「軽音楽部」…聞くだけではなく、自分でもバンドを始めましたが…やはり大変、だけど最高！

 

（もう何十年も前の学生時代の話）
ずーっと「ロック」を聞き続けてきたＧＯは、自分でもやってみたくなった…
バンドでやる楽器など何もできないというのに…
学校の「軽音楽部」の門を叩いた…図々しくも「ボーカル希望」で！



鼻で笑われ、軽く一蹴される…
「何か楽器ができるようになってからおいで！」
「そうしたらＢＡＮＤを組んでやるよ！」との先輩方のお言葉
本気だろうか？

ならば何ができる？
ギター？６本の弦を操る？リードギターはもちろん、サイドギターも無理
ドラム？其々の手足が別の動き…人間技じゃない…
キーボード？猫踏んじゃったも弾けない
ベース？弦は４本、短音（そんな単純でないことは後で知る）…唯一の可能性？
恐ろしく単純な消去法の理由！

内緒でベース＆教本＆バンドスコア数冊を購入…独学！
ベースがこんなに痛い楽器だとは…指の先が固まるまで地獄の思い！
1日何時間弾いていただろう？

そんなこんなで約１００日という短期間勝負
ベースを担いで軽音楽部の部室へと向かう！
「おっ！何か楽器できるようになったか？」の言葉…とりあえず覚えていてくれた！
廊下に置いておいた「ベース」を持ち込む！
「ほー！ベースか！」
と、言うわけで早速の試験
歌いながら、1、２曲披露…実は審査した先輩はベーシストだと知ってはいた…
果たしてバンドはできるのか？
取り合えずこんな短期でこれだけできればね…熱意は買うよ！
「約束だし、バンド組んでやるよ…」とのお言葉

念願のバンド活動を開始
ＧＯ用に組んでもらったバンド
ボーカル：Ｈ、ギター：Ｎ、ドラム：Ｏ、そしてベース：ＧＯ…４人編成



「ドラム」は上手い！（他のバンドとの掛持ち）
テクはあるのにリズムにのれない「１人で突っ走るギター」ゆえに孤独だった男
ハイトーンボイス＆ルックス抜群だが…ギターに引きずられてしまうボーカル
そして初心者のベース
好みもバラバラ、演奏する曲も妥協の産物的なバンド…最悪かもしれないがスタート！
但し、ドラムの「Ｏ君」から教わることは多かった！
「ともかく“リズムライン”は押さえよう！」と…必死の練習
個人的にはレベル・アップ…他バンドから「チョッパー○○」と呼ばれる位には認識してもらう

活動半年、学園祭１回の舞台で解散！



自分のバンドを持たないＧＯとボーカルＨでメンバー集め
（孤高のギターリストは孤高に戻る）（ドラムはメインバンドに専念）
外部からギター２名とドラム１名を集め…活動再開
大好きなロックバンドが、なぜメンバー・チェンジや解散を繰返すのかが分った気が…

選曲に関しては多少の不満は合ったものの順調な活動！
メンバー揃って食事していた「店のメニューから取ったバンド名」

短期の割に必死に練習していたので？
上級生が抜けた後…「軽音楽部の中核バンド」の位置に…
比較的ノリの良いバンド（本望ではないが）…軽音楽部代表で「外部イベント参加」もこなす
数百人規模のステージ（満員ではないが）に立つ興奮と「下手はできない恐怖」
ヤマハ「ポプコン」常連バントとも共演、叱咤激励してステージへ
曲が始まれば、もう足の震えは止まり、ノリまくり、状況を楽しむに至る！


そして「学園祭の前夜祭」で事件が発生する！
前夜祭イベントに学祭実行委員会から軽音楽部に出動要請！
もっともノリの良い自分達が「２曲」演奏することとなるが…
私を除くメンバー（理由はある）が…
「髪の毛を部分染めして演奏したら…大問題に！」…当時はまだそういう時代
前夜祭は盛り上がったが…古い考えの学長＆重鎮・脳みそ筋肉系体育教師から
学園祭での軽音楽部のコンサート中止との宣告を受ける！
必死の説明＆弁明、反省文、明日までに黒髪に戻す…等々の条件で…
コンサートが出来ることになる！


学園祭当日
くじ引きにより決まっていた出演時間は「12：00〜13：00…最悪の時間帯」
（1年前の「大教室」から、新築されたばかりの「第２体育館」と規模が大きくなった）
「入りが悪かった午前中」…私達の番へ、果たして観客はいるのだろうか？
控室から飛び出して行ったステージ！
体育館に「用意していた席が埋まっている！」前日の騒ぎが宣伝効果か？

ＲＣサクセション「雨上がりの夜空に」でＳＴＡＲＴ
もう一曲ＲＣサクセション「トランジスタ・ラジオ」
ツカミはＯＫ
ハウンド・ドッグの初期作品群ＰＡＲＴ１
オリジナル曲
ハウンド・ドッグ初期作品群ＰＡＲＴ２
そして
カルメン・マキ＆ＯＺ



アンコール
飛び交うトイレット・ペーパー（紙テープではない）
（学生はともかく、これでも女子高・女子大からの応援隊もいたのだよ！）
持ちネタ、全部やってしまったので
ハウンド・ドッグのお気に入りを…再度！制限時間ＯＶＥＲ！
再度のアンコールもステージを空ける！

これがバンド活動の「ラストステージ」となってしまった…
（部分的な録音音源をいまだに持ってるよ）

翌日はスーツに身を固め、就職試験へ！
（髪の毛染められないよね！今なら手軽にできるかな？）