<クラシック・輸入盤新譜情報 03−12

 
コメントはメーカー案内書より抜粋で す
 
<DG>
4190962     \1850
「教皇ヨハネ・パウロ2世による荘厳ミサ」
モーツァルト:
ミサ曲 ハ長調 K.317 「戴冠ミサ」
アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618
再発売   
キャスルーン・バトル(S)、トゥルデリーゼ・シュミット(Ms)
イェスタ・ウィンベルイ(T)、フェルッチョ・フルラネット(Bs)
ウィーン楽友協会合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1985年6月29日、ヴァチカン、サン・ピエトロ大聖堂における実況録音
1985年の6月29日(聖ペテロと聖パウロの記念日)に、ヴァチカンのサン・ピ
エトロ大聖堂において、教皇ヨハネ・パウロ2世によって執りおこなわれた
荘厳ミサの模様を収録したアルバム。ミサの進行に合わせてカラヤンの指揮
によるモーツァルトの「戴冠ミサ曲」が演奏されるという、ヴァチカン創立
以来初めての実況録音として発売当時に大いに話題になったものです。ヨハ
ネ・パウロ2世の教皇就任25周年を記念した再リリースです。

4747852     2枚組 \1850
「マイ・フィギュア・スケーティング・アルバム」
マスカーニ:「カヴァレリア・ルルティカーナ」間奏曲
ラヴェル:ボレロ(抜粋)
リムスキー=コルサコフ:くまばちの飛行
ガーシュウィン(ハイフェッツ編曲):サマータイム、女は気まぐれ
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲(抜粋)
ストラヴィンスキー:「火の鳥」-魔王カッチェイの凶悪な踊り、終曲
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番-第1楽章
ビゼー:
「カルメン」-前奏曲、第3幕への間奏曲、ハバネラ、第3幕フィナーレ
ゴールデンタール:「フリーダ」-旅/ピアソラ:リベルタンゴ
アルベニス:スペイン風タンゴ/ロドリーゴ:アランフェス協奏曲-第2楽章
オルフ:カルミナ・ブラーナ-おお運命の女神よ、踊り
ボック:「屋根の上のヴァイオリン弾き」-もしも俺が金持ちなら
サン=サーンス:
「動物の謝肉祭」-水族館、白鳥/プッチーニ:ある晴れた日に/
アンダーソン:タイプライター
エルガー:愛のあいさつ/
ガーシュウィン:
ラプソディ・イン・ブルー(抜粋)、パリのアメリカ人(抜粋)
サン=サーンス:あなたの声に心は開く
ヴィヴァルディ:「夏」-第3楽章/
ヴェルディ:
「アイーダ」-凱旋行進曲/ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番-第1楽章
ショパン:練習曲第1番
ヴェルディ:風の中の羽のように/ホルスト:「惑星」-金星
サン=サーンス:死の舞踏
Various Artists
すべてのフィギュア・スケート・ファンに贈るクラシカル・アルバム登場!
フィギュア・スケートの音楽として使われることの多いクラシックの名曲を
集めた2枚組のコンピレーション。2004年3月にドイツのドルトムントで開
催される国際フィギュアスケート選手権を見据えたリリースです。
本作は好評を博したバレリーナ・アルバム(471 7442)の姉妹編に当たります。


●ORIGINAL MASTERS(全5点)
4712562     6枚組  \5400
ハイドン:交響曲集
交響曲 第44番 ホ短調 「悲しみ」/交響曲 第45番 嬰へ短調 「告別」/
交響曲 第49番 ヘ短調 「受難」/交響曲 第55番 変ホ長調 「校長先生」/
交響曲 第80番 ニ短調/交響曲 第88番 ト長調/
交響曲 第92番 ト長調 「オックスフォード」/交響曲 第93番 ニ長調/
交響曲 第94番 ト長調 「驚愕」/交響曲 第95番 ハ短調/
交響曲 第96番 ニ長調「奇蹟」/交響曲 第97番 ハ長調/
交響曲 第98番 変ロ長調/交響曲 第99番 変ホ長調/
交響曲 第100番 ト長調 「軍隊」/交響曲 第101番 ニ長調 「時計」/
交響曲 第102番 変ロ長調/交響曲 第103番 変ホ長調 「太鼓連打」/
交響曲 第104番 ニ長調 「ロンドン」
ウィーン国立歌劇場管弦楽団(第44,45,49,88,92-94,96,98-102番)
ウィーン交響楽団(第55,80,95,97,103,104番)
指揮:ヘルマン・シェルヘン
録音:1951年-1958年
シェルヘンがウェストミンスター・レーベルに録音したハイドンの交響曲録
音を集大成したもの。ごく一部を除いて世界初CD化。ロンドン・セット
(全12曲)は世界初の全曲録音となったものです。また「告別」は、終楽章
で奏者が退場していくときに「さようなら(Aufwiedersehn)」と言っている
ことで有名な演奏・録音です。

4747302     7枚組  \6300
ハイドン、シューベルト、ブラームス:弦楽四重奏曲集
ホフシュテッター(伝ハイドン):
弦楽四重奏曲 第17番 ヘ長調 作品3-5 「セレナード」
ハイドン:十字架上のイエス・キリストの七つの言葉 作品51
ハイドン:弦楽四重奏曲 第57番 ト長調 作品54-1
ハイドン:弦楽四重奏曲 第58番 ハ長調 作品54-2
ハイドン:弦楽四重奏曲 第65番 変ロ長調 作品64-3
ハイドン:弦楽四重奏曲 第72番 ハ長調 作品74-1
ハイドン:弦楽四重奏曲 第74番 ト短調 作品74-3 「騎士」
ハイドン:弦楽四重奏曲 第81番 ト長調 作品77-1
ハイドン:弦楽四重奏曲 第83番 ニ短調 作品103
シューベルト:弦楽四重奏曲 第10番 変ホ長調 D.87
シューベルト:弦楽四重奏曲 第8番 変ロ長調 D.112
メンデルスゾーン:
弦楽四重奏のための4つの小品 作品81-カプリッチョとフーガ
シューベルト:弦楽四重奏曲 第13番 イ短調 D.804 「ロザムンデ」
シューベルト:弦楽四重奏曲 第15番 ト長調 D.887
シューベルト:弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調 D.810 「死と乙女」
シューベルト:弦楽四重奏曲 第12番 ハ短調 D.703 「四重奏断章」
ブラームス:弦楽四重奏曲 第1番 ハ短調 作品51-1
ブラームス:弦楽四重奏曲 第2番 イ短調 作品51-2
ブラームス:弦楽四重奏曲 第3番 変ロ長調 作品67
アマデウス四重奏団
アマデウスSQが1951年から1957年のモノラル期にDGに録音したハイドン、
シューベルト、ブラームスの作品を集大成したアルバム。

4747382     8枚組  \7200
「リタ・シュトライヒ/ウィーンのナイチンゲール」
リタ・シュトライヒ(S)、他
「ウィーンのナイチンゲール」と称えられた往年の名ソプラノ歌手、シュトラ
イヒがDGに遺した歌曲録音のすべてとオペラ、オペレッタのアリアを収録。

4747472     10枚組  \9000
J.S.バッハ:オルガン作品全集
ヘルムート・ヴァルヒャ(Org)
録音:1947年-1952年
ヴァルヒャが1947年から1952年の間に完成させた1回目(モノラル)のバッ
ハ:オルガン作品全集。

4747702     3枚組  \2700
「ヒンデミット自作自演集」
管弦楽のための協奏曲 作品38
ピアノ、金管とハープのための演奏会用音楽 作品49
交響曲「画家マティス」/管弦楽のための交響的舞曲
ピアノと弦楽のための主題と変奏曲「4つの気質」
ウェーバーの主題による交響的変容
バレエのための序曲「アモールとプシケ」/交響曲「世界の調和」
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:パウル・ヒンデミット
1950年代に録音されたヒンデミットの自作自演集。ボーナストラックとして
「画家マティス」のレコーディングに際しておこなわれたインタビューが収録
されています。


<DECCA, PHILIPS>
4750902     \1850
「パトリシア・プティボン/フレンチ・タッチ」
ドリーブ:「ラクメ」-鐘の歌
オッフェンバック:「ホフマン物語」-「森の小鳥は憧れを歌う」
マスネ:「マノン」-私が女王様のように街を歩くと、他
パトリシア・プティボン(S)、他
透明感のある歌声とコケティッシュな容姿で一部のファンの間でカリスマ的
な人気を博しているフランスのソプラノ歌手、パトリシア・プティボンのDECCA
デビュー・アルバム。プティボンはウィリアム・クリスティーに見出され、レ
ザール・フロリサンとともにバロック期のレパートリーを中心に活躍してい
ましたが、今回のNEWアルバムでは、フランスの作曲家によるオペラやオペレッ
タの名アリアで、その魅力を全開にしています(ジャケットも秀逸!)。

4733202     \1850
「アンジェラ・ゲオルギュー/ザ・エッセンシャル・コレクション」
カタラーニ:「ワリー」-「さようなら、ふるさとのわが家よ」
プッチーニ:
「ボエーム」-「私の名はミミ」「愛らしい乙女よ」「あなたの愛の呼ぶ声に」
ヴェルディ:
「椿姫」-「ああ、そはかの人か・・・花から花へ」「さようなら過ぎ去った日よ」
ヴェルディ:「運命の力」-「神よ平和を与えたまえ」
グノー:「ファウスト」-宝石の歌
マスネ:「エロディアード」-「美しくやさしい君」
マスネ:「ケルビーノ」-「夢に抱く恋」
ドニゼッティ:「愛の妙薬」-「そよ風に聞けば」
ヴェルディ:「シチリア島の夕べの祈り」-「ありがとう、みなさん」
ヴェルディ:「シモン・ボッカネグラ」-星と海はほほえみ
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」-「静かな夜・・・この恋を語るすべもなく」
グリゴリュー:音楽
アンジェラ・ゲオルギュー(S)
トリノ歌劇場管弦楽団/指揮:ジョン・マウチェリ
ミラノ・スカラ座管弦楽団/指揮:リッカルド・シャイー
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ、他
名花ゲオルギューのDECCA録音からセレクトしたベスト・アルバム。

4739992  \1850
「DUEL/デビュー・アルバム」
DUEL                           
UKの男性二人のヴァイオリン・デュオ・チーム、DUELのデビュー盤。クロスオ
ーバー系。内容は未詳です。

4754792     \1850
「ドミニク・ミラー/SHAPES」
ドミニク・ミラー(G)
スティングとのコラボで知られるジャズ・ギタリスト、ドミニク・ミラーのソ
ロ・アルバム。本年の6月にUKで発売されたアルバムのインターナショナル
・リリースです。バッハ、ベートーヴェン、シューベルト、サティなどのク
ラシックの名曲をアレンジした、いわゆるスムース系のクロスオーバー・アル
バムで、スティングの名作「Shape of My Heart」が本人のヴォーカルで収録
されているほか、ドミンゴ、モイヤ・ブレナン(エンヤのお姉さん)など豪華
なヴォーカル陣がゲストで参加しています。

4761223  2枚組 \1850
「マリリン・ホーン/ジャスト・フォー・ザ・レコード」
マリリン・ホーン(Ms)
古希を祝して発売される名メッゾ・ソプラノ、マリリン・ホーンのベスト・ア
ルバム。内容未詳。

4761296  2枚組 \1850
「ジュリアン・ロイド・ウェッバー/ジェントル・ドリームス」
ジュリアン・ロイド・ウェッバー(V
耳馴染みのあるクラシック曲&クロスオーバー系の作品で構成された企画ア
ルバム。ジョビンの「イパネマの娘」、エルトン・ジョン本人のピアノによ
る二重奏「ユア・ソング」など新録音もプラスされます!
   
<WARNER>
0927.49598  \1980
シベリウス:「管弦楽作品集」
「カレリア」序曲Op.10/劇音楽「森の精」Op.15(メロドラマ)〔※楽譜が
散逸,96年に復元〕/交響詩「春の歌」Op.16/組曲「クリスティアン2世」
/交響詩「森の精」Op.45-1/舞踏間奏曲Op.45-2/舞踏的間奏曲「パンとエ
コー」
佐藤俊太郎指揮
クオピオ交響楽団
フィンランディア-フィンランド・オーケストラ名曲集(8573.85573)でめざま
しいCDデビューをした日本人指揮者佐藤俊太郎とその手兵クオピオ交響楽団
によるフィンランディア・レーベルからの第2弾録音です。今回はオール・
シベリウス・プログラムで、1996年に復元された劇音楽「森の精」の全曲を
はじめ、カタログ的にも貴重なシベリウスの管弦楽作品が収録されています。


2564.60763  \1980
シューベルト:序曲D.8/シューベルト[マーラー編曲]:死と乙女
コッコネン:・・・Durch einen Spiegel・・・
チャバ&ゲザ・シルヴァイ指揮ヘルシンキ・ストリングス
フィンランディアを代表する弦楽アンサンブル=ヘルシンキ・ストリングス
による新録音。マーラー編曲による「死と乙女」は、2001年10月にザルツブ
ルクのモーツァルテウム大劇場でのライヴ録音。20世紀フィンランドを代表
する作曲家のひとりコッコネンの作品「Durch einen Spiegel 鏡を通じて」
他を併録。

5046.63295  3枚組  \2250
フェルッチョ・タリアヴィーニ/チェトラ・レコーディングス 1939 - 1954
マスカーニ:友人フリッツ-スゼール、今日は
ドニゼッティ:愛の妙薬-人知れぬ涙
チレーア:アルルの女-ありふれた話
ヴェルディ:リゴレット-ほおの涙が
ヴォルフ=フェラーリ:四人の田舎者-ルチェッタはいい名前
プッチーニ:ラ・ボエーム-冷たい手を
ベルリーニ:夢遊病の女-取っておくれ、君に贈るこの指輪
ヴェルディ:ファルスタッフ-よろこびの歌は愛しい人の唇から
マスカーニ:友人フリッツ-べッペも恋をしたのか
ヴェルディ:十字軍のロンバルディア人-私の喜びで彼女を包みたい
プッチーニ:トスカ-妙なる調和
プッチーニ:トスカ-星も光りぬ
ロッシーニ:セヴィリヤの理髪師-空はほほえみ
プッチーニ:トスカ-優しい手よ
マスネ:マノン-夢の歌:目を閉じれば
トマ:ミニョン-さようなら、ミニョン
プッチーニ:ラ・ボエーム-第3幕の四重唱とフィナーレ
ジョルダーノ:アンドレア・シェニエ-5月の晴れた日のように
プッチーニ:西部の娘-やがて来る自由の日
ドニゼッティ:ドン・パスクワーレ-やさしく清らかな夢よ
ドニゼッティ:愛の妙薬-何て美しい人だ
プッチーニ:トスカ-さあ仕事にかからせて・・・焼きもちやさん
マスネ:ウェルテル-お別れですね・・・でも私の事は何も・・・
マスネ:ウェルテル-春風よなぜに私を目ざますのか
ビゼー:真珠採り-耳に残るは君の歌声
グルック:パリーデとエレーナ-おお、いとしい恋人よ
フロトー:マルタ-夢のように
ヴェルディ:ルイザ・ミラー-穏やかな夜に
ヴェルディ:椿姫-パリを離れて
ボーイト:メフィストーフェレ-はるかに、はるかに
マイヤベーア:アフリカの女-おお、パラダイス
ダンツィ:このように生きたい
ダンツィ:別れられない
作者不詳:子守唄(ニンナ・ナンナ)
ダンツィ:愛のメランコリー
ダンツィ:私を駄目にしたあなた
カッチーニ:アマリッリ麗し
マスネ:エレジー
アーン:いみじき時
フレイレ:アイ・アイ・アイ
サデロ:アムーリ・アムーリ
フナーロ:ドルチェ・セラ
作者不詳:サンタ・ルチアの夜
マスカーニ:友人フリッツ-スゼール、今日は
ヴェルディ:仮面舞踏会-私は君の側に/永久に君を失えば 
フェルッチョ・タリアヴィーニ(テノール)他
2003年5月に「タリアヴィーニの芸術」[CD5枚組](WPCS-11687/91)として国
内発売され大きな話題を呼んだ復刻盤から主にSP録音のみをセレクトした海
外盤。国内盤のCD1、2とCD3の前半にあたるSP録音の全曲と、同じくSP録音で
ある「友人フリッツ」からアリア1曲、1954年録音の「仮面舞踏会」からア
リア2曲が収められている。国内盤CD3の後半に収められている放送音源、CD4
&5に収められているオペラ全曲録音からのアリア&デュエット集のほとんど、
および国内盤で初回特典となっていた「忘れな草」OSTは、この海外盤には収
録されていない。国内盤とは別のタリアヴィーニの写真を使用した美しいジャ
ケット。

5046.63305  2枚組  \1280
プッチーニ:歌劇《トスカ》[全曲]
録音:1952年2月27日 トリノ   
アドリアーナ・グェリーニ(S)、ジャンニ・ポッギ(T)、
パオロ・シルヴェーリ(Br)、
フランチェスコ・モリナリ・プラデッリ指揮
トリノ・イタリア放送交響楽団他


●APEXシリーズ 全10タイトル  各1枚 \700
2564.60816  2枚組
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
アーノンクール   

2564.60626
ベートーヴェン:チェロとピアノのための作品全集 第2集
カルットゥネン   

2564.60818
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー/ピアノ協奏曲/パリのアメリカ人
フォスター

2564.60819  2枚組
ヘンデル:メサイア
メニューイン
リトアニア室内O

2564.60820
モーツァルト:木管のための協奏曲集
ランスロ、ピエルロ、オンニュ

2564.60623
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ集
クーシスト兄弟

2564.60821
パーセル:アンセム集 第1集
レオンハルト

2564.60958
ラフマニノフ:交響的舞曲/岩/死の島
A.デイヴィス

2564.60822
チャイコフスキー:
くるみ割り人形/イタリア奇想曲/《エフゲニー・オネーギン》より
ラザレフ

2564.60636
テレマン:四重奏曲集
ホルトゥス・ムジクス
 
<DHM(ドイツ・ハルモニア・ムンディ)>
82876-58340-2  2枚組 \2950
ハイドン:オラトリオ「天地創造」(全曲)
ドロテア・レシュマン(ソプラノ)[天使ガブリエル、イヴ]、  
ミヒャエル・シャーデ(テノール)[天使ウリエル]
クリスティアン・ゲルハーエル(バリトン)[天使ラファエル]
アルノルト・シェーンベルク合唱団[合唱指揮:エルヴィン・オルトナー]
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
指揮:ニコラウス・アーノンクール
[録音] 2003年3月26日-30日、ウィーン、ムジークフェラインザールでの
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス創立50周年記念演奏会におけるライ
ヴ・レコーディング
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス創立50周年記念リリース急遽決定!
「常に深化し続ける音楽家」アーノンクールによる17年ぶりの「天地創造」再
録音登場。
「ブルックナー:交響曲第9番」「スメタナ:わが祖国」に続く、ニコラウス・
アーノンクールのBMGクラシックス第3弾は、2003年3月にウィーンでライヴ収録
されたハイドンのオラトリオ「天地創造」全曲盤。今回はBMGクラシックスの誇
る時代考証演奏専門のレーベル、ドイツ・ハルモニア・ムンディ・レーベルか
らの発売である。これによって長らくテレフンケン→テルデックのダス・アル
テ・ヴェルク・レーベルの専属アーティストだったアーノンクールが、いわば
ライヴァルであった古楽レーベルに初登場することになるのである。
 
<EMI CLASSICS>       
CZS-5856732  4枚組  \2950
「オペラ・ボックス」
CD1:
私のお父さん(プッチーニ「ジャンニ・スキッキ」)/ゲオルギュー
月に寄せる歌(ドヴォルザーク「ルサルカ」)/ポップ
私の亡くなった母が(ジョルダーノ「アンドレア・シェニエ」)/カラス 他
CD2:
冷たい手を(プッチーニ「ラ・ボエーム」)/アラーニャ
衣装をつけろ(レオンカヴァッロ「道化師」)/カレーラス
星も光りぬ(プッチーニ「トスカ」)/ドミンゴ 他
CD3:
乾杯の歌(ヴェルディ「椿姫」)/クラウス、スコット
花の二重唱(ドリーブ「ラクメ」)/デセイ、アイダン
愛らしいおとめよ(プッチーニ「ラ・ボエーム」)
/ゲオルギュー、アラーニャ 他
CD4:
アンヴィル・コーラス(ヴェルディ「トロヴァトーレ」)
/ムーティ、スカラ座Cho.
行け、わが思いよ、黄金の翼に乗って(ヴェルディ「ナブッコ」)
/ハイティンク、コヴェント・ガーデン王立歌劇場Cho.
エジプトの栄光(ヴェルディ「アイーダ」)
/ムーティ、コヴェント・ガーデン王立歌劇場Cho. 他  以上全75曲
豪華絢爛!!イタリアを初め世界の代表的オペラの名アリア、アンサンブル、
合唱名曲を4CDにぎっしりと収録、名歌手たちの音源をEMIグループ各社か
ら厳選し、さらに3大テノールのデッカ音源も加えた完璧ともいえるアルバ
ムです。
 
<NAXOS>   各1枚 \850
8.554116
ブラームス(1833-1897):<4手のためのピアノ作品全集第9集>
ピアノ協奏曲第1番/大学祝典序曲
演奏/ジルケ=トーラ・マティース(ピアノ)、
クリスティアン・ケーン(ピアノ)
シリーズ第9弾は、1864年に出版されたピアノ・デュオ(連弾)版による「協
奏曲第1番」、そしてロベルト・ケラー編曲による「大学祝典序曲」の連弾版
を収録。曲の骨組みを学ぶのに最適の音源となるでしょう。

8.554793
D.スカルラッティ(1685-1757):<ピアノ・ソナタ全集第6集>
ソナタ ホ長調K.135/L.224/P.234/ソナタ イ長調K.429/L.132/P.132/ソナタ
 ニ長調K.478/L.12/P.503/ソナタ ト長調K.169/L.331/P.247/ソナタ ト長調
K.259/L.103/P.463/ソナタ ハ長調K.502/L.3/P.408/ソナタ ヘ長調K.419/
L.279/P.524/ソナタ ヘ短調K.19/L.383/P.75/ソナタ 変ロ長調K.112/L.298
/P.94/ソナタ 変ホ長調K.123/L.111/P.180/ソナタ ヘ長調K.274/L.279/P.491
/ソナタ イ長調K.405/L.43/P.438/ソナタ 嬰ヘ長調K.318/L.31/P.302/ソナ
タ 嬰ヘ短調K.67/L.32/P.125/ソナタ 嬰ハ短調K.247/L.256/P.297/ソナタ
ト長調K.63/L.84/P.32
演奏/エフゲーニ・ザラフィアンツ(ピアノ)
異なったピアニストにより引き継がれるソナタ全集の第6弾は、1959年ノヴォ
シビルスク生まれのザラフィアンツによる演奏。ナクソスからはスクリャービ
ンの前奏曲集をリリースしてる彼は、表情豊かにひとつひとつの曲を弾き分け
ています。

8.555991
ブクステフーデ(c.1637-1707):<オルガン作品集第3集>
前奏曲 嬰ヘ短調BuxWV146/われらの主キリスト、ヨルダン川に来たれり
BuxWV180/かくも喜びに満てる日BuxWV182/シャコンヌ ハ短調BuxWV159/
われらが神はかたき砦BuxWV184/主よ、御言葉もてわれらを守りたまえ
BuxWV185/テ・デウムBuxWV218/アダムの罪によりすべては失われぬBuxWV183
/パッサカリア ニ短調BuxWV161/救いはわれらに来たれりBuxWV186/前奏曲
ホ短調BuxWV142 <Vol.1: 8.554543 / Vol.2: 8.555775>
演奏/ヴォルフガング・リュプザム(オルガン……オレゴン州、ユージーン、
中央ルター派教会のブランボー製オルガン使用)
シリーズ第3弾は、J.S.バッハとのリンクも感じられる雄大な「前奏曲」に始
まり、聴いているだけで癒されるやさしいコラールの旋律が印象的。バッハ・
ファンには特におすすめしたい一枚です。

8.557011
モーツァルト(1756-1791):<フルート協奏曲集>
フルート協奏曲第2番/フルートとハープのための協奏曲
/フルート協奏曲第1番
演奏/パトリック・ガロワ(フルート、指揮)、
ロデリック・ショー(ハープシコード)、ファブリス・ピエール(ハープ)、
カタリーナ・アンドレアソン(指揮……コンサートミストレス)
スウェーデン室内管弦楽団
貴公子ガロワとピリオド系モダン楽器オケとの鮮烈な共演。快速テンポで切れ
味がいい演奏、チェンバロを加えたオケのフレッシュな音は、既発売盤にもほ
とんどないタイプのものです。ガロワらによるカデンツァも新鮮。なおこの録
音は演奏者の意図により独特の配置が採用されており、第1ヴァイオリンが右
から、第2ヴァイオリンが左から聞こえますのでご注意ください。

8.557064
アルベニス(1860-1909):
イベリア(クリストフ・デジュールによる3つのギターのための編曲)
演奏/トリオ・カンパネラ(ギター)
すでにピアノ(オリジナル)版とオーケストラ版があるナクソスですが、メン
バーのデジュールが編曲した3台のギター版が登場。ラローチャやセルシェル
らも絶賛する彼らの演奏は、スペインの抒情美を感じさせます。

8.557157
パヴロワ(1952- ):
交響曲第1番「さようなら、ロシア」/交響曲第3番
演奏/コンスタンティン・D・クリメッツ(指揮……第1番)、
アレクサンドル・ヴェデルニコフ(指揮……第3番)
ロシア・フィルハーモニア管弦楽団、
オリガ・ヴェデルニコワ(ヴァイオリン)、
レオニード・レベデフ(フルート)、
ニコライ・ロタコフ(ピッコロ)、
ミハイル・シェスタコフ(ヴァイオリン)、
ヴァレリー・ブリル(チェロ)、
ミハイル・アダモヴィチ(ピアノ)
ロシアに生まれ、現在はニューヨークを中心に活躍している女性作曲家。交響
曲第1番は祖国の想い出を甘美な音楽で描いた11人の奏者のための作品。交響
曲第3番はジャンヌ・ダルクの生涯にインスパイアされた4楽章形式の静かな
作品です。

8.557203
ブリテン(1913-1976):
カンタータ「聖ニコラス」/合唱のためのクリスマス組曲「キリストの生誕」
/詩編150番(英語歌詞付き) 
歌・演奏/ステュアート・ベッドフォード(指揮)
イギリス室内管弦楽団、タリス室内合唱団、
フィリップ・ラングリッジ(テノール)、
BBCシンガーズ、ロンドン・スクールズ・シンフォニー、
ニュー・ロンドン児童合唱団、他
英Collinsからリリースされていた音源の再発売。ブリテンがサンタ・クロー
スのモデルとして知られる聖ニコラスを讃えたカンタータは、児童合唱など
も加わって楽しそうな雰囲気を演出しています。

8.557207
<スペインとポルトガルの管弦楽作品集>
アリャーガ(1806-1826):歌劇「幸福な奴隷」序曲/交響曲 
セイシャス(1704-1742):シンフォニア変ロ長調 
カルバーリョ(1745-1798):序曲「勤勉な恋人」 
モレイラ(1758-1819):シンフォニア 
ポーチュガル(1762-1830):序曲「フォアの公爵」
演奏/アルバロ・カッスート(指揮)アルガルベ管弦楽団
24bitの見事な録音でお届けするスペインおよびポルトガル古典派の秘曲集。
“スペインのモーツァルト”と呼ばれたアリャーガの作品は、一部ファンの間
でも大人気。ポルトガルで2002年に結成されたオーケストラが、はつらつとし
た演奏を聴かせます。

8.557223
ロドリーゴ(1901-1999):<管弦楽作品全集第7集>
クリスマス・キャロルと歌/クムランの改宗者の賛歌/サラマンカの写本のた
めの音楽/アッシジの聖フランチェスコの賛歌 
(スペイン語歌詞、英語対訳付き)
歌・演奏/ラケル・ロヘンディオ(ソプラノ)、
マリア・ヘスス・プリエト(ソプラノ)、
ビクトリア・マルチャンテ(ソプラノ)、
アダ・アリェンデ(ソプラノ)、
ダビド・ルビエラ(バリトン)、
ホセ・ラモン・エンシナール(指揮)
マドリッド・コミュニティ管弦楽団・合唱団
かなり珍しいロドリーゴの声楽曲ですが、のどかさと心を打つ祈りに満ちた
「クリスマス・キャロルと歌曲集」だけでも引きこまれるでしょう。全体的に
静謐で中世風、「アランフェス」に代表されるロドリーゴのイメージを一新す
る一枚です。

8.557229
M.A.シャルパンティエ(1643-1704):
テ・デウム ニ長調/主は言い給えり/真夜中のミサ曲
(ラテン語・フランス語歌詞、英語対訳付き)
歌・演奏/ケヴィン・マロン(指揮)
アレイディア・アンサンブル(オリジナル楽器使用)、
ジェーン・アーチボルド(ソプラノ)、
ミシェル・ドゥ・ブール(ソプラノ)、
アンヌ・レスペランス(ソプラノ)、
マリオン・ニューマン(アルト)、
ナンシー・レイノルズ(アルト)、
コリン・エーンズワース(テノール)、
ジェームズ・マックレナン(テノール)、
デーヴィッド・ノートマン(テノール)、
ジャイルズ・トムキンズ(バス)、
エステバン・カンブレ(バス)
ナクソスではニケと並ぶフランス・バロック演奏の適任者、マロンと手兵たち。
「ノエルとクリスマス・モテット集」(8.554514、8.557036)の姉妹盤とも言
え、有名な「真夜中のミサ曲」が聴けます。

8.557236
<ティントナー・メモリアル・エディション第4集>
ハイドン(1732-1809):
ゲオルク・ティントナーによる交響曲第103番・第104番のイントロダクション
/交響曲第103番「太鼓連打」/交響曲第104番「ロンドン」
演奏/ゲオルク・ティントナー(指揮)
シンフォニー・ノヴァ・スコシア
カナダCBCの録音によるティントナーのライヴ。両曲ともに1988年4月の録音
で(イントロダクションのみ1992年録音)、ゆったりとしたテンポによる腰の
座った巨匠時代風の演奏が聴けます。

8.557237
<ティントナー・メモリアル・エディション第5集>
ブラームス(1833-1897):
交響曲第3番/ゲオルク・ティントナーによるセレナード第2番のイントロダ
クション/セレナード第2番
演奏/ゲオルク・ティントナー(指揮)
シンフォニー・ノヴァ・スコシア
カナダCBCの録音によるティントナーのライヴ。交響曲は1990年3月、セレナ
ードは1992年1月の録音で、同時発売のハイドン同様に重心の低い堂々とし
た音楽を聞かせます。淡々とした音の流れは、この指揮者のブルックナー演
奏と共通するものがあります。

8.557362DX(限定販売、日本語帯なし)
<ラブ&ピース>
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」-第4楽章(抜粋) 
マイヤース:カヴァティーナ (ギター・ソロ)
シューベルト:エレンの歌(アヴェ・マリア) 
J.S.バッハ=グノー:アヴェ・マリア 
J.S.バッハ:G線上のアリア/主よ・人の望みの喜びよ 
ヘンデル:ハレルヤ・コーラス 
アメイジング・グレイス(L.D.ネルソン編曲)(ゴスペル) 
ジョン・ウィリアムズ:映画「シンドラーのリスト」のテーマ 
マイケル・マッサー:グレイティスト・ラブ・オブ・オール*(管弦楽編) 
ジョン・レノン:イマジン(管弦楽編) 
マイケル・ジャクソン、クィンシー・ジョーンズ:
ウィー・アー・ザ・ワールド(管弦楽編) 
ヴァンゲリス:炎のランナー 
中国伝統音楽:
漁舟唱晩(Singing the Night Amoung Fishing Boats)/娯楽昇平(Peaceful
Celebration)
中国発、「音楽で祈る平和」をテーマに、クラシックからポップス、中国の伝
統的な音楽まで幅広いジャンルから選曲された一枚。収録されている演奏・音
源は既発売のものから。特製の紙カバーに収納されています。新しい年を間近
に迎えたクリスマス-年末の音楽としてもお聴きいただけるでしょう。
*ホイットニー・ヒューストンのヒット曲より

8.559161
ピストン(1894-1976):交響曲第2番/交響曲第6番
演奏/ジェラード・シュウォーツ(指揮)
シアトル交響楽団
米DELOSへの録音をナクソスが再発売。特に米英近代音楽ファン必聴のシンフォ
ニストによる交響曲シリーズ第2弾は、1943年に作曲された第2番と1955年に
ボストン響75周年記念の委嘱作である第6番をカップリングしています。

8.559173
ハービソン(1938- ):変奏曲集/孤独な4つの歌/黄昏の音楽
演奏/スペクトラム・コンサーツ・ベルリン、
フランク・S・ドッジ(芸術監督) 
1987年、栄誉ある「ピューリッツァー賞」音楽部門を受賞したハービソンは、
現代アメリカのネオ・ロマン主義におけるリーダー的存在。4人の演奏家によ
る室内楽作品集で、作曲者自身による解説書付きです。

8.559175
アイヴズ(1874-1954):
エマーソン協奏曲(デーヴィッド・G・ポーターによる再構成)/交響曲第1番
演奏/ジェームズ・シンクレア(指揮)
アイルランド国立交響楽団、アラン・フェインバーグ(ピアノ)
アイヴズ・ファンには大事件の「エマーソン協奏曲」リリース。研究者ポータ
ーによる演奏用再構成版は、今後ひとつの指針になるはず。ベートーヴェンの
「運命」などの素材がコラージュされ、アイヴズの世界を築いています。若書
きの交響曲第1番は、別人かと思うほど抒情的な作品。

8.559177
バーンスタイン(1918-1990):
映画「波止場」-交響組曲/チチェスター詩編/ミュージカル「オン・ザ・タ
ウン」-3つのダンス・エピソード (ヘブライ語歌詞、英語対訳付き(チ
チェスター詩編))
演奏/マリン・オールソップ(指揮)
ボーンマス交響楽団&合唱団、
トマス・ケリー(トレブル)、
エリザベス・フランクリン=キッチン(ソプラノ)、
ヴィクトリア・ネイラー(アルト)、
ジェレミー・バッド(テノール)、
ポール・シャリエール(バス)
タングルウッド音楽祭でバーンスタインに師事し、本年度グラモフォン誌「ア
ーティスト・オブ・ジ・イヤー」に選ばれたオールソップが、ドラマティック
な「波止場」、明快な「チチェスター詩編」、ジャズ風の「オン・ザ・タウン」
という3作品を指揮。アメリカ音楽の演奏に長けた手兵オケと、引き締まった
音楽を聴かせます。



<NAXOS OPERA>
8.669140-41(2枚組) \2100
バーバー(1910-1981):歌劇「ヴァネッサ」 
(英語あらすじ、英語リブレット付き)
歌・演奏/エレン・チッカリング(ソプラノ)、
アンドレア・マシューズ(ソプラノ)、
マリオン・ドライ(ソプラノ)、
レイ・ボーエンズ(テノール)、
リチャード・コンラッド(テノール)、
フィリップ・リマ(バリトン)、
ギル・ローズ(指揮)
ウクライナ国立交響楽団、
ウクライナ国立合唱団“ドゥムカ”(合唱指揮:イェヴヘン・サヴチュク)
1958年にニューヨークのメトで初演されたこのオペラは、前衛作品ではなくオ
ーソドックスなグランド・オペラ・スタイルの作品。時は20世紀初頭のとある
冬、3人の男女が織りなす静かなドラマが展開されます。



<NAXOS HISTORICAL>  各1枚 \850
8.110263
<ザ・ジーリ・エディション第2集:ミラノ・カムデン・ニューヨーク録音
集1919-1922>
マスカーニ:
歌劇「友人フリッツ」-スーゼル、こんにちは、他
歌劇「イリス」-窓を開けよ 
ビゼー:歌劇「真珠採り」-神殿の奥深く 
ジョルダーノ:
歌劇「フェドーラ」-愛さずにはいられぬこの思い、他
歌劇「アンドレア・シェニエ」-ある日青空をながめて/五月の晴れた日のよ
うに 
ボイト:歌劇「メフィストーフェレ」-野から牧場から/地の果てに近づいた
プッチーニ:
歌劇「トスカ」-妙なる調和/星も光りぬ/このおとなしく清らかな優しい手は
ポンキエルリ:歌劇「ジョコンダ」-空と海 
ドニゼッティ:歌劇「ファヴォリータ」-やさしい魂よ 
グノー:歌劇「ファウスト」-おお、清く汚れを知らぬこの家よ  
デ・クルティス:君ひとり 
マリオ:はるかなるサンタ・ルチア 
ドリゴ:バレエ音楽「百万長者の道化師」-愛の夜曲 
ラロ:歌劇「イスの王」-愛する者よ、今はもう 
レオンカヴァルロ:歌劇「道化師」-衣装を着けろ 
トゼッリ:セレナード(嘆きのセレナード) 
(録音:1919年-1922年、ミラノ、カムデン、ニューヨーク)
演奏/ベニアミーノ・ジーリ(テノール)、
ネリナ・バルディッセリ(ソプラノ)、
アドルフォ・パチーニ(バリトン)、
カルロ・サバイーノ(指揮)、ジョゼフ・A・パスターナック(指揮)、
ナサニエル・シルクレット(指揮)
マーク・オバート=ソーン復刻。若々しいジーリの声が聴けるシリーズの第2
弾は、1919年にミラノで行われた5曲(初出はHMV)と、1921年・22年にカム
デンとニューヨークで行われた17曲(初出はVictor)を。雑音を取り除いて
CEDARによる処理を行い、聴きやすい音に仕上げています。

8.110275-76(2枚組)
ジョルダーノ(1867-1948):
歌劇「アンドレア・シェニエ」/ボーナス・トラック:「アンドレア・シェニ
エ」アリア集[ある日青空をながめて/僕を引き止める運命は恋と呼ばれてい
るもの/祖国の敵/私の死んだ母が/そうだ、私は兵士だった/五月の晴れた
日のように]
(録音:[全曲]1941年11月、ミラノ/[アリア集]1927年-1935年)
歌・演奏/[全曲]マリア・カニーリャ(ソプラノ)、
ベニアミーノ・ジーリ(テノール)、ジーノ・ベーキ(バリトン)、
ジュリエッタ・シミオナート(メゾ・ソプラノ)、
ジュゼッペ・タッデイ(バス)、
オリヴィエーロ・デ・ファブリティース(指揮)
ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団、他 
[アリア集]ジャーコモ・ラウリ=ヴォルピ、アントニオ・コルティス、
チェーザレ・フォルミキ、クラウディア・ムツィオ、
フランチェスコ・メルリ、アウレリアーノ・ペルティレ
ウォード・マーストン復刻。イタリアHMV(La voce del padrone)によりミ
ラノで録音されたSP26面にわたる全曲盤で、カニーリャやジーリ、シミオナ
ート、タッデイといった名歌手たちの声が聴ける、オペラ・ファン必聴の記
録。HMVとColumbiaからリリースされたアリア集(6曲)も併録しました。

8.110296
<黄金期のクリスマス>
ヘンデル:
慰めよ、汝らわが民を慰めよ/もろもろの谷は高くせられ(以上、アクセル・
ショッツ)/主は羊飼のごとくその群れを養い(マルガレーテ・マツェナウ
アー) 
ポーチュガル:神の御子は今宵しも(ジョン・マコーマック) 
E.マーティン:聖なる子(ジョン・マコーマック) 
J.S.バッハ(グノー編曲):アヴェ・マリア(ローザ・ポンセル) 
ルース:おお救いのいけにえ(マルセル・ジュルネ) 
レーガー:マリアの子守歌(クラウディア・ムツィオ) 
ヨン:幼な子キリスト(ジョヴァンニ・マルティネッリ) 
ドイツの伝統民謡:
クリスマス・ツリー(ハルダ・ラシャンスカ、ポール・ライマース) 
フンパーディンク:
クリスマス前夜(エルネスティーネ・シューマン=ハインク) 
グルーバー:きよしこの夜(エルネスティーネ・シューマン=ハインク) 
アダムズ:ベツレヘムの星(リチャード・クルックス) 
イギリス伝承曲:コヴェントリ・キャロル(エリザベス・シューマン) 
黒人霊歌:世界に告げよ(ドロシー・メイノール) 
黒人霊歌:メアリーの幼子(ジョン・マッコーマック) 
アパラチア伝承曲:
アイ・ワンダー・アズ・アイ・ワンダー(グラディス・スウォーザウト) 
カタルーニャ伝承キャロル:
鳥たちの歌(ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレス) 
ブラウン=ウォーレン:
クリスマス・キャンドル(ジョン・チャールズ・トーマス) 
Hoare/デル・リエゴ:
ア・スター・ワズ・ヒズ・キャンドル(ローレンス・ティベット) 
レドナー:ああ、小さきベツレヘムの町よ(リチャード・クルックス) 
アダン:クリスマスの歌―聖らに星すむ今宵(ジョルジュ・ティル) 
バーリン:ホワイト・クリスマス(リヒャルト・タウバー)
(録音:1925年-1950年)
長い年月、多くの人に親しまれてきたヒストリカル音源のクリスマス音楽を
集めた一枚。ヘンデルの「メサイア」で歌われるアリアに始まり、スタンダ
ードの「ホワイト・クリスマス」までジャンルは多彩。しかもオペラなどで
活躍する一流歌手たちの歌とあって、単なる楽しいクリスマス・アルバムに
は止まらない魅力があります。

