ビックラゲーション(1985/3)

最優秀賞
◎ルソーは沖雅也に似ている

折戸淳(北海道)15歳

優秀賞
○うちの父の20数年前の国語の問題集がみつかり中を見ていたら漢字のよみの問題で「蜻蛉日記」を「はまぐり日記」と書いていた

後藤奈美乃(大分県)

○私の友人の家のちかくの駅には「そりこむな、どーせそこからハゲてくる」という非行防止のひょーごが、かかかげてあるそうです
石田恵子(愛知県)

佳作
△本物の先生(35歳位・♂)が「私は生徒を殴るとき、全体重を乗せるように心がけている」と語った

宮都公市(熊本県)16歳

△夜中おしっこに行くとき、おかあさんの寝てるところを通ったら、ねぼけて「さつまいも、ありがとう、ありがとう」と目を開けていっぱい(3分くらい)言われた
泉ユカ(大阪府)

△家の裏のカベに住みついていた大きなきも2匹を母がおっぱらった夜、帰ってきた父は「なんで捨てたーっ!!」と怒鳴って家の周囲を探し回った   YW(長崎県)

△保健体育のワークブックに「老化現象は、もう始まっている。まわりの人を見てその例をできるだけあげてみよう」という問題があった  
村上里佳(愛知県)


<通常取り扱い作品>
▲文鳥が笑った夢を見た  越川真里(埼玉県)

▲右翼が、たくあんを売りにきた夢を見た  下田則男(宮城県)20歳

▲急に寒くなったある日、玄関の前で"カマドウマ”と大きなクモが、足をしっかりふんばったまま、凍死していた  午松康子(東京都)

▲郵便局のアルバイトに行って『ゆうびん体操』とゆーのをやらされた
又井陽子(北海道)

▲怪人21面相の羽子板が売っていた(横向きの)
Chan dragupta2(大阪府)19歳

▲道に落としてしまった雪見だいふくを、うちに持って帰って熱湯消毒をして食べた  金子みのり(埼玉県)

▲通りすがりのおじさんから「ヤク、うったろか」と言われた


<今月の父母>
・父が突然、横にあった洗濯物の中から姉のパンティーをとりだし、オレに「この英語を読んでみろ!」とパンティーにある英語を読ませようとした
S・M(千葉県)17歳

・父が私の胸を見て「お前のはマシュマロみたいか?」と言った
折原まり子(東京都)

・私がイイ加減な人間になったのは、生まれたときに『スーダラ節』が流行していたからだと母が真面目な顔で言った  ダイアナ西川(奈良県)

・風呂からあがった母が裸でラジオ体操をしていた
鈴木礼子(山形県)


<今月の先生>
ウチの学校の坂上教諭は遠足の時、ちょうどアレだったのにもめげず、白いズボンをはいていらして、“座ぶとん”がスケていた
SO(東京都)

・うちの学校の教頭センセが、あの8センチ背が高くなるというあげ底のくつをはいていた  岡橋可奈子(京都府)

・体育の杉本先生に「先生ズボン穴あいてるぅ〜」と言ったら、「そーかぁ」と穴を見せながら女生徒を追いかけていた
西久美子(大阪府)

↑最優秀賞の沖雅也=ルソー説はこれ以前にミラーマンで掲載したことがあったと思う。記憶のいいイノリンが在籍していたら却下していたはずだ。花編はすぐ忘れる名人だった。