NWN冒険日誌
マルチ:虜囚
●NamaYakeさん製作のMOD。PCたちはオーク退治もしくは調査に向かったところ、捕らえられてしまったという状況から始まるマルチ用シナリオ。
【Mebrinde】(メブリンデ)
女神アリストラエを信仰するドロウエルフの女剣士。
【jhon Zet】(ジョン)
人間のローグ。
【Vino Rosso】(ヴィノ)
大道芸人のウィザード。本名は不明。これは芸名らしい。
【Arua T’sang】(アルーア)
記憶喪失のドロウエルフのウィザード。使い魔はコリック。
【Kart Bronson】(カート)
ヘルムに仕えるクレリック。何かのクエストの途中だったらしい。
*セッション開始前の準備中。
メブリンデ : ¥ドロウ二人ってどういうことだ・・・・w
*偶然にもメブリンデとアルーアの2人はドロウエルフを選択したようだ。
メブリンデ : ¥じゃ簡単に自己紹介をして始めますか
ジョン: ¥は〜い
メブリンデ : ¥Johnさんから時計回りに
ジョン: 俺はローグのジョンゼットだ
ジョン: 他に聞きたいことはあるかな?
ヴィノ: 誕生日は?
ジョン: 内緒だ
ヴィノ: そうか・・・
ジョン: まっ、強いて言えば生まれた日だな
メブリンデ : そんなものか
カート: …
メブリンデ : そうかもしれぬ
メブリンデ : むしろいつ死ぬかが重要
アルーア: !
アルーア: あなた…
アルーア: ジョン・ゼットさんと申しました?
メブリンデ : ん?
ジョン: あぁ、言ったとも
アルーア: ジ
アルーア: ヨ
アルーア: ン
アルーア: ゼ
アルーア: ッ
アルーア: ト
アルーア: 天国
アルーア: 地獄
アルーア: 大地獄
アルーア: 天国
アルーア: 地獄
アルーア: ・・・・・
アルーア: ああ、未来が見えます…
メブリンデ : なんだそれは・・・
アルーア: あなたは今度の冒険の最中に
ヴィノ: 子供の遊びであったな
アルーア: オークの弓矢が左眼に突き刺さり
アルーア: 耳から脳髄を垂れ流して死ぬでしょう…
アルーア: ああ、なんてこと…
カート: 未来は神のみぞ知るものですよ
アルーア: *しくしく*
ヴィノ: 未来が見えるのかい?
アルーア: 私には見えるんです
カート: 心配いりません
ジョン: お嬢さん、俺は女でも容赦はしないぜ
アルーア: *しくしく*
メブリンデ : その女はロルスの僕か何かだろう
ヴィノ: 遊びだよ、遊び
アルーア: ロルス?
メブリンデ : 気をつけたほうがいい
アルーア: 何の話ですの?
ヴィノ: 生真面目な旦那だな
カート: なんと…
メブリンデ : ドロウの神だ
アルーア: ドロウ??
ジョン: ・・・
メブリンデ : ドロウからも恐れられる巨大な蜘蛛だという
ヴィノ: ほほう
カート: まあ、次の方に進みましょう。皆様方
ヴィノ: ほいよ
メブリンデ : まあいい・・・次は赤葡萄酒だ
アルーア: そうですわね・・・
アルーア: 何であれ運命はもう決まっているのですから
ヴィノ: あかぶどうしゅ・・・?
ヴィノ: 私のことか?
メブリンデ : そういう意味だろう?
ヴィノ: これは芸名なんだ
ヴィノ: 座長に付けてもらったから意味は知らなかった
メブリンデ : なるほど・・・
カート: おお、バードですか?
ヴィノ: いや、大道芸人だ
アルーア: 赤ぶどう酒…
アルーア: 大道芸人…
カート: なるほど
ヴィノ: 只今、バード募集中だ
メブリンデ : 歌と踊りは私の愛するところ
メブリンデ : Eilistaraee
メブリンデ : に仕える身としてはな
ヴィノ: ねえちゃん、気が合いそうだな
メブリンデ : そうだな
アルーア: ・・・・
アルーア: 残念ですが、もう手遅れですわ…
メブリンデ : だがねえちゃんと呼ぶことは許さない
アルーア: ああ、未来が見えます…
アルーア: あなた
アルーア: 赤ぶどう酒さん…
アルーア: あなたは一ヶ月以内に
アルーア: ゴブリンの群れに捕まり
アルーア: 全身の皮を剥がれて
アルーア: あたかも
アルーア: …赤ぶどう酒の…ように…
アルーア: [シャウト] いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!
アルーア: *しくしく*
ヴィノ: ろくな事言わんなこのひと・・・
アルーア: 占いの結果ですわ…
メブリンデ : やはりアンダーダークから地上に破滅をもたらしに来たのだな
ジョン: 不吉なことばかり言うな…
カート: ロルスの民の言うことなど、チリ程の価値もありませんよ。
アルーア: それが運命ですから…
アルーア: それから私ロルスなどという神様は存じません
ヴィノ: その占いじゃ客は呼べないぞ
メブリンデ : とぼけても無駄だぞ
ヴィノ: 結婚とか金運とか占わないと
アルーア: 本当はそのように希望を与える占いをしたいですわ
アルーア: でも運命は決まっていることですから…
アルーア: 結婚も出来ませんし、お金も稼げません
メブリンデ : 破滅こそが喜びなのだ・・・この女はな
ヴィノ: それ自分のことか?