8.110759
<アルトゥール・シュナーベル(p)-ベートーヴェン(1770-1827): ピアノ
作品集第5集>
ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ録音協会全集 第5集:
ピアノ・ソナタ第14番「月光」(録音:1933年4月10日・11日、ロンドン)
ピアノ・ソナタ第15番「田園」(録音:1933年2月3日・17日、ロンドン)
ピアノ・ソナタ第16番(録音:1935年11月5日・6日、1937年1月15日、
ロンドン)
演奏/アルトゥール・シュナーベル(ピアノ)
マーク・オバート=ソーン復刻。ベートーヴェン協会制作のソナタ全集第5
弾は、いよいよ「月光」を始めとする充実期へと突入。仏ディスク・グラモ
フォンおよび英HMVプレスのSP盤から復刻しています。

8.110865
<フルトヴェングラー第1集>
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲第6番「悲愴」(録音:1938年10月-11月、ベルリン) 
ワーグナー(1813-1883):
楽劇「トリスタンとイゾルデ」-第1幕への前奏曲/愛の死「優しくかすかな彼
のほほえみ」(録音:1938年2月11日、ベルリン)
演奏/ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
マーク・オバート=ソーン復刻。トスカニーニに始まり大指揮者たちの音源
を世界的な復刻者の手で蘇らせてきたナクソスが、いよいよフルトヴェングラ
ーへ。原盤の選定から丁寧な復刻、ノイズの抑制といったこだわりによって、
20世紀を代表する巨匠の遺産がリフレッシュされます。第1弾はEMIに録音し
た「悲愴」他。まずはこの1枚で、シリーズのクオリティを確かめてみてくだ
さい。

8.110977
メンデルスゾーン(1809-1847):
ヴァイオリン協奏曲(録音:1945年5月16日、ニューヨーク) 
ブルッフ(1838-1920):
ヴァイオリン協奏曲第1番(録音:1942年4月12日、ニューヨーク) 
チャイコフスキー(1840-1893):
ヴァイオリン協奏曲(録音:1940年3月6日、シカゴ)
演奏/ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)、
ブルーノ・ワルター(指揮)、ニューヨーク・フィルハーモニック交響楽団、
ジョン・バルビローリ(指揮)、フレデリック・ストック(指揮)、
シカゴ交響楽団
マーク・オバート=ソーン復刻。ミルシテインの個性であるまっすぐに伸び
る音、スタイリッシュなアプローチが3人の名指揮者のサポートを得て際立
ちます。ノイズなどをできる限り抑えた復刻により、ミルシテイン・サウン
ドが鮮明に聞こえることでしょう。




<MARCO POLO>
8.203131J  3枚組 \3780
日本語解説書付き、初回プレス限定商品
<WAR FILM MUSIC>
[フランケル:映画音楽「バルジ大作戦」(オリジナル・スコアに基づく)
(cpo:999696-2) ショスタコーヴィチ:映画音楽「ベルリン陥落」(グリ
ンカ博物館所蔵自筆譜(1996年アドリアーノ校訂)に基づく世界初録音) 
組曲「忘れがたき1919年」(1954年アトフミャン編、全曲初録音)(マルコ
ポーロ:8.223897) ワックスマン:映画音楽「攻撃目標、ビルマ!」
(ジョン・モーガンによる復元スコア)(マルコポーロ:8.225148)
演奏/「バルジ大作戦」ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト(指揮)
クイーンズランド交響楽団 
「ベルリン陥落」「忘れがたき1919年」アドリアーノ(指揮)モスクワ交響
楽団、エレーナ・アレクセイエヴァ(ピアノ)、他 
「攻撃目標、ビルマ!」ウィリアム・T・ストロンバーグ(指揮)モスクワ交
響楽団
既発売商品3点を「戦争映画」というテーマでボックス・セット化。それぞ
れが、マニアックな映画音楽ファンにも喜ばれた内容であり、クラシック音
楽のファンにとっても貴重な音源です。

8.224210  \1550
シュミット(1928- ):<弦楽四重奏曲集第1集>
弦楽四重奏曲第1番/同第2番/同第4番/同第7番
演奏/コントラ・クワルテット
指揮者として有名でありながら、dacapoは作曲家としての彼にも着目。バルト
ークの影響を大きく受けた第1番(1954年作曲)から、ルトスワフスキを思
わせる第7番(2002年作曲)まで、多彩な指向性が集約された作品集です。

8.225253  \1550
ヨハン・シュトラウスI世(1804-1849):<作品集第3集>
ワルツ「これぞウィーン!」Op.22/羊飼いのギャロップOp.28/ワルツ「ヨーゼ
フシュタット舞曲」Op.23/競馬ギャロップOp.29a/ワルツ「ヒーツィング集会」
Op.24/ヴィルヘルム・テル・ギャロップOp.29b/ワルツ「山での楽しい気分」
Op.26/入場ギャロップOp.35/シュペールの祝祭ワルツOp.30/ハンガリー風ギャ
ロップまたはフリスOp.36/作曲家の上機嫌: 魅力的なワルツOp.31/シュペー
ル・ギャロップOp.42/コントルダンス Oeuvre44 (Vol.1: 8.225213 / Vol.2:
 8.225252)
演奏/エルンスト・メルツェンドルファー(指揮)
スロヴァキア・シンフォニエッタ・ジリナ
ウィーン国立歌劇場をはじめウィーン音楽界全般で活躍するメルツェンドル
ファーが、まさにウィーンの“粋”を伝えるシリーズの第3弾。作品番号の
若い作品集で、父ヨハンの青春音楽集といったところでしょうか。

8.226001  \1550
ホルンボー(1909-1996):金管五重奏曲第1番/同第2番 
ネアホルム(1931- ):スパイの幸福な生活から 
ノアデントフト(1957- ):金管五重奏のための3つの習作 
A. ヨーアンセン(1881-1947):五重奏曲 M.
アンドレーセン(1945- ):3つのノルウェー舞曲集
演奏/アート・オブ・ブラス・コペンハーゲン
1996年に結成されたグループによる、北欧作曲家の金管五重奏曲集。メロディ
アスで親しみやすいハーモニーを持つ作品も多く、実際に演奏を楽しむ方にも
「曲探し」のカタログとしておすすめ。前衛風の曲はありません。

8.226006  \1550
ランゴー(1893-1952):<ヴァイオリン・ソナタ集第2集>
朝の歌/ヴァイオリン・ソナタ第3番/短いヴァイオリン・ソナタ/ヴァイオ
リン・ソナタ第4番「平和を、イエスよ!」/憎悪を押しつぶせ/アンダンテ
・レリジオーソ
演奏/セルゲイ・アジジアン(ヴァイオリン)、アネ・エラン(ピアノ)
グリーグ、フランク、ショーソン、フォーレ……といった作曲家を思わせる美
しいメロディ、そして甘美な和音。デンマークの作曲家によるソナタ集第2弾
は、「憎悪を押しつぶせ」以外すべてが世界初録音です。




<CPO>
777016-2  \1400
<スウィンギー・クリスマス>
サンタが街にやってくる/ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリス
マス/ジングル・ベル/ザ・クリスマス・ソング/フロスティ・ザ・スノウ
マン/ネイチャー・ボーイ/赤鼻のトナカイ/ラウンド・ミッドナイト/ウィ
ンター・ワンダーランド/アイル・ビー・ホーム・フォー・クリスマス/レッ
ト・イット・スノウ!/ホワイト・クリスマス/神の御子は今宵しも/きよし
この夜/もろびとこぞりて/ア・チャイルド・イズ・ボーン/イッツ・ビギ
ニング・トゥ・ルック・ライク・クリスマス/アイム・スタンディング・アッ
ト・ユア・メインジャー・ロウ/ラ・レ・ル(コンラート・ゲオルギ編曲)
歌・演奏/クリスティアン・エルスナー(テノール)、
ベッティーナ・ホメン=エルスナー(フルート)、
シュテファニー・ヴァイマー(ヴァイオリン)、
スヴェン・ハック(クラリネット、サックス)、
シュテファン・エンゲルス(ベース)、
ヘルマン・コック(ドラムス)、
コンラート・ゲオルギ(ピアノ)
これは楽しい1枚。誰もが知る有名な伝承歌をスウィング・ジャズ風にアレ
ンジ。パヴァロッティやカレーラス、ボチェッリなどに対抗する(?)新し
いテノールの登場です。

999879-2  \1400
ファラン(1804-1875):<ピアノ作品集>
ロシアのアリアによる変奏曲/「全ての長調と短調のための30の練習曲」より
抜粋/華麗なるワルツ/夜想曲/華麗なる変奏曲
演奏/コンスタンツェ・アイクヘルスト(ピアノ)
19世紀フランスのロマン派作曲家として、また才能豊かな女性作曲家として、
一部では人気を得ているファランのピアノ曲集。シューマンの影響を受けた彼
女の曲を、ファランのスペシャリストであるピアニストの演奏で。

999921-2  \1980
タル(1910- ):
交響曲第1番/交響曲第2番/交響曲第3番/フェスティヴ・ヴィジョン
演奏/イスラエル・イーノン(指揮)
北ドイツ放送ハノーヴァー・フィルハーモニー管弦楽団
シュレーカーらに学んだイスラエルの重鎮作曲家。1952年から現在まで6曲の
交響曲を発表していますが、今月は第1弾として3曲+管弦楽作品をリリース。
知られざる作曲家ファンには特におすすめです。

999942-2  \1980
レオポルド・モーツァルト(1719-1787):<シンフォニア集>
シンフォニア・ダ・カッチャ(狩のシンフォニア)/シンフォニア「田舎の婚
礼」/シンフォニア・ブルレスカ ト長調/シンフォニア ト長調「新ランバハ
交響曲」
演奏/ミヒ・ガイック(指揮)
オルフェオ・バロック・オーケストラ
父モーツァルトの代表的な作品を集めた一枚で、選曲・演奏ともに素晴らしく、
モーツァルト・ファンおよび18世紀音楽ファンには心よりおすすめ。ハーディ
・ガーディ他特殊楽器も加わった新鮮な演奏です。

999956-2  \1980
カイザー(1674-1739):<カンタータ集>
私の伴侶をお助け下さい/美しい歌姫/軽蔑的なねたみ/田舎暮らしについて
/詩篇第62番で/音楽について/我が魂は言えない/なんと新しき残酷さよ
歌・演奏/スザーネ・リデン(ソプラノ)、
カペラ・オルランディ・ブレーメン
ゲベル同様に、18世紀ドイツにおける注目すべき作曲家。オペラの分野でも活
躍したため、ドラマ性のあるカンタータは得意分野でしょう。スウェーデンの
ソプラノ、リデンの名唱が光る一枚です。

999975-2  \1980
プロコフィエフ(1891-1953):<短編バレエ第2集>
バレエ音楽「道化師(7人の道化師をだました道化師の物語)」
演奏/ミハイル・ユロフスキ(指揮)
西部ドイツ放送ケルン放送交響楽団 
先月のリリース(999974-2)に続き、比較的短いバレエ作品シリーズの第2弾。
組曲として演奏されることの多いこの作品だけに、全曲版は貴重。ディアギレ
フの委嘱による民族的要素が濃い“隠れた秀作”です。

999993-2  \1980
ゲベル(1709-1753):クリスマス・オラトリオ/新年のオラトリオ
歌・演奏/モニカ・マウフ、カイ・ヴェッセル、
ニコ・ファン・デル・メール、ペーター・コーイ、
ベルンハルト・クラップロット(指揮)
カントゥス・テューリンギア、カペラ・テューリンギア
既発売の「ヨハネ受難曲」(999894-2)が絶賛されたゲベルは、続々と再発見
される18世紀の作曲家の中でも注目すべき存在。祝祭的な2作品で、さらにゲ
ベルの実像が伝わることでしょう



<IVORY>
73004  \1980
ドビュッシー(1862-1918):前奏曲集第1巻/前奏曲集第2巻
演奏/ラルフ・ヴォタペク(ピアノ)
2003年録音の新録音で(24bit)、ミルウォーキー生まれの人気ピアニストが
明快なタッチで演奏するドビュッシー。ハッタリのまったくない正統派の演
奏ですが、それだけに作品の本質へ近づいていると言えるでしょう




<BBC/ Opus Arte>
OA0875D(2枚組) \3950
英、西、日本語字幕付(Disc1)/西、日本語字幕付(Disc2)
<ヒルデガルト・フォン・ビンゲンのポートレート>
[Disc1]
オルド・ヴィルトゥトゥム(道徳劇の意)/真の神秘家(「イルミネーショ
ンズ」の著者であるマシュー・フォックス教授と21世紀へのヒルデガルトの
精神的意義の専門家メアリー・グラバウスキーによるインタビューとレクチャ
ー) [
Disc2]
ヒルデガルト(パトリシア・ラトレッジ主演によりドラマ化されたBBC
Omnibus伝記ドキュメンタリー)/インスピレーションの源泉(ワシントン・
ナショナル大聖堂が贈る、ヒルデガルトの生涯&時代についてのドキュメン
タリー)/イルミネーションズ(ヒルデガルトの神秘的幻視絵画のアート・
ギャラリーとマシュー・フォックス教授のコメント) 
(収録:[オルド・ヴィルトゥトゥム]1997年、イギリス、ロンドン、セン
ト・バーソロミュー・ザ・グレート、小修道院教会&サセックス、ベイハム
修道院/[真の神秘家]2002年11月、カリフォルニア州、クリエイション・
スピリチュアリティー大学/[ヒルデガルト]1994年、BBC Omnibus制作/
[インスピレーションの源泉]ワシントン・ナショナル大聖堂制作、ワシン
トン大聖堂内/[イルミネーションズ]ロンドン、TCソーホー制作)
歌・演奏/アンジー・ブースロイド、ジョン・ハンコーン、
ヴォクス・アニメ、メイフィールド室内オペラ合唱団、
マイケル・フィールズ(ハープ、ディレクター)、
エヴリン・タブ(ディレクター)、他
NTSC方式、画像構成比16:9/4:3、ドルビー・デジタル・ステレオ/ドルビー
・デジタル5.1サラウンド、収録時間250分([オルド・ヴィルトゥトゥム]
70分/[真の神秘家]45分/[ヒルデガルト]55分/[インスピレーション
の源泉]50分/[イルミネーションズ]30分)、片面二層ディスク(DVD9)
中世の神秘的な音楽として、またグレゴリオ聖歌と並ぶヒーリング音楽とし
て脚光を浴びたヒルデガルトの作品を、彼女の詳細なプロフィールや研究者
による興味深い解説と共に紹介するプログラム。Disc1では中世の修道院で
歌い、演じられるヒルデガルトの宗教音楽を中心に。ドキュメンタリーでは
BBC制作のドラマも含め、中世の修道女であったヒルデガルトの実像へ、さま
ざまな視点から迫っています。


<NAXOS JAZZ LEGENDS>  各1枚 \850
8.120692
ファッツ・ウォーラー:第2集「名演集1939年
」[The moon is low / The Sheik of Araby / B flat blues / Honeysuckle
rose / Ain't misbehavin' / Sweet Sue - Just You / Nagasaki / Lonesome
me / I'm crazy 'bout my baby / The spider and the fly / After you've
gone / Tea for two / Poor butterfly / St Louis blues / Hallelujah /
Handful of keys]    (8.120577)
1939年、ニューヨークのAssociated Transcriptionsへの録音で、前半11曲が
「ヒズ・リズム」との演奏、後半5曲がピアノ・ソロ演奏。ラジオや映画出
演で人気を得ていた彼の、絶頂期に当たる時代を伝えてくれます。

8.120701
ビリー・ホリデイ:
第3集「トラヴェリン・ライト」オリジナル・レコーディングス1940-1944
[I Hear Music / Loveless Love / St Louis Blues / All Of Me / Until T
he Real Thing Comes Along / Love Me Or Leave Me / Gloomy Sunday /
Trav'lin' Light / I'll Get By / My Old Flame / How Am I To Know /
I Cover The Waterfront / I'll Be Seeing You / Embraceable You / I'm
Yours / As Time Goes By / Lover, Come Back To Me / He's Funny That
Way / Billie's Blues / On The Sunny Side Of The Street]
楽しくスウィングする「I Hear Music」に始まり、若々しい声でスタンダー
ド他を歌う一枚。OKeh、Columbia、Capitolなどさまざまなレーベルからリリ
ースされた音源を集め、ベニー・カーターやテディ・ウィルソン、ポール・
ホワイトマンら共演陣も豪華です。

8.120756-57(2枚組、1枚分の特別価格)
「ジャイアンツ・オブ・ジャズ」(全45曲)
[CD1]ビックス・バイダーベック、ペギー・リー、ジャンゴ・ラインハルト、
アール・ハインズ、ベニー・グッドマン、エラ・フィッツジェラルド、マイル
ス・デイヴィス、ベン・バーニー、ベッシー・スミス、ルディ・ヴァレー、
ステファン・グラッペリ、フランキー・カール、ホーギー・カーマイケル、
チャーリー・パーカー、ジャック・ティーガーデン、サラ・ヴォーン、キッ
ド・オリー、グレン・ミラー、ハリー・ジェームス、セロニアス・モンク、
エディ・ダッシン、ビリー・ホリデイ 
[CD2]ディジー・ガレスピー、ライオネル・ハンプトン、ジーン・クルーパ、
デューク・エリントン、チャーリー・スピヴァーク、シドニー・ベシェ、ザ・
キング・コール・トリオ、スタン・ケントン、アーティ・ショウ、ジョー・
ヴェヌーティ、ボブ・クロスビー、テディ・ウィルソン、ビリー・エクスタ
イン、カウント・ベイシー、ウディ・ハーマン、エロール・ガーナー、フレ
ッチャー・ヘンダーソン、ファッツ・ウォーラー、オリン・タッカー、テッ
ド・ルイス、アート・テイタム、トミー・ドーシー、ルイ・アームストロン

ナクソス・ジャズ・レジェンズの既発売盤からベスト・セレクト。20世紀ジャ
ズ・ミュージックの歴史であり、レーベルのサンプラーでもあるセットです。
選曲も、そのアーティストのヒット曲やベスト・パフォーマンスを。2枚組
で1枚の価格もお得です。



<NAXOS  NOSTALGIA>  各1枚 \850
8.120704
チルドレンズ・フェイヴァリッツ-オリジナル・レコーディングス1926-1952
[ The Ugly Duckling / I Taut I Taw a Puddy Tat / Looby Lou / The
Runaway Train /  The Laughing Policeman / The Teddy Bears' Picnic /
Me and My Teddy Bear / The King's New Clothes / Flick, the Little
Fire Engine / The Bee Song / The Pied Piper / A Four-Legged Friend
/ The Noisy Eater / Sparky and the Talking Train ]
子供向けの歌を集めた楽しい一枚。とはいえ中にはダニー・ケイやジェリー
・ルイスの歌っているトラックもあり、オールド・ポップス・ファンにも楽
しめるでしょう。物語の朗読付きもあり、英語の勉強にも適しているかもし
れません。

8.120720
マリオ・ランザ:第3集「ザ・クリスマス・アルバム」オリジナル・レコー
ディングス1950-1952
[ O Holy Night / The Virgin's Slumber Song / The Lord's Prayer / The
First Noel /O Come All Ye Faithful / Away in a Manger / We Three
Kings of Orient Are / Oh Little Town of Bethlehem / Silent Night /
Guardian Angels / Because / I Love Thee / Ave Maria / Without a Song
/ The Rosary / Through the Years / Trees / Song of Songs / Somebody
Bigger Than You and I / You'll Never Walk Alone ]
ナポリ生まれの美声テノール歌手によるクリスマス・アルバム。映画にも出
演した彼は幅広い人気を得ており、このアルバムも発売当時は大ヒット。聖
歌隊なども加わるドリーミングなアレンジで、ランザの甘い歌声が生きてい
ます。

8.120754-55(2枚組、1枚分の特別価格)
「黄金時代のスターたち」(全51曲)
[CD1]ノエル・カワード、ジ・インク・スポッツ、エディット・ピアフ、
リヒャルト・タウバー、ビリー・コットン楽団、ドリス・デイ、ネルソン・
エディ、ラリー・アドラー、マリアン・アンダーソン、アル・ジョルスン、
ヴェラ・リン、ティノ・ロッシ、ザ・ミルス・ブラザース、ジュディ・ガー
ランド、ビリー・メイヤール、リードベリー、ジョセフィン・ベイカー、
フランク・シナトラ、ポール・ホワイトマン、リチャード・クルックス、
ジョージ・フォームビー、リュシエンヌ・ボワイエ、ジョセフ・ロック、
マントヴァーニ、ロイ・ロジャース、ガートルード・ローレンス 
[CD2]コール・ポーター、マレーネ・ディートリッヒ、ポール・ロブスン、
モーリス・シュヴァリエ、ザ・コメディ・ハーモニスツ、シャルル・トレネ、
アン・シェルトン、ローレンス・ティベット、フランク・クルーミット、
ダイナ・ショア、ルロイ・アンダーソン、ガイ・ロンバード、ジョン・マコ
ーマック、アンドリュース・シスターズ、フレディ・ガードナー、グレイシ
ー・フィールズ、ペリー・コモ、ビング・クロスビー、ジャン・サブロン、
エドムンド・ロス、ウディ・ガスリー、サビア・クガート、フレッド・アス
テア、アイヴァー・ノヴェロ、マリオ・ランザ
ナクソス・ノスタルジアの既発売盤からベスト・セレクト。20世紀ポピュラ
ー・ミュージックの歴史であり、レーベルのサンプラーでもあるセットです。
選曲も、そのアーティストのヒット曲やベスト・パフォーマンスを。2枚組
で1枚の価格もお得です。
 
<fineNF>
NF60502(SACDハイブリッドDisc)  \4680
J.S.バッハ:
イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971
パルティータ第1番 変ロ長調 BWV825
2声のインヴェンション BWV772-786(CD層のみ収録)
3声のシンフォニア BWV787-801
+エクストラ・トラック(SACD層のみ収録)
3種ピアノ弾き比べ イタリア協奏曲 第1-2楽章
1.YAMAHA CF111S
2.Steinway &sons D-274 (New York)
3.Bosendorfer 275
神谷郁代(ピアノ)
録音プロデューサー: 西脇義訓 バランス・エンジニア:福井末憲
録音:2003年8月27-29日、三鷹市芸術文化センター 風のホール
Pressed by Sonopress, Germany
本物のピアノの響き。それをここまで完璧に記録したメディアがかつてあった
だろうか?神谷郁代、初のバッハ録音!梯剛之のアルバムでもその演奏内容に
劣らず録音クオリティーの高さで世間を驚愕させた西脇&福井の名コンビ。彼
らの本家fineNFからのリリースもピアノ作品、音楽の原点ともいえるバッハで
す。福井氏いわく「ピアノの録音が最も難しい」。しかしエクストラ・トラッ
クに3種の名グランド・ピアノ弾き比べを収録し、あまりにも微妙な音色の完
全なる記録に挑戦するなど、彼らの情熱と自信は計り知れないものがあります。
その福井氏はまた「最後の最後は演奏家の力量がすべて」と述べます。この盤
がここまでの完成度を得たのはもちろん神谷郁代あってのこと。彼女の最先端
ともいえる演奏技法と最小限にコントロールされたベダル・ワークによって録
るべき本物のピアノの響きが表出されたのです。長いキャリアを持つ神谷です
が、これが最初のバッハ録音となります。そしてもうひとつ特筆したいのが、
今後NF商品はドイツ・ソノプレスを使用してゆくということ。同じSACDでもや
はり最高峰の技術力をもったプレスを利用しよう(実際経費はかさむのですが)
という心意気が、やはりfineNFらしいところです!





<TESTAMENT>
SBT1332  \1750
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」
アグネス・ギーベル、
クリスタ・ルートヴィヒ、
リチャード・ルイス、ワルター・ベリー
フィルハーモニア管弦楽団&合唱団
指揮:オットー・クレンペラー  
録音:1961年11月27日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール 
(ライヴ、BBCの放送音源、モノラル)
"61年の第九はちょっと速い!68分台でクレンペラー再び。キーワードはシン
プル&ナチュラル。57年の同オケとの第九(SBT1177)は、TESTAMENTの代表
盤といえるまで認知されていますが、さらに、61年のライヴ録音がリリース
となります!57年が70分ちょっとの演奏であったのが、61年は68分。(因み
にカラヤンの普門館が68:11です。)ルートヴィヒ以外歌手陣も入れ替わり、
興味が尽きません。
61年はクレンペラー にとって非常に重要な一年でした。先日ご案内した
「フィデリオ」の圧倒的な勝利に始まり、ベートーヴェン・チクルスはこの
第九で最高潮に達しようとしていました。事実、この演奏のすぐ後にクレン
ペラーが受けた2つの依頼(自宅からわずか数100ヤードというチューリ
ヒでのフィデリオの再演と、コヴェントガーデンでの魔笛)はこれらの大成
功を客観的に証明しています。クレンペラー自身その結果には満足していた
ようで、古くからの友人、ロッテ・レーマンへの手紙の中で次のように述べ
ています。「すべてが上手くいった。神に感謝。新聞評でさえ肯定的だ!」
そしてこの演奏に加わったアーティスト達が似たようなコメントを残してい
るのもまた興味深いところ。「彼はなにもしないのに、すべてがすばらしい
の!彼はまさにすべてを知った真のカペルマイスターだった。我々は彼をゴ
ッドファーザーとして仰ぎ見ていたわ。」(ルートヴィヒ)「彼は最も偉大
な指揮者です。彼はただただシンプルだった。最もシンプルで、しかもこの
上なく自然だった。彼は不要な動きで奏者を煩わせたりしなかった。ただ彼
は、すばらしい波動を、自然なリズムを、すべてに対して正しい感性を持っ
ていた。」(主席フルート奏者)詳細、原文はブックレットご参照・・・。

SBT1316     \1750
チャイコフスキー:
ロメオとジュリエット
交響曲第6番「悲愴」作品74
指揮: グイド・カンテッリ
フィルハーモニア管弦楽団
モノラル録音
NBCとのBOXセットも好評。カンテッリのPOデビュー直後のチャイコフスキー。
トスカニーニから正式な招待を受けたのが1949年。破竹の勢いであったカンテ
ッリは、1951年、POとロイヤル・フェスティヴァル・ホールで衝撃的なデビュ
ーを飾ります。そこで演奏されたのが「ロメオとジュリエット」で、これは、
そのほんの2週間後に録音されたスタジオ録音です。(悲愴は翌年)その管弦
楽的バランス感は突出しており、詮無きことと知りつつもやはり、彼の早すぎ
る死が悔やまれてなりません。

SBT1329     \1750
ムソルグスキー:はげ山の一夜
リムスキー=コルサコフ:
ロシアの謝肉祭 作品36、シェエラザード 作品35
フィルハーモニア管弦楽団
指揮:ロヴロ・フォン・マタチッチ
ステレオ録音

SBT1330     \1750
ボロディン:
「イーゴリ公」-序曲、プレリュード-だったん人の行進、だったん人の踊り
チャイコフスキー:
イタリア奇想曲、「エフゲニー・オネーギン」-導入、ワルツ、ポロネーズ
序曲「嵐」 作品76
フィルハーモニア管弦楽団
ミラノ・スカラ座管弦楽団
指揮:ロヴロ・フォン・マタチッチ
ステレオ録音

SBT1331     \1750
バラキレフ:
イスラメイ、3つのロシアの歌の主題による序曲1番(1858)2番(1863-4)、
チャイコフスキー:幻想序曲「ハムレット」、組曲第3番-主題と変奏
フィルハーモニア管弦楽団
ミラノ・スカラ座管弦楽団
指揮:ロヴロ・フォン・マタチッチ
ステレオ録音
マタチッチのロシア物、3枚同時リリース
歴史的な不運とウォルター・レッグとの奇跡的な出会いを経て、マタチッチが
最初の商業録音を成したのは彼がすでに55歳の時でした。同年の12月、イギリ
スでのデビューを果たし、同月このバラキレフやロビンとのVn協奏曲、そして
ブルックナーの4番(SBT1050)を録音。これまた様々な経緯のあるスカラ座と
の「メリー・ウィドウ」(62)までわずか8年間という稀少な録音群からのロ
シア物です。

SBT1310     \1750
チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲
シューマン:
チェロ協奏曲 作品129。幻想小曲集 作品73、3つのロマンス 作品94
モーリス・ジャンドロン(Vc)
スイス・ロマンド管弦楽団/指揮:エルネスト・アンセルメ
ジャン・フランセ(pf)
モノラル録音
フランス・チェロ楽派の正統、ここにあり。
マーシャルに始まり、「チェロ界の三銃士」と呼ばれる(日本でこれは一般的
なのでしょうか?)フルニエ、ナヴァラ、トルトゥリエと栄華を極めたフラン
ス・チェロ楽派において、「ダルタニャン」に例えられたのが最年少のジャン
ドロンでした。苦学の末、正統の地位を手にいれた彼はまさに、ダルタニャン
さながらの魅力に満ちています。

SBT2-1323  2枚組  \3500
「ザ・グレイト・ヴァイオリニスツ」
ヨアヒム(1903、ベルリン)、イザイ(1912、ニューヨーク)、
サラサーテ(1903、パリ)バルセヴィッツ(1905、ワルシャワ)、
デッサウ(1903、ベルリン)、ヴィアルド(1900、パリ)、
ロゼ(1900&1909、ウィーン)、マルトー(1913、パリ)、
クライスラー(1903、ベルリン&1911、ロンドン)、
クーベリック(1903&1911、ロンドン)、ブルメスター(1909、ベルリン)、
ティボー(1904、パリ)、ホール(1904、ロンドン)、
ヴェッツィ(1904、ロンドン)、シゲティ(1908,09,13、ロンドン)、
グレゴロヴィッツ(1909、モスクワ)
モノラル録音
録音技術黎明期、ヴァイオリンの巨匠たち!
これの復刻は密かに待ち望んでいた方も多いのでは?レコーディング技術、も
しかするとその概念自体がまだ黎明期であった1900年初頭、なぜか、ヴァイオ
リン界は百花繚乱、多くの巨匠が録音を残しています。それらの貴重な音源を
2枚のCDにたっぷり収め総収録は153分超!
詳しい曲目はhttp://www.testament.co.uk/forthcomingviolinists.htmlをご覧
ください。「もしも蓄音機が10年はやく発明されていたら、きっとこの盤に
ヴュータンもヴィエニャフスキも含まれていただろう・・・」とはじまるライ
ナー・ノーツにも納得のベリー・スペシャルなアンソロジーです。

SBT1321     \1750
「ジャネット・ベイカーwithフィッシャー=ディースカウ」
D&A.スカルラッティ、モンテヴェルディの作品(編曲:レッパード)
イギリス室内管弦楽団/指揮:レイモンド・レッパード
H&W.ロウズ、ヘンデルの作品
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ジョージ・マルコム(ハープシコード)
ジャネット・ベイカー(Ms)
ステレオ録音
1969年録音。F=ディースカウとのデュエットも魅力。





<TELARC>
CD80613  \2080
リスト:ダンテ交響曲/交響詩「タッソー、悲嘆と勝利」
ロンドン交響楽団
指揮:レオン・ボッツスタイン
ダンテの「神曲」に基づく「ダンテ交響曲」と、ルネサンス期の詩人、トルクァ
ート・タッソーの生涯のエピソードに基づくバイロンの詩に想を得た交響詩
のカップリング。交響曲の結尾合唱を歌う合唱団は不詳。

CD80622     \2080
ドビュッシー:ハープ作品集
神聖な舞曲と世俗的な舞曲/月の光/霧/亜麻色の髪の乙女/
小舟にて/沈める寺/アラベスク 第1番/夢想/サラバンド/
小さな羊飼い/ロマンティックなワルツ
ヨランダ・コンドナシス(Hp)
コンドナシスの新録音。ドビュッシーのピアノ曲をハープのソロで演奏して
います。

CD80629     \2080
「ザ・ベスト・オブ・ショパン」
スケルツォ第2番/夜想曲第4番/ワルツ第4番「華麗なるワルツ」/
夜想曲第7番/前奏曲第7番/前奏曲第4番/前奏曲第20番/
夜想曲第2番/夜想曲第19番/前奏曲第15番「雨だれ」/
ワルツ第7番/バラード第3番/ワルツ第6番 「子犬のワルツ」/
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ/ポロネーズ第6番「英雄」
セルゲイ・ラフマニノフ(ピアノロール)
ジョン・オコーナー(Pf)
ヨランダ・コンドナシス(Hp)
ジョン・キムラ・パーカー(Pf)
マルコム・フレイジャー(Pf)
既発のアルバムからセレクトしたショパンの作品集。ラフマニノフのピアノ
ロールやコンドナシスによるハープ演奏を含んでいるのがポイントです。


●NEW MID LINE  各1枚 \1350
※カタログNO.の変更はありません。
CD80229   
ベートーヴェン:
弦楽四重奏曲 第6番 変ロ長調 作品18-6
弦楽四重奏曲 第7番 ヘ長調 作品59-1 「ラズモフスキー第1番」
クリーヴランド四重奏団

CD80268   
ベートーヴェン:
弦楽四重奏曲 第8番 ホ短調 作品59-2 「ラズモフスキー第2番」
弦楽四重奏曲 第9番 ハ長調 作品59-3 「ラズモフスキー第3番」
クリーヴランド四重奏団

CD80351   
ベートーヴェン:
弦楽四重奏曲 第10番 変ホ長調 作品74 「ハープ」
弦楽四重奏曲 第11番 ヘ短調 作品95 「セリオーソ」
クリーヴランド四重奏団   

CD80382   
ベートーヴェン:
弦楽四重奏曲 第1番 ヘ長調 作品18-1
弦楽四重奏曲 第2番 ト長調 作品18-2
弦楽四重奏曲 第3番 ニ長調 作品18-3
クリーヴランド四重奏団

CD80414   
ベートーヴェン:
弦楽四重奏曲 第4番 ハ短調 作品18-4
弦楽四重奏曲 第5番 イ長調 作品18-5
クリーヴランド四重奏団

CD80422   
ベートーヴェン:
弦楽四重奏曲 第13番 変ロ長調 作品130
大フーガ 変ロ長調 作品133
クリーヴランド四重奏団

CD80425   
ベートーヴェン:
弦楽四重奏曲 第12番 変ホ長調 作品127
弦楽四重奏曲 第14番 嬰ハ短調 作品131
クリーヴランド四重奏団

CD80427   
ベートーヴェン:
弦楽四重奏曲 第15番 イ短調 作品132
弦楽四重奏曲 第16番 ヘ長調 作品135
クリーヴランド四重奏団


●SACD Hybrid
SACD60613  \3150
リスト:ダンテ交響曲/交響詩「タッソー、悲嘆と勝利」
ロンドン交響楽団
指揮:レオン・ボッツスタイン






<KLEOS>
KL5125  \2080
プーランク:ピアノと管楽器のための室内楽作品集
ピアノと管楽のための六重奏曲
フルート・ソナタ
オーボエ・ソナタ
クラリネット・ソナタ
オーボエ、バスーンとピアノのための三重奏曲
ホルンとピアノのためのエレジー
セルジオ・デ・ロス・コボス(Pf)
ソーン・フンジュ(Pf)
アンサンブル5±
テレシータ・アンゲロス=フレイ(Fl)、ジャン=ピエール・スルジェ(Ob)
エリック・フェルクル(Cl)、ニコール・オベール(Hrn)、
マリー・クレール・レニジオ=メタラーリ(Fg)
チリ、スイス、アメリカ、アルジェリア、韓国、フランスと国際色豊かなメンバー
によるプーランクの室内楽作品集。






<ALIA VOX>
AV9833  \2080
「美しき大地/アリアンナ・サヴァール」
アリアンア・サヴァール(Vo、Hp)
ドミトリス・プソニス(サズ、ブズーキ、ベンディール)
ペドロ・エステヴァン(Perc)
フリオ・アンドラーデ(Cb)
録音:2002年4月-6月、カルドナ
ジョルディ・サヴァールとモンセラート・フィゲーラスを両親に持つハープ
奏者兼歌手、マリアンナ・サヴァールの初のソロ・アルバムで、ALIA VOX創設以
来初めてのノン・クラシカル系(ワールド・ミュージック)。自作に加えてセ
ファルディーやカタロニアの民謡をハープの弾き語りで歌っています。歌詞
はカタロニア語、カスティーリャ語、アラビア語でバックにも地中海沿岸の民
族楽器を使用しています。

AV9832  \2080
アルフォンソ・フェラボスコ2世:合奏作品集
5声の舞曲/4声のファンシー(ファンタジア)/
5声、6声のコンソート
エスペリオンXXI
指揮&ソプラノ・ヴィオール:ジョルディ・サヴァール
録音:2002年12月、2003年2月、カルドナ
ダウランドと同時代に英国の宮廷で活躍した作曲家、アルフォンソ・フェラボ
スコ2世(ca1575-1628)のヴィオールのための合奏曲を集めたもの。古楽の
名手たちが奏でるALIA VOXの王道を行く内容です。





<CYPRES>
CYP9617  \2080
ラフマニノフ:
ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 作品36
前奏曲 ト長調 作品32-5/前奏曲 ロ短調 作品32-10/
前奏曲 嬰ト短調 作品32-12/絵画的練習曲 ニ長調 作品39-9
リムスキー=コルサコフ(ラフマニノフ編曲):くまばちの飛行
ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの3楽章
ウェン=ユー・シェン(沈 又裕)(Pf)
録音:2003年7月、ブリュッセル
2003年6月のエリーザベト王妃国際コンクールにおいて、弱冠16歳の最年少で
2位の栄冠に輝いた中国のピアニスト、ウェン=ユー・シェン(沈 又裕)の
デビュー・アルバム。コンクール直後の7月にブリュッセルでスタジオ録音
されたもので、ラフマニノフとストラヴィンスキーの難曲を若手とは思えな
いスケールの大きな技巧で弾き上げています。
  
<SCRIBENDUM>
SC-031  4枚組 \5250
ムラヴィンスキー・コンダクツ
1965年モスクワ音楽院ライヴ
CD1
グリンカ:『ルスランとリュドミュラ』序曲
ムソルグスキー:モスクワ河の夜明け
リャードフ:バーバ・ヤガー
ショスタコーヴィチ:交響曲第6番
グラズノフ:『ライモンダ』第三幕への前奏曲
ムソルグスキー:モスクワ河の夜明け(別テイク)
リャードフ:バーバ・ヤガー(別テイク)
ワーグナー:『ローエングリン』より第三幕への前奏曲
ワーグナー:『ワルキューレ』よりワルキューレの騎行
CD2
モーツァルト:『フィガロの結婚』序曲
モーツァルト:交響曲第39番
シベリウス:トゥオネラの白鳥
シベリウス:交響曲第7番
ワーグナー:『ローエングリン』より第三幕への前奏曲(別テイク)
ワーグナー:『ワルキューレ』よりワルキューレの騎行(別テイク)
CD3
ヒンデミット:交響曲『世界の調和』
ストラヴィンスキー:バレエ音楽『ミューズの神を率いるアポロ』
CD4
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
バルトーク:弦楽器、打楽器とチェレスタの為の音楽
オネゲル:交響曲第3番『典礼風』
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団


SC-034  3枚組 \4180
ムラヴィンスキー・コンダクツ
1972年モスクワ音楽院ライヴ
CD1
ベートーヴェン:交響曲第5番 OP.67『運命』
ベートーヴェン:交響曲第4番 OP.60
ワーグナー:『神々のたそがれ』〜「ジークフリートのラインへの旅」
CD2
ワーグナー:『タンホイザー』〜「ヴェヌスベルクの音楽」
ブラームス:交響曲第3番 OP.90
ショスタコーヴィチ:交響曲第6番 OP.54
CD3
ワーグナー:『ワルキューレ』〜「ワルキューレの騎行」
ワーグナー:『神々のたそがれ』〜「ジークフリートの葬送行進曲」
チャイコフスキー:交響曲第5番 OP.54
チャイコフスキー:幻想序曲『フランチェスカ・ダ・リミニ』 OP.32

SC-033  \2250
ラフマニノフ:交響曲第2番
チャイコフスキー:フランチェスカ・ダ・リミニ
スヴェトラーノフ
ソヴィエト国立交響楽団
※ライヴ録音

SC-036  10枚組 \10390
ベートーヴェン:ピアノソナタ全集
タティアナ・ニコラーエワ
※ライヴ録音・初出






<BRILLIANT>
BRL-92183  5枚組 \2380
シューベルト:ミサ曲集
第1-6番、ドイツ・ミサ、他
アンドレアス・ヴァイザー
ロマノ・ガンドルフィ
ジャク・マルティン・ヘンドラー
ウルリッヒ・ベッコフェン
ヘルムート・リリング
シュミット・ガーデン

