奧の細道二人旅・酒田象潟

十八日快晴。早朝、橋迄行、鳥海山ノ晴嵐ヲ見ル。飯終テ立。アイ風吹テ山海快。暮ニ及テ、酒田ニ着。 6月18日、来るときとはうってかわった快晴の天気の中、芭蕉は酒田に戻りました。
旧青山本邸
酒田と吹浦の中間点あたり、青塚地区に、北海道のニシン漁で財をなした青山留吉翁が建てた屋敷があります。明治中期の建物ですが、豪農の館の風格を残しています。
廿五日吉。酒田立。船橋迄被送。袖ノ浦向也。不玉父子・徳左・四良右・不白・近江屋三良兵・加ゞや藤右・宮部彌三郎等也。未ノ尅、大山ニ着。状添而丸や義左衛門方ニ宿。夜雨降。
  曾良随行日記
6月25日。芭蕉と曾良は、多くの人に送られて出立します。その日は、鶴岡の南5里の大山に宿泊します。
曹洞宗・善宝寺
10世紀後半創建の古刹。
芭蕉も参拝したはず。

藤沢周平「龍を見た男」の舞台
毘沙門尊天 韋駄尊天
五重塔 本堂への石段
奥の院・龍王殿

羽前大山駅
何もない小さな駅です。

しかし、すぐ近くに大きな倉庫
いまではすっかり静かな町になっていますが、江戸時代は1万石の天領。明治時代には40軒の造酒屋がならんでいたといいます。。
本長は創業明治41年老舗の漬物屋。
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