home again
<self-liner notes >



1.here There
電話を切るとき、メールの最後、別れ際、わたしは「じゃあね、またね」と言う。
これからもそう言うし、必ずまた会えると信じてる。どこにいても。

2.Travels
シングルとしてリリースする前からライブでやって育って行ったので、そのままバンドメンバーでレコーディングした歌。
ドあたまのピアノリフのテンションが実は気に入っている。

3.1999
自分内「多事争論」。NHK特集とかNASAの特番を見すぎたような気もする。
2コーラス目からMAGUMIさんのボーカルが登場した瞬間から急に音楽がぐーっと深くなる。

4.Sail Away
カーネーションの直枝さんに素敵な詞を書いてもらった上に一緒に歌ってもらった。
イエーイ。彼のさりげないながらも強力なフェイクが印象に残ることでしょう。

5.Lush Life
前作のアルバムタイトルが次作のアルバム・チェーンなんてジャズっぽいじゃーんと思う。だから何なんだとも思う。

6. 全身鏡
あまりに長く報われない片思いは人をヒクツにします。
それとは関係なく、タイジ君のザクザクギターとスライドのソロがこの歌をウェットにしないでいてくれて良かったと思う。感謝。

7.Doors
「忘れないよ」も真実なら「忘れるだろーなー」も真実。
そういう「どっちも真実」という全てにわたしは強く惹かれます。

8.Otoshimono
箱根の温泉に行った時浮かんだ歌。わたしのなかではこの歌は「浴衣」「露天風呂」「旅の宿」。
白井良明さんがナイスなイントロフレーズを作ってくれた。

9.あいのかたち
ケヴィンのベースを聴いて初めて、音が鳴ってない部分も含めてグループと呼ぶという事を学んだ。
ベースだけハダカにして聴いたらアタマ4つ打ちだったのには倒れた。すごすぎ。

10.お引越し
ていねいに大事に生きていこうって思う。本当にそう思う。

11.だんだんだめになっていく
詞は面影ラッキーホールのアッキィ氏。タイトルだけでもう無視できない世界がある。
ちなみにプロデューサーのフカちゃんが編み出してくれたピアノとアコギのリフが絶妙だと思う。




坂本美雨
耳にするっと入ってくる言葉は時に暖かく刺さって痛くて私の動作を止めてしまいます。
                      
藤井フミヤ
川村さんの唄は、風のように水のように時間のように、心の中を素直に流れる。彼女は鍵盤を撫でながら詩を朗読しているのだろうか。彼女が描く主人公(もしくは自分自身)は、じつにユニセックスでリアルな天使だ。天使はいつも孤独であり、つねに愛を探しいる。川村結花の唄は、ふと零れた天使の鼻歌なのかもしれない。」