BRL-6486  2枚組 \1000
イベール:室内楽曲全集
新ネーデルランド弦楽四重奏団、他

BRL-6478  2枚組 \1000
「ロマンティック・ギター」
グラナドス、アルベニス、ソル、タレーガ、ヴィラ=ロボス
ロドリーゴ、他
ダニエル・ベンケー
アリリオ・ディアス

BRL-92122  2枚組 \1000
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
ショパン:ピアノ協奏曲第番、バラード第1番
リスト:メフィスト・ワルツ、愛の夢、他
クララ・ヴェルツ
ウラディミール・シレンコ
ウクライナ国立交響楽団、他

BRL-92132  6枚組 \2700
「ギレリス・プレイズ・ベートーヴェン」
ピアノ協奏曲全集
ピアノソナタ第7,8,12,14,16,23,25,26,27,29番
エミール・ギレリス
クルト・マズア
ソヴィエト国立交響楽団

BRL-92196  5枚組 \2250
シュッツ・エディション Vol.1
シンフォニア・サクラ 第1&2番
マッテオ・メッソーリ
カペラ・アウグスターナ

BRL-0144  \500
キングスカレッジ合唱団による聖歌集

BRL-0239  \500
キングスカレッジ合唱団・クリスマスキャロル集

BRL-99092  \500
「ノエル・ムジカ・グレゴリアーナ」
プロ・カンツィオーネ・アンチカ

BRL-99215  \500
ロシアの作曲家によるクリスマス聖歌集
チャイコフスキー、ラフマニノフ、フリストフ、ポルトニャンスキー
他の作曲家の作品集
ベーロフ(指揮)、ブルガリア国立合唱団

BRL-99435  \500
クリスマスにちなんだオルガン作品集
フェルディナント・クリンダ(オルガン)

BRL-6362(DVD-Video)\2080
クリスマス・キャロル
ティモシー・ブラウン(指揮)
ケンブリッジ大学合唱団

BRL-6471(DVD-Video)\2080
Evensong & Vespers
キングスカレッジ合唱団





<NCA> ※限定入荷商品
NCA 60139  10枚組  \10000
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集
ゲヴァントハウス弦楽四重奏団





<WARNER> ※限定入荷商品
2292.453092  34枚組  \20800
スカルラッティ:鍵盤楽曲全集
スコット・ロス

0927.491472  24枚組  \21800
プロコフィエフ作品集
  
<WEITBRICK>
SSS0040-2  5枚組 \8800
ショスタコーヴィッチ:交響曲第4番 
(1969年5月ライヴ モノ)
ショスタコーヴィッチ:交響曲第5番 
(1986年10月ライヴ ステレオ)
ショスタコーヴィッチ:交響曲第6番 
(1973年9月ライヴ    ステレオ)
ショスタコーヴィッチ:交響曲第9番 
(1978年5月ライヴ    ステレオ)
ショスタコーヴィッチ:交響曲第11番「1905年」
(1958年4月ライヴ モノ)
ショスタコーヴィッチ:交響曲第14番「死者の歌」(ドイツ語歌唱)
(1972年3月ライヴ ステレオ)
ショスタコーヴィッチ:交響曲第15番
(1972年11月ライヴ ステレオ)
ヘルベルト・ケーゲル指揮ライプツィヒ放送交響楽団
独唱(交響曲第14番):
エミリア・ペトレスク(S)、フレッド・タシュラー(Bs)
昨年の「レニングラード」が、非常な好評をいただきました「ケーゲルのショ
スタコーヴィッチ」完結編です。演奏記録からもケーゲルのショスタコーヴィ
ッチへの偏愛は窺われますが、特に演奏年度に御注目いただきたいと思いま
す。第11番に至ってはラクリンによる世界初演、ムラヴィンスキーによるレ
ニングラード初演から半年も経たぬ1958年の演奏です。モノラルとはいえ
ムラヴィンスキー盤を上回る良好な音質。切実な音楽表現はトーンクラスター
に陥らぬ、ケーゲルの個人的思い入れすら感じられる熱い超名演です。
第4番はコンドラシン初演の2年後の録音も存在しますが、演奏内容から
1969年ライヴを採用しました。元来ステレオ録音されたもののトラック
ダウンで(ステレオ録音は残念ながら廃棄された模様)、分離の良い素晴ら
しい録音です。現代では、大規模大音量交響曲として、多くの指揮者が取り
上げますが、この時代に二回もの演奏に固執したケーゲルの先見性には頭が
下がります。
フィナーレに一工夫も二工夫もあるベルリン芸術週間における高揚した第5番
「革命」、オペラティックな趣のある「第6番」、スタイリッシュでセンス抜
群な「第9番」、「大地の歌」を想起せずにはいられない第14番「死者の
歌」、ザンデルリンクの独壇場を脅かす恐怖演奏「第15番」。西側では知
られていないだけで、実は最重要ショスタコーヴィッチ解釈者であった、巨
匠の遺産。隅々まで注ぎ込まれた英知。聴き込んだファンほど納得すること
間違いなし。ケーゲルも草葉の陰でこのリリースをさぞかし喜んでいること
でしょう。

SSS0041-2  \1980
ラヴェル:管弦楽作品集
ボレロ(1985年5月スタジオ ステレオ)
ピアノ協奏曲ト長調(1974年3月スタジオ ステレオ)
「ダフニスとクロエ」第2組曲(1965年9月ライヴ  モノ)
ヘルベルト・ケーゲル指揮ライプツィヒ放送交響楽団
ピアノ独奏:セシル・ウーセ、
合唱:ライプツィヒ放送合唱団
待望のラヴェル作品集。オペラ「子供と魔法」全曲を録音しているくらい、
ラヴェルには思い入れが強く、その完璧な作曲を精緻なガラス細工のような
演奏で具現化します。ボレロでは、伴奏部分の強調など個性的。絶美なのは、
協奏曲でラトルともスタジオ録音しているウーセの魅力的なピアノを得て、
夢見るような解釈が楽しめます。合唱つきの「ダフニス」は、分厚いハーモ
ニーが素晴らしい名演となっております。


SSS0042-2  \1980
ブルックナー:交響曲第3番「ワーグナー」
ヘルベルト・ケーゲル指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
1986年3月ライヴ ステレオ
マズアとケーゲルが犬猿の仲であったことは、周知の事実です。ライプツィ
ヒという音楽都市を二分した二人ですが、才能の差は歴然。ここでは、珍し
くマズアの手兵ゲヴァントハウス管に客演した晩年のライヴ。ゲヴァントハ
ウス管から古色蒼然とした音色を甦らせました。壮年期のエネルギッシュで
挑発的な表現は陰を潜め、ゆったりと懐かしむようなメロディ遊びに特色が
あります。全曲を通じて遅めのテンポが取られており、「ドイツ伝統遵守」
の巨匠としてのケーゲルの一面を垣間見ることが出来ます。





<ARTS>
●ARCHIVESシリーズ
43010  \1350
「ヴンダーリッヒ/オペレッタ・アリア集」
(フランツ・レハール:ジュディッタ、ロシアの皇太子、ほほえみの国、
レオ・ファル:イスタンブールのばらヨハン・シュトラウス2世:こうもり
カール・ツェラー:小鳥売りエメリヒ・カールマン:マリツァ伯爵夫人トリ
ーベル:ファルツ産のワイン)よりアリア集   
フリッツ・ヴンダーリッヒ(テノール)
フランツ・マルサレク指揮、エメリヒ・スモーラ指揮
ケルン放送響&合唱団、南西ドイツ放送管(録音:1957-62年)
声域の移行のなめらかさと、明瞭で、わき水のようにすがすがしい声の、ヴ
ンダーリヒとすぐにわかる声色によって、リリック・テノール歌手フリッツ
・ヴンダーリヒは正に最初から熱狂的な評価を得ていました。その声は高く
舞い上がり、輝かしく広がって、感覚的で誘惑するような魅力がありました。
活動初期から、特に内的な芸術的価値の高いレパートリーに特別の注意と愛
情を注ぎました。1966年にヴンダーリヒが35歳で夭逝しなかったら、どんな
にすばらしいホフマン、ローエングリン、ウェルテルになっていたかを想像
するのは難しくありません。D.G.のレコードや放送録音で彼の遺産が聴ける
ことは喜ばしい限りです。既に発売になっているヴンダーリッヒの「オペラ
・アリア集」(43009)や「ザルツブルグ、リーダー・アーベント」のディス
クはARTSレーベルの素晴らしい復刻も手伝ってclassicstoday.com や
klassik.comで絶賛されています。

43038  \1350
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番、大学祝典序曲   
アレクシス・ワイセンベルク(P)
ペーター・マーク指揮
トリノRAI交響楽団(録音:1960年、トリノ、ライヴ録音)
ARTSレーベルの主力アーティストだったペーター・マークの放送録音がこれ
から順次発売になります。第1弾としてブラームスのピアノ協奏曲、大学祝
典序曲が登場!。ワイセンベルク(1929-)はダイナミック・レンジの広さ
と完璧なテクニック、それでいて美しい音色が特徴でカラヤンに認められ
数々の共演、録音がなされました。この録音はヨーロッパにデビューしたて
のころのものです。この演奏会は聴衆の熱狂的な支持を受けたライヴで、放
送録音からの復刻です。
 
●レッド・ライン・シリーズ
47650(4枚組) \3780
モーツァルト:
後期交響曲集(第31番「パリ」、第32・33・34番、第35番「ハフナー」、
第36番「リンツ」、第38番「プラハ」、第39・40番、第41番「ジュピター」)
ペーター・マーク(指揮)
パドヴァ・ヴェネト管弦楽団(録音:1996-97年 パドヴァ、イタリア)
モーツァルトを最も得意としていたペーター・マーク。言うまでもない名盤、
ARTSレーベルに遺したモーツァルトの交響曲集を待望のセット化です。若か
りし時にDECCAへ録音したモーツァルト作品は定盤としていまだにカタログに
残っておりますが、当ARTSへの録音は巨匠が円熟しきった77-78歳の録音
(1996、97年録音)で、後期交響曲が全て聴ける点が嬉しい限りです。内外
のメディアからも絶賛を浴びております。

●ブルー・ライン24bit/96kHz・シリーズ
47693  \1350
パガニーニ:24の奇想曲(カプリース)   
ソニグ・チャケリアン(Vn)(録音:2002年パドヴァ、イタリア)
超難曲として知られるパガニーニの24のカプリース。この曲は難しいだけで
なく幾多の作曲家にインスパイアを与えた名旋律の宝庫でもあります。この
ような技術と歌心を必要とされる作品は本当に難しいものです。ジェノヴァ
でのパガニーニ・コンクールとミュンヘン国際音楽コンクールの入賞者であ
るソニグ・チャケリアンは、あらゆる音を自然にてらいなく演奏しています。
彼女の技術は、その力強いボウイングと、ほとんど抑えることのできない変
化が特徴です。今日大変まれなことですが、偉大な雰囲気にあふれています。
チャケリアンはARTSレーベルにソリストとしてハイドンのヴァイオリン協奏
曲を録音している他トリオ・イタリアーノのメンバーとしてシューマンとシュ
ーベルトのピアノ三重奏曲集を録音しています。





<KAIROS>
12342KAI  2枚組 \3960
オルガ・ノイヴィルト:音楽劇「子羊の祭り」全曲
トレンケル=ブルクハルト、ヴァルター・ラファイナー、
イゾルデ・ジーベルト、他
ヨハネス・カリツケ(指)
クラング・フォルム・ウィーン
(録音:1999年6月19日、初演、ウィーン・ゾフェインザール)
既に12242KAIで抜粋が出ている大作の全曲盤。オルガ・ノイヴィルトは1968
年オーストリア生まれの作曲家。だからというわけでもないだろうが、ベル
ク、チェルハの影響が明かなドラマティックかつシュールレアリスティック
な作品。しかも音楽劇だけあって無調を基本としながらもスペクトル楽派
(彼女はパリでトリスタン・ミュライユに学んでいる)を思わせる響き、オ
ルゴールやベルといった具体的かつ多様な素材が駆使され、20世紀と今日の
音楽語法を総括するかのような意欲的、野心的な音楽である。眩惑的な音色
が特徴の電子楽器テレミンが使われている様に、全体にくねくねとした音の
モーションが支配的で大変エロティックなイメージを喚起する危険な美しさ
を持った音楽である。彼女は現在デヴィッド・リンチの不条理恐怖映画「ロ
スト・ハイウェイ」のオペラ化に取り組んでいる。やはり彼女はベルクのル
ルを母に、リンチのエレファント・マンを父に生まれたシュール・レアル・
エロティストなのだ!   







<TUDOR>
TUDOR7076  \1980
ベートーヴェン:クラリネット三重奏曲Op.38
フォーレ:クラリネット三重奏曲Op.120
ベルク:クラリネットとピアノのための4つの小品
元バイエルン放送響のクラリネット奏者ブルンナーの新録音。ベートーヴェン
のクラリネット三重奏曲は八重奏曲Op.20を原曲とする作品です。共演はチャ
イコフスキー・コンクール優勝経験をもちソリストとして評価が高いチェリ
スト、ペルガメンシコフと作曲家でもあるロバノフです。
エドゥアルド・ブルンナー(クラリネット)、
ボリス・ペルガメンシコフ(チェロ)、
ヴァシリー・ロバノフ(ピアノ)
(録音:1999年1月、ハンス・ロスバウト・スタジオ、バーデン=バーデン)

TUDOR7105  \1980
シューマン:
3つのロマンスOp.94、ロマンス第2番嬰へ長調Op.28、 クラリネットによる
6つの歌曲(リーダークライスOp.39より「異郷で」、12の詩Op.35より「ひ
そやかな涙」、女と愛と生涯より「だれよりも素晴らしい彼」、ミルテの花
より「はすの花」「献呈」、詩人の恋より「美しい五月に」)、 民謡風の
5つの小品集Op.102、幻想曲-第3楽章Op.17、 幻想小曲集Op.73
カール=ハインツ・シュテッフェンス(クラリネット)、
カリーナ・ヴィスニエウフスカ(ピアノ)
(録音:2001年5月7-11日、バイエルン放送第2スタジオ、ミュンヘン、バイ
エルン放送との共同制作)
ベルリン・フィルの首席クラリネット奏者シュテッフェンスのTUDORレーベ
ルへの録音第3弾。シューマンのクラリネットオリジナル作品から編曲もの
まで収録。   

TUDOR7107  \1980
クロンマー:
管楽八重奏によるパルティータ集(第3集)
パルティータ(ハルモニー)ハ長調Op.76、
パルティータ嬰ニ長調「2つのホルンのための協奏曲」、
バルティータ第9番変ロ長調、
パルティータ嬰ニ長調「ラ・シャッセ」
ラ・グラン・パルティータ(チューリヒ木管八重奏団)
 (録音:2001年6月26-29日、ブルメンシュタイン教会、ベルン)   
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団のメンバーで結成された管楽八重奏団「ラ
・グラン・パルティータ」の7001、7027に続くクロンマー:パルティータ集
第3弾です。   

TUDOR7109  \1980
ラフ(1822-82):
ヴァイオリンとピアノのためのソナティーレン作品99、
6つのサロン風小品作品85
ミカエラ・パエチュ・ネフテル(ヴァイオリン)、
エリック・ル・ヴァン(ピアノ)
(録音:2001年、アンゲリカ・カウマン・ザール、フォラールベルク)
地元スイスの作曲家ラフの作品を体系的に録音しているTUDORレーベル。ヴァ
イオリン協奏曲集に続く女流ヴァイオリニスト、ネフテルによる作品集です。
ネフテルはガラミアンやシモン・ゴールドベルクに師事し、N響や大阪フィル
とも共演したことがあります。作品99はそれぞれ性格が異なる10曲のソナティ
ーレンからなり全曲で40分を超えます。またサロン風小品の3曲目はラフの
カヴァティーナとして知られる作品です。   
   
TUDOR7110  \1980
シューベルト:ゲーテの詩による歌曲集(第2集)
(歌びとD.149、食卓の歌D.234、夜の歌D.119、漁夫D.225、 湖上D.543、月
によすD.296、神とバヤデレD.254、 流れのほとりでD.160、涙の慰めD.120、
竪琴D.325、 竪琴弾きの歌より第2曲(第1版)D.478-2、あこがれD.123、
恋する者のさまざまな姿D.558、竪琴弾きの歌D.478-480、宝堀する男D.256、
 愛の神々を買うのは誰かD.261、プロメテウスD.674、 恋人のそばにD.162、
スイスの歌D.559、恋はいたるところにD.239/6、 同盟の歌D.258、金細工職
人D.560、歓迎と別れD.767)
ヴォルフガング・ホルツマイアー(バリトン)、
ジェラール・ウィス(ピアノ)
(録音:2001年12月19-22日、アンゲリカ・カウマン・ザール、フォラール
ベルク)
名バリトン、ホルツマイアーの新録音。「友人たちの詩による歌曲集」
(TUDOR762)、「マイアホーファーの詩による歌曲集」(TUDOR764)、「ゲ
ーテの詩による歌曲集(第1集)」(TUDOR791)、に続く当レーベルへの4
枚目のシューベルト歌曲集です。   

TUDOR7117  \1980
ヨアヒム・ラフ(1822-82):
交響曲第7番「アルプスにて」、
 バッハのシャコンヌの大管弦楽への編曲、狂詩曲「夕べに」
ハンス・シュタットルマイアー指揮
バンベルク交響楽団
(録音:2001年12月12-14日(交響曲)、2002年5月27-29日、ヨーゼフ・
カイルベルト・ザール、バンベルク)
全11曲あるラフの交響曲シリーズも当盤が発売になると第4番を残すのみと
なりました。ラフは有名なリヒャルト・シュトラウスにさかのぼること40年
も前にアルプスをテーマにした交響曲を書いていました。またバッハの有名
なシャコンヌを大管弦楽用に編曲してしまうあたりが、ロマン派の作曲家ら
しいところです。これもストコフスキーにさかのぼること何十年です。






<OTAKEN RECORDS(CD-Rレーベル)>
TK-5001  \2180
R.シュトラウス:アルプス交響曲
コンヴィチュニー指揮
ミュンヘン国立歌劇場管弦楽団       
フルトヴェングラーのウラニアのエロイカで知られた米ウラニア盤。イエロ
ーレーベル初期プレス厚盤からの復刻。クリアーで大変リアルな再生音です。
       
TK-5002  \2180
ベートーヴェン:英雄交響曲
F.ブッシュ指揮
オーストリア交響楽団       
エネスコやオークレールが高値を呼んでいる米レミントン盤。レッドレーベ
ル初期プレス厚盤からの復刻で、生々しい再生音が得られました。
       
TK-5003  \2180
R.シュトラウス:英雄の生涯
メンゲルベルク指揮
アムステルダム・コンセルトヘボー管弦楽団       
独テレフンケンのSP盤より、戦後すぐ米キャピトル社が復刻したLP盤か
らの復刻。独テレフンケンのSP盤は現存するミント盤が、大変少なく、そ
の入手は極めて困難。そこで、収録後10年前後で復刻されたLP盤から良
い状態のものを探すのがベター。これは、よく知られた絵入りジャケ以前の、
グリーンレーベル初期プレス重量級厚盤からの復刻で、これまでのオリジナ
ルSP盤からの復刻CDに比べても大変リアルな再生音です。
       
TK-5004  \2180
シューベルト:ロザムンデ、
チャイコフスキー:くるみ割り人形
ストコフスキー指揮
ヒズ・シンフォニー・オーケストラ       
英H.M.V ALPシリーズよりの復刻。有名なくるみ割りがほれぼれするよ
うなクリアーな音で蘇りました。ロザンデも名演。このような演奏を聴いて
いると、ストコフスキーという指揮者は、世評とは正反対の、音楽に極めて
誠実な指揮者であったことがわかります。スクラッチノイズも少なくて聴き
やすい。
 
<Signum Two>
SIGCD502  \2180
キングズ・シンガーズのクリスマス ――
Veni, veni Emmanuel (Trad. arr. Lawson)  
Angelus ad Virginem (Trad. ed. the KS)   
This is the truth sent from above (Trad. arr. Ralph Vaughan Williams)
Wie schon leuchtet der Morgenstern (Praetorius)   
Es ist ein Ros' entsprungen (Praetorius)   
There is no rose (Anon. ed. Stevens)   
Coventry Carol (Anon.)   
Nowell sing we now (Bo Holten ed. the KS)   
Remember, O thou man (Ravenscroft)   
In dulci jubilo (Trad. harm. J.S.Bach)   
Lullay my liking (Philip Lawson)
Bogoroditsye Dyevo (Arvo Part)   
The Lamb (John Tavener)   
Maria durch ein' Dornwald ging (Trad. arr. Lawson)   
O little one sweet (Trad. harm. J.S.Bach)   
Bethlehem Down (Peter Warlock)   
The Crown of Roses (Tchaikovsky arr. Lubbock)   
To us in Bethlem City (John McCabe) [2:48]
Szczo to za prediwo (Trad. arr. Barwinski)   
There is a flower (John Rutter)   
La Peregrinacion (Ramirez arr. Knight)   
Away in a manger (Melody W.J.Kirkpatrick arr. Lawson)   
Noel nouvelet (Trad. arr. Lawson)   
Stille Nacht (Gruber arr. Rutter)   
Born on a New Day (David arr. Knight/Lawson)
キングズ・シンガーズ
キングズ・シンガーズは1968年に、主にケンブリッジのキングズ・カレッジの
出身者によって結成されたアンンサンブルで、ルネサンス作品から現代音楽、
ポップスまで幅広いレパートリーを武器に活躍。カウンターテナー2名、テノ
ール1名、バリトン2名、バス1名という6人の男声による透明な歌声とパフォー
マンスが世界の聴衆を魅了してきたのは誰もがよく知っていることだろう。
英Signum Twoレーベルへの移籍第1弾となる当ディスクは、キングズ・シンガ
ーズの35年あまりの歴史上、初の「クリスマス・アルバム」だというから驚く!
すでに先行発売されたイギリスでちょっとしたセンセーションを巻き起こして
おり、クラシカル・チャートの首位にいきなり躍り出ているという。
プレトリウスやバッハから、ラッター、ペルト、タヴァナーの作品まで、変化
に富んだ選曲がなされているのはこれまで同様。どんな作品を歌っても戦前の
コメディ・ハーモニスツの軽妙さが潜む。実に楽しいクリスマス・アルバム。

SIGCD046  \2180
《ヘロデの夢》降臨とクリスマスのための音楽 ――
降臨のための音楽 Music for Advent −
Anthem "Alleluia"  
Plainsong "O Radix Jesse"   
Anthem "A Spotless Rose"   
Plainsong "Rorate Coeli"   
Hymn "Of the Father's Heart Begotten"
母と子に捧げる Tribute to Mother and Child −
Plainsong "Ave Maria"   
Anthem "I Sing of a Maiden"   
Plainsong "Puer Natus Est"   
Anthem "A Flower given to my Daughter"
クリスマスの音楽 Music for Christmas −
Carol "Silent Night"   
Carol "Sussex Carol"   
Carol "Away in a Manger"   
Plainsong "Adeste Fidelis"   
Hymn "O Come all ye Faithful"   
ナイジェル・ショート:ヘロデ王の夢 The Dream of Herod − 
Scene I "Herod's Despair"   
Scene II "The Visit of the Magi"   
Scene III "The Chorus of the voiceless Infants"   
Scene IV "The Chorus of the Parents of Judaea"   
Scene V "Mary and Joseph Appear to Herod"   
Scene VI "Jesus Appears to Herod"
ナイジェル・ショート Nigel Short(指揮)、
テネブレ Tenebrae(合唱)
1994年から2001年までキングズ・シンガーズに在籍していたナイジェル・ショ
ートがイギリスの名門室内合唱団「テネブレ」を指揮したクリスマス・アルバ
ム。全体が4部構成になっており、最後の《ヘロデの夢》は新訳聖書の「キリス
ト誕生とヘロデ王の逸話」を音楽ドラマ(セミ・ステージ)仕立てにしたもの。






<Chandos>
CHAN10138  \2080
CHSA5022(SACD Multichannel Hybrid)\2850
アレクサンダー・ツェムリンスキー(1871−1942):
管弦楽のための幻想曲《人魚姫》   
交響曲ニ短調
アントニー・ボーモント(指揮)、
チェコ・フィルハーモニック
ツェムリンスキーのスペシャリスト=アントニー・ボーモントがチェコ・フィ
ルと組んでおくるシリーズの第2弾。《人魚姫》は他にいくつか競合盤がある
が、作曲者21-2歳の作であるニ短調の交響曲は現在ほとんどカタログにない
ようだ。

CHAN10024  \2080
アントン・アレンスキー(1861−1906):
歌劇《ヴォルガ川上の夢》序曲Op.16   
歌劇《ナルとダマヤンティ》   
組曲第3番《変奏曲》Op.33   
管弦楽のための《インテルメッツォ》Op.13  
交響曲第2番Op.22
ワシーリー・シナイスキー(指揮)、BBCフィルハーモニック
前作カバレフスキーのピアノ協奏曲集(CHAN10052)でも好演をきかせてくれた
シナイスキーのロシア秘曲シリーズ最新作。アレンスキーといえば、ほとんど
室内楽しか顧みられなかった現状を打破する画期的なリリースとなるかも。ロ
シア音楽ファン必聴。

CHAN10128  \2080
ミエチスラフ・ヴァインベルグ(1919−1996):
交響曲第5番Op.76   
シンフォニエッタ第1番Op.41
ガブリエル・フムーラ(指揮)、ポーランド国立放送交響楽団
ナチス・ドイツやソ連の圧迫を受け、濁流にもまれた20世紀ポーランドの歴史
を具現するかのような悲壮感漂うヴァインベルグの音楽。N響や都響への客演
でおなじみ名匠フムーラがChandosに初登場するのも話題。ちなみヴァインベ
ルグもフムーラもユダヤ系ポーランド人。最も厳しい迫害を受けた人たちだ。

CHAN10112  \2080
CHSA5018(SACD Hybrid Multichannel) \2850
ブリッジ:管弦楽作品集 Vol.3 ――
フランク・ブリッジ(1879−1941):
ピアノと管弦楽のための《ファンタズム(幻)》(1931)   
交響詩《夏》(1914)   
戴冠行進曲(1911)   
小管弦楽のための《スケッチとダンス》(1938)  
小管弦楽のための印象《小川にしなだれて柳が茂っている》(1927) 
大管弦楽のための《クリスマスの踊り》(1922)
ハワード・シェリー(ピアノ)、
リチャード・ヒコックス(指揮)、BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団
ベンジャミン・ブリテン(1913−1976)の師ブリッジの管弦楽作品シリーズも、
早いものでこれが3作目となる。「ブリッジの最高傑作はブリテンだ」なんて
いう陰口をうち消さんばかりの名演揃い。ブリッジの名誉回復に情熱を燃やす
ヒコックスならではの「いい仕事」。

CHAN10178  \2080
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲集 Vol.1《ラズモフスキー第1&3番》
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770−1827):
弦楽四重奏曲第7番ヘ長調Op.59-1《ラズモフスキー第1番》   
弦楽四重奏曲第9番ハ長調Op.59-3《ラズモフスキー第3番》
ボロディン・クヮルテット
相次ぐ復刻が話題になっているボロディン・クヮルテットだが、メンバー・
チェンジを繰り返しつつも、いまだ存続しているのが凄いところ。2004-5年の
シーズンには結成60年を記念してベートーヴェンの弦楽四重奏曲の全曲演奏会
をアムステルダム、ウィーン、ロンドンの三カ所で実施するという。これはそ
の露払い的な意味合いを持つディスク。

CHAN10162  \2080
エイミー・ビーチ(1867−1944):
単一楽章の弦楽四重奏曲Op.89   
ヴァイオリン・ソナタ イ短調Op.34  
木管五重奏のための《パストラーレ》 Op.151   
ドリーミング(ピアノのための4つのスケッチ)Op.15-3
アンバッハー
ピアニスト=ディアナ・アンバッハーが主宰する変幻自在な演奏集団「アンバ
ッハー」の最新作。エイミー・ビーチの室内楽作品集はCHAN9752に続いてこれ
が第2弾。


●Chandos Classics
CHANX10142(2CDs) \3360
「ラヴェル:ピアノ作品全集」
モーリス・ラヴェル(1875−1937):
CD-1
亡き王女のためのパヴァーヌ
クープランの墓 
グロテスクなセレナード
水の戯れ
高貴で感傷的なワルツ
ラ・ヴァルス   
CD-2
夜のガスパール   
古風なメヌエット   
ハイドンの名によるメヌエット
ボロディン風に   
シャブリエ風に  
前奏曲イ短調  
鏡  
ソナティネ
ルイス・ロルティ(ピアノ)
リストの協奏曲など、ヴィルトゥオーゾ作品で剛腕を発揮するカナダのピアニ
スト=ルイス・ロルティのラヴェル:ピアノ作品全集がミッドプライス化。

CHANX10144(4CDs price of 3) \5040
「ドビュッシー:管弦楽作品全集」
クロード・ドビュッシー(1862−1918):
CD-1
交響詩《海》(管弦楽のための3つの交響的素描) 
夜想曲  
交響組曲《春》 
CD-2
管弦楽のための《映像》(映像第3集)
バレエ《遊戯》
バレエ《カンマ》〔ケックラン編〕   
CD-3
バレエ《おもちゃ箱》〔カプレ編〕
子供の領分〔カプレ編〕
小組曲〔H.ビュッセル編〕
スコットランド風行進曲(昔のロス伯爵家の人々の行進曲)
舞曲〔ラヴェル編〕   
CD-4
ピアノと管弦楽のための幻想曲 
クラリネットと管弦楽のための狂詩曲第1番
ハープと弦楽オーケストラのための2つの舞曲
サクソフォンと管弦楽のための狂詩曲〔ロジェ=デュカス編〕
サラバンド〔ラヴェル編〕 
喜びの島〔モリナーリ編〕
レントよりおそく
月の光〔カプレ編〕
ヤン・パスカル・トルトゥリエ(指揮)、アルスター管弦楽団
トルトゥリエがBBCフィルハーモニックの常任になる前に録音したドビュッシ
ー管弦楽作品全集の再発売。ミッド4枚組で3枚分価格。

CHANX10116(2CDs) \3360
チャールズ・スタンフォード(1852−1924):
CD-1
アイルランド狂詩曲第1番ニ短調Op.78   
アイルランド狂詩曲第2番ヘ長調《海の息子へのラメント(哀歌)》Op.84   
アイルランド狂詩曲第3番ニ長調Op.137   
アイルランド狂詩曲第4番イ短調Op.141   
アイルランド狂詩曲第5番Op.147   
CD-2
アイルランド狂詩曲第6番Op.191   
ピアノ協奏曲第2番Op.126   
ピアノと管弦楽のための《イングランドの主題「死者の国へ」による演奏会用
変奏曲》Op.71
リディア・モルドコヴィッチ(ヴァイオリンCD-2)、
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ CD-1)、
マーガレット・フィンガーハット(ピアノ)、
ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、アルスター管弦楽団
これも再発売。バックスの交響曲全集リリースで注目が集まるハンドリー初期
の代表盤。


●Chandos Collect
CHAN6670  \1200
聖ヨハネ(セント・ジョン)のクリスマス・キャロル
ジョージ・ゲスト(指揮)、
ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団

CHAN6671  \1200
ファミリー・キャロル
デイヴィッド・ウィルコックス(指揮)、
バッハ・クワイヤー、王立陸軍音楽学校ファンファーレ・トランペッターズ、
グレアム・アシュトン・ブラス・アンサンブル

CHAN6672  \1200
フェスティヴァル・オヴ・クリスマス
エドモンド・ワルターズ(指揮)、
セント・アンブローズ・R・C・ジュニア・スクール合唱団、
ロイヤル・リヴァプール管弦楽団&合唱団






<Collegium Records>
CSCD513  \1680
ジョン・ラッター:3つの音楽寓話
ウィンド・イン・ザ・ウィロー
ハインリヒ兄弟のクリスマス
不承不承のドラゴン The Reluctant Dragon
リチャード・ベイカー(語り)、ブライアン・キイ(語り)、
ケンブリッジ・シンガーズ(合唱)、キングズ・シンガーズ(合唱)、
リチャード・ヒコックス(指揮)、ジョン・ラッター(指揮)、
シティ・オヴ・ロンドン・シンフォニア
旧COL115CDでリリースされていたもの。ミッドプライスでの再発売。

CSCD512  \1680
ケンブリッジ・シンガーズのクリスマス・アルバム ――
イギリスの伝統的なキャロル English traditional carols −
The holly and the ivy - arr. by H. Walford Davies   
Blessed be that maid Mary - arr. by David Willcocks   
Somerset Wassail - arr. by John Rutter
ヨーロッパの伝統的なキャロル European traditional carols −
Shepherds, in the field abiding - French, arr. by David Willcocks   
The Infant King - Basque, arr. by David Willcocks,
Soprano solo: Ruth Holton   
What is this lovely fragrance? - French, arr. by Healey Willan   
Gabriel's message - Basque, arr. by David Willcocks,
Soprano solo: Ruth Holton   
Still, still, still - German, arr. by John Rutter   
Quittez, pasteurs - French, arr. by John Rutter   
Un flambeau, Jeannette, Isabelle - French, arr. by John Rutter   
Personent hodie - German, arranged by John Rutter
合唱とモテット Choruses and motets −
The shepherds' farewell - Hector Berlioz   
O holy night - Adolphe Adam   
O magnum mysterium - T. L. de Victoria   
Hodie Christus natus est - J. P. Sweelinck   
For unto us a child is born - G. F. Handel   
In dulci jubilo - Samuel Scheidt, Solo trumpets: Michael Meeks,
Edward Hobart
作曲家のキャロル Composers' carols −
Lully, lulla, thou little tiny child - Kenneth Leighton,
Soprano solo: Caroline Ashton   
A New Year Carol - Benjamin Britten, Harp: Rachel Masters   
Balulalow - Peter Warlock, Soprano solo: Karen Kerslake   
I saw a fair maiden - Peter Warlock   
The Lamb - John Tavener   
Fantasia on Christmas Carols - R. Vaughan Williams,
Baritone solo: Stephen Varcoe; Cello solo: Stephen Orton
ジョン・ラッター(指揮)、
ケンブリッジ・シンガーズ
これも再発売だが、既存アルバムから再構成したもので、初登場の音源も含ま
れる。録音は89年と93年。






<black box>
BBM1068  \2080
マルチ・トラック・チェロ《銀色の白鳥》 ――
ヘンリー・パーセル(1659−1695):
ディドの嘆き(《ディドとエアネス》より)〔チェロ六重奏〕  
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685−1750):
イエスよ、わが喜び〔チェロ四重奏〕 
ジョルジュ・ビゼー(1838−1875):
ロマンス(《真珠取り》より)〔チェロ五重奏〕 
ヨハン・セバスティアン・バッハ:イエス、わが友〔チェロ四重奏〕 
アントニオ・ロッティ(c1667−1740):
8声のクルチフィクス(十字架)〔チェロ八重奏〕 
作曲者不詳のプレーンソング(9世紀、または10世紀):
ウビ・カリタス(愛と慈しみのあるところ)〔チェロ三重奏〕 
作者不詳(13世紀)の詩:聖体祭のキャロル(朗読) 
ベンジャミン・ブリテン(1913−1976):聖体祭のキャロル〔チェロ六重奏〕
アルヴォ・ペルト(1935− ):フラトレス〔チェロ四重奏〕  
ヨハン・セバスティアン・バッハ:わが魂は主を誉めまつる〔チェロ四重奏〕
グレゴリオ・アレグリ(1582−1652):ミゼレーレ〔チェロ九重奏〕 
ヨハン・セバスティアン・バッハ:
イエスよ、いまぞ讃えられん〔チェロ四重奏〕 
オルランド・ギボンズ(1583−1625):銀色の白鳥〔チェロ五重奏〕 
ヨハン・セバスティアン・バッハ:
恵み深くわれらに平安を与えたまえ〔チェロ四重奏〕 
イーゴル・ストラヴィンスキー(1882−1971):
アポロの祭典(バレエ《ミューズの神を率いるアポロ》より)〔チェロ八重奏〕
チャールズ・スタンフォード(1852−1924):青い鳥〔チェロ五重奏〕
ヨハン・セバスティアン・バッハ:わが魂は主を誉めまつる〔チェロ八重奏〕
カタルーニャ民謡:鳥の歌
マシュー・バーレイ(チェロ)
アレグリのミゼレーレ=チェロ九重奏版!
気鋭のチェロ奏者マシュー・バーレイによるオール・セルフ・プロジェクト。
マシュー・バーレイは伝統と革新が交錯する街ロンドンで最先端を走る気鋭の
チェリスト。彼はクラシック領域だけでなく、ジャズ、ワールド・ミュージッ
クとのコラボレーションを積極的に実施、特にサロード(インドの楽器)・
プレイヤー=アマヤド・アリ・カーンとのデュオ・コンサートは、大きなセン
セーションを巻き起こし、インド・ツアーまで実施されたという。ニュートラ
ルな思考を持つバーレイは、アレンジャー、プロデューサーとしても非凡な才
能を持ち、話題になったヴィクトリア・ムローヴァのアルバム《鏡の国のアリ
ス》(Philips)では全曲のアレンジ、並びにプロデュースを手がけている。
全世界で27回のコンサートを実施したというムローヴァの"鏡の国のアリス"ツ
アーで、バーレイはチェリスト兼プロデューサーとして来日もしていたから、
ご記憶の方もあるかもしれない。
バーレイのblack box初登場となる今回のアルバムは、一見するとただの「チェ
ロ小品集」か、または巷にあふれる「ヒーリング・アルバム」の類に見えてし
まうかも知れない。だが、実は大胆な試みを満載した意欲的なディスク。曲を
すべて自らのアレンジによるチェロ・アンサンブル(三重奏−九重奏)に書き
換えるのみならず、多重録音のテクニックをフル活用して、すべてのパートを
自分で演奏してしまっているという。バーレイは、このアルバムの企画段階で、
ティーンエイジャー時代から親しんだ「チェロ・アンサンブル」という形態に
親しみを抱いていることを、black boxのプロデューサー=クリス・クレイカ
ーに話したという。それならば … ということで、アレンジから録音まで、全
部1人でやってしまうというアイディアが生まれたのである。
選曲と構成が見事なことも特筆すべき点だ。タリス・スコラーズの名唱で知ら
れるアレグリのミゼレーレ、パーセルのアリア、バッハのコラール、ブリテン
のキャロル、ギボンズの名作マドリガル、ストラヴィンスキーの舞台作品、
ペルトの作品といったさまざまな時代の音楽が、チェロの広い音域の中で自由
に羽ばたき、有機的に絡み合う。プログラムの真ん中のブリテンの《聖体祭の
キャロル》の前に、13世紀の同名の詩の朗読( 語りはジュディ・デンチ=最
近の007シリーズでMを演じている英国の大女優)をさりげなく挿入してみたり
と、構成も実によく練られている。最後を締めるトラックは、このアルバムで
唯一無伴奏で弾かれる《鳥の歌》。静かな中にも強いドラマ性を感じさせる結
末だ。






<ASV>
CDDCA1146  \2080
エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(1897−1957):
歌劇《ヘリアーネの奇跡》Op.20より-第1幕第1場への前奏曲、第2幕への前奏
曲、第2幕のアリア   
 劇付随音楽《空騒ぎ》Op.11より-第4曲〈祝典音楽〉、第12曲〈葬送音楽〉、
第14曲〈終わりの踊り〉(世界初録音)   
チェロ協奏曲ハ長調Op.37   
嵐(世界初録音)   
歌劇《ポリュクテラスの指環》Op.7より-アリア   
バレエ《雪人形》より-ワルツ   
歌劇《カトリーン》より-行進曲、アリア〈祈り〉
ウェンディ・ニールセン(ソプラノ)、ズイル・ベイリー(チェロ)、
ティボール・パズメニー(オルガン)、リンツ劇場合同合唱団、
カスパール・リヒター(指揮)、リンツ・ブルックナー管弦楽団
作曲者がアメリカに渡る前の作品と、渡った後の作品(嵐、カトリーン)がバ
ランスよく盛り込まれた選曲。結果作品の変遷がよくわかるディスクである。
世界初録音の《から騒ぎ》はシェイクスピアの同名劇のために1911年に作曲さ
れたもの。ジークハルトのブルックナーで話題になったあのリンツのオーケス
トラが起用されているのも話題。

CDDCA1143  \2080
アレクサンドル・ボロディン(1833−1887):
弦楽四重奏曲第1番イ長調   
弦楽四重奏曲第2番ニ長調   
弦楽六重奏曲ニ短調*
ルイーズ・ウィリアムズ(ヴィオラ)*、ラファエル・ウォルフィッシュ*、
リンゼイズ
リンゼイズの人気は日本で想像も付かないほど高い。今やイギリスを代表する
クヮルテットといっても過言ではない。ボロディンの室内楽はどれも隠れた名
曲揃い。現役盤は意外に少ないから、これが代表盤になるかも。

CDDCA1142  \2080
ジョゼフ・ボネ(1884−1944):
演奏会用変奏曲Op.1   
2つの小品Op.10   
新しい2つの小品Op.7
ハロルド・バーリントン(オルガン)
ヴィエルネやヴィドールといったフランスのオルガン曲作家の流れを受け継い
だボネの珍しいオルガン作品。