カート: そうですね。あなたも次に自己紹介する運命です
アルーア: だって…あなたは… 赤ぶどう酒のように全身の血を流して…
ヴィノ: ・・・
アルーア: では私の番ですわね…
アルーア: 自己紹介と申しましても
メブリンデ : そのようだ
ジョン: 自分の運命も占えよ
アルーア: 私、あまり昔のことは覚えておりません
アルーア: 占い師とはえてして自分の運命はわからないものなのですわ
アルーア: さきほどからそちらの黒い肌の方は
ヴィノ: それは聞いたことあるな・・・
ジョン: そう言うものか?
アルーア: ロルスとしきりに仰っていますが
アルーア: 私そのような名前は存じません
アルーア: 私が信じるのはただイルメイター様のみですわ
カート: なんと…
メブリンデ : ドロウがイルメイターだと?
アルーア: 苦しみは私たちに課せられた試練です
メブリンデ : バカも休み休みに言え
アルーア: 皆苦しんでいつかは死ぬのです
アルーア: 苦しんで死ぬのが早いか襲いか
アルーア: 私にわかるのはその時期だけですわ…
アルーア: 皆様にも、そのときまでに心積もりができるように
アルーア: 占術のかぎりをつくしてお教えいたしますわ
アルーア: 乞うご期待ください
メブリンデ : 誰が期待するものか
カート: では、わたくしですね
ヴィノ: なんやら陰気な人だな
カート: わたくしはヘルムに仕えるクレリック。カート ブロンソンと申します
カート: パラディンとしての修行も少しばかりしてございます
メブリンデ : それは頼もしいな
カート: よろしくお願いしたします。皆様
ジョン: おっ、おぉ
ヴィノ: よろしくな、お坊さん
アルーア: よろしく…お願いいたしま…
アルーア: ああ、未来が見えます…
ジョン: (俺の苦手なタイプだな…)
カート: こちらこそ、赤さん
ヴィノ: (またかよ・・・
メブリンデ : 占いはもういいぞ
アルーア: カート・ブロンソンさん
メブリンデ : 少し黙れ!
コリック: アルーア様
ヴィノ: なんかでたぞ
*アルーアは使い魔のコリックを召喚。…というか勝手に出てきたように見える(笑)
コリック: その辺にしておきませんと
コリック: 皆様の不況を買っているようでございます
アルーア: そうですか…
メブリンデ : 暗黒の淵から魔族を召喚したか
アルーア: コリックは私の友人ですわ
アルーア: 紹介が遅れましたが…
メブリンデ : ・・・まあいいだろう
アルーア: 私のことを昔からご存知のようで
カート: 失礼。てっきり邪悪なものかと…
アルーア: こうしてついてきてくれていますの
メブリンデ : 私の番だな
メブリンデ : 私はメブリンデ
メブリンデ : 暗黒の乙女Eilistaraeeに仕える剣士
メブリンデ : この世界のあらゆる種族は共存できるはずなのだ
メブリンデ : それを邪魔するやからがいる
メブリンデ : ここにもな!
アルーア: ?
ヴィノ: だれだれ?
メブリンデ : そこのドロウがその人だ
アルーア: どろう?
ヴィノ: ドロウって?
アルーア: そんな名前の方はいらっしゃらないと思ったのですが…
カート: ダークエルフの事です
ヴィノ: おー!聞いたことあるぞ
メブリンデ : わたしもそうだが
ヴィノ: あんたたちがそうか!
アルーア: !?
メブリンデ : 暗黒の乙女の教えは平和的なものだ
アルーア: カートさんはダークエルフでしたの?
メブリンデ : 弱きを助けるもの
ヴィノ: いやに肌が黒いと思ったら・・・
カート: ジョンさん、赤さん、わたくしが見張っていますから安心してください
メブリンデ : だがそこの女はどんなたくらみを持って地上に来たのやら
アルーア: ???
ヴィノ: ふむ
メブリンデ : 監視しておくぞ
アルーア: もしかして
アルーア: 私のことかしら?
ヴィノ: ドロウってのは悪いやつって聞いたが
メブリンデ : 他に誰がいる
アルーア: あなた、メブリンデさん…と申しましたわね
メブリンデ : 占いはイラン
アルーア: ああ、未来が見えます…
アルーア: あなたはその黒い肌を
アルーア: オーガの魔術師の焼け付く炎で
アルーア: あたかも消し炭のように真っ黒に・・・・
コリック: アルーア様
メブリンデ : その前に貴様を引き裂いてやるぞ
カート: すでにそのように見えますが…
アルーア: そ、そうですわね…
アルーア: 運命に向かい合うのは易しいことではありませんわ…
*それではここからシナリオ本編スタート。
メブリンデ : ・・・・ここはどこだ
カート: うう…
ジョン: な、なんだ?
ヴィノ: うは!
