<クラシック・輸入盤新譜情報 04−02

 
コメントはメーカー案内書より抜粋で す

<DG>
4576462  \1850
ムソルグスキー(ストコフスキー編曲):
展覧会の絵/交響組曲「ボリス・ゴドゥノフ」
歌劇「ホヴァンシチナ」第5幕への前奏曲
はげ山の一夜
クリーヴランド管弦楽団
指揮:オリヴァー・ナッセン
録音:1995年11月、1996年11月、クリーヴランド
作曲家・指揮者としてその才気を縦横に発揮しているナッセンの新録音は、ス
トコフスキーの編曲によるムソルグスキー名曲集。アレンジというよりもシン
フォニック・トランスクリプションと呼んだ方が相応しい、ストコフスキーの
独特の色彩感覚をシャープに再現しています。クリーヴランド管弦楽団の各
セクション・プレイヤーによる超絶技巧を駆使した演奏とオーケストラのパワ
フルな合奏力も魅力です。

4741962  \1850
深き淵-アフロ・サンバ
ヴィンチウス・デ・モラエス&バーデン・パウエルによるソング・サイクル
ヴァージニア・ロドリゲス(Vo)
ロドリゲスはカエターノ・ヴェローゾに見出されたブラジル出身の黒人女性
歌手。聖歌隊で磨かれた深みのあるコントラルトの声は、「サラ・ヴォーンと
ジェシー・ノーマンを彷彿とさせる」と絶賛されています。「イパネマの娘」
などのボサノヴァの名曲の作詞家として知られるモラエスの詩に、アフロ・
ジャズの巨匠バーデン・パウエルが作曲したサンバ系の作品集。

4745102  3枚組 \5550
ヘンデル:オラトリオ「サウル」
スーザン・グリットン、ナンシー・アージェンタ(S)
アンドレアス・ショル(C-T)
マーク・パドモア、ポール・アグニュー(T)
ニール・デイヴィス(B)、他
ガブリエリ・コンソート&プレイヤーズ
指揮:ポール・マクリーシュ
録音:2002年10月、ロンドン
強力な歌唱陣を配し、万全の態勢で臨んだヘンデルのオラトリオ「サウル」の
新録音。マクリーシュとガブリエリ・コンソート&プレイヤーズは当録音と平
行して、同一のキャストによるコンサートを、ロンドンのバービカン・センタ
ーやフランクフルトのアルテオパーなどヨーロッパ各地で開いており、絶賛を
博しています。

4745832     \1850
「プライヴェート・アストロノミー」
ア・ヴィジョン・オブ・ザ・ミュージック・オブ・ビックス・バイダーベック
ジェフ・マルダーズ・フューチャリスティック・アンサンブル
1920年代に自らのビッグバンドを率いて活躍した白人ジャズの先駆者とも言う
べき天才コルネット奏者、ビックス・バイダーベックのトリビュート・アルバ
ム。ジェフ・マルダーがアレンジと指揮を担当しており、3曲ではあの独特な
ヴォーカルも聴かせてくれています。

4748122  \1350
「ギリシャより愛を込めて」
ハジダキス、テオドラキス、クサルハコス、ツィツァニスの作品
アグネス・バルツァ(Ms)
コスタス・パパドプーロス(ブズーキ)
アテネ・エクスペリメンタル・オーケストラ
指揮:スタヴロス・クサルハコス
1985年に録音された「わが故郷ギリシャの歌」の新装再発売。2004年のアテ
ネ・オリンピック開催を記念したリリース。なお、今年60歳を迎えるバルツァ
は、世界各国でギリシャの歌を歌うツアーを行います(3月には日本公演も行
われる予定)。


●DG Originals
4748382     \1350
ブラームス:ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品83
グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 作品16
ゲザ・アンダ(P)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
ラファエル・クーベリック

4748392  \1350
ブラームス:ピアノ五重奏曲 ヘ短調 作品34
マウリツィオ・ポリーニ(P)
イタリア四重奏団

4748402  2枚組 \2700
プッチーニ:歌劇「西部の娘」(全曲)
キャロル・ネブレット(S)、プラシド・ドミンゴ(T)、
シェリル・ミルンズ(B)、他
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団・合唱団
指揮:ズービン・メータ

4748432     \1350
リートの夕べ/イルムガルト・ゼーフリート
シューマン:歌曲集「女の愛と生涯」 作品42
シューベルト:
「ロザムンデ」-満月は丘の上に輝き/至福/水の上で歌える/笑いと涙
ブラームス:
あなたの青い瞳 作品59-8/セレナーデ 作品106-1/悲しみに沈む女 作品7-5/
民謡 作品7-4/可愛い人よ、はだしで来ないで/お姉さん/静かな夜に/
甲斐なきセレナーデ 作品84-4
ムソルグスキー:歌曲集「子供部屋」
ヴォルフ:エオリアンハープに寄せて/見捨てられた娘/邂逅
R.シュトラウス:セレナーデ 作品17-2
イルムガルト・ゼーフリート(S)
エリック・ヴェルバ(P)


●DVD-Video
0730929     \3300
ヴェルディ:歌劇「オテロ」
ルネ・フレミング(S)、プラシド・ドミンゴ(T)
ジェイムズ・モリス(B)、他
メトロポリタン歌劇場管弦楽団・合唱団
指揮:ジェイムズ・レヴァイン
演出:イライジャ・モシンスキー
収録:1996年
1996年の収録ながら、ソフト化されていなかったMETのプロダクションによる
「オテロ」。押しも押されもしない第一人者ドミンゴのタイトルロールをは
じめ、この公演がきっかけで一気にスターダムにのし上がったフレミングのデ
ズデモナ、ヴォータンとはまた異なる役作りで懐の深さを見せるモリスのヤ
ーゴと、最高のキャストを揃えた名舞台です。



<DECCA, PHILIPS>
4670922  \1850
シューベルト:歌曲集「冬の旅」 D.911
マティアス・ゲルネ(B)
アルフレッド・ブレンデル(P)
録音:2003年10月8日、ロンドン、ウィグモア・ホールにおけるライヴ
ドイツ・リートの現在と将来を担う名バリトン歌手、ゲルネが「冬の旅」を待
望の再録音。しかも、巨匠ブレンデルを伴奏ピアニストに迎えたウィグモア・
ホールでのライヴ録音という、ファンには堪えられない内容です。デビュー
当時から注目を集め、ブレンデルや内田光子らが伴奏者として名乗りを上げた
ゲルネは、シューベルトの歌曲における「詩と音楽の融合と乖離」に深い洞察
を施した解釈によって、昨年発売された「美しき水車小屋の娘」でもめざましい
成果を上げています。昨年末には待望の初来日を果たし、シューベルトの3大
歌曲集を据えた堂々たるプログラムで、その第一人者ぶりを披露してくれまし
た。今回の「冬の旅」でも、ブレンデルの思索的なピアノ伴奏を得て、主人公の
深層心理を様々な角度から掘り下げた核心に迫る歌唱を聴かせています。

4752502     \1850
4706482(SACD-Hybrid)  \2500
「テノール・アリア集」
ヴェルディ:
「椿姫」-あの人から遠く離れて・・・燃える心を
「椿姫」-おお、申し訳ないことだ
「マクベス」-おお、わが子らよ・・・ああ、父の手は
「リゴレット」-あれかこれか
「リゴレット」-奪われてしまった!・・・頬の涙が・・・力強い愛が僕を呼ぶ
「リゴレット」-風の中の羽のように
ドニゼッティ:
「愛の妙薬」-何ときれいな人
「ランメルモールのルチア」-わが祖先の墓よ
・・・やがてこの世に別れを告げよう・・・おまえは昇天の翼を広げた
チレーア:
「アドリアナ・ルクヴルール」-あなたの中に母のやさしさとほほえみを
「アルルの女」-ありふれた話
プッチーニ:「蝶々夫人」-愛の家よ、さようなら
ジョセフ・カジェハ(T)
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団・合唱団
指揮:リッカルド・シャイー
録音:2003年3月、6月、9月、ミラノ
期待の新進テノール、ジョセフ・カジェハのデビュー・アリア集。カジェハは
マルタ島の出身。若干25歳の若さながら、コヴェントガーデンですでに「リゴ
レット」の公爵と「椿姫」のアルフレードを歌い、昨年は「夢遊病の女」でウィー
ン国立歌劇場にデビューするなど、早くも時代を担う逸材として大きな注目を
集めています。

4754792     \1850
「SHAPES」
ドミニク・ミラー(G)
スティングとのコラボで知られるジャズ・ギタリスト、ドミニク・ミラーのソ
ロ・アルバム。昨年の6月にUKで発売されたアルバムのインターナショナル
・リリースです。バッハ、ベートーヴェン、シューベルト、サティなどのク
ラシックの名曲をアレンジした、いわゆるスムース系のクロスオーバー・アル
バムで、スティングの名作「Shape of My Heart」が本人のヴォーカルで収録
されているほか、ドミンゴ、モイヤ・ブレナン(エンヤのお姉さん)など豪華
なヴォーカル陣がゲストで参加しています。


●Classic Recitals
DECCAの新しいシリーズ。20世紀を代表する名歌手たちが録音したリサイタル
盤をオリジナルの形でCD化したもの(収録時間約40-50分)。パッケージもオ
リジナルLPのデザインを用いたデジパック仕様と、ファンにはうれしい企画
です。

4753922     \1350
カルロ・ベルゴンツィ/オペラ・リサイタル
ヴェルディ:
「アイーダ」-清きアイーダ
「ルイーザ・ミラー」-夜が静まったとき
「運命の力」-おお、天使のようなレオノーラ
「トロヴァトーレ」-いとしの君よ
「仮面舞踏会」-永久に君を失えば
マイアベーア:「アフリカの女」-おお、パラダイス
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」-5月の晴れた日のように
チレーア:
「アドリアナ・ルクヴルール」-あなたの中に母のやさしさとほほえみを
「アドリアナ・ルクヴルール」-心は疲労し
プッチーニ:
「トスカ」-妙なる調和
「トスカ」-星は輝き
「マノン・レスコー」-何とすばらしい美人
カルロ・ベルゴンツィ(T)
ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団
指揮:ジャナンドレア・ガヴァツェーニ
録音:1957年6月、7月、フィレンツェ

4753932     \1350
レジーヌ・クレスパン/イタリア・オペラ・アリア集
ヴェルディ:
「トロヴァトーレ」-静かな夜
「仮面舞踏会」-私の最後のお願い
「オテロ」-私のお母様に・・・アヴェ・マリア
ポンキエッリ:「ジョコンダ」-自殺!
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」-ママも知るとおり
プッチーニ:「蝶々夫人」-ある晴れた日に
ボーイト:「メフィストーフェレ」-いつかの夜、暗い海の底に
レジーヌ・クレスパン(S)
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団
指揮:エドワード・ダウンズ
録音:1963年5月、ロンドン

4753942     \1350
ヒルデ・ギューデン/オペレッタの名曲を歌う
カールマン:
「マリツァ伯爵夫人」-ジプシーのヴァイオリンが聞こえた
「マリツァ伯爵夫人」-「はい」と言って、私の恋人よ
ベナツキー:「白馬亭にて」-私の恋の歌はワルツにかぎる
レハール:「ロシアの皇太子」-愛撫のさざなみ
ファル:「マダム・ポンパドゥール」-今日、私と幸せになれる人は
ヨハン・シュトラウス2世:「カサノヴァ」-尼僧の合唱
レハール:「ジプシーの恋」-ツィンバロンの響きを聞けば
シュトルツ:「お気に入り」-君はわが心の皇帝
ヨハン・シュトラウス2世:「こうもり」-侯爵様、あなたのような方は
ツェラー:「坑夫長」-気を悪くしないで
ヨハン・シュトラウス2世:「ウィーン気質」-ウィーン気質
ヒルデ・ギューデン(S)
ウィーン・オペレッタ合唱団
ウィーン国立歌劇場管弦楽団
指揮:ロベルト・シュトルツ
録音:1961年4月、5月、ウィーン

4753952     \1350
マリリン・ホーン/リサイタル
ロッシーニ:
「セミラーミデ」-私はバビロニアで見た・・・ああ、いつの日も憂い
マイアベーア:「預言者」-おお、バールの司祭よ・・・おお汝、見捨てられた者よ
モーツァルト:「皇帝ティトゥスの慈悲」-私は行くが、君は平和に
マイアベーア:「ユグノー教徒」-ご領主の方々、ご機嫌いかが?
ロッシーニ:「アルジェのイタリア女」-むごい運命よ!はかない恋よ!
ドニゼッティ:「連隊の娘」-では決まってしまったのね・・・富も身分も
ロッシーニ:「シンデレラ」-不安と涙のうちに生まれ・・・悲しみよ、去りゆけ
マリリン・ホーン(Ms)
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団
指揮:ヘンリー・ルイス
録音:1964年8月、ロンドン

4753962     \1350
ロバート・メリル/オペラ・アリア集
ヴェルディ:
「オテロ」-行け!無慈悲な神の命じるままに・・・われは信じる
「仮面舞踏会」-立ち上がりなさい!・・・おまえこそ私を汚す者
「トロヴァトーレ」-彼女のほほえみ
「運命の力」-死!恐ろしい事だ・・・この中に私の運命がある
レオンカヴァッロ:「道化師」-ごめんください、皆さまがた
ヴェルディ:「ドン・カルロ」-終わりの日は来た(ロドリーゴの死)
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」-祖国の敵
ロバート・メリル(B)
ロンドン新交響楽団
指揮:エドワード・ダウンズ
録音:1963年9月、ロンドン

4755222     \1350
テバルディ&コレルリ/グレート・オペラ・デュエット
プッチーニ:「マノン・レスコー」-あなた、いとしい人、あなたなの?
ヴェルディ:「アイーダ」-憎むべき恋敵
チレーア:「アドリアナ・ルクヴルール」-それは本当ですか?
ポンキエッリ:「ジョコンダ」-誰が来たというの?
ザンドナイ:「フランチェスカ・ダ・リミニ」-スミレの花冠
レナータ・テバルディ(S)、フランコ・コレルリ(T)
スイス・ロマンド管弦楽団
指揮:アントン・グァダーニョ
録音:1973年9月、ジュネーヴ


●PHILIPS DUO
4754392     2枚組 \1780
シューベルト:室内楽作品集
ピアノ五重奏曲 イ長調 D.667 「ます」
八重奏曲 ヘ長調 D.803
弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調 D.810 「死と乙女」
ボザール・トリオ
サミュエル・ローズ(Va)、ゲオルク・ヘルトナーゲル(Cb)
アカデミー室内アンサンブル
イタリア四重奏団

4754422     2枚組 \1780
ドニゼッティ:歌劇「愛の妙薬」(全曲)
カーティア・リッチャレッリ(S)、ホセ・カレーラス(T)
レオ・ヌッチ(B)、サミュエル・レイミー(Bs)、他
トリノ・イタリア放送管弦楽団・合唱団
指揮:クラウディオ・シモーネ

4754452     2枚組 \1780
マーラー:
交響曲 第4番 ト長調/交響曲 第5番 嬰ハ短調
シルヴィア・マクネアー(S)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ベルナルト・ハイティンク

4754482     2枚組 \1780
ロッシーニ:歌劇「オテロ」(全曲)
フレデリカ・フォン・シュターデ、ヌッチ・コンド(Ms)
ホセ・カレーラス(T)、サミュエル・レイミー(Bs)、他
アンブロジアン・オペラ合唱団
フィルハーモニア管弦楽団
指揮:ヘスス・ロペス=コボス

4706492(SACD-Hybrid)  \2500
ショスタコーヴィチ:ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ 第2番 作品61
3つの幻想的舞曲 作品5
5つの前奏曲
「7つの人形の踊り」-抒情的ワルツ
映画「馬あぶ」-小品 作品97
映画「馬あぶ」-スペイン舞曲 作品97
バレエ「明るい小川」-夜想曲 作品39
格言集 作品13
バレエ「黄金時代」-ポルカ 作品22
ヴラディーミル・アシュケナージ(P)
(SACDのみの発売)
ピアニスト、アシュケナージとしての久々のアルバム。ショスタコーヴィチ
としては1999年の「24の前奏曲とフーガ」以来の録音となります。ソナタの
第2番をメインに映画音楽、バレエからのピアノ版と小品からなる構成です。
ショスタコーヴィチを知り尽くした彼ならではの透徹したピアニズムが聴き
どころです。

4706502(SACD-Hybrid)  \2500
「バラの園」
A.スカルラッティ:チェンバロ協奏曲とシンフォニア集
アカデミア・ビザンティーナ
指揮:オッターヴィオ・ダントーネ
(SACDのみの発売)
アンドレアス・ショルとの共演による「アルカディアの音楽家たち」でDECCA
デビューを飾ったイタリアの古楽アンサンブル、アカデミア・ビザンティーナ
の第2弾アルバム。ロンドンの大英図書館から新たに発見された6曲のチェン
バロ協奏曲と、6曲のシンフォニアを収録したアレッサンドロ・スカルラッティ
の作品集です。

0741949(DVD-Video)  \3300
チャイコフスキー:歌劇「マゼッパ」
イリーナ・ロスクトーワ(S)
ラリーサ・ジャジコーワ(Ms)
ヴィクトル・ルツィウク(T)
ニコライ・プチーリン(B)
セルゲイ・アレクサーシキン(Bs)
キーロフ歌劇場管弦楽団・合唱団
指揮:ワレリー・ゲルギエフ
ビデオではすでに発売されていた映像のDVD化。1996年にキーロフ・オペラの
本拠地であるサンクトペテルブルクのマリインスキー劇場で収録されたもの。
 
<RCA RED SEAL EU>
82876-54343-2  \1980
「ラモン・ヴァルガス&フレンズ」
ビゼー/「真珠とり」より、(+ Vassily Gerello(Br))
ロッシーニ/「マオメット2世」より (+ V・カサロヴァ)
ドニゼッティ/「愛の妙薬」より (+レオ・ヌッチ)
ヴェルディ/「ドン・カルロ」より (+Vassily Gerello(Br))
ヴェルディ/「運命の力」より    (+ロベルト・フロンターリ)
プッチーニ/「ボエーム」より (+ロベルト・フロンターリ)
ロッシーニ/「セヴィリャの理髪師」より (+マニュエル・ランザ)
ヴェルディ/「ドン・カルロ」より 
(+Miriam Gauci(Sp),Alberto Rota(Bs),Davide Baronchelli(Bs),Emidio
Guidotti(Bs) )
ラモン・ヴァルガス(T) 
Vjekoslav Sutej (指揮) ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団
世界中のオペラ劇場でひっぱりだこのテノール歌手、ラモン・ヴァルガスの
オペラ・アリア集です。今回は、彼と仲の良い歌手たちとのデュエット集と
なります。

82876-51933-2  \1980
ヴェッセリーナ・カサロヴァ・ベスト
「皇帝ティートの慈悲」より(モーツァルト)、「シンデレラ(チェネレント
ラ)」より(ロッシーニ)、「カプレーティとモンテッキ」より(ベルリーニ)、
「ミニョン」より(トーマ)、「ウェルテル」より(マスネ)、「ファウス
トの劫罰」より(ベルリオーズ)、「タンクレーディ」より(ロッシーニ)、
「コシ・ファン・トゥッテ」より(モーツァルト)、「オルフェオとエウリ
ディーチェ」より(グルック/ベルリオーズ版)、「リナルド」より(ヘン
デル)
今をときめくメゾ・ソプラノの名花ヴェッセリーナ・カサロヴァの魅力満載、
初のベスト・アリア・アルバム!初出音源を含む必聴のディスク!

82876-59326-2  \1980
バルトーク:
弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽
弦楽のためのディヴェルティメント
ニコラウス・アーノンクール(指揮).    ヨーロッパ室内管弦楽団
「ブルックナー:交響曲第9番」「スメタナ:わが祖国」「天地創造」に続く、
アーノンクールのBMGクラシックス第4弾は、彼にとって重要なパートナーの一
つであるヨーロッパ室内管弦楽団とのバルトーク・アルバム。目下のところ、
アーノンクールのレパートリーの中で「最も現代に近い作曲家」がバルトーク
であり、アーノンクールによるバルトークの録音がリリースされるのは今回が
初めてである。


<DHM(ドイツ・ハルモニア・ムンディ)>
82876-58796-2  2枚組  \3000
グルック:歌劇「明らかにされた潔白」 (全曲)
Christopher Moulds (指揮) カペラ・コロネンシス(古楽器使用)
Maria Bayo, Andreas Karasiak, Marina De Liso, Veronica Cangemi,
グルックは、約50ものオペラを書いてきたが、1762年作曲の「オルフェオとエ
ウリディーチェ」以外はほとんど上演されていない。この10年ほどでバロック
・オペラの上演が増えてきても、「メッカの巡礼」「トーリードのイフィジェ
ニー」「エコーとナルシス」程度の後期の作品しか光があてられていない。今
回は、彼がオペラの大改革を行った「オルフェオと・・」以前の、1755年の作
品である。初の名前となる指揮者Christopher Mouldsは、イギリス出身のもと
もとバロックから古典派のオペラでの、コンティヌオ(チェンバロ)奏者として
きたが、最近斬新な解釈のもと、イングリッシュ・ナショナル・オペラを中心
として、様々なバロック・古典派オペラの指揮者として頭角を現してきている
指揮者だ。歌手も、バロックからロッシーニまでを得意としている、このオペ
ラにぴったりな新鋭歌手を起用している。管弦楽も古楽器を使用の、来年設立
50年を迎えるカペラ・コロネンシス。  

82876-58940-2  \1980
「10世紀頃の、ラインランド地方の知られざる作品集」
セクエンティア
一旦DHMから離れたセクエンティアですが、またDHMに帰ってきました。この録
音では、ちょうど1000年前にラインラント地方で歌われていたものです。当時
ラテン語、ドイツ語で歌われていたものですが、イギリス・カンタベリーの聖
オーガスティン修道院のアングロサクソン人によって写譜され、現存している
のです。当時のケルンでの上級階級での演奏環境、カンターベリーのコレク
ションなど、可能な限りの情報源を元にして、復活させました。この演奏は
2000年11月に復活初演され、大絶賛されました。なお、編成は3人のヴォーカ
ル、2つのリラ(ハープ)、横笛によって、演奏されます。  


<ARTE NOVA>
74321-92776-2  \650
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲Op9 1-3
カンディンスキー弦楽三重奏団
1993年に若くしてベルリン芸術高等学院の教授となったヴィオラ奏者、ハルト
ムート・ローデによって設立したグループ。そのテクニックと芸術性は非常に
高く、前作ヴィラ=ロボス&ドホナーニの弦楽三重奏は絶賛を受けた。今回は
弦楽三重奏の王道曲の録音となります。今年3月に一回受注しておりますが、
発売延期となったため、再受注とさせていただきます。
(前回の2枚組から1枚ものに変更となっています) 

82876-57744-2  \650
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲集 Vol.2 (曲番不詳)
ヘンシェル・クァルテット
ロンドンの王立音楽カレッジ、コペンハーゲンのデンマーク王立音楽アカデミ
ーで独奏者としての研鑽を積み、 全員が極めて優秀な成績を収め卒業した。
1988年にデビュー以来、複数の重要な音楽祭から招待を受け、期待の若手とし
て国際的な契約を結び、ヨーロッパ各国、ロシア、アメリカ、日本などで演奏
旅行を行った。現在では、若手弦楽四重奏団の中でも、傑出した団体に数えら
れるようになっている。

82876-58142-2  \650
バッハ、クルターグ、ジョリヴェ、ワシリエフ、ハルフテル:
無伴奏チェロのための作品集 (曲目不詳)
ビーテ・アルテンブルク(Vc)
ビーテ・アルテンブルクは、1975年ケルン生まれの女流チェリスト。最初トラ
ンペットを学んでいたが、チェロに転向。ロンドン王立アカデミーにて、ロバ
ート・コーエンに学ぶ。またイッサリースなどのマスタークラスに参加。ドイ
ツ・メンデルスゾーン・コンクールにて優勝、アンドレ・ナヴァラ国際コンク
ールで2位(1位無し)を受賞し、現在イギリス、ドイツ、フランス、オランダ
を中心としてコンサート活動をしている、若手チェリストです。

82876-57746-2  \650
モーツァルト:ダ・ポンテ・オペラ・ベスト
ベルトラン・ド・ビリー(指揮)
ウィーン放送交響楽団
今までのビリーが、ARTENOVAに録音してきた大好評の、「フィガロ」「コジ」
「ドン・ジョヴァンニ」の中からのベスト盤です。


<RCA RED SEAL DVD  US>
RCAの4人のアーティストの、演奏の一部とドキュメンタリー形式のDVD映像
です。それぞれのアーティスト・ベストサンプラーCDが封入されています。
※全て日本語字幕付

82876-57906-9(DVD-VIDEO)  \2300
エンリコ・カルーソー/Voice of the Cetury
アメリカで放送されたカルーソーのドキュメンタリー番組(バイオグラフィ
ー賞受賞作品)。ドミンゴ、パヴァロッティ、ビヴァリー・シルズ、カルー
ソーJr などのインタビュー&証言なども収録。97分。 
(カルーソー・ベスト・サンプラーCD付)

82876-57908-9(DVD-VIDEO)  \2300
トスカニーニ/The Maestro
RCAトスカニーニ・ビデオ・コレクションからのDVD化。トスカニーニの写真、
ドキュメント、レコーディング&コンサート風景、NBC交響楽団1940年南アメ
リカ・ツアー&1950年USツアー風景や、Jan Peerce歌によるヴェルディ/
「Hymn of the Nations」をフル収録。 74分。
(トスカニーニ・ベスト・サンプラーCD付)

82876-57909-9  \2300
ルービンシュタイン/Remembered
1975年ラスト・コンサートやインタビューなど、貴重な映像を含むDVDです。
国内盤の「ルービンシュタイン大全集」の特典で付いていたVHSの、DVD化と
なります。58分。
(ルービンシュタイン・ベスト・サンプラーCD付)

82876-57907-9  \2300
ヴァン・クランバーン/Concert Pianist
ヴァン・クライヴァーンの、コンサート風景やインタビュー、レオンタイン・
プライス、スラットキン、マリリン・ホーンなどのインタビューなどのドキュ
メンタリー番組です。46分。
(クライバーン・ベスト・サンプラーCD付)


<ARS MUSICI>
AM-1312-2  \1400
ロベルト・フランツ:歌曲集 op1-4
ハンス=イエルク・マンメル (T) 
ルートヴィヒ・ホルトマイアー (Fp)
若きドイツのテノール歌手は、フライブルク音楽大学で、ウェルナー・ホル
ヴェーグに師事、古楽をラインハルト・ゲーベルに学んだ。特に最近では、バ
ロック・オペラとリートを中心として活躍している。ここに収録されたロベル
ト・フランツは、シューマンやリストと友好が深かった重要な作曲家です。

AM-1362-2  \1400
「近代ロシア・ピアノ作品集」
ラフマニノフ/コレルリの主題による変奏曲、
プロコフィエフ/ピアノ・ソナタ第7番、メトネル/ピアノ・ソナタop22
ストラヴィンスキー/ペトルーシュカ
ユラ・マルグリス(p)
マルグリスは、サンクトペテルブルク生まれ。フライブルク音楽大学でピアノ
を学び、その後ボルティモア、イタリアでも学んだ。現在までに12以上のコン
クールで優賞しており、デュトワ&モントリオール交響楽団で共演し絶賛を浴
び、ヨーロッパやアメリカのオーケストラとの共演を重ねている。1998年から
はアルゲリッチに認められ、世界各国でアルゲリッチとデュオの演奏も行って
おり、別府アルゲリッチ音楽祭にも出演している。現在は、ロシアやドイツ
中心としてマスター・クラスの教授としてもいるピアニストです。

AM-1348-2  \1400
ドビュッシー:12の練習曲
ローランド・クレーガー(p)
クレーガーは、1973年カッセル生まれ。オレグ・マイセンベルク、ツィメルマ
ンに師事した。その後、様々な美術館や王宮でのコンサートを行い、アムステ
ルダム・コンセルトヘボウで大舞台にたち絶賛を博した。シュルスウィッグ・
ホルスタイン音楽祭に20歳でデビューし、その後常連ともなっており、2001年
ジュネーヴ・コンクールで優賞もしている。 
  
<WARNER>
2564.60291  \1980
ベルク:ヴァイオリン協奏曲
ブリテン:ヴァイオリン協奏曲
ダニエル・ホープ(ヴァイオリン) 
BBC交響楽団 
指揮:ポール・ワトキンス
録音:2003年 ロンドン
英国生まれで現在29歳のダニエル・ホープに強い影響を与えたのは、メニュ
ーインとザハール・ブロンのふたりです。ホープはコンテンポラリーから古
典まで極めて幅広いレパートリーを持ち、またクロスオーヴァーにも積極的
に取り組んでいます。CDは、すでにニンバス他に数枚の録音がありますが、
今回ワーナーから晴れてメージャーデビューとなります。
ベルクのヴァイオリン協奏曲の録音は、最新校訂版による初録音です。ベル
クはこの作品が初演される前に死去してしまったため、楽譜の編纂に関与し
ていません。ベルクの研究者ダグラス・ニューマンは、現在一般に使用され
ている出版譜と、ベルクの手稿譜を綿密に比較検討し、50箇所以上の違いが
発見、その研究成果はアルバン・ベルク財団からの新校訂版となり、ダニエ
ル・ホープにより1996年に初演されています。

2564.61294  3枚組  \3960
バッハ:無伴奏チェロ組曲[全曲]
アレクサンドル・クニャーゼフ(チェロ)
録音:2003年
クニャーゼフは、1961年モスクワ生まれ。数々のコンクール入賞を果たし、
輝かしい将来が約束されていた矢先に筋力が弱くなる病気にかかり、チェロ
を演奏できない年月を過ごした。1986年に難病を克服し、華々しい活躍を始
めるが、1994年にツアー先の南アフリカで交通事故に遭い、愛妻を喪うとと
もに、本人も重症を負い、深い精神的ショックを受けてしまう。クニャーゼ
フの類い稀な才能を惜しんだ大チェリスト=ロストロポーヴィチが、事故で
大破した楽器の修復を特別に世話し、また1997年のショスタコーヴィチ音楽
祭(サンクトペテルブルク)では、自らが指揮者となってクニャーゼフと共
演、その大成功により見事な復活を果たし、「奇蹟のチェリスト」と称され
るようになった。その後は世界各国で、活発な演奏活動を続け、日本でも
2000年にカザルス・ホールにて、バッハの無伴奏チェロ組曲全曲を含む、
4夜の連続演奏会を開催し、大きな話題となった。CDは日本国内のみの発
売としてトリトン・レーベルからバッハの無伴奏チェロ組曲全曲(95〜97年録
音)他があり、BMGやPHILIPSの録音にも参加している。
今回の録音は2003年に行われたワーナーとの初めての録音であり、クニャー
ゼフの充実を極める「今」の最良の形での記録。収録時間の関係でCD3枚
組となるが、2枚組の価格にて発売。

2564.61255  \1980
プロコフィエフ:
ピアノ・ソナタ 第6番 イ長調 作品82《戦争ソナタ》
ピアノ・ソナタ 第4番 ハ短調 作品29
《ロメオとジュリエット》からの10の小品 作品75
ニコライ・ルガンスキー(ピアノ)
1972年ロシア生まれの俊英ルガンスキーによる会心の演奏です。今までに発
売したラフマニノフの前奏曲、ショパンのエチュードとプレリュードはすべ
て国内外で極めて高い評価を受けており、このプロコフィエフにも強い期待
が寄せられています。2004年9月の再来日も決定しており、2004年はルガンス
キーにとってさらなる飛躍の年となることでしょう。

2564.60480  \1980
バーンスタイン:
《キャンディード》から 序曲、私はすぐになりきっちゃうの、《キャンディ
ード》組曲/《オン・ザ・タウン》から 私は料理もできるのよ/《オン・
ザ・タウン》から 3つのエピソード:タイムズスクェア/《波止場》交響
組曲/《ウエスト・サイド・ストーリー》から サムホウェア
佐渡裕指揮
ラムルー管弦楽団、
キム・クライスェル(ヴォーカル)
2003年7月にWPCS-11662として国内先行発売された超話題盤のインターナショ
ナル盤です。バーンスタインの最後の弟子として、彼の遺志を継ぐ佐渡裕な
らではのめちゃくちゃ楽しいミュージカル・アルバム!