●ASV WHITELINE
CDWHL21444  \1680
ブリティッシュ・ライト・ミュージック・ディスカヴァリーズ Vol.5 ――
ピーター・ホープ(1930− ):万華鏡   
ジョン・フォックス(1926− )田園風景   
ポール・ルイス(1943− ):イノギュレイション  
デイヴィッド・リオン:アダージョ・セリオーソ、ロンドレッタ  
ブライアン・ダグラス(1944− ):弦楽のための音楽   
ギャヴィン・サザーランド(1972− ):カプリオール序曲   
ジョージ・ヘンデル(1685−1759)(ジョン・バルビローリ編):
クラリネット協奏曲   
ジェフリー・トーイ(1889−1942):ワルツ   
トーマス・ピットフィールド(1903−1999):北国の調べによる序曲
ヴェリティー・ブトラー(クラリネット)、
ギャヴィン・サザーランド(指揮)、
シティ・オヴ・プラハ・フィルハーモニック
このディスクの中で注目されるのが、ジョン・バルビローリ卿が編曲したヘン
デルの《クラリネット協奏曲》。クラリネットの発明は18世紀初頭で、ヘンデ
ルの時代にはまだ実用段階になかったから、これはバルビローリ流のイカした
ユーモアなのかもしれない。編曲とはいっても、ヘンデルのヴァイオリン・ソ
ナタ、2つのヴァイオリンのためのソナタ、トリオ・ソナタ、オラトリオ《ベ
ルシャザール》、オルガン協奏曲などから名旋律をパッチワークのようにつな
げたものだから、実質は「バルビローリ作」とクレジットしてもいいくらいだ
ろう。初演は1951年におこなわれているという。

●ASV Gaudeamus
CDGAU333  \2080
ジョバンニ・ピエルルイジ・パレストリーナ(1525/6−1594):
ホザンナ・フィリオ・ダヴィデ(グレゴリオ聖歌)   
ヘブライ人の子らは   
わが心、侮辱と悲惨によりて   
おお、主イエス・キリストよ(6声)   
兄弟らよ、われは主に対し   
その夜裏切られたもうイエスは   
わが民よ   
真実なる十字架   
スターバト・マーテル(悲しみの聖母)   
地は震えたり   
わが心は燃え上がりたり   
すべての者よ、われに祝賀を述べよ   
この日は輝かしき日なり(6声)   
聖なる十字架をにないたまえ   
復活の日(グレゴリオ聖歌)   
第3旋法のマニフィカト   
復活の日(グレゴリオ聖歌)   
過ぎ越しのいけにえに(8声)
アンドリュー・カーウッド(指揮)、カーディナルズ・ミュージック
ウィリアム・バード・エディション全8タイトルという、前人未踏の偉業を成
し遂げたカーディナルズ・ミュージックの最新録音。パレストリーナをとりあ
げるのはこれがはじめてとなる。
アルバム・タイトルになっているスターバト・マーテルはパレストリーナ独特
の華やかなポリフォニーが美しい晩年の代表作で、生前は発表されず死後も
100年あまりシスティーナ礼拝堂の秘曲として歌い継がれた作品。19世になっ
てリヒャルト・ワーグナーが出版に尽力し、ようやく世に広まったと伝わる。
カーディナルズ・ミュージックの贅肉をそぎ落とした飾り気のない歌唱が曲そ
のものの魅力を雄弁に伝える。タリス・スコラーズなど、この曲を取り上げた
多くの団体との聴き比べも楽しい。






<Guild Historical>
GHCD2248-9(2CDs) \2300
1940年12月28日、カーネギー・ホール・オール・ベートーヴェン・プログラム
放送アナウンス
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770−1827):《ミサ・ソレニムス》
1940年3月11日
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調op.61
ズィンカ・ミラノフ(ソプラノ)、ブルーナ・カスターニャ(アルト)、
ユッシ・ビョルリング(テノール)、アレクサンダー・キプニス(バス)、
ウェストミンスター合唱団、ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)、
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)、NBC交響楽団
トスカニーニの《ミサ・ソレムニス》としては、1953年のRCA盤が一般にはよく
知られているが、これはその13年前の40年のライヴ録音である。《ミサ・ソレ
ムニス》は30年代半ばからトスカニーニが好んで演奏するようになった曲で、
初めて指揮したのは34年3月のニューヨーク・フィルの定期演奏会だった。そ
の後は35年ニューヨーク・フィル、36年ウィーン・フィル、BBC響、40年NBC響、
42年に三たびニューヨーク・フィルと、9年間に6回演奏しており、そのうち
35年、39年、40年の3種はCDでも聴くことができる。この3種はそれぞれに魅力
的な独唱者をそろえているが(それに比べると予算の関係か、53年盤はかなり
落ちる)、この40年盤はユッシ・ビョルリンクの存在と、初期NBC響らしい、
荒々しいまでの力感にあふれた演奏になっているために、とりわけ多くのファ
ンから愛されてきた録音である。
なお、余白のヴァイオリン協奏曲は、現在BMGが発売しているCDと同一の内容
である。それをなぜあえて発売したかについては、修復担当者のキャニールの
一文がブックレットに載せられている。
「BMGのCD(訳註:キャニールはCD番号を明記していない)は曲頭ではほとん
ど変わらないが、ヴァイオリン独奏が始まると(トラック1の4分め)、人工的
な残響がヴァイオリンの音を覆い、弱めてしまう。この電気的な残響が明確に
なればなるほど(トラック1の6分めや8分め)、オーケストラの総奏が甲高く
響く結果となっている。さらに原盤のSPよりも低音がやせてしまっている」
その欠点を補うのがこのGuild盤というわけで、「BMG盤では消されていた、ざ
らついたりはぜたりする、困った雑音が散見される原盤」ではあるものの、こ
ちらの方がよい覆刻と信じるとキャニールは書いている。(山崎浩太郎)

GHCD2256-57(2CDs) \2300
オール・アメリカン・プログラム ――
CD-1
1942年11月1日 NBCコンサート
放送アナウンス   
チャールズ・マーティン・レフラー(1861−1912):幼少期の記憶   
放送アナウンス   
ポール・クレストン(1906−1985):コーリック・ダンス第2番op.17   
放送アナウンス   
モートン・グールド(1913−1996):リンカーンの伝説   
放送アナウンス   
ジョージ・ガーシュウィン(1898−1937):
ラプソディ・イン・ブルー With ベニー・グッドマン、アール・ワイルド   
CD-2
944年4月2日 NBCコンサート
放送アナウンス   
フランチェスコ・ミニョーネ(1897−1986):教会の祭り   
放送アナウンス   
ジョージ・ガーシュウィン:ピアノ協奏曲へ長調   
放送アナウンス
ベニ−・グッドマン(クラリネット CD-1)、
アール・ワイルド(ピアノ CD-1)、
オスカー・レバント(ピアノ CD-2)
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)、NBC交響楽団
トスカニーニは12音音楽やそれに続く、いわゆる「前衛音楽」には関心をまっ
たく示さなかったが、同時代のそれ以外の、つまり20世紀前半の各国の管弦楽
曲や歌劇には広く関心を持ち、演奏もしていた。
アメリカ人作曲家も例外ではなく、トスカニーニの伝記を書いたハーヴェイ・
ザックスによれば、トスカニーニがNBC交響楽団やそれに先立つニューヨーク・
フィルハーモニックで指揮していた時代に、演奏会で取りあげた合衆国の作曲
家は18人にのぼるという。
ただし、録音が世に出ているものとなると限られる。このCDの1枚目は、その
貴重な例である。1942年から43年にかけてのシーズンの開幕にこうした演奏会
が行なわれた背景には、いうまでもなく1年程前にアメリカが第2次世界大戦に
参戦したことがある。
1枚目のうち、ベニー・グッドマンが冒頭のクラリネット・ソロを印象的に吹
く、ガーシュインの《ラプソディ・イン・ブルー》以外はすべて初レコード化
と思われる。アルザスに生まれ、ウクライナ、ハンガリー、ベルリン、パリと
放浪してアメリカに来たレフラーの《子供時代の思い出》は、ウクライナ時代
の体験をもとにした交響詩風の作品で24年に初演。クレストンはニューヨーク
生まれながらイタリア系で、舞曲を特に好む作曲家という。この曲は39年初演。
グールドの《リンカーン伝説》は41年作曲で、この演奏会が世界初演だった。
2枚目は44年の録音で、この2曲で1回の番組となっている。ガーシュインの曲
は他社でもCD化されたが、ミニョーネの曲はdell'arteのLPのみだと思う。彼
はブラジルの作曲家で、ミラノ音楽院で学んでいる。《教会の祭》あるいは
《4つのブラジル教会の交響的印象》と呼ばれるこの曲は、42年に作曲者がNBC
響を指揮して初演したものである。(山崎浩太郎)

GHCD2254-5(2CDs) \2300
CD-1
1939年4月9日 カーネギー・ホール
ジョアキーノ・ロッシーニ(1792−1868):小ミサ・ソレムニス   
CD-2
ジュゼッペ・ヴェルディ(1813−1901):
《仮面舞踏会》第3幕より《お前こそ心を汚すもの》   
シャルル・グノー(1818−1893):
テニソンの詩による歌曲《リングアウト・ワイルドベル》   
カミーユ・サン=サーンス(1835−1921):
歌劇《サムソンとデリラ》より《あなたの声にわが心は開く》   
放送アナウンス 
リヒャルト・ワーグナー(1813−1883):
舞台神聖祝典劇《パルジファル》より   
放送アナウンス   
リヒャルト・シュトラウス(1864−1949):
誘惑   
アポロの女司祭の歌  
楽劇《サロメ》終幕より   
放送アナウンス
リア・ギンスター(ソプラノCD-1)、
ブルーナ・カスターニャ(メゾソプラノCD-1)、
チャールズ・クルマン(テノールCD-1)、
レオナルド・ヴァーレン(バリトンCD-1)、
ジョン・バルビローリ(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニック
ウェストミンスター合唱団、
デトロイト交響楽団
バルビローリがニューヨーク・フィルの常任指揮者として奮闘した時代(1937
-43年)の活動ぶりは、Duttonレーベルなどが当時のライヴ録音やセッション
録音を積極的にCD化してくれたために、ある程度は音として確認できるように
なった。しかし、これまで出た音源のほとんどは交響曲を中心とする管弦楽曲
や協奏曲に限られていて、彼が積極的に取りあげた声楽曲や演奏会形式のオペ
ラ抜粋などがCD化されたことはなかった。
しかしバルビローリはイギリスの指揮者の常として合唱曲には深い造詣を有し
ていたし、イタリア系の血のなせる業か、オペラ指揮者としての経験も積んで
いた。ニューヨーク・フィル時代の(特にその前半の)バルビローリの最大の
特徴は、シーズン90回の演奏会のほとんどを独りで指揮していたことなのだが、
そのシーズンのアクセントとなるのが、そうした声楽曲やオペラ抜粋の上演だ
った。
このCDは、バルビローリのそうした一面に脚光をあてたものである。1枚目に
はロッシーニの《小ミサ・ソレムニス》のアメリカ初演時のライヴが収められ
ている。38年から39年のシーズンで、後年のバルビローリが特に思い出に残る
ものとしてあげたのが、《トリスタンとイゾルデ》第2幕のノーカット版と、
復活祭に演奏したこの《小ミサ・ソレムニス》だった。「こんな長い曲に『小』
なんてつけるのは、ロッシーニ一流のジョークだね」とバルビローリは笑って
いたという。
2枚目にはラジオ番組でオペラ歌手の伴奏指揮をしたものが3曲、つづいて《パ
ルジファル》の抜粋、そしてハンガリー生まれでドイツではクレンペラーに重
用されたソプラノ、ローゼ・パウリを迎えた《サロメ》終景などのシュトラウ
ス作品。ヴェルディとサン=サーンス以外はバルビローリ唯一の録音となった
曲ばかりが収められている。(山崎浩太郎)

GMCD7264  \2180
オルガンと管弦楽のための作品集 ――
フェルディナンド・パエル(1771−1839):
オルガンと管弦楽のための《協奏曲》ニ長調   
ジャン・ラングレ(1907−1991):
3つトランペット、トロンボーンとオルガンのための《中世のコラール》op.29
  エンジョット・シュニーダー(1950−):
オルガンと弦楽合奏のための協奏曲《エコー》
シャルル=マリー・ヴィドール(1844−1937):
3つのトランペット、トロンボーンとオルガンのための《主よ御身の民を救い
たまえ》   
ジャン・ラングレ:
オルガンと弦楽合奏、3つのトランペット、トロンボーンのための《主題、変
奏と終曲》   
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685−1750):
オルガンと管弦楽のためのカンタータ《神よ我ら汝に感謝す》BWV 29
フランツ・ハウク(オルガン)、
マーカス・ポシュナー(指揮)、ゲオルギアン室内管弦楽団

GMCD7266  \2180
20世紀の聖歌集 ――
アルベルト・ヒナステラ:聖木曜日のための哀歌、
フレデリック・モンポウ:アヴェ・マリア、
ホアキン・ロドリーゴ:アヴェ・マリア、 他、全19曲
コロ・セルバンテス
カルロス・フェルナンデス・アランセイ(ディレクター)、
チャールズ・マシューズ(オルガン)

GMCD7267  \2180
ジョン・ラッター:バースデー・マドリガル、
マンシーニ(ワーニック編):ムーン・リバー、
デ・ロサ(カーター&ブラックウェル編):ディープ・パープル、
ジョージ・ガーシュウィン(スティックレス編):サマータイム、
スコット・ジョプリン(スウィングル編):ウィーピング・ウィロー
他、全23曲
ジェレミー・バックハウス(指揮)、ヴァサーリ・シンガーズ
ガーシュウィンの名曲《サマータイム》の合唱版やフランス民謡やアメリカ民
謡の合唱編曲を収録。中でも合唱で聴く《ムーン・リバー》は絶品!






<CRD>
CRD3324  \2180
ロベルト・シューマン:
ピアノ五重奏曲 変ホ長調op.44、ピアノ五重奏曲 変ホ長調op.47
トーマス・ライナ(ピアノ)、アルベルニ弦楽四重奏団
ジャケット変更による新装再発売。

CRD3350  \2180
16世紀のチェンバロ、ヴァージナル作品集
トレヴァー・ピノック(チェンバロ & ヴァージナル)
ジャケット変更による新装再発売。

CRD3484  \2180
モーリス・グリーン−アンセム集
エドワード・ヒギンボトム(指揮)、
オックスフォード・ニュー・カレッジ合唱団
ジャケット変更による新装再発売。

CRD5008  5枚組  \5480
ヨーロッパ・ルネッサンス時代の合唱曲集
エドワード・ヒギンボトム(指揮)、
オックスフォード・ニュー・カレッジ合唱団
既発のCRD 3499、3517、3518、3519、3520の5タイトルをスペシャルプライス
でBoxセット化。バード、タリス、パレストリーナ等の作品を収録。

CRD3321  \2180
グラナドス:スペイン舞曲集op.37
トーマス・ライナ(ピアノ)
ジャケット変更による新装再発売。

CRD2412  2枚組  \4360
ブラームス:ピアノ三重奏曲op.8、op.87 & op.101
イスラエル・ピアノ・トリオ
CRD 3432、3433のセット化。

CRD2413  2枚組  \4360
ロベルト・シューマン:
ピアノ三重奏曲op.63、op.80 & op.110、幻想小曲集op.88
イスラエル・ピアノ・トリオ
CRD 3433、3458のセット化





<LINN>
CKD221(SACD Hybrid Multichannel)  \2850
ジャン=フェリ・ルベル(1666−1747):《四大元素》(四重奏版)   
マラン・マレ(1656−1728):組曲イ短調、組曲ト長調、スペインのフォリア
パラディアン・アンサンブル〔パメラ・トービー(リコーダー)、ロドルフォ
・リヒター(ヴァイオリン)、スザンヌ・ハインリヒ(バス・ヴィオール)、
ウィリアム・カーター(テオルボ、バロック・ギター)〕
バロック時代の前衛的作品《四大元素》を、パラディアン・アンサンブルが
とりあげた!
ホグウッドやミンコフスキの快演で古楽ファンによく知られる《四大元素》
を、室内楽編成で演奏するのはおそらく初の試みだろう。「四大元素」とは
古代ギリシャで、アリストテレスを筆頭にした哲学者の世界観をあらわした
もの。4つの元素とはつまり「地」「火」「水」「風(大気)」のことで、こ
れが人間世界を構成する要素であると考えた(リュック・ベッソン監督のちょ
っとおバカな映画『フィフス・エレメント』もこのテーマが扱われていた)。
リスト、ミヨーなどがこのテーマを用いて作曲を行っているが、バロック時
代のルベルの作品は、冒頭にトーンクラスター音響を先取りしたような不協
和音を用いて「カオス(混沌)」を描いていることで有名。パラディアンに
よるその冒頭部分は少人数編成のためか、かえって鋭利に切り立っている。
このアルバム、最後はマレの《スペインのフォリア》で締めくくられており、
いわば「カオス」で始まり、「狂乱(フォリア)」で終わる筋の通った(?)
アルバムなのだ。マレ作品もいつものパラディアンならではの、切れ味鋭い
演奏を聴かせてくれる。ハイブリッドSACDで、マルチチャンネル対応。2ch
ノーマル、2chSACDも十分いい音だが、マルチの臨場感はすさまじいものがあ
る! 丁々発止の熱演が眼前で繰り広げられるかのよう。

CKD225(SACD Hybrid Multichannel) \2850
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770−1827):
ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109  
ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110   
ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111
アルトゥール・ピツァーロ(ピアノ)
19世紀ライプツィヒの息吹きを現代に伝える銘器ブリュートナーの音色を
LINNが誇るSACDマルチチャンネルで!
前作の4大ソナタ(《悲愴》《月光》《テンペスト》《熱情》/CKD209)が好
評を博したアルトゥール・ピツァーロのベートーヴェン第2弾。「1990年リー
ズ国際ピアノ・コンクールの優勝者」という肩書きがあえて必要ないほど、
欧米ではここ10年くらいで急速に台頭してきた人。サロネン、デュトワ、ラ
トル、オッコ・カム、ウェルザー=メストなど、多くの一流指揮者と共演、
そのステータスは日本で想像するより遙かに高いようだ。類い希なリリシズ
ム、傑出したヴィルトゥオーゾ性は高く評価されている。
また、このディスクの一大特徴は、前作同様ロンドンのブリュートナー・ピ
アノ・センターのサポートにより、ブリュートナーのコンサート・グランド
・モデル1(280cm)というピアノが使用されていること。19世紀ライプツィ
ヒで傑出したピアノ制作者として知られたユリウス・ブリュートナーが1853
年に設立したブリュートナー社。そのピアノは、本社がライプツィヒだった
こともあって、第二次大戦後の西側の経済競争に巻き込まれることもなく、
メンデルスゾーン、ショパン、リスト、ブラームスが愛したピアノの響きを
今に伝える芸術的な楽器と言われている。高音部に打鍵しないアリコート弦
と呼ばれる弦を張るなど、音響上の工夫がきめ細かくなされたブリュートナ
ーのコンサート・グランドの音がLINNの優秀な録音で聴ける。それも前作か
らさらにパワーアップして、SACDマルチチャンネルで聴けるのが一大セール
ス・ポイント。これは現時点における世界最高のピアノの音色、と断言して
しまっても、いいかも!





<hyperion>
CDS44161(3CDs) \6240
ヘンリー・パーセル(1659−1695):
恋人たちよ、近くへおいで
ティルシスが安らかな眠りに包まれている時
恋は盲目なれど聞く耳を持つ
私は美しいチェリアに恋をした
あの人が去った今、我らに何の希望が残ろうぞ?
つぼみの時のパストラの美しさ、他 全87曲
バーバラ・ボニー(ソプラノ)
スーザン・グリットン(スーザン・グリットン)
ジェームズ・ボウマン(カウンターテナー)
ロジャー・コーヴィー・クランプ(テナー)
チャールズ・ダニエルズ(テナー)
マイケル・ジョージ(バス)
キングズ・コンソート
マーク・コードル(バス・ヴィオール)
スザンナ・ペル(バス・ヴィオール)
デイヴィッド・ミラー(テオルボ、アーチリュート)
ロバート・キング(チェンバー・オルガン、チェンバロ)
CDA66710、CDA66720、CDA66730の3枚をセット化したもの。定評あるロバート
・キングのパーセルは頌歌とウェルカム・ソング集 The Complete Odes and
Welcome Songs(CDS44031/8)、宗教音楽全集(The Complete Sacred Music
CDS44141/51)に続いてこれが3つ目になる。

SACDA67425(SACD Hybrid Multichannel) \2850
ドミトリー・ショスタコーヴィチ(1906−1975):
ピアノ協奏曲第1番(ピアノ、トランペットと弦楽オーケストラのための協奏
曲)ハ短調Op.35  
ピアノ協奏曲第2番ヘ長調Op.102
ロディオン・シチェドリン(1932− ):ピアノ協奏曲第2番(1966)
マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)、
アンドルー・リットン(指揮)、BBCスコットランド交響楽団
アムラン最新作が、早くもハイブリッドSACDで登場!
先日(第74回)ご案内したアムランのショスタコーヴィチ協奏曲!稀代のス
ーパー・ヴィルトゥオーゾ=アムランの最新作である。

SACDA67451-2(2 SACD Hybrid Multichannel) \5700
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685−1750):イギリス組曲
ヒィーイット初のハイブリッドSACD!
英サンデー・タイムズ紙は「ヒューイットのバッハは、これまでどんな偉大
なチェンバロ奏者も与えてくれなかった、生き生きとした音楽を与えてくれ
た」と評している。必ずヒューイット自ら記すブックレット解説での、研究
・分析・考察もすでにお馴染み。今回も多くのファンの期待に違わぬ素晴ら
しい演奏を聴かせてくれている。なお、来年2月には、待望の再来日が決定。
《ゴルトベルク変奏曲》などの他に、この《イギリス組曲》からも4番と6番
が取り上げられることになっている。

SACDA67428(SACDs Hybrid Multichannel) \2850
「モンテヴェルディ:宗教作品全集 Vol.1 」
詩篇第109《主は言われた》   
詩篇第110《われ、主に感謝せん》  
詩篇第111《主を恐るる者は幸いなり》  
詩篇第112《しもべらよ、主をたたえよ》  
詩篇第116《すべての国々よ、主をたたえよ》  
すべてのものの贖い主なるキリストよ   
マニフィカト  
4声の無伴奏ミサ曲
カロリン・シンプソン(ソプラノ)、レベッカ・アウトラム(ソプラノ)、
ロジャーズ・カーヴィー=クランプ(ハイ・テナー)、
ニコラス・マルロウ(ハイ・テナー)、チャールズ・ダニエルズ(テナー)、
ジェームズ・ギルクリスト(テナー)、ピーター・ハーヴィー(バス)、
ロバート・エヴァンズ(バス)、
ロバート・キング(指揮)、キングズ・コンソート&同 合唱団
Cイギリス古楽界の総力を結集してスタートするモンテヴェルディ宗教作品全
集の記念すべき第1巻。このシリーズがすべてハイブリッドSACDでリリースさ
れるんだったら、凄いことになりそうだ!





<Cavalli Records>
CCD253  \2180
「チェロの夢」
ガブリエル・フォーレ(1830−1914):エレジー Op.24   
ロベルト・シューマン(1810−1856):アダージョとアレグロ Op.70   
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685−1750):
アダージョ(オルガンのための《トッカータ》ハ長調より)
フェリックス・メンデルスゾーン(1809−1847):無言歌ニ長調Op.109 
マリア・テレジア・フォン・パラディス(1759−1824)
アルパド・ペイチーク編:シシリエンヌ   
カミーユ・サン=サーンス(1835−1921):
組曲《動物の謝肉祭》より-第13曲〈白鳥〉  
ガブリエル・フォーレ/パブロ・カザルス編:夢のあとに   
ロベルト・シューマン/フリードリヒ・グルツマッハー編:幻想小曲集 Op.73
マックス・ブルッフ(1838−1920):コル・ニドライ Op.47  
カミーユ・サン=サーンス/ヨゼフ・マルキン編:
アレグロ・アパッショナート ロ短調 Op.43 
ガブリエル・フォーレ:ロマンス Op.69 
マヌエル・デ・ファリャ(1876−1946)/M・マレシャル編:
《7つのスペイン民謡》より-第1曲〈エル・パーニョ・モルーノ(ムーア人の
織物)〉
レベッカ・ラスト(チェロ)、フリッツ・シュヴィングハンマー(ピアノ)
チャールズ皇太子所有の銘器が奏でるチェロ小品集
ジュリーニやチェリビダッケといった巨匠から賞賛を受けるチェリスト、レ
ベッカ・ラストはアメリカ・カリフォルニアの生まれ。5歳から音楽をはじめ、
9歳でチェロを手にした。バーナード・グリーンハウスやアレクサンダー・
シュナイダーについて研鑽を積んだ後、ヨーロッパに渡り、ドイツ・ケルン
音楽大学で学んだ。イスラエル・フィルハーモニックのチェロ奏者として、
メータ、バレンボイムの指揮の下で活躍し、その後はソロイストとして活動
の場を広げている。92年には日本デビュー、以降リサイタルなどで、たびた
び来日している。ラストのチェロはイギリスのチャールズ皇太子が用いた銘
器(W・Forster, 1791)で、見事なまでに美しい響きを聴かせてくれる。共
演するピアノのシュヴィングハンマーはドイツの若い世代の代表的な室内楽
奏者。歌曲ピアニストとしても高く評価される彼はヘルマン・プライなど名
歌手の伴奏をつとめる傍ら、ミュンヘン音楽大学で歌曲解釈講座を担当する
など、教育の分野でも活躍している。






<EUFODA>
EUFODA1302  \2180
「《嘆きの歌》ジョゼフ・へクトール&ピエトロ・アントニオ・フィオッコ
の音楽」
ジョゼフ・へクトール・フィオッコ(1703−1741):
聖水曜日のための哀歌、聖木曜日のための哀歌、聖金曜日のための哀歌、
ピエトロ・アントニオ・フィオッコ(1653−1714):
リコーダーと通奏低音のためのソナタ ハ長調、リコーダーと通奏低音のため
のソナタ ト短調、 他 全7曲
アンネ・メルテンス(ソプラノ)、
ウィーランド・クイケン(バロック・チェロ)、
リヒト・ファン・デル・メール(バロック・チェロ)、
クリス・フェルヘルスト(オルガン、チェンバロ)、
ピーター・ファン・ヘイゲン(リコーダー)
フィオッコ親子はベルギーのブリュッセルに移住したイタリアの作曲家だっ
た。音楽もイタリア文化圏の影響が強く出ており、時代こそ違うが、モンテ
ヴェルディのような、ひらめきに満ちた旋律が聴かれる。通奏低音にはヴィ
ーランド・クイケンが参加。オブリガート旋律に冴えた技を聴かせてくれる。

EUFODA1294  \2180
ディートリッヒ・ブクステフーデ(1637−1707):
7つの連作カンタータ《われらがイエスの四肢》BuxWV.75  
カンタータ《平安と歓喜もてわれはゆく》BuxWV.76
エリック・ファン・ネーヴェル(指揮)、クレンデ
ブクステフーデの名作《われらがイエスの四肢》にまた一枚、名演が加わっ
た。イギリス勢やドイツ勢とは演奏傾向がかなり違い、名指揮者ネーヴェル
率いるクレンデの、切りつめた、ストイックな表現が聴く者の胸を打つ。

EUFODA1296  \2180
ベラ・バルトーク(1881−1945):
コシュート BB 31より《葬送行進曲》   
チーク地方の3つのハンガリー民謡  
14のバガテル BB 50より 第14曲《ワルツ・踊る恋人》 
10のやさしい小品BB 51より 第10曲《熊の踊り》  
ハンガリー民謡歌による8つの即興曲 BB 83
ソナタBB 88 
野外にてBB 89   
2台のピアノと打楽器のためのソナタBB 115
ヤン・ミキエルス(ピアノ)
1991年 エリザベート王妃国際コンクールピアノ部門の入賞者、ヤン・ミキエ
ルスによるバルトーク作品集。

EUFODA1297  \2180
ゲオルグ・フリードリヒ・ヘンデル(1985−1759):
カンタータ《狩りにて》
カンタータ《ああ、つれない人よ》 
カンタータ《魅惑的な唇に悩まされ》
カンタータ《あの宿命の日から》
デボラ・ヨーク(ソプラノ)、
パトリック・ペイレ(指揮)、
コレギウム・インストゥルメンターレ・ブルジェンセ、
カペラ・ブルジェンシス
カペラ・ブルジェンシスはモダン楽器のアンサンブル。デボラ・ヨークの歌
唱が絶品。

EUFODA1298  \2180
ヨハネス・ブラームス(1833−1897):
セレナーデ第1番op.11 
(パウル・アンゲラー編):
オルガンのための《コラール前奏曲》より(管弦楽編曲版)
ディルク・フェルミューレン(指揮)、プリマ・ラ・ムジカ
オルガンのために作曲された《コラール前奏曲》のアンゲラーによる管弦楽
編曲版を収録。

EUFODA1303  \2180
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678−1741):
2つのトランペットのための協奏曲 ハ長調RV537
2つのホルンとチェロのための協奏曲 ヘ長調RV538
2つのリコーダー、3つのオーボエとバスーンのための協奏曲 ト短調RV576
2つのヴァイオリン、2つフルート、2つのオーボエとファゴットのための
協奏曲 ニ短調RV566
ヴァイオリン、2つのオーボエ、2つのホルンとファゴットのための協奏曲
ヘ長調RV569
2つのトランペットとヴァイオリンのための協奏曲 ニ長調
2つのヴァイオリン、2つのリコーダー、2つのオーボエとファゴットのため
の協奏曲 ト短調《ドレスデンのオーケストラのための》
パトリック・ペイレ(指揮)、
コレギウム・インストゥルメンターレ・ブルジェンセ
ヴィヴァルディの管楽器、弦楽器を主体とした協奏曲を集めたアルバム。コ
レギウム・インストゥルメンターレ・ブルジェンセの好演が光る。

EUFODA1305  \2180
ヨゼフ・ハイドン(1732−1809):
ミサ曲第7番 ハ長調《戦時のミサ》 
サルヴェ・レジナ ト短調
ディルク・フェルミューレン(指揮)、
プリマ・ラ・ムジカ、ナミュール室内合唱団

EUFODA1306  \2180
フィリプス・デ・モンテ(1521−1603):
モテット集《主を褒め称えよ》
エリック・ファン・ネーヴェル(指揮)、クレンデ

EUFODA1307  \2180
アントワープからパリへ ―― ラン & フレーゲル
ラン & フレーゲルはッベルギーの7人組グループで、メンバーはそれぞれ中
世ルネサンス時代の楽器(ショーム、リコーダー、リュート、ガンバなど)
と歌を担当。中世ルネサンス時代の音楽を、ポピュラー風に歌って聴かせる。

EUFODA1349  \2180
ヨハンネス・プリオリス(1460−1512/1514):死者のためのミサ曲
カピラ・フラメンコ、ヨリス・ヴェルディン(オルガン)
カピラ・フラメンコはコントラ・テノール、テノール、バリトン、バス各1人
づつという4人の男声ヴォーカル・アンサンブル。






<GLOBE>
GLO6055  \2180
ギスベルト・ジャピックス(1603−1666):歌曲集
詩篇第50番、ダフネ、詩篇第130番、詩篇第23番 他、全32曲
カメラータ・トラジェクティーナ






<Opera D'oro>
OPD1389(3CDs) \2550
モーツァルト:歌劇《ドン・ジョヴァンニ》
マリオ・ペトリ、セスト・ブルスカンティーニ、レイラ・ジェンチェル、
ルイジ・アルヴァ、
フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ(指揮)、
ミラノ・イタリア放送交響楽団ほか
録音:1960年4月26日、ミラノでのライヴ録音

OPD1394(2CDs) \1700
アントン・ルビンシュテイン:歌劇「デーモン」
アレクセイ・イワノフ、マリア・クズネツォーワ、
ウラディミール・ガヴリュショフ、
アレクサンドル・メリク=パシャエフ(指揮)、
ボリショイ劇場管弦楽団&合唱団ほか
録音:1950年

OPD1395(2CDs) \1700
スポンティーニ:歌劇《オランピ(オリンピア)》
フィオレンツア・コソット、フランコ・タリアヴィーニ、
ニコラ・ザッカリア、
フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ(指揮)、
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団ほか
録音:1966年6月6日、ミラノでのライヴ録音

OPD1396(2CDs) \1700
ピツェッティ:歌劇《大聖堂の殺人》
ニコラ・ロッシ=レメニ、アルド・ベルトッチ、レイラ・ジェンチェル、
ニコラ・ザッカリア、
ジャナンドレア・ガヴァッツ−ニ(指揮)、
ミラノ・スカラ座管弦楽団ほか
録音:1958年3月1日、ミラノでのライヴ録音

OPD1397(2CDs) \1700
ベッリーニ:歌劇《カプレーティ家とモンテッキ家》
フィオレンツァ・コソット、アントニエッタ・パストーリ、
レナート・ガヴァリーニ、
ロリン・マゼール(指揮)、ローマ・イタリア放送管弦楽団&合唱団ほか
録音:1958年10月23日、ローマでのライヴ録音

OPD1399(2CDs)  \1700
アルファーノ:歌劇《復活》
マグダ・オリヴェロ、ジュゼッペ・ギスモンド、ヌッチ・コンド、
エリオ・ボンコンパーニ(指揮)、
トリノ・イタリア放送管弦楽団&合唱団ほか
録音:1973年1月30日、トリノでのライヴ録音

OPD1400(2CDs) \1700
バーコード:7 23724 61732 2
ロッシーニ:歌劇《イタリアのトルコ人》
グラツィエラ・スチュッティ、セスト・ブルスカンティーニ、
アゴスティーノ・ラザーリ、
ニーノ・サンツォーニョ(指揮)、ミラノ・イタリア放送管弦楽団&合唱団
録音:1958年1月25日、ミラノでのライヴ録音

OPD8013(2CDs) \1700
偉大なるソプラノ歌手たち
ドリーブ:歌劇《ラクメ》より−アメリア・ガリ=クルチ
ヴェルディ:歌劇《運命の力》より−ローザ・ポンセル
モーツァルト:歌劇《フィガロの結婚》より−トティ・ダル・モンテ
シャルパンティエ:歌劇《ルイーズ》より−ネリー・メルバほか全37曲

OPD8014(2CDs) \1700
ヴェルディ作品集第2巻
ヴェルディ:歌劇《ルイザ・ミラー》より−タンクレディ・パセロ(バリトン)
歌劇《椿姫》より−ジョヴァンニ・マルティネッリ(テノール)
歌劇《シモン・ボッカネグラ》より−エツィオ・ピンツァ(バス)
歌劇《マクベス》より−エンリコ・カルーソー(テノール)ほか全36曲

OPD8015(2CDs) \1700
ライト・オペラの宝石
ロッシーニ:歌劇《セヴィーリャの理髪師》より−ジーノ・ベッキ(バリトン)
ドニゼッティ:歌劇《愛の妙薬》より−エツィオ・ピンツァ(バス)
フロトー:歌劇《マルタ》より−リチャード・タウバー(テノール)
J・シュトラウス:喜歌劇《ジプシー男爵》より−ユッシ・ビョルリンク
(テノール)ほか全42曲

OPD8016(2CDs) \1700
フランス・オペラ・ハイライト集
ビゼー:歌劇《カルメン》より−ロウレンス・ティベット(バリトン)
シャルパンティエ:歌劇《ルイーズ》より−グレース・ムーア(ソプラノ)
ドリーヴ:歌劇《ラクメ》より−リリー・ポンス(ソプラノ)
サン=サーンス:歌劇《サムソンとデリラ》より−エンリコ・カルーソー
(テノール)ほか全39曲





<Classica D'oro>
CDO1070  \850
ヴォーン=ウィリアムズ:交響曲第1番
エイドリアン・ボールト(指揮)、ロンドン・フィル

CDO2021  \850
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
ジネット・ヌヴー(ヴァイオリン)、
ワルター・ススキンド(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
録音:1946年8月16−18日
  
<ARCANA(フランス)>
A420(2CDs) \4360
ジュゼッペ・タルティーニ(1692−1770):
〔Disc-1〕
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集(12のソナタと1曲のパストラール)
Op.1より
ソナタ第12番ヘ長調Op.1-12   
パストラール(田園曲)イ長調Op.1-13   
ソナタ第4番ト長調Op.1-4   
ソナタ第10番ト短調《捨てられたディド》Op.1-10   
ソナタ第3番ハ長調Op.1-3   
〔Disc-2〕
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ(12のソナタ)Op.2より
ソナタ第1番ニ長調Op.2-1
ソナタ第4番ロ短調Op.2-4  
ソナタ第5番イ短調Op.2-5  
ソナタ第11番ホ短調Op.2-11
エンリコ・ガッティ(ヴァイオリン)、ガエタノ・ナッシロ(チェロ)、
グイド・モリーニ(チェンバロ)
先頃8年ぶりの来日を果たし、聴衆を大いに沸かせたガッティの最新録音がつ
いにリリース。前々から計画されていたものの、なかなかリリースに至らなか
ったタルティーニのソナタ集である。18世紀最大のヴァイオリニストであり、
重音奏法の創始者、近代的運弓法の確立者として音楽史上に名を残すタルティ
ーニが、現代最高のバロック・ヴァイオリニスト=ガッティの演奏で聴ける日
が、遂に来たのだ。
タルティーニのソナタは100曲以上の存在が確認されているが、ガッティは作
品1と2の曲集から注意深く録音曲を選択。その結果、タルティーニの真作か
どうか疑わしいものや、混乱した作品番号が付けられたものは収録されなか
った。―― つまり、タルティーニといえば代名詞のように取り上げられるあ
の有名な《悪魔のトリル》も含まれていないのだ!
ガッティは自ら筆をとった今回のブックレットで、「くたばれ、悪魔!」
(may the devil go the devil)と題した一文を寄せて、現代のタルティー
ニ演奏に強烈な批判を浴びせている。ガッティは、《悪魔のトリル》の有名
な逸話 ―― ローマ枢機卿の娘と密かに結婚したタルティーニが、アッシジ
のフランシスコ会修道院に逃れ、夢の中でヴァイオリンを弾く悪魔に出会い、
この世のあらゆる音楽知識を与える代わりに、魂を差し出せと持ちかける
―― が、アッシジ滞在の部分以外は何の根拠もない、立証もできない物語だ
ったと語る。そして、こうした根拠のない逸話や憶測が今日まで蔓延した結
果、原典を探求すべきピリオド演奏にまでその影響が及んでいることを痛烈
に糾弾しているのだ。それは「夢の中の悪魔は伴奏者を従えていなかったは
ず」と自己弁護して、《悪魔のトリル》を勝手に編曲し、無伴奏で弾いて録
音してしまった「あるバロック・ヴァイオリン奏者」にも、非難が向けられ
ている(古楽ファンなら誰のことを指しているか一目瞭然!)。 ガッティは
こうした作曲者の意図を踏みにじる行為、つまり商業主義におもねる行為に
対して誰からも非難の手があがらないことに疑問を呈する。「もし、これが
バッハやモーツァルトだったらどんな反応が巻きおこるか自問しなければな
らない」と語るガッティは、タルティーニを、大衆受けする安易な常套手段
とか、真実を歪めるという危険を冒してまで大当たりを求めるようなものと
は見ていないのだ。そしてガッティはこの文を以下のように結んでいる
―― 「私たちすべての“文化財”たるべき作品を心から擁護したいと思う
… ひとつの作品や和声を間違って扱ったり、混乱を招くようなことをした
ら、それは建築物に損傷を与えたり、キャンヴァスを汚したりするのと同じ
ことだと、私は心の底から思っている。そして私はこう結論した… 悪魔は
永遠にくたばれ!」






<Glossa>
GCD921607  \2080
アンリ・デマレ(1661−1741):
グラン・モテ《主は王となられる(詩篇第96番)》   
グラン・モテ《パリのテ・デウム(聖アンブロシウス賛歌)》
エルヴェ・ニケ(指揮)、コンセール・スピリチェル
フランス宮廷と密接なかかわりを持ち、大規模なグラン・モテを説得力あるも
のに仕上げることに関して、右に出るものはいなかったといわれるデマレ。最
初の妻が没して後、弟子の女性と結婚しようとして反対され、修道院への追放、
変装、長引く裁判などを経て、死刑覚悟で逃亡し、諸国を遍歴するなど、波瀾
万丈の人生を送った人でもある。2001年にもクリスティがデマレのグラン・モ
テを取り上げる(今回とは曲目は違う)など、にわかに注目を集める存在にな
ってきた。今回ニケが取り上げたことにより、デマレ復権にますます拍車がか
かることを期待しよう。同時代のドゥラランドやクープランと比較しても遙か
に色彩感覚に溢れた音楽が、どうして埋もれかかったのかは不思議だ。






