かつて酒屋として使われていた建物を改修し工房としました。
20年以上放置され廃屋となっていたので傷みもありますが、
2012年の開業以来、吹きガラスの工房として営んでいます。
2月のメンテナンス時を除いて、
工房の中ではガラスを溶かすための窯の火が
一年中燃え続けています。
そのため夏場の室温は40℃を超えますが、
窯に火が入っていることによって、
もともと廃屋だったこの建物に
生気が宿っているような、
そんな感じがします。




 



 
工房は神奈川県西丹沢の山麓、
河内川の清流沿いに建っています。
近くには樹齢二千年の箒杉が立ち、
自然の香りが漂う空気に包まれています。
吹きガラスの工房というのは、
炎を扱い、無機物と対峙する仕事なので、
ともすると殺伐とした環境になりがちなのですが、
あふれるようなこの自然の力が
癒しになっているような気もします。






ふりだしにもどる