8573.82246  2枚組  \2100
ロッシーニ:歌劇《アルジェのイタリア女》
ヴァレンティーニ=テッラーニ、アライサ、
フェッロ指揮
ケルン合奏団
以前ソニーから発売されていた名盤の待望の再発売です。1979年8月ケルンで
の録音。

5046.63304  \1050
KREUTZER(1790-1840): Grand Trio
F.CAMPO(1927): Preludes
A.KOVACH(1915): Trio n. 1
A.MADDONNI(1960): Introduzione e variazioni sulla “Follia”
Rossini:Ouverture da “L’Italiana in Algeri (Transcription by
A.Maddonni)
ジュリアーニ・トリオ
1987年にバーリで結成されたクラリネット、フルートとギターという変わっ
た編成によるトリオの録音です。彼らのレパートリーは古典から現代音楽ま
で幅広く、特に現代音楽では数多くの作曲家の作品を初演しています。その
演奏は、かのジュリーニをはじめ多くの識者・音楽家から絶賛を受けてい
ます。
 
<VIRGIN CLASSICS>       
VC-5456262  \2080
「ロランド・ヴィラゾン/デビュー!-イタリア・オペラ・アリア集」
チレア:フェデリーコの嘆き(アルルの女)
ドニゼッティ:
何とかわいい人だ;人知れぬ涙(愛の妙薬)
わが祖先の墓よ...やがてこの世に別れを告げよう(ランメルモールのルチ
ア)
ヴェルディ:
おお、息子たちよ...おお、父の手は(マクベス)
女心の歌(リゴレット); 彼女と離れて(椿姫)
プッチーニ:冷たい手を(ボエーム)、星は光りぬ(トスカ)
マスカーニ:
ベッペも恋をしたのか...恋よ、心の美しき光よ(友人フリッツ) 
他全15曲
ロランド・ヴィラゾン(テナー)
ミュンヘン放送管弦楽団、 マルチェッロ・ヴィオッティ指揮
ヴァージン・クラシックスと専属契約した、メキシコ出身の期待のテナー
(31歳)の録音デビュー。ベル・カントからヴェリズモまでの彼の代表的レ
パートリーを収録。今秋10月にはアルフレード(椿姫)でメトにデビュー、
センセーションを巻き起こした。年内にはベルリン(愛の妙薬)、ミュンヘ
ン(ファウスト)、04年にはコヴェント・ガーデン(ホフマンの舟歌)、パ
リーバスティーユ(椿姫)、アムステルダム(ドン・カルロ)と大舞台での
オペラ出演が予定されている。イタリア出身のヴィオッティはミュンヘン放
送O.の主席指揮者、また02年1月からヴェニスのフェニーチェ劇場の音楽監督
を務め、「タイ-ス」や「椿姫」の新制作で世界的な評価を得ている。

VC-5456562  \2080
「マゼランのためのコンサート-フランス・コレクションの中のイタリア音楽」
カッザッティ:Acclamate de terra,
フレスコバルディ:カプリッチオ 他 全14曲
フィリップ・ジャルースキー(カウンター・テナー)
ジャン・トュベリ指揮、アンサンブル・ラ・フェニーチェ
17世紀フランスの有名人2人はいずれもイタリア出身者で、1人はカトリ
ーヌ・デ・メディチ、もう1人はマゼランだといわれます。このアルバムは
当時のフランスでもてはやされたイタリアの作曲家による声楽作品を収録し
たもの。カウンター・テナーのジャルースキーは78年生まれで、パリ音楽
院で声楽、古楽を学び99年にデビュー.収録された作曲家は他にFoggia,
Turini, Roberday, Monteverdi, Viadana, Cima,Fontei, Rossi,
Bassaniの声楽作品。


●VIRGIN de VIRGINシリーズ 各2枚組  \1450
VBD-5623342
J.S.バッハ/ロ短調 ミサ
ミシェル・コルボ指揮、ローザンヌ・アンサンブル 他

VBD-5623312
メンデルスゾーン:モテット集、ブラームス:ドイツ・レクイエム
ミシェル・コルボ指揮、グルベンキアン合唱団&管弦楽団 他

VBD-5623252
モーツァルト:レクイエム、フォーレ:レクイエム 他
ミシェル・コルボ指揮、ローザンヌ・アンサンブル 他、

VBD-5623282
ハイドン:聖チェチーリア・ミサ、ボンテンポ:ミサ
ミシェル・コルボ指揮、グルベンキアン合唱団&管弦楽団 他

VBD-5623222
ヴェルディ:レクイエム、
プッチーニ:グロリア・ミサ、
プーランク:グロリア
ミシェル・コルボ指揮、グルベンキアン合唱団&管弦楽団 他

VBD-5623432
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20、23,24&25番
メルヴィン・タン(ピアノ)、
ロジャー・ノリントン指揮 ヒロ・クロサキ他

VBD-5623492
不詳:El Misteri d'Elx
ドミニク・ベヤール指揮、アンサンブル・ジル・バンショア

VBD-5623372
J.S.バッハ:パルティータ BWV 825−30(全6曲)
グスタフ・レオンハルト(チェンバロ)

VBD-5623402
J.S.バッハ:
ソナタ集&パルティータ集(ソロ・ヴァイオリンのための)
モニカ・ハジェット(ヴァイオリン)

VBD-5623462
ジョスカン・デ・プレ:ミサ&モテット集
ポール・ヒリアー指揮、ヒリアード・アンサンブル
 
<NAXOS>  各1枚 \850
8.553952
(アントン)ツィンマーマン(1741-1781):
弦楽四重奏曲第1番/弦楽四重奏曲第2番/弦楽四重奏曲第3番
演奏/ムジカ・エテルナのソリストたち
ex Trevakレーベル0015からの移行商品です。作曲者はモーツァルトと同時期
を生き、ハンガリーで活躍。ハイドンと同じスタイルと歌心にあふれた曲調の
作品を、ピリオド楽器のアンサンブル(A=430Hz)が抒情的に演奏します。

8.554513
シューベルト(1797-1828):<4手ピアノ作品集第3集>
序曲ヘ長調Op.34,D.675/幻想曲ヘ短調Op.103,D.940/2つのトリオをもつド
イツ舞曲と2つのレントラーD.618/創作主題による変奏曲Op.82-2,D.968a/
3つの英雄的行進曲Op.27,D.602    
<Vol.1:  8.550555/ Vol.2 :   8.553441 >
演奏/イェネ・ヤンドー(ピアノ)、ジュジャ・コラール(ピアノ)
しっかりと音を構築していくという演奏スタイルで、シューベルトの隠れた作
品に光を当てているこのシリーズ。その3枚目は、重要な作品であるD.940の
幻想曲を軸に、明快な作風を持つ作品が選曲されています。

8.555772
アンチェータ(1462-1523):
ミサ・シネ・ノミネ(ラテン語歌詞、英語対訳付き)
[作者不詳:武装した人 アンチェータ/作者不詳:入祭唱「めでたし 聖な
る母」 ジョスカン・デ・プレ:キリエI(オルガン独奏) グレゴリオ聖歌:
奉献唱「アヴェ・マリア」/聖体拝領唱「祝されし御身体」 ペニャロサ:サ
ンクタ・マーテル(器楽のみ) ウレダ:賛歌「パンジェ・リングァ」(オル
ガン独奏)を含む]
歌・演奏/ホセプ・キャブレ(指揮)
ミニストリレス・デ・マルシアス、カピーリャ・ペニャフロリダ、
ロレート・フェルナンデス・イマス(オルガン)
16世紀初頭にスペイン宮廷で活躍した作曲家によるミサ曲に、自作のアンティ
フォナやグレゴリオ聖歌、当時の流行歌である「武装した人」などを加え、典
礼方式により演奏しています。同時代の管楽器を加えたその響きは、どこかエ
キゾティックな雰囲気も感じさせてくれます。

8.555905
レーガー(1873-1916):<オルガン作品集第4集>
2つのコラール幻想曲Op.40-第1番「暁の星のいと美しきかな」/12の小品
Op.59-第7番「キリエ」/同-第8番「グローリア」/同-第9番「ベネディク
トゥス」/序奏とパッサカリアOp.63/12の小品Op.59-第10番「カプリッチョ」
/同-第11番「メロディ」/同-第12番「テ・デウム」/3つのコラール幻想曲
Op.52-第3番「ハレルヤ、ほむべき神はわが心の喜び」
演奏/ヨーゼフ・シュティル(オルガン……ドイツ、トリーア大聖堂のヨハネ
ス・クライス製<1974>オルガン使用)
J.S.バッハの後継者的な存在として高く評価されるレーガーですが、シリーズ
4枚目となる今回も壮大なコラール幻想曲をはじめ、多彩な音色を駆使した
「12の小品」からの抜粋などをお楽しみいただけます。

8.555919
ハチャトゥリアン(1903-1978):
ヴァイオリン協奏曲/ヴァイオリンと管弦楽のためのコンチェルト・ラプソディ
演奏/ミハエラ・マルティン(ヴァイオリン)、
テオドレ・クチャル(指揮)ウクライナ国立交響楽団
オイストラフとコーガンという、旧ソ連を代表する2人のヴァイオリニストの
ために作曲された作品を、オイストラフやエネスコの孫弟子にあたるルーマニ
ア生まれのヴァイオリニストが演奏。民族的なリズムと旋律を持つ作品を抒情
的に聴かせ、作品に新しい魅力を与えています。

8.555928-29  2枚組
ブルックナー(1824-1896):
交響曲第3番(1877年第2稿)/同-アダージョ(1876年)
交響曲第3番(1889年第3稿)
演奏/ヨハネス・ヴィルトナー(指揮)
ウェストファリア・ニュー・フィルハーモニー管弦楽団
全ヴァージョン完全全集という偉業の道半ばにして倒れたティントナーの後を
受け継ぎ、すでに第9番の補筆完成版(8.555933-34)でナクソスに登場した
演奏者による第3番「ワーグナー交響曲」の2ヴァージョンを、一気に収録し
ました。ティントナーは1873年第1稿:ノヴァーク版を録音しており
(8.553454)、今回のリリースは「第2稿および1876年稿のアダージョ楽章」
と、もっとも頻繁に演奏される「第3稿」。これでようやく、この曲の全貌が
音で把握できるようになったわけです。演奏も見事であり、ティントナーの
プロジェクトを受け継ぐにふさわしい素晴らしい出来ばえとなっています。

8.557065-66  2ありがとうございます。m
ミンクス(1826-1917):バレエ音楽「ドン・キホーテ」
演奏/ナイデン・トドロフ(指揮)ソフィア国立歌劇場管弦楽団
チャイコフスキーに先立ち、ロシア・バレエの芸術的価値を高めた記念碑的な
舞台作品ですが、バレエ・ファンは有名な第3幕の「パ・ド・ドゥー」などで
誰もが知っているものの、音楽ファンにはあまり知られていません。この全曲
版の登場によって、音楽的にも再評価されることでしょう。

8.557171
シューベルト(1797-1828):
<シューベルト・ドイツ語歌曲全集第15集:友人たちの詞による歌曲集第2集>
ゆりかごの中の男児D.579/わすれな草D.792/憂いD.772,Op.22-2/別れのつ
らさ(第1作)D.509/夜と夢D.827,Op.43-2/ある墓地へD.151/反映(第1
作)D.639/ディエゴ・マナザレスからD.458/娘の恋のたち聞きD.698/湖の
ほとりでD.746/妹の挨拶D.762/森でD.738,Op.56-3/いとしいミンナD.222/
聖名祝日の歌D.695/歌によるなぐさめD.546,Op.101-3/死の音楽D.758,
Op.108-2/すみれD.786,Op.123 (ドイツ語歌詞、英語対訳付き)
歌・演奏/ブリギッテ・ゲラー(ソプラノ)、
ウルリッヒ・アイゼンロール(ピアノ)
オッテンワルト、ショーバー、コリン、シュレヒタ、ブルフマン、シュタード
ラーといった詩人たちの作品をテキストに使った作品集。シリーズ初登場とな
るソプラノの自然な歌い口は詩の魅力を引き立て、爽やかな抒情を聴き手に届
けてくれます。

8.557239
<ティントナー・メモリアル・エディション第7集>
モーツァルト(1756-1791):
ゲオルク・ティントナーによる歌劇「イドメネオ」イントロダクション/
歌劇「イドメネオ」序曲(録音:1991年3月3日)/交響曲第34番(録音:
1989年2月15日)/ゲオルク・ティントナーによる交響曲第41番のイントロ
ダクション/交響曲第41番「ジュピター」(録音:1988年1月24日) 
演奏/ゲオルク・ティントナー(指揮)シンフォニー・ノヴァ・スコシア
カナダCBCによるコンサート・ライヴで、すべてオーケストラの本拠地である
ハリファックスにて収録。やや素朴かつ無骨な「ジュピター」(繰り返しをす
べて行った約40分の演奏)をメインに、力強い他の(あまり有名ではない)
2曲も立派な作品に聞こえる名演です。

8.557305
ゴベール(1879-1941):<フルート作品全集第1集>
マドリガル(フルートとピアノのための)/3つの水彩画(フルート、チェロ
とピアノのための)/ギリシア風ディヴェルティメント(2つのフルートとハ
ープのための)(世界初録音)/異教徒の夕べ(声、フルートとピアノのため
の)/タランテラ(フルート、オーボエとピアノのための)(世界初録音)/
ロマンティックな小品(フルート、チェロとピアノのための)/古代のメダル
(フルート、ヴァイオリンとピアノのための)(世界初録音)/組曲
演奏/フェンウィック・スミス(フルート)、サリー・ピンカス(ピアノ)、
ジェイン・ウェスト(ソプラノ)、アンドリュー・ピアース(チェロ)、
ジャック・ズーン(フルート)、アン・ホブソン・パイロット(ハープ)、
ジョン・フェリッロ(オーボエ)、マルコム・ロウ(ヴァイオリン)
「麗しいフランス近代音楽」がお好きな方なら、ゴベールは見逃せません。
フルート作品の録音は多数ありますが、オーボエや声なども交えた室内楽曲も
含む全集のスタートにより、ゴベール・ファンはもちろん、ゴベールが気に
なっていたフランス音楽ファンも注目することになるでしょう。

8.557329
<ラテン・アメリカのギター音楽集>
ピアソラ(コボ編):天使の死/ブエノスアイレスの春 
レイス:もしも彼女がたずねたら/約束 
サルガン(モレル編):ドン・アグスティン・バルディ 
ビジョルド(コボ編):エル・チョクロ 
プホール:南十字星/あるタンゴ弾きへの哀歌 
モレル:風のミロンガ/小ラプソディ/踊り 
カルレバーロ:東洋風のミロンガ 
ブローウェル:11月のある日 ペレイラ:マルタ
演奏/リカルド・コボ(ギター)
コロンビア出身のギタリストによる南米の作品集。ピアソラ作品や「エル・
チョクロ」「11月のある日」など知られている曲も多いのですが、特筆すべ
きは演奏の自由な雰囲気。クラシックの型にはまらない、実にしなやかな感
性が光る1枚です。

8.559159
ラザロフ(1932- ):
ピアノとオーケストラのためのタブロー(カンディンスキーによる)/ヴァイ
オリン協奏曲/交響曲第2番
演奏/ジェラード・シュウォーツ(指揮)シアトル交響楽団、
ギャリック・オールソン(ピアノ)、亀井由紀子(ヴァイオリン)
DELOSレーベルからリリースされていた音源。ブルガリアに生まれ、現在はカ
リフォルニア在住のラザロフは、ペトラッシらに学びやや無調的な作風の曲を
多数送り出しています。カンディンスキーにインスパイアされた「タブロー」
は初演者による録音。ヴァイオリン協奏曲でソロを弾く亀井由紀子は、ハイ
フェッツに師事しアメリカで活躍中です。



<NAXOS OPERA>
8.660109-10  2枚組  \2100
ブリテン(1913-1976):
歌劇「ねじの回転」(英語リブレット・英語あらすじ付き)
歌・演奏/フィリップ・ラングリッジ(テノール)、
フェリシティ・ロット(ソプラノ)、サム・ペイ(トレブル)、
アイリーン・ハルス(ソプラノ)、フィリス・カナン(メゾ・ソプラノ)、
ナディーヌ・セクンデ(ソプラノ)、
ステュアート・ベッドフォード(指揮)オールドバラ音楽祭アンサンブル 
英COLLINSレーベルからリリースされていた音源。不気味なミステリー・ホラー
のオペラ化で、ラングリッジ、ロットほかイギリスの名歌手たち、作曲者が創
設した音楽祭のスタッフたちによる信頼度の高い演奏です。




<NAXOS HISTORICAL>  各1枚 \850
8.110277-79  3枚組
リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):
歌劇「ばらの騎士」(独語全三幕/放送用解説付き)
(録音:1949-1950年のメトロポリタン歌劇場シーズン開幕公演を、ABCテレビ
放送が1949年11月21日に放映した音声部分からの復刻)
歌・演奏/リゼ・スティーヴンズ(メゾ・ソプラノ)、
エリナー・スティーバー(ソプラノ)、エマヌエル・リスト(バス)、
エルナ・ベルガー(ソプラノ)、ヒュー・トンプソン(バリトン)、
マルタ・リプトン(アルト)、ペーター・クライン(テノール)、
ジュゼッペ・ディ・ステーファノ(テノール)、
フリッツ・ライナー(指揮)メトロポリタン歌劇場管弦楽団・合唱団、他
ウォード・マーストン復刻による初出音源。当時の音楽ファンを熱狂させたメ
トのテレビ中継ですが、1949年シーズンの開幕公演だったのが、ここにCD化さ
れた「ばらの騎士」。ライナーの指揮と名歌手たちの素晴らしさ(ディ・ステ
ーファノまでゲスト出演しているゴージャスさ!)は言うに及ばず、ピッチ調
整もしっかりと行ったマーストンの復刻は、ライヴ感あふれる放送をそのまま
聴いているような体験をさせてくれるでしょう。「オリジナルのソースの本来
の姿を損ねないように」という配慮から、ノイズ・リダクション技術の過剰使
用をせず、観客の反応や幕間のアナウンスまで、すべてを臨場感優先で作り上
げています。
★マーストンによる制作後記
「1940年代の後半には、商業テレビ放送は実用の域に達し、ほとんど無限の可
能性を持つ新メディアだと思われていました。1948年11月29日には、METの
最初のテレビ中継が実施されました。1948-49年のシーズン開幕公演である「オ
テロ」です。この公演は、テレビ視聴者のみに放送され、ラジオ放送はありま
せんでした。翌年、METの開幕公演であるR.シュトラウスの「ばらの騎士」
も同様にテレビ放送されました。今回のCDはその夜の公演収録の音声部分を
基にしています。1949年12月3日、土曜日午後に公演が行われた同じオペラの
ラジオ放送のものとは混同しないで下さい。
今回の録音は、オリジナルとしては78回転のラッカー・コーティングされたア
ルミ盤に、二台のターンテーブルを使って音楽が途切れないように収録された
ものです。この録音の唯一の欠点は、各盤面の開始時と終了時に厄介なピッチ
のばらつきがあることです。スコアに合わせ、ピッチを正確に保つために回転
速度の調整を行う必要がありました。ディスク固有のパチパチノイズはある程
度除去しましたが、ノイズ・リダクション技術の過剰使用は、オリジナルのソ
ースの本来の姿を損ねることになるので施していません。このテレビ放送中、
第三幕の冒頭で、アナウンサーのミルトン・クロスが誤ってしゃべってしまい
ました。このミスは、数分後の同じ音楽を合成することで訂正しておきました。
今回のCDには、存在が知られているこのテレビ番組の全編が収められていま
す。残念なことに、最初の幕間の様子とミルトン・クロスによる結びのアナウ
ンスという短い断片のみが(テレビ映像として)視聴可能です。」

8.110754
<ビョルリンク・コレクション第3集:オペラ・アリアと二重唱集1936-1944>
プッチーニ:冷たき手を/妙なる調和/星も光りぬ/やがて来る自由の日/お
お、うるわしい乙女よ/だれも寝てはならぬ ヴェルディ:もし私がその将軍
なら…清きアイーダ/女心の歌「風の中の羽のように」/愛こそいのち、心の
太陽だ/あれかこれか/ああ、あなたこそ、私の恋人/見よ、恐ろしい炎を/
告げよ、船出の運命を ポンキエルリ:空と海 マイアベーア:おお、パラダ
イス(イタリア語歌詞) マスネ:瞬時の魅惑…「夢の歌」:目を閉じると、
目瞼の裏につつましやかな隠れ家が浮かぶ ビゼー:お前が投げたこの花は 
フロトウ:ああ、かくも汚れなく(イタリア語歌詞) グノー:さらば、清く
汚れなきこの家よ ジョルダーノ:五月の晴れた日のように/愛さずにはいら
れぬこの思い レオンカヴァルロ:衣装を着けろ マスカーニ:母さん、この
ぶどう酒は強いね(録音:1936-1944年)
歌・演奏/ユッシ・ビョルリンク(テノール)、
イェルディス・シンベリ(ソプラノ)、
ニルス・グレヴィリウス(指揮)
ステファン・リンドストレーム復刻。シンベリとのデュエット2曲を含む本格
的なアリア集で、良質の復刻によるリアルな歌声がビョルリンクの芸術を現代
に伝えます。スウェーデンの名指揮者グレヴィリウスのサポートを得た、輝か
しい声を堪能できるでしょう。  

8.110771
<ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン):ヴァイオリン・ソナタ集>
シューマン(1810-1856):
ヴァイオリン・ソナタ第2番(録音:1934年5月22日・7月3日、パリ) 
ブラームス(1833-1897):
ヴァイオリン・ソナタ第1番「雨の歌」
(録音:1940年9月18日、オーストラリア)
ヴァイオリン・ソナタ第3番(録音:1936年7月1日、ロンドン)
演奏/ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)、
ヘフシバ・メニューイン(ピアノ)
ウォード・マーストン復刻。まだ10代だった頃の演奏であるシューマン、そし
て数年後のブラームス。妹であり生涯の好伴奏者だったヘフシバに支えられ、
独特のほのかなロマンをたたえた音楽で、若くしてトップ奏者の座に登り詰め
た天才ぶりがダイレクトに伝わってきます。

8.110870
ケテルビー(1875-1959):
イングランドの男たち(小愛国的頌歌)/組曲「お休み気分で」/もつれた旋
律(第1部)/もつれた旋律(第2部)/ファントム・メロディ/わが心、い
まだ君が元に/銀雲(インドの少女の歌)/ワイルドホーク(インドのロマン
ス)/日曜の午後の夢/カンツォネッタ/ウォンガ(東洋風間奏曲)/クリス
マス(フォックス・トロット・メドレー)/富士山の幻影/もつれた旋律(第
3部)/もつれた旋律(第4部)/王の騎士たち(大行進曲)/修道院の庭で
(録音:1912年-38年、ロンドン、パリ)
演奏/アルバート・ケテルビー(指揮、ピアノ)、
ルイス・ヴォス(指揮)、他
ピーター・デンプシー復刻。「ファントム・メロディ」「修道院の庭で」は他
のCDでも聴けますが、それ以外はかなり珍しい作品ばかり。勇ましい行進曲、
クラシックのメドレー「もつれた旋律」シリーズ、日本にインスパイアされた
作品までさまざま。作曲者自身の指揮ほか、当時の人気演奏家たちによる演奏
です。

8.110886
<ロンバーグ・コンダクツ・ロンバーグ第2集>
ミュージカル「わがメリーランド」-君が郷里とわが郷里/同-銀の月/同-お
母さま/同-灰色の服を着た少年たち/オペレッタ「ニュー・ムーン」-朝日の
ごとくさわやかに/同-恋人よ、われに帰れ/同-勇敢な男たち/同-君を尋ね
て/同-一度の口づけ/ミュージカル「ウィーンの夜」-愛の歌をあなたに/
同-あなたはウィーンを忘れないでしょう/同-ウィーンの夜のワルツ/ミュ
ージカル「メイ・ワイン」-踊りましょう、愛しい人たち/同-ただ一度、
日一日を/同-わが心に新しき何かが/ミュージカル「サニー・リヴァー」-
ああ!/ミュージカル「アップ・イン・セントラル・パーク」-本のページを
閉じるように/同-4月の雪/同-大きな裏庭
(録音:1945年-1950年、ニューヨーク)
演奏/シグムンド・ロンバーグ&ヒズ・オーケストラ、
リリアン・コーネル(メゾ・ソプラノ)、
エリック・マットソン(テノール)、
ローレンス・ブルックス(バリトン)、
ヴィクター合唱団、ロバート・ショー合唱団、他
デヴィッド・レニック復刻。ロンバーグの甘美なメロディがノスタルジーとロ
マンティックな雰囲気を誘う自作自演集第2弾。今回はなんといってもリリア
ン・コーネルが歌う「恋人よ、われに帰れ」に注目。他にもオスカー・ハマー
スタイン2世(作詞)と組んだミュージカルなどを収録。ご年輩の音楽ファン、
ミュージカル&ポップス・ファンにもおすすめです。ノイズを排した復刻で聴
きやすい音を実現しました。



<NAXOS NOSTALGIA>  各1枚 \850
8.120722
エルナ・ザック:
「ドイツのナイチンゲール」オリジナル・レコーディングス 1934-1950 
[J.シュトラウスII世:春の声/喜歌劇「踊り子ファニー・エル・スラー」-
ジーフェリングの郊外では(ウィナーリート) アルディーティ:語りたま
え!(ワルツ) フロトウ:歌劇「マルタ」-恋人の心を慰めるには シュタ
インバッハ:眠れ、わが子よ(子守歌) ペレス=フレイレ:眠れ、私の天
使よ(子守歌) カウフマン:君の瞳が私の幸せ(タンゴ) グローテ:映画
「夜の鴬」-私はつねに夢見てた(歌とチャールダーシュ) ミレッカー:
オペレッタ「デュバリ伯爵夫人」- そう、それはあなた/同-私はただひとり
の人に心を捧げます/映画「アイ・ギヴ・マイ・ハート」-アイ・ギヴ・マイ
・ハート/同-ナウ・アイ・ハヴ・ファウンド・ユー/オペレッタ「ガスパロ
ーネ」-カンツォネッタ マルケージ:恋に狂う娘 J.シュトラウスII世(ハ
ンス・メイ編曲):南国のばら メイ:春に ブラガ:セレナータ  ダル・
アクィラ:ヴィラネッラ
歌・演奏/エルナ・ザック(ソプラノ)、
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指揮)、
ハンス・ブント(指揮)、ロルフ・シュレーダー(指揮)、他
ピーター・デンプシーの復刻によって蘇った往年の名唱。R・シュトラウスら
同時代の作曲家に愛され、ヨーロッパのオペラ・ハウスで活躍したソプラノ歌
手の録音を集成。J・シュトラウスほかオペレッタの作曲家たちが要求する
“カナリアのようなコロラトゥーラ”を披露し、映画などにも登場して多くの
ファンを喜ばせたエルナ・ザックは、戦前-戦後を通じてのスターだと言える
でしょう。最初の4曲を、若きシュミット=イッセルシュテットが振っている
ところにも注目です。



<MARCO POLO>
8.226002  \1980
ブクステフーデ(c.1637-1707):<オルガン作品全集第1集>
前奏曲BuxWV.149/いざ来たれ、異教徒の救い主よBuxWV.211/イエス・キリス
ト、汝はたたえられよBuxWV.189/御子はベツレヘムに生まれたもうBuxWV.217
/かくも喜びに満てる日BuxWV.182/甘き喜びのうちにBuxWV.197/汝らキリス
ト者よ、こぞりて神をたたえよBuxWV.202/シャコンヌBuxWV.159/パッサカリ
アBuxWV.161/シャコンヌBuxWV.160/前奏曲BuxWV.148/われらの救い主、イ
エス・キリストBuxWV.198/来たれ聖霊、主なる神BuxWV.199/今ぞわれら聖霊
に願いたてまつるBuxWV.209/今ぞわれら聖霊に願いたてまつるBuxWV.208/来
たれ聖霊、主なる神BuxWV.200/父なる神よ、われらとともにあらせたまえ
BuxWV.190/前奏曲BuxWV.137
演奏/ビーネ・ブリンドーフ(オルガン……デンマーク、エルシノア、聖マリ
ア教会のオルガン)
J.S.バッハに影響を与えた作曲家として有名ですが、彼はデンマーク生まれの
ドイツ人。北ドイツを根城にしながら、デンマークも含む北ヨーロッパの広範
囲で彼の音楽は愛され続けました。この楽器は作曲者自身が演奏したものです
ので、真の意味でオーセンティックな録音プロジェクトになるはずです。



<CPO>
777009-2  3枚組 \3000
ディーター・クレッカー・エディション第10集:<協奏交響曲集>
[CD1]クルーセル、シュナイダー、ダンツィによる協奏交響曲集 
[CD2]ホフマイスター、リッター、ヴィンターによる協奏交響曲集 
[CD3]プレイエル、ホフマイスター、コジェルフによる協奏交響曲集
演奏/コンソルティウム・クラシクム(ゾリステン)、
ディーター・クレッカー(クラリネット)、
アイオナ・ブラウン(指揮)アカデミー室内管弦楽団
LP時代にEMIへ録音した膨大な音源を復刻するシリーズ、久しぶりのリリース
です。今回はクラリネットが生まれ、発展した時代の作品集。オーケストラの
中でこの楽器がどういう役割を果たすようになったのか、そして協奏交響曲と
いうジャンル(スタイル)が古典派の時代にどう確立したのかを知ることがで
きる3枚組の名演集です。

777015-2  \1980
(ヨハン・フリードリヒ・)ファッシュ(1688-1758):
<序曲と5つの協奏曲>
2つのオーボエ、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、ファゴットと通奏低音のた
めの序曲ト長調/ファゴット・コンチェルタート、2つのヴァイオリン、ヴィ
オラとハープシコードのための協奏曲ハ長調/2つのオーボエ、2つのヴァイ
オリン、ヴィオラ、ファゴットと通奏低音のための協奏曲ハ短調/ヴァイオリ
ン・オブリガート、2つのヴァイオリン、ヴィオラとバスのための協奏曲イ長
調/ファゴット・コンチェルタート、2つのヴァイオリン、ヴィオラと通奏低
音のための協奏曲ニ短調/2つのオーボエ、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、
ファゴットと通奏低音のための協奏曲変ホ長調
演奏/セルジオ・アッツォリーニ(ファゴット)、
ヴェロニカ・スクプリク(ヴァイオリン)、
ラ・ストラヴァガンツァ・ケルン
テレマンの友人でもあったこの作曲家も、さまざまな楽器を駆使した合奏協奏
曲風の作品を得意としましたが、このディスクに収録されたのはその見事な作
風を垣間見られる作品ばかり。バロック音楽をより深く追求したいファンにお
すすめです。

