奥の細道二人旅・中尊寺
中尊寺 岩手県西磐井郡平泉町
 かねてから聞いて驚嘆していた経堂と光堂が開かれていた。
経堂には、清衡、基衡、秀衡の像が残されており、光堂には、三代の棺が納められ、また、三尊の仏像が安置されている。

七宝が散り失せ、珠玉を飾った扉は風に破れ、金箔が施された柱が霜や雪に朽ち果て、あやうく、すべてが荒廃して草むらと化してしまうところであるが、四方を新たに囲い、屋根瓦を葺いて雨風をしのいでいる。
これにより、しばらくは、遠い昔をしのぶ記念物とはなっているのである。

五月雨の降のこしてや光堂
 9日。朝食後出発。今日は中尊寺を拝観し、時間があればどこかにちょっと立ち寄って、3時58分仙台発の新幹線で帰る予定。とりあえず平泉郷土館を見学。あまり立ち寄る人もないようで、私たちだけでした。でも「平泉の四季」なる映像を見せてもらいました。なかなか見応えありました。(見学料:100円)
 続いて車を町営駐車場に置き中尊寺へ参拝。生憎小雨交じりの天気ですが、洗える会津木綿ですから気にしない。ゆっくりと参拝しました。
月見坂を登りながら一つ一つのお堂を御参り。それぞれで御朱印をいただいて。御利益はあるのでしょうが、数が多い。

金色堂はやはり見応えありました。やはり素晴らしい。芭蕉の感動もうなずけます。
金色堂の傍らに、芭蕉句碑と芭蕉像がありました。
旧鞘堂 経蔵
本堂前では、丁度鹿踊の奉納。
いいときにきたものです。
勇壮で大変素晴らしい芸能です。
本堂 奥山行山流清衡鹿踊(江刺市)
八幡堂 弁慶堂 薬師堂

パンフレットから
峯薬師堂 不動堂 
中尊寺開山1150祭で、秘仏「一字金輪佛頂尊」がご開帳でした。
大日堂 鐘楼 阿弥陀堂
残念ながら、阿弥陀堂隣の弁財天堂だけ写真がありません。
釈迦堂 地蔵堂
白山神社
金色堂のさらに奥に白山神社があります。嘉祥3年(850年)中尊寺の開祖である慈覚大師が加賀の白山神社から分霊し、大師自ら十一面観音を作って中尊寺の鎮守白山権現と号したということです。境内には能舞台もありました。

 第2駐車場にとめたですが、目の前に「平泉文化史館」がありました。周辺には芭蕉や義経に関する碑などが多数あります。
弁慶の墓 弁慶立往生旧跡 奥の細道最北端の碑
静御前歌碑 おくのほそ道・供養塔と碑

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