<AVIE Crear Classics>
AV0023  \2080
レオシュ・ヤナーチェク(1854−1975):ヴァイオリン・ソナタ   
ドミトリー・ショスタコーヴィチ(1906−1975):19の前奏曲(Op.34より)
セルゲイ・プロコフィエフ(1891−1953):
ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ短調Op.80
カイ・グレウスティーン(ヴァイオリン)、
キャスリン・オルドロネウ(ピアノ)
AVIEレーベルの新しいシリーズ。Crear Classicsのクリアとは、スコットラン
ド西海岸の芸術スタジオのことで、レコーディング、リハーサルなど、様々な
用途に使えるオープン・スペースとのこと。スコットランドの雄大な大自然に
囲まれた長期滞在型スタジオで、ここで生まれる自由でのびのびとした音楽を
リリースしてゆくシリーズ。カイ・グレウスティーンはカナダ生まれの期待の
新人。ドロシー・ディレイやミルシテインについて学んだ逸材。アスペン音楽
祭などでも活躍中。

AV0021  2枚組  \4160
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685−1750):
無伴奏チェロ組曲第1番-第6番 BWV.1007-1012
フェーベ・カライ(バロック・チェロ)
フェーベ・カライはアメリカ・ボストン生まれのバロック・チェリスト。ザル
ツブルクでアーノンクールについて学び、1983年からムジカ・アンティクワ・
ケルンに在籍。現在はアメリカに戻り、マギーガン&フィルハーモニア・バロ
ック管弦楽団など、多くのアンサンブルと共演し、活躍している。楽器は
1690年イタリア製の逸品(作者は不明)。これが実にいい音で、前述クリア
・スタジオの音響のよさとあいまって雰囲気抜群の演奏に仕上がっている。






<Cello Classics>
CC1011  \2180
「モーツァルティアーナ」
エレーヌ・リーブマン(1796−a.1835):
グランド・ソナタ(チェロ・ソナタ)Op.11   
モーツァルト(1756−1791)(アンネッテ・イッサーリス補筆):
アンダンティーノ変ロ長調 K.Anh.46(374g)   
ヨゼフ・ヴェルフィ(1773−1812):チェロ・ソナタニ短調 Op.31   
ヨハン・ネーポムク・フンメル(1778−1837):
モンフェリーナによる変奏曲Op.54
セバスティアン・コンバーティ(チェロ)、
マギー・コール(フォルテピアノ)
モーツァルトとその時代にフォーカスをあてた企画。チェロがまだ独奏楽器と
しての認知が低かった時代だが、掘り起こしてみれば充実した作品があること
を示すディスク。






<Danacord>
DACOCD604  \2180
ヨアヒム・アンデルセン・コンプリート・レコーディングス Vol.1
"フルートと管弦楽のための作品集"
ヨアヒム・アナセン (1847−1909):
2つのフルートと管弦楽のための《軍隊風アレグロ》Op.48   
悪魔のポルカ Op.49   
演奏会用小品第2番 Op.61   
ハンガリー幻想曲 Op.2  
バラードと風の精たちの踊り Op.5   
愉快な変奏曲 Op.26
トマス・イェンセン (フルート)、
アンドラーシュ・アドリヤン (フルート)、
ジョルダーノ・ベリンカンピ(指揮)、南ユトランド交響楽団
ヨアヒム・アンデルセンは19世紀後期、ヨーロッパ屈指のフルート奏者のひと
りで、ベルリン・フィルハーモニックの創設期にフルート奏者、副指揮者とし
てメンバーに名を連ねている。アナセンは作曲家としても、フルートのための
作品を多数作曲、188曲のエチュードは現在もひろく用いられている。

DACOCD615  \2180
「"畑は耕された" マイヤー=トプセー、デンマーク歌曲を歌う」
秋と冬の歌 −
アクセル・アーヤビ(1889−1942):わたしはオート麦、
民謡:畑は耕された、
オット・モーテンセン(1907−1986):九月の空はこよなく青く、
ハラル・バルスレウ(1868−1952):畑の空が白んでくる、
J・P・E・ハートマン(1805−1900):苗木と低木が雪に埋もれて立っている、
トーヴァル・オーゴー(1877−1937):スズメは枝のかげでものも言わず、
トマス・ラウプ(1852−1927):見わたすかぎり雪、
トーヴァル・オーゴー(1877−1937):雪のかけらが吹き寄せて   
春と夏の歌 −
ポウル・シアベク(1888−1949):きょうはいい天気、
オット・モーテンセン(1907−1986):緑の愛らしい春、
パウル・ヘルムート(1879−1919):ごらん、牧場に太陽が照りつけている、
トマス・ラウプ(1852−1927):影の中をわれらはさすらい、
オーロフ・リング(1884−1946):デンマークは今、白夜にまどろむ、
カール・ニルセン(1865−1931)今、この日は歌にあふれ、
オット・モーテンセン(1907−1986):
デンマークの夏よ、おまえを愛す、日常生活の歌、
カール・ニルセン(1865−1931):ほほえみながら重荷を担う、
アルフレズ・トフト(1865−1931):オーレは丘にすわって歌っていた、
ヨハン・クリスチャン・ゲバウアー(1808−1884):道の曲がるところに
愛と憧れの歌 − 民謡:それは土曜の夕べのこと、
J・A・P・シュルツ:(1747−1800):美しいシレズは18歳になったばかりだ、
オット・モーテンセン(1907−1986):彼女はかわいくて、
J・P・E・ハートマン(1805−1900):鳥よ飛べ、フーレの波を越えて
祖国と歴史の歌 −
トーヴァル・オーゴー(1877−1937):新緑のブナの木がまぶしい島、
ニルス・W・ゲーゼ(1817−1890):シェロンの勇ましき平野に、
カール・ニルセン:(1865−1931):
いつでも出帆できる船のように、夕べの歌、
民謡:深く静かな森の中で、
カール・ニルセン(1865−1931):教えてくれ、夜の星、
トマス・ラウプ(1852−1927):心よしずまれ、太陽が沈んでいく、
カール・ニルセン(1865−1931):素晴らしい夕べのそよ風、
C・E・F・ヴァイセ(1774−1842):夜のしじまに
エリサベト・マイヤー=トプセー(ソプラノ)、ペーア・サロ(ピアノ)
2003年4月、フレゼリクスダール城(ロラン)での録音。
エリサベト・マイヤー=トプセー(b.1953) はドイツオペラの歌い手として
ヨーロッパ中のオペラハウスで活躍中。このアルバムでは、デンマークの歌か
らテーマ別に31曲を選んで歌っている。彼女はこれまでにデンマークの賛美歌
(DACOCD32302)、シベリウスとラングストレムの歌曲集(DACOCD32312)を録
音していた。






<Immortal>
MM950004(DVD)\2480
「クリスマス・ソング集」
バッハ=グノー:アヴェ・マリア、
シューベルト:アヴェ・マリア、
ブラームス:子守歌、
カポッキ:田園曲、
ビゼー:アニュス・デイ、
ビクトリア:おお大いなる神秘
民謡:フン・フン・フン、
フランク:天使の糧、
民謡:この子供は、
レーガー:聖母マリアの子守歌、
きよしこの夜、他 全17曲
アルフレート・クラウス(テノール)、レナータ・スコット(ソプラノ)、
エーリヒ・ビンダー(指揮)、
ブラティスラヴァ交響楽団、バダホス高等音楽院合唱団
クリスマス・ソング集。収録時期は特に記載がない。NTSCステレオ。画面サイ
ズ4:3






<Capriccio>
50000(SACD Hybrid Multichannel) 5枚組 \8400
ヘルベルト・ケーゲル ベートーヴェン交響曲全集 Hybrid SACD ――
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770−1827):
〔Disc-1〕
交響曲第3番変ホ長調Op.55《英雄》
交響曲第1番ハ長調Op.21   
〔Disc-2〕
交響曲第7番イ長調Op.92   
交響曲第2番ニ長調Op.36   
〔Disc-3〕
交響曲第5番ハ短調Op.67《運命》   
交響曲第4番変ロ長調Op.60   
〔Disc-4〕
交響曲第6番ヘ長調Op.68《田園》   
交響曲第8番ヘ長調Op.93   
〔Disc-5〕
交響曲第9番ニ短調Op.125《合唱付き》*   
ヘルベルト・ケーゲル(指揮)、ドレスデン・フィルハーモニック、
アリソン・ハーガン(ソプラノ)*、
ウテ・ヴァルター(コントラルト)*、
エベルハルト・ビュッヒナー(テノール)*、
コロス・カヴァトス(バス=バリトン)*、
ベルリン放送合唱団*、ライプツィヒ放送合唱団*
1982から83年にかけて録音された、ケーゲルの伝説的な全集録音。今回、DSD
(ダイレクト・ストリーム・デジタル)による完全なリマスターが施されたた
め、音が根本的に違う! これまで、何回も再発売されているセットだが、マ
スターテープにまでさかのぼって一からリマスタリングの手が加えられるの
は今回が初めてである。音楽だけでなく、衛星放送の「ディスカヴァリー・
チャンネル」など、幅広い分野の音響デザインを手がける「スタジオ301」
(ケルン)が今回のリマスターを手がけている。ハイブリッドなので、サラ
ウンドSACD、2チャンネルSACD、2チャンネル・ノーマルCDという3本の信号す
べてがフレッシュなものになったという。
マルチ・サラウンドに関しては、5.1ではなく、4.0chが採用された。これは
Capriccioが新規に制作する録音に関しても当面は同様の処置がとられるとい
うことなので、あえてセンターチャンネルやサブウーハーを用いないという
方針は、Capriccioのポリシーに基づいて決められたことだと思われる。サラ
ウンドは、B&W 801(大型スピーカー)を全チャンネルに用いてモニタリン
グがなされた上、ニアフィールド(近接セッティング)で別のスピーカー
(オルフェウスNFモニター)を用いて、さらに実験を繰り返し、音決めがな
された…という、大変な凝りようである。
DSDのワイドレンジ効果は絶大で、ブックレットには「すべての帯域がワイド
に広がったため、これまでのノーマルな録音と比較して、わずかながらピー
ク時の全体レベルを下げる必要がありました。再生の際は通常のボリューム
位地より高く設定してください。そうすれば、このシステムのダイナミック
なサウンドが大きなインパクトを与えてくれるでしょう」と記載されている。
なお、今回のボックスはスリップケースの上から、分厚いアクリル・ケース
をかぶせてあり、手にしたときの重量感も相当なもの。

67069  \2080
フランツ・ヨゼフ・ハイドン(1732−1809):
ディヴェルティメント変ロ長調Hob.II-46(聖アンソニーのコラール)   
ディヴェルティメント ヘ長調Hob.II-F7  
ディヴェルティメント 変ロ長調Hob.II-43*  
ディヴェルティメント 変ホ長調Hob.II-41  
ディヴェルティメント 変ロ長調Hob.II-42*
リノス・アンサンブル
マーラーの交響曲第4番、ブルックナーの交響曲第7番などの室内楽編曲版がベ
ストセラーを記録したリノス・アンサンブルによるハイドンのディヴェルティ
メント(フェルトパルティエ)集。編成はオーボエ2、クラリネット2、ファゴ
ット2、ホルン2、コルノ・ダ・カッチャ(狩猟ホルン)2*、コントラバス1とい
う編成。このディスク、ハイドンのディヴェルティメント集とはいってもヘ長
調Hob.II-F7を除く4曲は偽作の疑いがある作品。しかし偽作とはいえども室内
楽奏者の中では大変親しまれている作品ばかり。特にディヴェルティメント変
ロ長調Hob.II-46は、第2楽章に「聖アンソニーのコラール」(ブラームスが
《ハイドンの主題による変奏曲》に用いたあの主題旋律)である。そのコラー
ルでは、バイエルン放送響の首席オーボエ:クラウス・ベッカーの美しいソロ
が見事。

67065  \2080
エルネスト・ショーソン(1855−1899):
ヴァイオリンとピアノのための《詩曲》Op.25  
ピアノ、ヴァイオリンと弦楽四重奏のための協奏曲Op.21
ヴラディミール・スピヴァコフ(ヴァイオリン)、
エレーヌ・メルシエ(ピアノ)、
アルカディー・フォウテル(ヴァイオリン)、
アレクセイ・ルンディーネ(ヴァイオリン)、
イーゴル・ソウリガ(ヴィオラ)、
ミカイル・ミルマン(チェロ)
ショーソンのユニークなこの2曲が新録音で登場するのは、相当久しぶりでは
なかろうか。スピヴァコフのストラディヴァリウスの名器「フリマリ」の美音
が見事に生かされた録音。
ピアニスト以外、オール・ロシア勢で固められているのもユニークだ。そのピ
アノのエレーヌ・メルシエは、モントリオール出身のカナダ人。かつてChandos
で、ルイ・ロルティとのピアノ連弾でラヴェル作品を弾いていたことがある。

67066  \2080
ヨゼフ・マルティン・クラウス(1756−1792):
フルート五重奏曲ニ長調   
弦楽四重奏曲第3番ト短調   
弦楽四重奏曲第4番ニ長調
マーティン・サンドホフ(フルート)、
シュパンツィヒ弦楽四重奏団
ドイツに生まれたヨゼフ・マルティン・クラウスは1780年からはスウェーデン
に活躍の場を移し、晩年の1788年にはストックホルム宮廷楽長に就任。当時の
スウェーデン国王、グスタブ3世のもとで最も活躍している。Capriccioはクラ
ウスの録音を熱心にすすめているレーベルのひとつで、コンチェルト・ケルン
による2枚のアルバム(10396、10430)などが高く評価された。ウィーン古典
派時代となるとイコール・モーツァルト&ハイドンの時代と短絡思考してし
まいがちだが、他にも豊かですぐれた作品があったことを教えてくれるディ
スクのひとつが、また新たに生まれた。

67024  \2080
「《祝祭のバラード》20世紀ヨーロッパのソング・ブック」
オトマール・シェック(1886−1957):ローマの噴水Op.60-10(1946)  
アルバン・ベルク(1885−1935):
《4つの歌曲》Op.2 〈眠り、眠り、眠りだけ−眠っていると−いま私は一番強
い巨人を倒し−吹く風はあたたかく〉 
パウル・ヒンデミット(1895−1963):映像(1955) 
セッポ・ヌンミ(1932−1981):山の上で(1955)  
ベンジャミン・ブリテン(1913−1976):生の半ば Op.61-5   
アントン・ウェーベルン(1883−1945):
《5つの歌》Op.4 〈序詞:形態もつものの世界よ−いまだに貞節心が−お前に
祝福と感謝を−どんなに私は悲しくても−お前たちは炉に歩み寄った〉  
オットリーノ・レスピーギ(1879−1936):過ぎ去った日々(1917) 
ルチアーノ・ベリオ(1925−2003):大きな喜びをもって(1946/7) 
エルンスト・クジェネク(1900−1991):祝祭のバラード(1931) 
ハンス・アイスラー(1898−1962):
街(ハイデルベルクに寄せて)−アイヒェンドルフとシューマンへの想い出−
そして最後には切望も、やはり死ぬ)  
クロード・ドビュッシー(1862−1918):家のない子のクリスマス(1915)
フランシス・プーランク(1899−1963):セーの橋(1943) 
ルイ・ベイツ(1895−1953):ナイフで刺し殺された鳩(1948)
カロル・シマノフスキ(1882−1937):
ジェイムズ・ジョイスの詩による歌Op.54〈しとやかな夫人−窓からのり出し
て−音楽が地の中に−5月の風−雨が降って〉   
ヴィルヘルム・キルマイヤー(1927− ):
ペーター・ヘルトリングの詩による歌曲(1993)〈ぼくのもう一つの声−つが
いの鳩に寄せて−カール・フィリップ・フォールの自画像に寄せて〉
白井光子(メゾ・ソプラノ)、ハルトムート・ヘル(ピアノ)
白井光子&ハルトムート・ヘル夫妻による20世紀ヨーロッパ各国の作曲家たち
へのオマージュ・アルバム。8つの異なる国の作曲家による「知られざる歌曲」
に光を当てたもので、ほぼ同じ選曲のコンサートが2000年11月に日本で行われ
ている。「わたしたち2人は、豊かで様々な姿形をとってあらわれるリートの
世界の中で、常に好奇心を失わず、新しい道を見つけて歩み続けてきました。
それはたえず新しい思いがけない体験を求める、わたしたち自身の旅と言いか
えられるでしょう。」とは、そのときのプログラムに掲載されたヘルのコメン
ト(訳:喜多尾道冬)。

49348  5枚組  \3400
「グレゴリオ聖歌集」
CD-1《12月》  
CD-2《クリスマス》   
CD-3《受難》   
CD-4《復活祭》   
CD-5《聖母マリア賛歌》
フーベルト・アルテン(指揮)、カントアルテ・レーゲンスブルク(聖歌隊)
カントアルテ・レーゲンスブルクによるグレゴリオ聖歌アルバム5タイトルを
スリップケースにおさめて集大成したもの。原盤は10593、10754、10701、
10566、10738。とにかくこの内容で、このお値段は安い! クリスマス・ギフ
トにも最適。





<RaumKlang>
RK9806  \2180
「ヴィオラ・ダ・ガンバ・コンチェルタータ」
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681−1767):
コンチェルト イ短調TWV52:aI   
カール・フリードリヒ・アベル(1723−1787):
歌劇《シファリ》より-アリア〈Frena le belle lagrime〉 
ゲオルク・フィリップ・テレマン:
シンフォニア ヘ長調 TWV50:3   
コンチェルト イ長調 TWV51:A5  
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685−1759):
イタリアン・カンタータ《炎の中で》HWV.170
ユリアーネ・バンゼ(ソプラノ)、
ジークフリート・パンク(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ロベルト・エールリヒ(リコーダー)、
ライプツィヒ中央ドイツバロックゾリステン、
ライプツィヒ・ブレーゼル・コレギウム
ドイツ古楽界の重鎮ジークフリート・パンクは、1962年から1980年までライプ
ツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の首席チェロ奏者を務めた後、ヴィーラン
ド・クイケンやサヴァールについて再度ヴィオラ・ダ・ガンバを勉強しなおし、
そちらでもあっという間に一流ソロイストとなってしまった人。旧ドイツ・
シャルプラッテン・レーベルのガンバ独奏といえば、ほぼ必ずこの人が起用
されていたし、最近では小澤征爾が指揮する《マタイ受難曲》で、サイトウ
キネン・オーケストラに招かれていたから、それでご記憶の方も多いだろう。
パンクは少年時代、ライプツィヒ聖トーマス教会少年合唱団(ギュンター・
ラミンの時代)の団員だったこともあり、バロック時代の声楽作品にも造詣
が深いようで、はっきりと表記されてはいないが、今回は独奏だけでなく、
全体をリードする役目も果たしているようだ。テレマンやアベル、ヘンデル
のコンチェルタンテ作品や声楽作品を音楽都市ライプツィヒの伝統と、現代
古楽の先端研究を融合させた見事な演奏で聴かせてくれる。アベルとヘンデ
ルの2曲に参加している名花バンゼが、どう表現したものか、形容詞が見つか
らないくらい素晴らしい!
スペインGlossaレーベルがアートなジャケットづくりにおいて横綱格だとす
るなら、RaumKlangは東の正横綱。見事な美麗デジパックは、手にすれば思わ
ずため息が漏れるほど素晴らしい。

RK9903  2枚組  \4360
ハインリヒ・シュッツ(1585−1672):モテット集《白鳥の歌》
〔Disc-1〕
 いかに幸いなことでしょう SWV.482   
あなたのしもべのためにお計らい下さい SWV.483   
主よ、あなたのおきてに従う道を示して下さい SWV.484   
あなたのしもべへの御言葉を思い起こして下さい SWV.485   
あなたはしもべに善きことをなさいます、主よ SWV.486   
私の魂はあなたの救いを乞い求め SWV.487   
私はあなたの律法をどれほど愛していることでしょう! SWV.488   
移り気な心の者を私は憎み SWV.489   
あなたのあかしは驚くべきものです SWV.490   
〔Disc-2〕
心を尽くして呼び求めます SWV.491   
地位ある人々が理由もなく迫害しますが SWV.492   
全地よ、主に向かって喜びの叫びを上げよ(詩篇第100) SWV.493 
私の魂は主をあがめ(ドイツ語によるマニフィカト) SWV.494
ハンス=クリストフ・ラーデマン(指揮)、
ドレスデン古楽アンサンブル、ドレスデン室内合唱団
モーツァルトの《レクイエム》と並んで音楽史上に名を残す「絶筆」の大作で
あり、《シンフォニア・サクレ》、《クライネ・ガイストリッヒェ・コンツェ
ルテ》などと並びシュッツの代表作とされる《白鳥の歌》だが、この曲集、全
曲盤となると現在のインターナショナル・カタログには意外に少ない。それだ
けに、ドイツに生まれ、ドレスデン聖十字架教会合唱団に育まれ、今やドイツ
の若手古楽指揮者の筆頭にあげられるラーデマンが入れたこの全曲盤は、古楽
アプローチによる極め付きの演奏といっても申し分ないほどの充実した仕上が
り。ガブリエリゆずりの複合唱様式(対のアンサンブルを用い、時には掛け合
い、時には全唱として音楽を盛り上げる手法)をモダン・アプローチとは全然
違う鮮やかなハーモニーで聴かせる、ドレスデン室内合唱団と、同 古楽アン
サンブルの技量は只モノにあらず。特にこのドレスデン室内合唱団の方は、
1985年にラーデマンの呼びかけで、ドレスデン宮廷の第一楽長だったシュッ
ツゆかりの地に結成された精鋭アンサンブル。それだけに、子音などミクロ
なレベルまでピタリ揃った歌唱には、ラーデマンの意志がすみずみまでゆきと
どいていることを実感する。これもRaumKlangレーベルならではの、見事な美
麗デジパック。

RK2201  \2180
「クリスマスのノエル」
 ハインリヒ・シュッツ(1585−1672):
《ガイストリッヒェ・コアムジーク》Op.11(1648)より-〈慰めよ、私の民を
慰めよ〉SWV.382   
ヨゼフ・ラインベルガー(1839−1901):
《待降節のモテット》Op.176より-〈アヴェ・マリア〉   
ヨハネス・ブラームス(1833−1897):
《14のドイツ民謡集》より-第5曲〈白い小鳩〉   
ヨハネス・エッカルト:マリアは宮に詣で   
アルヴォ・ペルト(1935− ):マニフィカト   
ヨハネス・ブラームス:
《2つのモテット》より-〈おお救世主よ、天を開け〉Op.74-2   
マックス・レーガー(1873−1916):
《12月のドイツの聖なる歌》より-〈高く戸を上げよ〉  
ミヒャエル・プレトリウス(1571−1621)(ヤン・サンドストレム編):
エサイの根より   
クリストフ・デマンティウス(1567−1643):恐れることはない   
コルネリウス・フレウント(c1535−1591):
Wie schon singt uns der Engel Schar   
フランシス・プーランク(1899−1963):おお、大いなる神秘   
フランシス・プーランク:キリストがお生まれになった  
カール・リーデル(1827−1888):Freu dich, Erd und Sternenzelt  
カール・リーデル:Kommet, ihr Hirten  
カルステン・グンターマン(1966− ):
Auf dem Berge, da wehet der Wind   
マックス・レーガー:
おお、イェルサレムよ   
《12月のドイツの聖なる歌》より-来たれ、キリストの力よ   
フェリックス・メンデルスゾーン(1809−1847):
《6つの頌歌》より-〈喜び歌え、地の民よ〉Op.79-1   
エウセビオス・マンディチェフスキ(1857−1929):きよしこの夜
ハンス=クリストフ・ラーデマン(指揮)、ドレスデン室内合唱団
前項シュッツでも見事な演奏を聴かせてくれているドレスデン室内合唱団のク
リスマス・アルバムで、由緒正しきクラシカル作品で固められている、マジメ
な一枚。いわゆる企画アルバムとはいえ、いわゆるポップ・ソング系は一切な
し。かろうじてアルバムの最後に《きよしこの夜》が入っているが、無伴奏合
唱による、質実剛健なアプローチである。そのユニークさで目を引くのが、ル
ネサンス期に属するプレトリウスの作品を、スウェーデンの現代作曲家サンド
ストレムが編曲した《エサイの根より》)。音楽というよりパフォーミングに
近い《モーターバイク協奏曲》という奇抜な作品もあるサンドストレムだが、
ここでは打って変わって静謐の極みのような音楽を書いている。ピアニッシモ
が支配する、緊張感の高いこの曲を、ドレスデン室内合唱団が一糸乱れぬ歌唱
で聴かせてくれている。デジパック仕様。

RK9904  \2180
16世紀&17世紀ザクセン地方の音楽によるランドスケープ Vol.5
「ライプツィヒの古楽」
セス・カルヴィシウス(c.1556−1615):モテット《喜び歓呼せよ》、
ヤコブ・ヴェックマン(c.1650−1680):
宗教的コンチェルト《栄光の日は来たりぬ》、
ヨハン・シュレ(1648−1701):
宗教的コンチェルト《寛大にして慈悲深くあれ》、
ヨハン・ヘルマン・シャイン(1586−1630):
合唱コンチェルト《主なるイエス、ヨルダンより来たれり》、
ハインリヒ・イザーク(c.1450−1517):モテット《私の恋人は》 他
トビアス・ミヒャエル(1592−1657)、
ヨハン・ローゼンミュラー(c.1619−1684)、
ヴェルナー・ファブリシウス(1633−1679) 他の作品
クリスティーネ・マリア・レンベック(ソプラノ)、
コンスタンツェ・ベッケス(ソプラノ)、
アレクサンダー・シュナイダー(アルト)、
ミヒャエル・シャフラス(テノール)、
インゴルフ・セイデル(バリトン)、
マレク・セプカ(バス)、
ノルベルト・シュスター(指揮)、ドレスデン古楽アンサンブル
中世ルネサンス時代の「ライプツィヒの街」(Civitas Lipsiarum)で演奏さ
れていた音楽を俯瞰するシリーズの第5作。いかにもドイツのインディペンデ
ント・レーベルらしい企画。デジパック仕様。

RK9706  \2180
《恋人よ、あなたは美しい》旧約聖書「ソロモンの雅歌」を歌詞に用いた音楽
メルヒオール・フランク(1580−1639):恋人よ、あなたはなにもかも美しく
ハインリヒ・シュッツ(1585−1672):
夜ごと、ふしどに恋い慕う人を求めても SWV.451   
ステッファーノ・ベルナルディ(c.1580−c.1638):
おお、いちじくの実は熟し   
メルヒオール・フランク:私の妹、花嫁は   
アンドレアス・ハンマーシュミット(1611−1675):恋人よ、あなたは美しい
ハインリヒ・シュッツ:
おお、あなたはティルツァのように美しく SWV.265 (シンフォニア・サクレ
第1集より)   
ハインリヒ・シュッツ:
夜ごと、ふしどに恋い慕う人を求めても SWV.272(シンフォニア・サクレ第1集
より)  
わたしが町をめぐる夜警に見つかりました SWV.273(シンフォニア・サクレ
第1集より)  
メルヒオール・フランク:夜ごと、ふしどに恋い慕う人を求めても   
ジョヴァンニ・パオロ・チーマ(c.1570−c.1610):
狐たちを捕まえてください   
クリストフ・デマンティウス(1567−1643):私の妹、花嫁よ   
ハインリヒ・シュッツ:エルサレムの乙女たちよ SWV.339
ドレスデン古楽アンサンブル(声楽ソロストを含む)
男女のセックスを赤裸々に歌い込むなど、今風にいえば「とってもエッチ」な
ことで知られる旧約聖書の「ソロモンの雅歌」は、大昔から多くの作曲家のイ
ンスピレーションを刺激し、様々なヴァリエーションが生み出されてきた。こ
れはドイツの作曲家たちが「ソロモンの雅歌」を歌詞に用いた作品を選び出し
て一堂に集めるという企画。厳格な書法で知られるシュッツの作品も、「雅歌」
を用いた作品だけ抜き出して見ると、妙に色っぽく聞こえるから楽しい。
ジャケットはレンブラントの「ユダヤの花嫁(イザクとペリカ)」。デジパッ
クのカヴァー・ジャケットは絵画の部分だが、その裏にはちゃんと全体が印刷
されている。

RK9804  \2180
「《夜の音楽》トラヴェルソとクラヴィコードのための音楽」
ヨハン・フィリップ・キルンベルガー(1721−1783):
フルートと通奏低音のためのソナタ ト長調   
クラヴィーア・ソナタニ長調(クラヴィコード独奏)  
ヨハン・ゴットフリート・ミューテル(1728−1788):
フルートと通奏低音のためのソナタ ニ長調   
ヨハン・フィリップ・キルンベルガー:音楽家の仲間 
ヨハン・ゴットフリート・ミューテル:
テンポ・ディ・メヌエットと変奏(クラヴィコード独奏)
ベネデク・チャロジ(フラウト・トラヴェルソ)、
ミクロシュ・シュパーニ(クラヴィコード)
バロックと古典派の橋渡しをした2人の作曲家、キルンベルガーとミューテル
の音楽。中世ルネサンスやバロック時代とはまた違うトラヴェルソの響きや、
名手ミクロシュ・シュパーニが弾く1787年製クラヴィコード(ライプツィヒ大
学博物館所収)の響きをたっぷり味わえる。なおブックレット解説はシュパー
ニ自ら執筆しており、資料価値を高めている。デジパック仕様。

RK9805  \2180
「《日曜日のトロンボーン》トロンボーンとオルガンのためのロマン派音楽」
カール・アウグスト・フィッシャー(1828−1895):
独奏トロンボーンとオルガンのための《幻想曲》Op.21   
リヒャルト・バルトムス(1859−1910):
トロンボーンとオルガンのための《レチタツィーヴォとアリオーソ》Op.24
ベルンハルト・エドワード・ミュラー(1842−?):《祈り》Op.65b  
ジョアッキーノ・ロッシーニ(1792−1868)(フランツ・リスト編):
《スターバト・マーテル(悲しみの聖母)》より-アリア〈嘆き憂い悲しめる
その御魂は〉(オルガン独奏)
グスターヴ・ホルスト(1874−1934):
トロンボーンとオルガンのための《デュエット》   
ヤコブ・アルカデルト(c.1514−c.1572)+フランツ・リスト(1811−1886):
アヴェ・マリア   
フリードリヒ・アウグスト・ベルケ(1795−1874):
トロンボーンとオルガンのための《幻想曲》Op.58 
フランツ・リスト:
《十字架の道行(受難の14留)》より-第1曲−第5曲(オルガン独奏)
バス・トロンボーンとオルガンのためのコラール《聖なる父、神よ》   
オルフェウス(オルガン独奏)   
ユリウス・シュナイダー(1805−1885):
トロンボーンとオルガンのためのコラール変奏曲《神なしたもう御業こそい
と善けれ》Op.16
セバスティアン・クラウゼ(トロンボーン)、
ガブリエレ・ヴァデヴィッツ(オルガン)
厳密にいえば、すべてロマン派作品というわけではないが、ロマン派の作曲家
が編曲に関わった作品も入れて、「ロマン派音楽」というタイトルが付けられ
ている。トロンボーンのクラウゼはチューリンゲン出身で、現在ライプツィヒ
MDR放送交響楽団の首席奏者として、また、アーノンクールやベルニウス、リ
リンクの古楽アンサンブルに奏者として加わることも多い一級の名手。ホルス
トの作品は、クリスティアン・リンドベリが協奏曲として演奏していた曲のも
とになった作品。演奏しているガブリエレ・ヴァデヴィッツはドイツ・東欧で
フリーランスの教会オルガニストとして活躍している人。デジパック仕様。






<Sterling>
CDS1054-2  \2180
アウグスト・クルークハルト(1847−1902):
オーケストラのための協奏的序曲Op.45   
オーボエとオーケストラのための協奏的小曲   
チェロ協奏曲イ短調Op.59  
オーケストラのための組曲《さすらいの旅に》
ウィリー・シュテイナー(指揮)、
NDR放送フィルハーモニー、
ロルフ・ジュリアス・コッチ(オーボエ)、
クルト・クレマー(指揮),
ケルンWDR放送管弦楽団、
ホルスト・ベッケンドルフ(チェロ)、
ハンス・ヘルベルト・イェリス(指揮)ほか
ドイツ・ロマンティック・シリーズの第5弾。クルークハルトはドイツの指揮
者、作曲家。ワーグナーに感銘を受けオペラ、管弦楽、合唱曲、室内楽、歌曲
などを作曲。ここに収録されている作品では《チェロ協奏曲》が大成功を収め
た。1975年から80年にかけての録音。

CDS1055-2  \2180
フレデリック・クリフ(1857−1931):
交響曲第1番ハ短調Op.1   
管弦楽的絵画《雲と日光》
クリストファー・フィフィールド(指揮)、マルメ歌劇場管弦楽団
フレデリック・クリフはイギリスのピアニスト、オルガニスト、作曲家、教師。
幼少より音楽的才能を発揮し、6歳でピアノを見事に弾きこなしたという。英国
音楽学校で学んだ後、1883年にロイヤル音楽カレッジのピアノ教師に就任。演
奏とともに作曲も行ったがその作品数は極めて少ない。ここに収録されている
《交響曲第1番》は当時高い評価を得た。

CDS1056-2  \2180
ハンス・フーバー(1852−1921):
ピアノ協奏曲第1番ハ短調Op.36 
ピアノ協奏曲第3番ニ長調Op.113
ダン・フランクリン・スミス(ピアノ)、
ミハイル・ユロフスキ(指揮)、シュトゥットガルト・フィル
スイス生まれの作曲家フーバーの珍しいピアノ協奏曲集。






<Caprice>
CAP22052(2CD's) \4360
〔CD-1〕
リヒャルト・シュトラウス:楽劇《バラの騎士》より-第1幕&第2幕(抜粋)
ビルギット・ニルソン(ソプラノ)、
シェシュテイェン・メイエル(メゾ・ソプラノ)ほか
シクステン・エールリング(指揮)、
スウェーデン王立オペラ合唱団&管弦楽団
録音:
1959年10月17日、9月27日(ストックホルムでのライヴ/スウェーデン語)
〔CD2〕
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:歌劇《フィデリオ》(抜粋)
ビルギット・ニルソン(ソプラノ)、
インゲボリ・シェルグレーン(ソプラノ)ほか
シクステン・エールリング(指揮)、
スウェーデン王立オペラ合唱団&管弦楽団
録音:1959年3月3日(ストックホルムでのライヴ/ドイツ語)
王立オペラ劇場のドレスサークル席からの録音を音源とするシリーズ第2弾。






<nosag>
nosagCD072  \2180
ビョルン・イーソン・リンド(1944−):室内楽作品集
サロン音楽第2番、北極光、別れ、窓辺で、たそがれ、
アラバマのショパン ほか
ヴェストマンニア・アンサンブル
ビョルン・イーソン・リンドはフルート奏者、ピアニスト。ジャズと現代音楽
を演奏、編曲、作曲したアルバムを多数リリースしている。このCDでは、オー
ボエ、クラリネット、ホルン、ピアノなどの楽器による演奏。

nosagCD073  \2180
「さようならアストリッド」
−アストリッド・リンドグレーン(1907−2002)追悼 ――
ビョルン・イースフェルト(1942−1997)(ホーカン・マッティンソン編曲):
《ライオン・ハート兄弟》の主題(オルガンのための)、
ゲオルク・リーデル(1934−)(ホーカン・マッティンソン編曲):
長くつしたのピッピ(合唱とオルガンのための)ほか
ホーカン・マッティソン(オルガン)、ジャネット・コーン(ソプラノ)、
キンガ・プラーダ・サグヴィーク(フルート)ほか
「長くつしたのピッピ」が評価され、スウェーデンの人々に愛された児童文学
作家、アストリッド・リンドグレーンの追悼式の模様をライヴ録音した音源に
新たな録音を加えたもの。

nosagCD074  \2180
「"吟遊詩人"ダーヴィド・ヘーレンスタム」
ルーランド・ディーエン(1956−):タンゴ・エン・スカ
マウロ・ゴドイ(1965−):フーガとタンゴ
ホーカン・ユーハンソン(1957−):無  
クリステル・カールベリ(1946−):ダーヴィドのための組曲
ユーバハード・アイサー(1932−):吟遊詩人  
ユーバハード・アイサー:ミニメッティ
フランツ・リスト(1811−1886):悲しみのゴンドラ
ダーヴィド・ヘーレンスタム(1972−):北のことを思い出しながら
ダーヴィド・ヘーレンスタム(ギター)、
ニルス=エーリク・スパーフ(バロック・ヴァイオリン)、
グンネル・フレード(朗読)ほか

nosagCD080  \2180
ウーロヴ・フランセーン(1946−):《第3の道》
見えない今、金色のスズメバチ、号外、バデルンダのナイチンゲール、ロマネ
スクのアーチ、フェルメール、オーガニック・ミュージック第2番《創造され
ていない花》、夜明けの音楽、第3の道
ウーロヴ・フランセーン(チェロ)
スウェーデンのチェリストで作曲家でもあるウーロヴ・フランセーンの独奏
チェロのための作品集。

nosagCD084  \2180
「シンシアリー・ユアーズ」
ドミトリーエフ:オスティヌート   
モシュコフスキ:練習曲ヘ長調   
ショパン:ワルツ嬰ハ短調   
ショパン:練習曲変イ長調   
ショパン:華麗なる大ワルツ   
ハチャトゥリャン:トッカータ
J・S・バッハ:前奏曲とフーガ変ロ長調 
リスト:ローレライ   
ガザノフ:トッカータ
ステンハマル:晩夏の夜 
チャイコフスキー:ドゥムカ
カロリーナ・マーティン(ピアノ)
カロリーナ・マーティンはスウェーデンの女流ピアニスト。CDデビューとなる
本作は父ユーセフに捧げられた。

nosagCD2078  2枚組  \4360
ガブリエラ・グリン(1961−):ある無実の男のためのレクイエム
イェスパー・トーブ(バリトン)、マークス・レオソン(打楽器)、
ペール・トゥナーフ(オルガン)、
ミカエル・ヴァルデンビ(指揮)、聖クララ・モテット合唱団
グリンは歌曲、管弦楽、オルガン曲など幅広いジャンルにわたって作品を創出
しているスウェーデンの女流作曲家。巧みに感情と知性のバランスをとった、
個性的、色彩的なアプローチには定評がある。新作となるこのレクイエムは世
界初録音。

nosagCD 2081  2枚組  \4360
〔CD1〕
バッハ:イタリア協奏曲
ブラームス:ピアノ・ソナタ ヘ短調Op.5
シューマン:ピアノ・ソナタ第1番嬰ヘ短調   
〔CD2〕
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 
ショパン:バラード第1番、第2番、第3番  
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第8番
イローナ・ヤーンキ・プラーダ(ピアノ)
イローナ・ヤーンキ・プラーダはルーマニア、トランシルヴァニアのハンガリ
ー系家系に生まれた。コルトーの弟子、エリア・チオランに師事し、ピアノ教
師、室内楽奏者として音楽活動をはじめた。現時はスウェーデン在住。この
CDは1965年から1982年にかけてのライヴ録音を集めたもの。
 
<Linn Records>
CKD220 (SACD Multichannel Hybrid)  \2850
ジャン・シベリウス(1865−1957):
組曲《ペレアスとメリザンド》Op.46   
劇音楽《クオレマ(死)》より〜〈悲しきワルツ〉
組曲《ベルシャザールの饗宴》Op.51
《テンペスト》第2組曲   
アンダンテ・フェスティーヴォ
ジョゼフ・スヴェンセン(指揮)、スコットランド室内管弦楽団
スコットランド室内管弦楽団とLINN Recordsの共同プロジェクト第3弾は、シ
ベリウスの劇音楽からの組曲をメインに据えたプログラム。シベリウスがあ
ふれんばかりの大編成で演奏された時代がすでに終焉をむかえつつあることは、
ヴァンスカやベルグルンドの快演ですでに実証済みだが、弦楽編成が
8-6-4-3-2までくると、さすがに室内楽とのボーダーに限りなく近いレベル。
ヴァイオリンのソロイストとしても第一級の腕前を持つスヴェンセンの巧み
なリードの下、編成の小ささをポジティヴに生かした繊細な表現がウリの演奏。
そして、静寂の極みのピアニッシモがクライマックスになりうるのは、SACDの
世界をリードするLINNならではの超ハイファイ録音があってこそ。マルチチャ
ンネルでは、さらに恐いほどの効果を発揮するのは言うまでもない。






<Centaur>
CRC2624  \1880
「サウンドスケープス」
パッヘルベル:カノン
ダウランド:ラクリメ・パヴァーヌ
ダウランド:フロッグ・ガイヤルド
サン=サーンス:死の舞踏
ビゼー:カルメンへの序曲
ヴォーン・ウィイリアムズ:Rhosymedre
J・S・バッハ:小フーガ
J・シュトラウス2世:ワルツ《美しく青きドナウ》
レオ・ブロウエル:雨のキューバの風景
ピーター・マクスウェル・デイヴィス:ストロムネスへの別れ
スコット・ジョップリン:エンターテイナー
ピーター・ワーロック:カプリオール組曲
ミシシッピー・ギター四重奏団
名曲をギター四重奏で奏でた注目盤。ミシシッピー・ギター四重奏団はジョ
ヴァンニ・デキアーロが中心となって結成された。アメリカ生まれのデキア
ーロは1976年にカーネギーホールでデビュー・コンサートを行い、ニューヨ
ーク・タイムズをはじめとする媒体で絶賛を博した。ここに収録されている
曲は1曲をのぞき、すべてメンバーたちのアレンジによるもの。