アルーア: これは…
*PCたちは同じ牢屋の中で目を覚ます。装備品などはすべてなくなっている。
カート: 酷い目にあいました
メブリンデ : 一体これはどういうことだ
アルーア: ああ、未来が見えます…
ジョン: さっきまで酒場にいたよな?
メブリンデ : 確かに
ヴィノ: 未来より過去を教えてくれよ
アルーア: 私たち
アルーア: オークに捕まったようですわ
メブリンデ : 酒場で飲んで
メブリンデ : オークの噂を聞いて
メブリンデ : 退治に来たんだったかな
アルーア: これは言っておいた方がいいでしょう…
アルーア: 最初に殺されるのは
メブリンデ : 返り討ちか
カート: たしかオークを退治するという任務の途中だったのですが…
アルーア: 赤ぶどう酒さん、あなたです
ヴィノ: !!!
メブリンデ : くだらないことをいうな
アルーア: *しくしく*
カート: どうやらあなた達もわたくしと同じ任務のようですね
メブリンデ : 脱出しなければ
ヴィノ: この黒女・・・
ジョン: 大丈夫
カート: よろしくければ、わたくしにもお手伝いをさせてください
ヴィノ: まあここは協力しよう
メブリンデ : いずれにしても皆で脱出しなければ
カート: こんな格好で言うのもなんですが…
*ちなみに装備を奪われたPCは全員下着姿のほぼ裸(笑)
アルーア: 構いませんわ…
アルーア: どちらにせよ私たちの運命は真っ暗なのですから
メブリンデ : 他にも囚人がいるようだぞ
メブリンデ : 交渉役は任せるよ
カート: ふーむ
メブリンデ : おそらくは口を利いてくれまい
カート: 交渉ならわたくしが
メブリンデ : 頼む
*牢屋内はいくつかの部屋で仕切られていて、部屋同士は自由に行き来する事ができる作りになっている。他の牢屋にはPC一行のほかにも捕まったと思われる者たちが数名いた。
デル: よう。お目覚めかい。新入りさん。
カート: ここはどこだ?
デル: 覚えてないのかい。あんたたちはオークの大軍に襲撃されて捕虜になっちまったんだよ。ま、おいらもだけどね。
それでここはオークどもの要塞の素敵な地下牢の中ってわけさ。
カート: 他にも教えてくれ。
デル: いいよ。なんだい?
カート: 奴らはなぜ我々を捕虜に?
デル: あいつらは捕虜にした人間同士を闘技場で戦わせて楽しんでるのさ。ま、おいらたちはあいつらの玩具ってとこかな。
ヴィノ: 思い出してきたぞ・・・
カート: なんてこった!
デル: ついでに教えてやるけど、明日はあんたとあんたのお友達と、おいらとおいらの仲間で殺し合いをさせられるらしいよ。
アルーア: ・・・・
カート: 本当か?
デル: さっきオークの看守どもが言ってたから間違いないと思うよ。その件でハッサンが話があるとか言ってたよ。
メブリンデ : 私は何があったかよく覚えていない
カート: 他にも教えてくれ。
デル: いいよ。なんだい?
カート: あんたは誰だ?
デル: おいらかい? おいらはデルっていうしがない盗賊さ。あんたらのちょっと前に同じようにオークどもに襲われてね。今じゃオークの捕虜ってわけだ。
メブリンデ : 愚かにも昨日飲みすぎたようだ
カート: 他にも教えてくれ。
デル: いいよ。なんだい?
カート: ここからは逃げ出せないのか?
デル: 無理だね。見ての通り身ぐるみ全部はがれちまってるし、牢屋の外はオークどもがウヨウヨいるんだよ。牢屋から出してもらえるのは闘技場で殺し合いをさせられる日だけさ。
ジョン: 殺しあいだと?
アルーア: 末期の…水…
メブリンデ : やつらの好きそうなことだ
メブリンデ : あいつらとも共存・・・できるのだろうか
カート: なんということでしょう
ヴィノ: オークは無理さ
アルーア: もはやこれまでですわ
アルーア: おとなしく諦めましょう
カート: ヘルムよ…
アルーア: 運命は決まっているのです
メブリンデ : 運命なぞ!
メブリンデ : 切り開くものだ
ヴィノ: もう一度一座の火を灯すまでは死ねんよ
メブリンデ : 諦めてたまるか
カート: こちらにも人がいらっしゃいます
マッコール クレイン: ...
カート: …
メブリンデ : 話したくないようだ
*カートはデルの話していたハッサンという人物に話しかけた。
ハッサン アレフザルド: 目が覚めたかね。もっともあまり気分のいい目覚めではないだろうがな。
カート: あなたは?
ハッサン アレフザルド: 私はハッサン。流れの傭兵をしていたが、今では君たちと同じ囚われの身だ。
ジョン: まぁ、明日殺しあいするんじゃ話したくもねえよな
ハッサン アレフザルド: ここはオークの軍勢の要塞の地下牢だ。私は君たちの少し前に奴らの捕虜となった。奴らは捕虜同士を闘技場で戦わせて娯楽代わりにしているんだ。
アルーア: …
ハッサン アレフザルド: そして明日、私とその仲間が、君と君の仲間と戦わされることになっている。
カート: 戦うしかないのか?
ハッサン アレフザルド: うむ。この要塞から逃げ出さない限り、戦うしかないだろうな。
カート: 逃げられるのか?