999774-2  \1980
トッホ(1887-1964):交響曲第1番/交響曲第4番
演奏/アラン・フランシス(指揮)ベルリン放送交響楽団
cpoが積極的に紹介しているトッホの作品ですが、交響曲第1番は63歳になっ
た作曲家が初めて書いた交響曲。1950年代後期に書かれた第4番とあわせ、晩
年になっても試行錯誤を繰り返していたこの作曲家の強い筆致が感じられます。

999795-2  \1980
レズニチェク(1860-1945):
交響的伝記「ついてない男」/幻想序曲「ラスコールニコフ」
演奏・歌/ミハイル・ユロフスキ(指揮)
西部ドイツ放送ケルン放送交響楽団、山枡信明(テノール)
オペラ『ドンナ・ディアナ』で有名な作曲家の交響作品。「ついてない男」は
R・シュトラウスの交響詩を思わせるストーリー性がある作品で、作曲者自身
の心情告白でもあります。20世紀初頭の音楽ファンは必聴でしょう。

999910-2  \1980
シュテルツェル(1690-1749):ドイツ室内カンタータ集第2集(7曲)
演奏/ドロシー・ミールズ(ソプラノ)、ヤン・コボウ(テノール)、
ルートガー・レミー(指揮)レザミ・ド・フィリップ
18世紀のドイツ、J.S.バッハ他の先達が残した宗教音楽の伝統をさらに拡大し、
19世紀へと伝えた中にシュテルツェルの作品も含まれます。全16曲となるカン
タータ・シリーズの第2集にも、イタリアン・スタイルから脱却してドイツ固
有のスタイルを作り上げたカンタータが7曲収録されています。

999946-2  \1400
サン=サーンス(1835-1921):<ヴァイオリンとピアノのための作品集>
ヴァイオリン・ソナタ第1番/三部作/ヴァイオリン・ソナタ第2番/
悲歌第2
演奏/ウルフ・ヴァーリン(ヴァイオリン)、
ローランド・ペンティネン(ピアノ)
この作曲家の室内楽作品も、クオリティに比してなかなか陽の目を見ないもの。
第1番にはハイフェッツなど名演(録音)も多いのですが、ドイツ系の奏者が
演奏するとベートーヴェンなどを手本にしていたという、サン=サーンスの本
質に突き当たるかもしれません。

999967-2  3枚組  \5940
(リヒャルト)シュトラウス(1864-1949):歌劇「ダナエの愛」
歌・演奏/フランツ・グルントヘーバー、ハンス=ユルゲン・シェプフリン、
ポール・マックナマラ、マヌエラ・ウール、コルネーリア・ザッハ、
ローベルト・シャフィン、他 
ウルリヒ・ヴィントフュール(指揮)
キール・フィルハーモニー管弦楽団、
キール歌劇場合唱団(ジョーム・ミランダ合唱指揮)
1940年に完成されながら初演が中止となり、結局作曲者の死後(1952年)にな
って初演されたといういわくつきのオペラ。現在もあまり上演されず録音も稀
少なので、ファンには歓迎されるでしょう。2002年にキール城で上演された際
には短縮上演されることもなく、ライヴ収録したこのCDで作品のすべてを聴く
ことができます。




<IVORY>
73005  \1980
<アール・ワイルド - 88歳記念アルバム>
マルチェルロ(ワイルド編):アダージョ 
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第12番 
ベートーヴェン:創作主題による32の変奏曲 
バラキレフ:ピアノ・ソナタ第1番 
ショパン:4つの即興曲 
ハラベタ・パティオ(ワイルド編):メキシカン・ハット・ダンス
演奏/アール・ワイルド(ピアノ……カワイEXコンサート・グランド)
タイトル通り、88歳を迎えてなお元気なワイルドの最新録音(2003年5月に
ニューヨークで収録)。ワイルドの編曲によるマルチェルロのオーボエ協奏
曲-アダージョに始まり、生き生きとしたモーツァルト、力強いベートーヴェ
ン、珍しいバラキレフのソナタ、圧倒的な存在感のショパン、そして最後は
やはりワイルド編曲のラテン・ナンバーで。24-Bit録音・HDCD仕様のサウン
ドは、衰えのないタッチを再現し、カワイのダイナミックなサウンドをあま
すことなく伝えます。またインレイ(バック)の作曲者名・曲名が日本語で
表記されています。



<NAXOS JAZZ LEGENDS>  各1枚 \850
8.120698
ジャンゴ・ラインハルト:
第4集「スウィンギン・ウィズ・ジャンゴ」
フランス・ホット・クラブ五重奏団録音集1937
 Miss Annabelle Lee / Chicago / Runnin' Wild / Liebestraum No.3 /
Mystery Pacific / In A Sentimental Mood / The Sheik of Araby /
Improvisation / Parfum / I've Found A New Baby / St Louis Blues /
Bouncin' Around / Minor Swing / Viper's Dream / Swingin' With Django
 / Paramount Stomp / My Serenade / Interpretation Swing Improvisation
sur le premier mouvement du Concerto en re mineur de J.S.Bach /
Improvisation sur le premier mouvement du Concerto en re mineur de
J.S.Bach/ Fiddle's Blues]
1月新譜に引き続いて、ホット・クラブ時代の名演を。中でも「Minor Swing」
「Paramount Stomp」といった、彼らのオリジナル・ナンバーを収録している
のがポイント。さらにはクラシック(バッハ、リスト)のアレンジやエリント
ンの「In A Sentimental Mood」など、名曲も多数です。

8.120700
チャーリー・パーカー:
第3集「メロウ・バード」オリジナル・レコーディングス 1949-1952
[Just friends / Everything happens to me / April in Paris / Summertime
/ I didn't know what time it was / If I should lose you / My melancholy
 baby / Dancing in the dark / Out of nowhere / Laura / East of the sun
(and west of the moon) / They can't take that away from me / Easy
to love / I'm in the mood for love / I'll remember April / Star eyes
/ Temptation / Autumn in New York / Stella by starlight / Lover]
天下の名盤「ウィズ・ストリングス」のナクソス・エディション。もちろん演
奏については、今さら言うまでもない見事なもの。生々しいサウンドで蘇った
バードのサウンドを味わってください。

8.120706
デューク・エリントン:
「ブラッギン・イン・ブラス」クラシック・レコーディングス第5集1938
[Stepping into swing society / The gal from Joe's / I let a song go
out of my heart / Braggin' in brass / Dinah's in a jam / You gave me
the gate(and I'm swingin') / Pyramid / When my sugar walks down the
street / A gypsy without a song / Watermelon man / Please forgive me
/ Lambeth walk / Prelude to a kiss / Buffet flat / T. T. on toast /
Blue light (Transbluency) / Old King Dooji / Boy meets horn /
Mighty like the blues / Slap happy]
エリントン楽団1938年の演奏をまとめたこの1枚は、「デューク・エリント
ンズ・フェイマス・オーケストラ」名義でニューヨークでBrunswickへと録音
された音源が中心。ハロルド“ショーティ”ベーカーら名手を揃えたライン
ナップ、アイヴィ・アンダーソンをヴォーカルに迎えた3トラックなど、聴
きどころ満載です。


<NAXOS  NOSTALGIA>  各1枚 \850
8.120715
スタンリー・ホロウェイ:
「オールド・サム・アンド・ヤング・アルバート」オリジナル・レコーディン
グス1930-1940
[The Lion And Albert / Old Sam: Pick Oop Tha' Musket / Three Ha'pence
 Per Foot / Albert Comes Back / Old Sam: One Each Apiece All 'Round /
The Beefeater / Old Sam: Beat The Retreat On Thy Drum / Jubilee
Sovereign / The 'Ole In The Ark / Yorkshire Pudding / Sam's Medal /
Albert and The 'Eadsman / Marksman Sam / Brown Boots / With Her Head
Tucked Underneath Her Arm]
第一次世界大戦時代から、イギリスのミュージック・ホール(今でいうライヴ
・ハウスのようなところ)で人気を博したコメディアンの録音集。後年のピー
ター・セラーズやモンティ・パイソンなどをはじめとする、ブリティシュ・ユ
ーモアのルーツとも言える存在ですが、なんといっても彼を有名にしたのは、
オードリー・ヘプバーン主演の映画『マイ・フェア・レディ』の父親役で
しょう。

8.120728
バール・アイヴス:
「トロバドール」オリジナル・レコーディングス1941-1950
[Wee Cooper O' Fife / Riddle Song / Cowboy's Lament (Streets of
Laredo)/ Tam Pierce (Widdicombe Fair)
 / I Know Where I'm Going / I Know My Love / Peter Gray / Sweet Betsy
 From Pike / On Top Of Old Smoky / Darlin' Cory / Leather-Winged Bat
 / Cotton-Eyed Joe / On Springfield Mountain / Little Mohee / Troubador
 Song / Lord Randall / Bonnie Wee Lassie / Colorado Trail / Rovin'
Gambler / John Hardy / The Divil And The Farmer / High Barbaree /
Pretty Polly / Pueblo Girl / Baby Did You Hear / Old Blue /
Ballanderie / Robin,He Married / Lavender Cowboy / I've Got No Use
For Women / Old Paint / Green Broom ]
アメリカン・ルーツを伝えるフォーク・シンガーの全盛期を伝える録音集。
メロウな歌声とシンプルなギター伴奏はボブ・ディランらモダン・フォーク
のルーツでもあり、ポピュラー・ミュージック・ファンなら知っておいて損
はないでしょう。Okeyの録音した『The Wayfaring Stranger』、Columbiaに
録音した『The Return Of The Wayfaring Stranger』『More Folk Songs』と
いう3枚のアルバムをまとめたものです。
   
<LSO>
LSO-0043  \1150
ブラームス:交響曲第2番、二重協奏曲
ニコリッチ、ヒュー、
ハンティンク、ロンドンSO
ム音楽院でペーター・サードロに、シュトゥットガルト音楽院でクラウス・
テッセルトに師事しています。ブラジル、アゼルバイジャン、アメリカのあま
り知られていない作曲家の作品を収録しています。





<BRILLIANT>
BRL-6488  5枚組  \2380
バルトーク:管弦楽作品集
かかし王子、2つの肖像、弦・打楽器・チェレスタのための音楽、
弦楽のためのディヴェルティメント、バイオリン協奏曲第1&2番
ルーマニア民族舞曲、舞踏組曲、ハンガリーの風景、ルーマニア舞曲
管弦楽のための協奏曲、中国の不思議な役人組曲
アダム・フィッシャー
ゲルハルト・ヘッツェル
ハンガリー国立交響楽団

BRL-92149  4枚組  \1950
ルネッサンス・ミサ曲集
デュファイ、オケゲム、フィンク、ジョスカン・デュプレ、他
クリトゥス・ゴットヴァルト
スコラ・カントゥルム・シュトゥットガルト

BRL-92198  7枚組  \3300
クラシカル・チェロ協奏曲集
C.P.E.バッハ、レーオ、ボッケリーニ、ハイドン、チェロ協奏曲
バラーシュ・マーテ、ジュリアス・ベルガー、
ツァルネッキ、南西プフォルツハイム室内管弦楽団

BRL-92219  2枚組  \1000
「クラシカル・クラリネット」
プーランク、ドビュッシー、サン・サーンス、ビュセール
ストラヴィンスキー、マルティヌー、アーノルド、ウェーバー
シューマン、ベルク、メンデルスゾーンの作品
ヘンク・デ・グラーフ
ダニアル・ワイエンベルク
 
<CATS INTERNATIONAL>
IDC10005  \2500
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集Vol. 5
第12番 変イ長調 作品26 「葬送行進曲」
第13番 変ホ長調 作品27の1 「幻想風ソナタ」
第14番 嬰ハ短調 作品27の2 「月光」
杉谷昭子(ピアノ)
録音:2003年3月、7月、10月 新潟県 小出郷文化会館
日本語解説付き
惜しみない賛辞を浴びながら、着々と歩みを進めるピアノ・ソナタ全曲録音。
ドイツものの演奏に定評のある実力派ピアニスト、杉谷昭子(すぎたに・しょ
うこ)。ブラームスのピアノ独奏曲全集やベートーヴェンのピアノ協奏曲全集
といった意欲的なレコーディングでも知られる彼女が、満を持してベートー
ヴェンのソナタ全曲録音を敢行中(今回は名曲「月光」を含む3曲)。その充
実ぶりには各方面より惜しみない賛辞が寄せられています。リリース直後に
は、東京・浜離宮朝日ホールにて恒例の発売記念リサイタルを予定。





<ECM New Series>
4727842  2枚組 \3700
「Monodia」
マンスーリアン:ヴィオラ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲
ラクリメ/信条告白
ヤン・ガルバレク(Sax)
レオニダス・カヴァコス(Vn)
キム・カシュカシアン(Va)
ヒリヤード・アンサンブル
ミュンヘン室内管弦楽団/指揮:クリストフ・ポッペン
来日メンバーがここぞと集った来日記念盤!過去の大ヒット・アルバムの集
大成ともいえる完成度。カシュカシアンがメインとなった、ベイルート生まれ
のアルメニア系作曲家、ティグラン・マンスーリアン(1939年生まれ)の作品
集。1枚目は協奏曲集、2枚目はガルバレクのsaxなどが絡んだ作品集となっ
ています。「オフィチウム」からECM new seriesはヒット作を連発してきま
したが、2月末には「モリムール」としてポッペンとヒリアード・アンサン
ブルの来日があります。時同じくして、ガルバレクもJAZZトリオとしての来
日もあります。

4760482     2枚組 \3700
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 BWV846-869
ティル・フェルナー(P)
ウィーン出身のピアニスト、ティルナーのECMデビュー盤。ティルナーはブレ
ンデルやマイセンベルクに学び、1993年のクララ・ハスキル国際ピアノ・コン
クールに優勝。ワーナー系のレーベルにモーツァルトやベートーヴェンの協
奏曲などを録音しています。

9813327     \2080
カラインドルー:映画「泣く大地(仮)」のための音楽
映画公開も待ち遠しい!!カラインドルーの新作は待望のアンゲロプロス作
への音楽!「旅芸人の記録」「ユリシーズの瞳」「永遠と一日」など、静謐感
と詩情に溢れる時間と映像を作り出すギリシャの映画監督(映像作家と言っ
たほうがいいかも・・・。、テオ・アンゲロプロスの新作映画「The Weeping
Meadow」のための音楽。例によって同郷のエレニ・カラインドルーが作曲を
担当しています。「The Weeping Meadow(泣く大地-邦題仮)」についての
詳細は不明ですが、アンゲロプロスによれば、ハーヴェイ・カイテル(またし
ても)を主演に起用した長大(!)な三部作の第1部らしいです。昨年5月
にクランクアップはしているらしく、今年のカンヌは間違いなし、との映画
関係者の言もあり。映像より先に音楽だけでも堪能できる喜びにひたりなが
ら映画封切りを待ちましょう。





<TELARC>
CD80599  \2080
マーラー:交響曲 第3番 ニ短調
リリー・パーシキヴィ(Ms)
ロンドン・フィルハーモニー合唱団
ティフィン少年合唱団
フィルハーモニア管弦楽団
指揮:ベンジャミン・ザンダー
ボーナスCD:
録音:2003年2月、3月、ロンドン
マーラー交響曲全集へ一直線!シリーズ第5弾もCD2枚組+語りボーナス
CD1枚付、特別盤。好評を博した第6番に続くザンダーのマーラー・シリー
ズ。正攻法による精緻で含蓄の深い解釈は健在です。例によってザンダー自身
が作品について述べたボーナスCDが添付されています。この機会に前4タイト
ルのチェックもお願いいたします。

CD80607  \2080
リスト:オラトリオ「聖スタニスラウス」
クリスティン・ジェプソン(Ms)
ドニー・レイ・アルバート(B)
マイケル・チャートック(Org)
5月音楽祭合唱団
シンシナティ交響楽団
指揮:ジェイムズ・コンロン
録音:2003年5月、シンシナティ
リストの未完の大作オラトリオの世界初録音。「聖スタニスラウス」は、11世
紀のクラクフ(ポーランド)の殉教者を題材としたドイツ語のオラトリオです
が、1874年に第1部が書き上げられた後、いかなる理由からか8年間も放置さ
れ、1882年になってようやく第4部の作曲に着手されますが、1886年に完成され
たのはリストの死のわずか数週間前でした。当ディスクは完成された第1部と
第4部の全曲が演奏されています。この録音がテラーク・デビューとなるコン
ロンは、1979年以来、シンシナティ5月音楽祭の音楽監督を務めており、当録音
も2003年の音楽祭での演奏と平行してスタジオ録音されたものです。

CD80612  \2080
「ラテンの風-ラテン・アメリカのギター音楽」
モレル:ブラジル舞曲/中南米のロマンス/ソナティナ
ラミレス:アルフォンシーナと悪漢
ファルー:ラ・クアルテレーラ
バリオス:郷愁のショーロ
ペルナンブーコ:レボリコ/鐘の響き/インテロガンド
レイス:バイーア女の愛するもの/もしも彼女が問うたなら
ラウロ:右から6番目
ペイエス:遥かかなた
サントルソーラ:ショーロ 第1番
ヴィラ=ロボス:ショーロス 第1番
カルドーソ:ミロンガ/ペルーのワルツ
エスコバル:ショピー
ポンセ:メキシコのスケルツィーノ
デイヴィッド・ラッセル(G)
録音:2003年4月、オウイングミルズ
人気の実力派ギタリスト、ラッセルのNEWアルバム。中南米の作曲家の作品
(なおかつ中南米色の強いもの)を集めたディスクで、演奏はもとより、ギタ
ー・ファンおよび中南米音楽のファンのハートをくすぐる選曲が見事です。

SACD60597(SACD-Hybrid)  \3300
プロコフィエフ:バレエ組曲「ロメオとジュリエット」
第1組曲 作品64a/第2組曲 作品64b/第3組曲 作品101
シンシナティ交響楽団
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ

●NEW MID LINE
※カタログNO.の変更はありません。
CD80109     2枚組  \2700
ベルリオーズ:レクイエム 作品5
ボーイト:歌劇「メフィストーフェレ」-天上のプロローグ
ヴェルディ:テ・デウム
ジョン・エイラー(T)
ジョン・チーク(Bs)
アトランタ交響楽団・合唱団
指揮:ロバート・ショウ

CD80152     2枚組  \2700
ヴェルディ:レクイエム
オペラ合唱曲集
スーザン・ダン(S)、ダイアン・カリー(Ms)
ジェリー・ハドリー(T)、ポール・プリシュカ(Bs)
アトランタ交響楽団・合唱団
指揮:ロバート・ショウ






<Arbiter>
ARB140    \2080
伝説の指揮者たち
R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」 作品20
チャイコフスキー:交響曲 第6番 ロ短調 作品74 「悲愴」-第1楽章(一部)
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」-魔の炎の音楽
ベルリオーズ:歌劇「トロイ人」-トロイ人の行進曲
ベートーヴェン:交響曲 第3番 変ホ長調 作品55 「英雄」
ベルリン国立歌劇場管弦楽団
コロムビア交響楽団、パリ音楽院管弦楽団
指揮:リヒャルト・シュトラウス
フェリックス・ワインガルトナー
オスカー・フリート
録音:1914年、1924年、1929年、1939年
往年の大指揮者たちの戦前の演奏を復刻したもの。シュトラウスとベルリオ
ーズ以外の3曲は今回が初のCD化となります。音質はいずれも良好で、とりわ
け1929年録音の「ドン・ファン」は名演・名録音と言ってよいでしょう。

ARB141    \2080
「パハマンの真髄」
ショパン:
夜想曲 第2番 変ホ長調 作品9-2/夜想曲 第9番 ロ長調 作品32-1/
前奏曲 第22番 ト短調 作品28-22/前奏曲 第23番 ヘ長調 作品28-23/
マズルカ 第31番 変イ長調 作品50-2/前奏曲 第6番 ロ短調 作品28-6/
前奏曲 第3番 ト長調 作品28-3/マズルカ 第41番 嬰ハ短調 作品63-3/
マズルカ 第45番 イ短調 作品67-4/舟歌 嬰へ長調 作品60/
葬送行進曲 ハ短調 作品72-2/ワルツ 第11番 変ト長調 作品70-1/
練習曲 第1番 ハ長調 作品10-1(*)/練習曲 第14番 ヘ短調 作品25-2(*)/
前奏曲 第20番 ハ短調 作品28-20(*)/夜想曲 第15番 ヘ短調 作品55-1(*)/
バラード 第3番 変イ長調 作品47-前半のみ(*)/
ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 作品58-スケルツォ)/
即興曲 第2番 嬰へ長調 作品36/マズルカ 第25番 ロ短調 作品33-4
マズルカ 第42番 ト長調 作品67-1
リスト:
リゴレット・パラフレーズ/愛の夢 第3番 変イ長調/華麗なマズルカ(*)
メンデルスゾーン:ロンド・カプリチオーソ ホ長調 作品14/春の歌 作品62-6
シューマン:森の情景 作品82-予言の鳥/幻想小曲集 作品12-気まぐれ
ヴラディミル・ド・パハマン(P)
録音:1907年-1927年
伝説的な大ピアニスト、パハマンの名人技がたっぷりと味わえるアルバム。
いずれもSPからの復刻ですが、盛大な針音の向こうから、瑞々しいタッチと表情
に富んだ音楽がくっきりと聴こえてきます。*印のついた曲目は、今回が初の発
売となる1912年の貴重な未発表音源です。






<ALIAVOX>
AV9834  \2080
「中南米のビリャンシーコと舞曲」
新大陸におけるイベリアの伝統 1550-1750
ラ・カペラ・レイアル・デ・カタルーニャ
エスペリオンXXI
指揮:ジョルディ・サバール
録音:2001年12月、2002年11月、2003年1月、カルドナ
コロンブスのアメリカ大陸発見以来、中南米の国々に伝えられたイベリア半島
を起源とするビリャンシーコ(世俗歌曲)や舞曲を集めた音楽史的にも貴重な
アルバム。メキシコ、ペルー、グァテマラなどの作曲家の作品を収録しています。
ヨーロッパの中世・ルネサンス音楽の形式に準じながら、楽器やリズムに中南
米の色が感じられる点も、興味深いききどころとなっています。





<BAYER>
BR140001  \2080
ヴォルフ:歌曲集
ライニックの詩による3つの歌曲/
ハイネ、シェイクスピア、バイロン卿の詩による4つの歌曲/
聞かないで/期待/夜/秋の決意/悲しい道/語らぬ愛/追悼の辞/
現象/創造と生命を与えることに/盗む機会がないように/予言を申し出た者は/
私が他人への思いやりをしたことがあるだろうか/おいで恋人よ、おいで/
どうすれば気が晴れようか/私をとらえた豊かな髪/コーランが永遠のものなら
ば/みんなで酒を飲もう/人はしらふである限り/彼らは酔ったために/
今日この酒場で何があったのか
ベルンハルト・ベルフトルト(T)
アンヌ・ルボゼック(P)
BAYERレーベルとシュトゥットガルトのフーゴー・ヴォルフ・アカデミーの共
同によるヴォルフの歌曲集の新シリーズで、当ディスクにはライニック、ハイ
ネ、シェイクスピア、レーナウ、アイヒェンドルフ、ゲーテ(「西東詩集」)の
詩による歌曲を収録しています。

BR100346  2枚組  \4160
ホフマイスター:
クラリネットとピアノのための6つのソナタ
ソナタ ニ長調/ソナタ ヘ長調/ソナタ ト短調
ソナタ ハ長調/ソナタ ヘ長調/ソナタ イ長調
ルイジ・マギストレッリ(Cl)
クラウディオ・ブラッコ(P)
モーツァルトやベートーヴェンと同時代のウィーンの作曲家で、楽譜出版者と
しても高名だったフランツ・アントン・ホフマイスター(1754-1812)のクラ
リネット・ソナタの世界初録音。演奏者のマギストレッリについては不詳です
が、通常のB管、A管に加えて、4曲でC管クラリネットを用いている点も特筆で
す。

BR140002  \2080
ペーター・ヘルトリング/詩と歌曲
クレーベ:
ペーター・ハルトリングの詩による歌曲集 作品113/
ペーター・ヘルトリングの5つの詩
コンマ:
ペーター・ヘルトリングの4つの詩/シュヴァーベンの高原
ペーター・ヘルトリングに詩による3つの歌曲
キルマイア:ペーター・ヘルトリングの詩による9つの歌曲
ハイネン:弦楽四重奏曲 第1番 作品41
リーム:ペーター・ヘルトリングの4つの詩
ペーター・ヘルトリング/詩と散文について
クロサワ・リサコ、ジェーウン・リー、マルクス・シェイファー、白井光子、
クリストフ・ゼクラー(Vo)
マルクス・ハドゥッラ、ハルトムート・ヘル、アンヌ・ルボゼック、
フェリチタス・シュトラック(P)
アイユン・フアン、ラースロー・フダチェク(Perc)
アウリン四重奏団
ヴォーカル・アンサンブル・ツィルクス・ムジクス
指揮:ディーター・クルツ
ドイツの人気作家・詩人のペーター・ヘルトリング(1933年生まれ)の詩に
基づいて作曲された現代ドイツの作曲家の作品を集めたアルバム。ヘルトリ
ング自身の講演「詩と散文について」も収録しています。

BR500004  \2080
ドイツのクリスマス・キャロル集
カルフ・アウレリウス児童合唱団
カルステン・ロレンツ(Org)
指揮:ヨハネス・ゾルク
ヘルマン・ヘッセの生地、カルフの少年合唱団によるキャロル集。シーズンは
過ぎてしまいましたが。





<SIGNUM>
SIGX12500  \2180
夢の園-現代のギター作品集
ブリンドル:黄金のポリフェーモ
アロイス・ブレーダー:5つの詩句
武満 徹:森の中で
ブローウェル:ヒカ/永劫の螺旋
カール=ヴィーラント・クルツ:夢の園
ティルマン・ホップシュトック(G)
ドイツの代表的なギタリスト、ホップシュトックによる現代作品のリサイタ
ル。2003年に行われたリサイタルからのライヴ収録で、武満の遺作「森の中
で」とブローウェルの作品は武満のメモリアル・リサイタルからのもの。ブレ
ーダーとクルツはいずれも1961年生まれのドイツの作曲家。





<ambitus>
AMB96871  \2180
「栄光の歌-20世紀の合唱作品」
ヘンリック・カミンスキ:人間よ
トーマス・ジェンヌフェルト:富める者へのいましめ
ヨーゼフ・ズヴィーダー:栄光の歌
エリック・ホイッタクル:水の夜
エイノユハニ・ラウタヴァーラ:ロルカによる組曲
ロルフ・ルーディン:糸紡ぎの夜の歌
プーランク:雪の夕暮れ
ジョン・ラッター:5つの少年時代の歌-3曲
バンベルク・ムジカ・ヴィヴァ合唱団
指揮:フリッツ・ブラウン
1988年に創立された40人編成の合唱団による20世紀の無伴奏合唱曲集。ドイ
ツ、フランス、イギリス、ポーランド、北欧など、ヨーロッパ各国の作曲家の作
品を収録しています。

AMB96876  \2180
W.F.バッハ:2つのフルートのための6つの二重奏曲
エーファ・アムスラー、カール=ハインツ・シュッツ(Fl)
大バッハの長男、ヴィルヘルム・フリーデマンの二重奏曲。オリジナル楽器使
用。

AMB96877  \2180
ドイツとアルプス地方のクリスマス・キャロル集
ミュンヘン女声合唱団
指揮:カトリン・ヴェンデ=エーマー

AMB96878  \2180
パンの歌
ドビュッシー(エドムント・ヴェヒター編曲):ビリティスの歌
ベルリオーズ:「キリストの幼時」-間奏曲
ジュール・ムーケ:ギリシャ風ディヴェルティスマン 作品23
フィリップ・ゴベール:ギリシャ風ディヴェルティスマン
イベール:2つの間奏曲
マインラート・シュミット:公園にて
マックス・ベックシェーファー:カプリッチョ、変奏曲とファンタジア
エリザベト・ヴァインツィール、エドムント・ヴェヒター(Fl)
マルリス・ノイマン(Hp)
録音:2003年1月、ミュンヘン
2本のフルートとハープのための作品集。2人のフルート奏者は、曲に応じて
ピッコロ、アルトフルート、バスフルートを持ち替えて演奏してします。   






<RBM>
RBM463009  \2180
リムスキー=コルサコフ:
ロシアの主題による幻想曲 ロ短調 作品33
ヴィエニャフスキ:
伝説曲 ト短調 作品17
ヴァイオリン協奏曲 第2番 ニ短調 作品22"
フランク・ミューラー(Vn)
ライン・フィルハーモニー州立管弦楽団
指揮:ピエール・シュトール、ワルター・クラベールス
演奏者については不明。





<SWISS PAN>
PAN510713  \2180
ヨハン・メルヒオール・ドライアー:
交響曲 変ホ長調/交響曲 ヘ長調
晩課詩篇とマニフィカト/ミサ曲 変ホ長調
マリアンネ・リュエッゲ(S)、バルバラ・ヘンシンガー(A)
レト・ホフシュテッター(T)、フレデリック・ボッリ(Bs)
トゥルガウ室内合唱団、トゥルガウ・バロック・アンサンブル
指揮:ライムント・リュエッゲ
録音:2003年5月、ミュンスターリンゲン
ドライアー(1747-1824)は古典期に活躍したシュヴァーベン地方の作曲家で
数多くの教会音楽を作曲しています。

PAN510712  \2180
モーツァルト:セレナード 第11番 変ホ長調 K.375
ウェーバー:管楽六重奏のためのアダージョとロンド
ベートーヴェン:管楽八重奏曲 変ホ長調 作品103
スイス管楽アンサンブル
録音:2003年1月、ラ・ショー・ド・フォン
スイスの管楽奏者たちによる古典派の作品集。日本語の解説(手書き!)付
きながら、演奏者に関しては不明。

PAN510311  \2180
イマージュ
D.スカルラッティ:
ソナタ ホ長調 K.380/ソナタ ニ短調 K.141/ソナタ ト長調 K.455
ハイドン:ピアノ・ソナタ 第52番 変ホ長調
ショパン:バラード ト短調 作品23
ドビュッシー:映像 第2集
アイカワ・リエ(P)
録音:1998年6月、ラ・ショー・ド・フォン
アイカワ・リエ(相川理恵・・・な気はしますが。)は東京生まれの女流ピア
ニスト。カールスルーエやロンドンで学んだ後、スイスに渡ってイェルク・エ
ーヴァルト・デーラーやカール・エンゲルのもとで研鑚を積みました。

PAN510531  2枚組  \4360
東ヨーロッパのユダヤ音楽 Vol.2&3
-イディッシュの民謡と劇場音楽
Various Artists   
第二次大戦前の歴史的な録音で綴る東欧のユダヤ音楽のアンソロジー。イディ
ッシュ語(欧米のユダヤ人が用いる特殊な言語で、ドイツ語をベースにスラヴ
語とヘブライ語を交え、ヘブライ文字で綴る)を用いた民謡と劇場用の音楽を
集めています。

PAN510716  \2180
「マリンバ協奏曲集」
ネイ・ガブリエリ・ロザウロ:マリンバ協奏曲
フランギス・アリ=シャーデ:マリンバ協奏曲
デイヴィッド・J.ロング:マリンバ協奏曲
ベンヤミン・シューレ(マリンバ)
ドミニク・フーバー(P)
録音:2003年6月、シャフハウゼン
シューレはスイス生まれの若い打楽器奏者。ザルツブルク・モーツァルテウ
 
