ビックラゲーション(1982/10)

<最優秀賞>
◎河井奈保子に似た高2の子の家庭教師をしているSは、家庭教師の日になると、手のひらに“理性”と書く
塩原克巳(東京都)19歳

<優秀賞>
○近くのF中学校では、修学旅行へ行く前に、新幹線に乗る練習というのを1時間ほどする
高橋由紀夫(三重県)20歳

○友人の大竹が、つばをたらし、それを床に落とさずにすするという技で、63センチという大記録を樹立した
都築亨昌(愛知県)16歳

 

<通常取り扱い作品>
▲初対面の見合いの相手に車の中でキスしようとしたら口では嫌だと言ってるのに確かに舌なめずりをした  
佐藤雅彦(秋田県)24歳

▲私の上司は、会社の"社員購読調査”で『求人情報』と答えた
神田一耕助(東京都)23歳

▲うちの近所には、ポール・モーリアの『シバの女王』をかけながらやってくる“ひやしわらびもち”がいる
おぎもときょーこ(大阪府)

▲UCCの自動販売機で、”売切れ”というとこを押すと「うりきれ」という声がするのがある  星勝美(神奈川県)16歳

▲友達が、あたしのカッターシャツについていたハミガキ粉をなめた  中田三奈子(大阪府)

▲A子のお父さんは、A子が帰ってくると必ず「レイプされたんじゃないだろーなっ!」と言って首すじのあたりをみつめるそーだ
くーみん(宮城県)

▲小学生(女)が「チクリやがって」と盛んに連発するので、こわぁ〜いと思って聞いていると「一、くりあがって」と計算問題にはげんでいるのだった  渡部裕子(東京都)

▲亜希子の友だちが巨人の淡口のことを“うすくち”と言った
RMT(京都府)15歳

▲予備校の机の上に書いてあった女の子の住所と<よろしくねっ♥>の文字につられてたずねに行ったら天理教だった
小野克哉(神奈川県)19歳

▲新潟市古町にある『肉の味ビル・おおいわ』は<しゃぶのおおいわ>という看板を出している  忍者はったり(新潟県)18歳

▲床屋で隣りに座っていた人が店の人に「もう少し長く」と言った 佐藤喜勝(宮城県)16歳

▲中学の時、同じクラスの岡上は週刊誌で卵リンスが髪に良いことを知り、洗面器に卵を溶いてリンスしたが、すすぎの湯が熱かったので頭が“卵とじ”になってしまったと言っていた
北白川夏樹(京都府)17歳

▲「YMCAに入りませんか?」という電話がしつこく来るので、うちは電気が通っていないほど文明度が低いので……と言うと、「それでは、お宅のお母さんは、、川へ洗濯かなんかへ?」と言われた
角まゆみ(京都府)