奧の細道二人旅・山刀伐峠越え

出羽街道・中山越3

尿前の関から続く旧道は、所々国道に寸断されていますが、かなり整備されて残されているようです。歩くのにはとても楽しそうな道ですが、車なので所々で車を停め、少しずつ歩いて雰囲気を感じてみました。

中山宿跡の入り口

山神社の鳥居と旧中山越の街道

遊佐大明神碑

堺田・封人の家

芭蕉は堺田村の庄屋・有路家に3日間停留しました。堺田では庄屋が国境を守備する役人を兼ねていたため、芭蕉は封人(国境を守る人)と言っています。
大山をのぼつて日既暮ければ、封人の家を見かけて舎を求む。三日風雨あれて、よしなき山中に逗留す。

蚤虱馬の尿する枕元

芭蕉句碑

封人の家全景

封人の家のねむの花

かまと茶屋跡

口留番所とは旅人の通行や荷物の取り調べを行ったところで、当時はここ笹森に番所が設けられていたそうです。

笹森口留番所跡

ここは「鎌戸」という集落があったところで、むかし「かまど茶屋」という茶屋があったといいます。トラックの停まっている道が旧街道。上は陸羽東線の鉄橋です。

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