ハッサン アレフザルド: 一つ私に考えがある。聞いてくれるか?
カート: 聞かせてくれ。
ハッサン アレフザルド: 我々は普段は暗い地下牢に押し込められて武器も自由もない。逃げ出すことさえままならない状態だ。
だが闘技場で戦わされる日だけは、武器が与えられるし、牢屋からも出してもらえる。
カート: それで?
ハッサン アレフザルド: つまりそのときこそが脱出できる最大のチャンスなのだ。
メブリンデ : !
ハッサン アレフザルド: もっともだからといって簡単に逃げられるわけではない。まわりはオークだらけだし、要塞の警備は厳重だからな。
カート: それじゃ、どうやって?
ハッサン アレフザルド: では私の計画を話そう。明日の試合、闘技場で君たちと我々が武器を与えられたら、私と仲間がオークに襲い掛かって騒ぎを起こす。その間に君たちは闘技場から地下に降りて、捕虜を解放し騒ぎをより大きくするのだ。
闘技場の地下には君たちの装備品も保管されているはずだ。それを回収したら君たちはそのまま要塞の地下へ降りてくれ。
カート: 反乱に加わるんじゃないのか?
ハッサン アレフザルド: オークの数はあまりに多い。君たちが反乱に加わったところでいずれは鎮圧されてしまうだろう。そこでだ。君たちは反乱には加わらずに要塞の地下へ降りて、要塞の動力室を探すのだ。
メブリンデ : 地下だと?
ヴィノ: それより私の芸で気をそらしたほうが・・・
カート: 動力室?
ハッサン アレフザルド: そうだ。以前オークの技術者が喋っていたのを私は聞いた。この要塞は活火山の力を利用して、それを動力にしているらしい。そして要塞の最深部にはそのための機械を設置した動力室がある。
しかしこの機械は要塞に大きな力を与える代わりに、下手に扱えば要塞そのものを崩壊させてしまうそうだ。君たちはその動力室を見つけて要塞を崩壊させるんだ。
カート: なぜ我々が?
ハッサン アレフザルド: 君たちしかいないのだ。君たちは我々より力もありそうだし、まだここに来たばかりで弱ってもいない。我々のようにここに長くいれば、食物も満足にとれず弱っていくのを待つばかりだ。決行するのは明日、そして君たちがやるのが適任なのだ。
メブリンデ : なんとも心もとない作戦だが・・・
カート: わかった。やってみよう。
ハッサン アレフザルド: ありがとう。では明日の闘技場で全てが決まる。それまで英気を養っておいてくれ。
ジョン: 思えなくてもやるしかねえんじゃねえか?
カート: やるしかなさそうです
メブリンデ : だが他にてはないようにも思える
アルーア: ありますわ
メブリンデ : 私はやるぞ
ジョン: どうするんだ?
アルーア: 大人しく死を待ちましょう
メブリンデ : 混乱に乗じて地下へいく
アルーア: 死は等しく万人におとずれるものなのです
ヴィノ: 私は当然やるさ
ジョン: 勝手に待ってろ…
メブリンデ : そして動力室を見つける
カート: わたくしも大事なクエストの途中、ここで倒れるわけにはまいりません
アルーア: イルメイター様もそう仰っています
ジョン: 俺はあがくぜ
メブリンデ : なら決まりだ
メブリンデ : 来たい者は来い
ヴィノ: やれるさ
メブリンデ : 来たくなければ闘技場で死ぬがいい
コリック: アルーア様、ここはこの方々に従いましょう
ジョン: 邪魔はするなよ
アルーア: ・・・・
アルーア: 仕方ありませんわ…
メブリンデ : どちらが本体なのかワカランヤツだな
アルーア: 私もどうせ死にますが
ヴィノ: Colik、あんただけでもこいよ
アルーア: あなた方が死ぬ前に運命をお伝えしなければ//
メブリンデ : いらいらしてきた
コリック: わたくしはアルーア様のしもべでございます
メブリンデ : そんなにしにたきゃここで殺してやる
コリック: アルーア様抜きにはおれませぬ
カート: まあまあ
ジョン: まぁまぁ
ヴィノ: 苦労するな・・・
メブリンデ : ・・・すまん少々気が立っていたのだ
ジョン: 俺は女が死ぬのは見たくない
カート: ここは一時でも協力いたしましょう
アルーア: 私を殺したところで運命は変わりません
ジョン: そうそう
メブリンデ : 明日に備えて休むとしよう
アルーア: それでは破滅の明日へ備えて
ヴィノ: 暇つぶしに芸でも見せようか
ジョン: いいね
メブリンデ : 芸だと?
ヴィノ: ああ
メブリンデ : 見てやろう
カート: ふむ
ヴィノ: よーし
ヴィノ: しっかり見てろよ
ヴィノ: ほら!!
ヴィノ: 体が光った!!