<KAIROS>
12392KAI  \1980
ヨハネス・マリア・シュタウト(1974b.オーストリア) :
地図はテリトリーではない(大アンサンブルのための)(2001)
ベヴェーグンゲン(Bewegungen)(運動)(1996)
ポリゴン-ピアノとオーケストラのための(2002)
黒い月-バス・クラリネット独奏のための(1998)
ベレニーチェ(Berenice)-ソプラノ、小アンサンブルとテープのための(2003)
シルヴァイン・カンブルラン指揮、クラングフォルム・ウィーン
マリーノ・フォルメンティ(Pf)、
トーマス・ラルヒャー(P)、ベルトラン・ド・ビリー指揮、ウィーン放送響
エルネスト・モリナーリ(B.Cl)、
ペトラ・ホフマン(S)、エミリオ・ポマリコ指揮、クラングフォルム・ウィーン
ヨハネス・マリア・シュタウトは1974年オーストリア、インスブルック生まれ
の作曲家。一聴して戦後の第二世代の前衛たちの影響を受けた大変、耳のよい
作曲家といえるでしょう。つまり音楽の諸要素である、音響、リズム、強度、
色彩、音の方向性、聴取の仕方等を意識的に捕らえなおし解体、再構成した、
洗練された精緻なエクリチュールが特長です。点描的な激しい音から導かれて
登場する幾筋もの澄みきった持続音のオーラ、ノン・ヴィブラートで奏される
高音や金属打楽器の清冽な響きを好むところは巨匠ブーレーズを思わせます。
極北の空に舞うオーロラのごとく、冷たく澄んだ音の饗宴をお楽しみ下さい。






<TUDOR>
ジョナサン・ノット指揮バンベルク交響楽団が2004年に来日します。(東芝グ
ランドコンサート2004)。2月19日-28日全国7ヶ所で公演を行います。またソ
リストとして注目の若手上原彩子、五嶋龍も出演する注目のコンサートです。
ノットは、ヴィスバーデンの州立歌劇場、そして市の音楽監督を務めるなど、
ドイツ伝統的な指揮者の典型的なキャリアを積んでおります。数年前ジュリー
ニがキャンセルしたコンセルトヘボウ管定期演奏会を代演。これが空前の成功
となり、マニアはその実力に目を見張りました。ノットはクラシックとともに
現代音楽を得意としておりアンサンブル・アンテルコンタンポランの音楽監督
も努めており、多くの新作初演を手がけています。また、あるテーマのもと、
クラシックと現代音楽をカップリングしたコンサートを制作するなど、そのユ
ニークな姿勢が支持されています。今回リリースされるディスクもまさに彼の
そうした側面が現れた刺激的な内容です。

TUDOR 7126 (SACD-Hybrid) \1750(1月15日までのご予約特価。通常価格\1980)
マーラー:交響曲第5番
ジョナサン・ノット指揮
バンベルク交響楽団
バンベルク響初のマーラー。
   
TUDOR 7131  \1750(1月15日までのご予約特価。通常価格\1980)
「シューベルト・エピローグ」
ベリオ:レンダリング〈翻訳〉(1990)
ライマン:シューベルトのメヌエットによるメタモルフォーゼン
ヘンツェ:「大気の息子」より管弦楽のための幻想曲「魔王」
ツェンダー: シューベルトの合唱曲1-4 (挽歌D.836、詩篇23番D.706-神
は私の牧者である、ゴンドラの舟人D.809、晴れた夜D.892)
シュヴェルツィク:ロザムンデへのエピローグ
ジョナサン・ノット指揮
バンベルク交響楽団
シューベルトは現代の作曲家にとって過去の作曲家でも単なるソング・ライタ
ーでもないようだ。《レンダリング》はシューベルト未完の交響曲のスケッチ
(第10番ニ長調 D.936A)を基にしたこの作品で、ベリオによれば「修復であ
って再構築ではなく」、「シューベルト自身がしたであろうように交響曲を完
成する」といった方法論は避けられている。そして「避けることのできない空
白を隠蔽することなく」、“つなぎ”の部分は明らかにそれと判るように、
チェレスタの幻想的な音色が際立つピアニッシモで奏される。ライマンはドイ
ツ歌曲のピアノ伴奏者として長くフィッシャー=ディスカウと共演していただ
けあってシューベルトに対する造詣は深く、ここではシューベルトのメヌエッ
トに基づいた幻想的な作品を聴かせてくれる。他にヘンツェ、ツェンダー、
シュヴェルツィクの作品はどれも夢と現実が交錯する幻想的な音楽。ツェンダ
ーの「魔王」はシューベルトの「魔王」の直接的な編曲ではありません。バン
ベルク響の豊かな響きが更に作品に深みを与えている。

TUDOR 7141  \1750(1月15日までのご予約特価。通常価格\1980)
「シューベルト:交響曲全集 その1」
交響曲第1番、交響曲第2番、交響曲第8番「未完成」
ジョナサン・ノット指揮
バンベルク交響楽団
シュタインの名盤の余韻さめやらぬ中、きびきびした勢いに満ちた名演奏。こ
れは、全集の第一弾です。
 
<hyperion>
CDA66849  \2080
ヴィヴァルディ:宗教音楽全集Vol.10 ――
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678−1741):
グローリアRV.589   
ニシ・ドミヌス(主ご自身が建ててくださるのでなければ)RV.803(世界初録音)
《グローリア》の導入歌〈深紅色で描かれた女〉RV.642 
ジョヴァンニ・マリア・ルッジェーリ(fl c1690−1720):
グローリアRV ANH.23
キャロリン・サンプソン(ソプラノ)、ジョアンヌ・ラン(ソプラノ)、
ジョイス・ディドナト(メゾソプラノ)、ヒラリー・サマーズ(メゾソプラノ)
トゥヴァ・セミンゼン(メゾソプラノ)、
ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)、
ロバート・キング(指揮)、キングズ・コンソート&合唱団
ついに完結! ヴィヴァルディ演奏史を語る上で欠かせない一大全集!
キングズ・コンソートのヴィヴァルディ:宗教音楽全集が、スタートから10年
がかりで、ついに完結を迎えた。全10巻、ディスク11枚に渡るこのシリーズは、
最新の校訂報告と研究成果を反映、他の古楽団体の追随を許さぬ網羅的な全集
として、愛好家にとっても研究者にとっても大きな価値を持つものである。ロ
バート・キングとキングズ・コンソートのメンバーは、レコーディングと並行
して、自ら校訂した演奏用譜面(実用譜)の出版・販売も実施(キングズ・コ
ンソートのWebサイト: www.tkcworld.com/ にて購入可能)。出版メディアま
で巻き込んだ一大プロジェクトに発展したこのシリーズは、パーセルやヘンデ
ルのプロジェクトと並んで、キングズ・コンソートの真価を大きく世界にアピ
ールするものとなった。これまでの1巻から9巻はGramophone誌のCRITICS'
CHOICE、Sunday Times紙のCD of the Weekなど、イギリス本国のレコード賞を
多数獲得している他、1巻と6巻がイタリアでアントニオ・ヴィヴァルディ国際
最優秀ディスク(PREMIO INTERNAZIONALE DEL DISCO ANTONIO VIVALDI)に輝
いた。さらにはフランスのDIAPASON D'OR、ドイツのECHO AWARDなど、多くの
国際レコード賞も獲得している。《グローリア》や《スターバト・マーテル》
以外は決して取り上げられる機会が多いとはいえないヴィヴァルディの宗教作
品だが、これはそうした状況を見直させるだけのパワーを持った全集なので
ある。
フィナーレを飾るこの巻の聴きどころは多い。まず、かつてコルボの名演で有
名になり、現在ではアマチュアの団体が取り上げる機会も多い名作《グローリ
ア》。導入歌となる〈深紅色で描かれた女〉RV.642も取り上げられているのは
もちろん、ヴィヴァルディと同じ時期にヴェネツィアで活躍したジョヴァンニ
・マリア・ルッジェーリの《グローリア》も収録。ルッジェーリのこの曲がか
つては「ヴィヴァルディ作」とされていたこともあったようだが、今日までの
研究により、ヴィヴァルディが同名曲を作曲した際、同じ歌詞が用いられてい
るこの曲を参考にしたにすぎない、と判明しているという。
そして、さらに注目なのが世界初録音となる《ニシ・ドミヌス》RV.803。ヴィ
ヴァルディには、同じタイトルを持つ詩篇曲(RV.608)もあるが、それとはま
ったくの別モノである。2003年にイギリスの音楽学者マイケル・タルボットが、
ドレスデンのザクセン州立図書館で、ガルッピの作品として分類されていたも
のを再鑑定、これがヴィヴァルディが1739年に作曲し、散逸してしまった「5
つの詩篇晩祷(Vesper Psalm)」の中の1曲であることを発見したのだ。この
「5つの詩篇晩祷」は、ヴィヴァルディの「最後の作」とされているもので、
その1曲が遂に見つかったとなると、センセーショナルなことこの上ない(日
本の新聞や音楽雑誌が大した記事にしないのはナゼ?)。海外のサイトには、
この発見に関する詳しい記事があちこちに見られるが、中でもAndante.Comの
9月13日の記事はかなり詳細なもので、大変参考になる( www.andante.com/
Article/article.cfm?id=22212 )。
この作品、早速新しいリオム番号(RV.803)が振り当てられた。そして初演が
つい先月(2003年12月7日)ドレスデンで行われたばかり。3人の女声ソロイス
トに振り当てられたアクロバティックなフレーズ、5つのソロ楽器の並はずれた
活躍など、聴きどころは盛りだくさん。中でも、「トロンバ・マリーナ・ヴァ
イオリン(violino in tromba marina)」という特殊な楽器に振り当てられた
オブリガートは、「18世紀のモダン・ジャズ・ヴァイオリン」とでも形容した
くなるほど、自由闊達な書法で書かれている。
初演では発見場所に敬意を表してかドレスデン・バロック・オーケストラが演
奏したが、一方のキングズ・コンソートは「世界初録音」の栄誉を担ったとい
うわけ。来る2004年3月には楽譜がRicordiから出版されることになっているの
だが、キングズ・コンソートは、それに先駆け、すでに演奏用の譜面(スコア
&パート譜)をweb上で販売している。「われわれこそ、21世紀のヴィヴァル
ディ演奏のパイオニア」とでもいわんばかりで、なんだか微笑ましい。

CDA67456  \2080
フレデリック・ショパン(1810−1849):
バラード第1番ト短調Op.23  
スケルツォ第1番ロ短調Op.20 
バラード第2番ヘ長調Op.38   
スケルツォ第2番変ロ短調Op.31   
バラード第3番変イ長調Op.47  
スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39  
バラード第4番ヘ短調Op.52  
スケルツォ第4番ホ長調 Op.54
スティーヴン・ハフ(ピアノ)
ハフの売れっ子ぶりがすさまじい。彼の個人webサイトをのぞいてみると、2003
年だけでもリサイタル22回、協奏曲27回、室内楽2回の本番をこなしているから、
平均してほぼ1週間に1回はどこかでコンサートをやっていることになる。そん
な中ショパンは長年にわたって頻繁に取り上げていることがわかる。昨年11月
にもショパンのバラード&即興曲を中心としたプログラムによるリサイタル・
ツアーを実施、各地で好評を博している。ハフはショパンのピアニズムを古典
派=フンメルからの延長線上にとらえ、そこにベルカント的な歌心を加えた表
現を心がけているという。フンメルの協奏曲やソナタで名演をものしたハフな
らでは、といえるだろう。長いキャリアを誇るハフだが、ショパンは意外にも
初録音。満を持したその演奏には、ハフのトップ・フォームが刻まれている。
輝かしいピアニズム、鋭い洞察力と知性、美しいサウンドとクリアーなメロディ
ー・ラインはまさにこの人ならではのもの。
さらにハフがここでバラードとスケルツォを交互に配置したのは、それぞれが
個々に独立した作品ではなく、対で一繋がりのものだと認識し、聴き手にそれ
を感じて欲しいからだという。

CDA67446(2CDs price of 1)   \2080
カール・ハインリヒ・グラウン(1704−1759):
受難カンタータ《イエスの死》
ウタ・シュワベ(ソプラノ)、インゲヴァン・デ・ケルクハヴェ(ソプラノ)、
クリストフ・ゲンツ(テノール)、シュテファン・ゲンツ(バリトン)、
シギスヴァルト・クイケン(指揮)、
ラ・プティット・バンド、エクス・テンポレ
S・クイケン&ラ・プティット・バンドの最新作!
グラウンは、プロイセンの宮廷楽長をつとめ、フリードリヒ大王の寵愛を受け
た作曲家で、ハンブルク市の音楽総監督の地位にあったテレマンと並び称され
た高名な人物。歌手でもあったグラウンはイタリア語オペラを得意としていた。
そして自らも28ものオペラを作曲している。この《イエスの死》はカール・
ヴィルヘルム・ラムラーの福音テキストに作曲したものだが、ほぼ同時期にテ
レマンも同じテキストを用いた作品にとりかかっており、当世風に言えば「競
作」になったという。後期バロックの厳格なスタイルを用いたテレマンと、イ
タリア・オペラを思わせる抒情的でのびのびとした旋律を用いたグラウンの作
品とは、際立った対照を示したという。グラウンの作品は1755年に初演、以降
100年にわたって毎年受難週間に取り上げられるほどの名作となった。

CDA67391  \2080
レイナルド・アーン(1874−1947):室内楽作品集
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ハ長調(1926) 
ヴィオラとピアノのための《独白とフォルラーヌ》(1906)
ヴァイオリンとピアノのための《夜想曲》(1901)
ヴァイオリンとピアノのためのロマンス イ長調(1901) 
ピアノ四重奏曲第3番ト長調(1946) 
《私に歌の翼があったなら》(チェロ&ピアノ版)(1888)
ルーム・ミュージック〔スティーヴン・クームズ(ピアノ)、
チャールズ・セワート(ヴァイオリン)、井上祐子(ヴィオラ)、
フィリップ・デ・グロート(チェロ)〕
hyperionもフランスのインディペンデント系レーベルに負けず劣らずレイナル
ド・アーンの復興に熱心である。中でもロットやボストリッジを起用した2枚
組の歌曲集(CDA67141/2)はGRAMOPHONE CRITICS' CHOICEを獲得した他、フラ
ンスでもDIAPASON D'ORを授与されるなど、高い評価を受けた。パリ音楽院で
マスネに出会い、頻繁にサロンに出入りするようになったアーンが13歳のとき
に作曲した《私の詩に翼があったなら》は出世作として有名であり、前述の歌
曲集にもロットの名唱が収められていたが、今回のチェロ&ピアノ版は作曲者
自身の編曲によるものだ。ここで演奏している「ルーム・ミュージック」とい
うグループは、ロンドンを中心に活躍するソロイストたちが結成した新しいア
ンサンブル。2004年からセント・ジョンズ・スミス・スクエアのレジデント・
アンサンブルになることも決まっているということで、これからの活躍が楽し
みだ。なお、ピアノのクームズはアーン&ヴィエルネ:ピアノ五重奏曲集
(CDA67258)でもチリンギリアン・クヮルテットと共演していた。

CDA67426  \2080
フランク・ブリッジ(1879−1941):初期室内楽作品集
弦楽六重奏曲変ホ長調(1906/12)   
2つのヴィオラのための《ラメント》
弦楽五重奏曲
ラファエル・アンサンブル〔ジェームズ・クラーク(ヴァイオリン)、デイ
ヴィッド・アダムズ(ヴァイオリン)、ルイーズ・ウィリアムズ(ヴィオラ)、
アスディス・ヴァルディマースドッティア(ヴィオラ)、アンドレアス・ヘス
(チェロ)、ティム・ギル(チェロ)〕
Chandosでもヒコックスによる管弦楽作品集が進行しているブリッジの、これ
は初期の室内楽作品集。
特に注目されるのは、《ラメント》だろう。ヴィオラ演奏もたしなむブリッジ
が伝説の名手ライオネル・ターティスと共演するために作曲したもの。楽譜は
出版もされず、自筆譜は散逸したとされていたが、ロイヤル・カレッジ・オヴ
・ミュージックのライヴラリーに完全な形でスケッチが残っており復元が可能
になったという、曰わく付きの曲。
初期作品の中でも最も豊かな肌触りと広がりを感じさせる弦楽六重奏、ブリッ
ジがまだ21歳で、スタンフォードから作曲の手ほどきを受けていた時代の弦楽
五重奏曲もなかなか聴けない作品だけに、イギリス音楽ファン注目。



<helios>
CDH55158  \1200
ヨハネス・ブラームス(1833−1897):
クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調Op.120-1
クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調Op.120-2
シア・キング(クラリネット)、クリフォード・ベンソン(ピアノ)
hyperion CDA66202の廉価再発売。
ブリティッシュ系クラリネット奏者の最高峰、シア・キングによる文句なしの
名演。

CDH55170  \1200
グスターヴ・ホルスト(1874−1934):合唱作品集
2つの詩篇 H.117
6つの男声合唱曲 H.186
夕べの見張り H.159 
7つのパート・ソング H.162
いまこそ解き放たれ H.127
ヒラリー・ディヴァン・ウェットン(指揮)、
ホルスト・シンガーズ&管弦楽団
hyperion CDA66329の廉価再発売。
アマチュア合唱団ながら、「プロフェッショナル・スタンダード」に値する力
量を誇るホルスト・シンガーズの代表盤。

CDH55130  \1200
カプリースとファンタジー ―― 19世紀ロマン派のハープ作品集Vol.3
ピエルネ:アンブロンプチュ・カプリース Op.9   
トーマス:「ホワイト・ロックのダヴィデ」による幻想曲  
同:練習曲  
フォーレ:塔の中  
同:即興曲   
アハッセルマン:マズルカ Op.31  
同:夜想曲  
パリッシュ=アルヴァーズ:
イタリア風のモチーフによる大幻想曲と華麗なる変奏曲  
ザベル:ヴァルス・カプリース Op.37  
グリンカ:夜想曲変ホ長調   
ドビュッシー:月の光
スーザン・ドレイク(ハープ)
hyperion CDA66340の廉価再発売。
シリーズ3枚目。これで名手ドレイクの録音がすべてheliosで再発されたことに
なる。





<New Albion>
NA120  \2080
メタモルフォーシス ――
スティーヴ・マッキー Steve Mackey:ケルン(石塚)Cairn(1994)   
ハムザ・エル・ジン Hamza El Din:エスカレイ Escalay(1967/2000)   
ジョーン・ジャンルノード Joan Jeanrenaud:
聖餐の場所 Altar Piece(2000/2001)   
田中カレン Karen Tanaka:ソロモンの雅歌 The Song of Songs(1996)
フィリップ・グラス Philip Glass:
メタモルフォーシス・フォー Metamorphosis Four(1988/1999) 
マーク・グレイ Mark Grey:血の赤 Blood Red(2000)
ジョーン・ジャンルノード Joan Jeanrenaud(チェロ、ループ・チェロ、エレ
クトロニクス)
クロノス・クヮルテットの前チェリスト=ジャンルノードによるソロ第1弾!
クロノス・クヮルテットのオリジナル・メンバーで、唯一の女性メンバーでも
あったジョーン・ジャンルノード。クールで端正な容姿からは想像できない陶
酔的な演奏は、ライヴ・パフォーマンスや、30点に及ぶクロノスのレコーディ
ングで世界中のコンテンポラリー・ファンを驚嘆させてきた。クラム《ブラッ
ク・エンジェルス》やジミ・ヘンドリックス《パープル・ヘイズ》で、クヮル
テットの推進力の源となり、切れ味鋭いベース・ラインを生み出していた、あ
のチェリストである。ジャンルノードは1999年、20年に及んだクロノスでの活
動にピリオドを打ち、ソロに転向、これがその初アルバムに当たる。
ジャンルノードはソロ転向後「インビトウィーンINBETWEEN」「アイス・チェロ
ICECELLO」など、ユニークなテーマを掲げたプログラミング・コンサートを実
施、音楽だけでなく映像イメージなども取り込んだその内容は、クロノス時代
にも増して自由で創造的な発想に貫かれている。「メタモルフォーシス」も、
そんなテーマのひとつで、このレコーディングでは核になる6曲が演奏されて
いる。
凄いのがジャンルノードの自作《聖餐の場所》。JAM-MANというディレイとサ
ンプリングとループ・モードが組み合わされたエフェクター装置でチェロの音
を加工しているわけだが、その迫力ある低音は、スピーカーのウーファーが大
きく揺らぐ異様なサウンド。持続低音は人間の心理状態を不安にさせるという
が、これはまさにそれだ。その不気味な重低音に、生のチェロが乗っかり、
バッハのオルガン曲を思わせる、荘厳な旋律を奏でる。この曲、故・長岡鉄男
氏が聴いたら、喜びそうな気がする。名作「太陽風を聴いて」(デイヴィッド
・ハイクスの代表盤)に通じる呪縛の世界。異次元空間に戦慄!
田中カレンの《ソロモンの雅歌》も! 美しき古代ストーリーと最新テクノロ
ジーの融合フィリップ・グラスの《メタモルフォーシス・フォー》は、もとも
と、カフカの『変身』を下敷きにした映画 "The Thin Blue Line"で用いられた
ピアノ作品。ここでは4本のチェロのために編曲されたヴァージョンが用いら
れている。グラスの作品でも特によく知られた作品のひとつで、これは多重録
音による演奏である。グラスの音楽を特徴づける、あのミニマル音形が万華鏡
のプリズムのように変化し、愉しいことこの上ない。
そして田中カレンの《ソロモンの雅歌》は、1996年の藤森亮一による初演以来、
すでに多くのチェリストたちが競って取り上げている名作。ジャンルノードは
98年、八ヶ岳高原音楽祭で作曲者自身からこの曲のスコアとテープを渡され、
すっかり気に入り、意気投合したようだ。旧約聖書の愛の歌「ソロモンの雅歌」
をテーマにした作品は古今東西に多数あるが、現代的なテクノロジーと古代の
物語を融合させた田中の手腕は、このディスクの骨太の演奏を聴けばよくわか
る。「レ(D)」の音と、それを基音にした自然倍音がシンセサイザーにより
ドローン(持続単音)的に奏でられ、チェロがモノローグを歌う。バッハのオ
ルガン作品にも通じる深みが感じられる。東京での学生時代から、サンタバー
バラのカリフォルニア大学などで活躍する今日まで、たびたび教会オルガニス
トをつとめている田中らしい祈りの旋律の美しさがひときわ際立つ。

NA122  \2080
ルー・ハリソン(1917−2003):
カルロス・チャベスのための哀歌 Threnody for Carlos Chavez(1978)
(ヴィオラとガムラン)   
シンフォニー13番 Simfony #13(1941)(打楽器アンサンブル)
ヴァイオリンとヨーロッパ・アジア&アフリカの様々な楽器のための音楽
Music for Violin with Various Instruments - European, Asian & African
(1967; revised 1969)(ヴァイオリン、マリンバ、チャイナ・ドラム、リー
ド・オルガン、プサルテリウム)  
フーガ Fugue(1942)(打楽器アンサンブル)   
ケツァルコアトルの歌 Song of Quetzacoatl(1941)(打楽器アンサンブル)
カンティクル3番 Canticle #3(1942; revised 1989)(オカリナ、ギター、
指揮者、打楽器アンサンブル)
アンソニー・シローネのためのソロ Solo to Anthony Cirone(1972)(テナ
ー・ベル)
デイヴィッド・アベル(ヴァイオリン)、
デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)、
レタ・ミラー(オカリナ)、
ロバート・ストリジック(ギター)、
ジェラルディン・ワルター(ヴィオラ)、
ウィリアム・ウィナント(テナー・ベル)、
ジェニファー・カス、ジョエル・ダヴェル、スコット・エヴァンズ、
カーラ・ファブリジオ、デイヴィッド・ジョンソン、
ダニエル・ケネディ、トッド・マンレイ、サム・オスポヴァット、
デイヴィッド・ローゼンタール、ゴードン・スミス、
ジュリー・スタインバーグ(以上 パーカッション)
ケージと並ぶ実験音楽の巨匠、ルー・ハリソンが2003年の2月2日に亡くなって、
もう1年が経とうとしている。このレコーディングと、このディスクに寄稿され
たハリソン自身のエッセイは、亡くなった丁度その日に完成したものだという。
ヘンリー・カウエルに触発されガムランやアジア音楽の音楽語法を積極的に吸
収し、ワールド・ミュージック入門書まで執筆していたハリソンならではの世
界観を投影した好企画。メロディー・メイカーとしても非凡な感性を発揮して
いたハリソンの特徴もよく出ており、特に面白いのは独奏弦楽器とパーカッショ
ンが交錯する2つの作品。《カルロス・チャベスのための哀歌》は1975年に出会
った高名なジャワのガムラン作曲家R. T. Wasitodiningratに触発されて書かれ
たもの。
《ヴァイオリンとヨーロッパ・アジア&アフリカの様々な楽器のための音楽》
は伝統的な西洋型オーケストラを一切用いないヴァイオリン協奏曲、というコ
ンセプトで書かれた作品で、ヴァイオリンとチャイニーズ・ドラムの対比が面
白い。ハリソンと交流が深かった指揮者デニス・ラッセル・デイヴィスがパー
カッション・アンサンブルを指揮をつとめ、オカリナがもの悲しく響く《カン
ティクル3番》なども愉しい。
打楽器だけのアンサンブル作品ではケツァルコアトルの歌が興味深い。
Quetzalcoatl(ケツァルコアトル)はメキシコ神話に出てくる文化をつかさど
る神で、風の神であるとともに、太陽とも同一視され、創造神とみなされる。
同時に、人間としては、トルテカ王国の王であり、文化創設の伝説的英雄であ
るという。神秘的な打楽器の響きの中に、ハリソンらしい、異国文化への深
い敬意が見えてくる。

NA123  \2080
ルー・ハリソン(1917−2003)〔デイヴィッド・タネンバウム編〕:
Avalokiteshvara  
Threnody to the Memory of Oliver Daniel 
Sonata in Ishartum 
Beverly's Troubadour Piece  
Music for Bill and Me  
Jahla - in the form of a Ductia to pleasure Leopold Stokowski on his
ninetieth birthday  
Serenado por Gitaro  
Plaint  
Variations on Walter Von der Vogelweide's "Song of Palestine"  
Serenade for Guitar 
Scenes from Nek Chand (first recording) solo National Steel guitar in
just intonation 
Tandy's Tango  
A Waltz for Evelyn Hinrichsen
デイヴィッド・タネンバウム(ギター)、
ジョエル・ダヴェル(打楽器)、
スコット・エヴァンズ(打楽器)、
ギャン・ライリー(ナショナル・スティール・ギター)、
ウィリアム・ウィナント(打楽器)
New Albionでお馴染みのギタリスト、デイヴィッド・タネンバウムの最新作で、
これが8作目。ただし、NA055としてリリースされた音源からも流用されている。
追悼盤として新録音を加え、ルー・ハリソンの作品だけを集めたもの。

NA119  \2080
「ベアデッドのための食べ物」
Piedad (written by Terry Riley)  
Happychap   
Spiralysis   
Food for the Bearded 
Sinspiration   
Yubalation
Sonata Quasifantokastica   
Drift   
Balama
ギヤン・ライリー(ギター)、トレイシー・シルヴァーマン(ヴィオラ)、
デイヴィッド・ドール(打楽器)、テリー・ライリー(ピアノ 、ヴォーカル)
作曲家テリー・ライリーの息子でギタリストのギヤンを中心に据えたアルバム。

NA121  \2080
トニーノ・テゼイ:
Sei marchigiane
Tre valzer 
Preludi ostinati
ファウスト・ボンゲッリ(ピアノ)






<Piano 21>
P21013  \2180
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685−1750):
チェンバロ(ピアノ)協奏曲第4番イ長調BWV.1055 
ウィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710−1784):
チェンバロ(ピアノ)協奏曲ホ短調FK.43
ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735−1782):
チェンバロまたはフォルテピアノ協奏曲ハ長調Op.7-1
ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ(1732−1795):
チェンバロ(ピアノ)協奏曲ホ長調Wf.11.1(BR.C37)
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714−1788):
チェンバロ(ピアノ)協奏曲ハ短調Wq.43-4
シプリアン・カツァリス(ピアノ)、
ユーン・K・リー(指揮)、エルテナハ祝祭室内管弦楽団
カツァリスのバッハ協奏曲は、Teldec時代に1枚あったが、それはオーソドック
スにヨハン・セバスティアンの作を4曲取り上げたものだった。今回は初録音と
なる4番と、ファミリーの協奏曲を4曲、計5曲収めている。「協奏曲で俯瞰する
ファミリーの系譜」という趣向。J・Sはともかく、ファミリーの作品をモダン
・ピアノで聴けるCDはそう多くないから、これは貴重だ。ウィルヘルム・フリ
ーデマンの曲ではカツァリス自作のカデンツァが聴ける。2003年7月、ルクセン
ブルク音楽院大ホールでのセッション録音。






<Channel Classics>
CCSSA21504(SACD Multichannel Hybrid) \2850
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840−1893):
弦楽六重奏曲ニ短調《フィレンツェの思い出》(弦楽合奏版)Op.70
ジュゼッペ・ヴェルディ(1813−1901):弦楽四重奏曲ホ短調(弦楽合奏版)
カンディダ・トンプソン(ヴァイオリン、リーダー)、
アムステルダム・シンフォニエッタ
アムステルダム・シンフォニエッタは22人の弦楽器奏者からなる常設アンサン
ブルで2003-4年のシーズンからカンディダ・トンプソンが芸術監督に就任。バ
ロックから現代まで幅広いレパートリーに対応し、高い評価を受けているとい
う。これまでに共演した指揮者はワレリー・ゲルギエフ、アイオナ・ブラウン、
ラインハルト・デ・レーウ、ティエリー・フィッシャーなど。
チェロ以外は立って演奏するポリシーらしい。





<Timpani>
1C1070  \2180
アンリ・ゾーゲ(1901−1989):歌曲集
印象派の詩による6つの歌、孤島、内部の空間、強さと弱点、月明かりの下で
いやな奴
ジャン=フランソワ・ガルデイル(バリトン)、
ビリー・エイディ(ピアノ)
サティに師事した作曲家ゾーゲの歌曲集。






<NBE LIVE>
NBECD012  \2180
フランツ・ヨゼフ・ハイドン:天地創造
オランダ管楽アンサンブル
オランダ管楽アンサンブルの自主レーベル=NBE LIVEの取り扱い開始!
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ロッテルダム・フィルハーモニックの
管楽器奏者たちで結成された「オランダ管楽アンサンブル」についてはいまさ
ら多弁を要しないだろう。Chandos、Philipsへの多くのスタジオ録音はあまり
にも有名。ただ、これまでのアルバムが比較的クラシカルなレパートリーに特
化していただけに、ポップでコンテンポラリーな色合いを強く打ち出した最近
のオランダ管楽アンサンブルのこれらライヴ録音は、これまでのイメージを根
本的に覆すもの。LP時代から存在するアンサンブルだから、若いメンバーに交
代した時点でこうなったのだろうか?
ちなみに "NBE LIVE" というレーベル名は "NBL LIVE" つまりナショナル・バ
スケットボール・リーグ(アメリカNBL)の実況中継(LIVE)のパロディ。
この《天地創造》も管楽アンサンブルだけで演奏する部分はオラトリオからの
ダイジェストだが、ナレーションだけのトラックがあり、そこでは聴衆がゲラ
ゲラ笑っていたりする。

NBECD010  \2180
ウナ・オデュッセイア
オランダ管楽アンサンブル、アッコルドネ
9世紀ギリシャの詩人ホメロスの英雄叙事詩『オデュッセイア』を音楽物語で
表現する、破天荒な試み。仕掛け人はGlossaレーベルでもお馴染みチェンバロ
&オルガン奏者:グイド・モリーニとテナーのマルコ・ビースレー。ビースレ
ーが歌詞を書き、グイド・モリーニがルネサンス技法を模したスタイルで作曲。

NBECD008  \2180
「凍った国の声」
オランダ管楽アンサンブル、ポコロフスキー・アンサンブル
ロシアの民族合唱舞踊団との共演。ほとんどワールド・ミュージックの世界。

NBECD009(2CDs price of 1)  \2180
「In Shikara tala エキゾティックなオランダ音楽プログラム」
オランダ管楽アンサンブル
2002年1月1日収録。つまりNBE版「ニュー・イヤー・コンサート」だが、ノリは
完全にポップ・コンサート。インド音楽あり、アフリカ音楽あり、スペインの
歌あり、ジャズあり、プログレあり、民謡あり、なんでもありの大騒ぎ。聴衆
も曲の途中で拍手したり奇声を上げたりしてノリノリ。PAも盛大に用いられて
いるので、ぱっと聴きにはクラシック作品に聞こえませんのでご注意!

