特集3本立て

1976年10月号
特集「平本」嵐山光三郎責任編集

岸ケイ子アルバム/総天然色活動写真“紅孔雀 ”/ファンの声(嵐山光三郎、安西水丸)/マル秘芸能界裏話あれこれ/西条フデキ・半生を語る/ペンフレンドになろう 街で見かけたスター/マラ立ちぬ (月丘その子)/読者サロン/マネストレーター通信講座/今月の新譜(潮風恋風邪涙風、魔法の眼鏡を持ってたら)

特別劇画『マラ立ちぬ』
原作・堀タツオ
脚本・嵐山光三郎
画・月丘その子

ソーローの銀八郎(中3)と、嵐山先生の家にいる若いんだか老けてるんだか分からない女、節子とのあやしげな関係をたった2ぺーじで。この下手なんだかすごいんだか分からない絵は私が推察するに安西水丸さんの絵だ。

このほか『街で見かけたスター』では、“8月6日に、中学を卒業したての淡谷のり子さんに省線でばったり。50年後にあんなに太っちゃうなんて、とても信じられないくらいやせていました。(博多市 山本ミドリ)”や、『学校ニュース』では“私たちの学校では、生徒会の行事として、ゴーカンコンクールが流行しています。(中略)これはHRで、保健の先生と事務の治子さんが実演をしてくれましたので、とても参考になりました。こうして、私たちは民主主義のこころを学んでいる毎日です。(北海道民主高)”など結構きわどい笑いがいたるところにある。パルコの社長が下ネタだめっていってたのがわからない。

 

1981年10月号  特集おもこ祭

80年7月号、メディアジャパンの1コラムから始まった「おもこ」はどんどんブレイク。 ついに9ページの大特集となった。
年代別おもこがメインで、その他に有名おもこシリーズ、赤い靴シリーズ、三原順子もの
近藤真彦もの、横浜銀蠅もの(ツッパリHigh school rock'n roll登校編)、今月の登場人物によるおもこ、人気おもこアンソロジーなどを列挙した。

人気おもこアンソロジーより
●小さい頃、相撲の行司は、猿がやっているのだとばかり思っていた。
●小学校時代、夏休み帳の最後のページに「あすから学校が始まります」という文章が載っていたが“アスカラ学校”という特別 な学校が開設されるのだとばかり思っていた。
●図鑑に出ているマンボウは、イラストレーターの手抜きで、胴体は略してあるものとばかり思っていた。
10代のおもこより
●よく“ホタル狩りの図”なんか見ると、子供が必ずうちわを持って追いかけているので、あれは、うちわにのりを塗ってホタルを貼りつかせて取るのだと思っていた。(かなめゆうじ・アメリカ・19歳)
30代のおもこより
●僕は20代の後半まで“挿入”をおうにゅうと読んでいたのを彼女に注意された。(木屋樹・東京都・33歳)
40代のおもこより

●私は「肝っ玉かあさん」を「かんだまかあさん」と読んで、どうもおかしいなと、つい最近まで思っていた。(豊田美智子・埼玉 県・48歳

 

1984年10月号
特集「愛 」

第1章 愛を知った日
第2章 愛しちゃったのよ
愛の劇場「愛の火達磨」
第3章 愛するってこわい
第4章 愛は花ひらく
終章 私からあなたへ 愛

編集部お得意の、うちわロケ。龍チャン、バラチャン、小出君、井辺君、佐藤カーツ氏照沼嬢などの面 がある。 後は不明だが、別部屋の連中だろう。男パワー大のせいか7年前の特集に近く下ネタ多し。私はいない。

 

愛の劇場
『愛の火達磨』
原作・演出・美術=霜田恵美子 撮影=高橋順一郎
出演=松尾伴内、渡辺聖子、ペッテンテン安藤、畑中スミ子、斉藤カオラ、スージィ甘金

写真漫画7ページ。マラ立ちぬの3ページ(表紙込み)とは大違いだ。だが、3ページでもよかったみたいな内容だ。松尾伴内が患者で、死ぬ 役だ。

第3章愛するってこわい
愛の五目イタメ放談より

西脇龍二がホモのデザイナー役、佐藤雅和がSM、カーツ氏がマザコン役。
人形を縛っている佐藤(雅)は現在高橋幸宏さんの事務所にいるようだ。頑張っているらしい。西脇は結婚しているが「花も好き」という。

←コラム・愛をモノにするより


前のページに戻る