*ヴィノは呪文を使った。
ジョン: す、凄いなぁ…
メブリンデ : それだけか・・・
カート: ライトの呪文ですな
ヴィノ: 恐れ入ったか
アルーア: うう…
ジョン: ア、あぁ…
メブリンデ : 月の舞を見せてやろう
アルーア: どうも明るいところは駄目ですわね
アルーア: 頭が痛くなりますわ…
メブリンデ : どうだ
ヴィノ: おお、それは失礼
アルーア: もう今日はお休みいたしましょう
*一行は粗末なベット…というかぼろ布の上に横になり眠りについた。
*次の日、予定通りにPC一行とハッサンたちは闘技場のような場所に引き出され、対面する。
オーク: やっちまえ!
オーク: 殺せ! 殺せ!
オーク: 殺せ! 殺せ!
メブリンデ : いいか、あそこに落とし戸がある
メブリンデ : 事が起こったらあそこから
メブリンデ : 降りるんだぞ
カート: わかりました
ヴィノ: OKOK
ジョン: 了解だ
*ハッサンがこちらに呼びかける。
ハッサン アレフザルド: 準備はいいか? 一度しか言わないからよく聞くんだ。
カート: ああ。
ハッサン アレフザルド: 今から我々がオークに襲い掛かる。そうしたら君と君の仲間は、私の後ろにある落とし戸から闘技場の地下に戻るんだ。
オーク: 殺せ! 殺せ!
オーク: 死ね! 死ね!
ハッサン アレフザルド: 地下ではまず君たちの装備を取り戻せ。それから囚人を解放して騒ぎを大きくするんだ。
オーク: 死ね! 死ね!
オーク: 殺せ! 殺せ!
ハッサン アレフザルド: その後さらに地下深くへ降りて要塞の動力室を探せ。そこにある機械をどうにかすれば、この要塞は崩壊するはずだ。
そうしたら、その混乱に乗じてここを脱出するんだ。運がよかったら生きて要塞の東にある丘で落ち合おう。
オーク: やっちまえ!
メブリンデ : (いいか?
ジョン: はず…か
カート: わかった。
ハッサン アレフザルド: では君たちの成功を祈っている。我々もあまり長くは時間稼ぎできないぞ。できるだけ急いで行動してくれ。
カート: ああ。
ハッサン アレフザルド: それじゃ行くぞ。デル! マッコール!
オーク: やっちまえ!
オーク: やっちまえ!
オーク: やっちまえ!
オーク: やっちまえ!
オーク: やっちまえ!
*オークうるさい(笑) ともかく、ハッサンの行動にあわせてPC一行は落とし戸から地下へと飛び込んだ!薄暗い地下室の隅にはPC一行の装備が置かれているのが見える。そして部屋には看守が監視していた。
メブリンデ : (看守か・・・
ヴィノ: あいつらは助からんだろうな
メブリンデ : やるしかないな
*素手のまま看守に飛び掛る!
オークの看守: 勝手にさわるな囚人め!
アルーア: お待ちを
ジョン: ちっ
アルーア: ああ、ジョンさん…
*なんとか素手でオークを倒した一行。だがジョンが怪我をしてしまった。
メブリンデ : 平気かジョン
アルーア: 言っておくべきでした…
ジョン: 大丈夫だ
ヴィノ: 左眼か?
アルーア: 腹が裂けて
アルーア: 腸がぶらさがっていいますわ…
アルーア: ひどい傷
*えーと、そんな瀕死の重傷ではありません。
メブリンデ : 牢屋の鍵かな? 鍵がある
ジョン: これくらい
ジョン: それより
ジョン: 箱の中に
カート: 早く荷物を
ジョン: それぞれの装備があるはずだ
ヴィノ: 私のだ!!
アルーア: 済みましたわ…
メブリンデ : よし
ヴィノ: よーし。これさえあれば
メブリンデ : 装備は取戻したか?
カート: 取り戻しました
メブリンデ : では先へ行くか
カート: 行きましょう、上の方達が心配です
アルーア: 地下の動力炉…でしたわね…
メブリンデ : 囚人を解放するんだったな?
カート: はい
*装備を取り戻し、身に着けた一行は看守の鍵を奪って牢屋へと向かう。牢屋はそれなりの広さがあり、見張りのオークも数匹巡回している。一行はオークを倒しつつ、鍵で牢屋を開けていく。だが中には…
死体: 返事が無い。ただの屍のようだ。
メブリンデ : おい
メブリンデ : しっかりしろ
メブリンデ : ・・・・だめか
メブリンデ : 死んでる
カート: すでに手遅れのようです…
*日本人が作ったんだなあ…と実感する一言。生きている捕虜たちは解放すると駆け出して行く。
捕虜: 反乱か! よし、俺も加勢するぞ!
アルーア: 無駄なことを…
メブリンデ : これで全部か?
ヴィノ: 希望はある!!
カート: そのようです
メブリンデ : よし動力室へ急ごう
カート: はい
*奥へと進む一行。
ジョン: おぉ
メブリンデ : ここか?
*扉の前に立つ一行。戦術を相談する。
アルーア: ・・・・
カート: とにかく言ってみるしかありません
メブリンデ : よし行こう
アルーア: [シャウト] *しくしく*
ヴィノ: どうした?