CRC2644  \1880
ドビュッシー:
前奏曲集第1巻、映像第1集、マスク、スケッチ帳より、喜びの島
セルゲイ・シェプキン(ピアノ)

CRC2638  \1880
「フィッツ・ウィリアム・ヴァージナル・ブック」
バード:オー・ミストレス・マイン、パヴァーヌ・ラクリメ
作者不詳:バラフォスタス・ドリーム
エドワード・ジョンソン:ジョンソンズ・メロディー
ブル:パヴァーヌ/ピッキ:トッカータ
ブル:プレリューディアム ほか全22曲
バイロン・シェンクマン(チェンバロ)

CRC2629  \1880
ヘンリ・ラザロフ:室内楽作品集
ヴァイオリン・ソナタ
フルート・ソナタ
アルト・フルートのためのソロ
弦楽四重奏曲第7番
クリスティーヌ・エディンガー(ヴァイオリン)、
クラウス・ヘルヴィッヒ(ピアノ)、
マルコス・フレグナーニ=マーティンズ(フルート)、
ルーカス・クエン(ピアノ)、シネ・ノミネ弦楽四重奏団

CRC2598  \1880
ジェイ・ライゼ(1950−):リズミカルな花輪とほかの小品集
デュオ・リズミコスモス
リズミカルな花輪
トリオ・リズミコスモス
グレゴリー・フルカーソン(ヴァイオリン)、
チャールズ・アブラモヴィック(ピアノ)、
ジェローム・ローヴェンタール(ピアノ)ほか





<Intim Music>
IMCD085  \2180
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840−1893):
ピアノ三重奏曲 イ短調op.50
ニコライ・ルビンシュテイン(1835−1881):ポルカ、ボレロ、ワルツ
藤田ピアノ・トリオ〔藤田めぐみ(ピアノ)、藤田ほのか(チェロ)、藤田
ありさ(ヴァイオリン)〕
日本人姉妹によるロシアの室内楽作品集。ありさは15才でイギリスのアウディ
・ジュニア音楽コンペティションで優勝。ほのかはギルドホール音楽演劇大学
及び大学院のすべてのチェロ・コンクールで優勝。めぐみは1992年のモントリ
オール国際ピアノ・コンクールで4位に入賞。幼少時代から室内楽を演奏して
きた藤田姉妹は、1999年3月にロンドンのウィグモア・ホールにおいてイギリ
ス・デビュー。2000年6月には東京の王子ホールで日本デビュー。いずれも大
成功を収め、ヨーロッパ各国、カナダ、エジプトなどで公演を行っている。
尚、このCDのブックレットには日本語による解説が付いている。

IMCD086  \2180
「バッハからビートルズまで 」
J・S・バッハ:前奏曲とフーガ
スタファン・ルンデン=ヴェルデン:FAB
伝承曲(ニルス・リンドベリ編曲):トゥーン・エーリクの歌
J・S・バッハ:コントラプンクトIX(フーガの技法より)
レノン&マッカートニー:
ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンド
エリナー・リグビー
ホエン・アイム・シックスティー・フォー
モーツァルト:歌劇《フィガロの結婚》序曲
様々な作曲家:エリザベス朝のコンソート・ミュージック
J・S・バッハ:汝わがそばにあらば、喜びもてわは行くBWV.508
J・S・バッハ:アンダンテ(ヴァイオリン協奏曲イ短調BWV1041より)   
アンデシュ・ソルド:さらなるダンス
ヨン・バウエル・ブラス[フレドリク・ユングベリ(トランペット)、マグ
ヌス・ヨンソン(トランペット)、ペール・ヴィルヘルムソン(ホルン)、
クラース=ヘンリク・イェーフ(トロンボーン)、ユングヴェ・ヌードスト
レム(テューバ)]
ヨン・バウエル・ブラスはクラシック、ジャズ、民族音楽などさまざまな音楽
を背景に持つ、名手たちによって結成されたグループ。

IMCD083  \2180
フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732−1809):
ヴァイオリン協奏曲イ長調
ヴァイオリン協奏曲ハ長調
ヴァイオリン協奏曲ト長調
ヤン・スティグマー(ヴァイオリン)、
クリスティアンサンド室内管弦楽団

IMCD084  \2180
ヨハネス・ブラームス(1833−1897):ピアノ四重奏曲第3番ハ短調op.60
グンナル・ド・フルメリ(1908−1987):9人のための音楽op.75
ムジカ・モビレ、トゥーラ・トゥースルンド(トランペット)

IMCD089  \2180
セルゲイ・ラフマニノフ(1873−1943):楽興の時op.16
フランツ・シューベルト(1797−1828):楽興の時D780
ヴィクトール・リャブチコフ(ピアノ)
ビクトール・リャプチコフはモスクワ音楽院でタチアナ・ニコラーエワに師事
したロシアのピアニスト。






<SFZ Records>
SFZ1003  \2180
マッティン・Q・ラーション(1968−):「管楽器のための音楽」
イングリッシュ・ホルンとクラリネット六重奏のための協奏曲
サックスパーティ1.3
宇宙に関する事実の半分
リフィル
カカロルム
宇宙に関する事実の半分
ヴィルトゥオーゾ・ウィンド・オーケストラのための協奏曲
ブー・エリクソン(イングリッシュ・ホルン)、ストックホルム・ウィンド
・シンフォニーの団員、ストックホルム・サクソフォン四重奏団 ほか
スウェーデンの若手作曲家、マッティン・Q・ラーションは、ジャズ、民族音
楽、エレクトロ・アクースティック音楽、14世紀のイタリア音楽などさまざま
な音楽を背景に持ち、作曲活動を行っている。






<Phono Suecia>
PSCD141  \2180
シェシュティン・イェプソン(1948−):
不可能
エンブリオ
弦楽四重奏曲第2番
女性の歌
闇の天使
イングリッド・トビアソン(メゾ・ソプラノ)、
スウェーデン放送交響楽団、
マッツ・ロンデン(指揮)、
ターレ四重奏団 ほか

PSCD713  \2180
グンナル・ド・フルメリ(1908−1987):
田園組曲(フルートとピアノのための)
ピアノ三重奏曲第1番op.7
ピアノのための4つの練習曲op.28
ピアノ四重奏曲第1番ハ短調op.23
マッツ・ウィドルンド(ピアノ)、トビアス・カーロン(フルート)、
ウルリカ・ヤンソン(ヴァイオリン)、パスカル・シフェルト(ヴィオラ)、
ウルリカ・エドストレーム(チェロ)
グンナル・ド・フルメリはスウェーデンの作曲家、ピアニスト。アルフレッド
・コルトーらにピアノを学び、1945年にストックホルム音楽大学のピアノ教授
に就任。管弦楽、室内楽曲、協奏曲、器楽曲などさまざまな作品を発表し、い
ずれも高い評価を得た。特にピアノ作品に優れた作品が多い。






<Alice>
ALCD025  \2180
「おまえ(du)」
ヨリエン・ガッシレフスキ:詩《入り口の絵》
ヨリエン・ガッシレフスキ(ヴォーカル)、
トミー・ビョーク(パーカッション)、
ステーン・サンデル(オルガン)






<Bluebell>
ABCD093  \2180
「エミール・ショーグレン 第4巻」
エミール・ショーグレン(1853−1918):
《スウェーデン国王の歌》による7つの変奏曲
前奏曲とフーガ
チェロ・ソナタ イ長調
主題と変奏
ワルツ=カプリース
イングリッド・リンドグレン(ピアノ)、ウーラ・カールソン(チェロ)

ABCD094  \2180
「偉大なるスウェーデンの歌手たち」
ヴェルディ:歌劇《ドン・カルロ》より、《レクイエム》より
ニールセン:歌劇《仮面舞踏会》より、歌劇《サウルとダヴィデ》より
ワーグナー:歌劇《ローエングリン》より
ワーグナー:歌劇《ラインの黄金》より
チャイコフスキー:歌劇《スペードの女王》より
ムソルグスキー:歌劇《ボリス・ゴドノフ》より ほか
バーブルー・エーリクソン(アルト)、
エリーザベト・ゼーダーストレーム(ソプラノ)、
ヘルベルト・サンドベリ(指揮)ほか

ABCD3009  \2180
「お気に召すまま」
ショパン:ワルツop.64-2
アルベニス:タンゴop.165-2
グラナドス:アンダルーサ
ドビュッシー:月の光
ファリャ:火祭りの踊り
ガーシュウイン:2つのキーの即興曲
ドメニコ・スカルラッティ:ソナタ ほか全17曲
ダーグ・アカーツ(ピアノ)ほか






<Nytorp Musik>
NYTORP6  \2180
「四季の歌」
メンデルスゾーン:春の歌
グリーグ:春
レスピーギ:庭にて
コープランド:自然、それは優しい母
ケクラン:夏
フォーレ:秋
リスト:風はそよぐ
チャイコフスキー:冬の夕べ ほか全16曲
マレーナ・エルンマン(メゾ・ソプラノ)、
フランシスカ・スクーグ(ピアノ)






<Rosarium>
ROS002  \2180
「赤いバラ」
聖ビルギッタ(1303−1373)::赤いバラ
トマス・ダメット(c1389/1390−1436/37):天国の門
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098−1179):おお青々とした小枝よ
《聖母マリアの頌歌集》より<聖なるマリア> ほか
スコラ・ゴティア、リーセン・リュランデル(サクソフォン)、
アンデシュ・ユーミン(ダブルベース)
12世紀、ヴァーンヘム修道院教会で歌われた中世の聖歌と即興曲集。スコラ・
ゴティアは4人の女性で構成された声楽グループ。






<Sonor>
SONCD5002  \2180
ウーレ・クリスチャン・サラテル:
スカンディナヴィア組曲第1番、第2番、レーヴァンゲル組曲、スカンディナ
ヴィアの歌
テリエ・ミケルセン(指揮)、
ラトヴィア国立交響楽団 ほか






<Lunds Vokalensemble>
LVE-1  \2180
「そしてわが叫び、なんじに届け 」
パーセル/サンドストレーム:わが祈りを聞きたまえ、おお主よ
イェアシル:私の大好きな谷間
ネアゴー:ある日君は彼等のひとりに
スヴェインソン:2つの小さなマドリガル
ラウタヴァーラ:夏の夜
グスタフソン:こよなく美しい黄昏のとき
ヴェーリン:3つの中国の詩
ヴェーリン:4つの日本の詩
ホーヴラン:いつまでも、主よ
カールステット:ラクリモーザ
コック:通常ミサ
サンドストレーム:アニュス・デイ
インゲマル・モンソン(指揮)、ルンド・ヴォーカルアンサンブル
ルンド・ヴォーカルアンサンブルは1990年にホーカン・オルソンが創設した、
室内合唱団のクラスのメンバーをかかえるグループ。1995年からインゲマル・
モンソンが指揮者を務める。1998年デブレツェン(ハンガリー)のコンペティ
ションでグランプリ、1999年ヴァルナ(ブルガリア)ではヨーロッパ・グラン
プリを受賞。レパートリーは広く、特に現代ヨーロッパの音楽を得意とする。

LVE-2  \2180
「主よ顧みたまえ」
マルタン:ミサ曲(二重合唱のための)
ピッツェッティ:3つの合唱作品
プーランク:カンタータ《人間の顔》
インゲマル・モンソン(指揮)、ルンド・ヴォーカルアンサンブル

LVE-3  \2180
「地には平和を」
ヒッレルード:来たれ、エマヌエル
オーストリア民謡:マリアはイアバラの茂みを行く
ブリテン:聖母讃歌
マッキンタイヤー:アヴェ・マリア
エマニュルソン:アヴェ・マリア
グルーバー:きよしこの夜 ほか全15曲
インゲマル・モンソン(指揮)、ルンド・ヴォーカルアンサンブル
 
<FM 東京>
TFMC 0005  \2480
ステレオ
ブルックナー:交響曲第5番
朝比奈隆(指)大阪フィルハーモニー
録音:1973年7月24日東京文化会館/収録:FM東京
朝比奈のブルックナー演奏の中でももっとも有名な演奏の一つ。この演奏を生
で聴いた人々すべて人々が仰天し今日まで語りぐさとなったもの。宇野功芳氏
も著書の中で幻の大演奏と激賞したもので、ついにFM東京のオリジナルテープ
からこの伝説的演奏が日の目を見ました。ともかく壮年期の朝比奈(60代)の
乗りに乗った演奏、晩年には若干失われた緊張感の持続もバツグンで異常なボ
ルテージ。しかも大団円での金管大爆発、いやほんとに圧倒されます。朝比奈
のファンでなくともこの演奏には間違いなく打たれるはずと確信いたします。
音質は録音者の東条碩夫氏が監修。アルトゥスがリマスタリングをしており、
予想以上の良い音質です。





<TAHRA>
FURT 1088(2CD)  \4160
シューマン:交響曲第4番
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」、交響曲第7番-リハーサル
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
ルツェルン祝祭管弦楽団 
Y.メニューイン(Vn)
録音:1953年8月26日、1951年8月15日,ルツェルン 、1948年HMV録音
これは多くのフルトヴェングラー・ファンを喜ばせるリリース!1996年にフラ
ンスのフルトヴェングラー協会から突如発売された、1953年夏のルツェルン音
楽祭でのコンサート。これが燃えた演奏で、宇野功芳氏など熱烈なフルトヴェ
ングラー・ファンから高い評価を受けたもの。しかし協会盤は入手難、その後
いくつかCDが出まわったものの、一般市場に広まるCDはありませんでした。
しかしついにTAHRAが動いてくれました!これで一部の熱心なマニアの間だけ
で聞かれていた名演が多くの人に味わっていただけるようになりました。

TAH 520  \2080
チャイコフスキー:
「くるみ割り人形」組曲,幻想的序曲「ロメオとジュリエット」,
ウェーバー:「オベロン」序曲,
グラズノフ:「ステンカ・ラージン」
レオ・ボルヒャルト(指)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1934−35年 1945年
レオ・ボルヒャルトは1899年モスクワ生まれのドイツ人。第二次世界大戦中
はレジスタンス活動をし、ドイツが降服するとすぐさまベルリンフィルのコ
ンサートで復帰。その後の大きな活躍が期待されていた矢先、8月に米兵の誤
射によって死亡。僅か三ヶ月!!
そして何より惜しまれるのが、彼が大変に優れた指揮者であったこと。SP録
音の「くるみ割り人形」も伝統的ドイツの呼吸が豊かな快演、しかしそれ以
上に1945年の放送用録音が絶品。「ロメオとジュリエット」の見事な設計と
細部の甘さと悲痛さの見事な表現、「オベロン」の豊かさなどなど、これら
を聞けば、彼の後ベルリンフィルを次いだ二人の青年よりも遥かにボルヒャ
ルトが才能があったことがハッキリ分かります。実に惜しい!
なお、「ステンカ・ラージン」は,フルトヴェングラーの指揮として出まわ
っている音源と同一とのこと。フルトヴェングラーマニアは比較検討のため
にも必聴です。

TAH 508/9(2CD)  \4160
モーツァルト:
交響曲第40番 
アイネ・クライネ。ナハト・ムジーク 
交響曲第39番
シューベルト:交響曲第8(9)番
ブルーノ・ワルター(指)
ウィーンフィル1952年5月17日
ストックホルムフィル1950年9月8日
1952年5月17日にはムジークフェラインでフェリアー、パツァークとの「大地
の歌」とこの40番のコンサートが行われました。 (「大地の歌」はTAH.482
で既出。18日の40番はCBS−SONY。)
17日と18日の演奏そのものは大変よく似ていますが、聴衆の咳払いやワルター
の気合の入れ方が微妙に違っています。聴き比べも楽しいかも。いずれにしろ
ワルター十八番の40番をウィーンフィルで聴けるのですから、感謝、感謝。
音質は「大地の歌」なみの優秀さです。

TAH 518(2CD)  \4160
ヴァーツラフ・ターリヒの芸術 第2集
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界から」
チャイコフスキー:管弦楽組曲第4番 ト長調「モーツァルティアーナ」
バッハ:管弦楽組曲第3番
モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲
交響曲第33番
ヴァーツラフ・ターリヒ(指)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団,
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1941年 1950年
チェコフィル黄金時代の大指揮者、ターリヒも今だ人気の根強い人。とりわ
け彼の指揮した「新世界」交響曲は、この曲のあらゆる演奏の一つの規範と
なる希代の名演。民族色と近代交響楽が理想的に融合したもの。彼はこの曲
を3回録音していますが、これがその第1回目。1941年の録音ながら演奏は全
く古びていないどころか、びっくりするほど新鮮なくらい!有名な第2楽章に
しても、ムード調のセンチメンタルな演奏とはまるで雰囲気の違う気品の高
さで、「新世界」が通俗名曲という誤解を完全に解き放つもの。これぞ本家
の格式!他は珍しくスロヴァキアフィルとの共演。

TAH 487  \2080
ステレオ
ヴェロニカ・ヨッフムの芸術第2集
モーツァルト:ピアノ協奏曲第6番K238
シューマン:ピアノ協奏曲
ヴェロニカ・ヨッフム(P)
マルティン・トゥルノフスキ(指)バイエルン放送交響楽団
オイゲン・ヨッフム(指)フランス国立管弦楽団
録音:1969年10月、ミュンヘン,1982年5月、パリ
いつの世も仲の善い父娘というのは微笑ましいものです。写真を見る限り、
かなり父似。肝心のヴェロニカのピアノは、細やかな神経の行き届いたもの
で、七光りと言わせないだけの実力の持ち主です。うれしいことにどちらも
ステレオ録音。
昨年ご案内いたしましたが入荷しなかったものです。再度ご注文下さい。

FURT 1084(4CD)  \8320
ブルックナー:交響曲第8番ハ短調
メンデルスゾーン:フィンガルの洞窟
モーツァルト:セレナード13番「アイネ・クライネ・ナハトムジーク
シュトラウス:皇帝円舞曲
ベートーヴェン:交響曲第4番
ベートーヴェン:交響曲第7番
ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第3番
スメタナ:「モルダウ」
ハイドン:交響曲第88番
ベートーヴェン:「コリオラン」序曲
シューマン:交響曲第1番「春」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1944年10月、放送録音 1949年2月、セッション 
1949年4月、セッション 1950年1月、セッション 1950年、ライブ 
1951年1月、セッション 1951年10月、ライブ 1951年10月、ライブ
フルトヴェングラーとウィーンPOといえば天下の黄金コンビ。その録音を
TAHRAが4枚に盛り込んでくれました。特に初出音源はありませんが、特にEMI
系音源がどういう音質になっているか、比較するだけでも明日からすぐ役に
立つ知識となることでしょう。






<Altus>
●アルトゥス、ORF(オーストリア放送協会)そしてウィーン・フィルと契約!
ALT 070  \2480
モノラル
正規盤
初出
シューベルト:交響曲第5番変ロ長調D.485
ブラームス:交響曲第4番ホ短調Op.98
カール・シューリヒト(指)ウィーン・フィル
録音:1965年4月24日ムジークフェライン大ホール
音源提供:ORF

ALT 071  \2480
モノラル
正規盤
初出
ブルックナー:交響曲第3番ニ短調(1889年)
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)ウィーン・フィル
録音:1960年2月14日ムジークフェライン大ホール
音源提供:ORF
ついにアルトゥスが日本の独立レーベルとして初のウィーン・フィルそしてO
RFと直接契約。今後ムジークフェラインザールの体系的なライヴシリーズとし
て始まります。第1弾はすごいラインアップでクナ、シューリヒトは初出。
すごい演奏です。伝説的名演として知られるクレンペラーは大変な音響アッ
プ!改めて偉大な演奏に感動。音響も全てすばらしく、良好です。






<Relief>
CR 991067(3CD)  \4950
チャイコフスキー:「スペードの女王」
ドミトリー・フヴォロストフスキー(ホロストフスキー)(エレツキー公爵)
イリーナ・アルヒポーワ(伯爵夫人),
ヴィターリ・タラシチェンコ(ゲルマン),他
ウラディミール・フェドセーエフ(指)
モスクワ放送交響楽団,
ユルロフ記念国立アカデミー・ロシア共和国合唱団,他
録音:1989年12月25日,モスクワ
大好評のReliefのフェドセイエフ・エディション、最新刊です!
チャイコフスキーの傑作オペラ「スペードの女王」、1989年のクリスマスの
モスクワ音楽院での演奏会形式上演のライブ録音です。これは今から10年ほ
ど前、A&Eというソ連と合衆国の合弁会社が録音し、国内盤も発売されたこと
があルのですが、ソヴィエト連邦解体の荒波に巻き込まれあっという間に廃
盤、長いこと復活が望まれていたものでした。まだ西側にはあまり知られて
いなかった頃のフヴォロストフスキーの貴重な記録でもあります。もちろん
フェドセエフは絶妙!モスクワ放送交響楽団の機能を最大限引き出す知的な
コントロールを与えつつ、音楽は力強く熱っぽい!近年人気が高く録音も多
いこの作品、しかしこれを聞かねば真価はまだまだ!

●オペラのヒストリカル録音シリーズ
CR 1903(2CD)  \3300
ドヴォルザーク:「ルサルカ」(ドイツ語)
エルフリーデ・トロチェル(ルサルカ),
ヘルムート・シンドラー(王子),
ゴットロープ・フリック(水の精),他
ヨゼフ・カイルベルト(指)
シュターツカペレ・ドレスデン,ドレスデン国立歌劇場合唱団
録音:1948年12月,ドレスデン
日本にもおなじみのドイツの大指揮者、ヨゼフ・カイルベルトは、テレフン
ケン時代に「新世界」の名演を残していたようにドヴォルザークとも相性バ
ッチリ。そのカイルベルトがドレスデン時代に「ルサルカ」の録音を残して
いたとはしらなんだ。ドイツ流のガッシリした中に爽やかなロマン色が香る
優れもので、時々響きがブルックナーっぽいところがまた魅力。ツボの決め
方も実に巧く、さすが数年後にはバイロイト音楽祭の牽引者になる人だけの
ことはあります。
ドイツの放送局自慢のテープ録音をディスクに切ったものからの復刻のよう
です。ディスクの保存が良かったのか、時々ボコッとしたノイズが入る程度
で年代としては驚異的に良。

CR 1902(3CD)  \4950
オッフェンバック:「ホフマン物語」(ドイツ語)
ルドルフ・ショック(ホフマン),ヴィルマ・リップ(オランピア),
マルタ・メードル(ジュリエッタ),
エルフリーデ・トロチェル(アントーニア),他
オイゲン・シェンカール(指)
ケルン放送管弦楽団,合唱団
録音:1950年9−10月,ケルン
翌年からバイロイトで破竹の活躍をするマルタ・メードル、1940年代後半か
ら50年代にかけてのウィーンの代表的な“夜の女王コロラトゥーラ”のヴィ
ルマ・リップ、甘さと力強さで人気沸騰のルドルフ・ショックと役者の揃っ
た「ホフマン物語」。

CR 1904(2CD)  \3300
ロルツィング:「ウンディーネ」
トゥルーデ・アイッペルレ(ウンディーネ),
クリスタ・ルートヴィヒ(ベルタルダ),
カール・フリードリヒ(騎士フーゴ),
フェルディナント・フランツ(キューレボルン)
カール=アレクサンダー・ヘフナー(指)
フランクフルト放送交響楽団,合唱団
録音:1951年,フランクフルト
ドイツでは知られているロルツィングの名作。若き日のクリスタ・ルート
ヴィヒが出演しています。






<naive>
E 8889(5CD→2CD価格)  \4160
モーツァルト:弦楽四重奏曲集
第14番ト長調K.387
第15番ニ短調K.421(417b)
第16番変ホ長調K.428
第17番変ロ長調「狩」K.458
第18番イ長調K.464
第19番ハ長調「不協和音」K.465
第20番ニ長調「ホフマイスター」K.499
第21番ニ長調K.575
第22番変ロ長調K.589
第23番ヘ長調K.590
モザイク弦楽四重奏団
E.8843,E.8844,E.8845,E.8834,E.8859をまとめたもの。ピリオド楽器系
四重奏団の代表的存在、モザイクカルテットのモーツァルトというだけでも
ありがたや!交響曲やオペラではピリオド楽器が当たり前の昨今でも、弦楽
四重奏曲ではピリオド楽器を用いた団体はまだまだ少数。

OP 30389(5CD→2CD価格)  \4160
CD1 ボッケリーニ:弦楽三重奏曲集Op.47(6曲)
CD2 ジェミニアーニ:合奏協奏曲集OP.3(6曲)
CD3 ロカテッリ:合奏協奏曲集(4曲),フルート・ソナタ
CD4 タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタ集(5曲)
CD5 「創意と狂想」-17世紀イタリアのヴァイオリン音楽(ヴィターリ,
ファルコニエーリ,ウチェッリーニ,レグレンツィらの作品)
ファビオ・ビオンディ(Vn) エウローパ・ガランテ
リナルド・アレッサンドリーニ(Cemb) トリオ・エウローパ・ガランテ
OP.419105,OP.30172,OP.30104,OP.599205,OP.30186をまとめたもの。
マイナーレーベルでブレイクしたアーティストがメジャーに移るとつまらな
くなるというのはよくある話で、ビオンディもそのキライがあります。ヴィ
ヴァルディの「四季」で大爆発したころのビオンディの音楽は、それまでバ
ロック音楽のカタッ苦しさをイタリア野郎のラテンのりで次々打ち破るとい
う荒武者ぶりで、触ると火傷しそうな熱い噴出がメッポウ面白かったもので
す。ここでの5枚もうっかりすると放射熱でキツネ色にコンガリしてしまいそ
うです。

ES 9986(5CD→2CD価格)  \4160
ジョルディ・サヴァール集
CD1 パーセル:ヴィオル合奏のためのファンタジア全集
CD2 ダウランド:「ラクリメまたは7つの涙」
CD3 ロック:4声のコンソート集(組曲第1番-第6番)
CD4 ヒューム:「音楽の諧謔」より
CD5 タイ:「神を讃えよ」-ヴァイオル・コンソートによる器楽合奏曲集全集
ジョルディ・サヴァール(指,Gamba),エスペリオンXX,他
それぞれES.9922,ES.9949,ES.9921,ES.9919,ES.9939として単発されてい
るもの。今や古楽界の大御所サヴァールの質の高い録音ばかり。

E 8891(5CD→2CD価格)  \4160
CD1 
バッハ:
合奏協奏曲イ短調BWV1044,
ハープシコード協奏曲第1番ニ短調BWV1052,
同第3番ニ長調BWV1054,
平均律クラヴィーア曲集第1巻より〔前奏曲とフーガ へ長調BWV880, 
同ロ長調BWV892〕
CD2 ブル:クラヴィア曲集「ブル博士のお休みなさい」
CD3 フレスコバルディ:パルティータとトッカータ集
CD4 D.スカルラッティ:チェンバロ・ソナタ集
CD5 テレマン:    「種々な楽器のための練習曲」より
ピエール・アンタイ(指,Cemb)ル・コンセール・フランセ
E.8837,E.8838,E.8839,E.8836,E.8554をまとめたもの。粗悪な出来映え
のチェンバロ演奏で耳が傷ついてしまった時にはこれが最適のリカヴァリー
となるでしょう。

OP 30388(5CD→2CD価格)  \4160
CD1 ベートーヴェン:ディアベリ変奏曲
CD2&3 
シューベルト:
ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D960,第18番ト長調「幻想」D894
CD4 ショパン:ピアノ・ソナタ第2番,12の練習曲Op.25
CD5 
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第8番変ロ長調Op.84,
スクリャービン:
ピアノ・ソナタ第3番嬰ヘ短調Op.23, 同第9番ヘ長調「黒ミサ」Op.68,
ラフマニノフ:前奏曲第10番ニ長調Op.23−4
グリゴリー・ソコロフ(P)
それぞれOP.429106,OP.30148,OP.30289,OP.409104。





<ZIG-ZAG Territoires>
ZZT 030802(2CD)  \4360
ハイドン:
エルディーディ弦楽四重奏曲Op76(ト長調Hob.III−75、ニ短調「五度」
Hob.III−76、ハ長調「皇帝」Hob.III−77、変ロ長調「日の出」Hob.III−78、
ニ長調「ラルゴ」Hob.III−79、変ホ長調Hob.III−80)
ウェーベルン:弦楽四重奏のための6つのバガテルOp9
エリゼ四重奏団[クリストフ・ジョヴァニネッティ(Vn)、マルク・ヴィエ
イユフォン(Vn)、ディミトリー・フレプトセヴィッチ(Va)、イーゴル・
キリチェンコ(Vc)]
録音:2002年1月14−18日、2月18−22日、3月4−8日
ノルマンディー地方オルヌ県アランソン市オーディトリアム
弦楽四重奏曲を確立したハイドンとその最終局面に位置するウェーベルンの
作品を組み合わせたこの録音で、演奏者たちは意識的に、ハイドンの四重奏
曲を挟む形で、ウェーベルンのバガテルを配し、弦楽四重奏という演奏形態
がたどった変遷を実感できるように仕向けています。
イザイ・クァルテットで活躍したジョヴァニネッティによって1995年に組ま
れたエリゼ四重奏団は、1音1音の美しさが非常に印象的な団体。その確かな
技術と、メンバー各々の音楽性の深さが心に響きます。

ZZT 030702  \2180
メンデルスゾーン:
弦楽四重奏曲第6番ヘ短調Op88、同第3番ニ長調Op44−1
プソフォス四重奏団
[田中綾子(Vn)、ブルーエン・ル・メートル(Vn)、セシル・グラッシ
(Va)、イングリッド・ショーンロブ(Vc)]
録音:2003年5月26−30日パリ11区、ボン・セクール教会
メンデルスゾーンの作品群の中でも、姉ファニーへのレクイエムの意味合い
で書かれ、その内面的な深さと情熱的な表現で格別の位置を占める作品80と、
メンデルスゾーンらしい若々しさと勢いがあふれる作品44−1の組合せ。
伝統あるエヴィアン国際コンクールを引き継ぐ、2001年の第4回ボルドー国際
コンクールにおいて全7賞のうち5つを独占するという快挙を成し遂げたプソ
フォス四重奏団は、メンバーたちによって、リヨン高等音楽院在学中に結成
され、イザイ・クヮルテットやワルター・レヴィン氏(ラサール・クワルテ
ット)などに師事し研鑚を積んできた、受賞当時、設立4年の若い団体。その
高い技術とアンサンブルに裏づけされた音楽性は作品の深みを適切に表現す
る事に成功しています。
第1ヴァイオリンを務める田中綾子はティボール・ヴァルガ・アカデミーで
ヴァルガ氏に師事した後、リヨン国立高等音楽院に首席で入学し、首席で卒
業した逸材。他の3人もリヨンのほか、パリ、ケルン、ニースの音楽院で首席
を取ったり、青少年グスタフ・マーラー管弦楽団で活躍したりという、優れ
た経歴の持ち主。

ZZT 030701  \2180
「トリオ・ソナタ集」
C.P.E.バッハ:
ソナタ イ長調、
2挺のヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ハ短調「多血質と憂鬱質」
W161a(H579)(1749)、
ソナタ イ短調、
ソナタ ハ長調W147(1731/47)
レ・ニエス・ド・ラモー[フロランス・マルゴワール(Vn)、アリス・ピエ
ロ(Vn)、マリアンヌ・ミュレ(Gamb)、アリーヌ・ジルベライク(Cemb)]
録音:2002年10月21−25日パリ11区、ボン・セクール教会
後期バロックから古典派様式へと移り変わる室内楽作品において、C.P.E.バッ
ハは、クラヴィーア・パートに主導的ないし協奏的な役割を持たせたことを
除いて、保守的な側面を強く示していました。他の分野では数多く用いてい
た多感様式も室内楽では少なく、「多血質と憂鬱質」は、その数少ない例の
1つです。中堅として活躍する、実力派の女流演奏者たちが集まったレ・ニ
エス・ド・ラモーは、これらの作品が持つ保守性を肯定的に捕らえ、その美
点を十全に引き出すことに成功しています。





<aeon>
AECD 0317  \2180
シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ(ソナティーナ)集
ソナタ ニ長調 D.384,
ソナタ イ短調 D.385,
ソナタ ト短調 D.408
デイヴィッド・グリマール(Vn),ヴァレリー・アファナシエフ(P)
録音:2003年4月
シューベルトのヴァイオリンとピアノのソナティーナはいずれも1816年、シュ
ーベルトが19歳の時の作品。前年に野バラや魔王、翌年には鱒に死と乙女と、
シューベルトが波に乗っていた時期の作品だけに、名前と裏腹に実に充実した
内容の作品です。なぜこんないい曲があまり知られていないのやら。
そんな隠れた名作に大注目の新録音。デヴィッド・ グリマルのピンと張った
ヴァイオリンの音色を伴奏するのはなんとヴァレリー・アファナシエフ!顔は
ゴツイがこの人のピアノはさすがに説得力大!
作品の再評価を促すに十分足る出来映えです。

AECD 0314  \2180
ショーソン:愛と海の詩,
ラヴェル:シェーラザード,
デュパルク:旅へのいざない、悲しい歌、フィディレ
フェリシティ・ロット(Sp) 
アルマン・ジョルダン(指)スイスロマンド管
録音:2001−02年,ジュネーヴ
独特の憂いの染みた歌で末期ロマン派の音楽に抜群の適性を持つ名歌手、フェ
リシティ・ロット。かのカルロス・クライバーが「バラの騎士」の元帥夫人役
として彼女に絶大な信頼を置いていたことは言うまでもないでしょう。ここで
もショーソンのワグネリアン的傑作、「愛と海の詩」が,海風に火照る体温の
ような極まり。デュパルクの甘美もこれ以上はあり得ない。加えてジョルダン
の指揮が、最近じゃドイツ人でも出せないような旨汁たっぷりというもの。

AECD 0315  \2180
ブルーノ・マントヴァーニ:作品集
第3ラウンド,熟慮の末の死,荒れ狂い
アンサンブルTM
シルヴィア・マリーニ=ヴァディモヴァ(Ms),他
ブルーノ・マントヴァーニは1974年生まれの若い作曲家。第3ラウンドはサキソ
フォーン、熟慮の末の死はメッゾソプラノが加わります。





<Harmonia mundi>
HMC 801799 (SACD Hybrid) \2280
マルチチャンネル
「ラ・スパーニャ-32のコントラプンクト」
コンスタンツォ・フェスタ:コントラプンクト第46番、同第41番、同第105番、
同第101番、同第88番、同第76番、同第124番、同第81番、同第60番、同第77番、
同第122番、同第25番、同第118番、同第47番、同第35番、同第40番、同第8番、
同第14番、同第108番、同第9番、同第85番、同第37番、同第70番、同第125番、
同第71番、同第117番、同第28番、同第104番、同第58番、同第121番、
同第123番、同第34番
(以上、「ラ・スパーニャ」の旋律による125のコントラプンクトより)
パウル・ファン・ネーヴェル(指)、
ウエルガス・アンサンブル
録音:DSD録音2002年6月ベルギー、フラームス・ブラバント州オプウェイク、
聖フィンセントゥス修道院
[この録音はハイブリッドSACDのみのリリースとなります。御注意ください]
ジャヌカン、モラレスらと同時代に生きたフェスタ(c.1490−1545)は、ジョ
スカン・デ・プレとパレストリーナの間にあって、イタリア音楽隆盛の基礎を
築いた最も重要なイタリア人作曲家。「ラ・スパーニャ」の旋律による125の
コントラプンクトは、彼の代表作であるとともに、15−17世紀に広く用いられ
た「ラ・スパーニャ」の定旋律による作品の中でも代表的なものです。
ネーヴェル率いるウエルガス・アンサンブルは、この写本としてのみ残ってい
る125曲の中から、特に個性が強い32曲を選び出し、その個性を際立たせる演奏
をしています。

HMC 801815(SACD Hybrid) \2280
DSD
W.A.モーツァルト:ピアノ作品集
組曲 ハ長調 K.399(385i)
ジーグ(小さなジーグ) ト長調 K.574
ソナタ第4番 変ホ長調 K.282
グルックの歌劇『メッカの巡礼』の「われら愚かな民の思うは」による10の変
奏曲 ト長調 K.455
幻想曲 ハ短調 K.475
ソナタ第14番 ハ短調 K.457
アンドレアス・シュタイアー(ピアノフォルテ)
今度はシュタイアーがムンディに登場。モーツァルトとビビビと通じ合ってる
かのような、まさに鬼演です。幻想曲やハ短調ソナタが物凄いのはもちろんの
こと、組曲も天才の極み。音の間に間に雷に打たれたような戦慄が身体の中を
かけぬけます。いやはや鬼才シュタイアー、おそるべき本領発揮のモーツァル
トです。

HMC 901802  \2080
L.v.ベートーヴェン:オラトリオ「オリーブ山上のキリスト」op.85
ルバ・オルゴナソヴァ(ソプラノ)、プラシド・ドミンゴ(テノール)、
アンドレアス・シュミット(バリトン)
ケント・ナガノ(指)
ベルリン・ドイツ交響楽団、ベルリン放送合唱団
 「オリーブ山上のキリスト」は、イエスが十字架にかけられる前にオリーブ山
(ゲッセマネの丘)に登って苦悩を語る場面が歌われています。台本は当時人
気のフーバー。最後の晩餐のあと、イエスは弟子とともにオリーブ山に登って
神に祈りを捧げます。イエスはそこで兵士たちに捕えられ、十字架に架けられ
ることになります。このオラトリオは山上で祈るイエスと、追ってきた兵士た
ちが彼を捕える場面を描いています。独唱者はテノールがイエス、ソプラノが
天使セラフィム、バスが弟子のペテロの役です。
ケント・ナガノの手堅い指揮っぷりは見事の一言です。






<DOREMI>
DHR 7815  \1880
※以前ご案内済みの商品ですが、初回分の不良が改善されましたので
再度ご案内いたします。
「ギレリス第7集 / ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番」
ラフマニノフ:
ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30
ピアノ協奏曲第4番ト短調Op.40より第2 & 3楽章
ひな菊Op.38−3
音の絵 ハ短調Op.39−1
音の絵 変ホ短調Op.39−5
前奏曲ト短調Op.23−5
エミール・ギレリス(P)
コンドラシン(指)モスクワ・フィル
録音:1949年 1951年1月23日モスクワ・ライヴ
1945年 1940年 1949年 1937年
ギレリスが30代前半、気力とテクニックとが共に全盛期のライヴ。「鋼鉄のタ
ッチ」の伝説どおり物凄い演奏です。とにかく曲目が最高。ラフマニノフ3番
こそ持ち味を如何なく発揮できる、まさにギレリスのためにあるような作品。
ファンの渇望をよそに録音は少なく、現在入手可能なクリュイタンス盤(55年
テスタメント復刻)が目立つカットや燃焼度の低さで不満の残るものでしたか
ら、真に得難いリリースといえます。また4番も全曲でないのが惜しまれます
が、過去に録音が全く無かったレパートリー。ギレリスで聴くと、3番には人
気で及ばない曲がかくも魅力的に響き出すから不思議です。しかもバックがコ
ンドラシン率いる本場ロシアのオケとくれば、白熱の度合いを加速させるのも
当然。半世紀以上を経て古さのかけらも感じさせない圧倒的な内容です。






<Supraphon>
SU 3709  \1650
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲イ短調
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
パヴェル・シュポルツル(Vn)
ヴラディミル・アシュケナージ
イジー・ビエロフラーヴェク(指)
チェコ・フィル
大先輩スークを思わせる美しく官能的な音色。「弦の国」チェコ、スプラフォ
ンが送り出す大型ヴァイオリニスト、シュポルツルの最新録音は名曲チャイコ
フスキーと母国ドヴォルザークのベスト・カップリング。ともにライヴ。切れ
味鋭く、ぐいぐいと音楽を引っ張るヴァイオリンにアシュケナージのオケも触
発されて実にスリリング。これはヴァイオリン好きにはこたえられないアルバ
ムといえます。

SU 3631  \1650
マルティヌー:交響曲第3番,第4番
イルジー・ビエロフラーヴェク (指)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
激動の時代を生きたマルティヌーは最近再評価が著しく活発です。交響曲第3番
と第4番は1944/45年の作品で、アメリカに亡命していた時代のもの。

SU 3752  \1650
カプラーロヴァー:歌曲集
2つの歌op.4,灰の輝きop.5,ひざから転げたりんごop.10,永遠にop.12,
別れとハンカチop.14,遥か彼方への歌op.22,他
ダナ・ブレソヴァ(S),ティモシー・チーク(P),他
ヴィーチェスラヴァ・カプラーロヴァー(1915-1940)はブルノ出身の女性作曲
家。若くして才能を認められ、パリに留学するも、第二次世界大戦が勃発し疎
開先で僅か25歳で病没しています。長命していたら戦後楽壇で華やかに活動し
たことは間違い無いでしょう。彼女の作品に入れこんだアメリカ人ピアニスト、
チークの尽力によってこのアルバムが完成。プラハ国立歌劇場で活躍するブレ
ソヴァのソプラノも聞きもの。