NBECD011(2CDs price of 1)  \2180
「Van de straat ! 都会にて!」
オランダ管楽アンサンブル
2003年1月1日収録。これも上記同様NBE版「ニュー・イヤー」。
ストリート・ミュージックをテーマに行われたコンサート。アムステルダム中
央駅で演奏しているベーシストをゲストに迎えており、怪しく(?)楽しく盛
り上がる。ほとんどノリはジャズ。
2枚目のCDは8cmシングル。





<Tactus>
TC831601  \2080
アミルカーレ・ポンキエッリ(1834−1886):ミサ曲
H・ラウル・ドミンゲス(指揮)、
ミラノ・ポメリッジ・ムジカーリ管弦楽団、
ポリフォニコ・クレモネーゼ合唱団
世界初録音。ヴェルディに続くロマン派オペラの作曲者として知られるポンキ
エッリの世界初録音によるミサ。

TC701303  \2080
ジョヴァンニ・バティスタ・マルティーニ(1706−1784):
オルガンまたはチェンバロのためのソナタ集
ソナタ第9番、ソナタ第10番、ソナタ第11番、ソナタ第12番
スザンナ・ピオランティ(チェンバロ)
あのモーツァルトが幼少時期に師事したこともあるマルティーニは作曲家、理
論家、教育家として活躍。教会音楽、器楽曲をはじめとする作品を数多く残し
た。このCDには全12曲あるとされる鍵盤楽器のためのソナタ集から4曲を録音。
いずれも世界初録音。

TC571804  \2080
サロモーネ・ロッシ(1570−c1630):《3声のためのソロモンの歌》より ほか
アンサンブル・ヒポテシス〔シグルド・ファン・ロンメル(テナー)、シンツィ
ア・ゾッティ(バス・ヴィオール)、ジュリエン・ハインスワース(チェロ)、
イェルマ・ファン・アメルスフォート(テオルボ)、レオポルド・アゴスティ
ーノ(指揮&フルート)〕

TC600005  \2080
17世紀イタリアのオスティナート(同型反復)による舞曲集
―― トッカータ、パッサカリア、マントーヴァの舞曲、フィレンツェの舞曲
 ほか全18曲
イン・タベルナ・ムジカ[マジモ・ロンバルディ(リュート、ヴィウエラ、バ
ロック・ギター)、シルヴァノ・アリオリ(オルガン)、マジモ・サルトーリ
(フルート、ヴィオラ・ダ・ガンバ)、ドナート・サンソーネ(打楽器)]

TC682603  \2080
ドメニコ・ジポーリ(1688−1726):カンタータとソナタ集
カンタータ《おお、ダリーソ》、同《美しきエイレーネー》、
トッカータ ヘ長調、組曲第4番ニ短調、同第2番ト短調、ソナタ イ長調 ほか
エレーナ・チェッキ・フェディ(ソプラノ)、
ルイジ・コッツォーリーノ(ヴァイオリン)、
ベティーナ・ホフマン(チェロ)、
ジャン・ルカ・ラストライオリ(テオルボ&ギター)、
アルフォンソ・フェディ(チェンバロ&指揮)






<Musiques Suisses>
MGBCD6205  \2180
フォルトゥナート・フローリッヒ:レ・ヤ・ヤーレ
アンサンブル・スイス、アンサンブル・モロッコ、他

MGBCD6203  \2180
エルネスト・ブロッホ(1880−1959):
ピアノ五重奏曲第1番
ピアノ五重奏曲第2番
ハンス・イェルク・フィンク(ピアノ)、アウラ・クヮルテット

MGBCD6206  \2180
ロベルト・ルーカス・ピアーサル(1795−1856):
マドリガル《花輪を飾れ》
アンソニー・ルーリー(指揮)、プレ・ラファエリット・シンガーズ

MGBCD6204  \2180
サビエル・ハーゲン(1971−):《ロスト・ホームランド》による歌曲集
ヴォックス・ヴォーカル・クヮルテット

MGBCTS-M 81  \2180
20世紀の打楽器作品集 ――
フランコ・ドナトーニ(1927−2000):
4台のマリンバのための《マリII》、《マドリガーレ》
ロウ・ペロシ(1947−):2台の打楽器のための《10のインヴェンション》、
他 全7曲
セントレ・インターナショナル・パーカッション

MGBCTS-M 83  \2180
ナディール・ヴァッセナ(1970−)作品集 ――
4つの死の舞踏、戦いの時、他 全6曲
ユルグ・ウィテッンバッハ(指揮)、コレギウム・ノヴァム・チューリッヒ

MGBCTS-M 84  \2180
マックス・E・ケラー(1947−)作品集 ――
 ムーン・ランドスケイプ、ディアローグ・フィールズ、弦楽四重奏曲第2番、
他 全6曲
デイヴィッド・ジンマン(指揮)、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団、他

MGBCTS-M 85  \2180
フルートとピアノ、チェンバロのための作品集 ――
ハンス・ウルリッヒ・レーマン(1937−):
フルートとチェンバロのための《ミヌティーズ》、
ルドルフ・ケルターボーン(1931−):
フルートとチェンバロのための《インヴェンション》、
王鵬(1976−):フルートとピアノのための《Yane》、他 全9曲
ハインリッヒ・ケラー(フルート)、
ブリジット・スタインブレッサー(チェンバロ、ピアノ)

MGBCTS-M 86  \2180
サクソフォーン作品集 ――
トーマス・ミュラー(1953−):セッコ、
アレックス・ブエス(1954−):ATA 、
マルカス・ワイス(1961−):白い額縁、他 全6曲
マルカス・ワイス(サクソフォーン)、トリオ・アッカント、他

MGBCTS-M 87  \2180
ヴィンターツールのニュー・ミュージック ――
ルドルフ・ケルターボーン(1931−):アンサンブルブーフIII、
松平頼暁(1931−):主題と変奏、
ファラドシュ・カラーエフ(1943−):
バス・クラリネットのための《5つの小品》、他 全6曲
アンサンブル TaG






<Guild Historical>
GHCD2263  \1150
トスカニーニ・コンプリート・コンサート 1945 ――
ヴィンセンツォ・ベッリーニ(1801−1835):
歌劇《ノルマ》より-序奏とドルイドの合唱、
ジュゼッペ・ヴェルディ(1813−1901):テ・デウム、
アッリーゴ・ボーイト(1842−1918):
《メフィストーフェレ》より-プロローグ
ニコラ・モスコナ(バス)、
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)、
NBC交響楽団、少年合唱、混声合唱団
(1945年12月2日、NBCスタジオ8-Hでのコンサート)

GHCD2260/2(3CDs) \3450
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685−1750):
ミサ曲ロ短調 BWV.232*
(1950年6月15日、J・S・バッハ没後200周年記念コンサート)、
ヨハネス・ブラームス(1833−1897):4つの厳粛な歌
(1949年1月12日の放送録音)、
パーセル、ヘンデル、ヴォルフの歌曲&アリア集
(1949年オスロでのリサイタル)、
ヤンセン、パーセル、スタンフォード、パリー、ヴォーン=ウィリアムズ、
ブリッジ、ウォーロオック、他の歌曲集(1952年ロンドンでのリサイタル)
キャスリーン・フェリアー(コントラルト)、
エリーザベト・シュワルツコップ(ソプラノ)*、
ヴァルター・ルードヴィヒ(テノール)*、
パウル・シェーファー(バス)*、
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)*、
ウィーン交響楽団*、ウィーン楽友協会合唱団*、
マルコム・サージェント(指揮)、BBC交響楽団、他

GHCD2266/8(3CDs) \3450
リヒャルト・ワーグナー:楽劇《トリスタンとイゾルデ》全曲
ラウリッツ・メルヒオール(テノール/トリスタン)、
キルステン・フラグスタート(ソプラノ/イゾルデ)、
ケルスティン・トルボルク(アルト/ブランゲーネ)、
ジュリアス・ヒューン(クルヴェナル/バリトン)、
アレクサンダー・キプニス(バリトン/マルケ王)、他
エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)、
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団(1940年3月23日&1941年ライヴ)

GHCD2250/3(4CDs) \4600
ロシアン・レガシー
ゲオルギ・ヴィノグラドフ(テノール)のアリア、二重唱、歌曲、
ロシア民謡 ――
曲目詳細は www.guildmusic.com/histori/moreinfo/gui2253z.htm をご参照下
さい。

GHCD2264-5(2CDs) \2300
シャルル・グノー(1818−1893):歌劇《ロメオとジュリエット》全曲
イワン・コズロフスキー(テノール)、
エリザヴェータ・シュミスカヤ(ソプラノ)、
マクシム・ミハイロフ(バス)、イワン・ブルラク(バス)、
N・ソコロワ(ソプラノ)、
アレクサンドル・オルロフ(指揮)、
ボリショイ劇場管弦楽団&合唱団(1947年メロディア録音)

GHCD2258/9(2CDs) \2300
シャルル・グノー(1818−1893):歌劇《ファウスト》
ラウール・ジョバン(テノール/ファウスト)、
エツィオ・ピンツァ(バス/メフィストーフェレ)、
リチア・アルバネーゼ(ソプラノ/マルガレーテ)、
マルシアル・サンゲル(ヴァレンティン)、
トマス・ビーチャム(指揮)、
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団(1944年4月15日のライヴ)

 
<PentaTone Classics>
PTC5186 046(Hybrid SACD Multichannel) \2850
イーゴル・ストラヴィンスキー(1882−1971):
音楽劇《兵士の物語》組曲   
11の楽器のための《ラグタイム》   
音楽劇《兵士の物語》より-〈小さなコラール〉   
協奏曲変ホ長調《ダンバートン・オークス》  
弦楽のための協奏曲ニ長調《バーゼル協奏曲》  
小管弦楽のための組曲第1番   
小管弦楽のための組曲第2番 
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)、
ブレーメン・ドイツ・カンマーフィルハーモニー
10月に発表された、パーヴォ・ヤルヴィのドイツ・カンマーフィル芸術監督
就任のニュースは、好事家に新鮮な驚きを与えた。前監督ダニエル・ハーディ
ングの下、CDデビューを果たしたドイツ・カンマーフィルハーモニーは、
2002年には日本公演を実施。颯爽としたベートーヴェンやブラームスがモダ
ン・ピリオドの潮流の最先端を行くものであることを強く印象づけた公演だっ
たが、室内オーケストラとの活動はあまり日本に伝わっていなかったパーヴォ
が監督に就任するのは予想外の人事だった。音楽一家ヤルヴィ家の長男として
エストニアに生まれ、ロスアンジェルスでバーンスタインの薫陶を受けたパ
ーヴォは、衆目の一致する指揮界のトップランナー。シンシナティ交響楽団
の音楽監督として先日の日本ツアーを成功させ、バーミンガム市立交響楽団
やロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニックでは首席客演指揮者をつ
とめる。
PentaToneでは、今後このコンビで、R・シュトラウス作品のリリース(曲目
詳細未定)に加え、ベートーヴェンの交響曲全集まで予定されている! 大い
に期待せずにはいられない。

PTC5186 021(Hybrid SACD Multichannel) \2850
ジョージ・ガーシュウィン(1898−1937)〔ボブ・ジンマーマン編〕:
パリのアメリカ人   
ピアノのための3つのプレリュード 
ファシネイティング・リズム(魅惑のリズム) 
アイ・ガット・リズム  
クラップ・ユア・ハンズ  
ララバイ(子守歌)  
3つのトリビュート   
ラプソディー・イン・ブルー  
サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー(誰かが私を見つめている)
エンブレイサブル・ユー
七色のファンタジー 
わが愛はここに
ヴェスコ・エシュケナジー(ヴァイオリン)、
リュドミル・アンゲロフ(ピアノ)、ウィズ・フレンズ
オランダの映画音楽作曲家ボブ・ジンマーマンのアレンジによるガーシュウィ
ン。ヴァイオリンを全面に押し出したアレンジで、グラッペリ風に響く。なか
なか味わい深いものがあります。

PTC5186 118(Hybrid SACD Multichannel) \2850
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770−1827):
 交響曲第1番ハ長調Op.21   
交響曲第2番ニ長調Op.36 
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)、
アカデミー・オヴ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールド
Philipsの4チャンネル音源を現代のテクノロジーでSACDに蘇らせる、RQRシリ
ーズ最新作。1970年9月、ロンドン、ブレント・タウン・ホールでの収録。プ
ロデューサーはエリック・スミス(名指揮者イッセルシュテットのご子息)。





<E'tcetera>
KTC1265  \2180
フランツ・ヨゼフ・ハイドン(1733−1809)〔ペーター・ザロモン編〕:
交響曲第101番ニ長調《時計》Hob.I-101 
交響曲第99番変ホ長調Hob.I-99   
交響曲第104番ニ長調《ロンドン》Hob.I-104
アルコ・バレーノ・アンサンブル〔ペーター・フェルホーエン(フルート)、
ディルク・リーヴェンス(ヴァイオリン)、マーリーン・イディアス(ヴァ
イオリン)、カート・デ・クック(ヴィオラ)ステファン・クレイネスト
(チェロ)、ギュイ・ペンソン(フォルテピアノ)〕
室内楽版"ザロモン・セット"がE'tceteraからも登場!
18世紀から19世紀にかけてイギリスで活躍した作曲家兼ヴァイオリニスト、
ペーター・ザロモンは、円熟期のハイドンに交響曲をまとめて依頼したこと
で知られる。いわゆる「ザロモン・セット」のことだが、ザロモン自身がそ
れら交響曲を室内楽に編曲しており、その編曲を見直す気運も高まっている。
すでにChannel Classicsでフロリレジウムが今年93、94、101番の3曲をリリ
ースしたばかり。1993年にベルギーやオランダの音楽院の卒業生で結成され
た若いピリオド・アンサンブル「アルコ・バレーノ」が演奏したこの新しい
レコーディングにも注目。フロリレジウム盤とは101番のみ重複している。

KTC1266  \2180
カミーユ・サン=サーンス(1835−1921):組曲《動物の謝肉祭》   
マルク・マティス(1956− ):らくだのキャラバン   
ジャン・ユルブロク(1956− ):死んだ成金の葬列   
フリッツ・チェリス(1929− ):子鹿の哀歌   
ペトラ・フェルモーテ(1968− ):竜の子供   
ローランド・コリン(1938− ):エレファンタジア   
ボウドウイン・ブッキンクス(1945− ):うさぎ   
イヴ・ボンデュ(1966− ):カメレオン   
ルシアン・ポスマン(1952− ):くじゃく
アルコ・バレーノ・アンサンブル
世紀の珍盤! 《動物の謝肉祭》とその続編!?
前項ハイドンでも意欲的な作品をチョイスしていたアルコ・バレーノ・アン
サンブルの、粋なユーモア・センスが光るCD。オリジナルの室内楽版で《動
物の謝肉祭》が演奏されたあと、オランダの作曲家たちが、その続編(?)
にあたる作品を書いて付け加えたという。サン=サーンスの原曲にも〈ピア
ニスト〉(第11曲)という、動物に分類するにはちとカワイソウ(?)なも
のが入っているが、追加曲にも「死んだ成金」なんてタイトルの曲が入って
いて、サン=サーンス流のブラックなユーモアもしっかり受け継がれている
ようだ?

KTC1262  \2180
「アルメニアのピアノ三重奏曲集」
アルノ・ババジャニアン(1921−1983):ピアノ三重奏曲(1952)   
ティグラン・マンスリアン(1939− ):
ピアノ三重奏のための5つのバガテル(1939)  
ガヤネー・チェボダリアン(1918−1998):ピアノ三重奏曲(1945)  
クリコール・ハキニアン(1926−1991):ピアノ三重奏曲(1964) 
レヴォン・チリンギリアン(ヴァイオリン)、
ヴヴアーネ・スパノー(チェロ)、
アンドレ・デ・グローテ(ピアノ)

KTC1255  \2180
「ヴィオラとピアノのためのオランダの音楽」
ヘンドリク・アンドリーセン(1892−1981):一楽章のソナティネ   
 同:ソナタ   
ヘンリエッテ・ボスマンス(1895−1952):静かな夜  
ユリウス・レントヘン(1855−1932):ソナタ ハ短調 
ヘンリエッテ・ボスマンス:アリエッタ  
ゲーザ・フリト(1904−1989):ソナティネ Op.25
フランシエン・シャットボーン(ヴィオラ)、
ヤーンネッテ・コークコーク(ピアノ)





<Klala>
MMP044  \2180
ローランド・ブロー(1958−):太陽への道   
エイトル・ヴィラ=ロボス(1887−1959)(クアドラント編):
《ブラジル風バッハ第5番》より《アリア・カンティレーナ》   
パウロ・ベリナーティ(1950−):バイアオ・デ・グーデ   
ヤン・ヴァンデルロースト(1957−):パルティータ  
ペーター・ノッカート(1980−):カルーセル  
オリヴィエ・ベンサ(1951−):ダイナミックな3楽章  
セファ・イェプレム(1974−):カフェ・トゥルク  
アンドリュー・ヨーク(1958−):クイッカン  
パウロ・ベリナーティ:フリオーサ  
ペーター・ノッカート:ボサ・ファンタジア  
アンドリュー・ヨーク:バントゥ
クアドラント・ギター・クヮルテット
吹奏楽の大作曲家、ヤン・ヴァンデルローストのギター四重奏作品《パルティ
ータ》を収録。吹奏楽作品とは一味違った作風の要注目作品!





<Syrius>
SYR141374 (2CDs price of 1) \2180
レオン・ベールマン(1862−1897):オルガン作品集 第1巻
ゴシック組曲   
第2組曲   
オフェルトリウムのためのノエル   
カリロン
2つのエスキス 
神秘的なる時間 
幻想曲   
コラール
ヘルガ・シャウエルテ(オルガン)
このCDは同内容の5チャンネルdts盤とセットになっております。
(dts盤は専用の再生機器でないと再生することができません。スーパーオー
ディオCDプレイヤーやDVDプレイヤーとは違います。ご注意下さい。)






<MUSIQUE EN WALLONIE>
MEW0315  \2180
レネ・メイソン(1895−1962)ヒストリカル・レコーディング集 1928-1942
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770−1827):
歌劇《フィデリオ》より《神よ、なんという暗さだ!》、
リヒャルト・ワーグナー(1813−1883):
歌劇《ローエングリン》より、
エクトル・ベルリオーズ(1803−1869):
劇的物語《ファウストの劫罰》より《ああ、この夕暮れのほのかな甘味さよ》
ジョルジュ・ビゼー(1838−1875):アニュス・デイ 他、全20曲 
レネ・メイソン(テノール)





<BlackBox>
BBM1081  \2080
「パトリック・ホーズ:ブルー・イン・ブルー」
パトリック・ホーズ(1958− ):
クアンタ・クアリア   
白鳥   
イタリアの歌   
流れは広く(オー・ワリー・ワリー)  
青い服を着て 
パヴァーヌ(映画『インクレディブル・ミセス・リッチー』のテーマ)  
ウォーター・オヴ・ラヴ   
ブルー・イン・ブルー   
雨   
青い鳥の変奏曲 
ジャネット・コックスウェル(ソプラノ)、
アンドルー・ブッシャー(テナー)、
チャールズ・ダニエル(テナー)、
ティモシー・ベネット(バリトン)、
ヒュー・ウェッブ(ハープ)、
ステファニー・ゴーンリー(ヴァイオリン)、
ジョー・ナイト(チェロ)、
アンドルー・ウェスト(ピアノ)、コ
ンヴェントゥス、イギリス室内管弦楽団、
パトリック・ホーズ(指揮)
BlackBoxが放つ、新感覚ヒーリング・ミュージック
パトリック・ホーズは2002年、ジェームズ・カーンとジーナ・ローランドが
主演した映画『インクレディブル・ミセス・リッチー』(日本での公開未定)
の音楽を担当、一挙にヨーロッパにその名が知れ渡った作曲家。リンカンシャ
ーに生まれ、ダーラム大学で音楽を専攻、現在はフルタイムの作曲家として
活動しているホーズは、イギリス伝統の教会合唱音楽から、17世紀ベネツィ
アの教会音楽までを丹念に研究、人間の声を生かす技法を学び取り、自らの
作品に昇華させている。よく知られているトラッド・ナンバー《流れは広く
(オー・ワリー・ワリー)》ではピアノの分散和音とテノールから始まって
次第にクレッシェンド、合奏と合唱が加わり、雄大な自然の風景を描いてゆ
く。その和声感覚の美しさは、ケルトの歌姫エンヤと共通するような、癒し
の響き。ナチュラル・テイストなクロスオーヴァー・アルバムとして、広く
お薦めできる一枚。

BBM1086  \2080
グレアム・フィットキン:キャプラン
ルース・ウォール、グレアム・フィットキン(キーボート)
いかにもフィットキンらしい、人を食った一枚。解説にはスタッフ・クレジ
ットしか書かれておらず、一切の説明なし。しかしエンハンストCDになって
おり、PCにセットするとフィットキン自身のサイトにアクセス、ようやくそ
の全貌がわかるという仕組み。
つまり「キャプラン」とはヒッチコックの名作『北北西に進路を取れ』に出
てくる架空の諜報員の名前。映画でケーリー・グラント演じるごく普通の男
がこの「キャプラン」と間違われ、殺人容疑を着せられ、追い回される。飛
行機相手にトウモロコシ畑を走って逃げ回るシーンや、ラシュモア山(アメ
リカの歴代大統領4人の巨大な彫像がある)での逃亡・対決シーンなど、映
画史上に残る数々の名場面はたいていの人が知っているだろう。フィットキ
ンは、その架空の諜報員「キャプラン」が実在していたらと仮定し、書いた
音楽。アイディア賞ものの一枚。ヒッチコック・ファン必聴ディスク。ジャ
ケットはヒッチコックの「例の」映画のパロディー。





<ASV>
CDDCA1155  \2080
リヒャルト・シュトラウス(1864−1949):歌曲集
〔ノクターンとファンタジー〕
森の幸せOp.49-1、夜Op.10-3、舟歌Op.17-6、 ひそかな歌Op.39-1、
いやな天気Op.69-5、詩人の夕べの祈りOp.47-2、星Op.69-1   
〔花々〕
もの言わぬ花Op.10-6、サフランOp.10-7、青い夏Op.31-1、
花束を編みたかったOp.68-2   
〔告別と子守歌〕
わが魂よ、憩えOp.27-1、万霊節Op.10-8、変わらざるものOp.69-3 
わが子にOp.37-3、子守歌Op.41-1、お母さんの自慢の種Op.43-2  
献呈Op.10-1   
〔少女たちと失恋〕
冬の聖化Op.48-4、ばらの冠Op.36-1、ツェツィーリエOp.27-2 
ああ、何という悲しみOp.49-8 、
オフェーリアの3つの歌Op.67(どうしたらほんとの恋が分かるだろう?
/お早よう、今日はヴァレンタインの日/彼女はあらわに棺にのせられ)
明日には! Op.27-4
フェリシティ・ロット(ソプラノ)、
グレアム・ジョンソン(ピアノ)
当代最高のマルシャリン(《ばらの騎士》の元帥夫人)が、ついに発表した
シュトラウス歌曲集!
クライバー指揮《ばらの騎士》のDVDでマルシャリン役をつとめるなど、世界
中の歌劇場でそれを当たり役とし、その名声を欲しいままにしてきたロット
だが、シュトラウスの歌曲集となると、かつてChandosに録音したオーケスト
ラ歌曲だけだった。したがってロットの本格的なシュトラウス歌曲集ディス
クの登場は世界中のリート・ファンが長く期待し、待ちわびていたものだ!
名曲《万霊節》《献呈》のさえざえとした歌唱はもはや筆舌に尽くしがたい。
しかも、トラック・リストを御覧いただければわかるように、連作歌曲を丸
ごと取り上げるのではなく、テーマごとに分類、それぞれふさわしい作品を
連ねるという、コンセプト・アルバム仕立て。ドイツ・リートの歴史に残る、
素晴らしいアルバムです。

CDDCA1157  \2080
ヘルマン・ゲーツ(1840−1876):
ピアノ五重奏曲ハ短調Op.16*   
ピアノ四重奏曲ホ長調Op.6
プロ・アルテ・ピアノ四重奏団〔ケネス・シリトー(ヴァイオリン)、ロバ
ート・スミッセン(ヴィオラ)、スティーヴン・オルトン(チェロ)、ハー
ミッシュ・ミルン(ピアノ)〕、ポール・マリオン(コントラバス)*
ヘルマン・ゲーツは現カリーニングラード(旧ドイツ領/現ロシア領)に生
まれ、ベルリンでビューローについて学んだ作曲家。早世したためあまり知
名度はないが、当時はオペラ、交響曲の作曲家として脚光を浴びていた時期
がある。

●ASV Gaudeamus
CDGAU342  \2080
"あざみとばら" ―― カーヴァー・クワイヤーブックからの音楽
全能の神ゼウス(c.1470)
三声のミサ(c.1520)  
四声のマニフィカト(c.1490)
アラン・タヴァナー(ディレクター)、カペラ・ノヴァ

●ASV White Line
CDWHL2151  \1680
チャールズ・ウィリアムズ(1893−1978):
ハイ・アドヴェンチャー(1950)、鉄道模型(1951)、
若いバレリーナ(1951)、クレメントの鐘(1940年代)、
オルウェンの夢(1947)*、カティー・サーク(1951)、
悪魔のギャロップ(1948)、ヴォイス・オヴ・ロンドン(1946)、
音楽のレッスン(1955)、ガールズ・イン・グレイ(1950)、
ハミング・トップ(1938)、嫉妬深い恋人(1949)、他 全24曲
バリー・ワーズワース(指揮)、
BBCコンサート・オーケストラ、ロデリック・エルムズ(ピアノ)*
イギリスのライト・クラシックを取り上げるこのシリーズ、今回は第二次大
戦中から戦後50年代まで活躍していたチャールズ・ウィリアムズの音楽。
BBCラジオの「金曜の夜は音楽の夜」という長番組のテーマ曲だった《ハイ・
アドヴェンチャー》は、イギリスで知らない人がほとんどいない曲だったと
いう。





<VMS>
VMS112  \2180
リヒャルト・ワーグナー(1813−1883):
交響曲ハ長調  
ジークフリード牧歌
フローリアン・メルツ(指揮)、
クールザクセン・フィルハーモニー
若き日のワーグナー唯一の交響曲は、シューマンが絶賛し、「ベートーヴェ
ンの再来」とまで讃えられた逸話が有名なあの曲だ。このディスクではその
《交響曲ハ長調》と《ジークフリード牧歌》の原典版を世界で初めてピリオ
ド楽器で演奏、収録するという意欲的な試み。
フローリアン・メルツは1967年生まれの若手指揮者で1998年にはハンガリー
国立歌劇場、2001年にはプラハ国立歌劇場にデビュー。1991-1992年のシーズ
ンよりクールザクセン・フィルの音楽監督を務めている。
演奏のクールザクセン・フィルも日本ではあまり馴染みのない団体だが、設
立は1817年旧来からのドイツの有名団体が単発的なピリオド・アプローチし
かしないのとは対照的に、ここ数年の間、シンフォニー・コンサートやオペ
ラ上演で、バロック、古典派、ロマン派で当時の楽器を使い分ける試みを実
践して、実績と経験を積み重ねてきた団体。旧東独オケらしい重厚なサウン
ドを聴かせてくれている。

VMS108  \2180
ゲオルク・クリストフ・ヴァーゲンザイル(1715−1777):
アルト・トロンボーンと管弦楽のための協奏曲
レオポルド・モーツァルト(1719−1787):
アルト・トロンボーンと弦楽合奏のための協奏曲
ヨハン・ゲオルク・アルブレヒツベルガー(1736−1809):
アルト・トロンボーンと弦楽合奏のための協奏曲 
ジャン=パウル・フリッシュ(1945−):
トロンボーンと管弦楽のための協奏曲
マーク・マイヤーズ(テナー・トロンボーン&アルト・トロンボーン)、
カルロ・ヤンス(指揮)、
ラトヴィア・フィルハーモニック室内管弦楽団
1973年ルクセンブルク出身のトロンボーン奏者、マーク・マイヤーズによる
トロンボーン協奏曲集。定番のアルト・トロンボーン協奏曲が3曲、ルクセン
ブルクの作曲家フリッシュによる珍しいテナー・トロンボーンのための協奏
曲、計4曲が収録されている。
マイヤーズはクーロン・コンセルヴァトワールでかの名トロンボーン奏者、
ミシェル・ベッケに師事。
ルクセンブルク・フィル、サンクトペテルブルク国立管などの首席トロンボ
ーン奏者を歴任し数多くの国際コンペティションで賞を受賞するなどの経歴
をもちルクセンブルク・コンセルヴァトワールではトロンボーンと室内楽の
指導を行っている。
師匠譲りの艶のある音色、美しくのびやかなハイトーンは絶品!

VMS114  \2180
マックス・レーガー(1873−1916):
クラリネット・ソナタOp.49-1   
クラリネット・ソナタOp.49-2 
クラリネット・ソナタOp.107 /
デビット・スマイヤーズ(クラリネット)、
ベルンハルド・ワンバッハ(ピアノ)
アメリカ、デトロイト出身のクラリネット奏者、デビット・スマイヤーズに
よるレーガーのクラリネット作品集。
スマイヤーズはジュリアード音楽院でクラリネットを学び1979年のツーロン、
1983年のパリでの国際コンクールでの受賞歴を持つ。

VMS130  \2180
ウィルヘルム・ケンプ(1895−1991):
フランコニアの情景   
海の詩篇Op.9   
アルゼンチン人のセレナーデ   
コラール  
ソナタOp.47
オルフェウスの嘆きと精霊の踊り 
リュディガー・スタインファット(ピアノ)
大ピアニスト、ウィルヘルム・ケンプのピアノ作品を集めた作品集。
ケンプのピアノ演奏だけでなく作曲の才能を知ることのできる1枚。

VMS122  \2180
"ブラジルの印象"-ブラジルの作曲家による作品集
カルロス・ゴメス(1836−1896):弦楽のためのソナタ   
アルベルト・ネポムセノ(1864−1920):アンダンテ・エスプレッシーヴォ
アルベルト・ネポムセノ:セレナータ 
エイトル・ヴィラ=ロボス(1887−1959):
《ブラジル風バッハ第4番》より《プレリュード》 
セザール・グエラ=ペイシ(1914−1993):モウラウン 
エルナーニ・アギアール(1950−):弦楽合奏のための4つの断章 第3番
エフゲニー・ラトチェフ(指揮)、ソリスタス・デ・ロンドリーナ
ブラジルの作曲家による作品をあつめたブラジル音楽ファン必聴の1枚!