アルーア: あなた方が
アルーア: 無残に死ぬ姿が見えてしまったのです
ヴィノ: はは
ジョン: いるな
メブリンデ : 気にするなたわごとだ
ジョン: 開けるぜ
メブリンデ : おびき出そう
アルーア: 私が眠らせますわ
メブリンデ : 飛び道具でおびき出して斬り殺す
アルーア: そこを一気に突入してください
メブリンデ : よかろうやってみろ
カート: なるほど
ジョン: 決まりだ
*扉を開けると、中にはオークが5.6匹いた。異変に気がついていたのか武装したオークはこちらに襲い掛かってくる。だが一行は扉の所で上手く敵を撃退した。
メブリンデ : 巻物があるぞ
アルーア: わたくしには使えませんわ
アルーア: カートさん向けですわね
カート: わたくしですか
メブリンデ : まだこちらまでは手が回らないようだが
ヴィノ: 声が出せなきゃ芸はできぬ
メブリンデ : はやいところ動力室に行かねばな
カート: そうですね
ヴィノ: 上はどうなっただろう
*奥へと続く扉の前に立つ一行。
メブリンデ : ジョン、罠はないか?
アルーア: ああ、見えますわ…
カート: 罠や鍵などあるのでしょうか
アルーア: いまちょうどハーフリングが
ヴィノ: 見えるのかい?
アルーア: オークの槍を背中に五本受けて
メブリンデ : ジョン、先行してくれ
ジョン: 扉にはないな
ヴィノ: くぅ
メブリンデ : すぐ後ろについてる
アルーア: 口から血を滝のように吐いて倒れたところですわ…
ヴィノ: 急ごう
*アルーアほぼ無視ですか…(笑)ともかく、扉を開け、その向こうにいたオークも撃退。
ヴィノ: あんたたち、強いんだなぁ
*部屋の中の床はチェス盤のように白と黒に分かれた四角形で区切られている。
ジョン: まて
ジョン: 罠だ
メブリンデ : ち
ジョン: と言ってる俺が踏むとjは
アルーア: 踏んだのはカリックですわ
ジョン: そこ危ないぞ
カート: うわあ
ヴィノ: 危険だ
メブリンデ : 白いところに罠がある
*と、部屋の隅に配置されていた像が突然動き出し襲い掛かってきた。ガーゴイルだ!
メブリンデ : 危ないところだったな
*ガーゴイル撃退。罠や戦闘で受けた傷をカートが治療する。
メブリンデ : ありがとう
カート: どういたしまして
*部屋の隅には他にもガーゴイルの像が配置されている。警戒するヴィノ。
ヴィノ: こいつは動かないんだな
ジョン: よし
ジョン: オーケーだ
アルーア: ガーゴイルの容赦ない一撃に
アルーア: ジョンさんは右足が折れてひん曲がってしまったようですわね…
*すでにアルーア完全無視…。先に進むと、壁が崩れて穴が開いている場所がある。
ヴィノ: 穴があるな
メブリンデ : 出口のようだ
ヴィノ: 向こうには扉が
アルーア: ここへ入るのは動力炉を破壊してからですわね
メブリンデ : ドアを調べるか
*ジョンがドアを調べる。
ジョン: ドアにはないようだ
メブリンデ : 鍵がかかっているか?
メブリンデ : 何かいたか?
ジョン: 中に何かいた
メブリンデ : 何がいた?
メブリンデ : オークか?
ジョン: 分からん
ヴィノ: ぶち殺そう
メブリンデ : よし
*扉からこっそり入ると…
ジョン: シャーマンだ
メブリンデ : 私が突っ込む
アルーア: ・・・・
メブリンデ : すぐ後ろから来てくれ
カート: 魔術師なら突撃しかありません
カート: わかりました
*突撃。そして撃退。部屋の中を調べる一行。
メブリンデ : ふう
ジョン: 宝箱に罠が
アルーア: あら…
メブリンデ : なにやら魔法をかけられたようだ
アルーア: ご覧になって
メブリンデ : どうした
アルーア: 日誌がありましたわ
ジョン: グレートアックスとポーションだ
アルーア: 今ここで皆さんに集団で殴られて
ジョン: 欲しいヤツ持ってくれ
アルーア: 血と肉片を撒き散らしながら死んでいったオークのものですわね
メブリンデ : 斧か・・・使うかどうかワカランガ
ヴィノ: あんな目に合わされたんだ、当然の報いさ
メブリンデ : 魔法の武器は貴重だから借りておこう
アルーア: きっと今のオークにも家族や友人がいたかも知れませんわね…
アルーア: 私たちには関係のないことですけれど
*オークの日誌をみんなで目に通す。そこには動力炉について書かれていた。
ジョン: しかしガーディアンというのは厄介だな
カート: どうやら動力室にはガーディアンがいるようですね
メブリンデ : 機械でできているんだろうか
アルーア: ・・・・・
メブリンデ : 剣で破壊できるのか?
