牛カルビとトマトのミルフィーユ
薄切りのトマトと肉を次々と「重ね合わせる」から"ミルフィーユ"なんて呼んでみました。実はとってもシンプル。
1、トマトを湯むきにします。トマトのおなかに十字に切れ込みを浅く入れ、湯の中にさっと通し、すぐに冷たい水の中に入れます。切れ目のところからするすると皮が剥けます。そしたら、トマトを出来るだけ薄く薄く輪切りにして、皿にとっておきます。トマトが大きくて一口で食べられない大きさなら半分に切り半月状に。カルビ肉もトマトと同じ大きさに切っておきます。カルビ肉にはあら挽きの胡椒と塩を振ります。塩は「ちょっとしょっぱすぎはしないか」と思うくらい振ってもあんがい大丈夫。(1人前はトマト3枚、肉2枚が目安)
2、油を薄く敷き強火で暖めたフライパンの上で、さっと両面を焼きます。片面5〜10秒ぐらいでなるべくレアが保たれるように。皿にトマトの輪切りを一枚置き、肉をその上に重ね、その上にトマトを置き、交互に繰り返します。焼肉用のカルビ肉は厚めなので、2回重ねるので限界です。それ以上は厚すぎて食べづらくなります。肉の厚さを考えながら、重ねる数を調節しましょう。この重ねる作業はなるべくさっさと行い、肉がまだ暖かいうち(でも焼きたてのアツアツはダメ)に、トマトがほんのり冷たいうちにサーブできるようにします。トッピングにサワークリーム(大さじ1)を載せ、ミントの葉を飾れば出来上がり。肉とトマトの間に1滴のバルサミコ酢をたらしておくのもいいかもしれません。
(応用編)
お金に余裕があればヒレ肉の塊(トマトと同じ直径ぐらいの円筒形のもの)を使うとさらにさらに美味しい。このときは塊の表面に塩コショウ(やはり塩は多め)を振って冷蔵庫で20分ぐらい寝かせ、さらに冷蔵庫から出して10分ほど置いてから、油を薄く敷いたフライパンのうえでころころ転がしながら表面だけを満遍なく焼きます。表面に火が通ったら、皿にとって少し冷まして落ち着かせます(2〜5分)。よく切れる包丁で肉を薄く(2.5〜3ミリぐらい)切って、やはり同じようにトマト(厚さ、大きさは肉と同じになるように切ったもの)と重ね合わせてゆきます。
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