SU 3750  \1350
アントニーン・レイハ:36のフーガ(抜粋)
ミラン・ランガー(P)
プラハ生まれでケルンで活躍し、パリで没した国際人なおかげで、アントン・
ライヒャともアントワーヌ・ライヒャともいわれるアントニーン・レイハ
(1770-1836)。ベートーヴェンと同時代人で友人でもあり、管楽合奏曲には多
大な影響を与えたと言われる人物ですが、ピアノ作品にも共通性は大です。
面白いのはいくつかの曲がモーツァルトやバッハのテーマを利用していること。
いきなり「ハフナー」の主題がフーガにされててビックリします。

SU 3763  \1350
チレア:「アドリアーナ・ルクヴルール」,
ベッリーニ:「ノルマ」,
プッチーニ:「エドガー」,「トゥーランドット」,「マノン・レスコー」,
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」,
ヴェルディ:「運命の力」,「ドン・カルロ」からのアリア
エヴァ・ウルバノヴァー(S),
オンドレイ・レナールド(指)プラハ・国立歌劇場管弦楽団
国際的に活躍するチェコの歌姫、ウルバノヴァーのイタリアオペラのアリア集。

SU 3748  \1350
クロンマー=クラマーシュ:
クラリネット協奏曲,2つのクラリネットのための協奏曲
ヴラスチミル・マレシュ(cl),イルジ・ホラヴァーチュ(cl),
リボール・ペシェク(指)プラハ室内管弦楽団
フランチシェク・ヴィンツェンツ・クロンマー=クラマーシュとやたら長い名
前のこの人物、1759年生まれで1831年没。モラヴィア生まれですが、ウィーン
でヴァイオリンの教師としても名高い人です。モーツァルトの同時代人のクラ
リネット協奏曲というわけです。

SU 7005(DVD-Video)  \4680
「ヤルミラ・ノヴォトナ、メトロポリタン歌劇場のスター」
1930年代はウィーンで,40年代はメトで活躍した往年の大スター、ヤルミラ・
ノヴォトナ(1907-1994)のドキュメンタリー映像を収録したもの。






<HUNGAROTON>
HCD 32148  \1980
エルネー・ドホナーニ:
ピアノ四重奏曲嬰へ短調,結婚行進曲,ピアノ五重奏曲ハ短調Op.1
イシュトヴァーン・カッシャイ(P) アウアー四重奏団
録音:2003年8月27−31日フンガロトン・スタジオ
ブラームス以後の最も重要な「室内楽の大家」ドホナーニを知るのにうって
つけの一枚。四重奏はアレグロ・モデラートの重厚な開始から、独ロマン派
の流れに連なることを明確に告げて、とても14歳の作とは思えない音楽。続
くスケルツォ、内省的なアダージョ、閉めのハンガリー舞曲スタイルによる
ロンドまで、構成もブラームスの第1番そっくり。結婚行進曲は、カタログ上
バレエ「ピエレッテのヴェール」からの編曲となっていますが実際にはフル
スコアに存在しない謎の珍曲です。どちらも未出版の自筆譜による世界初録
音。ほかに、ピアニスト・作曲家としての出世作である五重奏も収録。

HCD 32208  \1980
ライヒ:18人の音楽家のための音楽
アマディンダ・パーカッション・グループと音楽家たち
録音:1990年5月18日ブダペスト、リスト音楽院コンサートホール・ライヴ
4人組の打楽器集団アマディンダがメンバーを大幅に増強したアルバムは、あ
まりの出来栄えにふだんライヴ録音には無関心の作曲者が例外的に大絶賛し
た価値あるもの。CD化にあたりライヒ自身が解説を書き下ろしています。

HCD 32177  \1980
ミクローシュ・チェミツキー(b.1954):
ミサ曲ハ調モテット集
マールタ・シルファイ、モーニカ・ランゲルマン(S)
ハンガリー放送合唱団、ペーテル・エルデイ(指)
コチャールと並んで、合唱愛好者の間で人気が拡がりつつあるチェミツキー
の最新録音。

HCD 32213  \1980
「ユリア・ハマリ(Ms)/ オペラ・アリア名唱集」
オルフェオとエウリディーチェ(グルック)、フィガロの結婚、
コジ・ファン・トゥッテ、ティトーの慈悲(モーツァルト)、
セヴィリャの理髪師、チェネレントーラ、モーゼ(ロッシーニ)、
ラ・ファヴォリータ(ドニゼッティ)、ドン・サンシュ(リスト)
ハンガリー屈指の名花ユリア・ハマリは1942年生まれ。ザルツブルク音楽祭
でカラヤンに抜擢されたのをはじめ、スカラ座、コヴェントガーデン、ウィ
ーンと名立たるオペラハウスに登場し、日本のファンを大いに魅了しました。

HCD 32229  \1980
プロコフィエフ:ピーターと狼
ラヴェル:マ・メール・ロワ
サン=サーンス:動物の謝肉祭
エルマ・ブッラ(ハンガリー語朗読)
ヤーノシュ・フェレンチク、アンドラーシュ・コーロディ(指)
ブダペスト・フィル、ハンガリー国立管

HCD 32260  \1980
「葬送音楽集」
バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、ショパン、リスト、
フェレンツ・エルケル、グリーグ、フォーレ、ラヴェルの作品

HCD 31884/91  8枚組  \11880
「バルトーク:作品全集-管弦楽作品」
交響詩「コシュート」/ 2つの肖像 / 2つの映像 / 4つの小品 / 組曲第1番&
第2番 / 「中国の不思議な役人」組曲 / 「木製の王子」組曲 / ルーマニア舞
曲 / ルーマニア民俗舞曲集 / トランシルヴァニア舞曲集 / ハンガリーのスケ
ッチ / ハンガリー農民の歌 / 管弦楽のための協奏曲 / 弦楽のためのディヴェ
ルティメント / 交響曲変ホ長調よりスケルツォ / 舞踊組曲 / 弦楽器、打楽器
とチェレスタのための音楽 / 2台のピアノと打楽器、管弦楽のための協奏曲 /
 ピアノ協奏曲第1番、第2番 & 第3番 / ピアノと管弦楽のための狂詩曲 / スケ
ルツォ(ブルレスク)/ 狂詩曲第1番&第2番 / ヴァイオリン協奏曲第1番&第2番
 / ヴィオラ協奏曲
E.トゥサ、D.バルトーク=パーストリ、Z.コチシュ、D.ラーンキ(P)M.スーチ、
D.コヴァーチ(Vn) G.ネーメト(Va)
J.フェレンチク、A.ドラティ、J.シャーンドル、G.レヘル、M.エルデーイ(指)
ブダペスト響、ブダペスト・フィル、ハンガリー国立管ほか

HCD 31892/97  6枚組  \7920
「バルトーク:作品全集-室内楽作品」
アンダンテ / ヴァイオリンとピアノのための狂詩曲第1番&第2番 / チェロとピ
アノのための狂詩曲第1番 / ハンガリー民謡集 / ヴァイオリン・ソナタ第1番
&第2番 / 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ / 44の二重奏曲 / 2台ピアノと打楽器
のためのソナタ / ピアノ五重奏曲 / 弦楽四重奏曲第1番−第6番 /
コントラスツ
G.パウク、Z.セーケイ、M.スーチ、V.サバディ、G.クレーメル、D.コヴァーチ、
M.セントヘイ(Vn)
P.フランクル、I.ムーア、E.トゥサ、D.ラーンキ、M.グヤーシュ、
Z.コチシュ(P)
L.メゼー(Vc)
F.ペツ、J.マルトン(Perc.)
K.ベルケシュ(Cl)
タートライ四重奏団ほか

HCD 31898/905  8枚組  \11880
「バルトーク:作品全集-ピアノ作品」
4つの小品 / 狂詩曲 / チーク県の3つのハンガリー民謡 / 14のバガテル / 10
のやさしい小品 / 2つのエレジー / こどものために / 2つのルーマニア舞曲
/ 7つのスケッチ / 4つの哀歌 / 3つのブルレスク / アレグロ・バルバロ /
初心者のためのピアノ曲 / ソナチネ / ルーマニア民俗舞曲集 / ルーマニア
・クリスマス・キャロル集 / 組曲 / 3つのハンガリー民謡 / 15のハンガリー
農民の歌 / 練習曲 / ハンガリー農民の歌による8つの即興曲 / 舞踊組曲 /
ソナタ / 戸外にて / 9つの小品 / スロヴァキア民謡の旋律による3つのロン
ド / 小組曲 / ミクロコスモス(全6巻)/ 2台ピアノのためのミクロコスモス
からの7つの小品 / 2台ピアノのための組曲
G.ガボシュ、K.ゼンプレーニ、L.スーチ、D.ラーンキ、E.トゥサ、
D.バルトーク=パーストリ、M.コメンショリ(P)

HCD 31906/08  3枚組  \5940
「バルトーク:作品全集-声楽作品」
10のハンガリー民謡集Sz.33 / ハンガリー民謡集Sz.33a / 8つのハンガリー民
謡集Sz.64 / 20のハンガリー民謡集Sz.92 / ハンガリー民謡「デブレツェンに
は川がある」Sz.109 / 5つの歌曲Sz.61 / E.アディの詩による5つの歌曲Sz.63
 / ミクロコスモスより5つの歌曲 / 村の情景Sz.78 / スロヴァキア民謡集Sz.69
 / 4つのスロヴァキア民謡Sz.70 / ハンガリー民謡集Sz.93 / 4つの古いハン
ガリー民謡Sz.50 / セーケイの歌Sz.99 / 過ぎし時よりSz.104 / 27の2声また
は3声の合唱曲Sz.103
E.コヴァーチ、T.チャイボーク、E.シクライ、E.テレク(S)
ハンガリー軍男声合唱団、スロヴァキア・フィルハーモニック合唱団
ジェール少女合唱団
A.フェレギ、L.スーチ、I.ラントシュ、I.ハイドゥーほか(P)
Z.ヴァーシャールへリ、M.サボー(指)

HCD 31883  \1980
「バルトーク:作品全集-管弦楽伴奏声楽作品」
カンタータ・プロファーナ(魔法にかけられた9匹の雄鹿)/ 3つの村の情景 /
7つのオーケストラ伴奏つき合唱曲 / 5つのハンガリー民謡 / 5つの歌曲(コダ
ーイ管弦楽編曲版)
J.レーティ、A.ファラゴー(Br) L.ファラゴー、
A.アーダーム(S) J.ハマリ(Ms)
ブダペスト合唱団、ジェール少女合唱団、
フェレンツ・リスト音楽院室内合唱団
J.フェレンチク、A.ドラティ、A.コーロディ、J.コヴァーチ(指)
ブダペスト響、ブダペスト室内アンサンブル、ハンガリー国立管

HCD 31881/82  2枚組 \3960
ステレオ
「バルトーク:作品全集-舞台作品」
オペラ「青ひげ公の城」/ バレエ「木製の王子」/ パントマイム「中国の不思
議な役人」
G.メリシュ(Br) K.カサ(S)
ハンガリー放送合唱団、ハンガリー国立歌劇場合唱団
ブダペスト・フィル
J.フェレンチク、A.コーロディ、J.シャーンドル(指)
未だお持ちでない方に耳よりなお知らせ!2000年初発売以来のロングセラー、
CD全29枚組のバルトーク大全集(HCD.41002)。たいへん便利な分売セットでグ
ッと身近になります。お好きなジャンルだけを聴くも良し、順に買い揃えてゆ
くのも良し。なお、全集ボックス中最後の一枚、最初期作品を収める「秘曲集」
だけは先にリリース済みです(HCD.31909)。





<NM CLASSICS>
NM 97018  14枚組  \14180
「ロイヤル・コンセルトへボウ・オーケストラ集大成第2巻1950−1960」
ライヴ放送録音集
【CD 1】
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調Op.77 
ドヴォルザーク:交響曲第7番ニ短調
 N.ミルシテイン(Vn)モントゥー(指) 
クーベリック(指)
録音:1950年10月12日、2月2日
【CD 2】
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 
ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」
ファリャ:「恋は魔術師」組曲 
ブラームス:交響曲第2番ニ長調
ストコフスキー(指) 
録音:1951年7月5日
【CD 3】
A.タンスマン:管弦楽のための音楽(1947)
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調
ヤナーチェク:タラス・ブーリバ
J.カッチェン(P) クーベリック(指)
録音:1950年3月23日、1951年6月3日、1951年6月16日
タンスマン曲は被献呈者クーベリックにより世界初演。
【CD 4】
ハンス・ヘンケマンス(1913−1995):ヴァイオリン協奏曲(1950)
ベートーヴェン:ああ、不実な者よOp.65
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調
テオ・オロフ(Vn)ベイヌム(指)
グレ・ブロウエンシュティン(S)クレンペラー(指) ・クリップス(指)
録音:1951年12月23日、1951年4月26日、1952年5月24日
【CD 5】
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調
アントン・ヴァン・デル・ホルスト(1899−1965):交響曲第1番Op.23
バルトーク:ヴィオラ協奏曲Sz.120
 I.スターン(Vn)、W.プリムローズ(Va)
クーベリック、ベイヌム、クレンペラー(指)
録音:1951年6月12日、10月18日、1月11日
【CD 6】
モーツァルト:交響曲第40番ト短調 
マーラー:交響曲第4番ト長調
E.シュヴァルツコプフ(S) ワルター(指) 
録音:1952年6月6日
【CD 7】
R.シュトラウス:ドン・ファン 
ブルックナー:交響曲第3番ニ短調(1877/78年エーザー版)
ワルター、クーベリック(指) 
録音:1952年6月6日、1954年1月28日
【CD 8】
シェーンベルク:浄夜 
ラヴェル:ダフニスとクロエ(全曲)
クレンペラー・モントゥー(指) 
オランダ放送合唱団  
録音:1955年7月7日。6月23日
【CD 9】78'35"
ワーグナー:ジークフリート牧歌
ヘンケマンス:ハープ協奏曲
モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番変ホ長調
モーツァルト:
レチタティーヴォとアリア「どうしてあなたを忘れられよう / 恐れることは
ないわ、いとしい人」KV.505
モントゥー(指)、 F.ベルフハウト(Hp)ベイヌム(指)
A.フィッシャー(P)ベイヌム(指)
E.シュヴァルツコプフ(S)マリア・クルチオ(P)クレンペラー(指)
録音:1953年2月19日、1956年12月19日、1956年7月12日、1957年2月6日
【CD 10】
マーラー:交響曲第3番ニ短調【第1-第5楽章】
M.フォレスター(A) アムステルダム・トーンクンスト合唱団、
ツァングルスト少年合唱団、ベイヌム(指)
録音:1957年7月14日
【CD 11】
マーラー:交響曲第3番ニ短調【第6楽章】
マティス・フェルメウレン(1888−1967):
さまよえるオランダ人よりパッサカリアとコルテージュ
フェルメウレン:交響曲第2番「新たな日への前奏曲」
ベイヌム(指) 
録音:1957年7月14日、1957年3月17日、1956年7月5日
【CD 12】
セム・ドレスデン(1881−1957):ダンスフリッツェン 
ショーソン:詩曲
ウォルトン:管弦楽のためのパルティータ 
R.シュトラウス:ツァラトゥストラはかく語りき
グリュミオー(Vn) 
クーベリック、セル、ミトロプーロス(指)
録音:1954年1月28日、1957年11月28日、1958年11月27日
1958年8月10日(ザルツブルク祝祭劇場)
【CD 13】
ウェーベルン:管弦楽のための6つの小品Op.6 
ブルックナー:交響曲第2番ハ短調
ロスバウト、ハイティンク(指) 
録音:1959年7月2日、7月9日
【CD 14】
シェーンベルク:管弦楽のための変奏曲Op.31
バルトーク:「中国の不思議な役人」組曲Sz.73
ラヴェル:ラ・ヴァルス
ロスバウト、ドラティ、セル(指)
録音:1958年6月26日、1958年1月30日、1957年11月28日






<FARAO>
バイエルン国立歌劇場制作
巨匠サヴァリッシュ80才記念盤  限定盤
BRYN PRIVATE 1  \2280
バーバー:交響曲第1番
シューマン:交響曲第4番
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)
バイエルン国立管(バイエルン国立歌劇場管)
録音:2003年7月21日 バイエルン国立劇場
ドイツ名指揮巨匠サヴァリッシュの80才を祝うコンサートのライヴ盤。バーバ
ーの交響曲を取り上げているのも聴きものですが、やはり得意のシューマンに
感服。堂々として重厚さたっぷりで終楽章のコーダのおそめのインテンポぶり
が特に印象的。限定盤ですので貴重品。






<ORFEO>
ザルツブルグ音楽祭(シリーズ)追加
ORFEOR 585031  \1880
ハインリッヒ・フォン・クライスト:チリの大地震、プロイセン王について
マリアンネ・ホーペ(声)
すばらしいドイツ語。音量を上げると口中の音まで聞こえすごい迫力。





<BIS>
BIS 1147  \2080
モーツァルト(フンメル編曲):室内楽版ピアノ協奏曲
ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
ピアノ協奏曲第25番ハ長調 K.503
白神典子 (Pf) ヘンリク・ヴィーゼ (Fl) ペーター・クレメント (Vn) 
ティボル・ベーニ (Vc)
キング・インターナショナル社企画品。ショパンやベートーヴェンのピアノ協
奏曲を室内楽版で録音して話題になった白神典子(しらがふみこ)、次なるシ
リーズはモーツァルトの後期協奏曲7篇を愛弟子ヨハン・ネポムク・フンメル
がフルート、ヴァイオリン、チェロ、ピアノの四重奏に編曲したもので、その
第1弾は第20番と第25番。もちろん世界初録音。
フンメルはオーケストラ・パートを室内楽用に直しているだけでなく、ピアノ
のパートも自分の時代流(つまりロマン派風)にしているのが興味深く、単に
ピアノの音域が拡大されているだけでなく、モーツァルトが考えなかったよう
な装飾音が多用されているのに驚かさせます。
これほど興味深い編曲が世界初登場なのは、楽譜が極めて入手困難だったため。
ロマン派の装いによるモーツァルト、超オススメです。

BIS 1413  \2080
フェインベルク:
ピアノソナタ第1番 Op.1、同第2番 Op.2、同第3番 Op.3、同第4番 Op.6 
同第5番 Op.10、同第6番 Op.13
ニコラオス・サマルタノス、クリストフ・シロドー (Pf)
旧ソ連最大のバッハ弾きにして、大ピアニストとして活躍したサムイル・フェ
インベルク (1890-1962)。チャイコフスキーの「悲愴交響曲」のスケルツォの
超絶的編曲がピアノ・ファンの間で話題になった彼は、作曲家としても12曲の
ソナタをはじめ興味深いピアノを数多く残しています。ここでは初期の6番ま
でが収められていますが、スクリャービンの影響の濃い、不思議感覚の世界が
広がります。技術的にも難曲ながらギリシャの若手が好演を見せています。

BIS 1455  \2080
17世紀イギリスのトリオソナタ集
ギボンズ:3声のファンタジー(3曲)
コプラリオ:ファンタジア組曲
ウィリアム・ローズ:セット第1番
ジェンキンス:ファンシーとエア/3声のファンタジア
マシュー・ロック:組曲ニ短調
クリストファー・シンプソン:組曲ニ長調
ジョン・ブロウ:ソナタ イ長調/グラウンド ト短調
パーセル:ソナタ第20番ニ長調
ロンドン・バロック
ハルモニア・ムンディ・フランスにも録音のなかったロンドン・バロックによる
17世紀イギリスのトリオソナタ集。かなり珍しいものも多く、ファン注目です。

BIS 1409  \2080
スウェーデン聖歌集
オスモ・ヴァンスカ(指)ラハティSO
ヴァンスカ&ラハティ響によるオーケストラ編曲版聖歌集、今回はスウェーデ
ンのものを集めています。かの地では有名なものばかりだそうです。

BIS 1337/8  2枚組  \4160
トヴェイト:
抽象劇「バルドゥルの夢」
カンタータ「テレマルキン」
ソルヴェイ・クリンゲルボルン (Sop) トリーネ・ウィエン (Ms) 
ウルフ・ウィエン (Ten) マグネ・フレメルリド (Bs) 
アルヴェ・モエン・ベルグセト(ハルゲンダル・フィドル) 
ウーレ・クリスティアン・ルード (指)
スタヴァンゲルSO
グリーグに次ぐノルウェーの大作曲家ゲイル・トヴェイト (1908-1981)。
「バルドゥルの夢」は古代スカンジナヴィアの神話に基づき、1935年に作曲され
ました。北欧音楽に興味のある向きは絶対にはずせないディスクと申せましょう。





<Music&Arts>
WHRA 6001(3CD)  \5640
ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」
ラウリッツ・メルヒオール(トリスタン),
キルステン・フラグスタート(イゾルデ),
フリードリヒ・ショル(クルヴェナール),
カリン・ブランツェル(ブランゲーネ),
ルートヴィヒ・ホフマン(マルケ王)
アルトゥール・ボダンツキ(指)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1935年3月9日
ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」には多数録音がありますが、キャス
トの強力なことではこれ以上のものはまずないでしょう!大ヘルデン、メル
ヒオールにこれまた大ソプラノ、フラグスタート(まだメトにデビューした
てでセンセイションを巻き起こしていました)、ウィーン仕込みの名指揮者
ボダンツキ。彼らの「トリスタン」には1937年のライブもありますが、この
1935年のライブはアメリカでプライヴェートLPが一度出たきりの大変珍しい
もの。一世を風靡したワーグナーバリトン、ショルのクルヴェナールという
オマケがつきます。
West Hill Radio Archiveというところからの秘蔵音源を初CD化。音はさすが
に年代がかっていますが、偉大な歌は悪条件を突き破ってきます。

M&A 1126  \1880
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番変ホ長調K271,
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op. 54
クララ・ハスキル(P),
パブロ・カザルス(指)プラド・カザルス音楽祭管弦楽団,
カール・シューリヒト(指)ストラスブール市立管弦楽団
録音:1953年6月19日,1955年6月15日
017685112621
モーツァルトはM&Aからはなにも情報が無いのですが、調べた限りかつて出
まわっていたという話はなし。初出音源かもしれません。シューマンはかつ
てLYRINXから出ていたものと同じ。

M&A 1125  \1880
スクリャービン:マズルカ全集
10のマズルカ Op.3 
9のマズルカOp.25 ・
2つのマズルカ Op.40
エリック・ル・ヴァン(Pf)
録音:2002年4月,ミュンヘン
神秘主義的作風を確立する以前のスクリャービンは、ショパンの強い影響下
にありました。彼のマズルカは独特のナイーヴな詩情が魅力で、ここでは作
品番号の付いた21曲がすべて収められています。アメリカの若手ル・ヴァン
はブラームスのアルバムで世界的評価を受けた逸材。

M&A 1128(2CD)  \3760
クラーマー:後期ピアノ・ソナタ集(全7曲)
ジョン・ホウリ(フォルテピアノ。1813年ブロードウッド製)
日本でもファンの多いフォルテピアノの奇才、ホウリがクラーマーのソナタ
に挑戦しました。ジョン・バプティスト・クラーマー (1771-1858)はドイツ
出身のイギリスの作曲家。ピアニストとしての彼を、ベートーヴェンも高く
評価していたといわれます。今日では練習曲のみが知られていますが、モー
ツァルト的ながらイギリス風味もするソナタはもっと知られてよい美しさで
す。





<Ornament>
ORN 11463  \2080
シューベルト:
交響曲第5番 D.485
交響曲第8番 D.759 「未完成」
エルンスト・エーリヒ・シュテンダー(Org)

ORN 11464  \2080
ブクステフーデ:前奏曲ニ長調、いざ来たれ、異教徒の救い主よ
J.S.バッハ:
甘き喜びのうちにBWV.729、いざ来たれ、異教徒の救い主よBWV.661、
高き天よりわれは来たりBWV.700
ダカン:ノエル
バルバストル:ノエル
レーガー:
クリスマス幻想曲、「朝の星は美しく輝き」による幻想曲とフーガ
マルセル・デュプレ:クリスマスの歌による変奏曲
エルンスト・エーリヒ・シュテンダー:
「おお、汝輝かしき者」によるインプロヴィゼーション
エルンスト・エーリヒ・シュテンダー(Org)






<harmonia mundi>
HMU 907300  \2080
ニコラ・ヴァレ:「ミューズの秘密」(28曲収録)
ポール・オデット(リュート)
[ハンス・フライ製に基づく、ヴァンクーヴァー、1984年、レイ・ナース製
10弦リュート使用]
録音:2002年5月27−30日カナダ、ケベック州シャルルヴォワ市サンティレ
ネ、ドメーヌ=フォルジェ内フランソワ=ベルニエ・コンサート・ホール
時間的には16世紀後半に焦点を当てた前作「王のリュート奏者たち」を引き
継ぐ形ですが、王朝交代から清教徒革命までの喧騒な17世紀前半のイギリス
を離れ、同時期、経済的には東インド会社、美術的にはレンブラント、フェ
ルメールと、繁栄を謳歌したオランダへ舞台を移し、そこで活躍していたオ
ランダ・リュート音楽の巨匠、ヴァレに焦点を当てた録音です。
彼の作品は、リュートという楽器が持つ機能を十分に活用し、適切な装飾で
流麗な旋律の美しさを増し、舞曲特有の力強いリズムで曲を支えるという特
徴をもっています。オデットの演奏は、特に曲の美しさとリズムとのバラン
スに配慮した心地よさを引き出してくれます。






<haessler>
94 001  \850
ヘンデル:コンチェルト・グロッソop.6から
第1番,第2番,第8番,第9番,第10番,第12番
アイオナ・ブラウン(指)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
録音:1994年8月
モダン楽器でも丁寧に演奏されればヘンデルはイケます。ブラウン女史の音
楽性が映えた演奏。

98 464  \1650
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ
シューマン:アダージョとアレグロ op70
民謡風な5つの小品 op.102
バッハの無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 BWV.1009のチェロとピアノ用編曲
幻想小曲集 op.73
ペーター・ブルンズ(Vc),ログリット・イシャイ(P)
録音:2003年6月
20代でシュターツカペレ・ドレスデンの主席チェロ奏者を務めたブルンズの
シューベルトとシューマン。

98 393  \1650
ブラームス:
弦楽四重奏曲第1番 ハ短調 op51-1,
第2番 イ短調 op.51-2
ヴェルディ四重奏団
録音:2003年5月
ブラームスとヴェルディとはなんだかイメージが合いませんが、演奏はいた
って正攻法。

98 414  \1650
グラナドス:ロマンティックな情景,詩的なワルツ集,演奏会用アレグロ
スカルラッティ(グラナドス編曲):3つのソナタ
ウタ・ヴェヤンド(P)
録音:2003年8月
ウタ・ヴェヤンドUta Weyandはアルメニアの若い女性ピアニストですが、ス
ペインを拠点にし、スペインでの国際ピアノコンクールでも優勝しています。

98 453  \1650
「ロマンティック・マンドリン」
ピアソラ:タンゴの歴史 ,
マルチェッリ:ジプシー風奇想曲,幻想的ワルツ,カングロ,ムニエール,
スメラ:BBB とその友人のために,他の作品
デトレフ・テヴェス(マンドリン),
ボリス=ビョルン・バッガー(ギター)
録音:2003年8月
オリジナル,編曲のマンドリンとギターの曲集。テヴェスはドイツのマンド
リン奏者で、若いときから実力を認められた人とのこと。スメラの作品のBBB
とはボリス=ビョルン・バッガーのこと。

98 441  \1650
スペインの夜 第2集
ザンフィル:バルセロナ協奏曲(パンフルート,2台のギターと管弦楽),
ガルシア:ギター協奏曲第2番「ロルカ」,
ロドリーゴ:.ある貴紳のための幻想曲,
ベッカー:ラプソディア・マヨルキーナ(マヨルカ狂詩曲)
ホルスト=ハンス・ベッカー(指)
アラド国立フィルハーモニー管弦楽団(ルーマニア)
デイル・カヴァナー(G),ゲオルゲ・ザンフィル(パンフルート),
アマデウス・ギター・デュオ
録音:2003年6月,アラド、ルーマニア

●faszination musik
93 076  \1650
シビッラ・ルーベンス、歌曲集
モーツァルト:すみれK476,ひめごと K518,私の胸は喜びに躍るK579,クロー
エにK524,夕べの想いK523,ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いた時K520,孤独
に寄せるK391別れの歌 K519.
シューベルト:盲目の少年 D833,アン・ライルの歌 D830,シルヴィアに D891
エレンの歌D837−839,ミニヨンの歌D877から3曲
シビッラ・ルーベンス(S),アーヴィン・ゲイジ(P)
ルーベンスはヘレヴェッヘのマタイ受難曲の新録音でソプラノソロを務めて
いた人。

●クリスマスもの
98 444  \1650
「ブラスとオルガンによるクリスマス・バロック名曲集」
ヴァイヴァノフスキ:クリスマス・ソナタ ハ長調,
スキアッシ:クリスマス・パストラーレ ニ長調,
コレット:クリスマス協奏曲,他
シュヴェーリン金管コレギウム,ヤン・エルンスト(Org)
かなり珍しいバロック時代のクリスマスの曲目をブラスとパイプオルガンで
演奏しているもの。

●ヒストリカル
94  041  \850
エンリーコ・カルーゾ、25のアリアと歌曲
エンリーコ・カルーゾ(T)
SPからの復刻。






<URANIA>
URN22 251  \1350
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」,
ワーグナー:「神々の黄昏」−ブリュンヒルデの自己犠牲
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)RAIローマ交響楽団
キルステン・フラグスタート(S)
録音:
1952年1月19日(ベートーヴェン),1952年5月31日(ワーグナー),ローマ
このシリーズも7集まで進みました。「英雄」は、曲に慣れていないオーケス
トラをフルトヴェングラーがエイヤッと運ぶ様子がまたいとをかし。

URN22 247  \1350
R.シュトラウス:アルプス交響曲
ワーグナー:「神々の黄昏」−ラインへの旅,葬送行進曲,幕切れ
フランツ・コンヴィチュニー(指)
バイエルン国立歌劇場管弦楽団
録音:1952年
あまり詳しいことは分かりませんが、どちらも合衆国の“本家”URANIAレー
ベルでLP初期のに発売されていたもののようです。たぶん初CD化。

RM11 914  \1350
プフィッツナー:交響曲,
シューマン:「ファウスト」からの情景
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
ベルリン・ドイツオペラ管弦楽団,合唱団
ロア・ホフマン,ハンス・シュミット=ヴァルター,
ヴァルター・ルートヴィヒ
録音:1944年(シューマン),1942年(プフィッツナー)
8025726119142
どちらもS-Iが大戦中本拠にしていたベルリンでの録音(URANIA社からの情報
ではプフィッツナーは1952年ですが、多分間違いでしょう)。シューマンは
初CD化のようです。

URN22 248  \1350
チャイコフスキー:交響曲第4番,
ベルク:「ルル」組曲
ヘルマン・シェルヘン(指)バイエルン放送交響楽団
アンネリーズ・クッパー(S)
録音:1953年2月20日,ミュンヘン
これは注目はベルクの「ルル」組曲。シェルヘンは新ウィーン楽派の紹介者
として多大な功績があり、はベルクのヴァイオリン協奏曲の初演の指揮を直
前になって代役で引き受けて成功に導いた立役者ですので、ベルクとの相性
もバッチリでしょう。

URN22 249  \1350
ワーグナー:ワルキューレの騎行,「ワルキューレ」−魔の炎の音楽,
ドビュッシー:イベリア,
ラヴェル:ボレロ,
シベリウス:トゥオネラの白鳥,
プロコフィエフ:交響曲第7番
オーマンディ(指)フィラデルフィア管弦楽団
録音:1950,53年
オーマンディとフィラデルフィアの名コンビも、1950年代の初頭の録音はあ
まり復活されていないでしょう。

URNSP 4218  \1350
ムソルグスキー:展覧会の絵,
グラズノフ:ピアノ協奏曲第1番,
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第6番
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
キリル・コンドラシン(指)モスクワ青年管弦楽団
録音:1952年
展覧会の絵はメロディア音源のものだとすると1956年の録音。

URNSP 4217  \1350
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第5番「皇帝」,ピアノ・ソナタ第14番「月光」,
チェルニー:・ロードの「思い出」による変奏曲
ウラディミール・ホロヴィッツ(P)
フリッツ・ライナー(指)RCAヴィクター交響楽団
録音:1944,46,52年

URN22 252  \1350
シューベルト:楽興の時(6曲),
シューマン:交響的練習曲,森の情景1
録音:1951年
シューマンはザールブリュッケンでのライブ録音。

URN22 250(2CD)  \2700
ジーリ、アリアと歌曲集
ベニアミーノ・ジーリ(T)
内容がよく分かりませんが、1949年と1952年の型3回のBBCでのリサイタル録音
を中心に、1927年の録音、さらに南アメリカへのツアーのライブ録音(「運
命の力」の抜粋があるようです)など、URANIAらしいてんこもりになってい
るようです。

RM11  913(2CD)  \2700
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」
ユッシ・ビョルリンク(マンリーコ),ノリーナ・グレコ(レオノーラ),
ブルーナ・カスターニャ(アズチェーナ),他
フェルッチョ・カルージオ(指)メトロポリタン歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1941年
若き日のビョルリンクの汲めど尽きぬ美声が素晴らしいもの。
 
<naive>
OP 30382(2CD)  \3960
カヴァッリ:「スタティーラ」
ディオニジア・ディ・ヴィコ,マリア・エルコラノ,
ジュゼッペ・デ・ヴィットーリオ,ジュゼッペ・ナヴィーリオ,他
アントーニオ・フローリオ(指)
ラ・カペッラ・デ・トゥルキーニ
モンテヴェルディの高弟、カヴァッリは初期のオペラの発展、普及に多大な貢
献をした人物にもかかわらず、その復活はあまり盛んではありません。カヴァ
ッリの生き生きした描写力、分かりやすく明快な表現力、豊かな色彩感は、師
匠モンテヴェルディとはまた違った魅力。バロック音楽ファンなら逃がしちゃ
いけません。この「スタティーラ」は1655年初演。スタティーラはペルシアの
女王で、アレクサンダー大王がペルシアを陥落させた後、妻にした人物です。
ここ数年OPUS111から優れもののリリースを連発しているアントーニオ・フロ
ーリオ(バーリ出身)と手兵ラ・カペッラ・デ・トゥルキーニの初の大作オペ
ラ録音。南イタリアの人たちのヴェネツィア楽派の作品というのは珍しいで
しょう。明るさと爽やかさが際立った、ふわっとした軽やかな演奏です。
(あまり話題になりませんでしたが、彼らのパイジェッロの「裏切られたプル
チネッラ」の録音(OP.30205)は一部で熱狂的に歓迎された出来映えでした。)
ちなみにturchinoとは“トルコブルー(濃青色)の”という意味。18世紀の
ナポリに青い制服を来た音楽院があったことに由来するそうです。決してトル
コの古楽団体ではありません。

E 8885  \1980
ボッケリーニ:「クレメンティーナ」,
マルティン・イ・ソレール:「マドリエーニャ」,他
ネブラ・ブラスコ,ロドリゲス・デ・イタの作品からのアリア
マリア・バーヨ(S),クリストフ・ルセ(指)レ・タラン・リリク
バーヨの声はいつ聞いても美しい!濃密さがありながら、色はあくまで白、
といった新鮮さがあります。既にヘンデル、モーツァルト、ロッシーニと優
れたアリア集がある彼女の新録音は、スペインのバロックオペラ。原題では
「バロック時代のサルスエラ」となっていますが、言葉がスペイン語である
以外は立派にバロックオペラしています。しかしイタリアオペラとはまたちょ
っと違った風味が止みつきになりそうです。
驚いたことにバックがルセとレ・タラン・リリクの伴奏。まだ若いというイ
メージを裏切る熱気をはらんだ自信満々の演奏です。





<DISCMEDI>
ENYCD 7502  \1880
「ドビュッシアーナ」
ドビュッシー:「版画」-雨の庭
ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調-アダージョ・アッサイ
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番-プレチピタート
ガーシュウィン:前奏曲第2番
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ピアソラ:ブエノスアイレスのマリア-アレヴァーレ
イカスト:ドビュッシアーナ
オラシオ・イカスト トリオ
オラシオ・イカスト(Pf) ヴィクトール・メルロ(Bs) 
ノア・シェイエ(Drums)
素晴らしいCD!! 特に「亡き王女」はピアノ独奏版、小オーケストラ版よりも
JAZZのピアノトリオのほうがいいのでは?JAZZに影響を受け、与えた作曲家
たちの作品が新たな生命力を得て輝いております。





<Hodie>
804721  001007(DVD-AUDIO)  \3450
804721  001014(DVD-AUDIO+CD)  \4000
804721  001021(CD)  \2300
ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 Op.67
マクシミアンノ・コブラ(指)
ヨーロッパ・フィルハーモニア管
レコード芸術のレーベル特集でも取り上げられた話題のレーベル。Hodie
(「ホーディエ」、ラテン語で「今日」の意) コブラ氏は30代のブラジル
系フランス人。ひかえめでシャイなイケメン指揮者ですがこの演奏のもとに
なっている「テンポ・ジュスト」理論については非常なこだわりをお持ちで
す。「ブルックナーの第九を演奏した時には、曲が終わっても誰も拍手しな
かった。(別の意味で誰も拍手しなかったのでは?)それこそ私の理想だ。
素晴らしい体験だった。「荘厳ミサ」は3時間かけた。ベートーヴェンの筆
談帳には「第九の演奏時間は40分であるべきだ」と厳然と残っている。これ
は通常のテンポでは全く不可能だが、4楽章だけを考えると私の演奏どおり、
40分なのだ!」





<WERGO-intuition>
INT 3355  \1850
テオドラキス作品集
ライナー・ローロフ(ギター/編曲)
テオドラキス作品をギターに編曲して精力的に演奏活動を行っている、ライナ
ー・ローロフ。テオドラキスの書いた歌謡曲をギター編曲したものをあつめた
アルバム。地味にも思えますが、かなりオシャレなのです。疲れた日の夜に小
さな音で聴いていると、人生意外に捨てたもんじゃないかも、と思えてきます。
ささくれだった心に染み透ってくるローロフ×テオドラキスサウンド。

INT 3348  \1850
テオドラキス:
謝肉祭―オーケストラのためのバレエ組曲(序曲・男のダンス・グレート・ダ
ンス・愛のダンス・ディヴェルティメント・メイ・ポール・ポニー・キャメル
・女のダンス・大団円)
大がらす(メゾソプラノとオーケストラのための歌曲)
テオドラキス(指) 
アレクサンドラ・グラヴァス(Ms)、サンクトペテルブルグ国立カペラ
どこまでも透明で明るい色彩を帯びた音世界。「謝肉祭」の音世界はテオドラ
キス色120パーセントですが、「大がらす」は一転してしっとりとした厭世感た
だよう音世界。テオドラキスの意外な一面が発見できる一枚。






<ZIG-ZAG Territoires>
ZZT 030901(2CD)  \3300
ブクステフーデ:
トッカータ変ヘ長調BuxWV157、「甘い喜びのうちに」BuxWV197、コラール「甘
い喜びのうちに」、パッサカリア ニ短調BuxWV161、3声と器楽のためのカン
タータ「わが心は喜ぶ」BuxWV72、フーガ変ロ長調BuxWV176、オルガン・コラ
ール「いざ、我ら聖霊に願う」BuxWV209、「平安と喜びをもって」BuxWV76、
前奏曲ホ短調BuxWV142、前奏曲ト短調BuxWV150、コラール「今ぞ喜べ、汝ら愛
するキリストのともがらよ」、コラール幻想曲「今ぞ喜べ、汝ら愛するキリス
トのともがらよ」BuxWV210、「ああ神にして主なる者よ」BuxWV177、「イエス
・キリストよあなたはほむべきかな」BuxWV189とコラール、コラール「輝く明
けの明星はいかに美しいことか」、コラール幻想曲「輝く明けの明星はいかに
美しいことか」BuxWV223、オルガン・コラール「人よ、至福に生きるを願うか」
BuxWV206、コラール「人よ、至福に生きるを願うか」、第1旋法のマニフィカ
トBuxWV203
フランシス・ジャコブ(Org)[ヴェルテュ、サン・マルタン教会のベルナー
ル・オーベルタン・オルガン使用]、
クリステル・ボワロン(S)、ユルゲン・バンホルツァー(C-T)、
ヴォルフ・マティアス・フリードリヒ(Bs)
録音:
2002年9月2−7日シャンパーニュ地方マルヌ県ヴェルテュ、サン・マルタン教会
前作、バッハのオルガン作品集で好評価を得た、アルザス出身の若手オルガニ
スト、ジャコブによるブクステフーデのオルガン作品集。今回は11世紀に起源
を遡る由緒ある教会に1995年に設置されたばかりの、北ドイツ様式のバロック
・オルガンを用いて、バッハに大きな影響を与えた作曲家に挑戦しています。
若手らしい、彼の率直なアプローチとブクステフーデが弾いていたのと同じ様
式のオルガンを用いることによって、清々しいと同時に曲の持つ内面的な深み
を出すのに成功しています。