カート: 先ほどのガーゴイル、あれと似たようなものではないでしょうか
ジョン: スイッチとかで止められれば楽なんだがなぁ
アルーア: 心配はいらないと思います
メブリンデ : それにさっきのまじない師に呪いをかけられたようだ
メブリンデ : 体が重い気がする
アルーア: 私未来を…見てしまいましたので
アルーア: ガーディアンは倒されますわ
カート: 申し訳ない、わたくしの力では解除できません
ヴィノ: とにかく急ごう
メブリンデ : いいさ
アルーア: ただし傍らには
ヴィノ: 上が心配だ
メブリンデ : では急ごうか
アルーア: 頭を砕かれて横たわったカートさんの死体がありましたが//
カート: はい
ジョン: そうだな
ヴィノ: はは
アルーア: *しくしく*
カート: たわごとを
*もう「たわごとを」の一言で片付けられるアルーアの占い…
メブリンデ : 傷は平気かみんな
ヴィノ: ああ
*先に進んだ一行は、動力室へと続く部屋の扉の前にたどりついた。
メブリンデ : 罠がないか見てくれジョン
アルーア: この先が動力室で間違いないようですわ
メブリンデ : 気をつけてな
*扉を調べて覗き見る。
カート: ぬ
ジョン: エレメンタルが居る
メブリンデ : ここにいるとやけどする
カート: いくしかありません
メブリンデ : あけるぞ
*扉を開けて、エレメンタルと戦闘開始。
ジョン: カート
*カートがピンチになるも、なんとか撃退。
アルーア: 傷を受けた肩は闇の中へ
アルーア: ふう…
カート: はい
メブリンデ : 危ないところだった
アルーア: だから私未来が見える、と
カート: ええ、すみません
アルーア: わかっていたおかげで回避できましたわね…
メブリンデ : どうだか・・・
アルーア: 少し休みますわ
カート: わたくしも
メブリンデ : 急ぎたいところだがしかたないな
ヴィノ: そんなひまはないぞ
メブリンデ : 休まねば先へ行っても死ぬだけだろう
ヴィノ: そうか
アルーア: 上の皆さんでしたら
アルーア: 心配は無用ですわ
メブリンデ : 少しはもつはずだ
アルーア: すでに皆オークに切り刻まれて
メブリンデ : 休もう
メブリンデ : ばかな!
アルーア: カラスの餌としてさらされるところですから…
アルーア: *しくしく*
メブリンデ : みんな休んだら行こう
ヴィノ: そんなはずないさ
アルーア: 認めたくない気持ちはわかります
カート: 悲観主義者の戯言に惑わされはしません!
アルーア: *しくしく*
ヴィノ: 俺たちが急げばまにあうさ
メブリンデ : ジョン、血が止まらんようだな
カート: 行きましょう
メブリンデ : 平気か
ジョン: まぁ
ジョン: 大丈夫だろう
*カートが信仰呪文でジョンの傷を癒す。
ジョン: ありがたいねぇ
メブリンデ : すごい癒しのわざだ
アルーア: 根元から千切れかかっていた腕が
ジョン: 罠はない
カート: 皆を守るのがヘルムの力です
アルーア: 一瞬でくっつきましたわね
*何度も言うがそんな酷い怪我ではない(笑)
メブリンデ : 何か音がするな
メブリンデ : 動力室が近いようだ
ジョン: 見てくる
*ジョンは隠れて偵察に向かった。
メブリンデ : 守護者とやらがいるようだが
メブリンデ : 気をつけろよ!
ジョン: あぁ
メブリンデ : 何かあったらすぐいく
カート: 一人で大丈夫でしょうか
メブリンデ : 大丈夫だ
メブリンデ : どうだった?
ジョン: このしたにも扉が有って
ジョン: その中にクレイゴーレムというのがいる
メブリンデ : ふーむ
メブリンデ : やっかいだな
ジョン: 扉までは安全だ
アルーア: ガーディアンですわね…
カート: ゴーレムですか
ヴィノ: 見てみよう
アルーア: では降りましょう…
メブリンデ : 準備はいいか
*下に降りる一行。
カート: この向こうですね
アルーア: ・・・・
ジョン: 俺の見立てではかなりの強さだ
メブリンデ : そうか・・・
ヴィノ: 回避する方法はないのか
*ガーディアンと戦闘開始。防御力の高さに戦闘は長引くも損害はほとんどなく勝利。
アルーア: ふう…
ヴィノ: 見掛け倒しだな
カート: なんとかなりましたね
メブリンデ : この斧・・・使えるな
ジョン: すげえな
アルーア: 運命がわかっていたおかげで何とかなりましたわね
ヴィノ: うぷ
*部屋の中に大きな装置がある。
メブリンデ : これだな
ヴィノ: よし、ぶっ壊そう
*機械を破壊すると要塞が不自然な鳴動を始めた。じきにこの要塞は崩壊するだろう。早く脱出しなければ!
メブリンデ : よし逃げるぞ
ジョン: やべえな
アルーア: 脱出しましょう
ジョン: おうよ
カート: 行きましょう
ヴィノ: おおう
*ところどころ爆発し、火を噴き始めた要塞の通路を駆け戻る。だが異変に動力室へと向かってきていたオークの集団と鉢合わせてしまった!
オーク・チャンピオン: こいつらか!
オーク・チャンピオン: 死ね!
*戦闘開始。しかしちょうど橋の上で挟まれる格好になり、後ろから来た敵の攻撃を受け流していたカートがついに死亡。
アルーア: ああ…
メブリンデ : くそう!
