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書評:『あなたも作家になろう』

この記事の最終更新日:2006年9月24日

あなたも作家になろう―書くことは、心の声に耳を澄ませることだから
あなたも作家になろう―書くことは、心の声に耳を澄ませることだからジュリア キャメロン Julia Cameron 矢鋪 紀子

風雲舎 2003-03

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今回ご紹介する本は、スピリチュアルな作家入門本です。実に体の気負いがとれる、ここちよい内容です。

『あなたも作家になろう』は「どのように書けばいいか」ではなく「人はなぜ書くのか」がテーマの本です。

著者は「生きることは書くことだから」みなが書くのだと言います。自分への理解を深めるため、明晰に、情熱的に生きるため、人は書くのだと言います。

学校で教わったように「正しく、賢く」書こうとすると、余計な力が入る。自然体で書けばいいのだと著者は言います。実にリラックスできますね。

書くために戦略を練る必要もなく、書きながら自由に進んでいけばよい。アイデアをひねり出すのでなく、心に聞こえてきたものを書くこと。自分の問題を忘れ、周りにあるすばらしいものについて書くこと。どうですか? 書きたくなってきましたか?

どうしたら売れる本が書けるかについてのガイド本は数多くありますが、著者は

「どうしたら幸せに書けるか」

について、書いているのです。これは実に希有な本です。

書く人は、人づきあいが苦手な場合が多く、人脈がなければ出版できないのではないかと焦っています。

著者は、ただ書き続けることをすすめます。

誰でも自分の作品がどう評価されるか恐いのだから、反響は期待せず、書き続け、書く勢いを落とさないことをすすめています。

朝一番にまず書く「モーニングページ」もおすすめです。まっさらな状態で書きたいことが湧き出てくるからです。

とにかくこの本は、読むとものすごく気負いが抜けて、書く意欲がわいてきます。書くことは自由なのだ、幸せに書けるのだという真理に気づくことができます。



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