多武峰(とうのみね)の緑深い山中にある談山神社は、大化改新の中心人物の藤原鎌足を祀る神社です。
舒明、皇極二代の天皇の世に、国の政治を欲しいままにしていた蘇我蝦夷、入鹿の親子を討伐し、政治を改革しようとした中大兄皇子(後の天智天皇)と中臣鎌足(後の藤原鎌足)が西暦645年の5月に多武峰に登って「大化の改新」の談合を行ったことから、後にこの山を談い山(かたらいやま)、談所ヶ森と呼びまた神社の社号の起こりとなりました。


神廟拝所・権殿・総社拝殿に囲まれた庭をけまりの庭といいます。毎年春と秋に蹴鞠祭りが行われます。

神廟拝所(旧講堂)

総社拝殿

権殿

けまりの庭から見る十三重の塔

十三重塔は白鳳七年(679)創建の鎌足公供養塔で、現存する唯一の木造十三重塔です。

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