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書評:『金持ち父さんの金持ちになるガイドブック』

この記事の最終更新日:2006年9月24日

金持ち父さんの金持ちになるガイドブック -悪い借金を良い借金に変えよう
金持ち父さんの金持ちになるガイドブック -悪い借金を良い借金に変えようロバート・キヨサキ シャロン・レクター 白根 美保子

筑摩書房 2004-11-09

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金持ち父さんシリーズの中でも、薄くコンパクトなこの本は、クレジットカードを切り刻むだけでは、金持ちになれないと説きます。
カードを使っていると、収入以上に無駄遣いしてしまう。お金持ちになるためにクレジットカードを切り刻もう、節約生活をしようと、お金儲けの先生たちはよく説きます。著者は、カードを切り刻んで節約生活するだけでは、大金持ちになれないと説きます。

なぜお金持ちになるのか。

節約したいからか。

お金を自由にしたいからか。

節約して、おんぼろの中古車を買うより、欲しい高級車を買う方がよっぽどいいと著者はいいます。欲しい車を買った後、借金がたまるのは貧乏人。お金持ちは、消費した分の資金を取り戻すため、新しい物件に投資します。たとえば、著者の場合は、高級車を購入後、借金して新しい賃貸アパートを買いました。毎月の家賃収入が借金の返済額より多ければ、フリーキャッシュは増えるわけです。自動車の元手を取り戻した後は、毎月の家賃収入がさらに資産を増やしてくれます。

悪い借金といい借金の話。借金をして、負債が増えるばかりなのは、悪い借金。借りたお金で投資をして、その後借金を上回る利益が出るのが、いい借金。金持ち父さんはキャッシュフローにこだわります。株式投資では、毎月のキャッシュは増えませんが、賃貸アパートに投資すれば、毎月フリーで使えるお金が家賃収入として手に入ります。ローンの返済額より、家賃収入の方が多ければ、人生が楽ちんです。

金持ち父さんによれば、いい借金とは「だれかがきみたちの代わりに返してくれる借金」(p99)。すなわち、アパート住人の家賃で、自分の借金返済ができるわけです。なんか一見おかしな話ですが、ビジネスはみんなそう。サービス事業を起こすために借りたお金は、顧客がサービス事業に対して払う利用料でまかなわれます。より多くの人が得をするように振る舞うと、お金持ちになれるようです。




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