アルーア: やっぱり…
ジョン: カート
ヴィノ: やられたのか
*戦闘終了。仕方ないのでその場で蘇生。
カート: うう
メブリンデ : なんと
アルーア: やはり運命は変わらなかったのですね…
アルーア: オークの一撃によって頭を砕かれ
メブリンデ : しかし神が助けてくださったようだ
ヴィノ: よかった
カート: ヘルムのお力でなんとか
アルーア: 血を流して横たわるカートさんのすがたが//
アルーア: *しくしく*
ヴィノ: いくぞ
*すでに見つけてあった要塞からの脱出口へと走る一行。そしてたどり着いた。
メブリンデ : 逃げるぞ
*要塞を無事に脱出した一行は、決めてあった落ち合い場所である丘へとやってきた。
メブリンデ : 生き延びた!
ヴィノ: どうやら脱出できたな
カート: ふう
ヴィノ: 彼らも
*そこには、他にも脱出できた捕虜たちもすでに来ていた。
アルーア: 右目をつぶされて
メブリンデ : ちびっこいのがいないな
マッコール クレイン: デル...いい奴だった...
アルーア: 左耳も削がれたマッコールが
メブリンデ : あのちび死んだらしい
カート: よかった!我々以外にも無事な方がいて
アルーア: やっぱり地下で見た通りですわ
ヴィノ: しんじまったのか
ハッサン アレフザルド: おお、無事だったか。
アルーア: ハーフリングは今ごろカラスのお腹の中に…
アルーア: *しくしく*
メブリンデ: あなたも無事でよかったわ。
ハッサン アレフザルド: ありがとう。だが多くの犠牲がでてしまった。デルも途中で...
メブリンデ: ...
ハッサン アレフザルド: 気を落とさないでくれ。君の活躍で多くの人が救われたんだ。我々は君には感謝しきれないさ。
メブリンデ: ありがとう。
ハッサン アレフザルド: 私は君の勇気と英雄的行為を忘れないよ。本当にありがとう。
メブリンデ : ・・・・
メブリンデ : これだけか
メブリンデ : 生き残りは
捕虜: 見ろ。西の空が燃えている...
捕虜: オークの要塞が燃えているんだ。ざまあ見やがれ。
捕虜: あんたたちのおかげで俺もなんとか逃げ出すことができたよ。礼の言いようもないな。ありがとう。
ヴィノ: 死んだものを思うより生きてるわれらの未来を祝おう!
カート: しかし、生き残れた事に感謝すべきなのでしょうね…
アルーア: 他の者たちは皆殺されましたわ
アルーア: 私にはわかっていましたの
アルーア: *しくしく*
メブリンデ : 私たちがもっとうまくやっていれば・・・
メブリンデ : まあいい・・・生き延びたことを感謝しよう
ヴィノ: これ以上求めるのは酷さ
ジョン: 俺達は生きてる
*しばし、丘の上から崩壊する要塞の光を眺める。そしてそれぞれの道へと…。
アルーア: それもつかの間のことですが…
ジョン: そうだな
メブリンデ : アルーア、あんたはいつどうやって死ぬんだ
アルーア: 先ほども言った通り
アルーア: 占い師は自分の運命はわかりませんの
ヴィノ: 私の芸で締めよう
アルーア: しかし近いうちに残酷な死を遂げることは間違いないですわ
ヴィノ: 新作のエア・グラフィティだ
ヴィノ: 空中に絵を書くぞ
ジョン: やってくれ、赤さん
メブリンデ : みてやるよ
ヴィノ: どうだ!!
ジョン: 虹色だ
メブリンデ : 花火か
ヴィノ: ははは!
アルーア: 人の命とはまるでこのはかない花火のよう…
メブリンデ : ・・・・まあ素晴らしかったよ
アルーア: ひとつ違うのは
カート: 皆さん、ありがとうございました。
アルーア: 血反吐と肉片を撒き散らして消えるということですわ…
カート: おかげで脱出できました
メブリンデ : こちらこそ感謝する
ヴィノ: ・・・まったく
メブリンデ : ドロウというだけで迫害されてきたが
メブリンデ : 君のような人間がいれば
メブリンデ : キット共存できる
カート: わたくしはただ…
カート: 神の御心のままに
カート: あるだけです
アルーア: 感謝など必要ありませんわ…
ジョン: あぁ、ヘルムには何度も助けられたな
アルーア: どうせすぐに死にますから…
コリック: アルーア様、それでは参りましょう
メブリンデ : わが女神に祈りを捧げるとともに、ヘルムにも祈りを捧げよう
カート: ありがとうございます
アルーア: では皆さん、ごきげんよう
アルーア: 残された短い時間を
アルーア: 精一杯生きてくださいね!
アルーア: *しくしく*
ジョン: 気をつけていけよ
メブリンデ : さらばだ、暗黒から破滅をもたらすものよ
ジョン: ヤツもなんだかんだ言って
ジョン: 活躍してたよな
メブリンデ : 何をたくらんでるのやら
カート: わたくしには大事なクエストがありますが、あのドロウには監視が必要です
カート: あの者を追います。では、皆さん、ごきげんよう
*カートはアルーアを追って去っていった。
メブリンデ : 私も私の目的があるので
メブリンデ : 行くが、君たちのことは忘れない
メブリンデ : さらば!
ジョン: あぁ、達者でな
*終了