Doors

サヨナラよりも 締めつけるものは
いつかは忘れてしまうと知ってること
両手を息で暖めるような 振りして
泣かないように見上げた空が オレンジに染まってく
風はまだ冷たくて

どんなに遠く離れても どんなに時が足りなくても
「寂しさ」って半分にできるものと ずっと信じてた
ぬくもりよりも強い憧れに 振り向いた冬の朝
新しい別のドアを 開けてたこと 何も気付かずに

見慣れたつもりの街並みも
空き地の数だけ 変わったように
「ただいま」と言える場所が だんだん違ってきてたこと
言わないけどあなたもどこかで 知ってたんだね
知ってたんだね

どんなに遠く離れても どんなに時が足りなくても
「寂しさ」って半分にできるものとずっと信じてた
ぬくもりよりも強い憧れに 振り向いた冬の朝
新しい別のドアを開けてたこと 何も気付かずに

どんなに季節が巡っても サヨナラを繰り返しても
私は次のドアを見つけながら歩いてゆくのでしょう
変わらないこの街の夕焼けが いつの日か思い出になって
変わってく私たちの 胸にずっと輝きますように