VMS121  \2180
スタニスラフ・モニューシコ(1819−1872):歌曲集
ワルツ、夏にて、小さな花、コントレ・ダンスI-VI、ソフィア 他、全24曲
クリスティーナ・ロルバッハ(ソプラノ)、
テレッサ・ラブリ(メゾ・ソプラノ)、
マシェイ・パデレフスキ(ピアノ)、
クリスティーナ・マルコフスキー(ピアノ)

VMS116  \2180
古きドイツの指揮者たち 第1巻
クリストフ・ヴィリバルト・グルック(1714−1787):
《アウリスのイフィゲネイア》より   
モーリツ・モシュコフスキー(1835−1921):常動曲 
カミーユ・サン=サーンス(1835−1921):ヘンリー8世
ガブリエル・フォーレ(1845−1924):パヴァーヌOp.50  
フリードリッヒ・フォン・フロトウ(1812−1883):序曲
フランツ・フォン・スッペ(1819−1883):喜歌劇《美しきガラテア》序曲
エドヴァルド・グリーグ(1902−1966):ホルベルグ組曲
ウォルター・ダムロッシュ(指揮)、レオポルド・ライヒワイン(指揮)、
ヘルベルト・サンドベルク(指揮)、
ナショナル交響楽団、ウィーン国立歌劇場管弦楽団、
RIAS交響楽団





<Arcana>
A314  \2180
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:王の花嫁 /
レヴェルディー〔クラウディア・カッファーニ、リヴィア・カッファーニ、
エリザベッタ・デ・ミルコヴィク、エラ・デ・ミルコヴィク、エレナ・ベル
トゥッチ〕、ロベルト・スプレマッリ(指揮)、サン・ボルトロ小合唱団
世界最古(?)の女流作曲家ヒルデガルト・フォン・ビンゲン復興のきっか
けとなった名演が80年代初頭に発表されたゴシック・ヴォイセズの名演であ
り、90年代になって世にヒーリング・ミュージックとしてのビンゲンを再認
識させるきっかけを作ったのがセクエンツィアだったとしたら、21世紀最初
の記憶に残る演奏は、このレヴェルディーにとどめをさすだろう! 90年代初
頭から現在まで、多くの古楽グループが、ビンゲンを競うように取り上げた
が、今回のレヴェルディーの成果は注目に値する。ハープの即興的なフレー
ジングや、大胆な大編成合唱の起用など、従来の中世音楽演奏の常識を覆す
ような内容が随所に盛り込まれているからだ。
中世のドイツ貴族の家系に生まれたヒルデガルトは15歳から修道院に入り、
神の道に仕えることとなった作曲家。生まれながらに超自然宗教的幻視(ヴィ
ジョン)の能力を持ち、神を内なるものとして感じることができたという、
オカルティックな人物だったと伝わっている。それが折からのヒーリング・
ブームに取り込まれ、ヒルデガルトの音楽を素材にシンセサイザーを用いて
味付けしたアルバムまで登場した90年代のブームを経た今、最新の研究成果
を反映させ、より昇華したヒルデガルトの姿をここに聴くことができる!





<AVIE>
AV0028  \2080
ヘンデル "オックスフォード" ウォーター・ミュージック
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685−1759):
トリオ・ソナタ ト長調 Op.5-4 
ジャン=マリー・ルクレール(1697−1764):
《やさしい音楽の気晴らし》第1集 ニ長調 
アルカンジェロ・コレッリ(1653−1713):
トリオ・ソナタ ト長調Op.2-12より-〈チャッコーナ〉 
同:トリオ・ソナタ ハ長調 Op.1-7
フランチェスコ・ジェミニアーニ(1687−1762):ソナタ第5番イ短調
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(タティー・テオ編纂):
《オックスフォードの水上の音楽》組曲ヘ長調  
同 組曲ト短調  
同 組曲ニ長調   
同:トリオ・ソナタ 変ロ長調 Op.2-3
ブルック・ストリート・バンド
ロンドンの新進気鋭の古楽アンサンブル「ブルック・ストリート・バンド」
のデビュー盤
ロンドンに誕生した女性だけの古楽アンサンブル "ブルック・ストリート・
バンド"。その名前の由来は、ヘンデル時代にさかのぼる。ヘンデルが居住し
て作曲していたロンドンの通りの名前だ。クラシック放送専門のBBCラジオ3
から新進演奏家賞を受賞し、AVIEからのデビューとなった。
18世紀音楽を専門とするアンサンブルとしては注目株の団体で、リーダーで
チェリストのタティー・テオのもと、若々しいアンサンブルを聴かせてくれ
る。この《水上の音楽》の小編成組曲はヘンデルが1917−19年キャノンのシャ
ンドス男爵邸で仕事をしていたときにかかれたものと推定されている。オッ
クスフォードのキリスト教会のライブラリーから発見されたもので、最初の
出版はヘンデル協会のドナルド・バロウズによってなされている。この演奏
用の版はタティー・テオが自ら編纂したものである。ヘンデル自筆のスコア
がまったく残っていない《水上の音楽》の新たな解釈として注目に値する企
画の登場。

AV0033  \2080
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685−1759):
トリオ・ソナタOp.2(全6曲)
ソネリー〔モニカ・ハジェット(ヴァイオリン)、エミリア・ベンジャミン
(ヴァイオリン ※第1番のみ参加)、ジョゼフ・クラウチ(チェロ)、マシュ
ー・ホールズ(チェンバロ、オルガン)〕、ウィリバルト・ハーツェルツェ
ット(フルート ※第1番のみ参加)
英古楽界の大御所ヴァイオリニスト、モニカ・ハジェットが主宰する室内楽
団体ソネリーの最新作。
ソネリーはLINNでパラディアン・アンサンブルのリコーダー奏者、パメラ・
トーヴィーと共演し、AVIEでは「世界最初のピアノ協奏曲」というユニーク
なアルバムをリリースしていた。

AV0031  \2080
"アルカディアのヴィヴァルディ" 協奏曲とアリア集
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678−1741):
2つのヴァイオリンと2つのチェロのための協奏曲ト長調RV.575
協奏曲ニ長調《ラ・パストレッラ》RV.95 
3つのヴァイオリンのための協奏曲ヘ長調RV.551  
歌劇《テンペのドリッラ》RV.709より-アリア集* 
4つのヴァイオリンのための協奏曲変ロ長調RV.553
2つのヴァイオリンのための協奏曲イ長調RV.520 
2つのヴァイオリンと2つのチェロのための協奏曲ニ長調RV.564 
ムハイリ・ローソン(ソプラノ)*、
エイドリアン・チャンドラー(ディレクター&ヴァイオリン)、
ラ・セレニッシマ
アルカディア(理想郷)を描いたのが《パストラル(田園曲)》といわれる
が、ヴィヴァルディの作品の中からそれに当てはまるものを抜き出してコレ
クションしたコンセプト・アルバム。エイドリアン・チャンドラー率いるセ
レニッシマは1994年にヴィヴァルディのセレナータ《セーヌの祭典(La
Sena Festeggiante)》RV.693を演奏するために結成された団体。その後、
今日も着々と研究が進むヴィヴァルディのオペラ作品や協奏曲などを次々と
イギリス初演し、注目を浴びている。いわば英国の新時代のヴィヴァルディ
演奏におけるパイオニア的役割を担う団体である。それだけに演奏は秀逸。

AV0029(2CDs price of 1.5) \3120
ロベルト・シューマン(1880−1856):ピアノ作品集
〔CD-1〕
蝶々Op.2 、ダヴィット同盟舞曲集Op.6 、森の情景Op.82   
〔CD-2〕
君に捧ぐOp.25-1(リスト編 S.566-1)、
春の夜Op.39-12(リスト編 S.568-12)、幻想小曲集Op.12   
アラベスクOp.18、クライスレリアーナOp.16
レオン・マッコーリー(ピアノ)
ウィーンの国際ベートーヴェン・コンクール第1位、リーズ国際ピアノ・コン
クールで第2位になるなど、イギリスのピアニストの中では特ドイツ=オース
トリア系レパートリーに定評あるピアニスト、レオン・マッコーリーのAVIE
へのデビュー・ディスク。すでにVirginやASVに録音があり、それらはBBC
ミュージック・マガジンで5ツ星の評価を得ているなど、高評価続出。

AV0034  \2080
ロマン派ヴィルトゥオーゾ・オルガン作品集
マルセル・ランケテュイ(1894−1985):トッカータ、
ジョゼフ・ブノワ(1884−1918):コラール嬰ヘ長調、
アンリ・ムレ(1884−1918):ロザス、
ジョゼフ・ジョンゲン(1873−1953):ソナタ・エロイカOp.94、
ヨーク・ボウエン(1884−1961):メロディ ト短調、他 全8曲 
ジェーン・パーカー・スミス(オルガン)





<Oboe Classics>
CC2007  \2180
"オーボエ・イン・モーツァルト" モーツァルトの室内楽
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756−1791):
オーボエ四重奏曲ヘ長調K.370 
五重奏曲ハ短調K.617
アダージョ K.580a
ソナタ ヘ長調K.376/374d 
ピアノと管楽のための五重奏曲変ホ長調K.452
ジェレミー・ポルメア(オーボエ、イングリッシュ・ホルン)、
アンバッハー室内アンサンブル

CC2008  \2180
そして恋人たちは行方不明 ―― 両大戦間の音楽の追跡
ベンジャミン・ブリテン(1913−1976):
テンポラル・ヴァリエーション(世俗的変奏曲)(1936) 
ジェラルド・フィンジ(1901−1956)(ハワード・ファーガソン編):
《インターリュード》(1933−36)より-〈アンダンテ〉
モーリス・ラヴェル(1875−1937)(ダニエル・ペイルソープ編):
クープランの墓(トンボー)(1914−17)
アンリ・デュティユー(1916− ):オーボエとピアノのためのソナタ(1947)
ユージン・グーセンス(1893−1962):一楽章のコンチェルトOp.45(1927)
エミリー・ペイルソープ(オーボエ)、
ジュリアン・ミルフォード(ピアノ)
「オーボエ界のジャクリーヌ・デュ・プレ」とまで称されるエミリー・ベイル
ソープ。確かに凄いテクニック。一般的なオーボエのイメージからはかけ離
れた彫りの深い演奏を聴かせる。ジャケのデザインも秀逸。





<Urtext>
JBCC064  \2080
モデスト・ムソルグスキー(1839−1881):組曲《展覧会の絵》 
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840−1893):
《子供のためのアルバム》Op.39
《18の小品》より-〈ひなびたこだま〉Op.72-13 
ヴラディミール・フェルツマン(ピアノ)
1952年、モスクワ生まれ。1971年に19歳でロン=ティボー・コンクール優勝、
ソ連からの亡命を希望したために演奏会活動を禁じられた日々、そして米レ
ーガン大統領(当時)の肝いりでアメリカに亡命……と数々の逸話を持ち、
その後Sony Classicalから数々の名盤を連発、「ソ連最後のヴィルトゥオー
ゾ」の名をほしいままにした男、ウラジミール・フェルツマン。
しかし、その実力とは裏腹に、ある時を境に彼の名はなぜか国際マーケット
から消えてしまう。かろうじてMUSIC MASTERSからベートーヴェンの後期ソナ
タなどをリリースしたが、ほとんど注目されず、その後は、国際ピアノ・コ
ンクールの審査員として時おり名前を見つける程度で、彼が演奏会活動をお
こなっているのか否かすら、情報が入ってこないまま21世紀に突入してしま
った。
しかし、2001年末、メキシコのUrtextレーベルからショパン《夜想曲》で復
活。その後も当レーベルとの良好な関係のようで、第3弾のリリースにこぎ
着けた。いよいよ《展覧会の絵》で豪快なロシアン・ピアニズムを聴かせて
くれる! かつてのリヒテルに勝るとも劣らない「凄演」に心躍らされる。
そしてチャイコフスキーがシューマンの主題を用いて書いた《子供のための
アルバム》。これも慈愛に満ちた演奏。

JBCC 054-055(2CDs) \4160
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685-1753):
〔CD-1〕
パルティータ第1番 変ロ長調、第2番 ハ短調、 第3番 イ短調
パルティータ第4番 ニ長調   
〔CD-2〕
パルティータ第5番 ト長調、パルティータ第6番 ホ短調
2声のインヴェンション
ヴラディミール・フェルツマン(ピアノ)
このバッハの「パルティータ集」もまた、20世紀の“名盤”として長らく君
臨してきた、あのグールド盤の存在すら色褪せてしまうのではないか、と言
っても大袈裟ではないほど、フェルツマンの破格の音楽性が発揮されている。
とにかく、エッジのきいたピアノの調律に、控えめだが深みのあるノン・レガ
ート奏法と、各声部の歌い分けにセンス抜群の節回し。そして音色のパレッ
トの豊富な、装飾音の数々。また、第2番、第3番の序奏の、のけぞってしま
うほどに破天荒な分散和音の響かせ方! これは、それぞれの曲の終わらせ
方、音の減衰のさせ方に聴かれるデリカシーとともに、絶対真似ができない
芸だ。また、併録の「2声のインヴェンション」はよく子供の学習教材とし
て、あまたの名ピアニストも録音しているが、フェルツマンより芸術的な香
りのするものは見当たらないほど、格調高い演奏に仕上がっている。部分部
分は結構やりたい放題に聞こえるが、表現としてこなれているので、全体と
しては、とても品よくまとまっている。1聴いたら、もう一度CDプレーヤー
のスタートボタンを押さずにはいられない、そんな媚薬的な魅力を持った
“魔演”である!
このCDは昨年ご案内したものですが、未入荷のままですので、前回オーダー
は一旦キャンセルとさせていただきます。悪しからずご了承下さい。あらた
めて今回オーダー賜りますようお願いします。

JBCC050  \2080
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685−1750):
ロ短調ミサ曲BWV.232(抜粋−第1曲〈キリエI〉 第3曲〈キリエII〉
第10曲〈主の右に座し〉第11曲〈父のみが神聖であり〉
 第12曲〈聖霊とともに〉 第18曲〈聖書にありしごとく〉 
第19曲〈我は信ず、主なる聖霊〉  第23曲〈ホザンナ〉)
鈴木美登里(ソプラノI)、エリザベト・ヘルマンス(ソプラノII)、
パトリツィア・ハルト(ソプラノII、アルト)、
ペトラ・ノスカイオワ(コントラルト)、
マックス・シオレック(テノール)、
クヌート・ショッホ(テノール)、
ヤン・ヴァン・デル・クラッベン(バス)、
スティーヴン・マクロード(バス)、
シギスヴァルト・クイケン(指揮)、
ラ・プティット・バンド
2000年のバッハ・イヤーを記念して行われたラ・プティット・バンドの南米
ツアー時のライヴ録音。かつてのDHM盤(レオンハルト指揮)以降、ラ・プ
ティット・バンドはロ短調ミサを再録音していない。ピリオド・アンサンブ
ルによる代表的な名演として名高いDHM盤から20有余年を経て、ラ・プティ
ット・バンドがどう進化したかを知る上でも貴重なリリース。

JBCC075  \2080
ホアキン・トゥーリーナ(1882−1949):
弦楽四重奏曲第1番ニ短調《ギターの》 
クロード・ドビュッシー(1882−1949):弦楽四重奏曲ト短調 Op.10
ラテンアメリカ・クヮルテット
ラテンアメリカ・クヮルテット(ラテンアメリカ弦楽四重奏団)は1981年結
成。これまでNew Albion、ELAN、Dorianなどに20枚ものレコーディングがあ
る名門アンサンブルで、ヒナステラやヴィラ=ロボスの弦楽四重奏など、高
く評価された演奏も多い。これはUrtextからの第1弾で、特にあまり録音さ
れないトゥーリーナの1番を見事にさばいていて、その巧さに唖然。ドビュッ
シーも陰影の深い演奏。

JBCC052  \2080
"エヴァカシオン" フリオ・セザル・オリヴァによるギター六重奏のための
オリジナル&アレンジ作品集 ――
フリオ・セザル・オリヴァ(1947− ):
ドン・ファンの教え 
シッドハルタ(幻想曲)   
ペドロ・パラモ   
燃える平原   
スウィング・ラヴ(スウィング・エラの旋律)   
ラ・プラタ河の郷愁(タンゴの旋律)   
エコー幻想曲(ビートルズの旋律)
ヘクサフォニア・ギター六重奏団
フリオ・セザル・オリヴァは1947年にメキシコ生まれたギタリスト兼作曲家
で、ネオ・ロマンティックとネオ印象派(?)を混合したスタイルが信条だ
という。
《ドン・ファンの教え》はブラジル生まれの文化人類学者、カルロス・カス
タネダがヤキ・インディアンの呪術師ドン・ファンに学んだ自己体験記録の
同名小説(62年発表)が下敷きになっている。この小説に出てくるLSDなど
のドラッグ体験が当時の欧米のヒッピー文化に影響を与えたようだ。ギター
6台による分厚い合奏は呪術的なにおいがする。
《シッドハルタ》はヘルマン・ヘッセの小説をもとにした映画がベースに
なっているという。
最後のビートルズ・アレンジは《ロング・アンド・ワインディング・ロー
ド》《レット・イット・ビー》《ブラックバード》《ミッシェル》《イエス
タディ》などの旋律が入れ替わり立ち替わり登場する。クラシカルなアレン
ジなのに、フェイド・アウトで終わるのが不思議といえば不思議だが、ビー
トルズ作品だから?

JBCC070  \2080
ドミトリー・ドゥジン:
声楽、弦楽五重奏とピアノのためのカンタータ《オフレンダ・デル・ティエ
ンポ》
マーギー・ベルメーヨ(歌)、ドミトリー・ドゥジン(ピアノ)、
ファン・カルロス・ロモナコ(ディレクター)、
弦楽五重奏アンサンブル
オクタビオ・パスはノーベル文学賞受賞者で、芭蕉の「奥の細道」をスペイ
ン語訳にしたことでも知られる詩人。その代表的な詩集「太陽の石」を室内
カンタータに仕立てた作品だという。

JBCC071  \2080
"即興へのプレリュード" ――
クソアチトゥル・ロビロザ・マドラーゾ:ピアノのための《無邪気な羽》、
ガダルペ・セルバンテス・ビダル:ファゴットとピアノのためのソナタ、
レチシア・アルミーヨ・トーレス:ピアノのための《あなたの思い出に》、
アルヤンドラ・オドゲルス:チェロとピアノのための《対話》、
ルチア・アルバレス:挑戦 他 全7曲
様々な演奏者たち
現代南米の女性作曲家たちの独奏作品や室内楽作品をコレクションしたもの。

JBCC073  \2080
"アレブリヘスの夜" ――
エドゥアルド・アングロ(1954− ):弦楽三重奏曲《アレブリヘスの夜》
フェデリコ・イベッラ(1946− ):弦楽三重奏のための5つのミニチュア
マヌエル・M・ポンセ(1882−1948):古い様式による小組曲
マリオ・ラビスタ(1943− ):弦楽三重奏のための3つのバガテル
オラシオ・ウリベ(1970− ):弦楽三重奏のためのバガテル
トリオ・コフラン
ギター作品ばかり名高いポンセだが、イタリア、ドイツ、フランスへの留学
で身につけた本格的な室内楽作品にも素晴らしい作品がある。そのひとつで
ある弦楽三重奏は、他になかなかいい演奏がないだけに貴重。ポンセ以外は
主に現役のメキシコの作曲家で、どれも脱西欧の語法が用いられ、刺激的な
作品が多い。

JBCC074  \2080
エウジェニオ・トゥサン(1954− ):室内楽作品集
 弦楽四重奏曲第1番
ボップ・エチュード第1番(ピッコロ・フルートのための)
ボップ・エチュード第2番(ピアノ独奏のための)
ボップ・エチュード第3番(クラリネットとサクソフォン・クヮルテットの
ための)   
ボップ・エチュード第4番(フルート、クラリネットとピアノのための)
弦楽四重奏のための小品
フルートとピアノのための二重奏曲
パウル・クレーによる5つのミニチュア
弦楽四重奏のための《カレイドスコープ》
ラテンアメリカ・クヮルテット、マリーザ・カネレス(フルート)、
アルベルト・クルズプリエト(ピアノ)、
オラシオ・フランコ(ピッコロ)、他 様々な演奏家たち
メキシコの作曲家トゥサンは、ジャズ・フレーバーを取り入れたネオ・ロマ
ンティックな作品で知られる。フルートとピアノのための二重奏曲はチック
・コリアのために書かれたという。

JBCC072  \2080
"アフィニダデス" ギター二重奏の調べ ――
フアン・カルロス・ラグナ(ギター)、クリス・ロボ(ギター)
クラシカル・ギター二重奏によるアルバム。メキシカンなテイストで仕上げ
たヒーリング・ミュージック。





<Centaur>
CRC2646  \1880
20世紀のギター音楽 ――
ルーセル:セゴビアop.29
ファリャ:ドビュッシーの墓碑銘のための賛歌
オーリック:アロンソ・ムダーラを讃えて
ミヨー:セゴビアーナ
プーランク:サラバンド
チャベス:ギターのための3つの小品、アルバムのページ
ヴィラ=ロボス:練習曲第5番
マルタン:4つの短い小品
ヘンツェ:室内音楽からの3つのテント
オルボーン:プレリュードとダンサ 
マシュー・スロットキン(ギター)

CRC2654  \1880
J・ハイドン:ピアノ・ソナタ第43番変イ長調
メンデルスゾーン:無言歌op.19−1、op.19−3、op.62−1
ショパン:
マズルカ嬰ハ短調op.41−1、夜想曲ロ長調op.32−1、ピアノ・ソナタ第3番
ロ短調op.58
サン・ミ・チュン(ピアノ)
サン・ミ・チュンは1965年、ソウル生まれ。3才からピアノをはじめた彼女は
ジュリアード音楽院を卒業し、現在ニューヨークを中心に演奏活動を行って
いる。

CRC2636  \1880
ショスタコーヴィチ:
ヴァイオリン・ソナタop.134、
ヴァイオリンとピアノのための24の前奏曲op.34 
グリゴリー・カリノフスキー(ヴァイオリン)、
タチアナ・ゴンチャローワ(ピアノ)
ショスタコーヴィチが1932−33年にピアノ独奏のために作曲した24の前奏曲
をロシアの若き演奏家、カリノフスキーとゴンチャローワがヴァイオリンと
ピアノのために編曲して演奏。

CRC2648  \1880
ラインベルガー:
ピアノ・ソナタハ長調op.47、変ニ長調op.99、変ホ長調op.135
アントニオ・ポンパ=バルディ(ピアノ)
アントニオ・ポンパ=バルディは1998年のロン・テイボー・コンクールで優
勝、2001年のヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで銀メダルを受
賞した実力派。

CRC2619  \1880
《ヴァーチュアル・バッハ》
デヴィッド・コープ:協奏曲、チェロ組曲、ブランデンブルク協奏曲
リンダ・バーマン=ホール(キーボード)、アミー・ブロード(チェロ)、
サンタ・クルツ・バロック祝祭管弦楽団、
ニコル・パイメント(指揮)
バッハの作品を基にコープが作曲した作品集。デヴィッド・コープはコン
ピューターを使用して作曲活動を行っているアメリカ作曲家。





<Polyphonic>
QPRM146D  \1880
イギリスのウィンド・バンド名曲集 第9集 ――
マーティン・エレビー:祝典のための前奏曲《オヴェイション》 
マーティン・エレビー:星へ向かうキティー・ホークより  
ナイジェル・クラーク:キング・ソロモンの秘宝  
マーティン・エレビー:
《夏の夜》ホルンとコンサート・バンドのための6つの小品 
フィリップ・スパーク:ドラゴンの年 
ナイジェル・クラーク:ティルバリー・ポイント /
ボブ・アシュワース(ホルン)、
ジェームズ・ガーレイ(指揮)、
ロイヤル・ノーザン・カレッジ・オブ・ミュージック・コンサート・バンド
Polyphonicによるイギリスの作曲家によるウィンドバンド名曲集の第9集が登
場。スパークの超難曲として有名な《ドラゴンの年》は、金管バンド版だと
ヨークシャー・ビルディング・ソサイエティ・バンドの演奏が名演として有
名だが、難曲中の難曲とされているためか吹奏楽版の決定盤には中々出会う
ことができなかった。
そこに今回、グレグソンやスパークなどの作品で名演を多数録音しているロ
イヤル・ノーザン・カレッジ・オブ・ミュージック・コンサート・バンドの
録音が登場!イギリス作品のスペシャリストによる《ドラゴンの年》、この
曲の決定盤となる可能性大!
その他にも日本で人気沸騰、マーティン・エレビーの作品を3曲収録。
ホルンソロのボブ・アシュワースはイングリッシュ・ノーザン・フィルハー
モニアの首席奏者を務めている。





<IMMORTAL>
IMM 950002(DVD Video) \2480
プラシド・ドミンゴ、サルスエラ・ガラ・コンサート ――
チュエッカ:序曲《エル・バテオ》
ヒメネス:ラ・テンプラニカ
他、全14曲
プラシド・ドミンゴ(テノール)、
エンリケ・ガルシア・アセンシオ(指揮)、
マドリード交響楽団、バレエ・エスパニョール、RTVE合唱団、他
3大テノールの1人、プラシド・ドミンゴによるサルスエラ・ロイヤル・ガラ
・コンサートのライヴ!

IMM950003(DVD Video) \2480
プラシド・ドミンゴ ―― ライブ・フロム・マイアミ
マイアベーア:《アフリカの女》より《おお、パラダイスよ!》   
ドニゼッティ:《ランメルモールのルチア》より 《わが祖先の墓よ》
ドニゼッティ:《ドン・パスクァーレ》より《騎士はあのまなざしを》
ドニゼッティ:《愛の妙薬》より《さあ、妙薬よ、ほくのものだぞ》
プッチーニ:《マノン・レスコー》より《間奏曲》
プッチーニ:《トスカ》より《星は光りぬ》
プッチーニ:《ジャンニ・スキッキ》より《私のお父さん》
ソロサーバル:《薔薇の花束の女》より《美しいマドリード娘》
トローバ:《ルイッサ・フェルナンダ》より《木の実をとる人々》
ヒメネス:《ルイス・アロンソの結婚式》より《間奏曲》
ペネーリャ:《山猫》より《愛の二重唱・ぼくは闘牛士になりたいんだ》
プラシド・ドミンゴ(テノール)、アナ・パナグリアス(ソプラノ)、
ユージン・ク−ン(指揮)、マイアミ交響楽団
ドミンゴのマイアミでのライブコンサートを収録。





<Danacord>
DACOCD 351−367(17CDs price of 8.5) \18500(限定入荷)
カール・ニールセン・コレクション 第1巻−第6巻 ――
カール・ニールセン(1865−1931):
〔DACOCD 351−353〕
交響曲全集《全6曲》
トマス・イェンセン(指揮)、エリック・タクセン(指揮)、
ラウニー・グロンダール(指揮)、デンマーク放送交響楽団
録音:1952−1959年
〔DACOCD 354−356〕
協奏曲&管弦楽作品集
ヴァイオリン協奏曲:エミール・テルマニー(ヴァイオリン)、
エジスト・タンゴ(指揮)、デンマーク王立管弦楽団
フルート協奏曲:ポール・バーケルンド(フルート)、
トマス・イェンセン(指揮)、デンマーク放送交響楽団
弦楽のための小組曲:エリック・タクセン(指揮)、
デンマーク放送交響楽団ほか
録音:1936−1960年
〔DACOCD 357−359〕
オペラ作品集
《仮面舞踏会》:
ラウニー・グロンダール(指揮)、デンマーク放送交響楽団
《サウルとダヴィデ》:
トマス・イェンセン(指揮)、デンマーク放送交響楽団
録音:1954年、1960年
〔DACOCD 360−362〕
室内音楽作品集
弦楽四重奏曲第1番−第4番:
エールリング・ブロッホ四重奏団、コッペル四重奏団
ヴァイオリン・ソナタ第1番、第2番:
エミール・テルマニー(ヴァイオリン)ほか
録音:1935−1958年
〔DACOCD 363−364〕
鍵盤音楽作品集
6つのユモレスク・バガテル、5つのピアノ小品ほか
ガリナ・ヴェルシェンスカ(ピアノ)ほか
録音:1937−1967年
〔DACOCD 365−367〕
歌曲&合唱作品集
15の歌:アクセル・シオツ(テノール)
14の歌:エイナール・ノービー(バス・バリトン)ほか
録音:1909−1954年
既発売の上記ヒストリカルCD 6セットをまとめてシュリンク・ラップしたも
の。かつてのニルセン=交響曲という認識は過去のものになりつつあるだけ
に、作曲家ニルセンの受容史を語る上で欠かせないこのシリーズも次第に注
目を集めていた。Danacordが心血を注いで発掘した歴史的音源ばかりだ。
 
<東京FM>  
TFMC 0006  \2480
初出・日本語解説付き
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
ハイドン:交響曲第10番
朝比奈隆(指)新日本フィル
録音 1977年4月2日 1979年3月8日東京文化会館
宇野功芳氏をして「同年来日のベーム、ウィーン・フィルを上回る感動の超
名演!」といわしめ。且つ、シリーズ監修で当時のFM東京ダイレクターだっ
た、音楽評論家東条碩夫氏によると「朝比奈と新日フィルの両者の気合いが
合致して真に壮大な音楽が生まれるようになった。これはおそらくこの頃か
らだ。とりわけ「英雄」は聴衆を熱狂させた名演で白眉ともいうべきものが
あり。新日フィルがパワー全開という趣で、聴衆を喜ばせた1楽章最後のクラ
イマックスでのトランペットや2、4楽章でのホルン群入魂の最強奏も朝比
奈氏が初めてこのオケから引き出したといっても誇張ではない。」と絶讃。
音質も第1弾のブルックナー5番同様大変優秀。リマスタリングはアルトゥ
スで録音者の東条氏との細かな作業で完成いたしました。ハイドンも朝比奈
があえてコンサートで取り上げるだけあって名曲で、聴きものと申せます。





<アンサンブルSAKURA>
番号未定  \2280
シューベルト:交響曲第9番「グレイト」
モーツァルト:交響曲第25番−第3楽章,第39番−第3楽章
宇野功芳(指)アンサンブルSAKURA
録音:2003年8月9日川口(ライヴ)
環境省のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定されるのではないかというほ
ど、現代では稀少な存在の超個性派指揮者、宇野功芳。このグレイトでも意欲
満々。第1楽章のコーダや第4楽章終り近くの弦の総奏など、あちこちで思いっ
きりガクッとテンポを下げて観客を椅子から摺り落とさせたりする離れ業はい
つもながら。付録のモーツァルトは天下一品系こってり味の濃厚モーツァルト。






