自作 単セル式放電機

巷で急激に広まっている単セル放電機ですが、メーカー製は高いので、自作しました。

2004年4月に二号機製作で、内容更新

一号機(試作)
取り合えず、セメント抵抗を手に入れた(買ってきた)ので1号機を作りました。
レース前の日に作ったので、時間がありませんでしたので結構イイカゲンな所があります。
ちなみにセメント抵抗は10W 0.2Ωのが欲しくて某電気街に買いに行ったのに売り切れてて、そのまま帰るのはバカらしいし、二度とあそこには行きたく無いので、仕方が無く、10W 0.15Ωを30個ほど買ってきました。
それでも2000円でオツリがきました。
あ〜安いね〜こんなのに何千円も出すのは、やってらんねーよ!!!ラジコンメーカーのボッタクリ度は相当高いですね!!!!!!


←これが接触部分です。
この方式はJBGさんのアイディアです。

M3×15mmのビスを5mmのアクリル板を通し、ナット止めした上に、M3のナットをハンダ付けして、M3×10mmのビスを通しました。
このM3×10mmのビスを締めて電池に接触させることで抵抗に電気が流れます。
ってんで放電できます。

ちなみにこのビスが単品売りで、1個4円なので電池一個に対して14本(7×2)必要。ナットが1個2円で、これまた14個必要。
ほら安いでしょう?
これも全てあのジョイフルがあるからすぐてに入るのさ!!!!

しかし、問題点が一つ
半田の着きが悪いので、あまり強くやったりすると、たまに取れてしまいます。
改良

改良と言うか、市販の物に近づけました。
やり方は、ジョイフルホンダで5mm×1mの銅の丸棒を買ってきて、それを25mmずつに切断し、ネジを入れる部分になるべくマッスグになるように2.6mmの穴を開け、M3 0.5ピッチのタップを立てて端子部分は完成。
次にアクリル板に、5mmのドリルで穴を開け、上で作った端子を挿します。
アクリル板に電池を載せて、ネジがシャンテに触れる良い高さになるように、端子を瞬間接着剤などで固定します。(公証5mmの丸棒を5mmの穴に入れるので、結構キツめになっていて、接着剤で止めなくても平気っぽいですが、一応とめた方がいいです。)

最後にアクリル板の裏側にセメント抵抗をゴム系接着剤でつけて、端子にハンダ付けすれば完成です。端子は銅なので少し温めるだけで、簡単にハンダが付きます。フラックスを塗ればよりいっそう簡単に出来るでしょう。

銅は電気抵抗も少ないし、熱伝導率は良いし、柔らかいので削りやすいし切りやすいし、良い事だらけです。しかし、ジン性がある(粘っこい)のでその事を注意しましょう。タップを切るときは、特に注意です。手荒くやるとタップを折りますよ。

で、完成したのが←コレと全体が↓コレです。端子が良かったので、一号機もバラして、この端子をつけました!!!これで4本同時に放電にかけっぱなしにする事が出来ました。

各部品の値段
部品 サイズ 値段
アクリル板 600mm×450mm×5mm 2000円
銅丸棒 φ5mm×1m 378円
ネジ M3×15 4円
チタンコーティングドリル 2.6mm 504円

上記の表から1個あたりの値段を計算しました。
銅丸棒の端子が1個当たり約11円くらいになり、ネジが4円で、一端子全体だと15円です。
電池2パックを放電するためには、全部で14個使ったので、14×15=210円、これにセメント抵抗1個120円が12個で、1440円。たして1650円。
アクリル板の面積10000muあたりの単価が74円で、放電機1個当たり25600mu使うので、全部で190円(189.44)。
全部たすと、1650+190=1840円

単純計算で、この放電機一台あたり、1840円で出来る事になります。

自分で作れば、かなり安く作る事が出来るとわかりました。
ちなみに、俺のうちには道具が一式揃っていたので、安上がりに出来ましたが、作るのに必要な道具が無い人は、チョット高くつくかもしれません!!!
しかし、暇つぶしに必要なものを作るのは面白いですよ!!!