ホンダといっしょにドコいこう

ASIMO
ンダというメーカーは、他の国産のメーカーとかなり毛色の違うメーカーです。

まず、@モータースポーツに創業時から非常に力を入れていること。(2輪時代からそうです)
A社長が必ず技術畑から来た人であること。
Bその製品の中核を担う大衆FF車で、スポーツカーを造っていること。(たとえばtypeRシリーズです)
HONDA ACCORD euroR

C利益率の低いスポーツカーを本気で造っていること。(たとえばNSX、S2000ですね)
HONDA S2000 HONDA NSX

Dこれはあまり知られていませんが、国産メーカーで初めて各車のフロントマスクに共通性を持たせたこと。

そしてE。世界で初めて量産二足歩行ロボットを造ったこと。

それが世界初の完全二足歩行ロボットであるP1、P2、P3。そしてその流れを汲む「ASIMO」です。

ASIMOとは、Advanced Step in Innovative Mobilityの略。

いやしかしすごい。ホンダ車のCMとか、NHKの特集とか、紅白歌合戦でも出演したのでご存じの方も多いと思いますが、本当にすたすた歩く!んですよね。ロボット技術もここまで来たか!という感じです。まあコントロール自体は外部からのリモートコントロールですから完全自立型ロボットというわけではないのですが、いずれその問題も解決するでしょう。あと、10年もすれば、一般家庭でもたまに見るような存在になるのではないでしょうか?
しかも驚いたことにホンダでは今年からASIMOのリースを開始するとか。ウン百万円のリース料だそうですが、イベント会場などでこれが歩き回ったら、そりゃあもう大人気でしょうねぇ。

ガンダム!も夢じゃないかも!(夢か)

大きさは一般家庭でちょうど働ける大きさ、大きくもなく小さくもなく、ちょうど小学生くらいの120cm。まあ全面介護用ロボットとかだったらもうちょっと大きい方がいいのかもしれませんが、ちょっとした障害を持つお年寄りくらいだったら、これぐらいがジャストなサイズでしょうね。あんまり大きかったら威圧感あるし・・・。

重量 43kg
歩行速度 0〜1.6km/h
歩行周期 周期可変、歩幅可変
把持力 0.5kg/hand(5指ハンド)
アクチュエータ サーボモータ+ハーモニック減速機+駆動ユニット
制御部 歩行/動作制御ユニット、ワイヤレス通信ユニット
センサ
足部 6軸力センサ
胴体部 ジャイロ・加速度センサ
電源部 38.4V/10AH(Ni-MH)
操作部 ワークステーション及び携帯コントローラ


重量は43kgと軽いですね。まあ歩行速度は0〜1.6km/hだとまだ遅いかな。指の力も0.5kgは弱いですね。でもそんな課題はすぐに解決されるでしょう。

ワーイ

ただ僕がたった一つ望むことがあるとすれば、それは近い将来ぜひとも家庭用ネコ型ロボットを造っていただきたい!!ということです。
そうです。つまりドラえもんです!!!

ドラえもん
つまり家庭用エンターティメントロボットです。別に人間型である必要はありません。SONYのAIBOが良い例です。しかしやはり人間の言葉をしゃべるロボット(プログラミングの結果ではなく)というものは今後需要が必ずあります。家庭の一員、家事手伝い、老人の話し相手。
エンターティメントという分野では先進のSONYの協力を得る必要があるかも・・・。
そういえば、あるSF小説で小惑星帯で採掘作業をしている老人が、自分のロボットに少しずつ会話を覚えさせて友達として扱い、やがてそのことを忘れてしまって、死ぬまで友人であり続ける、というのがありましたね。

どらやき大好きドラえもん。実は彼は何でも原子力エネルギーに変換するというすごい、というか危ないヤツなのです

もちろん、四次元ポケットとか、秘密道具とかはちょっと無理でしょうけどね。
で、声はもちろん大山のぶ代!! 今彼女がご存命なうちにたっぷりサンプリングしておかないといけないですね!!(失礼(^_^;))
これは有名な「独裁スイッチ」! ちょっとヤバ過ぎ。実際にはAIにリミッターをつけないといかんでしょうね

現在問題の青少年の引きこもりが助長されるとか、普通の人間関係が構築できないとかの問題点は当然出てくるでしょうけど。

ご存じのように、自動車というものは新しい概念に思えますが、実際はメチャ古いものなのです。馬や牛その他の家畜に引かせる馬車、戦車、牛車・・・。その歴史は3000年、いやもしかするともっとかもしれません。その動力を内燃機関に置き換えてすら、すでに1世紀以上が経過しています。
21世紀は今よりもっと多くの企業が統合され、全世界で数社しかないなんて状況になると思われます
それに比べ、ロボット(工業用ではなく人間に近いという意味の)工業は新しい産業です。 ホンダはきっと4輪の機械で生き残ろうとするのではなく、初の家庭用2足歩行ロボット会社に脱皮しようとしているんではないでしょうか。