18ホールを完璧にプレーしたことは一度もない
(ウォルター・ヘーゲン)
アドレスした段階で上手くいきそうな予感がする時ってありません
か。構えの全体に渡り収まるべき所に収まったとでも言いますか、
妙にしっくりと馴染んだ感じがします。
静かにテークバックを開始。トップにきても球がよく見えています。
やがてダウンスイングへ切り替えし、インパクトに向けてヘッドが
徐々に加速。ボールを打ち抜いたかどうかといった矢先に「完璧!」
と心に電流が走る。。。
もはやボールの行方に気をとらわれることもありません。自信を持
ってスイング出来た時ほど、結果は天命を待つのみといった心境に
なれるものです。
まさにこの1ショットを味わうためにゴルファーはプレーし続けて
いると言っても過言ではありません。さらには、これを18ホール
に渡って続けることが出来たなら。。。
しかしゴルフの長い歴史においてもその様な幸運に恵まれたプレー
ヤーがいたでしょうか。仮にそんなラウンドが実現したならばスコ
アはよくて当たり前と言えるかもしれません。
では、この不確かなゲームの中でどうやって結果を出せばよいので
しょう。
まぁ、それが分かれば苦労はしないのですけどね。ただ18ホール
を完璧にプレーすることでよいスコアをだすわけではない、という
ことでしょう。
何故って、どんなに待ってもその様にラウンドできる日はやって来
ないのですから。
ないものを求めて右往左往するのがアベレージゴルファー。
完璧ではないショットの積み重ねで結果を出すのが上級者というこ
とでしょうか。