M&A 4271(2CD)  \3100
ヴェルディ:「トラヴィアータ」
リチア・アルバネーゼ(ヴィオレッタ) 
ジャン・ピアース(アルフレード) 
ロバート・メルリ(ジェルモン) 
マクシーヌ・ステルマン(フローラ) 
ジョン・ガリス(ガストーネ) 他
アルトゥーロ・トスカニーニ(指)
NBC交響楽団,合唱団 録音:1946年
トスカニーニは1946年12月1日と8日にNBC放送でヴェルディの「トラヴィアー
タ」を演奏、これは現在CDで聞けます。このM&AのCDは、その直前の最終リハ
ーサルを収録したもの。リハーサルとはいえ、ゲネラルプローベですから基本
的に通し。たまにトスカニーニが指示をかけていたりところどころ歌っていた
りする程度で、間違いなく全曲録音です。
なぜ本公演の録音があるのに通し練習なのかというと、こちらの方がトスカニ
ーニがリラックスしていてずっと白熱した感動的な演奏だから。ここにはトス
カニーニの指揮するヴェルディの素晴らしさが満ちています。山崎浩太郎氏は
トスカニーニの魅力について述べる時にしばしばこの録音を引き合いに出し、
絶賛しています。
1987年に発売されて話題となった後、10年以上廃盤でした。日本からも何度
か要望を出していたものが、ようやっとの復活。感激!

M&A 4260  \1550
チャイコフスキー:
マンフレッド交響曲 
幻想的序曲「ロメオとジュリエット」
アルトゥーロ・トスカニーニ(指)
NBC交響楽団 録音:1953年1月10日、1953年3月21日
トスカニーニはチャイコフスキーにはこだわりがあったようで、取り上げて
いる曲目は限られています。交響曲では「悲愴」の他にこの「マンフレッド」
だけ。4種類も録音が残ってます。これはその最後。「ロメオとジュリエット」
もNBCとの3種にスカラ座のオーケストラのライブと4種の録音があり、これが
その最後。どちらもカーネギーホールでのライブ録音です。






<Dynamic>
CDS431(3CD)  \5550
ヘンデル:「アグリッピーナ」
ヴェロニク・ジャンス(S;アグリッピーナ),
フィリップ・ヤロウスキ(CT;ネローネ),
ナイジェル・スミス(Bs;クラウディオ),
ドナータ・ダヌンツィオ・ロンバルディ(S;ポッペーア),
ティエリー・グレゴワール(CT;オットーネ),他
ジャン=クロード・マルゴワール(指)
ラ・グランド・エキュリ・エ・ラ・シャンブル・デュ・ロワ
(王室大厩舎・王宮付楽団)
録音:2003年
ここのところDynamic社にいい仕事をしているマルゴワール、今回は若きヘン
デルがヴェネツィアで初演した傑作「アグリッピーナ」。悪名高いネロの母親
アグリッピーナがどうにかして息子をローマの皇帝にしようと画策する、皮肉
の効いた大変愉快な作品です。そのアグリッピーナ役にはなんとヴェロニク・
ジャンス!!これは豪華です!
2003年4月のレンヌでの上演を収録したものと思われます。

CDS 435  \1850
パガニーニ:ヴァイオリンとギターのための作品集第2集
ギターとヴァイオリンのための協奏的ソナタ M.S. 2, 
カンタービレとワルツ M.S. 45, バルカバによる変奏曲M.S 71
ルイージ・アルベルト・ビアンキ(Vn) マウリツィオ・プレーダ(G)
第1集(CDS 411)に続くルイージ・アルベルト・ビアンキとマウリツィオ・
プレーダのコンビによるパガニーニのヴァイオリンとギターのための作品集。
今回もパガニーニの技巧の粋を楽しめます。

●ミッドプライス
S 2042  \1350
ヒナステラ:ヴァイオリン協奏曲
バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ
サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)
マリオ・ディ・ボナヴェントゥーラ(指)
ホプキンス・センター管弦楽団
ノエル・リー(P)
録音:1968年
CDS 110の再発。録音の少ないヒナステラのヴァイオリン協奏曲が貴重。打楽
器の打ち鳴らしがいかにもヒナステラしています。
 
modoru