できれば今日のフォームを明日も維持したいから。
(ベン・ホーガン)


ゴルフには運、不運がつきものです。上手く打てたと思った打球が
コースに嫌われることもあれば、打った瞬間に「しまった!」と声
をあげるようなショットが結果オーライのこともあります。

結局、ショットの結果を維持するということは出来るものではない
のですね。たとえ最高のプレーをしてもゴルフの神様からそっぽを
向かれてしまう日もあります。だから結果に一喜一憂していないで、
その結果を生み出している原因の追究に心がけるのが賢明です。

調子のよい日などはね、ナイスショットの感覚に浸ってポンポンと
打つのではなく、どこがよいのかをしっかりと見極める。

逆に調子が悪い日はフォームが崩れていないかよくチェックする。
悪いところがなければ「こんな日もある」位の気持ちで達観する。
そして「そのうちよくなる」と考えてフォームを維持することだけ
気をつける。

品質を管理する上での品質とは、アウトプットした結果の品質では
なく、それを生み出す仕事のプロセスやマネジメントの質を指しま
す。そしてプロセスやマネジメントの改善を通じてよい結果を得よ
うという考え方をプロセスアプローチと呼んでいます。

ゴルフはあがってなんぼと言われますが、最終的なスコアはプレー
ヤーがコントロールできるものではありません。そのことを心得て
巧者ほどフォームの維持を心がける、プロセスアプローチの考えを
自然と実行しているのですね。


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