ZZT 030902  \2180
スクリャービン:「前奏曲集」
24の前奏曲Op11(1888−96)、前奏曲ロ長調Op2−2(1889)、
6つの前奏曲Op13(1895)、5つの前奏曲Op15(1895−96、抜粋)、
5つの前奏曲Op16(1894−95)、7つの前奏曲Op17(1895−96、抜粋)、
4つの前奏曲Op22(1897)、2つの前奏曲Op27(1900)、
練習曲嬰ハ短調Op2−1(1887)、練習曲Op8(1894)、
左手のための前奏曲嬰ハ短調Op9−1(1894)
ラハ・アロダキ(P)
録音:2003年2月10−14日パリ11区、ボン・セクール教会
シリア出身のピアニスト、ラハ・アロダキは、13歳でパリ音楽院に入学。
1988年、ロシア政府奨学金を得て、モスクワ・チャイコフスキー音楽院に留学。
ニコラエワ、他の薫陶を受け、フランスに帰国後、演奏活動を開始。1993年か
らペライアに師事し、研鑚を積みました。
ル・モンド紙で、高名な評論家ジャン・ロワも述べているように、彼女の演奏
の魅力は、技量と知性、感性が、バランスよく演奏を支えている点にあります。
短い中に濃厚な表現が詰まったこれらの曲を、ロワに称えられた才能を駆使し
て、アルダキは清々しく弾きこなしています。





<K617>
K617 154(8CD)(BOX入り、限定盤) \6480
モンテヴェルディ:「3大オペラ」
「オルフェーオ」(2CD)
「ウリッセの帰還」(3CD)
「ポッペアの戴冠」(3CD)
ガブリエル・ガッリード(指)、
アンサンブル・エリマ、アントニオ・イル・ヴェルソCho、
エウフォニア声楽Ens、マリア・クリスティーナ・キール、他、
ギルメット・ロランス、他
録音:1996年7月、1998年7月、2000年7&8月、
シチリア島エリーチェ,聖マルティヌス教会
ガッリード渾身の熱演が光ったモンテヴェルディの3大オペラがBOX化。単独
発売の時に付いていた豪華ブックレットもそのまま封入されています。あの名
演奏をお手ごろな価格でどうぞ。

K617 153  \1880
ガスパル・フェルナンデス:
オアハカ司教座聖堂(メキシコ)のカンシオネッロ
テレサ・パス(指)、
アンサンブル・アルス・ロンガ・ラ・アヴァナ(ハバナ)
録音:2003年6月11−13日ムルト・エ・モーセル県ポンタ・ムッソン/プレモン
トレ修道院
ガスパル・フェルナンデスは、ポルトガル生まれですがが、生涯の大半を中央
アメリカで過ごし活躍した作曲家・オルガニスト。今回録音された18曲は全て、
1609年から20年にかけて、プエブラ大聖堂のために作曲された、カンシオネッ
ロとビリャンシーコ集に含まれています。現在はオアハカ大聖堂に所蔵されて
おり、新世界に現存する17世紀最大の世俗曲集として広く知られています。
パス率いるアンサンブル・アルス・ロンガ・ラ・アヴァナは、これらの曲の持
つ躍動感、情趣、大衆性を的確に捉え伝える事に成功しています。特に、打楽
器が作り出すリズムは、南米特有の雰囲気をバロック音楽に加味しており、非
常に興味深いものとなっています。






<ROCKADDILLO>
ZENCD 2086  \1980
サカリ・クッコ (Sakari Kukko) − ヨウル (クリスマス) (Joulu)
クリスマスイヴ (ウーノ・クラミ 曲)、
外が暗くなる (シベリウス 曲)、
見よ、新しき喜びを (「ピエ・カンツィオーネス」)、
ユビラーテ (ボルトニャンスキー 曲)、
クリスマスの鐘 (P・J・ハンニカイネン 曲)、
トントゥがいっぱい、ほか
サカリ・クッコ(サクソフォーン、フルート) 
サムリ・ミッコネン(ピアノ) ウルフ・クロクフォシュ(ベース) 
ミカ・カッリオ(ドラムス、ピアノ) バドゥ・ンジャイ(ギター)
録音: 2003年 ヤルヴェンパー
フィンランドの人たちのタンゴ好きは有名。夏至祭のパーティでは、大使夫妻
が招待客の見守る中でタンゴを踊って見せました。そしてフィンランドの人た
ちはジャズも大好き。ペッカ・クーシストとラハティ交響楽団のコンマス、ヤ
ーコ・クーシスト −−  あの若手ヴァイオリニスト兄弟も、フィンランドの
人気ジャズグループ、トリオ・トユケアットの録音セッションに参加して、素
敵にスウィングしています。
サカリ・クッコはフィンランドで人気のジャズ・サックス奏者です。最新アル
バムのタイトルは“ヨウル” (フィンランド語で“クリスマス”)。シベリウ
スが住んだ家“アイノラ”のあるヤルヴェンパーで録音されました。アルバム
の素材は、フィンランド伝統のキャロルと中世の聖歌集「ピエ・カンツィオー
ネス」の歌、そしてフィンランドの作曲家たちが書いたクリスマスソング。シ
ベリウスの「外が暗くなる」 (「5つのクリスマスの歌」(作品1) の第3曲)、
P・J・ハンニカイネンの「クリスマスの鐘」、ヘイノ・カスキ、ウーノ・クラ
ミ、アハティ・ソンニネン……。「ピエ・カンツィオーネス」の1曲、「見よ、
新しき喜びを」は、シベリウスが合唱のために編曲して、親しまれている歌
です。クリスマスイヴになると、たくさんのキャンドルに灯がともり、家々か
らはそんなクリスマスソングが聞こえてきます。サカリ・クッコのサックス
(そしてフルート) をフィーチャーしたクインテットのアドリブ演奏といっ
しょに、しっとりとしたムード、ホットな気分のクリスマスをあなたに。

ZENCD 2073  \1980
サカリ・クッコ − Virret
明けの明星があらわれるとき、
わたしの救い主を見たとき、
日曜日の平安、ほか
サカリ・クッコ(サクソフォーン、フルート) 
サムリ・ミッコネン(ピアノ) ウルフ・クロクフォシュ(ベース) 
ミカ・カッリオ(ドラムス)
録音: 2001年 ヤルヴェンパー
サカリ・クッコは、クリスマスアルバムに先立つ2001年のセッションではフィ
ンランド聖歌集に収められた歌をテーマに選び、カルテットによる即興演奏を
しています。どれもフィンランドの人たちが子供のときから親しんでいる歌ば
かり。「明けの明星があらわれるとき」と「わたしの救い主を見たとき」は、
オスモ・ヴァンスカ指揮とラハティ交響楽 団のフィンランド賛美歌集 (BIS
CD1149, CD1349) でも演奏されています。アルヴェーンやオスカル・リンドベ
リが使ったり編曲したことからも有名になった、スウェーデンのダーラナ地方
の民謡「夏の牧舎の古い賛美歌」のメロディが聞こえてくるのにはびっくり。
フィンランドでも賛美歌として歌われているのでしょうね。






<aten recordings>
GOTH  0001/4(4CD) \8400
日本語解説書付き
「世界の国歌集」
ペーテル・ブレイナー(編曲/指揮)スロヴァキア放送交響楽団 
世界192国/地域の国歌を網羅した素晴らしい企画。演奏もペーテル・ブレイ
ナー指揮によるスロヴァキア放送交響楽団による、真っ当なもの。
CD−1      Total Time   76:34       
1   アイスランド     2:01     
2   アイルランド     1:21     
3   アゼルバイジャン     2:31     
4   アフガニスタン     1:07     
5   アメリカ合衆国(S)     1:36     
6   アラブ首長国連邦     1:02     
7   アルジェリア     1:35     
8   アルゼンチン     3:54     
9   アルバニア     1:11     
10   アルメニア     0:40     
11   アンゴラ     1:20     
12   アンティグア・バーブーダ  1:19     
13   アンドラ     2:31     
14   イエメン     1:33     
15   イギリス(S)     0:51     
16   イスラエル     1:28     
17   イタリア     1:53     
18   イラク     1:12     
19   イラン     1:16     
20   インド     1:45     
21   インドネシア     1:53     
22   ウガンダ(L)     0:57     
23   ウクライナ     2:55     
24   ウズベキスタン(S)   1:42     
25   ウルグアイ     5:10     
26   エクアドル     3:20     
27   エジプト(S)     1:05     
28   エストニア     1:09     
29   エチオピア     1:45     
30   エリトリア     1:10     
31   エルサルバドル     3:39     
32   オーストラリア     2:02     
33   オーストリア     1:36     
34   オマーン     1:52     
35   オランダ(S)     1:08     
36   ガーナ     1:03     
37   カーボベルデ     1:39     
38   ガイアナ     1:07     
39   カザフスタン     2:34     
40   カタール     0:38     
41   カナダ     1:48     
42   ガボン     2:00     
43   カメルーン     1:07     
44   ガンビア     1:09
CD−2  Total Time   77:33       
1   カンボジア     2:09     
2   ギニア     1:31     
3   ギニアビサウ     2:02     
4   キプロス     1:18     
5   キューバ     1:16     
6   ギリシャ     1:23     
7   キリバス(S)     1:04     
8   キルギス     1:48     
9   グアテマラ     1:54     
10   クウェート     0:56     
11   グルジア     1:20     
12   グレナダ     1:34     
13   クロアチア     2:00     
14   ケニア     1:55     
15   コートジボワール(象牙海岸)             1:20     
16   コスタリカ     1:31     
17   コモロ     1:43     
18   コロンビア     2:45     
19   コンゴ(人民)共和国(S)1:13     
20   コンゴ民主共和国     1:29     
21   サウジアラビア     0:54     
22   サモア(S)     1:17     
23   サントメ・プリンシペ   2:00     
24   ザンビア     3:00     
25   サンマリノ     2:29     
26   ジエラレオネ     1:19     
27   ジブチ     0:48     
28   ジャマイカ     1:15     
29   シリア     0:52     
30   シンガポール     1:16     
31   ジンバブエ(S)     0:57     
32   スイス     1:41     
33   スウェーデン(L)     1:15     
34   スーダン     1:26     
35   スペイン     2:07     
36   スリナム     1:09     
37   スリランカ     2:35     
38   スロバキア     1:03     
39   スロベニア     0:54     
40   スワジランド     1:19     
41   セイシェル     1:24     
42   赤道ギニア     1:48     
43   セネガル     3:03     
44   セルビア・モンテネグロ   0:52     
45 セントヴィンセント・グレナディーン諸島     1:03     
46   セントクリストファー・ネイビス   1:54     
47   セントルシア     0:47     
48   ソマリア     0:51     
49   ソロモン諸島     1:33     
50   タイ     0:47     
51   大韓民国     1:47   
CD−3    Total Time   77:38  
1   台湾(省)     1:20     
2   タジキスタン     1:33     
3   タンザニア(S)     1:13     
4   チェコ(S)     1:23     
5   チャド     1:21     
6   中央アフリカ     1:27     
7   中華人民共和国     0:54     
8   チュニジア     1:11     
9   朝鮮民主主義人民共和国  1:43     
10   チリ     2:12     
11   ツバル     1:23     
12   デンマーク     1:54     
13   ドイツ     1:31     
14   トーゴ     1:36     
15   ドミニカ共和国     1:49     
16   ドミニカ国     0:57     
17   トリニダード・トバコ    1:15     
18   トルクメニスタン(S)  2:15     
19   トルコ     1:10     
20   トンガ     1:17     
21   ナイジェリア(S)     1:12     
22   ナウル     1:33     
23   ナミビア     1:21     
24   ニカラグア     1:35     
25   ニジェール     2:20     
26   日本国     1:06     
27   ニュージーランド     1:13     
28   ネパール     1:10     
29   ノルウェー     1:14     
30   バーレーン     1:06     
31   ハイチ     0:54     
32   パキスタン     1:33     
33   バチカン     2:58     
34   パナマ     1:57     
35   バヌアツ(L)     1:08     
36   バハマ     1:47     
37   パプアニューギニア     1:53     
38   パラオ(S)     1:11     
39   パラグアイ     3:16     
40   バルバドス     1:39     
41   ハンガリー     2:09     
42   バングラディシュ     1:36     
43   フィジー諸島     1:51     
44   フィリピン     1:31     
45   フィンランド(L)    0:59     
46   ブータン     1:00     
47   ブラジル(S)     2:08     
48   フランス     1:07     
49   ブルガリア     1:22     
50   ブルキナファソ     2:35   
CD−4      Total Time   77:41         
1   ブルネイ     1:32     
2   ブルンジ     2:21     
3   ベトナム     2:17     
4   ベナン     1:21     
5   ベネズエラ     1:46     
6   ベラルーシ     1:46     
7   ベリーズ     1:44     
8   ペルー     2:40     
9   ベルギー     1:08     
10   ポーランド     0:58     
11  ボスニア・ヘルツェゴビナ 1:50     
12   ボツワナ     1:26     
13   ボリビア     1:29     
14   ポルトガル     1:24     
15   ホンジュラス     3:06     
16   マーシャル諸島     3:22     
17   マケドニア     1:49     
18   マダガスカル     1:12     
19   マラウイ     1:11     
20   マリ(S)     1:05     
21   マルタ     2:02     
22   マレーシア     1:02     
23   ミクロネシア(L)     1:44     
24   南アフリカ     2:13     
25   ミャンマー     1:46     
26   メキシコ     1:29     
27   モーリシャス     0:57     
28   モーリタニア     2:37     
29   モザンビーク     1:10     
30   モナコ     0:56     
31   モルディヴ     1:43     
32   モルドバ     1:10     
33   モロッコ     1:22     
34   モンゴル(S)     1:12     
35   ヨルダン     0:53     
36   ラオス     1:25     
37   ラトビア     2:06     
38   リトアニア     1:57     
39   リビア     1:11     
40   リヒテンシュタイン     1:19     
41   リベリア     1:31     
42   ルーマニア     1:17     
43   ルクセンブルク     1:29     
44   ルワンダ(S)     3:01     
45   レソト     0:58     
46   レバノン     1:34     
47   ロシア     2:06     
(S):ショートヴァージン
(L):ロングバージョン          
 
<Naive>
V 4959  \1980
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.47
ハチャトゥリヤン:ヴァイオリン協奏曲ニ短調
セルゲイ・ハチャトリャン (Vn) 
エマニュエル・クリヴィヌ(指)シンフォニア・ヴァルソヴィア
Naiveが見出した超強力新人の登場です。1985年アルメニア生まれ、まだ18歳
のイケメン、セルゲイ・ハチャトリャン(作曲家ハチャトゥリヤンとは微妙
に綴りが違う)はヘルシンキで行われたシベリウス国際コンクールで最年少
優勝して注目されました。また、ハチャトゥリヤンの生誕百年を祝って、ア
ルメニアやロシアの各地で彼のヴァイオリン協奏曲を弾いてまわっていると
のこと。強烈な民族色を持つこの作品を洗練された解釈と透明な音色でこな
しているのが魅力ですが、リズム感のよさも独特。クリヴィヌ指揮のシンフォ
ニア・ヴァルソヴィアもエレガントな伴奏を付けています。

E 8886  \1980
J.ハイドン:弦楽四重奏曲集 
作品64−1 変ホ長調、作品64−3 変ロ長調、作品64−6 ハ長調
モザイク弦楽四重奏団
ピリオド楽器の弦楽四重奏団として押しも押されぬ存在、大人気のモザイク弦
楽四重奏団ハイドン第7弾。格調たかい演奏を繰り広げています。作品64の弦
楽四重奏曲集は1790年頃、ハイドンの筆にアブラがのりにのった時期に書かれ
ました。きわめて純度の高いハイドン味を堪能できる名演です。






<Praga>
PRDDSD-250189(SACD-Hybrid)  \2280
ドヴォルザーク(作曲者編):交響曲第9番「新世界より」
スメタナ(作曲者編):モルダウ
プラハ・ピアノ・デュオ
SACDハイブリッド盤。ワルター編曲によるマーラーの「巨人」がヒットしたプ
ラハ・ピアノ・デュオの新録音はチェコの管弦楽曲中最も人気のある2曲をそ
れぞれ作曲者自身が4手連弾用に編曲したものを収めています。以前デュオ・
クロムランクが世界初録音して話題になりました。さすがお国物、歌いまわし
やリズムは説得力満点です。






<Mandala>
MAN5073  \2180
「オルガンのモーツァルト」
ピアノソナタ ハ長調K.545
コラール「ああ神よ、天より見たまえ」(歌劇「魔笛」武装した男たち)
司祭の行進(歌劇「魔笛」より)
ピアノソナタ ニ長調K.311
キラキラ星変奏曲 K.265
ピアノソナタ 変ロ長調 K.333
ギー・モランソン(オルガン)
モーツァルトの鍵盤曲をフォルテピアノやチェンバロで弾くことは珍しくあり
ませんが、オルガンというのは意外。これが予想外に美しく、モーツァルトの
メルヘン性が増します。あたかもおとぎの国に遊んでいるかのような世界が広
がります。






<Calliope>
CAL 5244  \1350
モーツァルト:
弦楽四重奏曲第20番ニ長調 K.499
弦楽四重奏曲第21番ニ長調 K.575
ヴァイオリソナタ ハ長調 K.296
ターリヒSQ、ペトル・メッシェレウル (Vn)、
スタニスラフ・ボグニア (Pf)
欧米では非常に評価の高いターリヒSQのモーツァルト、お求めやすい価格に
なりました。

CAL 9334  \1850
バッハ / マルセル・ビッチ編:
室内八重奏版によるゴルトベルク変奏曲 BWV.988
マルセル・ビッチ(指)フランス八重奏団
鍵盤はもとより、ギター、ツィンバロンなどさまざまなアレンジで親しまれて
いるバッハの傑作にまたひとつ、オモシロ編曲が加わりました。シューベルト
で知られる八重奏(弦楽四重奏、Cb、Cl、Fg、Hrn)という編成。楽器間の掛
け合い、フレーズの受け渡しが自然なところは室内楽調。またオーケストラ顔
負けの色彩感と情報量も申し分なく、まさに絶妙なサイズで独特の魅力を放っ
ています。もともとフランス八重奏団のコンサートのために名編曲を手掛けた
ビッチは1921年生まれ。管楽器界の大物作曲家で、バッハ作品の研究書を多数
著しており造詣の深さは折り紙つき。極上のゆったり感を約束してくれるオス
スメのアルバムでございます。






<Harmonia mundi france>
HMC 901815  \2080
W.A. モーツァルト:ピアノ作品集
組曲 ハ長調 K.399(385i)
ジーグ(小さなジーグ) ト長調 K.574
ソナタ第4 番 変ホ長調 K.282
グルックの歌劇『メッカの巡礼』の「われら愚かな民の思うは」による10の
変奏曲 ト長調 K.455
幻想曲 ハ短調 K.475
ソナタ第14 番 ハ短調 K.457
アンドレアス・シュタイアー(ピアノフォルテ)
今度はシュタイアーがムンディに登場。モーツァルトとビビビと通じ合ってる
かのような、まさに鬼演です。幻想曲やハ短調ソナタが物凄いのはもちろんの
こと、組曲も天才の極み。音の間に間に雷に打たれたような戦慄が身体の中を
かけぬけます。いやはや鬼才シュタイアー、おそるべき本領発揮のモーツァル
トです。






<Maguelone>
MAG111 149  \1650
ラヴェル(サルセード編):ソナチネ
サティ(武満徹編):星の息子たち
武満徹:そして、それが風であることを知った
バックス:悲歌的三重奏曲
ドビュッシー:フルート、ヴィオラ、ハープのためのソナタ
マルタン・マタロン:砂の形状 (2001)
トリオ・ノビス【クララ・ノヴァコヴァー(Fl) ジョエル・スルタニヤン(Va)
ニコラ・テュリエ(Hp)】
フルート、ヴィオラ、ハープの三重奏は独特の響きが魅力で、ドビュッシーや
武満のオリジナル作品はよく知られています。ここで注目なのは、ハープの大
御所カルロス・サルセードがラヴェルのソナチネを、武満徹がサティをこの形
態に編曲したものが収められていること。典雅の極みです。

MAG111 136  \1650
ジョリヴェ:ピアノ曲全集 Vol.1
宇宙開闢、サティの名によるサラバンド、マナ(全6曲)、古い旋法による
練習曲、2つの楽章、野蛮なロマンス、フォム・ボム・ボ ・タンゴ、アル
ジェリア・タンゴ、老ラクダ、ジズのための舞曲、メディア ・シディ・ヤヤ
パスカル・ギャレ(Pf)
ありそうで意外にないのがジョリヴェのピアノ曲のCD。全曲企画の第1弾
です。

MAG111 134  \1650
ルイ・オーベール:歌曲集
6つのアラビアの詩、3つのヘブライの詩、3つのフランスの詩、ムーア人
の夜、アクアマリン、セイロンから、村にて、名もなき地方、古いスペイン
の歌、ゆりかご、海の子守歌、愛情、邪悪な祈祷
フランソワ・マッセ(Sop) クリストフ・クラペ(Ten) 
クロード・ラヴォワ(Pf)
「フラ・ディアボロ」のオーベールとは別人の、フランス近代作曲家ルイ・
オーベール (1877-1968)。異国趣味に満ちた繊細な味が独特。






<Skarbo>
DSK 1037  \2080
ムソルグスキー:ピアノ曲全集
旗手のポルカ、子供の頃の思い出、幼年時代の思い出より、情熱的即興曲 
スケルツォ、子供の遊び、村にて、瞑想曲、紡ぎ女、涙、クリミア南岸にて
夢想、気まぐれ女、間奏曲、ゴパーク、展覧会の絵
シルヴィ・カーボネル(Pf)
ムソルグスキーのピアノ曲すべてを収めたアルバム。13歳の作「旗手のポル
カ」が入っているのも注目。フランス風ムソルグスキーです。

SK 3922  \2080
オーベール・ルムラン:
葬送協奏曲 Op.151「ウィリアム・シューマン追悼に」
ヴァイオリン協奏曲 Op.128
ヴァイオリン協奏曲 Op.148
マリー=アンニック・ニコラ(Vn) 
エマニュエル・プラッソン(指)トゥールーズ室内O
フランスの作曲家オーベール・ルムラン (1932-)の作品集。多作家です。映画
音楽風のオーケストレーションが魅力。

DSK 2025  \2080
オーベール・ルムラン:
交響曲第10番 Op.172「スターリングラードからの最後の手紙」
追憶 Op.158「1942年8月19日、ディーッペ」
パメラ・ハンター (語り) スヴェトラーナ・カチュル(Sop) 
シャオチィア・リュー・ホセ・セレブリエール(指)ライン国立フィル
交響曲第10番は1998年11月19日、コブレンツに於ける世界初演時のライヴ。
スターリングラード戦でドイツ軍兵士が書いた遺書をテクストとしています。
作風は前衛的でなく、映画音楽風。旧ソ連作曲家とは逆の視点によるのが興
味津々です。

DSK 4027  \2080
オルガンとピアノのためのデュオ
デュプレ:2つの主題による変奏曲 Op.35
同:交響曲 Op.42
フロール・ペーテルス:オルガンとピアノのための協奏曲 Op.74
ラングレ:二連画 Op.179
ルドロワ:早い暗礁 Op.30
ジャン=ピエール・フェレ(Pf) フレデリック・ルドロワ(Org)
南西フランスの都市アングレームの聖堂オルガニストを務めるルドロワが、
そのオルガンを弾いたアルバム。

DSK 2980  \2080
「人の顔」
リュディ・ゴグル:沼地の歌【エッセール&ランゴフ詩】
ジョゼフ・コスマ:罠【リフォー詩】 
ジャン・ヴィエネ:ダニエルの春【リフォー詩】
ルイ・デュレ:氷室【ジユヴィック詩】
アンヌ・マルリー:パルチザンの歌【ドリュオン&ケッセル詩】
ミヨー:ひそかに作曲された6つのソネット【カソー詩】
パンシャール:ゆえに子供の合唱が始まる【ブロンニュ詩】
バルレーヌ:意見【エリュアール詩】
プーランク:昼の驚きと夜の恐怖-カンタータ「人の顔」より
ポール・エリュアール、自作詩「リベルテ」の朗読 (1942年録音)
ディディエ・ボレ(指)アンサンブル・ヴォカール・フランセ
フランス文学に関心があれば無視できないアルバム。音楽作品も珍品ばかり
なうえ、シュールレアリスムの大詩人エリュアールの自作朗読まで聴くこと
ができます。





<Polymnie>
POL 380111  \1850
ラロ:ピアノ三重奏曲全集
ピアノ三重奏曲第1番ハ長調 Op.7
同第2番ロ短調
同第3番イ短調
トリオ・フロリレージュ
スペイン交響曲で有名なラロのピアノ三重奏全集。

POL 270324  \1850
アメリカのクラリネット音楽
ヘンリー・カウエル:6つの無頓着な展開
コープランド:夜想曲
リチャード・フェルシアーノ:進化
ケージ:ある風景のなかで
エリオット・カーター:グラ
フィリップ・グラス:メタモルフォシス2
バーンスタイン:クラリネットソナタ
ベアトリス・ベルヌ(Cl) ローラン・マルタン(Pf)
クレルモン=フェラン音楽院教授を務めるベルヌのアルバム。フランスの音楽
家がアメリカ作品のアルバムを作るのは意外と申せましょう。バースタイン
23歳のソナタ(彼の最初に出版された作品)が新鮮です。

POL 160223  \1850
オブラドルス:スペイン古典歌曲集(全4巻)
コリンヌ・スルティヤンジュ(Sop) ダニエル・バンザクン(Pf)
スペインの作曲家フェルナンド・オブラドルス (1887-1945)の代表作「スペイ
ン古典歌曲集」。待望の全集の登場です。






<INTEGRAL>
INTEG 221116  \1650
リスト:
聖セシリア讃歌(グノー原曲)
シバの女王たち-子守歌(グノー原曲)
ロミオとジュリエット-別れ(グノー原曲) 
愛の夢(全3曲) 
オーベルマンの谷 
バラード第2番ロ短調 
6つのコンソレーション
ジェフリー・グライス(Pf)
ニュージーランド出身のグライス久々の新録音。グノー作品の編曲が珍しい。

INTEG 221117  \1650
ピアソラ:リベルタンゴ、、スル、アディオス・ノニーノ、タンゴ組曲 
オブリビオン、グラン・タンゴ
エドゥアルド・ロヴィーナ:エヴァリスト・カリエーゴに
ヒナステラ:パンパネア第2番
ドゥブセー:アストル
ベルトラン・ブラヤール(Vc) ピエール・ドゥブセー(Pf)
グラン・タンゴ以外は他作品からの編曲。ピアソラの師ヒナステラや、彼をタ
ンゴの道に導いたロヴィーナの作品が入っているのが凝っています。

INTEG 221120  \1650
クープラン:クラヴサン奏法の実例
マルシャン:クラヴサン作品全集
アリーヌ・ダンブリクー(Cem)
ルセ門下の女流、ダンブリクーのアルバム。優雅です。






<FARAO>
B 108018  \2080
「インタークラリネット2」
モンティ:チャールダーシュ
シューマン:トロイメライ
アーノルド:プレ・グッドマン・ラグ
ワイル:「三文オペラ」より6曲
モーツァルト:アダージョKV.411 / アヴェ・ヴェルム・コルプス
プロコフィエフ:「3つのオレンジの恋」より行進曲
J.バログ:ラデツキアーダ / ジプシーの歌 / ラプソディア
ゴードン・レヴィン:ラ・コパ−サンバ / フィエスタ・クバーナ−ルンバ
ロータ:81/2
ノルベルト・トイブル、ヨージェフ・バログ、ハラルド・ハラー、
ヨハネス・グライヒヴァイト(Cl) 
マンフレート・プライス(バス・クラリネット)

B 108011  \2080
「インタークラリネット」
ヘンデル:シバの女王の入場 / 「リナルド」より涙の流れるままに
モーツァルト:アダージョ ヘ長調K.580a
C.ベーム:四重奏曲へ長調
ジェルジ・オルバーン:四重奏曲よりテンポ・ディ・タンゴ
ダニエル・ドルフ:タンゴは4人で
アルベニス:タンゴ
ガーシュウィン:オー・レディ・ビー・グッド
バード:パヴァーヌ
バッハ:アリア
ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
ケネス・A.ウィルソン:パガニーニの主題による変奏曲
J.バログ:三日月よりエピソード
ノルベルト・トイブル、ヨージェフ・バログ、ハラルド・ハラー、
ヨハネス・グライヒヴァイト(Cl) 
マンフレート・プライス(バス・クラリネット)
なんと表情豊かなこと!ヴァイオリンと並んで人の肉声に近いといわれるク
ラリネット。ひとたび声を上げると、三文オペラやジプシー・ナンバーでの
哀切を帯びたメロディや、ロータのどこかおどけた調子など人懐っこい楽器
の虜になることまちがいなし。思い入れたっぷりに演奏するのは、1998年夏
にアメリカで催された国際クラリネット連盟会議をきっかけに結成されたア
ンサンブル。ウィーン・フィル首席のトイブル、ベルリン・フィルのプライ
スと奏者も名うての腕っこき揃い。優秀録音です。






<talent>
DOM 291083  \2080
チャイコフスキー:
人生交響曲〈交響曲第7番:ボガティレフ編),
サマーリンを記念するエレジー,
弦楽セレナーデハ長調作品48
セルゲイ・スクリプカ(指)
モスクワ交響楽団
チャイコフスキーの「人生の交響曲」と呼ばれる変ホ長調の作品は、第6交響
曲の前に着手したものの未完に終ったものです。第1楽章はピアノ協奏曲第3番
に転用されています。残された素材をセルゲイ・ボガティレフが再構成し、
第7番の番号を与えました。第1楽章は,チャイコフスキー好きなら十分楽しめ
る充実した音楽です。

DOM 291086  \2080
ベルンハルト・ロンベルク:
ハープとチェロのためのソナタ第10番,第2番,第3番
ディディエル・ポスキン(Vc) ラシェル・タリトマン(Hp)
ベルンハルト・ロンベルクは1767年生まれですからちょうどモーツァルトと
ベートーヴェンの間の世代。一族はミュンスターでは有名な音楽一家です。
その中でもベルンハルトは抜きん出た才能だったらしく、ドイツのみならず
パリやウィーンでも活躍し、ベートーヴェンのチェロ・ソナタ作品5を初演し
たのもロンバール、さらにベートーヴェンの第7番の交響曲の初演でもファゴ
ット奏者として参加していたそうです。
このハープとチェロのための珍しいソナタ、モーツァルトの初期のヴァイオ
リン・ソナタと同様、どちらかというと主役はハープで、チェロは支えつつ
時々リードするという感じです。実に優雅な作風で、リラックスタイムにピ
ッタリなもの。

DOM 291021  \2080
「モンスの鐘楼」
エル・ドゥドゥ,塔の大きな鐘,ツァンドリーネ,聖アントニーの歌,など
ワロン地方の曲、全20曲
パウラ・ヴァン・デ・ヴィエレ〈カリヨン〉
ベルギー南部のワロン地方のモンスという町にある、1662年建立の現存する
ベルギー最古のバロック式鐘楼のカリヨンを演奏したアルバム。ワロン地方
の伝承曲など20曲を演奏しています。それなりに調子っ外れなのがまた魅力
です。このモンスの鐘楼をふくめたフランダース地方とワロン地方の鐘楼は、
ユネスコの世界遺産に指定されているもの。世界遺産が聞けるCDは珍しいで
しょう!






<Gega>
GD 289  \1880
ショパン:12の練習曲Op10,同Op.25
ヴェセリン・スターネフ(P)
録音:2003年1月
ヴェセリン・スターネフは1964年生まれのブルガリアのピアニスト。モスク
ワ音楽院で学んだ後、パリで同郷出身のワイセンベルクに学んでいます。






<Bongiovanni>
GB 1185(2CD)  \3760
ヴェルディ:「仮面舞踏会」
マリオ・デル・モナコ(リッカルド) 
カルラ・カステッラーニ(アメーリア) 
ジュリエッタ・シミオナート(ウルリカ) 
ピエロ・ビアジーニ(レナート),他
ニーノ・サンツォーニョ(指)スイス・ロマンド管弦楽団
録音:1946年
20世紀最高のドラマティックテナー、マリオ・デル・モナコがそのキャリア
の初期にヴェルディの「仮面舞踏会」のリッカルドを歌っていたことはあま
り知られていないでしょう。そしてついにその全曲が発掘!どうやらジュネ
ーブでのライブのようです。デル・モナコのファンなら絶対聞く価値あり!

GB 5615  \1880
ポルタ:
レクイエム,
メメント・ドミネ・ダヴィド,
デウス・イン・アディウトリウム
アンサンブル・ヴォカーレ・スペクルム
コスタンツォ・ポルタ(1529−1601)は16世紀に活躍したクレモナ生まれの
イタリアの作曲家。

GB 2332  \1880
ペロージ:嬰児虐殺
カルロ・カマストラ,ディーノ・ディ・ドメーニコ,ルイーザ・ビーニ,
リヴィア・ベルトンチェッロ,エミディオ・グイドッティ,
アルトゥーロ・サッケッティ(指)
ノヴァラ・カルロ・コッチャ交響楽団,フォンソ・アモニス合唱団
Bongiovanniのロレンツォ・ペロージ・シリーズの新刊。高名なベツレヘムで
のヘロデ王の嬰児虐殺を題材に取り上げたものと思われます。最近の日本の
児童虐待とは関係ないでしょう。

GB 5135  \1880
バッシ:ヴィーヴァ・ヴェルディ
ダニエラ・ファーヴィ・ボルゴニョーニ〈ストレッポーニ) 
東原貞彦(ヴェルディ)
アドリアーノ・バッシ(指)
クルト・ゾンネンフェルト管弦楽団
ヴェルディとその妻ジュゼッピーナ・ストレッポーニを登場人物にした1幕
ものの新作オペラで、ヴェルディの生涯のいくつかの場面を曲に綴ったもの。
東原貞彦はイタリアで活動するバス歌手で、日本人離れした堂々たる声の持
ち主。御自身のホームページがあり、その中に「ヴィーヴァ・ヴェルディ」
の対訳があります。ありがたや!






<BRIDGE>
BCD 9133(2CD)  \4160
「ゴッド・セイヴ・ザ・クィーン」
ウォルトン:
ヴァイオリン協奏曲 
管弦楽のためのパルティータ 
交響曲第1番 
彼女の柔らかい唇に触れて別れよう 
フォルスタッフの死
サー・ウィリアム・ウォルトン(指)ニュージーランド交響楽団
バール・セノフスキ(Vn)
録音:1964年
20世紀英国を代表する作曲家,ウィリアム・ウォルトンは1964年の2月から3月
にかけてニュージーランドを訪問、ニュージーランド交響楽団とともにツアー
を行なっています。その時のいくつかのコンサートから1時間半をまとめたも
の。自作自演という興味のみならず、指揮そのものもかなり達者で説得力があ
ります。なによりかの地で大変に温かく向えてくれたことに対する感謝が伝
わってくるようであります。録音はモノラルながら、非常に良好です。

BCD 9138(2CD)  \4160
グイド・デイロ:
桃色下履きワルツ 
キスメット・フォックス・トロット 
エジプト幻想曲 
気にしないポルカ 
月光ワルツ 
ナポリタン・ポルカ、他 全47曲
ヘンリー・ドクトルスキ(Accordion)
マリリン・モンロー、ジーン・ハーロー以前のアメリカのセックス・シンボ
ル、メイ・ウエストの旦那としても有名だったボードヴィルの超売れっ子、
アコーディオン奏者、グイド・デイロの全作品を録音したもの。メイ・ウエ
ストの「デイロは最高!朝、昼、晩でも足りないわ!」などという言葉もブ
ックレットに載っております。
なんじゃこりゃ!
音楽そのものはしばらく聞いていると頭の中がディズニーランド状態!

BCD 9137  \2080
アラン・シュルマン(1915〜2002):
クラリネットと弦楽四重奏のためのランデヴー
ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト長調 Op.10
ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調
マリピエロ:弦楽四重奏曲第1番
ベニー・グッドマン(Cl)ストィヴサン四重奏団






<ALBA>
ABCD 188  \2080
ムソルグスキー(ヨキアホ編):展覧会の絵
チャイコフスキー(ヨキアホ編):アンダンテ・カンタービレ
トリオ・フラトレス【トニ・ハマライネン、ヘイッキ・ヨキアホ、ライモ・
ヴェルタイネン(アコーディオン)】
かつてクラフトワークのテクノ音楽アルバムをリリースして話題になった
フィンランドのアコーディオン・トリオ、フラトレス。1994年結成、イタリ
アのコンクールで優勝するなど注目されています。3つのアコーディオン用
に編曲された「展覧会の絵」は、ピアノ版に忠実ながら、音色を変えたり、
長い音価を指定どおり演奏できるため、オーケストラ効果を発揮しています。
非常に面白い、といわざるを得ないCDと申せましょう。

ABCD 167  \2080
シベリウス:ヴァイオリンとピアノのための作品集
ロマンツェ Op.2a 
エピローグ Op.2b 
2つの小品 Op.2(オリジナル版) 
愛の情景 Op.71 
2つの小品 Op.77 
4つの小品 Op.78 
6つの小品 Op.79 
ソナチネ ホ長調 Op.80
カイヤ・サーリケットゥ(Vn) テッポ・コイヴィスト(Pf)
シベリウスは自身ヴァイオリンの名手だったため、彼のヴァイオリン曲は聴
き栄えのするものが多くあります。このアルバムでは作品2は異版まで収め、
まるでBISばりのマニアックさ。フィンランドの女流サーリケットゥは爽やか
かつ透明な音色が魅力。

ABCD 168  \2080
シューベルト(リスト編):歌曲集
糸を紡ぐグレトーヒェン、魔王、おやすみ、かじかみ、菩提樹、郵便馬車
宿屋、勇気、ます、愛の便り、水の上で歌う、セレナード、さすらい、
水車屋と小川、狩人、嫌な色、どこへ、いらだち
リスト・ラウリアラ(Pf)
意外と録音に恵まれないリスト編曲のシューベルト歌曲。1949年生まれのピ
アニスト、ラウリアラの豪腕が冴える演奏が大歓迎です。

ABCD 186  \2080
プニャーニ:オーケストラのための四重奏曲第1番変ロ長調
グラーフ:フルート四重奏曲ニ短調 Op.12の3
リヒター:交響曲ニ長調 Op.2の6
サッキーニ:弦楽四重奏曲イ長調 Op2の6
ロセッティ:フルート協奏曲ト長調
ミカエル・ヘラスヴォ(fl) 
ユハ・カンガス(指)オストロボスニア室内O
先頃来日公演を行ったカンガス&オストロボスニア室内管。18世紀フィンラ
ンドの大楽譜コレクター、ヒデニウスの蔵書から珍しい古典派作品が選ばれ
ています。古典派ファン垂涎のディスクと申せましょう。

ABCD 165  \2080
C.P.E.バッハ:
フルートソナタ第1番ニ長調 Wq83 
同第4番ト長調 Wq86 
同変ロ長調 Wq161の2 
同第2番ホ長調 Wq84
ペトラ・アミノフ (トラヴェルソ) アンナマリ・ポルホ(Cem, Pf)
エマヌエル・バッハがフリードリヒ大王のチェンバロ奏者を務めていた1747
年から55年の作。

ABCD 185  \2080
ポンセ:
スペインのフォリアによる変奏曲とフ−ガ 
エストレリータ 
ギターソナタ第3番 ・南の協奏曲
イスモ・エスケリネン(Guit) 
ヨン・ストルゴーズ (指)
ラップランド室内O
メキシコの香りに満ちたポンセの作品を、北極圏ラップランドのオーケスト
ラが演じています。これがシベリウス風北国の音楽になっていて不思議。独
奏のエスケリネンはティモ・コルホネン門下のフィンランドの新鋭。

ABCD 175  \2080
レーガー:3つのコラール幻想曲
人はすべて死すべきものなり Op.52の1 
目覚めよ、と呼ぶ声あり Op.52の2 
ハレルヤ、ほむべき神はわが心の喜び Op.52の3
カリ・ヴオラ(Org)
いずれもバロック期のコラールに基づく幻想曲。重厚長大なレーガーの世界
を堪能できます。ヴオラはハンス・ファユス門下のフィンランドの新鋭。

NCD 21  \2080
「男の子、それとも女の子?」
ペッカ・コスティアイネン:
マリちゃんの物語、花婿到来の歌、風刺組曲(9の小品)、森林の捜査
ムジカCho
フィンランド、インケリ地方の伝承詩等に基づくコスティアイネン (1944-)
の無伴奏合唱曲。アルバム・タイトルは、19世紀後半の民俗歌手ルーッカの
詩によるもので、男の子を望んだ父親に殺されかけながらも、母の手で救わ
れた少女マリの生涯を描いています。

NCD 19  \2080
「ルクス・エテルナ」
コープランド、エルガー、タヴナー、プッチーニ、フォーレ、
スロ・サロネン、マデトヤ、シサスク、コッコネン、エルッキラ、
ラウタヴァーラの宗教合唱曲
ヘイッキ・リーモラ(指)
ハルユ室内Cho、カレヴィ・キヴィニエミ(Org)
フィンランドのタンペレ市を本拠とするハルユ室内合唱団。総勢35人で、そ
の技量の高さはヴァンスカやマンゼと共演していることからもうかがえます。


modoru