お祭りが好きな人って、結構いると思う。
しのはらの周りにも、アホが付くほどお祭りが好きな人っていっぱいいる。
ずっとその人たちが羨ましくて、自分がそういう興味に惹かれない理由がわからずに学生時代を無駄にしてしまった。
後悔はしてないよ。その他の面白いことに首をしっかりと突っ込んでたから。今の就職先もその辺からきてるしね。
職業は、まぁ、機械屋とでも言っておけばいいだろうか。機械が好きなんです。
学生時代はプログラム組んだり音楽を作ったり機械を設計して作ったりモーターで遊んだりしてましたが。
専攻は電気工学科です。中学生のときによく遊んでいたナイスキャラすぎる友達の影響をモロに受けました。
しかし何故か、機械好き。どこでどう道を間違えたのでしょうか?
あ、話がソレてしまった。
お祭りが何で好きではないんだろうか? という疑問をもち始めたのが、中学校卒業くらい。
周りのみんながあんなに楽しんでいるのに、「あんなモンではしゃいで、何が面白いんだろうか」と冷静になっている自分を発見したとき、結構いろいろな興味をその一瞬で捨ててしまったような感覚が体に沸いたのを時々思い出します。
そういう、結構無駄な感覚を覚えた時ってないでしょうかね。今考えると、大人ぶっていただけなのかもしれませんが。
その後うんざりまったりした期間をしばらく過ごしまし、この感覚を背負いながら一生生きるのかと思っていましたが。
これを根底からひっくり返す1日ってあるんですね。
こんな一瞬というのがやってくるなんて想像もしていませんでした。
「なぁ、おまえバイク好きだろ。イベントに来ないか?」
「来ないか…ってなにそれ?」
「遊びにくる祭りじゃなくて、遊ばせる側に立ってみないか?」
初めは何言っとんじゃこのオッサン! 回りくどい表現しやがって! とか思ったのですが、要は運営側をやってみないかという誘いでした。
結局その時は気が勧まなかったのですが、半ば強制的にに参加。
でも、このイベントに参加したことで大きく人生観が変わりました。
そのイベントでしのはらがやったことは、たいしたものではありませんよ。
運動会とかで使う大きなテントを何梁も建てたり会場内に照明配線したり場内アナウンス用のスピーカーを結線したりしただけですが、今考えると、他人の為だけに一日中体を動かして会場設営の手伝いをして汗かいたのなんて生まれて初めての経験でした。
当然イベントの内容なんかは全く覚えてなし。ホント、朝から晩まで無給で仕事して。寝る前にビール飲んで。
でも、すべてが終わりガラリとした会場を見回したとき。
そこに、その時自分の中で感覚の切り替わる何かを感じたような気がしたんです。
思わず、たった一人で「やったー!」と叫んでしまいました。
この感覚。
もう、どうしようもないくらいの達成感が抑えきれないくらい色んな所から溢れて来て。
お祭りの楽しさがわからなかったって言うのは、経験が浅いクセしてわかったフリをしているだけの事だったんです。
まぁ、運営側に立ってからじゃわからないっていうのも如何なものかと思ってしまうわけですが。
会場を自分(だけではもちろんないけれど)で造ったって言うこの感覚、ものすごく気持ちがいいものです。
そんな、熱い気持ちを知った上でお祭りに参加したら、やっぱり面白いんですよね。
でも、こんな感覚味わったら、運営側のほうじゃないと何だか物足りなくなってしまいました。
それからというもの。
タイトルどおりお祭りは「オフィシャル屋!」一本です。
たとえその内容に全くといっていいほど自分に興味がなくても、ついつい参加してしまうのです。
これを見てる中での1人でもいいです。
「オフィシャル屋!」、やってみませんか!