<TAHRA>
FURT 1054/57(4CD)  \3780
ベートーヴェン:
交響曲第3番「英雄」 
同 第5番「運命」 
同 第6番「田園」 
同 第9番「合唱」 
ブラームス:
ハイドンの主題による変奏曲 
交響曲第1番
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
ベルリンPO.
エリーザベト・シュワルツコップ(S) エルザ・カヴェルティ(A) 
エルンスト・ヘフリガー(T) オットー・エーデルマン(Bs) 
フィルハーモニアO.
北ドイツ放送SO.
録音:
1952年12月8日ベルリン
1954年5月23日ベルリン
1954年8月22日ルツェルン
1951年10月27日ハンブルク
3504129105419
TAHRAレーベルにおけるフルトヴェングラーの名盤を4枚集めて超特価にした
セット物でレーベル最大の売上を記録しています。「コストがかかりすぎる
のでもう作らない」というTAHRAを説得して、今回やっと再プレスにこぎつ
けました。申し訳ありませんが、多少値上げさせて頂きます。

FURT 1060/62(3CD)  \5400
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
フルトヴェングラー(指)
[CD1]FURT.1027ウィーンPO.録音:1947年HMV
[CD2]FURT.1031ウィーンPO.録音:1944年12月9日
[CD3]FURT.1018ベルリンPO.録音:1952年12月7日ライヴ   
単売でベストセラーを続けてきた「エロイカ」を3枚セットにしたもの。
1枚ものは廃盤になりました。このセットものはお買い得です。






<TDK>
TDKOC 017  \2450
ステレオ
日本語解説付き
ベートーヴェン:序曲「エグモント」
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
オイゲン・ヨッフム(指)バンベルク交響楽団
録音1982年9月16日東京文化会館

TDKOC 018  \2450
ステレオ
日本語解説付き
ベートーヴェン:交響曲第7番
ベートーヴェン:リハーサル(約30分収録)
オイゲン・ヨッフム(指)バンベルク交響楽団
録音1982年9月16日東京文化会館
巨匠ヨッフムに当時「ヨーロッパ屈指のオケ」と評されたバンベルク響、ま
さに純ドイツ、黄金コンビのベートーヴェンで宇野功芳氏はこのコンビにつ
いて「美酒のような響きに酔い知れてしまう。これぞ古いヨーロッパの響き
であり、オーケストラは良く溶け合い、楽器の一つ一つに手作りの人間味が
こめられている。現在、こんな音色を出し得る指揮者、オーケストラも珍し
い。どこを探しても機械臭がなくドイツのオケの醍醐味を満喫できる。」と
語っておりました。まさにそれを証明するかのようなプローベのドキュメン
トは聴きもの。ヴァントの解説でお馴染みの舩木篤也氏が渾心の訳解説をよ
せております。田園もすばらしく、異常に遅い冒頭からびっくり。また終楽
章もにじみでる味わいと喜びに感動。7番も魅力を再発見。今や失われた純
ドイツの純正ベートーヴェンの響きに涙を禁じえません。音質も大変優秀。





<Altus>
ALT 074  \2450
モノラル
日本語解説付
R.シュトラウス:
アルプス交響曲
交響詩「死と変容」
クナッパーツブッシュ(指)ウィーン・フィル
1952年4月20日ライヴ 録音:放送集団「ロートヴァイスロート」
1958年11月9日ライヴ 録音:オーストリー放送協会
「ロートヴァイスロート」録音のアルペンはクナの魅力全開で迫力満点。さ
らに音質にも驚き、とても1952年の録音とは思えません。録音を行った
「ロートヴァイスロート」は1945-55の間、アメリカ進駐軍が設立した放送局
で、豊富な資材、資金をバックに優秀な録音を数多く行いまいた。さすがV
ディスクを作ったアメリカ軍でございます。一転、凝縮感のある音質でORFが
録音した「死と変容」も冒頭からただならぬ雰囲気、ティンパニーの強烈な
一打からしてもよく録られています。全て初出。

ALT 075  \2450
モノラル
日本語解説付
ブルックナー:交響曲第7番
カール・ベーム(指)ウィーン・フィル
1953年3月7日ライヴ 録音:放送集団「ロートヴァイスロート」
若きベームの質実剛健なブルックナー。1楽章の第3主題などストイックな表
現がたまりません。2楽章のクライマックスで足を踏みならしながらカクカク
と盛り上げていく様はまさにベームならでは。大変感動的です。音質も53年
ばなれ。同じくロートヴァイスロート録音。ウィーン・フィルアルヒーフよ
り蔵出し音源。

ALT 076  \2450
モノラル
日本語解説付
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
ゼーフリート(ソプラノ) アンダイ(アルト) 
デルモータ(テノール) シェフラー(テノール)
ウィーン楽友協会合唱団
フルトヴェングラー(指)ウィーン・フィル
1953年5月30日ライヴ 録音:放送集団「ロートヴァイスロート」
フルトヴェングラーの有名な53年のウィーンの第9。フルトヴェングラー・
ファンの中でもこの第9を最も上位に置く方も多い名演中の名演。かつてDG
でも発売されていましたが、今回かなり音質改善されました。低域も豊かで、
音も前に出て来る感じ、より迫力が増したように思われます。また、巷間で
31日説がございますが、録音テープの裏書き等にあたった所やはり30日とな
っておりますので当シリーズもドイツグラモフォン同様、5月30日といたし
ました。これもウィーン・フィルアルヒーフより蔵出し音源。






<BIS>
BIS 1414  \2080
フェインベルク:ピアノソナタ集 Vol.2
第7番 Op.21 (1924/8)、第8番 Op.21a (1933/4)、第9番 Op.29 (1939) 
第10番 Op.30 (1940/4)、第11番 Op.40 (1952)、第12番 Op.48 (1962)
ニコラオス・サマルタノス、クリストフ・シロドー(Pf)
旧ソ連の大ピアニスト、サムイル・フェインベルク(1890-1962)のピアノソナ
タ全集第2巻。彼は生涯にわたって12曲のピアノソナタを残していますが、
スクリャービンの強い影響から独自の作風を確立していくさまがわかります。
超絶技巧と忘我的感覚の混合が不思議な魅力となっています。

BIS 1305  \2080
ビゼー:
「アルルの女」第1組曲 
同第2組曲 
カルメン(セレブリエール編)
ホセ・セレブリエール(指)カタルーニャ国立バルセロナSO
セレブリエールがオーケストラのみ用に編曲した「カルメン」が聴きもの。
スペインのオーケストラがむせかえるように濃厚な色彩を見せます。

BIS 1336  \2080
アホ:
交響的舞曲集「ウーノ・クラミ讃歌」(2001)  
交響曲第11番-6人の打楽器奏者とOrchのための(1997/8)
クロマータ打楽器合奏団、
オスモ・ヴァンスカ(指)ラハティSO
現代フィンランドを代表する作曲家、カレヴィ・アホの新作集。アホは故国
の大先輩ウーノ・クラミ(1900-1961)の未完のバレエ音楽「渦巻き」を補筆
完成させましたが、加筆した部分だけを「交響的舞曲集」と独立させました。
交響曲第11番は打楽器を主役とした協奏作品。スウェーデンきっての名人集
団、クロマータ久々の登場です。





<Claves>
50- 2307/8(2CD) \4160
ドノスティア:ピアノ曲全集
バスク前奏曲(全21曲)
モザイク集
子供の小品集-4手連弾のための(全13曲)
リカルド・レケホ(Pf)、マリーナ・ピントス(Pf)
バスクの民族主義作曲家アイタ・ドノスティア(1886-1956)。彼のピアノ作品
をすべて集めたアルバムの登場です。全4巻から成る「バスク前奏曲」は
1912−23年に作曲され、シューマン風の様式に印象主義的な斬新な和声が盛
り込まれています。陽気でひなびたピアノ音楽ファンなら、気に入ること間
違いなしの珍品です。





<DOREMI>
DHR 7783  \1880
「モリーニ第3集/ベートーヴェン」
ベートーヴェン:
ヴァイオリン協奏曲ニ長調
ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調「春」
エリカ・モリーニ(Vn)
ヴラディミル・ゴルシュマン(指)ニューヨーク・フィル
N.シュワルブ(P)
録音:
1944年9月17日ニューヨーク、ライヴ 
1927年11月30日ベルリン
今年生誕100年を迎えるモリーニの完全初出ライヴがDOREMIからリリース。
ベートーヴェンの協奏曲では、やはりライヴで60年代にセルとの演奏がファ
ンには知られていますが、何といっても今回1944年といえばまさにキャリア
全盛期。テクニック、気力とも充実しきったヴァイオリンにはひたすら興奮
の連続。モリーニ・ファン必携のアルバムとなりましょう。

DHR 7840/41(2CD) \3760
「プニーナ・ザルツマン第3集」
バルトーク:ピアノ協奏曲第3番
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第3番
マルク・ラヴリ:ピアノ協奏曲第1番
ベン=ハイム:ピアノ協奏曲(1949)
ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ
ダンディ:フランスの山人の歌による交響曲
プニーナ・ザルツマン(P)
ポール・パレー(指) ズービン・メータ(指)
イスラエル・フィル
ローレンス・フォスター(指) ハンス・フォンク(指) 
ネヴィル・マリナー(指) メンディ・ロダン(指)
イェルサレムSO.
録音:1971年11月29日、1988年9月10日、1984年3月18日、1983年3月10日
1979年1月17日、1973年6月26日すべてライヴ
第1集(DHR.7828)に続いて、イスラエルの大家ザルツマンが弾く協奏曲ライ
ヴ集。40代後半から60代半ばにかけて行われた演奏の数々は、神童をコルト
ーに認められて以来の華々しい経歴に比して録音は少ないため、たいへん貴
重なものといえます。15歳でデビューを果たした折の共演者パレーをはじめ、
メータといったおなじみの顔ぶれがアルバムに花を添えています。グラズノ
フの弟子ラヴリ(1903−1967)はラトヴィア生まれのイスラエルの作曲家。





<Harmonia mundi france>
HMC 801813(2SACD)  \3780
J.S.バッハ:ロ短調ミサ曲(全曲)
コンラート・ユングヘーネル(指)
カントゥス・ケルン
声楽*〔ソプラノ:J. コスロフスキ、M. バッハ、M.マウク、S.リュデンア
ルト/アルト:E.ポピエン、H.ヴォス/テノール:H.J.マメル、W.ヨヘンス
/バス:S.シュレッケンベルガー、W.M.フリードリヒ〕
器楽*〔ヴァイオリン:U.ブンディーズ、A.ジッケルシュミット、C.タウベ
ルト/ヴィオラ:V.ハゲドルン/チェロ:A.ブリュッヘン/ヴィオローネ:
M.ミュラー=モール/フルート:K.クラーク、M.ガッティ/オーボエ:K.ア
ルフケン、S.ヘーゲル、S.ハンフリーズ/ファゴット:A.ロヴァトケイ、
C.ワルター/ホルン:U.ヒュープナー/トランペット:U.ハルトヴィヒ、
J.ロウチェク、U.ロトキルフ/ティンパニ:M.ピエコッタ/オルガン:C.ロ
ーフ〕
冒頭の「キリエ」から鳥肌、そのあとはただただ引き込まれてしまいました。
ゾクっとするほど艶っぽく、時にクールな響きにまとめられたロ短調は、ま
さに「耽美」。はてしなく続くバッハのらせん階段のような旋律が、この人
数で表現されるとは、やはりカントゥス・ケルンおそるべしです。すみずみ
まで行き届いた表現のきめこまやかさに感服。

HMC 901808  \2080
ヒナステラ(1916-1983):作品集
≪エスタンシア≫より4つの踊り op.8a
ハープ協奏曲 op.25
南米のファウスト序曲 op.9
協奏的変奏曲 op.23
ジョゼップ・ポンス(指)グラナダ市管弦楽団
マグダレーナ・バッレーラ(アルパ)
アルゼンチンの伊福部昭として名高いヒナステラ。彼の作品の名曲ばかりを
集めた一枚です。≪エスタンシア≫とはアルゼンチンの広大な農場のこと。
そこを舞台に繰り広げられるほほえましい色恋沙汰を題材としたバレエ音楽
から4つの舞曲を抜粋して組曲にしたのが一曲目。吹奏楽ファン垂涎の超か
っこいい組曲です。二曲目のハープ協奏曲もヒナステラ傑作中の傑作。とこ
ろで、ヒッチコック監督の映画では、監督自身が出演しているのがトレード
マークですが、ヒナステラ作品にもトレードマークがあります。それは「ミ
ラレソシミ」という音列。これはギターの開放弦の音列なのですが、これを
探しながら聴いてみるのも面白いかも。ヒナステラの魅力、120パーセント
たっぷり味わえます。気分爽快。

HMC 901810  \2080
ブロッホ:チェロ作品集
無伴奏チェロ組曲第1番
ヘブライ狂詩曲「ソロモン(シェロモ)」
ユダヤ人の生活より(3つのスケッチ)
無伴奏チェロ組曲第2番
ニルヴァーナ(涅槃-ねはん)
無伴奏チェロ組曲第3番
ニーグン(即興、朗吟)-バール・シェムより
エマニュエル・ベルトラン(チェロ)
パスカル・アモワイヤル(ピアノ)
ベルトランとアモワイヤルのカップルが作る音楽は、シナゴーグの中で厳か
に鳴り響く聖歌のよう。ユダヤの人々の慟哭が聴こえてくるような音楽です。
オリエンタルな気分に浸りたい人にもおすすめ。





<COVIELLO>
COV 30301  2枚組  \2080
(DISC 1) DDD ステレオ 24BIT SACD-Hybrid
(DISC 2) 5.1ch dts サラウンド
ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(ハ−ス第2稿)
マルクス・ボッシュ(指)アーヘン交響楽団
ドイツの鎌倉である古都ア−ヘンにそびえる大伽藍、聖ニコラス教会での
ブル8ライヴ。ア−ヘン響は知る人ぞ知るドイツの名門団体。R.シュトラウ
ス、ワインガルトナー、ムック、プフィッツナー、カラヤンなど錚々たる指
揮者が関係しておりました。まさにドイツドイツした団体。録音も大聖堂の
たっぷりした残響の中で、美しく音楽が響き渡ります。ヴァントの有名な
リュ−ベック大聖堂ライヴを思わせる美しさ。CDでも充分楽しめますが、
5.1chディスクですとまるで巨大聖堂の中に瞬間移動したような錯角に。し
かし何よりも演奏が立派でございます。(※DICS 2はハイブリッドではあり
ません。dtsサラウンド対応のDVDオ−ディオ再生機能のあるプレーヤーのみ
再生可能です。)






<LONG DISTANCE>
LD 0480303  \2080
J. S.バッハ:無伴奏アルペジーナによる組曲BWV1007-1009
ジャン=ポール・ミナリ=ベラ(アルペジーナ)
=アルペジーナについて=
そもそもはパリの楽器職人ベルナール・サバティエが1995年来、子供用に製
作していた左右非対称の小型ヴィオラがその由来。これをフルサイズに発展
させたものに目を着けたのが、シューベルト「アルペジオーネ・ソナタ」を
演奏する楽器を探していたヴィオラ奏者ミナリ=ベラ。いびつな胴と5つの弦
を持つ楽器「アルペジーナ」は、音域的にヴィオラとチェロの間を受け持ち、
かつて聴いたことのない独特の音色に魅力があります。
=演奏者ミナリ=ベラについて=
名手セルジュ・コロ(パレナンSQ)に師事したのちパリ音楽院に進み、アメ
リカではトランプラーに師事。帰仏後は一時フランス国立管の首席を務めた
こともある、現在フランスを代表するヴィオリスト。





<TEMPERAMENTS>
TEM 316101/3  3枚組  \6540
ルイ・クープラン:オルガン作品集大成
デビット・モロニー(Org;サン・ミッシェル・アン・ティエラシュ修道院
の名器ジャン・ボワザール・オルガン使用)
録音:1995年6月
チェンバロ、オルガンの名人として知られるモロニーがルイ・クープランの
オルガン作品をまとめて発売。美しいデジパックのジャケで、録音もオルガ
ンに力を入れるテンペラマンレーベルだけあって、実に良い音です。

TEM 316028/9  2枚組  \4360
フランソワ・クープラン:教区のためのミサ,修道院のためのミサ
アンサンブル・ピエール・ロベール
フレデリック・デザンクロ(指,Org)
名曲中の名曲と誉れ高い同曲ですが、遂に決定的と言えるような録音が登場
いたしました。





<AEON>。
AE 0316  2枚組  \4360
J. S.バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲
マルク・コッペイ(Vc;ゴーフレード・カッパ1697年製)
録音:2003年4,5月パリ、イルカム
名器カッパの柔らかな響きが実に絶妙で、とても美しい音色。さすが、シュ
タルケルの秘蔵弟子あって心を掴んできます。これは大変な録音で、無伴奏
の新たな名盤と申せましょう。解説をとると、ライプニッツの言葉が飛び込
み、ちょっと知的なデジパック仕様でございます。






<FARAO>
B 108007  \2080
ヴォルフ:メ−リケ歌曲集 Vol.1
ディートリッヒ・ヘンシェル(T)
フリッツ・シュヴィングハーマー(P)
録音:1998年ミュンヘン、ファラオ・スタジオ
全22曲収録。






<RADIO FRANCE>
211 848  2枚組  \4360
メシアン:時代の色彩-音でたどるメシアンの生涯
メシアンの写真多数。コンセルヴァトワールでの授業中の写真もあり、貴重。





<NAIVE>
V 4969(3CD)  \2850
アンヌ・ガスティネル・ボックスセット
【CD1】
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲第2番ロ短調
ブロッホ:ヘブライ狂詩曲「ソロモン」
【CD2】
ハイドン:チェロ協奏曲第1番ハ長調(Hob.VII/1)
ハイドン:チェロ協奏曲第2番ニ長調(Hob.VII/2)
【CD3】
サン=サーンス:チェロ協奏曲イ短調作品33
ラロ:チェロ協奏曲ニ短調
フォーレ:悲歌
【CD1】&【CD3】:エマニュエル・クリヴィヌ(指)リヨン国立管弦楽団
【CD2】:ユーリ・バシュメット(指)モスクワ・ソロイスツ
デュ・プレの再来ともいえる女性チェリスト、ガスティネルがボックスセット
になりました。ガスティネルは、師匠でもあったカザルスが60年間愛用した銘
器「ゴフリラー」を使うようカザルスの遺族から認められた実力の持ち主。
ゴフリラーを使ってのハイドンの協奏曲は、神の域に達したまさに「天上の
音楽」。楽器の力をあますところなく引き出したハイドンは、どこまでも端
正で、おそろしいまでの美しさです。ドヴォルザーク協奏曲の繊細かつ線の
太い歌、サン=サーンスでもめちゃくちゃかっこよい演奏を聴かせてくれま
す。おそるべしガスティネルの歌心です。





<OPUS111>
OP 30390  \1980
ホルトゥス・デリキアルム-装飾の庭-
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179)
ホルトゥス・デリキアルム-12世紀、修道女ヘラート・フォン・ランツベルク
(ホーエンブルク)編纂の百科事典、他より
ブリジット・レーヌ(指,S)/ディスカントゥス
まさに満天の星空のようにしずかにきらめく歌声に、身も心も癒されます。
OP30220の復刻版。ジャケット一新、あらためて新鮮な一枚です。





<Accent>
ACC 22156  \1880
バロックのオーボエ協奏曲
マルチェッロ:オーボエ協奏曲 ニ短調
バッハ:
カンタータ第156番「我が片足は墓の中に」シンフォニア,第21番「わがうち
に憂いは満ちぬ」シンフォニア,第12番「泣き、歎き、憂い、怯え」シンフォ
ニア
テレマン:オーボエ協奏曲 ヘ短調,オーボエ協奏曲 ヘ短調
ヘンデル:オーボエ協奏曲 ト短調 HWV.287
ピアソラ:オブリヴィオン
マルセル・ポンセール(Ob,指)イル・ジャルディーノ
オーボエ哀愁と甘さの絶妙のバランスは,バロック時代には大変に好まれてい
ました。当然多くの作曲家の手による傑作が多数残っているのですが、案外と
耳にする機会は多くありません。名手ポンセールが手兵を率いて、オーボエの
名曲を見事に蘇らせています。オマケにピアソラが一曲。

ACC 23153  \1880
フランソワ・クープラン:王宮のコンセール
第2コンセール,第1コンセール,新しいコンセール,第7コンセール
バルトルド・クイケン(フルート・トラヴェルソ),
ヴィーラント・クイケン(ヴィオラ・ダ・ガンバ),
ロベルト・コーネン(チェンバロ)
バルトルドにヴィーラントのクイケン兄弟に加え,ロベルト・コーネンとくれ
ば、否が応でもフランス・バロックの優美さがドンピシャ。クープランの洗練
された美を心行くまで楽しめます。

ACC 23154  \1880
ミシェル・ブラヴェ:フルート作品集
ソナタ集(1732)から3曲,ソナタ集(1740)から2曲,他
フランク・トインズ(フルート・トラヴェルソ),
マルク・アンタイ(フルート・トラヴェルソ),
マルティン・バウアー(ヴィオラ・ダ・ガンバ),他
ミシェル・ブラヴェ(1700−1768)は当代切っての名手として知られたフランス
のフルーティストで、コンセール・スピリチュエルで活躍した人。古楽界の二
人の名フルーティストが揃って聞き応え満点です。

※旧譜新装再発
ACC 96114  \1880
「16世紀のスペインとアメリカのクリスマス」
ホアン・グティエレス・デ・パディジャ,トマス・ルイス・デ・ビクトリア,
エステバノ・デ・ブリト,ガスパール・フェルナンデス,ペドロ・デ・クリス
ト,フランシスコ・ゲレロ,他の作品
マリア・クリスティーナ・キール(S),クラウディオ・カヴィーナ(A),
ジョゼフ・ベネット(T),他
今やバロック時代の声楽作品で引っ張りだこのキール、こんなCDもあったと
は。16世紀のスペイン音楽を中心にしたもの。





<THARA>
TAH 524  \2080
モーツァルト:交響曲第35番ニ長調 「ハフナー」
マーラー:交響曲第4番ト長調
ブルーノ・ワルター(指) 
ゼーフリート(S) ニューヨーク・フィルハーモニック
録音:1953年1月
最近では、ワルターのステレオ録音は彼本来の持ち味がかなり失われていると
いう意見が広まっているようです。ふわっとサクッとしていながら熱いエネル
ギーがあるという不思議な音楽の魅力は、ニューヨーク時代の演奏、とりわけ
ライブ録音に顕著に出ているのですが、今までの海賊盤はほとんどが音が悪く
てあまり顧みられることはありませんでした。今回登場した1953年のライブは
音も鮮明で、気力充実したワルターの魅力を満喫できます。「ハフナー」は、
宇野功芳氏も「翌日のスタジオ録音よりもさらに凄まじい。テンポの変動、ホ
ルンの最強奏、これこそアンチ・ロココのモーツァルトだ」と絶賛しています。
マーラーものっぺりしたスタジオ録音とは大違い。
日付は、CDには1月5日となっていますが、演奏記録は1月1、2、4日でした。
なお、ブックレットの表に若干印刷ズレがあります。御了承ください。

TAH 523  \2080
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第19番K.459,
2台のピアノのための協奏曲K.365
クララ・ハスキル(P)
フェレンツ・フリッチャイ(指)ケルン放送交響楽団
ゲザ・アンダ(P),パウル・ブルクハルト(指)
ベロミュンスター・スタジオ管弦楽団
録音:1952年5月30日,1954年10月18日
ハスキルの得意中の得意のK.459、既に8種の録音があるとか。フリッチャイと
は,名盤の誉れ高いDGの録音と、それ以上の名演で驚かされたRIASの放送録音
(TAH 389)があります。これはケルンでのライブ。やはりフリッチャイとの相
性はバッチリで、最高です。2台ピアノは放送用のスタジオ録音。どちらも音
質は上々です。





<harmonia mudi france>
●CURIOSITAシリーズ  各1枚 \1650
harmonia mundiの新しい廉価盤シリーズ、CURIOSITAです。CURIOSITA クリオ
ジタとは好奇心のこと。内容が著しくマニアックなところがフランス人らしく
ひねてます。しかし中身はどれも一級品で、廉価盤にはもったいないほどです。
全てディジパック仕様。harmonia mundiとは思えないジャケットでイメージ一
新されております。

HMX 290791
バルトーク:ミクロコスモス 第3−6巻
ユゲット・ドレフュス(Cemb)
これはビックリ!バルトークのユニークな傑作、ミクロコスモスをチェンバロ
で演奏。しかも演奏しているのが名手ドレフュスですから、単なる物珍しさ
じゃ終りません。近代と古楽の出会い、刺激的です!

HMX 290799
ブルーンス:オルガン作品全集
ヘルムート・ヴィンター(Org)
ニコラウス・ブルーンス(1665-1697) は17世紀末に北ドイツで活躍したオル
ガニストで、その作品は大バッハに大きな影響を与えたことが指摘されてい
ます。

HMX  2901018
チェスティ:カンタータ集,「オロンテーア」抜粋
ユディト・ネルソン,ルネ・ヤーコプス,ウィリアム・クリスティ,
ヤープ・テア・リンデン,コンラート・ユングヘーネル
イザベル・プルニャール,ヘルガ・ミューラー=モリナーリ
ルネ・ヤーコプス(指)コンチェルト・ヴォカーレ
ヴェネツィア派の重要な作曲家、ピエトロ・アントーニオ・チェステは、名声
に比してあまり録音に恵まれているとはいえません。しかしこの1枚で随分渇
きが癒されるでしょう。カンタータにおける豪華な演奏者たちはもはや伝説的。
「オロンテア」はヤーコプスの指揮によるバロックオペラの初期の傑作。

HMX 2901401
ハスラー:ミサ「マリアは言われた」 ,モテット集
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)
アンサンブル・ヴォーカル・ユーロペーン
ハンス・レオ・ハスラー(1562-1612)は、ドイツ人ながらアンドレア・ガブリ
エリに学び、サン・マルコのヴェネツィアの音楽をドイツにもたらした人物と
して重要です。しかしどちらかというと,バッハが「マタイ受難曲」に引用し
た印象的なコラールがもともハスラーの旋律だったことで知られているかもし
れません。それだけ17世紀には大変に人気のあった人でした。
ヘレヴェッヘによる磐石の演奏です。

HMX 2907238
ホルボーン:“マイ・セルフ”
ポール・オデット(Lute),ザ・キングズ・ノイズ,デヴィット・ダグラス
アンソニー・ホルボーン(1545?-1602)はエリザベス王朝の時代(16世紀後半)の
リュート奏者。独特の優しく温かい作風は魅力あり。ここには種々のパヴァ−
ヌ,ガラルド,アルマンを収録しています。

HMX 2907053
ハンフリー:ヴァース・アンセム集
ニコラ・マッギガン(指)クレア・カレッジ・コール,ロマネスカ
パーセルのお師匠としても知られる、17世紀中頃の英国の作曲家、ペラム・ハ
ンフリー(1647-1674)のヴァース・アンセムを集めたもの。ヴァース・アンセム
とは、英国教会のアンセム(讃美歌)のうち、独唱や重唱を含むものを指しま
す。マッギガンの堅実な指揮振りがgood!

HMX 2901061
ランベール:宮廷アリア集
ルネ・ヤーコプス,コンラート・ユングヘーネル,ヴィーラント・クイケン,
木村三穂子,ディルク・ヴェレルスト
宮廷歌曲の作曲家として絶大な人気を誇ったミシェル・ランベール(1611-96)
の作品を集めたもの。気品のある美しいメロディーと繊細な技巧が見事に融合
しています。これらがリュリの宮廷オペラに与えた影響は非常に大きいはず。
歌手ヤーコプスを筆頭にこれまたすごいメンバー。

HMX 2907175
マリーニ:風変わりで当世風な創意
アンドルー・マンゼ,ロマネスカ
17世紀前半に北イタリアで活躍したヴァイオリニスト、ビアージョ・マリー
ニ(1587頃-1663)の意欲的な作品を集めています。彼は若い頃ヴェネツィアの
サン・マルコ大聖堂のヴァイオリニストで、モンテヴェルディの部下だった人。

HMX 2901055
ムリニエ:モテットと讃歌
ウィリアム・クリスティ(指)レザール・フロリサン

HMX 2901131
セルミジ:ルソン・ド・テネブル
ドミニク・ヴィス,アンサンブル・クレマン・ジャヌカン
クローダン・ド・セルミジ  (1490頃-1562)は、言わずと知れたジャヌカンと
並ぶルネサンスのシャンソンの作曲家。しかし宮廷礼拝堂の音楽家としてのセ
ルミジの姿はあまり知られていないでしょう。このアルバムには彼の初期のモ
テット等が収録されています。

HMX 2901114
ストロッツィ:カンタータ集
ユディト・ネルソン,コンチェルト・ヴォカーレ
17世紀には珍しい女性の作曲家、バルバラ・ストロッツィ(1619-1664)。父親
がヴェネツィアのやりての劇場興行主で、出入りする多くの知識人に触発され、
バルバラも自由奔放な生涯を送りました。ソプラノ・ソロを用いたカンタータ
をたくさん作曲しています。

HMX 2907066
ウッチェッリーニ:ベルガマスカ,トリオ・ソナタ
ニコラス・マッギガン(指)アルカディアン・アカデミー
近年、エンリコ・ガッティらも積極的に取り上げて知名度がグングン上がって
いるマルコ・ウッチェリーニ(1610-1680)、エステ家やファルネーゼ家の宮廷
楽長として活躍しました。7つの作品集が残されており,特にヴァイオリンの
作品は、ウッチェッリーニが技術開発に熱心だったことを示すものです。

HMX 2901621
ヴェルト:マドリガル集
コンラート・ユングヘーネル(指)カントゥス・ケルン
ジャケス・デ・ヴェルト(1535-1596)は16世紀に人気のあったマドリガル歌手。
ローレとモンテヴェルディのちょうど間の世代で、モンテヴェルディのマドリ
ガルにその影響が覗えます。

HMX 2901347
エマオの巡礼の物語
マルセル・ペレス(指)アンサンブル・オルガヌム
中世の典礼劇の一つであるエマオの巡礼の物語の珍しい録音です。磔にされて
息絶えたキリストが、エルサレム近郊のエマオの町で二人の弟子の前に現れ、
キリストが復活したことが分かる、という内容。

HMX 290219
英国のルネサンス-ウィールクス,トムキンズ,ギボンズの作品
アルフレッド・デラー(CT) デラー・コンソート
トマス・ウィールクス(1575?-1623)、トマス・トムキンズ(1572-1656)、オー
ランド・ギボンズ(1583-1625)はいずれも17世紀初頭にかけて英国で活躍した
音楽家。





<Naive>    
DR 2109(DVD-Video)  \3380
NTSC
グリゴリー・ソコロフ-ライブ・イン・パリ
ベートーヴェン:
ソナタ第9番op.14-1、第10番op.14-2、第15番op. 28(田園)
コミタス:ピアノのための6つの舞曲
プロコフィエフ:ピアノソナタ第7番「戦争ソナタ」
-アンコール-
ショパン:マズルカ op.63-3、op.68-4、
クープラン:ティク−トク−ショック、修道女モニク、
バッハ/ジロティ編:前奏曲ロ短調(BWV 855a)
グリゴリー・ソコロフ(ピアノ) 
2002年11月4日、シャンゼリゼ劇場でのライブ映像
一面黒のステージ、棺のようにステージ中央に横たわるスタインウェイのピア
ノ、ソコロフを待ち構えるように白くあやしく光る白い鍵盤・・・。約二時間
のコンサート、ノンストップで観きってしまいました。このDVD、次第にソ
コロフワールドに引き込まれてしまいます。グールド以降久々の“天才”かも
しれないです。本当に。すごいぞソコロフ!えらいぞモンサンジョン!
ロシアが生んだ奇人にして偉大なるピアニスト、ソコロフの映像が登場。それ
につけてもソコロフは謎の存在です。1966年、16歳でチャイコフスキー・コン
クールの栄冠を手にして以降、ほとんど録音を世に出さない上に、1シーズン
につき1パターンのコンサートプログラミング。素顔は、常軌を逸した博学の
人、そして意外にもおちゃめらしいのですが・・・。う-ん、やっぱり謎。
コミタスは本名をソゴモニアン(1869-1935)という「アルメニア音楽の父」。
7世紀のアルメニアの優れた賛美歌作曲家の名前にちなむ称号をコミタスとい
い、彼はエチミアジン宗教大学を卒業するにあたってこの称号を与えられまし
た。アルメニアの国民楽派を開き、農民の歌をたくさん採譜し、編曲しました。
モンサンジョンが映像作品を撮るというときも、とにかく音楽への集中を妨げ
ぬようにという特別な配慮がなされました。カメラも近くにはほとんど置かず、
マイクをピアノの傍、ソコロフや観客から見えるような位置にたてるなんて
もってのほかなど、かなり制約の多いなかでの収録となりました。鬼才モンサ
ンジョンはこれを逆手にとり、ソコロフの奇才ぶりと観客の盛り上がりをもれ
なく伝えてくれています。






<SUPRAPHON>
SU 3739(2CD)  \3300
ヤナーチェク:
シンフォニエッタ
タラス・ブーリバ
「利口な女狐の物語」組曲
嫉妬(「イェヌーファ」のオリジナル前奏曲)
「シュルークとヤウ」(ゲルハルト・ハウプトマンの劇のための音楽)
「カーチャ・カバノヴァー」序曲、第1幕&第2幕の間奏曲
「シャールカ」序曲
サー・チャールズ・マッケラス(指)チェコ・フィル
録音:2002年10月17-18日(ライヴ) 2002年10月20日
2003年5月22日(ライヴ) 2000年8月16日
1997年3月21-27日プラハ、芸術家の家ドヴォルザーク・ホール
名演の誉れ高いウィーン・フィル盤(80年デッカ)から実に20年以上。十分に
機を熟してマッケラスがシンフォニエッタとタラスに再び取り組みました。今
回はチェコ・フィルとの理想的な顔合わせ。実際このオケは、過去にもターリ
ヒ、アンチェル、ノイマンらとの録音でも伝統的にボヘミアやモラヴィアの音
楽語法を自然に体得してきた強みから、ほかでは味わえない不思議な魅力を放
っています。またライヴ収録であることも、両者の熱い意気込みが動的な曲の
性格にもはまってかえって好都合。さらに代表作2曲のほかに、主要な管弦楽
曲のほとんどを網羅しているのもポイント。オペラ全曲盤からの再発となるカ
ーチャとシャールカを除けばすべて新録音。ターリヒ編曲による「女狐」組曲
は、マッケラス自身が再改訂を施すほどの懲り様。デッカ以来のオペラ・シリ
ーズを通じて、スペシャリストの地位を不動にして久しいマッケラスの総決算
的な意味をもつアルバムです。

SU 3765  \1650
ドヴォルザーク:「意地っ張りな恋人どうし」
ズデーナ・クロウボヴァー,ヤロスラフ・ブシェジナ,
ヤナ・シコロヴァー,ロマン・ヤナル,グスタフ・ベラチェク
イルジー・ビエロフラーヴェク(指)
プラハ・フィルハーモニア, プラハ・フィルハーモニック合唱団
ドヴォルザークというとどうしても交響曲などの管弦楽作品が有名ですが、意
外や改作も合わせて11ものオペラを残しています。この「意地っ張りな恋人ど
うし」(「頑固者たち」という訳もあります)は、1881年に初演された彼の4番
目のオペラ。ある農場の主人の息子が、父の後添いの連れ子とお互い気がある
のに意地を張合い、でも最後にはメデタシという、牧歌的な喜劇です。
いまやすっかりチェコの代表的指揮者になったビエロフラーヴェクの指揮で万
全の出来です。

SU 3770  2枚組 \3300
マルティヌー:「ミランドリーナ」
ダニエラ・ブルエラ(ミランドリーナ) 
テレザ・マトロヴァー(オルテンシア) 
エレーナ・トラヴェルシ(デヤニラ) 
サイモン・エドワーズ(アルバフィオリータ伯爵) 
シモーネ・アルベルギーニ(フォルリンポポリ男爵)
リッカルド・フリッツァ(指)ベラルーシ国立フィルハーモニー管弦楽団
これも世界初録音。「ミランドリーナ」は、ゴルドーニの喜劇をもとにしてマ
ルティヌー自身が台本を書き,1953年から翌年にかけて作曲したもの。マル
ティヌーは亡命の身だったにもかかわらず、初演をプラハ国立歌劇場に委ね、
1959年に上演されています。
この録音は、Supraphonには珍しく、英国のド田舎で珍しいオペラばかりを上
演することでしられるウェクスフォード音楽祭でのライブ録音。指揮者のリッ
カルド・フリッツァはロッシーニなどで近年目覚しい活躍をしている人です。





<Ondine>
ODE 1033(2CD)  \4160
J.S.バッハ:
平均率クラヴィア曲集第1巻より 第2、3、4、8、9、10、14、15、16、20、
21、22曲
ショスタコーヴィチ:
24の前奏曲とフーガ Op.87より 第1、5、6、7、11、12、13、17、18、19、
23、24曲
オリ・ムストネン (Pf)
以前BMGからリリースされた企画の後編がOndineに引きつがれました。両作品
から残りの12曲を、調性的に五度圏で並べています。さすが奇才ムストネン、
考え抜かれた配置とアイディアは全く隙がありません。説得力と技巧の完璧
さは怖いほどで、フルコースの食事をしたような充実感たっぷりです。

ODE 1027  \2080
ハトルグリムソン:苦悩 Op.28
メアリー・ネッシンガー (Ms)、ガルザル・ソウル・コルテス (Ten)、
ハトルグリム教会モテットCho、
ホルズル・アウスケルソン(指)ハトルグリム教会室内O
1941年生まれのアイスランド現代作曲家ハブリジ・ハトルグリムソンが2001年
に作曲した受難曲。17世紀と20世紀のアイスランド語の詩に基づき、十字架上
のキリストの苦悩を描いています。ちょっとホラー映画風ながら、静かで独特
の癒し感に満ちています。





<Praga>
PRD 250210/11(SACD-Hybrid)  2枚組  \4560
アントン・ルビンシテイン:チェロとピアノのための作品全集
チェロソナタ第1番ニ長調 Op.18
同第2番ト長調 Op.39
3つの小品 Op.11の2
ミハル・カニュカ (Vc)、ヤロミール・クレパーチ (Pf)
SACDハイブリッド盤。名門プラジャークSQのチェロ奏者カニュカがロシア音楽
の父アントン・ルビンシテインのチェロとピアノのための作品をすべて録音し
ました。2篇のソナタはどちらも30分を越える大作。どの曲も美しく魅力的メ
ロディがふんだんに使われています。ロシア音楽ファン必携の一枚です。





<COVIELLO>
COV 30301(1CD+1DVD)  \2080
ブルックナー:交響曲第8番
マルクス・ボッシュ(指)アーヘン交響楽団
マルクス・ボッシュは1969年生まれのまだ若い指揮者です。しかし既に1996年
から2000年までヴィースバーデン歌劇場のカペルマイスターを務め、2000年か
ら2002年までザールブリュッケンの歌劇場の監督を務めるなど、着実に未来の
ドイツ系実力派指揮者の道を歩んでいる人。かつてアーヘンで“奇跡”を起し
たカラヤンのようになれるか、期待の人です。
付録のDVDは、アーヘンの名物、聖ニコラウス教会の案内。

COV 30202  \2080
ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」
ピアソラ:ブエノスアイレスの四季
ラバルト・スコウ・ラルセン(Vn,指)
ザルツブルク・チェンバー・ソロイスツ
ヴィヴァルディの「四季」とピアソラの「ブエノスアイレスの四季」を組合せ
たCDは、既に“元祖”クレーメルのものや,イタリア合奏団のものがあります。
これはオーストリア系の団体というところがポイント。この「八季」はこの団
体の十八番だそうです。

COV 20206  \2080
ジーバー:リコーダーと通奏低音のための6つのソナタ
トーマス・キューグラー(リコーダー),
イムケ・ダーヴィット(ヴィオラ・ダ・ガンバ),
ラナー・ヨハンセン(ファゴット),
アンドレ・ヘンリヒ(アルチリュート),
ヴォルフガング・コストゥヤク(チェンバロ)
イグナツィオ・ジーバーは、18世紀にイタリアで活動したドイツ人のようで、
1725年頃ローマを拠点として活動していたという報告と、ヴェネツィアの養護
院で1710年代から50年代にかけて断続的にオーボエやフルート・トラヴェルソ
の教授を務めていた(ヴィヴァルディの同僚ということになります)という記
録がみられます。このソナタ集はアムステルダムで出版されたもの。





<EDA-EDITION ABSEITS>
EDA 18  \2080
ゴルトシュミット:管弦楽組曲 op.5
ゲルハルト:弦楽のための協奏曲 op.12
ワイル:交響曲第2番
ユルゲン・ブルンズ(指)ベルリン室内交響楽団
1920,30年代のドイツ音楽マニアにはたまらない内容。ベルトルト・ゴルト
シュミット(1903-1996)、ロベルト・ゲルハルト(1896-1970)、そしてクルト・
ワイル(1900-1950)の管弦楽作品を収録。ゴルトシュミットとゲルハルトの作
品はこれが世界初録音。

EDA 19  \2080
ラートハウス:ピアノ・ソナタ第1番 ハ短調
フィテルベルク:ピアノ・ソナタ第1番
ツィーリッツ:ピアノ・ソナタ
コルヤ・レッシング(P)
「ウィーンとベルリンでのフランツ・シュレーカーのマスタークラス」シリー
ズの第2集。カロル・ラートハウス(1895-1954)はガリシア生まれの作曲家。
彼のピアノ・ソナタ第1番は1920年の作品。ジェルジ・フィテルベルク(1903-
1951)はワルシャワ生まれで、ベルリンでシュレーカーに学んでいます。ピア
ノ・ソナタ第1番は1926年の作。グレーテ・フォン・ツィーリツ(1899-2001)
はウィーン生まれの女性の作曲家。3作品とも後期ロマン派の色彩が色濃く残
っています。どれも世界初録音!

EDA 21  \2080
ベルリンのサクソフォン音楽、その1
シュールホフ:ホット=ソナタ
ヤコビ:サクソフォン・ソナタ
クノール:サクソフォン・ソナタ
ドレッセル:サクソフォン・ソナタ
フランク・ルンテ(アルト・サクソフォン)
タティヤーナ・ブローメ(P)
サクソフォンのクラシック音楽にはいろいろおもしろい作品がたくさんあるの
ですが、録音となるとどうも勢いがありません。このCDには1930年頃のベルリ
ンの猥雑な雰囲気を繁栄した刺激的なサクソフォン曲を4つ集めています。都
会の美感が実に御洒落。
フランク・ルンテのしっとりとした音色のサクソフォンもビックリ。





<BRIDGE>
CD 9136  \2080
ルーザス:ギター作品集
ギター協奏曲第1番「サロモディーズ」
練習曲とリチェルカーレ
ギター協奏曲第2番「パガニーニ変奏曲」
デイヴィッド・スタロビン(G)
ドナルド・パルマ(指)スペキュラム・ムジカエ
ジャン・ワーグナー(指)オーデンセ交響楽団
BRIDGE.9037,BRIDGE.9057,BRIDGE.9084,BRIDGE.9122からの再編集。
デンマークの作曲家ポウル・ルーザスのギター作品を、彼と親交のある合衆国
のギタリストにしてBRIDGE社の創設者、デイヴィッド・スタロビンが演奏した
もの。

CD 9139  \2080
クラム・エディション第7集
クラム:「丘の上に」,「黒い天使」
アン・クラム(S),
ジェイムズ・フリーマン(指)
オーケストラ2001,ミロ四重奏団
録音:2003年,2002年
「丘の上に」は、2002年作のジョージ・クラムの新作。連作歌曲集です。






<GEGA>
GD 192  \1980
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
ヴィヴァルディ:「四季」−春,冬
スヴェトゥリン・ルセヴ(Vn)
クラシックFM放送青年室内管弦楽団
録音:2002年11月
スヴェトゥリン・ルセヴは1976年生まれのブルガリアのヴァイオリニスト。
2001年の第1回仙台国際音楽コンクールのヴァイオリン部門で第1位を受賞した
逸材。

GD 289  \1980
ショパン:練習曲 op.10,op.25
ヴェセリン・スタネフ(P)
録音:2003年,2002年,ソフィア
GEGAの看板アーティスト、スタネフのショパンの練習曲。

GD 288  \1980
ブラームス:
六つの小品集 op.118, 幻想曲 op116,
 パガニーニの主題による変奏曲 op.35
ヴェセリン・スタネフ(P)
録音:2001年,2003年
ブラームスの渋めの曲が選ばれています。

GR 88  \1980
ブゲイア:
「裏切られた陰謀の中で」序曲,アンティフォナ「苦しみが私を押しつぶし」,
デチェーザレ:サルヴェ・レジーナ,
ナーニ:ヴェリタス・メア,ベアータ・マーテル
ジョン・ゲイリー(指)ユバル管弦楽団
地中海の真中の島国、マルタ島。ここで19世紀に活躍した作曲家の宗教曲を集
めたCD。ほぼイタリア様式です。珍しいもの好きには歓迎されるはず。






<Symphonia>
SY 03204  \1780
ファルケンハーゲン(1697-1761):リュート・ソナタ集Op.1(第1番-第6番)
アルベルト・クルニョーラ(リュート)
録音:2003年7月
アーダム・ファルケンハーゲンは、バッハと交流のあった、あの高名なヴァイ
スにも師事したこともある、バロック時代末期を代表する、最後の重要なリュ
ート奏者、作曲家。壮麗なバロック様式に基礎をおきつつ、ギャラント様式の
萌芽を感じさせる、煌びやかで優雅な作品世界を創り出しています。






<URANIA>
RM11 915  \1350
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」
テレサ・シュティッヒ=ランダル(S) 
ヒルデ・レッセル=マイダン(Ms) 
ワルデマール・クメント(T) 
ゴットロープ・フリック(Bs)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)RAIローマ交響楽団,合唱団
録音:1954年12月4日ローマ
1950年代の前半、カラヤンはスカラ座を始めイタリア各地に客演していまし
た。このローマでの第9は、存在は知られていましたが世に出るのは初めての
はずです。

URN22 254  2枚組  \2700
ウェーバー:「オイリアンテ」
ヘルタ・ヴィルフェルト(オイリアンテ)
インゲ・ボルク(エグランティーネ)
ハワード・ヴァンダーバーグ(アードラー) 
カール・カマン(リジアルト) 他
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団,合唱団
録音:1954年5月フィレンツェ
ウェーバーの「三大オペラ」の中で最も不遇な「オイリアンテ」、先日
Dynamicから久々の新録音が登場したと思ったら、こんどはヒストリカル。ス
カラ座をのマエストロとして精力的にオペラ活動をしていた頃のジュリーニ
の指揮です。

URN22 253  5枚組  \5400
ベートーヴェン:交響曲全集
ブルーノ・ワルター(指)
ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団
(6番のみフィラデルフィア管弦楽団) 他
米Colombia録音で、Sonyから出ているモノラルの全集と同じ。

URNSP 4219  \1350
ベートーヴェン:合唱幻想曲,
ウェーバー:ピアノ・ソナタ第3番,
シューベルト:楽興の時第1番,第3番,第6番,即興曲第2番
ショパン:練習曲Op.10-3,ポロネーズOp.26-1
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
クルト・ザンデルリンク(指)ソヴィエト放送交響楽団
録音:1952-54年





<Music & Arts>
M&A 1132  2枚組  \3760
ブラームス:ピアノ作品集
バラードOp.10-1,2,
スケルツォ 変ホ短調op.4,
自作主題による変奏曲ニ長調Op.21-1,
パガニーニの主題による変奏曲イ短調Op.35 ,
ワルツ集Op.39(全曲),同第1番,第2番,第15番,
8つの小品Op.76から2番,7番,8番,
2つのラプソディOp.79,
7つの幻想曲Op.116から1番,4番 ,
3つのインテルメッツオOp.117から1番,2番,
6つの小品Op.118から1番,2番,3番,4番、5番
4つの小品 Op.119から1番,2番,
インテルメッツォ ハ長調Op.119 No.3 ,
ハンガリア舞曲第6番,第7番
ウィルヘルム・バックハウス(P)
録音:1929-36年
超絶のテクニックとドイツ伝統の重厚な音楽を併せ持つことで鍵盤の獅子王と
称えられたウィルヘルム・バックハウス。彼がブラームスを得意としたのは有
名なところ。しかし現在聞けるものは大半がかなり年齢のいってからのもので、
さしものバックハウスも“鍵盤の獅子翁”状態。一方、ここで聞けるのはまさ
に彼の全盛期のSP録音の復刻。古い録音を跳ね除ける雄々しいロマンティシズ
ムには唸らされること請合い。ドイツ伝統ピアノを味わうならこれ。

M&A 1133  \1880
カサドシュ、ライブ録音集
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第4番ハ短調
フランク:交響的変奏曲
ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲
ヤッシャ・ホーレンシュタイン(指)ORTF管弦楽団
エドゥアルド・ヴァン・ベイヌム(指)コンセルトヘボウ管弦楽団
録音:1961年9月26日モントルー 、1946年10月アムステルダム
カサドシュの珍しいライブ。ベイヌムとの共演が興味津々。






<audite>
AU 97489  \1880
ラヴェル:ヴァイオリンとチェロのためのソナタ
シュールホフ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲
コダーイ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲
ハルヴォルセン:ヘンデルの主題によるパッサカリア
リー・キュン・スン(Vn) ティルマン・ウィック(Vc)
ヴァイオリンとチェロのためにかかれた、20世紀の作品を集めています。シュ
ールホフは“頽廃音楽”マニアに、ハルヴォルセンは北欧音楽マニアに必携。
リー・キュン・スンは韓国出身、1994年のチャイコフスキーコンクールのヴァ
イオリン部門で6位に入賞しています。

AU 97508  \1880
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲集作品9(3曲)
ジャック・ティボー・トリオ〔ブルクハルト・マイス(Vn) フィリップ・ドゥ
フィア(Va) ウーヴェ・ヒルト=シュミット(Vc)〕
ベートーヴェンでは弦楽四重奏曲が傑作揃いなもんで、弦楽三重奏曲は人気は
今一つ。でも、ヴァイオリンが一本少ないという制約こそ、偉大な芸術家の意
欲をかき立てる原動力というわけです。黙って聞かせたらしばらくは三重奏曲
と気付かないほど見事に密な音楽です。
すごい名前を冠したジャック・ティボー・トリオは、1994年にベルリンで結成、
大変高い評価を得ている団体です。





<claves>
50-2304  \2080
モーツァルト:断片集
ソナタ断章変ロ長調,フーガ ト短調,サラバンド ト短調,
2台ピアノのためのアレグロ ハ短調,フーガ ニ短調,ソナタ断章ニ長調,
フーガ ニ長調,フーガ 変ホ長調,対位法的スケッチ第2番ハ長調,
ピアノ小品ト長調,ソナタ断章へ長調,2台ピアノのためのフーガ ト長調,
フーガ ホ短調,変奏曲の主題ハ長調,対位法的スケッチ第1番変ホ長調,
運指練習曲,ソナタ断章へ長調,アダージョ ロ短調,フーガ ト短調,
前奏曲ハ長調,ソナタ断章変ロ長調
デュオ・クロムランク〔パトリック・クロムランク,桑田妙子(P)〕
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(朗読)
1980年代のデュオ・クロムランクの録音の間に、2003年最新録音のF=Dの朗読
を挟みこんだもの。






<LYRINX>
LYR 2222(SACD-Hybrid)  \3680
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第5番ハ短調作品10-1,
ピアノ・ソナタ第17番ニ短調作品31-2「テンペスト」,
ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調作品57「熱情」
ジョナサン・ギラード(P)
1981年マルセイユ生まれの若手ピアニスト。明るめの明快でスキッとした切り
口の快演です。






<querstand>
VKJK 0104  \1650
バッハ:
パルティータ 第3番イ短調BWV827,シンフォニア第1番ハ長調BWV787,
イタリア協奏曲へ長調BWV971,シンフォニア第15番ロ短調BWV801,
フランス組曲第2番ハ短調BWV813
ヴェラ・ヒルガー(Vn) ノルベルト・ヒルガー(Vc)
録音:2000年9月
いずれもバッハの有名な鍵盤作品ばかり。これをヴァイオリンとチェロで演奏
したユニークな試みです。当然対位法的絡みが明瞭でして、とても新鮮に聞こ
えます。モダン楽器を使用していますが、大変に清潔な演奏で、古楽器ファン
でもあまり抵抗ないと思います。






<l'empreinte digitale>
ED 13170  2枚組  \2280
バクリ:カンタータ集
カンタータ第4番Op.44,ノットゥルノOp.74,カンタータ第5番Op.77,
苦しみと慰めのモテットOp.59から,モテット第7番Op.71,
ベネディクト・イスラエル・ドミノ,
3つのカンタータ「アブラハムの息子」Op.33
クサヴィエ・デレット(指)バスク・バイヨヌ=コート管弦楽団
イザベル・セーニェ(Ms) シルヴィー・アルタパロ(Ms)
 ヴァレリー・リオ(Ms) 他
ニコラ・バクリは1961年パリに生まれた作曲家。ここに聞けるカンタータなど
の作品は、現代的な静けさと安らぎに満ちた癒しの世界。ゆっくりと広がる音
楽とメッゾソプラノの声がひたひたと染みてきます。
現代社会に疲れ気味の人にお勧めの処方箋です。





<haessler>
98 454(2CD)  \3300
ヘンデル:王宮の花火の音楽-序曲/水上の音楽-第1組曲序曲, 
グルック:
「オーリードのイフェジェニー」序曲/「オルフェオとエウリディーチェ」序曲,
モーツァルト:
「フィガロの結婚」序曲/「後宮からの逃走」序曲/「ティトの慈悲」序曲/
「コジ・ファン・トゥッテ」序曲/「魔笛」序曲, 
ベートーヴェン:「エグモント」序曲, 
ウェーバー:「オベロン」序曲, 
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」序曲, 
グリンカ:「ルスランとリュドミラ」序曲, 
J.シュトラウス:南国のバラ, 
チャイコフスキー:「眠れる森の美女」序曲/「くるみ割り人形」序曲
ネヴィル・マリナー(指)
アカデミー・オヴ・セントマーティン・イン・ザ・フィールズ(ヘンデル) 
ドラゴミール・ディヴィセク(指)祝祭SO.(「イフェジェニ−」) 
ヴィルヘルム・カイテル(指)南西ドイツ室内O.(「オルフェオ」) 
クラウス=ペーター・ハーン(指)モスクワ国営放送O.(「フィガロ」,ウェ
ーバー,ロッシーニ,グリンカ,チャイコフスキー) 
マルコ・ベルトーニ(指)モーツァルト祝祭O.(モーツァルト) 
アルトゥーロ・レオナルド(指)ロンドンPO.(ベートーヴェン) 
アルフレッド・シュルツ(指)ウィーン・フォルクスオパーO.(シュトラウス)
種々序曲のコンピレーション。

98 450(2CD)  \3300
ヘンデル:王宮の花火の音楽から/組曲ニ長調/水上の音楽−第2組曲, 
バッハ:目覚めよと呼ぶ声が聞こえ, 
モルター:トランペット協奏曲第1番, 
ネルダ:トランペット協奏曲変ホ長調, 
スタンリー:組曲, 
ヘルテル:トランペット協奏曲第2番変ホ長調/第3番ニ長調, 
ハイドン:トランペット協奏曲変ホ長調, 
テレマン:トランペット協奏曲ニ長調, 
ロマニーノ:トランペット協奏曲
ルディ・シェック, ピエール・クレーマー(Tp) 
ネヴィル・マリナー(指)
アカデミー・オヴ・セントマーティン・イン・ザ・フィールズ, 
クリスティアン=マルクス・ライザー(Org) 
カルロ・ヤンス(指)ラトヴィア・フィルハーモニー室内O.
有名無名のバロックから古典派時代のトランペット曲を集めたコンピレーション。

98 456(2CD)  \3300
シュッツ:
「主に向かいて歓呼の声をあげよ」,「かく神は世を愛したもう」,
バッハ:
クリスマス・オラトリオから(3曲),「われはわが命運に満ち足れり」,「幸
なるかな、我れイエスを信ず」,「来たれ,イエスよ,来たれ」,「ヨハネ受
難曲」から,ミサ曲ロ短調から,
ディストラー:主をほめたたえよ,
メンデルスゾーン:
「主は汝のために天使たちに命じて」,「最後まで屈せぬものは幸いである」
シューベルト:ドイツ・ミサより(5曲)
ブラームス:
「われらの父は汝に望む」,「しかし私は悩む」,「ああ、哀れなこの世よ」,
「大きな苦しみにある時」,「万軍の主よ、あなたのいますところは 」
カミンスキー:詩篇130番
ローテンベルク:「そうだ、私はあなたがたを担いたい」
テレマン:「汝の行くべき道と」
エベリンク:
「何ゆえにわれは嘆くべきや」 ,「我が神とともに私は憩いへ向う」
イサーク:「今や昼は終わり 」
ミヒャエル・ノンネンマン(指)
クリストフォルス・カントライ・アルテンシュタイク
ゲルハルト・ヴィルヘルム(指)シュトゥットガルト・ヒムヌス少年合唱団
エッケハルト・ベイヤンド(指)カペラ・ヴォカリス少年合唱団
ヘルムート・リリング(指)バッハ・コレギウム・シュトゥットガルト,
フランクフルター・カントライ,ゲヒンガー・カントライ
カール=フリードリヒ・ベリンガー(指)
オーストリア=ハンガリー・フィルハーモニック
他多数
古くは1450年生まれのイサークから、新しくは1910年生まれのローテンベルク
まで、様々な合唱曲が集められています。





<NM CLASSICS>
NM 97042  \2180
「南アフリカの詩によるオランダ人作曲家の歌曲」
ウォルフガング・ウィーデヴェルト,エルンスト・ウィレム・ムルダー,ルド
ルフ・メンゲルベルク,ベルタ・ティデマン=ウィエルス,カロリーネ・アン
シンクの作品
南アフリカの作曲家のアフリカの詩による歌曲
ユベール・デュ・プレシス,アーノルド・ヴァン・ウィク,ローレンス・フォ
ール,ローザ・ネプゲン,ヘンドリク・ホフマイヤーの作品
南アフリカの作曲家のアフリカ以外の詩による歌曲
ローザ・ネプゲン,ヘンドリク・ホフマイヤーの作品
ユリア・ブロンクホースト(S) ヤッコ・ランファーズ(P),他
南アフリカはもともとオランダの植民地として発展した経緯があり、アフリカ
ーナーと呼ばれるオランダ系の人たちが多数います。このCDには、オランダ人
が南アフリカの詩につけた歌曲や、アフリカーナーの作曲家の歌曲(アフリカ
ーンス語というオランダ語の南アフリカ訛りの言葉が使われています)が納め
られています。どれも驚くほど耳に心地よい曲ばかりで、気持ち良く1枚聞けま
す。ブロンクホーストの清明な声も魅力です。





<SUPRAPHON>
SU 3714  \1650
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調
フランク:交響的変奏曲
ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
イヴァン・モラヴェツ(P)
イジー・ビエロフラーヴェク(指)プラハ・フィルハーモニア
録音:2003年9月1-2日、2003年1月18-20,24日プラハ、
芸術家の家ドヴォルザーク・ホール
チェコの名手モラヴェツが近代フランスものを得意とするのはファンには知ら
れるところ。初のラヴェルは独特の「ヌルっとした」音色が妙にはまって、
76年(スプラフォン / SU.3508)以来となるフランクとともに妖しい魅力を
放っています。また、実に40年ぶりのベートーヴェン第4番(63年VAI)も彼
お気に入りの曲。こちらも大いにしびれました。

SU 5359  \1650
「愛を唄う-モラヴィア民謡集」(全22曲)
プラハ児童合唱団
(ソリスト)カテジナ・カルヴァチョヴァー,ヴェロニカ・ヴィートヴァー,
マルタ・ゴットリーボヴァー, ヤナ・プテロヴァー
(器楽演奏)フラディシュタン/イジー・パヴリカ(リーダー)
録音:2001年5月プラハ、チェコ放送局スタジオ
モラヴィア地方に伝わるさまざまな「愛の歌」を民俗楽器の調べに乗せて、プ
ラハ児童合唱が表情豊かに歌い上げています。フラディシュタンは、1975年以
来J.パヴリカがリーダーを務め、半世紀を超えるキャリアと名声を誇る民俗ア
ンサンブル(1950年結成)。

SU 3785  \1350
ゼレンカ(1679−1745):オラトリオ「贖い主の墓前の悔悛者たち」ZWV63(1736)
マグダレーナ・コジェナー(C-A;マッダレーナ)
マルティン・プロケシュ(T;ピエトリ)
ミハエル・ポスピーシル(Bs;ダヴィデ)
ロベルト・ヒューゴ(指)カペッラ・レギア・ムジカリス
録音:1994年プラハ、聖アグネス女子修道会の聖フランシスコ教会
同じドレスデン宮廷に仕えていたハッセの華やかな活躍とは対照的に、教会作
曲家としての責務をかっちりとこなしていた晩期のゼレンカの大作。主人であ
るポーランド王兼ザクセン選帝侯フリードリ・アウグストゥス2世の命で、
1736年の聖金曜日のために書かれた作品で、ゼレンカ晩期の代表作。かつて、
パントン・レーベルから発売され、ゼレンカ・ファンのあいだで話題になった
録音です。(旧番号81.1389)

=アルヒーフ=
SU 3778  \1350
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第18番ヘ長調K.533/ロンド ヘ長調K.494
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第16番変ロ長調K.570
ドビュッシー:映像第1集
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカより3章
エミール・ギレリス(P)
録音:1973年5月24日芸術家の家(プラハの春音楽祭ライヴ)
リヒテルと並んで一時代のロシアのピアニズムを体現したギレリス。アナログ
期より有名なプラハの春ライヴがカタログに復活。モーツァルトの澄み切った
美しさ、透徹した響きによるドビュッシーなどまったく個性的。一曲(モーツァ
ルト第16番)を除いてすべて同じ演目による前年のザルツブルク・ライブ
(ORFEOR.523991)の印象そのまま!ペトルーシュカは鋼鉄のタッチを地でゆ
くもので壮絶の一語です。

SU 3775(2CD)  \2700
ドヴォルザーク:スターバト・マーテル
ステファニア・ヴォイトヴィチ(S)
ヴィエラ・ソウクポヴァー(A)
イヴォ・ジーデク(T)
キム・ボルイ(Bs)
プラハ・フィル合唱団
スメターチェク(指)チェコ・フィル
録音:1961年12月芸術家の家スタジオ
数ある同曲の名盤の中でも最も演奏時間の長い部類に属するもので、スメター
チェクの雄渾な指揮ぶりとチェコ・フィル迫真の熱演から、かねて決定盤に数
えられている名盤。ソリストも粒揃いです。(「スターバト・マーテル」代表
的録音の演奏時間・クーベリック81'53"、シノーポリ88'34"、ターリヒ85'18"、
サヴァリッシュ90'09")
 
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